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佐藤道夫 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

佐藤道夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書

このページでは佐藤道夫参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。佐藤道夫参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

■委員会発言一覧  ■各種会議発言一覧

委員会発言一覧(参議院)

17期(1995/07/23〜)

第134回国会 科学技術特別委員会 閉会後第1号(1995/12/27、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 朝来、まことに御苦労さまでございます。さぞお疲れとは思いますけれども、いましばらくおつき合いください。  私は、今回の事故に対する監督官庁である科学技術庁、この問題の取り扱いが適切であったかどうかという一点に絞ってお尋ねいたしたいと思います。  世論の中にはもう少し政府が、すなわち科学技術庁が本腰を入れて積極的に早目早目と問題に取り組むべきではなかったのかというふうな意見もあるようでございます。そもそもこの事故発生後、長官の耳に事故がありましたという報告があったのは何か数時間を経過していたということですし、その際、長官が役所に登庁して陣頭指揮をとろうかと言ったら、どういうわけかそ……

第134回国会 科学技術特別委員会 第2号(1995/11/01、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後になりましたが、私から二点ほどお尋ねさせていただきたいと思います。  その前に、本法案の策定に当たられました提案者各位の御尽力に対しまして、本席をかりまして深甚な敬意と謝意を述べさせていただきたいと思います。  最初に、本法案はまことに画期的な法案であろうかと思います。我が国の科学技術の前進に限りない影響を及ぼすものだろう、こう考えておりますが、それにいたしましても、この法案が今日までなかなか日の目を見なかったその理由は何であろうかということを考えておるわけでございます。  科学技術庁が発足したのは昭和三十一年、それから昭和四十三年に政府側からこのような法案が提案されて、遺憾……

第134回国会 外務委員会 第1号(1995/10/19、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後になりましたが、私からも二、三質問させていただきます。  冒頭の大木議員から数えましてちょうど九人目、九番バッターでありますから、試合時間も余りなくなっておるということなので、軽くピッチャーゴロぐらいでおしまいにしたいと思いますので、どうかおつき合いください。  最初に、河野外務大臣の政治姿勢についてお伺いしたいと思います。  これは当面の外交問題とは余り関係がないようでありますけれども、国民とするならば外交の最高責任者がどういう政治信条を持っておるのかあるいはどういうスタンスで政治を行っておるのか、ぜひにも知りたいと思いますでしょうし、むしろ国民の知る権利であるというふうに……

第134回国会 外務委員会 第4号(1995/10/31、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後になりました。今までの御質問の方々のように大変高尚な問題じゃなくて、至って低レベルな、低次元な実務的な問題ですけれども、あしからずおつき合いください。  今回、地位協定の十七条五項(C)の運用につきまして日米合同委員会で協議が調ったということでございまして、その間の御労苦、大変多といたします。  ここに案がございますけれども、殺人または強姦という凶悪な犯罪ということになっておりまして強盗が抜けておるのはなぜかと、こういう極めて技術的な疑問でございます。  我々の社会では、凶悪犯罪といいますと殺人が来まして次に強盗が来る。強姦が凶悪かどうかということにつきましては必ずしも意見が……

第134回国会 外務委員会 第6号(1995/11/09、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは地位協定十七条五項(c)について絞って質問させていただきます。  五項(c)は、御案内のとおり、罪を犯した米軍人は米軍が拘禁する限り日本側には渡さない、米軍が引き続き拘禁する、こういう規定になっておりまして、今回の事件のもとはここにあったわけです。日本警察の要請に対して米軍は引き渡さなかったということで、これは不平等条約である等々の非難を受けたわけです。果たしてそうなんだろうかというところから実は私の疑問は出発するわけです。  いずれにしろ、この件につきましては、このたび合意事項ができまして、日本側の要求に対しては最大限好意的な考慮を払うということになりましたので、恐らく……

第134回国会 外務委員会 第8号(1995/11/29、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは、最初に外交上の儀礼の問題についてお尋ねさせてください。  証文の出しおくれのような感もいたしますけれども、十一月六日、村山総理大臣がイスラエルのラビン首相の葬儀に参列しなかったその理由いかんと、こういうことであります。あの葬儀につきましては、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、いずれも大統領、首相が参列した。それから四十数カ国の首脳も参列した。エジプトのムバラク大統領も初めてイスラエルの地を踏んだというぐらいあの葬儀を各国が大変重く見ていた。  外交というのは、内容も大事ですけれども、礼に始まり礼に終わるという礼儀の社会でもあるわけです。我々の家庭で何か家庭内の問題が……

第134回国会 外務委員会 第9号(1995/11/30、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは条約の第四条につきましてお尋ねしたいと思います。政治論ではなくて法律論として受けとめまして、法律上この条約をどう解釈するか、そういう観点からお答えをいただきたいと思います。  最初に、議論の素材として、先ほど立木委員の質疑の中にも出てまいりましたけれども、過去の政府高官の人種差別的発言についてちょっと述べさせていただきたいと思います。私は立木委員とは違って遠慮がないものですから実名を挙げてはっきりさせた方がよかろう、こう思います。  まず、中曽根さんの発言。当時首相でありました。日本は高学歴社会で知的水準が高い、アメリカなどは黒人とかプエルトリコとかメキシカンとかが相当多……

第134回国会 外務委員会 第10号(1995/12/12、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは、フランスと中国の核実験の問題について二、三お尋ねしたいと思います。  核実験は、今日、マスコミ等に言わせますと人類の存立すら危うくするような空前の暴挙であるというふうに言われておりますが、フランスはなお来春までは何回かやるであろう、中国も決してやめるとは言っていないのでまた何回か続くであろうと思われますけれども、外務省からごらんになりましてこの両国の核実験に対する姿勢、これからの見通し、いかがでございましょうか。
【次の発言】 冷戦構造が崩壊した今日、核の抑止力という言葉自体もう死語化しつつあるのではないか、こういう気すらしておるわけです。しかし、フランスは一応はそうい……

第136回国会 科学技術特別委員会 第3号(1996/03/01、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後になりましたが、私から二、三質問させていただきます。  なお、簡単に終わりますから、御辛抱の上おつき合いくださいませ。  最初に、山崎委員も取り上げておられましたけれども、私も科技庁の予算を見まして、瞬時にしてこの六千九百二十八億円というのは、政府が今回の住専問題で投入しょうとしている税金の額と同じというふうなことをわかり、理解いたしました。  科学技術庁というのは、大臣以下中央に数百名の職員がおる。それから、いろいろな研究施設がありまして、そこに何千人という職員が働いて、あすの日本をにらんでいろいろな研究を進めておる。恐らく膨大な予算が使われておるでありましょう。その額とこ……

第136回国会 科学技術特別委員会 第4号(1996/03/28、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私も同僚議員に倣いまして天下り問題特に大蔵官僚の天下り問題に絞ってお尋ねしたいと思います。  くしくも昨日、人事院が天下り白書なるものを発表いたしました。これは、政府と関係のある民間企業に天下っている高級官僚の各省庁別の内訳、こういうことで大蔵省が際立って突出しているということが報ぜられておりました。その数はたしか五十九名というふうになっておったようであります。これは民間企業の場合ですが、政府関係機関、事業団、公団、公社、特殊法人の場合は、これは論ずるまでもなく、調べるまでもなく大蔵省が各省の中では一番多いんだろうと思います。どんな法人にも最低一人はおるはずでございます。  なぜ……

第136回国会 科学技術特別委員会 第6号(1996/05/07、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは、想定されている危険が発生した場合、災害あるいは事故が発生した場合の危機管理体制のあり方についてお尋ねしたいと思います。  およそ原子力関係の施設でそういう災害あるいは事故の発生は絶対にあり得てはならないことなわけですけれども、しょせんは人間のやることですから絶対ということはないわけでして、やはりいろいろな場合を想定して災害防止の基本的な対策を立てておく、その対策に従ってまた防災訓練を実施する、これ大変重要なことだと思います。  日本人は、案外危機管理能力がないと言われております。もう先祖二千年来、この平和な穏やかな国土に住んでおるものですから、万が一にもそんなことはあり……

第136回国会 外務委員会 第2号(1996/02/22、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 大変高尚な御議論の後に余りにも現実的な問題でいささか気が引けるんですけれども、当面の三つほどの問題についてお尋ねしたいと思います。なお、大臣はこれからの日程がいろいろ控えておるようでございますから、お答えは極めて簡潔で結構でございます。  最初は竹島問題でして、今回の二百海里の経済水域の設定について、日韓両国ともに竹島問題、領土問題に言及しなかったのはやはり一つの見識だろうと思います。これからの話し合いで果たしてうまい線が引けるのかどうかわかりません、なかなか難しいと思いますが、線が引けないうちに運用が現実化しまして、日本の官憲が韓国の違反漁船を拿捕する、検挙する、同じように韓国……

第136回国会 外務委員会 第4号(1996/03/28、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは三点ほど尋ねさせていただきたいと思います。  最初は中国の銭其シン外相の訪日の問題でありまして、来日の日程が決まったということで大変結構なことだと思います。会談の機会もあろうかと思います。どうかフランクに、二国間の問題だけじゃなしにグローバルな、世界的な問題も踏まえて、実りある会談をやっていただければと思います。  その際に、これは当然テーマとして取り上げられているかとも思いますが、核実験停止の問題でございます。フランスは核実験はやめたということを宣言しまして、残るは中国だけです。中国はやめたということは言っておりませんので、これから三回か四回か何回かやるんだろうと思われ……

第136回国会 外務委員会 第6号(1996/04/11、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最初に、先般来日しました中国の銭其シン外相との会談内容についてちょっとお尋ねしたいと思います。  報道によりますれば、中国の核実験停止問題が取り上げられたということですが、その会談内容を極めて簡単で結構でございますから御披露いただければと思います。
【次の発言】 いや、核実験だけで結構です。
【次の発言】 次に、沖縄の楚辺通信所基地問題についてお尋ねしたいと思います。  最初に基本的なことですけれども、今問題になっております知花昌一氏があそこに土地を所有したのはいつごろか、そのいきさつはどうなのか、それから彼の所有する面積はいかほどか、基地全体の何%を占めておるのか、なおかつ彼の……

第136回国会 外務委員会 第8号(1996/04/26、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後になりました。私から二、三尋ねさせてください。今まで高通な議論が続いた後で、瑣末な当面の技術的な問題で大変恐縮ですけれども、しばらくおつき合いください。  実は、私、四月二十二日に行われました与野党の党首会談での橋本総理の発言を最初に取り上げさせてください。  あそこで橋本総理は、当面の極東有事問題の扱いに関連いたしまして、憲法の枠内での研究を地道に続けていきたい、憲法論議をする考えはないし、すべきでないということを発言したようでございます。  一体に、政治、行政、外交あるいは経済、法律等の討論をする場合に、枠をはめるとかタブーを設けるというのはこれは古いタイプの考え方だろう……

第136回国会 外務委員会 第9号(1996/05/07、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 大分時間も遅くなりまして、大臣以下いささかお疲れだと思いますので、深刻な問題はわきに置いておきまして、身近な肩の凝らない、椎名議員の言葉をかりればみみっちい問題を取り上げて、かつ文句を言おうかということでございますので、よろしくお願いします。  外務省の、特に在外公館が日常の業務として行っております日本人旅行者に対する便宜供与の問題でありまして、これは四月一日の衆議院予算委員会で白川勝彦議員が取り上げております。  ここに議事録がありますが、どういうわけか白川議員の手元に一通の怪文書なるものがありまして、これは創価学会の事務総長から外務省の官房長あてに出された文書であるというふう……

第136回国会 外務委員会 第11号(1996/05/16、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 大変高通な理想論、世界論の次に極めて即物的な現実論をさせていただきます。  きょう、どういうわけか皆さん方お取り上げになりませんでしたけれども、沖縄の楚辺通信所の用地問題です。  先般、沖縄の収用委員会が緊急使用の申請を不許可とする決定をしましたが、この決定に対してなぜ司法判断を求めて訴えを提起しなかったのかということを私はいぶかしく思っておるわけです。防衛施設庁長官は、この点について記者会見で、裁判にすると何しろ時間がかかる、それから仮に勝訴いたしましても使用の権原が得られるわけでもないので何ら実益がないので見送ったと、こういうことを申していたということですが、実益がないとすれ……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第4号(1996/06/12、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最初に梶山官房長官に質問させていただきたいと思います。  五月二十四日、都市銀行十一行の決算が発表されまして、低金利政策のおかげで史上空前の純益が上がったということが報道されておりまして、それに伴って、その傍らに官房長官の談話といたしまして、低金利政策もいいがそろそろ預金者の保護を考えねばならないということがありました。そのとおりだと思います。それに対しまして、四日後でございましょうか、全銀協の橋本会長が、金利政策というのは日銀の専権事項であるからして、ほかの人があれこれ言うものではないという発言がありまして、官房長官の御宸襟をいたく痛めたらしくて、大変もう怒り心頭に発するような……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会 第6号(1996/06/14、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 高邁な御議論の後に恐縮ですが、また話は現実に戻ります。純然たる法律論でございまして、私自身考えてもよくわからないものですから、明快に御説明いただければありがたいと思います。  憲法十四条に法のもとの平等を定めております。言うまでもないことですけれども、特別な理由、合理的な理由がない限り同じような状態にある人は同じように扱わねばならない、身分その他で差別してはいけないと、これが近代法治国家の大原則と言われております。当たり前といえば当たり前のことです。  そこで、設例を挙げさせていただきますけれども、ある人が銀行から融資を受ける、あるいはまた住宅金融公庫から住宅ローンを組んでもらう……

第136回国会 予算委員会 第16号(1996/05/01、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは、基本的なことに絞って御質問いたします。簡潔にお答えください。  最初に、証人は平成元年十二月に制定されました土地基本法について知るところがあろうかと思います。いかがでしょうか。
【次の発言】 十二月。
【次の発言】 これは大変に画期的な法律でして、土地は公共財、国民全体のものである、土地を使って投機的な取引をすることはまかりならぬ、国民がだれでも土地を持てるようなそういうことを考えていこうと、年収の五倍ということが当時言われておりましたが、そういう内容の画期的な法律であるということは当然記憶しておると思いますが、いかがでしょうか。

第136回国会 予算委員会 第17号(1996/05/02、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後になりました。わずか五分ですからしばらく辛抱してください。  今回、政府は住専処理機構をつくりまして、強力に債権の回収を行うと。検事あるいは警察官を動員して、地の果てまで追いかけていくということを言っております。しかし、遺憾ながら、余りにも遅過ぎたと思います。もう借り手たちははるかに政府よりもこうかつですから、隠すべき財産はもう隠していると思います。.一体に世間の人が相手に金を貸して期限を過ぎても返してくれない、しかも財産隠しをやっているという疑いがある場合にはどうするか。弁護士さんに頼んで債権の保全を図る、これしかないわけであります。みんなそうしておるわけです。  ところが……

第136回国会 予算委員会 第18号(1996/05/08、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは、当面問題になっておりまする六千八百五十億円の支出根拠について承りたいと思います。  これにつきましては、実は政府の説明と母体行の言い分とが全く食い違っておる。天と地、水と油と言ってもいいような違い方です。  政府の説明によりますれば、この金は金融システムを守るために必要な金だ、これがなければどういう金融不安が起こるかわからない、預金者保護も図れないと。今もそういう話が出ておりました。政府はこういう説明をしております。  ところが母体行側は、これはむだ金であると、簡単に言いますれば。仮に母体行が負担するとしまして、これを支出すると直ちに株主代表訴訟が起こると。株主訴訟とい……

第139回国会 外務委員会 第1号(1996/12/12、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 お疲れでしょうけれども、いましばらくおつき合いください。  私、いつも大変損な役割でして、私の前に武田委員がいつも高邁な高い次元のお話をなさいまして、その後にうんと瑣末な一技術的な問題で大変恐縮なんですけれども、海外在住日本人の選挙権行使の問題についてお尋ねしたいと思います。  実は、ことしの二月にも当委員会でこの問題をお尋ねしたわけでありますけれども、その際、事務当局の方から、大変技術的に難しい問題があって、慎重に検討しているところでありますがと、こういうお返事が、回答があったわけです。  しかし、考えてみると、恐らくこれは十年来、二十年来慎重な検討をしてきたんだろうと思います……

第139回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第2号(1996/12/16、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは、当委員会が今取り組んでいる行財政の改革、それから税制の改革、これの原点ともいうべき問題、出発点となった問題と言ってもいいかもしれません、これを取り上げさせていただきたいと思います。  一言で申し上げますれば、二百四十兆円という膨大な赤字国債を一体どのようにしていつごろまでに解決していくのか、償還していくのか、こういう問題であります。そのうち何とかなるだろうと、植木等の無責任男みたいなことを言っていても物は始まらないわけですから、具体的に一体いつごろまでにこういう方法で解消できるんだということをそろそろ示すべき時期ではないか。もう二十一世紀がそばまで来ておるわけですから、……

第140回国会 外務委員会 第2号(1997/02/20、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 どうもお疲れさまと言いたいんですけれども、なかなか意気盛んなようですから、私に対してはお手やわらかにお願いしたいと思います。  私は、今問題になっておるペルー日本大使公邸の占拠事件に関連して、外務省及び現地大使館の危機管理体制のあり方ということについてちょっとお尋ねしたいと思います。簡単に言いますれば、今回の事件はどうして起きたのか、その原因がどこにあるのか、責任の所在はどうなのか、こういうことであります。  現在進行形の事件につきまして、原因がどうだとか責任の所在とかいうことは、日本人はこういう議論の仕方は余り好きじゃない。すべては問題が解決して人質が無事救出されてからいたしま……

第140回国会 外務委員会 第4号(1997/03/17、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは南極をはるか離れた北の国の問題を取り上げさせていただきたいと思うんです。  北朝鮮の問題、特に食糧問題を中心としてお尋ねしたいと思います。  私は、日本政府が北朝鮮の治安状況、特にその根っこになっておる食糧の自給問題についてどういうふうに分析し、現状認識をしているのか、日本政府の見解をお教え願いたいと思うわけであります。  北朝鮮の問題につきましてはマスコミでもさまざまな報道がなされておりまして、いろんなコメントが述べられております。もう間もなく崩壊するんだという意見もあれば、いやしばらくは大丈夫だろう、いやいや永久に大丈夫だろう、いろんな考えが出ておりますけれども、大体……

第140回国会 外務委員会 第5号(1997/03/18、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からも条約を離れて一般問題を取り上げたいと思います。一般問題というのは政治亡命者の取り扱い、もっと端的に言うと政治亡命者の受け入れ問題、こう言ってもいいかと思います。  北朝鮮の黄書記が亡命してからきようで三十四日たっているんだそうであります。黄書記はいずれ第三国を経由して韓国に赴くであろうと言われておりまして、それはそれで結構なんであります。この亡命が起きた直後一週間ぐらいしたころでございましょうか、私は朝日新聞を見ていてちょっとおやっと思った記事があったので、その話をさせていただきたいと思います。  そのころ外務大臣はシンガポールを訪問しておるんだそうでありまして、随行の外……

第140回国会 外務委員会 第6号(1997/03/27、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは当面政治上の大きな問題となっております駐留軍用地特別措置法の改正問題を取り上げたいと思います。  この問題についてはいろいろと議論がされておるわけでありますけれども、私がこれから取り上げるのは技術的な法律論、しかしまたあるいは基本的な考え方、基本的な法律論、こう言ってもいいかと思います。こういう角度からの議論が余りなされていないものですからあえて取り上げさせていただきたい、こう考えた次第です。  この法律の改正、政府はどうも決断をしたようでありまして、近々国会に提出する、来月中にも法律の成立を図りたい、何か橋本総理大臣がクリントン大統領に会う際に大きなお土産にしたい、こう……

第140回国会 外務委員会 第7号(1997/03/31、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 前回に引き続きまして駐留軍用地特別措置法の改正問題を取り上げたいと思います。  前回この委員会が開かれたのは二十七日、はるばると沖縄では県収用委員会の第三回の公開審理が開かれていた、こういうことでございますが、その当日の審理状況につきまして、わかる限りで結構ですけれども、説明していただければと思います。
【次の発言】 二十七日に三時間の所要時間であったと。一回目、二回目も大体そんなものでございましょうか。
【次の発言】 新聞報道によると、委員長が病気入院のため委員長代理であって、そのために次回期日も決められずして散会したということが報道されておりましたが、そのとおりでしょうか。

第140回国会 外務委員会 第8号(1997/04/01、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは、協定問題を離れて、一般の問題について質疑をさせていただきたいと思います。  私が取り上げるのは海外在留邦人に対する選挙権付与の問題でありまして、私が取り上げるのはこれが三回目であります。昨年の二月と十二月に取り上げておりますが、これからもこれが実現するまでは粘り強く取り上げていきたいと考えております。  昨年十二月には、池田外務大臣でありまして、大変積極的な前向きな意欲的な発言を承っております。もう技術的に細かいことをあれこれ、難しいことは万事承知の上なので、そういうことを言ってみても始まらぬ、もはやそういう時期ではない、政治が決断する時期であると、こういう御発言でござ……

第140回国会 外務委員会 第11号(1997/05/13、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からお尋ねいたします。  青木大使の前任は西崎という方だろうと思います。この方が事件直後にテレビに出演されましてはっきり言っていたことは、ペルーは大変危険な国だ、自分の時代は万一を考えて天皇誕生日のパーティーは比較的安全な昼を選んで規模もできるだけ縮小してやっていたと、なぜ青木大使の時代に最も危険な夜、しかもあれだけの大人数を集めてやるようになったのかちょっと理解できない、こう申しておりました。  ペルーの治安情勢は基本的にはほとんど変わりがないのにかかわらず、なぜ同じ大使でかほどさように認識が違うのか。いかがお考えでしょうか。

第140回国会 外務委員会 第13号(1997/05/29、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私はつい数日前の青木前ペルー大使のテレビでの発言をちょっと取り上げたいと思います。  その際、まずもって、先ほどの田議員の御意見とも関連いたすわけでありますけれども、私も今回のペルー事件の責任は挙げて接受国であるペルー政府にあるということは、これは当然といえば当然、自明なことであるというふうに考えております。  日本国内の治安、犯罪防止、これまた挙げて警察の責任であります。ですから、今回、神戸の方で変な猟奇的な事件が起きて、子供の首を切って、傷口の間に、何か口の中にですか、警察に対する警告文か何かを入れておいたと。ああいう猟奇的な事件が起きればまずもって警察が激しく非難される。こ……

第140回国会 外務委員会 第17号(1997/06/12、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私は、そういう厳しい問題ではなくて、どちらかというと肩の凝らない二、三の当面の一般問題を取り上げたいと思います。そうは言ってもそう簡単ではないかもしれませんが。  第一に、青木前ペルー大使の最近の発言についてであります。これを言いますと、何だまたかと皆さん方思われるかもしれませんが、私もいいかげんうんざりしてもう終わりにしたい、こう思うんですけれども、遺憾ながら青木大使の方から世間に向けて、あるいはマスコミに向けて、あるいは世界に向けて、国会に向けて弾が飛んでくるものですから、これは撃ち返さざるを得ないんだろう、こう思います。国会の名誉にかけても物事はやっぱりはっきりさせておかね……

第140回国会 外務委員会 第18号(1997/06/17、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私はペルー事件の報告書についてお伺いしたいと思います。  最初に、前回の委員会で外務大臣は、六月九日付のニューズウイークの青木大使の発言について注意すると、どういうわけか決して厳重という言葉は使わなかったんですけれども、注意するとおっしゃられました。お約束どおり注意していただいたものと思います。どのような注意をされたのか、それに対して青木大使はどのような態度だったのか、また返事だったのか、それをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 子供でも大体の子供は一度言われたらわかるわけですけれども、なぜ一度ならず二度までも繰り返されるのか大変不思議でしょうがないわけであります。我々の専門……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号(1997/06/04、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私から二つの問題につきまして総理の御所見をお伺いしたい、こう思います。  第一の問題は、新しく設置される金融監督庁の人事構成の問題でございまして、これはもう既に先ほども議論されているところであります。  まず長官の人選をどうするか、こういうことで、先ほど総理の御答弁でも在野、在官にかかわらず幅広く人材を募集して選択したい、こういう話でありました。  ただ、いささか気になりますことは、この長官は外局の長でありながら国務大臣ではない。それから宮内庁長官のような認証官、特別職でもない。一般職であると。ですから、事務次官よりもある意味では格が下、こういうことになりますれば在野から人材を求……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号(1997/06/10、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後になりましたが、いましばらく御辛抱ください。  私はちょっと角度を変えまして、株主代表訴訟制度につきまして皆さん方の御意見を承れればと思います。  金融界の不祥事があります。今回はそういうことに対応するために金融監督庁をつくる、そして検査の徹底を図る、あるいはまた罰則を強化する、こういうことで対応していこうと。これは言うならばお役所による上からの規制、監視だろうと思います。これと車の両輪と例えてもいいのでしょうけれども、下からの一般株主による監視も必要だろう、こういう気がいたします。それが株主代表訴訟だろう、こう思います。車の両輪でありますけれども、やっぱり上からの規制、監視……

第140回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号(1997/06/13、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私は、株主代表訴訟につきまして、総理にこの機会に御卓見を例えればと、こう思います。  今現在、金融業界の不祥事を背景といたしまして、金融監督庁を設置して外からの監視の強化を図る、これに合わせて刑事罰則の強化も図る、大変結構なことだろうと思います。それなりの成果もまた期待していいだろうと思いますが、これは行政による外からの規制だと、こういうふうに理解いたしますと、もう一つ内部からの規制、監督、これも必要なことだろうと思います。  それの先端になるのが株主代表訴訟、株主というのは会社のオーナーですから、自分の会社で取締役たちがどんなことをしているか、もし不正があればそれを追及いたしま……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第3号(1997/05/26、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私は余り高尚な問題には関心がないものですから、法律技術論につきまして専らお尋ねしたいと思います。  まず、中山案につきまして、医者が死亡診断書に記入する死亡時刻はいっか、こういう問題です。  先ほど中尾委員の質問に対して厚生省の小林局長は、遺族が強硬に反対する場合には脳死の認定は行われないだろう、こういう答弁をなさいましたが、あれは実は大変な問題発言だろう、こういう気がいたします。  具体的な例を挙げますけれども、ある人が交通事故に遭いまして瀕死の重傷を負う、頭も打ちつけて脳機能も大体だめになった、そういう状態で病院に搬入されます。本人も家族も臓器移植には全く関心がない、提供なん……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第4号(1997/06/02、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私から最初にささやかな経験談をちょっとさせていただきたいと思います。  私、実は内閣法制局の参事官を数年間していたことがございまして、いろんな法律をつくったり、また法律の解釈でいろいろな議論をしたことがございます。各省間で争いが起きたりすると、内閣法制局のお墨つきを求めて担当官がやってきて議論をする、こういうことであります。一つの条文を手がかりにいろんな議論を、議論百出といいますけれども、いろんな意見があって、こんなに議論が出るくらいなら何で立法時に解決しておいてくれなかったのだろうな、そういう気がすることが再三でありました。  それを当時、我々は生意気にもこれはできの悪い法律だ……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第6号(1997/06/11、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最初に、例によりまして三点ほど感想を述べさせていただきたいと思います。  第一は、前回の質疑の際にさる同僚議員から、この法律は関係者の善意を前提としてつくられているように思うがそのように考えてよろしいか、こういう御質問に対しまして、提案者の方から、まさにそのとおりである、提供者の善意、家族の善意、あるいはまた医者の善意、そういう人たちのヒューマニズムに支えられて臓器移植を今後推進していきたい、その手がかりになる法律だという趣旨の御答弁があったように伺っております。  大変美しい言葉で結構なことだとは思いますけれども、法律というものは少しくまた違うのではないかという気もいたすわけで……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会 第7号(1997/06/16、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私は、この中山案が脳死を人の死とする脳死一元説に立ってつくられましたと説明されまして、たびたびの質問にもそういうふうに答えてこられた、こういう前提でおりまして、実は前回質問をいたしましたるところ、そうではないような答えがあったものですから、ちょっと驚いておるわけでございます。  前回の答弁の中で、この法律というのは臓器移植の手続を考え規定しているだけでありまして、ほかの法律、刑法や民法で人の死をどう扱うかはそれぞれの法律で考えるべきことではないかと思う、こういう答弁であったように思います。先ほども山崎委員の質問に対してそういうお答えがやっぱりあったように思います。一体どうなのか、……

第140回国会 予算委員会 第17号(1997/03/28、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後の最後になりました。さぞお疲れでございましょうけれども、いましばらく御辛抱ください。と申し上げましても、たった四分でございます。  その四分で私は比例代表選出議員の党籍離脱の問題を論じてみたいと、こう思っております。予算とどう関係するかわかりませんけれども、私なりに考えてみたいと思います。  皆さん方御案内のとおり、この問題を考えるに当たりまして大変格好な材料がございます。  昨年の衆議院選挙の際に、さる政党のさる比例代表選出議員が選挙後、日ならずしてその党を離党いたしました。彼は、かねがねこの党の運営その他について政策も含めて疑問を持っておったので、この機会に離党すると、こ……

第140回国会 予算委員会 第19号(1997/04/22、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私から二、三酒巻参考人にお尋ねしたいと思います。  今回の問題が明るみになりましてから野村証券は一貫して会社ぐるみではないという言葉を使っておられます。この言葉は法律的に大変おかしいと思います。末端の社員にはあらずして常務取締役という地位は限りなく重いと考えていいと思います。大幅な権限の委譲もされておる、この人たちが部下を使って計画を実行した、世間はこれを明らかに会社ぐるみと言うんだろうと思います。  たまたま社長さんは何か出張その他で忙しくてこういう重大なことを知らなかったとおっしゃいますが、こういう重大なことを知らないということは監督責任が問われる問題でありますよ、明らかに。……

第140回国会 予算委員会 第20号(1997/05/28、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 今の質問に関連してお尋ねいたします。融資の対象が弟か総会屋か、こういうことであります。  この弟なる者が兄とは全く関係なしに最寄りの支店にあらわれまして、我々と同じように融資申し込みをしまして、それを審査する人たちも全然兄の存在には気づかずに融資を決定した、こういたしますればまさしく弟に対する融資だ、こういうことは強く強調してもいいんだろうと思いますが、本件の場合には、じゃなぜ総会屋を扱うような本店の総務が融資の窓口になったのか、これがわからない。あなた方でも、位大臣をきわめたような人たちでも総会屋の呪縛からは抜け切れなかったと、こう言っておるわけですから、末端の行員たちが総会屋……

第141回国会 外務委員会 第2号(1997/10/30、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からちょっと特別な問題につきまして、中南米局長にお尋ねしたいと思うんです。  本日のこの委員会で適当な議題かどうかわかりませんけれども、中南米にかかわる問題でもありますし、本日御列席の大使各位も皆関心を持つ問題だろうと思いますので、取り上げてお尋ねいたします。  つい二、三日前の新聞、けさの新聞にもちらっと出ておりましたけれども、青木前ペルー大使がナイロビかどこかで記者会見をされましたその内容であります。この前のペルー事件に対する外務省報告が率直に言うとかなりいいかげんで本当ではない、真実はまた別にあるという趣旨の発言をしたということが出ておりました。どういう趣旨なのかよくわか……

第141回国会 外務委員会 第3号(1997/11/27、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは、そういう戦争にもつながりかねないような大問題ではなくて、身近な一つ二つの問題を取り上げて、ちょっと御意見を承れればと思います。  最初は、けさほどの官房長の報告に関連しての問題であります。  私は別に難しいことをお尋ねしているわけではなくて、白か黒かはっきりさせてほしい、それだけのことなわけであります。  従来のいきさつ、外務大臣は余り御承知ないかもしれません。ちょっとかいつまんで要約しておきますと、ペルー事件が終わってから、橋本総理は参議院の本会議で、あの事件については情報収集が不十分であった、警備体制にも問題があった、責任を感じておるという発言をされました。これは政……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号(1997/11/17、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 大蔵大臣には朝来、まことに御苦労でございます。さぞお疲れだと思いますけれども、しばらくおつき合い願えればと思います。  いろんな問題が提起されまして、興味深く拝聴していたわけでありますけれども、私は基本的なことをちょっとお尋ねいたしたいと思います。この法案の提案の基本的な考え方と言ってもいいかと思います。  大蔵大臣は趣旨説明の際に、日本の財政はまさに危機的状況にあると、「危機的状況」いう言葉を使われました。この言葉は当委員会の審議の際にも橋本総理も何回か使っておられるように記憶しております。  「危機的状況」とは何か。これは大変な状態だろうと、まず一言で言いますれば。しかし、何……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1997/11/19、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 大蔵大臣には、連日まことに御苦労さまでございます。前回に引き続きまして、本法案の基本的な考え方について質疑を続けたいと思います。  前回、我が国の財政状況がどんなに危機的状況にあるかということにつきまして、深刻な状態にあるかということにつきまして大蔵大臣からるる説明を承りました。状況がそうであって、その状況は一体どうして来たのか、その原因はどうか、こういうこともお尋ねいたしました。  前回は、たまたま北海道拓殖銀行破綻発表の日でありまして、それにかこつけまして、私、北海道拓殖銀行がなぜ破綻したかと。これは一言で申し上げれば、バブルに踊って担保の査定が不十分なままに不動産融資をする……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第12号(1997/11/21、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは、大蔵大臣にお尋ねいたしたいと思います。  実は一般質疑も含めましてこれが三度目でありまして、本日はどうしても結論まで話を持っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  前回の質疑を通じまして、大蔵大臣から我が国の財政状況がどんなに危機的状況にあるか、深刻な問題を抱えているかということをるる説明いただきました。そして私は、一体何が原因でこういうことになったのかとお尋ねいたしまして、それにつきましても御回答をいただきました。  要すれば、三十五年ほど前に右肩上がりの経済成長がかなりな期間どこまでも続いていくのだろう、こういう前提で歳入を上回る歳出予算を組ん……

第141回国会 予算委員会 第4号(1997/11/18、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 大変に緊迫した質疑の後で申しわけないんですけれども、肩の凝らないようなやわらかい質問を一つ二つさせていただきます。  私は、政治倫理と外交ということでございますが、多分外交の方までには時間が回らないと、その場合にはあしからず御了承くださいませ。  まず、政治倫理ということでございますが、実は十月四日、元総理の中曽根康弘氏が北海道は小樽で講演をしております。それが新聞に報道されております。多分、中曽根氏は佐藤孝行氏の入閣問題を念頭に置いて講演をされたものであると思います。講演内容は新聞各紙で報道されておりまして、かなりばらつきがありますが、整理してみまするとこういうことらしいんです……

第141回国会 予算委員会 第6号(1997/12/01、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後になりました。お疲れでしょうが、少しくおつき合いくださいませ。わずか五分でございます。  私は、今回の日銀特融に絞ってお尋ねいたしたいと思います。大蔵大臣と日銀総裁ということでございます。  大蔵省の発表によりますれば、山一は資産と負債が大体見合っておる、とんとんであるという発表のようでございます。日銀総裁はさらに積極的に資産超過という余り聞きなれない言葉を使っております。資産があり余るからこそ今回の日銀特融に踏み切ることができたんだ、融資した金はいずれ間違いなく戻ってきますということを先ほどもおっしゃったように思います。  聞いておりますと、何か山一というのは最近まれな優良……

第142回国会 外交・防衛委員会 第4号(1998/03/12、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤と申します。  二院クラブは、もう絶対御承知ないと思いますけれども、貴国の上院に当たるこの参議院ではそれなりに歴史と伝統のあるパーティーでして、古さからいえば自由民主党あるいは共産党と匹敵できるかもしれません。御記憶いただければ光栄に存じます。  私自身はインドネシア問題を取り上げたいと思います。御所見を承れば幸いと思います。  インドネシアは今大変な情勢にあると言われております。特に、経済はもう破綻寸前、いや破綻したんだとも言われております。インフレ状況が大変でありまして、一ドル一万二千ルピアである。これもまたどんどん貨幣価値が下落しておって、いずれ二万ルピアぐ……

第142回国会 外交・防衛委員会 第5号(1998/03/26、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤です。どうかよろしくお願いいたします。  私は、インドネシア問題についてお尋ねしたいと思います。  端的に申し上げますれば、インドネシアの民主主義体制の確立が果たして可能なのか、可能だとすればその具体的方策はと、こういうことであります。  もちろん、その国の政治体制がどうあるべきかはその国の人たちが決めるわけですけれども、周辺諸国として決して無関心ではおられない。今、インドネシアのスハルト大統領は七期三十年その地位にあるわけでありまして、身内、一族、側近が政府部内の要職にもついておる。また政府関係企業の経営者の地位にもいる。これはもう民主主義国とは言えないのではな……

第142回国会 外交・防衛委員会 第6号(1998/03/31、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後になりました。外交防衛上の大変次元の高い問題で論議が交わされましたが、私はちょっと角度を変えまして、易しい問題というのか、しかし基本的な問題、国語の問題と言ってもいいんですけれども、取り上げたいと思います。  新しい日米ガイドラインの上で周辺地域という言葉が大変問題になっているようであります。これについて政府のこれまでの説明では、特定な地理的概念ではなくて、日本の平和と安全に重大な影響を及ぼすような事態の生じ得る地域であって、地域の枠をかけることは適当でないんだと、こういう説明になっておりまして、総理大臣も外務大臣も防衛庁長官も、その旨国会で再三答弁されております。  そこで……

第142回国会 外交・防衛委員会 第8号(1998/04/08、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最初に、ペルーで昨年九月に発生いたしました日本人学生二名の殺害事件のその後の経緯についてお尋ねしたいと思います。  あの事件は日本人学生が二名殺害された。犯人はペルー軍兵士ということで数名の兵士が検挙されて、多分裁判に付されているんだろうと思います。日本の裁判は若干長い、時間がかかることで有名ですけれども、海外の場合にはそんなことはないので、迅速な裁判が実現されていると。特に、これは兵士の事件ですから軍法会議に付されているんだろうと思うんですけれども、軍法会議というのは速戦即決、あっという間に判決が出まして、直ちに銃殺刑とかそういうことになるわけです。  この裁判がどういうことに……

第142回国会 外交・防衛委員会 第10号(1998/04/16、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは二つの問題を取り上げたいと思います。  第一は、海の地雷と言われておる機雷の問題でありまして、この機雷の全面禁止に向けて我が国がリーダーシップをとって国際世論に働きかけていくお考えがあるのかないのか、それをちょっとお聞きしておきたい、こういう考えであります。  地雷につきましては、御案内のとおり、一九九七年、対人地雷の全面禁止条約が締結され、我が国もサインをした。我が国を含む百二十四カ国ということで、アメリカ、中国、ロシアは留保しておりますけれども、いずれこれまた時間の問題、条約に加入してくるのであろうかと、こう考えておる次第であります。  地雷は世界でも今一億二千万個ぐ……

第142回国会 外交・防衛委員会 第11号(1998/04/23、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からお尋ねいたします。  二つの協定につきましては、朝来、同僚議員が詳細にお尋ねしておるので、これにつけ加える何物もありませんので、少しく角度を変えて二つほど問題を取り上げてみたいと思います。  最初は周辺事態の話で、こうなりますと何だまたかとおっしゃるかもしれませんけれども、何回取り上げてお尋ねしてもよくわからないものですから、またまたお尋ねしてみたい、こういうことであります。  最初に、先般、防衛庁の秋山事務次官が、周辺地域の範囲につきまして、シーレーンを含む、こういうことを記者会見か何かで申しておったと、それが新聞に出ておりました。シーレーンを含むと。そういたしますと、つ……

第142回国会 外交・防衛委員会 第13号(1998/05/07、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後になりましたが、三分で終わります。  糠澤大使にお伺いしたいと思います。  お伺いというよりはむしろ御要望、こう言った方がいいと思いますけれども、私は、海外旅行などをした際に、その国に長いこと住んでおる在外邦人の方々とお会いをしまして、話がたまたま在外公館のことに及びますと、まず押しなべて、全員が全員と言ってもいい、在外公館を口をきわめて非難するわけであります。  要するに、非民主的である、冷たい、親切心が全くない、顔は東京を向いておる、東京から政府高官あるいはまた国会議員、経済界の大物が来るといったらこれはもう大変なことでありまして、その間に何か用事で行ってもほとんど相手に……

第142回国会 外交・防衛委員会 第15号(1998/05/14、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 今の田村議員の質問とも関連いたすわけでありますけれども、今回の実験につきまして、インド政府は安全保障上必要であるということを言っておりますし、インド駐日大使の、インドを取り巻く安全保障の状況が著しく悪化しているというふうな何か新聞談話が出ておりました。  インド大使を招致いたしましていろんなことを聞いたというわけでありますけれども、安全保障上必要だと抽象的に言われましても、これはなかなか我々合理的に納得するわけにはいかぬわけです。そういう非公式な会談で、一体パキスタンのどこをそんなに恐れているのか、中国のどういう態度がインドの安全保障に重要な影響を及ぼしているのか、そういう突っ込……

第142回国会 外交・防衛委員会 第16号(1998/05/19、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からは、最初に対人地雷の全面禁止条約の問題を取り上げたいと思います。結論を先に言いますと、なぜこの地雷条約の批准がおくれているのかと、こういうことであります。  昨年十二月、小渕外務大臣がすぐれた指導力を発揮されまして、この条約に署名というところまでこぎつけたわけでありまして、先般ロンドンで開かれましたG7ならざるG8会議におきましてもこの問題を取り上げて、地雷による犠牲者ゼロのプログラムについて強力な国際協力を展開していこうと、こういうことになったようであります。その間の御努力は私は大変高く評価しておるのでありますけれども、肝心のこの条約の批准がおくれているのはなぜかというこ……

第142回国会 外交・防衛委員会 第17号(1998/05/21、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最初に、突然ですけれども、インドネシア問題につきまして外務大臣にお尋ねしておきたいと思います。  先ほど齋藤議員との質疑の中で外務大臣は、結論的な意味で、我が国としても引き続きできる限りの支援をしてまいりたいというふうなことをおっしゃったように聞きました。これはいささか問題ではないだろうかと、私はこう考えるわけであります。  スハルト大統領が辞任いたしまして、後任のハビビ副大統領、これはスハルト大統領の側近中の側近だと言われてもう三十年来行動をともにしておる。余り仲がよ過ぎる、いつも一緒におるのであれは親子ではないのかと、まあ冗談ですけれども、そういうことも言われておるような間柄……

第142回国会 外交・防衛委員会 第20号(1998/06/04、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最初に、法案の関係でお尋ねいたします。  形式的な法解釈の問題を最初にお尋ねいたしますが、まず、現行法を前提にいたしまして、現地で隊員が正当防衛の要件を完全に具備していないのに具備していると考えまして相手方を射殺した場合に、刑法上の犯罪が成立することは間違いないと思いますけれども、殺人罪が成立すると考えてよろしゅうございますか。余り詳しいことは要りません、結論ぐらいで結構です。
【次の発言】 ちょっと待ってください。改正法のことを聞いているんじゃないんです。現行法を前提にしてということを私は最初に断っていますよ。それから、結論だけでもいいということも言っております。

第142回国会 外交・防衛委員会 第21号(1998/06/11、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 明石参考人にお伺いしたいと思いますけれども、先ほど参考人は、この問題について我が国は世界の先頭に立って発言する権利と義務があるとおっしゃられました。私、全くそのとおりだと思います。  あらゆる機会をつかまえて発言していく、特にこういう実験などの場合にはもう強く抗議をするというのは当然のことですけれども、今まで、実験が行われると日本というのは、弱々しく陰の方で、いや困ったものだ、やめてくれればありがたいが、これでは援助も打ち切らざるを得ないのかということをつぶやいている程度だと私は思うんです。相手は何の痛痒も感じていない、腹の中じゃせせら笑っているんでしょう。カワズの顔に何とかとい……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号(1998/05/25、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 総理にお尋ねいたしたいと思います。  その前にちょっとお断りをしておきたいと思いますけれども、実は私は昨年の国会でこの財革法に賛成票を投じた一人であります。賛成したのは与党の方々のほか、私を含めて若干名であったろうか、こういうふうな気がいたします。なぜ賛成したのか 一言で申し上げれば、この財政改革に寄せる総理の並々ならぬ御決意と御決断を高く評価した、こういうことであります。  我が国の財政は先進国の中で最悪である、財政状況はもう危機的状態にある、破綻もこのままでは必至と。そこで歯を食いしばってでも子孫にツケを残さないために頑張らねばならない、こういうことであったろうかと思います。……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号(1998/05/26、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 朝来まことに御苦労でございますが、今しばらくおつき合いください。私が最後でございます。  私も星野議員に倣いまして銀行の不良債権問題を取り上げたいと思います。  この問題がにわかにクローズアップされまして、本来は法律問題、せいぜい社会問題でもありというところですが、今や政治問題になりつつある、こう言ってもいいわけであります。総額が幾らだといろんな議論がありますけれども、どうもはっきりしません。額はさておきまして、私の関心はこの不良債権を取り立てるために全国の銀行がどれだけの努力を傾注してきたかこういうことであります。  これは一般の例で申し上げましても、バブル期にある人がある人に……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号(1998/05/29、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私は銀行業界から自民党に対する政治献金の問題を取り上げたいと思います。  実はこの問題は何回も何回も国会で取り上げられているわけでありまして、私も予算委員会で一度質問した記憶がございます。しかし、こういう情勢下において改めて取り上げる価値がある、こう考えて取り上げさせていただきたいと思っておるわけであります。  銀行につきましては、住専問題があって、ただいまもお話に出ておりましたけれども、六千八百億という公的資金が投入された。それから、金融システムの安定化、預金者の保護あるいは銀行の破綻防止ということで膨大な公的資金が投入され、あるいはされようとしている、こういう状況下にございま……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1998/06/03、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私からお尋ねいたします。  旧国鉄公社の経営が破綻いたしまして分割・民営ということになりましてから十数年たっておるわけでありますが、旧国鉄公社がなぜ経営破綻したのかということについて、改めてこの段階で考える意味が極めて大きいのではないか、こういうことであります。  試みに当時の新聞をひもといてみますると、まあまああきれるばかりのことでありまして、国鉄に対する非難がごうごうと渦巻いておると言ってもいいと思います。親方日の丸に安住して無責任経営である、赤字の垂れ流しと、その赤字が今でも尾を引いて二十八兆円の処理が政治上の大きな問題になっているわけであります。労使の癒着がもう目に余る、……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号(1998/06/04、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 水野参考人にお伺いいたします。  今回の法律で設置されることになりました郵政公社についてでありますけれども、これは法案によりますれば、予算は国会の承認を要しないことになっている、それから主務大臣の監督権は全体ではなくて法令で限定したものに限るというふうになっておりますけれども、これについては行革会議でどのような議論がなされましてこういう結論に至ったのか、御説明いただければと思います。
【次の発言】 主務大臣の監督権が全体に及ばないというのはどういう発想なのか、それから予算も国会にかける必要がない、これはまたどういう議論の末なのか、それをちょっと御説明いただければと、こういうことで……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第14号(1998/06/09、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 前回に引き続きまして、郵政公社をめぐる憲法問題を取り上げたいと思います。  時間が余りございませんので、法制局長官、大変恐縮でございますけれども、なるべく簡潔にお答えをお願いしたいと思います。  前回、私は、国営にしてかつ国家公務員が業務を担当する郵政公社、これは憲法に言う行政権に含まれるのかと、こういうふうに尋ねましたら、それはもとより含まれますと、こういうお答えでありました。当然なことだろうと思います。そこで私の第一の疑問は、しからばなぜこの予算は国会の承認、議決を要しないのか、こういうことであります。  現在、この事業は郵政省が担当しておりまして、これは予算として国会にかか……

第142回国会 予算委員会 第5号(1998/02/03、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 主として佐伯参考人にお伺いいたします。最後でございますので、しばらくおつき合いくださいませ。  昨日、全銀連の会長が交代して東京三菱の岸頭取が会長に就任されたということでありますが、その際の記者会見の様子がけさの新聞に出ておりますのでちょっと披露しておきます。毎日新聞であります。  大変問題であると思うのは、「接待は認める」という見出しがついております。接待内容についても「社会通念の範囲内で過剰ではなかったと思う」と。あなたの後任者が堂々とこういうことを言っております。国民感情を逆なでするも甚だしいと思います。一流料亭に集まりまして、五万円、十万円すぐかかると思います。そういう接……

第142回国会 予算委員会 第14号(1998/04/01、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 朝来さぞお疲れだろうと思いますけれども、いましばらくおつき合いください。  私は、政治倫理の問題を取り上げまして、総理と大蔵大臣にお尋ねしたいと思います。  まず最初は、自民党に対する銀行業界からの政治献金の問題であります。  実はこれ、先ほど加藤修一議員が取り上げまして、いささか二番せんじという気もいたすわけでありますけれども、どういうわけか加藤議員は結論までは至らなかったので、その間隙を縫いまして私の考えをちょっと述べさせていただきたいと思います。  金融システムの安定のためということで銀行業界に対して膨大な公的資金が投入されている。国民サイドから見ますると、なぜ我々の税金で……

第142回国会 予算委員会 第15号(1998/04/03、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私から松野参考人にお伺いいたします。  まずもって簡単な問題でございますけれども、今回の山一の件はもちろん大蔵省証券局の公式の業務として取り上げられたと、こう考えてよろしいわけですね。結論だけで結構であります。
【次の発言】 要するに、公式な仕事として取り扱ったのか、あるいはあなたの個人的な趣味として扱ったのか、どっちかということを聞いているんです。頭がいいわけでしょう、あなたは。
【次の発言】 もうよろしいです。  日本の役所は頭のかたいことで大変定評があります。公式な仕事、業務として取り上げた以上はこれに関して必ず膨大な書類がつくられます。なぜこの仕事を我々が受け持ったのか、……


18期(1998/07/12〜)

第143回国会 外交・防衛委員会 第3号(1998/09/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、砂漠化防止条約を離れまして、今問題になっております防衛庁の調達実施本部をめぐる背任事件について防衛庁にお尋ねしたいと思います。  事件でありまして、現に東京地検が捜査中なので事実関係についてあれこれお尋ねしても答えるに由ないということでありますので、いわば基本的な三つの問題を取り上げて、当たり前のことなんでありまするけれども、ぜひとも防衛庁の御見解を承りたい、こう思います。  まず最初は、今回の東洋通信機の水増し請求が発見されまして部内調査が行われて、ある程度水増し請求の額が固まったと。それをどうするか、こういう議論に移った際になぜ防衛庁として刑事告発をしなかったのか、基本……

第143回国会 外交・防衛委員会 第4号(1998/09/10、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 今回のような不祥事、これは絶対に二度とあってはならないことだ、もう言うまでもないことでありますけれども、そう考えております。自衛隊の名誉のためにも、防衛庁に対する国民からの信頼を確保するためにも、絶対に再発を防止する、大変重要なことだと思います。  そういう意味で、どうして今回のような事件が起きたのか、起きざるを得なかったのか、原因がどこにあるのか、その対策はどうかということについて今回の事件を材料としてお互い議論をしていく、これが一番大切なことだろうと思っております。  そういう観点から二、三の点についてお尋ねいたしたいと思いますが、最初のお尋ねは、東洋通信機から水増し請求があ……

第143回国会 外交・防衛委員会 第5号(1998/09/17、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 それでは、最初に防衛庁にお尋ねいたします。  九月十日付、先般の長官報告書についてでありますけれども、この中の2の部分、一ページ目の2というところです。特別調査を実施した、加工費の工数計算に問題があることがわかった、いろいろいきさつがあって東洋通信機から結局のところ八億七千四百万円を返還させたと、こういうことになっております。これは水増し請求があってそれは本来なら二十数億であるところを八億にまけてやったことが背任だ、こういうことで捜査が今行われているんだろう、こう思います。その次に、「なお、」といたしまして、東洋通信機以外にも日本工機、藤倉航装、ニコー電子においても問題がありまし……

第143回国会 外交・防衛委員会 第6号(1998/09/29、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、先ほどの立木委員の質問にも関連いたしまして、在日米軍が保有する対人地雷の扱いが今後どういうことになるのか、そういう観点からお尋ねしたいと思います。  私から言うまでもなく、地雷というのは極めて防御的な兵器でありまして、専守防衛の日本にぴったりの兵器でもあるわけでありまして、もし万が一日本に侵略の危険が迫った場合には敵の上陸する地点などに大量の地雷を敷設するということにおいて侵略を防ぎ得るということでありますけれども、あえて高度な人道的な配慮に立って、この地雷という武器の使用はもうしない、現在自衛隊が保有している地雷もすべて破棄する、こういうことになっているようでありまして、……

第143回国会 外交・防衛委員会 第7号(1998/10/01、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に防衛庁長官にお尋ねいたします。  先般の当委員会で、私はこの九月十日付の防衛庁長官の当委員会に対する報告書に基づいて少しく質問させていただきました。  若干繰り返しになりますけれども、この報告書によりますると、東洋通信機の関係で水増し請求があって、結局八億七千万余りを返還させた、こういうことがまず記載してあります。これは東京地検が捜査をして実は水増し額は二十数億円であって、そのうち八億余りに返還額を縮減したのが背任だ、こういうふうに今現在言われて、これはもう起訴もされておるようであります。  そこで私は、その下に書いてある日本工機、藤倉航装、ニコー電子、それから次のページに……

第143回国会 外交・防衛委員会 第9号(1998/10/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、防衛庁長官に一言だけお尋ねいたします。  先般、大蔵省の接待汚職というのがありまして、監督下にある銀行から大蔵省の担当官あるいは局長相当級の人たちがさんざん接待にあずかったと。これは汚職であるということで、検察が摘発をした。大蔵省に対してもごうごうたる非難が起きました。そのさなかに三塚大蔵大臣が、淡々とかきっぱりとか渋々かわかりませんけれども、責任をとられまして、検挙のさなかに、摘発のさなかにおやめになりました。なお、当時の大蔵事務次官も辞表を出したように私は記憶しております。  事件の全貌が明らかになってから関係した者たちにまた処分も行われましたが、それは新しい大臣の手……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号(1998/09/10、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、大野木参考人に二、三お尋ねいたします。  最初に、長い間長期信用銀行にお勤めになりまして、この長銀なるものの目的、性格、法律的にどういうふうに御理解していたか、こういうことでございます。  長銀というのは普通の銀行とは違います。長銀、興銀、日債銀、長期信用銀行法に基づきまして昭和二十七年に設立されたわけであります。簡単に申さば、基幹産業に対して長期の金融を行う。二十七年というと戦後の復興期でございますから、当時の基幹産業というのは石炭、鉄、造船、その後電力とかガスとか石油とか、そういうのが加わってまいりましたけれども、要するに国策企業と言ってもいい、それに対して長期融資……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号(1998/10/06、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 朝から熱心な白熱した議論が続きまして、テレビの前の国民各位もさぞお疲れだろうと、率直に申し上げますと、わかりにくくて退屈しているのではないか、こういう感じもしないわけではありません。  そこで、私は経済の技術的な専門的な問題を離れまして、わかりやすい一般的な基本的な問題を取り上げて、小渕総理それから宮澤蔵相の見解を承れればと、こう思います。わかりやすい問題ですから、どうか正面から受けとめて堂々とお答えいただきたい、こういうふうに思います。  最初の質問は、国家の威信、権威、尊厳というものにつきまして小渕総理はいかにお考えか、こういうことであります。この九月二十二日、小渕総理は訪米……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第6号(1998/10/07、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、長銀問題を中、心といたしまして大蔵大臣に若干の御質問をしたいと思います。  長銀、今や大変な状態にある、悲惨な状態にある、破綻したも同然といろいろ言われております。どうして長銀がこういうことになったのか、その原因がどこにあるのか、経営責任はどうかと、こういうことでまたいろいろ議論もされておるようでありますけれども、私はちょっと角度を変えまして、長銀というのはもちろん大蔵省銀行局の監督下にあったわけでありますから、監督官庁である銀行局は一体何をしていたのかと、こういう角度からお尋ねしてみたいと思うわけであります。  これからもどんどん銀行の破綻は続くんだと、それを前提にし……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第7号(1998/10/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 中坊参考人に対しまして、今、当委員会にかかっております債権回収業法案についてお尋ねいたしたいと思います。  実は、この五月にワシントンで日米首脳会談が開かれて、日本側の橋本総理に対してクリントン大統領が、日本の銀行の抱えている不良債権はもう大変な問題である、早期に断固たる措置をとれと。私に言わせれば内政干渉だというんですけれども、橋本さんは恐れおののいて帰ってきて政府・与党の検討会を開いた。その席で出たと思われるんですけれども、特別調停委員会制度、これをつくったらどうだろうかと。今これは司法事務としてやられておるわけですけれども、手間暇がかかる。一方、不良債権の処理はもう焦眉の急……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号(1998/10/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤でございます。  私からは、具体的な問題につきまして総理、大蔵大臣の御所見を伺いたい、こう考えております。  最初に、銀行の合理化の徹底のしぶりについてであります。  今、銀行に対して大幅な公的資金を投入しよう、投入した、こういうことになっておりますので、これにこたえる意味で、国民感情に沿う上からも、銀行業界としても徹底的な合理化を推進すべきだろうと、当たり前のことでございますが、こう考えておるわけであります。  そこで、今までどういうことを銀行がやってきたかと、こう承りますると、ちょっと一般行員の月給を下げたと。しかし、これはもともと高かったわけでありますから、……

第143回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第10号(1998/10/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、法律問題を二つ取り上げまして議論してみたいと思います。  その第一は、預金保険法六十二条、金融機関の合併のあっせんに関する規定についてであります。これは既にして過ぎ去ったことではありますけれども、私自身法律家の端くれといたしまして、こういうことを少しく議論してみる意味があるのではないかという感じがいたしまして、取り上げるわけでございます。  預金保険法六十二条、金融機関が破綻した場合、破綻金融機関がある場合に、大蔵大臣はほかの金融機関との合併のあっせんをすることができる。これは、破綻した金融機関を放置しておけば大変な問題になりますから、ほかで引き受ける銀行があるかどうか……

第143回国会 予算委員会 第6号(1998/10/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 少しく角度を変えて日本語の勉強をしてみようか、こう思うわけであります。  今や我々の慣用語にもなっております貸し渋りという言葉、一体どこでだれが考えたのかもよくわかりませんけれども、これがあちこちで使われておる。銀行の貸し渋りに対しては、融資を断られた事業者のみならず、全国民の怨嗟の的と言ってもいい、けしからぬということが日本じゅうを渦巻いておりまして、それを受けて政府も貸し渋り対策ということに本気で取り組んで膨大な公的資金を投入した。しかし、どうも効果はさっぱり上がっていないようだ、また銀行がけしからぬという話になってくるわけであります。  ここで、実は大切なことが忘れられてい……

第144回国会 外交・防衛委員会 第1号(1998/12/03、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、竹島問題についてお尋ねいたします。  この問題につきましては、さきに同僚議員も取り上げているところなんですけれども、つい二、三日前の新聞に、韓国が竹島に灯台を建設する準備を進めていると、高さ十メーターぐらいの半永久的な堂々たる灯台であって、完成の暁には職員も配置する予定であるということが書いてありました。これは間違いない事実でありましょうか。いかがでしょうか。
【次の発言】 そういう計画を韓国が持っているかどうか、その点についての外務省の把握はどうなのか、こういう質問であります。
【次の発言】 そういうことにつきまして日本の外務省に連絡その他は一切ないわけですね。

第144回国会 外交・防衛委員会 第2号(1998/12/11、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 今回の防衛庁の不祥事につきまして、関連いたしまして三点ほど基本的なことをお尋ねしたいと思います。  今回の不祥事の発端は、平成五年六月に日本工機の水増し請求があってこれをどうするか、そこから話が始まっているようであります。この問題を一番重く受けとめたのは当時の畠山という事務次官であったようでありまして、彼は水増し請求は明らかに詐欺である、断固告発すべしということを言ったようでありますけれども、それがどういうわけか実現せずにうやむやのうちに終わってしまったと。  これは言うまでもなく水増し請求、請求できる権限がない、権利がないのにうそ偽りを言って金を引き出すわけですから、だれが考え……

第145回国会 外交・防衛委員会 第1号(1999/02/18、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 久米大使に法律問題を一つお尋ねします。  去年の八月、アメリカがスーダンとアフガニスタンに対してミサイル攻撃をしかけました。それは、その少し前にアフリカにあるアメリカの大使館が爆弾テロに遭ったと。それで爆弾テロの犯人を調べたら、スーダンとアフガンのしかるべきところに隠れておるということでそこにミサイル攻撃をかけたというので、こんなばかげたことはないわけでして、物事の筋道は全く通っていない。  もし犯人が隠れていると思えば、情報を、資料をアフガン政府あるいはスーダン政府に提供して、犯人の検挙、引き渡しあるいは処罰を求めればいい、それだけのことで、もし断れば国連に訴えて経済措置その他……

第145回国会 外交・防衛委員会 第3号(1999/03/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、防衛庁長官にお尋ねいたします。  前回の委員会での所信表明の中で、昨年起きました一連の防衛庁をめぐる水増し請求疑惑、不祥事につきまして、東洋通信機とニコー電子の件だけは取り上げて報告されておりますけれども、当時の新聞等によりますれば、ほかにも何社かこういうことをやっていたと、社名を挙げてその金額を挙げて大々的に報道されておりました。当然、国民とすればあの件はどうなったんだとみんな考えておる、知りたがっていることだろうと思いますけれども、どうしてこの二社だけに限定されたのか、ほかの社について触れていない理由は何なのか、お願いいたします。

第145回国会 外交・防衛委員会 第5号(1999/03/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 大変次元の高い戦争論の次に、瑣末な問題で大変恐縮でありまするけれども、しばらくおつき合いください。私が最後であります。  外務省にお尋ねいたしますが、最初は、日本、韓国間の逃亡犯罪人引き渡し条約の締結の進行状況についてであります。  この件につきましては、昨年の秋、当委員会において私が尋ねましたところ、外務大臣から大変心強いお返事をいただいたというふうに記憶しております。積極的に意欲的にこの問題に取り組んでいきたいというような御返事でありまして、それから間もなく金大中韓国大統領が来日された際の日韓の共同声明においてもたしか取り上げられていたように思っております。その後、この条約締……

第145回国会 外交・防衛委員会 第7号(1999/03/23、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、防衛庁長官にお尋ねいたします。NECから自民党に対して行われている政治献金の扱いについてであります。  この問題は既に二回ほど、私取り上げておりまして、これが三度目でございます。結論的に言いますと、引き続き献金をもらうことになっておるのか、あるいはもうやめたということになっておるのか、そういうことであります。  NECが防衛庁に備品を納入する、そしてその価格に水増しをしたと。それを返還させるべく今は交渉中であるということはさきの委員会で大臣から報告もありました。つい二、三日前の新聞によりますると、返還交渉中であるが、金額が何しろ膨大である、それから手口も極めて巧妙なのでな……

第145回国会 外交・防衛委員会 第8号(1999/03/25、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 冒頭に、山崎議員が取り上げました問題を私もちょっと取り上げさせてください。事が重要だと思いますので、どうしても確認しておく必要があろうかと思います。  要すれば、不審な船を我が領海内に発見してから海上保安庁に通報するまで数時間を要した。その理由は聞いてもよくわからぬのですが、何か船名の確認だとか身元の確認だとかそういうことで手間をとったんだと、こういうふうにも聞けるわけですけれども、我が領海内に不審船があるということは、これは密輸船か密入国のための船かあるいはまた北朝鮮のいわゆる工作船か、そのあたりだろうと思いまして、これにまずもって対応するのは言うまでもなく警察であります。  ……

第145回国会 外交・防衛委員会 第10号(1999/04/14、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も、今回の北朝鮮の工作船の問題を取り上げたいと思います。  これは実は三回ぐらい取り上げておるかと思いますが、こいねがわくは今回をもって終わりにしたいと思っておりますので、どうかよろしく御協力願いたいと思います。  最初に警察庁にお伺いしますが、三月二十四日付の読売新聞に、小さな記事でありますけれども、「新潟県警二十二日から警戒強化」ということで、「新潟県警によると、同県警は二十二日午後、正体不明の不審船が日本海にいるとの情報を警察庁から受け、佐渡島を含む沿岸部の警察署に海岸線の警戒態勢を強化するよう指示、機動隊の一部も動員していた。」という報道がなされておりますけれども、これ……

第145回国会 外交・防衛委員会 第11号(1999/04/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も条約を離れて一般的な問題を取り上げたいと思います。  条約につきましては格別異論はございませんので、それなりの扱いをお願いしたい、こういうわけであります。  私が取り上げるのは、法律作成上の基本的な問題、あるいは基本的な心構え、こう言ってもいい極めて一般的な問題であります。実は防衛庁長官にも来ていただきたかったんですけれども、何か連日の国会審議で疲労こんぱい、もう口もきけない状態だ、こういうので、これは人道問題ですから断念いたします。幸い法律上の技術的な問題でもありますので、法律家である外務大臣にはちょうど手ごろな問題ではないか、手ごろというのは大変失礼でございますが、こう思……

第145回国会 外交・防衛委員会 第12号(1999/05/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 大分難しい問題は出尽くしたものですから、私からは一般的な、初歩的な、かつ常識的な問題をお伺いしたいと、こう思います。  最近、世界じゅうが何かきな臭いと、戦火のにおいが漂っているという感じを持っておられる方も多いと思います。昨年の八月にアメリカはスーダンとアフガンにミサイル攻撃をかけたと、ことしの一月はイラクにと、そして三月からは今度はユーゴを空爆ということで、これが延々と続いていると。  こういう戦争状態と一口に言っていいのかどうかわかりませんけれども、多分に世界の指導者をもって任じているアメリカの、その指導者のクリントン大統領の性格が私は反映しているような気がして仕方がないん……

第145回国会 外交・防衛委員会 第15号(1999/06/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、この条約で取り上げておる「他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取扱い又は刑罰」、ここのことにつきまして具体的例を挙げてお尋ねしたいと思いますので、本条約が適用あるのかどうなのか、お答え願えればと思います。  最初は、ウガンダかナイジェリアか国名ははっきりしませんが、アフリカのある国の出来事でありまして、一月か二月ほど前、何気なく私テレビを見ておりましたら、画面に広大なアフリカの草原が映し出されまして、その中に延々と地の果てまで鉄条網が引いてあります。さくがしてありまして、その中に何万とも何十万とも数えるおびただしい人間が閉じ込められておるわけですね。  そして、なぜかこ……

第145回国会 外交・防衛委員会 第16号(1999/06/29、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、北朝鮮をめぐって少しく気になる一般的な問題をお尋ねしたいと思います。  最初は、数カ月前ですか、もっとなりますか、発生した工作船の問題であります。  海上保安庁にお尋ねいたしますけれども、あの事件後、警備の面あるいは訓練の面でどれだけの努力がなされてきたのか、もう二度とああいうことは絶対に起こさない、逃すようなことはあり得ないということが断言できるのかどうか、そういう角度でお伺いしたいと思います。  あのときは、まさしく大騒ぎをして、見事な捕り物劇を演じて、見事にまた逃したと。余りに見事過ぎるものだから、あれは自作自演ではないかという皮肉な評論家まであらわれたわけでありま……

第145回国会 外交・防衛委員会 第17号(1999/07/06、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からはODAの重債務国に対する不良債権放棄の問題についてお伺いしたいと思います。  この前のケルン・サミットでODAの重債務国、最貧困国に対する不良債権の放棄ということの申し合わせがなされたということであります。  これは当然外務大臣も御案内と思いますけれども、旧約聖書でヨベルの年というのがありまして、来年二〇〇〇年がこれに当たる。五十年ごとにこの年がめぐりめぐってきまして、そして不良債権というのか、借金を棒引きにする、こういうことが旧約聖書に書かれておるんだそうですよ。それを守って、今回もキリスト教国がもう最貧国に対する不良債権は放棄しようということを強硬に主張して、ケルン・……

第145回国会 外交・防衛委員会 第19号(1999/07/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、NECの水増し請求問題を取り上げたいと思います。  昨年は防衛庁は大変でありました。水増し請求をめぐる不祥事ということで幾つかの納品の会社が処罰される、訴追されると。それから、防衛庁側からも元調達本部長、副本部長等が司直の手によって起訴されるということもありました。その際、マスコミなどは、網にかかったのはいずれも群小の小さな会社だ、巨悪はNECだ、NECの水増し請求額はあんなものではない、なぜあれがきちっと処断されないのかおかしいということも言っておりました。  そこで、本年の三月四日、防衛庁長官の所信表明の中でこの水増し問題に触れておりますが、なぜかNECが取り上げら……

第145回国会 外交・防衛委員会 第21号(1999/08/06、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も最初に同じような問題を取り上げさせていただきたいと思います。  何しろ、けさほど、この附帯決議案なるものを初めて見まして、それでこの若年定年制の問題と、思いつきでありますから質問通告をするいとまもありませんでした。  実は、自衛隊員と対照される職業には警察官があろうかと思います。これも若いころ猛訓練をする、若いころは体力勝負と言ってもいい。しかし、比較的年配になってきましたら大体が交番勤務なんかに回るわけでありまして、地域社会の信頼を得て仕事をしていく。しかし、これだって夜間勤務、夜間パトロールと大変体力の要る仕事でもあるわけですから、しかし若いころ鍛えていたからそういう夜間……

第145回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号(1999/07/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も引き続きまして基本的な問題についてお尋ねいたしたいと思います。  私の疑問は、長銀、日債銀がなぜ破綻したのか。破綻するに至る長い長い歴史があるわけですけれども、その間監督官庁である大蔵省は一体適切な指導をしていたのか、しなかったのか、しなかったとすればその理由は何なのか、その辺のところが実はこれ過去の教訓として将来に生かしていくのに大変重要な問題だと思います。いいかげんなことで、まあ仕方がなかった、こういうことであるとすればまた同じようなことが繰り返されるおそれがある。柳沢委員長は、再生委員会の委員長といたしまして、ポストについてまず私が持ったような疑問を最初に考えられたんじ……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号(1999/06/16、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 ラストバッターの登場でございます。昨日来、大変御苦労だと思いますけれども、持ち時間は十分だけでございますので、しばらくおつき合いいただきたいと思います。  今回の行政改革は二十一世紀の国家行政のあり方についての基本を定める極めて重要な意味を持つ法案である、私もそう考えております。  しかし、昔から仏つくって魂入れずという言葉がありますとおり、どんないい制度をつくりましても、これを運営する人の精神がゆがんでいたのでは制度の成果をおさめられない、これは当たり前のことであります。  今度は、行政と政治のかかわりが非常に深まっていく、これは間違いない事実でありまして、大臣、副大臣、それか……

第145回国会 予算委員会 第3号(1999/02/23、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最後になりました。朝来さぞお疲れと思いますが、いましばらく御辛抱ください。  私は、午前中の質疑で出ました四文字、富国有徳、この富国の方は切り捨てまして、有徳の方につきましてちょっとお尋ねしてみたいと思います。政治家の徳のあり方、政治倫理、モラル、こう言ってもいいと思います。  そこで、野中官房長官にまずお尋ねをいたしたいと思います。  野中長官は、平成八年に「私は闘う」という本を出されております。その第三章は「小沢一郎との闘い」、一章を割いて小沢氏に対して極めて厳しい非難を浴びせております。こんなことを言っていいのかと思うぐらいであります。  ちょっとサンプルを挙げてみますけれ……

第145回国会 予算委員会 第8号(1999/03/02、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 しからば残余の質疑を行わせていただきます。  ラストバッターでございます。どこのチームでもラストバッターというのは打力が最も振るわない者が置かれておりますので、どうかひとつ御気楽に対応していただければと思います。  そこで、前回に引き続きまして、富国有徳の有徳の方につきまして、政治家の徳のあり方ということで総理にお尋ねしたいと思います。  最初に、総理は四文字熟語に格段御堪能でございますので、先憂後楽、この言葉の意味、当然御承知と思いますが、ちょっと御説明いただければと思います。
【次の発言】 まことに申しわけございませんけれども、その答案では中学校でも合格はいただけないのかと思……

第145回国会 予算委員会 第12号(1999/03/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、山口参考人にお尋ねいたします。  銀行行政のあり方、こう考えてもいいと思います。銀行検査と銀行行政のかかわりについてであります。  銀行検査というのは何のために行うか、対象銀行の実態を厳格に明らかにしまして、それに対して的確な行政を行う、指導監督いろいろありましょうけれども行うと。車の両輪と言っていいのか、密接不可分、一体と言ってもいいのか、そういうことだと思います。  しかし、今回のケースに関する限りどうもてんでんばらばらのようであります。不思議でしようがない。検査は検査、行政は行政、勝手なことをやっておるようにしか思えない。  四月十六日に検査が始まったんですか。しか……

第145回国会 予算委員会 第20号(1999/08/04、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 本当の最後になりました。ほんの少々御辛抱ください、お願いいたします。  実は、午前中、福山議員と大蔵大臣との問答を聞いておりまして、いささか気になることがあるものですから、最初にこの点を取り上げさせていただきたいと思います。  第一は、今問題になっております確認書につきまして、これが公文書かどうかということについて、大蔵大臣は、さあ、公文書か私文書かよくわかりません、何しろ官印というものも押してありませんというようなことをおっしゃいました。大変失礼ですけれども、これは絶対におかしいです。大学の法学部を優秀な成績で出られた方の御答弁とはなかなか思えない。  公文書というのは、これは……

第146回国会 外交・防衛委員会 第2号(1999/11/11、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、たび重なる、そう言ってはなんですけれども、防衛庁の不祥事問題を取り上げたいと思います。  今現在、何といっても神奈川県警の時代なんですね。神奈川県警がしっかりと頑張っておりまして、次から次といろいろな問題を提起してくる。これが日本の警察かと国民はもうあきれて物も言えないということだろうと思いますが、その陰に隠れているようでありますけれども、防衛庁もしっかりと頑張っておる。  昨年一年は、もう水増し請求の問題がありまして、調達本部長ですか、彼も返済すべき金額を勝手に理由なくまけてやったということで、背任罪ということで逮捕、起訴されて実刑判決を受けた、こういうふうになってお……

第146回国会 外交・防衛委員会 第4号(1999/11/18、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 先ほど同僚議員の質疑にも出ていたことなんですけれども、海外にいる日本人、一時旅行中とか長期滞在あるいは短期滞在、いろんな形態があるということでしたけれども、その人たちの生命、身体、財産の安全の確保をすることが在外公館に与えられた、ひいては外務省に課せられた最大の仕事だろうと思うのであります。連日パーティーでお忙しいとは思いますけれども、しかしそれをおろそかにしたのでは外務省の、在外公館の存在価値はない、こう言われても仕方がない。  そういう観点から、二つの問題を私は取り上げさせていただきたいと思います。  一つは、二年前のペルー国内での早稲田大学学生二名がペルー国軍に殺害されたと……

第146回国会 外交・防衛委員会 第5号(1999/12/14、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、大変恐縮ですけれども、またまたペルー問題を取り上げさせていただきたいと思います。  これで、当委員会でこの問題を取り上げるのは四回目であります。我ながらよく飽きもせずと考えておりますけれども、しかし私、この問題が極めて大事な問題だという考えがあるものですから、飽きもせず取り上げておるわけであります。  もう事案の内容は前にも申し上げましたけれども、一昨年十月、ペルー国内を旅行中の早稲田の学生二名が職務執行中のペルー国軍によって見るも無残に惨殺をされまして、身ぐるみ一切を奪われたと。これは、私の考えでは、職務執行中の軍隊が殺したんですから、ペルー国が殺したんだと。他国の国……

第146回国会 予算委員会 第4号(1999/12/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 総理にお尋ねいたします。  小渕内閣は経済再生内閣と言われておるとおり、すべての物事が経済に始まり経済に終わる、それ以外のことはあたかも眼中に何もないがごとしというのは、私ではなく、さる皮肉な政治評論家の言った言葉であります。経済も大切ではありますけれども、私はそれ以上に大切な国民の命の尊厳に絡まる問題を取り上げてお尋ねいたしたいと思います。  一昨年の十月、早稲田大学の学生二名がペルー国を旅行中にペルー国の軍隊によって虐殺されたという大事件がありました。いかだをつくって川下りを楽しんでいるところ、軍隊から呼びとめられて、もちろん何の不安も抱かずに上陸したところが数十名の軍人に襲……

第147回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/02/22、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 木谷大使と大島大使にお伺いいたします。  最初に木谷大使、これは質問というよりはむしろ要望です。  例の早稲田大学学生殺害事件、解決に向かって進みつつあると、大変結構なことだと思います。先ほどの話ですと、日本国内に今ペルー人が四万数千人居住しておると。その中の何人かが日本の警察官あるいは自衛隊員によって虐殺されて所持金品一切を奪われたといえば、これはペルー国挙げての大問題になろうかと思います。それと全く同じことですから、この件をペルーのフジモリ大統領以下の関係者が重く厳しく受けとめて、せっかく解決に乗り出しているということなので、速やかにしかるべき方法で解決するように、機会をとら……

第147回国会 外交・防衛委員会 第3号(2000/03/14、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 時間の関係もありまして、どうも防衛庁関係までには遺憾ながら及ばないということなので、御退席いただいて結構でございます。また次回に、しかし心して参っていただければと、こう思います。  それでは、残られました外務省にお尋ねいたします。  最初に、ペルー事件のその後の交渉経緯であります。  ペルーを旅行中の早稲田の学生二名がペルー国軍隊に殺害されたという事件でありまして、この件につきましては河野外務大臣が殊のほか関心というのか問題意識をお持ちになりまして、知恵があったらかしていただきたいというお話もございまして、当委員会が昨年の十二月、委員会決議をいたしまして、そしてようやく腰の重かっ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第4号(2000/03/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、NECの水増し請求問題を取り上げまして、防衛庁長官にお尋ねいたしたいと思います。  一昨年は防衛庁に対する部品納入業者、これが水増し請求をしていたという不正事件が発覚いたしまして大騒ぎになって、防衛庁の高官も何人か逮捕、起訴されたというふうなことでありました。  その騒ぎの中で、NECが実は我々もやっておりましたと。いずれ逃れられないと腹を決めて自首してきたのでありましょう。防衛庁はそれを受けとめまして至急に調査をすると。NECの発表によりますと、五年間で五十億ぐらいの水増し請求をしていた、二重帳簿もつくっていたと、こういうふうなことでありましたので、速やかに調査を行ってほ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第5号(2000/03/21、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は前回に引き続いてNECの水増し請求問題を取り上げたいと思います。  私は、小さいころからお前の長所は粘り強いことだ、欠陥は執念深いことだとこう言われておりましたので、その性格は今も変わっておりません。やっぱり納得するまではこの問題、三回でも五回でも十回でも取り上げたいというふうに考えております。  そこで、一連の防衛庁をめぐる水増し請求事件、一昨年にそれが発覚いたしまして大騒ぎになって、幾つかの会社に司直の手が入って起訴もされておると。これは水増し請求をして、それを返納させるときに防衛庁が手かげんをした、まけさせてやったということが背任だということで問題になって、会社関係者と……

第147回国会 外交・防衛委員会 第6号(2000/03/23、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、条約の関係でお尋ねいたします。  歴史上の話になりますけれども、日本と韓国、中国、台湾、これは昔から同一文化圏にある、こう言ってもいいわけで、あの国あるいは地域の人々の中に日本語を理解する人が非常に多いと思います。その結果として、当然ながら日本の出版物が大量に輸出されておる、これも既定の事実であります。そして、これまた必然的にそれらの国々や地域でこれらの出版物の海賊版が出回る、これも大量に出回っておってどうしようもないんだという話も耳にいたします。  実は、自慢するわけじゃないんですけれども、私の書いた二、三の本がやっぱり韓国と台湾で海賊版が出回りまして、私、それにつきまし……

第147回国会 外交・防衛委員会 第7号(2000/03/28、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 条約関係についてお尋ねすることはございません。いずれも賛成ということでございます。  実は、三月十四日、当委員会におきまして私が取り上げた幾つかの問題を改めて取り上げさせていただきまして、その後の問題解決のための進行状況について御説明いただければと、こう思います。  第一は、例のペルー事件でありまして、またかというお顔をなさったようでありますけれども、さよう何回でもこれは取り上げたいと思います。  前回、大臣は、アリトミ駐日ペルー大使の答えによれば、この問題の早期解決のため、本国政府と緊密な連携をとって鋭意努力中であると、そういうふうな御回答がありまして、問題解決が非常に近いとい……

第147回国会 外交・防衛委員会 第8号(2000/03/30、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、北朝鮮をめぐる二、三の問題を取り上げまして、外務大臣のお考えを伺いたい、こう思います。  第一の問題は、昨年十二月にスパイ容疑で身柄を拘束された日経新聞の元記者をめぐる問題であります。  彼は、何か昨年の十一月三十日、北に入国した、そして十二月四日、スパイ容疑で身柄を拘束されたと。その容疑なるものは、新聞報道しかわかりませんけれども、何か撮影禁止の場所でしきりに写真を撮りまくった、それから録音テープもまたこれもとりまくったと。それがスパイであるという嫌疑を受けまして拘束されたということしか我々はわかっていないんですけれども、今現在、どこにどういう状態で、罪名は何なのか。……

第147回国会 外交・防衛委員会 第9号(2000/04/13、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 まず、年金協定の関係につきましては、先ほどの松前委員、または田委員と同じく、アメリカその他主要国について速やかな協定の締結を希望する、大いに努力してほしいということを要望しておきます。  私もまた、石原発言を取り上げたいと思います。  先ほど外務大臣は、何しろ知事というのは選挙民が選ぶので、政府として適任である、ないということを言う立場にはないんだと。何か聞いておりますと、若干客観的な腰が引けたような言い方のように聞こえたのであります。これは重大な外交上の問題だと私は考えておりますよ。  その理由を、ちょっと具体的な例を挙げて申し上げますけれども、例えばアメリカのニューヨーク市長……

第147回国会 外交・防衛委員会 第10号(2000/04/20、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も、先ほどの外務大臣の、言うべきことを言う外交を展開したいというお言葉に大変強い印象を受けましたので、それを前提として二、三のお尋ねをしたいと思います。  先般、当委員会での懇談会で、日朝会談の日本側の代表である高野大使と懇談の機会がありまして、その際、私から二、三の要望をしておきました。多分お耳に入っているだろうとは思いますけれども、念のためそれを取り上げてもう一度念押しをしておきたい、こう思います。  最初の問題は、例の日経新聞の元記者のスパイ容疑での拘束の問題であります。  私、この委員会でも言ったと思いますけれども、あんなものはスパイとは言わないんですよ。人前で、多くの……

第147回国会 外交・防衛委員会 第12号(2000/04/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、本日御報告のありました違法射撃事案、それからNECの過大請求事案、これにつきましては報告書をつぶさに検討いたしまして後刻またお尋ねをするということで、本日は、何かと先般来問題になっております石原東京都知事の三国人発言をめぐる問題につきまして防衛庁長官の御所見を伺いたいと、こう思っております。  石原知事は、我が国に不法に入国した三国人、外国人というふうに言いかえておりますけれども、これが大震災その他大災害が発生した場合に集団で大変な暴動を起こすおそれがある、大変な騒擾事犯の発生も考えられる、警察の力には限りがある、そこで自衛隊もこのために十分な任務を果たしてもらいたいと……

第147回国会 外交・防衛委員会 第14号(2000/05/11、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 条約の関係につきましては特別意見はございません。そこで、外交上の一般問題について大臣にお尋ねしたい、こう思います。  実は、本年三月、中国の政府系ノンバンクの破綻問題、広東国際信託投資公司の破綻問題につきまして二回にわたって取り上げております。この政府系ノンバンクが破綻したと。日本の銀行がこれに融資をしておりまして、四千億という膨大な額が焦げつき、不良債権化したということなんでありまして、それをどうするかと。これは、実は中国政府が政府として保証している、日本の銀行もそれを信頼して融資をしたということなんですけれども、昨年の六月、小渕総理が訪中した際にこの問題を持ち出したら、中国側……

第147回国会 外交・防衛委員会 第16号(2000/05/18、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 協定の問題については格別意見はありませんので、一般的な外交の問題を二つ取り上げて外務大臣の所見を伺えればと、こう思います。  二つとも、いずれも本委員会においてかつて取り上げた問題でありますので、その後の推移を中心として御意見をお聞かせ願えればと思います。  最初は、例の杉嶋日経新聞元記者の問題でありまして、彼がスパイ容疑で拘束されてからもはや半年を経過しようとしていると。前回も申し上げましたけれども、彼は、私はスパイではないとはっきりそう断定してもいいと思います。撮影禁止、あの国という大変危険な国で、そこで撮影禁止の場所で衆人環視の中で写真を撮りまくる。こんなスパイなんかいるわ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第18号(2000/05/25、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私も条約の関係については特別意見はありません。  現在、アメリカのカリフォルニアで行われている、ある幾つかの裁判の例を取り上げて外務大臣の御所見を承りたいと、こう思っております。法律家としてとても理解できないような裁判が行われている、そうとしか言いようのない問題であります。  この裁判の原告というのは、第二次大戦で日本軍の捕虜となって強制労働をさせられたというアメリカ人、カリフォルニア在住なんでしょう、それから日本軍によって強制連行されて日本でやっぱり奴隷労働を強いられたという中国系、朝鮮系のアメリカ人、同じくカリフォルニア在住の者だと思われます。この者たちがカリフォルニアの裁判……

第147回国会 予算委員会 第5号(2000/03/06、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、保利国家公安委員長にお尋ねしたいと思います。大蔵大臣が前におりますけれども、一対一という関係で質問を受けとめていただければと思います。  去る二月二十六日、国家公安委員会と警察庁は、一連の新潟県警の不祥事につきまして、その元凶と言ってもいいんでしょうか、中田局長と小林県警本部長に対する行政処分を行い、発表いたしました。中田氏については処分せず、小林氏については御案内のとおり百分の二十の一カ月減給と、こういうことでありまして、国民は、何だこれは、人をばかにするなと、我々がこんなに憤慨しておるのにこの程度で済むのかというのが国民の大方の受けとめ方でありまして、肝心かなめの小渕総……

第147回国会 予算委員会 第7号(2000/03/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 公安委員長にお伺いいたします。  持ち回りでああいう処分を決めたことにつきまして、大変これが問題になっておる。これにつきまして、公安委員長の回答は、何しろ緊急性があった、忙しかった、日が限られていたと、そういうことをおっしゃいますけれども、具体的にひとつ、それじゃどうなのかと検証してみたいと思います。  問題は、二十五日金曜日、これは公安委員会を開いている時間的余裕は全くなかったんですか。それならそれでいいんですけれども、そういうことですか。
【次の発言】 私は、時間的余裕がなかったのかと、こういうことを聞いたんです。  報道によりますれば、あなたは何か一日国会の用務があったと。……

第147回国会 予算委員会 第8号(2000/03/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 前日に引き続きまして国家公安委員長にお尋ねしたいと思いますが、これを最後にしたいものだと思っておりますので、しっかりお答えいただければと思います。  委員長は、先ほど同僚議員の質問に対しまして、委員の間に基本的合意が形成されたのであえて会議を開く必要はない、持ち回りを命じたのであると、こう申しましたが、そのとおり間違いありませんね。
【次の発言】 それでは、その基本合意なるものが、いつ、どこで、どのようにして形成されたのか。これも念のため、前からもう何度もあなたは答えていると思いますけれども、ちょっともう一度ここで復習してください。

第147回国会 予算委員会 第9号(2000/03/10、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 今回もまた警察問題を取り上げたいと思います。連日厳しい意見を吐いているようでありますけれども、これすべて実は警察を愛すればこそということであります。  改めて断るまでもないと思いますけれども、私は三十数年、警察と一緒に仕事をしてまいりまして、キャリア、ノンキャリアの方々を含めて実に多くの警察官と知り合いになりまして、そのすべての人がと言ってもいいと思いますけれども、まじめで勤勉で熱心でそして心優しい人たちだと、こう言ってもいい。日本の警察は世界一優秀だ、こう言われておりましたけれども、やっぱりそういう人たちが支えてきた、その成果であろうかと思います。  そこで、一体今日の警察のこ……

第147回国会 予算委員会 第10号(2000/03/13、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 連日の抑えのワンポイントの登板でございます。  現在、警察制度の改革が緊急の政治課題として取り上げられておりますので、私もこの件につきましてちょっとした考えを申し述べまして、官房長官と委員長の御所見をいただければと思います。  第一は、公安委員の選任方法についてであります。  現在は、事務局である警察が内閣と知事に推薦をして、大体それで一〇〇%決まっていると。知事や総理が拒否したという例はちょっと聞いたことがございません。  先日、テレビを見ておりましたら、マスコミ出身のさる公安委員が、公安委員に就任した経緯につきまして、多年の友人である後藤田正晴君の推薦による、どうだ公安委員で……

第149回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/08/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは、御列席の委員各位は多分もうお忘れになっているんだろうと思いますけれども、私一人が忘れない問題、NECの水増し請求問題について防衛庁にお伺いしたいと思います。  実は、一昨年から昨年にかけて防衛庁は納入業者の水増し請求問題で大揺れに揺れたと。身内の高級幹部からも逮捕、起訴される者が出てきた。こういうさなかに、最大手の納入業者であるNECがみずから出頭してきた。自首してきたんでしょう、我が社もやっておりましたと。五年間で五十億ぐらいと。その手口は、二重帳簿をつくる、あるいはまた人件費のかさ上げをする、こういうことでやっておりました、まことに申しわけないと。  この水増し請求……

第149回国会 予算委員会 第1号(2000/08/07、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 朝来、さぞお疲れと思いますけれども、ラストバッターで時間は四分だけですから、どうぞ御辛抱くださいませ。  私は、今までの論議とはちょっと毛色を変えまして、当委員会の目的が予算の執行状況の調査ということでございますので、その目的に最もかなう問題を取り上げて総理の見解を伺いたい、こう思っております。  その問題というのは、今行われている首都機能移転の問題と、それからこれまた行われておる永田町の総理官邸の新営の問題でありまして、これはどう考えても同時並行して進行するものではない。常識的に考えましても、まず移るか移らないか、それを決めまして、移ると決めればもうこの問題はなくなる。官邸の新……

第149回国会 予算委員会 第2号(2000/08/08、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 残られたのは四大臣だけで大変寂しい限りではありますけれども、実のある質疑を行いたいと思いますので、どうか御協力ください。  最初に扇建設大臣にお伺いいたしますが、現在、中尾元建設大臣に対する収賄事件が捜査中ということであります。この件に関連してでありますけれども、大体において内閣で初閣議が開かれますと、そこで申し合わせというのがある。新聞にも報道されますが、その中に必ず登場してくるのは政治倫理確立のため関係業者との接触は厳に慎むことと、こういうことがうたわれております。今内閣でも多分うたわれたと思います。  それにもかかわらず、関係業者そのものである建設業者から大臣の就任祝いをや……

第150回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/11/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 外務大臣にお尋ねいたします。  実は、質問通告をしていなかったのでありまするけれども、先ほどの同僚議員の質問とも関連いたしまして、北朝鮮に対する食糧支援の問題について最初にちょっとお伺いしておきたい、こういうことでございます。  ことしは五十万トンを支援すると。北朝鮮の場合には大体年間百万トン近くの食糧不足であるというふうにも言われておりまして、多分来年も同じ問題、再来年も同じ問題、いや五年先、十年先、ずっと続くんだろうとしか思えないわけであります。現に、今まで五年十年同じような状態が続いてきているわけで、そのたびに、我が国、アメリカ、韓国などが必要な食糧支援をしてきていた。これ……

第150回国会 外交・防衛委員会 第3号(2000/11/16、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 防衛庁の関係は結構でございますから、どうぞ退席されてください。  外務省にお尋ねいたしますが、最初に協定の関係であります。  いわゆる思いやり予算という駐留経費負担の関係で調べてみますると、当然もうこれは議論の対象にもなっていることですけれども、日本の場合負担が非常に高い。同じような立場にある国々に比べまして圧倒的に高い。なぜかと、だれでも疑問を持つわけであります。  ドイツ、韓国、日本、とりあえず同じような立場にあるこの三つを比べてみますると、駐留人員というもの、米軍兵士の数ですね、駐留軍の数は、大体においてドイツが六万八千人、韓国が三万六千人、日本が四万人と、こういう状況です……

第150回国会 外交・防衛委員会 第5号(2000/11/28、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私はただいまの田村議員の質疑のような次元の高い話ではなくして、極めて低次元な法解釈の技術上の問題を取り上げてお伺いしたいと、こう思います。  実はしかし、この技術上の問題というのは案外重要でして、実際に法律を適用する段階になりますと、関係者が一体この条文はどう解釈するんだ、この字句はどういうふうに理解すればいいんだと、必ずそういう疑問がわいてきて、そしてこれはもう立法当時どういう議論がなされたか、それを調べておこう、調べて解決しようと。裁判所も往々にして国会から議事録を取り寄せまして、なるほどこういう議論があったのか、いやこっちが知りたいと思ったこの大事なことについて全然議論がな……

第150回国会 外交・防衛委員会 第6号(2000/11/30、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 本日が当委員会として二十世紀最後の委員会開催日だろう、こう思っております。しかも、その最後を承るのが私ということで感銘もひとしおなものがあります。  外務大臣にお尋ねいたしますが、今度は二十世紀と言わずして二十一世紀を見据えて、外交のあるべき姿はこうだということを高いお立場で御回答いただければという感じがいたします。  最初に、今、こんな委員会、こんな法案という言葉が出ましたので、私もかねがね気になっていたこの「こんな」という言葉についてお尋ねいたしたいと思います。  前々回の党首討論で、これは北朝鮮の拉致問題に関連する森総理の発言が取り上げられたときでありますけれども、鳩山民主……

第150回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号(2000/11/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 朝来お疲れでございますが、ラストバッターですから、余り打率の振るわないラストバッターということで気軽にしばらくおつき合いください。お願いいたします。  朝来、議論の中に構成要件の明確化という言葉が出てまいりまして、まさに我が意を得たという感じがいたすわけであります。刑罰法令はわかりやすく単純明快なものでなければならない、これは当たり前のことです。なぜかというと、刑罰法令の対象になって処罰をされるのは一般国民ですから、国民がこの法律を読む、あるいは話を聞く、なるほどそこまでやるとこれは罪になるんだな、じゃ我々も注意をしようと、そういう警告を国民に発する、それが刑罰法令の本来の目的で……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第3号(2000/10/10、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 佐藤でございます。  まことにもって異常な事態としか言いようがございません。参議院のあり方そのものにかかわる選挙制度をどう改めるかと、抜本的な改正を施そうというこの法案審議の際に、ほとんど半分以上と言ったら怒られるか、半分近くの席がもうあいたままになっている。これは一体どうしたことであろうかと、私は思わずそう言わざるを得ません。  これにつきましては、与党サイドからは、これだけ重要な法案の審議に出てこない、審議拒否と、民主主義の敵だと、こういう言い方がなされております。一方、野党サイドからは、それだけ重要な法案をある日突然、唐突に提案して、さあ審議をしてくれと、もう今国会なるべく……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第5号(2000/10/12、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤と申します。  先ほど前田参考人は、野党議員の姿が一人も見えない、極めて異常であるということをおっしゃいましたが、私は少なくとも与党には属しておりませんので野党という立場でございます。どうか御認識を改めていただきたいと思います。  そこで、先ほどの清水参考人の御発言の中から、本法案の提案はまことに時期尚早であるというお言葉、それから提案の仕方がいかにもフェアではない、アンフェアであるということ、私、これ大変高く評価したいと思います。多くの国民、やっぱりそういう感じを持っているのではないかという気がいたします。  これは前にも委員会で申し上げたんですけれども、私、こ……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第6号(2000/10/13、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤でございますが、先ほどの仲道野党議員の質問と一部重複するかもしれませんけれども、あしからず御了承ください。  さて、昨日、四名の参考人の方を意見聴取しておりますけれども、この方々の意見を随時、つまみ食いと言っては語弊がありますけれども、自分に有利な点を引用してお尋ねしていると。私もそれに倣いまして、重要だと私が考えることについて御意見を承ればと思います。  清水参考人、中央大学の教授。これは、なぜこの時期にこの法案が国会に提出されたのか、明らかにこれは時期尚早である、フェアではないということをはっきり言っております。  それから、田中参考人、日大の教授でございます……

第151回国会 外交防衛委員会 第2号(2001/02/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、私、この委員会で数年間一緒に問題をいろいろと議論してまいりました村上正邦氏の姿が見えないのは遺憾のきわみであるということをお断りしておきたいと思います。  そこで、外務大臣にお尋ねいたします。  最初に、原潜とえひめ丸の衝突事故でありますけれども、このことを私、第一報を聞いてすぐ思ったのは、ありとあらゆる精密機械を積み込んでいる最新鋭の近代的な潜水艦が頭上を通過するえひめ丸のような大型船舶に気がつかなかったと、こんなばかなことがあるのかと。ボートやヨットならばあり得る話かもしれませんけれども、あれだけの船を見逃しましたと、そんなばかげたことがあろうはずがなかろうという感じ……

第151回国会 外交防衛委員会 第4号(2001/03/22、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、外務大臣の所信につきまして外務大臣にお尋ねしたいと、こういうわけであります。  えひめ丸の問題を取り上げたいと思いますけれども、これに触れておられるのは所信の四ページの末行から五ページにかけてでありまして、ちょっと念のため読み上げてみまするけれども、「えひめ丸の事故につきましては、主張すべきは主張して、原因究明、再発防止、船体の引き揚げ、補償等しっかりと対応する必要があります」と。もっともらしい言葉が並んでおりますけれども、これを読んでおりましてちょっと気になったのは、艦長以下乗組員の処分の問題と、それからアメリカ国、当事国アメリカと関係乗組員の謝罪、これが抜けているのはど……

第151回国会 外交防衛委員会 第6号(2001/03/29、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、機密費の問題を取り上げようと思っておりましたけれども、先ほど同僚議員がお尋ねしておりました森総理の、重要な公式行事を欠席してすし屋に行っていたという話、これもまた重要といえば重要ですし、機密費の問題はまた時間のあるときにたっぷりとお伺いすることにいたしまして、きょうは森総理の欠席問題を取り上げたいと思います。  私、先ほどの問答を聞いておりますと、ノルウェーがそんなに騒いでいないからと、何か大臣のお答え、じゃ余り騒ぎなさんなというふうにも聞こえる。そんな大した問題でもないですよ、外交上の問題にはなりませんよと、そんなことを言っているようにも聞こえるわけであります。  それか……

第151回国会 外交防衛委員会 第7号(2001/04/03、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 先ほど同僚議員の発言の中で、当委員会はこれまで、ややもすると下世話なことあるいは低次元なことに関係し過ぎたのではないかという御発言がありました。何をもって下世話と言い、何をもって低次元と言うのかよくわかりませんけれども、多分一連の森総理の言動、この委員会でも随分議論されましたが、あの辺が下世話と、それから外務省の一連の不祥事、これが低次元と、こういう意味だろうかと思います。しかし、考えてみますると、政治も行政もその基盤は道義、倫理なんですね。道義、倫理を除いて空理空論的なことあるいは立派なことを言ってみても始まらない。まずもって倫理ありき、道義ありきと、こう言ってもいい。  しか……

第151回国会 外交防衛委員会 第11号(2001/05/29、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 外務大臣もいささかお疲れかもしれませんけれども、何しろラストバッターの登場で、ラストバッターというのはどこのチームでも最も打棒の振るわない者のいる打席でありまするから、どうぞくつろいで、ゆったりとした気持ちでお答えいただければと、こう思います。  そこで、最初に、先ほど外務大臣とそれから同僚の海野議員との質疑の中で上納金制度の問題が出まして、何か外務大臣の答弁があちこちの委員会でちょっと食い違っているのではないか、こういう指摘に対しまして外務大臣は、確認をせずにお答え申し上げましたけれども、その後、総理あるいはまた官房長官に確認いたしましたら、さような制度はないということなのでき……

第151回国会 外交防衛委員会 第12号(2001/05/31、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 まず最初に、防衛庁長官にお尋ねいたします。  私自身は今回の設置法には賛成でございます。最初にそれを申し上げておきたいと思います。  私は、PKO問題について防衛庁長官の感触を承りたい。  PKO法案ができたのは平成四年でございますか、ほぼ十年前、宮澤内閣のころでありまして、あれができ上がるにつきましては国会でさんざん議論がありまして、最終的には当時の政治情勢も反映いたしまして、PKO部隊は危険な地域には派遣しないという一つの合意ができておりまして、そうして後方で道路の補修をやるとか輸送業務に従事するとか、こういうことでありまして、現にこれまで十回ぐらい海外に派遣されておるが、大……

第151回国会 外交防衛委員会 第16号(2001/06/26、18期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私からは、今まで当委員会で二回取り上げまして、これが三度目ということなので、もういいかげんにしてほしい、私もそろそろ締めくくりをすべきではないのか、こう思っておりますので、どうか大臣、率直に明快な答えをお願いしたい。その答えをもってこの問題はおしまいにしたい、終止符を打ちたい、こう考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。御答弁は大臣にとりあえずお願いいたします。  この問題というのは、もう皆さん方も私が何回も言っているので大体御承知と思いますけれども、初めての方もおられると思うので改めてもう一回だけ説明させていただきます。  外務省の一連の不祥事を前提といたしまして外……

第151回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号(2001/03/30、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 輝かしい二十一世紀の幕あけと、輝かしいかどうか、早々にKSD事件が起きたりして大変暗い面もあるわけですけれども、そういうことは抜きにいたしまして、七月には今世紀初めての国政選挙が行われると。これが参議院議員選挙でありまして、そして非拘束名簿式、去年、大騒ぎしたかどうかわかりませんけれども、野党は欠席しておりましたから。  いずれにしろ、そういうことで導入された非拘束名簿式の初めての試みということで、国民の関心、いやが上でも高まっていると、そうか、そういうことかと、これはいい制度だと、いやそれは問題がある、そういうことで国民各階層にいろんな議論が行き渡っているかと思いまして、私、機……

第151回国会 予算委員会 第9号(2001/03/16、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 長時間にわたり、さぞお疲れのことと思いますけれども、ラストバッターでございますので、しばらくおつき合いを願いたいと思います。  私は、昨年の一月行われた小渕総理大臣の施政方針演説にものつくり大学という固有名詞が、特定大学の固有名詞が登場した、これはなぜなのかと。もう大分議論もされておりますけれども、そのいきさつについてちょっと総理大臣にお伺いしたいと、こう考えております。  言うまでもなく、ものつくり大学というのはKSDなる特定団体が設立を考えていた特定大学の固有名詞でございまして、総理大臣の施政方針演説に特定団体あるいは特定の大学という固有名詞が登場することは余り考えられないこ……

第151回国会 予算委員会 第13号(2001/03/26、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 予算委員会のフィナーレにふさわしい問題を取り上げまして、総理大臣の所見を伺えればと、こう思います。  政治倫理の確立についてであります。  政治は最高の道徳と、こう言ったのはギリシャの哲学者アリストテレスでありますが、どうもこの国の、特に自民党の議員の方々がちょっと認識が違うのではないかと、こういう感じもしておるわけで、よく言われることですけれども、政治家に倫理は要らない、その評価は仕事で決まるんだということをおっしゃっている方々がおりまして、その最たるものが金丸元副総裁で、スズムシじゃあるまいし、倫理倫理で飯が食えるかということをおっしゃいました。それから、秦野章という法務大臣……

第151回国会 予算委員会 第16号(2001/05/30、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私からは総理大臣にお尋ねいたします。  首都移転に総理は賛成か反対か、こういうストレートな聞き方をすれば、総理の結論は賛成である、こういうことであろうかと思います。  実は平成八年、総理は「官僚王国解体論」という著書を出されておりまして、その中ではっきりと首都移転に賛成という線を打ち出しております。ちょっと大事なところだけ読み上げてみまするけれども、首都移転は、現在の重要課題である国政全般の改革を加速し定着させる上でも、また国の災害対応力を強化する上でも緊急に進める必要があると、こうはっきり述べておられますね。もう言うまでもないことだと思います。  そこで、これだけ高々と打ち上げ……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 外交防衛委員会 第8号(2001/11/20、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 それでは、皮切りに私からお尋ねしたいと思います。  法案の関係につきましては、格別異論はありませんので賛成ということになろうかと思います。  法案を離れまして、一般的な、しかし基本的な事柄について外務大臣と防衛庁長官にお尋ねしたいと、こう思っております。  最初に、防衛庁長官にお尋ねいたします。問題は、人の命の重さをどういうふうに受けとめているかと、こういう大変な問題でございます。どうか慎重にお答えいただければと、そういう感じがいたします。  取り上げるケースは、えひめ丸であります。ことしの二月十日でしょうか、えひめ丸がハワイ沖でアメリカ原子力潜水艦に衝突をされまして沈んだと。そ……

第153回国会 外交防衛委員会 第9号(2001/11/22、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 前回に引き続きまして、指輪の件について外務大臣にお尋ねしたい。何だまた指輪かといいますけれども、そう物事は簡単ではない。  前回、指輪を秘書官に買いにやったことがあるのかと、こう尋ねましたら、この委員会で取り上げるにはふさわしくないから答えないと、こういうことで、委員長から厳重に注意をされて発言を撤回して謝罪されたと。しかし、その後もやっぱり同じ問題につきまして、何しろいろんな問題がある、話せば長いことだと、そういう答えにもならぬことを言っておっしゃって、率直に言うと答弁を拒否されておる。もういいかげんにして結論をはっきりさせたいと思います。私も嫌になりますし、委員会でも予算委員……

第153回国会 外交防衛委員会 第13号(2001/12/06、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 それでは、質疑を行わさせていただきます。  きょうは、官房長官、防衛庁長官、そして外務大臣と小泉内閣を支えるお歴々三名の勢ぞろいをしていただきましてお尋ねをする、大変光栄なことだと思っております。どうかよろしくお取り扱いくださいませ。  そこで、法案に先立ちまして、最近いろいろと起きている世界情勢の中で看過し得ない問題を二つ取り上げまして、これにつきましてお三方の御所見を伺えればと、こう思います。  第一は、イスラエルでのイスラエルによるパレスチナ攻撃、無差別攻撃と言ってもいいあの空爆についてどのような御所見をお持ちなのかと、こういうことであります。  パレスチナ問題につきまして……

第154回国会 外交防衛委員会 閉会後第1号(2002/10/10、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私からお尋ねいたします。  大変申し訳ない、質問通告をしていなかったんですけれども、石破長官のお顔を拝見しているうちにこれはとても黙っておけないということになりまして、あえて尋ねさせていただきたいと。  事は極めて基本的な憲法問題ですから、改めて勉強するまでもないことだと思います。  こういうことです。新聞報道によりますと、石破長官、かねがね集団自衛権の行使は憲法上容認さるべきだ、合憲だという考えを取っていたと。ところが、このたび入閣するについて、我が政府というのはもう歴代、集団自衛権の行使は憲法違反であって許されないという立場を取っているわけですから、その点どうなのかと、多分記……

第154回国会 外交防衛委員会 第2号(2002/03/19、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私からお尋ねいたします。  川口大臣、中谷長官、連日、本当に御苦労でございます。予算審議が佳境に入っておりまして、もう何日も休む暇もないということで、お二方とも、なお上野副長官も同じことでございますけれども、そういうお立場で頑張っておられるということでございますので、本日もまた一日この委員会にお付き合いを願うと、大変なことだろうと思いますが、考えてみますれば、今や二十一世紀の初頭、新しい時代の国の基本と言ってもいい外交、防衛の在り方がどうあるべきかと、これは今世紀百年間の日本の歴史を占う上でも大変重大な役割をあなた方お二人は担っておると。いつもついでになりますけれども、上野副長官……

第154回国会 外交防衛委員会 第5号(2002/04/04、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 よろしいですか。私からは、最初に外務大臣にお尋ねいたします。  東郷大使の件と、こう言った方が分かりやすいと思います。今回、東郷オランダ大使、更迭されまして、そのことが新聞は東郷大使免官あるいは免職と大きい見出しで報道しておりまして、国民の相当多数の人たちはそれを見て、はあ、大使にもこんな悪いやつがいるのかと、よほど悪いことをしたんだなと、そういう感じを持たれた人も、持った人も多かったのではないかと思いますが。  先ほど、舛添議員の質問に対しましても簡単に答えられておりましたが、要すれば、欧州局長時代に鈴木宗男議員と意を通じて、政府の方針に反して二島返還に動いたり、いろんなロシア……

第154回国会 外交防衛委員会 第8号(2002/04/16、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私から、最初に条約の問題につきまして外務省と法務省にお尋ねしたいと思います。  今、大体主要な点は山本委員が取り上げまして質疑をされたので、それの二番せんじというような感じにもなろうかと思いますけれども、最初に、これは大変国際刑事司法の充実の上からも、犯罪者の更生という意味からも大いに評価できる条約ではないのかと私はそう考えておりますが、いずれにいたしましても、発効してから二十数年、ほぼ二十年、今までずっと放任されてきたのはなぜなのかと。もっとこういうことについては積極的に外国と協議をして取り込んで、我が国でも制度化すべきではなかったのかと、私そう思っておりますけれども、何か加入……

第154回国会 外交防衛委員会 第9号(2002/04/18、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私からちょっとお尋ねいたします。  横田めぐみさんの事件が起きたのは昭和五十二年ですね。その翌年、五十三年にヨーロッパに在住しているレバノンの女性数名が行方不明になったという事件が起こりまして、レバノン政府はもう本当に驚いて、慎重にまた厳重に調査を進めた結果、これはもうあらゆる状況から見て北朝鮮の拉致であるという断定をしまして、それからどうしたかと。レバノン政府は北朝鮮と積極的に交渉をする。しかし、表のルートだけでは、もうそんなものは覚えていない、一切ないと言われたらそれきりですからね、表の道、裏の道、ありとあらゆる方策を通じて北朝鮮と折衝をして、何と何と一年半後にその拉致された……

第154回国会 外交防衛委員会 第17号(2002/05/28、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 佐藤でございますが、皮切りに、日韓の犯罪人引渡し条約の関係につきまして外務省と法務省に質問させていただきたいと思います。なお、いずれも基本的な問題、取上げ方でありますから、なるべく大臣の率直な御感想、御意見を承ればありがたいと、こう思っておる次第であります。  実は、この日韓の犯罪者引渡し条約、私、一方ならぬ思い入れがありまして、私は前々から、日本とアメリカの間にこういう条約はあるんですけれども、それが昭和五十五年にできて、それ以来どことも結ばれていない。日本と韓国、これは一衣帯水、もう本当に目と鼻の先にあって、大勢の人が国際化に伴って往来をしていると。その中には当然数多くの犯罪……

第154回国会 外交防衛委員会 第21号(2002/06/11、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私からお尋ねいたします。  条約の関係については異論はございませんが、ただ一つ、例の文化財の不法、不正な輸出、輸入の禁止に関する条約、これについて一点だけお尋ねしておきたいと思います。  この条約がユネスコの総会ででき上がったのがもう三十数年前、昭和四十五年。昭和三十九年にはユネスコでやはり総会を開いて、こういう規制を厳しくしていこうと。各国とも大変文化財の保存ということに頭を悩ませていると。国際化に伴ってこういう文化財のブローカーも国際化しまして、勝手にいろんな文化財を日本から持ち出す、あるいは日本に持ち込んでくる、どの国も皆、頭を痛めていたことで、ユネスコが音頭を取って三十九……

第154回国会 外交防衛委員会 第24号(2002/07/09、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私からは、問題を外務省改革ということに絞りまして、川口大臣にお伺いしたいと、こういうわけでございます。防衛庁長官はしばらく席を外しておられても結構でございますよ。  外務省に対する国民の信頼度と、こういう観点で物を考えてみると、今現在ゼロではないのかと。外務省はしかしひどい役所だと。あれ本当に公務員、外交官試験を受かった連中などがいるんだろうかと。まあ、そう言ってはなんだけど、やくざ組織と似たようなものではないのかと。  例えば、松尾事件なんかでも、一人の職員に何年にもわたって何十億円という金の出入りをさせておって、当然のことのようにああいう不祥事が起きると。それから、あれよあれ……

第154回国会 外交防衛委員会 第26号(2002/07/16、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私からは、変える会の運営についての具体的な問題を取り上げて、ちょっとお尋ねしたいと思います。  宮内会長、それから、申し訳ない、女性を代表して藤原委員というお二方にお願いしたいと思います。  先ほども話に出ておりましたけれども、瀋陽の総領事館の問題について処分が行われたが、余りにも時期的に遅かったのではないかと。私は、それと同時に、あの処分が発表されたときに大勢の国民が受けた印象は、いかにも軽過ぎると、外務省改革と言っておりながらこれは絵そらごとではないのかと、何だこの処分はと、こういう意見を持った人が非常に多かったと思う。  現にいろいろな新聞が社説でこれを取り上げまして、いず……

第154回国会 外交防衛委員会 第27号(2002/07/18、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私からお尋ねいたしますが、大臣は今日も赤い服を着ておられない。どういう御心境なのかよく分かりませんけれども、しかし、たるみのないようにしていただきたいと、こう思います。  そこで、私は一般論、抽象論というのは余り意義を認めていない。よく役所なんというのは、何か問題があると発表しまして、それが発表が終わると、あ、これでおしまいということでいつとはなしに忘れられてしまうと。今回のケースも同じような、この変える会がいろんな発表をしましても、それがどれだけの効果をもたらすのか、私極めて疑問だなと思っておりますが。  具体的ケースを取り上げて、それで議論をしていただくというのは本当は大変重……

第154回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第4号(2002/06/28、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 民主党の佐藤でございます。  法案の提出者にお伺いいたしたいと思いますが、何といいましてもやはり与党案を中心としてお尋ねをしたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  まずもって、ただいまも話に出ておりましたけれども、この法律というのは一昨年の十月に制定されまして、昨年の三月から施行されまして、そして今に至る適用事例というのはただの一件でありまして、和歌山の市会議員が口を利いて役所に圧力を掛けて利得を得たと、こういう一件だけでございますね。  法律というのは、制定の際にありとあらゆる知能を傾けまして、問題点をお互いに指摘し合って、これはどうだろう、あれはど……

第154回国会 予算委員会 第6号(2002/03/04、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 民主党の佐藤でございます。  両参考人、今日は本当に御苦労さまでございます。厚く感謝申し上げたいと、こう思っております。  そこで、私から両参考人にお尋ねしたいと思いますけれども、最初に私のいささかの感想を述べておきたいと、こう思います。  NGOとはそれは一体何だというのがついつい最近までの国民の、何か聞いたような名前だが一体何をやっているんだと、それからNGOとは何の略称なんだと、これを知っている国民がまずいなかったと、こう言ってもいいと思います。こういう国会が皆さん方を参考人として来ていただいて、そして話をお聞きする、それをNHKテレビがまた全国に放映する、こういうことも初……

第155回国会 外交防衛委員会 第3号(2002/11/12、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 続いて、私から外務大臣と防衛庁長官にお尋ねしたいと思います。  いずれも基本的なことでございますので、率直な忌憚のない御所見をいただければ有り難いと、こう思っております。  最初に外務大臣にお尋ねいたしますけれども、外務省というのは、率直に言いますと、これは不祥事のデパートなのかあるいは総合商社なのかとも言いたくなるわけでありまして、あの松尾事件をきっかけとしてもう次から次といろんな事件が起きる、機密費をどうしたこうした、いやもうタクシー代をごまかしたとか。そして、そういうことを受け止めて外務省自身が改革しようということで改革委、内部にいろんな改革の集まりを作って議論をしているこ……

第155回国会 外交防衛委員会 第6号(2002/11/26、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 民主党の佐藤ですけれども、参考人のお三方に集団的自衛権行使について、法律的な、法律家の見地から御意見を伺えればと、こう思います。  御案内のとおり、日本国政府、もう伝統的に集団的自衛権、これは憲法違反であると。個別的自衛権、これは憲法上認められるけれども、集団的自衛権は行使できないという考えをずっと取ってきているわけです。よってもって、湾岸戦争の際にはああいうことで金で済ましたと。それから、今度のアフガンの問題については、後方支援と称してインド洋上でアメリカの軍船に燃料補給をすると。民間のタンカーや補給船の方がよほど能率的にやるんでしょうけれどもね。  そういうことで、自衛隊関係……

第155回国会 外交防衛委員会 第8号(2002/12/05、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私からお尋ねいたしますが、今まで大変緊迫した、この国の将来が左右されると言ってもいいぐらい重要な問題が数々と取り上げられまして、場内も緊張感が漂っておりますので、肩の荷を下ろす意味で、分かりやすい、易しい問題からお尋ねしていきたいと思います。  最初の問題はマツタケです。何だ、たかがマツタケ、されどマツタケかと。あのマツタケの問題ですが、小泉総理が九月十七日でしたでしょうか、北朝鮮に行って、帰ってくる飛行機の中にマツタケの箱が三百箱も積まれていたと。数の問題ですから、多少オーバーかもしれませんけれども、マスコミの報道によればそういうふうになっておるわけでありまして、これは首相の専……

第155回国会 予算委員会 第2号(2002/10/25、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 佐藤でございます。  総理に対していささか基本的なことをお尋ねしたいと思いますので、中には無礼な質問だとお考えになることもあろうかと思いますけれども、腹を立てることなしに穏やかにお答え願えれば有り難いと、こう思っております。  最初に、拉致問題を取り上げます。  今朝の新聞に大きく出ておりましたが、五人戻さず永住帰国、永住させるという見出しで、五人というのは今回の帰国者でありまして、戻さずというのは北に戻さないという意味だろうと思いますね。日本に永住させると。これは、私は今回帰国した人たちの意思を確認した上でそういう政府の判断だったのかと思いまして新聞を読むと、ああ、初めて聞きま……

第156回国会 外交防衛委員会 第5号(2003/04/15、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 続いて、私から大臣と長官にお尋ねしたいと思います。  極めて基本的な問題ですけれども、しかし、考えようによっちゃ大変重大な問題も含まれているのではないかと思いますので、どうか熟慮の上、忌憚のない御意見を承れば幸いだと思います。  最初に、今流行のマスコミでも毎日取り上げられているイラク問題、イラク戦争についてお尋ねします。  もう戦争の帰趨は見えた、アメリカは近々勝利宣言をするのではないかと、こういうふうにも言われております。確かにそのとおりだと思いますよ。しかし、勝利宣言、戦争の目的を達したと。この戦争の目的は何かと、たった一つなんですね。大量破壊兵器、イラクが隠している、それ……

第156回国会 外交防衛委員会 第10号(2003/05/13、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 続いて私から、外務大臣と防衛庁長官にお尋ねしたいと思います。  条約の関係につきましては格別質疑する案件はないものですから、ストレートに外交問題、防衛問題についてお二方の忌憚のない意見を承りたいと、こう思います。  最初に、イラク問題を取り上げたいと思いますが、何だイラクかと、あれはもうアメリカが終結宣言をして話は終わった、もういいじゃないかと、こういう感じが世界の人たちも胸の中で浮かんでいるかもしれませんが、ただ、どうしてもはっきりさせておきたいことがあるわけでしてね。これは二十一世紀のある意味では大変特筆すべきような案件でありますから、後世の歴史家がこの問題を取り上げて歴史評……

第156回国会 外交防衛委員会 第15号(2003/07/10、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 それでは、続いて私からお尋ねいたします。  基本的な問題、いつも私、言うことでございますけれども、国民が大変注目をしている、あるいは関心を持っている、そういう問題についてのお尋ねでありますので、どうか大臣、その質問を横投げしないで直接御自分の口からお答え願えれば。  それから、この問題について、所管があっちだこっちだということもないと思います。これは全世界が今注目をしているような問題ですから、当然、政治家として仲間内で議論をする、あるいはまた閣議の席でもこういう議論をしているはずですから。選挙区に帰ればまた選挙民が、先生、あれはどうなんでしょうか、おかしいと思いますよと質問をして……

第156回国会 外交防衛委員会 第19号(2003/07/25、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 それでは私から、主として官房長官と防衛庁長官にお尋ねしたいと思います。いつも最初に言うことでありまするけれども、基本的な問題でございますので、どうぞ高い地位の方からきちっとした御説明をいただければ有り難いと、こういうわけであります。  そこで、つい二、三日前に党首討論がありまして、この委員会を打ち切って、それを私も傍聴をして、テレビを通じましたけれども傍聴しておりました。その中で、あれあれと私思わず叫んでしまったことがございます。  これは、民主党の菅代表が小泉首相に対しまして、実はこのことは前にも取り上げられているんですけれども、大量破壊兵器がいまだ発見されていない、もう何か月……

第156回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号(2003/05/09、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(佐藤道夫君) ただいま御指名いただきました佐藤でございます。  文字どおり浅学非才の身、また、国会内の細かなことにつきましても全然無知蒙昧でございますけれども、私なりに全力を尽くして頑張っていきたいと思っておりますので、どうかよしなに、御支援、御助力を賜らば幸いだと存じます。  それから、ついでですけれども、この委員会は特別委員会ということでございますので、これからも、機会がありますれば、この委員会の今後の在り方についても意見を交換していきたいものだと、こういうふうにも考えております。  いずれにいたしましても、どうかよろしくお願いしたいと、そういうことでございます。(拍手)  前委……

第156回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号(2003/06/25、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(佐藤道夫君) ただいまから金融問題及び経済活性化に関する特別委員会を開会したいと思います。  最初に、委員の異動について御報告申し上げておきたいと思います。  昨二十四日、池田幹幸君が委員を辞任されまして、その補欠として大門実紀史君が選任されました。御了解ください。
【次の発言】 それから、政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたしたいと思います。  金融問題及び経済活性化に関する調査のため、本日の委員会に金融庁監督局長五味廣文君、総務省郵政行政局長野村卓君及び国土交通大臣官房技術審議官門松武君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。

第156回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号(2003/07/23、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(佐藤道夫君) それでは、金融問題及び経済活性化に関する特別委員会を開会いたしたいと思います。  最初に、委員の異動について御報告いたします。  六月二十五日に、大門実紀史君、委員を辞任され、その補欠として池田幹幸君が選任されています。  それから、二十二日、浜田卓二郎君が委員を辞任され、その補欠として遠山清彦君が選任されています。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  金融問題及び経済活性化に関する調査のため、本日の委員会に金融庁監督局長五味廣文君、法務省入国管理局長増田暢也君、財務大臣官房審議官加藤治彦君、財務省主計局次長佐々木豊成君、財務省理財……

第157回国会 外交防衛委員会 第1号(2003/10/07、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 続いて、私から川口大臣と石破長官とにお尋ねしたいと思います。いずれも基本的な問題でございますので、どうか御自分の考えをストレートに出していただければ大変ありがたいと。お願いいたします。  それから、法案の関係については、格別異論はございません。賛成ということで御理解いただいて結構であります。  外務大臣は今日は緊張をしておられるわけでしょうかな、赤い洋服ということなので、緊張をもみほぐしましてフランクにお答えいただければ結構だと思います。  そこで、小泉首相の最近のある発言をとらえまして、これをどう考えるかということを最初にお尋ねしておきたいと思います。  先日、さる衆議院の委員……

第157回国会 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第1号(2003/09/26、19期、民主党・新緑風会)【議会役職】

○委員長(佐藤道夫君) ただいま御指名を受けました佐藤でございます。  正しく高齢化社会をシンボライズしておりまして、高齢そのものでございますけれども、年相応にそれなりに頑張りたいと思っておりますので、どうか皆さん方の御協力と御支援をこの場をかりてお願いいたしたいと思います。本当によろしくお願いします。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行いたいと思います。  理事の定数は五名でございます。  選任につきましては、先例により、委員長一任ということでよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 そういうことで進めさせていただきます。  それでは、理事に日出英輔君、森田次夫君、吉村剛太郎……

第158回国会 外交防衛委員会 閉会後第1号(2003/12/16、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 佐藤でございますが、私から官房長官、防衛庁長官、外務大臣にお尋ねさせていただきます。  将来、イラクに対する自衛隊の派遣とか大変な大問題が取り上げられまして、部屋の空気も大分とげとげしくなってきた感じもいたすわけですけれども、私なるべく優しくお尋ねしたいと思いますので、お答えの方もひとつよろしくお願いしたいと思います。  最初に、フセイン元大統領の身柄拘束の件をお尋ねいたします。  アメリカがあのことを発表いたしましたら、もう、そのテレビを何げなく見ておりましたら、イラクがまず映りまして、路上に大勢のイラク人が飛び出してきて、万歳万歳と、万歳をやったかどうか分かりませんけれども、……

第159回国会 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第5号(2004/02/09、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 その同僚議員の佐藤でございます。どうかよろしくお願いしたいと思います。  もう長時間を掛けて議論をしておるので、いささか御退屈そうな感じの方もおられるようですけれども、どうか申し訳ございませんけれども、心を込めて誠心誠意御回答をいただければ有り難いと思います。  そこで、イラク問題、いろいろあるわけですけれども、今まで長時間にわたって議論されている、それを聞いておりまして、おや、本当にこれでいいのかと、もう少し考えようがあるのではないかとか、そういう感じを持ったことについて二、三の点を拾い上げまして、総理以下の御見解を承ればと、こう思っております。  最初に、フセイン氏の所在とい……

第159回国会 外交防衛委員会 第2号(2004/03/16、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 それじゃ、私から午前に引き続いて両大臣に質問させていただきます。  いつも私言うことですけれども、私が尋ねるのは極めて基本的な、私が幾ら考えても分からない、そういう問題でございますので、どうか簡単明瞭にお二方の意見を述べていただければありがたいと、こう思っております。  そこで、最初に集団的自衛権の問題について、主として防衛庁長官にお尋ねいたしますけれども、川口大臣、外務大臣もまたこの問題については無関心ではおれないと、こう思いますので、御意見がありましたら、あるいはまたこちらの方から遠慮なく御指名させてもいただくと、こういうことになろうかと思います。どうかよろしくお願いいたしま……

第159回国会 外交防衛委員会 第11号(2004/04/13、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私から川口外務大臣と石破防衛庁長官、お尋ねいたします。  お二方ともイラク問題を控えて大変多忙な毎日だろうと思います。くれぐれもお体に御留意の上、日本国のために、ひいては世界のために頑張ってください。  川口外務大臣を持ち上げるわけじゃありませんけれども、昨日かおとといでしたね、テレビでイラク国民に対して、イラクのテロリストに対して訴えておられました。大変感銘を受けたことであります。顔が、外務大臣の顔も輝いておりましたよ。私はさるところで何人かの女性たちと一緒にそのテレビを見ておりまして、テレビを見ながら目頭をふいている女性もおりました。やっぱりあなたのその熱意が日本国民にもそれ……

第159回国会 外交防衛委員会 第16号(2004/05/11、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 引き続いて私から、防衛庁長官、川口外務大臣にお尋ねしたいと思います。  今、率直に言いまして永田町はもう大変な大騒ぎでありまして、未納三兄弟だけの問題かと思ったら、そうじゃなくて、官房長官それから我が党の菅代表もそういう問題に巻き込まれて、一体どういうことになるのかと国民は興味津々と眺め、永田町方向を向いてにやにや笑いながら眺めている状況で、さるマスコミの関係者によると、未納三兄弟、そんなものじゃないんですよと、未納五十兄弟と。うそか本当か分かりません、五人に一人はとなるとこれは百兄弟にもなる、なりかねないことなんでね、いささか問題だなと。しかし、それはまあ別にこの委員会とは関係……

第159回国会 外交防衛委員会 第20号(2004/05/25、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 続いて、私から外務大臣と防衛庁長官にお尋ねしたいと思います。  最近の外交問題を取り上げますけれども、防衛庁長官としても閣僚の一員として当然重大な関心を抱いている問題と思われますので、高い政治家の立場から御所見を承ればと、こう思います。  そこで、最初に拉致問題です。  これはもう嫌になるくらい、マスコミその他が、また国民も、拉致、拉致と。寝ては拉致、覚めては拉致と言うだけで、一体どういうことなのかと。昨日あるいはおとといなどは、プロ野球を見ようと思ってテレビをチャンネルをひねっても、皆、拉致、拉致と、こう言っておって、肝心かなめの野球はどこもやっていないと、こういう状況になって……


20期(2004/07/11〜)

第161回国会 外交防衛委員会 第4号(2004/11/04、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 続いて、私から両大臣にお尋ねいたします。  いずれも外交防衛上の重要問題と、こう言ってもいいわけでございますので、両大臣から忌憚のない御所見をこの場で承ることができれば大変幸せだと、こう思っております。  そこで、質問通告はしておりませんでしたけれども、何といっても、今朝方勝敗がはっきりしてきたアメリカ大統領の選挙についていかな所見をお持ちなのか、そのことを承っておきたいと。  これ、実は昨日のテレビか何かで、そういうことで、ブッシュ大統領の事実上の勝利に終わったと。で、各国の首脳から祝電でしょうかね、それが寄せられていると。それが読み上げられまして、いずれもテロとの戦いに引き続……

第161回国会 外交防衛委員会 第7号(2004/11/18、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 それでは、若干時間がロスされましたけれども、私から改めて外交防衛問題についてお尋ねいたします。  町村外務大臣も実は是非ともと、こう思っていたんでございますけれども、何かこの国会よりもはるかはるかはるか重要な御公務があって外遊中だということなので、やむなくと言いますと副大臣に怒られますけれども、いろいろ考えてみますれば、要するに長い政治家のキャリア、それからしかるべき省庁の副大臣、あるいは長官として頑張っておられると、そういう政治家の重みを積み重ねた御答弁をいただければと思います。  これからお尋ねするのはいずれも最近起きました看過できないような重要問題でございますので、関係省庁……

第161回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第1号(2004/10/12、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  参議院規則の規定によりまして、年長、私、年長かな、疑いがあるんですけれども、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につき議事を主宰させていただきます。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、その選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの動議につきまして御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは、委員長に吉村剛太郎君を指名いたします。

第162回国会 外交防衛委員会 第3号(2005/03/18、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 それでは、民主党系の最後になりましたけれども、私から外務大臣と防衛庁長官に外交防衛の基本的なことについてお尋ねしたいと思います。いずれも分かりやすい基本的な問題でございますので、率直な御意見を忌憚なくお聞かせいただければ有り難いと思います。  なお、事務方は一切不要でございますので、そこで休んでいてください、はい。  実は、昨年の九月二十八日ですか、新聞を見たら、何と何と防衛庁長官が各紙に大きく取り上げられておるわけでございますわね。一体何をしたんだと、警察にでも追われているのかと、こう思って眺めましたらば、そういうことではなしに、談話を発表しておると、マスコミ各社が集まってそれ……

第162回国会 外交防衛委員会 第7号(2005/04/14、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私からは、もう既に日本人の頭からはすっぽりと抜け落ちたのではないかとも思いたくなるようなイラク戦争の問題を取り上げたいと思います。  あれだけの軍勢がイラクという国に侵攻して、イラク人の犠牲者が公式には二万人と言われておりますけれども、私、そんなものじゃないと。十万人、二十万人のイラクの人たちの命が失われたのではないかとも思いたくなる。アメリカの兵士ですら、千六百名ですか、何かイラクではかない命を落としたと、こういうことにもなっております。  そうして、一体イラクに何のため侵攻したのかと今改めて考えてみますると、何のことはない、大量破壊兵器をイラクが隠し持っている、それを摘発する……

第162回国会 外交防衛委員会 第9号(2005/04/21、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 佐藤でございます。両先生にお伺いいたします。  私、今回の中国の若者たちが一体この時期に何が目的で立ち上がったのか、それがさっぱり分からない。私だけでなく、日本人もまた大体の人は分からないんじゃないでしょうかね。一体に、歴史教育に問題があると。そんなことを人の国の歴史教育を問題にして立ち上がるような若者が、そんな暇な若者がたとえ中国でもいるわけはないと思いますよね。それから、大変、靖国神社の公式参拝にしましても、中国の若者がそんなことを関心持っているとは思えません。中国の若い学者があるいは疑問を呈している人がいるかもしれません。全国で十万人も集まって、さあ靖国神社問題でデモをやろ……

第162回国会 外交防衛委員会 第12号(2005/05/10、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 私から外務大臣と防衛庁長官に外交、防衛の基本的なことについてお尋ねいたします。どうか率直な忌憚のない御意見を伺えれば幸いと、こう思います。そんな難しいことはお聞きする気は全くありません。  そこで、今回の在中国の日本のいろんな大使館、公使館、大使館それから総領事館とかが暴力に遭うと。テレビでもよく放映しておりましたけれども、反日デモの流れといってあそこに押し掛けまして、石を投げ付ける、窓ガラスが破れると。こういうことを今まで私は少なくとも聞いたことがなかった。あるA国とB国とが対立しておって、B国の連中がA国の大使館に押し掛けてわあわあやったと。そういうことは歴史的にはあったのか……

第162回国会 外交防衛委員会 第16号(2005/06/30、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 引き続いて私から、外務大臣それから防衛庁長官、両大臣に外交防衛の基本的なことについてお尋ねしたいと思います。基本的なことでございますので、率直な、忌憚のない御意見を承ることができればこれに勝る幸せはないと、こういう思いを持っておるわけでございます。  最初に、北方領土問題を取り上げます。  実は、数か月前に一度この委員会で取り上げたわけですけれども、あいにくと町村外務大臣は当時外遊中でありまして、主のいないところで何かいろんな話をしたという程度のことに終わってしまいましたので、北海道出身の町村外務大臣、どうか忌憚のない本当のお話をしていただければ有り難いと、こう考えておるわけであ……

第162回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第1号(2005/01/21、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、私が委員長の選任につきこの議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの朝日君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 異議ないと認めます。  それでは、委員長に吉村剛太郎君を指名いたします。

第163回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第1号(2005/09/21、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして、これは本当の話ですから、私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの朝日君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に泉信也君を指名いたします。

第165回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第1号(2006/09/28、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長の、これ本当ですよ、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきましてその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの山下君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に谷川秀善君を指名いたします。(拍手)

第166回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第1号(2007/01/25、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。  本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が委員長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより委員長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの動議につきまして御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、委員長に谷川秀善君を指名いたします。(拍手)



各種会議発言一覧(参議院)

17期(1995/07/23〜)

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第3号(1996/03/27、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 最後になりましたが、簡単に終わりますので、少しくおつき合いください。  台湾問題についての議論の立て方、進め方を伺っておりますと、どうも三つのタイプがあるようで、一つは過去の事実、事件、天安門事件あるいは文化大革命等を援用しまして、それが現在の台湾問題にどういう影を落としているのかという角度から議論をすると。  もう一つは現実の問題。最近の台湾、中国の問題を取り上げて、これがここ当分どういうふうに影を落としていくか、あるいはアメリカはどう対応するか、日本はどう対応すべきか、こういう角度の議論。いずれも専門家の方々があふれんばかりたくさんおられまして、いろんな議論を展開してくれるの……

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第4号(1996/04/03、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 今の御発言とも関連するんですけれども、長期的展望に立って台湾の将来がどうなるのか、こういうことなんですが、実は私も最近台湾に参りまして、向こうの立法、司法、行政の院長その他主立った方々と意見の交換をしまして、大変自由闊達にフランクに個人的な意見も述べていただいた、そういう感じがいたしました。  それから、私は法律家なものですから、向こうの弁護士さんたちともまた意見の交換をする場を設けてもらいました。これまた自由に法律家同士が話をしまして、まさしく日本の政治家あるいは法律家と話をしているような雰囲気を感ずることができました。  それから、私は経済は素人ですから目で見る現象しかわから……

第136回国会 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第5号(1996/04/10、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 外務省に最初にお尋ねしますが、まず台湾の若い指導者層、政治家とか官僚とか、学者も入るかどうかわかりませんけれども、事業家あるいは学生も含めていいと思いますけれども、若いエリート層が台湾の将来について三十年先、五十年先にどういう設計図を思い浮かべているんだろうか。多分調査されておると思いますので、その辺を説明していただければと思います。  というのは、我々にとってはせいぜい二十年先ぐらいを考えればこれは十分なものですから、今までのまま、こういう状態のまま推移するであろうというくらいの気持ちしかないわけですけれども、彼らにとっては五十年たってもまだ七十、八十ですから、当然そこまでの設……

第136回国会 金融問題等に関する特別委員会公聴会 第1号(1996/06/14、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 上田公述人に二点お伺いいたします。  第一点は、追加負担の関係でありまして、今母体行に追加負担を求める声が高いんですけれども、いま一つはかばかしい答えが返ってこない。母体行というのは最初から債権放棄で十分、それ以上の追加負担は株主代表訴訟の問題があると、こういうことを言っておりました。しかし、これは私は口実にすぎないと思います。  なぜかと申しますと、金融システムを守るためだと、こういうことを言っておりますから、これは端的に言えば銀行を守るために必要な追加負担だと、こういうことになります。ですから、銀行はそのことをはっきり株主総会で、我と我が身を守る金ですよ、株主を守る金にもなる……

第140回国会 臓器の移植に関する特別委員会公聴会 第1号(1997/06/13、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 中谷公述人にお伺いいたします。  深遠な法理論ではなくてごく抹消的な、条文をどういうふうに解釈するか、先生は案外こういうことはお得意じゃないのかもしれませんので大変恐縮ですが、あえて法学者としてのお立場でお答えいただければと思います。  中山案の第六条、先ほどから問題になっておりますけれども「死体(脳死体を含む。)」と、こういう表現でもって、今後脳死は人の死だ、一般原則を表明したんだと、こういうことを提案者がおっしゃっておるわけですけれども、果たしてそういう解釈がこの字句から出てくるんだろうか。  「死体(脳死体を含む。)」、しかもこれは臓器移植に関する特別法でありますから、五十……

第142回国会 予算委員会公聴会 第1号(1998/04/02、17期、二院クラブ)

○佐藤道夫君 私は、ややタカ派的な立場に立ちまして私の意見を申し述べたいと思いますので、後ほどこの意見についての御所見を承れればと思います。  私は、一言で言うならば、現場の先生方に教育者としての自信と権威をぜひにも取り戻してもらいたい、それから職業人としてのプライドをこれまた取り戻してもらいたい、こう切に思うわけであります。  先生というのは教育のプロであります。プロというのは自分の仕事にアマチュアに介入されることを大変嫌います。父母はアマチュアでありますから、学校の先生にお任せした以上はもう余計な口出しはしない。父母のやることは何か、こういえば、先生は立派な人たちです、先生の言うことに従い……


18期(1998/07/12〜)

第145回国会 予算委員会公聴会 第1号(1999/03/04、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 両公述人に、極めて財政上の基本的なことをお伺いしたいと思います。  神野公述人は、小さな政府それから巨大な赤字と。私、全く同感でございます。御案内のとおりと思いますけれども、今現在発行済みの赤字国債は四百兆ぐらい。地方がまた二百兆ぐらいのあれを抱えておる。合わせると六百兆ぐらい。その他何やかやで国の負担している長期債務というのはもう千兆にも達するだろう、こう言われておりまして、これがどれほど巨大か、もう余り大き過ぎてだれも気にしなくなっているような気もいたすわけであります。しかし、やっぱり問題とせざるを得ない。  実は、先国会でしょうか、国鉄の長期債務の処理の問題が大変議論、国鉄……

第147回国会 憲法調査会 第2号(2000/02/16、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 発言の機会を与えていただきまして、大変光栄でございます。この調査会の審議の進め方につきまして、私、具体的にちょっと意見を申し述べさせていただければと思っております。  実は憲法調査会は、先ほども話が出ておりましたけれども、昭和三十一年、鳩山内閣のときにつくられまして、政府に置かれまして、これはもう皆さん方も御存じと思いますけれども、委員は五十名で、うち三十名が国会議員、二十名は憲法学者その他当代一流の学者と有識者。この中には、例えば経団連副会長で極めて有名な植村甲午郎氏だとか、ああいう方も入っておりまして、これが六年か七年精力的に審議を行いまして、三十九年、池田内閣のときに答申を……

第147回国会 憲法調査会 第3号(2000/03/03、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 前回も申し上げたことでありますけれども、憲法改正の論議というのは、どうしても憲法の三原則なるものを中心とした観念論、抽象論に陥りがちである。学者の研究会あるいは学会での討議ならばそれはそれで結構なのでありましょうけれども、ここはまさしく唯一の立法機関である国会の、憲法の運用に携わっている国会の中での議論でありまするから、やっぱり地に足をつけた議論、一つ一つの条文について一体これはどうなっているのか、余りにも運用と憲法の規定が違っているのではないかとか、そういう観点からの実務的な議論が望ましいと思うわけであります。  前回も二、三の例を挙げましたけれども、改めてもう一度申し上げてお……

第147回国会 憲法調査会 第4号(2000/03/22、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 冒頭に御指名いただいて、大変光栄に存じます。  今は両先生から大変次元の高いお話を承りまして、これを今我々が当面している憲法調査会の調査研究、新しい時代に備えて憲法自体を新しくする必要があるのかどうか、そこら辺にターゲットが絞られている調査会ではありまするけれども、それにどういうふうにして生かしていくべきなのか、大変重い宿題を与えられたような気もしておりまして、それなりに緊張もしております。  そこで、最初に西尾先生にお伺いしたいと思いますけれども、日本が紀元七世紀ごろから国家として、いわば世界で最初と言ってもいいぐらいのしっかりした民族統一国家をつくり上げた、それはそのとおりだ……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/04/05、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤です。二院クラブといっても何ら御存じないと思いますけれども、前都知事の青島さんがやっていたクラブというふうに御理解ください。  そこで、あなた方若い人たちの一般的な憲法に対する関心度がどの程度なのか、それを伺いたいと思うんです。  あなた方は特別関心をお持ちの方々だろうと思いますけれども、周辺を見渡して、一体若い人たちがどれぐらいこの憲法問題に関心を持っているのか。議論をすること、学校でも、地域社会でも、家庭でも、同じ世代の人と議論することがあるでしょう。いろんな音楽の話やら何やら出る。若い人は議論が好きですから、朝までそういうことが議論がなされていく。しかし、そ……

第147回国会 憲法調査会 第6号(2000/04/19、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私は、ちょっと角度を変えまして、これからのこの会の運営についての希望意見を述べさせていただきたいと思います。  その第一は、広範囲な、細部にわたる世論調査の実施ということであります。  この問題を最終的に決めるのは結局は国民でありまするから、国民がどれだけ憲法に関心を持っているのか、またどの点に問題意識を持っているのか、それを我々としても厳しく受けとめる必要があるんだろうと思います。  昭和三十一年の政府に置かれました憲法調査会、あの場合には実に丹念な世論調査をしております。三十一年から四十六年まで十四回にわたって、ほとんど毎年のように国民の意見を聴取している。これも当たりさわり……

第147回国会 憲法調査会 第7号(2000/05/02、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 佐藤でございます。先ほどゴードン参考人の話に登場いたしました、戦前からの日本では最も著名な婦人運動家である市川房枝さんの始められた二院クラブに属している佐藤でございます。どうか御記憶くださいませ。  そこで、プール参考人にお尋ねいたします。  憲法学説上、憲法改正には限界があると。要するに、やみくもに何でもかんでも改正はできない、憲法の基本理念を改正することはこれはできない、新しい憲法をつくる、一種のクーデター、革命であるというような考え方があります。  今の日本の憲法の原則というのは三つありまして、一つは国民主権、主権が国民に属する。もう一つは国民の人権を最大限に尊重する。それ……

第147回国会 憲法調査会 第8号(2000/05/17、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 ということで、最初に口火を切ると、大変光栄に存じております。どうかよろしくお願いします。  先生方、きょうは大変貴重な御意見をありがとうございました。大変参考になりました。  そこで、私から一問ずつちょっとお伺いいたしたいと思いますが、最初に石毛先生に、民族学が御専門ということなので大変よかったと思います。今回問題になっております森首相の発言、日本は天皇を中心とする神の国ですか、これについて民族学者として、また同時に憲法にそれなりに関心をお持ちの立場から見てどのようにお考えなのか、それをちょっと簡単で結構ですからまず伺いたい、こう思います。

第150回国会 憲法調査会 第1号(2000/11/15、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤でございます。お見知りおきをください。  大変次元の高い問題が続いてまいりまして、日本国の歴史と文化、教育のあり方、二十一世紀のこの国はどうなるのか、あるいはまた、この国会の中で唯一憲法が施行されていないのではないかと、こういう大変難しい問題が提起された中で、技術的な問題で恐縮でございますけれども、私自身法律屋なものですから、この条文の解釈、何をさておいてもそこを離れることができないしがない性格なものですから、ひとつ御理解ください。  そこで、憲法の解釈につきまして、世の有識者を代表するお二方にこういう解釈で果たしていいんだろうかということを忌憚ない御意見を承れば……

第150回国会 憲法調査会 第2号(2000/11/27、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 二院クラブの佐藤であります。  今私が言おうとしていたことを実は会長が勝手に言ってしまいまして、私は高邁な議論は避けまして、参議院のあり方ということについてお二方の、両参考人の率直な意見を承りたいという考えでございます。論がたまたま参議院の無用論、廃止論に及んでも結構でございますので、どうか率直な御意見を承りたいということをあらかじめ申し上げておきたいと思います。  言うまでもないことですけれども、憲法は二院制を採用している。一院が衆議院、二院が参議院で、一院と二院との間には画然とした格差がある、これは憲法上明らかな格差である、こう考えてもよろしいわけでございます。政治の中心は一……

第151回国会 憲法調査会 第2号(2001/02/21、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最後になりました。私から申し上げたいと思います。  会長の御交代という時期でもありますので一つのタイミングだと、こう思いまして、これからのこの会の運営について率直な意見を申し述べたいと思います。  実は、一年か二年この会が開かれてからたちまして、大いに会議が盛り上がって国民の関心もこの委員会に集まっていると考えるのはこれは実は大うそでありまして、国民の関心はどうもいま一つというどころか、ほとんど関心を寄せてくださっていないのではないかとしか思えない。  私は、周辺にいる者たちにこのことを知っているかと、今どういうことが問題になっているのかと、憲法改正の要否についてそれぞれ一人一人……

第151回国会 憲法調査会 第4号(2001/03/14、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 最初に、この会の運営について一言私の考えを述べさせてください。  私、これは村上前会長から直接承ったことなので理事懇談会の席上であったかと思いますけれども、国会というところはとにかく数が物を言う世界だと、すべて数、数でこう来ているんだと。しかし、国の基本である憲法を我々これから討論していく、議論していくんだと。その中には参議院のあり方、衆議院は政党政治、数が物を言う、参議院はそれでいいんだろうかと、こういう疑問もないわけではないと。  そこで、各会派平等の時間を割り当ててその中でそれぞれが工夫してやってもらうということはどうだろうかと。それから、発言の順番もかつては、今まではほか……

第151回国会 憲法調査会 第6号(2001/04/18、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 佐藤でございます。  私は、ただいまの平野議員のような極めて次元の高い大演説をするつもりは全くございません。両参考人に対しましてごくごくありきたりの法律解釈をお伺いしたい。余り哲学だ何だかんだと言うつもりはございませんので、どうか誤解がないようにしてください。  私、ある大学で法律学を講じておりまして、特に憲法を中心とする話をするときなどは学生たちも熱心に聞いてくれている。そして、講義の合間に、休憩時間などに彼らと懇談をしておると、彼らが一様に言うのは、憲法九条を先生どうお考えになりますか、どう読んでみても現在の自衛隊というのは明らかに憲法違反でしょうと。飛行機、航空機、軍艦、潜……

第151回国会 憲法調査会 第7号(2001/05/09、18期、二院クラブ・自由連合)

○佐藤道夫君 私から、お二方の意見とは直接かかわりは持たないかもしれませんが、より基本的なことについてちょっとお尋ねしたいと思います。  この問題に対する国民の関心度、こういうふうに端的に言っていいと思います。この調査会、衆参あわせて発足してもう一年余り、国民の寄せる関心というのはほとんどゼロに近い、なぜだろうかと思わざるを得ません。毎回傍聴人の方々が熱心に来ておられますけれども、大体このぐらいの数でありまして、押すな押すなで順番を争うようなそういうことは一切ございません。なぜだろうかと。  それから、議員さんの間でも関心がそれほどの高まりを見せていない。現に欠席が非常に目立つわけであります。……


19期(2001/07/29〜)

第153回国会 外交防衛委員会、国土交通委員会、内閣委員会連合審査会 第2号(2001/10/24、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 関連質問をさせていただきます。  私、二院クラブではなくて民主党でございますので、ひとつ誤解のないようにしていただければと思います。  それから、きょうは十月二十四日、何の記念日かと御承知ないと思いますけれども、何と何と、これ私の誕生日でございます。何歳かということはちょっと差しさわりがあるので伏せておきますが、この光輝ある誕生日に私が日ごろから尊敬している小泉首相に質問をすると。大変光栄に存じておりますので、どうか答弁の際は頭の片隅に、ああ質問者のきょうは誕生日なのかということを考えながらお答え願えればと思います。  そこで、大変白熱の議論が朝から続いておるこの際に、いささか間……

第156回国会 予算委員会公聴会 第1号(2003/03/20、19期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 民主党の佐藤でございます。  私から両先生にお尋ねしたいと思いますので、どうか率直な御意見を承ればと、こう思っております。  実は、今までこの問題についてはもう耳にたこができるぐらいマスコミを通じていろんな有識者の意見も承っておりまして、これを今更取り上げて、さあどうだこうだと、こういう議論も少しく気が引けるような気もしておるわけでございますので、余り今まで議論されていなかった問題を二、三取り上げまして、率直な御意見を承りたいと、こう思っております。  その第一は、国際連盟と国際連合を立ち上げたのは一体だれなんだと、こういう問題でありまして、先ほど志方公述人の意見にも出ておりまし……


20期(2004/07/11〜)

第161回国会 憲法調査会 第2号(2004/10/27、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 先ほどから大変興味を持って、また関心を持って皆さん方の御意見、拝聴させていただいておりました。  ただし、私、基本的に疑問としたのは、こういう議論を国民の前で展開しまして、国民がどれだけ関心を持って理解してくれるかと。恐らくゼロに近いんじゃないかと、こういうふうにしか思えない。地方自治も大切だと、しかしそれは、じゃ政治家の立場で考えてくださいと、それはあなた方の仕事でしょうというのが返ってくる答えだろうと思うんです。  私、実はある大学で憲法を教えておりまして、毎年もう十年来やっているわけで、学生たちに憲法についてまずどんな感想を持っているのか、少し条文を読んで、そしてこの場で自……

第162回国会 憲法調査会 第3号(2005/02/25、20期、民主党・新緑風会)

○佐藤道夫君 それでは、私から意見を述べさせていただきます。  実は、私、憲法改正の問題を取り上げたいと思っております。この話は三、四回前の当調査会でも申し述べたので、皆さん方お聞き及びのことと思います。しかし、事柄の重要性にかんがみまして、再度この調査会において憲法改正の問題を取り上げたいと思います。  実は、皆さん方御案内のとおり、明治憲法は一度も改正されていない。昭和憲法、これもまた改正はなされていない。日本人というのは憲法を大切にする気持ちは本当に深いものがありますけれども、それは大切な、本当に神様以上の大切なものだということで神棚に上げて飾っておいて、その改正を議論することすら甚だ不……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/09

佐藤道夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 質問主意書



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