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鈴木善幸 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

鈴木善幸[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
548位
委員会発言歴代TOP500(衆)
110位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
211位
委員会発言(議会)歴代TOP500
297位
委員会発言(政府)歴代TOP50
36位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
641位
各種会議発言歴代TOP250
154位
各種会議出席(幹部)歴代TOP100
98位
各種会議発言(議会)歴代TOP50
16位
各種会議発言(政府)歴代TOP50
43位

24期委員会出席TOP100
93位
24期委員会発言TOP100
62位
24期委員会出席(幹部)TOP50
32位
24期委員会発言(非役職)TOP50
48位
26期委員会出席(幹部)TOP100
62位
27期各種会議発言(議会)TOP5
1位
28期委員会出席(幹部)TOP100
100位
28期委員会発言(議会)TOP50
17位
28期各種会議発言(議会)TOP10
9位
30期委員会発言TOP50
41位
30期委員会発言(政府)TOP10
7位
30期各種会議発言(政府)TOP10
7位
34期委員会発言TOP10
9位
34期委員会発言(政府)TOP10
3位
34期各種会議発言(政府)TOP5
5位
36期委員会発言TOP50
11位
36期委員会発言(政府)TOP10
5位

このページでは鈴木善幸衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。鈴木善幸衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 水害地対策特別委員会 第6号(1947/08/30、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 ただいまの政務次官の明快な自信たつぷりの御答辯に對しまして、われわれは感謝感激をしておる次第であります。しかしながら政務次官も御存じのように、一番最初に大藏省に陳情にまいりました際に、あなたはただちにみやげをもつて歸つてよかろうというあの從來にない立派な御態度に對して、縣の議長竝びに陳情團全員は涙を流して喜んでおつた。その翌日の會見も時間まできめるということになつておつたのに、どういう御都合かそれがお流れになつたという實例がある。たとえば閣議で決定したことも、これが今まで問題になつたように、非常に長びいておる。しかして今次官が月曜日に、そういう態勢ができておるならば、きめると……

第1回国会 水産委員会 第3号(1947/07/08、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 政府に對する資料の提出を求めておるのでありますが、なおこの委員會としても、獨自の生きた資料を速やかに整備する必要があると思うのであります。政府のみの資料に基きますと、やはりその結論はとかく行政府とあまり變らない結論に到達するというような危險もございますので、各所の水産關係の團體あるいは會社、あるいはみずから漁村方面から生きた資料をとりまとめまして、そうして現實に即した法案の作製、施策の立案に資することが必要だ、こう考えますので、速やかに當委員會の專門調査委員の御指名を委員長において促進していただきまして、事務機構を整備し、資料等も十分に御整備願いますことを望みます。

第1回国会 水産委員会 第5号(1947/07/11、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 第四次の建造許可の一部中止については、漁村で非常に重大な關心と危惧をもつておるので、次の二點を伺うと同時に、私の所見を述べたい。第一點は代船の建造は今後差支えないかどうか。第二點は、百トン以下の木造船の建造はこれまた差支えないかどうか。  さらに宇都宮さんからも御意見の發表がありましたが、終戰後における新造漁船の分布状態を考えてみますに、資本家的な企業形態のもの、ないしは軍需産業その他からの轉換資本の新しい漁業社會方面に、漁船が偏在しておることは事實だと思うのであります。このように漁業の生産手段の最も重要な部分を占めております漁船が、勤勞漁民の手から離れて、轉換資本、その他の……

第1回国会 水産委員会 第7号(1947/07/29、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 魚價に關する小委員會の經過並に結果について夏堀小委員長より御報告がありましたが右に對しまして次の附帶決議を附しまして本案に贊成いたしたい。そのことにつきまして私から動議を提出いたしたいと思うのであります。その附帶決議は  一、昭和九、十、十一年の加重平均價格の六十五倍の價格は漁業資材の正規ルートによる完全な裏づけが行われることを前提としたものでありまするから、政府は責任をもつて資材の確保に當られたい。もし現状のごとく資材が燃油において七割程度、その他の資材において一割ないし二割程度しか裏付けができないといたしまするならば、その補給資材もマル公との間の價格差分は魚價の面において……

第1回国会 水産委員会 第8号(1947/07/31、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 石原委員より總括的な御質問、御意見がございましたが、この水産金融の逼迫は、まさに再建途上にあるわが水産業の一大隘路に相なつておるのであります。漁船の建造の面から申しましても、あるいは製氷、冷凍工場の復興の面からいたしましても、非常に金融の面で行き詰まつておるとような實情でございます。つきましては、本委員會といたしまして小委員會を設置いたしまして、これが對策を十分に確立するように特に要望いたしたいと思うのであります。

第1回国会 水産委員会 第10号(1947/08/05、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 この漁網の生産につきもしては、資料を頂戴しておりまするので、生産の最近の上昇の模様がわかるのでありますが、このうちから輸出用としてどの程度のものが輸出されておるか、そういう實情を伺いたいと思います。
【次の発言】 重油及び漁網につきましては、政府の御努力によりまして逐次好轉しつつあるように見受けられますが、現在最も困つておりますのはマニラ・ロープでございます。このマニラ・ロープにつきまして、輸入の現況竝びに今後の見透し等について、御説明願いたいと思います。

第1回国会 水産委員会 第12号(1947/08/22、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 ただいま小委員長より御報告のありました通り、水産金融計畫につきましては、當局提示の案を採擇いたしまして、今後これが改善に全力を盡して當たる必要があると思うのでありますが、できるだけ早い機會に大藏、安本の關係當局の出席を求めまして、水産金融につきまして、本委員會の檢討いたしました結果を十分趣旨の徹底をはかり、これが實現をはかりたいと存ずる次第でありますので、委員長においてできるだけ早い機會に水産金融に關する問題を討議いたします委員會をお開き願いたいと存ずる次第であります。なお附け加えたいことは、すでに産業資金計畫につきましては閣議において一應の決定を見たということを仄聞いたして……

第1回国会 水産委員会 第14号(1947/08/26、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 政府は二十年の十二月二十四日の閣議の決定によりまして、三十三萬七千トンの漁船の建造計畫を御決定に相なつたのでありますが、その後の計畫の進行状況を見ますと、そこにいろいろな計畫遂行上の制約があつたようでありますけれども、最近の實情からこれを見まするに、主として建造資金の融資の面におきまして、極端な制約を受けておるわけであります。昨年度末の結果を見まするに、鋼造船におきまして、三八・七%、木造船で二二・一%、兩方合わせまして三七・七%というような計畫の進行を見ておるのでありますが、これを數字の上から申し上げますと、全體で七萬八千六百六十九トンというようなぐあいに相なつておるようで……

第1回国会 水産委員会 第15号(1947/08/29、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 魚價の基準の問題につきましては、小委員會竝びに委員會におきまして愼重審議を重ねた結果、諸般の情勢から、基準としてはこの程度でこの際は我慢するほかはない。しかしながらこれは資材の完全なるマル公による裏づけを前提とするものであるからして、政府は全責任をもつて資材の百パーセント裏づけの措置を講ずるべきであるという強い附帶的要望を附したのでございます。從いまして今後當委員會としても、また政府當局としても、あの價格をもつて生産が維持増強できますように、資材の完全なる裏づけに向つて最善の努力を拂うということに全力を注ぐべきであると思うのであります。しこうして將來においても、なおかつ資材の……

第1回国会 水産委員会 第16号(1947/09/19、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 ただいまの内藤委員からの御質問に關連いたしまして、私からも一言申し上げたいと思うのであります。大體この消費税は最終消費財にかけることが建前に相なつておるのでありまして、生産資材に課税をするということでは、これによつて生産される生産物の價格を騰貴せしむる結果になるのでありまして、特にこの漁網關係は、從來から非課税對象物資として明確に指定をされておつたような事情にあるわけであります。今囘の税の取扱いを見ますに、漁網を非課税物資としての指定から取除いておる。從前のように明確に非課税物資として指定をしてないということが、第一にわれわれとしては問題として取扱わねばいかぬ點であるのであり……

第1回国会 水産委員会 第17号(1947/09/23、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 もじ網等に關する課税の問題につきまして、大藏當局に質疑を行いたいと思います。今囘もじ網等につきまして課税をされるということでありますが、もじ網は申すまでもなく生産資材であります。これが製造の過程におきましては、なるほど織物のような生産行程をとるのでありますけれども、これは最終消費財ではなくて漁網として明らかに生産資材である。このような生産資材に課税をいたしますれば、勢い魚價に大きな影響をもつてくる。しかして結果が消費大衆の大きな負擔に相なるのでありまして、大衆課税のような意味をもつことになると思うのであります。まず第一にわれわれがこの課税に對して反對をいたしますのは、この生産……

第1回国会 水産委員会 第18号(1947/09/26、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 過日の颱風に伴う水害にあたりまして、三陸地方の沿岸、特に岩手縣沿岸におきまして相當の被害がございますので、現在までにわかつておりますところの被害の程度を御報告いたしますと同時に、これが對策につきまして、緊急政府の適切なる御處置を要望いたしたいと思うのであります。  岩手縣下の沿岸の被害状況につきましては現在のところ交通竝びに通信關係が寸斷されておりますので、被害の詳細を把握することが現在できないのでありますけれども、現在入手いたしております資材に基きまして概要御報告いたしたいと思うのであります。定置漁業におきまして百三統、その被害金額は約九千萬圓に上る見込でありますが、その他……

第1回国会 水産委員会 第19号(1947/10/03、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 委員會の運營に關する發言がございましたので、關連して私の意見を申し述べまして、委員長の特段のお計らいを願いたいと思うのでございますが、それはいたずらに委員會もしくは小委員會を頻繁に開くことが、即委員會の能率をあげる結果とはなるまい、私の考えるところでは委員會において披瀝されましたる各委員の意見、もしくはその決議として取上げられましたものを、いかにして具現するかという面に、もう少し強力な措置が講ぜられる必要がある。これを具體的に申し上げますれば、水産金融の問題につきまして、小委員會もしくは委員會において、委員會の意思が決定されましても、それは大藏省もしくは安本の單なる参考意見に……

第1回国会 水産委員会 第24号(1947/10/22、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 漁船建造の金融につきまして、ただいまの陳情はきわめて重要な意味をもつものと考えるのであります。特に陳情の中にあります漁船は、沿岸の小型漁船であります。これら働く漁民の最も大事な生産手段である小型漁船が、金融梗塞のために非常に現在苦しんでおることは、ただに茨城縣のみでなく、全國的な傾向にあるのであります。つきましては政府におかれましてはこの陳情の趣旨を十分諒とせられまして、最善の措置を講ぜらんことを要望するものであります。本陳情の採擇に贊成いたします。
【次の発言】 水産物の配給統制の問題につきましては、魚價竝びに配給機構の小委員會において檢討中でございますので、小委員會の意見……

第1回国会 水産委員会 第25号(1947/11/19、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 私は岩手縣選出の同僚議員といたしまして、志賀健次郎君に代り、本請願の提案の理由を申し上げます。  廣田漁港は岩手縣縣南地方の唯一の指定漁港でありまして、かつまた宮城縣気仙沼港と岩手縣大船渡港を結びます重要な連絡港であります。當漁村は三陸の大海嘯で全滅的打撃を受けたのでありますが、擧村一致昭和十三年以來國庫補助を受け、昭和二十一年度第一期及び第二期工事を施行し、これが目的達成に努力してまいつたのでありますが、賃金及び物價の高騰によりまして、わずかに所定工事の半ばを施行したのみであります。同港は年額約一億に達する漁獲をあげつつあるのでありまして、三陸漁場を控えた重要な漁港でござい……

第1回国会 水産委員会 第29号(1947/11/28、23期、日本社会党)

○鈴木(善)委員 公共事業費について若干質問したいと思います。公共事業費は漁港、船溜關係とありますが、從來内務省關係の補助率と、運輸省關係の避難港等の補助率と、漁港、船溜關係の補助率が相當開きがある。漁港、船溜關係の補助率がわずかに五割乃至六割を國庫で補助し、四割乃至五割は縣または地元負擔ということになつておるのでありますが、現在の漁村の財政の現状から見ると、漁港、船溜の修築を非常に要望しておりながら、地方財政の貧困のためにこれをなし得ない。そのことが漁業生産に大きな支障を與えておるというのが全國に見られる實情でございます。私はなぜ内務省、運輸省關係と農林省關係の補助率が違うようになつておるか……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第25号(1948/06/28、23期、社会革新党)

○鈴木善幸君 本請願は、省線宮古駅と省線小本駅をつなぐ國営自動車の運輸開始の請願でございまして、この路線の運輸開始の問題は、宮古市、崎山、田老小本沿道各市町村民の多年にわたる要望でございまして、今回の請願も宮古市長以下約三千名にわたる連署をもつてお願いいたしておる問題でございます。  宮古、小本間は御承知のように、今日まで海運以外には運輸の便に惠まれておりませんのでありますが、この沿線には木材、薪炭、最近におきましては戰後水産業が非常に盛んになつてまいりまして、また大理石その他の地下資源も相当あるのでございます。なおこの沿線では学童の通学のために非常に不便を感じておるのでありますし、また最近は……

第2回国会 水産委員会 第1号(1948/01/28、23期、全農派有志議員クラブ)

○鈴木(善)委員 生鮮食料品の配給統制に関しましては、旧臘特に統制強化以來、各方面から政府の措置に関しまして、いろいろな要望及び統制の改善方について強い要望があるのでありますが、統制再強化以來の成果につきまして、政府当局から具体的に御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 今回の統制強化の処置につきまして、去る第一國会において水産局長から、るる御説明があつたのでありますが、その際政府から約束されましたところの海上輸送の運賃の國家補給金の処置に関しまして、実際上行われております点は、局長が言明されたところと大きな差があるのであります。部長の御説明では、全水産物につきまして現下の陸上輸送力の低下……

第2回国会 水産委員会 第12号(1948/05/06、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 社会革新党といたしましては、先に党議をもつて農林、水産両委員会の統合問題につきましては、これを絶対に避くべきことであるという決定をいたしまして、議院運営委員会におきましても、外崎委員をもつて党の主張を強く主張いたしておるのであります。ただいま石原、藤原両委員から申されましたように、農林と水産とはおのずからそこに非常なる差異と特色をもつておるのでありまして、今日水産廳の設置を要望し、水産行改の面でも、総合的に、強力に水産政策を推進しようという要望が全漁村に高まつております際に、これと水産委員会が相まつて、強力に水産政策を樹立推進するということが絶対に必要であると思うのであります……

第2回国会 水産委員会 第14号(1948/05/20、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 庄司委員の御提案につきまして、私の所見を申し述べたいと思うのであります。今回の東京都の荷受機関に起りました不祥事件につきまして、各方面から非常な関心を拂われているのでありますが、これは生産、配給、消費の全面にわたつて掘り下げた檢討をしなければ、その的確な対策も、今後の指導方針も確立することができないのではないか、こう考えるのであります。査問委員会というようなものよりは、第一國会で本委員会が設けましたところの、魚價並びに配給に関する小委員会というような小委員会を設置いたしまして、生産、配給、消費の全部分にわたりまして、生産の増強、配給の適正円滑化をはかる意味から、そこに適切な対……

第2回国会 水産委員会 第15号(1948/05/26、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 漁業事業税の問題に關しまして、野溝國務大臣に御所見を承りたいと思うのであります。  政府は今囘地方財政の財源といたしまして、漁業事業税を課することをお考えになつておるということでありますが、われわれの調査、研究によりますと、漁業は今日までのいろいろな課税によりまして、相當苦しい事情に置かれておるのであります。すなわち漁業者の租税負擔は、漁業權税、あるいは特別漁業税、船舶税、舟税そういうようになつておりまして、さらに所得税も相當課せられておるわけであります。漁業は戰爭中非常に被害の大きい産業でありまして、特に漁船の潛水艦その他による被害は甚大であつたわけであります。戰後漁業の復……

第2回国会 水産委員会 第21号(1948/06/22、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 岩見縣下閉伊郡田老港に船溜築設の請願を御紹介申し上げまして、各位の御同情ある御審議をお願いしたいと思うのであります。  田老港は三陸の漁場を控えておりまして、三陸有数の漁港であります。宮古港以北において將來ある漁港でありまして、最近同地方には沿岸漁業はもとよりのこと、沖合、遠洋漁業も終戰後企画化されまして、最近漁獲等におきましても非常に目ざましい発展ぶりを示しておるわけであります。ただ遺憾ながら外洋にさらされておりまする関係から、絶えず波浪にもまれるのでありまして、船舶の繋留その他出漁等につきましても多大の不便を感じておるのであります。そのためにわずかばかりの荒天であつて、出……

第2回国会 水産委員会 第23号(1948/06/29、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 参議院修正個所も併せて説明願います。
【次の発言】 漁業者のためにも十分なる事をはかるとの意見はありませんでしたか。
【次の発言】 本請願の要旨は、岩手縣大槌町吉里々々漁港は三陸漁場の中心にあり、漁業は古來最も盛大をきわめているが、漁港としての適切なる施設がないため、地元経営の魚獲物さえ他港に回船陸揚げしなければならない状態で、これがため空費される経費は多額に達している、ついては速やかに該漁港を修築されたいというのであります。

第2回国会 水産委員会 第25号(1948/07/01、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 長谷川部長の御質問いたします。政府は今回の水産物の價格改訂にあたりましては、生鮮水産物と加工水産物の價格改訂を同時に発表せらるる御予定であるか、はつきりと本委員会に対して、そういうお約束できるかどうかという点を明確に御回答を願いたい。この点であります。從來本委員会ではしばしば生鮮水産物と加工水産物の價格の決定を同時にやつてほしいという強い要望をやつてまいつたのでございます。しかしながらその後政府からはできるだけ趣旨に副うように努力するという御回答はありましたけれども、現実には何らの成果があがつていない。はなはだしいものに至りましては、鮮魚の價格が発表されましてから三箇月以上も……

第3回国会 水産委員会 第2号(1948/11/10、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 長官が新任せられましたこの機会に、多年の縣案であります漁港政策の確立につきまして、私の意見を申し述べ、かつ御当局の今後の御方針を承りたいと思うのであります。  漁業の再建復興の上に漁港の整備拡充が非常に重大な要素であることは申上げるまでもないことであります。しかるに今日までわが國の漁港政策が、農林、運輸両当局の間におきまして何らの連絡調整ができていないために、非常に計画的な修築復旧が行われていない。これは非常に私どもの遺憾としているところであります。運輸省の関係は、内務省時代からの慣例に基くものだと思うのでありますが、漁港、船たまりでありましても、災害を復旧いたしまする場合に……

第3回国会 水産委員会 第5号(1948/11/16、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 水産業協同組合法案に対する総括的質問は、農林大臣の提案理由の説明に基いてわれわれは伺つて参つたのでありますから、明日はぜひ農林大臣の御出席が願えまするようお手配を願いたいと思います。

第3回国会 水産委員会 第6号(1948/11/17、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 協同組合法案第三法案に対する農林大臣の提案理由に対し、総括的な質疑を行いたいと思います。まず第一点は、組合は漁民あるいは生産加工業者の職能的な協同組織であるということを御説明なさつておるのでありますが、この職能的協同組織体と申すのは、具体的にいかような性格内容を持つものであるか、これを言葉をかえて言いますならば、戰爭以前の産業組合的な從前の漁業協同組合を、ここに復活するようなことを考えておられるのであるかどうか、新しい今後の協同組合のあり方として、生産の協同組合であると同時に、流通の協同組合であり、かつ生活の協同組合でなければならないという、漁村の切なる要望があるのであります……

第3回国会 水産委員会 第9号(1948/11/20、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 本請願は岩手縣宮古市磯鷄に漁港を修築していただきたいという請願であります。宮古港は、御承知の通りにわが國における三大漁場でありますところの三陸の中枢部にありまして、いわゆる三陸漁業の最も大きな墓地であるわけであります。この宮古市は、動力漁船百トン未満のもの二百三十八隻、無動力船七百五十隻以上を有しておりますし、さらに百トン以上の漁船も相当数に及んでおるわけであります。また他府縣船の入港等も非常に多いのでありまして、年間平均百数十隻の船を数えるというような、非常に漁業の盛んな港であるのであります。その漁獲物は月間二十万貫を越えておりまして、京浜地区に対する生鮮食料品の、北海道に……

第3回国会 水産委員会 第10号(1948/11/25、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 第八條に関連いたしまして、本法にありますところの組合に対する課税の点につきまして、その内容を承りたいと思います。
【次の発言】 法人税の点でありますが、これは戰時中諸般の事情から特別法人税として、戰時中に限り課税をするという特別な措置であつたわけでありまして、平時に返りました今日としては、このような團体に対して、戰時中の特別法人税をこのまま継続するような建前で、さらに今回は法人税として恒久的にこういう團体に対して課税をするというふうになりました事情を承りたいと思います。
【次の発言】 次に第十一條の十一号に團体協約の締結の問題があるわけでありますが、この團体協約の内容に労働條……

第3回国会 水産委員会 第11号(1948/11/26、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 私は社会革新党を代表いたしまして、水産業協同組合法案寺本委員会に上程されました三法案に対して、以下の希望意見を付して賛意を表するものであります。各党代表から御発言がありましたように、本法案と漁業法の改正は不可分の関係に立つのでありまして、漁業法の一部改正法律案が上程せられざるために、十分なる審議ができなかつたことをきわめて遺憾に考えるのであります。  なお本法案の内容を檢討いたしまして、強くその修正を希望いたしたいと思う点を述べますと、第一は、協同組合法案の中に各組合に対する法人税はこれを課税しないこと。第二点は、組合員の資格についてでありますが、組合の地区内に住所を有する、……

第3回国会 水産委員会 第12号(1948/11/29、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 岩手縣会議長村上順平君外十八名の請願にかかるところの田野畑港修築に関する請願の要旨を申し上げます。  田野畑港は三陸航路はもちろん、北海道航路の主要目標地点に相当すると同時に、しかも三陸北部航路の難所とせられておるところであります。また宮古港以北八戸港に至る間は船だまり程度の泊地にして、大型貨物船及び漁船の寄港避難に適する港がきわめて少いために、本港の修築は岩手縣の漁民はもとよりのこと、青森縣、宮城縣等においても、これが修築を非常に強く要請いておるのであります。  さらに本地域は、近海航路に近く、好漁場に惠まれておりまして、漁船の航行すこぶる多く、既往の実績に徴しましても、当……

第4回国会 水産委員会 第1号(1948/12/04、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 私は農林大臣に対して水産教育の問題、水産試驗調査機関の問題、農林省の水産廳の機構の問題等について質疑を行いたいと思つておりましたもので、次会の本委員会にはぜひ農林大臣の御出席を得られますよう、委員長においておとりはからいを願いたいと思います。

第4回国会 水産委員会 第2号(1948/12/07、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 大臣も非常に御多忙のようでありますので、簡單に御質問申し上げたいと存じます。  まずお伺いしたい第一点は、水産試驗調査機関整備の問題であります。この水産試驗調査機関の整備の問題は、わが國の行き詰まつた漁業の現実から見ましても、これが打開の方向といたしましては、どうしても徹底せるところの試驗研究調査の上に立つて、科学的、合理的な漁業経営を進める以外に方法はない、こう私どもは考えておるのであります。現在わが國の漁場は海区の制限を受けておるのでありまして、この限られた海域内における水産資源を十二分に試驗調査の上に立つて有効に開発することが増産の要諦である、こう考えるのであります。ま……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 水産委員会 第2号(1949/03/26、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 二十四年度の國としての全体の産業資金計画について、安本当局から説明を聽取して、特にその計画中におけるところの水産資金について、どういう計画と、今後の対策を持つておらるるか、これを安本当局から御説明をお伺いしたい。
【次の発言】 ただいまのような御説明では、われわれとして、今後の水産金融対策は審議をいたしかねるのであります。少くとも安本当局が原案としてどういう案を立てられたか、それはおそらく、二十四年度のわが國の産業、経済を円滑に運営するために、絶対必要なる最小限度の要求をなされたものと思うのであります。その案がおありになるわけでありまして、それが関係方面との折衝の過程において……

第5回国会 水産委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 森農林大臣に対しまして、水産政策上きわめて緊要な問題につきまして、数点お尋ねしたいと思うのであります。  まず第一点は、漁業法の一部を改正する法律案を、政府は本國会に御提案になる御用意があるかどうかという点であります。第四國会におきまして、漁民の多年の、要望でありますところの協同組合法の成立を見たのでありますけれども、その基本法であるところの漁業法の一部改正法律案が、いまだ御提案になつておりませんために、協同組合の設立促進につきましても、また漁村の今後の諸般の再建復興の対策につきましても、非常に低迷困惑いたしておるような現況であります。すみやかに漁業の憲法とも称すべきところの……

第5回国会 水産委員会 第4号(1949/04/02、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 安本当局に対しまして、水産の産業資金の問題につきまして、数点にわたつて質疑を行いたいと存じます。  まず第一点は、水産の産業設備資金の今後の融資の問題でありますが、仄聞いたしますに、復興金融に今後依存することがきわめて期待薄のように存ぜられるのであります。今後水産に関する設備資金をいかなる方法によつて融資せらるる御意向であるか、また復興金融金庫等が実質上機能を失うといたしました場合に、原始産業の復興と振興のために、農林漁業復興金庫等の特殊の金融機関を設置せらるる計画を持つておらるるかどうか、まずこの点から伺いたいと思います。

第5回国会 水産委員会 第5号(1949/04/06、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 長谷川部長に質疑を行いたいと思います。それはきわめて近い機会に為替レートの設定が予想せられるのでありますが、かりに一ドル三百三十円見当にレートがきまるといたしますれば、二十四年度に輸入を予想されますところの資材量からこれを換算いたしまして、少くとも七十億円程度の資材の値上りを総体において見るのではないか、こう予想されるのであります。現在におきましても生産資材その他の生活物資と、漁業者が生産いたしますところの魚の價格差から、漁業経営が非常に窮迫いたしておる現状にかんがみます場合に、この為替レートの設定に伴いまして、さらにその面から大きな重圧が加つて来るわけであります。もしこれに……

第5回国会 水産委員会 第6号(1949/04/09、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 私は質問をきわめて簡明にいたしまして、相当廣汎に質疑をいたしたいと思います。  まず第一点は、水産教育の今後の運営につきまして、水産教育が産業教育であるという要素が非常に強いのでありますが、その面におきまして、今後文部省と水産廳とが、いかなる緊密な連繋を保ちながら水産教育の適正化をはかつて行くか、これについていかなる御措置をとつておられるかということが第一点であります。  第二点は、文部省が今後水産教育に力を入れて行かれるという日高さんからの御説明がありましたが、特に希望いたしたいのは、從來の文部省の水産に関する教育の方向が、学究的な面が非常に強く尊重されておりましたけれども……

第5回国会 水産委員会 第7号(1949/04/14、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより会議を開きます。  本日は委員長におさしつかえがありますので、私が委員長の職務を行います。  この際お諮りいたします。去る八日理事佐竹新市君は委員を辞任せられましたので、理事の補欠選任を行います。互選を省略して委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 では佐竹新市君は去る九日に再び委員に任命されましたので、同君を理事に指名いたします。
【次の発言】 本日は漁業権に関する件及び水産資材に関する件を議題といたします。まず輸入水産資材に関する件を議題に供します。田口君。
【次の発言】 ちよつと速記をやめてください。

第5回国会 水産委員会 第9号(1949/04/28、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 安本の第一部長にお伺いしたいのであります。今回為替レートが三百六十円に決定を見たわけでありますが、それに伴まして、漁業用資材に当然補給金等の措置がなければ、値上りをいたすわけであります。現在の漁業経営の実情から見まして、今日でさえ資材と魚價との鋏状價格並びに金融の逼迫に伴いまして、経営が非常に困難な事態にぶつかつておるわけでありますが、その際にさらに資材の價格が大幅に値上りを來すことに相なりますれば、わが國の漁集は壊滅的な打撃をこうむるわけであります。当局におかれましても、この事情は十分御承知のことでもあり、適切なる対策を御考慮中と思うのでありますが、この際漁業用資材に対して……

第5回国会 水産委員会 第10号(1949/05/09、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 委員長の御発言に関遇して、一言農林大臣にお伺いしたいのであります。造船法の点について、委員長から御発言があつたのでありますが、この造船法は閣議においてすでに決定を見て上程されておるようでありますが、その後私どもがこの造船法を檢討いたしましたところ、漁船の建造の上からきわめてむりな、実情に即しない点が多々あるのでありまして、それに関しまして水産廳の説明を求めましたところ、水産廳と運輸省の船舶局との間において、完全なる意見の一致をいまだ見ていない。しかもはなはだしきにいたりましては、運輸当局から何ら事前に相談を受けていない。こういうことが明らかに相なつたのであります。このように事……

第5回国会 水産委員会 第11号(1949/05/11、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 この特別措置法案は、ただいままでの政府の説明によりまして、十分審議を盡くしたわけでありますが、ただ夏堀委員から質疑がありましたところの、二つの協同組合が公定價格のあるもの等について讓り受けの希望があつた場合どうするかという点が、この法律案では不明確に相なつておるわけでありまするが、この点は政府の答弁もありましたように、抽せん等によつて簡單に処理すべき問題ではない。同じ協同組合であつても、組合員の数が一方は非常に少くて一方は圧倒的に多いというような問題等もあるわけであります。あるいはまた業種別組合と地区組合との関係もありまして、協同組合の性格もおのずから違うものも出て來る。いろ……

第5回国会 水産委員会 第12号(1949/05/12、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 それでは本日はこれにて散会いたします。     午後三時四十七分散会

第5回国会 水産委員会 第14号(1949/05/16、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 秋田総局長官に対しまして、造船法のことについて、当局の御意見を伺いたいと思います。  ただいま衆議院に上程されておりますとこるの造船法を検討いたしまして、私どもが第二國会以來漁船行政について、当局にいろいろ要望して参りましたことと、はなはだしくその内容において違つております点を、きわめて遺憾に存じておるものであります。つきまして、まずお伺いいたしたい点は、今回の造船法の立案にあたりまして、水産廳等の関係当局とこの法案を作成するにあたつて十分な御協議が行われ、政府としての意見の一致を見た上で、この法案が上程されたものであるかどうかというような点を、お伺いしたいのであります。これ……

第5回国会 水産委員会 第15号(1949/05/18、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 漁業法の一部改正法律案の内容につきまして若干質疑をいたしたいと思います。まず第一点は、漁業調整会の性格についてであります。この漁業調整委員会は、行政機関であるか、あるいは行政機関でなく、単なる行政官僚に対する民間の諮問機関たる性格を持つものであるか。この点を明確にしておきたいと思うのでありますが、当局の見解はいかがであるか、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 漁業調整委員会が行政廰としての性格を持つものであれば、この行政廰たる漁業調整委員会の運営に要する費用は、当然國家の経費でまかなうべきものと考えるのでありますが、さきに当局の説明を聞きますと、漁業権等の補償と、漁業……

第5回国会 水産委員会 第16号(1949/05/20、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 本請願に対する政府の所見をただします。
【次の発言】 それでは日程第五七、久美濱港修築の請願、文書表第一八〇五号、紹介議員前尾繁三郎君。
【次の発言】 本請願に対する政府の所見をただします。
【次の発言】 日程第八、落石漁港修築促進の請願、文書表第二五九号、紹介議員林好次君の説明を求めます。
【次の発言】 本請願に対する政府の所見をただします。
【次の発言】 日程第十四、當呂村字當呂ポントマリに船入澗築設の請願、文書表第四七一号、紹介議員松田鐵藏君の説明を求めます。
【次の発言】 本請願に対する政府の所見をただします。

第5回国会 水産委員会 第21号(1949/09/05、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 北海道班の調査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  北海道班の派遣委員は班長鈴木善幸、班員といたしまして石原委員長、夏堀委員、奧村委員、小松委員、それに地元参加委員といたしまして川村委員、冨永委員、玉置委員、松田委員、林委員であります。随行者といたしまして、水産廳より松任谷漁政部長、山中技官、衆議院事務局より中山調査員、沖山調査主事であります。調査期間は七月の二十日から八月の五日まで十七日間に及んでおります。  調査地及び調査の地域と出席者でありますが、七月の二十日は函館市において懇談会を開催いたしました。この懇談会に集まりました地域の漁民は函館市檜山支廳管内、渡島支廳管……

第5回国会 水産委員会 第23号(1949/09/07、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 漁業法案の総体的な質疑をまず行いたいと思います。  私ども先般各地を、漁業法に関する懇談会で國政調査をして参つたのでありますが、その際法案に対する漁民諸君のいろいろな危惧、この法案の底を流れておるものに対する疑惑が多多々あるようでありまして、このことをこの機会に解明いたしまして、今後の漁業制度の改革による漁村の無用の混乱をできるだけ回避するようにいたしたい、こういう念願から、その懇談会におきまして披瀝されました諸点をこの際お聞きしたいと思うのであります。  まず第一点は、この漁業法は漁業権改革を最も重点として取上げておるのでありますが、漁業権改革は農地改革に相当するものと漁村……

第5回国会 水産委員会 第24号(1949/09/08、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 大藏大臣の御説明によりまして、この漁業用資材に対する補給金の問題がきわめて重大な問題であるために、現在いまだ愼重に研究中である、しかもわが國の漁業並びに國民生活に重大なる影響を持つ問題であるから、愼重にこれを取扱わなければならないという趣旨の御説明があつたのであります。私どもまことにさもあるべきだと感ずる者であります。この漁業用資材がもし補給金を今の段階において一挙に打切りに相なりますならば、夏堀委員からも御説明のありましたように、ほとんどわが國の全漁業に重大なる結果をもたらすものであります。たとえばわが國の以東底びき約二千九百隻以上に及ぶところのものを例にとつてみましても、……

第5回国会 水産委員会 第25号(1949/09/09、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員  ただいま松田委員から免許料のことについて、質疑があつたのでありますが、それに関連して一つだけお尋ねしておきたいと思います。昨日の久宗説明員の御説明の際に、免許料、許可料は所得税の面で当然経費として控除されるのであるから、大した漁業経営に重圧を加えるようなことはあるまいと考えるという趣旨の御説明があつたように記憶しております。もとより漁業に利益が生じました際には、常にそのような結末になるのでありまして、所得税でとられるも、許可料免許料でとられるも結果において大した差異がそこに生じない、しかしそうでなく漁業に損失が生じます場合には、この免許料、許可料は当然大きな漁業の重圧として……

第5回国会 水産委員会 第27号(1949/09/12、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 水産物の統制の問題につきまして、今富永小委員長より動議の提出がありましたが、私ども全面的に賛成であります。この機会に委員長より動議の採決ををお願いいたします。

第5回国会 水産委員会 第29号(1949/09/28、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 次に栃木縣那須郡川西町、内水面水産團体会議書記長、郡司留吾君。
【次の発言】 郡司君、時間は後三分であります。
【次の発言】 それでは次に神奈川縣小田原市多古、酒匂川漁業会長山田甚藏君、御発言を願います。
【次の発言】 次に長野縣長野市南片町長野縣水産業副会長野溝準治君。
【次の発言】 それでは山梨縣甲府市三吉町、山梨縣中央漁業会理事伊藤茂君。
【次の発言】 次に東京都府中市、多摩川漁業会長石井三四郎君。
【次の発言】 次に靜岡縣田方郡狩野川漁業会長坂口政雄君。
【次の発言】 滋賀縣水産業会理事古川久男君御発言願います。

第5回国会 水産委員会 第30号(1949/09/29、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま米田治水課長より狩野川の口野に抜ける放水路の問題につきまして御説明があつたのでありますが、私どもは地元漁民諸君の陳情によりまして現地調査をいたして参つたのでありますが、その際これが水産業に及ぼすところの影響につきまして二つ大きな問題があるのであります。一つは、内地におけるいわしの漁業として、非常に惠まれた環境にあるところのあの靜浦湾一帯の好漁場が、この放水路の開設によりまして、数年ならずして壊滅の危機に瀕するのではないか。これは北上川その他の放水路による土砂の流出あるいは濁水の放出によりまして、湾内一帯の魚族、水産資源の壊滅した事例等にかんがみましても、まことに憂慮い……

第6回国会 水産委員会 第1号(1949/10/27、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 奥村委員よりただいま漁業法案に対する非常に熱心な御発言があつたのでありますが、私ども小委員会はただいま述べられました奥村君に劣らぬ熱意をもちまして、この休会中ほとんど休むところなく法案の審議に当つて参つたわけであります。そういたしまして小委員会といたしましては、大体修正の点もはつきりと取上げまして、その法文化を進めて参つたのであります。二、三の点をさらに審議をいたしますれば、小委員会としては一応の結論を得る運びになつておるのであります。つきましてはこの第六国会におきましては、早急に審議を継続する必要に迫られておりますので、他の小委員会は、かりにあとまわしになりましても、漁業法……

第6回国会 水産委員会 第3号(1949/11/01、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 承知しました。

第6回国会 水産委員会 第8号(1949/11/15、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 水産貿易の問題に入ります前に、昨日漁業法並びに同施行法案の取扱いにつきまして、関係方面と御懇談を申し上げました経過を御報告申し上げておきたいと思うのであります。

第6回国会 水産委員会 第9号(1949/11/16、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 柏原さんに御質問申し上げますが、第一点の、定置漁業権は協同組合に第一優先で免許せよという御意見は、政府の原案通りでよろしという御趣旨でありますかどうか、念のためお尋ねしたのであります。
【次の発言】 十分御研究になつておると思いますので、念のためにお尋ねしたいのでありますが、政府の原案では、自営する場合に限り第一優先で免許する、自営できない場合は免許はされない、こういうことに協同組合に扱われておることは御承知の通りであります。この自覚する場合に限り第一優先ということによつて、一体新潟県におきましては、多数の定置漁業権が協同組合の手に免許されるお見通しであるかどうか、この点を重……

第6回国会 水産委員会 第10号(1949/11/17、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 何か参考人に御質問ありますか。
【次の発言】 その他に御質問ございませんか―。ないようでありますから、次に移ります。三國嘉平君。
【次の発言】 ただいまの御意見に対して質問を許します。砂間君。
【次の発言】 その他御質問ありませんか。―ないようでありますから、次に和田精一さん。
【次の発言】 ただいまの御意見に対して質問を許します。
【次の発言】 御質問ございませんか。―それでは次に三浦清太郎君。
【次の発言】 ただいまの御意見に対して御質問ありませんか。

第6回国会 水産委員会 第11号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 山本さんに御質問申し上げますが、山本さんの御意見の大部分は、現在まじめに営々として自営しておる漁業権は、むしろ取消しをするとかいうようなことをせずに、そのまま認めたらどうかという御意見の要旨と思うのであります。もしもしいて優先順位をつけなければならぬのであれば、実際に自営能力のあるものに與える。しかし根本的な考え方は、現在まじめに経営しておるものについては、そのまま與えておいてくれという御意見のようでありますが、 もしも御希望のようになつた場合、そうして不当に集中しておる漁業権であるとか、あるいは個人で持つておりながら、それを貸し付けて不在地主的な賃貸漁業権になつておるものと……

第6回国会 水産委員会 第14号(1949/11/25、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 漁業法案並びに同施行法案の小委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  両法案は、五月七日第五国会におきまして、本委員会に付託されたのでありますが、五月三十一日第五国会が終了いたしますまで、委員会は九回にわたつて審議をいたしました。さらに休会中も九回提案に対する政府の説明を聽取したりであります。本案は、第五国会のほとんど末期に提出されたことと、本案の重要性とにかんがみまして、特に協議をもつて継続審議と相なつたのでありますが、本委員会は、全国漁村の主要地におきまして漁業制度に関する現地懇談会を開催いたし、多数漁業者諸君の本案に対する要望意見を聽取いたしたのであり……

第6回国会 水産委員会 第15号(1949/11/27、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 議題外の問題でありましたので、なるたけ触れたくないと存じておつたのでありますが、速記をとります本委員会におきまして、砂間委員から小委員会の修正案について、いろいろむし返しての御意見があつたのであります。ただいま砂間君が言われました御意見は、小委員会において砂間君からるるお話があつた点でありまして、その点につきましては、小委員会において小委員長並びに各委員から、わが国の漁業の実体に即せざる砂間君の過激なる行き方については、遺憾ながら小委員会で採用することができないということで、詳細にお話をいたしまして、砂間君を除く全小委員の御賛成を得て決定した修正案であつたわけであります。私は……

第6回国会 水産委員会 第16号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま佐竹委員らの有力な御意見もありますし、なお先ほど川村委員から、予算その他取締法規等の整備等をやるためには、前提條件として愼重に対策を練る必要がある、よつてこの審査はしばらく延期されるようにという動議があつたのですが、その動議を採決されんことを望みます。

第6回国会 水産委員会 第17号(1949/11/29、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま問題になつております請願の取扱いは、先ほど理事会で御決定を見た線に沿いまして、特に砂間君から発言がありましたような意見を速記にとどめずに、理事会の決定の含みを持つた線で御処理したいが、皆さんの賛成を得たいと思います。

第6回国会 水産委員会 第18号(1949/12/02、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 漁業法並びに同施行法案の小委員会の御報告は、先般詳細に経過並びに結果を御報告申し上げましたので、このたびはそれをもつて御報告にかえる次第であります。

第7回国会 水産委員会 第2号(1949/12/17、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより会議を開きます。委員長の都合によりまして、私が委員長の指名によつてその職務代行いたします。  本日の議題は、小委員会設置に関する件及び水産資材に関する件でありますが、日程を変更いたしまして、まず水産資材に関する件を議題にいたしまして審査を進めることにいたします。
【次の発言】 ただいま奥村委員から御要求がありました塩谷説明員が御報告になつた数字は、次回の委員会までに資料として本委員会に提出されるように、委員長から御要求をいたしておきます。
【次の発言】 委員各位にお諮りいたしますが、本日の議題であります水産資材に関する件を中心として御審議願いたいと存じます。松田委員

第7回国会 水産委員会 第5号(1949/12/22、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま冨永君の御提案によりまして動議が決定したわけでありますが、この際、私からこの運賃の等級の調整について希望意見を申し上げたいと思うのであります。この運賃引き上げに伴いますところの等級の調整の問題は、従来からいろいろ書物の等級の間に、非常に不合理な矛盾した点が多々あることにも起因いたすのでありまするから、水産物の等級の要望書を提出いたしまするときには、主食、あるいは野菜、その他の、主要食糧及び生鮮食料品等の関係を、特に御検討を願いまして、適正な等級をこの際要求されんことを特に希望いたすものであります。私見をもつていたしますならば、現在野菜は十級であります。鮮魚が六級、冷凍……

第7回国会 水産委員会 第6号(1950/01/25、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 今国会に水定関係の法律案が数件政府より提出される予定に聞いておるのでありますが、当委員会といたしましては、先般の理事会で、今会期中にこれら予定されたところの法律案を、全部議了いたしますように、十分なる審議ができますようにいろいろその取扱い方について検討を加えたのでありますが、その結論といたしまして、政府の提案する法律案は、すべて二月十日までにこれを本委員会に回付されるように提出するということを、委員長より公式に政府当局に対して要求することに決定を見たわけであります。そこで私ども委員会が、今後一定の計画を持つて審議を進めて参ります都合もあるわけでおりますが、現在政府の方の御準備……

第7回国会 水産委員会 第10号(1950/02/01、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいまの漁政部長の御説明で、案の内容は概略承知いたしたのであります。この漁船法案は、運輸省立案の造船法と関連いたしまして、業界あげて重大なる関心を拂つておる重要法案であります。また従来この漁船行政が、運輸省と農林省との間に、両省の共管のような形になつておりますために、漁民諸君の日常の漁船の運用管理の上にも、重大な支障を来しておつた見地からいたしまして、私ども一日も早くこの漁船行政の一元化をはかることが、焦眉の急であると考えるわけであります。しかるにただいまの御説明におきまして、漁船法でねらつており、かつ業界が要望しておる三つの重要な点において、運輸当局と水産庁との間にいまだ……

第7回国会 水産委員会 第11号(1950/02/07、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 水産庁の沿岸漁業課長がお見えになつておりますので、この機会に伊豆の狩野川の放水路の問題につきまして、水産当局の見解並びにこれに対する建設省その他との折衝の経過、当局の方針等をただしたいと存じます。  この狩野川の放水路の開鑿の問題につきましては、かねて当委員会におきまして、決議をもつて、政府に対して、総合的国土計画の見地から適切なる対策を樹立することを要望してあつたのであります。これは静岡県の地元におきましては、一応口野に放水路を出すという結論が出ておるようでありますが、しかしながら口野に放水路を出す案を実行いたしますならば、あの内浦湾一体の漁業生産が致命的な打撃を受けること……

第7回国会 水産委員会 第12号(1950/02/11、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 災害漁港の予算につきまして、委員各位にお諮りをいただきたいと思うのであります。この問題は当委員会では非常に重大視いたしまして、数次の委員会で大蔵省の主計局長に対して当局の所見をただして参つたのでありますが、その結果当委員会におきまして、主計局長の言明いたしましたところによりますれば、漁港の災害復旧の予算は、二十五年度に限り、地方港湾、すなわち地方自治団体の管理いたしますところの地方港湾と同様に取扱う、これは所管が運輸省であろうと水産庁であろうと、そういう性質の漁港は、地方港湾と同様に取扱うということをしばしば言明いたして、当委員会はそれを了承いたしておるのであります。しかるに……

第7回国会 水産委員会 第13号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 小野政務次官に漁港の災害に対する国庫助成につきまして所見をただしたいと思います。政府は、シヤウプ勧告に基いて昭和二十五年度に限り、災害土木工事に対して地方財政確立の見地から、全額国庫負担をもつてこれを施行するということを閣議において決定し、わが民主自由党においても、この政策を強力に推進しようといたしておるのであります。しかるにこの災害土木工事のうちで、市町村公共事業体の管理いたしますところの漁港に対して、政府の一部においてこれを一般港湾と差別待遇をいたしまして、漁港については従来と同じような補助率によつてこれをやつて行こうというような、誤まれる考えを持つておることを私ども仄聞……

第7回国会 水産委員会 第14号(1950/02/20、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま漁政部長から御説明のありました漁業諸税の二、三の点につきまして、御質問したいと思います。  まず法人税のことでお伺いしたいのであります。この法人税は、従来の税率よりも大分高率になつておるようでございますが、農業協同組合と漁業協同組合の場合に、何ら差等のない税率であるかどうか。と申しますのは、農業協同組合については、漁業協同組合よりも税率を低めるという意見が、一部に強いようでありますが、その関係をお伺いしたいのでございます。  それから、かつてはこの法人税は特別法人税と言つて、協同組合に対しては特別の低い課税をいたしておつたのでありますが、これで参りますと、一般の株式会……

第7回国会 水産委員会 第15号(1950/02/24、24期、民主自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に都合がありますので、その指名によりまして、私が委員長の職務を代行いたします。  この際御報告申し上げます。昨二十三日江田斗米吉君が委員を辞任され、その補欠として平井義一君が同日議長の指名により委員に選任されました。  去る九日及び昨二十三日の異動により、理事が一名欠員となつておりますので、その補欠選任を行いたいと思いますが、これは互選の手続を省略し、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、それでは平井義一君を理事に指名いたします。  なお右の異動により、漁業制度に関する小委員、漁港に関する小委員、水産物……

第7回国会 水産委員会 第17号(1950/03/04、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま水産物の統制撤廃の問題に対処いたしまして、この原案にあり一まず水産物の集荷販売に対する暫定措置を講ずることにつきまして、冨永小委員長より御発言があつたのでありますが、これに関連いたしまして二、三の点を当局にただし、なお当委員会としても、これに対する方針を急速に委員長の手元で御決定願うことを要望いたしたいのであります。この水産物の全面的統制撤廃に関しましては、四月一日案あり、また仄聞いたしますに、五月十五日全面撤廃案あり、二つの案が今論議されておるようであります。私どもは、水産庁の二十五年度予算案を審議いたしました経過からいたしまして、水産物の全面的統制撤廃は、当然二十……

第7回国会 水産委員会 第19号(1950/03/08、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 田渕光一君外二十名提出にかかる、漁業法の一部を改正する法律案は、去る二月二十四日、委員会におきまして、提出者田渕光一君より提出理由の説明を聽取いたしまして、漁業制度に関する小委員会に審査を付託されたのであります。漁業制度に関する小委員会は二月二十四日、二一月二十八日並びに本三月八日小委員会を開きまして、愼重審議をいたしました結果、委員長に御提出申し上げましたような修正案を、小委員会といたしまして可決確定をいたした次第であります。以下漁業制度に関する小委員会におきまして決定を見ましたところの修正案の内容を御報告申し上げます。    漁業法の一部を改正する法律案に対する修正案  ……

第7回国会 水産委員会 第20号(1950/03/13、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま松田委員から漁船法に関する小委員会の中間報告があつたわけでありますが、これはいずれ関係方面の了解を得られますれば、小委員会をお開きになりまして、小委員会から正式に委員会に報告され、委員会において討論、採決に入られるものと思いますが、ただいまの松山小委員長の御報告は中間報告という取扱いでお進みにたりましたらどうかと思います。
【次の発言】 この食用がえるの禁りよう期設定の問題は、今御説明の通り、農作物に対する被害ということが一つの前提になつ三それに対する反対意見が農家の面からも出ているわけでありますが、御当局の專門的立場からみまして、この食用がえるがどの程度農作物に対し……

第7回国会 水産委員会 第22号(1950/03/20、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 先般農林大臣の談話をもちまして政府が漁獲水産物の全面的統制撤廃を公表したのでありますが、この統制を撤廃いたしまして、自由取引に移行いたしますこの切りかえにつきましては、生産、出荷、配給、消費の全面にわたりまして、相当の変革があるわけであます。またこれに伴うところの金融上の措置も考慮しなければならぬ大きな問題だと思うのであります。つきましては、政府が統制を撤廃されるについては、十分それに対処する諸準備を用意されておると思うのでありますが、これに対する善後措置を政府からこの際お聞かせ願いたいと存じます。
【次の発言】 統制が撤廃されました場合に、まず生産地におけるとこるの、漁業協……

第7回国会 水産委員会 第23号(1950/03/24、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま坂本政務次官から提案理由の御説明がありましたが、なお補足的にその内容を御説明願つたらどうかと思いますが、どうでございましようか。
【次の発言】 らつこ、おつとせいの猟獲の取締りは、わが国の遠洋漁業が国際信用を回復する上において、きわめて重要な問題であると思うのであります。しかるに今日、この猟獲取締法の一部を改正する法律案が提案されております理由は、かつて昭和十五年にわが国がらつこ、おつとせいの保護條約を廃棄いたしたところにあると思うのであります。この保護條約からわが国が脱退いたしましたところの理由につきまして、いろいろ当時その理由をあげておつたようでありますが、今日わ……

第7回国会 水産委員会 第24号(1950/03/25、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 この臘虎膃肭獸猟獲取締法の一部改正律法案は、海上猟獲の禁止または制限から、さらに製造、加工、販売、所持の面にまで禁止または制限の範囲を拡張いたしまして、そうして取締りの徹底を期そうというのでありますが、所持の問題等につきまして、その範囲等を明確にしなければ、この法案の十分な審議ができないわけであります。つきましては前回の委員会でも当局に対して要求いたしておるのでありますが、この法律の施行規則を公布されると思うのでありますが、この施行規則案をこの際当局から御説明を願いたいと思うのであります。
【次の発言】 今の要綱案の御説明で、当局のお考えが明確になつて参つたのであらます。ただ……

第7回国会 水産委員会 第25号(1950/03/27、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 漁業協同組合の連合会の問題を審議いたします参考といたしまして、農業協同組合の連合組織の面について、御当局から農業協同組合連合会組織の内容を承りまして、彼我これを検討いたしてみたいと思うのであります。政府はこのたび農業協同組合法の一部を改正する法律案を提出されまして、農業協同組合連合会組織の業務の整理をいたしておるのでありますが、この機会に農業協同組合と水産業協同組合との連合組織の比較検討について、御当局の御説明を承りたいと存じま
【次の発言】 ただいまの御説明で、県単位におきましては信用、指導、購販というぐあいに、農業協同組合連合会の場合は三つにわかれておる。全国的な連合会と……

第7回国会 水産委員会 第27号(1950/04/03、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま坂本政務次官より、水産資源枯渇防止法案の提案理由の御説明を承つたのでありますが、ただいまの御説明につきまして、二、三重要な点を御質問いたしたいと思うのであります。  その第一は、今回の政府提案の資源枯渇防止法案は、積極的な資源の愛護、あるいは資源の増強という面につきまして、何らお触れになつていないように見受けられるのであります。この資源枯渇防止につきましては、積極的面と消極的面があると思うのであります。政府案を検討いたしますと、消極的な減船でありますとか、あるいは操業区域の変更でありますとか、そういう措置は講じておるのでありますが、積極的に水産資源を増強しようという、……

第7回国会 水産委員会 第28号(1950/04/07、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 今の御説明で大体掃海事業の、各官庁特に海上保安庁のお仕事の内容がわかつて参つたのでありますが、爆発物等の掃海のほかに、飛行機あるいは艦船等の撃沈されたものの掃海が残つておるわけであります。これは漁業上から見まして爆発物等のように生命に対する直接の危險はございませんが、巻網あるいは底びき網、さらに一本づり等に対しましても、そういう艦船、飛行機等の沈下しておりますものが、相当大きな障害を與えておるわけであります。これが掃海業務は、どの官庁において責任を持つて実施されておるものであるか、お尋ねしたいのであります。
【次の発言】 この点について、水産庁御当局にお伺いしたいのであります……

第7回国会 水産委員会 第30号(1950/04/11、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 私は昨日の委員会に所用のために欠席いたしましたので、お尋ねいたします点が、昨日すでに論議され、御当局からの御答弁もあつた点と重複するかもしれませんが、この点はあらかじめ御了承をいただきたいと思うのであります。  まず第一点は、最近農村におきましても、また漁村におきましても、恐慌前夜の兆候が濃厚に出て参つておるのであります。わが国の農漁業に対する政策は、多年補助政策を採用して参りまして、原始産業という特殊な関係にある農漁村の経済を助長育成いたしますために、各般の補助政策がとられて参つたのであります。しかしながら終戰後における政策の大転換によりまして、一切の補助政策はこれを放棄い……

第7回国会 水産委員会 第31号(1950/04/12、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産庁設置法の一部を改正する法律案が衆議院内閣委員会でただいま審議されておるわけでありますが、本委員会の所管いたします水産政策全般に密接な関連を持つております関係から、当局の御説明を求めたいと存じます。
【次の発言】 水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきましては、委員会から漁業制度に関する小委員会に移されましてから、二回にわたり小委員会を開催いたしまして、愼重審査を進めたのであります。その結果、小委員会といたしまして、一応の修正草案を作成いたしたのであります。しかしながらこの協同組合法は非常に重要な法律案でありまする関係から、参議院と十分意見の交換をいたしまして、参議……

第7回国会 水産委員会 第33号(1950/04/17、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま川村委員より御意見がございましたが、この漁船法と造船法は、第四国会以来いろいろいきさつがございました法案でありまして私どもは、造船法と漁船法は同時に国会において成立せしむることが、今後の漁船管理行政を円満に運営する上から絶対に必要である、こう考えておるのであります。この漁船法につきましては、自由党の国会対策委員会におきましても、また役員会におきましても、これを本国会に上程をするということにつきましては、党議の決定をすでに見ておるわけであります。ただその内容につきましては、造船法との慣連において、運輸委員会等と十分話合いをつけてもらいたいということになつておるのでありま……

第7回国会 水産委員会 第34号(1950/04/20、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 請願第九九一号、岩手県の水産用燃油割当量増加に関する請願につきまして、紹介議員として請願の趣旨を簡單に御説明申し上げます。本請願の要旨は、今般農林省より、水産用石油製品の取引は、石油配給規則に基く割当公文書によるべきものであり、過去においてこの公文書によらず石油販売業者から前借りした数量は、今後の割当数量中からでき得る限りすみやかに返済するよう指示があつた。しかし業者がこれを実施することになれば、漁船は休業し、漁業の経営と生産に重大な影響を與えるから、寛大な措置と燃油の増加配給方を要望するというのであります。  次に請願第一一六九号、水産業協同組合法の一部改正に関する請願につ……

第7回国会 水産委員会 第35号(1950/04/22、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいまの小高、玉置両委員の御発言はきわめて重大な問題であります。これは後刻農林大臣の出席を求められまして、最高責任者である農相の所見をただすべきであると考えるのであります。委員長においてさようおとりはからいを願います。
【次の発言】 今の山本次長の御答弁によりまして、漁業法に関して水産庁が全努力をあげておられることが了承されるのでありますが、水産庁が漁業法の実施に努力されております一つの方法といたしまして、新漁業法の内容及び解釈を、十分漁民諸君に徹底いたしたいという御趣旨からと思うのでありますが、漁業制度の改革に関する解説書をお出しになつておるようであります。その解説書の序……

第7回国会 水産委員会 第36号(1950/04/24、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 参議院提案にかかります漁業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案を審議するにあたりまして、この法律案は、さきに衆議院を通過いたした漁業法の一部を改正する法律案と、非常に条文上関連があるわけであります。すなわちさきに衆議院を通過いたした漁業法の一部を改正する法律案の改正点でありますところの第八十二条第二項、あるいは第百九条の見出し及び同条第一項から第九項、あるいは第百十条、第百十一条、第百十六条、第百十七条等、衆議院の提案いたしました法律案と同じ条項の改正に相なつておるわけであります。そこで主として法制技術的な面から、衆議院の法制部長並びに参議院の法制部長に対しまして、法制上……

第7回国会 水産委員会 第37号(1950/04/25、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 自由党を代表いたしましてこの臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案に対しまして賛意を表するものであります。  まず今回の改正法律案で、私ども政府当局にいろいろ質疑を行い、また慎重に審議いたしました結果、最も問題にいたしましたのは、陸上におけるらつこ、おつとせいの獣皮またはその製品の製造、もしくは加工または販売等につきまして、制限または禁止の面を拡張し、しかも個人の所持にまで及ぼすという点であつたのでありますが、当局の説明によりまして、この所持の制限または禁止の條項は、施行規則において個人には及ばない、こういうぐあいに規定されることが明確になりましたので、この改正に対する私……

第7回国会 水産委員会 第38号(1950/04/26、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 ただいまより会議を開きます。  水産行政に関する件を議題に付します。川村委員。
【次の発言】 委員長から先ほど川村委員並びに井之口委員から御発言のありました件につきまして、二、三当局にお尋ねいたしたいと思うのであります。  その第一点は、あの漁業制度の改革なる解説書は、水産庁の予算でお出しになつたものでありますか、あるいは日本経済新聞でありますか、新聞社の費用で発行発売いたしておるものでありますか、その点をお尋ねしたいのです
【次の発言】 そういたしますと、発行者は新聞社であつて、役所は必要部数だけ買上げまして、必要な地方官庁と関係のある方面に配付したということであつて、その……

第7回国会 水産委員会 第39号(1950/04/27、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 今回政府提案にかかります港湾法案が運輸委員会に付託されまして審議中でございますが、その法案の第三條の條文に、「この法律は、もつぱら漁業の用に供する港湾として他の法律によつて指定された港湾には適用しない。」と規定してあるのでありますが、これはきわめて限定されましたところの漁港を意味するように誤つて解釈されるおそれがあるのであります。そこで漁港法と適用において混淆をしないようにいたしますために、同條を、この法律は、漁港として他の法律によつて指定された港湾に限り適用しない。こういうぐあいに修正してもらいますことが必要であるのであります。そこでこのことを当委員会におきまして方針を決定……

第7回国会 水産委員会 第40号(1950/04/28、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 自由党を代表いたしまして、ただいま議題と相なりました水産資源枯渇防止法案に賛意を表したいと存じます。  本法律案は、わが国の国際間における信用を高め、かつマッカーサー・ラインによつて制約を受けております限られた海域において、最も計画的に、高度の生産を継続的にあげようという趣旨から現在漁業資源に対しまして比較的比重の重くかかつておりますところの、過剩な漁船を整理いたしまして、水産資源の保護をはかり、わが国の漁業秩序を確保しよう、こういう趣旨の法案であります。この趣旨に対しましては、おそらくいかなる政党といえども、反対をすべき筋合いのものではないと私は考えるものであります。この法……

第7回国会 水産委員会 第41号(1950/04/30、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 政府提案にかかります、ただいま議題になりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、漁業制度に関する小委員会の審議の経過ならびに結果を御報告申し上げます。  この法律案につきましては、漁業協同組合が沿岸漁民の自主的な協同の組織として、漁村経済の振興、漁民生活の安定上重要な法律案であります関係から、小委員会といたしましては、数次にわたる会議を開きまして、慎重審査を続けて参つたのであります。その結果、小委員会といたしましては、関係方面の御了解も得まして、次のように修正すべきものと認めた次第であります。以下その修正点を簡単に御報告並びに御説明申し上げます。  まず第一……

第7回国会 水産委員会 第42号(1950/05/02、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 参議院回付にかかります、ただいま議題に相なりました漁業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案につきまして、漁業制度に関する小委員会におきましては、さきに本院を通過いたしまして参議院に回付されました漁業法の一部を改正する法律案、すなわち瀬戸内海を紀伊水道と瀬戸内海に分離する法律案を、参議院の諸君が真に関係漁民諸君の要望にこたえて、これを成立せしめることを深く期待いたしまして、また本委員会としては参議院回付の有明海に関する改正案をも可決いたしまして、この有明海及び紀伊水道の二つの懸案を同時に解決することを念願いたしまして、それに向つて愼重なる審議と最善の努力を拂つて参つたもので……

第7回国会 水産委員会 第43号(1950/06/30、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 第七国会終了後におきまして、中央漁業調整審議会委員の任命が政府によつて行われたようであります。この中央漁業調整審議会の委員は、申すまでもなく画期的な新漁業法の運営をいたします場合におきまして、最も重要たる役割を来すものと考えるのであります。従つてこの中央漁業調整審議会の委員の選考にあたりましては、愼重なる御協議が政府において行われたと思うのでありますが、一たびこの委員の指令がございましてから、業界各方面の意見を聽取いたしますに、あらゆる面におきまして、十分漁民大衆の納得の行かないような面が多々あるように私ども聞いておるのであります。つきましてはこの調整委員の選任をいたしました……

第7回国会 水産委員会 第44号(1950/07/01、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産制度の問題及び水産金融の問題につきまして、各委員より御発言があり、それに対しまして、家坂長官から御答弁があつたのでありますが、この問題につきまして、重ねて長官の御所見を承り、私の考えるところを述べてみたいと思うのであります。  飯山行政と家坂行政とが、どういうぐあいに今後相互関連を持つて展開されて行くかということを、私どもは新長官就任にあたりまして、非常な注目と期待を持つておるものであります。飯山行政におきましては、戦後日本の水産業を戦前の線、あるいはそれ以上の大きな復興への道を着々進めて、一応の成果を收めたと思うのであります。しかしながらそれはわずか数年の間に戦後の復興……

第8回国会 水産委員会 第1号(1950/07/13、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 本委員会の運営に関しまして、過去七回の水産委員会の経験からいたしまして、委員会の審議を能率的かつ効果的に、しかも各委員の御意見、及び当局に対する質疑を十分にしていただく建前から、今後の運営に関しましては、少くとも毎週一週間ごとの本委員会に付議すべき議題を、委員長から委員にお示しを願いまして、そうしてその日その日の委員会の議題に関しましては、各委員からあらかじめ質疑の通告をさせまして、その質疑希望の方に効果的に時間の割振りをいたしまして、そうして質疑の能率化をおはかりになつた方がいいとこう考えておるわけであります。もとより関連質問、その他緊急問題等については、委員長において適宜……

第8回国会 水産委員会 第2号(1950/07/15、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 理事はその数を五名といたしまして、委員長において指名されんことを要望いたします。
【次の発言】 まず漁船保険に関する件につきまして農林当局に質疑を行いたいと存じます。  わが国の漁船保険制度は、漁業における災害補償の唯一の制度でございます。農業におきましては、御承知の通り、農業災害補償法等がございまして、手厚い国の保護を受けておるのでありますが、漁業におきましては全漁民諸君の要望がありますにかかわらず、漁業災害補償法等の制定をいまだ見ていないことは、遺憾に存ずるのであります。ただここに漁船保険制度のみが、漁民諸君の唯一の財産であるところの漁船を対象といたしまして、漁民の共済制……

第8回国会 水産委員会 第4号(1950/07/19、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 この問題はきわめて微妙な問題でありまして、委員会としてもいろいろ意見のわかれるところであります。つきましては、別の機会に委員諸君とよく懇談をいたしまして、この取扱いの方針を大体おきめになつた上で、しかる後に小委員会に付託するかどうかを御決定願う方が適当である、こう考えますので、今日ただちに本委員会において小委員会に付託することは暫時留保されんことを望みます。
【次の発言】 周東長官に二、三お尋ねいたしたいと思います。第一の問題は漁港の災害に関する国庫助成の予算措置に関する問題であります。第七国会におきまして、漁港の災害復旧に関する国の助成額につきましては、いろいろ当初問題があ……

第8回国会 水産委員会 第5号(1950/07/21、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産庁にお伺いいたしますが、これは小委員会におきましても、第七国会以来検討を加えておる問題であります。調査のこまかな点につきましては、なお今後の努力にまつところが多いと思いますが、しかし問題はこれが予算化にあると思うのであります。これは農林省の省議で決定を見ておるかどうか、その点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 この荒廃漁場の復旧の実施にあたりまして、いろいろ漁業権との関係、漁業者の生業に及ぼす影響等につきまして、愼重な配慮が必要であると思うのでありますが、そのことにつきまして、呉の旧軍港に沈んでおりますところの艦艇の引揚げにつきまして、地元において爆薬を使つての爆破……

第8回国会 水産委員会 第6号(1950/07/22、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 小委員会から本委員会に報告されました案は、前国会以来慎重審査を遂げましたその結論でありまして、その内容につきましては、きわめて妥当なる修正と私も考えておるものであります。ただこれが実施に関しまして、当局に二、三お尋ねしておきたいと思うのであります。それは有明海に連合海区調整委員会を設置し、有明会漁業調整事務局を設置する。それには予算及び定員を要することは当然でおりますが、その有明海の調整事務局を設置するための予算措置が講ぜられておるかどうか。水産庁にその予算が確保される見通しがあるかどうか。また定員の面につきましても同様であります。この予算の面について特にお尋ねいたしますこと……

第8回国会 水産委員会 第7号(1950/07/24、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 最近の水産物の輸出状況について御説明があつたのでありますが、昭和十年当時におけるわが国の水産貿易の実情について資料等を頂戴できれば、最近の貿易事情と対比いたしまして、今後の対策を講ずる上に非常に有意義であると思うのであります。つきましては、昭和十年当時における各品目別、また輸出入先別の資料等を、次回の委員会までに御提出を願うように、委員長からおとりはからいを願いたいと思います。
【次の発言】 次に最近突発いたしましたところの朝鮮における新しい事態、並びに朝鮮問題をめぐる国際諸情勢が、今後のわが国の水産物の輸出貿易に対していかなる影響を与える見通しであるか、当局の御所見を承りた……

第8回国会 水産委員会 第8号(1950/07/25、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま小松委員から御提案になりました修正案の内容並びにその理由とするところは、きわめて簡單明瞭な事柄でございますので、この際質疑を打切り、討論を省略して、ただちに採決されんことを望みます。

第8回国会 水産委員会 第9号(1950/07/28、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 私からも、漁船保険のことにつきましてお尋ねしたいと思います。ただいまの漁政部長の御説明によりますと、戦争及び暴風等の異常災害によるものが二百万円程度あつたような御説明でありましたが、私どもの承知いたしておりますところでは、約八千万円程度になんなんとするのではないかと承知いたしておるわけであります。先般も農林次官の御出席を求めまして、一般会計からの繰入れをやつてもらいたい、一億の基金と、従来における戦争災害及び台風等の異常災害の合計八千万円の赤字、これを一般会計から繰入れてもらいたいということを強調いたしてあるのでありますが、このことにつきまして、農林省の省議、あるいは農林大臣……

第8回国会 水産委員会 第10号(1950/07/29、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 まず長部漁港修築に関する請願、第一三八号につきまして紹介議員として本請願の趣旨を申上げます。請願者は岩手県気仙郡氣仙町長伊藤雄藏君外三名提出でございますが、本請願の要旨は、岩手県気仙郡気仙町の長部港は移出港、漁港、避難港として重要でありましたが、近年漁獲高が飛躍的に増大し、三陸沿岸有数の漁船根拠地陸揚地としての価値を増大し、県内外船も利用しているが、近年拡大した漁業に対し、旧来の漁港施設をもつてしては、漁民の要求を満足させることが不可能になつた上、重なる台風のため、土砂の堆積が湾内を埋め、漁船の出入にも支障をきたしておるのであります。長部港の興廃は気仙町の運命をも決する問題で……

第8回国会 水産委員会 第11号(1950/07/31、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま田口委員より窮迫したところの水産金融の問題につきまして、小委員会の御報告がありましたが、私どもただいまの小委員会の御報告の諸点は、最も適切なる方策であると考えるものであります。つきましては、本国会は本日をもつて終了するでありましようが、この水産金融の窮迫にかんがみまして、当委員会としては国会閉会後といえども、この問題を早急に解決する必要があると思うのであります。この点につきましては特に委員長並びに田口金融小委員長の、国会後におけるところの政治的な御活動に、私ども大きな期待を持つものであります。この点については、特段の御努力御善処をお願いするものであります。  次に水産……

第8回国会 水産委員会 第13号(1950/08/28、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 予算の問題につきまして、休み中にわが自由党の政務調査会におきまして、党として二十六年度予算の編成にあたつて、党が国民諸君に公約いたしましたところの施策を、できるだけ実現するように、いかにして合理的な予算の編成をするか、また今後政府において予算の編成の作業を進めて行くのであるか、党としていかに政府に申し入れをいたしまして、この政策を実現するかという問題につきまして、政務調査会の各部長会議を二十三日に党本部において開催いたしたわけであります。その会議の経過及びその際における申合わせにつきまして、委員各位に御報告を申し上げておきたいと思うのであります。  御承知のように党におきまし……

第8回国会 水産委員会 第14号(1950/08/29、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま松田委員から重大な点につきまして御質問があつたのでありますが、私は松田委員の触れられなかつた数点について、当局にお尋ねをいたし、また私の所見を申し述べて見たいと思うのであります。  まずお尋ねの方から先にいたしたいと思うのでありますが、資源枯渇防止法の国会成立にあたりまして論議された国の補償の問題でありますが、以西底びきの減船国家補償につきましては、どの項目にそれを見ておられるか、またその額はどのように省議において査定を見ておるか、まずこの点をお尋ねいたします。  それから第二の点でございますが、水産庁の大きな水産増強の面から取上げているところの、水産増殖の一億一百万……

第8回国会 水産委員会 第15号(1950/10/06、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいまの真珠の問題につきましては、金融の問題あるいは物品税の問題、その他これが保護育成の問題等いろいろあるのでありますが、当面の問題でありますところの税の問題と金融の問題につきましては、本日主務官庁であります大蔵省金融局長及び主税局長、国税庁長官等が残念ながら出席いたしておりません。これらの直接の関係者がお見えにならない際におきまして、この十分なる審議をとげるということは困難と感ぜられますので、本日はこの問題につきましては、この程度といたしまして、適当な機会に委員長におかれて、これらの関係官を一堂に集められまして、結論を得るまで愼重に審議されんことを望むものであります。そう……

第8回国会 水産委員会 第16号(1950/10/21、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 以東底びき網の漁業調整の問題につきまして、各委員からいろいろ御発言があつたのでありますが、この問題につきましては、ただいま松田委員から御提案がありましたように、永田委員を中心とする小委員会において急速に結論を出されまして、本委員会から当局に対し勧告をすることは、きわめて緊急を要する問題だと考えておるものであります。その小委員会の審議及び本委員会の結論を出します際の参考といたしまして、家坂長官から二、三明確な御意思を承つておきたいと思うのであります。  その第一点は、北海道及び内地の入会の問題は、昨年北海道選出の水産委員諸君の、非常な国家的な見地からする大乘的な御協力によつて、……

第8回国会 水産委員会 第17号(1950/10/23、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 富安さんにお尋ねしたいのでありますが、この委員会規則をおつくりになります際に、特に漁業無線につきまして、関係方面から有力なサゼスチョンなり、あるいは指示なりがあつて、この委員会規則がつくられたものであるかどうか。また委員会がまつたく自主的な立場から、この委員会規則をおつくりになつたものであるかどうか、この点をまずお尋ねいたします。
【次の発言】 司令部。
【次の発言】 漁業無線について、関係方面からサゼスチョンがあつた、こういうぐあいに承知してよろしいのですか。
【次の発言】 この漁業無線の発達につきましては、漁業の実態に即応しなければ、わが国の漁業無線の発達は期せられない、……

第9回国会 水産委員会 第2号(1950/11/25、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 廣川農林大臣にお尋ねいたします。中央卸売市場における水産物の卸売人手数料の問題につきましては、去る第七国会におきまして、四月三日本委員会におきまして卸売人の手数料引上げは、現在の漁業経営の危殆に瀕しております実情及び消費者諸君の生活状況を勘案いたしまして、絶対にこれを認めがたいという決議をあげ、政府にその旨を要望いたしておりますし、八月の委員会におきましてもそれを再確認いたし、政府に善処方を要請して参つたのであります。農林大臣におかれましては、このような国会における要請を察知されまして、しばしば六大都市の開設者に対し、適切なる勧告を再三なさつて来られたのでありまするが、東京都……

第9回国会 水産委員会 第4号(1950/11/30、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 漁業無線の取扱いにつきまして、業界各方面から非常な関心を持たれている際でありますので、この問題を業界が真に納得するような形におきまして議論いたしたいというので、さきの本委員会におきまして、また自由党の政務調査会におきましても、関係係官を招致いたしまして、いろいろ研究して参つたのでありますが、大体次のような結論を得まして、一つの法律案を本国会に議員提出として提案いたしたいと考えておりますので、その経過と内容を簡單に御報告申し上げます。  第七国会に電波法が成立いたしまして、それに伴つて電波管連委員会が委員会規則をつくつておるのでありますが、これによりますと、現在の漁業無線の陸上……

第9回国会 水産委員会 第6号(1950/12/02、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 この法律案を起草しようとする理由並びにその経過につきまして御説明申し上げまして、その後内容につきまして簡單に御説明を申し上げたいと存じます。  電波法の制定に伴いまして、漁業用海岸局を開設運用いたします漁業協同組合及び漁業協同組合連合会につきましては、電波法に基くところの電波管理委員会の規則によりまして、現在の協同紬合法の適用のわく内におきましてはいろいろ支障を感じたのであります。すなわち現在の協同組合法の適用をそのままいたしますならば、大きな法人――漁業無線を多く利用いたしますところの、漁船を多数擁しております。大きな漁業会社等が協同組合には加入ができない。その結果、協同組……

第9回国会 水産委員会 第7号(1950/12/05、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 十二月二日付の北海道新聞に、機船底曳網漁業取締規則違反の裁判をめぐりまして、農林省令の罰則は行き過ぎたものであり、漁業法を無規せる憲法違反である、こういう記事が報道されておるのであります。これは農林省令の機船底曳網漁業取締規則を適用いたしまして、旭川地裁の留萠支部が第一審の判決をいたしましたのに対しまして被告人が控訴をいたし、それを札幌高裁で竹村裁判長のもとに審理をいたしました結果、農林省令は法律を無視したものであるということでこの原判決を破棄せよ、こういう裁定が下されておるのであります。事件は、本年三月三十日宮城県七ケ浜村の漁業者渡辺源吉が天売島付近で農林大臣の許可証なしに……

第9回国会 水産委員会 第8号(1950/12/07、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 今の石原委員の御意見に関連いたしまして、政府が今回物品税の改正によりまして、「真珠又ハ」を削除いたしました結果、真珠を求めてそれを後に加工する、あるいは連と環とをそれぞれ合意いたしまして脱税はかるというような、法律改正の趣旨に沿わない脱法的行為は、どうしても防止せられなければならぬと思うのでありますが、そういう観点からいたしまして、全国の金属工芸関係の飾り屋さん、飾り店舗、こういうようなものは全国でも二百軒をそう出ないと考えられるのであります。これらの飾り屋、店舗を、登録その他の措置を講じまして、完全に当局において把握され、これを監督される、そういうような措置が必要かと思うの……

第9回国会 水産委員会 第9号(1950/12/08、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 手数料引上げの前提条件でありますところの漁業経営の安定並びに漁民の生活の確保に関するところの諸施策を、ただいま長官より力強く御説明に相なつたのでありますが、私どもはこの長官の国会における言明は、行動の責任を持つものでありまして、ただいま御披露になりました政策を、今後強力に御推進あらんことを期待してやまないものであります。またこの手数料問題につきましては、生産肴並びに消費者大衆も重大な関心を持ち、その影響するところも非常に大きく、かつ広汎でございますから、今回最高大分とするところの手数料の引上げが、一応農林大臣の裁定によつてきまりました機会に、ただいま長官から御説明にありました……

第9回国会 水産委員会 第10号(1950/12/09、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 私は漁業協同組合が工事主体になりまして漁港の修築をいたします場合の法人税につきまして、主税当局に対して御質問をしたいと思うのであります。御承知のように漁港法の制定を見たのでありますが、漁港修築にあたりましては、町村自治体、または漁業協同組合が工事主体になり、管理者になつて、漁港の修築整備あるいは災害復旧等を実施いたしておるのであります。その場合に、町村自治体の場合は別でありますが、漁業協同組合が工事主体になつて災害復旧あるいは修築事業をやります場合に、国はこれに対しまして、船だまりでありますれば、第一種漁港として四割を国庫負担でまかない、残額を県及び組合が地元負担をいたしてお……

第10回国会 水産委員会 第4号(1951/02/01、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 油の関税値上げの問題につきまして、この機会に二、三お尋ねしたいと思います。  ただいままでの政府の御説明によりますと、水産庁、物価庁、大蔵省、三省間におきまして、大きな意見の食い違いを、遺憾ながら発見せざるを得ないのであります。先ほども松田委員及び石原委員等より指摘がありましたように、この重大な問題を、関係する各省において十分愼重な検討を遂げなかつたということが、はしなくも本委員会の審議において露呈いたしたことを、きわめて遺憾に存ずるものであります。かかる観点からいたしまして、政府におきましても、もう一ぺんこの問題を根本的に再検討されることを、私ども要求せざるを得ないのであり……

第10回国会 水産委員会 第5号(1951/02/03、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま御説明を受けました二、三の点につきましてお尋ねをしたいと思うのであります。第五十七條の二でございますが、政府から提案になりましたように、組合の財務関係を明らかにいたしまして、財務の適正をはかりますと同時に、組合の運営その他に万全を期する趣旨で、このような條項を入れようという趣旨は了といたすのでありますが、ここに「政令でこれを定める。」ということに相なつておりますから、その政令案の内容を提示して御説明していただきまして、五十七條の二の審議について本委員会の態度をきめたい、こう思うのであります。よつて委員長から政令案の案文及びその説明を求めていただきたいと思うのであります……

第10回国会 水産委員会 第6号(1951/02/06、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 政府の提案にかかります水産業協同組合法の一部を改正する法律案に対しまして、二、三質疑を行いたいと思うものであります。  まず改正の要点は、財務基準を定めて、財務を適正に処理する一助にしたいというお考えのようでありまして、政府の意図するところは十分了承せられるのであります。この際この財務基準につきまして、いろいろ政令において考えておられるようでありますが、まずそのうちで組合の出資額の増額、それによつて組合の財政の基礎を確立するということで、昭和二十七年から五箇年間にわたつて、一定の目標を掲げて出資の増額をはかるということであります。現在における経済の諸情勢、特に漁業経営の非常に……

第10回国会 水産委員会 第8号(1951/02/10、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより会議を開きます。  本日は委員長にさしつかえがございますので、私が委員長にかわつて委員長の職務を行います。  水産金融に関する件を議題にいたします。今日漁業経営の安定をはかるために、最も重要なことは、金融政策を確立することにあることは、皆さん御承知の通りであります。現在行われておる漁業手形制度は、遺憾ながら十分な活用ができていない現状であります。しかも魚価が低落しているにもかかわらず、資材の高騰などによりまして、経営の困難はますます深刻の度を加えておるのであります。この際ぜひとも漁業手形制度を充実して、これが十分なる活用をはかるために、漁業共済資金組合というようなもの……

第10回国会 水産委員会 第13号(1951/02/22、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 先般ダレス特使とわが吉田首相との間に交換されました公海漁業に関する書簡につきまして、西村條約局長にその経過をお尋ねいたしたいと思うのであります。  講和会議が間近に迫つておるような情勢下におきまして、公海におきますところの国際漁業につきましては、漁業関係者のみならず、国民全般が大きな関心を拂つておるところであります。また国際間におきましても、わが国の戰前における漁業の事情からいたしまして講和会議後、しおける日本漁民の国際漁場への進出ということに対して重大な関心を拂つておることを、私どもは承知いたしておるのであります。このときにあたりまして、吉田総理が自発的にダレス特使に対して……

第10回国会 水産委員会 第15号(1951/02/27、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 去る二十四日の本委員会におきまして総司令部天然資源局のスケンク局長より、吉田総理大臣に対して勧告が行われました沼津漁業の経済的危機打開に対する五ポイントにつきまして、岡崎官房長官に対して質疑をいたしたのでありますが、わが国の沿岸漁業が、資源の枯渇と漁業経営費の高騰、さらに魚価の低落、このようなはさみ状価格差による惡循環によりまして、刻々重大な危機に逢着いたしております現状にかんがみましてこのスケンク局長の政府に対する勧告は、きわめて適切にして重大なる内容を持つものと考えるのであります。これに対して、政府は迅速に強力なる施策を行うべきものと考えるのでありますが、本委員会におきま……

第10回国会 水産委員会 第16号(1951/03/01、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 おそく参りましたので、各委員からすでにお尋ねがあつたと思うのでありますが、本問題はきわめて重大な問題でありますので、重ねて御質問したいと思うのであります。  わが方におきましては、当局におきましても、また関係漁業者におきましても、ポツダム宣言に基くところの連合国最高司令官の権限によつて設定されましたマツカーサー・ラインの厳守を、今日忠実に履行して参り、今後も監視等を厳重にいたしまして、さらに徹底したところのこれが履行をなさんと努力をしておるのであります。ところがこの連合国最高司令官の権限によつて決定いたしましたところのマツカーサー・ラインを不当に第三国が侵しまして、平和的にま……

第10回国会 水産委員会 第17号(1951/03/03、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 北部北海道方面の水産資源の確保の問題につきまして、共産党の井之口君を除く各委員の御意見はきわめて明瞭であります。そこで本委員会といたしましては、この北部北海道方面の水産資源確保の問題について、委員会としての多数の意見をもちまして、当局に対して要望をいたすべきだと思うのであります。委員長において文案等を御用意のことと思いますが、それをお示しを願いまして、本委員会としての要望をおとりきめを願いたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第20号(1951/03/14、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 平田主税局長に漁業権証券の課税問題についてお尋ねをしたいと思います。漁業権証券が今回の漁業制度の改革に伴いまして、旧漁業権者に交付されるわけでありますが、これに対して現行税法に照して、いかなる取扱いをなさる御方針であるか、まずこの点からお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 現行税法をそのまま行つた場合についての平田さんの御見解を伺つたのですが、今の御説明を承りまして、財産税当時の評価額を、かりに政府が国家補償しようとする額と同額程度に再評価なさるだろうということになりますれば、結局六%という課税になるというように承知いたしたわけであります。ただそこで問題になりますのは、漁……

第10回国会 水産委員会 第25号(1951/03/27、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 今回の市場の整理統合に関連いたしまして、統合される九会社に対しまして、出荷団体あるいは出荷いたしました生産者に対する仕切りの未払いの焦げつき等があるようでありますが、これらの生産者及び出荷団体の債権の確保、卸売会社から言いますと、債務の完済に関しまして、債権者たる生産者、出荷団体の権利を確保するような御措置をおとりになつておると思いますが、その点についてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 今の寺田協会長の御説明に対して、もつとつつ込んで明確にお尋ねしたいのであります。それは統合されて新しく発足いたします会社は、普通の取引関係におきまして、九会社に対する債権者との間の話合い……

第10回国会 水産委員会 第26号(1951/03/28、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 漁業法等の一部を改正する法律案に対する修正案は、お手元に配付いたしておりますから、案文の朗読は省略いたしまして、その修正案につきまして、趣旨及び内容の御説明を申し上げます。  このたびの漁業法の改正のおもな点は、許可を受けない小型機船底びき網漁業の禁止等につきましては、当水産委員会あるいは小委員会におきまして、しばしば検討され、調査研究をして参つておる次第でありまして、最近におきましては、司令部からいわゆる五ポイント勧告の中で勧告を受けておる点でもございまして、わが国水産業にとつてはまことに重大な問題でございます。そこでこれらの点につきましては、なお愼重に検討いたしまして、そ……

第10回国会 水産委員会 第30号(1951/05/12、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 大体今日の議題になりましたこの問題につきましては、漁業法の運用の問題であり、海区調整委員会、県及び水産庁が、漁業法の精神を生かすために確固たる態度をとつて運用してもらいたい。そこで先ほど来川村委員、松田委員、田淵委員からも御発言がありましたように、こういう問題をなまのままで衆議院の本委員会に持ち込まれるということは、これは行政の失態であります。もう少し県及び水産庁におかれましても、漁業法の精神を生かすために、確固たる信念で制度改革に当つていただきたい。そういう意味合いで本委員会といたしましては、十分今日の参考人の御意見も徴したわけでありますから、今後水産庁を鞭撻いたしまして善……

第10回国会 水産委員会 第31号(1951/05/15、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま審議の対象になつております漁港法と港湾法に基く指定の問題につきまして、昨日来党の政務調査会及び運輸省、水産庁の間で検討して参つたのでありますが、本日もまた国会の鮫島法制局第三部長並びに運輸省の和田港湾局管理課長、水産庁の林漁港課長及び党の方から岡田海運部長、それに私と協議を重ねまして、一応の話合いがここにまとまつたわけであります。これを委員各位に御報告申し上げまして、御賛同を得ますならば、そのように措置して参りたいと考えておるわけであります。そこでその結論をお話し申し上げますと、現在の漁港法及び港湾法に基きまして、懸案になつておりますところの二十三港につきましては、運……

第10回国会 水産委員会 第32号(1951/05/17、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 先ほど永田委員から御提案になりました、安本長官に次回の委員会に御出席を求めまして、最高責任者としての漁港政策について所見をただしたいと思うのであります。つきましては、事務当局に対しましては、事務当局の御答弁のできる範囲内のことにつきまして、御質問を簡単に願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの中尾課長の御説明に対しまして、下林技官から補足説明をしたいというお申出がありますから、これを許します。
【次の発言】 時間も大分経過いたしておりますから、次会にこの問題を再度審議することにいたしまして、漁港の問題はこの程度に審議をとどめたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第34号(1951/05/22、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 時間も迫つておりますので、簡明にお尋ねをいたします。  先ほど河野銀行局長から重要な御答弁がございましたが、その一つに、証券の資金化については、当面必要な部分の証券は、これを資金運用部において買上げ償還をする。その額はおおむね三十億ということをお話になつております。そこで当面必要な程度のものをどういうぐあいにお考えになつておるか、どの程度のものが今回の漁業制度の改革上どうしても必要であるか、こういう面に対して、どうしても考えて行かなければいかぬので、その資金の程度を、ちよつと局長からお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの銀行局長並びに佐竹主計官の御答弁で、大蔵省の……

第10回国会 水産委員会 第35号(1951/05/24、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 大蔵大臣に対しまして、新しい漁業法に基きまして、いよいよ漁業制度の根本的改革が実施の段階に入つたわけでありまして、来る八月及び十二月に漁業権切りかえの措置が講ぜられることになつたのであります。このことに関連いたしまして、漁業法の精神に立脚しまして、漁業法がねらつておりますところの、漁業的な高度利用と、漁業の民主化が達成されますように運用して参りますためには、どうしてもそこに金融その他の財政措置が必要に相なつて来るわけであります。大蔵大臣は十二月十六日の大蔵委員会におかれましても、また参議院の本会議におかれましても、漁業制度の改革に必要なるところの財政並びに金融措置については、……

第10回国会 水産委員会 第36号(1951/05/26、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより水産委員会を開きます。  本日は委員長にさしつかえがありますので、私がかわつて委員長の職務を行います。漁業制度改革の実施につきまして、川村委員より発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 ただいま漁業制度改革の実施に関連いたしまして、川村委員より政府に要望いたします事項をお述べになりましたが、この要望事項はきわめて適切なる御提案であると考えるものであります。つきましては、本委員会の総意によつて、これを大蔵大臣並びに農林大臣に要望するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。委員長においてそれぞれ農林大臣及び大蔵大臣に要望手続をとりた……

第10回国会 水産委員会 第38号(1951/05/31、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 漁業制度改革に伴います資金の裏打ちの問題につきまして、先ほど来官房長からいろいろ御説明がございましたが、その中で、漁業権証券の買上げ償還の面につきましては、この前の大蔵大臣の答弁並びに今日の官房長のお話によりましても、大体その見通しを得たように思うのであります。ただ問題は、先ほど官房長も言われましたように、証券買上げ一本で参りますと、漁業経営の切りかえその他を行うにあたつて個々の組合なり個々の企業なりの面から見て、かりに全額証券の買上げが行われましても、経営切りかえに伴う事業を十分満し得るような資金が得られない場合が一方において起り、他面において証券の資金化を今ただちに必要と……

第10回国会 水産委員会 第39号(1951/06/02、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 委員長の御注意もありましたから、きわめて簡明にお尋ねいたします、まず湯河理事長にお伺いしたいのでありますが、理事長のただいままでの御答弁によりまして、制度改革に対して、中金当局としては非常な御理解と御熱意をもつて、できるだけの協力をしようという理事長の御意思ははつきりいたしました。そこで具体的にお伺いしたいのでありますが、中金におきましては、漁業権証券を自主的に買上げをなさる御用意があるかどうか、これは国債整理資金なり何なりから政府が買上げをする以外に、中金独自の財源によつて自主的に買上げをされる御用意があるかどうか。その御用意があるとすれば、どれくらいの限度で、どういう目標……

第10回国会 水産委員会 第41号(1951/08/06、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 東北班国政調査委員派に関しまして御報告を申し上げます。私の担当いたしました国政調査の概要についてまず本調査のため調査地における各L、の御当局はもとより、県議会、地元市町村首脳部の方々や県漁遺連の幹部、地先漁民多数の御協力と御便宜とを得まして、まことに感謝にたえないところであります。  本班において派遣を命ぜられました委員は、小松委員、林委員と私の三人でありまして、専門員室よりは加藤調査主事を随行いたさせ、水産庁よりは高橋漁業調整第二課長に同行を願つたのであります。  調査の目的といたしましては、去る六月八日より十七日までの十日間にわたり、福島、岩手、青森、秋田、山形、新潟の六……

第12回国会 水産委員会 第13号(1951/11/15、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 先ほど田口委員から質疑がありました整理に伴う転換対策につきましては、本法案の審議に非常に重大な関係がございます。つきましては、政府におきましては各海区における整理船の転換計画を早急に立てられまして、当委員会に提出されるよう委員長から要望いたしておきます。川村委員。
【次の発言】 漁業協定に関する小委員会は、先ほど石原委員長よりの申出がございまして、本日はとりやめにいたしまして、次回に譲りたいということでありますから、さようとりはからいたいと思います。  本日はこの程度で散会いたします。次会は公報をもつてお知らせいたします。     午前十一時四十七分散会

第12回国会 水産委員会 第15号(1951/11/20、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより水産委員会を開きます。  冨永委員長にさしつかえがございますので、暫時私が委員長の職務を代理いたします。  水産統計に関する件を議題といたします。水産統計の整備拡充について川端委員より発言を求められておりますので、これを許します。

第12回国会 水産委員会 第16号(1951/11/21、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産資源保護法案につきまして、提案の趣旨並びに今日までの立案の経過について御報告を申し上げたいと思います。  本法案は水産資源に関する小委員長である石原委員が中心になりまして、今日まで小委員会並びに民間の資源問題に関するところの学識経験者を広く網羅したところの研究機関に諮りまして、慎重に審議いたして参つたのであります。そこで石原小委員長より本来であれば御説明を申し上げるのでありますが、あいにく陛下が関西に御旅行中であり、石原委員がその御案内のために帰郷いたしましたので、私がかわつて御説明申し上げる次第であります。  水産資源保護法は、お手元に配付しております目次でごらんになり……

第12回国会 水産委員会 第21号(1951/12/05、24期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 これより水産委員会を開会いたします。委員長冨永格五郎君がさしつかえがございますので、委員長の指定により私が委員長の職務を行います。それではただいまより漁業制度に関する件について調査を進めます。本件に関し、各委員より発言を求められております。順次これを許します。松田委員。
【次の発言】 ただいま松田委員からお話がありましたように、本問題は関係漁民諸君にとりましてはきわめて重大な問題であります。よつて今回当局がとりました措置に関しまして、水産庁次長山本君より御説明を願います。
【次の発言】 この際委員各位にお諮りいたします。この問題は非常に重大であり、かつ関係者にとりましても、深……

第13回国会 水産委員会 第1号(1951/12/12、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいまの調査する事項の中の第四項、水産金融及び水産物高度利用に関する事項、この「水産金融」の次に「漁業災害補償」とつけ加えて、「及び水産物高度利用に関する事項」というぐあいにしていただくといいと思いますので提案いたします。
【次の発言】 冨永委員長から、ただいま御退任のきわめて御丁重なごあいさつが、ございましたが、この機会に数国会にわたり長い間冨永委員長が本委員会の審議のまつたきを期するために、非常な御盡力と御配慮をいただきました点に深く謝意を表するものであります。この間、冨永委員長は、水産資源保護法のごときわが国の漁業制度上画期的な大法案を成立せしめ、また農林漁業特別融資……

第13回国会 水産委員会 第2号(1951/12/13、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産資源保護法の第四條の前国会おける参議院の修正に関連いたしまして、田淵委員及び石原委員より御発言がありましたが、この第四條の再修正の問題につきまして、委員各位の御了解を得るように委員長からおとりはからい願いたいと思うのであります。それはこの第四條に関連いたしまして、港則法、あるいは埋立て等を規整いたしております公有水面埋立法、あるいは河川法、あるいは鉱業法、あるいは採石法等こういう水に関連する法律がたくさんあるわけであります。これらの法律を水産資源保存の観点から適正な改正を加える必要もあるわけであります。そこで水産資源保護法の第四條の修正と関連いたしまして、広く水に関する諸……

第13回国会 水産委員会 第4号(1952/01/23、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま塩見新長官から当面の水産問題に対しまして長官の今後の施策の方向について御説明があつたわけでありますが、長官の御方針につきまして数点にわたつてお尋ねをしたいと思うのであります。  まず第一は国際漁業協約の問題に関連いたしましてお尋ねしたいのであります。日米加三国漁業協定につきましては、政府並びに国会が民間と協力いたしまして、一応公海自由の原則が立つたわけでありますが、この際これに関連いたしまして、サンフランシスコにおける平和会議が開催いたされました際に、インドネシア等が講和条約に調印する一つの条件といたしまして、漁業協定の問題が提起されたわけであります。その際吉田総理は……

第13回国会 水産委員会 第8号(1952/02/09、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 小型底びき網漁船の減船整理の問題は、現在の沿岸の資源枯渇の現状にかんがみまして、早急にこれを行わなければならぬ重大な問題であります。つきましては本委員会におきましても、前国会以来、この具体化のために予算措置並びに法案の審議に当りまして、非常な努力を払つて参つたのでありますが、補正予算におきましても、また今国会に提案されておりまする二十七年度予算におきましても、所要の経費を計上しております。つきましてはこの際本委員会といたしましては、すみやかに法案の成立を期しまして、この減船整理をすみやかに断行されることが適当であると考えるものであります。ただこの際政府に要望いたしますことは、……

第13回国会 水産委員会 第12号(1952/02/23、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま石原小委員長より衆議院水産常任委員会側の政府に対する要望につきまして塩見長官から十分尊重して、すみやかに北洋出漁の促進をはかりたいという御趣旨の御開陳があつたのであります。塩見長官は、この問題については非常に愼重に、しかも国会側と緊密に御連絡をなさいまして、北洋問題の取扱いを着々お進めになつておるようであります。その後水産委員会並びに議員連盟から具体的な要望もあつたわけでありますが、北洋出漁態勢の整備について、業界に対してどのような御指導を進めておられ、またどのような段階にまでこの出漁に対する準備態勢を促進されておりますか、この点について長官にお伺いをいたしたいと思う……

第13回国会 水産委員会 第14号(1952/02/29、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 北洋漁業の問題につきまして、長官にお尋ねしたいと思うのです。長官から、しばしば当局の基本的な御方針につきましては、御説明を承つておるのであります。また本委員会といたしましても、慎重にこの問題を取扱う観点から、小委員会におきまして方針を決定し、委員会を通じて当局に委員会の意向を申し入れ、要望いたしておつたわけであります。その後この国会側の意向等も十分尊重されるという長官の御言明があつたのでありますが、いかように具体的にこの出漁の諸準備炉進められておりますか。その経過について一応長官から御説明を承りたいと存じます。
【次の発言】 もう少し具体的にお尋ねをいたしたいと思いますが、か……

第13回国会 水産委員会 第15号(1952/03/01、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 三人の参考人の方に鮭鱒の母船式漁業につきまして二、三参考意見をお伺いしたいと思うのであります。  二月二十三日に、今日お見えになつております三社と北海道北洋出漁組合並びに北洋漁業組合の代表者諸君との間に覚書を作成されまして、これを政府に提出なさつておると私ども察しておるわけでありますが、これはまつたく三社並びに二団体の代表者が、今年の試験操業としての北洋さけ、ますの出漁はかくあるべきであるという自主的な総意によつて確認され、作成された覚書でありまするか、また政府のかにに対すると同じように、業界にはそれぞれ異なつた意見もあるけれども、さけ、ますについても一体になつてやれという政……

第13回国会 水産委員会 第16号(1952/03/03、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 日程、追加の動議を提出いたします。前国会以来本委員会において愼重審議を重ねて参りました真珠養殖事業法案をこの際日程に追加し、審議を進められんことを望みます。
【次の発言】 ただいま真珠養殖事業法案は共産党を除く各党の多数の賛成を得まして、本委員会において議決を見たわけでありますがこの際私は政府当局に対しまして希望を申し上げておきたいと思うのであります。ただいま決定を見ました事業法案によりますと、生産計画を農林大臣に提出し、農林大臣の助言あるいは勧告に基いて事業を進めました場合には、農林大臣は資金のあつせんをすることに相なつているのであります。この資金は大体四箇年ないし五箇年の……

第13回国会 水産委員会 第17号(1952/03/05、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 湯河理事長にお伺いいたします。農林漁業資金融通特別会計の資金の融資についてでありますが、昭和二十六年度の水産関係の特融は製氷、冷凍工場が主でありましたが、大体水産庁で第一次分として決定いたしましたのが、十億四千万円程度、それから第二次分として決定を見ておりますのが、二億あまりかと承知いたしておるのであります。この十二億あまりの漁業協同組合並びに同連合会の製氷、冷凍工場その他に対する融資は、漁業団体の要望しております総額からいいますと、非常に大きな査定を受けた内輪の数字でございます。これ水産庁が二十七年度の特融の中に設定されました十二億という一応のわくに目途を置きまして、漁業権……

第13回国会 水産委員会 第18号(1952/03/08、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 土屋欧米局長にお尋ねをいたしたいと存じます、公海漁業の出漁につきましては、講和発効後におきまして、関係国との漁業條約等が締結されない段階におきましては、国際法並びに国際的な慣例に基いて、わが国の漁船が公海においては自由の原則に立つて操業できるもの、こういうぐあいに私ども了承いたしておるわけであります。しかしながら昭和二十六年二月七日、吉田首相はダレス特使との間に書簡を交換いたしております。この吉田・ダレス書簡の趣旨が、一応日米加におきましては、漁業條約が成立するまでの間、この書簡の趣旨によつて規制される、こういうことに相なるわけでありまして、そこで現在わが国が当面しております……

第13回国会 水産委員会 第19号(1952/03/10、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 去る七日に農林大臣談話をもちまして、本年度におけるところの北洋のかに工船漁業の出漁を断念されるという御発表をなさつたようであります。この北洋漁業の出漁の問題は、講和條約発効による独立国家として、国民がこの国際漁業への進出を非常に待望いたしており、かつ日米加三国漁業協定の仮調印を了しまして、北洋に対する円満な出漁が期待されているやさきに、この重大な農林大臣の談話が発表されまして、業界はもとより、国民全体がこれに非常に大きな関心を持つておるのであります。北洋漁業は、戰前におきましてもわが国民経済に寄与するところ非常に大きいものがあり、特に終戦後におけるわが国の経済自立の上からいた……

第13回国会 水産委員会 第21号(1952/03/18、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 去る三月四日に発出いたしました十勝沖地震災害の状況につきまして、衆議院から災害地に対しまして調査並びに慰問のために議員団を派遣することに院議をもつて決定いたしまして、その一員として調査慰問に行つて参りましたので、この際本委員会に特に関係の深い水産関係の災害状況につきまして、御報告を申し上げたいと存じます。  今回の災害は、この地震が襟裳岬の南方五十キロというような地点を震源地として起りました関係から、津波を伴いますところの災害でございまして、そういう関係から北海道、青森、岩手、宮城等におきましても、海岸地方、特に水産関係にその被害が甚大であつたのでございます。北海道は特にその……

第13回国会 水産委員会 第22号(1952/03/24、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 共産党の木村君から反対の意思を表明されたのでありますが、その反対の理由につきましては本委員会で木村君の意のあるところを聽取することができなかつたことを遺憾とするものであります。  私は自由党を代表いたしまして本案に対し賛意を表するものであります。そもそも本法案は、漁業における最も重要な生産手段の一つであり、かつ漁業者にとつて最も大きな財産でありますところの漁船について、これを保護するために、国として従来に比して損害に対する手厚い補償の措置を講じまして、漁業者が安んじて漁業に従事し、かつまたこの制度を設けることによりまして、漁船担保金融等の金融面につきましても大きな効果が上る、……

第13回国会 水産委員会 第27号(1952/04/03、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 西日本海区におきまするまき網の調整の問題はきわめて重要な問題であります。かついわし、さば、あじ漁業の錯綜した事態からいたしましても、きわめてその調整は複雑多岐であり、困難をきわめているようであります。また目を外に転じて見まするに、日韓の漁業問題が今折衝の重大な段階に入つている際に、対馬海域における本問題の推移というものは、今後のわが国の漁業の上にも重大なる影響があると思うのであります。かかる観点からいたしまして、本問題の取扱いについて、政府当局がもう一段の慎重さと真剣なる調査を進めることが必要であつたということは、遺憾ながらわれわれはここに指摘せざるを得ないのであります。私ど……

第13回国会 水産委員会 第30号(1952/04/19、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 ちよつと中金御当局にお尋ねしたいのであります。ルース台風の特別措置法案に基きまして、九州被害地の各漁業者、漁業組合等から融資の申請が出ておると思うのでありますが、現在までに中金から出ておりますこの種の復旧資金の融通額は、被害各県どのような数字に上つておりますか。その各県別の資料をちようだいいたしたい。  もう一つは、現実に融資なさつたほかに、現に申請中のもの、あるいは審査中のもの、また審査の結果不適当として却下されたもの、そういう申請の意思表示があつたものと、それから現実にお出しになつた融資額というものを比較されました経過の御報告を、できるだけ早く当委員会に御提出を願いたいと……

第13回国会 水産委員会 第37号(1952/05/20、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産業協同組合法の一部改正する法律案の提出に関しましては、今回の独立を見ない、総司令部の管理下にございました当時から、沿岸漁業団体並びに国会におきましても、その必要を認めて参つたのであります。特に日本の経済が逐次安定に向いましてから、商業資本の漁場に対する進出が非常に激化いたしまして、このままで参りますならば、零細な沿岸漁民の経済は商業資本の圧迫によつて非常な苦境に立至るのであります。そういう時期におきまして、水産業協同組合法の連合会の規模の制限条項を削除いたしまして、そうして現在制約を受けておりますところの組織に筋金を入れて、中央機関を設置して、そうして系統団体が一体になつ……

第13回国会 水産委員会 第38号(1952/05/27、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産資源保護法の一部を改正する法律案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。  この法律案は、水産資源を積極的に保護いたしまして、わが国の漁業の安定と漁民経済の確保をはかるために、前国会におきまして同僚諸君とともに一提案をいたし、成立いたしましたところの水産資源保護法の一部を改正いたしたいという内容を持つものであります。  改正をいさんといたします点は、皆さんも御承知の通り、水産資源保護法は漁業法並びに水産資源枯渇防止法等の水産資源保護に関する條文を整理いたしまして、水産資源保護法に全部これを集めまして、総合的な資源保護に対する法律をつくつたのであります。そこで漁業法の第……

第13回国会 水産委員会 第41号(1952/06/07、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 今回政府から承認を求められております北太平洋の公海漁業に関する国際条約の内容について、政府当局にお尋ねいたしたいと思うのであります。  日、米、加三国間に締結調印されましたところの本国際漁業條約は、わが国が独立後最初に締結する漁業條約でありますだけに、全国民が重大な関心を拂つているところであります。特に私どもがこゆ條約の交渉の進行中、国会を通じて国民の意思として政府に表明して参りました点は、公海自由の原則であるのであります。そこで本條約におきまして、この公海自由の原則が完全に貫かれておるかどうかということが、本条約審議の一番重要なポイントであると私は考えるのであります。  そ……

第13回国会 水産委員会 第42号(1952/06/10、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 本問題に対しましては、今まで活溌に質疑応答がかわされておりますし、問題の焦点はおのずからきまつておるのであります。各党においてそれぞれ党議をまとめまして本案に対する結論を出す必要があると思いますので、本日はこの程度に審議をとどめまして、各党において党議をまとめた後、再度審議を進められるよう委員長においておとりはからいをお願いいたします。

第13回国会 水産委員会 第45号(1952/06/18、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案の提案理由を説明いたします。  農林漁業組合再建整備法は、第十国会において可決成立を見まして、法律第百四十号として昭和二十六年四月七日をもつて公布施行されておりますが、これに該当する組合は、再建整備計画を樹立して組合再建への努力をしていることは皆様御承知の通りであります。  再建整備の目標といたしておりますのは、第四條に定めてありますように、第一に固定化債権と固定化在庫品を資金化すること、第二に固定資産と欠損金の合計額以上になるまで自己資本を増加することであります。  そこで、この第二の自己資本の増加目標についてでありますが、再建整……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 水産委員会 第1号(1952/11/08、25期、自由党)

○鈴木(善)委員 理事はその数を五名といたしまして、委員長において指名されんことを望みます。

第15回国会 水産委員会 第2号(1952/11/11、25期、自由党)

○鈴木(善)委員 去る十一月五日に発生したカムチヤツカ沖地震に伴う北海道、三陸沿岸の津波災害の被害の状況並びにこれが復旧対策に関しまして、水産庁長官に若干のお尋ねをいたしたいと思うのであります。今回発生いたしましたところの津波災害は、非常に本土から離れた遠隔の地に発生した地震に伴う津波でございましたので、今年春起つた十勝沖地震災害のような陸上における災害は比較的軽微であつたのでありますけれども、海の方の水産諸施設に与えた被害は、かき、のり等の増殖施設を初めとして、相当甚大なる被害を与えておるのであります、ここに宮城、岩手両県から資料が配付されておるのを見ましても、その被害は十勝沖地震災害に劣ら……

第15回国会 地方行政委員会 第16号(1953/02/02、25期、自由党)【政府役職】

○鈴木(善)政府委員 奄美大島におりますところの住民の方々の生活の状態、また民生全般に関することにつきましては、政府といたしましても深く御同情いたしておるところであります。つきましてはただいまお話のような御趣旨に沿うべく、政府としてもあらゆる面で研究をいたしまして、御期待に沿うように善処いたしたいと存じます。
【次の発言】 この問題につきましては、御承知の通り、平和条約によりまして北緯二十九度以南の諸島につきましては、米国を施政権者といたしますところの信託委任統治のもとに置かれているわけであります。従いまして一切の行政、司法、立法もアメリカの施政のもとにあるわけでございます。そこでこれに対しま……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 水産委員会 第3号(1953/06/20、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 農林御当局に対しまして、北洋の主としてアリューシャン海域におきますところの操業区域の問題につきましてお尋ねをいたしたいと思います。本年はアリューシャン海域におきますところの漁業成績は、昨年度に比較いたしまして非常な不漁を今のところ続けておるということを私ども承知いたしておるのでありますが、まず昨年に比較いたしましていかような漁獲の成績を収めておるか。またこれに対しまして操業区域を拡張する等の具体的な措置を御考慮なさつておられるかどうか。関係漁業者の間におきましては、距岸三十海里程度まで漁区を拡張すべきである、もしさような操業区域拡張の措置が講ぜられなければ、北洋漁業は将来に対……

第16回国会 水産委員会 第6号(1953/06/27、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 本法律案の審議もほとんど最終段階に入つたわけでありますが、これが議決をいたします前に、包括的に長官の御意見をただしておきたいと思います。  その第一点は、以西底びき網漁業のいわゆる中間漁区の行政措置につきまして、いろいろ関係者と協議を遂げておられたようでありますが、その話合いのついておりますところの協議の内容、今後当局が措置しようとする内容につきまして、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 中間漁区の問題がいろいろ政治問題化しておつたのでありますが、長官以下関係係官、関係者の非常な誠意によりまして、ただいまのように円満に話合いがまとまりました点につきまして、深く敬意……

第16回国会 水産委員会 第7号(1953/06/29、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 私は渡部官房長に対しまして、二十八年度の農林漁業特別融資の貸付計画、資金計画につきましてお尋ねをいたしたいと思うのであります。まず第一に、二十八年度の予算案の中に二百三十億が農林漁業金融公庫に出資をするように計上いたされておるのでありますが、そのほかに十億内外の資金と合せまして、おおむね二百四十億円が予定されておるようでありますが、この二百川十億円の二十八年度各融資対象事業であります土地改良、林業その地の水産関係の事業に対しまして、どのような融資計画をお立てになつておりまするか、またその融資計画をどのような根拠に基いてお立てになつておるか、その点をまずお伺いいたしたいと存じま……

第16回国会 水産委員会 第8号(1953/07/02、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 私は本法律案の総括的なお尋ねをいたしたいと存じます。  まず第一点は、この法律案はどういう性格のものであるか、その補償の根拠がどこにあるかということでございますが、行政協定の第十八条に基いてこの補償がなされました場合に、両国政府の合意する条件で、日米間で分担するような性質のものでございますかどうか、まずこの点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの谷川さんの御答弁がございましたが、これは前に河野主計局長が、漁船の操業制限に関する法律案を審議いたしました場合に、同様の御答弁をされておりますので、これは日本政府の一貫した方針である、こういうぐあいに承知いたすのであ……

第16回国会 水産委員会 第9号(1953/07/04、26期、自由党)【議会役職】

○鈴木委員長代理 ただいまより日本国に駐留するアメリカ合衆国軍隊の行為による特別損失の補償に関する法律案を議題とし、質疑を継続いたします。淡谷悠藏君。
【次の発言】 愛知政務次官にお尋ねしたいと思います。私はただ一点、さきに公布されておりますところの操業制限に関する法律並びに今回審議中の本法律案が実施されました場合の、補償関係の予算の通用の問題につきまして、お尋ねいたしたいと思います。政務次官も御承知の通り、駐留軍の被害によりますところの補償が、いろいろな事情によりまして、非常に時期が遅れて参つておりまして、そのことがいろいろと派生的なむずかしい問題を惹起しておるように承知いたしておるわけであ……

第16回国会 水産委員会 第13号(1953/07/20、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 運輸委員会方面から、この法律案につきまして連合審査の申出があつたのでありますが、会期も切迫いたしましたので、私がかわつてお尋ねをいたしたいと思うのであります。それは東京湾におきまして、防潜網が昭和二十六年の一月に設置されましてから、東京湾を生活の根拠にいたしますところの多数の海上輸送業者が、この防潜網によりまして航路を遮断されておりまする関係から、航行並びに業務遂行の面に至大の困難と損害を受けておるのでありますが、この海上輸送業者の被害に対しまして、調達庁におきましては、補償等の措置をこの法案によつて行い得るという見解をおとりになつておりますかどうか。その点をお尋ねいたしたい……

第16回国会 水産委員会 第14号(1953/07/21、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま議題となりました漁業法の一部を改正する法律案につきまして僭越でありますが、提出者を代表いたしまして提案理由を御説明申し上げます。  本法律案が各党の共同提案になりますまでに、改進党におきましては、白浜委員初め水産委員の各位に非常に御尽力をいただきました。また社会党両派におきましても、かねてより党議においてこれが撤廃を決議され、また鳩山自由党におきましても、それぞれ党内の意見を調整されまして、ここに各派が一致いたしまして、本法律案を共同提案の運びに相なつた次第であります。なお、水産議員連盟の川村理事長におかれましては、各党の意見調整に並々ならぬ努力を払はれ、各派共同提案……

第16回国会 水産委員会 第15号(1953/07/22、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 提案者の方から一言申し上げたいのであります。ただいま免許料、許可料の徴収につきまして、松田委員の質問に答えて水産庁長官より御発表があつたわけでありますが、二十七年度の免許料、許可料は、二十八年度の予算の中に六億五百万円程度組まれておるのでありまして、これを納付の期間内に完納せしむる所存であります。このことはこの改正法律案の中にも、社会党右派の方からは、当初二十七年度の分までさかのぼつて全廃すべきであるという御意見もございましたけれども、ただいま長官から御発表がございました通り、すでに沿岸漁業を中心としまして約三十六、七パーセントのものがすでに納付をしております。その件数は十二……

第16回国会 水産委員会 第16号(1953/07/23、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 私はこの際明らかにいたしておきたいと思うのでありますが、本法律案を提案する経過につきまして、松田君からただいま御発言があつたのでございますが、御承知のようにわが自由党におきましても、去る十日の朝に党議をもちまして、この免許料、許可料の制度を撤廃することに決定をいたされておるのであります。従いまして、改進党における党議と自由党の党議はまつたく同一のものであつたわけでありまして、同様の党議であれば、それに基いて法制局等に命じて法律案を作成せしめる場合におきましても、同一の結論が出るということは、これは原因と結果の関係で当然のことであるわけであります。このことは賢明なる松田君は当然……

第16回国会 水産委員会 第17号(1953/07/24、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま議題となりました久六島周辺における漁業についての漁業法の特例に関する法律案はすでに青森、秋田両県の当局並びに関係者間においても、十分意思の疏通をはかり、意見の一致を見まして、このような措置にまかせることに相なつたわけでございますから、この際質疑並びに討論を省略いたしまして、ただちに議決されるように、委員長においておとりはからい願いたいと思います。右動議を提出いたします。

第16回国会 水産委員会 第19号(1953/07/28、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま赤路小委員長より御報告がありました点につきましては、全幅の賛意を表するものでありますが、この取扱いにつきましては、大蔵委員会、農林委員会、関係の委員会とも緊密に連絡をいたし、さらにそれぞれの党におきまして成規の手続を経た上で本委員会としては最終的決定をされんことを望む次第であります。

第16回国会 水産委員会 第21号(1953/07/30、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 先般の北九州の風水害、和歌山県の風水害、その他各地に起りました災害によりまして、水産関係の災害が相当甚大なるものがあるわけでありますが、特に河川の氾濫、土砂の流出等によりまして、沿岸の増殖場が相当の被害をこうむつておるのであります。ちようどこの貝類等の増殖の場所は耕地と同様でございますが、目下水害対策委員会におきましては、耕地等の復旧につきましては、手厚い国庫の助成によつてこれを復旧するという方向で対策が進められておるようでありますが、遺憾ながら水産関係の増殖場の被害につきましては、これを軽視いたしておるようなきらいがあるようであります。  つきましては、この際私は動議といた……

第16回国会 水産委員会 第23号(1953/08/04、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 林野庁の猟政調査課長にお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、狩猟法によりますと、農林大臣が狩猟鳥獣の種類を指定なさることに相なつておるのであります。この狩猟鳥獣の種類を指定なさる基準はどういうぐあいになつておりますか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 そうすると、狩猟鳥獣の指定をいたします場合には、水産資源に非常に有害であるという面についても、十分な考慮が払われておるというお話でございますが、現在水産資源に被害ありとして狩猟鳥獣に指定をされておる種類は、どんなものがございますか。
【次の発言】 このかも類の被害についてただいまお話がございましたが、かも類、あるいはあ……

第16回国会 水産委員会 第24号(1953/08/07、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 公庫の方にお伺いいたします。二十八年度の水産関係の特に製氷冷凍工場の建設資金融資につきまして、二十七年度からのつなぎ資金なりあるいは二十七年度中に融資の申請が非常に多数出て参りまして、その結果二十七年度の関係分だけで十一億幾らの金額に上つており、すでにそのことは二十八年度の資金わくの十億を越えておるということで、事務上の整理というような立場から、一時書類の受付をストツプなさつておつたということを承つておつたわけでありますが、先般農林省省議におきまして、非常にわずかではございますけれども、二億程度の増わくがとりあえず行われまして、さらに今後償還金が十億の予定を上まわるようなこと……

第16回国会 水産委員会 第28号(1953/10/27、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 私は、日韓漁業問題の急迫せる事態に対処いたしましてわが漁業権益を確保するとともに、関係漁民に対するところの救済の措置をすみやかに講じまするために、ここに委員会において決議をいたし、政府に対しこれが実施を強く要求いたしたいと存ずるものでありまして、ここに動議を提出いたしたいと存じます。まず決議の案文を朗読いたします。  一、拿捕抑留中の乗組員及び漁船の即時釈放返還に関し必要なる措置を講ずること。  二、今後における漁場の安全を確保し事故を未然に防止すること。  三、留守家族及び遺族の生活援護に必要な措置を講ずること。  四、特殊漁船損害補償制度並びに乗組員給与保険制度の改善を図……

第17回国会 水産委員会 第2号(1953/11/03、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 私はしばらく時間をちようだいいたしまして、おつとせいの海上猟獲解禁の問題につきまして、外務省当局並びに水産庁当局に対してお尋ねをいたしたいと存じます。  まず外務政務次官にお尋ねをいたしたいのでありますが、御承知のように終戦後、昭和二十年でありましたか、わが国はマツカーサー司令部の指示に基づきまして、自発的にらつこ、おつとせいの海上猟獲を禁止いたしております。また昭和二十五年の五月に、法律百五十二号、臘虎膃肭獣猟獲取締法というような国内法によりまして、これが取締りの強化をはかつております。しかしながら近年、わが国の近海、特に北海道、三陸、常磐沿岸一帯にわたりまして、年々三百頭……

第19回国会 建設委員会 第33号(1954/05/26、26期、自由党)

○鈴木善幸君 委員長の御指名によりまして、先般の当委員会と水産委員会との連合審査会におきまして審査をいたしました結果、水産委員会におきましては、お手元に配付いたしました修正案を、水産委員長名で建設委員長に提出をいたしまして、本委員会の御採択をお願いいたしたい、こう存ずるものであります。  次に、水産委員会から提出いたしました修正案につきまして簡単に御説明を申し上げたいと存じます。  まずその修正案を朗読いたします。   日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定の実施に伴う土地等の使用及び漁船の操業制限等に関する法律案に対する修正案   日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定の実施……

第19回国会 水産委員会 第4号(1953/12/14、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 拿捕漁船の代船難造資金、並びにあの漁場で操業ができませんために他の漁場へ転換いたしますそのことに伴います転換資金、この融資の問題につきましては、ただいままで大蔵大臣と委員各位との間に意見の食い違いがあるようでございますが、これはこれ以上大蔵大臣にお話を申し上げましても、ただちにここではつきりした御答弁が得られない、委員会世に同調するというはつきりした御言明ができないことと思いますので、私は他の二点の問題につきまして、大蔵大臣にお伺いしたいと思うのであります。  それはかねがね大蔵大臣に私ども自由党の代表者としましてお目にかかつて、お願いを申し上げておつた件でございますが、一つ……

第19回国会 水産委員会 第5号(1953/12/18、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま保利農林大臣から、対馬海域におきまする韓国の不法拿捕によるところの漁船の代船建造融資につきまして、閣議決定の法律案について御説明があつたわけであります。なお大臣は事態が緊迫いたしておりまするので、政府としても来春早々これを国会に提案をしたいという言明かなされたのでありますが、私どもはできますれば委員会としては、年内にこのような措置を法律として講じたいという念願をいたしておつたのでございますが、諸般の手続、準備の都合上、時間的にそれが許されないという事情も十分了承いたされますので、来春休会明け劈頭に政府から提案されることを強くここに要求しておきたいのであります。  なお……

第19回国会 水産委員会 第6号(1954/01/13、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 昭和三十九年度の予算編成の背景をなしますのは、申すまでもなくわが国の重大な危機に立つております経済状態を前提とするものでなければならぬわけでありまして、わが国の経済が国内のインフレ、物価高を要因といたしまして、国際収支が極度に悪化しているというところに特徴的に現われていると思うのであります。そこで私どもは、二十九年度予算はあくまでこの国際収支の改善という面に焦点を合せた施策が盛られなければならない、こう考えるものであります。私どもの委員会がかねて主張しておりますように、わが国の水産業は総合的な食糧政策の重要な一環といたしまして、輸入食糧を削減する最も有力なるところの要素をなし……

第19回国会 水産委員会 第7号(1954/01/29、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいままで母船と独航船の関連につきまして松田君、川村君から御質問がありましたが、要は公明選挙をさせるかどうかという点でありまして、明朗に独航船が母船を選択するということが一定の良識によつて行われるということでありますれば、これは制度化して行つても、たくさん申請が出ました場合にはやつていい制度ではないか。要はその間において悪質なものが出て参るという、そういう副次的な問題でありまして、今後当局におかれてそういう面を是正するように御配慮を願いたいと思うのであります。  次に長官にお尋ねと申しますよりも、助言の形になるのでありますけれども、独航船につきましては相当厳格な検査を実施さ……

第19回国会 水産委員会 第11号(1954/02/13、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 昨年来業界の最も大きな関心事でございましたところの李承晩ラインに関連いたしまして、拿捕されたました漁船の代船建造の問題につきまして、今回政府がこの事態の救済のために本法案を提出されたことにつきまして、本委員会はもとより、業界も非常な期待をここに寄せておると思うのでありまして、従いましてこの法案を、私どもはできるだけすみやかに政府と協力いたしまして通過せしめたいと念願いたしておるものであります。そこでただいま平野政務次官から御説明がありました本法案の内容につきまして、若干の質疑をいたしたいと思うのであります。  その第一点は、提案理由の説明にもございましたが、本法案は農林漁業金……

第19回国会 水産委員会 第17号(1954/03/16、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 私は船員法の適用の現実の面の問題につきましてお尋ねしたいのであります。それはまき網漁業の場合でございますが、本船が三十トン以上でありまして、その乗組員は当然船員法の適用を受けておる。ところが手船等が三十トン未満でありますので、船員法の適用を受けない。しかしながら漁業の実態からいたしまして、本船と手船、網船等は一体をなして一つの操業形態を形成しておる、こういうような実態でございます。従いましてまき網漁業に従事するところの船員は、本船であろうと、あるいは手船であろうと、同じような船員法の適用を受け、その保護を受けなければならない、こういうような希望が強いのでありますが、この問題は……

第19回国会 水産委員会 第18号(1954/03/17、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 関連して。先ほど山口長官からお話がありました被爆の現場でございますが、禁止区域の東十四海里外という御説明があつたのでありますが、これは第三回の航路告示の場所から十四海里外という御趣旨でございますか、それとも公式にアメリカの国務省から大使館を通じて知らしめて来た第二回の告示、この場所からの外でございますか、その点を明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、この第三回のアメリカ側で告示したものを転載した場所でございますが、これは将来アメリカ側と交渉いたします場合の重大な点になろうと思うわけであります。  それからなお水産庁長官にお尋ねをしたいのであります……

第19回国会 水産委員会 第19号(1954/03/24、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 先般起りましたビキニ環礁地帯におきます原爆あるいは水爆の爆破実験に伴いますわが国のまぐろ漁船の被害につきまして、非常に広汎な各種の問題が生起いたしておるのでありますが、外務政務次官にまずお尋ねをいたしたいと存じます点は、先般の実験の結集、漁船の出入禁止の海域をさらに大幅に拡大するということが伝えられておるのであります。この立入り禁止海域の拡大は、わが国の最も期待されるところのかつお・まぐろ漁業に及ぼすところの影響は、きわめて重大なものがあるのでござい策して、関係漁業者が非常に大きな関心を払っておるわけであります。もとよりあの海域は、海域自体の漁場価値というものは、それほど高く……

第19回国会 水産委員会 第20号(1954/03/26、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま川村委員から御提案になりました件につきましては、後刻懇談されることになつたわけでありますが、私はこの際さらにただいま地方行政委員会におきまして審議中の地方税法案につきまして、当委員会から、地方行政委員長に対して、お手元に配付いたしております要望書を提出して、その善処方をお願いしたいと希望するものであります。これは水産業協同組合共済会は旧来非課税団体になつておつたのでありますが、今回の税法改正案によりまして、事業税におきましても、また道府県民税におきましても課税団体になる、こういう内容に相なつておるのであります。これは農業協同組合における共済会が非課税になつておるという……

第19回国会 水産委員会 第22号(1954/04/03、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 関連して。ただいま赤路君から詳細にわたりましてお軒ねがありまして、御当局の今後の御方針が明確になつたわけでありますが、私は二、三点についてお尋ねをしておきたいと思うのであります。  第一点は、鉱山局長の御説明によりますと、苦情処理機関を設けるということでありますが、その苦情処理機関の構成メンバーはどういうぐあいにお考えになつておりますか。  第二点は鉱山局長も十分御承知のように、漁業用の燃油の需要量というものは、非常に漁況に支配されて浮動いたす特殊性を持つておるわけであります。この点は水産業界自体におきましても、十分その需要量をその時期その時期に把握することはもとより困難であ……

第19回国会 水産委員会 第23号(1954/04/17、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 議事進行……。ただいま淡谷委員からお尋ねになつております問題は、アメリカとの折衝の問題でございまして、淡谷委員のおつしやる通り非常に重大であり、かつ外交上いろいろ微妙な問題が含まれておると思うのであります。そこでこれはやはりその対米折衝に当つております責任大臣の岡崎外務大臣を次会に御出席を願つて、直接岡崎大臣から当委員会でお尋ねをする、こういうことにいたしまして、対米交渉の問題は次会に譲つた方がいいのじやないか、こう思うわけであります。このことを議事進行として提案いたします。

第19回国会 水産委員会 第24号(1954/04/26、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 私からも二、三お尋ねしておきたいのでありますが、後藤部長にお伺いいたします。地方公共団体の六億の出資のうち、一億八十八百万の起債を仰いでおるようでありますが、この六億の出資の都道府県と市町村団体との内訳がどうなつておりますか。それからそのうちの起債部分の都道府県とその他の市町村団体との内訳はどういうぐあいになつておりますか。パーセント程度でけつこうなんですが、ひとつ伺いたい。
【次の発言】 私が想像いたしておつた通りでありますが、先ほど来問題になつております地方公共団体の出資が、十億に満たないわずかに六〇%程度にすぎないというその内容を分析してみますと、各府県とも市町村団体に……

第19回国会 水産委員会 第25号(1954/05/06、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 本国会の会期が迫つておりますが、重要法案その他の審議の関係で、会期を大幅に延長すべきであるという意見が一部に強く出ておりまして、幸いにして各派の御賛成を得て会期が延長になりますならば、私はこの機会に本委員会としてぜひとも審議をしていただきたい問題があるわけであります。ただいま委員長からお話がありました漁業法及び水産業協同組合法の改正に関する問題でございますが、これは各委員すでに御承知の通り、今日の漁業法並びに水産業協同組合法は、占領下におきまして占領政策の一環として、司令部の強い示唆と要請によつてできました経過からいたしましても、わが国の国情、漁業の実態等に必ずしもふさわしい……

第19回国会 水産委員会 第29号(1954/05/20、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 中川さんにお尋ねしたいと思います。安藤国務大臣が参議院の水産委員会で御説明をなさつておりました中で、日本政府が直接被害の第一の賠償要求として六千二百万円でありましたか、四百万円でありますか、申入れをしておる。それに対して大体国務省方面は了承しておる模様であるが、原子力委員会方面からの意見等もあつて、決定的な回答に接していない、こういう趣旨の御説明を参議院の水産委員会でしておるわけでありますが、先ほどのアジア局長の御説明によりますと、賠償の支払いを何べんにも区切つてやることについて、支払い方法についてのアメリカ側の考え方が、日本政府の要求方式とマツチしていないために遅れておるの……

第19回国会 水産委員会 第31号(1954/05/24、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 ただいま委員長からお話がございました国際連合の軍隊の地位に関する協定が成立をいたしまして、その実施に伴いまして、漁船の操業制限等に関する法律が政府から提案をされたわけであります。私が本委員会を代表いたしまして、建設委員会との連合審査会において政府に対して質疑を行つたのでありますが、質疑を通じて明らかになりました点は、政府におきましても、この法律が成立をし、第二条の措置がとられます以前、平和条約が最初に効力を発生する日までさかのぼつて、実際上起つた損失については補償をするということを明確に考えておるようでございます。しかしながら、これはアメリカ軍の場合におきましては、日米安全保……

第19回国会 水産委員会 第33号(1954/05/28、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 地方行政委員会におきまして、ただいま審議中の奄美群島復興特別措置法案につきまして、水産関係の事項について本委員会から委員各位の御意見をまとめまして、私は次のような修正意見を提出することを提案いたしたいと存ずるものであります。  その修正意見を朗読をいたします。   奄美群島復興特別措置法案に対す   る意見(1)修正案  (一)第二条第一項中第四号を第五    号とし、以下十一号ずつ繰り下    げ、同項第三号の次に次の一号    を加える。    四 水産業の復興事業  (二)第六条第三項中第四号を第五    号とし、同項第三号の次に次の    一号を加え、同条第四項第四号……

第19回国会 水産委員会 第35号(1954/08/10、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 時間もないようでありますから、私一点だけ国務大臣にお尋ねしたいのです。それは今安藤国務大臣の御答弁によりまして、アメリカから内示をして参りました賠償額が八十万ドルというお話がございましたが、それは邦貨にして約二億九千万円程度になると思うのであります。この二億九千万円のうち、政府は九千万円程度を内渡しをしておるということを私ども承知をいたしておるのであります。が、残りの二億円、これを最近の機会にさらに内渡しをする御方針が立つておられるかどうか、私どもは八十万ドルは寡少に過ぎると思うのでありまして、政府がその増額にさらに一層の努力をされておるということを私ども承知をいたしておるの……

第19回国会 水産委員会 第37号(1954/10/05、26期、自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 これより会議を開きます。  田口委員長が海外旅行中でありますので、その間委員長の指名によりまして私が委員長の職務を行います。  この際理事の補欠選任についてお諮りいたします。先般来の委員異動の結果、山中旦露史君及び田中幾三郎君はそれぞれ理事の資格を失つております。この際その補欠選任を行いたいと存じますが、これは先例によりまして委員長において従前通り両君を理事に指名いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
【次の発言】 本日の政府員の出席者は運輸政務次官岡田信二君、水産庁長官清井君、漁政部長増田君、中……

第19回国会 水産委員会 第38号(1954/10/07、26期、自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 これより会議を開きます。  前回に引続き漁業災害に関する件について調査を進めます。質疑を許します。松田鐵藏君。
【次の発言】 いますぐに来ます。
【次の発言】 この際ただいままでの政府委員の出席者をお知らせいたします。運輸省は石井運輸大臣、山内官房長、水産庁から岡井次長、増田漁政部長、農林省から松岡金融課長、海上保安庁から島居次長、砂本警備救難部長、中央気象台から北村総務部長、肥沼予報部長、農林中央金庫から江沢副理事長、杉野特別融資部長、栗本審査部次長等が御出席でございます。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 それでは速記を始めてください。

第19回国会 水産委員会 第39号(1954/10/12、26期、自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。災害被災者が陳情に来られておりますので、議事に入る前に懇談の形で実情を聴取し、調査に資したいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それではこれより懇談に入ります。
【次の発言】 それでは、前会に引続きまして漁業災害に関する件について調査を進めます。  なお、山本大蔵政務次官は四、五分の間に大蔵委員会の方からこちらへまわるそうでありますが、それまで水産庁当局に御質疑ございますれば許したいと思います。
【次の発言】 ただいま大蔵政務次官の山本氏がお見えになりましたが、大蔵委員会の審議の都……

第19回国会 水産委員会 第40号(1954/10/14、26期、自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 これより会議を開きます。  ただいまより昭和三十年度水産庁関係諸施策の裏づけとなるべき予算措置につきまして、政府より説明を聴取することにいたします。清井水産庁長官。
【次の発言】 ただいまの長官の説明に対してお尋ねがございますれば……。
【次の発言】 赤路友藏君。
【次の発言】 代理川村善八郎君。
【次の発言】 松田鐵藏君。
【次の発言】 大分時間も経過いたしておりますから、三十年度予算の説明に対する質疑は一応この程度にとめまして、また機会を得ましてお尋ねをすることにいたしたいと思います。  本日はこれにて散会いたします。次会は、公報をもつてお知らせいたします。    ……

第19回国会 水産委員会 第41号(1954/11/04、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 ちよつと貸付限度のことにつきましてお伺いしたいのでございますが、貸付限度が五万円になつておるわけであります。これは農業の場合と違いまして、漁業の場合には、小型の漁船にいたしましても、あるいは漁具の手当にいたしましても、五万円では災害復旧の経営資金としては非常に少額に過ぎるのじやないか、こう思うわけでありますが、この点水産庁は十分漁業の特殊性について金融課の方と御検討願つたかどうか、その辺の事情を伺いたい。
【次の発言】 ただいま漁政部長からお話がありましたように、漁船にいたしましても、また漁具にいたしましても、漁業の場合には非常に小さいものから大きいものまでありまして、漁具の……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第6号(1954/03/15、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 委員長、関連質問。
【次の発言】 私は質疑の通告をいたしておつたのでありますが、ただいま赤路委員から主として漁船損害補償法に関して御質問かございましたので、私も関連してお尋ねいたしたいと思います。  まずこの際政府にお聞きしたいことは、先週、総括質問におきまして、本法案と憲法との関連につきまして他の委員諸君からいろいろお尋ねがあつたのでありますが、私は特にこの漁船損害補償法につきましては、憲法上から見て多大の疑義を持つのであります。御承知の通り、この漁船損害補償法は、第十六国会において、政府原案に対して、満場一致をもつて二十トンから百トンまでにその適用漁船を引上げるというぐあ……

第20回国会 水産委員会 第1号(1954/12/02、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 先ほどの参考人のお話の中に、この事件がありましたあとでありますが、二十五日の午前十一時に第十五山田丸が、国府の船でありますか、あるいはどこの船であるかわかりませんが、この海域は戦闘海域であって、非常に危険な区域である。今後被弾等の責任は一切負わない。このことを他の日本漁船にも通告せよという警告を受けたということも申されておりますし、なお今後この海域で操業する場合には、山田丸は没収をするという通告も受けておる、こういうお話があったのでありますが、この不祥事件が起りました二十二日以前に、他の漁船でこのような警告を受けた船がありましたかどうか、またそういう船から、山田丸なり他の漁船……

第20回国会 水産委員会 第2号(1954/12/04、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 私どもも漁業法並びに協同組合法の改正の参考にいたしますために、日本海地区をモデル・ケースに選定をいたしまして調査をいたしたのでありますが、自由党からは田口水産委員長と私、改進党から白浜君、社会党左派から山中君、淡谷君、この五人で現地を詳しく調査をし、関係漁民の諸君といろいろ意見の交換をいたしたのであります。その調査の地区は新潟県、これは佐渡におきまして主として調査いたしたのであります。次に山形、秋田、青森の四県下にわたりまして調査をいたしたのでありますが、その間におきましていろいろ現地の漁民諸君から出ました意見は非常に広汎にわたつておりますが、おもな点は、一つは漁業者の資格の……

第20回国会 水産委員会 第3号(1954/12/06、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 石油類に対しましては、現存関税定率法によりまして、それぞれ関税率が定められておるのでありますが、昭和二十六年に現行の関税定率法が改正施行されました当時から、石油の重要性にかんがみまして、引続き昭和三十年三月三十一日まで免税または軽減の措置がとられておるのは、各位御承知の通りであります。しかるに最近政府の事務当局方面におきまして、この石油類にとられておりますところの関税の減免措置を、四月一日から定率法にもどしまして、そうして関税をかけようというような研究がなされておる、こういうことを私ども仄聞をいたしておるわけであります。もしこのような措置が政府によってとられるように相なります……

第21回国会 水産委員会 第2号(1954/12/16、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 自由党を代表いたしまして、ただいま山中君から御提議になりました本決議案に賛成の意を表明いたしたいと存じます。  漁業用石油類の配給確保の問題につきましては、当委員会におきまして本年の七月以来真剣にその改善方につきまして検討を加えまして、政府に対しましていろいろ意見を述べ、政府を鞭撻して参つたのでありますが、政府におきましても、当時漁業用石油類確保措置要領というものを発表されまして、これが改善に努力を払われたのでありますけれども、遺憾ながら油業者等の協力が十分に得られたかつたような経過もございまして、今日いまだ事態の改善を見ておりません。当時全国の漁業者特に沿岸漁業者団体方面か……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 農林水産委員会 第2号(1955/03/28、27期、自由党)

○鈴木(善)委員 党の持ち時間もございませんので、一、二点だけお伺いしたいのです。それは油の問題でございます。大臣も御承知のように、関税定率法で重油あるいは原油等が現在関税がかからないという臨時の措置を講じておるわけでありますが、これが三月三十一日をもって御承知のように切れるのでありますが、これに対しまして、漁業経済が非常に逼迫しております現状にかんがみましてこれを引き続き一カ年間延期をされる御措置をとられる御方針であるかどうか伺いたい。
【次の発言】 河野農林大臣は肥料の値下げの問題と同じように、漁業経費の三割以上を占めております漁業用燃油の値下げの問題につきまして非常な関心を持っておられて……

第22回国会 農林水産委員会 第5号(1955/03/31、27期、自由党)

○鈴木(善)委員 私は石油の問題、特に農林漁業用燃油の確保の問題につきまして政府にお尋ねをいたしたいと思うのであります。通商局長や鉱山局長もまだお見えになりませんから、まず大蔵省の関税部の方にお尋ねをいたしたいと思うのであります。政府は、昨日衆議院の本会議の議決によりまして、六月まで石油に対する関税の延期の法案を提案になりまして、これが決定いたしたのであります。今まで毎年一年ずつ延期をいたして参ったのでありますが、今年に限り六月までの延期にとどめました理由はどういうことであるか。この点をまずお尋ねしたい。
【次の発言】 ただいまの御答弁で、七月から実施予定の税制全般の改正とにらみ合って、とりあ……

第22回国会 農林水産委員会 第8号(1955/04/30、27期、自由党)

○鈴木(善)委員 災害の問題が済みましたら、私、漁業用の燃油の問題につきまして委員長に善処方をお願いいたしたいと思うのでありますが、それは最近における漁業用燃油価格の高騰によりまして漁業経済が非常に苦しい状態に追い込まれておることは御承知の通りであります。この問題につきましては、前国会におきまして衆議院並びに参議院の水産委員会で、漁業協同組合の系統団体に輸入外貨の割当をすべしという決議を上げまして、政府に強く勧告をいたしておったのでありますが、その後政府はじんぜんこれに適切な対策を考えておりません。そこで今国会になりましてからも、当委員会におきましてこの問題を審議して参ったのでありますが、いま……

第22回国会 農林水産委員会 第17号(1955/05/27、27期、自由党)

○鈴木(善)委員 農林大臣に水産政策の基本問題につきましてお尋ねいたしたい。農林大臣は冒頭の委員会におきまして、総合食糧政策の一環とされて水産業の振興、漁民生活の安定ということを重視しておられるようであります。そこでお伺いいたしたいのでありますが、水産業の振興に対する農相の今後の施策の基本的な構想を一つお伺いいたしたい。
【次の発言】 それでは政府の長期六カ年計画の中には、水産業の振興計画については載っておらないのでありますか、その点について伺いたい。
【次の発言】 農林大臣も御承知と思うのでありますが、戦時中から戦後にかけまして、マッカーサー・ラインの設定等によりまして、漁場も非常な制約を受……

第22回国会 農林水産委員会 第22号(1955/06/08、27期、自由党)

○鈴木(善)委員 水産業協同組合法の一部改正につきまして、水産に関する小委員会における調査の経過及び結果等について御報告申し上げます。  ただいま委員各位の御手元に配付いたしてあります水産業協同組合法の一部を改正する法律案は、昨年農業協同組合法を改正して農業協同組合による共済事業の拡充を見たと同様の趣旨によりまして、今般水産業協同組合共済会の事業の拡充をはかるとともに、全国を地区とする漁業協同組合連合会の事業に関する規定の一部を改正して漁民生活の安定に資せんとすることがその趣旨であります。  昨年第十九回国会におきまして、農協法の改正以来、農村と相隣接せる漁村の関係あるいは漁業協同組合と農業協……

第22回国会 農林水産委員会 第23号(1955/06/09、27期、自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 ただいま田口委員から、木更津のノリの被害の問題その他水産の被告に関する問題は水産に関する小委員会に移して、早急に具体的結論を出したい、こういう動議が提出されましたが、さよう取り計らって御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう取り扱うことにいたします。
【次の発言】 それでは午前中の審議はこの程度にとどめまして、暫時休憩をいたします。午後は三時から委員会を再開いたします。     午後一時四十六分休憩

第22回国会 農林水産委員会 第24号(1955/06/10、27期、自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 佐竹委員に申し上げますが、検査官等の出席は要求してございまして、今さらに督促をいたします。
【次の発言】 ただいまの田口委員の動議につきまして、御意見があれば、御発言を願います。別に御発言もないようでありますから、お諮りいたします。  田品委員の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、動議は可決されました。なお本件の議長に対する報告並びに政府に対する送付方につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう取り計らうことにいたします。  ちょっと速記をとめて下さい。

第22回国会 農林水産委員会 第26号(1955/06/17、27期、自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 足鹿委員。

第22回国会 農林水産委員会 第28号(1955/06/22、27期、自由党)

○鈴木(善)委員 この法律による営農資金等に融通すべき資金源の手当はどうなっておりますか。これはわずか四億五千万円が計上されておるようでありますが、この額はわずかでありますから、農中等で一応まかない得ると見ることができると思うのでありますが、昨年、一昨年等の災害の際にも相当農林中金等に無理がかかっておりまして、今後の災害も予想されるわけでありまして、こういう資金の原資の手当を政府から相当配慮してやりませんと、農協、漁協等の経常的な資金の圧迫になる、こういうことが憂慮されるわけでありますが、原資の手当について政府はどういう処置を講ぜられておるか、お尋ねいたしたい。

第22回国会 農林水産委員会 第30号(1955/06/28、27期、自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 それでは次に農業協同組合事業運営の問題について、前会に引き続いて調査を進めます。農林省から大坪経済局長、平木組合検査課長が見えております。佐竹新市君。
【次の発言】 それでは委員各位にお諮りいたします。検査概要以外の佐竹委員の御要求になっております細部の事項につきましては、秘密会によりまして詳細に内容を検討することに御異議ありませんか。
【次の発言】 さよう取り計らいます。
【次の発言】 これは委員各位もすでにお聞き及びの通り、大坪局長からもしばしば、もし委員会でそのようなお許しを得れば秘密会を開いていただいて、その際に詳細に御説明申し上げたい、こういう御発言もございま……

第22回国会 農林水産委員会 第39号(1955/07/13、27期、自由党)

○鈴木(善)委員 去る五月三十日、水産に関する小委員会において起草いたしました水産業協同組合法の一部を改正するに法律案につきましては、六月八日の本委員会において私からその経過及び結果等について詳細に御報告を申し上げた通りでありますが、その際特に農業及び漁業災害補償制度に関する小委員長から、同小委員会においても本件についてさらに検討いたし、万遺憾なきを期したい旨の発言があり、その後この趣旨に沿って、両小委員会において、六月十一日及び七月九日の両日にわたって連合の小委員会を開催して、慎重審議いたした次第であります。  この連合小委員会における審議の内容につきましては、会議録によって詳細御了承を願い……

第22回国会 農林水産委員会 第41号(1955/07/15、27期、自由党)

○鈴木(善)委員 おくれて参りまして、はなはだ恐縮でありますが、提案者に二、三お尋ねをいたしたいと思うのであります。天災による被害農民、漁業者に対する資金の融通に関する暫定措置の法案でありますが、御趣旨はまことにけっこうだと思うのでありますが、このうち漁業の面におきまして漁具等に対する資金の融通の問題があるわけであります。御承知のように大きな定置漁業等になりますと、二、三千万円も漁具費にかかる。こういう漁業の場合には、漁具が非常に小さなものから大きなものまでたくさん種類がございまして、それを営農資金等と同じように一定の額で押えるということは、非常に漁業の実態に沿わない面があるわけであります。ま……

第22回国会 農林水産委員会 第42号(1955/07/16、27期、自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 午前に引き続き会議を開きます。  公海における漁船の拿捕及び韓国の漁民の抑留問題について調査を進めます。田口長治郎君。
【次の発言】 赤路君。
【次の発言】 外務大臣、政務次官に交渉いたしたのでありますが、外務大臣は病気のために本日はお休みのようであります。なお政務次官は、ただいま外務委員会に入っておる模様であります。(「出ておりません。外へ出て行った。」と呼ぶ者あり)今連絡をとらしております。久保田委員。
【次の発言】 山本利壽君。
【次の発言】 お諮りいたします。公海における不法な漁船の拿捕及びで韓国における漁民の抑留問題は、わが国の漁業権益を守る重大な問題であり、……

第22回国会 農林水産委員会 第43号(1955/07/18、27期、自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 それでは外務大臣もお見えになりましたから、一昨日に引き続きまして公海における漁船の拿捕及び韓国における漁民の抑留問題について調資を進めます。田口長治郎君。
【次の発言】 赤路友藏君。
【次の発言】 今澄勇君。
【次の発言】 久保田委員、大臣には重要な御用件があるそうでありまして、あと数分だけというお話でありますが、大臣に関する質問だけを簡潔に願います。
【次の発言】 簡潔に願います。
【次の発言】 久保田委員、簡潔に願います。
【次の発言】 松野委員。
【次の発言】 この際、田口長治郎君より発言を求められております。これを許します。

第22回国会 農林水産委員会 第46号(1955/07/21、27期、自由党)

○鈴木(善)委員 私は本漁港整備計画の改正につきまして承認するに当って、附帯決議の動議を提出いたしたいと存ずるのであります。御承知のように漁港の修築整備は、わが国の漁業発展の基本的な施策であり、かつ全国の多数の漁業者が、生活の根拠としてこれが修築整備の促進を強く要望いたしておる重要な問題でございます。全国にはすでに政府の指定にかかりますところの漁港が二千六百七十七港ございまして、これらの漁港はいずれも修築整備を要する漁港でございます。終戦後におけるわが国の漁業の発展の経過からいたしましても、現在の漁港はこの漁業情勢に即応しないおくれた施設に相なっておりますので、すみやかにこれを整備計画に載せま……

第22回国会 農林水産委員会 第51号(1955/07/30、27期、自由党)【議会役職】

○鈴木(善)委員長代理 楯委員。
【次の発言】 次に農協の運営に関する問題について調査を進めます。淡谷委員。
【次の発言】 暫時休憩いたします。午後は二時半から再開いたします。    午後一時二十一分休憩
【次の発言】 中村委員。

第23回国会 農林水産委員会 第2号(1955/12/01、27期、自由民主党)

○鈴木(善)委員 北洋漁業の問題につきまして、赤路君、川村君等からだいぶ御質問がありましたから、私は簡単に二、三の問題をお伺いしたいと思うのであります。  この北洋のサケ、マス流し網漁業にいたしましても、カニ漁業にいたしましても、今後の北洋漁業の安定をはかります一番焦点になる点は、資源の問題とそれから漁獲物及び製品の販売対策、この二つが一番中心になる、こう考えております。資源の問題につきましては、ローマの会議におきましても、また先般の北太平洋漁業会議におきましても、相当論議をされておりますが、私はきわめて近い将来に、この北洋における鮭鱒あるいはカニの資源の問題は、関係国の重大な問題になるのじゃ……

第23回国会 農林水産委員会 第3号(1955/12/06、27期、自由民主党)

○鈴木(善)委員 大豆の価格低落に対する措置につきまして、去る一日の当委員会におきまして、政府にこれが緊急対策並びに恒久的な措置につきましてお尋ねをいたしておったのでありますが、政府においてもすみやかにこれが対策を確立したいという御答弁がなされておったのであります。現在開拓農民初め、非常に価格低落によって困窮をいたしておりますところの生産者に対しまして、すみやかに安心のいく措置を政府においてとらるべきである、こう考えておるのでありますが、前回の委員会のお約束に基いて、政府はこれに対してどのような御措置をとる方針でありますか、この点をお尋ねしたいと思うのであります。

第24回国会 農林水産委員会 第2号(1956/01/12、27期、自由民主党)

○鈴木(善)委員 ただいままで参考人各位の詳細にわたる今次災害の御報告を承わったわけでございますが、カムチャッカ沖震災以来の甚大な被害でございまして、私どもこれが回復につきましては、特に農林水産関係の被害が大きいだけに、当委員会としてもこれに対する重大な責任を痛感いたしておる次第であります。  まず政府にお尋ねをいたしたいのであります。政府から御配付になっておりますところの災害の被害額につきまして、地元県の被害額と約四億程度の開きがあるようでございますが、農林当局の災害調査の結果につきまして、この県との被害額の開きのある点も考慮に入れられましてまず御説明をいただきたいと思います。

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第8号(1956/11/26、27期、自由民主党)

○鈴木(善)委員 私は主として漁業条約につきまして、鳩山総理、外務大臣並びに河野農林大臣に対しましてお尋ねをいたしたいと存じます。  まず河野農林大臣に対してお尋ねをいたしたいと思いますが、日ソ漁業条約は、条約の前文にも、自由かつ平等の基礎の上に結ばれるものである、こううたわれておるのであります。しかしながら、どうも交渉の経過を見ておりますると、初めからソ連のサケ、マス漁獲制限に関する三月二十一日のソ連閣僚会議の法蔵という事実、この圧力と影響のもとに、大きな不満を持ちながら、調印を余儀なくされたような印象を受けるのでありますが、農林大臣はどういう工合にお考えになっておられますか。

第26回国会 農林水産委員会 第27号(1957/04/12、27期、自由民主党)

○鈴木(善)委員 昭和三十二年度におきまするサケ・マスはえなわ漁業の許可に関する件につきまして、水産に関する小委員会が三回にわたりまして慎重に審議をいたしました結果、次のような決定を見た次第でございます。その内容を朗読いたしまして御報告を申し上げます。   昭和三十二年度さけ・ます延縄漁業の許可方針に関する件  一、昨年漁業許可を受けた漁船については、全船を許可すること。  二、各県の試験船は、全船を正規の許可船とすること。  三、操業区域は規制区域外にして、前年度と同一の水域とすること。  四、四十屯の範囲内において代船を認めること。  五、許可有効期限はさけ・ます流綱漁業取締規則第八条に基……

第26回国会 農林水産委員会 第38号(1957/05/07、27期、自由民主党)

○鈴木(善)委員 輸出水産業の振興に関する法律の改正につきまして、水産小委員会における調査の経過及び結果について御報告申し上げます。  この法律は去る昭和二十九年、当時の水産委員会において提案、制定されたもので、自来二年有余を経過いたしたのでありますが、この間カン詰及び冷凍品等の水産物の輸出は飛躍的に増加し、本法制定当時においては九千六百万ドル程度であったものが、昨年の三十一年には一億六千三百万ドルとなり、これが増加率は二十九年を一〇〇として三十一年は一七〇という驚くべき伸長を示している次第であります。  かくのごとく本法の制定が業界の発展ひいてはわが国輸出の増進に大いに寄与して参ったのであ……

第26回国会 農林水産委員会 第40号(1957/05/13、27期、自由民主党)

○鈴木(善)委員 輸出水産業の振興に関する法律の一部を改正する法律案の起草につきましては、去る七日の委員会において御報告申し上げたのでございますが、その後小委員会等において検討いたしました結果、若干追加補正いたしたい点がございますので、重ねて御報告申し上げます。  次にその要旨を御説明申し上げます。  まず第一点は、農林大臣か規制命令の制定もしくは改正あるいは指定機関の業務方法等の認可または指定機関に対する監督命令をしようとするときは、通商産業大臣の同意を得ることにいたした点であります。  第二点は、公正取引委員会との関係において、調整規定について、十日前までに農林大臣に届け出ることになってい……

第26回国会 農林水産委員会 第45号(1957/05/18、27期、自由民主党)

○鈴木(善)委員 漁業共済制度の問題につきまして農林大臣にお尋ねしておきたいと思います。政府におきましては昭和三十二年度に予算措置を講ぜられまして、沿岸全漁民が長年要望しております漁業共済につきまして、試験的に今年から実施をされるということを言明なさっておるわけでありますが、その試験実施の構想をこの際お聞かせ願いたいと存じます。
【次の発言】 試験実施に関する大体の御構想を承わったわけでございますが、その際に関係漁民の間で心配しております点は、異常災害等が発生いたしまして、共済掛金の収入のワク内では保険金の支払いができないような事態が発生した場合には、試験的であっても非常に危険である、こういう……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 地方行政委員会 第1号(1958/06/19、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより地方行政委員会を開会いたします。  この際一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。今回はからずも私が地方行政委員長に就任をすることに相なりました。本委員会の使命にかんがみましてその職責はまことに重大でございますが、幸いに練達たんのうなる委員各位の御協力を賜わりまして、委員会の運営に大過なきを期したいと念願いたしております。何とぞ各位の御懇篤なる御指導と御協力を切にお願い申し上げる次第でございます。  簡単でございますが、委員長就任のごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの亀山孝一君の動議に御異議ありませんか。……

第29回国会 地方行政委員会 第2号(1958/06/20、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  この際、国務大臣青木正君及び自治政務次官黒金泰美君並びに自治事務次官小林與三次君から、それぞれ発言を求められております。順次これを許します。国務大臣青木正君。
【次の発言】 政務次官黒金泰美君。
【次の発言】 事務次官小林與三吹君。
【次の発言】 これより地方自治及び地方財政に関する件、警察に関する件並びに選挙に関する件について調査を進めます。  質疑の通告があります。順次これを許します。中井徳次郎君。
【次の発言】 北條秀一君。
【次の発言】 刑事局長が見えております。
【次の発言】 次会にぜひ出るようにいたします。  次会は公報をもってお知らせする……

第29回国会 地方行政委員会 第3号(1958/06/24、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方自治及び地方財政に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。纐纈彌三君。
【次の発言】 天野光晴君。
【次の発言】 次に警察に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。門司亮君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。    午後、零時四十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、連合審査会開会に関する件についてお諮りいたします。理事会の申し合せによりまして、文教委員会において審査中の市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案につきまして、同委員会と……

第29回国会 地方行政委員会 第4号(1958/06/26、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  警察に関する件につき調査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。天野光晴君。
【次の発言】 北條秀一君。
【次の発言】 ただいまの中井委員のお申し出につきましては、委員長において適当に取り計らうことにいたします。
【次の発言】 川村継義君。
【次の発言】 門司亮君。
【次の発言】 中井徳次君。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。     午後五時十一分散会

第29回国会 地方行政委員会 第5号(1958/07/01、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  去る六月二十七日本委員会に付託になりました中井徳次郎君外十名提出にかかる地方財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案を議題として、提出者より趣旨の説明を求めます。中井徳次郎君。
【次の発言】 これにて本案の趣旨説明は終りました。
【次の発言】 次に六月二十七日本委員会に付託になりました川村継義君外十名提出にかかる地方公務員法の一部を改正する法律案を議題として、提出者より趣旨の説明を求めます。川村継義君。
【次の発言】 これにて本案の趣旨御説明は終りました。
【次の発言】 次に、警察に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許……

第29回国会 地方行政委員会 第6号(1958/07/02、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方自治及び地方財政に関する件について調査を進めます。  この際お諮りいたします。本件について、委員外議員の小沢貞孝君より、質疑のため発言を求められております。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。小沢貞孝君。
【次の発言】 北山君。

第29回国会 地方行政委員会 第7号(1958/07/03、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方自治及び地方財政に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。川村継義君。
【次の発言】 亀山孝一君。
【次の発言】 ただいまの北條秀一君の御要望に対しましては、委員会の運営並びに審査に関する問題でございますから、理事会で慎重協議の上善処いたしたいと存じます。
【次の発言】 次に、請願の審査に入ります。  本日の請願日程全部を一括して議題といたします。お諮りいたします各請願の取扱いにつきまして理事会において慎重に協議いたしました結果に従いまして、日程第五、第六及び第九ないし第一九の各請願は、いずれも採択の上内閣に送付す……

第29回国会 地方行政委員会 第8号(1958/07/08、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  まず請願の審査を行います。本日の請願日程に記載されております四件の請願を一括議題といたします。  お諮りいたします。各請願は、いずれも去る三日本委員会において採択の上、内閣に送付すべきものと議決した請願と同一趣旨の請願でありますから、先例によりまして、前の請願と同一の議決をしたものとみなすこととすることに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってそのように決しました。  ただいま議決いたしました各請願の委員会報告書の作成につきましては、先例によりまして委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

第29回国会 地方行政委員会 第9号(1958/07/09、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方自治及び地方財政に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。加賀田進君。
【次の発言】 門司亮君。
【次の発言】 体育局関係の方がお見えになっておりませんで、天城会計参事官と、安嶋財務課長の二人が見えておりますが……。
【次の発言】 困難だそうです。
【次の発言】 川村君。
【次の発言】 他に御発言はありませんか。――別に緊急に委員会を開会する必要のない限り、次会は八月十一日午前十時に開会することといたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後一時十九分散会

第29回国会 地方行政委員会 第10号(1958/08/11、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方自治及び地方財政に関する件並びに警察に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。川村継義君。
【次の発言】 北條秀一君。
【次の発言】 纐纈彌三君。
【次の発言】 門司亮君。
【次の発言】 別に緊急に委員会を開会する必要がない限り、次会は九月十日午前十時に開会することといたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後零時四十七分散会

第29回国会 地方行政委員会 第11号(1958/09/05、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。地方自治及び地方財政に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。津島文治君。
【次の発言】 中井徳次郎君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度とし、午後一時まで休憩いたします。     午後零時十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  警察に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。丹羽喬四郎君。
【次の発言】 阪上安太郎君。
【次の発言】 加藤精三君。
【次の発言】 門司亮君。
【次の発言】 中村高一君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。     午後六時……

第29回国会 地方行政委員会 第12号(1958/09/09、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方自治及び地方財政に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。北條秀一君。
【次の発言】 楯兼次郎君。
【次の発言】 細田義安君。
【次の発言】 阪上安太郎君。
【次の発言】 天野光晴君。
【次の発言】 太田一夫君。
【次の発言】 津島文治君。
【次の発言】 次に、警察に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますのでこれを許します。川村継義君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。     午後四時二十二分散会

第30回国会 地方行政委員会 第1号(1958/10/03、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  まず国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。衆議院規則第九十四条に定めるところによりまして、今国会中において、本委員会の所管に属する事項につき、国政に関する調査を実施いたしたいと存じます。すなわち、地方行政の実情を調査し、その健全なる発展に資する対策を樹立するため、地方自治、地方財政、警察及び消防に関する事項について国政調査を行うこととし、議長に対してその承認を求めたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってそのように決しました。  なお、国政調査承認要求書の作成並びに提出等の手続につきましては、……

第30回国会 地方行政委員会 第2号(1958/10/07、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  まず委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。今般の二十二号台風被害による地方財政に及ぼせる状況調査のため、委員を派遣いたしたいと存じます。これがため議長にその旨承認申請いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めましてそのように決しました。なお、派遣委員の数、その選定並びに派遣地及び期間、その他議長に対する承認申請の手続等につきましては、すべて委員長に御一任願っておきたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって、そのように決しました。

第30回国会 地方行政委員会 第3号(1958/10/16、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  まず理事の補欠選任に関する件についてお諮りいたします。委員異動に伴いまして理事が一名欠員となっております。この際、その補欠選任を行いたいと存じますが、これは先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは内田常雄君を理事に指名いたします。
【次の発言】 前会に引き続き、新市町村建設促進法の一部を改正する法律案を議題といたします。  これより質疑に入ります。質疑は通告順によってこれを許します。亀山孝一君。
【次の発言】 天野光晴君。

第30回国会 地方行政委員会 第4号(1958/10/17、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  前会に引き続き、新市町村建設促進法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を継続いたします。石田宥全君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。    午後、零時六分散会

第30回国会 地方行政委員会 第5号(1958/10/21、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  この際、議事進行について発言を求められておりますから、これを許します。中井徳次郎君。
【次の発言】 ただいまの中井委員の御発言につきまして、委員長から一音所信を申し述べて御了解を得たいと存じます。  委員会の運営につきましては、委員長の権限に基きまして、正常な運営をいたして参るわけでありますが、この円満な運営を期しまするために、できるだけ理事会を開きまして、両党の理事の御意見を徴しまして、その御意見のまとまりました線に沿うて、委員会の円満な正常な運営を期して参りたい、これが委員長の念願でございます。そこで昨日の理事会におきましては、ただいま中井理事から……

第30回国会 地方行政委員会 第6号(1958/10/23、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  前会に引き続き新市町村建設促進法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を継続いたします。安井吉典君。
【次の発言】 北條君に申し上げますが、あなたの持ち時間がありますから、関連質問は簡単に願います。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。  午後は一時四十分より再開いたします。     午後零時四十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  新市町村建設促進法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を継続いたします。太田一夫君。
【次の発言】 この際休憩し、本会議終了後再開することといたします。     午後二時四十一分休憩

第30回国会 地方行政委員会 第7号(1958/10/24、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  新市町村建設促進法の一部を改正する法律案を議題といたします。  これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次これを許します。中井徳次郎君。
【次の発言】 吉田重延君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  これより採決いたします。新市町村建設促進法の一部を改正する法律案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって本案は原案の通り可決いたしました。  この際お諮りいたします。ただいま議決いたしました本案に関する報告書の作成につきましては、前例によりまして委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。……

第30回国会 地方行政委員会 第8号(1958/10/27、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  前会に引き続き、警察官職務執行法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑を継続いたします。片山哲君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 山崎巖君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 この際、公聴会開会承認要求に関する件についてお諮りいたします。  警察官職務執行法の一部を改正する法律案は、一般的関心及び目的を有する重要な法律案でありますので、本案について学識経験者等から意見を聞くため、十一月……

第30回国会 地方行政委員会 第9号(1958/10/28、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  この際、連合審査会開会に関する件についてお諮りいたします。去る二十三日警察官職務執行法の一部を改正する法律案につきまして、法務委員会及び社会労働委員会から連合審査会開会の申し入れがありました。右両委員会の申し入れを受諾することとし、来たる三十一日午前十時より両委員会との連合審査会を開会するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 ただいまの中井君の御要求につきましては、後刻理事会を開きまして御相談の上善処いたしたいと存じます。  前会に引き続き、警察官職務執行法の一部を改正する法律案を議題……

第30回国会 地方行政委員会 第10号(1958/10/29、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  この際、内閣提出参議院送付にかかる風俗営業取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。まず提案理由の説明を求めます。青木国務大臣。
【次の発言】 門司君。
【次の発言】 暫時休憩いたします。     午前十時五十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいま青木国務大臣から行われました風俗営業取締法の一部を改正する法律案についての、提案理由説明の関係書類の取扱いに手違いがありましたが、今後はかかる間違いのないよう、政府及び庶務をつかさどる警察庁に対し、注意いたしておきます。このことは、青木国務大臣にも追って申し伝えます。  次……

第30回国会 地方行政委員会 第11号(1958/10/30、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  前会に引き続き、警察官職務執行法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑を続行いたします。内田常雄君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を継続いたします。阪上安太郎君。
【次の発言】 下平正一君。
【次の発言】 明三十一日は、本案について法務委員会及び社会労働委員会と連合審査会を開会することになっておりますので、念のため申し上げておきます。なお開会時刻は都合により午前十一時からといたしますから、御了承を願っておきます。  本日はこれにて散会いたします。     午後六時十五分散会

第31回国会 地方行政委員会 第1号(1958/12/16、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  まず理事の補欠選任に関する件についてお諮りいたします。  本日、理事内田常雄君の委員辞任に伴いまして理事が一名欠員となっております。その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によって委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって纈纐彌三君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。理事会の申し合せによりまして、衆議院規則第九十四条に定めるところにより、本会期中において、本委員会の所管に属する事項につき国政に関する調査を行いたいと存じます。すなわち地方行政の実情を……

第31回国会 地方行政委員会 第2号(1958/12/18、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  内閣提出にかかる昭和三十三年七月、八月及び九月の風水害により被害を受けた地方公共団体の起債の特例に関する法律案を議題とし、審査を進めます。  これより質疑に入ります。質疑の通告がありますから順次これを許します。渡海元三郎君。
【次の発言】 ただいま参議院で答弁中で、からだがあき次第こちらに見えることになっておりますから、御了承願います。
【次の発言】 久保田豊君。
【次の発言】 次会は明十九日午前十時より理事会、理事会散会後委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。     午後零時四十四分散会

第31回国会 地方行政委員会 第3号(1958/12/19、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  内閣提出にかかる風俗営業取締法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  これより質疑に入ります。質疑の通告がありますので順次これを許します。本島百合子君。
【次の発言】 門司君。
【次の発言】 天野光晴君。
【次の発言】 この際暫時休憩いたします。     午後零時五十一分休憩

第31回国会 地方行政委員会 第4号(1958/12/23、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  内閣提出にかかる昭和三十三年七月、八月及び九月の風水害により被害を受けた地方公共団体の起債の特例に関する法律案を議題として審査を進めます。  本案に対しましては他に御質疑もないようでありますので、これにて質疑を終局することといたします。  この際、本案に対し亀山孝一君外二十九名の本委員全員から修正案が提出されておりますので、提出者から趣旨の説明を求めます。亀山孝一君。
【次の発言】 これにて修正案の趣旨説明は終りました。  本修正案は予算を伴うものでありますから、国会法第五十七条の三の規定に基き、この際内閣の意見を聴取することといたします。自治政務次官……

第31回国会 地方行政委員会 第5号(1959/01/29、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。理事川村継義君及び中井徳次郎君から理事を辞任いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。  引き続き、ただいま辞任が決定いたしました理事二名の補欠選任を行いたいと存じますが、これは先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  それでは    安井 吉典君  阪上安太郎君を理事に指名いたします。

第31回国会 地方行政委員会 第6号(1959/01/30、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  風俗営業取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本日は、まず本案について参考人より意見を聴取することといたします。御出席の参考人はお手元に配付いたしました名簿の通りであります。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。風俗営業取締法の一部を改正する法律案は、御承知の通り近年の実情にかんがみまして、喫茶店、バーその他設備を設けて客に飲食させる営業で、客席における照度を暗くして営むもの及び他から見通すことが困難な狭い客席を設けて営むものを新たに本法の風俗営業に含ませることとし、また客席を設けて客に飲食をさせる営業で、その深夜における……

第31回国会 地方行政委員会 第7号(1959/02/03、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  風俗営業取締法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。  本案に対しましては、他に御質疑もないようでありますので、これにて質疑を終了することといたします。  この際、阪上安太郎君から、本案に対し附帯決議を付すべしとの動議が提出されておりますので、その趣旨弁明を聴取することにいたします。阪上安太郎君。
【次の発言】 ただいまの附帯決議案に関し、委員長より一言政府の所信をただしておきたいと存じます。
【次の発言】 次に、討論に入る順序でありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。  本案に賛成の諸君の起立を求めます。

第31回国会 地方行政委員会 第9号(1959/02/13、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  警察法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。  質疑に入ります。質疑の通告がありますので順次これを許します。阪上安太郎君。
【次の発言】 安井吉典君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。――別に御質疑もないようでありますから、本案に対する質疑はこれにて終局することといたします。  この際阪上安太郎君から、本案に対し附帯決議を付すべしとの動議が提出されておりますので、その趣旨弁明を聴取することといたします。阪上安太郎君。
【次の発言】 次に討論に入る順序でありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。本案に賛成の諸……

第31回国会 地方行政委員会 第10号(1959/02/17、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  去る十三日、本付託になりました市町村職員共済組合法の一部を改正する法律案を議題とし、政府より提案理由の説明を求めます。国務大臣青木正君。
【次の発言】 次に、去る十四日付託になりました公営企業金融公庫法の一部を改正する法律案を議題とし、政府より提案理由の説明を求めます。国務大臣青木正君。
【次の発言】 次に、地方税法等の一部を改正する法律案を議題とし、政府より提案理由の説明を求めます。国務大臣青木正君。
【次の発言】 これより奄美群島復興特別措置法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。  質疑の通告がありますので順次これを許します。保岡武久……

第31回国会 地方行政委員会 第11号(1959/02/18、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  消防組織法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。  質疑に入ります。質疑の通告がありますので順次これを許します。田中榮一君
【次の発言】 消防組織法の一部を改正する法律案の審査を一時中断をいたします。
【次の発言】 この際、警察官に協力援助した者の災害給付に関する法律の一部を改正する法律案起草の件について議事を進めます。  これにつきましては、先般来両党間において御協議が進められていたのでありますが、この際、その案文並びにその趣旨につきまして御説明を願うことといたします。纐纈彌三君。

第31回国会 地方行政委員会 第12号(1959/02/19、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  奄美群島復興特別措置法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。  本案につきましては他に御質疑もないようでありますから、本案に対する質疑はこれにて終局することといたします。  この際、保岡武久君から、本案に対し附帯決議を付すべしとの動議が提出されておりますので、その趣旨弁明を聴取することといたします。保岡武久君。
【次の発言】 次に討論に入る順序でありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。  本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は全会一致をもって原案の通り可決いたしました。次に附帯……

第31回国会 地方行政委員会 第13号(1959/02/25、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  公営企業金融公庫法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。  質疑に入ります。質疑の通告がありますのでこれを許します。渡海元三郎君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。――別に御質疑もないようでありますから、本案に対する質疑はこれにて終局することといたします。  次に討論に入る順序でありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。  本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は全会一致をもって原案の通り可決いたしました。  ただいま議決いたしました本案に関する委員会報告書の作成並びに提出……

第31回国会 地方行政委員会 第14号(1959/02/26、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  昨二十五日本付託になりました地方自治法の一部を改正する法律案を議題とし、政府より提案理由の説明を求めます。国務大臣青木正君。
【次の発言】 次に、国有提供施設等所在市町村助成交付金に関する法律の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。門司亮君。
【次の発言】 三浦管理課長がお見えになっております。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。――別に御質疑もないようでありますから、本案に対する質疑はこれにて終局することといたします。  この際、門司亮君より本案に対し附帯決議を付すべしとの動議が提出されて……

第31回国会 地方行政委員会 第15号(1959/02/27、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます、  地方自治法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。  本案につきましては大体御質疑もないようでありますから、本案に対する質疑はこれにて終局することといたします。  次に討論に入る順序でありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。  本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本案は全会一致をもって原案の通り可決いたしました。  ただいま議決いたしました本案に関する委員会報告書の作成並びに提出手続等につきまして、先例により委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

第31回国会 地方行政委員会 第16号(1959/03/03、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  昨日本委員会に付託になりました地方税法の一部を改正する法律案を議題とし、政府より提案理由の説明を求めます。自治政務次官黒金泰美君。
【次の発言】 次に本案について、政府当局より補足説明を聴取することといたします。金丸税務局長。
【次の発言】 次に、引き続き質疑に入ります。質疑の通告がありますので順次これを許します。佐野憲治君
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。     午後零時二十四分散会

第31回国会 地方行政委員会 第17号(1959/03/04、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案の三案を一括して議題として審査を進めます。  質疑の通告がありますので順次これを許します。北條秀一君。
【次の発言】 阪上安太郎君。
【次の発言】 地方税三法に関する残余の総括的質疑は、明日以降の委員会においてこれを行うことといたします。
【次の発言】 この際お諮りいたします。理事会の申し合せによりまして、目下審査中の地方税関係三法律案の審査のため、本委員会に小委員十一名よりなる地方税法等改正に関する小委員会を設置することとし、その小委員及び小委員長の……

第31回国会 地方行政委員会 第19号(1959/03/06、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたしますが、理事会の申し合せによりまして、地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案の三案につき、来たる九日に参考人より意見を聴取することとし、参考人の人選等につきましては委員長に御一任を願っておきたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってそのように決しました。
【次の発言】 これより地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案の三案を一括して議題とし、審査を進めます。 ……

第31回国会 地方行政委員会 第20号(1959/03/09、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案の三案を一括して議題といたします。  本日は、三案について参考人より意見を聴取することといたします。  ただいま御出席の参考人は、秋田県知事小畑勇二郎君、千葉県小見川町長山本力蔵君であります。なお熱海市長小松勇次君は間もなく御出席になるとのことであります。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  地方税関係三法律案につきましては、各界において一般的な関心を有せられる重要な法律案でありますので、目下委員会において審査を行いますると同時に、……

第31回国会 地方行政委員会 第21号(1959/03/11、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案の三案を一括して議題とし、審査を進めます。  質疑の通告がありますので順次これを許します。門司亮君。
【次の発言】 ただいま佐藤大蔵大臣が御出席になっておりますが、大蔵大臣は池の委員会からも出席を求められておりますので、本委員会には約一時間程度御在席になることになっておりますから、この点あらかじめお含みおきを願います。
【次の発言】 阪上安太郎君。
【次の発言】 渡海元三郎君。
【次の発言】 阪上安太郎君。

第31回国会 地方行政委員会 第22号(1959/03/12、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  消防法の一部を改正する法律案及び消防組織法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題とし審査を進めます。  両案に対し質疑の通告がありますので順次これを許します。纐纈彌三君。
【次の発言】 北條秀一君。
【次の発言】 門司亮君。
【次の発言】 中井徳次郎君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。     午後零時五十五分散会

第31回国会 地方行政委員会 第23号(1959/03/13、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案の三案を一括して議題とし、審査を進めます。  質疑の通告がありますので順次これを許します。太田一夫君。
【次の発言】 委員長から北條委員に申し上げておきますが、ただいま御質問がありました自治庁設置法の一部を改正する法律案の扱いでありますが、私も全く同感であります。つきましては、今後自治庁なり自治省というような地方行政の組織に関する問題等につきましても、たとい内閣委員会に付託になりましても、当委員会におきましても内容の説明等を政府から聴取するようにいたし……

第31回国会 地方行政委員会 第24号(1959/03/16、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案の三案を一括して議題とし、審査を進めます。  この際、地方税法等改正に関する小委員長より小委員会における審査の経過並びに結果について報告を聴取することといたします。渡海元三郎君。
【次の発言】 これにて小委員長の報告は終了いたしました。
【次の発言】 次に、去る十三日付託になりました地方財政の再建等のための公共事業に係る国庫負担等の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案を議題として、提出者より提案理由の説明を求めます。阪上安太郎君。

第31回国会 地方行政委員会 第25号(1959/03/18、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  今十八日付託になりました安井吉典君外十名提出にかかる地方交付税法の一部を改正する法律案を議題とし、提出者より提案理由の説明を求めます。阪上安太郎君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終りました。
【次の発言】 次に、内閣提出にかかる地方税法等の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案及び地方税法の一部を改正する法律案の三案を一括して議題といたします。  他に御質疑はありませんか。――別に御質議もないようでありますから、三案に対する質疑はこれにて終局することといたします。  この際、纐纈彌三君外十八名より地方税法等の一部を改正する法……

第31回国会 地方行政委員会 第26号(1959/03/19、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  消防組織法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。  他に御質疑はありませんか。――別に御質疑もないようでありますから、両案に対する質疑はこれにて終局することといたします。  この際、纐纈彌三君外二十九名の委員全員より自由民主党及び日本社会党両党共同提案にかかる消防組織法の一部を改正する法律案に対する修正案が提出されておりますので、その趣旨弁明を聴取することといたします。阪上安太郎君。
【次の発言】 これより討論に入る順序でありますが、特に討論の申し出もありませんので、直ちに採決に入ります。  消防組織法の一部を改正する法律案について採……

第31回国会 地方行政委員会 第27号(1959/03/24、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。 まず警察に関する件について調査を進めます。 この際警察庁長官並びに刑事局長より発言を求 められておりますので、順次これを許します。 柏村警察庁長官。
【次の発言】 質疑の通告がありますので順次これを許します。北條秀一君。
【次の発言】 太田一夫君。
【次の発言】 亀山孝一君。

第31回国会 地方行政委員会 第28号(1959/03/26、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。理事会の申し合せによりまして、小委員十一名よりなる青少年補導に関する小委員会を設置することとし、小委員及び小委員長の選任につきましては、先例によりましてその指名を委員長に御一任を願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは小委員に       飯塚 定輔君    亀山 孝一君       纐纈 彌三君    田中 榮一君       渡海元三郎君    丹羽喬四郎君       吉田 重延君    太田 一夫君       川村 継義君    阪上安太郎君       下平……

第31回国会 地方行政委員会 第29号(1959/04/02、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。去る三月二十六日設置いたしました青少年補導に関する小委員長及び小委員につきまして、委員の異動等に伴いその補欠選任を行う必要が生じました場合、そのつど委員会に諮ることなく、委員長において指名するよう御一任を願っておきたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  本日はこれにて散会いたします。     午前十時五十六分散会

第31回国会 地方行政委員会 第30号(1959/04/28、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  本日の請願日程全部を一括して議題として審査を進めます。  この際、請願審査小委員長の報告を聴取いたします。請願審査小委員長代理渡海元三郎君。
【次の発言】 お諮りいたします。各請願の取扱いにつきましては、小委員長の報告の通り、日程第四ないし第五八、第六〇ないし第六二、第六六ないし第一三五、第一三九ないし第一四四、第一四六ないし第一四九及び第一八二ないし第一八四の各請願は、いずれも採択の上内閣に送付すべきものとし、日程第五九、第一四五、第一六四ないし第一六九及び第一八一の各請願は、すでに本院において同一事項を内容とする法律案が議決されておりますので、いず……

第31回国会 地方行政委員会 第31号(1959/05/04、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより会議を開きます。  地方自治に関する件並びに警察に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますのでこれを許します。門司亮君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。     午後零時五分散会

第32回国会 地方行政委員会 第4号(1959/08/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木説明員 本年の三月三日に、お話のありましたように消防関係者、功労者の表彰伝達式並びに表彰式を日本消防協会の会館で行なったわけでありますが、前会にもお答え申し上げましたように、この消防会館を使いましたことは、同じ消防関係の団体の会館でございますし、また全国の消防関係者の寄付金をもってできたものでありまして、非常に消防には関係の深い会館でございますので、表彰式を挙行するのにちようどいい会場でございますので、これを使用したわけであります。ほかに別に意味があるわけでございませんし、またわれわれといたしましては、消防に一番関係の深い建物を使ったということで、当然のことと考えておったわけでございます……

第34回国会 地方行政委員会 第33号(1960/06/14、28期、自由民主党)

○鈴木(善)委員 きわめて簡単に御質問申し上げたいと存じます。今回の津波災害にあたりまして、政府におきましては、いち早く交付金の繰り上げ支給等の措置を講ぜられますと同時に、政府から進んで今回の起債に関する特別措置法を御提案になり、地方団体の財政措置に対して深甚の配慮をいただいておりますことにつきまして、深く敬意を表するものであります。  今回の特例法におきまして、政府では、伊勢湾台風と同じように今回の措置を講ぜられることに相なったわけでありますが、この第五条の中で、地方税あるいは使用料、手数料等の減収に伴う財源の補てん、さらに災害救助対策、伝染病予防対策、その他命令で定める災害対策に通常要する……

第35回国会 逓信委員会 第1号(1960/07/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 今回、池田内閣の誕生にあたりまして、郵政大臣の重職をお受けすることに相なった次第でございます。郵政行政につきましては全くのしろうとでございまして、今後委員会の諸先生の御指導と御協力をひとえにお願い申し上げたいと存ずる次第であります。  郵政行政は、国民生活に直結をしておりまする非常に大事な仕事が多いのでございまして、今後の国民生活の安定向上、また文化の進展に大きな役割を果たす行政でございますので、微力でありますけれども全力を尽くして仕事をして参りたい、このように考えております。どうかよろしくお願いいたします。(拍手)

第35回国会 逓信委員会 第3号(1960/08/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 今回人事院から一般公務員の給与改定につきまして勧告がございましたわけですが、政府といたしましては、勧告の御趣旨に沿うように努力をいたしたいということで、目下藤枝総務長官が中心になりまして、具体的な内容につきまして検討を進めておる段階でございます。いずれにいたしましても、今回の勧告によりまして、政府は一般公務員の給与改善をいたすことになるわけでありますが、従来郵政省関係におきまして電波関係の職員の待遇に隔たりがございまして、何とかこれを改善したいという事情にございましたわけでありますが、今回の勧告によりましてこの点が改善されますことを喜んでおり、かつその実現に努力をいたしたい、か……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 内閣委員会 第52号(1964/09/01、30期、会派情報なし)【政府役職】

○鈴木説明員 党首会談は、党と党でお話し合いの上で、会談をいつ開くか、どういうことでお話し合いをするか、こういうことを決定することに相なっておるわけであります。私は、自由民主党の執行部のほうから、この問題については遺憾ながら河上委員長とお会いする方針ではない、こういう連絡を受けまして、せっかくのあっせんをしたらどうかという御要望もございましたけれども、党の方針に従ってお断わりをしたような次第でございます。
【次の発言】 私は、成田書記長ともお目にかかっております。また、松井総務局長ともお目にかかっておりますが、この問題につきましては、社会党の代表の有力な方々としばしばお目にかかりまして、社会党……

第46回国会 予算委員会 第21号(1964/10/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木説明員 成田さんから、社会党を代表されまして、総理の病気につきまして心からなるお見舞いをちょうだいいたしましたことを、深く感謝をいたす次第であります。  政局に対する問題につきましては、総理の御意向も私伺っておりますので、官房長官からお答えをすることにいたしたいと思います。
【次の発言】 臨時国会の召集につきまして社会党から成規の手続によって御要求がございました。政府といたしましても、準備の整い次第できるだけ早く開催をいたしたい、このような考えでおります。
【次の発言】 ただいま大蔵大臣が中心になりまして補正予算の作成に当たっておるわけであります。財源の見通しその他をいま極力詰めて、関係……

第46回国会 予算委員会 第22号(1964/10/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木説明員 永末さんから、丁重な池田首相に対するお見舞いをちょうだいいたしましたことを厚く御礼を申し上げます。  ただいま、臨時国会を十一月の下句ごろに開催を予定をしておるという昨日の私の答弁に関連いたしまして、池田首相もそのように考えておるかというお尋ねでございますが、池田総理は、かねてから、臨時国会は準備ができ次第できるだけ早く開催したい、こういう考えを持っておりまして、私は、補正予算の編成、その他当面の重要案件の政府の準備等々から考慮いたしまして、十一月の下旬ころには臨時国会の召集ができる、こういうことを申し上げた次第でございます。

第48回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1965/04/06、30期、自由民主党)

○鈴木(善)議員 ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、その提案理由及びその内容の概略を御説明申し上げます。  御承知のとおり、昨年七月十日に公職選挙法の一部が改正され、衆議院選挙または参議院選挙につきましては、それぞれ次の総選挙または次の通常選挙から実施することとされたのでありましたが、これが制度面及び運用面についてさらに検討を加えました結果、さしあたり改正を行なうことが適当であると認められる事項を取りまとめ、公職選挙法の一部を改正する法律案として、今日提出することといたした次第であります。  以下、そのお……

第48回国会 社会労働委員会 第39号(1965/07/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 私は、さきの内閣改造に際しまして、はからずも厚生大臣の重責をになうことになりました。  近来の国民生活の向上、多様化は、厚生行政にも大きな影響を与え、新しい角度からの行政の検討を要請しているのでありますが、この結果、厚生行政にもさまざまの問題が生じておるのであります。  御承知のように、厚生行政は国民一人一人の毎日の生活に深く密着しており、そのいかんは国民福祉の向上に大きな影響を与えるものでありまして、厚生行政の当面する諸問題の解決については、非常な決意を持って当たる必要がございます。経済の水準が西欧諸国の域に達しようとしている現在、国民の福祉もまたこれに劣らず力強く前進する必……

第49回国会 社会労働委員会 第2号(1965/08/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました母子  保健法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  政府は、かねてより児童福祉行政の一環として妊産婦、乳幼児の保健指導等の母子保健対策を講ずることにより、その健康の保持増進につとめてまいったところでありますが、先進諸国に比べて、わが国の妊産婦死亡率はいまだに高率にとどまり、また、戦後著しく改善向上を見た乳幼児の死亡率、体位、栄養状態等についても、その地域格差が依然として縮小されない等、なお努力を要する課題が残されております。  このような状況にかんがみ、今後、母子保健の向上に関する対策を強力に推進してまいりますために、健全な児童の出生及……

第49回国会 社会労働委員会 第3号(1965/08/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま滝井さんから御指摘がありました健康診査の費用に対するところの国の補助額を三分の一から二分の一にすべきではないかという御指摘でございますが、私もこの問題につきましては最善を尽くして御趣旨に沿うように努力いたしたい、かように考えております。
【次の発言】 そのように努力したいと思います。
【次の発言】 母子保健法もできることでございますから、この問題につきましても前向きで検討いたしたい、かように存じます。
【次の発言】 審議会につきましては、先般閣議におきましても、できるだけ審議会あるいは調査会等を整理をしたい、こういう方針を確認いたしておるのでありますが、いま御指摘の審議……

第49回国会 社会労働委員会 第4号(1965/08/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 いまの滝井さんのお話の患者調査でございますが、これは、厚生省としては従来の方針と変わりがないのでございまして、実は役所のほうからそういうことを求めたり、指導したりしてはおりません。一部の保険組合のほうでやっていることではないか、こう思うのでありますが、今後十分連絡をとりまして、注意をしてまいりたいと考えております。
【次の発言】 保険医療の場合におきましては、いろいろと患者の人間関係、相互の信頼関係が、私は非常に大切である、これが基本である、こう考えておりまして、そういう心がまえで医療行政の正常化に、私は就任以来当たってきておるわけであります。この受診記録なるものは、実はいま初……

第49回国会 社会労働委員会 第5号(1965/09/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 小林さんの御質問でございますが、ただいま中央医療協に諮問をいたしておりまするのは、薬価の改定に伴って、引き下げに伴って出てまいります余裕分の三%を医師の技術料に振りかえる、こういうことについての諮問をいたしておるのでありまして、薬価を改定するということは、これは大臣の権限として実施してまいる所存でございます。  それから、お説のとおり、診療報酬と薬価基準の改定というものは密接な関連があるわけでありまして、そういうような関連を考えながら施策を進めてまいっておるのであります。
【次の発言】 診療報酬体系の適正化をはかるという問題は、いま各方面から検討もされ、また要請されておるところ……

第49回国会 予算委員会 第3号(1965/08/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 石炭鉱業労務者のために特別年金制度を創設する問題につきましては、昨年十二月の石炭鉱業調査団の答申にもございまして、政府といたしましては、石炭鉱業労働者の老後の生活の保障、また安定的な雇用の確保、こういうような観点から、労働省、通産省と連絡をとりながら検討を進めておるわけであります。これを社会保障の一環として取り扱うかどうか、また実施主体をどうするか、また財源の調達方式をどうするか、いろいろ重要な問題がございますので、慎重に検討を進めておる段階でございます。

第49回国会 予算委員会 第5号(1965/08/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 中央医療協につきましては、先般国会の御承認を得まして、公益委員の選任もなされる段階になってまいりました。私は、この国会が終わり次第、できるだけ早く、中央医療協を再開いたしたいと考えております。中央医療協の御意見につきましては、十分これを尊重いたしまして、今後の医療行政の円満な遂行に当たっていきたい、このように考えておるわけであります。
【次の発言】 再開されます中央医療協に対しましては、薬価基準の引き下げに伴いますところの診療報酬の余裕分を、これを技術料に振りかえるという案を御審議をわずらわしたい、かように考えております。

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第4号(1965/10/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 生活保護の問題でございますが、生活保護法におきましては、原則として外国人はその対象にならないのでございますが、現実に生活に困窮しております者につきましては、行政措置といたしまして、準じた処遇をいたしておるわけであります。現在外国人で生活保護を受けております者は、五万二千人ほどおります。国が支出をしておりますのは、三十六億円程度にのぼっておるのでございます。その大部分は朝鮮人でございますが、今回の協定によりまして永住許可を受けた韓国人は、合意議事録によりまして、従前のとおりの保護を受ける、こういうことに相なっておるわけであります。したがいまして、今後におきましての生活保護の取り扱……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第7号(1965/10/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ここにいいます国民とは、日本国民でございます。ただ、外国人でございましても、現実に生活の困窮しております者につきましては、行政措置として生活の保護を実施いたしております。
【次の発言】 約五万二千人でございまして、三十六億程度の経費を要しております。
【次の発言】 先ほど法務大臣がお答えしたとおりでございまして、まだはっきりしためどがついておりません。
【次の発言】 先ほど申し上げましたように、人道上の見地から行政措置として行ないますので、法の改正を要しないと考えております。
【次の発言】 特別な差異はございません。したがいまして、永住許可を与えられました韓国人以外の朝鮮人につ……

第51回国会 決算委員会 第25号(1966/05/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和三十九年度厚生省所管一般会計及び特別会計の決算の大要について、御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳出決算につきましては、予算現額四千百七十五億三千九百余万円に対しまして、支出済み歳出額は四千七十九億二千九百余万円、翌年度繰り越し額は三十三億九千百余万円、不用額は六十二億一千八百余万円で、決算を結了いたしました。  以上が一般会計決算の大要であります。  次に、特別会計の大要について申し上げますと、厚生省には五特別会計が設置されております。  まず、第一は、厚生保険特別会計の決算でありますが、健康、日雇健康、年金、業務、四勘定合わせまして申し上げますと、一般会計より百四……

第51回国会 産業公害対策特別委員会 第15号(1966/05/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 従来から、ばい煙の規制でありますとか、水質の汚濁の規制でありますとか、部分的な公害につきましては規制の措置等を講じてまいったところであります。しかしながら、近年における都市の過密化、それに伴う交通難、また生活環境等の面における公害の発生、さらに大気の汚染でありますとか、騒音でありますとか、震動でありますとか、社会経済的な大きな変化に伴いまして、いろいろな公害があらゆる面に大きな社会問題としてその解決を迫られておる、公害問題が重大な政治問題であり、社会問題に発展してきておる。こう思うわけでありまして、そのためには公害に対するところの国としての基本的な施策を確立する必要がある。特に……

第51回国会 社会労働委員会 第2号(1966/02/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 第五十一回国会における社会労働委員会の御審議に先立ち、この機会に厚生省所管行政に関し所信の一端を申し述べたいと存じます。  今日の経済、社会の情勢下におきましては、昨今の不況を克服し、経済の安定成長を確立して、国民生活の安定と向上をはかることが政府に課せられた最大の課題とされております。政府といたしましては、このような観点に立って昭和四十一年度の予算編成にあたり、画期的ともいうべき本格的公債政策の導入による財政規模の積極的拡大と大幅な減税の断行を行なうこととしているのでありますが、私は、このような政府の基本方針のもとに、国民の福祉を守る厚生大臣として、特に次の諸点に意を用いて行……

第51回国会 社会労働委員会 第4号(1966/02/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和四十一年度の予算は、前年度当初に比べまして、御承知のように一七・九%増の四兆三千億台の大型予算でございます。これは、いま吉村さんもお触れになりましたように、財政の積極的な発動によって、停滞しておる景気を回復しよう、不況を克服しようという大きな目的がそこにあると存じます。  そこで、この大型予算の中で重視されます点は、公共投資をはじめ社会資本の充実ということ、それからさらに大幅な減税を行なう。そして企業に蓄積をさせ、また国民にゆとりを与える。そこから有効需要を喚起いたしまして景気の回復に資そう。さらにもう一つの柱は、減税の利益に浴しないところの低所得の階層に重点を置きました社……

第51回国会 社会労働委員会 第8号(1966/03/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案について、その提案理由を御説明申し上げます。  政府管掌健康保険、船員保険等の医療保険につきましては、近年受診率の上昇、給付内容の改善等により、多額の赤字を生じ、保険財政はきわめて逼迫した事態に立ち至っております。  政府は、このような事態に対処すべく健康保険制度等の改正案要綱を策定し、社会保障制度審議会及び社会保険審議会に諮問したのでありますが、両審議会からは、保険財政が逼迫している現状にかんがみ、とりあえず応急対策として保険料の改定及び国庫負担の増額を行なうべきであるとの答申を受けたのであります。政府といたしましては……

第51回国会 社会労働委員会 第9号(1966/03/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま滝井さんからお尋ねがありましたように、現在、医療保険制度には幾つかの改善、改革を必要とする問題があると考えておるわけであります。その一つは、現在実施されております各種の医療保険制度があるわけでございますが、その各制度間におきまして、給付の内容におきましても、また被保険者の負担の面からいたしましても非常な格差がそこにある、アンバランスがあるのでございます。どうしても、国民に適正な医療の給付を与え、また負担の均衡をはかるという面からいたしまして、こういう各制度間のアンバランスはできるだけ早くこれを是正しなければならない、かように考えておるのであります。また一面、現在の診療報……

第51回国会 社会労働委員会 第10号(1966/03/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農薬、特に水銀を含みますところの農薬が、いま御指摘になりましたように、ドジョウであるとかあるいはホタルであるとか、あるいはフナとかコイとかいうようなそういう動物、あるいはそれを食べたコウノトリのような鳥類等が、水銀禍によりまして死んでいっておる、またその農薬を使っておりまするために、そのとれる米を常食としております日本人の人体に残留をする、それがだんだんわれわれの健康をむしばんでいる、そういうような危険にさらされておるという御警告は私どもも同様に心配をいたしておるところでありまして、その残留の量等につきまして、鋭意調査研究を進めておるところでございます。また、そういうような特定……

第51回国会 社会労働委員会 第12号(1966/03/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 長谷川さんがただいま御指摘になりましたように、政治の究極の理想は、国民の健康を守り、そして文化的で健康で豊かな生活ができるように、福祉国家の建設を目ざして、あらゆる施策を推進するということでなければならぬと私は考えるのであります。政府におきましては、戦後、経済の目ざましい発展が国民の皆さんの御協力によってできたと思うのでありますが、この経済発展に即応して社会開発というものが推進をされなければならない。この経済の開発と社会開発というものが車の両輪のごとく進められて、初めてしあわせな国民生活を確保し、安定が期せられ、また、そういう基盤の上に立って国民の健康が増進され、生命も延びる。……

第51回国会 社会労働委員会 第13号(1966/03/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 保険三法の改正案をこのたび国会に提案をし、御審議を願うことになりましたのは、御承知のように、近年医療費が増高を来たしまして、急速に保険財政が悪化をいたしてまいっております。その理由といたしましては、すでに御承知のように、受診率が急激に上昇をみております。また、医学、医術の進歩に伴いまして、医療給付の内容も向上をいたしておる。こういうよらないろいろな理由等がございまして、最近保険財政がきわめて困難な状況に相なっておるのでございます。そこで、神田厚生大臣の時代に、その対策につきまして社会保障制度審議会、社会保険審議会に諮問をいたしたのでございます。その諮問案はすでに御承知のように、……

第51回国会 社会労働委員会 第15号(1966/03/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 政府管掌の健康保険、また船員保険、日雇い健保、これらの医療保険が、近年医療費の増高によりまして、急速に保険財政が悪化を見ておるわけであります。その原因といたしましては、受診率が非常に上昇したということ、また医学医術の進歩によりまして給付の内容が向上したということ、いろいろ原因があるわけでありまして、消費者米価等のように内容は変わらないのに価格が上がる、こういうようなものとは性質が違いまして、受診率が上昇したり給付内容が向上したり、こういう実質が非常によくなっておりますので、したがいまして医療費が増高してきておる、これが医療保険の赤字の原因になっておるのであります。  そこで、私……

第51回国会 社会労働委員会 第16号(1966/03/31、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 今回国会に提案をし、御審議をお願い申し上げております保険三法の改正案につきましては、政府といたしまして、御諮問をいたしました社会保険審議会並びに社会保障制度審議会の御答申並びに御意見を十分そしゃく玩味いたしまして、その御趣旨を体して今回の改正案を決定いたした次第でございます。  八木さんが御指摘になりますように、多少の御不満はあろうかと思うのでありますけれども、政府といたしましても、この両審議会の御意見また御答申の趣旨につきましては、私としても最善の努力を払い、その精神を体しまして努力をいたしたところでございます。  すでに御承知のように、神田大臣当時両審議会に諮問いたしました……

第51回国会 社会労働委員会 第18号(1966/04/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 わが国の社会保障の充実の問題につきましては、政府は経済の発展と見合いながらその充実に努力をしてまいったところでございます。戦後わが国は敗戦の中から立ち上がり、また、戦禍を受けた中から経済の発展、民生の向上という建設をしながら、一面において社会保障の充実をはからなければならないという立場にあったわけであります。西欧諸国がすでに長年にわたる社会資本の蓄積の上に立って社会保障に大部分の国費を投入できるという状態と、わが国の戦後の事情というものははなはだしく条件を異にしておりますことは辻原さんの十分御理解の点でございます。一方において住宅の建設あるいは道路、港湾あるいは鉄道等の整備、そ……

第51回国会 社会労働委員会 第19号(1966/04/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 国民の健康を守ってまいりますためには、疾病が発生をいたしましてからこれを治療するということでは不十分でありまして、私どもは病気にかからないように、さらに積極的に国民の健康の増進、体位の向上をはかるという、そういう面に力をいたすことがきわめて重要な施策であると考えておるのであります。そういう面からいたしまして、公衆衛生でありますとか、あるいは環境衛生の問題に従来から力を入れて、われわれの生活環境を整備する、生活環境をよくして疾病の起こらないようにする、こういうところに力をいたしてまいったのであります。また老人でありますとかあるいは妊産婦、乳幼児等の方々に対しましては、特に健康管理……

第51回国会 社会労働委員会 第22号(1966/04/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 社会保障全般につきましでも、また医療保険の問題につきましても、ただいま大原さんのお述べになりましたように、長期的な計画に基づいてこれを前進さしていかなければならない、このことは私も全く同感でございまして、さような観点から、先般も申し上げましたように、わが国の社会保障につきましても、新しい経済計画と見合った長期の社会保障の計画を確立しなければならない。また、医療保険の制度につきましても、国民皆保険のもとにおきまして、各制度の間に不均衡やアンバランスがあってはいけない。被保険者の負担の面におきましても、また給付の内容におきましても、また財政の面におきましても、今日のように非常にそこ……

第51回国会 社会労働委員会 第24号(1966/04/20、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました国民健康保険法の一部を改正する法律案について、その提案理由を御説明申し上げます。  国民健康保険につきましては、保険給付の内容を改善して被保険者負担の軽減をはかるとともに、その財政に対する国の援助を強化することが当面の急務と考えるのであります。このため、昭和三十八年度から世帯主の療養給付率を七割に引き上げ、これに引き続き世帯主以外の被保険者についても、昭和三十九年度から四カ年の年次計画をもって逐次その療養給付率を七割に引き上げる措置を推進しているところであります。また、七割給付を実施した市町村に対しては、特別の補助金を交付するなど必要な財政援助を行なって……

第51回国会 社会労働委員会 第25号(1966/04/21、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま河野委員から御指摘がございました岩手県立の南光病院、精神病院でございますが、そこでてんかんの患者が入院治療中に死亡した事件をめぐりまして、いろいろの批判があるようであります。また、問題にされておる点があるようでありますので、私は岩手県に帰りました際に、この事件につきまして記者諸君から御質問がありました。非常な重要な問題として、私もさっそく事務当局に命じまして、詳細な調査をしてもらったわけであります。四月十一日に岩手県の厚生部長からその調査の結果の報告がございましたので、その内容をまず事務当局から御報告をさせたいと思います。

第51回国会 社会労働委員会 第26号(1966/04/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 医療にあたりまして、私は医師の立場を尊重する。現在の診療報酬体系は、この医師の技術という面におきまして十分これが正しく適正に評価されているかどうか、こういう面になりますと必ずしもその点が十分でない。物と技術が紛淆したり、また医師の技術について画一的な評価がなされたり、そういう面につきましては、相当医師の方々の中にも御不満があるのではないか。また、医学技術が日進月歩の勢いで進んでまいるわけでありますが、その間において、この医師の技術というものが、正しく適正に評価されていくことがわが国の医療の確保をはかる上から大切な問題である、私はこのように考えておるのであります。したがいまして、……

第51回国会 社会労働委員会 第28号(1966/04/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和四十年度の国民保険税あるいは保険料の平均の値上げ率は、ただいま御説明申し上げましたように三五%程度の値上げをいたしておるのでありますが、これを分析してみますと、おおむね他の市町村に比べまして保険料率が低かった市町村、こういう市町村が昨年度多くの値上げをいたしておるのであります。つまり保険料の平準化が行なわれた結果であろうと思うのであります。昭和四十一年度におきましては、そういうような経過を経ております関係もありまして、一三%程度の保険料率の値上がりということに落ちつきつつあるのであります。これは、一面、もうこれ以上保険料の増徴ができないという傾向の頭打ちの結果でもあるという……

第51回国会 社会労働委員会 第29号(1966/04/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました国民年金法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  国民年金制度は昭和三十四年に創設され、同年十一月から福祉年金の支給を開始し、昭和三十六年から本制度の中心である拠出制年金の実施に入り、現在では被保険者数約二千万人、拠出年金受給者約六万人、福祉年金受給者約三百万人を擁する規模に成長しており、被用者を対象とする厚生年金保険と相並んでわが国公的年金の二大支柱を形成する制度であります。しかしながら、現行の体系につきましては、昭和三十六年及び昭和三十七年の両年にわたって拠出制年金の実施を軌道に乗せるための改正が行なわれた後は、逐……

第51回国会 社会労働委員会 第30号(1966/05/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 国民年金の制度は、厚生年金の制度とともに所得保障の大きな柱でございます。そこで、政府といたしましても、今日まで、国民年金法の改正につきましてしばしばその努力を重ねてまいったのでありますが、今回は、いまお話がありましたように初めての再計算期の時期でございますので、かねて昭和三十七年に社会保障制度審議会から、社会保障に関する総合調整、また今後の社会保障制度の充実に関する勧告等も出ております。そういう趣旨を、できるだけこれを尊重し、制度の改善にあたってその趣旨を生かしたい、こういう立場に立ちまして今回の改正案を作成いたした次第でございます。  そこで、私は、この国民年金の制度は、国民……

第51回国会 社会労働委員会 第31号(1966/05/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 この年金制度におきまするスライド制の問題は、国民年金だけでなしに各種の年金制度全体に関しまする重要な問題である、こう考えるわけであります。その年金制度が長期にわたる積み立て金の上に給付が行なわれる、二十五年後における所得保障、こういう意味合いからいたしまして、その給付の時点におけるところの生活水準また貨幣価値、物価あるいは賃金、そういう諸般の情勢の変化が考慮され、その時点における給付の実質的な内容が確保されなければならぬと、こう考えるわけであります。私は、竹内さんの御指摘のように、物価という文字をここに明示してもそれはちっとも差しつかえない、けっこうだ、こう思うのでありますけれ……

第51回国会 社会労働委員会 第33号(1966/05/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 重症心身障害児あるいは重度の精薄児、また重度の肢体不自由児、こういう気の毒なお子さん方の療育の問題、これはただにその子供さんだけの問題ではなしに、そういうお子さんを持つ御家庭をそういう療育の重荷からできるだけ解放してあげる、そういう意味合いでこの問題がきわめて重要な社会問題でもある、こういう伊藤さんの御意見は全くそのとおりでございます。私どももそういう認識に立ちまして、この重症心身障害児はじめ精薄児なり肢体不自由児なりの収容施設をできるだけ整備する、こういう考えでおるわけでございます。  昭和四十一年度に重症心身障害児の収容施設を全国で十一カ所、五百二十ベッドを国立で整備すると……

第51回国会 社会労働委員会 第34号(1966/05/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 今回の改正によりますと、夫婦一万円年金を実現し、そういう給付を保証するというためには、保険料としては四百円程度の値上げを必要とするわけでございますが、被保険者の負担能力その他を勘案いたしまして、今回は百円程度の引き上げにとどめたわけであります。つまり修正積み立て方式をとっていくことが適当である、このように考えた次第でございます。しかし、これは今後の国民所得あるいは生活水準の向上なり、諸般の事情を勘案して保険料の完全積み立て方式ができるような方向で、五年ごとの再計算期もあるわけでありますから、やってまいる所存でございますが、いま申し上げましたところの五十年後の積み立て金というのは……

第51回国会 社会労働委員会 第37号(1966/05/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま外務省のほうから御説明がありましたように、確かに、各省に比べまして、厚生省の海外駐在員の数は少ないのであります。私は、この海外の駐在員が少ないことが、必ずしも厚生省に人材が集まらないという直接の原因にはならないと思います。現に厚生省には相当優秀な人材がたくさん集まっておるのであります。ただ、別な意味におきまして、滝井さんのおっしゃることにつきまして私も同感であります。と申しますことは、ILOの関係等からいたしましても、ただに労働問題、労働条件等の国際的な条約あるいは国際的な協調、こういうことだけでなしに、社会保障、人類の福祉に関する問題等の非常に重要な問題がILOで討議……

第51回国会 社会労働委員会 第38号(1966/05/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま長谷川さんの御指摘になりました内科疾患の相当重い、また、介護を要する子供たちに対して適用すべきだというお説は、私ごもっともだと、こう思うのでありますが、実はそういう子供さんたちの実態調査がまだ進んでおりません。十分な把握ができておりません関係で、今回はとりあえず、従来重度精神障害児だけでありましたものを肢体不自由児並びに重症心身障害児に範囲を広げた、こういうことでありまして、今後は、御指摘のような内科疾患の子供さん等につきましても、実態調査をいたしました上で十分検討いたしたい、前向きで検討したい、こう考えております。

第51回国会 社会労働委員会 第39号(1966/05/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 まず、国民年金法改正の修正案に対する政府の意見を申し述べたいと存じます。  配偶者所得制限に関する修正案につきましては、院議として決定される以上、政府としてはやむを得ないものと認める次第であります。  次に、重度精神薄弱児扶養手当法の一部を改正する法律案の修正案、つまり手当額に関する修正案につきましては、院議として決定される以上、政府としてはやむを得ないものと認める次第であります。
【次の発言】 ただいまそれぞれの法案に対しまして附帯決議を議決していただいたわけでありますが、その附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重して実現に努力いたしたいと考える次第であります。  特に……

第51回国会 社会労働委員会 第41号(1966/06/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  戦傷病者、未帰還者留守家族及び戦没者等の遺族に対しましては、戦傷病者戦没者遺族等援護法、未帰還者留守家族等援護法、戦傷病者特別援護法、戦没者等の妻に対する特別給付金支給法、さらに昨年制定されました戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法等により各般にわたる援護の措置が講ぜられてきたところでありますが、今般さらにこれらの援護措置の一段の改善をはかることといたし、この法律案を提案することといたした次第であります。  次に、この法律案の概要について御説明いたし……

第51回国会 社会労働委員会 第42号(1966/06/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 戦傷病者、戦没者遺族の援護につきましては、いま河野さんからもお話がありましたように、政府といたしましても逐年その改善に努力してまいったところでございます。今回また遺族援護法等を改正いたしますと同時に、準軍属の処遇の改善、遺族範囲の拡大、遺族年金等のベースアップの繰り上げ実施、特別弔慰金の支給範囲の拡大等の措置を講じますと同時に、特別に今回立法措置を講じまして、そして戦傷病者の妻等に対しまして特別給付金を交付をする、こういうような措置も講じようといたしておるのであります。私どもは、今回の改正によりまして長年の懸案事項が解決し、大幅に前進するものである、このように確信をいたしておる……

第51回国会 社会労働委員会 第44号(1966/06/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 太平洋諸地域におきますところの遺骨の収集の問題につきましては、政府におきましては一通り今日までこれを行なってまいったところでございます。しかしながら、御承知のように非常に広範な地域でもございますし、わずかの日数と限られた範囲と人数で行ないました事情等からいたしまして、十分な収集等ができていないというようなことは御指摘のとおりであるわけでございます。したがいまして、今後におきましても政府といたしましては、特に大きな部隊が犠牲になりました島々等に対しましては、重点的に、また、情報等的確に入りました地区につきましては、今後におきましても引き続いて遺骨の収集、また慰霊等につきまして政府……

第51回国会 社会労働委員会 第45号(1966/06/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 先ほど来伊藤委員及びただいま河野委員からもお話があったわけでございますが、援護法の事務の執行にあたりましては、やはり遺族の方々の気持ちを十分理解をし、その気持ちになってこの援護法の運用をしてまいる、このことが、私は援護法の精神を生かす一番大切な問題ではなかろうか、こう思うわけでございます。しかしながら、終戦後だいぶ年月も経過をいたしておるわけでありまして、証明すべき資料等もなかなか調査には時間を要する、非常にむずかしい困難な審査が必要である、こういうこともまた一面にあるわけでございます。ただいま河野さんからお話がありました公務性の認定の問題につきましても、当時、戦時中のいろいろ……

第51回国会 社会労働委員会 第48号(1966/06/21、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議決されました附帯決議につきましては、政府といたしまして、その御趣旨に沿って努力いたしたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました性病予防法の一部を改正する法律案についてその提案の理由を御説明申し上げます。  近年各地において早期顕症梅毒の増加が報告され、特に若年層に多発の傾向が見られ、性病の流行は新たな様相を示しつつあります。  従来この疾病の特殊性から予防対策の推進は困難な面がありましたが、このような趨勢にかんがみまして性病予防対策の改善強化をはかるため性病予防法の一部を改正し、性病撲滅の推進を期そうとするものであります。  改正の第一点は、医師が性病に……

第51回国会 社会労働委員会 第49号(1966/06/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 性病の蔓延傾向につきましては、御承知のように、昭和二十三年をピークにいたしまして漸次減少してまいったのであります。しかるところ、昭和三十七、八年ごろから急激に性病の蔓延傾向が顕著になってきた。特に若年層におけるところの早期顕症梅毒の蔓延というような非常に憂慮にたえない事態が近年出てまいりましたので、私ども、これに対する対策を、今回性病予防法の改正を通じまして強化いたしたい、かように考えておるのであります。  河野さんから、性病に対して政府が今日まで比較的力を抜いておったのではないかという御指摘でありますが、確かに、昭和二十三年ごろをピークとして漸次減ってまいりました関係もありま……

第51回国会 社会労働委員会 第50号(1966/06/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 近年における経済の高度成長、これは国民生活水準の向上、国民所得の増大、これに伴うところの賃金所得その他の雇用の面の改善、いろいろ高度成長の影響によりまして国民生活全般に相当のいい影響を与えておる、また、欧米先進国等の近代国家の方向に日本の経済、社会が前進をした、こういうことがいわれると思うのであります。と同時に、それに伴いまして、御指摘のありましたように都市に対する過密化の傾向、それによるところの交通難あるいは公害の問題、環境衛生面の悪化の傾向、こういうものは必然的にそれに伴って起こってきた現象でございます。私どもは、そういう面につきましては、これを客観的に正確にとらえまして、……

第51回国会 大蔵委員会 第29号(1966/04/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 横山さんも御承知のとおり、環境衛生営業に従事しております業者並びに従業員は約千四百万人に及んでおります。このうち、従業員四人以下を使っております零細な環境衛生企業が七〇%から八〇%を占めておる。しかも、この環境衛生営業が近年公共料金の問題とともにサービス料金の上昇を相当来たしておる。これは国民生活に非常に密着した仕事であり、生産性の向上を、いまのままではどうしても期し得ない。賃金等も相当上がってきております。非常に経営が苦しくなっておる。そこで、私ども厚生省の環境衛生行政といたしまして、どうしても近代化と協業化を大いに促進をしなければいかぬ、こう考えておるのでありますが、これに……

第51回国会 大蔵委員会 第48号(1966/06/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 採暖費につきましては、医療費の中に、不十分ではございますけれども含まれて算定されておるわけでございます。ただ、北海道につきましては、寒さが特にきびしいというようなことで、その上積みといたしまして、療養担当手当という制度におきまして暖房費が上積みされておりますことは御指摘のとおりでございます。一面におきまして、地域差を撤廃するということが、制度を改善いたします際に強く指摘をされまして、そういう方向で地域差の撤廃ということがなされておるのでありますが、これだけが一つの例外というような取り扱いに相なっておるわけであります。しかし、堀さん御指摘のとおり、わが国の気候条件等からいたしまし……

第51回国会 内閣委員会 第5号(1966/02/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  改正の第一点は、国立病院に衛生検査技師養成所を付置することができることとすることであります。  近年、医療内容の向上に伴い、臨床検査業務の重要性が著しく増大してまいりましたが、衛生検査技師は、看護婦その他の医療関係者と同様、全国的に不足している状況にあり、その養成をはかることが目下の急務とされております。  国立病院及び国立療養所におきましては、従来から医療関係者の不足に対処するため、看護婦等の養成所を付置してその養成に光たってまいりましたが、このたび、衛生検査技師につき……

第51回国会 内閣委員会 第18号(1966/03/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 生活保護の問題につきましては、特に生活に困窮されております方々の生活の実態、これを十分調査把握をいたしまして、適正に運用するようにということを、厚生省としても指導いたしておるのであります。また、保護基準の改訂につきましては、これが社会保障の大きな柱の一つでございますので、生活保護基準の引き上げ改善ということにつきましては、特に留意をいたしてまいったところでございます。  そこで、いま米内山さんから具体的な事例をあげられましての御質問でありますが、御指摘のとおり、妙川よしさんの御家庭は、非常に生活がお気の毒な事情にございまして、昭和三十六年の三月から三十九年の十二月まで生活扶助を……

第51回国会 内閣委員会 第20号(1966/03/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 精神あるいは身体の障害を持っておる子供たち、またそういう障害者の方々、こういう方々は、いわば社会の谷間に不幸な生活を送っていかなければならぬというお気の毒な事情にある方々でございますので、政府といたしましては、特にこれらの方々に対する特殊の施策また医療の対策ということにつきましては、重点を置いて今後やってまいる所存でございます。今回重症心身障害児のために、全国に十一カ所五百二十ベッドの国立の収容施設をつくりましたのも、また今後テストケースとして国立のコロニーを建設しようといたしておりますのも、そういう気持ちから私ども具体的に施策の上に具現をしよう、こういうことでございます。また……

第51回国会 文教委員会 第18号(1966/04/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 国民の健康と生命を守る重要な職責にあります医師が、あのようなわれわれが想像もつかないような事件を起こしまして、医師に対する一般国民の信頼感を大きく失わした、動揺さしたという今回の事件は、私どもも非常にこのことを重大視し、またこの事件の中からいろいろの反省すべき問題点を実は検討いたしておるのでございます。  まず第一の問題といたしまして、無給医局員という存在、その制度と申しますか、このことにつきまして根本的な検討を加える必要があるのではないか。現在全国に八千人ほど無給医局員がおり、そのうち四千人は常時教授等の指導のもとに一切の診療行為にも従事をし、かたわら研究をしておる。他の半数……

第51回国会 予算委員会 第2号(1965/12/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 医薬品の価格につきましては、近年におきまして製薬業界の設備の増強あるいは合理化、自由化等の関係もございまして、相当価格の値下りを見ております。健康保険、医療保険に採用いたしますところの薬品につきましては、三十五年以来いろいろな事情で薬価基準の改定ができなかったわけでございますが、先般この薬価の実勢に応じまして十一月一日、さらに十二月の一日と、二度にわたりまして、総医療費の四・五%でありますから、約四百五十億の薬価の引き下げをいたしたわけであります。今後も実勢薬価に応じまして、薬価基準の改定をやってまいる所存であります。

第51回国会 予算委員会 第3号(1965/12/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 二十八円だと思います。
【次の発言】 政府管掌の健康保険が、ただいま政府で保険三法の改正を考えておるわけでありますが、そのとおりに国会の御承認を得ました場合におきましては、標準報酬の上限引き上げ、これで百三十八億、保険料率の引き上げ、これで二百九十億、計四百二十八億。それから国保のほうにつきましては、市町村団体がやってまいりますので推計になりますが、百五十億程度でございます。それから国民年金につきましては、四十二年の一月一日から実施をするという考えでおりますので、四十西億ということになります。

第51回国会 予算委員会 第4号(1965/12/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 生活保護基準の引き上げにつきましては、国民の最低の生活を保障するという観点からいたしまして、私どもこれを非常に重視いたしておるわけであります。今回の補正予算におきまして、明年一月一日から消費者米価が上がることを予定いたしまして、三億一千二百万円の補正をいたしました。  なお、昭和四十一年度の生活保護基準の問題でございますが、この問題につきましては、明年度の経済見通し、あるいは物価の動向、その他経済指標をただいま整理いたしておりまして、十分そういう点を検討いたしまして、一般の国民の生活水準に見合って保護基準を改善いたしたい、かように考えております。  なお、ただいまお話がございま……

第51回国会 予算委員会 第8号(1966/02/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 色素や防腐剤の使用が人間の健康に有害である場合が多い、こういうものはできるだけ使わないように、できれば全廃すべきではないかという御意見でございますが、永井さん御指摘のとおり、私どももこの色素や防腐剤の使用につきましては、厳密な許容量規制をいたすようにいたしておりまして、その弊害をできるだけなくするように努力を払っておりますし、現に色素につきましては、昨年度におきましても赤色色素を使用禁止をいたしますとか、いろいろの配慮をいたしております。今後におきましては、永井さんの御意見の方向で政府も考えていきたいと考えます。

第51回国会 予算委員会 第10号(1966/02/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 国民の栄養の確保、これは国民の健康と体位の向上の上からきわめて大切な問題でございます。戦後わが国の食糧事情、栄養関係の改善によりまして、逐次食生活も向上し、国民体位も向上しておりますことは御承知のとおりであります。しかし、まだ欧米先進国に比べまして見劣りのありますことは御指摘のとおりでございまして、今後はさらに栄養の問題につきまして努力をしてまいる所存でございます。  さらに、農村の社会保障の問題についてでございますが、御承知のようにわが国は、国民皆年金のもとにおきまして所得保障をやっております。また、国民皆保険のもとに医療保障をやっておる。この医療保障と所得保障が社会保障の二……

第51回国会 予算委員会 第11号(1966/02/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま総理からもお答えがございましたが、皆保険下におきましては、この医薬品の国民生活に与える影響はきわめて大きいものがございます。私どもはそういう観点から、薬剤につきましては生産、販売、流通の各過程を通じまして、できるだけその合理化を促進いたしまして、そして良質で廉価な医薬品が国民に提供されるように、国民の保健衛生の上に寄与するように、そういう観点で製薬業者、あるいは薬品の販売業者等を指導しておるのであります。特に大原さんからしばしば御指摘がございましたところの薬につきましての誇大広告、そういう誇大な広告宣伝のために多額の経費をかける、それが薬剤の価格の上にまたはね返ってくる……

第51回国会 予算委員会 第13号(1966/02/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 国民の健康を保持、増進する問題は、きわめて大切な問題であるわけでありますが、最近、公害問題でありますとか、あるいはまた生活環境がいろいろ変わってまいりまして、また、社会経済情勢の変化に伴いまして、疾病態様も変わってきております。さらにまた、こういう国民の健康を守るという観点からいたしまして、皆保険下における医療問題、医療保険制度の問題、それから人口構造の変化に伴う老人対策、いろいろ問題が提起されておるわけであります。 こういう問題を大局的な観点から論議をし、私は、総理大臣の私的諮問機関として、各界の権威者からこういう問題についていろいろ御意見を伺って、これを政府の施策の上に生か……

第51回国会 予算委員会 第15号(1966/02/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 サービス料金につきましては、公衆浴場料金につきましては、これは、御承知のように物価統制令で都道府県知事にその料金の許可をおまかせしてあるわけであります。都道府県知事は、その公衆浴場料金をきめます場合には、専門家の委員会の意見を十分徴しまして、適正にこれを決定するということになっております。  その他のサービス料金につきましては、制度的にこれを規制いたしておりません。しかし、政府といたしましては、できるだけこれを近代化なり合理化なりを通じて、サービス料金の値上がりを抑制するような方向で指導してまいる方針でございます。
【次の発言】 昨年私も総理と同行いたしまして、沖繩の実情、特に……

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/02/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 精神病者、精神障害者の保護の問題につきましては、医療方面の行き届いた措置が必要でありますと同時に、御指摘のように、社会全般がこのような患者に対しまして十分あたたかい目をもってこれを保護していくということが必要であると、このように考えておりまして、昨年六月の精神衛生法の改正におきましても、そういう観点で、在宅の療養の指導でありますとか、あるいは通報体制の整備でございますとか、あるいはまた通院にあたっての公費負担制度を創設する等、できるだけあたたかい配慮をもってこういう精神障害者の保護に当たるべきであるということでやっておる次第であります。

第51回国会 予算委員会 第19号(1966/02/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 先ほど八木さんがお話しになりましたように、国民は憲法の前にあくまで平等でなければならぬわけでありまして、基本的人権の尊重をはじめ、私どもはこの同和問題が、憲法で保障された諸権利が往々にしてゆがめられておる、十分に尊重されていないというようなところに同和問題の重大性があると、こういうぐあいに認識をいたしておるわけでありまして、この問題の解決にあたりましては、国務大臣として最善の努力を払ってまいる考えでございます。  なお、厚生行政を担当するものといたしましては、環境施設の整備でありますとか、あるいは社会福祉施設、特に生活の最低を保障される権利があるわけでありますから、生活の保障の……

第51回国会 予算委員会 第20号(1966/03/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 環境衛生営業に対する金融措置につきましては、ただいま八木さんがお述べになりましたように、環境衛生営業関係の企業者並びに従業員は全国で千三百万人にも及んでおります。しかも従業員を数名しか使っていないような零細企業がその八割以上を占めておる、こういう企業基盤の脆弱な、恵まれない営業でございます。しかるに、一面におきまして、その営業は、国民の日常生活にきわめて関係の深い公衆浴場でありますとか、あるいは理容、美容、クリーニング業あるいは飲食業等々、きわめて重要な企業である。特に最近公共料金の問題とともにサービス料金を適正に押えなければいけない、こういう要請もございまして、どうしてもこの……

第51回国会 予算委員会 第22号(1966/03/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 先般当委員会において滝井議員より御質問のありました社会保険診療報酬支払基金の運営に関する諸問題につきましては、長い間関係諸団体の了解の上、円滑に運営されてきたものでありますが、今後その運営の適正を期するようさらに留意するとともに、特に、審査事務嘱託に関し、その地位及び秘密保持について法的にこれを明確化するよう、次期通常国会を目途に検討を行なう所存でございます。

第52回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1966/11/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 新潟県の阿賀野川で起こりましたいわゆる水俣病の原因究明につきましては、私はできるだけ早くその原因の究明を完了したい、そして、もしそれによって被害を受けられた方に対しましては救済の措置等を十分にやりたい、こういう気持ちでこの問題にあたっておるわけであります。ただ、いま石田委員からお話がありましたように、参議院の社会労働委員会並びに新潟市において開かれました一日厚生省の際におきまして、そういう気持ちで大体十月末ないし十一月の上旬には疫学班の調査研究の結果が出て、それを科学技術庁に報告することができるであろう、こういう見通しについてお話を申し上げておったのであります。しかるところ、こ……

第52回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1966/10/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 まず最初に、油による海水の汚濁防止についてでありますが、この問題につきましては、関係各省からただいま御報告がありましたように、政府といたしましては、この国際条約の早期批准をやりますために、いろいろな準備を整えておるわけであります。また早期批准に関連いたしまして、関係国内法を整備する必要がありますので、この点につきましても、ただいま運輸省等におきまして御検討を願っておるわけであります。厚生省といたしましては、この油によるところの海水の汚染度、そういうものの実態を調査いたしますために、来年度予算におきまして必要な予算の要求をただいまいたしておるところであります。  次に、自動車排ガ……

第52回国会 社会労働委員会 第2号(1966/09/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 先般の内閣改造にありまして、引き続き厚生行政を担当するように、こういう総理からの御指示がございましたので、不敏でございますが、引き続き皆さんの御協力を得て、厚生行政を担当いたしたいと思います。何ぶんよろしく御指導、御鞭撻のほどをお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいま伊藤さんから、老人福祉対策の充実強化の問題につきまして、御熱意のある御発言があったわけでありますが、近年における社会経済情勢の変化並びに戦後において国民の平均寿命が大きく伸びてまいりましたこと等、老人福祉の問題が非常に重要な社会問題に相なっておると思うのでございます。したがいまして、厚生省といたしましても……

第52回国会 社会労働委員会 第3号(1966/11/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま滝井さんからお話がありましたように、医療保険制度の抜本的改正の問題につきましては、牛丸委員会で問題点につきましての調査検討を進めてまいりました。その最終的な厚生省の試案を取りまとめるにあたりまして、私としては、広く関係各界の御意見も聞いた上で、最終的な試案の取りまとめに当たりたい、こういうことで健保連、三医師会、総評、日経連、同盟あるいは船員組合等々の関係各方面の御意見あるいは御要望等も聞いたわけであります。これらの関係団体、各界の御意見というものは、必ずしも意見の一致点というものはございませんでしたけれども、それぞれの御意見というものは、私が最終的な取りまとめをするに……

第52回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1966/07/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 石炭鉱業で働いておられる労務者の方、特に坑内夫の労働条件が特殊な事情にございますために、その雇用の安定、特に若い労働力の確保、こういうような面から厚生年金制度の中におきましても、他の産業に従事する労働者に比べまして特別な優遇措置を講じておりますことは、八木さんすでに御承知のとおりでございます。しかし、これだけをもってしてはなお不十分である、こういうような観点から、先年来この厚生年金のほかにあるいは上積みといいますか、プラスアルファの制度として特別年金制度というものが要望され、また政府におきましても、通産、労働、厚生、大蔵等で検討を進めてまいったのであります。今回の答申におきまし……

第52回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1966/08/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 特別年金制度につきましては、答申にもございますように、坑内労務者の確保をはかる、また長期の雇用の安定をはかる、こういうような目的からいたしまして、現在厚生年金制度の中で、坑内夫につきましては他の労働者よりも特別な配慮がなされておりますけれども、さらにその上積みといたしまして今回の特別年金制度というものを考えるべきである、こういう趣旨の答申でございます。そこで、私ども今後におきましては、審議会の特別年金の小委員会の御意見、さらに労使の御意見等も十分お聞きいたしまして、具体的な案を昭和四十二年度実施を目途に急いで進めたい、こう考えております。  なお、現在長年にわたってつとめており……

第52回国会 予算委員会 第2号(1966/07/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま御指摘がございましたように、わが国の社会保障、具体的には振替所得についてでありますが、西欧諸国に比べましてまだ相当の見劣りがいたすのであります。昭和三十九年のわが国の振替所得は五・四%、西欧諸国は十数%、こういうようなことで、相当の開きがあるわけであります。そこで、中期経済計画におきましては、御指摘のとおり、昭和四十三年度に七%を目標に振替所得を考えておったのでありますが、今回新しい長期の経済計画を立てます際におきまして、経済の発展なり所得の上昇なり、そういうものを国民生活の向上、国民の福祉にこれを使うということが政治の重要な課題であるわけでありますから、私ども新経済計……

第52回国会 予算委員会 第3号(1966/10/20、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 万国博に関連いたしましての厚生省関係の準備でございますが、まず第一に、大阪国際空港、ここの検疫の体制を整備する必要がある。現在検疫官その他七名を置いておるだけでありますが、これを昭和四十五年度までに六十六名に増強をする、こういう年次計画を立てまして、それまでに十分整備ができるように進めてまいりたい、かように考えております。  それから、もう一つの問題は、環境施設の整備、終末処理施設でありますとか、あるいはごみ処理の施設でありますとか、あるいは上水道でありますとか、そういうような環境施設の整備でありますが、これは万国博関連事業推進協議会から要望が出ております。私ども、その計画につ……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会 第14号(1967/04/26、31期、自由民主党)

○鈴木(善)委員 第一分科会の審査の経過及び結果を御報告いたします。  第一分科会の審査の対象は、昭和四十二年度総予算中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、経済企画庁を除く総理府、法務省及び大蔵省所管並びに他の分科会の所管以外の事項であります。  審査の経過は、四月十九日各省各庁当局よりそれぞれ所管予算の説明を聴取し、次いで各省庁ごとに質疑を行ないました。質疑は終始熱心かつ活発に行なわれましたが、その詳細は会議録でごらんを願うこととし、ここでは二、三の点を報告するにとどめます。  まず国会所管につきましては、国会職員の給与改善の問題、次に会計検査院所管につきましては、実地検査の充実、国有……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 外務委員会 第22号(1977/06/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 まずもって、今回の長いかつ苦渋に満ちた日ソ交渉に当たりまして、終始党派を超えた御鞭撻、御支援を賜りまして、この点厚く御礼を申し上げます。  ただいま馬場さんからの御質問の点でございますが、これは五月二日に海洋二法を国会で御決定をいただきました。これを踏まえて、五月交渉におきまして強力に交渉を進めました結果、いま申し上げたように、第八条において領土と魚を分離をして、そしてこの問題を処理することができた、私はこのように確信をいたしておるわけでございます。この日ソ漁業協定とソ日漁業協定が同時並行してこれが交渉がなされ、成立を見る、こういうことになりますれば、いまの漁業水域法で定めてお……

第80回国会 外務委員会 第23号(1977/06/04、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ソ日協定は六月の二十日ごろから行われることになろうか、こう思っておりますが、その際に最大の問題は、適用海域の問題になるわけでございます。ソ連側が、わが国の漁業水域に関するところの暫定措置法、これがすでに五月二日に国権の最高機関である国会で御決定になっておるわけでございますから、この漁業水域に関する暫定措置法を認めるということか前提になるわけでございます。この暫定措置法は、政令を待つまでもなく、わが国の沖合い、領海の外百八十八海里に水域が明確に設定をされる、こういうことに相なっておるわけでございます。この百八十八海里の漁業水域にソ連漁船が操業するところの手続、条件等を定めるのが、……

第80回国会 外務委員会 第24号(1977/06/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 漁業水域に関する暫定措置法が五月二日に国会で成立を見たわけでございます。したがいまして、今後わが国のこの暫定措置法の適用海域で外国船の操業を認める協定の交渉をする場合におきましては、まずわが国のこの暫定法を相手側が容認をする、認めるということが大前提でございまして、この前提を認めないで交渉を始めるわけにはまいりません。  なお、その適用除外等の問題につきましては、相手国との交渉によってわが国の国益を害さない、またわが方の領土問題等に対する主張、平和条約交渉等に支障を来さないように、そういう点を勘案をいたしまして相手国と交渉を進めてまいりたいと考えております。

第80回国会 外務委員会 第25号(1977/06/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 この問題は当委員会でしばしば御質疑がございまして、御答弁申し上げているのでありますが、今回、ソ連邦の幹部会令が適用になりました二百海里海域、この中には幹部会令の規制の措置がとられるわけでございます。また、このコンブの漁は領海十二海里の中でされるという実態でございまして、わが方は今回の交渉におきまして、第二条の問題をめぐって、わが方の十二海里の新領海の中では外国船の操業は一切認めない、こういう強い主張を一貫してとってきたわけでございます。ソ連としては、いままで三―十二海里の間で操業しておったという実態、実績を踏まえて、引き続きこの中での操業を要求いたしましたけれども、国会の御決定……

第80回国会 決算委員会 第7号(1977/03/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林省所管の昭和四十九年度歳入歳出決算について大要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳入につきましては、収納済歳入額は一千二百二十三億八千八百七十六万円余でありまして、その主なものは日本中央競馬会法に基づく納付金であります。  次に、一般会計の歳出につきましては、支出済歳出額は二兆二千五百四十五億五千八百四十二万円余でありまして、この経費の主なものは、国民食糧の安定的供給の確保といたしまして五千九百十九億四百六十八万円余、農業構造の改善といたしまして一千二百四十九億七千一百七十九万円余、農業地域の計画的な整備開発といたしまして三千七百九十五億九千二百万円余、農産物の価格……

第80回国会 決算委員会 第27号(1977/07/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林省所管の昭和五十年度歳入歳出決算につきまして、大要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳入につきましては、収納済歳入額は一千二百六十八億六千八百二十三万円余でありまして、その主なものは日本中央競馬会法に基づく納付金であります。  次に、一般会計の歳出につきましては、支出済歳出額は二兆二千六百二十億七千二百七十一万円余でありまして、この経費の主なものは、国民食糧の安定的供給の確保といたしまして五千九百七十一億四千四百十二万円余、農業構造の改善といたしまして七百三十四億八千七百八十八万円余、農産物の価格の安定と農業所得の確保といたしまして八千六百三億六千六百八万円余、農業……

第80回国会 内閣委員会 第3号(1977/02/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容を御説明申し上げます。  農林省の試験研究機関は、技術の改良開発を通じて農林水産業の発展に大きく貢献してきたところでありまして、農林水産業に関する技術の高度化の要請に伴い、その役割りは、今後ますます重要になると考えております。  筑波研究学園都市は、試験研究及び教育を行うのにふさわしい研究学園都市を建設し、あわせて首都圏の既成市街地における人口の過度の集中の緩和に寄与することを目的としてその建設整備が進められており、東京都及びその周辺部に所在する試験研究機関等を同都市に集団的に移転することとしているのであります……

第80回国会 農林水産委員会 第2号(1977/02/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 私が農林大臣に就任いたしましてから最初の委員会であり、また委員の諸先生に初めてお目にかかりますので、冒頭ごあいさつを申し上げたいと存じます。  昨年の暮れに、福田内閣の発足に当たりまして農林大臣をお受けすることになったわけでございますが、わが国の農林漁業をめぐる内外の情勢はきわめて厳しいものがございます。私は、そういう情勢のもとに農林行政の責任者として就任をいたしたわけでございまして、身の引き締まる思いをいたしておるところでございます。  私も、わが国の農林漁業の振興、農林漁業者の生活の安定と福祉の向上、そして、消費者である国民の皆さんに農林水産物等の安定的供給を図ることを農林……

第80回国会 農林水産委員会 第3号(1977/03/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 戦後、わが国の経済成長の過程におきまして、農地の壊廃、また農業生産労働力の他産業への流出、そういう現象が高まってまいりまして、わが国の農業の体質が脆弱化いたしましたことは御承知のとおりでございます。政府といたしましては、こういう日本農業の戦後の傾向に歯どめをかけて、一日も早く農業の振興、農林業の従事者の所得の向上、生活の安定を期したい、こういうことに政策の重点を置きまして努力を続けてまいったわけでございます。  そのためには、まずもって日本農業の体質の強化を図る必要がある。生産体制も整備しなければならない。そして総合的な食糧の自給力を向上することを基本といたしまして、土地改良基……

第80回国会 農林水産委員会 第4号(1977/03/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 私は所信表明でも、戦中、戦後、特に高度経済成長時代に入りまして、農村から優秀な生産労働力が他産業に流出をした、また、りっぱな農地が壊廃をした、そのことが日本農業の体質を脆弱化した、そういうことを率直に私述べまして、今後この日本農業の体質を強化する、生産体制を整備する、また農業の担い手である農林漁業者並びに後継者の育成、確保を図ることが基本である、こういうことを述べたわけでございます。その原因はどこにあるのか、こういうお尋ねでございますが、私はやはり他産業の飛躍的な拡大振興に伴いまして、多くの生産労働力が必要であった。一方において、農林漁業は、他の産業に比べて所得の面におきまして……

第80回国会 農林水産委員会 第5号(1977/03/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 松くい虫の病害虫によるこの被一害の防除につきましては、従来からも各県並びに関係諸団体等の御協力を得まして、いろいろ防除の対策を進めてまいったところでございますが、しかるに近年この被害が急激に拡大をし、激甚になってまいりまして、どうしてもこの際特別な対策事業として、この蔓延する状況を一日も早く抑制をしたい、こういうようなことで、今回立法措置を講じ、防除の特別対策事業を強力に実施してまいらなければならない、こういうぐあいに判断をいたしました次第でございまして、国会の皆さん方の御理解と御協力を切にお願いを申し上げる次第でございます。

第80回国会 農林水産委員会 第7号(1977/03/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林省といたしましても、林業試験場その他農林省関係の機関を動員いたしまして調査、研究もし、また四年間にわたって実験的に実施もやりましてその成果をおさめてきておるところでございます。しかし、農林省としては、政府機関だけでなしに、民間各方面の御意見等に対しても耳をかすだけの必要があるということで、いろいろ各方面の御意見等を伺っておるわけでございますけれども、しかし基本的には、柴田先生御指摘のように、責任官庁である農林省がもっと確信のある研究等について各方面に対して明確にこれを周知徹底せしめるという努力が必要である、このように考えております。

第80回国会 農林水産委員会 第8号(1977/03/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 まず第一に、いままでの審議の経過等を踏まえて、法案の一部修正をしたらどうか、こういう御意見でございますが、この点は長官からもるる申し上げましたように、環境の保全ということにつきましては、この立法に当たりまして最大の関心を払い、基本方針の中でも明確にこれを打ち出していこうということにいたしておりますし、もう一つはこの五月中旬から六月にかけてマツノマダラカミキリの羽化期になるわけでございますが、その時期を失してはいけない。せっかくこの法案を皆さんに御審議をいただいておるわけでございますから、今年度から機を逸せずにやってまいりたい。そういうような観点等からいたしまして、私はできれば附……

第80回国会 農林水産委員会 第9号(1977/03/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農業改良助長法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  協同農業普及事業は、農民が農業及び農民生活に関する有益かつ実用的な知識を取得交換し、それを有効に応用することができるようにし、もって能率的な農法の発達、農業生産の増大及び農民生活の改善に資することを目的として、昭和二十三年に発足したものであります。  本事業につきましては、発足以来三十年近くを経過し、その間時代の要請に応じて種々改善を図ってまいったところでありますが、最近における農業及び農村をめぐる諸事情の変化にかんがみ、次代の農業を担うすぐれた農業後継者を育成するためには、他……

第80回国会 農林水産委員会 第10号(1977/03/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 御決議につきましては十分検討し、適切に対処すべく努力いたす所存であります。

第80回国会 農林水産委員会 第11号(1977/03/29、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し、善処してまいる所存でございます。(拍手)

第80回国会 農林水産委員会 第14号(1977/04/06、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 松沢先生先ほど来お話しになっておりますように、普及員の今日までの二十数年間に及ぶところの活動、これはわが国の農業の発展向上の上に大きな貢献をしてきておる、しかも末端の農民諸君に毎日接触をして、その相談相手として農業の改善、発展のために努力をされておる、非常に大事な役割りを果たしておる、こういうことは御指摘のとおりでございます。私どももこの農業普及員の今後の活動にも大きな期待を寄せておるところでございます。  ただ、ただいま局長から御説明を申し上げましたように、国家公務員の定数の削減、それに伴う地方公務員のそれに準じたところの削減という閣議決定の線に沿いまして、若干減ってきておる……

第80回国会 農林水産委員会 第18号(1977/04/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 領海法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  近年、わが国近海における外国の大型漁船の本格的操業により、わが国の沿岸漁業は、漁船、漁具の被害の頻発、操業の制約等重大な影響をこうむりつつあります。政府は、これら沿岸漁業者の切実な要望にこたえるべく、領海十二海里問題につきまして、国連海洋法会議の動向をも勘案しつつ、鋭意検討を重ねてきたところであります。  今日、世界で、領海十二海里を設定している国は六十カ国近くに上り、国連海洋法会議におきましても、いわゆる国際海峡の通航制度等との関連で論議はありますが、領海の幅を十二海里までとすること自体について異論を……

第80回国会 農林水産委員会 第19号(1977/04/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 私の日ソ漁業交渉に臨む基本的な姿勢、方針を御理解賜りまして心からなる御激励を賜りましたことに対しまして、深く御礼を申し上げる次第であります。  ただいま現在存在をしており、なお機能しておりますところの日ソ漁業条約、その交渉はどういうぐあいになっておるのか、一体漁期に間に合うようにこれが行われる見通しがあるのか、こういう御質問でございますが、ソ連側は日ソ漁業条約の存在しておることは十分銘記しておると思いますけれども、しかし一方におきまして、それはソ連の幹部会令の執行による二百海里域内と二百海里の外側の公海、こういうものを峻別しておる、きわめてはっきりその原則というものを貫こうとし……

第80回国会 農林水産委員会 第20号(1977/04/21、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 日ソ漁業交渉におきましては、ソ連の漁業専管水域二百海里内におけるところの規制措置、具体的な操業についての条件、方法、そういうものが議題として論議をされますと同時に、ソ連邦最高会議幹部会令に従いまして定められる海域の問題それから日本の二百海里漁業水域の設定を前提とした、またわが国の領海幅員を三海里から十二海里に拡張するということ、それを前提とした問題、そういう問題につきまして交渉がなされたわけでございますが、昨日も御報告申し上げておりますように、協定案文第一条の適用海域の問題、第二条のわが国の領海幅員を三海里から十二海里にした場合、さらに二百海里の漁業水域を設定した場合、ソ側が日……

第80回国会 農林水産委員会 第21号(1977/04/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 漁業水域に関する暫定措置法案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  最近における漁業を取り巻く国際情勢を見ますと、米国、ソ連、EC諸国等が相次いで二百海里の漁業水域を設定するなど新しい海洋秩序への急速な歩みがみられます。  わが国における漁業水域の設定につきましては、従来、遠洋漁業国として、他国、特に近隣諸国との間に円滑な漁業秩序を引き続き維持していく必要があることにもかんがみ、第三次国連海洋法会議の動向をも見守りつつ慎重に検討してまいりましたが、国際的な二百海里時代の急速な到来に対処するとともに、最近における日ソ漁業交渉の展開をも踏まえ、わが国として……

第80回国会 農林水産委員会 第22号(1977/04/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 大変御心配をかけておりまして恐縮をいたしております。  ただいま岡田さんから御質問がございましたサケ・マスのソ連の二百海里外の公海上、つまり日ソ漁業条約に基づく公海上の漁獲割り当てにつきまして、さきに六万二千トンということで合意をいたしておったわけでございます。その取り決めの議事録につきまして、日ソ漁業条約の公海上における漁獲量はこうである、なお、二百海里の中においてはわが方としては実績もあるわけでございますから、それについてわが方としては漁獲割り当てについての留保をしておく、こういう議事録にいたしたいということで、漁業相との間では、荒勝代表の連絡によりますと、九九%まで合意な……

第80回国会 農林水産委員会 第31号(1977/06/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 最初に、この長期にわたる苦渋に満ちた交渉の間、農林水産常任委員会の先生方から終始力強い御鞭撻、御指導をいただきましたことにつきまして、この機会に厚く御礼を申し上げます。  日ソ交渉の経過を申し上げます。  昨年十二月十日、二百海里漁業水域設定に関するソ連邦最高会議幹部会令が発令されたことに伴いまして、日ソ両国間に新しい漁業秩序を形成する必要が生じ、本年二月二十八日より三月五日まで、私自身訪ソしてイシコフ漁業大臣と会談し、その結果、  一、日ソ間において新たな漁業協定を締結すること  二、とりあえず本年については本年末までの暫定取り決めを締結するため、モスクワにおいて三月十五日か……

第80回国会 農林水産委員会 第32号(1977/06/08、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいまの本委員会の御決議につきましては、その御趣旨を踏まえて検討の上、適切に措置してまいりたいと存じます。

第80回国会 農林水産委員会 第33号(1977/07/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 五十二年産米の政府買い入れ価格、この問題は生産農民の皆さんも大変関心を寄せておる問題でございますので、これに対する私の取り組み方、その姿勢というものを端的に表明したのが正姿勢で取り組むんだ、こういうことを申し上げたわけでございます。  と申しますことは、お米の過剰基調というものは御承知のとおりでございますが、私は、お米が過剰基調であるからといってこれを据え置いたり、または恣意的にこれを抑えるというような考え方はとらない。農薬あるいは肥料、農機具等々の物財費の値上がりもあるわけでございます。また、賃金の上昇も、低成長下で低いとは言いながら、やはりこれも上昇を見ておるわけでございま……

第80回国会 予算委員会 第2号(1977/02/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 裏日本中心の豪雪による農林漁業に対する被害の状況でございますが、目下県等とも連携をとりながら調査を急いでおる段階でございます。ビニールハウスその他の被害が出ておりますが、その他の被害につきましては今後鋭意その把握に努めていきたい。大体雪解けの際に農業災害が起こる事態が多いわけでございまして、今後の推移を注目しておるところでございます。  農業災害につきましては財政並びに金融の措置を講じまして万全を期したい、このように考えております。  なお、食糧の確保、特に生鮮食料品の問題でございますが、いまのところ量的にもまた価格の面でも、量も確保され、価格も比較的安定をいたしております。し……

第80回国会 予算委員会 第5号(1977/02/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 御承知のように、昭和四十九年の八月の下旬でございましたが、原子力船「むつ」は、太平洋上で原子炉の臨界実験途中におきまして放射線漏れという事故を起こしたわけでございます。そのために陸奥湾の漁民は母港であるむつ港に、定係港に帰ることを拒否いたしまして、事態が紛糾をいたしたことは御承知のとおりでございます。そこで、私当時総務会長でございましたけれども、この事態収拾を政府から委任をされまして、この衝に当たったわけでございます。その際、県漁連、青森県知事並びにむつの市長、私と、四者の間で合意協定書なるものを作成、調印したわけでございます。その内容は、二年半後、来る四月の十四日、それまでに……

第80回国会 予算委員会 第6号(1977/02/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 沿岸漁民の保護等の目的で領海の幅員を十二海里に広げたいという基本方針のもとに、いまそれに伴う必要な立法の作業に入っておる段階でございます。私が総理からの指名によりましてその担当大臣として取りまとめに当たっておるところでございます。まだ提案の時期等を明確にお話しする段階ではございませんが、三月中には提案をいたしたい、それを目途に進めております。
【次の発言】 そのとおりでございます。農林大臣としてではなしに、国務大臣としてその担当を命ぜられております。
【次の発言】 従来政府は、重大な問題でございますので、国連海洋法会議の動向を見た上で判断をする、こういうことであったわけでござい……

第80回国会 予算委員会 第7号(1977/02/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農政を進めるに当たりまして、食糧の総合的な自給力を高めていきたい、そういう観点から、米、稲作復帰志向、これが非常に強いわけでございますけれども、麦でありますとか大豆でありますとかあるいは飼料作物でありますとか、そういう国として必要な作目の総合的な自給力を高めてまいる。また、そのためには日本農業の体質を強化をする。そのためには農業基盤の整備等に力を入れてまいる。さらに、生産体制、価格の問題、いろいろ総合的な施策を進めてまいらなければならぬわけでございますが、五十二年度の予算におきましては、この生産基盤の整備を図るということに重点を置きまして、一般公共事業費が平均として二〇・七%程……

第80回国会 予算委員会 第8号(1977/02/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 二見さん御指摘のとおり、農業の場合におきましても石油の消費量が年々ふえてきております。それは農業の機械化が進んでおる関係もございますが、この点につきましてはエネルギーの面と、また営農という面からいたしまして、私ども十分あり方について検討を加える必要がある、こう考えております。と申しますことは、機械の農業生産の面におけるところの投資が非常にふえてきておりまして、経営上も大きな圧迫になってきております。そこで、今後はその共同化を進めるとか、できるだけ機械に依存する度合いを軽減しながら、また省エネルギーという観点からもそういうことで見直していきたいと、こう考えております。

第80回国会 予算委員会 第9号(1977/02/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 そのとおりお答えしております。
【次の発言】 法律案として提案をし、御審議を願いたいと思っておりますが、その時期は三月中にはまとめたいと思っております。
【次の発言】 法案提出の際に特定をいたすように努力をいたしております。
【次の発言】 その点はただいま検討中でございます。

第80回国会 予算委員会 第10号(1977/02/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 小林さん御指摘のように、公営競技の中で競馬だけが中央競馬会において行われており、国庫納付金を納めておる、こういう状況にございます。これは、小林さん御承知のように、国営競馬としてこれが発足をいたしました経緯がございまして、現在これを中央競馬会において行っておる。これには、その他の競技と違いまして、生き物である馬を競技の対象にしておるということ、それの管理の問題、いろいろ特殊な事情がございます。また、これから上がりますところの納付金は、畜産の振興また社会福祉等の方面にこれを主として使う、こういう使途についても明記をされておるところでございます。このあり方につきましては昭和三十六年に……

第80回国会 予算委員会 第11号(1977/02/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 冷害あるいは水害等による被害農家が、予約概算払いをいたしましたお金を、その被害のために予定どおりにお米を供出できないというようなことでその返還を求めるということになっておるわけでございますが、この点につきましては、天災融資法であるとか自作農創設維持資金でありますとか、いろいろの融資上の措置もとられておるわけでございまして、そういう救済の措置は措置として講ずる、しかし返していただかなければならないものは返納をしていただく、こういうたてまえで進めておるわけでございます。これも比較的順調に返納措置が講ぜられておおりまして、たとえば岩手県の例をとりますと、百六十億程度の概算払いがなされ……

第80回国会 予算委員会 第12号(1977/02/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 領海幅員を十二海里に拡大するに当たりまして、当面の対応策として、いわゆる国際海峡のような水域につきましては当分の間現状のままとする理由について、十四日の当委員会において藤田委員から御質問がありましたが、この問題に関する政府の見解は、藤田委員からの御要求に基づいて取りまとめて提出をした資料のとおりでございます。それを読み上げてみます。   領海幅員を十二海里に拡張するに当たり、国  際航行に使用されるいわゆる国際海峡における  通航制度をどうするかが重要な問題となるが、  この問題については、現在国連海洋法会議にお  いて、一般領海の無害通航制度に比しより自由  な通航制度を認め……

第80回国会 予算委員会 第13号(1977/02/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和五十二年以降四カ年間の定員管理計画に基づくところの農林省の削減目標数でございますが、非現業職員が二千七百三人、このほか国有林野事業関係の現業職員千百五十六人を含めまして、全体として三千八百五十九人でございます。  昭和五十二年度以降の毎年度の削減は、総削減目標数の四分の一ずつ実施する方針になっておりますが、農林省の実態からこの原則によって削減を実施することは困難でございますために、非現業職員につきましては、当面、昭和五十二年度におきましては、削減目標数のおおむね五分の一程度の削減を行うことといたしております。  なお、機関別の削減の実施に当たりましては、各機関ごとの行政需要……

第80回国会 予算委員会 第15号(1977/02/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 御承知のように、昨年暮れ十二月の十日にソ連最高会議幹部会令で二百海里の宣言がなされておるということで、それをいつからいかなる形でソ連当局が実施するかということにつきましては、最大の関心を持って見守っておったところでございます。また、重光大使並びに水産庁からは松浦海洋部長をモスクワに派遣をいたしまして、ソ連側の方針等を極力打診をいたしておったところでございます。しかるところ、イシコフ漁業大臣は、海洋に対する世界の情勢は変わった、今後のソ連と日本との間の漁業関係は、この新しい時代を踏まえて、そして責任者同士の話し合い――具体的に言っておられたそうでありますけれども、御自身と鈴木農林……

第80回国会 予算委員会 第22号(1977/03/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林年金につきましても、他の年金と同様に二カ月繰り上げることにいたしまして、その分は七千四百万円でございます。

第80回国会 予算委員会 第23号(1977/03/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昨日から東京におきまして日ソ漁業条約に基づく交渉が行われ、またモスクワにおきまして、ソ連二百海里設定に伴う暫定取り決めの交渉が並行して行われておるわけでございます。私どもは、日ソ漁業条約は現在生きておるわけでございますから、この日ソ漁業条約の付属書に明記されておりますところのサケ・マス並びにニシン、この魚種につきましては東京のこの合同委員会において資源の科学的評価をし、その上に立って漁獲量並びに条件、方法等を協議して結論を出したい、こういう方向で努力をいたしておりますし、私はさようになるものと期待をいたしておるところでございます。  一方、モスクワにおける暫定取り決めの交渉、こ……

第80回国会 予算委員会 第24号(1977/03/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 近江さんお話しのように、現在日ソ漁業条約が存在をいたしておりまして、締約国の一方から廃棄の通告があった場合にはその後一カ年間は効力を持つものである、こういうことに相なっております。したがいまして、日ソ漁業条約は附属書を含めまして、サケ・マス、ニシンがその対象魚種になっておるわけでございます。私どもは、この存続期間中は、あくまでこの条約に基づいて当該年度の漁獲量、操業の条件、方法が交渉によって決められるべきものである、こういう主張のもとに三月の十五日から東京においてこれが開催されておるところでございます。いまのところソ連の方から正式にこの日ソ漁業条約を廃棄するという通告はございま……

第80回国会 予算委員会 第25号(1977/03/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま関係省庁間で最終的な検討を進めておるところでございます。三月中には成案を得まして国会に提案をし、御審議をお願い申し上げたい、こういうぐあいに考えておりますが、まだ公表をするに至ってはおりません。  その内容とするところは、日本の沿岸漁業者等の利益を保護するために領海の幅員を十二海里にするということ、及び国際航行に利用されておりますいわゆる国際海峡、この部分は現状を変更しない、こういう内容にいたしております。国際海峡の具体的なものにつきましては、いましばらく最後の詰めをいたしたいと考えております。
【次の発言】 五つの海峡が最も条件等におきまして有力な海峡として最終的な詰……

第80回国会 予算委員会 第26号(1977/03/30、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 日ソ漁業交渉はただいま重要な両国の主張の隔たりによりまして難航をきわめてておりますが、いま小林さんが御指摘になりましたような、私も同じ考えのもとにこれが打開に全力を挙げておるところでございます。
【次の発言】 三月三十一日までにソ連二百海里の域外に引き揚げるようにということを関係業界と協議をいたしまして指示をいたしておるわけでございます。これは交渉が三月三十一日までに妥結をいたしましても、四月一日以降は新たな能勢で出漁しなければならないわけでございます。許可証を交付する、あるいはまた交渉におきまして一〇〇%の実績を確保するということはなか九か至難でございますから、そういたします……

第81回国会 決算委員会 第2号(1977/08/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 森下先生から、ただいま御指摘がございましたように、政府におきましては、近く行政機構の改革に取り組んでまいるということで、各省庁におきましても検討を加えておるところでございますが、農林省といたしましては、御指摘の二百海里時代を迎えまして、これに対応するために総合的な水産施策の強化と展開を図っていく必要があるわけでございます。  水産業界その他からは、この際、世界一の漁業国であり、水産国である日本として、漁業省あるいは水産省を設置すべきではないか、このような御要望のありますことも十分承知をいたしております。しかし私どもは、食糧問題全体を対象とした総合食糧政策を今後とっていかなければ……

第81回国会 農林水産委員会 第2号(1977/09/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 お答えする前に、まず、先般、衆議院農林水産委員会の皆さんが、国政調査で北海道の農林漁業事情等の御視察をいただいて、現地の生の声をお聞きになり、今後の農林水産業の振興と安定のための施策に資していこうということで、大変お暑い中を御勉強いただいたことにつきまして、厚く御礼を申し上げる次第でございます。  ただいま美濃さんから、北海道に御視察に行っておりました間において、羅臼町の漁民諸君から、ソ連の取り締まり船から去る七日に羅臼の漁船五隻に対して、今後二十四海里以上のところは十二海里の中、また二十四海里以内のところは中間線の水域以内に入ってはいけない、こういう警告を受けたということを現……

第82回国会 農林水産委員会 第1号(1977/10/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいまの御決議につきましては、十分検討し、適切に対処すべく努力いたす所存でございます。(拍手)

第82回国会 農林水産委員会 第2号(1977/10/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 漁業水域に関する暫定措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  漁業水域における漁業に関して拿捕した外国の漁船については、適当な担保の提供により早期に釈放するという措置をとることが国際的に一般化しつつあり、また、今国会におきまして承認をお願いしております日本国の地先沖合における千九百七十七年の漁業に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定においても、このような措置をとるべきことが規定されております。  このような状況にかんがみ、漁業水域に関する暫定措置法等の違反により拿捕した外国船舶及びその乗組員に関し、適……

第82回国会 農林水産委員会 第3号(1977/10/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 砂糖の価格安定等に関する法律第五条第一項の規定による売渡しに係る指定糖の売戻しについての臨時特例に関する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  最近の糖業をめぐる諸情勢を見ますと、種々の要因が重なって国内糖価は平均生産費を大幅に下回って推移してきており、これが精糖業のみならず、国内産糖その他各方面に多大の影響を及ぼすに至っております。  その要因といたしましては、まず第一に、昭和四十九年以降の砂糖の消費の減退ないし停滞の状況の中で精糖業界の過剰設備が顕在化し、販売面で過当競争を招いていることであります。第二には、日豪長期契約に基づく砂糖の価格が……

第82回国会 農林水産委員会 第4号(1977/10/27、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま加藤先生が御指摘になりましたように、米の過剰基調が進んでおるわけでありまして、一方におきましては麦でありますとか大豆でありますとか、あるいは飼料作物であるとか、そのような国内の需要に比べまして自給率のきわめて低い主要作物の生産が、あらゆる努力にもかかわらず停滞をしておる、こういうようなことはわが国の総合的な食糧自給政策という面からいたしましても、これは何とか積極的に改善をしなければならない状況である、このように考えております。農民の方々の稲作志向はきわめて根強いものがございまして、生産は食管制度に守られ、また土地基盤整備の進捗あるいは品種の改良、肥培管理技術の進歩、いろ……

第82回国会 農林水産委員会 第5号(1977/11/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 現在の精糖産業、これは何といっても過当競争と過剰設備、また販売面でのこれまた激烈なシェア競争、こういうようなことで御承知のようにコスト割れを生じて、その経営は日に日に悪化しておるわけでございます。もしそれ商社がこれを抱きかかえてやっていないとしましたならば、精糖企業それだけであれば、もうとうに倒産をするような経理内容にまで悪化しておるということは御承知のところでございます。  そこで、政府としては今日まで糖価安定法に基づく指示カルテルをやりまして、この過当競争等による経営の悪化をできるだけ改善をするという措置をとったわけでありますが、この指示カルテルが一定の期間を経て解除されま……

第82回国会 農林水産委員会 第6号(1977/11/02、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 米需給均衡化対策につきまして、農林省が現在取りまとめております案の趣旨及び主要な内容を御説明申し上げます。  御高承のとおり、政府は、将来にわたり国民食糧の安定的供給を確保するため、国内生産体制を整備し、国内で生産可能な農産物については、極力これを国内で賄うよう、総合的な食糧自給力を強化することを基本に総合食糧政策を展開しているところであります。  しかるに、最近の農産物の需給の推移を見ますと、米については、依然として稲作志向がきわめて根強く、他方、消費拡大の努力にもかかわらず需要の減退が続いているため、再び生産調整開始時期の昭和四十五、六年当時のような事態を招きかねない状況に……

第82回国会 農林水産委員会 第7号(1977/11/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 森田さんから日本の当面する農業、非常に厳しい状況に対して切々と御心配をなさっておる諸問題に触れられまして、今回政府が来年度からお願いをしようとしております米の需給均衡化対策、水田利用再編対策、これの実施についての私の決意並びにその裏づけとなる予算その他の施策について御質問がございました。  もう二回にわたりまして、当委員会においてはこの米の需給均衡化対策、水田利用再編対策につきまして、大筋について私の考えを申し上げ、委員各位の御意見も拝聴いたしたわけでございます。時間の関係もありますから、余り繰り返して申し上げるようなことは省略をいたしたい、こう存じますが、いま米の需給均衡化を……

第82回国会 農林水産委員会 第9号(1977/11/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 原材料の供給事情の変化に即応して行われる水産加工業の施設の改良等に必要な資金の貸付けに関する臨時措置に関する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  最近における外国政府による漁業水域の設定等に伴い、わが国の漁業活動は制約を受けつつあり、特に、さきの日ソ漁業交渉の結果により、北洋漁業は大幅な縮減を余儀なくされたのであります。  このような事態に対処し、政府としては、漁業者救済対策、離職者対策等各般の施策を講じつつあるところでありますが、水産加工業対策としても、すでに経営維持安定資金の融通、設備の合理化についての助成等の措置を決定しております。  ……

第82回国会 予算委員会 第3号(1977/10/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 合板産業、これも河村さん御指摘のように構造不況産業として、いま非常な苦境に立っておるわけでございます。昭和四十九年ころから建築の事業量が落ち込んでまいりまして、その上に、さらに業界の過剰設備を抱え、過当競争をやっておるというようなことで、ますます合板企業は大変な事態に相なっておることは御指摘のとおりでございます。  そこで政府としては、中小企業信用保険法でありますとか、雇用保険法でありますとか、あるいは中小企業事業転換法でありますとか、そういうものの指定業種にいたしますと同時に、政府関係の三金融機関の融資の面につきましても特別な配慮を行い、さらにまた中小企業団体法に基づきます不……

第82回国会 予算委員会 第4号(1977/10/13、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農畜産物の輸入の問題でございますが、これは各国とも農業にはむずかしい問題を抱えておりますように、わが国でもいろいろむずかしい問題を抱えております。しかし、ただいま御指摘のように、黒字減らし、これは大局から考えてぜひ農林省としても前向きで取り組まなければいけない、こう考えまして、今年度中に輸入をいたします飼料作物、これを前倒しで約十万トン、それから小麦も年度内輸入の計画がございますが、これも前倒しで早期に実施をする。大麦も若干ございます。そういうものを合わせまして二千三百万ドル程度になります。
【次の発言】 渡部さんから、豪州、ニュージーランド等、わが国の砂糖、牛肉、酪農製品等に……

第82回国会 予算委員会 第6号(1977/10/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 川俣さんが千疋屋でお買いになった「陸奥」のお話は、確かに銀座の目抜きの日本一高い土地の上に建ったああいうところでございますから……。しかも、千疋屋のものは、御承知のように、贈答用あるいは病気等の見舞い用というような特殊な用途に使われております。一般のリンゴの価格、流通は一体どうなっているかと申しますと、これはもう御承知のように、農業団体等が集荷をしまして、それを卸売市場に出荷をする、青果市場において競り売り等をやられて小売の段階に入る、こういう経路をたどっておるわけでありますが、大体小売価格の中で農家にどれだけ利益が入っているかと申しますと、リンゴの場合におきましてはおおむね五……

第82回国会 予算委員会 第7号(1977/10/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林物資関係の輸入の問題でございますが、この問題につきましては、御承知のように食糧用の小麦、大麦、さらに飼料用のトウモロコシその他の飼料作物、これを、今年度中にやる分につきましては第四・四半期分を前倒しで輸入をするということと、特に畜産関係の経営の安定を図りますために相当量の家畜飼料の備蓄をやる必要がある、こういう考え方でただいま対処いたしておるところでございまして、ただ、金額の面におきましては、農林物資の関係から余り大きな金額には相なっておりませんが、できるだけ国際収支の改善に資するよう、という観点に立ちまして努力をいたしておるところでございます。

第82回国会 予算委員会 第8号(1977/11/09、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 農林省関係、できるだけ国際収支の均衡に資したいということで努力をいたしております。  その一つは、今年度第四・四半期の輸入の前倒しでございますが、備蓄用のトウモロコシ、コウリャンが四万四千トン、約五百万ドル、それから備蓄用の飼料大麦三万トン、三百八十万ドル、備蓄用の大豆二万トン、四百四十万ドル、それから牛肉でございますが、これは下期の割り当てを先般、一般枠、特別枠合わせまして約五万トンに決めたわけでございますが、従来でありますと下期の分は年度内に四〇%程度を輸入するということにしておりますが、今回はこれを繰り上げまして、七〇%程度繰り上げ輸入をするということで、これが千百万ドル……


36期(1980/06/22〜)

第93回国会 安全保障特別委員会 第5号(1980/11/10、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 わが国の平和と安全を確保いたしますためには、防衛力の整備という側面だけではこれを達成することができない。私は、この安全保障というものは、わが国に対する脅威を未然に防止することが一番肝要なことだと基本的に考えております。したがいまして、私は、外交努力というものを最も重視いたしておるわけでございます。平和に徹し、平和外交を進める、各国との友好関係を増進する、そういう外交努力が非常に大事だと私は考えております。  なお、また、資源エネルギーの問題とか食糧の問題、さらに、開発途上国等に対する経済協力、あるいは技術援助というものを積極的に展開することによって、平和と安全の基盤を確立す……

第93回国会 運輸委員会 第7号(1980/10/28、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 財政再建は当面の最大の政治課題でございます。その財政の再建を図ってまいります中におきまして、この国鉄の財政再建、三Kの問題、これはその中心課題であるわけであります。国鉄は、もう申し上げるまでもなしに累積赤字が六兆円を超える、また毎年七千億からの国の助成も受けなければならない、こういうような状況下にあるわけでございまして、いまこの財政の再建、そして国鉄の国民経済の中で担っておりますところの使命、これを図ってまいりますためには、どうしてもこの際、今回政府が提案をし、ただいま皆さんに御審議をいただいておりますこの法案の成立を期さなければならない、このように考えておるわけでございま……

第93回国会 科学技術委員会 第3号(1980/10/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 八木さんにお答えいたします。  御承知のように、日本はエネルギーにつきましては非常に恵まれない国でございます。現在エネルギーの中心になっております石油につきましては、大部分を外国から輸入しておる。その石油事情というのが、いまのように非常に厳しい状況下にございます。したがって、代替エネルギーの開発、とりわけ原子力の安全性を確保しながらこの研究開発を進めていく。いまの船舶の推進力としても、私は、日本の置かれておる立場、将来を考えました場合には、やはりこの問題に対しても真剣に取り組んでいく必要がある、このように考えておるわけでございます。基礎研究も大事でございますし、それを活用し……

第93回国会 決算委員会 第2号(1980/10/20、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 国際身障者年を迎えるような状況下におきまして、いま井上さんから御指摘がございましたように、身障者の地位並びに福祉にかかわる問題につきまして、いろいろ法律の見直し、改正ということがこれから政府として取り組んでいかなければならない課題に相なっております。そういうときに当たりまして、いま御指摘の身障者に対するところの法律上の用語の不適正なもの、適当でないもの、こういうものは、総理府を中心に政府全体として前向きで取り組んでまいりたい、こう考えます。
【次の発言】 いま井上さんから御指摘がございました毒ガス類であるとかあるいは細菌兵器、そういうものはまさに人道的見地からいたしましても……

第93回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1980/11/10、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 最初におわびを申し上げておきます。衆議院の安全保障特別委員会の方で時間をちょっとオーバーいたしまして、おくれましたことをおわびを申し上げます。  ただいま塩崎さんからいろいろ御意見を述べられながら御質問がございました。政界の浄化を図るということが国民の間にも大きな世論として巻き起こっておりますし、また、私ども国会の場に席を置く者といたしましても、政治に対する国民の信頼を回復をするという観点からも、政治資金の明朗化を図るということは非常に大事な問題であろう、このように考えております。しかし、お説にもありましたように、政治に金がかかり過ぎる、特に選挙に莫大な金を必要とするという……

第93回国会 逓信委員会 第5号(1980/10/29、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 いま鈴木さんから御指摘のように、郵政審議会は郵政事業全般にわたりまして重要な問題について御審議を願う機関でございますので、私も、この審議会のあり方というものを重視していかなければならない、このように考えております。これは郵政大臣の諮問機関ということにはなっておりますが、今度の法改正等によりまして料金等もここに諮って決める、こういうことでございますから、審議会としては、御指摘のように各方面の御意見というものも十分聴取をしてこれを適正に運用さるべきものである、このように私は考えております。  郵政大臣の諮問機関でもありますから、郵政大臣からもあわせてお答えをさせます。

第93回国会 内閣委員会 第7号(1980/11/04、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 憲法に関します私の発言は、きわめて明確に申し上げておると考えております。憲法九十九条には、憲法を尊重し擁護する、そういう義務があるということを明記いたししております。私どもは、現行憲法を尊重し、あくまで擁護してまいるということを政府の基本的な姿勢として打ち出しておるわけでございます。また御承知のように、憲法九十六条におきましては、憲法自体が改定手続を規定をいたしておるわけでございまして、憲法についていろいろ議論をし、あるいは自分の考えを述べるということは、これは憲法九十九条の尊重の義務に反するものではない、これはきわめて明らかでございます。そういう点を国会の本会議並びに予算……

第93回国会 予算委員会 第1号(1980/10/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ただいま海部さんからお尋ねがございましたが、私は、わが国をめぐる内外の情勢はきわめて厳しいものである。私どもは外交の国際的な分野におきましても、アフガニスタンに対するソ連の介入あるいはイランにおける米大使館の人質事件あるいは最近のイラク、イランの紛争、そういうように国際政局も、また軍事情勢も大変厳しい様相を示しておるところでございます。  また、経済の面におきましても、石油の高騰、またこれが生産の規制その他いろいろな戦略物資的な扱いによりまして世界経済が大変な打撃をこうむっておるわけでございます。世界経済の停滞あるいはインフレの高進あるいは失業の増大、国際収支の悪化、そうい……

第93回国会 予算委員会 第2号(1980/10/11、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 大内さん御指摘のとおり、イラン・イラクの紛争また戦争状態、これは中東の平和と安定だけでなしに、世界の平和の観点からも非常に重要な問題であると存じます。わが国が特にあの地域から輸入石油の七〇%以上を輸入しておるというような経済的な事情もございまして、大きな関心を寄せ、このイラン・イラク紛争の早期解決ということを期待をし、また、わが国政府の考え方は両国政府に対しましてもそれぞれ申し入れをいたしまして、早期解決に努力をしてもらうということを努力をいたしておるところでございます。  また、アメリカ政府等からも、ホルムズ海峡の通航に支障を来すような事態が起こりますと、これは世界の経済……

第94回国会 大蔵委員会 第16号(1981/03/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 私は、国民の平和と幸せを実現することが政治に課せられた目的であり使命である、このように考えておりまして、この点は全く堀さんと同じ認識でございます。それを実現いたしますためにいろいろの内政、外交各般にわたる施策が必要になるわけでございますが、私は鈴木内閣におけるその中の施策の一つとしまして、現在の財政の現状からいたしまして、どうしてもこの財政の建て直しを図らなければいけない、そして新しい時代に対する財政の対応が十分できるような体制をつくることが必要だ、このような考えを持っておるわけでございます。  そこで、私は五十六年度予算編成におきましていろいろの経費の節減その他も努力をい……

第94回国会 内閣委員会 第14号(1981/05/21、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 公務員二法につきましては当内閣委員会において熱心な御審議を賜っておりまして、この点厚く御礼を申し上げます。  今日までの審議の中におきまして政府の関係閣僚から御答弁を申し上げておるところでありますが、それを私からも確認をいたしておくところでございます。  ただいまの御質問の第一点につきましては、これまでもたびたび御答弁申し上げましたように、政府といたしましては、定年制度導入の趣旨にかんがみまして、人事管理の必要上、幹部職員についての個別的な退職勧奨をする場合を除きまして、組織的、集団的退職勧奨はなくなっていくものと考えております。

第94回国会 予算委員会 第2号(1981/02/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 御指摘のように、私、過去におきまして閣僚の職を幾つか経験いたしましたが、総理になりまして内閣の国政の全責任が一身にかかっておるわけでございまして、それだけに、おのれを捨て国家国民のために最善を尽くしたい、このような気持ちでございます。
【次の発言】 新聞の論調はいろいろあろうかと存じます。しかし、私は、わが国が平和主義、民主主義、基本的人権という平和憲法の理念の上に立って、外交におきましては、この厳しい国際情勢の中で日本が果たすべき役割り、平和への貢献、そういう点について今後最善を尽くしていきたいということも申し上げております。また、内政におきましては、八〇年代におきまして……

第94回国会 予算委員会 第3号(1981/02/04、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 政治の軍事に対する優先は、民主主義国家においてぜひ確保しなければならないことは言うまでもない。自衛隊は、国会の審議を経た法律、予算等に従うことはもちろんのこと、さらに内閣を代表して最高の指揮監督権を有する内閣総理大臣及び隊務の統括者である防衛庁長官の指示する基本方針に従ってその任務を全うするよう、十分に管理されるべきものと考える。  今回の竹田統幕議長の見解表明は、統幕議長という立場上、たとえ個人的見解であっても適正を欠く面があり、まことに遺憾である。  政府としては、シビリアンコントロールの確保について国民にいささかの疑念も生じないよう留意し、今後とも民主主義のもとにおけ……

第94回国会 予算委員会 第4号(1981/02/05、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 山口さんから、先般の衆参両院同時選挙で自由民主党が両院において安定多数を確保した、こういう政治情勢下においても、伯仲国会時代に健全な傾向として生まれてきた建設的な与野党の国会審議に当たっての取り組み、是は是とし、非は非として国政の審議に当たる、こういうよき慣行というものは生かしていくべきではないか、こういう御趣旨の御意見でございました。私も全く同感でございます。  私は自由民主党に対しまして、安定多数は確保したけれども、常にその数におごることなしに、謙虚な姿勢で国会の運営に当たらなければいけない、こういうことを申しておるわけでございます。また野党においても、伯仲時代のそうい……

第94回国会 予算委員会 第5号(1981/02/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 この一両日間における予算委員会の審議の状況につきましては、与野党それぞれ御主張、御意見があるわけでございまして、そこに食い違いがあったり、また意思の疎通を欠いたりというような点がございまして、審議がしばしば中断をしております。しかし、予算委員会における理事の皆さんや、また各党の国会対策の皆さんのあくまで話し合いによって正常化をしようという御努力によりまして、きょうこうして審議が軌道に乗るということになりましたことにつきまして、私は深く敬意を払っておるわけでございます。  今後、やはり与野党あくまで話し合いを通じまして、国会の正常な運営を図ってまいるようにいたしたい、このよう……

第94回国会 予算委員会 第6号(1981/02/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 国会運営につきましての私の考え方、基本的な姿勢は、しばしば申し上げておりますように、国会は審議の場である、したがいまして、十分与野党ともに論議を尽くし、少数意見といえどもとるべきものはこれを尊重する、そういう国会の話し合いの中に民意を十分反映し、吸収させるようにいたしたい。自由民主党は、衆参両院で安定多数を確保いたしましたけれども、数におごることなしに謙虚に国会運営に今後も当たっていきたい。また、政府において御質問に答えました点につきましては、方針等につきましては、責任を持ってこれを実行してまいる、このようにいたしたいと考えております。

第94回国会 予算委員会 第7号(1981/02/10、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 いま事実関係を関係各方面で調査しているという段階でございますから、私からいま内容に触れてどうこう申し上げるということは差し控えたい、こう思いますが、しかし、この問題が政治倫理の問題として各方面の関心を呼び、また、いろんな批判が起こっておるということはまことに遺憾である、こう考えております。
【次の発言】 御指摘のように、日米安保協議委員会で合意された移設の件でございますから、せっかく折衝中でございますが、移転先等の問題でまだ実現をしていないということは残念でございます。今後も、早期にこれが実現、解決を見るように努力をしていきたい、こう思います。

第94回国会 予算委員会 第8号(1981/02/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ただいま通産大臣から申し述べたとおりでございます。
【次の発言】 私も、その世論調査にあらわれたところ、岡田さんが見ておられるとおり、私も同感でございます。
【次の発言】 私の外交についての基本的な姿勢、方針についてお尋ねがございました。また、今後の日米両国の外交問題なり国際政治に対する考え方、私が施政方針演説で、レーガン新政権の強い指導力を期待するということに触れた問題についてのお尋ねがございました。さらに、日米安全保障条約を改正する意思があるのかないのか、こういう点についてのお尋ねであったと思います。  私は、今日、困難な問題を抱え、また激動する国際情勢の中で、自由陣営……

第94回国会 予算委員会 第9号(1981/02/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 議員同盟は、御承知のように自由民主党の党員諸君が多数加盟をしておる団体でございます。そこで、まず私、申し上げておくのでありますが、自由民主党におきましては、現在、憲法調査会におきまして憲法の問題を調査検討を進めておるということでございまして、まだ、どこをどうするというような結論を得ておりません。憲法調査会で一応の成案が仮にできました段階におきましては、これを総務会にもかけなければいけない。さらに、国の基本法でございますから党大会にかけまして党としての決定がなされるわけでございます。そういうようなことでなければ、自由民主党の多数の諸君が参加しておるこの団体は勝手な歩きはできな……

第94回国会 予算委員会 第10号(1981/02/17、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 瀬戸山さんは、憲法調査会長に就任をいたしました際に、私にあいさつかたがた、今後の憲法調査会の運営のことにつきましてお話があったわけでございます。その際も申しておりましたが、自分は憲法改正の問題については全く白紙である、どこをどのように改正をしたらいいのか、また改正するとすればどのようにすべきかという問題については、十分調査会において論議を尽くし、慎重にやっていきたい、こういうことを申しておったわけでございます。  いまの「憲法を考える」ということにつきまして述べておりますことも、そういう問題意識を持って、そしてどういう点をどのように改正をした方がいいのか、それは自分としては……

第94回国会 予算委員会 第11号(1981/02/18、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 草川君のおっしゃっておりますことはオーソドックスな筋論でございます。これは私も認めております。  ただ、一方におきまして財政再建という命題、これも貫かなければなりません。いま大蔵大臣から、そういう中にあって住宅金融公庫の利息を上げるのも場合によればやむを得ないということもございましたが、それでは借り入れをすみ一般の国民にとって負担が大きくなる。そういうような諸般の事情を勘案いたしましていまのような措置をとらざるを得なかった。このことにつきましては、予算説明書で十分これを書きまして、そして国会の御審議もいただく、こういうことでございますから、財政法等にもとるものではない。今後……

第94回国会 予算委員会 第17号(1981/02/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ただいま武部さんが御指摘になりましたように、物価問題、とりわけ消費者物価の問題は、国民生活にとりまして最も重要な問題でございます。政府におきましても、物価と景気の問題、これを経済運営の重要な問題としてとらえまして、今日まで努力をしてまいったところでございます。特に物価対策につきましては、数次にわたる総合的な物価対策を打ち出しまして、誉め細かな措置を進めてきたところでございます。  しかし、御承知のように、石油の予想を超える大幅な上昇、冷夏、それに引き続いての豪雪その他の悪い条件が重なりまして、当初目標にいたしました六・四%というものを達成することが非常に困難になりまして、途……

第94回国会 予算委員会 第20号(1981/03/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 私は、和の政治につきましては今後ともこれを堅持してまいりたい、誠心誠意、そのような姿勢で政治に取り組んでまいりたい、このように考えておるわけでございます。
【次の発言】 私は、寡聞にして承知しておりません。
【次の発言】 非核三原則を堅持していく、これは平和国家であり、また、原爆のああいう悲惨な洗礼を受けた日本としては、国民の誓いとしてこの非核三原則はあくまで堅持していこう、こういうことで歴代内閣も、政策として国会を通じて明確にいたしておるところでございます。  今後におきましても私は、核の廃絶、核軍縮、そして悲惨な核の戦争被害というものから人類を解放するように日本としても……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第2号(1981/10/08、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 私はまず最初に、この行革関連法案の審議に当たりまして、この特別委員会が各党各会派の御協力によりまして円満に設置をされ、また、委員長初め理事各位の御協議によって本日から日程も逐次決めていただいて審議が円滑に入るに至りましたこと、この点につきましてまずもって御礼を申し上げておきたい、こう思うわけでございます。  私は、議会政治はあくまで話し合いの政治であり、十分論議を尽くし、民意を吸収をして、そしてそこに国民が納得するような結論を出すということが議会制民主主義の本旨である、このように考えており、私は就任以来そのことに皆さんの御協力を得て努力をいたしておるところでございます。した……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第3号(1981/10/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 当面、五十九年度特例公債依存の体質から脱却をするということを目標に進めております。
【次の発言】 私は、行政も財政も常に引き続いて絶えざる見直しが必要である、このように基本的に考えております。  ただ、ここで申し上げますのは、五十九年までに特例公債を発行しないようにしよう、脱却するようにしようというためには、行財政の簡素合理化、思い切った縮減合理化をやるわけでございますから、私は、そのこと自体も財政再建の基盤を固めていっているものである、このように考えます。そういう意味で、ただ特例公債発行からの脱却というだけじゃなしに、そこに至る道程の中で行財政の思い切った縮減合理化がなさ……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第4号(1981/10/12、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 先ほど来、沢田さんと大蔵大臣のやりとりを伺っておるわけでありますが、私は基本的には余り大きな考え方の相通はないように伺っておるわけでございます。  と申しますことは、五十六年度の予算編成におきましては一兆四千億の法人税その他の御負担を国民の皆さんにお願いをして、そして歳出カット等も思い切ってやって、それで二兆円の特例公債の減額を前提とした予算の編成を行いました。五十七年度予算の編成に当たりましては、私どもは、増税のない予算の編成をやろう、そして五十九年度までに特例公債から脱却するような予算をつくりたい、こういうことでいま努力をいたしておるわけでございます。その一環といたしま……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第5号(1981/10/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 臨調の答申を見てまいりまして、国と地方の行政の機能分担、この問題に触れておるわけでございますが、国と地方の行政上の機能の分担ということは、行政の円滑な、また効率的な運営をする上から非常に大事なことである、このように思うわけでございます。一般的に申し上げますならば、その際におきましてはできるだけ地方住民に密着した行政はこれを地方に移譲する、こういうことを考えておるわけでございます。  いま佐藤さんは、この国会に提案をされておる特例法案の内容を見てみると、その趣旨に沿うかどうか、こういう疑問を投げかけておいでになります。しばしば当委員会でも私申し上げておりますように、臨調の第一……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第6号(1981/10/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 米軍に提供しております施設、区域の管理運営は、米軍の管理下にあることは御承知のとおりでございます。五年前に、あの施設に対して不備な点があるのではないか、欠陥が指摘されておる。当時坂田防衛庁長官は、これに対して、米軍に申し入れをして十分保安上心配のないようにしたい、こういうことでそれに対処をされたと聞いておりますが、今回の事故がどういう原因によって発生したものであるか。全然五年前と同じように、何らの改善策も講ぜられないままに、どういうところから事故が発生したのであるかどうか、こういう点は原因を十分究明をしなければならない点であろうかと思います。その究明の結果に基づきまして、先……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第7号(1981/10/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 今度の行財政改革が目指しておりますわが国の目標、将来に対する理念、こういう中に、一つは活力ある社会を建設することであり、一つは国際社会において増大するわが国への貢献に対する期待、これにこたえるようにしなければいけない、こういうことを申し上げておるわけであります。米沢さんも、いまそのうちのまず国内的な活力ある社会についてどういうことを考えておるのか、どういう内容のものであるか、こういう点についてお尋ねがございました。  わが国の社会福祉の施策は、昭和四十八年を契機といたしまして急速に改善向上を見ております。今日では総体的に見れば欧米先進国の水準に達しつつある、こう思います。し……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会 第10号(1981/10/28、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 南北サミットのために当委員会を長く留守をいたしまして大変恐縮でございました。御協力を大変心から感謝いたしております。(私語する者あり)
【次の発言】 南北サミットは、御承知のように、国際間の相互依存関係が深まっておりますときにおきまして、南北二十二カ国の首脳が一党に会しまして、開発と協力の問題につきまして率直な意見の交換を行ったところでございます。  この会議におきましては、世界経済の活性化、そしてそれを通じて世界の平和と安定を図っていかなければならない、こういうような共通の認識に立ちまして率直な話し合いをしたわけでございますが、大変建設的かつ有意義であった、このように私は……

第95回国会 予算委員会 第1号(1981/10/03、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 わが国は、世界の平和と安定に積極的に貢献することによりまして、みずからの平和と安全を守り、そして豊かな国民生活を確保していくということを外交の基本としておるわけでございます。そのような外交を進めるに当たりまして、アメリカを初め自由と民主主義、自由経済体制、このような価値観を同じゅうする西側先進諸国との連帯と協調を深めながら、世界の国々との友好協力関係を増進していきたい、このように考えておるわけでございます。  わが国はアジアに位置しておりますので、アジアの安定、アジアの繁栄ということには特に力を入れております。ASEAN五カ国を初め、中国あるいは韓国等の近隣諸国との良好な関……

第96回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1982/03/11、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 沖縄が本土に復帰をいたしまして、沖縄県として再出発をいたしましてから十年になるわけでございます。私は、この十年の沖縄の歩み、沖縄県民の皆さんの生活の実態にも触れてみたい、こう考えまして沖縄を訪問し、上空からほとんど全土を視察をいたしたわけであります。また、知事さんあるいは県議会の議員さん方、各界の代表の各位、いろいろ御意見も伺い、また、限られた時間でございましたが、県民の皆さんにも接触をいたしまして、来て、実際に沖縄を見て、大変よかったという感じで帰ってまいったわけでございます。  この十年の間に、政府は、沖縄県の復興、建設のために、第一次の開発振興計画を立てて、県民の皆さ……

第96回国会 外務委員会 第16号(1982/05/27、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 唯一の被爆国でございますわが国におきましては、国民を挙げて核の惨禍が二度と繰り返されてはならないと願っております。私も先般被爆の記録映画を見まして改めてその感を深くいたしたような次第でございます。政府としては、終始一貫して核の惨禍が繰り返されないことを願っておりますことは申し上げるまでもございません。しかし、どのようにして核が現実に使用されることがないようにするかが問題でありまして、核兵器を使用しないという約束については核兵器の生産禁止、貯蔵の削減などの具体的な軍縮措置による裏づけのない限り実効性のある確実な――私どもはどうしても実効性を確保しなければならないという基本的な……

第96回国会 決算委員会 第2号(1982/04/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ミッテラン大統領の訪日は、フランスの元首として初めて日本を公式に訪問されたのでございまして、日仏友好親善関係の発展の上に画期的なことであったと思います。またその会談はそれにふさわしい、私は満足すべき成果を上げ得たと信じております。  ミッテラン大統領との会談におきましては、国際情勢全般について、また日仏両国の二国間の関心事項について、隔意のない話し合いをいたしたわけでございます。  それと同時に、この六月にはフランスのベルサイユにおきましてミッテラン大統領がホスト役を務められましてサミットが開かれるのであります。今回のサミットは、世界経済がきわめて困難な事態に当面をしており……

第96回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第10号(1982/08/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 参議院の全国区制の問題につきましては、ただいまも粟山さんからお話がございましたように、長年にわたっていろいろ改善すべき問題点が指摘されてきておるところでございます。これを改善いたしますためには、従来の個人本位の選挙制度から政党本位の選挙制度に変える。ただいま御審議をいただいております拘束名簿式比例代表制、この改革案につきまして、いまのような政党本位の選挙制度によって、指摘されておる問題点、改善を要すべき点を抜本的に改善をしよう、こういうことが提起されておるわけでございます。  私は、これに関連いたしまして、政党本位の選挙制度になった場合においては参議院が政党化がさらに進むの……

第96回国会 大蔵委員会 第19号(1982/04/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 御指摘のように、いま世界経済はかつて経験したことのないような激動期にございます。  したがいまして、私どもは、新経済社会七カ年計画をそのままいままでのとおり下敷きにしてやっていけるかどうかということにつきましては、堀さん御指摘のように早急に見直しをしなければならない、このように考えておりますが、そこで、いま河本長官から申し上げましたように、経済審議会に長期展望委員会を設置することをお願いしまして御検討を願っております。また、臨調の行財政改革に対するいろいろの御意見もちょうだいする、七月にはその基本的な答申をいただくことに相なっております。そういう点を踏まえて、特に経済審議会……

第96回国会 内閣委員会 第14号(1982/04/22、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 行政改革に関する私の基本的な考え方、姿勢につきましてお尋ねがございました。  行政の革改と財政再建は、鈴木内閣の最も重要な政治課題として取り上げてきたところでございます。また、いまや国民の皆さんも、この行財政改革は国民的な重要な課題として、今日ほど行革に対する国民の期待と熱意が盛り上がった時代はないとさえ言われておるところでございます。また、そういう国民的な要請の中にありまして、第二臨調があのようなりっぱな人選、各層を代表されて国民的立場でこの行革に取り組んでおられるわけでございまして、いま渡部さんが言われましたように国民の立場に立っての行革ということを第一の目標に置いて取……

第96回国会 内閣委員会 第16号(1982/05/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 伊藤防衛庁長官から、あの講演がございました翌日に閣議がございまして、閣議後に私の部屋にお見えになりまして、ただいま長官から皆様に御披露がありました講演の趣旨の大要並びにその間において誤解を与えたような不十分な言動があったことにつきまして、大変遺憾に存じておる、申しわけのない次第であって、自分としても深く反省をいたしておる、こういう釈明と報告があったわけでございます。  伊藤長官が、防衛庁長官として防衛の責任の立場にあって、非常に重い責任感の上にいろいろ防衛努力の必要、国民の皆さんに対する防衛に対する認識を深めていただきたい、国民のコンセンサスを得ながらわが国の防衛に当たって……

第96回国会 予算委員会 第2号(1982/02/01、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 いま武藤さんから、鈴木内閣発足以来の功罪について自己採点をせよ、こういうお話でございますが、私が申し上げるよりも、官房長官にこれをさせたいと思います。
【次の発言】 鈴木内閣の功罪とおっしゃいますから、私が答えると面映ゆい点もございますから、お答えを官房長官にと思ったのでありますが、具体的にお尋ねがございますから、逐次お尋ねに対してお答えをいたします。  まず最初に、政治倫理の問題でございますが、政治倫理の確立は、これは民主政治を守っていくための一番私は重大な問題である、こう心得ております。したがいまして、この政治倫理を高めて、そして国民の政治に対する信頼を回復をするという……

第96回国会 予算委員会 第3号(1982/02/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 経済成長の目標を設定をし、それを達成するに当たりまして、内需中心でそれを実現することによって雇用を拡大をし、また貿易摩擦等に大きな悪影響をもたらさないように、いろいろ政府としても努力をいたしたところでございます。  成長は、世界の先進工業国の中でも最も高い成長率を確保し、また雇用問題も、御承知のように、二%台という比較的いい状態が生まれたわけでございます。また、消費者物価等におきましても、逐次安定の基調にある。こういうように、国際比較においては比較的順調にこの第二次の石油危機を乗り越えてまいっておるわけでありますが、矢野さんから、その成長は内需によるところが少なくて、外需に……

第96回国会 予算委員会 第4号(1982/02/03、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 いま山口さんから御質問がございました行政の改革、財政の再建、これに対する私の取り組みの姿勢、考え方はいま御指摘いただいたとおりでございまして、この国民的課題に対しまして、私は全力を尽くして取り組んでまいる決意でございます。  ただ、減税の問題につきまして、これから議論になろうかと思いますので念のために申し添えておきたいのでありますが、五年間も所得税の課税最低限を据え置いてきております、また、税率構造もそのまま据え置いておるわけでございまして、それが国民の皆様に非常な重税感を与えておるということも私は率直に認めておるところでございます。しかし、各国のそれと比較いたしますれば日……

第96回国会 予算委員会 第5号(1982/02/04、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 米軍機の墜落事故によります林和枝さん、お子さん二人を含めまして、あのような悲惨な事態が起こりましたこと、そしてお子さんも亡くなり、また闘病生活に本当に耐えがたい苦痛を重ねてこられた御本人もついに亡くならたということでございまして、まことに痛ましい事態でございます。  政府といたしましても、心から深甚な弔意を表しておるわけでありますが、このような事故が再び起こらないように、米軍当局に対しましても、その安全確保の措置につきまして強く要求をいたしておるところでございますが、ただいま大出さんから、根本的には基地の撤廃でなければこれは解決できないんだという御指摘がございました。  こ……

第96回国会 予算委員会 第6号(1982/02/05、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 先ほど来、正木さん、いろいろな角度から経済の動向を分析をしていただいておるのですが、おっしゃるとおり、この世界的な非常に深刻な経済状況の中で、日本は精いっぱいの努力をして今日のような成果をおさめつつあるわけでございます。しかし、それをさらに掘り下げて分析すると、いまおっしゃったように、外需依存型であり、内需を中心とした景気の回復を図らなければ、貿易摩擦もさらに激化をしてくるだろうし、税収等も上がらない、そのとおりでございますが、それらの政策を進めるに当たっても非常に選択の幅が狭いということ、これはもう正木さんがるる御指摘になっておったとおりでございます。  そこで、残された……

第96回国会 予算委員会 第7号(1982/02/08、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 今暁のホテル・ニュージャパンの大きな火災によりまして多数の死傷者が出ましたことは、まことに残念でございます。犠牲になられた各位に対しまして心から深く哀悼の意を表したい、こう思います。  ただいま自治大臣並びに消防庁長官から御報告を申し上げましたように、火災の防止、特にいま御指摘のように大きな火災に発展をし、犠牲者が多数出るようなホテル等につきましては、人命尊重の立場からいたしまして、今日までも特に注意を払って、防災並びに火災時の避難誘導等につきまして意を用いてきたところでございますが、今後とも、このような悲しむべき事態、体験を踏まえまして、再発防止につきましては万全を期した……

第96回国会 予算委員会 第8号(1982/02/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 この国会が開催をされましてから、本会議並びに当予算委員会を通じまして、いま岡田さん御指摘の重要な問題につきまして、私の所信、政府の方針を申し述べたところでございます。  なお、それらの問題につきまして重ねて御質問なり御所見があればお答えをしたい、こう思っています。
【次の発言】 財政再建に対する岡田さんの認識、非常に厳しいわが国の財政事情を踏まえての御所見でございますが、私も全く同感でございます。ただ、そういうような公債に大きく依存をしておる、そのために財政が硬直をしておる、これを何とか是正をしなければならない。そういう中におきまして、まず少なくとも最小限度、私は五十九年ま……

第96回国会 予算委員会 第9号(1982/02/10、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 先般起こりましたところのホテル・ニュージャパンの火災による大きな犠牲者を出しました事故並びに日航機の墜落事故、こういう痛ましい事故が発生をいたしておりますことにつきまして、私も大変残念に思っておるところでございます。  人命尊重ということが、すべての行政の監督に当たる者、また、そういう多くの人々を扱う業務におきましては最も大切なことであるわけでありまして、この点につきましては、安全確保、人命尊重につきましては慎重の上にも慎重を期し、最善の努力を払うべきことである、このように考えておるわけでございます。政府といたしましても、関係行政省庁を通じまして、たとえばホテルにつきまして……

第96回国会 予算委員会 第11号(1982/02/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 十日以来の当委員会の審議について、十二日の閣議において意見の交換がございましたが、防衛庁長官から防衛庁の業務の執行に支障がないよう善処したいとの願望が表明され、これを了承しました。  なお、今後、国会審議に支障を来すことのないよう留意いたしますとともに、閣僚その他政府関係者の発言が誤解を招くことのないよう十分指導いたします。  また、特にこの際一言申し上げたいと存じます。  政府は、今後とも、従来からの大原則であるシビリアンコントロールについては絶対に遵守する所存であります。
【次の発言】 お答えいたします。  民主国家におきまして、政治の軍事に対する優先は絶対に確保されな……

第96回国会 予算委員会 第12号(1982/02/18、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 間違いはございません。
【次の発言】 政府としてはぜひそうお願いをしたいという私の願望を述べたものでございます。
【次の発言】 いま運輸大臣からも申し上げましたが、事故の原因を徹底的に究明をいたしまして、そして、このような事故が再発しないように、これは政府の責任としてやってまいりたい、このように考えております。
【次の発言】 憲法の精神からいたしまして、そのとおりと認識しております。
【次の発言】 選挙区の方からたっての依頼があって、それを学校当局に御紹介をした、こういうことのようでございます。それを受けて学校側がどういう審査をやり、基準で採用されたか、それは学校の自主的な……

第96回国会 予算委員会 第13号(1982/02/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ただいま大原さん御指摘のように、五十七年度予算の編成に当たりまして、臨調の第一次の中間答申を尊重いたしますと同時に、ゼロシーリングという新しい手法を取り入れてやったわけでございます。その結果、五十七年度予算案は、御審議をいただいておりますように、一般歳出におきましては一・八%の伸びということで、これは昭和三十年以来の超緊縮予算、こういうことに相なったわけでございます。  それから、ゼロシーリングのことでございますが、ゼロシーリングをとりながらも、中長期的に見まして、総合的な安全保障、日本の将来のことを考えまして、重点的な政策、重要課題につきましては、全体としてはゼロシーリン……

第96回国会 予算委員会 第19号(1982/03/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 首脳会談におきまして、いまお話しになったような趣旨のお話を、私、申し上げた次第でございます。
【次の発言】 議長見解に至るまでの経緯等につきましてお話がございました。まさにお話のとおりでございまして、各党の政策担当者並びに幹事長、書記長レベルの各位が非常に熱心に御検討をいただきました結果、各党の御意見がまとまりまして、それを踏まえて福田衆議院議長の見解というものが発出をされた。それを各党が受けまして、そして、それに向かって今後与野党ともに協力をしていこう、こういうことに相なったわけでございます。  私は、自由民主党の総裁であり、また内閣の責任者でもございますので、この議長見……

第96回国会 予算委員会 第20号(1982/06/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 御指摘がございますように、政治の倫理を確立をする、政界の浄化と刷新を図るということは民主政治、議会政治を守ってまいります原点でもございます。私は就任以来、その点につきましては自分を含めて自由民主党の党員諸君にも、常に自粛自戒をして、いやしくも国民の指弾を受けないように心がけていかなければいけない、このように申しております。党におきましても倫理憲章等も発出をいたしまして、党員はその誓いを新たにして努力をいたしておるところでございます。  これを進めてまいりますためには、いろいろな面から検討をしなければならないことは御指摘のとおりでございます。しかし、やはり政治倫理の問題は、政……

第96回国会 予算委員会 第21号(1982/06/24、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 ただいま御指摘の問題につきましては、外務省の方にそういうアメリカの州の裁判所で裁判を受けたという報告が総領事館の方からあったようでございますが、その点につきましては、外務大臣から御報告をいたさせます。いまのところ、それ以上の具体的な公電の連絡はございません。
【次の発言】 この問題は、正木さんの御指摘のように、非常に私どもとしてもショッキングな出来事でございます。ただいま関係大臣から御答弁を申し上げ、また政府委員からもお答えをいたしましたように、事実関係を十分慎重に調査、検討をいたしまして対応しなければならない、このように考えておりますが、いずれにいたしましても、こういう問……

第96回国会 予算委員会 第22号(1982/06/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 今後の財政運営についてでございますが、いま政府側からも、当面御提出できる範囲で御説明を申し上げましたように、情勢はきわめて厳しいものがございます。また、御指摘もいただいたように、今後の対応というのは相当の決意を持って当たらなければならないということも御指摘のとおりでございます。  きのうも経企庁長官から申し上げましたように、九月ころになれば一応の経済諸指標等も出てまいるわけでございますから、その状況を見ながら今後の補正その他の対策等も考えたい、私はこう思っておるわけでございます。当面は、五十七年度予算の与えられた枠内で、公共事業の前倒し等最善の努力を払って対処してまいりたい……

第96回国会 予算委員会 第23号(1982/06/26、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 三浦さん、いろいろ共産党の立場で御意見がありました。自由民主党から昨日、議会制度協議会に提案をされた骨子の案につきましては、これは制度協議会小委員会の方で十分御協議をいただきたいと思うわけでございまして、この委員会でその中身を論議する場ではない、私はこういうように考えておるわけでございます。  いずれにしても、私が予算委員会で申し上げた趣旨をはっきり申し上げておきますと、自由民主党は議院証言法の成立をおくらせる、そして証人の喚問を引き延ばす、そういうような意思は全然持っておりません。私は、できるだけ各党の歩み寄り、合意によってこれが成立を見て、そして、この国会中に証人の喚問……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第3回国会 水産委員会公聴会 第2号(1948/11/24、23期、社会革新党)

○鈴木(善)委員 宮城縣の船山氏にお尋ねしたいと思うのであります。船山氏の御意見の中に、漁業協同組合の自営の條件を緩和してほしいという御意見があつたのであります。私といたしましても漁業生産組合並びに漁業協同組合が、生産協同組合として、眞に沿岸漁業の民主的な振興発展の上に寄與することを念願するものでありまして、このねらいは同樣であります。ただその條件の緩和を具体的にどういうぐあいに考えておられるか、御参考までにお聞きしたいと思います。
【次の発言】 御意見はわかりましたが、ただ組合員の営む漁業に從事する者、こういう人たちの数を制限いたしませんと、いわゆる漁業協同組合が、組合員に協同で漁業を営まし……


24期(1949/01/23〜)

第6回国会 水産委員会公聴会 第1号(1949/11/16、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 堀部さんのただいまの御説のありました面につき、二、三御質問をいたしたいと思います。堀部公述人は、定置漁業権に賃貸の道を開けという御趣旨の御意見があつたのでありますが、これは全面的に定置漁業権は賃貸させる方がいいという御意見であるのか、また原則として定置漁業権はみずから行使するもの、自営するものに免許を与うべきであつて、但し漁業協同組合のような漁民の構成する団体の保有にかかる定置漁業権、あるいは特定の場合に限り、具体的に申しますと、漁民が協同申請によつて共有権として得たところの定置漁業権を、その共有者の一部の者がこれを行使する場合等に限つて、限定をして賃貸の道を開いた方が、実際……

第6回国会 水産委員会公聴会 第2号(1949/11/17、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 菊池さんの御発言の中に、水産常任委員会の小委員会の案がきわめて反動的であるという御批判があつたのでありますが、これはこの水産常任委員会の小委員会案の内容を、具体的に御検討の上での発言であるかどうか。さらに全日本水産労働組合の傘下の漁民諸君の意見として、いろいろ御意見の開陳があつたのでありますが、その中に、現状に一切目をおおうて、飛躍的な御見解の発表があつたわけであります。私どもは第五国会以来、全国の漁村に現地公聽会を開きまして、菊池君のように水産関係の会社に事務をとつておられる立場でなく、真に海上に出て働いている漁民諸君の意見を徴しまして、その意見に基いて本案の審議に当つて来……

第6回国会 水産委員会公聴会 第3号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 網師君に御質問申し上げます。組合学校の学生諸君が、真劍に熱心に御研究になつた結論が、漁業権は働く漁民がつくつておる組織に与へるべきであるということについては、私ども敬意を表するものであります。ただこの中で二、三お尋ねしたいと思うのでありますが、一切の漁業権を共同漁業権というものに総括いたしまして、これを協同組合に与えようという御意見と、その総括的共同漁業権の中に含まれておる定置漁業、その他の漁業を営む場合に、地区調整委員会の決定に基いて、それを行使せしめる。その行使にあたつては、協同組合が自営する場合に第一優先とするという御意見であつたようでありますが、総括的共同漁業権を協同……

第6回国会 水産委員会公聴会 第4号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○鈴木(善)委員 野村さんに一、二点にわたりまして御意見を拝聽したいと思います。  ます第一点は、政府原案によりますと、現在の漁業権を一齊に取消しをして、そうしてこれを調整しようという方式をとつておるのでありまするが、そのやり方と、それから現行漁業制度の中で、封建的であり、非民主的であり、かつ生産力の発展を阻むであろうと認定されるものだけを取消して、新法においても当然適法であるという漁業権は、これをそのまま取消しをしないで、存続せしむるという行き方の調整方式と、いずれが現在の漁村の実情に適するであろうかという点について、まずお伺いしたいと思います。

第10回国会 運輸委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/03/26、24期、自由党)

○鈴木(善)委員 この法律案につきましては、第一條の目的にうたつておりますように、船舶に乗り込むべき者の資格を定めまして、もつて船舶の航行の安全をはかるということでありますので、これは漁業の面から見ましても、漁船の安全航行と漁業の将来の発展のために、きわめて適切なる法案であるという観点から、この法案に対しましては水産委員会といたしましても全面的な賛意を表するものであります。ただ実施上二、三の点につきまして、当局に対しお尋ねをいたしたいと思うのであります。  まずその第一点は、この法律の実施にあたりまして、従来総トン数二十トン以上の漁船に適用されておりましたものが、今回の改正によりまして総トン数……


26期(1953/04/19〜)

第19回国会 建設委員会水産委員会連合審査会 第1号(1954/05/21、26期、自由党)

○鈴木(善)委員 私は水産委員会で、本法案を予備審査いたしたのでございますが、水産委員会を代表いたしまして、主として第二条の国際連合の軍隊に水面を使用させるための漁船の操業制限等に対する補償の問題につきまして、質問をいたしたいと存じます。なお他の水産委員の諸君から、補足的に御質問があろうかと存じますが、まず私からお尋ねいたしたい点は、この国際連合の軍隊が、適法に営業しておりますところの漁船、漁業者の海面の使用によりまして損失を与えました場合の補の問題でございますが、アメリカ軍との間の補償におきましては、大体において平和条約発効の日にさかのぼつて補償するように相なつておるのであります。二十七年の……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第3号(1955/05/30、27期、自由党)【議会役職】

○鈴木小委員長 これより農林水産委員会水産小委員会を開会いたします。  韓国ノリの輸入問題につきまして調査を進めます。  なおこの際お諮りいたします。小委員外の農林水産委員の発言につきましては、小委員長において適宜許可いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 松野頼三君。
【次の発言】 ただいま通商局次長の大堀弘君がお見えになりました。
【次の発言】 原君。
【次の発言】 赤路君。
【次の発言】 それでは委員長からも二、三補足して水産当局にお尋ねしたいのであります。日本国内におけるノリの需給の適正数量と申しますか、大体どの程度の数量を需給の線で抑えようとなさっておるのか、そ……

第22回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第4号(1955/06/04、27期、自由党)【議会役職】

○鈴木小委員長 これより水産に関する小委員会を開会いたします。  本日は水産に関する外貨の問題につきまして調査を進めます。まず韓国ノリ輸入外貨の問題につきまして、政府に対し質疑を行いたいと存じます。政府委員の出席は通産省から板垣通商局長、川上鉱山局長、樋詰通商局予算課長、生駒通商局輸入課長、なお水産庁から岡井次長が見えます。赤路友藏君。
【次の発言】 了解いたしておりません。
【次の発言】 他に韓国ノリの問題はありませんか。――それでは委員各位の御了承を得まして、委員長から若干補足質問をいたしたいと存じます。  先ほどの板垣通商局長のお話で、大堀次長が委員長の了解を得て、今回第三回の韓国ノリの……

第22回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第5号(1955/07/11、27期、自由党)【議会役職】

○鈴木小委員長 これより農林水産常任委員会水産に関する小委員会を開会いたします。  本日は水産金融特に農林漁業金融金庫の融資につきまして、今後の漁業転換その他の施策と関連をする問題につきまして審議を進めたいと存じます。  まず金融課長から、昭和三十年度の農林漁業金融公庫の原資の構成その他融資計画についての御説明を聴取いたしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの点について御質問はありませんか、赤路友藏君。
【次の発言】 今のことに関連して和田金融課長にお尋ねをいたします。今度の五億の予算修正に伴う増加分についての配分の御説明に当って、補助金の増額と見合って大分部を配分されておるという御説明が……

第22回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会及び農業及び漁業災害補償制度に関する小委員会連合審査会 第2号(1955/07/09、27期、自由党)

○鈴木(善)小委員 水産業協同組合法の一部改正につきまして、水産に関する小委員会における調査の経過及び結果等について御報告申し上げます。  ただいま委員各位の御手元に配付いたしてあります水産業協同組合法の一部を改正する法律案は、昨年農業協同組合法を改正して農業協同組合による共済事業の拡充を見たと同様の趣旨によりまして、今般水産業協同組共済会の事業の拡充をはかるとともに、全国を地区とする漁業協同組合連合会の事業に関する規定の一部を改正して、漁民生活の安定に資せんとすることがその趣旨であります。  昨年第十九回国会におきまして、農協法の改正以来、農村と相隣接せる漁村の関係あるいは漁業協同組合と農業……

第22回国会 農林水産委員協議会 第2号(1955/10/15、27期、自由党)【議会役職】

○座長代理(鈴木善幸君) 池田清志君。
【次の発言】 午後二時半から再開することとし、暫時休憩いたします。     午後一時二十三分休憩
【次の発言】 次会は公報でお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。     午後四時五十一分散会

第22回国会 農林水産委員協議会 第3号(1955/10/19、27期、自由党)【議会役職】

○座長(鈴木善幸君) これより農林水産委員協議会を開会いたします。  理事であります私が座長を勤めたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  本日は、まず輸出ミカンカン詰の件につきまして、田口委員より質疑を求められております。これを許します。田口長治郎君。
【次の発言】 この問題につきまして他に御発言はございませんか。――それではこの問題はこの程度にとどめたいと思います。
【次の発言】 それでは芳賀貢君。
【次の発言】 暫時休憩いたします。     午後零時四十四分休憩
【次の発言】 午前に引き続き会議を開きます。――川俣委員。

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/05/27、27期、自由党)

○鈴木(善)委員 まず政府に水産関係の第十一条、第十三条、第十四条の三点につきましてお尋ねをいたしたいと思うのであります。  第十一条、第十三条の問題は、他の条文とほとんど軌を同じゅういたしました趣旨でこのような提案がなされておると思いますので、この問題につきましてはわが党におきまして全体についての態度をきめることになっておりますし、内容もまた明確になっておりますから、これは省略をいたしまして、主として第十四条の漁船損害補償法の規定の読みかえの点につきましてお尋ねをいたしたいと存じます。  この読みかえの第十四条は、去る第二十国会であったと存じますが、十九国会における衆議院及び参議院の本法案に……

第24回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第2号(1956/04/06、27期、自由民主党)

○鈴木(善)小委員 板垣通商局長にお尋ねをしたいのでありますが、昭和三十一年度の外貨予算も大体おきまりになったようですが、韓国のりの輸入につきまして、三十一年度は通産省としてどういう御方針で進んでおられますか。その点をまずお尋ねいたします。
【次の発言】 私は昭和三十一年度の韓国ノリの輸入問題を政府が検討されます際に、三十年度の韓国のりの輸入に際しまして、国内生産ののりの価格の安定維持、またこれが商業秩序の確保の見地から、当委員会が政府に対しいろいろ意見を申し入れ、政府においてもこれに対しまして、できるだけ適切な措置を講ずることをお約束もされまして、その線に沿うて三十年度の輸入措置がなされて参……

第24回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第3号(1956/04/13、27期、自由民主党)

○鈴木(善)小委員 この韓国ノリの審議の途上に出て参りました東和商事の問題につきましては、淡谷委員から詳細にわたって御質疑があり、当局も誠意をもって目下調査中のようでございますから、この問題は私はしばらくおきまして、今後の韓国ノリの輸入の問題につきまして、通商当局及び水産庁の方針をお尋ねいたしたいと思うのであります。  昨年、昭和三十年度の韓国ノリの輸入に当りまして、当小委員会におきまして、委員各位より相当突っ込んだ意見が開陳されまして、いろいろ万全の対策が通商当局によってなされるということを前提として、韓国ノリの輸入を認めたという経過になっておるのでありますが、ただいま淡谷委員の質問に対しま……

第26回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1957/04/23、27期、自由民主党)

○鈴木(善)委員 ただいまの参考人の御意見を伺っておりまして、私ども本条約を審議するに当りまして、いろいろな重大な問題が伏在いたしておることを承知いたしたわけでございます。まず第一点は、参考人の御意見によりますと、関係漁業者、特にオットセイの回流する海域で生活しておるところの、北海道、三陸、常磐の漁業者は、今回のオットセイの条約の交渉に当って、海上猟獲を認めるような条約であってほしい、年間少くとも五万頭程度の海上猟獲が認められる内容のものであってほしい、これを強く期待しておったようでありますが、この日本側の主張が米、加、ソ連の三ヵ国に容認されずに、暫定的な形の、調査を内容とした条約になったよう……

第26回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第6号(1957/04/08、27期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木小委員長 これより水産に関する小委員会を開会いたします。  サケ・マスはえなわ漁業に関し調査を進めます。なお、この議事は都合により懇談の形で行うことにいたします。     
【次の発言】 それではこれにて懇談を終ります。  ただいままで、本年度のサケ・マスはえなわ漁業の許可方針について御協議を願ったのでありますが、これより以東底びき漁業の問題につきまして調査を進めます。原捨思君より質疑の通告がありますので、これを許します。原捨思君。
【次の発言】 川村君。
【次の発言】 関連して。私からも二、三お尋ねしておきたいと思います。それは先ほど川村委員からお尋ねがあった点でございますが、今回の条……

第26回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第7号(1957/04/11、27期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木小委員長 これより水産に関する小委員会を開会いたします。  サケ・マスのはえなわ漁業の昭和三十二年度の許可方針につきまして懇談会を開きまして御協議を進めて参ったのでありますが、その結果自民党、社会党の党の御方針も意見が一致いたしまして、次のように小委員会としては方針を決定いたしまして、これを明日の本委員会に小委員長から報告をいたしたいと存じます、その決定を見ましたところの内容は次の通りであります。一、昨年漁業許可を受けた漁船については全船を許可すること、二、各県の調査船は全船を正規の許可船とすること、三、操業区域は条約区域外にして前年度と同一の水域とすること、四、四十トンの範囲内において……

第27回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第1号(1957/11/08、27期、自由民主党)

○鈴木(善)小委員 水産の予算の問題なんですが、その中で漁業共済の三十三年度予算要求を水産庁はどういう工合にされておるか、この点を一つお伺いしたい。
【次の発言】 私は一般の行政費あるいは公共事業費の関係は前々からある程度経過も承わっておりますので全体には触れませんが、ただいまは漁業共済と対する来年度の予算要求をどういう工合に組んでおられるか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 それは省議でそういう工合な方針にきまって、そうして大蔵省当局ともそういう取扱をするということにきちっと話がついてそういう扱いになっておりますかどうか。
【次の発言】 今別建の扱いをすることになったということを伺ったの……

第28回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第3号(1958/03/18、27期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木小委員長 これより水産に関する小委員会を開会いたします。  イルカ漁業転換の問題について調査を進めます。質疑を行います。田口長治郎君。
【次の発言】 この際お諮りいたしますが、小委員外の農林水産委員の発言につきましては、適宜委員長において許可いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めましてさよう決定いたします。赤路友藏君。
【次の発言】 公庫は来ておりませんが、農林経済局の小林金融課長が見えております。
【次の発言】 今高木主計官もお見えになりました。
【次の発言】 川村善八郎君。
【次の発言】 イルカ漁業の転換の問題につきましての調査はこの程度にとどめ……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 文教委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1958/06/25、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 川村継義君。

第30回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1958/11/03、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより警察官職務執行法の一部を改正する法律案について、地方行政委員会の公聴会を開会いたします。  ただいま御出席を願いました公述人は土屋正三君、鵜飼信成君のお二人であります。  この際議事に入ります前に、公述人各位に一言ごあいさつを申し上げます。御多用中のところ特に御出席をわずらわしましたことは、さきに御通知申し上げました通り、本委員会において審査中の内閣提出にかかる警察官職務執行法の一部を改正する法律案は、国民の一般的関心及び目的を有する重要な法律案でありますので、成規の手続によりましてここに公聴会を開会し、学識経験を有せられる方々を公述人として選定し、各位の本法律案について……

第30回国会 地方行政委員会公聴会 第2号(1958/11/04、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより警察官職務執行法の一部を改正する法律案について地方行政委員会の公聴会を開会いたします。  ただいま御出席願いました公述人は、北岡壽逸君及び中野好夫君のお二人であります。  この際、議事に入ります前に公述人各位に一言ごあいさつを申し上げます。御多用中のところ特に御出席をわずらわしましたのは、さきに御通知申し上げました通り、本委員会において審査中の内閣提出にかかる警察官職務執行法の一部を改正する法律案は、国民の一般的関心及び目的を有する重要な法律案でありますので、成規の手続によりましてここに公聴会を開会し、学識経験を有せられる方々を公述人として選定し、各位の本法律案についての……

第30回国会 地方行政委員会法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1958/10/31、28期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木委員長 これより警察官職務執行法の一部を改正する法律案について、地方行政委員会、法務委員会、社会労働委員会連合審査会を開会いたします。  先例によりまして、本案を所管しております地方行政委員会の委員長たる私が、本連合審査会の委員長の職務を行います。  本案について、まず提案理由の説明を求めます。国務大臣青木正君。
【次の発言】 これにて本案の提案理由の説明は終りました。  質疑の通告があります。順次これを許します。  猪俣浩三君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 この際暫時休憩いたします。本会議散会後に再開することにいたします。     午後……


30期(1963/11/21〜)

第51回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1966/02/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和四十一年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算案の概要について御説明申し上げます。  厚生行政につきましては、日ごろ各位の御協力をいただき、逐年予算の増額を見、厚生行政の進展がはかられつつありますことはまことに喜ばしいことでありまして、この際あらためて厚く御礼を申し上げたいと存じます。  さて、昭和四十一年度厚生省所管一般会計予算における総額は五千八百二億四千二十二万四千円でありまして、これを補正第三号後の昭和四十年度予算五千七十八億九千八百八万八千円に比較いたしますと、七百二十三億四千二百十三万六千円の増加と相なり、前年度予算に対し一四・二%の増加率を示しており、また、前年……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1966/03/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま川崎さんのお話のように、重症心身障害児が、昨年の八月の調査によりますと、全国で一万七千人ほどおるわけでございます。そのうち、施設に収容して療育を必要とするものが一万四千五百人ほどおるのでございます。これらの施設に収容をしてお世話をしなければならないのに対しまして、施設が、今日までわが国では非常に少なかった。民間で島田療育園でありますとか、秋津療育園でありますとか、あるいはびわこ学園でありますとか、そういう数少ないところで、わずか三、四百人の子供をお世話をしておったという、きわめて貧弱な状態でございました。そこで四十一年度に、政府といたしましても、この谷間に取り残された気……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1966/03/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 この母子保健法の中で、私どもが妊産婦や乳幼児の栄養、健康を増進いたしますために、無償でミルクを支給することにいたしておりますが、その支給範囲を昭和四十年度よりは四十一年度におきましては拡大をいたしまして実施いたしたい、かように考えております。
【次の発言】 その数字的なことは政府委員のほうから御説明申し上げますが、若干予算が残ったのでございますけれども、それはどういうことかと申しますと、各地方団体がすでに当初予算を組んだあとでこのミルクの支給の問題が決定をいたしまして、おくれて通知をしたというようなことで、地方団体の予算措置が各市町村で順調に行なわれなかった、こういうことも一つ……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1967/04/19、31期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。  私が本分科会の主査をつとめることになりましたが、分科員各位の御協力を得まして、大過なきを期してまいりたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。  本分科会は、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、経済企画庁を除く総理府、法務省及び大蔵省所管並びに他の分科会の所管以外の事項について審査を行なうことになっております。  本分科会の審査日程は、一応お手元にお配りいたしておりますとおりであります。  それでは、昭和四十二年度一般会計予算中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、経済企画庁を除く総理府、法務省及び大蔵省所管、昭和四十二年……

第55回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1967/04/20、31期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。  昭和四十二年度一般へ会計算中、裁判所及び法務省所管予算を議題とし、質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。猪俣浩三君。
【次の発言】 横山利秋君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめ、午後は一時四十分より再開することとし、この際、暫時休憩いたします。    午後一時六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。石田宥全君。
【次の発言】 中谷鉄也君。
【次の発言】 これにて裁判所及び法務省所管、予算の質疑は一応終了いたします。  明二十一日は、各党間の御協議により……

第55回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1967/04/21、31期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。  この際、分科員各位に申し上げます。議事の都合により、交代して分科員になられる方の質疑時間は、慣例によりまして、原則とし三十分程度にいたしたいと存じますので、さよう御了承願います。  昭和四十二年度一般会計予算中総理府所管のうち防衛庁、科学技術庁及び大蔵省所管予算、昭和四十二年度特別会計予算中大蔵省所管及び昭和四十二年度政府関係機関予算中大蔵省関係予算を議題といたします。  まず、防衛庁予算の質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。八木昇君。
【次の発言】 猪俣浩三君。

第55回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1967/04/25、31期、自由民主党)【議会役職】

○鈴木主査 これより予算委員会第一分科会を開きます。  昭和四十二年度一般会計予算中内閣所管及び防衛庁、経済企画庁を除く総理府所管予算を議題とし、質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。中谷鉄也君。
【次の発言】 中谷君に申し上げます。お約束の時間がだいぶ経過しておりますので、結論をお急ぎ願います。
【次の発言】 どうぞ簡略に願います。
【次の発言】 川崎秀二君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめ、午後一時三十分再開することとし、この際暫時休憩いたします。    午後零時二十六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。田……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第2号(1977/06/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 ただいま森さんが御指摘になりましたように、今回の交渉の結果といたしまして、わが国の北西太平洋のソ連の二百海里水域内における漁獲量というものが大幅に削減をされたわけでございまして、この点は交渉に当たりました私自身にとりましてもきわめて残念な結果であり、また、国民の皆さんの御期待や関係漁民の諸君の期待にこたえることが十分できなかったということを、私は非常に遺憾に考えておるところでございます。  今回の六月から十二月までの漁獲割り当てが四十五万五千トン、それに三月中にとりましたところの漁獲量を合わせまして七十万トンに相なるわけでございます。また、一月から二月、休漁いたしました四月から……

第80回国会 農林水産委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1977/03/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 大気汚染による樹勢の衰弱、こういうものが松くい虫の繁殖を助長した、そういう間接的な影響というものは私は否定できないところであろうか、こう思います。しかし、いずれにいたしましても、島本先生御承知のように、この一両年における松くい虫による大変な被害の状況というものは放置できない状況下にあるわけでございます。私どもは今日までも四年間にわたってやってまいったわけでありますけれども、こういう激害の状況は放置できない、できるだけ早くこれの蔓延を防除しなければならないということで、今回特別措置法の制定の御審議を煩わしておるわけでございます。また、大気並びに水質の汚濁ということが漁業の面、その……

第80回国会 農林水産委員会内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1977/04/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 先ほど来有馬さんの御質問拝聴いたしておりましたし、また外務大臣、防衛庁長官、さらにそれを補足する意味で伊藤防衛局長からも御答弁があったわけでございます。私どもは海運国家であり、海洋国家であり、また工業先進国である、そういうような立場から国連海洋法会議におきましては、いわゆる国際海峡というのは一般の領海よりも、また無害通航制度よりもより自由な航行を確保しなければならない、これが総合的な国益に合致するものである、こういう観点に立ちまして海洋法会議でもわが方は終始このことを主張しておるわけでございます。そういう主張をやっておりますわが国が、いわゆるわが国周辺の国際海峡におきましてそれ……

第80回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1977/03/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 昭和五十二年度農林関係予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  最初に、各位の御協力を得て御審議いただくに当たりまして、予算の基礎となっております農林水産業施策の基本方針について御説明申し上げます。  最近における国際的な食糧需給の動向とわが国農業の体質の脆弱化の状況にかんがみ、わが国農業の生産体制を整備し、総合的な食糧自給力の向上を図りつつ、国民食糧の安定的供給を確保することは、いまや国政の基本課題となっていると考えております。  このため、昭和五十一年度から実施してきている総合的な食糧政策の一層の充実発展を図るとともに、わが国農林漁業をめぐる内外の厳しい諸情勢に対……

第80回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1977/03/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木国務大臣 カーター政権の方もまだできたばかりでございまして、向こうの新農務長官の日程等も西欧諸国を訪問するとか、いろいろ予定があるようでございます。私も、小麦、大豆その他の主要農産物の安定輸入、確保につきまして安倍農林大臣の時代に一応の話はついておりますけれども、新しいカーター政権として方針もはっきり聞いておきたいという点もございますけれども、いま申し上げたようなことで日程等まだ決まっておりません。
【次の発言】 事食糧の問題につきましてはきわめて重大な問題でございまして、私も基本的には安宅先生の御意見と同じでございまして、やはり総合的な食糧の自給力を一日も早く高めるように、しかしこれは……


36期(1980/06/22〜)

第94回国会 外務委員会内閣委員会安全保障特別委員会連合審査会 第1号(1981/05/29、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 先般の日米首脳会談は、日米両国の揺るぎない友好信頼関係を確認いたしました。そしてその上に立って、多難な国際情勢の中で、日米両国が世界の平和と安定、そして繁栄のために、それぞれの国の立場においてこれに貢献していこうということを確認いたしたところでございます。また、私とレーガン大統領との間におきましても、個人的な友情と信頼関係を確立することができました。こういうことで、米政府におきましてもわが方におきましても、今回の首脳会談は成果を上げ得た、このように評価をし、私も満足しておるところでございます。  したがいまして、伊東君が私に辞意を表明されました際に、伊東外務大臣が辞任をする……

第95回国会 行財政改革に関する特別委員会地方行政委員会大蔵委員会文教委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1981/10/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○鈴木内閣総理大臣 今回の夕張新炭鉱の災害につきましては、多くの犠牲者が出まして本当に痛ましいことであり、御遺族の皆さんに対しましても、この機会に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。  政府としては、早速現地に田中通産大臣を派遣をいたしまして、いまだ救出を見ていない方々の救出に対しまして、全力を挙げるように指導いたしますと同時に、今後の対策につきまして、関係者といろいろ話し合いを願ってまいりましたが、その報告も受けまして、対策本部を設置することにいたしました。今後は、さらに救出に万全を期するということ、それから原因の究明を十分やる、一体どういうところに原因があったのか、そういう点を究明……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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