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粟森喬 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

粟森喬[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは粟森喬参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。粟森喬参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

15期(1989/07/23〜)

第115回国会 内閣委員会 閉会後第1号(1989/08/31、15期、連合参議院)

○粟森喬君 人勧に関して総務庁の関係者にお尋ねします。  先ほどからの答弁をお聞きしていますと、国政全般であるとか財政問題とかいろいろあるわけでございますが、いわゆる早期に実施してほしいという立場から申し上げまして、純粋に行政事務としてどの程度の期間があれば政府提出の法案としてできるのか、最短の日数についておおむねのところをお聞かせく、ださい。
【次の発言】 その上で総務庁長官にお尋ねしたいんですが、だとすれば、長官として、九月の下旬とか中旬に臨時国会を開催するという話があるわけですから、そこに提出するとかしないということは別にして、一つの可能性として、次の直近の臨時国会に提出することは可能で……

第116回国会 運輸委員会 第2号(1989/11/30、15期、連合参議院)

○粟森喬君 それでは、私の方から幾つかの点について質問を申し上げます。  まず一つは、JR各社の収支状況についてお尋ねをします。  私の手元には国鉄最後の決算と六十二年度、六十三年度のJR各社の決算概要があります。これらを見たときに、いわゆる一般的にはおおむね順調と言われていますが、かなり問題点があるのではないかというふうに思っています。一つは、国鉄の時代から比較をしますと、長期債務のいわゆる棚上げした分あるいは第三セクターに切り離した分などを見ると、内需拡大要素、これは一般的にいうと、経済活動が活発になれば、会社の出張もふえるし、懐も少し豊かになるから何となく旅客もふえるという感じでございま……

第116回国会 運輸委員会 第3号(1989/12/05、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、少しお聞きをしたいと思うんですが、貨物運送取扱事業法の資料をいただきまして、この法律を読んでますますわからなくなったわけでありますが、「目的」のところに、利用者の利益保護のためにこの法律をつくったという趣旨が書いてございます。しかし、実態として私どもが常識的に承知をしているのは、貨物運送取扱事業法も、もう一つの法律も、いわゆる現行の法体系では取り締まれないといいますか、法の適用をすることが不可能だ、規制緩和をすることによって例えば白タクと言われるものも実態として認めていこうという、そういう常識論が支配的に私どもにはあります。  そうでないとすればどうなのかという意味も含めてお……

第116回国会 運輸委員会 第4号(1989/12/07、15期、連合参議院)

○粟森喬君 山下さんにお尋ねを申し上げたいと思います。  今の亀崎さんの話にも若干出てきたんですが、私の聞き違いかもしれませんのでもう一度お尋ねをしたいと思いますが、先ほどの一番初めの説明のときに、いわゆる港湾運送事業者としてもこの際積極的に前に出ようと思っていることがあるから、この意味では積極的に賛成したいというふうに言われました。しかし、一方では港湾運送事業法というのは、ある意味では保護規定であり、規制であり、そういう意味で一定の権益を保護しているんだろうと思います。賛成するということと、保護規定的な、保護的な立場のこの法律をこれからも維持していくというのが妥当なのか、適当なのかということ……

第116回国会 運輸委員会 第5号(1989/12/12、15期、連合参議院)

○粟森喬君 それぞれ各委員から、今回の規制緩和に基づきましていわゆる料金のダンピングといいますか、自由競争になって結果的にその部分が労働者にしわ寄せになるのではないかという懸念で幾つかの質問が続いています。既に解明された部分もございますが、改めて幾つかのことについて確認を求める立場で申し上げたいと思います。  私の手元には、既に原案の原案として、貨物自動車運送事業法案に対する修正案の中に、「運転者の適切な勤務時間及び乗務時間の設定」という言葉がございます。この部分は、言うまでもないと思いますが、適切な運転時間というのは、現状の特に通運関係、トラック関係の労働者の一年間のいわゆる実労働時間が三千……

第116回国会 決算委員会 第6号(1989/11/24、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私の方から、昭和六十一年度の郵政三事業の決算を中心にして、前後の年度の対比をお聞きしながら質問を申し上げたいと思います。  まず一つに、昭和六十一年度の決算は、それ以降もそうでございますが、郵政三事業とも好調でございまして、それは大変喜ぶべきことだと思いますが、そのうち特に郵便貯金事業について申し上げます。郵便貯金事業について、昭和六十一年度の剰余金といいますか、利益は予算を相当上回ったものになっていますが、その理由についてどう郵政省当局はお考えですか。
【次の発言】 郵政省が七月二十四日に発表いたしました報道用の資料によれば、郵便貯金の増加額が目標に対して六千七百億円増加したこと……

第118回国会 運輸委員会 第2号(1990/06/01、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私はまず、整備新幹線の着工と今後の完成見通しなどについてお尋ねしたいと思います。先ほどから何人かの方がとりわけ公共交通、鉄道、整備新幹線のことなどをいろいろ質問して、その都度運輸大臣が決意表明を述べられているわけですが、具体的な中身について幾つかお聞きをしたいと思います。  北陸新幹線でございますが、ルートについて私の知る限りでは富山と石川県の小松まで環境アセスが進んでおりますが、特に長野から直江津といいますか糸魚川といいますか、そのルートの環境アセスはお済みになっているのかどうか。そしてどうなっているかをお尋ねしたいと思います。

第118回国会 運輸委員会 第3号(1990/06/12、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず運輸大臣にお尋ねをしたいと思います。  所信表明演説を見た限り、それから特に四月六日の日に日米構造協議の中間報告の中で運輸省の関連部分を私なりに注意深く見させていただきました。先ほどから各委員の論議の中でも公共交通網のいわゆる復椎というのですか、再構築をやるべきだという視点から物が言われています。もちろん日米構造協議という、アメリカ側からの膨大な要求に基づいた回答といいますか、中間報告でございますから、必ずしもすべてのことが合致しているとは思いませんが、私が読んだ限りの感想といいますか、コメントを若干申し上げます。  例えば空港の問題、港湾の問題などは相当詳しく述べられており、……

第118回国会 運輸委員会 第4号(1990/06/14、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まずお尋ねをします。  事業団が今抱えている負債が全部で二十七兆有余になっているわけですが、このうち借入金となっているそれぞれの類別の金利を明らかにしてほしい。大まかなところで申しますと、一つは大蔵省の資金運用部、簡易保険局、民間借入金、債券の利率などについて明確にしてください。
【次の発言】 これは資料としても要求したのですが、もう少し中身を詳しく言ってもらわないと。特にこの間のいわゆる利子分がふえたという分が多いわけですから、もうちょっと具体的に説明してください。
【次の発言】 資金別でいいです。
【次の発言】 今の話を聞いておって率直に意見を申し上げます。  最近金利が公定歩……

第118回国会 運輸委員会 第5号(1990/06/19、15期、連合参議院)

○粟森喬君 御質問申し上げます。  一つは、海運業界が現状で申し上げるならばようやく経営が黒字に転換したというふうに思いますが、一般論で申し上げると、その業界が繁栄すれば、労働力需給関係で申し上げるならば、むしろ日本経済全体でいえば労働力不足ということで外国人が雇用されるという現象が起きます。これが適法かどうかは別にして、そういう関係が存在します。しかし、特に今問題になっている海運の場合、このことに関して過去の大臣等の発言などでは、外国人労働者の雇用についてはかなり規制していくということを前提にして発言されています。結果として日本人の船員、労働者が余剰になった原因についてどういうふうにお考えで……

第118回国会 予算委員会 第3号(1990/03/26、15期、連合参議院)

○粟森喬君 連合参議院の粟森でございます。  御承知のとおり、連合参議院は参議院にしか議席がございませんので、基本的なことについて幾つか総理に質問を行いたいと思います。  まず最初にでございますが、特別国会が始まりまして今度の補正予算の審議に当たって、極めて異例なことでございますが、自民党の議員団長、これは参議院でございます、幹事長などから補正予算の審議の早期成立のための特別な要請がありました。私どももこれは異例なことだというふうに聞いておりますが、その後、自民党の小沢幹事長から一括処理などという案が出されてきたわけでございます。小沢幹事長とはハウスが違うわけでございますから聞くわけにまいりま……

第118回国会 予算委員会 第12号(1990/05/23、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、外務大臣にお尋ねをしたいと思います。  カンボジア和平に関する東京会談を開催することが本日の記者会見といいますか、報道で一斉に出されておりますが、どのような経過で東京会談を開催することになったのか、説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 場所を提供するというだけではなく、今回の問題というのは大変重要な、パリ会談の決裂の状況から見ても重要な意味を持っていると思います。そういう意味で評価もしたいし、期待をしなければならないわけでございますが、一方で強い懸念もございます。  それは、ここで日本側が新しい提案をしないと場合によっては決裂状態を続けたままという可能性がありますので……

第118回国会 予算委員会 第15号(1990/05/29、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、まず最初に源泉所得税の減税問題についてお尋ねをしたいと思いますが、最初に自治大臣にお尋ねをいたします。  いわゆる標準世帯の課税最低限、これは所得税といわゆる地方税といいますか住民税の場合の課税最低限が違います。これを所得税の水準まで上げるということは結果的に減税に結びつくと思いますが、住民税や地方税に対してそんな措置を今後とる気がないのかどうか。やはり課税最低限が違うということは問題だという立場で私どもは見ていますので、答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 今の自治省の見解に対して、課税最低限のところが違うということについて大蔵省としてどういう見解をお持ちでしょうか……

第119回国会 社会労働委員会 第2号(1990/11/01、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、ことしの百十八回の国会で、老人福祉法の改正などに伴いまして在宅福祉制度を充実していこうという中で、無認可の通所施設のあり方などについてお尋ねを申し上げたいと思います。  この在宅福祉制度がつくられましてから、一つにはいわゆる小さな、例えば授産場であるとか小規模作業所であるとか、いろんな施設に対してことしからは五人までは分場方式、すなわち今までは措置を認められない無認可だったものをどこかの施設に連動をすればそれは分場として認めると、こういうことになったことを一つの成果というか、前進として私は評価する立場でごさいます。ところが、では四人ならなぜだめなのかということについて、これは……

第120回国会 運輸委員会 第2号(1991/03/26、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、私は、新幹線の問題はこれから大事な問題でございますし、新しい取り扱いがこれから決まるわけでございますが、その前にちょっとお尋ねをしておきたいことが幾つかございます。明確にしてください。  一つは、平成二年十二月二十四日、「整備新幹線着工等についての政府・与党申合せ」とありますが、これは閣議で決定をしていますかしていませんか、そのことを明確にしてください。
【次の発言】 そこで非常に重要なのは、「北陸新幹線高岡・金沢間については、「整備新幹線着工調整費」を計上する。」、こういうふうに書いてございます。着工調整費なるものの法的な根拠というんですか、行政的な根拠は何にあるのか明確に……

第120回国会 運輸委員会 第4号(1991/04/11、15期、連合参議院)

○粟森喬君 GMDSSが導入されるときにインマルサットの機能が非常に重要になると思います。  私が関係者からいただいたレポートによりますと、湾岸戦争中に船舶が今のインマルサットを使用して通信しようとしたときに、国際回線が混雑しているというので、言ってみれば話し中ですね、つながらないという状況がかなりあったというふうに聞いております。  今度このシステムを導入しますと、これはもう国際条約でやるわけですから、全体に容量がふえるわけでございます。そしてまた、海難事故が起きるとか戦争が起きるという状態になると、特にその瞬間は物すごくふくそうするはずでございます。そうしますと、現状皆さん考えている今のイ……

第120回国会 運輸委員会 第6号(1991/04/18、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、新幹線鉄道に係る鉄道施設の譲渡等に関する法律案についてお尋ねしたいと思います。  当初、国鉄改革法を制定した時点ではリース方式を前提にしてJRの株も上場するという考えでいました。今回の法律を出す趣旨の中では、JR株の上場のためにこれは必要なんだというふうに書いてあります。どうもこの譲渡にかかわる問題で言うと、今回なぜ既設四線を売却してJRに譲渡しなければならないかという必然性がこれだけの理由でははっきりしないのではないか、こういうふうに思いますので、その辺について答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 株式市場のことを十分御承知の上で言われているのだろうと思いますが、債……

第120回国会 運輸委員会 第7号(1991/04/23、15期、連合参議院)

○粟森喬君 掃海艇派遣問題で運輸省に多少お尋ねをしておきたいと思います。  今、掃海艇の派遣問題が出ているわけでございますが、ペルシャ湾の沿岸で運輸省として航行制限区域がどこにあり、船舶の航行に現実に支障が出ている、そういう問題意識に立っているのか。それとも、私どもが知る限りでは、一定のここは入っちゃいけないというところがあるようでございますが、とりたてて船舶の運航に特別な支障はないという認識に立っているんですか、その辺はいかがでしょうか。
【次の発言】 その必要性の問題と掃海艇の問題とは必ずしも、だれがどこで何をやるかということはこれからの問題ですが、運輸大臣としては、今現行法制下でいえば、……

第120回国会 運輸委員会 第8号(1991/04/25、15期、連合参議院)

○粟森喬君 今回、清算事業団法を一部改正して、いわゆる特別債券方式を導入しようとしているわけでございますが、この間の質疑の中でもかなり明らかなように、一つは土地の値段を顕在化させないという、そして、それで公正確保していくのだという立場でございますが、現状では幾つかの点がまだ明確でないことによって、公正という面が果たして確保できているのかどうかということに幾つかの疑問がございます。そんな立場で幾つか、まずお聞きをしたいと思います。  一つは、地価を顕在化させない方法としては土地信託方式やあるいは建物付土地売却方式などがあるわけでございますが、今回、土地価格が明確にならないということとの関係で、幾……

第120回国会 予算委員会 第3号(1990/12/17、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、連合参議院を代表し、議題である平成二年度補正予算三案に対し反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本補正予算に財政法二十九条に反して政策的な経費が盛り込まれていることであります。元年度補正に引き続き本補正予算でも、日米親善交流基金など補正処理をする緊要性のない経費があり、不当であります。また、こうした基金づくりは当初予算に対するシーリングの抜け道的な行為であります。基金は、一度できてしまえばその基金運営には国会の目が極めて届きにくいこと、また湾岸平和基金、日米親善交流基金は交換公文に基づいてつくられ、その設立自体に国会のチェックが及んでいません。安易な基金づくりは財政民……

第120回国会 予算委員会 第7号(1991/03/05、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、総理にお尋ねをしたいと思います。  湾岸戦争が始まって停戦までの間、国連が十分に機能していたと思われますか、どうでしょうか。
【次の発言】 私どもの多少の意見を申し上げたいと思います。質問も行います。  安保理が六七八を決議するまでは一定の機能をしたと思います。問題はこの後、停戦へ向けてはこの安保理の決議だけがひとり歩きをして、必ずしも有効に停戦への機能をしなかった、そして日本政府もそれに十分に対応しなかったのではないかと考えています。  その一つの例として、地上戦開始の前後にソ連のゴルバチョフから協力要請があったわけですが、これは停戦へ向けての協力要請だと理解していますが、……

第120回国会 予算委員会 第10号(1991/03/25、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず最初に、中山外務大臣に質問をいたします。  アメリカを訪問し、帰国されたばかりでございますが、湾岸戦争に絡んだ対日感情およびウルグアイ・ラウンドの見通し、さらにはアメリカの輸入自由化要求などについて報告を求めたいと思います。  報道によれば、アメリカ政府・議会の関心は、湾岸問題はもういい、ウルグアイ・ラウンドをどう進めるか、日本の姿勢が問われているとのことでございますが、外務大臣としてどのように状況掌握をしてきたのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 そのお金の問題でお尋ねしたいと思います。  外務大臣はナショナルプレスクラブの記者会見で、さきに行った九十億ドルの拠出がド……

第120回国会 予算委員会 第18号(1991/04/10、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、連合参議院を代表して、ただいま議題となりました平成三年度予算三案に反対の討論を行います。  まず、海部内閣は、内外の政治課題への対処方針と実行が欠如しております。  世界が注目した湾岸戦争で、多国籍軍への全面支持を訴えるだけで、戦争に伴う環境破壊や、飢えや病気に苦しむ戦争被害国の民衆への戦後援助が十分ではありません。  国内的には政治改革や、これからの高齢化社会に向かって、国民が安心して暮らすことができる見通しが立たないなど、山積する課題は何一つ解決のめどが見えません。こうした政府の姿勢を批判し、以下、順次反対理由を述べます。  反対理由の第一は、九十億ドルの戦費調達のために……

第121回国会 外務委員会 第2号(1991/09/05、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず外務大臣にお尋ねを申し上げたいと思います。ソビエトに対する支援の基本的な姿勢と原則についてお尋ねをしたいと思います。  日本のソビエトに対するこれまでの援助の姿勢は、技術と知的援助を中心に中長期的には考える、それで金融財政援助についてはIMFとの関係とかソビエト連邦そのものの国家体制の問題があって多少流動的というか明確な方針が出ていない、こういうふうに言われております。そんな中で特に先進サミット諸国の中でも、日本は隣国であるにもかかわらずソビエトに対する援助姿勢が最も消極的な国だと一般的に言われております。私どももその理由の一つに、この間の政府の発言の中にもあるように、北方領土……

第121回国会 厚生委員会 第3号(1991/09/12、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、私は障害者福祉問題についてお尋ねを申し上げたいと思います。  来年、一九九二年は国連障害者の十年の最終年でございます。これへ向けまして、七月三十一日に中央心身障害者対策協議会が、この対策本部が総理府に設けられていることもありまして、総理大臣あてに提言をしているわけでございますが、私もこれを読ませていただきまして、もちろん本問題は単に総理府の問題というより厚生省が主たる行政として推進をしなければならない性格だと思っています。そんな立場で基本的なことやあるいはこれからのあり方について幾つかお尋ねを申し上げたいと思います。  まず一つは、過去の論議の中でも何回も出ているわけでござい……

第121回国会 厚生委員会 第4号(1991/09/17、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私の方から幾つかのことについてお尋ねを申し上げたいと思います。  今、同僚議員の沓脱さんからもお話があったわけですが、老人医療のいわゆる有料化が入った時期は私は労働運動の現場におりました。この制度が導入をされると将来のお年寄りの年金や医療について大変大きな変化があるということで、実はこの前後に健康保険の本人負担もあったわけでございますが、お年寄りの医療や福祉についてはもうちょっときちっとすべきだということの懸念が今あらわれたという前提で物を考えています。その意味で、幾つか重複するところもございますが、まずお尋ねを申し上げたいと思います。  衆議院でスライド制の基準について今回物価と……

第121回国会 厚生委員会 第5号(1991/09/18、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、五十嵐参考人にお尋ね申し上げたいと思います。  私は、今回の老健法の改定に当たって、特に現役のサラリーマンと言われる層を代表する連合も大変なジレンマだったと思います。  一つは、健保組合が赤字になり、これは退職者医療も含めて健保組合の過重負担というのがこの問題の底辺にかなりあるだろうと思います。したがって、これを解決することとセット的に、一方ではある人はお年寄りそのものを見ている、介護もしている、病院へ入れている、そんな人があるから、そういう中での一つの見解を先ほどお伺いしたわけでございますが、これからのあり方として特に公費負担をかなり強調される中でもそこがにじみ出ていると思……

第121回国会 厚生委員会 第6号(1991/09/19、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、これまで衆議院で政府が原案を提案するまでに、いわゆる入院費と診察料の本人負担部分が概算で五%ぐらいになりますという数字を示したその経過と、今回衆議院でそれが修正されまして、物価スライドになったことによってこの数字の目標値が変わったわけでございますが、これまでの考え方について一度明確な、今回の改定によって変わった意味について、そしてこれまでの厚生省のあり方について多少お伺いをしたいと思います。  この間の問題で、私も資料要求をなぜしたのかといいますと、五%という数字が既に公表されている審議会の資料に出されておりました。なぜそういう数字がここで出され、既にこの時点では、私も記憶し……

第121回国会 厚生委員会 第7号(1991/09/24、15期、連合参議院)

○粟森喬君 今回、一部負担について衆議院で修正をされて、消費者物価にスライドをすることになったわけでございますが、急激な物価上昇の場合にはスライド制そのものの発動を見合わせるべきではないかと考えますが、見解を求めます。
【次の発言】 スライド制のあり方を総合的に検討するという場合の検討の仕方ですけれども、何が含まれて、それはスライド制の是非を含めて検討し直しをするという意味なのかどうか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 老人の負担能力を考慮しまして、過大な負担になるおそれが生ずるというのは、私どもの理解では物価上昇率が三%を超えた場合というふうに理解をしていますが、それでよろしいの……

第121回国会 厚生委員会 第8号(1991/09/26、15期、連合参議院)

○粟森喬君 自治体の減量計画に関連をしまして、幾つかの点について質問を申し上げたいと思います。  一つは、今度の法改正の中で、廃棄物減量等推進審議会と廃棄物減量等推進員という二つのことをやることができるという表現で、「置くことができる。」「委嘱することができる。」という表現になっています。これは生活環境審議会の答申の中で、例えばボランティアであるとか地域社会の協力を求めなければならないということを法文化したんだと思います。  私があえてここで申し上げたいのは、このことはこのこととして評価をいたしますが、一方では野党が共同修正案要綱を起こして、既に政府もごらんになっていると思いますが、これについ……

第121回国会 厚生委員会 第9号(1991/10/01、15期、連合参議院)

○粟森喬君 最終的に確認をする意味で、国庫負担のあり方についてお尋ねをしたいと思います。  現行法の二十三条で国庫負担についてうたっていますが、最終処分場及び生活排水施設の国庫負担は、本来法律補助にすべきではないかと考えます。なぜしないのかということと、また、施設整備ができるような十分な予算を確保すべきではないかと考えますが、答弁を求めます。
【次の発言】 今の答弁で確認をしておきたいと思いますが、この間、市町村から計画が出されても国庫負担、いわゆる国の予算が十分でないことによって具体化がおくれるというようなことが出てこないように、十分配慮をしてやっていただきたいということを要望して、次の質問……

第121回国会 土地問題等に関する特別委員会 第2号(1991/09/25、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず一つお伺いをしたいと思います。  地価動向調査でもかなりはっきりしてきたわけでございますが、土地の値上がりが一部を除いて鎮静化をしてきたことは、これは明確な事実でございます。しかし、これは非常事態的に金融政策上の土地に対する総量規制があったので、これをいつまで続けるかということについてはまだあいまいでございます。そしてまた今の下落というのは、大阪のように局地的に大幅に下落したところもありますが、私どもの理解としては、全体として鎮静化はする、あるいは抑制することができる、しかしそれが下落にはならない。少なくとも昭和五十七年前後の価格にまで戻るということはまず不可能というふうに私た……

第122回国会 厚生委員会 第1号(1991/12/17、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私はまず、在宅福祉政策を中心にして厚生省並びに厚生大臣の姿勢についてお尋ねをしたいと思います。  厚生省が大変な肝いりでゴールドプランを言い、そしてこれからの福祉政策は在宅といいますか、できる限りノーマライゼーションとか地域社会の中で福祉政策を充実させよう、こういう考え方が言葉としてはかなり私は突出をして出されていると思います。ところが、私は今、平成四年度の予算へ向けて厚生省のさまざまなことが新聞報道や関係者から伝えられる話を聞きますと、新たな施策、新たな分野へそういうことが本当に着実に前進していくのかどうかということについてかなり疑問を持っています。  と申しますのは、例えばゴー……

第123回国会 環境特別委員会 第4号(1992/04/06、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、今回法律でも出されているわけでございますが、絶滅のおそれのある野生動物の種の保存に関する法律案が既に衆議院に付託をされています。この種の種の保存にかかわる問題というのは、この間環境問題の中で非常に大きな高まりがありまして、むしろ私も含めて遅きに失したんではないかという感じがするわけでございます。  この種のことがなぜできたのかという社会的背景とか国際的背景というものはいろいろあるわけでございますが、私はやっぱり注目しなければならないのは、この間、いわゆる普通の市民といいますか国民の方がこの種のことに関心を持ち、そしてそのことで一定の役割を果たし問題提起してきたことがあり、そし……

第123回国会 厚生委員会 第2号(1992/03/26、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、大臣の所信表明で、「生活大国」という言葉とか、「豊かさ」という言葉、これは厚生大臣の所信だけではなく、総理の所信表明にも出ています。仏その言葉を聞いて率直な印象なんですが、何となく言葉としては当たりもいいし、結構なことだと思うんです。じゃ、どこの省庁がそのことを本当に推進をする役割をするのかということを考えますと、今の行政官庁の仕組みからいくと、日本には生活文化省もないし、それぞれの省庁で分担をしているんだろうというふうに思いますが、そのうちで特に厚生大臣が厚生大臣の立場で言われたので、私もそのことに関連をして幾つかのことについて質問をし、意見をお聞きしたいと、こういうふうに……

第123回国会 厚生委員会 第3号(1992/03/27、15期、連合参議院)

○粟森喬君 同僚議員も同じ視点から幾つかのことをお尋ねしているわけでございますから、私の方からも幾つかのポイントを絞って申し上げたいと思います。  今回の健保法の改正というのは、被保険者といいますか、の立場から見ますと、保険料率を千分の二でございますが下げたということなどは、その限りでは、出産手当もよくなったということでは言えると思うんです。  ところが、今多くの同僚議員が問題にしているように、国庫補助率の引き下げというのは、確かにきのうも私論議のときに、社会保障費全体が今度の予算ベースで低くなったわけでございますから、どこかでそのしわ寄せが出るだろうと。それが結果的に、私どもの立場から見れば……

第123回国会 厚生委員会 第4号(1992/04/07、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、まず特別養護老人ホーム等のモデル事業という、平成四年度予算におきまして老人保健健康増進等事業、この中で老人福祉施設機能強化モデル事業として出されているものについて幾つかお尋ねをしたいと思います。  資料をいただきまして、多少見せていただいたわけですが、特別養護老人ホームのモデル事業は、いわゆる現行の特別養護老人ホームと在宅福祉サービスの適用の決定が一元的に行われていない。真の意味で連携がないという現状認識から出発をしています。現状でも老人福祉対策にはいろんな問題があるわけでございますが、今日的にそういう現状認識に至った理由の主要なところはどこにあるのか。そして、モデル事業とい……

第123回国会 厚生委員会 第6号(1992/04/16、15期、連合参議院)

○粟森喬君 今回の看護婦等の人材確保に関する法律案にかかわる問題で、看護職員、看護にかかわる問題を幾つかお尋ねを申し上げたいと思います。  まず最初に、お尋ねをしたいんですが、今回のこの法案と相前後いたしまして、看護職員の需給見通しが出されました。いろいろ今までの政府答弁の中でも明らかになってきていることがあるわけでございますが、現状、今看護職員の離職率が六%だと、これが十年たつと五・三%に改善される、こういうふうに言っております。私は今回法律をつくった趣旨からいったら、この程度の離職率の改善で本当に看護職員が、これはいわゆるライセンス職業といいますか専門職でございます。本来長く勤めていただか……

第123回国会 厚生委員会 第7号(1992/04/21、15期、連合参議院)

○粟森喬君 四人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  話を聞いていて私もしみじみ感じたんですが、むしろ国や政治が問われていることばかりでございまして、その上で質問するのは心苦しいぐらいでございますが、幾つかのことについて御意見をお尋ねしたいと思います。  まず、小笠原参考人にお尋ねをしたいんですが、福祉の現場と教育の現場と両方経験をされている人の立場から御意見をいただきたいんですが、今、社会的に、若い人を含めて福祉なりそういう分野に進みたいという人は非常に多い。ところが、理想と現実に余りにも格差があってやめていくというのが実態ではないか。それは処遇なりいろんなことで改善をしなきゃならぬけ……

第123回国会 厚生委員会 第8号(1992/05/14、15期、連合参議院)

○粟森喬君 今回の法制定に当たって、いわゆる産業廃棄物に対する企業の責任というのはどう変わっていくのか、基本的には過去の法律なんかでもこれは明らかになっておるわけですが、産業廃棄物は事業者責任だと、事業者責任という規定もこれは製造者なのか、排出者なのかということですけれども、その都度述べられています。  私は今回の法律の中で、振興財団をつくるのに国が二億、地方公共団体が三十億、これは交付税で措置するということですから実質税金で賄われるということです。基金を出すに当たっては損金算入をするというのは、損金算入をしない場合は当然これは税金なりになって国に入ってくるわけです。そうすると、この間の産業廃……

第123回国会 厚生委員会 第9号(1992/05/19、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず最初に、厚生省並びに厚生大臣に見解をお尋ねしたいと思います。  一つは、今度の法律で財団ができることになったわけでございますが、この財団に民間の拠出分としてたしか八十億ですか、金額が明示されています。そこでお尋ねをしたいんですが、私が見た一つの雑誌でございますが、厚生省が財界に対してこの八十億円の出資を経団連と交渉したという記事を見ました。  私は二つの意味で問題があると思います。一つは、法律がまだ通ってないにもかかわらず、そういう交渉というのが果たしてあっていいのかどうかというのが一つ。二つ目に、そもそもこの種の基金というのはどういう基準で拠出をしていただくかということについ……

第123回国会 厚生委員会 第11号(1992/05/26、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、厚生大臣にお尋ねをしたいと思います。  一つは、今回の医療法の一部を改正する法律案でございますが、出されたのが平成二年の第百十八回国会でございます。私はこの法案を見る前から、現行の医療法も見まして、医療を提供する側といいますか、医師を初めとするそういう施設といいますか、それと国民といいますか患者の関係はどうなっているのかということをまず一番に見たいと思ったわけです。といいますのは、戦前から戦後を通じて医師の数が絶対的に足りない、そして医療技術にもいろんな問題があった、しかし同時にその中で、こういう表現は適当なのかどうかということもございますが、医師という人たちがある意味では特……

第123回国会 厚生委員会 第12号(1992/05/28、15期、連合参議院)

○粟森喬君 療養型病床群にかかわる問題を幾つかお尋ねし、見解を明らかにしていただきたいと思います。  まず一つは、現在病院に入院をしている患者が百十万人というふうに大佳言われています。そのうち四十万人は三カ月以上入院をしている方だと一般的に言われています。そのうち十万人は老人病院に入っている、こういうふうに言われています。お尋ねをしたいんですが、療養型病床群というのはそれぞれ病院の側から申請をする制度になっていますが、この三カ月以上を超えている四十万人の率で言うならどのぐらいの部分を療養型に将来入ってもらうような見通しを立てているのか、これについてお尋ねをしたいと思います。

第123回国会 厚生委員会 第14号(1992/06/18、15期、連合参議院)

○粟森喬君 きょうが委員会で本法案の最後の質問になるかと思いますので、幾つかの前提条件についてお尋ねをしたいと思います。  この間の医療法の改正審議を通じてどうしてもまだ見えてこないところが幾つかございます。といいますのは、質疑を通じて出てきているのは、今回の改正がまず特定機能病院と療養型病床群を入れるということに中心があるんだろうと思いますが、全体像をどうするかということを示すことなく、この部分だけに改正を限ってきたということがある。一方では、診療報酬は診療報酬で、羊れに先駆けるようなやり方をしている。これは法律を論ずる我々の立場としてもどうも釈然としない一番の問題点だと思います。  この辺……

第123回国会 予算委員会 第12号(1992/04/03、15期、連合参議院)

○粟森喬君 まず、質問をする前に一言意見を申し上げておきます。  景気対策が大変必要なときに予算委員会が空転をしたというのは、それぞれ理事会の皆さんの努力もございますが、私も遺憾だと思っています。やっぱり景気を今何とかしなきゃならぬという国民の要望の前に立ったときに、そういう意味では、遅い時間ではございますがしっかりと今から論議をさせていただきたいと思います。  まず最初に、通産省にお伺いをしたいと思います。  緊急経済対策が出されたわけでございますが、景気の後退側面を予測したときに前倒しだけでは問題の解決にならないのではないか、こういうふうに思います。やはり財政的な、予算的な裏づけをふやさな……


16期(1992/07/26〜)

第125回国会 厚生委員会 第2号(1992/12/08、16期、連合参議院)

○粟森喬君 まず最初にお尋ねをしたいんですが、先ほどから同僚議員も言っています国内処理の原則が「なるべく」という言葉で置きかえられていることは多少言葉としても弱いんではないかと。二項では輸入規制はかなりきっちり書いてある。これは一言で言えば、この法の改正の第二条の二の一項と二項は、日本の場合はできるだけ輸入はしないけれども輸出はある程度やむを得ないという前提で書いているんだろうと思いますが、それはそれでよろしゅうございますか。
【次の発言】 答弁を聞いているとなおさら、輸入のところは結構きっちりやっているけれども出るところは甘い。これからやっぱり日本の環境であるとかこの種の問題は非常に大事でご……

第126回国会 環境特別委員会 第3号(1993/03/26、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 私は、まず環境保全経費の取りまとめの仕方についてお伺いをしたいと思います。  環境庁の環境保全経費の取りまとめは環境庁設置法第四条三号に基づくものだというふうに私は理解をしております。  まず、その中で文章等を見ますと「調整」という言葉が入っています。多少法律の部分は別として、私の手元に持っておるのでは環境保全にかかわる経費の見積方針を調整し、その方針に基づいて各省庁などにより当該省庁にかかわる環境保全経費のヒアリングを行った後、同経費の取りまとめを行うことになっております。  つまり、環境庁は環境庁として各省庁に意見を言いながら、結果としてそのヒアリングを聞いたものをまとめたとい……

第126回国会 環境特別委員会 第4号(1993/03/29、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 まず最初にお尋ねをしたいと思います。  今回のこの法律の一部改正は日切れ法案で回ってきたわけでございますが、日切れ法案にするに当たって環境庁の見解を幾つかお尋ねをしたいと思います。法律の文言上、平成四年度末で費用負担部分が切れるから日切れにしたというのは、だれが見たってわかるわけです。しかし、問題なのはそういうことではなく、まず五年間先送りをしたということの中で、どんな認可とどんな対応を環境庁がしようとしているのか、この部分からは伺いとることができません。  もう一つは、今大気汚染の中でディーゼル車を初めとするところの発生源に対するいろんな問題が出ているにもかかわらず、当時の、昭和……

第126回国会 環境特別委員会 第5号(1993/04/07、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 私は、環境対策のうち土壌汚染対策を中心にして幾つかのことをお尋ね申し上げたい、こういうふうに思います。  まず、一つは、私の手元に環境庁が対外発表されたんだと思いますが、ことしの一月に土壌汚染が五年で三倍になったという報道がございます。  まず土壌汚染の問題で象徴的なのは、カドミウム汚染など、そういうことが幾つかあったわけですが、これはもう二十年ほど前のお話でございます。それにもかかわらず、これについて平成三年八月二十三日まで環境庁は基準をつくることをしなかったわけでございます。例えばカドミウム対策なんかでも個別対策は立てていたことは私は承知しております。しかし、五年間で三倍にもな……

第126回国会 環境特別委員会 第7号(1993/04/21、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 回しような趣旨の質問が続いておりますので、できるだけ重複を避けるという立場で質問をしたいと思いますが、多少重複するところはお許しを願いたいと思います。  まず最初に、この法が適用される団体の問題で、いわゆるNGO団体、民間団体というのはどういう規定なのかということに論議が集中しております。私もこの法を読んで、この八号のところでございますが、余りにも抽象的過ぎて範囲が広いといえば大変範囲が広いんですが、私が読み取るとすればここだけです。民間団体の中で「民間の発意に基づき活動を行う営利を目的としない法人その他の団体」と。私は、これは法人がまず最初にあって、その次にその他の団体という区分……

第126回国会 環境特別委員会 第8号(1993/05/26、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 私どもは参議院だけの会派でございますから、今回の環境基本法案の審議に、衆議院の審議の経過などを踏まえながらも基本的な立場で幾つかのことをお尋ねしながら、これからの法案に対する対応を決めていきたいと思いますので、そういう立場で幾つか申し上げたいと思います。  まず最初に、この法案に対して本会議の代表質 問でもうちの同僚議員が申し上げたように、この法案というのは何と努力するという言葉とか配慮するという言葉が多いのかと。努力が二十四、配慮するが七だというふうに言われています。そのほかにも申し上げますと、何と読点の多い法文なのかと。憲法などは極めて簡潔明瞭に書いてあるけれども、環境の憲法と……

第126回国会 環境特別委員会 第9号(1993/06/02、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 まず、私からお尋ねをしたいのでございますが、今回の環境基本法案の第二十一条第一項第三号における「自然環境を保全することが特に必要な区域」、これは環境の保全のために必要な規制をする範囲を定めたところでございます。私は、今回の環境基本法というものが日本国土全体の環境保全をするというにもかかわらず、ここに「特に必要な区域」というふうに制限的に定めた理由というのはどういうことなのか。  特に、環境という定義がどうであれ環境権というものがどうなっているのかということがよくわからない段階で、このようないわゆる規制というものが特定の区域に限られるというのは、結果として日本全体の環境が保全をされて……

第126回国会 環境特別委員会 第10号(1993/06/04、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 私はまず最初に、今回の法案の第二十二条第二項にかかわる問題、環境税にかかわる問題について幾つかお尋ねをしたいと思います。  この二十二条二項というのは、この法案の中で最も難解といいますか意味不明なところが非常に多いし、恐らく将来の環境税あるいはデポジット制などを入れていくことも想定をしているんではないかということはこれまでの論議の中で出されているわけですが、特にこの中で、最後のところの「国際的な連携に配慮するものとする。」というのは、環境税にかかわる諸外国の最近の動向やこれからのあり方を見ながらいわゆる日本国内における対応を考えたいという意味だろうと思います。  そこで、お尋ねをし……

第126回国会 環境特別委員会 第11号(1993/06/14、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 総理にお尋ねをしたいと思います。  一つは、行政情報の提供なり公開のあり方の問題でございます。  本来、行政の持つ情報というのは、国民の共有財産ではないかと思います。それは、行政組織の運営というものが税によって成り立っているわけでございますから当然のことのようでございますが、今日行政の情報公開や提供のあり方についていろいろ意見が出ています。例えば行政手続法というのはちょっと質が違うところがありますが、前段的な意味では非常に重要な意味を持っております。  それから、参議院で議員立法で情報公開法の制定を求めるという動きがある。このようなことを考えますと、行政情報というのは一般的に何らか……

第126回国会 厚生委員会 第2号(1993/03/02、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 私は、障害者問題に関する基本的なことと具体的なことを幾つかお尋ね申し上げたいと思います。  先ほど同僚議員からも同趣旨の質問がございましたが、できるだけ重複を避けながら、大事なところはいま一度お尋ねをしたいと思います。  まず、「国連・障害者の十年」の問題ですが、一九九二年末で完全参加と平等を目指したスローガンを持ったこれは終わっているはずでございます。その後の十年は、一九九二年の四月ですから今から十カ月前に国連アジア太平洋経済社会委員会、いわゆるESCAPで「アジア太平洋障害者の十年」として継続をすることを確認しました。同時にこの際、各国の十年間の国内行動計画を定めることが決議さ……

第126回国会 厚生委員会 第3号(1993/03/26、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 まず私は、中医協の役割について幾つかのことをお尋ね申し上げたいと思います。  昨年のことでございますが、政府管掌保険が比較的安定的に運営されておる、したがって国庫負担率を下げたい、保険料率も下げたいと、まことに結構な話ばかりで多少私は疑念も持ちながら見ていたわけでございます。実は、この前後に行われました中医協の保険診療報酬の改正の中身がかなり問題があったんではないかと思います。昨今、中小病院の赤字経営がかなり論議をされて問題になっているが、実はこの診療報酬の改定の中で結果的に中小病院にしわ寄せがいくことになったんだろうと思います。  したがって、先ほど申し上げたようないいことの話ば……

第126回国会 厚生委員会 第4号(1993/03/29、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 幾つかのことをお尋ね申し上げたいと思います。  まず最初に、三年前にこの法律がつくられたときに、私どもは、この法律の趣旨の中で各年金、いわゆる支援をするあり方の中で公費の負担をふやすべきだ、こういうことをかなり強調してきたと思うのでございます。ところが、この法律の性格は、国庫負担というのは制度間調整の事務の執行にかかわる問題の費用だけを負担するということで、本来的に今の被用者年金制度で救済をする国鉄であるとかたばこに対する公費負担というのはないわけでございます。  今回の法律で私どもが期待をしていたのは、この部分の改正をするのか、こういうふうに思っていたところ、とにかくそれぞれ負担……

第126回国会 厚生委員会 第5号(1993/04/08、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 厚生大臣にまずお尋ねを申し上げたいと思います。  今回、この法律を閣議に提出する前に、厚生大臣としてこの社会福祉・医療事業団法の改正と沖縄振興開発金融公庫法の改正について署名をされている、確認をされていると私は思うんです。  そこでお尋ねをするんですが、私は、今回の制度改正の中身についてある程度承知をしているという前提で結構でございますが、なぜ沖縄振興開発金融公庫法のこの部分を改正することに同意をされたのか、こうお尋ねをしたいと思うんです。  といいますのは、私は、社会福祉・医療事業団法の目的というものと沖縄振興開発金融公庫法の目的は明らかに違う。すなわち沖縄振興開発金融公庫法は、……

第126回国会 厚生委員会 第6号(1993/04/13、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 今回の法律改正が、医療の検査体制の変化に対応して改善、改革につながるものだというふうに理解をしております。特に、この間、新しい検査技師の方が入られる分野では、医師の配置がネックとなって検査をしなければならなくてもかなり順番が後になるなどということがありましたが、これでいわゆる検査を受ける検診者にとっても一つの前進だというふうに理解をしています。  そこで、私の方で少し集中的にお尋ねをしたいし、問題意識を持っていることについて申し上げますと、一方で今のエックス線検査のあり方の問題であります。エックス線検査というのは常に放射線障害が問題であります。その問題の認識の程度ではいろいろ違いが……

第126回国会 厚生委員会 第7号(1993/04/20、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 まず、今回の法律の改正に当たりまして、厚生省の考え方を幾つかお尋ねをしたいと思います。  まず最初に、先ほど同僚議員の発言にもあったわけでございますが、オーファンドラッグの開発をすべきではないかという公明党の木庭委員の昨年の質問を私もお聞きをしておりまして、そのときに私が感じた印象を申し上げますと、製薬メーカーというのはどうしても採算コストを考えますから、新薬開発のシステムを変えるしかこのオーファンドラッグの開発というのは無理ではないか。すなわち、メーカー依存のやり方から、多少公的な資金を何らかの格好で入れながらオーファンドラッグの開発をしていくべきではないか。そういう意味では、私……

第126回国会 厚生委員会 第8号(1993/04/22、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 まず最初に、幾つかのところが重複をしておりますが、ちょっと基本的なことでお尋ねをしておきたいと思います。  と申しますのは、この法律のこの間の関連の質問でもあるように、利用者といいますか、障害のある方であるとか病人の方の意見をどう反映するのかということが再三にわたって問題になっております。私もこの法案は賛成をする前提で考えておるわけでございますが、率直に申し上げてこの法律を作成するときに、例えば目的のところにそういう利用者の利便というのですか、意見を反映してという言葉をなぜ入れることができなかったのか。検討されたのだろうと私は思いますが、検討した結果入れないというふうになったのかど……

第126回国会 厚生委員会 第9号(1993/05/11、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 今回の改正点を含めまして、本法は戦後処理にかかわる法案の重要な根幹をなすものだという理解をしております。したがって、改正点について私としても賛成をする立場でございますが、るる同僚議員からもいわゆる戦後処理の問題でいろいろな問題が出ております。だんだん日がたつと同時に新たな問題も出され、そして懸案事項も幾つか取り残されているということに、厚生省全体がこれからどう対応するかという問題にかかわっていると思います。  そこで、私の方で一つ特徴的にお尋ねをしたいんですが、沖縄の厚生年金の問題でございます。  私は、予算委員会でも、なおかつこの厚生常任委員会でもいろいろとやりとりをやっています……

第126回国会 厚生委員会 第10号(1993/05/13、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 私の方から、今回の法改正に基づく幾つかのことについて厚生省の見解をお尋ねしたいと思います。  まず一つは、ある意味では私の考えでもございますが、法律をつくったり改正をするときには、そのときの社会的な趨勢や背景を十分勘案して法改正をすべきだと思うのであります。  今回の法改正というのは、大きく言って二つあるわけでございますが、そのうちの一つである母子福祉資金と寡婦福祉資金会計の統合というのは、緊急避難的な措置としては私は理解できるんですが、この間、同僚議員の方からも幾つか出ているように、例えば貸付制度の基本的な枠をどうするのかということが、これは政令で定めることになっているんでしょう……

第126回国会 厚生委員会 第11号(1993/06/03、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 先ほど同僚議員から中医協の運営のあり方に意見が出されておりましたが、私は、その問題にも触れながら、特に厚生省の審議会の委員の人選のあり方についての考え方をお尋ね申し上げたいと思います。  審議会というのは、国民の意見あるいは専門家の意見を聞いていくという意味では、行政民主主義と言われる一般論の中で非常に重要な役割を果たしている。ところが、最近の私の一つのこれは率直な感想でございますが、審議会の結論というのは常に厚生省の見解と一致をする、どうもそんな感じでしか私は報告書を読めないんです。だとすれば、これは国民の広い意見を聞くという意味で、いわゆる審議会の諮問、答申というものを考えると……

第126回国会 厚生委員会 第13号(1993/06/10、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 まず、最初にお尋ねをしたいと思います。前回のこの法改正によりまして、精神障害者の医療の現場というのは随分よくなったというふうに私は一般的に言えるんではないかと思います。そういう意味で評価をしているわけでございますが、現状について幾つかお尋ねを申し上げたいと思います。  一つは、まず措置入院者数にかなりばらつきがあるのではないか。平成四年の数字、三年の数字、元年の数字、厚生省からいただいたんですが、いわゆる全体の措置入院者数を在院患者数で割った数値で言いますと、千人当たり五人という県と千人当たり五十九人とか六十人という県がある、あるいは七十人という県がある。最低と最高を比べますと十倍……

第126回国会 予算委員会 第12号(1993/03/31、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 まず私は、税収の見積もりと見通し、そして経済成長率にかかわる問題を幾つか質問をしたいと思います。  大蔵省にお尋ねをいたしますが、私は昨年の四月の本委員会で、平成四年度予算審議の際に、経済成長率の見込みは過大で高過ぎる、税収も過大で穴があくというふうに指摘をいたしました。  ところで、検証する意味でお尋ねをいたしますが、補正段階で、税収のうち所得税、これは源泉所得税でございますが、それから法人税、それぞれの減額修正は幾らでございましたか。
【次の発言】 いずれにしても、これはもう誤差の範囲を超えて、大間違いといいますか、大変な間違いだと思います。これは税収額で見積もりのそれぞれを見……

第128回国会 環境特別委員会 第3号(1993/10/27、16期、日本・新生・改革連合)

○粟森喬君 まず、環境庁長官に一つお尋ねを申し上げたいと思います。  長官は私どもと同じ環境特別委員会のメンバーとしてこれまでも参画しておりましたし、その間も、特に市民団体の皆さんやNGOであるとか、さっきたまたまグリーンピースの話が出ていましたが、いろんな方々とお会いをしたり集会に参加をしていたということを私は記憶をしております。私は、そういう姿勢を評価しているつもりでございます。  したがって、長官になれば当然多忙でございますから、同じような視点で物をやろうとしても、なかなか集会に出たりお会いするということができないのかもしれませんが、私はぜひともお願いをしたいのは、大臣がこれからも市民団……

第128回国会 逓信委員会 第1号(1993/10/28、16期、会派情報なし)

○粟森喬君 私は、電気通信事業法に基づく電話料金のあり方について、許認可権の行使などなどについて幾つかお尋ねをしたいと思います。  最近のことでございますが、十月十九日にNTTが市外電話料金をいわゆる料金値下げいたしました。その途端と言ったらなんでございますが、それより安い料金設定を他の同業種の社からされる、こういう事態になっていわゆる電話料金の値下げ競争というのが一段と激しくなっているといいますか、そういう状況が今生まれていることは御承知のとおりでございます。  そこで、一般論でまずお尋ねをしなければならないと思うんですが、国民生活といいますか利用者の立場から見れば、今郵便料金の話でもいろい……

第129回国会 逓信委員会 第1号(1994/03/29、16期、新緑風会)

○粟森喬君 まず、NHKにお尋ねを申し上げたいと思います。  今、障害者の皆さんに対する放送について説明がございました。しかし、聞いていて私が多少申し上げたいのは、字幕放送の例で大変恐縮でございますが、去年の伸び率から見ると、ことしの伸び率が短いです。去年十二月に心身障害者基本法が改正されまして「すべて障害者は、社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会を与えられるものとする。」ということから見ると、この伸び率の低さというのは何ゆえなのか。  去年のたしか五月、放送の利便のための法律も成立をされました。私は、過去NHKがこの種の分野でかなり努力をしてきたこと……

第129回国会 逓信委員会 第6号(1994/06/22、16期、新緑風会)

○粟森喬君 私は、まず郵便料金にかかわる問題をお尋ねしたいと思います。  ことしの一月二十四日から郵便料金の値上げを、先ほどから同僚議員からもいろいろ御質疑があったような経過を踏まえて改定をしたわけです。この改定は平均二四%と言われているわけでございますが、この中には心身障害者あるいは心身障害者団体などの値上げを据え置くなどかなり心配りもしていただいている。こういう配慮というのは公共料金の中で当然やるべきことでございますが、そういう配慮をしたことを評価しながらも、今後の収支の見通しについて多少お尋ねを申し上げたいと思います。  郵便の取り扱い量が、値上げによって、あるいは景気の動向、郵便のかな……

第131回国会 逓信委員会 第2号(1994/11/15、16期、新緑風会)

○粟森喬君 私は、NHKの平成三年度決算にかかわって、ハイビジョンの問題、マルチメディアの問題を中心にして幾つか質問をしたいと思います。同僚議員も同様の趣旨のことを申し上げておりますので、多少省くところは省きながらポイントだけ幾つか申し上げて答弁をいただきたい、こういうふうに思います。  一つは、いよいよ十一月二十五日から実用化試験が始まります。それから、その後に本放送に入るわけでございますが、今私は率直に、このハイビジョン放送をめぐって必ずしもいい状況で実用化に入っているというふうにはどうも思えない。その最大の理由は、郵政省がディジタルのことを言い出した瞬間に、聴視者というか国民の例あるいは……

第131回国会 逓信委員会 第3号(1994/11/24、16期、新緑風会)

○粟森喬君 まず、郵便料金がことしの一月二十四日に改定になりました。この間、改定して後のいわゆる収入状況、郵便物取り扱い状況を見ますと、一四・八%増という累計に今なっています。たしか改定が二四%でございますから、改定した料金そのものがまだ収入にはね返っていない。ということは郵便の一部のところがやっぱり離れている。ファクスにかわるとかいわゆる急便にとられるとか、いろんな状況が出てきておりますが、郵政省としては今の販売の回復状況、収入状況を見まして、これで順調だとお考えなのかどうか。改定率を二四%にしたわけですから、二四%まで回復しないと本来的にはこれはいけないと思うのでございますが、まずその見解……

第132回国会 環境特別委員会 第3号(1995/02/21、16期、新緑風会)

○粟森喬君 環境基本法が制定をされて約一年ちょっとたったわけでございます。きょうまでのことを申し上げますと、環境基本計画を閣議で決定をして、具体的実施段階に入っているというふうには承知をしております。  この間の進め方で、これは私の感想でもあるのでございますが、例えば環境基本計画を策定するに当たって、いろいろ広く民間の皆さんの御意見、地方公共団体の御意見を聞かれたという、資料も私も拝見させていただきました。それぞれ価値観といいますか、全く逆の立場で、例えば環境アセスメント一つとっても、設置をすべきだという意見と設置をすべきではないという意見が両立をしている。  そういう中でこれをどう処理するの……

第132回国会 環境特別委員会 第4号(1995/03/10、16期、新緑風会)

○粟森喬君 今回の補償等に関する法律の一部改正については、それぞれ時宜を得た必要なことをやるわけでございますから、これはこれで子としながら、最近の公害健康被害にかかわる問題で幾つかお尋ねを申し上げたいというふうに思います。  一つは、この法律の一つの特徴としては、過去、いわゆる旧の言葉で言うと第一種という決め方で、特定の地域におけるいわゆる公害と言われるものを局地的に指定をしながらそこに改善を図るという対策を幾つかやったわけです。そのやり方が、昭和六十三年四月ですか、を目途にして、地域指定をやらない、全体的に網をかけるんだと、こういう説明ではないかというふうに思います。  ところが、一つの例で……

第132回国会 環境特別委員会 第5号(1995/03/20、16期、新緑風会)

○粟森喬君 最初に、トキの話を、少し環境庁の見解をいただきたいと思います。  日本では今、絶滅の危機にあるのが鳥としてはトキではないかということがしばしばにわたって言われています。環境庁としては、中国に生息するトキを借りてきて何とか繁殖をしようという努力をされたようでございますが、原因はいろんな別のところにあったというふうにお聞きをしておりますが、失敗をした、こういう状況でございます。  まず、その現状、トキを、日本の特別天然記念物というだけではなく、原名もニッポニア・ニッポンというんですか、こういうことでございますので、どういうふうにして日本に再びトキが生息できるようにする道筋をとろうとして……

第132回国会 環境特別委員会 第6号(1995/03/24、16期、新緑風会)

○粟森喬君 まず最初にお尋ねをしたいわけでございますが、今度の法律改正というものは環境基本法に基づく新たな環境に係る規制なりの法律として一番初めでございますので、幾つかの新しい点がございますけれども、まず、立法に当たっての基本的な考え方でちょっとお尋ねをしたいんです。  まず、第二条で、悪臭物質を特定悪臭物質というふうに言い方を変えております。今までは悪臭一般を政令で二十二決めまして、そういうふうになっておったんですが、特定という言葉を定めたのは、この部分に対する集中的にいろんな規制や基準をつくっていこうという意味だろうというのは、後の各条項を見ると、一つはそういうふうに思うんです。それからも……

第132回国会 環境特別委員会 第7号(1995/04/12、16期、新緑風会)

○粟森喬君 今回議題となっています大気汚染防止法の一部を改正する法律案には、基本的にはこういう枠組みをつくることには賛成でございます。  ただ、問題なのは、これからのことを考えますと、通産の立場と環境の立場が少し見解が異なってくる可能性もあるだろう。特に数値目標の設定の仕方というのは環境庁にとっても大変重要な課題でございます。いずれにしても、具体的な数値が出されて検証する段階で、日本の環境を守るという立場やいろんな利害調整もしながら、ぜひともこの数値のあり方についてはそういう立場で大臣にも十分な配慮をお願い申し上げたいと思います。  その大気汚染と直接的には関係あるんだろうと思いますが、私の方……

第132回国会 逓信委員会 第2号(1995/02/16、16期、新緑風会)

○粟森喬君 今回の阪神・淡路大震災における対策マニュアルあるいは教訓のようなものは今までかなり出されていました。私の方からは特に郵政省にかかわる今後の復旧対策、お金にかかわる問題を幾つかちょっとお尋ねを申し上げたい、こういうふうに思います。  今回の阪神・淡路大震災における郵政省の行政管轄に入るところの被害といいますと、一つは電気通信関係がございます。それから、郵政の局舎なども相当やられております。それから、緊急ないろんな体制をつくるための人件費なども相当あります。それから、テレビやラジオや報道各社の施設が壊れたとか、いろんな問題が現実に内在しております。したがって、復旧対策のマニュアルにいろ……

第132回国会 逓信委員会 第4号(1995/03/10、16期、新緑風会)

○粟森喬君 今回の広告郵便物の料金減額率の法定上限の廃止について、多少御意見と見解をお尋ねしたいと思います。  今までの御答弁を聞いていますと、三〇%のものをできれば四〇%ぐらいにしたい、場合によってはここは五〇%になることもあり得るんだということです。  まず、こういう格好で郵政省の裁量権を拡大することの是非論でございます。  本来、郵政事業というのは、公共事業としてやられているものは国会のある種の制約があってしかるべきなんだと。もちろん郵政審議会というのがありまして、これはかなり公的ですよと言われればそうですけれども、郵政審議会と郵政省の関係というのは基本的には国会と郵政省の関係とは私は全……

第132回国会 逓信委員会 第5号(1995/03/14、16期、新緑風会)

○粟森喬君 今回の郵便貯金法の改正並びに簡易保険法の改正、いずれもリスクヘッジのための改正でございますが、今、常松議員から大変厳しい指摘もいただいているようでございます。これは前回の委員会でも多少申し上げたように、外国債市場に参入する条件としてリスクヘッジなしでやったというのは私はかなり気になったところでございます。こんなことが何回もあっていいとも思わないし、これを一つの教訓として生かすとしても、事の経過、これからの責任のあり方という意味で幾つかお尋ねを申し上げたいと思います。  まず、私、郵貯や簡保資金を自主運用させていただくようになった経過はそれなりに承知をしているつもりです。同時に、これ……

第132回国会 逓信委員会 第6号(1995/03/17、16期、新緑風会)

○粟森喬君 私の方から、平成七年度郵政省所管保予算の中で、今度新しく予算として創設をされました加入者系光ファイバー網整備の促進に係る特別融資制度、これは予算が通ればことしから運用されるわけでございます。これからやろうとする事業でございますから、どういうふうにして融資枠を設定して貸し付けをするのかということがこれから決められるはずでございますが、多少経過と、これからのこともございますので、幾つかお尋ねを申し上げたいと思います。  私どもは、当初事務方から概算要求レベルで聞いておったのは無利子という話でございました。これは質問予告してございませんが、結果的に無利子が通らずにNTTのCタイプ、これは……

第132回国会 逓信委員会 第7号(1995/03/28、16期、新緑風会)

○粟森喬君 限られた時間でございますが、幾つかのことについて確認をし、私の方から意見を申し上げたいと思います。  まず最初に、中村鋭一議員も質問をされたわけでございますが、緊急災害時におけるNHKの放送のあり方の問題でございます。  私は、質疑を聞いておって、やっぱりここはきちんとしておかなければいけないというふうに思いました。と申しますのは、私は、緊急時だから報道機関から情報提供していただきたいという政府の気持ちはわからぬでもないが、報道機関のあるべき姿としてそのことはやるべきではない。なぜなら、私は、報道機関というのがさまざまな情報を集めてどれを放送するかというのは、公開をする瞬間の瞬時の……

第132回国会 逓信委員会 第8号(1995/04/11、16期、新緑風会)

○粟森喬君 私の方からこの法律の目的、制定をした経過をちょっとお尋ねしたいと思います。  といいますのは、臨時措置法といえどもかなり重要な中身でございますが、従来、政府が新法をつくるときには、ほとんど審議会か何かの議論を煩わしながら立法の根拠にされていると私思います。今回は突如としてとは言わないが、そういう手続を省略してこのようなことをしたのは何ゆえなのか。といいますのは、何となく必要性に至る経過みたいのは私もわかっておるつもりでございますが、例えばこれはいわゆる民の方から声が出たのか、官の側からそういういろんな高度情報通信社会というか放送社会の中でこういうものの必然性を考えて出されたのか、ち……

第132回国会 逓信委員会 第9号(1995/04/13、16期、新緑風会)

○粟森喬君 私の都合でちょっと質問の時間を繰り上げていただきまして、感謝を申し上げながら、幾つかの点について質問をさせていただきます。  まず最初に、今度の加入者系光ファイバー整備促進のための融資制度を新しくつくったという努力については多とするものでございます。問題は、経過もいろいろあるわけでございますが、当初無利子といって頑張ったわけでございますが、無利子でなくなった。超低利融資で、さっき守住先生もおっしゃっていたけれども、超低利というのはちょっと言葉としては、入るまでは宣伝として使うのは結構でございますが、この言葉をいつまでも使っているというのはどうか。この金利のあり方を含めて運用の仕方に……

第132回国会 逓信委員会 第10号(1995/04/25、16期、新緑風会)

○粟森喬君 まず、電気通信事業法の一部改正にかかわることについてお尋ねを申し上げたい、こういうふうに思います。  今、議論の中でも、今回の届け出制に変えたことは規制緩和の流れだというふうに郵政省は盛んにおっしゃっております。私は、いろいろと議論を聞いておって感じたんですが、規制緩和なのかどうかと。趣旨提案を見ても「規制の合理化」と書いてあるんですね。規制緩和というふうにずばり書いてないというのは、なるほどこの一つ一つを読むと、確かに届け出制で審議会にかけないとか認可の対象にしないという意味では、ここはかなり違ったという意味では、そういう意味の質的な変化として方向としては評価をいたします。  と……

第132回国会 逓信委員会 第11号(1995/04/27、16期、新緑風会)

○粟森喬君 今回の放送法の改正に当たって、多少意見も申し上げますが、一つは、私は現在放送が抱える問題の内在していることをこれだけの改定で済ませて果たしていいのかどうかという問題を私なりに考えているところでございます。  といいますのは、私は今回の場合も真実でない放送についての訂正の仕方の制度やシステムを変えたというふうに思っていません。三カ月にしたとかという、期間的にすれば救済措置が多少ふえるのではないかという程度のことでございます。  先ほどから同僚議員からもいろんな意見が出ているように、今放送のあり方が非常に問われている。例えば、昭和二十五年に二つしかなかった放送が、これだけ情報量を受けて……

第132回国会 労働委員会 第3号(1995/02/28、16期、新緑風会)

○粟森喬君 今回の特別措置法が制定されることによって、一月十七日の地震で多くの雇用の機会を失った人に対して、一定の支援策になることは見てもわかります。しかし、いろんな問題点をまだ未解決のまま、これは本当に一里塚のようなものでございまして、今後全体として、果たして政府として何をどうするのか、私はもう少しはっきりしていただきたいと思うんです。  具体的に申し上げるならば、例えば製造業あるいはパート労働者、女性が非常に多うございます。三次産業と言われる事務系、この人たちが一月十七日の震災によって瞬間的に職を失うというか何となくまだビルが壊れているとかいろんな状況がもうこの段階ではかなり定着をしている……



各種会議発言一覧(参議院)

15期(1989/07/23〜)

第118回国会 予算委員会公聴会 第1号(1990/05/24、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私どもに与えられました時間も四分でございますので、大場さんには大変申しわけございませんが、北野さんに質問を集中させていただきたいと思います。  税制の問題でございますが、消費税の是非論が大変論議になっているわけでございますが、サラリーマンを中心にするところでは不公平税制の是正がすべての出発点だというふうに思ったと。それが何となく直間比率になりこの種の論議になってしまったわけでございますが、今、源泉所得といいますか給与所得をやっている層から減税をすべきだという意見がやっぱりあります。このことに対して北野さんの立場からどうお考えかお聞かせいただきたいと思います。

第120回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1991/02/18、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私の方から、政府が常日ごろ国連中 心の平和外交をやろうというふうに言っておりますので、そのことと関係をして、湾岸戦争の問題についてお尋ねをしたいと思います。  まず、一つお尋ねをしたいんですが、二月十五日のサダム・フセインが撤退をしてもいいという、用意があるといいますか、幾つかの条件がついていたことは承知をしていますが、このことにこたえるブッシュ大統領のコメントというのは、即時無条件の撤退がなければだめだというそこだけではなく、すなわちサダム・フセインがいなくならない限り本問題を解決しないようなニュアンスが出ておったと思いますが、日本政府はそのときにいわゆる国連の六百六十号決議に基……

第120回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1991/04/12、15期、連合参議院)

○粟森喬君 清水参考人にお尋ねします。  私は、イスラエルとパレスチナ問題は二国間で現実的に解決するしか方法はないと思うんです。特に中東だけではなく、アフリカもアジアもそうですが、民族問題というのは、すべての国家が一つの支配体制があって独立しましたから、民族自決と国家のあり方というのはかなり複雑にますます多様化していくのではないか。そのときに、国益のあるものがそこに何らかの格好で介入するということを、例えば今度のイラク問題もアメリカの国益と無関係に動いたというふうには私は思わない。そういうことから考えると、やっぱり民族問題というのはアジアの問題を含めて、それ以外の国家が余り介入しないという原則……

第121回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1991/09/06、15期、連合参議院)

○粟森喬君 来年の国連環境開発会議に向けて日本の姿勢、特に森林の問題についての外務省の見解をちょっとお尋ねしたいと思います。  皆さんにいただいた資料の八ページのところを見ますと、熱帯林の減少は焼き畑耕作が最大の原因で、これが半分。日本はそのうち一・二五%を輸入しているにすぎないと書いてあります。私はこれは数字の上では確かにこうだと思いますが、熱帯林の問題で申し上げるならば、これは丸太になるまでの間に相当むだなものも切る、そして山 ごと買いつける、そういうことが現実に起きているという我が国の責任というのを「すぎない」という言葉の中で少し矮小化しているのではないか。もちろん、後の部分では全体的に……

第122回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号(1991/11/21、15期、連合参議院)

○粟森喬君 進藤先生にお尋ねしたいと思います。  いずれにしても、冷戦構造といいますか、イデオロギーで国家間の対立というのを語る時代が終わったことは事実でございます。結果としてそれが国連の例えば軍事的な調整能力をかなり高めるという意味では一つの意味があったし、まあ私なりに意見もあるわけでございますがそれはそれとして、問題はアメリカの国連への評価というのはちょっとどうも鮮明ではない。  といいますのは、軍事的な調整能力があるということと、常に経済的な摩擦に対してどうするのかということは、例えばOECDがあったりG7があったりいろんなことがあるわけですが、私はアメリカがいわゆるパクスアメリカーナと……

第123回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号(1992/02/04、15期、連合参議院)

○粟森喬君 私は、環境問題を考えるときに、一つは、人口の抑制とか科学のさまざまな抑制とか、そういうことを考えなかったら基本的に問題は解決しないと思うんです。例えば日本の場合、今一億二千万人と言われていますが、むしろ日本の国土なりから見たら六千万人ぐらいが適正だと言われています。しかし、六千万に減らすというのは、戦争でも起きない限り、あるいはコレラみたいなものがはやらない限りそれは不可能でございますから、これを維持するというか、科学なり思想の立場で本質的にそれを正当化する論というのがまだ非常に弱い。  環境という立場から見ると、これは大変だこれは大変だと言って現象面からは出てくるけれども、本質論……

第123回国会 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号(1992/02/27、15期、連合参議院)

○粟森喬君 本来なら猪木委員が先でございますが、会長なり猪木委員の御配慮によりまして、この後常任委員会がございますので、先にやらせていただくことをありがたく思っています。  日米安保条約について集中的にお尋ねをしたいと思います。  一つは、先ほどからるる述べられているように、安保の基調の中には対ソ戦略というのが当然これはあり得たと思うんですね。今、核そのものが例えばロシアにも残っているから基調は変わらないと言われているけれども、やっぱり客観的には日米安保条約を取り巻く状況というのはかなり変わったという認識があるんですね。今までの外交青書なり外務省の出されたものから必ずしも十分に描き切れない背景……


16期(1992/07/26〜)

第125回国会 商工委員会,厚生委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号(1992/12/07、16期、連合参議院)

○粟森喬君 今回のバーゼル条約締結に伴いまして国内体制、いわゆる法体制の整備を行うわけでございます。果たして本当に国内体制がきちんとできているのかどうかというのは幾つかの疑問を持っているわけでございますが、これまでに同僚議員のさまざまな質問から幾つかの点が解明をされていますが、ひとつ私の方からポイントを絞ってお尋ねしたいことがございます。  一つは、今回の輸出の場合を想定してまずお尋ねを申し上げます。  通産省にお尋ねするわけでございますが、いわゆる業者に対して通産省としては万全の体制で臨むということでいろんな許認可の際に十分留意をすることを言われたわけですが、具体的に申し上げると、輸入保険へ……

第126回国会 環境特別委員会公聴会 第1号(1993/06/11、16期、民主改革連合)

○粟森喬君 皆さんを拘束しているのは五時まででございます。三人の方にお尋ねをしたいと思いますので、そういうことを御配慮いただきまして、よろしくお願い申し上げます。  まず最初に、岩崎公述人にお尋ねをしたいと思います。先生のさっきの問題提起と文章を見てもNGOへの権限の委譲という問題を言われました。私はカンボジアのボランティア活動も見させていただいたり、おつき合いのある方も何人もいますが、NGOというのは本来的に自主的な運動であって、行政なりから権限を委譲されたらそこに義務も発生するし、私は行政万能主義も余り好きじゃないんですが、権限委譲まで必要なのか。私は、政策決定過程に参加をするとか意見を述……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

粟森喬[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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