国会議員白書トップ衆議院議員永井勝次郎>委員会発言一覧(全期間)

永井勝次郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

永井勝次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
447位
委員会発言歴代TOP500(衆)
251位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
370位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
575位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
166位
各種会議出席歴代TOP100
51位
各種会議発言歴代TOP50
30位
各種会議出席(幹部)歴代TOP100
80位
各種会議出席(無役)歴代TOP100
54位
各種会議発言(議会)歴代TOP50
39位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
30位

23期委員会出席TOP100
52位
23期委員会出席(無役)TOP100
81位
23期委員会発言(非役職)TOP100
66位
25期委員会発言TOP50
31位
25期委員会出席(幹部)TOP50
28位
25期委員会発言(非役職)TOP50
22位
26期委員会発言TOP50
42位
26期委員会出席(幹部)TOP50
30位
26期委員会発言(非役職)TOP50
33位
26期各種会議出席TOP25
13位
26期各種会議発言TOP10
8位
26期各種会議出席(幹部)TOP5
4位
26期各種会議発言(議会)TOP5
3位
26期各種会議発言(非役職)TOP25
14位
27期委員会発言TOP50
50位
27期委員会出席(幹部)TOP100
71位
27期委員会発言(非役職)TOP50
41位
27期各種会議出席TOP5
4位
27期各種会議発言TOP25
15位
27期各種会議出席(幹部)TOP5
5位
27期各種会議出席(無役)TOP25
11位
27期各種会議発言(非役職)TOP25
20位
28期委員会発言(非役職)TOP100
100位
28期各種会議出席TOP25
22位
28期各種会議発言TOP25
11位
28期各種会議出席(無役)TOP25
13位
28期各種会議発言(非役職)TOP10
10位
29期委員会発言TOP100
100位
29期委員会発言(非役職)TOP100
80位
29期各種会議発言TOP25
19位
29期各種会議発言(非役職)TOP25
17位
30期委員会発言(非役職)TOP100
91位
30期各種会議発言TOP25
23位
30期各種会議発言(非役職)TOP25
21位

このページでは永井勝次郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。永井勝次郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 厚生委員会 第27号(1947/10/30、23期、日本社会党)

○永井勝次郎君 この問題はほかの各位からもいろいろ提案がされておりますので、それらの方々等の御意見とも照らし合せて御審議を賜わりたいと存ずるわけでありますが、御承知の通りに、古い俸給によつて規定された恩給額ではインフレの高進しております現在においては、タバコ代にもあたらないというような現況であります。官公吏が在職中與えられた俵給というものは、まつたくその月はその月だけの生活を保障なるだけでありまして、老後のために貯蓄をするというような餘裕は全然なかつたわけであります。殊に誠實なる官公吏として在職中精勵した者は、そういう貯蓄等について全然餘裕がなかつたことは、すでに皆さま御承知の通りであります。……

第1回国会 国土計画委員会 第20号(1947/10/31、23期、日本社会党)

○永井勝次郎君 北海道の水害は八月と九月の二囘にわたりまして、相當深刻な被害を受けておるわけでありますが、何分にも六月の場合は東北地方、九月の場合は關東地區、こういう手近なところに大きな水害がありましたために、その方にのまれてしまいまして、遠隔の地でもあり、案外北海道の水害の實際についての認識というものが、中央に反映していない憾みがありますことを殘念に思つておるわけでありますが、ここに掲げてあります數字によりましても明らかであります通りに、死傷者も相當多數を出しており、家屋の流失、家屋の浸水、橋梁、道路、港灣、そういう一般施設物の被害、農産物の被害等の實體というものは、東北地方、關東地區と比較……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第9号(1947/10/08、23期、日本社会党)

○永井委員 理事の補缺は委員長において御指名せられんことを望みます。
【次の発言】 ちつよとこの内容について議事の進行上お尋ねしておきたい。ただいまのお話では關東、東北地方ということだけであつて、北海道の關係が全然觸れてをられないのでありますが、北海道八月、九月の二囘にわたりまして、相當に被害の状況でありますので、北海道その他の關係については、關東、東北地方という水害一般として取扱わないで、別口でこれを考慮されておるのか。あるいはこの中にもそれが含んでおるか。小さい被害であるという認定のもとに、ここにはあげないのであるか。その關係をひとつ承つておきたい。

第1回国会 水産委員会 第27号(1947/11/25、23期、日本社会党)

○永井勝次郎君 斜里川河口を改修し、漁港築設せられたいという請願でありまして、理由を簡單に申し上げまして、何とぞ愼重御審議の上御採擇あらんことをお願い申し上げる次第であります。  御承知のように北海道の魚田の開發につきましては、日本海、太平洋、オホーツク海と三つの海に面しておるのでありまして、そのうち殘されておる大きな魚田として、今後の開發にまつべきものはオホーツク海があるわけであります。オホーツク海の沿岸の漁港は點々として少數あるだけでありまして、十分にその設備が整つていないという状況でありますが、今後北海道の海産物の増産はオホーツク海沿岸の開發にあり、その沿岸漁港の設備にあると申し上げまし……

第1回国会 農林委員会 第4号(1947/07/10、23期、日本社会党)

○永井委員 開拓法の要綱について若干お尋ねいたしたいと思います。この要綱だけでは詳しい内容がわかりませんけれども、いづれ正式に法案がかかるわけでありますから、その場合に審議を重ねてしなければなりませんので、それの豫備的な意味におきまして、一應もう少しこの要綱に基づいて、内容を詳しく伺うというような意味合いにおいて、お尋ねをいたしたいと思うのであります。この開拓を實行するにあたりまして、わが國の將來の農業設計をどういうふうに考えていられるか。いろいろ國際關係の問題もありましようし、人口配分計畫というような問題もありましようし、國土計畫というような問題もありましようし、一切のものが總合的に考えられ……

第1回国会 農林委員会 第6号(1947/07/28、23期、日本社会党)

○永井委員 大分時間が遅れておるようでありますから、簡單に委員長の意見を聽きたいと思うのであります。先ほど來かくのごとき水害が各地に續發したことは、戰時中及び戰後を通じての森林の過伐、濫伐の結果こういう現象が出てきておるのであつて、これはひとり東北地方だけの問題でなくして、全國各地にかくのごときことが續發しきたるべきことは豫想し得らるるわけであります。そこでわれわれは今のうちにこれらに對する基本的の問題を確立しなければならないのでありまして、そのためには林業對策確立委員會というような小委員會をこの委員會にもちまして、緊急の問題、恆久の對策、こういうものを基本的に一つに検討し、確立する必要があろ……

第1回国会 農林委員会 第7号(1947/08/02、23期、日本社会党)

○永井委員 ビートの問題について農政局長に出席を求めておつたのですが、お見えになりません。次官からでもまたは適當な關係者から御答辯願いたいと思います。戰後における砂糖の供給は、主として北海道がこれを賄つており、ビートがこれを賄つておるわけでありますが、これに對する奬勵は、主として食品局において需要の立場から奬勵しているようでありますが、これはやはり北方寒地農業の確立のいう、その一環としてのビート耕作というような基盤に立つた榮農指導から出發しなければ、本格的なものではないと考えるのであります。それで需要の面から申しますといくらでも欲しいのでありますが、そこには經濟的な限界點もありましようし、輸入……

第1回国会 農林委員会 第9号(1947/08/06、23期、日本社会党)

○永井委員 簡單なことでありますが、お尋ねしたいと思います。資料によつても明らかなように、みそ、醤油、あるいは油糧の資源としてだいずの生産は北海道が最も多く期待されておるわけであります。その北海道におけるだいずの生産がどういうふうに處理されているかということを考えますと、相當ここに改善の豫地があるのではないかと思われるのでありますその第一點は、戦時中及び戦後を通して、農村における肥料の配給が非常に少かつたために、北海道においては農家がだいずを肥料につぶす數量というものが、これは相當厖大なものであります。一昨年あたりまでは、毎年五十萬俵は生のままで肥料につぶされていたと思うのでありますが、昨年は……

第1回国会 農林委員会 第12号(1947/08/14、23期、日本社会党)

○永井委員 農林大臣が食糧問題解決のために骨身を削られるような苦勞をされ、努力をされておることに對しましては、われわれ深く敬意を表する次第でありますが、食糧の供出その他に對する解決の方法というものは、その現象的な面に對する措置でありまして、その根本としては、やはり増産ということがその根底でなければならぬと思うのであります。その意味において、食糧増産の根本的な問題といたしましてはいろいろあるでありましようが、私は何といつても農業經營の中に畜産を入れて、地方を維持増進をして、そうして農業經營の高度化をはかる、こういうところに根本の基礎をおかなければ、食糧の増産は不可能であると考えるのであります。そ……

第1回国会 農林委員会 第13号(1947/08/21、23期、日本社会党)

○永井委員 私は林業對策の小委員長をやつておるのでありますが、これについては委員長と密接な連絡をとりまして、どういう問題についてどういうような審議をするかということも、委員長とよく打合わせて進行を期しておるわけでありますが、何分にも本日までずつとこの委員會を休むということで、途中で一囘招集したのでありますが、集つた人は二人で審議にならない。こういう状況でこの常任委員會が正式に動き出すのを待つていたという状況でありますので、委員長が問題を小委員會に移したらそのままにしておるというのではなくて、委員長の方からもこの問題については急速に運ぶようにというように、よく打合わせて進んでおりますので、この點……

第1回国会 農林委員会 第14号(1947/08/22、23期、日本社会党)

○永井委員 農林大臣の説明にありました、この自由の原則と組合における農民の主體性とこの二つの原則に立つた協同組合の設立及び今後の運營におきまして、法文の上にうたわれておるこの原則と、農林省當局がこの立法にあたりまして、ほんとうにこの原則を貫くために、この法文を成文化したというよりは、現在の日本の農村に對して、そのような自由の原則と農民の主體性には任しておけない。當局の方で相當行政的な措置でひつぱつていかなければ、自由に任しておけば何をしでかすかわからぬというような、潜在意識が相當に強いものをもつていて、そうして最初の第九十議會からこの法案がさらしものになつていて、ついに今日まで提案が遅れたとい……

第1回国会 農林委員会 第15号(1947/08/25、23期、日本社会党)

○永井委員 林業對策の小委員會でありますが、調査會を開いて各委員が非常に熱心に審議せられ、前會のごときは委員外の各位が出られまして審議されたのでありますが、そのとき、現在の陣容をもつてしては少數であるから殖やしたらどうかという意見が出まして、滿場一致をもつて増員のことを決議いたしたのであります。ついてはこの場合委員了解のもとに五名、すなわち各黨一名ずつ増員し、その委員は委員長の指名において御決定を願うようにとの緊急動議を提出いたします。

第1回国会 農林委員会 第17号(1947/08/28、23期、日本社会党)

○永井委員 簡單にお尋ねいたします。第七條において、公團との關係が明らかになつていないのでありますが、公團との關係を明確に一つ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 第九條における農民の規定がこれでは明確を缺いておうると思うのであります。「みずから農業を營み、又は農業從事する個人」と言つておるのでありますが、たとえば半農半漁あるいは半商半農、そうしてその個人の農業經營の分量がどれだけであるというような事柄について明確に規定がないので、あるいは協同組合を資本的に支配する意圖をもつて、計畫的にみずから農業を營む形態を整えてはいつていく。そういう事柄が行われないとは限らないのでありますが、これらに……

第1回国会 農林委員会 第33号(1947/10/15、23期、日本社会党)

○永井委員 本委員會から選ばれまして、林業對策小委員會をもちまして、第六囘の囘議を重ねて本問題の檢討を今日まで續けてきたわけであります。薪炭につきましては、大分以前から需給の調整が十分に圓滑にいきませんで、非常に困難なる實情にあつたのでありますが、水害後さらにこれが惡化して、冬を控えまして今日非常な危機の状態に突入しておるのであります。從つて急速に方途を講じまして、主要消費都市における家庭燃料の必需量の最低限度を確保するという方途を講じませんければ、食糧に次いで燃料問題は重大なる事態を惹起する情勢にあるわけであります。そこで源氏の状態のままで推移いたしますならば、主要消費都市における今冬の、す……

第1回国会 農林委員会 第35号(1947/10/18、23期、日本社会党)

○永井委員 林業對策小委員會は薪炭需給調節特別會計法を改正する法律案に對する意見を求められたので、本日委員會を開きましてこの問題を審議し、本案に對して次のような希望意見を附して原案通りこれを贊成してほしいということを答申することに申し合わせたのであります。これを讀み上げます。  一、政府は燃料對策本部を設け少くも家庭必需量の最低限度確保を目標に、電氣、ガス、煉炭、亞炭、薪炭等との總合的計畫を立て、緊急果斷に措置を推進すること  一、生産地に滯貨している木炭十四萬五千餘トン、薪百九十四萬五千餘層積餘を主要消費地へ結びつける山元搬出、小運送トラック、鐵道、船舶等總合的輸送調整を行い、優先措置を強力……

第1回国会 農林委員会 第37号(1947/10/21、23期、日本社会党)

○永井委員 ただいま鈴木委員からお話がありましたが、この燃統というのは事實においてないのでありますから、委員會の權威の上からいきましても、この辭句は修正することが妥當であろうと私は思うのであります。  それから先般この問題が附帶決議を付する關係について議論されました當時、價格の關係と統制方式の關係とは切り離すことのできない問題であつて、二つを總合的に、有機的に檢討していかなれば結論が出ないのであります。そこで統制方式をどういうふうに現在の段階に適應して適切に確立するか、またその段階において薪炭價格の問題をいかに決定するか、この問題は林業對策小委員會における最も重要な問題として檢討しておるのであ……

第1回国会 農林委員会 第38号(1947/10/22、23期、日本社会党)

○永井委員 これは御承知のように、終戰後領土を失いました結果、國内の砂糖生産は鹿兒島縣の種ヶ島の一部に甘蔗糖を生産するだけでありまして、あとは北海道の甜菜糖業にまたなければならない實状に置かれておるわけであります。その自給量はきわめて低いのでありまして、こういう大きな變革からいたしまして、國内の自給度をできるだけ高めていく、こういうことが現在とらるべき國策上の重要な問題であると思うのであります。單に消費量の自給度を高めるというばかりでなしに、この甜菜糖業を北方寒地農業の經營の中に取入れるということが、北方寒地農業の經營を合理化する上における基礎的な條件でもある。こういうことで農業經營を確率化し……

第1回国会 農林委員会 第40号(1947/10/24、23期、日本社会党)

○永井委員 次長の言われておるバリテイ計算の正確性というものは、それは計算の正確であつて、經濟政策としてそれが正確であるかどうかという根本の問題については、相當に議論があると思うのでありますが、本日は時間がありませんから、これは省略いたします。かりにこれを認めて、この價格でいくといたしまして、この均衡が少くも米價に關しては一箇年間固定されなければ意味がないと思うのであります。これらのあげられた諸品目、その他米價を基準にきめられておるところの物價を基準にきめられておるところの物價というものが、一年一囘の販賣である米價に對して、向後一箇年間諸物價の價格というものを固定して、現状のままで維持できるか……

第1回国会 農林委員会 第45号(1947/11/12、23期、日本社会党)

○永井委員 お尋ねいたします。第一は北海道の開發は従來拓殖費においてこれを行つていたのでありますが本年度から農林省直轄の關係になりまして、機構の改革が當然起つてきておるのでありますが、この機構の改革についてはいろいろな考え方があり、またいろいろな經過をたどつておるのでありまして、これに對する當局の基本的な方針及び具體的な内容を、この場合明らかにしていただきたいと存じます。
【次の発言】 ただいまの機構に改變されるといたしまして、その機構を中央と地方との有機的な關連において、しかも現在の實情が、これらの機構等をして實際に即するように運營せられなければならないのでありますが、その點についてどのうよ……

第1回国会 農林委員会 第50号(1947/11/22、23期、日本社会党)

○永井委員 この場合若干の問題についてお尋ねいたしておきたいと思うのであります。御承知の通りに戰時中北海道の斫伐については、林力の増強よりは戰力の増強に重點をおかなければならないということで、林力にかかわらないでどんどん過伐、濫伐を行つたのであります。それは内地の方の山林もそうでありますが、殊に北海道においては非常に廣汎な森林の面積を有しておるにかかわらず、林道、森林鐵道その他森林の經營に對する基礎的な條件が備わつていないのでありますから、非常に手近な、運びやすいところから、開發的にこれを伐りましたために、奥地の林分の……。
【次の発言】 それではそういうことにいたします。  從つて手近なとこ……

第1回国会 農林委員会 第51号(1947/11/25、23期、日本社会党)

○永井委員  本案はきわめて簡單なる問題であり、すでに北海道行政の基本がきまりました今日、本案の提出せられますことは當然でありますので、本案に贊成をいたしたいと存じます。贊成するにあたりまして希望意見を附したいと思うのであります。質問の場合にも申し上げました通りに從來は國有林が一體の關係で運營せられました關係上、公有林は手近なところにありますために、非常に國有林に比しまして公有林が過伐、濫伐の程度がひどいのであります。從つて一體の關係で運營されてきた現在、國有林と公有林と區分されるということになりますと、荒れた山だけが北海道に殘されて、保護された山が國有に移管されるという形になりますので、こう……

第1回国会 文教委員会 第3号(1947/07/24、23期、日本社会党)

○永井委員 私は決議案を上程する時機でないということで、それをひつこめたらよろしかろうと思いますので、それに贊成するものであります。もちろん今度通過いたしました豫算をもつて、われわれは満足するものではないのでありますが、今の追加豫算としての段階においては、これ以上のことを期待することは、各種の状況から見て困難であると考えておるわけであります。現在の段階においては、可能なる最大限度の豫算の獲得であつたとわれわれは認めるのでありまして、次に來るべき通常豫算の場合に對する備えといたしましては、さらによく議を練り、そうしてそれらの要求をするにはおのずから時機というものがあり、その政治的に最もいい條件の……

第1回国会 文教委員会 第6号(1947/08/20、23期、日本社会党)

○永井委員 この本年度の豫算配分の基準を伺いたいと思います。戰災復興の方にどのくらい、越冬対策としてどうというような配分關係でございますが、全國一律一体の配分計畫ではなかつたように思つております。その内容を詳しく御説明願いたい。そして本年度の実施にあたつて、この豫算を消化するための裏づけとなる物資の關係がどういう実情になつておるか、それを伺いたい。それから明年からのこの豫算の配分の基準は、どういう基準でやるのか。一律一体で五十人で割つて、畫一的に配分する計畫であるかどうか。
【次の発言】 そうしますと、戰災復興の方とのやりくりによつて、三十一億二千蔓圓の豫算となりました計畫は、十分に完遂できる……

第1回国会 文教委員会 第11号(1947/10/02、23期、日本社会党)

○永井委員 私の紹介をもちまして、全北海道の關係者から、やはり同様の請願を提出してありますので、今、内容について高津委員竝びに松原委員からいろいろ切々たるお話がありました通り、ほかのいろいろな關係の退職者とは違いまして、教育關係の者は、在職中も貯金をするほどの餘裕がありませんで、恩給を唯一の頼りに老後を養つていたのでありますが、それが全然生活の資に充てられないというような現況になりまして、まつたく路頭に迷うような關係の人たちが非常に多くなつておる實情は、喋々説明の要がないことと思うのであります。こういう現状に對しまして、いろいろ事務的な關係はありましようけれども、こういうまじめに生涯を國に捧げ……

第1回国会 文教委員会 第17号(1947/11/05、23期、日本社会党)【議会役職】

○永井委員長代理 會議を開きます。  學制改革に關する件を議題といたします。本日は六・三制豫算の財政的措置竝びに六・三制實施に關する明年度の計畫について文部大臣より御所見を承ることといたします。なお引續き委員各位の御所見の發表なり御質疑を試みたいと思います。
【次の発言】 文部大臣は、一時に宮内省においでにならなければならない豫定になつているそうでありますから、本日はこの程度で散會いたしたいと思いますが、いがかですか。
【次の発言】 本日はこれにて散會いたします。次會は公報をもつてお知らせいたします。     午後零時五十三分散會

第2回国会 国土計画委員会 第5号(1948/05/07、23期、日本社会党)

○永井委員 動議を提出いたしたいと存じます。本委員会の理事は一名増員となつたようであります。なお各派の委員の間に異動がありまして、從つて各派の間における理事の割当にも異動があるようであります。右の事実に基きまして、理事の補欠及び増員をいたさなければならないのでありますが、委員会が当分開かれないことのある場合を予想いたしまして、これら理事の補欠及び増員につきましては、その人選については委員長に一任し、その人選は次回の委員会において決定せられんことを動議として提出いたしたいと存じます。全員の御賛成をお願いいたします。

第2回国会 国土計画委員会 第17号(1948/07/03、23期、日本社会党)

○永井委員 近く第二回國会も終了いたしますので、地方開発小委員会の経過を簡單に御報告申し上げます。  本小委員会は、去る五月二十二日に設置せられ、委員長より不肖小委員長として指名を受けました。  爾來、今日に至るまで小委員会及び打合会を開くこと六回、その間建設院の総務局、水政局、地政局、経済安定本部の建設局、運諭省の港湾局、農林省の開拓局、北海道廳及び國土計画協会等を招き、地方開発計画について種種調査研究をいたしました。元來、國土計画ないし地方計画は、すべての事業に先行すべきものであるにかかわらず、今日の國際情勢、経済情勢等の客観的経済條件からか、中々確立いたしかねております。しかしながら、國……

第2回国会 農林委員会 第3号(1948/03/24、23期、日本社会党)

○永井(勝)委員 これは相当重要な問問でありますから休憩をいたしまして審議する必要があると思います。

第2回国会 農林委員会 第9号(1948/05/26、23期、日本社会党)

○永井(勝)委員 請願の内容は明白でありますので、簡單に説明をいたしますが、海岸に砂丘ができて高くなつて、その内海の内側の方に水たまりができておる、それが湖水の実情であります。從つて高くなつておる部分に排水溝を掘つてこの水を拔き、海にそれを落すということをすれば、その水たまりの地域が相当の廣い面積でありますが、水を拔くことによつてどのくらいの可耕地が助かるかというと、約一千五百町歩の可耕地がただちに耕作ができ、さらにその溝のあることによつて濕潤な地域が乾燥して、農業経営上の効果を大いにあげることができる、こういう條件のところであります。從つて干拓と申しましても土を埋めるのではなくて水を拔くとい……

第2回国会 農林委員会 第10号(1948/05/28、23期、日本社会党)【議会役職】

○永井委員長代理 会議を開きます。  これより請願の審査にはいります。本日の日程は審議の都合上変更されますから、あらかじめ御了承願います。  日程第六及び七より初めます。  まず日程第六、滋賀縣の旱害恒久対策事業費國庫補助の請願、文書表三五三号、紹介議員矢尾喜三郎君、紹介議員の説明を求めます。
【次の発言】 次は日程第二、岐阜の恒害恒久対策費國庫補助の請願、文書表第二四六号、紹介議員武藤嘉一君。
【次の発言】 それでは日程第六、日程第二はきわめて適切の事項と思いますので、これを採択することに御異議ありませんか。
【次の発言】 日程第七、和歌山縣の旱害恒久対計事業費國庫補助の請願、文書表番号第四……

第2回国会 農林委員会 第11号(1948/05/29、23期、日本社会党)

○永井委員 第一にお尋ねいたしたいのは、昨年の米價決定の際におけるパリテイ計算に基くと、大体六二・五五という倍数であつたということでありますが、これに対して値上率が一一六・四二、今度は賃金物價改訂によつてそういうふうになつたというのでありますが、その内容は前回のパリテイ計算の基礎と、今回の改訂による結果との計算の基礎、その内容、実情を詳しく御説明を承りたいと思います。
【次の発言】 そうすると米價の値上はまだ確定的なものでないのであるか。確定的とするならば、パリテイ計算というこまかい計算の上に立つて基礎が算定されておるのか。その改訂の倍率もそういう計算の基礎に基かなければ、非常に不確定なもので……

第2回国会 農林委員会 第21号(1948/06/18、23期、日本社会党)

○永井委員 農業災害補償法の一部を改正する法律案の質疑打切りの動議を提出いたします。
【次の発言】 両法案に対する討論は省略して、ただちに採決されんことを望みます。

第2回国会 農林委員会 第23号(1948/06/22、23期、日本社会党)

○永井委員 両法案につきましては討論を省略し、ただちに採決されんことを望みます。

第2回国会 農林委員会 第26号(1948/06/25、23期、日本社会党)

○永井委員 戰時中終戰後を通しての食糧事情が、今日のような食糧事情でありますので、農業経営の中心を食糧の増産におくことは当然でありますが、その結果として、農業経営全体の生産を低下させ、経営の基礎を危くしそうして結果として食糧増産にならないという結果を招來する事態まで不合理な経営が発展した場合には、これを是正する必要があると考えるのであります。その意味において北海道の寒地農業を見ますと、内地方面とは異りまして、地方と氣候の條合に惠まれていない関係からいたしまして、食糧の増産強要のために非常な障害が現在現われているのであります。たとえて言えば、麦の作付が合理的な経営を侵して、輪作経営ができない程度……

第2回国会 農林委員会 第27号(1948/06/26、23期、日本社会党)

○永井委員 今岩本委員からこれを委員会に諮れという話でありましたが、本日は出席していない党派もありますし、出席が少いのでありますから、これを委員長において理事会に諮られて運営されんことを希望する次第であります。

第2回国会 農林委員会 第29号(1948/06/29、23期、日本社会党)

○永井委員 大臣お忙しいようでありますが、一つだけ大臣にお聽きして、あとは局長にいろいろお尋ねしたいと思います。  馬産の増殖をはからなければならないのでありますが、それの生産地帯において一番現在障害になつているのは傳貧の問題であります。数字の上から申しますと、傳貧の殺処分をしたものは、頭数が漸次減つてきておりますが、実際は届出をしない、あるいは戰時中のような、これに対する取締りを十分にやつていなかつた。やらない結果、実はどんどん殖えている。そういうふうな潜在したものが非常な数に上つていると思います。これに対して徹底的な取締りをやるとともに、これに対する処置を講じなければならぬ。しかるにこれに……

第2回国会 農林委員会 第30号(1948/06/30、23期、日本社会党)

○永井委員 討論はこれを省畧しまして、ただちに採決せられんことを望みます。

第2回国会 農林委員会 第32号(1948/07/02、23期、日本社会党)【議会役職】

○永井委員長代理 休憩前に引続き会議を開きます。  競馬法を議題に供し政府の提案理由の説明を求めます。永江國務大臣。
【次の発言】 引続いて馬匹組合の整理等に関する法律案の提案理由の説明を求めます。永江國務大臣。
【次の発言】 この際お諮りいたしたいと存じます。井上農林委員長の委員に対する発言制限に対し、不信任の動議を提出する。右成規により提出候也、昭和二十三年七月二日提出者北二郎。成規の手続をとつておりますので、本案を議題に供することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、本案を議題といたします。提案者の趣旨弁明を許します。――提案者欠席のようでありますので本案を採決いたした……

第2回国会 農林委員会 第33号(1948/07/03、23期、日本社会党)

○永井委員 競馬法に関する質疑はこれをもつて打切られんことを望みます。
【次の発言】 お諮りいただきたいのでありますが、先ほど競馬法案に関する質疑打切りの動議を提出いたしまして可決になつたのであります。この競馬法案と一緒に併託されております馬匹組合整理等に関する法律案の質疑も併せて打切りの動議を提出します。お諮り願います。

第2回国会 農林委員会 第34号(1948/07/04、23期、日本社会党)

○永井委員 質疑を打切られんことを望みます。
【次の発言】 指定農林物資檢査法案及び森林資源造成法の一部を改正する法律案の両案につきましては、討論を省略しただちに採決せられんことを望みます。
【次の発言】 本法案につきましては討論を省略し、ただちに採決せられんことを望みます。

第2回国会 農林委員会 第41号(1948/10/08、23期、日本社会党)

○永井委員 畜産局長にお尋ねしたいと思います。ご承知の通りに北海道の脳炎の問題で、内地移出が禁止されております。買いつけた馬が約一万五千滯留しているわけであります。どうしても北海道の現状からすれば、二万頭というものはその年度において本州に移出しなければならぬ。そうしませんと、冬季を控えて飼料その他の問題で非常に困窮している状態で、これについて関係方面から相当話があつたと思います。それに対して当局は具体的にどういうふうな措置を講じ、緊急措置を考えておられるか、これは政府の命令で移出が禁止されているわけでありますが、そういう措置に対して政府はどういう保証をするか、この点を明確にしていただきたいと思……

第2回国会 農林委員会 第42号(1948/10/09、23期、日本社会党)

○永井委員 この食糧確保臨時措置法が今年の二十三年度産米に対して有効でないという法律的根拠を、法律的に明確に解明していただきたい。
【次の発言】 割当は今年の春やつたのでありますから、この法律を適用することはできません。しかし割当以後における補正であるとか、農家の保有量であるとか、そういういろいろな措置については、今後この法律の適用範囲において可能な行為であります。それらの行為は可能であります。この法律が有効に実施されておるにかかわらず、この法律を無視して、事前割当前と同様な條件のもとにおいてこれを実施しようという、その行政的な解釈は何に基くのか、この法律を事後の処理に対して適用しないで今年の……

第2回国会 文教委員会 第10号(1948/06/11、23期、日本社会党)

○永井勝次郎君 本請願の要旨は、北海道の住宅の状態を見ると、まだ植民地的色彩が濃厚で、暖地の建築樣式をそのまま採用したものが多く、約半箇年にわたる越冬生活は、燃料の損失が大であるのみでなく、きわめて不便かつ不生産的、非衞生的であり、保健、衞生、経済上ゆゆしき問題である。ついてはこれに対処するため、特に寒氣と多雪を対象とする建築工学の飛躍的推進をはかるべき研究並びに教育上、地理的優位にある北海道大学工学部に、建築工学科を新設されたいとの紹介説明があつた。

第3回国会 農林委員会 第4号(1948/11/16、23期、日本社会党)

○永井委員 小委員長にお尋ねいたします。この申入れ事項は緊急当面の措置という点のみに重点をおいておられるのかどうか。また緊急当面の措置を通じて、薪炭生産に対する生産、配給、消費にわたる基本的な方針に触れようとする意図がないのかどうか。その点が一つと、それからわれわれが薪炭取扱について現在一番感じておることは、生産から消費に至る機構の民主化がもつて徹底されなければならぬと考えますが、その民主化の点について全然触れていない。單に機構の簡素化という技術的な面についてのみ考えられておるのでありますが、この民主化という点に対して小委員長はいかに考えておられるか。  それからここに價格の問題に触れておるの……

第3回国会 農林委員会 第5号(1948/11/17、23期、日本社会党)

○永井委員 肥料は配給公團の方には相当量渡つておるようでありますが、配給公團から協同組合、それから各農家に対して、一定の時期に一定の量引取れ、それも相当量前波しの肥料を受取るように強要して、もしそれを受取らなかつた場合には、権利放棄として、これは渡さないというようなことを相当強く求めておるようでありますが、農家においては、相当それらの多量の肥料を前渡し的に受取るという金融的な余裕がないために、受取れない。それを受取らないと権利放棄として肥料を渡さぬということになれば、来年の増産には相当大きな影響があると思うのでありますが、そういう関係に対して、当局はどういうふうに考えておりますか。

第3回国会 農林委員会 第10号(1948/11/26、23期、日本社会党)

○永井委員 畜産局長に酪農業の経営に対する基本的な当局の態度を樹いたいと思うのであります。太陽の光線の恵みの少い地帯は、その恵みの少いだけ反比例して、土地の條件というもの、土地の力を増強して行かなければならないということは、議論の余地がないのであります。待つてその地方の増強の上に立つて亜寒地帯の寒地農業といヶものが合理的に経営される基礎的な條件が具備されるわけであります。從うて北海道等におけるところの農業の基礎的な基盤というものは地方の増強である。地方の増強のためには、その農業経営の中に家畜を入れて行かなければならないということになるのでありまして、その面からしてそういうかけ声だけはあるのであ……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 通商産業委員会 第6号(1952/12/02、25期、日本社会党(左))

○永井委員 現在電気、ガスの臨時措置法が議題として上つておるわけでございます。これに関連しまして、現在われわれ委員会の所管であります石炭、電気その他の清勢というものが、御承知のように非常に緊迫して参つております。これは単にストを解決するということだけではなしに、ストの進行過程においてどのような経済的な影響が醸成されるか、スト終了後において、やはり石炭の関係、電気の関係、諸産業に相当尾を引いて影響が残されると考えるのであります。これらの問題等も十分に検討する必要が本委員会としてはあると考えますので、これらの事件の進行に並行いたしまして、石炭関係、電気関係について特に関係の者を招致いたしまして、そ……

第15回国会 通商産業委員会 第7号(1952/12/08、25期、日本社会党(左))

○永井委員 大臣の時間がないようでありますから、基本的な点だけを述べまして、なお前回の委員会において質問を留保してあります大臣に対するストの関係につきましては、田中君にお願いいたしたいと思います。池田前通産大臣が、あのような状態でおやめになつた。やめるとともに繊維が上つた、株が上つたというように、非常に経済界が明るくなつた、こう言われておるのであります。これは要するに吉田内閣に対する、自由経済に対する業界の否認の具体的な表現ではないか、かように考えるのであります。先ほど来大臣の答弁を聞いておりますと、自由経済から計画経済への移行の片鱗を言葉のはしはしに出しておるようでありますが、大臣にこの点に……

第15回国会 通商産業委員会 第9号(1952/12/13、25期、日本社会党(左))

○永井委員 大臣に対してお尋ねいたします。政府が先般電力会社の分割にあたりまして、良質、豊富、低廉に電力を供給するためにこのことを行うんだという言明をしておるのであります。その後料金の状況はどうかといえば、各会社間における違いというものが漸次大きくなつて来て、低廉、豊富どころではなくて、非常にそれと逆の方向に動いております。この過去の具体的な実績の上に立つて、今後改正審議会を持たれる場合にどのような方向で過去の実績を生かして行こうとされておるのであるか、過去の実績に対して、政府は最初の声明に対してどのような責任をお感じになつておるのであるか。この点を明らかにしていただきたい。

第15回国会 通商産業委員会 第11号(1952/12/16、25期、日本社会党(左))

○永井委員 まず最初に肥料の問題についてお尋ねをいたしたいと思いますが、肥料は国内食糧増産の一環としましてきわめて重要な産業でありますが、今日出血輸出をしなければ経営が維持できないというような瀕死の状態にあるわけであります。この重要産業を政府はどのようにして維持助長しようとしているのであるか、その方針を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 輸出が輸出市場裡において非常な打撃を受けるようになつたのは、主として船賃の関係であるということでありますが、船賃だけであるならばそれぞれの経済情勢の変化につれて、対応して行く方法はあろうと思うのでありますが、本質的に企業の内容においてコスト高になつて海外……

第15回国会 通商産業委員会 第13号(1952/12/20、25期、日本社会党(左))

○永井委員 私は日本社会党を代表いたしましてやむを得ず本案に賛成の意を表する次第であります。  本案が十月二十四日以降無法律の状態に陥りましたことは、これはまつたく吉田内閣の責任でありまして、法治国家における一つの恥辱といわなければならないと考えるわけであります。今後恒久立法を行うわけでありますが、恒久立法は一年間というような悠長なことではなしに、急速に事を運んで、本委員会にかけるべきことを強く要請する次第であります。電気及びガス関係法令審議会の設立にあたりましては、その構成メンバーに電気生産者代表としての電産労働組合代表を当然入れるべきことを強く要求いたす次第であります。今後立法さるべきもの……

第15回国会 通商産業委員会 第15号(1952/12/24、25期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいまの参考人のお話によりまして、大体日本の産金事業が瀕死の重症にあるという事情の輪廓だけは了解することができたわけであります。そこで協会長の羽仁さんにお尋ねをいたしたいのでありますが、加工金を三分の一ないし三分の二自由にするということによつて動かされる金額はどのくらいであるか、それによつて赤字の補填がどのくらいできるのであるか。それから四百一円の政府買上げはアメリカへ現送すると仮定しての、金利とか運送賃とか梱包とか、それぞれの所定手数料の差引によるもののようでありますが、現実にそういう金が送られているのかいないのか。送られているとすれば、そういう協定のもとにそれだけをとつてある……

第15回国会 通商産業委員会 第16号(1953/02/06、25期、日本社会党(左))

○永井委員 この場合二、三の問題について簡単にお尋ねをいたしたいと思いますが、ただいま大臣の御説明の中にありました通り、肥料の問題については審議会を設けて、目下結論を急ぎつつあるようであります。春肥の問題が当面差迫つておつて、これの価格の問題が問題になつておるわけであります。さらに本年の春肥の問題を中心といたしまして、将来にわたる肥料産業の政策が関心を持たれておるのでありますが、春肥に対する価格の見通し、安定帯価格がくずされるのかどうか、あるいはもつと会社の事情によつては、この価格を引下げることができるのであるかどうか、この問題について大臣のお答えを願いたいと思います。

第15回国会 通商産業委員会 第18号(1953/02/12、25期、日本社会党(左))

○永井委員 政府が肥料対策委員会を設けられまして、いろいろ審議せられました努力に対しては敬意を表するのでありますが、この委員会において安定帯価格に関係なく硫安春肥の価格を引下げるということがきめられたように伝えられておるのでありまするが、それは大体どのくらいの引下げを行うというのであるか、具体的な数字をお示し願いたい。
【次の発言】 値段の高いか安いかという事柄は、取引の段階においては、売手と買手いろいろあろうかと存じます。しかしながら生産原価がどのくらいであつて、輸出と国内価格とを見合つて大体どのくらいの価格が適正であるかというような論議の段階においては、正直にそれぞれのセクシヨンが数字を出……

第15回国会 通商産業委員会 第19号(1953/02/13、25期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいま加藤君からの中共貿易の質問に対する政府の答弁によりますと、非常に消極的である。なるべく表面上は中共との貿易を認めながら、実質的にはこれにブレーキをかけるようなことをやつておる。これは非常に重大な問題であると考えるのであります。何と申しましても日本の自主独立を完成する基盤となるのは経済的な自立であります。しかも今アジアから東南アジアに向つて、世界の各国は嵐のような勢いで、市場獲得のために努力をしておる。明治維新の前には陸地の争奪戦で、鎖国の夢をむさぼつていて、さあ国際社会に入つて行つたというときには、もう日本には新たに得るところの陸地がなくなつておつた。今日はどうかというと、……

第15回国会 通商産業委員会 第22号(1953/02/20、25期、日本社会党(左))

○永井委員 私は日本社会党を代表いたしまして、二、三の希望条件を付しまして本案に賛成の意を表明しようとするものであります。  現内閣の貿易政策というものは、外交の行き詰まりあるいは経済政策の行き詰まりというようなものがしわ寄せされて来て、政府として当然貿易振興の面に果さなければならぬ役割を果さないで、そのしわ寄せを国内業者に持ち込んで、いろいろな無理な条件をしわ寄せしておるということが言われると思うのであります。そういうものの一つがこういう法案の形になつて現われて来ておると考えます。従つてもろもろの貿易関係の具体的な施策は、日本の貿易を大きく振興させるという基盤の上に立つ外交政策によつて、いろ……

第15回国会 通商産業委員会 第23号(1953/02/23、25期、日本社会党(左))

○永井委員 大臣にお尋ねいたします。が、兵器生産は、輸出産業としての平和的性格においてこれを発展させるのか、あるいはわが国の防衛力強化の一環としての、軍事的性格をもつてこれを発展させる考えであるか、この点を大臣に伺いたいと思います。
【次の発言】 輸出産業として平和的性格でこの産業を発展させるとするならば、そういう客観的な諸条件というものが現在の世界経済の中であるのかないのか。一方的にこつちはそういうふうにしたいと思いましても、相手方があることであり、世界経済の中における産業としての立ち向いでありますから、そういう条件がなければ発展は困難であります。今重化学工業を輸出産業、貿易産業として発展さ……

第15回国会 通商産業委員会 第24号(1953/02/25、25期、日本社会党(左))

○永井委員 局長に一、二お尋ねいたしますが、春肥は、改訂価格では最高八百八十五円ですか、それを最高として安定帯価格が改訂されておるようでありますが、大体輸出すべきものは輸出して品不足になつておる。春肥の需要は、ここに旺盛に起つて来ておる。こういう需給の関係からいたしまして、生産者の方では、この安定帯価格の最高の基準でご九を売りさばごう、こういうような動きが相当強いのでありますが、これに対して当局はどのように考え、これに対してどのように対処しようとしておるのであるか、この点をひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 これからの生産の運び、それから在軍の状況、こういうことは、将来の問題でありますか……

第15回国会 通商産業委員会 第26号(1953/03/02、25期、日本社会党(左))

○永井委員 通産大臣にお尋ねいたします。先般お尋ねいたしましたことによりまして、大体の輪廓は了承できたのでありますが、この武器等製造を輸出産業として平和的性格でこれをやつて行く考えであるということはわかつたのでありますが、そういうことは大臣の希望、こちらの希望だけでは達せられないのでありまして、そういう輸出産業として平和的性格でこの産業を伸ばして行く、あるいは守つて行くといいますか、そういうような条件が客観的にあるかどうかということが、この法案を成立させる上において妥当か妥当でないかという価値批判の基準になると私は考えるのであります。たとえばアメリカ一国を対象にした発注でこういう国内の産業構造……

第15回国会 通商産業委員会 第27号(1953/03/03、25期、日本社会党(左))

○永井委員 今、中峠委員から火薬類に関する発言が続けられたので、これに関連して二、三お尋ねいたしたいと存じます。簡単でありますから、はつきり御答弁をいただきたいと存じます。  第一点は、旧火薬製造所を民間に払い下げる方針をとるのか、払い下げない方針であるのか、この点を伺います。
【次の発言】 払い下げないとしますると、国がこれを所有して、国がみずからこれを経営するという方針であるのか。国が所有して民間に経営させるという考えであるのか。
【次の発言】 火薬工廠跡の利用に関しましては、政府は調査委員会を設けて具体的に調査をし、結論を出すという方針のようでありますが、そのような事実があるのかどうか。……

第15回国会 通商産業委員会 第28号(1953/03/04、25期、日本社会党(左))

○永井委員 昨日来大臣が欠席でありましたけれども、この法案の仕上げとしての質問を継続して参つたのでありますが、大臣に対して二、三お尋ねをいたしたいと存ずるのであります。  大臣は前会の質問者の答弁において、この武器等製造法の実施によつて日本の産業構造を変質するというようなものではない、つめのあかほどの事業量である。こういう答弁があつたのでありますが、御承知のように武器産業はあらゆる産業の総合的なものであつて、それを合理化し、これを国際市場において競争可能なコストに安定せしめますためには、どうしてもその基幹としての鉄なり、石炭なり、電力なり、こういつたものを合理化しなければならないし、武器製造の……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 通商産業委員会 第1号(1953/05/26、26期、日本社会党(左))

○永井委員 それに関連して――今委員長から、今国会において調査すべき事項の提示があつたわけでありますが、現在あげられた部分については異議はありませんが、さらに理事会において、ほかの所管の関係のものにおいても、通産関係と重大な関係ある事項につきましては、随時これを取上げて調査を並行しなければならぬ問題も起つて参ろうと存じます。従いまして、理事会にかけて、理事会の決議を経たものをここに出しまして、随時それをやつて行くという事項を加えますならば、それでいいと思いますが、今後これらの問題につきましても、一応委員会の構成を成立させた上で、さらに理事会にこういう問題をかけて提示をしていただきたい。委員長の……

第16回国会 通商産業委員会 第3号(1953/05/29、26期、日本社会党(左))

○永井委員 議事進行について……。今本年度の予算は暫定予算として六月分が予算委員会にかかつておる。これは、これから出る二十八年度の本予算の前提となるものであり、本年度の本予算はもう日ならずして査定に入る。しかも大臣は就任されましてから、通産行政については新しい機軸を開いて行くんだという意見を新聞に発表されておる。こういうような新しい政策を出して行くんだという意見のもとに、今二十八年度予算が編成されようとしている。そのときにわれわれは大臣の新しい通産政策というものをこの委員会を通して聞こうとしておるのであつて、事務当局のいろいろな事務的な説明をわれわれはここで聞こうとしておるのではないと考えるの……

第16回国会 通商産業委員会 第4号(1953/06/01、26期、日本社会党(左))

○永井委員 大臣にお尋ねをいたしたいのでありますが、現在日経連及び経団連等、経済界の一致した要望は、日本経済に対して長期の見通しを持ちたい、そのための長期計画の樹立が必要である、こういう要望があるわけでありますが、これに対して大臣は、日本経済の長期の展望及び計画樹立に対してどのようなお考えを持つておられるか、これを伺いたい。
【次の発言】 私がお尋ねいたしたいと考えますのは、長期計画の内容、こういう点についてお尋ねするのではなくて、従来のようなやはり自由放任の経済にまかせるのか、あるいは一定の計画のもとに日本の経済の自立をはかつて行くのか、あるいは計画的な内容を持つた経済の運営を考えて行くのか……

第16回国会 通商産業委員会 第5号(1953/06/22、26期、日本社会党(左))

○永井委員 これは委員長にお願いするわけですが、たとえば電源開発、それから独禁法あるいはスト禁止法等、当委員会として非常に関連のある重要法案について、他の委員会にこれらの法案が出ます。その場合共同審議の方法を講じて行かなくちやならぬと思うのですが、それらの関係等も委員長から、ほかの方の委員会の、こちらに関係ある議案についてお調べの上、時機を失しないように問題を取上げていただきたいと思います。委員長の御善処をお願いいたします。

第16回国会 通商産業委員会 第7号(1953/06/25、26期、日本社会党(左))

○永井委員 関連質問をするつもりでありましたが、議事進行について……。  先ほど大臣は、朝鮮の捕虜問題についての話合いはついたけれども、あとには政治会談その他残つておるから、ここ二、三年はまだこういう状態が続くだろうというような、今の世界情勢、あるいは朝鮮事変に対する見通しの認識が相当にわれわれとずれております。運輸省では、もう朝鮮から引揚げて来る兵隊さんの輸送計画まで立てておる。そういうようなときに、二年以上こういう状態が続くだろうという認識の上に立つて経済を考えておるというずれ方であります。またMSAの問題について、軍事援助、経済援助、技術援助という三つの方式があるというが、今問題になつて……

第16回国会 通商産業委員会 第8号(1953/06/27、26期、日本社会党(左))

○永井委員 大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、大臣は就任当初にあたりまして、二十八年度予算の編成中である、従つて具体的な答弁は今の段階ではできないというお話でございました。しかし、二十八年度予算が編成されて、少くも二十八年度の一こまとして大臣の通産行政に対する方向というものがここに具体的に打出されたわけでありますので、今日の段階においては、大臣から単に二十八年度という一こまの問題だけでなしに、二十八年度というものを踏み台にして、今後通産行政をどういうふうにやつて行くかという展望をわれわれができるように、具体的な御答弁を煩わせる段階に来たとわれわれに考えるわけであります。そういう意味において……

第16回国会 通商産業委員会 第13号(1953/07/07、26期、日本社会党(左))

○永井委員 軽工業局長にお尋ねいたしたいのです。時間がありませんから、簡単に続けてお尋ねします。栃木県下の磐城セメント会社に関する煙害の問題について請願がなされておることを承知されておるかどうか。そうして建設許可については、内容、施設等について、十分適法の措置を講ずるように、十分な検討がなされてあつたかどうか。設備上の不備がないかどうか。それから被害についてのいろいろな実情をどういうふうに承知されておるか、今後の対策をどういうふうに考えておられるか、これを箇条別に御答弁を願います。
【次の発言】 現在調査中であるということでありますので、調査が完了しましたならば、すみやかに当委員会にその結果を……

第16回国会 通商産業委員会 第14号(1953/07/08、26期、日本社会党(左))

○永井委員 中崎委員の質問に対する大臣の答弁に対して、関連して一点お伺いしたいと思います。中崎委員から輸出関係についてコスト引下げについて質問がありまして、これに対して大臣は金利の引下げと税法上の措置によつて大体八%の引下げが可能である、こういう御答弁でありました。ただ金利の引下げと税法上の措置によつて八%の引下げが可能である、それにとどまるのか。企業の合理化についてのコスト引下げについて何ら大臣は意見を述べられなかつたのでありますが、企業の合理化については全然お考えになつておられないのか。金利の引下げと税法上の措置だけで足りるのか、こういうふうにお考えになるのか、これが一点。もう一つは肥料の……

第16回国会 通商産業委員会 第16号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいま長谷川委員よりお尋ねのありました通りに、これは輸出カルテルと認めてさしつかえないか、これをひとつ……。
【次の発言】 今度の改正の要旨は、単に輸出入の面における協定だけでは不十分である。そこでそれを主にして必要の場合においては国内産業に対してもこれが協定をすることができるというふうに、国内産業に対しての制約というものが相当強化される方向にあるわけでありますが、具体的にどういう場合にこれらの必要か起つて来るのか、その具体例を示していただきたい。
【次の発言】 これは経済委員会の方にかかつておる独禁法の緩和の問題と関連して来るのでありますが、そういう基本的に独禁法を大幅に緩和し……

第16回国会 通商産業委員会 第17号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○永井委員 政務次官にお尋ねをいたしたいと思いますが、中小企業に対する対策の前提となるものは中小企業の診断の問題であると思うのであります。この金融公庫は長期金融をなそうというのでありますけれども、それは中小企業対策の一部の問題であるのであります。中小企業の現在の状態をどういうふうに診断し、金詰まりであるから金を貸してやる、税金が高いから税金を負けてやる、それだけで中小企業が安定できる条件にあるのかどうか、そういう中小企業に対する相対的な診断の上に立つて、その対策のうちのどういう役割を果そうとしてこの公庫を設立してこれを運用するのであるか、その性格を明確にしていただきたい、かように思うのでありま……

第16回国会 通商産業委員会 第18号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○永井委員 議事進行で……。この議事は、参考人の方々から一応全部お話を伺つた上で、質疑のある者は質疑をするのか、それともお一人一人、お話をいただいたあとで質疑をするのか、その辺をきめておいていただきたいと思います。
【次の発言】 野崎さんにお尋ねいたしたいと思います。先ほどのお話では、この法案はカルテル的な点もあるが、それよりも独禁法そのものは早く廃止すべきではないかという御意見であつたと思うのですが、独禁法はふらちである、早く廃止すべきであるというふうにお考えになつておるかどうか。それから経済の民主化という問題をどういうふうにお考えになつておるか。それから西欧各国の輸出対案をいろいろお話にな……

第16回国会 通商産業委員会 第20号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○永井委員 本法案の第二条の中小企業の定義において、生活協同組合を除外いたしておりますことは、はなはだ不満であります。しかしながら、わが党加藤委員のこれに対する質問に対しまして長官は、できるだけすみやかなる機会にこれが是正を期したいということを言明されましたので、これに信頼いたしまして本法の原案に対して賛成をいたすものであります。ただいま小平委員より提議せられました附帯決議案に対しましては、大体において賛成でありますが、わが党といたしましては、別に附帯決議に加うべき事項を持つていたのであります。しかるにこれが共同の提議に至りませんでしたことはわれわれのはなはだ遺憾とするところであります。従来の……

第16回国会 通商産業委員会 第21号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○永井委員 本法案の審議の基盤となるべき日本の産業構造の問題、当面いたしておりますMSAの日本産業に及ぼす影響というよケなこれら諸問題につきましては、いずれ大臣が参りましてから審議いたしたいと思うのであります。局長にお尋ねしたいのでありますが、第一条に武器の製造事業活動を調整するということをうたつているのでありますが、調整するということは具体的にはどういう内容を言うのであるか。これを承りたい。
【次の発言】 この調整ということは単に交通整理をやるのだ。要するにどんどん製造して行く、それをただ衝突したり何かしないように青、赤というようなことで整理をするだけで、交通の制限をしたりというような内容は……

第16回国会 通商産業委員会 第22号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○永井委員 この議事に入る前に、議事進行に関して発言したいと思います。会期も相当に迫つておると思いますし、この委員会の審議に上つておる議案も相当あると思うのであります。武器等製造法案については、関係業者の入札あるいは受注についての実態調査が絶対必要な条件であると考えます。それから中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案は、大分前に提案説明があつたままに、放任されておるのでありますが、この会期中にすみやかにこれを議題に供さなければならないと考えます。商工会議所法の法案等は、昨日提案説明して、本日これを議決しようというような実情になつておる。ずつと前にかかつたものはそのまま放任されておる。こうい……

第16回国会 通商産業委員会 第23号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○永井委員 私は林野庁から説明を求めておりますので、この際きわめて簡単に質問いたしますから、御答弁を願いたいと思います。  木材の耐久力なり利用度を高めるという考え方に対しては、われわれは賛成をするものでありますが、この法案では不十分であると考えます、またこういう問題は、単に電柱であるとか、まくら木であるとか、坑木であるとかに対して部分的な一つの統制を行いましても、全体としての計画がなければ効果を上げることはできない、かように考えるのでありますが、これが前の法案よりもずつとゆるやかになつて来ておる。客観的な情勢はもつとこれを強化しなければならない情勢であると思います。九州の災害、関西の災害、こ……

第16回国会 通商産業委員会 第24号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○永井委員 ちよつと希望があるのですが、実は本日お忙しいところ、参考人の方々に御足労を煩わしたゆえんのものは、武器等製造法が必要であるかないか、個人的な御意見を参考として承るのではなくして、現在のJPAとの契約の内容、実態、それから産業系列の問題、あるいは輸出産業として成立ち得るかどうかという事柄や、出血の原因がこちらの方にのみあるのか、あるいは出血の原因がどこに所在しておるのか、こういう問題を、具体的に扱つておられる方々の実情を率直に承りたいというのが、御足労を煩わした理由であつたとわれわれは思うのでありまして、ただいまのところ、承つておりますと、単にこの法案が必要であるかどうかという御意見……

第16回国会 通商産業委員会 第25号(1953/07/25、26期、日本社会党(左))

○永井委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつております武器等製造法案に対しまして反対の意を表明するものであります。  本案は徹頭徹尾うそと欺瞞とをもつてつづられる、白昼公然とごまかしを押し通そうとしておるふらちきわまるものでありまして、われわれの断じて許し得ざるところであります。法案に対する反対理由については、いずれ本会議において明らかにしたいと考えますので、本委員会においてはその概要だけを述べるにとどめたいと考えるのであります。  本案制定の目的は、企業の許可制と契約の届出制、この二つを骨格としておると考えるのであります。企業の許可については二重投資、過剰施設を制限すると……

第16回国会 通商産業委員会 第27号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○永井委員 議事進行。ただいま川上委員から発言がありましたが、われわれはこの法案の内容から見て、非常に重要であるから、われわれはこの委員会で合同審議をしたい。これは今後のいろいろな議事運営の問題にもかかわるわけでありますが、われわれは議事を遷延するために要求しておるのではなくて、内容から見てわれわれは実質的にこの委員会で十分に審議しなければならないという立場からやつておるのであります。それがとんでもないところから、合同審査を申込むのではなくて、内容的には、ほとんど八、九割までこの委員会の対象となる内容でありますから、正式にわれわれは今までも申上込んであるものと了解していたのでありますが、それが……

第16回国会 通商産業委員会 第29号(1953/07/30、26期、日本社会党(左))

○永井委員 末高先生にお尋ねします。協同組合でこういう事業をやろうというようなことは、これは自然発生的なものであるとわれわれは考えております。今までの損保会社は、独占のからの中でいろいろな国の補償を得て、そうしてかつてなことをやつて来た。相当に大衆を搾取して来た。これに対する非常な憤激があつて、しかも料金その他においてもかつてなことをやつておるし、その資金の運用の面についても、少しも中小企業を考えない、こういうところからも起つて来たのでありまして、そういう面からこれは保険企業としての面と、中小企業者の一つの自立態勢を確立する、こういう総合的な面から出ておるのだと思うのであります。独占企業として……

第16回国会 通商産業委員会 第30号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○永井委員 私は、大臣にまずこの法案に対する基本的な問題について、その点を明らかにし、それから具体的な内容に入りたいと考えておりましたが、大臣が病気欠席のようでありますので、これらの点は留保してお尋ねをいたしたいと存じます。  政務次官にお尋ねをいたしますが、政府は肥料についての審議会を昨年から設けて、これの審議を続けて来たはずでありますが、約半歳にわたつてこれが続けられて、どういう審議の効果を上げられたのか、審議会を設けた趣旨に沿うた結果が得られたのか、その中からこういう案が生れて来たのか、その審議会と、農林委員会にかかつておるものと、この二つの法案の関係について明らかにしてもらいたい。

第16回国会 通商産業委員会 第31号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○永井委員 議事進行に関して。昨日の理事会の申合せでは、本日午前中をもつて委員会を終了するという申合せでありましたが、議会のいろいろな情勢、その後の変化によりまして、本日午前中で終了ということでなく、ずつとこれを延長しまして、いつでも再開ができるような態勢に本委員会を持つて行くように、委員長からお諮りを願いたいと思います。
【次の発言】 日本の経済自立の確立の上には、輸出を増強し、輸入は節減し、両方から、バランスをとるという方向以外にはないと考えるのでありますが、輸出の関係は、相手国があつてなかなかこつちの思う通りにも参らないのでありますが、輸入の節減の点については、こちらの政策いかんによつて……

第16回国会 労働委員会 第11号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○永井勝次郎君 労働大臣にお尋ねをいたしたいと思います。時間が制約されておりますから、要約して簡単に御答弁を願いたいと思います。  石炭、電気の企業が、公共性を持つておりますことは、何人も疑義のないところであろうと思いますが、労働大臣は、石炭、電気の企業の公共性をどういう方向に発展させようと考えておられるのか。今回のスト規制にいたしましても、総合的な構想の上に立つて、その一環として出て来たものと考えますので、石炭、電気の公共企業性の発展をどういうふうに持つて行くか、その構想を伺いたいと思います。
【次の発言】 企業の公共性を発展させるためには、企業の社会化の方向をとらなければならないと考えるの……

第17回国会 通商産業委員会 第1号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○永井委員 しり馬に乗つて言うわけではありませんが、この議会が召集されたときに、私は委員長にさつそく通産委員会を召集して緊急の問題を審議していただきたいということを要求したはずであります。先ほど来の質疑応答を聞きますと、委員長は、この国会の召集された趣旨の救農という緊急の要件をまず片づけてという委員長の独断の考えで、召集したり、しないというようなものの判断をしようとしております。とんでもない間違いであると私は思います。そういう事柄をきめるのにはまず理事会を開いて、この国会における通産委員会の運営をいかにすべきかということを理事会で諮つて、理事会がそれらの委員会が済んでからというような話合いにな……

第17回国会 通商産業委員会 第2号(1953/11/05、26期、日本社会党(左))

○永井委員 次官にお尋ねいたしますが、本年は未曽有の全国的な水害があり、また広汎な地域にわたる冷害、凶作があるわけでありますが、現在国会で論議されておる中心は、これらの災害に対する対策及び冷害に対する農村対策が重点でありましてこれらの災害、凶作に付随して起つて来る中小企業対策はあまり取上げられておらないようであります。もちろん、経済的な一つの働きのうちにおいてはそれらのものがすべて総合されて来るわけであり、水害対策あるいは凶作対策といつても、経済の全分野の立場から総合的に対策を樹立するのでなければ、農村だけ、水害地だけというような地域的あるいは業種的な取上げ方においては完全な対策は立たないこと……

第17回国会 通商産業委員会 第4号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいま議題となりました申合せ事項に対して苦手の意見と留保条件を付しまして賛成をいたしたいと思うのであります。  第一点は本件を取扱つた委員会の運営についであります。休会中継続審議となつておりました、肥料の法案について審議をすべき旨を公示いたしまして招集した委員会において、議題外のこれらの問題を申合せいたしましたことは違法であると考えますし、議会の営業上非常に失当であるとわれわれは考えるのであります。御承知のように全国的な災害が起つている、また未曽有の冷害、凶作が起つている、また国際的にはMSAの受諾の問題が起つている、こういうようなことで、国内的に見ましても中小商工業者、少くもわ……

第18回国会 通商産業委員会 第1号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○永井委員 一点だけお尋ねいたしたいと思います。  中小企業の問題について、単に金融の面からだけ対策を講じても、それで中小企業が完全に生きられるものではない。やはりこういう問題は、先ほど来他の委員からもおつしやつているように、日本の経済自立というこういう基盤の問題をはつきりさせて、そのうちの中小企業の問題、そのうちの一つの問題としての金融ということでないと問題がはつきりして来ないと思うのであります。そこで先ほど来の話を聞きましてお伺いしたいと思うのでありますが、銀行局の総務課長に第一にお伺いしたい。最近の金融引締めは大蔵省と日銀との間に食い違いがないのではないか。表現は違つても引締め方針をずつ……

第18回国会 通商産業委員会 第2号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○永井委員 大臣がたまさかの出席でありますが、このたまさかの出席に対して耳ざわりになるかもしれませんが、ひとつしつかりと委員会の意向を聞いて特段の勉強をしていただきたいと思います。大臣の本委員会に対する出席は非常に悪い。要求してもなかなか出て来ない。議会が開かれましても、議会に出席して主管業務についての施策を積極的に述べようとはしない。前国会においても一回も出なかつた。一回も出なかつたというのではなしに、施政方針について少くとも主管業務についての委員会に対する説明とか、報告とか、そういうことは一回も行われなかつた。今回においても、これを本日大臣が行つたのでありますが、これは委員会が特に強く要求……

第18回国会 通商産業委員会 第4号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○永井委員 関連して……。山手委員から石油の問題についてお話がありましたが、これはほんとうに石油と国民生活あるいは国内産業、こういうものを結びつけてまじめに考えているのではなくて、私は今度の石油の対策については謀略があると考えます。それは国内における石炭資本を擁護するために石油を入れないで、最も石油の需要期にこれを抑えて、重油燃料あるいは石油の需要を石炭に切りかえて貯炭を処理して行く、こういう一つの謀略からすれば、まさに適期に適当な手を打つて来たものだ、こういうふうに私は考えるので、山手委員は国民生活の立場から時期を失したと言うが、石炭資本擁護の立場から言えば、適当な時期を選んでおると私は考え……

第19回国会 通商産業委員会 第2号(1953/12/15、26期、日本社会党(左))

○永井委員 日中貿易協定に基く、硫安輸出の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。この問題はすでに協定ができて、見返りとして開らん炭、工業塩、こういう重要な原料輸入を見合いとして五万四千トンを輸出する、こういうことで、バナナとか砂糖のバーターとは事違いまして、バーターの点から申しましても、非常に重要な原料とのバーターである。これがしかも日本が今輸出を振興しなければならない新たなる開拓地として、中共をその対象として特に取上げなければならないという、こういう段階において、こういう問題が発展して来ますことは、これは国をあげて賛成をしなければならないし、万障を突破してこれらの問題の解決に努力しなけれ……

第19回国会 通商産業委員会 第4号(1954/01/26、26期、日本社会党(左))

○永井委員 議事進行について……。ただいま長谷川委員からのお話、もつともであると思うのであります。この点については、今理事会でいろいろ論議がありまして、予算委員会における大臣答弁は、その日の質問者の内容によつて大体時間割がきまるであろう、そういう打合せを予算委員会では十分してもらつて、そうして予算委員会中心でこの国会が運営されることではなしに、各省常任委員会があるのであるから、各省大臣がその当該常任委員会を重点に考えて、出席、答弁、その他一当該常任委員会を中心にすべきものである、こういう事柄は、単にこの委員会だけの動きだけで決定されるものではないから、各常任委員長の会議において、あるいは各党に……

第19回国会 通商産業委員会 第8号(1954/02/06、26期、日本社会党(左))

○永井委員 大臣にお尋ねをいたしたいと思います。この委員会が始まりましてから、大臣は非常に熱心にこの委員会に出席せられ、誠意をもつて答弁をせられておりますことは、従来の例からいたしまして、われわれはまことに仕合せである、こう思うのであります。その意味においてわれわれはもつと真剣に、この委員会において立場は違いましても、それらの問題についての真実の究明にあたつて、十分にひとつ腹を割つて問題を明らかにして行きたい、こう考えるのでありますが、今日本の国の政治なり経済なりを考えます場合には、何としても、これの背景となつておる国際的な情勢の分析把握をを明確にしなければこれが導き出されて来ないと考えるので……

第19回国会 通商産業委員会 第10号(1954/02/12、26期、日本社会党(左))

○永井委員 通産大臣にこの際繊維消費税のことについて一、二お尋ねいたしたいと思います。われわれの方ではきのう決議をいたしまして大臣のところにも陳情にあがつたのでありますが、大臣がお留守でありましたためにそのまま帰つて来たのでありますが、大蔵大臣と官房長官にこれを伝達いたしてお話いたしました。この繊維課税はもう御承知のように、税の性格からいつても、あるいは物品税のごとく、あるいは奢侈税のごとく、税の性格そのものがふらふらしておるのであります。あるいは徴税方法においても上へ行つたり、下へ行つたり、上り下り、動揺常がないという状態であります。院外における大勢も非常な不評である。税の額から行きましても……

第19回国会 通商産業委員会 第16号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○永井委員 砂糖の問題につきまして、この際大臣にお尋ねをいたしておきたいと存ずるのであります。御承知のように砂糖の最近の値上りは非常なものでありまして、家庭生活に及ぼす影響が非常に甚大である。単に値上りというだけではなしに、生活の面からする各家庭のこの問題に対する関心というものが非常に重大になつて来ていると考えるのであります。政府におきましては、この国内における砂糖の暴騰に対して、本日の新聞ではバターとしての生糸との関係における輸入はこれをチエツクするというような記事が出ていたのでありますが、当面通産省がとつている砂糖対するいろいろな政策、また今後とろうとするこれらの対策について、一応お尋ねを……

第19回国会 通商産業委員会 第17号(1954/02/27、26期、日本社会党(左))

○永井委員 関連して……。ただいまの大臣のお話では、戦前の粗糖と現在の粗糖とは性質が違う。従つて戦前は食料品であつた粗糖を、現在は原材料として扱わなければならない。これが外貨割当の一つの基準であるというお話でありますが、これは相当重大だと思うのであります。主管は農林省でありますけれども、これらの外貨割当については、当然主管省である通産省が許可をして決定されるものであつて、これが不当な内容であれば、拒否することは当然通産省としてはできるわけでありますが、そういう食糧の性質の違いで、食品の扱いをしないで、原料としての扱いにしておる、こういうふうに了解していいのですか。はつきりしていただきたい。

第19回国会 通商産業委員会 第19号(1954/03/06、26期、日本社会党(左))

○永井委員 お尋ねをいたします。第二条でガス事業を定義しているわけでありますが、ガスに関する定義か不十分ではないか。ことに天然ガス等に対しても、この場合条文において定義が必要である。ガス事業だけを定義して、ガス事業の基礎になるガスについて何ら定義かないということは不十分ではないかと思うのでありますが、この点について伺いたい。
【次の発言】 導管によつて送る関係においても、燃料だけではなしに、化学原料としてのものもあるわけでありますが、一つの導管の中から送るものの中に、化学原料になるもの、燃料原料になるもの、こういう区分があると思うのでありますが、学問上むずかしいといつても現実にあるものを文章で……

第19回国会 通商産業委員会 第21号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいま大臣から一挙に均衡をはかるということではなしに、なしくずしに均衡をはかつて行くのだ、こういうお話がありました。閣内においても一挙に均衡をはかるか、なしくずしに均衡をはかるかについて、いろいろ意見がわかれた、こういうことであります。そこで大臣にお聞きしたいことは、これらの政策の基準となる日本経済の実態に対する把握の上において、この二つの政策を樹立するように意見がわかれて来た基本において違いがあるのではないか、認識の上に違いがあるのではないかと考えるのでありますが、この政策の違つて来た根本における日本経済の実態に対する把握の仕方においてどうであつたか承りたいと思います。

第19回国会 通商産業委員会 第22号(1954/03/16、26期、日本社会党(左))

○永井委員 関連して……。ただいまの大臣のお答えでありますが、大臣は今外貨予算についてのいろいろな作業は進めておる、これに大局的な見地に立つて考えておる、こういう御答弁のように了承したのでありますが、二十九年度の一兆円予算はもう衆議院を通つて、参議院にかかつてまさに成立しようとしておる。その国内の二十九年度予算というものとこの外貨予算というものは性質が違う、まつたく別個のものだ、これはこれで切り離して考えるのだ、こういうようなことで一体大局的な経済政策というものが生れて来るのか。物価の問題にしても、それから国内生産の諸態勢の問題にしても、産業構造の問題にいたしましても、国内予算と外貨予算とは二……

第19回国会 通商産業委員会 第23号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○永井委員 簡単にお尋ねしておきます。先ほど小平君からも話がありましたが、貸出しについて地域差ができて来て、その地域差は経済的な条件による地域差ではなしに代理貸し金融機関の熱意いかんによつて、あるいは事務的な処理の関係でそういう地域差ができて来ておる。こういうことなら少いところほど切実な融資の希望であるだろうと思うのであります。それに対して相談所というようなものをそういう地域にまず優先的に置いて、その面から金融機関への協力、融資を受けたいという関係に対する啓蒙指導、こういうような形によつて両者相まつてその地方を改善して行くことが必要ではないか、代理貸し金融機関が熱意がないからやらないのだといつ……

第19回国会 通商産業委員会 第24号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○永井委員 関連して。(「簡単にやつてくれ」と呼ぶ者あり)簡単にやれという同僚の声でありますから、民主的に輿論を尊重して簡単に大臣にお尋ねしたいのでありますが、今通産省では輸入外貨の問題、貿易全般にわたるいろいろな構想、国内産業の安定というようなことについて、構想をめぐらされているということであります。その上における根本的な問題について一、二伺いたいのであります。今まで政府のとつて来た政策はインフレをあおつて、そのインフレの間に独占資本の利益を守つて行くという政策がとられて来たと思うのであります。たとえば昭和二十六年の日本の国内物価がぐつと上つた。しかし国際物価はそのころから漸次下向きに向つい……

第19回国会 通商産業委員会 第25号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○永井委員 関連して、ただいまの齋木委員から質問があつたのでございますが、この法案全部を見て、経営全体の責任を負うのはやはり経営者である、従つて経営の中には労務の関係も当然その一部として入つておるわけであります。たとえば主任技術者の個人的な責任に属するもの、あるいは労務者個人の責任に帰するもの、こういうものはその個人がその責任に当らなければならないことは言うまでもないことです。しかしその企業の中の労務の関係において経営者といろいろ問題が起つたというような場合その必然の関係から出て来るいろいろの事象に対しては、これは単に独立した行為とはおのずから違う経済行為の中の一部であるこういうふうに解釈しな……

第19回国会 通商産業委員会 第27号(1954/03/29、26期、日本社会党(左))

○永井委員 お尋ねいたしますが、現在ガス事業の工作物の帳簿価格は再建設費に対してどの程度になつておるのか、この点をお伺いします。
【次の発言】 そうすると帳簿価格は再建設費の九分の一になつておる、逆に言えばそういうことですか。
【次の発言】 それから第三次の資産再評価についてどういう指導方針をとつておられますか。
【次の発言】 その時期の目標は……。
【次の発言】 減価償却の実情について伺いたいと思います。
【次の発言】 ガス工作物の平均減価償却率は、帳簿原価の何年償却になつておりますか。
【次の発言】 ガス事業者の大企業の面においては、無償増資をやつておるようでありますが、この無償増資の状況……

第19回国会 通商産業委員会 第29号(1954/03/31、26期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいま小委員長から報告されました条項につきましては、わが党もこれに賛成をいたしたのでございますが、その賛成の理由について、立場を明らかにしておく必要がありますので、一言これに加えたいと思います。  この要綱は、燃料に対する総合対策であり、恒久的対策と当面の対策とあるわけでありますが、少くも燃料における総合対策及び恒久的な対策であるという限りにおきましては、これは石炭、石油、電力、こういつたものを、総合的にもつとつつ込んで立案がなされなければならないわけでありますが、この案では電力の面が後にまわされておるのでありまして、十分電力開発の点は追及しなければならないということを明確にして……

第19回国会 通商産業委員会 第31号(1954/04/06、26期、日本社会党(左))

○永井委員 私は帝石の関係についてお聞きしたいと思うのです。これは運営の問題についての内容が主でありますから、大臣が来てから伺いたいと思いますが、その前提条件として、一、二お伺いしたいと思います。  帝石は明七日に臨時株主総会を開いて、新しい重役陣容の整備をするというようなことを聞いておるのでありますが、それが事実であるかどうか。これに対して局長のほうではどういうふうに考えておられるか、これをお伺いいたします。
【次の発言】 人事の問題に対して政府当局がある程度の調停に立つて指導をしたということについては承つておりますが、その指導の方針と、それから明日の重役会で決まるような人事の配置、それらに……

第19回国会 通商産業委員会 第34号(1954/04/13、26期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいま大臣から釈明があつたことでありますから、それについてかれこれあえて申し上げることはどうかとも考えますけれども、しかし言葉というのは前後の続きからとか、あるいはその環境とか、言葉のやりとりの間に出て来る問題でありまして、その言葉だけを取上げてかれこれ言うのは決して妥当なものでない。いろいろな経験からしまして、そういう問題は注意すべきだと思いますが、事柄は単なる表現の問題ではなくて、外貨予算の問題をどういうふうに扱うかという政策的内容の問題であると思いますから、言葉や何かの表現はとにかくとして、大臣が外貨予算に対して、何らか国会がこれに決議権限を持つ、あるいはこれを国民の前に明……

第19回国会 通商産業委員会 第44号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○永井委員 関連して……。ただいまの二重価格の問題について大臣にお尋ねいたしたいと思います。硫安の場合は、出血分を輸出会社に積み上げておいて、それをやがてもうけた場合なしくずしに削つて行く、こういうのでありますから、普通にいう意味における二重価格ではないと思いますが、日本の硫安工業というものを、単にいろいろな経済的な基盤から切り離して、硫安だけの合理化をはかつても、これはできるものではないと思うのであります。従つて、硫安工業の基盤となる日本産業が現在どういうふうになつておるかということについて、大臣にお尋ねをいたしたいのでありますが、御承知のように外貨為替の問題によつて、日本の経済を国際経済か……

第19回国会 通商産業委員会 第45号(1954/05/11、26期、日本社会党(左))

○永井委員 この際今回起りました北海道の風水害について、北海道開発庁長官の大野国務大臣にお尋ねをいたしたいと存ずるのでありますが、大野国務大臣は、昨年は西日本の風水害に対して抜群の手腕を振われまして、緊急の事態を収拾せられたのであります。何の因果か北海道開発庁長官になられると同時に、季節はずれの五月の風水害が去る九日の夜半から起りまして、低気圧の状況からいえば昭和九年以来の最低気圧のものであり、風害の被害の程度からいうならば、大正二年以来の稀有の災害であると伝えられておるのでありまして、現地の状況につきましては、通信、交通の杜絶した地帯が非常に多いために、まだ現地の正確な被害実態というものは把……

第19回国会 通商産業委員会 第47号(1954/05/13、26期、日本社会党(左))

○永井委員 私は日本社会党を代表しまして本法案に反対をいたすものであります。  この法案は議員提出でありますが、提出者の気持はわからないわけではありません。よくわかるのでありますが、提案者は従来の行きがかりからいたしまして、これを何とか継続したいということにあまりに急であるために、また予算を失うことが非常な損失であるという考え方に立つて、現在この法律を出し、議員立法として議会の権威を落していることに対する反省が足りないと考えるのであります。われわれは競輪その他一連の賭博行為に対しましては、社会風教の上から申しましても、安寧秩序の上からいたしましても、かくのごときものは一日も早く根絶せしむべきも……

第19回国会 通商産業委員会 第51号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいま議員提案になつておるような内容における一つの統制経済、こういうやり方は、中小企業に対する究極の目標であるか、あるいはそこまで目標をもつて、その目標に至るまでの過程における便宜的な措置あるいは有効な措置として、こういう事柄が有効に作用するように発動するというような性格のものか、大臣はこれについてどのようにお考えになつておるか伺いたい。
【次の発言】 今日中小企業は崩壊前夜である。この中小企業における危機というものは、広さにおいても深さにおいてもまたその発展性においても相当危機の段階にあるとわれわれは認めるわけであります。従つて今日の中小企業に対する対策の樹立の前提条件なるもの……

第19回国会 通商産業委員会 第52号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○永井委員 議事進行について。この砂利採取法案は、昨日の午後にこの委員会へ初めて提案されたわけであります。しかるにすでに本日参考人として呼ばれた方々には、法案のかかる前からこの法案について参考意見を求めるということで、すでに通知を出してお運びになつておる。しかも本日出られた参考人の方々は、どのようにしてこの法案の内容をお知りになり、またこの内容についてどういう参考意見を求めるというような運びになつて、本日ここに御出席をいただいて参考意見を求められているのか、その手続関係、これは議会における運営の異例であります。法案のかかる前にすでに法案についての参考意見を求めるという手続が完了されておるという……

第19回国会 通商産業委員会 第53号(1954/05/22、26期、日本社会党(左))

○永井委員 この法案は自由党議員の議員提出としてここに出されたわけでありますが、最近議会における議員立法の性格について、いろいろな論議がなされております。また自粛を要すべきものとしての社会的な批判もあり、また議会自体においても自粛しなければならないということが言われております。そういうような観点に立ちまして、自由党の中では、議員立法については一つの内規と申しますか、申合せというようなものができておると承つておるのでありますが、自由党の議員提出に対する議案の扱い及びその限界、どういう基準によつてお出しになるのか、これを承りたい。
【次の発言】 私の承るところでは、理事会その他非公式な会議における……

第19回国会 通商産業委員会 第54号(1954/05/24、26期、日本社会党(左))

○永井委員 第一に岡野さんにお伺いいたします。こういう産業は、日本の経済の実情に照して自由放任経済の地盤では無理である。どうしても計画的な一つの効果的なやり方をしなければならないという事柄はごもつともだと思いますが、これはひとり航空機の面ばかりでなくて、日本のように破壊された経済の中から、しかも長い戦争期間のブランクを超克して国際経済界に立ち向つて行くというためには急テンポで回復をしなければいけない。そういう意味から申しますと、これは非常に緻密な計画の上に立つた計画的な、そうして少しのむだもないというような考え方の上に立つた計画的な経済施策が必要ではないか、こう思うのでありますが、航空機の生産……

第19回国会 通商産業委員会 第55号(1954/05/25、26期、日本社会党(左))

○永井委員 大臣にお尋ねいたしたいと思いますが、この航空機製造法によつて業者の整理を行う、許可制度にして整理をし、これの振興をはかるという内容のように思われるのでありますが、その航空機産業を平和産業としての性格で振興させるのであるか、あるいは軍需産業としての性格においてこれを振興させるのであるか、再軍備の充実に並行した一つの産業の武器製造面を、この法によつて一部航空機に関して充実させる、こういう必要に迫られた改正なのであるか、この点を明確にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 日本が現在軍隊を持つことによつて、その軍隊の費用の負担というものが国民生活に大きく影響を与える。その大きな影響が……

第19回国会 通商産業委員会 第58号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○永井委員 中小企業に関する小委員会の審議の経過及び結論を申し上げます。  政府は健全財政を標榜し、昭和二十九年度歳入歳出予算総額を一兆円のわく内に押え、国民生活の安定をはかり、あわせて国際収支の均衡をはからんと企図しているのであります。申すまでもなく、自立経済確立の礎石としての耐乏、緊縮政策の必要と意義は十分認めなければならない。しかしながら財政を緊縮し、国際収支の均衡をはかるための日銀の金融引締めは、日を追うて強化せられ、デフレ政策への不安は社会全体の上に暗影を投じていることもまたいなめない事実であります。ことに財政支出、金融引締めの強化は、ともすれば量的統制に終つて、質的な施策の緩急軽重……

第19回国会 通商産業委員会 第61号(1954/06/03、26期、日本社会党(左))

○永井委員 この場合電気料金の値上げの問題を政府はどういうふうに取扱う予定となつておるか、料金問題に対する事務的取扱い、その処理の方法等、できるだけ詳しく、明確に御説明願いたい。
【次の発言】 電気料金はずつと前から原価主義でやつている。基礎資料をもつて会社の方から一割四分四厘の値上げを要求している。それに対して引上げ要求そのものが妥当であるかどうかということの吟味が前提条件にならなければならないのに、一割四分四厘はこれは必要な値上げ率であるという前提に立つて、そして税金はこれだけ負けた、金利はこれだけ負けた、だからこれだけは値下げできるという話を聞いていると、もう何か一割四分四厘の会社から出……

第19回国会 通商産業委員会 第65号(1954/09/09、26期、日本社会党(左))

○永井委員 議事進行について。ひとつ委員長から小委員長に明らかにしていただきたいと思いますが、ただいま小委員長から小委員会の希望条項が述べられました。しかしこれは小委員会としてはまだこの問題については審議の過程であつて、小委員会としての結論はまだ何も出ておりませんし、要望事項というようなものもまとまつてはいないと思うのでありますが、ただいまの要望事項は小委員長の個人的な意見なのか、あるいは小委員会としてまとまつた意見を代表されての要望なのか、その点を明らかにしていただきたいと思います。小委員会としてはこういう要望事項ははまだまとまつていないと、われわれは了解しております。それが議題にもなつてい……

第19回国会 通商産業委員会 第66号(1954/09/10、26期、日本社会党(左))

○永井委員 中小企業庁長官にお尋ねします。これは午後から大臣と同席のところでいろいろお聞きしたいのですが、簡単に二、三お尋ねします。中小企業金融公庫の運営について、この公庫の出発にあたつての最初の予定よりは原資が少い。この金を最高限度一口一千万円というような貸出しをすれば、どれだけの人にも行き渡らないというので、原資が相当額ふえるまでは最高限度一口三百万円程度にして、できるだけ普遍的に、地域的にこれを均霑するように運営するようにという附帯決議で法案は通したのでありますが、最近長官が新任されてから一口最高一千万円まで貸すと、こういう示達をされたようでありますが、それはどういう趣旨によつたのか。ど……

第19回国会 農林委員会 第32号(1954/04/17、26期、日本社会党(左))

○永井委員 この場合長官にお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、国有林野整備の臨時措置法が一年延期になることに提案されておるわけでありますが、この一年延期の性格をはつきりと伺いたいのであります。それは過去における整備の処理が未整備の分について、すなわち事務的処理が遅れておるために一年延期をして、そこでこれを処理しようという性格の一年延期であるのか、あるいはもつと広汎な角度から整備をする必要があるというための一年延期であるのか。その一年延期の内容、性格について正確にお伺いをいたしたい。
【次の発言】 国有林野の整備にしろ、あるいは保安林のいろいろな問題にしろ、やはりそれの基盤となるものは、林政……

第19回国会 農林委員会 第83号(1954/11/29、26期、日本社会党(左))

○永井委員 救農充当分における北海道関係の林業関係の山林事業とは中身はどういう内訳になつておりますか。
【次の発言】 今回の台風による風倒木は、単に国有林関係あるいは道有林関係というわけでなしに、一般民林でも相当被害甚大であつて、林道を急速に設備してこれらの風倒木を処理するということが緊急の要件になつておると考えるのでありますが、北海道関係の民林関係の林道費関係は全額落されておるようでありますが、これはどういう理由によるか、国有林関係だけ風倒木を処理すれば民林はかつてにやれ、こういう趣旨なのか伺いたい。
【次の発言】 一括用途を指定しないで、それはかつてに使つてもよろしい、効果的に現地で使つて……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第8号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○永井委員 私は、自転車競技法に基く国庫の納付金打切りの問題についてお尋ねをいたしたいと思います。いろいろな補助金の整理については、それぞれの立場からいろいろな意見があろうと存じますが、それは別といたしまして、この競輪に基く納付金につきましては、裏づけがちやんとある。政府の財政に対してそう強圧を加えるものではない。これがこういうふうな措置を講ぜられるのはどういう理由に基くのか。これを、予算査定の立場の大蔵省と、予算要求の立場の通産省がなぜこの打切りを了承したかということについて、通商省と両方の意見をお伺いいたします。
【次の発言】 この法案は、御承知のように昭和二十三年、第二国会におきまして、……

第20回国会 通商産業委員会 第1号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○永井委員 この際中小企業庁官から年末金融に対して当面措置している計画を簡単にご説明願いたいと思います。
【次の発言】 中小企業対策小委員会は、十月の二十六、七、八、三日間開会いたしまして、百貨店に関する問題、年末金融に関する問題、その他について三日間審議をいたしたのでありますが、この会議の結果、中小企業年末融資に関する決議を行いましたので、本委員会にこれを報告いたしまして、皆様の満場一致の御賛同を賜わりたいと思うのであります。  この委員会においては、金融関係のそれぞれの機関の責任者を招致いたしまして、いろいろ調査をいたしました審議過程におきましては、民主党の笹本君、首藤君両君より、銀行機関……

第20回国会 通商産業委員会 第2号(1954/12/04、26期、日本社会党(左))

○永井委員 お尋ねいたしますが、この法案が通りますと、政令によって地域指定が行われると思うのでありますが、現在のところ本法の成立によって地域指定を予定されている地域はどこと、どこであるか、これを承りたいと思います。
【次の発言】 ただいま長官からお話のありましたことによつて明らかになったわけでありますが、われわれとしましては本法を成立せしめるゆえんのものは、災害の実情に即した対策が具体的に実施されることを期待しておるのでありまして、昨年の政令の基準によると、実際は北海道、岡山が相当に災害がありながら去年の基準ではこの地域指定から漏れる心配がある。漏れる心配があるのじゃなくて漏れるのだ。こういう……

第20回国会 通商産業委員会 第3号(1954/12/05、26期、日本社会党(左))

○永井委員 昭和二十九年八月及び九百における風水害に伴う中小企業信用保険法の特例に関する法律案の提案現出を御説明いたします。  本年八月及び九月におきましてわが国を襲いました十五号を初めとする台風は、中小企業者にとりまして少からぬ損害を与えたのでありまするが、こりうち商工業関係におきましては、約百二十億円の巨額に上っております。言うまでもなくわが国経済に占める中小企業の地位はきわめて重いのでありまして、これが育成強化は喫緊事であります。特に最近における中小企業の窮迫は、はなはだしく大きいものであります関係上、中小企業金融の円滑化は強く推進されなければならないと考えるのであります。中小企業信用保……

第21回国会 電気通信委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 ただいまより開会をいたします。  私、今回成田前委員長の後任として、委員長の席を汚すことと相なりました。本委員会の事情についてはまったく不案内であり、かつ不敏でありますので、その責めを来すことができるかどうか心配いたしておる次第でありますか、好様の御協力によりまして責任を果たして行きたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)  まず国政調査承認要求に関してお諮りをいたします。本委員会は今会期中、一、電気通信事業の経営に関する事項、一、有線電気通信の規律に関する事項、一、電波及び放送の規律に関する嘉禎について、従前通り国政に関する調査をいたしたいと任じますので、衆議院……

第21回国会 電気通信委員会 第2号(1954/12/20、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 それではただいまより開会いたします。  電波管理に関する件について調査を進めます。  お諮りをいたします。先般行われました無線技術士の国家試験についていろいろ疑点があるようでございますので、この際これに関し参考人として電気通信大学教授片岡定吉君及び松村定雄君より意見を聞くことにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。  片岡参考人より御意見を伺います。片岡参考人。
【次の発言】 本年十一月行われた無線技術士の試験について、参考意見を伺いたい。従来と比較して少かつた、一人より合格者がないという、そういう試験の内容や制度……

第21回国会 電気通信委員会 第3号(1955/01/21、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 これより会議を開きます。  日本放送協会の昭和三十年度の収支予算の取扱い等に関し調査を進めます。本件につきましては、すでに昨年十二月十四日の委員会において政府当局より、解散によって三月末までにNHKが予算の編成ができない場合の措置として、暫定予算制度もしくは臨時予算制度等を考慮し、その準備を進めている旨の答弁があり、再開国会早々この法案の提出がなされるはずであったのでありますが、その後の政府の方針によれば、同法案の提出は除外されたように承知いたしております。解散も目前に迫っておりますが、政府は本日本放送協会の三十年度予算についていかなる措置を講ぜられるのか、本件に関するその後の経……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 商工委員会 第4号(1955/03/29、27期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいま中崎君から、だらだらと料金決定を延ばしていることはおかしいという質問がありましたが、私も当時この案が委員会にかかりまして審議されたときの審議過程から申しまして、政府に責任があると思う。内閣はかわりましたけれども、行政の長として議会を通して約束したことについては、その責任を継承されなければならない。内容の政策その他についての考え方や何かは別でありますが、この電気料金の問題についてはこういうふうに取扱います、こういう約束した事柄については責任を持たなければならないと私は思うのであります。それは当時半年分の料金だけを出しまして、四月以降の分についてはこれはいろいろな措置を講じてや……

第22回国会 商工委員会 第5号(1955/03/30、27期、日本社会党(左))

○永井委員 石橋通産大臣は、就任以来電気料金の値下げの問題、重油の値下げの問題、また民主党内閣の農林大臣は、硫安の値下げの問題、砂糖の問題と、自由党内閣の時代において問題になっておりましたこれらの諸点に手を染めて、国民経済的な立場でこの問題の処理をしようとする努力を示しておられますことは、まことにけっこうだとわれわれは考えておりますし、その努力に対して敬意を表するのであります。世論にアッピールするためにちょっと上つらだけをなでただけで、ほんとうにこの問題を掘り下げて、根本的に解決しようとする努力が欠けますならば、われわれはまたこの議場を通じて、十分にその腰抜けを鞭撻しなければなりませんし、大い……

第22回国会 商工委員会 第6号(1955/03/31、27期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいま中崎委員提案にかかる各派共同提案の電気料金に関する決議案に対しまして、私は日本社会党を代表して賛成の意を表しようとするものであります。  電気料金の問題は御承知のようにずいぶん早く会社側から申請されたものを、政府はこれをあっためてぐずぐずしておりまして、昨年の十月にようやく料金の認可を与えたのであります。認可を与えるに当りましては、最初聴聞会その他の所定の手続を踏まなければならないにもかかわらず、この聴聞会は開きませんでした。聴聞会を開いた場合は、会社から申請された内容について聴聞会を開いたのでありまして、政府が認可を与えました内容は、夏冬一本料金という実質的に違った内容の……

第22回国会 商工委員会 第9号(1955/05/11、27期、日本社会党(左))

○永井委員 佐々木委員の質問に関連して政府の財政投融資の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  九電力会社の分として会社側からは所要経費千百五十億、二十九年度の実行予算は千八十一億、これに対して本年の予算提案には開銀から二百八十億円より提案されておらない。御承知のようにことしは百四十万キロの空前の電力が出るわけでありますが、一番ことしは資金がいるのであります。この足りない分については市中銀行から融資を受けるとかあるいは開発計画を練り直すとか、あるいは開発の進行速度を足踏みさせるとか、こういう方途を講じなければ予定の計画では進まないと思うのであります。それから開発会社の分については、ことし……

第22回国会 商工委員会 第10号(1955/05/12、27期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいまの八木君の質問に対する大臣の答弁は、もう少し踏み切って御答弁を願いたいと思う。大臣は新聞などで、企業形態の問題については相当新しい構想を発表しているようでありますが、委員会に参りますと非常に処女のごとくおとなしくなってしまい、現状のワクから少しも出ないように四角ばった答弁でありますが、これは経審長官が、きょうここに長期六カ年計画というものをわれわれに示されて、この計画に基いて三十年度の第一歩を踏み出すのだ、こういう高邁な一つの計画的な動き方をしようとしている。われわれは民主党にしましても自由党にしましても、本質的には保守党として一つだと思っております。ただそこで色合いが少し……

第22回国会 商工委員会 第11号(1955/05/13、27期、日本社会党(左))

○永井委員 私はこの際大臣に簡単に伺っておきたいと思う。  この総合経済六カ年計画、これを進めて行く土台となるプリンシプル、これを一つ承わりたいと思います。自由主義経済の土台の上に計画的なものを盛って、そして花を咲かせたり、実を結ぼう、こういう考えでございますか。自由主義経済の土台の上にそういう期待ができるのかどうか、それをどういうふうに組み合わせ、構造して、そして六カ年をどういうふうな計画で持っていくのか、これを一つ伺いたいのと、もう一点はこれは一つの問題を投げたのだ、これについては民間からいろいろな意見が出てくるだろうから、それを取り入れて実行できるような具体案にまとめていきたい、こういう……

第22回国会 商工委員会 第14号(1955/05/19、27期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいま議題となりました自転車競技法等の臨時特例に関する法律でありますが、これについてお尋ねをいたします。  この法案は臨時特例でありますが、大体どのくらいの期間を目途としてこの法律を実施しようとしておるのか、競輪の運営審議会を作って、今後の問題についてはいろいろ処理をされるそうでありますが、大体この法律はどのくらいの期間を目途として実施されようとするのであるか、これを一つ伺いたい。
【次の発言】 大体五年という目途でおやりになるとして、これは競輪をもっと強化して発展させようという考え方が土台になっておるのか、あるいはこれは非常な悪いものであるから、すみやかに廃止したい、その廃止の……

第22回国会 商工委員会 第15号(1955/05/20、27期、日本社会党(左))

○永井委員 質問がダブって怒られるかもしれませんが、お答え願いたいと思います。  この地方移譲によってどのくらいの金額が地方に移譲されるのか。それから、実際に検査に要するいろいろな費用というものはどのくらいかかるか。また従来も地方で検査を実行していたということならば、この法案はただ手数料金の地方移譲ということだけが内容であって、検査という行政は従来と何ら変らない、こういうような内容のものかどうか、この点についてお尋ねしたい。
【次の発言】 計量検査を地方に移譲することによって、計量器の地域差というものが生まれてこないか。たとえば、こういう基準で検査をするという基準はありましても、実際の運用操作……

第22回国会 商工委員会 第17号(1955/05/25、27期、日本社会党(左))

○永井委員 この際正確に御答弁をいただいておきたいと思いますが、計量法の改正によって料金手数料が地方に移譲される。そういうことを契機として、今はそういうことはありませんが、将来は地域的にいろいろな差が出てくる。自まかないができていないという現状から、それぞれの地域における料金の改訂が必ず起ってくる。そういう場合に料金の地域差が起るということが本法施行上一番心配になる。それから検査の規格において地域差が出てくるということ、この二つが本法施行上将来心配になることでありますが、料金の地域差が生ずるということに対してどういう措置をお考えになっているか。現在は政令によってそういうととはないというのであり……

第22回国会 商工委員会 第19号(1955/06/01、27期、日本社会党(左))

○永井委員 通産大臣が見えましたのでお尋ねいたしますが、この内閣は中小企業に対してこれを安定し、さらにこれを振興する、こういうように強く政策を打ち出されているのでありますが、中小企業の安定及び振興に関しては基本的にどういう政策をとってこれを安定し振興しようとせられるか、そういう道があるのかどうか、これを明確にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 中小企業の安定及び振興については、金融をこういうふうにすればよくなる、あるいは税制をこういうふうにすればよくなる、あるいは百貨店をこういうふうにすればよくなるというような、一つのきまった筋というものはない。いろいろな面からこれを総合的にやっていく……

第22回国会 商工委員会 第23号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○永井委員 大臣にお尋ねいたしたいと思いますが、中小企業金融公庫、商工中金に対する今度の修正案あるいは金融措置、そういうものの変更についてわが党の田中武夫君の質問に対して大臣の答弁があったのですが、何か内容がはっきりしないので、はっきりとお伺いをいたしたいのです。今度の修正で中小企業金融公庫の場合・商工中金の場合ともに原案に対して有利に修正されたとお考えになるか、あるいは非常に不利に解決されたとお考えになるか、あるいはイコールであったとお考えになるか、これを承わりたい。
【次の発言】 原案に対して非常な不利な修正であった、非常という形容詞がいいかどうか、とにかく不利な修正が行われた。それならば……

第22回国会 商工委員会 第26号(1955/06/16、27期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいま局長は北海道のアルコール工場払い下げについて、行き詰まって解散に当って従業員を他の会社に引き継いだという答弁でありましたが、どのように引き継がれたか、それをはっきりしていただきたいと思います。それからこの工場払い下げに当っては、十年間他の目的のためにこれを使ってはならないという制限があったと思うのですが、それが直ちに現在はアルコールを作らないで、これがパルプ工場に変っている。帯広の方はそのままになっておりますが、北見のアルコール工場はパルプになっている。払い下げ条件が十年間他の目的に使ってはいけないというのが、どういう理由で数年ならずしてパルプ工場に転換することを認めたのか……

第22回国会 商工委員会 第29号(1955/06/23、27期、日本社会党(左))

○永井委員 淵上委員、神田委員等から要求した資料は、これは委員全体のやはり要求しようとしている資料とダブっているものがありますから、これは個人でなしに、この委員会全体に一つ資料を配っていただきたいと思います。それから私が要求したいのは、六十八本の縦坑掘さくの、どこの山にどういうふうにするかという計画の具体的な内容、それから買い上げ対象の中小炭鉱、これは業者の方から要求があった場合買い上げるというので、必ずしもこれは確定した対象というものはないかもしれませんが、山の状態、コストの状態、いろいろな状態で、こういうのはこういうふうに合理化したいという一つの基準というものが大体あるだろうから、望ましい……

第22回国会 商工委員会 第30号(1955/06/24、27期、日本社会党(左))

○永井委員 本法案の目的が明確になっておらないのであります。明確というよりも、全然目的が提示されていない。先ほど来各委員から質疑がありましたが、本案の目的、性格についてやはりはっきりとさしておく必要がある。これは石炭鉱業の長期安定をはかる、こういう立場で電力あるいは油の総合燃料に関する一つの計画を立てて、その一環として重油の規制という本案が生まれてきたのであるかどうか、そうして本案がそういう形で生まれてきたとするならば、これらのエネルギー資源は基礎産業であるから、これに対する日本の産業構造なり、あるいは今後の組み立てに対しても、計画的なものが推進されなければ、石炭、油、電力、こういうものだけが……

第22回国会 商工委員会 第31号(1955/06/28、27期、日本社会党(左))

○永井委員 大臣に一つ御意見を伺いたいのですが、石炭鉱業合理化については、各委員からいろいろな資料の提出を求めてあります。この資料の提出が非常におくれておるということ、それから経済的な関係の資料の要求に対して、必要な資料が提出されておらないのであります。この法案は、自己資金を含めて一千二百数十億の金をつぎ込み、国民の税金の何百億というものをこれにつぎ込むことによって、二割の炭価が下るのだ、そうしてこれだけの企業の合理化ができるのだという数字を出しておるのであります。これを会社で言うならば、この会社の企業目録、企業計画に対して投資をするかどうかということをきめるためには、こういうずさんな資料では……

第22回国会 商工委員会 第33号(1955/06/30、27期、日本社会党(左))

○永井委員 今集中排除の問題について中崎君から大体お話があったのでありますが、これに対して大臣の答弁がありましたけれども、私はいろいろ納得のできない面が非常に多い、ただいまの大臣の答弁によると、大体現在の大きな商社がまとまらないと今後の日本の経済に対処していくことができない、こういうことで小さく分けたのをまたもとに復元して集中していく、こういう政策を基本的におとりになるのであるかどうか、伺いたいと思います。
【次の発言】 最近政府の行なっておる合理化政策というものは、中小をしぼり上げて大企業に集約する、基本的にそういう政策をとっております。たとえば石炭にいたしましても、中小炭鉱を買いつぶして大……

第22回国会 商工委員会 第34号(1955/07/01、27期、日本社会党(左))

○永井委員 公取の横田委員長にお尋ねいたしますが、今政府のやっていることは、独禁法の趣旨と反するような方向に動いていると思うのであります。独禁法という一つのワクを置きながら、石炭、鉄鋼、肥料というふうに、大きなものについて一つ一つ独禁法のワクを乗り越えてやっていく。こういう形になりますと、一体独禁法というものがあってもこれは死物化するし、何ら意味をなさないという状態になってくるのではないかと思うのでありますが、現在政府で今議会にいろいろ提案されている大きな議案のうち、提案までの過程においていろいろ公取の方と職務権限について話し合いがあったことと思うのでありますが、そういう案件は今回提案されてい……

第22回国会 商工委員会 第37号(1955/07/08、27期、日本社会党(左))

○永井委員 新保さん、堀井さんに第一にお伺いいたしたいのでありますが、過度の競争というためにこの法案が必要であるというようなお話でございましたが、現在の中共との貿易の面において、具体的に過度の競争があるかどうか。あるとすればそれはどういり形で出ておるか、具体的な例を示していただきたいと思います。
【次の発言】 実際の取引がないという前提に立ってのお話ですから何でありますが、大豆の場合のごとき、これは貿易の面においての過度の競争ではなくて、国内事情における関係から出ておるものである。やはり現在は貿易の関係について言っておるのでありますから、その面について制約してお話が願われなければならぬと思いま……

第22回国会 商工委員会 第38号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○永井委員 簡単にお尋ねいたしたいと思いますが、予算に組まれておる三億の補助は、これは新設会社で全額支出、こういう形になると思うのであります。そういたしますと、従来ガスの開発について補助金を出したのでありますが、全部打ち切られてしまうのじゃないか、こういう関係が出てくると思うのですが、その関係はどうなるのか、ガス開発に対する補助金の関係はどういうふうになるのか、これを一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 こういう場合もある、ああいう場合もあるという絵にかいたぼたもちのような話はけっこうでありまして、そういうこともあり得るならば明文にはっきりとすべきでありますが、それならば具体的に北海道の場合……

第22回国会 商工委員会 第45号(1955/07/20、27期、日本社会党(左))

○永井委員 矢吹さんにお尋ねいたしたいのであります。炭鉱関係が非常な不況である、その結果として炭鉱地帯の自治体の減収というものは非常に大きなものがあります。一面収入がうんと減って、この法案が施行されれば、首切りが大量に行われて、失業者がどんと出る、しかもこの法案は首切りだけは数字をはっきり、六万人近く首切るということを言っておりますけれども、それの裏づけとなる職場転換なりあるいは失業対策なり、こういったものは、活字では一応書いてありますけれども、内容の具体性は非常にない。そうするとこの法案を施行することによって、炭鉱地帯の市町村は収入がぐんと減る、首切りによって出た失業者はどんとかかえて、そう……

第22回国会 商工委員会 第47号(1955/07/22、27期、日本社会党(左))

○永井委員 簡単に大臣にお尋ねいたしたいと思いますが、最近は合理化ばやりだと思うのであります。肥料も合理化だ、鉄鋼も合理化だ、石炭も合理化だ、合理化ばやりである。これは自由党、民主党、保守党を通じて自由経済の行き詰まりとして何らかの措置を講じなければならなくなった、こういう行き詰まりを合理化するための合理化政策ではないか、こういうふうに思うのでありますが、お答えを願いたい。
【次の発言】 合理化そのものにはわれわれ反対でないのでありますが、合理化の性格と内容であります。石炭合理化の内容を見ましても、これに財政の投融資をする、金利を下げてやる、税金を安くしてやる、こういうことで大企業への集中救済……

第22回国会 商工委員会 第49号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○永井委員 議事進行に関して提案をいたしたいと思いますが、本日は大臣の出席も、都合が悪いようですし、この委員会も各議案の審議が最終段階に入って、各党との間の折衝を必要とする事情もあるので、本日は本委員会をこの程度で散会して、あと各党懇談に移して、その相談を進めてもらいたいと思います。以上の動議を提出いたします。

第22回国会 商工委員会 第50号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))

○永井委員 今重油ボイラーの政府原案に対して与党である民主党と準与党的役割を働いている自由党との間に修正案の話し合いが進められまして、骨抜きのような修正が行われようとしております。この修正に対して政府はどういうふうに考えられているか、これを承わりたいと思うのであります。  先般本委員会を通りました石炭鉱業合理化法案、これは基盤となっているのが総合燃料対策であり、総合燃料対策の一環として国内石油資源開発の特殊会社もできたし、その法案を通しましたし、またその一つとしてこの重油ボイラーの制限が立法化されようとしているのでありまして、その基盤がくずれますならば政府の石炭鉱業の背景となっている総合燃料対……

第22回国会 商工委員会 第51号(1955/07/29、27期、日本社会党(左))

○永井委員 木材利用合理化小委員会における、ただいま小委員長から述べられました決議案に対しまして、実は経済企画庁長官に一応決意を伺っておきたいと思ったのでありますが、長官がお見えにならない。政務次官の出席を求めてありましたが、その出席もありません。そこでいずれ政務次官がお見えになりましたら、長官がお見えにならないですからやむを得ませんから次官でがまんしまして、一言希望を申し述べたいと思いますから、その意見を留保しまして本案に賛成いたしたいと思います。
【次の発言】 北海道の風倒木につきましては、異常な数量でもありますし、非常に困難な地帯の風倒木であるというので、先般現地を視察して参りました。こ……

第23回国会 商工委員会 第1号(1955/11/26、27期、日本社会党)

○永井委員 今日は非常に短かい時間の審議でして、十分な質問が行われなかった、月曜日に本格的な質問に入る、こういうことでありますので了承いたしますが、それについては各金融機関、中小企業関係の金融機関関係は全員一つ月曜日に出ていただく、それから関係各省の当該局長にはぜひ出ていただく、それから資料でありますが、これは確実に確保できる資金はどのくらいか、これだけは目下努力中、これはできればこれだけを目標にして努力しているというような確かな数字を、三段階ぐらいに分けて資料をぜひ月曜日には出してもらいたい。それに基いて話を進めていく。これは、質問のしっぱなし、答弁のしっぱなしでは問題は解決しませんので、こ……

第23回国会 商工委員会 第2号(1955/11/28、27期、日本社会党)

○永井委員 ただいま局長から精神論があったわけですが、われわれ年末を控えまして休会中このような委員会を開くというのは、抽象論や精神論で時間をつぶすのでなくして、当面した問題について即刻具体的な問題解決のためにこの委員会を開いているわけでありますから、そういう抽象論でなしに、もっと具体的にいろいろな問題を進めて、できるものはできる、できないものはできない、ここまではできるのだということをはっきりして、その上に立って次の施策を作っていかなければならぬ、こう思うのです。そういう意味において、もっとはっきりしていただきたいのですが、今局長は、銀行側にも相当反省しなければならぬ点がある、それから中小企業……

第23回国会 商工委員会 第4号(1955/12/09、27期、日本社会党)

○永井委員 今大蔵政務次官の出席を要求しておりますが、まだお見えでないようでありますから、それと関連して中小企業庁長官に伺いたいと思います。市中金融機関の中小企業に対する融資を積極的に行わしめるために必要な措置を講ぜよ、こうわれわれが先般決議をもって要求したわけであります。ただいま長官の話では、五日の日に関係業者、金融機関といろいろ話し合いをした、それから文書でその趣旨を伝えたということでありますが、その内容について、及びその効果についてどういう見通しを持っておるか、これを伺いたいと思います。
【次の発言】 この会議を開いて話し合いをする、文書でこれを交換するという限度では、お互いに誠意を披瀝……

第23回国会 商工委員会 第5号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○永井委員 大臣がお見えにならぬようでありますが、硫黄の問題で前回本委員会において私の質問に対して大臣から考慮するというお話でありましたが、その後どういう考慮の経過をたどっておるか、状況をお知らせ願いたい。
【次の発言】 鉱山局長は輸入について何か注意があったからその点についてよく考慮したいというが、輸入について考慮を要求したのではなくて、輸入以前の問題、輸入することの可否について質問をしてあるわけであります。いつの間に輸入の手続や価格の問題の注意に飛躍したのか、鉱山局長は新しいからそういう関係の引き継ぎもないしょくわからなかったのだろうと思いますから、鉱山局長の答弁でなくてもよろしいですが、……

第23回国会 商工委員会 第7号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○永井委員 関連して。今八木君の質問に対して、大臣は、株主や重役がよく黙っておるという御不審を持たれた。私も同様な不審をこの問題について持つのでありますが、その株主が黙っておるという前に、こういう重要な基礎産業の関係に、半分の外資が入ってくる。そうすれば、その事態がどうなるかというような事柄についての大よその推定というものはあるべきはずなんです。第一、この外資導入を政府が許可したということも、私は日本の役所は一体どっちを向いて仕事をやっておるのか驚くほどです。それが許された、そうして入ってきた。入ってきてこういうようにやられて、重役は、自分の一身上の利益だけが保証されれば、日本の国の産業はどう……

第23回国会 商工委員会 第8号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○永井委員 関連質問。今のカナダアルミとの間において取りかわしたものが条件ではなくて、これは経済的な諸条件の推移によっては必ずしもそういうことをやらなくてもいいのではないか、こういう大臣のお話でありますが、これは一般的な取引の条件ならそれでよろしいと思うのですが、当時この日軽は資本金を六億二千万円に倍増資して、増資株の千二百四十万株というのを一株当り十円のプレミアム付で、五十対五十の持株としてこれを持たせたわけですこういう株の持たせ方、当時百四十円余りしていた株を、わずか十円のプレミアムで売るということは非常に国辱的なものではないかということが、委員会で問題になったわけです。ところが厚鉱を持っ……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第15号(1956/04/02、27期、日本社会党)

○永井委員 関連して知事にちょっとお尋ねいたしたいと思います。今竹谷君からの質問に対して、北海道の総合開発は、日本の国土開発というようなものを背景とした開発計画というものが樹立されて、その中から産業振興開発計画というものができて、その一環として開発公庫というようなものが生まれてくるのが順序であり、それが公庫としてのほんとうの機能を発揮することのできる前提条件であるというようなお話が今なされたのでありますが、そういうことの順序が踏まれないで、公庫独走の形で現在ここに現われてきた。しかし知事は、これは必要な事柄であるから、ぜひこの実現をしてほしいというような要求であったのですが、これは矛盾があるの……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第16号(1956/04/03、27期、日本社会党)

○永井委員 大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、北海道の開発を重点的に進行さしていく、重点主義によっていろいろな施策が考えられる、そのうちの一つとして、この開発公庫法案がこの委員会に提案されたわけでありますが、大臣はこの公庫の共管の当該大臣でありますので、お伺いするわけであります。  北海道に対する現状をどういうふうに把握されておって、そうしてこれを振興するための重点的な施策としては、第一に何、第二に何、第三に何、こういうような一つの計画のもとに推し進められることと思うのでありますが、この公庫法を第一に取り上げて重点施策の一つとして具体化されて参りましたその理論的な根拠というものを、一つ明確にお伺……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第17号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○永井委員 この公庫は、大臣は一つの単なる金融機関、こういうような性格にお考えなのか、あるいは、単なるコマシャール・ベースに乗せて運用するところの金融機関ではなくして、もっとほかの投資機関であるという性格でこれを生み出そうと、こういうふうにお考えになっておるのか、この公庫の性格をはっきり伺いたい。
【次の発言】 なかなか内容としては複雑な性格を持っておるということでありますが、そういたしますと、たとえば、現在は十億の政府出資、それから七十億の融資、こういう内訳です。従って現在の段階では、資金の質と、それから内容としての資金源の量の面から見て、これは金融機関としての性格が強い。これが将来政府の投……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第22号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○永井委員 議事進行。ただいまの本名君の御質疑の点は、もうただいま議題になっております問題の本質的な点で、これは十分審議をしなければならぬと思います。しかし、今話が進行中なのは小平君から質疑がありましたことで、その質疑に対して、大臣からお答えになった。いわゆる高邁な運輸交通施策についてお話があった。資料を取り寄せて、これに基いて御説明を承わる。これが本案審議の上における一つの大きな前提条件になると思うのであります。正力大臣は、老らくの恋のように、道路に対して執着しておられるようですから、老いらくの恋の熱情を傾倒した御説明を承わって、それからこれの審議に入った方が順序だろうと思いますので、委員長……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第24号(1956/09/22、27期、日本社会党)

○永井委員 私は農林省当局に対して、北海道の凶作の実情と、これに対処するいろいろな措置について、当局の考えておる事柄をお尋ねいたしたいと思います。大信に出席を求めてあったのでありますが、大臣がお見えになりません。従って出席されておる方々は、農林省のそれぞれの所管を代表しての答弁と了承しまして、責任のある御答弁をお伺いしたいと思います。  まず第一に、いろいろお尋ねいたしたいことがあるわけでありますが、それの話を進めていく能率的な運び方として、北海道のことしの凶作に対して農林省はどのような実情を把握されておるか、現地の実情と当局が把握されておる情報というものの間に非常な開きがあったり、また、私が……

第24回国会 商工委員会 第11号(1956/03/03、27期、日本社会党)

○永井委員 ただいま議題となりました百貨店法案の提案理由を御説明申し上げます。  今日、百貨店問題は単に大規模小売業者たる百貨店対中小規模の小売業者との問題だけではなく、卸売業者、メーカー並びに広く一般消費者にも関係の深い問題となり、経済的影響のみならず社会的にも甚大な関係を持つに至ったのであります。戦前旧百貨店法が制定された当時の百貨店経営は、主として高級購買力を対象としていたようでありますが、戦後は一般中小企業と同じ広範囲な大衆購買力を対象とするようになったのであります。また売り場面積について見まするに、戦前の最高であった昭和十三年の百二十五万三千平方メートルに対し、昨年四月現在では、百三……

第24回国会 商工委員会 第14号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○永井委員 中小企業信用保険法の一部改正について、中小企業庁の長官にお尋ねいたします。  最近非常に資金面が潤沢になって、従来のような金融難がなくなってきておる、こう一般にいわれているわけでありますが、中小企業関係におけるそれぞれの階層――大企業は論外に置いて、中なり小なり、そういうところでどの辺まで金融が緩和されて、どういう階層が金融が非常に困難になっておるかというような基礎がありましたならばこの際承わりたい。
【次の発言】 この信用保険は信用の不足な面に対する補完として行う、こういう性格のものであると、こう思うのであります。そういたしますとこの保険法の実施の運用に当って、そういう補完的な面……

第24回国会 商工委員会 第24号(1956/03/28、27期、日本社会党)

○永井委員 昨日の理事会で今後の委員会の議事進行に関しているいろいろ相談をしたわけであります。与党の方からは予算に関係ある案件から先に審議をしてもらいたい、こういうことで原則として私はそれを了承いたしました。そうして順序をきめたわけであります。その理事会の相談の過程においてわれわれの方からは百貨店法及び下請関係、これはできるだけ早く審議すべきである、こういう主張をいたしたのでありますが、与党側からは予算に関係あるものを先にやってくれ、こういうことで順序が一応きまったわけであります。ところがきのう参議院の商工委員の方からわれわれの方に連絡がありまして、衆議院では百貨店法をなぜ早くやらないのか、こ……

第24回国会 商工委員会 第25号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○永井委員 大臣が来たらお尋ねしたいと思ったのですが、影も姿も見えぬのですが、中小企業の振興の問題について、長官はたとえば中小企業金融公庫、こういうものを作ればこれで中小企業に対する金融は足りる、中小企業安定法、こういうものを作ればこれで中小企業は安定だ、あるいは中小企業振興資金助成法案、こういうものを出せば振興ができるのだ、こういうふうに特殊なそれぞれの法案と措置によって中小企業の振興ができる、こういうふうに考えておやりになっておるのかどうか。たとえば下請法案を出せばそれでよろしい、百貨店法を出せばそれでよろしい、こういうように個々ばららばらな法案を無計画に、そして世論の起ったような問題を一……

第24回国会 商工委員会 第26号(1956/04/03、27期、日本社会党)

○永井委員 大臣にお尋ねいたしたいと思うのですが、この委員会におけるバナナの問題、レモンの問題、この二つの問題を取り上げましても、前者の問題は、非常に不公正な不当な条件がいろいろある。それから後者の問題については取り扱いの上に不備があったということを陳謝的な答弁があったわけでございますが、事柄はバナナであり、レモンであり、問題は小さいと私は思うのですが、少くとも外貨割当の問題については、長年にわたっていろいろ風評が高かった。しかしなかなか具体的に問題をつかめないというところもありました。そこで、われわれがこの委員会において審議しますことは、間違いは間違いである、白は白、黒は黒と真実を究明して、……

第24回国会 商工委員会 第32号(1956/04/13、27期、日本社会党)

○永井委員 社会党案について御答弁申し上げますが、御質問の、消費者をどういうふうに考えているかということについては、わが党案は第一条に明確に「その活動が一般消費者、一般小売業者及び卸売業者の公正な利益を阻害することを防止する」、こういうふうに条文の上に明らかにしておるのでありまして、従ってこの法の目的に基いて今後これが具体的に運用される面において消費者の利益が守られていく、かように考えるのであります。具体的の例をもって、先ほど来企業の自由性その他について山本委員からいろいろ御質問のようでありますが、百貨店の側から見た自由というばかりではなしに、小売業者や消費者の側から見た自由もまた守られなけれ……

第24回国会 商工委員会 第33号(1956/04/16、27期、日本社会党)

○永井委員 ただいまの長谷川委員からのお尋ねでありますが、われわれ社会党は、政府提案の百貨店法案は百貨店の擁護法であって、小売業者も消費者もこれでは守られないという立場をとって、わが党委員から質疑を展開して参ったと思うのであります。ところがただいまは、逆に社会党案が百貨店の擁護ではないかという、予想もしないお尋ねでありますので、それにお答えをいたしたいと存じます。  御承知のように百貨店は、従来ともに非常な拡張工事が行われて参りました。昨年わが党案が出、あるいはただいま御質問のありました長谷川君が、民主党案として百貨店法を出しました当時、一年後には政府の提案がなされるという予想がされたのであり……

第24回国会 商工委員会 第37号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○永井委員 御厨さん、大館さんお二人にお尋ねいたしておきますが、この法律を出しますゆえんのものは、親企業が下請に対して支払いその他で非常に圧迫をしておる。経済的な搾取が行われておる。これに対して、公正取引という立場で、その弱い下請の立場を法的に守ってやろう、こういう趣旨でございます。ところがそういうことで支払いの遅延が促進される、こういうことになると、先ほど大館さんもちょっとお話があったように、支払いが早くなれば単価を切り下げる、こういうことになってくる。従ってこの法律が実施されますと、親企業の立場の共通な立場として、単価の切り下げ――現金で払うんだ、そのかわり安くせよ、こういうふうに単価の切……

第24回国会 商工委員会 第41号(1956/04/27、27期、日本社会党)

○永井委員 今回出されております下流増の問題、これは要約すれば只見川の、東北電力一つの問題であります。さしあたっては一つの問題であります。これらの問題をゆっくり話し合っても、逃げていくものでもありませんし、何でもない。そう緊急性のあるというものでもない。そういう当面一つだけの問題、しかもそう急ぐような事態ではない。こういう問題に対してあわてふためいたようにこのような法案を出さなければならないという理由がどこにあるのか、この真意を承わりたいと思います。
【次の発言】 政府は大分前に電気に関する件としての電気事業、これらについて審議会を設けて、その答申を受けておるはずであります。電気事業の基本的な……

第24回国会 商工委員会 第46号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○永井委員 関連して。この問題は、この法案を審議するところの前提条件であり基礎的な問題であると思うのです。これが石橋通産大臣が鳩山内閣の伴食大臣ならわれわれは伴食大臣として取り扱って、こういう基本的な問題を大臣と質疑を繰り返そうとは思わない。少くとも鳩山内閣における経済政策の頭脳であり、大成を待望されている政治家としての存在であるから一通産大臣ではない。国務大臣として将来保守党の陣営における経済政策のチャンピオンであるその人が、そういうわけのわからない経済理論をもってこの法案に臨むということについてはわれわれは看過できませんから、従ってこれは鳩山総理大臣に聞くよりも経済政策については石橋通産大……

第24回国会 商工委員会 第60号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○永井委員 貿易振興に関する小委員会における審議の経過について概略御報告をいたします。  本委員会は、昨年十二月二十一日に設置され、本年三月三十三日、二月三十四日及び二月二十五日の三日間にわた一り会議を開きまして、わが国貿易の現状に関し説明を聴取し、また特に米国における日本繊維製品の輸入制限問題に関する対策について政府委員に質疑を行うとともに、九名の参考人を招き、その意見を聞き、質疑を行いました。  審議の要点を簡単に申し上げますと、まず貿易の現状につきましては、繊維製品の輸出状況、諸外国別の一般貿易状況及び外交の面から見た貿易上の問題点の説明があり、これに対し繊維製品及び機械の輸出振興対策並……

第24回国会 商工委員会 第64号(1956/10/18、27期、日本社会党)

○永井委員 委員会が重要な基本政策についての質疑に入るに先だちまして、北海道の凶作の金融問題について時間を十分ほどお与えいただきました委員長の計らいに厚く感謝する次第であります。今北海道の道議会の代表から開会前に当って陳情がありましたように、本年度の北海道の凶作の実情というものは、開道以来の深刻なものがあります。しかも二十八年、二十九年と累積された被害でありますから、その受けた経済的な打撃というものは、さらに深刻なものがあるわけであります。本日の午後一時、第二便で高碕大臣が現地へ視察に参りますのも、そういった状況の現地からの要望がいれられた結果でありますが、われわれはその視察結果について非常に……

第24回国会 農林水産委員会 第56号(1956/10/10、27期、日本社会党)

○永井委員 今回の北海道の凶作に対しましては、いち早く農林委員会が国政調査のみぎり凶作までもいろいろ調査をしていただきまして、さらに渡部経済局長が非常な誠意ある、熱心な視察をされ、さらに大蔵当局からも現地視察に行っておられるというようなことで、中央にも現地の被害の実情が相当反映し、的確に把握されておる方向に動いておりますことは、非常に現地民といたしまして心強く感ずるわけであります。ことしの凶作は非常に深刻でありますから、従来の冷害対策とは異なって、この深刻な被害に適応した対策が立てられなければならない、かようにわれわれは基本的に考えておるわけであります。そういうような意味から申しますと、現地の……

第24回国会 農林水産委員会 第58号(1956/10/27、27期、日本社会党)

○永井委員 質疑に先だちまして、委員長にお尋ねをいたしたいと思います。本委員会は昨日延長にきまりまして、本日の議題もそれぞれ決定されていたわけです。本日土曜日であることを承知いたしております。また北海道の冷害対策につきましては、予算の折衝が最終段階に入っておりまして、きょう中にも最終決定を見るのではないかというような状況にあります。そういうような状況であるからこそ、本日ただいまのこの委員会におけるこれらの問題に対する審議ということがタイムリーでもあり、重要な審議の機会でもあると考えるわけです。でありますから、朝来委員長を通しまして、それぞれ政府当局の関係局長及び大臣等の出席を求めております。大……

第24回国会 農林水産委員会 第59号(1956/10/29、27期、日本社会党)

○永井委員 北海道の冷害対策が喫緊の要件であるということは言うまでもないと思うのであります。そういうような事柄で、政府当局においてもせっかく作業を取り急いでおることはわかるのでありますが、当農林委員会におきましても小委員会を設けて現地の視察に基く審議が行われ、本委員会の決議をしてそしてこの問題に対処すべきことを要望してあります。従って当局が予算審議に当りましては、委員会のこの決議を尊重しつついかにこれを充足するかということ、それからさらに現地の実情を正しく織り込んで、そうしてより多く現地の窮状を救うところの予算を補正するという態度で臨まなければならないはずであるにもかかわらず、土曜日の本委員会……

第25回国会 商工委員会 第4号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○永井委員 繊維製品関係の、対米貿易関係についてお尋ねをいたしたいと思います。  繊維製品のアメリカ輸出に対しまして、アメリカ側から制限の動きがあり、国内にも日本の製品の排斥運動が起って参っております。これに対して繊維局長等は、国内において自粛をして、そうして向うを刺激しないようにして円滑にこちらの希望量を向うへ納得させるという措置を講ずるのだということを言われている。また外務省及び通商局関係は、それぞれの分野においてそれぞれの手配をして十分向うにおける活動をして納得させる。政府当局へも十分に阻止の手を打ってあるというようなことでありましたが、最近その状況を見ますと、こちらの希望というのは一方……

第25回国会 商工委員会 第5号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○永井委員 電気、ガスの料金の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。その他たくさんの質疑があるようでありますから、これらの問題の掘り下げは後日に譲るといたしまして、簡単に諸点についてお尋ねをいたしたいと思います。  それに先立ちまして、最初に川野政務次官にお伺いいたしたいと思います。今国際的に非常に好況であるということ、またスエズ問題あるいは東欧の問題、こういうようないろいろな情勢を反映いたしまして物価に大きな影響がきており、日本の経済に大きな影響がもたらされようとしております。国内の当面動いておる関係を見ましても、鉄が値上りしようとしておる。石炭、電力、ガス、油あるいは運賃、こういうよう……

第26回国会 商工委員会 第12号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○永井委員 長谷川政務次官にお尋ねいたしたいと思います。  わが党では中小企業対策として、組織法、産業分野の確立に関する法案並びに商業調整法、この三案をすでに提案しておるわけでありますが、政府の方でも団体法その他提案の運びに至っておるということでありますが、今どのような段階にあって、いつごろ正式提案ができるのか、その辺の見通しを伺いたいと思います。
【次の発言】 見通しは二十三日ごろというのでありますが、法案の整備、作業はどのような段階でありますか。
【次の発言】 政府の提案内容を漏れ承わるところによると、強制加入という条件があり、あるいは三分の二の組合の決議があればアウトサイダーもこれに従わ……

第26回国会 商工委員会 第14号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○永井委員 関連質問。先般予算分科会で私から大臣に、電気料金の問題を質問いたしましたそのときに、東北電力会社から三割頭打ち取り除きの電力料金値上げの申請が出ているはずであるが、こういうふうにお尋ねしましたら、出ている、北陸の方もそういう問題がある、これは値上げしなければなるまいと考えているというような答弁であったと私は記憶しているのですが、今の答弁を聞いておりますと、値上げのことは全然考えていないのだというような御答弁のようです。先般の答弁とただいまの答弁とはずいぶん話が違うのじゃないか、こう思うのですが、いつの間にそういうふうに変ったか(「君子豹変だ」と呼ぶ者あり)理由を伺いたい。分科会にお……

第26回国会 商工委員会 第19号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○永井委員 南さんにお尋ねをいたしたいと思います。モスクワに国際分業経済相互援助会議というものがあって各国の計画経済の調整をやっておるようでありますが、この会議の運営、それからこの会議には経済計画関係の各国が参加しておるのかどうか、そしてその討議の過程を通してどういうふうに各国間の利害なりあるいは経済計画というものがどのような方式によって調整されておるのか、この点を一つ伺いたいと思います。  それからスターリンの中央集権から地方分散に漸次変ってきておる、このことはわかるわけでありますが、その地方分散の性格が、中央に一つの拠点を持ってきて、そうしてその線から地域開発をやっていって、それをずっと中……

第26回国会 商工委員会 第20号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○永井委員 電力料金の措置に関する閣議決定の事情はただいま通産大臣から伺いまして了承いたしました。新聞の伝えるところによると前回の閣議に通産大臣が三割頭打ちを全面的に廃止するという提案をし、岸総理を初め閣議で相当の問題があって、一たんその原案を引っ込めてさらに再検討して、現在御説明のようなところに落ちついたというようにわれわれは了承するのでありますが、もう少し今回の料金が決定に至ります間にどういう論議があったか、これがどういう経過をとってここに落ちついたかということが今後岸内閣及び通産大臣が電力料金と取っ組む場合における志向を見当づけさせるものであると考えますので、その点が重要であると考えます……

第26回国会 商工委員会 第21号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○永井委員 電力料金の問題につきまして、前会に引き続いて若干のお尋ねをいたしたいと思います。大臣は、経過から内容から、こまかいことはまだ詳しくおわかりでないと思うので、最初に岩武局長に二、三お尋ねいたしたいと思います。  岩武局長は前回、アンペア制は実施しているのだ、こう言われたのであります。料金だけはアンペア制でやっておりますが、実際はアンペアの電流測定器、制限器を設備しておらないのでありますから、現在は換算灯数方式によって、五アンペアはこれだ、十アンペアはこうだ、こういうふうにコンセントと電灯数から換算してやっておるわけです。そこでお尋ねをいたしたいのは、西部の方はアンペア制の料金になって……

第26回国会 商工委員会 第22号(1957/04/03、27期、日本社会党)

○永井委員 ただいま中崎君と大臣との間の質疑を通して大体当局の趣旨は明らかにされたと思うのであります。  この際、本案の通過に当りまして、自民党、社会党両党の共同提案のもとに附帯決議を付しておきたいと存じます。  案文を朗読いたします。    離島振興法の一部を改正する法律案に対する附帯決議  一、昭和三十二年三月八日の閣議了解のとおり、離島予算を経済企画庁の所管に一括計上すること。  二、離島振興関係事務を掌理するため、経済企画庁の機構を拡充すること。  この二点を附帯決議といたしたいと存じます。附帯決議であるから軽く扱うというようなことのないように、質疑において明らかになったように、さらに……

第26回国会 商工委員会 第24号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○永井委員 日本社会党提出の中小企業組織法案、中小企業の産業分野の確保に関する法律案、商業調整法案、この三案につきましては、過般本会議におきまして御説明を申し上げましたので、この場合省略いたしたいと存じます。その際、中小企業組織法の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案の説明を落してありましたので、ここであらためて申し上げたいと存じます。  この法案は、前述いたしましたわが党提出の三つの法律を施行するに当りまして、関係諸法律の改正を行う等の必要が生じて参ります。従ってこれらの所要の整理を行おうとするものであります。何とぞ慎重御審議のほどをお願い申し上げたいと存じます。  この際、わが党の中小企……

第26回国会 商工委員会 第26号(1957/04/16、27期、日本社会党)

○永井委員 わが党川がこの法案を出しました前提条件としては、中小企業が今日のような苦しい状態にありますことは、まず過度の競争、それから原料高の製品安、あるいは金融難、税金が高いということ、あるいは外資が導入されてそれが国内の中小企業を圧迫するということ、あるいは政府が多年にわたって大企業中心に、超重点的に施策を進められて、そのしわ寄せが中小企業へ来ているということ、そういういろいろな条件を巨細に検討しまして、その中で中小企業を振興し安定させ発展させるにはどうしたらいいか、こういう作業を通してこういう結論に達したわけであります。従ってこの中小企業を中小企業のワク内に閉じ込めて強制加入をして、そし……

第26回国会 商工委員会 第28号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○永井委員 ただいま提案となりました日本社会党提出、自転車競技法を廃止する法律案及び小型自動車競走法を廃止する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  この両法律案は、昭和二十三年八月一日成立いたしました自転車競技法及び昭和二十五年五月二十七日成立をみました小型自動車競走法を廃止する法律案でありまして、以下両法律案提出の趣旨についてその概略を御説明申し上げます。  御承知の通り自転車競技法、小型自動車競走法の両法は、自転車工業及び小型自動車工業の振興に寄与するとともに、地方財政の改善をはかるということを目的として、射幸的事業であります競輪、オート・レースを、公然と行うことができるようにした法律……

第26回国会 商工委員会 第31号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○永井委員 第一に入江さん、間宮さん、三巻さんのお三人に御所見を伺いたいと思います。先ほどの供述の中に、単に団体法あるいは組織法という法律を一つ抜き出して、これが中小企業対策としていいか悪いか論議することは、大きな象の尾っぽをつかまえたり、鼻先をつかまえてこれが象かということを論議すると同様であるというような御意見でありまして、全くその通りであると思うのであります。やはり日本の国の産業構造なり経済政策なり全体の視野に立って、いろいろな角度からこれを検討して、その中の一つの施策として団体法なり組織法というものが出てきて、これが全体の中でどうであるかという賛否が検討されて、そして結論が出る、こうい……

第26回国会 商工委員会 第33号(1957/04/27、27期、日本社会党)

○永井委員 政府提案の中小企業団体法案は、政府が中小企業対策の根幹である基本的な対策として出したのである、こういうことを言われているのでありますが、どの点が政府の団体法が中小企業対策の基本的な政策の背骨になるのか、この点を具体的にお示し願いたいと思います。  実は私に与えられた時間が短かいのであります。それから皆さんができるだけ早く終れ、こういうことで私もできるだけ早く終りたいと思いますので、その意味において、私の方からも、大臣に議事進行に御協力を願うように明快に御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 この団体法案は従来ありました中小企業安定法の発展したものである。そしてこの法案の内容は、……

第26回国会 商工委員会 第40号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○永井委員 やはり抵抗器の問題ですが、これは先ほど来話を聞いていても、何だかはっきりわからないのですが、技術関係からお見えであるということですから伺います。抵抗器の技術を導入するか、導入しないかということについてどのような試験研究をしておるのか。これはテーマだけでもいいのですが、これこれのテーマで試験研究をしておるんだ、その研究が今どの段階にあるかということを技術当局からお聞かせ願いたい。
【次の発言】 そういたしますと、一般的な技術試験の研究であって、アメリカのIRC社の固定抵抗器の技術をさしあたって導入するかしないか、これについて導入しなければ、日本の技術でそういうものが生産できないかどう……

第26回国会 農林水産委員会 第26号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○永井委員 ただいま水産庁長官は、母船と独航船との関係を一対一の対等の立場で発言なり出漁させる、そういう希望に反して最近の結果が起った、こう言っておりますが、これは水産庁長官がほんとうにそういう希望を持ち、そういう意図を持っていたが、意図に反してこういう結果が生まれたというならば、よほど水産庁長官というものは寝ぼけた行政官だといわざるを得ない。少くとも資本主義の経済の中で経済的な力関係というものを度外視して一ただ一対一の許可を与えたんだということだけで、そうしてその結果をそういうふうにありたいという希望をするのは、これはそういう土俵を与えて、横綱とふんどしかつぎと対等に相撲を取れ、こういう希望……

第26回国会 農林水産委員会 第27号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○永井委員 ただいまの小委員長の報告について、小委員長にちょっとお尋ねいたします。この第一の点でありますが、昨年漁業許可を受けた漁船については、全船を許可する。二の、各県の試験船は全船を正規の許可船とする。こういうことによって、正規許可船というのは、本年どのくらい前年に比べてふえることになるのか、数字をお示し願いたい。
【次の発言】 政府当局の意向がどうであるか、わからぬが、委員会としてこういう決議をしたということになりますと、許可船は――これは許可母船はこういう形で全船許可ということになっておる。それから漁獲すべき数量は、本年は一応十二万トンというのでありますが、これは本年限りであって、来年……

第26回国会 農林水産委員会 第33号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○永井委員 長官にお尋ねいたしますが、北海道におけるニシンは、引き続いて非常な凶漁であります。この沿岸凶漁の転換策として、道庁ではいろいろな施策を前から進めているわけでありますが、そういう問題からいたしまして、本年は沿岸漁業のニシン業を沖刺し網に転換して、その活路を開こうということで、漁獲区域も、沿岸から少し沖合いに延ばそうという、こういう計画であります。これに伴う中型機船底びき網の業に対して、混獲問題に対する制限がなされております。この問題の競合を中心といたしまして、今道庁の関係と水産庁関係で、いろいろ話し合いが進められておると思うのでありますが、これらの問題につきまして一般的に、この問題を……

第28回国会 商工委員会 第8号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○永井委員 簡単でよろしいですが、四方に答弁願いたいと思います。  日中貿易は正常貿易ではない、変則貿易であります。従って、貿易の面においては、単に貿易をやればそれでいいのだというだけではなしに、民間外交的な役割も、その中で考えていかなければならないだろうと思うのです。また、両国の間における政治的な背景というものに深い理解を持って、貿易を通して互恵平等なり親善友好なりというものを深めていく、そのことが、次の貿易の拡大促進に役立っていく、こういうことに拡大されていかなければならぬと思うのであります。ところが、日本見本市で見るように、広州では、全くそういう政治的な関係に無感覚ないろいろな動きがあっ……

第28回国会 商工委員会 第12号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○永井委員 議事進行について。  ただいま当局の話を聞きますと、ジェトロの問題については、人件費もまだ十分わからないというような不備な原案であって、こういう不備な原案で審議をすることはできないと思います。また、先ほど来松平委員の質問にありましたように、この問題の基盤となるのは、国内における産業一般の問題であり、あるいは技術の問題であり、対外的には外交路線の問題であり、そういった政策的な基盤の中に立って、そして貿易振興会法の問題がしぼられてき、さらにその振興会法の中に含まれている具体的な内容というものの検討が必要なわけでありますが、今伺いますと、そのすべてが、この委員会では審議ができません。大臣……

第28回国会 商工委員会 第14号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○永井委員 参議院の方に大臣が呼ばれておりまして、十五分か二十分ということでおいでを願ったので、貿易振興法案についての基本的な問題だけを、大臣にお尋ねして、引き続いて、当局の方にお尋ねをすることにしたいと存じます。  日本の貿易を振興するというためには、日本貿易の体質なりあるいは現状診断というものが正確に確立されて、これに対する対症療法、あるいはこれに対する基本的な体質改造というような問題に触れていきませんと、貿易振興のほんとうのねらいというものがきまってこない、こう思うのであります。そこで、大臣にお尋ねいたしたいのは、日本貿易の現状の体質及び病状等に対する大臣のカルテを一つお伺いしたい、こう……

第28回国会 商工委員会 第34号(1958/04/22、27期、日本社会党)

○永井委員 鉱山局長にお尋ねしたいと思いますが、水銀の鉱石輸入について、従来AA制であったのをFA制に改めたということを聞くのでありますが、その改めた理由、それから改めた後における運営について、どのようなお考えであるか、これを伺いたい。
【次の発言】 三十二年度の需給量、三十三年度の需給量の見通し、これを承わりたい。
【次の発言】 そうすると、AA制をFA制に改めたのは、国内企業を保護するというような意図でそういう措置をなされた。こういうことを今伺ったのでありますが、そうしますと、この運用に当って、どの企業をどういうように守り、助長しようというのか。ただいまの局長の話では、実績主義によるのだ、……

第28回国会 地方行政委員会 第6号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○永井委員 この席には優秀な政務次官が見えておられ、また能吏の局長等もお見えになっておられるわけでありますけれども、木材引取税についてお尋ねしたいわけであります。これらについては一応大臣から基本的な態度を伺っておかなければならないと思うのであります。それで大臣がこちらにお見えになる時間がどのくらいかかるのか、その時間関係を政務次官から御答弁願いたい。
【次の発言】 大臣がお見えになるようでありますから、それじゃお見えになってから質問をいたしたいわけであります。  その前に二、三お尋ねをしたいと思いますが、自転車荷車税等が廃止になって、たばこ消費税でこれが補いをつける、こういうことになっているわ……

第28回国会 農林水産委員会 第20号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○永井委員 簡単にお伺いいたします。ただいまの参考人のお話では、この基金の運用を不況時の活用、それから消費促進のPR、こういう二つに限定して、それならばということでお話になったと思いますが、この基金の目的はただそういう狭い限界ではないわけです。そこでそういうふりに極言しますと、はっきりしてくるのですが、そうでなくて、この法案の目的からいえば、あなたはそういう面から見てどの程度の効果が期待できるのかということが一点、もう一つは酪農の現況からいえば、今振興しようというので出発したばかりです。出発したばかりでも、乳価は下る、いろんな問題が起っている。金融の関係からいっても牛を買う基金、あるいは畜舎を……

第28回国会 農林水産委員会 第30号(1958/04/23、27期、日本社会党)

○永井委員 ただいま長官からいろいろ伺ったわけでありますが、非常に長かったので、重点がどこにあるかはっきりつかめなかったわけであります。あらためて一つ要約してどこに問題の重点があったかということを明確にしていただきたいと思います。  今回の日ソ漁業交渉に当りまして、交渉の重点をどこに置いたか、また交渉の立場はどこに置かれてあったのか、この二点について、条項的でよろしいですから、はっきり一つお開かせ願いたい。
【次の発言】 北洋漁業として日本の国際環境の安定、こういうお話でありました。その具体的内容として、漁獲量の問題とオホーツクの禁漁区域の問題、こう二つあげられた。北洋漁業を通しての国際環境の……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 商工委員会 第3号(1958/06/24、28期、日本社会党)

○永井委員 私は、この際、高碕大臣に二、三お尋ねをいたしたい。先般大臣から、今後における通商産業政策についてという所信表明を承わることができたのであります。内容をお聞きいたしますと、当面問題となっているものの解説である。その解説のあとに、こういう考えである、こういう方針である、こういうように検討中であるという言葉が加わっただけであって、これはおそらく役所から書いたものが出て、それを大臣がただ棒読みされたものであろうと思うのであります。われわれは、通産大臣としての高崎さんに、こういう官僚的な発言や官僚的なものの考え方ではなしに、そういうものを消化した、実際の生きて動いておる経済の実態をつかまえて……

第29回国会 商工委員会 第7号(1958/07/02、28期、日本社会党)

○永井委員 第一に山本さんにお尋ねいたしたいと思います。先ほど来の質疑の中にもあります通りに、経済と政治は別なんだ、切り離してそれぞれの立場で進めなければいけない。そういう点で、それじゃ政治と経済とが全く別個なものかといえば、やはりそういうものが潜在しているか、あるいは底辺になっているか、一つのいろいろな条件になってきている。しかし現われているものはそうではないというようないろいろな問題があろうと思うのです。そこでこれらの問題については、日本は向うが誤解していると言い、向うは誤解していないと言う、こういう水かけ論をいつまでやっていても前進しないと思う。そこでこの問題をはっきりさせるためには、中……

第29回国会 商工委員会 第9号(1958/07/04、28期、日本社会党)

○永井委員 大臣にちょっとお尋ねいたしますが、けさの新聞で佐藤大蔵大臣の一つの裁断として、社会党から中小企業に対する金融の緩和及び金融をもっと円滑にしてもらいたいという申し入れに対しての回答が出ております。それによると、資金はもうたっぷりである、それから今のところは中小企業関係の金融は第一・四半期はこういうふうにふやしてある、第二・四半期の需要はこういう関係だからそう要らない、これでもう十分だという回答がなされておるわけです。これは政府の関係の所見だと思うのでありますが、現在の不況の条件の中で、中小企業の金融の実態が、大蔵省のいうようにそんなに潤沢で、たっぷりで、何らこれ以上措置する必要がない……

第31回国会 商工委員会 第7号(1959/01/30、28期、日本社会党)

○永井委員 私は最初に両大臣にお尋ねをいたしたいと存じます。  岸内閣の三十四年度予算の関係及び基本の方針は、わが国の経済はもら調整過程を脱したんだ、そうして企業経営及び雇用は安定しているんだ、従って新しく成長の段階に入ったんだ、こういうことが前提となりまして、三十四年度におきましては、通貨価値の安定をはかるのだ、国際収支の安定保持を期するんだ、このためには経済の安定的な成長に資するために、経済基盤の強化、経済の体質改善、こういうところに重点を置くんだということが明らかにされておるのであります。こういうような経済情勢に対する分析、現状に対する把握、前途に対する見通し、こういうようなものがちょう……

第31回国会 商工委員会 第11号(1959/02/05、28期、日本社会党)

○永井委員 私は高橋さんにお尋ねいたしたいと思います。  業界の新聞によりますと、昭和三十一年から二年の一年間に全国で商店が六万八千店ふえておる。従業員が二十七万三千五百六十人ふえておる。三十三年はこれを上回った七万以上の店がふえておる。戦後十年間に従業員だけで五百万人ふえておる。こういうように年々膨大な数が小売商の中に流れ込んできておるし、それだけ店がふえておる。こういうような実態の上に立って、今度政府が提案されました小売商業特別措置法というものに、どのような効果を皆さんが期待しておるのか。この特別措置法が通ったらこれで小売商が救われると考えておるのか。またあなたが八項目からの要望事項がある……

第31回国会 商工委員会 第14号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○永井委員 中小企業の金融関係について最初に長官に伺いたいのです。昨年中におけつる在庫調整という政府の経済政策の結果として、中小企業にどのような影響があるか。三十四年度の中小企業対策というものは、どのように中小企業がその影響を受けた実態の上に立って、出発しようとしておるのであるか。その対策の起点と、それから三十三年度の在庫調整によるしわ寄せの実態というものを、どういうふうに把握されておるか、この二つの点についてお伺いいたします。
【次の発言】 不況の場合に中小企業関係だけは設備投資の動きが活発になってきた。三十四年度はさらに相当活発になっている、こういうことです。そうしますと、長官の考えは三十……

第31回国会 商工委員会 第22号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○永井委員 最初に委員長にお願いをいたしたいと思いますが、肥料の問題はメーカー側の立場と消費者の立場といろいろむずかしい問題をはらんでおりますし、中には問題を正確に理解し合わないというところから生ずるいろいろな誤解もあろうかと思いますから、こういう案件がここで議題となりました機会にメーカー側、消費者側、学者側あるいは廃ガス生産者というような関係のものを、一つ理事会等にお諮りいただきまして、この委員会に参考人としてこれらの人々を呼んでいただいて、十分この問題を審議していただくというふうなお取り計らいをお願いいたしたい、これは委員長に対するお願いであります。  簡単に一、二お尋ねいたしたいと思いま……

第31回国会 予算委員会 第16号(1959/03/02、28期、日本社会党)

○永井委員 先日私は第一予算分科会におきまして独禁法の改正案と三十四年度の予算編成とについてお尋ねをいたしました。私の質問に対しまして松野長官から答弁の留保がありました。その後私的にお話は承わったのでありますが、この際あらためて公式に一つ当時留保されました案件についての御答弁を承わりたいのであります。
【次の発言】 目下提案について各省間と折衝中であるということであります。それならば運輸大臣にお伺いいたします。運輸大臣は独禁法の関係について所管の問題についてどういう取扱いをいたしておりますか、どういう相談に応じておりますか、伺いたいと思います。

第32回国会 農林水産委員会 第12号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○永井委員 関連して……。  今の問題に関連するのですが、先ほど来、長官にしても、あるいは道庁の農務部長にしても、両社の均衡々々ということを言っている。均衡ということは数量の算術的な計算だけの均衡を言っているのであって、ここで言う法律で規定された販売計画を立てるというこの内容は、単に数量計算だけではなくて、その内容には経済性の問題があると思うのです。価格の問題から、あるいはこの吸い上げの問題等、いろいろ経済的な内容がこの計画の中に入ってくるわけでありますから、販売計画の中には経済的な条件というものが考慮されなければならない。そして、そういうどこからでも、数量だけ整えればいいというものではなくて……

第33回国会 商工委員会 第2号(1959/11/10、28期、日本社会党)

○永井委員 私はきょうは、あとに八木君がなお質問があるようでございますから、時間がありませんから簡単に二、三の要点についてだけお尋ねをしておきたいと思います。  長谷川委員の質問に対して一部お答えがあったわけでありますが、今日本の貿易は一つの曲がり角に来ておると思います。そのためにはぜひ貿易の情勢の把握、今後の展望、そういうものを正確に把握して、その上に立っての所見が大へん必要であると思うのであります。その意味において私は大臣にお伺いいたしたいことは、ヨーロッパの共同市場、それからイギリスを中心にした自由市場、また南米七カ国の間に共同市場を設けようとしておるのでありまして、先日モンテヴィデオで……

第33回国会 商工委員会 第5号(1959/11/18、28期、日本社会党)

○永井委員 関連して……。公正取引委員会から本年の夏ジュネーブで開かれたガット会議のカルテル規制についての会議に、中村清氏が出席しております。その議事内容について、はっきりわかるように資料を一つ要求いたします。
【次の発言】 貿易の自由化について、先日池田通産大臣にお尋ねをいたしましたときに、通産大臣は、貿易の自由化は世界的な趨勢であるし、その進運におくれないように、できるだけ早く各種目についての自由化を実行に移す考えであると、こういうような御答弁があったわけでありますが、その貿易の自由化についての進め方、どういうような進め方をされる考えであるのか、方針は伺ったのでありますが、その具体的な運び……

第34回国会 予算委員会 第5号(1960/02/09、28期、日本社会党)

○永井委員 私は主として貿易及び為替の自由化に伴う諸問題についてお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、それに先だちまして、前日来の新安保条約に対する質疑応答の中から、一応これだけは聞いておきたいと思う二、三の点についてますお尋ねをいたしたいと思うのであります。  赤城長官にお尋ねをいたしますが、三十五年四半期から北海道の真駒内第七混成団を対原子兵器部隊としてペントミック編成に改編し、この予算、百五十億ほどかかるわけでありましょうが、そのうち本年度予算には十五億内外を計上して、北辺重視のかまえを強めて参っておるように思うのでありますが、この点はいかがでありますか伺います。

第34回国会 予算委員会 第7号(1960/02/11、28期、日本社会党)

○永井委員 先般私のお尋ねいたしましたのは、無為替輸入に対して許可を与えたかどうかということを聞いたのではなくて、無為替輸入で二月末見込みで十一万二千トン内外のアメリカ大豆が入ってくるが、これはどうなっておるかということを聞いたのであります。大臣はこれに対して、知らないということであった。事務当局がかわって、私は知らないという答弁であったので、私は知らないという答弁ではいけない。これは政府の代表の答弁として聞くがどうかと言ったら、重ねて、知らないということでありました。これはただいま池田通産大臣が無為替輸入に許可を与えたかどうかというようなことは速記録にあるから調べていただきたいのでありますが……

第35回国会 農林水産委員会 第3号(1960/08/12、28期、日本社会党)

○永井委員 八月一日から新しい肥料年度が始まっておるわけであります。肥料審議会等においては新年度あの肥料価格を決定するに至らないで、現在野放しの状態に置かれておるのであります。これは法律に違反するものでないかと思うのでありますが、なぜ肥料価格を決定するに至らないのか。それから今後これに対してどう対処するのか。新しい価格は大体いつごろ決定を見るのか。決定を見るための手続方法等、どういう準備をしておるのか。またどういうことが整わないで決定を見るに至っていないのか、その間の経過を答弁願いたい。
【次の発言】 今局長が答弁をしたように輸出価格と国内価格とは、これを遮断して、そうして国内の価格にはこれを……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 予算委員会 第7号(1961/02/09、29期、日本社会党)

○永井委員 私は、物価問題についてまずお尋ねをいたしたいと思います。  池田総理は、総選挙の洗礼を受けて、さて所得倍増だというので、すねをまくり、手につばをしてスタート・ラインについておるわけであります。所得倍増がスタート・ラインで立っておるときに、物価倍増の方が先に走り出して、どんどん走っておるわけであります。このような状態では、所得倍増が物価倍増に追いつけるかどうかというので、国民は非常に心配をしておるわけであります。家庭の主婦が台所に立って水道のせんをひねっても、ガスをひねっても、電気のスイッチを入れても、あるいは食卓についてパンを切り、バターをつけるにいたしましても、ここには、池田総理……

第38回国会 予算委員会 第23号(1961/05/17、29期、日本社会党)

○永井委員 技術革新を背景に、所得倍増計画が発足したわけでありますが、早くも物価の値上がり、貿易国際収支の赤字、設備投資の行き過ぎ等の困難な問題に当面しております。言ってみれば、日本経済がこういった関係の発熱状態にあるわけであります。この熱が微熱で終わるのか、あるいはもっと悪質なものに発展するのか、われわれはその先行きをはかりかねておるわけであります。この場合、所得倍増専門医である池田総理からこれらの症状について御診断を願いたいと思うわけであります。
【次の発言】 知恵熱といって、子供をだましている間はいいのでありますが、これは科学的根拠はないのでありまして、ちょうど物価白書で、物価の問題を言……

第39回国会 商工委員会 第12号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○永井委員 関連して。今松平委員の質問に対して自治庁は実態を非常に粗雑に把握しておる、実態がわからないでいいかげんにめくら見当で線を引いている。北海道の場合農村の自電組合が現在二百六十一組合ある。そしてこの戸数が一万六千九百九十九戸ある。この戸数は開拓地とかなんとか非常に不便なところで、配電会社が直接採算に合わないといって配電をしない。そこで農林省から若干の補助をもらって、各戸一軒が十五万から二十万近くの自己負担をして電灯をつけている。そういうところですから電灯一つラジオ一つ、これだけの消費であって、料金は一戸平均五百六十一円、非常に高い、何倍という高い料金を負担している。これらのところが一つ……

第39回国会 農林水産委員会 第14号(1961/10/26、29期、日本社会党)

○永井委員 第一に瀬尾さんにお尋ねいたします。  乳価は、大まかに規って、原料乳は国際価格、製品は大体国際価格の二倍近い価格、こういうふうになっていると思います。その製品がこういうふうに高いのはどこに原因するのか。加工の部分にあるのか、流通の部分にあるのか、そうしてこのコストを下げるためにはどのような条件を充足したらいいか、この点を明確にしていただきたいと思います。  それから、先ほどのお話の中で、原料乳の所得補償もいいが、市場価格から逆算して乳価の問題を考えることも必要ではないか、こういうふうにお話があったように了解します。私は、原料乳はやはり生産費を保障する、安定して、しかも農家にとって有……

第39回国会 予算委員会 第5号(1961/10/07、29期、日本社会党)

○永井委員 先日来総括質問において、経済関係についてはそれぞれわが党の同志から質問が続けられましたので、私はそれを受けまして、各論的な立場で、二、三お尋ねを進めていきたいと思うわけであります。  第一にお尋ねいたしたいのは、経済企画庁長官に、物価の問題であります。物価の問題については、政府はあるときは値上げをしないのだと強い調子で言い、あるときは上がるものはやむを得ないのだというようにこれをゆるめ、時期的には議会の前あるいは議会中はこれを極力押えるようなゼスチュアをして、議会が終わると次々と公共料金その他の値上げをしていく、こういうふうな形で物価が混乱していくわけでありますが、一貫した政府の物……

第40回国会 災害対策特別委員会 第7号(1962/07/07、29期、日本社会党)

○永井委員 私は農業関係を重点にお尋ねいたしたい。  爆発の灰の降った東側、広い地域において被害を受けた地帯の中心地に私の郷里はありまして、六月三十日、それから七月一日、これはその中心で経験したわけであります。私は七月一日と七月二日、二日間現地で調査をいたしました。先ほど来伺っておりますと、被害調査は、いずれ現地に行ってから調査した上でという話でありますが、私は、被害がどのくらいあるか、被害を固定してどういう状況だという報告を受けるということは、これはずっと先でもいいと思うのです。現実に灰が降って、作物が今生育しておる盛りだ、その被害を最小限度に食いとめて、今後の営農上技術的に、あるいは現地の……

第40回国会 農林水産委員会 第16号(1962/03/08、29期、日本社会党)

○永井委員 この問題については日ソ両国の外交上の問題もあり、あるいはこの地域における漁業政策の問題もありまして、事務当局だけにこの問題をお聞きするというのは無理であります。できれば大臣の出席を求めなければならないのでありますが、今日の事情でありますので私は長官にお尋ねをいたすわけであります。従って長官の御答弁の中で、これははっきりと答えられる、これは私は答えられない、こういうものがありましたら、その区分を明確にして一つお答えをいただきたいと思います。  第一にお尋ねいたしたいことは、日ソ漁業交渉がこれから始まる――もう始まっておるわけでありますが、今年は新たな議題が提示されておるのかどうか。た……

第40回国会 予算委員会 第7号(1962/02/03、29期、日本社会党)

○永井委員 最初に総理大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、これは責任が池田内閣にあるとか、あるいは所得倍増計画にあるとか、こういう立場ではなくて、事実問題として物価が値上がり、設備投資が過熱し、国際収支が赤字になっておるというこの事実関係は、これは総理はお認めになるだろうと思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 この経済の実勢に対しましては、計画の当初、また施策を進める当初においては、池田総理は予測しなかったところであろうと存じますが、この点はいかがですか。
【次の発言】 予測せざる事態となり、その事実の上に立って現在手直し、調整が行なわれておるわけでありますが、この成果は、私は、……

第41回国会 農林水産委員会 第10号(1962/10/11、29期、日本社会党)

○永井委員 食糧庁長官にお尋ねいたしますが、バレイショ澱粉の政府買い入れ価格について今どのような作業が進められ、決定の時期のめどはどういうところに置いておられるか、第一に伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、価格決定のファクターは農安法その他に定められておるいろいろな事項以外に、この作物に対して将来どうするかという農業政策的な立場も加味して考慮する、こういうようなことになるわけですか。
【次の発言】 先ほど長官はバレイショの将来はどうあるべきかということも考慮しつつというような話があった。そういうものがことしのバレイショ価格決定の一つのファクターになるわけですか、お伺いいたします。

第41回国会 予算委員会 第5号(1962/11/09、29期、日本社会党)

○永井委員 私は、災害関係についてお尋ねをいたしたいと思います。  本年は、幸いに全国的に見ますと災害が少なかった。しかし、九州の一部、北海道においては集中激甚災害があったわけであります。従って、大蔵大臣の腹組みからいえば、災害引き当て予算心組みの額からいえば、非常に少額で済む。従って、部分的に起こった災害に対しては、手厚く行き届く対策が行なわれるのではないかということが期待されるわけであります。  そこで、大蔵大臣にお伺いいたしますが、予備費から流用いたして立てて参りました災害対策、これは今までにどのくらいであるのか、また、来たるべき臨時国会までの間にどのように予備費から支出を予定しておられ……

第43回国会 商工委員会 第35号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○永井委員 中小企業基本法に対する政府の提案に対して、お尋ねをいたしたいと思います。  この法案の前文の附則、これは政府の中小企業に対する基本的な考え方を要約したものである、このように理解してよろしいかどうか。
【次の発言】 基本的な考え方を明らかにしたものであるとするならば、私はこの附則の第一段は、中小企業の経済的、社会的使命、これについて、鉱工業の生産の拡大なり、商品の流通の円滑化なり、あるいは海外市場の開拓、雇用の機会の増大、こういうような役割りを果たしておるのである。これの基調は、自由かつ公正な競争の原理に基づく。これが第一段。第二段は、しかし、中小企業の経済的、社会的存立の基盤が変化……

第43回国会 商工委員会 第36号(1963/06/12、29期、日本社会党)

○永井委員 中小企業についての権威ある皆さま方から、いろいろ貴重な御意見を拝聴させていただきまして、ありがとうございました。各参考人のお話を総合いたしますと、政府案よりは社会党案がより皆さま方の御希望するところの方向をとっておるという確信を深めた次第でございまして、この脈も、わが党案を御理解いただきまして、ありがたくお礼を申し上げる次第でございます。  そこで、三つの点について御意見を伺いたいと思うのであります。  第一点は、政府の中小企業基本法は何かピンぼけしているのではないか、こういう点についてであります。御承知のように、中小企業といえば、日本の全産業の工業の面においても九九・五%、あるい……

第43回国会 大蔵委員会 第41号(1963/06/28、29期、日本社会党)

○永井委員 これは大臣がわかるかどうか知りませんが、現在砂糖のランニング・ストックはどのくらいあるか、そしてそのランニング・ストックの中に輸入糖分と国産糖分と区分してちょっとお示し願います。
【次の発言】 今度政府が関税、消費税を引き下げることになりました原因は、砂糖の消費者価格が非常に暴騰しておる、消費者に対して何とかしなければならぬ、若干の良心的な措置として出てきたと思いますが、私は砂糖の値段をふろ代やパーマ代や理髪代と同じような、あるいは野菜の消費者価格というような、そういうベースでこの問題を考え、そのベースの中で処理しようとしておる、この上つらのごまかしのやり方に対してはわれわれは了承……

第43回国会 内閣委員会 第3号(1963/02/26、29期、日本社会党)

○永井委員 ただいま議題となりました中小企業省設置法案の提案理由を御説明いたします。  本法律案もまた、中小企業基本法案と密接不可分の関連法として、本院に提出いたしたのであります。  中小企業者を設置し、中小企業大臣のもとに、抜本的、強力な政策の実施されることは、全国中小企業者が、長年にわたり切実に待望して参ったところであります。  現在の中小企業庁は、その機構がきわめて貧弱であるだけでなく、大企業の代弁機関と化した通商産業省に完全に隷属しておるのであります。このため、従来、中小企業庁が、中小企業者の与望をになって、せっかく立派な施策を立案し、あるいは適切妥当な予算を要求いたしましても、大企業……

第43回国会 予算委員会 第11号(1963/02/11、29期、日本社会党)

○永井委員 最初に大平外務大臣にお尋ねをいたしたいと存じます。  今朝、済州島南東二百四十キロ付近に起こりましたわが国漁船の韓国警備艇による拿捕の事件は、われわれ国民にとっては寝耳に水のできごとであったと思うのであります。ことに、この海域を生活の場として期待しております沿岸の漁民にとりましては大きなショックであったと思うのであります。両国の国交正常化の交渉が進んで両国の上に明るい夜明けが来るであろうと期待していたやさきでありますだけに、私は問題は深刻であると思うのでありますが、この事件について概要を明らかにしていただきたいと思います。


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第4号(1964/04/07、30期、日本社会党)

○永井委員 いま柳田君からいろいろお尋ねがあったのですが、私はそう特別に質問するようなことはないわけであります。  委員長にお伺いしますが、この法案を特に急がなければならないという理由を伺わせていただきたいと思っています。
【次の発言】 出すのは大体いつごろですか。オリンピックの期日になって以降ですか。
【次の発言】 何か金と銀と銅の三つセットにして出すようですが、これは出すほうはオリンピック資金財団ですか、やはり同様な時期に同様な組み合わせでお出しになるのかどうか、お伺いします。
【次の発言】 金のほうは十四万枚と聞いたのですが……。

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第8号(1964/09/10、30期、日本社会党)

○永井委員 大臣が御多忙で中座されるということでございますから、大した問題でないのですが、この際一応この場所で大臣の御発言を願っておいたほうがいいのではないかと思うので、お尋ねするわけです。  実は、私がオリンピックの委員をやっているということで、開会式やいろいろな競技の入場券を何とか都合してくれという話が二、三最近特に出てきております。そして国会議員や大臣なんかうまいことやれるじゃないかという期待をかけておる。それが先日は朝日か何かの囲みに、河野大臣が、開会式、閉会式の入場券を二枚せしめた、実力者の実力を発揮したという記事が出ていて、国会議員や大臣なんか、表面はとにかくとして、裏でうまいこと……

第46回国会 商工委員会 第54号(1964/06/05、30期、日本社会党)

○永井委員 木川田さんと安西さんに表と裏の両面から、同じ問題についてお答えをいただきたいと思います。  第一は独占の乱用の問題です。これは国際競争から隔離されております。それだけに企業が競争する対象にならない。それから地域で独占されている。それから先ほど来お話のありましたように売り手独占です。それからさらに買い手も独占です。石炭なり油なりあるいは電発からの発電の買電にいたしましても買いたたくことができる。ほかのほうに使うのではないのですから、電気会社だけなんですから、売り手も独占、買い手も独占、地域独占、それで国際競争から隔離されている。こんなに独占の強い企業はないと思う。そうしてこの独占の乱……

第46回国会 逓信委員会 第15号(1964/03/27、30期、日本社会党)

○永井委員 大臣が来るまで関係局長に事務的な関係について少しお尋ねをしておきたい。  保険の最高限度三十万円を五十万円に上げたのは三十七年で、三十七、三十八、五十万円で、二年度だけやって、今度は百万円に値上げする、この関係は一応提案説明では伺っておるわけですが、過去三十万円の間に実施した経験、またこの二年間五十万円で実施した経験に照らして、百万円に値上げしなければいけないというその理論的実際的な根拠を明確に伺いたいと思います。
【次の発言】 私のお尋ねしているのは、そういったことではなくて、同じ条件の上に立って三十万円を五十万にした、五十万を百万円にした、こういうことならいまの局長の説明で私は……

第46回国会 逓信委員会 第16号(1964/04/01、30期、日本社会党)

○永井委員 前回に引き続いて簡単にお尋ねをいたします。  簡易保険の経営に当たっておる立場からいろいろ御意見があろうと思うのです。それは経営者の立場から、また加入者の利益をはかるにはこうしたらいいという当面の問題点がいろいろあろうと思います。その問題点は何と何であるか。 これを大臣の立場からと局長の立場から、実際に経営に当たってこういうところはこういうふうに改善したいのだが、いまはちょっと困るという点があったら、最初に伺っておきたい。
【次の発言】 局長の答弁は事務的な答弁から一歩も出ない、大臣の御答弁は、保険の精神を生かさなければいけないという一般論として一応けっこうだと思います。しかし簡保……

第46回国会 農林水産委員会 第52号(1964/05/26、30期、日本社会党)

○永井委員 大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  政府は、昨日肥料審議会を開きまして、三十八肥料年度の生産計画の改定を行なったということが新聞に伝えられております。伝うるところによりますと、中共への輸出総額が従来八十万トン予定していたのが、さらに四十万トンの追加があった、また国内の消費増も見込まれるので、それで生産計画の改定を行なったということでありますが、先ごろ見えておりました中共の南漢宸との間における輸出の交渉の状態、さらに来肥料年度における見通し、それから中共との関係について長期の話し合いができたようでありますが、これらの関係について少し詳しく実情を御説明願いたいと思います。さらにソ連……

第46回国会 予算委員会 第19号(1964/06/01、30期、日本社会党)

○永井委員 私は、中小企業の倒産を中心として中小企業の対策について、また上昇ムードの一そう強まっております物価の諸問題について、政府にお尋ねをいたしたいと思うわけであります。  実は総理がその責任の中心でありますから、これらの問題を総理にお伺いしたいと考えていたのでありますが、総理がお見えになりませんので残念であります。したがって、総理が発言されてまいりました、経済は池田にまかしてくれ、あるいは物価は一両年の間に安定する、今後は農業と中小企業を政府の経済政策の重点項目の一つとして革命的な予算をつけてやるんだ、こういうふうにしばしば声明されてきておるのでありますから、こういう総理の立場に立って、……

第46回国会 予算委員会 第22号(1964/10/06、30期、日本社会党)

○永井委員 私は災害関係の諸問題についてお尋ねをいたしたいと存じます。  本年の災害は東北、北関東の凍霜害を皮切りにいたしまして、新潟の地震あるいは九州の豪雨、山陰、北陸の豪雨など、それぞれ大きな災害があったわけでありますが、これらの災害についてはそれぞれ措置されまして、いま軌道に乗っておるように見受けられます。ただ、台風十四号、二十号が最近起こったために、これらに対する対策がまだ十分になされておりません。緊急の措置もまた手が届いていないようでありますが、この台風十四号、二十号における災害融資法あるいは激甚災害法等の適用の指定はどのように運ばれるのか、その時期等について関係当局から御答弁をわず……

第48回国会 農林水産委員会 第35号(1965/05/11、30期、日本社会党)

○永井委員 農林大臣は、日ソ漁業交渉のためにソ連に行かれて、お帰りになった早々であり、新聞等で伺っておるわけでありますが、実は日ソ漁業交渉の内容等についてお伺いをいたしたいわけでありますが、本委員会としては別の機会にそれを持っておるそうでありますから、いま議題となりました砂糖類の価格安定法案について、若干お尋ねをいたしたいと思います。  この法案の性格について、最初に伺いたいと思います。この法案は、一定の目標があって、その目標を達成するまでの暫定措置としてのものなのか、あるいは国産甘味資源の自給度を高める、あるいはそれをささえていく施策の一環として、恒久的な立場で立案されたものなのか、そこらの……

第48回国会 予算委員会 第5号(1965/02/04、30期、日本社会党)

○永井委員 私は、中小企業の問題と石炭問題を中心にお尋ねをいたします。  最初に中小企業についてお尋ねします。  最近、中小企業の倒産が非常にふえております。昨年中における倒産の件数は四千二百十二、その負債総額が四千六百三十一億、このように毎月ふえる足取りをとっております。本年一月の倒産件数も四百二、負債総額四百二十億となっておるわけでありますが、十二月から比べれば幾らか減っておる。しかし、三月、四月からさらに激増の足取りをたどるであろうと一般にいわれておるわけでありますが、総理は、中小企業倒産の見通しをどのように立てておられるか、伺います。

第48回国会 予算委員会 第21号(1965/05/31、30期、日本社会党)

○永井委員 二十九日の異常気象による北海道地方の気象状況については、先ほど気象庁長官からお話がありましたとおりでございますが、道東地区では零下八度に下がって、水田が凍った、それから広い地域にわたって霜が降った、これの被害が相当にあるわけでありますが、農林大臣、これらの二十九日の被害状況をどのように把握されておるか、具体的にお示しを願いたいと思います。現地からの電報が、いま届いただけでもこれほどあるわけですが、私の手元にまとまりましたのを見ますと、北見地方が特にひどいそうでありますが、北見地方では、ビートの作付が二万五千ヘクタール、被害面積が一五%から二〇%、約五千ヘクタールの被害、これについて……

第49回国会 農林水産委員会 第8号(1965/10/01、30期、日本社会党)

○永井委員 バレイショ及びバレイショでん粉の問題を中心に少しくお尋ねをいたしたい。これらの問題について、昨日来同僚の芳賀君、児玉君等からいろいろ問題に触れておられますので、それらの点と重複をしないように話を進めたいと存じます。時間があまりないようでありますから、簡潔に、また要点に触れた答弁を期待したいと思います。  最初に、農業政策の上で、バレイショをどのような位置づけをしておるのか、これについて園芸局長にお尋ねいたします。
【次の発言】 重要性というだけではわからないので、畑作経営の振興、あるいは寒地における農業の安定成長、そういうようないろいろなファクターを考えて、農業政策の上では姿勢がき……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第10号(1966/04/06、30期、日本社会党)

○永井委員 途中で参りまして、前の先生のお話を伺っていなくてたいへん失礼ですが、御三人の参考人の方からそれぞれの分野でお聞かせをいただけますならば幸いである、こう思うわけであります。  物価対策の手順、方式、そういうものはものによっていろいろ違うでしょうが、消費者物価なり、あるいは大企業の製品なり、そういうものについて、世評高いといわれている、また一般の生活に影響が非常に重大であると見られる品目について、それを正しい価格に安定させるというやり方は、物価の面から逆算していってどういう方法でいけばよろしいとお考えになっておりますか。その点を、物価一般としてお尋ねすることは非常に大まかでなんでありま……

第51回国会 予算委員会 第4号(1965/12/24、30期、日本社会党)

○永井委員 昭和四十年度は不況に明けて不況に暮れようとしておるわけであります。この不況は中小企業にしわ寄せされて、中小企業が今日塗炭の苦しみにあることは御承知のとおりでございます。一家心中とか、自殺とか、こういう非常な社会悲劇が起こっておる。この事例を見ましても、中小企業が今日いかに苦しみにあえいでいるかということの具体的な表示であろうと思うのであります。総理は、二回にわたって中小企業の重要であることを強調して対策を確立するように指示を与えたということが新聞に見えておるのであります。きのうの新聞にも出ていたわけでありますが、どうような立場でどのような方向で政策を樹立し、具体的にこれを進めるため……

第51回国会 予算委員会 第8号(1966/02/08、30期、日本社会党)

○永井委員 四十一年度予算案は、借金政策に大きく転換して、大型予算を組み、不況を克服することを大きなねらいとして編成され、実行されようとしておるわけであります。この意味において、国民は不況が克服されることはたいへんけっこうなことであるけれども、その副作用としてインフレの危険があるのではないか、インフレになれば、自分たちの生活の土台からインフレの波に押し流されてしまうという心配は依然として強いのであります。また物価の値上がりが連年のようにうなぎのぼりにのぼっており、政府がどのようなことばを費やそうと、物価の値上がりに対する心配は依然として強いのであります。いままでの本会議なり予算委員会における政……

第51回国会 予算委員会 第24号(1966/06/25、30期、日本社会党)

○永井委員 簡単にお尋ねをいたしたいと思います。大臣は農林大臣、大蔵大臣、両大臣の質問を通してその締めくくりとして総理大臣の御答弁をわずらわしたいと思います。  本日の本会議で農安法の一部改正が可決されまして参議院に送られました。おそらく今国会でこれは成立を見るであろうと思うのであります。これは自民党、社会党、民社党三党共同の提案でありまして、この法案の作業過程においては、経済企画庁長官は物価問題の立場から、大蔵大臣は財政措置の立場から相当の難色があったと聞き及んでおるのであります。えてして議員立法は政府当局は相当粗末に取り扱っている、こういうことが従来あったわけでありますが、この本日の農安法……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 災害対策特別委員会 第9号(1967/07/20、31期、日本社会党)【議会役職】

○永井委員長代理 浜田光人君。
【次の発言】 政府委員に申し上げますが、質問に答えられるような陣容を整備して出席しておいていただきたい。できないならできないで、あと回しにして、責任のある答弁を要求いたします。
【次の発言】 河上民雄君。

第55回国会 商工委員会 第18号(1967/06/09、31期、日本社会党)

○永井委員 中近東の戦争が停戦をみましたことは、国際平和の上からまことに喜ばしいことと思うのであります。しかし、停戦になっても、今後軍事的な関係、外交関係においては、多くの問題を残しておると思います。しかし、きょうはそうした軍事的な面、外交的な面における質疑は省略いたしまして、そういう背景に立ちまして、主として貿易の側面からお尋ねをしてみたいと思うのであります。  貿易の関係では、同僚の田中君から石油の関係についてはお尋ねをすることとなっておりますので、その線をはずしまして、二、三お尋ねをいたしたいと思うのであります。  戦争は停戦いたしましたけれども、問題はいろいろ残っておると思います。今後……

第55回国会 商工委員会 第23号(1967/06/27、31期、日本社会党)

○永井委員 岡田畜産局長にお尋ねいたします。  先ほど来の質問で、生産者価格を値上げした場合、メーカー及び卸売りにその値上げがはね返るであろう、こういう予想がされたという話でありますが、この生産者価格の値上げは畜安法に基づいてなされたものと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 この生乳価格のコスト計算には指標価格がきめられておる。その生産者の指標価格は乳製品の市場価格よりずっと低いところに現在決定されておる。でありますから、生産者は非常に不利である、メーカーは非常に利益であるという、こういう指標価格の間における不利な条件があることを御承知ですか。

第55回国会 商工委員会 第32号(1967/07/18、31期、日本社会党)

○永井委員 今度の災害が都市災害である、したがって被害を受けた対象が個人災害であるということは必然であろうと思います。そうして、都市に発生したのでありますから、今度の被害結果でも明らかなように、商店関係の被害が主要な部分を占めておる、こういう結果になっておるのでありますが、いままでの日本の災害の実績というのが農村地帯に起こる、山間地帯に起こる、こういうことで、都市地帯に集中的に起こったというのは今回が新しいケースではないか、こう思うのであります。そうしますと、そういう一つの新しい災害の側面から、いろいろな対策等も、いままでと変わった立場から検討し、実情に合ったような対策を立てなければならないも……

第56回国会 災害対策特別委員会 第3号(1967/09/08、31期、日本社会党)【議会役職】

○永井委員長代理 これより会議を開きます。  委員長の指名によりまして、委員長海外旅行中、理事である私が委員長の職務を行ないます。  この際、おはかりをいたします。  理事湊徹郎君から理事を辞任したいとの申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御提議なしと認めます。よって、さように決定いたしました。  引き続きまして、理事の補欠選任を行ないます。  これは、先例によりまして、委員長が指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、稻葉修君を理事に指名いたします。

第56回国会 災害対策特別委員会 第4号(1967/10/06、31期、日本社会党)

○永井委員 御報告を申し上げます。  昭和四十二年七月以降の干ばつによる被害状況調査のため、去る九月二十一日から六日間、熊本県、大分県、愛媛県及び香川県の四県に派遣されました派遣委員を代表して、調査の概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、自由民主党の天野光晴君、日本社会党の私、永井勝次郎、民主社会党の稲富稜人君、公明党の鈴切康雄君の四名で、ほかに地元選出議員の方々の御参加を得て、現地の実情をつぶさに調査してまいったのであります。  本日は委員会運営の都合で、詳細にわたる御報告を申し上げる時間がありませんので、本報告書をこの会議録の末尾に参照として掲載していただくよう、あらかじめお願いを申し……

第56回国会 災害対策特別委員会 第5号(1967/10/07、31期、日本社会党)

○永井委員 関連で総裁にちょっとお伺いしたいと思います。  国民金融公庫は中小企業関係の零細部門のほうに非常に役立っておる、対象もそういうふうになっております。零細関係になりますと、やはりリスクが高い、また口数が多くなりますからコストも高くなる。したがって、そういう条件の中で金利を下げていくというためには、政府の無利子の出資を多くするとか、あるいは補給金についてもっと政府がめんどうを見るとか、このコストの下がるような、そして、金融公庫としての企業努力の中でコストが下がっていくような条件を私はつくるべきだ、こう思うのですが、実際に金融公庫の関係を見ますと、そのやっていることが逆行しているのではな……

第58回国会 商工委員会 第5号(1968/03/05、31期、日本社会党)

○永井委員 最初に、寺尾さん、足立さんにお尋ねをいたします。  課徴金の見通しですが、これはいろいろな運動もあるでしょう、あるいは各国の反応もあるでしょうけれども、見通しとしては、結局は実行されるのではないか、こう思うのですが、その点はいかがでありますか。  それから第二点は、先ほど、日本の輸入は原材料が六〇%だ、したがって報復措置は日本にとって損だ、だからその課徴金の補完は国内的な措置でやるべきだ、こういう御意見であったと思うのですが、もしそういう措置を国内的に行なっていくというやり方でまいりますと、国の関係から申しますと、これはドル防衛に対する間接協力、こういう結果で、直接援助は直接援助で……

第58回国会 商工委員会 第15号(1968/04/03、31期、日本社会党)

○永井委員 参考人の河上さん、それから労働組合側の鷲谷さんにお尋ねをしたいと思います。お尋ねしたいことはたくさんあるのですが、時間がありませんから一、二にしぼってお尋ねをしたいと思います。  一つは、探鉱に対する基本的政策についての立場、探鉱といってもいろいろあろうと思うのですが、基本的には、私は探鉱というのは経済ベースを離れたもので、国にどのくらいの資源があるかという基本調査は国みずからがやらなければならない。そしてその資源は、これはもともと自然的に賦存しておる資源の量でもう問題はきまっているので、ただどこにどういうものがあるかということをさがし当てる、そういうことだと思うのです。そういうこ……

第58回国会 商工委員会 第17号(1968/04/09、31期、日本社会党)

○永井委員 地下資源の開発について、国内と海外とに手を伸ばして三段階の方式で開発をしていく、これらの問題を文章に書けばたいへんけっこうでありますけれども、具体的にどのような目標に焦点をしぼって、どのような手段で、どれだけの力でこれを進めていくかという具体的な内容について吟味しなければ、ただ抽象的に文章とことばで言っておる限りにおいては、これはどんなことでも言えるわけでありますから、われわれが、この目標の設定が適切であるかどうか、こういうことを判断するに足る資料と、それから、それをどういうふうに進めていくのだという手段について、もっと具体的に、そうしてこの手段を動かしていく力についてもっともだと……

第58回国会 商工委員会 第26号(1968/05/08、31期、日本社会党)

○永井委員 割賦販売の問題は、要するに商品の流れの問題であり、消費金融の流れの問題、二つに分けることができる、こう思います。そうして割賦販売という一つの方式が、これは国際的に広がっておる問題、また伸びておる問題でありますから、これを否定するわけにはいかない。ただ日本の実情の中でこの割賦販売の今度の改正がどのような近代化の性格を持っておるのか、またその近代化をどのように促進する役割りを持っておるのか、もう少し極言するならば、今度の改正が割賦販売に対する近代化を指向しておるかどうか、こういう問題に私はなると思うのであります。そういう視点に立ちまして、ひとつ参考人の四人の方方から率直に、今回の改正が……

第58回国会 商工委員会 第27号(1968/05/10、31期、日本社会党)

○永井委員 開会はいいんですが、大臣への質問があるのです。大臣への質問を筆頭にして、それから質問したい。政府委員のほう、そろえていただきたい。
【次の発言】 ただいま議題になっている法案についてお尋ねをいたしたいと存じます。  大臣にお尋ねをいたしますが、いま日本の経済活動の領域の中で流通の分野はどのような位置づけにあるのか、そうしてその流通分野の中における割賦販売の位置づけはどのように把握されておられるのか、それらの点について伺いたいと存じます。
【次の発言】 日本の重化学工業は戦後特に重点を置いて計数的な振興計画を進めてこられたと思うのです。そういうような点においていまの日本の重化学工業は……

第58回国会 商工委員会 第28号(1968/05/14、31期、日本社会党)

○永井委員 大臣にお尋ねをいたします。  砂利ということばから受けるわれわれの印象は、経済的には非常に原始的なものだ、あるいは社会的には汚職という暗い印象を受けるわけであります。そういうような一般的な印象から見ましても、砂利というものが従来は非常に粗末に扱われておる。最近になってようやく砂利の重要性が問題になってきておるのでありますが、しかし砂利の持つ重要性に比較いたしましては、その位置づけが、全体の企業の中で、あるいは産業の中で、まだそのレベルに達していない、こう思うのでございます。今回の法案の提出にあたりましても、内容は公害対策というのがその性格でありまして、砂利の企業というものに対する取……

第58回国会 大蔵委員会 第28号(1968/04/24、31期、日本社会党)

○永井委員 日本の林業は非常な重要な時点に当面していると思うのであります。そこで、時間があまり与えられておりませんから、結論から先に申しますと、いま林野庁のやっている林業政策は縮小再生産の性格である。これはどんどん先細りになっていく。こういう方向ではなくて、拡大再生産の方向に転換をしなければならないのではないか。その拡大再生産の方向に転換するためにはいろいろな要因が必要でありますが、それらについてお尋ねを進めたいと思うのであります。  いまの林政の諸欠陥、どういう欠陥があるか、またどういう長所があって、それを伸ばそうとしているか、そういう現状分析について長官からまずお答えをいただきたいと思いま……

第58回国会 農林水産委員会 第5号(1968/03/26、31期、日本社会党)

○永井委員 最初に、いま議題になっていますこの法案について伺います。  北海道のマル寒資金は、自然条件、経済条件の悪いところで、おくれている畑作の関係を盛り上げていこう、こういう趣旨だと思います。さらに今回、南九州が地域として加えられ、内容として乳牛や肉牛が加えられたと思うのです。そうしますと、この法案の背景になっている問題としては、この地域の畑作振興という総合的な青写真があって、その青写真の中で血を通わすものとしてこの融資措置が講ぜられておるのか、その青写真と、それから総合的な畑作振興の中におけるこの法案の位置づけはどういう関係なのか、これをひとつ明確にしておきたい。

第58回国会 農林水産委員会 第8号(1968/04/02、31期、日本社会党)

○永井委員 時間がありませんから、一つの問題についてだけ……。コールドチェーンについてお尋ねをしたいと思います。お答えをいただきたい人は土屋さん、池内さん、それから筒井さんにお願いいたしたいと思います。  コールドチェーンについては、それぞれの立場において賛否両論、いろいろ分かれておると思うのであります。それからいろいろ実行していく過程で問題も相当に多いと思うのですが、第一は、コールドチェーンを軌道に乗せていくということになりますと、これは、扱うのは大洋であるとか、あるいは日水であるとか、ほとんど大手の独占市場になっていくのではないかということが一つの問題であります。それからその流通過程では、……

第59回国会 災害対策特別委員会 第7号(1968/12/05、31期、日本社会党)

○永井委員 先般の視察に当たりました調査内容について、御報告を申し上げます。  神戸市有馬地区の火事による被害状況及び災害防止のための気象観測業務の実態並びにビニールハウス等の施設園芸についての災害対策上の諸問題調査のため、十一月八日議長の承認を得て、同月十七日から二十二日までの六日間、兵庫県、香川県、高知県、徳島県及び和歌山県に派遣されました派遣委員を代表して、調査の概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、自由民主党の井原岸高君、池田清志君及び湊徹郎君、日本社会党の斉藤正男君、芳賀貢君及び私、永井勝次郎、民主社会党の稲富稜人君及び公明党の小川新一郎君の八名であり、ほかに地元選出議員多数の御……

第59回国会 商工委員会 第5号(1968/11/14、31期、日本社会党)

○永井委員 通産大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  アメリカで政権の交代が行なわれました。この交代の時点は、国際的には激動しております。アメリカの国内はいろいろな分裂が起こっております。非常に重要な時期における政権交代でありますから、普通の場合とは違うと考えます。単にジョンソンからニクソンへ、民主党から共和党へという、こういう政権の移り変わりだけではなくて、激動する国際情勢に対してどう対処するのか、あるいは国内問題をどう処理するのか、あるいはベトナムの和平をどういうふうに仕上げるのか、あるいは国内におけるドル防衛であるとか、あるいはインフレの抑制であるとか、物価を安定させる問題であるとか、……

第60回国会 商工委員会 第2号(1968/12/18、31期、日本社会党)

○永井委員 大臣にお尋ねをいたします。  ことしは、景気は非常に好調であります。来年もさらに続くであろう、息の長い景気が続くであろう、こういわれております。こういう大型景気の好調のかじとりとして、私は通産大臣としては、大平さんはまさに適格者である、こういうふうに思うのであります。それは一つは、今日の高度成長に火をつけたのは池田内閣、その池田内閣の中の大きな柱として私は大平さんはそのプランなりあるいは実施なりこういう面を担当されてきたと思うのです。そういう一応の緒戦における高度成長経済を手がけて、その功罪を静かに反省する時間を持ったと思うのであります。池田内閣では官房長官あるいは外務大臣、そうし……

第61回国会 農林水産委員会 第4号(1969/02/26、31期、日本社会党)

○永井委員 長谷川農林大臣に伺いたいと思います。  政府は、いま農政の転換をやろうとしておるわけであります。この転換については、それぞれの実態があり、また考えがあろうと思いますが、それの実行にあたりましては、政府の側の事情によってだけ、あるいは財政的な、あるいは需給的なそういうことだけで、農民の犠牲においてこれをやろうとするのか。 あるいは、このことによって農民も喜んで生産意欲を盛り上げていける、そういうものにしていくのかどうかということについて、われわれは転換の問題について吟味をしていかなければならない、こう思うわけでありまして、私は、その生産の現場の立場から大臣にいろいろお尋ねをいたしたい……

第61回国会 農林水産委員会 第38号(1969/06/18、31期、日本社会党)

○永井委員 いま農政の転換期だといわれておるのでありますが、この転換という意味は、大臣はどのように理解し、どのようなかまえを持っておられるのかを総括的に伺いたいと思うのであります。  いま世界が激動しておるから、その激動期の中の日本の農政としてのつかまえ方なのか、あるいは国内における水稲の生産が需要を上回って供給過剰になった、そういう意味でこれの転換を必要とする、こういうところに重点を置いた見方に立っての所見なのか、あるいは農基法によるところの農業者と他産業との生活を均衡させる、こういうようなねらいを持って進められておる今日の農業基本法というものが、いままでの実績によって失敗であった、そういう……

第61回国会 農林水産委員会 第43号(1969/07/01、31期、日本社会党)

○永井委員 国有林野の活用に関する問題については、非常に政府も与党も異常と思われるほど執心のようであります。この法案通過の上は、一体どのような実効を期待しているのか、また、期待される内容を持っておるのか、この点についてひとつ明確にしていただきたい。目的とか何か法律の中に書いてあることはもう承知の上でありますが、どのような実効が期待されるか。
【次の発言】 国有林野が、企業の面から見て十全の運営になっていないということは、ある一面から見て私は妥当であろうと思うのです。それは単に企業的運営だけではなくて、公益性を持った運営でなければならないわけでありますから、むしろ本来的な国有林野の運営は、公益性……

第61回国会 農林水産委員会 第44号(1969/07/02、31期、日本社会党)

○永井委員 ただいま湊委員の質問に対しまして、化学工業局長から肥料の生産コストは正確につかんでおる、こういう発言でありました。その点について質問したいと思います。  かつての肥料は有権的にコストを検査できる、こういう法律のたてまえでありましたときにも、コストは正確につかめなかったのであります。また、最近においては肥料メーカーが、もう硫安だけの原価査定は困難である、またバルクライン方式もむずかしい、こういうことをメーカー自体がいっている。それなのに、化学工業局長はコストを正確につかんでいるんだ、こういう話なんですが、私は、こういう大きな装置設備の中で、その中から肥料も出る、ほかの化学工業のいろい……


各種会議発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 通商産業委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1953/03/13、25期、日本社会党(左))

○永井委員 銀行局長にお尋ねいたしますが、アメリカの占領下における金融政策として、従来いろいろ複雑多岐になつた特殊銀行を整理して、できるだけ一本の姿にしよう、こういうことで運んで来たと思うのでありますが、最近それがまた特殊金融機関的なものがどんどん増設されて来ている。どういう事情でそういうな転換がなされているのか、基本的な理由を伺いたい。
【次の発言】 言うまでもなく、金融機関は単に営利本位に運営せらるべきものではなく、金融機関それ自体、その内容としては相当公共性を持つておるものと考えますので、公共性の上に立つて運営して行く場合、真に国の重点とする産業の方面にやはりこれを並行して動かすという態……

第15回国会 通商産業委員会農林委員会連合審査会 第1号(1953/02/27、25期、日本社会党(左))

○永井委員 私は藤山さんにお尋ねをいたしたいと思います。  肥料産業は単に一私企業としての運営ではいけない。国内産業の面においては、これは農業生産の一環としての性格において見なければならないし、輸出の面においては東南アジアという地区を含めた、日本の市場獲得のために重要な貿易産業としてこれをもり立てて行かなければならない。この輸出産業としての面と国内産業としての面の二つを調整して、健全に発達させなければいけないという考え方に立つて肥料産業をわれわれは見ておるのでありますが、これに対する藤山さんの御見解を承りたい。従つてわれわれの考え方から言えば、単に肥料を生産すれば足りるのだというのではなくて国……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○永井委員 質問に入るに先だちまして議事の進行について一言申し上げたいのでありますが、通産常任委員会としましては、本委員会に対して合同審査を大分早く委員長を通して申し入れたはずであります。内容としてはわれわれ通産委員会としても、今後の日本の貿易に重大なる影響ある問題でありますし、いろいろな角度から具体的にこれを審議しなければならない、こう思つていたのでありますが、本日の議事はまつたく形式的であつて、これはこういう専門常任委員会の制度がいけないと言えばいけないのでありますが、しかしながら合同審査ができるという道が開かれておるにもかかわらず、これを活用しないでまつたく形式的にただ合同審査をしたとい……

第16回国会 農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○永井委員 農林大臣にお尋ねをいたしたいと存じます。今日問題になつている肥料問題は、年産二百万トン内外の肥料生産に対して、国内消費が百五十万トン、輸出が大体五十万トン内外、この五十万トン内外の輸出が世界市場において出血となり、その圧迫を国内の農民に転嫁しているという問題が、今回起つて参りました肥料問題の内容であろうと考えるのであります。われわれはこういう条件の中で肥料を国の重要な産業として、一面輸出産業としてこれを正常に発達せしめ、一面食糧増産の重要な一部として肥料生産を健全に発達せしめなければならない。こういう企業の内容において、二つの異なつた性格のものを一つの企業の中で調和させて行く、また……

第16回国会 農林委員会通商産業委員会連合審査会 第2号(1953/08/03、26期、日本社会党(左))

○永井委員 議事進行について。本日は農林と通産との連合審査でありますが、農林関係の当局は一人も見えておりません。農林関係から通産関係に質問があるなら別でありますが、通産関係の者が中村局長を相手にして質疑をするならば、あえて連合審査の必要はないと思います。これでは議事の進行ができないと思いますので、これをもつて本日は散会なりあるいは休憩なりしなければ、こういう状態においての連合審査は意義がないと考えますので、お諮りを願いたいと思います。

第17回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会農林委員会通商産業委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第1号(1953/11/06、26期、日本社会党(左))

○永井委員 私は全林野の参考人と林野庁長官、それからアルコールの参考人と中村局長に、一つの問題について、二つの面からお答えを願いたいと思うのであります。  先ほど来の参考人のお話及び同僚委員の質問によりまして、二、三の単産は別としまして、全体的には当局は実施をしたい、この裁定をのんで実行に移したい、しかもその原資は確実にある、こういうふうに了解されるのであります。従つてこれを阻止しているものは、一にかかつて政府であり、また政府の陰でこれを動かしているところの経団連とか日経連ではないかと思うのでありますが、それはこれからの追究によつて真実の究明をして行きたいと考えておるわけであります。  ここで……

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第1号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。先日の小委員長の協議によりまして、各小委員会とも各党それぞれ一名ずつの幹事を設けることになりました。本小委員会といたしましては、自由党小平久雄君、改進党は柳原三郎君、社会党は中崎敏君に御依頼申し上げたいと存じます。また各小委員会はおのおの定例日をあらかじめ定めることといたし、本小委員会といたしましては、毎週水曜日の午後一時といたしたいと存じます。以上決定するに御異議ございませんか。
【次の発言】 それではそのように決定いたします。  本日は中小企業の現況の概略について、政府より説明を聴取いたします。岡田長官。

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第3号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 次は中野哲夫君。
【次の発言】 以上をもつて参考人の御説明は終りました。速記の都合がありまして、爾余の会議は速記をつけないで懇談会に入りたいと思いますが。御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、その通り決定いたしました。  それでは懇談会に入ります。

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第4号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 これより会議を開きます。  本日は御多忙中を特に御出席くださいました東京銀行協会連合会交換部長佐藤良輔君 より、参考人として中小企業金融、特に手形交換の問題について御意見を聴取することといたします。佐藤良輔君 。
【次の発言】 ありがとうございました。以上で佐藤参考人の御意見陳述は終りましたが、速記の都合もございますので、以後の質疑は速記を付さないで、懇談会の形式で行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは懇談に入ります。
【次の発言】 これにて懇談会を終ります。本日はこれを持つて散会いたします。     午後五時十一分散会。

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第5号(1954/04/07、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 これより会議を開きます。  本日は中小企業金融に関する問題について、御多忙中を御出席くださいました参考人の方々より御意見を聴取いたしたいと存じます。  まず全国銀行協会連合会の上原聡君から御意見を伺つて参ります。上原聡君。
【次の発言】 次は全国地方銀行協会常務理事吉橋鐸美君にお願いいたします。
【次の発言】 なお御両者の中で、日平産業の不渡り手形を出した関係からする下請産業への影響等について、御説明が願えればこの際承りたいと思います。
【次の発言】 この際御質疑があれば承ります。
【次の発言】 小平委員から地方的に熱意のないところがあつて地域差が出て来ているという話が抽象的にあ……

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第6号(1954/04/14、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 これより会議を開きます。  中小企業に関する件について調査を進めます。本日は陶業界関係各位の方方を参考人として、陶磁器の生産、金融、販売、輸出等、当面の問題について御意見を聴取いたしたいと存じます。参考人各位には、御多用のところ御出席くだされ、ありがとう存じます。  なお念のため一言申し上げておきますが、発言時間はお一人約十五分にお願いいたし、御発言の際はその都度小委員長の許可を受けられることになつておりますので、以上御了承を願つておきます。  それではまず水野保一君よりお願いいたします。
【次の発言】 次に三井弘君三。

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第9号(1954/06/28、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 それではこれより会議を開きます。  本日は、当面の問題となつております中小企業に関する件を中心とし、それに関連する諸問題、特に電力料金、重油の規制、金融、貿易、繊維関係等について調査を進めます。  中小企業庁長官から、先般院議を経ました中小企業危機打開に関する決議に対する事後の処理について発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 長官のただいまの説明に対して御質疑はございませんか。――加藤清二君。
【次の発言】 官房長その他は前々から連絡してあつたのですが、怠慢であるのかまだ見えません。これは早急に呼んでいただくことにいたします。通産大臣も今いろいろ公用がある……

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第10号(1954/10/26、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 これより会議を開きます。  本日は百貨店問題に関する件について調査を進めます。まず本件について参考人各位より御意見を聴取いたしたいと存じます。参考人各位には御多忙中にもかかわらず、特に本小委員会に御出席くだされ、まことにありがとうございました。何とぞ隔意ない御意見を御発表くださるようお願い申し上げておきます。  なお念のため申し上げておきますが、御意見御発表の時間は、一名約十五分とし、また御発言の際は、その都度小委員長の許可を受けらるることとなつておりまするので、御了承を願つておきます。  それでは名簿順に従い、まず能勢昌雄君よりお願いいたします。能勢昌雄君。

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第11号(1954/10/27、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 これより会議を開きます。  本日は年末金融に関する件について調査を進めます。まず本件について参考人各位より御意見を聴取いたしたいと存じます。参考人各位には、御多忙中にもかかわらず、特に本小委員会に御出席くだされ、まことにありがとうございました。何とぞ隔意ない御意見を御発表くださるようお願い申し上げておきます。なお念のため申し上げておきますが、御意見御発表の時間は御一名約十五分とし、また御発言の際は、その都度小委員長の許可を受けられることとなつておりますので、御了承願つておきます。それでは名簿順に従い、まず石田謙一郎君よりお願いいたします。石田謙一郎君。

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第12号(1954/10/28、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井委員長 これより会議を開きます。  本日は中小企業安定法に関する件及び中小企業災雲対策に関する件について調査を進めます。まず中小企業安定法に関する件について、参考人各位より御意見を聴取いたしたいと存じます。参考人各位には、御多忙中にもかかわらず、特に本小委員会に御出席くだされ、まことにありがとうございました。何とぞ隔意ない御意見を御発表くださるようお願い申し上げておきます。  なお念のため申し上げておきますが、御意見発表の時間は御一名約十五分とし、また御発言の際は、その都度小委員長の許可を受けられることとなつておりますので、御了承願つておきます。  それでは名簿順により、まず山本三千雄君……

第19回国会 通商産業委員会電気及びガスに関する小委員会 第3号(1954/09/06、26期、日本社会党(左))

○永井勝次郎君 現在の電気料金は原価主義、認可制で、公益事業令の第三九条によつてそういうふうに運ばれることは議論の余地はない。先ほど長谷川委員の質問に対しまして大臣は、この申請に基いて政府は三十九条の限界においてこれをやつたのだという御答弁でございました。それならば、現存の料金は申請書に対する補正であるのか、修正であるのか、補正であるとするならばどういう点を補正し、どういう点を修正したのか、これを明らかにしていただきたいと思うのであります。現在の料金は原価主義という明確な線があり、申請書の一定の基準に基いて、申請のあつた場合にはこれに対して認可しなければならないのであつて、これを査定して許可す……

第19回国会 通商産業委員会電気及びガスに関する小委員会 第4号(1954/09/07、26期、日本社会党(左))

○永井勝次郎君 井上さんにお尋ねいたしたいと思います。現行法は原価主義料金の認可制、こういうことになつておると思いますが、今回政府の取扱いました事柄は、こういう原則から逸脱しておるのではないか。官僚統制の第一歩を踏み出したような感じがあるが、これに対してどういうふうにお考えになつておるか。この政府の決定に対して、業者側は無条件で了承する意向であるかどうか。それからこの料金の新しい査定にあたつては、政府とあなた方と共同で作業をされて、大体この程度ならばふところ勘定からいつてけつこうである、こういうような裏の話合いで、業者の方から今まで出した申請をけ飛ばされて、今度は共同作業をした線に沿つた新しい……

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第2号(1954/03/11、26期、日本社会党(左))

○永井委員 本日はいろいろ貴重な資料に基づいて御説明をいただきまして、お礼を出し上げるわけであります。二、三お尋ねをいたしたいと思います。ただいま日本における森林資源が不足だ、消費がどんどん大きくなつて行く、そういうアンバランスの上に立つて、これを調整して行くには代替物をこれに置きかえなければいけないというお説はごもつともだと思います。ここの案にもありますように、これを代替えして行く方法としては、いろいろな国の財政投資が必要だということになるわけですが、これは根本的にいえば、現在の日本における木材価格が諸物価、他のいろいろなものに比べて価格が安過ぎるのじやないか、木材の価格が安過ぎるために、た……

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第5号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))

○永井委員 坑木についてちよつとお尋ねいたします。先ほどのお話によると、漸次坑木の使用量が減つて、合理的な利用の方向に向つておるということで、たいへんけつこうだと思いますが、大体坑木の関係は、統制時代は、一つの需要量を確保するというような意味から、相当水増し数量を要求しておるということが言えますし、それから非常に品不足の時代は、相当たくさん買い込んで、そのために腐らしてしまつて、坑木に利用されないで薪炭用になるというような分も相当多かつたのではないか。それから相当長尺のものを買つて、端を切つて使うというようなことで、腐らしたり、水増し需要があつたり、長い木を切つたりというようなことで、相当坑木……

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第6号(1954/04/08、26期、日本社会党(左))

○永井委員 本日は参考人から利害相対立するいろいろな御意見を伺つたのでありますが、われわれこの委員会にしても、行政庁にしても、利害の対立したそれの代表ではないので、参考人が悪口をいおうと、いろいろな問題でここで対立しようと、われわれはそれをかみわけて、何が真実であり、どうすべきかということをその中からくみとるわけでありますから、あまり不体裁にならない限り、利害が真正面から対立した方がかえつて真実がつかめると思うのであります。そこで竹中さんにお尋ねいたします。  先ほど、新設会社の資本金は四億六千八百万円、そのうちジヨンス・マンビルは二五%、代理店の関係は違うからその中に入らない、しかし四億六千……

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第10号(1954/10/29、26期、日本社会党(左))

○永井委員 木材資源の利用合理化の方策、立案の中心をなしております経審の関係でちよつとお尋ねいたしたい。この木材資源利用合理化の性格、どういうところに重点を置いて、どういうところに今後作業を進めて行かれるのか、その点を明らかにしていただきたいと思うのであります。それは木材の資源の消費量を少くするために、いろいろな代替品の利用を促進するというような点に重点を置いておるのか、木材そのものの利用の合理化というものを強化して行く、そういう点に重点を置きながら、荒廃している日本の林野の蓄積を増強する過程における一つの方策、それが完成した後における方策というような、遠い展望を持ちながら、この作業を進めて行……

第20回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第1号(1954/12/06、26期、日本社会党(左))

○永井委員 軽工業局長にお尋ねいたします。木材糖化の問題については、すでに長い期間にわたってそれぞれテーマを分担して試験を進め、これの企業化の段階まで現在まとまって来ておると思うのであります。それで木材糖化については、これを企業化する前に、試験管の試験から工場の現場の企業化の促進のための試験の段階に来ておるのでありまして、予算でいいますと、六、七千万円あればさしあたって企業化への飛石としての試験段階の試験をすることができるようになって、それぞれ予算の要求その他を当局に折衝しておると思うのですが、木材糖化について局長は、どの程度にこれを促進し、これを企業化の段階まで促進して行く考えであるか、これ……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 商工委員会私的独占の禁止並びに公正取引に関する小委員会 第2号(1955/05/21、27期、日本社会党(左))

○永井勝次郎君 お尋ねいたしますが、昨年当委員会の中小企業対策小委員会におきまして百貨店問題を調査いたしました折、問屋筋及びメーカー等は、大体業者の間の考え方として、百貨店と自分の取扱い商品の一割以上の取引をすると参ってしまう。従って百貨店との取引は大体一割程度にとどめておかないと非常なマイナスになる、こういう考え方でやっておる、こういうことでありますが、これは百貨店の人も出席しているところでのそういう問屋及びメーカー側の意見でありました。いかに百貨店が問屋なりあるいはメーカーをいためつけておるか、ここに大きな経済力を背景にして不公正な取引を強制していろかということが明らかになるわけであります……

第22回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第1号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井小委員長 それではこれより会議を開きます。  まず中小企業庁長官より中小企業対策についてお話を伺います。
【次の発言】 本日は中小企業金融に関し、説明員及び参考人各位より、御意見を伺うことにいたしたいと存じます。  参考人各位に一言申し上げます。本日は御多用中のところ特に御出席下さいましたことを厚くお礼を申し上げます。御承知の通り、ただいま政府は本年度の中小企業に対する出面の施策を一応決定いたしまして、これらを織り込んだ三十年度予算を本院に提出しておりますので、この機会に、当面の中小企業金融の問題について、直接金融を担当しておられる各位の御意見、御希望等をお伺いいたしたいと任ずるのであり……

第22回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第2号(1955/06/07、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井小委員長 これより会議を開きます。  綿紡績の操業短縮に関する件について調査を進めます。政府の説明を求めます。永山局長。
【次の発言】 質疑を許します。阿左美広治君。
【次の発言】 議事進行に関する動議でしょう。これは議題に供してからやったらどうです。
【次の発言】 ただいまの内田君の御発言に御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案及び商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案に関連して内田君より発言を求められておりますのでこの際これを許します。内田君。
【次の発言】 この問題については各党それぞれの立場があって意見が一致しがたいものではないか。……

第22回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第3号(1955/06/14、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井小委員長 これより会議を開きます。中小企業安定法第二十九条による生産数量等の制限に関する勧告及び命令に関する件、あおせて綿紡績操業短縮に関する件について調査を進めます。記内長官。
【次の発言】 続いて佐々木緘政課
【次の発言】 なおただいまの説明に対してさらに詳しく内容にわたって説明があるそうであります。秋山振興部長。
【次の発言】 以上で説明は終りました。この際小委員外の商工委員の方々の御発言も随時許すことといたしたいと存じますので、御了承を願います。  質疑の申し出がありますから、これを許します。阿左美委員。
【次の発言】 加藤清二君。

第22回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第4号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○永井小委員長 これより会議を開きます。  本日は中小企業安定法の一部を改正する法律案について、御出席の参考人各位より御意見を伺うことにいたします。  御出席の参考人は、矢野喜八君、小沢了君、吉竹博愛君、野沢久雄君、丸山清君、境野武夫君、以上六名の方々であります。  参考人の方々には、御多用中のところ本小委員会に御出店下さいまして、厚く御礼を申し上げます。  今日中小企業は幾多の困難な諸問題に当面し、深刻な様相を呈しております。本委員会は問題解決のため鋭意調査検討を続けて参りましたが、今回その打開のための一方策として、中小企業安定法の一部改正案が提案されたものと存じます。本改正案は、過度の競争……

第22回国会 商工委員会日本経済の総合的施策並びに国土総合開発に関する小委員会 第2号(1955/05/25、27期、日本社会党(左))

○永井勝次郎君 三十年度経済計画の大綱の第一ページの、この計画の前提条件となる部分について、ここに第一に国際経済情勢は良好に推移する、こういう予定を立てておるが、どういう根拠でこういう想定が出てきておるか。それから輸出競争は今後さらに激化するとあるが、どんな形で、具体的にどういう方向にこれが激化していくのか。それから特需が相当減るであろう、こういうことでありますが、特需を一体国内の産業構造の中でどんな位置を与えて、どんな形で、どんな性格でこれに対処していくのか。そういった関係を一つ総合的に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 国際経済情勢に対する分析、それから輸出競争における管理貿易の現在……

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第1号(1955/05/16、27期、日本社会党(左))

○永井小委員 お尋ねいたしますが、今長官からのお話と松浦氏からのいろいろのお話と、二様出たわけでありますが、そこでお尋ねいたしたいのは、被害数量の問題であります。この被害数量については、これは正確な数字を持っていないので、正確にはつかんでおらないと思うのですが、集団的な被害量と、それから全道に散在している被害量とを分けて林野庁でつかんでおる六千三百万石内外の被害量というものの内容を、ある程度、これは正確なものか、あるいは単なる推定にとどまるものか、これを一つお示し願いたいと思います。集団での数量と全道に散在している被害量の二つに分けまして、お示し願いたいと思います。

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第2号(1955/05/23、27期、日本社会党(左))

○永井小委員 議事進行について。きょうの議事は、この掛進本部の問題について審議をして、それから風倒木その他の問題……。
【次の発言】 予算その他の修正との関係もあるのでしょうけれども、これはこれで一応伺っておいて、風倒木の問題に議事を進めたらいいと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 経審当局にお尋ねするのですが、経審当局が中心になって、木材の資源利用合理化についていろいろ閣議決定をして、これを強力に推進するということに決定したわけでありますが、これはかけ声だけでやろう、実際の仕事はみんなでやれ、金を持ち寄ってやれ、こういう考え方で経審はおるのか、具体的に閣議で決定した以上は、できるだ……

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第5号(1955/06/28、27期、日本社会党(左))

○永井小委員 難波さんにお尋ねいたしたいと存じますが、現在間葉繊維を針葉繊維にまぜて最も多く使っておるところはどこのパルプ工場で、どういうふうな状況であるか、その内容をお聞かせ願いたいのと、それから間葉繊維を主にして針葉繊維を若干入れて、そして間葉繊維の段ボール関係の製品を多く使っているところは計画が相当あると聞いておるのでありますが、そういった関係の状況はどうであるか、ここにお話のございました間葉繊維を多く使う、そのための最新式の設備が必要であるということでありますが、これは間葉繊維をまぜる施設の関係でありますか、あるいは間葉繊維を主にした設備関係でありますか、この関係を一つお聞かせ願いたい……

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第7号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○永井小委員 鎌田住宅局長、松尾調整部長、大森工務課長、川田建材課長に、それぞれお尋ねをいたしたいと思います。  従来木材資源が枯渇して需要にこたえるだけの生産ができないということで、需要に対する供給が非常にアンバランスになっていた。ところが今回風倒木が非常にたくさん出た。こういうことで、一時的な現象としての供給過剰という現象が出てきた。しかし従来供給に対して需要が大いにあった。さらに供給さえつけば潜在需要というものは相当あったと思います。でありますから、この非常に不幸な結果として現われた供給過剰に対しては、この供給過剰の期間中だけでも従来の潜在需要というものをまとめて拡大して、供給に見合う、……

第22回国会 内閣委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/05/26、27期、日本社会党(左))

○永井委員 ただいまの大臣の提案説明に対して若干の質疑をいたしたいと思います。ただいま承わりますと、この法案の改正要点は基本的な任務に長期経済計画の推進ということが加わった。それからそれに伴って、長期計画を策定する、その計画に関する内閣行政機関の事務の総合調整を行う。この総合調整の手段として、関係行政機関の長に対して、必要な資料の提出と説明を求める。さらに重要な政策の計画立案について、関係行政機関の長に必要なる勧告をすることができる。こういうことが改正の要点である。これを行うために、計画部を二つにわけて、計画部と国土総合開発部、こういうものに分けた。そして看板を経済企画庁とする。こういうのです……

第22回国会 農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○永井委員 農林大臣にお尋ねいたしたいと思いますが、機械公団の問題ですが、大蔵省は最初愛知用水に重点的にやろうとした。これを政府が政治的な立場から今回北海道へ相当の金額をさいた、こういうのでありますが、ことしは五億五千万円程度のものでありましょうが、これが将来にわたってどういう見通しのもとに、本年第一着手をされたのか、今後の予算的な措置に対する見通しを承わりたいと存じます。ことしはことしの風が吹く、来年は来年の風が吹く、これだけのことで手を染められたのかどうか、将来にわたっての見通しを明確に伺いたい。
【次の発言】 この計画によりますと、当初の計画とはだいぶ違うようであります。予算の増減によっ……

第24回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第4号(1956/09/03、27期、日本社会党)

○永井勝次郎君 ただいま委員長から示された案の第一項の「鉱業権者の所在不明」ということは、単に居所が不明だということばかりじゃない、こういう御説明であります。第二項の「加害者不明」というのは、加害者がだれであるかということが不明であるという意味ではなくて、鉱害によるものか、水害その他地震等の披露によるものか、その不明な被害、こういうふうな解釈であるというお話であったのでありますが、そうだとすれば、第一項の当初の「鉱業権者の所在不明」、それに加害鉱業権者の責任の所在不明、こういうふうに明確にうたった方がよいではないか、こう思うのです。その点について、この原案の表現だけですと、鉱業権者の所在不明だ……

第24回国会 商工委員会貿易振興に関する小委員会 第1号(1956/02/23、27期、日本社会党)【議会役職】

○永井小委員長 それではただいまより会議を開きます。  本日は貿易関係一般についての諸問題について調査を進めます。最初に繊維製品の輸出の現況について政府当局の説明を承わることといたします。小室繊維局長。
【次の発言】 次に貿易一般について佐藤通商局次長。
【次の発言】 内田さん、西山経済局次長が見えておりますので、外交の面から見たいろいろの問題点をお話し願うことにしているのですが、その順序はどういうふうにしたらいいでしょうか。
【次の発言】 それでは外務省の西山経済局次長にお話しを願います。
【次の発言】 以上で説明は終りました。  この際諮りいたします。小委員外の商工委員の御発言は随時これを……

第24回国会 商工委員会貿易振興に関する小委員会 第2号(1956/02/24、27期、日本社会党)【議会役職】

○永井小委員長 これより会議を開きます。  本日は、繊維製品の輸出並びに日中貿易に関する問題について、御出席の参考人各位より御意見を伺うことにいたします。  御出席の参考人は、日本綿糸布輸出組合専務理事小杉真君、播州織工業協同組合専務理事藤原衛君、天竜社織物工業協同組合理事長大石文一郎君、日本綿スフ織物工業連合会専務理事野沢久雄君及び日中輸出入組合専務理事高見重義君、以上五名の方々であります。  参考人の方々には御多用中のところ本小委員会に御出席下さいまして厚く御礼申し上げます。商工委員会におきましては、本問題について昨年末以来しばしば質疑が行われたのでありますが、なお今国会におきましては本小……

第24回国会 商工委員会貿易振興に関する小委員会 第3号(1956/02/25、27期、日本社会党)【議会役職】

○永井小委員長 これより会議を開きます。  前会に引き続き繊維製品の輸出に関する問題について、御出席の参考人各位より御意見を伺うことにいたしす。本日御出席の参考人は、日本繊維製品輸出組合専務理事林一郎君日本織物染色同業会会長大西太郎兵衛君、日本毛麻輸出組合専務理事上田裕君、日本輸出縫製品協会常務理事吉田元一君、以上四名の方々であります。  参考人の方々は御多用中のところ、本小委員会に御出席下され、厚くお礼を申し上げます。商工委員会におきましては、本問題について昨年末以来しばしば質疑が行われたのであります炉、まず今国会におきましては、本小委員会が設置されましたので、引き続き政府の説明を聴取すると……

第24回国会 商工委員会貿易振興に関する小委員会 第5号(1956/09/24、27期、日本社会党)【議会役職】

○永井小委員長 これより会議を開きます。  貿易振興に関して調査を進めます。まず政府当局より日中貿易に関するその後の経過並びに措置、日ソ貿易に関する見通し及び諸情勢等について説明を求めます。中山通商局次長。
【次の発言】 次に佐藤経済局次長。
【次の発言】 次に松尾官房長から三十二年度貿易振興関係予算について説明を求めます。
【次の発言】 それでは質問の通告がありますから、順次これを許します。なお、ただいま出席中の政府側説明員は、通商局次長、石炭局長、通商局輸入第二課長、振興課長、官房長、法務省入国管理局次長、外務省経済局次長、大蔵省為替局総務課長、それから通商局輸出課長の諸君であります。  ……

第24回国会 商工委員会貿易振興に関する小委員会 第6号(1956/11/10、27期、日本社会党)【議会役職】

○永井小委員長 これより会議を開きます。  日中貿易に関し調査を進めます。先般北京で開催されました国際見本市の即売会におきまして、一部の粗悪品が販売された事実が伝えられ、通産省初め業界においてもそれぞれ調査を行なっておられるようでありますが、特に本日は参考人といたしまして、北京上海日本商品展覧会理事長、国際貿易促進協会常任委員宿谷榮一君、日中輸出入組合専務理事高見重義君、同じく日中輸出入組合理事、即売品問題善後措置特別委員会委員長大澤三郎君、以上の三名の方に御出席を願いましたので、本問題の実情等について伺うことにいたします。本問題の真実、本問題の起った原因、その影響等を明らかにするとともに、今……

第25回国会 農林水産委員会冷害対策に関する小委員会 第1号(1956/11/21、27期、日本社会党)

○永井勝次郎君 だいぶ時間が経過しておりますので、簡単に二点だけお尋ねをいたしたいと思います。  一つは大蔵省にお尋ねいたします。救農土木事業であります。三十二億五千万円という救農土木事業の計算基礎は、一日二百五十円で八十日あるいは百日というような計算基礎で賃金を与える、これで食いつなぎをさせる、こういう基礎になっておる。ところが今芳賀君からもお話のあったように、その計算の一部になっておる土地改良や何かもうすでに工事が完了したというものもあるし、三億五千万円という民間事業はこれは不確定であるし、あるいは既決予算ですでに事業計画ができており、救農事業として施行されるという状態になっていない、こう……

第26回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第1号(1957/05/22、27期、日本社会党)

○永井小委員 関連して。先ほどからこの問題についての質疑を聞いておりまして、何が何だかわからなくなってきた。また笹本君からも、社会党も同じだからというんですが、われわれの考えている木材資源合理化運動というものと、それから政府で取り扱っている合理化運動というものは何か基本的に違っているのじゃないかというふうな感じを持ったのです。先ほど来の話を聞きますと、木材資源合理化運動はPR運動だ、そのPR運動が軌道に乗ったから予算は減らしてもいいんだ、こういうような話です。この木材合理化運動というものは、先般閣議で国策として重要な案件であるからというようなことでこれが取り上げられた、われわれはこういうふうに……

第26回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第2号(1957/05/23、27期、日本社会党)【議会役職】

○永井小委員長代理 これより会議を開きます。本日は小委員長が所用のため出席がおくれますので、私が小委員長の指名により暫時小委員長の職務を行います。本日は木材化学工業、特に木材糖化に関する問題について、御出席の参考人より御意見を承わることといたします。本日御出席の参考人は、東京工業大学学長内田俊一君、東京大学教授桑田勉君、東京教育大学教授小林達吉君、東京大学教授右田伸彦君、東北大学則教授柴崎一雄君、京都大学教授片桐英郎君、野口研究所技師大島幹義君、北海道顧問堀義路君、北海道林務部長小野岡清君、新日本窒素肥料株式会社調査部長柴田健三君、以上十名の方々であります。この際参考人各位に一言ごあいさつを申……

第26回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第3号(1957/05/28、27期、日本社会党)

○永井小委員 ちょっとお伺いいたしますが、ここ二、三年の間にパルプ関係の生産施設が非常に急激に増強された。しかし木材資源の関係は、お話にもありました通り、植伐の均衡をずっと前から破られて、漸次原価に食い込んでおるというような状態で、相当節伐しなければならないというような状況でありますが、この資源の関係とにらみ合せて工場施設の増強ということがどういうところをねらって増強せられたのか、あるいはただいまお話のありました、従来あまり利用しなかった広葉樹を相当まぜるというお考えは、技術的にも施設的にも、生産計画の中にそういうものを織り込んでそういうふうにされたのか。あるいはソ連材その他アラスカの方の資源……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1957/02/12、27期、日本社会党)

○永井分科員 最初にお尋ねいたしたいのは、大臣は、昨日アメリカから目下来日中のフェアレス氏一行のダーデン博士に会いまして、中共貿易及び鉄くず等の輸入についていろいろ懇談されたということで、時節柄適切な交渉であったと思うのでありますが、この機会に中共貿易についてどういうような話し合いをし、どういうような印象を受けられたか、それから鉄くず等についての輸入について、どういう見通しを得られたか。これらについて詳しく御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 石橋内閣成立に当って国民に公約したものの一つには、日中貿易を促進する、こういうことがあると思うのであります。今日日中貿易を促進いたしますためには、……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○永井分科員 中小企業の問題については春日君から一括質問をすることになりましたので、私は省略をいたしますが、鉄鋼の問題と対米綿製品輸出の問題の二つについて、ちょっとお尋ねいたしたいと思います。  いろいろな建設事業が相当に強力に推進されるが、これに対する鉄鋼生産が伴っていない、こういうことで建値はあっても市中価格はやみ価格で非常に高くなっておりますし、物量的に見ましても相当不足を来たす、こういうふうに考えるのでありますが、政府は鉄鋼資材手当についてどういうような需給計画を持っておられるか、それから価格についてはどういう対策を持っておられるか、一括御答弁を願いたいと思います。

第27回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第1号(1957/11/27、27期、日本社会党)

○永井小委員 鉱山局長にお尋ねしますが、今、齋藤委員からもいろいろお話があったわけですが、日本の地下資源の基礎調査というようなものは、一体どの程度にできておるのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、政府の方で今用意しておるようである、たとえば経済五カ年計画というようなものの中には、天然ガスはどのくらい、石油はどのくらい、こういうような具体的な数字が出ているのですが、その数字の基礎は、今の鉱山局長の話でいうと、各会社がこういうふうにしたいという、そういうものを、ただ機械的に足し算して、そしてそれに査定を加えて数字を出した、こういうような数字の基礎なんですか。もう少し何かこうい……

第27回国会 農林水産委員会農林漁業災害対策に関する小委員会 第2号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○永井勝次郎君 先ほど芳賀委員からの質問に対して北海道開発庁では、農業関係は農林省の方におまかせしてある、こういうことで状況がよくわからない、こういう答弁でありました。わかるわからないということには内容の問題があると思いますけれども、北海道の道東地区がことし相当の凶作であるというような情報は十分お耳に入っておると思うのですが、この北海道の地域的な凶作に対して、開発庁が今までに知り得た状況はどの程度であるか、これを明確にしていただきたい。
【次の発言】 今道庁及び農林省から情報を得たという答弁がございましたが、開発庁には、その出先機関として開発局があるわけです。開発局から何か情報がなかったわけで……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○永井分科員 総務長官にお尋ねをいたします。前国会以来、独禁法の改正案が用意されて上程されておったのでありますが、今国会にはまだ提出されておりません。独禁法改正に対する政府の扱い及びそれに対する態度について伺いたいと思います。
【次の発言】 独禁法を政府が必要とする経済的な環境、条件というものは変らない、出す考えである。しかし政府の提案及び日本の国内におけるいろいろな独占強化の方向、こういうものが国際的に非常に悪影響を与えておる、国際的な批判というものが非常に高まってきておる。こういうことは長官も御承知の通りだと思う。アメリカあたりではずいぶん問題にしておるようであります。三井物産が独占を強化……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○永井分科員 最初に食糧庁長官にビートの耕作関係についてお尋ねいたしたいと思います。政府の方ではビートの増産計画、十年後にはこうなるという計算のもとに国内生産体制を強化する、こういうようなことで一つの計画を発表しておられますが、その計画の大きなワクに対する年次計画というようなものをお示し願いたいと思います。
【次の発言】 増産計画はいいのでありますが、それは十年後にはこうなるからこういう数字が必要だ。必要量の数字ははじけるわけでありますが、その必要の数字を裏づける基礎が確実にならなければ、それは絵にかいたぼたもちみたいなものでありまして、どうも期待だけ大きくして、現実がこれに伴わないという実情……

第32回国会 農林水産委員会甘味資源に関する小委員会 第2号(1959/09/16、28期、日本社会党)

○永井小委員 いろいろ質問したい要件がありますけれども、時間がありませんので次の機会に譲りたいと思います。  今問題になっておるのは地域の問題だけで、その他の問題については問題になっておらないようであります。道庁の部長も、また農林省の長官その他も、対策については未確定だ、こういうふうに話をしておるのでありますが、これはやはり反収の問題がこの場合相当大きな問題だ。どこに基準をとるかということ。たとえば三十三年度の実績は芝浦の地域においては四千四百三十二斤が平均になっております。しかし、今農民と会社との間に、歩引がひどかったというので歩引料のことで各地で問題の話し合いをしまして、今七%の修正をいた……

第33回国会 農林水産委員会甘味資源に関する小委員会 第1号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○永井小委員 ちょっと関連して……。  今、松浦委員から、道庁案を本省で調整して政府の案をまとめていくその作業の運びについていろいろお尋ねがあったと思うのですが、本日町村道知事からわれわれが聞いたところによると、道庁ではA案とB案と二つ持っておる、そして、A案とB案の裏づけとなる予算がどういうふうに具体化するかということによって今後の計画の出発点と方向が違ってくるので、それについて農林事務当局と目下それぞれ折衝しておる、農林大臣に報告する以前に、そういう道庁案と農林省の事務当局といろいろ意見がそごしたままで報告されてはいけないので、そういう作業をして、できるだけ早い機会に一つの結論を得たい、こ……

第34回国会 農林水産委員会甘味資源に関する小委員会 第3号(1960/04/15、28期、日本社会党)

○永井小委員 関連して……。  今の答弁ですと、原料費、製造費、管理費は、基準単価というか、基本単価というか、そういうものを用いておる。それから、その減価償却以下は格工場別、こういうふうになっておる。そしますと、算定基礎が各社個別に算定を出しておる。そして、各社の一日の製造能力も現実にいろいろ能力が違っておるのですが、その能力が違っておるのに、みんな同じ一つの基準で算定している。それから、歩どまりなどについて各社が違っておるのに、一定の、奨励の意味というか、そういうものも含めてこういうふうにした、こういうのですが、算定基礎というのは、相当科学的な基礎に立って一つの数字が出てこなければならない。……

第34回国会 予算委員会公聴会 第1号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○永井委員 山屋さんに二、三お尋ねしたいと思うのであります。第一に予算でありますが、一兆五千数百億の予算規模、産業投融資の関係ではやはり六千億に近い規模、そういう大きな予算と金融の規模の中で、中小企業に対する予算の配分というものが、中小企業の立場から見て、これでけっこうでございますというような状況であるかどうか、これを伺いたいと思うのであります。産業関係の事業所関係でいえば、九九%までが中小企業だ、従業員の関係では八〇%以上が中小企業関係だ、これほど膨大な数を持っている。その数に比例して、また中小企業の置かれている現在の経済的な実勢の上に立ちまして、この予算規模というものは中小企業にとってけっ……

第34回国会 予算委員会公聴会 第2号(1960/02/18、28期、日本社会党)

○永井委員 ただいま大へん適切な御意見をいただきまして、非常に参考になりましたことを、厚くお礼を申し上げる次第でございます。  それにつきまして、ニ、三お尋ねをいたしたいと思います。ただいま上林山委員から、いろいろ具体的な内容のお話もあったわけでありますが、先生は、具体的な問題ではなくて、基本的な問題についての分析がなされたわけであります。そこでお伺いいたしたいことは、予算全体の規模の中で、農業関係、あるいは中小企業関係、あるいは教育予算、それから社会保障制度、こういったものの配分と、防衛関係であるとかあるいは公共事業というものの内容としての道路、港湾といったような土建予算というものの配分が、……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1960/02/24、28期、日本社会党)

○永井分科員 通産大臣にお尋ねをいたしますが、けさの新聞で見ますと、火力発電に対して重油の専焼ボイラーを認めるということに通産省では決定をされたということでありますが、重油使用制限の臨時措置法の延期の問題と今回の取り扱いとそれから石炭の安定と、これらをからめてどのような総合的な対策のもとにお運びになっておられるのか、これを承りたいと思います。
【次の発言】 専焼ボイラーを許す前提として、それにからめてことしからですか、石炭百万トンの増量を引き受ける、そういう条件がついておると新聞に見えておるのでありますが、その関係はいかがですか。
【次の発言】 重油と石炭との経済効率の上からいえば、電力会社は……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○永井分科員 最初に北洋漁業の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  日ソ交渉は難航を続けておるようでありますが、現在の状況はどうなっておるか、この現在の状況の上に立って将来の見通しをどういうふうに立てておられるか、これを伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、現在モスクワで進められておる交渉というのは、事務的な積み上げの段階である。事務的な積み上げができたら、今度はその状況によっては高碕さんが行くかだれが行くか、とにかく本番折衝に入る、こういう一つの段階的な方式でこの交渉を進めていく、こういうことでありますか。
【次の発言】 従来の交渉の経過から考えましても、また現在漁業……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 予算委員会公聴会 第1号(1961/02/16、29期、日本社会党)

○永井委員 一、二点お尋ねをいたしたいと思うのであります。  第一点は、財政規模が経済規模に比例して過大ではないかという点であります。これは予算面だけでなくて財政投融資を含め、さらに金利の引き下げが行なわれたわけでありますが、これは経済的な諸条件が成熟して下がるべくして下がったのではなくして、政策的な引き下げを行なう、そこに無理がある。従って、こういう状況では預金が集まらないのではないか、あるいは預金を引き出して株の方にいくとか物にかわるとか、こういう方向に流れるのではないか。そういたしますと原資が減りますから、金融機関の貸し出しは引き下げたことによってかえって貸付の安全性を確保するためにシビ……

第38回国会 予算委員会公聴会 第2号(1961/02/17、29期、日本社会党)

○永井委員 中林公述人にお尋ねをいたします。物価問題は本委員会でもだいぶ取り上げられてきたわけでありますが、政府は一・一%程度の値上がりであり、これは計算をすればもっと低い指数になってくるのであって、実際の家庭への影響というものはほとんどないんだ、こういうふうに答弁をいたしておるのであります。そういうような点から、家計費の実態調査の上に立って、鉄道運賃の値上げ、郵便料金、ガソリン、あるいは医療費、消費物資、その他物価の値上がり傾向というものが、政府の言うように、ほんとうに家計に響いていないのかどうか、政府が言っておるのはただ数字だけにかじりついて、実態を見ようとしない結果、消費者を犠牲にしてお……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○永井分科員 最初に、公取関係についてお尋ねをしたいと思います。  独禁法の厳とした経済憲法があるにもかかわらず、最近の傾向としては、次々に独禁法をゆるめる法律が出されており、また、今後もその関係の法律案が予定されておるという状況でありますが、独禁法の基本がどのようにくずれ、また、くずれようとしているかということについて、率直に実情をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 それならば、具体的にお尋ねいたしますが、横田委員長の時代に、中小企業の団体法、これが本会議にかかりました場合も、長官は、これは了承しがたい、公取委員自身が、これは独禁法の精神をはなはだしく害するものだ、立法の精神を侵すもの……

第38回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○永井分科員 私は、千島の引揚者に対する補償の問題については賛成であります。法的にあるいは予算的にはなはだしく抵触しない限り、できる、だけの便宜と融通のある運用の中においてこれを認めていきたい、こういうふうに考えておる者の一人であります。従って、これが適正に、公正に実施されるものであるならば、これも賛成であります。最初は、一人当たり五万円ということで二億を予算化しようとしておった。それがいつの間にか、三億プラス・アルファということで、もっと予算を拡大しなければいけないということで、今の漁業補償という形に変わってきたようであります。先ほど来横路委員の質問に対して、金額その他は御説明なかったわけで……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1961/02/27、29期、日本社会党)

○永井分科員 農林大臣に第一に伺いますことは、開拓政策が変わったように思われますが、その変更されたことについては、今までの開拓のやり方のどの点が悪くてそれをどのように修正するためにどのように変えたのか、要点だけお示しを願いたい。
【次の発言】 従来と変わりました大きな点は、開拓地を国が取得してこれを個人に売り払う、力のある者がそれを買って政府の補助を待て開拓する、こういうようなことに変わったようでありますが、こういうように変えました理由は、既墾地をふやすという、増反をするということが理由になるのか、あるいは従来のような新しい入植者を入れてそこで国が国の責任においてやるという形でなくて、個人がや……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○永井分科員 貿易の逆調が心配されておるわけであります。これは単に野党としての立場で見ているのではなくて、実際に取り扱っている業界においても相当心配されておるわけでありますが、ひとり政府だけは心配はない、黒字基調は変わらない。こういうふうに言っておるのでありますが、それではなぜ変わらないか、心配はないのかという説得するだけの根拠がまだ示されておりません。そこで昨日来、この問題についていろいろ論議があったわけでありますが、あらためて通産大臣及び経済企画庁長官からなぜ心配がないのかという根拠を明確にお示しを願いたいと思います。
【次の発言】 両大臣の説明を聞きますと、大へん不確定要件を土台にして、……

第40回国会 予算委員会公聴会 第2号(1962/02/14、29期、日本社会党)

○永井委員 竹井さんに二、三お尋ねいたしたいと思います。  一つは、先ほどの公述の中で、消費者の自衛の方法として生協の組織を作り、それが伸びることを望んでおるということでありました。この生活協同組合に対して、伸びることに現在障害になっているものは何々であるか。業者間の競争の問題、あるいは問屋が生協に品物を扱わせないという圧迫の問題、こういういろいろなことがございましょうが、そういう点を一つ明らかにしていただきたい。  それからもう一つは、政府の行政面で、こういった消費者の自衛の組織に対して助長するあるいは伸ばすということについて・助けるという方向ではなくて、じゃまをするという方向があるのかどう……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○永井分科員 これは国税庁だと思うのですけれども、輸入砂糖の超過利潤に対する課税の問題、それからそれを納付した場合における損金の問題、この二点を伺いたいと思うのです。昭和三十四年度、三十五年度の砂糖輸入が、原糖が非常に安くなった、標準糖価の基礎になっている価格よりうんと下がった、それから国内卸売価格は国際格価が下がっておるにもかかわらず、標準糖価よりも上がった。両方の関係で超価利潤が、われわれの試算で言えば、三十四年度は、三十五、六億、三十五年度は七十七、八億、両方合わせて百億以上の超過利潤がある、こう計算されるわけですが、政府の計算方法によっても、三十四年度においても十一億、三十五年度におい……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第8号(1962/02/27、29期、日本社会党)

○永井分科員 大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、問題は輸入砂糖の超過利潤といいますか、価格差益金といいますか、そういうものの徴収を中心とする問題点について二、三お尋ねをいたしたいと思います。  輸入砂糖の問題につきましては、予算委員会における総括査問において若干触れておきましたので、大臣お聞き及びの通りであると存じます。さらに予算分科会におきまして、この問題を河野農林大臣にお尋ねをいたしました。価格差益金は三十四年度に約五億、三十五年度に約十三億、両年度合わせまして十八億、これが価格差益金であるという査定に立ちまして、これを納入させるというのが今の問題であります。その受け入れば何か社団法人を作っ……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○永井分科員 輸入糖において超過利潤、超過利潤と言っておるわけですが、超過利潤というのは一体何をさして超過利潤と言うのか、この点を明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 超過利潤は適切でない、価格差益だ、その内容はどの点がどういうふうに違うのか、明確にその違いをお聞きしたい。
【次の発言】 価格差益との違いは……。
【次の発言】 着目した着目しないということは別として、どういうふうに違うのかということです。われわれのところに配付された資料では、砂糖利潤の見込み試算、こうしてあるわけですね。そうすると、これは利潤ではなくて価格差益というと、この試算というもの、この資料というものはもうほ……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1962/02/22、29期、日本社会党)

○永井分科員 日ソ漁業の関係について農林大臣に一言だけお尋ねをいたしたいと思います。  淡谷君が先ほどお話しになりました通り、ともどもソ連に参りまして、漁業問題等について今日本に来ておるフェドレンコやミコヤン、フルシチョフなどといろいろ交渉したわけであります。われわれは、日本は樺太、千島を失った、この関係の漁民は生活のかてを失っているのだ、これらの零細漁民のために、戦災の被害を受けた漁民の生活権を確保するために、隣国として考えてもらってもいいではないかという立場で向こうと話をいたしましたら、ミコヤンなどは、それは理由のあることだ、暮らしを立てるという立場で考えるならば、それはこちらとしては大い……

第41回国会 農林水産委員会農産物価格対策に関する小委員会 第2号(1962/10/04、29期、日本社会党)

○永井小委員 関連。今、安井君の質問に対して大臣はいろいろ御答弁になったのですが、食管法と農安法の農産物価格安定に対して、行き詰まってはいない、従って考慮する段階ではない、こういうふうな御答弁であったと思います。今だれが見ても、概括的に見て、水田農家は安定しておる。しかし、畑作関係についてはほとんどほったらかしになっている。いろいろな面においてほったらかしになっている。非常に不利な状態の中で、現実に畑作農家と水稲農家との経済的な格差というものがますます拡大していっていることは大臣御承知の通りだと思います。そこで、この二つの価格安定が事実において農産物の価格の安定に効果を上げて、そうして将来この……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1964/02/19、30期、日本社会党)

○永井分科員 時間がございませんから、大臣に簡単に、お答えしやすいようにお尋ねし、答弁も簡単にしていただいて、前向きでどんどんスピードが上がるように御答弁願います。  最初に、糖業政策についてお伺いしたいと思いますが、そのうちの国内産糖としてのビートの問題について、国内における砂糖生産の計画が当初の計画より相当狂ってきた、計画を立てかえたようであります。この最初の計画と相当にひどい狂い方をしているということは、原因がどこにあるのか、そうしてその計画の組みかえの重点をどこに置くのか、この点をひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 時間がありませんから省略したいのですが、それだけではないと思うの……

第48回国会 予算委員会公聴会 第1号(1965/02/17、30期、日本社会党)

○永井委員 芹澤先生にお尋ねしたと思います。  いま中小企業の問題で、最後に、だめなものはだめ、成長するものは成長する、大体早く見切りをつけろ、こういうお話であったと思うのですが、それならそれで、お医者さんの診断で、おまえは先はないぞ、こういうふうに引導を渡されれば渡されたで覚悟はつくと思うのです。ところが、政府のいまやっておる中小企業対策というものは振興対策、そして、全般的にそれを安定させる、向上させるという呼びかけだけをやっていて、実質は中堅企業を育成していく、中堅企業というところに線を引いて、いま言ったようにそれから以下のものはもう切り捨てておる。切り捨てておるんだが、引導を渡さない。見……

第48回国会 予算委員会公聴会 第2号(1965/02/18、30期、日本社会党)

○永井委員 日向さんにお尋ねをいたしたいと思います。  第一点は、いま突然で年月は覚えていませんが、先年鉄鋼が不況カルテルを組んだことがあります。第一年次は不況カルテル、第二年次が景気が立て直ったそのとき、引き続いて鉄鋼の値段を上げないためにカルテル、第三年目は、価格が落ちついてきた、そうすると、その価格の安定のためにというのでまたカルテル、こういうふうに、不況からこういう内容でカルテルを政府に求める。そういう一つの独禁法を破るやり方をしてきますと、景気がよければよいでカルテル、不景気なら不景気でカルテル、もういかなる場合でもこれはカルテルをやる、鉄鋼業界のこういうやり方について、どのように御……

第48回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○永井分科員 北海道の総合開発計画についてお尋ねをいたしたいと思います。  北海道の第二期総合開発計画は、三十八年度に始まって、今年で三年目を迎えているわけであります。当初計画の内容と、三年を経過した今日とでは、だいぶ計画から離れてきておる、計画の内容と違ったものになってきておる。そういう点で改定を要すべき段階に来ているのではないか、再検討の段階にあるのではないか、こう思うわけでありますが、この点についてどのようにお考えでありますか。
【次の発言】 北海道の総合開発は独立して計画遂行がされておるわけではなくて、国の所得倍増計画に合わせた北海道のになうべき任務の一環としてこの計画が樹立され、推進……

第48回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1965/02/25、30期、日本社会党)

○永井分科員 大臣、所用で外出されるようでありますから、取り急いで大臣関係の質問を二、三いたしたいと思います。  大臣が就任にあたりまして、農業気象観測の充実が必要である、こういう立場でいろいろ配慮されましたことは敬意を表する次第であります。ことに北海道の昨年の冷害凶作にあたっては、これが根本的な対策の一つとして、農業気象の拡充強化が必要であるという立場で、進行中の今年度の予算の要求を追加して努力された考え方については、深く敬意を表する次第であります。大臣のこうした考え方で、そうしてまたその努力に対して非常にわれわれは敬意を表するのでありますけれども、その実りがあまりに少ない、ほとんどおしるし……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1965/02/22、30期、日本社会党)

○永井分科員 大臣にお尋ねいたしますが、日韓の間に仮調印が行なわれ、漁業の問題、貿易の問題等は今後それぞれ話し合いで進めていくというふうに伝えられているわけですが、貿易の関係については、どのような手順で、どのような方向でお進めになるお考えであるか、承りたいと思います。
【次の発言】 今回の話し合いでどのように運ばれたかは別といたしまして、両面の間の調印をまとめますためには、漁業の問題から貿易の問題、一切を事前に一括してまとめて、まとまったところで調印をするという最初からの計画でありますから、それらの問題については、当然、日韓会談を進める一環として、内容的には、こちらのかまえも、それから向こうと……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○永井分科員 大臣が所用のようでありますから、大臣についての問題点だけ二、三お尋ねいたしたいと思います。  農産物の自由化方針について伺いたいと思います。外国では、国内の農産物を育成いたしますために、自由化については相当慎重な態度で、一般物資とは差別して扱っているようでありますが、日本の場合はわりあいにその点は相当急テンポで自由化が進められている。まだ開放されていない部分について、今後どのような方針で臨まれるのか、お伺いいたします。
【次の発言】 いま大臣の御答弁のように、表面上は自由化されてない、形式的には自由化されてない、しかし実質的には自由化されたと同じような輸入の状態でもあるし、国内製……

第51回国会 予算委員会公聴会 第1号(1966/02/21、30期、日本社会党)

○永井委員 簡単にお尋ねいたします。  一つは鉄鋼カルテルの問題ですが、これは先年不況であるというので不況カルテルを結びました。一年で景気が立ち直ってまいりました。二年目には値上がりを押えるためのカルテルが行なわれたわけです。一年たちまして三年目に、今度は価格を安定するための安定カルテルと、こういう不況カルテル、値上がりを押えるカルテル、安定カルテル、こういうふうな名目でカルテルをやってまいりました。カルテルならざるはなし、年から年じゅうカルテル、こういうことになるだろうと思うのですが、公販の制度とともに、このような点はどういうふうにお考えになっておるか、これが一点。  もう一つは、鉄鋼は、過……

第51回国会 予算委員会第五分科会 第6号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○永井分科員 最初に空港整備の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  全日空の事件があってから、空の旅について身辺を見回すようになり、見回すと非常にいろいろな不安が起こっておるわけであります。北海道の、私のほうの郷里ですが、女満別に空港があります。これは現在のところどのくらいの安全度を持った、そして確信の持てるような整備のついた空港であるのか、この点をひとつ伺いたい。
【次の発言】 完全だということでございますが、最初のころは何か無線の設備もなくて、丘珠を立つと途中までは帯広かどこかのNHKの電波をたよって飛んでおる。途中から網走のNHKの電波に切りかえて、それをたよる。空港の直接の無線……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1966/02/24、30期、日本社会党)

○永井分科員 最初に国民金融公庫の関係のお尋ねをいたします。  国民金融公庫では去る十九日、就業時間に食い込むストが行なわれました。まだ話し合いがつかないで継続中であると思うのですが、これらの争議の問題点は何であるのか、そしてその解決のめどはどうなのか、これらについて簡単に要点だけお話しを願いたいと思います。
【次の発言】 国民金融公庫の融資対象は零細、小口、したがって資金コストは高い、それに対して仕事がどんどんふえて、昨年は農地報償関係の仕事が持ってこられた。ことしはまた環境衛生ですか、その関係の仕事が持ってこられた、原資も幾らかふえておる、こういうふうに仕事の分量は相当ふえてきておりますが……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1966/02/25、30期、日本社会党)

○永井分科員 長官にお尋ねいたします。  林業基本法はできましたけれども、あれだけでは十分ではないと思うのです。林業政策を具体化していくための関連の法律、関連の予算、そういった肉づけが必要であろうと思いますが、基本法ができてから数年たつのでありますが、あまりにも遅々としてこの法は進まない。これらの肉づけ関係の立法化、あるいは予算化、必要なそれぞれの施策はどのような日程でお考えになっておるのか、明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど角屋君の質問に対して長官からただいまの答弁はありましたので、承知をいたしております。しかし、これらの問題は、言ってみれば対症療法であって、当面の対……


31期(1967/01/29〜)

第56回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第5号(1967/11/24、31期、日本社会党)

○永井小委員 簡単にお伺いしたいと思います。  第一は、原田さんに、貿易の国際競争が激化するだろうというお話でしたが、その激化の具体的な内容についてお伺いをいたしたいと思います。商品別あるいは国別、あるいはそれらの商品の競争相手などによっていろいろそれは違うだろうと思いますが、ケネディラウンドがすなおに発展していくような国際環境ではないと思う。輸入制限という問題、あるいは関税の逆な引き上げという問題、あるいは価格競争という形であらわれてくる競争、あるいは貸し付け資金の長期化という形における競争、それぞれいろいろな地域、商品別で違ってくると思うのですが、今後起こり得るであろうと予想されるそれらの……

第57回国会 商工委員会産業金融に関する小委員会 第1号(1967/12/16、31期、日本社会党)

○永井小委員 時間も経過しておりますから、一問だけお尋ねをいたします。  資源の面からは渡辺先生、それから企業の技術開発の面から河上さん、それから経営の面から河上さんと原口さんにお答えを願いたいと思います。  私は、北海道の北見でありますから、住友さんの鴻之舞の地区であります。かつての繁栄した経営の状態、山の状態からいまのうらさびれた状況を現実に見ていますから、その足取りに対しては非常な関心を持っておるところであります。  そこで、渡辺先生にお伺いしたいのでありますが、現在のところは貧鉱ばかりである、しかし調査すれば相当いいものが出るかもしれない、これは全く未確定なものであります。はっきりして……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1968/03/15、31期、日本社会党)

○永井分科員 開発庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。  北海道の二十年後のビジョンについて、開発庁、北海道庁、経済企画庁の地域部会あるいは建設省、そういうところからいろいろ発表があったわけでありますが、それぞれにいろいろ違います。もちろん、内容においては、現状そのままきびしくとったもの、あるいは七色のにじの夢を多く将来に嘱したもの、いろいろな計算基礎はあるでしょうし、あるいは計量モデルによるところの経済予測、そういうような計算のしかたもあるでしょうが、これらについて、それぞれの違いをどのように判断されておるのか、そうして、基本的にはどういうビジョンを持っておられるのか、お答えをいただきたい……

第58回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1968/03/14、31期、日本社会党)

○永井分科員 私も引き続いて中小企業の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  けさのNHKのテレビに中小企業の倒産の問題が扱われております。けさの朝日新聞にも中小企業倒産の問題が扱われております。テレビ、ラジオ、新聞等は頻発して起こっておる中小企業の倒産問題を相当重視して取り扱っておるようでありますが、この倒産の実態をどのようにおつかみになっておるのか、これを大臣から伺いたいと思います。中小企業の倒産は構造的なものであるとか、あるいは不景気である、あるいは放慢な経営である、あるいは労務不足であるというような、紙に書いた一般論的なお答えでなくて、もう少し倒産の実態というものに触れた分析を示……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

永井勝次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊
荻上チキ編著『選挙との対話』(青弓社)

【内容紹介】「あなたにとって選挙とは?」「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、それとも「行っても/行かなくても変わらないもの…?」科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
当サイト運営者の既刊
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。