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川村善八郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

川村善八郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
607位
委員会発言歴代TOP500(衆)
462位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
543位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
689位
委員会発言(議会)歴代TOP500
211位
委員会発言(政府)歴代TOP1000
877位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
389位

23期委員会発言(非役職)TOP100
72位
24期委員会出席TOP100
90位
24期委員会発言TOP50
24位
24期委員会出席(幹部)TOP100
62位
24期委員会発言(議会)TOP50
34位
24期委員会発言(非役職)TOP50
18位
25期委員会発言TOP50
30位
25期委員会出席(無役)TOP100
87位
25期委員会発言(非役職)TOP50
21位
26期委員会出席(幹部)TOP100
74位
29期委員会出席(無役)TOP100
76位

このページでは川村善八郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。川村善八郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 国土計画委員会 第34号(1947/12/08、23期、日本自由党)

○川村善八郎君 本請願の要旨は、尾札部村沿岸の水産業の振興に伴い、鮮魚及水産加工品の大部分は函館市場に集中せられ、沿岸住民もまた生業用資材及生活必需品は函館市から供給を受けているのであるが、尾札部村と函館市を結ぶ準地方費道函館尾札部線は、一部屈曲が多く巾員狹少のため利用度が少なく、これ等物資の交流はすべて白尻、鹿部村を經る迂回線によつてゐるので、彼我の不利益は大であり、この線路の改修が實現するときは、産業經濟上寄與するところ甚大であるから改修されたいというにあります。何とぞよろしくお願ひ致します。
【次の発言】 本請願の要旨は北海道茅部郡臼尻村と函館市間の交通は省線鹿部驛を經由しているが、同驛……

第1回国会 司法委員会 第55号(1947/11/12、23期、日本自由党)

○川村善八郎君 本請願の趣旨は、函館市に札幌高等裁判所支部竝びに札幌高等檢察廳支部を設置せられたいという趣旨であります。その理由は函館市は人口二十萬餘を有し、北海道の表玄關として本州との海陸連絡の要衝であるばかりでなく、實に北海道南部における中心都市であります。漁業の策源地として、つとに知られておるところであります。殊に近き將來において國際的貿易港として約束せられ、その發展は大いに期待されておるのが現状であります。この場合特に申し上げたいことは、函館市は曽つて控訴院及び同檢事局の所在地であつて、永い歴史を有し、現にその事件數も道内上位の實績をもつて、司法の進展に伴い、いよいよ昇格することはきわ……

第1回国会 水産委員会 第4号(1947/07/09、23期、日本自由党)

○川村委員 私は質問のしんがりだと思いますので、今日まで二日間にわたるところの各委員の質疑に對しましては、政府當局からの御説明がまことに懇切丁寧でよくわかりましたことは、御禮申し上げる次第でありますが、ただ私の言わんとすることは、たいがいのことは各委員によつて述べられておりますし、夏堀委員によつて殊に私の聽かんとするところは盡されておりますが、一、二腑に落ちないところがありますので、あとで附け加えてお伺いしますが、まず私は今日まで自分が郷土におりまして、定置漁業を初め、各種の漁業をやつておりますのと、水産物の製造加工も直營しております。かつ漁業會その他漁業團體の數種の團體に關係しておりますので……

第1回国会 水産委員会 第5号(1947/07/11、23期、日本自由党)

○川村委員 議事進行について……。
【次の発言】 漁業問題については、いずれも今日他の方面より遲れておることは御承知の通りであります。從つて漁民はこの委員會の行動を非常に注目しておられるのであります。なかんずくいろいろ問題になつているところの漁業法の一部改正、竝びに漁業團體法の改正等に至りましては、いつどういうふうに出るのだと、非常に關心をもつておるのであります。われわれも選擧中この問題については、必ず解決をつける。決して漁民の不利になるようなことはさせない。すなわち民主主義に則つて、漁業法にいたしましても、漁業團體法にいたしましても、必ずやこの本議會に提案をさせるべく努力するのだという約束を……

第1回国会 水産委員会 第7号(1947/07/29、23期、日本自由党)

○川村委員 魚價と漁業生産、漁業經濟竝びに消費者の生活とは非常に重大な關係をもつものでありまして、從つて生産者のみ價格を高くするというような考えは毛頭もつておらないのであります。  しかれども先ほどから各委員によつて提唱されましたごとく、この價格を制定する上におきましては、漁業資材竝びに運搬費、その他食糧の問題が中心となつて、價格がきめられなければならぬと思うのであります。從つて小委員長の夏堀さん、その他各小委員の方々が非常な御苦労をされまして成案を得たと思いますので、私はこれに全面的に贊意を表すると同時に、各委員からいろいろな御意見を得たと承りますので、まことに同感の意を表せざるを得ないので……

第1回国会 水産委員会 第9号(1947/08/01、23期、日本自由党)

○川村委員 今漁港船溜りと申されましたが、漁港船入澗も含むのでしよう。船溜りは大小によつて違うだけで、あとはほとんど同じです。
【次の発言】 漁船の特種性と最近の漁業の状態とを考えまして、漁船の建造トン數を引上げる意思が、ないかどうか、御承知の通り造船の檢査規定は明治時代に制定された規則でありまして、その後改正になつたといいましても、今日の漁業状態と副はないものがあると同時に、今日の漁業状態、沿岸漁業の發達からみまして、その檢査トン數を引上げる必要があるのであります。御承知でもございましようが、檢査規定ができた當時は全く造船の技術も進んでおらず、機關の製造技術も進んでおらなかつた。要は外國の技……

第1回国会 水産委員会 第10号(1947/08/05、23期、日本自由党)

○川村委員 議事進行について……。ただいま石原さんと、時間の關係とか打合せとか、いろいろの關係で問題になつておるようでありますが、大體小委員會は九時なら九時ということにきめておきなさつた方が、かえつていいんじやないかと存じます。それを變更する場合には、あらかじめ委員長から各黨に通告をして、明日は何時に小委員會を開くというような豫告をした方がいいんじやないか、そうでないと、やはり委員にも二つも三つもまたがつて委員をつとめておられる方もたくさんおりますから、この委員會は委員長を中心にして今日までまるく來たのが、そうしたようなことの缺如から圓滿を缺いては、かえつて議事の進行上いけないということを憂い……

第1回国会 水産委員会 第12号(1947/08/22、23期、日本自由党)

○川村(善)委員 紹介議員といたしまして一應簡單に御説明申し上げておきたいと思うのであります。本港は北海道の南部茅部郡臼尻村にありまして、内噴火灣、すなわち砂崎と惠山竝びに室蘭、尻失、この四つの岬を結んだところの中間にあります太平洋岸に面したところにあるのであります。大正七年駒ケ岳爆發當時、同地方は非常に大きな災害を受けましたので、その災害復舊工事として、ささたるところの船入澗が築設されたのでありますけれども、その地方の漁業に即せざる、すなわち形ばかりの船入澗でありまして、もちろん今日の漁業状態には副わないところのものであるのであります。當方面の主たる産物は、いわし、まぐろ、いか、さば、たら等……

第1回国会 水産委員会 第13号(1947/08/23、23期、日本自由党)

○川村委員 ただいまの提案に對しては全面的に贊成をするものであります。われわれ漁業者は、さきほど提案者の説明にもありました通り、決して魚を高く賣るという意思は一つももつておるものではありません。この食糧難の時でありますから、一匹でも餘計とつて、消費者に餘計與えたいという心は、私ばかりでなく、全漁民の總意であると言つていいのであります。しかしながらわれわれには資材を中心としたる不足から、すべてが生産の隘路になつておる。またそれを求めんとするならば、公價の六倍若しくは、はなはだしきに至つては百倍以上の資材を購つて事業を繼續しなければならぬ。從つて魚も高くしていただかなければ、われわれの生産が成立た……

第1回国会 水産委員会 第14号(1947/08/26、23期、日本自由党)

○川村委員 魚價、水産物の價格と水産物の配給機構との關係は、水産物の集出荷、竝に水産物の生産、消費等に重大な關係をもつものであります。なお食糧問題にも切り離して考えられない重要な問題であります。魚價のことにつきましては先般來本委員會が取合げまして、小委員會に移して一應審議を了しました。大局的には不滿もあつたようでありまするけれども、その意思におきましては、大體平均八割以上の値上をみましたということは、一應成功事であつたと言わなければならぬと思うのであります。從いましてある方面からは電報をもつて謝意を表し、さらにある方面からは生産を増強するという一つの意氣ごみを示しておるというようなことも現われ……

第1回国会 水産委員会 第19号(1947/10/03、23期、日本自由党)

○川村委員 漁網鋼の取扱につきましては、ごく近いうちに製造竝びに販賣の規則ができるということを聞いておるのであります。内容の詳細はわかりませんけれども、大要承りますというと、製造はむろん指定の工場で製造加工をやる。それから卸賣販賣は公認の販賣店がする。しかしながら一部工場にもその販賣を許すということも聞いております。これは卸賣の場合でありまするが、われわれ漁業者の方面の消費部面に至りますると、農林省から各漁業者に切符制で割當をする。從つてその切符を集めた團體、すなわち都道府縣の生産者團體がそれをメーカーと直接取引してもいいし、販賣店から取引してもよろしい。場合によつては今度できる協同組合あるい……

第1回国会 水産委員会 第21号(1947/10/10、23期、日本自由党)

○川村委員 本船入澗に三箇所とも連接しておる所でありますので、一括して御説明申し上げたいと思います。原口船入澗は本來大島半島の最西端にありまするころの大島村の管轄になつております。この方面はいか、ほつけ、さめ等の北海道でも有數な魚田でありまして、いずれも漁港がありますれば相當の漁獲をすることは疑いないのであります。なかんずく北海道で新魚田としておりますところの離島大島、小島の最も魚族の豐富なところの漁場がごく近くにあるのでありまして、これらの漁港の築設によりましては、その離島の開發もさまで困難でないのであります。從いまして北海道の水産專門部委員會におきましては、この新魚田を開發するためには、全……

第2回国会 水産委員会 第4号(1948/02/10、23期、日本自由党)

○川村委員 関連して一点だけ安本にお尋ねしたいと思うのであります。石原委員の御質問に対して、内田説明員よりるる諸般にわたつて御説明がありましたので、大体かわつたのであります。しかしながら二十二年度並びに二十三年度の予算説明の内容を檢討してみまするに、漁港の方は六十三港のうち五港の完成で、五十八港が残つておつて二十三年度にまわる。國家財政と資材、いろいろな関係が許すならば新般のものをやりたいという思召しには、私ども大いに賛意を表するものでありますが、最惡の場合は五十八港を二十三年度にまわしてぜひ完成したいということで、これも万やむを得ないと思います。また船入澗の方につきましても、五十九港のう十三……

第2回国会 水産委員会 第17号(1948/06/04、23期、民主自由党)

○川村委員 ただいま復金金融のことで緊急質問がありましたから、関連して一言質問したいと思います。復金の性格については私もよく承知しておるのであります。本日もらつてこの表を見ますときに、復金の金融はもう少し公平にしなければならない、かように感じておるのでありますけれども、ただいまの御説明によりますと、必ずしも惡意でなかつたということも承知しております。ただここに表を見てわれわれの一番感ずるのは、どうも復金の金融は特権階級の、資本家にのみ流れておるというような感じがするのであります。將來沿岸漁業に対する復金の金融をいかにすべきかということをわれわれが考慮しなければならない。從つて今後の沿岸漁業に対……

第2回国会 水産委員会 第21号(1948/06/22、23期、民主自由党)

○川村委員 ごく簡單に請願の趣旨を申し上げます。  第一に久遠郡貝取澗村の船だまり築設の問題でありまして、本件は貝取調村長松前吉太郎君外二名の請願であります。本村は久遠郡のほぼ中央にあります五百戸程度の漁村であります。この方面の魚族はいか、いわし、さば、その他海産は非常に多いのでありまするけれども、遺憾ながらこの村には漁港並びに船入澗の築設がないのであります。過去におきまして、四十数万円をもつて計画を立てたことはありましたけれども、國家の財政その他町村の財政の都合で、つい今日まで延引しておるようなわけであります。ひとりこの村の沿岸の魚族が豊富なばかりでなく、北海道の檜山郡の沖合数十マイルの所に……

第2回国会 水産委員会 第23号(1948/06/29、23期、民主自由党)

○川村委員 本請願の要旨は、北海道斜里郡斜里町知床半島はその周辺に未開無限の水産資源を有し、その開発増獲が急務とされているのみでなく、同海域は海霧の発生多く、かつ急潮で、航行に困難を感じ、避難港の設置を必要とされている、しかも同半島は豊富なる陸地資源が未開発のまま放置されており、引揚漁民の收容の地としても適し、観光地としても將來大いに期待することができる、ついては該半島に漁港を築設されたいというのであります。
【次の発言】 羅白村の各河川に鮭鱒孵化場設置の請願、本請願の要旨は、千島樺太を失つた日本鮭鱒資源の増強は急務中の急務で、これが養殖は海遊魚族中最も計画性に富み、五年後には十分なる効果を見……

第2回国会 水産委員会 第25号(1948/07/01、23期、民主自由党)

○川村委員 私は、漁業法並びに水産業團体法改正が今議会に提案することができなくなりまして、これに対する緊急対策を講じなければ、漁村を窮地に陥らしめるという状態になつておりますので、これに対するいかなる應急対策があるかということをお伺いしたいと思います。  漁業経済の民主化によつて、漁場を総合的に、高度に利用して、しかも合理的に漁業の経営をなさしめて増産をはかるとともに、漁民の福利増進と利益の均霑をはかることは、目下の急務であること申し上げるまでもないのであります。しかれどもこれが根本となるべき法律が、終戰後三年になりましても未だ改正されず、明治時代に制定されました法律をその後幾分改正を加え、そ……

第2回国会 文教委員会 第5号(1948/05/27、23期、民主自由党)

○川村善八郎君 本請願は、現在の函館水産專門学校を、函館水産單科大学として轉換創設せられたいというのでありまして、請願者は函館教育会長の山中肇氏でございます。しかしながらこの請願は、北海道二十万漁民と、併せて四百万道民の熱望あるものであります。紹介議員として一應簡單に御説明申し上げます。  函館水産專門学校は、もとの水海道帝國大学附属水産專門部を継承し、昭和十年四月一日函館市よりの校地並びに研究室の建築寄附によつて開校されたもので、当時函館地方唯一独自の專門学校として函館高等水産学校の名は、特に市民は申すに及ばず、道民に親しまれ、現在は函館水産專門学校の名称をもつて、日本における水産專門教育上……

第3回国会 水産委員会 第2号(1948/11/10、23期、民主自由党)

○川村委員 水産業協同組合法案並びにこれに伴う整備法案その他漁業権に関する臨時措置法案の提案になりますにつきましては、ただいま農林大臣から、るる説明がありましたので承知いたすのでありますが、まことに水産委員各位にとりましては喜びに存じておる次第であります。ところが聞くところによりますと漁業法に関する法案の今國会への提案には難関があるということでありますし、その内容におきましてもいまだ某方面の御了解もないというようなことも聞いておるのであります。もちろん漁業に関することにつきましては、この漁業法が根本となりますので、相当めんどうであることは私はよく承知しております。これまでは水産廳の事務当局が終……

第3回国会 水産委員会 第3号(1948/11/12、23期、民主自由党)

○川村委員 燃油、金融、魚價の問題については、大体石原委員より質問もあり、さらにそれぞれの政府委員の答弁がありましたので、大体わかつたのでありますが、私の問わんとすることは、まず率直に実例をあげて、それに対する御答弁を願いたい。  第一に金融の問題であります。ただいま復金の方の御説明によりますと、漁業といつても、いわゆる漁業資金につきましても、船だまりとか、あるいは船揚場とか、あるいは共同施設とかいうようなものに重点を置いて、金融をなさるような氣構えであるということを伺うのでありますが、しかし今その問題も、もちろん將來の施設として増産を目標にするのでありますから、これは決して惡いとは申しません……

第3回国会 水産委員会 第7号(1948/11/18、23期、民主自由党)

○川村委員 終戰後すべての角度から民主化されなければならないというので、もうすでに実行に移されつつあるものが多いのであります。しかしながらひとり水産業に関する民主化は遅々として進まないばかりでなく、その根本となるべき法案ですら、ようやく今回の國会に上程されることに相なつたのであります。内容すべてを見まするときに、われわれの意に沿わないものがたくさんありまするし、また基礎となるべきところの漁業法も、諸種の事情から今回提出することができないというようなことで、まことに遺憾であります。しかしながら漁民といたしましては、今やこの協同組合法をすみやかに制定をして新発足せしめなければ、漁村の混乱は申すに及……

第3回国会 水産委員会 第9号(1948/11/20、23期、民主自由党)

○川村委員 理事に一任します。

第3回国会 水産委員会 第10号(1948/11/25、23期、民主自由党)

○川村委員 端的にお伺いいたしますが、第十一條の員外利用であります。今度の法案から見ますると任意加入でありまして、入つてもよいし、入らなくてもよいのであるが、会員外の者でも施設等は、無理な條件をつけて利用せしめないようにできないのだ。言いかえれば利用されるのだ。しかもその利用分量は会員と同等以上はできないけれども同等には利用できるのだ。かようになつておるようであります。しからば入らなくともよいということになつて利用ができるとすれば、おそらく法に束縛それてきゆうくつな思いをしなくてもよいことになるから、かえつて協同組合に入らないで、組合の施設を利用しておつた方がよいということになるのでありますが……

第3回国会 水産委員会 第11号(1948/11/26、23期、民主自由党)

○川村委員 私は民主自由党を代表して、ただいま上程されました三法案に賛成の意を表するものであります。  われわれはこの三法案については、いろいろ意見はあるのでありますけれども、この法案が遅れておりまするために、いかに漁民がこの三年間に損失をしているかということを考えてみますときに、一日も早くこの法案を通過さして、そうして漁民の行くべき道をはつきりせしめなければならぬ。かように考えているのであります。從いまして後日改正すべきところは改正する意思は十分持つているのでありまするけれども、この場件今日上程されました三法案に対しては満腔の賛成をするものであります。(拍手)

第3回国会 水産委員会 第12号(1948/11/29、23期、民主自由党)

○川村委員 本請願は、北海道奧尻郡奧尻村長津山久雄外二名にかかる請願であります。一は釣懸漁港の拡張、二は新設であります。簡單に理由を申し上げます。  まず釣懸から申し上げます。本船入澗は、昭和八年度において漁村振興事業として着手せられ、年度内竣功を要する関係から当初予算二十四万円を半減し、十三万七千円をもつて第一期工事として実現を見、爾來諸種の事情から、後半工事は放置のまま現在に至つておるのでありますが、間内狹隘のため、所在地域の発動機船四十余隻の收容すら困難な状態にあるのであります。ことに毎年夏秋のいか漁漁期には、道内外より数十隻の入漁船があるために一層狹隘となり、一朝荒天に際しては、先を爭……

第4回国会 水産委員会 第1号(1948/12/04、23期、民主自由党)

○川村委員 第二回國会におきまして、先ほど申し上げましたように、小委員会を設置したのでありますが、実はわれわれが非常に反省しなければならぬことは、委員の出席率が非常に惡いので、せつかく委員長の氣持とわれわれの氣持と一致しまして小委員を設置したのでありますけれども、小委員会を招集しますと、もう一、二の委員より出席がないというようなことに相なつておりまして、せつかく設置いたしました小委員会が、その機能を発揮することができないということになつておりますので、第四國会におきましては、それぞれその機能を発揮し得るような委員会を設置し、その運用方針をきめていただきたいと考えております。さらに資材関係と資金……

第4回国会 水産委員会 第4号(1948/12/12、23期、民主自由党)

○川村委員 漁業資材小委員長として報告します。当小委員会は委員室並びに速記その他の都合がつかなかつたために、今日まで遺憾ながら会議を開くことができ得なかつたのであります。明十三日午前十一時から小委員会を開いてその結果をまたさらに本委員会に御報告申し上げたいと存じておるような次第でございます。以上簡單ながら御報告申し上げます。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 水産委員会 第2号(1949/03/26、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま委員長からのお話で、当局の御説明を聞くということに相なつたようでありますが、この漁村金融の問題については、もうすでに、いまさらわれわれがここに時間を費して叫ばなくとも、十分わかつておるのであります。從つてこの際は、政府当局がいかなる手を今後打つかという決意にあるのであります。その決意を聞いた上で、われわれは十分審議をし、われわれが要望すべきところは要望し、しこうしてまた、さらにその要望にこたえられ得なかつた場合にはどうするという、われわれの決意も必要だと思いますので、まず政府当局から、結論的に、ごく簡單に、わかりやすくひとつ御説明を願いたいと思うのであります。

第5回国会 水産委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主自由党)

○川村委員 関連いたしまして二、三御質問申し上げます。  第一にさんまの漁期撤廃のことについて夏堀委員から御質問がありましたが、私もこれに双手をあげて御賛成申し上げるものであります。水産廳長官の答弁の中に、さんまの回遊状態、すなわち北海道のさんまと内地のさんまとはおのずから種類が違うごとく言われたが、それは同一であるという意見をそこに盛られなければ、漁期問題を檢討することができない、まことに不可解の答弁であつたと私は考えるのであります。なぜならば、水産廳長官は斯界のエキスパートであつて、われわれ崇拝しておつた。しかるに今さんまの種類は北海道と三陸のさんまが違うようなことを考えておる長官に至つて……

第5回国会 水産委員会 第7号(1949/04/14、24期、民主自由党)

○川村委員 一点だけお伺いします。大体両委員の質問に対するお答えで、為替レートが設定されましたならば、補給金でその値格の引上げをしないようにするということには、大体了承していいと思いますが、その品目の中に重要資材、すなわち綿糸とかあるいはタンニンとか、あるいは麻地、その他コイルヤン、こういうものはもちろん輸入にまたなければならぬと考えますけれども、造船に必要な鉄類、それからワイヤロープに製作するところの鉄類等も、やはり輸入にまたなければならぬと思います。今日資材を多く使うのは、もちろん機船底引網がワイヤロープを使つておりますが、定置漁業も相当大量に使うのであります。これらの重要資材に対しても、……

第5回国会 水産委員会 第11号(1949/05/11、24期、民主自由党)

○川村委員 一点だけお伺いいたします。水産業協同組合法の制定によりまして、二以上であれば連合会が各所にできるということに相なります。從つて今後市町村に二以上の漁業協同組合が成立いたしました場合に必ず連合会ができるものと思います。この法律案で行きますと、第十一條にありまするが、漁業協同組合連合会は都道府縣の水産業会に対し、それから水産業加工業組合は、先ほど次長の説明にありましたが、その場合の町村の連合会、すなわち二以上の連合会ができまして、水産業團体、いわゆる水産業会に財産の移讓を要求した場合に、これをどういうふうに処置をするかという問題を一点だけお伺いいたします。

第5回国会 水産委員会 第12号(1949/05/12、24期、民主自由党)

○川村委員 ちよつとお尋ねいたします。第十六條の第八項に「第六項の規定は、北海道においては適用しない。」とあるのは、なるほど生産組合の場合を指しておるのでありますが、これは北海道の事情などについて、あなたに、ただ單に北海道も全國一律にしなければおもしろくないというだけのお話でありましたか。さらにもう少しつつ込んで、北海道の事情はそう特殊性を持つていないというような具体的の言葉をあなたに話されて、適用しないということは不当でしあるということを言われておりましたか。この点について伺いたい

第5回国会 水産委員会 第15号(1949/05/18、24期、民主自由党)

○川村委員 今までずいぶん各委員が質問するけれども、答えはまことに上手だが、どなたがやるのか、やらないのか、私はまつたくそう言いたい。今部長が、原價價格云々といつたようなことを申しておりますが、あの当時あなた方がつくつた原價計算であつて、眞の漁業者、ほんとうに魚かすを生産する生産者がつくりた原價計算でなかろう。従つてこれに今あとから示すということでありましたから、これは玉置君にも特にお願いいたしますが、この際原價計算を厳重に調査をいたしまして、――どちらかに違いがあると私は思います。あなた方が違つておりましたならば、今ただちに直してもらいたい。漁業者はこの魚肥の生産には、價格が引合わないでやれ……

第5回国会 水産委員会 第16号(1949/05/20、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま、冨永委員から質問あつたことと大体要旨は同じでありますが、われわれは愼重審議したいのでありますが、日にちがもう余すところがありません。從つて審議未了となりましても、また継続審議となりましても、先ほどの各請願者あるいは陳情者からの趣旨のごとく、漁民の声をわれわれは聞いて審議したいと考えているのであります。從つて今後漁民の輿論が、どうしても現在提出されているところの漁業法案と相沿わないものがあるので、この点について原案を修正してもらわなればならぬという場合も起きて來るだろうと思います。その際に、もしそういう漁民の輿論が起きた場合、審議未了で終つた場合には、もちろん水産業当局の原……

第5回国会 水産委員会 第18号(1949/05/23、24期、民主自由党)

○川村委員 私は資材小委員長として、本委員会に付託になりました水産資材小委員会の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本委員会は、去る四月の六日設置以來、数次にわたつて会議を開きまして愼重審議し、各委員と政府との間に質疑應答がかわされたのであります。そのおもなるものの大要は左の通りであります。一、水産の重要資材の行政は、商工省にあるのは不合理であるから、農林省水産廰に移管すべきではないか。一、重要漁業資材は、單一為替レート設定によつて二倍以上の價格引上げとなるが、魚の購買力が低下して魚價引上げ困難なる今日、重要漁業資材及び燃油等に対し、補給金を出して資材の價格引上げを防止すべきではないか。一……

第5回国会 水産委員会 第19号(1949/05/27、24期、民主自由党)

○川村委員 漁業法案並びに漁業法施行法案は、漁業の根本問題を解決しまするところの重要法案でありまして。この両法案に対しては、数回にわたつて各委員から活発な質疑應答をかわされたのであります。でき得べくんば本國会において、この両法案をわれわれに決定したいのでありまするけれども、この法案が提出されましてから、各方面からあるいは反対の陳情あり、あるいは内容の緩和の陳情がありまして、漁民の輿論というものはまだまとまつておらないように考えるのであります。もちろん委員会の各委員の意向といたしましても、重要法案だけに的当慎重審議しなければならぬ、とても短時日間にはこの両法案を確定するわけには行かぬというわれわ……

第5回国会 水産委員会 第20号(1949/05/31、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいまの奥村君の御意見はもつともでありますが、おそらくこの問題は取上げるというと、一時間や二時間は時間が経過することと思いますので、その案文をこの委員会が済んでから金融の小委員会で、委員長は夏掘氏でありますから、夏堀氏が中心になつて審議をした方がいいのじやないか、かように考えますが、御賛成を願います。
【次の発言】 ただいま委員長から、漁港の修築についての意見を求めておるのでありますが、私も同感であります。具体的に申し上げると長くなりますので、短兵急に申し上げますが、これまで本委員会に漁港の修築に対する請願、陳情等はたくさんありまして、それぞれ政府当局から答辞をしておるのでありま……

第5回国会 水産委員会 第21号(1949/09/05、24期、民主自由党)

○川村委員 御報告申し上げます。私は現在衆議院水産常任委員会において継続審議となつております漁業法案並びに同施行法案の國政調査のため、日本海班の班長として、日本海沿岸各府縣の中心地において懇談会を開催、または現地調査により、十分調査して参りましたので、その状況の大要を御報告申し上げます。  調査期間は去る本年六月十七日より同月二十五日まで九日間、ほかに旅行日四日間、計十二日間で、調査区域は青森縣より山口縣まで一府十三縣、参加班員は川村、小高、奥村の三水産常任委員、水産廳より松任谷漁政部長、佐藤事務官、松本事務官、衆議院上田調査員等で、青森、秋田、山形の三縣は秋田市において、新潟、長野の二縣は新……

第5回国会 水産委員会 第23号(1949/09/07、24期、民主自由党)

○川村委員 二、三点お伺いしたいと思います。第一点はすでに鈴木委員並びに砂間委員から聞かれておることでありますが、ただその中に総合的に利用するということで、許可漁業権に関する問題はお二方とも非常に強調して、これに対して長官から答弁があつたのであります。ただその答弁の中に、できるだけ近い将来に許可漁業権の点を何とか整備しなければならぬといつたようなことを申されておりましたが、私はこの法案を十分審議して、しかもあるいは修正するなり、原案で通すといたしましても、その許可漁業権の問題は、非常にこのたびわれわれがまわつたうちで、どうして入れないのだという強い空気があつたことは事実であります。從つてただ單……

第5回国会 水産委員会 第24号(1949/09/08、24期、民主自由党)

○川村委員 私の発言を求めておりますことは、漁業法とは関係がありせんが、過般すななわち八月の十一日に飯山水産長官は東北方面の機船びき網が北海道沿岸に入会をするということから、北海道の業者と膝を交えて懇談をしたいという趣旨のもとに、札幌で開議を開きました際、その会議の席上で、北海道機船底びき特別漁業会本部嘱託松浦榮氏が、われわれ北海道の水産関係の議員を侮辱した言辞を弄しており、さらにこれを大きく取上げるならば、水産常任委員会を侮辱しており、國会を侮辱しておるということがはつりきりしたのであります。そこでこれに対して私ら北海道出身の五人の代議士が、かく侮辱されまして黙つているということは絶対できな……

第5回国会 水産委員会 第25号(1949/09/09、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま冨永委員から発言されたことは、私も各地をまわつてその意見を聞いたのであります。ただこの場合立案者に御質問申し上げますことは、身網の設置される場所が最深部が最高潮の水深十五メートルということはわかるのですが、これは北海道に例のあることで、実は私らもその経営をしたことがありますが、沖の方に根がある。そうしてそこが一番魚がつぐところだ、こういう場合に、そこに設置するとすれば十五メートル以上になるが、そこが岩礁とかいろいろなもので設置することができない。その場合にどう綱を設置するかというと、つまり浅い方に身網を置いて、そうして深い岩礁のある部分に手網を引く。俗にこれをさかさ網と言つ……

第5回国会 水産委員会 第26号(1949/09/10、24期、民主自由党)

○川村委員 第六十五條には水産動植物の繁殖保護、漁業取締りに関して、すなわち漁業調整のために一号から七号まであげて、そうしてただ單に禁止と制限のみをしておるような條文になつております。そこであらゆるものが法に、最近人工養殖とかいうようなことを織り込んでおるのですが、この場合年々魚が減つておる時分に制限と禁止をすることも、これは考えなければならぬのでありますけれども、こういう法の一大改正の場合に、人工養殖の必要をここに織込まなかつたということは遺憾にたえないのでありますが、この点を全條文のどこかに織込んでおるか、また織込む意思が將來あるかということをお尋ねしたい。

第5回国会 水産委員会 第27号(1949/09/12、24期、民主自由党)

○川村委員 水産物の統制の撤廃にからんで、過般來われわれが委員長といろいろ協議した結果、改善案という方に持つて行つたことも、今御説明された通りであります。しかしどこまでも撤廃を根本精神として委員会が取上げましたけれども、関係方面では何としても了承してくださらないような空気があつたので改善案を持つて行つた、こういうわけなのであります。しかし今回あなたの御説明によりますと、この補給金の問題に大分からんでおるようでありますが、補給金のあるなしにかかわらず統制というものは切り離して行かなければならぬ、私はこういう考えを持つておるのであります。なぜならば、補給金をもらわなければ漁業が成り立たないというこ……

第5回国会 水産委員会 第28号(1949/09/13、24期、民主自由党)

○川村委員 昨日漁業法の施行法案につきまして、第十條の補償金の交付にからんでお尋ねしたのであります。すなわち昭和二十二年の七月一日から昭和二十三年の六月三十日までを、最も適当なる基準年度として定めて、補償金を交付するということになつており、その基準年度を基礎に、いわゆる補償料を交付すると同時にそれをまたさらに基礎として免許料、許可料をとるという建前に進んでおるようであるが、いわゆる適当なる基準年度を定めなければならないという理由といたしまして、久宗課長から同法案を提案する以上は、なたさらに交付するということになつている以上は、基準年度を定めなければ、その額がきまらないので、同法案に基準年度を定……

第5回国会 水産委員会 第29号(1949/09/28、24期、民主自由党)

○川村委員 大体わかつたようですが、あなた方の希望とするところは、要するに区画漁業権であろうと共同漁業権であろうと、あなた方が最も愛しておる河川の漁業権というものは、あなた方の團体にいただきたい、こういうのがほんとうの腹ではないですか。
【次の発言】 今田口君が聞いているのはそこだろうと思う。そこを私は聞きたいのです。そこでもう一つ伺いたいことは、先ほどどなたかの意見の中に、漁業協同組合に與えてもらいたいということはよくわかりますが、今の漁業協同組合というもののメンバーが、あなた方さつき御意見の中に半漁半農、あるいはほんとうにこれにただ臨時的に從事しておる者といつたようなことも意見にあつたよう……

第5回国会 水産委員会 第30号(1949/09/29、24期、民主自由党)

○川村委員 私はただいま継続審議となつております漁業法案並びに漁業法施行法案の内容について、修正を加えなければならないと思う重要な点の意見を申し述べてみたいと存じます。  両法案は第五回國会に内閣提出、衆議院水産常任委員会に付託となつたのでありますが、当時委員会としては、政府当局の提案の理由並びに内容の説明等を受け、さらに各常任委員と政府当局との間に質疑應答がかわされたのでありますが、審議を十分盡し得なかつたので、結論を得ることができなかつたために、やむを得ず継続審議として、休会中に各委員は日本海班、太平洋班、四國九州瀬戸内海班、北海道班の四班にわかれて、延日数百二十数日間各地において漁民代表……

第6回国会 議院運営委員会 第7号(1949/11/10、24期、民主自由党)

○川村善八郎君 かいつまんで申し上げます。漁業法は御存じの通り第五国会において政府提出になつて、われわれ審議をしたのでありますが、申すまでもなく漁業の憲法とも言われる重要な法案でありまするために、われわれは慎重審議をいたしましたが、その結論を得ることができなかつたので、第五国会閉会後、なお継続して、今日までわれわれは十数回にわたつて審議をして来たのであります。第六国会が開会されましてから、この問題を再び取上げまして、革党から小委員を選んで今日まで審議して参りましたが、大体二、三の疑問の点を残して、ほとんどその修正意見が各党の意見としてまとまつたのであります。その二、三の疑問の中に、瀬戸内海の大……

第6回国会 水産委員会 第5号(1949/11/10、24期、民主自由党)

○川村委員 先ほど石井政府委員の御答弁の中に、鉄道の独立採算制という意味から、貨物運賃が安いから、どうしても値上げをしなければならぬということで、これはもちろんわれわれはよくわかるのでございます。しかしながら現在の鉄道といたしまして、その独立採算の上から行きますと、これはいろいろな考え方があるでありましよう。機構の改革やら、その他人員の整理やら、また鉄道の延長やら、いろいろ政策がありましよう。これを私は論じません。ただ、あなたが申されました、鮮魚の価格というものは、百六十何倍になつておる、それから運賃の値上げというものは五十三倍になつておつて、比較がとれないのだ、それだから八割くらいの運賃を値……

第6回国会 水産委員会 第6号(1949/11/12、24期、民主自由党)

○川村委員 日本の水産業は、日本の産業金融に最も重要なことは申すまでもありません。しかるに日本の水産に対するすべての政策が軽視されておることは、まことに遺憾と存じるのであります。ことに水産金融につきましては軽視されておりまして、先ほど銀行局長の御説明の中にも、中小商工業には大体二十億の金融をつけるということに、話し合つて決定したのは事実である。しかしそのうち漁業に幾ら流してやるかということはきまつておらない。その理由として、中小工業は規模も大きいし、非常にすべてのことが明らかになつておるが、水産業については、どうもそういうことがつかめないような状態である、といつたような御説明があつたのでありま……

第6回国会 水産委員会 第8号(1949/11/15、24期、民主自由党)

○川村委員 北海道の北部におけるこんぶ、南部方面に生産するするめ、その他北海道で生産されますみんたい、これらの現在と将来、の見通しについて、政府あるいは通産省の御意見を承つておきたいと思います。
【次の発言】 ただいま水野課長から、特に北海道のするめ、こんぶの輸出の前途については悲観論であるが、極力販路を拡張して、日本の貿易を推進するとともに、生産の増進もはかるということでありますけれども、特に北海道のするめとこんぶは、最近非常に生産が多くなつたのであります。もちろんこれまでは貿易ができなかつた関係上、聞くところによると、粗製濫造で、輸出ができないというようなことも聞いておりますが、そうしたよ……

第6回国会 水産委員会 第9号(1949/11/16、24期、民主自由党)

○川村委員 柏原さんの定置漁業の定義について、二十メートル以内といいうことをおつしやられたようですが、二十メートル以内において定置漁業を制定しろというのか、二十メートル以内は定置漁業を制定してはいけないというのか、この点を伺いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、それ以上のものについては定置漁業でないという御見解ですか。
【次の発言】 そういたしますと、柏原さんはただ單に新潟県のことのみお考えになつて、二十メートル以内で定置漁業を営むようにしろ、それ以上は新潟県ではないのだから、それはいらないというふうな解釈になるのですか。それとも、やはり最後に、二十メートル以内において地方の実情に即し……

第6回国会 水産委員会 第11号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○川村委員 四井さんにお伺いいたしますが、漁業権はすべて漁業協同組合ということは私も納得できます。そこで現在の持つておる漁業協同組合、その他個人のものもありましよう、それらをいわゆる無償で與えろというのか、あるいは現法案にありまするように、政府買上げをして、そうして協同組合がさらに免許料、許可料を拂つて、全部漁業協同組合に免許あるいは許可しろ、こういうのか、この点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 漁業調整委員会の委員の選挙については、三十日以上漁業に従事している者であればよいというふうな御趣旨かと解釈できますが、これは北海道に例をとりますと、三十日以上と言えば、もちろん六十……

第6回国会 水産委員会 第12号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま三國君から、北海道の特殊事情について、いろいろ漁業権の数、すなわち権利数、着業数、休業数、いろいろな数字をあげておりましたが要はみずから漁業権をもつて漁業を営む者に漁業権を与えよ、法律を直せ、つまり原案を修正しろという一語に盡きておるようであります。ただこの場合はつきりしていただかなければならぬことは、休業しているものにいろいろな事情がある。すなわち資材や資金、その他戰争中に人的資源等の問題もあつたので、休業しておるんだということがあなたのお言葉に出ております。そのあとにさらに現在の漁場をふやしても、何ら増産にならないといつたようなことも言つておるのでありまして、何かそこに……

第6回国会 水産委員会 第15号(1949/11/27、24期、民主自由党)

○川村委員 漁業法案並びに漁業法施行法案の原案の目的というものは、まことにわれわれ賛成をするのでありますけれども、その全文の内容を見ますときに、はたしてその目的とするところの生産の増強と、漁村の民主化が行われるかどうかということについて、われわれは非常な危惧の念を持つておるものであります。従つて第五回国会に提案されて以来今日まで、閉会中にもわれわれは北海道班、日本海班、太平洋班、四国九州班の四班にわかれて、延べ日数約二百日にわたつて、われわれは漁民の声を聞き、また委員会並びに小委員会を数十回開いて内容の審議を続け、さらに第六回国会になりましてから、四日間にわたつて公聽会を開きまして、それぞれ漁……

第6回国会 水産委員会 第16号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○川村委員 動議を提出いたします。この際質疑は打切り、討論に付されんことを望みます。御賛成願います。
【次の発言】 ただいま砂間委員の討論の中に、北海道の漁業権が七千のうち四千が休業しているいう発言があつたのでありますが、これは事実と相違しているからお取消しを願いたいのであります。  それからもう一つは、北海道の休業漁業権に対してボスが動いて、そして買集めをしているということも事実でありません。この二点だけお取消しを願います。
【次の発言】 本決議案は沿岸漁業保護育成に関する件でありますから、この趣旨はよくわかりますが、内容には取締法の整備もありますので、なお愼重を要するものがあると認められま……

第6回国会 水産委員会 第17号(1949/11/29、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま砂間君の発言の問題でありますが、理事会で一応諮つて、そして保留ということにしたにもかかわらず、希望条件を付してという一言がありましたので、私は希望条件を付すのでありましたならば、この場合かえつて採決に入つた方がよろしいではなかろうかと思うのであります。私は先ほどその内容を聞いたのでありますが、漁業権に関する問題は、すでに行政庁に移つておる問題であります。漁業法とはもちろん関係なしとは申し上げませんけれども、漁業法に基いて関係の行政官庁が処分しなければならぬその処分の方法が、つまり是か否か、われわれはその調査をしなければわからぬのでありますけれども、最後の問題は国会で決すべき……

第6回国会 水産委員会 第18号(1949/12/02、24期、民主自由党)

○河村委員 水産協同組合に関する問題は、すでに第四国会におきましてその通過を見まして、今実施しておるわけであります。各漁村の状況を見まするのに、この水産業協同組合法なるものは、非常に不備の点を見出しておるのであります。小委員会では去る十一帰二十七日に会議を開き、さらにこれを懇談に移して検討を加えたところ、幾多その不備な点を見出したのであります。しかしながらこの水産業協同組合法は、漁業法と並行して制定すべきであつたのでありますけれども、諸般の事情から水産業協同組合法だけが先に制定された関係上、その不備な点は十分あることは認めたのであります。去る二十八日に漁業法案は衆議院を通過し、さらに三十日に参……

第7回国会 運輸委員会 第33号(1950/04/28、24期、自由党)

○川村善八郎君 ただいま後藤局長から、第四十三條の第二号にあります事項は、北海道とはさしておりませんが、地方港湾の補助について、特別な扱いを北海道でしなかつたという点につきまして、ごく近い機会に適当な措置、あるいは法の改正をして、そして御意見に沿うようにしたいという御答弁があつたのであります。漁港法におきましては、御承知でありましようが、第二十條に第一種、第二種、第三種漁港は百分の六十、第四種は百分の八十というふうに、北海道は特例を認めたのであります。他の方面は百分の四十になつておるのであります。北海道を除く本州各地等は百分の四十、北海道は百分の六十が第一種、第二種、第三種。第四種漁港、避難港……

第7回国会 水産委員会 第2号(1949/12/17、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま議論がなかなか複雑になつておりますが、この議論を何時間しても本質にはいかないと思いますので、ちようどお晝でございますし、一応休憩をして空気をやわらげてから、午後あらためて十分検討して行くことがいいと思います。

第7回国会 水産委員会 第3号(1949/12/20、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま水産関係の法案について、大体水産庁が考えている三、四の内容について、これまでの経過を長官から御説明がありましたが、漁港法については何ら今のところは考えておらぬということであります。漁港は申すまでもなく漁業にとつて、また漁船にとつては重要な役割をなすものであつて、これこそ一番先に法文化しなければならぬと考えております。今年御承知の通り水産庁の方の予算、すなわち水産を主としたる漁港については、関係方面も相当重視して、予算も昨年より増額しておる。逆に運輸関係、いわゆる運輸交通を意味したところの漁港については、予算を削減されておるという実情であります。そして関係方面も水産にかく重点……

第7回国会 水産委員会 第4号(1949/12/21、24期、民主自由党)

○川村委員 ごく簡單に一言お伺いいたします。この十五億のエード資金の内容については、各委員から質問がありましたから省略いたしますが、ただ一言長官にお伺いいたしたいのは、先ほどから見返り資金に限つては、絶対に大資本家ばかりを擁護するのではない、特に北海道の信連からも要望があり、北海道として相当の施設があるならば、これに対して長期の資金を与えて、高度の加工品を加工するということを聞いて、まことに安心したのであります。そこでその北海道の案に対しまして、実は昨日私はこの厖大な十三億という、すなわち長期に準ずるもの、そのうち大体見返り資金に充当し得るものは約九億の内容になつております。これは北海道の信連……

第7回国会 水産委員会 第5号(1949/12/22、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま統制課長から、急送品の問題で、十月から年末まで、不足をしておると言われたが、私は逆だと考えておる。十月から年末は、少しくらい遅れても魚は腐りません。四月、大体五月から九月一ぱいというものは魚が腐るわけなんです。水産物に関する限りは、急送品ということは、そういう腐る時期に有も適切な言葉でなかろうか、かように考えるのであります。あなたの考え方は、年末云々といつて正月に魚を食わさせるといつたような考え方で、急送にそれを当てはめて運行するといつたようなお考えでありますが、私たち生産者の立場から言いますと、腐る時期に最も早く消費地に到着さして、鮮度を落さないで消費者に食わせるというこ……

第7回国会 水産委員会 第6号(1950/01/25、24期、民主自由党)

○川村委員 拿捕船の問題については、各委員から詳細に申し上げておりますので、私はあまり長い時間申し上げません。  去る一月十七日に以西底びき綱あるいはトロールの業者代表から、拿捕船が数隻あつたということで、内閣総理大臣にその旨を訴え、政府の処置についての陳情があつたのであります。このことにつきましては、業者の声を承りますと、  一、拿捕船が彼らの内乱及び密輸の具に供されている形跡がある。  二、拿捕時の状況を見るに常に武器をもつて威嚇し、拿捕位置の判定については何ら反証を徴することなくしやにむに拉致すること。  三、武器船乗組員幹部は正規の官憲とは認めがたいものが多いこと。  こう三つの点をあ……

第7回国会 水産委員会 第7号(1950/01/26、24期、民主自由党)

○川村委員 拿捕船の問題につきましては、昨日相当強硬な意見もあり、さらに本日もただいまこの問題にからまつて、おのおのの意見を発表しておるのであります。本問題は国家的に大きな問題であつて、国会としては取上げなければならないところまで追い込まれておるのであります。聞くところによりますと、参議院では議会に対して緊急質問をし、その措置を講ずる段階までに相なつておるということも承つたのでありますが、衆議院としてもそういう方法をとるか、もしくはそれぞれの手続をしなければならぬ。かように考えておるものでありますが、この際委員長から懇談の形式において、いかなる措置をとるかということをまず皆さんにお諮りを願つて……

第7回国会 水産委員会 第8号(1950/01/27、24期、民主自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 これより会議を開きます。  委員長の御都合によりまして私が委員長の職務を代行いたします。よろしくお願いいたします。  議事に入ります前に皆様にお諮りいたします。昨二十六日理事小松勇次君より理事辞任の申出がありました。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、小松君の理事辞任を許可いたします。これに伴つて理事の補欠選任を行いたいと思いますが、これは互選の手続を省き、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認め、それでは奧村又十郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に昨日委員会散会後打合せました日本漁船の不法拿捕防……

第7回国会 水産委員会 第9号(1950/01/28、24期、民主自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 これより会議を開きます。  委員長の都合により私が委員長の職務を代行いたします。  まず本日の議事に入ります前に、昨日協議いたしました日本船不法拿捕防止に関する決議案文ができましたので、一応朗読いたします。   漁船不法だ捕事件の措置に関する決議案   中国東海及び韓国南方海上で操業中のわが遠洋漁船は、昭和二十二年二月四日以降昨年末までにだ捕されたもの五十五隻の多数にのぼり、このうち返還されたものは僅かに七隻でこの外に二隻は撃沈されるの悲惨事を生んでいる。   さらに本年に入り、一月九日より二十六日までの間に一隻のトロール漁船及び七隻の大型機船底曳網漁船計八隻が、制限区域……

第7回国会 水産委員会 第10号(1950/02/01、24期、民主自由党)

○川村委員 当法案につきましては、ただいま鈴木委員からるる意見を述べられたのでありますが、私も同感であります。最後に鈴木君の御意見の通り、これを事務当局間のみの折衝では解決かつけ得られない点か三点あります。そこでます次長さんがおいでになつておりますから、私は端的に伺いますが、この難関の三点を二月十日ごろまでに解決かつけられ、そしてこれを政府に要望した場合政府は政府提案として今国会に提出される見込かあるかどうか、まずこの点をお伺いしたいのであります。
【次の発言】 ただいま次長のお話によつて大体見通しがわかつたと言つてもいいくらいであります。すなわち法案を取上げる期日が制約されておりまするので、……

第7回国会 水産委員会 第11号(1950/02/07、24期、民主自由党)

○川村委員 関連事項でございますが、実は案には載つておらないのであります。今鈴木君の言われた通りであります。そこで安本の高野局長の御意思は、第四條第五項にただ港湾とありますが、漁港という字句を入れる意思があるかどうか、ここへそれを入れていただくという御答弁をいただきましたならば、まことにけつこうでありますが、ただ入れることに努力するというだけでなく、入れることを強硬に御主張なさる御意思であるかどうか、この点を伺います。
【次の発言】 去る二月の一日の水産常任委員会におきまして、漁港の災害に対する国庫負担に関して、巷間伝わるところによりますと非常に不安な状態にあるということから、それを明らかにす……

第7回国会 水産委員会 第12号(1950/02/11、24期、民主自由党)

○川村委員 資材に関する本問題は第五回国会に取上げまして、私が小委員長として第六回国会も引続きこの問題に当つたのであります。当時通産省の綿業課と水産庁の資材課との間にいろいろな食い違いがあつたことは事実であります。従つてわれわれは長い間のいろいろな複雑した事情のもとに食い違いのあることはやむを得ないとして、その問題を双方の課においてすみやかに解決をつけるよう私は要請いたしました。そしてさらにもし事務当局だけで解決がつかなければ、私もその一役を買つて解決の中に入ろうというので、数回あなた方並びに綿業課の中に入つて来たのであります。双方の意見を聞きますと、いろいろ複雑しておりますが、これは先般来の……

第7回国会 水産委員会 第13号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○川村委員 ただいま議題となつております漁港の災害に対する国家負担の問題でありますが、私は小委員長として、もちろん政府内部の問題についてはしばしば折衝をいたしたのであります。それからさらに本委員会では、先ほど鈴木委員から言われたように、政府当局から言明されております。私は関係方面のことも明らかにしなければならぬというので、これも数回折衝しております。昨日最後の段階としてモスラー氏に会いまして、今度の災害の特例に関する法律案と政令に関する問題で、最後的折衝をしたのであります。内容のことについては、もうすでにおわかりでありますからこの際申し上げません。ただ一言承つて、さらにモスラー氏の意見を最後に……

第7回国会 水産委員会 第22号(1950/03/20、24期、自由党)

○川村委員 ちよつと関連してお伺いしたいのであります。水産業協同組合法の一部改正は、参議院ではもうすでに取上げられて案が成立つたということであります。聞くところによりますと、政府案はすでに出来上つて、関係方面のオーケーをとられたということも一応耳にはさんだのでありますが、ただいま玉置委員が言われるように、本国会に提出しなければならぬ法案がたくさんあるにかかわらず、一方では参議院の方にすでに提案されておる、あるいは水協法の一部改正が参議院では案が成立つたというふうになつておる。しからば衆議院の方はどうかというと、提案もされておらない。政府案は、どういうものであるかということも、はつきりわれわれに……

第7回国会 水産委員会 第23号(1950/03/24、24期、自由党)

○川村委員 ただいま議題になつておりまする法案の提出の趣旨は大体わかりました。それと関連がありますので、二、三点お伺いいたしたいと思います。  第一に、先ごろアメリカのプリビロフ群島の方から日本にまわつて来て棲息するということですが、その廻遊の状態は、一番たくさん集団して来る地方はどこであるかという問題が一つ。  第二点は戰時中に軍の皮革の需要に追られて、らつこ、おつとせいを捕獲する日本海獸会社と私は記憶しておりますが、そういう会社を設立しまして、この捕獲を獎励したのでありますが、先ほど日本に許された権利は一つもないということでありますが、一体海獸会社が今日あるかどうか、あつたとするならば、海……

第7回国会 水産委員会 第25号(1950/03/27、24期、自由党)

○川村委員 水産業協同組合法が施行されましてから一周年になります今日運営上の欠陥が現われて、改正しなければならぬという趣旨においては、私は大賛成であります。しかしながらこの改正案を出す前に、一応協同組合課長さんなり、その他水産庁の幹部の方にも、私から進言したはずであります。というのは、この水産常任委員会でもすでにその不備を認め、施行されておろ水産庁もその責任を認めておるから、改正しなければならないことは必然である。しかしながら政府案とわれわれ委員の案とが行違いが生ずるならば、またぞろ過去の漁業法のごとく混乱をし、改訂を遅れさすということがないこともないから、この際一日も早く政府案というものを非……

第7回国会 水産委員会 第26号(1950/04/01、24期、自由党)

○川村委員 ただいまから漁港法案について、小委員会の経過並びに結果を御報告申し上げます。  同法案については、昨年十二月二十二日の委員会において、今期国会中に議員提出法案として立案することに相なりましたので、その翌日の二十三日に漁港に関する小委員会を開きまして、本法案起草の取扱いにつき第一次の協議をいたして、その成案を急いで来たのでありますが、十二月二十六日一応の原案がでぎ上りましたので、同月二十八日の委員会に中間報告をいたしましたことは御承知の通りであります。従いまして本原案に基いて、関係各省並びに関係方面等との折衝を重ねて、鋭意愼重なる審議を盡して来たのであります。その間多少の修正も加えつ……

第7回国会 水産委員会 第27号(1950/04/03、24期、自由党)

○川村委員 簡単に二、三お伺いいたします。ただいま法案の内容の説明の中に、稚魚の濫獲防止、もちろんこれはそうしたような政策をとらなければならないのは当然でありますが、まずそれには第一に、以西底びき網を整理する。第二に来るべきものは以東底びき網それから漸次沿岸漁業にも及ぼすというふうに説明されましたが、今北海道におきましては、小型沿岸漁業というものを整理しておるようなことでありますが、これらに類似したものが、以東底びき網漁業として、内地方面にあるかどうか。もしあつたとすれば、北海道同様に、これらも整理する意思があるかどうか、この点をお伺いしたい。

第7回国会 水産委員会 第29号(1950/04/10、24期、自由党)

○川村委員 ただいま夏堀委員なら、生産庁健在なりやいなやという新聞の例をとつてのお話がありましたが、私もその新聞を見て、まことに同感だと思つたのであります。しかし今大蔵大臣は、金融の措置を講ずることについては、計画を立てて来るならば、何時でも応ずる意思があるということをはつきり言明されております。そこで今夏堀委員から、そういう計画があるかどうかということを伺つておるわけでありますが、それと同様な意味で伺いたいのですが、今漁業で一番大きな問題になつておるのは金融問題であります。どこに行つても一にも金融、二にも金融でありまして、まつたく金融に閉じ込められて漁業ができないという現状であります。水産庁……

第7回国会 水産委員会 第30号(1950/04/11、24期、自由党)

○川村委員 私は舟山銀行局長に二、三要望しておきます。水産金融の行き詰りによつて、水産業がもう進退きわまつておるということは、過般来この委員会でも非常に論議されておることは、御承知の通りであります。これに対して具体的に取上げない限りは、いつまで議論をしても、ただ議論の議論倒れで、実際に水産金融というものがほんとうに行き詰まり、その水産の行き詰まりのために餓死しなければならないことに相なるのでございます。昨日大蔵大臣からも、銀行局長からも、同じような御意見を伺いました。すなわち今これを実現するには、われわれの方でも十分その案を立てておるが、実行面として、すみやかに水産金融に関する諸問題の実施にあ……

第7回国会 水産委員会 第33号(1950/04/17、24期、自由党)

○川村委員 漁船法の問題で、稲田運輸委員長と非公式に会つた経過を簡單に申し上げます。  先週の木曜日であつたと思いますが、稲田運輸委員長は、廊下で私を呼び止めまして、ぜひ漁船法の問題で妥協をつけようじやないか、こういう申出があつたのであります。廊下で簡單な話ではありましたけれども、あの漁船法については、私としては反対するものではないのだ。ただ運輸委員会の方、特に私には連絡が何らなかつた。次官との間に何か協定をしたというようなこともわれわれも聞いておらない。従つて漁船法の問題については、私は必ずしも反対をするものではないが、もう少し積極的に、お互いに話合つたならば解決かつくではないか、しかし水産……

第7回国会 水産委員会 第34号(1950/04/20、24期、自由党)

○川村委員 請願番号一二〇〇尾札部漁港拡張工事の施行の請願であります。紹介議員といたしまして、一応御説明申し上げます。  本漁港は概法華漁港と同様、北海道渡島半島の東南にありまする、最も利用をされるところの漁港であります。しかもその附近の魚田は、御承知の通り北海道で優秀な惠山魚田に面しておるところであります。最近惠山魚田を目指して、内地方面より来る数百隻の機船底びき網並びにいかつり漁業等は、その惠山魚田において操業し、しかもこの尾札部漁港を利用しておることが相当多くなつたのであります。従いまして、一応築設した当時の漁港としては、尾札部村は適当な漁港であつたのでありますけれども、最近におきまして……

第7回国会 水産委員会 第35号(1950/04/22、24期、自由党)

○川村委員 農林大臣に一点だけお伺いたしたいことは、漁業制度改革によつて、今度は漁業権の証券が交付せられるのでありますが、この漁業権証券を漁業資金化して、水産金融の打開をする道を、さつそく講ぜられたいのでありますが、それに対する御意見を伺いたい。御承知の通り、すべての産業が金詰まりを生じておりますことは申すまでもありません。特に水産金融につきましては、過般見返り資金から相当額の金融もあるということで、われわれも喜んでおりましたところが、これもほとんど絶望である。また先般の委員会におきまして、銀行局長に政府の所信をただしましたところが、この金融の打開はとうてい困難である。事実を指摘して持つて来た……

第7回国会 水産委員会 第36号(1950/04/24、24期、自由党)

○川村委員 私の申し上げることも、大体平井君並びに小高君と同じであります。ただ一言これに補足して申し上げたいことは、先ほど有明海の海区調整委員会の設置につきまして、いろいろ木下参議院水産委員長から御説明がありましたが、一応ごもつともだと了承いたします。ただこれと紀伊水道と問題がからんで参りまして、いろいろ委員長からも各委員からも意見が出たのであります。もちろん紀伊水道の問題については、相当の反対も来ておることは今日事実であります。しかしまた紀伊水道内で、ぜひ瀬戸内海の海区から切り離して、あそこを保護地帯として設置してもらいたいという意見が、相当に強かつたのも事実であります。紀伊水道の特別海区の……

第7回国会 水産委員会 第37号(1950/04/25、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 別に御質疑がないようでありますから、討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから討論を行いたいと思います。討論の通告がありますので、その順に発言を許します。井之口君。
【次の発言】 鈴木善幸君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。本案の採決を行います。本案に原案の通り賛成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 起立多数、よつて臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案は、原案通り可決いたしました。  なお委員会の報告書の件は、委員長に御一任願います。  本日はこの程度で散会いたします。     午後零時九分散会

第7回国会 水産委員会 第38号(1950/04/26、24期、自由党)

○川村委員 過般漁業制度改革についてという主題で内谷は漁業制度改革に関する全体の問題を解いておる水産庁経済課発行の相当厚い本がわれわれに配本されたのであります。表面を見ると、水産庁経済課の発行になつておりますが、ほたして水産庁の経済課が発行したのかどうか、まず第一点として伺います。
【次の発言】 そういたしますと、その責任者はだれであるかということと、その編集に際しまして水産庁の、あるいは水産庁経済課のだれだれが参画をして、あのすべての内容をあの本に織り込んだかどうかということをお伺いいたします。
【次の発言】 経済課に責任があるとすれば、久宗課長が主任となつたというふうに解釈してよいのか。そ……

第7回国会 水産委員会 第40号(1950/04/28、24期、自由党)

○川村委員 漁船行政の一元化をせよということは、われわれが第一回国会からその意見が相当に強かつたのであります。具体的に取上げられましたのは、第六回国会に取上げられまして今期国会には、いよいよこれをどうしても法文化して漁船行政の一元化をしなければならないということに相なりましてこれを漁船並びに資材に関する小委員会に付託に相なつて、着々その研究をしつつ、草案を急いで参つたわけであります。当初の案といたしましては、第一章から第七章、第一條より第三十二條の案で、第一章には総則、第二章には漁船の建造及び調整、第三章には漁船の登録、第四章には漁船に関する検査、第五章には漁船に関する試験、第六章には雑則、第……

第7回国会 水産委員会 第42号(1950/05/02、24期、自由党)

○川村委員 議事進行について一言申し上げたいと思います。今期国会の水産常任委員会は、非常に好成績で、漁業の四大法案ともいわるべきところの漁業法並びに漁船法、漁港法等、三つが今期国会に制定を見たのであります。もちろん会期の長かつたという点もありましたが、各委員が協力一致わが水産常任委員会の使命に邁進したために、この結果を得たものと思うのであります。この点は皆様とともに同慶にたえない次第であります。  ただ一点、最後に汚点を残した点は、紀伊水道を中心に漁業法の一部改正についてであります。申し上げるまでもなく、衆議院の水産常任委員会におきましては、数度の調査団を派遣いたしまして、十分調査の上、これは……

第7回国会 水産委員会 第43号(1950/06/30、24期、自由党)

○川村委員 新漁業法の施行もすでに近づいて参りまして、いよいよその施行に伴つて、中央には中央漁業審議会の委員が任命され、近く各海区には漁業調整委員会が生まれるということに相なつているのであります。このときにあたりまして、審議会の委員の選任を見ました場合に、私は唖然とせざるを得ないのであります。その理由は、先ほど鈴木君が述べられたので、省略いたします。ただ私は坂本政務次官は、遺憾の意を表さなければならぬことは、るる自分の立場から法的に説いて、さもこれは法律にはこうなつているから云々と言つて、その法律をたてにとつてのみ、いわゆる押しつけようとするような感じがいたすのであります。もちろん政務次官とい……

第7回国会 水産委員会 第44号(1950/07/01、24期、自由党)

○川村委員 今長官から私の質問に対してお答えがあつたのでありますが、私は解読はその一つの、つまり例としての書き方であつて、ほんとうは国会において説明したことと立法の精神とは相一致しなければならない、かように考えておつたものが、説明とその立法の精神とは一致していないという久宗課長の答弁、つまり法的措置には何ら海区設定の問題は支障がないということでありますけれども、いやしくも国会の水産常任委員会において、はつきり北海道の海区は市町村ごとに置くことにするのだという説明があつたにもかかわらず、北海道は四十九になつたのだ、解説には百十四に書いているといつた、いずれにもあてはまらないところの海区の設定をし……

第7回国会 水産委員会 第45号(1950/07/04、24期、自由党)

○川村委員 ちよつと今のに関連して……玉置君からるる水産金融の問題について、二日にわたつて、しかも長時間の質問がありましたことは感謝しているのであります。私も過去第一回国会から、水産委員会に委員として今日まで出ているのでありますが、水産委員会くらい委員会の回数を開いて、だらだらやつている委員会はないという定評であり、また事実そうであります。これはひとり水産庁の責任ばかりではありません。私たちも責任を負います。しかしながら、今日まで私が御答弁を聞いていると、善処します、あるいはそう思つております、こうしたようなおざなり主義の、責任のない答弁をしている。私は考えますのに、答弁は上手でなくてもよろし……

第7回国会 内閣委員会 第9号(1950/03/15、24期、自由党)

○川村委員 地方税の審議会は廃止して、新たな機関を設けるという御説明でありますが、新たな機関というのはどういう内容をもつて設立されるか、要点だけでけつこうですから……。
【次の発言】 わかりました。

第8回国会 水産委員会 第2号(1950/07/15、24期、自由党)

○川村委員 私のお尋ねいたしますことは、多年北海道に東北関係県の入会の問題が論議されまして、昨年の十月にようやくその要綱ができまして、入会を表向きに認めたのであります。大体一年の期間でありましたので、いよいよまた本年もその入会に対する方針をきめなければならぬかと私考えております。ところが七月七日付で北海道田中知事から私あてに書面が参つたところを見ますると、ややこの入会の反対の意思表示をして参つております。  その理由といたしまして、水産庁が、本道の沿岸に棲息する、すなわち底びき網の漁獲する資源の調査が十分できておらないために、多数の入会船をいれて、いわば濫獲した。その結果沿岸の資源の減少は非常……

第8回国会 水産委員会 第3号(1950/07/17、24期、自由党)

○川村委員 ただいま田口委員から、漁業の当面の資金の問題についてるる質問があつて、舟山銀行局長から御答弁があつたのでありますが、いずれもどうも楽観を許されないような御答弁でありまして、まことに私たちは今後を憂えるものであります。何とかこの打開のためにはいろいろな方法をとつて、しこうして漁民の生産力の増強のために資金の融通をしていただくことを、まずもつて懇願したいのであります。  私のお伺いしたいのは、漁業協同組合の固定資産、また連合会も同様でありますが、これに対する措置を何とか講じなければならぬが、その措置をどういうふうにするかという問題についてであります。御承知の通り漁業協同組合が発足いたし……

第8回国会 水産委員会 第4号(1950/07/19、24期、自由党)

○川村委員 この問題は、第七回国会に私が発言を求めまして、紀伊水道の衆議院より参議院に回付されました問題を握りつぶされておる。従つて私は参議院で有明海の本問題を衆議院に回付した場合にこれを握りつぶしにすべきである。借金を背負うべきではない、かように強硬なる発言を求めたのであります。当時私は石原前委員長に対しまして、この問題と紀伊水道の問題は、きわめて微妙な動きのある問題であるから、これはすみやかに本委員会でこれを解決するか、もしくはこれを審議未了として参議院に回答をいたすべきである、私はかように申し上げたのであります。しかるに当時衆議院を通過いたしました紀伊水道の問題は、一年後に大体の目鼻がつ……

第8回国会 水産委員会 第5号(1950/07/21、24期、自由党)

○川村委員 ただいま鈴木委員の質問に対しまして、水産庁の次長は、まだ聞いておらないというが、私はまことに不可解だと思つております。大蔵省の言い分は、はつきり水産庁に連絡したところが、漁業権は三月三十一日で今度は全部白紙にされるから、漁業権に対する影響は何らない、こういう口頭で申入れに対して返答をしておる、こういうことを聞いたのであります。当時私たちが自由党の政調会において、双方の意見を聞いてみました。すなわち海上保安庁、大蔵省、水産庁、これらの意見を聞いてみたところが、知らないということはありません。はつきり知つておりました。それは部下があなたに連絡しないところのミスである。しかも松任谷部長は……

第8回国会 水産委員会 第6号(1950/07/22、24期、自由党)

○川村委員 議事進行について……。ただいま委員外の質問といたしまして、有明海と紀伊水道とを何ゆえに一緒にしてこれを取上げなければならないかという御質問があつたようでありますが、私の記憶に残つておるところでは、日にちは忘れたのでありますが、本委員会において、有明海と紀伊水道は特別海区にしなければならないという決議をした覚えがあるのでありますが、これは水産庁もしくは事務当局において御存じであるならば、その日取りそれから決議の内容等を御説明くだされば、委員外の質問の要旨に答えることができると考えますから、どちらからでもよろしうございますから、お知らせを願います。

第8回国会 水産委員会 第7号(1950/07/24、24期、自由党)

○川村委員 私は水産貿易、特に北海道で生産の最も多いこんぶ、するめ、みんたいその他の塩干魚、これについての見通しをお伺いしたいのであります。戦前は御承知の通り、朝鮮にはみんたいが多量に行つておつた。戦争前は日本領土でありましたので、直接売買ができたのでありますが、こんぶ、するめ、その他の塩干魚等は、朝鮮を通じて、相当に満洲あるいは中国方面に輸出されておつたことも事実であります。われわれは一日も早く講和条約を結んでこれらの輸出をしない限りは、一番生産の多い、しかも原始的なる製品で、最も漁民の期待を持つておりますこんぶ、するめその他塩干魚といつたようなものが、講和條約の締結が延びておるために、非常……

第8回国会 水産委員会 第10号(1950/07/29、24期、自由党)

○川村委員 ただいまの閉会中の継続審議、しかも重要な問題を各般にわたつて調査するのはまことにけつこうであります。大体日取りをきめておかないと、今御承知のように漁業法第五十八条による海区調整委員の選挙が行われ、八月十五日がその投票日であります。おのおの水産委員は非常な関心を持つておることでありますから、それ以後に私はしたいと思うのですが、この点を皆さんに御相談をしていただきたい。一律に行かないと思いますけれども、それ以後にした方がいいと思うので皆さんにお諮り願いたいと思います。

第8回国会 水産委員会 第11号(1950/07/31、24期、自由党)

○川村委員 ただいま鈴木委員から、予算に関する問題についていろいろ申し上げましたが、私も同様であります。  第一にお伺いいたしたいことは、水産庁の予算の中にも、北海道の漁港の修築費に四百九十八万二千円という事務費を組んでおります。それから北海道の開発庁の予算には、北海道の漁港に対しまして、約十億を見ております。さらに水産の各般にわたつて四億二千六百万円を開発庁の予算で見ておるわけであります。これはひとり水産問題ばかりではありませんが、北海道の開発に関する限りの予算は開発庁で組んでおり、水産庁関係の分は重複しておるようなおそれなしとも言えないのでありますが、この点は一体調和をどういうふうにしてと……

第8回国会 水産委員会 第12号(1950/08/03、24期、自由党)

○川村委員 水産用の燃油について、松田君からるるお話がありましたが、私一点だけお伺いいたしますことは、私も油の割当の増加について、関係方面と折衝を続けたのであります。その際に関係方面では、現在の水産用の油は、日本が漁獲している三百十万トンに対しての現在量を割当てているのだ。従つて日本の漁業生産が増加すれば、それは割当を増加するという意味のことを言われたのであります。当時、それならば、日本の国内の割当は、必ずしもそういうふうな漁獲に比例して渡つておらないということでありますので、これを是正する意思がないかどうかということを申し上げた。ところが、それは国内でやることであるから是正は可能であるという……

第8回国会 水産委員会 第14号(1950/08/29、24期、自由党)

○川村委員 海上保安庁の方にお伺いします。海上保安庁の職権といたしましては、大体航路に重点を置いておるようでありまして、漁業の復旧ということについては、無関心なように私は考えられるのであります。そこで先ほどの御答弁は、爆薬を使用して、いわゆる航路あるいは漁場も含むでしよう、そういうようなものの復旧に対しては、もちろん監督権もある、指示することもあるという御答弁であつたようでありますが、その爆薬を使用することによつて漁業のいわゆる復旧はできるといたしましても、それまでの経過において漁業が衰退しておるということが、これは事実現われておるのであります。例えて申し上げれば、呉の軍港の五そうの軍艦の解体……

第8回国会 水産委員会 第16号(1950/10/21、24期、自由党)

○川村委員 私のお伺いいたしたいことは、北海道沿岸に内地の機船底びき綱入会についての件をお伺いいたしたいと思います。一問一答の形式でお伺いをいたしますから、そのつもりで御答弁を願いたいと思うのであります。  一昨年までは、青森県を除いて北海道沿岸には入会を認めておらなかつたのであります。従つて岩手県を初めとして福島県、宮城県その他の県からも、相当北海道沿岸に無許可船で密漁をしておつたことも事実であります。しかし戰争中並びに終戰直後の食糧事情から水産庁もこれを認め、われわれ漁民もある程度まで認めざるを得ぬ実情にあつたことは申すまでもありません。しかしいよいよ乱脈となりまして、これを何らかの形で制……

第8回国会 水産委員会 第17号(1950/10/23、24期、自由党)

○川村委員 ただいま漁業経営安定小委員長の永田委員から、大体その小委員会としての結論を発表されたのでありますが、もちろんこれにはいろいろまだ議論も残されておるのでありますが、一応委員長から適当な機会において意見の開陳を許す場合を條件として今日われわれも賛成したいと思います。そこで私は入会の問題について、私も班長として調査の報告をしなければならぬ義務があるのでありますが、大体調査内容はいずれの機会において本委員会に報告するということにいたしますが、とりあえず入会船の問題で特にこの際申し上げなければならぬことは、われわれが調査の最中におきまして、わずか二十日間の調査期間のうちに四隻も宮城県の漁船が……

第9回国会 水産委員会 第1号(1950/11/24、24期、自由党)

○川村委員 私は北海道班の国政調査の班長といたしまして北海道の調査を御報告申し上げます。九月六日より同月二十五日まで二十日間、函館市を振出しといたしまして、全道の渡島支庁管内、檜山支庁管内、後志支庁管内、石狩支庁管内、留萌支庁管内、宗谷支庁管内、網走支庁管内、十勝支庁管内、日高支庁管内、胆振支庁管内の十支庁管内をくまなく調査いたしたのであります。参加委員といたしましては、永田委員、水野委員、林委員、松田委員、冨永委員、川村の六委員であります。委員部からは菅原事務員が参加いたしました。この二十日間におきまして、道庁当局はもちろんといたしまして、支庁、あるいは関係市町村、関係漁業協同組合並びに関係……

第9回国会 水産委員会 第2号(1950/11/25、24期、自由党)

○川村委員 本日の委員会に農林大臣が出席されまして、本年の四月以前から問題となつて、しかも本月に入りましてから、もうすでに大火事となつて現れたのを、農林大臣の中央市場法の第十七條の適用をもつて、一応解決を見たというようなことには考えられますけれども、先ほど鈴木委員の質問に対しまして、大臣は後段の問題でこう答えております。実は農林大臣がおいでならば面接承りたかつたのでありますが、退席されましたので、水産長官にお伺いいたすのでありますが、農林大臣はこう答えております。生産者にも不利にならないように、消費者にも不利にならないように、市場経営者にも不利にならないように、最善の方法をもつて解決をつける考……

第9回国会 水産委員会 第3号(1950/11/28、24期、自由党)

○川村委員 ただいま松田委員から御指摘のありました問題に関連してお伺いいたします。十五そう傭船をして、北海道の底魚の資源調査をしておるということなんですが、まず傭船料をどのくらい政府で拂つておるか、それからもう一つは、資源の調査区域をどういうふうに明示しておるか、この二点をまずもつてお尋ねいたします。
【次の発言】 すべての書類の決裁なり決定権というものは長官にあると思つております。この重大な問題、幾ら傭船料を拂つておるかわからないとは、まつたく私は合点が行きません。それから区域の問題も、おそらく傭船をして調査させるという以上は、これらは長官が決裁しなければできないものであります。従つて長官は……

第9回国会 水産委員会 第4号(1950/11/30、24期、自由党)

○川村委員 私は水産資源の問題につきまして、水産庁の調査研究部長に質問をして、その所信をただしたいと思います。  水産資源の調査研究ということは、まことに日本の水産には重要な問題であります。すなわち水産資源の有無を明らかにして、そうして今後漁業法に盛られてあるところの免許漁業なり、あるいは許可漁業、あるいは地方知事に一任してありますところの許可漁業の許可、あるいは水産庁が今後許さなければならない許可等の問題に関しまして、資源とすべてをにらみ合せて許可あるいは免許をしなければならなぬ、かように考えるのであります。従いましてこの資源の調査に飛躍的な発展を試みたいということから、水産庁に水産資源の調……

第10回国会 水産委員会 第2号(1951/01/26、24期、自由党)

○川村委員 私の承りたいことは漁業権の補償についてでありますが、長官並びに当時から今日まで担当して来られました久宗連絡官の両氏に対して、一問一答の形式で伺いたいと思います。  申すまでもなく、漁業制度改革に伴つて、国は個人といわずあるいは団体といわず、各種の漁業権に対しまして百七十億の補償をする、そして白紙にして新たなる漁業権をとるということになつたのでありますが、漁業法の制定に伴つて、当時の久宗課長の説明では、百七十億を補償するという説明で、しかも大体そのうち第一次の補償をするということを発表したそうでありますが、その百七十億の漁業権に対する補償は、全額を国家が、すなわち政府が認めたかどうか……

第10回国会 水産委員会 第3号(1951/01/29、24期、自由党)

○川村委員 先般この委員会において、補償の問題は質問いたしました。久宗君がこれに対して答弁したのでありますが、久宗君は所管の課長でないということで、やや逃げたかつこうになつておりますので、今回増田君にお伺いします。増田君は先ほどの答弁の中に、各県から自由に出したものは非常に厖大なものである。しかしそれを補償委員会とか、あるいは県当局とか、いろいろな方面に交渉して百七十億に縮めるのだ、こういう御答弁であつたのでありますが、そうしますと、当初法案を提出した場合に、大体百七十一億であるという説明であつたのであります。これは間違いがありません。そこで大体という言葉になりますと、第一次の補償は大体試験的……

第10回国会 水産委員会 第4号(1951/02/01、24期、自由党)

○川村委員 大体趣旨にはわれわれはもちろん異論のあるはずはございませんけれども、これは衆議院の水産委員会の要望事項として懇請するのでありますが、参議院の水産委員会はこれまでとかく衆議院の水産委員会と異なつた見解を持つている向きもないでもないのであります。従いまして、この懇請事項を提出するということにつきましては、われわれは参議院の水産委員会とも密接な連絡をとつて、協議をした上で、これを決定したかがいいのじやないか、かように過去にも意見を述べたこともあつたのでありますが、これは参議院の水産委員会と何らかの形で協議をした上で決定したものであるかどうかということを、委員長にお伺いいたします。

第10回国会 水産委員会 第5号(1951/02/03、24期、自由党)

○川村委員 ただいま水産業協同組合法の一部を改正する法律案の説明が非常に各般にわたつてされたのでありますが、一昨日の本委員会において、農林次官から提案の理由の説明が明らかにされたのでありまして、ただいま協同組合課長が説明したこととは大分提案の理由が違うのであります。提案の理由の大要をお話申し上げますと、組合の出資金はきわめて少く、ために新組合結成以後の借入金並びに旧団体より承継いたしました負債の重圧を受け、その経営はきわめて苦難の道をたどつているのであります。このように組合の経営的基礎が薄弱の上に、その経理組織の整備も十分ならず、さらに信用事業についてもその整備発達の必要きわめて大なるものがあ……

第10回国会 水産委員会 第16号(1951/03/01、24期、自由党)

○川村委員 漁業経営安定に関する件につきましては、これまで国際的の漁業に重点を置かれて、特に拿捕船の問題を中心に質疑がとりかわされております。先般ダレス特使が参りまして、それと同時に司令部から水産に対する数項の強い勧告があつたのであります。その問題はもちろん漁業経営安定の問題とも関係があり、また本委員会において漁業資源に関する小委員会が設置されまして、私がその小委員長になつて研究しておりますが、水産資源とにらみ合せた将来の漁業をいかにすべきかという問題もこれに関連がありますので、水産庁に一、二お伺いしたい。  先般司令部におきまして勧告されました数項の問題は、日本の漁業経営あるいは将来について……

第10回国会 水産委員会 第17号(1951/03/03、24期、自由党)

○川村委員 先ほど千島並びに北洋漁業の基地で、最も漁業の関係のありますところの凾館市葛西助役から代表いたしまして、千島諸島の返還問題についての要旨の説明があり、さらに決議文を朗読されて、大体内容はよくわかつたのであります。最も妥当なる方向に向つて進んでおるということも、われわれ十分考えますので、この線に沿つて国会として十分対策をとらなければならぬ。政府としてもこれに邁進をいたしまして、実現の一日も早からんことを希望するのであります。そこで私は本問題は、もちろんこれは最終の美を発揮するためにはどうしてもそう行かなければならぬけれども、まず歯舞諸島の問題と千島諸島の問題について、これは領土的関連も……

第10回国会 水産委員会 第18号(1951/03/06、24期、自由党)

○川村委員 鉄道運賃は昨年の四月一日に改訂になりまして、大体平均八割の値上げとなつたのであります。しかしながら水産物の特殊事情から、これを特殊扱いにしなければならぬということで、遠距離に対しても割引をなし、さらに水産物の品種その他いろいろ差別をつけまして割引をしておる現状でありますが、これは一年の暫定期間になつておりまして、来るべき三月三十一日にはその特例が解消されまして、このままで行きますと、全部八割の値上げをしなければならぬことになるのであります。かくては当時の水産物の価格と、今日の価格を対照いたしますと、相当に安値になつておつて、むしろより以上に運賃の割引をしなければならぬ実情になつてお……

第10回国会 水産委員会 第20号(1951/03/14、24期、自由党)

○川村委員 高山さんにちよつとお伺いします。私も実は漁師で長年船に乗つたので、北海道の海でさけ、ますのとれる所は、いわゆる根室、釧路支庁管内の沖合いだということはもちろん承知しております。そこであなたの拿捕された原因を聞いてみますと、これまでは三十マイルくらいの沖合いで十分魚がとれた。最近は六十マイル、七十マイルに行くと非常に魚動があつて、そこで魚がとれるので、そこに行つたところが、潮がかわつておつた。これはもう海の場合には必ずあり得ることです。そこであなたの考えは、南に向つておる潮、いわゆる本州方面に向つておる潮だと考えて網を流した。ところがあにはからんや、それは逆に北の方へ流れておつた。私……

第10回国会 水産委員会 第23号(1951/03/23、24期、自由党)

○川村委員 ただいま鉄道部長からの御説明で要旨はわかつたのであります。ただ一般大衆向けというお言葉が最後にありましたが、鮮魚、冷凍の問題については、統制が撤廃されておる今日でありますので、安いところもあるだろうし、高いところもあるから、これは今後のいろいろな魚価の変動ということを見なければ、一概に運賃のみをどうこうということはできないと思います。従つて当分の間特別の措置を、前回講じてある通りにこれを延期することが好ましいことである。ただ問題は、するめ並びにいかの塩辛であります。塩辛に至つては極端でありまして、今日食糧に供するというようなことを考えておることがほとんどないといつた実情であります。……

第10回国会 水産委員会 第29号(1951/05/10、24期、自由党)

○川村委員 先ほどからの次長の答弁によつて承りますと、相当以西底びきに違反船があつたので、それぞれ関係方面からも指摘され、それに対処すべく、今全力を尽くして違反の防止に努めておるということで、まことに私けつこうなことだと思います。ところで違反防止のことについて、私はずつと以前から聞いておつたところでありますが、もちろん日本の監視船が不足だということもその一つの事実でありますけれども、日本の監視船が、行動区域と、それからさらに、なすべきことといいましようか、いわゆる監視に関する制限があるので、違反ということはわかつておりながらも、その漁船をつかまえることができないというようなことがあるということ……

第10回国会 水産委員会 第30号(1951/05/12、24期、自由党)

○川村委員 その場合の委員会には港湾局長とさらに運輸省の藤野義男という人を呼んでもらいたいと思います。
【次の発言】 齊藤参考人にちよつとお伺いいたします。この新潟県の問題については、私漁業法の制定前に、調査班の班長として参つて公聴会を開いております。その際開放しろという意見と、どこまでも資源維持のために、またさらに小漁民の生活保護のために、これをどこまでも守るべきであるという二つの意見があつたのであります。あなたは幸いに協同組合の主事でありますので、どこまでも漁民を基盤としている協同組合でありますので、あなたの意見としては、これを開放することがいいか、それから現在の禁漁区域をそのままにしてお……

第10回国会 水産委員会 第31号(1951/05/15、24期、自由党)

○川村委員 私がただいまから質問いたしたいことは、とかくこれまで立法の行政機関との間にいろいろ混乱をしておる点もあり、さらに官僚の独善的考えから、とかく国会で立法したことについて、いろいろと国会を非難しておるというようなことが見受けられるのであります。そこでいかにわれわれが立法いたしましても、これを執行するものは行政庁であり、行政官でなければならないにもかかわらず、とかく立法機関と行政機関との間にいきさつを生じて、これをはばんでおるということがたくさんあるのであります。かくてはせつかく民主化されましたところの立法機関並びに行政機関が、今後そうしたようなことによつて、いろいろ行政事務あるいは事業……

第10回国会 水産委員会 第32号(1951/05/17、24期、自由党)

○川村委員 私は時間の関係上、漁港の問題で単刀直入にお伺いいたします。先ほどから松田君の質問に対して、課長がいろいろ御答弁されておりますが、私もその中にいろいろな疑問を持つのでありますけれども、今議論しておつたのでは、かえつて漁港の関係が遅れますので、単刀直入にお伺いいたします。水産庁の漁港課からも、あるいは北海道開発庁からも、それぞれあなたの方に、漁港の修復についての決定について要求があつたということは、もうあなたは認めておりますが、いつごろまでにこれが決定できるか。極端に言うならば、一体何日にできるかということを、まずお伺いいたします。

第10回国会 水産委員会 第34号(1951/05/22、24期、自由党)

○川村委員 私は去る十九日に大蔵及び水産委員会の連合審査会におきまして、多岐にわたつて質問をしたのであります。そこで第一点を簡單に申し上げますと、漁業権証券に課税することには、原則的に反対である。しかし現在の情勢から行きまして、最低限度の課税はやむを得ないのじやないか。しかしこの課税によつて徴収された、すなわち漁業権証券から吸い上げた金を漁業の振興の施設や、あるいは漁民の福祉の施設、あるいは漁業施設等に還元できるならば、一応やむを得ないのではないかということは、十九日の委員会にも申し上げておきましたし、それから、さらに日にちは忘れましたが、以前の水産委員会でも、前の水産庁長官に私は申し上げたこ……

第10回国会 水産委員会 第35号(1951/05/24、24期、自由党)

○川村委員 鈴木委員から、大体われわれの考えていることの大綱は大蔵大臣に質問したのでありますが、大蔵大臣は、どうもわれわれ漁師にもわかるような、はつきり腹を割つての御答弁を願われないので、できるだけ鈴木君の質問と重ならないように質問をしておきたい、かように考えるのございます。  漁業制度改革につきましては鈴木君の言われた通りでありまして、大臣もこの点においては大いに認識していると考えます。当初われわれがこの漁業制度改革において、漁業法を提出されました時分に、御承知の通り農業と非常に大きな違いがありますので、非常に心配をいたしまして、この制度の改革を遂行するには、何といつても財政の裏づけと資金の……

第10回国会 水産委員会 第36号(1951/05/26、24期、自由党)

○川村委員 漁業度改革は、農業とともにわが国産業の民主化を達成し、この基盤の上に生産力を発展させ、日本の経済の再建とその振興をはかる画期的な一大事業であるのであります。この事業達成のためには、全漁民が最善の努力を払うことはもちろんでありますが、政府としても、この国策先途のためには、財政上及び金融上適切なる処置を講じ、本改革の徹底を期せられなければならないのであります。しかるに今や漁業制度改革の実施期に人づているにもかかわらず、これに対する具体的の処置が何らなされていないことは、まことに違憾であります。この場合政府はすみやかにその措置を講じなければならぬのであるから、本委員会におきましては、これ……

第10回国会 水産委員会 第37号(1951/05/28、24期、自由党)

○川村委員 私は金融問題について、いろいろ事例をあげて、質問いたしたいと思います。  まず、終戦後日本はあらゆるものに対して民主化をはかろう、まことにけつこうなことであります。産業もしかりでありまして、農業にしても漁業にしてもさようであります。しかしながら民主化が叫ばれて以来、すべてのものがどんどんと進んだのでありますけれども、漁業はなかなかかようには参らなかつた、ということは、各般についての漁業の民主化にめんどうな問題が横たわつておるからであると私は考えたのであります。漁業法を制定して以来もうすでに一年半有余になります。この間われわれは漁業制度改革によつてそれぞれ行くべき道を講じ、水産庁とい……

第10回国会 水産委員会 第38号(1951/05/31、24期、自由党)

○川村委員 漁業金融については、もう私からあらためて申し上げるまでもないのでありまして、行き詰まつておる今日、何とか打開しなければならぬということは、漁民各位も叫んでおり、また委員としても重大に考えて本日までやつて参りました。また水産庁におきましても、それぞれ計画を立てて進んで参つたのでありますけれども、今日まだ解決をしないという現実であります。ところで、ちようど漁業制度改革も今や実行に移されておる時分に、漁業権証券の資金化を中心として漁業資金のまかないをするということで、それぞれ本委員会、並びに水産庁当局も運んで参つておることも御承知の通りでります。ただ水産庁のこれまで計画を立てて参つたこと……

第10回国会 水産委員会 第39号(1951/06/02、24期、自由党)

○川村委員 私は中金湯河理事長に、漁業制度改革に件う漁業権証券の資金化並びにその他漁業資金等の問題について、一応御所信を承りたいと存ずるのであります。  漁業制度改革は、御承知の通り世界でもまだやつたことのない、日本で初めての画期的な大事業であることは、申し上げるまでもないのであります。漁業の民主化、漁業生産力の発展並びに漁業者の利益の均霑、かようなことを目標といたしまして漁業制度改革をすることに相なりまして、現在実施の途上にあるのであります。この制度改革につきましては、われわれは全面的にこれを支持し、推進をしなければならぬことは万々承知しておりますけれども、この漁業制度改革の完遂を期しまする……

第10回国会 水産委員会 第40号(1951/06/05、24期、自由党)

○川村委員 私は先ほど委員長から発言がありまして、議題となつております漁業制度改革による漁業権証券の資金化、並びに農林漁資金特別会計の資金、その他農林漁業再建整備資金等各般にわたつて、大蔵省銀行局長並びに塩見官房長、その他水産庁関係各官にお伺いいたしたいと思います。きようはまだ銀行局長がおいでになつておりませんので、後刻引続き銀行局長に質問をいたしたいと思います。  まずその資金の内容に入りまする前にお伺いしておきたいことは、漁業制度改革による漁業権証券の資金化については、これまで幾たびも議論を闘わして参つたのでありまするけれども、その結論に達していないことは御承知の通りであります。こうした漁……

第10回国会 水産委員会 第41号(1951/08/06、24期、自由党)

○川村委員 私は松田委員とともに北海道の北端を調査して参つたのであります。大要につきましては、松田委員から報告になわましたから、重ねて申し上げません。ただ幸い農林大臣が御出席でありますので、農林大臣に特に要望と意見を申し上げたいと思います。  先ほども問題になりましたが、領土の問題あるいは将来講和条約締結後公海漁業の問題については特段の配慮を願いたい。これが一点。  さらに私が今度調査に行つて一番感じましたことは、まだ北の海には、ラインが狭まつたといえども、相当に開拓する余地があるのであります。それには漁港の修築と、先ほど松田君が言いましたように道路の問題であります。それらを開発いたしますれば……

第11回国会 水産委員会 第1号(1951/08/17、24期、自由党)

○川村委員 漁業権証券の資金化並びに課税対象になるかいなかという問題についても、水産庁長官の説明があつたのであります。一応納得することができますが、はたして一体水産庁長官ふただいま御説明になつたように、大蔵当局がその実施について自信ある方法をとれるかどうかという問題に、われわれはまだ疑義が残されておるのであります。そこでわれわれも当初からこの問題について心配もあり、さらに水産庁でももちろんこの資金化については全力を尽して、あらゆる方法を講じたけれども、遺憾ながら水産庁案というものは通らなかつた。そのようなことから、委員会といたしましてもこれを黙視するわけにいかぬので、これは直接大蔵大臣並びに銀……

第11回国会 水産委員会 第2号(1951/08/18、24期、自由党)

○川村委員 昨日北海道におけるさんま漁業の解禁日を目前に控えまして、解禁日以前に根室地区の漁業者が操業をしたということで本委員会に非常に波瀾を呼んだのでありまするけれども、この問題はひとり根室地区とか北海道地区とかいう問題でなく、太平洋岸におきまする各県に関連性を持つたところの問題でありますので、これらをすみやかに解決しなければならぬと思つておつたのであります。本日幸いに議員各位の発議によつて協議会を開いた結果、その話合いがかようになつたのであります。すなわち過般水産庁からさんま漁業の取締りに関する件におきまして、第一項に解禁日以前に出漁した者については漏らさず調書を調整すること。二、解禁日以……

第12回国会 水産委員会 第1号(1951/10/12、24期、自由党)

○川村委員 東南アジア諸外国の日本の漁業の招請について、いろいろな角度から松田委員並びに田淵委員を鋭くついておりますが、私はむしろ別な観点から、この諸外国の現在日本の漁業技術その他漁船、漁具等を取入れたいという希望について、沿岸漁業との関係、特に現在日本の底魚資源というものはもう枯渇しております。従つて過般から問題になつておりまするところの小型機船底びき網の整理はいよいよ昭和二十六年末期から断行しなければならぬことになつたのであります。私は去る十月の五日から十日まで大阪府並びに和歌山県、徳島県その他九州、中国方面を視察し、さらに関係漁民並びに関係官庁の集合を求めて、いろいろ懇談して参つたのであ……

第12回国会 水産委員会 第2号(1951/10/16、24期、自由党)

○川村委員 ただいま問題になつております漁業取締りの問題、特に新潟県の問題について、御意見も拜聽し、さらにそれに対する御答弁もあつたのでありますが、過般私も大阪府、和歌山県、徳島県、瀬戸内海全般の小型機船底びき網の状態がどうなつておるかということを視察に参つたのであります。和歌山県から紀伊水道を通つて徳島に行つたのであります。その場合の小型機船底びき網の操業状態は、いずれも二そうびきで、堂々と違反している。そういう状態を見せつけられまして、まことに唖然とせざるを得なかつたのであります。紀伊水道には一そうの取締船もおらないのか、海上保安庁は何をしているのか、あるいは水産庁の取締船は何をしているの……

第12回国会 水産委員会 第5号(1951/10/25、24期、自由党)

○川村委員 私は第十一回国会において懸案となりました小型機船底びき網漁船の整理に関する本委員会の国政調査の経過並びに結果を御報告を申し上げます。  去る十月五日より同月十日まで六日間、水産庁の浅井技官、水産専門委員室の管原主事とともに、大阪府、和歌山県、紀井水道、四国、瀬戸内海等の一部を調査に参りましてこれら府県において十数箇所、特に岡山市におきましては、岡山県、香川県、愛媛県、兵庫県、広島県、山口県、大分県等の漁業協同組合、同連合会その他の水産団体の代表、漁民代表、並びに瀬戸内海連合海区及び関係官庁の官公吏代表等の会合を求め、懇談会を開き、さらに各地の漁船、漁具の実態及び漁業根拠地及び漁民の……

第12回国会 水産委員会 第6号(1951/10/27、24期、自由党)

○川村委員 ただいまの山本次長の御説明で大体内容はわかつたのでありますけれども、このうちルース台風による漁業災害復旧資金関係資料の六のところに、政府の損失補償限度が七億七千二百八十万円とあり、これが政府の損失補償になるのであります。そうするとこの融資額の三割というものは国家で損失補償をする。つまりそれが損になるのだという見通しのもとに立てた計算であるかどうか。私どもは、最惡の場合に三〇%の損失補償をしなければならぬのであつて、借りた金はどこまでも全額を払わせなければならないと思つております。最悪の場合には、災害を受けた漁民だから支払えない部面もある、だからこの数字では不足になるというようなこと……

第12回国会 水産委員会 第7号(1951/10/30、24期、自由党)

○川村委員 この三案につきましては、ただいま石原委員が御指摘になつた問題が大体中心となるところだと考えております。あとはほとんど手続の問題でありますので、おそらく大した議論もないだろうと思います。従つて質問も手続のいろいろな関係において疑義のある点に集中されるものと思います。特に石原委員の御指摘になつた点については、地方の特殊事情が相当重大でありますので、各委員からの質問も相当な数を加えるものと存ずるのであります。  先ほど石原委員の申されたことをうしろで聞いておりますと、当分の間という字句でありますが、私もその疑義を持つております。しかしながらわれわれは本問題については整理すべしという結論を……

第12回国会 水産委員会 第8号(1951/11/01、24期、自由党)

○川村委員 修正案の内容を御説明する前に、漁業法の一部を改正する法律案に対して、一応部長より御答弁を願つて、さらに修正の意見を述べたいと考えます。  まずこの漁業法の一部改正の案は、申すまでもなく去る二月十四日に総司令部より勧告があり、またかりに勧告がなくとも、日本でどうしてもこの一部修正によつて整備しなければならぬ漁業がありますので、当然漁業法の一部を改正しなければならぬのでありますけれども、その改正する法律案の内容については非常に複雑多岐にわたつておる問題があるのであります。またこの法律案が通りますと、それぞれ要綱を制定いたしまして、省令または政令をもつて実施に移さなければならぬのでありま……

第12回国会 水産委員会 第9号(1951/11/06、24期、自由党)

○川村委員 先ほど部長から御答弁になつたことで、恐縮してか恐怖してか、部長の声が非常に低いので聞き取れなかつたのですが、試験船の指令といいましようか、指示といいましようか、これが十七日かに行つて二十五日ごろから試験船が出たように私承知しておりました。しかし私の同地方に参りまして情報をとつたところによりますと、相談があるとただちに出ておつた、ですから北海道から手続の書類が来る前に出ておつたというようなことを聞いておりますが、この点ははつきりしてもらわぬと、あるいはあなたの御答弁と事実と食違うと、またこの委員会で問題にしなければならぬので、出漁した日にちがいつごろ、さらに相談が来たのはいつごろで、……

第12回国会 水産委員会 第10号(1951/11/08、24期、自由党)

○川村委員 ただいま松田委員からの御提案に対しては全幅の敬意を払うと同時に、賛成をするものであります。一言これに付帯して申し上げたいことは、要は委員長のオブザーヴアーとしての立場で出席することは、おそらく国会を代表してと私は考えております。そこで今日の委員なりあるいは顧問なりの立場を検討してみますると、海洋漁業の業者が多いようであります。もちろん日本は海洋漁業に進展しなければならぬことは当然でありますけれども、いざこの協定が不利な条件と相なりますれば、海洋漁業者はおのずから沿岸漁業を荒しまわることは確実であります。かつての委員会におきまして、松田委員より大洋漁業云々といつた論戦も、実は大洋漁業……

第12回国会 水産委員会 第11号(1951/11/10、24期、自由党)

○川村委員 目下米加、日三国で漁業協定の問題を取上げまして、本委員会もまたこれに中心を置いて論議を進めておることは御承知の通りであります。十一月八日付の北海道新聞の記事を見ますと、北海道出身の玉置代議士からの通信として、ヘリングトン氏と会見した記事と、さらに冨永委員長帰国談として発表しておられることを報道しております。片方の玉置代議士はなかなか容易でないということを意味されることを書いてありますし、冨永委員長の談話はあまり困難でなく、すらすら行くだろうという意味のことを書いてあります。一体これはどちらもアメリカへ行つて来たので、片方は帰つて来ておる。片方はまだ渡米中であつて、非常に迷わされる点……

第12回国会 水産委員会 第12号(1951/11/13、24期、自由党)

○川村委員 石油の価格の問題については、田口委員からるる申し述べられましたが私も同感であります。今松田君のお話を聞くと、もう政治折衝よりほかないということですが、私はまだそれ以前に事務的折衝も十分あるのではないかということで二、三お伺いしたいと思います。  まず第一に、価格の高いということははつきりしておるが、統制を撤廃いたしますと、たいていのものは一時は価格は上るようなきらいもありますけれども、最後には安くなるのが今日まで常識となつております。そこでもちろん統制撤廃をいたしまするには、政府の腹をきめなければならぬことは申すまでもありませんけれども、事務的に統制撤廃をするだけの段階に至つてない……

第12回国会 水産委員会 第13号(1951/11/15、24期、自由党)

○川村委員 漁業権証券の債権者の差押え、あるいは税務署その他税金の滞納に対する処分について、かつて留萌で国税庁が取上げた問題その他いろいろな問題がありましたので、水産庁として早く何らかの手を打たなければならぬということを、前国会から私が要望しておつたのであります。先般の当委員会におきまして久宗連絡員の答弁によりますと、一応は手を打つている。また大蔵省等とも連絡をして、その措置を講ずべく努力している。大体見通しは近くはつきりするというような御答弁があつて、一応われわれは了承したのでありますけれども、去る十一月十三日の北海道新聞を見ましたところ、今度は森町、しかも私の出身地から問題が起きたのであり……

第12回国会 水産委員会 第14号(1951/11/17、24期、自由党)

○川村委員 このたび国が相当に国庫負担をいたしまして、漁船の補償をする漁船保險の拡大強化をはかるということになりましたことは、まことに喜びにたえないわけであります。  ただいま次長並びに課長から、法律案の趣旨あるいはその内容等につきまして説明がありましたが、そのうち二、三承りたいことがあります。第二の三項の(1)、(2)、(3)でありますが、その内容を見ますと総トン数二十トン未満の漁船の全部について漁船の保險がつくことになつておりますが、どうして二十トン以上がだめなのか。(2)、(3)に除外文があるようでありますが、その除外文を見ると二十トン以上のものはほとんど除外してあります。ところがさきの……

第12回国会 水産委員会 第15号(1951/11/20、24期、自由党)

○川村委員 小型機船底びき網漁業は、御承知の通り資源の関係と他種漁業に非常な妨害があるので、何としてもこれは整理しなければならぬのであります。もちろん業者お互いも、このままに放置しておくならば営業が成り立たないというようなことで、今水産庁ではこれを立案して本委員会に提出されておるようなわけであります。だがただいま小松委員からの質問に対して二、三私は疑義が生じましたので、その点をお伺い申し上げたいと思います。  第一に、小型機船底びき網の漁船には無許可船と許可船があるが、減船整理にあたつてはもちろん無許可船を先にする、そればかりではない、現在許可を持つておつても許可通りやつておらない、すなわち違……

第12回国会 水産委員会 第16号(1951/11/21、24期、自由党)

○川村委員 漁港法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  漁港法の施行によつてわが国漁業上の重要施策である漁港の修築、維持管理等に関する制度が確立され、法律に規定されている漁港の指定、漁港の整備計画等も順次進捗を見、本法の運用も軌道に乗つて来たのでありますが、漁港管理者の指定、漁港管理委員のうち漁業者代表の選任方法等については、手続が煩雑であり、しかも相当多額の経費を必要とするので、本来の性格を失わない範囲内において、簡素な方法に改めることを妥当と認めるのであります。また北海道の漁業の発展をはかるため、北海道における漁港施設をすみやかに整備し、道内船、道外船等にこれら漁港を高……

第12回国会 水産委員会 第17号(1951/11/22、24期、自由党)

○川村委員 まず伺いたい第一点は、大蔵省の保険課長にお聞きしたいのであります。保険は大体社会政策の一端となつておりまして、たいていの保険については、政府がそれぞれ国庫の負担をして助成しておるというのが今日の姿であります。直接保険料を負担しておらぬでも、何らかの形において国家が助成をしておるということは事実であります。先ほど来、横尾、櫻井君からいろいろ御説明を受けたのでありますが、結局保険会社が損をするから分損保険も認めない、地域差の保険も高くしなければならぬ、季節の保険料も高くしなければならぬ、こういうふうなことでやはり御説明しておるようであります。そこで私は、保険というものが社会政策の一端で……

第12回国会 水産委員会 第19号(1951/11/27、24期、自由党)

○川村委員 ただいま議題となりました請願並びに陳情書につきまして、請願及び陳情書審査小委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本会期中に当委員会に付託になりました請願は全部で五十六件でありまして、その内訳は漁港、船だまり関係が三十件、漁船保險制度に関するものが六件、漁業に対する補償、融賢に関するものが九件、北方公海漁場の再開及び漁場の開発に関するものが二件、その他九件となつております。  本小委員会におきましては、昨二十六日、小委員会を開き、これら各請願につきまして愼重に検討を重ねた結果、本日の請願日程中第二ないし第一六、第一八、第一九、第二一、第二四ないし第二七、第二九、……

第13回国会 水産委員会 第2号(1951/12/13、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際一言ごあいさつを申し上げます。今般私が当水産委員会の委員長の重責を汚すことになつたのでありますが、もとより浅学非才の者であり、議事にもふなれな者でありますが、委員各位の御協力があり、さらに専門員の方々並びに関係官庁の方々の御協力、御指導、御鞭撻を得まして、私も粉骨砕身本委員会の使命を達成すべく努力いたす所存でありますので、何とぞよろしくお願いいたす次第であります。まことに簡単でありますが、一言ごあいさつを申し述べる次第であります。  次に現下水産業における重要問題1いたしまして、漁業制度の改革に伴う諸施策、濫獲漁業の防止策、水産業協同組合の……

第13回国会 水産委員会 第3号(1951/12/15、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  議事に入ります前にお諮りいたします。理事鈴木善幸君、二階堂進君、松田鐵藏君の二君より理事辞任の申出がありますが、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めさよう決します。  なお引続きお諮りいたします。理事田中織之進君が昨十四日委員を辞任せられましたので、ただいま辞任を許可するに決しました主君と合せて四名の理事が欠員となりましたが、この際その補欠選任を行いたいと思いますが、これは先例により委員長において指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め    小高 熹郎君  田口長治郎君  ……

第13回国会 水産委員会 第4号(1952/01/23、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  本日本委員会に政府委員として水産庁長官塩見友之助君、説明員として漁政部長伊東正義君が出席しております  今般農林省の人事異動に伴う新水産庁長官に塩見友之助君が就任せられましたので、この機会に新長官より水産行政に関する今後の方針及び御抱負等について承りたいと存じます。水産庁長官塩見友之助君。
【次の発言】 次に塩見長官に対して御質疑があれば、この際お許しいたします。
【次の発言】 田口委員。
【次の発言】 本日はこの程度で散会し、次会は公報をもつてお知らせ申し上げます。     午後零時二分散会

第13回国会 水産委員会 第5号(1952/01/28、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  前会公海漁業に関し、長官より説明を聽取いたしましたが、その問題に対して御質疑あればこれを許します。
【次の発言】 なお松田君の発言中、委員長に御要望がありましたので、委員長としてお答え申し上げます。  北洋漁業の出漁は、国際的にも、また行き詰まつておる日本の漁業打開のためにも、非常な大きな問題でありますので、松田君の御意見の通り、委員会におきましては愼重に取上げる方法を講ずるとともに、農林大臣並びに水産庁長官にも常に緊密な連絡をとりまして、その意を盡す所存であります。
【次の発言】 先ほどの松田君の発言中に、漁業者の選択のために愼重を期せというお……

第13回国会 水産委員会 第6号(1952/02/04、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際有明海の漁業権設定問題等に関し、現地に実地調査を行われました派遣委員より、その報告を求めることにいたします。平井義一君。
【次の発言】 ただいま平井委員より有明海の漁場問題についての委員派遣による調査報告を聴取いたしましたが、この問題は非常に重大で、この解決策を誤れば関係県の水産業全般に及ぼす影響が大きいので、水産庁当局の政策をよく検討し、これが当否によりましては、本水産委員会は解決のために積極的に努力いたさなければならぬと思うのでありますが、派遣委員の郵告に対する質疑は次会に行いたいと思います。  次に御報告申し上げておきます。政府の説明……

第13回国会 水産委員会 第7号(1952/02/07、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く水産関係諸命令の廃止に関する法律案を議題とし審査を進めます。本案につきましては前会提案理由の説明を聽取いたしておりますので、これより質疑に入ります。質疑の通告がありますのでこれを許します。田口君。
【次の発言】 他に御質疑もないようでありますので、本案に対する質疑はこれにて打切り、別に討論の通告もありませんので、討論を省略いたし、ただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く水産関係諸命令の廃止に関する法……

第13回国会 水産委員会 第8号(1952/02/09、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際、公海漁業に関する件につきまして、松田委員より発言を求められておりますので、これを許します。松田委員。
【次の発言】 次に小型機船底びき網漁業整理特別措置法案を議題とし審査を進めます。  本法案は、御承知の通り第十二回国会において、内閣提出法案として、十一月十六日本委員会に付託され、翌十七日提案理由の説明を聞き、審査を進めて来たのでありますが、第十二回国会においては審査を終了するに至らず、継続審議といたしたものであります。本国会におきましては、去る十二月十日に本委員会に付託となりましたが、本案の提案理由の説明は、前国会において政府より聴取し……

第13回国会 水産委員会 第9号(1952/02/13、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際漁船損害補償に関する件並びに漁業災害補償に関する件について、漁船損害補償及び漁業災害補償に関する小委員長より発言を求められております。これを許します、松田君。
【次の発言】 漁業損害補償に関する法案の内容について、伊藤漁船保険課長より御説明を願います。伊藤君。
【次の発言】 ただいま御説明のありました事柄について御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 それでは御質疑がないようでありますから、次に漁業災害補償に関する法案について濱田課長より御説明を願います。
【次の発言】 ただいま濱田協同組合課長より漁業災害復旧資金の融通に関する特別措……

第13回国会 水産委員会 第10号(1952/02/15、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  本日の日程の真珠養殖事業法案を審議することになつておりましたが、字句の修正その他にもう少し時間をとりますので、本日はとりやめまして、輸出まぐろに関する件を議題に供し調査を進めます。  なお本日出席の政府委員並びに説明員の御氏名を申し上げます。水産庁長官塩見友之助君、水産課長藤波良雄君、通商振興局長井上尚一君、農水産課長森日出哉君、外務政務次官石原幹市郎君、経済局第三課長福井政男君、アジア局の三宅喜一郎君等が出席されております。二階堂君。
【次の発言】 ただいま二階堂委員及び松田委員の発言は、日本の輸出産業並びに日本経済、特にまぐろ、かつお漁業にと……

第13回国会 水産委員会 第11号(1952/02/18、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  真珠養殖事業法案を議題といたします。本案は御承知のように第十二回国会において審査を終了するに至らず、継続審議となつたものであります。今国会においては、去る十二月十日本委員会に付託となりましたが、その提案理由の説明はすでに前国会において聴取いたしましたのと同様でありますので、これを省略して審議を進めたいと思います。
【次の発言】 この際御報告いたします。田口長治郎君より本案に対する修正案が提出されております。これは諸君のお手元に配付いたしてあります。ただいまより本修正案について提出者の趣旨弁明を願います。田口君。

第13回国会 水産委員会 第12号(1952/02/23、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  漁港法第十七條第二項の規定により、漁港整備計画の一部改正について承認を求めるの件を議題として審査を進めます。まず政府より提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 次に本件について御質疑があれば、これを許します。
【次の発言】 御質疑もないようでありますので、質疑を終了いたします。  本件については別に討論の通告もございませんので、これを省略し、ただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、これより採決いたします。本件は承認を與えるべきものと決するに賛成の諸君り起立を願います。

第13回国会 水産委員会 第13号(1952/02/25、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  皆さんに御報告申し上げます。本日政府委員並びに説明員として、安本燃料課長近藤勝君、大蔵省税関部長北鳥武雄君、同鑑査課長木谷忠義君、水産庁漁政部長伊東正義君、水産庁水産課長藤波良雄君、同経理課長高橋泰彦君、農林技官塚原慶悟君が出席しております。
【次の発言】 ただいま永田君の御空言にお答え申し上げます。今朝九時に水産庁長官と連絡したのでありますが、水産庁長官は、日韓問題さらに司令部との連絡があるので、十時からその方にどうしても出席しなければならないということで、本日の委員会には出席できない旨の回答があつたのであります。もちろん明日と言わずごく近い委……

第13回国会 水産委員会 第14号(1952/02/29、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  公海漁業に関する件を議題とし、質疑を許します。
【次の発言】 ちよつと速記をとめてくだざい。
【次の発言】 速記を始めて……。
【次の発言】 委員長としてお答え申し上げます。ただいまの松田君の発言はまことに重要な発言であります。もちろんこのたびの北洋漁業については、先ほど来各委員から発言がありました通り、非常に監視のもとに行われなければならぬという漁業でありますので、委員会としては慎重を期さなければならぬので、よく相手方とも話し合つて、ぜひ本委員会に出席を求めてその意を尽したい、かように考えております。

第13回国会 水産委員会 第15号(1952/03/01、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  公海漁業に関する件を議題といたします。昨日の委員会におきまして、北洋漁業の許可問題に直接利害関係を有する日水、日魯、大洋の各関係者を参考人に選定し、それぞれその事情を聴取することにきまりましたが、本日参考人として御出席の方々を申し上げます。日本水産株式会社社長鈴木九平君、日魯漁業株式会社社長小林小一郎君、大洋漁業株式会社代表取締役山崎喜之助君、以上の三名であります。これより本問題について参考人より御意見を承りたいと存じますが、まず石原委員より発言を求められております、これを許します。石原委員。

第13回国会 水産委員会 第16号(1952/03/03、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  昭和二十六年十月の台風による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案を議題として審議を進めます。まず提案者より提案理由の御説明を願います。松田鐵藏君。
【次の発言】 これより本案に対する質疑に入ります。御質疑はありませんか。
【次の発言】 別に御質疑もないようでありますので、本案につき質疑を終了いたします。  これより討論に付する段階でありますが、別に討論の通告もありませんのでこれを省略し、ただちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、これより採決いたします。  本案に賛成の諸君の御起立を願いま……

第13回国会 水産委員会 第17号(1952/03/05、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産金融に関する件を議題とし、調査を進めます。  この際お諮りいたします。農林中央金庫理事長湯河元城君、同理事小野三郎君、日本開発銀行理事中山素平君、同営業第二部営業課長川崎一臣君の四君を参考人に選定し、水産業に対する金融の実情を承りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。  まづ小高委員より発言を求められております。これを許します。小高君。
【次の発言】 この際委員各位にお願いいたします。農林中央金庫の湯河理事長は、午前中に重要な要件がありますので、ぜひ十二時前に帰らせていただきたいという申……

第13回国会 水産委員会 第18号(1952/03/08、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  まず公海漁業に関する件につい調査を進めます。この際本日出席の政府委員並びに説明員をお知らせいたします。水産庁よりは水産庁長官塩見友之助君、漁政部長伊東正義君、第二課長高橋清三郎君、外務省は欧米局長土屋隼君、條約第三課長重光晶君であります。なお農林大臣には委員長より直接出席方を連絡いたしたのでありますが、あいにく本日は風邪のため病臥中とのことで、月曜日には出席できるとのことでありますから御了承のほどを願います。本件について質疑の通告がありますから順次これを許します。鈴木善幸君。
【次の発言】 速記をとめて。

第13回国会 水産委員会 第19号(1952/03/10、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  前会に引続き公海漁業に関する件について調査を進めます。  この際北洋かに漁業の出漁問題について、本年は出漁を断念すると伝えられておりますが、その間の経緯について廣川農林大臣に対し質疑の通告がありますので、順次これを許します。鈴木君。
【次の発言】 永田委員。
【次の発言】 木村君。
【次の発言】 二階堂君。
【次の発言】 二階堂君にお願いをしますが、農林大臣の意見を伺うことがあと二つの議題に上つておりますので、できればどうぞ簡単に願います。
【次の発言】 次に漁業災害に関する件について調査を進めます。  去る三月四日の北海道及び三陸地方における地……

第13回国会 水産委員会 第20号(1952/03/15、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産物の運賃に関する件を議題とし、調査を進めます。  政府委員として運輸省国有鉄道部長細田百蔵君、説明員として日本国有鉄道営業局貨物課岩岡明蔵君、農林省大臣官房経済課長玉置康雄君が出席されております。富永君より質疑の通告があります。これを許します。冨永君。
【次の発言】 水産物の運賃に関する件はこの程度といたします。
【次の発言】 次に輸出まぐろに関する件を議題とし調査を進めます。  この際お諮りいたします。米国向け輸出まぐろの関税問題につきましては、さきに本委員会におきまして、直接本問題に利害関係を有する業界の方方より御意見を聴取し、調査を進め……

第13回国会 水産委員会 第21号(1952/03/18、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  漁業災害に関する件を議題とし、調査を進めます。この際鈴木善幸君より発言を求められておりますのでこれを許します。鈴木君。
【次の発言】 次に松田委員より発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 ただいま鈴木委員より北海道、青森県、宮城県等の、このたびの震災及び津波による水産関係の災害報告があり、さらに松田委員より、北海道の各地における震災及び津波による災害の状況等の報告がありましたが、両委員の報告を了承するに御異議あり事せんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、両委員の御発言の通りに、それぞれの手続をいたしたい、かように考えま……

第13回国会 水産委員会 第22号(1952/03/24、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  去る二十日漁船損害補償法案、松田鐵藏君外十 三名提出及び漁船損害補償法施行法案、松田鐵藏 君外十三名提出の両案が本委員会に付託になりま した。これより両案を一括議題とし、審議に入り ます。  まず両案について提出者より提案理由の御説明 を願います。松田鐵藏君。
【次の発言】 これより両案について質疑に入ります。質疑の通告がありますので、これを許します。木村君。
【次の発言】 他に質疑はございませんか。――他に御質疑もないようでありますので、両案に対する質疑はこれにて終了いたします。  これより両案を一括して討論に付します。討論の通告がありますので……

第13回国会 水産委員会 第23号(1952/03/27、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより会議を開きます。  本日の委員会に水産庁より伊東漁政部長、高橋漁業調整第二課長、濱田協同組合課長が出席しております。  まず十勝沖地震及び津波による漁業災害に関する件について調査を進めます。本件について松田委員より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 なお損害の状況、その他損害総額、また復旧に対する今日までの施策等につきまして、濱田協同組合課長より御報告を願います。
【次の発言】 この際委員長より報告申し上げておきます。昨日渡部農林官房長及び松浦農林委員長より連絡がありまして、水産委員会において災害復旧の法案を提出するということであるそうだが、農林……

第13回国会 水産委員会 第24号(1952/03/29、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  公海漁業に関する件について調査を進めます。この際北洋の鮭鱒漁業許可及び出漁等について水産庁長官よりその経緯並びに今後の方針等につきまして御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 石原君にお願いいたします。本日は多数の質問の通告がありますので、どうかごく簡単に要旨をお願いします。
【次の発言】 永田君。
【次の発言】 松田委員。
【次の発言】 次にまき網漁業取締りに関する件について順次質問を許します。松田鐵藏君。
【次の発言】 ただいま松田委員の御発言に対して、委員長としてお答え申し上げます。今月の十日にこの席で小委員会を開催いたしまして、鈴木小……

第13回国会 水産委員会 第25号(1952/03/31、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する件について調書を進めます。その件について松田委員より発言を求められております。これを許します。松田君。
【次の発言】 ただいま松田委員より十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する法案の提出経過について御報告がありましたが、これを了承するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  本日はこの程度にとどめ明日午前十時より本委員会を開きます。散会いたします。     午後三時十分散会

第13回国会 水産委員会 第26号(1952/04/01、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  昨日松田鐵藏君外十一名提出の十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案が本委員会に付託になりました。これより本案を議題とし審査に入ります。  まず提案者より提案理由の御説明を願います。松田鐵藏君。
【次の発言】 これより本案に対する質疑に入ります。御質疑があればこれを許します。―御質疑もないようでありますので、これにて質疑を終了いたします。  次に本案を討論に付する段階でありますが、別に討論の通告もありませんので、これを省略し、ただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

第13回国会 水産委員会 第27号(1952/04/03、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際松田委員より漁業権免許について発言を求められております。これを許します。松田君。
【次の発言】 委員長より要望いたしておきます。漁業権の免許につきましては、ひとり北海道の浜益村の問題ばかりでなく、全国的に紛争があるようであります。水産庁におきましてはすみやかにこれらを調査して、できるだけ早い機会に、本委員会に全国的の免許の状況を報告せられるよう要望しておきます。
【次の発言】 次にまき網漁業取締りに関する件について調査を進めます。本件について質疑の通告がありますので、順次これを許します。田口君。

第13回国会 水産委員会 第28号(1952/04/04、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産金融に関する件について調査を進めます。この際お諮りいたします。日本開発銀行理事梅野友夫君、同審査部第一課長佐々木菊丸君、同営業第二部営業課長川崎一臣君の二君を参考人に選定し、水産業に対する融資の実情を承りたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。本件について質疑の通告がありますので、順次これを許しますが、この際委員諸君にお願いいたします。日本開発銀行より御出席の主君には、参考人として水産金融の実情を聴取するということが重点となつておりますので、御質問の際は、その意を尽されるようお願い申し上げます。……

第13回国会 水産委員会 第29号(1952/04/12、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産金融に関する件について調査を進めます。本件について質疑の通告がありますので、順次これを許します。本日政府委員として大蔵省銀行局総務課長福田久男君、説明員として水産庁漁政部長伊東正義君、同じく漁船課長高木淳君のお三人が出席しております。田口君。
【次の発言】 この際、石原委員並びに各委員にお願いいたします。水産金融の質疑は継続いたしますが、伊東漁政部長は零時半から他の会議に出席しなければなりませんので、伊東漁政部長に質問のある方は先にお願いをいたします。
【次の発言】 林君。
【次の発言】 井之口君にちよつと申し上げておきますが、この資料は委員……

第13回国会 水産委員会 第30号(1952/04/19、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際お諮りいたします。本日農林中央金庫理事鶴田亀男君、同審査部水産課長宮島八弥君の両君を参考人の選定し、水産金融特に漁業権証券の資金化、並びに漁業災害復旧資金の融通につきまして、その実情を承りたいと思いますがこれに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。  これより水産金融に関する件について調査を進めます。本件については質疑の通告がありますので、順次これを許します。松田鐵藏君。
【次の発言】 本日政府委員といたしまして、大蔵省銀行局総務課長福田久男君、並びに水産庁協同組合誤長濱田正君、さらに先ほど皆さんから御承認を……

第13回国会 水産委員会 第31号(1952/04/22、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産金融に関する件について調査を進めまする  この際お諮りいたします。去る十九日の当委員会において、十勝沖地震による災害復旧資金について調査を進めるため、当日の委員会に農林中央金庫鶴田理事の御出席を求めて資金操作について御意見を伺つたのでありましたが、御確答を得るに至らず散会したような実情でありますので、本件について農林中央金庫理事更級學君、同審査部水産誤長宮島八弥君の両君を参考人に選定し、その実情を聴取いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。  まず松田委員より発言を求められております……

第13回国会 水産委員会 第33号(1952/05/10、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  この際委員諸君におわびを申し上げます。去る五月一日の北洋母船式鮭鱒漁業三船団の出漁にあたり、函館港よりその出帆を見送り、かつまた北海道における小型機船底びき網漁船がスクリューを用いて操業したことが漁業違反であるかどうかということについて森裁判所より証人としての換問があり、また廣川農林大臣の北海道視察にあたり御案内等がありまして、しばらく委員会を留守にいたしましたこと及び北洋漁業再開に際し、本年一月より漁業許可問題、船団編成問題、出漁準備等の諸問題について、三社側と北海道外十一県の独航船側との間にいろいろと複雑したもつれがありまして、一時は出漁不可……

第13回国会 水産委員会 第34号(1952/05/13、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  まず田口委員より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 次に日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約に基き駐留する合衆国軍隊に水面を使用させるための漁船の操業制限等に関する法律案を議題とし審査に入ります。まず本案の趣旨について政府の説明を求めます。野原農林政務次官。
【次の発言】 本案に対する質疑は次会より行います。
【次の発言】 次に松田委員より発言を求められておりますからこれを許します。松田君。
【次の発言】 各委員にお諮りいたします。ただいま松田君より発言のありましたように、漁村の電力が最も緊急を要するものと存ずるの……

第13回国会 水産委員会 第35号(1952/05/15、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  委員長として一身上の弁明をいたしたいと思いますので、暫時委員長の席を小高理事に譲りまして、委員の席より発言をいたしたいと思います。
【次の発言】 私は水産常任委員会の委員長をいたしまして、委員会の円満なる運営をはかることを常に念願しておつたのであります。今回、去る四月二十二日及び五月十日の水産委員会におきまして、永田委員の発言につきまして私静かに考えてみますに、去る四月二十二日の委員会におきまして、時間の関係から石原委員に発言を遠慮してもらうためにとりました処置に対して、永田委員はこんなばかな会議があるかと言われた、そのばかという言葉を誤聞いたし……

第13回国会 水産委員会 第36号(1952/05/17、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約に基き駐留する合衆国軍隊に水面を使用させるため漁船の操業制限等に関する法律案を議題といたします。  前会に引続き質疑を行います。本日の説明員として、外務省経済局次長小田部謙一君、通産省通商産業技官雨宮武夫君、政府委員として水産庁長官塩見友之助君、説明員として水産庁水産課長藤波良雄君、同じく漁政部長伊東正義君、同じく漁業調整第一課長尾中悟君、同じく漁政課長家治清一君が出席されております。御質疑に対して発言を許します。
【次の発言】 この際、本案の取扱いについてお諮りいたします。先刻の懇談会におきましても、ま……

第13回国会 水産委員会 第37号(1952/05/20、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  本日政府委員として水産庁長官塩見友之助君、協同組合課長濱田正君が出席されております。  水産業協同組合法の一部改正に関する件について、鈴木委員より発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 ただいま鈴木委員並びに林委員より、水産業協同組合法の一部改正の御意見があつたのであります。これにつきまして委員各位にお諮り申し上げます。鈴木委員並びに林委員の御発言に対して、いかがとりはからいましようか。
【次の発言】 ただいま石原委員より御賛成があり、他の委員も反対意見のないことと見まして、鈴木委員並びに林委員の御意見の通りとりはからいまして、……

第13回国会 水産委員会 第38号(1952/05/27、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  本日の議事の都合によりまして、午後一時半まで休憩いたします。     午後零時九分休憩     午後一時五十四分開議
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  ただいま鈴木善幸君提出の水産資源保護法の一部を改正する法律案が本委員会に付託になりました。これより本一案を議題として審査に入ります。まず本案の趣旨について提出者の説明を求めます。鈴木善幸君。
【次の発言】 次に本案について御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 ただいま佐竹委員から、質疑がありませんのでただちに採決に入るべしという御意見がありますが、御異議がありませんか。

第13回国会 水産委員会 第39号(1952/05/31、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約に基き駐留する合衆国軍隊に水面を使用させるための漁船の操業制限等に関する法律案を議題といたします。本案は漁業制度に関する小委員会の審査に付した議案でありますので、この際まず漁業制度に関する小委員長の報告を求めます。田口長治郎君。
【次の発言】 本日政府委員といたしましては大蔵省主計局長河野一之君、説明員として水産庁漁政課長家治清一君が出席されております。  まず本案の質疑に入ります前に、一応大蔵省主計局長河野君の御説明をお願いいたします。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか――御質疑がないようでありま……

第13回国会 水産委員会 第40号(1952/06/04、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  漁業取締に関する件について調査を進めます。この際密漁取締りについて松田、永田、川端三委員より発言を求められております。順次これを許します。本日説明員として法務府検察局経済課長高橋勝好君、水産庁漁業調整第一課長尾中悟君が出席されております。松田君。
【次の発言】 ただいま政府委員といたしまして海上保安庁長官柳沢米吉君、同じく警備救難部長松野清秀君、水産庁長官塩見友之助君が出席せられました。松田君。
【次の発言】 永田君。
【次の発言】 石原委員の先ほどの取締りの御発言に対して、海上保安庁長官より御答弁をされるという申出がありますから、まずこれを許し……

第13回国会 水産委員会 第41号(1952/06/07、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。 昨日田口長治郎君外十四名提出の、傭船乗組員給與保険法案が本委員会に付託になりましたので、これより本案を議題として審査に入ります。  まず本案の趣旨について提出者の説明を求めます。田口長治郎君。
【次の発言】 これより質疑に入ります。本案について質疑があればこれを許します。――別に御質疑もないようでありますので、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  次に本案を討論に付する段階でありますが、別に討論の通告もありませんのでこれを省略し、ただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

第13回国会 水産委員会 第42号(1952/06/10、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  参議院提出、水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題として審査に入ります。まず提案理由の説明を求めます。参議院水産委員長木下辰雄君。
【次の発言】 本案について、御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 他に提出者に対して御質疑ありませんか。
【次の発言】 先ほど小高君並びに松田君から御意見があり、さらにただいま鈴木君からの御意もありますように、自由党としては自由党の立場でまとめて行かなければならぬし、同様他党も党の意見をまとめなければならないと思いますので、本日本案に対する質疑はこれで終了することにいたしまして、すみやかに各党の御意見を……

第13回国会 水産委員会 第43号(1952/06/12、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  前会に引続き水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を続行いたします。小松委員より発言を求められておりますので、一これを許します。小松君。
【次の発言】 ただいまの石原君の発言もありますが、石原君の御発言に対しては、あとで各委員に一応お諮りをしたいと思つております。まだ質問者がありますので、質問を許したあとでこれを決定したいと思つております。
【次の発言】 皆様にお諮りいたします。先ほど石原君より、本問題の解決のためには小委員会に付託するか、もしくはその他の方法でまとめて行く弁が非常に有利ではないかというような意味の意見もあり、さら……

第13回国会 水産委員会 第44号(1952/06/14、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。本委員会といたしましては、先般の外務委員会との連合審査会の審査に基きまして、昨日理事会を開会し、同委員会において審議中の、北太平洋の公海漁業に関する国際條約に対する意見として、ただいま各位のお手元に配付してありますような一応の案文を決定したのでありますが、念のため、これを専門員に朗読いたさせます。    北太平洋の公海漁業に関する国    際條約に対する意見      衆議院水産委員会理事会  (一) 対日平和條約第九條には、日本は平和條約発効後速かに二国間及び多数国間の漁業協定をするために交渉を開始することが明記され、なお、三国漁業会議開催当時、当……

第13回国会 水産委員会 第45号(1952/06/18、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題といたします。  この際御報告いたします。松田鐵藏君より本案に対する修正案が提出されております。これは諸君のお手元に配付いたした通りであります。ただいまより本修正案について提出者の趣旨弁明を求めます。松田鐵藏君。
【次の発言】 次に原案並びに修正案について、御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 暫時休憩いたします。     午前十一時四十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。石原君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。  次に本案を討論に付する段階でありますが、別に討……

第13回国会 水産委員会 第46号(1952/06/20、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  請願及び陳情書の審査に入ります。本日の請願及び陳情書を、日程全部を一括議題といたします。まず請願及び陳情書審査小委員長の御報告を求めます。冨永君。
【次の発言】 これにて小委員長の報告は終りました。  お諮りいたします。請願及び陳情書の可否及びその取扱いにつきましては、ただいま小委員長の報告の通り決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて小委員長報告の通り決しました。  重ねてお諮りいたします。ただいま議決いたしました請願に関する委員会報告書の作成につきましては、先例により委員長に御一任を願いたいと思いますが、御異議……

第13回国会 水産委員会 第47号(1952/06/23、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  漁業権に関する件について調査を進めます。ただいま電気通信委員会において審査中の公衆電気通信法は、漁業権の問題について当委員会にも特に関係がありますので、まず当局より公衆電気通信法案第九十八條及び同法第九十九條について御説明願います。
【次の発言】 本問題につきまして、御質問があればこれを許します。
【次の発言】 この際水産庁当局に委員長より特にお伺いしておきます。  本法案は、内閣提出でありまして、電気通信委員会に付託になつております。この付託する以前に、内閣から農林省すなわち水産庁に連絡があり、かつその連絡に基いてそれぞれ意見を申し述べておいた……

第13回国会 水産委員会 第48号(1952/06/27、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  本日の委員会に政府委員水産庁長官塩見友之助君、説明員水産課長藤波良雄君、同じく外務省経済局第三課山本良雄君、同じく通産省通商振興局農水産課長森日出哉君が出席されております。  まず輸入まぐろに関する件について調査を進めます。先般来米国においてとられつつあつたまぐろに対する輸入関税の課税及びその引上げ問題につきましては、去る二十四日米国上院においてまぐろ輸入関税法案が否決された旨の報道に接したのでありまして、この際米国の好意ある取扱いを強く希望いたしておりました当委員会といたしましては、米国に対して感謝の意を表すべきであると本日の委員打合会において……

第13回国会 水産委員会 第49号(1952/06/30、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  漁業取締りに関する件について調査を進めます。さんま漁業取締りその他について、松田委員より発言を求められておりますので、これを許します。松田君。
【次の発言】 委員長からも特に要望を申し上げます。さんま漁業の解禁日の問題につきましては、昨年本委員会で決定したことは、即水産庁の原案であつたのであります。しかるにその原案がまつたく踏みにじられて、先ほど松田君が言われたような経過になつて、大きな政治問題化したのであります。従つて、今年もまさにその轍を踏まんとしておるような傾向が現われておりますので、この点は十分御注意をされて再び大きな政治問題化することの……

第13回国会 水産委員会 第51号(1952/07/29、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  塩見水産庁長官より中央漁業調整審議会に関する件等について発言を求められております。これを許します。塩見長官。
【次の発言】 ただいま塩見水産庁長官の発言に対しての質疑は次回の委員会に譲りたいと思います。
【次の発言】 次に漁船用無線に関する件について調査を進めます。  この際お諮りいたします。本件について、日本鰹鮪漁業協同組合連合会会長横山登志丸君、漁業経営者連盟専務理事吉田隆君及び静岡県漁業無線協同組合長久保田太郎吉君の二君を参考人に選定し、漁業用電波の切りかえによる損失補償の問題について、それぞれ実情を承りたいと存じますが、御異議ありませんか……

第13回国会 水産委員会 第52号(1952/07/30、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより水産委員会を開きます。  昨日水産行政に関し、水産庁長官より種々御説明を聴取いたしましたが、これに対して御質疑があればこれを許します。
【次の発言】 ただいま松田委員より、さんま漁業の問題について種々御発言がありましたが、私からも一言調査方をお願いしておきます。実はさんまの回遊は太平洋岸だけであつて、従つてさんま漁業も太平洋岸だけの漁業で成り立つ、かように考えておりましたところが、潮流その他の変化かどうか知りませんが、本年北海道の檜山支庁管内、後志支庁管内の一部でさんまが非常に回遊して、むしろを張つて、その中に穴を明けてつかみどりをして、相当の量をとつたということで、各沿……

第14回国会 水産委員会 第1号(1952/08/28、24期、自由党)【議会役職】

○川村委員長 これより会議を開きます。  国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。今会期におきましても、水産行政に関する重要問題につきまして積極的な調査を進めて参りたいと存じます。つきましては調査事項、調査方法等につきましては第十三回国会と同様といたしまして、議長に対し国政調査の承認を要求いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決定いたします。  なお本書の作成並びに提出手続等につきましては委員長に御一任を願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めましてさようとりはからいます。


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 水産委員会 第2号(1952/11/11、25期、自由党)

○川村委員 ただいま鈴木君並びに松田君、日野君から漁業災害に関する救済の補償の方法についていろいろお話がありましたが、私も同感であります。私たちも六年前からこの災害の補償に対する恒久性をぜひとも確立したいと思つて闘つて参りましたし、この間研究もして参りましたが、先ほどから長官も御答弁になつておつたような事情で、容易にできなかつたのであります。漁業災害は申すまでもなく、年年歳々増加するのみであつて、減るということはおそらく考えられません。と申すのは、漁業経済は窮迫をしているだけに、漁業の施設等については、完璧を期されないというのも一つの原因でなかろうか、かように考えております。もちろん地震の問題……

第15回国会 水産委員会 第3号(1952/11/14、25期、自由党)

○川村(善)委員 先般の本委員会におきまして、私から北洋漁業に対する明年度の出漁の構想いかんという質問を水産庁長官にいたしたのでありますが、水産庁長官は、大体本年度の構想によつて若干技術及び装備等を改善して行きたいというごく簡単な御答弁があつたのであります。きようさらに永野生産部長からそれらに付言する詳細な北洋漁業に対する発表があつたのでありますから、これに対する若干の質問を許していただきたいと考えております。  永野部長の説明中に、本年度北洋漁業の母船式鮭鱒漁業でございますが、漁場の関係その他操業等いろいろな関係からいたしまして、来年度の出漁についての十分の自信がないような意味の話から、明年……

第15回国会 水産委員会 第4号(1952/11/29、25期、自由党)

○川村委員 先ほど来アジア局長その他参考人から、朝鮮水域の問題に関していろいろ承つておりまして、私はどうも松田君の意見と同じであります。解決の道は一つです。と申すのは、もちろん水産庁におきましても監視船を出しておりますし、海上保安庁におきましても、海上の安全のために十分努力しておられることは事実ですが、現勢力をもつてしては、水産庁の監視船や保安庁の巡視船では解決がつかないと思つております。先ほど参考人が海上保安庁の巡視船に遺憾の意を表しておりましたが、その通りです。巡視船といえども、国力が朝鮮より増しておるとか、あるいは国連軍より増しておつたら、これは言わずしておのずから解決がつくのです。船の……

第15回国会 水産委員会 第5号(1952/12/03、25期、自由党)

○川村(善)委員 本問題についてはすでに論議も尽されておることでありますが、先ほど中村委員から、この救済には議員立法によつてでも救済して行かなければならないと言われました。これはちようど私が委員長のときに起つた問題でありまして、私もその責任の一端を負つておるものでありますから、ぜひ解決しなければならない、かように考えております。ただこの場合立法いたしますにも、その補償をいたしますにも、一体防潜網によつていかなる損害をこうむつておるかということを十分きわめなければ、またその補償が過少なるがゆえに漁民を苦しめるということになりますので、各般の事情も十分きわめてみたいというところから、二、三参考人ま……

第15回国会 水産委員会 第6号(1952/12/08、25期、自由党)

○川村(善)委員 本問題は数回議論されまして、もう議論は尽きておるようであります。要は行政協定の第十八条を適用して、日本とアメリカ合衆国との間において補償の按分をするかどうかという問題、それからさらに、もしそれができない場合には、これは国内法でやはりどうしても補償して行かなければならぬと、私はかように考えております。なぜかというと、日本は申すまでもなく軍備を持たないから、自分で自分の国を守るだけの実力がないから、初めて安全保障条約というものを結んだのです。そこでそれに伴つて行政協定を結んだのであるから、漁民だけが犠牲を払うべきではなくて、日本国民全体が日本を守るために必要な安全保障条約であるか……

第15回国会 水産委員会 第7号(1952/12/10、25期、自由党)

○川村(善)委員 水産庁では目下ストを起しまして水産行政を遅滞せしめております。おそらく彼らの行動から見ますると、水産行政を撹乱せしめ、そして彼らの要求を貫徹しようという行為であると考えるのであります。日本の水産は、あの戦争によつて徹頭徹尾たたかれ、疲弊困憊その極に達したのでありますけれども、内外ともに相協力いたしましてどうやら今日まで日本の水産は立ち上りをして参つたのであります。しかし、いまだに他のものとは違いまして漁業者は相当に困つておる。この困つておる者を一日も早く救い上げなければならないという決意のもとに、国会は内外を通じ、あるいは水産行政の完璧を期して、漁民のためにわれわれ水産委員会……

第15回国会 水産委員会 第9号(1952/12/16、25期、自由党)

○川村(善)委員 ただいま委員会に提出せられました中小漁業融資保証法案について一点だけお伺いしておきます。  この内客を見ますと、第二節の会員、すなわち漁業信用基金協会の会員の資格が五つあります。漁業協同組合、漁業生産組合、漁業協同組合連合会、一年を通じて九十日以上漁業を営む個人、次に漁業協同組合以外の一定の制限を受けますところの法人、この五つが会員になる資格になつております。もちろん今度の法案については、漁業に中心を置いて金を貸し付け、それに保証しようという考え方だと思いますが、漁業法と水産業協同組合法を見ますと、漁業法第二条に、「この法律において「漁業」とは、水産動植物の採捕又は養殖の事業……

第15回国会 水産委員会 第10号(1952/12/17、25期、自由党)

○川村(善)委員 漁業法の改正並びに漁業協同組合法の改正によりまして、漁業協同組合が漁業を自営することも許される、もちろん漁業権の獲得も許されておるのであります。そこで、漁業の自営についていささか解釈に苦しむ点がありますので、その点をはつきりいたしておきたい、かように私は考えますので、長官から御答弁を願います。  水産業協同組合法の第二章の漁業協同組合、第十七条漁業の経営というところに、こういう字句が使われております。第十七条「第十九条第一項の規定により組合員に出資させ、且つその営む漁業又はこれに附帯する事業に常時従事する者の三分の二以上が組合員又は組合員と世帯を同じくする者である組合は、第十……

第15回国会 水産委員会 第11号(1952/12/19、25期、自由党)

○川村(善)委員 先ほど水産金融のことで濱田課長から説明があり、議員の方々からいろいろ御意見がありましたが、私ただ一点だけ次長もしくは濱田課長から伺つておかなければならぬことは、水産の今日までの金融は遅んとして振わなかつたのでありまするけれども、本委員会はもちろんのこと、内外ともに協力した結果が、今度の国会では中小漁業者個人までに金融をするという立法措置が講じられましたことは、まことに慶賀にたえないのであります。だが本日ここに全漁連からの陳情と、さらに全漁連がかつて総会が役員会を開いた席上で、いささか自己擁護のためとも考えられるが、既設の金融機関の圧迫であるというような意味のことを新聞に書いて……

第15回国会 水産委員会 第13号(1952/12/22、25期、自由党)

○川村(善)委員 ただいま海峡運賃のことや、鉄道の輸送になるもののうち、鮮魚その他のものは公共性を持つておるのであるというような、いろいろな立場から今質問されておりますけれども、課長の答弁はどうしても私はふに落ちません。と申し上げるのは、先ほどいろいろと運賃の査定についての苦労談の一席は承りまして、苦労されたことは大体了承することができますけれども、その運賃の査定は物の価格に準じておるというようなことを言われておりますが、物の相場、いわゆる価格というものはその時によつて非常な変化がございます。一例を申し上げますと鮮魚のごときは、わずかな時期には相当高価に販売されましても、大漁になりますと、先ほ……

第15回国会 水産委員会 第14号(1952/12/24、25期、自由党)

○川村(善)委員 先ほどから鉄道運賃の値上げについて、各般にわたつて田口君が質問いたしまして、その答弁によつて腹が十分読めたのでありますが、ただ一点だけ申し上げておきたいと思います。先ほど営業局長が、この運賃の大体の案は国鉄の審議会にかけたのだ、審議会のメンバーは各方面から選んでおる、特に運輸関係に属するものであるから、運輸委員長もその審議に参画しておる、国会議員も参画しておる。そういう機関でつくつたのであるから、責任がないというような口ぶりが見えるのであります。しかしいやしくもすべての原案の作成は、その衝に当る当局がつくるのであつて、それをただ諮問する。ところがその諮問機関たるや、国鉄の運賃……

第15回国会 水産委員会 第15号(1952/12/25、25期、自由党)

○川村(善)委員 去る十月二十三日に廣川農林大臣の私邸におきまして、廣川農林大臣と長官と、北洋漁業さけ、ます母船式漁業について、詳細なるお話合いがあつたということを承つておりますが、そのお話の内容をまず少し詳細に本店で御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 御承知の通り、今年は試験操業として三船団五十隻、その他七、八隻参画して北洋漁業のさけ、ます流し網をやつたのでありますが、その成績は決して悪くないというところから、日水、日魯、大洋等すでに本年の母船より大きな母船を使い、しかも独航船等を相当数獲得して出漁の準備を進めておるし、それぞれ出漁もしておると思います。そのほかにも大体五船団の出願が……

第15回国会 水産委員会 第16号(1952/12/27、25期、自由党)

○川村(善)委員 この北洋漁業の問題につきましては、小委員会並びに本委員会等において、数回にわたつてわれわれと水産庁長官初め、水産庁当局といろいろ話し合つて参つたのであります。去る二十五日の本委員会において長官に対して、私はかいつまんで申し上げるならば、大体かような質問をしておるのであります。水産庁で前に発表した独航船が八十五隻、調査船が十五隻、さらに母船については何母船を出すかというようなことがきまつておらぬのであるが、最近聞くところによると、母船は三隻より出さぬということが伝わつて参つたのでありますが、それが事実かどうかということで質問をしておるのであります。それに対しまして長官は、大体そ……

第15回国会 水産委員会 第17号(1953/02/06、25期、自由党)

○川村(善)委員 本日の委員会の議題である、以西機船底びき網漁業及び遠洋かつお、まぐろ漁業の許可等についての漁業法の臨時特例に関する法律案の審査にまだ入つておりません。なおまた本日予算の御説明がありましたけれども、これについてもわれわれは相当質問がございますが、時間も非常になくなつておりますので、この予算に対する質問は次の委員会で十分いたすことにして、先ほど私が読みました以西機船底びき網に関する特例法を取上げるかどうかということをまず委員長にお伺いをいたします。

第15回国会 水産委員会 第18号(1953/02/07、25期、自由党)

○川村(善)委員 昨日予算説明で、長官その他漁政課長からお話があり、赤路君の質問に対して、本年の小型機船底びき網漁業の整理には、乗組員の救済についての問題は明らかにはしておらぬけれども、失業手当とかあるいはその他にかわるべきものを組んであるという説明をしております。そこで、きようの委員会の劈頭においてそれが誤りであるということを釈明的に説明されておりまするが、きようの新聞紙上を見ると、長官がおかわりになつたということになつておりますが、そうすると、長官はもう水産庁を去るのであるから、少しくらいのうそを言つて水産委員会に説明をしてもよろしい、水産行政などは、自分が去るのであるからどうでもいいのだ……

第15回国会 水産委員会 第19号(1953/02/13、25期、自由党)

○川村(善)委員 私は直接予算に関係のある問題は、十数件の質問事項がありますが、一件ずつ逐次御質問を申し上げたいと存じます。  第一に、小型機船底びき網の減船整理の問題でございます。岡井君はなかなか上手に逃げておるが、この問題は当初から私が取上げた問題でありますので、赤路君に了解を求めなければならないような質問もございますが、あわせて水産庁の御意見を承りたいと思います。  そこでこの小型機船底びき網の減船整理は、もう大体皆様おわかりだと思いますけれども、ちようど終戦後食糧が非常に危機になつた場合に、一にも増産、二にも増産ということから、それに便乗したかどうかはわかりませんけれども、密漁船がたく……

第15回国会 水産委員会 第20号(1953/02/17、25期、自由党)

○川村(善)委員 ただいま参考人から、東京湾におけるのり漁業者の非常な不幸、いわゆる不作のために二千五百世帯が窮乏に瀕しておるというお話を承りましたが、私も漁業者の立場から見ましてまことに同情にたえないのでございます。われわれ水産委員会といたしましても、何とか救済の道を講じてやらなければならない、かように考えておるわけでございます。そこで参考人が大体三つの不作の原因をあげておられますが、私は北海道の者でございますが、私の付近にのり漁業者がおりますので、この三つの原因中二つは納得の行く点があるのでございます。そこで気候の変化によるいわゆる潮流の関係で、非常に温度が上昇したということについてでござ……

第15回国会 水産委員会 第24号(1953/03/06、25期、自由党)

○川村(善)委員 ただいまの井手君の発言でございますが、法そのものの表面を検討しますと、何らこれは抵触しておらないものでありますけれども、この特例法の施行後において当然起きて来ると思われる問題でありますので、井手君の発言の通り、これは速記録に載せておくべきである、私もかように考えるのでございます。ただこの水産庁の回答を根幹として、この法律に時間を費すということは、もう会期の終了も間もないことであり、この特例法が通らなければ、何百人という漁業者が非常に窮地に陥るばかりでなく、陰に何方という家族もおることと思いますので、でき得るだけすみやかな機会にこの特例法を通過せしめるよう、委員長においては努力……

第15回国会 水産委員会 第25号(1953/03/10、25期、自由党)

○川村(善)委員 私はただ一点だけお伺いしたいと思います。それは遠洋かつお、まぐろ並びに中型かつお、まぐろ漁業の許可等について将来水産庁はどういうふうな方針をとつて行かれるかということについてであります。申し上げるまでもなく、ただいま議題になつております漁業法の臨時特例に関する法律案の第二条は、以西底びき網漁業及び遠洋かつお、まぐろ漁業の許可並びに起業の許可等の規定でございます。その二にかような字句が使われております。「中型かつお、まぐろ漁業取締規則第二条又は第四条第一項の規定にり総トン数七十トン以上の船舶についての漁業の許可又は起業の認可を昭和二十七年十二月一日において受けていた者で、その許……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 水産委員会 第1号(1953/05/27、26期、自由党)

○川村委員 理事互選に対して動議を提出いたします。理事は前例によりまして、互選の手続を省略し、その数を七人として、委員長において指名せられんことを望みます。

第16回国会 水産委員会 第2号(1953/05/30、26期、自由党)

○川村委員 動議を提出いたします。各小委員会の小委員の員数はいずれも十五名とし、小委員及び小委員長は委員長において指名せられんことを望みます。

第16回国会 水産委員会 第3号(1953/06/20、26期、自由党)

○川村委員 私はやはり駐留軍の射撃場にならんとしつつある大島付近について、伊関局長にお聞きしておきたいと思います。私らは以前から艦砲射撃を大島付近でやるといつたようなことを聞いておりまして、いよいよそのことが具体的に申入れがあつたということで、水産庁並びに関係庁が御調査なすつたようでありますが、去る十四日の新聞に、大島射撃場たな上げ、内灘が片づくまでしばらくという見出しで出ておりますが、はたしてこれが永久にたな上げされるかどうかという問題は、これはこの字句から見まして、内灘が解決つくというと、大島のあの離島を艦砲射撃場にするということが予想されて記事に現われているのであります。そこでまず第一点……

第16回国会 水産委員会 第4号(1953/06/23、26期、自由党)

○川村委員 山中委員が先ほど、国がないと見た場合、それから相手があるからといつて請求した場合の補償の道が開かれないのではないかと條文的に質問をしておりますが、その結論がなく、研究の上いずれ本決定して申すということであります。具体的な事実の問題について実は私も質問しようと思つておつたので、例をあげて申しましよう。北海道で駐留軍が海の演習をした場合、御承知の通り北海道と青森県とは一つの狭い海峡を隔てて漁場が入会をしております。青森県の海岸に北海道の海岸があり、北海道の海岸に青森県の海岸もあるといつたようなぐあいで、行政区域としては北海道で演習したのであるけれども、行政区域外、すなわち青森県から出漁……

第16回国会 水産委員会 第5号(1953/06/26、26期、自由党)

○川村委員 先ほど農林大臣の漁業に対する施政演説をお聞きしたのでありますが、まことにその通りでございます。演説はまことに上手でありますけれども、ただその実行はできておらない、完全実施ということができてないことは、野党の諸君の申しておる通りであります。しかしながら、なかなか完全実施ができないということは、予算措置やその他いろいろな事情がございますので、一挙には解決がつかないことでございますから、これから新大臣において着々その実施に邁進あらんことを希望しておく次第であります。  ところで今日本で国民生活上一番不自由をしておるのは食糧である、農林省は申し上げるまでもなく食糧を増産する所管省でございま……

第16回国会 水産委員会 第7号(1953/06/29、26期、自由党)

○川村委員 私はこの際、水産貿易に関しまして動議を提出いたしましたいと思います。  すなわち水産貿易は非常に不振でありますので、これを救済しない限りは、日本の魚価を維持することもできませんし、さらに漁業の安定もできませんので、今期国会中にぜひとも本水産委員会におきまして、水産物輸出振興促進法を立法いたしまして、先ほど申し上げました魚価維持、漁業経営の安定、さらに外貨獲得に資したい、かように考える次第であります。御承知の通り、日本の漁業は戦争によつて大きく災いをされまして、戦前の四分の一以下に減退いたしたのでございまするが、終戦後今日まで漁民のたゆまざる努力と、官民一致の協力によりまして、どうや……

第16回国会 水産委員会 第10号(1953/07/07、26期、自由党)

○川村委員 本日議題になつております漁船損害補償法の問題でございますが、この補償法は、第十三回国会を通過いたしまして、爾来水産庁の努力によりまして、一部の漁船とはいいながら、満期保険まで持つて行かれたというこことについて、われわれは水産庁に感謝するものでございます。私の質問は、松田君の質問されましたのと大体同様でございますが、ただ長官の御答弁の中にはつきり言えなかつた点がありましたので、これについて私さらに質問をいたしたいと思うのであります。  長官は、松田君の漁船保険の対象になる船のトン数を引上げる意思がないかという質問について、その意思はある、しかし現段階においては容易でない。二十トン以上……

第16回国会 水産委員会 第12号(1953/07/16、26期、自由党)

○川村委員 ただいま鳩山自由党の松田委員から、おおむね二点にわたつての議論があつたのでございます。その前段につきましては、申すまでもなくこの通り出席率が悪いのでございますから、これは私から松田君に陳謝をしなければならぬのであります。私第一国会から出ておりますけれども、わが水産委員会では、議論がわかれましても、最後の結論は、共産党ですら一本になつた時代がございます。与党野党を問わず、日本の水産のため、日本漁民のためならば、われわれは政党政派を超越してこれに進もうではないかという気分で、そのように運んで参つたのであります。従いましてかりに、委員会は委員の半数以上の出席がなければ開会をし得ないといた……

第16回国会 水産委員会 第13号(1953/07/20、26期、自由党)

○川村委員 調達庁長官にお伺いいたし、また御相談申し上げたいと思います。ただいま審議中の法案の第一条第一項中に「従来適法に農業、林業、漁業又は政令で定めるその他の事業を営んでいた者がその事業の経営上損失をこうむつたときは、国がその損失を補償する。」第一号には「防潜網その他の水中工作物の設置又は維持」第二号に「防風施設又は防砂施設の除去又は損壊」第三号は「その他政令で定める行為」こうなつておりますが、この政令で定める行為につきまして、各省の関係から相当の議論がありまして、この法案に全部織り込んだらどうか。つまり政令で定めるとこれまでの法律がいつたもので、満足に、いわゆる納得の行くような政令が出た……

第16回国会 水産委員会 第14号(1953/07/21、26期、自由党)

○川村委員 先ほど来の松田委員の御発言は、漁業にとつて、日本経済のためにもまことに重要な役割をなす法律の改正であるから、慎重審議をして、どこまでもあやまちのないようにするという御意見については、私も了承できるのでございます。ただ問題は、ただいま提案になつて、会期はあと大体十日よりありません。そこで十日の間にこれを通すことは、相当に困難の伴うこともわれわれは予想しなければならぬし、また当然そのことに対処しなければならぬと思います。そこで今予算が参議院にまわされて、今月一ぱいのうちにどうしても通さなければならないということで、総理大臣初め各閣僚は全力を傾注すると思われるのであります。こういうふうな……

第16回国会 水産委員会 第19号(1953/07/28、26期、自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 夏堀君にお願いします。外務当局に小高君並びに赤路君が質問があるそうでありますが、下田条約局長は外務委員会にぜひ出席するようにということでありますので、先に約十分ばかりの間、小高及び赤路君に対して質問をさせ、その後水産貿易に関する質問を夏堀君に継続さしたいと思います。御了承願います。小高君。

第16回国会 水産委員会 第20号(1953/07/29、26期、自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 小高熹郎君。
【次の発言】 夏堀源三郎君。
【次の発言】 夏堀君にお願いいたします。あと農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案起草に関する件、水産貿易に関する件等の問題がありますので、時間の関係もありますから、その旨お含みの上よろしくお願いいたします。
【次の発言】 次に前会に引続き農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案起草に関する件について議事を進めます。本件について赤路友藏君より発言を求められております。この際これを許します。赤路友藏君。
【次の発言】 松田鐵藏君。
【次の発言】 皆様にお諮り申し上げます。実は夏堀君の御発言のような事情から、委員長は今自由党の機関、に……

第16回国会 水産委員会 第23号(1953/08/04、26期、自由党)

○川村委員 先般加工水産物の輸出振興に関する法律案について、加藤勘十君その他から大体の御説明があり、並びに質問をしてその要旨は承つたのでありますけれども、私、趣旨といたしますれば、やはり日本の水産資源を高度のものに加工して、これを輸出するということについては、私らは賛成するものでございます。たとえて申しますれば、まぐろのカン詰ばかりでなく、いわゆる魚油にいたしましても肝油に匹敵するような油にし、しかもこれをビタミン油に精製いたしまして輸出をして外貨獲得をするにと同時に、日本の漁業者の生活の安定になるような、いわゆる経済面に寄与するというようなことは、これはわれわれとして十分考えなければなりませ……

第16回国会 水産委員会 第25号(1953/08/10、26期、自由党)

○川村委員 公海漁業と国際外交との問題、これは切り離して考えるべき問題ではないと存ずるのであります。われわれといたしましては、外務大臣に本委員会に出席を求めてぜひとも徹頭徹尾質疑応答をしたいという考えで今日まで参つたのでありますが、遺憾ながら外務大臣の出席を求めることができませんでしたが、幸い政務次官がおいでになりましたので、一点だけお願いしたいと思つております。  公海漁業の重要な役割をなしております資源のあるところは南方と北方でございます。その北方の地域にありまする、今まで非常な問題を起しておりました色丹、歯舞あるいは千島列島周辺の問題でございますが、色丹や歯舞は日本の領土であるということ……

第16回国会 懲罰委員会 第2号(1953/08/05、26期、自由党)

○川村委員 物事はすべてが動機があるのでございまして、今度の動機というものは、いわゆる予算委員長をつるし上げて軟禁したということにあり、さらに私が、北海道代議士会において、篠田君にその実情をお話した、これが動機になつておるようでございます。しかし、篠田君もこのことについて触れておりますし、さらに河野君が、一方的に川村の言葉を信じてやつた行為たといつたようなことを言つておりますので、私はその事の真相を明らかにしたいと思つております。  私、ちようど水産委員会を終りまして、予算委員会に何かしら紛擾があるというようなことを聞きましたので、そのうしろにいてつぶさに見ておつたのでございます。そして尾崎委……

第17回国会 水産委員会 第2号(1953/11/03、26期、自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 暫時休憩いたします。     午後二時五十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。鈴木善幸君。
【次の発言】 この際お諮りいたします。ただいまの鈴木君の動議の通り、漁業制度に関する小委員会並びに水産金融に関する小委員会の二つを設置するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決定いたします。  なおただいま該置するように決しました二つの小委員会の小委員及び小委員長の選任にそきましては、委員長に御一任を願いたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは各小委員及び小委員長は後日公報をもつてお知……

第17回国会 水産委員会 第3号(1953/11/04、26期、自由党)

○川村委員 先ほど山中不動産部長から、駐留軍の行為によつて特別損害を受けた場合に、これを補償しなければならぬということで、これによる政令を出さなければならぬ、この案ができたということでありますが、このうち水産関係で、魚つき林並びに増殖施設は大体入れるようだ。ただ魚礁については増殖施設になるものかどうかという法的ないろいろな研究もあつて、目下研究中だということでありますが、私は魚礁は増殖施設だ、かように解釈しております。と申すのは、これまでこんぶ礁にいたしましても魚礁にいたしましても、増殖施設補助として予算措置が講ぜられておる。当然私は増殖設備に入るものと解釈しております。  そこでもう一点だけ……

第18回国会 水産委員会 第2号(1953/12/07、26期、自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 ただいまより開議を開きます。  田口委員長が事故がございましたので、私かわつて委員長の代理をいたします。  公海漁業に関する件について調査を進めます。この際北洋漁業に関し、松田委員より発言を求められておりますのでこれを許します。松田鐵藏君。
【次の発言】 永野生産部長に一、二点簡単にお伺いいたしておきます。中型底びきの整理転換ということについては、すでに政府がそれを発案し、われわれも立法もし、予算措置も講じて、五箇年間に整理をしなけはばならぬということについてわれわれは反対するものではありません。むしろわれわれは賛成するものであります。ただ北洋漁業の明年度の出漁とその底びき網……

第19回国会 水産委員会 第6号(1954/01/13、26期、自由党)

○川村委員 ただいま水産庁長官から昭和二十九年度の水産関係の予算の概要についてお話があつたのでございますが、もちろんわれわれもこれまでいろいろ水産庁とも折衝しておりますので、大体その内容はわかつておりますが、われわれといたしましては、もちろん公共事業費等の問題については、昭和二十八年度着工の漁港の予算を削減するとか、あるいはそれ以前のものでも経済効果の上らないものは、もう予算の考慮に入れないとか、あるいはその他いろいろの施設についても、新規のものは認めないといつたようなことが、今長官からお話がありましたが、この点についてはわれわれは何としても政府の今考えておることとは一致しておりませんので、承……

第19回国会 水産委員会 第7号(1954/01/29、26期、自由党)

○川村委員 北洋のさけ、ます漁業は、過去二年間の試験創業によつて相当に成積が上りましたので、今年は大幅に独航船もふやし、さらに母船もふやして出漁させるということになつたことは、ひとり漁民の喜びばかりでなく、国家のためにも私は喜びにたえないと思うものでございます。二十九年度の出漁に対しましては、当初水産庁は百六十隻の独航船の発表をいたしまして、それぞれ検査を施行して適格船をきめたようでありますが、母船数については、昭和二十九年度北洋母船式鮭鱒漁業許可方針によつて今きめようとしておるのでございますけれども、まず根本問題として、母船を何隻ほんとうに出す腹であるか。つまり私の聞かんとするところは、この……

第19回国会 水産委員会 第9号(1954/02/06、26期、自由党)

○川村委員 ただいまの中村君の発言は、相当地方の漁業者には重大な問題であります。でき得ればわれわれも現地調査をしてその結論を出して、それぞれ手配した方がいいじやないかと考えますけれども、これまでの前例から行きますと、調査の場合は、いわゆる国会の承認を受けなければならぬということから、議運にかけていわゆる議長の承認を得なければならぬということになつておりまして、相当大きな被害に対しても、開会中には委員会の調査のための派遣を許さないという建前をとつておつて、万やむを得ないものだけ調査に派遣するということになつているので、水産委員会から、かつて北陸や北海道十勝沖の地震、それから九州の災害の実地調査等……

第19回国会 水産委員会 第10号(1954/02/09、26期、自由党)

○川村委員 浦安町を中心とした千葉県全体、東京湾全体が、ひとでの被害で貝類の養殖に甚大な損害を受けており、関係漁民は非常に困つておるので、今までは自分たちの力で闘つてとつて来たけれども、なかなか容易でないから国で補助してくれというような陳情でありまして、先ほど遠藤君が言われたように、早急に絶滅を期すという方法で対策を立てて行かなければならぬということには、私も同感の意見を持つております。ただ今ひとでをとつて山に積んで投げておるといつたようなことを承つたのですが、ひとではかつて相当の肥料として農家に非常に賞讃されたということを私は知つております。現に私は噴火湾の近くでありますが、噴火湾でもやはり……

第19回国会 水産委員会 第12号(1954/02/23、26期、自由党)

○川村委員 特定海域における漁船の被害に伴う資金の融通に関する特別措置法案について、漁業制度に関する小委員会の審査の経過について、簡単に御報告申し上げます。  本案は、去る二月十三日の委員会において、当小委員会の審査に付することに決定いたしましたので、小委員会といたしましては、二月十七日及び本日会議を開き、熱心に審査をいたした次第であります。  次に審査のおもなる内容について申し上げます。  第一点は、昨年十二月十八日の委員会において、農林大臣から説明された閣議決定案は、当時資料がなかつたため、委員の受取り方が多少違つていたのであります。すなわち操業不能漁船に対する漁業転換のための改造資金の融……

第19回国会 水産委員会 第13号(1954/02/27、26期、自由党)

○川村委員 最近漏れ承りますと、電力会社が電力料金の値上げをするということで政府に要望しておる。これに対して各産業界やあるいは全国の婦人団体等は非常な反対をしておる。もちろんわれわれも反対ではありまするけれども、実際に電力料金の値上げをすることになつておるかどうかということでございます。先般愛知通産大臣に委員長と二人で会いました時分には、今のところでは電力料金の値上げをしないが、しかし電力会社がいろいろ工作をしておるから、電力料金を値上げをしないということは断言できないが、自分とすれば今のところ値上げをする意思はないということを答えられたのでありまするが、大臣の言う通りであるか、あるいは通産省……

第19回国会 水産委員会 第14号(1954/03/02、26期、自由党)

○川村委員 先般の委員会において電力料金値上げの問題で質問いたしたのでございますが、当時通産省の最高責任者の方がおいでになつておらないので、この次の委員会に質問するということで打切つたのでありますが、巷間伝うるところによりますと、電力会社から電力値上げの要求があるということで、通産省ではそれぞれその値上げになる場合の立案をしておるということを承つたのでございますが、先般の委員会で事務当局から、普通の場合の電力料金は、高いところも低いところもあるだろうけれども、平均して一・四、五割、それから水産関係では七割もあり二十割もあるということでございますが、これらも平均して四・五割の値上げをするという話……

第19回国会 水産委員会 第20号(1954/03/26、26期、自由党)

○川村委員 私は委員長に申し上げて皆さんにお諮りを願いたい。御承知の通り、かねて補助金等臨時特例に関する法律案が特別委員会を設置しまして、これが審議されているのでございます。一昨日大体本法案は質疑を終了いたしまして、本日理事会にかけて、明日本会議に上程しようという案を出すような含みになつております。そこで水産関係にいたしますれば、もう私説明するまでもなく、漁業法中の海区漁業調整委員会の費用の一部の削減、それから水産資源保護法中の指定保護海区の補助金の一部の削減、さらに漁船損害補償法中の二十トン以上百トンまでの保険料の国家補助の全面的削除、この三つが取上げられておるのでございます。今日までの各委……

第19回国会 水産委員会 第24号(1954/04/26、26期、自由党)

○川村委員 後藤さんにお願いしたいのでありますが、御承知の通り、日本の漁業は沿岸漁業がほとんどその七割を占めておる。これを育成強化しなければ日本の漁民の死活問題になるばかりでなく、漁村の経済が枯渇するということから、中小漁業の融資保証法を制定して、漁民に自主権を与えて堂々と漁業をさせようというのがそのねらいであつたのであります。そこで先ほど松田君の質問に対する後藤さんのお答えを聞いていますと、ウエートの上のものは全部やつておるんだ。で結局あなたの言葉から考えますと、漁業のウエートが非常に下つておるという解釈にもなるわけであります。これはところによつてはそうかもしれませんけれども、とにかく漁村に……

第19回国会 水産委員会 第30号(1954/05/22、26期、自由党)

○川村委員 今度の北海道における漁業災害ばかりではなくて、全体の災害でありますが、この災害はまことに甚大であつて、特に漁業関係の災害はかつて見ざる大きな災害で、しかも漁業者の関係だけでも四百十一名という多数の罹災者を出しておるということでありまして、罹災者各位にはまことに気の毒だという意思を表示するとともに、このたびの大災害について、いろいろ捜査その他救助に御協力くださいました第一管区海上保安本部その他警備隊の方々や、さらにまた駐留軍の方方、その他現地の当局並びにそれら関係の方々の御努力に対しましては、深甚の感謝をするものであります。またさらに本委員会の委員で北海道に関係のない委員からというこ……

第19回国会 水産委員会 第31号(1954/05/24、26期、自由党)

○川村委員 北海道の今次の災害というものは、立ち直る機会を与えない間にまたまたこんなことになつたのだ。漁業というものは他の産業と非常に違うのだから、何とか国の力を貸して、大いに復興させてくれということでございますけれども、政府側は、それには大分同情はするけれども、農業その他の災害もあるので、それとにらみ合せて、水産だけを有利にするようなことはできないという腹構えで大体御答弁をなしておるような感じがいたします。要は災害を復興させて早く立ち上らせ、漁業にいそしましめて、お世話になつたお金を国にも迷惑をかけないように、また金融機関にも迷惑をかけないようにするのが一番いいのだ。こういう点から考えますと……

第19回国会 水産委員会 第34号(1954/05/29、26期、自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 これより会議を開きます。  ただいまより請願及び陳情書の審査を行います。  本日の請願及び陳情書日程全部を一括議題といたします。  ただいままでに当委員会に付託されました請願は全部で五十四件、送付されました陳情書は八十一件でありますが、その側々の内容につきましては文書表においてすでに御承知のことでありますし、なお開会前の懇談会において各請願の取扱いについて意見の一致を見ておりますので、この際紹介議員の説明及び政府当局よりの意見の聴取等はすべて省略し、ただちにその可否を決定したいと存じますが、そのように取扱うに御異議ありませんか。

第19回国会 水産委員会 第38号(1954/10/07、26期、自由党)

○川村委員 各委員から熱烈な質問があつて、それに各関係官の方々から誠意ある御答弁がありまして、すべてが了承できたのでございます。ただ一点党ほど小高君から御指摘がありましたように、上の方が非常に急速にやるという誠意を持つておりましても、窓口はなかなかそう参りません。私も現地におりまして、系統機関はすべからく早急につなぎ資金に準ずる資金を出すべきであるという折衝をしたのでございます。もちろん下部のさらに下部でございますので、上の方からおさしずがなければ、当然そういう措置がとられないことは重々われわれもわかつておりますが、大体総合して各関係機関の末端の考え方を申し上げますと、われわれにはこういうケー……

第19回国会 水産委員会 第39号(1954/10/12、26期、自由党)

○川村委員 関連。ただいま赤路委員から岩内の例を取上げて申しましたし、かつ松田君からるる山本政務次官に質問し、懇切なる御答弁を伺いましたが、大体大蔵省の腹はわかつておるのでございます。そこで、今赤路君の言われたように、特に岩内町のごときは、金融ベースに乗るといつても相当めんどうなことになつておりますし、さりとて漁期を前に控えておるところから、これを救わなければ、岩内の漁民が死ぬばかりでなく、岩内町全体の経済が行き詰まつてしまつて、岩内町そのものが倒れてしまうという段階に来ておるのでありますから、ぜひともこれは赤路君の言われるような方法をとつてもらわなければならない、かように考えます。  ところ……

第19回国会 水産委員会 第40号(1954/10/14、26期、自由党)

○川村委員 先ほどの水産庁の関係の予算説明につきまして、最後に一点お伺いいたしたいと存じます。  まず第四番目の小型機船底びき網の減船整理の予算についてでございますが、備考欄に、昭和二十六年度より五箇年計画による最終年度分とこう明記してあります。そこで、われわれは当初法律を制定して小型底びき網の整理を断行するということで、大体二万五千隻のものを三分の一程度は整理するという案で進んだのであります。従つて来年が最終年度だとするならば、最終年度までに何隻くらいの減船ができたか、また転換ができたか、さらにまた、これ以上整理をしなくてもこの小型底びき網が十分経営が成り立つて行くかどうかという点、それから……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第6号(1954/03/15、26期、自由党)

○川村委員 補助金等可の臨時特例等に関する法律案についての各委員の御質問に対する政府当局のお答えは、いずれも、今年は日本の財政が非常に苦しくなつておるので財政の一端をどうしても詰めなければならぬ、そのためには補助金を制約しなければならぬといつたような意味のことを申されておるのでありますが、こういう財政危機に入つたときこそ大いに増産もし、しかして海外貿易の振興等もはかつて日本の財政をゆたかにするということでなければならぬのにかかわらず、政府がわずかの補助金等を規制して、これを地方に持たせるといつたようなことはむしろ逆ではないかと思う。先ほど各委員からもお話があつたように、こういう場合こそ大いに補……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第8号(1954/03/19、26期、自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 了承いたしました。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第10号(1954/03/23、26期、自由党)【議会役職】

○川村委員長代理 井手君の発言に関しまして、林法制局次長から発言を求められております。
【次の発言】 午前中はこの程度にとどめ、午後は二時より再開いたします。  暫時休憩をいたします。    午後零時四十九分休憩

第21回国会 水産委員会 第2号(1954/12/16、26期、自由党)

○川村委員 私は、海上保安庁並びに大蔵省に対しまして、灯台の施設及び巡視船及び救助船の建造等に関しまして質問をいたしたいと存ずるのであります。  海上保安庁が、これまで灯台の設置やあるいは巡視船、救助船が非常に不足しておるにもかかわりませず、最大の努力を払われまして、船舶の航行はもちろんでありますが、漁船の航行は遭難等の救助に大きな功績を残されまして、わが水産界に貢献をしてくださつたことに対しまして心から、感謝の意を表するのであります。まだ大蔵省の出席がございませんので、まず海上保安庁に対しまして、灯台の設置につきまして御質問を申し上げたいと思うのであります。  灯台設置の目的は、おそらく貨客……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 農林水産委員会 第2号(1955/03/28、27期、自由党)

○川村(善)委員 大体暫定予算の問題については、説明書を見ますとわかりますが、きょうは、それ以外のことが質問できないかどうか……。
【次の発言】 関連して質問ができるということでございますか。
【次の発言】 よろしゅうございます。
【次の発言】 河野農相はごあいさつの中にも、また足立君の御質問に対しても、自分の農業政策その他についてはずいぶん誤解を受けている点があるから、この誤解を何とか解くようにしてくれ云々のお話がありましたが、ひとり農林行政ばかりでなく、水産行政に対しましてもそうしたような誤解か真実か、非常な不評を買っておることは事実でございます。これは御承知でもございましょうが、一月二十……

第22回国会 農林水産委員会 第23号(1955/06/09、27期、自由党)

○川村(善)委員 先ほどから聞いておりますと、林防衛局長の答弁に、私はまことに不満足であります。木更津のノリの被害は、各委員からいろいろお話があったので、それに対して答弁がありましたが、その答弁の中で、防衛艦の方からの報告は、多分あなたの部下からの報告だろうと思うが、廃油もビルジも全然出しておらないという報告があった、こういうことをあなたは真実に受け取りますか。あなたは船に乗ったことがあるかどうかしりませんけれども、私は長い間船に乗っておりまして――防衛艦には乗ったことはございませんけれども、船はいやしくも運転しておる以上はビルジは常に出ておるのであります。あなたの防衛艦は運転していないときは……

第22回国会 農林水産委員会 第39号(1955/07/13、27期、自由党)

○川村(善)委員 農薬によって水産の魚介類が被害を受けたということは私初めて承わったのであります。それに対しての対策等については農林大臣から御答弁がございましたから、私はそれを重ねて追及いたしません。ただ農薬の問題だけでなく、水産資源に対する被害というものは、やはり鉱工業による被害が相当ありますので、ただ農林省内の対策だけでは満足はできません。私たちはさきに水産資源保護法を制定いたしまして、農林大臣の許可を得なければいわゆる鉱毒を流す鉱工業の作業場が設置できないということで立法したのでございます。ところが参議院に行ってそれが通産委員会から排撃を受けまして、完全に削除されたのであります。従ってひ……

第22回国会 農林水産委員会 第43号(1955/07/18、27期、自由党)

○川村(善)委員 ただいま伊東団長から北海道の災害につきましてるる御報告があり、さらに対策についての御意見が発表されたのであります。私はお伺いする前に、本農林水産委員会から北海道の災害調査のために、この炎暑にもかかわりませず、わざわざおいで下さいまして詳細御調査下され、本日御報告下さいましたことにつきまして、北海道出身の議員としまして心から感謝の意を表する次第でございます。  ただいまの御報告によりますと、その被害は甚大であることは、もうすでに皆様御承知のことであります。この災害の復旧、さらに再生産の面でいろいろ御意見がありましたが、この際一点だけ大久保開発庁長官にお伺いしたいことは、御承知の……

第22回国会 農林水産委員会 第46号(1955/07/21、27期、自由党)

○川村(善)委員 昨日内閣から本委員会に漁港法の第十七条第二項に基いて整備計画の国会の承認の件が提出いたされております。そこで私若干政府に対して質問をいたしてみたいと思うのであります。  御承知の通り、漁港は、戦時中にその所管は運輸省にあったのであります。従って運輸省は小漁港等については一切予算等をつけることなしに放置いたされまして、まことに不幸を見ておったのであります。さらにまた昭和二十一年には、何ごとも占領政策でやらねばならない立場に置かれておった日本の関係で、漁港の問題等につきましてはまことに無関心であったということが長く続いたのであります。しかし幸いに昭和二十五年の五月に漁港法が制定さ……

第23回国会 農林水産委員会 第1号(1955/11/30、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 私は二点だけお伺いいたしたいと思います。その一点は資材対策の第二のところに農薬の需給安定をはかるために全購連等による保管事業を引き続き実施するほかに購入飼料対策として食管特別会計による操作数量の拡大及び売り渡し価格の適正化をはかるということがうたわれております。この購入飼料という問題でありますが、おそらくただいま考えておりますことは、牧草とかあるいは農産物による飼料といったようなことでございましょうが、もう一つ忘れてならないのは窒素飼料でございます。第一に漁業者は魚のかすと言っておりますが、その飼料であります。今まで飼料会社等がこれを買って混合飼料を作って、これを売っておると……

第23回国会 農林水産委員会 第2号(1955/12/01、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 私は水産庁長官の御説明の中に疑義の点がありますから、大体五、六点についてお伺いいたしたいと存じます。  まず第一点の大臣の腹がまだきまっておらないという点でありますが、もちろんそうだとも思いますけれども、われわれの観察からいくと、大臣の腹はきまっておるというふうに考えておるのであります。しかし本年の北洋の出漁の際に、私の質問に対しては大臣がこう答えております。多分三月二十八日と思いますが、昨年度は、すなわち二十九年度は七船団であったものを十四船団に増加した。一体その理由はどこにあるか。それからさらにそれは一体大臣の政治的な含みで大幅な拡大をしたのかどうかという質問に対しては、……

第23回国会 農林水産委員会 第10号(1955/12/14、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 ただいま松田委員の質問に長官がお答え願ったので、われわれはだいぶ安心して了承するのでございますけれども、ただ一点だけ関連的に質問を申し上げたいと思う。もちろん西カムの方に相当の転換が――四十七度以南といいますか、漁場は広くなったというようなゆとりができたという感じがしますけれども、サケ、マスは大体四十八度以北五十度くらいまでというのが一番厚く、ことにマスが厚くなるところでございます。これらにゆとりを持っておるというのですからぜひその実現をさせたいと思います。そこで問題は、三十トン以上五十トンの船が大体繰り上げられることになっておりますが、聞くところによりますと、同じ繰り上げに……

第24回国会 外務委員会 第30号(1956/04/09、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 私は参考人の藤田さん並びに高野さんに二、三お伺いいたしたいと思います。  両参考人は、日本は決して乱獲をしておるのではないということを、ある程度まで数字をあげてお話しされております。私も同感でございます。そこで、大体昨年母船式でとったサケ、マスは六千万尾から七千万尾と私は考えております。それから沿岸鮭鱒、さらに四十八度線以南の流し網漁業、さらに北海道の定置漁業等を合せましても、おそらく一億一千万尾か二千万尾でなかろうか、かように推定をしております。数字は取り上げる人によって若干は違っておりますけれども、せいぜい多く見ても一億二千万尾くらいのものじゃなかろうか。そうしますと、昭……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第22号(1956/05/23、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 ちょっと質問になりますが、北海道開発庁設置法案提出に対する理由を述べられ、かつ昨日総体的な質問が行われたのでございます。そこで大臣に一点だけお伺いしておきますが、大臣は野党の諸君の質問に対して、法案はりっぱなものであるけれども、内容については私はまだ不満足だ、しかしながら、現在よりは一歩前進をしておるから、私はこれを国会に提出をして御審議を願っておるのだ、それだからぜひともこれを通してくれ、といったような御意見もございました。そこで大臣の発言の中に、重要な問題が二つほど私は考えられるのであります。大臣が不満足だということは、これはどうしても実施官庁にして、いわゆる計画から実施……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第24号(1956/09/22、27期、自由民主党)【議会役職】

○川村(善)委員長代理 これより会議を開きます。  廣川委員長は病気のため本日出席されませんので、私が委員長の職務をとり行います。さよう御了承願います。  それでは、国土総合開発に関する件について議事を進めます。説明員といたしまして、農林経済局長渡部伍良君、農政課長保坂信男君、作物統計課事務官落合豊二君、農産課長岩永達夫君の四名が出席されております。発言の通告がありますので、この際順次これを許します。永井勝次郎君。
【次の発言】 本名君から、永井君の質問に対して関連質問をしたいという申し出がございますから、これを許します。その後一括して渡部局長の御答弁を願います。

第24回国会 農林水産委員会 第21号(1956/03/20、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 関連して。ただいま福井君の水産庁次長に対する質問のお答えはまことに不可解でございます。と申すのは、三年前から予算をとって調査しておるが、まだその調査が完全にできておらない、かように私は考えますが、三年も調査してもまだその結論を得ないといったような答弁は、水産庁としてはまことに遺憾な答弁ではなかろうか。少くもこのくらい大きな問題として取り上げたのは、本委員会でやる問題としてほとんどこの国会始まってからないと思っております。しかるにまだ調査ができておらないから、補償の措置等はとる段階でないといったような腹において答弁されておるようであります。この問題については、すみやかにほんとう……

第24回国会 農林水産委員会 第28号(1956/04/04、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 関連して。先ほど日野委員からの、サケ、マスの延べなわの許可をめぐる準備船の損害についての質問に対して、塩見長官から答弁があったのでございますが、準備船というのは文字通り準備船でありますが、準備船の中にもいろいろなケースがあるのじゃなかろうか、かように私は考えるのであります。たとえて言えば、今まで実際にやっておって準備をした者もありましょうし、それから流し網の権利等を売って船を持っておる、あるいは流し網も持っておるというような漁業者で、おそらく準備をしておる者も相当あるのではなかろうか、かように考えております。ところが準備船に対してはできるだけ実質的損害のないように、何とか考え……

第24回国会 農林水産委員会 第59号(1956/10/29、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 ただいま各委員からの質問を聞いていきますと、大体二つにしぼられたようであります。その一つは二万八千円で農民が約六カ月の間暮せるかどうか、これに対しては、大村主計官はまだ計算中で、その結論は出てないようでありますし、もう一つは三億五千万が民間の事業から収入を得させる、こうなっておりますが、この民間の事業が新しく救農土木的な事業として現われれば別問題でありますが、おそらくこの事業はやはり木材の搬出とか伐採とかあるいは鉄道の除雪とか、こういう問題だろうと思います。ところがこの問題は、冷害がなくてもやっておる。従って冬季間のいわゆる漁のないときは漁民も参画して行っております。農民から……

第25回国会 国土総合開発特別委員会 第1号(1956/11/12、27期、自由民主党)

○川村委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されるまで、規則第百一条第四項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま松田鐵藏君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、廣川弘禪君が委員長に御当選になりました。(拍手)  本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十七分散会

第25回国会 国土総合開発特別委員会 第3号(1956/11/20、27期、自由民主党)

○川村委員 最近承わりましと、国鉄では運賃の値上げをする、また青函連絡船の運賃を改訂するとか、長距離の運賃を改訂するとかいうことでありますけれども、大体資料を見ますと、総合的には、相当高くなるということになっております。従って、北海道の開発は運賃が相当過重となりますので、この次の委員会でもよろしゅうございますし、適当な時期に運輸省、国鉄の関係者を呼んで聞きただしたいと思います。その手続をせられんことを委員長に要望いたします。

第25回国会 国土総合開発特別委員会 第7号(1956/12/04、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 ただいま日本銀行仙台支店長から、質の問題、要は金利が問題なんだ。そこでこの問題は、ひとり東北ばかりでなく、各地方というか、全国的といっていいほど、話題になっておるのであります。ほんとうに開発するというためには、やはり政府資金で、しかも金利が安く、長期でなければならぬということになるのですが、一体金利という点で、どのくらいの金利であれば、東北の開発のためになる。いわゆる金利が安いほどいいのでございますけれども、なかなかそうも安くするわけには参らないと思いますが、最高どのくらいの金利であったらよろしいと思いますか、これだけを御質問いたします。

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第3号(1957/03/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○川村国務大臣 私は今回北海道開発庁長官の重責をになうことになりましたが、日もまだ浅く、十分な知識もなく、ただ誠心誠意、北海道開発について善処いたしたいと念願いたしておるものであります。どうかよろしく御指導、御援助を賜わりまするよう、心からお願い申し上ぐるものであります。  今国会においては、さきに継続審議になっておりまする北海道開発庁設置法案及び同法施行法案のほかに、新たに北海道開発公庫法の一部を改正する法案を提出いたしましたので、いずれ提案の理由を申し上ぐる機会もあろうかと存じまするが、これらの法案につきまして、この委員会において御審議をいただくことになると存じまするから、その際はよろしく……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第10号(1957/04/04、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 私は、直接には運輸大臣の所管の問題でありますが、運輸大臣のお答えによっては、建設省の関係になり、また工事の方面では開発庁の関係にもなると思いますので、一点だけお伺いいたします。  東北並びに北海道の開発には、電源の開発も重要であり、道路の開発も重要であり、あるいは鉄道の開発も重要だ。いずれも、この重要問題について各大臣に質問をされておるのであります。鉄道の必要なことについては、午前中も社会党の先生方から質問があったのでございますが、きょうの新聞を見ますると、運輸審議会でございますか、その機関が、新線を十線と一級線を十三線指定して、それを内閣に建議をしているということを聞いてお……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第11号(1957/04/05、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 私は自由民主党を代表いたしまして、北海道開発公庫法の一部を改正する法律案について、賛成の討論を行うものであります。  御承知のように北海道の総合開発は、国策として強く推進されまして、昭和二十七年から昭和三十一年まで、第一次計画として今日まで実施に当って参ったのであります。この過去の経緯を考えましたとき、北海道の総合開発は、予算をもってのみ開発しようといたしましても、とうてい不可能だということもわかったのであります。そこで、昨年政府資金をもって金融をいたしまして、第二次、第三次産業の振興をはかった。人口の分布の問題は、もちろん日本の経済にも大きく貢献する、北海道民の幸福をもたら……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第12号(1957/04/10、27期、自由民主党)【議会役職】

○川村(善)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長所用のため、私が委員長の職務を行いますので、御了承を願います  国土調査法の一部を改正する法律中を議題とし、質疑に入ります。竹谷源太郎君。
【次の発言】 北山愛郎君。
【次の発言】 次会は、明後十二日午前十時より開会することとし、本日はこの程度で散会いたします。     午後三時四十五分散会

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第15号(1957/04/17、27期、自由民主党)【議会役職】

○川村(善)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長所用のため、私が委員長の職務を行います。  これより東北開発促進法及び東北興業株式会社法の一部を改正する法律案を一括議題とし、質疑を継続いたします。
【次の発言】 三浦君。
【次の発言】 次会は明十八日午前十時より委員会、午後一時より理事会を開くこととし、本日はこの程度で散会いたします。    午後五時三十分散会

第26回国会 農林水産委員会 第5号(1957/03/05、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 私は井出農林大臣に対して、主として水産に関する問題を御質問いたしたいと存ずるのであります。私の質問せんとする水産問題については、赤路委員から質問をされております。しかし赤路委員は与党になったのかどうかわかりませんが、与党的な御質問をされて、それに対してお答えをされておるのでございまするけれども、私はどうも井出農林大臣の答弁にまだ納得のいかない点もございますので、重ねて御質問をいたしますから、御了承を願って、しかるべき御答弁をお願いいたしたいと思うのであります。  第一にお伺いいたしたいのは、漁業共済保険制度の確立についてでございます。この問題については漁民も多年要望して参りま……

第26回国会 農林水産委員会 第9号(1957/03/12、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 ただいまの川俣君の御質問は、私も触れてみたいと思っておった問題でございますが、あまり限定するために細分化すると、かえってこんがらかるということははっきりしております。そこで漁船の場合でも施設の場合でも、五〇%以上となりますと、場合によっては新しく建造した方が安い場合もある。こうしたようなことはその他の施設にもいろいろ起きて参りますので、これは局長の方で相当検討をしてみる必要があるということは川俣君と同様な意見であります。  そこで私お伺いいたしたいことは、今度の法律改正で今まで明瞭にならなかったことも明瞭にしたい、はっきり申し上げますと、第二条にある問題になっておりまするとこ……

第26回国会 農林水産委員会 第11号(1957/03/14、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 農林大臣に一点だけお伺いというか勧告というか申し上げておきますが、先般の当委員会におきまして私は北洋漁業問題に触れて質問をしておりますけれども、末端まで掘り下げずにむしろ一般的質問をしたのであります。その際に、私は大体今行き詰まっておるようであるから国会としては黙視するわけにいかぬ、であるから適当な時期に取り上げられなければならぬと思うがどうかという質問に対しまして、適当な時期に皆さんに報告もし、お諮らいもするという答弁があったのでございます。ところがその後新提案がされたということが伝わっております。この問題につきましては予算委員会において横路君から質問がありましたが、それに……

第26回国会 農林水産委員会 第27号(1957/04/12、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 私は本問題とさらに北洋サケ・マス漁業問題の一端であります流し網の問題につきまして、関連のある北洋独航船の問題も付随して質問を申し上げたいと存じます。  ただいまサケ・マスはえなわ漁業の許司については満場一致で決定されたのでございますから、これについては私は異論がございません。ただ慎重に行政を行いますという長官の発言がありましたので、この問題二点についてお伺い申し上げたいと思います。第二項の問題でありますが、「各県の試験船は、全船を正規の許可船とすること。」この問題でだいぶ長官の考え方とは差があるようでございます。この決定に基いて全船を許可するといたしましても、御承知のように試……

第26回国会 農林水産委員会 第33号(1957/04/23、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 赤路委員から北海道の漁船、北洋に出ております漁船の救助が遅々としてふるわないために相当の被害があり、人命も非常に失われているということを指摘されたのでございますが、それに対して海上保安庁長官が、極端に言うならば、われわれも誠心誠意一生懸命にやっているけれども船が足りないのだ、船を大いに建造してもらうべく皆さんの御協力を願いたいと申している。これが結論のようでございます。そこで私は大臣に一言申し上げておきますが、海上保安庁は運輸省所管であることは申し上げるまでもございません。私も赤路委員と同じ意見を持っておりますので、でき得るだけ海上保安庁の救助船なりあるいは監視船なりあるいは……

第27回国会 国土総合開発特別委員会 第1号(1957/11/01、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が互選されるまで、規則第百一条第四項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま志賀健次郎君より提出されました動議に御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、五十嵐吉藏君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長五十嵐吉藏君に本席を譲ります。   [五十嵐吉藏君委員長席に瞬く〕

第28回国会 国土総合開発特別委員会 第11号(1958/04/04、27期、自由民主党)【議会役職】

○川村(善)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長所用のため、委員長の指定によりまして、私が委員長の職務を行います。  北海道地下資源開発株式会社法案を議題といたします。  本案に対する質疑は、昨三日をもって終了いたしております。  本案に対しまして、自由民主党及び日本社会党の共同提案として、修正案が提出されております。また、同じく両党の共同提案として、本案に附帯決議を付すべしとの動議が提出されておりますので、この際、その趣旨説明を聴取することにいたします。松澤雄藏君。
【次の発言】 次に討論に入るのでありますが、別に討論の通告もありませんので、直ちに採決に入ります。  まず、両党の共……

第28回国会 農林水産委員会 第29号(1958/04/22、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 私は寒冷地農業の振興対策について、政府の所信をお尋ね申し上げたいと思います。  御承知のように、北海道並びに東北地方等では、累年寒冷地として冷害を受けておりまして、農家の負債は歴年増すばかりでございます。これに対しましては若干の金融措置は講じらえれておりますけれども、それのみではとうてい被害農家を救うことができないばかりでなく、寒地農業振興ということは絶対望み薄でございます。そこでこの際政府におきましては適切なる特別立法措置を講じて、被害農家を救済すると同時に、寒冷地農業の振興をはかる御意思があるかどうかを本名政務次官にお伺いを申し上げたいと存じます。

第28回国会 農林水産委員会 第31号(1958/04/24、27期、自由民主党)【議会役職】

○川村(善)委員長代理 これより会議を開きます。  ます請願の審査に入ります。今国会において、これまでに本委員会に付託になりました請願は三百八件であります。これより請願日程中第一より第三〇八を一括して議題といたします。まず審査の方法についてお諮りいたします。各請願の内容は請願文書表によって御存じの通りであり、また昨日の理事会において御検討願ったところでありますので、この際各請願について紹介議員よりの説明聴取等のことは省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、直ちに採決いたします。  請願日程中、第二八より第三二、第九一より第九九、第一〇一……

第28回国会 農林水産委員会 第32号(1958/04/25、27期、自由民主党)

○川村(善)委員 赤城農林大臣には長い間御苦労さんでありました。相当に効果の上りましたことにつきましては、私は感謝の意を表します。従って私は農林大臣に対しては御質問を申し上げません。  ただ一、二点水産庁長官にお伺い申し上げたいことは、まず第一点は、昨年は十二万トンでありましたものが、今年十一万トンとなりましたので、業界には母船も減らすべきであるとか、あるいは独航船も減船すべきである。この減船という中には、二千五、六百万円か、あるいは二千九百方円の補償を出して減船すべきであるという議論もございます。中には休漁にしておけという議論もございます。このいずれをとるかということと、それから昨年から見る……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 農林水産委員会 第42号(1961/05/26、29期、自由民主党)

○川村(善)委員 長官に二、三点お伺いいたしますが、先般の参考人の意見を聞いてみますると、いずれも流通改善の問題が叫ばれております。もちろん、ただいま大野委員からも流通の問題でるる述べられましたが、この流通対策の点で一番問題になっているのは、先般のお話では、冷蔵庫の問題とかあるいは輸送の面で非常に意見が強かったように思われるのであります。そこで、この輸送の面では、もちろん、船で輸送することも一つ、陸送することも一つ。その陸送の中には、貨車輸送、トラック輸送等がございます。ところが、聞くところによりますと、今度東京の中央卸売市場では、何か週休制をとるということで、日曜に休む、それから、京都ではも……

第39回国会 外務委員会 第1号(1961/09/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○川村政府委員 ごあいさつを申し上げます。  私は、去る七月二十五日外務政務次官を拝命いたしたのでございますが、もとより浅学非才であると同時に、外務関係には全くのしろうとでございまして、はたしてその職責が全うされるかどうかということについて、一まつの不安を持っているものでございます。幸い皆様方は外務関係には造詣の深い、しかもベテランぞろいでございますので、私に対しましては、手を取り足を取り御指導願いまして、私の職責を全ういたしたいと思いますから、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

第39回国会 外務委員会 第3号(1961/10/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○川村政府委員 三百名ほどの者が渡航を許可してくれ、旅券を発行してくれと言ってきていることは事実でございます。ただ問題は、日韓会談を目前に控えておりますし、その他諸般の事情等もございますので、まあこれは差控えておるということでございまして、決して永久にやらないというようなことは考えておりません。
【次の発言】 いつごろというような期間をきめることはこの際考えておりません。
【次の発言】 現在私の方で調査をいたしました結果、あの中にはいろいろな分子もおりまするし、これを分析してより分けるというわけにもいきませんし、さりとて全体をやるというわけにもいきませんし、特に日韓会談を目前に控えておるという……

第39回国会 外務委員会 第5号(1961/10/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○川村政府委員 御説ごもっともでございまして、ある国から技術者を要求されましたときには、やはりその国の技術の要求に基づいて日本で訓練した技術者をやるというのが建前でなければならない、かように考えておるような次第でございます。
【次の発言】 当初の移民政策というものは、おそらく過剰人口のはけ口を移民によって充当させようということであったのじゃなかろうかと思っております。しかし今日では国内産業も非常に伸びまして、なかなか容易に移民に行く者がないのだ、だからといって国が責任を負わないというわけにはいきません。従って、国が責任を負ってその技術なり、あるいは農業技術も含めたりっぱな人をやるということでな……

第39回国会 外務委員会 第7号(1961/10/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○川村政府委員 本問題につきましては前の国会の提案いたしたのでございますが、不幸にして国会がああいう状態になりまして通らなかったので、どうしても事前承認ということでなしに事後承認ということに相なりましたので、この際承認を願いたいということでございます。内容につきましては事務当局から御説明いたします。

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1962/02/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○川村(善)政府委員 まず、お答えする前に皆様におわびを申し上げておきます。  本日当委員会に外務大臣が出席をして御答弁申し上げるはずでありましたけれども、ただいま外務委員会が開かれておりまして、条約等の問題もやっておりますから、条約局長もこちらに参ることができません。従って、私、かわってお答えを申し上げますが、どうぞよろしくお願いいたします。  ただいまの御質問でございますが、南極条約から見ますると、わが国は南極地域の観測事業を継続実施すべき国際的義務を負っておるということにはならないように私は判断をしております。しかし、同条約の精神にかんがみまして、わが国が観測事業を実施して、南極条約国の……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1962/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○川村(善)政府委員 海外技術協力事業団につきまして、その概要を申し上げます。  わが国の対外技術協力は、技術研修員の受け入れ、専門家の派遣、海外技術協力センターの設置、運営、公共的な開発計画に関する基礎的調査の実施等、さまざまな形でアジア地域を初めとする開発途しにある諸地域に対して実施して参ったのであります。  この技術協力の第一義的な目的は、一言で申し上げますれば、開発途上にある諸国の経済的、社会的発展に資するため、知識及び技能を伝達または提供することにあるのでありまして、この目的から国の行なう技術協力はすべて無償供与の形でなされ、これら諸国の経済発展、ひいてはわが国との経済交流を促進して……

第40回国会 外務委員会 第10号(1962/03/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○川村(善)政府委員 大臣があなたの御質問やその他の御質問でだいぶお疲れになっておるようでございますから、私がかわって御答弁を申し上げます。  実は、大使館に、あなたのおっしゃられるように、あるいは政治、経済等分けて置くということも、これは必要かと私は考えております。しかし、これらも御承知のように予算に制約されますので、われわれはやりたいと思いましても、容易なことではない。従って、経済も政治も一緒にやってもらわなければならない、そのかわりにりっぱな人をやるということでやらなければならない、かように思っております。  さらに、あなたの出かけた地方にはお医者さんもないところがある、こういうことは事……

第40回国会 決算委員会 第12号(1962/03/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○川村(善)政府委員 昭和三十五年度外務省所管一般会計歳出決算につきましてその概要を御説明申し上げます。  歳出予算現額は百三十七億九千四百五十八万三千三百三十九円でありまして、支出済歳出額は百二十五億五千三百五十一万七百七十四円、翌年度繰越額は九億七千六万四千二百六十六円、不用額は二億七千百万八千二百九十九円であります。  歳出予算現額の内訳は、歳出予算額百二十九億四千百九十七万一千円、前年度繰越額六億三千九百六十五万七千三百三十九円、予備費使用額二億一千二百九十五万五千円でありまして、前年度から繰り越したものは、技術協力実施委託費一億四千二百九十五万二千二百五十一円、海外技術センター等事業……

第40回国会 決算委員会 第17号(1962/03/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○川村(善)政府委員 ただいまの小川先生の御質問は、非常に内容が多岐にわたりますので、事務当局から説明させていただきます。
【次の発言】 去る三月の三日に当委員会から要望事項が四つ出ております。これらに対しては、いずれもこれは妥当なものと判断をいたしまして、ただいま鋭意検討中でございますので、近くその案ができ上がろうかと存じます。従って私は、当委員会のお約束はこれを実行したいと考えて鋭意努力をしておるような次第でございます。

第40回国会 内閣委員会 第7号(1962/02/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○川村(善)政府委員 ただいま官房長からお答えをいたしましたように、残務整理という形で残しておるということでありますが、これらはだいぶ片づいたということでありまするので、外務省といたしましては、研究をいたしまして、あなたの言ったような処置を早くとった方がいいのではないか、かように私は考えております。
【次の発言】 ただいまの質問の御趣旨は、私もさようなことを考えておりますが、要は、民間投資の場合、危険にさらされるおそれがあるから、いずれの国でもやろうというようなことは、われわれは考えておりません。従って、条約とかあるいはその投資に対する保護政策等をやり得るところの国々に対しては、われわれは民間……

第40回国会 農林水産委員会 第20号(1962/03/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○川村(善)政府委員 油の流出によってノリの被害を受けた漁民に対しましては、まことにお気の毒にたえません。政府といたしましては、できるだけの努力を払いまして皆さんのこの決議に沿い、善処いたしたいと思います。

第43回国会 農林水産委員会 第35号(1963/05/30、29期、自由民主党)

○川村(善)委員 私は難航に難航を重ねまして再度提案されました沿振法の関係で質問しなければなりませんが、与党といたしましても漁民といたしましても、一日も早くこの法案を通してもらって漁民を救っていただくということを念願に念願を重ねておるようなわけでございまするから、そのつもりで、あまり時間がございませんので、私の質問に端的にお答えを願いたいと存じます。  まず漁民生活の現状を申し上げて大臣に善処されんことをお願いいたします。現在の沿岸漁民は年間大体十五万円程度の収入しかないというのが普通であろうかと思います。水産庁から出されたデータによりますと十三万八千円になっております。こうした金額で子供三人……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第3回国会 水産委員会公聴会 第1号(1948/11/22、23期、民主自由党)

○川村委員 本日の公聽会におきまして各公述者からの活発な御意見を伺いまして、まことにその意義のあることを痛感したのであります。私もほんとうの漁業者としての立場から本委員会に出ておるのでありますが、皆さんの公述されたことを統合しますと、私の意思とぴつたり來るのであります。またこの法案が今日まで提案されなかつたことは、当局にも相当の責任はあるけれども、また内部的に相当の苦労があつたことも、われわれよくわかるのであります。また本案の内容を見ますると、どなたかも申されましたように、われわれ漁民の意に副わないものばかりで、実はそれはこの審議に当る人でなければよくその心持がわからないと思いますが、撤回して……

第3回国会 水産委員会公聴会 第2号(1948/11/24、23期、民主自由党)

○川村委員 先ほどあなたの公述の中に、生産組合を單独の組合としてつくらせないで、漁業協同組合の内部機構にして事業をやらせるというような御意見があつたようですが、そうしますと結局協同組合の内部に置して、協同組合の経営をやめろというのか、さもなかつたら漁業は双方で経営してもよいというのですか。ちよつとお伺いいたします。
【次の発言】 淺原さんにお伺いしたいのですが、先ほどあなたの公述の中に、資本漁業家と沿岸漁業家の見解について明らかにされておらないのでありますが、あなたは数回にわたつて資本漁業家と沿岸漁業家云々と申されておりますが、その資本漁業家というのは会社を指して言つておるのか、また個人におい……


24期(1949/01/23〜)

第6回国会 水産委員会公聴会 第1号(1949/11/16、24期、民主自由党)

○川村委員 堀部君の御意見は、定置漁業の優先順位というものは、協同組合が第一位になつておるから、定置漁業の賃貸を認めろ、こういうふうなことについていろいろお述べになつておりますが、もし賃貸を認めないということになりますれば、協同組合に優先権を与えることはいかぬというのですか、どういうふうにお考えになつておりますか。
【次の発言】 そうしますと、こういう解釈でいいのですね。定置漁業権は、協同組合が自営するところは自営させろ、それから自営し得ないところは賃貸を認めろ、こういうふうに解釈していいのですね。
【次の発言】 伊藤さんの最後の結論に、指定遠洋漁業のみでなく、沿岸の主要な漁業、その例をとつて……

第6回国会 水産委員会公聴会 第2号(1949/11/17、24期、民主自由党)

○川村委員 寺田さんは各章にわたつて広く御意見を述べておられますが、第二章の第十四條から第二十條まで、漁業免許あるいは許可の適格性と優先順位が規定されております。この点に触れておらないようであります。これは時間の関係だと思いますが、第十四條から第二十條までの適格性と優先順位について、何か具体的な御意見をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 先ほどから菊池公述人は働く漁民と言つて、その働く漁民に与えるということについては、私もあなたとある程度まで意見が一致しております。ただ働く漁民という解釈をあなたにお問いいたしますが、いわゆる漁業に従事する者、それから漁業の労働に従う者を、私は働く漁民と考えている……

第6回国会 水産委員会公聴会 第3号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○川村委員 網師さんに二点だけをお伺いいたします。一点は、よく漁民団体と申しておりますが、漁民団体には、協同組合法によりまして二つの法的団体があります。一つはいわゆる協同組合、一つは生産組合でありますが、そのほかに最近何か、法的にはどうかと思いますけれども、漁民組合というようなものもあるようでおります。あなたの漁民団体というのは、この三つの点のいずれを指して言うのであるか。あなたは協同組合学校におられるんだから、多分漁業協同組合であると私は考えますが、この点を明らかにしてもらいたい点が一点。  もう一つは、免許料、許可料は全部国庫負担にしろ、補償料も同様、そして免許料、許可料、補償料等は、個人……

第6回国会 水産委員会公聴会 第4号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○川村委員 本法案を改正するかいなかは、公述人及び参考人各位の意見が重要なる役割をなすのであります。そこで一言宮崎さんにお伺いしたいことは、先般の公聽会におきまして、三重県の漁業協同組合連合会理事某が、三重県の定置漁業の九九%まで漁業協同組合が自営をしておると言つておるが、あれは虚偽であると思う。こうしたような意味の発言があつたものでありますから、そこでわれわれは公述人なり参考人の意見は貴重なものであるという見地から、なお事態を確かめておきたいことは、多分十六日の公聽会における里中君の発言だと思いますが、その点はいかがでございましよう。

第10回国会 大蔵委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/05/19、24期、自由党)

○川村委員 私はただいま議題となりました、政府が租税特別措置法の一部を改正して、漁業制度改革による漁業権補償金に課税をせんとすることに対しては、原則的には反対でありますので、漁業制度改革の根本となうておる事業と、漁民の負担の過重並びに犠牲とを若干申し上げて、これに附帯する諸問題について、大蔵当局に質問いたしたいと存ずるのであります。  漁業制度改革に伴う漁業法の制定に関しては、政府は第五回国会に提案いたしまして、これを水産委員会に付託となりましたので、同委員会では、まことに事重大でありますので、慎重を期してこれを継続審議となして、約六箇月の間に、全国四班にわけて、各地において漁民代表及び関係者……

第10回国会 大蔵委員会農林委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/03/09、24期、自由党)

○川村委員 ただいま冨永委員からお話のあつた農林漁業の融資計画について質問をしたいと思います。私は少しく専門的に農林大臣に質問をしたいのでありますが、もし農林大臣がおわかりにならなければ、農林大臣にかわるべき人から御答弁願いたいと思います。  そこで農林漁業についての融資をするというお気持は――法案の細部にわたつていささか議論がありますけれども、趣旨についてはまことに敬意を表するものであります。ただ漁業というものの見方の問題であります。そこで私の第一に伺いたいのは、われわれは海を農業の田や畑と同様に考えておるのであります。この融資計画の中にも、北海道魚田開発という字句がある。田畑同様に見ている……

第13回国会 外務委員会水産委員会連合審査会 第2号(1952/06/11、24期、自由党)【議会役職】

○川村水産委員長 漁業條約の問題で各委員から相当活発な意見が出ておりますが、私も二、三点簡単に御質問を申し上げたいと思います。外務大臣の御答弁を願いたいと思います。漁業條約の根本方針であります公海自由の原則にのつとつて、魚族を保護し、公平平等に漁獲をする、漁業を経営するという方針で條約を結ばんとすることは、まことにけつこうなことでありましてこれには賛意を表するものであります。しかしながら條約の條文の内容を見ますと、どうも押しつけの漁業條約の條文になつておるということは明らかでありまして、従つてこの條約を結ぶことによつて、日本の漁業そのものが有利になるか不利になるかということと、先ほど植原先輩が……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 水産委員会農林委員会連合審査会 第1号(1953/02/10、25期、自由党)

○川村(善)委員 議事進行について。二人の質問で相当の時間になつておそらく近く本会議も始まることと思います。その前にまた代議士会もあるじやなかろうかと思います。まだ相当の質問者があり、しかも水産関係はだれも質問しておりません。この質問はおそらく、まだ一時間や二時間で尽きないと、私は考えております。そうすると、時間がなくなつてだれもいなくなる、こういうことになりますから、この場合時間の関係上、参考人に対しての質問にとどめ、政府当局については、なお詳細な質問を次会において許すことにしたらどうかという意見を持つておりますので、皆さんにお諮りして、さようにとりはからつたらいかがかと存じます。

第15回国会 水産委員会法務委員会連合審査会 第1号(1953/02/21、25期、自由党)

○川村(善)委員 朝鮮半島周辺の公海漁業の問題につきまして、常にこうした紛糾を起しておることは、いまさらあらためて申し上げるまでもないのであります。われわれはこの問題についてたびたび本委員会で取り上げて、解決策を講じておつたけれども、一向に解決がつかないで、かえつて悪くなつておるような傾向まで見えて来たことは事実でございます。今にしてこの問題を解決づけなければ韓国人はますますのさばつて、日本の漁船を次から次と略奪してしまうのではなかろうかという危惧の念にかられるものでございます。  そこで実は日本の漁業者代表が、この問題を解決して、将来仲よく公海漁業を継続しようということから、鍋島君外二名が朝……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 農林委員会水産委員会連合審査会 第1号(1953/07/18、26期、自由党)

○川村委員 玉木君の水産物加工組合連合会に対する議論は、議論としては押したり押されたりしているようなことで、私は別な角度から事務当局にお伺いしたいと思います。  前に農林漁業協同組合の再建整備法に載つておらなかつたから、これが抜けたということは、これはわれわれも法律を見て大体わかります。ただ、なぜ抜いたかということなんです。今度もまたせつかく農林漁業の連合会を助けて行かなければならぬ、そうして今後この協同組合運動の強化をやつて、漁業生産の拡充、漁民の経済力の発展をはかりたいという目的があるのに抜いたということそもそもが、私らはふに落ちないということなんです。そこで協同組合についての構成員はいろ……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第4号(1955/06/04、27期、自由党)

○川村(善)小委員 この韓国ノリの輸入については毎年問題になるのですが、主としてわれわれの考えておりますことは、韓国ノリをたくさん入れると、日本のノリの価格が安くなるので、それで不利益になるからということが大体大きな問題だろうと思います。そこで通産省は、もちろん省の性格からいって、貿易業者というものをある程度まで保護しなければならぬといったような立場をとっておられると思いますが、先ほどから新しい商社等も入れるといったような考えもあるということなんですが、その場合に生産者団体などをどういうふうな角度に見ておるか。言いかえるならば、貿易業者の保護に当るということを重点に考えて、この韓国ノリの外貨の……

第22回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第5号(1955/07/11、27期、自由党)

○川村(善)小委員 今の北洋漁業の独航船に行っておる船の兼業許可の問題でありますが、最上相当トン数も大きくなりまして、八十五トン・クラスがだいぶあると思いますし、それから調査船として百トン以上の船もだいぶ行っております。そこでこれらが兼業許可を得たいという希望も相当あるようであります。今底びきを放棄して目下北洋漁業の独航船として操業しておるものについては、いわゆる臨機の措置をとりたいというようなお話がありましたが、やはりトン数がふえる以上は、行っておる船に即して許可をやるという御方針かどうか、この二点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 生産部長にお伺いいたします。中型底びきのいゆわる……

第22回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会及び農業及び漁業災害補償制度に関する小委員会連合審査会 第2号(1955/07/09、27期、自由党)

○川村(善)小委員 今国会におきまして、水産業協同組合法の一部改正をいたしまして、水産業協同組合におきましては共済事業の拡充強化をはかることに相なりましたが、われわれも多年この法に大きな期待を持って今日まで参つたのであります。もちろん足鹿委員や芳賀委員が御指摘になつたようなことはわれわれも心配がないわけではございません。しかしながらこれらについては運営その他でできるということをわれわれは考えておりますので、ぜひともこの際この共済事業の強化のためには本法案を通したい、かように考えております。ただ一点お伺いいたしたいことは、第八十七条の第一項、第三項、第四項の削除の問題であります。これはもともと水……

第24回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第3号(1956/04/13、27期、自由民主党)

○川村(善)小委員 私はこのたびのソ連のとられました北洋漁業の問題全体については、いろいろ意見も持っておりますし、水産庁長官も御出席を願い、でき得るならば農林大臣の出席も願って、十分われわれの意見も開陳し、またこのたび代表として行かれる方々の決意のほどもあるいは考えている二と等も伺いたいのでありますけれども、そのことはいずれ機会もありましょうし、また細微に入るようなことも時期ではないと思いますので、その北洋漁業との関連性において、今共済に関する二、三のお尋ねを申し上げたいと存ずるのであります。幸い今度の代表の方々が行かれて、円満に解決つくならば、私の心配している問題は杞憂に帰すということで幸い……

第24回国会 農林水産委員会冷害による農業災害に関する小委員会 第1号(1956/10/02、27期、自由民主党)

○川村(善)小委員 このたびの北海道の冷害はびっくりするほどひどいということは皆様もよくわかっておる通りでありまして、農林水産委員会でも、あるいは渡部経済局長も調査に行って、その実態をよくつかんできたのでありますが、それに対する対策については、今いろいろ述べておられましたが、この調査に行かれた方々はいずれも便利なところを調査されまして、開拓農の問題については十分な調査もできておらないのじゃないか。私開拓農民の意見を十分聞いて参ったのでありますが、開拓農民のいわく、豊作時ですらわれわれが不便なところに、しかもやせたところに入って容易に経営ができないのだ、しかるに数年の継続的な冷害にあってなおさら……

第25回国会 農林水産委員会冷害対策に関する小委員会 第1号(1956/11/21、27期、自由民主党)

○川村(善)小委員 私は渡部経済局長にお伺いしますが、渡部経済局長は天災法等による行政を担当しております。天災法の字句に私ちょっと疑義を持っておる点がありますので、一つこの際はっきりお伺いしておきたいと思います。  御承知のように、第一条の目的でございますが、「この法律は、暴風雨、豪雨、地震、暴風浪、高潮、降雪、降霜、低温又は降ひょう等の天災によって損失を受けた」云々となっております。そこでこの天災法に掲げられております天災の問題と気温、水温とが最も不可分の関係にあることは、私が申し上げるまでもなく御承知の通りだと思います。結局気温が低いときは必ず海の温度も低い、こうなることははっきりしており……

第26回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第6号(1957/04/08、27期、自由民主党)

○川村(善)小委員 私は、長官に対して、北洋サケ・マスの今後の漁獲取扱いについて基本的に一、二をお伺いしておきたいと存ずるものでございます。  北洋サケ・マス漁業の問題につきまして、水産庁の要望やあるいは漁民の要望の十六万五千トンは獲得することができなかったとはいいながら、いろいろないきさつもありまして、ようやく十二万トンを条約区域内でとれるようになったことは、不満足ではありますけれどもまあまあということで、やはり一応がまんをしなければならぬと思っておるのでございます。ここまでとつていただきました努力に対し、長官初め委員の方々にわれわれは感謝をしておるような次第でございます。しかしながら、今後……

第28回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第3号(1958/03/18、27期、自由民主党)

○川村(善)小委員 イルカ転換の問題については大体二つにしぼられたようであります。いわゆる補助金の交付の場合のバランスの問題と、金融べースに乗るか乗らないかというようなことで相当に意見もあったようでございます。そこで、金融べースに乗るということは結局その漁業が成り立って利益があるかどうかというのが大体の考え方でございます。そこでイルカ漁業の転換についてはモウカザメの釣漁業に転換させる、こういうことになっておるようでございますが、モウカザメの漁期というのは一体いつごろかということと、それからモウカザメの釣漁具とマグロの釣漁具とはほとんど同じでございますが、そういう点から私はモウカザメの釣漁業のみ……


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ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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