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根本竜太郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

根本竜太郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(衆)
367位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
760位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
859位
委員会発言(政府)歴代TOP100
63位
各種会議発言(政府)歴代TOP50
30位

24期委員会発言(政府)TOP25
19位
27期委員会発言TOP100
78位
27期委員会発言(政府)TOP10
10位
27期各種会議発言(政府)TOP10
7位
32期委員会発言TOP50
28位
32期委員会発言(政府)TOP10
8位
32期各種会議発言TOP25
22位
32期各種会議発言(政府)TOP10
6位

このページでは根本竜太郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。根本竜太郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 運輸及び交通委員会 第40号(1947/12/03、23期、同志クラブ)

○根本龍太郎君 ただいま議題となりました兩請願について御説明を申し上げます。  羽後鐵道災害復舊費補助の請願につきましては、御承知のごとく今囘東北を襲いました水害によりまして、羽後鐵道は大損害を受けたのであります。この羽後鐵道というのは昭和五年湯澤を中心とするところの雄勝線を開通しましたし、また前に開通しておりました横手を起點とするところの鳥海山脈に至る線、この二つをもつておりまして、この線は秋田縣の南部交通の動脈として奥羽線に直結するところの唯一の私鐵であります。この沿線は鳥海山脈を中心とするところの薪炭補給の輸送ルートにもなつておりますしまた雄勝平野の農産物集散の線でございます。また教育關……

第1回国会 厚生委員会 第36号(1947/12/03、23期、同志クラブ)

○根本龍太郎君 本請願は財團法人滿蒙同胞援護會會長小日山直登の請願でありまして、私が紹介いたすものであります。御承知のごとく、滿洲におりました百五十萬の同胞は、古くは四、五十年前から、最近に至つても少くとも四、五年の期間において、ほとんど内地から全財産をもつて滿州の建設に參畫したものであります。それが今度の終戰とともに、ほとんど一切の財産を沒收され、あるいはそのまま放擲して引揚げる状態に立ち至つたのであります。特に皆樣御承知のごとく、終戰後一年間というものは、滿洲在住の邦人は、食もなく、何ら收入の途がなかつたので、その日その日今までもつておつた財産を賣り拂つてきたのでありますが、特に奧地から引……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第5号(1947/08/27、23期、民主党)

○根本委員 今囘の水害によりまして農村における被服時にふとん類が損耗しております。御承知のごとく急速な出水のために、しかも農村には二階がないためにふとんなどが水づかりになりまして、しかもこれを乾燥する時間がなかつたのであります。すなわち二週間にわたつて降雨が續いたために、ほそうとすればかえつて腐るという状況で大變な損害であります。これに對して厚生省方面に連絡をして一應の手配を受けたのでありますが、綿類竝びに覆いがないというので、毛布若干をいただいた程度であります。しかしながら東北地方は嚴寒の地でありまして、毛布の一枚や二枚ではとうてい防ぎきれない。そうすれば食糧と同じく何としても生命を保持する……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第6号(1947/08/30、23期、民主党)

○根本委員 ただいまの開拓局長の數字と、全般の對策委員會で總務局長から發表されたのと數字が違うのでありますが、これはおそらく今開拓局長の言われたのは、農耕地關係だけ言つたのかと思います。今のは山林關係その他のものは含んでおらないと解釋するが、それが事實かどうか、もし含んでいないとするならば、あとの山林關係の方はこれは融資の指令がゆかないのか、出さないのか、その點を明確に御答辯をお願いします。なお今の中金から農業會を通じていくところの資材關係のことも觸れていないが、これまた農林省としては指令を出したはずだと思いますが、これとの關係はどうなつておるか、この點を御答辯を願います。

第1回国会 水害地対策特別委員会 第7号(1947/09/18、23期、民主党)

○根本委員 ただいま示された數字は、これは補助金として指令されたのでありますが、融資額として指令されたのでありますか。
【次の発言】 ただいまの御説明によると、結局これは融資額として指令したということになつておるのでありますが、現地に行きますと、日本の支店は銀行局からの指令に基く國庫補助金竝びに地方負擔額が明確になつてまいらなければ、いかようにも自分の方では處置できない。こういう現状でありまして、現實には農林省關係では、先ほども言われたように、いろいろ手配してくださつておるけれども、全然現物化していない。從つて中金關係の農業資材及びその他の關係の資金が流れておるだけであつて、農林當局關係は全面……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第8号(1947/10/01、23期、民主党)

○根本委員 ただいまの御説明によりますと、關東竝びに東北の第二次というか第三次かの水害に對して、政府のとられた措置を述べられておりますが、聞くところによりますと山梨が相當被害か甚大であるという報告を聞いておるのであります。しかるところこの山梨の水害に對して、やはり同樣に東北竝びに關東と同じ基準方策をもつて、これが復舊竝びに援助に對する政府、特に農林省においてその用意ありや否や、この點を明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 東北水害につきまして、特に公共土木その他に關して、甚大なる好意を政府が積極的に示されたことは感謝にたえません。しかるに農村對策費、これがほとんど盛られていない、こ……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第9号(1947/10/08、23期、民主党)

○根本委員 大藏大臣竝びに官房長官に對する質問は保留いたしまして、ただいま農林省竝びに内務省關係がありますので、まず農林省關係について質問申し上げます。
【次の発言】 農林省におきましては、先般以來東北關係について、いろいろと補助金の査定をされて通知されておるのでありまするが、現在まだこれが資金化されてない状況であります。それは内務省關係の工事費については、假認證できまして、補助金額が地方においても支出できるような段階になつておりますが、各縣に對する通知だけは農林省關係から來ておるけれども、それの假認證が來ていないということであります。そのために農村工事は非常に遲れておる、こういう現状でありま……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第13号(1947/12/05、23期、同志クラブ)

○根本委員 ただいまの大藏大臣の説明によりまして、豫算外國庫負擔で賄うというようなお話でありますが、そうしますと、これは本年度の豫算には計上されていない、從つてこの金額は利用するとしても單なる融資に止まる、こう解釋するのですが、そういう状態でありまするならば、地方債がもし行われたとしても、地方にそれを償還するところの財源はない。こういうような場合においては、どうしてもこれは融資でなくして、はつきりとした國庫補助をもらわないと地方の災害復舊がほとんど進行できないじやないか、こう思うわけですが、これに對する大藏大臣の答辯を願います。
【次の発言】 趣旨は非常によくわかりましたが、そうしますとすでに……

第1回国会 電気委員会 第6号(1947/08/22、23期、民主党)

○根本委員 商工大臣にお伺いいたします。今囘の東北を襲いました水害は、各般にわたつて相當深刻なのであります。特に發送電に對しましてもかなりの被害あるごとくわれわれは推測しておるのであります。これに對する政府の調査はどの程度の被害と見ておられるか、またこれに對していかなる對策をもつて臨まれるかこれを端的にまずお伺いいたしたいと思つております。
【次の発言】 ただいまの報告は大體了承いたしましたが、次にわれわれが非常に心配しておりますのは、ダムの基礎が非常にぐらついてきているという現状です。そのために今囘の水害中にあたりましても、ダムの決壞の危險があつたために、放水を命じて辛うじてそれを保持してい……

第1回国会 電気委員会 第8号(1947/08/29、23期、民主党)

○根本委員 先般の委員會において商工大臣竝びに商工省の電力局長に配電の合理化について質問いたしたところ、根本問題については安定本部がこれを握つておるということでありました。そのときには安定本部の方がいませんでしたので、今まず第一の觀點から伺います。御承知のように現在電力が産業復興のために非常に要望せられておるにかかわらず、電力が非常に少いがために、その合理的な配分ということが、わが國再建の上に最も重要な問題の一つになつておると考えておるのであります。しかるに從來までの配電の状況を見ますれば、いわゆる戰時經濟のあり方にまだ非常に多く影響されて、敗戰後の日本の國土の總合的開發の見地に立つての配分計……

第1回国会 電気委員会 第12号(1947/10/08、23期、民主党)

○根本委員 ただいまの浴場の電力問題は、先ほど紹介者から申された通り、まことに重大問題だと考えます。特に今度の水害によりまして、從來の燃料の供給地が、本年はまつたく見透しがつかない、こういう状況になつておると私は存じます。特に東北地方、山梨方面もその通りであります。こういう際でありまするので、これはただ單に、政府當局が電力危機の時代であるから、原則としてそういうものを認めがたいのでその通りというような輕い問題として私は取扱うべきではないと存じます。それでその判定はどこにあるかと言うならば、しからば六大都市において、特に東京を問題にしたいのであります。浴場のためにどれだけのパワーを使つておるか、……

第2回国会 電気委員会 第3号(1948/06/03、23期、民主自由党)

○根本委員 先ほど來の政府委員の説明によりますと、電氣事業の経営形態の改変に関するところの用意があるごとく見えましたが、企業形態の改変の問題については、電産案とか、日発案とか、いろいろ出ているようでありますが、この問題を政府としては本議会中に電氣事業法その他の法律案の改正によつて、これを実施するという決意をもつておるのかどうか。またその準備ができているならば、その資料の提務を委員会に対していつごろなすか。そういう点について御答弁をお願いします。
【次の発言】 そうしますと、先ほど來二件の請願がありましたがこれはいずれもこの企業形度の再編成という問題を取上げなければ、基本的には処理できないという……

第3回国会 人事委員会 第4号(1948/11/12、23期、民主自由党)

○根本委員 ただいま同僚委員からの御発言もありましたが、政府も第三國会の至上命令として、國家公務員法並びにその関連法規の審議を先決するようにと要望しているわけでありますから、いろいろ政府においても政治関係の運営上多忙でありましようが、この委員会ではあらゆる障害を突破して、必ず政府委員が大臣とともに出席されて、この審議がすみやかにできるように、委員長から特に申入れをしていただきたい。

第3回国会 人事委員会 第10号(1948/11/25、23期、民主自由党)

○根本委員 公務員法の一部改正案と新給與の予算の問題は、立法的に考えるならば、何も同時に審議しなければならないことはない。ただし政治的に見たならば、これを同時に解決することが望ましいということであつて、從つて予算案が出なければ國家公務員法を審議しないということは私はまことに遺憾にたえないのであります。なお本日総理大臣が來ないということは、何かの事情があつたのでありましようが、総理大臣が本日出席しないということによつて審議を拒否するということは……。
【次の発言】 ただいま私赤松委員から、私の発言に対して、院議無視あるいは院議を侮辱したというような発言がありましたが、私の言葉にはそういうことは全……

第3回国会 人事委員会 第15号(1948/11/30、23期、民主自由党)

○根本委員 私は民主自由党を代表いたしまして、民主党の高橋君提出の修正案に賛成し、修正案を除くその他の政府原案に賛成いたすものであります。理由につきましては、時間の関係上これを省略いたします。(拍手)

第4回国会 人事委員会 第3号(1948/12/07、23期、民主自由党)

○根本委員 私は民主自由党を代表いたしまして、政府が同意を求められた三君に対して、賛成の意を表するものであります。この三君は臨時人事委員会が発足以來、忠実かつ公正に働かれ、なおまた今回新たに発足したところの、人事院設置の方針にも即應する人々であると考える次第であります。もとよりこのような重大なる任務をやるためには、完全にして何らの欠点なき者とは認めませんけれども、現在の状況においてはこれらの人々が適当である、こういうふうな観点のもとに賛成の意を表するものであります。

第4回国会 人事委員会 第9号(1948/12/14、23期、民主自由党)

○根本委員 ただいま修正案が出ましたが、いずれももつともの條項もありまするが、特にそのうちわれわれとして賛成しかねるのが一項あります。それは第五條第二項であります。これは御承知のように、両院制度のうち衆議院の優越性を規定したところの法律であり、なおまた御承知のように最高裁判所長官、あるいは会計檢査官の任命についても同様な條項が適用されておるのであります。しかも最高裁判所長官並びに会計檢査官も、すべてこれまた人格高潔にして、政治的な影響のないという人を選んでおる次第でありまするので、その意味からしましても、この條項を人事官について、第五條第二項を削除するということになりますると、同じような意味に……

第4回国会 人事委員会 第12号(1948/12/21、23期、民主自由党)

○根本委員 この際質疑を打切りまして、ただいま上程されました三派共同修正案について提案者の説明を求められんことを望みます。
【次の発言】 野党三派の修正案は、ただいまこの席で上程されただけであります。この問題につきましては各党ともおのおの党議にかけて、これを決定しなければならないものであります。わが党におきましても、これはただいまここに列席しておる委員だけが承知したのでありまして、これを党議にかけるために、この際約一時間の休憩をお願いいたしたいのであります。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 内閣委員会 第8号(1949/04/13、24期、民主自由党)

○根本委員 政党用紙の割当についていろいろお話がありましたが、從來全体でどれだけふえているか、それから配分はどうなつているか、それからGHQらのメモランダムか何かで出ているといわれるところの、政党の得票数によつて今の二十万ポンドをわけるとすれば、どういうふうな割当になるか、それをちよつとお知らせ願いたい。

第5回国会 内閣委員会 第23号(1949/05/17、24期、民主自由党)

○根本委員 私は一應ごもつともな御意見とも考えられますが、すでに会期も切迫しておりますし、他の設置法案並びに定員法も早急に審議を完了しなければならぬ段階にあるのでございます。從いまして大藏委員会におきまして得た結論を、こちらの方に書面をもつてお示しいただきますれば、それに基いて当委員会が愼重審議し、修正すべきは修正する、あるいはまた大藏委員会の意見を取入れるべきであれば取入れる、こういうふうな方法をとつてしかるべきであると存ずる次第であります。何とぞそのようにおとりはからいあらんことを私は要望するのであります。

第6回国会 内閣委員会 第5号(1949/11/22、24期、民主自由党)

○根本委員 これは十月一日現在の調査でございますか。
【次の発言】 それで工事関係のうち、認証済額に対する履行済額が約五十パーセントになつておる。大体半分程度でありますが、示達額と認証済額がかなりの差があります。これはどういう意味において認証がそういうふうに遅れておるのか。実際上必要がなくてそういうふうになつておるのか、あるいは事務上の手続のために示達額が認証済額よりずつと幅が出ておるのか、その理由について説明していただきたい。
【次の発言】 この示達願というのは結局調達庁で必要として示達した額でございますね。従つてそれが国家で必要として示したものです。それに対して現在の履行済額は五・一%、ほ……

第8回国会 経済安定委員会 第4号(1950/07/25、24期、自由党)

○根本龍太郎君 どうもありがとうございました。御注意の点につきましては、重々注意いたしまして本法を施行いたしたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第41号(1951/08/06、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 先般の内閣の改造によりまして、不肖私が農林水産方面を担当することになりました。現在わが国はいろいろの重大問題があるのでありまするが、特に農林水産関係は最も複雑広汎な問題を控えておりますので、これが打開はなかなかむずかしい問題でありますが、私は懸命の努力をいたすつもりであります。特に水産関係におきましては、従来のマツカーサー・ラインが、さらに、講和調印、さらに批准を得ますれば、これがおのずからまた別個の問題として取扱わなければならぬ状況になるのでありまして、従いまして調印後さらに日本の漁場の問題その他の問題が、種々国際会議において問題になることと存じます。批准の後におきましては、……

第10回国会 農林委員会 第48号(1951/07/13、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 このたびの改造によりまして、不肖私が農林行政を担当することに相なりました。  御承知のように、農林行政はわが国の自立再建の一番の基盤の問題として最も重要なる部門であるのみならず、しかもこの農林行政の諸問題は、政治的に最も複雑なる要素を持つておるのであります。後ほど米価の問題でいろいろ御質疑があると存じまするが、米価の問題一つを取上げましても、生産者の立場からするならば、できるだけこれは高い米価で、農地の収入を上げるようにとの要請が当然起つて来るのであります。他面消費者の立場からいたしまするならば、できるだけ米価を低くし、生活費を低減し、それに基き生産物一切の物価の低減を来せとい……

第10回国会 農林委員会 第49号(1951/07/14、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。麦の供出割当につきましては、二回にわたりまして知事会議を開催いたしました。その席上におきましても知事側から要請の出ましたのは、まず第一には、この割当の基礎が非常に不明確である。従つて作報もしくは農業調査部でございますか、あちらの方の数字と、それから地方自治団体の基礎資料が違うということで一応議論がありましたが、今度の数量は大体妥当であるという点は御了承願つたと思います。  次に今の供出後の処置の問題でございまするが、現在食管法の規定に基きましてこれは他に売ることができません。従つてその反対解釈といたしまして、農民の要請するところでありまするならば、無制限にこ……

第10回国会 農林委員会 第51号(1951/08/10、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま河野さんからいろいろお話ありましたが、私は現在河野さんが期待していただけるような状況に持つて行くために、渾身の力を注いでおる次第であります。この点は何とぞ今後とも御鞭撻のほどをお願いいたします。
【次の発言】 肥料の需給調整の問題は、すでに昨年の硫安の肥料配給制度をやめるときから決意したことでございまして、今日もそれにはかわりございません。従いまして、現在は補正予算において予算の裏づけとともにその立法措置を講じたい。しかもこれにつきましては一部には、金融をもつてやれることであるから、事業特別会計にしなくてもよいじやないかというような考えがありますけれども、そういうふうな……

第10回国会 農林委員会 第52号(1951/08/11、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 現在のところ補正予算において百億増加すべく検討しております。但しこれは予算編成時期の問題とからめまして、全体の政府の運用部資金その他を見合せまして、これが十月、相当遅れますと、農林金融のおもなる対象が土地改良その他でありますので、実質上それが困難になつて来る、そうした場合には二十七年度にまわる可能性が強い、かように思つておりますが、われわれ現在としては百億はぜひ必要であります。それだけの事業量を消化しようという見当のもとに、事務当局をして今検討いたさせている次第であります。
【次の発言】 昨日は時間がありませんで、ほんの一分で話せということでありましたので、ほんとうのアウトライ……

第12回国会 外務委員会 第6号(1951/11/10、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 二十七米穀年度、すなわち来年の十月末日までは配給は続けるのであります。
【次の発言】 現在問題になつておりまするのは、二十七米穀年度についてでありまするので二十七米穀年度については配給は続けます。二十七年産米については、これは政府が六日の声明に出しましたごとくに、主食の統制撤廃につきましては、廃止するという方針を堅持しておりまするので、二十七年産米においてはこれが実現できるものと考えております。
【次の発言】 必ず実施するという方針のもとに進んでおります。
【次の発言】 麦につきましては、明年一月一日以降準備が整い次第に実施する方針でございます。

第12回国会 経済安定委員会 第3号(1951/10/31、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。私詳細の資料を持つていないから、どの国からどれだけ入れたか存じませんが、現在におきましては大麦を多量に入れるという計画は持つておりません。今外国食糧のおもなるものはやはり小麦でありますが、御指摘のようにパキスタンとの貿易関係は、向うの方が出すものと、こつちから出すものと、若干バーター的な意味もありまして、向うの方が大麦を出したい、それ以外の原料がないというような関係で、若干パキスタンの大麦がふえているかとも存じますが、特に大麦をパキスタンから買いあさるという傾向はないと、かように考えております。
【次の発言】 先般の衆議院の農林委員会において質問されたのは、政……

第12回国会 水産委員会 第5号(1951/10/25、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 漁業法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由の大体を御説明申し上げたいと存じます。  この法律案は、御承知のように前国会以来懸案のものでございまして、すなわち昨年の三月十四日施行を見ました新漁業法において漁民による漁業秩序の再建を意図し、旧法に基いて免許されました漁業権の再編成を行うとともに、許可漁業についても、それぞれ漁業の民主化という見地から、再検討を加え、漁業制度改革を円滑に実施するとともに、さらにまた去る二月十四日総司令部より非公式の形で政府に勧告のあつたいわゆる日本沿岸漁民の直面している経済的危機と、その解決案としての五ポイント計画に掲げている第一ポイントに……

第12回国会 水産委員会 第11号(1951/11/10、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 法律を遵守し、法の範囲内においてその営業をやることは当然のことであります。特に漁業のごとき国際的な問題を起すような部面あるいはまた同じ漁業者でありながら、実は漁業権の設定あるいはまた操業区域においていろいろ紛争を起しやすいものについては、その点が必要であろうと私は感じております。従いまして法を無視し、あるいは暴力をもつて他の漁業者を脅かし、もしくは資源を濫獲するということは厳に戒めなければならぬと考えておる次第でございます。その方針をもつて私は取締りをいたさなければならぬと考えております。ただいま申されましたところの具体的な事実については、さらに実情調査の上適当な処置を命じたい……

第12回国会 水産委員会 第14号(1951/11/17、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 小型機船底びき網漁業整理特別措置法案につきまして、その提案理由の大体を御説明申し上げます。  この法律案は、さきに本国会におきまして御審議を願いました漁業法の一部を改正する法律に密接な関連を持つているものでございます。すなわちこの一部改正法律におきまして、新しく小型機船底びき網漁業の範囲を明らかにいたし、都道府県知事の許可漁業といたしたのでありますが、本案はこの小型機船底びき網漁業について整理減船をするための整理手続、基準等を定める内容を持つものであります。この小型底びきの整理は、本年二月二十七日の閣議におきましても了解事項として決定を見ております。日本沿岸漁民の直面している経……

第12回国会 大蔵委員会 第18号(1951/11/16、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。この点は御指摘のように、実は農林委員会において詳細にわたつて審議されたものでございまして、特別会計法は糸価安定法になつておるのでありまするが、その基礎法であるところの法は繭糸価需給調整というような形になつていまして、繭価、糸価両方含んでおるのでございます。これはすでに衆議院におきましては、幾たびか決議をなされ、繭糸価の安定を期すべしという要請があつたのでありまするが、今日まで実は予寡的措置ができないために、その上程を見るに至らなかつたのであります。今回幸い大蔵省、関係方面との了解も得ましたので、三十億の資金をもつてこれを運営することになつたのであります。繭糸価……

第12回国会 内閣委員会 第7号(1951/11/05、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お尋ねになりましたうち定員法は、予算と、直接実体法である主食の統制撤廃の問題とが同時的に提案されないから、それは一つの政治的な脅迫になりはしないかという御質問でございましたが、これにつきましては、ただいま橋本大臣から御答弁になつたことが同時に政府全体の考え方でございます。  その次に、前の質問に関連いたしまして、食糧庁の人間の行政整理が一番大きなウエートを持つておる、それに対しまして政府は、整理後、就職その他の問題について積極的な何らの方策を持つていないじやないかと言われたようでありましたが、食糧庁の人員整理後の措置については、目下いろいろと特に農協その他の方面と折衝いたしてお……

第12回国会 内閣委員会 第8号(1951/11/06、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。まず第一に今回の行政整理の対象になつておる一番大きな問題は、農林特に食管関係の職員である。しかしてこの行政整理にあたりまして、もし四月一日から統制撤廃にならなかつた場合においては、附則第三項において七千数百名の人間を復員せしめるということについて、井上さんは、これは麦の統制撤廃を四月一日からやるという仮定をしてやつたのであるが、しからばその場合、麦の統制撤廃によるだけでそれだけの人間が減ることができるかどうか、こういうことの御質問であります。これにつきましては、井上さん御自身も御承知のように、現在の定員は、実は食管法においては雑穀、いも類その他も全部主食として……

第12回国会 内閣委員会 第11号(1951/11/10、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 この問題は昨日の連合審査会において御答弁した通りであります。
【次の発言】 国会の審議権を尊重する建前で、議員の各位がいかなる修正案を出しましても、それは議員の立場においてやられることでありますので、私がそれに対してかれこれ申す段階ではないと思います。
【次の発言】 この点についても、昨日は大分時間を費して詳細にお答えしたのでありますが、その通りであります。
【次の発言】 復活した場合における人員の配置の問題をお尋ねのようでありまするが、定員法は御承知のように食糧庁一本になつております。また閣議におきましても、省内における一つの定員内における運営はまかされておりまするので、御指……

第12回国会 農林委員会 第3号(1951/10/24、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま委員長から要請せられました事項について、ごく要点を申し上げ、なお詳細の説明につきましては、関係長官並びに局長から御説明を申し上げさせます。政府の農業政策の基本の態度といたしましては、しばしば申し上げました通り、食糧の自給度を高め、なお農業生産の安定を期し、もつて自給度を確立するとともに、農村経済の振興をはかるということが基本の方針でございます。この意味におきまして、すでに年度当初の予算におきましても、土地改良、農地造成、あるいは災害の防除並びに予防、さらには農業協同組合の再建整備、共済事業に対する積極的なる政策、改良普及事業に対する重点指向、さらに農業委員会法の制定に伴……

第12回国会 農林委員会 第4号(1951/10/25、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。御質問の要点は、輸入食糧の見通しが非常に困難ではないか、その第一の問題といたしましては、船舶の関係並びに東南アジア諸国の政情の問題、価格並びに外貨の問題を御指摘になつているようでありますが、御承知のように、現在におきましては輸入の本米穀年度における計画は順調に入荷いたししおるのであります。従いまして、現在の情勢から見て急に輸入食糧が悪化するという要素は考えておりません。なおまた東南アジアの社会の政情の問題を論ぜられておりますけれども、主として外米の給源地であるタイ、ビルマにつきましては、今日政情が悪化するという情勢はわれわれは考えておりません。安定しておるもの……

第12回国会 農林委員会 第5号(1951/10/27、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。本年度の収穫見込みは大体六千五百万石程度であり、これによりまして従前のような供出の割当てをいたしますると、大体二千七百五十万石になるのが常識であります。しかし本年は、ただいま御指摘のように、来年は統制をはずすという観点からいたしまして、また従前は相当きついと思われる供出をお願いいたしておりましたので、その点も勘案しまして、保有米については余裕を見ておきたい、かように考えております。従いまして大体の見当は二千五百万石ということを考えておりますけれども、実際今回のレース台風の問題、その他の今御指摘のような問題を勘案しますれば、若干これより下まわることもあり得ると考……

第12回国会 農林委員会 第10号(1951/11/15、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 糸価安定だけであつて繭価の安定が具体的に示めされていないという御指摘のようでありますが、御承知のように繭価を安定する方法として繭を買い取る方法もありますが、これは技術的にも物量的にも予算的にも非常に大きな負担を増すのであります。現在糸価が安定しますれば、その糸価の安定のための最低価格の算定におきましても、一番大きな要素をなすのが繭価であります。繭価がその中に含まれておりますので、その点において繭価を安定せしむるのが本法の基礎条件でございます。もう一つ大きな要素といたしまして、現在生糸に対する需要は非常に多いのであります。これに対してむしろ供給源が少いという観点からいたしまして、……

第12回国会 農林委員会 第12号(1951/11/17、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 食糧問題につきましては、すでに再三本委員会におきまして御質疑を受けまして、その都度報告いたしたのでありまするが、その後の経過について御報告申し上げたいと存じます。  先般も御説明申し上げましたごとくに、政府といたしましては、明年四月以降において米の統制を撤廃するという基本方針のもとに諸般の準備を進めて参り、閣議におきましてもこの方針のもとに諸般の準備をすることを方針として決定しておつたのであります。この構想の基本については、しばしば御説明申し上げましたごとく、配給、供出ともにこれを撤廃いたしましてそのままに放置するということではないのでありまして、依然として食糧の国民生活に及ぼ……

第12回国会 予算委員会 第9号(1951/10/30、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。今回のルース台風の公共施設に及ぼした影響が非常に甚大であるのみならず、ただいま御指摘のように、農作物に対する被害も非常に多いもののようであります。現在まで数回の報告がありまするけれども、農地が散在しておることと、通信機関その他の関係から、まだ正確な数字は出て参りません。この問題につきましては、御指摘のように、農村の明年度の生活並びに営農にも甚大な影響がございまするので、現地機関の報告のみならず、政府からも直接調査員を派遣いたしておるわけでございます。この調査の結果に基いて、実情に即応する割当をいたしたいと思つておるのでございます。これは一県別でなく、相当こまか……

第12回国会 予算委員会 第10号(1951/10/31、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 主食の統制撤廃の問題につきましては、すでに本会議において総理大臣並びに大蔵大臣さらに私から、しばしば申したように、これは準備のでき次第、できるだけすみやかに実施したい、こういうことでございまして、まだ関係方面との折衝中であり、また具体的な法案の準備中なのであります。いずれその成案ができたときに提案申し上げたい、かように存じます。
【次の発言】 お答えいたします。政府が統制撤廃を考えておりまするけれども、これは無条件の自由放任ではございません。需給並びに価格の調整をいたしたい、かように考えておるわけでございます。ただいまの御質問は統制撤廃になつたならば、いわゆる実効価格がどの程度……

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/01、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。
【次の発言】 お答えいたします。この点におきましては、しばしば本会議並びに委員会において御説明申し上げた通り、万般の準備を整え、しかる後関係の法案を出しまして御審議を願ひたいと思います。目下検討中でございます。
【次の発言】 それは仮定の問題でありまするので、今お答えするわけに行きません。
【次の発言】 御心配御無用であります。
【次の発言】 御承知のように、早場米の供出も順調に参つております。なお輸入食糧も計画通りあるいはそれ以上に入つておりまして、現行においては需給関係は御心配ございません。
【次の発言】 政府手持米の配置の詳細の状況は、食糧長官から御説……

第12回国会 予算委員会 第12号(1951/11/02、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。現在森林の成長量に対して木材の需要が非常に多いために、そのバランスがとれていないということはお説の通りであります。そのために御指摘のように、森林法を制定し、この間の調整をはかることと、さらに現在奥地に未利用資源が相当ございまして、これがまた一面においてそのままに放置していることが、むしろ災害を予防しているという点もなきにしもあらず、こういう点から、本年の当初予算において七億五千万円の林道費を、そして同額の七億五千万円の補正を見たのでございます。これは絶対の要請量を確保すれば、また満足する段階ではございませんけれども、現在の予算の範囲内では相当大蔵省も理解してや……

第12回国会 予算委員会 第13号(1951/11/05、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。御質問の第一点は統制撤廃に関して、閣内において意見の不一致があるではないか、かようなことでありますが、意見の不一致というものはございません。ただこの大綱をきめた場合、これの具体的な措置についてはいろいろと検討されておるのでありまして、その意味におきましては各般の意見が出ておるということは事実でございます。しかし本質的な意見の対立のために難航しておるということはございません。  その次には総司令部当局がこの撤廃の問題に対して、非常に強い難色を示したために、相当困却しておるではないかというような御質問でありますが、これは現在政府といたしましては、統制撤廃に関する措……

第12回国会 予算委員会 第14号(1951/11/06、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま農林漁業融資特別会計のわくについては了承されたが、その内訳における配分のうち、特に農業倉庫に対する融資のわくが少いということでありますが、これはわれわれももつと出したいと思つております。しかし本年計画しております各般の要請事項がありますので、本年はこの程度で間に合わし、明年度の計画においてさらにこれを擴大いたしたいと考えておる次第であります。
【次の発言】 お答え申し上げます。主食の統制撤廃に関する措置要綱の裏づけとなるべき具体的な諸般の資料を集めて検討し、一応の結論が出ておることは事実でございます。その構想の細部にわたつては、ただいま申し上げる段階に達しておりませんが……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 議院運営委員会 第4号(1953/06/13、26期、自由党(分))

○根本龍太郎君 分自党は二名。
【次の発言】 分自党は、あるいは一名になるかもしれません。一名で四十分……。

第21回国会 議院運営委員会 第1号(1954/12/11、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本説明員 このたび官房長官を拝命いたしました。はなはだふなれ、ふつつかな者でございますが、今後いろいろと御指導、御協力のほどをお願いいたします。さつそく昨日皆さんにごあいさつ申し上ぐべきでございましたが、新店早々のために実は事務に追われておりまして、本日の機会をいただいたわけでございます。よろしくその点御了承願いたいと思います。(拍手)  なお、はなはだ恐縮でございまするが、新内閣ができましたけれども、早々の間の状況でございますので、ただいま政府といたしましてただちに国会に上程すべき法案その他の準備も、今完備していない状況でございまして、いずれそういう点ができましてからにいたしたいと存ずる……

第21回国会 議院運営委員会 第2号(1954/12/14、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本説明員 政府声明は、十一日でございましたか、あの日に一回出しただけでございまして、政府声明を何回も出したとは覚えておらないのであります。ただ閣議決定事項とか、申合せ事項とかいうものが新聞に伝わつたことはあるようであります。それからまた、各大臣が新聞記者とか、あるいはラジオとか、いろいろなところで所見を発表したことがあるようでありますが、政府が繰り返し繰り返し政府声明を出したということはないのであります。もう一つ、政府声明をなぜああいうふうな形で出したかということでございますが、民主党内閣が成立しまして、どういう能度をもつて臨むかということをすみやかに明らかにしたいという気持で出した次第で……

第21回国会 議院運営委員会 第3号(1954/12/15、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本説明員 昨日議運において議決されまして通達されました事項につきましては、即日事務当局をして各省に通達いたさせました。すなわち大臣、政務次官の就任のあいさつ状は、普通一般の単なる社交的のもの以外は、選挙事前超勤になるようなことは絶対に厳禁してほしいとの申出であるから、その趣旨に従つて措置するようにということを、昨日のうちに通達しておいた次第でございます。

第21回国会 議院運営委員会 第5号(1954/12/16、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本説明員 昨日鳩山総理が委員会に見えまして、はからずも実はああいう問題ができまして、総理は非常に驚いておりましたが、帰りまして、どうも私が不注意の結果そういうことになつたのである、自分はそういうふうな事態になることを全然予想もせず、あの場に至るまで知らなかつたことであるので、まことに皆さんに迷惑をかけたことは遺憾に考えておるということでございました。なお、さつそく昨日ビルマとの平和条約並びに賠償、経済協力協定の国会の承認に関する件をすみやかに閣議で決定しなければならぬというので、臨時緊急閣議が開かれましたが、その冒頭におきまして、自分の不注意から実は運営委員会においてこのような問題が起き、……

第21回国会 議院運営委員会 第7号(1955/01/19、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま委員長から、非常に条理を尽して今までの経過を詳細に御説明になりました。その御意向はよくわかります。政府はすみやかに解散するという決意を持つてはおりまするが、いつ解散するかについては、いまだ閣議にかけておらないのでございます。従いまして、私がただいま的確に政府の意思をここで明確に申し上げることができないのは、まことに残念でございます。明日実は施政方針演説の問題を議題として臨時閣議を開くことになつておりますので、明日はこの閣議において、議運の皆様方の意図を十分に閣議に報告をいたしまして、最終的な答弁を申し上げたい、かように考えておる次第であります。昨日来国会対策委員長会議、……

第21回国会 議院運営委員会 第8号(1955/01/21、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 前回の本委員会における御要請並びにいろいろの御議論の趣旨は、昨日の臨時閣議において詳細に御報告いたしました。これに対する政府の最終的決定は、まだいたしておらないのでございます。この前も申し上げました通り、第七条に基いて、政府が全責任を持って解散の時期を決定するということになっておるのであります。
【次の発言】 先ほども申し上げました通り、議運の御要請の点は、十分に閣議に連絡いたしました。そのような各般の状況を考慮して、政府が適当なるときに第七条によって解散の手続をとるということだけは明確になっておりますが、その日時、時間については、まだ決定しておらない次第であります。

第21回国会 議院運営委員会 第10号(1955/01/23、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 前会並びに前々会において、同一の御質問に対して、二回とも同じ答弁を申し上げておる次第であります。特に、前回の本委員会においては、休憩までいたしました結果、いろいろとお話の上のことであります。これについて同様な発言をしたのでありまして、政府の態度は変っておらないのでございます。院議は十分尊重いたす方針でございますし、またしかし、それだからといって、こちらの決議に基いて解散するとか、その時期をきめるという態度はとっておらないのであります。院議は十分に尊重する方針でございます。
【次の発言】 懇談ですから申し上げますが、総理なりその他の閣僚が、疲労のために、あるいはまた御不浄に行かれ……

第21回国会 人事委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本説明員 まずごあいさつ申し上げます。このたび鳩山内閣が成立いたしまして、はからずも不肖私が官房長官に任命せられました。はなはだ不徳菲才でございますので、皆様方の特別なる御指導、御援助によりまして、職責を全うしたいと存じます。よろしくお願いいたします。(拍手)  官公労の期末手当の問題につきましては、実は先ほども、両派社会党の幹部の方々あるいは官公労の代表の方々とお会いいたしまして、その窮状並びに実情ついていろいろとお話を承り、また御要求も承つて参つたのでございます。  もとより現在の状況下におきましては、一般の経済的不安の状況もございまして、年末を控えまして官公労の方々の生活がまことに同……

第21回国会 人事委員会 第4号(1954/12/18、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 先般の本委員会におきまして決議並びに強い御要請を受けまして、政府としてもできるだけの努力をもちまして、この問題の解決をはかりたいと存じまして、連日協議をいたして参つたのでございます。本日も、実は三好大臣が中心となりまして関係閣僚の懇談をいたしましたが、何しろ御存じのような法律と、予算の面でまつたくどうにもならないほど、きゆうくつに縛られておりますので、われわれの意図するところになかなか到着しにくいような状況でございます。そこで本日は、特に一番問題になつております文部省関係と、それから地方公務員の問題の措置について、何とか結論を出したいということになつて、関係事務次官あるいは局長……

第21回国会 内閣委員会 第3号(1955/01/21、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 先般専門員の方から、ただいま委員長の申されたように、内閣委員会を開くからと、総理の出席を求められましたことは私も承知しております。そのときに、当時総理が非常に日程が込んでおりまして、出席困難の旨を申し上げました。なおその際に、私が四党国会対策委員長会議において、そういうような取りきめがあったように記憶する、従いまして、でき得ればそのようにしていただきたい、こういうふうに申し上げたことは事実でございまするが、もし私の聞き違いでありますれば別でございますが、私は四党国会対策委員長が、休会中のいろいろの運営についてお話があった際に、休会中はできるだけ委員会を開かずに、再開国会に臨もう……

第21回国会 内閣委員会 第4号(1955/01/24、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ちょっとお答え申し上げます。先般の内閣委員会においてお呼び出しを受けまして、休会中における当委員会の開催に関し総理の出席を求められ、それに対して私がお答えしたことは、すでに御了承も得ましたので、この点については省略いたします。委員長から、さらに引き続いて鳩山総理大臣の本委員会に対する出席を求めて参ったことは事実でございます。しかるところ、二十一日は御承知のように開院式でありまして、直ちに翌日の施政方針演説の準備をするために、やはりどうしても時間的に余裕がありませんので、これは委員長にあらかじめ申し上げて、御了承を得たと私は存じておる次第であります。またその翌日から、本会議におい……

第21回国会 予算委員会 第2号(1954/12/22、26期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 御指示申し上げたことはございません。ちようど国警長官がごあいさつに参りましたそのときに、たまたま前日に国会において事前連動の取締り、公明選挙に関する決議がありまして、この旨を閣議に諮つたのでありますが、こういうこともございまするから御参考までに、ということは申し上げました。私の方から指示は申し上げてはございません。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会 第3号(1955/04/06、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 私は記者団会見で、重光外務大臣を派遣することになったという閣議決定は、申しておりません。
【次の発言】 記者会見におきまして、外務大臣が派遣されるといううわさがあるかどうか。それは前からそういう構想もあったのでありますけれども、当日の閣議において、それを決定したことはございません。しかし外務大臣がそういう構想を持っているということは、否定はいたしておりません。
【次の発言】 ただいま申し上げたように、私はそういう発表はいたしておらないのです。外務省の方でそういう話があるかどうかと聞かれたのでありますが、それは閣議は決定しておりません。ただ外務大臣にはそういう構想が前からいろいろ……

第22回国会 外務委員会 第30号(1955/07/14、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 最近における基地拡張に関して反対の起っている事実は、私も再三陳情を受けて存じております。しかし私はその内部の情勢がどうなっているかは、具体的に調査しておりませんので、確信をもって申し上げることはできませんけれども、私が常識をもって判断するならば、単なる扇動とかいうことでこういうふうな広範な問題が起るとは私は想像しておりません。自分たちの生活環境が非常に不快な状態に置かれる、あるいは生業に重大なる影響を及ぼすということでこれが起ってくるのが大勢だと存じます。しかしあるいは一部にはそうした地元の動きを利用して、何らかの運動にしようというものがあるかどうかについては、私は調査しており……

第22回国会 議院運営委員会 第1号(1955/03/22、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 お答えする前に、ちょっとごあいさついたします。今回第二次鳩山内閣成立にあたりまして、内閣官房長官に就任いたしました。今後とも格別の御同情と御支援によって、職責を全うしたいと存ずる次第であります。特に議運の関係におきましては、大へん深い関係がございますので、何とぞ格別なる御支援のほどをお願いいたします。(拍手)  ただいまお尋ねになりました三十年度予算のうち、四月、五月はどうしても暫定予算を組まざるを得ないという客観的情勢によりまして、政府は、四月、五月を一括して提出をいたしたいという考えでございます。なお提出の時期は、いろいろ検討してみましたが、できるだけすみやかにということで……

第22回国会 議院運営委員会 第6号(1955/03/30、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 三十年度本予算案の提出の時期は、この前の本委員会においてお答えいたしました通り、大体十五日を目途として、現在政府はその準備を進めておるであります。現在のところにおいて、これより早く出したいという希望もありますけれども、これは困難なようであります。それから著しくおくれるというようなことも、現在のところではまだそういう事態に当面しておるとは考えておりませんので、十五日ごろを目途としておる次第でございます。なお法律案その他の問題につきましては、現在のところ、実はまだ準備ができておるというわけではございません。やはり予算案を中心として、そうして会期も相当ありますことでございますので、で……

第22回国会 議院運営委員会 第9号(1955/04/15、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 先般の当委員会において、政府としましては、できるだけ早く予算を決定、提出いたしたい、その見通しは十五日ごろを目途としておるということを申し上げたのでありますが、防衛分担金の対米折衝が、最初予定したよりも相当時間を費しまして、現在もなお折衝中の次第でございまして、残念ながら本日までにこの問題が決定いたさないために提出がおくれておる次第でございます。本日も一萬田大蔵大臣にその旨を確かめたのでありますが、防衛関係の費用、これは分担金の問題が最終的結論にまだ達していないために、本予算を全面的に決定いたしかねる、こういう状況でございます。きょうもいろいろ折衝いたしておりますが、今明日中に……

第22回国会 議院運営委員会 第10号(1955/04/23、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 お答えいたします。予算は二十五日の午前中に提出する準備をしております。なお関係法案は、現在各省で一応考えておりまして、法律案で現在私の手元に通告が来ておりますのは百二十八件ございます。条約が三十件、承認の議決が七件、こういう報告が出ております。これは若干異動があるかと存じます。あるいはこのほかに若干追加提出するものがあるかと存じます。  ただいま御指摘の予算案に関連した重要法案を全部同時に出せるか、これは全部同時に出すことは困難でございますが、今御指摘の通り、できるだけすみやかに提出いたしまして、予算案と並行して審議ができるように努力をいたしたいと思っておるわけであります。ただ……

第22回国会 議院運営委員会 第11号(1955/04/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 先日の委員会におきまして、井上委員から御要望がありました件について概略申し上げます。  本日提出することになっておるものが八件ございます。それから四月三十日までに出す予定のもの――これは実は土曜日急いでやりましたので、まだはっきり固まったものではありません。いずれ今明日中には一応の見当がつくと思いますが、一応きのうまでに事務当局にまとめさせたものでございまして、四月三十日までに提出できると考えられておるのは六件でございます。五月の十日までに七十五件、二十日までに三十五件でございます。  予算関係のものは、できるだけ早くと準備をいたしております。それから五月三十一日まで――これは……

第22回国会 議院運営委員会 第15号(1955/05/11、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 御指摘のDの方は、非常に予算審議に重大な関係があります。御指摘の通りであります。これは実は参議院並びに本院の方から、急いで出せというような要請もありましたので、実は昨晩ようやく各関係省の事務当局から集計したものでございまして、これで押し通すということでございません。われわれの方としては、できるだけ早くあらゆる法案が出るようにという督促をしておる次第でございまして、御趣旨の線に沿いまして、五月の末日に出すということのないように、特に予算関係のものは、できるだけ早く出させるように、毎日督励しておる次第であります。これは昨日の午後五時ごろ集まった事務当局の報告を一応とりまとめた次第で……

第22回国会 議院運営委員会 第30号(1955/06/17、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 わかりました。
【次の発言】 わかりました。
【次の発言】 恩給法の一部改正の法律案につきましては、政府は、当初政府提出の予算案に基いて提出した次第でございます。しかるところ、自由、民主両党の共同の予算修正ができまして、従ってそれに基きまして恩給法の一部改正法の内容もまた変更を来たさざるを得ない状況になったのでございます。しかしてこの取扱いにつきましては、大体のところ自由・民主両党の共同修正案にしよう一ということになっておりまするが、最終的にまだ決定していない部分があるわけでございます。従ってその点が解決するまでは、政府として撤回という手配もできない状況であります。近日中に両党……

第22回国会 議院運営委員会 第34号(1955/06/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま御指摘のように、いろいろの都合で政府提案の提出がまだだいぶ残っておるという現状でありまして、大へん政府も恐縮し、かつ苦慮しておるところであります。この状況では会期中に予算関係法案、その他の法案が通過することが困難と存じまして、本日閣議においても会期延長をお願いしなければならないというような状況にかんがみて、与党の方とも連絡をとって、本日実は会期延長についてお願いを申し上げたい、こう思って実は寄り寄り協議中でございます。
【次の発言】 近く提出する予定ですが、まだこれについては若干議論がありますので、検討中でございます。

第22回国会 議院運営委員会 第43号(1955/07/15、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 過ぐる十三日の内閣記者団との会見の後の雑談に関連いたしまして、大橋、松野両君に対し、大へん迷惑を及ぼすような記事が出たのであります。私は、ああいうふうなことを言った覚えがありませんけれども、しかしああいうことが出たとすれば、非常に御本人に対して迷惑を及ぼすことでもありますし、またその会見で、私の発言に関連してああいうふうな記事が出たことは、全然私が何ら関知し倣いというわけにも参りません。従って私は、これに対して非常に心痛もいたしました。当時の事情等を御本人に申し上げるとともに、実は私は昨日登院のときに、幸い大橋君とお会いしたので、実はこの問題について議運で取り上げていただいて、……

第22回国会 議院運営委員会 第48号(1955/07/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 会期の問題は、国会でおきめになることでありますことは、私が申し上げるまでもないことであります。政府といたしましては、ただいま御指摘のように、会期も一カ月延長になっておるわけでありますし、なお法案も相当進捗いたしておりますので、各党がさらに審議を促進していただいく会期内に法案の大部分を通過してほしい、でき得るならば全部と言いたいところでありますが、そういう希望を持っておるわけでございます。従いまして、ただいまのところ政府として会期延長をお願いするというような域にはなっておらない次第でございます。
【次の発言】 会期が一カ月延長になって、なお相当数がいまだ通過しないということについ……

第22回国会 議院運営委員会 第49号(1955/07/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 私はその折衝の内容を今十分承知しておりませんが、ただいまそういう問題について御質疑があるということで、外務省当局をして調べさせた調査、アウト・ラインだけを申し上げます。  国会の決議に従いまして、それぞれアメリカ、イギリスその他戦犯関係国に対し、出先大公使を通じて申し入れをいたしたことは御承知の通りであろうと思いますが、今御指摘になりましたアメリカ側が拒絶したというような事実はないようです。これはUP電が伝える情報であるようでございます。UPの記者がアメリカのその筋に、日本から戦犯釈放の申し入れがあったというが、これは許諾するがどうかというような問いただしをした場合、全面的にや……

第22回国会 商工委員会 第27号(1955/06/17、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま上程されました過度経済力集中排除法等を廃止する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  過度経済力集中排除法は、過度の経済力の集中を排除し、国民経済を合理的に再編成することによって、民主的で健全な国民経済の基礎を作ることを目的とするもので、昭和二十二年十二月に公布施行せられたものであります。  また過度経済力集中排除法の施行に伴う企業再建整備法の特例等に関する法律は、本法の実施を円滑にするため企業再建整備法との関係を調整するとともに、その一部規定を準用するためのもので、本法と同時に公布施行せられたものであります。  また過度経済力集中排除法第二十六条の規定……

第22回国会 商工委員会 第28号(1955/06/22、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 石油資源開発のための特殊会社法を制定する件についてでありますが、まず順序として、伊藤委員から御質用がありました、何ゆえに政府は通産大臣が当初こういう法案を作ろうとしたのが、大蔵省との間において意見の一致を見ざるために実現を見なかったかということでございますが、これはおそらく通産大臣からもいろいろお話があったと思いますが、御承知のように現在帝石が特殊な使命を持って現在まで開発並びにその採出、さらには製油に至るまで一貫的にやっておるのでございます。そこで大蔵省の見解としましては、資源開発のために特殊の機構を設けるよりも、現在の帝石その他をもって、これに補助金を出すことによって目的が……

第22回国会 内閣委員会 第7号(1955/05/18、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま議題となりました会計検査院法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明いたします。国及び政府関係機関における会計経理の実情は必ずしも満足できるものではなく、これが是正改善のために、会計検査の事務量も近時著しく増加して参りました。従って、現在の会計検査院の機構では局課長の事務掌理にも支障を来たしており、検査の機能発揮の要請にも十分こたえることが困難な現況にありますので、局及び課を増設することが緊要であると考えられます。このような理由によりまして第十二条を改正し、現在の四局を五局に改め一局を増設することにいたしました。  また、会計検査院法制定当時、事……

第22回国会 内閣委員会 第10号(1955/05/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま議題となりました総理府設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。  今回の改正は、総理府に付属機関として航空技術研究所及び海外移住審議会を設置することが目的でありまして、まず、航空技術研究所の設置につき申し上げますと、航空技術の向上をはかるために、近代の航空技術に即応した研究及び試験を実施することのできる充実した航空技術研究機関を国に設けますことは、かねてから行政機関、大学、民間会社など関係方面の強く要望するところでありました。  しかしながら、航空技術の試験研究に必要な施設や設備は、風洞をはじめ多額の経費を要するものが多くあり……

第22回国会 農林水産委員会 第12号(1955/05/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 開拓融資保証法の一部を改正する法律案を参議院に先に付託いたしましたことは、昨年の例によったことでございますが、しかし委員長から御指摘になりました通り、本法律案は予算を伴う法律案でございまして、予算が衆議院先議という建前上当然これは衆議院に先に付託すべきであったと思います。まことにこの点は遺憾に存じまして、今後かかることのないよう十分注意をいたしますゆえに、今回につきましては何とぞ御了承の上すみやかに御審議のほどをお願い申し上げる次第でございます。
【次の発言】 川俣議員から御指摘の通り、これは予算案は衆議院先議の本来の体制からして、衆議院に先に提出することは当然だと考えておりま……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/11、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 お答え申し上げます。本国会に提出予定の法案につきましては、参議院、衆議院両議運において、一応私から資料を出し御説明を申し上げましたが、そのうち特に予算関係の法案が予定より若干おくれておるという事実は、御指摘の通りでございます。なおまた現在におきまして、これは清々準備いたしておるのでありまするが、本日も実は関係事務当局を督励いたしまして、予算の審議に十分間に合うように督促いたしまして、すみやかなる提出をいたす方針でございます。  なお暫定予算の提出時期については、大蔵大臣からお答えするのが適当とは思いまするが、先般閣議において一広その点が協議された場合、現在の状況からすれば、六月……

第22回国会 予算委員会 第13号(1955/05/14、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 お答えいたします。私が郷里に参るときに、新聞記者二名が同行いたしまして、そのときに、今国会は相当難航を予想される、それで政府は一兆円予算を堅持するか。それは当然政府として堅持する方針である。その話のときに、政府が大幅の修正を受けて、重大なる政治責任を問われるようになった場合には、政府はどういう責任を負うのか、こういうようなお話がありました。そのときには、御承知のように二者択一である、総辞職か解散かいずれかというところに追い込まれる可能性はある。そのときに、現在与党の内部においてはどちらの方の空気が強いか、こういう質問がありましたので、これはなかなか重大な問題で、そのときにならな……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/07、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 昨日参議院におきまして本会議に総理の出席を求められまして、総理が出席できない限りにおいては本会議は開かれない、こういうことでございました。たまたま予算委員会の休憩時間になりましたので、参議院の本会議に出席いたすことになったのでございます。しかるところ、参議院の本会議は約二時間近くかかりましたために、途中で退席することがどうしても向うの方で許されないので、やむを得ず総理の出席がおくれた次第でございます。まことにこの点は遺憾にたえない次第でございます。総理大臣を同時に一方は本会議に一方は重要なる予算委員会に出席を求められました。しかも参議院においては、出席をしない限りにおいては参議……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/23、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 昨日来の本委員会の要求に基きまして、参議院の予算委員会並びに外務、農林連合委員会の方に連絡をいたしまして、その間の調整が三者とも円満にできるような方法を見出すべく努力いたしたのでございます。昨日午前中にややそれに対する御理解ある見通しがあったのでございますが、昨日の参議院における外務、農林委員会における質疑の途中に、さらに問題が深刻に転換いたしまして、予定の通りに進行できなくなったために、本委員会において要求されておりまする大蔵、経審、農林三大臣が、向うから退席することが不可能になってしまった次第でございます。そのために参議院における審議の状況も無視することができず、こちらに対……

第23回国会 議院運営委員会 第3号(1955/12/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 今回の臨時国会にあたりまして、当初社会党の方々の方からは総理の施政方針演説、その他国政に関する国務大臣の演説をすべきであるというような申し出があったことは事実ございまするが、引き続いて通常国会が召集されまして、そこでは諸般の予算並びに法律案を準備して出すことになっておりますので、今回は、総理においては所信に関する演説をなされる。また外務大臣は、外交政策を論ずるということより、むしろこの前の社会党の申し出もありましたので、中間報告をいたすことに決定を見たわけであります。地方財政の問題は、御承知のようにこれは非常にいろいろの議論がありましたが、一応政府としても与党としても、ともに解……

第23回国会 議院運営委員会 第6号(1955/12/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 本臨時国会においては、地方財政の措置の問題につきましては、今御議論になったように、政府としては一案ができまして多分、あすの予算委員会において、特別会計の一部補正というものが出ることになっております。それ以外のことについて、今御指摘になりました期末手当の問題については、非常に重大な問題でございまして今引き続いて研究中であります。これについて与党の方においても、まだ最後的な意見の結末がついておらない状態でありまして、たしか本日も党の政調会と政府の担当大臣との協議、折衝も行われる予定でございます。従いまして、これについての補正予算を組むか組まないかという問題については、まだ結論がつい……

第23回国会 議院運営委員会 第12号(1955/12/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 御決議の点は十分承知しております。実は御承知のように、在外資産の具体的な処理となりますと、これは非常に広範な問題が含まれておるのであります。まず御承知のように、一番多くの問題があるのは中国関係であります。満州、中国におった日本人が一番多いのであります。これの在外資産の確認の方法がないということに非常に難点がございまして、そのためにいろいろな調査をいたそうとしても、その手続ができない。それから韓国との問題は、御承知のように、日韓関係がこのために重大な暗礁に乗り上げておるということでございます。他の第三国というようなところは、ほとんど円満に解決しております。一番難点の問題だけが具体……

第23回国会 法務委員会 第6号(1955/12/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 総理に認定を求めるための決裁の手続の問題でございまするが、これは本来は非常に事務的なものでありますので、実際上は総理に詳細を報告することは従来はなかったのでありますけれども、今回は非常に政治問題化してもおりますし、なおかつ一般国民の関心も非常に高まっておる問題でございましたので、私が立ち会いのもとに調達庁長官が総理に詳細報告しております。その結果、これは総理のサインをいただいた次第でございまして、その中にはそうしたこまごましたことも報告しておったようでございます。たしかあのときに、私が一緒にいて三十分くらい話しておった記憶がございます。従いまして、従来にない詳細な報告をいたしま……

第24回国会 外務委員会 第60号(1956/07/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本説明員 お答え申し上げます。日ソ交渉に関しましては、すでに過ぐる二十四国会におきまして十分論議が尽されまして、政府の所信は明確にいたしております。なおこの日ソ交渉の全権といたしまして、当の責任者である重光外務大臣がみずから当るということになりまして、態勢も整っておるわけでございます。しかも政府、与党の方針は従前と変りなくやっておるわけでございますので、従いましてこの日ソ交渉の問題を議題として今直ちに政府としては国会を開く考えを持っていないということを、議運においても明確に申し述べておる次第でございます。本日当委員会におきまして、副総理であり、かつ外務大臣である全権重光氏が本日委曲を尽して……

第24回国会 外務委員会 第63号(1956/08/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本説明員 政府といたしましては、終戦十一年の今日、ソ連との間において正常なる国交が結ばれないということは、世界平和のためにも日本の存立の安定の意味からしてもこれは好ましくない。そういう意味におきまして、日ソの間の正常なる国交を回復いたしたい、こういう念願には変りはないのでございます。しかし外交交渉でありまするがゆえに、日本の主張とソ連の主張とが歩み寄りをいたしまして、そこに妥結をするということが外交交渉でございます。早期妥結と申しましても、日本の主張を一切捨てて、ソ連の言うことを無条件に受け入れるということの立場はとり得ないということは、これはあなた方も同感だろうと思うのでございます。従い……

第24回国会 議院運営委員会 第3号(1956/01/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 先般の本委員会において、三十一年度予算案提出の時期について見通しを申したときには、確かに、十七日に閣議決定をして参りますれば、二十五日には提出ができる、こういうことでその見通しを申し上げたのでございます。しかるところ、予算の内容についていろいろと閣内においても議論がございまして、そのために、実際上、十七日の閣議決定は行えなかったのでございます。昨日予算閣議を開きまして、これは臨時閣議でございましたが、これで大体のものがきまりましたけれども、計数整理等、いろいろの問題が残りましたので、本日の繰り下げ閣議で正式決定をいたす運びになっておるのでございます。そういたしますれば、印刷の都……

第24回国会 議院運営委員会 第8号(1956/02/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 今国会における政府提出予定の法律案の概略について、まず最初に御説明申し上げます。  現在国会に提出済みのものは十件でございましてそのうち予算を伴う法律案はすでに六件を提出しております。なお、本日のところ未提出でございますが、閣議決定のものが十三件ございまして、そのうち予算関係が七件、その他が六件になっております。総体といたしまして、現在政府が予定しておりますものは百九十三件でございますが、今後若干の増減があると思われるのでございます。なお、さきに御配付申し上げました件名調のうち、現在四件を削除いたしまして、さらに四件を追加いたしたいと思っております。その削除いたしたものは、お手……

第24回国会 議院運営委員会 第9号(1956/02/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 さっそく連絡をとってみます。今初めて聞きましたから…。

第24回国会 議院運営委員会 第20号(1956/03/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま井上委員から、総理の健康の問題について御質問がございましたが、第一次鳩山内閣成立以来、今日までの状況を見ますと、第一次鳩山内閣ができた当時から、総理の健康が悪くなったとは考えておりません。従いまして、総理の職責を行うに当って支障なきものとわれわれは考えておる次第でございます。
【次の発言】 さようでございます。
【次の発言】 総理の健康状況は、主治医がおりまして、常に見られておるようでありますが、第一次鳩山内閣当時から比べて、悪くなったということは、御本人も感じていないようですし、医師の方からも、そういう警告がないのであります。ただし、なま身のことでございますので、ある……

第24回国会 議院運営委員会 第34号(1956/04/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 電波監理審議会委員の横山英太郎君の辞任に伴う丹羽保次郎君、日本放送協会経営委員会委員の西彦太郎君の死去に伴う後任として、阿部清君を任命いたすために御同意を求めるに当りまして、昨年の十月ないし十二月に辞任されておるのに、今日まで任命の同意について候補者をあげることが非常におそくなった理由ということでございます。これは実は、後任の人の選考に当りまして、実質上は御承知のように、郵政大臣その他関係者においていろいろと選考されたのでございまするが、その選考が非常におくれまして、適任者と思われる人を多数持ってきたのでありまするけれども、いろいろと与党内の意見もございますし、所管大臣の御意見……

第24回国会 議院運営委員会 第37号(1956/04/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 河野農林大臣を、漁業交渉のために政府代表として任命いたしておるのであります。従いまして、全権として任命しておるのではないのでございます。漁業交渉が進展いたしまして、調印しなければならないときにどうするかについては、これは他の人を全権にするかどうかも、現在まだ未確定な状態でございます
【次の発言】 ただいま申したように、現在だれを全権にするかについては、まだ具体的にきめておらないのでございまして、従いまして、河野農林大臣を全権に任命するという方針は決定していない次第でございます。
【次の発言】 ただいま申し上げました通りに、全権を任命しなければならないときに当って、これが検討をし……

第24回国会 議院運営委員会 第47号(1956/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま議長並びに議運の委員長から、常任委員長会議において御説明申し上げたことが申し述べられましたが、その通りでございまして、今回日比賠償の正式調印がマニラにおいていたされました。それとともに、全権団の方から、フィリピン側におきましては、現在やはり国一会開会中だそうでございまして、直ちに承認を求める手配をいたしておるので、日本側においても、本国会においてこれが批准を求めてほしいという旨の、高碕首席全権からの電報に接したのでございます。従いまして、政府としましては、この新しい事実に基きまして、なるべく早くその手続をしておくことが、今後の運営上にもけっこうと思いまするし、政府といた……

第24回国会 議院運営委員会 第50号(1956/05/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま太田自治庁長官から申された通りでございます。
【次の発言】 混乱したのは、これは事実でございましょう。しかし、この混乱は、政府が出したから混乱が出たという判断は当っておりません。それは皆さんの解釈はそうでしょうけれども、これは法律を出したから混乱した、というふうには解釈いたしておりません。
【次の発言】 ただいま申し上げた通りでございます。

第24回国会 議院運営委員会 第53号(1956/05/23、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 連絡いたしまして……。

第24回国会 議院運営委員会 第57号(1956/05/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 次田大三郎君は、御承知のように首都圏の前に首都建設委員会というのがございまして、その当時から非常に熱心に、大体同様なる職務について精励されて参っておるのでございます。しかも委員長は建設大臣がやっておりまして、次田君はその委員長代理をいたしておる。今回設立を見ましたところの首都圏整備委員会も、首都建設委員会の事業の全部を継承し、さらにそれ以上の任務を実は持たせることになっておるのでございます。従いまして、従前その委員になっておる方で、しかも御練達の士ということで、東京都関係並びに関係方面においても、次田君が非常に信頼を得て、また実績も上っておるということで、これは任命するようにい……

第24回国会 議院運営委員会 第61号(1956/06/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 臨時国会につきましては、閣僚会議におきましても、まだ話をしておりません。目下のところ、この国会において、最後の努力によって、参議院の本会議においてもどしどしやっていただいておるわけでありまして、その方面に勢力を集中しておりますから、臨時国会についてはまだ議題にいたしておりませんので、これを開くか、あるいはいつ開くかということについては、従って何ら決定はいたしておりません。
【次の発言】 これから参議院の選挙が行われて後のことでございまするから、十分にその点は慎重に考慮したいと思っておりますので、今から見通しを申し上げる段階ではないと思います。

第24回国会 議院運営委員会 第63号(1956/07/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本説明員 臨時国会を直ちに開くべしとの、成規の手続をもって議長を通じて内閣に御連絡がございましたので、これを内閣において検討いたしました。政府も実は日ソ交渉の全権を追加するという問題を研究中でございましたので、これがもし国会議員から選ばれるということになりますれば、これは当然国会の承認を得なければならないことになりますので、その場合は、あるいは臨時国会を召集するようにいたしたいと思っておったのでありまするが、昨日閣議におきまして、外務大臣みずからが全権の引き受けをなさるという事態になりましたので、全権承認のために臨時国会を開くことは必要がなくなったのであります。社会党側の御要請もあることで……

第24回国会 議院運営委員会 第64号(1956/07/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本説明員 先日の本委員会におきまして、政府の態度を明らかにしたのでありまするが、その際、あらためてもう一回再考を促されたのでございます。政府といたしましては、このために臨時閣議を開く手配はいたしませんでしたけれども、私から閣僚の主要な人々に連絡をとり、総理にも相談をいたしましたが、現在の段階では、この前申し上げた通り、今直ちに臨時国会を開くべしというせっかくの御要請ではありますけれども、これに今直ちに応ずるわけにはいかない、こういう結論になっておるのでございます。なお、社会党の首脳部の方々が、土曜日にもまたさらに参りまして、私に要求されたのですが、ただいま委員長からお話のごとくに、本日の午……

第24回国会 決算委員会 第39号(1956/05/30、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま議題となりました会計検査院法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明いたします。  今回、物品管理法が制定されるのに伴いまして、会計検査院法の一部を改正する必要が生じました。  まず、物品管理法で、政府が物品の増減及び現在額総計算書を作成し、会計検査院がこれを検査することになりましたが、従来国の所有する物品は、会計検査院の任意検査事項となっておりましたので、これを必要検査事項とするため、第二十二条第二号及び第二十三条第一項第一号の規定を改正することにいたしました。  次に、物品管理法で、従来、物品の出納保管に関する事務をつかさどる職員にだけ課せら……

第24回国会 内閣委員会 第6号(1956/02/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 政府の正式なる見解として表明する場合においては、当然私の言明は政府の見解でございます。しかし個人的な会合あるいはそうでないことでありましても、政府の代表としてでなく私的な意見を申し述べることも、これは人間社会の通例でございますので、その点は明確に区別しておるわけでございます。
【次の発言】 これも政府の代表として出席した場合におきましては、私の言葉は政府のスポークスマンとしての当然の資格においてやっているわけであります。しかしそうじゃない場合においてもこれはございます。どういう点をあなたが御質問になるか、非常に抽象的でちょっとわかりませんが、具体的に例示していただきますれば、そ……

第24回国会 内閣委員会 第16号(1956/03/01、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 昨日総理が外人と会う約束をしておったことは事実でございます。そのために松本官房副長官が通訳のために行っておったのでございます。しかし御承知のように、国会の方は十時から参議院の総括質問がありますので、それまでの間に合わなければならない、こういう約束をしておったのであります。これは相手側はフィリピンのユネスコの代表でございます。総理はそのために待機しておったのであります。九時三十分ごろだったということでありますが、これは松本君から今報告を聞きましたが、行って待っておりましたところ、インペリアル公使の方から、実はこちらの方の都合があって、本日はあいさつに行くところを少しおくれる、こう……

第24回国会 内閣委員会 第22号(1956/03/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま議題となりました宮内庁法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び概要を御説明申し上げます。  今回の改正は、第一に、内部部局の所掌事務について所要の調整を行うことであります。すなわち、従来物品を管理することは管理部の所掌事務でありましたが、これを長官官房に移しかえまして、現在長官官房の所掌事務となっております金銭会計事務との統合をはかりましたこと、また従来の宮内庁法には表示されておりませんが、現在待従職と管理部に分れております調理供進事務を一元化して、これを管理部の所掌事務とすることにより当該事務の能率化、合理化をはかることにしたことであります。  第二に……

第24回国会 内閣委員会 第26号(1956/03/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 お答え申し上げます。この調査会は自主的に運営することになっておりますので、自主的に決定されることでありますから、今からいつごろ回答が出るかということは、まだ予測いたしておりません。
【次の発言】 お答え申し上げます。調査会において一応案がまとまりましても、それを国会に発議する場合に、どういうふうな形になるか、今からこれは予測できません。その当時における国会の勢力なり、あるいはまたその当時の国会がどういうふうな考えを持っておるかということも今予測できませんから、この調査会の答申案が出ましても、それを直ちに原案として出すか、あるいはまた国会において特別にそれに考慮を加えて出すか、あ……

第24回国会 内閣委員会 第35号(1956/04/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま議題となりました栄典法案の提案理由及び概要を御説明申し上げます。  政府は、わが国の再建に寄与した各方面の功労者を広く栄典に浴させるため、褒章の制度を拡充する等栄典制度の改善に努めて参りました。しかしながら現行の栄典制度につきましては、このような部分的修正にとどめることなく、全体について再検討し、時勢に即応した制度を整備いたしまして、その全面的運用をはかることが必要と信ずるのであります。従いまして、さきに臨時栄典制度審議会を設け、栄典制度の改正について諮問いたしたのでありますが、今回その答申を基とし、さらに本問題に関する従来の経緯及び世論の動向を参酌して慎重に考究いたし……

第24回国会 内閣委員会 第45号(1956/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま議題となりました内閣法等の一部を改正する法律案につきましてその提案の理由及び概要を御説明いたします。  この法律案は、かねて政府の企図しておりました行政制度改革の第一次実施の一環として、内閣官房及び総理府の機構の改正を行おうとするものでありましてます、内閣法における内閣官房長官と内閣官房副長官の制に改正を加えてこれを強化し、一方総理府設置法において新たに総務長官及び総務次長を置き、従来の総理府の長たる内閣総理大臣の補佐者としての内閣官房長官及び内閣官房副長官の制を廃止し、内閣官房長官と内閣官房副長官は、もっぱら内閣制度の運営についてその政務と事務を見ることとし、総理府の……

第24回国会 内閣委員会 第46号(1956/05/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 基地問題は、ただいま福井委員から申された通り非常に重大な問題でございまして、従来とも関係各省が随時連絡協議してやって参ったのでありますが、この際むしろ積極的に関係閣僚が協議体を設けまして、迅速かつ円滑なる連絡をして進めることが適当である、かような観点からいたしまして、閣議決定に基く閣僚協議会というものを設けたいと考えている次第でございます。これは日米安全保障条約第三条に基く行政協定の、施設及び区域に関する諸問題について協議するという目的のものでございまして、この構成員は、外務大臣、大蔵大臣、農林大臣、建設大臣それから調達庁の事務を担当する国務大臣、それに自治庁長官、防衛庁長官、……

第24回国会 内閣委員会 第47号(1956/05/16、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 正確を期するために行政官庁の事務当局から御報告いたさせます。
【次の発言】 政府といたしましては、昨年末行政事務の簡素化及び国費の節減の見地から、約四十の審議会を整理いたしまして、さらに今回行政機構の改革に当りまして、これを統合したり、あるいはまた移しがえをいたし、あるいはまた整理をする方針で御審議を願っておる次第でございます。今日までのところ約四十ばかり整理いたしておる次第でございます。
【次の発言】 政府といたしましては、その設けられた委員会の性質にかんがみまして、最も適任者を選ぶのが基本の方針でございます。従いまして、たとえば今指摘のありました一例もございまするが、経営委……

第24回国会 文教委員会 第4号(1956/02/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま議題となりました日本学術会議法の一部を改正する法律案につきましてその提案理由及び概要を御説明いたします。この法律案は、日本学術会議法の第二章及び第四章、すなわち、日本学術会議の職務及び権限に関する規定と会員の選挙に関する規定の一部を改正しようとするのが、主眼でありまして、その他若干の規定の整備をしようとするものであります。まず、日本学術会議の職務及び権限に関する規定の一部改正でありますが、日本学術会議は、その設立の目的及びその職務として、科学に関する研究の連絡をはかり、その能率を向上させるために、国際学術団体に加入してきておりますが、この加入に関しましては、現行の日本学……

第24回国会 予算委員会 第1号(1956/02/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 お答え申し上げます。昭和三十年度一般会計、特別会計及び政府関係機関予算の補正は二月十一、二日ごろと今考えております。  なお予算を伴う法律案をいつごろ提出するかというお尋ねでございますが、予算を伴う法律案は、大体五十八件と考えております。一応これらはすべて二月十五日までに国会に提出するように、現在各省及び法制局を督励しておるわけでございます。このうち総理府の原子力研究所法案と原子燃料公社法案は、原子力委員会にかけなければなりませんので、その方面は若干おくれるだろうという状況でございます。なおまた法務省関係の売いん防止法案は、これは現在その設置について法律案を提出いたすことになっ……

第24回国会 予算委員会 第7号(1956/02/10、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 お答えいたします。綱紀粛正につきましては、総理以下、内閣といたしまして、厳重にこれが防止をいたすとともに、そういう事実につきましては、厳正な行政措置をとり、また法によって処断された者については、当然これは処置されることと存じます。ただいま御指摘になりました総理あるいは大麻国務大臣に関する件が出されたようでありますが、これは先般の予算委員会あるいは本国会においても、若干これに野党の各位から質問がありまして、断じてさようなことはないということを明言されておりまするので、これで事態が明らかになっているものとわれわれは信じております。私個人のことでありませんから、私は、政府としてはそう……

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 先般の国会におきまして、売春取締りに関します法案の作成をすみやかに政府においてなすべきであるというような強い委員会の御要請もありまして、なおまたさらにこれをもっと深く掘り下げてやるためには、法律に基いてでも委員会をさらに拡充強化して、これによってなすべきである、こういう御決議がなされたのであります。従いまして政府といたしましては審議会法案を準備いたしておることが一つ。それからもう一つは花春法そのものについての研究をいたさせておるのでございます。これは最終的に論はまだ出ていないようでございまして、この研究の過程において委員会の方にも十分に連絡して案を練るようにということで、今研究……

第24回国会 予算委員会 第12号(1956/02/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 お答え申し上げます。ただいま御指摘になりましたラストボロフの問題につきましては、政府当局も重大なる関心を持ちましてあらゆる方面から調査をいたしておるのでございます。なおただいま名前を御指摘になりました元外務省経済局第二課の高毛利君と通産省の通商局市場第一課におりました庄司君の二名が現在国家公務員法違反並びに外国為替取締法違反という罪名をもちまして取調べを受け、かつ起訴されており、現在公判中でございます。従いまして公判の進行の過程において明らかになると思いまするので、現在係争中のことでもございますから、内容については申し上げる時期ではないと思います。なお死亡せられました日暮君のこ……

第24回国会 予算委員会 第13号(1956/02/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま淺沼さんから御指摘のありました点でありますが、現在内閣審議室において国政の資料とするために、いろいろの調査をいたしておることは事実でございます。しかしこれは今日まで施政の資料にするために、閣僚並びに関係各省に示しておりますけれども、世間には発表しておりません。しかし今御指摘になりました点は昨年六月でございまして、最近また今の憲法についていろいろの話があるようですが、あなたは今の憲法を変えることに賛成ですか、反対ですか、という調査をしたのは六月です。これのときには賛成が二六%反対三一形、それから一概に言えないというのが七%、不明が三六%でございます。ところが続いて八月に行……

第25回国会 議院運営委員会 第15号(1956/12/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本政府委員 中村国会対策委員長の方から、会期延長の手続をとったという点だけは私聞きました。会期延長の手続は、練達たんのうである井上さんも御承知のように、与党から出る場合と、政府から出る場合と、同時に出る場合と、あるようでございますが、与党から出されましたので、私の方は同様な意見でございますから、そのままにしておったのでありますが、いろいろ与党内においても、従来の慣例上二つ出たこともあるのですから、やはりこれは政府が会期内に重要法案を成立せしめたいという不断の関心をもっておるわけですから、政府からも出すことが至当だろうということでありましたので、その翌日、私は衆議院議長にお目にかかって、口頭……

第26回国会 建設委員会 第27号(1957/08/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 先般の岸内閣の改造に当りまして、不肖私がはからずも建設省を担当することになりました。建設行政につきましては全くのしろうとでございますので、皆さん方の格別なる御指導と御鞭撻によりまして、重大なる国土保全の問題あるいは民生安定の問題を推進いたしたいと思いますから、何分よろしく御援助のほどをお願い申し上げます。  申すまでもなく、戦時中あるいは戦後の数年間というものは、社会情勢並びに経済事情の混乱のために、治山治水あるいは道路あるいは住宅、都市計画等もなかなか軌道に乗っておらなかったのでありますが、国会並びに国民の皆さんの御支援によりまして、やや今日その計画を実施する緒についた段階で……

第26回国会 建設委員会 第28号(1957/09/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。まず重要施策説明を自分からやるべきだ、そう私も考えております。ちょうど本日、折りあしく参議院の委員会と一緒になりまして、向うの方が早く始まって、そっちの方に実は呼ばれておりまして、やむなく政務次官から御説明申し上げた次第であります。御趣旨に沿いまして、今後はできるだけ両委員会の調整をはかっていただいて、私みずから御説明申し上げたいと思います。  質問の第一点は、今回建設省が三十三年度の重要施策として、省で大体まとめたものを御説明申し上げましたが、これから実は大蔵省との折衝になるのでございます。御承知のように、予算要求書を、今までは大体八月末か九月末までに出し……

第26回国会 建設委員会 第29号(1957/10/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 治山治水に関しましては、特に当委員会の御要請もあり、また私も相当重点を入れまして、三十三年度予算編成に当りましては、現在のところ数字は個々の河川について私承知しておりませんが、あるいは特別会計によって、さらにはまた継続費制度を設けることによって、水系別に総合的にこれから実施していかなければならないというような意味において、強くその点を大蔵省に要求しております。しかしこれは前からいろいろそういう運動もあったけれどもなかなか実現できないために、果して私の要求通りにいくかどうかは存じませんけれども、従来ややもすれば、河川の改修に当りまして一年きりずつにやられるために計画が立たない、そ……

第26回国会 農林水産委員会 第53号(1957/08/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 石坂委員の御質疑の第一点は、災害復旧の査定を急速に実施すべきだということであろうと思います。この点につきましては、私が総理の命を受けまして現地に参りまして、出先関係各機関――建設省のみならず農林省、大蔵省その他関係の各機関を現地において招集し、できるだけ早く受け入れ態勢を整備するように要請しておきました。これに基きまして各県とも一生懸命やっておったのでありますが、何分にも深刻で、かつ相当交通不便な点がありまして、現地においてはなかなかその態勢がとりにくい点がありましたので、建設省といたしましては地建の方、あるいは九州各県のうち被害の少かった地方からおのおの応援隊を出しまして、査……

第27回国会 建設委員会 第1号(1957/11/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 先般、新潟方面に視察に参った際、新潟港付近の地盤沈下の実情を見まして、非常に重大であるということを認識して参りました。御指摘のように、この地盤降下は前からあったそうでありますが、特にこの一、二年間の沈下の状況が、非常に急激に被害の状況が出てきておる。しかもこれが御指摘のように、港湾のみならず住宅地においても、その損害が、相当署しく不安感を増しておる。なおまた、農地関係もこれに関連して相当被害が予想されますので、私が視察して参った翌日、運輸大臣、農林大臣にはその状況を報告しておきました。御指摘のように、三省連絡の上、恒久的には根本対策を立て、また当面の問題としてどうするかというこ……

第27回国会 建設委員会 第2号(1957/11/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘の通り、現在公務員として正式に定員のうちに広められていない、しかしながら実質上は公務員としての責任と義務を持つような仕事をしておる諸君が多数あるのでございます。これは建設省のみならず各省にも相当あるのでございますが、実は私が鳩山内閣当時からこの問題がございまして、この問題を解決すべく、当時公務員制度調査室なるものを設けましてやって参りましたが、なかなか公務員制度全体の措置がきまらないために、約三年間この問題が論議はされておりますけれども、具体的措置が講じられて参ってない。こういう状況にかんがみまして、私が建設大臣になりまして三週間目ごろでございますか、閣議の席上、この問題……

第27回国会 国土総合開発特別委員会 第4号(1957/12/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 予算要求いたしております数字については、事務当局から御説明申し上げます。
【次の発言】 お答え申し上げます。先ほど来廣川先生から言われた通り、利根川の総合開発の計画が決定したのがごく最近でございます。しかも、これは主として治水を重点とする計画でございましたが、最近に至りまして、御指摘のように関東地方の農業振興という問題が非常に大きく農林省で取り上げられて参りました。さらに加えまするに、首都圏整備委員会の方の研究の結果、工業用水、それから上水道、こういう問題が新たに大きく取り上げられて参ったのであります。従いまして、従来決定した案だけそのままをやるということが、困難な状況になって……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。災害が非常に多いために、これに対する具体的な措置をどうするかということでございますが、これにつきましては従来災害復旧が原形復旧を原則としておりまして、改良は原則として行わない方針でありましたが、数年前から関連事業といたしまして、改良を相当含めてやっているのであります。しかしこれには法律的根拠がありませんので、ぜひその立法化が必要であるという御意見がありましたので、三十三年度予算編成に当りましては、災害国庫負担法の一部を改正することと、それから従来単なる予算措置だけでやっておりました関連事業については、これまた立法化いたしまして、災害復旧については関連事業をもや……

第28回国会 建設委員会 第2号(1958/02/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 建設省関係の昭和三十三年度歳入歳出予算案について、概略を御説明申し上げたいと存じます。  まず総額について申し上げますと、建設省の所管一般会計予算といたしましては、歳入八億三千余万円、歳出千二百三億三千余万円でありますが、このほかに、予算計上の所管は異なっておりますが、実質上建設省所管の事業として実施されます予定の経費が、別途総理府に北海道開発関係といたしまして、百四十九億五千三百余万円ございます。なおそのほかに。離島振興関係として三億四千七百余万円があり、労働省に特別失業対策事業として二十八億八千二百万円が計上されておりますので、これらを合算いたしまして前年度に比較いたします……

第28回国会 建設委員会 第3号(1958/02/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。前田さんの御意見、かつそれに関連する御質問の第一点は、現在政府において、運輸政策に総合的な政策ができていないじゃないか、いわゆる道路政策と鉄道建設、これとの関連において十分な有機的な総合性を欠いているのではないか、これはどこでやっているのか、こういう点が第一点のようでございます。これは御承知のように、そういう総合的な輸送力のバランスを考えつつ、しかも国の経済成長力との関係を調整しつつ立案しているのが経済企画庁でございます。経済企画庁は御承知のように審議会がございまして、この審議会のうち運輸部会、これは鉄道も道路の方もみな総合して考えております。そういう方面か……

第28回国会 建設委員会 第4号(1958/02/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 先般の本委員会におきまして、前田さんからその問題について御指摘がありましたので、これに一応答えたのでありますが、実は昨年の十月ごろだと思いますが、今の運輸省関係の方から、東海道線の複々線の問題とか、いろいろな閣議において報告があったわけであります。そのときに私が発言をいたしまして、それはそれとして非常にけっこうなことであるが、従来ややもすれば鉄道は鉄道だけの計画を進めていき、それから道路は道路でいく、港湾は港湾でいく、そういう結果、私が各地を回って歩きさますと、ほんのわずか五キロか六キロの間で、重要港湾だからというので港湾の整備を要請される。また港湾に通ずる道路も同じように要求……

第28回国会 建設委員会 第6号(1958/02/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘になりました一般道路と有料道路との関係でございまするが、御承知のように、本来道路は公共の用に供するのでありますから、従来はすべてこれは公共事業としてやっておったのであります。しかしながら最近の日本経済の発展に伴って、道路輸送に対するところの需要が非常に増大いたしまして、従来のままではなかなかその需要を満たすことができない、こういう状況から、すでに欧米各国において行われておる有料道路方式を採用すべきであるというようなことになりまして、これは主として地方自治団体、府県が有料道路をやってきたのであります。しかしながらこれは各府県の経済上の力の限度もあるし、あるいはまた技術上の問……

第28回国会 建設委員会 第7号(1958/02/21、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま三鍋さんから御指摘なされましたことはその通りでありまして、何しろ住宅問題は戦後の日本における一番大きな社会問題であり政治問題である。同時にそれが現在、犯罪とかあるいは家庭悲劇とかの一つの温床になっておる。しかしながら、何しろ戦時中に膨大な住宅が戦禍を受けて壊滅してしまって、日本の経済の立ち直りもなかなか急激にそこまでいかなかったために、こういうことになったわけで、これはまことに深刻な問題であるわけであります。そこで鳩山内閣の当時、ようやくこの住宅問題に対して、国の施策として大きな手を打ったのでありまして、これについてはいろいろの御批判もございましたけれども、従来にない積……

第28回国会 建設委員会 第8号(1958/02/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 まず、ただいま議題になりました日本道路公団法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  高速自動車国道中央自動車道及び高速自動車国道吹田――神戸線の建設につきましては、現在日本道路公団におきまして用地の折衝等を進めているところでありますが、この高速自動車国道の建設費は約八百億円の巨額に達し、その建設の促進をはかるためには、国内資金の調達とあわせて外貨資金を調達する必要があると認められますので、日本道路公団法の一部を改正して、国際復興開発銀行から外貨資金を借り入れるための必要な措置を講ずるため、この法律案を提案いたした次第であります。以下本……

第28回国会 建設委員会 第10号(1958/03/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま三鍋さんから御指摘のありましたごとくに、いわゆる非常勤労務者、あるいは常勤的非常勤労務者という非常に変則な地位に置かれている人々のためにこれは是正しなければならないということで、私は就任間もなくから閣議においてこの問題を取り上げ、関係閣僚の御了承を得、また総理の御賛同も得まして、基本方針といたしましては、公務員制度の全面改正の際にこれは処置すべきであるという態度を従来とっておりました。政府はもとよりその基本的態度は同じでありますけれども、しからば公務員制度全体をにわかに全面的に改正する準備ができておるかということになりますると、担当者に向きますと、そういうわけにもいかな……

第28回国会 建設委員会 第11号(1958/03/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 一般的に見ると、そういうふうにごらんになるかもしれませんが、実態は実は逆になっておりまして、各都道府県におきまして地方主要道路の整備計画を立てまして、こちらの方にむしろ強く要請しております。それを全面的に計画に入れることができませんので、実は都道府県から出ておる資料に基いて、われわれの方がこれから選択するというような事実上の結果になるわけでございます。さようでございますから、政令によって指定する場合、都道府県が欲せざるところを上から天下り的に強制するというようなことはいたさないことになっておりますし、現実にまたそういう結果にはならないと御了承していただきたいと考えます。

第28回国会 建設委員会 第13号(1958/03/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま道路局長から五ヵ年計画の概要について御説明申し上げたのでありますが、御承知のように道路整備緊急措置法案が成立いたしますれば、これに基きまして今度は閣議決定をすることになるのでございます。これには関係各省の意見の調整も必要でございますし、なおまた道路審議会の議を経なければこれは政府として決定いたし得ないのでございますので、そのために政府の道路整備五ヵ年計画が決定して、こちらにお示しするには相当の時間がかかると存じます。しかし当省としては、できるだけ早くこの正式案を決定するように努力するとともに、当省として考えておる案を四月中にはお示しいたしまして、いろいろと御協力、御審議……

第28回国会 建設委員会 第14号(1958/03/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘の通り、三十三年度予算決定の日時と、それから政府が公営住宅三カ年計画を審議会において御決定をしていただいた時期とは、だいぶずれております。しかも審議会の御答申の出たのがおくれていることは御指摘の通りでございます。しかし実は御承知のように、住宅に関する審議会は前々からずっと続いておりまして、その主張する点は前から出ております。なおまた住宅局と委員の主要な人とは絶えず連絡をとりつつあったのでありまして、そういう関係で形式的には非常にずれてはおりますけれども、これは内部的なことを申しますと、政府が一応原案を作って、これと審議会の方々の御意見を合せて、実際上は答申として出るのが今……

第28回国会 建設委員会 第15号(1958/03/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいまいろいろと御意見がございましたごとくに、地すべり地帯における家屋の移転の問題は、長い間の土地に執着しておる農民の心境からしますれば、なかなか困難な問題があるのであります。その困難な問題は土地に執着しておるということのほかに、移転のために相当の費用がかかる、あるいはまた移転する先について十分なる措置がないということに対する不安、これに対する保障がないということが大きな原因であることは御指摘の通りと存ずる次第でございます、政府が本法案を出すに当りまして、何ゆえに強制的に移転の勧告、あるいはそうした法的措置をとるような考えを持たなかったかという点が、第一点の御質問のようでござ……

第28回国会 建設委員会 第18号(1958/03/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 法律の明文からしますれば、法律はさかのぼって適用しないということが原則でありますが、ただいま御指摘のように、まだ小屋がけになっておるところに居住しておるとか、あるいはいまだ移転もしないでそのままになっておる、こういう方々はまことにお気の毒でありますので、運営に当りましては、大蔵事務当局が申したように処理させたいと思います。今後地方においていろいろ計画を立てる場合において、ぜひそういうものが、中に入って計画されるように指導するとともに、その計画に基いて法の運営をいたしたいと考えております。
【次の発言】 ただいま井手さんの方から修正案の趣旨弁明がございましたが、この地すべり法案は……

第28回国会 建設委員会 第19号(1958/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御質問の第一点であります定義の問題でございますが、公共下水道と都市下水路、こういうふうに分れているのは、あまりに事務的な処置であって、本来ならば一つにしていいじゃないか、こういうような御議論でありますが、その前提条件といたしまして前田さんが御指摘のように、日本で非常におくれておる下水施設を整備いたしまして、都市生活を営んでおります一般国民に対して、よき環境を作ってあげるという意味においてなされるものであるから、その精神においてすべての施策がなされなければならない、こういう御議論については全く同感でございます。この定義の問題につきましては、御承知のように、従来一般に都市下水路とい……

第28回国会 建設委員会 第21号(1958/04/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 これは覚書で明確に規定いたしております。御指摘のように各方面からいろいろ御意見がございまして、不水道を完備する場合において終末処理場と下水道と分割するのは適当でないといういろいろな意見もございましたけれども、これは昨年はっきりと関係省の意見調整をいたしまして今日まで実施いたしておりまして、何ら差しつかえないということでありますので、この方針でもってやりまするが、御指摘になりましたように認可等に当りまして十分にこの間が連絡がとれるように覚書を交換した次第であります。
【次の発言】 ただいまもお答えいたしましたように行政の所管は、見方によりましては、これはいろいろ取り方があります。……

第28回国会 建設委員会 第22号(1958/04/09、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま前田さんから御説明になりました社会党の修正案につきましては、実は今回提出いたしました下水道法案に対しまする皆様方の御熱心な御論議は十分私ども拝聴いたしまして、今後いろいろ善処いたしたいと思っておるのでありまするが、当省といたしましても、下水道法の改正に当りましては、下水道に対する国の助成が十分行われますように努力して参ったのでありまするが、都市下水路に対する補助並びに公共下水道及び都市下水路に対する災害復旧費の国庫負担法につきましては、今後財務当局と意見の調整をはかることといたしまして、今回の改正案中には記載しなかったのでございます。下水道法の附則におきまして、公共土木……

第28回国会 建設委員会 第24号(1958/04/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 国土開発縦貫自動車道法によって、これはすでに法律化しでおります、従いまして、これは日本の国土開発の観点からいたしまして、予備のでき次第、これは着手する方針でございます。ただいま私、前のいろいろのいきさつは存じませんが、従来国会におきまして、中央道をやめて東海道線にいくのじゃないか、こういう御心配の点で、いろいろ御質問があったのでありまするが、私はこれは別個に考えるべきご問題だと思っております。すでに先般の当委員会、あるいは予算委員会で御説明申し上げましたごとくに、縦貫中央道は法律の定めるところに従いまして、準備のでき次第実行することにいたしまするが、東海道線は、御承知のように現……

第28回国会 建設委員会 第25号(1958/04/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました首都圏市街地開発区域整備法案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  この法律案は、東京都を中心とした一都七県にわたる首都圏の建設と、その秩序ある発展に寄与するため、市街地開発区域内において実施せられる宅地の造成その他市街地開発区域の整備に関し必要な事項を定め、市街地開発区域を工業都市または住居都市として発展させることを目的としたものでございます。もともと首都圏整備法の第二十六条におきまして、「市街地開発区域の整備に関し必要な事項は別に法律で定める」と規定いたしておるのでありまするが、本法案がこの条項に基くものであります。  首都圏の……

第28回国会 大蔵委員会 第22号(1958/03/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。財政法の原則はそうなっておりますけれども、法律をもって、ただし書きにおいて、議決を経ればいいことになっておりますので、この特別会計法が認められることになりますれば、抵触しないと解釈いたしております。なおまた予算総則において、法律上認められることになりますれば、矛盾ないということになっておるそうでありまして、私、よくその点わかりませんが、十分法制局その他関係当局で協議したので、ありますから、矛盾がない、かように解釈いたしております。
【次の発言】 道路整備五ヵ年計画を改定したゆえんのものは、御承知のように、最近における経済の発展に対しまして、道路関係が非常におく……

第28回国会 内閣委員会 第7号(1958/02/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  この法律案は、建設省設置法の一部を改正いたしまして、道路局に管理部及び建設部の二部を新設するとともに、北陸地方建設局及び四国地方建設局を増設するほか、地方建設局の内部部局を整備拡充する等の改正を行うものでありまするが、以下その要旨を御説明申し上げます。  まず第一に、道路局の機構を整備拡充することとしたことであります。  道路の整備につきましては、政府は昭和三十三年度におきまして、これを国の最重要施策の一つとして取り上げ、最近における自動車交通の激増に対処し、……

第28回国会 予算委員会 第6号(1958/02/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。政府が補助助成していろいろと公共事業をやっております。そのほかに今度は直轄としてどうしてもやらなければならない仕事がたくさんございますので、その直轄部分について地方の分担金があるわけでございます。これが今あなたが申されましたところのいわゆる交付公債として処理をされております。これは、河川の問題にしろ、あるいはダムとか相当大きな生産事業をその地方開発のために特に地方自治体の要請によってわれわれがやっておるのでございまして、決してわれわれの方で押しつけているのではございません。しかし、その財政負担は、一時は相当あるようでありまするが、これはおおむね長期計画によって……

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/02/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。基本的に申しまして、日本の道路、鉄道、海運、これが総合的に、バランスのとれた政策をとらなければならないという楯さんの御意見には全く同感でございます。特に、そのうち、最近道路輸送に対する需要が非常に多くなって、しかもこれが従来の短距離から長距離になってきておる。こういう事態から見まして、道路整備はいわゆる従来の馬車道とか人道というものから自動車の道路を中心とする整備計画を立てなければならぬということも全く同感でございます。その見地に立ちまして、今回、道路五カ年計画、これに伴うところの諸法案並びに特別会計を設けたわけであります。御指摘のように、従来ややもしますれ……

第28回国会 予算委員会 第14号(1958/02/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。道路政策は、国道一級、二級、地方主要道路、行路と、いろいろございますが、これはおのおのその需要に応じて一応計画を立てているのでございます。ただし、今御指摘の通り、大型バスあるいは大型トラックは私の方の認可の対象にはなっておりません。従いまして、ただいま申されているように、道路の許容量を越えて運行されるためにいろいろの障害が起きているということについては、われわれも非常に重大な関心を持ちまして、運輸省と常に連携をとって、道路の許容量に対応する許可をしていただくように連絡をしている次第でございます。

第28回国会 予算委員会 第16号(1958/03/03、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。政党内閣でございますから、党の政策を十分に反映するということが政党内閣の建前である。それが第一次査定に当りまして、そういう点が欠けておる点がないかということで申し上げたのでありますが、その後の折衝の過程において、十分これが是正されましたので、それでけっこうだと思います。


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会 第2号(1967/03/20、31期、自由民主党)

○根本委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、当面する重要なる諸問題について政府の所信をお伺いいたします。かなり広範にわたって御質問いたしまするので、答弁はイエスかノーか、簡潔にひとつ御答弁をお願いいたします。  まず第一に、政治道義の確立についてお尋ねいたします。  政治は、道義によって貫かれることによって、初めて国民の信を得られるのでございます。古来、信なくんば立たずといわれるゆえんでございます。ところで、近来わが国の政界並びに官界の一部に不当あるいは腐敗の事実が発生したために、政治に対する国民の信が失われつつあったのでございます。いわゆる黒い霧のきびしい状況下において先般の総選挙が行な……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 運輸委員会 第21号(1970/04/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御承知のように、建設省が考えておりまする新しい道路計画は、いわゆる新全総に基づき、この路線が一応概定されております。これを受けて、今度はその一部として新五カ年計画を立てたわけです。これが七千六百キロ、これを高速自動車道路にしていこうということでございます。  これと鉄道新幹線網との関係は、現在のところ、実は御指摘のように、鉄道新幹線網については具体的にどこどこの路線というような案が一応あったようでありますが、これは閣議決定いたしておりません。閣議決定しておりませんので、御承知のように、議員立法として出てきたのでありますが、私のほうで聞いておる限りにおいて、新幹線網も、現在の新幹……

第63回国会 決算委員会 第6号(1970/03/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 建設省所管の昭和四十二年度歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  歳入につきましては、一般会計の収納済み歳入額は五十億七千三百七十五万円余となっており、道路整備特別会計の収納済み歳入額は四千三百七十三億八千七百九十六万円余、治水特別会計の治水勘定の収納済み歳入額は一千三百二十一億九千三百九十二万円余、同特別会計の特定多目的ダム建設工事勘定の収納済み歳入額は二百十六億七千四百二十六万円余、また、都市開発資金融通特別会計の収納済み歳入額は三十八億五千八百八十五万円余となっております。  次に、歳出でありますが、一般会計の支出済み歳出額は六千四百二十五億六百七十六……

第63回国会 決算委員会 第13号(1970/04/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 公務員宿舎等の建設が進んでおるのは、たとえば筑波学園とか、いろいろの新しい地方開発計画に関連して、そこに住宅をつくってやらなければ他の仕事は全然進んでいかない。北海道とか、あるいは新産都市みたいなところにも関係あってやっている部面が多いのでございます。  それから、一般のほうが、公営住宅がわりあいにおくれたのは、建設委員会等でも御説明申し上げましたが、実は用地は取得している、ところが、今度実際これをやりますと、学校とか公共施設が相当必要なのでございます。ところが、それに対しまして、地方自治体が非常に抵抗と申しますか、それを公庫で持て、公団で持てと、こういうふうな要請が出てきます……

第63回国会 建設委員会 第1号(1970/02/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 先般の第三次佐藤内閣が組閣せられるにあたりまして、不肖私がはからずも建設大臣を拝命いたしました。今後いろいろとお世話になります。よろしくお願いいたします。  建設行政の諸施策について御審議をお願いするにあたりまして、建設行政の基本的な方針について、私の所信を申し述べたいと存じます。  建設行政の使命は、都市施設、住宅、道路、河川その他の社会資本に関する各般の施策を通じて、住みよい国土を建設し、国民生活の向上と国民経済の発展をはかることにあります。  急速な経済成長と対比して社会資本の立ちおくれは、諸種の問題を惹起しており、社会資本の大幅な整備拡充は、いまや最重要かつ緊迫した国民……

第63回国会 建設委員会 第2号(1970/03/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました河川法施行法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  一級河川の改良工事に要する費用については、昭和三十九年、新河川法制定に際し、その本則において、国がその三分の二、都道府県がその三分の一を負担することとされましたが、地方財政の実情にかんがみ、河川専業の円滑な実施をはかるため、国の負担率の引き上げを行なうこととし、河川法施行法において、当該費用につき、国がその四分の三、都道府県がその四分の一を負担する旨の特例措置が講ぜられました。しかしながら、この措置は、本年三月三十一日をもって終了することとされているため、昭和……

第63回国会 建設委員会 第3号(1970/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 具体的な数字としていま申し述べることは困難だと思います。ただ、考え方といたしまして、従来は、いわゆる都市学者あるいはいわゆる近代経済学者の方々の意見が国土総合開発に相当強く取り入れられまして、現在、さらに二十一世紀になりますれば都市集中が出るというのは、これは一つの文明の必然的な趨勢である。これは自由主義であろうが社会主義であろうが、そういうものだという前提に立って考えておったために、たとえば日本では瀬戸内海あるいは太平洋メガロポリス論が出まして、そこへ少なくとも昭和六十年以降については人口の七割五分あるいは八割ぐらいが集中するだろう。そうして北海道、東北、北陸、山陰、九州、四……

第63回国会 建設委員会 第4号(1970/03/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました地方道路公社法案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  政府におきましては、従来から道路整備事業の一環として道路整備特別措置法に基づく有料道路の整備を推進してまいりましたが、自動車交通量の伸びに対する道路の整備はなお著しい立ちおくれを示しており、国土の総合的な開発と産業経済の発展のためには、一般道路とあわせて有料道路についても、さらに強力にその整備を推進する必要に迫られておる次第であります。  従来、この種の有料道路事業につきましては、道路管理者のほか、日本道路公団、首都高速道路公団及び阪神高速道路公団の三公団をしてこれを推進せしめ……

第63回国会 建設委員会 第5号(1970/03/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 事業執行官庁としての建設省といたしましては、でき得るだけ公共事業は量が多く、しかも国費の許す限りにおいて国庫負担率を多くしてやることが親切なことだ、こう思っています。ただ、それを現実にきめるのは、実際上は建設省だけでいきませんので、先般来井上さんが言われている点は、われわれも趣旨においては同感でございますが、今後ともそういう方針で努力いたしたいと存じておる次第であります。
【次の発言】 ただいま提出されました河川法施行法の一部を改正する法律案に対する修正案は、一級河川の改良工事費用についての国庫負担の特例措置を全面的に延長しようとするものでありまするが、特例措置の延長にあたって……

第63回国会 建設委員会 第8号(1970/04/01、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘のように、従来ややもすれば鉄道は鉄道、道路は道路、海運は海運という傾向があったのでございます。そこでいわゆる新全総が制定されるにあたりまして、当時私は党側におりまして、これは非常な二重投資になり、あるいは非常にマイナス面が出てくるのじゃないかということを申し出まして、そういう観点から、実はあの新全総は五回にわたって改定がなされたのでございます。おおよその見当はつけておりまするけれども、いま小濱さんが御指摘になったような具体的な総合交通体系は、はっきり申してまだ確立しておりません。そこで運輸大臣とも話し合いまして、この国会が少し時間的に余裕があるならば交通関係閣僚会議を開き……

第63回国会 建設委員会 第9号(1970/04/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 建設省の仕事は、最近非常に事業量がふえております。これを全部直営でまいりますと非常な人員を要するのでありまして、実は、私が十二年前に建設大臣を拝命しておった当時、御承知のように初めて道路特別会計を設けました。現在から見れば非常にわずかなものでございますが、当時、五カ年九千億でございます。年間の業務としてわずか二千億足らずでございますが、その当時、従前のように直営事業でやりますと約二万数千名の職員の増加が必要ということに計算されたのでございます。ところで、当時の行政管理庁長官をしておりました川島正次郎先生から注文がつきまして、当時から行政機構の縮小、役人を減らせという、これは野党……

第63回国会 建設委員会 第10号(1970/04/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました建設業法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  近年におけるわが国の経済の発展と国民生活の向上に伴い、建設投資は国民総生産の約二割に達し、これを担当する建設業界も、登録者数約十六万、従業者数約三百七十万人を数えるに至り、いまや建設業は、わが国における重要産業の一つに成長しました。さらに今後も、建設投資に対する需要はますます増大することが予想され、建設業の重要性はいよいよ高まる趨勢にあります。しかるに建設業界の現状を見ると、施工能力、資力、信用に問題のある建設業者が輩出して、粗悪工事、各種の労働災害、公衆災害等を……

第63回国会 建設委員会 第11号(1970/04/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 経済効果について一応の資料が整っておるようでございます。ただし、私が感じておりますることは、この経済効果というものは事実上の問題と違いまして、この見方、それからその観点において相当違うので、これがいわゆる経済効果が少しでも多いほうが優先順位だ、こういうふうにとられることは、これはかなり誤解を招くじゃないか、そういう意味で、もう少し慎重にしたほうがいいぞという意見を私は持っております。しかし、前の大臣以来発表する約束でございましたならば、発表してもけっこうです。ただし、それにはこういう前提のもとにこれが制定されておるということにして、即いまの経済効果というものが、それがすぐに今度……

第63回国会 建設委員会 第12号(1970/04/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 道路は、道路のための道路ではございませんで、人間が活用するためにつくる道路でございます。ただ、従来ややもすれば延長をすることに重点を置いたために、安全設備そのものが必ずしも十全ではなかった。なぜかなれば、従来は、自動車が主体ではなくして、他のものが主体であったのが古代からの日本のあれであります。最近急にモータリゼーションで非常にスピードアップしたため、従来の道路規格そのものではモータリゼーションについていけないというところに矛盾が出てきたと思うのです。この意味で、近く道路構造令も変えますし、先般来、各委員の皆さんから御指摘になりましたように、安全施設の強化をはかっていくことと同……

第63回国会 建設委員会 第13号(1970/04/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました建築基準法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  建築基準法は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する基準を定めたものでありまするが、法制定以来二十年近くを経過し、その間の社会情勢の変化、建築技術の進歩等により実情に沿わない点も生じてまいりましたので、次のような事項について改正を行なおうとするものであります。  第一に、都市における建築物の用途の純化と土地の高度利用の促進に関することであります。  建築物の用途の規制につきましては、都市の秩序ある発展に資するため、住環境の保護の強化を主眼として用途地域の純化を……

第63回国会 建設委員会 第14号(1970/04/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘の点については、実は総理あての陳情書もございまして、私もその陳情書を見たときに、ちょうどあなたの御発言になったような状況なので、さっそく関係事務当局それから地建を呼びましてどうなっているか聞きましたところ、この路線については町当局と十分打ち合わして、ぜひこれ以外の方法はないというようなことで、それで着工したのです。ところが、その後になって一方において町では団地形成もやっている。たいへんどうも、そういうふうにきめて着工してからそうなったので、まことにその点の手違いが現地にあったようです。しかし、いまさらそれを責めてもしようがありません。  それでは、その路線をもう一本かけた……

第63回国会 建設委員会 第15号(1970/05/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。  いま阿部さんから御指摘のありましたように、この学園都市建設について地元地主の方はもとよりのこと、関係機関の非常な御協力によりまして一番難点とする用地を取得したにもかかわらず、その後停滞しておる状況はまことに遺憾でございます。  この研究学園都市は、御指摘になりましたように、わが国の研究教育体制の改善向上をはかりまして、あわせて首都の過密解消に資するために、筑波地区に研究教育機関を中心として環境の良好な新都市を建設することがその目的でございます。  研究学園都市建設の計画は、昭和四十二年九月の閣議了解によりまして移転予定の三十六機関を定めまして、昭和四十四……

第63回国会 建設委員会 第16号(1970/05/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御承知のように、建設業は国民の生命、財産に非常に密接なる関係のある業種でございます。しかも最近のように経済の高度成長が続いている場合におきましては、建設業が持つ公共性の重荷と申しますか、これは非常に重大になってきているのでございます。なおまた、住宅難等が相当深刻になってまいり、また地価が非常に高騰することを一つの社会的背景として、特に都会地周辺で、非常に悪質なる建て売り住宅あるいはまた宅地が整備されないまま分譲されるために、これが一般国民並びにその地域社会に非常に重大な支障を来たしておる、これは確かに事実でございます。それで、こうした人たちの立場を保護してやるということと、それ……

第63回国会 建設委員会 第17号(1970/05/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘のように、建設業界において賃金不払い事件が非常に多いということは、まことに遺憾でございます。これはいろいろ原因があるようでございまするが、まず第一に、建設業の実態が、御承知のように登録制という非常に簡易な手続でたいていの人がこれを営める。ところが、建設業というものは非常に複雑な、二十数種の専門的な業種が集まってやられておるものでございます。しかるにこれが、単なる民法上の請負ということが安易に行なわれておる。それから一般の国民は、建設業を営む者は相当の信用があるというふうな安易な気持ちでお願いした、ところが、それが現実にはその大事な仕事をするだけの資力も技術力も、さらには誠……

第63回国会 建設委員会 第18号(1970/05/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま事務当局で説明いたしましたが、運用上十分に配慮いたしまして、せっかくの永久的なものが建てられたのが廃棄されるということになると、これはまことに国民的にも遺憾であります。十分配慮して運用したいと思います。
【次の発言】 御指摘のとおり、用途地域の指定は住民にとりまして非常に重大な利害関係があるところでございます。その意味におきまして、これの指定にあたりましては、原則として公聴会を開きまして、十分に地域住民の意思を尊重し、また、住民の協力なくしては円満なるその後の運営ができないので、御指摘のとおり十分にこれは尊重してやるつもりでございます。

第63回国会 建設委員会 第20号(1970/07/01、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 そのとおりでございます。十分に事務当局同士で連絡の上、そういう答弁をいたしました。
【次の発言】 この前の委員会でも明らかなように、厚生大臣のただいまの御答弁のあるとおり、当時擬制適用を廃止するという意図は内閣どこにもなかったのです。むしろ擬制適用というのも問題であるということはすでに社労あたりで問題になって、そこで共同修正でこの問題を一挙に、日雇い健保の改正にあたっていわば法制上の若干の裏づけをしてまでこれを一応存立せしめて、抜本改正までいこうという意図のもとにああいうものが行なわれたというふうにわれわれは考えておりましたために、まず第……

第63回国会 建設委員会 第21号(1970/08/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 先ほど計画局長がお答え申し上げましたように、宅地建物業法は、これは現在の大型のマンションあるいは分譲等をやっておる実情にそぐわぬものになったということは言えると思います。しかも、今日このように一般の方々が自分の住宅、宅地を欲するがゆえに、その心理を逆用して、こういういわば建設業じゃなくて詐欺を最初から計画したと思われるようなことが行なわれる社会事象になりますれば、これは業法そのもののたてまえを変えていかなければならぬのじゃないかという気がいたします。現在建設業法すら、御承知のように衆議院においては、やはり単なる登録制度ではいかない、許可制度にすべきだということで衆議院は通過を見……

第63回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1970/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 交通安全対策の諸施策について、御審議をお願いするにあたり、建設大臣といたしまして、建設行政の面より交通安全対策について所信を申し述べたいと存じます。  御承知のとおり、わが国の産業、経済の急速な発展に伴う自動車輸送需要の増加はまことに目ざましく、道路整備の必要性はますます高まりつつあります。  このため、政府としては、昭和四十五年度を初年度とする総額十兆三千五百億円の規模の第六次道路整備五カ年計画を策定することといたしておる次第であります。  しかしながら、このような自動車輸送の発達は、反面交通事故の多発をもたらし、昨年の交通事故による死傷者の発生は史上最悪というまことに憂慮す……

第63回国会 災害対策特別委員会 第8号(1970/07/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 今般の異常なる集中豪雨、引き続いて二号台風に基づく災害が発生いたしまして、多くの被害者が出、あるいはおなくなりになった人もあることを思いまして、胸を痛めておる次第でございます。遺族の方々に対しては心からお悔やみ申し上げるとともに、罹災者の皆さんに対して心からなるお見舞いを申し上げます。  まず第一点でございまするが、南房総の地区が、他地区に比べて著しく原始河川が多い、今日まで放置されておることははなはだ遺憾であるとのことでございますが、そのとおりでございます。  これは御承知のように、房総半島の南部は、統計的に見ましても従来災害の非常に少なかったところでございます。そういう関係……

第63回国会 災害対策特別委員会 第10号(1970/09/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御答弁申し上げる前に、冒頭に、今回の災害によりまして犠牲になられました方々並びにその遺族の方々に心からなる弔意を表するとともに、被害を受けました国民の皆さまに対し深甚の御同情を申し上げます。  ただいま仮谷さんからお尋ねがありました件は、われわれも、担当する者としてぜひともそういうふうにしたいと考えております。しかし、御承知のように、これは建設省だけできめることができない内閣全体の、しかも、これは一つの法的な基準がございまして、それに基づいて激甚地指定するかいなかになるのでございます。ただいま関係方面それぞれ調査中でございまして、これに基づいて、でき得るだけそれに該当するように……

第63回国会 地方行政委員会 第5号(1970/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 中部圏のみならず、いわゆる広域圏におけるところの総合開発の一番ベースになるのはやはり道路、鉄道等でございます。この東海北陸自動車道につきましては、御承知のように、一宮市を起点として砺波市に至る百八十キロで相当長く、しかもこの地点が日本一番の豪雪かつ山岳地帯です。非常に工事上もむずかしい問題でございますので、いま鋭意調査を進めております。しかし、起点部分については相当程度調査も進んでおりますので、起点の部分とその関連の公共事業等をいま調整中であります。これができ次第、基本計画を調査できたところか進めていっていいのじゃないか。全部完成を待って……

第63回国会 内閣委員会 第2号(1970/03/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明いたします。  第一に、地方建設局における国土計画及び地方計画に関する調査、土木工事に関する技術及び管理の改善に関する事務等の増大並びにその内容の複雑化に対処するため、昨年関東、中部、近畿及び九州の各地方建設局において企画室を部制に改組し、組織の強化をはかってまいりましたが、残余の地方建設局における業務量の増大等に対処するとともに、組織の統一ある整備をはかるため、東北、北陸、中国及び四国の各地方建設局について企画室を部制に改組することといたしております。  第二に、地方建設局に……

第63回国会 内閣委員会 第18号(1970/04/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 法律専門家であるから、いろいろと法律論もさることながら、私は、大体労働組合としてのあれは認めていますけれども、労働組合員たる前に国家公務員であるということを忘れてはならない。国家公務員というものは、国民全般に奉仕するためのものでございます。そこで国民全体の奉仕者たる者が、主権者である国民に対して何らかの不安を与え、あるいはまた好ましからざる一雰囲気のもとに執務すること、管理者としてこれに対して適当なる勧告をする、かつまた是正をするということは、行政官庁として当然のことである、こう思います。その意味で、いま官房長が、昨年の状況下において、本来は国家公務員はストライキをすることがで……

第63回国会 内閣委員会 第21号(1970/04/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御承知のように、新全総の構想は、日本の経済は非常に高度成長をいたしておりまするが、その反面において実は非常にアンバランスになってきております。一方においては都市に対する非常な過密現象、一方においては過疎現象が出ている。しかも、今度は都市に過密になった結果、都市集中のメリットがなくなって、かえって公害と人間疎外の傾向が出ている。一方においては、もう少し社会投資をすればりっぱな生産あるいは文化の中心たるべきものが疎外されておる。こういうものを、もう一回均斉のある国土の開発、人間の幸福感を考え直すべきだ。そのためには思い切った、いまの社会資本の充実を均斉をとりながらやるべきだ。しかし……

第63回国会 内閣委員会 第22号(1970/05/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘のとおり人口、産業、文化施設等が都市に集中し、反面におきまして農村、山村が非常に過疎化しておるという現象は、これはわが国のみならず、世界的な現象でございます。しかし特に日本は高度成長が連続して戦後から二十数年の長きにわたって続いておりまするので、その傾向が特に著しいということでございます。それには今日までのいろいろの経済的理由があったのでございまするが、このままにしておきますと、御指摘のとおり人間生活そのものも非常にスポイルされるし、産業自体もかえってデメリットになってくるではないかというふうな心配も出てきたわけでございます。一般の国民の皆さんも、人間の幸福とは一体何ぞや……

第63回国会 予算委員会 第2号(1970/02/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 建設省所管の問題については、市街化区域と調整区域に今度は線引きの問題をやっておりまするが、その市街化区域については、農地法の適用がなくなりますので、それはほとんど大部分が自然のうちに宅地化してくるだろう、こう思っています。その中に、公団関係で入手し得るものは、できるだけそこを重点に取り上げたいと思っておりますが、この数字はまだいま地方自治体を通じて、あるいはまた公団等を通じて調査中でございます。それから、そのほかに、建設省所管の事業に、道路事業が相当ございます。これは一般道路のほか、高速自動車道路もございます。それから河川改修のうち、ショートカットのために相当の農地をつぶしてい……

第63回国会 予算委員会 第4号(1970/02/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 市街化区域と市街化調整区域と分けておるのでございまして、この市街化区域になりますれば、自動的に農地法の適用がはずれるということは、すでにこれは皆さんの御承認を得て立法化できておるのでございます。従前から都市周辺で非常に宅地が少ないために、非常に無秩序に宅地開発がやられておりましたので、その状況を防ぐために市街化区域と調整区域をつくったのでございます。これはいまの転用問題より早く立法されたものでございまして、いま直ちにこの市街化区域と調整区域と農地転用とをからめて論ずることは、必ずしも適当ではないと思います。むしろわれわれは調整区域をはりきりと確定することによってスプロール化を防……

第63回国会 予算委員会 第5号(1970/02/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 人間尊重の立場から道路の構築あるいはこの整備についてどういうことをやっておるかという御質問だったと思います。  歩道、横断橋等の交通安全施設については、御承知のように四十四年度を初年度とする特定交通安全施設等整備事業というものがございます。三カ年計画でございます。これは道路管理者分が七百五十億、それから公安委員会分が四十六億でございます。そういたしまして、歩行者の安全確保のために道路管理者分の約八三%に当たる六百二十億円を計上しております。これば約五千キロの歩道でございます。それから約千二百カ所に立体横断施設を整備することにいたしております。なお、地方単独による交通安全事業にお……

第63回国会 予算委員会 第6号(1970/02/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。  私は延期すべしとは申し出ておりません。それはこういう事情がありました。チクロの問題についてはアメリカのほうで禁止したことが動機になって禁止されたようであるが、その後アメリカがカナダと同時に禁止を延期したということであるが、それはどういう理由であるか。もしそういうふうな害がないとあるならば、チクロを使用して、そのために回収を指示されておる業界が金融上のいろいろの便宜をはかってくれということで、党に申し出がありましたので、そのあっせんをしたけれども、金融のあっせんは非常に停滞しておる。破産の危険がずいぶんたくさんあるということなので、そういう点をも含めてこの……

第63回国会 予算委員会 第7号(1970/02/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 公示価格制度をきめましたゆえんのものは、現在土地が非常に高くなりつつある。特にこれが……。(河村委員「時間がありませんから……。」と呼ぶ)端的に申します。これは直ちに公示価格にきめたものをそのままの形で決定するということは困難な事情があるようであります。というのは、それぞれの地区の特殊性もございまして、それからなお、公示制度をいま実施しておるのは三大都市だけでございます。したがいまして、全国に公共用地を取得するときに、それをそのまま適用するということは困難でございます。したがいまして、これをやる場合には考慮するという程度にしなければ、現在では現実性がないのであります。この公示制……

第63回国会 予算委員会 第10号(1970/03/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 建設省といたしましては、御承知のように、道路、河川、住宅等の先行取得的な措置もとらなければならぬとは思っております。ただし、これにつきましては、建設省直接でなかなか調べにくいのです。そこで、現在各地建、さらに地建から委嘱をいたしまして各都道府県、あるいはまた公団等による用地取得の調査をいま委嘱しております。それから、そのほかに民間デベロッパーの協会がございますので、そちらのほうに――きのう補正予算がついたばかりで、まだ実際のお金もいただいておりませんので、あらかじめこういうことを委嘱したいから調査をお願いするという段階でございまして、どの程度かということは、いまちょっと数字をつ……

第63回国会 予算委員会 第11号(1970/03/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘のとおり、地価の上昇は経済的な合理性を越えて行なわれておるというところに非常に問題があると思います。  その原因いかんということでございますが、これを論ずるならば、非常にいろいろの複雑なる要素が複合しておることは事実でございまするが、まず端的に申しまして、経済の発展に伴う都市への産業と人口の集中と、一面における過疎現象等の、このことが一つの大きな社会的、経済的な基盤をなしていると言うことができるでございましょう。  その次に、日本においては公的機関、地方自治団体が実は土地を持っていることが非常に少ない。他の外国でございますと、これはほとんどシティからずっと歴史的に発展した……

第63回国会 予算委員会 第12号(1970/03/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘のとおり、中央道建設当時は、これほどの多量の車両が集中するとは考えていなかったようです。高速道路が開通して六カ月目の調査によりまして、いま御指摘のように、最初一日六千台と想定しておったのが、一万二千台になっておる。現在では祭日等は二万台か、大体そこまでなっておるという状況でございまして、その点は明らかに建設当時の想定は、現実に起こっておる情勢から見れば、たいへん甘かったというか、予想が低かったということは、はっきり申し上げなければならぬことだと思います。
【次の発言】 交通事故による死傷者の原因は、ドライバーのマナーもありますし、車そのものの問題もございますし、それから道……

第63回国会 予算委員会 第13号(1970/03/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 運輸大臣から内々のお話がありまして、全面的にこれは協力したい。総合的な交通対策をきめるべきであると思っております。
【次の発言】 最近コンテナが国内的のみならず国際的に非常にこれが発達してまいりましたので、これに対応する措置を講じなければならないと思っています。これは特に東京湾を中心とする地区、それから大阪等でございまするが、これにつきましては湾岸道路の整備とこの湾岸にある埠頭、これと都心等を結ぶ線がまず第一に考えられなければならぬと思って、いま鋭意その研究をしております。  しかし、今度このコンテナが日本の至るところの道路に進出してまいりますと、これはかえって道路がこわれたり……

第63回国会 予算委員会 第14号(1970/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。  御指摘のとおり、最終年度である本年度において特に公的資金による住宅の充足率が足らないことは、まことに遺憾でございます。  これはいろいろ、北側さんも御存じのように、用地の取得が困難であったということと、それから最近公団等が用地をつくっておりまして、いよいよこれに構築にかかろうとするときに、公共施設の負担の問題で、関係地元市町村から非常な抵抗があったために、計画が実施できないという面もありました。そういう点で、遺憾でありまするが、民間住宅のほうが予定より伸びましたので、本年度において両方合わせますれば、まあ計画は何とかできたという形です。  しかし、御指摘……

第63回国会 予算委員会 第18号(1970/03/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 建設省が実質上これを指導もやっていないようでありますが、いま調べさせてみます。建設関係でございますから、すぐにわかるはずでございますから……。
【次の発言】 先ほどお尋ねにありましたアルゼンチン館は藤田組が施工しておるようでございます。

第64回国会 建設委員会 第1号(1970/12/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました下水道法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  最近における急速な都市化の進展に対処して都市の計画的な整備をはかるためには、特に立ちおくれておるわが国の下水道の整備を推進することが現下の急務であると考えられます。  また、最近都市地域における河川、湖沼あるいは海域などの公共用水域の水質の汚濁による公害問題はきわめて深刻であり、政府においても、これら公共用水域の水質の汚濁に対処するため、公害対策基本法に基づき、公共用水域の水質汚濁にかかる環境基準を定めるとともに、鋭意その達成につとめているところでありますが、この……

第64回国会 建設委員会 第2号(1970/12/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 今回の下水道法の改正の重点は、最近公害問題が非常に強く取り上げられておる、それと相対応するということと、下水道の広域的な実施を目途とするというところに主たる重点を置きまして、まず第一には、下水道法の目的の中に「公共用水域の水質の保全に資する」ということを新たに追加いたしまして、水質汚濁に対応すべきことをこれで明確にしたわけでございます。  第二は、公害対策基本法に基づきまして水質汚濁にかかわる環境基準が定められました公共水域について、都道府県は流域別下水道整備総合計画を定めるものといたしまして、この基本計画に基づき、より合理的な下水道事業を実施することにしたのであります。御承知……

第64回国会 建設委員会 第3号(1970/12/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。  御指摘のように、一平方キロに対するGNPの問題が高密度であるということは、御指摘のとおりです。しかも、日本の都市化、近代化が、端的にいえば、戦後の現象と言ってもいいくらい集中的に行なわれてきました。しかも、そのうち過去十年間が特に著しくなってきた。ところが、意識が、政治も企業も一般国民もそこまでそれを追及していなかったところにこうした急激なる公害問題が深刻に出てきた、これは率直に言えると思います。そういうとらえ方からして、今回与野党を通じての一つのチェンジマインドというか、政治の考え方を変えようということが今回のこうした公害国会となってあらわれてきたので……

第64回国会 建設委員会 第5号(1970/12/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 いわゆる首都圏の昭和六十年までの水需要の長期展望の結果は、大体首都圏全体で十億トン足らないと、こういった算定を現在しておるようでございます。そういう立場に立ってみますれば、尾瀬の分水をしてこっちに持ってきたいという願望が首都圏に、特に埼玉、千葉、東京、それに神奈川関係にもそういう点があるようでございます。しかしながら、これは一面におきましては地域社会の非常な対立がございます。御指摘のように、福島県あるいは新潟県、この地域の方々はあれは困ると言っている。特に二人の知事さんは、みんなも私もよく知っている連中です。亘知事も再選してからすぐに、あれだけは何とか勘弁してくれということで、……

第64回国会 内閣委員会 第1号(1970/12/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明いたします。  第一に、地方建設局における国土計画及び地方計画に関する調査、土木工事に関する技術及び管理の改善に関する事務等の増大並びにその内容の複雑化に対処するため、昨年関東、中部、近畿及び九州の各地方建設局において企画室を部制に改組し、組織の強化をはかってまいりましたが、残余の地方建設局における業務量の増大等に対処するとともに、組織の統一ある整備をはかるため、東北、北陸、中国及び四国の各地方建設局について企画室を部制に改組することといたしております。  第二に、地方建設局に……

第64回国会 内閣委員会 第2号(1970/12/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 まず全体的のことを申し上げます。  御承知のように公団家賃はできるだけ安くしたいというのは、公団法の趣旨から当然のことなんです。ところが一方におきまして、最近団地をつくるときにあたりまして、その地方自治体から非常にいろいろの要請事項が出てきております。小学校の敷地をただで提供せよ、あるいは公園緑地をつくれ、あるいはショッピングセンターまでつくれ、しかもそれが、全部公団でやれ、こうなりますと、必然的にこれが高くならざるを得ない。それからまた、最近は、交通問題が非常に緊迫しておりますために、できるだけ都心につくれ、こういう要請もございます。都心につくるとなりますと、地価が高いという……

第65回国会 決算委員会 第5号(1971/02/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 大都市の住宅問題に、御指摘のとおり非常に深刻な問題であり、これは国並びに実施しておる地方自治体との完全なる提携によってなさなければならぬと思います。御指摘のように東京都はおくれておりまするが、大体同じような条件である大阪のほうは、御承知のように千里ニュータウンではもうすでにりっぱにこれは成功しております。なおまた、現在、泉北のさらに大規模の開発もかなり順調にいっているのでございます。こういう点から見ますれば、やはり地方自治体の取り組み方がかなりの大きな要素を占めておるじゃないかと思うのでございます。先ほど事務当局から御説明申し上げましたように、四十五年の補助金を切ったというのは……

第65回国会 建設委員会 第1号(1971/01/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 建設行政の諸施策について御審議をお願いするにあたりまして、建設行政の基本的な方針について、私の所信を申し述べたいと存じます。  建設行政の使命は、道路、河川、住宅、下水道等の社会資本の整備充実をはかり、国民生活の基礎をつちかうとともに、経済発展の基盤を整え、もって豊かな住みよい国土を建設することにあります。私は、昨年一月建設大臣に就任以来、建設行政の推進にあたっては、常にこのことを念頭に置いて各般の施策を講じてまいりました。  御承知のとおり、近年、国民の社会的、経済的活動は、飛躍的に活発化するとともに多様化し、世界にも類を見ない高密度社会が形成されつつありまするが、国民所得の……

第65回国会 建設委員会 第2号(1971/02/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 建設省の業務は、国家、国民にとって非常に大きな責任を持っておるものであります。いやしくもこの業務遂行にあたって、不正、収賄等、こういうものがありますれば、厳正な処分をする方針でございます。  なお、建設本省あるいは所管する公団、公庫等の問題につきましては、それぞれ従来やった一つの慣習といいますか、それぞれのやり方は若干違うようでございますけれども、官房長から、その具体的な標準と申しますか、その点を一応報告させまして、それに基づいてさらに御質疑を進めていただきたいと思います。
【次の発言】 これははなはだ答弁がむずかしいのでございますが、これは違法もしくは犯罪の実態に基づいて判断……

第65回国会 建設委員会 第3号(1971/02/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題になりました下水道整備緊急措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  最近における急速な都市化の進展に対処して、都市地域の計画的な整備をはかるためには、立ちおくれの著しい下水道の整備を推進することが現下の急務であると考えられます。  また、近年、河川、湖沼あるいは海域などの公共用水域の水質の汚濁による公害問題はきわめて深刻であり、政府においても、これら公共用水域の水質の汚濁に対処するため、公害対策基本法に基づく水質環境基準を策定するとともに、鋭意その達成につとめているところでありまするが、このためには下水道の緊急な整備が……

第65回国会 建設委員会 第4号(1971/02/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘のように、表現の方法は若干食い違うと思いますけれども、総理が言われましたことは、過去十年に比べれば、従来の過疎地帯といわれておった県の人口の減り方が若干ゆるやかになってきた、スローダウンしたというところに焦点を合わせて言っておるのです。私のほうで申し上げるのは、建設行政をやる場合において、実質的に、人口の移動はそうであるけれども、過密過疎対策というものを国土の総合施策から見た場合において、特に、道路政策あるいはまたこれに関連する水資源の開発等から見るならば、絶対数の移動はスローダウンしたにもかかわらず、依然として、社会問題として、過密過疎問題は深刻になっておる、これに対す……

第65回国会 建設委員会 第5号(1971/02/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 十六日の参議院の建設委員会で松本議員から質問がございました。松本議員の私に対する最初の質問の要旨は、三本つくるというよりも、はっきりと一本きめてやったほうがいいではないかという趣旨でございました。しかし、これに対しまして、私は、現在では、これは四国に通ずるわずか四百万そこそこのところにたいへんな投資をするというふうにとられる向きがあるけれども……。(「わずか四百万とは何だ」と呼ぶ者あり)私が言っているんじゃない。しかし、日本の現在の経済発展の状況から見れば、瀬戸内海沿岸地区の本州側は非常な過密現象でありまして、産業並びに快適なる都市生活というものが阻害されつつある。この三本が通……

第65回国会 建設委員会 第6号(1971/02/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま御質問の問題は、いわゆる住宅政策の基本に関する問題だと私は思います。御承知のように、住宅を政府が一般会計でやるとすれば、これは税金でつくって提供するということになります。それも一つの方法でございますが、それには非常に限度がございます。一方において減税を要求され、他の事業に回せという意見もあるときに、一般会計からたくさんの金を出して、それで住宅をつくって入れるとなりますと、非常に数的に限られて、かえって公的な施策に基づくところの住宅を現在よりも減少しなければならぬという結果になると思います。そこで、結局、住宅問題というのは、何らかの形において住宅に不足しておる人たちが持ち……

第65回国会 建設委員会 第7号(1971/02/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 実務的なことは住宅局長から説明いたさせますけれども、御承知のように、最近の傾向を見ますと、サラリーマンの方々もみんなやはり持ち家を持ちたいという傾向が強いし、またそれの可能性も相当出てきておる。そういうことを踏まえてわれわれは考えているのでございます。そうして政府施策住宅の三百八十万戸というものは、税制上あるいは金融上のいろいろの施策をしても、低所得者あるいは都市勤労者でなおかつ現実に政府の手を借りなければできないという方々を重点として三百八十万戸を予定しておるわけです。  それから一般民間の中には、先ほど事務当局から御説明申し上げたと思いますけれども、現実に家は持っておる、け……

第65回国会 建設委員会 第8号(1971/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 私に対する質問はございませんが、たいへん重要な御発言でございますから、私からも御答弁申し上げます。  建設省の技術あるいは設計が改ざんされたというようなことになるとはなはだ重大です。この意味において、司直の決断を待ちます。その結果もしそういうようなことがあったら、そういうことについては厳重なる措置を講じます。もししからざる場合には、警察自身も責任をとってもらいます。事いやしくも建設行政の技術について学界の権威のある方々が出したものを、もうすでに二年後に至って証拠隠滅、改ざんというようなことでやられることは――それは司直のやることは自由です。しかし、何らの証拠なくして、単なる疑い……

第65回国会 建設委員会 第11号(1971/03/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 いまの御提案の趣旨は私も賛成です。  そこで、この問題については、関係省庁、国家公安委員会、警察それから自治省、わがほうと、十分にいままでもやっておりますが、さらに一歩を進めて、具体的な効果をあけるということ――結局、人命を尊重し、交通事故並びに傷害をなくするということが目的でありますから、そのために関係省庁が協力するためにはどういうふうな手法が一番効率的であり、能率があがるかということだと思いますので、十分にこれは検討して、前向きに進んでまいりたいと思います。
【次の発言】 まことに明快ですか、答えはそういうふうに割り切ることがなかなかむずかしいと思います。それはその地区の経……

第65回国会 建設委員会 第12号(1971/03/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました宅地建物取引業法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  最近における不動産に対する需要の急激な増大と多様化に伴って、宅地建物取引業者の数は年々著しく増加しており、取引の態様も複雑多岐にわたりつつある現状にありますが、このような情勢を反映して、不動産取引に関する紛争事例も多発する傾向にあり、宅地、建物の購入者等が損害をこうむる場合も多くなっております。ことに、最近著しく増大しているマンション分譲、宅地分譲等の大量取引においては、損害賠償額、瑕疵担保責任等について購入者に不利な契約内容が多く、また、いわゆる青田売り……

第65回国会 建設委員会 第13号(1971/04/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 これは見方の違いでございますが、消費者保護ということは貫いておりますけれども、消費者保護のために業法をつくっておるだけではないこともまた事実でございます。いわゆる業界の健全なる発展ということもあるわけでございまして、そういう意味で、そういう発想のしかたもありまするけれども、いろいろの法律はすべてこれは国民の福祉のためにありますけれども、そういう国民の福祉を増進するとか保護するとかいうことを一々法律上明定していなくとも、それは当然のことだという立場において、従来の立法例からいたしましても、それをうたわないからといって必ずしもその精神からはず……

第65回国会 建設委員会 第14号(1971/05/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま御指摘になりました点は、地方自治体のほうに鋭意督励してやらしているのでありますが、実務に関することでございますので、事務当局から答えさせます。
【次の発言】 御指摘のとおりと思います。従来、ややもすれば、建築基準法自身が実質上守り得ないような条件下にあるがゆえに、結局そのままにしてしまうということが多かった。これがずっと惰性になりまして、直接監督しておる都道府県の当局も、まあまあというようなことできたのがいろいろな弊害を来たしておる。そういうようなことから、国会の皆さんの御意向も十分そんたくして、われわれが法改正すると同時に、行政当局に対して厳重なる指導監督をする、人員……

第65回国会 建設委員会 第15号(1971/05/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 東京湾横断堤と申しますか、あれについては前からいろいろと民間の構想もあったけれども、具体的にはまだなかなか進んでいなかったわけです。また、現在の新道路五カ年計画の中にもこれは予算上計上されておりません。計画に入っていない。しかしながら、現在の首都圏特に、東京をめぐる、千葉、神奈川のみならず、東北から東海道、近畿、また近畿から東海道、東北、こういう交通の状況から見れば必要であろうと私は判定いたしました。そこで、事務当局に、いままでいろいろと調査資料があるけれども、横断堤をつくるという前提でさらに検討するように私から命じました。そうした結果、大体の見通しとして二千五百億かかるであろ……

第65回国会 建設委員会 第16号(1971/05/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 地価公示制定の趣旨は、これは貫くべきであります。従来それがなかなかできなかったということと、それからまた、現状においてまだ普遍的ではないということも事実でありまするが、そのためには経過措置を若干とらなきゃならないと私は思う。経過措置を含めて、そして地価公示を中心として、固定資産税その他のものもこれに近づくことをやらなければならないと思っております。  それから、いまの八重洲口の問題は、事務的なことでありまするが、直接の国の関係ではありませんけれども、東京都に対して、地価公示設定の趣旨にかんがみて是正するように行政指導すべきだと考えております。

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1971/01/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 交通安全対策の諸施策について、御審議をお願いするにあたり、建設大臣といたしまして、建設行政の面から交通安全対策についての所信を申し述べたいと存じます。  御承知のとおり、わが国の産業、経済の急速な発展に伴う自動車輸送需要の増加は、まことに目ざましく、道路整備の必要性はますます高まりつつあります。  このため、政府といたしましては、第六次道路整備五カ年計画の第二年度として、道路事業の積極的推進をはかることといたしておる次第であります。  しかしながら、このような自動車輸送の発達は、反面交通事故の多発をもたらし、昨年の交通事故による死傷者の発生は、史上最悪というまことに憂慮すべき事……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第3号(1971/02/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました交通安全施設等整備事業に関する緊急措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  最近におけるわが国の自動車交通の急速な進展に併い、交通事故の発生状況は、年ごとに深刻な様相を呈しております。  もとより、交通事故の防止は、国民共通の願いであり、国及び地方公共団体が一体となって交通安全対策に取り組んでいるところであります。政府におきましては、その施策の一環として、信号機、歩道その他の交通安全施設を緊急に整備する方針のもとに、昭和四十一年度以降、二回にわたる交通安全施設等整備事業三カ年計画を策定し、鋭意その実施につと……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第4号(1971/02/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 後藤さんの発想は私もよく理解できます。  ところで、御承知のように高速自動車道路ができた場合、これは一般道路の込み合いの状況、交通事故を相当緩和することも一つございます。現在国道とか地方主要道路の整備されてないところに、非常にたくさんの自動車が入ってくる。その結果、いろいろの衝突事故とかあるいはまた相手の人に傷害を与えるということもございます。したがって、そういう関連性を考えますと、高速自動車道路がずっとできてきますと、その方面が相対的に緩和されるということも事実でございます。  それからもう一つ、先ほど道路局長が御説明申し上げましたように、確かに七万キロというものを、これは国……

第65回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1971/03/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 委員各位の御熱意のある御審議に対しまして、まず心から感謝申し上げます。  ただいま御決議のございました交通安全施設等整備事業に関する緊急措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、政府といたしましても、御趣旨を尊重し、その運用に遺憾のないよう措置してまいりたいと存じます。  ありがとうございました。

第65回国会 災害対策特別委員会 第7号(1971/05/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 これは前向きに検討すべきだと思っております。従来日本では、関東大震災の経験がありましてからは、非常に耐震建築については強い規制をして指導してまいりました。したがいまして、現在では耐震工学の発達とそれから電子計算機の発達によって、設計上それからまた建築基準法上からは、関東震災程度のものについてはだいじょうぶだという裏づけがあります。しかし、かなり老朽化したものもあるのじゃないか。それからもう一つは、先般のロサンゼルスの経験から見ると、病院、その次に学校です。この学校では、最近財政上の理由からプレハブにしておるものが、首都圏にはかなりある。これは非常に危険であるということで、いま私……

第65回国会 大蔵委員会 第35号(1971/05/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 これは政府にありまして、その所管は建設大臣でございます。
【次の発言】 御指摘のとおり、道路というものは一つの経済発展の情勢に対応してこれはやるものでございますから、事業量を充足することが基本的な任務でございます。ただし、従来は、変更した理由と申しまするのは、最初は、新しい長期経済計画というものが鳩山内閣当時つくられました。それから続いて今度は御承知のように所得倍増計画が池田内閣でつくられました。その次に中期経済計画、それから新しい経済社会発展計画というふうに、道路計画を策定するための基礎的な長期の経済社会発展計画の変転に伴いまして、これまたそれに対応する修正をせざるを得なかっ……

第65回国会 内閣委員会 第1号(1971/02/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま議題となりました建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明いたします。  この法律案は、建設省都市局に下水道部を新設しようとするものであります。  御承知のように、最近における急速な都市化の進展と公共用水域の水質汚濁に緊急に対処するためには、立ちおくれの著しい下水道についてその整理事業の飛躍的な拡大をはかることが急務であります。このため、政府は、昭和四十六年度を初年度とする総投資額二兆六千億円の第三次下水道整備五カ年計画を策定することとしております。これに伴い、今後、下水道に関する行政需要は一そう増大することが予想されるので、これに対……

第65回国会 内閣委員会 第5号(1971/02/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 まず第一に、この下水道の要求が非常に最近強くなりまして、先般も他の委員会で申し上げましたが、実は経済企画庁を中心としてつくりましたいわゆる新しい経済社会発展計画の総投資額を五十五兆円と見ておりました。その中に二兆三千億円しかなかったのです。それではいかぬということで、経済企画庁長官あるいは大蔵大臣にも話をして、特にこれは総理の指示もございまして、あの総投資額を上回る、これは初めてのことでございますが、二兆六千億にしていただいた。ところで山田さん御指摘のとおり、こんなにワクをとったけれども、いままでの伸び率からすれば非常に不安があるじゃないか、そのとおりです。従来はせいぜい三〇%……

第65回国会 内閣委員会 第7号(1971/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御承知のように建設省の所管事項はたいへん広範でございます。治水、利水それに道路、都市計画、住宅政策、そういうような意味におきまして、ある意味における日本の社会経済発展の基礎的な事業をおおむね担当しておるということでございまして、広範な、しかもまた現在特に過密過疎、それから公害問題等がクローズアップされ、その上さらに、特に最近においては新たに震災対策というものが論議されるに至りまして、そうしたものを含めた国民生活の基盤の諸問題を担当するということでありまするから、どれが重点でどれが重点でないと言えないほど、実はいま全体が国民の重大な関心を受けておると感じておる次第であります。

第65回国会 内閣委員会 第9号(1971/03/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘のとおり、実際的にはかなり地方自治体の負担が重くなっていることは事実でございます。そこで実は昨年、私が就任間もなく、下水道を大きくやらなければならない都道府県知事、それからおもだった市長、町長を集めて、相当突っ込んで協議をいたしました。そのときにあたりまして、本来ならば自治体のほうからすれば、まず補助対象率も大きくしてほしい、それから補助率も大きくしてほしい、そうして事業量をふやせ、こう言いたいところであるが、現実の問題はなかなかそう急にはいかないだろう。そこでせめて、まず事業量を飛躍的に拡大してもらわないと、もう地方行政がやっていけない。そこで最優先的にやってもらいたい……

第65回国会 内閣委員会 第12号(1971/03/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま鬼木さんも御指摘になりましたように、人員はそれほどふやしてはおりません。ただ、御承知のように、従来は内閣の方針といたしまして、新しい機構、人員をふやさないで、もし何らかの部局を設ける場合には、いわゆるスクラップ・アンド・ビルド方式でやるという原則で、最初はこの下水道部設置については行政管理庁非常な抵抗があったわけです。しかし、新しい下水道五カ年計画が二兆六千億という非常に膨大なもので発足せざるを得なくなったし、それに各都道府県が中央官庁よりもより大きい機構を持ってこれに対応しておるという事実をよく説明いたしまして、それでまず下水道部設置についての合意を得たわけであります……

第65回国会 予算委員会 第4号(1971/02/01、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 現在のところ、御指摘のような心配がないわけではございません。しかし、御承知のように、地方道から国道に昇格し、あるいは市町村道をでき得るだけ重要地方道等に指定する等の措置を、年々これはやっておるわけでございます。そういう要請も非常に強いので、そうした弾力的な運用をする予定でございます。  なおまた、市町村道につきましては、従来非常に延長の長いというのは、これは、主として人馬が歩くのが昔から多いのでございます。これが、最近のモータリゼーションによって、市町村道にどんどん車両が入ってくる。これを一挙にやることはなかなかむずかしいのでございまするので、建設省といたしましては、自治省その……

第65回国会 予算委員会 第5号(1971/02/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 阪上さんの冒頭からの御発言について、慎重に私も拝聴しておりました。発想については全く同様でございます。ただし、いま御指摘になりましたように、今後の都市開発が集中型か分散型かというような提出のしかたには、これはなかなかそう簡単にいかないものがあると思うのでございます。したがいまして、これは概念的でなくて、具体的に一つの事実を申し上げまして御批判をいただきたいと思うのです。  たとえば、現在日本で一番問題になっているのは首都圏の人口問題であり、公害問題であり、都市公害の問題でございます。これは御承知のように、東京、千葉、あるいは埼玉、神奈川に、非常な勢いで人口と工業が集中しておりま……

第65回国会 予算委員会 第7号(1971/02/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 具体的な数字の若干の説明が足らないために、誤解を生むようなこともあるらしいのでございますので、住宅局長からこの資料についての説明をいたさせます。
【次の発言】 ただいま住宅局長から説明いたしましたが、この理由については御質問によって初めてわかったようなことで、これでははなはだ政府の資料としては欠陥があると思います。今後十分注意させます。従来は……(「問題をはっきりさせろ」と呼ぶ者あり)それは、申し上げましたように見込みで発表して訂正しなかったところにあやまちがあると思います。だから、それが見込みとして出したのは、実質上関係の機関、たとえば土地の入手あるいはその他のことが都道府県……

第65回国会 予算委員会 第12号(1971/02/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。  四十五年度末における進捗率は六九%程度と推定しております。
【次の発言】 御指摘のとおり新都市計画法とかあるいはまた市街地再開発というような法的根拠に基づいて土地の高度利用をやっておりますけれども、御指摘のような全体の国土の総合開発については、そうした非常にかっちりした法的根拠はまあやっていないわけでございます。 しかし、御承知のように、新全総の構想に基づきまして首都圏あるいは近畿圏、中部圏については相当これは広範囲な総合開発計画をもちまして、これはもとより政府だけではなく、関係自治体あるいは民間の委員をも含めまして、これは相当、中期並びに長期の見通しの……

第65回国会 予算委員会 第13号(1971/02/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。  新四ツ木橋並びに尻無川の建設現場における災害は、われわれもまことに遺憾に存じまして、今後十分にこの工法の安全については専門的な再検討を命じて、リングビームについては、技術的に若干問題がありまして、これは全部停止させました。この工法はとらないことにしております。それから、尻無川のことについては、実はまだ原因がはっきりわからないのでございますが、専門的な研究の結果を待って判定したいと思いますが、工事の材料並びに工法を改善して、これは完成いたしました。  ところで、いま御指摘になりました、こういう事故を起こした業者に対する、刑罰のことはこれはわれわれの関係であ……

第65回国会 予算委員会 第15号(1971/02/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 船橋の事件は一応解決しましたが、今後これに類似する事件の起こる可能性があることは、御指摘のとおりです。そこで御承知のように住宅公団法におきましては、公団住宅をつくるにあたりましては、あらかじめ地方自治体の長に対して打ち合わせの上、その了解を得て着工することにいたしております。ただそのときにあたりまして、学校の用地その他については立てかえ金を出すことにしておりましたが、これの率が十分じゃないというので、今回改定いたしまして、二年据え置きの十年償還を三年据え置き二十年にいたしました。それからもう一つは、団地の中にいろいろの売店その他をつくっておりましたけれども、そうしますと、どうも……

第65回国会 予算委員会 第16号(1971/02/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。  御承知のように、街路のうちでも私道的な街路も相当あります。そういうところは非常に狭いのでございまして、車の入れないところもございます。そういうところがこれは全部歩道になっておるわけでございます。それからもう一つは、それほどではないけれども、車は入るけれども、車が入っちゃったら全然これは非常に危険だというようなところは、これは警察のほうと連絡をして、そこには車の入れないようにしてもらう。それから一方交通をやる。こういうふうな措置をして、そうして一方交通のようなところでもできるだけこれは歩道をつくるように、これは都市計画におけるやり方もございます、公共事業で……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会 第1号(1972/12/26、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  昨二十五日の本会議におきまして、不肖私が予算委員長に選任いたされました。まことに光栄に存じ、かつ、その職責の重大なることを痛感いたす次第であります。  幸いにいたしまして、練達たんのうなる委員各位の御協力を賜わり、本委員会の公正にして円滑なる運営をはかり、もって予算の慎重なる審議を通じ、国政の上に遺憾なきを期すべく最善を尽くす所存でございます。  何ぶんふなれな者でございまするので、何とぞよろしく各位の御協力をお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手)

第71回国会 予算委員会 第2号(1973/01/31、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  まず、理事の補欠選任についておはかりいたします。  委員の異動によりまして、現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行ないたいと存じますが、これは先例によりまして、委員長において指名することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  よって、谷口善太郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 これより昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、審査に入ります。
【次の発言】 まず、三案の趣旨について政府の説明を求めます。大蔵大臣愛知揆一君。

第71回国会 予算委員会 第3号(1973/02/01、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、これより総括質疑に入ります。北山愛郎君。
【次の発言】 楢崎君より関連質疑の申し出があります。北山君の持ち時間の範囲内でこれを許します。楢崎弥之助君。
【次の発言】 この際、十一時四十分まで休憩いたします。  直ちに理事会を開会いたします。    午前十一時二十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、内閣総理大臣から発言を求められております。これを許します。田中内閣総理大臣。

第71回国会 予算委員会 第4号(1973/02/02、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、総括質疑を行ないます。中澤茂一君。
【次の発言】 ただいまの要望につきましては、後刻理事会等にはかりまして善処したいと思います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 中澤君に申し上げますが、あなたの持ち時間は終了しております。
【次の発言】 ただいまの御要望につきましては、後刻の理事会において協議の上、善処したいと存じます。  中澤君の質疑は、保留分を除いてこれを終了いたします。  午後一時再開することとし、暫時休憩いたします……

第71回国会 予算委員会 第5号(1973/02/03、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、総括質疑を行ないます。小平忠君。
【次の発言】 これにて小平君の質疑は終了いたしました。  午後一時十分再開することとし、暫時休憩いたします。    午後零時四十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  総括質疑を続行します。小林進君。
【次の発言】 これにて小林君の質疑は終了いたしました。  次に、松本善明君。
【次の発言】 東中光雄君より関連質疑の申し出があります。松本君の持ち時間の範囲内でこれを許します。東中君。

第71回国会 予算委員会 第6号(1973/02/05、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、総括質疑を行ないます。安井吉典君。
【次の発言】 安井君に申し上げます。お約束の時間が経過しておりますから、結論をお急ぎください。
【次の発言】 これにて安井君の質疑は終了いたしました。  午後一時より再開することとし、この際、暫時休憩いたします。    午後零時十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  総括質疑を続行いたします。阿部昭吾君。
【次の発言】 大蔵大臣、ちょっとお待ちください。

第71回国会 予算委員会 第7号(1973/02/06、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、総括質疑を行ないます。安宅常彦君。
【次の発言】 安宅君に申し上げますが、発言は正確にしてください。立ってから……。
【次の発言】 久野郵政大臣より発言を求められています。これを許します。
【次の発言】 安宅君の持ち時間は終了しておりますので、どうぞ……。
【次の発言】 これにて安宅君の質疑は終了いたしました。  次に、安里積千代君。
【次の発言】 これにて安里君の質疑は終了いたしました。  明七日は午前十時より開会いたします。  本日……

第71回国会 予算委員会 第8号(1973/02/07、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を聞きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、総括質疑を行ないます。楢崎弥之助君。
【次の発言】 この際、十二時半再開することとし、暫時休憩いたします。    午前十一時四十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、外務大臣から発言を求められております。これを許します。大平外務大臣。
【次の発言】 楢崎君の残余の質疑を許します。楢崎君。
【次の発言】 それでは、いまの問題については一応保留にしていただきまして、残り時間をどうぞやってください。

第71回国会 予算委員会 第9号(1973/02/09、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、総括質疑を行ないます。大橋敏雄君。
【次の発言】 山田君。大橋君の時間内において許可をいたします。
【次の発言】 大橋君、あなたの時間は経過しております。結論をお願いします。
【次の発言】 これにて大橋君の質疑は終了いたしました。  午後一時三十分委員会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。    午前十一時五十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行します。大原亨君。

第71回国会 予算委員会 第10号(1973/02/10、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、総括質疑を行ないます。寺前巖君。
【次の発言】 寺前君に申し上げます。  本件は、予算審議そのものに直接関係のないことと思います。ただ、これは政治資金の問題についてのことでございまするので、あるいはそうしたところの問題は、そういう選挙制度その他の委員会等もございまするので、そちらでやってはいかがでございますか。総括質問のこの際において取り扱うには、どうも委員長としては、直ちに通産大臣に指示をして資料を提供することを要求することは必ずしも……

第71回国会 予算委員会 第11号(1973/02/12、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  この際、議事について緊急理事会を開く必要がありますので、暫時休憩いたします。    午前十時四十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。  この際、委員長から一言申し上げます。  平和時の防衛力の限界の問題につき、種々理事会で御協議願ったのでありまするが、去る十日の理事会の申し合わせにより、この際、内閣総理大臣に発言を求めます。田中内閣総理大臣。
【次の発言】 続いて、去る十日の寺前君の質疑に関し、中曽根通商……

第71回国会 予算委員会 第12号(1973/02/13、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、一般質疑を行ないます。倉成正君。
【次の発言】 これにて倉成君の質疑は終了いたしました。  次に、上原康助君。
【次の発言】 これにて上原君の質疑は終了いたしました。  午後二時より再開することとし、この際、暫時休憩いたします。    午後一時十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、愛知大蔵大臣から発言を求められております。これを許します。愛知大蔵大臣。

第71回国会 予算委員会 第13号(1973/02/20、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  この際、理事の補欠選任についておはかりいたします。  委員の異動により、現在理事が一名欠員となっておりますので、これより補欠選任を行ないたいと存じまするが、これは先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  よって、仮谷忠男君を理事に指名いたします。
【次の発言】 昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。  この際、内閣総理大臣から発言を求められております。これを許します。田中内閣総理大臣。

第71回国会 予算委員会 第14号(1973/02/21、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。  昨日に引き続き質疑を行ないます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。近江巳記夫君。
【次の発言】 近江君に申し上げますが、時間が経過しておりますので結論を急いでください。
【次の発言】 これにて近江君の質疑は終了いたしました。  午後一時より再開することとし、この際、暫時休憩いたします。    正午休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。河村勝君。

第71回国会 予算委員会 第15号(1973/02/24、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、一般質疑を行ないます。中村重光君。
【次の発言】 中村君に申し上げまするが、あなたの持ち時間はすでにだいぶ経過いたしております。
【次の発言】 これにて中村君の質疑は終了いたしました。  次に、山原健二郎君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 山原君に申し上げまするが、お約束の時間はすでに経過しております。結論をお急ぎください。
【次の発言】 これにて山原君の質疑は終了いたしました。  午後二時委員会を再開することとし、この……

第71回国会 予算委員会 第16号(1973/02/26、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、一般質疑を行ないます。神田大作君。
【次の発言】 神田君に申し上げます。神田君の時間はすでに経過をしております。すみやかに結論を急いでください。
【次の発言】 神田君に申し上げます。  先ほどの資料要求の件につきましては、農林省及び建設省から資料を提出させるよういたしたいと思います。  これにて神田君の質疑は終了いたしました。  次に、山本弥之助君。
【次の発言】 これにて山本君の質疑は終了いたしました。  午後二時より再開することとし……

第71回国会 予算委員会 第17号(1973/02/27、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、一般質疑を行ないます。  梅田勝君。
【次の発言】 これにて梅田君の質疑は終了いたしました。  次に、北側義一君。
【次の発言】 これにて北側君の質疑は終了いたしました。  本会議散会後直ちに再開することとし、この際、暫時休憩いたします。    午後一時二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。楢崎弥之助君。
【次の発言】 楢崎君に申し上げます。  総理の出席を求めての御答弁を要求されているようで……

第71回国会 予算委員会 第18号(1973/02/28、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、一般質疑を行ないます。井上普方君。
【次の発言】 これにて井上君の質疑は終了いたしました。  次に、長谷川正三君。
【次の発言】 これにて長谷川君の質疑は終了いたしました。  午後二時より再開することとし、この際、暫時休憩いたします。    午後一時十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、御報告いたします。  昨日の楢崎君の質疑に対する森永参考人の答弁中、「千三百万人」とあるのを、「千三百万株以上」と訂正し……

第71回国会 予算委員会 第19号(1973/03/01、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、一般質疑を行ないます。岡本富夫君。
【次の発言】 岡本君の申し出については、後日理事会にはかりまして善処したいと思います。
【次の発言】 これにて岡本君の質疑は終了いたしました。  次に、谷口善太郎君。
【次の発言】 これにて谷口君の質疑は終了いたしました。  午後は、本会議散会後直ちに再開することとし、この際、暫時休憩いたします。    午後一時十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。折小野……

第71回国会 予算委員会 第20号(1973/03/09、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  まず、理事の補欠選任についておはかりいたします。  委員の異動によりまして、現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行ないたいと存じますが、これは先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、辻原弘市君及び山田太郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。  去る二日から審査を行なってまいりました分科会の審査は、昨日をもちまして全部終了いたしました。  ……

第71回国会 予算委員会 第21号(1973/03/10、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、当面する円対策、商品投機及び土地問題に関して、昨日に引き続き質疑を行ないます。塚本三郎君。
【次の発言】 これにて塚本君の質疑は終了いたしました。  次に、美濃政市君。
【次の発言】 安宅常彦君から関連質疑の申し出があります。美濃君の持ち時間の範囲内でこれを許します。安宅常彦君。
【次の発言】 これにて美濃君の質疑は終了いたしました。  午後一時二十分再開することとし、この際、暫時休憩いたします。    午後零時五十四分休憩

第71回国会 予算委員会 第22号(1973/03/12、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、これより締めくくり総括質疑に入ります。辻原弘市君。
【次の発言】 これにて辻原君の質疑は終了いたしました。  この際、阿部助哉君の保留分の質疑を許します。阿部助哉君。
【次の発言】 阿部君に申し上げます。あなたの持ち時間はすでにだいぶ経過しております。すみやかに結論を出してください。
【次の発言】 これにて阿部君の質疑は終了いたしました。  午後一時三十分より再開することとし、この際、暫時休憩いたします。    午後零時四十九分休憩

第71回国会 予算委員会 第23号(1973/03/13、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、締めくくり総括質疑を行ないます。永末英一君。
【次の発言】 いますぐに参ります。
【次の発言】 もう参りましたから……。
【次の発言】 これにて永末君の質疑は終了いたしました。  次に、楢崎弥之助君。
【次の発言】 いや、これは別の機会にやってもらいたい。
【次の発言】 地位協定二十四条の解釈については、後刻政府から見解の表明を求めることとし、その取り扱いについては、あらためて理事会において協議いたします。  これにて本日の楢崎君の質疑……

第71回国会 予算委員会 第24号(1973/03/30、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計暫定予算、昭和四十八年度特別会計暫定予算及び昭和四十八年度政府関係機関暫定予算、以上三案を一括して議題といたします。
【次の発言】 まず、三案について政府より趣旨の説明を求めます。愛知大蔵大臣。
【次の発言】 以上で大蔵大臣の説明は終わりました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田中武夫君。
【次の発言】 細谷治嘉委員より関連質疑の申し出があります。田中君の持ち時間の範囲内でこれを許します。細谷治嘉君。
【次の発言】 辻原君より関連質問の申し出があります。これを許します。田……

第71回国会 予算委員会 第25号(1973/09/25、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  まず、理事の補欠選任についておはかりいたします。  委員の異動によりまして、理事が三名欠員となっております。つきましては、この際、その補欠選任を行ないたいと存じますが、これは、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は       小澤 太郎君    仮谷 忠男君       湊  徹郎君 を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についておはかりいたします。  予算の実施状況に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたすこととし、その手……

第75回国会 内閣委員会 第29号(1975/07/02、33期、自由民主党)

○根本委員 参考人の諸先生からいろいろ貴重な御意見を拝聴しまして、大変感銘深くいたしました。議員の一人として深く感謝申し上げます。  実は私、六年前に、ついに廃案になってしまいました靖国神社法をまとめる役を仰せつかりまして、そのときのことからいま思い出して、三人の諸先生に二、三お伺いしたいと思います。  実は、先生方が御指摘になりましたように、この靖国神社の国家護持という問題が、日本では本当の素直な、国のために亡くなられた英霊をまつるとかなんとかいう時点から離れて、実は完全にイデオロギー論争に出発をしているような感じを私は受けました。革新政党とみずから称する諸君は、とにかく靖国神社即軍国主義の……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、自由党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。ただいま河野さんから言われた、食糧検査が日本の農業生産を進展せしめ、さらに品質の向上に役立つ、こういう意味におきまして、その重要性についてはまつたく同感でございます。なおまた従前、戦時中から戦後の食糧事情の困難なときにあたりまして、検査事務のほかに、供出の一線の事務を負わされて、そのために非常な苦労をされた。その結果一部におきましては、逆に農民から非常に怨嗟の的になつたということも事実でございまして、私はこれらの人々の今日までの努力に対しては、満腔の謝意を表する次第であります。  次に供出問題とこの検査事務との関連についてでございまするが、従前におきましては、……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 議院運営委員協議会 第1号(1955/11/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○官房長官(根本龍太郎君) 臨時国会の召集につきましては、すでに当時の自由党、両派社会党の要請がございまして、政府としては、できるだけすみやかにということで、いろいろ準備をしておりましたが、大体その準備態勢もおおむね見通しがつきましたので、御承知のように二十二日に召集するということを決定いたしまして、公布の手続をいたした次第でございます。その間社会党の統一、並びに自由民主党の結成ができましたので、そういう経緯から見ますれば、やはり首班の再指名が行われるということが至当ではないかというような考え方からいたしまして、まだ閣議で正式に決定しておりませんけれども、大体二十一日の臨時閣議で総辞職を決定し……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第11号(1955/07/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 科学技術の振興の必要なことはすでに政府としてもこれを認め、施政方針にもその方針を述べておるのでありますが、従来この科学技術庁の設置につきましては、行政機構としていろいろの議論がありまして、いまだ成案を得ざるために今回提案にならなかったのであります。しかるところ、先般当委員会において一案がまとまったので、これを参考にして、行政機構に関することは議員立法にすべきではなく、むしろ政府立法にすべきだ、こういうような御意見から、前田議員その他が参りましたので、私の方でもこれを取り上げて真剣に検討したのでありますが、これは当然予算措置を伴わなければならぬものでありますので、その意味におきま……

第22回国会 内閣委員会決算委員会連合審査会 第1号(1955/05/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○根本政府委員 ただいま議題となりました会計検査院法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。  国及び政府関係機関における会計経理の実情は必ずしも満足できるものではなく、これが是正改善のために、会計検査の事務量も近時著しく増加して参りました。従いまして、現在の会計検査院の機構では局課長の事務掌理にも支障を来たしておりまして、検査の機能発揮の要請にも十分こたえることが困難な現況にありますので、局及び課を増設することが緊要であると考えられます。このような理由によりまして第十二条を改正し、現在の四局を五局に改め、一局を増設することにいたしました。  また、会計検……

第28回国会 建設委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1958/03/06、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 北山さんも御承知のように、従来は一級国道も都道府県知事に委任してやっておるわけであります。そういう関係上、あるいはそういう事例があったかもしれませんけれども、少くとも国が直轄工事でやる場合にはそういうことはいたしておりませんし、また今後もそういうことは絶対にいたさない。今回道路整備に関する五カ年計画ができまして、これに伴いまして、従来原則として府県知事に委任しておったところの管理事務を、一定の区間を限りましてはおりまするけれども、一級国道については建設、補修、維持、これに至るまで政府が直轄でやるという建前をとります。そういう場合においては、今御指摘のようなことはいたさないという……

第28回国会 建設委員会地方行政委員会連合審査会 第2号(1958/04/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま御指摘の通り、日本の都市施設として一番おくれておるのは下水の設備でございます。これは従来日本の都市計画をやる場合に、各都道府県あるいは市におきましても、上水道の方は国民が割合にこれに関心をもって相当やったのでありますが、下水道につきましては、相当金がかかるということと、既成の都市が自然膨張しておるという関係で、本来ならば道路と下水を一番基礎的条件としてやらなければならぬにもかかわらず、これができていなかった。こういう現状にかんがみまして、私が就任以来ぜひこれに重点を向けようということで一歩を踏み出したのでありますが、何しろ非常に膨大な金がかかるということと、それから各都……

第28回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1958/03/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 ただいま御指摘のように、山くずれという自然現象は古くからございまして、かなり広範にわたっておりまするが、詳細については河川局長から御説明申し上げます。
【次の発言】 御指摘の通り地すべり法案を出すようになりましたのは、従来から非常にこの問題が取り上げられておりましたけれども、なかなかこれが現実的な措置としてはむずかしかったのでありまするが、昨年の九州の豪雨によるあの惨害が世論を動かし、かつ政府部内各党ともこれに共鳴されて、いよいよこの単独立法をすることになったのであります。私どもといたしましては、これについては、実は特別会計を設けるような根拠はございません、ございませんがやはり……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1958/02/13、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 建設省関係の昭和三十三年度歳入歳出予算案について概略を御説明申し上げます。  まず総額について申し上げますと、建設省の所管一般会計予算といたしましては、歳入八億三千余万円、歳出千二百三億三千余万円、でありますが、このほかに、予算計上の所管は異なっておりますが、実質上建設省所管の事業として実施されます予定の経費が、別途、総理府に北海道開発関係として百四十九億五千三百余万円、離島振興関係として三億四千七百余万円、労働省に特別失業対策事業として二十八億八千二百万円が計上されておりますので、これらを合算いたしまして前年度に比較いたしますと、昭和三十二年度千三百十億二千百余万円に対しまし……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 井出さんの御指摘の通りでございまして、実は、三十三年度予算編成に当りまして、御指摘のように過年度災害はある意味においてはこれは国の債務である、そういう観点で、前々年度の余裕金を使うという場合に、これは災害復旧に充てるべきだという強い主張を私は持っておったのであります。しかしながら、大蔵省その他財政当局といろいろ折衝しましたところ、結局、そういうふうになりますと、これは実際論といたしまして建設省の予算のほとんど大半は災害復旧になってきまして、他の方面に現実に使われることができなくなってくるということで、そこで、例のいわゆるたな上げ資金といわれるところのもので、これは経済情勢がよく……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 建設委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1970/04/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 公団ができた場合、併用するところの鉄道関係から料金を取るかということの点でございまするが、これは出資もしておるわけでございますから、政府としてやりますからその併用橋についての一応の負担はあることと考えております。これをどの程度にするかは、いわゆる政令で定めることにはしておりますけれども、現在はまだ政令の内容を具体的にはきめておりません。これは御指摘のように、この三橋とも公団で建設し、管理するという結果になるか、あるいは一部においては別の形の民間資金でやるという場合もありますし、それから出資の負担率と申しますか、これもまだきまっていないわけでございますから、そういう点は、公団が技……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1970/03/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 建設省関係の昭和四十五年度歳入歳出予算につきまして、その概要を御説明いたします。  まず、総額について申し上げますと、建設省所管の一般会計歳入歳出予算といたしましては、歳入は四十一億四千百余万円、歳出は八千八百九十一億二千六百余万円であります。  歳出におきましては、このほか総理府の所管予算として計上されておりますが、実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費がありますので、これらを合わせますと、昭和四十五年度の建設省関係予算は一兆百五十億七千百余万円となり、前年度の予算に比べ一千四百八十二億九千六百余万円の増加となっております。  なお、国庫債務負担行為として官庁営繕に……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1970/03/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 私も現地へ行ってみまして、引き続いて西のほうに向かってこれをやらなければならない、そこで地元の知事さんにも先行取得をやってください、先行取得をしますれば、建設省も積極的にこれを進めましょう、こう言っている次第です。具体的な計画については、道路局長から御説明いたさせます。
【次の発言】 災害がいつ来るかということは、はっきりこれは現在の日本の地震予知の研究では出てこないようでございます。ただ、何と申しますか、過去の地震発生のデータから見て、ある方は、これは七十年周期と言う人もあるし、あるいはいや二百年で来るとかいろいろ見方があるようでございまするが、いま建設省で地理院とかあるいは……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第6号(1970/03/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 山口さんおっしゃるとおり、これは、民俗的な慣習というものはやはりそれぞれの地区で異なりますけれども、それぞれの意味のあることであると思っております。
【次の発言】 お盆の習慣というものは尊重されるべきだけれども、それと調査とをすぐひっからめて考えるということについては、ちょっと私、その状況がわかりませんからにわかに申し上げられないと思いまするが、いま河川局長から聞くと、地元のそういう意向もあったので中止したということであります。
【次の発言】 建設省がダムあるいは道路その他の公的施設する場合において、でき得るだけ地元住民の納得を得て実施するということは、従来ともやっておるところ……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1970/12/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答えいたします。  日照権の問題は非常に複雑な問題でございます。現在のように非常に都市化が進んでおる場合に、これを純住宅地域だけにその都市化した場所を指定しておるわけにはまいりません。やはりそこで都市計画法に基づきまして、工業を発展せしめるために必要な高度の工場地帯あるいは住宅地帯、商業地帯というふうに区別をいたしまして、住宅地域に指定しておるところにおいては十分日照権が確保されるということが考えられなければなりません。しかしビジネスセンターとか工業地帯になりますと、むしろ日照権よりも他の要素を重視して都市計画をやらせる、こういうことになろうと思います。したがいまして、日照権……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 お答え申し上げます。  御指摘のとおり、いわゆる経済大国といわれておる日本が、他の先進国に比べて、公共投資の中でも一番おくれているのが下水道といわれておるわけであります。先ほど大橋さんの御質問があったが、これは私にでなかったので、この機会に申し上げようと思います。  実はあのときにも、下水道法において政令が定められていないじゃないかということでありますが、これは昭和三十三年四月二十四日に法ができて、施行はその翌年にされております。ところが、その当時における下水道の状況ははなはだ貧弱でございまして、国の補助額はわずか十億にようよう達した程度でございます。各都道府県のうちの市町村が……

第65回国会 大蔵委員会地方行政委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1971/05/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 地方単独事業についての財源につきましては、地方自治体が従来の経緯からしても年々非常に一生懸命につぎ込んでおります。ということは、それだけ地域生活と密接に関連しておる道路の必要性のためにこれをやっているわけでございます。たとえ単独事業でありましても、政府の助成等もあり得ることでございます。そういうことでありますし、さらに今度は自動車新税が出てまいりますとそのうちの四分の一が地方財源に回るという計画になっておりますから、そういう意味でも従来から比べますれば地方道路の財源は一歩前進したということになるわけでございます。
【次の発言】 御指摘のとおり市町村道が非常におくれていることは事……

第65回国会 地方行政委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1971/04/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘の趣旨は私も全く賛成でございますので、十分に財政当局と予算折衝で努力したいと思います。従来ややもすれば道路の延長線をつくるということ、伸び率に重点を入れ過ぎたことについて反省いたしております。特に都市交通については安全施設等の設備が非常に緊急になっている。そのためには、いままではややもすれば、国がつけてやっても地元のほうで――先ほどのすみ取りの問題等でも地元がやはりその気になってもらわないと困るんですよ。最初は陳情が来て予算をつけると、今度はここは住民の反対があるからどうだこうだといって、非常に困りますので、私はまず第一に、道路の内容をよくするために各都道府県並びにおもな……

第65回国会 物価問題等に関する特別委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第2号(1971/02/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 一応私が、地価対策の一応のまとめ役になっておりまするので、地価問題について申し上げますが、御指摘のように、あらゆる物価のうちで、地価が一番高くなっています。これまた、国民経済に及ぼす影響も非常に深刻である。しかも、この原因は非常に複合的な現状なのでありまして、一つの手だけで明確に解決することは困難であろうということから、やはり総合的な施策をやらざるを得ないと思います。  特に、これは小坂さんが御承知のように、世界でこんなに土地の上昇の高いというところはないわけでありまするが、しからばなぜそういうふうになったかというと、特に戦後日本において農地法を制定して、農地というものを宅地並……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1971/02/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 建設省関係の昭和四十六年度歳入歳出予算につきまして、その概要を御説明いたします。  まず、総額について申しますと、建設省所管の一般会計歳入歳出予算といたしましては、歳入は四十三億七百余万円を、歳出は一兆五百三十七億一千七百余万円をそれぞれ予定いたしております。  歳出におきましては、このほかに総理府の所管予算として計上されておりますが実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費がありますので、これらを合わせますと、昭和四十六年度の建設省関係予算は、一兆一千九百七十七億三百余万円となり、前年度の予算に比べ一千八百二十六億三千二百余万円の増加となっております。  なお、国庫債務……

第65回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1971/02/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○根本国務大臣 御指摘の点は、確かにそういうきらいなしとしないと私は思います。実は、私はそのために、昨年一月就任して以来、これは他の委員会でも申し上げましたが、いままでの新全総の考え方に変更を要するものが出てきておるのではないか。これは主として従来の考え方に時代の趨勢に必ずしもそぐわないところの発想があったような、率直にいって私は政府自体も反省すべきだ、こういう前提のもとに、実は昨年この新しい社会経済発展計画実施のための経済企画庁が中心としてまとめましたところの総投資額五十五兆円、そしてその中における一応の配分の状況、これは違いやしないか。しかし、私いま一人反対してもいけないからこれを了承する……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会公聴会 第1号(1973/02/22、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案について公聴会を行ないます。  この際、御出席の公述人各位にごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用中のところ御出席いただきまして、まことにありがとうございます。先般御案内申し上げました公聴会は、諸般の事情により延期いたすこととなり、各位にはたいへん御迷惑をおかけいたし、恐縮に存じております。  本日は、各位の有益な御意見を拝聴いたしまして、今後の予算審議の上において貴重な参考といたしたいと存ずる次第であります。何とぞ、昭和四十八年度総予算に対しまして……

第71回国会 予算委員会公聴会 第2号(1973/02/23、33期、自由民主党)【議会役職】

○根本委員長 これより会議を開きます。  昭和四十八年度一般会計予算、昭和四十八年度特別会計予算及び昭和四十八年度政府関係機関予算、以上三案について公聴会を行ないます。  この際、御出席の公述人各位にごあいさつを申し上げます。本日は、御多用中のところ御出席いただきまして、まことにありがとうございます。先般御案内申し上げました公聴会は、諸般の事情により延期いたすこととなり、各位にはたいへん御迷惑をおかけいたしまして、恐縮に存じております。  本日は、各位の有益な御意見を拝聴いたしまして、今後の予算審議の上において貴重な参考といたしたいと存ずる次第であります。何とぞ、昭和四十八年度総予算に対しまし……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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