このページでは中野寅吉衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中野寅吉衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○中野(寅)委員 政府はこの法律の施行をたいへん急いでおるようですから、なるべく政府の意をくんでやつたらどうかと思います。こんな短期間でできるかという質問もあつたけれども、政府から相當年末に吸収し得る確信もあるというお答えもあつたので、政府がやつてみるというならば、こつちがぐずぐずしておつてはそ 氣を抜いてしまうから、この間のようにサボらないように、やつてみるならそれではやつてみろと、こつちの方も法案を早く仕上げてやるからという態度で、もちつもたれつで、ひとつやつていただきたいと思います。
○中野(寅)委員 この問題については白井委員、平井委員、多田委員、長谷川委員、片島委員、林委員より剴切なる質疑があり、これに對し村上政府委員より詳細熱心な答辯がありました。よつて質疑はこの程度で打切り、ただちに討論にはいるように希望いたします。
○中野寅吉君 野岩線荒海、滝原間の鉄道のことは施設局長田中さんがよく御承知でありますから、この請願の趣意は私は申し上げません。これは田島町より荒海まで政府の非常なお骨折によつてやつてくださつたのですが、これを滝原まで延ばしていただかなければ、その地方にある豊富な材木を初め、その他の物資を出すことができぬ。一口に言えば佛つくつて魂入れずというような形ですから、どうぞひとつお願いいたします。田中さんの方が私が説明する以上に御承知ですから、政府のこれに対する御所信をお伺いして、ぜひひとつお願いしたいと思います。
【次の発言】 今の田中施設局長からの御熱心な御説明で、まことに当局の御苦心もお察しします……
○中野(寅)委員 今重井君、多田君、両君から言われた通り、この問題は第一回國会では存置すべしとなつたけれども、内容はまだ判定されていない、くすぶつているのです。先刻から言われたように、逓信省においてもこれをどうするか。今目の前を過ぎたから、それで安心する問題ではないと存じますから、われわれも多少考えております。特定局はまた会社とか工場とか、そういうところに請負をさして、経費をそこから出させて、局長はそこの推薦によつて、逓信省が辞令を出していただくというような方法もよかろうと思うのです。これは第一國会で存置と決したから、それで万全であるというようなことはないと存じます。確かにくすぶつている問題で……
○中野(寅)委員 議事進行について発言を求めます。学科のことを林君から聽いたら檢討中、それからまた訓練計画はまだ確立しない、未完成のものをここに突き出したということは腹から出た案ではない。それでさすがの大野総務局長も、平生に似合わずきようはずいぶん答弁がさえない。それは森という木のたくさんあるものにかかり、林という木のまん中に出たから、時節柄大野も野原の中から出て林なり森にはいつたから、まごついただろうかしらぬが、要するにこの法案はみんなが早く通したいという心があるならば、もう少し檢討いたす必要がある。きようのようにこんがらがつてしまつてはすらつといかない。私はきようはこれで休んで、今度ひとつ……
○中野證人 手紙を持たしてやつたけれども、そのときは要領を得ないから、私が行つたのです。
【次の発言】 私が行つて、二万円陣中見舞としてもらつてきました。私と辻氏とは大正十二年からの交際ですから、いつの選挙のときにも、御承知の通り私は清貧に甘んじておりましたから、政変の声を聞けば、辻氏のところに行つて、三千円、五千円ともらつてきた。去年の物價も高いし、五千円や六千円では間に合わないから、辻氏が二万円陣中見舞として寄越した。それに間違いありません。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 大正十二年以來の交際ですから、もう何回も……。
【次の発言】 そうです。
○中野(寅)委員 この福島の件ですが、これはいつ頃までに実施になる見込みですか。
【次の発言】 まことに困つておりますから、どうぞ一つよろしく願いたいのであります。
【次の発言】 私はやはり奥村委員の意見と同じで、長谷川さん林さんの御意見はまことに悲壯である。地元となればこのくらい悲壯なことはない、また村上局長の言も悲壯である。しかし福井は機業地で輸出品の大宗であるから、やがて時局が轉換して來ます。また羽二重を要求するアメリカから多くの金をよこすことになれば、日本の財政もよくなりますから、どうか時期到來を油断せず待つて、福井貯金局の復活の時機をみるまでやつて行く。すでに廃止もきまつたし、また從……
○中野寅吉君 簡單に申し上げます。今高瀬さんから御紹介願つて、政府委員から御答弁がありましたが、相当利益のある鉄道でありますから、どうぞ特に政府においても心を入れて御調査願いたいと思います。板谷トンネルは電化になりましたけれども、御承知の通り非常にあれは牽引力が少いのであります。それを今請願した鉄道ができますと、牽引力が板谷を通る倍以上も殖えるということでございます。技術的のことはわかりませんが、相当青森から東京までの距離も短縮されるのみならず、あの間におけるところの物資とか――これは高瀬さんにかわつてやつてもらつたのですが、あそこはあまり運輸省の方でも大関心を持つて見ていられないようなうらみ……
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