中野寅吉衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
○中野寅吉君 私は、今議題となりました決議案に対し、新自由党を代表して、賛成の演説を簡單に申し上げます。 旧憲法の第四十四條は、新憲法の第五十四條第二項に該当するのであります。それには、緊急の必要に應ずるときは、國会のうち衆議院が解散されても参議院というものが残つてありますから、そこで参議院の緊急召集を行いまして、その必要な予算その他を決するものであると規定してあります。これは老人の中野寅吉よりも、皆さんが御承知の通りであります。そこで吉田内閣は、まず解散をして、そうして最も緊急の必要あるこの災害復旧予算は、参議院を召集してきめてもいいではないかということを唱えられている。これは大いなる間違……
○中野寅吉君 私は、新自由党を代表して本案に賛成する意見を述べます。 労働争議の早急なる解決は皆望んでおるのであります。だれも、けんかしたい人はないです。そこで、ただいまは何よりも産業が第一であります。解散よりも生産が第一であります。(笑声、拍手)そこで労働、すなわち生産の段階における労働の價値は、寅吉が申すまでもなく、皆様がよく御承知である。労働なくしては生産はできません。その労働者を怒らせるということは、すなわち産業を阻害することとなるのであります。(拍手) 働くとは、自分だけ樂になるのでない。すなわち、はたの人を樂にさせるのが、はたらくであります。(笑声)しかるに、ほたの人を樂にする……
○中野寅吉君 諸君、私は三十九歳より代議士としてお世話になり、今日は七十一歳であります。そこで、私の言わんとするところは、吉川君、細川君、米田君、椎熊君、岡田君、佐竹君、岡田君から大半述べられました。一番あとで演説するくらい不利益なものはないのです。(笑声)よつて私は、今申し上げたこの話の中で触れなかつたところを申しげて、吉田様に辞職を勧告いたします。 そこで、その間にちよつと申し上げておかなくちやならぬのは、社会党の片山さんが御演説の中に、社会主義政策の全面的押賣りをなさつた点がある。これはすなわち、この不信任案の説明に機会を得て社会主義の押賣りをなさつたと思うから、これは私は、この件だけ……
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