このページでは浜田卓二郎参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。浜田卓二郎参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○浜田卓二郎君 私は、現在無所属でありますけれども、公明会派に属させていただいております。公明会派を代表して、現下の金融問題、そして金融法案並びに経済全般について、小渕総理、そして宮澤大蔵大臣の御見解並びに提案者の皆様の意見を拝聴いたしたいと思います。 初めて野党としての立場の質問でございまして、しかも小渕総理、そして宮澤元総理、自民党時代大変私は尊敬を申し上げ、また宮澤総理を実現したいということで一生懸命頑張ってきた立場でございまして、今は野党という立場で、極めて今の政策運営に私は不満を持っておりますので、厳しく御注文も交えながら申し上げなければなりません。こういう立場での初質問、いささか……
○浜田卓二郎君 先般、総括質疑をやらせていただきましたが、きょうばいよいよ大詰めの議論になったわけであります。前回に引き続いて、同じ問題意識から幾つかの点を質問させていただきたいと思います。 新しい金融行政はいかにあるべきかということですが、この前の議論でも同じようなことを申し上げたと思いますけれども、行政の役割というのはルールを定めることである。このルールをできるだけ厳密に定めて、行政当局の裁量の余地というのは極力少なくしていく、客観性を持たせるということが一つだと思います。そして同時に、銀行経営というのはもうマーケットのルールにゆだねるわけですけれども、その経営内容を判断できる情報は極力……
○浜田卓二郎君 公明党の会派を代表して質問をさせていただきます。 最初に、ペイオフの問題が最近マスコミ等もいろいろ取り上げて論じられているわけでありますが、私は前にもこの委員会ですかあるいは財政・金融委員会で申し上げた記憶がありますが、ペイオフ解禁の二〇〇一年四月は我が国の金融制度正常化を実現するためのいわばデッドラインとも言うべきときである、そう考えなければいけないと思っております。 そこで、柳沢委員長に、決意といいますか、今の状況を踏まえて今後の展望についてお伺いをしたいわけであります。要するに、この期間というのは我が国の金融機関にとっては一種の保護観察期間のようなものであって、いつま……
○浜田卓二郎君 予算委員会で財政収支展望について幾つか質問をさせていただきました。きょうは特例公債の審議ということでございますので、この点から初めに若干質問をさせていただきたいと思います。 私も別に岩井委員の議論に反対ではございませんで、公債の発行の必要性あるいは公債政策の意義というのは十分理解しているつもりでありますが、私が危惧するのは、財政当局も含めて今の財政状況さらには今後の財政の展望について少し危機感が希薄ではないかという気がしてならないわけでございます。 この前の予算委員会の質疑でいろいろ数字を申し上げながらこの財政収支の展望にあらわれている姿を見てみたわけですが、どう考えても出……
○浜田卓二郎君 公明党会派に属しております浜田卓二郎です。 きょうは三点に問題を絞って質疑をさせていただきたいと思います。 最初は質問というよりも感想でありますけれども、税法の審議でありますから、今回提案された改正案について私なりの感想を申し上げて、もし御答弁をいただけるのであれば御答弁をしていただきたいと思います。 まず、今の所得税の改正ですけれども、最高税率を引き下げた、これは長年の懸案でもあったと思いますから私は賛成でありますし、それから課税最低限を従来の線まで戻す、これも賛成であります。本来、もう少し課税最低限は低くてもいいというのは私自身は考えているところでありますから、そうい……
○浜田卓二郎君 何を質問してよろしいかちょっと迷うんですけれども、平田議員から先ほどいろいろ御発言がございまして、ほぼそういう線に沿った質問になろうかと思います。 私は昨年の立法のときには議席がございませんでしたので議論に参加しておりませんから、ちょっと昨年とことしの関係というのがよくわからないところがあるんですが、どうも先ほどの御説明を聞いておりますと、再評価差額は本来資本の部に計上していいはずだと立法者は考えておられた。ところが、将来、税として実現したときに、つまり税の支払いに充てる部分がある、いわば負債性のものがあると。だから、まとめて資本の部に計上するわけにはいかなかった、だから負債……
○浜田卓二郎君 午前中の質疑で多くの内容が語られましたから、この合併自体について私は何を聞いていいのかちょっと迷っているんですけれども、午前中の議論で明らかになったというか、そうだろうなと思った点は、この合併が一体何のために行われるのかということであります。 そもそも輸銀は、発祥的にといいますか、本来輸出入の振興というようなことがあり、それが時代とともに少しずつこの目的、内容は拡大はしてきておりますけれども、基本はやはりそういうコマーシャルベースで輸出入にかかわるもろもろの政策的な必要性を含めて振興したり助長したりということでやってこられているわけで、それに対して基金は、円借款が主体ですから……
○浜田卓二郎君 公明党の会派を代表いたしまして質問いたします。 政策金融というのはマーケットにゆだね切れない分野について政策的な配慮を加えていく、端的に言えばそういうことだろうと思います。 実は環衛公庫は以前はなかったわけで、国民金融公庫の中から環衛部門を分離独立させたという経過がございます。分離独立させて、その後、きょうは坂本理事長もお見えでありますけれども、環衛公庫は主管が厚生省ということでやってきたわけであります。 分離させるときの議論を全部承知しているわけではありませんけれども、多分、社会福祉とはあえて言わないまでも、社会政策的な配慮が必要な分野があると。もちろん国民金融公庫その……
○浜田卓二郎君 公明党会派を代表して質問させていただきます。 まず、中田参考人にお伺いしますが、内田参考人も同じことでありますが、先ほど中田さんの振り返っての経緯の御説明を拝聴しておりまして、苫東株式会社が設立されたのは昭和四十七年ですね。それで、用地の先行取得はさらに進んでいったわけですが、苫小牧東港の建設に着手したのは昭和五十二年だったですね、私も当事者の一人でございますけれども。 ですから、そのころをずっと思い起こしているわけですが、港湾整備五カ年計画に苫小牧東港とむつ小川原港の整備計画が入って、重工業の基地をつくろうと思い立ったころはまだバブルも膨れ上がる途上にあったわけで、重厚長……
○浜田卓二郎君 新政策投資銀行についてけさからずっと長時間の審議が続いているわけでありまして、大蔵大臣初め両総裁、そして関係者の皆様の御苦労に感謝を申し上げたいと思います。 私の方は時間が三十分ございますが、最初にむつ小川原開発に関連して二問御質問を申し上げ、その後、新政策投資銀行の政策金融のあり方についてお伺いをしたいと思います。 いろいろ同僚の委員の皆さんの御議論を拝聴いたしておりまして、この両プロジェクトについては大変長い時間がかかっているということを改めて認識いたしました。 まず新全総でしたか、そういうところにこの両プロジェクトが採用される、登場する。その後に港湾投資とかいろいろ……
○浜田卓二郎君 私は活性化法案についての本会議質疑をやらせていただきましたので、きょうはその補足的な意味合いで若干の点についてお聞きをしたいと思います。
先ほど、この租税特別措置による減税効果といいますか減収額は幾らかという峰崎委員からの質問に対して、大蔵省の方から四十億円、通産省の方から三百億円という御答弁があったわけですが、この違いというのは、根っこから見れば三百億だが、つまりこの特別措置による、上積み減収額と言うと変ですけれども、効果が四十億と、そういう趣旨と理解してよろしいでしょうか。
【次の発言】 気持ちはよくわかるわけで、通産省はできるだけ大きく言いたいですよね。この法案は効果が……
○浜田卓二郎君 公明党会派を代表いたしまして、財政の問題、そして行政改革の問題について質問をさせていただきます。 平成十年度、今年度は大幅な歳入の落ち込みがありました。現在までに出ている数字で、税収は当初見通しから七兆円以上落ち込んでおりますし、減税の分を入れますと、当初の予算の歳入見通しよりも十兆円以上の落ち込みだということであります。平成十年度がこれだけ落ち込めば、当然のことながら十一年度以降の税収は落ち込んだところから伸びれば伸びるわけですけれども、これだけ落ち込んだものを将来にわたって取り戻していくということは極めて大変なことだと私は思っております。 大蔵省が中期財政試算というのを……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。
去る八月十三日の本会議におきまして行政監視委員長に選任されました浜田卓二郎でございます。委員長としてその職責の重大さを痛感している次第でございます。委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りまして、円満かつ公正な運営に努め、職責を全うしてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。
【次の発言】 委員の異動について御報告いたします。
去る八月十三日、続訓弘君が委員を辞任され、その補欠と……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る十一月十五日、堂本暁子君及び藤井俊男君が委員を辞任され、その補欠として田名部匡省君及び岡崎トミ子君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に田名部匡省君を指名いたします。
○浜田卓二郎君 改革クラブの浜田卓二郎です。公明党・改革クラブを代表して、参考人の皆様に幾つかの点について御意見を承りたいと思います。 まず、森田参考人にお伺いをいたしますが、保護機構でございますね今回九千六百億に増額をされるということでありまして、一つはこの額で十分とお考えなのかどうかということです。 先ほどの御説明を拝聴いたしておりますと、銀行ほどではないけれども、信用機関として公的性格が強いものであるというお話でございました。本当にそうであれば、経営の安定あるいは保険契約者の安心というようなことのコストがこの保護機構の財源だということになろうかと思いますけれども、本当に十分であるかど……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る一月十九日、高橋令則君及び藁科滿治君が委員を辞任され、その補欠として阿曽田清君及び松前達郎君が選任されました。
また、去る二月十八日、加藤修一君、阿曽田清君、小林元君及び小宮山洋子君が委員を辞任され、その補欠として海野義孝君、鶴保庸介君、和田洋子君及び小川敏夫君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る二月二十一日、海野義孝君、鶴保庸介君、和田洋子君及び小川敏夫君が委員を辞任され、その補欠として加藤修一君、阿曽田清君、小林元君及び小宮山洋子君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に岩井國臣……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る三月十日、益田洋介君及び岩佐恵美君が委員を辞任され、その補欠として魚住裕一郎君及び池田幹幸君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に警察庁長官田中節夫君、警察庁長官官房長石川重明君、警察庁長官官房審議官岡田薫君、警察庁生活安全局長黒澤正和君、警察庁刑事局捜査一課長井口斉君、警察庁警備局長金重凱之君、科学技術庁研究開発局長池田要君、文部省学術国際局長工藤智……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る三月十三日、魚住裕一郎君及び池田幹幸君が委員を辞任され、その補欠として益田洋介君及び岩佐恵美君が選任されました。
また、去る同月十七日、阿曽田清君が委員を辞任され、その補欠として平野貞夫君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る三月三十一日、岡崎トミ子君が委員を辞任され、その補欠として内藤正光君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に警察庁長官田中節夫君、警察庁長官官房長石川重明君、警察庁生活安全局長黒澤正和君、警察庁刑事局長林則清君、警察庁交通局長坂東自朗君、総務庁行政管理局長瀧上信光君、科学技術庁研究開発局長池田要君、国土庁地方振興局長芳山達郎君、農林水産大臣官房長竹中美晴……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る四月三日、内藤正光君が委員を辞任され、その補欠として岡崎トミ子君が選任されました。 また、去る同月五日、平野貞夫君が委員を辞任され、その補欠として入澤肇君が選任されました。 また、去る同月十三日、入澤肇君が委員を辞任され、その補欠として星野朋市君が選任されました。 また、去る同月十四日、岡崎トミ子君が委員を辞任され、その補欠として竹村泰子君が選任されました。 さらに、本日、岩佐恵美君が委員を辞任され、その補欠として須藤美也子君が選任されました。
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る四月十七日、竹村泰子君が委員を辞任され、その補欠として岡崎トミ子君が選任されました。
また、去る同月十八日、須藤美也子君が委員を辞任され、その補欠として岩佐恵美君が選任されました。
また、去る同月十九日、岩井國臣君が委員を辞任され、その補欠として水島裕君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五月十二日、塩崎恭久君が委員を辞任され、その補欠として岩井國臣君が選任されました。
また、本日、小泉親司君が委員を辞任され、その補欠として宮本岳志君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に警察庁長官田中節夫君、警察庁長官官房長石川重明君、警察庁生活安全局長黒澤正和君、金融再生委員会事務局金融危機管理課長山崎穰一君、金融監督庁監督部銀行監督第一課長佐々木……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五月十六日、宮本岳志君が委員を辞任され、その補欠として小泉親司君が選任されました。
また、去る同月十九日、小宮山洋子君及び長谷川清君が委員を辞任され、その補欠として松崎俊久君及び竹村泰子君が選任されました。
【次の発言】 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査のため、本日の委員会に警察庁生活安全局長黒澤正和君、警察庁刑事局長林則清君、総務庁行政管理局長瀧上信光君、総務庁行政監察局長塚本壽雄君、北海道開発庁……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る五月二十二日、松崎俊久君及び竹村泰子君が委員を辞任され、その補欠として小宮山洋子君及び長谷川清君が選任されました。
また、去る同月二十三日、広中和歌子君が委員を辞任され、その補欠として松前達郎君が選任されました。
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○浜田卓二郎君 改革クラブの浜田卓二郎です。公明党・改革クラブを代表して質疑をさせていただきます。 私の持ち時間は二十分しかございません。テーマを景気と金融とそれから財投とちょっと欲張っておりますので、少し早口で質問をいたしますが、簡潔なお答えを期待したいと思います。 第一番目に、大蔵大臣の御見解をお伺いしたいと思いますが、今、日出委員あるいは寺崎委員から景気についての御議論がございました。私はこういう見地から申し上げてみたいんですけれども、今の大蔵大臣のお気持ちをそんたくいたしますと、片目で国債の累積の状況をにらみながら、もう限界かなという思いがおありだろうと思います。そしてまた、もう一……
○浜田卓二郎君 租税特別措置法の改正について若干質疑をさせていただきたいと思います。 午前中、寺崎委員から大変詳細にわたって登録免許税についての御議論がございました。私も、現場の声といいますか、実務に携わっている皆さんの声をいろいろと聞かされておりまして、かなりの点が寺崎委員の質疑を通じて明らかになったというふうに思っておりますが、繰り返しになりますけれども、二、三確認的に質問をし、お答えをいただければと思います。 第一点は、寺崎委員も御指摘をされておりましたが、不動産取引のコストが大変重くなっているというふうに私も感じます。これは建物がある場合の取引になりますけれども、消費税が五%、それ……
○浜田卓二郎君 郵便貯金法並びに資金運用部資金法の改正案につきまして、若干の質疑を申し上げたいと思います。 小渕総理の葬儀が二時半からということでございます。御出席の皆様もおられると思いますので、できるだけ速やかに質疑を切り上げたいと思っております。おつき合いをよろしくお願い申し上げます。 この問題というよりも財政投融資制度のあり方について、既に何度かこの委員会で主として宮澤大蔵大臣にお相手をいただいて質疑をしてまいりました。いよいよ法案がかかるわけでありまして、私はほとんど申し上げたいことは申し上げてきたという気持ちでありますけれども、やはりこの法案の審議でありますので、重なりますけれど……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に小宮山洋子君及び岩佐恵美君を指名いたします。
【次の発言】 次に、国政調査及び継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、従来どおり行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査を行うこととし、今期国会閉……
○委員長(浜田卓二郎君) ただいまから行政監視委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る八月七日、木村仁君が委員を辞任され、その補欠として釜本邦茂君が選任されました。
【次の発言】 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。
本委員会は、今期国会におきましても、行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 行政監視、行政監察及び行政に対する苦情に関する調査を議題といたします。
国家公安委員会委員長から警察刷新に関する緊急提言の概要に……
○浜田卓二郎君 最初に、日銀総裁に一問だけお伺いしたいと思います。 私は、当委員会では、たしか昨年三月の初めの委員会だったと思いますが、一日も早く低金利政策を離脱すべきであるという趣旨の議論をさせていただきました。当委員会のみならず、私は低金利政策そのものは必要だと思ってはおりますけれども、ゼロ金利というのは極端ではないか、そこまで金利を下げてしまったら、もうそれ以上下げる余地がないわけですから、金融政策の一番大きな部分のいわば選択肢をなくしてしまうということにもなりますし、それにとどまらずいろいろな分野にひずみをもたらしていく、それが極めて深刻である、そう指摘をしてまいりました。後で質疑を……
○浜田卓二郎君 公明党会派の浜田卓二郎です。 きょうは、経済全体の問題と、あわせて保有株を中心とした金融の今後のあり方について質問させていただきたいと思います。 財務大臣にまずお尋ねさせていただきますが、昨年の補正を組む前の段階で当委員会がございました。そのときに、正確には覚えておりませんが、私は、景気が非常に微妙な段階に来ているから、財政の追加は思い切ってやるべきであると。その論拠にいたしましたのは、一昨年の緊急経済対策で九兆円という、真水でと言われておりますけれども、財政の追加措置がありました。それを受けて当初予算に昨年どれだけ積み増しをするかということであったわけでありまして、私はあ……
○浜田卓二郎君 私の時間は二十分しかありませんので、簡単にお答えをいただきたいと思います。 まず日銀総裁にお伺いをいたしますが、今の峰崎委員からの質問と私の質問通告はほとんどダブっているわけでありますから確認的な質問になると思いますが、総裁は、物価下落率というんですか、物価の変動が持続的にゼロを超えるということをおっしゃったわけですが、三つの状況を申し上げて、どれが一番いいかというのにちょっとお答えいただきたいんです。 物価が継続的にというか持続的にマイナス、つまり下落している状況、これが一ですね。それからもう一つは、物価の変動率がゼロであるという状況。それからもう一つは、物価の上昇率が大……
○浜田卓二郎君 最初に、相続税について二、三伺いたいと思います。
今回の改正案で、贈与税の基礎控除を従来の六十万円から五十万円引き上げておられます。引き上げることは結構だと思うんですけれども、この五十万引き上げた理由というのはどこにあるのでしょうか。
【次の発言】 いろいろ物価上昇率とかあるんでしょうけれども、長生きになっちゃっているんですよね。だから、今のうちに若い世代に資産をできるだけ移転して新しい住宅投資とか積極的な土地の活用とかいうのを図るということで、私は方向としていいと思うんですけれども、六十万円を何十年据え置いてやっと五十万上げる、ちょっといじましい感じもいたします。いろいろ御……
○浜田卓二郎君 質問通告はしておりませんけれども、今までの質疑を聞いておりまして、今金融担当大臣はお帰りになりましたけれども、財務大臣にちょっと緊急対策との関係で株式の買い取り機構について一言御意見を伺いたいんです。 この委員会で二度ほど同じような問題を私も取り上げてきましたけれども、銀行が簿価で四十兆になんなんとする株式を保有しておって、それが時価会計原則の導入に伴っていろいろ緊急に対応しなきゃいけない問題が生じている。その必要性は私も認めるわけでありまして、それをどういう形で、どういう方式でといいますか、吸収していくか、あるいは解決していくかという問題は、これはお互いに真剣に考えていかな……
○浜田卓二郎君 私の時間は三十分でありますし、皆さんもおなかがすいていると思いますから、できるだけお互いに簡潔にやりたいと思います。四問用意しておりますので、時間をはかって、余り長い答弁にならないようにお願いいたします。 第一問ですが、私も先般の予算委員会で目の前で聞いておりましたけれども、小泉総理は、道路特定財源の見直しは必ずやりますと断言をされました。そしてまた財務大臣も、新聞等で読ませていただきますと、それは自分の持論でもあり、前向きにといいますか、ぜひやろうとおっしゃっているように伺っておりますが、具体的に内容を詰めて実現をしていかれるのは財務大臣だと思いますので、具体的な中身、段取……
○浜田卓二郎君 前回のこの委員会で同じ質問を申し上げたんですけれども、きょうは竹中大臣に御出席をいただいておりますので、構造改革と現下の経済、そういうことに関連して若干の質疑をさせていただきたいと思います。
まず、景気が非常に微妙な段階にあると思いますけれども、大臣は、今の経済状況、それから今後の、短期的な面で結構ですけれども、展開についてどういう見方をしておられるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 きょうは株価がどうなっているか私はちょっとまだ承知しておりませんが、小泉人気といいますか、小泉ショックで若干よくなりそうだったのが、このところ六日間ぐらい続落しておりますね。
それで、実は……
○浜田卓二郎君 私は最初に、基本方針の素案を読ませていただきましたので、峰崎議員と続いての質疑になりますけれども、この点について二、三お伺いをしてみたいと思います。 まず、基本的に大変精力的によく問題を掘り起こしてカバーしていらっしゃるというふうに読ませていただきました。若干、議論の途中で報じられた内容よりも後退しているような点もうかがえるわけでありまして、例えば、私が期待しておりましたのは、地方自治体の合併についてもう少し踏み込んだ言い方が出てくるのかなと実は期待をいたしておりました。 私の長年の主張なんですけれども、身近に、例えばつい先般さいたま市という市が誕生いたしましたけれども、地……
○浜田卓二郎君 法案に関しましては前回の委員会で質問をさせていただきましたから、今回は、時間も二十分しかございませんし、いわゆる基本方針の素案を中心にして財務大臣に一、二お伺いをさせていただきたいと思います。
午前中の質疑でもこのテーマは取り上げられたわけでありますが、確認的になりますけれども、このいわゆる骨太の方針というのは、これは閣議決定をされる。閣議決定をされたこの基本方針と、具体的な予算編成あるいは税制改正等、財務大臣の所管される行政との関係についてもう一度確認的に質問をさせていただきます。
【次の発言】 竹中大臣のこれに関する御発言と比較していきますと、聞いている方はいささかニュア……
○浜田卓二郎君 浜田です。よろしくお願いいたします。
三十五分しかございませんので、まず答弁は簡潔にひとつお願いいたします。それと、財政政策に絞って御質問をしたいと思います。午前中の峰崎委員の議論でかなり尽くされておりますけれども、私の方はちょっと具体的に伺ってみたいと思います。
まず、新聞報道等で補正総額三兆円というのが出ております。一般会計ベースで、いわゆる真水の歳出増というのは一兆円程度にとどまるだろうということでありますが、今の時期にこういう補正予算を組むということは、これは景気対策というふうに考えてよろしいですか。
【次の発言】 今の大臣の御答弁の中には景気対策という言葉はなかっ……
○浜田卓二郎君 浜田です。よろしくお願いいたします。
まず、山本参考人にお伺いいたしますが、先ほどの御報告ですと、三兆円の保有株式の削減を既にもう二兆円達成しておられて、目標達成後は自己資本の範囲内におさまるということでありまして、これは要するに、自力で十分新しい規制にも対応していけると、そしてマーケットに対しても無理なくといいますか、つまり銀行が問題なく解消していけるという、そういう見通しというふうに受けとめさせていただきましたけれども、これは銀行界全体についてもそういう感じで理解をしてよろしいんでしょうか。
【次の発言】 きちんと株が処分できるかどうかというのは、マーケット全体のあり方と……
○浜田卓二郎君 浜田卓二郎です。よろしくお願いいたします。 きょうは五十分という時間をちょうだいしておりまして、今まで三十分しかいただいたことがないものですから果たして五十分質問がもつかどうかわかりませんけれども、少し質問させていただきます。 追加でお願いいたしましたけれども、けさの新聞で、昨夜の与党内の追加補正に対する合意の記事が出ておりました。それに関連して、最初に財務大臣のお考えを承りたいと思います。 今回の補正は、既に補正予算成立しておりますけれども、前回の質疑のときに、私、大臣の御所見をお伺いをいたしまして、景気対策的な補正ではないと、これはまあいわば失業に対する一つのセーフテ……
○浜田卓二郎君 午前中からの審議でいろいろ問題点は出尽くしたと思いますので、余り聞くことはないんですけれども。
要は、金子発議者の御答弁がありましたように、RCCの機能強化をするのは、二、三年で不良債権処理を終わりたいからだ、そのための手段を提供するためだというふうに理解をしたんですが、それだけの機能強化になっていると、金子さん、自信を持ってお考えになっていますか。
【次の発言】 何というんですか、雑談の中での話ですけれども、RCCにいろいろ機能強化しても、それがなかなか特効薬にはならないだろうと。やらないよりは改正をした方がいいけれども、時価の問題になるわけですけれども、結局、買い取り価格……
○浜田卓二郎君 正直に申し上げて、埼玉県であるということが理由かどうか、余り切迫した問題意識が実はないんですよね。 これは私だけのことではなくて、先ほど来いろいろな方も、意見が、国民の世論というか、なかなか集約され切れていないという御発言がありますけれども、そうだと思うんですね。どうしてもこうしなきゃいけないという、そういう動機が社会全般に必ずしもでき上がっていない。 ところが、問題意識はあるんですよ。つまり、過度の集中というのは事実ですし、高いビルから東京を見たら、これは空恐ろしくなりますよね。世界じゅうの都市を見て、これぐらい集中している都市はないでしょう。近藤さん、ニューヨークなんか……
○浜田卓二郎君 それでは、財務大臣と金融担当大臣に御質問を申し上げます。 全部で四問準備をしておりまして、時間が三十分でありますので、私もできるだけ短く質問をして、簡潔なお答えを賜りたいと思います。質問の順序は御通告申し上げた順序とちょっと違えておりますけれども、御了承いただきたいと思います。 最初に、今、医療保険制度の改革案がこれから国会にも提案されようとしているわけでありまして、その中身について、そして同時に、特にこの財源問題についてお伺いをさせていただきたいと思います。 私の基本的な考え方をまず申し上げますと、この医療改革案の方向には賛成であります。よって、法案には賛成するつもりで……
○浜田卓二郎君 本日の議題は租税特別措置法改正案等でありますが、先般の財務大臣の所信に対する一般質疑の中でこの問題についてはいささか触れましたので、今日は金融について御質問させていただきたいと思います。 ただ、先般も申し上げましたけれども、小泉改革路線の中で、私は、経済に対する目配りをしっかりしてくださいということはずっと言い続けておりましたが、デフレ対策までは踏み込まれた。もう一歩景気拡大に思い切って踏み込んでいただきたい。 先ほども御指摘がありましたけれども、租税特別措置という手段を使うのであれば、やはり効果的に思い切りというのは私も賛成でございまして、先般、証券取引について一つだけ御……
○浜田卓二郎君 今日は金融問題ということでありますが、塩川財務大臣にも予算委員会開催している際に御出席いただいて、まず敬意を表したいと思います。 幾つか聞いてみたいと思うんですが、私の基本的な考え方といいますか、当委員会で何度も質問に立ってまいりましたけれども、私の基本的なスタンスというのは、小泉総理の、いわゆる小泉改革と言われておりますけれども、これは是非成功させたいというのが基本であります。今まで幾つもの内閣が改革を掲げながら、なかなか実態的に前に進めなかった。それを、聖域なきという言い方がされてきましたけれども、今までにない手法でチャレンジしているのが私は小泉内閣だというふうに評価を基……
○浜田卓二郎君 今日、参考人の皆さん、御苦労さまでございます。 午前中の議論を聞きながら何をお聞きしようかいろいろ考えてまいりましたが、冒頭ちょっと一言感想だけ申し上げたいんですが、大塚委員の質疑は大変切れ味が良くて拝聴させていただきました。大分現場で御苦労していらっしゃるわけで、現場には優しい御見解も開陳されまして、その代わり小泉さんにはいささか厳しいコメントもありました。 実は私は、やっぱり世界で一番大きなずうたいの銀行が、しかも日本の金融危機を克服しようという、そういう気概に燃えてスタートするわけですから、正直申し上げて、もうちょっと緊張感が欲しかったという気はいたします。 これは……
○浜田卓二郎君 私は、連結納税制度とそれから国債格付、それに関連して我が国の税構造について質問をしたいということで質問通告をさせていただきました。午前中の山下委員の質疑と現在までの峰崎委員の質疑でほぼ私の質疑をしようと予定していた項目が全部出尽くしておりますが、少し角度を変えながら聞いてみたいと思います。 連結納税制度については一点だけ、午前中の議論を聞きながら感じておりますことを伺いたいと思います。 私は、連結納税制度を導入するということは、時期的にも、また従来からの経済界の要請を考えてみても適切なことであるというふうに思っておりまして、その点は賛成でございます。ただ、二%の連結付加税と……
○浜田卓二郎君 まず、中村参考人に伺いますが、この連結納税制度というのは積極的に利用されるとお考えですか。
【次の発言】 そうすると、それはほとんど大企業というふうに考えたらよろしいんでしょうか。
【次の発言】 現在、赤字法人が七割であると。ということは、企業のうち三割しか法人税を納めていないという現状については、これはやっぱり不況だからしようがないということでしょうか。
【次の発言】 経済が普通の状況になったときに、一体どのくらいの法人がちゃんと法人税を納めていればノーマルだと考えるんでしょうかね。
【次の発言】 そうすると、当然、今問題になってきつつある外形標準課税の話が出てくるわけですけ……
○浜田卓二郎君 最初に一問だけ日銀総裁にお伺いしたいと思いますが、御報告を先週聞かせていただきましたが、景気は下げ止まりに向けた動きが見られると。しかし同時に、設備投資が引き続き減少している、個人消費も全体として弱めの動きが続いていると、ここは注意しろということをおっしゃっておられます。 結局、外需が少し回復の方向にあるために、日本経済もそろそろ下げ止まりかなというのが詰めて言えば御判断だと思いますが、ここが今日本の一番の問題だと思うんですね。他方、アメリカ経済については、ちょっとどういうふうに議論が定まっているのか分かりませんけれども、かなり先行きに対する不安感もあるわけでありまして、それ……
○浜田卓二郎君 質問通告を申し上げた順番は金融、それから財政ということでしたけれども、先に速水総裁と、それから塩川大臣にお伺いをしたいと思います。 デフレ対策ですか、昨夜決定されたのは。今日マーケットがどう反応するか大変興味深いわけですけれども、どうも今のところ百円ぐらい下がっている、日経二二五は百円ぐらい下がっているようでありまして、必ずしもデフレ対策と受け止められていないという気がするんですね。私もそう思うんですよ。デフレ促進策とまでは、与党の枠の中での質問ですからあえて申し上げませんけれども、どうも日銀が果敢な割には、そのほかの政策というのはむしろデフレを当面は促進をしかねないというふ……
○浜田卓二郎君 参考人の皆様、御苦労さまでございます。 最初に鬼追参考人にお伺いしたいんですけれども、再生機構なるものが、今、谷垣担当大臣の下で作られようとしているわけですよね。個人的に谷垣さんといろいろ議論してみますと、なかなかその位置付けが難しそうでありまして、いろいろ苦心惨たんをしておられるようです。 私自身は、ここの前回の質疑で申し上げたんですけれども、RCCの機能に企業再生というものを今年の通常国会で付与させていただいたばかりで、ここの場でいろいろ議論をしたわけでありますけれども、大臣が替わったら途端にまた機構も変えるというのは、これは私は朝令暮改そのものであるといって批判を申し……
○浜田卓二郎君 前回の質疑のときに、竹中案といいますか、そういう処理方針について全体的な質疑をさせていただいたわけですが、それを補足するような意味で、若干具体的な話について承りたいと思います。
金融再生プログラムの冒頭に、「平成十六年度には、主要行の不良債権比率を現状の半分程度に低下させ、問題の正常化を図る」という、これは大目標が掲げられていると思うんですけれども、これを数字で表現するとどういうことになるんでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、四・二%程度というんですか、これが理想的な状態だと御判断していらっしゃるんですか。
【次の発言】 アメリカに行く前に、今八・一まで下がったというこ……
○浜田卓二郎君 私は、デフレ阻止政策全般について各大臣の所見をお伺いしたいと思います。 まず、日銀総裁、御苦労さまでございます。日銀総裁の方に最初の御質問申し上げたいと思います。 十二月二日付けのフィナンシャル・タイムズに、日本の財務官黒田東彦氏と副財務官河合正弘氏の署名入りの論文が掲載をされております。私は、大変見識のある内容であり、かつ勇気ある発言であるというふうに大変前向きに受け止めさせていただいておりまして、これを材料にして日銀総裁に最初にお伺いをしたいと思うんです。 黒田財務官に御出席をいただくことも考えたんですが、余り財務官は国会には出席をしないで世界を飛び回るということであ……
○浜田卓二郎君 公明会派を代表して御質問をさせていただきたいと思います。 最初に、竹中大臣に何点か伺いたいと思いますが、先般の参議院の予算委員会で申し上げたことの繰り返しになると思いますけれども、その間、我が財政金融委員会では参考人質疑を行っておりまして、そのやり取りも踏まえて再度御見解を承りたいと思っております。 まず、先ほど近藤委員がお取り上げになった繰延税金資産の問題についてですけれども、今主要十三行では大体八兆円程度、全銀行ベースで十一兆円程度の繰延税金資産があるというふうに私は聞いておりますが、これ私ほっておくと増えると思うんですね。つまり、なぜ繰延税金資産が生まれるかといえば、……
○浜田卓二郎君 開戦、開戦間際かどうかまだ情報が確認できておりませんけれども、切迫した状況の中での質疑になったわけでありますが、最初に、これはどなたがお答えになるのかということですが、仮に戦争が起きた場合に、日本経済にどういうような影響があると政府としては分析をしておられるのか。 世上、アメリカ経済に関しては、短期間であればプラスであるとか、長引けば深刻であるとか、いろいろ言われたり書かれたりしておりまして、日本経済はそのアメリカの経済との深刻な関係にあるというふうには思っておりますから、そういうことかなとは感じておりますが、やはり、長期化した場合も含めて、我が国のエネルギー供給がどうなるの……
○浜田卓二郎君 私は公明党会派を代表して質問をいたしますが、内容につきましては個人的な私見も入るものですから、そのことは最初にお断りを申し上げたいと思います。 まず、提出法案につきましては、相続税、贈与税一体化の導入、あるいは課税最低限の引下げ、それから証券税制の簡素化など、これは私も含めて長らく主張され、議論をされてきたことが方向的には含まれておりますし、その内容が十分であるというふうには申し上げませんけれども、基本的な方向性も含めてこの改正法案には賛成でありますので、そのことはまず最初に申し上げておきたいと思います。 今日は、全体的な議論を少しさせていただきたいと思います。 毎年財務……
○浜田卓二郎君 福井総裁、それから武藤副総裁、御就任を心から歓迎をしたいと思います。と同時に、大変なときへの登板でありまして、言わば火中のクリを拾うような、そういうお立場だと思いますが、頑張っていただきたいと思います。 武藤副総裁は──ちょっと待ってね、もう帰っていいんですけれども、その前に一言だけ申し上げておきますと、私、この委員会でいろいろ言いたい放題言わせていただきましたけれども、結論としていえば、今の小泉内閣の経済政策、財政政策、そして金融行政というものを余り信用しておりません。注文を付けてもなかなか言うとおりになさらないという、大変そういう不安と危惧を持っているわけでありまして、ど……
○浜田卓二郎君 私は、二十五分しかありませんので、問題を余り拡散させないようにして質問させていただきたいと思います。 まず、先ほど来の峰崎委員、櫻井委員の議論聞いておりまして感じますことは、生命保険会社が今後その経営を安定させて発展していくために今回のセーフティーネットを含めた措置が取られる、それは私も大いに結構だし必要なことだと思うんですけれども、この程度のセーフティーネットでいいのかなというのが、私はいつもそう思っているわけでありまして、といいますのは、金融機関についてはこれはもうけた違いの手厚い対応措置が取られておるわけでありまして、若干、生保と銀行を始めとする金融業との国の対応のアン……
○浜田卓二郎君 私も、今国有化ということを十分よく分からないところが多いものですから、そういうことについて質問してみたいと思いますが、今回は、りそなは健全行であると、破綻はしていないと、それを国有化したと、国有化したというか、資本注入をしたと、そういう御説明ですね。
【次の発言】 不良債権の処理に失敗をするか。あるいは、保有株式の減価による影響が過大になるか。それから、今回は会計上の問題で、今まで税効果会計という仕組みを利用して自己資本を結果的には水膨れさせていたと、それを正常なというか、会計監査の折り合いが付く範囲まで引き下げてうみを出したと。この三つですかね。
今回は、そのうちの税効果会……
○浜田卓二郎君 参考人の皆様、御苦労さまでございます。
最初に奥山参考人にお伺いいたしますけれども、りそなの件の後にいろいろなマスコミで記者会見に応じていらっしゃいますけれども、その中で無税償却制度について言及をしておられるわけでありますが、本来の引当金の処理について、奥山参考人は、無税償却という形の税法上の処理の方がいいと、あるいはまた企業の本来の会計の在り方から見てその方がいいとお考えになっているとしたら、その理由をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 重ねて今の点ですけれども、要するに引き当てたものが経費というか損金で落とせるということは、引き当ての対象になった債権が……
○浜田卓二郎君 参考人の皆様には、お忙しい中お出ましいただいて御苦労さまでございます。まずお礼を申し上げたいと思います。 まず、勝田参考人にお伺いをいたしますけれども、なぜ繰延税金資産をたくさん積み上げてしまったかということについて伺いたいんですよ。私は、貸倒れが本当に起きるんであれば、それに対する引き当ては当然経費として認められていいはずである、つまり無税償却ですよね。ですから、無税償却という原則を守っていきさえすればその期その期で勝負ができるわけですから、言ってみれば将来の利益という非常に不確かなものに依存した繰延税金資産、悪口を言えば水膨れ自己資本を計算上積まなくたって済むわけですから……
○浜田卓二郎君 公明会派を代表して質問をさせていただきます。早く終わりましたら、早く終わりますので、あと、大門さん、よろしくお願いいたします。
平成七年の改正法の話が先ほど円委員からも出されましたが、重複する質問になりますけれども、ちょっと改正の経緯等を含めてお伺いをしたいと思います。
昭和十四年から実に平成七年まで、ごく最近まで、保険業法では行政命令によって予定利回りの引下げも含めた契約変更を認めておったというわけでありますが、それをなぜ平成七年の全面改正のときに削除なすったのか、その経過、理由をお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 昭和二十一年に、まだ新憲法が施行、公布されていない……
○浜田卓二郎君 私は、公明の会派を代表させていただいて、経済問題、金融問題で質問をさせていただきます。大変時間が限られておりますので、答弁はひとつ簡潔にお願いしたいと思います。
重なりますけれども、まず、りそなの国有化が間もなく実現しようとするわけですが、いつまで国有化をしているおつもりなのか。まさか社会主義の国ではありませんから、未来永劫国有化なぞとは考えていらっしゃらないと思いますけれども、いつまでで、そしてどういう状況でこの国有化を終わらせることができるのか、簡潔に金融担当大臣の見解を伺います。
【次の発言】 見通しが立てられないというのは言わば当然かもしれませんけれども、見通しが立た……
○浜田卓二郎君 公明党会派を代表しまして質問をさせていただきます。 神野先生、二点お伺いをしたいんですけれども、この表を提出されて御説明ございました。大変興味のある表なんですが、九八年度でGDP比債務残高が九九・九。この段階ですとまだイタリアの一一九・四よりも小さいですね。ところが、これが九九年度になりますと、どうやらイタリアを抜くという状況になるようでございます。 先般も予算委員会で質問をさせていただいたんですが、この後公債の累積が毎年三十兆円ずつ確実に続いていくと、これは経済が軌道に戻って名目成長率が三、四%になっても、不思議なことに収支差額は逆に開いていくんですね、これは金利が高くな……
○浜田卓二郎君 浜田卓二郎です。 きょうは菊池公述人、笹森公述人、大変ありがとうございます。御両者から貴重な御意見を拝聴いたしました。 与えられた時間が十分なものですから、笹森公述人には申しわけありませんけれども、きょうは菊池さんの方にちょっと集中して幾つか伺わせていただきたいと思います。 まず、財政政策の必要性というのは私も同感でありまして、昨年の補正予算を政府が組む前に、当委員会ではありませんけれども、財政・金融委員会で、九兆円の追加策が真水で行われた後の補正ですから、これを基準に考えないと落ち込むぞという話をした記憶がございまして、きょうの御意見、我が意を得たりというふうに思ってお……
○浜田卓二郎君 どうも公述人の皆様、御苦労さまです。 まず、村田公述人にお伺いしますけれども、先ほど山野井公述人から、ヒアリングの結果、全生保会社は反対であると、何というんですか、どなたにお聞きになったのか、本音がそうだという趣旨の御発言がありました。 この予定利率の引下げ問題というのは突然出てきた話ではなくて、何回も議論されながら今日に至っているわけですが、その議論の過程の中で確かに、村田公述人のもう一つの肩書である日本生命の社員という御紹介がありましたけれども、日本生命は賛成していたんですね。ところが、ほかの保険会社は確かにかなり異論が多かったというふうに記憶をしておりますけれども、村……
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