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川崎秀二 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

川崎秀二[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
270位
委員会発言歴代TOP500(衆)
400位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
430位
委員会出席(無役)歴代TOP500
259位
委員会発言(政府)歴代TOP500
285位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
418位
各種会議出席歴代TOP50
13位
各種会議発言歴代TOP50
36位
各種会議出席(幹部)歴代TOP100
83位
各種会議出席(無役)歴代TOP10
10位
各種会議発言(議会)歴代TOP250
241位
各種会議発言(政府)歴代TOP250
181位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
40位

23期委員会出席TOP50
34位
23期委員会出席(幹部)TOP100
62位
23期委員会出席(無役)TOP100
70位
23期各種会議出席TOP5
4位
23期各種会議出席(無役)TOP10
6位
24期委員会出席(幹部)TOP100
92位
24期委員会発言(非役職)TOP100
95位
24期各種会議出席TOP25
15位
24期各種会議出席(幹部)TOP10
10位
26期委員会発言TOP100
80位
26期委員会出席(幹部)TOP100
76位
26期委員会発言(非役職)TOP100
62位
27期委員会発言TOP50
49位
27期委員会発言(政府)TOP25
15位
27期各種会議出席TOP25
18位
27期各種会議発言TOP10
8位
27期各種会議出席(無役)TOP25
22位
27期各種会議発言(政府)TOP5
5位
27期各種会議発言(非役職)TOP25
19位
28期委員会出席(無役)TOP100
96位
30期各種会議出席TOP10
7位
30期各種会議出席(無役)TOP10
7位
31期各種会議出席TOP5
5位
31期各種会議発言TOP25
18位
31期各種会議出席(無役)TOP5
5位
31期各種会議発言(非役職)TOP25
16位
32期各種会議出席TOP10
9位
32期各種会議出席(無役)TOP10
7位
32期各種会議発言(非役職)TOP25
21位

このページでは川崎秀二衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。川崎秀二衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 国土計画委員会 第24号(1947/11/14、23期、民主党)

○川崎秀二君 本年度の全國における旱害の状況は、近來ようやく議員内において大きく取上げられまして、水害が目に痛ましく、かつ大規模に感ぜられるに反しまして、旱害の方は從來比較的關心が薄かつたように考えておりますが、米作に影響し、かつ將來の耕地復舊を要するという面からいたしますれば、旱害の深刻なことはようやく世人の認識を深めてまいつたと考えております。三重縣下におきまする旱害は主として滋賀縣との縣境方面に深刻でありまして、三重縣の阿山郡、滋賀縣との縣境の方面が一番ひどかつたのであります。これは簡單に申しますと、六月の中句から八月の末までに雨が一、二囘しか降つておらない。雨量は昨年度の三〇%に過ぎな……

第1回国会 予算委員会 第6号(1947/08/15、23期、民主党)

○川崎委員 民主黨は勞働省の設置に關する豫算に關しまして、ただいま社會黨の代表から讀み上げられました四黨の附帶決議を附したる決議事項とともに、贊成の意を表するものであります。  先ごろ勞働省設置案が上程をされました際に、勞働委員會、本會議を通じまして、勞働省が眞に勞働者の福祉をはかり、その職業の安定をはかり、もつて産業の興隆と國民生活の向上に資するという、文字通りの役目を果すために、各種の議論が展開されたことは衆知の事實であります。その際衆議院は附帶決議といたしまして、第一に勞働行政の中央地方を通じての一元化、第二は勞働者教育の重要性ということを附帶決議にいたいました。さらに第三には勞働委員會……

第1回国会 労働委員会 第12号(1947/09/16、23期、民主党)

○川崎委員 失業保險法案竝びに失業手當法案は、現内閣の社會保障制度の一環としての重要性をもつておると私は思うのです。また片山内閣の勞働對策、特に企業整備を前にしての失業對策の意味も考えられますので、民主黨としては、本委員會の冒頭に片山總理大臣の出席を願いまして、失業對策についての片山總理大臣の信念のほどをお伺いをいたし、失業對策の綜合的な對策をまずお伺いをいたしたいと考えておりますので、他黨において御贊成を得ますならば、綜合對策からまず入つて、失業保險法のこまかい質問はこれに續いて行わるべきであろうと考えております。

第1回国会 労働委員会 第13号(1947/09/17、23期、民主党)

○川崎委員 私は片山内閣の勞働政策、産業政策の重要な一環をなしておりまする失業保險法が上程されるに際しまして、片山内閣の企業整備、産業合理化についての基本方針を、あえて總理大臣の出席を求めまして、その抱負經綸を質さんとするものであります。  それに先だちまして、實は一言、最近の政局の推移につれて起りました種種の問題につきまして、ぜひ總理の御見解を承つておきたいことがあるのであります。申すまでもなく、片山内閣は三黨の連立内閣であります。由來連立内閣は單獨内閣とは違いまして、一つの政黨の政策を完全に實施するということはできない。その意味におきましては、一定の定義に、あるいは主義に則つての政策は困難……

第1回国会 労働委員会 第18号(1947/10/07、23期、民主党)

○川崎委員 ただいま第十一委員室で開會中の鑛工業の委員會におきまして、石炭國管問題が論ぜられておりますが、先ほど米窪勞働大臣は、わが黨の西田隆男君の質問に答えられまして、炭鑛事業を勞調法第八條に謳うところの公益事業に、追加指定をする意思はないかという點に關連してお答えがあつたそうである。しかしながら西田君の話では、十分に滿足のいくまでの御説明がなかつたということでありますので、勞働委員會においても、これはきわめて重大な問題でありますので、民主黨としてはこの際ぜひお伺いをいたしておきたい、かように考えるのであります。  八月十六日與黨三派の政調會長が會談をいたしまして、商工大臣の官邸で、臨時炭鑛……

第1回国会 労働委員会 第19号(1947/10/10、23期、民主党)

○川崎委員 私は先ごろ、片山總理大臣においでをいただきまして、片山内閣の失業對策、これにからみましての企業整備の問題についての質問をいたしました。その際に片山總理大臣は、該博な從來の經驗と知識をもつて、まず自分としては、今日職業の安定をはかることが第一であると思う、なるべく失業者を出さないようにする。失業を防止するということに全力を注いで、企業整備の方針も勞務の配置轉換ということを主にして行いたい。企業整備は行うのであるけれども、なるべく失業者を出さないようにしていく。これが從來社會黨が野にあつて唱えておつたところの、完全雇傭を目的とする失業對策というものの線を、やはり生かしていくのだという御……

第1回国会 労働委員会 第21号(1947/10/24、23期、民主党)

○川崎委員 私は全國逓信從業員地方支部の最近の集團缺勤行為に關して、政府が一昨二十二日警告を發するに至りましたまでのいきさつ、竝びにこの警告を發するに至つた見解を、政府當局に問い質したいと思うものであります。すなわち七月以來全國逓信從業員組合の内部におきましては、現在の物價高に對處して、從業員の賃金というものは引上げられなければならない。當然われわれの生活を保障してもらわなければならぬという最低生活保障の要求が出ております。しかるにこれに對する政府當局との折衝の結果は、滿足しがたきものとして東京、神奈川、大阪、兵庫、京都などの各地域勞組におきましては、その地方の勞働委員會に提訴をなしている事實……

第2回国会 予算委員会 第1号(1947/12/11、23期、民主党)

○川崎委員 私は簡單に御質問いたします。先ほど來の質問應答によりまして、大藏大臣はしばしば千八百円ベースは堅持している。千八百円ベースは崩れてないということを言われ、ただでこぼこを調整するためのものであるということを言われるのでありますが、現実の数字の上から見て、二・八箇月分を官公吏の給與に加えますときにおきましては、千八百円ベースは崩れていると断定してもよいかと私は考るるのであります。そこでこの際大藏大臣にお伺いいたしたいことは、私は現在の物價体系を堅持する方針はまことに結構であると思いますけれども、千八百円ベースの問題にからんで、明年度の予算を編成される場合におきまして、はたして大藏当局は……

第2回国会 予算委員会 第17号(1948/04/27、23期、民主党)【議会役職】

○川崎委員長代理 次に庄司一郎君。
【次の発言】 次に東舜英君。

第2回国会 労働委員会 第2号(1948/04/06、23期、民主党)

○川崎委員 今回の全官公労働組合の爭議は、わが國が生産復興に邁進をしなければならない最も重要な時期に際会しておつたときにおきまする爭議だけに、その影響するところはきわめて甚大なものがあると私は考えるのであります。この問題につきましては、すでに本会議場でも加藤労相にその政治的信念または解決の方途についてお伺いをいたしたことがありまするが、その後事態は進展をいたしまして、政府と組合側との間に政治的妥結を見るに至るのではないかという瞬間もあつたと考えております。しかるところ、ここ両三日來、最後の妥結の瞬間に至つて、なお組合側と折合いがつかず、爭議が長引いておるということは、はなはだ遺憾に思うのであり……

第2回国会 労働委員会 第4号(1948/04/27、23期、民主党)

○川崎委員 今回提出を見ましたるところの夏時刻法案は、夏季において「日光をできるだけ利用することは、電力節約その他國民生活の全般にわたり、福利をもたらすゆえんである。」こう提案理由にうたわれているように、現下の日本にとりましても必要な法律であろうかと思います。夏時刻法案というものは、イギリスその他の國におきましては古くから提唱されておりましたのにかかわらず、國会がこれを採用いたしましたのは、ドイツとオーストリヤが一九一七年にデーライト・セーヴィング・タイム、日光節約法というものを制定いたしたのが初めだそうでありまして、その後ヨーロツパ各國、北ヨーロツパ、あるいはイギリスにおいてもこの法案を採用……

第2回国会 労働委員会 第5号(1948/05/25、23期、民主党)

○川崎委員 ただいま世上の話題をにぎわし、また企業整備というものがどういうふうに進行していくかということについて、關心を拂つておるところの省東費の爭議のことについて、勞働ではどういうふうに解釋しておられるか。
【次の発言】 別に勞働省に、東費の爭議に介入しろというような、ばかげた質問を私はいたしておるのではないのでありまして、今度の東賓爭議に對するあなたの考え方だけを質しておきたい。それは今度の事賓爭議は、第一に二百何十人の出血をし、續いてまた共産黨フラクシヨシ、あるいは非協力者を整理するということで、次ぎ次ぎに強力なる企業整備の手を打つておるわけであります。この問題については當然勞働委員會あ……

第3回国会 不当財産取引調査特別委員会 第2号(1948/10/12、23期、民主党)

○川崎證人 今もしておりますし、当時もそうです。
【次の発言】 片山内閣ができて三日目に、水谷商工大臣が今度の内閣の重要政策として、石炭の國家管理案を國会に提出する予定であるという声明をされて以來、民主党の四月の総選挙に揚げたところの石炭の一時的國家管理を実現するために努力をしなければなつないと思いまして、爾來昨年の十一月二十五日衆議院の石炭国家管理案通廻まで、民主党の主義主張を貫徹するために努力を傾注いたしてまいりました。
【次の発言】 昨年七月の最初の日曜日たつたと私は記憶いたしておるのでありますが、あるいは一週間間違つて六月三十日であるか、あるいは七月の八日であるかどちらであるか、さだか……

第3回国会 労働委員会 第2号(1948/11/11、23期、民主党)

○川崎委員 ただいまの安平鹿一君の動議に私は賛成するものであります。その理由は、今回の公務員法の改正にあたりまして、またマツカーサー書簡の上におきましても、最も重要な点は、日本の公務員のあり方について示唆をした点でありまして、そこに二つの大きな思想があると思います。その一つは、いうまでもなく日本の労働組合運動、これが官公吏の部面においては、多少從來においては行ぎ過ぎがあつたのではなかろうか。労働組合運動の正しいあり方を求めると同時に、日本の官吏制度の抜本的な改革ということを要求いたしておるのであります。その第一の労働組合運動の正しいあり方というのは、とりもなおさず本労働委員会においても重要な関……

第4回国会 人事委員会 第12号(1948/12/21、23期、民主党)

○川崎委員 民主党は政府修正案に反対し、野党各派共同修正案に賛成であります。理由は本会議で申し述べます。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 外務委員会 第6号(1949/04/13、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 これは最近に起つた事件でありますけれども、大した政治的な問題ではないので、一應お伺いをしておけばけつこうです。去る一月八日のことであります。兵庫縣西宮にあります浪速精機株式会社という伸銅機をつくつておる会社がありますが、その上空を演習飛行中であつたB二六が墜落をいたしまして、一瞬にして同工場は全燒いたしました。そのために工場の労働者三名は即死をいたし、さらに十数名の者が重軽傷をしたという事件であります。損害は時價にして二千五、六百万円から三千万円に上るという事件が突発をいたしたのでありますが、それに対して政府からの補償はどういう形で取扱われて行くかということをお伺いしてみたいと思う……

第5回国会 議院運営委員会 第10号(1949/03/31、24期、民主党(第九控室))

○川崎(秀)委員 ただいま坪川君から議席がわかれることに異議はない。ただ民主党の党名の使用その他については愼重な考慮を要するということが、どういう意味であるかよくわかりませんが、愼重に取扱わなければならぬということは、私どもも皆さんにお願いしたいと思います。ただ問題はきわめて明瞭な事実に基いての御査定をいただきたいと思うのでありまして、院内における交渉團体の名称ということだけではなくして、政党の活動は院外活動にも大きな影響があるのであります。わが党としてはすでに党大会を開いて、民主党本来の立場というものは、今回野党に立つたものが正当な立場の保持者であるということを確認いたしておりますので、それ……

第5回国会 労働委員会 第2号(1949/03/26、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 公共企業体労働法の施行期日の問題に対しましては、政府の提案通り賛成するものでございますが、私はこの際労働委員会を通じて政府に対し、施政方針の演説をすみやかに行えという要望を付しつつ、本案に賛成をいたしたいと思うのであります。  公共企業体労働関係法の一部を改正する法律案の今回の提案は、申すまでもなく、ただいま労働大臣から説明がありました通り、日本專賣公社法及び日本國有鉄道法の施行期日を六月一日に延期をする、これと符節を合す関係があるというので、四月一日を六月一日に改めるということであります。前國会において提案になつた公共企業体労働関係法には、私ども民主党も賛成をいたしました。日本経……

第5回国会 労働委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 先ほど以来この席上で、初めて質疑應答が繰返されたというのでなくして、すでに事前に打合せたかのごとき質疑應答を謹聽いたしておるのでありますが、鈴木労働大臣の三浦君に対するお話によりますと、失業対策もいまだ発表する時期に到達をいたしておらない、予算案が掲示をされなければ――内示を受けてこれがまとまらなければ、政府の施策と関係があるので、言えるというようなお話があつてまこととにたよりないことこの上ないのであります。私は冒頭にまず、鈴木労働大臣がこの多難なる労働界の情勢に應じて立ち上つて、労働行政をまかなおうという勇気に対しては、非常に敬意を拂うものでありますけれども、一体企業整備、あるい……

第5回国会 労働委員会 第5号(1949/04/16、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 私が去る十三日、外務委員会でお尋ねしました朝鮮人の集團暴行事件――深川事件と称せられるものの内容について、その後警視総監からいかなる報告を受取つておられるか。新聞紙の報ずるところによれば、迅速なる処理も行われておるようであるけれども、なお相当各所にたむろして集團的な反抗事件が起つておるというふうに聞いておるのですが、その後の報告はいかになつておりますか。
【次の発言】 この問題について、江東一帶が非常に不安な空気に包まれておるということを去る十三日に質問したところが、そのときには、そういうような形勢は見られないというふうに伺つたのですが、昨日、一昨日あたり聞いてみると、一般の人心が……

第5回国会 労働委員会 第6号(1949/04/20、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 今の質問に関連してですが、私はこの間中から、予算委員会ではただ聞いてばかりいたのですが、今石野君との問答の中にきわめて重大なことを発見したのです。一体生産増強問題の問答が、大きな範囲でなされたので、私がそれについてもう少しお伺いしておきたいと思つておる点は、経済安定本部は社会党、民主党の連立政府ができておつたころには、五箇年計画というものを発表しておつた。ところが今度のドツジ公使の急激なデフレ政策を、民自党が拜借をしてやらなければならぬはめになつた関係もありましようが、今日石炭、鉄、硫安その他肥料、こういうような重要産業については、やはり從來の計画通り行くと考えておるのか。一昨年三……

第5回国会 労働委員会 第7号(1949/04/23、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 今本多國務相の御答弁を聞いていますと、行政整理の対象になる人数は確定しておらないということです。よく新聞に五十万であるとか、あるいは増田官房長官の話では四十万、数字がしばしば違つて載るものですから、非常に不安を覚えておると思いますが、あなたの御答弁のように聞いてさしつかえありませんか。
【次の発言】 大体わかりますけれども、各省設置法案は農林省の関係がきまらないので、それがきまり、定員法が出れば、その時期には、中央官廰だけでもの整理の数は言明されますね。
【次の発言】 さつき質問しようと思つたことに関連するわけですが、商工省としての失業対策、今失業者が大体企業整備によつて三十万から……

第5回国会 労働委員会 第11号(1949/04/28、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 ただいま討論の対象となつておりまする三案に対しまして、第九控室民主党を代表して、賛成の意見を申し述ぶるものであります。労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案、職業安定法の一部を改正する法律案は、ただいま民主自由党並びに社会党の代表者が申されました趣旨と、ほぼ同様の考えをもちまして、賛成の意を表するものであります。緊急失業対策法案は、法律そのものとしては、今日の時期において適当な法律だと思いまするけれども、失業問題は、今や日本経済の新しい再編成期において、最も重要な問題として登場をして参つておるのであります。私は、戦争は現代文明下におけるところの最大の罪悪であり、同時に平和時にお……

第5回国会 労働委員会 第13号(1949/05/04、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 私は民主党を代表して、ただいま討論の対象となつております失業保險法の一部を改正する法律案の政府原案並びに民自党から提案されました修正案に賛成をいたします。  ただいま内容についての討論において、大橋委員並びに前田委員から述べられました点は、多くの失業保險法の欠陥を指摘されて、その欠陥を是正するための要望であつたと思います。また私どもも、ことごとくとは申しませんけれども、その大部分に対しまして、同じような見解を持つておるのであります。そこでこれらの点は省きまして、大体失業保險法の改正並びに拡充ということは、今回の総選挙にあたりましても、民主自由党から共産党に至るまで、それぞれの立場は……

第5回国会 労働委員会 第17号(1949/05/11、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 簡單に言いますから、簡單にひとつお答えを願いたいと思います。青木安本長官には、先般の委員会でも、一應長期復興計画について具体的に質問するからということを、予告をしてあるわけでありますが、本日は時間の関係もありますので、簡單に申し述べます。資金計画、生産計画が作業中なので、まだ全貌を発表するに至らない、こういうことでありました。しかしながら一体この困難なる時代において、計画性のない経済を続けて行くということは、非常に私は不安を感ずるのでありますが、本年度だけの生産計画、あるいは資金計画というものも、近く発表する段取りにならないのでしようか。

第5回国会 労働委員会 第18号(1949/05/13、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 私は第九控室民主党を代表しまして、原案並びに修正案に贊成をするものであります。原案が出まする経緯につきましては、先般本会議の議場におきまして質問演説に立つた際に、第一次試案から第二次試案に至るまでの線の反動的なる改正の点、これらについては質問の際に詳しく申し述べた通りであります。私どもは、その企図するところ、その意図するところに大して、重大な疑惑を持つておつたのでありますが、この法案それ自体の内容というものは、また別の角度からながめなければならないと、少くとも私は思う。今回提出されておるところの法案それ自体の内容においては、組合の民主化、自主化、責任化ということを目標とした線に沿つ……

第5回国会 労働委員会 第22号(1949/07/19、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 私は昨日委員会事務当局から要求させておきましたので、答弁の準備もあることと思うのですが、三鷹電車地区の事件は、今日の労働事情に関連して、非常に重大な波紋を國民の前に投げておると思うのであります。現在までにわかつた状況を、先ほど以來聞いておると非常にたよりないけれども、一應調査したものだけでも、御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 二つだけ質問をしてみます。その第一の点は、逮捕状を出してから、本人二人を殺人容疑者なりということで逮捕をいたしたわけでありますが、その間に十数時間も空費をいたしておる。そこで問題は、今後の警察が人を逮捕するときの基本的な処置ということについて、私……

第6回国会 厚生委員会 第6号(1949/11/21、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 私は途中からでよくわかりませんけれども、しかしながら一病院の調査のために、十七日間も厚生省の役人が行つているということは重大なことだと思う。共産党から提議されたものであるからといつて、われわれに何も反対をすることはないのであつて、実際の問題を私は糾明する必要があると思う。そこで今こちらから御発議があつたけれども、官紀粛清という’ことは吉田内閣も施政方針の演説の中でうたつておるのであるからして、従つてそのことを最も嚴にやらなければならぬ吉田内閣のもとにおいて、そういうことが行われておるとすれば、これは非常に重大かなことだと私は思うのであります。従つて厚生委員長代理だそうでありますが、……

第6回国会 厚生委員会 第9号(1949/11/28、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 議事進行について――予算案もすでに本会議を通過いたしたわけでありますけれども、先般来承つておりますと、当厚生委員会におきまして、厚生行政一般について厚生大臣から詳細なる所信の説明というものがなかつたように聞いております。予算委員会等の関係もありまして、厚生大臣はこちらへおいでになる機会も少かつたとは思いますけれども、私の知つておる限りでは、今度の予算の審議を通じて、厚生大臣に対する質問というものはきわめて寥々たるものであつたのであります。私はこれは非常に遺憾なことだと思つておるのでありまして、生活保護法の改正であるとか、あるいは社会保障制度の実施であるとか、山積する厚生行政一般に関……

第6回国会 厚生委員会 第11号(1949/12/01、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 今委員長のお言葉によれば、医薬分業ということについての発言ということになつておりますが、決してそういうわけではないのでございます。問題は去る七月にアメリカの薬事使節団が参りまして、その勧告書によりますと、九月十三日日本側に手交されたる勧告書の中には、医療と薬事という問題について、法的措置と教育手段によつてこれを分離しろということを勧告いたしております。私は医薬分業という問題が、すでに戦前において非常に大きな問題になり、国会において紛糾を重ねた末、なお実現ができなかつたという経緯も知つておりますので、私自身見解は別にして、一体ここに新たに勧告されたアメリカの薬事使節団の勧告については……

第6回国会 予算委員会 第3号(1949/11/17、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 本日の本会議におきまして、財政演説に対するところの各党の代表質問が行われる予定になつております。従つて本予算委員会は本会議の審議を尊重いたしまして、昨日植原予算委員長からも御明言があり、速記録にも載つております通り、本会議の質疑が終つたる後において縦続すべきで、それまでこれを延期されたいという動議を提出いたします。

第6回国会 予算委員会 第8号(1949/11/23、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 財政の基本方針と具体的な問題につきましては、昨日同僚中曽根君から民主党を代表いたしまして質問演説をいたしましたので、本日は総理大臣に対し、今度の国会を開会するところの原因になりました失業対策の問題、あるいは納税の問題、政局に関する問題について二、三所信をただしたいと思うのであります。  失業問題は過ぐる第五国会において、大きな問題として焦点になつた問題でございます。行政整理、企業整備を断行した後において現われて来るところの顯在失業者をいかにして救済するか。また統制経済の撤廃によつて起つて来るところの潜在失業者から顯在失業者への転換の問題等を含めて、失業問題は非常に論ぜられたのであり……

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/24、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 病中で構想を発表せられたということでありますが、そのことはおきまして、その翌日でありますか、あなたはこの国務多端の折柄、廣川幹事長をその私邸にまでたずねられて、保守合同の問題について他意はないとか、いろいろ言われたというようなことを聞いております。その内容などについて私は興味を持ちませんが、地方行政委員会は先般来国務大臣の出席を要求して、なるべく早く出て来るようにということを、しばしば申しておつたにもかかわらず、国会におけるところのこの重要なる論議をよそにして、保守合同というような政界の裏街道の方ばかりを進められているということは、私は国務大臣としての責務を果すゆえんでないと思うの……

第7回国会 電気通信委員会 第11号(1950/04/04、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 ただいまの中村君の質問と同様の角度からの質問でありますが、大臣からいま一度明快に御答弁願いたいことは、三十七條二項によつて、内閣を経て国会に收支予算及び事業計画及び資金計画を提出して、その承認を得なければならぬということになつておりますが、この文面そのものを読んだだけでは、今中村君が質問された疑義が出て来るわけであります。ことに日本国有鉄道法のこの條文とひとしい條文を読んでみますと、そのあとへ持つて来て、予算の形式、内容については、大蔵大臣及び運輸大臣の協議によつてこれを定め、国会が承認をしたものに従うというような意味のことがはつきり書いてあります。今の答弁によつて、ようやく全貌が……

第7回国会 電気通信委員会 第12号(1950/04/07、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 私は民主党を代表いたしまして、ただいま委員会の審議の対象になつておりまする三法案に対しまして、その修正案に賛成をいたすものであります。  電波法案並びに電波監理委員会設置法案につきましては、すでに過去四歳にわたつて行政府と関係方面との折衝が行われておつたことも承知をいたしておりまするし、電波の民主化、電波の発達のために、きわめて緻密にして、民主的な法案ができましたことは、むしろ双手をあげて賛成をいたしたいと思います。しかしながら運用に面については、なお本案か成立いたしましてから後、十分改善を加えなければならぬ点が多々あると思うのであります。これらにつきましては、明日本会議の討論の際……

第7回国会 予算委員会 第3号(1950/01/30、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 委員会開会を前にして、予算委員長から政府側に対し、きわめて適切な要望がありましたが、野党側としても、ぜひ委員長並びに政府側に要望いたしたい点がございます。それはさきころ予算委員会の円滑なる運営と進行のために開かれました理事会におきましては、今国会における総予算案の論議は、国会の中心問題である。また予算案が適切な時期に出て来たことは、終戰以来初めてのことであるから、政府側もまた予算委員側も、これに対しては慎重な論議と十分なる分析をしなければならないという委員長の要望があつて、その際二月二十三日に本会議で討論採決を行うということをあらかじめ内定するほど、野党側も委員長並びに與党側の要望……

第7回国会 予算委員会 第5号(1950/02/01、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 昨日の夕刊並びに本日の朝刊紙上によりますと、蜷川中小企業庁長官は免職されるということが伝えられております。この件に関して増田官房長官は、昨日の政府與党の連絡会に出席して、免職のことについて了解を求めたということが伝えられておるのでありますが、はたしてこのことは事実なりやいなや、政府がその使用する職員について過失がありましたり、また不適格であるというようなことを認めた場合において、これを免職するということは自由でありますが、職員の政治的見識あるいは自己の職務に基いての情勢の分析等に原因をして、免職が行われるということがありますならば、これはきわめて重大な事態を引起すものと私は思うので……

第7回国会 予算委員会 第10号(1950/02/07、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 ただいま小盗さんの御質問に対しまして、通産大臣から競輪問題に対する御所感の発表があつたわけですが、私はこの競輪の昨年来の成行きを見ておりまして、非常に憂慮しておつた者の一人であります。それは自転車競技の振興という点に主点を置いて競輪法が設立を見た。しかしながらその内容を見ておりますと、自転車の品質の改良であるとか、あるいは貿易の振興というような点に大きな眼点がありまして、プロ・スポーツの振興、健全なる発達という点についての考慮が拂われておらなかつたために、各地におきまして騒擾事件が起きております。ひとり川崎においてこれが集団的な暴行放火事件になりましたために、世上の注目を浴びたわけ……

第7回国会 予算委員会 第12号(1950/02/09、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 政府は去る三日給與白書なるものを発表いたしまして、賃金ベースを引上げることは妥当でないという見解を発表いたしているのでありますが、このベースを改訂しないということは、人事院の勧告をのむことはできないということを意味いたしますのか、または現行ベースを少しもいじる気がないということを意味いたしますのか、その点について御答弁を承りたいのであります。
【次の発言】 総理大臣はさきごろいずれの会合でありましたか、私は記憶いたしておりませんけれども、ベースを改訂する意思はないけれども、しかしながら行政整理、あるいは公団の整理、その他の冗員の整理によつて浮いた金は、現在の公務員の待遇の改善に充て……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/02/13、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 一九五二年にはフインランドのヘルシンキにおいてオリンピック大会が行われることは御承知の通りであります。わが国は終戰後ロンドン、オリンピツク大会にも不幸にして参加ができませんでした。しかしながら、スポーツマンの多くは、今度のオリンピック大会には参加ができるものと期待をして、練磨に練磨を重ねている状態でございます。そこで御質問いたしたい点は、将来オリンピック大会に参加が許された場合において、大量の選手団を派遣して、日本が国際文化社会に復帰をしたという姿健康に出さなければならぬと思うのでありますが、その場合におきまして一番問題になりますのは、派遣費の捻出の方法でございます。アメリカにおき……

第7回国会 予算委員会 第16号(1950/02/16、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 簡單にやります。増田官房長官は、先般も佐藤昇には一昨秋以来会つたことはないといことを言つておられますが、その後けさの新聞あたりを見ると、すでに額まで示してこれだけの献金をした、何べんも会つておるということを佐藤が言つておるというようなことも報道されておりますが、真に天地神明に誓つてあなたはないとおつしやいますか、もう一度御答弁を承りたいと思います。
【次の発言】 昨年の秋であつたと私は記憶いたしますが、私はこの佐藤昇というのは、陸上競技の選手をしておつた時代がらよく知つておる。一昨年の春であつたか、当時の西尾官房長官に対して昭和電工疑獄に関連をして、献金をしたというような事件があゆ……

第7回国会 予算委員会 第19号(1950/03/02、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 本日の朝刊紙上を見まして、国民はぼう然といたしましたでありましようし、また税金の重圧や、業績の不振のために、苦境にあえいでおるところの中小企業者は、おそらく怒りに燃えたものと私は考えるのであります。全部の紙上を見まして、ほとんど同一の言葉が投げられておりますので、これはもはやあやまちではないと私は思うのであります。たとえば毎日新聞のごときは、中小企業の問題について新聞記者団が蔵相に投じた第一の質問に対して、「五人や十人の業者が倒産し、自殺してもそれはやむを得まい、ドツジ・ラインという大きな政策転換の前にはいたしかたがない、」それから下の方に参りまして、「じたばたする人間が少くて済む……

第7回国会 予算委員会 第23号(1950/03/07、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 本多国務大臣にお伺いをいたします。先般衆議院では御承知の通り、入場税の改正法案が出まして、三月一日から実施をされておりますが、入場税が演劇にいたしましても、映画にいたしましても、また運動競技にいたしましても、不当の課税をとられておることは、世界に類例を見ないのであります。従いまして今度改正された案は、入場税をシヤウプ勧告に沿つて、十割を頭にいたしまして、あとは大衆娯楽、健全娯楽の程度に応じて引下げるという方針をとつておられたのでありますが、私はこれはでき得ればもつと引下げたいと思うのであります。政府方面におきましても、第二次改正案を用意せられるような趣を聞いておりますが、たとえば運……

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/08、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 質問に入るに先だちまして、先ほど以来の西村君と総理大臣との一問一答を聞いておりますと、西村君の質問に対して少しも親切丁寧にお答えをしようという誠意がないのを非常に遺憾と考えております。昨日の晩何か下痢でもなされて上京されたそうだが、そんなしかめつらをしないで、まじめに質疑応答をしてもらいたいと思うのであります。  総理大臣に対して專門的な質問をいたしましても、いつもお答えがないわけでございますので、はなはだ残念ではあるけれども、程度を少し下げてお尋ねをいたします。  第一の問題は、ただいま西村君のお尋ねになりました中小企業に対するところの蔵相の暴言問題は、ひとり院内においては否決を……

第7回国会 予算委員会 第25号(1950/03/09、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 ただいまの御答弁の中で、憲法においては争議権、団体交渉権、団結権は保障されておる。しかしながら憲法の他の條章において、公共の福祉を害さないという建前があるのであるからというような意味合いの御答弁でありまして、工ーミス課長と増田官房長官との間にも意見の食い違いがないというようなお話でありました。憲法第二十八條は、明らかに団結権争議権を保障しておりますし、憲法第十二條は、公共の福祉についての制限があるわけでありますが、そのことは十分承知をしております。さればこそわが国におきましては、労働関係調整法というものが設けられて、一産業のストライキ、一産業のサボタージュといえども、公共の福祉を害……

第7回国会 予算委員会 第31号(1950/03/27、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 私は民主党を代表いたしまして、ただいま討論の対象になつておりまする連合軍軍人等住宅公社の設立に関連しての予算案に対し、賛成をするものであります。  終戰後、日本に駐屯をいたしておりまする連合軍人の宿舎が、その衛生施設も住宅の構造、その他等の條件から見まして、きわめて進駐業務を実行する上において適切ならざるものがあることは、早くからわれわれの認めておるところでありまして、今回これを見返り資金から充当して、新たに二千戸の建設をなすという案に対しましては、元来終戰処理費で支弁されておるものを、見返り資金をもつて充当するということは、占領の経過から見まして妥当ではないかと考えるのであります……

第8回国会 予算委員会 第1号(1950/07/18、24期、国民民主党)

○川崎委員 議事進行について発言を求めます。今回御承知のごとく、マツカーサー元帥の書簡によりまして、警察予備隊なるものが創設されることになつたわけであります。この創設はポ政令をもつてされるというふうに報道されておりますし、またこれに伴う予算も、予算措置をとるここなく行うというような風説が飛んでおりまして、本予算委員会といたしましては、このことは、あるいは憲法違反ではないかという議論も一部にはあるのであります。これらの問題に関連して、私の方の政党としては、ポ政令の処置あるいは予算化については、まだ決定的な意思表示はいたしておりませんけれども、いずれにいたしましても、予算委員会において、その間の事……

第9回国会 予算委員会 第2号(1950/11/27、24期、国民民主党)

○川崎委員 本日は初めから間違いだらけの予算委員会でありまするが、先ほど労働大臣の答弁では、失業対策費によつて吸收し得る人口十四万四千人と言われましたが、午前中の大蔵省主計局長の説明によるならば、十五万三千人という九千人の差があるが、どちらがほんとうであるか、この際お答えがなければ明日でもお答えください。

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/11/30、24期、国民民主党)

○川崎委員 議事進行について。先ほどより中曽根委員と大臣との質疑応答を聞いておりますと、通産大臣は中曽根君の質問に対して十分に答えられない。ことに具体的な資料を要求しておるにもかかわらず、それに対する核心に觸れたる答弁がない。かかる質疑応答が続けられて行く上においては、予算委員会そのものの権威が私は失墜するものと思う。従つてこの際暫時休憩せられんことを望みます。(拍手、「ノーノー」)

第9回国会 予算委員会 第7号(1950/12/02、24期、国民民主党)

○川崎委員 先刻委員長より報告された地方行政委員会委員長の公式の申し入れは、平衡交付金の増額要請を意味し、本補正予算と関連し、きわめて重大な問題であります。よつて本委員会においては、これが取扱いに関し、ただちに理事会を開いて処理されんことを望みます。動議を提出いたします。

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/03、24期、国民民主党)

○川崎委員 昨晩衆議院本会議は、国鉄の第二次裁定に関連する裁定案を承認して、それを参議院に送付いたしました。内容は御承知のごとく、四十九億何がしかの必要経費を認めたわけなのでありまして、政府はこれを出すことができるという確信のもとにあの案を出したわけであります。最初はそうでなかつたのであるが、昨日になつてそうなつた。しかるにある新聞の報道によれば、このことはドツジ氏並びにリード予算課長においては、認めがたいというような意向があるように聞いておるのでありますが、その折衡はどうなつておるのか、池田大蔵大臣の答弁を要求いたします。
【次の発言】 予算的措置にOKがあるということになれば、問題は解消す……

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/04、24期、国民民主党)

○川崎委員 私は現下国民の最大の関心の的であります数日来の世界政局と朝鮮動乱の新段階に対しまして、吉田総理大臣にその所見を求めんとするものであります。  すなわち約一週日以前より北鮮、満州国境地帶に増結されておりましたる北鮮軍の兵力は、中共軍の援助をもちまして、にわかにその数を増し、マツカーサー元帥並びにトルーマン大統領の声明にも明らかな通り、従前の北鮮軍兵力のみにあらずして、中共軍の大部隊の集結であつて、このことは新しい侵略の段階を意味しておると声明をされております。従つてこの状態が推移をいたしまするならば、今までは朝鮮事変はアジアの人心を深く刺激いたしておりましたが、もはやこれはアジアだけ……

第10回国会 通商産業委員会 第16号(1951/03/14、24期、国民民主党)

○川崎委員 私は電力問題のしろうとでありまして、よく内容を知りません。しかしながら先般予算委員会で松永公益事業委員長代理並びに松本委員長に出てほしいという話を再三いたしましたが、あなたはその際おいでにならない。どういう理由でおいでにならぬか。
【次の発言】 病気である者が、GHQへ行つたようですが、GHQへ行つて国会へは出られないのですか。
【次の発言】 二月二十五日の日曜日です。あなたにぜひ出てほしいと、前日予算委員会は委員長の名前をもつて公式に通告をいたしたわけであります。どうして出て出なかつたか。
【次の発言】 予算委員会は、二月二十四日電力問題並びに当時問題になつておつた金融債の問題で……

第10回国会 予算委員会 第4号(1951/02/01、24期、国民民主党)

○川崎委員 私は予算委員会再開の野党質問の劈頭にあたりまして、講和をめぐる諸問題について吉田総理大臣の所見を伺いたいと思うのであります。前国会の終幕後の著しい情勢の変化は、もとより朝鮮戰局の変換がございます。しこうしてその戰闘規模が拡大したこと、これをめぐる世界政局の動向が、国際連合というものを一つの舞台といたしまして、深刻なる様相を呈しております。従つて国民はひとり日本の問題だけに限らず、世界の問題についても大きな関心を有しておるのであります。しこうして歴史の進展は遂にわが国と連合国との講和が現実に具体的なプログラムとなつて現われて来たことであります。  私はまず吉田総理大臣に、このときにあ……

第10回国会 予算委員会 第6号(1951/02/03、24期、国民民主党)

○川崎委員 予算委員会は本日から財政質問に入るわけでありますが、質問に入るに先だちまして、簡單に希望を申し上げておきたいことがございます。  今国会の重要議案は総予算案が中心でありまして、もつぱらこれに国会の精力が集中されつつあるのであります。委員長におかれては、先国会におきまする貴重なる経験にかんがみられまして、議事の運営について細心の配慮をされ、先般来総理大臣に対する質問において、野党側は十分その意を聞くことができました。非常に予算委員会が本格的な軌道に乗つて来たことを喜びますると同時に、戰前の予算総会以上の権威を高めるために、今後議員の質問、特に野党の立場にあるところの各党の質問に対して……

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/05、24期、国民民主党)

○川崎委員 先般総括質問を継続いたしました際、大体各主要大臣に対する質問は終つておりますが、その際法務総裁、運輸大臣、農林大臣はまだ予算委員会に御出席がなかつたので、質問の残りがございます。従いまして簡單に質問いたしたいと思つております。  私がお伺いいたしたい点は、共産党の非合法化に関する問題であります。憲法によつて、明らかにわれわれは政党の結社の自由、言論の自由、こういうものを認めておるのであつて、戰前におけるところの言論、集会、結社の自由は認められておりながら、治安維持法その他によつて禁止をされた時代とは、今日は違つております。しかるに最近国際情勢の緊迫化に名をかりて、共産党そのものの存……

第10回国会 予算委員会 第8号(1951/02/06、24期、国民民主党)

○川崎委員 簡單でありますから、自席から発言を許させていただきます。先般来、農林大臣欠席中のため留保いたしておりました質問を、きわめて簡單に伺いますから、的確にお考えを願います。  御承知のごとく、先般の第九国会は救農国会と言われた国会であります。また農林大臣の言をもつてするならば、興農国会と言われる国会であつたが、予算の裏づけなき国会でありました。すなわち農業政策を実行するには、当然これに対する裏づけとして予算措置というものが伴わなければならない。しかるに二十一億数千万円、総額三百三十二億のうちのわずか七%くらいの予算しかあなたはそのときに出しておらなかつた。そこでいろいろ質問をしてみると、……

第10回国会 予算委員会 第9号(1951/02/07、24期、国民民主党)

○川崎委員 ただいま委員長の方からきわめて適切な発言がありましたのでわれわれも賛成でありますが、この際特に政府関係に注意を喚起いたしておきたいと思うのであります。それは本予算委員会は冒頭から予算案が提出されまして、きわめてスムースな審議に入つております。野党側も最初から協力態勢をしいて、十分本格的に審議するという形で、従来の予算委員会のごとく、期間が短かかつたり、あるいは政府側の態度等によつて非常な荒れ方を見せた委員会とは違いまして、今日まではきわめて順調に進んで来ました。しかしながら、昨日来大臣の出席はすこぶる悪い。大蔵大臣、安本長官のごとき重要な閣僚は、一時間くらいしか出て来ないというよう……

第10回国会 予算委員会 第13号(1951/02/12、24期、国民民主党)

○川崎委員 この農業協同組合の問題に関連して……。
【次の発言】 これは先般から繰返している問題でありますが、実は今最もわが国において立法上権威のある衆議院の運営委員会におきまして、農林省の官僚は、農業協同組合再建利子法案は、来る二月二十日までに国会に提出をし、三月中にぜひとも成立を希望するということを責任をもつて言明をいたしておるのであります。従いまして先般來農林大臣は必ず提出をすると言い、大蔵大臣は知らないと言い、まことに奇妙キテレツなるところの問答が繰返されたのでありますけれども、すでにして、国会においてさようなる代表者が言明をいたしました以上は、これはきわめて重大な問題である。しかして……

第10回国会 予算委員会 第14号(1951/02/13、24期、国民民主党)

○川崎委員 端的に質問いたします。三月の三日、インドの首都ニユーデリーにおきましてアジア・オリンピツク大会が開かれます。これには日本からも八十名に上る選手が派遣をされることになり、ことに最終の段階では文部省でも非常に協力をして、特に派遣費の捻出については御協力を願つたわけでありますが、この際お尋ねをいたしておきたいことは、今まで文部省はオリンピツク大会の派遣の方針や、それから援助の仕方について、日本体育協会の決定せる方針に基いての協力ということが非常に消極的であつたように私どもは感じております。もとよりスポーツは民間にまかすべきものであつて、官がこれを指導するという立場ではございませんけれども……

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/16、24期、国民民主党)

○川崎委員 議事進行について……。私は議事進行に関連し、野党各派を代表いたしまして、政府に対し、重大なる警告を発せんとするものであります。  すなわち一昨十四日衆議院本会議におきましては、先般来のダレス特使の来訪に関連をいたしまして、吉田・ダレス会談の会談内容につきまして、野党首脳者より率直なる質問が展開されたのであります。これに対しまする吉田総理大臣の答弁は、野党の最高首脳者に対する礼儀を失するばかりでなく、答弁の内容は、その真髄に触れず、顧みて他を言うがごとく、まさに独善かつ高踏的であつて、この質問戰を注視しておつたところの満天下の期待を完全に裏切つたものといわなければならぬのであります。……

第10回国会 予算委員会 第16号(1951/02/19、24期、国民民主党)

○川崎委員 ちよつと関連質問があります。私は、この前の質問の際にもお尋ねをいたしたのでありますが、今の最後の、協調を破る場合もあるという言葉は断じて聞きのがすことはできないと思う。日本銀行の政策委員会というものは、昭和二十四年六年三日、日本銀行法の一部を改正する法律によつて改正をされた。しこうして政策委員会は、第十三條の三の十に「左二掲グル事項ニ関シ主務大臣ヲ経由シテ行フ国会二対スル毎年ノ報告」として、「金融機関ノ状態及運営、必要ナル法律ノ改正、当該年中二於ケル監督政策ノ変更、実施シタル政策及其ノ理由」とあり、日本銀行の業務の運営ばかりでなく、他の金融機関との契約関係に関する基本的なる通貨信用……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/02/23、24期、国民民主党)

○川崎委員 運輸大臣はしばらくお見えにならなかつたので、海運政策についてはいろいろお聞きしたいことがたまつておるのでありまするが、なるべく時間を省略してお伺いいたしたいと思います。輸入関係と相まつて今や船舶の増強というものは、きわめて重大な問題になつております。そこでまずあなたにお伺いいたしたい点は、海運政策を本年はどういう点に重点を置いて進めて行かれるか、これを伺いたい。
【次の発言】 久しぶりに出て来られたので、一ぺんに海運政策について相当広汎な御答弁がありました。かなり満足すべき点もありますが、なお具体的に伺いたい点がございます。第七次造船計画は四十万総トンで計画されておるようであります……

第10回国会 予算委員会 第20号(1951/02/24、24期、国民民主党)

○川崎委員 私は木内外為委員長に、最近の外貨の手持ち、あるいは輸出入の状況について簡單にお伺いをいたしたいと思います。私もこういう方はしろうとでありますので、ひとつあなたから、最近の状況について率直に内容を御発表願いたいと思います。  第一にこの外貨の手持ちは、昨年の十二月三十一日に五億二千万ドルということであります。しかるに最近の状況は、輸入が非常に進捗をしており、しこうして外貨の手持ちは減じておるというふうにも報ぜられておりまするが、最も最近の調査で、外貨の手持ちはどの程度になつておりましようか、数字をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 先般大蔵大臣が二月の――今さだかには記憶いたし……

第10回国会 予算委員会 第22号(1951/02/26、24期、国民民主党)

○川崎委員 すでに一箇月にわたりまして予算を審議いたして参つたのでありまするから、もはやこまかい質問はいたしません。大づかみにその後の情勢の変化並びに予算の審議を通じましての民主党としての考え方をとりまとめまして、しこうして総理大臣にお伺いをいたしたいと思います。  第一の問題は、本予算案の審議を通じまして、われわれは世界の情勢並びに日本の物価事情が非常に変化をして来た点からして、補正予算は必至であるという感じを受取つております。また先般大蔵大臣は、川島金次君の質問に答えられまして、情勢次第によつては、補正予算を組む、こういう御言明もありました。総理大臣は、もちろんこの予算で足りるとは思つてお……

第10回国会 予算委員会 第25号(1951/05/23、24期、国民民主党)

○川崎委員 ただいま委員会の開会劈頭にあたりまして、委員長から最近における経済事情に関連しての諸問題がむしろ材料的に整備をされて、大蔵大臣に予告をされたような感じでありますので、私は目下問題になつておる諸問題につきまして、大蔵大臣の率直な御見解をこの際伺つておきたいと思うのであります。  まず第一に五月の十六日にマーカツト経済科学局長の声明が出まして、日米経済協力を促進する具体的な考え方が、アメリカ側の見解として発表されたものとわれわれ受取つております。これは日本経済が自立をしようとする将来において、当然政策の転換も行わなければならぬし、自立に必要な條件も具備して行かなければならぬ。その関係で……

第10回国会 労働委員会 第2号(1951/03/02、24期、国民民主党)

○川崎委員 関連して議事進行について申し上げます。私は労働委員会に久しぶりに出たのですが、最近の労働行政が国民の間に非常に重大な関心を呼びつつある折から、少しもこの労働委員会に対して、積極的な開催の意思が委員長にないことを、実際に不満を持つて今日までながめておつたのです。もとより先般来国会は、主として予算委員会を中心にした国政全般の総合検討が行われておつて、それに中心があつたことは事実です。しかしながら各常任委員会は、その機能を十分に発揮しなければならぬことは、新憲法、国会法、すべてこれを明記しておる次第であつて、われわれはでき得る限り常任委員会の機能を発揮して、先般来問題になつておるところの……

第12回国会 議院運営委員会 第4号(1951/10/18、24期、国民民主党)

○川崎委員 二十二日ごろになりますと、総理大臣は委員会の方に出られないように聞いておりますが、もし委員会に出られない場合には、こちらの方に出られますね。

第12回国会 議院運営委員会 第12号(1951/11/06、24期、国民民主党)

○川崎(秀)委員 これは運営上の問題は別にしても、議会全体として政治上の問題にもなつているし、それから予算と関係を持つているので、時期をはずしては何ら意味のない決議案であるわけです。というのは、これは地方財政平衡交付金増額に関する決議案であつて、地方財政の危機打開に関する決議案という意味ならば、あるいは予算が通過したあとにおいても、決議案として意味があるのだが、われわれの方で今出しているのは、地方財政平衡交付金を具体的に増額せよということです。今回の予算が衆議院においていかなる決定を見るにしても、それ以前において増額をしろということを言つているのであつて、この意味はやはり予算措置に影響して来る……

第12回国会 議院運営委員会 第15号(1951/11/13、24期、国民民主党)

○川崎(秀)委員 なるべくすみやかにやられるように要望しておきます。

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/01、24期、国民民主党)

○川崎委員 今の百数十名という数は、現在の競技水準からいつて、私は妥当な数だと思つている。三百名ないし四百名の選手団派遣をするなどというようなことは、これはベルリン大会当時と日本の事情は違つておりますので、十分関係団体は考えておると思うのであります。ただでき得るならば、この機会に、スポーツを通じて国際文化親善の本義を発揚したいということは、日本国民多くの人々の考えておるところだろうと私は思います。これはアメリカを除く諸外国では積極的に政府が協力をしておるのであります。この点について十分の御考慮を煩わしたいと思います。総理大臣の御趣旨は、外貨節約の建前からなるべくじみな派遣団を送りたい、こういう……

第13回国会 議院運営委員会 第3号(1951/12/13、24期、国民民主党)

○川崎(秀)委員 それはわれわれも痛切に感じますが、今でなくてもけつこうです。

第13回国会 議院運営委員会 第11号(1952/02/01、24期、国民民主党)

○川崎委員 決議案ないし緊急質問の問題に関連して――昨日来の予算委員会の質疑等にも関係がありますので、今の本会議を開催することに関連して、これから意見を申し上げたいと思います。昨日予算委員会が続行されておつて、その席上吉田総理大臣はわが党の中曽根委員の質問に答えて、現在ある警察予備隊を十月から予備隊として置くのではなしに、防衛隊を設置してこれに切りかえるという重大な発言を行つたわけです。この問題はもとより予算委員会の問題でもありますけれども、今日国政の中心問題にも関連して来ておる問題であつて、これについて、今承るところによると相当緊急質問も出ておるようであります。また昨日の予算委員会で中曽根君……

第13回国会 懲罰委員会 第2号(1952/03/08、24期、改進党)

○川崎秀二君 懲罰委員会が開かれまして、私の懲罰案件に対する御審議が行われておるようでありますが、事の善悪、合理、非合理は別にいたしまして、懲罰委員各位にたいへんお手数をかけておることは、はなはだ不徳のいたすところであります。   本日は主として一月二十六日、施政方針演説の第二日目におきまする私の議事進行に関する発言の経緯を中心にして申し上げて、正当なる御判断にお訴えをいたしたいと思います。  この議事進行の発言の内容は、先般も本会議の壇上におきまして一身上の弁明をいたしました際に申し上げましたるごとく、施政方針演説の質問が開始されまして二日目に、当日われわれ所属をいたしておりまする改進党並び……

第13回国会 懲罰委員会 第3号(1952/03/10、24期、改進党)

○川崎秀二君 お答えいたします。私の今日ただいまの心境は、御質問で要約をされましたように、最も適切なときに発言をしたように考えておりまするし、また前後のいきさつから見まして適法であるというふうに考えております。
【次の発言】 お言葉でありますが、議長の「川崎秀二君より議事進行に関する発言を求められております。」という発言を聞くと同時に上りました。
【次の発言】 許可をせられるものと思つて上つたのであります。許可されたものだと思つておつたわけであります。
【次の発言】 「川崎秀二君より議事進行に関する発言を求められております。」と言われましたから、従来の慣例では当然許されると思い、許されておるも……

第13回国会 懲罰委員会 第4号(1952/03/12、24期、改進党)

○川崎秀二君 議題に直接関係なしに、議事進行の手続をとつておらない者が、もし上るとなれば、それはいけないと思います。
【次の発言】 御質問の点は、一番最後にお述べになつたことと思いますけれども、その当時の――私が最初のこの委員会で弁明いたしましたように、私は成規の手続を経て行つた行為でありますから、従いまして適時かつ適法の行為であると今も思つております。しかしいろいろ、今御質問というよりは、むしろ御批判的なお言葉があつたのでありますが、登壇をいたすまでは当然許さるべきものだと思い、また許されておるという考え方で上つたのであります。また登壇して後議長の指名をせられておる登壇者の名前が違つておると……

第13回国会 予算委員会 第3号(1952/01/29、24期、国民民主党)

○川崎委員 昨日来予算委員会が開会されまして、審議に入る前におきまして、われわれ野党側は今回提案を見ました予算書が不備である点、ことに財政法を明らかに侵しておる点、この財政法背反のこととからんで、憲法背反の疑いもある、こういう問題で委員長の所信をただし、また委員長を通じて政府側の見解を聞いたわけであります。しかるところ、財政法第十四條二項によつて提案を見たるところの部分について、昨日川島委員と池田大蔵大臣との質疑応答を通じて明らかにされたところは、大蔵大臣の答弁を見ますると、財政法の改正は昭和二十二年度並びに昭和二十四年度の二回にわたつて前例があることであるから、従つてこれに基いてやることは何……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/02/18、24期、改進党)

○川崎委員 議事進行に関し発言を求め、委員長に善処を御要望申し上げたいことがあります。  先般来、野党側といたしましては、日米行政協定の進行途上現われて参りました種々の問題につきまして、特に総理大臣の出席を求めて、本委員会において質疑をなすべきであるという提議をいたしまして、理事会においては種々ごあつせんをいただいております。ことに與党の理事諸君におかれましては、熱心にこの問題についてごあつせんをいただいてはおるのでありますが、いまだ実現に至らないのは、はなはだ遺憾であります。ことに数日来の新聞紙は、緊急非常事態に処する日米行政協定のとりきめに関連をいたしまして、かなり重大なる報道を続けており……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/02/23、24期、改進党)

○川崎委員 予算委員会が開かれましてから、すでに三週間余りになります。野党側からかなり重要な質疑が連日放たれておるにもかかわりませず、政府の答弁はきわめて不明確であります。ことに今度の予算案は、画期的な講和関係諸費二千二百億を含んでおりまして、もとより予算委員会は経済政策の論争が中心の舞台でありますけれども、国民の大多数は、今度の予算委員会の審議は、むしろ現在進行中の日米行政協定と、これにからんだところの種々の重大な問題に眼を寄せておるのでありまして、予算委員会に要求しておることも、これが中心でなければならぬと思うのであります。ことにここ一週間というものは、次々に国民の権利義務の中心になる問題……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/04/02、24期、改進党)

○川崎委員 すでに二、三回衆議院本会議並びに参議院の予算委員会で論議もされた問題でありますが、その後情勢もかわつておるようでありますので、お聞きしたい問題があります。リッジウエイ総司令官が安全保障費三百七億の使用――安全保障費は五百六十億だが、建築費についてびた一文も日本側に要求したことはない、こういうことを各新聞社代表との会談において言われたのですが、これに関してはリッジウエイ総司令官の言明を信用してよいのか、それともあなたが今まで予算委員会、本会議で言われたこととかわりはないのか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 その総司令官は少くとも条約発効までは、日本における最高権威者とみな……

第13回国会 予算委員会 第25号(1952/05/15、24期、改進党)

○川崎委員 独立を迎えまして、占領時代とは違いまして、政治の中心は国会でありますし、内閣総理大臣においては、占領時代とは違つて、司令部の玉手箱はないわけでありますから、従つて率直にお答えを願い、日本の進路を示していただきたいと思います。  講和条約は発効いたしましたが、これに調印をした国はわずかでありまして、われわれとしては独立日本の基調を今後どこに置いて――なるべく多数の世界の諸国と国交を回復したいという念願でありますが、総理大臣は独立日本の外交の基調をどこに置かれ、どういうふうにして将来世界の各国と国交を結ばれて行くものか、お伺いをいたしたいと思います。


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 予算委員会 第23号(1953/02/16、25期、改進党)

○川崎委員 昨年日米行政協定が予算委員会で問題になりましたときにも、改進党からこれらの問題についてはしばしば警告的な質問をいたしたことがあるのであります。ただいま外務大臣の説明によりまして、日米両国間に国籍不明の飛行機、または敵対行為的立場をとるところの飛行機が侵入した場合の訓令が発せられておるようであります。これは新しいことを私は伺つたのでありますが、それによりますと、北海道上空の侵犯に対する防衛措置を講ずるだけであつて、これに対して発砲ないしは追跡をするということはなるべく差控えたい、上空に限るという御答弁であつたので、かねて来心配しておつたことも、そういう訓令が発せられておつたとすれば、……

第15回国会 予算委員会 第28号(1953/02/23、25期、改進党)

○川崎委員 議事進行について。ただいまの古井君の質問は、経費分担に関連して、今度の警察法案と予算案とに重大な関連のある質問であつて、これを予算に関係のない質問であるかのごとき議事進行があつたことに対して、われわれは納得が行かない。従つて委員長においては、今質問をされておるところの中心は、そういう実例があるかどうかということであつて、これに対する政府側の明確な答弁を求めるよう要望されんことを、私から要請するものであります。

第15回国会 予算委員会 第29号(1953/02/24、25期、改進党)

○川崎委員 私はただいま本委員会と国会全体との運営に関運して発言をしなければならない事態が到来をし、この際休憩を要請したいものと思います。(「反対」「理由を聞かないで反対とは何だ」と呼ぶ者あり)今朝以来開かれました議院運営委員会におきましては、予算委員会理事会において話合いのつきました昨夜来の問題につきまして、いろいろ御論議が展開をされまして、これによりますると、われわれは昨日この会議場で起りました自由党議員の暴行事件につきまして、委員長から次のごとき処分要求が出たから、これを議長に伝えるということで、昨日散会になつたのであります。事件の内容は御承知のごとく中曽根康弘君に対しまして、委員にあら……

第15回国会 予算委員会 第32号(1953/03/01、25期、改進党)

○川崎委員 私は昨日衆議院予算委員会におきまして、吉田総理大臣が右派社会党の西村榮一君の質問に対し放つた暴言こそは、国会始まつて以来議員の発言として最も不穏当であり、まさに市井の無頼漢もこの種の発言はしないと私は思うのでありまして一驚くべき暴言といわなければならぬのであります。  元来吉田総理大臣が答弁に窮するや、しばしば不穏当なる言辞と態度をもつて野党の議員に向つたことは、過去五年間たびたびあつたことであつて、枚挙にいとまないことでありますが、答弁の中において議員に対し


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会 第20号(1953/07/27、26期、改進党)

○川崎委員 私は先ほど委員長の言われました通商航海条約、あるいは国際情勢という問題でなしに、本日基地問題で論議のありました際に、特に並木理事を通じて、日本の自主性喪失に関連する緊急の質問として、提起をしたいという申出をしておつたのであります。その点を十分に御了承の上で、委員会を運営せられんことを希望いたし、質問に入りたいと思います。  まず岡崎外務大臣に伺いますが、インターナシヨナル・ホテル・コーポレーシヨンなるものが、最近ハレス・ハイツの場所に国際ホテルを建設するということの仕事を進めておるようでありますが、あなたは官房長官時代、すなわち一九五一年、この問題につきまして、閣議決定をされた覚え……

第16回国会 議院運営委員会 第8号(1953/06/19、26期、改進党)

○川崎委員 ただいま委員長からお話がありましたように、改進党としてでなく、三重県選出議員の意のあるところをこの際皆様方にお願い申し上げたいと思うのであります。  前議員尾崎行雄先生には、御承知のように明治の国会開設以来、すなわち第一回国会から前国会まで六十余年引続き当選され、世界に類例のない憲政の功労者としてわれわれの尊敬しておる大先輩でありますが、今回不幸にも落選をされたのであります。われわれとしてはこの先輩に対し、何とかして先生の今日までの国家並びに憲政に対する功労に報いたいと考えておつたのであります。本院では、勤続二十五年以上になれば永年在職議員として院議をもつて表彰されるのであります。……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/22、26期、改進党)

○川崎委員 岡崎外務大臣に出席をお願いしたい。総理大臣から全部御答弁いただけるならよろしゆうございますがね。
【次の発言】 来る見込みはありますか。
【次の発言】 私は予算委員会野党質問の先陣を承らしていただきまして、ここに総理大臣を中心とし関係閣僚に対し、本会議の施政方針演説に対する各派代表の大臣との質疑応答において、なお明白にならなかつた重要問題の論議を一歩前進させまして、特に時局の焦点と合せつつ、その所信をたださんとするものであります。  まずお伺いしたいのは、吉田内閣総理大臣の施政方針演説では、わが国が独立後一年を迎えて数箇月を経、独立いよいよその基礎を固めなければならぬ段階にあたつて……

第16回国会 予算委員会 第10号(1953/06/25、26期、改進党)

○川崎委員 ただいまの御答弁によりましてアメリカ政府当局においては、先般去る三月十一日から六月六日にわたる間に、下院外交委員会で行われたMSAに関する証言の記録について、その用いた言葉についての訂正が昨日あつたようであります。その点は了承いたします。こちら側の工作であるかどうかは知りませんが、向うが訂正してくれるというならば、吉田内閣にとつてはたいへんおめでたいことであると敬意を表しておきます。しかしながら問題はあなたが今まで言つておつたいわゆる事務研究の段階である、あるいはこう言つておりますね、正式にしろ、予備にしろ、一切折衝したことはないということは、私としてはまだ了解が行かないのです。と……

第16回国会 予算委員会 第11号(1953/06/26、26期、改進党)

○川崎委員 午前中の予算委員会においてMSAに関連する外務省の口上書というものに対して、アメリカ合衆国政府の訓令に基いて、東京におけるアメリカ大使館が回答した文書なるものが発表せられたのであります。MSA問題に関しては従来政府は一切の交渉が行われておらなかつたのだから仮定の事実には答えられない、あるいはまたそれが正式の文書をもつて提案されたときに初めてわが国の方針を述べると吉田総理大臣は仰せられたのであります。――仰せられたのであります。(笑声)よつて本日は私はあまり主張は述べませんから、従つて総理大臣の方から十分に納得の行くようにお話を願い、かつ今後の日本の方針を明示してもらいたいと思うので……

第16回国会 予算委員会 第14号(1953/07/03、26期、改進党)

○川崎委員 私は議事進行に関する緊急質問を行いたいと思うのでありまり。去る六月二十六日、当予算委員会におきまして、武藤運十郎君より提出せられました動議に関連してであります。これは目下審議中の二十八年度総予算案に重大な関連のある事項でありまして、第一に、木村保安庁長官が過般来言明をいたしておつたところの警備五箇年計画の内容を、すみやかに当委員会に提示すべしということと、第二は保安庁二十八年度の予算に関し、当初の要求額と査定内容を、当委員会に対し、予算審議上の参考資料としてすみやかに提出されたいということであつたのであります。委員会はこの動議を採決の結果、多数をもつて可決をいたしたのでありまして、……

第16回国会 予算委員会 第16号(1953/07/06、26期、改進党)

○川崎委員 議事進行。
【次の発言】 ただいま河野一郎氏と総理大臣並びに通産大臣に関する質問応答を聞いておりますと、総理大臣はもちろんお答えがない。かわつて出て来たところの通産大臣、外務大臣も河野氏の提起した重大な問題に対し、何ら確答がないのであります。ことにその内容の重大なることは、日米間の債務の問題であつて、それは朝鮮事変――一昨々年六月以来の日米間の契約に対して不履行な点があつたから、五千万ドルに及ぶところの債務をアメリカ軍が負つておる。しこうしてそれは今通産大臣の言葉によるならば、総司令部はこれを確認しておるということであります。われわれはこのことを聞いたのはこの席上において初めてであ……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/08、26期、改進党)

○川崎委員 私はすでに本予算委員会で種々な問題について伺いましたので、大した質問もないのであります。ただ警備計画に関連して二、三伺つておきたいと思うのであります。  昨日木村保安庁長官は警備計産の内容について遂に御発表がありませんでした。はなはだ遺憾なことと思うのでありますが、すでに総理大臣の手元にはこれが提出をされており、従つて木村試案というものがあることだけは明らかであろうと思うのであります。この試案を発表されなかつたのは、これを秘密にされておる方がよいのか、あるいは部内の意見がまだとりまとまつておらないから発表しない、こういう意味でありますか。その意味するところをまずお伺いいたしておきた……

第16回国会 予算委員会 第20号(1953/07/10、26期、改進党)

○川崎委員 ただいま門司君と木村保安長官の一問一答の中に、直接侵略に対抗するところの自衛力というものを持つことはアメリカでも認めておる、こういうお話であります。私はしばしば木村保安長官の答弁を聞いておりますが、ときには直接侵略に対抗するものを持たなければならぬと言つたり、あるいはこれは単なる国内治安のものであると言つたり、少しも一定性がないのであります。本日ラジオのニユース並びにUP通信によると、重大な報道がワシントンから報道されておる。それはダレス長官が昨日のアメリカ国会における証言の中で、日本は今度の予算において陸軍十箇師団の編成を整備し、これを国会にかけて予算案を審議中である、従つて、日……

第16回国会 予算委員会 第23号(1953/07/14、26期、改進党)

○川崎委員 関連質問があります。
【次の発言】 先ほど中村委員によつて提起されました新しい問題は、かなり重要なものを含んでいると思うのであります。旧日本の南洋委任統治地域の領海、すなわちマリアナ諸島、ウエーキ、ポナペ、トラツク諸島等の周辺で沈没した船の所有権の問題と、この沈船の引揚げの問題は、かねてアメリカ側と日本側との間において、これをいかにするかということについて、研究が重ねられて来たと思うのであります。ところが一昨年ハワイの高等弁務官が旧南洋海域の沈船の入札を公表して、そうして入札をする直前にこれがとりやめになつたといういきさつがあります。それは平和条約が成立して、平和条約第四条によつて……

第16回国会 予算委員会 第25号(1953/07/17、26期、改進党)

○川崎委員 改進党の是々非々主義というのは、御承知のごとく国会の審議を通じて、いい法案、いい議案、いい予算案には賛成をするし、修正をすべきものがあれば修正をする、しかしてこれは国家のためにはならぬと思いますものについては当然正面から反対をする、これが是々非々主義の真骨頂であると考えております。従つて今回修正をいたしました予算につきましては、元来自由党政府が提案いたしたものでありますから、わが党として受入れられない部分については修正をいたします。従つて修正部分については共同の責任があるものと考え、この予算の執行につきましても、十分に政府を監督するつもりであります。

第19回国会 建設委員会 第45号(1954/10/29、26期、改進党)

○川崎委員 私は本日は建設委員の番外でございますが、ぜひ小澤建設大臣の所見を承つておきたいことがあります。  昨年臨時国会が召集されて、災害復旧に対する問題をテーマとして行われたのは御承知の通りであります。しかるに、今日、ただいまこまかい災害復旧に対する報告がありましたが、災害復旧に対する基本的な政策、つまり三党協定の精神というものが、必ずしも遵守されておらない。三党協定というのは、保守党三派の申合せではあるけれども、しかし、その背後によつて立つところのものは、各政党が超党派的に農林、建設その他の委員会を総動員して、そうして三年間に四千数百億という数字は、災害復旧のためには絶対に必要だ、これを……

第19回国会 文部委員会 第32号(1954/05/21、26期、改進党)

○川崎委員 野原君の議事進行に関連してのけじめをつけておかねばならぬと思いますので、発言を求めた次第であります。本日の文部委員会は数日前から免許法その他重要な法案についての、委員会の開催の要求をされておつたにかかわらず、いかなる内部事情であるか、委員会の開催が遅れた。これは自由党内部のことでありますから、あえてこの席上でせんさくをして、それらの理由を追究はいたしません。しかしながら、本日委員会が開かれるということは、公報に掲載されており、午後二時の開会が午後八時十何分になつたということは、近来まれに見るところの委員会に対する文部大臣の軽視の現われであろうと私は思う。ことに私は成規の手続をもつて……

第19回国会 予算委員会 第2号(1954/02/02、26期、改進党)

○川崎委員 私は予算質問に入りまする前に、国家国民にとつて、はなはだ不祥なる事態が惹起されようとしておるその問題について、総理大臣に対し所信を伺いたいのであります。  昨夜のラジオを聞き、また本日の新聞を見まして、国民の政治に対する痛憤は、非常に高まつておると思うのであります。すなわち、今国会開会前より、あるいは造船疑獄の問題といい、保全経済会に対するところの問題といい、国民は非常なる関心を持つて、この事態をながめておつたのであります。政府は第一次吉田内閣成立当初から、綱紀粛正を看板として来た。来る国会も、来る国会も、総理大臣は施政方針演説の冒頭に綱紀粛正、官紀の粛正をうたつて来られたのであり……

第19回国会 予算委員会 第3号(1954/02/03、26期、改進党)

○川崎委員 ただいまの最後の言葉がよくわかりませんでしたが、一番最後の一億ドルというのは、アメリカの、あるいは国色の対韓復興計画の特需がそれだけあるということですか。それとも、日本が大体見込んでおるのがそれくらいだということですか。
【次の発言】 ただいま外務大臣はお留守でありますが、韓国に対する特需については、昨日私が質問してから、わが方とアメリカ大使館との間には相当はげしい往来があつて、そうしてゆうべ夜おそくアメリカ大使館から大体この程度だということに対する回答が来ているはずなんです。それによると、本年度の韓国の復興特需は、第一にアンクラ、すなわち国際連合朝鮮復興援助資金が一億三千万ドル、……

第19回国会 予算委員会 第7号(1954/02/08、26期、改進党)

○川崎委員 ただいま委員長から中間報告のありました三木武夫氏の先般の発言について、一言だけ議事進行に関して申し上げます。三木氏の発言は一身上の名誉に関する重大な発議であります。私はこれに関する内容については、今日各般の関係上申し上げませんが、三木氏が殖産金庫の顧問であるかいなか、法務大臣のすみやかなる調査をとられることを、委員長より善処されんことを要望いたします。
【次の発言】 私はこの間の質問の際に、小麦の問題を聞きたいと思つておつた。それは私が昨年の十月ころからずつと追いかけておつた。私は農村問題の専門家でないので、よく事情がわからない。しかし財政上の問題からこれを追いかけておると、相当大……

第19回国会 予算委員会 第9号(1954/02/10、26期、改進党)

○川崎委員 譲与進行に関する発言を求めます。
【次の発言】 一昨日私から申し出ました件について、委員長を通じ、法務大臣より御答弁を促したいと思います。その件は三木武夫氏が日本殖産金庫の顧問であるかいなか、ほかのことはいりませんから、顧問であるかいなかという一点について、明快なる御回答を願いたいと思います。

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/02/11、26期、改進党)

○川崎委員 ただいまの問題について少しく詳細に伺いたいと思います。芸能人、それからスポーツ関係の者を呼ばないということですが、昨年のごとき、たとえばベース・ボールを二組も呼んでいる。ナシヨナル・リーグとアメリカン・リーグの二つを、新聞社等の関係もあつたと思うけれども呼んで、実にばかばかしい騒ぎをするようなことは、スポーツ人としても考えなければならぬ問題です。従つてこういうプロ競技の来訪に対しては今後相当な斧鉞を加える必要があると私も思つている。しかし、アマチュア競技、ことに今回行われるような国際的意義の背景があり、さらには賠償の問題、戦犯等の関係から見ても、日比関係の親善の上に重大な影響を与え……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/02/18、26期、改進党)

○川崎委員 資料の要求をいたしておきます。本日私は午後一般質問の残りがありますので質問をさせていただくことになつておりますが、日英支払協定に伴う日本とイギリス並びにイギリス連邦諸国あるいは植民地関係、その他のポンド地域に対するところの輸出入の数字というものが今日注目の的になつておるわけでありますから、従つてこの輸出入の地域別、品種別積算の基礎をぜひ本日午後二時半くらいまでに提出をしていただきたい。もし印刷物が間に合いませんでしたならば、印刷物でなくてもよろしいから、私の質問の際に十分に答弁ができるようにあらかじめお願いをいたしておきます。

第19回国会 予算委員会 第16号(1954/02/20、26期、改進党)

○川崎委員 関連質問……。ただいまの韓国巡視船の「さど」の捕獲ということは、従来の漁船問題でさえ日韓関係に非常に大きな影響を与えておるのにかかわらず、こういう海上保安庁の巡視船までが実力をもつて捕獲をされるというような事態に到達すると、非常に日韓関係について深い憂慮をしなければならぬ段階ではないかと私は考えるのであります。その意味では、わが国は、独立して以来自衛の措置について、国内をあげての最大の問題になり、今までこれが政治の中心問題として国民に関心を持たれておる。ことに先般の国会において、木村保安庁長官は、中曽根委員の質問に答えて、日本海沿岸における防備態勢は十分か、それは漁船の捕獲などは李……

第19回国会 予算委員会 第17号(1954/02/22、26期、改進党)

○川崎委員 ただいま中曽根君と政府閣僚との質疑応答を聞いておりますと、この問題は政局に関し、吉田内閣成立以来、その存立に関連しても重大な問題が惹起しつつあることを承知するものであります。すなわち衆議院が許諾を求められておる有田二郎議員の問題に関して重大な関連を持ち、かつ新たなる発展を示唆する問答が投げられ、中曽根議員は造船疑獄の中心課題たる造船割当に関し、その最高責任者たる運輸大臣が関係しているという疑惑があるということを、発言いたしておるのであります。神聖なる予算委員会の席上において、かかる重大な疑惑を投げられたということは、目下世間の耳目を集めつつある造船問題のキー・ポイントがここに投げら……

第19回国会 予算委員会 第24号(1954/03/17、26期、改進党)

○川崎委員 ただいま西村君から種々質疑がありましたので、私は常識的な問題はこの際お尋ねをいたしたくないと思うのであります。ただ外務大臣が今度のような重大な惨害に対してどういう見解のもとに措置をとられておるか、これをぜひともお伺いをいたしたいと思います。問題は国際法に触れて来る問題でありますが、一体今度の事件の起つた地域は、米国政府は太平洋信託統治協定の条項に基いてエニウエトク環礁とその領海を閉鎖区域としておるということが言われておりますが、外務大臣は今回起つたところは、これは国際法上公海でありますか、それともあるいは委任統治のわくの中における公海と目されておるか、その点をまず伺つておきたいと思……

第19回国会 予算委員会 第25号(1954/03/18、26期、改進党)

○川崎委員 先ほど来佐竹委員より造船疑獄の問題、あるいはその他のいろいろな問題に関連して、犬養法務大臣の動きについて種々言及されたのでありますが、その中には犬養法務大臣がこの委員会に出席しておらなければ、どうしても奥州がわからない車夫な問題も含んでおります。犬養法務大臣はたいへん夜の仕事の忙しい人ですから、先ほど来笑い声をもつて委員は対処しておる。しかし笑い声というものはつまりその人の性格を知つておるから笑つておるだけであつて、そのことは法務大臣としては許すべからざることであると私は思つておるのであります。法務大臣の今日の欠席は、足の捻挫によつて、病状診断も出ておりますから、手続の上においては……

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/03/19、26期、改進党)

○川崎委員 ただいまの西村直己君の御発言もきわめてごもっともなところもあります。また佐竹委員が一番早いニュースとして、そういうものをつかんで御質問になったというならば、私は今日造船疑獄の問題に関連して、日平産業というものが兵器増産並びに新警備船の注文等に関連して、造船疑獄とも深い関連に立っておる会社であるということも承知をしておる。そうしてそれには相当な疑惑がある。しかも日平産業触るものの、昨年以来の会社の動き方というものをしさいに知る者としては、当然これに対して疑惑がかけられるのは必然の勢いであります。従ってもしその間にそれほど多額の金が動いた、しかもそれが造船疑獄と関連しての問題であるとす……

第19回国会 予算委員会 第27号(1954/03/20、26期、改進党)

○川崎委員 本予算案は、今日としては大した政治的意味を持たぬものであります。しかしながら昨年第十八国会において義務教育費国庫負担法の臨時特例に関する法律案が出されまして、これが不成立に終つた跡始末でありますが、当時主としてわが党の主張に基くものであり、自由、社会両党ともこれに同調して遂に不成立に終つたいきさつを考えますと、この予算の提出はきわめて妥当であります。しこうして輸入食糧価格調整補給金、国債諸費、保安庁経費等既定経費の不用見込額をもつてまかなおうとしておることは、これまた妥当であろうと思うのであります。一々政府の言うことに文句をつけるということは、われわれとしてはとりませんので、この際……

第19回国会 予算委員会 第32号(1954/06/02、26期、改進党)

○川崎委員 きようは国政調査に関する件ということで、予算委員会が久々に開かれたのでありますが、本院では予算が通過しましてから二月余り、ほとんど会議を開いておりませんけれども、その間経済情勢には大きな変化があり、また国内、国際両方の関係を通じて、財政政策も相当変更を加えなければならないものがあるのではないかと思われるのであります。本日はまず、総理大臣の渡欧米というものがきまつておるにもかかわらず、いまだに首相から外遊の目的が、また使命が発表されないのははなはだ遺憾に思います。しかしながら承るところによれば、明日午後衆議院の本会議において、今回の渡欧米の目的等について所信の表明があるそうであります……

第19回国会 予算委員会 第33号(1954/06/03、26期、改進党)

○川崎委員 ただいまの質疑応答を聞いておりますと、フレツクスボードの製造は日本ではできないということでありますが、フレツクスボードだけでも日本でもできる業者は、私はあると思う。ところがフレツクスボードというものは、それだけ日本に需要量があるのか、むしろ普通の石綿スレートといいますか、これに進出することの目的で、今まで日本にあまりなかつたフレツクスボードというものを一つの足がかりにして外資導入ををしよう、進出をしようということが、今度の日米石綿社設立趣旨のようにわれわれは考えられてならない。そのことが結局普通の石綿スレートの製造に非常な打撃を与えることになつて、中小企業者が苦しみを受けるというの……

第20回国会 予算委員会 第1号(1954/12/02、26期、日本民主党)

○川崎委員 私は吉田総理大臣に予算委員会、本会議で質問するのはこれが最後になるものだと、大体予測いたしております。  顧みれば昭和二十四年以来十数回にわたって、吉田総理大臣の御教示を受けておりますことは、まことに感謝にたえざるところでありまして、この国会において非常に御育成をいただきましたことを感謝をいたすものであります。  まず総理大臣に質問をいたしたいことは、この春私が予算委員会の冒頭で質問いたした際には、ちょうど保全経済会事件が突発したころでございました。冒頭に質問いたしたことに対して総理大臣の御答弁は、疑獄事件の内容がわかったならば――全貌という言葉をお使いになりましたが、全貌が判明す……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1955/07/04、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 大東亜戦争におきまして、当時領土でありました関係で、朝鮮、台湾の同胞をともに戦線におもむかしめたということは、これは、今日になりまして考えてみますると、彼らは、戦いの庭におきましては、わが日本のはらからと同じ気持で戦ってくれたわけでありますから、その犠牲に対しては十分に報いるべきであるという考えを私どももいたしております。従って、不幸にして戦争のために受刑の苦しみを受けたという者に対しての政府の取扱いというものは、当然日本人と同様な考え方をもって取り扱うべきものであるという点は、御質問の御趣旨と大体同じ考え方であります。ただし、でき得るならば、やはりなるべく近い将来において祖国……

第22回国会 決算委員会 第6号(1955/05/09、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 それではまず私の方から申し上げたいと思います。  黄変米の処理の問題につきましては、すでに当委員会におきまして御審議を受けておることを報告を聞いて承知をいたしておりますが、御承知のごとく、私は今回第二次鳩山内閣の成立に伴いまして、厚生大臣たるの重責を汚すことになったのでありますが、この問題については、就任と同時に重要な問題であることに注目をいたしておりまして、過般参議院の予算委員会で、四、五月分の暫定予算が審議されました際に、どなたでありましたか質疑がありまして、黄変米について将来厚生大臣はこれを配給する意思はないかということを聞かれたことがあります。その際私は、現状のままであ……

第22回国会 社会労働委員会 第2号(1955/03/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 私は今回第二次鳩山内閣の成立に伴いまして、厚生大臣に新任されました川崎秀二であります。浅学菲才かつ若輩でありまして、委員各位の御教導のほどを、冒頭に当りお願い申し上げる次第であります。  およそ、厚生行政の大部分が、社会保障の実践にあることは御承知の通りでありまして、世界各国のうち、いわゆる先進諸国でありますヨーロッパあるいは北アメリカ等の諸国家はもとより、新興の地におきましては南米ないしは近東の国家群の二、三よりも、さらにわが国の社会保障が著しく立ちおくれておる現状はまことに残念の至りであります。従いまして、この現状を、将来近代福祉国家としての理想に邁進をいたしますことは、為……

第22回国会 社会労働委員会 第4号(1955/03/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 去る予算委員会の席上に配付せられました大蔵大臣の構想は、閣議の正式の承認を得たというよりは、その前日におきまして衆議院の野党各派から要求をされて、暫定予算を出すならば、当然総予算に対する内閣の大綱だけでも示してもらわなければ審議に入れないという強い御要求がありまして、従来の編成大綱に多少の修辞をいたしまして出した大蔵大臣としての構想であります。もとより、閣議はこれに対して承認を与えておりますが、論議して決定したものでないということは、鳩山総理大臣が予算委員会でお示しになった通りであります。ただいま滝井さんの御質問の点につきましては、ちょうど予算委員会におきまして社会党の岡良一氏……

第22回国会 社会労働委員会 第5号(1955/03/30、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま本委員会におきまして、健康保険の赤字対策に関する決議が行われ、健康保険の危機に対処、するため、制度並びに運用について必要な改革を行うとともに、給付費、に対する。国庫負担の方途を講ずべきであるという御決議をいただきましたことは、政府としても、赤字克服のみならず、健康保険の財政の収支均衡化のために、また先年来社会保障制度審議会等の勧告もありましてこの決議は十分に尊重して霊一処をいたしたい、かように考えております。
【次の発言】 大体御質問は中共ソ連からの引揚者に対する応急援護、それから山下委員御承知の厚生対策といいますか、定着援護については、従来ともに、できる限り手厚く受け……

第22回国会 社会労働委員会 第6号(1955/05/06、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま議題となりました麻薬取締法の一部を改正する法律案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。  現在麻薬取締法によって取締りの対象とされている麻薬は、同法別表に掲げるところでありますが、今般国際連合より同表第二十一号三―ヒドロオキシーエヌーメチルモルヒナン及びその塩類並びに第二十二号三―メトオキシーエヌーメチルモルヒナン及びその塩類のうち、右旋性のものについては、一九四八年の麻薬に関する国際条約第三条の規定に基き、麻薬から除外する旨の通告があり、その除外事由につき検討いたしました結果、これらのものは麻薬としての危害が全くありませんので、麻薬から除く必要があると考え、所要……

第22回国会 社会労働委員会 第7号(1955/05/10、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 経団連の会合へ参りまして、社会保障全般にわたって、本年の予算、それから将来の展望につきまして、若干意見を申し述べておいたわけでございます。その際に、主として健康保険の問題につきまして、相当詳しく話をいたしたのでありますが、そのあとに、自分の所管の一部には関係しておるけれども、全体としては恩給局の関係で内閣の所管ではあるのだが、自分の軍人恩給に対する所見もこの際申し述べて、将来の参考にしていただきたいということで申しました記事が、一部分朝日新聞でありますか、掲載されております。その他の新聞にも一、二行書いてありました。これは趣旨が不徹底でありまして、朝日新聞に大体のことは書いてあ……

第22回国会 社会労働委員会 第13号(1955/05/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま大橋委員より、つき添い看護婦の今回の問題につきまして、非常に御熱心な御質問があったのでありますが、私も全国のつき添い看護婦の方々から、今回の国立療養所における職員増強に伴って起った事柄に対して、非常に陳情の多々ありますることは承知をいたしております。今回国立療養所におきましては、現在職員の定員が十分でございませんがために、医療の重要部分を占めております患者の看護につきまして、その相当部分を社会保険及び生活保護によって認められておるいわゆるつき添い制度によって、今日まではやって来たわけであります。またこれらのつき添い婦が、個々の患者と雇用関係にありますため、療養所の監督も……

第22回国会 社会労働委員会 第14号(1955/05/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 東京都下におきまして、赤痢の予防注射のために、相当数の学童がその副作用のために発熱、吐きけ、あるいは戦慄を覚えたという事件が起りましたので、この問題について、経過を申し上げたいと思うのであります。  東京都の北多摩郡下におきまして、村山小学校第一分校の在校生七百八十二名中三百六十一名に対しまして、三月二十四日、赤痢ワクチンを接種いたしましたところ、昨二十五日、副作用のために欠席する者が七十六名も出たのであります。また出席者の中にも、二百十三名症状を呈して参った者がありましたので、さっそく帰宅せしめたのであります。これは本日に至りまして、欠席者は六十二名に減っております。  それ……

第22回国会 社会労働委員会 第16号(1955/05/31、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま御質問の鼠族、こん虫の駆除ということにつきましては、私も非常に関心を持っております。  これとは別でありますけれども、たとえば近年世界の各国におきまして、ことに後進国家とも見られるところが、衛生国家を目ざして蚊とハエの駆除ということを全面的に行なっておるわけであります。中国なども、最近におきましてはこれを国の一つのおきてとして行なって、非常な実績を上げておりますので、昨日は環境衛生部長を呼びまして、この問題に対して、政府が全面的に乗り出して、何カ年かの計画においてこれを根絶するような方向に持っていきたいということを話して、実は来週の閣議にその具体的な案を取りまとめてくる……

第22回国会 社会労働委員会 第21号(1955/06/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま議題となりました健康保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を説明いたしたいと存じます。  具体的な提案理由に入ります前に、当面いたしております健康保険の諸問題と、これの処理対策につき、御説明いたしたいと思います。  健康保険制度は、昭和二年実施以来、わが国社会保険の中核として、労働者の生活に不可欠の制度として親しまれ、その制度内容も逐年充実を重ねてきておりますが、昭和二十八年度の末に至りまして、相次ぐ医療費の増高が収入を上回り、特に昨年に入って以来、保険経済はきわめて困難な事態に立ち至ったのであります。この情勢に対処して、政府は、昨秋来被保険者の報酬の実……

第22回国会 社会労働委員会 第27号(1955/06/23、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 理容師美容師法の一部を改正する法律案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。  申し上げるまでもなく、理容、美容業は、国民の日常生活にきわめて密接した公衆衛生上重要な業務でありますが、近時理容所、美容所の増加並びにこれらの施設における従業者の漸増に伴い、施設に対する衛生措置の確保並びに開設者の従業者に対する業務管理が必要とせられるにいたりましたので、現行法を整備して理容、美容業の適正な運営を期するため本法案を提案いたした次第でありまして、改正のおもな点は次の通りであります。  第一点は、理容所、美容所の開設者がその施設を使用するに際しては、事前に都道府県知事の検査を受けその……

第22回国会 社会労働委員会 第28号(1955/06/24、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 健保の料率引き上げは、社会保障の後退ではないかという御質問だったと思います。これは健康保険財政全般の対策といたしまして考えなければならないことでありまして、確かにこれは国が何らの負担もせず、あるいはその他にかわる措置もいたしませんときに行いましたことならば、ただいま横錢さんの御質問の通り、私は社会保障制度の後退であると思います。しかしながら、健康保険財政は、御承知のごとく本年度におきまして六十億の赤字が見込まれ、昨年度におきまして四十一億の赤字を出したのでありますから、まずこの財政の危機を食いとめるということが、われわれとしてとらなければならぬ対策であり、そのマイナスをカバーす……

第22回国会 社会労働委員会 第29号(1955/06/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 日雇労働者健康保険事業につきましては、昭和二十八年十一月被保険者手帳の交付をもって発足をいたしましたが、その前に、これが制定をされるときに当りましては、この席上で申し上げるのははなはだどうかと思いますが、各政党の御協力を得、ことに八木先生の非常な熱烈な御意見などもありまして成立を見ました過程を十分に承知をいたしております。しかして、この適用状況をしさいに調べてみますると、施行当初は、被保険者は少かったのでありますが、以後漸増の線をたどりまして、二十九年六月には七十一万となり、その後おおむね労働事情が種々の変動いたしまするにもかかわらず、六十万の線を上下堅持をいたしておるような状……

第22回国会 社会労働委員会 第30号(1955/06/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 今回の健康保険法の改正並びに健康保険の赤字対策につきまして、社会保障制度審議会並びに社会保険審議会におきましては、総会の名前をもちまして、それぞれ反対の御決議があったことは、御承知の通りであります。しかし、これは正確に申し上げると、社会保険審議会と社会保障制度審議会には、それぞれ内容において異なる反対をせられておるのでありまして、社会保険審議会は、健康保険の料率の引き上げ並びに標準報酬のワクを改訂するということの両方に対して御反対であり、社会保障制度審議会は、もとより標準報酬のワクを引き上げるということに、つまり今回提案になっておりまする健康保険法の改正に対して反対でありまして……

第22回国会 社会労働委員会 第32号(1955/06/30、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま永山委員の御質問は、社会保障制度の骨格に触れた重大な問題でありまして、ただいまのお説の大半の主張には賛成でありますが、なお私の考えとしては、多少違った点も持っておりますので、この際明白にお答えをいたしておきたいと思うのであります。  社会保険の統合は、もとより重要な課題でありまして、ここ六、七年以来の懸案であろうかと思うのであります。審議会の勧告が行われて、すでに六年ほどになり、その後におきましても第二次勧告、あるいはときどきの内閣に対する勧告等が打ち出されまして、その意味では、もはや議論の時代ではなく、これを実行に移すべき段階に到達をしておることは同感であります。しか……

第22回国会 社会労働委員会 第33号(1955/07/01、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 昨年の暮れに、御承知のごとき横浜における養老院の火事があり、また最近におきましては、式場君のような精神衛生学の権威者が経営されておる著名なる病院から発火をして、遂にあのような悲惨事を見ましたことは、民間病院のことでありますから、民間病院自身の防火設備を充実することの責任においては、もとより民間側でとらなければならぬ面も多いのでありますが、はなはだ遺憾でありますとともに、厚生省といたしましても、その指導の責任は痛感いたしておる次第でございます。病院の防火設備につきましては、医療法あるいはその他の関係諸法規におきましてそれぞれ規定してありますので、それに従って、設備には万全を期して……

第22回国会 社会労働委員会 第40号(1955/07/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいまインターンの問題につきまして御質問でございましたが、むしろ理容師美容師法の根本の趣旨と、それからこれに伴いまする業界あるいはその他の関係のことは、私から御説明申し上げた方がよかろうと思います。  この件につきましては、昨年来、東京都内あるいは大阪等の重要な都会におきまして、業界の系列を乱すような非常な低い賃金で、美容の設備もなく、また十分なる近代的施設を欠いたまま営業をいたし、そのために非常に業界で問題になったことがあるのであります。業界におきましては、今回提案を見ましたるものよりもさらに厳重なる規定を置いてくれ、あるいはさようなものをなるべく禁止してもらうような意味で……

第22回国会 社会労働委員会 第44号(1955/07/18、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 修正案につきまして、内閣の意見を申し述べたいと思います。  本法は、ただいま御審議をいただきました通り、日雇い労働者の健康保険につきまして、その福祉を増進させるために一部改正が行われたわけでありまして、各派の御賛成を得ているようでありますが、修正案は本年度予算に若干影響はいたしますが、日雇労働者健康保険の支給要件の緩和を趣旨とするものでありまして、現行の支給要件である二ヵ月に二十八日分以上という原則に影響を及ぼさないことを前提といたしまして、修正案に対し善処いたしたいと考えております。
【次の発言】 ただいまの修正案のうち、第一に、留守家族手当の増額につきましては、本三十年度予……

第22回国会 社会労働委員会 第46号(1955/07/20、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま御提案になりました修正案の中には、厚生当局が今回原案を提出した気持とは、やや異なるものもありますが、予算修正の際おおむね了解をいたしたことでありまするし、この段階におきましてはほぼ妥当と認められますので、修正案のように御決定になりますれば、それに従って善処いたすつもりでございます。(拍手)

第22回国会 社会労働委員会 第47号(1955/07/22、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 私に医薬分業の基本的な考えを申せということでありますが、これは私個人の場合と厚生大臣としての立場は全然違いますので、あらかじめお断わりを申し上げておきます。  私は医薬分業の非常に強硬なる促進論者でありまして、従って今日出ておりまする修正案に対しましては、個人としては賛成することは絶対にできないのであります。しかし、厚生大臣としての立場は、就任の当初に党との約束がありまして、医薬関係法案につきましては党の決定に従うということを冒頭に申しておりまするので、国会での審議ということをすべて尊重いたしまして、善処をするつもりでございます。私の今日の立場を申せとおっしゃるならば、昨年の二……

第22回国会 社会労働委員会 第48号(1955/07/23、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいまの御質問の趣旨には、全く同感であります。政府といたしましても、従来までも努力はいたして参りましたが、今後は、新医療費体系の整備を初め、医薬分業の実施に対し、準備態勢を一段と固めたいと存ずる次第でございます。

第22回国会 社会労働委員会 第51号(1955/07/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいまの御質問は、お説の通りでありまして、私どもも、いつでありましたか、一番初めに御質問のありましたときだと思っておりますが、社会保障の問題については、なるべく超党派的に推進をしたい、しかして社会保障の強化の線に向って前進をしたいというふうに考えておるのであります。基本的には、全く同意見でございます。
【次の発言】 御質問にお答えいたします前に、私の心情も申し述べておきたいと思うのであります。  ただいま、いろいろと御教示をいただきましたことは、私も非常に反省しなければならぬ点も多々あると思います。ただ医薬関係の問題は、御承知のような厚生事務当局として国会の意思を尊重して今日……

第22回国会 社会労働委員会 第52号(1955/07/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 先ほど来、ことに昨日の終りから今朝にかけまして、四千円に標準報酬の最低額を引き上げたことにつきまして、非常に深く突っ込んだ御質問がありまして、ただいま久下局長が最終に答弁をいたしましたことが、厚生省としては元来の考え方ではなかろうかと私は思っております。私も、本来の考え方からいたしまして、最低額を引き上げるということには、必ずしも気の進んだ行き方ではなかったのであります。ただ、いろいろ財政上の収支を一層健全にするための施策として行いましたことであることも、この際つけ加えて申し上げます。
【次の発言】 七万円の問題につきましては、昨日御説明申し上げましたように、国家公務員の最高額……

第22回国会 社会労働委員会 第54号(1955/07/30、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 健康保険法の改正は、先ごろの予算編成に当りまして、累積する赤字対策として予算措置を講じ、またこれに伴う保険料率の引き上げを行なったことに関連をいたしまして提案をいたしたのでありまするが、その補充的な対策として出しました健康保険法改正につきましては、赤字の対策上は、この修正によりまして相当な打撃を受けることと相なるのであります。しかしながら、特別会計には予備費もありまして、この関係で操作もできることと思いまするので、せっかくの修正でありまするから、御趣旨を尊重いたしまして、善処をいたすつもりでございます。

第22回国会 内閣委員会 第9号(1955/05/24、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案につきましてその提案の理由を御説明申し上げます。  この法律案は厚生省の本省及び付属機関たる栄養研究所の所掌事務について所要の調整を行いますとともに、引揚援護局関係の付属機関及び地方支分部局のあるものを廃止いたしますことを内容としているものでありますが、この法律案に規定しております改正点の第一は、国立栄養研究所の所掌事務を拡充して、食品の栄養効果について委託試験を行い得ることとしようとするものであります。最近、食品の栄養効果について試験を実施してほしいとの要求が集団給食施設等から栄養研究所に持ち込まれることが多いのであり……

第22回国会 内閣委員会 第13号(1955/05/31、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま田原委員から御意見もまじえての御質問でありましたが、原則として社会福祉行政を預かっております厚生省が、ひとり消極的なる保健対策だけでなしに、積極的なる国民の体力改造、保健施策という面から、将来スポーツ行政も厚生省として取り上げてはどうかということのお考えには、基本的に賛成であります。御承知とも思いますが、戦争中の体育行政がやや指導統制に流れ過ぎまして、戦後、占領軍が日本を占領するとともに、体育局はこれがために閉鎖をされまして、自来、スポーツ行政を一元的に行っておる機関はないのであります。元来スポーツは民間のものでありまして、民間が主体になって、アマチュア競技を興隆さす形……

第22回国会 内閣委員会 第21号(1955/06/10、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 御承知のごとく、引き揚げ援護業務が引き揚げを促進するとともに次第に縮小されて参っておるのであります。このことは国家としてはむしろ喜ぶべき現象でありまして、引き揚げが促進されるということは国として喜ぶべきことであるに反し、その業務に携わってそのことのために要員として旧陸海軍以来残っておられる方々には、次第に行政整理の日が近づいていることは、御本人たちにとってはまことにお気の毒ではありまするけれども、これまたやむを得ない現象であろうかと思うのであります。引き揚げ関係職員の人員整理は、その業務に伴いまして昭和二十九年度から四カ年にわたり総計一千五百一人を整理することといたしており、本……

第22回国会 内閣委員会 第33号(1955/07/04、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 過ぐる大東亜戦争、太平洋戦争と申しますか、第二次大戦におきまして、日本のために雇用人、軍属として従軍をいたしましたる朝鮮、台湾の同胞が、その後不幸にいたしまして戦争裁判にかかり受刑をするというような悲しいできごとになりましたことは、われわれといたしましても何とかその釈放後の措置あるいは国へ帰りまする際におきまして十分の手当をしなければならぬことは、常々考えておるわけでございます。今日まで政府のいたして参りました第三国人の戦争裁判受刑者に対しましては、次のような援護を行なっております。  第一に、第三国人の戦争裁判受刑者は、旧特別未帰還者給与法におきまして、特別未帰還者とみなされ……

第22回国会 法務委員会 第33号(1955/07/09、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 本法案が提出される以前より法務委員会におきましては売春問題に対する対策につきまして長年にわたり御研さんのことを承知をいたしまして、非常に敬意を払っておった次第であります。ことに今回は処罰法案が議題になりまして、先刻来よりも熱心なる御議論を承わり、また私は健康保険法等の直接所管法案をかかえておりまするために法務委員会に出る機会がなかったのでありますが、紅露政務次官からも厚生省のこの問題に対する考え方、対策というものにつきましては十分に皆様方に御説明を申し上げたはずだと思っておりますが、なお足りない分がありますれば、私からも十分に本日は御答弁を申し上げたい、かように存じておる次第で……

第22回国会 法務委員会 第37号(1955/07/16、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいまお尋ねの問題は、わが国における社会不安の事情並びに今日の社会事情からいたしまして最も根幹に触れた御質問だと思うのであります。売春をなくそうということに対しては趣旨は私は賛成であり、この法案が通過いたしました後における措置につきましては、各種のことを想定いたしまして厚生省としてももちろん準備を進めているわけであります。検討を加えつつあるわけであります。しかしながら、これがどの程度実際に取り締られて、そして送検されるかということにつきましては、法務大臣の御答弁によりますれば、直ちにそう大きな変化はないであろう、こういう御答弁のようであります。法案が通過して、厳格にこれを実施……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま総理大臣並びに大蔵大臣にお尋ねになりましたことに関連しても、私の所信を申し上げておきたいと思うのであります。  昨日発表せられました総予算に対する大蔵大臣としての構想の中には、御指摘の通りに、失業対策を中心とする社会保障制度の向上に歳出の重点の第二を振り向けたいという案が示されております。しかしながら失業対策費のみが社会保障でないことは御指摘の通りでありまして、ことに社会保険の拡充強化ということは、防貧対策として最も重要に論ぜられなければならず、その必要性は、民主党としても先ごろの総選挙におきまして、きわめて明確に国民に約束をしておる事実であります。従いまして、社会保障……

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 先ほど大蔵大臣にいろいろ御質問をいただきましたが、私は厚生大臣の立場として一応お答えというより、私の考え方を申しておかなければならぬ問題に非常に関連しての御質問でありました。福田さんとしては、財政を握っておる大蔵大臣から答弁を得たいという御趣旨もあったでありましょうが、たとえば先ほど開いておりますと医療費の問題で、従来の厚生当局は非常に医療費を圧縮しょうとして努力をしたというような御質問もあったのでありますが、これは健康保険の医療給付費が非常に増大をした。これについて一応保険医の監査というものも厳重にしなければならぬではないかというような観点から、確かに医療費の内容について検討……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/11、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 本朝遭難事故突発とともに、厚生省といたしましてはただちに係官を現地に派遣するともに、香川県の民政部に対しまして、現地国鉄当局とも十分連絡の上、救助の万全を期するよう指示をいたしましたが、すでに香川県民政部では災害救助法を発動しております。なお中央災害救助対策協議会の事務局から、今回国鉄の当局に設けられました紫雲丸遭難事故対策本部に対して救助の実施に万遺憾のないよう申し入れを行っております。
【次の発言】 今回の事故が瀬戸内海のような平水の地帯で起ったということにつきましては、われわれとして非常に遺憾なことだと思っております。国立公園の地帯でそういう事件が起るということについては……

第22回国会 予算委員会 第12号(1955/05/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 今回の予算編成において、御承知の通り、社会保険の問題につきましては、編成の途上におきまして、党の公約に基いて十分に政策に盛り込むために努力はいたしたつもりであります。不幸にいたしまして、一定率の国庫負担ということが実現をいたさなかったのは、はなはだ残念に思いますけれども、しかしながら十億の国庫負担を行い、同時に長期債の借り入れを行いまして、国といたしましては一応十分の措置をいたしたわけであります。従って国がかような負担をいたします以上は、赤字が出ております今日の健康保険の財政といたしましては被保険者の方におきましても多少の負担をいたしてもらわなければならぬ、かように考えた次第で……

第22回国会 予算委員会 第13号(1955/05/14、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 その通りであります。
【次の発言】 返済計画については、本年度は十億を国庫負担として行い、来年度から十億ずつ計上して、六十億六年間で返済することになっております。
【次の発言】 予算編成の過程におきまして、私は一応国庫負担を主張いたしまして、実際上その効果が上らなかったことははなはだ残念の至りに思っております。しかしながら大蔵大臣の措置に対しては、今日のところこれをもってするよりほかにないということの結論に到達して出したわけでありまして、効果が十分に、すなわち赤字財政の処理ができますれば、それをもって満足いたしたいと思っております。

第22回国会 予算委員会 第14号(1955/05/16、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 電車、汽車の中におきまして、また交通のひんぱんな途上におきましてああいう姿を散見することは、厚生大臣としても実に残念なことと思っておりますが、取締り法規はやはり電車並びに交通機関の取締り法規によって行う以外にはないと考えておるのであります。
【次の発言】 御趣旨の中に取締り云々というお言葉があったかと私勘違いをいたしましたので、まことに恐縮をいたしております。厚生大臣の精神といたしましては、もちろんかかる人人が十分なる国家の補償ないし給与を受けるようにしたいのが本旨であることはもとよりであります。しかしながら、それが十分でありませんためにああいう姿を出しているということはまこと……

第22回国会 予算委員会 第15号(1955/05/17、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 消費生活協同組合法ができましたのは、御承知の通り昭和二十三年の十月一日でありまして、当時消費生活協同組合法をつくることには最も熱心に参画をし、むしろ原案者の一人であったと記憶をいたしております。この厚生省の仕事を受け持ってみますと、消費生活協同組合に対する熱意が、薄いというのではありませんが、逐年生活協同組合に対するところの政府の施策が積極的でなくたりつつあったということは、厚相就任のときに認めたのであります。たとえば予算編成の当初におきましても、実は本年は貸付金あるいは補助金の非常な整理が行われまして、特に最初の原案などではこれを全部落すような考え方も生まれておったのでありま……

第22回国会 予算委員会 第19号(1955/05/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 お答え申し上げます。わが国の社会保障制度を、これからどういう方向へ持っていくかということでありますが、第一にはやはり社会保険を中心にして強化をはかりたいと考えております。この社会保険の内容でありますが、ただいま御指摘の通り、被用者の保険と、それから国民一般を対象とした保険、つまり健康保険と国民健康保険の二つの系列は、一応尊重していかなければならぬと思っております。健康保険と国民健康保険を直ちに統合せよという意見も一部にはありますけれども、私はそれよりも前に、やはり健康保険を主軸にして、船員保険であるとか、その他の健康保険の系列に属するものを、一つの被用者の疾病保険として一本にま……

第22回国会 予算委員会 第21号(1955/05/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 これは先ほど大蔵大臣からすでに御答弁があったそうでありまして、私は大蔵大臣の措置に一切信頼をいたしておりますが、この際あらためて申し上げるならば、一応国庫余裕金で年度末まで行きまして、年度末に修正をするということになっておる、主計局長の先般の答弁で御了承願いたいと思います。
【次の発言】 そのときの政治情勢にもよりますけれども、今日の経済展望と申しますか、来年度予算に対する大体の考え方からいたしまして、一割国庫負担は実現の見込み十分であります。
【次の発言】 私が明年度一割国庫負担ができるという見込みは十分であると申しましたのは、私の信念とまた見通しであります。しかしながら責任……

第22回国会 予算委員会 第22号(1955/06/01、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 先ほど来接収金属の問題につきまして、大蔵大臣と久保田委員との真剣なる質疑応答を拝聴いたしておりました。私もすでに個人的に、かつ厚生省としても非常な関心を持っておりまして、将来これが政府提案あるいは議員提出の法律案で提出をされて、その売り上げ分等について、社会保障に使途を向けるべきであるという考え方を 実は基本的に持っておるのであります。ことに社会保障のうちにおきましても、これは戦争後に政府が接収したというようないきさつからいたしまして、当然戦争犠牲者に重点が置かるべきでありますから、遺族等の保障にこれが活用されるということは、厚生省並びに私としては非常に熱望いたしておるわけであ……

第24回国会 地方行政委員会 第9号(1956/02/20、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 ちょっとその前に、大臣に聞きたいのですが、経緯は存じておるのであります。勝間田君の第二問は私はきわめて重要な質問だと思うのです。そこで伺いたいのですが、本年度限り地方回りをやめるということになれば、政府は方針として来年度予算では国体に対する補助費を出さない、こういうことですか。
【次の発言】 要するに地方回りをやめるわけでしょうが……。
【次の発言】 三十二年度以降は、国民体育大会というものが地方回りで開催されるということに対して反対である。従って政府の今後の方針としては、国民体育大会が地方で行われても、これに対して協力はしないということに相なりはしませんか。

第26回国会 文教委員会 第15号(1957/04/03、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 本日は相撲協会の改革に関連をして、協会、並びにかつて相撲の世界におられた両君にお出ましをいただいて公述を拝聴したわけであります。相撲か今日ほど国民大衆から愛されているということは、いまだその歴史になかった広範なものでありまして、これは主として最近におけるマス・コミニュケーションのおかげであると私は思っておるのであります。先般同僚辻原君が、予算委員会の舞台におきまして、この問題を公益法人と国政との関連におきまして取り上げられ、これがために世論が喚起をせられたわけでありまして、その質問の重要性は、スポーツの歴史におきましても特記すべきものだと考えているのであります。本日、私は相撲……

第26回国会 予算委員会 第2号(1957/02/07、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 私は予算委員会の冒頭に当りまして、石橋新内閣の施政方針並びに岸外務大臣以下の本会議における演説に関連をいたしまして、自由民主党を代表し質問をいたすものであります。  まず非常に遺憾なことは、石橋総理大臣の病気欠席であります。これは本会議場でもしばしば質問者から述べられたことでありますが、近来内閣におきましては総理大臣の権限が非常に強まってきており、総理を欠いた内閣に対し質問をいたすことは、まことに歯が抜けたようであり、主なき家に鉄砲と書いた新聞もあるほどであります。私は与党質問でありますから多少角度は違いますけれども、それにいたしましても、国民の多くの気持を代表してここに質問……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/07、27期、自由民主党)【議会役職】

○川崎(秀)委員長代理 それじゃ私がお取次します。河野経済企画庁長官に対し、先ほど来御質問になりました要点は、余剰農産物について、どういうような構想をもってあなたは出発をされたか、それから米国において農務長官と会ったかというようなことを中心にお聞きになったと思いますが、まずその点からお答えを願いたいと思います。

第28回国会 商工委員会 第33号(1958/04/17、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 政局は、非常に緊急な段階に入っておりますので、この際、それまでに重要な二、三の案件につきまして質問をいたして、政府のこれに対する態度をはっきりしていただきたいと思うのであります。先ごろ、中国と日本との間に、鉄鋼の協定が生れましたことは、非常にわが国の鉄鋼製品の販路が大きくなったこととして、きわめて注目せられのでありますが、その反面、これに刺激された動きもあるように感ぜられるのであります。私が、この際、通産大臣にお伺いいたしたいことは、アメリカでは、近ごろ鉄鋼製品の不買運動というものが、漸次高まりつつあるやに聞いておる。これはこまかにまだデータを調べておりませんけれども、ボスト……

第28回国会 文教委員会 第7号(1958/03/06、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 きょうは大へんお忙しい中をおいでいただいて、ことに国立競技場の問題が主点なのでありますから、プロ野球の問題で御質問いたすのは、本来ならば、委員会としてもかなり幅を広げた形になったわけでございまして、その意味でまず川本さんに少しく競技場法案に関連の問題を一、二点伺っておきたいと思うのであります。  神宮の陸上競技場は、前には非常に低廉な額でアマチュア団体に貸しておった。今度は国立競技場になりますと、収容人員が七万という大観衆でありますから、なかなかこれを借り手がないだろう。その意味で低廉な料金で貸すということは当然考えられることと思うのですけれども、その場合に、従来のように文化……

第28回国会 文教委員会 第17号(1958/04/09、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 文部大臣に緊急に質問したいと思います。  それは、終戦以来一番大きな国際的行事を本年の五月に控えておるということであります。御承知のアジア競技大会は、五月の二十四日から神宮外苑を中心にして繰り広げられるわけでありますが、このアジア競技大会の開催の中心になるのは、先般文部省の非常な努力によってできました国立競技場である。その隣に近く東京都の都営の室内プールもできまして、まずこの二会場が中心の地域になるのでありますが、最近きわめて遺憾なことには、三月三十一日をもっていわゆる売春というものが禁止になり、自来日本は新しい道徳の時代を迎えたわけでありますが、赤線を追われた女たちが、次第……

第28回国会 予算委員会 第1号(1958/02/06、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 私は、自由民主党を代表しまして、岸内閣総理大臣並びに関係閣僚に対し、本会議における施政演説、並びにただいま提出されておりまする予算案の大筋につきまして、質問をいたしたいと思うのであります。  まず今度の国会は、社会党がら二月三日解散決議案が提出されまして、その審議の結果、少数をもって否決をされたとはいいながら、これから予算の審議の開始に当りまして、はっきりとただしておかなければならぬことは、岸総理大臣のこれに対する所信の表明であります。いわゆる一月解散というものはなくなったのでありますが、これから予算案の審議は、常識的にいいまして、二月から三月一ぱい衆参両院でかかるのでありま……

第28回国会 予算委員会 第12号(1958/02/26、27期、自由民主党)【議会役職】

○川崎(秀)委員長代理 いいえ、きょうは午前中に終りたいと思いますけれども、時間は十分――ことに、先ほどからお話を承わっておりますと、非常に系統的なお話ですから、ゆっくりおやりになってけっこうだと思うのです。
【次の発言】 赤城農林大臣の答弁はありますか。
【次の発言】 午後二時十五分より再開することといたしまして、暫時休憩いたします。     午後一時四十一分休憩

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/02/27、27期、自由民主党)【議会役職】

○川崎(秀)委員長代理 午後二時半より再開することといたしまして、暫時休憩いたします。     午後一時五十六分休憩

第28回国会 予算委員会 第14号(1958/02/28、27期、自由民主党)【議会役職】

○川崎(秀)委員長代理 田原春次君。
【次の発言】 経済企画庁長官と厚生大臣は見えておりませんが、御所望の大臣はあとは全部出席しております。


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 外務委員会 第10号(1958/07/30、28期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 岸総理大臣は、先般各国の視察におもむく議員団のうち、自由民主党関係者の送別会に臨まれまして、現下の国際政局に臨む日本の態度及び議員団への要望について見解を発表されたと聞いておるのであります。私はその内容をつまびらかにいたしませんが、ここにお伺いしたい第一の点は、ここ一カ月以来の中東異変その他世界政局の動きは、まさに岸内閣成立以来最も重大な時期を迎えた観があるのであります。中東の異変は決して対岸の火災でないことは、第二次大戦前とは違いまして、世界政局は国連を中心の舞台として動き、われわれはアジアにおける唯一の代表的理事国であるからであります。  私はまず、昨日御連絡を申し上げて……

第30回国会 文教委員会 第4号(1958/10/17、28期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 文部大臣がおられませんので、政務次官にお尋ねをいたしたいと思います。  八月の半ば過ぎであったと記憶いたしますが、たまたま国立競技場の評議員会が新たに構成されまして、私はわが党の幹事長川島正次郎君並びに社会党の書記長の淺沼稻次郎氏とともに、新たに国会を代表しまして評議員に就任をしたのであります。その際国立競技場の明年度の予算あるいは文部省関係のスポーツ振興費の問題が爼上に上りましたときに、文部大臣も御列席ではありましたが、発言をいたしまして、明年スポーツ振興のために相当の額を計上すべきであって、従来のような消極的な政策ではいけない。ことにアジア大会において日本が非常な成功をお……

第30回国会 予算委員会 第4号(1958/10/31、28期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 文部大臣に対しまして、文教政策あるいは文化政策といった方が適当でありましょうけれども、二、三お伺いをしてみたいと思うのであります。昨日、私は、ここのところずっと問題になっておりますオリンピック後援会の清算をするための会議に招集を受けたわけであります。私はオリンピック後援会の理事をいたしているそうであります。そうでありますというのは、実は昭和二十九年以来招集を受けておらぬという驚くべき会合であるわけでありますが、昨日に至って、不正事件の跡始末をするために、昨日の午後二時から東京丸の内の丸の内ホテルで清算人の報告を受ける評議員会、こういう名目で会合が行われたのであります。予算委員……

第33回国会 予算委員会 第4号(1959/11/06、28期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 総理大臣のお時間があるそうでありますから、ただ一言だけ伺っておきます。私の得ました情報によりますと、最近日本とイランの貿易は一つの障害に当たっておるように聞いております。それは日本とイランの貿易は日本側として年間五千万ドルの輸出をいたし、また向こう側からは約二千百万ドル見当の一方的輸出となっておるのであります。これに対しまして最近におきましては、イラン側ではビスコース・ソーダ工場の建設に千八百七十万ドルの延べ払い輸出の認可であるとか、あるいは二千万ドルのクレジット・ラインの設定を要求してきておるというのでありますが、大蔵大臣にも聞いてもらいたいけれども、どうも大へん大蔵省側の……

第33回国会 予算委員会 第5号(1959/11/09、28期、自由民主党)

○川崎委員 私の質問は、災害対策と貿易の自由化をめぐって、これが二つの柱であります。  まず総理大臣にお伺いをいたします。政治の大本は正しきにあり、そうして民の憂えに先んじて憂え、民の楽しむ後に楽しむ、いわゆる先憂後楽の精神というものは、単に水戸光圀公の故事にはとどまらぬのであります。常に為政者のもって手本とすべきかがみであると私は考えておるのでありますが、今回の伊勢湾台風の惨害は、台風直後にも事態の重大性を伝えまして、ああいう重大な異変は、最初の報道よりも二回目、三回目とだんだん深刻になるものが、実は一番惨苦が多くなるという予想もできるのでありますから、総理はあの報道を聞いたとき、率先民の憂……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第2号(1963/12/13、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 昨年のアジア大会のスポーツと政治の交錯した諸問題がありまして、それに対してオリンピックの首脳部のとった態度が、国民の目から見てはなはだ不当であり、また、その後の処置についても事務総長がしばしば失言などをしまして、かなり国民的な関心をあおった結果、現在の首脳部が就任せられたと思うのであります。その後の準備状況はたいへん円滑のようでありまするので、現在の首脳部に対する信頼は、関係者はもとより、国民の間にもかなり高まってきておると思います。しかし、すでにオリンピック大会までには三百日程度しかないのでありますから、いわば最後の追い込み時期として、相当に整備を急がなければならぬものがあ……

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第2号(1964/01/27、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 大臣にどなたか御質問があるのかと思ったら、なかったわけですけれども、本日は、私、別に大臣に通告する用意をいたしておりませんので、質問はいたしませんが、ちょうど交通関係のときで質問をいたしますのは、私どもの関係しておりまする世界青少年キャンプの計画の中に、一大パレードをやろうという、東京オリンピックにとってはかなりやっかいな新しい問題を提起しようとしておるわけであります。この世界宵少年キャンプは、この席にお見えの社会党の阪上先生なども非常に御熱心に主張されまして、東京オリンピック大会に一つの異色を添えるものである。従来のオリンピック大会は、だんだん規模も大きくなり、参加する人員……

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第3号(1964/02/28、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 ぴしぴしと聞いて、そして簡単にします。  オリンピック大会の聖火リレーの最終ランナーはいつごろまでにきめますか。
【次の発言】 いつもの大会の例では、あれは最後は事務総長の権限ですか。
【次の発言】 いろんなとっぴな案があって、昔だとおそれ多いということでしょうけれども、皇太子殿下に馬に乗って入ってもらうというようなとっぴなことを言う人もあります。これは非常にとんでもない案ですけれども、朝日の天声人語子が、明治、大正、昭和と分けて、各年代におけるスポーツの先達――昭和は先達はないだろうけれども、明治時代で金栗さんなら金栗さん、昭和なら織田幹雄君というような者を、競技場を入って……

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第4号(1964/04/07、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 私は一つ批評、注文をしておきたい。これは質問じゃないのです。  資金財団からすでに発行したこれは本物でしょう。このデザインくらい低劣なものはない。これは極言すれば、終戦直後の山手線の電車に乗り込もうとするかつぎ屋が四人集まったようなものをつくって、こんなものはよほどでないと買わないな。われわれも負うのはやめた。この席上ではっきり申し上げておくが、実に低劣なものをつくって、これで記念メダルなどというようなことでは、オリンピックがへそで茶をわかすことになるので、何とかこれをいまからでも直すことはできないものか。これはかつぎ屋を四人応援しているような姿です。インスブルックのメダル、……

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第6号(1964/06/25、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 関連して。途中から入ってまいりまして、十分お話のいきさつを承知しておるわけではございませんけれども、大体私個人も、またスポーツ議員連盟に関系しておりまする者も承知しておることでございますから、これは超党派的に結束をして問題の解決に当たりたいと存じておるわけでございます。もとより、オリンピックの際に北鮮から見物かたがた来られるというような問題は、それぞれ法務当局におきましてもいろいろ御見解があり、また自民党としてもそれぞれの態度がありますので、この点については私は触れません。問題は、七月一日から二十五日の間に行なわれる北鮮での最終予選会に際して、全世界各地におる有力選手、日本で……

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第7号(1964/08/31、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 いまの長谷川君の質問は非常に専門的な質問ですが、大体組織委員会がしろうとが多いものだから、結局JOCの委員のうちで発言権の強い者が自己の主張を通す、こういうような結果になって、たとえばいまのフィンランドの話でも没になったように聞いておる。そのときの場当たりで、あんなギリシャの女優、それは美人か何か知らぬけれども、それに感激して、おそらくここでも二、三回話の出ておる人物が発言して――今度高島について行っておるのにくせ者がおることは御承知のとおりなんです。この前のときは田原春次君から名前まであげて攻撃をされておる。会計上の不始末もあるということを言われた人物がついて行ってやった仕……

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第8号(1964/09/10、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 与謝野事務総長に伺います。  これは、陸連の責任者がおらぬのであるいはわからぬかもしれませんが、何か一AAFの会長から、北鮮あるいはインドネシアのGANEFOの大会に出た者に対する出場停止期間の再検討について問い合わせがきているのですか。
【次の発言】 実は四、五の与党のオリンピック特別委員、並びにスポーツ議員連盟の関係者が、現在の閣僚とこの間うち懇談する機会があったわけです。一番おそれておるのは、大会中に、インドネシア並びに北鮮の選手が参加できないことによって、ある種の連動が行なわれて、それが政治問題化することになり、一昨年のジャカルタ大会のようなことになるならば、今度のオ……

第46回国会 予算委員会 第4号(1964/01/31、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 今度の国会が始まりまして、衆参両院の本会議あるいは予算委員会におきまする質問の最大重点は、中共問題にまず集中せらているように感ぜられるのであります。現に終戦以来多くの外交問題が論ぜられまして、そしてその論議の上に立って各党は態度を決定をし、相当の外交問題が終結を見ておりますけれども、未解決でなお世界政治の上に深い影を落としておるのが中国問題であり、またわが国にとっては全然未解決であると思っておるのであります。池田首相は、フランスの中共承認問題に関連して起こりました新たな事態につきまして、各党の代表者から質問があり、さらにラスク・池田会談というものをされまして多くの情報を持たれ……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第3号(1965/02/04、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 質問してみてもしかたのないことですけれども、ものには主唱者というものがあるので、たぶんこれは河野国務大臣が閣議で言い出したことで始まっていると思うのですけれども、委員長に私は質問しようと思っておるのです。というのは、実はオリンピック後に国民体力の向上についての何か研究機関あるいは政策機関というものを自民党の党内に設ける、あるいは国会の常任委員会として設置をしようという声は、有志の間に河野国務大臣以前にもかぼそくあったことは事実なんです。けれども、オリンピックも終わったことであるし、民間の組織活動に自主的にまつことがいいだろうというのが常識論であった。ただオリンピックが終わると……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第4号(1965/02/09、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 本日は財政の問題を伺おうと思ったのですが、只松君から資料要求で出たわけですけれども、本来ならばおそらく全議員の関心は、神宮、外苑の年間総経費、それから外苑の野球場の収入並びにプロ野球の使用料ということに重点があったと思うのです。それがないとなかなか審議が進まないと思います。次会までにぜひ出していただきたいと思うわけです。  そこで本日お伺いしたい点は、前田文部省体育局長も見えておるわけですが、これは神宮のことですからあなたもおわかりになると思いますが、いま土地の所有権が国に移っておるのは、外苑の中ではどことどこですか。

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第5号(1965/02/16、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 古井、前田両先生から基本的な問題が論ぜられました。まことに、河野大臣との質疑応答によりまして、本委員会設置の目的も大体了承されたと思うのです。私は、具体的問題について、二つ、建設的に提言をしたいと思っております。  第一は、国家体育賞などを設定する意思はないか。ただいま、いわゆるデパートメント――省を設けるという話がありましたが、私の申し上げるのは表彰のほうの賞であります。これは、近年、スポーツは元来民間のものでありますが、オリンピック大会その他の国際競技大会におきましてその民族を代表して活動した選手、巨大なる民族精神を鼓舞した者に対しては、たとえばチェコスロバキアのザトペッ……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第6号(1965/02/19、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 ちょっと議事進行について発言があります。  先般の第一回のときには委員長から何か十二時過ぎには第一回のことだから打ち切りたいというような節もあって、そして最後に委員の間で意見がそごした関係もあって、私が打ち切っていただくように委員長にお願いしたわけなんですが、もう何回もこの委員会を開くわけにはいかないので、本日はなるべく徹底的に審議をして、そのあとで本委員会の懇談会を開くなり、あるいは時期をあらためるにしても、本日は相当長時間にわたってもやって、この問題に対する一応の締めくくりだけはつけておかなければいかぬ、そういう意味でひとつ議事をお願いしたいと思います。

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第7号(1965/03/04、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 質疑ではありません。私は本日は質問の用意もありませんから、同僚の諸君、特に委員の若手諸君が熱心にこの問題を追及されたので、委員長に対して、議事進行の名において、今後の取り扱い方法を要望いたし、また文部当局には、特に本日大臣がお見えになりませんでしたので要望いたしておきたいことがございます。  委員長には、この問題を取り上げられまして今日まで委員会を開くこと三回であります。委員会における論議は種々出ましたけれども、大体において学生野球の本拠地を失いつつある、また宗教法人たる神宮が国から譲渡を受けたときの精神と相反しておる。それから第三には、今度決定したる最終決定と称するものが学……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第8号(1965/03/09、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 一時までだそうですから、私はスピードのある質問をします。  文部大臣は、土曜日あたりからこの状況を非常に心配して、いまの閣僚では非常に頭の切れ味が早いほうですから、学業とスポーツという問題から押されてくると、この問題は大問題になる。この問題はきめ手のない問題のように久保田さんや好村さん考えておられるのは、全く法律関係その他の問題を勘案してのことだと思うのですが、あると思うのです。  私は解決策を三つ出しますから、そのうちどれが一番よいか、答えてください。  第一は、本委員会が学業とスポーツとの関係からして、午前中の野球試合というものはいけないということを決議して、午後一時以降……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第11号(1965/03/23、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 衆議院の委員会室には永年勤続議員として表彰された方の額がかかっておりますが、ふしぎなことに、隣の第七委員室が一番古い議員で、この第六委員室にかかっておるのはまだ生存者の方ばかりで、最近表彰された人であります。この前ここで会議を開いたときには三木武夫先生のまでで河野大臣のはなかったわけでございまして、本日は初めて掲額されたる河野大臣の額の下において大臣を前にして質問をする、さぞかし大臣には感慨無量のことと拝察をする次第であります。  先ほど大臣は、自分は属僚がいないで一人で答弁しなければならぬ、私もきょうは自分一人で原稿のメモだけつくりましたので筋はほとんどありません。ただスポ……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第15号(1965/05/28、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 本日は、ここに柔道のメキシコ大会復活という問題に国会議員の各位が熱心で、種々御質問なさった。私はせんだって、毛利君の帰国報告並びに田中さんや辻原君が熱心にスポーツ議員連盟の緊急総会を開いてくれ、自分らも柔道の仲間で連盟は持っておるけれども、広い範囲で運動を起こしたいからということで御要請を受けまして、会議を開きました。その結果、国会スポーツ議員連盟としては、あげてメキシコ大会での柔道の種目を復活するということに決意をいたしまして、自来いろいろ御相談申し上げておるわけですから、先ほど以来、熱意あふるる田中君、辻原さんのお話も伺いまして感銘をしております。われわれ柔道とは直接関係……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第5号(1966/03/03、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 大庭体協専務理事あるいは西田局長からお答えをいただきたいと思います。  札幌の冬季競技というものが、またまた見通しが暗いという情報が流れておるのです。これは第一回の招致のときには、六千万円ほどの大きな金を使って招致に惨敗をした。そのために、このたびは姿勢を立て直して、川島自民党副総裁が招致委員会の会長になり、組織も充実して、そのかわりむだな経費は使わずに、実質的な活動を続けておるわけですが、なおカナダのカルガリーが最も有力で、残念ながら札幌の見通しは非常に暗いということであります。ただ、決選投票になり得る可能性もあり得るので、でき得る限り北欧諸国との連携を十分とりつつ、また南……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第6号(1966/03/10、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 中国問題は、政治的にも非常に大きな問題でありますが、日中スポーツの交歓という面でも、幾多の困難な問題を提供してきそうな形勢になってきておるのであります。新聞紙上並びに御本人の直接私に話されたところによると、日本陸上競技連盟の会長である河野謙三氏は、六月の初め、国会明けとともに中国を訪問したいという御意思のようであります。中国陸上競技は、近来とみに実力を向上してまいりまして、したがって、日本が将来世界の陸上競技の舞台へ大きく伸びるためにも、一つの交歓相手として日中対国競技というものが生まれることになれば、今後オリンピックその他の場合においても、力の向上という面では非常によいし、……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第9号(1966/04/20、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 本日は、日本体育協会あるいはIOCの関係の方が見えておりますればよいのでありますが、委員会の手続の関係もありまして、文部省を通じ御質問を申し上げたいと思うのであります。文部省も、本日は文部大臣あるいは担当の責任者である体育局長の出席がありませんので、はなはだ残念でありますが、前もって申し上げた筋もありまして、したがって、私の申し上げることについては、すでに体協並びに関係者にも問い合わせがあったことと思っております。  事柄は、明日からローマで開かれますIOCの実行委員会及び総会におきましては、一九七二年、つまりメキシコオリンピックの後におけるオリンピック大会の開催地が、ボート……

第51回国会 予算委員会 第10号(1966/02/10、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 佐藤総理大臣は、施政方針演説の締めくくりにおきまして、日本の次代をになう青少年に多大の期待をかけられております。その熱意は国民にもよく受け入れられるものがあると私は思います。しかし、奮起を促すからには、それに対応する政府の施策とイメージ、あるいは壮大なるビジョンというものがなければならぬ。ところが、本年の予算を見ますと、歳出項目では他の費用は相当に盛り込んであるけれども、青少年対策費というのはかけ声に比して私は十分ではないと思っております。むしろそれは貧弱だと思っております。  そこで、私はまず、青少年よ奮起せよ、あるいは、青少年よ立て――どこへ立ったらいいのか、どういう方向……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 外務委員会 第8号(1967/05/31、31期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 いんぎん丁寧に質問をいたしたいと思っておったのですが、相当時間の制約もありますので、ことばはぽんぽん出るかもしれませんが、御寛恕願いたいと思います。  ベトナム戦争は、ただいま松田先輩が哲学的に見解を述べられたと同様に、アメリカ側の対策というものが軸のように私は思うのです。ただいま伺っておると、ハノイの出方だけである、終局的にはそうではあるかもしれぬけれども、やはり大国のほうが、すなわちこれを北ベトナム側が侵略と言い、アメリカは当初反共の聖戦と呼んだ。このごろはそういうことを言うておらぬようです。しかし、人のところへ押しかけておることだけは事実なんで、そうして平和を希望する全……

第61回国会 外務委員会 第19号(1969/05/14、31期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 私は、臨時に外務委員にならしていただきまして、与野党の外務委員の皆さんの御了解を得まして、本日はパプア・ニューギニア問題を主として質問をいたしたいと思っておるわけであります。このバックグラウンドといいますか、背景を一応先に外務大臣にのみ込んでいただきまして、質問をしたいと思うのであります。  昨年の九月ごろからだったと思いますが、東西ニューギニアの問題につきまして、パプア民族の独立を含めまして、豪州領あるいは国連信託統治地域における開発の諸問題について、日本の国会議員も関心を持つべきである、ただいま御発言のありました田原さんは、長く南方のほうに戦前、戦時中をも問わず御関係があ……

第61回国会 予算委員会 第9号(1969/02/12、31期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 質問を開始するにあたりまして、この機会を与えていただきました委員長並びに与野党理事の皆さま方に厚く御礼を申し上げる次第であります。  本質論に入ります前に、ウォーミングアップではありませんが、少々、二、三外務大臣に尋ねてみたいことがあります。  その第一は、ニクソン新米大統領の訪日を将来期待するかということであります。もちろんこれは、少なくとも来年六月の安保改定期までは国内の事情によりまして不可能であると私は思っておりますが、しかし安保が自動延長あるいは継続された後に、われわれは近い将来にニクソン大統領の訪日の実現を期待するものであります。何ゆえとなれば、民主党政権は非常に長……


32期(1969/12/27〜)

第65回国会 予算委員会 第11号(1971/02/13、32期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 一般質問の冒頭にあたりまして、しかも雪の降る日、腰かけも新しくなりましたところで質問を許していただきまして、中野委員長並びに与野党理事の好意によるものと、この際、初めに深く敬意を表する次第であります。  しかし、補正予算の質問の最後にハプニングが起こって、いまさらその事件の責任を追及しようとは思わない。すでに済んだことです。けれども、与党議員は居眠りばかりしている、予算委員会はお祭りで、ところてん式に三十日たてば上がるのだ、こういうことはとんでもないことであって、予算委員会の性格にも及ぼすことですから、大蔵大臣にびしっといい範例をたれてもらわなければならない。元来、予算委員会……

第67回国会 予算委員会 第3号(1971/10/26、32期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 私は、今度の事件で保利幹事長並びに予算委員長のお許しを得ておりますので、党を代表しまして、この事件で犠牲になられた方に深き弔慰のことばを申し上げるとともに、重軽傷者のすみやかなる御回復を祈るものであります。  実は、ことしは何が起こるかわからない年でありまして、全く降ってわいたような事件の連続であります。今夜国連で正面衝突が起こることは承知をしておりましたが、三重県の地元で正面衝突が起こるとは思わなかった。先ほどからすでに御質問もありましたし、私はずばりこの事件の中心をついてみようと思うのであります。  運輸大臣、これは安全装置とかなんとかいう問題ではありません。企業のもうけ……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 外務委員会 第2号(1977/03/02、34期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 帰り新参でありますし、私は、予算委員会以外で質問をいたしますのは二十数年ぶりであります。労働、厚生委員会というのが終戦直後にありまして、そのときに質問して以来であります。  福田総理大臣は、覇権反対については日中共同声明の精神を尊重してやる、日本国憲法と抵触しなければ本文に入れようが前文であろうが問題ではない、こういう言明をされていますが、日本憲法のどこが覇権反対に抵触するのか、また不安があるのか、まず承りたい。
【次の発言】 覇権の反対について不安があるというのは、やはり憲法第九条関係で、いわゆる自衛権があるけれども、海外へ自衛隊を派遣することはない、これはもうはっきりして……

第81回国会 外務委員会 第3号(1977/09/16、34期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 大坪議員、どうもありがとうございました。  きょうは南アフリカの人種差別政策、核保有の問題あるいは朝鮮に対する長期的な見通し、私はこれらを質問したいと思うのですが、後回しにします。  日中平和友好条約の締結は、復交以来五年を経過して未解決であります。しかし私の判断では、これは差し迫っているし、差し迫らなければならぬという考えを持ちつつ御質問を申し上げますが、政府、特に外務大臣としてはどういう手だてによって日中問題を解決しようとしておるのか、あるいは機は熟しつつあるのか、この判断をまず最初に承っておきたい。
【次の発言】 日ソ漁業協定が成立した明くる日に首相官辺から発せられた、……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第2回国会 予算委員会公聴会 第1号(1948/06/18、23期、民主党)

○川崎委員 田中さんの質問に関連して質問しますが、柔軟性のある外交政策をやれ。そこで一國だけの投資に頼るということは、日本の將來を過るものであるというようなお話があつたのですが、われわれももちろんアメリカだけでなしに、カナダでもオーストラリヤでも、あるいはフィリピンでも、でき得るならばどこの國からでも投資をしてもらつて、日本経済の再興の誘い水にするということについては養成であるが、現在の國際情勢からして、はたしてアメリカ以外の國から多量の物資を導入することができるかどうか。この点についてのお答えをいただきたいということが一つ。  いま一つは先に非常に大胆に現在の財政状態は、むしろ国民の担税能力……

第3回国会 人事委員会労働委員会連合審査会 第2号(1948/11/15、23期、民主党)

○川崎委員 前会社会党の前田種男君から、吉田内閣のとらんとする労働政策一般について質疑がありました際に、労働大臣は、國家公務員法に関連しての組合運動の將來あるいは組合運動の方向について御回答があつたのでありまするけれども、労働政策全般に対して、何ら抱負経綸を示しておらない。米窪労働大臣あるいは加藤労働大臣は常に本会議の席上あるいは、委員会の席上、各党の代表質問に対しては、日本の労働運動を高い立場から指導するための本格的な論議をされておるにかかわらず、増田労働大臣は、また総理大臣は――これはそう大きな労働政策についての識見を持たれないと思うから仕方ないとしても、何とか大きな見地からの労働政策の発……

第3回国会 人事委員会労働委員会連合審査会 第3号(1948/11/16、23期、民主党)

○川崎委員 昨日の委員会にえきましても、委員の多数の方から要望されましたように、総理大臣並びに関係大臣の出席がなくしては、十分なる審議を継続することは困難であろうと私は思うのであります。労働大臣がお見えでありますので、一應質問にははいりまするけれども、委員長においてすみやかに関係大臣の出席を促されたいと考えるのであります。  質問に入るに先だちまして、この公務員法関係の参考書類というものが、一應公務員法そのものの関係については相当多数提出されておりまするけれども、私はこの際なお参考書類を要求したいものがあります。それはアメリカ、イギリス等、主要各國の公務員に関する労務関係法規、主要各國の労働組……


24期(1949/01/23〜)

第7回国会 電気通信委員会公聴会 第1号(1950/02/07、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 午前中の杉山勝美公述人にお伺いをいたしたいと思います。あなたの御説によりますと、国際放送は民間放送にも許可したらいいじやないか、こういうような御意見があつたように思いまするが、そういう御意見でありましたでしようか。
【次の発言】 そういう御趣旨だと大体わかるのでありますが、もう一度さらに念を押してお答えを願いたいと思うのでありますけれども、元来国際放送というものは従来までも一般でやつて来た。それから通信言論の自由からいたしますると、当然国際放送であつても、何本出ても私はさしつかえないものだ、こういう考え方を原則としては持つておりまするけれども、今日日本は言うまでもなく連合軍占領台下……

第7回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1950/02/17、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 先般私は予算委員会におきまして、文部大臣に対して、ヘルシンキにおけるオリンピツク大会に参加を許された場合の、派遣費の捻出の仕方につきまして、お尋ねをいたしたのでありますが、予算委員会におきましては、持ち時間も制限をされておりました関係上、質問のしつぱなしで、御答弁を一回いただいてそのまま打切つた次第でございますが、本日は分科会でありますので、私の考えも述べますから、ひとつ丁寧に御答弁を願いたいと思つております。  文部大臣は、先般の御答弁では、オリンピツクに参加を許されても、民間の寄付金の募集は当然さるべきであるけれども、政府の国庫補助ということは、きわめて困難であるという御答弁で……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1949/12/20、24期、民主党(第九控室))

○川崎委員 簡單に質問いたします。国鉄公社総裁は、十八億円の経費計上が可能であると言い、大屋運輸大臣は、政府の最後決定ではありますけれども、十五億五百万円が最高の線であると言つて、本日対立をいたしておるのでありますが、先ほど来の御言明によると、本日ただいま初めて申すのであるけれども、あらゆる財源をあさり、あらゆる努力をしたということを言われております。そこで私がお伺いしたいのは、あらゆる財源とはどういうものを洗つたか、たとえば追加予算の計上であるとか、あるいは預金部の資金の運用であるとかいうものについても御検討があつたと思うのでありますが、それがどういうことで不可能になつたかといことが第一点。……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 予算委員会公聴会 第1号(1953/06/29、26期、改進党)

○川崎委員 土屋さんにばかり質問を集中されておるので、まことに恐縮でありますが、あなたは一番公正なる立場に立つての公述人でありますから、質問が出るのも当然と思いますので、ごかんべんを願い、質問をしたいと思うのであります。私は専門的な問題でひとつお伺いをいたしておきます。  社会保障の経費についていろいろ御論議がありまして、私どもの意見と大体同一なのでありますが、特にこの際お伺いしたいことは、先ほど社会保障の経費は本年八百十億である、予算の規模からしてそのパーセンテージは七%であると御指摘であります。社会保障の経費はここ数年来七%から八%、昨年少しく出ましたが、また本年縮まつたような形になつてお……

第19回国会 予算委員会公聴会 第2号(1954/02/13、26期、改進党)

○川崎委員 社会保障の学的権威である近藤博士に対して、社会保険の統合問題について少しくお尋ねをしたいと思つております。  現在わが国には、社会保険の中核としては、健康保険、国民健康保険を中心にして、さらに各種の保険があるわけですが、ただいま滝井君の指摘されたように、なるべくこれを統合して行く、そうしてむだな費用を省いて行くことが必要であることは、われわれもかねて、痛感しているところで、社会保障制度審議会の第一次勧告もその線に沿つて行われたことと思うのでありますが、今社会保障の対象から一番漏れているのは、何といつても国民健康保険が適用されておらない中小企業者、農民、各町村によつては、これを強制的……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 社会労働委員協議会 第2号(1955/09/10、27期、日本民主党)【政府役職】

○厚生大臣川崎秀二君 森永ドライミルクの中毒事件につきまして、その後の状況並びに厚生省としてとりました処理の具体的な各段階につきまして、申し上げたいと思うのであります。  先日、社会労働委員会の協議会が行われましたが、その際私は、浜松におきまして全国勤労者の水上大会がありまして出席をしておりました。二十四日に事件突発いたしますとともに、その夜半直ちに大臣としては連絡をとりまして、公衆衛生局長に対し、この事件は必ず大きな問題に発展をする。すなわち、従来の中毒事件あるいはその他の問題は、人命に多大の損傷を与えるということが少かったけれども、今回はすでに二十数名の乳幼児がなくなっておる点からして、新……

第22回国会 社会労働委員協議会 第4号(1955/11/10、27期、日本民主党)【政府役職】

○厚生大臣川崎秀二君 厚生省におきましては、健康保険の財政の根本的改革につきまして、本年の五月、七人の学識経験者の方々に依頼をいたしまして、具体的な方策の検討をお願いいたしておったのでありますが、その結論として七人委員会の報告という文書が作成されましたので、過般発表をいたした次第であります。  この報告書におきましては、まず健康保険財政の現状を徹底的に分析をし、その基礎の上に立って、保険制度全般にわたって強力適切な諸対策を実現する必要のあることを述べているのであります。  厚生省といたしましては、この報告書に述べられております諸般につきまして、目下具体的な実施方策を事務当局に検討させている最中……

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 先日の法務委員会においてもお尋ねがあったのでありますけれども、ただいま重ねて予算の問題につきましてお尋ねでありまするから厚生当局の考えておりますことにつきまして明らかにいたしておきたいと思うのであります。これは今日売春の状態につきましては、今回は売春等処罰法案として議員提案になっておりまするけれども、もとより社会不安あるいは経済的事情のために今日のごとき残忍なる状態が起っておることについては他の役所よりも一そう責任を感じなければならぬ立場にあることは事実でございます。従いましてこういう状態がなくなるように国の施政を持っていくことが何といたしましても必要だとは考えておりまするけれ……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1955/06/03、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま御質問の点は、河野農林大臣が昨年の暮れに、私の前任者であります鶴見厚生大臣との話し合いで、牛乳の処理問題について、農村方面におきまして、なるべく販売を自由な形で、かつ積極的に行うような仕組みにしてほしいという要望が高くなりましたので、特にこの問題について何分の結論を出すことにしようということに、双方の申し合せは一応なったそうであります。しかしながら、これについてどういう申し合せの内容にするかということにつきましては、厚生省側と農林省側との間に意見を具体的に交換するという段階に入る前に、たとえば市部は低温をするとか、あるいは農村部は高温殺菌でも差しつかえないとかいうような……

第24回国会 予算委員会公聴会 第1号(1956/02/15、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 今のお話の中で、今の日本の経済状態に照らして、外貨の手持ちをどのくらい持っておるのがよろしいかということは、大体あなたのお説ならば十五億ドル程度は持っていることがいいんじゃないか、現在八億八千万ドルで、もう少し持つ方がいいんじゃないかという、最適基準というものを示されたように拝聴しておったのでありますけれども、一方においてまた輸入の自由性というようなことを非常に強調されて、輸入の増大ということを言われておりますけれども、そのこととどういう関連になって進むのでありましょうか。また政府の立てておる経済五カ年計画における外貨の今後の見通しというものに対して、あなたのお考えではもう少……

第24回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1956/02/21、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 友人である労働大臣に質問をするのは恐縮でありますが、私の質問はワン・ラウンドであります。一回限りであります。そこで問題の提出の仕方は、人口問題と労働問題に関する調整をいかにするかということであります。御答弁をいただきたいものを先に課題として提出いたしておきますから、私の所論展開の間に御研究を願いたいと思うのでございます。  第一は人口問題に対する総合的見解を、内閣は灯未発表する気はないかということであります。それから第二は、従来私どものときには不安定内閣で、あまり連絡する気にもなれなかったし、そういうことで動揺を続けてきたわけですが、今日は保守合同内閣ですから、密接な連絡を……

第24回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1956/02/22、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 予算編成の際に要望のあった問題で、あまり大きな経費ではないのでありますが、最後に政策審議会と文部省あるいは大蔵省との折衡においてやや犠牲になった形になっておるのに、本年の四月に行われるピンポンの選手権大会の費用二百五十万円の削除という問題があるのであります。御承知のように、従来卓球の世界選手権大会において、わが国は数回優勝しておる。優勝しておるばかりでなく、日本の卓球というものの地位、また全国的な普及が認められて、オランダのユトレヒトという所で行われました前回の選手権大会において、東京開催という未曾有の事業がきまったわけであります。本年四月の二日からこれが実施されるというの……

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/02/18、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 私は簡単に伺います。あなたの御議論が、一月以来消費インフレを押えろということにあったことは、紙上を通じ、各種のあなたの書かれたもので承知をいたしておりますが、きょうはその全貌がわかった意味で非常に参考になったと思うんです。ことに勝間田君が第二問に提起した財政と金融との関係、これに対して明確な御答弁もありましたので、私は聞きたい点を、これはずばりと伺いたいと思うんですが、つまり先ほどから伺っておる結論は、中立的な予算をもう少し続けたらいい、こういうことであったように思うのです。中立的な予算という意味は、一般会計においては減税をもう少しやれということの意味であると私は思いますが、……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1957/02/13、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 予算の分科会でありますので、分科会らしい質問をあとでいたしたいのでありますけれども、なかなか政党も忙しくなりますと、防衛長官に直接お目にかかりまして意見をかわす機会がない。幸いにしまして、今日予算分科会の席上、防衛計画についてあなたのお考えを聞いてみたいと思うのであります。決して意地悪い質問などはいたしませんから、率直にお答えを願いたいと思います。  これは少し大きい問題であります。大きい問題というのは、先般予算委員会の第四回目の会合で今澄委員から、国防計画ないしは最近における新兵器の輸入等につきましてかなり精細な質問がありました。速記録を拝見しまして、最近における防衛上の……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 国連参加を機会として、外交の局面ははつらつと活動を開始しなければならぬ時期に到達をしておると思うのであります。政務次官が来たばかりでありますから、大蔵省に一ぺん伺っておきたいのでありますが、今回外務省予算を組むに当っては、こういう点を大きく考えて組んだものかどうか。これは大蔵大臣に伺いたいところですが、大蔵政務次官、あるいはそれにかわる人でもいいのですが、外務省の今年の予算はいかなる性格のもとに組んだかお答え願いたい。
【次の発言】 外務省予算だけでなしに、通産省ないしはその他の省にもまたがっての経済外交の面の費用というものは、相当党の方針に伴って組んだということですが、資……

第26回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 伊東政務次官は就任せられてから日も短かいことでありますから、詳細にわたる質問などはいたしません。ただ、着任せられて、郵政関係の問題として政治的な要素を含んでおるものは、放送法を改正するかどうかということに大体焦点がしぼられておるようであります。大臣が着任するとすぐ言明をするのが、放送法を改正したい、――今まで放送法というものはどういうものであるか、あるいはそれが望ましいことであるかということについて御知識のない方も、御着任せられた翌日には、新聞記者団にそのことを話されるのがここ四年間の大体常識になって参ったのであります。しかし、そのたびごとに放送法改正の機運は世論の非常に大……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 総理大臣の施政方針演説においても、生活環境を整備して明朗快適な国民生活を実現するということを明確に述べられておるわけですが、私は社会保障というものは、非常に広義な面でとっていくと各種の問題があると思うのです。もとよりその中心は医療保障の達成であり、続いては年金制度の整備であるとか、最低生活の保持であるとか、ないしは老幼並びに貧困者に対する対策であるとかいうような問題が、その上層を形成すると思うのです。しかし何と言っても社会保障の高度な国家は、飛行機で到着するとわかるのですが、非常にクリーンな国なのです。清潔な国だということがやはり社会保障の発達してしくところの基底部を構成す……

第28回国会 予算委員会公聴会 第1号(1958/02/24、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 本日の御公述の重点は、先ほどから拝聴いたしまして、財政投融資と資金計画ということに重点があったように思います。私は、藤井さんがお願いするというお言葉のもとに、政府の財政投融資計画を相当痛烈にやられたことに、むしろ将来予算編成の際における重点として取り上げるための大きなよすがになったのではないかというふうに拝聴して、特に鉄鋼産業に中心を置かれたことをかえって愉快に感じておったわけであります。  そこで伺いたい第一の点は、今日の国家予算といいますと大体消費的な傾向に多くの支出が向けられるように考えられる。もとより私どもは、元来社会保障に力をいたせということを主張しておるものではあ……

第28回国会 予算委員会公聴会 第2号(1958/02/25、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 軍人恩給と年金の関係は今度の国会におきます重要な問題であったのでありますけれども、厚生大臣が病気でありましたし、また総括質問の際に外交問題あるいは財政金融の本質の問題が取り上げられましたので、本委員会では二、三の方々がこれに触れただけで、存外にこの議論が低調であったわけなのであります。私は、社会保障問題というよりはむしろ年金問題の権威者である平田先生がきわめて中正な立場で数字を中心に御論議になりましたことに対しまして、さらにこの際にぜひ聞いていただきたいと思うことがあるのであります。そしてまたぜひ明快なる御答弁をいただきたいと思います。  第一の問題は、先ほど御公述の際には国……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1958/02/13、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 国立劇場の設立は明治以来わが国におきます大きな運動として続けられてきておるのであります。御承知のように古くは伊藤博文公、近くは鳩山一郎先生ないしは片山社会党議員等によりまして、過去数十年にわたって日本の芸術を保存し、さらに世界的な水準にわが国の文化芸術を引き上げるために国立の劇場が必要であるということが、国民的な世論にもなって、次第に大きなうねりを見せておるわけであります。しかるに昨年の暮れに国立劇場の敷地の問題につきまして、総理大臣あるいは関係閣僚におきまして、ぜひとも大宮御所をお借りをしたい、こういう希望が強くなり、閣議決定の寸前までいったのでありますが、先ごろ私が予算……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1958/02/14、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 本日は午前中に私の質問まで終る予定であったそうで、いろいろ皆さんも時間が忙しいときにこういうふうに切り詰められて、私も迷惑です。実は私も座談会を十二時からやるのをはずして、議会第一主義ですから出ているわけです。そこできょうは多くの問題があるのですけれども、ほとんど大部分をたな上げにして、重要な問題だけについて質問をいたしたいと思っておりますが、外務大臣はまだ分科会は初めてでありますから、あるいは予算委員会全体の総会的な立場と同じように思っておられるかもしれませんけれども、そんなに真正面から渡り合うということではないのですから、もしお答えになれない点があったり、また技術的な問……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1958/02/15、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 大蔵大臣にぜひ伺っておきたい文教問題があるわけです。御承知のように、国立劇場の建設につきましては、長年にわたって国民が要望してきたことでもあり、またわが国の文化の伝統を保存し、一方において日本の文化的水準ないしは芸術的分野というものを世界的な舞台にまで伸ばすという意味から、国立劇場を建設せよという声は、明治の初めから起っておるのであります。いわれ因縁をあなたに申し上げるまでもなく御承知だと思うのでありますが、すでに昨年の末に、文化財保護委員長ないしは政党関係の国立劇場促進議員連盟の代表者が、岸総理大臣ないしは関係の閣僚等とお会いいたしましたときには、大宮御所、青山御所に敷地……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 通産大臣に、私は通産行政というものはしろうとなんですけれども、外貨の面で、あるいは外国との技術提携の問題などで、どうしても伺っておかなければならぬ問題がありまするから、教えていただく意味もあるし、質問と答弁の発展の仕方によってはいろいろ聞いてみたい問題がありますのでお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、まず第一に、海外支店の外貨の保有というものについては、ある種のワクがあって、その中で当然使用しておると私は考えておるわけであります。これは今日どういうようなやり方できめておるか、まず第一にその点から伺っておきたい。――それではそれはあとにして、私が特に伺いたいのは、三十二年……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1958/02/15、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 答弁を入れて二十分ぐらいで終りたいと思いますから、答弁も簡潔にお願いいたします。  昨年も予算の分科会で指摘して改められたことでありますが、中国、北九州方面に対する隣国の電波の妨害というものが非常に多くなっている。これはすでに改められたそうでありますが、中国側においては新しい第二次経済五カ年計画というものがあるのです。これによると、これから二年くらい先になるとは思いますけれども、非常に大きな電波の計画で、北京を中心として十数カ所の強力なキロワットの放送をやろうという計画があるわけですが、それに対して当局はどのような対策を立てておるのか、まず伺いたい。

第28回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 端的にお伺いします。世界銀行からの道路借款については、数年間にわたって、三年間ぐらいずっと変移してきておる。私も実は今日午後からそのことを勉強し始めたのですが、どうもだんだんしりつぼみになってきておる傾向にあるわけです。高碕さんのときには四千万ドル、一九五六年五月には二千五百万ドル、それから今度は当分やらない。そこで、お尋ねしたいのは、今日の段階では世界銀行に対してどのくらい借款ができるようになっておるか。もう一つは、他の外資導入について、たとえばアメリカの日本に対する経済協力の形で日本の道路の建設については、かなりアメリカはウエートを高く踏んでおるにもかかわらず今日まで実……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 四時半で終るのですか。
【次の発言】 実は時間がないといやな質問をしなければならぬことになる。実は手放しでやっていい質問ですから、私の所説を聞いてもらってそれでいいかどうかということだけを聞けばいいのです。ところが時間がないわけですから、四時四十分で散会ということでやります。私のあとありますか、だれか。ないでしょう。
【次の発言】 わかりました。全部スポーツの話だけですから、御答弁が願えると思うのです。かつて大映の顧問をやっておられたのですから、事情も知っておられると思うのですが、私が見て今一番問題なのはプロ野球の選手の入社をするときの契約金の問題だと思うのです。これはかな……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1959/02/26、28期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 国会の議院運営委員以外には一般議員はあまり知らぬものですから、少しこの機会に伺っておきたいと思うのであります。  衆議院の庶務部長に伺いますが、衆議院議長の公舎、それから参議院議長の公舎は、今度の予算に計上されていると思いますけれども、いつ工事に着手をして、完成をするのか。
【次の発言】 明年は列国議会同盟の国際総会が東京で開かれる予定になっておると私は聞いておるわけです。従って、でき得ればその時期までに衆議院議長公邸並びに参議院議長公邸が完成した方が望ましいと考えるのでありますが、大体そういうことを予定しておりますか。

第31回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1959/02/28、28期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 時間もないことですから、簡単に伺います。  国立劇場の予算は二千数百万円で、三千二百万円が削られたわけですね。これで設計費は足りますか。
【次の発言】 今までの費用はどうしたのです。
【次の発言】 繰り越しはもらえなかったんですか。
【次の発言】 というと、国立劇場の規模が問題になるのです。三十四億くらいのものをあなたの方では出しておると思うのです。その意味で大体設計費というものは、どうしても諸雑費を入れれば一〇%くらいになるのじゃないですか。そういう懸賞募集じゃないですか。してみると、二千六百万円じゃ足りないのじゃないですか。


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 予算委員会公聴会 第2号(1964/02/13、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 私、不勉強で、入江公述人の前半の公述を十分にお聞きすることができなかったのでありますが、戦争中から中国問題に深い学識を持たれ、またその御意見の推移なども大体承知しておりますので、それに基づきまして、二、三御質問をしてみたいと思うのであります。  第一は、やはり国連総会におきまする表決につきまして非常に注目されますのは、フランスに次ぎましてのブラザビル諸国の動きであります。これがまとまって動くものとも思えませんけれども、最近の情報では、中国承認の方向に七分三分くらいのかねあいでかなり国の動きがあるように私どもはひそかに聞いておるのでございますが、それについての入江公述人の見通し……

第46回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1964/02/19、30期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 本日の質問は、分科会でもありますので、農林当局にお教えもいただきたいし、またお訴えをしたい問題であります。  問題の主題は穀用かますの問題、これ一点であります。多少掘り下げて伺いたいと思いますが、農業者の副業生産ということで今日まで大きな問題でありましたかますが、最近非常に不振におちいっておるという実情が出ております。これは去年の夏ごろからのことだろうと大体推察をするのですが、こういうことになってきた原因は、やはり麻袋、それから紙袋の許可にあると私は考えておりますが、その経緯をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 私が質問をしておる立場も明らかにしておきます。われわれは、……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1964/02/22、30期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 分科会でありますので、具体的に御質問をいたしたいと思います。ワシントンハイツにありまするオリンピック選手村のあとを何に使用するか。これは東京都との関連上、森林公園に大部分はすることにたてまえはなっておるのですが、あそこには鉄筋コンクリートの建物もあり、さらに二棟ほど新たに本部の建物をつくるかという話も聞いておるのでありますが、それらは惜しいわけですから、当然公共的なものに将来使うことが妥当であろうと思いますが、担当大臣はどう考えておられますか。あるいは文部大臣の御所管かもしれませんが、伺います。
【次の発言】 青少年のために使うという一つの線が出たわけでございますが、これは……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第7号(1964/02/25、30期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 在外職員の住宅事槽というものはたいへん悪いように聞いておるのですが、これは予算措置をどういうふうにされておられますか。
【次の発言】 外地にいる外交官が本領を発揮するにあたって居所が不安定であるということは一番の問題なんで、外務省の予算というのは、大平さん、考えてみるとずいぶん少ないものですね、二百十億というのですから、問題にならぬですね、アメリカやソ連の外交ほどのことはなくても、これから最も重要な役割りをしなければならぬ日本の外交官の在外活動というものが不活発だということになれば、非常に大きな問題になるので、ことしはこれでがまんをしても、ぜひ来年度からはもう少し企画的に、……

第48回国会 文教委員会体育振興に関する特別委員会連合審査会 第1号(1965/03/29、30期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 ただ一問だけあなたにお聞きします。  組織委員会は、一月以来、柳田委員も組織委員ですが、大体虚脱状態に入っておると思う。いいことをした、オリンピックは非常な成功をした、そしてこのごろ勉強しておらぬでしょう。あと始末をやはりきちんとしてもらいたいですね。その中では一番あなたが勤勉だという話も聞いておるので、気の毒ではあるけれども、一問だけ聞きます。大蔵省はせっせと自分の税務官僚を入れることにうまくすり抜けて、すりみたいに成功したが、記念センターの将来一番中核となる十棟―十六棟全部記念センターですけれども、とりあえずは法案としては十棟、今日どういう状況になっておるか。だれが視察を……

第48回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1965/02/22、30期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 総務長官御出席でありますので、総務長官に御質問をいたしたいと思っております。  昨年の秋ごろから、オリンピック大会後にわが国が行なうべき国際、国原的行庫Tとしては、まず考えられるのは、昭和四十五年の方国博覧会、これは大阪府を中心にして、近畿各県が共同してやろうという意欲は持っておるけれども、はたして開催され得るかどうかは、国際的な関係できまることであります。毎年そのような行事が行なわれるわけではありませんが、たまたま昨年の秋ごろからいわれておることは、昭和四十二年十月は明治の世を開いたときから百年に該当する。したがって明治百年祭あるいはもう少し前向きの意味を持たして、近代国……

第48回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1965/02/23、30期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 本日の文部大臣に対しまする質問はすべて建設的なものでございますから、学究豊かなる文部大臣には十分御答弁をいただきたいと思っております。ものによっては私の意見のほうが多い場合もあります。私学振興について最後にお尋ねいたしますが、それは私の質問はきわめて簡単で、大臣の抱負をその際に申し述べていただきたいと思います。  最初の質問は、立憲政治に対する先覚者の表彰の問題でございます。これはわれわれ後輩えりを正して質問をしなければならぬのでございますが、わが国に立憲政治が行なわれてすでに七十三年か四年と記憶いたしておりますが、その間藩閥、軍閥等の勢力と戦って憲法政治を守り抜き、また大……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第11号(1965/05/13、30期、自由民主党)

○川崎(秀)小委員 防衛図上研究問題の小委員会が設けられましたのは、いわゆる三矢研究という問題に端を発していることは御案内のとおりであります。すでにこの問題が起こりましてから三ヵ月近くたちまして、その間におきましてこの問題に対する世論というものも、防衛の必要ということは十分認め、同時に議会主議というものはあくまでも守られなければならぬということに貫かれておると思うのです。当初岡田委員が提起した当時は、防衛当局のこの問題に対する答弁の不用意、あるいは総理大臣自身の御発言などもありまして、意外な波紋もあったわけでありますが、もはやだんだん問題も究明され、実態がわかったように私どもも感じております。……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1966/03/01、30期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 厚生大臣、たいへん系統的にお話しをいただきまして、ありがとうございました。よくわかりましたが、そうすると、二つに分けて、村というものを新たに建設するということ、年度内にも敷地を決定したいということと、それから従来の国立施設の中に重症心身障害児を収容しよう、こういうことですね。国立の施設の中に収容しようと思うものは、いまのところ何カ所でどのくらいでありますか。それから年度内に村の候補地を決定したい、これはいま候補地としては何カ所くらい当たっておられて――年度内というと、きょうが三月の一日ですから、大体しぼってきていると思うのですが、その点御答弁いただきたい。


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1967/04/25、31期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 関連して。実は機会があったら田中法務大臣には友人としても申し上げたいと思って今日までおったわけであります。私は与党議員でありますから、いろいろと追及しようという気持ちではない。けれども、法務大臣というものがこういう姿であっていいかということについては多大の疑問を持っているわけです。あなたは非常な法律の勉強家でもあるし、青年時代から苦学力行の士である、法学博士にもなられておるし、非常に敬意を払う面が多々あります。ただ私は、昨年の十二月の十六、七日であったと思うのですが、いよいよこれは選挙だなというので、われわれも選挙に対する準備もしなければならぬし勉強もしなければならぬ。日曜……

第55回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1967/04/21、31期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 菅野通産大臣に端的に伺います。  資本の自由化というものはもはや議論の時代でもないといわれておりますし、その中核になる産業界、そしてこれを主管しておる通産省の態度は非常に注目されておる。私が第一に聞きたいのは、通産省はこれにどう対処しようとしておるのか、基本的な姿勢とこれからのプログラムを聞かしてもらいたい。
【次の発言】 いまの考え方が本心で言われておるとすれば、また本心でしょう、非常にけっこうだと思うのですね。しかし、昨年来の通産省の動きを見ておると、非常に消極的のように私は思う。もっと積極的にというならば、やはり産業界を説得してなるべく自由化の場に引き出す努力をする、……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1967/04/19、31期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 先日来、国際学生スポーツ大会、ユニバーシアードというものが日本の新聞で大きく取り上げられているわけです。私はそれほど重大視しない。というのは、結局IOCの総会で、国名は北朝鮮ということにきまるだろうと思っておりますから、日本の新聞で騒ぐほどのことはないと思うのですけれども、しかしこれがためにもしも将来、ユニバーシアードを主催しておるところの国際学生スポーツ連合、FISUというのがあるのですね。それが分裂でもするようなことになると、これはひいてはメキシコ・オリンピックヘも響くことになりますので、日本の取り扱いも非常に慎重に、かつ国のたてまえ、筋というものを通していかなければな……

第55回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1967/04/22、31期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 文部大臣に伺いたいのは、最近非常に青少年の海外渡航熱が盛んになってきまして、毎年渡航する者もふえておる。これからの日本の行く道として、青少年が外国の知識を見聞する、貿易が伸びる、これが日本の将来の二大指標のように思うのです。半世紀あるいは一世紀かけて次第に見聞が広くなり、戦争前、特に戦時中のような目隠しをされておったような状態から、ずっと見聞が広がってくることは、非常に日本人全体としていいし、特に年寄りが見るよりは、若い者が見て、将来の世界観あるいは世界に対する視野を広めることが一番いいことだ、こういうふうに見ておるわけですが、それには近ごろ弊害もやや出てきておる。弊害のほ……

第58回国会 予算委員会公聴会 第1号(1968/03/06、31期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 公述人にお尋ねするわけでありますから、別にいろいろな批判を申し上げるよりはお教えを願いたいと思っておるのであります。  実は本年度の予算に関連して一番問題点は、やはり国際経済との関係であると思うのです。そういう意味で大来公述人と川田教授、両公述人に伺いたいと思うのですけれども、国際収支の改善ということでは、やはり輸出をふやすことと輸入を押てえ国際収支の改善をはからなければならぬ。宮澤経済企画庁長官の、施政方針演説に付随した国務大臣の演説によると、一五%輸出を増強するというのですが、これは対米輸出がいろいろな壁にぶつかっておるという点で、わが国貿易の主柱が阻害をされておるわけで……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1968/03/14、31期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 ただいまは、党派は違いますが、佐藤さんから、スポーツのことにつきましていろいろと御発言がありまして、私どもと同感な点が多々あるわけであります。  今度の国会の予算委員会は、防衛論あるいは外交論に主点が置かれたために、そういう質問が非常に強いわけでありますが、やはり内政の問題で、教育あるいは体育というような問題は大いに重視しなければならぬと思うのであります。  そこで、灘尾文部大臣に伺いたいのであります。多少答弁に時間の余裕を持って対処していただくように、私から少しお話を申し上げて、御答弁をいただきたいと思うものであります。実はメキシコ・オリピック大会は、約十数日前からのIO……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1968/03/15、31期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 総務長官がようやくおいでになりましたが、少し休憩をしてもらって、小さい問題から始めましょう。  青年の船は成功して帰ったように伝えられております。わが国初めてのことでありますので、非常に注目をされたと思いますが、私の見るところは、成功を上中下に分ければ、中成功というところですね。なぜならば、非常な欠陥は、港に停泊して、奥地に行けない。そのために外国青少年との交歓というものはほとんどなかった。団員からも非常に不満はあがっておるけれども、それはあらかじめ知っておることですから、そういうような点で今後どういうふうに修正しますか。

第58回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1968/03/14、31期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 万国博の運営については、当初から大阪という土地の反映もありまして、非常にうまくいくだろうという面もあるし、商業主義的になりはしないかと心配をしておりました。 しかるところ、この会場にいち早く参加を申し込んだ大手の企業が、陳列物あるいは面積の取り方、すべて商業主義的であるとBIEでありますか、パリの万国博本部から注意をされたということであります。これに対して通産相はどういうお考えを持っておるのか。警告を発したりあるいは将来注文を発するところの企業に対しまして、それぞれきびしい警告を発しておられると思うけれども、具体的な措置と将来の対策を聞きたいのであります。

第58回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1968/03/12、31期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 外務省の批判ばかりしては恐縮なので、最初に事務的に私の経験から申し上げたいことがある。いま外務省予算の一番最後に、営繕費のお話が出ました。しかと聞きました。そこで、実はいろいろ青少年の交歓その他で私外国へ行くことが多いので、自分の視察した経験、それから一般国民の声では、在外公館が貧弱過ぎる。ソ連、アメリカ並みとは言わなくても、イギリスやその他の欧米諸国とは同じくらいのかまえがあっていいと思う。それでなければ信用もつかない。ところが、バンコクやあるいはイラク、さらにには一般の公館は非常に貧弱で、借り家ばっかりである。あれではだめだと思うので、来年度予算でひとつ大いに要求しませ……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1969/02/28、31期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 選挙違反事件というものが非常に審理に時間がかかるということは有名な話でありまして、最近で一番こっけいなのは、三回前くらいの選挙違反の最終判決というものが決定して公民権を失うというようなことがあるけれども一、すでに時代おくれで、その間代議士は二回も当選しておる、こういうばかばかしいことは世界にはないのではないかというふうに私は思うのですけれども、最近の選挙違反事件の審理のスピード化というような点について統計があれはお示しをいただきたいし、代議士の任期はまず二年半と見ていいわけですから、衆議院議員の選挙違反は最高裁までいくにしても、二年半以内に上げてもらいたい、こう私は思うので……

第61回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1969/02/26、31期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 その他施設整備費などにおいて四千八百八十万六千円、これは何ですか。
【次の発言】 会計検査院は、まあ会計を検査するわけですな。各省並びに国の補助費を出しておる相当膨大な会計の検査をするわけですから、時代の進運とともに電子計算機も私は必要だと思うのですが、ありますか。
【次の発言】 今度の分科会の質問者は、ある党では、自分の党員よりも多い二百八十七名という、そういう質問があるんですね。非常な熱心です。にもかかわらず、この会計検査院には質問者がない。しかし、「はなはだ簡単でありますが、御審議のほどを願います」と書いてある。これは、審議しないわけにいかないものですから、私が質問す……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1970/03/12、32期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 野球賭博の問題に関連をして、球界をおおっておる黒い霧、この問題は三月三日われわれの所属をしておるスポーツ振興国会議員懇談会の総会から火ぶたを切ったわけであります。その後予算委員会におきまする中谷議員の質問はかなり核心をついております。私どもは来たる十七日に議員連盟主催の聴聞会的公聴会を開きまして、球団の内幕を十分に知りまして、その後国会審議、特に元来言えば本節は文教委員会でお取り上げいただくことが最も節を通したことであると思いますが、幸いに予算委員会で発言があり、やや社会的、政治的問題になりましたので、この機会に実は、坂田文部大臣もたいへんにスポーツの愛好家であって、水泳な……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1970/03/11、32期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 きょうは、午後六時にはジャンボが日本に飛来するという歴史的な日になったわけであります。太平洋はまさに航空時代に一新紀元を画したときでありますが、つらつら考えて、月とスッポンということばがあるわけですが、アメリカは月旅行をする、中国へ行くにはスッポンである、うまいことこれはごろが合ってきたものだと思うわけです。われわれの同志である古井君は、いま日中覚書貿易協定の延長のために交渉に行っておる最中でありますが、佐藤内閣は選挙の際にも、日中改善は一九七〇年代の大きな課題であり、外交上の最重要案件であるということを言いまして、改善の方向を打ち出したわけであります。しかしながら、その後……

第63回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1970/03/17、32期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 きわめてじみな問題でありますが、将来性のある問題につきまして、私の知っておりますことを申し上げて、そうして大臣のお答えを得、前向きに取り組みたいという問題があります。  東部ニューギニアという地域がございますが、御案内のようにニューギニアは東西に分かれておりまして、西のほうはいわゆる西イリアン、東は豪州領並びに国連統治地域、ビスマルク群島あるいはニューブリテン島等々入れましてパプアニューギニアといわれておる地域であります。私はオーストラリア、ニュージーランドと、青少年の交歓あるいはスポーツの関係をもちまして、ここ数年そういう関係から糸をたぐったわけでございますが、接触をして……

第63回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1970/03/12、32期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 佐藤内閣は、先般の衆議院総選挙のほぼ中盤戦に差しかかるころに、総理が仙台で演説をされまして、一九七〇年代の課題は中国問題の解決である、ことに外交上の最重大案件である、こういう表現をされまして、従来とは変わった積極的な日中改善の態度を打ち出されたのであります。自来、国会におきまする総理大臣並びに外務大臣の御答弁の中には、いろいろそのときどきに応じまして起伏があることは当然のことでございますが、この総選挙の御言明からしますれば、かなり後退した印象を一般の国民に与えておるということはまぎれもないことでございます。しかし、先週に至りまして、旅券の問題であるとかあるいはまた航空機の問……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1971/02/22、32期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 きょうはスポーツの問題、青少年の問題を取り上げますけれども、大体ラグビー競技場の大改築ということが主題であります。昨年一年を通して、プロ野球の黒い霧ばかり追及しておりましたが、九割五分大体片づいたと思います。世の中は勧善懲悪、善のほうも大いにひとつ奨励しなければならぬと思っておるわけであります。  現在の秩父宮ラグビー競技場は、昭和二十三年でありますか、いまのラグビーOBの諸君が勤労奉仕でつくり上げた競技場である。ほかの競技場は、たいがいは国がつくったとか会社がつくったとか、あるいはまたオリンピックというような大きなときに当て込んでつくったというようなことですが、この点では……

第65回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1971/02/23、32期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 まず第一に、数日来、天皇、皇后両陛下の御訪欧ということが逐次新聞紙上に発表されております。本日は政府から正式発表があるように聞いておりますけれども、これが事実かどうか。事実とすれば、たいへんけっこうなことでありまして、終戦後すでに二十五年、四分の一世紀を経過し、また陛下には東宮時代にイギリスに行かれた思い出があるそうでありますし、最近も多くの方々に接見をされる際に、なつかしい昔の思い出を物語っておられるということを伺いまして、いつか陛下にも訪欧あるいは訪米、さらには最も近い東南アジア、しまいにはやはり中国に行かれるのがいいように思うのですね。けれども、とりあえず政情の安定し……

第68回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1972/03/18、32期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 衆議院の一番持っておる宝は速記者だと思っておるのです。これはほかにかけがえがない、むろん参議院もそうですが。この速記者の養成というものはいまどういうふうになっているか、両院でどのくらい数があるか、そういうような問題について。また給料ですね、サラリー、それから加俸みたいなものはないんですか。
【次の発言】 本俸に繰り入れているわけですね。
【次の発言】 わかりました。  最近は地方議会も非常に速記録を中心にしての質疑なりが多いので、だんだん充実はしておるようですけれども、ところによっては、速記が誤謬を起こしたりして問題になっておるところもあるようです。各県議会、それからおもな……

第68回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1972/03/22、32期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 私は第二分科会の本務員でありますので、ここは時間が非常に制限されていますので、こっちも簡単に申し述べますから的確にお答え願いたい。  名張―松阪間の名松線、これは完成しないうちに戦争を迎えた。ずいぶん昔の話です。奥地開発ということで非常に重要な路線であったのですが、赤字で廃止問題も審議会の勧告では出ている。しかし国鉄当局では、奥地開発という意味もあるし、キロ数も長い、また物資の輸送も相当ある、通勤者もある、こういう関係から、さしあたりはそういう気持ちがないように聞いておりますが、この機会にはっきり言明していただきたいと思います。

第68回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1972/03/23、32期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 きょうは日中国交回復への通産大臣の心がまえとか、その他日中問題について、経済問題よりは、将来わが党の重要人物として、また次期政局への展望を兼ねて、田中通産大臣のお考えをいろいろ伺ってみたいということであります。もう佐藤内閣も終わりになりますので、むしろ通産大臣の将来を激励するという意味での質問でありますが、少々アップツーデートの問題もありますので、あるいはそちらの政府委員から最初にお答えいただきたい。  一、二ありますのですが、けさのある新聞によると、世界的な経済人の集まりであります世界貿易センター連合というのがあるそうですね。急なことで、あるいは答えられないかもしれません……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1972/03/25、32期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 きょうは外交政策というよりは、むしろ日本の世界政策あるいは軍縮問題等でお尋ねをしたいと思うのですが、せっかく予算の分科会でありますから、分科会らしい質問を最初に申し上げたいと思うのであります。  外務省自身の充実強化ということは各方面から要望されておると思いますが、この世界政治の変化に対応しまして、国際経済、産業技術に関する研修などはどういうふうにされておりますかということが一つ。  それから第二は、やはり何といいましても日本の外務省の量的な人的規模といいますか、数が少ないと思うのですね。これを当たった数字をそちらでもお持ちでしょうし、私どもも入手しておりますが、アメリカ、……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 予算委員会第六分科会 第2号(1977/03/12、34期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 ことしの予算は、編成のときに総選挙のあおりを受けましたので、年末遅く、また年始早々で、われわれは編成の中核には全然タッチしておらぬ。毎日予算委員会へ来て、野党の質問ばかり聞いておるわけです。そこで思い出すのは、海部文部大臣が、本年の文部省予算の重点としては、スポーツの振興ということを相当考えておる、こういうことにあったように私は思っておるのですが、スポーツの振興と今度の予算の重点は、どういう数字であらわれていますか、まず伺いたい。
【次の発言】 かように、スポーツの振興ということの予算では、公共事業費の伸びと余り変わりはない。大したことはないです。  いずれこの問題は後で伺……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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