このページでは加納時男参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。加納時男参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 本日は、岸会長そして田中理事長、神田先生、大変貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。私ども、今、公的資金の注入といったことも大きなテーマにして議論しているところでございますが、きょう先生方からは、ただいま公的資金じゃなくて知恵を注入していただきまして、まことにありがとうございました。これから、私の持ち時間は四十一分でございますが、なるべくポイントを絞ってお伺いしたいと思っております。 今お話を伺いまして、三つほど論点があるような感じがいたしました。第一は、岸参考人からお話がございました、特に重点を置かれました金融システムの安……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 三点ございますが、第一は中小企業における貸し渋り対策についてお伺いしたいと思います。 ちょうど一週間前でございますが、この席で通産大臣のごあいさつを伺っておりました。その中で、無担保保険及び特別小口保険については保険限度額を引き上げる、これを貸し渋り対策の重要な柱にすると大臣から決意を伺ったわけでございます。確かに、現在、中小企業の経営実態は深刻でございます。金融機関の貸し渋りに加え、債権回収まで始まっておりまして、このために資金繰りが苦しくなって経営が行き詰まり倒産に至る例も多く伺っているところでございます。 ところで、信用保証協会の保……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。
中小企業の金融実態、相変わらず大変でございます。昨年の十二月に政府が中小企業を重点とした貸し渋り対策、金融対策、さまざまなものを実施に入っているわけでありますが、今日までの状況とこれからの課題といったことを中心に質問させていただきます。
まず初めに、政府系の金融機関の貸出額、この推移はどうなっておりますでしょうか。あわせて、民間金融機関の融資動向についても伺いたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。政府系のはよくわかりました。
一方、今金融監督庁からの御報告でありますが、日銀の統計と全銀協の統計が違う、これはわかりますけれ……
○加納時男君 おはようございます。自民党の加納時男でございます。 石油公団の問題について質問させていただきたいと思います。 堀内前通商産業大臣が石油公団には一兆三千億円の不良債権があるというような御指摘をされまして、通産省においてもいろいろ調査をされてこられ、石油公団再建検討委員会報告書が九月二十九日にまとまり、この席でも御報告をいただきました。読んでまいりました。読んだ上で御質問させていただきたいと思います。 この報告書、現状分析ですとか、抱えている課題を非常に鮮明に出していると思います。また、今まで我々が知らなかったデータが非常に率直に公表されていること、私はその点は評価したいと思っ……
○加納時男君 新事業創出促進法案の究極の目的といいますか、この法案を提出された背景、その奥にあるものに絞ってまず大臣にお伺いしたいと思います。 昨日の予算委員会での林芳正委員への御回答あるいはこの委員会での前川忠夫委員との質疑、これを通じて私は非常に印象深く感じたことがございます。それは、確かに現象的にはこの法案は消費者の新しいニーズあるいは地域のニーズに、あるいは今度はシーズ側として技術でありますとか経営ノウハウ、資金といった、そういうシーズとニーズを結びつける環境整備だという大臣の御答弁、もちろんそのとおりだと思うんですが、大臣が端々に言われたことをずっと伺ってメモしてみたんですが、どう……
○加納時男君 同じく自由民主党の加納時男でございます。 今、大手行の中小向け貸し出しについて岩井委員から御質問があり、これに対して柳沢委員長からお答えがあり、それを伺っておりました。 その中で、十五行中八行が未達であるということを言われました。新聞情報では、最大の未達の銀行は相変わらず五千億円を超えている、全体を合計して七千百億円を超える未達になったということが指摘されているわけでございます。 先ほどの大臣の御答弁では、繰り返さないようにしますけれども、健全化計画のスタートはことし十一年四月である、これは私も存じておりますが、そういうことでスタートの状況を把握したんだ、あくまでも十二年三……
○加納時男君 加納時男でございます。 今回の事故はまことに遺憾であったというのは、中曽根長官が言われたとおりであります。日本初の臨界事故。今まで原子力では、メディアでは事故だ事故だと言っていますけれども、国際的に見るとアクシデントというのは一件も起こっていなかった。今回が初めての国際的に見てもアクシデントという事故レベルのもの、現実に放射線による影響が出た事故でございます。 また、今回の事故は、ジェー・シー・オーの違法な作業、違法行為とあえて言いたいと思いますが、違法な作業によって引き起こされたものであり、その根底には臨界事故に対する危機意識が欠けていたと言わざるを得ない、これが第二の特徴……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。
きょう午前中に山下委員からだったと思いますが、中小企業の金融安定化特別保証制度について質問があり、非常に効果が上がっているという大臣の御回答がありました。
全体として確かに大きな効果が上がっていると思うんですが、特徴といいますか、月次の動きですとか現在までの状況からどういう御印象を持っていらっしゃるでしょうか。
【次の発言】 月次の動きはどうでしょうか。
今おっしゃった十三・五兆円というのは累積だと思います。これは長官にお願いしたいと思うんですが、十月から二月までどんなぐあいでしょうか。
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 けさ大臣からお話のございました予算説明、これに沿いまして二つほど御質問させていただきたいと思います。一つは新事業創出に関する問題、もう一つはエネルギーであります。 今、同僚の梶原敬義議員からも新事業創出に関連する質問がございましたが、少し深めて質問させていただきます。 産業の再生そして経済の活性化、これが急務であるということが大臣のお話の中にございました。この根本には、私は、アントルプルヌールといいますか、起業ですね、アントルプルヌールの精神が殊のほか大事であり、先ほど鴇田長官もちょっと触れられましたけれども、一九八二年にアメリカのSBI……
○加納時男君 本日は、舟橋さん、小暮さん、村さん、三人の参考人の方には貴重なお時間をいただき、有益な御示唆をいただきましたことをまず厚く御礼申し上げたいと思います。 今、三人の参考人のお話を伺っていて、おかげさまで私なりに問題点の整理が少しできたような気がします。第一は、今回四業種予定されておりますが、四業種が妥当であるかどうか、二つ目には、書面交付なりクーリングオフ、中途解約といった中身の問題、それから三つ目は、抗弁権の接続、このあたりが私は共通の問題かなという感じがしましたので、これに区分してそれぞれ参考人にお伺いしたいと思います。 まず、舟橋参考人に伺いたいと思うんですが、先ほどの資……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。私は、訪問販売法と割賦販売法に絞りまして質問させていただきたいと思います。 一昨日参考人質疑を行いまして、その結果幾つかの問題点が明確になってきたかと思いますので、参考人質疑を踏まえて質問させていただきたいと思います。 第一は、対象業種をどう考えるかということでございます。継続的役務取引における消費者トラブルが急増しているということで今回の法改正になったわけでございますが、適用対象とする業種が今想定されております四業種でいいのかどうか、エステ、外国語会話、学習塾、家庭教師派遣事業、いずれも確かに苦情はございますが、これでよ……
○加納時男君 加納時男でございます。 事前に質問のポイントを通告させていただくのを例としておりますが、例に倣わずに、きょうは、異例でございますけれども、通告外の質問を冒頭にさせていただきたいと思います。 けさ起きまして、ここに来る前に新聞を見ましたら、朝日新聞、読売新聞、日経新聞、すべてにここにいらっしゃる有馬大臣の大きなお写真が写っております。こういう新聞でございます。(資料を示す) これは、原子力委員会の円卓会議モデレーター、東京工大の前学長の木村さんが座長をなさり、中島篤之助さんですとか小沢遼子さん、石川迪夫さん、茅陽一さんがメンバーでモデレーター会議がありますが、その座長さんのお……
○加納時男君 おはようございます。加納時男でございます。 初めに、ガス事業法から入ってみたいと思います。 エネルギー政策全体としてその政策目的を考えていくときに、コスト、セキュリティーそして環境適合性が大事だということは既に合意が得られている話かと思っております。また、前回の当委員会におきまして、科学技術庁長官から、化石燃料に代替していくエネルギーとして原子力と新エネルギーの比較があり、新エネルギーについては非常に魅力のあるものだけれども現状のウエートも小さく、将来的にも大きくは期待できないということから、原子力が非常に重要だというお話があったかと思います。 一方、化石エネルギーの中で考……
○加納時男君 加納時男でございます。 けさ一番で質問に立たれました同僚の長谷川議員の質疑を通じて、大臣並びに稲川長官の回答に非常に私は大事な点があったような印象を受けました。 それは、エネルギー種別を、エネルギーを選ぶ場合の価値基準として三つほどきょう挙げられたような気がします。 一つは量、量的にどの程度賄えるのか。これは先ほどの数字でいうと三五、六%という表現でございましたが、全発電電力量の三分の一を日本全体で超えており、そしてまたところによっては四〇%を超え五〇%近いところもあるわけでありまして、量的にどの程度賄っているのか、将来的にも量的にほとんど期待できないエネルギーであるのか、……
○加納時男君 おはようございます。加納時男でございます。 先週のこの時間に質問させていただき、さらに勉強する、調査するとおっしゃったことが若干ございましたので、そのことを一つ最初に伺いたいと思います。 その話といいますのは、先週の火曜日、五月二十五日に発売された六月八日号の写真週刊誌フラッシュの記事の件でございます。ちょうど今から一週間前、五月二十七日のこの委員会においてその問題が取り上げられました。 これは、「私は原発で「放射線濃度」のデータを改ざんした」という大変おどろおどろしたタイトルが表紙に載り、全国の主な日刊紙の朝刊の広告に大きくこれが載ったので、たくさんの方々の目に触れている……
○加納時男君 おはようございます。加納時男でございます。短い時間でございますから、端的に質問させていただきます。
基準・認証の整理合理化は、つとに大事だということが言われておりましたけれども、今回法律が出てきたわけでございます。今なぜ法改正なのか、通産大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 非常によくわかりました。今のお答えをベースにこれからの二十分間は質問を集中してみたいと思います。
今のお話の中で非常に共感しましたのは、技術進歩であるとか品質管理体制の確立であるとか自己責任とか国際基準との整合、これは私は一々もっともだと思うんです。
だとしますと、総務庁に伺いたいと思うんですけ……
○加納時男君 自由民主党の加納時男であります。 けさの通産大臣の提案理由を伺っておりますと、生産性という言葉が非常に大きなキーワードになっているようであります。経済の潜在的な成長力を大きく左右する生産性の伸び率が近年大きく低下している、国際的に見てもOECD加盟国の平均を下回るなど憂慮すべき状況という認識のもとに、我が国の生産性向上のための一連の施策を講じ、我が国産業の活力の速やかな再生を実現するために本法律案を提案するんだという御説明がありました。 その後の同僚議員との質疑の中で繰り返しおっしゃったことは、生産性の低い分野からより高い分野へ経営資源を移動していくことがこれの目的だと。私は……
○加納時男君 加納時男でございます。 きょうは全般的質疑ということでございますので、環境問題に焦点を絞りながら、各省庁にまたがる問題をいろいろお伺いしたいと思っております。 四点に分けまして、一つは、環境と健康という観点からダイオキシンを取り上げます。二つ目には、環境と外交、特にODAに重点を当てたいと思います。三つ目は、地球温暖化問題であります。四つ目は、エネルギー・環境教育ということで、この四点にわたって質問させていただきたいと思っております。 初めに、ダイオキシン問題について、環境庁長官及び厚生大臣の御見解を伺いたいと思います。 去る二月二十三日、参議院予算委員会で真鍋環境庁長官……
○加納時男君 加納時男でございます。 今、同僚の平田耕一委員の質問に対して、深谷通産大臣は冒頭、中小企業対策について二つのことを言われたように思います。非常に重要な点だと思うんです。 一つは、緊急対策として金融の流れを円滑化していくこと、貸し渋り対策に全力を挙げること、これは今回の決算対象となった年度を通じてやってこられたことであり、これからもやっていかれるということ、これは大事なことだと思います。もう一つ、これから前を向いて起業の創造、いわば業を起こす方の起業でございますが、アントルプルヌールでございますが、こういったこと、産業の活性化といった前向きの施策。緊急課題と前向きと二つに分けて……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 去る十一月五日に、原子力安全委員会ウラン加工工場臨界事故調査委員会の中間報告が発表されました。きょうはそれに基づいて質問させていただきたいと思います。 この報告書によりますと、ジェー・シー・オーから科学技術庁に第一報が入ったのが事故発生後約四十分ぐらいたった十一時十五分ということでございます。そのときに、臨界事故の可能性があるということがついていたということがこの中間報告にはっきりと載っております。 それから見まして、十一時十五分から見て、政府が具体的に臨界事故であると認識しアクションを起こすまでに大分時間がかかっているということがこの報……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 本日は、河瀬市長さん、そして前田委員長さん、秋元社長さん、中島先生、四人の参考人の方から大変貴重なお時間を割いていただきまして、有益なお話をいただき、ありがとうございました。 きょうは、今お話しになられたことに沿いまして極力質問させていただきたいと思います。私も、この仕事に入る前に参考人で呼ばれたことがあるんですけれども、せっかく説明したのにそれと関係ないことだけ聞かれてがっかりしたことがありますので、きょうはなるべくお話しされたことに触れて伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 まず第一なんですけれども、まず河瀬市長に伺いたいと……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 さきに成立しました中小企業基本法の改正、それから、きょう提案されております中小企業の事業活動の活性化に関する七つの法律及び関連する法律の改正、そして新事業創出促進法といった今回の各論レベルと、両方パッケージにした基本理念の変化というのがまず大事だろうと思います。その基本理念の確認を初めにさせていただき、個別の問題に入りたいと思います。 大臣に伺いたいと思いますが、先般もここで議論されましたように、昭和三十八年の中小企業基本法の制定以来、大きく世の中変わってまいりましたけれども、旧法と新しい基本法との最大の違いというのは、古い法律では、中小企……
○加納時男君 おはようございます。 ただいま堺屋長官は、景気動向の的確な把握が重要であるとおっしゃいました。全く同感でございます。 先日、四半期別国民所得統計、いわゆるQEでありますけれども、十―十二月期が発表になりまして、昨日も長官からいろいろお話がございました。それで、本日は一点に絞りまして、民間最終消費の的確な把握、この一点に絞って質問させていただきたいと思います。 昨日までの御説明によりますと、十―十二月期ではGDPの前期比が一・四%マイナスになっている。その中の大きな原因として、GDPの六〇%を占める民間最終消費、前に個人消費と言っていたものですが、これが前期比で一・六%マイナ……
○加納時男君 おはようございます。加納時男でございます。 中小企業指導法の一部改正案について先週のこの委員会で大臣は冒頭に提案説明をされたわけでありますが、そのときに、経済活力の源泉である中小企業の活性化を図ることは我が国経済の新生を実現するため非常に重要な政策課題である、そのことが一つと、それからもう一つ、多様な中小企業に対しその個々の必要に応じてきめ細かく経営資源の確保を支援することは、地域における経済の活性化など我が国経済の活力の維持及び強化にとって非常に重要な役割を果たすものであるといった理由を述べておられます。この二つの点、つまり中小企業の活性化を図ること、そのために経営資源の確保……
○加納時男君 加納時男でございます。 初めに、堺屋長官に、今なぜ消費者契約法なのかということについて伺いたいと思います。 昨日からきょうの午前中までの本会議並びに委員会での同僚の質疑を真剣に伺いました。私の印象では、ほとんどの大筋において同僚議員の意見は一致していると思います。一つだけ、一つというか一カ所違いがあるだけだと思っております。 私なりに整理してみますと、消費者契約というのは消費者と事業者の合意で成立するものであり、契約自由の原則といって両者は対等のものである、そして自己責任が原則であるというのが自由主義市場経済での原則であろう、これはどなたも別に異論はないと思います。 二つ……
○加納時男君 加納時男でございます。特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律案について質問させていただきたいと思います。 これまで私ども人類は、さまざまな夢を描き、これを実現してまいりました。病気を治して長生きをしたい、風のように地上を走りたい、あるいは鳥のように空を飛びたい、地球の裏側の人と話したい、さまざまな夢は実現してまいりましたが、これは科学技術によるものだったと思います。 科学技術にはこのような光の面と同時にリスクがございます。原子力も同様だと思います。 石油に代替しエネルギーの安全保障を実現する、あるいは発電端では自然エネルギーと同じようにCO2を発生しないというクリーンさ、あ……
○加納時男君 加納時男でございます。 きょうは、三人の参考人の先生方に非常に詳しく教えていただきまして、ありがとうございました。 初めに、森嶌参考人にお伺いしたいと思います。 先ほど森嶌先生がお話しなさった、引用されました平成十年五月二十九日付だったですか、高レベル廃棄物処分懇談会の「基本的考え方について」、これを読ませていただきました。きょうのお話と重ね合わせまして質問させていただきたいと思います。 きょうも先生が冒頭にお話しされたように、処分懇では高レベル廃棄物に関する日本の立ちおくれ、欧米に対して、きょうもおっしゃっていましたけれども、十年ないし二十年おくれていると。おっしゃると……
○加納時男君 おはようございます。加納時男でございます。 まず、本日の質問はネーミングから始めたいと思います。 特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律案という名称で出ておりますが、この名称について先週この場で行われた参考人質疑で、富士常葉大学の学長の徳山明参考人から次のようなお話がございました。自分は、というのは徳山先生ですが、二十年以上この問題に取り組んできているけれども、これまで高レベル放射性廃棄物の地層処分ということで理解をし議論をしてきた。この言葉はかなり定着しているのに今回の法律の名前がそうなっていないのはなぜかというような御指摘がございました。 これについて伺いたいと思います……
○加納時男君 おはようございます。加納時男でございます。
阪神・淡路大震災から五年たちました。この間、災害復旧とか地震対策で種々の対策が講じられてきたところでございます。その一つにDIS、ディザスター・インフォメーション・システム、地震防災情報システムというんでしょうか、があるというふうに承っております。まず、このねらいについて伺いたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
今お話しのように、限られた情報下で大まかな推計をすると政務次官はおっしゃいましたけれども、そういうねらいがまずEESにあると思います。
先日、実は私は国土庁三階の防災対策本部を見学させていただきました。……
○加納時男君 加納時男でございます。 ジェー・シー・オー事故の教訓と対策について伺いたいと思います。 ジェー・シー・オーの臨界事故が起こったのは去年の九月三十日でありますから、約一年たつわけであります。あの事故は、違法な作業によるものである、また実験炉用の特殊な燃料の加工工場という特殊なところで起こった事故である、放射能事故ではなくて放射線事故である、いろんなことがありますけれども、私は言いわけはだめと思っております。起こったものは起こった、この事故を真剣に受けとめなければならない。何よりも、我が国で初めて作業を行っていた方二名が亡くなるという事故でありました。また、国際的な原子力の事故評……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。 初めに、国民生活センターの糠谷理事長に伺いたいと思います。今いろいろ御説明いただきましてありがとうございました。 きょう、糠谷理事長のお話を伺う前にちょっと新聞を見ていましたら、これはけさの読売新聞の二十五面ですか、かなり大きな記事で、今のお話に直接関係のあることがたくさん載っておりました。タイトルは「「内職・モニター商法」苦情急増」ということでございます。ここに書いてあることと今のお話を絡めて理事長に伺いたいと思うわけでございます。 先ほど糠谷さんの御説明で、この四年間ですか、内職・モニター、それからマルチ商法に関す……
○加納時男君 自民党の加納時男でございます。 先ほど平沼大臣から経済産業省関係予算等の説明があり、しっかりお聞きしました。 その中で、第四の柱としてエネルギー政策が取り上げられており、「国民生活及び産業経済の基盤となるエネルギーの安定供給の確保や温室効果ガスの排出抑制等の地球環境問題への対応を図ることはもとより、こうした問題を新たな成長要因に転換できる経済社会システムを構築していくことが重要」ということに伺ったわけであります。この趣旨、全く賛成でございます。全面的に賛成でございます。ぜひこの方向で政策調整をやっていただきたいと思います。 その観点から、まず大臣に伺いたいと思います。 き……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。
平沼経済産業大臣にお伺いいたしたいと思います。
一昨日、五月二十七日に新潟県の刈羽村でプルサーマルに関する住民投票が行われました。この結果についての大臣の御所感を伺いたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
今、大臣の御答弁の中で、十分な理解が得られていないということは非常に残念である、これに対して対策を講じていきたい、十分なもっと情報を提供してわかっていただきたいということですが、きょうはこの委員会は実はいろんな方が注目して、国民の中でも注目している方が多うございますので、十分な理解が得られないという……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 藤目さん、関岡さん、石黒さん、三人の参考人の方、きょうは非常に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。 まず、三人の方にそれぞれ伺いたいと思いますが、まず最初に藤目参考人に伺いたいと思います。 先ほど御説明のあった資料の、ページ数で言いますと三枚目の左の下でございますが、ここのところで先ほどお話があったのは、アジア地区の特に途上国の石油需要がふえてくる、そのふえてくるのは自動車等の輸送用のエネルギーであるという御説明がありました。 確かに、現状、五MBDといいますから五百万バレル・パー・デー程度の輸入量が二〇二〇年には五倍……
○加納時男君 おはようございます。自民党の加納時男でございます。
石油備蓄法の改正につきまして質問させていただきます。
まず、大臣に伺いたいと思いますが、石油備蓄法と言っているんですけれども、石油備蓄の目的は何でしょうか。
【次の発言】 石油の安定供給を確保することによって国民生活を脅威から守るという御説明、よくわかりました。
だとしますと、そのための方策として、国の役割と民間の役割というのは日本は二本立てでやっていると思いますけれども、このそれぞれの役割は何でしょうか。国家備蓄と民間備蓄です。
【次の発言】 それぞれの役割、よくわかりました。
今、大臣のお話を伺っていますと、一つ疑問……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。
商工会法につきまして、質問をさせていただきたいと思います。
初めに、商工会と商工会議所でございます。どちらも商工会法、商工会議所法という法律に基づいた法人でございますけれども、いずれも読んでみますと、一定の地域における商工業の改善と発展を期するものということになっております。同じような目的ですけれども、なぜ二つの団体があるのでしょうか。
【次の発言】 今の副大臣の御説明で、組織運営面、それから事業展開面並びに規模の面で違うということが御説明ありました。
法律を読んでいますと、もう一つ違いがあるかなと思うのは、商工会の方……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 本日は、外務省、それもODA一本に絞って質問させていただきたいと思います。 本年の一月二十日に内閣府から外交に関する世論調査の概要が発表になりました。その中でODAに関する質問があります。ODAを積極的に推進すべきだという意見は、ひところは四〇%を超えていたんですけれども、今回の世論調査を見ますと、この十年間で激減をしまして二三%に、約半分ぐらいに減っております。また、ODAを縮小すべきだというネガティブな意見は、ひところは一〇%ぐらいだったんですが、これも十年間で倍増して二二%ぐらいにふえております。つまり、ODAについてはふやせというの……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 中小企業の問題とエネルギーの問題と二つに分けまして質疑をさせていただきたいと思います。 中小企業金融安定化特別保証制度は、ことしの三月に終了いたしました。これは、中小企業信用保険法の一部を改正する法律という名前で一九九八年の十月一日から実施されてきたものでございます。この間にどのような実績が上がり、成果があったのか、課題があるのか、決算を中心に質問させていただきたいと思います。 初めに伺いたいと思いますけれども、この間の特別保証の承諾件数は何件あり、保証金額は幾らになったのでしょうか。
○加納時男君 自由民主党の加納時男であります。 三点伺いたいと思いますが、一点目はエネルギーの安全保障について、二点目は地球温暖化防止対策について、三点目が、今、塩川財務大臣から御報告いただきました予備費の使用状況についてであります。 まず、エネルギーの安全保障でありますけれども、これは経済産業省並びに防衛庁に関するものでございます。 ブッシュ大統領が、五月十七日の日に、アメリカの国家エネルギー政策というものを発表いたしました。この中で非常に印象深かったのは、アメリカはペルシャ湾岸への石油の依存を高めている、輸入石油もふえてきている、これはアメリカにとって非常に脅威である、エネルギーの安……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。
田中大臣、先週は日米外相会談、お疲れさまでした。ちょうど一週間前の十八日、アメリカのパウエル国務長官に対して、田中大臣は、アメリカのミサイル防衛構想を理解すると発言されたと伝えられておりますが、事実でしょうか。
【次の発言】 関係国との協力、理解をしながら考えていくというのはおっしゃるとおり私も賛成でございます。
質問でございますけれども、理解したと今おっしゃったんですけれども、これはいわゆるTMD、シアター・ミサイル・ディフェンス、それから今までアメリカでクリントンのときに出てまいりましたナショナル・ミサイル・ディフェンス、いろんなものが……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 去る五月十六日、この席におきまして村井防災担当大臣からごあいさつがありました。その中で、地震防災対策の強化に努めるということ、そして発災時、災害発生時の初動体制については、防災対策にITを活用し、中央防災無線網及び地震防災情報システム、DISを引き続き充実していくというごあいさつがございました。 そこで、そのごあいさつに沿いまして、地震防災情報システムについてまず質問させていただきたいと思います。 阪神・淡路大震災がありましたのは一九九五年一月十七日でありますから、あれから六年を経過し七年目に入ったところでございます。あの大震災の反省の一……
○大臣政務官(加納時男君) ありがとうございます。文部科学大臣政務官に就任いたしました加納時男でございます。 日本は無資源国、資源のない国と言われておりますが、私はそう思いません。日本には人材、そして知的資産という、潜在的ではありますが、すぐれた資源があると思っております。これらを顕在化する、その役割を担っていくのが教育、科学技術、学術、スポーツ、文化を一体的に推進することとなった文部科学省の役割かと思っております。そういうところに参加させていただきましたことを本当に光栄に思っているところでございます。 子供たちの教育について、今、大臣からお話がございました。全くそのとおりだと思っておりま……
○大臣政務官(加納時男君) 今、先生がおっしゃいましたとおり、十月三十一日に高速増殖炉「もんじゅ」の実験炉であります「常陽」のメンテナンス建屋で火災が発生しました。これも今、先生がおっしゃいましたとおり、幸いといいますか、大きな事故にはなっておりませんで、周辺に対する放射能の影響はもちろん全くなかったわけでございますが、こういった事故が続いていくということは、非常に原子力の平和利用、開発研究、いろいろやっております我が省といたしましてもこれは残念なことでございまして、再発を防止したいということでございます。 現在までにわかっている状況でございますが、直ちに調査チームをつくり、また専門の、外部……
○大臣政務官(加納時男君) 教育の中でエネルギーの理解が重要だという藤原委員の御指摘は全く同感でございます。率直に申し上げまして、これまでエネルギー教育が行われてはまいりましたけれども、必ずしも十分ではなかったというところは深く反省しているところでございます。 たまたまでございますが、省庁の再編とこの問題を絡めてお話しさせていただきますと、これまでエネルギーとか原子力の研究開発、こういった分野は科学技術庁が、そして教育の現場を担当しているのは文部省ということで分かれていたわけでございますが、この両省庁が一緒になって文部科学省になった、このことが大きなシナジー効果といいますか、融合した効果が現……
○大臣政務官(加納時男君) 国際熱核融合実験炉、いわゆるITER計画に我が国が参加するか、そして我が国への誘致をするかということにつきましては、現在、関連する国際動向も踏まえ、総合科学技術会議において検討が行われているところでございます。 今、先生が正に御指摘なさったとおり、昨年の十二月二十五日に科学技術政策担当大臣と有識者が会合の結果を科学技術政策会議の本会議に示されました。その中では、結論としまして、はしょりますと、このITER計画への我が国の参加は望ましく、そして誘致は意義があると。それで、結論として、どうするかということでございますが、我が国の政府は総合的な観点に立って参加ないし誘致……
○加納時男君 おはようございます。 一昨日、十月の二十九日、原子力安全委員会は原子力の安全の信頼の回復に関する勧告を出しました。松浦委員長の名前で出されました。一九七八年、昭和五十三年に原子力安全委員会が発足して以来、このような厳しい勧告が出ましたのは初めてのことと私は認識しております。これをどのように受け止めているのか、伺いたいと思います。 初めに、参考人に伺いたいと思います。 原子力安全委員会は、事業者に対して自主性、責任感に基づく品質保証の体制の下で保安活動をしっかりやれということを言っておりますが、これまでの反省を含めまして、改善策、所感を伺いたいと思います。
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 小柴昌俊先生、野間口有先生、松尾和子先生、三人の参考人の方、今日はありがとうございました。大変示唆に富んだ有意義なお話をいただきました。ありがとうございました。このお話に基づきまして質問させていただきたいと思います。 初めに小柴先生でございますが、お話の中で、冒頭に、企業の目先の利益に資する技術開発も大事だろうが、それだけではない、国民的観点から見るともっと長期の、十年、二十年、三十年先の人類の知的財産、これに関する基礎研究も大事だよと、こういった分野はむしろ国が非常に大事な役割を果たすよというお話、私も小柴先生と同じ大学で教師を十三年やっ……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 三人の参考人の方には、大変貴重な御意見をいただき、ありがとうございました。 まず、佐藤参考人にお伺いしたいと思います。 冒頭おっしゃったように、一連の原子力の記録の不正事件、これは原子力の安全文化の欠如であり、許し難い行為であるとおっしゃるのは、全く同感でございます。これはあったことでその後の保守管理の作業をやりにくくするとおっしゃったのも、非常にこれまた実務面まで行き届いた御配慮のある発言だと承っております。けしからぬ、企業はなっていない、改めろということ。それからまた、その企業の経営者が責任を取ったというのも事実でございます。二つ目の……
○加納時男君 委員長、右足負傷のため、座ったまま質問することをお許しいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございます。
それでは、午前中の質疑に引き続きまして、なるべく重複を避けつつ伺いたいと思います。
初めに、原子力発電所における不正記録事件でございます。
八月三十日、それから十月二十八日までに掛けまして、数次にわたり経済産業省原子力安全・保安院から各社に対して自主点検作業等の総点検を指示され、その結果が、中間報告が十一月十五日にあったと聞いております。その結果について、まず概要を伺いたいと思います。
【次の発言】 分かりました。
ということは、二つ確認したいと思うんです……
○加納時男君 おはようございます。加納時男でございます。 何点かお伺いしたいと思いますが、初めに、現在止まっております原子力発電所の問題について伺いたいと思っております。 原子力は、我が国のエネルギー政策の上から見ますと、セキュリティーを確保すること、それから環境に適合することという点から不可欠なオプションであると考えておりますが、自主点検記録をめぐる不祥事件によりまして現在停止をしているということは誠に残念なことであると思っております。 そこで質問をしたいと思いますが、まず停止中の原子力発電所の現状はどうかということ、このまま止まったままで推移した場合の、これから需要期を迎えます夏場の……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。
先般、電気事業法等の一部改正に関する提案理由説明を平沼大臣からお伺いしました。その中に、三年後の見直し規定があることによる見直しもあったけれども、もう一つ、エネルギー政策基本法の制定を踏まえて今回見直しを行ったと、こういうふうに御説明があったと思うんですが、どのように踏まえられたのでしょうか。お伺いしたいと思います。
【次の発言】 安定供給と環境適合という大原則の上に、需要家、消費者の選択肢を拡大する、競争原理を発展させるという大臣のお考えは全く基本法の精神に一致するものであり、納得のいくものだと思っています。
少し具体……
○加納時男君 ありがとうございます。自由民主党の加納時男でございます。 本日は、千速会長、荻野先生、そして植草先生、すばらしいプレゼンテーションをありがとうございました。感激しつつ、時々ユーモアで笑わせていただきまして、ありがとうございました。大変勉強になりました。 三人の参考人の方にそれぞれ五分程度ずつ質問させていただくことをお許しいただきます。まず、千速会長にお伺いいたしたいと思います。 先ほど三つのEが大切だということをお話の中でございました。資源の乏しい我が国にありまして、安定供給を達成しつつ地球温暖化問題等の環境問題にも対応していくためには、これも三月に千速さんの属しておられま……
○加納時男君 おはようございます。加納時男でございます。 まず、工業標準化法の一部を改正する法律案につき伺いたいと思いますが、最初に大臣にお尋ねしたいと思います。 工業標準化法、いわゆるJIS法が制定されたのは戦後間もない昭和二十四年でございました。この制度は、それ以降、まだ疲弊していた我が国の産業の合理化、効率化を図り、品質の向上を図る上で大きな役割を果たし、その結果、国際競争力も強化されてきたものと私は認識しているところであります。その歴史を持つJIS法について、今回の改正はどのような趣旨でどのような改正を行うものであるのか、そのねらいについて、大きなねらいだけで結構でございますが、大……
○加納時男君 委員派遣の御報告を申し上げます。 去る九月二十九日、松田理事を団長として、藤原理事、加藤委員、木俣委員、直嶋委員、藤末委員、浜田委員、松委員、鈴木委員、そして私、加納の十名は、福井県におきまして、関西電力株式会社美浜発電所三号機蒸気噴出事故の状況を調査してまいりました。 本調査は、去る九月二十七日、原子力安全・保安院から事故に関する中間取りまとめが発表されたことを踏まえ実施したものであります。 当日は、まず、関西電力から事故の状況及び対応について説明を聴取するとともに、タービン建屋に入り事故現場の実情を調査いたしました。次いで、福井県及び美浜町から今回の事故及び国の原子力政……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。 初めに、今回の新潟県中越地震におきましてお亡くなりになられました方の御冥福を心からお祈り申し上げます。とともに、被災されました方々、今、復旧に懸命の御努力をなさっておられる関係者の方々とともに、一日も早い回復を心から祈念申し上げまして、質問に入らしていただきます。 今申し上げました中越地震について、まず伺いたいと思います。 このたびの中越地震により様々な影響が出ておりますが、経済産業委員会でございますので、この場ではエネルギーのライフラインに絞りまして、その被害状況並びに現在まで、分かる範囲で結構ですが、復旧状況につい……
○加納時男君 私は、ただいま議題となっておりますアメリカ合衆国の千九百十六年の反不当廉売法に基づき受けた利益の返還義務等に関する特別措置法案に対し、自由民主党及び公明党を代表いたしまして、修正の動議を提出いたします。 その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明申し上げます。 本修正案は、去る十九日、米国連邦議会上院において、アメリカ合衆国の千九百十六年の反不当廉売法の廃止条項を含む法案が承認、成立したことに伴い提出するもので、修正の概要は、本法の施行期日を、「公布の日から施行する」ことに改めるとともに、同法が失効する日について、「こ……
○加納時男君 自由民主党、加納時男でございます。 冒頭に、今、中川大臣から報告のあった件について申し上げたいと思います。 経済産業省の職員が職務に基づいて得た情報、これを手掛かりとして株取引を行って不当な利益を得た、このことは誠に遺憾なことでございまして、行政に対する国民の信頼を著しく損なったことを私どもは重視したいと思っております。今日は、司直が入っているところでございますので細かいことはそこに任せるといたしまして、この場で是非確認をしていきたいことがあります。 今回の問題は二つの面で私は問題があるのではないかと。一つは規律の問題、もう一つは志の問題でございます。 規律の面でいいます……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 アルコール法審議に先立ちまして、新聞によりますと、関西電力美浜発電所の三号機二次系配管破損による蒸気漏出事故について、昨日、政府の第十回事故調査委員会が開かれ、最終報告書がまとまったとあります。 この事故発生以来、閉会中ではございましたが、この委員会で現地調査を行い、そしてまた参考人質疑も行い、審議もやってまいりました。そのとき、九月二十七日だったと記憶していますけれども、原子力安全・保安院から中間取りまとめが出ました。その中で、本件を単なる事故ととらえることなく、これにより得られた様々な教訓を今後の原子力発電所の事故やトラブルにおける、文……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。 昨年八月九日に発生しました関西電力美浜発電所三号機の蒸気漏出事故でございますが、これは原子力発電所に固有の放射線事故ではないとはいうものの、現実に運転中の原子力発電所において十一名の方が死傷なさるという誠に遺憾な事故でございました。 ここで、お亡くなりになられました方に心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、今なお治療中の方の一日も早い御快癒を心からお祈り申し上げます。 事故発生直後に、先ほどお話があった、中川大臣、現地に入られました。続いて私も現地に入りました。当委員会は、国会閉会中でございましたが、協議の上、現地……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 初めに、エネルギー政策における原子力の位置付けについて、中川大臣にお伺いいたしたいと思います。 この経済産業委員会において、三月十五日、中川大臣の所信説明に対する質疑を、私、行わさしていただいたところ、大臣から、供給の安定性、そしてまた気候変動など、地球温暖化防止のためにも原子力は重要な政策であり積極的に推進するという大変力強いお言葉をいただいたところであります。 それから約一月後だったと思いますが、四月十六日の日に官邸のホームページ、私、時々見ているんですが、これ非常に短くてポイントがよく載っているラジオトークという、総理のラジオトーク……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男です。 本日、私は、一般質疑として中国の発展と日本の経済産業政策の課題を質問することを予定し、通告をさせていただいておりました。今、中川大臣からお話のありました件は誠に遺憾な事件だと思っておりますので、通告した質問に先立ちまして、この件について大臣に伺いたいと思っております。 今、大臣からお話がございましたように、財団法人産業研究所が行っている調査研究のうち、研究費の執行管理を大臣官房の企画室で行ってきたと、その結果生じた年々の残余金の合計が、今のお話ですと約、利子も入れて二千九百万円になり、そのお金を預かっていた前企画室長の人がその相……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 通告しました質疑に先立ちまして、今、中川大臣からお話のあった、二件の不適切な事例があったという報告に関連して、ちょっと事実だけ確認したいと思います。 質問するたびに不祥事件があって、私、これで三回目、不祥事件今年取り上げているわけでございますが、前回の六月三十日の質疑のときに、大臣は事実調査を徹底的にやる、内部調査をやる、加えて、類似の事件がないかどうかも調べるということをお約束されました。そして、外部の目でこれをチェックしたいということで、外部から専門の知識を持った人、弁護士さんだと思いますが、三名ほど入れるというお話がありました。今御報……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。
中川大臣には、先週十月二十日にジュネーブで開かれましたWTOの拡大FIPs閣僚会議に御出席なさいました。その会議ではどのようなことが話題になったのか、そして十二月に予定されております香港閣僚会議に向けての何か手掛かりが見いだせたでしょうか、伺いたいと思います。
【次の発言】 御苦労さまでございました。
今のお話にありましたこと、ちょっと感じたことでありますが、一つは、やっぱり農業問題、非常に重要であります。確かに、中川大臣、現在は農水大臣じゃなくて経済産業大臣でございますが、農水にも非常にお強いわけであります。農業問題、……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。
昨年十一月一日の本会議におきまして経済産業委員長に選任されました加納時男でございます。
理事並びに委員の方々の御協力をいただきながら、公明、公正かつ円滑な議事の運営に努めたいと思います。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、沓掛哲男君、松田岩夫君、泉信也君が委員を辞任され、その補欠として北川イッセイ君、林芳正君及び松山政司君が選任されました。
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査のため、本日の委員会に内閣府大臣官房独占禁止法基本問題検討室長西達男君、公正取引委員会事務総局審査局長松山隆英君、金融庁総務企画局参事官山崎穰一君、文部科学大臣官房審議官山中伸一君、経済産業大臣官房商務流通審議官迎陽一君、経済産業省経済産業政策局長北畑隆生君、経済産業省通商政策局長北村俊昭君、経済産業省貿易経済協力局長石田徹君、資源エネルギー庁資源・燃料部長近藤賢二君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長安達健祐君、資源エネ……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
去る十六日、予算委員会から、本日一日間、平成十八年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、内閣府所管のうち公正取引委員会、経済産業省所管及び中小企業金融公庫について審査の委嘱がありました。
この際、本件を議題といたします。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
委嘱審査のため、本日の委員会に公正取引委員会事務総局経済取引局長伊東章二君、防衛庁防衛局次長金澤博範君、財務大臣官房審議官佐々木豊成君、国税庁課税部長竹田正樹君、文部科学大臣官房審議官山中伸一君、厚生労働大臣官房政……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
独立行政法人工業所有権情報・研修館法の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。二階経済産業大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時二分散会
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求についてお諮りいたします。
独立行政法人工業所有権情報・研修館法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に総務省行政管理局長藤井昭夫君、法務大臣官房審議官深山卓也君、特許庁長官中嶋誠君及び特許庁総務部長野澤隆寛君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 独立行政法人工業所有権情報・研修館法の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は既に聴取いたしておりますので、これより質……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、岩本司君が委員を辞任され、その補欠として主濱了君が選任されました。
【次の発言】 意匠法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。二階経済産業大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時二分散会
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、主濱了君が委員を辞任され、その補欠として岩本司君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
意匠法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に法務大臣官房司法法制部長倉吉敬君、文部科学大臣官房審議官藤田明博君、経済産業大臣官房商務流通審議官迎陽一君、経済産業大臣官房審議官大辻義弘君、経済産業省製造産業局長石毛博行君、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長高原一郎君、特許庁長官中嶋誠君及び特許庁総務部長野澤隆寛君を……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律案、民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法及び輸入の促進及び対内投資事業の円滑化に関する臨時措置法を廃止する法律案、工業再配置促進法を廃止する法律案、以上三案を一括して議題といたします。
政府から順次趣旨説明を聴取いたします。二階経済産業大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
三案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
中小企業のものづくり基盤技術の高……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。 中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律案を議題といたします。 本日は、本案審査のため、参考人として株式会社伊藤製作所代表取締役社長・社団法人日本金型工業会理事伊藤澄夫君、株式会社キャスト代表取締役社長・社団法人日本鋳造協会副会長酒井英行君、長岡工業高等専門学校長高田孝次君及び東北大学大学院工学研究科教授堀切川一男君の御出席をいただいております。 この際、参考人の方々に委員会を代表して一言ごあいさつ申し上げます。 皆様には、大変御多忙のところ本委員会に御出席をいただきまして、誠にありがとうございました。本日は……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律案外二案の審査のため、本日の委員会に防衛庁防衛参事官小島康壽君、文部科学大臣官房審議官布村幸彦君、文部科学大臣官房審議官磯田文雄君、厚生労働大臣官房審議官草野隆彦君、経済産業大臣官房地域経済産業審議官奥田真弥君、経済産業大臣官房審議官大辻義弘君、経済産業大臣官房審議官谷重男君、経済産業省経済産業政策局長北畑隆生君、経済産業省貿易経済協力局長石田徹君、経済産業省産業技術環境局長肥塚雅博君、経済産業省製造産業局長石毛博行……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構法及び石油及びエネルギー需給構造高度化対策特別会計法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に外務大臣官房参事官辻優君、経済産業大臣官房総括審議官松永和夫君、経済産業大臣官房審議官深野弘行君、経済産業省産業技術環境局長肥塚雅博君、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長高原一郎君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長安達健祐君及び環境省地球環境局長小林光君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取すること……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
経済上の連携の強化に関する日本国とメキシコ合衆国との間の協定に基づく特定原産地証明書の発給等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。二階経済産業大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時三分散会
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
経済上の連携の強化に関する日本国とメキシコ合衆国との間の協定に基づく特定原産地証明書の発給等に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に外務大臣官房審議官木寺昌人君、農林水産大臣官房総括審議官高橋博君、経済産業省通商政策局長北村俊昭君及び経済産業省貿易経済協力局長石田徹君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、浜田昌良君が委員を辞任され、その補欠として谷合正明君が選任されました。
【次の発言】 中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律の一部を改正する等の法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。二階経済産業大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
中心市街地における市街地の整備改善及び商業等……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日、藤末健三君が委員を辞任され、その補欠として輿石東君が選任されました。
【次の発言】 中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律の一部を改正する等の法律案を議題といたします。
本日は、本案の審査のため、参考人として青森市新町商店街振興組合常務理事加藤博君、ユニー株式会社代表取締役社長(日本チェーンストア協会会長)佐々木孝治君、熊本市長幸山政史君及び専修大学商学部教授渡辺達朗君の御出席をいただいております。
この際、参考人の方々に委員会を代表し……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二十四日、那谷屋正義君が委員を辞任され、その補欠として藤末健三君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律の一部を改正する等の法律案の審査のため、本日の委員会に警察庁交通局長矢代隆義君、総務大臣官房総括審議官荒木慶司君、文部科学大臣官房審議官中田徹君、厚生労働大臣官房政策評価審議官村木厚子君、厚生労働省社会・援護局長中村秀一君、農林水産省総合食料局次長内……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
中小企業等協同組合法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。二階経済産業大臣。
【次の発言】 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。
午前十時三分散会
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
中小企業等協同組合法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に金融庁総務企画局参事官山崎穰一君、厚生労働省職業安定局次長高橋満君、厚生労働省社会・援護局長中村秀一君、中小企業庁長官望月晴文君及び中小企業庁経営支援部長古賀茂明君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 中小企業等協同組合法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案の趣旨説明は……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査のため、本日の委員会に内閣府大臣官房審議官堀田繁君、金融庁総務企画局審議官谷口博文君、経済産業大臣官房地域経済産業審議官奥田真弥君、経済産業省経済産業政策局長北畑隆生君、資源エネルギー庁長官小平信因君、資源エネルギー庁原子力安全・保安院次長寺坂信昭君、特許庁長官中嶋誠君及び中小企業庁長官望月晴文君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第四五号原子力発電等に関する請願外二十一件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、第四五号原子力発電等に関する請願外五件は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとし、第二八三号女性起業家等に対する支援施策の充実に関する請願外十五件は保留とすることになりました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願い……
○加納時男君 前委員長といたしまして、一言お礼のごあいさつを申し上げます。 この一年間、委員の皆様方の多大な御協力と御支援の下、委員長として大過なくその任務を務めることができました。心から厚く御礼を申し上げます。 これからは、伊達委員長の下、当委員会にかかわります諸問題に、微力ではございますが、力を尽くしてまいりたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。(拍手)
○加納時男君 おはようございます。自由民主党、加納時男でございます。 今日は、三点に絞って御質問申し上げたいと思います。 初めに、経済成長戦略と法人税制についてでございます。 今朝八時から今直前まで、日本の中小企業、中小企業といいますと企業数で九九%、雇用者数で七〇%を占める、その中小企業の声を代表する日本商工会議所、日商の税制委員長を務めておられます池田守男さん、資生堂の相談役さんですが、池田守男さん始め日商の方々とずっと懇談をして、経済成長戦略と法人税制についていろいろ意見交換してまいりました。彼らは今日、十二項目の要求書を持ってこられましたけれども、その最初に書いてあったのが減価償……
○理事(加納時男君) 松井商務流通審議官、お答えください。
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。 質問に先立ちまして、去る三月二十五日に発生いたしました能登半島沖の地震によりましてお亡くなりになられた方いらっしゃいます。心から哀悼の意を表し、御冥福をお祈り申し上げます。また、多くの方が被災をされました。一日も早い復旧を心からお祈り申し上げまして、質問に入りたいと思います。 本日は、自転車競技法及び小型自動車競走法の一部改正に関する質疑をさせていただきます。 始めに、なぜこういった公営ギャンブルが不振なのかといったことについて伺いたいと思います。 競輪にしましてもオートレースにしましても、一九九一年をピークとして、……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。 今、勝俣電気事業連合会会長から全体についての御報告と決意が述べられました。全体で自主的に調べた結果、三百九の事案、一万件を超える件数があったということ、そのうち原子力では九十八の事案、四百五十九件の不適切な事例があったということでございました。率直に申しまして、極めて多くの事案であり、多くの件数であり、極めて遺憾なことでございます。 このことは、実は大事なことが二つ含まれていると思います。一つは、これによって社会の信頼を著しく傷付けたということが一つ。それからもう一つは、これはもっと私は、最も大事だと思っているんですが、……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。 初めに、甘利経済産業大臣にお伺いいたしたいと思います。 大臣は昨年の十一月三十日に、すべての電力会社に対し、あらゆる発電設備のデータの改ざんだとか手続の不備等があればこれを徹底的に総点検して報告せよといった指示をされました。電力の方では本年の三月三十日に報告を提出しました。これを原子力安全・保安院では分類をしまして、三百十六の事案がありましたけれども、そのうちの五十の事案を一番良くないもの、悪質なものということで認定をいたしました。そして、そのうち十一件が原子力であったと思います。 これらにつきまして、四月五日に自民党……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。 今朝起きまして読売新聞を見ましたら、その十一面に非常に大きな記事が載っておりました。「資源争奪」というシリーズを始めるそうであります。「問われる戦略」と書いてございます。そして大きな見出しは、「石油確保 揺れた国策」「市場任せ 代償重く」とございます。あるいは、ごらんになったかもしれませんけれど、これについて外務大臣にまずお伺いしたいと思っております。 これまで、いろいろなエネルギーをめぐる政策について様々な議論が国会でもなされてまいりました。エネルギーは国民生活、経済社会の血液でありまして、普通の商品、オーディナリーコ……
○加納時男君 初めに、資源外交とその課題についてお伺いをしたいと思います。 近年、資源ナショナリズムは極めて高まってきております。例えば、資源国、中東で見ますと、サウジアラムコでありますとかADNOCといった会社はすべて一〇〇%国有であります。南米におきましても、チャベス大統領によりましてベネズエラが外国資本を一〇〇%国有化し、これにボリビアやエクアドルが続いております。ロシアでは、ウクライナやベラルーシに対する天然ガスの供給を制約するという条件を出して政治的取引にすると同時に、また、我が国に関係のありますサハリン2におきましては、これまでロシア以外の、日本を含めて、企業の努力で開発してきた……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 大臣は、所信表明の中で、福田内閣としての経済成長戦略の具体策作りに取り組むと述べられまして、その中で、三月十八日の経済財政諮問会議でこれに関して大臣が書類を提出しておられます。それはアジア経済・環境共同体構想であります。本日午前中、増子理事からの質疑の中で大臣はこれに触れられまして、この構想は、アジアと世界との連携、それからまたアジアの発展に貢献すること、さらにアジアとともに成長する日本であると、こういうようなねらいを語られました。そのとおりだと思っています。 そこで、質問がありますのは、このアジア共同体構想というのは非常に実現に向かって障……
○加納時男君 加納時男でございます。 質問に先立ちまして、大変なサイクロン被害を受けましたミャンマーの方々、そして地震被害を受けられた中国の方々に心からお見舞いを申し上げ、一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。 質問に入ります。ちょっと時間を短くして質問させていただこうと思っています。そのように努力いたします。 さて、原油の価格の高騰が続いております。先週、ニューヨークの先物市場、NYMEXと申しておりますが、そこのWTI、ウエスト・テキサス・インターミディエートの原油価格が一バレル当たり百二十六ドルを記録いたしました。日本が付き合っているのはドバイが多いんですけれども、そのドバイの原油も……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 初めに、バイオ燃料について伺いたいと思います。 バイオ燃料は地球温暖化に有効であると言われておりまして、政府は二〇一〇年に五十万キロリットル、石油換算の導入を目指しておられます。 ところで、どんなものにも便利なものには必ずリスクがあります。このバイオエネルギーにもリスクがあると思います。例えば、不適正な混和が行われるということによって混入濃度の限界を超えた混和品が生ずることであるとか、流通段階で水分が混入してしまうといったような様々なリスクが懸念される、こういう指摘がありますけれども、具体的にはどんなリスクがあるんでしょうか、伺いたいと思……
○加納時男君 ほかにも質問者いらっしゃるようですから、私のは三十秒ぐらいずつ二問です。 まず、柏木先生に伺います。 この委員会で甘利大臣が、温暖化防止にとって原子力とヒートポンプが欠かせないと、こういうことを言われたわけです。一番民生部門でも熱需要、これがかぎ握っていると思うんですが、先生はヒートポンプについてどのようにお考えですかというのを伺いたいと思います。 そしてもう一つ、石井先生に伺いたいと思います。 確かに、先生の作品、明かりは単なる暮らしの手段じゃなくて、今や都市の文化になってきた。そして、さらにはオペラやミュージカル等の芸術の世界の私は主役に明かりがなってきているんじゃな……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。関連質疑をさせていただきたいと思います。 原油の高騰は著しいものがあります。ひところは二十ドルから三十ドルで推移しておりましたが、これが五十ドル、七十ドル、どんどん上がってまいりまして、今年の年初め、年初には百ドルを、大台を超えました。この今日の予算委員会の始まる前にインターネットで調べましたら、昨日でWTI、九十二ドル・パー・バレルでございます。依然、高値のところに付いております。この原油高が我が国の国民生活各面におきまして大きな影響を与えているばかりでなく、国際的にも大変な経済の下振れ、そしてさらには途上国において生活苦からの暴動すら起こっ……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 本日は、日中関係を中心に質疑をさせていただきたいと思います。 最近、日中関係はその関係、非常に改善が目覚ましいと思っております。首脳間の往復、これが活発になりました。それからまた、貿易額で言いますと、輸出と輸入、貿易の往復ベースで見て、中国にとって日本は世界で第三位の国となり、日本にとっては日中貿易が往復で見るとアメリカを抜いて最近では第一位になったというふうな統計もございます。また、昨年の十二月には日中間のハイレベルの経済対話も行われております。昨年は、日中国交正常化三十五周年、今年は平和友好条約三十周年の年に当たりますので、これを記念し……
○副大臣(加納時男君) 国土交通副大臣を任命されました加納時男でございます。 担当いたしますのは、安全危機管理関係、交通政策、海洋関係、そして観光対策、加えて北海道開発関係でございます。 委員長を始め委員、先生方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
○副大臣(加納時男君) 二点ございました。 一つは、現在出発いたしました海上警備行動について、特別の事情については国土交通省としてはどのように伝えたのかということでございます。 海上保安庁は、対処が不可能又は著しく困難である旨を伝える決められた手続は、我々はないと考えております。 ただし、今回の海上警備行動につきましては、海賊が現実に展開をしております地域の地理的な条件、日本から非常に遠くて、これに対して、第一義的に海上治安を担当しております海上保安庁として派遣できる船の能力、それからまた現地における海賊の持っているロケットランチャー等の装備、こういったことを考え、また各地に展開している……
○副大臣(加納時男君) 私は海洋政策担当の副大臣でもございますので、今のことは非常に大事なところが議論されていますので、一言発言を補足させていただきたいと思っています。 委員の御質問、特に第一条の書き方のところが前段と後段と実は二つあるわけですね。 前段のところ、「海に囲まれ、」から始まっているところはどこまでが一つの文章かというと、第一条の三行目の安全が極めて重要であること、ここまでが一つの文でございます。つまり、これは、別の言葉で言えば、日本の経済社会及び国民生活にとって航行の安全が不可欠に、決定的に大事だということを言っている。その説明として、海に囲まれているとか主要な資源の大部分を……
○副大臣(加納時男君) 使用する武器の範囲ということでございます。
この海賊行為への対処に当たる保安官や自衛官でございますけれども、本法案においてはどういう規定になっているかといいますと、警察官職務執行法第七条の規定を準用することになっております。それからまた、本法案第六条の規定に基づきまして、具体的には現場の状況を踏まえ、事態に応じて合理的に必要とされる限度において武器を使用することができるということでございます。
【次の発言】 今先生がおっしゃったとおり、海賊対処要項の中に部隊の規模、構成と並んで装備ということが明記してございますので、当然その装備というのは対処要項の中に入るということで……
○副大臣(加納時男君) この問題は、委員の御指摘は、派遣が例えば長期に及んだ場合のその間の報告をどうするのかというのに関連していることだと思います。 二つ問題がありまして、一つは派遣期間の設定でありますけれども、これが、国会に対する適切な報告を確保することも頭に入れながら期間を設定するということが一つのポイントだろうと思っています。それから、派遣期間は設定して、それを国会に報告しているわけでございますから、その期間が間もなく切れる、しかしまだ必要性がある、派遣の必要性、継続して必要性がある場合にはどうするのかということだと思います。 そのときの国会関与の御質問だと思いますけれども、これは、……
○副大臣(加納時男君) いろんな要素を含んだ御質問だと思います。 全体を通じてのことを申し上げますと、この発着枠の問題につきましては、一般的な確実性に加えまして、頭を柔軟にしまして具体的な妥当性、二つの、一瞬、一見矛盾するようですけれども、これを組み合わせていくということが基本にあるべきだろうと思っています。 具体的にいろんなことを想定されての御質問だろうと思うんですけれども、例えば、お互いに合意すればどんどんどんどん増便したり減便したり、自由にやったらいいんじゃないだろうか、二国間協定なんというのは政府が介入しなくてもいいんじゃないかとか、いろんな御意見も実は踏まえた御質問のように伺って……
○副大臣(加納時男君) エコツーリズムについての私ども国土交通省の取組についての御質問でございます。 今、吉野環境副大臣が四つの理念と申されましたけれども、全く同じ認識でございます。特に、環境と経済を持続的に両立させていくという観点からも非常に重要な取組だと認識しております。 具体的に観光庁でやっておりますことを申し上げたいと思います。 エコツーリズムを含みます新しいタイプの旅行商品、これを作り上げたり、これがまた流通できるようそれを支援するという観点から、ニューツーリズム創出・流通促進事業という名前の事業をスタートさせております。そして、自然観光資源などの地域の観光資源を活用した観光地……
○副大臣(加納時男君) 運輸審議会委員の保田眞紀子氏は二月十三日に任期満了となりましたが、再任いたしたいので、国土交通省設置法第十八条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願い申し上げます。
○副大臣(加納時男君) 運輸審議会委員の榊誠氏は七月五日に任期満了となりますが、同氏の後任として松田英三氏を任命いたしたいので、国土交通省設置法第十八条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いいたします。
○副大臣(加納時男君) 白眞勲委員の御質問にお答えさせていただきたいと思います。 先生御指摘のとおり、訪日外国人旅行者を二〇一〇年に一千万人にしようということで努力してきたところでございますけれども、今、これも委員御指摘のとおり、世界的な景気後退等もありまして、昨年の後半以降、これがだんだん悪くなりまして、第四・四半期にはかなり落ち込み、昨年は全部で八百三十五万人と約前年並みにとどまったところでございます。本年に入りましても、この一―三月、前年同月と比べまして約二七%の減少ということになっております。 こういった状況から、二〇一〇年に一千万人に向けて努力はしているものの、これの達成は非常に……
○副大臣(加納時男君) この第五十八寿和丸の転覆沈没事故によりまして、地元で漁業に携わっておられた十七名の乗組員の方の尊い命が一度に失われたということは誠に痛ましいことでございまして、心から御冥福をお祈り申し上げているところでございます。 今、御質問の事故原因の調査でございます。これにつきましては、もちろん、専門的な知見を有し独立した調査機関である運輸安全委員会で科学的かつ客観的に行われておりまして、今いろいろ質疑がございましたように、生存された乗組員や僚船等の関係者からの口述ですとか、当時の気象それから海象状況、それからまた、専門機関へ委託していろいろ調べてきたところでございます、また調べ……
○副大臣(加納時男君) 四月四日から八日までの間、IMO、ICAO等に対して通告があったということは伺っております。まさに先生がおっしゃったとおり、しっかりした体制を組んでいかなければいけないということを感じております。 国土交通省は交通事業を所管する立場でございます。その点から、船舶とか航空機の安全を確保することが基本的に重要だと認識しているところであります。 具体策はどうかという御質問でございます。 今申し上げた認識の下、私どもは海事・航空分野において、三月十二日から十三日にかけ、北朝鮮からの通報に対応したIMO及びICAO、国際民間航空機関でありますが、の動きを受けまして、航行警報……
○副大臣(加納時男君) 今提案者から御説明があったことと政府の見解とは一致しております。 附則の、今御質問のありました当分の間というのは附則の第五項でございます。そこの前にあるのが第三項でありまして、第三項のところを今まさに福井先生が読まれたわけでございますけれども、政府は、一般乗用旅客自動車運送事業等の許可、その次、運賃及び料金とはっきり書いてありまして、それからあと文字がいろいろありますが、等々につきまして、早急に検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。この項の次の次に出てくるのが当分の間でありますので、したがって、今御説明があったとおりの見解を私どもも持っております……
○副大臣(加納時男君) 供給過剰の原因は何かというお尋ねでございます。秋元委員が御指摘なさったように、これは、長期的な需要の減少の中で供給の増加が顕著であった、その結果供給過剰になったということが、一言で言うとそういうことだと思っております。 タクシー事業におきましては、その長期的な需要の減少に加えまして、車両価格が相対的には低いんですね、経営としては、増車が比較的容易であるというのがあります。多くの場合、また運転者の賃金がここでもいろいろ議論になりました歩合制となっておりまして、増車に伴うリスクをある程度運転者に転嫁することが可能だという業界の特徴もございます。こういうこともありまして、個……
○副大臣(加納時男君) お答えいたします。
日本航空に対する政策投資銀行等による融資については、現在、関係金融機関及び関係省庁へ要請を行っているところでございます。
昨日、閣僚懇談会がございまして、国土交通大臣から財務大臣に対し、日本航空の経営改善が図られるよう指導監督をしっかり行っていくことを前提として、政策投資銀行による危機対応融資の実施について協力を要請したところでございます。
【次の発言】 大臣はほかの委員会、自分の担当でしゃべっておりますので、私、副大臣でございますが、失礼いたします。
今、経営状況についての具体的なチェックをしているのかということでございますが、当然のことなが……
○副大臣(加納時男君) 海賊対処法案の担当副大臣でございます加納として、お答えをさせていただきます。
海賊対処法案におきましては、先生お尋ねの海賊についての定義はしておりませんが、海賊行為というものはしっかりと定義しております。ですから、ちょっとお答えになるかどうか分かりませんけど、海賊とは何かという御質問については、海賊行為を行った者を海賊と呼ぶというふうに、ちょっと大変失礼なんですが、そんなふうに理解しております。海賊行為についてでしたらばいろいろ規定をいたしました。
【次の発言】 海賊行為は、現在の、つまり法律を今作っておりますけれども、作る前の段階のことと作った後とありますけれども、……
○副大臣(加納時男君) 今、岩城先生からいただきました御質問でございますけれども、この第五十八寿和丸の転覆沈没事故は、地元で漁業に携わっておられます十七名の乗組員の方々の貴重な命が一度に失われた大変に痛ましい事故であるということを私ども感じております。 御家族、御関係の方の御心情を考えますと、先ほど岩城先生がおっしゃいましたように、私どもとしては何としてもこの原因を追及したいというふうに考えているところでございます。亡くなられた十七名の乗組員の方々の御冥福をお祈りするとともに、御遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げ、そして原因追及ということになってくるところでございます。 今答弁がございま……
○加納時男君 ただいまのに関連いたしまして、地球温暖化対策に絞ってお伺いしたいと思います。
今もお話がございましたように、二〇二〇年に一九九〇年に比べて二五%削減するという公約がなされて発表されておりますが、具体的な道筋がどうも私にはよく見えません。そこで、どのような具体策を講じていくのか、その場合のコストはどのくらいになるのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 今大臣がお答えになられたタスクフォースでございます。昨日十一月十六日に、今おっしゃった政府のタスクフォースが家計負担について三つの試算を公表しております。今日の新聞等にも載っておりますが、それによっては家計負担が十三万円から大きい……
○加納時男君 自由民主党・改革クラブの加納時男でございます。 初めに、内閣法制局に通告してありますが、質問をさせていただきます。 総理は、二つの前提条件付で、今同僚委員が言われた条件付で二五%温室効果ガスを削減することを中期目標にするということを宣明しておられ、これが今回の温暖化対策基本法の第十条の第一項にも記載されているところであります。 実は、先般三月五日の予算委員会で、私は通告を行った上でこの前提条件付の数値目標を掲げた法律はあるんですかということを法制局に聞きましたところ、法制局からは、数値目標のあるものは三本ある、中央省庁改革法、行革推進法、そして財政構造改革推進法の三本がある……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 今朝起きて新聞を見ましたら、びっくりする記事が載っておりました。新聞をたくさん取っているんですけれども、たくさん見た中で私が気付いたのはたった二紙、日本経済新聞と毎日新聞です。本日三月十九日に開かれる中長期ロードマップ検討会だと思うんですけれども、これに有識者懇談会と書いてあります、有識者の検討会に小沢環境大臣の試案が示されるということで、その試案、これはロードマップのことを言っていますけれども、ロードマップの概要が紹介されていました。 この記事は正しいですか、そしてロードマップ検討会が公開の場で今朝は開かれたと思うんですけれども、公開され……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 今、レアメタルが世界から注目されております。資源、環境の制約が高まる中で持続的な成長を図っていくために不可欠なのが低炭素戦略だと思っております。ディカーボナイゼーションと我が党では言っておりますけれども、炭素分を少しでも減らしていくんだと、低炭素社会をつくっていくんだということでございます。 そういう中で出てきている様々な新しい動きがあります。例えば、先ほどはパソコン、携帯のお話が同僚議員からございましたけれども、自動車なんかはその典型でございまして、特にこれ、百年以上にわたって、自動車の燃料というとガソリンとか軽油といった石油製品がほぼ一……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 地球温暖化対策一本に絞って質問をさせていただきます。 ロードマップもない、国民負担額の明示もない、密室議論であって国民の理解がない。ないない尽くしの中で二つだけある。一つは産業界や労働組合からの強い懸念がある。もう一つは個別の経済措置についての疑念がたくさんある。こんなような状況の中でなぜ強引に二五%削減や地球温暖化対策基本法の制定を急ぐのか。こういう問題意識の下に、以下、具体的に質問させていただきたいと思います。 総理にまず伺いたいと思います。通告してありますが。温室効果ガスの削減目標をどう考えるのか。二五%という数値の根拠は何でしょう……
○加納時男君 おはようございます。自由民主党の加納時男でございます。 まず、PRTRのコンセプトから入ってみたいと思います。 通産大臣にお伺いしたいと思います。 OECDのガイダンスマニュアルによりますと、PRTRとは、潜在的に有害な化学物質の排出量及び移動量を事業者がみずから把握し、これを行政に報告し、行政がこれを公表するということになっておりますが、世界の流れを見ていますと、二つ違った動きがあったように思います。 一つはアメリカでございまして、ライト・ツー・ノウ、知る権利という言葉で呼ばれておりますように、バルディーズ号の原油流出事故、あるいはインド・ボパールでのイソシアンエステル……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 栗山、平山、冨澤三公述人の先生方には、大変有意義なお話をありがとうございました。今のお話に基づいて一、二質問させていただきたいと思います。 最後にお話しなされました冨澤暉公述人から集団的自衛権と個別的自衛権のお話がございました。ここからスタートしてみたいと思います。 日本国憲法の中に、今お話しの集団的自衛権、これはないとか、個別的自衛権、これはあるというふうに明文では書いていない、これは確かでございます。したがって、憲法解釈の問題だというふうに理解しております。 集団的自衛権というのはこの席で何度も実は議論されてまいりました。これは国際……
○加納時男君 両公述人の先生方、ありがとうございました。 初めに、中島公述人に伺いたいと思います。 先生のお書きになったもので最近、日経新聞の二月二十五日ですか、円の国際化を考えるという、非常に興味深く読ませていただきました。きょうまた今お話を伺ったのでそれに関連して一、二伺いたいと思います。その後、青山公述人にお伺いしますので、ちょっとお待ちいただけたらと思います。 最近の経済情勢と円の国際化の関係でございます。今、先生お話しございましたように、ユーロの登場というのは大変大きな話題でございます。これはおっしゃるとおり基軸通貨になる可能性も秘めたものであり、さすればこそポートフォリオにお……
○加納時男君 どうもお二人の参考人の方、ありがとうございました。 初めに、横浜の合田さんにお伺いしたいと思います。 私も横浜に十年間住んで、子供が四人、孫が七人ということで、保育所にも大変お世話になりました。きょうは身近なお話を伺ったわけでございます。 きょうのお話でちょっと伺いたいことは、横浜の保育室というのは私は大変すばらしいアイデアでありますし、実によくなさったと思います。 それで、質問が二つ三つあるんですけれども、一つは「横浜市の少子化対策について」の資料の三ページ目でありますけれども、三ページのところに認可保育所と横浜保育室の計画と進捗状況の一覧表があります。これを見て非常に……
○加納時男君 加納時男でございます。非常に参考になるお話を伺いました。 まずは小倉参考人に伺いたいと思うんですが、先ほどのお話の中で、婚外子の出生率が日本は一・一%と世界の中でも最も低いというお話がありました。確かに、私も外国の状況を見ておりますけれども、おっしゃったとおり、スウェーデンですとかフランスとか非常に婚外子の比率が高いところがあります。 そこで、日本の場合に、例えば婚外子であっても社会でそう違和感なく生きていけるという状況をつくり出していくということも一つのアイデアかと思うんです。そのためには男女の別姓の問題、これを選択制であれ取り入れていくということも一つあるのかなと。 私……
○加納時男君 ありがとうございます。自民党の加納時男でございます。 清家先生、先にお帰りというので清家先生に一点に絞ってお伺いしたいと思います。 先生のお話で、日本が高齢社会というのは二つ特徴があって、一つは高齢者の比率が高くなること、現に高くなったし、先生の先ほどの御紹介だと、エージングソサエティーじゃなくてエージドソサエティーに既に入ったということ。それからもう一つは、高齢化のスピードが非常に速いと、こういうことでございました。 私の根本的な疑問は、六十五歳以上を高齢者と考えることに問題があるのではないかということでございます。 これは、六十五歳以上を高齢者と決めたのは、かつて国連……
○加納時男君 ありがとうございます。 中條さん、田尻さん、大変いいお話、感銘を持って伺いました。 中條さんのお話の中で、最後のページだったと思いますけれども、これまでにセイコーエプソンさんで八百四十一名ですか育児休業の休暇をとられたというんですけれども、その中で男性の方が三名だけですよね、先ほど伺うと。非常に先進的な企業だと思うんですけれども、セイコーエプソンさんは、それでもなおかつ男性三名というのは、今、田尻さんがおっしゃったようないろんな社会的なプレッシャーがあるのかなという感じもします。 それはなぜなのかということが一つと、それから先ほどの御説明で、十二ページだったですか、表彰制度……
○加納時男君 自民党の加納時男でございます。 お二人の参考人の方からとても目からうろこが落ちるようなお話を伺って、ありがとうございました。大変勉強になりました。特に、今、後半でお話しされた八代参考人のお話の中で、例えば、私の問題意識は仕事と子育てをどのようにして両立していくのか、それを阻んでいる障壁は何か、その中で社会的障壁があるとすればそれを打破していくのが政治の役割だというふうな理解のもとに質問をしたいと思っております。 御提案のあった、例えば都市部での家族向けの住宅の充実、これは民間を活用すること、あるいは保育に関するバウチャー制ですね、そういう御提案、それから夫婦の姓の、別姓、同姓……
○加納時男君 ありがとうございます。加納時男です。 各会派の御意見を伺いまして、それぞれごもっともな御主張だと思います。 少子化の背景というところにきょうは焦点があって、まとめに入ると思っておりますけれども、中原委員が冒頭に言われました六つの要因、経企庁とか人口問題研究所の調査に基づくものとして提示されたこの六つの要因はそのとおりだと思います。 その中で、だけれども、濃淡があるというか、我々の取り組む姿勢としてちょっと区分できると思うのは、例えば経済的負担、教育費の問題、それから住宅の問題、この三つをまず挙げられたと思うんですが、この三つはいずれも私は経済的な問題だと。経済的な要因であり……
○加納時男君 どうも調査団の方々、大変すばらしいレポートをありがとうございました。 先ほどからジハードとテロ、大分議論があるんですけれども、もうこの話題そろそろ終わりかと思うので、一言だけ感想を申し上げますと、自己の生命とか土地だとか財産を守るのがジハードで、無実の子供とか人を殺すのがテロだというので、違うんだという御説明を繰り返し伺っているんですが、伺えば伺うほど私は合点がいかないのは、この今の説明は、自己の生命や財産を守るというのは目的ですよね。それがジハードだと、それに基づくものがジハードだと。これは目的というより原因だと思うんです。それから、無実の人々を殺すというのは結果の行動なんで……
○加納時男君 加納でございます。 お話を伺ったことに関連して三点伺いたいと思います。五分以内で終わるようにします。 第一点は、デュアルトラック方式についてであります。 先ほど外務省の矢野副大臣からお話がありました。また、高市さんからもお話がございましたけれども、本年十一月五日の日本・ASEAN首脳会議で日本が提案し、共同宣言に入ったデュアルトラック方式です。 これはもう抽象的に考えるとおっしゃるとおりでありまして、例えば、バイも大事だけれどもマルチも大事だと。それで、先ほど、高市さんの資料の七ページでいくと、コア部分はマルチで、そして飛び出した部分、突出した部分、先端分野というか先行部……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 今日は、三人の参考人の方、非常に有益なお話をいただきまして、ありがとうございました。限られた五分間という時間で、私の発言時間ですが、二点に絞ります。 一つは、田中参考人に伺いたいと思っております。 今日、鋭くもおっしゃったように、現代の経済外交の特徴は、多数、複雑な交渉、対内、対外のツーレベルのゲーム、そしてマルチとバイの外交の併存と。私風に言うと三点、先生は四点ということですが、こういうふうな特徴というのは同感でございます。 そこで、例えば対外交渉をやるときに、相手は一人なのに対して、日本は三省あるいは四省のそれぞれトップ、準トップが……
○加納時男君 ありがとうございます。 自由民主党の加納時男です。 お約束どおり、一回の質問は三分以内ということで、時間は絶対に守ります。お一人の方に絞って質問させていただきます。 香西参考人にお願いいたしたいと思います。 先ほど資料をお配りいただいて、三ページのところ、成熟社会の強みと弱み、いわゆる光と影といったことについて絞って御質問したいと思います。 お話の中にるる出てまいりました中国でございますが、この二十五年間、市場経済化が進み、大きな成果を上げてきたと思います。改革・開放、そしてマーケット、資本市場への外資の導入、そして豊富な農村労働力等を背景として急成長を遂げてきたわけで……
○加納時男君 加納時男でございます。 岸本参考人、後藤参考人には大変有意義な御説明をいただきまして、ありがとうございました。 今、後藤参考人のお話の中にも、競争力を左右する要因として価格要因、非価格要因が挙げられたんですが、どちらにも共通するものとして技術進歩を挙げられました。 私、お二人の参考人に、一つだけ絞って御質問をさせていただきたいと思います。それは、製造業における研究開発、なかんずく研究開発投資減税に関する評価と課題を伺いたいと思います。 日本にはよく資源がないと言いますが、私はうそだと言っております。確かに、天然資源、鉱物・エネルギー資源には恵まれていませんけれど、何よりも……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 三人の参考人の方、大変有意義なお話ありがとうございました。 じゃ、三分以内で質問させていただきます。 それでは、多賀さんに伺います。 先ほどのお話で、十六歳のテストGCSEで非常に女子の方が男子よりも成績がいいというお話がございました。それは私は、何となく日本でも最近そういうのがありまして、某大学へこの間呼ばれて卒業式行ったら、全学部のうち一つを残して残りの七学部、全部首席は女性でございました。女子が非常に勉強すると、よく分かるんですが、一方で、先生の文献を読んでいますと、実際の社会に出て、イギリスでの話ですけれども、賃金が男性の方が女……
○委員長(加納時男君) ただいまから経済産業委員会、国土交通委員会連合審査会を開会いたします。 連合理事会の協議により、経済産業委員長及び国土交通委員長が交代して連合審査会の会議を主宰いたします。 中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律の一部を改正する等の法律案及び都市の秩序ある整備を図るための都市計画法等の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。 両案の趣旨説明は、お手元に配付いたしました資料により御了承願い、その聴取は省略いたします。 これより質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言を願います。
○加納時男君 加納時男でございます。 半藤参考人と橋爪参考人に、短い質問ですけど、一問ずつ伺いたいと思います。 まず、半藤先生の方ですけれども、今日のお話で、日本外交のノーリターンポイントはハル・ノートじゃなくて三国同盟ではないかという御指摘がありました。確かに、三国同盟は結ばないという選択があり得たわけでありますので、ここでの決断が私は非常に重要だったのは同感でございます。 お話の中でも触れられたんですが、もうちょっとさかのぼって、私はどうも国連脱退というのが非常に大きな出来事だったような気がしてならないんです。確かに、国連脱退しかあのときはないんだということだったんだろうかというのは……
○加納時男君 自由民主党の加納時男でございます。 我が会派からは、本日までに私を含め、五名から意見書が提出されております。三浦理事、岸理事、末松委員、水落委員からそれぞれ日中協力のための対話の重要性、中国の抱える課題とその将来に対する不安、北朝鮮問題の解決のための粘り強い交渉の必要性、我が国農業の重要性を考慮に入れたWTO及び日豪EPA交渉への取組、東アジアの経済連携体制構築のためのイニシアチブの発揮、途上国の経済発展のための質の高いODAの活用、日米同盟強化発展の重要性、東アジア共同体構築における留意点、靖国参拝を外交手段として使わせない毅然たる外交の重要性などの意見が述べられております。……
○加納時男君 ただいまから国民生活・経済に関する調査会を開会いたします。
本院規則第八十条の八において準用する第八十条により、年長のゆえをもちまして私が会長の選任につきその議事を主宰いたします。
これより会長の選任を行います。
つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの藤本君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、会長に矢野哲朗君が選任されました。(拍手)
○加納時男君 加納時男でございます。じゃ、座ったままでということで。 まず、高齢社会対策について伺いたいと思います。 高齢社会対策基本法に基づく高齢社会対策大綱が現在見直し中であると先ほど中川副大臣が言われました。私の問題意識は、一体高齢者とは何なのかということであります。 現在は高齢者といいますと六十五歳以上ということにしておりますけれども、実はこれは大分昔に、人生わずか五十年とか六十年、七十歳といったらこれはめったにないので、古来まれなりといった大昔の話なんですね。そのころ国連で一体どのくらいが高齢者かというのを調べて、そのときに、これ極めて比率が少ないところで線を引いたら六十五だっ……
○加納時男君 まず、文科省に質問をしたいと思います。 先ほど副大臣のお話の中で、次世代スーパーコンピューターに触れられました。これまでのところ、科学技術の振興が重要だという総論についてはどなたも異議がなかったわけでありますけれども、限られた予算の中で科学技術に重点を置いていこうということで、これまでは重点四分野、ライフサイエンスですとか、それから情報技術であるとか、環境とか、ナノテク・材料と、重点四分野に予算をシフトしてきました。 それはそれで私は成功だったと思うんですけど、反面、日本のセキュリティー、安全保障、国の安全保障にもかかわるような、あるいは科学技術の国際競争力に関係のあるような……
○加納時男君 今、藤本理事の御説明ですべて尽きていると思います。ですから、中身に付け加えるというよりも、今御説明いただいたものは理事会で意見一致したものでございますが、ここに至った経過といいますか、その背景を若干補足させていただきたいと思います。 このテーマを決めるまでに、まず理事懇でフリートーキングを行いました。その後、与野党それぞれ各筆頭理事が各理事と相談をしまして案を持ち寄ろうということになりました。 二つの案がございました。一つの案は、持続可能な国民生活・経済を目指して、サブタイトルとして安全・安心な暮らし、活力ある経済、誇りある国というのが持続可能なものではないか、目標ではないだ……
○加納時男君 加納時男でございます。 お二人の参考人のお話伺って非常に感銘を受けました。ありがとうございました。私の質問は、お二人に共通するキーワードとしては夢ということで質問させていただきたいと思います。 初めに、中村桂子参考人のお話でございますけれども、お話の中で私非常に関心を持ったのは、農業を取り上げられたことであります。農業というのは非常に極めて重要なものでありますけれども、先生のお書きになったもの等を読んでいますと、農業の特徴の一つは自然との触れ合いにある、今日もおっしゃった、自然の中にあって、人間が人為的につくるものじゃなくて育っていくものだと。人間がかかわるとすると、自然の営……
○加納時男君 加納時男でございます。 山崎先生にまず一つ伺いたいと思います。 今日、幸せの達人であるとおっしゃいました。本当にお話を伺い、またお書きになったものを拝見しまして感動しているところです。 御自身がお父様に子供のころいろいろ失敗してもいつも褒められたと、それが積もり積もって自信になったと。とてもいいお話書いていらっしゃいますけれども、褒めるというのは、私は、だれでもできるようだけど、これ難しいんですね。 実は、目利きといいますか、その人のどういうところをどのような角度で褒めるかで相手が、ああ、調子いいこと言ってるわって思うか、本当に心にぽっと火が付くか、もう非常に際どいところ……
○加納時男君 三点ほど申し上げたいと思います。 一つは、これまでの総括といいますか、感想ですけれども、当初計画どおり幸福度についての議論がよくなされてきたと思います。これは関係した皆様方に厚く御礼を申し上げたいと思っております。良かったというのが第一であります。 第二でございますけれども、今後の話、今数値化のお話もありましたけれども、二年目を迎えるに当たって何をしたらいいのか。前に藤本理事から、初回のころだったですか、御提案があった仮説の検証というのが私はずっと頭に残っていまして、今の数値化の話と絡めて、例えば仮説の検証をやるのに幾つかの切り口があるのかなと、例としてですね。 一つは、例……
○加納時男君 ありがとうございます。加納時男でございます。 短く質問させていただきます。 まず、清水参考人に伺います。 先ほど、日本の優位性があるというお話がありました。私も、アイミーブを始めとしてこの電気自動車、ファンの一人として応援してきたつもりでありますけれども、この中で、発展途上国が今、自動車の急激な生産を増やしています。今までの自動車産業と違って、例えばこの電気自動車になった場合には全く生産体系が変わってくるという先生の御指摘です。そのとおりだと思います。部品の膨大な数が減ってくる、それから工程が割と簡単になってくる。 そうすると、今まで日本が得意としていた精緻な品質管理です……
○加納時男君 自民党の加納時男でございます。 山本先生に一点伺い、それから椋田先生、佐和先生に一つずつ伺いたいと思います。 まず山本先生ですけれども、先ほどジオエンジニアリングの話、冒頭に伺って、百五十万キロメートルぐらい先の宇宙に遮へい板を乗っけるという研究もある、御提案もあるというお話で、非常に刺激的なお話だったと思うんですけど、もうちょっと具体的に、手近な話で、今私は太陽光をファンで応援しているつもりなんですけど、地上の太陽光、どうにもこうにも低効率で非常に高コストで往生しているわけですね、何とかお金付けてというのが今の政府の方針ですけど。 もうちょっと科学的な観点で見ると、太陽光……
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