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高良鉄美 参議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

高良鉄美[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


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このページでは高良鉄美参議院議員が委員会や各種会議で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。高良鉄美参議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。
 本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

委員会発言一覧

25期(2019/07/21〜)

第200回国会 法務委員会 第3号(2019/11/12、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風という会派から来ました高良鉄美でございます。  私は、沖縄の今回の七月の選挙で初当選をしましたけれども、前任者の糸数慶子議員の後を継いで沖縄の風に入っております。そして今回、法務委員会ということで、初めての質問ということになりますけれども、委員長始め委員の方々、そしてまた御答弁なさる大臣始め、またよろしくお願いします。  私は、実はまだ三か月ということでございますけれども、大学の方で三十五年間憲法を教えてまいりました。そのうち二十年間は大学、あと十五年は法科大学院の方で教えてまいりました。  そこで、少し私のこの選挙の関係でですけれども、さきの選挙では、辺野古ですね、沖縄……

第200回国会 法務委員会 第4号(2019/11/14、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  先日、十二日の委員会で通告しながらできなかった選択的夫婦別姓と通称の使用、さらには難民政策についてお伺いします。今日はその三点です。  森大臣は、七日の所信表明で、来年の京都コングレスにおいて、法の支配や基本的人権の尊重といった基本的価値を国際社会において確立させるべく指導力を発揮しますと述べられ、十二日の私の質問に対して、法の支配とは、人権の保障と恣意的権力の抑制を主として、全ての権力に対する法の優越を認める考え方をいうものと認識していますと。さらに、法の支配とは、権力を法で拘束することによって国民の権利、自由を擁護するということを目的として……

第200回国会 法務委員会 第6号(2019/11/21、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  先ほど来から、司法アクセスの問題、司法サービスの問題ありましたけれども、私も沖縄の方から来まして、最初、山下委員のありました離島の問題もありまして、裁判官あるいは裁判所その他司法アクセスの問題というのは、今ちょうど山添委員も言いましたように非常に重要なことですので、矛盾しないように整合性を持って、司法アクセスそしてゼロワン地域の解消、そういったもののために司法改革をやってきたんじゃないかということを最初に申し上げまして、今回の裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、それから検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案には一応賛成と……

第200回国会 法務委員会 第7号(2019/11/26、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  前回、民法上の氏の問題、そして通称使用の問題、少し御答弁いただきましたので、その件に関してコメントを含めておきたいと思います。  民法上の氏と通称使用との関係で質問したのは、民法上の氏が公にされる、公に使われることがなくなったり、ダブルネームの使い分けやその管理の面で、個人もどちらを使うのか、あるいは企業もこの届出のときにはどちらを使うのか、こういったような負担を掛けてしまうと。夫婦別姓を認めない合理的な理由が見出せないからということになるわけですね。  これまで多くの議員が選択的夫婦別姓を求めて質問してきましたが、政府の答弁は論点外しというか……

第200回国会 法務委員会 第8号(2019/11/28、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  先ほど来、いろんな質問出ております、また提案に対する意見もいろいろありますが、今日、会社法の審議が始まったばかりでございますけれども、私はこの全体を見まして、この会社法の改正の在り方ということに対して、先ほど来の意見から、よく検討する必要があるのではないかというふうに思われました。  二〇一四年に成立した会社法の改正というのは、この附則において、法律の施行後二年を経過した場合、企業統治に係る制度の在り方を検討を加えて、必要があると認めるときは所要の措置を講ずることを定めています。それを受けて、二〇一七年、法務大臣が法制審議会に企業統治等に関する……

第200回国会 法務委員会 第9号(2019/12/03、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  女性差別撤廃条約、これを日本は批准をしております。この国会でやっているわけですけれども、女性の活躍、企業における活躍についてお伺いをしたいと思います。  前回の質疑の最後の方で、社外取締役関連の質問の中で、義務付けということがありました。この女性取締役の義務付けもこれに関連して求めるような質問を私は行いましたけれども、森大臣は、女性の登用についての意義は強調されましたが、女性の登用についての明確な答弁、この義務付けに対する明確な答弁はありませんでした。  女性取締役を法律上義務付けるということについて、改めて法務大臣の見解をお示しください。

第201回国会 行政監視委員会 第1号(2020/02/17、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 会派沖縄の風の高良鉄美でございます。  今日は三人の参考人の方々の御意見をお聞きしまして、もう非常に貴重で、ありがとうございます。  少し個別に質問させていただきたいと思います。  まず最初に、伊集院参考人の方にですね。  もう離島の苦しみというのは本当に沖縄の方もよく共通して持っていまして、先ほどの御意見の中にも沖縄が何度か出てきましたけれども、交通関係と情報のインフラがすごく足りないというようなことがありましたけれども、その結果として、今沖縄の中でもそうだと思うんですけれども、いろんな、テレビショッピングの中で見ても、北海道と沖縄を除くというその送料の無料が、これ送料が掛かる……

第201回国会 東日本大震災復興特別委員会 第3号(2020/03/19、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 会派沖縄の風の高良鉄美でございます。  今日は、東日本の大震災という、この復興に関連した大枠といいますか、あるいは直接的に関連するような問題も含めた質問をしたいと思います。これが、被災者生活再建支援法ですね、この制度についての質問になります。  早速ですけれども、今から二十五年前の一九九五年、阪神大震災ありました。それから三年たった後、地震等の自然災害の被災者に対する支援制度というのができた。これが被災者生活再建支援法です。そういった被災者の支援については、それまでは個人補償はしないという、これが基本で政府の長い間の原則ということでしたけれども、この法案が成立するという過程におい……

第201回国会 東日本大震災復興特別委員会 第4号(2020/04/15、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  先週、先月といいますか、十日の話ですけれども、米軍普天間飛行場から発がん性の指摘される有機フッ素化合物の一種PFOSを含む泡消火剤が基地の外へ流出するという、あってはならない問題が発生しました。二〇〇七年からもう七件目です。しかしながら、米軍がきちんと対処しないため、沖縄県民は、新型コロナウイルス感染の恐怖の中、発がん物質による健康被害の恐怖をも覚えているということです。  沖縄の問題は、この問題というのは、今朝の東京新聞にも載っておりましたが、一般的に在京メディアは余り報じられていないため、現場のこの問題が共有されることはとても難しい状況です……

第201回国会 東日本大震災復興特別委員会 第7号(2020/06/03、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  今回、先ほど来ずっとこの改正問題についていろんな御注文もありましたし、復興庁、是非、この十年もう本当に突っ走って、これまでの課題も含めて、大きく前進していただけることを期待しています。  私は今回の復興庁の設置期間十年ということを延長することについては賛成しているところですけれども、衆議院で二十五もの附帯決議が付されました。附帯決議の数が多いということは、これだけ懸念も多いということを示していると思うんです。田中大臣からはこの附帯決議の趣旨を十分に尊重するとの発言がございましたが、参議院の方の今日の議論も含めて十分に尊重されることを期待し、本日……

第201回国会 法務委員会 第2号(2020/03/18、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 会派沖縄の風の高良鉄美でございます。  先ほど来、法の支配に関連するような問題もずっと指摘されたり、あるいはコロナウイルスの問題、いろいろありましたけれども、私は、大臣の所信については、法の支配の観点から、次の機会にこれはちょっと質問したいと思いますけれども。  本日は、コロナウイルスの関連もあると思うんですけれども、難民認定制度とその収容の長期化についてお伺いをしたいと思います。  森大臣の所信表明の、送還忌避者の収容、送還問題への対応という、そういった箇所で、もとより、被収容者の人権に配慮した適正な処遇につきましても改めて徹底してまいりますと、そういうことが昨年の森大臣の所信……

第201回国会 法務委員会 第3号(2020/03/24、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  前回、質問の途中でございましたけれども、それを引き続き扱いたいと思います。選択的夫婦別姓についてお伺いします。  前回は、政府の男女平等のこれまでの取組を紹介して、法務省の民法改正への決意を示した上で、法制審議会が男女平等の見地から五年も見直し作業を行って答申したのに民法改正をしないことは、様々な意見があるから男女不平等のままでよいと言っていることにならないかと、そういうふうにお伺いしました。  これに対して大臣は、二〇一五年に最高裁が憲法違反ではないと判断したことを答弁の冒頭に挙げられました。婚姻改姓した人がアイデンティティーの喪失感を抱いた……

第201回国会 法務委員会 第4号(2020/04/02、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  質問に入る前に、ちょっと二点ほど申し上げたいと思います。  新型コロナウイルスの感染が極めて深刻な状況となっていますけれども、私が懸念している在沖米軍内における新型コロナウイルス感染の問題について言及したいと思います。  御存じのように、米国での感染拡大は余りにも急激です。米国防省によれば、世界の米軍内の軍人軍属、家族など、約千人が感染しているとのことです。米軍は、基地別、部隊別の感染者数や詳細を全て非公開にする方針になっているということです、今後ですね。そういうことですが、日本国内の、特に沖縄の米軍基地、感染対応にも大きく影響するのではないか……

第201回国会 法務委員会 第5号(2020/04/07、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  外弁法改正における国際的な法務人材育成の必要性についてお伺いいたします。  今回の外弁法改正案では、外国法事務弁護士等による国際仲裁事件及び国際調停事件の手続代理の充実が図られています。先ほども言及がありましたけれども、二〇二〇年三月には東京虎ノ門に日本国際紛争解決センターが開設され、今回の法改正と併せて、国際仲裁、国際調停の活性化のための環境整備は着実に前進するものと思われます。  一方、この国際仲裁、国際調停の活性化のためには、国内における法務人材の育成も必要不可欠です。国際紛争解決センターは、法務省から国際仲裁活性化基盤整備調査も委託され……

第201回国会 法務委員会 第7号(2020/04/16、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  裁判所における女性活躍についてお伺いします。  裁判官、調査官、書記官など、裁判所の職員に占める女性の割合と管理職に占める女性の割合について伺います。最高裁判所の方、よろしくお願いします。
【次の発言】 今ありましたけれども、最高裁を含めて上級審に行けば行くほど女性の割合は低いというのがありますけれども、最高裁は、たしか裁判官、女性の方お二人ですね。それ以前は三名だったと思います。各小法廷にお一人いたんですけれども、後退していると言った方がいいのかもしれません。  最高裁は、二〇一七年九月一日から裁判関係文書においても旧姓の使用を認めています。……

第201回国会 法務委員会 第8号(2020/05/26、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  新型コロナウイルス感染防止対策に全力を傾けるときに、政権が混乱に乗じて検察庁法改正を行おうとしたことが今批判にさらされ、メディアも連日大きく報じました。  一方、本土では大きく報じられていませんが、沖縄県では、辺野古沿岸部に軟弱地盤が広がっている問題で、政府は、四月二十一日、埋立ての設計変更を沖縄県に申請しました。沖縄県は、その前日の二十日、感染急増を受けて、県独自の緊急事態宣言を出したばかりでした。県を挙げてこの感染防止対策に当たろうというときに、政府がこのような負担増を強いるような暴挙をしたということを強く抗議して、質問に入ります。  三月……

第201回国会 法務委員会 第9号(2020/05/28、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  一昨日、少年事件を担当したことがある元裁判官の弁護士が少年法適用年齢引下げに反対する意見書を法制審議会少年法・刑事法部会長に提出しました。長官経験者五人を含む百七十七人が署名をしているということです。今日は資料としてお配りしていますので、意見書は是非お読みいただければと思います。  今月十五日に元検事総長や検察OBが検察庁法改正案の撤回を求める意見書を提出したことに続き、今回、元裁判官の方々が異例の意見書の提出に至ったというのは、法の理念やその趣旨が軽んじられているということへの危機感からであり、政府も立法府も重く受け止める必要があるということを申し上……

第201回国会 法務委員会 第10号(2020/06/02、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。よろしくお願いします。  今日は、本当に貴重な御意見等々を参考にしたいと思います。ありがとうございます。  まず、今井参考人の方にお伺いしたいんですけれども、この法案の、あおり運転関連ということで危険運転ということですが、海外ではあおりというような言葉がないというようなことをおっしゃっていたんですけれども、その海外の法律ではちょっとどんなふうな形でやっているのかというのは、国によっていろいろ違うんでしょうけれども、その辺りの比較刑法というか、そういう辺りでどういうふうな捉え方になっているんでしょうかということで、今回のこの改正について、学会の中での意見とか……

第201回国会 法務委員会 第11号(2020/06/04、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  自動車運転処罰法改正案、この参考人質疑では、各参考人から、視点は違いますけれども、切り口もいろいろ異なっていましたが、いずれも改正を支持するという、最終的にはそういう御意見でした。  今井参考人は、同法の二条四号、現在のですね、現行規定ですけれども、この射程とそれから改正案の射程、追加される五号、六号の射程を丁寧に区別して説明され、改正の必要性を説かれました。いろいろ懸念事項も言われましたけれども、先ほども安江委員からありましたけれども、これは二条四号で対応できるんじゃないかと、それ以前の状況から見て。それで、法の欠缺というわけでもなかろうと思っていた……

第204回国会 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号(2021/03/23、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 トリになりましたが、沖縄の風の高良鉄美でございます。  少数会派ですが、御配慮をいただきましてありがとうございます。茂木大臣には初めて質問をしますけれども、よろしくお願いします。  私は法務委員会の方に所属しておりますので、どの大臣にも法の支配について御認識を伺ってまいりました。茂木大臣は、所信で法の支配について言及されています。自由で開かれたインド太平洋あるいはODAといったことにも法の支配、このルール・オブ・ローが関連していると思います。  そして、その法内容の適用、適正だけじゃなくて、手続の公正も要求されます。この法の適正手続、デュー・プロセス・オブ・ローが貫徹される社会、……

第204回国会 法務委員会 第2号(2021/03/16、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  昨年十一月に上川大臣に質問ができませんでしたので、今日が初質問となります。どうぞよろしくお願いいたします。  今年三月十一日、東日本大震災から十年を迎えました。被災した方々の御苦労は想像を絶するものだったと思います。被災者の中には、十年たっても心の傷が癒えない、復興復興と言われるたびに置き去りにされたような気持ちになる、あるいは、被災地を理解しない方に寄り添うと言われるとかえって傷つくという方もいらっしゃいました。  翻って、安倍政権下、あるいはさらに菅政権下では、沖縄県民の心に寄り添うといいながら沖縄県民の苦悩に背を向け続けました。辺野古新基地建設の……

第204回国会 法務委員会 第3号(2021/03/22、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  三月十六日の所信表明の質疑で、通告しながらできなかった問題について質問いたします。  上川大臣は所信で、法の支配の貫徹された社会、そして、多様性と包摂性のある誰一人取り残さない社会の実現を目指すと述べられ、十六日の法務委員会では、法の支配について、法の支配の内容として重要なものは、憲法の最高法規性の概念、権力によって侵されない個人の人権、法の内容、手続の公正を要求する適正手続、デュー・プロセス・オブ・ローということでありますが、さらに権力の恣意的行使をコントロールする裁判所の役割に対する尊重などと考えられていると答弁されました。  多様性と包摂性のある……

第204回国会 法務委員会 第4号(2021/03/30、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  早速、選択的夫婦別姓についてお伺いします。  先週、三月二十二日の法務委員会で、一九九六年の法制審答申の当時、国民の理解がそのときに比べればもう格段に深まっていること、そして、各種世論調査で賛成が反対を大きく上回っていること、自民党の賛成派の議員連盟が立ち上げられたということなどによって法改正に向けた議論が活発化していることを挙げて、法制審答申を引き継ぐ大臣が積極姿勢を示すべきではないかと伺いましたが、上川大臣は、夫婦の氏に関する具体的な制度の在り方に関して、各党での検討を含む国会における議論の動向等も注視しながら検討を進めてまいりたいと答弁さ……

第204回国会 法務委員会 第5号(2021/04/06、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  早速、最高裁に裁判所における女性活躍について伺います。  政府は、社会のあらゆる分野において、二〇二〇年までに指導的地位に女性が占める割合を三〇%にする目標を掲げましたが、目標は達成できていません。二〇三〇年までの可能な限り早期にと先送りにしています。このいわゆる二〇二〇・三〇のこの三〇%が大きな壁になっているわけですけれども、この三〇%の目標を掲げたのは二〇〇三年の小泉政権でした。十八年掛けて達成できなかったことを十年以内、それも早期実現を目指すのなら、実効性のある取組でなければ達成することはできません。政府だけじゃなく、これは裁判所も問われ……

第204回国会 法務委員会 第6号(2021/04/08、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  本日は、前回予告しましたように、最高裁が調停委員の任命に際して外国籍者を拒否していることについて質問します。  私がこの問題を取り上げるのは、人権の問題であり、憲法の問題だからです。最高裁は、調停委員は公権力の行使又は国家意思の形成への参画に携わる公務員に該当すると主張し、外国籍者を排除しています。外国籍者を拒否することは調停制度の趣旨にかなうのかと、こういう視点から伺います。  民事調停委員及び家事調停委員規則第一条では、「民事調停委員及び家事調停委員は、弁護士となる資格を有する者、民事若しくは家事の紛争の解決に有用な専門的知識経験を有する者又は社会……

第204回国会 法務委員会 第7号(2021/04/13、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  一九九六年四月十二日。昨日で二十五年目になりましたけれども、日米の共同声明があって、普天間を五年から七年以内に返還をするということで、当時の橋本首相とモンデール駐日大使がそういう発表しました。  四月のこの時期ですね、ちょうどおとといの日曜日は、宜野湾地域の、普天間地域の、清明といって、お墓に行ってお参りをするんですけれども、この宜野湾地域の住民が普天間基地の中に入れる唯一の日に近いんですけれども、お墓の前に行ってお祈りをしてということで、御飯、まあ沖縄の特有の文化ですけれども、それを行ったんですが。そのお墓はかなり大きいんですけど、もう古いん……

第204回国会 法務委員会 第8号(2021/04/15、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  今日は、貴重な御意見いろいろお聞かせいただきまして、ありがとうございました。  私の方は沖縄選出の議員ですから、所有者不明土地というともう沖縄戦の関連があって、激烈な戦火の中で、命ももちろんそうですけれども、財産、そしてやはり記録ですね、これがもう失われているということで、もうとにかく所有者不明土地というのが多いと、しかもばらばらにあるということを思い起こすわけですけれども。  まず、やはり全体的な問題として、沖縄の場合は、今全国でこの法案が問題にしている所有者不明土地というものに対して、吉原参考人に、この辺、今回法改正して、沖縄の場合と全国と……

第204回国会 法務委員会 第9号(2021/04/20、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  本日は、十三日の法務委員会でできなかった質問や、参考人からの答弁を確認させるような形で行いたいと思います。  まず、所有者不明土地管理制度についてお伺いします。  沖縄にはさきの大戦で土地関係の記録が焼失するなどして多くの所有者不明土地がありますが、そのような土地も所有者不明土地管理制度の対象になるのか、そういうことを伺いたいんですけれども。これ、やはり沖縄の場合に、単に相続の問題とかそういったことではなくて、それ以上に記録がなくなっているという状態がかなり違うと思うんですが、一応そういったことはおいておいても、こういう土地、沖縄の所有者不明土……

第204回国会 法務委員会 第10号(2021/04/27、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  まず、司法試験における新型コロナ感染症対策について伺います。  昨年の司法試験は、新型コロナ感染症への不安が広がる中、安倍総理の国会答弁もあって延期の措置がとられました。今年の司法試験は五月十二日から十六日まで行われると聞いています。昨年の状況とは違って、若者にも重症化のリスクが高い変異株の影響が懸念されています。会場の一つである東京は試験前日の五月十一日まで緊急事態宣言下にあり、緊急事態宣言中に県をまたぐということや、試験が五日間にも及ぶことから長時間密になるということへの不安の声も寄せられています。  受験生が安心して受験できることが最も重要ですが……

第204回国会 法務委員会 第11号(2021/05/06、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  今日は貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。改めて感謝を申し上げます。  まず、三人の参考人の方々にお伺いします。  今回、少年法改正というのは成年年齢の引下げによって見直しを行うというものですけれども、沖縄の風は、実は二〇一八年の成年年齢の引下げにも反対したんですが、女性の婚姻適齢の引上げには賛成はしたんです。しかし、成年年齢を引き下げるのに、若年層、若年者の自立を促すような施策とか、あるいは消費者被害の拡大のおそれ等の問題の解決のための施策というのが十分取られていませんでした。例えば、消費者契約法に、知識とか経験あるいは判断……

第204回国会 法務委員会 第12号(2021/05/11、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  少年法の質疑に入る前に、選択的夫婦別姓についてお伺いします。  アメリカ・ニューヨークで夫婦別姓のまま結婚した日本人の夫婦が婚姻関係にあることを戸籍等で公証される地位にあるということの確認等を求めた訴訟の判決で、東京地裁は四月二十一日、戸籍等で公証される地位にあることの確認を求める訴えを却下し、そのような請求は棄却しました。が、理由中で、日本でも婚姻自体は有効に成立していると認定し、この判決は五月七日に確定しました。  婚姻が有効に成立するか否かは、配偶者としての相続や、あるいは婚姻中に生まれた子供が嫡出子とされるかなど、実体法上の取扱いに影響……

第204回国会 法務委員会 第13号(2021/05/13、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  最高裁にまずお尋ねしたいと思います。  五月十一日の法務委員会で最高裁の手嶋家庭局長は、現行の少年法の下における家庭裁判所の調査、審判等の手続について、少年の再非行防止と立ち直りに有効に機能しているという御指摘をいただいていることを大変感慨深く受け止めていると答弁されました。一方で、今般の少年法改正の当否につきましては、基本的に立法政策の問題であるとおっしゃっています。  今回の法改正に一番危機感を持っているのは、家裁の調査官たちです。  今回、資料としてお配りしていますけれども、家裁調査官の伊藤由紀夫さん、この新聞記事ですけれども、二〇一七年……

第204回国会 法務委員会 第14号(2021/05/18、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  冒頭、ちょっと今ニュースが入りましたので。入管法の改正について政府が取下げ方針を固めるということで複数の政府関係者等が明らかにしておりますけれども、もう既にマスコミからも出ているようですが、大臣はこれ御存じでしょうかということです。
【次の発言】 これ、所管のものですけれども、今、先ほど入ったことということを一応お知らせしておきます。  そこで、この少年法の関連に入りますけれども、まず法務大臣に保護者についてお尋ねします。  少年法部会においては、当初、少年年齢を十八歳に引き下げることを前提として議論が行われたことから、十八歳、十九歳が民法上は成年とな……

第204回国会 法務委員会 第15号(2021/05/20、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  一昨日、政府が入管法改正案の廃案を決定されたことを歓迎しております。これは、やはり支援をする団体はもちろん、多くの個人の力、さらには、この入管法自体の、改正案自体の問題点というのが非常にあって、批判が多かったと、こういうことも大きな要素だったと私は思っています。今回、この立法事実がない少年法の改正というものも同様に廃案にすべきだと申し上げて、質問に入りたいと思います。  推知報道禁止の一部解除と憲法について、法務大臣に伺います。  推知報道禁止の一部解除が結果として対象者の立ち直りを阻害することが明らかとなった場合、推知報道は禁止するということでよいか……

第208回国会 外交防衛委員会 第14号(2022/06/02、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  本日は、委員長を始め、委員の皆様方の御協力により、伊波洋一議員に代わって質問する機会をいただきましたことに感謝を申し上げます。  まず、鈴木副大臣に、法の支配についての御認識を伺います。  林外務大臣は、一月十七日の参議院本会議で、国際社会の平和と繁栄を支えてきた自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値や国際秩序が厳しい挑戦にさらされているとした上で、先人たちの努力により世界から得た日本への信頼を基礎に普遍的価値を守り抜く覚悟だと述べられました。  林大臣が守り抜くとおっしゃった普遍的な価値、とりわけ法の支配はとても重要であると思います……

第208回国会 行政監視委員会 第2号(2022/04/04、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  金子総務大臣は、三月三十日の政治倫理選挙制度に関する特別委員会の答弁で、法の支配は、人権の保障と恣意的な権力の抑制とを目的として、全ての権力に対する法の優越を認める考え方であり、日本国憲法も同様の考え方に立って制定された、法の支配の内容として重要なものは、憲法の最高法規性の観念、権力によって侵されない個人の人権、法の内容や手続の公正を要求する適正手続、権力の恣意的行使をコントロールする裁判所の役割に対する尊重などであると模範答弁されました。  情報公開や、今回行政評価も変わっております。それ以上に、総務省の事務以上に、ほかの国政全体もこの適正手……

第208回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第3号(2022/03/30、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律及び公職選挙法の一部を改正する法律案に賛成ということを申し上げ、選挙に関する基本的な質問をします。十五分という限られておりますので、大体三問ぐらいということで頑張ってみます。  まず、法の支配と選挙制度について伺います。  私が所属する法務委員会では、歴代の法務大臣が所信表明で法の支配の重要性を強調しています。今回、古川大臣は、自由、基本的人権の尊重、法の支配、民主主義は大変な、大切な原理だと述べられました。  長年憲法を研究してきた私も法の支配は最も重要な原理だと思っていますが、あらゆる政策で、法の……

第208回国会 法務委員会 第2号(2022/03/08、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  少し紹介したい文書がありまして、ロシア、午前中からずっとこのロシアの侵攻の話がありますが、ウクライナに武力行使をしたことについて、私の地元の沖縄県議会が三月二日、沖縄県は、県民を巻き込んだ地上戦を経た経験から、我が国を始め、世界に向けて恒久平和を希求し発信してきた、戦後七十七年を経た現在においても、凄惨な戦争を体験した県民の心は癒えず、戦没者の遺骨収集、不発弾処理、軍事基地の返還と跡地利用など、戦争に起因する問題を抱え今日に至っていると述べた上で、ロシアによるウクライナ侵攻は許し難い蛮行であるとして、ロシア軍の撤退と早期解決を求める決議を行いました。 ……

第208回国会 法務委員会 第3号(2022/03/16、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  前回の委員会で、死刑執行について、適正手続や法の支配の観点から問題があるのではないかと質問をしました。古川大臣は、執行に際しては慎重な態度で臨む必要があるとしつつ、法治国家においては確定した裁判の執行が厳正に行われなければならないと答弁されました。  今回の前に執行されたものは、二〇一九年の十二月二十六日が死刑執行でした。その間、京都コングレス、オリンピックと、日本の刑事司法、人権状況に国際的な関心が集まるこの二年間は行われていません。それなのに、就任して、昨年ですね、国会で所信表明もしないうちに、執行の必要性や緊急性があったのかは明確に答弁されず、恣……

第208回国会 法務委員会 第4号(2022/03/29、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  四日前、三月二十五日に公表された家族の法制に関する世論調査についてお伺いします。  選択的夫婦別姓について導入を求める回答は、前回二〇一七年の四二・五%から今回二八・九%に減少しましたが、これは質問方法が前回までと変更になったことが影響したと思われます。  九六年の法制審の答申以来行われた過去五回の調査でも、賛否のほかに通称使用容認の選択肢がありましたが、今回は、夫婦同姓を維持した上で旧姓の通称使用についての法制度を設けた方がよいと、そういう通称使用の容認を選択的夫婦別姓の反対に位置付けた問いで、これまでと比較しにくい問いになっています。  年齢別に見……

第208回国会 法務委員会 第6号(2022/04/14、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  法案に入る前に、今、山添委員の言われたことですね、改めて、法の支配というのをずっと政府一丸となって海外にまで訴えている、この法の支配は何だという中身も何度も聞いてまいりました。適正手続とか最高法規性とか裁判所の判断の尊重とか、そういうこと入っている中で幾つか挙げられるのが四つ、五つあるわけですけれども、それ全て司法権が関連しているんですよ、法の支配というのは。だから、その法の支配というのをこれだけ大々的に言いながら、やはりそこを過小評価しちゃいけないと。それは司法権がきちんと作用しないといけないということをまず認識していただくということで、今回の法案、……

第208回国会 法務委員会 第7号(2022/04/19、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  家族の法制に関する世論調査について伺います。  三月二十九日の法務委員会で家族の法制に関する世論調査の設問の問題点を指摘しましたが、この調査結果を見ると今後の議論の参考になる点も多くありますので、本日は調査結果について法務省に伺います。  選択的夫婦別姓制度に関する問題は、人権の問題であり、男女平等を実現するために非常に重要な問題です。そして、これから結婚しようとする若い人たちの声をしっかり受け止める必要があると思います。  そこで、選択的夫婦別姓制度の賛否を問う設問における女性の十八歳から二十九歳まで、そして三十歳代、四十歳代の回答割合をそれぞれ教え……

第208回国会 法務委員会 第9号(2022/04/28、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  今日は七十年前に沖縄が分離されたという四・二八の日ですけれども、その講和条約の中に、立法、行政、司法、この司法までアメリカが施政権の、この一部を又は全部を持つという、こういう状況で、沖縄の司法は、実は琉球政府の裁判所とそれから米国民政府の裁判所がありまして、沖縄の中の民事事件、刑事事件は基本的にこの裁判所だったんですね。で、弁護士もそこにいると。ただ、そのアメリカの利益に関わる場合には移送されると、沖縄の人同士の民事裁判であっても移送されるというのがあって、やっぱりこれ考えますと、刑事事件は全く、まあ今回民事のあれですけれども、刑事事件は全く関われない……

第208回国会 法務委員会 第10号(2022/05/10、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  私も、引き続きと言ったらいいんでしょうか、この法定審理期間訴訟手続、まず、先ほど来ずっと期間限定裁判と言っていますけれども、この問題について伺いたいと思います。  裁判の迅速化と期間の予測可能性を高めるためとして今回盛り込まれた期間限定裁判については、衆参の参考人質疑で実務を担っている弁護士から、近代裁判の原則に反する、あるいは諸外国にない制度で裁判の本質を根底から変えてしまうおそれがある、さらに不十分で粗雑な審理になる危険性がある、そして立法事実の検討ができていないと、多くの問題点が指摘されました。しかし、対政府質疑でも、これらの疑問に明確に……

第208回国会 法務委員会 第11号(2022/05/12、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  裁判の迅速化と期間の予測可能性を高めるためとして導入する法定審理期間訴訟手続、いわゆる期間限定裁判については、質問と答弁が必ずしもかみ合っていないため、再度確認させていただきます。  まず、一昨日の委員会で通告して質問できなかった本人訴訟の割合についてお伺いします。  本人訴訟の割合が、地裁約五割強、簡裁の方は約九割強ということでしたが、実際に裁判を担当している弁護士に伺いますと、地裁では本人訴訟の割合がそんなに高いという印象は受けていないということです。恐らく、欠席判決であったり、貸金請求や家賃滞納で争いようがない場合に、和解を求めるなど、弁……

第208回国会 法務委員会 第12号(2022/05/17、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  質問に入る前に、二点申し上げたいと思います。  まず、立法における適正手続は、形式的な法定手続を踏んで多数決で決めていくというこの過程のみを指しているわけでないことはもちろんです。むしろ、力点があるのは、立法の全ての過程で適正手続を重要要素の一つとした法の支配が貫徹された上で成立していなければならないということです。  沖縄は、一昨日、復帰五十年を迎えました。復帰をめぐって、立法行為が適正手続を踏んで行われたのか、疑問符の付く歴史の事実があったことを指摘しておきたいと思います。  復帰を控え、広大な米軍基地を五年間のみの時限立法によって無条件で継続使用……

第208回国会 法務委員会 第13号(2022/05/19、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  本日は、選択的夫婦別姓について内閣府に伺いたいと思います。  選択的夫婦別姓について、歴代の法務大臣は、法制審答申を重く受け止めていると答弁しながら、国民の間に様々な意見があるとして民法改正に後ろ向きな姿勢を示しています。これは、法制審答申を重く受け止めているのではなく、軽視していることを示す発言です。  一九九一年に、婦人問題推進本部が新国内行動計画に、男女平等の見地から夫婦の氏や待婚期間の在り方等を含めた婚姻及び離婚に関する法制の見直しを行うとしたことを受け法制審が議論を開始したことや、五年の歳月を掛けた世論調査、パブリックコメント、ホットラインを……

第208回国会 法務委員会 第14号(2022/05/24、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  先ほど山添委員の方から表現の自由の問題がありました。  これ、まず基本的なところがもう違っているんですよ。表現の自由がなぜ重要かというのは、これは国家に対する権利です。で、今、インターネットの中傷誹謗の問題というのは、これはなぜまた制限される可能性があるのか、あるいは制限しなきゃならないのがあるかというのは、これは私人の関係で、相手の人格の問題ですよ。だから、表現の自由の重要性というのは、そういったインターネットの問題でやるんではなくて、国家に対する権利だということを申し上げておきます。そして、最後にそれを触れますが。  まず、一昨日、沖縄の方……

第208回国会 法務委員会 第15号(2022/06/02、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  刑法十二条の改正案によれば、拘禁刑受刑者に対しては作業と指導を組み合わせて課すほか、作業を大幅に減らして指導を増やすこと、さらには作業を課さず指導のみを行うこともできます。  他方、刑事被収容者処遇法、いわゆる刑収法九十三条改正案のただし書は、作業の必要性が認められる場合であっても、作業を行わせることが相当でないときには作業を行わせないとしています。このただし書に該当する場合について、五月十一日の衆議院法務委員会で矯正局長は、他の事情によって作業、就業が難しい場合であると、具体例として、@感染症の蔓延を防止する必要がある場合、A条約との関係で作業を課す……

第208回国会 法務委員会 第16号(2022/06/07、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  今日は、三名の参考人の先生方、ありがとうございます。  早速ですけれども、今井参考人の方から質問させてください。  法制審の審議の中で先生が述べられていることなんですけれども、海外との比較ということは大事ではあるけれども、それぞれの言葉の意味とか、あるいは民事制裁を含めた全体的な構造と、こういったようなものを議論する、さらには、比較の上で今の状況を犯罪の現象としてどのように刑種を定めるかということについては議論していく必要があるというふうにおっしゃっているわけですね。  そうすると、これが去年の十月の話ですが、先ほど侮辱罪の概念がずっと出てきま……

第208回国会 法務委員会 第17号(2022/06/10、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  まず、拘禁刑について伺います。  先ほど山添委員の方からもありましたけれども、確認の意味でちょっとお聞きしたいと思います。  七日の参考人質疑では、今井参考人、石塚参考人から異口同音に、拘禁刑の下では改善更生の作業や指導が刑罰の内容として課されるようになるという指摘がありました。異なる立場の専門家がいずれもこの刑の内容だということですから、そう理解すべきだろうと思います。  他方で、これまでの政府参考人の答弁では、この作業や指導が拘禁刑という刑罰の内容として課されるかどうかについては明言されてきませんでした。  そこで、先ほどのお答えになると思うので、……


26期(2022/07/10〜)

第210回国会 外交防衛委員会 第3号(2022/11/01、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 本日最後になりました質疑ですね、沖縄の風の高良鉄美です。  今国会からこの外交防衛委員会で伊波洋一議員とともに質問に立ちますので、阿達委員長を始め委員の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。  今日は、また両大臣を始め、いろいろお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  私は三十五年間、大学で憲法や行政法を教えてまいりましたけれども、三年前に退官をして沖縄県の選挙区から初当選しました。三年間所属してこちらにいましたのは法務委員会です。法務委員会では、人権、民主主義、とりわけ法の支配を基軸に質問をしてまいりました。林外務大臣は所信で法の支配を三度も用いられておられるの……

第210回国会 外交防衛委員会 第5号(2022/11/10、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案については賛成であるということを申し上げ、今回の場合は前に残したものを中心に質疑をしたいと思います。  いわゆる屋良覚書について伺います。先ほど来のお話を聞いていると、いろんな約束はどうなっていくんだろうという、返還もちょっと心配なこともあります。  沖縄県の宮古島市にある下地島空港は、二〇一九年三月に新ターミナルが開業し、現在民間航空会社による本土定期便が就航しております。私も伊波議員と、いろいろコロナ前でしたけれども、外国からチャーターの民間機が行って、多くの外国人が、この下地島空港にぎわってお……

第210回国会 外交防衛委員会 第6号(2022/11/15、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  韓国人戦没者遺骨のDNA鑑定についてお伺いします。  第二次世界大戦の日本人戦没者のDNA鑑定、遺骨返還事業については、二〇一六年に戦没者の遺骨収集の推進に関する法律が成立した後に沖縄で始まり、二〇二一年十月からは太平洋地域、その島々の戦没者について遺族へのDNA鑑定参加者が募集されました。それによって事業が拡大したと聞いています。  戦没者の中には日本兵として戦った韓国、朝鮮、台湾出身者の方がおられたことも分かり、韓国の遺族からも何年間もこのDNA鑑定に参加したいという要望が出され、韓国外交部からも同じような要望がされておりました。  植民地……

第210回国会 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第3号(2022/12/07、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  年末が迫ってまいりますと、生活、家計というのは心配になりますが、沖縄の電力高騰について少しお伺いをしたいと思います。  これ、県民にかなりの負担増があるということで、今日資料を配っていますけれども、一枚目に書いてあるのは、沖縄電力、来年四月に電気料金を四割値上げするということが報じられて、県民の方からは大きな不安の声というのが上がっています。  沖縄電力は、この石炭などの化石燃料高騰あるいは円安の進行を受けて今年度は四百八十五億円の赤字だということが見込まれており、家庭向けやあるいは事業者向けの規制料金を平均四三・八一%引き上げることを先月国に……

第211回国会 外交防衛委員会 第4号(2023/03/17、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  昨年二月二十四日、ロシアがウクライナに軍事侵攻してから、一年が過ぎました。ウクライナの人々のことを考えると、一日も早く和平が訪れることを願わずにはいられません。  ロシアの軍事侵攻に対して、一週間後には参議院本会議で非難決議が行われましたが、私は棄権をしました。平和憲法を持つ日本は、ウクライナと共にではなく、欧米とは違う立場で、独自にロシア、ウクライナに平和的解決を求める積極的な外交を行うべきだと考えたからです。この平和的手段というのは、もう幾らでも、仲介でも調停でも和解でも、何でもあるわけです。  米軍基地が集中する沖縄は、米国を巻き込む戦争が行われ……

第211回国会 外交防衛委員会 第7号(2023/04/11、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  今日は、地位協定についてまずお聞きしたいと思います。  私の手元でちょっとお見せしますけれども、沖縄からのメッセージといって、これ、復帰後大体二十五年ぐらいのときにできました。(資料提示)当時、一九九五年の少女レイプ事件がありました、米兵による。これを受けて、地位協定というのがその頃から随分日本のマスコミに出てきたんですけれども、その後まだまだこの地位協定の問題というのがなかなか解明されない、あるいは問題点というのがなかなか進展していかない、改善にですね、そういうのがあります。  そこで、今日、さらにレイプ事件で、やっぱり刑事手続もそうですけれども、地……

第211回国会 外交防衛委員会 第9号(2023/04/20、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  一九九六年、九五年ですね、九月の少女暴行事件に対して沖縄県民の怒りが爆発し、八万五千人が結集した一〇・二一県民総決起大会が開かれました。翌十一月には、沖縄に関する特別行動委員会、SACOが日米両政府によって設置されています。その設置から五か月後、九六年四月十二日、橋本総理とモンデール駐日大使により、普天間飛行場の五年ないし七年以内の全面返還の合意が発表されました。それがその年の十二月にSACOの最終報告として取りまとめられました。  七年というのは二〇〇三年ですが、その翌年の二〇〇四年、普天間飛行場に隣接する沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落しました。二〇〇……

第211回国会 外交防衛委員会 第11号(2023/04/27、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  明日、四月二十八日は主権回復の日とされています。しかし、七十一年前の一九五二年四月二十八日、本土の主権回復から切り離され、沖縄、奄美は米国統治とされました。沖縄ではこの日が屈辱の日、奄美では痛恨の日と呼んでいます。  これ、元々沖縄戦がきっかけになっているということで、今般話題にいろいろなっていますけれども、屋良覚書というのは復帰の一年前にできたものじゃないんです。長々とこの屈辱の日からの歴史が入っている重要なものなんです。ですから、復帰したらすぐ何かに使える、軍事的に使えるというのは大問題だということを指摘しておきます。  そして、領土問題をこれだけ……

第211回国会 外交防衛委員会 第13号(2023/05/11、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  五月十五日は沖縄復帰の日です。  昨年、参議院では本土復帰五十年決議が行われませんでした。その理由は、日米地位協定の改定というこの記述をめぐって与野党が合意できなかったからです。  沖縄県議会では、与野党が一致して日米地位協定の抜本的改定を盛り込んだ意見書、復帰五十年決議が行われました。沖縄にとっては、与野党関係なく、日米地位協定による県民の負担が大きいという共通認識があるからです。先ほども高木委員よりありましたけれども、この地位協定の問題、主権の問題にも大きく関わっていると。五十年です。地位協定自体はもう七十年近いですね、六十何年です。  沖縄へのこ……

第211回国会 外交防衛委員会 第16号(2023/05/25、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  林大臣、G7広島サミット、お疲れさまでした。多くの方々そういう形でねぎらって、まさに議長国として御苦労がいろいろあったかと思います。  先ほども山添委員の方からありましたけれども、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値を共有する国々とG7サミットを開催するとおっしゃっていたわけですけれども、果たして普遍的な価値、共通の価値というのを持っているかということは、非常に同じように疑問を感じました。  私もずっと、法務委員会、あるいは、そして外務大臣にも防衛大臣にも総務大臣にも、法の支配というのはどういうものか聞いてまいりました。その中で、聞くと、法……

第211回国会 外交防衛委員会 第19号(2023/06/06、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  お配りした資料、沖縄タイムスの記事を御覧ください。二〇二二年中に警察が検挙した在日米軍人軍属等による刑法犯の検挙件数百六件のうち、半数を超える五十四件が沖縄県で発生した事件でした。  まず、浜田防衛大臣に、過半数が沖縄であったことの受け止めを伺います。
【次の発言】 地元の協力というのは、こういう犯罪のときにどうすればいいんでしょうかね。こういう問題もあると思います。  今お答えになったように、合衆国軍隊構成員による事件、事故は本来起きてはならないものであり、政府としては、米側に対して綱紀粛正等を随時働きかけており、その防止に向けて引き続き米側とともに……

第211回国会 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第3号(2023/03/16、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  先ほど来からありますけれども、是非、人権に関わるような問題については十分国の責任でやるということを、沖縄の振興の予算という問題じゃなくて、そこにやっていただきたいと思います。  今日は、昨年五月十五日、沖縄県は本土復帰五十年を迎えました。沖縄県議会で、この日米地位協定の抜本的改定という、これを盛り込んだ決議が全会一致で行われたわけです。一方、参議院では、この地位協定の記述をめぐって復帰関係の決議が合意できなくて、本会議決議が見送られました。  そこで、本日は、この県民が、沖縄県民が長く苦しんできた要因の一つということで、日米地位協定について質問をしたい……

第211回国会 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第4号(2023/04/07、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  今日は大臣お二人いらっしゃいますのでいろいろお聞きしたいと思いますけれども、昨日の夕方の自衛隊ヘリの墜落については、昨日沖縄の方から連絡あって、いち早くこの事件のこと知ったんですけれども、恐らく、先ほど石橋委員からももうあったので、これはもう変わっていないと思いますので、ただ、これは航空事故として、もちろん陸将始め十名の隊員が乗っていたということはやはり安否が気遣われるということなんですけれども、沖縄の方でそういう事故が町の中で起こったらどうするかという問題ですね、それは非常にあるんだということです。  普天間の沖縄国際大学に墜落したときのヘリ、米軍ヘ……

第211回国会 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第5号(2023/04/28、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  今日は何の日でしょうというと、四月二十八日というと、沖縄がちょうど分離をされた講和条約の日ですね、発効した日です。その後、実質米軍統治ですね。その間に人権問題というのが出てきたので、復帰したのは五十年ちょっと前ですね。  そういう間にやったのは、やっぱり沖縄の問題ってどうするんだろうといったとき、日本政府に言ったけれども余り聞かなかったんですね、復帰の問題というのを。そこで、国際機関に訴えたんです、国連の方に。やっぱり国際機関に何か持っていくということは、この国全体のいろんなものが変わっていく可能性があるということを初めて六〇年代に見出したわけですけれ……

第211回国会 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第6号(2023/05/19、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  今日は、お二人、参考人の前泊さん、それから下地さん、もうかなり資料だけでも随分沖縄の特徴が出ているというのが、今日本当にすばらしい資料が入っていると思います。  ようこそ東京へと言ったら変ですけれども、沖縄からするとマニラに行っているのと同じ距離なんですよ、フィリピンに行っているのと。そういう距離の中で沖縄を見なきゃいけないということですね。そして、経済圏でいうと、やっぱり長崎のところに与那国があるとすれば、伊豆半島ですよ、大東島。この広さをあって、何で基地だけかということですよ。神奈川の方がそう言っていたんですけれども、もったいない。今ちょうど経済の……

第211回国会 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第7号(2023/06/19、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  今国会で質疑が行われる最後の委員会になると思いますので、この今国会の最後の質問者として、岡田大臣、林大臣にお聞きしたいと思います。  私は、三十五年間、憲法や行政法を教えてきました。憲法を学生に正しく理解してもらうということが私の役割だったと思っています。  四年前に国会に来て驚いたのは、この憲法尊重擁護義務を負っている国会議員の中に、憲法をきちんと理解していない、あるいはないがしろにしている方がいらっしゃるということでした。ですから、委員会で質問する全ての大臣に、憲法が原則としている、統治原則としている法の支配についてお尋ねをしてきました。  まず、……

第211回国会 法務委員会 第15号(2023/05/18、26期、沖縄の風)

○委員以外の議員(高良鉄美君) 御質問ありがとうございます。  まず、先ほどもありましたけれども、現在の入管庁において外国人の人権尊重に対する意識、認識が決定的に欠けているという、そのことが難民等の認定や収容に関する様々な問題を生んでいるわけです。  野党案では、外国人の基本的人権の保障を法律で制度的に担保しています。基本的人権の尊重、これはもちろん憲法上の原理ですけれども、この基本的人権を世界で初めて憲法に盛り込んだのが日本国憲法だと言われています。本来保護されるべき外国人が適正に保護されていない現状を早急かつ実効的に改善する必要から、野党の入管法等改正案や難民等の保護に関する法律案では、こ……

第211回国会 法務委員会 第19号(2023/06/01、26期、沖縄の風)

○委員以外の議員(高良鉄美君) 御質問ありがとうございます。  申請者が十分な主張、立証の機会を与えられず、難民と認定されるべき人が送還されるということはあってはなりません。申請者が主張、立証を行うということは憲法三十一条の適正手続の保障の点からも重要であり、御指摘の記述は極めて妥当だと思います。  国が個人の処分を決定する場合には法律に基づいて適正な手続を保障しなければならないという法の原則があります。この適正手続は、手続が適正であるというだけでなく、その内容が公正であるということも要求されます。法の支配の重要な内容であるこの適正手続は、デュー・プロセス・オブ・ローあるいはデュープロセスと言……

第212回国会 外交防衛委員会 第2号(2023/11/09、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  先ほどから法の支配の問題が出ていますけれども、法務大臣を三度歴任された上川大臣には法務委員会で法の支配について既に聞いておりますので、本日はその関連も含めまして上川大臣の外交姿勢についてお伺いしたいと思います。  上川大臣は、法務大臣として十六人の死刑を執行されました。その中には、犯行当時に未成年だった、あるいは再審請求中の死刑囚もいました。二〇一八年七月には、オウム真理教事件の死刑囚十三人の死刑を執行されました。  二〇二〇年十一月の法務委員会で、死刑執行の正当性について、伊波議員の質問に対して上川大臣は、裁判所の確定した判断を尊重しつつ、法の定める……

第212回国会 外交防衛委員会 第4号(2023/11/16、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に賛成をするということを申し上げ、質問に入ります。  今月十三日、今週の月曜日でしたけれども、陸上自衛隊宮古島駐屯地への電子部隊配備について、ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の皆さんとともに、沖縄防衛局に対し住民説明会を開くよう要請しました。宮古島市議会も市民への説明を求める意見書を全会一致で可決しています。沖縄防衛局は説明会開催の予定はないと回答しました。住民がストレス、不安を抱えて説明を求めているにもかかわらず、極めて不誠実な対応だと言わざるを得ません。説明会を開かないのは説明できな……

第212回国会 外交防衛委員会 第5号(2023/11/30、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  先ほど来、もうずっと質問が続いていますけれども、昨日のオスプレイの墜落事故について伺います。  オスプレイは、一九八〇年代のその開発段階から重大事故が多発していて、実戦配備が開始されてからも事故は後を絶ちません。  外交防衛委員会調査室の資料が、そこからの抜粋ですけれども、この間、今月作成されたものがあります。配付資料の一の二を御覧ください。そこに在日米軍のオスプレイ配備に特化したものがありますけれども、二〇一六年十二月に名護市安部において不時着水と書かれていますが、このリストアップの、たくさんこれだけ起こっているわけですね。それで、この安部海……

第212回国会 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第3号(2023/12/06、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  沖縄防衛局要請における人数制限について伺います。  沖縄県選出の国会議員は、米軍基地に起因する、例えば、弾薬庫建設やミサイル基地建設に対する反対、それからオスプレイの飛行停止等、市民団体とともに沖縄防衛局に要請をしてきました。沖縄防衛局要請の出席者は、国会議員を含めて五名までの出席しか許可されていません。これはコロナ対策として始まったのですけれども、現在はこの人数の制限を行う必要はもうないんじゃないかと思います。国会議員は局長に対応していただくために市民団体の要望で同行する立場ですけれども、五人の枠に入れずに出席できない、その場にいながら出席できない国……

第213回国会 外交防衛委員会 第3号(2024/03/12、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  木原大臣の所信について内容を見てみますと、国民に不安をあおりにあおって、どんどん沖縄の基地化、あるいは基地拡大しようとしているのではないかと沖縄県民は危機感を持っていると思います。  沖縄県民が米軍基地だけではなくて自衛隊基地の建設にも警戒するのは、さきの大戦で日本軍の拠点としたところがことごとく攻撃、爆撃されたからにほかなりません。  二度と戦争はしない、二度と政府の正義に振り回されない、これこそが私たち国民の決意です。この戦争放棄の決意は憲法九条に込められました。国際紛争は武力によって解決できない、武力によって解決しようとしてはならないと、こういう……

第213回国会 外交防衛委員会 第4号(2024/03/21、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  昨晩、今情報の話がありましたけれども、石川、うるま市石川ですね、沖縄の、そこでの陸自の訓練場の予定地の問題で市民集会がありました。これはもう保革問わず、もうこの会館が満杯になる、一二〇%ですね、これほど今、寝耳に水だったというのが去年の十二月二十日ですね、二十日にあったことです。  やはり、この前例のないという情報ということでしたけれども、沖縄にも、ちゃんとそういう前例のない情報を米軍並みに説明をするということを沖縄にも逆にやってほしいと思いますので、それをちょっと感想として申し上げて、質問に入ります。  上川大臣にお尋ねします。  大臣は所信で、法の……

第213回国会 外交防衛委員会 第6号(2024/03/26、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  オスプレイの飛行再開についてお伺いします。  昨日、沖縄防衛局にオスプレイの飛行停止の要請をしました。そこには、嘉手納爆音訴訟団、そして、普天間爆音訴訟団、オール沖縄会議のこの三者、三団体が行きましたけれども、いずれもオスプレイに関連するということですね。  昨年の屋久島の沖で墜落したのは嘉手納に向かっていたということですし、普天間には二十四機、今あるわけですね。オール沖縄の方は、これはオスプレイの配備に最初から反対をしているという問題がありますので、これ以上に更に多くの県民がオスプレイの飛行再開には大変な懸念と疑問を持っています。  限られた時間であ……

第213回国会 外交防衛委員会 第8号(2024/03/29、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  議題の二千二十七年国際園芸博覧会政府委員の設置に関する臨時措置法案には賛成ということを表明し、二十六日の委員会に通告して残った質問やオスプレイについて伺います。  オスプレイ飛行再開について質問します。今日お渡している資料を御覧ください。  米軍オスプレイを飛行再開したことを受けて、沖縄県名護市、北谷町、北中城村の三議会は、三月議会の最終日に飛行中止を求める抗議決議と意見書を可決しました。名護市と北中城村は全会一致です。  今月二十六日の本委員会で、木原大臣は、安全確保というものは最優先であるとし、オースティン国防長官とも電話で会談をし、日米間……

第213回国会 外交防衛委員会 第10号(2024/04/23、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  今回の欧州との経済的協力と安全保障との関係についてお尋ねします。  日米の関係でいえば、旧ですね、安保条約と現安保条約の大きな差というのの一つに第二条があります。そこには、経済的協力が書かれています。政府も従来、日米同盟の強化に関して、安全保障問題を強化していく上で、安全保障問題に関する直接の、失礼、関する連携の強化のみならず、経済関係を強化していくことが日米同盟の強化に当たり重要であると説明しています。  今回の欧州との経済的協力というのは、我が国の安全保障に関連してEUあるいはNATOの諸国との関係で何らかの意味を持つものでしょうか。すなわ……

第213回国会 外交防衛委員会 第11号(2024/05/09、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  一九四五年五月八日、VEデーと言いますけれども、ビクトリー・イン・ヨーロッパですね、ドイツが降伏文書に署名して、欧州での戦争が終結しました。連合国は日本に対しても降伏を勧告しましたが、日本は五月九日、降伏勧告を拒否しました。  当時、沖縄戦のさなかでしたけれども、首里城はまだ陥落しておらず、そのときに降伏していれば多くの命が助かったはずです。七十九年前の今日が、日本のみがもう戦争している状態になるということで、断固戦争に邁進すると降伏を拒否した日だということを申し上げ、質問に入ります。  昨年六月の財政金融委員会との連合審査で防衛装備品の問題を……

第213回国会 外交防衛委員会 第13号(2024/05/16、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  昨日、福岡高裁那覇支部の方で判決があったのは、辺野古の埋立工事に対して住民が、国土交通相が出した、知事を、代執行のような形で今行っていますけれども、その知事の出したものを取り消したという、こういうことに対して住民が裁判を起こしたわけですね。地裁の方は、住民に原告適格がないということで却下しました。しかし、高裁は、いや、そうじゃないと、これを破棄して差し戻しています、地裁に、これはあるんだと。  その中には、住民が、とにかく騒音がうるさくなるだろうということでこの計画の問題を取り立てた、そして、そのほかの住民は、家ですね、もう自分の家が高地に、高いところ……

第213回国会 外交防衛委員会 第14号(2024/05/21、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  第三国による在沖米軍施設の使用についてお伺いします。  配付資料一の沖縄タイムスの新聞記事を御覧ください。  オランダ軍の海兵隊の三人が、三月、米軍北部訓練場で行われた米海兵隊の訓練プログラムに参加していたというものです。第三海兵隊師団のSNSによると、米軍の第四海兵連隊とオランダ軍の海兵隊員が、三月十日から二週間、北部訓練場で訓練したということです。  北部訓練場は、世界自然遺産のやんばるの森に隣接していて、訓練の規模によっては環境への影響が懸念されています。県道から訓練場に入る米軍のトラック内にいる迷彩服とは異なる格好の兵士を目撃した住民もいます。……

第213回国会 外交防衛委員会 第17号(2024/06/04、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  議題となっている条約の質問の前に伺います。  沖縄戦を指揮した日本軍第三二軍の牛島満司令官が自決し、組織的戦闘が終結した六月二十三日を沖縄慰霊の日としていますが、最後の一兵まで戦えと、そういった指令があったため、実際にはその後も戦闘は続き、多くの犠牲者を出しました。県民にとって、慰霊の日は、犠牲者の霊を慰め、世界の恒久平和を願う特別な日であるということを是非とも理解をしていただきたいと思います。  配付資料一を御覧ください。  那覇市にある陸上自衛隊第一五旅団が公式ウェブサイトで沖縄戦を指揮した牛島司令官の辞世の句を掲載していることを、昨日、琉球新報が……

第213回国会 外交防衛委員会 第19号(2024/06/11、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  条約の質問に入る前に伺います。  六月四日の本委員会で、沖縄戦を指揮した牛島司令官の辞世の句が陸上自衛隊第一五旅団の公式ウェブサイトに掲載されていることについて削除を求めたところ、木原防衛大臣は、情報発信の趣旨が正しく伝わるように努める必要はあると答弁されました。  これ、趣旨が正しく伝わっていないのではありません。司令官の句は、戦略持久戦で捨て石として沖縄県民を犠牲にした第三二軍が皇国を守ったという考えに基づき作られたということを正しく認識すべきです。  今月二十三日に慰霊の日を迎えますが、沖縄県民は削除しない防衛省・自衛隊を受け入れるわけにはいきま……

第213回国会 外交防衛委員会 閉会後第1号(2024/07/30、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 大臣、質問はないんですけれども、二分ぐらい、前半、お聞きいただけたらと思います。  沖縄の風の高良鉄美です。  今回の米兵による少女暴行事件は、政府の情報隠蔽が大きな問題となり、沖縄県民だけでなく、全国の自治体議員、市民団体も抗議しております。  日米の通報システム構築のきっかけは、戦後五十年の一九九五年九月に起きた米兵による少女暴行事件でした。八万五千人が結集し、総決起大会を行いました。当時の大田昌秀知事は、少女の人間としての尊厳を守ることができなかったことに心の底からおわびしたいと述べました。これは、県民の悔しい思いが共有された形です。  上川外務大臣の所信にも、先ほども言わ……

第213回国会 行政監視委員会 第1号(2024/02/19、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 今日は、御三名の参考人の方々、ありがとうございます。資料も大変役に立ちまして、また今のプレゼンも全て新鮮でございました。  まず、横尾市長の方からお伺いしたいんですけれども、多久市の場合、佐賀と唐津の間ぐらいにいろいろあって、小都市とわざわざ書かれておりましたけれども、市民の方々に、今ちょうどこのシェアリングエコノミーの話とかそういうシティの宣言を、これ、やっぱり職員の方がどれぐらい理解して、もう市長のこのリーダーシップがすごいというのも今日聞いてもう分かりましたので、職員の方々にどのように伝えているのかなということ、そして、市民がどれぐらい市長の、このポリシーというんですかね、……

第213回国会 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第3号(2024/03/21、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  沖縄振興予算について伺いますが、その前に、もう先ほどずっと沖縄の基地問題、いろんな問題が出てきましたけれども、もう余りにも多過ぎて、今日は、この沖縄関係はこの振興予算についてお伺いしたいと思います。  二〇二四年度の沖縄振興一括交付金は、沖縄の側の要求、千二百七十一億円の要求に対して七百六十三億円とされました。  配付資料を御覧ください。国の直轄事業の予算が増額する一方、使途の自由度の高い一括交付金が九年連続減額されています。予算全体に占める一括交付金の割合も、二〇一三年、二〇一三年度の五三・七%から、二〇二四年度に二八・五%と、大幅に低下していってい……

第213回国会 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第4号(2024/04/12、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  沖縄は、移民の笠戸丸の中の過半数は沖縄の県民でした。そういう意味でちょっとお聞きしたいのが、現地関係者ということにいろいろお話をされたということが書かれているんですけれども、この現地関係者の中で特に印象に残ったお話、恐らく対話をされたとかいろんなことを聞かれたと思うんですけれども、現地の邦人というのは、邦の方の邦人、日本人の方ですね、あるいは、本当の法人でもこの邦人でもいいんですけれども、そういうので印象深い何か、ODAに関することばかりでなくても、何かそういう外交関係の問題でもし印象深いお話が、その現地にいらっしゃる邦人、日本人の方の声というのがあり……

第213回国会 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第5号(2024/05/24、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  沖縄県による辺野古埋立承認撤回を取り消した国土交通大臣の裁決は違法だということで辺野古周辺の住民四人が裁決の取消しを求めた訴訟で、福岡高裁那覇支部は、五月十五日、四人の原告適格を認め、審理を那覇地裁に差し戻すという画期的な判断を行いました。  国が辺野古新基地建設に正当性があると自信を持っているなら、こそくな上告によって、原告から主張の機会を奪うのではなく、原告適格を認められた原告四人の主張に対して正々堂々と国の正当性と違法性を主張し、司法の判断を仰ぐべきだと申し上げておきます。  自見大臣は所信において、沖縄の特殊事情に触れ、復帰以来振興策に取り組ん……



各種会議発言一覧

25期(2019/07/21〜)

第204回国会 国際経済・外交に関する調査会 第1号(2021/02/10、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良でございます。  北極から一番日本の中では遠いところから来ておりますが、日本が一番アジアの中で北極に近いという記述もありました。  私、ちょっと聞きたいのは、今非常に興味深いプレゼンを御三方見て、教育の話も出ました。池島先生にお伺いしたいんですけれども、先生、授業で、こういう極地研究というんですか、これ、どんな形で学生に、まあ大学生持たれている、あるいは大学院生持たれているというのはありますけれども、そういった講座がありますんでしょうかということで、もしあるんでしたら、やっぱりそういった講座を、どう活用すると言ったら変ですけれども、その辺ちょっと教えていただけたらと……

第204回国会 国際経済・外交に関する調査会 第2号(2021/02/17、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  三名の方に別々の質問をしますので、よろしくお願いします。  今日本当に興味深かったのは、生物多様性といったときに、私はもう沖縄の方の辺野古のことを思い出して、辺野古というのはそもそも生物多様性の宝庫、宝の海とも言いますけれども、ホープスポットに設定されていると、IUCNのですね。これが二〇一九年十月ですけれども、世界で百十か所しかないんですよ、このホープスポットというのは。日本ではここしかないんです、辺野古だけ。一か所なんです、日本初であると。この辺野古、大浦湾の中には五千三百三十四種の生物がいる、そのうちには二百六十二種の絶滅危惧種が含まれている、こ……

第204回国会 国際経済・外交に関する調査会 第3号(2021/02/24、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  ちょっと沖縄からの話をしますと、沖縄、今、海の関連でいいますと、東西千キロ、南北四百キロですから、大阪に沖縄本島があれば、西は長崎、東は伊豆半島あるいは伊豆諸島ですね。こういう領域なので、かなりサイズは小さいんですが、何というんですかね、海の面積でいうともう一番大きいと。  そこで、やっぱり沖縄のこの広大な海の利用の可能性を一つお聞きしたいんですけれども、佐藤参考人の方ですね。沖縄の復帰五十年ということですけれども、来年ですね、洋上風力も、五十年という言い方がありましたけれども。  一九七五年に海洋博というのがありました。この海洋博のときにかな……

第204回国会 国際経済・外交に関する調査会 第4号(2021/04/14、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良でございます。  尖閣の話といえばもう沖縄ということになっていますけれども、坂元先生、また元同僚で、沖縄におられたということですので。  まず、尖閣の固有の領土という考え方を、なぜ固有なのかということを考えなきゃいけないんですが、沖縄、琉球国のときに、冊封で一六〇〇年、もっと前からですかね、千四百何年ですかね、中国との間で行き来をしているんですね。そのときに、中国から来るのは、尖閣を見て、ああ、琉球に着いたと、もうすぐだというあれなんですね。それで、沖縄の方から行った使節はかなりあって、個人的にも留学をしたり、いろんな人が行って、戻ってきたという感覚なんですよ、あれ……

第204回国会 国際経済・外交に関する調査会 第5号(2021/04/21、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。沖縄といえばもう海という感じになると思いますけれども。  今日は、参考人の方々、本当にありがとうございました。  まず、角南参考人からお聞きしたいんですけれども、レジュメの方開けて最初に、北極海の方もマイクロプラスチックが見付かっているということでしたけれども、先日はスエズ運河での座礁の話がありました。そのときにテレビのニュースでは、ロシアの方が北極海使ったらどうかというのを割かし推薦をしているということが映って出ました。それ考えると、日本の企業としては、北極海を使おうかなとか、そういう気になってくるんでしょうけれども、この辺り、いかがなものかなと……

第204回国会 国際経済・外交に関する調査会 第6号(2021/05/12、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  今日は参考人の方々、ありがとうございます。  これから幾つかちょっと私、質問させていただきますけれども、沖縄の風ですので、沖縄から私は選出されておりますが、沖縄の中にも海がない市町村が一個だけありまして、そこは昔、中国との冊封のときに、沖縄の島は大きいんだぞと言うために、ここで、真ん中に置いて、海が見えないからと、そういうことをやったらしいんですけれども。  今日、実は海の関連で非常に、まず茅根先生にお伺いしたいんですけれども、教育の中で、海に関わるということで非常に多分野にまたがって、文系も理系もやっていくということで、非常に私、感銘を受けた……

第204回国会 国際経済・外交に関する調査会 第7号(2021/05/19、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  私からも、幾つか意見と希望等を述べたいと思います。  最初に、コロナの関係とかオンラインの話がずっと出ておりましたので、多くの希望としてやはりオンラインというのがあると思います。そのオンラインというのは、せっかくオンラインでやるんだったら、現場とオンラインでやると。つまり、海そのものと向かい合っておけるようなオンラインの、公聴会なりの、こういう、何ですかね、意見を聞くということが非常に重要かなと、もしやるんであればですね、それもプラスしていただきたいなと思います。  あと、一番最初に、やっぱり海のこの安全保障の問題で尖閣列島よく出ましたけれども……

第208回国会 国際経済・外交に関する調査会 第1号(2022/02/02、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  沖縄ですね、日本は海洋国家といいますけれども、排他的経済水域の広さからいうと一番大きい沖縄と思います。  今日、テーマが海洋人材ということが一つ、教育、ありましたけれども、昨日ちょっと読んでいて、船員の教育がメーンかなと、今日お話をお聞きしてですね、そう思ったんですけれども、賞雅参考人にお聞きしたいんですけれども、この高専の中で、富山の場合に、国際ビジネスという学科があって、これは必ずしも船員だけにではなくて、いろんなもっと幅広いのかなという感じを受けましたので、この国際ビジネスの中身というのを少し教えていただけますか。

第208回国会 国際経済・外交に関する調査会 第2号(2022/02/09、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。よろしくお願いします。  今日、非常に興味深いお話がいろいろありましたので、初めて知ったこともありました。大変ありがとうございました。  まず、伊藤参考人にお伺いしたいんですけれども、ちょうど資料の、事前に配られた、今日ではなくてですね、南シナ海問題におけるバイとマルチというのを書かれて、そして、海洋空間の連結性というタイトルが使われていますけれども、このバイとマルチは恐らく普通は二国間と多数国間の関係かなと思うんですけれども、これまでの南シナ海問題というのは、中国が一方的に出てきたのか、それともその前から南シナ海問題として幾つかの国々が関係していて何らか……

第208回国会 国際経済・外交に関する調査会 第3号(2022/02/16、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美といいます。  海ばっかりの沖縄県からやってまいりました。北海道もそうかもしれませんけれども、四方を囲まれています。  植松参考人にお聞きしたいんですけれども、この海洋科学の十年ということで、海洋基本法が、目的はやっぱり日本の海洋立国というところを強調しているところが一条ぐらいにあったと思うんですけれども、やはり海洋立国として、この海洋科学の十年をどちらかというとリードをしていくとか、立国というからにはそれなりのやっぱり姿勢あるいは覚悟を持っていないといけないのが立国だと思いますので、そこで、植松参考人の今現在の要職というんでしょうかね、いろんなところに就かれて……

第208回国会 国際経済・外交に関する調査会 第4号(2022/04/06、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美でございます。  沖縄のお話が何度か出てきておりますけれども、その沖縄の問題で、まあ小さな島ではあるんですが、海域が非常に広いということですね。そして、日本のこの東南アジア地域との昔からの交流というのがありましたが、沖縄の大交易時代というのがありまして、やっぱり、シンガポール、もっと先まで品物を持っていくと。そして、その東南アジアだけじゃなくて、やっぱり中国との関係が非常に深いということがあって、今もその中国の技術を、十四世紀ぐらいですかね、十五世紀くらいに、船の造る大工ですね、そういうものをやった方々がもうずっと住んでいて、今、沖縄の名前と中国の名前を持ってい……

第208回国会 国際経済・外交に関する調査会 第5号(2022/04/20、25期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良でございます。  私が最初言いたいのは、もうまずは、この調査会で本当に勉強させていただきまして、ありがとうございました。  海というテーマでしたので、かなり身近に感じております。この三つのテーマ、今回の、次世代を担う海洋人材の問題、そして海のネットワークの構築とそれからその役割と、それから海洋環境の保全、資源の持続可能な利用への貢献と、これいずれも、今回三年ということでテーマになったと思いますけれども、やっぱり長期的に、いずれも長期的な問題であると。  次世代というのは、もうはるかに、これは十年の次世代ではなくてその後まで当然考えてのことだろうと思いますので、要望と……


26期(2022/07/10〜)

第211回国会 財政金融委員会、外交防衛委員会連合審査会 第1号(2023/05/30、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  そもそも、私は政府が予定している防衛費の増額にも増税にも反対です。しかも、これらは現在政府が予定している金額には収まらなくなる危険がかなりあると思っています。例えば、防衛装備品は、開発費もライフサイクルコストも単価もしばしば大幅な高騰が生じます。  資料一を御覧ください。これは、財政制度等審議会に財務省から毎年提出されている資料の中から、必要な箇所を選んで私のところでページを振ったものです。  資料一の@を御覧ください。左下の過去の航空機開発の事例を見ると、国産のF2戦闘機の開発費は当初見積りの倍以上、国産のC2輸送機の開発期間は約一・五倍です。  資……

第211回国会 財政金融委員会、外交防衛委員会連合審査会 第2号(2023/06/06、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  今日は、細谷参考人、半田参考人、本当に貴重な意義深いお話をいただきました。改めて感謝を申し上げます。  私は、まず、積極的平和という言葉についてお伺いしたいと思います。  安倍内閣が掲げた積極的平和主義とそれからノルウェーのヨハン・ガルトゥング博士が提唱された積極的平和とは全く似て非なるもの、異なる考え方だと思います。  細谷参考人、半田参考人に伺います。お二人がお考えになる積極的平和とはどのようなものなのか、それぞれお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございます。  今、人権の関連がすごくありましたけれども、もう一つ考えられるのが……

第211回国会 財政金融委員会、外交防衛委員会連合審査会 第3号(2023/06/08、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  私は、防衛費の増額やそれを賄う増税には反対です。それより先に防衛費の使い方の合理化を徹底して行うべきです。その姿勢が政府に見えないという視点から、本日も質問をいたします。  資料、お配りしています。  資料一の@は、これまで連合審査会と外交防衛委員会で配付した国産のC2輸送機関係の資料です。一機当たり機体単価が同じ二百二十億円台であるアメリカ製のC17が七十五トン積めるのに対し、C2は三十六トンと半分以下しか積めません。しかも、燃料満載だとC2は十六トンしか積めないということが先週の私の質問で、その答弁の中で明らかになりました。  三枚目になりますけど……

第213回国会 憲法審査会 第2号(2024/05/08、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  沖縄が復帰して来週で五十二年になります。憲法が適用されてからということです。その憲法は、まだ沖縄に適用されていると思いません。それをまず先に言いたいと思います。  政府は、所信や外交等において法の支配の語を多用していますが、今日は、法の支配や憲法原理の観点から、現状の憲法審査会の問題点について述べたいと思います。  まず、大本の法の支配からの問題点を言いたいと思います。憲法審査会が法の支配の語を誤った理解で使用し続けているということです。  法の支配は、専断的な国家権力の支配、つまり、人の支配を排し、全ての統治権力を憲法で拘束することによって国民の権利……

第213回国会 憲法審査会 第3号(2024/05/15、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  今日は、くしくも五十二年前に沖縄が平和憲法の下に復帰した日です。当時、県民は、平和憲法を持つ国と呼ぶにふさわしい日本に復帰することについて、政治的にも社会的にも憧れと希望を持っていました。やがて、この国の政府は平和憲法の理念を実現しようとしていないこと、今や崩していこうとさえしていることが分かり、県民は、大きな失望とともに、憧れは落胆に、希望は失望へと期待は裏切られました。  法の支配に対する政府の無理解は、法の支配の連呼をしながら、国家権力の濫用を抑える立憲主義憲法の桎梏をあの手この手をしゃにむに外そうとする姿からも浮かび上がっています。  憲法五十……

第213回国会 憲法審査会 第4号(2024/05/29、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  参議院の緊急集会について、まず、日本で戦後初の選挙が行われたところはどこでしょう。戦後初めてということで、男女平等の選挙が行われました。これ、一九四五年の九月、沖縄です。沖縄戦含めて、日本の終戦、敗戦というこの八月十五日から一か月程度で選挙しているんですよ。ああいう状況でやっているということは、緊急事態であれ何であれ、選挙は可能であるということを一つの例としたいと思います。  それで、戦中はしかもどうだったかというと、市町村長の会議があの戦争の中で行われています。そういうことがあるので、この緊急事態やいろんなことを理由にするというのは、今も山本代表から……

第213回国会 憲法審査会 第5号(2024/06/12、26期、沖縄の風)

○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  今回、国民投票法についていろいろ調べましたけれども、まず、憲法改正に係るこの憲法の規定、九十六条の規定の特徴に触れたいと思います。  国家権力による恣意的な改正を許さないように、手続等において通常の法律よりも成立要件が厳しい、いわゆる硬い憲法、硬性憲法になっています。世界各国の憲法はほとんどが硬性憲法であり、日本国憲法も例に漏れません。硬性憲法であることは、憲法が憲法自らを保障している憲法保障の一端であり、日本国憲法は、自ら立憲主義、法の支配を貫徹するため、九十六条において、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で国会が発議することと、特別の国民投票又は国……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/18
データ入手日:2024/10/10

高良鉄美[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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