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島上善五郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

島上善五郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
260位
委員会発言歴代TOP500(衆)
318位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
606位
委員会出席(無役)歴代TOP500
174位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
640位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
232位
各種会議出席歴代TOP250
230位
各種会議出席(無役)歴代TOP250
201位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
194位

23期委員会出席TOP50
33位
23期委員会出席(無役)TOP50
16位
26期委員会出席TOP50
45位
26期委員会発言TOP100
58位
26期委員会出席(無役)TOP50
34位
26期委員会発言(非役職)TOP50
44位
27期委員会発言TOP100
57位
27期委員会発言(非役職)TOP50
47位
28期委員会発言TOP100
92位
28期委員会発言(非役職)TOP100
70位
28期各種会議出席TOP10
7位
28期各種会議出席(無役)TOP5
4位
29期委員会発言(非役職)TOP100
82位

このページでは島上善五郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。島上善五郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 運輸及び交通委員会 第21号(1947/09/29、23期、日本社会党)

○島上委員 ただいま山崎委員の御質問もございましたが、私かつて鐵道會議の議員をいたしておりまして痛感したのですけれども、ただいま鐵道會水が非常に民主的なりつぱな構成であり、交通運輸に關しまして相當の功績をあげておるという御答辯でございましたが、それについては、私は疑義をもつておるものであります。特にその議員の選出の方法に至りましては、一應民主的な方法がとられておるかのごとくに表面的には見えますけれども、實質的には必ずしもそうではない。各界のエキスパートと言われましたが、會社の社長であるというような人が多數占めておつたり、もしくはかつてそういう方面の事業をやつておつたというような人、あるいは官僚……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第28号(1947/10/15、23期、日本社会党)

○島上委員 三十三條の輕車輛に關するところですが、命令の定めるところにより事業計畫を具えて届け出なければならないとなつております。その命令の定めるところによる事業計畫とはどの程度のものでありますか。
【次の発言】 今東京都内もしくは地方にも輕車輛で人を輸送している事業があるのです。その事業計畫がどのようなものであるか存じませんが、その會社と、使用している勞働者の間の關係は、單なる貸車とでも申しますか、車の料金をとつて貸しておるというような状況で、普通他の事業會社に見られるような雇傭關係がまつたく存じていない。これを別の言葉で申しますと、非常に封建的な状態のもとに置かれているということが言えるの……

第1回国会 運輸及び交通委員会 第38号(1947/11/26、23期、日本社会党)

○島上委員 先般小委員會から御報告がありました道路運送法案の修正案に對してさらに一部修正の提案をいたしたいと存じます。  先日の御報告中に道路運送法案に對する修正案中、第四條第二項に「道内の政令の定める地に道路運送監理事務所を置く」とありますが、別途國會に提案せられております地方自治法の一部を改正する法律案には第百五十六條に「國の地方行政機關は、國會の承認を經なければ、これを設けてはならない」云々の一項が加えられることとなつておりますので、右改正法律案の精神から見ても、また右法律施行の上は、政令をもつて道路運送監理事務所を置くことができないことと相なる關係からしても、監理事務所設置の場所を定め……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第11号(1947/10/20、23期、日本社会党)

○島上委員 ただいま東京の割當が流失倒壊に比して多いという御意見が出ておりましたが、なるほどこの數字の上から言えば比較的多くなつておることは事實であります。しかし東京は一軒の家に二世帶も三世帶も、はなはだしきはもつと多く住んでおる。これはその原因は戰災のためでありますが、しかし現實にそういうふうに住んでおつて、流失倒壊をこうむらなくとも、床上浸水だけでもそれが不能に陥るというような家がたくさんあつて、現在まだ學校に收容されておる者が相當殘つているという現状からしまして、私は當然であると思うのであります。そういう東京における一軒の家に幾世帶も住んでおつて、たとえば三世帶住んでおつたのが、今度は二……

第1回国会 労働委員会 第9号(1947/08/19、23期、日本社会党)

○島上委員 私は今の河野さんの質問に關連して、自分の意見を述べ、さらに勞働大臣の意見を伺つておきたいと思います。河野さんの質問の勞働組合の幹部が雇主に對してくちばしを入れるのは行過ぎではないかという點と、勞働攻勢によつて押しまくられて五百人に一人の組合専從者を認めたということは、これは間違いではないかというようなことに對しては、御答辯がなかつた。それで米窪國務大臣は、この點に對してどのような御意見をもつておるか、私の考えを申し述べて伺いたいと思うのであります。  勞働組合が勞働協約によつて勞働者の採用に關しては、勞働組合との了解なしに行つてはいけないという勞働協約を結ぶということは、これを當然……

第1回国会 労働委員会 第24号(1947/12/05、23期、日本社会党)

○島上委員 紹介議員に代りまして請願の趣旨を申上げます。本請願の要旨は、舞鶴市は官公職員給與の勤務地手當には乙地域と認定されておりますが、本市は耕地面積少く、人口の七七%が純消費者で、食糧の九二%は他より移入しなければならない状態であり、また海軍解體にため受けた影響も大きく、さらに市の周邊に大生産地がない上、外地引揚港として外來者の増加がはげしく、遲配は七月二十四日現在で二十五日、物資の市場價格は大都市と差異がないので、市在勤官公職員の生計は極度に困窮しております。ついては、舞鶴市を甲地域に引上げいてただきたいというのが本請願の趣旨でございます。  次に日程第八號、本請願の要旨は、京都府綴喜郡……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第17号(1948/06/16、23期、日本社会党)

○島上委員 大臣に御質問いたしたいのですが、運賃の値上げは過去三回にわたつて行つたのでありますが、その都度、運賃を値上げいたしましても、將來の國鉄がそれでやつていけるという、つまり國鉄の再建計画というものと伴つていなかつたという感がするのであります。すなわち言いかえますればその場限りの運賃値上げであつたということが言えると思うのです。今度の運賃値上げに際しまして、もし三倍半に値上げいたしますれば、今後本年度は百億の一般会計からの補助を仰ぐということになつておりますが、今後特にインフレがはなはだしく高進して再び物價の改訂がない限りは、これで國鉄が十分にやつていける自信があるかどうか。國鉄の再建計……

第2回国会 運輸及び交通委員会 第25号(1948/06/28、23期、日本社会党)

○島上委員 第八條に関してちよつと御質問したいのですが、「國有鉄道の総收入に著しい影響を及ぼすことがない」というその具体的な内容、それから「軽微な変更」というその「軽微」とは一体どういうものであるかということをお伺いしたい。國有鉄道の総收入に著しい影響を及ぼさないが、國民生活、特に業者の実際の生活の上に相当大きな影響を及ぼすという場合もあり得る。そういう点をもう少し具体的にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私はこの前にもお伺いしたのですが、今堀江委員が言われたように、この運賃値上げがインフレに相当大きな関係があるということ、從つて國民生活に非常に大きな関係があるということはもちろんであり……

第2回国会 労働委員会 第2号(1948/04/06、23期、日本社会党)

○島上委員 私は去る四月一日の外務委員会における総理大臣の答弁に関連して、二、三質問いたしたいと存じます。最初に伺いたいのは、労働法規の改廃もしくは改惡の問題であります。総理は外務委員会においてこのように答弁いたしております。タフト・ハートレー法のごときものを急拠制定する必要があるかどうかということは、目下政府においても考慮しておると考えております。都下のある大新聞のごときは、爭議調停法を檢討中と大きな四段見出しのトツプ記事で扱つておる。さらにまたその後土曜日の晩から日曜日にかけまして、ラジオ放送において安本と石炭廳の事務当局において研究中であるといつて、かなり詳細にわたつて労働法規の改正、わ……

第2回国会 労働委員会 第9号(1948/06/15、23期、日本社会党)

○島上委員 紛爭処理機関について、労資間紛爭の諸要件は山積しているが、これが処理を早期に、かつ、平和的になされていないため、ストライキが増大している。この根本原因は、政府、使用者側が、労働條件に対する積極的な改善を行わないためで、從つて組合側はより高度の要求を出すのである。また労働協約改訂の時、法規、協約の改惡を用意している。組合專從員の問題もしかりである。最近の資本攻勢の態度を改めざる限り、紛爭処理機関は何らかの効果もない。紛爭の早期解決は、紛爭の種をまかぬことである。
【次の発言】 労働基準法の條文は、確かに國際的水準であろうが、実施状況は不十分である。労働協約の改訂時に会社側は改惡を策し……

第3回国会 議院運営委員会 第13号(1948/11/11、23期、日本社会党)

○島上委員 この法案が重要な法案であることはだれも承知しておる。なるべく早く審議しなければならぬということはわれわれも承知しておる。しかしどう考えても、あの重要法案をこれから四日間に議了するということは、きわめて粗製濫造な審議しかできないと思う。われわれは十分に審議をし、また院外の國民の声も聞かなければならぬ。当然公聽会というような問題も起つて來る。政府があと四日間でこれを議了し得ると考える、その常識を私は疑う。ですから諸般の事情をいうならば、その諸般の事情をわれわれに納得し得るように説明してもらう。公開の席で話すことができなければ、長官が言われたように祕密会を開いて、納得するように諸般の事情……

第3回国会 人事委員会 第8号(1948/11/22、23期、日本社会党)

○島上委員 先ほどの赤松委員の質問に関連して、一つだけお伺いしておきたいのです。これはあるいは大藏大臣にお伺いするのが適当かもしれませんが、もしお答えできたらお答え願いたい。御承知のように勤労得税の現在の控除額は三千七百円ベースによつてきめられたものでありますが、今度ベースが改訂されました際に、私たちは当然勤労所得税の控除額は改訂の措置もとらるべきものではないかと考えるのであります。その点政府においてはいかように考えておるか、そのような用意があるかどうか伺いたいと思います。
【次の発言】 私は勤労所得税の控除額は三千七百円ベース当時にきめられたものでありますから、このベースが改訂されると、当然……

第3回国会 人事委員会 第9号(1948/11/24、23期、日本社会党)

○島上委員 ただいま松澤委員の質問に対して、第百二條の点でありますが、まつたく同感である、こう言われた。まつたく同感であるが、その経過については別の機会に申し上げたい、こういうことであります。すなわち政治活動を制限する事項は、人事院規則できめることではなくして、この法律に列挙すべきであるという点に対して、まつたく同感である、こういうふうに私解釈したのですが、そうしますと、こういうふうに人事院規則で政治活動の制限をするということになつたことに対して、人事委員長としては賛成でなかつた、しかしいろいろの経過によつてそういうふうにおちつかざるを得なかつたのだというふうにとれる。そういうふうに受取つてよ……

第3回国会 人事委員会 第11号(1948/11/26、23期、日本社会党)

○島上委員 私は、ただいまの赤松委員の質問に関連して、ちよつとお伺いしたいのであります。あえて言葉じりをとらえるわけでありませんが、政府が怠慢だと言えば、野党が怠慢だと経いたい、そういう責任のなすり合いはやめて協力してもらいたい、これは、今までの経過を全然知らないで、きようその言葉だけを聞けば、なるほどそう思うかもしれません。しかし私は、今までの委員会における出席の状況、それからわれわれが出席を求めた大臣の出席の状況を見ますならば、少くとも今までの委員会の進行状況の事実を見ますならば、明白に野党が最も熱心であり、政府委員及び與党が不熱心であるという事実がはつきり出て來ていると思う。われわれはそ……

第3回国会 人事委員会 第12号(1948/11/27、23期、日本社会党)

○島上委員 第七十八條、第七十九條、第八十條関係ですが、「勤務実績がよくない場合」「心身の故障のため、職務の遂行に支障があり、又はこれに堪えない場合」「その他官職に必要な適格性を欠く場合」「官制若しくは定員の改廃又は予算の減少により廃職又は過員を生じた場合」というような降任、冤職の場合の規定ですが、先ほど午前中にどなたかの質問にもあつたように、非常に漠然としていて政府職員の身分が保障されていないといううらみがあるのであります。たとえば「心身の故障のため、職務の遂行に故障があり」云々といつたことについて、これはそういう程度とか、標準というものを、だれがいかなる基準によつて判断するかということを伺……

第4回国会 人事委員会 第3号(1948/12/07、23期、日本社会党)

○島上委員 社会党を代表して、ただいまの淺井、上野、山下三君を人事官にすることに対して反対をいたします。  理由を簡單に申し上げますが、先般の國家公務員法によつて明らかでありますように、その第三條によりますれば、人事官はきわめて廣汎かつ重要な権限を持つておるのであります。官公吏の諸君に対してはまさに生殺與奪の権を持つておると言つてもよいくらいな、大きな権限を持つておる。こういう人々を決するに際しましては、法律の第五條によりますれば、「人事委員は、人格が高潔で、民主的な統治組織と成績本位の原則による能率的な事務の処理に理解があり、且つ、人事行政に関し識見を有する」云々といわれておるのでありますが……

第4回国会 人事委員会 第4号(1948/12/08、23期、日本社会党)

○島上委員 大藏大臣はただいまの御説明で、政府職員の給與改善は一日も遷延を許されない情勢にある、だからそういう状況をおくみとりの上に、すみやかに御賛成願いたいということでしたが、私たちはもちろん大藏大臣よりも前に、政府職員の給與改善は一日も早くしなければならぬということを痛切に感じ、かつこれを主張しておつたものであります。ただ問題は今度出したベースとその内容にあるのであります。われわれはベースとその給與の方法が正しければ、当然ただちに賛成したいのでありますが、それが問題なのであります。そこで私はこのベースをきめた政府の考え方の根本的な点を一つお伺いしたいと思うのであります。すでにお読みになつて……

第4回国会 人事委員会 第6号(1948/12/10、23期、日本社会党)

○島上委員 ちよつと一言だけお伺いしたいですが、人事委員会の勧告は、十一月から六千三百七円が妥当である、こういう勧告と了解しておりますが、御承知のように、七月以降三千七百九十一円のベースで來ておるのでありまして、七月から十月までのこの間は人事委員会の考え方によりましても、不当に低い賃金で、官公吏の諸君は竹の子生活をしたものだと、私は当然解釈すべきものだと思う。從つてこの七月から十月までの間の不足に対して、人事委員会はどのように考えておるかをはつきりお伺いしたい。
【次の発言】 そうしますると、七月から十月までの三千七百九十一円のベースというものが不当に低かつたということは、当然お認めになること……

第4回国会 人事委員会 第12号(1948/12/21、23期、日本社会党)

○島上委員 行政整理に関連して官房長官にお伺いしたいと思います。この法律案に関しましてこと最近に関係筋方面から、三月中に行政整理を行うこと、並びに退職手当は三箇月を越えないことというような意味の示唆があつたやに聞いております。これに対しては運営委員会においても質問があつた際に、官房長官は政府としては今日この法案にそのようなことを入れることは適当でない。そういう意味において入れないことにしたという答弁がございましたが、先ほど來の同僚議員の行政整理に関する質問に対する答弁を伺つておりましても、政府は行政整理を近いうちにやるのではないかというふうに私どもには解釈できるのであります。私ども仄聞するとこ……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 外務委員会 第23号(1953/03/11、25期、日本社会党(左))

○島上委員 私の質問は、ただいまのとは直接の関連がございません、政府が今度出された国際労働機構すなわちILOの条約批准に関連してでございますが、日本政府は、御承知のように国際労働機構には第一回以来加入して参りました。そしていわゆる八大産業国の一つとして常任理事国でありましたが、当時日本政府がこの条約批准に対して非常に不熱心であるという非難が高かつたのです。それはILOのたくさんの条約の中で、日本が今まで批准したのはわずか十四件で、順位からいうと、二十三位で、ブラジル、ビルマ、グアテマラというような国のグループに入つておる。こういう不名誉な状態であつたのです。このことは、毎年の総会で日本から行つ……

第15回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1953/03/03、25期、日本社会党(左))

○島上委員 これはいろいろ議論のあつたところでありまして、最終的には現行通りということに小委員会では一応意見が一致いたしましたので、それでやつていただきたいと思います。
【次の発言】 これに関連して委員長に質問したいのですが、委員長は、参議院の選挙法関係の委員会にこちらの委員長が出席されて、参議院の選挙に関する事項については参議院の御意見を聞きたい、こういうことを申し出られて、参議院ではそれに関して今せつかく審議を進めているということを聞いておりますが、参議院からその返事がございましたでしようか。
【次の発言】 再検討をする用意があるという意味ですな。

第15回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1953/03/06、25期、日本社会党(左))

○島上委員 私は、ただいま提案されました公職選挙法の一部を改正する法律案に対するわが党の修正案の趣旨弁明をいたします。  すでに今日まで幾多の議論をかわされたところでございますが、まずその理由を簡単に申しますならば、昨年の十月行われた衆議院の総選挙において、あれほど声高らかに公明選挙が叫ばれたにもかかわらず、戦後最高の違反検挙者を出し、その中で、買収、饗応、利害誘導等の悪質違反が八割も占めておるという事実、また悪質違反の容疑者が逃亡し、あるいは違反容疑濃厚な者が今日大臣に就任し、てんとして恥じるところを知らないというような悲しむべき事実は、選挙には金がかかるものという習わしが、わが国の長い間の……

第15回国会 厚生委員会 第2号(1952/11/11、25期、日本社会党(左))

○島上委員 大臣はお急ぎのようですから、私簡単にお耳に入れておくと同時に、お考えを聞いておきたいことがある。それは先ほどの問題とも関連いたしますが、社会保険のことです。御承知のように社会保険制度は、わが国の社会保障制度の中核であつて、すでに二十五周年になる。そうして先般二十五周年の祝賀の大会もやつておりまするが、顧みまするに、今年は單価の値上げその他でもつて、保険財政が非常に行き詰まつておる。このままではせつかくの保険制度もだめになつてしまうんじやないかというふうに心配されております。先だつて十一月五日ですか、全国の保険組合の代表が二千名ほど集まつて大会をやつておる。その大会のことについて、あ……

第15回国会 厚生委員会 第17号(1953/03/05、25期、日本社会党(左))

○島上委員 関連して職安局長に伺いたいのですが、ただいま職安局長は平均稼動日数一箇月二十日を越えておるというお話でしたが、この二十日を越えておるという数字自体に対しても私どもは若干疑問を持つております。特に大都市と地方小都市との間には、ずいぶんとはなはだしいアンバランスがある。おそらく地方小都市においては一箇月十四日稼働できないようなところが相当あるのじやないかと思うのですが、その地方都市の稼働日数の少い所の統計あるいは実例等がございましたら、それをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 それから地方小都市の場合には季節的な変動があるように思うのですが、もし季節的な変動があつて、二箇月に二十八日しか……

第15回国会 労働委員会 第20号(1953/03/10、25期、日本社会党(左))

○島上善五郎君 委員外として発言を許していただきましたので、委員諸君の質問とダブらないと思われる点についてのみ、御質問申し上げたいと存じます。  それは、この法律の制定は、国内的には憲法二十八条の労働者の基本的な権利を侵す疑いあるものとして、重大視されておりますが、同時にこのことに関しては、国際的にも非常に大きな注意を呼び起しておると思われるのであります。と申しますのは、昨年緊急調整なる労働関係調整法の改正を行いました際にも、各国の労働団体、特に政府が好んで用いられるところの、いわゆる自由諸国の民主的な労働組合の集団である国際自由労連及びアメリカの労働組合等からも、昨年、労働法規改悪であるとし……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○島上委員 私はこの三つの国際労働機構において決定しました条約の批准に関して御質問を申し上げますが、この条約の内容に関する質問の前に、私は労働大臣に対して国際労働機構に対する日本政府の考え方を、基本的な点をまずお伺いしたいと思います。  御承知のように国際労働機構はその憲章にはつきり定められておりますように、労働条件を改善し、不正と窮乏とを絶滅することによつて、世界の平和と福祉に貢献する。そしてこれに加盟した日本は、日本の労働者の労働条件、その他労働者の地位を国際的な水準に高めるために、努力をするという義務が負わされておると思うのです、ところが日本の政府はこの国際労働機構に創立当初から加盟して……

第16回国会 議院運営委員会 第1号(1953/05/25、26期、日本社会党(左))

○島上委員 六月半ば過ぎということになりますと、一箇月ばかりでしよう。これでは事実上審議が困難であると思われます。そこで政府は、八月も暫定予算でということも考慮しておるかどうか、この点を伺います。
【次の発言】 そうしますと、一箇月ほどの間に衆参両院の審議を終了してほしいという希望のようですが、一箇月のうちに衆参両院の審議を終ることは不可能ではないかと思います。従つて政府はその場合、八月も暫定予算を用意されておるかどうかということです。私どもは用意されているのじやないかと察せられるのですが……。
【次の発言】 重要法案をいつごろ出されるかという、その準備ですが、この前はいわゆる五大重要法案とい……

第16回国会 議院運営委員会 第2号(1953/05/27、26期、日本社会党(左))

○島上委員 社会党も、同様設置を希望いたします。
【次の発言】 社会党は、しばらく政治的な空白があつたので、政府にお伺いしたい問題がたくさんありますが、社会党から出した七つのうちで、一昨日の本会議を予定して出したものもありますから、若干はその緊急性からいつて取下げてもいい問題もありますけれども、ぜひやりたいという強い希望を持つております。ただ今椎熊委員から言われましたことにつきましては、明後日の本会議で緊急質問を取上げるということについて了承していただけますならば、党に帰つて相談するという程度のことは了承してもいいと思います。

第16回国会 議院運営委員会 第3号(1953/05/29、26期、日本社会党(左))

○島上委員 この社会党の提案した在日米軍演習場の強制使用反対決議案の問題は、期間的にも切迫しておるので、わが党は本日上程することに賛成です。
【次の発言】 この問題は緊急性があるから……。
【次の発言】 自由党さんに伺いますが、根本的にこの趣旨に反対なのか、この提案そのものに反対するというのですか。
【次の発言】 少し違いがあると思うのです。たとえば、こういうようにしてはどうかということで、話という程度のことで、あとは各党へ持ち帰つて相談して来るということだつたと思います。
【次の発言】 正木君じやないのです。ぼくが出たのです。たとえばそういう方法もあるではないかという話だつたんです。

第16回国会 議院運営委員会 第4号(1953/06/13、26期、日本社会党(左))

○島上委員 ぼくは、午前中だけ集団陳情を受けないということは不都合だと思うが、それくらいはいいとして、そう一日中集団陳情を受けないというように、神経質になる必要はないと思う。
【次の発言】 そうすると、これから施政方針演説のときはいけない、重要法案の審議のときは集団陳情を受けないということになる。午前中、開会式のときにいけないということはわかるが、それ以外に、そういう新例をつくるということには反対です。

第16回国会 議院運営委員会 第5号(1953/06/16、26期、日本社会党(左))

○島上委員 個々に入つて来るのはしかたがないですね。

第16回国会 議院運営委員会 第10号(1953/06/25、26期、日本社会党(左))

○島上委員 ちよつと質問しますが、内灘演習地不当接収に関する緊急質問は、自然休会に入る前からの問題です。これに対しては、わが党も、右派社会党も、同様に出しておる。しかし最終日の本会議で、改進党がこれをやり、わが党は引揚げ問題、右派は凍霜害問題ということであつたのを、改進党が緊急質問をする権利をとつておいて、きようはやらないということで保留した。従つて、その後の事態の変化によつて、今日では、当時考えられたような内容と少し違つて来ておると思うのですが、もしこの留保が、当時改進党の方々が考えられた緊急性がもう失われて来たという意味の留保であるならば、われわれは、今日の状態において、ぜひ緊急質問をした……

第16回国会 議院運営委員会 第13号(1953/06/30、26期、日本社会党(左))

○島上委員 賛成。

第16回国会 議院運営委員会 第19号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○島上委員 それで大体よいと思いますが、館君に伺いたいのは、小会派クラブ代表としてやるからには、労農党としての反対意見をむき出しにするのではなくて、小会派クラブ代表として討論されるわけだと思いますが、そうでしようね。

第16回国会 議院運営委員会 第26号(1953/07/25、26期、日本社会党(左))

○島上委員 まだ未定です。

第16回国会 議院運営委員会 第27号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○島上委員 この前発言をしたと思うのですが、反対討論なり賛成討論なりに小会派が一致したということは、その意見を小会派が認めたというふうに解釈して認めよう、そういう考えです。

第16回国会 議院運営委員会 第31号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○島上委員 委員長は今、私どもによく徹底しませんでしたが、何か宣告めいたことを言われた。これを一切取消すわけですね。

第16回国会 議院運営委員会 第32号(1953/08/01、26期、日本社会党(左))

○島上委員 きようの今までの案件は、いずれも重要な案件でございますので、私どもは、各案件ごとに記名投票をされんことを希望いたします。
【次の発言】 その他の案件もです。
【次の発言】 満場一致以外のものは全部です。
【次の発言】 出るかもしれません。
【次の発言】 土井君の建設的な意見はよくわかりますが、私どもは、きようの議運のこの運び方から見て、ずいぶん考えさせられるものがある。ですから、議場の中で成規の手続をとることがあるかもしれませんから、それだけ申し上げておきます。
【次の発言】 とにかく、昨日以来のこの議運の運営から、私どもずいぶん考えさせられるものがある。ですから、成規の手続をとる……

第16回国会 議院運営委員会 第36号(1953/08/07、26期、日本社会党(左))

○島上委員 社会党左派は全面的に反対であります。御承知のように保安庁関係は、従来内閣委員会で取扱つて参りました。私も内閣委員で、この問題を扱つて参りましたが、内閣委員会は、他の案件が多過ぎて十分に審議ができないようなことは全然ありません。従つて、内閣委員会で十分やれるということが一つ。さらにこの委員会の設置は、先般改進党の椎熊委員から、防衛委員会という名によつて提案されたものが、今お話のように保安委員会と名称をかえられたが、その経緯から考えまして、MSAの援助を受けて保安隊の性格をかえて、直接侵略に対抗する。つまりわれわれから解釈すれば、本格的な再軍備に移行するというような意図が関連していると……

第16回国会 議院運営委員会 第39号(1953/10/28、26期、日本社会党(左))

○島上委員 左派社会党では、前回も佐々木君から言われた通り、一箇月を要求いたします。というのは、今官房長官が認めておられたように、給与その他に関して第二次補正予算を必要としておる現状です。もとよりわれわれは災害に対して早急に予算措置を講ずる必要があることは認めておりますが、引続いて本国会において給与その他の緊急問題を審議する必要を感じますので、どうしても一箇月は必要だと存じます。
【次の発言】 われわれは三時というふうに聞一いていものですが……。
【次の発言】 私どもは、今の分自党さんの意見に全面的に賛成です。分自党からそういう意見があつたというこしをまじめに伝えるだけでなく、私どもも賛成です……

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1953/07/01、26期、日本社会党(左))

○島上委員 ちよつとその前に、今委員長が報告した根本的な問題ということだけでは抽象的だから、理事会で相談されたとき、これは私はそういうふうに理解しているのですが、今までの選挙法改正は、その都度改正というきらいがある。前国会の選挙法改正委員会が、大きな問題は簡単に結論が出ないから、そういうやつかいな問題はあとまわしにするという行き方をしましたが、今度は、今委員長が報告したように、今国会でどうしても結論を出さなければならぬということになればこれはまた別ですが、そうでないとすれば、いわゆる根本的な問題、選挙区制の問題、投票方法の問題というような、今までとかく回避して安易なことばかりやろうとした、そう……

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1953/07/08、26期、日本社会党(左))

○島上委員 選挙費用の現行法が実情に即しないということは、これは前回の国会で改めることについては全員一致してきまつておりました。しかし、だからといつて――今かりにということで言われたのでしようが、二百万ということになると、これはまたどういうふうに運動されてそのくらいの計算になるか知りませんが、私どもの経験からすれば、せいぜい百万を限度として――有権者の数、選挙区の広さ狭さにもよりますが、私どものところは全国で有権者の一番多いところですが、それでも百万あつたら相当ゆつくりやつても十分だと思う。
【次の発言】 だから、そこでやはり金額を実情に合わせるようにするということと同時に、公営の範囲をなるべ……

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○島上委員 いろいろこまかいことをほじくり出すと、ずいぶん矛盾が出て来るとぼくは思うのです。たとえば、さつきの熊谷の場合でも、第二開票区だけが無効で、第一その他の開票区は有効なんだ。ところが、その他の開票区で一ぺん投票した人でも、その第二投票区にあとから引越して投票権を持つ。ということはその人は二度投票をすることになる。それは参議院の場合でもそうなんだ。熊谷で一ぺん投票した人が熊谷へ移住してそこで投票権を得れば、その人がたとえば平林君に入れる場合には、平林君に一ぺん入れてもう一ぺん入れるということになるですね。これは私は理論的にはどういうことになるか知りませんけれども、そういう矛盾は避けがたい……

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1953/07/27、26期、日本社会党(左))

○島上委員 小委員の数は十三名とし、各派の割当は、その所属委員の比率によりまして、自由党五名、改進党、両派社会党各二名、分自党、小会派各一名、小委員長には、在来の慣例等もありますので、森委員長が当り、委員は小委員長において指名せられんことを望みます。  なお本小委員会には、小委員以外の委員の出席、発言についてもこれを認めるの措置をとり、調査に万全を期せられるようあわせて希望いたします。

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1953/09/21、26期、日本社会党(左))

○島上委員 先ほど大臣の答弁のの中で、この問題についてはほとんど異なつた意見がない、問題ないと思つた、こういうお言葉がありましたが、これはもう大臣のはなはだしい独断であつて、この通牒を発して以来、各方面で非常に問題になつておる。学者方面では、私どもの承知しておる範囲では、大多数が自治庁通牒に反対しておる。それから、当事者である学生もほとんど反対している。われわれももちろん反対。ですから、大臣が、異なつた意見がない、問題はない――かつてそう思われたことはそうかもしれませんが、現実にこの通達を発した後の事態というものは、まさに圧倒的に反対の意見が多いということが事実ですから、よくひとつこの事実を見……

第16回国会 内閣委員会 第4号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))

○島上委員 木村長官は九州で新聞記者と会見した際に、こういうことを言つたかどうか同いたいのであります。保安庁としては最悪の場合を考慮をして、わが国の防衛計画の立案を終つたが、長期計画は困難であり、数年間で陸海空の最小限度のものとしたその計画は経団連防衛生産委員会がさきに献策した防衛計画にはまだほど遠いものであるが、今その内容を発表することは差控えたい。こういうふうに新聞に載つておりますが、こういうふうに言われたんですか。
【次の発言】 それから先ほど鈴木委員から聞かれたのですが、もう一ぺん念を押して、おきたいのです。最初においては、その内容を発表することを差控えたい暑い、だんだん聞かれているう……

第16回国会 内閣委員会 第5号(1953/06/27、26期、日本社会党(左))

○島上委員 木村長官は、新聞記者と会見をした際に防衛計画という言葉は使つてない、こういうことでしたが、しかし私どもの聞いているところによりますれば、警備計画という言葉もはつきりと使つてなかつた、こう聞いておる。しかし、新聞記者諸君は防衛計画というつもりで木村長官の談話を聞いているということなので、この点、一体警備計画であるということをはつきりと言つているのかどうか、これを伺いたい。
【次の発言】 しかし新聞記者諸君は、防衛計画と、このように承知しているようですから、この点に対しては、どうしても食い違いがあれば、私は新聞記者をこの委員会に呼んでもう少しはつきりさせたいと思います。従いまして、その……

第16回国会 内閣委員会 第6号(1953/06/29、26期、日本社会党(左))

○島上委員 私も、ただいまの鈴木議員の発言に賛成であります。というのは、あの日の最後に私は木村長官に質問しまして、いわゆる戦前の作戦計画のような性質のものであるがゆえに発表できないのか、その地の理由によつて発表できないのか、こう言つたら、戦前の作戦計画のような、そういう意味で発表しないのではない、そういうものはないということをはつきり長官が答弁をしております。そして、今まだ私の心づもりの試案の段階だから、発表を差控えたいと思うので、いずれは発表して皆さんの審議を経なければならぬ性質のものであるということをはつきり答弁している。そして予算委員会における質疑応答も、また本委員会における質疑応答も、……

第16回国会 内閣委員会 第12号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○島上委員 ただいまの資料を提出しないということに対しては私は了承できませんが、これは追つてこの法案の審議に関連する質問の中で順々に質問を申し上げたいと存じます。  最初に私は、保安隊の性格と申しますか、目的について、これは保安庁法によつて明らかではありますけれども、あとの質問の都合上この点をもう一ぺんはつきりと伺つておきたいと存じます。保安隊は国内治安を維持するためのものである、直接侵略に対しては米軍がこれに当る、こういうふうに解釈してよろしいかどうかということをはつきりと御答弁を願います。
【次の発言】 そういたしますと、国内治安の維持、すなわち平和と秩序を維持し、人命及び財産を保護するた……

第16回国会 内閣委員会 第13号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○島上委員 きようは五段見出しで大きく出ておりまするが、実はアメリカが日本に十個師団要求することは私どもとつくに知つておる、そこで知らぬ存ぜぬと言つてとぼけておればいたしかたないので、そのことを私は今あらためて聞こうとしませんか、MSAの援助にからんで今後交渉が進展をいたしましても、アメリカの要請である十個師団ということに対しては、少くとも本年度においては断じて増強しないというそれほど強い信念であるかどうかということをはつきりとお答え願いたい。
【次の発言】 現在の予算は大分削られておの表するし、自由、改進の話合いによつてさらに削られますから、その予算ではそうでしよう。しかしMSAの援助を受け……

第16回国会 内閣委員会 第17号(1953/07/20、26期、日本社会党(左))

○島上委員 この改正案によりますと、各行政機関の業務に対する監察については相当権限が強化されるように思いますが、この改正案の六項に「公私の団体その他の関係者」に対する項は改正以前とまつたく同様なんです。私どもいささか不満に思いますが、最初にこの「公私の団体その他の関係者」ということに対して、大体公私の団体とはどういうものをさしているか。それからそういう団体と政府との関係はどういう関係になつているかという点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そのようなつまり「公私の団体その他の関係者」に対して行政官庁と同様あるいはそれに準ずる程度にもう少し監察を強化する必要があると私ども考えますが、その必……

第16回国会 内閣委員会 第18号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○島上委員 私は日本社会党を代表して、この両案に対して反対をいたします。その反対の理由を簡単に申し上げます。  職員定員法の一部改正は、政府の一貫した方針がないということ、それから積極性がないということであります。質疑の間に明らかにされましたことは、たとえば気象台職員につきましても、先般来起つている風水害等に対して手不足であるということが明らかであります。そういうことが予報を迅速に行えなかつた一つの理由にもなつておると思われるのでありますが、そういう方面に対して増員しようという積極性がないということ、またたとえて言うならば、癩療養所関係においても、政府の当局者自身が足りないと言つてその数字を示……

第16回国会 労働委員会 第23号(1953/09/04、26期、日本社会党(左))

○島上委員 最初に益田参考人に二、三お尋ねしたいと思います。この争議は、私の聞き及んでいるところによりますと、当初賃金値上げの要求と夏季一時金の要求に発足した。ところが途中で会社側がかねて会社側から提案しておつた労働組合の活動を制限するという問題を持ち出して、それを先議しなければならぬということを会社側が強硬にがんばつた。その問題に入りまして、それも七月の半ばには組合が相当譲歩して、ほとんど妥結の段階に近づいた。このとき会社が新たに、組合の方針に対して、これは本来組合が自主的に協議決定すべき事柄で、資本家及びその他の第三者が干渉すべき事柄でなく、組合の方針が問題であるということを言い出して、そ……

第17回国会 議院運営委員会 第1号(1953/10/29、26期、日本社会党(左))

○島上委員 会期の件につきましては、一週間ということには私ども昨日反対しましたが、議運の採決で敗れました。しかし一週間ということでは、どうしても納得できません。そこでわれわれは本会議において反対討論をいたします。

第17回国会 議院運営委員会 第4号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○島上委員 この各種委員のうち、中央更生保護審査会委員については、七月三十一日に任期が満了になつておる。商品取引所審議会会長及び同委員については、八月十三日に任期満了ということは、すでに前もつてわかつておることであつて、これを事後承諾を求めるというような処置については、私どもはなはだ遺憾だと思います。当然前国会においてやらるべきであつたと思うのであります。少くとも任期が来ておるのだから、そういう点については今後政府に注意を促したい。それから委員については、個々について意見もありますが、大体において承認いたします。ただ二番目の村会保険審査会委員長及び同委員任命の件の、委員長の川西實三君につきまし……

第17回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1953/10/29、26期、日本社会党(左))

○島上委員 この際動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を省略し、森三極二君を委員長に推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 動議を提出いたします。理事は、その数を七人とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第17回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1953/10/31、26期、日本社会党(左))

○島上委員 前回九月二十一日の当委員会において、学生の選挙権に関する自治庁選挙部長の通達、すなわち昭和二十八年六月十八日付の通達に対して質疑及び論議をいたしまして、その際私どもは、学生の選挙権は当然修学地にあるべきものである、最も投票しやすい場所の修学地に選挙権を認むべきものであるというふうに考え、かつそれは在来そのように取扱つて来たことでありまするから、そうすべきものであるという見地から、自治庁の通達は不当である、こういうことが委員会の議論の大勢でございました。委員会の最後に動議を提出しまして、六月二十八日の自治庁選挙部長の通達は撤回すべきものであるということが、多数によつて決定されたのであ……

第17回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○島上委員 この問題は、九月二十一日の本委員会においてずいぶん論議されたところでありますので、私はあまり同じ議論をむし返したくありませんが、念のため三浦法制部長にお伺いしたいというのは、昭和二十一年の通達の当時には、修学のため寮、寄宿舎、下宿等に居住している学生、生徒の住居は、原則としてその寮、寄宿舎または下宿にある、こういう通達がございましたが、私の記憶に誤りがあれば別ですが、この当時はたしか病院に入院しておる者も同様に扱われておつたと記憶しておる。そうして、その後法律改正をいたしまして、その法律改正の際には、病院に入院してる場合と学生生徒の場合とはつきり区別いたしまして、二百七十条の二項に……

第17回国会 内閣委員会 第3号(1953/11/06、26期、日本社会党(左))

○島上委員 関連質問。時間がないそうで、一つだけ質問しておきます。この行政機構改革の考え方ですが、MSAの援助受入れとどういう関係がありますか。この前の国会では実際にMSAの援助を受けるという腹をきめて内々相当交渉しておりながら、受けるとも受けないともまだきまつてないと言つて逃げておりましたが、今や逃げることはできないと思います。MSAの援助を受けるという腹をきめて、相当つつ込んで交渉しておる。このMSAの援助の受入れと行政機構改革とは無関係であるはずがないと私どもは思う。保安庁をだんだんと拡張し、軍需生産に重きを置き、国民生活にサービスする方面を縮小して行く、労働省や厚生省なんかやめてしまつ……

第17回国会 内閣委員会 第4号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○島上委員 行政機構改革についてただいま御答弁がありましたが、終戦後アメリカの占領軍の指示もしくは指導によつて膨脹した部分もあることは事実ですが、同時に日本の民主化の強い要請によつて膨脹した部分もある、こう考えられます。よく日本の民主化に行き過ぎがあるのだという言葉を聞くのですが、長官は日本の民主化にも行き過ぎがあつて、もう少しもどさなければならぬ、こういうお考えを、行政機構改革に際して考えられておるかどうかということをまずお伺いいたしたい。
【次の発言】 どうも私どもの新聞等に報償されるものから来る感じでは、日本の民主化も大分行き過ぎておるから、もう少しもとにもどさなければならぬというような……

第18回国会 議院運営委員会 第4号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○島上委員 それまでに予算委員会は済むのですね。
【次の発言】 それならば、場内交渉も何も必要がないじやないですか。
【次の発言】 委員長や土井君の言うことはわかりますが、田渕君のように、場内交渉のことまできめるならば……。

第18回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○島上委員 学生、生徒、保安官、警備官の住所の認定の問題について調査のため、当委員会の決議によつて、第二班としての私は、関東地方水戸、東海地方名古屋、北陸地方金沢市の各地方選管委の実情を調査して参りました。この調査の経過並びに結果の概略の御報告を申し上げます。  御承知のように、六月十八日の自治庁通達は全国各地の選管に対しまして相当の衝撃を与えたもののようであります。と申しますのは、当委員会の経過で御承知のことと思いますが、これは、学生、生徒の選挙権についての昭和二十一年当時の内務省の地方局長の通達を数年ぶりに突然ひつくり返した、まつたく逆の解釈を下した通達でありまして、これがため、選挙人基本……

第18回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○島上委員 学生選挙権の問題は、実は私どもこの前の臨時国会で解決したいと考えておつた。ところが解決できずに今日に持ち越された。休会中に各地の実態を調査にまわつた結果として、各地の選管の希望でもあるし、その調査の実態から出て来た結論としましては、これは早急に解決したい。おそらくこれは異論がなかろうと思うのです。そこで私は、今河野金昇君が言われましたが、選挙制度調査会の結論も出て、答申も近いと思われるし、できるならば、この学生選挙権の問題は、もう結論が出ますれば比較的簡単な問題ですから、これを最初に切り離してしませんと、実際に各地の選挙管理委員会は非常に混乱を起し、二重登録があつたり、未登録があつ……

第19回国会 議院運営委員会 第77号(1954/09/07、26期、日本社会党(左))

○島上委員 これは大事なことですから、議長に念を押してお聞きしておきますが、議長が本委員会に諮問されたのは、衆議院規則第九十五条に準拠して諮問されたかどうか、これを伺います。
【次の発言】 そういたしますと、議長は規則のどの条項に準拠して諮問されたのか。
【次の発言】 九十五条に基いてやつておりますね、はつきりしてください。
【次の発言】 最後の語尾があいまいなんです。九十五条に準拠しておるのか、いないのか、はつきりしていない。
【次の発言】 それでまだ質問がある。この九十五条は、簡単な文句ではつきりしております。「二箇以上の常任委員会の間に、その所管事項について争があるときは、議長は、議院に……

第19回国会 議院運営委員会 第78号(1954/10/08、26期、日本社会党(左))

○島上委員 それでいいのですが、義捐金を募集している北海道新聞あるいは北海タイムスを通じてやるという形ですか。

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1953/12/10、26期、日本社会党(左))

○島上委員 この際動議を提出いたます。委員長の互選は、投票を省略て、森三樹二君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。理事は、その数を前回通り七人とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1954/02/06、26期、日本社会党(左))

○島上委員 今度の改正案に保安官、警備官の投票に関する事項が取上げられておりますが、それに関して若干質問したいと思います。まず第一に、保安官、警備官の、特に保安官の異動が非常にはげしいのではないかと想像されますが、一定の町村において地方選挙で投票する際に異動が非常にはげしいということは、市町村政に関する影響と考え合して考慮される点であらうと思います。異動状況について関係者からまずお伺いいたします。
【次の発言】 それから、今の保安官及び警備官の任期と申しますか、二年間ですが、二年間でやめて行く者と残る者、引続いて勤務する者との比率がわかりましたら、それをお伺いしたい。

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1954/02/19、26期、日本社会党(左))

○島上委員 小委員長は、先例によりまして、委員長がこれに当られんことを望みます。
【次の発言】 この際、本委員会において一つの申合せをいたしたいと存じます。と申しますのは、政界の粛正に関しては、私どもも痛感しておるところでありますし、院外にも強い意見がありますので、この際政界粛正の最も大きな問題の一つとして、選挙法を抜本的に改正する必要がある、かように考えます。そこで、小委員会並びに本委員会において、今後政界粛正にこたえるために、選挙法の抜本的改正のために、たとえば連座制の強化の問題であるとか、選挙区制の問題であるとか、投票方法の問題であるとか、あるいは選挙公営の問題であるとか、そういう点につ……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1954/03/09、26期、日本社会党(左))

○島上委員 今の綱島君の質問に多少関連するわけですが、この御説明では個人は全然入つておりません。たとえば飯野海運の社長が社長個人の名義で寄付する。これで行くと会社としては寄付することができない、こういうことになるが、社長あるいは専務取締役ということで寄付するというような場合は、これだと全然抜け道があるように思われますが、その点は何かお考えになつておりますか。
【次の発言】 それはまさにその通りですが、しかし、会社が、飯野海運の社長に、非常に功労があつたから一千万円特別賞与をやるということにして、特別賞与なやつて、もらつたとたんに、もう個人のものですから、その一千万円を献金するということになれば……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○島上委員 今の飛鳥田君の質問に関連して、少しばかり質問したいと思います。   義務教育諸学校にわける教育の政治的中立の確保に関する法律案の第三条に「特定の政党その他の政治的団体の政治的勢力の伸長又は減退に資する目的をもつて、」云々、こういうふうになつておりまするが、文部大臣は、文部委員会その他において、日教組は政治的団体であるという答弁をなされたように新聞等で発表せられておりまするが、今日の日教組をいわゆる政治的団体と御解釈になつておるかどうか。
【次の発言】 そういたしますると、この三条に言う「特定の政党その他の政治的団体」の中に日教組も含まれるものであるかどうか。実質的にはそうであるとか……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1954/04/20、26期、日本社会党(左))

○島上委員 これはただいま理事会で話が出たことですが、この政治資金規正法と非常に関係の深い連座制の問題も同時に参考人から意見を聞く、こういうふうにされた方がよかろうと思います。

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第10号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○島上委員 第一にお伺いしたい点は、選挙に関してなら、もつと範囲を広くして、すべての法人にという御意見でございましたが、どなたかの説でございましたが、選挙に関して選挙権のないものが寄付をするということはおかしい、妥当でないというような御意見を雑誌で見まして私はこれを傾聴すべきだと思いましたが、そういうような意味で、すべての法人に範囲を拡大すべきである、こういうような理由でございましようか。それとも他にもつと理由がおありでしたら、それをお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 連座制の問題でございますが、ただいま先生は、出納責任者一本にして、すべての選挙に関する支出は出納責任者ただ一人、従つて……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第11号(1954/05/06、26期、日本社会党(左))

○島上委員 私は、ただいま提案されました公職選挙法の一部を改正する法律案(内閣提出第七五号)に対しましては、社会党を代表して反対をいたします。  その理由を簡単に申しますと、教育委員の選挙が二年ごとに半数ずつ行われるということになつておりますものを、今回は、今年の秋に行われる委員に限つて次回まで延ばして、爾後一緒に選挙をする、このようにしようというのでありますが、その理由は、費用が非常にかかる、こういうことであります。その他にも全然理由がないわけではありませんが、主たる理由は費用がかかるということである。しかしながら、費用がかかることは最初からわかり切つておつたことです。しかも、この提案の際に……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第13号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○島上委員 鍛冶君は、この案は政府提案と結果において大したかわりがないのだという御答弁をされておりましたが、これはたいへんな違いであつて、政府原案とはまるで逆です。白と黒、天と地との違いです。それはとの大きな違いです。そこで私は、修正案の提案者鍛冶君に、これは昨年六月十八日に自治庁が出した問題の自治庁通達と同じ考えの上に立つておるかどうかということを、まず最刊にお伺いしたい。
【次の発言】 ですから、昨年自治庁が出した通達と同じような考えの上に立つておるかどうかということです
【次の発言】 つまり、自治庁の通達は、学生がその学資の大部分を親元から仕送りに受けている場合には、生活の本拠が郷里であ……

第19回国会 厚生委員会 第18号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○島上善五郎君 それでは今柳田君が質問した、受けたらどうするということに対して簡明にお答えいただきたい。
【次の発言】 まわりくどくあいまいに言わず、はつきり日本のものであるから断ります、こういう答弁を聞きたいのです。そのときには政府で相談して、その相談に基いて断るだろうというようなまわりくどく言わずに、はつきりと述べてもらいたい。
【次の発言】 断り得るという語尾にまだあいまいな言葉をつけましたが、私どもは当然断る、こういう毅然たる考えを持つているものと了解しますが、それでよろしゆうございますか。
【次の発言】 それでは次会に委員長から外務大臣にはつきりと責任のある答弁をしてもらうように願い……

第19回国会 水産委員会 第20号(1954/03/26、26期、日本社会党(左))

○島上委員 最初に横山さんに簡単に二、三点ばかり伺います。今辻委員も言われましたように、大分遠慮がちな態度が見られます。私どもは今の本島さんの発言、あなたの発言からみましても、今回の事件は、直接被害を受けた第五福龍丸はもとよりですが、それよりもさらに間接被害は、それこそはかり知れないものがあり、今後もまだまだあると思うので、こういう問題に対しては、私たちは、アメリカに賠償を要求する際に、日本としては当然これを含んで要求すべきであると考えておる。それで私どもはすでに各委員会でこの問題について触れております。たとえば私は先般の厚生委員会で、間接被害について質問いたしました。第五福龍丸以外の南方に出……

第19回国会 内閣委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))

○島上委員 前々臨時国会の本委員会において木村長官は保安隊の急増は考えていない、こういう答弁をされたことは私どもの記憶に新たなるところであります。ところがまだ研究中だとただいまも答弁がありましたので、どうせ具体的な数字は答弁されないと思いますが、しかし新聞紙上にちらほら現われておるところ、あるいはその他から総合して判断するに、大体来年度は三万ないし四万の増員と私ども想像しておるのですが、これは次の国会に出して来るまで数字は具体的に現われないわけですが、いずれにしても私どもの考えでは、そういう保安隊の急増、すなわち半年前の答弁と違つたものを考えられておる、こう思うのですが、それをそのように、この……

第19回国会 労働委員会 第7号(1954/02/24、26期、日本社会党(左))

○島上委員 関連して……。その御答弁の通りであれば、まことにけつこうですが、今度の行政機構改革の中では、労働基準監督署を地方に委譲する、あるいは移管するという問題が取上げられておると思う。私どもの考えをもつてするならば、今の監督行政はまだまだ不十分だ。違反件数が年々少くなつたという報告をされているが、違反件数が少くなつたというよりは、実態はむしろ監督行政が無力になつたので、地方の監督署において工場の臨検にまわつて歩けないということのために、その摘発件数が少くなつたのではないか。ある地方の監督行政に携わつている者が、直接に私どもに訴えて来ているところによると、今の陣容をもつてしては七年に一回しか……

第19回国会 労働委員会 第14号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○島上善五郎君 先ほど組合の書記長の言葉の中に、組合本部が指令した三項――投げ積み投げおろしをしないように、それから積載制限については規程に基いてやるように、荷物の事故防止をするようにというこの三点は、従来当局がやつて荷物愛護運動の内容とまつたく同一のものである。そしてこれについては文句の言いようのないもので現場長も受入れた、こういう証言がございましたが、この点に対しては、従来当局の愛護運動でも、そういう三つあげられた内容を強調されておつたかどうかということを承りたい。
【次の発言】 私がはつきり知りたいのは、組合が指令した三項目――荷物の投げ込み、投げおろしをしないように、積載制限については……

第19回国会 労働委員会 第17号(1954/04/09、26期、日本社会党(左))

○島上委員 重要な馘首の理由になつております三三列車の遅延の事実について、大分食い違いがあるようですから、これをお伺いしたいと思います。  先ほどの組合側、当局側のそれぞれの証言にもありましたし、また両者から提出されました書類にもございますが、まず第一に伺いたいのは、この三三列車が通常九時三十五分に東京駅に入るべきところを、当日はすでに十分遅れて東京駅のホームに入つて来た、こう組合側は言つておるわけです。そうして組合側では、そのように遅れた理由としては大体この二つがその理由になつたのではないかと推定される、東京駅の構内作業の遅延、つまり構内が満線の状況であつたということ、それから回送に、ふだん……

第19回国会 労働委員会 第22号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○島上委員 こまかい改正問題に今入つたわけですから、私としてはこまかい改正問題をやつて、そのあとでもいいのです。私は基準行政問題について、少し質問したいと思うのです。
【次の発言】 最近労働省が職種別等賃金実態調査及び個人別賃金調査をすることになつたようでございますが、これは労働基準監督署の職員のほとんど大多数を動員してやることになるようでございまして、その結果は、今日でさえほとんど不十分である基準監督行政が、まつたく麻痺状態に陥ることが心配されるのですが、この調査に関しまして、そのようなことを十分に考慮してやつているかどうかということを、まず最初に伺いたいと思います。

第19回国会 労働委員会 第23号(1954/05/14、26期、日本社会党(左))

○島上委員 関連して御質問申し上げますが、昨日御質問した際に、本省では、この調査にあたつて三分の一を動員する、こういう指示を与えた。ところが地方の基準局においては、監督署に対して二分の一という指示をはつきりと文書によつて出している。その食い違いについて、調べて来て答弁するということでしたが、それをまず聞いておきたい。
【次の発言】 そういたしますと、先ほど監督行政に対しては多少の影響はあるけれども、そう大したことはない、重要な支障を来すようなことはないという御答弁がありましたが、それと事実とは、私は大分相違して来ると思うのです。私は監督署について若干の調査をしてみましたが、だんだんと下に行くに……

第19回国会 労働委員会 第24号(1954/05/19、26期、日本社会党(左))

○島上委員 参考人にちよつと伺いたいのですが、ロケーシヨン等で、深夜でなければ絶対できないという場合が、非常に多いものかどうか。きわめてまれで、その他は深夜でなくてもやれるものかどうかを承りたい。
【次の発言】 それから、もしこのように改正をいたしますと、各映画会社は、早くつくり上げようと競争がはげしくなる。今日でもはげしいと思いますが、その結果、今まで夜でなくとも撮影できた仕事を、無理をして夜にどんどんやるようになる。そういう弊害が非常に多くなつて来るのじやないかと私ども想像するのです。ロケーシヨンに限らず、セツトの場合でも、そういうような弊害が非常に多くなつて来るのではないか、こう心配する……

第19回国会 労働委員会 第26号(1954/05/25、26期、日本社会党(左))

○島上委員 関連して。これは十時開会が十一時二十分になつておりますし、きよう午後から本会議がありますから、議事進行ならけつこうでありますけれども、そういうようなことでやつていると、議事不進行になつてしまうのです。あなたは労働委員であつて、私の知る限りにおいては、一ぺんも労働委員会においでになつていない。四月九日の委員会開会前の理事会において、調査に出張することを、赤松労働委員長から理事会に諮つて、了承を得て、ただちに開かれました委員会においても了承を得ている。ちやんと労働委員会議録第十七号に載つておるのです。そのような手続を経ている…。

第19回国会 労働委員会 第31号(1954/07/28、26期、日本社会党(左))

○島上委員 どうもさつきからの労働省当局の御答弁は、何か非常に遠慮したような答え方で、私ども非常に不満なんです。この争議は内外に大きく問題にされておりますように、今日の日本における争議としては、まつたく異例のケースであります。争議前の争議と言われておる通り、労働組合法違反はもちろん、基準法違反、人権問題、あらゆる問題を含んでおります。それなのに、どうも労働省は、何かに遠慮したような答弁ばかりしておる。私はここで大臣が明日お見えになれば質問したいことを留保して、一、二伺つておきますが、旧組合の問題に対して、先ほど参考人からかなり具体的にその事例が述べられました。これは今日初めて私ども当事者から聞……

第19回国会 労働委員会 第32号(1954/07/29、26期、日本社会党(左))

○島上委員 私も簡単に二、三質問します。先ほど参考人の証言にも、言葉がよく通じなかつたり、意思の疏通が不十分であるというきらいがないでもないという言葉がありましたが、フランス人は、もちろんフランスの法律や労使関係の慣行というようなものと、日本のそれとが違うということについて、十分理解をしていない点もあろうと思うのです。そうであるならば、団体交渉等に対して、日本人の重役がかなり権限を持つて交渉に当り得るようになつていないと、意思の疏通と申しますか、そういう点が円滑に行かぬのではないか。これは組合側の資料で、はたして事実であるかどうか、お伺いしなければわかりませんが、フランス人の重役が非常に強大な……

第19回国会 労働委員会 第34号(1954/07/31、26期、日本社会党(左))

○島上委員 せんだつて各工場からかなり具体的に伺いましたが、多少伺つておきたい点がありますので伺います。  信書の開封で、信書の開封を現にされたという証言がございましたが、そのほかにさらに寮母の前で、来た手紙を読まされたという事実をどこかで御存じの方がありましたら、ひとつお聞かせ順いたい。それから知合いとかあるいは男の人から写真が来たが、その写真も、手紙を読まされた際、取上げたのか、あるいは私物検査の際取上げたのか知りませんがそういうよな事実もあるように聞いておりますが、そういうことがあるかどうかといいうことを伺いたいどなたでもけつこうです。

第19回国会 労働委員会 第38号(1954/10/04、26期、日本社会党(左))

○島上委員 それでは労働大臣に対する質問はあとにしまして―もちろん関連して労働大臣の考えも伺いますが、主として藤井公安調査庁長官に対して御質問したいと思います。  長官は本日午前の内閣委員会において秋季労働攻勢についての発言をされておりますが、その中で総評が打出しておるいわゆる秋季闘争に言及しまして、速記によればこういうことを言つておられます。これは総評の第三回幹事会ですが、秋季闘争方針として、賃金闘争、民主的権利の回復と拡充闘争、平和経済による産業危機突破闘争、吉田内閣打倒と原水爆禁止署名運動の四項目を目標といたしまして、闘争の山を吉田内閣打倒国民運動の高まる予算編成期、年末手当要求の出そろ……

第19回国会 労働委員会 第39号(1954/10/05、26期、日本社会党(左))

○島上委員 きのう労働大臣に、いわゆる新労働政策について伺いましたが、まだ納得が行かぬ点がありますので、それについて若干伺つておきたいと思います。新労働基本政策――新というのをあえてうたつております。一体この基本方針の中には、合理的労使協力関係あるいは産業平和の確立、こういうことをうたつておりますが、そういうことについては吉田内閣としては今新たにそういうことが必要である、こうお考えになつたとは思われないのであります。おそらく吉田内閣としては、今事新しくそういうことを考えたのではなくて、以前から考えておつたに違いない。それなのに、事新しくこういう政策を打出したのは、そのあとにある、つまり労働組合……

第19回国会 労働委員会 第40号(1954/10/06、26期、日本社会党(左))

○島上委員 参考人の方々に少し伺いたいと思います。こういう問題が国会へ持ち出されたのははなはだ意外であると、山本参考人はそういうことを言つておりましたが、私どもは、長野県の松本市という、いわば小都市における小さな工場の事件であるということにおいては、必ずしも大事件だとは言えないかもしれませんけれども、しかし労働組合法の不当労働行為に該当すると思われるような行為、また労働組合の正常なる組合活動に対する警察の不当な介入と思われるような行為がある。今日不当労働行為は地労委において、またもう一つの問題は裁判において審理されておりますから、私どもはそういう権限に介入しようとは思いませんけれども、こういう……

第19回国会 労働委員会 第41号(1954/10/07、26期、日本社会党(左))

○島上委員 時間がないそうですから、簡単に日鋼室蘭の争議の二とに関して伺いますが、遂に昨日相当多数の負傷者を出すに至り、しかもこれは警察官がピケット・ラインを排除する際に、排除しようとしてそこにおつた者をなぐつたという事件であります。私どもは、そういうことがあつてはならぬと考えまして、かつて武装警官を五百名も六百名も動員して警察権力をもつて争議に介入しようとした事実がありました際に、警告を発しました。そうすると、武装警官は一たん引揚げまして、その後は警察権力が介入するようなことが一時なかつたわけです。そうして正常な状態において労使の自主的な団交によつて、遠からない将来に解決するものと期待してお……

第19回国会 労働委員会 第42号(1954/11/15、26期、日本社会党(左))

○島上委員 理事会において、質問は十八日ということで申合せをしておりますので、私は本日質問しようとは思いませんけれども、しかし本日大臣の説明を聞きつぱなしで質問をしないということは、暗黙のうちに何か了承を与えたような感じがあつてはいけませんので、われわれは断じて、いささかたりとも了承するという意味は含んでいない。そればかりではなく、この通達に対してま大いに問題がある。一体、なぜにこういうような通達を、今突如として出したのかというその政治的な意図の問題もありまするし、また解釈についても、私どもは、行政当局がかつてにこういうような解釈をして、労働教育に名をかりて、最近ひんぴんとして警察官が、それこ……

第19回国会 労働委員会 第43号(1954/11/16、26期、日本社会党(左))

○島上委員 国会で証言したことが、実質的な解雇の理由になつておるとすれば、これは非常に重大な問題だと思います。そこで私は牛島参考人にお伺いしたいのですが、三月三日当委員会で証言しました後、今度の問題が発生する十月十三日までの間に、国会の証言に関連して行われたと思われるような不当な取扱い、あるいは不利な取扱いというような点が、何かあつたかどうかということをお伺いしたい。
【次の発言】 組合の田村参考人に、もう一ぺん念のために伺いたいのですが、組合で、この解雇問題について何回ぐらい団交をされたか。そうしてその団交の間に、先ほどの証言では、解雇の実際の理由が、国会の証言と、それから組合をつくつて組合……

第19回国会 労働委員会 第44号(1954/11/17、26期、日本社会党(左))

○島上委員 それでは簡単にお伺いいたしますが、次官通牒に対する質問は別といたしまして、私どもも、もちろんピケツト・ラインで暴力があつてもいいということを肯定しておるわけではない。しかしながら、ピケツト・ラインは、単に平和的に説得するというだけではなしに、団結の威力を誇示するという要素を持つておる。その団結の威力を誇示するために、スクラムを組むということが必要な場合が往々にしてあるわけです。私どもは、スクラムを組んでおるということ――あるいは次官通牒では、厳重なスクラムはいかぬ、こういうふうに言つて、ゆるやかなスクラムがいいということになると思うのですが、その解釈は、厳重であるかゆるやかであるか……

第19回国会 労働委員会 第45号(1954/11/18、26期、日本社会党(左))

○島上委員 さつき委員長は十二時までと言いましたが、基準局長も見えてないし……。
【次の発言】 ただいまの陳述を聞きますと、これは近江絹糸以上かもしれない、それほど驚くべき労働基準法違反が行われておる。ただいまの陳述は、少し具体性を欠いておりましたのでお伺いいたしますが――もちろん具体的に陳述することによつて、不利な扱いをするということは、あるべきことではありませんから、あなた方は、ただいま陳述されましたことに対して、いつ幾日、どこの会社で、だれがこういうことをしたというふうに具体的に言つていただきたい。もし今ここに書類がなければ、あとでもいいのですが、具体的に陳述することができますか。

第19回国会 労働委員会 第46号(1954/11/19、26期、日本社会党(左))

○島上委員 異議はありませんが、都合によるじや困る。もつと明確な理由はございませんか。
【次の発言】 そのことについて、ちよつと関連して伺つておきたいのですが、私どもは争議が労使双方によつて曲りなりにも調印をして妥結をする、解決をするということになりますれば、争議によつて起つた派生問題も当然一緒に解決をする、こういうふうにするのが好ましいと思う。ところが今度の場合は、派生問題が今日なお尾を引いておつて――今の告訴問題もその一つでありますが、依然として争議は解決された状態にない。かんじんの争いの種となつた問題は、まあまああつせんによつて妥結をしましたが、その派生問題が解決しないという状態です。そ……

第20回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1954/12/02、26期、日本社会党(左))

○島上委員 委員長の互選につきましては、投票の手続を用いずに、森三樹二君を推薦したいと思います。  右の動議を提出いたします。(拍手)

第20回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○島上委員 これは、きのうの小委員会で綱島先生がおいでになつて、大体御了解いただいたかと思つておりましたが、私もあまり議論したくありませんが、船に乗つて島を歩かれる人にはあまり痛感されないでしようけれども、都会地においては乗用車にまつたく限定されてしまつたら、街頭演説ができなくなつてしまう。たとえば、繁華な駅頭などでは、立つて演説をしても人が集まつて来ません。少し高い台がないと――乗用車に台を積んで歩く、これは事実上できないことです。街頭演説を能率的にやるためには、こういうことが必要であつて、これは事実上の連呼行為にはなりません。絶対に飾りだてはしない、走りながら何にも声を出さない。これで演説……

第20回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1954/12/04、26期、日本社会党(左))

○島上委員 これは少し不明確なんですよ。というのは、今度の改正によつて、個人演説会場へマイクを一そろえ備えつけることができる、こう認められている。ですから、今言つたように、単に屋内であつて、そこに三人か五人の聴衆がおつて、たまたま声が大きいために外に聞えたという場合とは違つて、マイクがあれば当然外に聞えるのです。屋内に三人おつても聴衆は聴衆なんです。マイクがあれば当然その三人の聴衆よりも屋外の何十人かの人の方へよけい聞える。それは私どもは当然個人演説会であるべきだ、こう思うのです。屋内に一人でもおればそれは聴衆だ。今度は法律でもつて個人演説会に一そろえの拡声機をつけてよろしいということになつた……

第20回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1954/12/05、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長代理 これより会議を開きます。  委員長が病気のため、たいへんお待たせをいたしまして申訳ありません。ただいま委員長が見えるという話ですが、それまでの間理事である私が委員長の職務を行います。  最初に、昨日院議をもつて付託されました公職選挙法の一部を改正する法律案(鍛冶良作君外一名提出、衆法第八号)を議題といたします。まず提出者より提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 以上をもつて提案理由の説明を終りました。  これより質疑に入ります。飛鳥田君。
【次の発言】 それではこの際暫時休憩して、理事会を開きます。    午後四時十二分休憩

第21回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1955/01/21、26期、日本社会党(左))

○島上委員 この際、私小委員長として御報告申し上げます。  地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日についての法律案の起草に関して、小委員会における審議の経過及び結果を簡単に御報告いたします。  この問題につきましては種々の論議もあったところでございますが、御承知のごとく、昭和二十六年の臨時博例によりまして、市町村の選挙は同年四月二十三日、都道府県の選挙は同年四月三十日に行われることに法定され、全国のほとんどの地方公共団体において一斉に選挙が執行されたのであります。その後、町村合併や廃置分合等によりまして、市町村の数の減少もしくは区域の異動等が著しくあったこと、並びに、臨時立法でございますから……

第21回国会 労働委員会 第2号(1954/12/16、26期、日本社会党(左))

○島上委員 私は一点だけ伺つて、他の問題は留保しておきます。日雇い労務者の年末手当のことであります。昨年度吉田内閣当時に、政府からC級の五日分を出したことは御承知の通りだと思います。ところで私どもが日雇い労働者の諸君の現状を考えますと、日雇い労働者諸君が、年末手当十一日分、年末年始の有給休暇四日分、合せて十五日分をほしいと要求しておるのは、実はきわめて控え目なささやかな要求だと思います。この控え目なささやかな要求だけは満たしてやりたい、こう存じて、前の小坂労働大臣当時にも、右派社会党において、あるいは私どもにおいて、それぞれ折衝を行つたのであります。小坂労働大臣さえ、と言つては失礼かもしれませ……

第21回国会 労働委員会 第3号(1954/12/17、26期、日本社会党(左))

○島上委員 少しまぎらわしい点があるので、はつきりしておきたいのですが、一・二五を保証するということは、一・二五は大丈夫だ、こういう意味だと思うのです。なるべくそこへ持つて行くという意味ではない、一・二五は大丈夫だ、こういうふうに私は解釈しますから、その通りであるかどうかということを、もう一ぺん答えていただきたい。
【次の発言】 だんだんあいまいにして来る。きのうは、団交の結果によつて一・二五を上まわるものが出ても、それは各企業体の自主的な団交の結果であるから尊重する、しかし政府としては一・二五は保証する。こういうことなんです。団交の結果一・二五出たらそれを保証するというのでなくて、団交の結果……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1955/07/04、27期、日本社会党(左))

○島上委員 質問が残ればあとに留保することにしまして、お急ぎでしたら簡単に質問します。  私は、過ぐる第二次世界大戦の戦争犠牲者一般に対しては、国ができる限りの救済措置を講じなければならぬものだ、こう考えておりますが、とりわけ今日戦犯として巣鴨になお残っている多くの人々の問題、さらにその中で最も気の毒な状態にあるのは第三国、すなわち韓国及び台湾の戦犯者の人々であろうと思います。これらの人々は、巣鴨を一たん出ますと、出たとたんにもう日本人でないというので、日本人の戦犯に適用さるべき一切の保護から除外されております。御承知のように、台湾及び韓国の現地から軍属として戦地に持っていかれて、十数年日本軍……

第22回国会 議院運営委員会 第16号(1955/05/12、27期、日本社会党(左))

○島上委員 運輸大臣に来てもらって、ここでお互いに勝手な想像をしないで……。
【次の発言】 調べるのはけっこうだが、さっき野原君から正式に運輸大臣の出席要求を出しておる。その点けじめをつけてもらいたい。僕らは運輸大臣に来てもらいたいと思う。
【次の発言】 本会議における運輸大臣の答弁が不明確だから、もう一ぺん答弁を求めようという意味で呼ぼうというので、今、野原君の言ったことに対し、椎熊君から、この罷免決議案に対して、運輸大臣が経営委員会を開くという答弁をしたのは、運輸大臣は単に辞表を受理するだけなら経営委員会を開く必要はない、罷免をしたいという意向をもって経営委員会に諮るのではないかと推察する……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1955/05/17、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長 ただいまはからずも皆さんの御推薦によって委員長の席を汚すことになりました。  この際一言就任のごあいさつを申し上げます。私が委員長の重責をになうことになりましたことは、まことに光栄に存ずる次第であります。本委員会の重大なる使命にかんがみまして、浅学非才ではございまするが、懸命の努力をいたしたい所存でございます。つきましては、委員各位の絶大なる御協力、御支援のほどを切にお願い申し上げまして、簡単ながらごあいさつといたします。(拍手)  これより理事の互選を行います。理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 青木君の動議に御異議ございませんか。

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1955/05/27、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長 これより会議を開きます。  まず理事の補欠選任につきお諮りいたします。去る十七日理事松山義雄君が、また二十三日理事阿部五郎君がそれぞれ委員を辞任せられましたので、その補欠として小金義照君及び片島港君をそれぞれ理事に選任いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは、さよう決定いたします。
【次の発言】 引き続いて、公職選挙法の改正に関する件について調査を行います。  過日の理事会において各派の理事諸君と御相談をいたしましたところにより、まず本日は主として去る二月の総選挙を通じて見た公職選挙法の問題点といったところを、それぞれの立場において調査検討し、自由に……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1955/06/01、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長 これより会議を開きます。  前会に引き続き公職選挙法改正に関する件について調査を行います。  本日はまず、政府当局より、先日配付されました資料に基いて政府側の参考意見として御説明を願うことにいたします。この参考意見はあくまでも選挙を管理しあるいは取り締った側の参考意見でありまして、当委員会の審議の原案とかいうものではないことをこの際はっきりと申し上げておきます。この参考意見を承わって、さらに各党から、それぞれ問題点があろうと思いますので、その御提出を願って、全部整理した後に、さらに審議を進める、こういうように運びたいと存じます。それでは本日は今申しましたような選挙管理、取締り側の……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長 これより会議を開きます。  公職選挙法改正に関する件について調査を行います。  森三樹二君より質疑の通告がありますので、この際これを許します。森三樹二君。
【次の発言】 山口丈太郎君。
【次の発言】 他に大臣に対する質疑がなければ……。
【次の発言】 政府委員に御質問があればどうぞ――。山口委員。
【次の発言】 次に、前会に引き続き、福岡県の大隈警察署に関する件及び長崎県知事選挙に関する件について、その後の調査の結果の報告を求めます。
【次の発言】 ただいまの報告について質疑があれば、この際お許しいたします。――淵上委員。

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1955/06/22、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長 これより会議を開きます。  前会に引遂続遂公職選挙法改正に関する件について調査を行います。  まず前会において調査の請求のありました兵庫県養父郡及び北海道小樽市の選挙取締りの件について報告を求めます。中川政府委員。
【次の発言】 以上の報告について御質疑はありませんか。佐々木君。
【次の発言】 森三樹二君。
【次の発言】 佐々木君。
【次の発言】 この際自治庁長官より発言を求められておりますから、これを許します。川島長官。
【次の発言】 山口丈太郎君。
【次の発言】 本日はこの程度とし、次会は公報をもってお知らせいたします。  これにて散会いたします。     午後四時三十五分散……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1955/06/29、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長 これより会議を開きます。  公職選挙法改正に関する件について調査を行います。  ただいま出席の政府委員は、自治庁選挙部長兼子秀夫君、警察庁刑事部長中川董治君、自治庁選挙課長降矢敬義君並びに自治庁管理課長桜沢東兵衛君でございます。なお、自治庁長官にも出席を要求してございますから、あとでお見えになることと存じます。  まず、過日行われました仙台市における市長選挙の件について発言を求められておりますので、これを許します。森三樹二君。
【次の発言】 委員長から質問しますが、もう少しはっきり申しますと、これはやはり故意であるという疑いが非常に多いのです。紫村理一というのが最下位当選、それか……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長 これより会議を開きます。  公職選下法改正に関する件について調査を行います。発言の通告がありますので、これを許します。古川丈吉君。
【次の発言】 なお、ただいま、前国会、その前の国会以来選挙法改正に専門的に携わって参りまし法制局の三浦弟一部長が参りました。もし必要がありましたならば、三浦部長に御質問願います。
【次の発言】 森三樹二君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて下さい。  それではただいまの森君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 なお、参考人の人選等につきましては、ただいま委員長に御一任願う、こういうことでごさいましたが、御異……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長 これより会議を開きます。  公職選挙法改正に関する件について調査を行います。本日は、前回の委員会において決定いたしましたところに従い、仙台市長選挙に関する問題について参考人より実情を聴取することにします。  この際参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は遠路御多忙のところ本委員会に御出席下され、ありがとうございます。  今さら申し上げるまでもなく、公明選挙は民主政治確立のための不可欠の前提条件なのであり、本委員会といたしましては、設置以来、この点に特に留意して調査を行なって参りました。しかるに、たまたま、先ごろ行われました仙台市長選挙におきまして、各方面より種々の問題……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1955/07/23、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長 これより会議を開きます。  昨日本委員会に負託せられました公職選挙法の一部を改正する法律案を議題といたします。提案者よりその提案理由の説明を求めます。参議院地方行政委員長小笠原二三男君。
【次の発言】 以上で提案理由の説明は終りました。質疑は次会より行うことといたします。
【次の発言】 次に、公職選挙法改正に関する件について調査を行います。質疑の通告がありますので、これを許します。堀川恭平君。
【次の発言】 ただいまお聞きの通り、資料の要求がございますから、堀川恭平委員から氏名、場所等の提示がありましたら、資料をお出し願いたいと思います。

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第10号(1955/07/25、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長 これより会議を開きます。  まず、理事の補欠選任につきお諮りいたします。去る六月二十九日理事青木正君が委員を辞任せられ、七月二十三日委員に補欠選任せられましたので、再び同君を理事に補欠選任いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。  次に、理事早川崇君が理事を辞任し、山本利壽君を理事に補欠選任せられたいとの申し出がございますので、それぞれこれを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、公職選挙法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案につきましては七月二十三日提案理……

第22回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第11号(1955/07/29、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長 これより会議を開きます。  この際閉会中審査の件についてお諮りいたします。先ほどの理事会において各派の理事各位に御協議願ったのでございまするが、まず、ただいま審議中の公職選挙法の一部を改正する法律案は、諸般の情勢により今会期中に審査を終了することが困難でありますので、閉会中もなお審査を継続いたしたいと存じます。そしてこの案件は、明春は参議院議員選挙もあることでございますから、できるだけ次期臨時国会、おそくとも年内に上げるように審議を進めたいと存じます。なお、参議院における全会一致の精神をも十分尊重いたしたいと存じます。また、さらに、当委員会が調査を行なって参りました公職選挙法改正……

第22回国会 社会労働委員会 第24号(1955/06/16、27期、日本社会党(左))

○島上委員 私は本日はぜひ社長に伺いたいことがたくさんあったので、社長がお見えにならないのは非常に残念です。これは委員長にお願いすることかもしれませんが、社長は何か本日おいでになれない理由を、委員長の方へ出されておるでしょうか。
【次の発言】 診断書を出されて重病であれば、そういう重病の人間に出てこいということは言いませんけれども、夏川社長の例もありますように、昨日はぴんぴん元気で団交の場に臨んでおる。私はその診断書には、はなはだ疑いを持たざるを得ない。そこで私は、社長がお見えにならなければ、今後調査を続けなければならぬと思いますが、この問題は、東京のまん中によくもこういう事実が存在するかとび……

第22回国会 文教委員会 第9号(1955/05/20、27期、日本社会党(左))

○島上委員 関連して。この秋田県の問題は、私どもこの法律を制定する際にそういう行き過ぎが起るのではないかと非常に心配しておったことが、現実に起ってきておるわけです。このような法の乱用によって教職員がその地位を奪われる、馘首されるということは、これは馘首される側にとっては大へんな問題なんです。直接対象にされる二名の教員にとって大へんな問題であるばかりでなく、他の教員にとってもこれは大へんな脅威だと思う。教職員にとってはこれほど大きな問題はない。私はこれに対しては、当然このような行き過ぎの事実にかんがみて、かかる行き過ぎを是正するための措置がとられてしかるべきものだと思う。今の大臣の答弁はきわめて……

第22回国会 文教委員会 第16号(1955/06/13、27期、日本社会党(左))

○島上委員 私はまず最初に松浦理事長にお伺いしたいと思うのですが、私どもがこの問題を取り上げていろいろ御質問しておりますゆえんのものは、もし今までの学校の経営あるいは運営の面において大きな間違いがあるならば、それを是正し、長い伝統と歴史を持っている二松学舎を今後りっぱな学校として復興再建さして、正常な軌道の上に乗せるようにしたい、そうしてそれには今起っている紛争を円満にすみやかに解決するようにしたいものである、そのために私どもがもし幾らかでもお役に立つならば幸いである、こう存じて質問するわけですが、理事長が今冒頭に申されました言葉の中に、学問の府が赤色闘争の実験の府と化してしまったという言葉が……

第22回国会 文教委員会 第23号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○島上委員 ちょっと関連して。一体今養護教員は、すべての小中学校に現在置かれておるかどうか、また法的にはどういうふうになっておるか。そして私の聞き及んでおるところによると、置かれていないところもだいぶあるやに聞いておりますが、そういうところに対しては、政府は早急に置く考えがあるかどうか。
【次の発言】 当分の間置かなくてもよろしいという経過規定があるということでございますが、ただいまの御答弁によりますと、置く必要をお認めになっておられると思うのであります。置く必要をお認めになっておられるとするならば、現在置いていない学校に対して、急速に置くという方針があるかどうか、大体それも、急速といっても抽……

第22回国会 法務委員会 第45号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○島上委員長代理 これより会議を再開いたします。  午前に引き続き質疑を行います。細田綱吉君。
【次の発言】 最初大臣から政府としての考え方の基本を伺って、それから順次具体的に質問したい、こう思っておりましたが、大臣がまだ見えませんから、その点はあとに保留するとしまして……。
【次の発言】 終戦後十年になりますが、今日なお多くの戦犯が巣鴨に拘禁されておりますことは御承知の通りであります。私どもはこの前の戦争に対しては、日本国民の一人として許しがたい罪悪的な戦争である、そう考えて、その責任に対しては永久に追及する考えでありますが、しかしそれと今日巣鴨に拘禁されている諸君の問題とは、これは別個だと……

第23回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○島上委員 本格的な質疑はあとにしたいと思うのですが、自治庁と検察庁に御要望を申し上げておきたいと思います。それは、今提案されました選挙法改正案は、御説明もありましたように、本年二月の衆議院、四月の地方選挙の経験にかんがみて、改正点が痛感されておるわけでありますが、この前の選挙法委員会で、選挙の管理、執行について非常に遺憾な事実が、選挙の公正を冒涜するような事実が幾多ありましたが、とりわけ仙台と徳島の地方選挙の問題が本委員会において取り上げられたのであります。ところが、当時、それぞれ、地方の新聞では、あるいは東京の新聞でもそうですが、かなり大きくこの二つの問題を取り上げておりましたのに、委員会……

第23回国会 文教委員会 第5号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○島上委員 関連ですから簡単に申しますが、教育の中立性とか教育の中性ということは、もちろん私どもも賛成でありますが、その教育の中立性なり中性を保つためには、別な言葉で申しますれば、先ほどあげられた、たとえば教育委員会の問題にしましても、あるいは教科書制度の問題にしましても、教育二法その他の問題にしましても、一党一派によって朝令暮改的な改正をなすべきものではないと思う。わが党は教育の中立性を保つためにやっているのだ、こう繰り返しておっしゃいましたけれども、私は、一党一派が朝令暮改的な改正を次から次へとするということになりますれば、世間はそれを公正と見ませんし、事実においても、決して公正なあるいは……

第24回国会 建設委員会 第40号(1956/10/31、27期、日本社会党)

○島上委員 ちょっと住宅問題を質問したかったのですが、時間がないですから、ただ一つだけ聞いておきます。これは二、三日前、土曜日の朝日新聞に大きく出たことで、建設省の皆さんも御存じだと思うのですが、住宅公団の看板に偽わりありと五段抜きで、法外な頭金を要求、神奈川で応募者怒る、こういう記事が出ておりました。これをごらんになったと思うので、私はその、要点だけをちょっと申しますが、住宅公団が神奈川県で家を建てた。ところがさて応募者の抽せんということになったら非常に法外な頭金を要求した。三十万円ないし百万円の頭金を払ってもらいたい、これを払えない者には、あなたは資格はない、応募資格を失った、こう言って断……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1956/02/07、27期、日本社会党)

○島上委員 今度の法律案では、選挙運動の期間を五日間短縮すことになっておりますが、参議院の選挙は、御承知のように、全国区、地方区ともに、衆議院に比べれば比較にならぬほど、広範囲の地域にわたって運動をするわけであります。従って、普通に考えますと、運動の日数はむしろ衆議院に比べて相当長期にわたることを必要とすると思われますが、特にこの期間を短縮した理由は、単に経費の点にあるのか、その他短縮しなければならぬ重大な理由があるのか、承わりたいと思います。
【次の発言】 それだけの理由では、どうも理由とて少し薄弱のように思えるのです。選挙運動、つまり政策を有権者に浸透理解せしめるため二十五日間あれば十分で……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○島上委員 政党及び政治団体の選挙運動期間中における政治活動の規制について、若干疑義がありますので、御質問申し上げます。  今回の改正によりますと、政党及び政治団体の選挙運動期間中における政治活動の規制が、従来に比べて一そう強化されると申しますか、改正されるわけですが、その政治活動の範囲について伺っておきたいと思います。それは、今度の改正に際しては、特に改正として取り上げてはおりませんが、少し疑義があるので、お伺いするわけです。  現行法第二百一条の五に「衆議院議員の総選挙においては、政党その他の政治団体は、その政治活動のうち、政談演説会及び街頭政談演説の開催並びに宣伝告知のための自動車の使用……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1956/02/24、27期、日本社会党)

○島上委員 私は、ただいまの修正の内容について御質問申し上げる点も多々ございますが、それに入ります前に、この公職選挙法一部改正案が参議院において各派共同提案になりました当時のいきさつについて、若干お尋ねいたしたいと思います。  私ども社会党が承知している限りにおいては、この共同提案がまとまりまするまでには、改正事項について相当各派の間に意見があった。これは当然のことだと思いますが、近く迫っております参議院選挙に必要な改正を早急に行うために、各派の意見の相違を調整して共同提案に進めたものだと聞いております。私ども社会党においては、相当意見のありました点も、各派の共同提案に歩調を合わすために、忍び……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1956/02/27、27期、日本社会党)

○島上委員 先日小金義照君に質問しましたが、不得要領で納得しませんから、きょうは青木君に質問したいのであります。  この修正は、属する政党を一団体に限定してしまう、こういうことのようですが、そういたしますると、参議院の選挙では、自由民主党と社会党と緑風会、さらに想像すれば共産党も十名以上立てるかもしれませんが、共産党、この四つの政党及び政治団体に限定してしまう、そういうお考えですか。
【次の発言】 私はここに書いてある政党と政治団体というものは違うと思うのです。たとえば社会党に属し自由民主党に属するということはあり得べきではない。そんなでたらめな政治家というものはないのです。しかし政党と政治団……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第10号(1956/03/29、27期、日本社会党)

○島上委員 私は、本問題に入ります前に、当委員会の運営について委員長に若干御質問したいと思います。  と申しますのは、前の加藤委員長――私どもは、きわめて公平な、りっぱな委員長だと思っておりましたが、加藤委員長が突如交代いたしまして、私ども、その交代のときも、単に一身上の理由ということでは納得しがたいものがありましたけれども、その交代しました当時の新聞記事を見ますと、国会運営のベテランである小澤君を委員長にして、政府は強引に押し切るんだ、こういう記事が出ておりました。私はまさかそんなことはあるまいと思っております。これほど重要な法律を質疑も討論も尽さずに打ち切るとしましたならば、これは国民が許……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第11号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○島上委員 私は、政府提案の基礎になっております選挙制度調査会問題について質問を昨日始めましたが、本日もその問題について質問したいと存じております。それには、どうしても総理大臣がおいでにならぬと当時の責任者がおりませんので、総理大臣の出席を委員長にぜひとお願いしておきましたが、きょうは総理大臣はおいでになりますか。
【次の発言】 努力しておりますが、まだわからぬでは、あまりに誠意がなさ過ぎると思う。きのうまだわからぬというのなら話はわかりますけれども、きょうの委員会でまだわからぬということでは納得がいかぬ。この問題は、これは総理の部分、これは長官の部分というように分けにくい部分がある。どうして……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第12号(1956/04/03、27期、日本社会党)

○島上委員 本論に入ります前に、どうしてももう少し質問しておかなければならぬ。これは、恐縮でございますが、政府の御説明によりますると、選挙制度調査会の答申に基礎を置いておるということでございますから、その基礎を明確にしておくということは、本論に入る前にどうしても必要だと思う。そこでもう少し納得するまで質問したいわけです。というのは、前回の委員会で私もう少し質問したかったのですが、本会議の関係でしり切れトンボになったような形なので、どうしてもきょうその継続をしたいわけです。  前回の委員会において、太田国務大臣は、私の質問に対して、このように答弁しております。「私は、あの委員会の運営が会議規則に……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第13号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○島上委員 簡単にお聞きいたします。  総理大臣は、昨年十二月二日の施政方針演説の中で、こういうことを言っておる。「民主政治は断じて力による政治であってはなりません。」「新内閣は絶対多数の上に立ちながらも、少数党の意見を十分聞いて民主政治を守り、どこまでも謙虚な態度で国民の声に耳を傾けまして、国民とともに歩む明朗な政治を行う決意にあふれております。」こういう演説をしている。私は、このお考えは今日もなお変りないと思っておりますが、もしそうだとするならば、政府の提案の御説明を聞きましても、革命的といわれるこの大改正に当って、社会党の意見を十分に聞く、こう言っておりますから、十分に聞くというお考えが……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第17号(1956/04/12、27期、日本社会党)

○島上委員 関連して今度の改正によって政党の活動が大幅に拡大される。それに関連して今御質問がありましたが、私ども心配するのは、候補者がその選挙区の政党及び政治団体の支部に対して無制限に寄付ができる。しかも、それが、自分の所属する政党でなしに、所属しない政党の支部にも無制限に寄付ができる。そうしてその政党が自己に所属しない候補者に対して応援してもよろしい。(「そんなことはできねいよ」と呼ぶ者あり)できろ。自分の所属しない政党にも無制限に寄付ができるということは、一体弊害を生まないかどうか。今度の政党の活動の拡大に伴って弊害を生まないと思うかどうか。

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第18号(1956/04/13、27期、日本社会党)

○島上委員 午前中の森三樹二君の質問に対する早川次官の御答弁に関連して、大臣から御答弁を願いたいと思います。  供託金を二十万円にしたのはどういうわけか、経費節減と矛盾するではないか、こういう質問をしたことに対して、早川次官は泡沫候補の乱立を防ぐためだ、こういう意味の答弁をされました。私は泡沫候補などということ自体が非常に不穏当な言葉だと思うのです。国民は、選挙する自由と選挙される自由、同等に持っているはずなんです。それを、大臣も、早川次官と同様に、泡沫候補の乱立を防ぐために供託金を二十万円にしたのであるかどうか。そうかと思うと、早川次官は、一人について国でおよそ五十万円ほど経費がかかるのだか……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第25号(1956/05/02、27期、日本社会党)

○島上委員 私は、今井堀君が発言しましたように、いろいろ質問したいことがあるのです。しかし、今報告を聞いたばっかりで、実を覆うと準備ができてない。ただ、次回に質問するために、その前提として伺っておきたいのは、今第四班まで報告を聞きまして、第一班の松澤君の報告が非常に公平によくできているような感じがしました。しかるに、二班、三班、四班の報告には主観が相当まじっておる。というのは、たとえば、政府案に賛成の方の、しかも無条件賛成の意見をトップに長々と強調しておいて、反対の方をさあっと省略した感じがある。私は、これはその調査会に同行した委員の関連しての御意見を一ぺん伺わないと、今の私の感じが事実である……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第27号(1956/05/05、27期、日本社会党)

○島上委員 私は、四地方ブロックの調査に関連して若干大臣に御質問申し上げ、さらに班長にも二、三御質問申し上げたいと思います。  このいわゆる地方公聴会に委員派遣を要求しましたのは私どもであります。当初、私どもは、少くとも全国八カ所に委員を派遣して調査させたい。ところがいろいろ話し合いの結果四カ所になったわけですが、私どもは、この四カ所の調査をいたしました結果を、班炎並びに班員から詳細な報告を聞くことができましたが、この報告を伺いまして、私たちは予期以上の成果があった、この法案に対する地方民の関心が非常に高まっておるという事実を知ることができ、法案審議の上にも多大なる参考になったと信じております……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第32号(1956/05/14、27期、日本社会党)

○島上委員 私は、今回政府が与党が出されました大修正案に関連して、総理大臣に若干質問したいと存じます。  今回の与党から出されました修正案は、御承知のように政府提案のいわゆる小選挙区制、政府から考えますれば、一番大事なところ、公職選挙法改正案の本体ともいうべき区割り案が分断されて将来に残される。これは野党が修正をするというならば別でありますけれども、政府与党があらかじめ提案に際しては十分連絡して、政府案というよりも与党案ではないかとさえいわれるほど緊密な連絡のもとに出された政府案に対して、法案を二つに分断してしまう。そして一番大事なところを将来に残す。このようなことは全く異例の修正であり、いう……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第36号(1956/08/23、27期、日本社会党)

○島上委員 太田長官にお伺いしたいのです。私ども先般参議院の選挙の実施に関連して地方へ出張して調査をいたしましたが、その結果、現在の公職選挙法に幾多改正を要する点を発見したわけであります。ところで、私、日ははっきり記憶しておりませんが、たしか参議院選挙直後だったと思いますが、太田長官の談話として、参議院選挙制度の大幅な改正をいたしたい――もちろんその中にはいわゆる全国区制の問題も含めてですが、改正をしたい、そのことを選挙制度調査会に諮問する、さらに選挙制度調査会は委員の任期が満了になったのを機会にこれを改組する、すなわち、選挙制度調査会に政党側の委員を従来入れておりましたのをやめて、いわゆる学……

第24回国会 地方行政委員会 第14号(1956/02/27、27期、日本社会党)

○島上委員 私は同僚諸君がだいぶ質問したので簡単にやりますが、答弁次第によっては簡単に済まないかもしれない。  まず大麻国務大臣に伺っておきますが、私どもは、国民が国会開会中に国会で審議せられる問題に対して自分たちの要求を――陳情あるいは請願の方法によって意思を表示するということは、これは当然のことだと思う。特に一昨日の場合は、官公労組の諸君――これは不当にも、労働組合の当然許さるべき諸権利が制約されておる、その制約されておる諸君が、自分たちの労働条件その他に関する重大な問題が審議されておる国会に対して陳情するということは、私は当然のことだと思う。政府にとっては好ましいか好ましくないかは別とし……

第24回国会 内閣委員会 第60号(1956/10/26、27期、日本社会党)

○島上委員 私も本格的な質問は三十一日以降にいたしますが、先ほどの長官のお言葉の中に第三勢力、第三勢力ということを数回使われました。私は言葉じりをとらえるわけではもちろんありません。この砂川基地を拡張するかしないかという問題は、もとより直接農地を取り上げられる農民も大きな問題でありまするけれども、この問題に対して全国民が非常に大きな関心を払っていることは事実であります。私は、長官が第三勢力という言葉を使ったのは、直接農地を取り上げられる農民と調達庁とそれ以外のことを指しているのだと思う。すなわち、あそこへ関心を持って行っている社会党の議員をも含めて労組や全労連その他の関心を持って来ている人々、……

第25回国会 建設委員会 第3号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○島上委員 関連して……。今同僚委員の御質問によって三十一年度、三十年度の実施の進行状況はほぼ明らかになりましたが、要するに鳩山内閣が大きな看板として国民に訴えてきた四十二万戸あるいは四十三万戸の内容が、国民には大きな失望を与える結果を生んでいることは明らかなんです。それはそれとしましても、先般の大臣の明年度予算に関する説明を伺った際にも、本年度及び前年度において計画が十分に実行されないのに、さらに明年度は四十五万戸の建設をはかりたいと言っておる。実際にその通り実行されるものならばけっこうですけれども、ここでもまた大きなふろしきを広げて、国民に期待だけを持たせて、結果において失望を与えることに……

第25回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1956/11/15、27期、日本社会党)

○島上委員 動議を提出いたします。理事の互選は、その数を前委員会同様七名とし、委員長において指名せられんことを望みます。

第25回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○島上委員 これは、警察庁の方の御出席を求めた際に、詳しく資料に基いて質問するつもりでおりますが、ちょっと法の解釈について自治庁の選挙部長に伺っておきたいと思います。  選挙法百四十六条の一項に、「何人も、選挙運動の期間中は、著述、演芸等の広告その他いかなる名義をもってするを問わず、第百四十二条又は第百四十三条の禁止を免れる行為として、公職の候補者の氏名、政党その他の政治団体の名称又は公職の候補者を推薦し、支持し若しくは反対する者の名を表示する文書図画を頒布し又は掲示することができない。」二項には、「前項の規定の適用については、選挙運動の期間中、公職の候補者の氏名、政党その他の政治団体の名称又……

第25回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1956/12/18、27期、日本社会党)

○島上委員 今回の恩赦は広く政治に関する罪を許す、こういう方針できめられたということを伺っておりますが、それは間違いないかどうか。広く政治に関する罪を許す、そういう基本方針の上に立っておることが間違いないかどうかということを確かめておきまして、そうであるとするならば、広く政治に関する罪とは、もう少し具体的にいえば、どういう事柄が含まれるのか、これを最初に承わっておきたいと思います。
【次の発言】 広く政治に関するといっても、これはもちろん抽象的な言葉ですから、その広さの限度もあることでしょうけれども、私どもは、選挙法違反あるいは政治資金規正法違反だけが政治に関する罪だとはどうしても考えられない……

第26回国会 建設委員会 第25号(1957/07/09、27期、日本社会党)

○島上委員 私は実は単に固定資産税の問題のみでなしに、もっと政府の住宅政策等についても、あるいは財政投融資の繰り延べが影響する点等につきましても伺いたいのですが、近く新大臣もきまりそうなので、その直後に建設委員会を開催していただきまして、新大臣にこれらの点に対する措置あるいは抱負等について伺うことを留保いたしまして、本日は建設省の住宅局並びに住宅公団の関係者に若干質問したいと思います。  私があえて申し上げるまでもなく、住宅公団は日本住宅公団法第一条に明らかにしておりまするように、住宅の不足しておる地域に、特に住宅難に苦しんでおる勤労者のために、比較的家賃の安い住宅を提供することをもって目的と……

第26回国会 建設委員会 第27号(1957/08/09、27期、日本社会党)

○島上委員 二時から御用事があるそうで、私も二時までには終らぬと思いますが、残った分について次会に質問することを前提として、大臣及び総裁については二時までに私の質問を切り上げるようにいたします。  住宅公団の問題については、問題はいろいろあります。特に、これは申し上げるまでもなく政府の政策の重要なものであって、この取扱いが一歩誤まりますと、政府の住宅政策全体に影響を及ぼすということにもなりますので、この際大臣の御見解をぜひ承わっておきたいと思うのです。問題点は――簡単に問題点だけを大きく取り上げて申しますと、現在固定資産税を入居者が負担するという問題に関連して一種の紛争が起っておる問題、これを……

第26回国会 建設委員会 第28号(1957/09/09、27期、日本社会党)

○島上委員 実は大臣に本年度の建設省関係の重要施策のうちの住宅問題について伺いたかったのでありますが、大臣はお帰りになりましたから、この点は一つ次官にお伺いいたします。  先ほど次官が御説明になりました本年度の建設省関係の重要施策のうちの住宅対策でありますが、本年度は五十万戸であったものを、昭和三十二年度におきましては、民間自力建設を合せて五十三万戸にする、まことにけっこうでありますが、しかし単に戸数をふやしただけでは、必ずしも住宅をほんとうに求めておる勤労者の要望にこたえることにはならぬと思います。そこでこの文書では、先ほどの御説明では、はなはだあいまいな点がありますので、この際明確にしてお……

第26回国会 建設委員会 第29号(1957/10/09、27期、日本社会党)

○島上委員 それではごく簡単に大臣に二、三御質問いたしますが、前回次官の御説明によりますと、来年度は住宅五十三万戸を目標とした基本的な政策を立てる、これはまことにけっこうですが、同時に私は、今日政府が行なっております住宅政策の中でいろいろ矛盾がある、その矛盾を解決することに対してもやはりもっと積極的な努力がほしいと思う。今日住宅公団の一種の紛争が起っておりますのも、その矛盾の一つの現われだと思う。そこで私は、今日住宅公団の紛争が起っておりますのは、固定資産税を新たに課するという問題に端を発しておりまするが、その本質は家賃が高過ぎるというところにあると思う。もちろん一般の利益を目的として作ってお……

第26回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第1号(1957/02/06、27期、日本社会党)

○島上委員 ただいま委員長から理事の指名がありまして、私どもも承認しましたけれども、これは今後の問題として一つ御検討願いたいということを、この際一言申し上げたいのであります。というのは、理事七名で、自由民主党さんが五名で社会党が二名という比率は、議員総数の比率に比べまして少し不当であるように思われる。何となれば、自由民主党は二百九十九名、社会党が百五十三名で半数以上です。それが片方が五名で片方が二名というのは、特に委員長を社会党がもらっている場合は、委員長を含めて三名ということもありますが、しかし、委員長が自由民主党さんの場合には、委員長を含めて片方が六名、片方が二名ということになる。これは単……

第26回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○島上委員 時間がおそいから、問題を出しておくだけでもいいが、これはかなり大きな問題だと思う。これはおそらく全国の選挙管理に携わる選挙管理委員諸君が中心になって読まれているいわば機関誌みたいなものですからね。兼子部長が巻頭にこういうふうに書かれているのは、かなり強い影響力を持つ。当然そうだ。この文章から見ましても、何となしに一種の指示を与えている。あるいは、もっと強い言葉でいえば、指令を与えているという感じを受ける。ですから、これはかなり強い影響を与えているに違いない。「一月十五日は成人の日であり、新たらしく有権者となる青年男女に対して、新たらしい政治の在り方を十分に理解させることが必要である……

第26回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1957/03/18、27期、日本社会党)

○島上委員 この法案の内容を見ますると、個々のことはまただんだんと質問していきますが、全体的に見て経費の基準が低過ぎるというような感じを強くする。大事な選挙をするのに、わずかばかりの金を節約して、そのために選挙の執行や管理に支障を来たすということがあっては大へんことなので、全体として基準が低過ぎるように思います。若干上げてはおりまするけれども、現行法の基準を定めた当時と今日とでは、物価、賃金等でかなりの上昇を見ているわけですが、一体この基準は、現行法を制定した当時の物働、賃金、さらに今日の物価、賃金の動向というようなものを――これはさらにまた賃金等が上る情勢にありまするし、物価も、少しずつでは……

第26回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1957/04/05、27期、日本社会党)

○島上委員 選挙の事前運動に関連して、まず最初に自治庁の選挙部長に法律の解釈から伺いたいと思います。と申しますのは、いずれ選挙は遠からず――岸さんは解散はしないと言っているけどれも、しかし当分解散しないということであって、いずれ秋かおそくとも来春は解散は必至と思われる。それで、おそらく、全国各地において、これを目ざしての選挙運動がいろいろな形で行われていると思います。選挙運動と申しましても、今日の選挙法上事前にやっても何ら差しつかえない、そうして弊害のない運動もありますし、また選挙法と紙一重と申しますか、あるいは選挙法に抵触すると思われる運動もある。私どもの念願するところは、選挙を行うたびに選……

第26回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1957/04/08、27期、日本社会党)

○島上委員 最初にただいまのことを聞きますが、もし、自治庁長官が、きょう参議院で今あなたの御答弁のような答弁をされたとすれば、かって予算委員会で私に答弁したことと違う。それははっきりこう言っておる。「人口のアンバランスは更正しなければならないと考える。すでにその時期にきておる。」私は当時各府県や選挙区の人口のアンバランスの数字も若干示して質問しましたら、「あなたのおっしゃる通り、これは著しいアンバランスが現にあるから、そうして十年間更正しなかったのだから、更正しなければならぬと考えておる。今その時期にきておる。ただし、この問題は、選挙区制をどうするという問題もあわせ検討する要があるから、今どう……

第26回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1957/05/06、27期、日本社会党)

○島上委員 最近、大阪における参議院の補欠選挙、山口県の知事選挙その他数カ所の市長及び市会議員の選挙等が行われておりますが、私どもの聞いた範囲でも、かなり選挙法上問題とすべき事件があったように承わっております。そこで、私の方からどこにこういうことがあったということを伺う前に・当然自治庁なりあるいは警察庁なりに問題のあったところから報告がきているはずだと思いますが報告が来ておりましたら、どこでもいいから一つ。――普通選挙が何事もなしに行われたところは、もちろん私伺おうとするのではありませんが、大がかりな違反があるとか、あるいは選挙法上問題とすべき、これでは選挙法を改正しなければならぬといったよう……

第26回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○島上委員 ただいま井堀君からかなり広範にわたり質問されたので、私は時間もありませんので簡単に一、二伺います。  全国選挙管理委員の中央会議における採択事項は、選挙法全般にわたっておりまして、私どもにとって非常に貴重な参考でもあるので、また私かねがね考えておった事項等も含まれております。いずれ、その全般に関しては、また御意見や御経験を得ます機会を持ちたいと思っておりますが、ただ簡単に一、二伺っておきたいのは、選挙管理委員会のふだんの最も大きな仕事である常時啓発です。皆さんの協議された分科会の常時啓発に関する事項というのは、たくさん項目があげられておりますが、私の伺いたいと思うのは、今までわずか……

第26回国会 内閣委員会 第45号(1957/09/03、27期、日本社会党)

○島上委員 それでは時間がおそくなりましたから、簡潔に二、三の問題を伺いたいと思います。  先ほど同僚議員の飛鳥田君から、ソ連のいわゆるICBMの実験成功の問題について聞きましたが、まだ何ら情報を得ていない、こういうような御答弁でしたが、私は防衛庁当局としてはきわめて無責任なのんき過ぎる答弁だと思う。ソ連の発表については、いろいろ政治的なものがあるという解釈をしたり、実際よりは誇大に宣伝的なものを含んでおるという解釈をしたりする側のものもありますけれども、しかし大体世界の識者の見るところは、まるっ切りないことを言っておるのではなかろう。ある程度成功したんであろう、成功したことは事実であろう、こ……

第26回国会 予算委員会 第12号(1957/03/04、27期、日本社会党)

○島上委員 私は最初に岸外務大臣に外交問題について二、三お伺いしたいと思います。この問題についてはすでにわが党の同僚諸君によって質問されまして、岸外交の方向がほぼ明らかになりました。自主外交をうたっておりながら、その実は対米追随と申しますか、向米一辺倒と申しますか、そういう色彩が一そう強くなったのではないかという感じすら持たれて、私ども失望し不満としておるのでありますが、この機会にあまり重複しない範囲で二、三お伺いしたいと思います。  その一つは、日本と北鮮との関係であります。朝鮮の人たちは、長い間日本の軍国主義的な統治に置かれて、独立を望んでおりましたが、日本の敗戦によってようやくその機会が……

第26回国会 予算委員会 第18号(1957/03/18、27期、日本社会党)

○島上委員 私はただいま政府から提案されました昭和三十一年度補正第2号に関連いたしまして若干総括的な質問をいたしたいと存じます。  まず総理大臣に伺いたいのですが、総理大臣はアメリカ、東南アジア等へ訪問されると言っておりましたが、その訪問についてだいぶ最近目六体化してきたようであります。そのことをお伺いする前に一つ伺っておきたいことは、今の岸内閣は石橋内閣の上に首だけを取りかえた内閣である。ということは、もう国際的にも国内的にもそう見ておる。つまり本来の安定した岸内閣とは見ていない。暫定的な、一時的な性格を持った内閣である、こう見られておる。そこで私はいずれ遠からず、この今の岸内閣が、まあ俗な……

第26回国会 予算委員会 第25号(1957/04/27、27期、日本社会党)

○島上委員 私はただいま本委員会に提出されております仲裁裁定に関する昭和三十二年度特別会計予算補正(特第2号)及び昭和三十二年度政府関係機関予算補正(機第1号)に対して、日本社会党を代表して反対の意思を表明せんとするものであります。  日本社会党が何がゆえにこの補正予算に反対するかについては、すでに数日来本委員会における同位議員の質問の中に明らかに指摘されたところでありまして、あらためて詳しく述べるまでもないと思いますか、その理由を一言にして申しますれば、今回政府より提出された補正予算は、さきに仲裁委員会によって行われた裁定の趣旨を故意に曲げて解釈し、一方的、独断的な措置であり、不完全な実施で……

第27回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○島上委員 十一日にもありますから、全部しないでもいいわけでありますが、この機会に、大臣に二、三の問題についてお伺いいたしたいと存じます。  最初にお伺いいたしたいのは、選挙制度調査会に政府は参議院の全国区制問題を中心とする検討を諮問したようであります。ところで、この諮問をする前に、新聞の報道するところによりますれば、岸総理大臣が、十月三日、自民党で開かれました選挙対策委員会に出席をいたしまして、参議院の全国区制を廃止したい、それを次の参議院の通常選挙に間に合わせるために、本年の通常国会にそれを提案して、ぜひ実現を期したい、このような意向を表明しておるのであります。そうして自民党の選挙対策委員……

第27回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○島上委員 先ほど青木君から常時啓発について御質問がありましたが、私はこの予算措置を本年度は一億円いたしまして、各地においてそれぞれ相応に活発にやっておると思いますが、ただ私の承知している小さな範囲だけについて申しますならば、どうも経費の足らないこともわかりますけれども、今やっておる活動というものはまだきわめておざなりである。来年度の予算編成が近いから、ここらでちょっとやっておかなければ工合が悪いといったような感じが強い。自治庁の選挙局においては全国的な状況を把握しているとは思いますが、全国的な実施状況についてまず概略を承わりたいと思います。

第27回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1957/12/18、27期、日本社会党)

○島上委員 簡単に一、二だけ伺いますが、これは自治庁の選挙局長に伺います。  先ほどの委員派遣の報告をお聞きになったと思いますが、その中での栃木県の大平村の件です。これは私がこの次に少し伺うことに関連しておるわけでありますが、現在のような状況で、選挙管理委員会の選挙管理、あるいはリコールの管理、訴訟の審査というものが果して公正に誤まりなく行われるかどうかという点に、私ども大きな疑問を抱くわけです。そういう疑問をわれわれに抱かしむるような事例は幾つもあると思うのですが、きょうはおそくなったから、そのうちの一つだけを伺いますが、先ほど御報告がありましたように、問題の起った大平村の第二投票所において……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○島上委員 ただいま古屋委員の質問した事項に関連して、簡単に二つだけ御質問いたします。  政界をきれいにするためには、いろんな措置か必要でございますが、特にこの際あっせん収賄罪法の立法が必要であるということは、国民党でも認めており、社会党はもちろんのこと、世論も強くこれを要請しておるところであります。しかるに最近、あっせん収賄罪の立法化についてはだんだん後退してきておる。あるいはあやしくなってきておると見られる節があるのであります。自民党は、先般政策を発表しました際に、政治に対する国民の信用を高めるためにという項目の中にあっせん収賄罪の立法化などの必要な措置を検討する、こういう一項がございます……

第28回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○島上委員 ただいま議題となりました公職選挙法一部改正の法律案につきまして、日本社会党を代表して、その提案理由と要旨を御説明申し上げます。  改正の要点をまず申し上げますと、第一には、立会演説会の回数を多くする。多くするということは、現行法律にもございますが、これを七十回以上開催する、こういうふうにはっきりとさせたいという点であります。  第二点は、現行法にありまする寄付制限――百九十九条にございますが、この寄付制限については、いわゆる候補者の名を冠した後援団体の寄付は全く制限されていないということは、現行法から考えまして不当でございますので、第百九十九条の三の「公職の候補者又は公職の候補者と……

第28回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○島上委員 今回の改正案についていろいろ御質問したいのでありますが、きょうは十二時半という申し合せでございますから、十二時半までその質問したい事項のほんの一部について御質問申し上げます。  私どもは、選挙法を改正する際には、その建前として、公営をなるべく拡大する、そして候補者の負担する選挙運動の経費を節減するようにする、こういう考え方の上に立って改正すべきものであって、すなわち、別の言葉で申しますならば、政策を選挙民に訴える機会をなるべく多くする、これを選挙民の側から見ますならば、政策を聞く、あるいはそれを理解する機会を多くする、そして人物の紹介の機会も多くする、こういうふうな考え方の上に立っ……

第28回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1958/04/09、27期、日本社会党)

○島上委員 期間の問題ももう少し伺いたいのですが、時間があまりないので、これは割愛しておきます。  岸総理は、かねてから熱心に汚職追放、清潔な政治ということを唱えております。これはまことにけっこうであって、われわれも、そのことをほんとうに本気になってやるならば、大賛成です。国民もまたこれを望んでおります。しかし、それには今の選挙法の改正をぜひやらなければならぬという点が相当あると思うのです。しかるに、今度の政府提案は、それらの問題はけろりと忘れ去ったように、全然触れていない。私は、清潔な政治を実現するためには、きれいな公明選挙をやることが出発点ですから、きれいな公明選挙をやるためには、最小限現……

第28回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1958/04/11、27期、日本社会党)

○島上委員 今回の改正の、第百五十九条中「立会演説会の会場において演説を妨害し又は立会演説会の会場の秩序をみだる者があるときは、これを制止し、命に従わないときは会場外に退去させることができる。」というのを「退去させなければならない。」こう改めておるわけです。これはいろいろ問題がありますが、私は、今まで立会演説会で、妨害と申しますか、計画的なヤジ、特に酒気を帯びて計画的にヤジをして、ある候補者については演説を不能の状態に陥れるというような事実が多少あったことは聞いておりまするが、しかし、私ども地方へ行って調査したところによりましても、そういうような悪質な妨害はだんだん減少してきているということを……

第28回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1958/04/14、27期、日本社会党)

○島上委員 関連して。  森君は大へんいい問題を提起してくれました。私は、ただいまの質問及び御答弁を聞いておりますと、この費用の点に関してはきわめておざなりで、どろなわ式で、合理的な根拠は一つもないと思うのです。どうも、今の長官の御答弁からしても、この点はもう一ぺん根本的に検討して、全日理的な基礎の上に算出することが必要であろうと思うのです。そういうことが痛感されました。幾ら解散を前にして法案の成立を急ぐといえども、国民の納得のできるような合理的なものでないと、われわれ怪々に賛否の態度を決することができないわけです。これは突っ込んで質問すると大へん時間がかかりますし、きょうは五時になりましたか……

第28回国会 予算委員会 第10号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○島上委員 私は最初に外務大臣に二、三御質問申し上げます。  先般当委員会でも質問されましたが、はっきりしませんし、国民の不安がかえって増大しておるという状況でございますから、念のためにもう一ぺん伺いますが、日本の上空を核兵器を搭載したアメリカ軍が飛来するという危険に対しまして、今まで当委員会並びに外務委員会における質疑によって明らかになりましたことは、行政協定の第五条と航空法の特例によって、アメリカの航空機が日本の飛行場に出入りする。あるいは日本の上空を飛ぶということは自由な権限を与えられておる。従いまして、たとい核兵器を積んだ飛行機であっても、条約や協定上ではこれをはっきりと拒否することは……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 建設委員会 第8号(1958/09/01、28期、日本社会党)

○島上委員 大臣にちょっとお伺いしたいのですが、先般の十一号台風による江東地区の被害に関連しまして、江東区長並びに区議会議長から陳情がございました。大臣は、そのときお聞きにはなりませんでしたが、承わるところによりますと、大臣は、被害がありました直後に、現地をつぶさに御視察になっておるとのことであります。おそらくは、陳情もその際お聞きになったと思いますが、あの程度の台風で、ほんの一部の堤防の決壊ですが、被害は数十億と推定されておりまして、あの十一号台風の被害のうちで、一番大きな被害であったことは事実であります。そして、これは、かねてから計画しておりまする、いわゆる東京都の外郭堤防計画の中のほんの……

第29回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○島上委員 関連質問。  選挙制度とか選挙法と言えば、すぐ小選挙区と、こう考えるのですが、私は、その考えが第一間違いだと思うのです。今の現行中選挙区制がいいか悪いか、現行中選挙区制も、人口のアンバランスが出ているし、比例代表制がいいか、それに小選挙区制を加味した西ドイツのような制度がいいか、現行の二院制度がいいかどうか、参議院の全国区廃止の問題も出ているから、そういう各般にわたって検討するという態度が必要だと思うのです。そこから十分検討して、小選挙区という結論が出ますれば、それはよろしい。ところが、今までの態度は、選挙制度調査会でもそうです。私は、調査会に行って、うんと議論しましたが、蝋山政道……

第29回国会 法務委員会 第5号(1958/07/01、28期、日本社会党)

○島上委員 私はどちらかというと、警察関係の方に伺いたいのですが、まだお見えになってないようですから…。
【次の発言】 それでは伺うことにしまして、最初に人権擁護局長に伺いたい。  それは、先月の十日に、本州製紙の江戸川工場で、漁民の集団陳情の際に起りました事件についてであります。これは当時新聞紙上でもかなり詳しく報道されましたが、その後事実が判明するに従いまして、警察官の行動に著しい行き過ぎがあったと思われる点が次から次へと出て参りました。これは国民の側に立つべき民主的警察が、国民を敵視して、善良な住民に不当不法な暴行を加えておる。人権じゅうりん、職権乱用、暴行の疑いがきわめて濃厚であります……

第29回国会 法務委員会 第7号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○島上委員 今のことに関連して一問だけ伺いたい。これは今の辻君の質問したのと似通っている問題ですから重複を避けますけれども、私はここであえて質問をするのだが、現在の法律が不備であり、そのために取締りができなかったというのならば、法改正をしなければならぬと思う。現在の選挙法においても、事前運動の禁止及び特定の寄付の禁止という条項があります。御承知のように、寄付の禁止については、第百九十九条の二にあります。「公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者は、当該選挙に関し、当該選挙区内にある者に対し、寄附をしてはならない。」「通常一般の社交程度を超える寄附をしてはならぬ」とある。これは特にこの前の選……

第30回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1958/10/17、28期、日本社会党)

○島上委員 委員会の冒頭に、一つ伺っておきたいことがあるのです。  委員長を互選されたということが公報にも載っており、会議録にも載っておりますが、実は、先般委員会開催の通知がありました当時、御承知のように、警察官職務執行法の一部改正に関する法律に関連して両党の話し合いが行われず、国会の審議が極度に紛糾しておったと申しますか、麻痺状態にあった。当時社会党におきましてはこのような状態を打開するために、その他の一切の委員会の審議をストップして、もっぱら警察官職務執行法の問題に関連する事態の打開に全力を注いできたわけです。従いまして、委員会開催の際にも、私は、電話ではありましたけれども、開催に応ずるこ……

第30回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1958/10/22、28期、日本社会党)

○島上委員 私はこの際、青木国務大臣に二、三の重要な点について御質問をいたしますが、今回提案されました改正案の重点は、第一には、供託金を大幅に増額した点、第二には、政党及び政治団体の選挙運動期間中におけるす活動をさらに強く規制した点に問題があると思います。その他の点につきましても、若干問題がないわけではありませんけれども、それは順次また質問することとしまして、この二点について大臣に伺っておきたいと思います。  先般の提案理由の説明及び本会議における同僚森議員の質問に対する御答弁によりますれば、泡沫候補の乱立を防ぐために増額した、こういう趣旨の御答弁でございました。増額の理由ほそれだけであるか、……

第30回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○島上善五郎君 ただいま委員長からお話がありましたように、昨日私外六名の提案によりまして公職選挙法の一部を改正する法律案を提出し、本委員会に付託になりましたので、その理由並びに改正の要点について、概略御説明申し上げます。本来ならば、印刷物を用意して皆さんに配付するのが当然でございますが、その手続ができなかったことを御了承願って、口頭で御説明申し上げますから、従って足りないところもずいぶんあろうかと思いますが、十分御質問をお順いして、御質問にお答えして明確にいたしたいと思います。  現在の公職選挙法は、俗にざる法といわれておりますように、問題点が非常に多いのであります。従って私どもは、根本的な検……

第30回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1958/11/04、28期、日本社会党)

○島上善五郎君 ただいま本委員会に付託されました政治資金規正法の一部を改正する法律案につき、その提案理由を御説明申し上げます。  お手元にお渡ししてありますプリントにつきまして、数行削除したい点がありますから、そこをまず申し上げます。三枚目の一行「中には直接の」云々から、四行目の「法人に対しまして」というところまで削っていただきたいと思います。  政治資金規正法の改正案に第二十四国会にもわが党から提出し、御論議をいただいて参った問題でありますが、昭和二十九年の国会が混乱いたしました直後の五党のへ合議に取り上げられまして、国会の権威を高め、また政党の内容を刷新いたしまして国民の信頼にこたえること……

第31回国会 建設委員会 第18号(1959/03/17、28期、日本社会党)

○島上委員 この法案には、問題点がたくさんありますけれども、きょうは参考人の御意見ですし、それから時間がありませんから、私はほんの一部分、参考人に、必要な点だけを御質問しておきまして、建設省に対する質問はまたあとでゆっくりします。  私は、この一定限度を越えたものに対しては明け渡しをさせるということは、今同僚から質問された点もありますが、それ以外に、この公営住宅法と大きく矛盾するのではないかということを考えるのです。これは御承知のように、第二十四条には、「事業主体は、政令で定めるところにより、公営住宅又は共同施設がその耐用年限の四分の一を経過したときは、建設大臣の承認を得て、当該公営住宅又は共……

第31回国会 建設委員会 第19号(1959/03/18、28期、日本社会党)

○島上委員 私は、またこの次の機会にゆっくり全般について御質問申し上げますが、一つ大事な点があるので、関連して伺います。  今瀬戸山君が言われるように、道をあけるということは必要なわけです。そこで、その道をあける方法として、住宅金融公庫の金を優先的に貸したらどうかという御議論、これは必ずしも道をあけるということになりません。現在では、土地を手に入れるということは困難ですし、頭金を相当用意しなければ建てられませんから、土地も世話をし、十割全部貸すというなら、これは道をあけることになるかもしれませんが、今の制度ではよしんば優先的に貸したところで、道をあけることになりません。瀬戸山君の名案のようです……

第31回国会 建設委員会 第20号(1959/03/20、28期、日本社会党)

○島上委員 大臣にぜひ伺っておきたいこともあるのですが、大臣はまだ見えませんから、大臣に関する部分は見えるまで保留して、質問が多少前後いたしますが、お伺いいたします。  それで、まず最初に次官にお伺いしますが、政府の住宅政策は、本年度二十一万一千戸、民間自力建設合せてたしか五十六万戸ということでございますが、その内容を検討してみますと、ほんとうに現在住宅に困っている人を対象としたものは、公営住宅の四万九千戸、もちろん金融公庫や住宅公団その他もそうでないと私ははっきり断定するわけではありませんけれども、今御答弁がありましたように、住宅公団は家賃が非常に高くなって、三万五千円以上の月収のある者でな……

第31回国会 建設委員会 第21号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○島上委員 先般大臣にぜひお伺いしたいと思いましたが、お見えにならなかったので、保留している点がありますので、その点をまず御質問を申し上げます。  この前同僚議員も質問したのでありますが、公営住宅法の第一条には、その目的がはっきりしております。それから今回の提案理由説明の際にも、公営住宅は低額所得者のための住宅であるという性格をはっきりさしたいということを強調しておられました。そこで私伺いたいのは、低額所得者のための住宅であるという性格をはっきりさせたい、その低額所得者とは何ぞやといえば、控除を別としまして、第一種については三万二千円まで、第二種については一万六千円までという、一応定義と申しま……

第31回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1958/12/20、28期、日本社会党)

○島上善五郎君 ただいま議題となりました私外六名提出の公職選挙法の一部を改正する法律案の提案理由並びに改正の要点につき、簡単に御説明申し上げます。  現在の公職選挙法は、ざる法との批評がありますように問題点が非常に多いのであります。私どもは、公明な正しい選挙によって、民意が直結した清潔な政治を実現しようとする見地に立ってこの法律に根本的な検討を加え、もっと広範な改正をしなければならないと考えておりますが、明春早々から続々と選挙が行われるこの時期に、そのような広範な改正をするということは改正法の周知徹底を欠き、多少の混乱を起すおそれもありますので、今回提案しましたのは、明春の選挙に必要と思われる……

第31回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1959/06/10、28期、日本社会党)

○島上委員 私は実は岸総理大臣にぜひ伺いたいと思っておりましたが、どうしてもお見えにならないそうで、岸総理大臣に伺いたい点は保留しておきたいと思います。  そこで青木自治庁長官にお伺いしますが、先般のいわゆる統一地方選挙、及び引き続いて行われた今回の参議院議員選挙、この状況を見ますと、非常に遺憾なことではありますが、これほど公然と選挙法が無視され、悪質な選挙違反がたくさん行われた選挙は終戦後かってない、私はそう思います。今それを裏づける数字的なものはここには持っておりませんけれども、私どもも調査をしておりますし、いずれその資料も提出してもらおうと思っておりますが、いずれにしましても今度ほど金に……

第31回国会 予算委員会 第5号(1959/02/05、28期、日本社会党)

○島上委員 私は、日本社会党を代表して、提案されております本年度予算案に関連して若干の質問をいたそうとするものであります。  質問に入ります前に、一つ御要望申し上げておきたいのですが、それは、今までの御答弁の中には、とかく言葉巧みにその場をのがれさえすればよいというような答弁があったのです。私はたまたまそういうことを考えておりましたが、きのうのある大新聞にも同じようなことを言っております。言葉の裏づけ、実行の裏づけのある答弁でなければ意味がないというような批判があります。総理大臣に対して、受け取りようによっては失礼かと思われるこのようなことをあえて申しますのは今言ったようにその場を言いのがれさ……

第31回国会 予算委員会 第11号(1959/02/14、28期、日本社会党)

○島上委員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となっておりまする昭和三十三年度予算補正(第2号)に対しまして、反対の討論を行わんとするものであります。  政府はさきの第三十国会で災害対策を中心とする補正予算第一号を提出したのでありますが、今回は当面必要とされる最小限度の補正措置として、歳出については、生活保護費、義務教育費国庫負担金、災害復旧事業費など、おおむね法定の規定により必要とする経費の追加を行うものとしており、歳入については、これに必要な財源を相続税、砂糖消費税、関税、専売納付金等、現在までの収入見込みが確実に予算額をこえるものによって充当しております。

第33回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○島上委員 私も、今のことに関連をして一言。これはあえて御答弁は要りませんけれども、申し上げておきたいと思います。というのは、これは委員長の報告の言葉じりをとらえる意味では毛頭ございませんが、政局の安定を目標とした選挙制度であるというふうに観察をされてきたようでありますが、それも一つの見方でしょう。一面の見方であることは私も認めます。しかし、理屈を言うわけではありませんけれども、民主政治のもとにおける選挙制度というものは、いかにして民意を、国民の意思を正しく反映するか、こういうところに根本がなければならぬと思う。ですから、私どもは、選挙法を改正する際に、国民の意思が正しく反映することを妨げてい……

第34回国会 予算委員会 第13号(1960/02/20、28期、日本社会党)

○島上委員 私はただいま上程されております予算に関連して、第一には外交防衛問題、第二には岸内閣の三大公約の一つであります選挙法改正問題、第三には労働問題、そして最後に時間がありますれば、地盤沈下対策問題、大よそこの四つの問題について質問をしたいと思います。  一つ冒頭に、答弁される大臣各位にお願いしておきたいのですが、私の質問時間が制約されておりますので、私も簡潔に質問いたしますので、答弁は、御親切なのはもちろんけっこうですけれども、親切が過ぎて焦点をぼかして、今までのようにだらだら答弁されましては、はなはだ迷惑するのであります。一つ答弁は簡潔に焦点についてお答えを願いたい、かように考えます。……

第35回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1960/09/14、28期、日本社会党)

○島上委員 私も小委員で、大体事情は承知しておりますが、この際やはりはっきりしておきませんといけない点が少しあると思うのであらためて、ここで明確にしていただきたいと思います。  第一は、選挙運動用の自動車の問題です。選挙運動用の自動車を、今度はトラックを廃止して乗用自動車または小型乗用自動車に限る、こうなっております。その趣旨は、今までのようにトラックに乗ってやって歩きますと、非常に候補者の健康上にも影響するし、品位にもかかわるし、そういうようないろいろな理由がございますが、要するに、候補者及び運動員が自動車の進行中は自動車の中に乗っておる、こういうことなんですが、ここに表示してあります乗用自……

第35回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1960/10/14、28期、日本社会党)

○島上委員 今度の改正は、私は非常に不満な点がありますが、一歩前進の点もありますので、不満のところはがまんしますが、原則として乗用車を使う、それから、ただし書きでこの限りにあらずといって、要するにトラックが使えるわけですね。ところでトラックを使う際に、私はそんなことは多分なかろう、今までもなかったろうと思いますが、選管で選挙運動用の自動車の標識を発行する際、何か選管でちゅうちょしたり、その車では発行できない、こう言ったりした例があるということを実はきょう聞いたのです。それがほんとうであったか、うそであったかということを聞かんとするのではないのでありますが、今後は、この改正によって、ただし書きに……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1960/12/20、29期、日本社会党)

○島上委員 大臣お急ぎのようですから、簡単に質問いたします。  その前に、私は委員長に、なるべく近い機会に、この国会は特別国会ですから、通常国会に入ってもやるのでしょうが、総理大臣にぜひ一ぺん来てもらいたい。これは重要な問題ですから、それをお願いいたしまして、大臣に伺います。  今同僚の井堀君から質問があり、答弁がありましたが、これは私ばかりじゃなく、世間では、一体池田内閣は選挙法の改正に対して相当熱意があるかどうかということを、正直疑っておると思うのです。この疑う理由はいろいろあるのです。自民党の新政策は、一項から九項の長い新政策を発表いたしました。その中に、ただの一言も選挙のことは触れてい……

第38回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1961/03/28、29期、日本社会党)

○島上委員 私は、この法案の審議に関係しまして、総理大臣に若干質問をいたしたいと存じます。  昨年の九月六日に自由民主党が新政策を発表しております。これは、池田総裁が選ばれました後初めてのものでございますが、その新政策の前文にこういうことが書かれてあります。「思うに、現下政治の最大の課題は、まず政治の姿勢を正して国民に信頼される公明な議会政治を確立することであり、これがすべての政策の前提である。」はなはだけっこうなことで、私どももこのことには全面的に賛成です。国民に信頼される公明な議会政治を確立するということが、すべての政策の前提である。さらに、私がこれにつけ加えて言うならば、国民に信頼される……

第38回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1961/04/12、29期、日本社会党)

○島上委員 私も、あまり時間がありませんから、少しばかり大臣に伺っておきたいのですが、現行選挙法はいろいろな点で不備や欠点がある。これを改正しなければならぬということは、もうすでに前々から世論の要求でもあるし、与野党ともに認めておった。だからこそ選挙制度調査会というものがあって、そこに政府も諮問しておったと思うのです。改正の一般的な理由については、今に始まったことではない。ところが、去年総選挙をやってみまして、特に私は、あの実態にかんがみて、緊急にどうしても改正しなければならぬという点が認められたと思うのです。痛切に感じられたと思うのです。私は、そういう意味において、今度の国会で、来年の参議院……

第38回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○島上委員 大臣にお伺いいたします。この前もお伺いいたしましたが、どうもはっきりしない点がありましたので、若干重複しますが、一つはっきりとお答えを願いたいと思います。  この審議会は、次の事項に関し、総理大臣の諮問に応じて調査審議する、こうなって、一から四までの項目をあげてございます。その一項目は、いわゆる選挙制度の根本に関する事項であり、二項目は、各選挙区における議員と人口のアンバランスを直し、作成する問題であり、第三は、政治資金の制度に関する問題であり、第四は、選挙公明化運動の推進に関する事項、こういうふうになっているわけですが、私どもは、かながね、現行選挙法には非常に不備な点がありますの……

第38回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○島上委員 ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案並びに政治資金規制法の一部を改正する法律案につきまして、簡単にその理由並びに内容について趣旨を御説明申し上げます。  公職選挙法の改正につきましては、かねてから世論の強い要求もありましたし、各党それぞれの立場において検討を続けておりましたことは、皆さん御承知の通りであります。しかるに、昨年度は諸種の事情のためについに改正に至らず、古い法律のままで十一月の総選挙に臨みまして、その結果は、私はここであらためて数字等をあげて申しませんけれども戦後最大の違反者を出した選挙である、その違反者のうちでも目立って増加しておりますのは、いわゆ……

第38回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○島上委員 ただいまの附帯決議は三党共同提案のものでありまして、私どもも、もちろんこれに賛成しておるわけであります。今青木委員からその理由の説明がありましたので、今さらつけ加えて申し上げることもないわけですが、この機会に、念を押す意味において私どもの考えを述べ、並びに大臣の所見を最後に一言伺っておきたいと思います。  私どもの考えは、本案の審議の過程でかなりはっきりと浮き彫りされたつもりですし、また、その間に大臣の答弁もございました。記録に載っておりますが、要するに、明年参議院の選挙がある、去年の十一月の選挙にかんがみて、早急に、不正、腐敗の選挙を防止するための法改正、並びに、それと関連するわ……

第38回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1961/06/06、29期、日本社会党)

○島上議員 おっしゃる通り、昨年の選挙は、非常に金のかかった選挙である、まあ言うならば、その点においては戦後最大であったと言えると思うのです。それで、もしこのような状態を放置するならば、来年の参議院選挙はもっとひどくなる、その次の地方選挙はもっとひどくなる、こういうことが心配されるのであります。そこで、私たちは、その弊害をなくするということが一番の重点である、一口に言うならば、金のかからない、清潔な選挙にするということが今一番大事なことであろう、こういうふうに考えまして、そこに重点を置いたわけであります。  ただ、金のかかる選挙の実態というものがどこにあるかということを、私ども多少調査もいたし……

第38回国会 予算委員会 第17号(1961/02/23、29期、日本社会党)

○島上委員 私は、選挙法改正問題に関連して、過ぐる総選挙におけるきわめて遺憾なる悪質選挙違反事件等々について若干質問したいと思います。  まず私は最初に、これは総理に伺うことかもしれませんが、お見えになりませんので、官房長官にかわって伺いますが、総理大臣になったつもりでお答えを願いたいと思います。  去年の九月十五日に池田総裁ができましてから、自民党が新政策を発表いたしました。その新政策の前文にこういうことが書いてあります。「思うに、現下政治の最大の課題は、まず政治の姿勢を正して国民に信頼される公明な議会政治を確立することであり、これがすべての政策の前提である。」大へんけっこうな文章でございま……

第39回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1961/10/19、29期、日本社会党)

○島上委員 やはり今のことに関連してもう少し伺っておかなければなりませんか、アンバランスの問題と制度の根本問題とは、第四委員会においては、少なくとも混乱というか混迷しておることは事実なんです。それは、私はさかのぼって申しますと、総理大臣の答弁にも一つの原因があると思う。ここに総理大臣に来てもらいたかったわけですが、もしあの附帯決議の趣旨が正しく伝えられておるならは――委員各自の主観は別です。別ですけれども、正しく伝えられておるとすれば――自治省の選挙局が審議会の幹事ですから、いわば審議の進行の重要な役目をしておるわけです。正しく伝えられておるならば、そのような混迷は生じないと思う。たとえば今堀……

第39回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○島上委員 関連して……。足取りのことについてはまだ取り調べ中でよくわからぬということですが、私の方から今の質問に関連して、指摘してお伺いします。  指名手配が出てから、東京の両国病院に本名で入院しております。ですから、偽名を使っていて知らなかったといえば、それは疑点があるかもしれませんけれども、指名手配が出てから本名で入院しておる。しかもその病院は、今松川昌蔵が入院しておる病院の紹介で、その知人であるということも明らかなんです。これは当然犯人蔵匿罪に該当すると思いますが、その事実と見解を承りたい。
【次の発言】 これは、私はこういうふうに考えるのです。もしあなたの方で、まだ事実が明らかでない……

第40回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○島上委員 私は、ただいま議題となっておりまする選挙法改正に関連して、総理に若干の質問をいたしたいと思います。そこでまず私、前もって総理にお願いしておきたいことは、この興趣に関しては、国民がきわめて重大な関心を持っております。野党の私に答えるというよりは、国民に答えるという気持で、誠意を持って具体的に――失礼な言い分かもしませんけれども、おざなりの答弁では私宅承知しませんし、国民も納得しないと思いますから、具体的をお答えを願いたいということをお願いしておきます。まず法案に関連して、内容に入る前に、その前提として伺っておきたいことは、近来の選挙は、衆議院の選挙を初め、参議院、地方選挙に至るまで、……

第40回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1962/03/14、29期、日本社会党)

○島上委員 先ほどの憲法問題に関連して一つはっきりと伺っておきたいのですが、ただいまの御答弁は、かつて選挙制度調査会から答申があったように、高級公務員一般を、あらゆる選挙に立候補することができない、こういうふうにすると、憲法違反の疑いが濃厚である、ただし、特定の地位の者高級公務員一般じゃないですよ。特定の地位の者を、特定の選挙に限って、特定の期間を付して制限するということは、憲法違反ではない、こういう解釈のように承りました。これは、あなたが言ったのは、合理的な理由があるならばということですが、もちろん、合理的な理由のある特定のポストの者、特定の選挙、特定の期間、こういう条件がつくならば、私ども……

第40回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○島上委員 ただいま議題となりました公職選挙法等の一部を改正する法律案の修正案について、私は、日本社会党を代表し、その提案理由と内容の概要を御説明申し上げます。  過ぐる三月一日、政府は、民主政治の健全な発展を期するため、選挙制度審議会の答申に基づき所要の改正を行なうとの理由により、公職選挙法等の一部を改正する法律案を本院に提案したのでありますが、その内容は、選挙制度審議会の答申中の最も重要な、連座制の強化、政治資金の規正、高級公務員の立候補制限の三点を全く背抜きにしたものであり、金のかからない公明選挙を切望する国民多年の念願を踏みにじったのであります。このことは、一昨年十一月の衆議院選挙にお……

第40回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1962/03/23、29期、日本社会党)

○島上委員 今御質問がありました通り、完全に百パーセントと言いがたい点があることは事実であります。そこで、正確を期する意味において、ほぼ、こうしたのであります。修正案をごらん願えばわかりますように、一番苦心したのは高級公務員の問題です。単に高級公務員なるがゆえに一律に全部制限してしまえば、これは一番簡単でありますけれども、そのポストによって影響力の相違するものがあります。また、任期が非常に短くて、在任期間が三カ月とか半年とかで、実際上ほとんど影響力を持たないというような人もあります。そこまで広げる必要はなかろう、こう思いまして、これは答申の趣旨を尊重しながらも、具体的に法律にする際には、極力影……

第40回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第11号(1962/04/13、29期、日本社会党)

○島上委員 政府案の内容につきまして、一、二お伺いいたしたいと思います。問題点はたくさんありますけれども、まだ大臣もお見えになっておりませんし、二、三の点について伺っておきます。  このたびの改正案は、選挙制度審議会の答申に基礎を置いておりますことは、これは当然ですけれども、その中で問題の三点についてはきょうは質問しませんが、この答申の精神は、選挙運動を候補者中心から政党の運動へ移行せしめよう、こういう考えに立っておりますことと、もう一つは、非常に弊害の多いいわゆる悪質違反については、これを厳罰にする、同時に、弊害のない運動につきましてはあまり取り締まり、取り締まりと言わずに緩和しよう、こうい……

第40回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第12号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○島上議員 お話ごもっともな点もありまするし、私どももこれをしぼるには非常に研究し、苦心したところであります。ただ、こういったふうにあげること自体にいろいろ議論もあるようでございますから、私どもとしては、あげるに際してはなるべく広範囲にわたらないように――影響力のある部局が他にもありますことは、私どもも承知しております。ほとんど五十歩百歩ではないかという御議論もあろうかと思います。しかし今申しましたように、極力しぼろう、いわゆる特定の地位、特定の機関、特定の線、こういうふうにしぼりますれば、憲法に抵触するという論議もなかろうと信じまして、特定の地位ということについて今申しましたように極力しぼろ……

第40回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第14号(1962/04/20、29期、日本社会党)

○島上委員 私は関連質問で、ごく短い時間、二点についてお伺いしたいと思います。  現在の公職選挙法は俗にざる法だといわれております。非常に抜け穴が多い。不十分なところがある。その不十分なところを改正しようというのが、国民の要望でもありますし、選挙制度審議会の答申の趣旨であろうと思います。従いまして、大まかに申しますならば、現在の選挙法について、少なくとも悪質違反につきましてはもっと罰則を強化しよう、買収供応をなくして、選挙違反が封じられるように強化しようというのが答申の精神でもあり、またこれを著しく曲げてはおりますけれども、政府案も強化の方向をとっているものと私ども見ております。政府もまたそう……

第40回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第16号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○島上委員 私は総理に、うそを申しませんという言葉を言ったことを思い出していただいて、一つ国民に答えるつもりで率直にお答え願いたい。  今度の自民党修正案が政府原案よりも答申の線に幾らかでも戻ったというならば、私ども賛否は別としまして、わかります。しかし総理が何とおっしゃいましょうとも、答申の線からさらに遠ざかったことは事実です。こまかいことはあとで提案者に質問しますけれども、これは明白な事実です。白を黒とおっしゃってもだめです。読売新聞に三日ほど前に、近藤日出造の漫画が出ておったのを御存じでしょう。ざるの目を一生懸命、どうも高橋君と自治大臣らしいのですが、二人がざるの目を大きくしておる漫画が……

第40回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第17号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○島上委員 政府原案に対してももちろん私の質問が残っておりますが、大臣がまだお見えになっていないようですから、最初に、自民党の高橋英吉君外から提出されました修正案について、質問いたします。  この自民党の修正案の提案者であります高橋英吉君は、選挙制度審議会の特別委員として、審議会の審議にも参加されておりますし、審議会の答申の内容についてはもちろん、その根本精神についても十分御承知になっておるはずです。その高橋君からこのような提案をされましたことは、私は意外と申しますか、遺憾と申しますか、はなはだ了解に苦しむところであります。そこで、以下内容について御質問するのでありますが、内容に入ります前に、……

第41回国会 運輸委員会 第5号(1962/08/29、29期、日本社会党)

○島上委員 関連質問。  これは私の記憶がはっきりしておりませんけれども、現在、国内航空で認可しておるものが二十をこえておるのじゃないかと思うのです。小さい、大きいはあるでしょうけれども、たくさんの航空会社があるはずです。しかもそのたくさんの航空会社の経営状況というものは、今後きわめて不安定な状況の中にあるのじゃないか。それで、私どもの考えからしますならば、これらに対してもこのまま放置しておくべきではない。現在もなお認可申請中のものもあるでしょうし、今後も設立しようとする会社も相当数あると予想されると思うのです。こういうものに対してもう少しちゃんとした方針が立てられて、考えられて、その一環とし……

第41回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1962/08/31、29期、日本社会党)

○島上委員 私は、選挙法改正特別委員として選挙法改正問題に熱心に取り組んで参りました篠田弘作さんが担当の大臣になられた機会に、ぜひ大臣から選挙法改正に関する所見をお伺いいたしたいと思います。  まず第一にお伺いいたしたい点は、前国会における選挙法改正は、選挙制度審議会の答申に基礎を置きまして、かなり広範な点にわたる改正でございましたが、当時私たちが指摘いたしましたように、最も肝心な答申の柱ともいうべき点が法改正に取り入れられず、もしくは与党の改正によって答申の趣旨とはほど遠いものにされてしまったという点は、はなはだ遺憾だと存じましたが、その他の改正の諸点につきましても、私ども必ずしも満足なもの……

第43回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1963/02/13、29期、日本社会党)

○島上委員 篠田大臣が公明選挙運動に大へん熱を入れておることに対しては敬意を表します。ところが、公明選挙運動に熱を入れて一生懸命におやりになっておりますけれども、そしてまたその効果が全然上がっていないとは私は申しません、効果がある程度上がっていると思いますが、四月の統一地方選挙を前にして、その統一地方選挙の事前運動と思われるような運動、あるいは統一地方選挙でなくても、現に行なわれている知事選挙等、あるいは終わってしまった知事選挙等におきましても、依然として悪質違反がだんだんふえておる、こういう傾向にあることは、これは遺憾千万とも何とも言いようのない事態だと思うのです。けさの新聞を見ますと、警察……

第43回国会 予算委員会 第19号(1963/06/03、29期、日本社会党)

○島上委員 私は、社会党を代表いたしまして、主として総理大臣、その他関係大臣にもお伺いいたしますが、政治の姿勢と選挙に関してお伺いしたいと存じます。  池田自民党総裁が総理大臣になりました直後に、自民党は新政策なるものを発表しております。その新政策には、民意を尊重した公明な議会政治を確立することがすべての政策の前提である、このように強調しております。私もその点においては全く同じように考えております。また総理は、先般の同僚議員の質問に対して、民主政治を確立するには公明な正しい選挙を行なうことがその根本である、このように言われております。その点も私はまさにそのとおりだと思います。しかるに総理大臣は……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○島上委員 ただいまの質問に対する局長の答弁がきわめてあいまいなんですが、はっきりしてもらいたい。  いままで、住所要件を満たしておるかどうかということについて、はっきりと調査を指示したことがあるかどうか。指示したとすれば、どういう指示をしたか。
【次の発言】 自治省でもおそらくは承知しておられると思いますが、いままではそういう事例がごくまれであったと思うのです。  最近二、三回の選挙で、創価学会が集団的に移動をして、それもこの法律にある住所の要件を満たしていない、形だけの移動をして、アパートの一部屋に、極端なのは百人も二百人も移動した。こういう事例もあるのです。こういうふうに最近特に、これは……

第46回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1964/04/15、30期、日本社会党)

○島上委員 私は、ただいま提案されておりまする公職選挙法の一部改正に関連して、総理に若干の質問をいたしたいと存じます。  法案の内容に入る前に、その前段として、二、三お伺いしたいことがあります。かねて私は総理に伺ったこともございますが、どうも選挙は最近年を追うごとに、回を重ねるごとに金のかかる選挙になっている。いわゆる物量選挙ということばが使われるようになってきておる。そしてその金のかかる選挙というものは、これは当然のことではありまするが、悪質違反の増大となっておる。私は昨年の選挙のかなり前にこのことについて総理に伺ったことがありますが、このような物量選挙、悪質違反増大の選挙はこのまま放置でき……

第46回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1964/05/13、30期、日本社会党)

○島上委員 関連して。いまの公報ですが、地方議員の立ち会い演説会もたしか任意制でやれるようになっている。立ち会い演説会も、公報をなるべく出すように自治省では指導しているはずだと思うのですが、どうですか。
【次の発言】 ところが実際には公報を出しているところは寡聞にして聞いたことはありませんし、立ち会い演説会も、実際にやっているところは一カ所か二カ所ではないか。これは私の耳に入らぬで、あるいはやっているのかもしれませんが、寡聞にして聞いていないのです。この際せっかく御指導されておるとすれば、地方選挙で公報を出しているところ、立ち会い演説をやっているところありましたらどの程度かお知らせ願いたい。

第46回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第11号(1964/05/20、30期、日本社会党)

○島上委員 関連して。私の理解するところでは、個々面接というのは、たまたま外を歩いて、あるいは乗りもの等に乗った、あるいは集会へ行った際に、かねてからの知り合いに会った。どこかで知っている人、一面識か、あるいはじっこんかは別として、知り合いの人に会った。そうして、その際に頼むということは、これは取り締まる必要もないし、また取り締まりようもない。私は法の精神から言えばそうだと思うのです。ところが、それは立法上むずかしいことだと思いますが、見ず知らずの人を片っ端から全部、たとえば国電の駅からおりてくる人を全部つかまえてやる、あるいはいまの山下君の質問のように、買い出しに行った者を片っ端から全部つか……

第46回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第12号(1964/06/11、30期、日本社会党)

○島上委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、附帯決議の趣旨を説明いたします。  まず、案文を朗読いたします。    公職選挙法の一部を改正する法律案(内閣提出第一六五号)に対する附帯決議案  一、政府は、選挙に際して告示の事前事後の違反文書図画の絶無を期するため、厳格な取締りを励行すること。  二、政府は、国会議員の選挙に際しての政党によるテレビ放送の合理的制度の確立について検討し、その速やかな実現を期すること。 以上であります。  以上でおわかり願えると思いますが、若干趣旨の説明を加えますと、最近の選挙の状況を見ますると、告示前あるいは告示後にわたって違反文書図画が非常……

第46回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第15号(1964/10/01、30期、日本社会党)

○島上委員 関連して。これは去年の衆議院ではなくて、その前の参議院選挙で多少違いますけれども、公務員法違反及び選挙法違反で高級の役人が相当多数検挙されたという点では、むしろいまの山本代議士の事件よりももっと広範囲であり、悪質であるとさえ考えられる事件があるのです。これはもうたしか一審の判決があったはずですから、新聞にもかなり全貌が報道されていますので、ここでお答え願えると思います。厚生省のたしか環境衛生局長であったと思いますが、聖成何がしという人が立候補した。これは相当大がかりな買収、それからこの買収と選挙連動に直接間接に関与して、厚生省の地方の役所の課長クラスがかなり広範囲に検挙されておる、……

第48回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1965/02/18、30期、日本社会党)

○島上委員 いろいろ聞きたいこともありますけれども、時間もありませんので、ぼくは参考人がこの席におられる機会に自治省の選挙局長に伺います。  せっかく執行経費を実情に合うように増額する法律を出されたのですから、その趣旨そのものは私どもけっこうだと思って賛成しておりますけれども、いま三参考人の御意見を伺いますと、結局費用がこれではまだ足りないというところに皆さんの意見が落ちついているように私は承知しました。せっかく増額するのですから、第一線でやっている人々の意見を、いま局長もうしろにおってよく聞かれたと思いますが、この実情に合うようにもう一ぺん再検討する必要があるような気がするのです。さっきいろ……

第48回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○島上委員 国会議員の選挙等の執行経費を、その基準を実態に合わせるように引き上げるということは、それ自体けっこうなことであり、かつ必要なことですから、私ども賛成するものでありますけれども、なお政府が今回出された原案については不十分なところが多々あるわけであります。私は、理事会の話し合いもあるしするから、そう長い時間質問しようと思いませんけれども、せっかく出されるのですから、もう少し完ぺきを期していただきたいと思うわけです。  その一、二をお伺いしておきますが、これは最初大臣にお答え願って、少しこまかい点は専門の局長でけっこうです。  公営掲示場が、前回の選挙法の改正の結果、衆議院及び参議院の地……

第48回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1965/04/06、30期、日本社会党)

○島上委員 ただいま提案されました一部改正に関しましてお伺いします。  選挙人名簿の調製については従来もいろいろ意見があり、検討されてきたところでありますが、一つは永久名簿にしてはどうかという点、それからもう一つは基本名簿を作成する際も補充名簿を作成する際も住民登録と完全に一致させるようにしてはどうか、こういうような意見が従来強くあったのでありますが、そういう点に対して提案者はどのようにお考えになっていられるか。これは簡単でよろしいですから、各党からひとつ御意見を伺わしていただきたいと思います。
【次の発言】 それでは自治省に、これはどなたが適当か私よくわかりませんが、所管の方からの御答弁でけ……

第48回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1965/04/08、30期、日本社会党)

○島上委員 私は選挙法改正に関連して総理に若干御質問申し上げますが、時間が制約されておりますので、私も簡潔に質問しますから御答弁も簡潔に、焦点だけをひとつお答え願いたいと思います。  参議院選挙はもう目前に迫っております。事前運動は相も変わらずあの手、この手できわめて活発に行なわれておる。すでに三月十五日現在で警察庁から法に違反する事前運動の容疑で警告した案件数が九百三件に及んでおります。その以後本日まではさらに件数が急増しておる状況であることは隠れもない事実です。けさの読売新聞をごらんになったかどうか知りませんが、東京の警視庁におきましては署長会議を開いて、最近の事前運動の急増と悪質化に対し……

第48回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1965/05/13、30期、日本社会党)

○島上委員 参議院選挙がだんだん切迫してくるに従いまして、事前運動違反と思われるような好ましからぬ動きが目立ってきたように感じられます。これに対して警察庁当局では相当数警告を発しておるということを承っておりますが、警告を発しておる事情、内容、並びに今後の事前の違反に対する予防措置と申しますか、防止のための措置をとっておることと思いますが、まずその点について警察庁当局から承りたいと思います。
【次の発言】 国会報告演説会で演説の際に投票依頼にまぎらわしい言論をするとか、あるいは、議員ですから、国会報告の文書なり新聞なりはがきなりを出して、その際次に立候補することを予告するようなまぎらわしい文書と……

第48回国会 予算委員会 第9号(1965/02/09、30期、日本社会党)

○島上委員 ただいまの政治資金の問題に対する総理の答弁ははなはだ不十分であり、実態を、極端に言うならばごまかしております。選挙制度審議会の答申は、理想的には政治資金は個人に限るべきものである、会社も労働組合もやめるべきものである、しかし、さしあたって少なくとも政府から財政投融資、利子補給、補助金、交付金等を交付している団体からは政治資金は政党は受けるべきではない、こう答申している。これは当然だと思うのです。本年度の予算の中にも膨大な財政投融資があるでしょう。そのほかに補助金、交付金、利子補給がたくさんある。それらを交付している団体からは政治資金を受けるべきでないというのは、当然だと思うのです。……

第49回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1965/08/09、30期、日本社会党)

○島上委員 時間がないようだから、ぼくは二、三点並べて一ぺんに質問します。御答弁によってはもう一ぺん質問するかもしれませんけれども……。  一つの問題ですが、選挙制度審議会ですでにきわめて明確に答申があったものを実施しない。私たちはこれは答申自体生きていると思うのです。ただ政府が実施しないだけのことで、答申というものは生きている。それを答申直後に実施しなかったから、それはもう、いわば一種の時効になったようにお考えかどうかということ。これは官房長官の談話にもそういうことがあるのです。参議院で小林派の違反問題を追及された際に、こういうことを言っておるのです。泡沫候補の立候補と並んで高級公務員の立候……

第51回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1966/04/07、30期、日本社会党)

○島上委員 大臣は十一時に地方行政委員会に行かれるそうで、それまでの間大臣に二、三の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  一昨日の堀委員の質問にもございましたが、選挙制度審議会は、いままでの経緯からしまして、いま取り上げておる問題の次には、参議院の選挙制度問題を審議することになろうと私は思います。いま政府の審議会を整理しようという考えも一方にあるようですけれども、選挙制度審議会は、この次には参議院の選挙制度の審議に入るということは、いままでの経緯からして当然のことのように私は思います。というのは、衆議院(しゅうぎいん)の定数のアンバランスは、必ずしも十分ではありませんけれども、訂正を答……

第51回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○島上委員 私は、公職選挙法改正問題に関連して、総理に若干の質問をしたいと思います。  国会解散の動きはだんだん盛り上がってきておるようであります。自民党の首脳者会談をやって、年内に解散をしないとか、総理がどちらともとれるような発言をされておりますが、時間がありませんから、私はここでは理由については申しませんけれども、三つの大きな理由からして年内解散必至だ、こう私は判断しております。政治は生きものですから、何とも言われないといえば、そうも言えないことはありませんけれども、また、伝家の宝刀は総理の手に握っておるのですから、総理の胸三寸にあるとも言えるわけですけれども、しかし、良識ある政治家として……

第51回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1966/06/23、30期、日本社会党)

○島上委員 これは、私は大臣に聞きたいところでありますが、まあ言いっぱなしにしておきます。  委員長にも御要望申し上げるという意味を含めて、一つは、陳情書の中に、九つきている中に、まあいろいろありますが、とりわけ小選挙区制に反対する陳情書というのが五件ある。そのうち四件は地方議会で決議して、地方議会の議長が持ってきておるらしい。北海道の上砂川町議会、歌志内市議会、追分町議会、大牟田市議会というふうに、地方の議会が決議をしておるということは、まだこの案件が当委員会に提案されていないのにこれだけの関心を持っているということは、私たちも注目しなければならぬと思うのです。おそらくこの案件が委員会に出さ……

第51回国会 地方行政委員会 第14号(1966/03/10、30期、日本社会党)

○島上委員 実は私、大臣に、所信表明に関連して所管事項の一端について伺いたいと思っておりましたが、大臣が参議院に出席されて来られないということでありますから、私の大事な質問は保留せざるを得ませんし、政務次官がおいでになっておりますから、次官にその一部を伺いますが、次のなるべく早い機会に大臣に伺いたいと思っております。  と申しますのは、例の選挙制度審議会で非常に重要な案件に関して審議が進められておりますので、この扱いに対する政府の考えを実は伺いたいと思っておったわけです。と申しますのは、選挙区制のような重大な、いわばルールを変更するというような問題は、一党の都合のよいような改正は許さるべきもの……

第51回国会 地方行政委員会 第31号(1966/05/10、30期、日本社会党)

○島上委員 この法律の改正のおもなねらいと申しますか、銃砲刀剣類等を所持することによって起こる犯罪事故というものを防止しようとするのがおもなねらいであるのかどうかという点をます伺いたいと思います。
【次の発言】 銃砲の所持許可を正式に受けている者と不法に所持しておる者とあるわけでしょうが、所持許可を受けておる者の中で、犯罪もしくは事故等に悪用される場合に、正常な精神の持ち主の犯罪、事故それから精神異常の犯罪、事故、それから暴力団というような組織に流れたりあるいは一時悪用されたりというような場合等があろうと思いますが、その統計等がありましたらお示しをいただきたいと思います。

第51回国会 地方行政委員会 第32号(1966/05/12、30期、日本社会党)

○島上委員 たいへん急いでいるようですから、私一点だけ伺っておきますが、萩田さんが会長をいたしました昭和三十八年十二月の公営交通事業財政調査会の意見書に「都市交通は電車、バス、地下鉄が一体として経営されることが最も望ましいと考えられる。」云々という愚見書を出されましたね。それから、その次の昭和四十年十月の地方公営企業制度調査会の答申では、このことがさらに前進した形で答申されております。前のほうは略しますが、「東京都においては、その交通事情にかんがみ、少なくとも区部における交通事業については公的事業主体による一元的経営が可能となるよう、すみやかに東京都の交通事業と帝都高速度交通営団の事業とを一元……

第51回国会 地方行政委員会 第34号(1966/05/24、30期、日本社会党)

○島上委員 ちょっと関連して、これは大臣からぜひお答えをいただきたいのです。  いままでの答弁に関連して、大臣に二点だけ伺いますが、先ほど、企業であるから受益者負担を原則として経営されなければならぬということを非常に強調されておりますが、しかし公共企業なんですね。公共企業ということで、私企業に比較いたしまして、採算を度外視して、みすみす損をすることを承知の上でやらなければならぬ部分が非常に多いということ、これはもちろんお認めだと思うのですね。私企業ならば、採算のとれないものはさっさとやめてしまう。しかし公共企業であるがゆえに、採算を度外視して、みすみす損することがわかりながら、毎日毎日赤字を出……

第51回国会 地方行政委員会 第44号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○島上委員 私は日本社会党を代表して、ただいま上程されております地方公営企業法の改正案に関し、三党共同の修正案に賛成し、修正部分を除く政府原案に反対の討論を行ないます。  まず、修正部分を除く原案に対する反対の理由を述べます。  この法案を提出するに至った理由として、近年著しく増大した地方公営企業の累積赤字を解消し、企業の健全なる発展を続けるよう、地方公営企業制度調査会の答申の趣旨に基づいて所要の改正を加えるといっているのでありますが、私は以下数点にわたり、この政府原案ではとうてい累積赤字の解消、健全なる経営ということが不可能であるという点を指摘いたしたいと存じます。  その第一は、累増する赤……

第52回国会 地方行政委員会 第2号(1966/09/01、30期、日本社会党)

○島上委員 先般の国政調査に参りました際に、これは非公式に聞いた話ですが、実は調査の予定にもなかったし、その時間もなかったので、私が早朝予定外に、いわば非公式に聞いた話ですが、ほうっておけない重大な問題ですから、この際これは大臣にも開いておいていただきたいし、それから警察当局に警察行政の問題として伺っておきたいと思います。  八月十三日に行なわれた土佐清水市長の選挙に関連してですが、申し上げるまでもなく来年は一斉に地方選挙が行なわれますので、その前であるだけにこれはほうっておけない問題である、しかも緊急を要する問題である、こう私は考えるから、本格的には選挙法の委員会でまたあらためて伺いたいと思……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1967/04/05、31期、日本社会党)

○島上委員 この際大臣に二、三の点について御質問したいと思いますが、いま大臣の御報告にもありましたように、選挙制度審議会は、明るく正しい選挙のために緊急に措置すべきものとして政治資金規制、連座制強化その他緊急の問題を取り上げて審議しております。去年の夏以来のいわゆる政界の黒い霧の続出、なかんずく共和製糖問題等は政治資金と政党との関係あるいは政治家との関係をもっときれいにしなければならぬということを痛切に教えておると思います。そうしてまた、国民の世論としましても、この際政治資金をきちっと明朗なものにしてほしい、これが強い国民の世論でもあろうと思います。いわゆる政治不信の声が高まっている際でもあり……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1967/05/24、31期、日本社会党)

○島上委員 ただいま大臣から御答弁がありましたが、どうも私は、大臣はそういうお考えかもしれませんけれども、全体としてそのまま信用できない。それはいろいろな事実から総合的に判断すると、不信の念を強くせざるを得ないわけであります。  私は、まず第一に、これは大臣があるいは答えにくいかもしれませんけれども、自民党が五人も特別委員を出しておって、選挙制度審議会で十分発言し、党の意見を反映する機会があったわけなんですね。それなのに選挙制度審議会の審議の過程ではほとんど意見を出されずに、最終段階で松野君はなるほどいろいろ意見を申しましたけれども、これはきめる最終日です。答申がなされてからちょうど一ヵ月たっ……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1967/05/31、31期、日本社会党)

○島上委員 私は、やはりけさの新聞を見まして、赤澤委員とは違った意味で、自治大臣なかなか努力しているわい、正式に発表すれば全社で出ましょうけれども、正式な発表でないにしても、当たらずとも遠からずと申しますか、そう違っていない、かなり進行しておる、この前のこの委員会で答弁したほどに、そのとおりには進行はしていないけれども、ややそれに近い程度に進んでいるというふうに受け取ったわけです。これがいま言ったように正式な発表だとは思いませんけれども、そうかといって全く的はずれの、全然根拠のないものだとも思えない、一通り見ましたが。そうすると、いまの答弁で、またそれこそ失望を感じましたが、一体政府は、この前……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1967/06/30、31期、日本社会党)

○島上委員 関連して二つほど聞きますが、いわゆる政治教育、国会見学に連れてきまして、国会というところはこういうところで、こういうふうに審議をしてやっておるところであるといって、招待した議員が政治の話をする、国会の現状はこういうふうであると話をする。これはこの法律でいういわゆる政治教育とみなすかどうか、その点まず御返答いただきたい。
【次の発言】 私は、いまの点も大きな骨抜きだと思いますが、後援団体がする寄付の点も大きく骨抜きになっておりますね。後援団体がする総会等の集会または行事における供応接待、これは通常用いられる程度の食事を除いて、禁止されてますね。禁止されてますが、衆議院の場合には、解散……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1967/07/05、31期、日本社会党)

○島上委員 ちょっと官房長官おいでの機会に質問し、かつ要望しておきたいのです。  というのは、この法律は与野党ともに重要法案として、特に提案者である政府においては、今国会で成立を期したいと再三にわたって言明していらっしゃる。私たちは、政府の原案は数カ所で骨を抜いているから、この骨を答申の線に戻して、そうして今国会で成立を期したい、こう考えている。そこで私たちは理事会で再三、今国会で成立を期するためには、もうこの辺で全体の審議日程をきめる必要があるというので、野党がきわめて具体的に建設的な提案をしておる。今週はきょうと七日、来週は定例日は十二日です。そこで私たちは、今週のきょうと七日で大体いまま……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第9号(1967/07/12、31期、日本社会党)

○島上委員 自民党の渡辺君の質問の順序でございますが、官房長官の時間の都合で、私、官房長官に対する質問だけ、それとも十分程度いたしまして、残余の質問は渡辺君が終わってからいたします。  この前、といっても一週間前ですが、一週間前の委員会でも、私は官房長官に御質問し、かつ御要望申し上げておきました。総理大臣も藤枝大臣も今国会で成立を期したいということを、しばしば国会においてもあるいは国会外の記者会見の際にも言明されております。私は一週間前に、会期がもう短くなってきたものですから心配いたしまして、理事会でわれわれが、参議院に最小限度一週間の審議日程を残して衆議院の通過をはかるための日程を組むことを……

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第11号(1967/07/19、31期、日本社会党)

○島上委員 いまのことに関連して伺いますが、今国会で成立を期するとすれば、きょうこの委員会で質疑を打ち切って採決する以外には、私は方法はないと思うのです。あさって、最終日に定例委員会があるのみですから、きょう採決してあしたの本会議にかければ、ほんのわずかではありますけれども参議院に送ることができる。それ以外には、口で何と言おうとも、成立させる道は全然ないと思うのです。きょう採決しないでも、参議院で審議をして成立を期する方法があったらお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 われわれ野党はこぞって、けさの理事会でも明らかにしましたが、自民党さんの質問者があるなら、きょう夜十二時までやってもよろ……

第56回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1967/08/02、31期、日本社会党)

○島上議員 ただいま議題となりました政治資金規正法及び公職選挙法の一部を改正する法律案につき、私は日本社会党、民主社会党及び公明党を代表し、その提案理由とその内容の概略を御説明申し上げます。  政府は、選挙制度審議会に対し、選挙区制その他選挙制度の根本的改善の方策について諮問しておりますが、同審議会は、去る四月七日、最近の政治情勢にかんがみ当面緊急に措置することを要する事項として、政治資金の規正及び連座制の強化等を中心とした「政治資金の規正等の改善に関する件」について、政府に答申をいたしました。  政府は、この答申を受けた場合、答申を尊重し勇断をもって実行することを再三にわたり公約してきたので……

第56回国会 地方行政委員会 第3号(1967/10/11、31期、日本社会党)

○島上委員 先ほど来の質問及び御答弁を聞いておりまして、少し関連して伺いたいことがあります。  まず第一は、山崎という学生の死因についてでございますが、先ほど来のお答えを私が聞いておっても、どうも釈然としないものがあります。そこで伺いますが、轢死されたというのですが、車が通ったあとに死体が残っておったという状況なのか、あるいはひかれる瞬間を警察官が現認したというのか、その点をもう少しはっきりしていただきたい。
【次の発言】 その警察官の氏名ももちろんはっきりしているでしょうね。
【次の発言】 学生側で現認して、事実がだいぶ相違すると言っておる者がありますが、正確な判断は、これを現認した者がある……

第57回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1967/12/13、31期、日本社会党)

○島上議員 ただいま議題となりました政治資金規正法及び公職選挙法の一部を改正する法律案について、私は日本社会党、民主社会党及び公明党を代表し、提案理由とその内容の概略を御説明申し上げます。  政府は、選挙制度審議会に対し、選挙区制その他選挙制度の根本的改善の方策について諮問しておりましたが、同審議会は、去る四月七日、最近の政治情勢にかんがみ当面緊急に措置することを要する事項として、政治資金の規正及び連座制の強化等を中心とした「政治資金の規正等の改善に関する件」について、政府に答申をいたしました。  政府は、答申を受けた場合、これを尊重し勇断をもって実行することを再三にわたり公約してきたのであり……

第57回国会 予算委員会 第3号(1967/12/12、31期、日本社会党)

○島上委員 関連して二、三御質問申し上げます。  総理が、答申が出たら勇断をもって実行する、これは名言ですね。それから私の質問に対して、大骨どころか小骨一本抜きません、こう申しましたね。これは御記憶に新たなるところだろうと思いますが、これほど国民にそらぞらしい感じを与えていることばはないと思う。あなたは多言実行だということを申しました。少なくとも現時点ではこのことばは何ら実行に移されていないばかりか、実行をしようとする熱意が全然なかったということもこれまた事実です。この心境は今日も変わりありませんか。
【次の発言】 それでは申しますが、いま畑君に対する御答弁の中で、政党に対する規制をさらにやめ……

第58回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1968/02/28、31期、日本社会党)

○島上議員 ただいま議題となりました政治資金規正法及び公職選挙法の一部を改正する法律案について、私は日本社会党、民主社会党及び公明党を代表し、提案理由とその内容の概略を御説明申し上げます。  政府は、選挙制度審議会に対し、選挙区制その他選挙制度の根本的改善の方策について諮問しておりましたが、同審議会は、昨年四月七日、当時の政治情勢にかんがみ当面緊急に措置することを要する事項として、政治資金の規正及び連座制の強化等を中心とした「政治資金の規正等の改善に関する件」について、政府に答申をいたしました。  政府は、答申を受けた場合これを尊重し、勇断をもって実行することを再三にわたり公約してきたのであり……

第58回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1968/03/06、31期、日本社会党)

○島上委員 私は、この法案に対して大体賛成の意見を個人的に持っておるものです。そしていろいろと議論の多い自民党の中で、よくもここまで努力してまとめて、議員提案であるとは申せ、出してまいりました篠田君に対してはほんとうに敬意を表したいくらいです。そこで二、三質問いたしまして、私どもも党においてできる限り早い機会に党議をきめてきたい。そういう意味で二、三の点を質問いたします。  この提案理由の説明によりますと、「知事の長期在職に伴う重大な弊害があらわれていることも事実でありまして、私は一々ここにその具体的な事例をあげることを省略いたしますが、」といっております。これは一般的な弊害という意味でここに……

第58回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1968/03/13、31期、日本社会党)

○島上議員 ただいまの山下委員の御質問にお答えいたしますが、御指摘のように、一昨年来の黒い霧発生以来、政治資金の規制に関する強い世論の要請がありまして、選挙制度審議会は、他の一般の選挙運動の改正と関連のある問題ではあるけれども、他の改正を待つまで放任しておけない状態である、緊急に措置しなければならない、こういう認識に全員が一致いたしまして、特に昨年の四月七日に、切り離して緊急に措置すべき事項として答申したのが「政治資金の規正等の改善に関する件」であります。私たちは、もちろん選挙制度審議会設置法に従いまして、政府がこれを尊重しなければならないと義務づけられておりまする関係もありますし、その前の総……

第58回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1968/04/17、31期、日本社会党)

○島上委員 ただいま提案された法案に関連して二、三お伺いしたいと思います。  最初に、直接この法律ではありませんが、この法律は、確かに他の選挙運動改正の選挙制度審議会の答申にかかわるものと一緒に提案する準備を進めておったはずであります。そして、それに先立って緊急に措置すべき事項として、七カ月も前に選挙制度審議会から答申された政治資金規正法の改正というものがある。これらは相互に関連性があるわけですから、私どもはいままで、まず政治資金規正法の改正が提案され、次いで選挙運動一般の改正の答申にかかわる部分とこれを含めて、きょう出されたものを含めて提案されるもの、こう考えておったわけですが、なぜ切り離し……

第58回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第8号(1968/05/15、31期、日本社会党)

○島上委員 私は、ただいま提案されました法案につきまして、総理大臣に御質問いたします。  最初に、御注文申し上げておきたいのですが、私どもきわめて不満ですけれども、総理の出席時間はきわめて短い。そこで、私もきわめて簡潔に御質問申し上げますから、総理も、私の質問した点について簡単、明快、かつ率直にお答えをいただきたいと思います。  もう一つ申し上げておきたいことは、政治資金規正法問題は、総理もかねてしばしば言っておられるとおり、国民の政治不信を回復し、民生政治の基盤を確立するために、きわめて重要、緊急な課題でありまするから、私は、自民党を不利にしようとか、総理を困らせようとか、そういう狭い量見で……

第58回国会 予算委員会 第13号(1968/03/05、31期、日本社会党)

○島上委員 実は総理大臣にぜひ伺いたかったのでありますが、総理大臣がお見えにならないので、総理大臣にお伺いする分については官房長官にお伺いいたしますから、総理になったつもりでひとつはっきりと御答弁をいただきたい。  私は、この際、一言苦言というか、御注文申し上げておきますが、その場しのぎのそらぞらしい答弁は、事政治資金規正法に関しては、ほかにもありますけれども、あまりにも多く聞かされておりますので、ひとつ責任を持った答弁を願いたい。いま申しましたように、総理からはあまりにも多くのその場限りの、その場しのぎのそらぞらしい答弁を承っておりますので、このことをあえて、あなたには必要ないかもしれません……

第59回国会 建設委員会 第3号(1968/11/08、31期、日本社会党)

○島上委員 建設大臣にまず一言苦言を呈しておきたい。  この建設委員会は二カ月目にようやく開いた委員会です。問題はたくさんあるはずなんです。まあ閣議の大事であることも知っているし、総裁選挙が大事であることも、私は政治家の一人として、大臣が苦労していることも察します。しかし、一時間以上も委員会を開会して待たせるということは、これは明らかに国会軽視です。私はもっと大臣に今後国会を尊重してもらいたい。これは同時に委員長にも、委員長の責任においてもっときちっと開くように強く要求しておきます。  そこで質問に入りますが、まず最初に大臣に伺って、それから順次こまかい点に入りますけれども、時間の問題がありま……

第59回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1968/08/09、31期、日本社会党)

○島上委員 ただいまの堀委員の質問に対する御答弁からすると、第六次審議会はいずれは発足させるという考えのように承りますが、同時に、ただいまの御答弁の中に、第五次審議会までの答申の処理、これを法律化する、その進みぐあいを見ながら、こういう御答弁でもございましたので、第六次審議会の発足については、時期的にもおおよそいつごろという予測がなかなかできないような御答弁でしたが、そういう点は、おおよそのお考えはございますか。
【次の発言】 いや、堀委員に対する御答弁からすると、いつごろ発足させるかということは、おおよそでもわれわれに見当がつかないのですね。いつごろかということは全くばく然としている。つまり……

第60回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1968/12/18、31期、日本社会党)

○島上委員 私は新任の大臣に対して二、三点お伺いしたいと思いますが、ただいまの就任のごあいさつの文言にあえて拘泥するわけではありませんが、非常に大事な懸案事項に対して、はっきり露骨なことばで申しますと、忘れているのではないかというような気さえするのであります。政治資金規正法の改正は、総理大臣はじめ前の赤澤自治大臣が本委員会を通じて、国会に対しても、さらに国民に対しても、もう幾たびとなく、きわめて明確なことばで約束しておる。そしてそれが実現しないで今日に、言うなれば懸案事項となっている大事な案件であります。もちろん私たちは、前回政府が提案した法律案は答申を骨抜きにしたものであって、とうてい、審議……

第61回国会 建設委員会 第7号(1969/03/14、31期、日本社会党)

○島上委員 私は特に基本的な問題について御質問したいと思います。  まず最初に申し上げておきますが、きょうは、本会議終了のあと、余すところ四十五分しかない時間でございますから、全部は終わらぬかもしれませんけれども、終わらない場合には、次回の冒頭にやらしていただきたいと思います。この大問題を四十五分でやれということは無理な話ですし、それに、きょうは公営住宅法を審議する最初の日ですから、最初から正常な運営を越えた、夜おそくまでやるというようなことはすべきではない、私はそういう信念を持っております。そのかわり、今後もちゃんと正常な運営には協力する、こういう考えですから、そういう前提の上に立って、私も……

第61回国会 建設委員会 第8号(1969/03/19、31期、日本社会党)

○島上委員 前回私の質問の際に、住宅不足の状況を資料として提出するように求めておきましたが、私、この資料はいただきましたけれども、まだざっと目を通しただけなので、この資料について一通り説明をいただきたい。
【次の発言】 この数字は、三十八年の住宅統計調査及び四十年の国勢調査の数字ですね。この数字によりますと、全部合わせても五百八十万九千戸、こういうことになりますね。五百八万九千戸が足りないところに六百七十万戸ですから、この数字の上からいうと、来年一年過ぎると一世帯一住宅が完全に実現して余りがあるわけですが、現実はそうではない。そうではないということは、この三十八年もしくは四十年の調査以降、都市……

第61回国会 建設委員会 第24号(1969/06/11、31期、日本社会党)

○島上委員 大臣に伺いますが、この法律の改正点の大きなねらいの一つは、執行体制を強化して違反建築物に対する是正措置を敏速かつ効果的にするということが、重大なねらいの一つのようですが、そのとおりですか。
【次の発言】 そういたしますと、逆に言うと、いままでの法律では執行体制が非常に弱体であった、違反があっても是正措置が思うように効果的にいかなかった、こういうことになるわけですか。
【次の発言】 そうしますると、現行法はすでに二十年になっておりますが、この現行法が最近の急速な都市化現象のために実情に合わなくなった、こういうことが改正のおもな理由ですか。

第61回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1969/02/24、31期、日本社会党)

○島上委員 この際、新しい大臣に二、三お伺いしたいことがあります。  第一にお伺いしたいのは、大臣が就任された後の臨時国会でもきわめて明白に御答弁されました事項の一つですが、選挙制度審議会の設置を三月中には、あるいは三月までにはする、こういう御答弁でございましたが、三月まであと数日を残すのみとなりましたが、委員の選考が着々進んでおり、三月には、桃の節句ころには設置される、こういうふうに期待してよろしゅうございますか。
【次の発言】 どうもいままでの経過を見ると、そのときのがれの答弁をして、じんぜん日を送っているような感じがしてならないのです。大臣はそんなことはあるまいと思うけれども、三月中には……

第61回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1969/06/04、31期、日本社会党)

○島上委員 大臣に二、三お伺いしたいと思いますが、今回の改正案は、選挙制度審議会の第五次の答申を受けて出したものと趣旨説明でもおっしゃっておりますが、その事実は認めますけれども、この審議会の答申の中で、なおこの改正に取り上げられていない部分が相当ありまするが、これに対しては、政府は改正の方向に向かって引き続き検討するという含みを残しているのか、取り上げなかった分は適当でない、こうお考えになって取り上げなかったのか、その点をお伺いいたします。
【次の発言】 そうしますと、答申されて今回の改正案に取り上げられなかった部分については、その他の事項と関連して第六次審議会に再度諮問するというお考えなのか……

第61回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第10号(1969/10/09、31期、日本社会党)

○島上委員 大臣はまだお見えにならぬようですが、解散、総選挙を前にして、当委員会を軽視するということであるならば、これは許しがたいことですが、あとでおいでになりますね――。あとでおいでになるということで、大臣に対する質問はあと回しにします。  そこで、最初に自治省にお伺いいたしますが、前国会で公職選挙法の一部改正を行ないまして、いわゆる選挙の自由化と申しますか、政党活動の文書を緩和するという方向に一歩踏み出したわけですが、私の記憶するところによれば――これは記憶が間違いかどうか知りませんが、政党による文書の自由化は先般の都議会選挙の際には実施されなかったと記憶しておりますが、都議会選挙のときか……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 労働委員会決算委員会連合審査会 第4号(1947/07/31、23期、日本社会党)

○島上委員 敗戦後の荒廃に帰しておる産業を再建復興することの必要であることは、もはや議論の余地のないところですが、このために労働組合の健全なる発達が必要であるということも、これまた議論の余地のないところだと思う。労働省が設置されまして、この労働組合の健全なる発達について努力されることを、われわれは大いに期待しておるのでありますが、昨日の前田君の質問に対して、米窪國務大臣は、労働組合の健全なる発展については、労働組合自体の自主的な動きを尊重して、干渉がましいことはいたしたくないというような御答弁であつたと思いますが、私もそれは結構だと思います。しかしながら現に労働組合の健全なる発達を阻害しておる……

第3回国会 人事委員会公聴会 第1号(1948/11/17、23期、日本社会党)

○島上委員 ちよつと佐藤君に伺いますが、先ほどの御意見を承つておりますと、今度出された國家公務員法の一部を改正する法律案に全面的に反対することはもちろん、現在の國家公務員法そのものにも反対である、こういう御意見のように伺いましたが、そういたしますと、國家公務員に関する法律は全然いらぬ。今のいわゆる労働三法を適用するだけで事足れりとお考えであるか。それとも現行の公務員法にかわるに、適当な何か法律が必要であるとお考えになるか、その点が第一。  第二にお伺いしたいのは、マツカーサー元帥の書簡に関連することですが、今、日本が置かれている立場からしまして、このマツカーサー元帥の書簡の内容の指示するところ……


26期(1953/04/19〜)

第17回国会 地方行政委員会法務委員会公職選挙法に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○島上委員 私も選挙法の関係を御質問したいのですが、大部分は御両人によつて質問されて明らかになりましたが、最後に一つだけ伺いたいのですが、現在の四百六十六名という定員は、大正十五年以来の定員だということですが、先ほどの御質問によつてその間に若干変更されたときもある。これを今度奄美大島復帰に伴う臨時措置によりまして四百六十七人にする。これは今も指摘されましたように、この次に別表が構成されるまでという間は、昭和三十年の国勢調査によりましても、三十年で調査が完了して別表が構成されて最初の選挙、こういうことになるから、かなり長期になるわけです。で私どもは今後当然に沖繩の復帰の問題とか、あるいは千島の復……

第19回国会 厚生委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/04/17、26期、日本社会党(左))

○島上委員 簡単に質問しますが、この厚生年金の巨額の資金は、今日私ども考えると、不当に運用されておると思うのであります。そのことについては先ほど井堀委員から詳細に質問がありましたが、その御答弁に私ども納得しません。それに関連して一つだけ伺いたいのは、この運用をいたしまして、大蔵省においては、二十七年度に剰余金三億円を一般会計に繰入れておるということをある公述人がこの厚生委員会の公聴会において述べておりますが、これは事実でしようか。
【次の発言】 厚生大臣はよく御存じにならないようですが、そういうようなことが行われて、それで厚生省においてはよろしいと考えておるかどうか。これはこの運用自体に問題が……

第19回国会 文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○島上委員 最初に今の中原委員の最後の質問に関連をして、少しばかり質問をいたしたいと思いますが、ただいま警察官の教員の思想調査に関して文部省はやつたことはない。国警に問い合して申入れしたところが、国警でも大部分は無理につくつたことである、いわばでつち上げである、こういうふうに言われたそうですが、これはそれこそその場しのぎの言いのがれであつて、事実は厳然として存在しております。私はここにたくさんの材料を持つておりますが、今時間がありませんので、それらの一々についてその真否を追究する時間はありませんが、現に私が行つて調べただけでもはつきりとしておる。静岡県下の三地区の警察署、学校の数で言えば十数校……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 文教委員協議会 第1号(1955/10/04、27期、日本社会党(左))

○島上善五郎君 簡単に関連質問を大臣にいたしたいと思います。私は一般論として質問しますので、あまり民主党の出した。パンフレットに拘泥しないで御答弁を願いたいと思います。私の理解しているところによりますれば、政党政治というものは政権をとった際に、その政権を通じて自分の党の政策の実行をする、これが政党政治であろうと思う。党の政策を実行する、このためにこそ政党は政権をとることを欲するわけなんです。こう私理解しておりますが、その点に対する大臣のお考えを承わりたい。
【次の発言】 そういたしますと、政府の与党である民主党が、たとえば財政政策をおきめになる、文教政策をおきめになる、それをそれぞれの部署を担……

第22回国会 文教委員協議会 第2号(1955/10/14、27期、日本社会党)

○島上善五郎君 ちょっとせんだって出ました中野高等無線学校の問題をお伺いしたい。私も新聞に出て初めて承知したので今多少調査しておりますが、まだ的確なものを得ておりません。文部省においてお調べになって事情を御承知かと思いますので伺います。先般新聞で、中野高等無線学校において生徒、特にそのうちの給費生と書いでございましたが、理事長が書生扱いにして個人的な雑務に非常に多くの時間を使いまして、そのために学生はろくに勉強もできない、こういう状態にある。それで学生の間に非常に大きな不満がそれこそ盛り上ってきて問題になっておるということを聞いております。またもう一つ、その学校においては郵政省かどこかの官吏が……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会公聴会 第1号(1956/04/23、27期、日本社会党)

○島上委員 時間がありませんので、十分くらいにしておこうと思います。ですから、あまり私の質問を妨害するようなことを、うしろの方でごじゃごじゃ言わぬように希望しておきます。  選挙区が狭くなれば選挙費用が少くなる、これは政府の提案の一つの大きな理由にもなっておって、まことにけっこうであります。そこで、あなたは、衆議院の選挙費用が一体どのくらい少くなるとお考えになっておりますか、それをまずお伺いします。
【次の発言】 私は事実に基いて言うのですが、衆議院の選挙よりも、都会議員あるいははなはだしきに至っては区会議員の選挙の方がよけい金を使っておるという事実がある。問題は、現在の中選挙区の選挙区が広い……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会公聴会 第2号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○島上委員 今非常に大事なところで少し落ちておるところがありますので、関連して一、二点伺いたいと思います。  今山田君の質問の点でございますが、今度の政府提案によりますれば、政党の選挙運動期間中における活動が非常に拡大されておる。たとえば、演説会も十回まではやれる、ポスターもふえる、はがきも出せる、それから、大事なことは、その政党の選挙運動期間中における活動が、候補者の支持、推薦、選挙運動にわたってよろしい、こういうふうに拡大されたわけでございます。私はそれ自体は異議はございませんけれども、その反面において、現行法の百九十九条の二に、公職の候補者の寄付制限がございますが、「公職の候補者又は公職……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会閉会中審査小委員会 第2号(1956/08/22、27期、日本社会党)

○島上小委員 私ども調査に参りまして、地方の選管その他運動しておる当事者の諸君からも聞いた声ですが、どうも選挙法はむずかし過ぎる、それからあまりちょいちょい改正するので非常に困るという声を聞く。そうして、そういう人たちから、選挙法を、地方議会の選挙法と衆議院の選挙法、参議院の選挙法というふうに別々にしたらどうかという意見がある。私ども、法律はしろうとですから、一体、法体系の上からいって、別々にする方が適当かどうかということについては、にわかに結論を下せませんが、この点について、三浦部長に、衆議院の選挙法、地方議会の選挙法、参議院の選挙法あるいは地方の首長の選挙法――知事、市町村長の選挙法といっ……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会閉会中審査小委員会 第3号(1956/08/24、27期、日本社会党)

○島上小委員 川原先生に一、二伺いたいのですが、政党法を作って、党員名簿を明確にする、政党法を作れば当然そういう問題が起ってくるということでしたが、どうも、今お話を伺っておりますと、日本の政党、イギリスの政党、アメリカの政党はそれぞれ実際上相当の違いがある。学問上からすれば、政党というものはかくかくかようなものであるという定義は共通的にできると思いますけれども、実際にアメリカの政党の現状、日本の政党の現状イギリスの政党の現状には大へんな違いがある。特に党員という点になりますと非常に違いがある。御承知のように、日本の政党は、革新政党の場合でも、支持者が多い割に党員が非常に少い。これは、私は、政党……

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/02/18、27期、日本社会党)

○島上委員 簡単に二、三点お伺いしたいのです。大へん貴重な御意見を伺わせていただいて感謝しておりますが、まず最初に伺いたいのは、石橋内閣は運賃の値上げをやって、米の値上げも実はやろうとしたけれども、露骨に言うと、党内のごたごたで一時思いとどまった。これは、米価審議会とか米価問題調査会で一時逃げておいて、やがては必ず出てくるであろう、こう私ども察しておる。そういたしますと、運賃の値上げは運賃の値上りだけにとどまらず、運ばれる品物の値上げになり、米の値上げは、米だけでなしに他の値上げに影響する。物価は横ばいだといいますけれども、私どもの見るところでは、一ぺんには上らぬにしても、じりじりと上るのでは……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○島上分科員 ただいま同僚議員井堀君から詳細な御質問がありましたが、多少それに関連する問題から入って、二、三御質問したいと思います。  今御質問中にも、具体的な事実があげられました。これは川口市の地方選挙に限ってのことでありますが、もちろん一地方の選挙といえども、そのような悪質行為とみなされることが横行しておるということは、直ちに他の選挙にも影響するところでありまして、これは今御答弁にもありましたように、厳重にかつ敏速に取調べを願って、今後の他の選挙の戒めにもしていただきたい。実は石橋内閣が誕生直後、石田官房長官あるいは三木幹事長それから石橋総理大臣の談話にもあったかと思いますが、解散説が相当……

第28回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会公聴会 第1号(1958/04/14、27期、日本社会党)

○島上委員 最初に吉田さんにお伺いいたしますが、前回の改正によって、立会演説会の回数は事情の許す限り多く開催するように、こう改正したわけであります。これは、前回、与野党一致しまして、立会演説の回数はなるべく多くしよう、こういうところからこの改正が行われたのです。ところが、前回そういう改正を法文でしたにもかかわらず、実際には、その改正をする前、つまり前々回と事実上は変りがなかった。そこで、私どもは回数を法文の中に明記する必要があるのではないかと考えたのであります。七十回という回数は、現在の選管の弱体な機能では耐え切れないという御意見でしたが、確かに現在の選管の機能からいえば負担が重くなることは事……

第28回国会 予算委員会公聴会 第2号(1958/02/25、27期、日本社会党)

○島上委員 私はただいま元軍人としてほとんど一生の間戦争に関する、あるいは軍事に関する経験を積んで参りました遠藤先生から今の日本における防衛問題に関する貴重な御意見を承わりまして非常に啓発されるのでございますが、同時にわれわれが長い間主張してきたことが、今日の時代に、いわゆる人工衛星、ミサイル時代にいよいよ正しいものであるということの確信を持つに至りました。そこで特別に御質問する要もないわけでありますが、一、二伺っておきます。  私は遠藤先生がおっしゃったように、日本の今日の軍隊は、警察予備隊から出発して、オタマジャクシがカエルになったように成長して参りました。この軍隊は明らかにアメリカの強い……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1958/02/17、27期、日本社会党)

○島上分科員 私は、自治庁長官並びに警察庁長官にお伺いしたいのであります。それは、本年は衆議院の総選挙が行われる年である。明年は参議院の選挙並びに地方選挙が一斉に行われる年である。そういう関係で、今事前運動がいろいろの形で行われておる。事前運動といっても、一がいに排斥すべきでないとは思いますが、つまり合法的な当然な政治活動については、間接的な事前運動でありましても取り締る法規もありませんし、また場合によっては、むしろ奨励していい問題もあろうかと思う。しかし、私が今ここで取り上げようとしておりますのは、政界あるいは選挙界を腐敗堕落せしめるきわめて悪質な事前運動が年末から正月にかけて行われ、さらに……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1958/02/17、27期、日本社会党)

○島上分科員 住宅のことについて、ただいま同僚井堀委員からだいぶ詳しく質問しましたので、私は簡単に一、二伺って、それからその次に高潮対策について簡単にお伺いいたしたい。  先ほど井堀君からも強く言われましたが、私は、現在の住宅事情から考えまして、住宅建設は選挙目当ての、間に合せ的なものではなくして、長期計画を立ててやる必要があると思う。マッチ箱のようなものをばたばた建てるというよりは、現在住宅公団が建てておるような高層不燃住宅を将来長期にわたって計画する必要がある、こう思っておるのですが、さて、その住宅公団の住宅でございますが、家賃が高過ぎる。特に最近だんだん高くなってきた。これでは住宅公団法……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1958/02/17、27期、日本社会党)

○島上分科員 おそらく同僚委員の諸君から質問し尽されたと思いますので、私はごく簡単な問題一つだけをお伺いします。それは例の樺太から引き揚げて参りました引揚者に対する援護の問題です。この引揚者に対する援護自体がきわめて不十分であると思いますが、そのうちで大部分は日本婦人と結婚して子供を持っている朝鮮人、つまり日本婦人の夫である朝鮮人が大部分です。おそらく比率にしたら九割あるいはそれ以上になるかと思いますが、この朝鮮人の人々に対しては帰国手当も旅費も支給していないはずです。私はこれではいけないと思う。というのは、これらの人々はかつて青年時代に朝鮮におって日本人であった。日本人として徴用された人々が……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会公聴会 第1号(1958/10/30、28期、日本社会党)

○島上委員 それでは小暮さんに伺います。期日の統一については、都道府県と市町村の間はなるべく離れている方がよい、しかし今回はやむを得ない、こういう御意見のように聞きましたが、なるべく離れている方がよいということは、私どももそうだと思うのです。今度の場合は、今ほかの方の御意見もありましたが、三十三日と二十八日というと五日間です。町村の選挙は一週間ですから、一週間の運動期間で五日間ということになりますと、最初の二日間は前の大きな選挙とダブることになるのです。それから実際問題として、投票日と開票日はあとの選挙運動にはならぬと思うのです。それからダブった投票日、開票日のほかに、いわゆる終盤戦――大きな……

第31回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○島上分科員 政府の住宅政策について多少お伺いしたいのですが、岸内閣も前内閣に引き続いて住宅政策を重要政策の一つとして推進しておりますことは、それ自体に対しては私どもけっこうだと思います。ただこの住宅政策がほんとうに地についた、ほんとうに住宅に困っておる人々を対象としてやっているかどうか、そういう効果を上げているかどうかということになると、はなはだ疑わざるを得ない点があるのです。たとえば本年の住宅建設の内訳を見ますると、公営住宅が四万九千、公庫住宅が十万二千、公団が三万、厚生年金融資三万、そのほか自力建設ということでございます。ですから政府が直接、間接やります住宅建設は合計二十一万一千戸であり……

第34回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1960/02/24、28期、日本社会党)

○島上分科員 私は建設大臣に、最初に地盤沈下対策について、次に住宅問題について、若干伺いたいと思いますが、地盤沈下問題は実は他の、たとえば経済企画庁、科学技術庁、通産省、運輸省等に関連があるので、その方面にも伺いたいのですが、きょうは主として建設省関係の方面をお聞きします。  今度の予算は、土建予算といわれるほど土木事業と申しますか、公共事業、特に治山治水に力を入れ、国土の保全、開発、災害の防止、災害の復旧という方面に力を入れていらっしゃる。私はそのこと自体はもちろんけっこうだと思います。ところが、その中で地盤沈下問題の占める重要性に対して、いささか認識が欠けているのではないか、あるいは軽視し……

第35回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会公職選挙法改正調査小委員会 第5号(1960/09/26、28期、日本社会党)

○島上小委員 今まで小委員会及び委員会を開いて、ただいま委員長がおっしゃいましたように、ほんの一部の部分を除いては大体各党の意見の一致を見まして、改正の方向が打ち出されたのでありますが、最近新聞に伝えられるところによりますと、自民党の調査会で、小委員会で一たんまとまったものと相違する意見、簡単に率直に申しますならば、それをひっくり返してしまうような意見を決定されたということであります。私ども社会党も、おそらく民社党でもそうであろうと思いますが、党内にはいろいろの意見がります。意見がありますけれども、出てきている小委員は、責任を持ってこれならば党をまとめようというので今まで臨んでいるのです。しか……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 運輸委員会都市交通に関する小委員会 第1号(1961/04/06、29期、日本社会党)

○島上小委員 今、肥田君が質問したことに対して原口さんに納得できるような答弁をしろといってもこれは無理かもしれぬ、僕はこういう意味だろうと思う。たとえばバスについていえば東京都には民間のバス、都営のバス、たくさん入っている。電車もそうですし、地下鉄もそうです。こういうものは乗客、利用者の都民の立場からいえば、どこのバスが入ろうと、どこの地下鉄が入ろうと、国電が入ろうと、とにかく交通が今ふん詰まりの状態にあるのを緩和してほしいというのが切なる希望だし、またそうしなければならぬと思うんですよ。利用者から見れば、どこのバスであってもいい、どこの地下鉄、どこの電車が入ってもよろしいんですよ。ところが、……

第40回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会公聴会 第1号(1962/04/09、29期、日本社会党)

○島上委員 小汀公述人は私どもとだいぶ考えが違いますので、その考えの基本的に違う点を私はここで議論しようとは思いません。それは省略しまして、ごく簡単に二、三点を伺いたいと思います。  これは他の公述人の方も触れられましたし、私どもも痛切に感じておりますが、選挙界の現状はだんだん金の選挙になってきている。金によってゆがめられている。そういう弊風がだんだんはなはだしくなってきているということは、これは認めまいとしても認めざるを得ない事実だと思うのです。先ほど長谷部さんからきびしく御指摘されましたが、昭和三十五年十一月の選挙、最も近い衆議院の選挙、その直前に選挙粛正の決議を全会一致で出しておきながら……

第40回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会公聴会 第2号(1962/04/10、29期、日本社会党)

○島上委員 私はきのう来非公式に与党、野党話し合ったように、専門家に対してのみ少し御質問したいと思うのです。  大石さんにお伺いします。実はきのうの公述の中で、選挙野放し論を公述された方がありました。きょうの新聞にも出ておりました。これは、十億でも二十億でも使わしたらいいではないか、そうすれば本人も参ってしまうだろうし、国民も自覚してそういうものを二度、三度選ばなくなるからというようなことで、私はこれもあるいは一つの見識かもしれぬと思います。しかし、少なくともこの考えは国民の多数のとらざるところであろうと思います。大石さんの御意見を伺っておりますと、ものの考え方の基本はその野放し論と共通のよう……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1964/02/17、30期、日本社会党)

○島上分科員 私は、自治大臣その他関係方面に、選挙の違反の問題、選挙法の改正の問題、アンバランスの是正の問題その他について、若干質問したいと思います。  まず最初に、私の見るところでは、過ぐる十一月の総選挙は、きわめて悪質違反の多い選挙である。公明選挙を唱えられること久しいけれども、選挙のつど悪質化している。金の選挙になっている。これはもう否定するにも否定しようのない事実です。そうして去年の十一月の選挙は、まさにその頂点といってもよろしかろうと思います。この選挙違反の実態を数字でもってまず御報告願いたいと思います。
【次の発言】 では刑事局長を呼んでください。

第51回国会 法務委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1966/04/27、30期、日本社会党)

○島上委員 同僚議員から相当質問しましたので、私は委員長に協力してなるべく簡潔にいたしますから、答弁も簡潔に、ただしはっきりと答弁してもらいたい。回りくどい、あいまいな答弁をされてはこちらが迷惑しますから……。  最初は、ぜひ法務大臣に伺っておきたい。この案件の処理にきわめて重要な焦点ともいうべき法律上の解釈について伺いたい。  公職選挙法によりますれば、公職の候補者となろうとする者の寄付の禁止もしくは制限、それから候補者の後援団体の寄付の制限、それから選挙民の後援団体もしくは政党の支部に対する寄付の制限、このように各種の寄付の制限がございます。私は塚田知事が二十万円を贈った行為は、この寄付の……

第51回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1966/03/01、30期、日本社会党)

○島上分科員 私は大臣及び局長に対して、公営住宅問題について若干御質問をしたいと思います。  御承知のように、昭和二十六年公営住宅法ができまして、「この法律は、国及び地方公共団体が協力して、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を建設し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とする。」たいへんけっこうな目的を掲げた公営住宅法ができまして、その後、今日まで三回ほど改正が加えられております。そして政府のいわゆる三カ年計画は、たしか昭和二十六年ですから第五次三カ年計画に及んでいるはずだと思いますが、いまなお多くの低額所得……

第51回国会 予算委員会第五分科会 第6号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○島上分科員 近年東京をはじめ大都市における交通状態は、交通地獄ということばを生んでおるほどにひどい状態になっております。これは人口が異常に都市集中をしたということも一因でありましょうけれども、言うならば、交通道路に関する行政が非常に貧困であったというところに最大の原因があるのではないかと思う。私は、時間があればそういう一般的な問題も伺いたいのですが、あまり間口を広げますとそれほど時間がありませんので、問題をしぼって、大都市における交通の有力な機関の一つでありまするタクシーの問題について、しぼって伺いたいと思います。  今日、東京だけでも会社のタクシーが二万七千百十三台、個人タクシーが五千八台……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1967/04/20、31期、日本社会党)

○島上分科員 私は大臣に、政府の住宅政策につきまして若干お伺いいたしたいと思います。御承知のように、大都市における住宅不足は最近非常に極端なものがある。大京で都民の一番求めておるものは何かという世論調査をしておりまするか、昭和三十八年以降は、その世論調査で一番都民の求めておるものは住宅問題。三十八年以降ずっとそうです。政府もこれを承知していると思いますが、世帯住宅、住宅の大量建設を言っております。公約しております。それはもちろんけっこうですが、しかし実際にそのことばどおり実行されておるか、推進されておるかと申しますと、残念ながら事実はそうではなさそうです。  そこで、まず最初にお伺いしたいので……

第55回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1967/04/21、31期、日本社会党)

○島上分科員 政治資金の規制に関してすでに選挙制度審議会から答申がありまして、もう二週間近くもたっております。大臣は当面されておりますので、念のためもう一ぺん伺っておきますが、答申は尊重されることと思いますが、その尊重というのは、この選挙制度審議会設置法がつくられて、その中に特に答申を尊重しなければならないという一項が入ったいきさつを御存じだと思いますが、それはかつて選挙制度調査会当時、答申を尊重すると称して大事な点は全部骨抜きにしてしまった、さして大事でないところだけ法律化して出したといういきさつがありますので、今後はそうではなく文字どおりに尊重する必要がある、尊重してもらわなければならぬと……

第61回国会 建設委員会公聴会 第1号(1969/03/25、31期、日本社会党)

○島上委員 各公述人からは貴重な御意見をお聞かせ願いまして、ほんとうにありがたいと思っております。時間の制約がありますので、ほんの二、三の点についてお伺いします。  まず、用地費の打ち切り問題ですが、私は、公営住宅法が実施されましてからたしか十八年だと思いますが、十八年間、政府は法律によって定められて用地費、建築費を含めて二分の一ないし三分の二の補助をしてきた。それを、宅地の価格が急増をしておる今日、それから今後またさらに急増するであろうと予想される今日、宅地費の補助を打ち切るということは、政府の住宅政策のもうたいへんな大転換ではないか、私、そう思います。その大転換が、現状に合ったように、前向……

第61回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1969/02/25、31期、日本社会党)

○島上分科員 三十分という限られた時間で大問題と取り組もうというのですから、非常にむずかしいのですが、大臣にひとつ簡潔、率直にお答えをいただきたいと思います。  まず最初に、労働基準行政が、私どもの見るところによりますると、はなはだしく不行き届きである、あるいは怠慢であるといってもよろしいかと思います。したがって、労働基準法が十分に守られていない。特に労働組合のない中小企業の、そうでなくてさえ劣悪な労働条件下で働かされておる労働者の間には、労働基準法が十分に守られていないといううらみがあるのであります。これは私は個々の基準監督署の監督官の怠慢を言うのではなくて、十分に監督行政を徹底するに足る人……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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