このページでは笠原潤一参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。笠原潤一参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○笠原潤一君 お許しをいただきましたので、外務大臣並びに政府当局者に質問を行いたいと思います。七件ほどでありますが、ちょっと膨大になりますので言葉が早目になるかもわかりませんが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 二日に行われたニューヨークの市長選挙で、共和党のジュリアーニ氏が当選、またニュージャージー州、バージニア州でも共和党の知事が民主党を敗って当選、国内外で政策の弱さを露呈したクリントン政権に早くも米国民が失望している現状が如実に示されたと思います。 一方、我が国においては、細川連立政権は成立以来三カ月、外交、防衛の国家の基本政策が全く異なる政権が果たして外交上世界に規範を示し、……
○笠原潤一君 実は、規制緩和それから地方分権、両方ともこれはもろ刃の剣だと思うんです。私も実はこの地方分権について、確かに地方分権はやらなきゃならぬと思っていますが、私は長い間、二十数年間地方議会におりまして痛いほどよくわかっています。したがって、今地方分権でいろんな規制緩和をやって果たして本当にいろんな意味でうまくいくだろうかということを心配しています。それは特に、この規制緩和、地方分権をやろうと思えば、それだけのやっぱり人的資源といいますか、地域住民もまた役所の皆さんも本格的にそういう体制を整えなかったら、これはもう言うだけの話で恐らく終わってしまうんじゃないか、こう思います。 我々もよ……
○笠原潤一君 自民党の笠原です。 どうも私は質問の仕方が下手だし、自分の思っていることがうまく言えないかもわかりませんのでその点お許しいただきたいと思いますが、どうも日本人というのは熱しやすく冷めやすくて、ついこの間までは古米が余っておる、そんなの規制をせにゃあかぬせにゃあかぬと言ったのはみんななんです、日本人全部が。今やもう規制緩和規制緩和と言い出した。これも恐らく来年になったらこんなことは言わないと思うんですよ。 政治改革もそうですね。この前までやかましかったけれども最近流れが変わったのと同じように、どうもおかしい。今西先生のお話を聞いておりまして、規制緩和というものは必ずしもそれほど……
○笠原潤一君 お許しをいただきました私は自民党の笠原潤一でございます。 運輸省並びに科学技術庁についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず、運輸大臣にお尋ねをいたします。 我が国の航空行政、なかんずく政策についてお伺いをしたいと思います。 私が申すまでもなく、航空行政というのは最も我が国にとって大事な、運輸行政の最たるものだと信じております。したがいまして、その政策について、特に航空インフラの整備、それから航空の将来についての見通しについてお尋ねをしたいと思います。なお、運輸大臣については、一項目ごとございますから、順次私が質問をした後でお答えをいただきたいと思います。 特に、航空政……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。 まずもちまして、柿澤外務大臣御就任おめでとうございます。あなたは非常に外交政策に詳しいというお話を聞いておりましたし、いずれかは外務大臣におなりになる、こう信じておったものですから、このたびの御就任、大変私は期待いたしております。 しかし、大臣、今、世界を取り巻く情勢というのは非常に厳しいわけでありまして、かつてないくらいいろいろな諸問題がここ一年の間に起きております。なかんずく、今一番大きな問題はアジア北東部における問題でありまして、この問題は一歩誤ると大変なことになる、こういうことを大変懸念いたしておるわけです。そういう点で、私は、我が国のと……
○笠原潤一君 私は、自民党の笠原潤一であります。
ただいま議題となりました油濁関係条約四議定書について質問をしたいと思います。
まず、この油濁損害についての民事責任に関する国際条約を改正する千九百九十二年の議定書について、六十九年条約第二条の改正によりまして、一応我が国の何といいますか、区域といいますか、それは具体的に河海里をいわゆる海域としておられるか、その点についてまず第一点お尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 かつては十二海里であったんですけれども、二百海里に広げたということですからこれは非常に意義があります。しかし、この問題はある意味では漁業水域との問題もありまして、甚だ私ども……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。 まず、農林水産大臣にお尋ねいたしますが、実は農林水産大臣は大分県の日田市の御出身だと聞いております。 私は、実は昭和四十七年か八年であったか、当時、岐阜の市会議員でありまして、御地にお邪魔をいたしました。実は私の方は有名なウ飼いがあるところでありまして、御市にもウ飼いがありましたので親しく拝見させていただきました。ちょうど日田林工が甲子園へ出場するときでもありまして、町の方で大変応援なさっておられました。それから、流しそうめんをいただいて、非常にユニークなことをやっていらっしゃるなと思って実は感心したわけであります。そういう点から、いつも大臣のお……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一でございます。 きょう決算の委員会で質問ができ、大変光栄に思っていますが、何分にいたしましても甚だ浅学非才でありますので、その点は御了承いただきたいと思います。 まず、橋本通商産業大臣、本当に御就任おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。 久方ぶりの超大物の大臣の御到来で、我が国の今湿りがちのこの不景気を持ち前の豪快さで吹き飛ばしていただきたいと思っております。厚生大臣のときの御経験やら、日本の高齢化時代を迎えつつ、この将来ビジョンやまた環境の問題、さらには大蔵大臣時代、特に湾岸戦争時代、あの見事に乗り切られた百十億ドルの国際支援の問題や、その他政……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。 九月末でありましたか、河野外務大臣が、非常に長い間、日米間に懸案のいろんな問題ありましたけれども、多少のいろんな批判、これはどこでもあると思いますが、ああいう形で決着をされまして、ある意味で一種の安堵感を覚えたと思います。 私もちょうど九月六日から私ども参議院の三人の方々と一緒にアメリカの国務省、たまたまレーバーデーでしたからいろいろと忙しかったんですけれども、それでもそれを割いて、USTRそれからペンタゴンの方も行ってまいりまして、担当補佐官の皆さんといろいろお話をしてまいりました。 日米間の話を突き詰めていきますと、結果的には、お互いに議論……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一でございます。 ただいま南野先生の後を受けまして、環境行政に対して数点にわたって質問をしたいと思います。 ただいま宮下環境庁長官の御答弁を聞いておりまして大変私も意を強くしたわけでありますか、なかんずく特にドイツの教育等もお引きになりまして、かつて私どもは鉛筆とかすずりとかそういうもので小学校時代習ってきましたが、それも木の鉛筆ケースを使うとか、そういうことをおっしゃっておりまして、大変おもしろいと思いました。 実は私は今その御答弁を聞いておりまして思い出したのは、我が市で、御承知のように児童のための食器を何にするかということで大変に大きな問題になったことが……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。 きょうは、宮澤参考人、渡邊参考人、大変御多忙のところこうやっておいでいただいて、いろいろと御意見を陳述いただきまして心から感謝申し上げます。ありがとうございました。 そこで、私はちょっと両参考人にお尋ねいたしますが、今、渡邊参考人が言われたように、けさの大体午前二時ごろだと思いますが、米国下院において二百八十八対百四十六、こういうことで、一応は大差ということでWTOに来年から参画する、ガット・ウルグアイ・ラウンドをWTOに変更する、こういうことについて下院は通ったわけです。しかし、二百八十八票は確かに賛成でありますが、百四十六というのは反対であっ……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一でございます。 いよいよWTOの審議も今回が最後の委員会になってまいりました。君に忠ならんと欲すれば孝ならずと、平重盛、ハムレットの心境であります。前におられます総理大臣初め各閣僚の方々も、国会で衆参で六回の決議がされました、あのことを思い合わせ、昨年の今ごろ、十二月十三日、細川元総理大臣がついに米の部分自由化を受け入れたわけであります。したがって、私どもにとっても、また総理大臣初め各閣僚にとっても、考えてみれば前政権の、それは外交は継続しなきゃならぬ、世界の大勢には逆らえない、こういうことで苦渋の選択をされた、こう思っております。 そもそも、東京ラウンドの後……
○笠原潤一君 まずもちまして、去る一月十七日、我々も予想だにしなかった阪神・淡路大震災が起きまして五千四百名になんなんとする皆様方が残念ながらああいう形になりました。心から哀悼の意を表します。かつまた、多数の負傷者の皆さん、また二十万もの被災者の皆さんに対しまして心からお見舞いの意を表するとともに、一刻も早く立ち上がられることを心から希望いたす次第であります。 このたびの阪神・淡路大震災につきましては本当に驚天動地の思いでありますし、何人も夢想だにしなかったことであります。日本は明治維新以来、私の方の濃尾大震災も想像を絶する空前の大震災でありまして、有名な根尾谷断層に象徴される大震災がありま……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。 ただいま委員長から御報告がありましたように、条約承認案件二件でありますけれども、先般河野外務大臣からこの案件についての趣旨説明がございました。その中で、私は特に千九百八十八年五月三十一日に総会において採択された千九百二十八年十一月二十二日の国際博覧会に関する条約、この承認案件ですが、この問題について二、三質問をしたいと思います。 特に、国際博覧会については言をまつまでもなく、御承知のようにパリでエッフェル塔ができまして、自来世界各国で博覧会が開かれ、その都度人類に大きな夢と希望を与えてきたわけです。その中でも特にニューヨークの博覧会、シアトルの博……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。 まず、先般河野外務大臣から御提案ございました、今、委員長がお述べになった在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案でありますが、全面的にこれはもう賛意を表するわけであります。もともとこれはパラオに大使館を設けて大使を任命するというお話でありますから、非常に時宜を得たことだと思って、喜んでおります。 なかんずく、パラオにつきましては、御承知のように、長い間、日本とのかかわり合いが非常に多いわけでありまして、私の友人のお父さんもパラオの司政官もやっておりましたし、第一次世界大戦の後、委任統治になっ……
○笠原潤一君 昨年の十一月初め、横浜でアジアフォーラムが開催されたわけです。日華両国から百名の方々が出席されまして、非常に熱心にアジアの問題を御討議いただいたわけでありますが、そのときに公式に李登輝総続からメッセージが送られまして、来年、すなわち本年十一月に大阪で開催されるAPECに出席をしたい希望を表明されたのであります。 昨年の広島のアジア大会は大変な成功に終わったわけですが、御承知のように、李総統におかれては、公式に招待されましたけれどもああいう政治的な問題があって、日本の大成功に終わることを非常に期待されたために、残念ながら御本人は御出席をされなかったわけであります。そういう点では東……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一でございます。 去る十八日から国連に河野外務大臣に御出席いただいて、無事御帰国いただきました。国連においての演説はなかなか評価がよろしかったようでありまして、私ども大変そういう点ではうれしく存じております。 同時に、NPTの問題でありますが、なかなか大変な問題でございまして、この無期限延長に対する賛成、反対、意外に多くの国々がこのNPTの延長に対して非常に反対の意向が強いということでもありますが、その中で国連外交においての河野外務大臣の御出席の状況について、また各国首脳とのお話の問題について御意見を賜れればと思っております。
○笠原潤一君 笠原潤一であります。お許しをいただきまして質問をしたいと思います。 まず、政府調達に関する協定の締結について承認を求めるの件でありますが、これは今、外務大臣御説明のとおり、平成六年四月にマラケシュにおいて作成されたわけです。現行の政府調達に関する協定が、今度はこういうことで新しい協定になったわけであります。前回よりも一層充実したということでありますが、同時に、国においても地方自治体においても大変大きな問題を提起するわけであります。政府とか地方自治体も含めるわけでありますが、今まではどちらかといいますとこの政府調達に関しては、特に日本の場合は日本国の産品を調達すると。 一例を挙……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。これから質問をさせていただきます。
御承知のように、再び史上空前の最高値、一ドル八十八円七十五銭、八六年当時の倍に上がってしまったこの円の問題ですが、今回の円高ドル安の原因は一体どこに要因があるか、大蔵大臣、何とお考えになっていますか。
【次の発言】 実は米国経済は非常に順調に推移しているんですよ。失業率は四、五年前はまだ九%、一〇%近くあったのが、今や五%台に落ち込むというか、非常に順調に推移しています。それから消費者物価はほとんど上がっていない。御承知のように、史上空前の四千ドルをつけたアメリカのウォール街では沸きに沸いているわけですよ。アメリカ……
○笠原潤一君 私は自民党の笠原潤一であります。お許しをいただきまして、質問をさせていただきます。 まずもちまして、田沢法務大臣、青木労働大臣、衛藤防衛庁長官、御就任おめでとうございます。三権分立のもと、行政のそれぞれの長として所管の業務に、そしてなおかつ国の安全に、あるいは国民の期待にこたえて頑張っていただきたい、かように思う次第であります。 それでは、まず法務省の関係でありまして、きょうは先ほど委員長お話しのように、法務省、裁判所、労働省、防衛庁と、この四省庁の平成四年度、五年度の決算であります。 本来ならば、決算というのはその前年度にほとんど決算を終えるのが当然でありまして、その決算……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。 今回提案されました国際海事衛星機構、いわゆるインマルサット条約改正の意義と経緯と背景について少しお尋ねをしたいと思います。 御承知のように、この改正は平成元年一月十九日にロンドンで開催された国際海事衛星機構の総会において採択されたものであります。この内容については先般も提案の趣旨説明がございましたから省くといたしまして、ロンドンで開催されて既に八年近くも経過しておるわけですけれども、八年の歳月が経過したのは一体なぜか、どうして批准がおくれたかということについて、まず第一点、お尋ねしたいと思います。
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一でございます。 あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約でありますが、私は、大臣もおられますし関係の執行部の方もおられますので、フリートーキング式でいきたいと思うんです。 これは非常に重要であり、かつ長い歴史の、人類始まって以来いろんな問題が出てくる差別の問題ですから、この一片の条約でこれが終わるというわけじゃないと私は思うんです。これはもう本当に底知れぬ深い長いいろんな歴史があるわけですから、そういう点からいって、これをどうだ、あれはどうだったというと、ありとあらゆる人種差別が余りにも広範でかつ深刻でもあるわけですから、そういう点を含めながら、私としては……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。お許しをいただきましたので質問をしたいと思います。 まず、インド洋のマグロの問題につきましては、非常に時宜を得たものでありまして、既にもう十カ国が、韓国も加盟されたということでありますから自動的に協定発効に相なっておると思うんです。インド洋のマグロ漁業については、魚族の保存ももちろん大事でしょうし、乱獲の傾向も今非常に多くなっておるので、我が国としても安定的にこの漁獲ができるようなことが一番望ましいと思っております。我が国としても一刻も早く協定を締結できるようにと、こういうふうに私は思っておりますので、この問題は賛成をいたしたいと思います。 それか……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。 外務公務員法の一部を改正する法律案につきましては賛成をいたします。 お聞きをいたしますと、現在百六十名おられるそうでありますが、ほとんど日本国籍を有しておられるということであり、また申請中の方もおるということであります。これは私もどうも遅きに失しておるんじゃないかと思いますから、この点については大賛成をいたします。 それではお尋ねしたいと思います。 この四月に入って本当にもう慌ただしいというか、一年をこの一カ月で集約するといいますか、そういう大変多忙をきわめた、また日本にとっても非常に大きな意義のあった月だと思っています。 まず第一番にお聞……
○笠原潤一君 自民党の笠原であります。 ただいま橋本参考人、寺村参考人、田中参考人からそれぞれ御意見を賜りました。いずれもその立場その立場でいろいろと御説明をいただいたわけでありますが、まず橋本参考人からお聞きしたいと思います。 昨年の十二月から今日に至るまで、日本の国を挙げてこの住専の問題に終始しておるわけであります。したがって、この住専というのはいかに大きな国民的な関心事であり、この問題の解決なくして日本の将来はあり得ないというふうにみんな思っているわけです。 そこで、この一番問題である住専でありますが、いろいろな論議が尽くされてまいりましたことは三参考人ともよく御存じだろうと思いま……
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。先輩の大河原先生の後を受けまして、関連の質問をさせていただきたいと思います。 沖縄が返らなければ日本の戦後は終わらない、これは佐藤元総理大臣の有名な言葉であります。日本国民がひとしく大変に喜んだのは、一昨日のモンデール駐日大使と橋本総理大臣との会談において念願の普天間基地が返ってくる、これは国民ひとしく喜んだと思います。 一月早々、前総理大臣が伊勢の皇大神宮にお参りになって、その後、橋本総理が出現いたしました。 私は、昨年の九月二十日に、橋本総理に我が高山の遺族会が大変熱望しておる慰霊塔の碑文を書いてもらいたいと。総理は、あのアルプスを背にして、……
○説明員(笠原潤一君) このたび沖縄開発政務次官を拝命いたしました笠原潤一でございます。 沖縄をめぐる諸問題の解決は、我が国にとっても、また沖縄の方々の筆舌に尽くせない御労苦に報いるためにも極めて重要な課題であると認識をいたしております。沖縄の真の振興策の推進に政府全体として取り組んでいかなければならないこのような時期に沖縄の振興開発を担当することになりましたことは、この上ない喜びでありますとともに、身の引き締まる思いであります。また、勇子の本懐でもあります。 五十一年前に思いをいたしまして、三十数年前に私は、沖縄本土復帰の前に、金城和信先生と一晩歓をともにしながらいろいろ話し合ったことが……
○笠原潤一君 松浦大使にお尋ねいたしますが、失業率が一二・五%ぐらい、大体一二%から一三%ということでありましたが、結果的にはフランスにおける外国人の労働者というかそういう若い人が失業しておって、本来的に言えばフランス国民というかフランスの白人といいますか、そういう人たちは失業率からいえば高くないということだと思うんです。 去年、ルアーブルへ行きまして、実はあそこは一九七〇年代にもう随分たくさんのアパートがあって、そこがスラム化しちゃってそれを今直しつつあるということでありますが、結果的には都市政策というか都市再開発をやろうということで非常に取り組んでおられますね、フランスは。 そういうこ……
○笠原潤一君 ジミー・カーター元アメリカ大統領の当参議院における初めての賓客としてこちらへ御臨席いただいたことに対して、大変に私ども感謝いたしておりますし、感激をいたしております。 カーター元大統領は、申すまでもなく、ジョージア州のピーナツが育てた大統領ということでありますけれども、ジョージア州は最も発展したところでありまして、デルタ航空はヘッドクオーターをアトランタに置いています。そして、「風と共に去りぬ」のマーガレット・ミッチェル、風とともに去りぬじゃなくて風とともにやってきたガーター元大統領に対して私は大変に敬意を持って、自由民主党を代表して質問できる光栄を大変に喜んでおります。 自……
○笠原潤一君 自民党の笠原です。 実は、川島さんも覚えておられるかもわかりませんが、私は、ことし必ず李登輝さんは行きますよと言ったんですよ。外務省のどなたも皆さんは絶対一〇〇%あり得ないと言っていましたね。しかし、現実に李登輝総統はアメリカヘ行ったんですよ。 それは幾つかの理由があるんです。だってあの人はコーネル大学ですから、まずコーネル大学の話からしなきゃいけませんが、そんなことを私が言っても時間が長くなりますが、要はアメリカは基本的に農業国家であると。そして、コーネルというのはやっぱりフロンティアですから西へ西へ進んでいった。アメリカというのは基本的に農業国家ですから、当時コーネル大学……
○笠原潤一君 時間も非常に切迫しておりますので、渡辺利夫先生に少しお尋ねしたいんですが、渡辺昭夫先生にもお尋ねしたかったんですが時間もございませんから。 実は九月末にちょっと台湾へ行ったんですよ。そこで李登輝さんと私は会う予定だったんだけれども、早く帰ってこなきゃならなかったので会えなくて、向こうの経済界の方々とお会いしまして、そのときに、いや実は台湾も日本と同じような状況にあるんですと。 というのは、バブルが崩壊しまして、台湾の中でも日本と同じように金融機関の倒産が幾つか相次いできたと。土地は上がってこないし、消費は低迷している。ですから、日本がああいうことになってバブル経済が崩壊しまし……
○笠原潤一君 最近非常に不可解な事件が中台、米韓、日韓合わせて幾つかあると思うんです。それはいろいろとお尋ねしたいんだけれども、しかしそれは別として、実は私は天安門の事件当時、その日に天安門に入ったんです。あの熱狂的な学生とあのあれを私は見ていまして、いや、これは完全に革命が起こるんだと思ったけれども、結果的にはああいうふうに鎮圧されたんです。そのときに非常に中国に親しいのがおったんです。今、ケ小平はどこかへ行っている、必ず彼は鎮圧すると言っているといって、これはある日本人の中国に非常に親しい人と話したんです。結果的にはそのとおりになったんです。まさかと思ったんだけれども、そうなったんですね。……
○笠原潤一君 本当は韓半島をめぐる問題でちょっとお尋ねしたかったんですけれども、きょうは中台情勢ということに絞られております。私は板門店へ一九七五年に実際あの中に入った。ですから状況を知っていますから、今のこの韓国と北朝鮮の問題について本当を言えば少しお聞きしたがったけれども、それはあすのあれに回させていただきたいというふうに思います。 一つはアジア太平洋に関する、特に中台の問題についてですが、大分冷却してきたものですから私どもも非常に安心をしているわけです。 考えてみますと、アメリカがどうして台湾に肩入れするかというのは、先ほどの立木議員の話じゃありませんが、台湾関係法を結んだ。その時点……
○笠原潤一君 実は、昨年の十一月にクリントン大統領がお見えになって村山総理との会談が行われ、その声明はどういう声明が行われるかというのを大変私ども、期待というよりも非常に気にしておったわけですけれども、残念ながらクリントン大統領、議会との関係があっておいでになれなかったと、こういうことです。 実は、昨年は大変日米間の安保に対する考え方の差異が、日米両方の違った考え方が非常に浮き彫りになったと思っておったんです。というのは、特に一昨年、共和党が中間選挙で大量に進出したものですから、共和党の考え方は非常に新しい考え方を持っていましたので、それとアメリカの行政府と、特にクリントン大統領との間にいろ……
○笠原潤一君 それでは、長谷川先生と竹中先生にお伺いしたいと思うんですが、最初に長谷川先生が言われましたが、中国の深セン、非常にここが今荒廃しつつあると。事実、私が新幹線に乗っておりましたら、私の隣に座った人が、深センの中でナフサとかブタンの貯蔵タンクをつくろうと。それはモービルが金を出して、日本の三菱がそれを受けて、そして、その人の名前は言えませんが、そこが設計をすると。それで、保険はどこが掛けるかといったら、結局ロイズに頼んだけれども、ロイズはノーと言ったというんですよ。その人の話を聞きまして、全く治安が悪くもう犯罪が非常に起こっていると。 したがって、広州もそうですけれども、かつて華や……
○笠原潤一君 ちょっと二、三お尋ねしたいんですが、本当は山本先生であるけれども、私は今からハイチの人が来てそれに会わなきゃならぬものですから、ちょっと申しわけないけれども山本先生にかわっていただいて、質問させていただきます。 まず畠中さん、量より質ということになるんだけれども、これはどうも抽象的で、一体どんなことをやりたいかということをちょっとお聞きしたいんです。量から質ということをまずあなたにひとつお伺いしたい。 それからもう一つは、有償です、円借款。これは円借款よりも、最近あちこちへ私も歩いてきたら無償の方が喜ばれる。これは当然ただでもらったような話ですからね。だけれども、私はチュニジ……
○笠原潤一君 両先生の大変に示唆に富んだお話、非常に感銘して聞いておりました。 宮崎先生にお尋ねしますが、かつてメキシコが金融不安を起こしましたね。これと今度の韓国の問題とでどちらがより深刻かということ。 それからもう一つは、IMFが支援を決定したんですが、支援を決定した当座は韓国というのは非常に国辱的な問題だということでわあわあ言っておったわけです。ところが、急にこのごろになってIMF寄りの姿勢が当然であるというふうに言い出してきたんですよ。私が言っちゃおかしいかもわかりませんが、韓国という国の国民性によると思うんです。それで、考えてみますと、韓国は円筒形経済です。中小企業が育っていない……
○笠原潤一君 小島参考人にお尋ねします。 実は、韓国のIMF支援は果たして成功するだろうか、いや成功しないだろうというふうに言われていますね。いろんな要素がありますけれども、これは非常に私は問題だと思っています。 そして、金大中大統領はきょう就任されたんですが、南北の対話に積極的に応ずると言っているんですよ。しかし、これは余りにも政治的な発言であって、金大中さんの過去を見ていたら、私は経済的な問題よりも政治的な問題にスタンスを変えていくんじゃないかというふうに思えてなりません。その点についてお尋ねしたい。 それから、財閥企業というのが、ここ二十年間そうですけれども、二十年、もっとそうでし……
○笠原潤一君 諸先生のいろんなお話を聞いておって、考えてみれば日本が戦後五十数年間、これはやっぱり日米安保条約というか、そういうおかげで金もうけもしたしいろんなことができたんですよ。その結果、日本人に言えることは、ODAでもそうですけれども、金持ちけんかせずですよ。泣く子と地頭には勝てぬということでやってきたという証左がいろんなことを通じてあらわれてきていると思うんです。だから私は、ここら辺でもうそろそろそういうことから脱却しなきゃならぬと思うんです、本当の話が。 ですから、私の言えることは、今の二つの言葉に相通ずるようなものがあるということ、日本人がほとんどそういうことでどうも戦後やってき……
○笠原潤一君 いろんな御意見を聞いておりまして、いろいろとまた考えさせられるところがあるんですが、要は日本というのは国家として体をなしていないと思うんですよ。 はっきり言って、日本の国家というのはかつての堺と一緒です。織田信長のころの堺と同じです。そして、いろんな武力でやった中でひとり堺が生き残ったんですよ。そして金をもうけたんです。しかしあっという間に、それはもう五十年か六十年のあれを終えてしまったんですが、日本の国も、考えてみれば日米安保だとかいろいろなことを言ってよその国の間の中で金をもうけたんですよ、実際の話が、全然手を汚さずに。ですから、堺の商人と何ら変わりがないということなんです……
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