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水野誠一 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

水野誠一[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは水野誠一参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。水野誠一参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
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■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

17期(1995/07/23〜)

第133回国会 決算委員会 閉会後第1号(1995/09/06、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  産業空洞化対策にも関係のあるベンチャー産業の育成に関して御質問をしたいと思います。  先ほども大臣より御指摘がございましたが、我が国の新規開業率はここのところ低下をして廃業率を下回る状況になっているということでございます。  その原因の一つには資金の問題、すなわち開業必要資金がふえてくる、それに対して調達が難しいという事実があるようでございます。ある調査によりますと、企業家、すなわちアントレプレナーの七割の人が資金調達力の不足という問題を挙げているということでございます。  新規事業の育成におきましては、特にその立ち上がり段階あるいは創業段階に……

第133回国会 決算委員会 閉会後第2号(1995/09/13、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。平沼運輸大臣に空港整備計画について伺いたいというふうに思います。  八月に出されました第七次空港整備五カ年計画の中間報告を私も拝見いたしました。今マスコミでもそれについてのさまざまな批評がなされているところでございます。しかし、そこでの論調というのは、大部分がその農閑を危惧するという論調がやや強いかというふうに思っております。私も、我が国の首都圏の空港整備計画自体がどうも今まで後手後手に回っている、すなわち戦略的に行われてこなかったんじゃないかという危機感を持っているところでございます。  これは、言ってみれば需要追従型と申しますか、現実の市場をベース……

第133回国会 決算委員会 閉会後第3号(1995/09/14、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  三大臣の御就任をまずもってお祝い申し上げたいと思います。おめでとうございます。  私、時間が限られていることもございまして、本日は労働省にテーマを限って御質問をさせていただきたいと思います。まず、人材派遣あるいは職業紹介の規制緩和について青木労働大臣に伺いたいと思います。  人材派遣や有料職業紹介の対象範囲の見直し作業が、これは昨年のILO九十六号条約の見直しか決議されたことを受けまして現在進められようとしているわけであります。中央職業安定審議会で平成七年中に人材派遣法、そして有料職業紹介については未年度答申があるということでございます。これは……

第133回国会 決算委員会 閉会後第4号(1995/09/20、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  自治大臣に、参議院選挙に絡んで選挙制度についてお尋ねをしたいと思います。  今回の参議院選挙は、御承知のように、四四・五%という史上最低の投票率であったと言われております。国政選挙で投票率が五割を割ったのは初めてのことだということもございますし、また、過去十六回の参議院選の平均投票率が六三・八%であったということを考えますと、二〇%近く投票率が下がっているということで、議会制民主主義の危機と言える状況であったというふうに考えます。もちろん、投票率が低かった原因の中には、魅力ある選択肢を用意できなかった我々政治家、候補者も含めてでございますが、政……

第133回国会 決算委員会 閉会後第5号(1995/09/27、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  先ほど清水委員からも御質問がありましたフランスの核実験に関連して幾つか御質問をしたいと思います。  国際社会の強い反対にもかかわらず、フランスがムルロア環礁での核実験を再開したということは、広島・長崎への原爆投下五十年を迎え、世界で唯一の被爆国であります我が国としては非常に残念なことだと考えております。本年八月四日には、衆参本会議におきましても、「中国の核実験に抗議し、フランスの核実験に反対する決議」が採択されて、政府に対しまして、中国、フランス両国政府に直ちに適切な処置を講じるよう求めたわけであります。政府は、核実験後にはおくればせながら松永……

第134回国会 決算委員会 閉会後第1号(1995/12/26、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  薬害エイズについて総理に伺いたいと思います。  総理は、八五年に衆議院社会労働委員会の質問に立たれて、当時アメリカで多発していたエイズが血液製剤を媒介として感染している疑いがあるということを指摘され、我が国の血友病患者の感染の心配をされております。まさにそれが現実になってしまったということでありますが、原因究明、早期和解のためにひとつ総理にリーダーシップを発揮していただきたいというふうに思うものでございます。  十月六日の東京地裁、大阪地裁の和解勧告においては、国の対策のおくれが被害拡大につなかったと指摘されておりまして、行政の責任が問われてい……

第134回国会 決算委員会 第2号(1995/12/05、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 外務大臣にODAの実施体制について伺いたいと思います。  大臣も御承知のとおり、総務庁がこの四月に経済協力に関する行政監察の結果を公表いたしました。この中では援助業務の非効率な点が幾つか取り上げられておりますが、本日は時間の関係もありますので、その一部について伺いたいと思います。  今回の勧告では、無償資金協力の実施に関しまして外務省から国際協力事業団、すなわちJICAへの一層の業務委託を求めているわけであります。その中では、現在外務省所管に計上されております無償資金協力予算を事業団に計上して実施段階の事務のすべてを事業団に移管すれば、外務省は政策立案あるいは援助案件選定等に専念……

第134回国会 決算委員会 第3号(1995/12/11、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  まず第一に、予備費について御質問をしたいと思います。通産省所轄の予備費使用ということで、通産省及び大蔵省に伺いたいと思います。  資料を拝見しておりましたところが、平成五年度の通産省所管に、「皮革反革靴製造業等経営安定等特別対策費補助金」という大変長い名前の補助金が新設され、社団法人日本タンナーズ協会及び日本皮革産業連合会に二十億円ずつ計四十億円が一般会計の予備費より支出されておりました。  これは、平成五年十二月十五日にウルグアイ・ラウンドの貿易交渉委員会で皮革及び革靴の関税割り当て制度が見直されたということによって、平成六年一月二十八日にこ……

第134回国会 逓信委員会 第1号(1995/10/20、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  大臣、御就任おめでとうございます。  まず、郵政大臣に御質問をしたいと思いますが、今回の法改正は、通信・放送機構が神戸市に二十一世紀を想定した擬似的な公衆網を光ファイバーを使用して整備して、研究開発を行おうとする企業に共同で利用させるものとのことであります。この点については各委員からも既に御質問がありました。この施策は本年一月の震災により大きな被害を受けた阪神・淡路地域にマルチメディア産業を誘致することによって経済復興を促進しようというものでありまして、私は基本的に賛成でございますし、意義あるものというふうに考えております。  しかし、通信・放送機……

第134回国会 逓信委員会 第2号(1995/11/09、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  まず、郵政省に伺いたいと思います。  去る二月に閣議決定をされました「特殊法人の整理合理化について」では、「特殊法人の経理について、会計監査機能の強化を図るとともに、」「いわゆる子会社・関連会社が存在する法人については、子会社等の財務内容等の情報公開を進めること」としております。この特殊法人に関する閣議決定は、平成七年度行革大綱が示すとおり、与党の行革の基本方針を踏まえたものであるというふうに認識をしておりますが、その具体化は政府のみならず、与党の責任であるというふうに認識をしているところでございます。  逓信委員会に属します特殊法人は、NTT……

第136回国会 決算委員会 第1号(1996/02/15、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 高速道路の料金問題について、建設大臣にお伺いしたいと思います。  私は、欧米を旅行いたしますといつも感心させられるのは、すばらしい高速道路がある、無料である、すなわちフリーウェーであることであります。このあたりに、日本が経済大国になったとはいえ社会資本の蓄積の格差というものを思い知らされるわけであります。  昨年十一月に出された道路審議会の中間答申では、高速道路の値上げを抑制するための償還期間の延長、つまり現行の四十年を四十五年から五十年に引き延ばすということ、また用地費を償還期間の料金対象から除外することなどの新しい料金制度が提案された。この新しい制度が採用されますと、現行制度……

第136回国会 決算委員会 閉会後第1号(1996/06/20、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私は、本日、まず島根県の中海干拓事業について農林水産省に伺いたいと思います。  この事業は、戦後の食糧難時代に米増産のために計画された農水省の直轄事業として三十三年前に始まったものでありますが、中海と宍道湖の淡水化計画に住民が反対したために一九八八年から延期されていると聞いております。本年三月に島根県知事が、中海本庄工区、これは干拓事業の最も大きい地域でありまして総面積で約千四百ヘクタール、これは関西空港の約三倍という広大な地域でありますが、この本庄工区の全面干拓を再開する方針を決めて、現在国に対して工事の再開を求めているわけであります。  この計画が始まった三十年前と現在では食……

第136回国会 決算委員会 閉会後第2号(1996/07/23、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  まず、菅厚生大臣に、スピーチセラピスト、いわゆる医療言語聴覚士の資格制度に関して伺いたいと思います。  現在、全国に百五十万人の言語聴覚障害者がいるというふうに言われておりますが、その患者の方々のための言語聴覚療法を担当するスピーチセラピスト、いわゆるSTと呼ばれておりますが、このSTが不足をしている、それによって患者がかなり治療のチャンスを逸しているということを聞いております。 STのいない地方では、高度難聴の幼児の治療を行うために母親が新幹線で東京まで通わなければならないといった事例や、あるいは脳卒中で失語症になった患者が自宅近くにSTがい……

第136回国会 決算委員会 閉会後第3号(1996/07/24、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  まず、総務庁に伺いたいと思いますが、平成六年の衆議院内閣委員会で、さきがけの石井紘基議員が住宅・都市整備公団とその出資会社との不透明な関係を指摘いたしまして、当時の行政監察局長が可能な限り必要な調査を行うという答弁をしております。  総務庁はこの三月に「公共工事の発注事務に関する調査結果報告書」を公表して、その中で住都公団の特定の出資会社に対する指名の偏りの問題を指摘しておりますが、この調査結果について簡潔に御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 今御説明にございました公団の出資会社でありますけれども、これは日本総合住生活株式会社という大変……

第136回国会 決算委員会 閉会後第4号(1996/09/03、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私は、外務省にODA事業のことについて伺いたいと思います。  もう既にきょうも守住委員あるいは今井委員からODAについての御質問がありましたので、私はこのODA事業の評価活動あるいはフォローアップについて外務省の見解を伺いたいと思っております。  御案内のように、日本は今国民一人当たり負担額が一万円を超える、その地位を五年間連続しているという大変なODA大国になったわけでありますが、それだからこそODAの量から質への転換ということが盛んに言われているわけであります。しかし、なかなか質的な面ということではまだまだお粗末な話も多いというふうに理解をしています。  今回、会計検査院が無……

第136回国会 決算委員会 閉会後第5号(1996/09/11、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 本日は、私は農水省に中海の干拓事業に関して伺いたいと思います。  この中海干拓事業につきましては、決算委員会の六月の総括質疑の際にも伺ったわけでありますが、そのときには大変残念ながら大原大臣が御健康上の問題で御欠席をされていました。また、その後、三党合意も出てまいりまして、本日はぜひ大臣からも御答弁をいただければというふうに思っています。  そのときに私は、二百七十億円という巨額の国費をさらにつき込んで関西空港の約三倍という広大な海を干拓して農地をつくる必要性が本当にあるのかということ、まして環境破壊という観点からも大いに疑問があるのではないか、こういう事業は、経緯はともかくとし……

第136回国会 逓信委員会 第3号(1996/02/22、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  大臣は、本年一月二十三日に「「第二次情報通信改革」に向けた規制緩和の推進について」を発表されました。そこでは、行政改革委員会等の意見を踏まえて、参入規制の問題、料金規制あるいは接続規制の緩和、見直しなど、情報通信を取り巻く社会経済情勢の急激な変化に対応したものであるということで、これは評価されるものではないかと思います。  しかし、私は、これからの情報通信行政というものは、これは単に情報通信行政の問題だけではないんですが、今我が国における行政全体に求められるものだというふうに考えております。いわゆる産業の保護育成中心の行政を全面的に改めて民間の自由……

第136回国会 逓信委員会 第4号(1996/03/14、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私は与党ではございますが、半分ぐらい上田先生の審議会に対する要請はわかるような気がいたしまして伺っておりました。  この「二十一世紀の知的社会への改革に向けて」という答申につきましては、世界的な共通課題でもあり、これは非常に重要な問題だというふうに受けとめております。とりわけ、科学技術面における、つまり文明としての情報通信基盤整備プログラムという形の答申になっているわけでありますが、先ほど松前先生からもちょっと御指摘ありましたように、いわゆるこれを使いこなしていく文化面、あるいは人としての面、あるいは文化に及ぼす派生的な問題というような視点はどうも欠如をしているという感じがいたし……

第136回国会 逓信委員会 第5号(1996/03/26、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  十五番目の登板ということでありまして、前に出た質問と完全に重複を避けるというのは至難のわざでございますが、なるべく視点を変えて御質問をさせていただきたいと思います。  郵政省にまず伺いたいのですが、NHKの関連事業に関してはNHKの肥大化と商業化などと言われているわけであります。私も、昨年の十一月九日に、ちょうどこれは決算審議の折だったと思いますが、川口会長に関連事業に関するNHKの方針を伺った経験がございます。  私は、基本的には、NHK全体の経営効率化のために関連事業の展開を図って、財務内容を改善して受信料負担の軽減を図るということは、視聴者の……

第136回国会 逓信委員会 第6号(1996/04/02、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  まず、坂本弁護士を初め、被害者の皆さんの御冥福を心よりお祈りしたいと思います。  既にいろいろな御質問が出てまいりまして、私は最後の質問者でありますので、総括の意味も含めて質問を申し上げたいというふうに思います。  私は、今回の事件の背景にありますジャーナリズムの倫理問題ということを考えていく上で、内外のジャーナリズムの倫理規定というものをひもといてみました。その中に、アメリカの全米新聞記者協会によって定められたジャーナリズム憲章、これは七つの項目から成り立っているものですが、これがジャーナリストの志に基づいて、またかつ非常に名文と言われているもの……

第136回国会 逓信委員会 第7号(1996/04/09、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私は郵便貯金に関して伺いたいと思います。  郵便貯金については、平成五年の第三次行革審の答申の中で「簡易で確実な少額貯蓄手段の提供という本来の目的に沿って、民間金融市場との整合性を図る。また、個人貯蓄分野における資金シフトを回避し、民間金融機関とのトータル・バランスを図る」というふうに述べられているわけです。  ところが、平成八年の三月二十五日の朝日新聞の報道がありまして、ここでは郵便局が貯金集めを目的に配布したパンフレットのことが出ています。ここで書かれておりますのは、「「金融機関が倒産したら預金は一千万円までしか保証されない」など、民間金融機関の預金者の不安感をあおるような表……

第136回国会 逓信委員会 第8号(1996/05/07、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  私は放送番組審議会の内容の公表について御質問を申し上げる予定でありましたが、もう既に西川委員からも同様の御質問がありました。私といたしましても、その内容について、本来定められておりますように、日刊新聞紙への掲載、その他のできるだけ多くの公衆が知り得る方法によって行うということ、これをぜひ実現させていただきたいということをお願いいたしまして、この質問については割愛をさせていただきたいと思います。  そこで、私は大阪有線放送社に関して伺いたいと思います。  実は、私は東京で非常に派手なキャンペーンを行っているこの会社について興味を持ち、調べていったとこ……

第138回国会 決算委員会 閉会後第1号(1996/11/19、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私は、大店法についてまず通産省に御質問申し上げたいと思います。  もう既に小山委員あるいは山下委員から大店法の規制緩和について御質問がありました。私は、多少違う観点になろうかと思いますが、まず通産省に伺いたいと思います。  十一月十四日の日経新聞の夕刊に、大店法の出店申請に対して、出店を調整する通産大臣の諮問機関であります大規模小売店舗審議会、いわゆる大店審が店舗面積の大幅削減を勧告するケースが相次いでいるという報道がございました。これによりますと、中には届け出面積を約六割カットされて出店を断念したスーパーもあるというような報道もありましたほかに、茨城県とかあるいは京都府でも約六……

第138回国会 決算委員会 閉会後第2号(1996/11/20、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  きょうは、通告の質問と順序を変えさせていただきまして、先に文部省にお尋ねをさせていただきたいと思います。  まず、文部大臣にお尋ねをしたいと思います。  このたびの行政改革委員会規制緩和小委員会の論点公開の中で初めて教育問題が取り上げられたわけでありますが、私はこの意味は大変大きい、とりわけ日本の横並び、みんな同じという教育原則というものをひとつこれから破っていく上で非常に大きな意味のある論点公開ではないかというふうに評価をしております。  その中で、「学校選択の弾力化」、あるいは「教育内容の多様化」、「中学校卒業程度認定試験の弾力化」、「学校設置……

第138回国会 決算委員会 閉会後第4号(1996/11/27、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  先ほど峰崎委員からも御質問がもう既に出ている案件ではありますが地方自治体の不正経理問題と監査委員制度について重ねて御質問をしたいと思います。  もう既に御案内のとおり、昨年の夏以降、全国市民オンブズマン連絡会議に所属する弁護士あるいは市民によって、情報公開条例を活用した調査を使いました地方自治体の食糧費の不正使用、いわゆる官官接待の実態が明らかになってきております。また、市民オンブズマン等の指摘を受けた各自治体の調査によって空出張あるいは空雇用などによっての裏金づくりなどの不正経理の実態も明るみに出てまいりました。広く論議を呼んでいることは御案内の……

第139回国会 決算委員会 閉会後第1号(1996/12/26、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  昨日、平成九年度予算の政府案が閣議決定されたわけでありますが、その中でも、公共事業については十兆円近い巨費が投じられているというにもかかわらず、ここ三十年間、省庁別シェアを見てまいりますとほとんど変わっていない。この硬直性こそが縦割ワ行政の弊害のシンボリックな一面ではないかと思うところがあります。  私は、これからの公共事業のあり方について、今まで若干欠けていた点、すなわち単純な経済効率のみではない多面的検討、例えば環境負荷の配慮等も含まれるわけでありますが、あるいは事業の検討、決定、再評価のプロセスの透明性、公正性、及び事業の変更あるいは中止の手……

第139回国会 決算委員会 閉会後第2号(1997/01/16、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 本日は、決算委員会ではありますが、決算と密接な関係があります予算編成のあり方について橋本総理にお考えをお聞きしたいと思っております。  総理は、さきの臨時国会における所信表明演説で、行政改革、経済構造改革、金融システム改革、社会保障構造改革、財政構造改革の五つの改革を本内閣の最重要課題とされる旨を表明されました。中でも財政構造改革については、平成九年度を財政構造改革元年と位置づけられ、また財政再建法案を提出すべく財政構造改革会議の設置を指示されるなど、この問題にかける総理御自身の決意のほどがうかがわれると思います。  さて、このような重大な危機意識を持って総理が臨まれました平成九……

第140回国会 決算委員会 閉会後第1号(1997/07/08、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 私は、いろいろ今までも質問が出ておりますカンボジア情勢については、もう既に大臣からもかなり意を尽くした御答弁をいただいておりますので、これは割愛させていただきたいと思います。また、ガイドラインの問題というのはもう既にいろいろ皆さんから質問が出ております。私も今与党の中でガイドラインの論議に加わっているというようなことで、これもきょうは私の質問からは外させていただき、かわりに国連常任理事国入りの問題について質問をさせていただきたいと思います。  これはガイドラインの議論にも非常に関連してくる部分でありますが、我が国が国連安保理事会に常任理事国として入るかどうかという問題が今いろいろ……

第140回国会 決算委員会 第2号(1997/05/01、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 総理、外遊大変お忙しい日程でお疲れさまでございました。  各委員から外遊中のいろいろな問題、とりわけ北東アジアの安全保障問題、沖縄問題、ペルー問題を初め非常にインターナショナルな御質問がございました。私は、少し頭を休めていただく意味でもローカルな問題について御質問をさせていただきたいと思います。  ちょうど総理が訪米される前、先月の十四日に諌早湾の干拓堤防が締め切られたということで、これは総理も大変心配をされて記者につぶやかれたということで二、三行の記事になっておりました。レッドデータブックにおいて危急種、つまり絶滅の危機が増大していると言われていますムツゴロウが死滅する状況にな……

第140回国会 決算委員会 第3号(1997/05/02、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。ダイオキシンについて私は質問をさせていただきたいと思います。  皆さん御承知のように、最近ダイオキシンの危険性が新聞、テレビなどでも大変盛んに取り上げられているわけでありますが、ダイオキシンというものは、塩素あるいは塩素を含む化合物の生産、使用、廃棄によって全く意図することなく発生する有機化合物である。そしてまた、その毒性は青酸カリの一万倍以上の急性毒性を持つ。そういう意味では人類のつくり出した中で最も最悪の毒物だと言われている物質であります。  ダイオキシンというのは、我々記憶にありますところのベトナム戦争のときに、アメリカ軍が使いました枯れ葉剤……

第140回国会 決算委員会 第4号(1997/05/12、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 私は、政府系中小企業金融機関について伺いたいと思います。  現在、中小企業に対して融資業務を行っている特殊法人は商工中金、中小公庫、国民公庫そして中小企業事業団、それぞれ略称で申し上げていますが、この四つがあるわけであります。商工中金や国民公庫は事業資金の貸し付けであって、また中小公庫は設備資金や長期運転資金の貸し付けをしているということなんですが、どうも我々にはそれぞれの違いがなかなかわかりにくいという点がございます。  国民公庫、これは大蔵省の管轄になるんですが、そのほかの三つは通産省の所管ということになりますが、国民公庫も含めましてそれぞれの融資業務のすみ分けというのはどの……

第140回国会 決算委員会 閉会後第4号(1997/09/03、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 私は、農水省に二件ほどお尋ねしたいと思います。  農林水産省の行っております公共事業の評価についてまず伺いたいと思います。  農水省は公共事業全体の約二割を占めているわけでありますが、その分野も大変多岐にわたっておりまして、農業農村整備事業、森林整備事業、漁港漁村整備事業などなどであります。  最近の事例を見てまいりますと、やや問題を含むものが多いような気がいたします。例えば、よく例に引かれます農道空港の場合などもあるわけですが、これは今までも決算委員会でかなり何回も取り上げられておりますので繰り返しませんが、バブル時代につくられた事業計画の経済性、採算性に問題があったのではない……

第140回国会 決算委員会 閉会後第6号(1997/09/17、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 私は、まず教育分野の規制緩和について文部省に伺いたいと思います。  私は昨年十一月のこの決算委員会におきまして、行政改革委員会規制緩和小委員会の議論の中で初めて教育問題が取り上げられたことを評価いたしました。学校選択の弾力化、あるいは教科書検定プロセス及び検定基準の公開などについて質問をさせていただきました。当時の小杉文部大臣から前向きな御答弁をいただいたことを記憶しております。  その後、十二月に行政改革委員会より規制緩和の推進に関する意見、「創意で造る新たな日本」が出されました。論点整理に挙げられた点が盛り込まれました。その中では、今後の教育における重要な観点として、自己の意……

第140回国会 逓信委員会 第2号(1997/02/21、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  もう既に各委員からいろいろな質問が出ておりまして、最後の質問者というのはいつも重複しない質問を考えるのは大変苦労するところでありますが、私は、今回のストックオプションの導入について伺わせていただきたいと思います。  今国会に上程されております特定通信・放送開発事業実施円滑化法、以下略して円滑化法と申し上げたいと思うんですが、これの一部改正によって、同法に基づく郵政大臣の認定を受けて通信・放送新規事業を実施する株式会社についてストックオプション制度の導入が認められるということになります。  私は、昨日の大臣の所信表明の中でもメガコンペティションと……

第140回国会 逓信委員会 第5号(1997/03/25、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 私は、衛星放送のデジタル化について伺いたいと思います。  この件は、先月の逓信委員会でも堀之内郵政大臣に質問をさせていただきました。大臣から大変に心強い御答弁をいただいたわけであります。そして、その数日後にBS−4後発機検討会がBS4後発機はデジタル方式が適当であるという答申をまとめたわけであります。これは私見でありますが、我が国の放送戦略の将来を明るくするものである、大変によい方向に向かっているというふうに思っております。  既に諸外国の衛星放送ではデジタル化の動きが加速をしているとともに、そのビジネスもグローバル化をしている。今後は衛星放送市場における世界的な競争がますます激……

第140回国会 逓信委員会 第8号(1997/04/10、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 最後の質問者になりまして、きょうの主題でございますこのストックオプションの問題というのは、もう皆さん、各委員からいろんな意味で質問し尽くされているということではございますが、あえて私の視点から御質問をさせていただきたいと思います。  実は、二月二十一日の逓信委員会のときに、私はもう既にこのストックオプションの導入について質問をさせていただいておりました。きょうも、いろいろな各委員の中から話題になっておりますこの円滑化法の中にあります認定制度ということが平成二年から施行されていて、これが六年経過をしているんですが、十一件しか認定がない。ということで、本来のストックオプション制度が持……

第140回国会 逓信委員会 第9号(1997/04/22、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。今回の法改正に関連して伺いたいと思います。  今回の法改正では、今までの無線局の検査制度が指定検査機関制度から認定点検事業者制度へと転換されることになりました。これによって、規制緩和あるいは行政改革の一環としてこの制度の転換が有効に働くということを大いに期待しているわけであります。  現行法では、無線局の検査は郵政大臣もしくは指定検査機関のみが行うこととなっており、現在、指定検査機関は財団法人無線設備検査検定協会と財団法人海上無線検査協会の二団体のみになっています。この二団体はいわゆる公益法人ですが、広く一般に存在する民法上の財団法人とはその趣を異にし……

第140回国会 逓信委員会 第10号(1997/05/13、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 もう最後の最後になりますと、本当に質問がほとんど残っていないという大変苦しいあれになるんですが、今回の議題でございます字幕番組、これは畑委員、林委員を初め皆さんからもう質問が出尽くしてはいるんでありますが、ひとつ、日本とアメリカとの普及率の違いというのもこれは先ほどから再三御指摘ありました。  この原因として、確かに英語と日本語の違い、つまり、アメリカのニュース専門番組なんかでは発言が完全に同時に文字になって出てくる、まさに速記の技術で文字化できるというようなことがあるわけで、それを見ますと、日本語というのはやっぱりちょっとハンディキャップがあるなということもよくわかるんですが、……

第140回国会 逓信委員会 第12号(1997/06/05、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。きょうは御苦労さまでございます。  先ほど来、持ち株会社の問題も含めていろいろ委員から御意見が出ているわけでありますが、私もNTTの単なる分離分割ということに対しては、国際的なメガコンペティションの時代に果たしてふさわしい方策かどうかということでの疑問を大いに抱いております。しかし、一方ではここ二年間、持ち株会社解禁問題ということについては与党の政策担当者として百数十時間にわたる討議をやって、今いろいろ皆さんから疑問が出てきたような例えば個人株主の権利の保護であるとか組合の権利の保護の問題であるとかといったところにも十分配慮をし、また事業支配力の過……

第140回国会 逓信委員会 第13号(1997/06/10、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 私は、まず電気通信事業法の改正に関して一つ伺いたいと思います。  今回の改正によりまして、接続約款の認可基準の導入や接続会計の公表の義務づけなど、電気通信事業者間の接続に関する制度が整備されるということでありますが、この制度の実効を上げ、接続コストの低減という本来の目的を達成するには接続料の算定をできる限り客観的に行っていく必要があるというふうに思います。  今回は、資料を読みますと、その算定方式として施設の償却費、それから営業費及び一般管理費などの適正な額と、それからそれに加えて新たな資金調達に必要な支払い利子の合計を求めるいわゆる総括原価方式というものが採用されているというこ……

第140回国会 逓信委員会 第14号(1997/06/11、17期、会派情報なし)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。きょうはありがとうございました。  私は常々、NTTの分割問題については、今世界のメガキャリアのメガコンペティションが渦巻いている中で果たして分離分割という手法が正しいのかどうかということに大変疑問を持っていたわけでありますが、先ほど林先生がお話の中で、そのままNTTが分離分割せずにいる姿と、一度分割をしてそこからまた新たな再編が起きていく、因数分解をしたものをまた再集合させていくということとはもう全然違うというお話を伺いまして、全くそのとおりだと。ともかくコップの中の嵐ではなくて、あるいはコップの中の競争ではなくて、もっと大きな外海のメガコンペテ……

第141回国会 決算委員会 閉会後第1号(1997/12/16、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  小里総務庁長官にお尋ねしたいと思います。行革の取りまとめ、大変御苦労さまでございました。きょうは独立行政法人にかかわる問題として、特殊法人の改革について大臣の御見解を伺いたいと思います。  この独立行政法人という新しい形態が行革会議長終報告の中でも出てまいりました。その記述の中では、特殊法人と独立行政法人との関係として、「特殊法人については、その存続の必要性を徹底して見直すとともに、民営化、事業の整理縮小・廃止などが積極的に進められなければならない。」、このように書かれております。これは私は大変結構なことだと思います。現在、与党三党でこの特殊法人の……

第141回国会 逓信委員会 第3号(1997/12/04、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  八月七日にアメリカ政府が一方的に制定しました、国際電話についての国際精算料金の上限、いわゆるベンチマークの問題について、私は九月十七日の決算委員会で質問をさせていただきました。  そのとき、日本政府としては、米国に対して懸念を持っているという内容のコメントを既に提出していたと、そのことについて御報告がありました。そして、引き続き制度の改善を求めていく旨、御答弁もいただいたわけでありますが、その後、十月にはベンチマークの撤回を要望されたということも聞いております。  現時点での状況について御報告をいただければと思います。

第142回国会 経済・産業委員会 第3号(1998/03/12、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  きょうはまず経済企画庁に御質問を申し上げたいと思います。  実は私は存じ上げなかったんですが、経済企画庁の中に景気基準日付検討委員会という研究会があるということを知りました。これはどういう内容の組織なのか、簡単に御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 実は、その委員会の存在を知りましたのはある新聞記事でございまして、三月一日の毎日新聞、それから三月四日の日経新聞に、この七名の委員からの事情をいろいろ聞いていく中で、大変経企庁に対して不信感を持っておられるという、こういう記事がありました。  それはどういうことかというと、五月に景気の山を……

第142回国会 経済・産業委員会 第6号(1998/04/02、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  我が国の商品先物市場についてはいろいろ今まで御説明がありましたが、出来高などで見ると世界的な規模に達している、しかし質の面では国際水準化がなかなかなされていないということが問題ではないかと思います。  現在、我が国の先物市場における市場価格が現物市場価格と全く連動していない、あるいは現物取引における価格指標として信認されていない。さらに言いかえれば、商品価格におけるイニシアチブあるいはグローバルスタンダードをとれていない、こういう実態こそが我が国商品先物市場での最大の問題ではないかと思うわけであります。例えば、輸入穀物の国内先物価格が生産地の市場価……

第142回国会 経済・産業委員会 第7号(1998/04/07、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 先ほど来、いろいろ各委員から日本の経済が非常に厳しい状況にあるということを御指摘されているわけでありますが、現代というのは大変矛盾性に満ちた時代だ、私はこういうふうにも思っております。  今我々は、日本の財政破綻、これに対してその再建の道筋である財政構造改革、これを何が何でも進めていかなければいけない、こういうテーマもあるわけですが、しかし現在の経済を見ていくと、その財政再建の前提である一・七五%の経済成長、これもなかなか実現し得ないという大変難しい状況の中で景気に対する経済対策が要求される、こういう矛盾もあるわけであります。  それから、経済成長、これを促進すれば今話題になって……

第142回国会 経済・産業委員会 第8号(1998/04/09、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  最後の質問者となりますと、聞きたいことはもう各委員から大抵質問が出てしまいます。本法については、私はベンチャー育成ということで大変必要な法律だと思います。今、平井委員からもお話がありましたように、やや遅きに失しているぐらいでございまして、二日も早く成立を望みたいと思うものでございます。  そこで、この機会にベンチャー育成に係る施策について、違う観点からちょっとお尋ねをさせていただきたいと思うわけです。  通産省は、これまでも新規事業法とか中小企業創造事業活動法など、いわゆるベンチャー支援、新規産業支援策、これをいろいろ講じていらっしゃったわけであり……

第142回国会 経済・産業委員会 第10号(1998/04/23、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 この両法案については各委員からさまざまな視点からの質問がもう出ておりますので、私は四月九日の当委員会でも同じ質問をさせていただいたんですが、ベンチャー支援策としての特許情報のオンライン化について、また改めてお尋ねをしたいと思います。  このすべての特許情報をインターネットで検索できるようになる時期について、そのときは特許庁の御答弁としては、「できるだけ早いうちに」ということでありました。  現在取りまとめられています総合経済対策においてもこの施策が盛り込まれているわけでありますが、恐らくその額というのはあすにならなければ具体的な数字はわからないということだと思います。しかし、もく……

第142回国会 経済・産業委員会 第12号(1998/05/14、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  私も長いこと西武百貨店に身を置いておりまして、大店法で守られていたころの非常に楽な流通に長く身を置いておりましたんですが、そのころ田島先生にも随分いろいろお教えをいただいたりしてお世話になりました。  この大変厳しい今の流通環境の中での今回の法律案ということでありますが、これは法律では百貨店も量販店も大規模小売店舗ということで一くくりにされてしまう。ただし、質的にはかなり違う役割を持っているというふうに考えております。  百貨店というのは中心市街地立地型で、むしろ周辺の商店街と共存共栄を図ってきた歴史というのは非常に長かった。しかし、どちらかという……

第142回国会 経済・産業委員会 第13号(1998/05/19、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 今回の法改正につきましては、規制緩和の流れの中で業務の簡素化ということで、基本的に賛成をしていきたいというふうに考えております。  昨今、ダイムラー・ベンツとクライスラーの国を越えた大型合併、これが話題になったわけでありますが、今後ますます国際的大型合併が進んでいくであろう、そしてまさにメガコンペティションの時代に突入するだろう、こういうふうに考えております。  そういう中で、昨年、持ち株会社の解禁ということをいたしました。これは与党内でも二年間にわたってさまざまな議論をしてまいりまして、私自身もその議論に参加をしてきたわけでありますが、これによってまさに大合併の時代に企業合併等……

第142回国会 経済・産業委員会 第17号(1998/05/28、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私はまず、省エネ法の位置づけについて確認させていただきたいと思います。  省エネ法というのは、御案内のように石油ショックを契機にできたと言われておりますが、地球サミットのありました平成五年にこれに合わせて改正された、こういう経緯もございます。  今回の改正は、そういうことでいきますと、昨年開催されました地球温暖化防止京都会議、ここにおける京都議定書が背景にあるように思えるわけですが、この省エネ法改正というものは京都議定書の担保法と考えていいものなのか、伺いたいと思います。  もし担保法でないのだとすれば、今後何らかの追加的な立法措置が必要になるのではないかと思いますが、その点を含……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第14号(1998/06/09、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 最後の質問者となったようでございますが、我が党党友で元経済企画庁長官の田中秀征氏がかねてより行革には量の行革と質の行革があるということを言っております。今回の省庁再編では、まず省庁の数を減らす、それからさらに十年をかけて一〇%以上の人員削減をするということでありまして、これが十分かどうかという議論はあると思いますが、ともかく量の行革、これの意味合いが強いと思います。  今回、この法案成立後に各省設置法の改定が始まるわけでありますが、これは行政の質を変えていくという意味で質の行革の始まりということが言えると思います。この設置法の問題、考え方については、衆参の審議の中で何度も取り上げ……

第142回国会 行政監視委員会 第2号(1998/02/03、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 ただいまいろいろ質問があったわけでありますが、不祥事の摘発という問題だけではなくて、私は、行政監察局の仕事の中に、行政政策のあり方自体に厳しいチェックをしていくという役割、これは非常に大きな役割ではないかと期待をしているところであります。  それと同時に、今まで私の経験の中でも幾つか疑問に思った点もありますので、その点についてお尋ねをしたいと思います。  それは、昨年の二月二十八日に我々が大変問題としております中海の国営干拓事業などを含む全国の大規模農業基盤整備事業に関する行政監察結果が発表されました。その中で、当初中止勧告に踏み切るという意気込みで作業が進められていたこの干拓事……

第142回国会 行政監視委員会 第3号(1998/03/18、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 きょうは両参考人、ありがとうございました。  私たちは、この間の行政改革の中で財全分離ということを非常に強く言ってまいりまして、両先生からもいろいろ応援をしていただいたわけですが、私たちの力不足もあって非常に中途半端な結果に終わってしまっているのかなということで反省はしております。  特に私たちが申し上げたかったことというのは不透明な裁量行政、これは特に金融行政の中で不透明な裁量というのが今回の不祥事を生む温床にもなったというふうに思うわけですが、大蔵省という密室の中で優位にある財政が金融行政をゆがめるということ、これが相互の緊張感を失わせ、また不祥事をはぐくむ温床になったんじゃ……

第142回国会 行政監視委員会 第4号(1998/04/15、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 ただいま皆さんからお話がありましたが、公務員倫理法の策定に今政治では全精力を挙げている状態だと思います。  しかし、大事なことというのは、細かい規則をつくり、そしていろいろな意味でがんじがらめな仕組みをつくっていくということよりも、当然のルールをいかに守らせるかということに重要なポイントがある。何度もいろいろな規則がつくられるけれども、守られなければ意味がない。そのためには、監視をしチェックをする機能も大切でありますが、さらに言えば官民双方に周知徹底をさせる仕組みをいかにつくり上げていくか、これが私は一番重要なことではないかなと思うわけです。  そこでお尋ねしたいんですが、先ほど……

第142回国会 行政監視委員会 第6号(1998/05/20、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 当委員会ができました時代背景でもあるわけですが、公務員倫理という問題がこれほどまでに話題になり問題になり、また、白日のもとにさらされた時代というのはかつてなかったのではないかというふうに言われます。しかし、本当にその問題の本質が白日のもとにさらされているのかということになりますといささか疑問があるわけであります。  現在、これらの問題に対して、内部監査体制の強化であるとか、あるいは当国会でも議論されました公務員倫理法の制定、こういうものが図られているわけでありますが、どうもこれだけでは十分な問題解決にならないんじゃないか、こういう気がいたします。  これは例えがいいかどうかわかり……

第142回国会 行政監視委員会 第7号(1998/06/08、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 もう既に各委員からいろいろ御質問が出ておりますので、多少視点を変え、あるいはそれを補強するような意味で幾つか伺わせていただきたいと思います。  平成八年に事務次官等会議申し合わせによって倫理規程が制定されたということは先ほどから繰り返し出ているわけでありますが、これを拝見しても、十分に細かい規程がもう既にできている。しかし問題は、なぜそれが守られなかったかというところに尽きるのではないかと思います。  私は、前回の委員会のときにも中学生のナイフ事件に例を引かせていただいた。こういう問題が起きたときに学校がすぐとる手というのは、校則を厳しくする、強化する、あるいは持ち物検査をすると……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号(1998/09/10、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私たちの番になりますと大半の質問というのはもう出尽くしておりましていつも大変苦慮するんですが、大筋の部分について、今回の長銀救済が、そしてそれに公的資金をつぎ込むということがいかに納得されないことか、国民にとってもそして我々にとってもなかなか理解できないことかということは、もう既に各委員からの質問、これは与党、野党問わず皆さん一致してそのポイントにおいては同じ立場から御質問が続いたと思います。  そういうこともございますので、私は幾つかポイントを絞って御質問をさせていただきたいと思います。  まず一つは、デリバティブ取引の問題であります。これも既に簗瀬委員あるいは山本委員から御質……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号(1998/10/06、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私は、宮澤大蔵大臣それから堺屋企画庁長官に御見解を伺いたいと思うことがございます。  現在の日本の金融界の状況というのはまさにカオス、これはいわゆる混沌の状態ではないかと思うわけであります。個々の金融機関にとどまらずに金融システム全体が破綻しかけている、あるいはそのシステミックリスク一歩手前にまで来ているということからであります。しかし、カオスというのは混沌ではありますが、抜け道のない無秩序さとは違う。まさに宇宙の創成期がそうであったように、そのカオスの中から新しい秩序が生み出されていく、こういう期待を一方では持っているものでございます。  混沌とは何かということで、私もいろいろ……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第6号(1998/10/07、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 最後の質問者になりました。御予定では大臣がもういらっしゃらなくなるということで寂しく思っておりましたけれども、最後までおつき合いをいただけるようでございまして、本当にうれしく思っております。  私は、今回の与野党合意の中に財政、金融の完全分離、これが織り込まれているという点に大変関心と期待を持っておりました。私たち新党さきがけも橋本政権時代に与党の片隅に身を置きまして、行政改革討議に参画をさせていただきました。この財金分離、特に財金の完全分離という点に大変こだわり、最後まで主張をしてまいったわけでございます。  そこで、今回の四党合意の中に財政、金融の完全分離という言葉を拝見しま……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第7号(1998/10/08、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 時間も限られておりますので、まず岸参考人に伺いたいと思います。  経営者として自行のかじ取りをされるということと同時に、業界に降りかかる大変大きな問題を解決しなければいかぬということで大変御苦労があると思います。  今論じられております法案、それからそれに伴う処理スキームは、現在金融機関が持っております病巣にメスを入れてそれを根治させるものであると思っております。先ほど神田先生も言っておられましたが、ともかく成立をさせて、まずいところがあればそれはまた随時直していけばいい、ともかく一日も早い施行が求められていると感じております。  でありますが、問題はその手術の後に真に健全な金融……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号(1998/10/09、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 新党さきがけの水野でございます。  報道を拝見いたしますと、平成十年度の第二次補正予算について前倒しをする意向を総理大臣が示されましたのがちょうど九月三十日でございました。同日及び翌日の日経平均株価はバブル後の最安値を更新した、こういうことを実は記憶しております。本来ですと、こういった補正予算の発表あるいはそれの前倒しという意向を総理が発表された場合、それが市場の株価に好転されてしかるべしと思うのが今までの慣例だったんではないかと思うんです。  その後、十月二日に改めて総理が緊急経済対策を策定する方針を表明されました。そして、それに引き続いてワシントンでも宮澤蔵相が景気追加策の表……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第10号(1998/10/15、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 最後の質問者になりました。大臣も大分お疲れになっていると思いますので、短目に質問をしたいと思っております。  本法案と十三兆円の金融機能安定化法との違い、これは経営責任あるいは株主責任あるいは経営合理化といった点が法文化されたこととともに、自己資本比率ごとに具体的な要件などを細かく定めて早期是正措置との連携を図った、この点が非常に重要なのではないかと思っております。  そこで、昨日の一部報道によりますと、これは先ほどほかの委員からの指摘もあったんですが、金融監督庁は、長銀は債務超過になっていると、かような判断を固めたと報道されております。これはまだ真偽は明らかにはなっていないわけ……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第11号(1998/10/16、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 私は、最後の質問ということもございますが、自民党発議者、できるならば保岡先生にお尋ねをしたいと思っております。  民主党提出の対案、これは簡単に言いますと,金融機関が保有する有価証券の評価あるいは債権分類ごとの引き当ての問題、こういうものをより実態に近い評価、言いかえれば厳しい評価を行う、それによって客観基準によって存続可能な金融機関に資本注入を行うという考え方だと理解しております。これは私は一定の見識であると評価をするところであります。  それに対して自民党案、保有有価証券の評価が選択制であるということでございます。これは今までも随分皆さんからも出ましたが、低価法によって保有有……

第143回国会 経済・産業委員会 第3号(1998/09/17、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 もう既に大部分の質問が出ておりますが、幾つか私の方から伺いたいと思います。  まず、この法律改正の根拠になります条約の問題について、これは外務省の方からお答えいただく方がいいのかと思いますが、伺いたいと思います。  まず、条約加盟各国の批准状況、これはまだ批准が済んでいない、準備中の国もあるというふうに伺っておりますが、今どんな状況になっているのかお答えいただければと思います。
【次の発言】 OECDの加盟国のうちオーストラリアが署名していない。これは何か特に原因といいますか理由があるんでしょうか。
【次の発言】 今三十三カ国ということで、OECDを中心としてこの署各国があるわけ……

第143回国会 経済・産業委員会 第4号(1998/09/24、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 まず私は、地球温暖化ガス削減策に占めます森林吸収の問題、この算定について伺いたいと思います。  COP3の京都議定書で定められました温暖化ガスの六%削減目標、これをどう実現するかということは、我が国にとりまして、技術的にもまた京都会議の議長国の責任からいっても重要な問題だと思います。  この六月に定められました地球温暖化対策推進大綱、これを拝見いたしますと、温暖化ガス削減項目の中の森林吸収分につきまして、議定書にある規定を我が国に当てはめた場合、通常の計算ではO・三%の削減効果を算定できるというふうに書かれております。さらに大綱は、今後の国際交渉いかんによっては追加的吸収分につい……

第143回国会 経済・産業委員会 第5号(1998/09/29、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  先ほどから話題になっております新聞広告ですが、実は私もきのうちらっと目にして、しかし内容は気づかずに見過ごしておりました。これは一つに、表現が余り効果的ではなくて、私は何かどこかの保険会社の広告か何かかと思って見逃していたんですが、先ほど話題になって改めて拝見をしました。そして、昼休みに何人かの中小企業経営者であります友人に気がついたかといって聞きましたら、だれも気づいていないんです、やはりあの広告には。  ただ、だれもが今回の貸し渋り保証制度の強化ということについては熟知をしておりました。そしてまた期待も大きい。ただ、実効性といいますか、本当に良……

第143回国会 経済・産業委員会 第6号(1998/09/30、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 総理は外務大臣当時よりこの対人地雷禁止条約調印に非常に積極的な姿勢を示されてきました。当時、アメリカ側も既に不参加を表明していたという中で、総理が外務大臣として非常に積極的な姿勢を示されたということは大変評価できることだったと思います。  当時の新聞でも、これは朝日の社説でありますが、「米国との協調や自衛隊の組織維持を重視した外務、防衛官僚の抵抗をおさえ、政治判断を貫いた小渕恵三外相、それを受けた橋本龍太郎首相の決断を評価したい。」、こんな記事が載っております。私も当時、総理にお目にかかる機会があって、この問題について大変敬意を表させていただいた、そんな記憶も鮮明に覚えております……

第143回国会 経済・産業委員会 第8号(1998/10/15、18期、新党さきがけ)

○水野誠一君 渡辺先生の演説の後で大変影が薄くなりそうなんですが、何点か少しお尋ねをしたいと思います。  石油公団のあり方というのは、昨年十二月の衆議院の決算委員会においての集中審議から始まりまして、私も、日本の財政改革あるいは行政改革との両立という視点からも、あるいは情報の公開という視点からも、この石油公団のあり方は大変興味を持って見ておりました。  その後、堀内前通産大臣のああいった御指摘が出てきて、それによって内部のずさんな経営実態が明らかになるということで、私は大変この堀内前通産大臣の御指摘というのは画期的なことだったのではないか、かように評価をさせていただいているわけであります。  ……

第144回国会 経済・産業委員会 第3号(1998/12/11、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  私は、新事業創出促進法案についてまずお尋ねしたいと思います。  中小企業庁の調査を拝見いたしますと、「創業に対する不安材料」の第一番目として「資金繰りの難しさ」、そして二番目には「失敗時の多大な金銭的リスク」、どちらも資金に関する不安でございますが、この二つの項目がいずれも八割を超えている。しかも、「公的機関に求める創業支援施策」も「開業資金の調達」、これが第一位である、こういうデータがございました。  日本は金融の直間比率の中で間接金融比率が非常に高いという特徴もあるわけでありますが、昨今貸し渋り問題、これがなかなか改善されない深刻な問題である……

第145回国会 経済・産業委員会 閉会後第1号(1999/10/20、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  各委員からいろいろ御質問がもう既に出ておりまして、私は、この事故というのが単に経済的なあるいは六十九名の被曝者を出したというような問題だけではなくて、日本の原子力行政の安全神話を崩壊させてしまったということの意味の大きさ、これをひとつしっかりと認識をしていただきたいと思うわけであります。事故も大問題なんですが、またさらにその後の対応のまずさ、それによる不信感が倍加するという問題、これは特に日本が今持っている大きな問題点をそこにあらわしているのではないかな、そんな感じが私はいたします。  そこで、まず科学技術庁に確認をしたいんですが、もう既に何……

第145回国会 経済・産業委員会 第2号(1999/03/09、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、大臣の所信表明に沿って幾つかお尋ねをしたいと思っております。  大臣が所信表明で挙げられました諸課題、これはそれぞれ非常によく吟味され整理された諸課題であると理解をしておりますが、一方ではこういった項目が本当にどれだけ実現されていくのかということが非常に重要だと思っております。  なぜならば、平成十一年度予算案、これの全体を見ますと、一般会計八十一兆円、伸び率五・四%という大変積極財政を、しかも前年度当初予算の二倍の三十一兆円の公債発行の上に積み上げたという、こういう予算になっております。  大蔵省はめり張りのきいた予算配分であるということを強調しておりますが、一方、市場の……

第145回国会 経済・産業委員会 第3号(1999/03/15、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、財政健全化と景気対策について堺屋長官のお考えを伺いたいと思います。  今さら論ずるまでもなく、財政健全化が先なのか、あるいは景気対策が先なのかという議論、これはいろいろな立場からさまざまな議論がされております。今、政府の展開しております考え方というのは、景気対策が最重要課題であるという考え方であります。しかし、一方で財政健全化の道筋がどうも見えにくくなってしまったということが、言ってみれば日本の国債の格付の低下というようなところ、つまり国際経済社会の中において日本買いというものが弱くなってくるということにもつながるということで、私は、これからの議論というのは、財政健全化なの……

第145回国会 経済・産業委員会 第4号(1999/03/23、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最後の質問者になりますと、大部分の問題はもう既に出尽くしておりまして、伺うポイントが大変限られてくるのですが、ともかく一部重複する質問については、多少違う視点から補強的に伺うということで御容赦を願いたいと思います。  まず、今回出ております二法のうち、中小企業総合事業団法に対する問題ということについては、特殊法人の統廃合を積極的に進めるべきだという視点から、私は大いにこれは歓迎をしたい。ただ、足し算だけの発想ではなくて、こういった統合が掛け算の効果を上げるような統合にしていただくということ、これは非常に重要なポイントだと思いますし、ましていろいろ同僚議員から言われている、二十一世……

第145回国会 経済・産業委員会 第5号(1999/03/30、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、先端技術が日進月歩の国際競争の時代に、今回の特許法改正というのは大変望ましいものだというふうに考えております。特にこういった技術革新が日々行われている、こういうときには、先ほどいろいろ同僚議員からも御指摘ありますが、三年といってもこれは非常に長い。本当に合理化してもっともっと時間短縮を図っていただくさらなる努力をお願いしたい。  そういう意味でも、今回、あす三十一日からスタートします四千万件に上る特許情報をインターネットを通じて提供する特許電子図書館、これも私は大いに期待をするものであります。  私は通告では、今渡辺委員からもう既に御質問が出てしまったんですが、知的所有権交……

第145回国会 経済・産業委員会 第6号(1999/04/13、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  きょうは本当にお忙しい中御苦労さまでございました。  今、同僚議員からいろいろ質問が出てまいりました。こうした問題というのは、自己責任と自由な競争行為、そしてそれに絡む法的規制というその三つどもえの問題、これはどこに適切なバランスをとるべきか大変難しい問題だと常々思っております。  しかし、一部の悪質な業者、こういった存在が健全な市場の発展を阻害するということはよくあるわけでありまして、こういうことが自由経済の中では大変残念なことだと思っております。  そのために、確かに今回の法整備をすることと、それから今もいろいろ話題になっております、お話が出……

第145回国会 経済・産業委員会 第7号(1999/04/15、18期、参議院の会)

○水野誠一君 まず不正競争防止法については、私、コンテンツサービスビジネスの今後の発展に欠かせない改正であると理解しております。音楽や映画、ゲームソフトなどのコピーガード機能を無効化する機器、先ほども実物を見せていただきましたが、こういうものが派手に広告されて売られているという現状はいかにも異常でありまして、コストと時間をかけて開発、提供している事業者の利益を保護するためにも、こうした機器の不公正な取引が不正競争防止法上の不正取引に位置づけられて、差しとめ請求などの対象となることは大きな効果が期待されると思っております。  しかし、こういった法の網をくぐって、やはり次から次にいろいろな新手の業……

第145回国会 経済・産業委員会 第8号(1999/04/20、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  今回の独禁法の適用除外の縮小、これは今まで何度も繰り返されてきたわけでありますが、いろいろ背景的なことから考えても今回の改正に異を唱えるものではない、公取には引き続き自己責任原則と市場原理に立つまさに市場の番人としてしっかりと努めていただきたい、かように思います。  民間企業の過剰設備の問題、これも同僚議員から繰り返し出た問題でありますが、今私は経済再生をする上で非常に重要課題だと思いますので、あえて繰り返して御質問をしたいと思います。  世界的な再編競争が今取りざたされています自動車関連に例を見ても、九八年度の国内生産台数が二十年ぶりに一千……

第145回国会 経済・産業委員会 第11号(1999/05/13、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最後の質問者になりました。渡辺委員以上に聞く範囲が狭まって大変困っております。  今回の改正は、二〇〇一年までに国際的に遜色のない水準のコストサービスを目指すという政府の姿勢を具体化するものである、また昨年の規制緩和推進三カ年計画にある小売供給の自由化を初めとする競争促進を推進するという内容に沿ったものでありますし、電力、ガスの自由化ということ自体世界的な潮流であるということで、需要家利益の観点あるいは産業の国際競争力を増進するという観点、あるいは産業の空洞化を防いでいくという観点からも歓迎されるべき体制だと、私はかように思っております。  午前中に他の委員から規制緩和に対する慎……

第145回国会 経済・産業委員会 第13号(1999/05/27、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  今回の原子炉等規制法の改正は、IAEAの追加議定書の国内担保措置それから使用済み燃料の中間貯蔵のための規定の整備という二つの柱から成っておりまして、政府のこれまでの方針と照らしますと一見どちらも必要性の高い改正内容ととれるわけであります。しかし、特に使用済み燃料の中間貯蔵に関しては、これまでも各委員から重ねて指摘のあるとおり、政府が推し進めているプルトニウム政策と密接に関連したものでありまして、つまり原子力発電、再処理工場、プルサーマルを中核としたいわゆる核燃料サイクル構想の一部を担うものであるということでありまして、この中間貯蔵施設を新しく建設……

第145回国会 経済・産業委員会 第14号(1999/06/01、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最終バッターといいますか、アンカーでございまして、今までかなり各委員からいろいろ御質問がありまして、ほとんどこの中間貯蔵の問題についてはいろいろ出尽くした感がございます。  ともかく、私は、その核燃料サイクルの全体像、これは設計図としてはあるんだけれども、それが本当に機能していくのか、あるいはそれが予定どおり本当にその能力を実現することができるのかという問題。これはよくトイレのないマンションというような言われ方もするんですが、ともかく設計図ではトイレがついているんだけれども、本当に下水管がそこに結ばれ、そしてまた処理能力のあるシステムがそこに伴っているのかということを考えたときに……

第145回国会 経済・産業委員会 第15号(1999/06/03、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  前回、五月二十七日の委員会で、私は、核燃料サイクル構想の見通し、つまり使用済み燃料の再処理施設やプルサーマル計画、発電所の廃炉問題についてお尋ねをさせていただきました。また、参考人質疑においても、この廃炉問題等も含めて日本の再処理能力というものは果たして技術的にも能力的にも十分なものなのかどうかといった視点からお尋ねをしたわけでありますが、どうも聞けば聞くほど不安、疑問というものが残る、率直に申し上げてそんな感じを持っております。  再処理工場は六ケ所村に建設中でありますが、これも指摘をさせていただきましたように、数度の延期を経て稼働ができるのが……

第145回国会 経済・産業委員会 第16号(1999/06/08、18期、参議院の会)

○水野誠一君 今まで数回にわたってこの原子力問題を審議してきたわけでありますが、この二回の原子炉規制法の審議の中で、核燃料サイクル構想の将来について、スケジュールが不透明な施設が多い中、現実的な見通しはどうなっているのか、また一方で、廃炉問題や高レベル放射性廃棄物処理の問題などに絡むコスト、これを考えますと、現在言われている一キロワット当たり九円という原子力発電のモデル計算が妥当なのか、今後も維持できるのかといった疑問について何度か指摘をさせていただきました。廃炉や高レベル放射性廃棄物処理に係るコストについては、一キロワット当たりに割り戻すといずれも数銭から数十銭であってこれは問題ないんだとい……

第145回国会 経済・産業委員会 第18号(1999/07/29、18期、参議院の会)

○水野誠一君 今回のこの基準・認証法の問題というのは、規制緩和推進三カ年計画に沿ったものであるということでありますし、またその検査、認証分野についても積極的に民間の能力を活用していく、そしてまた事前検査型から事後チェック型に重点をシフトするということによって高コスト体質の改革を目指す法改正である、また国際的な整合性を図る観点からも基本的に今回の改正のスタンスには私は賛成したいと思っています。  ただ、これまでも各委員からもいろいろ指摘されておりますように、国民の安全確保そして消費者利益の確保、これは大前提でありまして、運用に当たっては民間の能力を信頼できるものにするとともに消費者の賢い選択が可……

第145回国会 経済・産業委員会 第19号(1999/08/03、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最後のバッターとなりまして、大部分の質問というのはもう既に各委員から出ております。私は、その中から幾つかさらに詳しくお答えいただきたい、あるいはお答えの中でまだ十分に理解できない点についてお尋ねをさせていただければと思っております。  昨日も代表質問をさせていただいたんですが、バブル崩壊後、景気回復という期待を抱いて、政府も企業も本当の構造改革、これが先送りされてきた。しかし、そのツケが今ここにきて大きくのしかかってきている。その背景には、私は、市場の競争のグローバル化の進展というものがあるんではないかと思うわけであります。我々は、失業の増加、これは大変大きな懸念でありますが、こ……

第145回国会 経済・産業委員会 第20号(1999/08/05、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。きょうは皆さんありがとうございました。  まず、樋口さんに伺いたいと思うんですが、きょう、お話の中でリエンジニアリングという言葉が出てきて、大変私は我が意を得たりという感じがいたしました。  と申しますのは、リストラという言葉が、本来はそういう意味ではないと思うんですが、削減という意味に使われてきている。過剰設備、過剰債務、過剰雇用の削減という意味で、非常にリストラという言葉が刺激的な響きを持ってきちゃっている。  それで、リエンジニアリングというのは、私の解釈では、人的資源を含めてあらゆる資源をむだにせずにもう一度因数分解して組み立て直して再活……

第145回国会 経済・産業委員会 第21号(1999/08/06、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  二十一世紀に向けて経済発展に資する新規産業を育成していくためには、その産業への資金仲介をいかに円滑に図っていくか、そのための金融システムをいかに設計していくべきかという視点が不可欠だと私は考えております。言いかえますと、今企業にとって一番重要なリエンジニアリングは資金調達のメカニズムを大きく変えていくことではないかなと考えているわけであります。  あえて私がここでリエンジニアリングと申し上げたのは、やはりリストラという言葉が響きが余りよろしくないということで、大きなパラダイムシフトを図っていく。ということは、単にいろいろな三Kと言われる過剰を削減……

第145回国会 行政監視委員会 第6号(1999/05/31、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  今、お三人の参考人の方から日本のODAというものが大分基本的に進化してきているという視点でのお話をいただいたのではないかと思うわけですが、同時に大きな問題点もまだまだ残されている。私は、歴史的に見ていきますと、途上国へ対するODA、それがややもすると過去には一部の権力者の権力増強のためにその資金が使われるというような側面というのもあったと思います。  そういった視点から見たときに、ODAというものがどれくらい進化してきているのか、これは非常に重要な視点だと思うんですが、例えば最近のことでいえば国の内紛、こういうものがODAに対して与える影響、これ……

第145回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号(1999/05/12、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、この委員会の中では慎重派といいますか、数少ない慎重論者だと思うんですが、猪口先生のお話は大変心強く受けとめました。  私自身、東京に住んでいるというだけではない意味で、やっぱり東京の再活性化といいますか、再整備ということをしない限り幾ら国会機能を移しても本質的問題は解決しない、こういう考え方なんです。  ただ一つ、東京が本当のグローバルプレーヤーになり得るか、あるいはハブ都市になり得るかという基本的問題の中に飛行場の問題、つまり成田がアジアのハブ空港たり得るかという問題というのはどうしても避けて通れない問題ではないかなと。  そこで、羽田の再開発の問題とかいろいろ空港問題と……

第145回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第4号(1999/05/26、18期、参議院の会)

○水野誠一君 お話をありがとうございました。  石井さんとは私も前の仕事のときに御一緒でいろいろやらせていただいて、今までの仕事というのはどちらかというともう既にある都市の中でその都市をリノベートしていくといいますか、再開発していくとか、そういう視点でのお仕事が多かったのじゃないかと思うんです。  私は、首都移転ということに対してはやや消極的な考え方を持っておりまして、それはなぜかと申しますと、新しい都市をつくる、人工的に新しい都市というものをかなり短期間につくり上げるということ自体にどうも無理があるのじゃないだろうかと。  今事例が出ております例えばワシントンDCとかオタワとか、この辺は一八……

第145回国会 法務委員会 第19号(1999/07/06、18期、参議院の会)

○委員以外の議員(水野誠一君) 本日は、各委員のお許しを得て、委員外議員として質問をさせていただく機会を得ましてまことにありがとうございます。まず御礼を申し上げます。  さきの代表質問で、私は通信傍受というものはまさに劇薬であるというふうに申し上げました。確かに捜査手段としてその薬効はあるかもしれないけれども、使い方を一つ間違うと非常に危険で、命取りになりかねない、そういった性格を持っている問題ではないだろうか、かように思うところであります。  本日いただいた時間は大変短い時間でもございますので本題に入らせていただきたいと思うんですが、まず衆議院での修正点について提出者に伺いたいと思います。 ……

第145回国会 予算委員会 第14号(1999/03/11、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  平成十一年度の予算案のポイントは、何といっても前年度当初予算比五・四%増、八十一兆八千六百億円という一般会計予算の規模ではないかと思います。景気回復に全力を尽くすという観点からのめり張りのきいた予算配分をしているという大蔵省の見解もあるわけでありますが、どうもその中身を見てまいりますと、依然公共事業などに重点を置いた従前型のスタイルのものである、こういう感想を持たざるを得ません。  そしてまた、さらに最大の問題というのが前年当初予算の二倍の三十一兆の公債発行額、この点ではないかと思います。これによって公債依存度はさらに拡大をしていくということ……

第146回国会 経済・産業委員会 第2号(1999/11/25、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私も現場を見に行きまして、バケツによるウラン溶液の注入というようなことはとんでもない言語道断の話なんですが、その後の対応を聞いても、決死隊のような水抜き作業だとかあるいは有志による土のう積みだとか、何か第二次世界大戦のころの話を聞いているような、非常に原子力というイメージとはかけ離れた前近代的な対応しかなかったということにやはり大きなショックを受けました。  今の西山委員のお話にもありましたけれども、今後も原子力を重要政策としていく以上は、安全性を前提とするのではなくて、やはり危険性を十分配慮した、前提とした原子力のリスク管理という観点も必要になってくるなという意味で、私はきょう……

第146回国会 経済・産業委員会 第3号(1999/12/02、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、きのうも代表質問に立たせていただきまして、原子力を今後も必要な施策として考えていくのであれば、そのリスクも正しく国民と共有していく必要がある。そして、常に緊張感を持って原子力の安全を確保していかなければいけない。そのためには、現在のようなお粗末な体制ではなくて、システム的なリスクマネジメントを再構築する必要がある。そういう観点から幾つか質問をさせていただきました。  きょうは、同じような観点から、原子力安全行政のかなめであります原子力安全委員会のあり方についても伺いたいと思いまして、きょうは委員長にわざわざお越しをいただいているわけでありますが、これは後ほど質問をするとして……

第146回国会 経済・産業委員会 第4号(1999/12/07、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  きょうは本当にお疲れさまでした。私は最後の質問者なんで、短くすると言ってなかなか短くならないのが政治家の悪いところなんですが、私は簡潔に一問ずつ質問させていただきたいと思います。  まず、きょうはちょっと順序を変えて、中島先生から伺いたいと思うんです。  中島先生のお話の中で、特に安全委員会の権限の問題あるいはその手足がない問題等々、これは私も非常に大きな問題だと思い、またそのダブルチェックが本当に機能しているのかというようなことから、前の委員会でも何度か質問をさせていただきました。  実は、きょうはちょっと違う視点から伺いたいと思うんですが……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第4号(1999/11/19、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。最後の質問者ということになりまして、大臣も大分お疲れではないかと思いますので、簡潔にお尋ねしていきたいと思います。  昨年来、アジアの経済危機ということが話題になったわけでありますが、その中で日本に追いつけ追い越せということで頑張っておられた韓国が受けたダメージが非常に大きかったと。これは何だったのかということをよく分析すると、つまり財閥中心の経済構造である韓国では、中小企業の集積と自立性が日本に比べて非常に薄かったということが言われます。そういうことから考えても、国家経済にとって中小企業の自立性、それと厚みというものがいかに重要かということを私は痛……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第5号(1999/11/22、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野誠一です。よろしくお願いします。  お二人とも大変きょうはありがとうございました。少し順序を変えて折口さんから伺いたいと思います。  私は、折口さんがおつくりになったジュリアナ、ヴェルファーレともに御招待をいただいて拝見をしておりまして、大変これはすごいものをおつくりになったなといって感心していたら、今度は新しい事業で店頭公開をされると。  私は、折口さんの事業を大変注目していましたのは、今の時代というのは情報ハイテクベンチャーというのは幾らでもある。ただ、本当の総合サービス産業、特に高齢者介護とか人材派遣とかいうまさに今これからの成熟化の時代にふさわしい事業で店……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第8号(1999/12/13、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は、今日の日本の中小企業が置かれている状況、それからそれをどう活性化していくべきかということの重要性についての認識はほぼ皆さんに共有されているものになっていると思っております。  そこで、先般審議されました中小企業基本法、これは何と三十六年ぶりの改正だったということでありますが、これまで通産大臣の答弁からも大変大きな意気込み、これを感じることができますし、日本の中小企業政策自体がまさに五十年あるいは百年に一度の大転換を迫られている、こういう時期であるという認識を深めております。きょうはそうした観点から本法案の幾つかの点について、また中小企業政策における政府の役割などを主に伺って……

第146回国会 中小企業対策特別委員会 第9号(1999/12/14、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  きょうは本当に有意義なお話を伺いまして、ありがとうございました。  まず、寺内さんに伺いたいと思うんですが、きょうお話を伺っていて私が一番感銘を受けたのは、たくみの問題。これは、確かに今の時代というのはすべて機械化されて何でもかんでもオートメーションで物ができるというふうに思われがちなんだけれども、実は日本の技術が、東南アジアなんかといわゆるコスト競争だけじゃない、日本の技術の差別化があるというのは、恐らくこういったたくみの技術、とりわけ今お話のあったレンズの研磨とか金型の作製とか、こういうところでのたくみの技術というものをやはり守らなきゃいけな……

第147回国会 経済・産業委員会 第2号(2000/03/14、18期、参議院の会)

○水野誠一君 まず、深谷大臣に伺いたいと思います。  大臣は、さきの所信表明演説の中で、今後の通産省行政を行うに当たって六つの課題をお挙げになりました。その中に、第三の課題として、総理の指示によって立ち上げられたミレニアムプロジェクトの推進をうたっておられるわけであります。  情報化、高齢化、環境対応、示された三つの政策分野は、いずれも二十一世紀の我が国の経済構造、生活環境をデザインする上で大変重要な視点だと思いますし、またいずれも通産行政と密接な関係を持つ分野のことでありますことから、ひとつ大臣のより積極的な取り組みを期待しているところでございます。  また、情報化分野に関連する法案として、……

第147回国会 経済・産業委員会 第3号(2000/03/15、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は昨日、電子商取引の推進をめぐる質問の中で、ネット取引課税の問題について機会を改めて触れたい、このように申し上げましたが、きょうまずこの点から伺いたいと思います。  昨日の日経夕刊にも記事が載っておりましたが、インターネットを使った電子商取引を通して物品やサービスを購入する際に課せられる税金について、これはアメリカではもう御存じのように数年前から大変激しい議論が続いてまいりました。商品を物の形で購入するあるいは輸入する場合、これは関税などでしっかりと捕捉をし課税ができるわけでありますが、消費者がインターネット経由でいわゆる形のない音楽なんかの場合、これはもう特にそういう問題が出……

第147回国会 経済・産業委員会 第6号(2000/03/23、18期、参議院の会)

○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  今回の問題というのは、昭和三十年以降、今日に至るまで約四十年間、計九次にわたって実施されてきた我が国の石炭政策は一貫して構造調整と段階的な縮小を目的としてきた、このように理解をしています。また、その最終局面というべき時期に当たって、今後の石炭政策のあり方やエネルギー政策のビジョンの一端を示すものが今回の一連の法案、かようにも理解しております。  今まで、もう既に同僚議員からさまざまな質問が出ました。最後の質問者というのはいつも大変質問に困るところがあるのでございますが、幾つかの点を強調するとともに、私の考えを少し述べさせていただきたいと思います。……

第147回国会 経済・産業委員会 第9号(2000/04/04、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最後の質問になります。  今回の法改正においては、これまでの指導という文言を支援に改めるということ以外に、その支援事業における国と自治体の役割の明確化あるいは中小企業診断士の資格を現状に即したものへと再構成することなど幾つかの柱があるわけでありますが、今後の中小企業支援施策においては、これらの改正の趣旨が十分に反映されるということを期待したいと思っています。  今、渡辺委員からも商工会議所あるいは商工会の役割分担、あるいは本当に今の現状に即した機能を持っているかどうかというような指摘もございました。私も同様の危惧といいますか問題意識は持っておりますが、繰り返しになりますのでその辺……

第147回国会 経済・産業委員会 第10号(2000/04/13、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 参議院クラブの水野でございます。  今回の産業技術力強化法案では、その制定目的として、米国などに比べた産業技術力の低下懸念、それ以外に次のようなことが説明されているわけです。「国際競争力の激化と産業構造の変化の中で、これまで我が国が得意としてきたコスト低下、品質改善を進める技術革新(プロセス・イノベーション)だけではもはや対応できず、新事業・新市場を創出するための技術革新(プロダクト・イノベーション)を可能とするような技術開発体制を構築することが急務。」と、こういうふうに書かれているわけであります。  私も全くこのとおりだと思うのでありますが、この新事業、新市場を創出する必要性と……

第147回国会 経済・産業委員会 第11号(2000/04/20、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 もう大分各委員から質問が出てまいりまして、最後の質問となります。私は多少時間を短縮して、皆さんお疲れなんで、貢献したいと思います。  きのうも実は代表質問を若干させていただきまして、それぞれについての御答弁をいただいたわけでありますが、きょうはその代表質問を若干補足する内容、それから加えて何点か具体的な問題について御質問をさせていただきたいと思っています。  まず、昨日伺わせていただいたのは、まず何をもって公正なルールとするかということを明確に認識しておくことが必要であろうという点でありました。契約行為における公正とは、お互いが十分な情報を持って自由な判断を許されること、そしてさ……

第147回国会 経済・産業委員会 第12号(2000/04/25、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 お疲れさまでございます。  私は最後の質問者になりました。大抵聞きたいことはもう各委員がほとんど聞いてしまうということでいつも苦慮するんですが、私、先ほど採点という中で、皆さんの採点を伺っていると大体良と可の間ぐらいと。ただ、岡田さんが一番最初に七十点とおっしゃって後悔されていたようなんですけれども、でも私は正直なところ、岡田さんが七十点をつけていただいたということは大変大事なことじゃないかと思うんです。といいますのは、今まで六年間にわたっての議論の中でやっぱりいろんな意見が出てきている。それで、事業者側それから消費者側双方の意見が出てきている中で、悪く言うと妥協の産物だという言……

第147回国会 経済・産業委員会 第15号(2000/05/11、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 私は、今回の独禁法改正の大きな柱は、被害者が裁判所に独禁法違反行為の差しとめ請求ができる道を開いた、いわゆる差しとめ請求制度の導入にあるとの理解をしております。  現行の独禁法では、個人あるいは企業が独禁法違反行為の差しとめを求める手段が、従来、公取委員会に申し立てをして調査などを待つしかなかったため、実際、被害の救済などが十分にできなかった、こういう指摘があったところでありますが、先ほど来お話がありますように、公取委員会の人員や体制が必ずしも十分じゃなく環境の変化に対応し切れていないということもこれまでの議論で改めて指摘をされてきました。今回の改正を経て法が十分に機能するように……

第147回国会 経済・産業委員会 第18号(2000/05/25、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 御苦労さまでございます。私は参議院クラブの水野でございます。  まず、森嶌先生に質問させていただきたいと思います。ほぼ質問、同僚議員からもう出尽くしておりまして、少し補足的な質問になろうかとも思います。  私はこの高レベル放射性廃棄物処分懇談会の報告書を拝見させていただきまして、大変時間もかけて十分いろいろな視点から議論をされているということはよくわかりました。先ほど先生もちょっとおっしゃっていたんですが、しかしそれを法文にしたときに非常に抽象的な表現になってしまうと。とりわけその安全性の問題とか、あるいは先ほどから出ておりますが関係住民の理解、国民の理解というようなときに、もっ……

第147回国会 経済・産業委員会 第19号(2000/05/30、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 昨年来、ジェー・シー・オー事故などによって当委員会でも原子力政策のあり方について議論する機会がたびたびございました。現実に今現在三五%以上のエネルギー需要を賄っている原子力発電そのものを否定するものではありませんが、プルサーマルやあるいは高速増殖炉の実現可能性、そしてリスク管理や廃棄物処理を含めた全体のデザインを描かなければ国民の理解を得ることができない、たびたび申し上げてきたわけであります。  使用済み燃料の中間貯蔵事業をめぐる原子炉等規制法の審議の際などにも、廃炉をめぐる問題や原子力エネルギーの本当のコストは一体どうなっているんだ、本当に原子力というのはコストとして安いのかど……

第149回国会 経済・産業委員会 第2号(2000/08/09、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一でございます。  本日は幾つか御質問させていただきたいと思うんですが、一昨日の予算委員会で、最近、自民党内で検討が始まっているという財政法四条を改正して、建設国債の適用対象を拡大するという案について質問させていただきました。国債の一本化という議論であれば以前から出ていたものでありますが、これは当然その賛否両論さまざまな意見があることも承知しております。  財政法四条が財政の規律維持の最後のとりでとして機能してきたということは事実でありまして、国債のあり方、あるいは現在の財政赤字の問題などとをセットで根本的な議論があってしかるべきだと思うわけでありますが、今回は……

第149回国会 決算委員会 閉会後第6号(2000/09/20、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一でございます。  先日、次期通常国会に電子政府一括法案を提出予定という政府のIT戦略会議の方針決定という報道を拝見いたしました。情報技術の進歩、進展に合わせて国への申請や届けなどの行政手続の電子化を実現するために必要な法令を改正するということでありますから、実現すれば各国にかなりおくれをとっていると言われた日本の電子政府プロジェクトが大きく前進するものとして期待されているところであります。  きょうは、この電子政府プロジェクトに関連して、主に自治省に対して幾つか伺いたいと思います。  この電子政府プロジェクトは、昨年、小渕内閣のミレニアムプロジェクトの柱として……

第149回国会 予算委員会 第1号(2000/08/07、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野でございます。  さきの総選挙の結果分析の一つに都市住民の反乱という言葉がございます。都市部と地方の有権者の投票行動に大きな差があらわれた。端的に言えば、東京で特に顕著だったんですが、都市部で自民に厳しい結果が出たということだと思います。東京では、大臣経験者がこぞって落選されるというような結果が出たわけであります。  そもそも日本は大変都市政策が弱いと言われているわけですが、いろいろな調査、どの調査を見ても、暮らしやすさ指数のようなもの、これは東京などの都市部が上位に来ることはまずない。大変そういう意味での都市生活環境が改善されない。この原因の一つに、私は一票の格……

第150回国会 経済・産業委員会 第1号(2000/11/07、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野でございます。  本日は、先ほど円委員の質問にもあったことですが、中小企業金融安定化特別保証制度、いわゆる特別信用保証制度について伺いたいと思います。  九八年十月に実施されたこの制度は、中小企業に対する金融機関の貸し渋りが深刻化していた当時、二十兆円という大変大きな保証枠を政府が用意したものであります。その後、当初はことしの三月までとしていた制度の期限を一年延長しまして二〇〇一年三月までとしまして、さらに保証枠も十兆円上乗せした、こういった措置をとられてまいりました。  この制度について、昨年秋の中小企業国会において二回ほど当時の深谷通商産業大臣に質問をさせてい……

第150回国会 経済・産業委員会 第2号(2000/11/09、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野でございます。  今、梶原委員から、内職・モニター商法に対してはどうも今回の法制の対応が後手に回っている、こういう御指摘がありました。最近の急速な増加傾向を見ると確かに梶原委員おっしゃるとおりではないかと思うわけですが、一方、今回、インターネットについては大変先取りといいますか、先進国に対しても先取りというような感じで今回の法改正がなされるということであるわけでございます。特に、OECDにおいて電子商取引消費者保護ガイドラインが昨年十二月に採択されたことを受けて、今回は電子商取引に参加する消費者がリアルの世界を下回らないレベルの消費者保護を受けることを確保するため……

第150回国会 経済・産業委員会 第4号(2000/11/16、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一でございます。  今、梶原委員からIT革命という言葉についてのお考えがいろいろお話があったわけでありますけれども、私も、IT革命という言葉を今、日本で、しかも政府が使うということについてはいささかいかがなものかと思っているところがありまして、これはアメリカでいけば、一九七〇年代に、それまでの重厚長大産業の衰えを新しいテクノロジー産業の伸びが補って押し上げていったという、セカンドカーブと言われるようなこういうタイミングをもってIT革命と言うこともできるとか、あるいは今お話がありましたけれども、インターネットの普及をもってそう言うと、いろいろな考え方があるようであ……

第150回国会 経済・産業委員会 第6号(2000/11/27、18期、無所属の会)

○水野誠一君 私は、以前の質問の中で、特別信用保証をめぐる事故率あるいは回収率とその回収機関であります、今も御質問ありましたけれども、サービサーについて触れてまいりました。今回の法案にはそのサービサーの法的位置づけを整備する措置も盛り込まれているということで、私はその効果に期待をしたいと思っております。また一方では、その運営については非常に慎重に対応していただきたいとも思っております。  また、特別信用保証には一定の効果、これは認めておりますが、決して無軌道な運営がされるべきではないということも申し上げてまいりました。これはまさに緊急の貸し渋り対策で、効果はあるんだけれども、一方では非常に副作……

第150回国会 経済・産業委員会 第7号(2000/11/30、18期、無所属の会)

○水野誠一君 私も、この法案提出の唐突さについて、他の委員と同じく驚きを隠し得なかったということをまず申し上げたいと思います。  この委員会では、最近だけでも使用済み燃料の中間貯蔵施設に関する法案あるいは高レベル放射性廃棄物の最終処理に関する法案、原子力災害対策に関する法案、そしてジェー・シー・オー事故とその後の対策についてと、原子力発電をめぐる審議を大変数多く重ねてまいりました。  私は、原子力発電の必要性そのものを否定するものではありませんが、その安全対策、コスト面の問題あるいは長期的なエネルギー源の求め方などの観点から、核燃サイクル構想についてはその全体のデザインがどうも描き切れていない……

第151回国会 経済産業委員会 第3号(2001/03/22、18期、無所属の会)

○水野誠一君 きょうはセーフガードについて少し伺いたいと思います。  昨年十一月の日経ビジネスに「気が付けば中国は世界の工場」という、こういう記事が載っておりました。テレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコン、電子レンジ、オートバイ、いずれの製品でも既に中国がその生産の世界トップシェアをとっている。その勢いは目覚ましくて、かつての生産大国日本の座はもはや風前のともしびである、こういう内容の記事でございました。  そこで、ことしに入ってから話題となっております緊急輸入制限措置、いわゆるセーフガードの問題についてお尋ねをしたいと思います。  特定製品の輸入が急増し、国内産業に重大な損害を与え、また与えるおそ……

第151回国会 経済産業委員会 第4号(2001/03/27、18期、無所属の会)

○水野誠一君 今、梶原委員の方から、最後に環境問題についての、あるいは新エネルギーについての御質問がございました。それを私は引き継ぐような形で、きょうは環境関連政策について幾つかお尋ねをしたいと思います。  二十一世紀が環境の時代であるということについては、これはもう平沼大臣も全く御異議がないのではないかと思うわけでありますが、後で幾つか考えを述べさせていただきたいと思うんですが、環境省もできたと、今度の省庁再編で、環境庁が環境省に格上げになったということでもありますし、また政府も事あるごとに環境政策の重視ということをうたっておられるわけであります。  これは二〇〇一年、ことしの二月の日経エコ……

第151回国会 経済産業委員会 第6号(2001/04/10、18期、無所属の会)

○水野誠一君 水野でございます。  各委員からいろいろ御質問がありまして、また御発言もありましたが、我が国の伝統工芸品産業が極めて厳しい状況にあると。これはみんなの共通認識でありますし、また一たん途絶えてしまうともうこれを容易に再生できない、こういう大変貴重な、まさに絶滅種に近い、そういう産業であることも間違いないということから、非常にてこ入れをしなければもういけないと。今こそ、もう非常に残されている時間は短い、そういう危機感もまた私は持っております。  今回の法改正は、基本的にこれまでに行われてきた支援施策を一部見直して、より使いやすくするとともに、より産業活性化にも資するものとするねらいだ……

第151回国会 経済産業委員会 第11号(2001/06/05、18期、無所属の会)

○水野誠一君 当初、午後に質問をと思っておりましたけれども、大臣も御出発ということなので、午前中に質問を繰り上げさせていただきました。  今、各委員から問題の本質をつくいろいろな御質問があったわけでありますが、私は、今回の石油関連法改正というのは大きく分けて、流通にかかわる規制緩和と、それから石油開発にかかわる石油公団の業務拡充に分類されるととらえております。前者は、今もいろいろ御質問がありましたけれども、規制緩和という大きな流れに沿ったものである。ただ、エネルギーというものを、これを確保していくということは日本にとっても最重要な経済あるいは生活の安全保障の問題であるということから、特に生活面……



各種会議発言一覧(参議院)

17期(1995/07/23〜)

第136回国会 国民生活・経済に関する調査会 第2号(1996/02/14、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 ただいま笹野先生から薬害エイズについての情報隠ぺいということについて御批判があったわけでありますが、私は逆に、こういった批判あるいは自己矛盾を恐れずに、今回省内の情報ディスクロージャーに踏み切ったということに対して、厚生省が大きな一歩を踏み出したんではないかというふうに私は考え、評価をしたいというふうに私は思っております。そういった体質改善に向けて一歩踏み出されているということでもありますし、またこの国民生活・経済に関する調査会というのは、委員会とは違って調査会という性格もございますので、ひとつ建前の答弁ではなくて本音を持った、あるいは夢を持ったビジョンとしてきょうは質問をさせて……

第136回国会 国民生活・経済に関する調査会 第3号(1996/02/28、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 それでは、まず通産省に伺いたいと思います。  きょうもいらしておりますが、横川審議官が、以前の調査会で、産業政策の現状と課題というテーマで中長期の経済的問題についてお話をされました。日本経済の将来の空洞化に対応するための政策課題ということで、規制緩和あるいは制度改革の実施、新規事業の育成ということを述べられたわけでありますが、これはまさに我が国にとって非常に重要な課題であるということで同感に感じております。  規制緩和に関して申しますと、一時的な失業がふえるのではないかという議論もあります。この議論の是非はともかくとしても、短期的に見ると、確かに規制緩和のコストというものが現実に……

第136回国会 国民生活・経済に関する調査会 第4号(1996/04/22、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 まず、八代参考人に伺いたいと思うんですが、先生がお話しいただきました高齢者と女性の労働力問題というのは、非常におっしゃるとおりだというふうに伺いました。とりわけ、その量的な需給のマッチングということにおいては、非常におっしゃるとおりだと思うのでありますが、その一方で、労働需給の質的なミスマッチというのが相当出てくるんじゃないだろうか。  これは、端的に言えば実際に必要とされる労働力というものの質がこれから恐らく著しく変わってくる。それは、特にこれから成長率の高い情報産業というようなところ、あるいは非常にハイテクな技術、能力を要求する産業というようなところに果たして高齢者が、あるい……

第136回国会 国民生活・経済に関する調査会 第5号(1996/04/25、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 さきがけの水野でございます。  きょうはありがとうございました。  南部先生にまず伺いたいと思うんですが、先ほどオープンネスの欠如ということでお話をいただきました。  私は、先日、ジョージ・ソロスが日本に来ましたときに少人数で一緒に夕食をとる機会がありました。そこで、ジョージ・ソロス・ファウンデーション、彼が四千億とも言われている私財を投じましてロシアとかアフリカ二十五カ国にオープンソサエティーを実現するんだということでやっている社会貢献運動があります。その話が出たと勇に、どちらからともなく、半分冗談でもあるんですが、実は日本こそ先進国であるけれども一番オープンソサエティーじゃな……

第136回国会 国民生活・経済に関する調査会 第6号(1996/04/26、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 きょうはありがとうございました。  まず、佐野先生に伺いたいと思うんですが、私も実は慶応で、先生の後輩になりますが、川田ゼミで労働経済学を学ばせていただきました。昨年は藤沢の総合政策学部でソーシャルマーケティングの教鞭をとらせていただいたというようなことで、実は先生のきょうのお話にありました第五次産業論というのは私自身の持論でもございまして、私自身、長年第三次産業、流通業におりましたんですが、この第三次産業というもの自体が次第に解体をしていって、情報産業としての第四次産業と、それからまさに今先生がおっしゃったような究極のサービス業としての第五次産業に分々していくんじゃないだろうか……

第136回国会 国民生活・経済に関する調査会 第7号(1996/06/05、17期、新党さきがけ)

○水野誠一君 きょうはありがとうございました。さきがけの水野でございます。  まず、高山先生に伺いたいと思うんですが、今お話の中で、少子社会に対して子供を少しでもふやしていこうという政策をとるべきだというお考えを伺ったわけであります。  確かに、人口構造というものが逆ピラミッドになっていくということは大変大きな問題がある中で、それに対する施策というのは必要ではあるわけですが、しかし、なかなか法律とか税法的なものだけで少子化というものは抑えられないんじゃないだろうか、やはり相当そこには大きな力が必要になってくるんじゃないかという感じもするわけです。  そこで、一つは、今いろいろ皆さん各委員からも……


18期(1998/07/12〜)

第145回国会 国土・環境委員会、経済・産業委員会連合審査会 第1号(1999/07/01、18期、参議院の会)

○水野誠一君 最後の方の質問者になりました。あと一人を残すところとなっております。大部分の質問といいますかポイントについてはもう既に質問が出ておりまして、いつも最後の方になりますと大変苦労するんですが。  ともかく、このPRTR法の問題というのは、私は、OECD勧告から既に三年が経過しているということからいけばやや遅過ぎた感もあると言えると思います。それだけに、ほかの国の持っている問題点を学びつつ、本当に実効性のあるすぐれた法律にしていかなければいけないと、こう思うところであります。  政府案あるいはその修正案に対する疑問点の指摘が今までいろいろ重ねられてくる中で、政府は、いわばこの法律という……

第147回国会 憲法調査会 第3号(2000/03/03、18期、参議院の会)

○水野誠一君 前回あるいは今回の各委員からの専門的な意見陳述を伺っておりまして、かなり具体的提案がなされているということでございますので多く申し上げることはないんですが、幾つか感じている点を申し述べたいと思います。  憲法とは、皆さんおっしゃるとおり、まさにその国の形を示すものでありますし、その意味では国の歴史や文化を反映したものであるべきだと思っております。すなわち、憲法においては基本的人権など人類共通の基本理念、これは別として、いわゆるグローバルスタンダードだけにとらわれるべきものではない、こう思います。  終戦直後に、敗戦国日本が、アメリカによってつくられた草案を短期的な、短時間の翻訳と……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/04/05、18期、参議院の会)

○水野誠一君 私は参議院の会の水野と申します。  きょう皆さんのいろいろ意見を伺っていて、憲法と現実の生活との乖離とか、あるいは皆さんの実感からの疑問というのがよく出てきたと思います。単なる空理空論に終わらないいい意見をいろいろ述べていただいたと思っています。  その中でも特に、平山さんは医療から見た人権や倫理という問題、あるいは浅田さんは型の重要性ということから、あるいは岡村さんは性差別という立場から、女性軍の皆さんが大変、空理空論に終わらない、非常に実感のこもった意見を述べていただいたということを評価したいと思います。  その中で、お二人にちょっと御質問をしたいんですが、一つは、西脇さん。……

第147回国会 憲法調査会 第8号(2000/05/17、18期、参議院クラブ)

○水野誠一君 水野でございます。  きょうは大変貴重な……
【次の発言】 参議院クラブの水野でございます。  きょうは大変貴重なお話を伺えてありがとうございました。  私は、特に石毛先生の「文化麺類学ことはじめ」なんかを初めとして食文化の本を多く読ませていただいておりまして、きょうは食関係だけではなくて非常に幅広くお話を伺えたと思います。  先生がおっしゃっている中で、特に帝国主義の時代から経済大国の時代、そしてこれから文化大国を目指す、こういう時代なんだということは大変私も同感なんですが、まず一つ伺いたいのは、文化大国を目指していくというこの時代になったときに、現在の憲法の中で何か足りない部……

第150回国会 憲法調査会 第1号(2000/11/15、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一です。  きょうはありがとうございました。  まず、西部さんに伺いたいと思うのでありますが、きょうは西部さんのお話を伺っていて、習慣と伝統というものを混同していること、あるいはやっぱり人権という、これは非常に大きな問題でありますけれども、これはややもすると取り違えやすいテーマであるというようなことを含めて、大変考えさせられるお話をいろいろ伺いました。  その中で、エドモンド・バークのお話で、国民の権利と人間の権利というお話がありました。これも大変示唆に富んだ話だと思うんですが、国民の権利は認めるけれども人間の権利というのは認められない、こういうお話であります。……

第150回国会 交通・情報通信委員会、経済・産業委員会連合審査会 第1号(2000/11/27、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一でございます。  今回の基本法、IT基本法案は非常に幅広く総花的な法律という感じがしております。文中、文案を見ても、法案を見ても、例えば、高度情報通信ネットワーク社会の形成は、すべての国民が、ネットワークを容易に利用でき、個々の能力を最大限に発揮する、あるいは電子商取引の促進によって経済構造改革及び産業の国際競争力強化に寄与する、さらには、生活の利便性の向上、ゆとりと豊かさを実感できる国民生活、活力に満ちた地域社会と福祉の向上等々、非常に総花的かつよいことずくめが書かれているわけであります。  何といってもきわめつきは、ネットワーク社会の定義を第二条で、インタ……

第151回国会 憲法調査会 第3号(2001/03/07、18期、無所属の会)

○水野誠一君 ありがとうございました。  きょうは大変意義の深いいろいろ御意見を伺うことができまして、大変感謝をしております。  まず小林参考人に御質問させていただきたいと思うのでありますが、先ほど先生のお話の中で参議院の機能の問題というのがございました。これは両先生ともに参議院の機能ということをおっしゃっているわけでありまして、まして先ほど飯尾先生の方からは、政権闘争の場ではない良識の府としての参議院、こういうことを明確にすべきだというお話もございました。全くそのとおりだと思います。  私は無所属の会という立場でございまして、その政党と参議院というもののあり方というのはこれは非常にやはり大き……

第151回国会 憲法調査会 第4号(2001/03/14、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一でございます。  きょうは本当に貴重なお話をありがとうございました。  まず、中村参考人にお尋ねしたいと思うんですが、先ほどお話の中で、「憲法改正意見」の中の御紹介として、天皇は日本人民の儀章たるべきものであると、こういう案があったというお話がございました。今、日本の天皇としての規定として象徴という言葉が使われている。今、成田参考人からその象徴という定義が定着してきているしということでの評価もあったわけですが、一方では、その象徴という言葉ですら非常にあいまいな言葉ではないかという議論もございます。特にそういう中では儀章という言葉、私ども素人には大変耳新しいとい……

第151回国会 憲法調査会 第5号(2001/04/04、18期、無所属の会)

○水野誠一君 ありがとうございます。  先ほど堀幹事の方から、NPO法案についての名称の問題というお話が出まして、これは、ちょうどあれは自社さ政権のときで私たちは、私はそのころさきがけにおりましたんですが、まさに衆議院から市民活動という名称で来たものを参議院段階でどうしても市民活動という言葉はなじまないと、非常にその当時自民党から強い反対が出てその名称を非営利法人という名称に変えたと、こんな経緯がありまして、私もその場でその動きをまさに当事者として扱ってきたわけでありますが、そのときに、やはり市民という言葉に対する一部の方々のアレルギーというのはすごく強いなと大変びっくりした経験がございます。……

第151回国会 憲法調査会 第6号(2001/04/18、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一です。きょうは本当にありがとうございました。  まず、長谷川先生に伺いたいと思います。  今議論になっていろいろ御説明いただいた憲法の制定過程の問題というのは、もうかなり議論が尽くされて、議論といいますかお答えいただいているのでこれは省きたいと思うんですが、国民主権の歴史といいますか、その解釈というものの歴史的な推移というものをお話しいただいて大変勉強になったんですが、外国の言葉にノーブレスオブリージュという言葉がある。つまり、これは単純に言えば、高貴な人間はその義務を負うという意味だと思うんですが、それと同時に、主権者には大きな権利とともに義務というものが伴……

第151回国会 憲法調査会 第7号(2001/05/09、18期、無所属の会)

○水野誠一君 無所属の会の水野誠一です。よろしくお願いいたします。  まず、諸井参考人に伺いたいと思います。  今、地方分権、これは非常に重要なテーマであるということは私も全く同感でございます。ただ、現在といいますか、従来は地方の首長というのが比較的中央省庁出身者、しかも自治省の出身者というのが大変多い。そして、それはなぜそうなるかというと、どうも中央省庁との根回しとか、先ほどお話がありましたけれども、いろいろな意味での予算配分、例えば補助金とか交付税とか地方債の問題、こういう問題でかなり枠が決められている中で行政をやっていくというときに、その求められる資格、資質というものが、比較的そういった……


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データ更新日:2022/12/09

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