このページでは鈴木寛参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。鈴木寛参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 私も大仁田委員と全く同じ気持ちで、夢と希望の国日本をつくりたい、そういう思いで本委員会に所属をいたしました。 質問をさせていただきたいと思います。 今日の世界そして日本の現状を見ますと、歴史上これほどまでに教育の重要性が高まっている時期はないと痛感をせざるを得ません。先日、世界じゅうを震撼させ、私たちも本当に心を痛めました米国の同時多発テロ事件、あの大惨事を発生せしめたその根底には、行き過ぎた洗脳教育があるということを私たちは忘れてはならないと思います。 「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなけれ……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 本日は、四人の参考人の方々から大変に有意義なお話をありがとうございました。学力低下問題をめぐるいろいろな問題の所在がいろんな観点から非常に鳥瞰できたのではないか、大変によかったなというふうに思います。 御議論を聞いておりまして、まず私の感想なんでございますけれども、私も大学の現場におりました。それ以前は産業政策に携わる現場におりましたけれども、下谷参考人の認識しておられる、あるいは村山参考人が認識しておられる現状ということについては私も意見を同じくするわけでございまして、確かに現在のいわゆる若者、若者を一くくりにすることもいかがかとは思い……
○鈴木寛君 民主党の新緑風会の鈴木寛でございます。 本日は、我が国の重要政策決定に当たっての中央省庁内における各省庁間の連携の問題と、それから中央政府と地方政府、この連携の在り方、この二つについて御議論をさせていただきたいというふうに思っております。 本日取り上げさせていただくテーマは二つございます。一つ目は情報立国、IT立国ということで、今各省庁連携をされて取り組んでおられることと思いますけれども、本当に果たして真の情報立国に向けて各省庁やっておられるのかどうかということ。そして後半には、BSE問題あるいは食品の虚偽表示問題をきっかけに、今、我が国の食の行政に対する信頼というものが大変に……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 本日は、私立大学医学部と入試、そして寄附金の問題、とりわけ最近新聞報道などでも、マスコミ報道などでもこの問題、世間の関心が高まっております帝京大学グループ、その中でもいわゆる所得隠しが疑われている問題、あるいはグループの財団元理事長らの資産流用問題について御質問をさせていただきたいというふうに思います。 聞くところによりますと、文部科学省におきまして先週このヒアリングをされたというふうに聞いておりますけれども、この問題についての一連の経過と、それからこのヒアリングの結果、あるいはそれ以外文部科学省が把握しておられる現状について御説明をいた……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。よろしくお願いを申し上げます。 私がまずこの著作権法改正の審議の冒頭にお伺いをいたしたいのは拡大教科書の問題でございます。 拡大教科書と申しますのは、十分な視力を持たないお子さんが通常の教科書は読めないわけですね。そうしますと、その通常の教科書をボランティアの、今はボランティアの方々にほとんど頼っている状況でございますが、字を拡大して、図を拡大していただいて、それを使っていわゆる勉強をしておられるというのが実態でございますが、その拡大教科書が十分な教科書制度における位置付けあるいは著作権法上の位置付けがなされていないために、大変に勉強される……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。よろしくお願いいたします。 本日は大学問題の集中審議ということで、私も大学というのは本当に大事な課題だというふうに思っております。とりわけ、二十一世紀は情報の時代あるいは知の時代というふうに言われておりますけれども、正にその主役がこの大学ではないかという観点で、私は今日の集中審議、非常に楽しみに臨んでまいりました。 今、大学改革が相当なエネルギーで進められておりますけれども、これ振り返ってみますと、日本に帝国大学令というのが出ましたのが一八八五年、明治十八年、これ森有礼文部大臣のときに帝国大学というものができました。そして、一九四九年、昭和……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 先ほども有馬先生から大学の質に関する御質疑がございまして、大変に私も勉強させていただきました。 大学の質という問題でございますが、それの私は非常に重要なポイントは、やっぱり入学者選抜の公正の確保ということだというふうに思います。この入口のところがきちっと行われなければ、いかにその後、私も、有馬先生始め大変に大学でお世話になりましたけれども、先生方に心のこもった、真心のこもった教育を本当にやっていただいていると思いますし、私も私立大学で教鞭を執らせていただいておりましたが、そうしたことが無駄になるといいますか、かいがないといいますか、という……
○鈴木寛君 私はまず、いわゆる各省庁の官房があっせんするという形での天下りについては完全な禁止ということを、やはりきちっとこの委員会あるいは議会での議論の俎上に上げるべきだということを冒頭に申し上げたいと思います。加えまして、やはり天下りの承認者が各府省の大臣になるということはこれはゆゆしき問題でありまして、この点についての再検討の必要性を強く申し上げたいというふうに思います。 そうした天下り禁止の中で、先ほど同僚の岩本委員からもありましたが、併せて早期勧奨退職制度の廃止ということも、これは併せ検討しなければいけないことは当然であります。 私の発言の中で強調させていただきたいのは、天下りの……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 構造改革特別区域法案に関して御質問をさせていただきたいと思います。 まず、確認から少しさせていただきたいと思いますけれども、現在、いわゆる規制特例についての第二次募集をされている関係で、法律の制定、あるいはそれに引き続く地方公共団体の特区計画の認定申請のことと、この二次募集のことが若干こんがらかって自治体に理解をされている、誤解をされている向きがあると思いますので、まずそのことについて確認をしたいわけでありますが。 今回、今正に法案審議がされまして、その中で、基本方針を内閣がお作りになると、こういうことになっております。今の基本方針は、……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。(「頑張れよ」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。 私は、冒頭、先ほど仲道先生の方からも触れていただきましたが、私が本会議で質問を、今回の学校教育法の一部を改正する法律案について質問をさせていただきました。その質問のお答えに対する塩川財務大臣のやはり基本認識、仲道先生にも触れていただきましたが、感謝申し上げますが、あの答弁はやはりいかがかなというふうに思います。塩川大臣は、「法曹に関係される方は国のエリートの方でございますから、社会的に、経済的に相当恵まれた立場にある方でございます」ということが本会議での御……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 私は、先日、森山法務大臣からの臨時国会に当たっての所信を聞かせていただきました。その所信を聞かせていただく中で、本当に日本の国の社会不安というものが大変深刻な状況にあるなということをその所信の一つ一つの文章、お言葉から大変に痛感をいたしたわけでございます。 今日は、そうしたまずは社会不安、いろいろな社会不安がございますが、その重要な問題に取り組んでおられます法務大臣並びに法務省に、所信に沿いまして少しお尋ねをさせていただきたいと思います。 私がまず大変にびっくりをいたしましたのは、もちろん新聞等では承知をいたしておりましたが、矯正施設の……
○鈴木寛君 民主党の鈴木寛でございます。引き続き質問をさせていただきます。 私は、改めまして、今回の法科大学院の教育と司法試験とのいわゆる連携法、それから司法試験法及び裁判所法の一部を改正する法律案のいろいろな条文を精査をいたしまして痛感をいたしましたし、それから司法改革というのはこれからもどんどん続いていくわけです。今回は、法曹養成の在り方についての抜本改革ということでありましたが、この後も参審制の在り方とかいろんなことが出てくるというふうに考えておりますけれども、これは是非、この法務委員会の委員の皆様方に問題提起といいますか、をさせていただきたいわけでありますが。 今回の関係法案、いわ……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 今回、会社更生法の全部改正ということでございますけれども、私は、冒頭、現下の経済情勢というのは大変に深刻な状況にあるというふうに思います。本来、この臨時国会といいますのは、正に経済有事という問題に対してどのように取り組んでいくかということが主要な論点といいますか、議題の一つだったというふうに理解をしておりますけれども、そういう観点で今回の会社更生法の全面改正の提案の理由説明を読ませていただきました。 確かに、相当古いものになっている。今の柏村委員との御議論の中でも、そういった状況については、一定の改正理由について理解はできるわけであります……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 本日の審議、質疑は、まず平成十四年度に行われましたいわゆる政策評価全般についての件と、そして政府系金融機関の公的資金供給に関する件と二つあろうかと思いますが、まず前者の平成十四年度の政策評価の実施状況と政策への反映の状況について、まず御質問をさせていただきたいというふうに思います。 先ほど政府から御説明もございましたけれども、事前評価については基本的に全部やっていると。そして、事後評価の方でございますが、二千四百三十六件行って、そして五百五件の政策について廃止を含む改善、見直しが行われたと、こういう御報告がございました。 私は、まずこの……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 国立学校設置法の一部を改正する法律案について御質問を申し上げます。 まず、この改正案でございますけれども、この改正案の審議が今国会でなされているわけでありますが、実は併せて今国会にはいわゆる国立大学法人法案というのも提出をされているわけであります。なぜ国立大学法人法案が今国会で提出されている、今国会にこの国立学校設置法の一部改正を、今回、十大学といいますか、の再編と統合というんでしょうか、ということと、それから医療短期大学のいわゆる四年制化と、こういうことが基本的にはその改正案の中身だというふうに理解しておりますけれども、せっかく新しい国……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 私は、民主党の大学改革プロジェクトチームの事務局長をいたしてまいっております。実を申しますと、私、特に民主党の中でも国立大学法人化という政策については正直推進をしてきた者の一人であります。文部省が国立大学の独立行政化ではなくて国立大学法人化なんだということをきちっと表明されたことを機に、党内でも様々な議論がございましたけれども、その方向についての意見調整といいますか、意見醸成に努めてきたわけでございますが、正直、今回の法律を、正に法文を見せていただきまして、そうした私といたしましては大変に裏切られた思いを持っているということを冒頭に率直にお……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。
それでは、本日の法案、債権譲渡円滑化法というふうに略しているんだと思いますけれども、その法律についての質疑に入らさせていただきたいというふうに思います。
まず、提出人にお伺いをいたしますけれども、この法律が施行されまして五年弱が経過していると思いますけれども、本法律案についての施行状況を踏まえた評価についてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 今はいわゆる譲渡をしようとする立場の側からの評価についての御説明があったかと思います。おおむね七割の方がこれを使われていて、このことによって譲渡をしようという側の立場からは意味のある、意……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。法科大学院教員派遣法について御質問をさせていただきたいと思います。 昨年秋の臨時国会で、いわゆるこの法科大学院関連法が通りまして、今ロースクール、法科大学院の開設に向けて行政の方々も、そしてロースクールに携わる、法科大学院の設立に携わる現場の方々も大変に御努力をされていらっしゃることに敬意を表したいと思いますが、今日はまず最初に臨時国会、前回の臨時国会でこの法務委員会で附帯決議が幾つかなされてございます。その附帯決議がきちっとその取組がされているかどうかといった辺りから質問をさせていただきたいというふうに思いますけれども、再三にわたり、私ない……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。私は、少し趣向を変えまして、民事訴訟法の方から御議論をさせていただきたいというふうに思っております。 今回の民事訴訟法の改正案でございますが、平成八年に大きな改正がなされまして、それに引き続いて今回の改正案が提出されたというふうに理解をいたしております。 今回の改正案の特徴の一つといたしまして、このいわゆる知的財産関係の訴訟についての改正というものがその重要な改正の内容の一つかというふうに理解をいたしているわけでございますが、午前中の参考人の御質疑の中でも多少御議論になりましたが、今回、特許権等に関する訴えの管轄についての変更といいますか改……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。
ただいま御提案のございました商法及び株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律案について、質疑をさせていただきたいと思います。
まず最初に、今回の商法改正案の提出者の概要について御答弁をいただきたいと思いますが、どういう方が提出をされていらっしゃるか。今回は与党の議員の方々による提出者というふうに理解をしておりますが、そのことに相違ありませんか。
【次の発言】 議院内閣制の下で与党の議員の方々が閣法ではなくて議員立法をするということは、どういう意味があるというふうに考えておられるか、御答弁をいただきたいと思います。
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 担保物権及び民事執行制度の改善のための民法等の一部改正法律案について質疑をさせていただきます。 冒頭に厚生労働省にお伺いをさせていただきたいと思いますが、午前中の同僚の千葉委員からの質疑の中でもございました、正に労働債権と租税債権あるいは担保債権との関係についての御質疑を受けて、更に質問をさせていただきたいというふうに思います。 御答弁は、これは例えばILO百七十三号条約などにもあって、その批准、それに伴う国内法の整備といったものと絡んでくるわけでございます。この重要性については、この委員会の質疑の中で、政府側も含め共通の理解が得られた……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 本日は、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案並びに先日の野沢法務大臣の所信に対しまして質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、裁判官の報酬に関する、減額に関する法律案でございますが、この問題は、先ほど松村委員と法務大臣との御質疑の中でも憲法上の問題が御議論をされました。法務省の見解というのは先ほどの御質疑の中で触れられましたので、ここであえてそれを繰り返してお聞きすることは省略をさせていただきたいと思いますが、今日は最高裁がお見えだと思います。 今回のこの法律案の提出に当たって、裁判官会議でこのことについて、今回の……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 本日は、この三月に出されました医療事故に関する行政評価・監視結果報告書に基づきまして質疑をさせていただきたいと思います。大変お忙しいところ、厚生労働大臣、ありがとうございます。 この医療事故あるいは医療過誤の問題、これは本当に社会にとって極めて重要なかつ重大な問題だというふうに思っております。連日のように、本当に今まで患者としてあるいは国民の皆様方が信頼を寄せていた名立たる病院が医療過誤あるいは医療事故ということで記者会見を行い、陳謝、謝罪をするということも続いておりますし、本当にこの医療過誤というのは正に命と直結をした問題でございますの……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。本日は、加戸参考人、若月参考人、本当に貴重な御意見をありがとうございました。 まず若月参考人にお伺いをさせていただきたいと思います。 実は私、東京の地元の事務所が原宿にございまして、神宮前小学校で、若月先生、当時の大変ならつ腕に大変敬意を払っておりますし、品川に移られてからのいろいろな挑戦は、私が教育改革の道に入る上で大変参考にさせていただいておりますし、私が今日ここの席にいるのも若月先生の影響を大変受けているということで、今日は大変に有り難く存じております。それで、今日、若月参考人は大変に重要なお話を御陳述いただいたというふうに思っており……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 午前中は有馬先生、そして西岡先生に本当に良識の府参議院にふさわしい御議論をしていただいて、そしてそれを我々勉強させていただきまして、本当にありがとうございました。 私も午前中の両先生の御意見、御主張に深く賛同を覚えるわけでありますし、そして私の今までいろいろなことをやってきた立場からも、両先生の御経歴に比べますと私はまだまだ何もしてきていないわけでありますけれども、しかし私は九五年からこのアカデミズムの端くれで今仕事をさせていただいております。実は、この週末からも大学の新入生、一年生にゼミをまた始めるわけでありまして、大学受験を終えて、そ……
○鈴木寛君 私は、ただいま可決されました放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府及び関係者は、本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一、放射性同位元素等は社会で幅広く使用されていることにかんがみ、放射線業務従事者及び一般公衆の放射線障害防止には万全を期すること。 二、医療分野における放射性同……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 本日は、三人の参考人の方、本当にお忙しいところをありがとうございました。 今回、正に知的財産、特に日本のコンテンツの極めて重要な要素を占めますコミックそしてレコード、CDのことについて、広範な観点から知的財産権に関する調査をさせていただきまして、三人の御参考人から、極めて、知的財産権の法律の持つ本質的な意味合いをきちっと理解した上での適切な運営についての方針がそれぞれの立場から述べていただきましたことは大変に多としたいと思います。 私たちも、先ほど若松参考人からお話がございました今回の還流防止措置、そして書籍、雑誌に関する貸与権の、何と……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 午前中の中島委員に引き続きまして、著作権法改正についての質疑をさせていただきたいと思います。 まず、今回は正にレコード、商業用レコードの還流防止措置、これが極めて世の中で大変に議論が沸騰をしております。まず、その点から御質問させていただきたいわけでありますが、今回、還流防止措置、万やむを得ない措置として著作権法の中に、改正案の中に盛り込まれたわけでございます。この還流防止措置を盛り込まざるを得なかった立法事実について幾つか確認をさせていただきたいと思いますが、まず、特にアジア地域における日本のCDの海賊版がかなり出回っている。それに対して……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。今日は、三人の参考人の先生方、どうもありがとうございます。 私学の自主性と公益性という、これは非常に、永遠の課題でありますが、このことについて、正に二十一世紀の初頭に当たってこれをきちっと見直していくという、それが今回の私立学校法改正の意義だというふうに思っております。 それで、先ほどから、いわゆる法律といいますか、政府と私学との関係において、私は政府の役割は二つあると思います。一つには、いわゆる私学助成金を中心として税金が投入されていますから、正に納税者の代理人として、政府が私学に対して、税金がきちっと適正かつ効果的に使われているかという……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 私は、私も議員としてのエネルギーを傾注している問題の一つ、重要な問題の一つとして医療過誤の防止、医療の質の向上ということに大変に私自身問題意識を持ち、いろんなことをさせていただきたいというふうに思っております。それで、今回はそういう問題意識を持っております私にとりましても、この学校教育法の改正というのは極めて重要な法律だというふうに思っております。 医療事故あるいは医療過誤のいろいろな重大な事例を少し丹念に見てみますと、やっぱり投薬のミスに関するものがかなりあるということが分かります。 それで、例えば、実は総務省が医療事故に関する行政評……
○鈴木寛君 私は、ただいま可決されました文化財保護法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党、日本共産党及び無所属の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 文化財保護法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府及び関係者は、本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一、文化的景観の保護に当たっては、地域住民の生活と密接にかかわるものであることから、住民の自主性を尊重し、適切な配慮を行うとともに、市町村や都道府県に対する支援措置の充実に努めること。 また、自然環境の保全、景観の形成等……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 両参考人の先生方、ありがとうございました。 勝野参考人にお伺いをさせていただきたいと思いますが、恐らく勝野先生もあるいは金子先生も、いろんな学校の現場をごらんになり、あるいはそこにかかわっておられて、あるべき、何といいますか、子供を中心とした、そしてそれを取り囲む大人たちがどういう重層的な豊かなコミュニティー、学びのコミュニティーを作っていくか、そのイメージについてはそんなに違いがない、あるいは私もそのところについては、そういう手厚いといいますか、分厚い、かつ多様な学びのコミュニティーを作っていくんだというイメージについてはそんなに違いが……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 本日は私立学校共済法ということでございますが、これも今国会で最重要課題の一つでございました年金改革法の一角を成す法律案だというふうに考えております。 実は、十日の朝刊に非常にショッキングな数字、事実がまた明らかになりました。正に少子化、合計の特殊出生率が更に過去最低の一・二九になるという数字でございます。私は東京を選挙区といたしておりますが、東京の場合はついに一を割りまして〇・九九八七という本当に深刻な事態、この実態が年金改革法案質疑の後に明らかになったということも大変遺憾でございますが、そのことは今日はさておくといたしまして、やはりこの……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 私ども民主党も、冒頭に、このたびの新潟中越地震、それから今年は十回以上も本土に台風が上陸をいたしまして、それぞれが大変に大規模な大型の台風によりまして全国各地で大きな災害が起こっております。そして、多くの方がお亡くなりになり、そして被災をされました。お亡くなりになられた方に心より御冥福を申し上げるとともに、被災をされた皆様方に心よりお見舞いを申し上げたいというふうに思います。 先ほどの質疑にもございましたけれども、先ほど地震によります文教施設等の被災状況については少しお触れになりましたが、台風も含め、この夏以降我が国を襲いました台風及び地……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 私は、我が国の小児の保健医療水準の件につきまして本日は質問をさせていただきたいと思います。今日は、尾辻大臣、お忙しいところ、ありがとうございます。 厚生労働省は、様々な医療政策に関するそのベースになるいろんな研究活動をやっていただいておりまして、その中には我々の医療政策を考える上で非常に参考になる研究活動をやっていただいているというふうに思いますし、率直に敬意を表したいと思います。 それで、私も時々こうした研究成果を勉強させていただいているんですが、今年、二十一世紀における小児救急医療のあり方に関する研究という中で、国立保健医療科学院の……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 私、午前中の自民党の委員の皆様方と中山文部科学大臣との御議論を聞かせていただいて、少し文部科学省、特に中山大臣と我々が考えております学力低下の原因といいますか、学力が低下をしていると、学力だけじゃございません、これは体力も低下をしているわけであります。日本の子供の生きる力が低下をしている。これは恐らく全員の共通の認識だと思いますが、その分析、それは中教審でこれからきちっとおやりになると、こういうことなんだろうとは思うんですが、その議論を正しい方向に導いていただくためにも議論を深めさせていただきたいというふうに思います。 これは、もちろん中……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 私は、民主党・新緑風会を代表し、国の補助金等の整理及び合理化等に伴う義務教育費国庫負担法等の一部を改正する法律案につきまして、反対の立場から討論を行います。 義務教育費国庫負担制度は、我が国の義務教育の根幹を支える制度であります。我が国の教育制度を地域主権や現場主権の理念に即し、その進化、発展を模索することは私も大変重要であると考えておりますが、そうした観点からも本法案は全く評価に値するものではなく、余りにも多くの問題を抱えていると言わざるを得ません。 まずその第一は、これまでの政府・与党の動きの問題であります。 義務教育費国庫負担制……
○鈴木寛君 私は、ただいま可決されました学校教育法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 学校教育法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府及び関係者は、本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一、優秀な若手研究者を養成・確保し、もって、我が国の教育研究水準の維持・向上を図るため、若手研究者の教育研究の機会・環境の整備に努めること。特に、大学等においては、助教と助手の任用に際し、各人の能力や業績を公正・適切に評価するとともに、助教を……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 本日は、引き続き、この所得税及び個人住民税の定率減税の縮小、廃止問題と。端的に申し上げますと、先ほどの財務大臣のお話でも分かりましたけれども、政府は、十七年度から二か年かけて実質的には三・三兆円の家計への直接負担増につながる増税案、増税案を与党は今回、今国会に提出をされていらっしゃるわけでございます。この措置が、特に子供、一生懸命お子さんを育てておられる一千三百万のこの世帯に大変に重い負担を課すことになる。ひいては、この国を、次の世代を担っていただかなければならない子供たちにとって大変な悪影響があるというこ……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 引き続き行政改革推進法について質問をさせていただきたいと思いますが、私も今、松井議員の後半の議論、正にその点がやっぱり全くこの法案提出に当たって十分審議、準備がされないままに今回の行政改革推進法案が提出をされているという、これは大変遺憾だなということを私も思っております。 例えば、今のIT調達の件についても、もう五年も前からあるいは十年も前からその問題が指摘をされ、参議院の決算委員会などでもいろいろな議論がなされ、問題意識共有されてきました。恐らく小泉内閣総決算の行政改革推進法案では、こういうことが一挙に解決の糸口が付けられるんだというふ……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 三人の参考人の皆様方、本当に貴重な御意見をありがとうございました。 まず、松原参考人にお伺いをしたいと思いますが、先ほど懇談会の論点整理について御報告をいただきましてありがとうございました。 それで、幾つか御報告を聞いて、十分ということでございましたので、そういう意味でより詳しく御説明をいただきたいということでお伺いをしますが、先ほど五ページのこのNTTの在り方に関して四つの選択肢があるというお話がございました。 私のまず立場を申し上げますと、とにかくやっぱりユーザー第一だと、ユーザーがいかに安くてそして高品質のブロードバンドサービス……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。
ただいま広中議員と文部科学大臣始め、教育基本法の質疑がございましたが、もう少し私は詳しくお話を伺いたいと思いますが、先ほど大臣は、教育基本法の提出に至る努力を文部科学省としてされるという御答弁をされましたが、具体的にはどういう御努力をされているのか、お教えいただけますでしょうか。
【次の発言】 私どもの教育基本法に対する立場を申し上げたいと思いますが、我々民主党は改正には賛成でございます。改悪には反対でございます。という立場でございまして、大いに教育基本法を頂点といたします教育法体系が現実の教育現場に対してどのような影響を与え、そしてその教……
○鈴木寛君 四名の参考人の皆様、本当にありがとうございました。 時間もございませんので早速質問させていただきたいと思いますが、嶺井参考人にお伺いをいたします。 先ほどのプレゼンテーションの中で、障害のある人の権利に関する国際条約のことについてお話をいただきました。時間の関係でさっと飛ばされましたが、私が漏れ聞いておるところによりますと、この議長案に対して日本の対応といいますか反応というものが少し残念な対応で、そして、と同時に、この会議あるいはこの作業グループに参加しておられる他の国からも、正に障害のある人の権利、とりわけ教育の充実を国際的にリードしていこうと、そういう観点からはいかがかとい……
○鈴木寛君 私は、ただいま可決されました学校教育法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 学校教育法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府及び関係者は、国際的な障害者施策の潮流となっているノーマライゼーションやインクルージョンの理念を踏まえ、特別支援教育の定着・発展を図り、障害のある子ども一人一人のニーズに適切に対応した教育を保障するために、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一、特別支援教育が、就学前教育から高等教育までのすべての学校において取り組まれ……
○鈴木寛君 おはようございます。民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。
今日は研究交流促進法の審議をさせていただきますが、まずその大前提として、科学技術の振興、これは極めて重要な国としての政策課題だと思いますけれども、これを実質的に我が国の科学技術振興を行うに当たって何が重要になるというふうに考えておられるか、文部科学大臣の御所見をお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 実は、昨日は行政改革推進委員会で大臣と議論させていただいたわけでありますけれども、昨日もお話を少し申し上げましたが、今日は科学技術の話ですが、これからの二十一世紀というのはもうすべてのものが人なんですね。
今日のテーマの……
○鈴木寛君 私は、ただいま可決されました就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府及び関係者は、本法の施行に当たって、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一、認定こども園が、子ども及び保護者の視点に立ち、親の就労の有無にかかわりなく教育、保育及び子育て支援を実施できるよう体制の整備に十分配慮し、運営費、施設設備費に対する……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 冒頭、改めて中川農林水産大臣の閣議決定違反問題について伺います。 先ほどの総理の答弁では全く納得できません。小泉総理自身が、公約を破ろうが大したことないと公言して以来、日本中の至る所で約束違反、ルール違反が横行し、専門職のモラル崩壊が起こっています。証券取引法違反、牛肉輸入で開き直り会見をした米国農務省のペン次官、そして閣議決定違反の中川大臣、これ、みんな小泉総理と同根であります。 閣議決定という文言が条文に含まれている法律はですね、百二本あるんです、百二本。その中には、自衛隊の出動や派遣を閣議決定で決めているというイラク特措法、テロ特……
○鈴木寛君 お答えを申し上げます。 私どもは、正に今起こっているこのいじめの問題への解決の第一歩にここで行われている議論がならなければ、何の意味もないというふうに考えております。 例えば、衆議院で教育基本法の議論が行われている間だけ取りましても、実に九名の若いお命が自ら絶たれる、あるいは三名の校長先生が自殺をされるという痛ましい事件が続発をしているわけでありまして、本当に亡くなられた方々に我々は申し訳ない、そういう思いで一杯でございます。心からお悔やみを申し上げたいと思いますけれども、正にこの参議院の審議の中で、こうした問題に対して我々国会はどうしていくんだと、そういう議論を私は全力を挙げ……
○鈴木寛君 第二点目の知事に権限が移るという云々の議論についてお答えを申し上げたいと思います。 伊吹大臣少し誤解をされているところもありますので、提案者の方から民主党案をきちっと御説明申し上げたいと思いますが、水曜日の御答弁でも申し上げましたように、今現在は、小学校、中学校におきまして、そこで教えておられる教員の人事権は県の、県の教育委員会に所属をいたしております。私どもの案では、小学校、中学校につきましては、これは市立あるいは区立、町立でございますから、それは知事にではなくて、市長さん、区長さん、町長さん、ここに移すということを言っておりますので、まずその点はきちっと明確にさせていただきた……
○鈴木寛君 お答えを申し上げます。 私ども民主党も正に憲法調査会と教育基本問題調査会、これを正に同時並行的に議論をこの数年深めてまいっております。私ども民主党におきましては、二〇〇五年の十月三十一日に民主党憲法調査会の民主党憲法提言というものを党としてまとめさせていただいているわけでありますが、その中で一番最初に掲げている項目は、未来志向の憲法を構想するということでございます。 憲法というのは、先生も御承知のように、正に主権者が国家機構に公権力をゆだねると同時にコントロールをすると、こういう固有の役割があるわけでありますが、と同時に、私どもはやはり国の在り方というものをきちっと宣言をしてい……
○鈴木寛君 お答えを申し上げます。 私どももいろいろないじめの現場に行って教えていただきますと、今問題になっております感性といいますか、感度ですね。要するに、教育現場で何かやっぱりシグナルは小さいながらも出ております。やっぱりそこに気が付くのか、あるいは気が付いていてもそのままにほっておくのかと。そういったことについての感度あるいは感性というものが非常に足らなかったということを痛感をするわけであります。もちろん、そこを、感性を磨く、感度を磨いていただくということは非常に重要でありますが、じゃ、それをより制度論でどういうふうに補完をしていくかということも併せてやっぱり我々非常に重要な課題と思っ……
○鈴木寛君 お答えを申し上げます。 財源確保法というアイデアを更に進化をさせまして、私ども教育振興法、学校教育の環境の整備の推進による教育の振興に関する法律という法律をこの参議院に提出を既にさせていただいているところでございます。 私どもは、これは日本国教育基本法の十九条あるいは二十条で教育の振興そしてそのための予算の確保ということを明記をいたしておりまして、それを受けて、日本国教育基本法とともにこの教育振興法でもって財源の確保そして環境の整備の充実ということを図っていきたいというふうに考えているわけでございますが。 今、正に夕張のお話が出ました。こうした事態には、やはり学習権というのは……
○鈴木寛君 おはようございます。安倍総理におかれましては、大変お忙しい中、よろしくお願い申し上げます。 今日は総理も御出席の下、いじめの問題あるいはタウンミーティングの問題、そして日本の教育行政の在り方ということを議論をしていくと、こういうテーマでこの委員会が設定されたわけでございますけれども、参議院で連日のように、伊吹大臣、塩崎大臣、高市大臣に御出席いただいて、非常に私、率直に申し上げまして、かみ合った議論が、参議院ならではの御議論をさせていただいているなということを思っております。 それで、任命権者の安倍総理に是非御礼を申し上げたいと思いますが、伊吹大臣は本当にすばらしい文部科学大臣で……
○鈴木寛君 参考人の先生方、本当に貴重な御意見、ありがとうございました。心から御礼を申し上げたいと思います。 まず杉谷参考人にお伺いをさせていただきたいと思いますが、先ほど時間が十分でなかったということもあって、少しはしょられたところもあろうかと思いますけれども、私どもは今、いじめ、まあいじめというのは昔からあったと思いますが、度を越したいじめ、そしてそのことを原因とする自殺という、本当にこれ戦後の教育の中でも極めて危機的な状況に今日ある。その中でこの教育基本法に関する特別委員会の審議を毎日させていただいているわけでありますが、そうした状況を改めて見ますに、やはりこの宗教教育といいますか、命……
○鈴木寛君 お答えを申し上げます。 委員御指摘のように、民主党が提出をいたしました日本国教育基本法案におきましては、第十七条で情報文化社会に関する教育という条項を盛り込んでございます。 これは、正に今回の、まあ大きく申し上げますと二つあります。今回の教育基本法を新しく作り替える意図というのが、明らかにこれ、モダン社会からポストモダン社会、正に産業社会から情報社会への移行期、その移行期にあって、情報社会で生きていくということが、これから生きていく力を身に付けるということが教育の本質でありますので、情報社会についてきちっと理解をするということは極めて重要な、今回の教育基本法を作り直す極めて重要……
○鈴木寛君 四人の参考人の皆様方、本当に今日は貴重な御意見、大変ありがとうございました。 まず高倉参考人にお伺いをしたいと思いますが、民主党案におきましては、教育委員会を教育監査委員会ということに改組していくと、こういう案を提示をさせていただいているわけでありますが、私どももこの過程で、今日は四人の参考人、それぞれ非常にすばらしい的を射た御意見をいただいていまして、そのようなことを我々も十分参考にしながら党内で、そして党内外の方々からの御意見もいただきながら議論させていただいたんですね。 それで、高倉参考人には二つのことについてお伺いをしたいと思いますが、私どもも、やはり杉並区あるいは品川……
○鈴木寛君 三人の参考人の皆様方、本当に今日はありがとうございました。 私ども、以前より、やっぱり国会に教育基本問題調査会というのをつくって今日のようなお話を十分にいただく機会をつくりたいなということを主張してまいりましたし、これからもやはりその重要性を今日改めて痛感をいたしました。 今日は、本当にわずかに十五分ずつということでございまして、それぞれの参考人の皆様方に一時間でも二時間でもお話を聞きたいなと本当に率直に思いました。やっぱり、それだけそれぞれの県あるいはそれぞれの市で直接に子供の人生を預かっておられる最高責任者のお言葉、そしてそうした毎日、日々の中からわき上がってこられるお知恵……
○鈴木寛君 お答えを申し上げます。 今、大臣も個人的というお立場ではございましたが、民主党は明白に地方教育行政法については変えるべきだということを考えておりまして、正に地方教育行政の適正な運営の確保に関する法律案をもう既に今提出をさせていただいているところでございますが、基本的には、やっぱり学校現場における問題発見、そしてそれに対する解決、これが非常にスムーズにいくようなガバナンスをつくっていきたいと、こういうことでございます。 しかしながら、これは国、これは地方、これは現場と、こういうことをこれからきちっと腑分けをしていくわけでありますけれども、どうしてもポテンヒットといいますか、どこに……
○鈴木寛君 お答えを申し上げます。 私ども民主党が提出をいたしました日本国教育基本法案でも、第十九条で教育の振興に関する計画というのは盛り込んでございます。 ただ、今委員も御指摘のとおり、今まで私も五年半、文教科学委員会におりますけれども、学習指導要領とか定数改善計画とか極めて重要なことが文部省の告示、あるいは文部科学省と財務省との間だけで決まってしまうと、これは非常に遺憾なことだと私は思っております。 したがいまして、今回は、教育基本振興計画の主語を私どもの案では「政府は、」といたしまして、そして国会の承認を得て、それでしかも国民の皆さんに公表しなければいけないと、こういうふうに盛り込……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。
著作権法の一部を改正する法律案の質問をさせていただきたいと思います。
まず、火曜日にも提案理由説明を承りましたけれども、改めましてというか、時間も少し削られましたので、今回、百二条の三項を改正をといいますか、三項ということで追加をしております。今回の改正法の第一条でありますが。これは放送同時再送信の円滑化のための法改正だと、こういうふうに聞いておられますが、この概要について御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 地上波デジタルが進むにつれて、その補完路としてIPマルチキャストを使うと。その際に必要となる著作隣接権について、従来の放……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。よろしくお願い申し上げます。 今日は、行政改革の実施状況に関する行政監視ということがテーマでございます。実は私は、行政改革推進法ができるときの審議にも立たせていただきました。二〇〇六年の五月八日に行政改革特別委員会というのがございまして、そのときに、この行政改革推進法が成立をいたしますと、幾つか、とりわけ医療とか教育とか、非常に国民生活にとって重要な公共サービスに重大な支障が出る可能性があると、その点は大丈夫なのかということを議論をさせていただきました。やはり、当時の私どもの懸念というものは、ここに来て大いに顕在化をいたしております。 その……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 西岡先生に引き続きまして御質問をさせていただきたいと思います。 まず、質問に入ります前に、ちょっとお礼を申し上げたいと思いますが、昨年九月に安倍政権発足いたしまして、伊吹大臣も御就任になられて、本会議で私から放課後学校プラン、私ずっといろいろNPOや学生と進めてまいりまして、これは放課後子どもプランという形で受け止めていただいて、そこで質問をさせていただきました。本当に伊吹大臣から真摯にかつ誠実な御答弁をいただいて、かつ今回の予算案、全体論については私も野党でございますので立場はございますけれども、そのことについてはあそこでお答えをいただ……
○鈴木寛君 おはようございます。
今日は、この国の文化とかそうした基本になる国立博物館法あるいは文化財研究所、この在り方の議論をさせていただきたいと思いますが、その前に、三月の二十三日から高校野球が始まっております。私も毎年大変楽しみにしておりまして、春は選抜からという言葉もありますけれども、大臣は始球式は行かれたんですか。
【次の発言】 是非またあらかじめ御相談をいただきながら。ただ、本当に大臣あるいは副大臣が始球式に行っていただいて高校野球を応援していただくというのは、本当に僕はいいことだと思うんですね。
私も甲子園、よく子供のころも、あるいは若いときも見にいきました。本当に心を一つに……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 本国会は教育改革国会ということでございます。政府からも教育三法が提出をされましたし、私どもも、日本国教育基本法案を始め、それを実現を確実にしていくための法案を出させていただいて、この文教科学委員会で議論を深められますことを大変意義深いことだというふうに思っております。 まず、総理にお伺いをしたいと思いますけれども、教育改革、いろんな議論があります。教育再生会議も行われておりますし、国会でもいろんな議論がありますが、その教育を良くしていく根本ですね、これは何だというふうに考えておられるかというのを是非議論をさせていただきたいんですが。 私……
○鈴木寛君 お答えを申し上げます。 御指摘のとおり、教員の皆様方には、実務に就いて八年たった段階で教職大学院等でもう一回、その八年間を総括し、そして自分の資質、能力というものを更にどう磨いていくのかと、そういうことも考えていただき、そして学び直していただく、そういう機会をつくりたいと思っております。 具体的には、学校経営、正にこれから教頭先生あるいは副校長に今度なればなるんでしょうけれども、そうしたやっぱり学校をどういういい学校にしていくか、このスクールマネジメントという方向に進んでいきたい、あるいは進んでいかれることに適した方、こういう方のためのコースでありますとか、あるいはスーパーティ……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 四人の参考人の先生方、本当にありがとうございました。 私は、まず岩田参考人にお伺いをしたいと思いますが、私は実は民主党案の発議者の一人でもございます。先生がいみじくもおっしゃいました開放制の議論、これを私どもも相当注目といいますか、そういう観点で今回の民主党案の特に教員免許改革法案を作らせていただいておりますので、問題意識はかなり共有させていただいていると思っているんですが。 すなわち、やっぱり二十万人ぐらい一年間に、二十万人弱ぐらいですか、教員免許が交付されていまして、ただ実際に教職に就くのは二万人弱程度、こういう中で、今日、岩田参考……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 参議院選挙ももう間近でございまして、いつになるのか、総理がもうそろそろ御判断を選挙日についてはされるんだと思いますが、今回の参院選の私は争点の一つに是非教育をきちっとアジェンダとして挙げて議論を深めさせていただいて、そして国民の皆さんにやっぱり考えていただいて御判断いただくと。総理も、ずっとこの一年間、正に教育再生会議をおつくりになって、そして教育の安倍ということで取り組んでこられました。教育の鈴寛としても、是非そうした政策選挙にしていただきたいと、していきたいと私たちは思っております。 そういう観点から、……
○委員長(鈴木寛君) 一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙により、本委員会の委員長に選任をされました鈴木寛でございます。
昨今、政治資金の在り方に対する国民の関心は高まりを見せており、本委員会も国民から注目を集めた中で開かれることになります。委員会の運営に当たりましては、委員の皆様方の御指導と御協力を賜り、公正かつ円満な運営に努めてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
ありがとうございました。(拍手)
【次の発言】 それでは、ただいまから理事の選任を行います。
本委員会の理事の数は七名でございます。
理事の選任につきましては、先例によりまして……
○委員長(鈴木寛君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨日までに、渡辺秀央君、高嶋良充君、藤原正司君、島田智哉子君、加賀谷健君、風間直樹君、金子恵美君、川合孝典君、川崎稔君、武内則男君及び二之湯智君が委員を辞任され、その補欠として柳田稔君、中村哲治君、千葉景子君、増子輝彦君、大江康弘君、辻泰弘君、松井孝治君、林久美子君、大河原雅子君、梅村聡君及び中川雅治君が選任されました。
【次の発言】 理事の辞任についてお諮りいたします。
佐藤泰介君及び谷博之君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申出がござ……
○委員以外の議員(鈴木寛君) 今付け焼き刃的という御発言がございましたが、そもそも、先ほど大石当時の委員長からの提案にも、御発言にも、御説明にもございましたけれども、この土壌汚染対策法、当時のいろんな経緯によって十分に審議ができなかったけれども、必要性に応じて可決をしたと。順次、必要に応じ、可及的速やかにその不備な点が見付かった場合には見直していくというような経緯であったということは先ほどの御説明のとおりでございますと。 そもそも、先ほどの大石提案者の御説明にもありましたけれども、附則の三条を付けて、築地の移転先である豊洲などの有害物質の使用施設の跡地を土壌汚染対策状況調査の対象から外した現……
○委員以外の議員(鈴木寛君) これも、この十年間の経過を一番御承知の尾辻先生に大変恐縮でございますが、まず安全な場所にしてというお話は、これはもうおっしゃるとおりだと思っておりまして、私どもも一番ダムの危ないところは国民健康保険だというふうに思っておりまして、そこにきちっと予算上の手当てをすると。これは、今年の補正予算でも、あるいは来年の予算要求でもきちっとしなければいけないという認識は当然に持っております。 今るるお話ございましたように、まさにこの十年間いろんな議論の蓄積があったことは私どもも承知をいたしております。 具体的に申し上げますと、平成十二年の十一月の三十日に参議院の国民福祉委……
○委員長(鈴木寛君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙により、本委員会の委員長に選任されました鈴木寛でございます。
委員会の運営に当たりましては、委員の皆様方の御指導と御協力を賜り、公正かつ円満な運営に努めてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
ありがとうございました。(拍手)
【次の発言】 それでは、ただいまから理事の選任を行いたいと存じます。
本委員会の理事の数は七名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんでしょうか。
○委員長(鈴木寛君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。
これより請願の審査を行います。
第三八八号企業団体献金を廃止し、個人寄付をひろげるための制度改正に関する請願外三件を議題といたします。
これらの請願につきましては、理事会において協議した結果、いずれも保留とすることといたしました。
以上のとおり決定することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続……
○鈴木寛君 お答えを申し上げます。 ただいま委員より御指摘をいただきましたように、欧米を始め中国などのアジア諸国が科学技術を国力の源泉として、とりわけ予算強化を急速に図っている現状を踏まえますと、我が国は大変厳しい状況に置かれているというふうに認識をしております。我が国が引き続き持続的な発展を図るためには、科学技術投資の質的にも量的にもその拡充を図ることが重要でございます。 これとともに、国民の税金であるこれら予算をいかに効果的、効率的に活用していくか。すなわち、研究開発のために投じた国費を最大限活用し、より多くの優れた成果を創出していく、そのことによって我が国の競争力強化につなげていくこ……
○委員以外の議員(鈴木寛君) ちょっと今の予算の点を若干補足をさせていただきたいと思いますが、今申し上げましたように、小学校は約二億二千万円、公立が二億五千五百万円余ということなんですが、その内訳は、要するに国庫とそれから県費と市町村財政負担と、この三つに分かれるわけですね。 それで、現段階でも公立の場合は、小学校の場合は国庫が四千七百十五万円入っています。それで、大体県費はその倍ぐらいだというふうに思っていただいたらいいと思いますので、純然、この市町村、夕張市が負担をしてというかすべきというか、今もうしていないのでこういう法律を出しているわけですが、標準形で申し上げますと、市町村が負担して……
○鈴木寛君 民主党の鈴木寛でございます。 福田参考人、小野岡参考人、原参考人、それぞれ大変貴重な御発言をいただきまして、誠にありがとうございます。心から御礼を申し上げたいと思います。 今日それぞれの参考人の皆様からの議論でも浮き彫りになったわけでありますが、この保険の在り方というのは、本当にこの社会の在り方そのものと極めて連動した大変難しく深遠な問題だと思っています。と申しますのも、実は私は以前、「ボランタリー経済の誕生」という本を書いたことがあるんですけれども、この国の社会を、政府による問題解決、ガバメントソリューションと申し上げていますが、それからマーケットによる問題解決とコミュニティ……
○委員長(鈴木寛君) 一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま皆様方の御推挙により、本委員会の委員長に選任されました鈴木寛でございます。
委員会の運営に当たりましては、委員の皆様方の御指導と御協力を賜り、公正かつ円満な運営に努めてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の選任を行いたいと存じます。
本委員会の理事の数は七名でございます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんでしょうか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に中村哲治君、林久美子君、……
○委員長(鈴木寛君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。
継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。
政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十時二十一分散会
○鈴木寛君 私は、ただいま可決されました独立行政法人に係る改革を推進するための文部科学省関係法律の整備等に関する法律案に対し、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 独立行政法人に係る改革を推進するための文部科学省関係法律の整備等に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府及び関係者は、本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一、国立高等専門学校の高度化再編に当たっては、各地域のニーズや入学志願者数の動向、卒業生の進路等を踏まえ、個々の高等専門学校の自主性・自律性及び教職……
○鈴木寛君 私は、ただいま可決されました原子力損害の賠償に関する法律及び原子力損害賠償補償契約に関する法律の一部を改正する法律案に対し、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 原子力損害の賠償に関する法律及び原子力損害賠償補償契約に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府及び関係者は、本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一、賠償措置額については、国際水準等を勘案した適正な額となるよう、遅滞なくその引上げに努めること。 二、原子力損害賠償制度につ……
○鈴木寛君 ただいま議題となりました法案の趣旨説明を申し上げます。 国公立の高等学校における教育の実質的無償化の推進及び私立の高等学校等における教育に係る負担の軽減のための高等学校等就学支援金の支給等に関する法律案趣旨説明。 ただいま議題となりました国公立の高等学校における教育の実質的無償化の推進及び私立の高等学校等における教育に係る負担の軽減のための高等学校等就学支援金の支給等に関する法律案につきまして、その提案の趣旨及び内容の概要について御説明申し上げます。 民主党は、さきの参議院通常選挙において、公立高校の学費などの実質無償化と私立通学者の学費負担大幅軽減を提案いたしました。 高……
○鈴木寛君 御質問ありがとうございます。 格差といいますのは、まさに今九八%の進学率があることは、これはいいことだと思っております。しかし、この二〇〇〇年以降、小泉内閣登場以降いわゆる経済の格差が広がっていると。そして、そのことが教育のチャンスの格差に広がっていると。そのことが更に言うと希望格差という意欲の格差に広がっている、こういう連鎖が始まり始めたわけですね。 そのことを我々は心配をいたしましてこの法律を作り始めたわけでありますが、とりわけ昨年の九月の十五日にリーマン・ショックがありましてこの心配がより加速をしていると。このことにきちっと手を打っておかなければいけないなと、こういうこと……
○鈴木寛君 私は、ただいま可決されました特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律の一部を改正する法律案に対し、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府及び関係者は、本法の施行に当たっては、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一、特定先端大型研究施設の建設・研究開発については、国が主導する長期的かつ大規模なプロジェクトの進ちょく状況を適切に評価しながら、優秀な研究者の確保等研究体制の充実及び……
○鈴木寛君 委員御指摘のとおり、まさに今、私も東京でございますけれども、東京あるいは埼玉、こうした教育委員会が、地元では優秀な人材が十分に確保できないために例えば東北の方に採用のためのミッションを出すとか、こういう状況になっております。例えば埼玉県は、おととしの採用内定者、上位から民間企業に内定を返上して移ってしまったと。こういった大変に都市圏においては極めて深刻な状況にあると。この危機感を是非すべての委員の方々にも共有をしていただきたいと思います。 まさに冒頭、辻井さんのお話を委員されましたけれども、実は辻井さんの指導をされました横山教授は私の友人でもありまして、あるいはそれを支えてこられ……
○鈴木寛君 私は、ただいま可決されました著作権法の一部を改正する法律案に対し、民主党・新緑風会・国民新・日本、自由民主党及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 著作権法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府及び関係者は、本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一、違法配信と知りながら録音又は録画することを私的使用目的でも権利侵害とする第三十条第一項第三号の運用に当たっては、違法配信と知らずに録音又は録画した著作物の利用者に不利益が生じないよう留意するとともに、本改正によるインターネット利用への影響に……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会・国民新・日本の鈴木寛でございます。 独立行政法人日本学術振興会法の一部改正案について質問をさせていただきたいと思います。 まず冒頭、大臣にお伺いをしたいと思いますが、この法律は、いわゆる補正関連法でございますが、衆議院で私どもは、これは共同会派提案でございますけれども、修正をさせていただいた上であえて賛成に回らせていただきました。参議院におきましても、今日の質疑が充実した、そして納得のいく答弁が得られればそういう方向で対応ができるものというふうに考えております。補正予算につきましては私どもは様々な問題点がありますので反対をさせていただきましたが、この部分につい……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会・国民新・日本の鈴木寛でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、冒頭、内閣官房副長官漆間巌氏に対しまして、私どもは、先週の金曜日からこの委員会への出席を求めてまいりました。実は、土曜日、日曜日、そして今朝に至るまでこの副長官の出席が拒否をされ続けてまいりました。やっと本日の理事会で、理事の皆様方の御尽力によりまして出席の運びとなりました。理事の皆様方には大変感謝を申し上げたいと思いますが、今日の、まさに直前まで官房副長官の出席が拒み続けられたということは、これは大変遺憾なことだというふうに思いますし、そして、その理由がこれまでの慣例によりと、こういう理……
○鈴木寛君 委員長。
【次の発言】 今、今日の開会が一時間遅れた理由を委員長から御説明いただきたいと思います。(発言する者あり)
【次の発言】 委員長の御裁定ということでございますから、委員の一人としてその指示に従いたいと思いますが、大変私は遺憾でございます。
委員の皆様方、お手元に質疑通告表というのが配られているかと思います。今のお話は、この質疑通告者、私、鈴木寛君要求の森兼啓太君と木村盛世君の件でございますけれども、これ今まで、私の記憶では、国会議員が質疑者の通告を行って、そして、このまさに紙に、ペーパーに刷られている人たちがこうしたことで国会に来ないと。そして、本人は来たいということを……
○鈴木寛君 おはようございます。民主党・新緑風会・国民新・日本の鈴木寛でございます。 早速、新型インフルエンザ問題に入らさせていただきたいと思います。 改めまして、本当に日夜懸命な努力を続けておられます厚生労働大臣、そして官邸、厚生労働省の職員の皆さん、現場の検疫官の皆さん、国立感染症研究所の皆さん、現場の医療関係者、保健所、衛生研究所、県庁、市役所、本当に大勢の皆様方の御尽力に、この場を借りまして心から敬意と感謝を申し上げたいというふうに思っております。 この問題は、二十五日も議論しましたけれども、厚生省も含めてだれ一人としてこの正解を知っている人はいない。だからこそ、最大限知恵を絞っ……
○副大臣(鈴木寛君) 宇宙開発委員会委員長松尾弘毅氏及び同委員野本陽代氏は平成二十二年一月五日をもって任期満了となるため、松尾委員長の後任として池上徹彦現委員を、またその後任として新たに井上一氏を充てるとともに、野本現委員については再任いたしたいので、文部科学省設置法第十一条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願い申し上げます。 以上でございます。
○副大臣(鈴木寛君) この度、文部科学副大臣を拝命をいたしました鈴木寛でございます。 副大臣といたしまして、大臣をよく補佐をさせていただき、二十一世紀を日本や日本人が生き抜いていくために必要なソフトパワーの増進のために、教育費の負担軽減、教員の資質の向上、大学の活性化など教育施策の充実や、地域でスポーツに取り組むことができる環境の整備、国際競技力の向上などのスポーツの振興に全力を尽くしてまいる所存でございます。 今後とも、委員長を始め委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ありがとうございました。
○副大臣(鈴木寛君) 私も超党派の議員連盟で超党派の議員の各党の皆様方とスポーツ基本法の議論に加わっておりました。その中で、今、橋本委員からお話がございました、縦割りでスポーツ政策をやっていくことの問題点ということはかなり超党派での共通のコンセンサスになりつつあったのかなと、こういう認識もいたしております。逆に、次期通常国会での提出が難しいというところもそことある意味で裏腹の関係にもあろうかと思っておりまして、これは一つの大きな行政組織の変更、あるいは新設、再編と、こういう話にもなりますので、そうした議論をきちっと形にするためにも来年しっかりした議論をしていきたいと、こういう思いでございます。……
○副大臣(鈴木寛君) 今のお話とも絡むんでございますけれども、新しい政権になりまして、いわゆる競争性のない随意契約、この在り方についてはやっぱりきちっと見直していくべきだろうという考え方の下で、原子力機構にお任せをするのではなくて、川端大臣、中川副大臣の下に昨年の十二月から今年の一月にかけて相当一から見直しもさせていただきました。 その中で、今日御指摘がございました原子力機構から随意契約額が大きく、原子力機構からの再就職者が在籍する企業等との契約の妥当性等についてかなり広く調査を行いまして、その問題点も抽出をさせていただいて、その結果を踏まえて今年の一月に、今後は核不拡散、核物質防護等の観点……
○副大臣(鈴木寛君) 日本人学校といいますものは、今も御指摘ありましたように、海外に在住する日本人の子供たちのために日本の国内の学校教育に準じた教育を実施することを主たる目的として設置をされているわけでございますけれども、法律上は、学校教育法上は直接適用はされませんというのが法律の状況でございます。
○副大臣(鈴木寛君) 委員御承知のように、教育実習は学校教育法上の学校において行われるということになっております。 御案内のように、海外にある日本人学校というのは学校教育法上の学校でない、こういう位置付けにございます。したがいまして、教育実習の対象として直ちにということには幾つかの課題がございますが、一方で、委員御指摘のとおり、教員が国際感覚を身に付けていくということはこれから非常に重要になってくると思っておりますので、教職の希望者が日本人学校を始め海外でボランティアであるとかインターンシップであるとか、そうした様々な経験を積む、そのことを授業として、あるいは単位として認めていくということは……
○副大臣(鈴木寛君) お答えを申し上げます。 平成二十二年度の全国学力・学習状況調査実施委託事業に関しまして、今御指摘の点だと思いますけれども、この入札手続は二月十六日に公告を行い、その中で三月二十四日に開札をするということとなっておりました。その後、三月四日に防衛省航空自衛隊が発注する什器類の製造業者らに対する排除命令、課徴金納付命令等について、公正取引委員会より株式会社内田洋行に対して事前通知が行われました。この時点ではまだこの独占禁止法違反行為の処分は行われておりませんことから、文部科学省で一般的に定めております取引停止の要件を満たしていなかったため、株式会社内田洋行に対してこの段階で……
○副大臣(鈴木寛君) お答えを申し上げます。 委員も御承知だと思いますけれども、文部科学省の学校給食摂取基準というのは、厚生省が定めている基準を参照をいたしております。ここでは、若年者では飽和脂肪酸摂取量と生活習慣病との関連は余り明らかではないがという一文があるんです。 学校給食摂取基準としてはそれに準拠した格好になっておりますが、文部科学省で独自に調査研究協力者会議は行っております。その中では、今御指摘もありました、脂肪酸の種類にも配慮することが大切であると。飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸のバランスが特定のものに偏らないように食品の組合せに配慮する必要があると。さらに、多……
○副大臣(鈴木寛君) 平成二十二年度文部科学省関係予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 平成二十二年度予算の編成に当たっては、教育、科学技術・学術、スポーツ、文化の振興についての施策を総合的に展開するため、文部科学予算の確保に努めてきたところであります。 文部科学省所管の一般会計予算額は五兆五千九百二十六億円、エネルギー対策特別会計は一千四百十二億円となっております。 以下、平成二十二年度予算における主な事項について御説明を申し上げます。 第一に、初等中等教育の充実を図るための関連施策を総合的に進めることとしており、中でも、家庭の状況にかかわらず、すべての意志ある高校生等が……
○副大臣(鈴木寛君) 委員おっしゃるとおり、スポーツの経済波及効果というものは、もちろんスポーツは経済だけではございませんけれども、非常に重要な観点の御指摘だと思います。 スポーツがもたらす経済効果の一例といたしましては、一九九八年の長野の冬季オリンピックが四・七兆円、二〇〇二年の日韓ワールドカップサッカーが三・三兆円、先般行われました東京マラソンが二百二十億円と、スポーツ大会の持つ経済効果は非常に大きいという数字もございます。 それから、今御紹介もいただきましたように、市場規模は四兆円を超えます。それから、家計部門のスポーツの支出というのは二兆円といった数字等々もございますし、それからこ……
○副大臣(鈴木寛君) もちろん、もう委員よく御承知のとおり、私学の低所得者向けの拡充ということは今年も盛り込ませていただきましたし、この点についてはきちっと拡充をしていきたいと、こういう思いは持っているところでございます。 しかしながら、今全体の三割を占めていただいている私学の存在というのはこれ極めて重要でございまして、といいますのは、やはり高校段階において多様な学ぶ機会があるということは非常に重要だと思います。私学というのはやはり建学の精神に基づいて非常にそれぞれに工夫をされた、かつ多様な学ぶ機会を現に提供していただいておりますし、このことは大事にしていかなければいけないというふうに思って……
○副大臣(鈴木寛君) お答え申し上げます。 今大臣も御答弁申し上げましたけれども、高等学校等への進学率は今現在約九八%に達して、まさに国民的な教育機関となっております。その教育の効果は広く社会に還元されるものでございますし、その教育費について社会全体で負担していく方向で諸施策を進めていくべきということで、今回、所得制限を設けずに一律に支給することといたしました。 これはよく御承知のことと思いますけれども、イギリスにおきましては一九一八年、ドイツにおきましては一九一九年から高校が無償化をされておりますけれども、現在では諸外国では多くの国で後期中等教育を無償化としているところでございまして、高……
○副大臣(鈴木寛君) お答えを申し上げます。 現在、高等学校等への進学率は九八%に達しております。まさに国民的な教育機関でございますが、その教育の効果は広く社会に還元されるものでございますので、その教育費については社会全体で負担をしていくという、そういうことで今回の施策を進めていきたいと思っております。 それから、この高校無償化につきましては、諸外国では多くの国でこの後期中等教育を無償化をしております。 イギリスにおきましては一九一八年から、ドイツにおいては一九一九年、トルコは一九二六年から、今ではまさにこの高校無償化は世界的な常識となっておりますし、国際人権A規約におきましても中等教育……
○副大臣(鈴木寛君) お答えを申し上げます。 今、長浜副大臣から御説明申し上げましたように、子ども手当につきましては差押禁止債権となっておりますので、学校給食費等につきましてもこれを強制的に子ども手当から徴収をするということは認められておりません。と同時に、平成二十二年度の子ども手当法の厚生労働省の施行通知におきまして、学校給食費の滞納は子ども手当法の趣旨にそぐわないということも示されております。 これを受けまして文部科学省では、保護者が子ども手当を受けながらその一方で学校給食費を滞納するということは望ましいことではないと、学校給食費の意義あるいは役割、あるいは学校給食費の重要性ということ……
○副大臣(鈴木寛君) お答えを申し上げます。 今現在、高等学校等の進学率は九八%になっておりまして、その教育費を社会全体で負担をしていくということでございます。このことによりまして、高等学校等については、家庭の経済状況にかかわらず、すべての意志ある高校生が安心してかつ集中して教育を受けることができるということでございます。とりわけ、今家庭の経済状況が大変厳しくなっておりますので、そうした負担軽減につながります。 もう少し申し上げますと、これでアルバイトをしなくていい、あるいはそれを減らすことができる高校生が増えるということです。それからもう一つは、低所得者のアンケートをしてみますと、もう高……
○副大臣(鈴木寛君) お答えを申し上げます。 まず、ナショナルトレーニングセンターでパラリンピックの選手が、北京パラリンピック競技大会の代表選手、水泳でございますが、競泳のプールを利用していただいております。 文部科学省といたしましては、基本的に、競泳プール以外の施設についてもパラリンピックの選手が利用していただくことは構わないといいますか、可能であるというふうに認識をいたしておりまして、ただ、当然のことでございますが、いろいろな利用希望が重複する場合にはこれは調整をしていただくとか、一部、例えばオリンピック仕様のコートの、例えばバスケットとか、コートの材質とパラリンピックの車いすバスケッ……
○副大臣(鈴木寛君) 今御指摘のように公立高校の授業料無償化あるいは私立高校等への就学支援金制度が始まっておりますけれども、そういう状況下におきましても、授業料以外に入学金や教科書代などで保護者の教育費の負担が大きいというふうに承知をしております。 また、高校無償化法の採決に当たりまして衆議院の文部科学委員会におきましても、奨学金の給付に係る制度の創設その他の低所得者世帯の一層の負担の軽減を図る旨の附帯決議が付されたところでございます。 こうした点を踏まえまして、低所得世帯の高校生に対する給付型奨学金事業の中におきまして、平成二十三年度予算要望におきまして要望額九十二億円を計上し要望してい……
○副大臣(鈴木寛君) この度、文部科学副大臣を拝命いたしました鈴木寛でございます。 副大臣として、大臣をよく補佐し、二十一世紀を日本が生き抜いていくために必要なソフトパワーの増進のため、教育、スポーツの振興に全力を尽くしてまいります。 今後とも、委員長を始め委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○副大臣(鈴木寛君) お答えを申し上げます。 保育と教育、この議論というのは非常に深い議論でございまして、今日も大変に大事な議論をしていただいておることを大変感謝を申し上げます。 既に御承知のように、子ども・子育て新システム検討会議におきましてもまさにこの保育と教育の位置付けということを議論しておりまして、特にこども指針ワーキンググループでその検討を行っております。 それで、保育といいますのも、教育方法の独自性を表す用語の一つの形態として保育という言葉を使っておりまして、例えば学校教育法におきましても、第二十二条で、「幼稚園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し……
○副大臣(鈴木寛君) 大変大事な御指摘だと思っております。 現在、中教審で特別支援教育の在り方に関する特別委員会を設置をいたしておりまして、今この障害者の権利に関する条約の理念を踏まえた特別支援教育の在り方について審議を行っております。 この特別委員会におきましても、今御指摘をいただきました点に関しまして、早期から教育相談や就学相談を行うことにより、本人、保護者に十分情報を提供し、本人、保護者と学校、教育委員会が合意形成を図りながら決定していくことが重要であるとか、あるいは障害のある子供たちの教育相談は乳幼児期を含め早期から行うことが必要といった議論が行われているところでございますので、今……
○副大臣(鈴木寛君) 私どもは二十ミリシーベルトでよいという通達は出しておりません。
【次の発言】 加えまして、児童生徒が受ける線量をできるだけ低く抑えるためにということも付しておりますが、その説明の仕方あるいは政府全体としてでの取組、コミュニケーション等々にいろいろと改善すべき点があるという御指摘については、これは真摯に受け止めてまいりたいと思いますし、あわせまして、我々は、児童生徒が学校において受ける線量低減に向けた当面の対応というのを五月二十七日に出させていただいて、全ての学校においては、学校における受ける線量といたしましては一ミリシーベルト以下ということを通知をさせていただいているとこ……
○副大臣(鈴木寛君) そのように認識しております。
【次の発言】 今委員おっしゃったとおり、これまでの分とこれからの積算予想、これを足して二十ミリシーベルト以下に抑えていくという基本的な認識は同じでございます。
【次の発言】 今回は、五十二の学校については再調査をいたしました。それに基づいて、それぞれの学校のこれまでの四十日程度の、四月十四日までの、ですから一月ですか、以上の数値というものがこれでシミュレーションできます、推定できます、これ過去の分ですね。そして、それを踏まえてこれからどうなるのかということを算定して、それでもなお二十ミリシーベルト以内に入っているという計算というか、そのことを……
○副大臣(鈴木寛君) 台湾に関します我が国政府の立場は、昭和四十七年の日中共同声明で示されているとおりであります。外務省のホームページ等においても、台湾については地域として扱われているところでございます。
御指摘の記述につきましては、教科書発行者におきましてこれらの資料等を踏まえ教科書を編集したものと考えております。また、これらの教科書については、検定基準に照らし、教科書検定審議会の専門的な審議により、教科書として適切であるとの判断をされたものであるということでございます。
【次の発言】 昭和四十七年の日中共同声明というのが我が国の立場だというふうに理解をいたしております。
○副大臣(鈴木寛君) 今委員御指摘のとおり、第二次指針におきましては、農林漁業についてはこの出荷制限指示が出されました区域、つまりは、食用の農産物に関しては福島、茨城、群馬、栃木の全部、千葉の一部、食用の畜産、水産については茨城、福島の全部が対象とされたところでございますが、それ以外の被害につきましては、今後、原子力損害賠償紛争審査会におきまして被害の実態や事故との関連性について更に詳細な調査検討を行い、原子力損害の範囲の全体像につきまして七月ごろに中間指針として取りまとめてまいりたいというふうに考えております。
【次の発言】 審査会におきましてそのような方向で御努力をいただいていると思います……
○副大臣(鈴木寛君) 平成二十三年度文部科学省関係予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 平成二十三年度予算の編成に当たっては、教育、科学技術・学術、スポーツ、文化の振興についての施策を総合的に展開するため、文部科学予算の確保に努めてきたところであります。 文部科学省所管の一般会計予算額は五兆五千四百二十八億円、エネルギー対策特別会計は一千三百四十九億円となっております。 以下、平成二十三年度予算における主な事項について御説明を申し上げます。 第一に、新学習指導要領の本格実施に対応するとともに、教員が子供一人一人に向き合う時間を確保し、子供たちの個性に応じたきめ細かで質の高い……
○副大臣(鈴木寛君) まず初めに、東北地方太平洋沖地震によりお亡くなりになられました多くの方々とその御遺族に深く哀悼の意を表しますとともに、被災地において厳しい避難生活を続けておられる多くの被災された皆様方に対し、心からお見舞いを申し上げます。 また、被災地において災害への対応に当たっておられる学校の教職員を始めとした皆様方に心から敬意を表するとともに、引き続き政府一体となり被害状況の把握に全力を尽くし、被災者の救援救助活動など災害応急活動に全力で取り組んでまいります。 去る三月十一日に発生しました東北地方太平洋沖地震に関し、被害情報と文部科学省の取組について御報告いたします。 今回の地……
○副大臣(鈴木寛君) これまでやってまいりました、文部科学省がやってきた学校ICT活用推進事業を始めとする施策は、ハードが中心でございました。 もう先生もよく御案内のように、ハードとソフトと、それから人間と、このやっぱりバランスが良くないといけません。例えば、電子黒板は入ってもそこで使うソフトが二種類しかありませんでしたので、やっぱりそのバランスは調整せよという御指摘はそこは踏まえた上で、きちっとソフトと人間の部分を加味した形で学びのイノベーション事業という形で再構成して今推進を、大臣申し上げましたように推進していこうと、こういうことになっております。
○副大臣(鈴木寛君) 委員はよくよく御存じでございますが、平均の児童数は今申し上げましたように二十八、小学校の場合は二十八でございます。一方、その平均ということでいえばOECDは二十一・六でありまして、民主党のこれまでの主張も、OECD平均に定数を改善をすると、こういうことを言ってまいりました。 それで、いわゆる三十五人以下学級というのは、これは基礎定数算定にあっての算定の考え方、いわゆる平均と上限というのが、もう委員はよく御存じでありますが、区別して議論をしなければいけません。平均は二十八でありますが、今回、三十五人を上限とすると、ですから、三十六人以上の学級はもう我が国から存在をしないと……
○副大臣(鈴木寛君) 文部科学省が昨年に行いました今後の学級編制及び教職員定数の在り方に関する国民からの意見募集によりますと、小中学校の望ましい学級規模として最も多く挙げられましたのが二十六人から三十人でございます。その御意見は全体の六一%になっております。また、文部科学省が昨年二月から様々な方々からヒアリングを行っております、教育関係団体あるいは有識者。そこでは、学級編制の標準を三十人以下又は三十五人以下に見直すべきとの意見が大宗を占めたということでございます。 一方で、中教審の初等中等教育分科会での議論におきましては、学級編制標準、要するに上限の標準の引下げの必要性を指摘しつつも、学級規……
○副大臣(鈴木寛君) 東日本大震災が発生してから一か月余りが経過をいたしました。改めて、この災害によりお亡くなりになられました多くの方々とその御遺族に深く哀悼の意を表しますとともに、被災地においていまだ厳しい避難生活を続けておられます皆様方に対し、心からお見舞いを申し上げます。 また、被災地におきまして災害対応に当たられる多くの皆様方にも心から敬意を表する次第であります。政府といたしましても、一体となって被災者の支援に全力で取り組んでまいります。 それでは、地震、津波による被害状況から御報告いたします。 今回の震災による四月十九日七時現在までの文部科学省関係の被害状況としては、人的被害に……
○副大臣(鈴木寛君) 東日本大震災が発生してから二か月余りが経過いたしました。 この間、政府では被災者の支援に向けて全力で取り組んでおり、五月二日には、委員の皆様方の御尽力のおかげで、震災からの早期復旧に必要な施策が盛り込まれた平成二十三年度第一次補正予算が国会で成立するなど、本格的な復旧復興に向けた取組が進んできております。 それでは、地震、津波による最新の被害状況から御報告いたします。 今回の震災による五月十七日七時現在までの文部科学省関係の被害状況としては、人的被害については、五百八十一名の死亡、二百四十三名の負傷が確認されるとともに、物的被害については、校舎の倒壊、津波による流失……
○副大臣(鈴木寛君) 三月十一日に発生いたしました東日本大震災に対しましては、政府として被災者の支援に向けて全力で取り組んでおり、五月十七日には、原子力災害対策本部において原子力被災者への対応に関する当面の取組方針を決定するとともに、二十日には、緊急災害対策本部において東日本大震災に係る被災地における生活の平常化に向けた当面の取組方針を決定いたしました。 文部科学省としても、これら二つの方針の下、本格的な復旧復興に向けた取組を進めており、本日は、前回、本委員会に報告した五月十七日以降、新たに判明した被害状況及び対応が始まった事項について御報告いたします。 それでは、まず初めに、地震、津波に……
○副大臣(鈴木寛君) スポーツ基本法、これは振興法から基本法に変わりました。その意味するところは、スポーツに携わる全ての人たちがこの基本法の精神を共有をして、そしてスポーツの意義というものを理解し、そしてそれを広めていこうと、こういうことでございます。 したがいまして、地方自治体あるいは市区町村といった主体も重要なスポーツの担い手ということになりますので、今回の基本法成立した暁には、このスポーツ基本法の趣旨を広くそうした関係者にも御理解をいただいて、そして住民、市民の皆さんとよくよくお話し合いをいただいて、あるいは市議会の皆様方、区議会の皆さんとお話しをいただいて、自分の町はスポーツというも……
○副大臣(鈴木寛君) お答えを申し上げます。 被災いたしました私立学校の再建を図るためには、第一次補正予算におきまして、まず施設災害復旧費補助、これ六百四十三億円に加えまして、教育活動復旧のための補助二百十二億円、それから日本私立学校振興・共済事業団による五年間の無利子、その後の低金利長期融資のための経費二百二十六億円、総額千百億円を措置をし、設置者の負担軽減を図っているところでございます。 私立学校施設の災害復旧につきましては、今回、事前着工を可能といたしております。そのために、補助金申請予定の私立学校につきましては約八割、大学では一〇〇%であります。高校以下で七八%、これ平均しまして約……
○鈴木寛君 お三方、どうも今日はありがとうございます。 今、橋本前知事のお話もございましたのでちょっと伺いたいんですが、私もどういう行政を国がやり県がやり市町村がやりということをきちっともう一回議論し直すべきだということについては全く大賛成なんですが、さらにそのときに、私は割と文教をずっとやってきているんですけれども、やっぱり適正教育行政単位という、こういう議論をいつも議論しています。 このことは恐らく適正医療行政単位とか、あるいは適正まちづくり単位とか、こういうことに読み替えられるんだと思うんですが。つまり、世田谷区は八十七万人です。しかし、市区町村です。結局、永田町では何か、国と県と市……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。野田総理、どうぞよろしくお願いいたします。 今資料を配っていただいているというふうに思いますけれども、我が国の政府の長期債務残高、ついにGDP比で申し上げますと二〇〇%に達する、そうした事態になっております。過去にこの政府債務、長期債務がこの水準にあったというのは太平洋戦争以来と、そういうふうな大変に危機的な状況にございます。そういう中で今日の審議、皆様方と、本当にこの今の置かれている我が国の状況、そしてどうしていったらいいのかということを御議論をさせていただければというふうに思います。 まず、財務大臣に伺いたいと思いますけれども、政権交代……
○鈴木寛君 去る二月十六日及び十七日の二日間、富山県及び岐阜県において、初等中等教育等に関する実情を調査してまいりましたので、その概要を御報告申し上げます。 派遣委員は、野上委員長、那谷屋理事、橋本理事、水落理事、斎藤委員、藤谷委員、熊谷委員、山本委員、柴田委員、そして私、鈴木でございます。 一日目は、まず、富山市立芝園小学校及び芝園中学校を訪問いたしました。 両校は、PFI事業によって同一敷地内に一体型校舎として整備された学校であり、相互に連携した活動が展開されております。 芝園小学校では、少人数指導を行う五年生の授業を参観いたしました。ここでは、学級担任及び少人数指導担当の教員が、……
○鈴木寛君 おはようございます。よろしくお願いいたします。 まず、厚生省は来ておられますかね。先般、東北地方の深刻な医療を改善するために大学医学部を新設することについてということで、関係省庁に対しまして、宮城県の石巻市長を始め十六名の、岩手県、そして宮城県、福島県の市長さんから陳情が寄せられております。もちろん、この件については、大学病院あるいは国立病院機構を始めとして、この一年間、大学病院だけ取りましても五千人を超える医師を始め医療者が現地に入って支えていただいたわけであります。そのことについては大変敬意を表したいと思いますし、また、この前提として、二年前の診療報酬改定によりまして、こうし……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 先ほど行われました理事会におきまして、本日の質疑終了後、委員長の方から、劇場、音楽堂等の活性化に関する法律案の草案の趣旨説明を行っていただき、委員会提出法律案とすることについての件をお諮りすることを決めさせていただきました。 この劇場、音楽堂等の活性化に関する法律案、略称劇場法という言い方もしておりますが、これは、長年にわたりまして超党派の議員そして議員連盟の場でいろいろな議論が積み重ねられ、そして本日のこのような運びになりました。本当に、国会議員がこうした大変大事なテーマについて大変連携をしながら、熟議を重ねながらということで、今日は大……
○鈴木寛君 私は、ただいま可決されました著作権法の一部を改正する法律案に対し、民主党・新緑風会、自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会、公明党、みんなの党、国民新党及び新党大地・真民主の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 著作権法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府及び関係者は、本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一、障害者の情報アクセスを保障し、情報格差を是正する観点から、録音図書等の作成を行うボランティア活動がこれまでに果たしてきた役割に鑑み、ボランティア団体が法人格の有無にかかわらず円滑にその活……
○鈴木寛君 私は、民主党・新緑風会、自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会、公明党、国民の生活が第一、みんなの党、国民新党及び新党大地・真民主の各派共同提案によるオリンピック競技大会及びパラリンピック競技大会に関する決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 オリンピック競技大会及びパラリンピック競技大会に関する決議(案) 去る八月十二日、ロンドンにおいて第三十回オリンピック競技大会が終了した。日本代表選手団は、計三十八個のメダル獲得を始め入賞は八十にも上り、過去最高の成績を収めた。とりわけ女子選手の活躍は目覚ましく、初めてメダルを獲得した競技・種目も増加し、東日本大震災で……
○鈴木寛君 おはようございます。民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。と同時に、私は発議者のお一人であります平井衆議院議員と共に、今十党の政党がございますけれども、インターネット選挙運動等に関する各党協議会の共同座長を務めさせていただいております。 衆議院におきまして、今提案者の方から御説明がございました、また修正案についても御説明ございましたけれども、この各党協議会で大変真摯で前向きな熟議が行われまして、私たち民主党、みんなの党は信念に基づき、より良いという思いでいわゆる民主党・みんなの党案、民みん案と言っておりますが、提出をさせていただきました。このことも一つのたたき台にされながら、最終……
○鈴木寛君 おはようございます。民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。
谷川副大臣ですね、谷川副大臣、いじめ問題で義家政務官から今の現状とか問題点についてじっくりとお話を伺ったことというのはございますか。
【次の発言】 義家政務官は、もちろん全ての政策について、あるいは価値観について共有しているわけじゃありませんが、少なくとも今日のいじめの現場の深刻さということについて、御自身も非常に向き合ってこられましたし、この文教科学委員会でも、与党であったり野党であったりいろいろ立場はそれぞれ変わってはおりますけれども、本当に共に問題の深刻さについて共有してきた我々の仲間なんですね。
要は、副大臣を……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。総理、よろしくお願いいたします。 まず、外遊大変お疲れさまでございました。特に、あのトルコでのオリンピックに関しますスピーチはナイスフォローだったというふうに思っております。 私、スポーツ担当の文部科学副大臣でありましたときに、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックの招致を東京都の皆さんと立候補を決めさせていただきました。新国立競技場の改築も与野党の皆さんの御理解を得て一歩踏み込ませていただきました。また、今現在も麻生副総理を会長といたします招致議員連盟の事務局長をさせていただいておりまして、総理にもこのオリンピック招致に当たって大変……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 私は、参議院の役割という議論がございますけれども、私の中では大変明快でございまして、結局、数の論理に対する立憲主義の実現と、これを担っているのが上院と裁判所であるということは自明の理でありまして、我が国の上院である参議院が立憲主義の実現を図るというのがその役割だろうと。とりわけ、日本においては司法消極主義でありますから、そういう意味でも参議院の課せられた役割というのは大変に高いと。じゃ、立憲主義の最たるものは何かと。これはまさに基本的人権の実現ということでありまして、数の論理の中で埋もれてしまう特に少数派のまさに人権といいますか、平和と幸福……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 本日の議題は児童虐待防止に関する件ということでございますが、直近の役所から教えていただきました統計によりますと、平成十二年度で児童虐待の相談件数は何と一万七千七百二十五件ということでございます。ただいま後藤委員からもお話がございましたが、正に私もこの児童虐待のお話、いろんな方々から伺います。そして、その惨状を報道も含めて耳にするたびに、その光景を思い浮かべるだけで本当に胸が締め付けられる思いがいたします。 事この問題は、人間の生命とか尊厳とかいう問題でございますし、また、政治の仕事というのは正にこうしたことをきちっと正面から取り組んでいく……
○鈴木寛君 私は、障害者の自立と社会参加の問題とITのことについて少しお尋ねをさせていただきたいと思います。 私自身も七年ほど前から、特にこの障害者の方々というのをエンパワーする非常に有効なツールとして情報技術、ITがあるということを非常に痛感をいたしまして、あるNPOの活動を一貫して支援をさせていただいております。 このNPOは障害者の方をハンディキャッパーと呼ばずにチャレンジドと、これ英語ばかり使うなという先ほどのお話がございましたが、しかしなぜ英語が多いかというと、やはり障害というものを、あるいはそれをノーマライズしていく、あるいはインクルードしていくということについてきちっとコンセ……
○鈴木寛君 民主党の鈴木寛でございます。引き続きまして、質問をさせていただきたいと思います。 私が冒頭に御質問させていただきたいのは、先ほど同僚の岩本議員が最後に御質問をされました、正にこれからロースクールで学ぶ学生たちに対する財政的な支援の問題から入っていきたいというふうに思っております。 この問題につきましては、私も参議院の本会議で両大臣そして財務大臣にお尋ねをさせていただきました。少し、ちょっと細かくなりますが、本会議で私が御提案をさせていただいたのは、御検討をお願いをいたしましたのは四つございました。 一つは、希望者全員に対する奨学金が交付されるということ、それから二つ目が、一人……
○鈴木寛君 私、冒頭、清水先生がおっしゃいましたお話を少し深掘りをさせていただきたいというふうに思います。 正に福祉機器、あるいは器具、あるいはシステム、住宅も含めてですね、あるいは社会システムも含めて、すばらしい施策を各省庁がやっておられることについては敬意を表しますけれども、こうしたものを世の中に普及をさせていくという観点で少し御意見を申し上げて、御感想をいただきたいわけでありますけれども。 何でも新しいものというのは研究開発の段階があって、そしてそれがマーケットに出た段階というのは非常に高いわけですね。これは要するに初期投資の分が価格に反映されますから。そして、ある程度の需要が出てき……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 障害者の自立と社会参加に関する件につきまして意見を述べさせていただきたいと思います。 この調査会におきましても、障害者の自立と社会参加に関する件で様々な参考人あるいは関係当局からのいろいろな御意見を承ってきたわけでありますが、この際、この調査会の一員として是非申し上げたいことは、やはり戦後続いてまいりました障害者法制、あるいは更に申し上げますと障害者に対する施策の抜本的な枠組みというもの自体を見直すということ、あるいは少なくともそのことについての検討をするという視点がやはりこの調査会としては必要ではないかというふうに思います。 恐らく、……
○鈴木寛君 民主党の鈴木寛でございます。 私は、このたび新しくこの調査会の幹事にさせていただきましたが、この参議院の憲法調査会のそもそもの役割といいますか意義は、従来言い尽くされてきた憲法論議をここで反復するということではなくて、もちろんその整理は必要であると思いますけれども、むしろ、今までどちらかというと議論されてこなかった、あるいは議論が不十分であった新しい論点を抽出をし、さらには新たなアジェンダセッティングをこの日本の世の中に向けて発信をすることだというふうに思っております。 そういう観点から、今日の参考人質疑は極めて有意義だったというふうに思います。すなわち、三人の参考人、三様の説……
○鈴木寛君 本日、森本参考人から憲法解釈上いかなる活動が法的に可能かという議論ではなくて、日本の国益とリスクに基づいて憲法議論をすべきであると、しかもその国益とリスクというものをきちっとブレークダウンをし、その内容と優先順位について認識をし議論をすることが大事であるという主張がなされましたが、私もその指摘については強い感銘と共鳴を覚えるものであります。我が憲法調査会の任務も正にこの点にあるということを改めて確認をさせていただきたいと思います。 さらに、従来は自衛隊の海外派遣についてその都度この特別措置法で行われてきたけれども、我が国が実力部隊を用いて海外で国際貢献活動をする場合の基準をあらか……
○鈴木寛君 今日の大沼参考人の御発言、御意見というのは、基本的に私も相当程度の部分について賛成をする立場でございます。 ただ、一点だけ補足といいますか、恐らく大沼参考人もそういう御趣旨でおっしゃったんだと思いますが、先ほどから少し話題になっております政治家は宗教家ではないという発言は全くそのとおりだと思いますが、恐らく真意は、政治家は宗教家でないのと同時に官僚でもないということを付け加えておく必要があるのではないかと思います。 何が言いたいかと申しますと、私も元々国家公務員でございましたが、国家公務員といいますのは、与えられた憲法の枠組みの中で現実的な問題対応を後追い的に処理をせざるを得な……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 今日、前文についての議論、自由討議をしているわけでありますが、私は個人的にはやはり新しい時代認識というものをきちっと踏まえた前文の策定をやっていきたいというふうに思っております。 それでは、新しい時代における価値というのは何かということで、これは極めて難しい問題なわけでありますが、実は平成十二年に日本学術会議というところが脱物質・エネルギー志向の価値観というものを提起をいたしております。私は、正に今あるどの国の憲法も、物質・エネルギー志向の社会、正にモダンソサエティー、産業社会における憲法というものだったんだと思います。 私が思いますに……
○鈴木寛君 民主党の鈴木寛でございます。 今日は正に「改正、最高法規」というテーマで、憲法制定権力あるいは改正の担い手の在り方について非常に三人の参考人の方から貴重な意見を聞けたことをよかったなというふうに思っております。 それで、やはり今日再認識をいたしましたのは、改正の担い手というのはやはり国民にある、我々、国民主権というものをきちっと認識をしていかなければいけないと、こういうことだったと思います。しかしながら、私の意見といたしましては、こうした憲法調査会での議論を機に、やはり改正の手続といいますか、国民の民意あるいは総意というものをきちっと集約をしていく、あるいはそれを盛り立てていく……
○鈴木寛君 是非、この調査会で一つの視点を持っていただきたいということで発言をさせていただきます。 私が申し上げたいことは、やっぱりいろんな角度、方面から代表民主制というものが危機にさらされているんだと思います。それは、いわゆる官の独走、暴走を止められない、あるいは官から攻め込まれているということについては松井委員からお話がございました。山本委員もそういう御発言だったと思います。それから、武見委員あるいは川橋委員からお話がありましたのは、やっぱり政党というものから代表民主制が脅かされていると。そして、私がお話を申し上げたいのは、三つ目、実は今民主主義の危機の中で我々が絶対に注目をしなければい……
○鈴木寛君 今日、舛添委員の冒頭の御発言で、参議院と参議院議員をちゃんと区別すべきだという御提案があった。私、全く同感でありまして、民主党というか、恐らくすべての政党において、少なくともその党の政策形成過程において極めて重要な役割を果たしているのは参議院議員であるケースが多くに散見されるということは、これはもう厳然たる事実だというふうに思います。 その理由をつらつら考えてみますと、やはり参議院議員というのは、地方区、比例ともに数十万ないし百万を超える有権者の具体的な支持をもって選出をされているということと、それから、やはり六年間の確実な任期が保障されていると。やっぱりこのことによって、少なく……
○鈴木寛君 はい、ありがとうございます。 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 我々民主党は、憲法の在り方を考えるに当たりまして、ポストモダンの時代における憲法とは何かという問題意識を持って議論をしております。 ポストモダンの一つの様相といたしまして、ハイパーコミュニケーション社会の到来ということが挙げられようかと思いますが、その観点から、今日の松井議員の意見に加える形で少しお話を申し上げたいと思います。 以下は私の私見でもございますので、党全体の見解ということではございませんので、それは事前にあらかじめお断りはしたいと思います。 今日、多くの委員の先生方から補完性の原理についての……
○鈴木寛君 私も簗瀬委員とほぼ同趣旨で申し上げますが、精神については全く同趣旨でございますので、より具体的な話を追加させていただきたいと思います。 私たち民主党も、正に産業社会から情報文化社会に今移行しつつある、そうした歴史的な認識を持って憲法をつくるべきだというふうに思っております。そうしますと、産業社会において重要視されておりましたこの知る権利というものも、その重要性は情報文化社会においてはより重要になってくると思っておりますし、更に申し上げますと、市民から知民へというようなことも言われますが、正に人々のより質の高い豊かなコミュニケーション主体としての尊厳というものは、憲法の中心的な人権……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 ただいま小委員長から御報告がありました論点整理に付け加えさせていただきたいと思います。 まず、参議院の機能及びその独自性の議論でございますが、私は、公正な社会を作り上げるためには、正に民主主義と立憲主義、この双方のバランスが非常に重要だというふうに思っております。もちろん、立憲主義の実現を主として担うのは裁判所なわけでございますが、立法府にあっては、正に我々参議院がこの立憲主義の実現の一翼を担っていくという意識が重要ではないかなというふうに思っているところでございます。 その中で、憲法解釈機能について小委員長報告の中にも触れられておりま……
○鈴木寛君 私も、本日御発言のございました松井議員の意見に基本的に賛成するわけでありますが、補足的に御意見を申し上げたいと思います。 私も、実態上官僚内閣制であります我が国が、真の意味で議院内閣制になるというために参議院が果たすべき役割、極めて大きい、特に行政に対するチェック機能という点で大きいということを御主張申し上げたいと思います。 松井議員は、特に予算の執行に関する決算機能の充実ということをお話しになりましたが、それに加えまして私が申し上げたいのは、正に国会の権能は予算と法律をこれ作るということがその権能でございます。で、私が申し上げたいのは、この予算と並び非常に重要なこの法律、しか……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 戦後六十年がたちました。私は、この二〇〇五年の現在において、新しいこの時代に合った憲法をつくり直すべきだという立場でございます。私からは、この時代、ポストモダンに差し掛かった時代とも言えますし、ハイパーモダンの時代とも言えるかと思いますが、このハイパーモダン時代になぜ新憲法をつくり直さなければいけないのかと、その目的について申し述べたいと思います。 私は、このハードパワー時代において後塵を拝した我が国日本が、ソフトパワー、ヒューマンパワーの時代において、やはり世界の先導者、リーダーになる、そのことを目指すための新憲法制定であるべきだという……
○鈴木寛君 本日は、前文の在り方あるいは近代憲法論について議論がなされました。憲法を議論する立場として、恐らく私は三つの立場があると思いますが、一つ目は護憲という立場、二つ目は前近代的憲法への復古という立場、三つ目は、近代憲法を充実をさせ、ポストモダン型憲法制定に半歩踏み出し深化をさせるという立場だと思います。 新しい憲法論議においては、この国の在り方、従来の国の在り方について考えるという、これは当然のことでありますが、それに加えて、国家が既にもう万能ではない、あるいは近代国民国家システムが揺らぎつつあるという時代背景を踏まえて、社会の在り方、更に申し上げれば、多様な社会の担い手の間の約束事……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。私も舛添小委員長始め小委員会の委員のメンバーの皆様方に改めて敬意を表したいと思います。 私から申し上げたいことは、今回議論となっております参議院の在り方、更に申し上げますと参議院改革を議論するその目的は何だろうかということを改めて申し上げたいと思います。 私は、正にこの国民主権の徹底と、そのために参議院を含むこの国の統治機構というものをどのように整備あるいは改革をしていったらいいのかという観点が今回の二院制小委員会の基調にあったと思いますし、そのことによって実り多き議論だったということを皆様方にも御紹介をしたいと思いますし、また、この憲法調……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 私が申し上げたいことは、本当にこの憲法調査会で議論してきたことを国民の皆様方にいかに理解、要するに、憲法を議論すると、憲法を国民の皆さんと一緒につくるということについての理解と支持をいかに得ていくかと、このことが非常に重要であるということを最終回に当たりまして強調させていただきたいと思います。 その原因をいろいろ考えますに、やはり、ここでの議論がそうであるということは申し上げませんが、国民の皆様方には依然として旧態依然たる復古的左右のイデオロギー論争が行われているかに報じられている実態が、そういった要素も私は反省すべき点もあろうかと思いま……
○鈴木寛君 今日は二院制、とりわけ選挙制度にかかわるテーマでございますので、その点につきまして私の御意見を申し上げたいと思います。 いわゆる一票の格差の問題が参議院でも最高裁から提起をされております。この議論の中で、私が是非強調させていただきたいのは、やはりこの一票の格差というのは大変に重い課題であるというふうに思います。もちろん、私は国土の均衡ある発展というのは極めて重要な政策課題の一つだと思っておりますけれども、我々国会が議論をし、そして判断を下していかなければならない重要課題の中に、例えば国民の生命と財産の確保といった問題だとか、あるいはその絡みで申し上げると、例えば生命の尊厳について……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 藤原参考人、池谷参考人、貴重な御意見、ありがとうございました。 まず、藤原参考人にお伺いをしたいと思いますが、先ほどの質疑でもございましたが、藤原参考人、多くの方から、(発言する者あり)あっ、公述人、ごめんなさい、公述人。いろんなところで同様の質問が上がっていたかと思いますけれども、よのなか科、今の中学生に死生観とか、こういう問題はなかなか教えてもないのに大変じゃないかという声はいろんなところでもう既にはおありになったかと思いますが、これ実際、確かに二十五回、一年間やっておられるわけで、四月一日の段階ではそうした御指摘もあろうかと思います……
○鈴木寛君 ありがとうございます。 今日は大変すばらしい報告を聞かしていただきまして、誠にありがとうございました。 国民投票をやる上でのいろいろな留意点については、今日御報告があったこと、あるいは更にここで引き続き議論があることを踏まえて更に詰めていけばいいということについて私は全く異論はないんですけれども、少し、与党の一部の先生方から、やっぱり国民投票に対する必ずしも積極的でない御意見がございましたので、少し我々の、与野党の先生方から、御意見を申し上げたいと思うんですが、我々、やっぱり憲法調査会で議論をしている原点は何かというと、やっぱりこの国の民主主義とか法治国家というものをこれを機会……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。公述人の皆様方、貴重な御意見を本当にありがとうございました。 私どもも、民主党といたしまして日本国教育基本法案という法案を今回出させていただいております。今日、大勢の公述人からお話がございましたように、今回なぜ六十年ぶりに教育基本法を作り直すのかと。私どもも作り直したいと思っているわけでございますが、その大きな理由の一つに、この戦後五十年のこの教育行政の在り方ということをやっぱり変えていく大きな契機にしていきたいということ。それから、残念ながら、先進国の中で非常に低水準にあるこの我が国の公教育、公財政、教育に対する公財政支出、これを、ああ、あ……
○鈴木寛君 民主党の鈴木寛でございます。 幸福とは何かというテーマはまさに人類の永遠の課題でございまして、非常に哲学的深遠な課題でございますが、私が少々研究をしておりますポストモダン論の観点から申し上げますと、この議論をするときに歴史的な認識というものを、時代が変わっていると、変わりつつあるということをやっぱり踏まえて議論をしていただくことがより望ましいのではないかなというふうに私自身は思っております。 つまり、フランス市民革命、アメリカ独立革命あるいはイギリスの産業革命以来、二百年来続いているこのモダンという時代が今終わりを迎え、そして新たにポストモダンという時代を迎えつつあると私は認識……
○副大臣(鈴木寛君) お答えを申し上げます。 委員御指摘のとおり、保育所については施設の確保というのが大変重要でございますが、余裕教室等を保育所に転用し活用するというのは有効な選択肢の一つだというふうに理解をいたしておりまして、民主党のマニフェストでもそのようになっているところでございます。 この転用をする際に、ほとんど公立学校の場合は国庫補助を受けております。従来は、これを転用いたしますとその国庫補助分をもう一回国庫納付しろと、こういうことになっていたわけでありますが、これでは進みませんので、ほとんどのケースの場合にこのような保育所などの極めて公益性の高い施設に転用をするということでござ……
○副大臣(鈴木寛君) 文部科学省の鈴木寛でございます。今日は、このような機会をお与えいただきましたことを心より感謝申し上げます。 それでは、お手元に配付をさせていただきました資料に基づいて御説明を申し上げたいと思います。 主に今日申し上げたい、あるいは課題をいただきましたのは三点でございまして、高等教育における人材養成の現状と問題点、そして社会人教育、生涯学習の振興における職業能力開発の現状と問題点、この二点について中心的に御説明申し上げ、そして、御指摘をいただきました私学共済の現状と問題点については資料を配付させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 まず一ページ目でございま……
○鈴木寛君 民主党・新緑風会の鈴木寛でございます。 私も関谷会長の下で参議院の憲法調査会の幹事をさせていただきました。本当に当時の御指導に心から改めて感謝を申し上げたいと思います。また、本日も本当にありがとうございました。現在は民主党の憲法調査会の事務局長をさせていただいておりますが、今日は個人的な意見ということで申し上げさせていただきたいと思います。 先ほど江田先生からお話がございましたが、いわゆる日本国憲法の三大原則、これを維持発展をしていく、その重要性ということについては私も全く江田議員の御発言と変わるものではございません。 その中で、私が特に関心を持っておりますのは、この三大原則……
○鈴木寛君 今日は、両先生、本当にありがとうございます。 私は、中山参考人に御質問を申し上げたいと思います。 中山先生は様々な意味で我が国の憲政、特に憲法議論において大変大事なお役割を果たしていただいたその立場から御意見を伺いたいわけでありますが、私の質問は、結局、今日の議論も聞きまして、つまるところ、我が国にいかに健全で成熟した、また充実した憲法制定権力をつくっていくのかということだと思います。そのために何をしたらいいのかということについて中山参考人から、そのことに恐らく大変に、常にそのことをお心に留められ、そしてそのことに御尽力、御努力をいただいた先輩の先生として伺いたいと思います。 ……
○鈴木寛君 三先生方、非常に貴重なかつ示唆的なお話をありがとうございました。 私、是非お話を伺いたいと思いますのは、西條参考人から個人情報保護法のお話がございました。私も、まさに物すごくジレンマを感じたわけであります。 それで、この問題は、個人情報保護法に限らず、逆に言うと国家情報の開示ということも含めて、やっぱり情報というものについて考えさせられました。つまり、情報というのは、守秘義務を持っていない人に渡された瞬間にそれは排他的利用が不可能になりますから、公共財に直ちになるわけですね。ということとともに、情報というのは不可逆性を持っていますから、情報の開示というのはそういう意味で非常に特……
○鈴木寛君 ありがとうございます。 私も二院制と参議院の在り方に関する小委員会、舛添委員長の下で運営のお手伝いをさせていただきました。大変懐かしくこの調査報告書の報告を聞かせていただきました。 そういう立場から、昨今、決められない政治というキャッチフレーズの下で、二院制そのものの意義あるいは参議院の意義ということが非常に軽んじられた議論が横行していることに関しては、私は大変な憂慮を持っております。 ねじれというのは先進民主主義国においてはよくあるケースでありまして、ねじれの効用ということをもっとポジティブに考えるべきではないかと思いますし、またねじれが常態化する中で国会の審議というのは明……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。