このページでは依田智治参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。依田智治参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。総理、連日御苦労さまでございます。 前回のこの委員会は、実は三週間前の十一月十日にあったわけでございまして、もう総理をお招きしていよいよ画竜点睛、筆をぽんと入れるところでとまってしまいまして、私も今どこへ筆を入れていいかということでちょっと弱っておるところでございます。 いずれにしましても、私は、この災害対策基本法等の改正というものは急を要する問題でございまして、この災害対策特別委員会の我々が総理を阪神大震災等でいろいろ対応が遅いとか追及しておりましたが、我々自身が果たして追及する資格はあるのかと。もし、この三週間の間に東京大地震でも起こって……
○依田智治君 自由民主党の依田でございます。 第百三十四国会の三つの参議院先議案件のうち、この国際機関等に派遣される防衛庁職員の処遇法がトップバッターとして出てきたわけですが、さらにそのトップバッターとして質問させていただく光栄に浴しまして、お礼を申し上げる次第でございます。いささか緊張しておるわけでございます。 きょうはせっかくこういう法律が出ておりますし、それに給与、厚生面だけでなくて派遣される職員が本当にしっかりと活動できるためには、例えばPKO等でもいろいろ考えるべき問題もあるんじゃないかということで、そういうような問題も質問させてもらおうと思っております。 今日何といっても防衛……
○依田智治君 私は、安全保障、外交、防衛問題につきまして、最近の、例えば二十一日の沖縄の県民総決起集会というものに結集された沖縄県民八万の怒り、これは恐らく、我々は復帰後もいろいろ政府にお願いし、やってきたけれども、一つ一つの問題をしっかりやってくれているのか、どうなんだというような怒りも出ておるんじゃないか。 また一方、私は防衛の方もやっておったんですが、やはり日米安保体制のない日本の外交も日本の安全保障ということも私は全くあり得ないんじゃないか。これは後ほどちょっと質問しようと思いますが、そういう観点に立って、この沖縄問題の根本的解決並びに、これからAPECもあり、総理はクリントンさんと……
○依田智治君 おはようございます。自由民主党の依田でございます。 当委員会としましても、先般一年後の阪神・淡路大震災を視察させていただいたわけでございますが、これらの経験を踏まえつつ、きょうは東海、南関東等の大地震対策について関連する危機管理的観点から質問させていただきたい。 ただ、その前にやはり一言触れておきたいのは、国会がもう半月にわたり、新進党の衆議院第一委員室占拠という形で空転が続いておるという状態、これはきのうのブラジル大統領の話ではございませんが、議会制民主主義に対する、極めてこれは破壊するものであって暴挙であるということで、しかもこういう国民の命にかかわるような災害対策特別委……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 参議院予算委員会における審議もいよいよ大詰め、今週中には決着をつけないと自然成立ということになるわけです。この委嘱審査のトップバッターを承りましていささか緊張しております。ひとつよろしくお願いいたします。 予算委員会の総括で、実は二十三日に私、ちょうど日米安保共同宣言が出た後でございましたので、安全保障とはそもそもどういうことなんだろうかというようなこと、それからその基本である憲法と自衛権の問題、さらにガイドラインとか沖縄基地問題等について片道二十五分いただいて質問いたしました。ただ、初めてでしたのでしゃべり過ぎたら時間がないとかいろいろご……
○依田智治君 おはようございます。自由民主党の依田智治でございます。 防衛庁設置法の今回の改正は、統幕に情報本部を設置するというのと、防大に総合安全保障研究科というものを設置するということでございまして、大綱並びに中期防等におきましても情報面の強化とか教育環境の充実という問題は中長期のテーマとしても取り上げられている問題で、私は今回の設置法の改正には賛成でございます。こういう立場から、これらに関連する諸問題について若干質問させていただきたいと思います。 まずその前に、この情報本部も含めて防衛庁を市ケ谷台に移転する計画がなされておるわけでございますが、当初、私どもがちょうど防衛庁にいて計画を……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 きょうは、安全保障の問題につきまして、先般の日米首脳会談等を踏まえまして、基本的諸問題を総理並びに関係大臣にお伺いしたいと思っております。 ちょうど午後の眠い時間になっていますが、先ほどから見ていますと、大分目をつぶっておられる方も、瞑想にふけっているんじゃないかと思いますがね。 安全保障といいますと、この中にも総理以下安全保障会議のメンバーが相当おられるわけでございますので、通告はしておりませんが、場合によると感想をお伺いするかもしれませんのでよろしくお願いいたしたいと思います。 まず、やはり私も警察の方に二十数年いまし.て、あと防衛……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 きょうは、先般出されました沖縄に関する特別行動委員会、SACOの最終報告を踏まえまして、沖縄米軍基地問題、またこれに関連して国際情勢、我が国の防衛政策、こんなことにつきまして質問したいと思います。 先週の火曜日でしたか、予算委員会がありまして、ちょうど外務大臣はWTOで欠席でございましたが、SACOの具体的中身、今回、SACOは土地だけでも現在の二一%を返還とか、その他騒音負担軽減策等でも相当思い切った政策がとられておるわけでございます。しかし、それにしてもこれからが問題だということもありまして、先般は主として政府側からいろいろその具体的な……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 残された時間を我が国の安全保障問題、最近特に関心の高まっております沖縄基地問題等を中心にしまして、総理並びに関係大臣にお尋ねしたいと思います。 ただ、この安全保障問題といいますと本当に総合的にアプローチすべき問題でございまして、総理がこの四月にクリントン大統領と日米安保共同宣言やガイドラインの問題、その他いろいろあります。我が国の安全保障というのは、一つは米軍の駐留による日米安保体制、あと一つは適切な防衛力、こういう両輪の上にコップの水が載っているとすれば、やはカバランスのとれた安全保障政策というのが極めて重要で、一方の基地の方がもし傾いた……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 本日は、午前中、青木大使を招きまして大変熱心な論議が行われ、事件発生当時の警備状況、情勢判断その他いろいろ事件の状況が明らかになったというように承知しております。 私は、この結果等を引き継ぎまして、今回のペルー事件、特に奇跡的に人質の大多数が救出されたというものの、特殊部隊二名、人質一名というとうとい犠牲があるわけでございまして、私どもはこのとうとい犠牲を無にしないようにテロ対策の万全を期していくということが大変重要じゃないかと考えております。 自由民主党としましては、事件発生直後に、国際テロ対策の万全を期する必要があるということで政務調……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 きょうは、外交、防衛をめぐる当面の諸問題について御質問をさせていただきたいと思います。 その前に、私のこの問題に関する基本認識を申し上げ、その視点に立って、以下幾つかの当面の問題を質問させていただきたいと考えております。 戦後五十年以上たちまして、日本は、各分野で非常に転換を迫られておる中で、危機管理、安全保障、防衛、そういう面でも私は相当発想の転換が必要な時期を迎えておると。しかも、この間のサミットでもありましたように、国際的グローバル化というものが非常に進展しておって、日米のみならずあらゆる分野で総合的なアプローチが必要になっていると……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 大臣、就任早々御苦労さまでございます。 当参議院内閣委員会も、予定によりますと十九日に、一週間前に行われる予定でございましたが、総務庁長官の任免等をめぐりましていろいろ異例の事態がございましてきように至ったわけでございます。 そこで、これは人事院の制度、公務員倫理、公務員制度改革というものとまさに密接不可分の問題でございますので、この点に関し若干私見も申し上げ、官房長官並びに総務庁長官の御意見を伺いたい、こう思っているわけでございます。 私は、今回の事件につきましては、やはり政治家の政治倫理のあり方というものが厳しく問われた問題ではない……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 ただいま一時間にわたりまして、板垣先生のまさに国家安全保障の基本にかかわる問題を踏まえましての質問がございました。私は、これらの基本を踏まえつつ、八十分という時間をいただいておりますので、これからいろいろ関係する諸問題を質問させていただきたい、こう思います。 まず初めに、今回の日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しというのは当然やるべきことをやるんであって、今まで安保体制というのが何十年も続いていながら何でなされていなかったんだろうかというのがもう何しろ疑問でございました。 以前に予算委員会でも質問したことがあったんですが、きょ……
○依田智治君 おはようございます。自由民主党の依田智治でございます。 この特措法審査も、既に衆議院の特別委員会の審査を終え、昨日、当参議院の特別委員会においても各方面にわたって審査が行われ、私は、これまでに大体問題点は出尽くしたな、こういう感じがしております。それに、そもそもこの沖縄における駐留軍用地の特別措置法に基づく土地の使用、これを内閣総理大臣に対して防衛施設局長から申請したのは、我々が参議院に出る前の既に平成七年の三月でございまして、もう二年以上過ぎておる。二年以上過ぎておるのにいまだに先が見えない、これは大変なことだなと、これだけ国家の重大な問題を。 そういうことで、今回の特措法……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 きょうは、政治家、政党の責任という視点に立って、まずオレンジ共済の問題を取り上げ、残りの時間をできるだけ余しまして、安全保障の基本的問題を、ぜひ申し上げたいことがございますので取り上げさせていただきたい、こう思っております。よろしくお願いいたします。 そこで、新聞でけさお読みになったかと思いますが、参議院の下稲葉議運委員長ら各会派の議運理事さん五人できのう警視庁の接見室へ行きまして、被疑者、被告人友部達夫氏に対して、我々としては、参議院の辞職勧告決議案を出す前に、良識に期待して、参議院を代表して、議長の了解を得て、辞職しないかということで来……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 二十分の持ち時間をいただいておりますので、その範囲で、ただいま趣旨説明がございました許可等の有効期間の延長問題並びに当面する幾つかの重要課題について、基本的な事項についてお尋ねしたいと思うわけでございます。 まず初めに、許可等の有効期間の問題でございますが、現在、我が国は二十一世紀の活力ある日本をつくるために行財政改革に総力を挙げて取り組んでおるという状況の中で、官から民へ、中央から地方へという流れ、そういう中で規制の緩和というのも大変重要である。戦後五十年、国が可能な限り中心となって引っ張ってきたという体制を、そろそろ国はできるだけ後ろに……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 きょうは、給与関係閣僚会議の座長である官房長官においで願って基本的考え方を聞きたいと思ったんですが、ちょうど私の時間は外交日程ということなので、給与所管の総務庁長官にぜひ政府の立場をお伺いしたいと思っております。 先ほど説明がありましたような中身で本年度の給与改定がなされるわけでございますが、人勧が八月四日になされて以来、政府としてもこの実施について慎重に検討の上、十一月十四日に公務員の給与改定に関する取り扱いということで閣議決定をしたわけでございます。 そこで、中身はもうこれで読ませていただきましたが、給与担当の大臣として、政府としてこ……
○依田智治君 平田委員の関連で、残りの時間で外交問題を自由民主党を代表して質問させていただきます。 その前に、通告してございませんが、けさの各紙一面に、エジプトで邦人の観光客も巻き込まれた大変な惨事が起こっております。中東和平も着々と進展しつつあり、エジプトにおいてはムバラク政権の体制の中で過激派は相当鎮圧できたなと思っていたやさきにこういう大変な事態が起こってきているということは大変に残念なことだと思います。 そこで、事態の現在の状況等は結構でございますが、まず私は、犠牲になられた日本の旅行客初め外国の六十数名にも及ぶ皆様方に対して心から哀悼の意を表したいと思います。 政府としても、ま……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。一昨日いただきました法務大臣の所信に対しまして四十分間いただいておりますので、基本的な諸問題について質問させていただきたいと思います。 初めに、やはり法務行政の基本的な問題について改めて法務大臣の所見をいただきたいと思うんです。 けさの新聞では、日銀営業局の課長がまた収賄容疑で逮捕されるという大変遺憾な事件がございました。現在、まさに我が国金融の正常化というか、こういうことで大変なこの時期にその中枢である中央銀行の幹部が逮捕される。その前には大蔵、さらに政府関係機関の幹部が逮捕されるというような事態が起こっておる。これは大変な問題であると思っ……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 皆さん、弁護士の専門家が多い中、また法務大臣経験者が多い中で私の方は素人みたいなあれですが、トップバッターでございますので、基本的な問題について数点お尋ねをさせていただければありがたいと思います。 まず、法務大臣に、これは外弁法にも書いてあるんですが、我が国が外国弁護士受け入れ制度というものを現在導入している基本的理由。と申しますのは、我が国の場合、やはり戦前には相互主義のもとに受け入れ制度があり、戦後、進駐車等の多量の我が国駐留というような状況を踏まえながら旧法でこの制度があり、しかしその後、三十年ごろ必要ないということでこれを廃止し、ま……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。
自由民主党を代表して、簡単に法案の基本的問題を質問させていただきたいと思います。
出入国管理法のこの改正点、いろいろ関係者からは非常に要望の強いものでございましたが、政令で定める地域というのが書いてありますが、この政令で定める地域というのは現時点では台湾というように理解してよろしいか、まずこの点を。
【次の発言】 台湾としますと、沖縄とも近いというようなことで本邦への渡航者も近年相当ふえておる。便利になれば恐らく今後もますます増加してくるんじゃないかと思いますが、そのあたりについて最近の状況をちょっと御報告願いたいと思います。
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。時間を一時間いただきましたので、当面するこの法案の問題点について質問させていただきます。 今回、いろいろ質問する関係で研究してみたわけですが、今日の我が国の社会の複雑高度化、さらに国際化の進展という中で、いろいろ法的ニーズというものが高まり、そういうものに対して国民の期待に的確にこたえていくということは法治国家として極めて重要なことだな、こう改めて認識した次第でございます。 そういう点からも、司法機能の充実といわゆる社会的ニーズにこたえるという意味で、今回法曹三巻が合意した範囲において改正案が出てきたということでございますが、いろいろ研究して……
○依田智治君 おはようございます。自由民主党の依田智治でございます。 私は三十分いただいておりますので、個々の項目というよりはむしろ総括的な問題、法案等を読ませていただいてちょっとお尋ねしておきたいという点を中心に幾つかお伺いしておきます。 まず第一問。これは民法の債権譲渡対抗要件の規定の特例として定められるわけですが、この法案の民法との関係、位置づけというか、通常特例法というと一般法があって特例法、この部分については特例法を適用するという感じなんです。これは読んでおりますと、ある部分は民法のそのまま生きているような部分もありますし、債権譲渡について特例的に登記というような制度を導入してい……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 先生方にはお忙しいところを御出席いただいて貴重な御意見を賜り、本当にありがとうございました。先般、法務省等に質問した事項の中で不明な点も大分わかったような気がいたします。ありがとうございました。 そこで、時間が余りありませんので、まず池田参考人でございますが、法務省の債権譲渡法制研究会にも御参加いただいているということでございますが、先生方からもいろいろ触れられているいわゆる特債法は公告という形で債務者・第三者対抗要件をそれぞれに具備し、現にもう五年間で相当な実績を上げているというわけです。今度の場合は債務者・第三者対抗要件を分離するという……
○依田智治君 私は、きょう午前中の本会議の質疑等も通じて感じましたのが、本当にこの国の安全保障というものを確保する体制に成っているか、基本がそのままになっていながら上辺の議論をしているなと。もともと弾道ミサイルというものに対応するような情報体制も、またこれに対応できる防衛力も何も持っていないんですよ。それをいかにも持っているがごとき、怠慢だというような質問もあったりすれば、いろいろ一生懸命やっていますということなんです。 外交とかあらゆる手段を通じて安全保障を確保していくということはありますが、軍事力というものには最後的に軍事力でなければ対応できない部分があるのでして、私は、防衛庁もいろいろ……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 砂漠化対処法案、これは地球規模の極めて重要な問題でございますが、現下の一、二の緊急な問題につきまして防衛庁長官に基本的な考えをお伺いした後で砂漠化について御質問をさせていただきたいと思います。 一つは、私も防衛庁OBで、本当に残念であり、かつ気持ちとしては非常に申しわけない気持ちもあるんですが、調達実施本部をめぐる今回の事件、私どもとしては、調達実施本部という、専門家を置いて原価計算一課から五課まで各装備ごとに厳密な計算をして、適正な価格で防衛装備品を調達し、防衛の一線の活動をバックアップしていくという極めて重要な組織として我々は信頼してき……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 私は、きょうは、ただいま防衛庁長官から御報告のございましたこの調達実施本部の問題、さらには北朝鮮ミサイル発射問題、その他若干の外交・防衛上の問題について、防衛庁長官並びに外務大臣にお尋ねしたいと思います。 まず調本の事件でございますが、私も防衛庁OBとして極めて残念な事件であると思っております。きのうは自衛隊で年に一度の高級幹部会同がございまして、総理大臣もこの問題について特に触れられて、徹底して事実関係を解明してこのような事態が再び起こらないようにという強い訓示があったようでございますが、この事件はひとつ捜査当局によって徹底して解明される……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 当委員会における審議も三日目に入って、大分問題点も出尽くしておるという状況でございますが、私はそれらの議論を踏まえまして、二点に絞って質問をさせていただきたい。 一つはJRの厚生年金移換金の追加負担問題、これを土光臨調の昔にさかのぼって原点からちょっと論じてみたい、これが一つ。あと一つは、そもそも鉄道事業とか林野の事業というのは、地域発展とかその他いろいろかみ合わせると必ずしも営利性だけでいかない面があって、これは今回とりあえずこういう案をつくったけれども、将来的には国家としてこういう問題についてよほど腹を据えた基本的な対応策を講じていかな……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 当予算委員会におきましても、我が党の同僚議員が昨日来、当面の緊急課題である金融経済対策等、また国政、教育、福祉等全般の問題に触れておりますが、私は、やはりこうやっている中にも国家として対応せにゃならぬような安全保障上の問題、危機管理という諸課題を抱えておる日本の現状におきまして、この問題を中心にいただいた時間を質問させていただきたい。ただ、初めに、私も全国を駆け回って参議院選を戦ったその結果を踏まえて、ちょっと感想とこれから国政に取り組む決意というようなものを私なりにも反省しながら申し上げて本論に入りたい。 そこで、まず総理、既に本会議等以……
○依田智治君 では、私から報告させていただきます。 本委員会の河本委員長、柳田、高野、小泉各理事、鈴木、森山、齋藤、田、佐藤、山崎の各委員及び私、依田理事の十一名は、去る十一月四日から三日間、北方領土問題及び国の防衛等に関する実情調査のため、青森県及び北海道に派遣されました。 以下に調査の概要を報告いたします。 第一日目は、まず航空自衛隊三沢基地を訪問し、北部航空方面隊司令官及び三沢基地司令より、北部航空方面隊の任務、沿革、編成、組織、三沢基地の概要、同基地に所在する部隊、地元自治体との関係等について説明を聴取した後、SOC、すなわち航空方面隊戦闘指揮所、DC、すなわち防空指令所、F1及……
○依田智治君 ベルリンの壁が崩れてもう十年。その間、ワルシャワ条約体制が解体になって、ソ連邦も崩壊という中で、ハンガリーはいち早く共和国になって、NATOにも入りEUにも入ろうかというくらいで、パーキャピタのGNPも四千ドルを超えるというような資料の御報告をいただいているんですが、ちょうどベルリンの壁が崩壊した年だったですか、私、内閣におりまして、東独にちょっと行ったときに、トラバントなんという、煙を物すごく吐いている、これが一番いい車だなんて走っていたのを見て、いや大変な格差があるなというのをつくづく感じた経験があります。そして、数年前にモスクワに行ったときに、マフィア等も横行し、いわゆる市……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 外務大臣からコソボの問題を先ほど報告いただきましたが、きょうは時間がありませんので、今後とも重大な関心を持って見守りつつ、我が国としてもNATO諸国と一体となって事案の早期解決に努力していただくよう要望しておきます。 そこで、この不審船の事件。 まず、防衛庁長官にお伺いしたいんですが、戦後初の海上警備行動、海上保安庁の総力を挙げてもなお難しいという場合に最後の切り札として自衛隊が出た。しかし、いろいろ爆弾投下したり五インチ砲を相当撃って威嚇したけれども、結局逃走されたという残念な結果に終わった。それでも、全体的に見れば、今回の内閣初め政府……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 二重課税防止のための租税条約、今国会に四本出されておるわけですが、韓国関係は衆議院、その他三本は参議院という、全く同じ種類の法律が別々になっているというのはこれはおかしいことだなと、これは国会のことなんですが、ちょっと考えなきゃいかぬという感じがします。 私は、初めてこの租税条約なんというのを読んでみたわけでございますが、韓国も含めて同じ哲学の中でできている改正案等でございますので、私の頭としては四本を一括したような形でいろいろ質問させていただこうと思いますので、よろしくお願いしたい。 第一点は、今回読ませていただいて、韓国とマレーシアは……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 私は、本日提案の三条約案件については賛成の立場で、後ほど基本的な点を一点ずつ質問したいと思います。その前に、週末に外務大臣、ロシアにも行き、また北朝鮮の関係、ペリー米政策調整官が訪朝し核疑惑査察等も行われたという状況もありますので、今回の外務大臣の訪ロの結果というか、新聞論調等を見ても領土交渉はなかなか進展しそうもないような感じですし、北朝鮮問題、いろいろペリーさんが行って話はしたけれども、我が国に関連する拉致疑惑その他については何ら前向きな方向も出ていないという状況にあるようですが、このあたりについて外務大臣から冒頭に、状況と今後の我が国の……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 私は、本日提出されている三条約案件、これは賛成の立場でございますが、幾つかの点について関連して外務省側の見解をお伺いしたい、こう考えております。 まず、国際原子力機関との保障措置協定の追加議定書関連の問題でございます。 この案文等を読みますと、現在の保障措置協定の主として本体みたいな核の部分についての保障措置、それをさらに周辺部分まで広げてより徹底していこう、こういう趣旨だと伺っておるわけで、非常に結構なことだと。核というのは業の兵器ですから、できるだけ核兵器なんというものはなくしていくという世の中をつくっていかなきゃいかぬし、核施設とい……
○依田智治君 おはようございます。 私、通告していた順序を変えまして、情報本部の強化の方を先にやらせていただいて、その後、師団の再編成その他について御質問をさせていただこうと思っております。 防衛庁長官、今回、統幕会議の六十一名増員、この資料等によりますと主として情報分析要員、情報本部の体制強化の要員に向けるということのようでございます。防衛のような組織にとって、情報、特にこれからは衛星情報の収集分析というのは非常に重要な要素を占めてくると思っているんですが、今回の増員も含めまして、防衛庁として情報本部の体制強化という問題を現時点でどのように考えているのか。これで終わるわけじゃないと思うん……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 きょうは自衛隊法等の一部改正ということで審議いただいているわけでございますが、これは一般職公務員について既に成立しておるという状況の中で自衛隊法の方も今国会でということで、もう会期末が迫っておりまして、私の方も与党であり、審議促進のために質問時間を極めて短縮しております。個別の問題は、与党でいろいろ法案の際に詰めておりますので、基本的な点だけこの法案について防衛庁長官に一、二質問させていただいて、あと残りの時間で当面の問題を一、二お願いしたい、こう思っているわけです。 そこで、防衛庁長官。今回のこの自衛隊法等の一部改正、いわゆる高齢長寿社会……
○依田智治君 おはようございます。 大臣、お忙しい中、本当に早朝から御苦労さまでございます。 自由民主党の依田智治でございます。 きょうは、防衛庁の省昇格問題、それから中央行革に関連して、やっぱりぜひ地方行革、特に市町村合併という問題、ぜひ促進する必要があるなという感じを持っていますので、この問題、それで内閣機能の強化、この三点について御質問させていただきたいと思います。 官房長官が途中退席されるようでございますので、前半、防衛庁の問題、それに内閣機能の問題をちょっと触れさせていただきます。 行革会議の最終報告でも、この国の防衛に関する基本問題については政治の場で議論すべき課題だとい……
○依田智治君 おはようございます。自由民主党の依田智治でございます。 総理以下、各大臣、また衆議院の方からも御苦労さまでございます。 きょう、ここへ来るに先立ちまして、依田氏はちょっと熱中すると声が物すごく早口になると、歌も早口が得意なものですから。それと、専門家でもございませんが、多少専門をかじった者としては、難しいことを易しく言うのが本来の専門家だ、こういうことでございます。そちらにも相当な専門家がおられますので、きょうはひとつわかりやすく、きょうも総括的集中ということで一日テレビがございます。国民の皆さんに、本当にガイドラインとは何だと、この法律というのは本当に我々のためになる法律な……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 私は、我が国の安全保障というものをいかにして確保していくかという視点に立ちまして、ガイドライン並びにこれに基づく今回国会に提出されております周辺事態法案、いわゆるガイドライン関連法案、これも細部を議論していると重箱の隅をつつくようになってきますので、これは委員会審議に後日譲りまして、憲法問題も含め基本的な位置づけ、問題、こういう視点に立って総理並びに関係大臣に御質問させていただきたい。 正月来、自自連立協議、ここに野田大臣おられますが、私も参議院としてメンバーに出て、安全保障政策の決定は政治のリーダーシップによる、こういうことが掲げられてお……
○依田智治君 おはようございます。自由民主党の依田智治でございます。 きょうは、当予算委員会、総括質疑等も終わりまして、外交・防衛に関する集中審議ということで一日いただいたわけでございますが、総理もいろいろお忙しい中、本当に御苦労さまでございます。 当予算委員会、もちろん平成十一年度予算の中には、防衛関係費また外交に関するいろいろ国際協力的なODA予算初め、さらに国連機関に多額な拠出をしておるそういう予算等盛り込まれておるわけでございまして、そういう視点からもできるだけ早期に当予算を通して、そして真に我が国の安全保障、それから国際的な面での平和というものの確立に我が国が本当に貢献できるよう……
○政務次官(依田智治君) 防衛総括政務次官を拝命しました依田智治でございます。 新たに設けられました総括政務次官として我が国の平和と安全を守るという任務を担う機会をいただきまして、本当に光栄に存じますとともに、責任の重大さを感じている次第でございます。 防衛庁が取り組まなければならない問題、課題は山積するわけでございますが、私は西川政務次官とともに瓦長官を補佐しまして、これまでの経験を十分に生かし、国会改革の趣旨を踏まえつつ全力を尽くしてまいる所存でございます。 矢野委員長初め、皆様の御指導と御鞭撻を切にお願い申し上げまして、ごあいさつとする次第でございます。 よろしくお願いいたします……
○政務次官(依田智治君) 今般の東海村の事故につきましても、対策本部長たる総理の指示、また茨城県知事等からの要請に基づきまして、大宮の一〇一化学防護隊とか、関東周辺の化学部隊等が出動して勝田駐屯地等に待機したという事実がございます。 こういうことで、全国に展開する化学防護部隊を持っている部隊は十五ありますが、こういうところの体制を強化して、どこで、各地で起こっても自衛隊が活動できるようにする必要がある、こんなことを考えております。 今回、政府の方で考えていただいております原子力防災の原子力災害対策特別措置法案の中でも、総理が、一定以上の放射線が出されるような場合に原子力緊急事態宣言をやる、……
○政務次官(依田智治君) これは、自衛隊の場合は、一義的には結局警察行動というのは海上保安庁がやる、それで海上保安庁をもってしても対応できない場合に自衛隊が対応するというのは自衛隊法八十二条で、海上警備行動でございますが、この理論でもいろいろ議論されておるところでございますが、出くわしてもその際に海上警備行動が発令されていなければ、やはりその範囲内において、だれもいなければ監視するとか若干の強制力を用いない程度の行動をするということで、いろいろ海保に連絡したりするというような行動にとどまるのじゃないか。もし、それによって今直ちにこういう措置をとれということであれば、法の手続によって海上警備行動……
○政務次官(依田智治君) ちょっと補足をさせていただきます。 今、大臣から報告がありましたが、来年から防衛庁の自衛官の退職人数が相当ふえてきまして、そういう関係で人件・糧食だけでも数百億ふえるというような状況がございまして、円高等による減り方とかいろいろそういうのを差っ引いてもまだふえる方が多いというような事情がありまして、このままへこますということになりますと、どうしても一般物件費とか訓練とか老朽装備品の更新とか、そういう方に響きますので、私ども、何らそういう面に支障ないように努力していきたい、こんな考えでおる次第でございます。
○政務次官(依田智治君) 今、大臣とともにこの写真を見せていただきました。先生御指摘の茨城県の茨城町の防衛庁が不用決定した物品が山積みされているという事実は承知しております。 防衛庁としましては、法律に基づいて、一応基本は自衛隊が不用決定した物品については、有価物と廃棄物とに分けて、廃棄物は廃棄物を処理する業者に払い下げるという方針をとるようにしておるんですが、この場合にはどうも飛行機の切ったもののほかに何かタイヤがあるとかいろいろ指摘されておるわけでございまして、先生御指摘のような点についてはしっかりと区分けしてやるように、また今回の事案がどういう実態だったのか、よく調べて徹底した対策を講……
○政務次官(依田智治君) では、私の方からお答えさせていただきます。 具体的にどういうケースがあるのかということをここで言うのはちょっと差し控えさせていただきますが、我が国周辺等をまず見た場合に、例えば北朝鮮潜水艦による韓国領海侵入、また武装工作員の韓国領土侵入事案というのが数年前に起こっておりますし、また韓国海軍による北朝鮮半潜水艇の撃沈、また我が国に関連するものとしては能登半島沖不審船事案、こういうものが現実に起こっておるという状況。 それから、一転して我が国の地勢的な面を考えますと、海岸線が非常に広い、それでまた都市化、市街化が進んでおる、沿岸線にも重要施設等がたくさんある、こういう……
○政務次官(依田智治君) ちょっと突然の質問でして、具体的に承知しておりません。申しわけありません。
ミサイル艇については、日立造船、三井造船、三菱重工業三社を指名、入札は今後の予定ということで、私ども日にちをきょうだというようには実は伺っておりません。
【次の発言】 若干、犯罪の捜査に関連する事件ですので、私の方から御説明させていただきます。
今、先生御指摘の過大請求事案につきましては、防衛庁として調査したわけでございますが、この調査した最大の目的というのは、過大請求額は幾らであったのかという点に重点を置いて調査したところでございます。
それで、先生御承知のように、詐欺罪の場合には個人……
○政務次官(依田智治君) 先生、この交戦権ですね、当然、防衛庁、憲法の禁ずる「交戦権は、これを認めない。」ということについて何か定めようという考えじゃ全くありません。 ただ、交戦権の議論につきましても、自衛権の行使として必要な範囲の、交戦するために必要な、行使として必要なことはこれは当然やらなきゃならないという前提に立って、いろいろ今日不審船事件以来考えてみますと、やはり戦後初めて八十二条の海上警備行動が発令されたと。 しかし、初めてでございますし、ある程度大筋は基本的には考えがあるものの、シビリアンコントロールという視点に立った場合には、やはりシビリアンコントロールの本当に基本に立ってし……
○政務次官(依田智治君) ちょっと基本的なことですので、私の方からお答えさせていただきます。 昨年の事件が発生した後、政府としては、関係閣僚会議等を設けまして検討した結果、反省教訓事項を六月にまとめて、その線に沿って関係機関、今、先生御指摘のような点について整備等を急ぐとともに法整備等の検討も進めておるところでございます。 装備的な面でも、先生御指摘のように、自衛隊が持っていた五インチ砲というのは相当大きなものですから、それを撃ったら沈んじゃう可能性もあるということで、危害要件にも該当してきますので、十二・七ミリという機関砲をミサイル艇等にもつけようということで準備しておりますし、また防弾……
○政務次官(依田智治君) 急な質問ですから、私の方からちょっと大臣の前にお答えさせていただきますが、動機という意味が、なぜ今回こういう違法事案、銃を撃たせるような事案が起こったのかということですと、これは秀島一佐が部外者とつき合っていて、いろいろ芸能ショーでタレントを世話してもらったとかいろんな行事にポニーを紹介してもらったと、自分の方も何かしてやらにゃいかぬというような感じの中で、誤った判断から、今度研究、射撃の訓練があるからそのときに来いと。こういう非常に射撃に対する認識の甘さ、それからそういう部外者との交流においてやってよいこととやって悪いことのけじめ、このあたりが不徹底であったという点……
○政務次官(依田智治君) 私の方から答弁させていただきますが、先生の御指摘の「家畜のウイルス性伝染病 宮崎、韓国、モンゴル「口蹄疫」同時期発生」という大きな記事が出て、私も早速詳細に読ませていただきました。これによりますと、防衛庁筋というようなことでいろいろコメントが載っておりますが、私どもとしてはこういう記事があったということは承知しておりますが、現時点、防衛庁としてこの問題について特別に何か対応するという措置をとってはおりません。 ただ、一般論としまして、防衛庁・自衛隊としましては、こういう生物兵器というような問題についてはまだ、非常に関心は持っておりますが、本格的研究を行ったことがない……
○政務次官(依田智治君) 先ほど防衛庁ということで、よろしいですか。
【次の発言】 防衛庁関係としましては、このサミット警備、先ほど長官から言いましたが、一義的には警察的視点に立って、海上は海上保安庁が近接した地点を先ほどのような体制で守る、その周辺においてやはり必要な体制をとると。それで、今、先生が言われたような情勢に応じまして、P3Cによる警戒とか、その他いろいろ防衛庁の持てる体制で対応するというように考えておりますが、まだ具体的にそこまで詰めておりません。
○政務次官(依田智治君) 突然の質問でございますが……
【次の発言】 やはり、国名というのはその歴史を踏まえながら変わっていくんだと思うんですが、それがどういう名前がいいのかということはまたそれぞれの国で決めることじゃないか、このように思っています。
【次の発言】 やはり、最近の状況、傾向として、中国は核戦力や、特に海空軍の近代化にあわせて海洋の活動範囲を拡大する動きを見せておる。それは、特に南沙、西沙、我が国の尖閣周辺、そういうようなことで、相当活動範囲を広げる動き、それがどういう意図であるのかということは確かでないわけでございますが、私どもとしては、その動向については大変注目していく必要が……
○政務次官(依田智治君) お答えさせていただきます。 今、山本外務政務次官から答えたのとそう変わるわけでございませんが、先般、うちの瓦長官がアメリカに行って首脳会談、コーエンさんに、今後、財政事情の変化とかを踏まえ、また日本国民の理解を得る必要があるというようなことを言ったのが何か削減のような報道になっておりますが、私どもは、日米安全保障というものの柱は二つ、一つは自衛隊のしっかりした防衛力、あと一つは日米安保体制ということでやっておるわけでございます。 それから、先般私は、ティモールの自衛隊のUNHCRの物資輸送の援助で行ったときに、インドネシア、フィリピン等へ寄って首脳とも会ってきたん……
○政務次官(依田智治君) この調査報告書をお読みいただく前提として、この事故は、自殺者自体は十数倍という倍率で、二士、一士、陸士長を経て曹という位に行くんですが、曹候補学生ということで入って二年訓練して、「さわぎり」に配置になっていよいよ基礎訓練の後自分が責任を持つという立場に置かれたときに実はいろいろ悩み事もあり、亡くなった、こういう背景のある事件でございますので、そのあたりのところを踏まえながらぜひこの調査報告書を読んでいただいて、私どもとしては、もしいじめ等によってそういうことがあるということになれば大変なことなので、相当念入りに調べたつもりでございますので、その点をよろしくお願いしたい……
○政務次官(依田智治君) お答えいたします。 領海侵犯自体、正式には海上保安庁で把握するものでございますが、けさ方確認したところ、三十八年来、十九件二十隻ということで、最近では昨年の防衛庁の方で確認した二隻であると。 なお、防衛庁の方としましては、国防等を含めて沿岸等の面で警戒監視活動を常時行っているわけでございますが、防衛庁自体として最近確認した件数は、例えば平成九年でいうと、これは領海内ばかりではなくて内外で二十九隻、平成十年では内外で二十隻を何か不明なはっきりしない船だということで確認しておるわけでございまして、実際上、何かどっちつかずというような船は結構おるわけでございまして、これ……
○政務次官(依田智治君) お答えさせていただきます。
これが、交通標識というようなものですと神奈川県公安委員会がやるものであって、米軍には権限はありません。
ただ、新聞報道で見る限りは、クロス・ウオーク・クローズドとあって、その下にここでの横断は御遠慮くださいということで、あくまでも御遠慮くださいとお願いの何か看板をちょっと道路のところへ立ててあったというようなものであって標識ではない。
権限は、米軍にはそういう標識を立てるような権限はありません。
【次の発言】 封鎖する権限はありません。
ただ、これは封鎖しているのかどうか、看板がちょっと立っているということでございます。
以上でご……
○政務次官(依田智治君) 突然の質問でございますが、通常、専守防衛の我が国としてやはり相手側から攻撃があった場合にそれを防ぐというのが我が国の考えでございます。
ただ、完全に撃って、もう撃たれて被害が生じてからでないとだめかというと、やはり準備行動があって明らかに攻撃の着手があったという時点で対応できるというように考えております。
【次の発言】 これは一般論でございますが、やはりどの時点で着手があったと、攻撃の着手があったと認定するかの問題だと思います。だから、そこのところは、もう我が国に向かって飛んできたというのが着手だということでは防ぎ切れないという場合があるかもしれません。だから、そこ……
○政務次官(依田智治君) お答えいたします。
これは当時においても、やはり射場において民間の銃を撃つ、さらに小銃を民間人に撃たせたというのは明らかに銃刀法並びに火薬類取締法等に違反する事案でありますので、本来ならば、これは内部の規律違反、犯罪に対する捜査権を持つ警務隊が厳正に捜査をするべきものであります。
しかし、どういうわけでこれが捜査が行われずに処分だけで済んだのか、それからどのような報告が行われていたのか、これは現在、捜査並びに我々の調査の方で徹底して調査し、そのあたりの事情を解明したいと努力しているところでございます。
【次の発言】 突然の質問ですが、先ほど長官が申し上げましたよう……
○依田智治君 おはようございます。自由民主党の依田智治でございます。 私は、与党・自民党の立場から、三十分いただきましたので、当面する外交上の問題、また、今防衛庁長官から御報告のありました秘密漏えい事件に関連して、幾つか私自身主要と思われる点を質問させていただきたいと思います。 まず外務大臣、最初に、米大統領選は全く史上まれに見るような大接戦になって、いまだに決まらない、こういう状況の中で、本当は決まったところでいろいろ意見を聞こうと思っていたんですが、まだ決まっていません。今回の選挙と並行して行われた上下両院の議院でも、民主党が大幅に議席を伸ばしている。しかし、共和党が一応過半数は確保し……
○依田智治君 おはようございます。 二十分いただいておりますが、まず船舶検査の法案について、私、討論等を行いませんので、この機会に私の考えを申し述べ、両大臣からそれぞれ御意見を伺いたいと思うわけでございます。その後、二、三、当面関心を持っております事項について質問させていただきたいと思います。 まず、船舶検査法案でございますが、この船舶検査法につきましては、実は、田先生もおられますが、自社さ体制だったときにガイドラインの審査、そういう中でも周辺事態における協力という中で、それぞれ主体的立場で協力する中にも国連決議等に伴うそういう問題も触れておりますし、その後、自自連立、自自公連立、そして現……
○依田智治君 自由民主党の依田智治でございます。 自民党・保守党を代表しまして、当面する諸課題のうち、私は主として安全保障、防衛政策についてお伺いしたいと思います。 ただ、その前に一点、総理にお伺いします。 先ほど来、我が党総裁選の前倒しというか繰り上げ実施という問題が議論されておりました。私は、内閣の責任というものは大きく分けて二つあるんじゃないか。一つは、国民の信頼を得て、そして力強く国民に将来の姿を示し、そして政治を実践していく。あと一つは、やっぱりその中身ですね。 今の日本の低迷する景気の状況、これは大変な状況です。これを何とか軌道に乗せるためには、来年度予算案の早期成立、さら……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。