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宮幡靖 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

宮幡靖[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(衆)
364位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
918位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
523位
委員会発言(政府)歴代TOP500
215位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
491位

23期委員会出席TOP50
30位
23期委員会発言TOP100
72位
23期委員会出席(無役)TOP10
9位
23期委員会発言(非役職)TOP50
38位
23期各種会議発言(非役職)TOP25
19位
24期委員会出席TOP100
56位
24期委員会発言TOP10
6位
24期委員会出席(無役)TOP50
32位
24期委員会発言(政府)TOP10
5位
24期委員会発言(非役職)TOP50
17位
24期各種会議発言TOP10
10位
24期各種会議発言(政府)TOP5
4位
25期委員会出席TOP100
63位
25期委員会発言TOP50
23位
25期委員会出席(無役)TOP50
35位
25期委員会発言(非役職)TOP50
16位

このページでは宮幡靖衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。宮幡靖衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 決算委員会 第12号(1947/09/25、23期、日本自由党)

○宮幡委員 お尋ねをいたそうと思いました各項目はほとんど各委員によつて質疑されまして要旨を盡しておると思います。殘つておりますきわめて事務的なことにつきまして簡單にお尋ねいたしたいと思います。たびたび出てまいりました第五條の第五項と第六項の關係でございますが、第五項に「政黨の役員であつた者」といたしまして、第六項に「同一政黨に屬し」という字句がありますが、これは政黨の役員でなければ政黨に所屬しておつても差支えないという意味になりますでしようか。一つ一つお答え願います。
【次の発言】 次は第二十五條、これもたびたび出たようでございますが、人事主任官ということでございます。この人事主任官の地位もお……

第1回国会 決算委員会 第13号(1947/09/27、23期、日本自由党)

○宮幡委員 簡單なる質問をさせていただきます。人事院と給與局との關係はどういうふうに御處理なさいますか。それから給與準則の立案と給與審議會との關係はどのように調整されますか。政府當局の説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明は了承いたしました。  次に人事官の職務權限の中に、人事院規則の制定改廢という關係が定められております。一方においては人事院規則の制定は内閣総理大臣の承認を要すると書いてあります。人事官の方には制定改廢ということを規定してございますが、この關係はいかがでございましようか。從つて制定といいますれば、改める場合、それから廃止する場合、これは當然含むという考えで……

第1回国会 国土計画委員会 第34号(1947/12/08、23期、日本自由党)

○宮幡靖君 本請願の要旨を申し上げます、静岡縣富士川下流東岸岩松村以南は、地勢が平坦で昔から河身の變動が著しく、沿岸民は不測の大水害を受けましたが、大正九年の堤防及び護岸構造物の築造によつてようやく安定を見ました。然るに昭和二十年より二十二年にわたる三度の洪水によつて、これら構造物も濁流にのまれ、今度一度洪水に見舞はれれば、本堤防の決壊は大を見るよりも明らかであります。つきましては該川下流の災害復舊工事を施行願いたいというふのであります。何とぞよろしくお願いいたします。

第1回国会 財政及び金融委員会 第8号(1947/08/02、23期、日本自由党)

○宮幡委員 酒類配給公團法に對してお尋ねしたいと思います。よろしゆうございますか。
【次の発言】 それでは私の質問は保留しておきます。

第1回国会 財政及び金融委員会 第27号(1947/10/08、23期、日本自由党)

○宮幡委員 證人にお尋ねするのではありませんから、證人に對する質疑は打切つていただきたいと思います。  昨日來の各證人の證言に基きまして政府當局に御質問いたします。特に本日の證人、日教組の代表者の證言を伺つておりますと、まずこの給與の問題の根本をなすものは流通秩序の確立という問題であります。千八百圓ベースが物動計畫の一環として出されている以上、マル公が全國に相違がある。相違がなければ給與に差別をつける必要がないではないか。さすれば從來の資料の第三號に計上されております算術的計算によつてこの臨時給與をなすべきである。かような論據であります。個人といたしましては證人の言の通りだと私は信じます。しか……

第1回国会 財政及び金融委員会 第35号(1947/11/15、23期、日本自由党)

○宮幡委員 議事進行についてでありますが、ただいま提案理由の御説明を伺いました。もちろん冒頭に概要の御説明であるとのお言葉がありましたので、微に入り、細に入る御説明は希望いたしておりません。しかしながら所得税説の一部を改正する等の法律案などの御説明、税率の増徴あるいは輕減措置等についての御説明はございましたが、税法の中で最も重要と考えられます一時所得を追加いたしております點について何らの御説明がございません。ただいま同僚川合委員からも御發議がありましたごとく、一千億の徴税をいたしますことは、事實上非常な困難が伴うわけでございます。しかも一番問題になりますのは、かつて税法に現われておらない一時所……

第1回国会 財政及び金融委員会 第39号(1947/11/25、23期、日本自由党)

○宮幡委員 ただいま上程せられております税法改革の二法案について、一般質疑をいたしたいと存じます。  第一にお尋ねいたしたいのは、税制改革に對する當局の將來のお考えと、この改正案に對するお考えとを比べての一應の御答辯を伺いたいと思うのでありますが、まず租税の總額は、國家の經濟力と比べてみて妥當であるかどうかということを、第一のねらいとしなければならないと思います。言いかえるならば、國民の拂いますいわゆる社會的犠牲、その税の根本觀念からまいりまして、その社會的犠牲の使用によりまして、いかなる社會的價値を生んでくるものであるか。かようなことを十分に檢討してまいらなければならないと思つております。も……

第1回国会 財政及び金融委員会 第40号(1947/11/26、23期、日本自由党)

○宮幡委員 まず所得税法の一部を改正する法律案につきましてお伺いいたします。昨日自然増收の見積額につきまして、主税局長の御囘答を得たのでありますが、その御囘答は、私の考えから申しますると、十分滿足のいかないものであります。しかもその自然増收の見積りは、はなはだ不安を感ぜられるものでありまして、實はこの自然増收の見積りなるものは、大藏省において他に何か腹案があられて、一種の割當課税をなさる御用意ではないかと存ぜられます。この點について大藏大臣のほんとうの腹をお伺いいたしたいと思います。元來自然増收の根本となつておりますものは、物價騰貴による所得の増加、勤勞所得で申しますならば、千六百圓ベースから……

第1回国会 財政及び金融委員会 第42号(1947/11/29、23期、日本自由党)

○宮幡委員 ちよつと速記を休めていただきたいと思います。
【次の発言】 政府に對する不正手段による支拂請求の防止等に關する法律案につきまして内容を一應拜見いたしますると、きわめて精密にできておりまして、事務的には何ら非難すべきものではなかろうと思いますが、要はこの手續が煩雜がありまして、政府あるいは進駐軍向のあらゆる工事進捗の過程において大きな障害になるではなかろうかと考えておりますが、その點について政府のお考えを承わりたいと思います。
【次の発言】 次にもう一つ簡單なことをお伺いいたしますが、この法案に關連して考えられますのは、ただいま小坂政務次官からもお話のありましたように、見方によります……

第1回国会 財政及び金融委員会 第46号(1947/12/04、23期、日本自由党)

○宮幡委員 少し遲れましたので、あるいは同僚委員の質問と重複する點がございましたならばお許し願いたいと思いますが、財務局及び税務署に在勤する政府職員に對する税務特別手當の支給に關する法律案、これについて簡單にお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 この法案のうち第一頁のしまいから三行目にあります「前項の場合においてその事務の執行に當り當該職員の生命又は身體に著しい危險を及ぼす虞がある」この事項でありまするが、これは具體的に申せばいかなる場合でございましよう。
【次の発言】 第三國人というお答えでしたが、それは間違いありませんか。そういたしますと、何か税務の調査、檢査、滯納處分等にいく場合……

第1回国会 財政及び金融委員会 第47号(1947/12/05、23期、日本自由党)

○宮幡委員 會社利益配當等臨時措置法案につきましては、實は大藏大臣にお伺いしたいのでありますが、本日御出席がありませんので、便宜政府委員にお尋ねいたしますが、會社利益配當等臨時措置法案なるものを拜見いたしますと、これは自由企業へ一歩近づいた法案であることに對しましては、一應の敬意を表するものでありますけれども、この内容を拜見いたしますると、この單行法をきめる必要はないように考えられておりますが、殊に配當というものについて、特定會社が配當ができないということは、この法律に定めるまでもなく會社等經理應急措置法でありますか、この規定によつて特定會社は利益處分を禁止されております。社外に流用すべき利益……

第1回国会 財政及び金融委員会 第50号(1947/12/08、23期、日本自由党)

○宮幡委員 賠償税新設に關する請願は本委員會で採擇すべき時期でなからうと思います。租税の體系全般を考えまして、追つて考慮する時期もあろうと思いますが、すでに戰災者、非戰災者等の經濟格差を調整する各種の税目も出ておるわけであります。この際は一應採擇でも結構だと思いまするが、何か議員の面子を傷つけないような程度において、委員長の御名案のもとに採擇をしないということにしていただきたい。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第39号(1947/11/22、23期、日本自由党)

○宮幡靖君 審議の中途で御迷惑と存じますが、決算委員會において、行政機構の改革に屬します警察法については、合同審査の希望を申し入れたのでありますが、審議の都合上當委員會で單獨に御審議なさる、さような意味で決算委員會の責をふさぐ意味から相當量の質問をいたしたいと思いまして、上程第一日に伺つたわけでありますが、審議の都合で今日まで質問の機會がなかつたのであります。しかしお尋ねしたいと思いましたことの數々は、もうすでに各委員の方々によつて論議し盡されておると思います。きわめて事務的な簡單なことを一、二お伺いいたしまして、決算委員としての一應の責任を果たしたいと存じております。  第一番に伺いたいこと……

第1回国会 通信委員会 第19号(1947/11/13、23期、日本自由党)

○宮幡委員 他の委員會との關連で、この通信委員といたしまして多く出席することができませんでしたので、各委員の御質問と重複する點があるかも存じませんが、郵便法改正に關連してお伺いいたしたいと思います。郵便物の檢閲をしてはならないという明定があるわれでありますが、この國内規定と連合軍の檢閲の法的關係を御説明願いたいのであります。
【次の発言】 政府委員のお答えはことごとく了承できる次第でございますが、要は改正法第一條の趣旨によりまして「公共の福祉を増進することを目的とする」ということがある以上は、郵便物がはなはだしく遲延するということはこの趣旨に非常に副わないと思います。わが國のあらゆる法律におき……

第1回国会 通信委員会 第20号(1947/11/14、23期、日本自由党)

○宮幡委員 簡単な質問でございますが、年賀特別郵便のことでございます。この郵便法が公布されましても、二十三年一月一日からの施行であります。從つてこのままでおると、逓信大臣の權限に委任いたしました省令も出ないわけでございます。本年は年賀郵便の取扱いがなかつたようでありましたが、御當局としてはどんなお考えでございますか。
【次の発言】 年賀郵便の取扱いは、本年は事務的御都合でおやりにならない。かように承りましたが、實は取扱わないことの方が、事務の煩雜を増すおそれがあるのではないかと考えるのであります。本年あたり紙の不足ということは、相當表面に現われた問題でありますが、私製はがき等は相當各人の手には……

第1回国会 通信委員会 第23号(1947/11/25、23期、日本自由党)

○宮幡委員 ただいまの共産黨代表からの修正意見に對しまして、採決をせられるといたしますならば、この際やはり記録に留むる必要があります。法は要するに運用によつて解決すべき問題でありまして、かような罰則が空文に歸するよになれば、それで初めて逓信從業員の心構えが國民の福祉に合致することになるわけで、結局これは逓信從業員を處罰せん目的のために存するものでない、かような點もありますので、双方やはり意見も相違していると思いますから、採決に先だつて討論の形式をとつていただきたいと思います。

第2回国会 財政及び金融委員会 第10号(1948/03/24、23期、民主自由党)

○宮幡委員 所得税のことにつきまして簡単に質疑させていただきます。実は自分は三箇月間病氣をいたしまして、今日初めて登病をいたした関係で、あるいは同僚委員の方々と重複の質問もあるかもしれませんが、要は今回の所得税の重い負担、國民に耐え得ない苦しみを與えておるという問題は、形に現われました一時的の問題ではなくて、税法の根本的な時代遅れになると考えておりますから、この点につきましては、昨年の第一回の國会におきまして、所得税法等一部改正法律案が上程せられましたときに、時の大藏大臣並びに主税局長に対して意見を申し述べておきましたが、当時の状態といたしましては、いささかもその点について考慮を拂おうというよ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第20号(1948/04/28、23期、民主自由党)

○宮幡委員 昭和二十三年の所得税の四月予定申告書の提出及び第一期の納期の特例に関する法律の一部を改正する法律案について、簡單な質問をいたしたいと思います。大体税法の上に予定申告の制度を採用いたしましたことは、所得の発生の時期と納税の時期とを接近せしめる趣旨であつたわけであります。本年三月あたりに起りました農漁村、その他の中小工業をめぐりましての納税上の紛議というものは、第一番は所得税法の欠陥である。第二点は昨年予定申告の時期を繰下げまして、そうして順次これに押されまして、しかも更正決定の大部分が三月にはいつて納税者に通知せられた。かような所得の発生の時期と納税の時期とが、旧法とほとんど同じよう……

第2回国会 財政及び金融委員会 第42号(1948/06/18、23期、民主自由党)

○宮幡委員 製造タバコ値上げの件につきましては、こと國民大衆の生活に関する重大なことでありまして、わが党といたしましても、これに対し愼重な檢討を加えつつある過程にあるわけでありまして、原則といたしまして、自由販賣のタバコについての値上げは、緊急の財政需用に應ずるためにやむを得ないのではなかろうかという意見をもつております。配給タバコの値上げについては、その割合は比較的軽微ではございますけれども、主として勤労大衆に及ぼす影響も多い。かような観点からなお研究すべき余地が十分あると考えております。でき得べくんば他に適当なる財源を求められまして、配給タバコの値上げを取消していただきたいと考えておるわけ……

第2回国会 財政及び金融委員会 第43号(1948/06/21、23期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま議題になつております三法律案の基本的な事柄につきまして、総理大臣、大藏大臣、安本長官に御質問いたしまして、細目の点は政府委員からその後において承りたいと思います。ただいま質問が軍公利拂問題に移つておりますので、その方を先に申し上げます。利子支拂い延期の特例を設けるということの是非善惡の論につきましては、本委員会で初めて本日質疑を交わすのでありますが、その以前において民間と申しましようか、世上において結論的な決定にまいつておるのでありまして、今さらここに反対、賛成の理由を申し述べることが、何か矛盾したような感じをもつています。ただお尋ねいたしたことは、かような措置は一体憲法普……

第2回国会 財政及び金融委員会 第44号(1948/06/22、23期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま御説明いただきました中に、日本銀行の融資斡旋についてお話をいただきましたので、それに関してちよつと教えていただきたいと思うのでありますが、ただいまのお話によりますると、日本銀行は日本の産業上、また再建上きわめて大切である、こう判断されるものについては、いろいろと融資御斡旋を願えるということでありますが、政府は御承知の通り一定の融資準則というものを定めておりまするので、資金を必要とする場合におきましては、大体甲乙丙といつたような、資金の準則によつて融資を願えるというような形のようであります。しかしながら現在のような金繰りの非常に詰つておりまする惡い場合におきましては、せつかく……

第2回国会 財政及び金融委員会 第47号(1948/06/25、23期、民主自由党)

○宮幡委員 時間の関係がありますから、大藏大臣に要点だけお尋ねいたします。  今度の税制改革を眺めまして、第一番に心配になつてならない点がございますが、これは実際問題といたしまして、税收の時間的ずれが相当大きいのではなかろうか。從つてかりに七月からこの税法が施行されまして、一期ごとに八百何十億の税收を確保してまいらなければ、時間的ずれは除くことができないわけであります。元來申告納税主義というものを採用せられましたことは、所得の発生の時期と、納税の時期とをきわめて近接せしむるという趣旨であつたのでありますが、不幸にいたしまして、昨年の実際におきまして、相当これがずれておりました関係で、ついに二十……

第2回国会 財政及び金融委員会 第50号(1948/06/29、23期、民主自由党)

○宮幡委員 それでは委員長の申出によりまして、簡單に申し上げます。去る金曜日の委員会におきまして、各党共同提案の形におきまして、修正意見を申し述べておきましたが、その後本法案を立案するに至りました経過及び客観的情勢を勘案いたしますと、その修正点について一、二訂正を要するやに感ぜられるところができましたので、この際修正の一部を撤回させていただきまして、あらためてこれに相應いたします補足的修正をいたさせていただきたいと思います。  修正案のうち撤回いたしたいと存じますのは、第五十七條及び第六十三條の修正をいたしました箇所を全部撤回いたしまして、あらためて第五十七條第一項中「二年」とあるを「三年」に……

第2回国会 財政及び金融委員会 第51号(1948/06/30、23期、民主自由党)

○宮幡委員 所得税法の一部を改正する等の法律案につきましては、すでに大分質疑も行われておりまして、お伺いいたします諸点がそれぞれ関連性をもつことと思いますが、ただいままでの質疑の間に、まだ十分了解のできない点につきまして、二、三お伺いしてみたいと思います。  今回の所得税法等の一部改正にあたりまして、政府当局の最も大きく國民に理解を要求いたしておりますのは、いわゆる勤労階級の負担軽減、その方法として基礎控除の引上げ、扶養控除の大幅の引上げをしている、かように申し述べられておりまして、これは形の上において一應さような状態も現われているかとも存じますが、これを深く掘り下げてみますと、どうも政府の御……

第2回国会 財政及び金融委員会 第52号(1948/07/01、23期、民主自由党)

○宮幡委員 だんだん時間も迫つてまいりましたようで、実は税法関係の質問は、勝手に申せばまだたくさんあるわけでありますが、政府当局並びに與党の御意向も尊重いたしまして、きわめて必要な点と思うところを一、二質問させていただきます。まず主税局長さんに所得税法等についてお尋ねいたしますが、今度の改正案を拜見いたしますと、所得税といわず、法人税といわず、いわゆる税務官吏の調査質問等の権限が大きく規定せられるようになつております。元來新憲法の趣旨によりますと、いわゆる基本的人権を尊重する立場から見ますと、一方において権限が強化されますならば、これに対應しますところの一種の弁護権というものが相対應して規定さ……

第3回国会 大蔵委員会 第2号(1948/11/13、23期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま上程せられましたる二法律案の審議は、次会に延期せられんことを望みます。

第3回国会 大蔵委員会 第12号(1948/11/29、23期、民主自由党)

○宮幡委員 私は民主自由党を代表いたしまして、社会党代表の川合委員から御提案になりました修正案に対しまして意見を申し述べたいと思います。御提案の趣旨を拜承いたしまして、字句その他御檢討の何々につきましては、われわれ同僚委員としまして、少からず敬意を表するものでありますが、元來わが党の立場からいたしますと、この日本專賣公社法案はその筋の示唆に基くものでありまして、現在原案となつております公社法案に対しましても、わが党の根本的政策から考えますと、未だ満足を感ずることができないものであります。すべからく官営事業は適当の機会に、適当の方法におきましてこれを民営化して参りたい。これを具体的に申すならば、……

第4回国会 大蔵委員会 第2号(1948/12/07、23期、民主自由党)

○宮幡委員 わが党の立場としてちよつとお尋ねいたしたいことがございます。前議会におきましてタバコの値上げということについては、大衆課税に轉嫁するということで、根本的には反対であつたのであります。当時の政府の財政事情を考慮に入れまして、原案に一應賛成いたした。しかもその賛成いたしますについては討論に際しまして、今後値上げの場合におきましては、大衆の負担となる配給タバコのごときものの値上げはぜひ差控えてほしい。かような希望條件をつけておいたわけであります。この点は速記録において明らかであります。今度の値上げは遺憾ながらこの面に及んでおりまして、その金額の多少にかかわらず、われわれは引続いて國民大衆……

第4回国会 大蔵委員会 第4号(1948/12/09、23期、民主自由党)

○宮幡委員 議事進行に関して……。復金増資の問題でありますが、復金の機構あるいは制度の改革の問題につきましては、本藤委員初め川合委員等から御意見がありました。これは十分なる檢討をなすべきで、從つて委員長のおはからいによります明日午後一時からの懇談会を数時間くらいやりましても、決して議論は盡きないと思うのであります。この國会の行き先というものは各委員とももうすでに御承知のはずでありまして、この機構改革あるいは復金制度の抜本的改革というような問題は、休会中等を利用いたしまして、小委員会におきまして別に審議せられるが妥当である。ただいま上程されておりますものは、あくまでもこの百億の増資可否を決定すべ……

第4回国会 大蔵委員会 第6号(1948/12/11、23期、民主自由党)

○宮幡委員 医藥品類に対する取引高税免除の請願はその趣旨も明らかであり、政府の御見解も伺いましたので、この際本請願を採択の上、内閣に送付すべきものと議決せられんことを望みます。
【次の発言】 ただいま議題となつております美術品に対する課税に関する請願でありますが、紹介議員の平井義一君がお見えになりませんから、かわつて申し上げます。本請願は五都古美術商組合連合会代表富藤利助外三名の方の請願であります。美術品を取扱います業者が、單に賣買いたします美術品というものは、順次物品税がかさんで参りまして、雪だるま式に高くなつて行く。一般の非商賣の人がやりますと物品税はかかつていない。かような面から非常につ……

第4回国会 大蔵委員会 第8号(1948/12/13、23期、民主自由党)

○宮幡委員 本請願の紹介議員の増田甲子七氏がお見えになりませんので、かわつて申し上げます。請願人は、長野縣自動車組合、長野縣貨物自動車組合の連名で、組合傘下の各交通業者が署名連判しておるものであります。要旨は、民間バス、トラツクの事業資金がただいまのところでは非常に調達が困難である。ことに國有バス、トラツクとほとんど競爭関係にあるような場合において、資材面、資金面において、國有の方はすべて優先であるが、民間バス、トラツクは遅れておる。はなはだ困難である。たまたま新車購入等の場合に、勧業銀行から資金の融通を仰ぐとすれば、半額しか貸してくれない、自分であとの金はつくらなければならない。同時に貸せる……

第4回国会 大蔵委員会 第12号(1948/12/20、23期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております製造たばこの定價の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案に対し、民主自由党を代表して原案に賛成の意を表するものであります。  その理由を簡單に申し述べます。刻下緊急の財政支出としてあげられておりまする公務員の給與改善、災害復旧費の財源調達は、現在の國家財政の実情において容易ならざるものであることは、万人のひとしく認めるとこであります。さりとて公務員の待遇改善並びに災害復旧の処置を見送ることは、絶対に許されないところでありまして、公務員の給與ベースが六千三百七円となりましても、現在の物價事情、社会情勢に照らして不十分であることは、言をまたないところ……

第4回国会 大蔵委員会 第14号(1948/12/22、23期、民主自由党)

○宮幡委員 復興金融金庫法の一部を改正する法律案に対し、民主自由党を代表し、政府原案に賛成の意を表するものであります。その理由を簡單に申し述べます。  復興金融金庫は、日本の産業経済の復興に寄與する特別の使命のもとに設けられたもので、その計画においてはまさに適切なものであると申すべきであります。しかるにその運営の面においては、しばしば物議をかもし、ややともすれば復金本來の使命を逸脱するものとの世評をこうむるに至りましたことは、まことに遺憾とするところでありますが、飜つて復金融資の産業復興に寄與した実績を冷靜に批判すれば、復金制度の功績を否定し得ないものがはなはだ多いものと信ずる次第であります。……

第4回国会 懲罰委員会 第2号(1948/12/14、23期、民主自由党)

○宮幡靖君 なるべく発言いたしたくないと考えておりましたのですが、事情がどうしても発言しなければならぬようになりました。私ども大藏委員といたしまして、昨晩の間違いのでき上る原因の宴にはべつておりましたから、やはり一應の責任を感ずるものであります。同時に私は泉山三六氏をかばうとか、あるいはこの事態の起きました現実を曲げようという考えで申し上げるのではありませんが、同じ委員として山下さんと並んでおるのでありますが、お言葉の中にひとつぜひ思い返していただきたい。記憶をおたどりくださつて、そこに少し間違いがあつたのではないかと、こう考えられる向きを、質問でなくて思い返していただきたい、かような念願を持……

第4回国会 予算委員会 第6号(1948/12/08、23期、民主自由党)

○宮幡委員 私のお伺いいたしたい諸点については、総理大臣の御出席をぜひとも求めたいのでありますが、本日お見えになりませんから、これを保留いたしまして、おもに御出席の大臣、また大臣のお見えにならない場合は、政府委員からでけつこうであります。きわめて短かい時間をかりて質問さしていただきたいと思います。  まず第一にインフレを克服するという問題につきましては、歴代の内閣がこれを実施面に移したといなとにかかわらず、努力を重ねて参りましたことは、一應は認めなければならないと思うのであります。ただいまの実情を見ますると、御承知のような金詰まりという面が大きく浮び上つて参りました。これを結果から考えてみます……

第4回国会 予算委員会 第14号(1948/12/21、23期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となりました昭和二十三年度一般会計予算補正第二号及び同年度特別会計予算補正特第二号につき、民主自由党を代表し、政府原案に賛成の意を表するものであります。その理由をきわめて簡單に三分間で申し述べます。  今次の補正予算の根幹が、公務員の給與改善費及び災害復旧費を追加計上することに置かれてあることは、政府の提案理由により明らかでありまして、國家公務員法の改正、生計費の高騰等を思い合わせ、公務員の給與の増額を要することは必至であり、また戰前、戰後にわたつて打続く災害による國土の荒廃を復旧することの急務なることは、多言を要しないところでありまして、今次の補正予算の必然性をまずも……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 議院運営委員会 第21号(1949/04/18、24期、民主自由党)

○宮幡靖君 ただいま議題となつております大蔵委員会から委員派遣の御承認を求めたわけでありますが、その内容は、数日前に埼玉縣の浦和市に起りました浦和税務署の税務係員が、徴税上の錯誤か、あるいは怠慢か、あるいは不正かは存じませんが、いずれにしても二度納付いたしました納税者に対して、重ねて徴税の請求をいたしました。これを調査いたしました結果、二重取りであるか、あるいは二重に取ろうとしたか、かような意味に解されます新聞報道でありまして、本日聞かれました大藏委員会において、私的の発言でありましたが、共産党の河田委員からこの件について緊急質問の要求があつた。現在納税についてとかくの論議のあるときでありまし……

第5回国会 厚生委員会 第8号(1949/04/13、24期、民主自由党)

○宮幡靖君 ただいま議題となつております請願は、静岡縣冨士市長小室鶴松外十八名にかかる請願でありまして、その請願書の内容は関係町村長が六名、地元の縣会議員が二名、その他農林省の中央開拓講習所長及び縣立冨士修練農場長その他この地区に関係のあります公共的施設の代表者の面々でありまして、請願の要旨は、本國立病院は終戦直後の昭和二十年十二月一日に國立に移管せられましたもので、冨士山の西南麓、静岡縣冨士郡上井出村上井出と申す所にあります。大体病院の規模は二百五十名以上の患者を収容できる病舎の設備を有しておるものでありまして、業務の内容はただに疾病の治療だけでなく、民衆の保健衛生並びに疾病の予防という方面……

第5回国会 厚生委員会 第25号(1949/05/25、24期、民主自由党)

○宮幡靖君 消費生活協同組合法の一部を改正する法律案につきましては、金融事業に重大な関連のあるゆえをもちまして、合同審査のおはからいをいただきましたことは、われわれ金融を主管いたしまする委員会として、まことに満足するところでありまして、昨日はからずも関係筋から重大なる意味の発表がございまして、本日十一時から大藏委員会を、お約束の通り開きまして、種々協議いたしました。大藏委員会の意向といたしましては、庶民階級に金融の便を與えるということについては異議がないことであるが、どういう方法がよいか、しかも眞に庶民金融の最終の目的を達成して、隣保共助の精神と申しますか、いわゆる意義ある生活の中にお互いが励……

第5回国会 商工委員会 第26号(1949/07/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡説明員 まずごあいさつを申し上げます。今回はからずも通商産業政務次官を仰せつかりまして、当商工委員の皆樣の御指導をことさらいただかなければならないような状態になりました。何分にもしろうとのことでありまして、十分皆さんの御期待に沿うような活動も困難かと思いますが、努力に努力を重ねまして、ぜひとも皆樣の御期待の幾分にでも沿うように立ち働かしていただきたいと思います。ぜひとも商工委員各位の格別なる御後援、御配慮をいただきたいことを、まずもつてお願いいたしておきます。事ただいま小金委員からの御質問でありますが、すでに御承知のように、石炭面に対します有効需要が減退いたしました結果、ただいまでは石炭……

第5回国会 商工委員会 第27号(1949/07/21、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡説明員 高木委員のお尋ねのうち、消費税の標準價格の点についてお答えいたしておきます。同時にあわせまして御質問の各項にわたります消費税が生産者あるいは消費者の利益を害し、あるいは生産を阻害するであろうというような御意見に対しては、昨日も大臣にかわつて御答弁申し上げましたように、すでに明白な事実でありまして、この点につきましては通商産業省といたしまして、ただいま來朝中のシヤウプ・ミッションに対してきわめて適切なる方法を御進言申し上げております。幸いにいたしまして御採用願うならば、來るべき臨時國会に予想せられます税制改革の中に取込まれるであろうということを申し上げる程度でございまして、ただいま……

第5回国会 商工委員会 第28号(1949/08/10、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡説明員 小金委員のお尋ねは、石炭工業及び石炭を基礎資材といたします全産業に対します高邁なる御配慮でありまして、その点につきましては心から敬意を表する次第であります。お説のように、ただいま一應時間的な需給バランスがとれた状態になつたり、あるいは過渡的に見ますと、生産が伴う状況にあるように考えられる場合もございまするが、日本の將來等を見通しますと、四千二百万トンを遂行いたしましたことによつては、われわれの期待いたしまする早期の経済の樹立、あるいは早期の國際経済への参加というような目的を逹成するにはふさわしくないと考えております。そこでどうしてもより以上の石炭の有効需要を喚起するとともに、少く……

第5回国会 商工委員会 第30号(1949/08/30、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡説明員 川上君の御質問に対してお答えいたします。仰せの通り三月末日限り公園の貯炭を整備するように、その筋から勧告を受けておる状態でありますが、これは石炭の需要関係全般と見合つてのことでありまして、はたして三月末日に貯炭ゼロという状態になるかということは、きわめて疑問の存するところであります。事務当局をしてこの処理については若干の延期、あるいは適当なる操作を許されたいことを申出中であります。そういうメモが來ておるのではないかという点に確かにそうでありまして、日本政府といたしましては、ただちにそのまま実行に移すという状態にも進んでおらないことを申し上げておきます。

第5回国会 商工委員会 第31号(1949/09/01、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡説明員 門脇委員のお尋ねに対しで、総括的なお答えをいたしまして、商品別というようなこまかいことについては、佐久繊維局次長からお答えさせることにいたします。  御質問の中にもきわめて厳格に、責任のがれの答弁をするなというような御注意もありましたが、さような心持は持つておりません。もちろん生産原局としての立場から、十分この問題を重大視しておりまして、たとい税に関する主管が大藏省にありましても、われ関せずの態度はとりたくない、かように考えておりますことをまずもつて御了承をいただきます。  シヤウプ・ミツシヨンの勧告案なるものはすでに御承知のように、これは総司令部に対するものでありまして、日本に……

第5回国会 商工委員会 第33号(1949/09/09、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡説明員 ただいまの小金委員のお尋ねは一々ごもつともでありまして、おおむね小金委員の御構想のような方向で、通商産業省といたしましては施策を練つておる次第であります。まず現在の銅の生産を確保するかいなかの点につきましては、お説の通り現在の生産をあくまでも継続し、いな時と場合によりましては、より以上の生産の可能があるような方策を講じて參りたいと思います。また現在瞬間的と申しまするか、時期的に現われております滯貨の問題につきましては、これにまた安本の貿易局長あたりからお答弁もあろうと思いますが、輸出関係におきまする一つの障害がありまして、政府当局の考えますような方向に輸出が達成せられないというと……

第5回国会 商工委員会 第35号(1949/10/06、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡説明員 門脇委員の御質問に対して具体的にお答え申し上ぐべきでありますが、御承知のようにこれは当面の関係省は農林省でありまして、わが省の通商関係の部門はそれぞれ檢討の資料もございまするが、農林省の方から責任ある御答弁をいただく方が妥当であろうと思います。場合によりましては委員会の席をはずしまして、別の機会において当省のながめておりますところの状況、動き等について御説明申し上げることを避けるものではありません。公式の委員会におきましては、その点に対しまする見解は委員長のおはからいによりまして、農林当局の御出席を願つて、はつきりさしていただく方が妥当であろうと考えております。さよう御了承をいた……

第5回国会 商工委員会 第36号(1949/10/21、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡説明員 小金委員のお尋ねにお答えいたします。仰せの通り電力の問題は、国民生活に及ぼす影響至大でありまして、常に通産省といたしましても、この点に重大な関心を持つて施策を練つておるわけでありますが、御承知のようにいまだ見返り資金の運用につきまして、正式な御承認をいただいておりません関係で、かねて発表いたしました三十三箇所のほかになお再開命令等を出しまして、現在では日発で開発を予定しておりますのが三十二箇所、配電会社その他で六箇所という状況にありますが二、三すでにいつでも工事に着手できるというような手配をいたしたもの等もございますけれども、まだ見返り資金が何しろ件数ごとの査定でありまして、件数……

第5回国会 大蔵委員会 第1号(1949/03/19、24期、民主自由党)

○宮幡委員 理事はその数を七名として、委員長において御指名あらんことを望みます。

第5回国会 大蔵委員会 第4号(1949/03/28、24期、民主自由党)

○宮幡委員 私はきわめて簡單な事務的なお伺いですが、二十六日に配付されました資料のDに産業設備営團の債権者と暫定評價という表があります。これときよう配付されました産業設備営團一般債務一覽表の金融機関と数字が合つておらぬのですが、合つておらぬ原因はどこにありますか。
【次の発言】 これは私どもは政党政派を超越して申し上げますが、風早委員の議論にしろ、石原委員の議論にいたしましても、産業設備営團の運営とかその他の問題が中心でありますが、かんじんなもとがこんなに狂つておるということは今後もあることでありまして、政府並びに政府委員の方でこういう間違いがありましたならば、間違つたことを初め訂正してもらわ……

第5回国会 大蔵委員会 第5号(1949/03/29、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております産業設備営團の業務上の損失に対する政府補償等に関する法律案に対しまして、民主自由党を代表いたしまして原案に賛成の意を表明いたします。  その理由を簡單に申し上げます。産業設備営團法なるものは、御承知のように戰時立法でありまして、終戰後の今日、しかも経済再建の過程にあります現時の状況といたしましては、そこに幾多の矛盾のあることは自他ともに認めるところでありまして、あるいは損失を生ずべかりしことも予想されたり、あるいは閉鎖機関としての処理に遅滯があつたり、いろいろの難点があることはこれは事実として認めざるを得ないわけでございますが、要は戰時中から参りましたか……

第5回国会 大蔵委員会 第6号(1949/03/30、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております六案に対する質疑は、大体終つたようでありますから、この際質疑を打切られまして審議を進められんことを望みます。
【次の発言】 財政法の一部を改正する法律案に対し、民主自由党を代表いたしまして、原案に賛成の意を表明するものであります。
【次の発言】 ただいま議題となつております酒類配給公團法の一部を改正する法律案に対しましては、法律案そのものに対しましてわが民主自由党は賛成の意を表明するものでありますが、これが廃止の期間を延期いたします内容としては、質疑の中にも現われて参りましたように、公團の機構の廃止に伴います次の酒類を取扱いますあらゆる機関への移行が考慮……

第5回国会 大蔵委員会 第7号(1949/03/31、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております公認会計士法の一部を改正する法律案につきましては、同僚三宅委員から、業界の切実なる要望をこめました適切果敢なる御質問がありました。管理委員会からそれぞれの御答弁があつたわけでありますが、この法案の今日まで参りました経過を靜かに考えてみますと、業界といたしましては一つの涙の歴史であろう、かように考えられます。なぜかと申しますと、当初提案されました法律案に対しましても、議員提出をもつて修正をお願いいたしたような次第であり、またその後におきましても議員提出によりまして修正を行つております。ことに昨年の十二月に行われました第四國会における議員提出、各派共同提案の……

第5回国会 大蔵委員会 第9号(1949/04/08、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております三法案に対しまして、民主自由党を代表いたしまして、原案賛成の意を表明いたします。

第5回国会 大蔵委員会 第10号(1949/04/09、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま審査の対象となりました請願は、全國國立病院患者同盟関東地区栃木縣支部からの請願でありまして、請願の要旨は昨年十二月十九日付で施行されました未復員者給與法の改正によりまして、一應未復員者が惠まれて参つた。あるいは特に患者の待遇はよくなつたけれども、それではまだ足りない。さらに一段の待遇改善をやつてほしい。こういうことでありまして、その要求いたします項目はおおむね三点ございます。  まず無條件で患者に医療券を交付するということが必要であろう。その次は二箇年で療養期間を打切りまして、一時傷害資金を支給してあとは顧みないという制度ははなはだよくない。次は傷害一時金と傷病恩給とは別箇……

第5回国会 大蔵委員会 第11号(1949/04/12、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま問題となつております、印刷局特別会計の固有資本増加に充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案は、大体質問も終つたようでありますから、質疑を打切りまして、討論を省略し、ただちに採決せられんことを望みます。
【次の発言】 ただいま議題となつております製造タバコの定價の決定又は改訂に関する法律の一部を改正する法律案については質疑を打切り、討論に入られんことを望みます。
【次の発言】 製造たばこの定價の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、民主自由党を代表いたしまして原案に賛成の意思を表示するものであります。すなわち本案は今年度予算編成と緊密なる関係を……

第5回国会 大蔵委員会 第12号(1949/04/13、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 ただいまより会議を開きます。  本日は川野委員長に事故がありますので、私がかわつて委員長の職を相勤めます。
【次の発言】 ただいま塚田委員からの御発議でありますが、当委員会に金融政策その他の問題について、日銀総裁の御出席を得まして、質疑應答をしたいという御発案でございますが、御異議はございませんか。
【次の発言】 それでは塚田委員の御発案を採用いたします。当委員会といたしましては日銀及び政府方面に交渉いたしまして、日時を決定し、その機会をつくりたいと思いますから、御了承願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま三宅君からの御要求がありましたが、実はただいま議題となつておりま……

第5回国会 大蔵委員会 第13号(1949/04/14、24期、民主自由党)

○宮幡委員 昨日からの継続で祕密会を開きまして、ただいま議題となつております援助資金特別会計法案を深く掘り下げて、お互いに檢討することになつたのであります。午前中からそれぞれの委員の御質問もあつたようであります。特に風早委員からは微に入り細にわたつた御質問があつたようでありますが、あるいは私の聞き違いかもしれませんが、その質問の趣旨の大要はかねて御研究のものであり、私どもで申し上げれば、風早君の蘊蓄を傾けられての一つの御意見であるように承ります。從いまして法案の審議というものは個人の意見ということの討論ではないので、もし本案に対しまする御意見なら討論の機会にやつていただきたい。質問はあくまで質……

第5回国会 大蔵委員会 第14号(1949/04/15、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 ほかに御質問はございませんか。  ただいま議題になつております貴金属特別会計法案に対しまして、御質疑がないようでありますから、この際質疑を打切りまして、討論を省略し、ただちに採決をいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは採決いたします。貴金属特別会計法案に対し、賛成の方の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よつて貴金属特別会計法案は原案の通り可決せられました。  なお報告書作成の件については委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではさように決しました。  午後は一時に再開して質疑を継続することとし、午……

第5回国会 大蔵委員会 第15号(1949/04/16、24期、民主自由党)

○宮幡委員 請願に対しまして、日程第二、臼田税務署復活の請願、及び日程第五、銀めつき洋食器に対する物品税軽減の請願の二件を採択いたしまして、日程第一、宮崎縣の煙草耕作面積増加の請願、第三、松山港を開港場に指定の請願、第四、煙管に対する物品税の免税点に関する請願、第七、高崎地方專賣局高田出張所復活の請願、第八、絹、人絹織物消費税軽減の請願、第九、煙火類に対する物品税軽減の請願、第一〇、化粧品に対する物品税軽減の請願、第一一、茶に対する物品税撤廃の請願、第一四、兒童用乘物に対する物品税軽減の請願、第一五、剃刀類に対する物品税撤廃の請願、第一六、未復員者給與法の一部改正に関する請願、第一七、國庫補助……

第5回国会 大蔵委員会 第16号(1949/04/18、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 ただいまより会議を開きます。貿易特別会計法案を議題といたしまして、質疑を継続いたします。風早君。
【次の発言】 議事進行について――ただいまの風早委員と政府委員との質疑應答を承つておりますと、これは何度やりとりいたしましても結論の出ない問題のようにうかがわれます。しかしながら風早委員の御意見を抑圧し、この質問をどうしようという考えは毛頭持つておりません。この点について貿易廳当局と御懇談することは十分やつていただきたい、かように考えておりますが、ただいまの質問は一千七百五十億の援助資金の歳入歳出の通貨勘定ということで、政府の考えておることと風早委員の考えておることの食い違いがあ……

第5回国会 大蔵委員会 第19号(1949/04/22、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつておりまする國立病院特別会計法案に対しまして、討論に入るに先だちまして、修正意見を申し上げます。本修正案は共産党を除きまする各派共同の提案でありまして、その修正案を申し上げますと、本法の附則第三項及び第四項はこれを本條の中に挿入すべきものである、かような趣旨でありまして、それを法文的に申し上げますと、第十七條に二項と三項を設けたい。その第二項は「政府は、この会計の歳出の財源に充てるため必要があるときは、前項に規定する場合の外、予算の範囲内において、一般会計からこの会計に繰入金をすることができる。」三項は「前項の規定により一般会計からこの会計に繰入金をした場合におい……

第5回国会 大蔵委員会 第20号(1949/04/23、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 速記を始めてください。
【次の発言】 川島委員に御相談いたしますが、ただいま專賣局の方の政府委員が見えておりませんので、ただいまのお尋ねは次会に專賣局長官の出席を求めて、答えていただくことにいたしまして、保留をいたします。
【次の発言】 本日はこの程度で散会いたしまして、明後日午前十時三十分より再会し、本法案に対する質疑を継続いたします。  これにて散会いたします。     午後三時二十九分散会

第5回国会 大蔵委員会 第21号(1949/04/25、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 それではただいまから前会質疑継続になつております税法改正二案を議題といたしまして、質疑を継続いたします。河田賢治君。
【次の発言】 次は田中織之進君。
【次の発言】 ただいま田中委員の御要求でありましたが、先刻御要求がありましたので、午後に大藏大臣の御出席を願うように連絡をいたしてあります。時間の点につきましては、なるべく他の方を削りましてもお盡しを願いたいと思つておりますから、どうぞよろしくお願いいたします。次は中崎敏君。
【次の発言】 それでは午前の質問はこの程度で休憩いたしまして、午後は一時三十分より再開いたします。     午後零時二十四分休憩      ━━━━◇━……

第5回国会 大蔵委員会 第22号(1949/04/26、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております有價証券の処分の調整に関する法律の一部を改正する法律案について、ちよつとお伺いしたいのでありますが、これは財閥の解体によりまして、旧財閥系の資本は一應破壞されたと申しますが、細分されまして整理がついたが、新たに新興の財閥的なものができ上るのではないか。そういう面を監視するという意味で、株主名簿を徴收するというような趣旨でありまして、その程度を五千株以上、それより少い程度のものは除外して五千株以上、かようなことに改めようという趣旨にうかがえるのでありますが、この五千株以上というのは、かりに普通の株式の形で五十円と考えますと、その額は現在の物價事情、経済事情……

第5回国会 大蔵委員会 第23号(1949/04/27、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 ただいまより会議を開きます。  本日は議案審査の都合上、午前はこの程度にして、午後一時まで休憩いたすことに御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは午後一時まで休憩いたします。     午前十一時十二分休憩
【次の発言】 午前に引続きまして、会議を開きます。  揮発油税法案及び酒税法等の一部を改正する法律案を一括議題といたします。右両案につきましては、すでに質疑を打切つておりますので、これより討論に入ります。討論は通告順によつてこれを許します。前尾繁三郎君。
【次の発言】 次は川島金次君。
【次の発言】 次は荒木萬壽夫君。

第5回国会 大蔵委員会 第24号(1949/04/28、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 ただいまより会議を開きます。昨二十七日本委員会に付託に相なりました煙草專賣法案、塩專賣法案、及び日程の追加として当日同じく付託に相なりました復興金融金庫に対する政府出資等に関する法律案を一括議題として、まず政府の説明を求めます。中野政務次官。
【次の発言】 右三案を一括議題といたしまして、質疑に入ります。質疑に入るに先だちまして、当委員会の意向として、專賣局長官に二、三お伺いいたしたいと思います。  まず塩の賠償價格の引上げあるいは改訂ということについての構想がありましたら、お話を願いたいと思います。現行の塩の賠償價格は、昨年七月労働賃金三千百四十五円の基礎の上に定められたも……

第5回国会 大蔵委員会 第25号(1949/05/06、24期、民主自由党)

○宮幡委員 海運局関係の政府委員がお見えになつておれば、関税法の一部を改正する等の法律案について、海運局の意見をただしたい思いますが、見えなければ保留いたします。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 どうも政府の御勉強が足らないのかもしれませんけれども、法案の適切味が明瞭に現われて來ないことは、本委員会の委員の一人としてきわめて遺憾の意を表するものであります。質問は適切な質問が数々出たのでありますが、御答弁の方は適切みを感ずるものが少い。そのおもな理由は、國家公務員に対する義務居住ということの御説明が少しもないからであります。太政官布告以來の乱雜なものを法律化するだけだ、こういう御説明でござ……

第5回国会 大蔵委員会 第26号(1949/05/07、24期、民主自由党)

○宮幡委員 議事進行について……。ただいま提案の理由を承りました保險組合に関する法律案でありますが、それとすでに説明を聞いております協同組合による金融事業に関する法律案、この二件は先般商工委員会に付託されております中小企業等協同組合法案に対しまして、当方から合同審査を申し込んでありますが、この両法は中小企業等協同組合法案に関連性を持つものでありますから、商工委員会と交渉いたしまして、同時に合同審査をすることが適切であろうと考えますから、委員長において委員会に諮られまして、適当に処理せられんことをお願いいたします。
【次の発言】 審議の期間も迫つておりますので、資料をお願いしたいと思います。これ……

第5回国会 大蔵委員会 第27号(1949/05/09、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 これより会議を開きます。  議案の審査に入りますに先だつて、ちよつとおはかりいたします。一昨七日田中委員より日本銀行法の一部を改正する法律案の審査に関連いたしまして、國会法第五十一條により本案に関する公聽会を開いてほしいとの動議が提出せられましたが、これは理事会での協議の結果、公聽会を開いて本案の審議を進めることにいたしましたから、衆議院規則第七十七條により本案に関し公聽会を開くことにつき、あらかじめ議長の承認を得たいと存じますが、この点御異議はございませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。なお会期も切迫して参りましたので、理事会におきまして、公聽会開会日を一……

第5回国会 大蔵委員会 第28号(1949/05/10、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 ただいまより会議を開きます。  議案の審査に入ります前に、ちよつとお諮りいたします。昨日御決定を願いました日本銀行法の一部を改正する法律案に関する公聽会の開会承認要求の件につきましては、同日議長の承認を得ましたので、衆議院規則第七十七條によりまして、あらためて正式に決議をいたします。ただいま審議中の日本銀行法の一部を改正する法律案に関し、來る十三日の午後一時より公聽会を開会するに御異議はございませんか。
【次の発言】 御異議ないようですから、さように決定いたしました。  なお衆議院規則第七十九條によりまして、公聽会開会報告書を提出することになつておりますが、これは委員長に御一……

第5回国会 大蔵委員会 第29号(1949/05/11、24期、民主自由党)

○宮幡委員 風早委員の御質疑が継続中でありますが、元來大藏委員会は第一國会以來、財政金融委員会の昔から、質疑等は盡くしまして、反対、賛成にかかわらず、きわめて円満な運営を保つて來たことが傳統であります。ただいま拜聽しておりますと、復金制度に対しまする風早委員の御質疑は、大要過去のせんさくでありまして、こういうことも將來のために大いに盡さなければならないと考えることは同感でありますが、この会期も差迫つた折におきまして、過去の監査とかあるいは御意見等につきまして、政府当局と微に入り細にわたり質疑を盡すことは困難であろうと存じます。風早委員の御質疑や御主張を封殺する意味ではありませんが、他の機会にお……

第5回国会 大蔵委員会 第30号(1949/05/12、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま上程されております國家公務員共済組合法の一部を改正する法律案につきましては、その原案に対しましてわが民主自由党は一應賛成の意を表するものでありますが、この原案を拜見いたしますと、國家公務員法との関連規定等において、いまだ不十分であるかのように認められる点もありまして、おそらくこの國家公務員共済組合法の全部にわたりまして改訂をなすべきものではなかろうか、かように考えておるのでございます。当面の措置といたしましては、さしあたり今回の一部改正案を認めまして、適当の時期におきましてこれを調整し、りつぱに法制化することにいたしたい。かような観点から、まずもつて原案に賛成いたしたいので……

第5回国会 大蔵委員会 第31号(1949/05/13、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま議題になつております二法律案につきましては、もはや質疑もないようでありますから、この際質疑を打切り、審議を進められんことを望みます。
【次の発言】 ただいま議題となつております未復員者給與法の一部を改正する法律案につきましては、もともとこの提案はしごく妥当なものでありまして、いまだ未復員者給與法につきましては改善をなすべき幾多の問題があろう、さような意見がわき出て來る以外に、この原案に対しまして、いささかも反対の意思を持つ考えはございません。從いまして全面的に原案に対しまして、わが民主自由党は賛成の意を表明する次第でございます。

第5回国会 大蔵委員会 第32号(1949/05/14、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 ちよつと速記をとめて……。
【次の発言】 速記を始めて……。
【次の発言】 本日は、まず協同組合による金融事業に関する法律案、保險組合に関する法律案、及び昨日公聽会を開きました、日本銀行法の一部を改正する法律案を一括議題として、質疑を継続いたします。
【次の発言】 まず貸金業等の取締に関する法律案につきまして、二、三事務局のお尋ねをしてみたいと思います。  第三條の第一項第三号でございますが、ここに「法人又は法人でない社團若しくは財團」とありますが、法人でない社團もしくは財團という具体的なお示しを願いたいと思います。

第5回国会 大蔵委員会 第33号(1949/05/16、24期、民主自由党)

○宮幡委員 一昨日逐條的なお尋ねをいたしましたし、ただいま総論と申しますか、理論的な構想のもとに小峯委員から詳細にわたる質問があり、政府当局から懇切なる御回答がありまして、ほとんど問題の点は解決いたしておるのでありますが、今度は少しきわめて短かい時間の間に、俗論にわたりますが、ただいまの庶民金融の実態に触れる問題について二、三お尋ねをしてみたいと思うのであります。これはあらかじめ申しておきますが、理論的なことは小峯委員で盡きておりますので、俗論的ないわゆる実際問題であります。その点あらかじめ御了解願いまして、御回答をいただきたいと思います。  現在のやみ金融の実態、自然に発達して参りました庶民……

第5回国会 大蔵委員会 第34号(1949/05/17、24期、民主自由党)

○宮幡委員 大藏省設置法案につきましては、当初原案が修正せられております関係で、再び連合審査をやつていただくように委員長を煩わしまて、しばしば交渉したのでありますが、それがとうとう実現する機会がなく、ただいま伺いますところによりますと、すでに内閣委員会においては、大藏省設置法案を討論採決せられておるようであります。從いましてこの設置法案に対しまして、当委員会の意向として要望を申し入れます機会を失つたのであります。ことに先般三浦法制局第一部長が参りまして、関係方面の勧告といたしまして、当委員会に示されたことに対しまする処置がついておらぬわけであります。これはただいまの状況から考えてみますると、議……

第5回国会 大蔵委員会 第35号(1949/05/18、24期、民主自由党)

○宮幡委員 貸金業等の取締に関する法律案につきまして、民主自由党を代表いたしまして、希望條件を付して原案に賛成せんとするものであります。ただいま審議して参りましたこの法律案をながめますると、これをもつて十分であるとは、はなはだ言い方が変であるかもしれませんが、思えないのでありまして、まだ何となく足りないところがあり、各委員からも質問のありましたように、運用の上におきまして幾多の疑義を生じ、ある程度の混乱というような事態も予想されるのではないかと心配しております。しかしながら政府委員から御説明のありました通り、庶民金額の自然に発生して参りました過程において、まつたく野放しであつたということから、……

第5回国会 大蔵委員会 第36号(1949/05/19、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 午前に引続き会議を開きます。  本日の日程となつております請願の審査を行いたいと思います。昨日紹介議員から紹介御説明がございまして、政府の答弁の保留になつております分をまず議題といたしまして、政府当局の御答弁を求めます。  日程第七九、扇子に対する物品税の免税点設定の請願、角田幸吉君外一名紹介、及び日程第八〇、カレンダー、扇子及び團扇に対する物品税改正の請願、角田幸吉君外一名紹介、日程第八三、金庫に対する物品税改正に関する請願、山本久雄君紹介、日程九七、医業に対する課税軽減の請願、稻田直道君紹介を議題といたします。

第5回国会 大蔵委員会 第38号(1949/05/21、24期、民主自由党)【議会役職】

○宮幡委員長代理 ただいまから会議を開きます。  本日日程になつております請願の審査をいたすべきでありますが、審査準備の都合上、午後一時まで休憩いたします。     午前十一時休憩      ━━━━◇━━━━━     午後一時三十五分開議
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。  本日日程に上つております請願の審査をいたしたいと思います。まず日程第二七、沿岸漁業用資金融通に関する請願、石原圓吉君紹介、文書番号第五五〇号。請願紹介議員がお見えになりませんので、請願の要旨は文書表に記載されておりますから、それに基いて政府当局の御見解を承りたいと思います。

第5回国会 大蔵委員会 第39号(1949/05/23、24期、民主自由党)

○宮幡委員 当委員会に付託されております請願のうち、すでに審査採決の相済みました以外の分、すなわち本日の議題になつております日程第一より日程第一二四に至る請願につきまして、日程第六、日程第一八、日程第三三、日程第四六、日程第六二、日程第六八、日程第七三、日程第七四、日程第八五、日程第八六、日程第八七、日程第八九、日程第一〇五、日程第一二四を保留とし、日程第六五、日程第一〇一を不採択とし、残余の日程の全部を採択せられ、内閣に送付すべきものと議決せられんことを望みます。
【次の発言】 第五國会におきます当委員会の活動も本日をもつて終了するわけでありますが、休会中に行う予定になつております税制及び復……

第5回国会 大蔵委員会 第40号(1949/05/25、24期、民主自由党)

○宮幡委員 この改正法律案については、すでに厚生委員会との連合審査の際に、いろいろと提案者及び厚生省政府委員等に対しましてお尋ねをいたしたのでありますが、金融に関しまする問題を主管いたしまする当委員会といたしましては、とうてい納得のできない法案であります。さりとて庶民階級に対しまする金融の道を開いてやるという点の趣旨には、あえてわれわれ反対の意思を表明するものではありません。この点を達成せしむるということには、何とかこの改正法律案の中において考慮したいと存じておつたわけでありますが、昨日御承知のように関係筋からの正規の御勧告があつたということを、法制部の方からも御発表がありましたし、またわれわ……

第5回国会 大蔵委員会 第41号(1949/05/31、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ほかに質疑もないようでありますから、質疑はこの程度で打切り、討論を省略し、ただちに採決せられんことを望みます。

第5回国会 大蔵委員会 第42号(1949/07/08、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡説明員 ただいまのお尋ねはまことにごもつともだと存じます。私もただいまの立場に就任いたしてわずか一箇月の間でありますが、いろいろ構想を練り、また大臣とも緊密に協議をいたしております。そこでただいまの小峯委員の御質問でありますが、当省といたしましてはただいまの御質問に対しましては、おおむね希望的観測と申しましようか、現在の状況にあきたらずして、近き時期におきましてかくせなければ通産行政の全きを得ないであろうという構想のもとに、ただいま進んでおります。いずれにいたしましても、現下の金融事情は小峯委員の仰せられます通り、遺憾ながらディス・インフレという言葉を肯定することができない事情でありまし……

第6回国会 経済安定委員会 第5号(1949/11/26、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま国内の産金は年三トン程度でありますが、先般御審議いただきました帝国鉱業開発株式会員法等の廃止あるいは変更等に伴いまして、別に産金の対策を講じたいと思つております。最近三箇年に年産約十五トン程度に上昇さすべく、ただいま実施に移して行く考えでございます。
【次の発言】 これが広汎な委任立法である関係上、せめて五〇%の担保限度を政令なり何かにはつきりする、こういう御趣旨だと思います。その御意見はきわめて適切なものだと拜承いたしましたが、かような広汎な委任立法をいたしましたことにつきましては、すでに提案理由の説明のときに関係から詳しく申し述べたことと存じますが、ただいまの国際経……

第6回国会 大蔵委員会 第23号(1949/12/01、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 佐久間委員にお答えいたします。すでに昨日参議院におきましても、外国為替及び外国貿易管理法が無事通過いたしまして、輸出の面におきましては、本日から自由の原則によつて画期的な貿易が開始せられる、かような状況になつたことはすでに御承知の通りであります。また佐久間委員の御説の中にもありましたように、現在の日本が経済自立達成のために、輸出を第一主義に展開いたしまして、通商産業省というようなもののでき上つた経過もまた御承知の通りであります。しこうして輸出の振興のためには、これまた十分御承知のように、国内の産業の振興が前提であつたわけでありますが、従来の経過におきましては、適切な言葉かどうか……

第6回国会 通商産業委員会 第2号(1949/11/08、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 福田委員の御配慮のかずかずは同感であり、また恐縮にたえないわけでありますが、電源開発の問題は、御承知のように当初の計画において連合軍が、一体日本の工業水準はどの程度に置くべきか、それに要しまする電力はどの程度であるか、かようなことに重点を置きまして御検討をいただいて許されましたのがお説の三十八箇地点でありましてこれは御承知のように水力として四十九万キロ、火力として四十万キロ程度だと思つております。そうしてこの資金は、ただいまの国内金融の情勢から申しまして会社の自己資本、すなわち増資とかあるいは社債による調達が困難でありますので、これまた御承知の見返り資金によりまして、百四十五億……

第6回国会 通商産業委員会 第3号(1949/11/09、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 有田委員の高邁なる御意見に対しましては、政府当局といたしましてもまつたく同感と申し上げる以外に言葉はございません。国の最大の資源であります水力資源の開発、これに伴います国土の総合計画の実行ということは、まつたく喫緊の要事でありまして、ただいま御意見の中にこの点について熱意を欠くような見方もあるような御説でございましたが、現政府といたしまして考えておりますことは、有田委員の御説とまつたく同一の線を歩いておる、こう申し上げてさしつかえないと思います。惜しむらくは客観情勢、現下の日本の財政事情におきまして思いながらも及ばざるような遺憾があるわけであります。せつかくの御意見でありますか……

第6回国会 通商産業委員会 第4号(1949/11/10、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 帝国石油の将来についてのお話でありますが、政府の持株は前例にならいまして、証券処理調整協議会へかけまして、あるいは持株整理委員会等の意見も聞きまして、おそらく証券界におきます一つの引受団等を組成いたしまして、市場を圧迫しないような程度に、これを放出処分いたしたい、かように考えております。帝石は会社自体は、日本の石油工業全般に対します特殊性にかんがみまして、本法に依存いたさない保護助成の諸施策を勘案いたしまして、本法は近き時期において全面的に廃止いたしたい、かような考えを持つております。
【次の発言】 戰時中の影響を受けまして、日本のあらゆる工業技術が後退と申しますか、沈滯化して……

第6回国会 通商産業委員会 第5号(1949/11/11、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 石油鉱業に関しまする今後の方針についてのお尋ねのように思いますが、川上委員の御指摘のように、石油鉱業の特殊性から考えまして、帝国石油株式会社法の効力のあるといなとにかかわらず、従来とほとんどひとしい方針をもちまして、石油資源開発のために助成いたしたいと思つております。ただいまでは、試掘奨励金を交付する方法によつて、これを実行に移しております。本年度の予算では、御承知と思いますが、大体一億九千万円程度の助成、明年度は予算編成の都合で少々減つておりますが、一億三千万円程度の予算計上をお願いいたしてあるような状況でございます。何とぞ御了承いただきたいと思います。

第6回国会 通商産業委員会 第6号(1949/11/12、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 詳細なことは鉄鋼局長から申し上げますが、ただいまのところ明年度の計画として銑鉄で百七十五万トン、鉄鋼で二百万トンの生産を達成したいため、諸般の計画を進めております。
【次の発言】 ただいまの田代委員のお尋ねは、第五国会において成立しなかつた五法案のことだと思いますが、それはもう三月三十一日限りで、その法律の構想は終えておりますので、ただいまその関係はことごとく解消いたしておまして、要は先ほど加藤委員から御説明のありましたように、閉鎖機関としての特殊清算の終末において、いかなる補償の結果になるか。これはただいま確定しておらない事実で、特殊清算の進行に連れまして、順次判明して来るこ……

第6回国会 通商産業委員会 第7号(1949/11/15、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 輸出の振興対策とあわせての御配慮の点は、まことに感謝にたえないわけであります。お尋ねのダンピングの問題でありますが、ダンピングをどこの限界で定めらるべきかということを考えると、これはなかなか議論が一致しないであろうと考えるわけであります。御承知のように戰前の正常の経済事情におきましては、為替相場の公定平価の二対一という線を上へ行つたり、下へ行つたりしておつて、その中はきわめて狭かつたわけであります。ただいまのように一応安定はしておりましても、三百六十対一という為替相場は、日本の商品のコスト高であるということを表示するものであろうと考えます。従いまして国際価格にさや寄せするという……

第6回国会 通商産業委員会 第8号(1949/11/16、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま今澄委員の御要求でありますが、ここで数字を申し上げることも用意があるようでありますが、これは資料としてお配りした方がよろしいと思いますので、プリントにいたして配付いたしたいと思います。さよう御了承願います。
【次の発言】 本日の委員会にはよんどころなく遅れまして申訳ありません。ただいま公団の滞貨の処理につきましてダンピングではないかというお話であります。これは国内的なダンピングの意味でございますか。
【次の発言】 外国に向けてのダンピングに対しまして、昨日たしか前田委員からの質問で御説明申し上げたように、一応仕向地の不正競争に関しまする法令に対しまする値段と申しますが、……

第6回国会 通商産業委員会 第10号(1949/11/19、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま議題となりました特別鉱害復旧臨時措置法案について、その提案理由を説明申し上げます。  この法案は、いわゆる「特別鉱害」の復旧に関する臨時措置について規定したものであります。そこでまず特別鉱鉱害とは、いかなる鉱害を指すかと申しますと、法案第三條第一項各号に該当する鉱害でありまして、且つ第二條第二項に明かにしてありますように、通商産業大臣が認定したものでありますが、簡單に言えば戰時中の強行出炭に基因して発生した鉱害であつて、しかも急速に復旧を行う必要のあるものでございます。特別鉱害を急速かつ計画的に復旧するという方針は、慎重な検討の結果、政府において昨年四月以降取つて参つた……

第6回国会 通商産業委員会 第12号(1949/11/24、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 復旧団の性格について、たいへんおとがめをいただいたわけでありますが、この法文に書いてありますような組織ででき上ります復旧団で、そういう奇々怪々な、お化けでも飛び出すというようなものではないと思います。復旧団は今申しましたようりに取てをやるのでありますが、別に復旧審議会がありまして、その操作もやるのであります。結局業者に御負担を願いましたところの、この復旧費の御負担をされた最小の金額をもつて最大の効果を発揮せしめるために運用する機関であります。これに伴います事務費等は、ことごとく国費をもつて負担いたしまして、この復旧団の中から支出したり、あるいは復旧団の中に受入れたりいたさない方……

第6回国会 通商産業委員会 第14号(1949/11/26、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 淵上委員の御体験から、また現場の実情をよく御承知の立場から、御意見につきましてつつしんで傾聽いたすわけであります。これを国の負担において全部復旧したらどうかという御意見は、一応ごもつともだと存じます。御承知のようにこの特別鉱害の発生は、すでに私より淵上委員の方が詳しいわけでありまして、これは戰時におきまする濫掘――通常の鉱害とは趣を異にした、名前の通り特別鉱害でありまして、これは残念ながらただいまの観点から見ますると、一般の鉱害のように金銭補償をもつて償うべき範囲を超えておるのでありまして、公共事業費としてこれを支弁いたしますことは現在の状況においては不可能であります。この問題……

第6回国会 通商産業委員会 第16号(1949/11/29、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 有田委員の御意見、まことにごもつともだと思います。本法を皆様の御審議に供します以前に、もつと優れた案がないかと思いまして、いろいろ検討した経過は、こちらは大臣が申し上げたかもしれませんが、参議院方面でも詳しく申し上げて参つたわけでありまして、必ずしもこれが一番よい案だというようなことは考えておらないことは、先般たしか今澄委員の、次善のよい案はないのか、こういうようなお尋ねのありましたときに、お答えいたしておきました。しかしながら御説のように、根本的に大憲章でございますところの憲法の成條に触れるということでありますれば、それがたとい緊急な立法でありましても、これはとうてい見逃すこ……

第6回国会 通商産業委員会 第17号(1949/11/30、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいまの門脇委員の御質問でありますが、第二条の保険会社は私の方の聞き違いかもしれませんが、外国の保険会社に限つてというような御意見でございましたが、これは原則は日本の保険会社でありまして、例の大蔵省の方でやつております外国保険事業として日本の法令で認めておりますのが、コンチネンタルほか二社あるのであります。そのほか輸出貨物にかかる保険業務においては、連合国最高司令官の許可を受けなければならない。これはただいまのところ幾つあるかはつきりしませんが、そういう意味でありまして、原則は日本の保険会社との契約を包括契約をいたす、こういう趣旨でございます。また警告的な御意見に対しましては……

第6回国会 通商産業委員会 第18号(1949/12/01、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 この問題は先般来しばしば御議論のあるところでありまして、特にこの特別鉱害に対してのみならず、御指摘になつたような風水害その他不可抗力的な事情によりまして起つたものも、将来同様に政府は見て行くかというお尋ねだつたと思います。大臣からお答え願うことにいたしておきましたところ、やむを得ない用事で退席せられたので、かわつて申し上げます。  この法案につきましてはいろいろ疑問もあり、しかも前例に乏しいような法案でありまして、この点は提案者といたしましても十分考えていることであります。ただこの鉱害の特徴としては、この鉱害の原因となつている石炭の採掘行為をやつた時期から、数年後に地表の上に現……

第6回国会 通商産業委員会 第19号(1949/12/02、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 前田委員のお尋ねはしごくごもつともでありますが、前田委員があらかじめお含みになつておることと思います事情におきまして、これ以上の立法が困難であつたことをぜひ御了承をいただきたいのであります。
【次の発言】 マッカーサー元帥の声明のことは、新聞で伺つたわけでありますが、別表第一の品目に対します通商産業大臣の輸出承認ということは暫定的のことである。その期間はどのような考えておるか、ただいま日本政府側といたしましては、その期間を予定しておりませんのでございます。大体ローガン構想から生れたものであります。輸出貿易自由が原則であつて、その自由に対しまする一つの例外的な規定でありますので、……

第7回国会 経済安定委員会 第22号(1950/04/27、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 お尋ねの点は、ただいまの段階においてはちよつとお答えしにくい点があるのでありますが、ただいま通産省といたしましては御承知のように、ただに外資の導入だけでなく、企業の合理化もはかつて行きたい。当然外資が入つて参ります場合には、日本人の企業家と違いました面から企業の状況を診断いたしまして、いろいろな整備事項等の要求もあろうかと思いますが、これが現在やつております合理化促進の線と一致いたしますれば、まつたく條件が整うわけであります。しかしさようでない場合においては、外資導入に対する條件としていろいろな御注文があろう思います。ただいまのところでは、あらかじめ予定いたしましてかようなふう……

第7回国会 経済安定委員会 第23号(1950/04/28、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 中小企業の金融の問題につきましては、外資導入と離れても考えなければならない問題であります。そこで運転資金の方が非常に必要だということはごもつともな意見でありまして、ただいまのところ、あるいはこの席で申し上げるのは少し早いので、しいて申し上げますれば、私個人の考え方を申したらという程度にお聞き流し願つて御参考になれば仕合せでありますが、ただいままで中小企業の小の企業に対しまして、見返り資金の解除を受けまして協調融資というのをやつて参りました。これは従来のように、中小企業対策が幾多の失敗を繰返して参りましたに対しまして、下部に浸透いたすように特別の努力をいたしましたところが、非常に……

第7回国会 経済安定委員会 第24号(1950/04/29、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま通産におりましたので遅れて申訳ありません。途中でありますので、あるいは前田君のお尋ねとは要点がはずれておるかもしれません。日本の盲貿易を打開いたしまして、純経済問題に対しましては、たとい占領下においても完全なる行為が行えるようにいたしたいものと存じまして、安定本部を中心といたしまして、関係省が集まり、寄り寄り検討したしております。幸いにいたしまして、最近アメリカ方面に通商事務所の開設が許されたわけでありますが、これをさらに拡張いたしまして、国際感情等が漸次緩和される状況にありますので、東南アジア地区へも近い時期において実現するような努力をいたして参つておるわけであります……

第7回国会 大蔵委員会 第42号(1950/03/29、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいまのお尋ねでありますが、途中から遅れて参りまして、あるいは御質問の趣旨と違つたお話を申し上げるかもしれません。先刻お尋ねのありました赤字が生じましたのは、どんなふうな事情からだというふうな、あるいは機構と人間の問題、かような点につきまして通産省として考えておりますことは、もちろん二十二年以降の剩余金は七十億以上あるのでありますが、これがもし二十三年当時におきましても清算状態に入りますれば、普通の商業なり工業の店じまいと同じように、たなざらしの品がありまして、必らずそこに整理損失があるものと考えております。従つて二十二年二十三年の剩余金がたくさんあるから、最終の赤字は二十二……

第7回国会 大蔵委員会 第56号(1950/04/21、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 お答え申し上げます。今回の鉱工品貿易公団公金費消事件につきましては、政府といたしましてもかかる不祥事件を惹起いたしましたことについてはまことに申訳なく、ここに遺憾の意を表する次第でございます。ただいま竹村委員からの御指摘の中に、司直の手が伸びるまでそのままにいたしておつたか、かようなお言葉もあつたようでございますが、実は本件は、もちろん司法権がみずから発動することに対しましては、何ら容喙いたすわけに参らぬわけでありますから、その点は別といたしましても、通産省みずからが告発をいたしまして、しかして東京地検の手が動いたということが現実の状況でありますので、この点だけは御了解をいただ……

第7回国会 通商産業委員会 第2号(1949/12/20、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 門脇委員が御不在のためにも、委員会の経過等を御承知なくして、政府の処置対して委員としての立場からの、いろいろな御意見を承りました。その点につきましては、個人としてはまつたく御同感だと申し上げること、やぶさかでないわけでありますが、事情はここで詳しく申し上げるまでもなく、現在の政府におきまして全面的に国会の御意向を、尊重いたして行いますことが、許される場合と許されない場合とがあることは、門脇委員すでに御承知の通りであります。十一日に本委員会並びに経済安定委員会からのお申出は、確かに承りましたが、なお先ほど坂田政務次官からも、御説明のありましたよう、なお検討いたしたい点がないわけで……

第7回国会 通商産業委員会 第3号(1950/01/23、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま議題となりました特別鉱害復旧臨時措置法案について、その提案理由を御説明申し上げます。  この法案は先般の臨時国会に上程いたしまして愼重御審議を願つたのでありますが、会期等の関係によりまして、審議未了となつたものでございます。しかるに先般御説明申し上げましたように、いわゆる特別鉱害を急速に、かつ計画的に復旧することは、公共の福祉を確保するための必要なことでありまして、政府においても愼重な検討の結果、一昨年四月以降その復旧の方針を決定いたしまして、爾来この方針に基いて、復旧事業が施行されて参つたのであります。しかるに御承知のように、昨年九月十六日をもつて、配炭公団は解散とな……

第7回国会 通商産業委員会 第5号(1950/02/03、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 産業復興公団法の一部を改正する法律案について提案理由を御説明いたします。産業復興公団は、同法第三條三項の規定により、その運営資金の借入れの道を復興金融金庫に限られていたのでありますが、御承知の通り、最近に至り復興金融金庫が、その貸出し業務を停止するに至りました結果、産業復興公団は新たに運営資金を借入れる道をとざされることとなつたのであります。しかるに本年度においては、復興金融金庫は、産業復興公団に対する貸付金についても、これを回收することとなつておりますが、産業復興公団の復興金融金庫からの借入金は、その使途が固定化されて、ただちに回收することが困難なために、他に融資の方法を講じ……

第7回国会 通商産業委員会 第6号(1950/02/06、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ごもつともなお尋ねでありまして、ただいま貿易公団が持つておりまする滯貨の処理につきましては、一月のメモランダムを待つまでもなく、その前から滯貨処分につきましていろいろな勧告をいただきまして、それに沿つてでき得る限り急速に滯貨の処理をいたして参りたい。省内でもいろいろ協議をいたしておりますが、御質問の中にもございましたように、多額の滯貨を一時に市場に放出いたすことによりまして、市場の状態を混乱させる等のことも考えられますので、それらを見合いまして、ぜひ司令部から参りました意向に沿うような処理をいたしまして、急速にかような公団という過渡的な機構を廃止いたしたい、かように努力しており……

第7回国会 通商産業委員会 第12号(1950/02/23、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 前大臣当時のお話でございますので、かわつてお答えをいたします。通産、安本両委員会の御決議によりまして、ただいま大要お述べになりましたようなお申入れを受けていることは、皆さん御承知の通りであります。当時の速記録をひもといてみなければ、正確な言葉の言いまわしはわかりませんが、産業、経済等に大なる混乱を與えないであろうということを申したような気持もいたしております。これは安本長官が申されたか、前大臣が申されましたか、ただいまはつきりいたしておりませんが、全般的に考えまして、本年の異常豊水というものが、電気料金の三割二分二厘値上げになるという問題を、大きく狂わしたような感じがいたしてお……

第7回国会 通商産業委員会 第16号(1950/03/06、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 どうも風早さんとは大蔵委員で仲よしなものですから、たいへんやわらかい御質問で、これは友人としてのお尋ねくらいで、共産党を代表してとは私には受取れないくらいなやわらかい気分でおるのであります。お話の点で、日本信興とおつしやいました会社は、私は名前も知らなければ、それには何ら関係がございません。それから本莊という方は私に会いに来たことはあるかもしれませんが、御交際もなければ、私としては面識もありません。それから御指摘の秋山という方につきましては、風早委員と一緒に第五回国会において、大蔵委員をやつておるときに、全国のいわゆる殖産会社、庶民金融の方々が、取締規則ができますと、当然貸付金……

第7回国会 通商産業委員会 第17号(1950/03/11、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま議題となりました中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案につき、提案の理由を御説明申し上げます。  中小企業等協同組合法は、昨年七月一日施行されました中小企業の協同組織に関する基本法でありまして、旧商工協同組合法に基く商工協同組合は、本年二月末日までに本法の事業協同組合に、旧市街地信用組合法に基く市街地信用組合は、本年八月末日までに本法の信用協同組合に組織変更することを要することと相なつておりますが、中小企業金融の現状にかんがみ、右の市街地信用組合の組織変更は、特に早急になされることが要望されております。しかして市街地信用組合におきましては、組合員数の千人を越えるもの……

第7回国会 通商産業委員会 第18号(1950/03/14、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 私は提案者ではございませんので、提案者の意思はわかりませんが、小金委員のお尋ね、ただいままで競輪の競技を実施して、これを監督して参りまた立場から申しますと、競輪の方はただいま十円の車券になつておりますが、大体十枚を一括しました券を慣例的に売つております。円未満切捨てということの弊害の点については、常識的に十枚分で勘定されるというようなことで、十円の車券を買うということは稀有な事実になつておりますので、法文の面から見れば御意見の通りだと思いますが、御心配の点は事実上の弊害としては少かろうと思います。競輪法につきましては、ただいま機械局の中に特別委員会を設けまして、その後起りました……

第7回国会 通商産業委員会 第19号(1950/03/15、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 もう大臣のお答えで十分要領を得ておると思いますが、現在外国会社とは、今澄委員も御承知の通り、契約に基くものでありまして、おおむねその根本精神は委託販売というような、たとえば国内に配給基地というか、原油基地というか、さようなものを持つということ、これに関連いたしてまして原油を輸入して精製して、それを売りもどしたものを国内に販売するという、かつて外国会社のサービス、ステーシヨンができておつた、その元の状態に返るという程度のものでありまして、それを越えました、いわゆる戰争の目的を包蔵いたしますような契約は、ただいまできておりません。ただいま御指摘の、不動産を讓り渡したじやないかという……

第7回国会 通商産業委員会 第20号(1950/03/16、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 中村委員のお説は、深い御体験を持つておられる御立場から、一々ごもつとものことに伺います。特に今回の改正法案につきましての御理解等につきましては、むしろ政府当局から敬意を表するにやぶさかでない次第でございます。御指摘の行き過ぎになりはしないかという問題につきましては、これはすでに御承知のように、昭和九年当時に制定いたしました現行法でありまして、これは国際的な同盟條約というようなものに加入する前提でありまして、この同盟條約に加入しております国家におきましては、それぞれの規定を設けまして、その規定は何と申しますか、対等條件と申しますか、あるいは特惠的な意味になりますか、とにかく日本の……

第7回国会 通商産業委員会 第21号(1950/03/17、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 お尋ねの点でありますが、言葉の言いまわしで非常な誤解も生れるわけでありますが、国際法上の解釈等におきましては、必ずしも一致しておらぬが、政府としましては一応法律が有效のものである、かように考えて提案したものであるということは、申し上げておいたはずであります。さらにただいまの御念の入りました御質問でございますが、御意見の点は私どもも立場をかえて考えれば、まつたく同感の点も少くないのでありますけれども、御承知のように占領下にありますところの国際関係は、司令部におきまして日本にかわつてやる。貿易協定等の字句についても、風早委員も御承知のように、占領下における日本と何々国との通商とりき……

第7回国会 通商産業委員会 第22号(1950/03/22、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま上程されております電気事業会社の米国対日援助見返資金等の借入金の担保に関する法律案につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  電源開発、電気事業の復興整備をはかることは刻下の急務でありまして、これを促進するため電気事業に対しては、従来復興金融金庫及び米国対日援助見返資金より多額の融資が行われているのでありますが、これら国家資金による融資については確実な担保をもつて、その債権の保全をはからなければならないのであります。しかしながら電気事業のごとく公共事業たる見地から、その資産について政府の監督が加えられているものについては、これらの債権のために強いて特別担保を設定す……

第7回国会 通商産業委員会 第24号(1950/03/24、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 最初の御指摘の点で、占領行政と占領下にある日本としての経済行為と、画然たる区別がある方がよいではないか。この点につきましては、お説といたしましてその他の状況を除外いたしますれば、もう一々ごもつともだと考えております。従いましてたとい占領下にありましても、順次さような線に向つて、政府の施策を進めるべく、司令部を通じて交渉いたしました成果として、現存貿易の面においてはいわゆるローガン構想なるものが許されまして、自由貿易態勢を進行して参つておるわけであります。あるいはこれは立場をかえた方から申すと、御非難の言葉になろうかと思いますが、いわゆる講和條約のない講和が、順次推進しておるとい……

第7回国会 通商産業委員会 第25号(1950/03/25、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま議題となりました火薬類取締法案について、その提出理由を御説明いたします。  危険物としての火薬類の取締りは、従来とも銃砲火薬取締法によつて行われて来たものでありまして、長く内務省の所管に属していたのでありますが、終戦後、昭和二十二年に内務省が解体せられるに及び、警察法の施行と同時に、右の法命に基く事務は商工省に移管せられ、通商産業省の発足とともに、これに引継かれることになつたのであります。  この法命の周到綿密な法律構成は、火薬類使用量の飛躍的増加にもかかわらず、よくその災害の発生を防止して来たのでありますが、時運の進展とともに、ようやくその改正の必要性が痛感せられるに……

第7回国会 通商産業委員会 第26号(1950/03/30、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 御質問の要点は、台湾との取引をどうしておるかということであろうと思いますが、これは御承知の通りに、ただいまバーター式でやつておるわけでありまして、要許可品目につきましては、輸入につきましては予算のわくがありまして、それで順次申込順に、その他の方法によりまして審査して許可をする、かような形で、それ以上一方的な資金決済の方法ではただいま取引は行われておらないような状態であります。
【次の発言】 風早委員のお尋ねのうちに、非常にむづかしい事項もたくさんあるわけでありますが一応申し述べますと、第三條の第四号に掲げてあります事項というのは、前回にも御説明申し上げましたように、仕向国のスト……

第7回国会 通商産業委員会 第27号(1950/04/01、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 電気事業に対する外債は、御承知の通り政府で承継いたしましたそのままであります。ただ物上担保は依然として前の通りであります。
【次の発言】 外債に対しまする物上担保は、一応直接はきめておるわけでありますが、設備に対します担保というものは、政府が肩がわりしたことによつて残つております。これは御承知のような国際関係にありますので、ただちにこれを今回の法律の処理に伴いまして、どういたそうという処置は考えておらないのであります。あるいは電気再編成の問題と関連しまして、近き時日におきましてこれの処理をする必要に迫られるかもしれませんが、それにつきましてもいまだ成案を得ておらないような次第で……

第7回国会 通商産業委員会 第28号(1950/04/04、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 大体有田委員の御指摘のような数字になつております。詳しい数字はただいま事務当局から申し上げます。
【次の発言】 この点については御承知のように、戰時中外貨債の債務は政府が引き受けまして、財団を設定いたしました特別担保についての抵当権は抹消になつております。しかしながら財団はそのまま編成されて残つております。直接はただいまのところ国内的に考えまして、抵当権の及んでいる資産はないことになつております。
【次の発言】 昭和十八年と思いますが、特別担保の対象でありました財団に対します抵当権は、抹消される国内法によつて処理されておりました。ただいま国内的には抵当権が、かつての外貨債の担保……

第7回国会 通商産業委員会 第29号(1950/04/05、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 その点は取調べて申し上げることにいたしたいのでありますが、昨日も申し上げましたように、本年度の所要だと考えられますものの生産を、司令部の許可を得ましてつくるのでありますから、生産と消費との間に必要な日数で換算いたしました量は、ストツクとなる。これもストツクという意味かどうかと私は思いますが、生産から消費への移動期間であると考えております。従つて通常の場合はストツクはございません。志村の火薬庫が爆発いたしましても、厖大な火薬があつたような心持で御質問があつたと思うのでありますが、内容は六・三トンの鉱山用ダイナマイト等でありまして、さような厖大なものが退蔵されておつた事実はございま……

第7回国会 通商産業委員会 第30号(1950/04/07、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま有田委員のお尋ねでありますが、これは法律の第一條に書いてあります御指摘の保安ということに重点が置かれて、火薬類の製造、販売、貯蔵、運搬、消費その他の取扱いに関しますことの取締りをいたすことが目的でございます。大体御意見の通りだと思つております。
【次の発言】 事業法的な考えを全然持たないわけではありませんのですが、現在火薬の生産につきましては、年間計画を立て、関係向きの承認を得ましてやつておるような状態であります。元来ポツダム政令によつて、定められておりますように、兵器、彈薬――彈薬の一部分として、火薬の産業用の部分だけは、通商産業大臣の許可を得て、承認される範囲でつく……

第7回国会 通商産業委員会 第31号(1950/04/12、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま御質問は、おおむね今澄委員のお考え通りだと思います。大体ここに公共の安全だとか災害防止とかいう言葉が、並列的に並んでおりますが、公共の安全性と申しますことも、災害防止を対象として考えられていることであります。大体火薬の製造所、販売所とか、火薬庫とか、これを消費いたしまする場所については、ただいま第七條の規定によりまする許可基準と技術的の見地がございまして、これによつて一定の公共の安全というものを、対象とした許可基準をもつてにらみますので、これは主として災害を防止するという観点からのみ、この問題を考えて行けばよろしいわけであります。しかしながら火薬が製造から消費に至るまで……

第7回国会 通商産業委員会 第33号(1950/04/21、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま福田委員から御要求の御資料は、この両法案を審議いたす上に、まつたく欠くべからざるものでありまして、その資料はことごとく準備いたしてお手元に差上げ、ごらんをいただきたいと存じております。但し一言御了解いただきたいことは、資料の中で、公益事業法が制定されまして、公益事業委員会の権限の中でなければ、勘案できない諸問題があります。一々はここでは申し上げませんが、その部分については、現在の事務当局におきまして勘案することは、いささか越権のようなことになろうと思いますので、この点だけを御了解願います。当然出すべきものは、徹夜いたしまして準備して、それぞれお手元に出すことにいたします……

第7回国会 通商産業委員会 第35号(1950/04/24、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいまかけつけたばかりでありまして、今までのお話の関連が、どこにあるかよくわかりませんが、ただいま御意見のありましたところだけで申し上げますと、政府といたしましてはさような協定のあることは、もちろん指導もいたさなければ、監督もいたしておりません。いわゆるよい意味の自由な商売をしていただいておるわけでありまして、風早さんは御存じで政府が知らないのは、はなはだ不用意でないかという御意見については、私ども大いに注意を拂うわけでありますけれども、ただいまのところでは存じておりません。同時にもしさようなカルテル式な協定が、公然と行われるといたしますならば、事業者団体法、独占禁止に対しま……

第7回国会 通商産業委員会 第36号(1950/04/25、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 今澄さんの御所論でありますこの国管法を廃止いたしました場合に、経済の民主化の後退があるのではなかろうかということ、これは観念論といたしましては、承ること必ずしもいとうものではありませんが、これを廃止することにおきまして、経済の民主化が後退しようなどとは、私は考えておりません。のみならずこれによりまして、全般的産業に対しまする民主化が後退しようなどという重大な影響があるというようなことも、あわせ思わないわけでありまして、昨日も社会党の加藤さん、西村さんの御質問によりましてもお答えしておきましたように、国管法というものが急速なる増産を達成するために功績のあつたことは、われわれは主義……

第7回国会 通商産業委員会 第37号(1950/04/26、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 福田委員のお尋ねの点は、これは資料をもつて詳しく申し上げなければ、とうてい御納得をいただけないものと思います。概略を申し述べまして、名称とか数とかにつきましては、次の委員会に譲りたいと思いますが、御指摘のように過度経済力集中排除法によつて指定を受けますと、これに伴う企業再建整備法の手続が進行いたします。持株会社整理委員会でまずやりますことは、経済力集中の密度と申しますか、程度を今回実施いたしました状況では、A、B、Cという階級を設けて羅列してあつたと思います。これを聽聞会を開きまして、比較的経済力集中の微力なものにつきましては、聽聞会の結果等をさんしやくして、その可否を決定いた……

第7回国会 通商産業委員会 第39号(1950/04/28、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 審議会の答申案に関します問題でありますが、いわゆる松永委員会と称せられます五人の再編成に関しまする審議会は、閣議の決定を経てつくられたものでありまして、その閣議の申合せには答申案を尊重するということになつておるのであります。従いましてお説のように答申案は通称三鬼案と申しておるのでありまして、御指摘の九分割のほかに、北陸、信越地方にありますところの電源を持ちます融通会社を置く。そのもとをなしますところは、御指摘の電気を十五億キロワツト・アワーむだにするのではないかという意味と同じでありますが、融通ができないために水がむだになつてしまう。こういう度合いが三鬼案によりますと、平面的な……

第7回国会 通商産業委員会 第43号(1950/05/02、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 先般本委員会において可決に相なりました、臨時石炭鉱業管理法の廃止に関する法律案が施行せられました場合には、同法第三條によつて改正されました、通商産業省設置法第二十八條、同じく第四十八條によりまして、所要の地に通商産業局の石炭事務所及び鉱山保安監督部の支部を置くことが許されておりますので、政府といたしましては、本件別表記載の通り、それぞれ石炭事務所と支所を置くことといたしたいのでございます。  これらの事務所及び支部は、いずれも既存の石炭局、及び同支局、並びに炭鉱保安監督部の機構を必要最小限度において踏襲するものでありまして、現在これらの場所のほか、仙台、東京、大阪、名古屋及び丸……

第7回国会 通商産業委員会 第44号(1950/07/04、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡説明員 ただいま委員長から御明示をいただきました石炭鉱業に対する融資の問題でありますが、これは昨年配炭公団の廃止及び石炭に対しまする統制の撤廃ということに関連いたしまして、当然対策を講じなければならない問題でございました。御承知のように業界からの要望、また当委員会の熾烈なる御要求によりまして、政府当局もみずから勘案いたすところもございまして、いろいろの施策を打ち立てまして、それぞれこれを実行に移すべく努力を続けて参つたわけでありまするが、その成果というものは、ある面におきましては相当の効果もあげておりますが、全面的に見ますると必ずしも万全のものではございませんと申し上げますよりも、おそら……

第7回国会 内閣委員会 第13号(1950/03/30、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま議題となりました通商産業省設置法等の一部を改正する法律案について、その提案理由の御説明を申し上げます。  政府は、経済情勢の推移に伴いまして、通商産業省の組織の整備をはかるべく、先般来通商産業省設置法、工業技術庁設置法及び中小企業庁設置法につき鋭意檢討を加えて来たのでありますが、今回ようやくその結論を見出すに至りましたので、ここに通商産業省設置法等の一部を改正する法律案として国会に提出し、十分な御審議を仰がんとする次第であります。  すでに御知承の通り、政府は昨年五月二十五日、通商振興の飛躍的発展を意図いたしまして、貿易と生産の一体的運営をはかるため、従来の商工省、貿易……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/02/13、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま資源庁の鉱山保安局長をいたして、在職中でございます。
【次の発言】 ただいま岡田委員からお示しになりました新聞の日付と思いますが、二月二日の日でございますか、ちようど国会内の政府委員室へ岡田春自身現われまして、夕刊の記事をお持ちになり、かような記事が出ておつたので、一応釈明さしていただきたい、かような申し出がありました。幸い稻垣大臣も一緒におりましたので、その席で伺いました。新聞記事のことは事実と全然相違しておる、しかしながら佐藤某というのは非常に親しい関係の者とつながつた親しい者である。これも新聞に書いてあると思いますが、さような関係で二年前に胸の病気をして、生活もあ……

第7回国会 予算委員会 第14号(1950/02/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 東京商工局の総務部長だつたと思つおおります。
【次の発言】 その前は、私在任当時でありませんから、ちよつと覚えておりません。     〔林(百)委員「繊維関係の……。」と   呼ぶ〕
【次の発言】 直接繊維に関係する局長をやつておつたということは、ただいまのところではわかつておりません。ただ昨日岡田委員からの御質問に対してお答え申し上げました通り、新聞に出ました二月二日の夕刻でありましたか、政府委員室へ参りまして、大臣と私の前で一身上の御弁明のあつたことをここで率直に申し上げておきます。それに関連いたしまして、当時の職責上さような疑いをこうむる筋合いがあるかということを、一応省……

第7回国会 予算委員会 第15号(1950/02/15、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 お答えいたします。御承知のように蚕糸及び生糸と申しますか、この問題は農林省の所管でありまして私の方であまり詳しいことを申し上げてもどうかと思いますが、ただ貿易の問題にわたります海外販路の拡張につきましては、かねがね御承知のように従来盲貿易の中に追い込まれておりまして、昨年下半期におきましてようやくにして日本人の海外渡航が認められ、また優先外貨の制度も設けられましたが、最近伝うるところによりますと、海外に通商事務所式のものを設けることも許されるような段階になつて参りまして、かつてのごとき領事館という施設を許されるものかどうかは別といたしまして、日本人の自由渡航及びこれらの設置機関……

第8回国会 大蔵委員会 第3号(1950/07/19、24期、自由党)

○宮幡委員 議事進行についてちよつと申し上げますが、速記をとめていただきたいと思います。
【次の発言】 今後の審議にあたりまして非常に丁寧な資料をいただきまして、提案理由の御説明とともにあわせてある程度はつきりするわけでありますが、愚問を一つ二ついたしますと、なお簡單な資料がほしいのであります。それはここにあります定款の写しでありますが、この定款の写しは前にたしかいただいて、探せばあるはずでありますが、ぜひこの際ひとつ写しをいただきたいと思います。  それから第一條の四項の関係でありますが、この四項の関係で、公団の基本金を減少するという規定がありますけれども、この四項の処理によりまして、御提示……

第8回国会 大蔵委員会 第4号(1950/07/20、24期、自由党)

○宮幡委員 この問題は、できましたら大蔵大臣に御答弁をいただきたいと思うのでありますが、幸い西川政務次官がお見えでありますから、かわつて御答弁をいただけたらいただきたいと思います。この提案理由を拝見いたしましても、清算を促進するということが主たる目的になつておりまして、九月末日をもつて清算が結了をする。これは一応ただいまの段階では、御提案になりました法律及びその他の資料、及び政府委員からの御説明等、妥当なものであると私は信ずるものであります。しかし清算というものには、形式上の清算と実質の清算とがあるわけでありまして、ただ九月三十日に持分を国が引継ぎまして、一応公団の清算は形式の上において終了し……

第8回国会 大蔵委員会 第5号(1950/07/21、24期、自由党)

○宮幡委員 大体この法案の審議も尽されたことと思いますが、一点だけこの際明らかにしておきたいのであります。政府委員からの御説明で、もうその言葉の中に私のお尋ねしようとすることが、関連的に説明されているかもしれませんが、この改正によりまして、登録を拒否する規定を設け、または資産状況等を大いに勘案するようになつたわけでありますが、これをもつと突き詰めて考えてみますると、登録拒否というような微温的な措置でなく、もう一歩進みまして、これはもう免許制にすべきであると私は考えます。もしまだ免許制にすることがいけないという流れがあるとするならば、むしろ自由登録ということの方がまさるのではなかろうか、かように……

第8回国会 大蔵委員会 第6号(1950/07/22、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいまの田中委員のお尋ねは、私この席におりまして、しごくごもつともだと聞いたわけであります。先般も本法案に対しまする総括質問的な意味におきまして、公団自身の清算期間を延長するという意思はないかというお尋ねをしておいたのでありますが、ただいま運輸省の政府委員からの御説明を承りますと、老朽船、低能率船をスクラツプ化するということが、すでに法制化され実施されたかのごとき印象を與える言葉をもつてのお答えがありました。これは新聞に出ておりますことの真偽は、私は別にただしませんが、さような段階にお進みになつておるのでありましようかどうか。田中委員の御質問は重大であります。もしここであたかも確……

第8回国会 大蔵委員会 第8号(1950/07/25、24期、自由党)

○宮幡委員 ちよつとその前に徴税問題に関して質問がありますので……。ただいまの広島の局長さんからの御説明をいただいた点に、若干関連があるわけでありますが、あるいはすでに当委員会でお考えくださつて、国税庁初め税務当局で、何らか具体案も考えておられることだろうと思いますが、税務行政を非常によい方向に持つて行くというためには、いろいろのことが考えられておりますが、やはり第一線の税務官吏が責任ある行政をとる。ただ口の上で言います、あるいは公僕であるとか、国民のための税務官吏であるとかいうことでなく、実際において責任を持つていただくという態勢が必要だと思う。そこで過去のことはあまり申しませんが、将来にわ……

第8回国会 大蔵委員会 第9号(1950/07/26、24期、自由党)

○宮幡委員 議事進行……昨日午後の委員会にやむ方ない用事で出来ませんでしたから、きよう運輸省及び交通公社の方々を参考人かでお呼びになつて、この委員会で聞かれるように御決定になつたようでありますが、そのことについて私は直接異議をさしはさむものではありませんけれども、ただいまの御質問の内容を伺つておりますと、もちろん国会といたしましては、各行政機関及びこれに付随いたしますいろいろの機関の責任者なり担当者を招致しまして調査することは、これはできるわけでありますが、ただ国会の中には常任委員会が幾つもありまして、ただいま御質問の管轄等は、私の知る範囲では運輸委員会あたりでやつていただいた方が適当ではなか……

第8回国会 大蔵委員会 第10号(1950/07/27、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいまの問題で各委員と政府委員との質疑の中で、大体方針は明らかになつたわけでありますが、二、三補足的なことを伺いたいと思います。ただいま実施準備中の納税協議団でありますが、その事務運営の方法につきましては、先般国税庁の方から御説明をいただきまして、大体了解を得たのであります。この内容を見て参りますと、どうも原決定の――税務署長あるいは国税局長の場合もあるかと思いますが、そういうふうな決定に押されると申しますか、もつとわかりやすい言葉でいえば、協議団の権限が大分薄弱ではないか。自主性といいますか、もつと独立いたしました独自の権限を持たせていただきまして、とかく官庁の原決定をいたずら……

第8回国会 大蔵委員会 第18号(1950/11/20、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいまの平田主税局長さんのお話は一応了解せざるを得ないと思うのでありますが、但しただいま三宅委員からも同じような意味の発言がありましたように、急に示されることが余儀なくされるであろうと想像しておるわけであります。今まで大体新聞やあるいは説明会等において説明されましたように、補正予算の骨格というものに大なる変動があるのかどうか。まつたく今までの考え方とは違つた方向に進んでおるのか。それとも大体従来表示されました形の中でまだ最後の結論を得ない、こういう状況なのか。これは主税局長さんにのみお尋ねするのはむりかと思いますが、おわかりの範囲で御説明をいただいたならば、少しは判断ができるので……

第9回国会 大蔵委員会 第2号(1950/11/27、24期、自由党)

○宮幡委員 もはや質問は各委員のお尋ねで盡されておると思いますし、時間もありませんから、これは省略いたします。ただ御質問の中、また政府当局及び公庫からの理事者の御答弁等を伺つておりますと、どうも国民大衆の気持が、金融公庫本来の使命以外の金融に対して、大きな期待を持つておるように思われます。と申しますのは、金融公庫以外の、いわゆる生活再建のための生業資金と申しますか、これ以外の一般金融というものが、中小企業によらず、あるいは零細企業家の資金によらず、まだ十分供給されておらないということを逆に物語るであろうと思いますので、金融公庫そのものの資金の増加とか、あるいはその運用方法の拡大とかを考える前に……

第9回国会 大蔵委員会 第3号(1950/11/28、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいまの税制改正法案につきまして、各法案にわたるきわめてこまかいこと、あるいは総括的なこと、これだけをお尋ねして行きたいと思います。時間の関係もありましようし、まだ公聽会も相済んでおりませんので、一応公聽会に備える意味もありまして、はらごなしという意味でお伺いします。しばらく税というものから離れておりました関係で、感覚もかなり違つておるだろうから、間遣いがありましたらどうぞ御遠慮なく正していただきたい。  まず第一番にお伺いいたしたいのは、今後の予算補正に対します税の関係で、租税及び印紙收入の自然増加というものが大十八億六千二行万円でございますか、盛り込んであります。減税は六十三……

第9回国会 大蔵委員会 第5号(1950/11/30、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいま出ました質問に関連する事項だけ二、三伺つてみたいと思います。第一番に伺いたいのは、預金部資金の運用に対するドツジ覚書が、もし実行に移されるといたしました場合には、大体預金部資金の市中預託ということは不可能になるのであります。まだ法制化されておりませんし、現在はならないでしようが、その場合の対策を何かお考えですか。あらましでけつこうであります。
【次の発言】 それからもしさような方向に改善されるといたしました場合には、すでに閣議で決定しております明年の正月から簡易生命保險資金の郵政省独立運用という問題は、当然ご破算になると思いますが、さようなお考えを持つておりますか。またこれ……

第9回国会 大蔵委員会 第6号(1950/12/01、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいまの法律案につきましての各党各派の御意見もおおよそ承りました。元来この大蔵委員会は第一国会以来、政府委員もきわめて懇切丁寧な答弁をしておられるのであります。きようも監理官でありれる政府委員の御答弁はきわめて懇切丁寧、微に入り細に入りまして、個人的感じで申しますと敬服いたしておるわけであります。ところがあの御説明があまりに丁寧過ぎたと申しましようか、いささか本法律案に対して反対せざるを得ないような一つの空気が生れて参りました。これは言葉のやりとりの間に出ましたものでありまして、将来誤解があつてはいけませんと思いますので、念のためその点を確かめておきたいと思うのであります。大体こ……

第9回国会 大蔵委員会 第7号(1950/12/02、24期、自由党)

○宮幡委員 税法が提案されましてから、最初に総括的な質問を少々やらしていただいたわけでありますが、すでに各委員の質問も相当進みまして、もう尋ねるところはないではなかろうか、こういう段階まで進んで参つたのであります。そこで当面の法律案の数字とか、あるいは字句とかいうことを少々離れまして、総括的な税の建前について、当大蔵委員会として一応考えておかなければならない点を二、三お伺いいたします。  すでに昨日大蔵大臣が出て参りまして、またその他の機会におきましても、あらゆる意味において日本の資本の蓄積ということを強調せられております。その一つの蓄積の方法として、企業への蓄積、こういうことが言い得ると思い……

第9回国会 大蔵委員会 第9号(1950/12/05、24期、自由党)

○宮幡委員 提案されてから大分日にちがたつております食糧の輸入税を免除する法律の一部を改正する法律案に関しまして、きわめて短かい時間で御質問申し上げます。と申しますのは、本問題をめぐりましては、すでに各委員から全体の日本の食糧政策の問題についてまで質疑応答が行われ、わずかにその質疑の間に残されておるような問題につきまして、きわめて事務的な御質問をいたしますから、お答えをいただきたいと思います。  先般大蔵省主税局税関部から配付されました農林省食糧庁提出の資料によりますと、主要食糧の輸入見込みと外国産の食糧輸入価格が示されております。その中にシヤム米が民間貿易でCIF百二十六ドルと価格が表示され……

第9回国会 大蔵委員会 第10号(1950/12/06、24期、自由党)

○宮幡委員 議事進行について……。ただいま田中委員、小山委員から資料の要求がありまして、これは本法律案に対して必要欠くべからざるものであることは、私はいなまないものでありますが、会期の関係等を考慮いたしますと、はたしてさような資料について検討を加えておりました場合に、間に合うかどうかはなはだ疑問であります。間に合わぬからといつて、審議を粗漏にしろという意味ではありませんけれども、こいねがわくは委員長のおとりはからいによりまして、ただいま要求されました資料は、政府委員の説明によりましておおむね明らかになる線であろうと思いますので、つとめて政府委員の出席を促しまして、でき得る限り資料を省略いたし、……

第9回国会 大蔵委員会 第11号(1950/12/07、24期、自由党)

○宮幡委員 ほんとうなら川島委員の御質問に対し、委員長の所信を述べていただく方が先であろうと思いますが、しかし前段川島委員からくれぐれもお話のありましたように、第一国会以来の大蔵委員会の伝統をとうとび、野党各派からまつたく涙ぐましい御協力を賜わりまして、短期間にこれだけの法案をあげることができた。これはしいてお礼を申せと催促せられないでも、こちらから頭を下げなければならないものである、かように考えております。  続いて議事進行の御発言でありますが、これにつきましては、小山委員長代理はまだ聞き及びにならぬということでありますが、情報としてはさようなことも漏れ聞いております。この点につきましては委……

第9回国会 大蔵委員会 第12号(1950/12/08、24期、自由党)

○宮幡委員 もうすでに各委員の総括的な質問は終えたようでありますが、私はほんの一つ、二つ短い時間にお尋ねいたします。最初に中小企業信用保險の方でございますが、これは大蔵大臣がかねがね関係方面と絶大な御努力を拂われました成果でありまして、でき上りましたものは非常によい制度だと考えております。ところが民間に流れております考え方は、ことに中小企業金融という問題から考えますと、損失補償ということを待望してやまないわけであります。これは弱い者の引かれ者の小うたのような気持もありますが、一つのやはり業界の叫び声として、国会なり政府なりがこれを取上げて勘案すべきものであろうと考えております。大蔵大臣が損失補……

第10回国会 大蔵委員会 第2号(1950/12/11、24期、自由党)

○宮幡委員 少し大蔵大臣には見当違いの質問になりますのでやめておりましたが、野党からも激励がありますので、一言お伺いいたします。  前国会におきまして、本法案が審議される際におきまして、外為の大久保さんから詳しくいろいろ御説明があり、事務的には何らの疑問がありません。ただ吉田内閣、ことには池田財政の一環といたしまして取行つて来るインベントリー・フアイナンスに対しまする野党各派の反対でありますが、これらについても考えてみますると、りくつになりまするけれども、少々噴飯的な議論があるわけであります。ことに参議院において審議未了になりました当時の参議院の状況を考えてみますると、これら一般会計から繰入れ……

第10回国会 大蔵委員会 第3号(1950/12/16、24期、自由党)

○宮幡委員 時間もなくなりましたが、川島委員も言われますように、やはり年末金融でありますから、その問題について締め括りをして置くべきだろう、これは当委員会の当然の責任だろうと思いますので、一言二言お伺いたします。  いろいろ年末金融については議論もありまして、当委員会も、また国会も、政府も、あげてこの問題の解決に努力して参つております。日はすでに十六日になりまして、今から策を考えてもせんないことであります。要は今日まで打つて参りましたあらゆる施策が、実行の面に移されまして円滑に運用されるかどうか、こういうことになろうと思います。これには、先ほど大蔵大臣の指摘のありました中小企業信用保險法あたり……

第10回国会 大蔵委員会 第5号(1951/01/31、24期、自由党)

○宮幡委員 私は別にむずかしい質問はいたしません。委員会の運営でありますが、ただいま出ておる五法案のようなもの、これはまことに事務的なものであります。そういう意味におきまして、ただいま出席をいただいておる政府委員各位で御答弁ができれば、それでけつこうでありますが、やはり法案の御説明をいただきますには、せめて局長さんあたりにお繰合せの上出ていただく、こういうことにならないと、ただいま野党の人はまことにおとなしいようなことを言つておりますが、そのうちにはむずかしいことも言うであろうと思います。ぜひそんなことにおとりはからいを願いたい。わからないことをよくきわめなければ通さないという理論の方が、数の……

第10回国会 大蔵委員会 第9号(1951/02/06、24期、自由党)

○宮幡委員 大蔵委員会に郵政大臣がせつかくお見えになりましたから、一、二お伺いしたいと思います。もちろん事務的なこまかいことはお尋ねしたいと思いません。ただいま共産党の竹村委員から、われわれが第五国会において決議いたしました簡易生命保險及び郵便年金の積立金に関する運用についての問題が、司令部の一片のメモによりまして、雲散霧消してしまつた。国会の決議は、はなはだ権威のないものじやないかという御趣旨ですが、そのことについての大臣のお答えは、きわめて適切なものであつたと拜承しておりますが、一体こういう問題について竹村委員から御発言があろうとは、残念ながら私ども思つておりませんでした。大体が資本主義の……

第10回国会 大蔵委員会 第10号(1951/02/07、24期、自由党)

○宮幡委員 本日はせつかく大蔵大臣がおいでになりましたので、時間が許したら少しお教えをいただこう、かように思つておりましたが、個人のことを申してはなはだ恐縮ですが、汽車で旅行しなければならぬという関係で、きわめて重要な点だけをお伺いいたします。特に野党の諸君に御了解を得たいことは、われわれはあとで質問すればけつこうなのでありますが、さような状況でごく短かい時間先にやらしていただくことを、まずおわびしておきます。  そこで大蔵大臣にお伺いいたしたいのでありますが、本日は主として資本蓄積に関する問題、こういうふうに委員長から宣せられておるわけですが、それに関連いたしまして、ただいま巷間に伝わつてお……

第10回国会 大蔵委員会 第15号(1951/02/14、24期、自由党)

○宮幡委員 時間の関係がありますので、質問はやめてもよいのでありますが、委員長にひとつお願いがあります。おそらく予算委員会の審議にいたしましても、当委員会の審議にいたしましても、税法の改正という問題は一番大きな骨組をなすものでありまして、これの審議のために、国民にかわつてわれわれは十分熱意を傾けて行うべきだと確信するものでありますが、どうも当委員会の出席を末席で拜見いたしますと、野党の方には申しにくいのでありますが、與党の理事、委員は一人も出て来ない、こういう委員会の審議を進めておりますことは、われわれ国民に対してはなはだ申しわけないと思います。どうか委員長も十分この間の事情を御洞察だと思いま……

第10回国会 大蔵委員会 第16号(1951/02/16、24期、自由党)

○宮幡委員 ちようど一昨日の減税という問題について議論がありますので、簡単に局長さんにお尋ねしたことについて、竹村委員から綿密なお尋ねがありますので、本来なら竹村委員に継続して御質問を願う心組みでありましたが、ちようど一昨日関税について少し質問を始めまして、それがそのままになつております。何とかまとまりをつけたいと思いまして、特に竹村委員の御了解を得て発言を許していただいたのであります。  そこで関税の方について少しお伺いいたしたいのでありますが、もちろん関税法の改正と申しますか、関税定率法の改正と申しますか、これは本国会に出していただける御準備があるように承つております。従いまして法律案の細……

第10回国会 大蔵委員会 第18号(1951/02/20、24期、自由党)

○宮幡委員 委員長の特別な御配慮により、たまたま予算委員会で問題視されました東銀債の発行について、適切なお尋ねがあつたわけであります。従いまして直接この問題につきましては、これ以上お伺いする必要もないかと思います。私も昨日予算委員の一員といたしまして、本件に関しまする質問を詳細に聞いておつた一員でありますが、残念なことには財政金融政策と申しますか、国の重要なる施策に関しまする問題を離れまして、あたかも検事廷か、法廷におきましての質問のようなことが繰返されました。われわれは與党であります関係上、なるべく平穏なるを希望いたします関係で、默つておつたわけであります。少々これに対します考え方が違つてお……

第10回国会 大蔵委員会 第20号(1951/02/22、24期、自由党)

○宮幡委員 税制の改正法律案については、ほとんど質疑も盡されておると思いますので、もう私より伺うことはありません。ただ私はずつと出ておればよかつたのですが、ときに予算委員会その他とかち合いまして欠席の場合もありますので、一つ念のために伺つておきたいと思いますのは、確定申告の期限が一箇月延期されておりますが、大体この申告納税の制度を採用いたしました趣旨は、所得発生の時期と納税の時期をきわめて近接せしめる、こういうことを理想として採用したように考えるのであります。従つてこの一箇月延ばしたことが、所得発生の時期と納税の時期を遠ざからしめる、こういう一つの時間的なずれになるわけであります。これがため徴……

第10回国会 大蔵委員会 第25号(1951/03/01、24期、自由党)

○宮幡委員 新しい事態に即応いたします金融政策につきまして、この際大蔵大臣におただししたいのでありますが、突然の申出でありましたので、まだ大臣はお越しになる予定が立たぬようであります。そのことも一応了承するのでありますが、最近一万田日銀総裁がお帰りになりまして以来の動きというものは、まさに日本の金融政策は、日銀総裁の考えによつて行われるような感のあるようなことがたびたび報道せられております。もちろん私はいまだ直接お目にかかつておりませんから、本人の直接のお話を聞いたわけではありませんので、新聞その他の報道があるいは誤報であるかもしれません。けれども、各一流紙の経済記者が筆をそろえて書き立てまし……

第10回国会 大蔵委員会 第26号(1951/03/02、24期、自由党)

○宮幡委員 金融政策につきまして昨日舟山局長さんに一応の御答弁を伺つたのでありますが、今日は幸いに大臣の御出席をいただきましたので、基本的な問題につきましておただしをいたしたい、かように考えるものであります。  その要点といたしますところは、近日ごろ日銀の政策委員会の議長であり、また日銀の総裁を兼ねられております一万田さんのお話が、米国における、あるいは帰朝後のお話等において、どうも何か大蔵大臣や日本政府より上まわつた権限――もつと言えば、主導権でも持たれるように受取れる新聞記事がたくさん出て参るのであります。新聞記事のことを信用しないと申すと、新聞社からおしかりを受けるかもしれませんが、ある……

第10回国会 大蔵委員会 第35号(1951/03/15、24期、自由党)

○宮幡委員 それでは外国為替の特別会計について二、三お伺いいたします。これは紋切り型の質問になるわけでありますが、これがなかなか巷間では解釈しにくいどころであります。昨年の暮れにおきましては、五億数千万ドルの外貨資金の手持ちがあつたことが発表されておりますが、その後の傾向を見ますると、外貨がだんだん減つて参りまして、これは御説明の日銀ユーザンスの関係が大きく響いたわけでありましようが、とにかく外貨は減りまして、二月末におきましてはLCの開設が困難である。こういうことが巷間に伝わつたわけでありますが、この点は現在解消せられておりますかどうか。その点についてお話をいただきたいと思います。

第10回国会 大蔵委員会 第36号(1951/03/17、24期、自由党)

○宮幡委員 法律案の審議を急ぐ意味において、一つだけ伺つておきます。保税倉庫法及び保税工場法の一部改正及び関税法の改正と関連いたしまして、一点重要なことをお伺いいたしておきます。それは御承知のように自由貿易に返りまして、貿易も躍進して参りまして、特にすばらしい国際経済の変転期となり、ただいまでは特需の土に新特需、具体的に申せば日米経済協力の一環といたしまして、アメリカの民間業者から日本の民間業者への発注がある。こういうような事態が予想され、そうして原料資源等もあるいはプール的な操作も起るのではなかろうか、こういう事態であります。そこで貿易の態勢につきましても、いろいろな変更があると同時に、その……

第10回国会 大蔵委員会 第39号(1951/03/22、24期、自由党)

○宮幡委員 いろいろ小山委員からお尋ねをいたしまして、きわめて丁寧なる御答弁がありました。資金運用部に資金を集中する点につきましては、大方の疑問が解けたと信ずるわけでありますが、ただ私は先般の合同審査の席におきまして、與党といわず野党といわず御発言になりましたことを聞いて、非常に不可解に思うことがあるのであります。一体資金運用部資金法案というものが、きようやきのうに青天の霹靂のごとく、この国会の審議に備えられたものでないということを、ます第一に知らなければならないと思います。少くとも予算審議の過程におきましては、それぞれの議論もありました。ただ委員会の討論等におきまして、この問題を反対討論の中……

第10回国会 大蔵委員会 第41号(1951/03/24、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております関税定率法の一部を改正する法律案に対する修正案につきましてその趣旨弁明を行いたいと存じます。  まず修正案を朗読いたします。   関税定率法の一部を改正する法律案に対する修正案  関税定率法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。関税定率法の改正別表輸入税表番号第千四百十七号中「アンチモニー及び」を削る。   附則第二項中「食糧の輸入税を免除する法律(昭和二十二年法律第百八十八号」を食料の輸入税を免除する法律(昭和二十二年法律第百八十八号)」「つむぎ等の輸入税を  免除する法律(昭和二十五年法律第百九十二号)」に改める。   附則第四項及び第七……

第10回国会 大蔵委員会 第45号(1951/03/29、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいま再議に付せられました国家公務員等に対する退職手当の臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案に対しまして、小山長規君提出にかかります自由党修正案について、かわつてその趣旨を弁明いたします。  まず修正案を朗読すべきでありますが、お手元へ配付いたしてありますから、それをごらん願いまして、省略さしていただきます。  この修正案の趣旨はきわめて簡単でありまして、現行国家公務員等に対する退職手当の臨時措置に関する法律第一條第三項の規定によりますところの、恒久的な退職給与の制度がいまだ制定されておりませんやさき、本年度に引続きまして、昭和二十六年度におきましても、定員法の定むるところ……

第10回国会 大蔵委員会 第46号(1951/03/30、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいま共産党の竹村委員の資料要求の点につきましては、私も少からず同感の意を表するものでありますが、御承知の通り国会の三月末というのは、これは大みそかでありまして、四月一日から実行しなければならない法律案を急速に審議すべきときであります。従いましてさような時期におきまして、詳細な資料をとりまして一々検討する――もちろん憲法及び国会法、並びに国会議員に専属したします国政調査的な意味におきまして、やつてもさしつかえない。しかしながら産業経済界に及ぼします影響等を考慮いたしますならば、こういう方面はある程度の秘密保持がまた絶対に必要であります。よつてどうかさような点の審査は、自然休会の明……

第10回国会 大蔵委員会 第55号(1951/05/25、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております船主相互保険組合法の一部を改正する法律案、外国保険事業者に関する法律の一部を改正する法律案、及び保険業法の一部を改正する法律案につきましては、すでに質疑も盡されたことと存じますので、この際三案については質疑を打切られんことを望みます。
【次の発言】 ただいま議題となつております有価証券の処分の調整等に関する法律の廃止に関する法律案については、すでに質疑も盡されたようでありますから、この際質疑を打切りまして、討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。
【次の発言】 これはやはり重複するかもしれませんが、古いような新しい制度でありますので、念のため……

第10回国会 大蔵委員会 第56号(1951/05/26、24期、自由党)

○宮幡委員 金融機関に対しまして、株主の帳簿書類閲覽に関する商法の規定を排除しようという御趣旨、この点につきましては私も一応従来の関係からいたしまして、その理由の幾分を承知しておるものでありますが、最近税の問題につきまして、シアウプ勧告に基くものでありますが、預金の秘密というものが保持されておらないような状況であります。これは保たれることがよいとか悪いとかいう議論はしばらく別でありますが、従来帳簿の閲覽権等を認めないという金融機関に対します特例というものは、預金の秘密その他一切の秘密が保持されるというところに重点があつた。ところが、その一角であります税の場合におきましては、税務官吏が自由にこれ……

第10回国会 大蔵委員会 第57号(1951/05/28、24期、自由党)

○宮幡委員 原案については質疑がすでに打切りになつておるようでありますが、新たに修正案が出ましたので、この税理士法の実際の運用につきまして相当の疑義がありますから、その点をこの際明らかにしておきたいと思うのであります。それで修正案の範囲においてお尋ねをいたすことにいたします。五十一条の改正によりまして「弁護士は、所属弁護士会を経て、国税局長に通知することにより、その国税局の管轄区域内において、随時、税理士業務を行うことができる。」となつております。この通知の方法については、いずれ国税庁なり主税局におきまして、細目お考えのことと思いますが、どういうふうな方法で通知のことをお取扱とになるのか。また……

第10回国会 大蔵委員会 第58号(1951/06/01、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております商法の一部を改正する法律の施行に伴う銀行法等の金融関係法律の整理に関する法律案につきまして、修正案を提出いたしたいと思います。  修正案につきましては、長文のことでありますので、お手元に配付してあります修正案をごらん願いまして、この際朗読を省略させていただきたいと思います。同時に委員長のおとりはからいによつて、速記録には御掲載を願いたいと思います。  その趣旨はきわめて簡単でありまして、商法の一部を改正する法律の施行に伴いまして銀行等の金融機関に対しまする関連上の措置が考えられておるわけでありますが、その中に、近き将来に実施を予想せられております―現に衆……

第10回国会 大蔵委員会 第62号(1951/07/28、24期、自由党)

○宮幡委員 三宅委員長代理にこの際お願いしておきますが、私は本日委員会に出席いたしまして、まことに奇妙な感じがいたしました。これはどうもお世辞ではなく、ほんとうに野党の委員各位をおほめいたさなければならないような事態ができて来ました。もし野党の委員が御支障があつたとするならば、委員長も與党の理事が一人もいないようた委員会は開催せらるべきものではありません。これは大蔵委員会のなごやかな伝統によつて、うのみにしてくれたことと思いますけれども、しかしかようなことは、異議がないからというて強行する等のことは、私はないようにしていただきたいと思います。どうか委員会開会にあたりましては、委員長に事故がある……

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/02/22、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいまの委員長からの御報告は、当委員会の議事運営の理事  会の議に諮つてのことでありますか。
【次の発言】 その根本的な問題について私は異議をさしはさむのではないが、どうか委員長のもとによき委員会の運営があつてほしいと希望しておる一人であります。理事会のおきめに対して直接異議はさしはさみませんが、少々深く掘り下げて考えてみますると、はなはだわがままの言い分になるかもしれませんが、若干の疑問が生じないわけには行きません。目先の問題にいたしましても、東銀債の問題にいたしましても、ただいま審議を急いでおります昭和二十六年度の予算案それ自体とは直接関連はありません。しかも地方選挙も控えて……

第10回国会 予算委員会 第22号(1951/02/26、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となりました昭和二十六年度一般会計、特別会計、政府関係機関の予算案に対し、私は自由党を代表して、これに賛成の意を表明せんとするものでありまして、その理由を逐次申し述べまして、全国民を代表する議員各位の御賛同をこいねがうものであります。  まず現下日本の国情において、本予算案のごとき堅実な予算を審議し得ることは、戰後の混乱を乗り越え、激化した惡性インフレを克服して国民経済を安定の軌道に乗せ、安定より復興へ、復興より自立へ躍進を続けつつあるわが自由党吉田内閣の功績であり、国民の審判が衆議院における絶対多数の議席を與えられた、その負託にこたえつつある歴然たる証左と申すべきであ……

第12回国会 大蔵委員会 第2号(1951/10/24、24期、自由党)

○宮幡委員 議事進行についてお願いがあります。きようは輸出銀行のことでありまして、かつて大蔵省の経験を持たれる専務理事さんがおいでになつての御説明があるのでありまするが、それに対してとやかく申すのではありませんが、こういう法案を審議いたしますときに、政府委員が一人も出ておらぬでは大蔵委員会の審議は進まぬわけです。先般の委員会を開く前にあたりまして、委員の有志が集まつた会合におきましても、とかくどうも大蔵省は大蔵委員会を軽視しているという声があつたように聞いている。私どもが長い間この委員会にごやつかいになつている関係上、これはたいへんつらく思われる言葉です。本日あたりも全然政府委員がおらなくて、……

第12回国会 大蔵委員会 第13号(1951/11/09、24期、自由党)

○宮幡委員 大蔵委員会の出席があまりよくないので、これは委員長からおとりはからいになりまして、出席を促していただくようにお願いいたします。もし御出席ができないような委員は、この際変更していただいてもけつこうでございます。これに関連しまして一つお願いしたいのは、これは決して共産党の方に苦情を申し上げるのではありませんが、三宅委員の質問に対する関連質問であります。関連質問が次から次へとわたつて参りました場合には、おそらく委員会の議事の進行というものは困難になると思います。これはなごやかな大蔵委員会だからよろしいのでありますが、予算委員会などにおきましては問題になると思います。御自由に御質疑なさつて……

第12回国会 大蔵委員会 第15号(1951/11/13、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいま質疑中の外国為替資金特別会計法の問題でありますが、これは大体質疑が終えておることだろうと思う。私は他の委員会との関連で、一応お尋ねをする機会がなかつたのでありますが、最後に総括的な意味で、あるいは今までの質疑の中で出なかつたのではなかろうかと思われることを、お尋ねいたしたいのであります。それに先だつてたしか有田委員だと思いましたが、外為の機構改革の問題について、関係当局間の意見の相違の問題について何か尋ねておられたようでありました。私もそのとき聞いておりまして、途中退席したわけでありますが、そのとき伺いましたところでは無事に済んだというお話を聞いたわけで、また予算委員会にお……

第12回国会 大蔵委員会 第16号(1951/11/14、24期、自由党)

○宮幡委員 どうも委員長は審議促進のためにたいへん御苦心しておられるようでありますから、質問はあまりいたしません。ごく短かく要点だけを伺いたいのでありますが、ただいま提案になつておりまする法律案の中で、関税法等の一部を改正する法律案について、これはまつたく事務的なお尋ねでありますから、明快にお答えを願つた方が、早く法案が通るであろうと考えるのであります。  まず通産省の方もお見えになつておるので、関税法等の一部改正の中の印刷用紙を来年の三月まで特免しようという考えでありますが、その理由はほのかにうかがい知ることができますけれども、さて万人が納得する一つの資料だけはきわめて行かなければならぬ、か……

第12回国会 大蔵委員会 第17号(1951/11/15、24期、自由党)

○宮幡委員 関税の一部改正の問題で、きのう質問いたそうと思つたのですが、どうも答弁がぴつたり来ないものですから、時間と見合つてやめたのですが、今各委員からのお話で、いろいろな問題が解決して来た。それで一つ重要な問題と考えますことを、これは見通しでけつこうでありますが、ガツト協定に加入の見通しです。先ほど最恵国待隅の問題も出ましたが、現に英国などは日本との通商條約においては最恵国の待遇を與えずと、これは労働党内閣でありましたが、声明いたしております。さような事態におきまして、国際経済憲章の柱ともなつておりますガツト協定加入の問題について、見通しを承りたい。

第12回国会 大蔵委員会 第18号(1951/11/16、24期、自由党)

○宮幡委員 実はこの委員会の審議状況が促進されておりましたならば、特に監理官の御出席を願い、塩脳部長及び物価庁の担当官にもおいでを願つて、検討してみたいと思つたのでありますが、なかなか事務的な法案が多いようで、まだそういうゆとりもありません。きよう、ちようど三宅委員から塩の問題についての質問がありましたから、関連質問として簡単に承つておきたいのであります。  工業塩のうち、ソーダ用の塩は特別の御配慮を願つて、価格が八月以降たしか八千円程度だと思います。一般の拂下げ価格の一万六千円の半分であります。こういう状況になつておりますが、広く工業塩の中を検討してみますと、輸出促進の意味もあり、かたがた必……

第12回国会 大蔵委員会 第22号(1951/11/22、24期、自由党)

○宮幡委員 先月以来でありますが、租税特別措置法にさらに価格変動準備金の制度を織り込みたいというような声が強くなりまして、大蔵省の公式発表ではありませんが、新聞その他の報道をもちまして、適当な時期に何らかの措置が講ぜられることに、関係方面の了解も得られたというようなお話を聞いておるのであります。いずれ本会期と見合いまして、これらの法律案も提案されることだと思いますが、何分にも会期も切迫しております関係で、物品税法の一部改正の法律案に関連いたしまして、それらの点について――まだ正式の法律案につきまして逐條に伺う等のことは避けますが、一応概念的なことを伺つてみたいと思うのであります。これは正式法律……

第12回国会 予算委員会 第6号(1951/10/26、24期、自由党)

○宮幡委員 予算委員会におきましては、まず大蔵大臣に財政金融政策等につきまして基本的な方針をおただししたいわけであります。そのことはくどく申し上げるまでもなく、平和條約の委員会等におきまして、講和後の財政経済問題の輪郭もだんだんとはつきりして参つたわけでありますが、この際当委員会の当然の責務といたしまして、基本的な政策について靖所見を伺いたいわけであります。会議の進行の都合上、順序はいかがかと思いますが、運輸大臣に対しまして各論的な、しかも基本的な政策とはあまり関連のないと思われる部面について、一、二お伺いをいたしたいと思うのであります。  まず日本の独立後に取上げられます諸般の問題の中に、海……

第12回国会 予算委員会 第7号(1951/10/27、24期、自由党)

○宮幡委員 昨日財政金融政策の基本的な問題について大蔵大臣に質疑中でありまして、本日もこれに継続いたしましてお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、まだ大蔵大臣がお見えになりません関係で、御出席の通産大臣を煩わしまして、むしろ基本的な財政金融政策とは切り離したような別個の問題――もちろん経済でありますからつながりはあることと思いますけれども、なるべく切り離した問題についてお尋ねをいたし、大蔵大臣の御出席を待つて、相互関連いたしまする一般的な通商経済政策等について御所見を伺いたいと思います。  昨年来企業の資本蓄積と相まちまして産業の合理化が強く提唱されておる。これはあえて昨年といわず、おそらく……

第13回国会 大蔵委員会 第6号(1952/02/04、24期、自由党)

○宮幡委員 他に御質問もないようでありますから、頂戴しました税制改正の要綱につきまして、こまかい点はいずれまたゆつくり法案を拝見してから、総括的にお伺いいたしたい。税の方では大蔵大臣は主税局育ちでありますが、少ししろうとのようでありまして、平田主税局長の方がまことに簡易明快、適切なる御答弁をいただいておるように思うのでありまして、少し政策的なことでありますから、あるいはそれはおれに聞いては無理だというような深い事情がありましたら、それは例のうまい言いまわしで、しかるべく御回避願つてさしつかえありません。  そこで私は二十七年度の税制改正の要綱を拝見いたしますと、この中に書かれておる一番大きな流……

第13回国会 大蔵委員会 第21号(1952/02/26、24期、自由党)

○宮幡委員 最初に委員長に希望を申し上げるのですが、かなり委員会が低調であります。しかしながらきようは大蔵大臣も出席せられまして、質問の内容を伺つておりますと、おそらく今国会で白眉と申すべき質問が展開されておる。非常にけつこうなことであります。しかしながらそういたしましてもたくさんの法案を持つております。それが審議も盡さずに行くというようなことになりますと、けさほど夏堀前委員長から盛んに申しておりましたようなことになつて困ると思う。まずわれわれも與党議員のかり出しに十分努めますが、各党にも渡りをつけられまして出席をひとつよくさしていただきたい。これもひとつお願いいたしておきます。それできようは……

第13回国会 大蔵委員会 第23号(1952/02/28、24期、自由党)

○宮幡委員 税制の審議も大分時間をかけておりますが、三月三十一日まではどうしても成立させなければならない法律でありますので、審議をお急ぎであろうと思う。そこで時間もはずれておりますが、今までお尋ねいたしましたうちで、まだ二、三確認いたしておきたい点がありますので、その点について総括的な質問を二、三いたしまして、補足しておきたいと思うのであります。  第一番に主税局長さんにお尋ねいたすのでありますが、例の賠償施設が返還になりました場合に、帳簿価格が復活いたします。再評価という問題はしばらく別といたしましても、その復活いたします帳簿価格は法人税法上益金になるとか、これに対しまする課税の方針あるいは……

第13回国会 大蔵委員会 第25号(1952/03/01、24期、自由党)

○宮幡委員 大体ただいま議題になつておる三税法の改正につきましては、質問は尽きておるわけであります。新たに行政協定の調印が済んだという面で、税に関しまする事柄について将来もつと深くお尋ねをする機会もあるだろうと思いますが、さしあたつての大綱だけをごく事務的に伺つてみたい。行政協定の第十一條、第十二條あたりがおもに税に関係のあることのように思うのでありますが、その二條について考えてみましても、どうもこれに伴いますところの国内の何らかの立法措置、必ずしも法律とは言いませんが、政令なりあるいは省令なりというようなものを、相当用意する必要があるのではなかろうかと思います。そういう点につきまして、現在大……

第13回国会 大蔵委員会 第29号(1952/03/08、24期、自由党)

○宮幡委員 もう時間も大分たつておりますので、長い質問もできないと思いますが、何分にもこれは重要な法律案であります。そこで機会があれば次に相当、あるいは大蔵大臣あるいは関係大臣にも出ていただいて、お尋ねしたいと思います。きようは幸い銀行局長と銀行の方からもお見えになつておりますので、時間の許す限りお尋ねしてみたいと思います。  日本で資本の蓄積が足らないということが言われている。従いまして経済力を失つております日本の産業は、経営的に見まして一つのオペレーシヨンが起き、寡頭経営と申しましようか、そういう事態が起つている。従つてこれと必然的に関連をもちまして、市中銀行といわれる各種の金融機関が、少……

第13回国会 大蔵委員会 第36号(1952/03/19、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております六法案のうち、順次お尋ねをして行きたいと思うのであります。  最初に関税定率法の一部を改正する法律案について、二、三のお尋ねをいたします。今回御提案になりました同法の一部改正の趣旨につきましては、おおむね了承ができるわけでありまして、特段坂上げて指摘すべき点もないのでありますが、この改正点を除いた他の部分につきまして、いささか所見を異にすると申しますか、考え方の違つておるところがありますので、この点について当局のお考えをただしたいと思います。  まず第一番に染料の問題でありますが、建染め染料は、暫定税率と申しましようか、二〇%の税率を定めてありますが、こ……

第13回国会 大蔵委員会 第37号(1952/03/24、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいまの夏堀委員の、質問に関連いたしまして、一点だけお伺いします。何分にも法案も多いし、いろいろな仕事がありますのでわれわれの研究もまだ深く浸透しておりません。従つてお尋ねすることが適切であるかどうかということは相当疑問でありますが、今回設けられます特殊保険というものと見合ういわゆる保険のリスクでありますが、これは何か明確な内規といいますか、あるいは標準といいますか、はつきりしたものがあるのでありますか、ありましたらそれを御説明いただきたい。
【次の発言】 その点は割合はつきりしておるのでありますが、私はこの拿捕というものの定義について疑問を持つておるのです。  夏堀委員質問もし……

第13回国会 大蔵委員会 第38号(1952/03/25、24期、自由党)

○宮幡委員 大分時間もたつて参りましたので、長い質問はやめようと思いますが、ただいま議題となつております租税特別措置法等の改正につきまして、これは別に賛成討論ではありませんが、全般としてまことにけつこうな御着想でございまして、あるいはこれらに対していろいろなことを申し上げることは、大蔵省の構想に対しまして、あるいは非礼に当るかとも思うくらい、まことによい御着想でございます。  そこで多くのことをお尋ねする問題はありませんが、二、三短かい時間でお尋ねいたしますと、賠償指定施設に対する法人税の納期限の特例、この問題でありますが、これはこうして納期をめんどうを見てやるという特例はけつこうでありますが……

第13回国会 大蔵委員会 第40号(1952/03/27、24期、自由党)

○宮幡委員 時間も追つて参りましたので、質問は省略したいのでありますが、おとといでありますか質問しましたことについて、結論が出ておらない。そこであるいは将来にわたつて考慮すればよい問題でありますから、ごく簡單に当局の御意見を伺いたいと思います。それは賠償施設が返つて参りまして、特別損失として処理いたしました帳簿価額も復活して、法人の利益が生れて来るわけであります。これに対しましては、その利益の三割を越えるものに対して延納措置によつて、ないしは旧帳簿価額に達するまでの間は、未償却の減価償却もひとつ認めて行こう、こういう御趣旨であることまでははつきりいたしました。ところが帳簿価額の復活しましたこと……

第13回国会 大蔵委員会 第42号(1952/03/29、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております六法案につきまして、主として関税定率法等の一部を改正する法律案について、質問いたしたいと思うのでありますが、すでに去る委員会において、大よその点はお尋ねをいたしまして、御当局からの答弁をいただきました。もちろん了承したものと、納得しがたいものとありましたが、おおむね質問としての趣旨は盡されたと思つております。ただ印刷紙の問題につきまして、いまだ御意見を承ることにおいて不十分な点があると思いますので、本日は時間の関係等もありますので、この問題に限定いたしまして、若干の質問をいたしてみたいと思うのであります。  まず印刷紙の輸入税をもう一年間免除しよう、こう……

第13回国会 大蔵委員会 第52号(1952/04/17、24期、自由党)

○宮幡委員 少し調べが足りませんので十分な質問はできませんが、ちようど理財局長が珍しくおいでになつておられますので、伺つておきたいと思います。まだこちらの研究が足りませんので、うまく趣旨が徹するかどうかわかりませんが、今補助貨幣の問題が出ましたが、近ごろ日本銀行の一万田さんが各地に行きまして、通貨制度の確立という言葉を使つておるのであります。通貨制度などという問題は、市中銀行の元締程度しかなつておりません日本銀行の総裁が、先走つてくちばしを出すことでないと私は感じておる。少くとも大蔵大臣を中心といたしまして、経済閣僚あたりが懇談の上にでき上つて、これに時の経済事情あるいは民間の要望等が加わりま……

第13回国会 大蔵委員会 第53号(1952/04/19、24期、自由党)

○宮幡委員 設備輸出為替損失補償法案について、二、三お伺いいたします。  まず討論ではありませんので、先にほめてしまうこともどうかと思いますが、趣旨としてはまことにけつこうだろうと思います。まあしかし、むしろおそ過ぎたというようなきらいもあります。日本の貿易政策というものはどうもぐらぐらしておりまして、一定不変というわけには行かない。これは国際事情に支配され、いわゆる占領下にありました過程においては、決して難ずべきではないと思うのであります。それにいたしましても、もはや相当の見通しを立てまして、国の経済維持と、貿易依存の日本経済を運営して行く上におきましては、基本的な方策を立て、これに関連いた……

第13回国会 大蔵委員会 第54号(1952/04/21、24期、自由党)

○宮幡委員 今内藤委員のお尋ねになりました長期信用銀行の問題は、これは明日大臣がお見えくださるようでありますから、そのときに政策的なことは総括的にお伺いいたしまして、それからまた各論的に、しかも今度は提案された法律についてやつて行く、こういうふうに進めて参りたいと考えますが、やはり政府委員の方にも都合があろうと思いますので、なるべく用済みになることは片づけ行く、こういう方針でお尋ねしたいと思います。  そこで最初に、これはただいま提案されております法律案にはただちに影響があるものでありませんが、金融政策として考えますと重大のように思います。しかも急に差迫つた問題でありますからお尋ねいたしますが……

第13回国会 大蔵委員会 第55号(1952/04/22、24期、自由党)

○宮幡委員 きようは久々で大蔵大臣の御出席を得ましたが、まことに御苦労さまでございます。きのうから金融のことを少し始めたのでありますが、金融全般の政策的な方面を一わたりお伺いいたしたい。ただいまかかつております法律案については、銀行局長初め事務当局の細目にわたる御答弁でけつこうでありますが、基本的政策について、ぜひ一度、ちようど事態も独立に向つておるのでありますから、明らかにしておきたいと思います。かような観点で御出席を煩わしたわけであります。ちようど同僚夏堀委員からも、閉鎖機関令に関しまして大臣にお尋ねをいたしたいそうでありますので、しかも午前の時間ももうわずかでありますから、一点だけ基本的……

第13回国会 大蔵委員会 第56号(1952/04/23、24期、自由党)

○宮幡委員 参考人の御意見は、私ども相当共鳴する点があるわけでございますけれども、その結論は委員会独自の審議に移したいと思います。そこで今まで質問のありましたうちで、小山委員の質問の株主総会の適法招集ができるか。その議決は瑕疵は生じないかという法律論でございます。これは朝鮮銀行と台湾銀行、あるいは朝鮮殖産銀行等にお伺いするのでありますが、それぞれの銀行の定款に株主の住所届出の規定がありますか。株主は住所を会社に登録するという義務を課せられておる定款になつておるかどうか。
【次の発言】 そういたしますと、参考人の述べられました株主総会の招集手続の問題は簡單だと思う。銀行なり会社としましては、その……

第13回国会 大蔵委員会 第59号(1952/04/28、24期、自由党)

○宮幡委員 金融関係の法案につきまして、先般大蔵大臣にお尋ねいたしましたが、細目とでも言うべき部分につきまして、銀行局長さんにお伺いいたしたいと思います。 先日やみ金融の取締りを強化するという問題についてお尋ねいたしましたら、これはまだ法律が出てからという御意見でありましたから、それはあとにしまして、昨年十月あたりに出しました設備資金の融資規制と申しますか、それを緩和したということについてお話がございましたが、新聞その他の報道によりますと、これは一ぺん緩和の通知を出すような状況になりましたのが、またこれをやめたというように一応見えますが、実相はどうなつておりますか。特に大蔵大臣は、引続いてやは……

第13回国会 大蔵委員会 第60号(1952/05/07、24期、自由党)

○宮幡委員 きよう提案になりました高金利等の取締に関する法律案につきまして、ごく簡単に趣旨を伺いたいのであります。これは少しりくつめいた言い方で、あるいは適当でない質問かと思いますが、参議院あたりに行きますと、なかなかこの種のりくつが多いようでありますので、念のために伺つておきます。貸金業等の取締に関する法律を廃止いたしまして、今回の法律に置きかえる。その趣旨はおおむねわかるのでありますが、大蔵省はけだし貸金業をやつかい物視しておるようでありまして、かようなものはうるさくないように手放したいというようなにおいがほのかにいたします。この気持にも私は根本的には賛成できないのでありますが、事情はある……

第13回国会 大蔵委員会 第61号(1952/05/08、24期、自由党)

○宮幡委員 河野銀行局長さんと法務府の方の説明員の御答弁を伺つたわけでありますが、聞いておりますと、まことにごもつとものように聞えるのであります。ところが、言葉は不適当かもしれませんが、帰つて事務テーブルにでも向いましてこの法律を読んでみますと、どうも答弁がぴつたり来ないのであります。要は、いわゆる株主相互金融というものの実体が確定しておりません。これは預金というものを取扱うことのできる金融機関として指定されておるその法令に基いての違反行為であるということも、はつきりとは言えない。だがどうもそういうにおいがある、こういう程度にしか御答弁の要旨が聞えないのでありますが、おそらくこれは現行の法制下……

第13回国会 大蔵委員会 第64号(1952/05/12、24期、自由党)

○宮幡委員 議事進行について……。ただいまの質疑中の高金利の取締に関する法律でありますが、質疑応答の中に取立て珍しい話は見当らないのでありまして、この法律案には委員会は釈然たり得ない全般的た空気が流れておるのであります。  そこでこれは委員長及び各党の理事諸君にお集まり願つて、この法律案の取扱いをいかにするかということをきめて、その方針のわく内におきまして審議を進められたい。かような方法で進行しておりますと、多数法案をいただいております本委員会におきましては、重要諸法案が延長された会期のうちに審議未了になるというようなおそれもあるわけでありますから、委員長においては、各党の理事と御相談の上適当……

第13回国会 大蔵委員会 第65号(1952/05/13、24期、自由党)

○宮幡委員 今開発銀行について深澤委員から質問がありましたので、その方面で一、二伺つてみますが、これは実は大蔵大臣にも聞いておいていただきたい。政府の財政金融政策が、どうも独立ということの余波を食いまして、不動であるべきものがだんだん弛緩をして来るような感じがいたしてならぬのであります。そんな傾向のときにおきまして、枝葉末節を論じましても、まことにかいないことである。むしろ開発銀行法にいたしましても、開発銀行に人事的な信頼が持てるならば、こまかい人事上の問題なんかはおまかせしておいてもけつこうだと思う。むしろ融資なんかは国の方針に従つてやるべきでありますので、今後どういうふうに運営されるのか、……

第13回国会 大蔵委員会 第66号(1952/05/14、24期、自由党)

○宮幡委員 長らく議題となつております貸付信託法は、まだ一言も御質問がないようでありますから、内容の方針やこまかいことにわたりましてお尋ねしてみたい、こう思うのであります。  貸付信託法案は長期資金を調達するという面におきまして、おおむね立法の趣旨には御賛同を申し上げるのであります。この法につきまして、提案理由にもありますように、いろいろの配慮がなされておりまして、その一つ一つについては、強く反対すべき理由は、ただいまのところ見出しておらないのであります。ただ総括的な問題としまして、金銭信託の運用の問題は、市場の金利との関係に――もちろん現在金融も、循環でありましようか、季節的でありましようか……

第13回国会 大蔵委員会 第70号(1952/05/19、24期、自由党)

○宮幡委員 きようは大臣がお見えになる日ではないと思いましたので、十分準備がありません。それで大蔵大臣の名答弁を聞くことができないことをおそれるほど愚問であるかもしれませんが、いろいろな方面にわたつてお伺いしてみたいと思つております。  一昨日でありましたか、予算委員会において総括的質問でお尋ねいたしましたが、大臣はほかの委員会においでになつて、安本長官から御答弁をいただきました。大体政府の方針としてはおそらく安本長官の御答弁で十分だろうと私は思うけれども、一応大蔵大臣としての立場から、簡単でよろしいから、ぜひ御答弁をいただきたい。御記憶のよい大蔵大臣は、当日の私の質問の要領はお聞きとりであろ……

第13回国会 大蔵委員会 第72号(1952/05/21、24期、自由党)

○宮幡委員 本日はせつかく開銀総裁もお見えになつておりますので、日本開発銀行法の一部を改正する法律案につきましては、前回に事務的なこととあらましのことはすでにお伺いしましておるのでございますが、この際、あるいは開発銀行だけの立場といたしまして御判断をいただくのは無理かと思いますが、国の新しい独立という面から見ます全般的の、簡単な言葉で言えばかなめ、財政経済の基本的な問題について、総裁のお立場においてはそれぞれ一つの達観をお持ちになつておると思いますので、それらの点につきまして二、三お伺いしてみたいと思います。  開発銀行は政府機関といたしましての長期資金の調達機関であることは、疑う余地がないの……

第13回国会 大蔵委員会 第73号(1952/05/22、24期、自由党)

○宮幡委員 今日は理財局長がお見えになつております。昨日金管理法に関しまする質問をやりかけて、大蔵大臣から産金政策のようなことを聞きました。こまかいことは事務当局から伺うということになりましたので、これらとあわせてただいま御説明いただきました国際通貨基金に関する問題を、二、三お尋ねしてみたいと思います。  ただいま総務課長から御説明を聞いたのでありますが、聞いておつてわかつたと思えば間違いなのでありまして、聞いておつてわからなくなつたのであります。そこでこういう問題につきましては、戰争前の長い年数のたちました前に経験したことでありますし、読んだことも忘れています。また考え方も少しはかわつておる……

第13回国会 大蔵委員会 第74号(1952/05/23、24期、自由党)

○宮幡委員 わざわざ当委員会に御出頭を願いまして、参考意見を聞かせていただきまして、法案審議の上に非常に参考になつたのであります。そこで日本勧業銀行及び北海道拓殖銀行という両得のお立場から申しますと、長期信用銀行という制度には、根本的には異論を申すものではない、将来は長期部門を捨てまして、あるいはその中でまかない得る長期金融もまかなうけれども、純粋の預金銀行として存続をして行きたいという気持を持つておる、こういうことに要約されるようでありまして、この点は両行ともやや同じお考えであろう、こう拝察するのであります。そこで両行別々に二、三――疑問と申しては失礼ですが、はつきりしないところがありますの……

第13回国会 大蔵委員会 第75号(1952/05/24、24期、自由党)

○宮幡委員 ただいま有田委員の質問を承つておりますと、なかなか結論に到達しないようですが、すでに長期信用銀行法案も、これは仕上げの段階に入つております。参考人の意見も聞きましたし、おおむねの見当はついたわけであります。私は第一番にこの法律案の配付を受けたとき感じましたことから、少しお尋ねしてみたいと思います。長期信用銀行法というものは、他の法令に比べて、相互銀行などは十九條か二十條ぐらいしかないのでありますが、これは二十二條ばかりあるのであります。普通銀行は三十何條、こういうことでありまして、内容の是非善悪はしばらく別といたしまして、この法律に基きますことは、大きな部面、大部分といつてもいいく……

第13回国会 大蔵委員会 第76号(1952/05/26、24期、自由党)

○宮幡委員 私は自由党を代表いたしまして、長期信用銀行法案に対し賛成の意を表明するものであります。  平和條約の発効によつて日本は法的な独立をかち得たわけであります。強く申せば独立を確保したということになるでありましよう。真の独立は、あくまでも経済自立の達成がなければ、その目的に到達しないことも当然であります。かかる観点におきまして、現下日本の経済を一瞥いたしてみますと、御承知のように資本の蓄積がまことに貧弱でありましていわゆる浅い経済という言葉で片づけられておりまして、国の経済自立の達成のために、中核的な政策は何であるかといえば、まあ金融の円滑化に大きなウエートがかかつておるということも、き……

第13回国会 大蔵委員会 第77号(1952/05/27、24期、自由党)

○宮幡委員 国際通貨基金と国際復興開発銀行の協定に参加いたしまする措置 これについての法案の急ぐことはよくわかつておるのでありますけれども、昨日も委員会の終りごろに、主計局からも出ていただきまして、お尋ねをいたしましたあの二点につきましては、あの答弁では残念ながら、この法律を成立せしめなければならない緊要性はわかつていまして、なおかつ審議を終るわけに行かないのでありますこれは明円にでもまた明後日にでも、根本的に大蔵省当局に伺わなければならない。ただにこの協定に参加いたすのみの問題ではなく、国の財政法、会計法等を通じまして、全般に関係のあることであります。これを不問にいたしまして通過せしむるとい……

第13回国会 大蔵委員会 第78号(1952/05/28、24期、自由党)

○宮幡委員 前会に引続いて、国際通貨基金及び国際復興開発銀行、この問題につきまして質疑をいたしたいのであります。事務的な疑問は数々あるのでありますが、これはあとから伺うことにいたします。  まず基本的な問題につきまして、昨日も希望を申し述べておきましたように、どうもまだはつきりしないのであります。基金及び銀行に対する出資払込みの方法と、予算措置並びに財政法との関係につきまして、これまでたびたび断片的に質疑を行つて来たわけであります。きようはこの法案の成立を急がねばならないという事態に即応すするために、全般的にかつ具体的に、審議を終るという目標のもとに、お尋ねをしておきたいと思うのであります。基……

第13回国会 大蔵委員会 第80号(1952/05/30、24期、自由党)

○宮幡委員 関連して。今深澤委員の御質問の点でありますが、政府当局の御答弁で、そのいきさつはわかつたわけであります。しかしながら深澤委員も指摘されておりますように、新聞であるから何でも書くであろうということで、簡単に片づけられないのが、舟山次官談であります。将来に災いを残さないように、この記事の掲載のあつた読売新聞を大蔵省から説得せられまして、この点をお取消しを願いたいと思います。そうでないと、ただいまの政府の御答弁との間に矛盾ができまして、はなはだおもしろくないと思います。すでに質疑は打切られておるのでありまして、法案自体についての疑義はおおむね明瞭になつております。ただ加入の問題は、協定を……

第13回国会 大蔵委員会 第86号(1952/06/07、24期、自由党)

○宮幡委員 まず外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案につきまして二、三お尋ねをいたしたいのであります。今回の改正の要点は提案理由にもはつきりされておりますように、きわめて簡單な事項であります。この点についてはあまりお尋ねをいたします必要もなかろうと思います。ただ改正の第一点であります有利確実な外貨証券、こういう字句が提案理由に書いてございますが、有利確実な外貨証券と申すのは具体的にたとえばどういうものであるか。
【次の発言】 貴金属管理法が金管理法とかわることが予定されておりまして、それに伴つて銀の統制額がなくなりますが、この大蔵大臣の指定の価格で評価する、こういう改正でありますが、こ……

第13回国会 大蔵委員会 第87号(1952/06/11、24期、自由党)

○宮幡委員 前会に引続きまして両法案につきまして、ことには郵政委員会で審議いたしまして、本院を通過いたしております法律、これらに関連しましてお尋ねをいたしたいのであります。それにつきまして質問の仕方というか審議の仕方から行きますと、まだなかなかたくさんあるのであります。もし私が佐藤郵政大臣の個人的な言葉をまともに受けて判断いたしますと、どうも何か時間をかせぐというような感じに響いたのでありますが、当大蔵委員会は、さような気持はないのでありまして、すでに前会にも郵政関係の政府委員の御出席を願いましたときに質問いたしました。大臣からもしかるべく答弁があり、事務当局からもしかるべく答弁がありましたが……

第13回国会 大蔵委員会 第88号(1952/06/12、24期、自由党)

○宮幡委員 私は参考人の御意見は大体了解せざるを得ないと思うのであります。きのう私が一時間余にわたりまして、郵政省の当局に伺いましたうちで、速記録を繰返すまでもなく、地方還元という問題について理論的にも実際的にも御答弁を願つた。しかも私が最後に補足的に申しました言葉は、私が幸いにして与党であるがゆえにこの程度に聞いておるが、もし野党であつたならば、あなた方の答弁は詭弁と称すべきものであるとまで申したのでありますが、そういう言葉とただいまの参考人の意見はまつたく違つております。かりにここに出ておられます政務次官なり局長さんなりの指揮命令は、さように出ておらないといたしましても、末端においては、先……

第13回国会 大蔵委員会 第90号(1952/06/14、24期、自由党)

○宮幡委員 時間もだんだん迫つて参りましたが、きようは特に郵政大臣の御出席を煩わしたわけであります。と申しますのは、先日両法案の審議を開始して以来連日にわたりまして、委員各位が熱心に、しかも政府側の御協力をいただきまして、微に入り細に入り質疑がかわされました結果、参考人の意見等も合せまして、おおむねこの法案の審議は終末の過程に近づいておるわけであります。特に本日三宅委員並びに小山委員の関連質問等によりまして、重大な点が逐次明らかになりました。そこで俗な言葉で申しますと、本件に関します仕上げをいたす、こういう意味でありましようか、会期も切迫しております折からでありますので、審議を終えますような方……

第13回国会 大蔵委員会 第92号(1952/06/17、24期、自由党)

○宮幡委員 議事進行について。中野委員が国家社会のために本件の追究に熱意を傾けられておりますことは、私も敬意を表するものであります。しかしながら一面考えてみますと、ただいま審議中の法律案なるものは、数量の報告をさせるという単純なる趣旨であります。もとより報告を徴する者は、それぞれの用意がありまして徴することが至当でありまして、そういう準備がないということでありますと、また考え方がかわるかもしれません。しかしながら法律案の表は、あくまでもすみやかに報告をとりまして、返還その他の措置が講ぜられるようにするんだ。またあらためて立法措置を講じまして、われわれの審議に供することを、政府委員も大蔵当局も答……

第13回国会 大蔵委員会 第95号(1952/06/21、24期、自由党)

○宮幡委員 私は直接参考人にお尋ねする必要を感じておらないのでありますが、今参考人の御意見とあわせまして中野委員からの質問に関連いたしまして、石田局長に念のためにひとつ伺つておくのでありますが、ただいまのような経過でありますと、おおむね提案されております法律というものによりまして、報告を早急に聞くということは、必要欠くべからざる措置であろうと思うのであります。そこで法案を見ますと、二十七年の九月三十日までに報告せしめるというような事務的な規定でありますが、この九月三十日というのは考え方によつては少し短か過ぎるような感じがいたします。また事実におきまして九月三十日になつたならば、断然とその他のも……

第13回国会 大蔵委員会 第105号(1952/07/26、24期、自由党)

○宮幡委員 先般来当委員会の国政調査の一環として、税制に関することを検討してみたい、こういうことで議題に載つておつたわけでありますが、諸種の関係でその機会を多く得られなかつたのでありますが、きようは幸いにいたしまして機会に恵まれたのでございますから、大あらましのことについて数点お尋ねをいたしたいのであります。  まず第一番に、われわれは独立の過程におきまして、いろいろな各方面からの御指示あるいは御勧告を受けましたが、ことにシャウプ博士の勧告なるものは、われわれの国家経済あるいは税制の面から見ましても、一つの好転であり、敬虔にこれに対しまして敬意と感謝を捧ぐると同時に、またこの気持を十分取入れま……

第13回国会 大蔵委員会 第108号(1952/07/30、24期、自由党)

○宮幡委員 午前の時間もありませんし、お尋ねするなら根本的な問題を少し検討さしていただきたいと思います。時間がございませんので、三宅君のお話できようは午前中終るのが適当かと思いますが、わずかな時間、二、三お尋ねしておきたいと思います。  理論をはずれまして、大体具体的問題の一つとしてかねがね問題になつておりましたオーバー・ローンの是正ということについて、自由党としても政調会の名におきまして要領を発表いたしたわけであります。この要領なるものは、自由党の全政策の一環ということでありましようが、これをもつて全部の問題を解決しようとするものではないのです。これに対しまして大蔵省あるいは日銀等は相当批判……

第13回国会 予算委員会 第11号(1952/02/07、24期、自由党)

○宮幡委員 大分予算委員会の審議も進んで参りまして、大方の委員からそれぞれの御質問もございました。しかしながらまだ予算の核心とも申すべき点を伺わなければならないことが相当数あるわけでございます。従いまして私は予算の本質的な問題について、最初大蔵大臣に御解明願いまして、あるいは私どもの考え違いしておるのではないかと思うような点があるので、こういうことをまず明らかにしていただきまして、これに伴います財政金融諸施策等につきましてお話を承りたい。それと関連しまして当然通商産業政策面にも、関連的な質問をいたさなければならないことになりますし、ことに国際経済へ足を踏み入れて行きます独立国家としての日本の産……

第13回国会 予算委員会 第26号(1952/05/16、24期、自由党)

○宮幡委員 本日はほんとうの気持から申しますと、いろいろな点をお伺いいたしたいのでありますが、時間がないようでございますから、二点だけを総括的にお尋ねいたします。お答えをいただくのはおおむね大蔵大臣、安本長官、通商産業大臣でありますが、通商産業大臣はただいまお見えにならぬようでありますから、その御答弁はあとからでもけつこうであります。  あえて私が申し上げるでもなく、現在の政府及び与党の自由党がとつております経済政策の根本は、自由主義経済と一概に言えるでありましよう。一体自由主義経済と申しますのは、国民経済の基盤に創意とくふうと努力とを重呈する資本主義経済であることも、いまさら論をまたないとこ……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 大蔵委員会 第3号(1952/11/25、25期、自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております税制等に関しまする国政調査としての案件でありますが、ただいまも提案理由の御説明のありました昭和二十八年分所得税の臨時特例等に関する法律案、これはあくまでも臨時措置であると同時に、提案理由にも書かれておりますように、二十八年度の全体の税制に対しまして、当然滲透すべき案件であると存ぜられるわけであります。従いまして本審議の場合におきましては、当然将来来るべき税制全般について、一応きわめて概括的でよろしいのでありますが、大蔵大臣の所信を一、二お伺いいたしておきたいのであります。御承知のように、私が申すまでもなく大蔵大臣は財界御出身の方でありまして、しかしていろ……

第15回国会 大蔵委員会 第4号(1952/11/26、25期、自由党)

○宮幡委員 法律案自体としましては簡明なものなものでありまして、これ以外に方法はないと思いますので、御賛成申し上げます。ただ御承知の朝鮮防衛水域の問題につきまして、外務省、水産庁、あるいはその他の関係の役所と関係方面との交渉がいまだ明確になつておりません。これは、大蔵省側の政府委員から御説明を聞くのはあるいは無理かもしれませんが、まず関係の外務省、水産庁、海上保安庁、こういう方々に出ていただきまして、朝鮮防衛水城の問題の現況、あるいは将来の見通し、あるいは過去の経過ということにつきまして、こういう再保険事業を国家の会計において行うべきかどうかの見通しを承りたい。法律案そのものは簡単で、先ほど申……

第15回国会 大蔵委員会 第6号(1952/11/28、25期、自由党)

○宮幡委員 今の事務的なお話で、拿捕船の状況はきわめてよくわかつたのであります。ただ韓国との問題に対しまして、水産庁は――農林省を代表しての御意見だとは聞いておりませんけれども、公海自由の原則ということをやはり御説明に加えておつたが、公海自由の原則というものは現在の立場において水産庁は認められておるが、はたしてこれは対外的に認められておるかどうか。これはあなたに伺うことは無理だと思うので実は遠慮しておつたのでありますが、なるほど漁船が拿捕せられ、これに対します当然の保険、あるいは九〇%の再保険、こういうものを給付するということには異論がないのですけれども、一体拿捕される機会を撲滅する方針をとつ……

第15回国会 大蔵委員会 第8号(1952/12/02、25期、自由党)

○宮幡委員 本日は金融関係について、銀行局長、それから大臣がお見えになつたら大臣、こういうつもりでしたが、まだお見えになつていません。そこで相もかわらず税という言葉は国民の口に上り、国民にきらわれまして、そうして必ず国会で問題にしなければならない、まことにむずかしい問題であります。いくら話しても、いくら質問いたしましても、税金がもつと安いか、とらないという国会にならない限りは、国民大衆は満足が行かないのです。そこでただいま大泉委員からも一つの御意見が出ました。これらも大いに御勘案を願いたい。但し税を扱つておりまする大蔵当局の考え方が私にはわからない。お話の中に、あるいは自由党の政調会というよう……

第15回国会 大蔵委員会 第9号(1952/12/04、25期、自由党)

○宮幡委員 ただいま議題となつております国民金融公庫法の一部を改正する法律案につきまして、私は自由党を代表いたしまして賛成の意見を表明するものであります。  すでにこの問題につきましては、政府の手配が遅きに失するの感があるのでありまして、すみやかに通過成立せしめるべきであることは、委員会の各位の御了承を願い得ることだと存じております。しかしてさらに国民金融公庫そのものの組織、機構、あるいは運営等につきましては、将来にわたりまして十分検討を加えなければならない問題が多々あることと存じます。たとえば庶民金融機関としての使命を達成するために、資本不足の状況下において、必要なる資金が随時適当なる時期に……

第15回国会 大蔵委員会 第10号(1952/12/06、25期、自由党)

○宮幡委員 漁船再保険の件で、水産庁の御意見を伺いますが、水産庁側で見ておりまする李承晩ラインと、朝鮮の防衛水域の問題、これと公海自由の原則、この三点に対しましての見解を一通り御説明いただきたいと存じます。
【次の発言】 外務大臣もお見えになりましたので、ごく簡単に関連的に伺いますが、その前に、今の水産庁長官のお答えによりますと、大体それぞれの手配はしておるということで、善意に解釈いたしますれば、現下の実情から見まして適当なる処置がとられておると私どもは認めたいのであります。ただ、ただいま審議されておりますのは保険事故に対する問題で、たとえばただいま御説明になりました李承晩ラインは一方的のもの……

第15回国会 大蔵委員会 第13号(1952/12/13、25期、自由党)

○宮幡委員 大分日数も経過しましたが、大蔵大臣に対する税の総括質問を途中で休んだ形になつております。そこで野党の方からまだまだという声もありますが、一応会期と見合いましてわれわれの委員会は税法の審議を終るという段階に入りまするにつきましては、あるいは各委員からすでに質疑の中に出た問題があるかもしれませんが、残りの部分を系統的にお伺いいたしたい、こう思うのであります。  所得税と法人税関係のことは、これはもう済んだことと考えたいのでありますが、そこでひとつ相続税の問題、要点を申せば、もう少々基礎控除を引上げるという考慮を払つてはどうか、税率は一〇%程度、最高五〇%程度でとどめるべきではなかろうか……

第15回国会 大蔵委員会 第14号(1952/12/15、25期、自由党)

○宮幡委員 税法に対します総括質問も大体終つて参りましたが、今度の臨時措置に伴いまして、大蔵当局の御説明を伺いますと、大体証券の譲渡所得税というものは明年度から廃止する、こういうような御意向が示されております。これにかわつて証券譲渡税、あるいはかつての有価証券移転税であるかもしれません。そういうものが設けられると伝わつておりますが、現在のところどういうふうに廃止または移行せられるか、この点につきまして概要を伺いたいと思うのであります。
【次の発言】 株式の譲渡所得というものは非常にむずかしいもので、かなり長い間いろいろな議論がありました。二十七年度におきまする株式に対する譲渡所得税の収入見込み……

第15回国会 大蔵委員会 第21号(1952/12/23、25期、自由党)

○宮幡委員 租税特別措置法の一部を改正する法律案に対して修正案を提案いたします。修正案の要領は印刷物をもつてお手元に配付いたしました通りであります。これを速記に載せまして、この際朗読を省略させていただきます。  その趣旨といたしますところは、外国からの工業所有権その他の技術を導入いたしております日本の現在の実情としましては、政府もこれを相当程度奨励もいたしておりますし、また保護もいたしております。そこで現行の租税特別措置法は技術使用料等に対します課税につきまして、すでに特段の配慮をいたして参つておりまして、これは私どもかねがね適切なものだと考えているところでありますが、その期限が昭和二十七年十……

第15回国会 大蔵委員会 第23号(1953/02/07、25期、自由党)

○宮幡委員 まず議事進行について委員長に要望いたします。ただいまの国会の審議の方式は、御承知のように第一読会がございません。従いまして大蔵委員会におきましては、しばしば大蔵大臣の出席を願いまして、六十幾つを数えまする法案についての総括的な政府の見解を示してもらうことが必要であろうと思います。きようは非常に時間を急いでおられますので、その点は与党としてわれわれは了承しておるわけでありますが、この次はいつおいでになりますか、それをお確かめをいただいて、今すぐお答えができなければ――予算委員会にだけ行つて説明せられましても、大蔵委員会の法案の審議というものに必ずしもマツチするものではありません。個人……

第15回国会 大蔵委員会 第27号(1953/02/17、25期、自由党)

○宮幡委員 まだ局長さんもお見えにならぬようで、こまかいことはだんだん伺つて参りますが、先般大蔵大臣に対しまして総括質問を始めたわけであります。しかし時間の御都合で御退席になりまして、次の機会にということになつておりますので、大蔵大臣にかわつて政務次官から御答弁をいただきたいと思うのであります。本日の議題は、委員長の宣言の通りおおむね税法八法案が主題のようであります。しかしすでに各委員から議題外とでも申しますか、一般的な御質疑もあつたようでありますので、主として大蔵政務次官には、財政金融の面につきましてすべての政府委員の御出席があるまでお尋ねいたしたいと思うのであります。  先般お伺いいたしま……

第15回国会 大蔵委員会 第29号(1953/02/20、25期、自由党)

○宮幡委員 かつてですが、私他の会合の関係でたくさんの時間がありません。そこでただいま直接議題にはなつておりませんが、すでに要綱等によつて必ず提案されることが予想されております証券取引税といいますか、証券譲渡税といいますか、それにつきましてきわめて短かい時間お尋ねをしてみたいと思うのです。  まずこの証券譲渡税というものでありますが、名前はちよつと今すぐ出て参りませんが、これに類似したような税制ができる。これはすでに要綱に示されております。これにつきましてどうも納得の行かないところがあるのであります。日本の租税的な方向に統一されておる。さもなければただいまここで申します所得税中心主義といいます……

第15回国会 大蔵委員会 第34号(1953/02/26、25期、自由党)

○宮幡委員 先ほど議事進行の発言の通告をしてありますから、せつかく内藤委員の御発言で、その趣旨には反対するものではありません。当然定足数がないので、これは休憩とすべきであろうと思います。私が議事進行について発言すると通告しておきましたゆえんもまたここに存したわけであります。特に政府委員の出席に至りましては、まつたく不良であります。多数の法案の審議を要求しておきながら、それに対する答弁の衝に当る政府委員等の出席はまつたく蓼々たるもので、あるいは予算の審議とからむとか、他の委員会との関連等もありましていろいろ御都合もあろうと思いまして、あえて私は出席しないそのことだけを単純に非難するものではありま……

第15回国会 大蔵委員会 第35号(1953/02/27、25期、自由党)

○宮幡委員 議題となつておる十三法案につきまして、全部を一通りお伺いいたしたいのでありますが、しかし政府委員の方の顔ぶれから見まして全法案はできないことでありまして、おもに御出席の銀行局、為替局、理財局長も出て来てくれるだろうと思いますから、これらに関連してお伺いいたします。きようすぐ係の方が見えないで御答弁できないというのは、あとでもけつこうでありますから、一応要領だけ伺つておきたい。  まず、直接議題には関係ございませんが、国内金融制度の確立ということは昨年来やつて参りまして、長期金融の分野と短期金融の分野というものがおおむねわかれて、準政府機関または純粋の政府機関、こういうものにいたしま……

第15回国会 大蔵委員会 第36号(1953/02/28、25期、自由党)

○宮幡委員 本日の議題となつております法案のうち、主といたしまして日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案、設備輸出為替損失補償法の一部を改正する法律案及び米国対日援助物資等処理特別会計法を廃止する法律案、これに主力を置きまして、短かい時間で、昨日に続いてお尋ねをいたします。実はきようは通産省の通商局長においでを願つて、その方面について二、三点お伺いいたしたいと思うのでありますが、いまだおいでになりません。しかし有力なる説明員の方がおそろいになつておりますので、私個人としてはそれで満足いたしまして、お尋ねをいたします。  大体プラント輸出を考えますと、大体の方面は東南アジア地区の開発、こういうこ……

第15回国会 大蔵委員会 第38号(1953/03/04、25期、自由党)

○宮幡委員 長い間の懸案であるという前提のもとに、ただいま銀行局長が説明せられました中に、株主相互金融という言葉が多く出ておりますが、もつと平らな言葉で言えば、当然にして発生いたしました庶民金融に対します政府の所信が述べられまして、その内容の多くにつきましては、大蔵当局の御苦心並びに現下の事情に即しました考えを取入れられたことによりまして、昨年あたりよりは一大進歩をいたしておることに、私はまず敬意を表します。しかしながら根本的な矛盾を見のがすわけには行きません。昨年はちようど高金利等の取締りに関する法律を出されまして、われわれは断じてこれに反対いたしました。われわれは与党でありますが、これに反……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 財政及び金融委員会公聴会 第1号(1947/11/19、23期、日本自由党)

○宮幡委員 公述人中村秀男さんにお尋ねします。中村さんのお立場はここに書いてあります通り、税務行政の公的補助機關であられる税務代理士會の連合會の專務理事であられるのですが、ただいま口述せられた内容を伺つておりますと、はなはだ失禮ではございますが、公述人のほんとうの心持が述べていないような感じがいたします。なぜかと申しますと、一時所得の點でありますが、一時所得に課税することになつて、あらゆる所得に課税の機會が與えられてよかつた、かようなことを申されております。またその一時所得を得るに必要な經費の中に、利息の算定をいかにすべきであるかというようなことに思い及んだ御説明がありましたが、事實において一……

第2回国会 財政及び金融委員会公聴会 第2号(1948/06/16、23期、民主自由党)

○宮幡委員 きわめて簡單なことをお尋ねいたしますが、商工協同組合中央会としての御意見で、取引高税のかかりまする業種のうち、具体的にこれをやめて、これをやる、あるいはこれをこう改めたらというような御意見はないですか。抽象的でなく、具体的の御意見はありませんでしようか。
【次の発言】 なおお伺いいたしますが、公述の御要旨から申しますと、取引高税は惡税であるが、財政需要のためにはやむを得ないと考えられる、こういうような御意見であります。そうすると、この法案の内容について、惡税の面を矯正するために、当委員会は一つの考慮を拂わなければならない。それについてはどうしても生存品とか、消耗品とかいうような意味……

第2回国会 財政及び金融委員会公聴会 第3号(1948/06/17、23期、民主自由党)

○宮幡委員 質疑はやつてよいのですか。
【次の発言】 久保山さんにちよつとお尋ねしたいのでありますが、久保山さんの御意見を傾聽いたしました、しかも根拠十分でわれわれもたいへん参考になつたと思いますが、その中で書籍り場合におきまして、段階が四段階が最高のような御説明がありましたが、昨日日本商工会議所の專務理事である三樹樹三さんの御説明では、書籍の段階は多いところで十三段階、少いもので七段階、こういう表明がありましたが、これは取引高税を出版業の面から検討いたしますのに、根本的の資料になるわけであります。この狙いはあなたの責任ではないでしようが、いずれが正しいでありましようか。一応御判断願いたい。

第4回国会 予算委員会公聴会 第1号(1948/12/06、23期、民主自由党)

○宮幡委員 委員長にこの際ひとつお願いがございます。ただいま加藤公述人の最惡の場合という御要求事項は、きわめて具体的のもので、当委員会の参考資料になると思います。それでわが党といたしましては、すでに世論の上からも、かような問題について冷淡なように解釈されております。事実は非常に心配しておるわけであります。この際党議にかけまして、御要求の十項目を綿密に檢討してみたいと思います。ただいまの御要求事項は、もちろん速記に載るわけでありますが、配布が遅れますので、これをプリントとして委員長のおとりはからいで配布をお願いしたいと思います。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 運輸委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1949/05/20、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま合同審査になつております戰時買收地方鉄道の讓渡に関する法律案でありますが、この構想につきましては、ただいま佐々木委員からも議員提出はどうかというような御議論もあつたようであります。この点につきましては運輸大臣からしかるべき御答弁もあろうかと存じますが、実は冒頭に質問がもし許されるといたしましたら、この点に言及いたしまして、まず本法の構想といたしましては、われわれはこれに疑問を疑義をさしはさむものではない。なぜならば予算措置において國有財産の拂下げというものが大体四十六億程度計上されておりまして、國有鉄道は、ひとしく國有財産でありますが、これを拂下げる予算の編成がなかつたわけ……

第5回国会 厚生委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1949/05/23、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいまの御説明を承りました改正法律案でありますが、これに厚生委員長の方に申出た折にも申し述べたことでありますが、今度の改正の内容は、ただいま提案の御説明にもありましたように、組合の中で金融事業を行うという御趣旨であることはよくわかります。從いまして金融という面に関しまする問題は、國会の各委員会の権限の分布の状態におきましても、また関連的に考えましても、大蔵委員会の所管に属すべき範囲だ、かように考えまして、合同審査のお申出をいたしたわけでありますが、幸いにして御快諾を得まして、本日この機会をつくつていただいたのであります。主として消費生活協同組合自体の運営でなくして、この金融事業を……

第5回国会 厚生委員会大蔵委員会連合審査会 第2号(1949/05/24、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいま法制局の説明を伺つたわけでありますが、昨日もこの連合審査会におきまして私及び小山委員から、この改正法律案につきましていろいろとお伺いをしたのでありますが、その際くどく申し上げましたように、ぜひともこの庶民金融のための施設設けたい、この点においていささかもこの改正の趣旨に反対の意を表明するものではない。異論はない。しかしながらこの條文の中に盛り込んでおります程度のものでありますと、金融事業の目的も達成しない。また質問が住宅の方の問題に及んでいなかつたのでありますが、速記を回顧してごらんくだされば十分おわかりのように、私及び小川委員からの質問は、ただいま関係筋からの御報告のこと……

第5回国会 商工委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1949/05/12、24期、民主自由党)

○宮幡委員 本日の連合審査会には、幸いに商工大臣の御出席がありますので、この際上程されております法案にに関連して二、三お尋ねをいたしたいと思います。  第一は経済安定九原則の忠実なる実行をわれわれは誓約し、これに向つて邁進いたして行くわけでありますが、これがために一般にはいわゆる金締りが、期間的には起るわけでありまして、現に起つておると了解した方がよいではないかとも思つておるわけでありますが、本案は中小企業にかかるものでありまして、中小企業のつかさどるところの中小企業に対する一連の金融政策、この点について商工省として、また商工大臣として抱懐せられておる御構想をこの際発表願いたいと思います。

第5回国会 内閣委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1949/04/27、24期、民主自由党)

○宮幡委員 ただいまの大藏省設置法案について概要を拜見したわけでありますが、われわれ大藏委員会の立場から考えますと、本法案に対して直接の修正等の意見も申し上げかねるものじやないかと思いますが、いずれ主管委員会である内閣委員会に対しまして、大藏委員会の要望する事項をとりまとめて申し入れたい、かように考えておるのであります。特に了解に苦しむ二、三の点について事務当局の御回答を得たいと存じます。  第一点でありますが、会計士管理委員会を廃止せられておるのでありますが、この会計士管理委員会なるものは、御承知のように証券民主化、外資の導入、あわせて日本の産業経済の再建のために、高水準の、いわゆるアメリカ……

第6回国会 経済安定委員会大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第2号(1949/11/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 速記を中止してください。
【次の発言】 北澤委員のお尋ねの一億五千万ドルの回転資金のうち、本邦のために使用されたものが概算三千万ドルであります。その余は使用に禁止のような状態になつております。大体棉花の買付等に充てられております。
【次の発言】 それはお手元に配付いたしてありまして、いずれ説明いたします要綱の中に概略示してあります。輸出の方についても同様のことが言えるのですが、これは管理令としての政令案をお配りしてありますその第一條の第三号でございますか、外国為替管理令以下標準決済法によらないで輸出しようとするものと列挙されておるのであります。北澤委員はすでに十分御了解の行つて……

第7回国会 通商産業委員会経済安定委員会連合審査会 第2号(1949/12/09、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 せつかく御熱心な委員会をお開きくだすつておりますのに、他の会議のために遅れて参りましたことを、まず皆様におわびを申し上げます。ただいま風早委員からお尋ねのことでありますが、これは事まことに重大なことであります。御意見といたしましては、電力料金の値上げは、單に料金という一つの面からでなくて、電力事業の分断ということと、相関的な問題ではなかろうか、こういう御意見であります。この点につきましては、各委員からもお尋ねがあつたという状況で、昨日のことは存じておりませんが、御承知のように、ただいま電力再編成審議会というものがつくられまして、せつかく通産省の諮問機関といたしまして、電力事業再……

第7回国会 内閣委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/04/07、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 通商産業省設置法等の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  政府は経済情勢の推移に伴いまして、通商産業省の組織の整備をはかるべく、先般来通商産業省設置法、工業技術庁設置法及び中小企業庁設置法につき鋭意検討を加えて来たのでありますが、今回ようやくその結論を見出すに至りましたので、ここに通商産業省設置法等の一部を改正する法律案として国会に提出し、十分な御審議を仰がんとする次第であります。  すでに御承知の通り、政府は昨年五月二十五日通商振興の飛躍的発展を意図しまして貿易と生産の一体的運営をはかるべく、従来の商工省、貿易庁を解体し、新たに通商産業省を設置し、爾来この重……

第7回国会 法務委員会通商産業委員会連合審査会 第2号(1950/04/11、24期、自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいまのお尋ねでありますが、これはたいへんむずかしいことでありまして、総括的に適しておるかどうか。御承知のように商法改正の問題つきましてはいろいろの審議機関ができまして、日本のあらゆる学者及び知識階級を集め、またこれらの専門家も集めまして検討せられて得ました成案でございますから、大綱的に申上げますならばこれは実情に即したものだ、こう申し上げねばなるまいと思うのであります。しかし個々の点につきまして勘案いたしますと、若干行き過ぎであるということも考えられないではありません。ことに産業行政を担当いたしております通商産業省として見ますと、また早いではないかというような感じのする点が……

第7回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1950/02/18、24期、民主自由党)【政府役職】

○宮幡政府委員 ただいま御審査を願つております通商産業省の所管予算各案について御説明を申し上げます。  まず昭和二十五年度通商産業省所管一般会計の予定経費要求額は、四十三億四千四百四万九千円でありまして、これは予算書に記載されておる通りであります。これを前年度予算に比較いたしますと、四百四十四億九千百五十七万五千円が、前年度の予算でありまして、減少が四百一億四千七百五十二万六千円となつております。この大きな四百億も違いますのは、貿易特別会計の組みかえによりますものでありまして、実質上の減ではありません。  本年度予定経費要求事由中重要なのについて御説明いたしますと、大体五つのねらいのもとに、予……

第9回国会 大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/12/05、24期、自由党)

○宮幡委員 大体この合同審査の審議にかかつております特別会計法案というものは、必然的なもので、あえてここで質疑をいたすべきはどのものではないと思います。しかし大蔵委員の方では前々からも特別鉱害に対しまする問題について、別に等閑視しておつたわけではありませんが、やはり当面の法律でなかつた関係上、比較的考えが薄かつたのであります。それらにつきましては、ただいま三宅委員から、大蔵委員会の疑問に思つておる諸点の若干をお尋ねしたわけであります。そこでごくあらましの問題について二、三お答えをいただきまして、記録にとどめておきたいと思うのであります。  まず第一番に、通産省の政府委員の方にお伺いいたしますが……

第10回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1951/02/17、24期、自由党)

○宮幡委員 シヤウプ勧告に対しまする御批判の点、その他につきましてはこれはいずれも井藤先生の研究室にまかしておきましてお尋ねしたいと思います。従つて議論にわたることは本席では伺いませんけれども、ただ公述をわずらわしております主要の問題が税法の改正であり、しかも資本蓄積ということに主眼を置いての問題であります。たまたま先生のおはなしが特別償却、貯金利子の選択課税、法人の積立金課税廃止ということが、精神としては反対である、しかし臨時措置法としてやられたことは妥当であろう、従つて適当な時期においてはこれをさらに復活する方がよろしい、こういうふうに要約されておるようでありますが、この点につきましてはわ……

第10回国会 大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1951/03/13、24期、自由党)

○宮幡委員 私は與党という立場からあまり質問をいたしたくありません。しかしながらこの連合審査会において先般来質疑応答されている中においてあまり満足のできないものがありますが、私は、この関税定率法の一部改正法律案をこの形態で本国会の審議に備えました大蔵当局及び関係経済省の努力というものは、ことごとく認めている一人であります。もちろん賛成の趣旨というものは、討論のときに申し上げますのでこの際これを差控えますが、よく現在の国情のもとにおいて、これまでに仕上げたこの努力と熱心さについては敬意を表するものでありますが、どうも根本的に考えて、まだ相当お伺いいたさなければならない点があります。そこで今まで質……

第13回国会 大蔵委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1952/04/25、24期、自由党)

○宮幡委員 私の質問はきわめて事務的なことでございまして、本来ならば大蔵委員会單独の時期におきまして、お尋ねをいたしたいと思つたのでございますが、何分にも大蔵委員会にはまだ法案が多数ございます。特に厚生省の方々にわずかな質問で出席を願いますこともどうかと考えまして、はなはだ地方行政委員会の方々には恐縮でありますが、きわめて短かい時間所要の質疑をさせていただきたいと思うのであります。お尋ねいたしたいことは、国立病院の移讓のことにつきまして、国会として正常な状態として調べ得ますものは、予算を通じての関係でありまして、特別会計の予算の中には、国立病院の地方移讓に伴い必要な経費三億五千三百三十一万七千……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 通商産業委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1953/03/13、25期、自由党)

○宮幡委員 私は自分のかつてでありますが、党の総務会の関係で長い質問はできないのであります。しかし、これは非常に重要なことでありますので公庫のでき上りますまでの経過及び中小企業庁が中心になつておりますところの中小企業の指導育成という面につきまして、二、三きわめて短い時間でお尋ねいたしたいのであります。  金融のことですかち、長期の設備資金、運転資金等が供給されることは好ましい限りであります。しかしながらわれわれが客観的に見ますと、今や中小企業は金融の道が開かれただけでは救われません。もつと強く申せば、中小企業自体の企業努力をもつと啓蒙し指導し、これが盛り上つて来るようになさらなかつたならば、金……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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