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樋貝詮三 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

樋貝詮三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(政府)歴代TOP1000
504位

24期委員会発言(政府)TOP25
24位

このページでは樋貝詮三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。樋貝詮三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第2回国会 決算委員会 第2号(1948/04/27、23期、民主自由党)

○樋貝委員 本案の方は非常に簡單でございますが、行政組織法について今から伺うのもちよつと変ですけれども、編成前にちよつと伺つておいたらどうかと思います。この行政組織法は非常に今の御説明でも外局を多く認めるような意味において制定せられるようなぐあいですけれども、どういう意味で近ごろそういうものをお認めになる傾向なのでしようか。今まで旧憲法のもとにおいて枢密院の存在する時分には、外局を多く存在させることは、政府部内の手続において必要だつたでしようけれども、今度院なり、廳なりにおいて、それにいくつもの局を認めるのは、省内に局を認めても同じことに結果はなるのですが、前の関係とまつたく違うようですが、ど……

第2回国会 決算委員会 第10号(1948/06/02、23期、民主自由党)

○樋貝委員 私は行政整理と各官廳の増設等に関して政府の御意見を承りたいと思いますが、今日は大臣はどなたもおいでにならないようです。この間その点についてあらかじめ申し上げてはおいたのですけれども、しかし細目にはいつて審議するまでに至らず、ただ題目を掲げただけで終つてしまいました。國務大臣はいつごろおいでになりましようか。
【次の発言】 それじやそのときまで留保いたします。

第2回国会 決算委員会 第12号(1948/06/05、23期、民主自由党)

○樋貝委員 私一言だけお聽きしたいと思います。実はこの経済査察廳につきましては、私の見るところでは全体が経済警察の焼直しのように見えるのであります。この間から安本長官からもしばしば御説明がありまして、そういう趣旨ではないのだというお話であります。あるいはそういう趣旨ではないかもしれません。しかし文面の上に現われた全体の総合を見ますと、どうしても警察廳という感じがいたしております。しかし今日の日本警察制度というものが大分に全体から見ましては薄弱な状態にありますが、從つてこの方面でもまた警察廳というものをつくつて側面からこれを補助するということはあるいは必要であるかもしれないと考えております。從つ……

第2回国会 決算委員会 第18号(1948/06/22、23期、民主自由党)

○樋貝委員 人事委員長の御答弁もわかるが、そういう資料をお出しになつた方がよいじやないかと思つております。由中君、木村君の御質問もこまかいようでどうかと先ほどから考えておりますが、資料は資料でお出しになつておいた方がよいじやないかというふうに考えております。  それからもう一つ、今までの官吏制度で、人の採用についてはほとんど秘密のうちに採用しておりましたが、それが公開されたとは一進歩たるを失わないと思う。地方の弁護士会長であるか何かしらないが、その人を依頼した地方の名望家で、おそらくそれを依頼して、委員長にしたか、嘱託にしたか存じませんが、その人が採用の権限があるないということは無関係にやはり……

第2回国会 決算委員会 第22号(1948/06/26、23期、民主自由党)

○樋貝委員 ちよつと伺いますが、さつきから質問應答を聽いておると、これを調査しないとか、調査したとか言われるが、結果は一体どうなさるおつもりなんですか。それを承りたい。一体現状というものについて、耳をおおつて鈴を盗むようなたぐいをやつておつてもしようがないと思うのです。一体どちらの方に前進されるおつもりか。それを承りたい。  もう一つはここに監察部があるが、その結果は一体どうなるのですか。監察部だけで握りつぶしするつもりでしようか。あるいはこれをどういう方法で発見するつもりでしようか。長官の所掌事務として内閣総理大臣に対して意見をお述べになることはあたりまえな話なんだと考えますが、これをどうい……

第2回国会 決算委員会 第27号(1948/07/03、23期、民主自由党)

○樋貝委員 今までの議論に二色ある。出版割当事務廳の問題と、当面の緊急に各方面の意見を聽いたらどうかという話と、二つ同時に起つておるようですが、まず意見を聽くかどうかという方を先にきめねばならぬと思いますが、そうすればこの案はとうていこの議会には間に合わないと思いますが、明日明後日だけでは間に合いかねるというような感じがします。それに対する委員長の御意見を聽いてみたいと思います。  もう一つ、これは事務廳の方の問題ですが、御承知の通りにこの案件は初めから割当に関しではいろいろ不正が傳えられたり、あるいは運動が傳えられた。あるいはある方面の勢力がこれに介入するというようなことが傳えられておるので……

第2回国会 決算委員会 第29号(1948/07/05、23期、民主自由党)

○樋貝委員 この会期切迫のときにあたりまして、急遽逓信省設置法案を審議せよというような御要求でありますならば、私はこれに対して多大の疑問をもつておるものでありまして、実を申せば少々質問もいたしたい考えでおります。  まず第一に逓信省官制全体のことについてお上いをいたしたいと思いますが、今回急に逓信省官制をどうしても今日の間に二院を通過したいというお考えを抱いておるということ自体がどういうことから出発しておるか。それをまずお聽きしたいのであります。もとより官制のようなものは早い方がいいかも存じませんけれども、しかしながらいずれ近いうちに臨時議会が召集されるということも目の前に見えておるし、また各……

第2回国会 厚生委員会 第22号(1948/07/03、23期、民主自由党)

○樋貝詮三君 それでは政府に対して二、三点質問したいと存じます。  第一に傷痍軍人の恩給であります。同じ軍人という名前はついておりますが、一般の軍人恩給と傷痍軍人の恩給を一諸に取扱つてはならぬと思います。傷痍軍人の大部分というものは、召集によつて軍人になつたものでありまして、戰爭を推進させるとか、戰爭を好むとかいつて軍人になつたのではありません。自らの好むと好まざるとを問はず、軍人として戰爭にも從事せねばならぬようになつた人々であります。その点においては、一般の文官などとちつとも変つた人々ではありません。今回恩給の大増されるようになつたことは、社会政策の意味から言つても非常に時宜を得た御処置で……

第3回国会 法務委員会 第9号(1948/11/26、23期、民主自由党)

○樋貝委員 法務総裁が見える間、少し事務的なことをお尋ねしたい。今の憲法によると、司法権は最高裁判所と法律で定めたところの裁判所とがこれを有するという建前になつているようですが、今の裁判所法によりますと、第一審から第二審、第三審まで行かないと、最高裁判所に行かない。先ほど最高裁判所の裁判官について秘書官を一人ずつつけるというようなお話があり、これに対して御異論のあるような御議論を聞いたのですけれども、一面むりのないところであり、一面確かにその御議論のようなところもありますが、今日最高裁判所の判官たちが、強盗事件などを一生懸命にやつている件数が非常にあるに違いないけれども、そういう趣旨でもつて憲……

第4回国会 法務委員会 第3号(1948/12/11、23期、民主自由党)

○樋貝委員 この施行は二月一日になつておりますが、どういうわけですか。
【次の発言】 今は十二月に入つたばかりですが、二月一日ということでは長過ぎやしませんか。また附則の二項以下で現在のものは処理できるから、そうすれば今日の物價に比較すると五十倍は安過ぎるのじやないですか。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 考査特別委員会 第35号(1949/09/12、24期、民主自由党)

○樋貝証人 私は、総理大臣の代理という関係において、警察の方を担当しております。
【次の発言】 私が今の警察法におきまして考えていることと、現在の事情とはよほど事情がかわつていると思います。それは日本の警察を明るくしなければならない、民主的にしなければならぬということは考えておりますが、そのために自治体が皆独立する。政府は自治体の警察に対しては絶対に干渉すべからずというような主義で現行法ができていると思います。從つて情誼的に助け合うというようなことは別といたしまして、法律上は相助け、相助けられることがないような建前になつております。そこで、それがはたして日本のためによいであろうかどうかというこ……

第5回国会 地方行政委員会 第7号(1949/04/06、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 ただいまの法律によりますと、総理大臣の所轄のもとに公安委員や、それに附属しているところの警察事務官が動くということになつておりますので、総理大臣のことを私がやらしてもらつておるような次第であります。
【次の発言】 さようでございます。
【次の発言】 総理大臣のもとに公安委員があり、これに付属して事務局があるような組織になつておりますので、その事務局の方の長が、國家に関する限りにおいては、ここにおる齋藤長官がいたしております。そういうような関係であります。
【次の発言】 選挙によりますることは、政府といたしましてもその選挙母体に法律上讓らねばならぬことでありまして、直接にそれに行……

第5回国会 地方行政委員会 第16号(1949/04/27、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 今回政府から提出いたしました都道府縣の所有に属する警察用財産等の処理に関する法律案の提案理由について、御説明申し上げます。  御承知の通り、昨年三月新警察制度が実施されまして、内務省の統制のもとにありました道府縣警察部は廃止され、國家地方警察と自治体警察とが誕生したのであります。この根本的な制度の切りかえに應じまして、從來都道府縣が所有しておりました警察用の施設、器具、物品等は、新たに警察の職務を程当することになりました國または市町村に無償で帰属させるのが当然であると考えるのであります。しかるにこの点につきまして、警察法附則第九條は、國または都道府縣の所有する財産、または物品で……

第5回国会 地方行政委員会 第17号(1949/05/06、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 古物営業取締法案提出の理由を御説明申し上げます。  現行古物商取締法は、明治二十八年に制定せられ、すでに五十年以上を経過しているのでありますが、憲法、警察法を初めといたしまして、各種の法令が改められました現在、その形式、内容ともに時代にそわない点が多くあります。また戰後各種の犯罪が激増して、昨年は遂に百六十万件を突破し、そのうち約八割が盜犯で、しかもその贓品の過半数が古物商、ことにもぐり業者の手でさばかれている実情でありますが、現行法ではこれに対して盜犯を防止するに不十分なうらみがあります。そこでまず古物商、市場主、露店、行商、せり賣などをすべて公安委員会の許可を受けしめること……

第5回国会 地方行政委員会 第19号(1949/05/11、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 ただいまのお尋ねは通信機関に対して、それを道具として、吉田内閣が外資に対して通信機関を賣り渡すかどうかという御質問であります。総理がどういうような機会において、どういう話をしたか、私はあなたと同じように存じませんが、しかしこの内閣においてまだ決定したことでないことが、新聞に現われただけの事実をもつて、ただちにそういう話をされてもはなはだ困る。吉田内閣におきましてまだ外資導入をするともしないとも、そのことが決定いたしたわけでもありませんし、また議に上つているわけでもないのでありまして、從つてそのことについては御答弁することはできません。しかし通信機関に対しては、戰後のあの物資の不……

第5回国会 地方行政委員会 第20号(1949/05/12、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 ただいまお尋ねになりました第一点の「使用」の中に美術の鑑賞が入るかという問題ですが、使用ということは御承知のごとくわれわれの欲望に沿うように物質を利用することでありまして、從つてその範囲は鑑賞ももちろん入ることと思います。現実にわれわれの目をもつて眺め樂しむ、われわれの美術鑑賞の欲望を満足するという以外に、なおわれわれの精神的における非常な多数の欲望がありますが、物質によつてわれわれの要求するところを満足するものは、すべて廣い意味の使用ということに使われておりますから、從つてその使用という意味の中には、鑑賞も当然入るという考えでおりましたわけであります。從つて特に鑑賞だけをえり……

第5回国会 地方行政委員会 第21号(1949/05/13、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 地方が今日税金で非常に苦しんでいることは事実であります。それで政府においても、なるべくこれについて緩和をはかろう。少くとも内部における公平を保とうと考えているわけでありますが、今日の税が非常に重いがために、先ほどお話のごとく、今まで無関心であつたものがこれに対して非常に異論をとなえ出したということは、事実あることを認めております。從つておそらくは今年度末、來年早々でありましようけれども、日本のこの財政の苦しみも緩和して來るであろうという見込みをただいま持つているようなわけで、それまでは日本として、民族として苦まなければならない。われわれの自力をもつて立つて行かなければならないと……

第5回国会 地方行政委員会 第22号(1949/05/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 ただいま御審議を願いましたところの道路交通取締法の一部を改正する法律案の提案理由の御説明を申し上げます。  最近におきまして、自動車など高速度交通機関の著しい増加によりまして、道路における交通はとみに混雜の度を増して参つたのでありますが、これに伴いまして、交通事故発生の危險も著しく増大しているのであります。事実道路上における交通事故の件数は、終戰以來増加の一途をたどつており、それによる悲惨な死傷者も日々想像以上の数に上つているのであります。  現行道路取締法は昭和二十二年十一月に制定され、翌二十三年一月から施行されたものでありますが、現在の道路上における交通の実情や、交通事故累……

第5回国会 地方行政委員会 第23号(1949/05/16、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 この点に関しましては、ただいまのところでは、自動車の数が非常にふえるから、一日も早くやつた方がよろしいということで、いろいろと打合せをしましたようなわけであります。今の小まわりの点も東京で進駐軍の方面でやつたのもありますれども、どうも結果はアメリカの例によつてやつた方がよいように思います。それから、京都は知りませんが、ごく最近に神戸に参りましたが、内まわりと外まわりと両方進駐軍の方でやつているのを見ましたが、やはり向うでやつた方がいいし、さしあたりとしては信号機を右に見たようなまわり方がいい、すなわちこの法律案のようなやり方がよろしいと考えております。これで実行した方がよろしい……

第5回国会 地方行政委員会 第28号(1949/05/21、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 ただいまのところ、ちようど恩給と同じようなぐあいに、自治体の方へ轉じて行きました先の自治体の方でいずれ昇給しますから、その昇給した人を標準にしての手当を與えるというような考えでおりますために、從つて國の職員としての在職期間というものに対する國からの手当ということが、ただいまでは当面の問題になつて参らなかつたような事情であります。しかし実質的には國の方で働いておつた人々でありますために、國の方で地方の財源にも十分にその点、助けなければ、実行できないだろうということを考えておりますようなわけで、非常に遅れましたのは、はなはだその点については私どもも怠慢であつたかもしれないけれども、……

第5回国会 地方行政委員会 第31号(1949/06/15、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 警察に関しましてのいろいろな制度等についても長所もあるし、短所もあるわけで、その短所に向つては、これを是正したいという考えで研究はいたしております。しかしまだそれの提案とか、あるいは発表とかいうような段階には達しておりませんので、從つて内閣といたしましての態度はどうであるということは、申し上げることがまだできない状態であります。いずれ欠点についてはこれを改正することについて皆樣の御助力を仰ぎたいという考えでおります。  なお現在において各地方から、ことに地方自治体から財政上非常に苦痛を感じておるというような陳情がありました。なお自治体警察がよろしいということは、わずか一箇所ばか……

第5回国会 地方行政委員会 第38号(1949/09/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 ただいまいろいろな問題についてのお尋ねがありましたが、私ども警察をあずかりますところの立場上からして、遺憾と思つた点もありまするけれども、私ども考えますのは、響きの声に応ずるがごとく、ただちに消滅させるということをいたすべきであつたのが、時間的な多少のずれ、場合によりますと一日遅れたとか幾日遅れたとかいうようなことになりましたのは、それに対する十分の手当ができなかつたということを遺憾といたしまするようなわけであります。しかし日本全体として見たときに、この種の犯罪につきましては、私どもは現在の警察力をもつてしても遺憾ないということを考えておりますが、これに対しましては、現に日鋼事……

第5回国会 法務委員会 第32号(1949/07/07、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 お説の通りであります。
【次の発言】 自殺でないというふうに考えております。その点は当時総裁が失踪した前後の状況から考えましても、それから死体発見の状況から考えましても、自殺ではないという終局的な考えを持つております。さらに進んで檢察側でも、本日の新聞で見たところですが、他殺の疑い十分であるということを申しておりますが、これは新聞の報道であります。ただいま政府といたしましては、自殺ではないだろうということを考えておるような次第であります。
【次の発言】 当時時間をもつて犯人が出るだろうかという話でありましたから、時間ではない、單位は日であろうということを申した次第で、幾日という……

第5回国会 法務委員会 第34号(1949/07/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 お答えいたしますが、警察法の六十二條では、國家非常事態に際して、治安の維持のため特に必要があると認めるときは、内閣総理大臣が非常事態を全國または地方に宣言することができる。こういう規定がありますので、この非常事態というのは現在やつておりますように、いろいろ請求などを、たとえば公安委員会を通じて國警に請求して來るのがずいぶんありますけれども、そういうふうなもはや援助などでは足りない、全体を見ましてすでに援助くらいは突破したような大きな事件になると考えますときに、すなわち平常の状態でない、もうすでに暴動化し得るというような状態に達しましたときが、ここに言ういわゆる國家非常事態だと考……

第5回国会 予算委員会 第7号(1949/04/08、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 今上林山委員からお尋ねになりましたように、確かに自治体警察が――ことに小さい自治体警察か、地方の重い負担になりますことは、六・三制補助金廃止とともに、まことに御説の通りだと思うのであります。それに対しましては、私どもも早くからそれを耳にしておりましたし、また同時にこれに対してあるいは國費を十分出す、あるいはそれが不可能な場合においては、自治体警察に対しても考慮を加え、いろいろ根本的な考えをしなければなるまいということは考えておりますけれども、ただいまにおきましては、私としてもそのことをこうするつもりだということを、表示できない立場にありますので、その点はぜひお察しを願いたいと思……

第5回国会 労働委員会 第22号(1949/07/19、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 今いろいろと事実について承つた次第でありますが、今日政府におきまして、治安の責をとらなければならないと思つております。絶つてその結果に対しても、十分な責をとつて行きたいと考えておりますが、今日における警察の制度につきましては、非常に遺憾とするところが、御承知のごとくあるのであります。これに対しても十分にわれわれは考なければならないと考えておりますし、われわれは民主的な明るい警察を考えておりますけれども、決して弱い警察を考えておりません。警察は時代の正義を考えて、強くなければならないと思つている次第であります。もとより從來ありましたような暗い警察を考えておりませんけれども、しかし……

第6回国会 地方行政委員会 第2号(1949/11/02、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 この問題は今委員長からお話のありましたように、全体を通じて九万五千人と限定されております。それは現在の警察法で九万五千人とあるのみならず、一昨年におきますマッカーサー元帥の書簡によりましても、全体を通じて十二万五千ということに限定されました。さらに法律によりまして国警が三万人であれば、差引九万五千であります。また現在の警察法におきましても四十六條で九万五千ということになつておりますから、従つてある自治体において増加があれば他方において減少しなければならないいうようか、関係に立つております。ただいまお説のごとくに、たとえば尼崎市が五百人分の住民に対して、一人の警察官が配置されてお……

第6回国会 地方行政委員会 第3号(1949/11/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 まことに御説の通りに、自治体の方の警察吏員につきましては、非常に困つている。ある場合にはかえつて多過ぎるし、ある場合においては少い。たとえば尼崎や川崎などは、非常に人口に対して警察吏員が少いというような状態で尼ケ崎のごときも五百人以上約七百人に近い人間に対して一人しか警察官がない。その隣である大阪が百五十人に対して一人というような割合で、非常に不公平があるのでありまして、そういうことが現われて来たのは、二十年の十月一日の国勢調査の人口を元に警察官及び警察吏員を配置したようなわけであります。従つてそういう不公平がありましたが、戰後における各都市、ことに戰災をこうむつた都市におきま……

第6回国会 地方行政委員会 第6号(1949/11/18、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 たびたび申し上げた通りに、政府においては研究はいたしておりますけれども、ただいまのところ事務的にもそういうようなことはこの議会では間に合わぬと思います。ただいまではこちらとしても決定しておりません。さよう御了承を願います。

第6回国会 予算委員会 第7号(1949/11/22、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 この前の議会で御決議になりましたことに対しては、書面をもつて御答弁した通りであります。言いかえれば、兇悪犯罪や多数の犯罪等に対しましては、十分な処置をとつておるし、だんだん強化して参ります。それから警察官の再教育等につきましては、今日各学校及び地方の学校等をもつてこれに当てております。その訓練もますますいたしており、ただいま決議の通り進行いたしております。また科学的な捜査につきましても、各機関を通じたり、あるいは今までの既存の制度を通じましてこれを完備して行く、予算の許す範囲内において着々と進行しておるのは事実であります。それからまた警察制度の改正等につきましては、私どもは現在……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 御返事いたしますが、私が申し上げているのは、現在の與えられた條件でも、十分に治安は維持できますということをこの間申し上げた。治安については私どもは現在の警察を整備することによつて、十分にその目的を達成することを確信いたしております。昨日でしたか、ちようど御質問がありまして、数時間占領されたというのは春のことであります。言いかえれば、今日よりも訓練が足りない、どちらかと申せば、警察が逡巡しているような時代のことを言うのでありまして、今日においてそれをとりもどした状態においては、決して心配がないから、まくらを高うして寝られる次第であります。しかしながら警察を元のむちやな警察にしよう……

第7回国会 地方行政委員会 第2号(1950/01/28、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝國務大臣 内容は警視総監からこの間参りましたのと、多分同じだろうと思いますが……。
【次の発言】 ちよつと拝見しませんと、可じものかどうかわかりませんが、この起債を願つておるというような請願は、私はまだ弄見しません。従つてその内容を存じません。この間受けたのは、自治体警察の長とした、警視総監から受けたもので、しかもそれは起債のことは一つも入つておりません。だから起債というのは別の請願かもしれません。なおそれを拝見して、そし上で申し上げます。
【次の発言】 それは大蔵大臣の所管でありますけれども、多分自由に起債を許す必要はないと思います。ほかの方の起債の関係と同じことに入ると思いますから、……

第7回国会 地方行政委員会 第4号(1950/02/10、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 お説の通りに自治体の警察吏の定員等におきましては、非常に古い標準で配分しております。ことに戰災面後の人口を標準として配分しておりますから、現在において実情に沿わないという状態が現われておると思います。今お説にありましたように川崎においても、尼ヶ崎あたりにおいても、今日の需要に応じて警察吏の数があまりに少い。他方におきまして地方の小さい町村などにおきましては、定員以内においてしかもなお余裕をそこに生じておるというような有様でありました。それで実は本年にならないうちに一応の仮案をつくりましてそれで人の分配をも考えたのであります。いろいろとその方面にも交渉をいたしました結果として、し……

第7回国会 地方行政委員会 第12号(1950/03/30、24期、自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 質屋営業法案の提出理由を御説明申し上げます。  ちようど現行法に質屋取締法がありますが、これは明治二十八年に制定せられたものでありまして、すでに五十年以上を経過しておりまして、また憲法とか、警察法とか、それらを初めといたしまして、各種の法令が改正せられました現在として、その形式と内容とは、非常に現在には沿わないようなものが多いのであります。こういう点は改正いたさねばならないとともに、さきに風俗営業取締法、これが昭和二十三年の七月法律第百二十二号で出ており、また古物営業法が昨二十四年の五月二十八日に法律第百八号で出ておりますが、これらが制定せられ、及び改正せられた今日におきまして……

第7回国会 地方行政委員会 第18号(1950/04/07、24期、自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 今の御説ごもつともと存じておる次第で、罰則の適用についてはなるたけ注意をいたしまして、そういうことの少いように考えて行きたいと思います。
【次の発言】 どうもただいまの御質問で、警察関係の者が出て説明するのはおかしいじやないかというのでありますが、実はなるべく一歩ずつでも営業法のものに近づきたいというので、題名も質屋営業法にしたわけであります。もし現在のような取締りの方面からのみ考えるならば、取締法とするのですけれども、しかし今申し上げるごとく、営業の方に一歩でも進みたいからというので、こういうような名前をつけましたが、現在では権限から行きましても、また両方にまたがつている。ど……

第7回国会 地方行政委員会 第36号(1950/06/15、24期、自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 今の御質問ですが、私もけさほど読売新聞だけ見ましたようなわけであります。私ちようど昨日三時半に外相官邸を訪れまして、その出ぎわを新聞記者が見ておつたというわけで、ただそれだけのことでありまして、会見の内容等は昨日申し上げませんし、新聞があれや、これやと想像して書いたもので、私が発表したといようなことはありません。発表したというようなことを書きましたについては、私の方も非常に慎重を期しておりまして、厳重な注意をいたしておるわけであります。ああいうことを言えば、結局損ではないか。政府がいくら慎重に取扱つておつても、ああいうことを発表すれば損ではないかということまで申したようなわけで……

第7回国会 内閣委員会 第8号(1950/03/09、24期、自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 実は私ども警察の方を担当しておりますが、御承知の通り警察方面は、ひとり国内関係のみならず、国際事情においても重要な関係に立つておりますので、全部のことを申し上げる自由を持つておらぬのを遺憾と思います。しかし昨年私が就職いたしまして以来、実は内部的で、外部に現わすことはできなかつたとはいえ、いろいろの方面で研究もし、苦心もいたしておつたわけであります。あのときはちようど私は歯が痛いから歯医者に行くと言つて出かけましたけれども、ちよつと行つたところで出て来たやつを新聞記者につかまつたというようなことも一再ならずありまして、非常に機微を要する問題でありながら、注意の的でありましたけれ……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第3回国会 両院法規委員委員長互選会 第1号(1948/11/12、23期、民主自由党)

○委員(樋貝詮三君) それでは私がこの委員会の最年長者ということになつておりますために、両院法規委員会規程第一條によりまして、管理者となつて、これから衆議院の両院法規委員の委員長の互選を行いたいと思います。  その委員長の選挙の手続につきましては、投票の方法もありましようし、またお話合いで決定する方法もあると思いますが、どういうふうな手続にいたしましようか。
【次の発言】 今動議がありましたが、御異議ありませんか。
【次の発言】 では御異議ないものと認めます。よつて松澤兼人君が委員長に御当選になりました。  委員長松澤君に本席を讓りたいと思います。


24期(1949/01/23〜)

第7回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1950/02/17、24期、民主自由党)【政府役職】

○樋貝国務大臣 ただいま御質問のありました自治警察を持つておるところの自治体が、財政の方面に非常に苦しんでおる。ことに小さい自治体が財政に苦しんでおることは、今のお尋ねの通りであると思いますし、よく知つております。日本各地から参りますところの陳情等においても、昨年以来その点は十分に現われておりまして、たびたびその点につきましてはそういう意見があるということを、関係方面にも申し述べておるような事情であります。ただいま警察については非常にいろいろの方面についての改正を考えておりますために、一部分切り離してどうするということを申し上げられないのを、はなはだ遺憾に存じておるわけでありますけれども、しか……


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