このページでは小林温参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小林温参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○小林温君 自民党の小林温でございます。 本日は、私にとりまして国会議員として初めての質問の機会でございまして、御答弁をいただけます平沼大臣、そして大島副大臣、下地政務官、松政務官、どうかよろしくお願いいたします。なかなかシステムが分かりませんで、いろんなところに御迷惑をお掛けしながら質問内容も作らせていただきました。精一杯努めさせていただきたいので、どうかよろしくお願いしたいと、こういうふうに思うわけでございます。 今日は、主に中小企業の資金繰りの問題、それからベンチャーあるいはITを取り巻く問題、そして京都議定書をめぐる地球環境の問題について御質問をさせていただきたいわけでございますが……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 まず最初に、改正案の内容について御質問させていただく前に、戦後のガットに始まる自由貿易体制の変遷、そして今後の我が国通商政策の在り方全般について若干私見を述べさせていただいた上で平沼大臣の御所見を伺いたいと、こういうふうに思います。 と申しますのは、今回の法改正は、言うまでもなくシンガポールと我が国の新時代連携協定に対応するための措置であって、特に我が国にとっては初めての自由貿易協定の締結ということで大変大きな意味を持っているんだろうというふうに思うわけです。 戦後の世界経済は、かつてないほど高い経済成長を達成してきました。その最大の要因というも……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 本日は、平沼経済産業大臣、そして石原行革担当大臣にも御出席をいただきまして、長丁場のこの石油公団関連法案の質問をさせていただくわけでございます。 昨年の七月六日に小泉総理が石油公団廃止の指示をしたと、新聞を見ておりましたらそういう記事が出ておりまして、昨年の七月には、実は私、石原大臣に神奈川県の方にも来ていただいて、緒に就いた特殊法人改革について熱い思いを実は語っていただいたのを思い出すわけでございます。 当時、小泉改革の目玉の一つである特殊法人改革のシンボルとして、この石油公団の改革の案というものは他の特殊法人改革のモデルケースとしてとらえられ……
○小林温君 おはようございます。自民党の小林温でございます。 本日は、中小企業信用保険法の改正案、そして中小企業挑戦支援法、この二法について御質問をさせていただきます。 かつての委員会の中でも少し御紹介させていただきましたが、私、かつて家業の本屋をしておりましたときに、信用保証協会に大変お世話になりました。助けられたという部分もあるんですが、最初にあえて苦言を呈しておきますと、やっぱりこちらがせっぱ詰まって信用保証協会に銀行経由で融資をお願いするわけでございますが、ああ冷たいなと、こういう体験をした覚えがあります。銀行側は、いや、これは是非やってあげたいんだが、どうも保証協会さんが首を縦に……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 実は昨日、平沼経済産業大臣に横浜にお越しをいただきまして、日本の底力はこんなものじゃない、必ず日本は回復するんだ、再生するんだと、こういう強い決意を聞かせていただきまして、私、大変感銘を覚えました。そういう意味では、この知的財産基本法というものは日本の今後の国際競争力を高め、そして世界に伍していくために大変重要な法案であると、こういう認識をさせていただいております。 この議論は、衆議院あるいは木曜日の本院での議論、そして午前中の参考人招致と続きまして、法案提出の意図や背景については理解をさせていただきました。あとはいかに強力な推進体制を作っていくか……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 本日は特殊法人改革関連五法案について質問をさせていただきます。 まず最初に、この独法に関する業績評価について質問させていただきたいと思いますが、独立行政法人の運営については、主務大臣は一般的に関与しない、そして基本的に独法の長の裁量にゆだねられているということから、その独立行政法人が所期の成果を上げるためには的確で厳正な業績評価が極めて重要になると考えられるわけでございます。 経済産業省の独立行政法人評価委員会においては、既に独立法人化されている五法人について業績評価の報告書を作成されていると、これは高く評価させていただきたいと思うんですが、一方……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 本日は三大臣にも御出席をいただいておりますが、骨太の方針二〇〇三も間もなく閣議決定される、こういう報道がございました。いろいろ紆余曲折もあった中で、中身を議事録で拝見すると、先ほど近藤議員からも質問もありましたが、予算編成プロセスの改革ということが挙げられております。今日は、この貴重な時間を使わせていただいて、平沼大臣には日ごろ御指導いただいております、特に塩川大臣始め財務省に、この予算編成プロセスについての質問をさせていただきたいと、こういうふうに思います。 問題意識は、特に中央省庁の大型のITシステムの予算編成プロセスをどういうふうに改革してい……
○小林温君 おはようございます。自由民主党の小林温でございます。 ただいま御説明いただきました予算案について御質問させていただきたいと思います。 こういう厳しい財政事情の中で、経済産業省関係の予算案、一般会計だけで九千億弱ということで、是非、この予算案成立の暁には、将来の日本の経済産業に資するような厳正な執行をお願いしたい、こういうふうにまず申し上げたいと思います。 それで、まず私の最初の質問は、予算の柱の一つでもある中小企業対策の関係でございますが、先日、西山先生の御質問の中でもお触れをいただきましたが、資金繰り円滑化の借換え保証制度、これは十四年度の補正予算で創設をしていただきました……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 三人の参考人の皆様におかれましては、それぞれすばらしい御意見の開陳を行っていただきました。まずもって、感謝を申し上げる次第でございます。 それで、まず私の第一番目の質問は、今回こういう法整備を行うわけでございますが、産業再生機構を活用したスキームによって、今までできなかったどういうことが可能になるのかということをお聞きしたいわけでございます。 田作参考人からお話がありましたように、例えば民事再生法、会社更生法といった法的整理も、あるいは私的整理も、今回の産業再生機構を活用した整理も、基本的には実行手段の違いであって、行う中身の手続についてはそれほ……
○小林温君 自由民主党の小林温でございます。 今日は、中小企業関連の三法案の審議ということでございまして、厳しいデフレ経済下にありまして、中小企業、大変厳しい環境に置かれております。質問に入る前に、今日は平沼大臣そして杉山長官もおいででございますので、少しお願いをさせていただきたいと思います。 我が国企業の九九・七%を占める中小企業の足下では不況が常態化をしており、閉塞感が大変色濃く漂っているわけでございます。そんな中におきまして、今、中小企業にとって一番切実な問題は、何といっても金融問題であると私は思います。 金融面で大変弱い立場に置かれる中小企業は、貸し渋り、貸しはがしから、例えば金……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 月曜日に特別委員会が設置になりまして、かなり昔のことのように思えるぐらい長い時間を掛けて議論させていただいております。両大臣におかれましては、特に毎日お付き合いをいただいておりますことに改めて敬意を表したいと、こういうふうに思うわけでございます。 それで、この個人情報保護法案、旧法が提出をされたのは二〇〇一年の通常国会でございまして、私がまだ議員になる前のことでございます。今までの議論を私もしっかりとたどらせていただいて、今日質問をさせていただきたいと、こういうふうに思います。 一つに、メディア規制法案だということで、過去の国会においてこの法案の……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 先輩方に御配慮いただきましてお時間をいただきました。林議員からは、我が国が直面する内政、外交の諸課題について格調の高い質問があったわけでございますが、私からは、平成十六年度予算の編成方針について総理を始め関係閣僚に御質問させていただきたいと思います。 巨額の財政赤字を抱える、十五年度末四百五十兆とも言われておりますが、我が国においては、財政再建の道筋をどう付けるかということは小泉内閣にとっても最重要課題の一つでございます。平成十四年、そして十五年と小泉政権下での二回の予算編成を振り返りますと、プライマリーバランスの回復に向けた新たな予算編成方式への……
○小林温君 自由民主党の小林温でございます。 本日は参議院ではこの金融問題及び経済活性化に関する特別委員会のみが審議が行われておりますので、一言、無事解決をされましたイラクの人質問題につきまして、大変熱心に御努力をいただきました政府並びに関係の皆様に御礼を申し上げたいと思います。 そこで、今日は、金融と経済、二つの名前が付いた委員会で質問させていただくわけでございますが、私、かつて企業の経営をしておりましたので、どうしても借り手側あるいは企業の立場から政府の打ち出される政策、施策が金融を仲介にどう借り手側である企業に影響を与えるかという方に目が行きがちなんでございます。参議院でも衆議院でも……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 今日は、経済産業委員会での委嘱審査ということでございます。 小泉内閣の下で、平成十四年度、十五年度と財政再建への取組が図られ、三回目の予算編成で今回の十六年度予算案が作られたわけでございますが、経済産業の関係予算についてめり張りの付いた非常にいい予算を組んでいただいたと、まず評価をさせていただきたいと思います。 そして、今年度の予算全体を見たときに、私は、一つ注目すべきは、経済財政諮問会議が骨太の方針二〇〇三で予算編成のイノベーションというものを打ち出した、そして、その取組の一つとしてモデル事業というものを試行的に導入したことではなかろうかという……
○小林温君 おはようございます。自民党の小林温でございます。 イラクでの人質事件の行方が不透明な中でございますが、今日はトップバッターとして中小企業関連二法について質問をさせていただきたいと思います。 私、この委員会でも何度かお話をさせていただきましたが、二十代の後半に私、坂本副大臣の御地元の福島で家業の文房具屋と本屋をやっておりました。銀行取引で貸し渋りと今いわゆる呼ばれているような状況も三か月に一遍ぐらい経験をして、毎月月末になると資金繰りに頭を悩めたわけでございます。その後、ITベンチャーの経営者として、後ほど今日議題になりますベンチャーキャピタルからの投資もいただいた経験もあるわけ……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 本日は特許法改正案の審議でございますが、私は一昨年、昨年と二度特許庁の方にお伺いをして視察をさせていただきました。実際に審査現場も見せていただいたわけですが、その際に感じましたことは、後ほど触れさせていただく最新鋭の電子化されたシステムと、それからすばらしいその審査ノウハウを持った審査官のいわゆるたくみの技が融合して我が国のイノベーションを支えていると。ひいては我が国の産業競争力あるいは経済活力の基盤を支えるような社会的インフラの一端をこの特許庁の皆さんに担っていただいているという事実でございました。 今回の法改正によって、やはり今の我が国の知財戦……
○小林温君 小林温でございます。 私、今、自民党の副幹事長というのをさせていただいておりまして、青木幹事長の隣にいるわけでございますが、決算決算と、参議院は決算だと、こういつもおっしゃられるわけでございます。鴻池先生にも委員長をお務めいただいて、予算決算サイクルの迅速化ということに参議院が取り組んでおると。特に、税金の使い道にやはり国民の関心が集まっているという現状において、参議院の独自性の発揮という意味でもこれは非常に意義のある取組だろうというふうに思うわけでございます。 今日は、財務大臣とも何度か議論させていただいておりますが、e―Japan戦略の中で電子政府の構築計画に係る予算決算サ……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 今日、拉致特別委員会ということでございます。先ほど、広野理事からも、参議院では特別委員会を作ったと、衆議院では小委員会だと、正にこの国民の皆さんにとって大きな関心事をこういう形で取り上げるということ、良識の府としての参議院にふさわしいというふうに私は思うわけでございます。今日、御勇退をされる有馬先生、正にその参議院を代表されるような良識の方でいらっしゃいましたが、にも御出席をいただいております。 そういう観点から一つだけ申し上げさせていただきたいのは、先々週、いろいろ混乱がございましたが、それぞれ主張を持った政党がいろんなアプローチでその政策の実現……
○小林温君 加納議員に引き続いて質問させていただきます小林温でございます。 今日はまず最初に、東シナ海における日中間の海洋権益をめぐる問題について政府の見解を伺いたいというふうに思うわけでございます。 この問題、十月の二十五日にも日中協議が行われたわけでございますが、これ日本にとって大変私は重要な問題だというふうに理解をしております。一つには、四方を海に囲まれた島国である日本において、国家の安定、そして繁栄は、やはりこの海洋権益を確保しなければ成り立たないということ、それから安全保障の面から見ても大変この海洋権益あるいは領土の問題ということは大切だというふうに認識をしているわけでございまし……
○小林温君 おはようございます。自民党の小林温でございます。 メキシコ合衆国との経済上の連携の強化についての原産地証明書の発給法案の審議でございますが、過去の経緯をひもとかせていただきますと、一九九九年から事前の検討が始まっていたということで、かなりの時間を掛けてメキシコとの間の合意を見たわけでございます。おかかわりをいただいた関係者の皆様には大変な御苦労をいただいたということで、敬意を表させていただきたいというふうに思うわけでございます。 前にもこの委員会でお話をさせていただいたことがあるかと思いますが、私、九〇年代の前半にワシントンDCの大手の法律事務所におりまして、このNAFTAの実……
○小林温君 おはようございます。自民党の小林温でございます。 今国会、先輩方、同僚の皆さんに御配慮いただきまして、ずっと質問をさせていただいております。ありがとうございます。 大臣におかれましては、APECへの御出張、お疲れさまでございました。 今日も議題になります通商関係につきましては、バイ、マルチ、リージョナル、それぞれ様々な議論の場が設けられ、幾つかの果実もあったのではないかと、こういうふうに認識をさせていただいております。また後ほど御報告をお聞きするということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 今国会の経済産業委員会での議論は、FTAの法案を一つ成立をさせていた……
○小林温君 私は、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党及び日本共産党の各派共同提案による北朝鮮による日本人拉致問題の解決促進に関する決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 北朝鮮による日本人拉致問題の解決促進に関する決議(案) 本年十一月に開催された第三回日朝実務者協議において、横田めぐみさん、松木薫さんのものとして北朝鮮側から提出された遺骨が、今般、我が国捜査機関の鑑定により別人のものであることが明らかとなった。 この北朝鮮の不誠実な対応は、我が国の尊厳を著しく損なうとともに、拉致被害者の心情を弄ぶものであり、強い憤りを禁じ得ない。 平成十四年九月の小泉総理訪……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 質問のまず冒頭に、イラクで人質となっておられた香田証生さんが犠牲になられたということは誠に残念でございます。心からの追悼の意を表して、謹んでお悔やみを申し上げます。 また、今日は、大臣、副大臣、外務省からお見えでございますので、こういうことが二度と起きないように万全の対策をお願いをしておきたいというふうに思います。 本日は、八月以来の本委員会の開催となりました。我が参議院ではやっと常任委員会が立ち上がり始めた中で、この拉致特が開かれる。この間にも、ジェンキンスさんが帰国をされ、あるいは日朝の実務者協議が開かれたりと、この問題に関する環境にも様々な……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 加納委員もお触れになられましたが、経産省職員によるインサイダー取引の件でございます。例えば、委員会の前日ですね、委員会の前日に職員の皆さん、夜遅くまで質問に対する答弁等を当たっていただいて、役所の皆さんって本当に国のためを思って働いていらっしゃるなという私は感想も持っているわけでございますが、一人の過ちが役所のみならず霞が関全体に対する不信につながるわけでございます。省内で、その株取引、すべて報告制にするという点でございますが、是非これはほかの省庁にも、今回の経産省の件を戒めにして広げていただければ、またこれ霞が関の不信への回答にもなるんじゃないかと……
○小林温君 引き続きまして、自民党の小林温でございます。 今日は、予算案の委嘱審査ということでございます。これまで、まあ昨年、一昨年とこの委員会で法整備をした各種施策の現状、特に中小企業に関する部分について、今回の予算の中身を含めて質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず最初に、昨年の中小企業金融公庫法改正の件でございますが、平成十六年度からこの中小公庫の証券化支援業務を行っております。これは、保証型と買取り型があるわけでございますが、十六年度の事業規模が九百億円、保証型が、それから買取り型が千五百億で、予算措置は合わせて四十億ということになっております。この証券化支援業務につ……
○小林温君 おはようございます。自民党の小林温でございます。今日も質問をさせていただきます。 また、引き続き新産業創造戦略に触れさせていただきたいというふうに思いますが、何度も申し上げておりますように、私は、これやっぱりこれから我が国の産業政策全般の太い幹としてこの戦略を位置付けていただきたい。ですから、今回の法案も含めて、これから行われる法整備においても、その関連性の中でどういった位置付けであるかということを私自身は質問させていただきたいというふうに思っているわけでございますが。 やはり競争力というものが、今、我が国の各産業で問われているんだというふうに思います。これは言うまでもなく、将……
○小林温君 おはようございます。自民党の小林温でございます。 有限責任事業組合契約に関する法律案、いわゆる日本版LLP法に関しての質疑を始めさせていただきたいというふうに思います。 一時期マスコミの話題を独占をいたしましたニッポン放送の経営権をめぐるライブドアとフジテレビの騒ぎもいったん収束したように見えます。私は、かつてベンチャー企業の経営をしていた立場からこの問題を見ておりまして、一つには、堀江さんとか、昨年のプロ野球の参入問題で三木谷さんとか、そういう若手の経営者がある意味でいうと非常に注目を集めるようになったということは、ある意味で喜ばしいことじゃないかというふうに評価もさせていた……
○小林温君 おはようございます。自民党、小林温でございます。 火曜日に引き続きまして、原子力二法の審議、トップバッターを務めさせていただきたいというふうに思います。 この質問をさせていただくに当たりまして、改めて我が国の原子力政策あるいは核燃料サイクル政策についておさらいをさせていただきました。やはり我が国のエネルギー環境等を考えると、本日も議論させていただきます原子力政策というものをどういうふうに位置付けていくかということ、極めて我が国にとって重要だということを改めて実感したわけでございますが、特に本日は、この政策において国がその実効性を法律面のみならず様々な施策面においても担保していく……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 森本、伊豆見両参考人には、大変示唆に富むお話をいただきました。第一部では、横田御夫妻そして荒木代表から拉致問題についての質疑が行われたわけでございますが、今のお二人の参考人は、拉致そして核、ミサイルと、包括的なアプローチについて御意見をいただいたものと思います。私もそういった観点で少し質問をさせていただきたいというふうに思います。 今ほど、北朝鮮の核開発の状況についてお二人からお話がございました。また、核実験の可能性についても森本参考人から御発言がございました。中国の対外連絡部長が、いやロシアの高官が、もしかすると六月中にでも核実験があるんじゃない……
○小林温君 おはようございます。自由民主党の小林温でございます。 良識の府参議院でこの郵政民営化法案も十四日間、六十九時間を費やして議論を続けてまいりました。渡辺秀央先生や小野清子先生といった大臣御経験の先輩方にもしっかり座っていただいてこういう議論を続けてきたわけでございます。また、総理始め政府側あるいは修正案の提案者の皆様方にも真摯な御答弁をいただいてきたというふうに思います。しかし、残念ながら、報道ではこの郵政民営化法案、政局としてとらえられておりまして、少し我々としては、この議論の深みをもう少し御理解いただきたいなというふうに思うわけでございます。 質問に当たって議事録を読み返させ……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 舛添議員からも御紹介いただきましたように、小泉ブームの中で選挙で勝たせていただきました。地元神奈川では小泉チルドレンというふうにも呼ばれているんですが、本当の御子息のようにイケメンじゃないものですから、総理にとっては御迷惑かと思います。 それで、御地元の三浦や横須賀にもよくお邪魔をします。そうすると、やはり年金を中心に社会保障制度の将来について不安を口にされる方、やっぱり一杯いらっしゃるんですね。小泉家三代の支援者の方も、純ちゃんに年金のことは頼むよと言っておいてくれと、こういう言葉も実はいただいたりするわけでございますが、この不安が不信になって、……
○大臣政務官(小林温君) お答え申し上げます。 川口委員も白いワンボックスカーにお乗りでございますが、今の車というのは高度電子部品の塊で、あるいはハイブリッドなども含めて、日本の環境技術を世界にアピールする、これからも日本の競争力の核になっていただきたいということで期待をされているわけでございます。そういう中で、我が国の自動車メーカーはアジアの自動車産業の実情に応じた国際分業体制というものを構築をしております。 ポイントは二点ございまして、まず第一に、日本から完成車を輸出するのではなくてアジアの中で完成車を現地生産している点にございます。そして二つ目は、現地生産に当たって必要な部品は日本や……
○大臣政務官(小林温君) 今御指摘いただいたとおり、我が国の産業界は、生産量当たりの排出量など定量的な目標を盛り込んだ環境自主行動計画を策定し、対策に取り組んでいただいております。この計画は、京都議定書目標達成計画においても産業部門における国内対策の中心的な役割を果たすものとしてまず位置付けられております。その目標達成に向けて、現在、産業界は、省エネ設備投資や生産工程の改善など、その達成に向け全力に取り組んでおり、政府もその進捗状況を毎年確認しております。 現在のところ目標達成が困難とされた業種はございませんが、今委員御指摘のように、産業界においては、万が一達成が困難となった場合に備えて、京……
○大臣政務官(小林温君) 同じく大臣政務官を拝命をいたしております小林温でございます。 先日まで、委員の立場で先生方と一緒に議論に参加をさせていただきました。この委員会での議論が、我が国が更に光り輝くための競争力の源泉になるということを認識をさせていただいております。 西野、松両副大臣、そして片山政務官とともに二階大臣を支え、経済産業行政の充実のために頑張っていく所存でございますので、加納委員長以下委員各位の皆様には、時に厳しく、時に優しく御指導、御鞭撻いただきますようにお願いを申し上げ、ごあいさつといたします。 よろしくお願いします。
○大臣政務官(小林温君) 今、委員から御指摘いただきましたように、我が国では当面の間、原子力発電所の新規建設が比較的多くは見込まれない一方、二〇三〇年前後より大量の原子力発電所の建て替え需要が見込まれております。このため、それまでの間、技術、人材をいかに維持強化していくかということが大変大きな課題となっております。 この対応の一環として、日本型次世代軽水炉の開発事業に官民一体となって取り組むこととしておりまして、本開発事業は、従事する多くの技術者に具体的な目標を与えることとなり、技術者の育成にも貢献するものと考えております。この実現のためには、平成十八年度予算案においては、本開発事業の事前調……
○大臣政務官(小林温君) おはようございます。 私もかつて商工会青年部のメンバーでございましたので、松村委員の御活躍ぶりははたで拝見をさせていただいておりました。 今委員御指摘のとおり、特に中小企業を見た場合に、例えばすばらしい技術を持っていても、それ以外の人的資産、例えば御指摘の経営面ですとか、あるいは販売面とか宣伝だとか、今で言うとITの活用だとか、そういった部分の人的資産にすべて恵まれている企業というのはなかなかないわけでございます。そういう意味においては、これからの中小企業の支援策というものは、資金面のみならず、そういったソフト面での支援というものも充実させていく必要があるというふ……
○大臣政務官(小林温君) 特許庁とそれから情報・研修館、この二つが責任を有する産業財産権関連業務は、いずれもこれは我が国の知的財産立国の実現のために不可欠なものであるというふうに我々も考えております。しかしながら、その二つの実施主体の在り方については、特許庁の業務と情報・研修館の業務では異なるものであるというのが今回の法改正の考え方でございます。 まず、特許庁でございますが、これは独占権の付与を行うための審査や裁判の一審に当たる審判の事務や産業財産権制度の企画立案を行っておりまして、これらはあくまでも国が責任を持って遂行するべきものというふうに位置付けさせていただいております。 一方で、今……
○大臣政務官(小林温君) おはようございます。 御指摘のように、インターネットを利用した模倣品・海賊版の販売による被害は重要課題となっておりまして、例えば、平成十六年八月から昨年の末までに窓口に寄せられた模倣品・海賊版に関する相談百四十件のうちの約七六%がこのインターネット取引に関するものという数字もあるわけでございます。 そこで、経済産業省といたしましては、まず知的財産権侵害の可能性があるインターネット取引等に関する事例集を策定をさせていただいて、これを公表をさせていただいております。そして、次にインターネットのオークション事業者、これ今、大手は実は三社、この事業者としてあるわけでござい……
○大臣政務官(小林温君) 今、林議員から日中韓の会議についても御言及いただきましたが、人口が一杯いて、国土が広くて、資源のある中国と我が国比べた場合に、やっぱりこの人というものをいかに育て守っていくかということが大事かということも認識を改めてさせていただいた次第でございます。 この法案に先立ちまして、私もいろんなものづくりの現場に視察に行きましたが、例えば企業の中であるいは産業の中でこの人材育成、いろんな形で取り組まれておりますが、うまくいっている部分とうまくいっていない部分がやっぱりあるんだろうと思います。 そういう意味では、今回の法案も含めてきめ細やかな支援策というものが必要だろうとい……
○大臣政務官(小林温君) 私がお答えをいたします。 先ほどの大臣の答弁の中にもございましたように、第一約束期間が終了する二〇一三年以降の国際的な枠組みについては、米国、中国あるいはインド、ブラジルといった主要な排出国が実効的な取組を行うものとすることが必要だというふうに認識をさせていただいております。 繰り返しになりますが、昨年開催された気候変動枠組条約の第十一回締約国会議では、すべての国が参加する対話の開始が合意をされました。この対話の場などを通じて、すべての主要排出国が参加をする国際交渉を早期に開始することを目指してまいります。 また、現行の京都議定書を補完するため、米国、中国、イン……
○大臣政務官(小林温君) お答え申し上げます。 日本とメキシコの経済連携協定が昨年の四月に発効いたしました。一年間の両国間の貿易状況を見ますと、我が国からの輸出が約四五%増加をしております。また、メキシコからの輸入も約二二%増加をしております。さらに、投資の面でも我が国の自動車メーカーなどによるメキシコに対する新規あるいは追加の投資が活発化しているところです。 今、松村委員の方からお話がありましたように、一昨年、この経済連携協定の審議をさせていただいたときに、この協定の交渉あるいはその締結を急いだ背景には、NAFTAの影響で特に日本の輸出産業に多額の逸失利益が発生をしていた、その代表例が自……
○大臣政務官(小林温君) 御指名いただきましてありがとうございます。 今御指摘の点でございますが、正に地方分権を進めていく中で、今回の法案にもありますように、物づくりの企業がしっかりと、特に直接金融で資金を調達できるような環境整備を進めていくということは極めて大事なことであるというふうに認識をさせていただいております。 これは前にも委員といろんな議論をさせていただきましたが、日本の特に直接金融市場で、逆三角形の図をお示しをいただいてどの部分が欠けているかという中で、ローカル市場の充実ということも御指摘をいただいたかと思います。 この点については、我が省で現在策定中の新経済成長戦略において……
○大臣政務官(小林温君) 今まで北川委員よりいろいろ御質問いただきましたように、法律の制定以降、相互扶助の精神の下、この中小企業組合は中小企業者の事業活動を強力に後押しをしてまいりました。これまでは、これは、御地元の東大阪も中小企業の町でございますので、主として同業種の中小企業者が集まり、そして共同購入、共同生産、共同販売等の事業を実施する組合がほとんどを占めてまいりました。しかし、近年は異業種を含めて中小企業者が連携し、創業あるいは新事業の展開を行う、こういう事例が増加をしております。こうした利用は、やる気と能力のある中小企業の育成、発展という現在の中小企業政策の基本理念にも合致するものであ……
○大臣政務官(小林温君) お答えをさせていただきます。 私も、政務官着任以来、リビアやスーダンといった北アフリカ、あるいはサウジ、クウェート、UAE、カタールといった中東の資源国を訪問させていただいて、エネルギーの担当の大臣や産業関係の大臣などとも意見交換をさせていただきました。 その中で、今御指摘のような中国、インドを始めとする諸国の資源外交がすさまじいということを肌身で感じてきたわけでございます。特に、中国はどこに行っても非常に大きなプレゼンスがあるわけですが、これは国営の石油会社がその資源獲得に直接乗り出している。先般も国家主席が中東を訪問されましたが、こうしたトップ外交も使う。そし……
○大臣政務官(小林温君) お答え申し上げます。 東シナ海の資源開発の問題というのは、今まで委員が御指摘をいただきましたように、資源の確保というだけではなくて主権に大きくかかわる問題でございまして、委員のこれまでの積極的な取組に敬意を表したいというふうに思います。 その上で、中止あるいは共同開発という問題についても、一つには外交ルートを通じて問題の解決を図るべく努力をしてまいりましたし、これからもこの努力を続けていきたいというふうに思っているところでございます。 一方で、与野党におきまして議員立法も検討されており、又は国会に法律案が提出されていることについても、私どもも承知をしているところ……
○大臣政務官(小林温君) ありがとうございます。 提案者からも御説明がありましたように、本来、元々のこの議員立法のきっかけの部分がその探偵業、人の部分に着目をしていただいて、届出義務を課していただいたということだというふうに理解をさせていただいております。そして、一方で、先ほど来御答弁申し上げているように、その探偵業の産業としての所管は我が省にあるというふうに考えておりますし、その健全な発展や問題が起きた際の改善については責任を有しているというふうに思います。 ですから、今後は、例えば消費者トラブルの防止、あるいは産業自体を健全な産業として更に発展をさせていくという意味において、是非、所管……
○大臣政務官(小林温君) お尋ねの数字でございますが、二〇〇一年一月一日以降、北朝鮮向けのリスト規制に基づく輸出許可申請はございません。また、今キャッチオール規制については詳しく浅尾委員から御説明をいただきましたが、このキャッチオール規制に基づく輸出許可申請は二件ございまして、これ、いずれも経済産業大臣から輸出する際に許可の申請をすべき旨の通知を行った貨物となっております。
○小林温君 おはようございます。自由民主党の小林温でございます。 趣旨説明から若干時間が経過しておりますが、この法律の改正案の重要性にかんがみ、今日は大臣始め皆さん方に御質問させていただきたいというふうに思います。 昨日、あるところで、甘利大臣はさすがエキスパートらしく答弁が堂々としていて安心して見ていられるというふうに報告をさせていただいたこともありまして、今日はよろしくお願いいたします。 二十一名の死者を出したパロマ工業のガス瞬間湯沸器事故、それから松下電器産業の石油暖房機による一酸化炭素中毒事故、それにシュレッダーによる幼児の指切断事故、ソニー製リチウムイオン電池発火事故など、近年……
○小林温君 おはようございます。自民党、小林温でございます。 今日は、外為法の承認案件ということで、よろしくお願いいたします。 日本と北朝鮮の間には、拉致問題、そして今回の契機ともなった核やミサイルの開発を始めとした不正常な関係が継続をしているわけでございます。今回は、十月の九日に北朝鮮の地下核実験について、平壌放送がこの実験の実施を発表して、これを受けて講じられた措置でございます。 今回の政府のこの実験以後のいろんな動きを見ていると、国連での非難決議も含めて、国際社会の中で極めて日本政府がリードをする形で、日本の顔が見えた外交努力を行っていただいて、今回の外為法の輸入禁止措置についても……
○小林温君 おはようございます。引き続き、自民党、小林温でございます。 今日は、大きく資源エネルギーに関する会計制度の問題、それと来年度の税制改正、今自民党の中でも激烈な議論を毎日繰り広げておりますが、その点について関係各閣僚の皆さん方に質問をさせていただきたいと思います。 十一月十二日の読売新聞朝刊の社説に「検査報告に見える新しい流れ」ということで、決算の新しい流れが会計検査院とともに参議院の主導の下に今つくられつつあるという評価が載っておりました。これは決算重視の参議院の面目躍如というところであると私は思いますし、今年の通常国会において行政改革推進法案が成立をして、来年には特別会計整理……
○小林温君 おはようございます。自民党小林温でございます。 今日は、我が国のIT政策のグランドデザイン、今後の方向性について、甘利大臣始め経済産業省のお考えを伺いたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 国家、政府、あるいは企業にしても、ITをどう取り入れるかということはもう大きな課題になっているんですが、アナログからデジタルにするという電子化の時代はもう過ぎまして、仕事の中身自体を見直して、そこにITを導入することによって経営革新を行うところが勝ち組になっているというのが国際的に見ても今の流れなんだろうというふうに思います。そう見たときに、我が国のIT政策も、かなり強力なリー……
○小林温君 おはようございます。自民党の小林温でございます。 まず今日は、弁理士法改正の質問に入る前に、知財政策、特許行政について若干全般的な質問をさせていただきたいというふうに思います。 昨年九月に発足をしました安倍内閣は、成長戦略としてイノベーションの促進を重要政策課題の一つとして位置付けております。私自身も、従来から特許制度はイノベーション促進のかぎとなるというふうに考えておりまして、その意味で知財政策、特許行政には大いなる関心を持って取り組んでまいりました。 甘利大臣は、経済産業大臣に就任される前から自民党の知財戦略調査会長を務められるなど、早くから知財政策の重要性を主張され、正……
○小林温君 済みません。じゃ、時間がないので簡潔に。 一つは、開発教育と人材の育成の件なんですが、そういう努力を続けると同時に、やっぱりキャリアパスをいかに確保するかということが必要だと思うんですね。 先ほど若林先生の話にもありましたが、今の日本の活力を考えると、やっぱり役所と民間の間の行き来をもっと流動化させると。先ほど保健の大学の先生の例が出たんですが、そういう特例じゃなくて、特にこの経済やら開発協力の分野というのは、通常のキャリアの方じゃない方が学位を持っておられて実務を許されているという場合が多いので、その辺ぜひ外務省の方から声を上げていただいて、外務省の中にPhDを持っておられる……
○小林温君 きょうは大変参考になるお話をいただきまして、いろいろ理解が深まったわけです。 お二人の先生のお話で、もう既にお答えいただいている部分もあって重なるところもあるかと思いますが、ちょっと認識を深めるために御質問させていただきたいんです。 一つは、後藤先生にお聞きしたいと思うんですが、今までの歴史的な経緯も含めて、イスラム世界が今、人口の爆発も含めて拡散していっている、拡散している力がまだあるという部分なんですけれども、とはいいながら、民主化とか経済発展ということを考えると、やっぱり国家の機能、それと宗教との関係というものも変わっていくという部分もあるのかと思うんですが、今までの歴史……
○小林温君 自民党の小林でございますが、まず宮田参考人に御質問さしあげたいと思うんですが、イスラム諸国あるいはこの地域にそれぞれいろんなプレーヤーが登場しているわけですが、一つには、九月十一日以降、特にアメリカの政策が変わってきて、その流れの中で枢軸発言というものもあるものだと思います。一つには、やはり今まで経済からイシューの中心が例えばセキュリティーに移ってきたと。アメリカの、例えば政権の内部でもどちらかというと強硬派と呼ばれる人たちが政策決定に影響力を及ぼすようになってきた流れの中で、例えば今回の、イラン、特にイランの部分においても、どちらかというと緊張緩和から一転してイランに対して強硬な……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 今回、イスラム世界と日本の対応ということで、前回までは、どちらかというと研究者の方あるいは民間の方のお話を伺ってきたわけですが、今日は各省庁の方から来ていただいているということで、公式の見解を伺う機会なのかなというふうに思うわけでございます。 それで、今までの調査会の中で必ず参考人の方がおっしゃっていた中身に、一つには、これからやはりイスラムのプレゼンスというものが世界的に高まってくるというのがあります。それともう一つ、ほとんどの参考人の方がおっしゃっておられたのは、その中で、特にイスラム社会から日本に対する視線というものはある程度優しいというか期……
○小林温君 先ほど来、各委員の先生方から出ている意見とかぶさる部分もあると思うんですが、もう一度日本の中東外交全般について、少し私なりの考えをお話しさせていただいて、御意見をお伺いしたいというふうに思うんですが、日本の中東の外交というのは二つの柱で今まで成立してきたと。一つは、対米外交が一つの柱であり、もう一つは石油の安定供給をいかに成立させるかという、この二つの柱が日本の中東政策の、中東外交の中心だったと思うんですが、その一つ目の対米外交ですが、基本的にこれはアメリカの対中東外交にある意味では影響される、依存してきたというところがあると思います。 アメリカの中東外交自体が、じゃどういう今ま……
○小林温君 この会で何回にもわたってイスラムと日本の、イスラム世界と日本の対応についていろいろ学ばせていただいたわけでございますが、結論として、イスラムのプレゼンスというのはこれからもますます上がっていくだろうということが一つあるんだろうというふうに思います。 それから、アフガンあるいは中東の問題が今現実に起きている時期に、このテーマについてこういう集中的に議論をしたり学んだりする機会をいただいたということにまた改めて会長始め理事の皆さんに感謝を申し上げたいと、こういうふうに思うわけでございます。 それで、今回いろいろと勉強させていただいて、イスラム、いろんなプレゼンスが増大していくと。こ……
○小林温君 時間も押し迫って、重複する部分があるかと思うんですが、確認の意味で二つほど質問をさせていただければと思います。 一つは、先ほど来出ております戦略という話でございますが、FTAの、この前のASEANの会議で、翌日の新聞報道、一斉に、中国がイニシアチブを今回の東アジアFTA交渉で取った、日本は後手に回ったという一様に各社の報道があったわけでございます。 今、高市副大臣お帰りで、矢野副大臣のみ残られたんですが、その戦略という意味で、かつて日米間で経済摩擦が頻発しました八〇年代後半まで日本版USTRの創設ということがかなり言われたわけでございますが、その後、目に見える摩擦がなくなりまし……
○小林温君 今の大塚委員の質問とも関係しますが、やはり国際標準、標準化の問題をどう考えていくかということが日本にとってこのITの分野で大変大きな問題だろうというふうに思います。 マイクロソフトに言及がありましたが、特にアメリカはデファクトとデジュールを使い分けて、デジュールが優位性を保てるような分野については、まず最初に国際規格を作ってそこで市場を広げていくと。逆に、マイクロソフトに代表されるデファクトで、先に技術を、技術というか製品自体をデファクト化させて、結果的に市場占有していくと。ある意味でいうと、この部分が今、日本にとって一番欠けている部分だと思うわけです。 今お話にありました、じ……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 お二人の参考人には、本日は大変貴重な御意見をちょうだいいたしまして、誠にありがとうございました。 まず、関参考人に少しお伺いしたいんですが、私自身も中国脅威論には必ずしもくみしない立場でございます。そういう意味では、参考人のおっしゃった競合よりも補完的な関係というのが日中にあるんだと、こういう御意見もある意味ではもっともなものだというふうにも思うわけでございますが。 ただ、私自身も年に何度か中国にお邪魔をさせていただいて、特に大都市部に行きますと、例えばここで数字を挙げられております四十年間の日本と中国の間のタイムラグがあると、あるいはこれを二十……
○小林温君 自民党の小林でございます。 今日は、お二人の参考人、大変貴重な御意見を伺いまして、誠にありがとうございました。 一つずつ両参考人に質問させていただきたいんですが、まず畠山参考人でございます。 お話の中で何度か台湾の重要性について御言及をいただいているわけでございます。と同時に、そのハードルとしての対中国ということを考えた中で、台湾問題というものもここで触れていただいているわけでございますが、その一つの処方せんとしてガット三十五条の協定の不適用というようなことも御提示をいただいているわけでございますが、これを日本から見た場合に、例えば我々、台湾に行ったり台湾の方とお会いすると、……
○小林温君 三名の参考人の皆さん、今日は本当にありがとうございました。 それぞれの御発言の中でも触れられているところもあるんですが、一つに農業の問題についてお三方の意見をお伺いしたいんですが、田中参考人からは、自民党の政策決定、政府の政策決定、いろんな問題があるということを御指摘もいただいております。自民党の中にもFTAの特命委員会というのも設けまして、その縦割りをどう解消していくか、あるいはスピード感をどう持って政策決定していくかということについて、特にこのFTAの部分で今鋭意努力もしているところなんですが、その中で、私も参加をさせていただいておりまして、特に農業の問題については一つの解決……
○小林温君 自民党の小林温です。 まず、長参考人にお聞きをしたいと思うんですが、その前に、ジェンダーのことについて触れていただいたんですが、我が調査会に女性が今年はおりませんで、大変申し訳ないなと思っておりました。 それで、これ先ほどほかの委員の方々からも質問があったんですが、例えば大義がイラク戦争にあったのか、あるいは憲法と自衛隊との関係がどうだったのかという論点は残るにしても、現実的に今自衛隊が中東に行って、そして人道復興支援にかかわっているわけですね。この中で、長参考人が言われた官とそれからNGOとの役割分担というのがどうあるべきかということについて具体的に教えていただければと思いま……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 私も三年目に議員になってなりましたが、この調査会でイスラム社会の問題、そしてこの東アジアの問題について取り上げていただいて、大変貴重な議論をさせていただいたりいろんな参考人の御意見を拝聴させていただいて、こういうテーマ設定をしていただいた会長始め理事の皆様にまずもって御礼を申し上げたいと、これは常々思っていることでございますので、重ねて申し上げたいと思います。 議論の中でもFTAについて何度か討議をさせていただきました。今日は少しそのFTAに絞って私の意見を表明をさせていただきたいと思うわけでございますが、今、メキシコとある程度の合意を見て、これか……
○小林温君 イラクの人質事件もあって、我々のこの調査会で議論してきた中身が正しかったのかどうかということも問われているんだろうというふうに思いますが、そんな中で、一つは、この調査会で、今イラクに目が行っているわけですが、アフガンのときから議論をしてまいりました。そしてイラクがあって、その間、中東和平へのプロセスというのは行ったり来たり、いろんな変化があるわけですが、例えばそれに加えて、イラクのああいう状況を見てイランも今変化を見せているようなという現実もあるわけで、この三年間に中東あるいはイスラム諸国の全体、鳥瞰図として見た場合に、日本の外交戦略的な観点から考えた場合に、何か大きな変更を迫られ……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 お二人の公述人には、今日は朝からおいでをいただきまして貴重な御意見を賜りました。大変ありがとうございます。 今、景気の現状、それから今後の行方については、この予算委員会を通じても様々な議論があったわけでございますが、今の紺谷公述人のお話にもありましたように、上向きである、それが例えば循環型なのかあるいは先、行方がどうなるのかは別にしても、というのは間違いないんだろうというふうに思います。 しかし、今の景気回復が一つには輸出主導だということ、それから大都市そして大企業、製造業中心の景気回復だという現状を見て、やはりこれから政治の課題というのは、いか……
○小林温君 はい、会長、ありがとうございます。 自民党の小林温でございます。 お二人の参考人に同じ質問をさせていただきたいと思いますが。 国分先生のお話の中でもあったように、中国の中で政治と経済がどういうふうに今後リンクしていくかと、それが対日政策にどう影響を及ぼすかということは、大変これから重要なことなんだろうというふうに思います。それで、日中関係が、今中国にとって国際関係見たときに突出して悪いというお話もございました。日本から見ても実は日中関係が今突出して悪いというのも現状でございまして、例えば、三、四年前までは、歴史認識の問題が一つ出ると、中国も韓国も実は同じトーンで批判をしたわけ……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 今日はお二方の参考人から大変貴重なお話をいただきました。台湾、そして日中関係ということでございますが、私、お話を聞いておりまして、日中の関係もあるいは中台の関係も、経済関係が深化をしていく中で政治の関係というのがなかなかそれに結び付かないという同じ環境の中にもあるのかなということを感じたわけでございます。 そういう中で、まず高原先生にお伺いをしたいのは、一つには、先生の御提言の中で香港・マカオと台湾のFTAということがございました。もう既に中国は香港とマカオと、ある意味でいうと一国二制度なのか三制度なのか、現実的にはそういう形があるわけです。ここに……
○小林温君 自民党の小林温でございます。お二人の参考人には大変貴重なお話、ありがとうございました。 もう既に論点として出ている部分で、重なるかもしれませんが、米英関係並みの日米関係という先ほど文脈がございました。その中で、我が国と北朝鮮との関係、中国との関係についてそれぞれお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 まず小此木先生にでございますが、外交課題を解決する、その上で日本外交を推進する。まあ今その環境が特に対北朝鮮問題においてどうなっているかというところを考えてみますと、これは今回のシリーズで我々ずっと日中関係について議論させていただいているんですが、まあかなり日中関係は悪い……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 お二人の参考人には大変貴重なお話ありがとうございました。 もう既に論点として出ているわけですが、少し日米関係の担い手について御質問させていただきたいと思います。 私、八八年から八九年と、九二年から九四年、二回ワシントンに滞在をさせていただきました。今と比べると日本人あるいは日本のプレゼンスも、特に八八年なんかは非常に大きかったわけでございますが、今ワシントンに行って、だれか日米関係で新しいニューフェースはいないかと、いろんな人に問い掛けをして面会をさせていただこうと思うんですが、余り新しい人間が出てこないんですね。勢い、日本の政治家、みんなマイク……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 まず、山影参考人にお伺いしたいんですが、最初の「経緯」というところで、東アジアの共同体の核にはASEANだというところから今日の御説明をいただいたわけですが、例えばEUというのは先進国、ある程度経済レベルの同じ国が長い時間を掛けて今の共同体をつくってきたと。それから、アメリカ、NAFTAから今発展しているわけですが、ではそのアメリカという中心国が、カナダ、メキシコ、あるいはその周辺国という形で一つの核に、コアになるリーダーがいてその経済共同体を今つくろうとしているというのと比べた場合に、今のアジアの置かれている状態って、確かにASEANはその地域的な……
○小林温君 二月に始まったこの調査会でございますが、十六人の参考人をお呼びをして、今日はこうして議員間での意見交換が行われているわけでございます。 今まで各委員のお話を聞いておりますと、この調査会の中で議論をされたことについてもこの二か月少しの間に様々な変化が起きているわけで、テーマ設定についても、そういう意味でいうと非常に的を得たものであったんではないかというふうに評価をさせていただきたいというふうに思います。 そこで、私、まず日中・日韓関係について少しコメントをさせていただきたいと思います。 調査会の中の参考人のお話の中でも、歴史認識の問題というのは多分、日中間、日韓間では解決という……
○小林温君 今の澤先生のお話を聞いていて私も思いましたが、一九七二年にキッシンジャー・ショックというのがあって、日本は頭越しにアメリカの突然の中国政策の変更を見たわけでございます。ですから、私も、もしかすると、アメリカと中国というのはいろんな意味で手を組む要素があって、ただ、それはお互いにスーパーパワーとして存在する中で牽制をし合っている、そのはざまにいる日本が今後どういう対中国政策をつくっていくかというのは極めて重要だというふうに感じている一人でございます。 報告書の中にも、日本に外交戦略をつくるシンクタンク的なものが必要だということが載っております。また、先日、アメリカ研究をする研究所す……
○小林温君 経済産業委員会の小林温でございます。 急に委員会が入りましたので、こういうときは田村耕太郎さんや私のような馬力のある人間が質問しろということだと思います。さわやかにやらせていただきたいと思いますが。 今日は会社法の議論でございますが、我々経済産業委員会では、今会期中に有限責任事業組合法についても議論をさせていただいて、成立をさせていただきました。基本的にこうした新しい会社法の整備というものは、私は、できればこれから起業されようとしている皆さんに、その設立あるいは会社を大きくしていく過程で使いやすい、そういう制度にしていくべきだというふうに思っております。今日は大臣も四名おいでで……
○小林温君 お二人の参考人から大変ためになるお話を聞かせていただきました。 中国の対日政策が対日重視の姿勢であるということ、これは胡錦濤の政権の中でもそういう方向に進んでいるということでございました。唐参考人からは、健全なナショナリズムの育成のためにメディア、政治家、外交担当者の役割が重要だという御提案もいただきましたが、我々も含めて、どちらかというと靖国の問題で、この二年ほどは日中関係の全体像がどこか霧の中にあって見えない、うまくよく見えないような環境の中にあったのかなというふうにも思いますし、その中で安倍新総理が中国訪問も実現をして、今日お二人からもお話をいただいたように、中国の対日政策……
○小林温君 時間もありますので、手短に。 先ほど末松議員からも質問あったんですが、河相局長に。 中間選挙の影響で米国の対北東アジア政策がどう変わるかということで、例えば下院の外交か国際関係委員長になるであろうと言われているラントスさんなんかは、かねてから二国対話、アメリカと北朝鮮を主張されていたと思います。それに限らず、共和党から民主党に議会のマジョリティーが移ったということでいろんな影響が出てくるのではないかというふうに思いますが、特に北朝鮮政策においてどんな影響が考えられるかということをお聞きしたいと思います。 それで、六者協議の首席代表である佐々江局長には、例えば今の枠内では、この……
○小林温君 自民党の小林温でございます。 今日は三参考人、ありがとうございます。 時間もないようですので、質問、少し絞らせていただきますが、手嶋参考人、ウルトラ・ダラーもFSXもいつも刺激的に読ましていただいておりますが、今日も外交における議会の役割について刺激的な御提案をいただきました。例えば、ミスターXと交渉が進んだ平壌宣言の中身がずさんだということについて、我々も例えば党内の議論ではかなり活発にやらせていただいているというようなことも、永田町の取材の御経験もある参考人にはお分かりだと思いますが、本来はそれを委員会なり本会議でしっかりとやるということ、そういう御提案もいただいたのかなと……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。