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石原円吉 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

石原円吉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(議会)歴代TOP100
73位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
1000位
各種会議発言(議会)歴代TOP250
204位

23期委員会発言TOP100
78位
23期委員会発言(非役職)TOP50
43位
24期委員会出席TOP100
74位
24期委員会発言TOP100
51位
24期委員会出席(無役)TOP100
97位
24期委員会発言(議会)TOP10
9位
24期委員会発言(非役職)TOP100
99位
24期各種会議発言(議会)TOP5
5位

このページでは石原円吉衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。石原円吉衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 水産委員会 第2号(1947/07/05、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 ちよつと關連しますが……、ただいま大臣より水産廳のことにつきまして熱意ある御意見を承り、まことに意を強うするものであります。参議院の水産關係者が集まりまして水産クラブをつくつておるのであります。この水産クラブが去る二十五日に總會を開きました席上におきまして、水産廳もしくは水産省の設置を強力に主張いたしました。そうしてもし内閣において遲れるならば、議會の發案權をもつてでも實現したいという意向が出ておるのであります。從いましてこれが設立につきましては、關係者は全員一致で支持することは申すまでもないのであります。私は今は野黨の立場にありますけれども、自由黨におきましても、この問題は……

第1回国会 水産委員会 第7号(1947/07/29、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 ただいま小委員長の報告の中に、私が先日の小委員會で特に發言を許されて述べましたことは、ただいま小委員長より御報告の通りであります。この場合の魚價は到底一・九という程度ではいけないということが、ここに大きく呼ばれておるのであります。それは一昨日上野の精養軒におきまして、全國の漁業者代表者が集まりまして、そうして全員三倍程度の値上げを最も妥當とするという意見が、絶對多數でありました。それに對しては農林大臣を初め、各關係各廳へ代表者が陳情したことと思うのであります。なおまた昭和九年より十二年までの間は、漁村にとつては最も不況のどん底でありまして、その時期を基準としての六十五倍の數字……

第1回国会 水産委員会 第8号(1947/07/31、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 ちよつと關連して……。水産廳設置に對しては、森君の御意見に全面的に贊成するものであります。殊に水産省を設置するということは、昨年の議會におきまして、滿上一致の國策樹立の決議案ができておるのでありまして、どうしても近い將來に水産省にしなければならないということは、日本の輿論がきまつておるのであります。たださしあたり、機構いじりをしておるために、當面の食糧事情を阻害するようなことがあつてはならぬから、その食糧事情を急速に補給する意味において、暫定的な水産廳という意味合いで、ここに委員一同は意見が一致したのであります。その意味合いにおいて、農林當局が、いわゆる自分の畑が減る、自分の……

第1回国会 水産委員会 第9号(1947/08/01、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 最近にできる百トン以上の鋼船でありますが、現在南方へ出漁を許されておる。この漁船に對して、新しくかつお、まぐろ漁業が許可制になつたわけでありますが、同時に航海にも許可を與える點につきまして、運輸省の方では關係方面の許可も得なければならぬ。こういう御方針のように指示される。水産局では了解濟でおるから、その必要はないというように、ちよつと意見が一致しない點があるように思うのですが、その點はどうなつておりましようか。
【次の発言】 最近では船の建造費は非常に暴騰をいたしてまいつたのでありますが、昨年の二、三月ころよりは、およそ船價はトンあて三倍近くあげられたように思うのでありますが……

第1回国会 水産委員会 第10号(1947/08/05、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 自由黨といたしましては、水産省設置は非常に急ぐのでありますが、ただいま食糧の補足を急速に水産をもつていたしたい。その效果をねらつて、一時的に水産廳を設置する。從つて水産省に速かに直すことを前提として、この案に贊成をいたします。

第1回国会 水産委員会 第14号(1947/08/26、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 水産金融につきましては非常に豫定の融資額が減りまして、漁船建造者を初め一般に非常に窮況に陥つておるのであります。この場合に復興金融金庫は五百五十億圓に増資をするということが傳えられておるのでありますが、かく多額の増資をする以上は、水産金融に對しても、從つてここに相當大幅の融資がされることと推察するのでありまするが、その大體の御方針をさいわい銀行局長がお見えになりましたから、安本の方々と、それぞれ明確なる御説明をまずお願いいたします。
【次の発言】 それだけですか。御説明は……。
【次の発言】 本月二十日ごろにおきめになりました第二四半期の六億五千萬圓は、農林水産全部であるとい……

第1回国会 水産委員会 第15号(1947/08/29、23期、日本自由党)

○石原委員 休憩前の論議は、要するに委員長の魚價改訂に對するその意見の表現の形式に對して、夏堀君は不滿があつたかと思うのでありますが、今後はたとえ委員長が政治家として個人的な御意見を發表するにおきましても、やはり水産の小委員會、全體委員會の全部に影響があると私は思うのでありますがゆえに、今後は形式の上から、總意をまとめた表現のしかたにされんことをここに要望するものであります。また價格の面におきましては、なるほど一・九いくらで委員は納得いたしたのでありまするけれども、運輸、輸送費用の暴騰の問題、また氷の價格の暴騰の問題、竝びに資材を公定價格で全部正式ルートで配給されるようにということが條件になつ……

第1回国会 水産委員会 第16号(1947/09/19、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 關連いたしますから、私の質問も併せてお願いしたいと思います。かつお節の價格撤廢につきまして、別の面より局長の考慮を煩わしたいと思うのであります。それは戰前よりすでに漁船の數が殖えて、現在約倍になつた。それがやがて關係方面の建造許可に對する方針によつて、すでに私は終戰前の三倍以上のトン数になるであろうかと豫想されるのでありまするが、さような莫大なるかつお漁船ができた。現在ではそれらの建造船がことごとく漁業に從事していくことになつてはいないが、これは本年の漁期の關係もありまして、たくさんのかつおはとれないが、來年の三月ころからは非常な數量を漁獲することになるであろうかと思うのであ……

第1回国会 水産委員会 第17号(1947/09/23、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 捕鯨及び以西底引につきましても、終戰後はいわゆる漁業界を中心とした希望者が殖えてきたということは事實であります。從つていわゆる漁村の經營上、漁業會を中心として企業をしたいというに對しては、沿岸の捕鯨も以西底引も、當局においては愼重な考慮を煩わすことに願いたいと思うのであります。殊に漁業權の問題になつておるこの場合に、捕鯨の運用權であつても、このままでいくことはどうかと思うのであります。この場合に沿岸の漁業を中心とした企業に轉換していくように、御考慮を仰ぎたいと思うのであります。その點を希望してこの際申し述べておきます。

第1回国会 水産委員会 第19号(1947/10/03、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 最近聞くところによりますと、漁村の石油を全部公團で扱う。そして從來の漁連乃至業會には全然扱わさないということの運動が猛烈に起つておるということであります。これにつきましては水産局においては適當なる處置をとつてくれておるものと思いまするが、御承知のように戰爭中に既存の石油は中水を通じて縣水、漁業會等で全國ことごとく取扱いをしておつたのであります。そのために適當なところにタンクができ、油槽船ができ、そして圓滑にやつておつたものであります。それが公團をつくつて石油を扱わすということであるから、われわれはそれに先立つて水産局に對しては、漁業に要するものに限つては必ず從來の通りに、たと……

第1回国会 水産委員会 第25号(1947/11/19、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 今月十四日において中央水産業會が閉鎖機關となりまして、その結果各道府縣水産業會はここに非常な不安の念を起しておるのであります。一體府縣水産業會は次の團體法が制定されるまで存置されるものであるか、その中間のいつかにまた閉鎖機關となるのではないかという、その點に不安を感じておるのであります。また官廳筋より、長く團體法の改正ができなかつたならば、あるいはその中間に府縣水産業會も閉鎖になるかもしれぬというようなことを漏らす者もあるかのように傳えられるのであります。そこでこの際政府の方針を、はつきり府縣水産業會を通じて漁村に知らしめる必要があると思うのであります。この團體法は少くも農業……

第1回国会 水産委員会 第27号(1947/11/25、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 この漁港の請願の問題は委員長の御發言の通り承認したいと思います。ここにあらためて委員長の御方針竝びに水産當局の御方針等を伺いたいものでございます。それは二十三年度の豫算に關することであります。この委員會は水産省もしくは水産廳を設置せんとして、委員會開會以來お互いにその點に協力をしてまいつたことは、今さら申すまでもないのであります。日本の新興産業として第一にあげなければならぬところの水産そのものの性質上、ここに省をつくるか廳をつくるかという問題になるほど重要性をもつものであります。しかるに水産廳の方は未だどうなるものとも見透しがつかないのでありまするが、少くも水産廳ができても、……

第1回国会 水産委員会 第29号(1947/11/28、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 二十三年度の豫算に關しまして、先日の委員會の席で私が申し述べましたのは、ただいま問題となつておる各委員の御意見と一致するものであります。この委員會が二十三年度の水産關係の豫算に對して、これは重要である、これは重要でないという點につきまして、十分の檢討を加えて、そして重要性を認めたものは、單に水産局に任しておかずに、委員會はみずからもその豫算の成立について努力せなければならぬのじやないか。そのことに對する委員長の御方針を實は承りたいという意味であつたのでありまして、本日その點がはつきりとしてきたわけであります。過日の委員會のときに、水産局長は――これは私の記憶の間違いでないかと……

第2回国会 水産委員会 第1号(1948/01/28、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 鈴木君より資材の問題が出たのでありますが、政府は終戰後漁業権、船舶の建造等、多数の許可認可を與えたのであります。この多数の許可認可を與えたということは、急速に水産物を増産したい。そうして日本國民の窮迫を救いたいという建前から、そうしたということに見えるのでありまするが、今日になつてみますと、資材が少い。政府が終始一貫して、計画的に許可認可を與えたのならば、その與えるときに、すでに油はどうするか、網はどうするか、氷はどうするか、えさはどうするか、米はどうするか、こういうようなことの計画が確立されて、そうしてそれに伴うように漁船の建造やまた漁業権の免許を與えるべきはずであつたと思……

第2回国会 水産委員会 第2号(1948/01/31、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 先刻來西村君から、るる質問をしましたが、その政府の答弁は、はなはだ要領を得ないのであります。また前日來、総理大臣、安本の長官等の出席を求めて、委員長は固く約束をせられたようでありまするけれども、その実現がないのであります。これを一面から考えると、われわれ水産常任委員会全体を、政府が他の委員会に比較して軽く扱つておるのでないかという感じもするのであります。ただいままで論議された資材の問題並びに魚價の問題につきましては、もうこの上、現状のままでは許されないと私は信ずるのであります。この席でいかに論じましても、とうてい要領を得ないように信じまするので、委員長は速やかに常任委員全員の……

第2回国会 水産委員会 第4号(1948/02/10、23期、日本自由党)

○石原(圓)委員 漁港船溜につきまして二十三年度はどういう程度の予算でやるか、その内容を差支えない限り御説明を願いたいと思うのであります。御承知のように戰爭中漁港、船溜の大部分は破壞されまして、用をなさぬものが多いのであります。從つて昨年より本年の議会には漁港の改修新設が要望され、それもかなり大規模のものを必要としてまいつたのであります。その大規模のものの必要なることは、漁船のトン数が大きくなつた、從つて從來の漁港、船溜では、船舶の出入並びに海陸連絡がうまくいかない、從つて港を大きくする必要がある。また遠洋へ進出すること、並びに多少の危險を冒してでも沖へ出なければ、食料品としての重要水産物の充……

第2回国会 水産委員会 第9号(1948/03/26、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 田中君より内水面の問題でるるお述べになりましたことは、至極ごもつともでありまして、われわれこの関係者の委員が内水面の水面を閑却しておるかのようなお言葉もあつたのでありますけれども、絶対にさような考えはもつておらないのであります。およそ内水面の水産業なるものは、まつたく特異性をもつておるものである。天然の養殖によるか、餌料を與える養殖によるか、この二通りが大いに現在むつかしい問題になつております。天然の餌料にまつところの養魚養殖ならば、これは別段に大した力を國が入れなくてもよい。そういう見当があるのでありますけれども、これに対しては、たとえばあゆの稚魚を輸送するというか、こいの……

第2回国会 水産委員会 第12号(1948/05/06、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 西日本水産振興会におきましては、二十三年四月二十五日大会を開きまして、以下申し述べる各項目に対する陳情をいたしてゐるのであります。この西日本水産振興会は、大阪以西の漁業題係者を網羅しておるものでありまして、およそ全國の半数に達する漁業者大衆よりの声であります。第一に高級魚に対する價格統制を廃止されたい。現行の制度は價格算定の基礎に大なる誤謬がある。この誤謬の点につきましては陳情書に明記してありますから、説明は省略することにいたしますが、從來高級魚というものはいわゆる大衆の口にはいらないのでありまして、大体旅館、料理店その他いわゆる生活の高き家庭へはいるのであります。この高級魚……

第2回国会 水産委員会 第15号(1948/05/26、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 議事進行について……。先刻來承つておりますと、大臣の説明では漁業税を課する根據がさつぱりわからぬと思うのであります。全然わからない。根據はどこから出てきておるか。主食であるとみなすというような御意見であります。主食とみなせば免税は當然であります。主食であるけれども税を課す、その税を課するということは國費多端のためやむを得ないというようなことであるが、いくらやむを得なくとも、その性格において税を課すべきものは課する、課すべからざるものは課さないということでなければ、國政はうまくいかぬと思う。その點がはつきりしないので、この次にはどういう點からこれを課するのかということを、大臣か……

第2回国会 水産委員会 第19号(1948/06/11、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 本案に対しまして委員長の御発言並びにただいまの説明で、大体のことは了承することができたのでございますが、私はこの保險制度が今期國会に提出せられないということは、非常に好都合であると思うのであります。この際……。
【次の発言】 とにかく提案されておる案は適用しない、今年はやらないというように聽きましたがそうでないのですか。
【次の発言】 わかりました。そこで、漁業に從事する人々が八万人――遠洋漁業だけで八万人あるのであります。これは一般海上労働者と違つておるという点から、全然切り離した漁業船員のみの制度に改めることを私は希望いたしたいのであります。一般の海上勤務者は月給制度が大……

第2回国会 水産委員会 第20号(1948/06/15、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 漁港が終戰後全國的に非常に多数の要望があるのでありますが、これは当然のことでありまして、いずれも緊要なものであると思うのであります。それとにらみ合わせて解決せねばならぬ問題があると思うのでありますが、これは終戰前にすでに漁港を計画して、そうして一部が完成し、また完成せんとしてそのままになつているものは相当あると思うのであります。このものは地もと関係者においては、セメント等の資材がないからやむを得ないというような考え方で、じつと本省の方針、指揮命令等を待つているという状態のところも相当あると思うのであります。これをこのまま捨てておけば、あとの子が先になつて、終戰後言い出したもの……

第2回国会 水産委員会 第23号(1948/06/29、23期、民主自由党)

○石原委員 本請願の要旨は、三重縣度會郡宿田會村は、古來漁業を以て立つている村であるが、漁港の設備が不完全で、漁獲物及び荷物の揚げ下しも不便であり、且つ巡航船の発着にも多大の支障を來している、ついては本地方の水産業並びに伊勢志摩國立公園の観光等のため速かに宿田會漁港の修築を施行されたいとの紹介説明があつた。

第2回国会 水産委員会 第25号(1948/07/01、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 ちよつと関連して……。最近地方自治労働團体というものから、物價の値上げに反対するという決議をして、そういう申出があつたからということを地方の知事よりわれわれのところへも電報等が参つておるのでありますが、そういうことを、魚價の値上げに考慮のうちに入れておるのかどうか、これは魚價は特異性がありますので、そういうものを他の物價と同じく取扱われたる困ると思いますから、併せて答弁を願います。
【次の発言】 魚價の値上げにつきまして、先刻の説明員の方からも、水産物の價格は一應優遇されておるというようなお言葉があつたので、はなはだ不滿を抱いておるのであります。御承知のように現在水産物の取引……

第2回国会 文教委員会 第3号(1948/05/05、23期、民主自由党)

○石原圓吉君 私は紹介者の一人の石原圓吉であります。沿革を私が説明いたしまして、詳細な具体的なことは水谷君より説明を申し上げるということになつておりますから、どうかよろしくお願いいたします。  志摩水産学校は三重縣の南部の太平洋に面した英虞灣の突端にありまして、その所在地は約四里の半島になつておりますその中間にありますので、明治初年に六箇村の組合学校として生れ出たのでありますが、その後郡立となり、また縣立となつて今日に及んでいるのであります。純然たる民主的に生れ出た学校であります。そうして全國のこの種の学校のうち、最も優秀なる位置にありまして、また設備も何ら戰災等には遭つていないのであります。……

第3回国会 水産委員会 第1号(1948/11/09、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 水産関係者におきましては、漁業協同組合法案、漁業法案等の提出を期待しているのであります。しかるにこの会期には出るか出ないか、わからないということでありまして、もしそれが延びる場合には、全國の漁村がそれによつてこうむるところの影響は莫大であると思うのであります。ゆえに委員長は早急にさらにこの委員会を開くこととして、その委員会では農林大臣並びに水産廳長官の出席を求めて、所信をわれわれ委員に明らかに示してもらうという方法を講じたいのであります。この点を委員諸君の御賛成を得て適当におとりはからいあらんことをここに希望いたします。

第3回国会 水産委員会 第2号(1948/11/10、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 ただいま協同組合法案のことにつきまして、大体の御説明をいただいたのでありますが、もう閣議が決定をされたという大臣の説明でありますが、決定以後にその筋との折衝がまだいるといたしますと、あるいはそのために提出ができないようになるのではないか、結局それは提出ができるものであるかという点をもう一應承つておきたいのであります。なおこの機会に私は幸いにも水産に最も理解ある新農林大臣が就任されたので、非常に水産行政の問題で前途に期待をもつておるものであります。つきましてはわれわれはかつてより水産省を設置するということを目標にいたしまして、そうして参衆両院とも一致した方針で進んでおつたのであ……

第3回国会 水産委員会 第3号(1948/11/12、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 まず魚價の問題からお尋ねをいたします。毎年年末にあたつて生鮮魚を主とした、六大都市への何係上例外價格というものを設定しておるのであります。この例外價格に対して物價廳はどういう方針を今持つておられるか。まずそれをお尋ねします。
【次の発言】 一般魚價を改訂して相当引上げをしなければならないということは大勢であります。それに対するただいまの方針もよく承つて置きたいのであります。すべてのものが上つて來たが、魚價だけ上げないという結果、今さしあたつての漁業、すなわちまぐろ漁業、さんま漁業等の漁業者が、沖に出ることを躊躇しておる状態であります。これは出れば出るだけ赤字になる。赤字の苦し……

第3回国会 水産委員会 第5号(1948/11/16、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 水産業協同組合法案、水産協同組合法の制定に伴う水産業團体の整理等に関する法律案、漁業権等臨時措置法案、この三つをあわせてまず総体的なお尋ねをしたいと思うのであります。  この法案はその性質から申しましても、その規模から申しましても、農業協同組合法に先立つて制定されなければならぬはずのものが、すでに農業協同組合法の成立より一年も経過した、その経過をした理由はどこにあるのか。御承知のようにその間に最も中心となつたところの中央水産業会が閉鎖機関となり、また地方都道府縣水産業会は、資産凍結にひとしいところの政府の命令を受けて、そうして半身不随のような状態で、今日まで辛うじて形体を存し……

第3回国会 水産委員会 第6号(1948/11/17、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 私の保留してある御質問は幾つもありますが、便宜上三つだけお尋ねをいたしまして、あとは他の委員諸君よりお願いしたいと思います。  まず第一はこの法案は、漁業法案と不可分の関係にあるのでありまして、今これを決定することは少し不適当と思うのでありまするけれども、漁業協同組合の成立は、全國の漁村が待ちかねておる問題でありまするから、この際多少の不備、不都合はまげて通過をはからなければならぬと考えておるのであります。つきましては、漁業法案が次に制定された場合に、必ずこの法案も不合理な点が多々現われてくると考えるのであります。その場合に、政府においては、自発的にその不備な点を改正するとい……

第3回国会 水産委員会 第7号(1948/11/18、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 私は緊急問題として当局にお尋ねしたいのであります。それはけさの新聞に川南造船所所属の船が四隻拿捕されて、その船の船員は銃殺された者もあるし、いろいろあつて、その残りは帰還を許されて帰つた。という記事があつたのです。これは確めてもらいたい問題でありまするが、以西低引が從來区域外へ出て漁業をするとかしないとかで、今の川南の船を加えたならば二十隻くらいはもうすでに拿捕されているのではないかと思うのであります。これは一面には仕込資金を政府へ融資を申請した結果が未だ落着しない。そうしていつそれが実現するかわからぬという船主としては、非常な苦境に陷つて、年末の出漁ができるできないというこ……

第3回国会 水産委員会 第9号(1948/11/20、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 本請願は、三重縣におきまして水産振興会というものが本年の五月二日に結成されまして、その会員は約三万をもつて組織されておるのであります。ほとんど沿岸の第一線におる漁業家をもつて組織されておるのでありますが、この振興会の大会におきまして、以下申し述べる要項を決議されたのであります。  一、資材の完配及び事情に即した魚價の設定並びに資材入手手続の簡易化  二、漁業協同組合法並びに改正漁業法の早急なる上程  三、水産加工冷凍設備に対する國庫補助金の交付の制度の設定 以上の要点をもつて請願の理由とするものであります。これを一々説明することはかなり長きにわたりますので、時間の関係上この請……

第3回国会 水産委員会 第12号(1948/11/29、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 加藤委員の述べられた趣旨は、私は全面的にその必要を感じ、同感であります。六・三・三制実施のために、地方の水産教育というものは、その校舍の関係というようなことから、根本的な水産教育が與えにくくなつて來たような情勢であります。このことはいわゆる現地の水産教育を非常に不徹底にするものでありまして、ゆゆしきことであると思うのであります。水産廳においては、すでに日本の水産の最高学府というべき水産講習所を管理しておるのでありまするから、その趣旨を、全國の中等程度の從來の水産学校の教育に対して、何らかの方法で助成するという道を明けてもらいたいと思うのであります。そうしていわゆる第一線の水産……

第3回国会 大蔵委員会 第12号(1948/11/29、23期、民主自由党)

○石原圓吉君 この請願は五つになつておりますが、趣旨は同樣でありますから一括して説明をいたしたいと思います。請願人は三重縣志摩郡和具町漁業会田中猪之助ほか二十二名、同三重縣牟婁郡尾鷲漁業会長浜田正平ほか十名、三重縣度会郡神前村漁業会長小林伊太郎ほか六名、三重縣南牟婁郡井田村漁業会長上平虎一市ほか十二名であります。  請願の要旨は鮮魚並びに塩干魚にして鮮魚代替となるものの取引高税は課せられていないが、その他のものは課せられており、また漁業者の最も必要とする資材はもちろん賦課せられている。なおこれが一般物價を高騰して、ために漁業経営に大なる支障を來しておる現状であるから、これが即時撤廃を切願する。……

第4回国会 水産委員会 第1号(1948/12/04、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 第二國会のように各小委員会四つをその通りに設置して、その委員は委員長の指名によつてきめられんことを希望します。
【次の発言】 金融の問題でありますが、水産廳は二十三年度の第三・四半期に設備資金として二十四億三千三百万円、運轉資金として三十六億四百万円の資金計画を立てておるようでありますが、この中の設備資金はまず第二としまして、運轉資金の三十六億四百万円のうちには、以西底引、かつお、まぐろ定置漁業、さんま、いわし等の漁業の運轉資金が含まれておるようでありまして、これらの漁業は今盛漁期に入つておるが、その運轉資金が枯渇のために漁業ができない。すでに年末に差迫つて來た。こういう状態……

第4回国会 水産委員会 第4号(1948/12/12、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 金融小委員会の経過を報告いたします。金融小委員会は昨十一日午前十一時より午後二時まで、長時間にわたり審議をしたのであります。これに出席した金融関係の者は農林中央金庫の監理第一部長遠藤匡輔君、復興金融金庫融資第三部長尾屋義人君、総務部総務課長愛知良一君、安本財政金融局佐藤哲彦君、日本銀行資金局復興金融課長西園寺不二男君、営業局調査役大橋義策君、水産廳漁政課農林事務官藤森君、同次長藤田巖君等が出席をいたしたのであります。そうして金融のさしあたり急を要するところの東北方面のいわしあぐり網、定置漁業、まぐろ漁業、以西底引等さし迫つておる仕込み資金十七億円に対する問題が、この金融機関の……

第4回国会 水産委員会 第5号(1948/12/13、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 漁港、船だまり等に対する國の補助でありますが、その補助率が運輸省の港に対する補助率と違つておりまして、運輸省の方は七割ないし多いのは九割も助成をする。それにかかわらず水産廳関係の漁港、船だまりは非常に比率が低いのでありますが、これはどういうところから起つておる問題か、同じ政府の補助であつて、その性格も商港であろうが、漁港であろうが、同じ性格を持つておるのにかかわらず、水産廳の補助率は低く、運輸省の補助率は高いということは、はなはだ漁港関係が下積みになつておるような感がするのでありますが、それはどういう理由でありましようか、それを運輸省の補助率と同率に引上げるということについて……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第1号(1949/05/09、24期、民主自由党)

○石原(圓)委員 これより会議を開きます。私が年長のゆえをもちまして、委員長が選任せられるまで委員長の職務を行います。これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま今村君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認めます。よつて栗山長次郎君が委員長に御当選になりました。委員長栗山長次郎君に本席を譲ります。
【次の発言】 理事はその数を八名とし、投票の手続を省略して委員長において御指名あらんことを望みます。

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第5号(1949/07/06、24期、民主自由党)

○石原(圓)委員 本日交通公社、観光連盟、観光通訳協会、日本ホテル協会等より、非常に参考になる話を拝聴して、得るとことが多いのであります。そこで私は一つの希望があるのであります。日本の観光事業が急速に伸展しないところの隘路の問題であります。私らの見るところでは、政府におきましても運輸省と厚生省との間にぴつたり行かぬ点があつて、そうして幾らかこの観光事業に対する伸展を阻害しておる点があるかのように考えるのであります。本日お集まりのこの四つの団体は、さようなことなくして十分協調してやつておられると拝察します。その点十分になお協調せられて、そうして運輸省、厚生省等ともともに協力してやつて行き、日本の……

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第6号(1949/08/10、24期、民主自由党)

○石原(圓)委員 私はここに希望並びにお願い、御報告等を兼ねて申し上げたいのでありますが、伊勢志摩國立会園地帶の賢島というところに観光ホテル建設の議がまとまりまして、七月二十一日に創立委員会を済ましたのであります。資本金は三千万円でありまして、その内訳は一千万円が三重縣、一千五百万円が近畿日本鉄道株式会社、五百万円が三重交通株式会社、この資本出資系統であります。そして……
【次の発言】 それでけつこうですが、簡單に希望だけ述べさせてもらいます。この資本が総計八千万円を要するのでありまして、出資資本は三千万円でありますが、あとの五千万円をでき得る限り低利資金その他の融資の方法をもつて、まずこれを……

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第8号(1949/09/09、24期、民主自由党)

○石原(圓)委員 ちよつと時間の関係上時機が来たら発言を許してもらいたいのです。
【次の発言】 本日の朝日新聞に、観光事業振興に関して、在日中に米陸軍次官が大いに努力をするということが、ここに信ずべき記事として載つておるのであります。この記事の内容は、われわれが平生希望しておるところの種々の問題が織り込まれてあるのでありまするが、これが実現することは、まことにわが國の外客誘致、外貨獲得の上に最も必要であり希望するところであります。これが実現を希望するところ切なるものがあるのであります。この中にはわれわれの最も必要とし困つておるところのホテル建設その他内容充実に必要とする資金の問題が織り込まれて……

第5回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第10号(1949/10/10、24期、民主自由党)

○石原(圓)委員 二十五年度の観光道路整備事業計画の中に、東京、山田間の第一國道、及び山田より今回ホテル建設に確定しました賢島間の施設について、何らかこの中に考慮がされておるでしようか。
【次の発言】 適切当を得ます。
【次の発言】 観光道路の計画は建設省でやつておられるようでありまするが、国立公園は厚生省の所管でありまして、国立公園地帯のいわゆる観光道路と、それ以外の観光道路に対して、一方が厚生省の所管なるがゆえに、甲乙をつけることがないかどうか。また観光道路の問題につきましては、この委員会に厚生省の所管の方も出席になつて、ともに観光道路についての最善の道を求めて行くようにした方炉よかろうと……

第5回国会 水産委員会 第1号(1949/03/19、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより開会いたします。  不肖私が今回委員に選ばれましたことは、まことに光栄とするところであります。御承知のように微力な者であります。しかるに水産問題は、漁業法案の提出を予想せられ、その他漁村の現実の状態、金融の問題、資材その他、まつたく多事多難であると思うのであります。この際委員諸君の絶大なる御協力を得まして、わが國水産業の発展の基礎を確立したいというのが念願であります。どうか何分よろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの林君の御意見に御異議ありませんか。

第5回国会 水産委員会 第2号(1949/03/26、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  前会保留となつておりました理事一名の互選を行います。互選を省略して、前会の通り委員長において指名するに御異議ございませんでしようか。
【次の発言】 御異議がないと認めます。では小松勇次君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に水産金融について、当局より説明を聽取いたします。  なお、前会決定いたしました席次は、都合上委員長において、ただいま御着席のように変更した次第ですが、このように決定してよろしゆうございますか。
【次の発言】 御異議がないようでありますから、さよう決します。  それでは金融の問題につきまして、御発議を願います。

第5回国会 水産委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  まず農林大臣に対する質疑をお願いいたします。鈴木君。
【次の発言】 皆さんに申し上げます。今政府委員の大藏省の銀行局長が出席しておられますから……。
【次の発言】 川村君にちよつと御注意申し上げます。ただいまは冨永君の御質問に関連することだけにしてください。
【次の発言】 ちよつと委員諸君に希望します。本日の主題は金融問題でありまして、金融問題を通じての御質問、御希望を大臣及び銀行局長等へ御発言を願いたいのであります。その他のことは次の機会にお願いをいたします。
【次の発言】 委員長はその方針をとつております。

第5回国会 水産委員会 第4号(1949/04/02、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  前回の委員会において水産金融に関する小委員会を設置することに相なり、その小委員及び小委員長の指名は委員長に御一任願つておりますので、   小高 熹郎君  田口長治郎君   冨永格五郎君  夏堀源三郎君   長谷川四郎君  足立 梅市君   砂間 一良君の七名を水産金融に関する小委員に指名いたします。  なお夏堀源三郎君を水産金融に関する小委員長に指名いたします。なおこの水産金融小委員会に漁業保険に関する諸般の問題を、あわせて付託をいたしたいと思うのでありますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは水産金融と漁業に関係する一般の保險に関する問題を……

第5回国会 水産委員会 第5号(1949/04/06、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより開会いたします。  最初に理事の追加選任を行います。去る四日の議院運営委員会におきまして、本委員会に理事一名を追加することに決定いたしましたので、選挙を省略し、委員長において指名いたしたいと存じますが御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認めまして林好次君を指名いたします。  次に前会の委員会において、委員長に一任願いました漁業権、漁港及び水産資材に関する小委員及び小委員長を指名いたします。  漁業権に関する小委員には   鈴木 善幸君  玉置 信一君   平井 義一君  西村 久之君   小松 勇次君  奧村又十郎君   今井  耕君 の七名を指名いたし……

第5回国会 水産委員会 第6号(1949/04/09、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます  本日は水産動植物保育に関する件及び水産物輸出情況に関する件を議題として、当局より説明を聴取いたします。なおただいま御出席の政府委員は文部省学校教育局長日高第四郎政府委員、水産廳飯山長官、回藤田次長、水産廳調査研究部長藤永元作説明員、水産廳研究課長伊藤いさみ説明員、以上であります。
【次の発言】 砂間君、腰間はもう盡きたではありませんか。今次長が答弁されるようです。
【次の発言】 本日は水産輸出に関する件は、貿易廳長官その他関係の方が関係方面に招かれて出席ができぬそうでありますから、次の機会に讓ります。  この機会に水産廳当局に申し入れて置きたいのでありま……

第5回国会 水産委員会 第8号(1949/04/20、24期、民主自由党)

○石原委員 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。去る八日佐竹新市君、及び去る十六日柳澤義男君がそれぞれ委員を辞任されましたので、漁港に関する小委員、及び水産物集荷配給に関する小委員が一名ずつ欠員となつておりますので、その補欠を委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして佐竹新市君を漁港に関する小委員に、また二階堂進君を水産物集荷配給に関する小委員にそれぞれ指名いたします。  本日は委員会に付託になりました請願並びに陳情を審査いたします。  日程第一は紹介議員がお見えになりませんので、紹介議員の出席された分を審査することにいたします。日程第八……

第5回国会 水産委員会 第9号(1949/04/28、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。去る二十二日千賀康治君が委員を辞任されましたので、漁港に関する小委員が一名欠員となつております。その補は委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、川端佳夫君を漁港に関する小委員に指名いたします。
【次の発言】 次に本日は水産行政を議題といたします。  お諮りいたします。前日に引続いて秘密会にいたしますか、それともただいま物價廳の第長がここにご出席になつておりますから、このまま御質疑をなさいますか。いかがとりはからいましよう。(「しばらくこのまま進めたらどうですか」と呼ぶ者あり)それではしばらく……

第5回国会 水産委員会 第10号(1949/05/09、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日は去る六日本委員会に付託になりました水産業團体整理特別措置法案、内閣提出第一八二号、及び七日付託になりました漁業法案、内閣提出第一八六号、漁業法施行法案、内閣提出第一八七号、以上三案を一括議題として審議に入ります。まず政府より右三案の提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 ただいまの森農林大臣の御説明に質疑がありましたならば通告順にお許しいたします。
【次の発言】 ちよつと砂間君にお諮りいたしますが、これは詳細なる説明を飯山長官がすることになつておりますから、その上で質疑をされることが妥当のように思いまするが、いかがでありますか。

第5回国会 水産委員会 第11号(1949/05/11、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  審議に入ります前に水産金融に関する小委員長夏堀君より小委員の経過の御報告を願います。
【次の発言】 ただいま夏堀小委員長よりの報告並びに斉藤專門員の朗読によりまして御了承と思います。この水産金融緊急対策に関する事項は、名委員とも御異議のない対策と考えますので、本委員としてはこれが趣旨を全国的に承認し、本委員会としての対策を決定いたすことに御異議はありませんか。
【次の発言】 ただいま砂間君の御意見並びに夏堀小委員長の御説明によつて、それぞれ了承いたしました。その意を含めて善処することといたしまして、この報告通り本小委員長の報告を承認することに決したいと……

第5回国会 水産委員会 第12号(1949/05/12、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日は漁業法案及び漁業法施行法案の両案を、一括議題として質疑に入ります。質疑は通告順により、これをお許しいたします。夏堀君。
【次の発言】 ちよつとお諮りいたします。入江法制局長が漁業法案について発言を求めておられるのですが、夏堀君の質問が長いのならば、時間の関係がありますから……。
【次の発言】 それではこの際入江衆議院法制局長より発言を求められておりますのでこれを許します。入江衆議院法制局長。
【次の発言】 これに対して何か御質疑があれば簡單に御発言を願います。
【次の発言】 この問題はこの程度でとどめます。次に夏堀君先の質問の継続をどうぞ。

第5回国会 水産委員会 第13号(1949/05/14、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日は水産行政を議題といたします。  なおこの際お諮りいたします。内閣委員会に付託になつております農林省設置法の施行に伴う関係法令の整理に関する法律案、及び運輸委員会に付託となつております造船法案に関しお手元に配付いたしております修正意見を、内閣委員会及び運輸委員会へそれぞれ申し入れたいと思いますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 ではさようとりはからいをいたします。  次にお手もとに配付しました漁業災害補償制度の確立に関する件、漁業用資材に対する補給金支出の件、水産物統制改善に関する件、以上三件に関し、お手元に配付いたしましたような案文を政府に……

第5回国会 水産委員会 第14号(1949/05/16、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 それではこれより会議を開きます。  水産行政を議題といたします。秋田海運総局長官が御出席になられましたので、本委員会とも重大の関係のある造船法について、御質問があれば、これを許します。
【次の発言】 速記を中止してください。
【次の発言】 他に質問はありませんか。
【次の発言】 砂間君、水産廳への質問ですか、運輸省への質問ですか、それとも両省への質問ですか。
【次の発言】 お諮りします。この問題はもう質問は盡きたように思うのであります。一言私の所感を述べて、そうしてこの質問を打切りたいと思います。元來この造船に関することは、日本の政府としては通信省が所管しておつたものであります。……

第5回国会 水産委員会 第15号(1949/05/18、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  漁業法案、漁業法施行法案、水産行政に関する件、以上三件を議題といたします。  議事に入る前にこの際、お諮りいたします。まず、閉会中の審査に関する件でございますが、本委員会におきましては、今会期の初め國政調査の承認を得まして漁業権に関する事項、並びに水産物の生産増強に関する事項の二項に関連する諸問題につき、あらゆる角度より種々調査研究をして参つたのでありますが、会期終了も迫りましたので、この際國会法第四十七條第二項により、閉会中もなお継続して、審査をいたしたいと思います。よつてこの旨議長に申し出ることに御異議ありませんか。

第5回国会 水産委員会 第16号(1949/05/20、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日の日程中、水産行政、特に金融に関する問題について審議いたします。それが終りましてから請願並びに陳情及び漁業法の順序で審議をいたします。銀行局長愛知政府委員が御出席でありますから、どうか順次に御質疑をお願いします。――小委員長が見えませんが、愛知銀行局長より水産金融に対する今日までの大藏省としての御方針を承りたいと思います。
【次の発言】 銀行局長に委員長より伺います。この水産金融の問題は、質疑應答で御承知のように、この國会の会期中に何らか具体化しなければ、この委員会の責任を盡さないのみならず、日本の水産が壞滅に瀕しつつあるのでありまして、ぜひとも何……

第5回国会 水産委員会 第17号(1949/05/21、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  水産物の統制改善に関する件、水産常任委員会水産物集荷配給に関する小委員長より報告があります。
【次の発言】 ただいまの富永小委員長の報告に対しまして御質疑はございませんか。――それでは本案を承認して委員会の決議とすることに御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは本案にただいま冨永委員の報告の通りに決しました。
【次の発言】 次に本日の日程の格請願はすでに審査いたしておりますので、本日は採決いたします。  日程第一ないし第五、第七、第一〇ないし第一三、第一五ないし第一九、第二一ないし第二六、第二九、第三〇、第三六、第四〇、第四二、第四五ないし第四九、……

第5回国会 水産委員会 第18号(1949/05/23、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  漁業法案及び漁業施行法案を一括議題にいたします。審査に入ります前に、諮りいたします。ただいま議題といたしました漁業法案及び漁業法施行法案は、本会期中には審査の終了は不可能となりましたが、本案の重要性にかんがみ、閉会中もこれが審査を続けたいと思います。つきましては、去る十八日の委員会において御決定願いました閉会中の審査申出書の閉会申審査すベき事件について、漁業権に関する件、水産物の生産増強に関する件とありますのを、漁業法案、漁業法施行法案及び水産物の生産増強に関する件と変更いたし、議長に申し出たいと存じますが、御異議はありませんか。

第5回国会 水産委員会 第20号(1949/05/31、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  漁業法案並びに漁業法施行法案を一括して議題とし、質疑を行います。  この際それに先立つてお諮りいたします。去る二十五日理事早川崇君は委員を辞任されましたので、理事の補欠選挙を行います。互選を省略して委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 事御異議なしと認めます。昨三十日早川崇君は再び委員に選任されましたので同君を理事に指名いたします。  次にお諮りします。漁業に対する編制改革の要請につきまして、今回アメリカよの参られたシヤウプ博士に対して、参衆両院の委員長よりわが國の現在の水産関係の課税に対して、不備不都合の点並びに要望する点をそれ……

第5回国会 水産委員会 第21号(1949/09/05、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日は電報等でお呼び立てをいたしまして、御繁多の折から御予定もあつたことと思いまするので、まことに恐縮であります。実は第五國会で継続審議を決定されました漁業法案、この漁業法案の現地懇談会につきましては、御承知のように四國、九州、瀬戸内海班を、この班長は玉木信一君を煩わしまして六月十八日より二十七日まで十日間、日本海班は班長川村善八郎君を煩わしまして、六月十七日より二十五日まで九日間、太平洋班は班長冨永格五郎君を煩わしまして、七月一日より七月八日まで八日間、北海道班、班長鈴木善幸君を煩わしまして、七月二十日より八月五日まで十七日間、各班とも終了をいたした……

第5回国会 水産委員会 第22号(1949/09/06、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  前会に引続き漁業法案並びに漁業法施行法案の逐條説明を聽取いたします松元説明員。
【次の発言】 この場合ちよつと質しておきたいのであります。第五十八條の第六項に「前項の規定は、大型捕鯨業には適用しない。」こういうことがあるのであります。從つてただいま松元事務官からは、特別扱いにするということでありますが、その特別扱いの内というものはどんなのであるか、これを將來どういう規定でやつて行くのであるか、永久に独占せしめるというような意向があつては、大いに考えなければならぬと思うのであります。これに対して適当なる機会に本委員会において具体的な説明を願いたいと思いま……

第5回国会 水産委員会 第23号(1949/09/07、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  前会漁業法並びに漁業法施行法案の逐条説明を聽取いたしたのでありますが、本日は両案を一括議題として質疑を行います。まず総体論に対して御質疑を願いたいと思います。  本論に入る前に、ちよつと別の問題であるけれども、御報告をいたしておきます。鹿児島縣漁業者一同代表者森倉助より電報であります。「綿糸補給金削除されては関係漁業成立たぬ。ぜひ御配慮を請う。鹿児島縣関係漁業者総代森倉助。」こういう電報が本日午前八時五分に到達いたしましたから、御報告申し上げます。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めてください。

第5回国会 水産委員会 第24号(1949/09/08、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  前会に引続き、漁業法案並びに漁業法施行法案を議題として質疑を続行いたします。
【次の発言】 お諮りします。内水面の問題につきまして、お手元へ配りました陳情に参りました方々は、神奈川縣、栃木縣、埼玉縣、群馬縣榔、長野縣、山梨縣、東京都であります。埼玉縣は山口好一先生の御出身のであります。また群馬縣――長谷川四郎君はわが常任委員の御出身であります。なお遠方からお見えになつておる多数の方々はことに消費地の御関係が非常に多いのであります。一應この場合休憩してこの陳情を聞きたいと思いますが、御異議ありませんか。

第5回国会 水産委員会 第25号(1949/09/09、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  前会に引続き、漁業法案並びに漁業法施行法案を議題として質疑を続行いたします。  本問題に入るに先立ちまして御報告があります。八戸いわし網漁業協同組合より電報であります。「水産資材補給金打切りと聞く。業者の死活問題なり。よつて打切り絶対反対す。打切りにならぬよう御盡力ありたし。八戸い、わし網漁業協同組合。それから同文、八戸かつお、まぐろ遠洋漁業者組合。同文、八戸底びき網漁業者組合。以上でおります。  前日に引続きまして、漁業法案第一章第一條より第五條までの御質疑をお願いします。発言がないようでありますから、第二章に移ります。第二章第六條より第五十一條まで……

第5回国会 水産委員会 第26号(1949/09/10、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  前会に引続き漁業法案並びに漁業法施行法案を議題として質疑を続行いたします。漁業法案第四章全部を一括して議に付します。

第5回国会 水産委員会 第27号(1949/09/12、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  前回に引続き漁業法案の審議に移ります。それに先だちまして御報告があります。青森縣魚類積取船團より電報であります。「水産用資材補給金の打切りは、水産業はもちろん、運搬船としても重大なる打撃を受け、水産物と陸揚物との値幅少き折柄操業不能となり、業者の死活問題である。打切り絶対反対す。あくまで御盡力を願う。青森縣魚類積取船團」以上であります。  次に生活物資局食品課長が御出席でありますから、この場合、最近の生鮮水産物全般にわたる統制の問題につきまして、安定本部としての現在の実情、御方針等の御説明を求めます。

第5回国会 水産委員会 第28号(1949/09/13、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  漁業法案並びに漁業法施行法案を一括議題といたし質疑を続行いたします。  本業に入るに先立ちまして砂間君に発言を許します。
【次の発言】 九九号の前日の砂間君のの質問に対する答弁を当局より願います。
【次の発言】 これより漁業法施行法案に関する質疑に入ります。川村君。
【次の発言】 砂間君もつと簡單に願います。
【次の発言】 ただいま川村委員の御発言のように、一應漁業法案並びに漁業法施行法の逐條審議は、さらに審議をすることがあるかもしれない、あり得るということを記録に残して、一應これで終了としたものと御了解を願いたいのでありますが、御異議ありませんか。

第5回国会 水産委員会 第29号(1949/09/28、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  漁業法案並びに漁業法施行法案を問題といたします。審議に先立ちまして、この際お諮りをいたします。  漁業法案に関連する内水面の漁業に関して全国より代表が陳情に参つておりまするから、この代表のうちより栃木縣内水面水産国体会議委員長石田耕作君、同書記長郡司留吾君、神奈川縣酒匂川漁業会長山田甚藏君、長野縣水産業副会長野溝準二君、山梨縣中央漁業会理事伊藤茂君、東京都多摩川漁業会長石井三四郎君、静岡縣狩野川漁業会長坂口政雄君、滋賀縣水産業会理事古川久男君、茨城縣那珂川漁業会長菊池七郎君、以上九名を参考人として意見を求め、本案審議の参考にいたしたいと存じますが、御異……

第5回国会 水産委員会 第30号(1949/09/29、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  漁業法案の審議に入りますが、それに先だちまして靜岡縣狩野川の治水問題につきまして、その放水路を漁業の最も重要なる地点に選ばれておるということから、われわれ水産常任委員会へ実地調査の要請がありまして、委員は本月十日に現地視察をしたのであります。その結果漁業にとつて、殊に今回漁区を拡張されたところのまぐろ、かつを漁業には最も重大なる関係のあることを確認しましたので、現地においては靜岡縣知事、関係縣会議員、地元関係者、並びに治水を計画するところの農山村の関係者にも面接をし、また実地も調査をしたのであります。その結果といたしまして、建設省河川局のこれに対する今……

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第1号(1949/10/27、24期、民主自由党)

○石原(圓)委員 これより会議を開きます。  私が年長のゆえをもちまして、委員長の選任せられるまで、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの畠山君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて栗山長次郎君が委員長に御当選になられました。委員長栗山長次郎君に本席を譲ります。

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第6号(1949/11/17、24期、民主自由党)

○石原(圓)委員 今申し上げるのが適当かどうか知りませんが、ホテルの登録と申しますか、権限の問題でありまして、私の所の伊勢、志摩国立公園は、今ホテルの建設に着手しつつあるのでありますが、これは従来全部と言ういいほど、厚生省との連絡になつておるのであります。そういう関係から、示テルのうちの国立公園地帯に建設されるものについては、ぜひとも厚生省も運輸省と同一の権限を持つように、願わくば單独に厚生省がその権限を持つことを希望するのであります。この観光事業の各部門が、各官省にわかれておることははなはだよくないことであつて、将来いずれは建設省の部門も、運輸省の部門も、また厚生省の部門も、観光事業に関して……

第6回国会 議院運営委員会 第4号(1949/10/31、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原水産委員長 説明を申し上げます。漁業法案はちようど農地法と同じような性格のものでありまして、全国の漁民千五百万人に関する漁業権をどうするかという問題で、非常に重大な案件であります。よつて海なし県を除いて、海のある県、河川を持つ県からは少なくとも一人の代表者にぜひとも公述人をせしめなければ、非常に不公平の呼ばわりを受けることになると思うのであります。結局海なし県を除いて三十六県ありまするから、一県一人として三十六人、その他学識経験者を合せて四十五人が最低数であります。もしこれを減らす場合にはある県は代表者を出し、ある県は出さぬということになれば、そのために非常に不平を生じ混乱を起すおそれが……

第6回国会 水産委員会 第1号(1949/10/27、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 それではこれより会議を開きます。  私不肖ながら再び委員長に選任されましたから、どうかこの上ともよろしくお願いをいたします。  今回御承知のように二十五名の委員が三十名となりまして、現委員のうち西村久之君、今井耕君がしりぞかれまして、園田直君、黒田寿男君、中西伊之助君、田渕光一君、岡田勢一君、押谷富三君、高木松吉君等が選ばれまして、結局現委員二十三名に新らしく七名加わつた次第であります。御承知を願います。
【次の発言】 まず水産物の生産増強、漁港及び漁船等に関し、今国会も積極的に調査いたしたいと存じますが、これにはあらためて議長の国政調査承認を要しますので、その調査事項、目的、方……

第6回国会 水産委員会 第2号(1949/10/29、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。漁第法案並びに漁業法施行法案は全漁民を初め、一般的関心及び目的を有する重要なる法案であります。また委員各位におかれましても、両案の審査のために公聽会を開くことを希望しておられるのでありますが、公聽会開会には衆議院規則第七十七條により、あらかじめ議長の承認を要することになつておりますから、委員長より議長あてに公聽会開会承認要求書を提出することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから、その通りとりはからいます。
【次の発言】 なおお諮りいたします。去る二十七日提出いたしました国政調査……

第6回国会 水産委員会 第3号(1949/11/01、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  議事に入るに先立ちましてちよつとお知らせ申し上げます。本日委員園田直君が辞任せられまして新たに千葉三郎君が委員となられました。  次に本委員会で目下審査中の漁業法案及び漁業法施行法案の審査のための公聽会に関する件につきまして、お諮りいたします。去る二十九日委員長より提出いたしました公聽会開会承認要求書に対しまして、昨三十一日議長より承認をいただきました。つきましてはこのたびは正式に公聽会を開くことを決議する順序と相なつておりますが、これにつきましては、公聽会開会の時日を決定いたさねばなりません。この時日の決定に対しましては、公聽会に対する申出公述人の選……

第6回国会 水産委員会 第4号(1949/11/08、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 それではこれより会議を開きます。  今度あらためて本委員会に付託に相なりました漁業法案、並びに漁業法施行法案につきましては、第五臨時国会より閉会以後引続き鋭意審査に努めて参るつたのでありますが、この法案はわが国水産業界に及ぼす影響実に重大なものがあるのでありまして、これが審議にあたりましては、きわめて愼重を要することは言をまたないのであります。つきましては、今度なお調査の完璧を期する意味におきまして、衆議院規則第五十五條にのつとり、特に本委員会より委員を派遣いたしまして、瀬戸内海漁業権の実情を綿密に調査したいと思うのであります。そこでこの際御決定を願つておきたいのでありますが、こ……

第6回国会 水産委員会 第5号(1949/11/10、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  まず鮮魚運賃に関する件を議題といたします。運輸省より鉄道監督官、国鉄部長が御出席であります。夏堀君。
【次の発言】 まだありますか。
【次の発言】 運賃問題はこの程度に止めたいと思います。  銀行局長が今大蔵省を出たそうで、間もなく来ると思います。それまでに漁港課長が見えておられますから、この方をどうぞ。玉置君。
【次の発言】 了承しました。さような手配をいたしてみます。  漁港関係はこの程度にとどめたいと思いますが、その前に一言私よりも発言をしたいのであります。漁港の修築につきましては、新規のものをできるだけ多数につくらねばいかぬという説と、これまで……

第6回国会 水産委員会 第6号(1949/11/12、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  水産金融に関する件を議題といたします。御質疑を願います。夏堀君。
【次の発言】 なお安本の財政金融局の田中部員も見えておりますから……。
【次の発言】 この場合、委員長より当局へお尋ねをしておきたいことがあります。それはこの水産金融について、大蔵省は次の通常国会に何らか具体化しようという誠意があるものでありますか。またその段階に進むべく御準備があるのですか、その点を伺つておきたいのであります。  それから漁業手形の問題であります。これが各都道府県においては、不徹底のために円滑に融資ができないという声は、私どもへも数県より申出があるのであります。せつかく……

第6回国会 水産委員会 第7号(1949/11/14、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  去る一日漁業法案及び漁業法施行法案について、十六日より四日間公聽会を開くことに決定いたしたのでありますが、公聽会開会に際し、その議事運営の便宜上、公述人及び参考人の選定の日時を決定いたします。  第一日は十一月十六日午前十時からといたしまして十一人、公述人が六名、参考人五名といたします。  第二日が十一月十七日午前十時より十一人、公述人が四名、参考人が七名といたします。  第三日は十一月十八日午前十時より十一人、うち公述人が五名、参考人が六名。  第四日は十一月十九日午前十時で六人、公述人が三名、参考人が五名、以上のように理事会で決定をいたしました。な……

第6回国会 水産委員会 第8号(1949/11/15、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日は議題に入ります前に、先日の委員会において選定いたしました十六日よりの公聽会の公述人及び参考人につきまして若干の修正がありましたので、この際一応奥山調査員に朗読をさせます。  水産委員会公聽会公述人  十一月十六日(水)  堀部虎猪 高知県漁業協同組合連合会会長、高知市水道町二六伊藤佐十郎 漁業協同組合連合会会長、岩手県盛岡市内九  石黒平三 湘海漁業経営者組合、小田原市幸町四ノ六五〇  里中政吉 三重県漁協連專務理事、三重県度会郡中島村大字阿曽浦  片山一男 三ツ矢眞珠(株)社長、藤沢市鵠沼六七〇八  石田耕作 内水面団体連合会長、栃木県栃木市園……

第6回国会 水産委員会 第9号(1949/11/16、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより水産委員会を開会いたします。  漁業法案及び漁業法施行法案を議題といたしまして、これより参考人各位より右両案について御意見を聞くことといたします。  なおこの際参考人各位に申し上げますが、参考人の御発言はその都度委員長よりの指名によること、参考人の一人当りの発言時間はおおむね十五分程度とすること、御発言は発言台でお願いすることとし、御発言の際必ず御職業とお名前とを述べていただきます。なお委員諸君の参考人に対する質疑は、各参考人の意見発表後、ただちにその都度十分ずつといたしますから、以上あらかじめお含みを願つておきます。会議を進めるにあたりまして参考までに本日の予定の参考人……

第6回国会 水産委員会 第10号(1949/11/17、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより水産委員会を開会いたします。  前会に引続き漁業法案及び漁業法施行法案を議題といたしまして、昨日に引続きこれより参考人各位より右面法案について御意見を聞くことにいたします。  なおこの際参考人各位に申し上げますが、参考人の御発言は、その都度委員長よりの指名によること、参考人一人当りの発言時間は、おおむね十五分程度とすること、御発言は発言台でお願いすることとし、御発言の際には必ず御職業とお名前を述べていただきます。なお、委員諸君の参考人に対する質疑は、各参考人の意見発表後、その都度十分ずつ許しますから、以上あらかじめお含みを願つておきます。  会議を進めるにあたりまして参考……

第6回国会 水産委員会 第11号(1949/11/18、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより水産委員会を開きます。  昨日に引続き、漁業法案及び漁業法施行法案を議題といたしまして、参考人各位より御意見を聞くことにいたします。  この際一言参考人各位に申し上げます。本両案は、申すまでなく現行漁業生産に関する基本的制度を根本的に改革せんとするものでありまして、今後の漁業のあり方、ひいては水産業界に及ぼすところまた甚大なるものがあると思うのであります。かかる重要法案の審査にあたり、多年の御経験と御研究に基く各位の御意見を拝聽することによつて、本案の審査に万全を期したいと存ずるのであります。参考人各位におかれましては、本案についてあらゆる角度から忌憚なき御意見を御発表く……

第6回国会 水産委員会 第12号(1949/11/19、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより水産委員会を開きます。  この際御報告申し上げます。委員押谷富三君が昨十八日辞任され、その補欠として、坂本實君が委員に選任されました。  これより漁業法案及び漁業法施行法案を議題といたしまして、参考人各位より右両案について御意見を聞くことにいたします。  両案につきましては、去る十六日より昨日まで、全国各県漁業関係の参考人の方々よりの御活発なる御意見によりましても、右両案の水産業界に与える影響がいかに大なるかが一層痛感されるのでありまして、そのねらいたる漁業生産に関する基本的制度改革に対しまして、全国漁民のため、真に漁村民主化のため、ひいては日本産業経済確立の一環としての……

第6回国会 水産委員会 第13号(1949/11/22、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  漁業法案並びに漁業法施行法案を議題といたします。  本日は両案の今後の取扱いにつきまして速記を止め懇談にて協議いたしたいと思いますがいかがでしようか。
【次の発言】 御異議ないようですからこれより懇談会に入ります。
【次の発言】 これにて懇談会を終ります。本日はこの程度にとどめ散会いたします。     午後零時三十二分散会

第6回国会 水産委員会 第14号(1949/11/25、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより水産委員会を開きます。  議題に入ります前にお諮りいたします。去る十一日園田直君、十六日黒田寿男君及び十八日押谷富三君がそれぞれ委員を辞任されましたので、水産貿易に関する小委員が二名、漁業法案及び漁業法施行法案に関する小委員が一名欠員になつております。その補欠は委員長において氏名するに御異議ありま注せんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、千葉三郎君及び坂本實君を水産貿易に関する小委員に、また中原健次君を漁業法案及び漁業法施行法案に関する小委員にそれぞれ氏名いたします。  これより瀬戸内侮の現地調査に関して、班長玉置君より報告があります。玉置君。

第6回国会 水産委員会 第15号(1949/11/27、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。漁業法案及び漁業法施行法案を一括議題といたします。
【次の発言】 去る二十五日、右両案に対して小委員長より小委員会の修正案について報告を受けたのでありますが、いろいろな客観的情勢にかんがみまして、小委員会の案をもつて折衝することをとりやめ、この際は原案に対し一部の修正を加えて結論を得たいと存じます。御異議ありませんか。
【次の発言】 ただいま委員長より提議しましたこの際は原案に対し一部の修正を加えて結論を得たいと存じます。という点に対しまして砂間議員は賛成であります。その他の諸君には御異議ありませんか。

第6回国会 水産委員会 第16号(1949/11/28、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これにより水産委員会を開会いたします。  漁業法案及び漁業法施行法並びに委員提出の修正を一括議題として審査を進めます。
【次の発言】 ただいま川村君より質疑打切りの動議が提出されました。川村君の動議に御賛成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 起立総員。よつて川村君の動議のごとく決します。  それではこれより討論に入ります。
【次の発言】 ただいま砂間君より時間の制限なくやりたいという要望があります。松田君の五分以内の動議には賛成があります。五分以内に定めることにご異議はございませんか。
【次の発言】 ご異議なしと認めます。討論の通告があります。これを許します。砂間一良君。

第6回国会 水産委員会 第17号(1949/11/29、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本委員会に付託されました請願の審査に入ります。その内訳を申しますと、漁業修築に関する請願三十五件、漁業権及び漁業法案に関する請願二十二件、その他水産事金融に関する請願二件、漁港施策に関する請願二件、漁業災害補償制度設定に関する請願一件、漁船法並びに漁船船員法制定に関する請願一件、室蘭市に北海道水産試験場支場設置の請願一件、香川県観光水族館建設国庫補助の請願一件、魚族資源の維持培養に関する請願一件であります。  各請願日程の審査については、昨日政府より書面にて答弁することになつておりましたが、本日理事会において、審議検討を重ねた結果に基いて決定いたしたい……

第6回国会 水産委員会 第18号(1949/12/02、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより水産委員会を開会いたします。  会期も余すと亡ろ明日一日となりましたので、この際本委員会としては、去る十月二十七日承認されました国政調査に基いて設置し、それぞれ審議いたしました水産金融に関する小委員会の報告を願います。夏堀君。
【次の発言】 ただいま夏堀金融小委員長の御発言に対して、これを本委員会の決議とすることに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めましてさよう決します。  それでは次に漁港に関する小委員会平井小委員長にお願いします。
【次の発言】 次に水産貿易に関する小委員会委員長二階堂君。
【次の発言】 次に水産業協同組合に関する小委員会委員長河村君。

第7回国会 水産委員会 第1号(1949/12/13、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより水産委員会を開きます。  議題に入ります前に御報告申し上げます。本十三日、委員砂岡一良君が辞任され、その補欠として、井之口政雄君が議長の指名で委員に指名されました。  次に理事砂間一良の委員辞任に伴い、理事が一名欠員になつておりますので、その補欠選任を行いたいと思いますが、これは委員長にて指名するに御異存ありませんか。
【次の発言】 ご異議なしと認め、委員長より指名いたします。それでは中西伊之助君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に国政調査承認要求に関する件について各位にお諮りいたします。本委員会といたしましては、今国会も、水産物の生産増強、漁港及び漁船等に関し積……

第7回国会 水産委員会 第2号(1949/12/17、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 井之口君、答弁が済んでからお願いします。
【次の発言】 松田委員にお諮りします。非常に重大な問題であつて、この際課長の答弁は保留して、次の機会までによく考慮していただいて、御答弁を願うことにいたしたいと思いますが……
【次の発言】 では、さようにお願いいたしまして、井之口君。
【次の発言】 ちよつと速記をやめて……
【次の発言】 速記を始めて……
【次の発言】 ちよつと速記をやめて……
【次の発言】 速記を始めて……
【次の発言】 資材に関する問題は次の機会に譲りまして、本日はこの程度にいたしたいと思います。
【次の発言】 次に小委員会設置に関する件を議題にいたします。これに関し……

第7回国会 水産委員会 第3号(1949/12/20、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  日程第一の小委員及び小委員長選任の件を議題といたします。小委員及び小委員長の選任をいたします前に、小委員会の設置についてでありますが、去る十七日本委員会におきましては、議長の承認を得ました国政調査承認要求書に基き、その調査のため九つの小委員会の設置をみたのでありますが、その後なお理事会において種々検討の結果、これは前国会の例もあり、非常に多ずぎるように思われ、委員会の運営上にも種々困難を伴いますのでもこれら九つの委員会をそれぞれ勘案圧縮いたしまして、重点的に合併できるものは合併して、五つぐらいにこれをまとめ、小委員会の審査に慎重を期し、かつ充実させるが……

第7回国会 水産委員会 第4号(1949/12/21、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日の議題に入ります前に御報告申し上げます。去る十九日委員奧村又十郎君が委員を辞任され、その補欠として同日議長におきまして山崎岩男君が委員に選任されました。また昨二十日委員山崎岩男君及び田渕光一君が委員を辞任され、その補欠として同日議長において奧村又十郎君及び松野頼三君が委員に選任されました。  それではこれより昨日に引続き水産行政に関する件を議題といたしまして審査を進めます。質疑の通告がありますので、これを許します。井之口政雄君。
【次の発言】 ちよつと井之口君に御注意申します。長官が昨日七項目のことを申し上げたから七項目について全部質問をしなければ……

第7回国会 水産委員会 第5号(1949/12/22、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  議題に入ります前に御報告申し上げます。昨二十一日委員松野頼三君が委員を辞任され、その補欠として同日議長において田渕光一君が委員に選任されました。なお去る十九、二十、二十一日の委員異動に伴い、水産金融並びに漁業災害補償に関する小委員、漁港に関する小委員及び水産物集荷配給並びに水産貿易に関する小委員各一名、漁業制度に関する小委員、漁船並びに水産資材に関する小委員各二名それぞれ欠員になつておりますので、その補欠選任を行いますが、これは先例にもありますように、委員長において指名するに御異議ありませんか。

第7回国会 水産委員会 第6号(1950/01/25、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本委員会におきましては、去る二十三日に理事会を開きまして、本会期における大体の議事進行に関する方針について打合せをいたしたのでありますが、その間に御承知のように朝鮮海におきましては、多数の以西底びきその他が拿捕されまして、非常な衝撃を受けておるのでありまして、これが対策につきましても、非常な国際的な問題として考慮を要するということで、目下吉田総理を初め、関係各省等それぞれこれが対策に考慮を煩わしておるのであります。また連合軍におきましてもこの点を非常に重要視されまして、たいへん御考慮をいただいておる次第であります。こういうような点からも、本委員会におき……

第7回国会 水産委員会 第7号(1950/01/26、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日の議題は水産協同組合に関する件、水産資源枯渇防止に関する件、らつこ、おつとせい獣猟獲取締りに関する件でありますが、これら三件に関してはすでに政府において草案もでき、今国会中法案を近く提案されるやに承つておりますので、この際委員会の審議を充実させる意味におきましても、政府の方針を伺い、かつ委員会といたしましても一応検討したいと思います。  それではまずこれより水産資源枯渇防止に関する件を議に付します。政府の説明を願います。
【次の発言】 この場合長官にただしておきたいことがあります。この御提案の枯渇防止法案は、大体国際的な遠洋漁業が主となつているよう……

第7回国会 水産委員会 第8号(1950/01/27、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 この際お諮りしたいと思います。ただいま政府より説明を聽取しました水産協同組合法の一部改正に関する件は、ただいま川村君よりも動議が出ましたように、これを漁業制度に関する小委員会に付託し、十分審議したいと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから、さよう決します。
【次の発言】 らつこ、おつとせいの説明は時間がかかりますか。
【次の発言】 それではらつこ、おつとせい獸猟獲取締に関する法案について、政府よりの説明を聽取いたします。
【次の発言】 本件に関しても、その審査を充実したものたらしめるために、これを漁業制度に関する小委員会に付託し、審議したいと思いま……

第7回国会 水産委員会 第11号(1950/02/07、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日の議事に入ります前に御報告申し上げます。去る二日坂本實君が委員を辞任され、その補欠として福田喜東君が議長の指名で委員に選任されました。  なお去る一月二十六日、七日、二月一日及び二日の委員の異動に伴い、水産金融並びに漁業災害補償に関する小委員及び漁港に関する小委員は各一名、漁業制度に関する小委員及び漁船並びに水産資材に関する小委員は各二名欠員になつておりますので、これが補欠選任を行いますが、これは委員長において指名するに御異議ありませんか。     「異議なし」と呼ぶ者あり〕
【次の発言】 御異議ないものと認めます。  それでは水産金融並びに漁業災……

第7回国会 水産委員会 第12号(1950/02/11、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  この際御報告を申し上げます。去る九日平井義一君が委員を辞任され、その補欠として江田斗米吉君が議長において選任されました。  それではこれより水産行政に関する件を議題といたしまして審議を進めます。鈴木君。
【次の発言】 ただいま鈴木君の御発言による漁港関係に対して、大蔵省の態度にははなはだ不満にたえぬものがあります。これに対してただいま鈴木君より発言の通り、適当な処置をとるということについて、他に御意見があれば伺いたいと思います。
【次の発言】 御異議ないようであります。全員一致のようでありますから、それに対する最善の処置を講じたいと思います。

第7回国会 水産委員会 第13号(1950/02/15、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。去る二日坂本實君の補欠として委員になられました福田喜東君より漁業制度に関する小委員、漁港に関する小委員、水産物集荷配給並びに水産貿易に関する小委員、漁船並びに水産資材に関する小委員に加えられたいとの旨申出がありましたが、いかがですか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。  それでは水産行政に関する件を議題といたしますが、政府側より、大蔵省銀行局総務課長杉山知五郎君、安本財政金融局次長西原直廉君、水産庁次長山本豐君、漁港課長林眞治君、漁船課長高木淳君、漁政課長戸嶋芳雄君等がお見えになつております。なお地方自治庁よりは……

第7回国会 水産委員会 第14号(1950/02/20、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  水産行政に関する件を議題といたします。ただいま奧田統制課長、岡崎物価庁生鮮食品課長、北原経済安定本部技官、水野加工水産課長、松任谷漁政部長が御出席であります。なお地方自治庁次長が後刻出席の予定であります。  まず水産課税、漁政、統制、貿易等の問題について審議を進めます。さしあたり水産課税の説明を漁政部長より求めたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは松任谷漁政部長、どうぞ。
【次の発言】 御質疑がありますか。鈴木君。
【次の発言】 ちよつと申し上げます。ただいま主税局長がお見えになりましたから、あわせて御質問願います。

第7回国会 水産委員会 第16号(1950/02/28、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  前もつてちよつと御報告申し上げておきます。漁業に関する税制改革に関する件は、小委員会の立案を一応関係方面にも説明をして了承を得たのでありまして、閣議にかかる前に、なお関係大臣に説明を求める予定になつております。この問題は地方行政委員会と共同審議の方法もどりたいと考えるのでありまして、その節にはぜひ委員諸君の御参加を願いたいと思います。  まず海上保安庁燈台部喜長の柳澤君が出席されておりまするので、漁業と燈台の関係について説明を聴取いたしたいと思います。
【次の発言】 何かこれに対して御質問がありましたらお願いします。――それではこの程度にとどめます。

第7回国会 水産委員会 第17号(1950/03/04、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日の議事に入ります前に御報告申し上げます。去る二月二十八日、永田節君が委員を辞任され、その補欠として森下孝君が議長の指名により委員に選任されました。また去る三月二日、田渕光一君が委員を辞任され、その補欠として山口好一君が、三日には山口好一君が委員を辞任され、その補欠として田渕光一君が議長の指名で委員に選任されました。  なお右の委員異動に伴いまして、水産金融並びに漁業災害補償に関する小委員、漁港に関する小委員、漁船並びに水産資材に関する小委員が各一名、漁業制度に関する小委員、水産物集荷配給並びに水産貿易に関する小委員が各二名欠員になつておりますので、……

第7回国会 水産委員会 第18号(1950/03/06、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日の議題は、水産物の統制に関する件及び水産金融に関する件でありますが、まず水産物統制に関する件より審査を進めます。御発言を願います。
【次の発言】 ただいま農林大臣がお見えになりましたから、水産庁長官罷免の問題について経過を聽取いたしたいと思います。なお一応説明を求めまして、御意見がありましたならば、それに対しては速記をとどめて、御懇談の形式で願いたいと思います。さよう御承知を願います。
【次の発言】 農林大臣に申し入れます。ただいま水産関係は非常な危機に陷つておるのでありまして、水産の金融の問題、統制撤廃に関する問題、漁業に関係する税の問題、漁区拡……

第7回国会 水産委員会 第19号(1950/03/08、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  水産行政に関する件を議題といたします。まず冨永君より統制関係について御報告があります。
【次の発言】 ただいま冨永小委員長の御報先日並びに夏堀委員の御発言によりまして、窮迫の状態、それに対する処置方法につきまして、委員長は方法を定めて善処したいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それではさように決します。  この際ちよつと休憩いたします。     午前十一時五分休憩
【次の発言】 再開いたします。  この際お諮りいたします。日程を追加し、漁業法の一部を改正する法律案、田渕光一君外二十名提出、衆議院法第三号を議題といたしたいと思いますが、御……

第7回国会 水産委員会 第20号(1950/03/13、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  水産行政に関する件を議題として審査を進めます。まず松田委員より御発言を願います。
【次の発言】 ただいま鈴木委員の御発言の通りに、一応配付を受けたので、この案を各委員が検討するということにとどめてよろしゆうございますか。
【次の発言】 それではさようとりはからいます。
【次の発言】 この場合委員長よりもお許しを得て希望を述べておきます。  金融の問題はまつたく緊急さし迫つた問題でありまして、常任委員会においては、小委員長が主となつて対策の案を立てて、大蔵大臣、銀行局長へも迫つているわけであります。しかるに水産庁においては、金融関係は常任委員会の方にまか……

第7回国会 水産委員会 第21号(1950/03/16、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  一般水産行政に関する問題を議題に付しますが、さしあたり水産物の統制撤廃が四月一日より実施されるということであります。この影響は、金融とからんで非常な大きな問題を起すおそれがあるのでありまして、これにつきまして政府当局よりの対策等に対する説明、並びに統制撤廃に対する実施の方法等の御説明を願い、なお統制に関する小委員長よりの御発言も願いたいと思います。冨永委員。
【次の発言】 ちよつとお諮りいたします。ただいま農林大臣が御出席になりましたので、農林大臣に対する御質問もあわせてお願いをいたします。
【次の発言】 ただいまの御報告に御異議ありませんか。

第7回国会 水産委員会 第22号(1950/03/20、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  去る十六日予備審査のため、本委員会に付託になりました臘虎膃肭獣猟獲取締法の一部を改正する法律案、内閣提出第一〇七号を議題といたします。まず政府より提案理由の説明を求めます。政府よりは坂本農林政務次官、山本水産庁次長、兼友遠洋漁業課長、奥田統制課長、林漁港課長、高木漁船課長等が御出席になつておられます。まず政府より提案の説明を求めます。坂本政務次官。
【次の発言】 本案はこの際質疑は次回に譲りたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは次回に譲ります。
【次の発言】 次に、御発言願います。

第7回国会 水産委員会 第23号(1950/03/24、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  昨二十三日本委員会に付託になりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案、内閣提出第一二〇号を議題として、審議に入ります。  まず、政府より提案理由の説明を求めます。坂本政務次官。
【次の発言】 それではその説明を政府当局よりお願いします。
【次の発言】 次に臘虎膃肭獸猟獲取締法の一部を改正する法律案に対する質疑を行います。
【次の発言】 川村君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんかそれでは本日はこの程度にとどめます。次会は公報をもつてお知らせします。  本日はこれをもつて散会します。     午前十一時五十二分散会

第7回国会 水産委員会 第24号(1950/03/25、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  まず臘虎膃肭獸猟獲取締法の一部を改正する法律案、内閣提出、第一〇七号を議題とし、前会に引続き質疑を行います。
【次の発言】 他に発言はありませんか。なければ本案に対する質疑は次会に譲ります。
【次の発言】 次に水産業協川組合法の一部を改正する法律案、内閣提出第一二〇号を議題として、審議を進めます。本案につきましては、市会提出案理由の説明を聽取いたしておりますので、本日はこれより質疑に入ります。なお政府よりは、坂本政務次官、山本水産庁次長、松任谷漁政部長、協同組合課長曽根徹君、遠洋漁業課尾崎順三郎君が御出席であります。質疑は通告順によつてこれを許します。……

第7回国会 水産委員会 第25号(1950/03/27、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  まず水産業協同組合法の一部を改正する法律案、内閣提出第一二〇号を議題として前会に引続き質疑を行います。水産庁漁政部長松任谷健太郎君、協同組合課長曽根徹君、遠洋漁業課尾崎順三郎君が出席であります。質疑を願います。
【次の発言】 政府当局に申し上げます。先刻鈴木委員の全国連合会に関する問題の質問に対して、説明を避けるような、好まないような言辞を弄したということは、はなはだよろしくないと思うのであります。あくまでも質議応答は徹底せしめなければならぬのでありまして、みずから避けるということは権限を尽さないことになります。従つてさような場合には、秘密会を要すると……

第7回国会 水産委員会 第27号(1950/04/03、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 他に御発言もないようでありますからお諮りします。本法案につきましては、これを小委員会に移して、検討、審議いたしたらいかがかと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでありますから、御異議がなければ本案を漁業制度に関する小委員会の審議に付することにいたします。
【次の発言】 次に水産金融に関し、夏堀源三郎君より発言を求められております。この際これを許します。夏堀源三郎君。
【次の発言】 ただいま夏堀君の御発言、一割程度に手数料を引上げる問題を論議することは最も必要と存じます。これを議題といたします。田口君より発言を求められております。田口君。

第7回国会 水産委員会 第28号(1950/04/07、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  本日の議題に入ります前にお諮りいたします。  水産金融並びに漁業災害補償に関する小委員、漁業制度に関する小委員、漁港に関する小委員、水産物集荷配給並びに水産貿易に関する小委員及び漁船並びに水産資材に関する小委員であられました玉置信一君が、去る三月二十七日委員を辞任され、また漁業制度に関する小委員及び水産物集荷配給並びに水産貿易に関する小委員であられました森下孝君が、去る四月三日委員を辞任いたされましたので、これらの小委員が欠員となつております。つきましては、此の際その補欠選任を行うこととし、委員長において指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。……

第7回国会 水産委員会 第29号(1950/04/10、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  議事に入ります前に御報告いたします。去る七日の委員会におきまして、委員長一任になつておりました荒廃漁場復旧に関する小委員並びに小委員長選任の件につきましては、同日委員長において次の通り指名いたしました。  荒廃漁場復旧に関する小委員    小高 熹郎君  川端 佳夫君    鈴木 善幸君  田渕 光一君    永田  節君  福田 喜東君    松田 鐵藏君  中西伊之助君    同小委員長 川端 佳夫君  なお他の二名の小委員につきましては、追つて指名いたしたいと思います。  次におはかりいたします。去る八日理事保利茂君が委員を辞任されましたので、理……

第7回国会 水産委員会 第30号(1950/04/11、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  水産行政に関する件を議題といたします。本日は大蔵省銀行局長舟山正吉君、水産庁次長山本豊君、同経済課長久宗高君等が出席になつておられます。本日は舟山銀行局長がお見えになつておりますので、同局長に対し、質疑のある方には、この際これを許します。玉置信一君。
【次の発言】 ただいま夏堀小委員長より御説明のありました修正意見の案文についてお諮りいたします。本意見を当委員会の修正意見として、地方行政委員会に申し入れることに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。さように決定いたします。  なお字句の整理、申入れの方法につきましては、委員長に御一任……

第7回国会 水産委員会 第31号(1950/04/12、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  去る十日理事佐竹新市君が委員を辞任いたされましたので、理事が一名欠員となつております。この際理事の補欠選任を行いたいと思いますが、投票の煩を省略し、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よづて佐竹新市君を理事に指名いたします。  なお同君の委員辞任によりまして、漁業制度に関する小委員及び漁港に関する小委員がそれぞれ一名ずつ欠員となつておりますので、その補欠選任をすることとし、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、佐竹新市君を漁業制度に関する小委員及び漁港に関する小委員に……

第7回国会 水産委員会 第32号(1950/04/13、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  水産行政に関する件を議題といたします。ただいま農林委員会において、審査中の農林物資規格法案について当局より説明を聽取いたします。農林省官房検査課長田下武弘君。
【次の発言】 もう質疑もないようでありますが、本法案は農林委員会に付託になつております。従いまして委員各位におかれまして修正意見を出すことに、または農林委員会に連合審査の開会を申ル入れるか、それらについて御意見がありましたらお述べを願います。  ちよつと速記をやめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。  次に水産庁設置法の一部を改正する法律案に対して御質疑のある方にはこの際これを許し……

第7回国会 水産委員会 第33号(1950/04/17、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 他に発言はありませんか――漁船法の問題につきましては、松田、川村、鈴木各委員の御意向を尊重いたしまして、国会対策委員会及び政調、党主脳部等へはかることにいたします。実は過日運輸委員長と政調副会長根本君を中心として、十分論議をしたのでありまして、そのときの模様から行けば、とうてい円満協調は保たれないと考えたのであります。その後委員長といたしまして、佐藤政調会長に会いまして、これが善処方を要望しておいた次第であります。その後根本君が政調全長になられ、また佐藤氏は幹事長となられたので、この二人はこの問題には十分責任があると思うのでありまして、本日の委員諸君の御意見を、十分徹底するように……

第7回国会 水産委員会 第34号(1950/04/20、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  議題に入ります前に、委員長より一言申し上げます。專門員小安正三君が先般專門員を辞職せられ、その後任として杉浦保吉君が、去る八日付にて專門員に就任せられました。杉浦君を御紹介いたします。
【次の発言】 お諮りいたします。去る十七日に理事松田鐵藏君が委員を辞任いたされましたので、理事が一名欠員となつております。この際その補欠選挙を行いたいと思いますが、投票の手続を省略し、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、去る十八日松田鐵藏君が再び委員に選任されましたので、同君を理事に御指名いたします。  次に、去る……

第7回国会 水産委員会 第35号(1950/04/22、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  まず御報告いたします。漁業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案、参議院提出、参法第五号が昨日本委員会に付託になり、またかねて予備付託になつておりました臘虎膃肭獸猟獲取締法の一部を改正する法律案は、参議院において一部修正の上、本院に送付せられまして、昨日当委員会に本付託になりました。  これより前会に引続き請願の審査を進めます。紹介議員の御都合がありますので、まず日程第二〇を議題といたします。紹介議員の説明を求めます。小松勇次君。
【次の発言】 本請願に対する政府の所見を伺います。山本水産庁次長。

第7回国会 水産委員会 第36号(1950/04/24、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  日程を変更し、漁業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案、参議院提出第五号を議題といたしまして、提案理由の説明を求めます。なお参議院水産委員長木下辰雄君、水産庁次長山本豐君、衆議院法制局第三部長鮫島真男君等御出席であります。参議院水産委員長木下辰雄君。
【次の発言】 提案理由の説明を終ります。これより本案について質疑を行います。鈴木善幸君。
【次の発言】 ちよつとこの場合委員長より一言発言を求めます。ただいま木下参議院水産委員長より、反対があるということを大いに申されましたけれども、衆議院においては、反対があろうが賛成があろうが、これが正しい、これが……

第7回国会 水産委員会 第37号(1950/04/25、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  議題に入ります前にお諮りいたします。去る三月三十一日に小松勇次君、昨二十四日に川端佳夫君及び玉置信一君が委員を辞任いたされましたが、おのおの本日再び水産委員になられましたので、この際これらの方々をそれぞれ従来つかれていた小委員並びに小委員長に補欠選任いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて水産金融並びに漁業災害補償に関する小委員、漁業制度に関する小委員及び漁港に関する各小委員に川端佳夫君、玉置信一君及び小松勇次君を、水産物集荷配給並びに水産貿易に関する小委員及び漁船並びに水産資材に関する小委員に、玉置信一……

第7回国会 水産委員会 第39号(1950/04/27、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  鈴木善幸委員より発言を求められておりますので、この際これを許します。鈴木善幸君。
【次の発言】 この場合政府当局より発言を求められております。林漁港課長。
【次の発言】 ただいま鈴木委員の御発言に対しまして、林漁港課長よりも発言があつたわけでありますが、ただいまの鈴木委員の御発言についてお諮りいたします。鈴木委員の御発言の通り決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、運輸委員会にさよう申し入れることに決します。なお申し入れの方法については委員長に御一任願いたいと思います。
【次の発言】 次に冨永委員より発言を求められております。冨永君……

第7回国会 水産委員会 第40号(1950/04/28、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  昨日に引続き水産資源枯渇防止法案を議題といたします。本法案に対する質疑は昨日で大体盡きたと思われますので、本日はただちに討論を行いたいと考えますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければこれより討論を行います。井之口政雄君。
【次の発言】 鈴木善幸君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。これより本案の採決を行います。本案に賛成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 起立多数。よつて本案は原案通り可決いたしました。  なお報告書の作成につきましては、委員長に御一任いただきたいと思います。

第7回国会 水産委員会 第41号(1950/04/30、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案はさきに漁業制度に関する小委員会の審査に付してありましたので、この際当小委員長より本案の審査について報告を求めます。
【次の発言】 何か御質疑の方はありませんか――御質疑がなければ、これより原案及び修正案を一括して討論に入ります。討論の通告がありますので、これを許します。井之口政雄君。
【次の発言】 討論はこれにて終局いたしました。ただちに採決を行います。  まず小委員長より報告いたされました修正案についてお諮りいたします。  本修正案に賛成の諸君の御起立を願います。

第7回国会 水産委員会 第42号(1950/05/02、24期、自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  日程を変更し水産行政に関する件を議題といたします。なお電波庁法規経済部長代理松田英一君が政府より出席であります。
【次の発言】 川村委員初め各委員諸君の御発言は、非常に重要な問題に対することでありまして、とりまとめて委員長の考えを申しますと、いかにしてもごの紀伊水道も、あるいは有明海も、両方ともぜひ実現したい。これが実現がこの際できなければ、次の最も近い機会に実現さしたいということを、絶えず苦心をいたしているわけであります。そのために、ただいま早川君より発言されました参議院の公報のいかんにかかわらず、常任委員会を開会できるかどうかというようなことについ……

第7回国会 水産委員会 第43号(1950/06/30、24期、自由党)

○石原(圓)委員 私は漁業法すなわち漁業権につまして、日本のいわゆる漁業法、漁業権が大革新をされると思います。従つて常任委員会におきましては、愼重に愼重を重ねて、その法律ができたのであります。そうして一時漁業権は漁民から全部国が取上げて、空白状態にしてさらにこの人たちによつてきめようというのであります。さような日本の漁民全体の将来の安定に関しておるところの重大問題であります。これに対する先刻来の鈴木君、川村君の質問に対する次官、長官、次長等の御答弁は、まことに御同情にたえない点があるのであります。そこでこの責任をどうするかという問題につきましては、先刻次官は、次官も責任を負う。農林大臣も責任を……

第7回国会 水産委員会 第44号(1950/07/01、24期、自由党)

○石原(圓)委員 あの印刷物でありますが、これに対して意見を述べてみます。なおそれに対する長官の方針は善処の中に含まれているかどうか。私はあの書物はただちに廃刊にすべし、同時に廃刊の理由をはつきりと全国の水産関係者にわかるような方法をとるべし、こういうことを強く要望するものであります。これも善処のうちに含まれているかどうか、承つておきたい。
【次の発言】 この問題につきまして永田委員の要望がありまして、それに私の意見も加えてここに申し述べる次第であります。この荒廃漁場の復興に対する沈下物の撤去ということにつきましては、従来海上保安庁という官庁でやつておるのでありますが、これははなはだ迂遠であり……

第7回国会 水産委員会 第45号(1950/07/04、24期、自由党)

○石原(圓)委員 ついででありますから申し上げますが、ただいま問題になつております水産金融の問題は、私が申すまでもなく、一日もゆるがせにできないのでありますが、これは水産庁において今の漁業手形利用の制度、その他水産金融の問題に対して案を立て、その案をなるべくすみやかに委員会へまわすという方針をとるのが、当面の一番の急務だと思うのであります。これは長官は十分庁内で御協議をとげられ、そうして委員会へ提示するところの対策案を立てるということをやつてもらいたい。そのことを強く要望をいたしておきます。  ついででありますが、見返り資金のいわゆる水産物高度利用に対する融資の問題であります。これは先刻もちよ……

第8回国会 水産委員会 第2号(1950/07/15、24期、自由党)

○石原(圓)委員 この海区の問題と、もう一つの問題になる点は、ちようど水産庁の最高官吏があき巣ねらいをやつた。一口に言えばそうであります。農林大臣もすでにかわろうということは、はつきりわかつておるが、後任はわからない。水産庁長官も飯山君がやめて、あとがどうきまるかわからない。国会は第七回臨時国会が終りを告げて、そうして全部の議員は参議院選挙にはせ参じた。そういうあき巣を少くも山本水産次長以下がねらつたのであります。このねらつたのに対して一番中心となるものは、久宗、松元であります。これらに乗ぜられて、この生産部長、山本次長等が、あるいは人がよ過ぎるというか、あるいはまたルーズであるというか、とに……

第8回国会 水産委員会 第3号(1950/07/17、24期、自由党)

○石原(圓)委員 この協同組合の債務の問題でありますが、これは川村委員と同様、旧団体の財産を新団体へ全部引継いだのでありますが、その引継いだことは法律上やむを得ないのでありますけれども、しかるところそれが焦げつきとなつて新団体が動かない。それに対しては金融機関は融資しない。ことに中金でありますが、ほとんど絶対というてよいほど戸締めを食わしておるのであります。これによつて新団体も旧団体も死滅に近づいておるのでありまして、これをどうして救済するかということは、当面の急務であります。むしろ大蔵省よりは水産庁において、これに対する的確な案を立てて、これを実行に移すことのできる時期が遅れておるのでありま……

第8回国会 水産委員会 第4号(1950/07/19、24期、自由党)

○石原(圓)委員 私も川村委員とほぼ同様の意見を持つておるものであります。この場合金融の小委員会を開きまして、委員長は本日御出席の各銀行及び金庫より御出席を願うことと思うのであります。そこでわれわれは水産の金融、漁村の金融をどうするかということが、さしあたる問題でありまして、私本日少し席を離れましたけれども、今日御出席の興業銀行及び勧業銀行、日本銀行。それぞれ承るところによると、漁村に対して、水産に対しての金融を特にどうしたらよい、どういう方法をとつた方がよいというような案を持つておるとか、研究をしておるとかいうようなことについては、まだ承つておらないのであります。この点がわれわれの最も御出席……

第8回国会 水産委員会 第5号(1950/07/21、24期、自由党)

○石原(圓)委員 伊勢湾の掃海を、鳥羽を中心としてかなり大仕掛にやつておられることは、地元の関係者として非常に感謝するものであります。ああいうやり方で保安庁の方で予算に何かゆとりがつかないものかという希望的想像を持つものであります。今度韓国にああいう問題が起つたから、あの種の仕事に使う船が不自由を感ずるようなことになりはせぬか。韓国の問題がもし長引くとすれば、相当影響するのではないか。そうしたならば、ただいま問題になつております事柄を解決するには、予算的にその方の準備が必要でないのか。それを保安庁も水産庁も織り込まれておるかどうか。このことは重大であると思うのであります。もし船がその方面へみな……

第8回国会 水産委員会 第7号(1950/07/24、24期、自由党)

○石原(圓)委員 ただいまの田淵君の発言に対しては、私も同感の点がたくさんあるのであります。この会期中に解決しなければならぬものが、かなりたくさんあるのでありまして、その意味から本委員会が済んだ直後に、わが党委員諸君だけの懇談をいたしたいと思うのであります。そういうことを御了承の上御進行あらんことを願います。
【次の発言】 貿易金融公庫というものの内容の説明を聞きますると、重工業その他機械工場等の関係の金融より扱わないということでありまするが、一般輸出水産物に対して何らかそれに参加して、同一に公庫を利用するような方面の御交渉を、安本及び水産庁はなさつたのであるか。ただ成行きにまかしておられるよ……

第8回国会 水産委員会 第8号(1950/07/25、24期、自由党)

○石原(圓)委員 行政機構拡充に関する小委員会の審議の結果について御報告を申し上げます。  本小委員会におきましては、水産省設置につき、愼重に審議を重ねました結果、お手元にお配りしたような成案を得たのであります。よつて小委員会は本案の実現を期すべく、意見の一致を見た次第であります。本委員会におきましては、この問題を取上げられ、すみやかに水産省設置の実現のため、委員会の総意をもつて、所管委員会たる内閣委員会に申し入れるべく決議を願い、その手続をとられんことを切望いたします。右小委員会の報告を申し上げます。

第8回国会 水産委員会 第9号(1950/07/28、24期、自由党)

○石原(圓)委員 本委員会の劈頭におきまして問題となりました、中央海区調整委員の問題、並びに久宗、松元両君の問題について、当時家坂長官は、善処するということを本委員会において言明しておるのでありますが、いまだそれに対する何らの措置がないようであります。八月十五日には地方海区調整委員の選挙があるので、各都道府県とも猛烈な情勢にあるのであります。これらはいずれもかの非難の的となつておる漁業法案の説明文書、その他によりまして、共産党的指導が大いにあるとわれわれは見ておるのでありまして、この二つの問題は、あくまでも八月十五日の選挙以前に措置しなければならないという強い意見を持つておるものであります。従……

第8回国会 水産委員会 第11号(1950/07/31、24期、自由党)

○石原(圓)委員 紀伊水道及び有明海の問題であります。これが本日参議院においてどういうことにきまるか、予則はできないのでありまするが、要するに、われわれが心血を注いで漁場の改善をはかり、そうして増産、増殖の実を上げるという、旧来の悪弊を打破するところの案に対して、参議院かこれに同調しないということは、日本の漁業の進歩発達をはばむものでありまして、衆議院としては、絶対にこのままには済まされない問題であると思うのであります。また水産庁においても、一年間調査にかかるという技術官の説明、それにもかかわらず、それに対応するところの処置をとつておらぬ。こういうことになれば、参議院と水産庁が何か一脈の連繋を……

第8回国会 水産委員会 第12号(1950/08/03、24期、自由党)

○石原(圓)委員 燃油のことでありますが、遅がけで参つたので、先々の委員諸君の質疑応答がわかりませんので、あるいは重複になるかもしれぬのであります。御了承願います。八月一日づけで、通産事務次官、農林事務次官、運輸事務次官より前貸し禁止の通知が出ておるのでありまするが、これには水産庁長官の名が、ここへ出ないのはどういうことなんでありましようか。大体農林省より独立しておるわけではないけれども、水産庁長官というものがあつて、そうしてしかも莫大に消費する燃油のことについては、これには必ずタツチすべきものであり、かかる通牒にはその名が出るべきものであると思うのでありますが、この通牒によると、漁業用とか水……

第8回国会 水産委員会 第15号(1950/10/06、24期、自由党)

○石原(圓)委員 真珠の問題につきまして、数日前に養殖業者より突如として二、三の問題の陳情を受けたのであります。その陳情の中には納得し得るものも相当あつたのでありまして、ことに真珠に対する物品税の問題であります。それからもう一つは金融の問題であります。この場合にわが国の輸出対象物としまして、真珠が蚕糸、いわゆる絹糸紡績方面の輸出物を凌駕して、第一位の輸出の地位を占めようとする情勢でありまして、また養殖業者もそれを目ざして、非常なる意気込みをもつて活動しておる次第であります。従つてこの真珠の養殖につきましては、水産庁を初め政府においては、でき得るだけの金融上の措置に対する善処並びに税の問題に対す……

第8回国会 大蔵委員会 第17号(1950/09/15、24期、自由党)

○石原圓吉君 たいへん貴重な時間をおさきいただきまして、まことにありがたく存じます。この際水産金融の面につきまして、お尋ねをいたしておきたいと思うのであります。  御承知のように農業団体より一箇年余りを経まして、水産団体が改組されたのでございますが、この改組された今、旧団体より新団体に資産をすべて引継ぎを受ける途中にありまして、全国の中の大部分はその引継ぎができたわけであります。しかるところその前後におきまして統制の撤廃、漁業の不振等で漁村はただいま非常な困難に陷つておりまして、この秋の漁業にまぐろ等のごとき仕込み資金がいまだ用意ができない、あるいはこのままならばこの年の暮れから一月にかけて、……

第9回国会 水産委員会 第1号(1950/11/24、24期、自由党)

○石原(圓)委員 内水面漁業調査の報告を申し上げます。  班の編成は田口委員、鈴木委員、不肖私、水産庁より黒田竹彌、小關信章、調査員、喜田眞。  調査日程は八月十日、十一日が日光養魚場及びその周辺の河川、湖沼の実態調査。  八月十二日、長野県水産指導所(明科)及び犀用、奈良井川の放流事業の実情調査。  八月十三日、長野県水産指導所諏訪支所、諏訪湖漁業の現情及び天龍川の水源取入口である釜口水門の実情調査。  八月十四日、富士宮市周辺の海水地帶における民間養鰌場及び静岡県立富士養鰌場を調査。  八月十五日、十六日、滋賀県立酷ケ井養鰌場及び彦根水産試験場の琵琶湖丸にて琵琶湖及び伺湖に注ぐ河川における……

第9回国会 水産委員会 第2号(1950/11/25、24期、自由党)

○石原(圓)委員 緊急動議を提出いたします。  かつて私が水産委員長冬至に、わが国の協同組合の実態を調査するためアメリカよりハワード・H・ゴルードン氏が来日され、相当の長い期間調査されたのであります。その節私は他の委員ともに、同氏とは数回にわたりしはしば懇談し、大いに得るところがあつたのであります。その後同氏は帰米され、去る八月私に丁重なる書簡をいただき、かつ協同組合の参考資料とししアメリカの協力会、農民協同組合全国協議会及び協力会附則と農民協同組合全国協議会の年次大会の議事録及び年次報告の送付を受けたのであります。なお同氏は、これは農業のことであるが、漁業にそのまま当てはまるし、この法律は改……

第9回国会 水産委員会 第3号(1950/11/28、24期、自由党)

○石原(圓)委員 議事進行について……。ただいま補正予算が予算委員会で審議中のようでありまするが、これが結了先立ちまして、われわれ水産関係の予算につきまして、委員諸止の意向をとりまとめて予算委員会に反映せしめる措置を、委員長において適当におとりはからいを希望するものであります。  それから油の値上げの問題でありますが、ただいま閣議できめるとかきまらぬとかいうことを言うておるようでありますが、でき得るならば、これを阻止すべきがわれわれ委員において努力すべきことであると思うのであります。今油の関係で大勢の陳情の方々も見えておられるようであります。焦眉の急のような感がいたしますので、この際他の問題は……

第9回国会 水産委員会 第4号(1950/11/30、24期、自由党)

○石原(圓)委員 関連して伺いますが、この問題は先刻来北海道の川村君、松田君より質疑がありますので、何か北海道だけの問題のように聞えるきらいがあります。よつて私は全然関係のない立場から、日本の漁業の取締り、資源の調査についての所見をここにただしたいのであります。  先刻来聞いておりますと、次長は国に取締船がないから、やらぬよりはましだという言葉がありましたが、その内容をだんだん聞いてみますと、はなはだ不可解であると考えるのであります。今日資源の調査や、漁業の取締り、監督というものはむしろ水産で一番重要視しなければならぬ時代になつておるのであります。それにもかかわらずこの問題を私が聞きますと、ち……

第9回国会 水産委員会 第8号(1950/12/07、24期、自由党)

○石原(圓)委員 真珠に対する物品税のうち「真珠又ハ」の字句を削除することになりましたので、真珠業者は多年の煩雑な手続の問題が解消されることになりまして、これがために多大なる能率の増進になることと思います。このことは真珠養殖業者多年の懸案であり希望でありまして、それが今回の物品税法の改正によりましてその趣旨をいれられ、ここに是正されることになつたことは、業者の多大なる利便であります。従つて真珠の増産にも非常な長足の発展を見ることと思いまして、まことに欣快とするところであります。つきましてはこの問題が、業者並びに従来の税務関係当局へ早く趣旨が徹底するように、大蔵当局においても御配慮を願いたいと思……

第9回国会 水産委員会 第9号(1950/12/08、24期、自由党)

○石原(圓)委員 この四項目に対する説明がありましたが、この四項目なるものは、一分の値上げをしなくても当然やらなければならない事柄であります。これをもし市場が六分に値上げをしなかつたとしたら、当局はやらないのか、ここにこういう議論が起つて来るのであります。私どもは、こらの問題は一分値上げをしようとしまいと、絶対に当局がやらなければならぬ問題であると思う。「分値上げによつて生ずる事柄は、その一分の金を積み立てて、そうして金融を円滑にして、生産者に好影響を与えるということは、この過剰になつておる荷受け機関、市場開設者の整理統合をするとか、また市場の付近に生産者、漁業従業員等の福利施設をするとか、そ……

第9回国会 水産委員会 第10号(1950/12/09、24期、自由党)

○石原(圓)委員 この会期も本日で結了のようでありまして、明日より通常国会に入るわけでありまするが、水産に関する諸施設はまことに不徹底でありまして、その関係が水産省設置問題に拍車をかけて来た形であります。現在水産省設置問題に対する衆議院の賛成署名者は約三百名に達するのであります。参議院もまた百六十名を超過する域に達したのであります。また一般漁民の署名運動も一層盛んになりまして、そうして今や七十万を突破するような情勢であります。本日ここにお見えになつておる傍聽の諸君も、この水産省設置に対しては深き要望を持つておるのであります。かように水産省の設置の要望を強く叫んで来たということは、すでに時期到達……

第10回国会 厚生委員会 第31号(1951/05/29、24期、自由党)

○石原圓吉君 私は石原圓吉であります。特別発言のお許しを願いまして、委員の皆様に御迷惑と存じまするが、しばらく時間を拝借いたしたいと存じます。  まずお尋ねをいたしたい点から申し上げますが、公園関係の方々より、明快なる御答弁が願いたいと思うのであります。それは本月二十七日の時事新報の記事でありますが、この記事のうちに「伊勢・志摩に疑問起る、代表風景を等級づけ」という表題のもとに、「この二十九日から数回にわたつて厚生省で国立公園審議会が開かれ、既設の国立公園区域の再検討、あるいは観光地としての等級についての問題が論議される予定になつているが、このときに当つて、現在十七箇所指定されている既設の国立……

第10回国会 水産委員会 第1号(1950/12/12、24期、自由党)

○石原(圓)委員 国政調査委員派遣のことでありますが、最近わが国の遠洋漁業の関係は非常に窮迫しておる事情があると思うのであります。つまり支那海、朝鮮海及び北海道をめぐる各漁業、太平洋、いずれも遠洋漁業と目される方面は、現在において非常に重要なる時期に達しておると思うのでありまして、これに対しては特別の事情として、自然休会中にも国政調査に関して委員派遣のでき得るように、委員長において特段のおとりはからいを希望するものであります。

第10回国会 水産委員会 第2号(1951/01/26、24期、自由党)

○石原(圓)委員 講和問題につきましてダレス大使がお見えになつたのでありますが、この機会に、産業、経済、その他各部門より、それぞれの立場からわが国の実情並びに要望等を申し出ようとすることは、新聞紙上その他でよく了解するのであります。しかるにわが水産関係にありましては、各種業種別の団体等が、おのおの自分の方面の希望、要望等を強く反映せしめんとするような傾向がありまして、そのために、全体として日本の国の水産国策そのものに対する反映が非常に弱められるのではなかろうかという杞憂を持つものであります。よつてこの際各種団体の希望意見をことごとく参衆両院へ集めて、参衆両院の水産常任委員会はそれを十分検討いた……

第10回国会 水産委員会 第3号(1951/01/29、24期、自由党)

○石原(圓)委員 理事の補欠選任につきましては、これを委員長に一任して指名によられんことを望みます。
【次の発言】 ただいまの答弁によりますと、今回の査定なるものは、單に基礎的な資料によるものであつて、さらに新しく算定されるものは相当増額されるだろというように解釈できる答弁でありまするが、しかる場合には、百七十幾億というものは仮定的な、ごく微細なものであつて、さらにそれが数倍、数十倍、あるいは数百倍にも増額されるということを予想しておるというところの意味を含まれておるものであるか、その点をお伺いします。  なお真珠につきましては、区画漁業権というものを優先的に養殖業者に認めて、従来の漁業権者、……

第10回国会 水産委員会 第4号(1951/02/01、24期、自由党)

○石原(圓)委員 ただいま委員長より発表された懇請案は、日本の漁業の将来に対して要望すべき大筋のきまりをここにつけたいという案であると見るのであります。参議院の案はそれを解剖して、部分的なやや具体案があるように心得るのでありまして、川村委員の仰せのように、参議院の案を検討することはよかろうと思うのでありますが、やはり衆議院といたしましては、国家を代表するところの一つの全般的な点を要望する。具体的な案は、さらに審議をそれぞれの部門で適切な案を立てて要望することが合理的のように考えるのでありまして、一応ここで参議院の案を審議することには異議はないのでありますが、大体においてただいま委員長の朗読の案……

第10回国会 水産委員会 第6号(1951/02/06、24期、自由党)

○石原(圓)委員 この協同組合の財務処理の政令案でありますが、これは時宜に適した案であると考えるのであります。協同組合の根本の使命というものは、共同購買、共同販売、この二つが根源をなすものである。それに対して団体法の改正で、ただいま全国の協同組合が窮境に陷つておる。その場合にこの政令が出てその窮境をどの程度に脱することができるのか、当局はその点をどう考えておられるか、どういう見込みをつけておられるか。またこれ以外に今全国の協同組合が窮地に陷つておつて、共同購買をするにも、共同販売をするにも、全然資金が枯渇をしておる。その上なお出資の拂込みも大部分は実行できないという状態にあるのでありまするが、……

第10回国会 水産委員会 第10号(1951/02/16、24期、自由党)

○石原(圓)委員 かねて小委員長におきましては、水産省設置の問題につきまして、小委員長個人としてオーケーをとるべく手続き中であります。この問題については、本委員会が終りましてから、委員諸君にお残りを願つて、今後の方法について御相談を願いたいと思つております。  次に、新漁業法、資源培養法、この二つは各関係方面の意見も聞きまして、目下專門部におきましてそれぞれ成案をまとめ中であります。なお本日より、さらに水産庁の長官を初め、次長その他当局の参加を願つて、十分愼重を期して提案したいという方針であります。昨今成案となる予定でありましたが、御承知の天候等で、少し延びた点を御了承願つておきます。

第10回国会 水産委員会 第12号(1951/02/19、24期、自由党)

○石原(圓)委員 本案に対しましては、しばしば質疑を重ね、なお川端小委員長より詳細な御説明もあつたのでありまして、もはやその論議は盡きておると思います。よつて質疑を打切り、討論を省略してただちに採決せられんことを望みます。
【次の発言】 ちよつと一言発言のお許しを願います。最近の新聞に、ダレス氏が参つたときに、この漁業関係につきまして、日本政府より東南太平洋に対しては出漁を遠慮するというような申出があつたということがあるのであります。この事実はどうか知りませんが、その内容につきましては、一応官房長官を招致して適当の日にその内容の説明を求めることを要望するものであります。

第10回国会 水産委員会 第13号(1951/02/22、24期、自由党)

○石原(圓)委員 官房長官の御答弁を求めるのでありますが、首相が自発的にダレス氏に書簡を出したことは、その首相の心持、並びに日本の漁業の将来の善処方については妥当なものであると考えておるのであります、しかし、それは一部のものであつて、漁民大衆は、何だか日本みずからが漁業の問題には消極的だ、遠慮しておるというような意味にとれるのでありまして、そのことが、やがて遠洋漁業に進出する漁民の意気を沮衷する、また政府がさような消極的主義ならば、進出するにも非常に心細い、こういうような感じを抱くきらいがあるのでありますが、この点につきまして、日本の漁民に安心を與えるような何かそこに内容があるものでありましよ……

第10回国会 水産委員会 第14号(1951/02/24、24期、自由党)

○石原(圓)委員 日本は加入いたしておりませんけれども、今日までの諸外国の捕鯨に関する條約の條文の内容と申しまするか、條約の骨子になつておるところはどういう点でありますか。一応條約局長より、大体の荒筋だけを御説明願いたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第15号(1951/02/27、24期、自由党)

○石原(圓)委員 先刻どなたからでありましたか、マツカーサー・ラインを撤廃せよというお説があつたのであります。上田さんかと思いますが……。十幾日か前に船長さんはつかまつて調べられた、ところがマツカーサー・ラインなるものは、蒋介石と連合国との間にきめたものであるから、そんなことは中共は認めない、こういうことに言うておるのであります。日本の定めた海区で操業しておるものを無法に中共がつかまえて行つたという事実は嚴然としておるわけであります。それにかかわらずマツカーサー・ラインを撤廃せい、こういう要求ははたして適当なのであるか、一方また中共ほマツカーサー・ラインは眼中に置かない、こういうのであるから、……

第10回国会 水産委員会 第16号(1951/03/01、24期、自由党)

○石原(圓)委員 この問題につきまして、前日の参考人の説明によりますと、マツカーサー・ラインを完全に中国は認めない、それは蒋介石と申し合せてやつたことで、中国は知らないということは、はつきりと何人の者にも言明しておる。こういうことはもう争うべからざることであります。これに対する国際的の一つの、中共と日本の政府並びに司令部との間に、何かこの際折りきめをつける必要がないかと思うのでありますが、その点に対してどうお考えになつておるか、お尋ねしておきたいのであります。  それから共産党の方では、しきりに全面講和ということを主張しておるのでありまするが、全面講和を主張することは、この問題が非常に長引き、……

第10回国会 水産委員会 第17号(1951/03/03、24期、自由党)

○石原(圓)委員 ごの歯舞の漁区の解除の問題につきましては、昨年私ら水産常任委員会が北海道現地調査に参つたときに、釧路から別動隊を設けて、現地に行こうという意見も出たのでありますけれども、予定の時間の関係上、遺憾ながら現場に参ることができなかつたのであります。従つて根室の支庁長等より、その当時も相当の資料をいただいて、そうして帰りましてから政府へ、この歯舞の付近こそ、他の千島もしくは樺太、琉球その他と性格が違うのであつて、北海道のいわゆる本土の一部に食入つておるところの事実が現われておるのであるから、この部門は一ときも早く解除すべきである。こういうことを強く要望いたしておいた次第であります。最……

第10回国会 水産委員会 第27号(1951/03/31、24期、自由党)

○石原(圓)委員 かねてから私の担当する水産行政充実に関する小委員会におきまして、わが国重要産業である真珠養殖事業について、立法措置を講ずるようになつていたのでありますが、この基本方針により、真珠事業法案の決定を見ましたので、ただいま関係筋に了解を得るよう手続中であります。近い機会にこれが了解を得られる運びになると考えますので、一応御報告を申し上げておきます。その了解が得られ次第、一日も早く本委員会にお諮りをして賛同を得て、本会議に提出をいたしたいと存じます。以上中間報告をいたします。
【次の発言】 永田委員の質問をするという点には全面的に賛成であります。委員長は本日の委員会は綿、油等の関係の……

第10回国会 水産委員会 第28号(1951/05/08、24期、自由党)

○石原(圓)委員 藤田新長官が新任されたにつきまして、所感及び希望をここに申し述べたいのであります。われわれは水産庁をつくることに終戦後の国会において努力をいたしまして、水産庁ができた。そのときに、長官は官僚ではいけない、野の方から出さなければいけないということは、そのときの政府もまた委員も一致した意見でありまして、その結果飯山長官ができた。その次に家坂長官ができた。その経過を考えてみますと、飯山長官も正常な、正しい形でやめたものではないという定評が多いのであります。また家坂長官も突如としてやめた。このことは水産業界全体に対してどういう感じを与えるか、またわれわれ委員の側の官僚ではいけないとい……

第10回国会 水産委員会 第31号(1951/05/15、24期、自由党)

○石原(圓)委員 漁港の指定に関する運輸省の協議につきまして、昨日の自由党の政務調査会の協議会でありますが、その席上に資料として出された書類の中に、運輸まの見解が出ておるのであります。それを読み上げてみますと、「重要な港湾のうち、漁港の区域と商港の区域とを分割することが、港湾管理上運輸省の見解として不適当と考えるものは、府県及び地元関係者が希望しても分割に同意しない、」こういう意見が運輸省として出ておるのでありまして、かかる思想が運輸省の思想であるといわなければならぬと私は思うのであります。地元の関係者が希望しても、府県が希望しても、運輸省の見解によつて不適当と考えてこれを分割に同意しない。こ……

第10回国会 水産委員会 第32号(1951/05/17、24期、自由党)

○石原(圓)委員 ちよつと質問があります。課長は漁港の予算の割振りについて、新規のものをよけいふやした場合には、継続のものは自然完成が遅れる、そういう点に非常に御心配をなさつておる、こういうことを言われたのでありますが、これは新規の漁港の予算をきめるのと、継続事業に予算を割振るのと、それからその基準、そういう点はどうなつておるのでありますか、まずそれをお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 漁港法ができましたのは、漁業が急速に発展をし、かつこの以後の発展、現実の漁民の苦痛から漁港法ができたのでありまして、その関係から多くの希望者が出て参つた。それが本年著しくふえて、あなたのお手元に参つてお……

第10回国会 水産委員会 第37号(1951/05/28、24期、自由党)

○石原(圓)委員 海藻の高度利用に関する政府の助成予算の問題であります。これはわれわれ委員会の根本方針といたしましては、海藻は、いわゆるヨード、カリ――カリは硫酸カリもあれば塩化カリもあります。それからアルギニン酸、クローム剤等、種々の成分が含まれておるものが、いわゆるこんぶ、かじめ、あらめであります。これらの海藻が近来石炭等、原料の高騰したのと、賃金の高騰したために利用をしない。そのために北海道を初めとして、太平洋、千葉、三重その他各主要なる産地においては、ここ数年間採取をしない、たまたま漂着するものがあつても顧みないということで、結局海底に沈滞、腐敗をして、それが醗酵するために、あわびであ……

第10回国会 水産委員会 第39号(1951/06/02、24期、自由党)

○石原(圓)委員 湯河理事長よりるる御意見を承つたのであります。私どもは、古い前から水産金融の独立ということを心掛けて、努力して参つたのでありまするが、今回の漁業権の補償金を基礎として水産銀行をつくるという農林大臣の方針には、満腔の賛意を表して、それが実現を強く希望し、協力を辞さない態度をとつたのであります。しかるに中金の理事長は、おそらく水産銀行はできまい可能性がないということを新聞に発表されたのであります。これは直接発表されたのか、あるいは新聞の第六感であつたのか、そういうことはわからないのでありますが、とにかく湯河理事長の水産銀行はできまい可能性がないという記事がたしかあつたのであります……

第10回国会 水産委員会 第41号(1951/08/06、24期、自由党)

○石原(圓)委員 私はこの際水産議員連盟の決議によりまして行動いたしました点を御報告かたがた、委員諸君並びに水産庁当局の善処を希望するものであります。それは今回吉田総理を初め講和条約のため渡米をする、その講和全権代理と申しますかオブザーヴアーと申しますか、その名前はまだきまらぬようでありますけれども、水産関係の有力な人がそれに参加すべきであるということが強い要望でありまして、それは国際的に漁業以外にただいま他の何ものよりも強い関係を持つものは、運輸以外にはないと思うのであります。ことに漁業の関係におきましては、諸外国が非常な注目をいたしておることは、御承知の通りであります。今回の講和条約によつ……

第11回国会 水産委員会 第1号(1951/08/17、24期、自由党)

○石原(圓)委員 さんまの問題も長時間を要するのでありますが、北海道長官は社会党であるそうであります。その関係で、北海道の水産に関する役人にも、相当社会党に感染して、社会党とみなされる人も相当あるそうであります。そういう関係で、水産庁の命令が北海道の官庁に対じて浸透しない、従つて命令が行えないというようなことから、行き違いが生じて、今日のような問題が起つたということは、水産長官は心得ておるのでしようか、いないのでしようか。とにかく今日は自由党の内閣でありまして、数年間、自由党の政策を実行しようとしているのに、北海道のみはそうは行かないとい三とにいろいろな錯誤が起つて来るのではないか。さんまの問……

第12回国会 水産委員会 第1号(1951/10/12、24期、自由党)

○石原(圓)委員 ちよつと関連してお尋ねをいたします。今回の燃油の値上げにあたりまして、国会が開会をするとうるさいから、国会の開会しない前に値上げをしてこれを発表しようという、これは安本かあるいは物価庁かどつちか知りませんが、そういう説があつて、関係筋と折衝中であつたが、国会開会までに発表することができなかつた、こういう説があるのであります。  それからもう一つは、ガソリンを値下げしで燃油を上げようという説があつた、しかるに燃油を上げることは理由がないということで、それが中途にぶらついておる、こういう話もあるのであります。こういうことは一体どこから出るのであるか、また安本及び物価庁ではそれに対……

第12回国会 水産委員会 第2号(1951/10/16、24期、自由党)

○石原(圓)委員 幸い保安庁の長官、水産庁の長官のおそろいのところでありますから、今後の日本の海上の保安のあり方につきまして承つておきたいのであります。漁業の面から申しますると、マツカーサー・ラインというものがあります。このマツカーサー・ラインは、日本と関係諸外国との漁業の協定が成立すると同時に消滅されるというのが大体の見通しであります。たとえば批准交換の成立した以後において自然消滅になるか、あるいはそれ以前にマツカーサー・ラインの撤廃を宣言するか、いずれかの方法によつてマツカーサー・ラインはなくなると思うのであります。そのなくなつた場合に、日本の漁業者を保護するのにはどうするか、この問題であ……

第12回国会 水産委員会 第3号(1951/10/18、24期、自由党)

○石原(圓)委員 今回の災害は、二階党委員等よりお述べになつたと思いまするが、意外な大きな被害であります。それは風力が比較的弱くて水との闘いであつた。そのために、漁村方面は幾らかゆだんをしておつた点もあるようでありまするが、多数の漁船を流したという事実があるのでありまして、ことに鹿児島県、宮崎県が最もひどい。それから山口県と瀬戸内海、なお高知、和歌山、三重県等、私の三重県でも今日までの調べが十五億七千万円でありますが、人畜、漁船、家屋根等の流失はただいま調査中であります。そういうような、声よりは意外に事実が大きい被害でありまして、この問題は自由党の総務会でも非常に大きく論議をされまして、最近総……

第12回国会 水産委員会 第4号(1951/10/20、24期、自由党)【政府役職】

○石原政府委員 ただいま小高委員がおつしやいましたように、漁場の演習等に伴いまする損害の補償につきましては、昭和二十四年度までの分を二十五年度補正予算に一億二千四百万円計上いたしまして処理をし、三十五年度の分につきましては、当初の予算におきまして、終戦処理業務費―これは広い意味の終戦処理費の中の一つの項目でございますが、その終戦処理の業務費の中に五千万円を計上いたしておつたのであります。最近に至りまして、大体漁場が現実にどういうような状況になつておるかということがわかりましたので、水産庁、特別調達庁と相談をいたしまして、今回提出をいたしておりまする補正予算におきまして五千四百万円を追加いたして……

第12回国会 水産委員会 第5号(1951/10/25、24期、自由党)

○石原(圓)委員 本案は今大臣の説明をされる通り、長い間の懸案でありまして、すみやかに審議をして早く本会議に上程すべきであると考えるのであります。つきましては鹿児島、大分、宮崎、山口県等、今回の大災害におきまして約一万隻の漁船を失つたのであります。しかもその地方はいずれも岸深な海岸でありまして、漁船がなければ漁夫は全然失業をしておるわけであります。ことにその漁民は、漁船を失うと同時にむろん漁具も失い、しかも住宅も失つてしまつた者が大部分でありまして、これは非常な重大な問題であります。そこで私は一昨日の自由党総務会におきまして、瀬戸内海その他の多年の懸案を一挙に解決して、過剰になるところの漁船を……

第12回国会 水産委員会 第6号(1951/10/27、24期、自由党)

○石原(圓)委員 減船の小さな表でありますが、この中の動力船六千五百隻のうち、修理不可能のものは四千隻であるということははつきりしておるようでありますが、無動力船の方はどういうことになりますか。
【次の発言】 私は重力船のみならず無動力船も相当被害があるので、無動力船でもまわし得るものはまわさなければいかぬと考えるのであります。ことに整理減船ということの目標は、間に合う船も間に合わない船も――主として間に合わない船から配置して行くような方針をとらなければならぬわけでありますけれども、今回のこのルース台風の被害を補つて行くという建前から行きますと、動力船であろうが、無動力船であろうが、間に合う船……

第12回国会 水産委員会 第7号(1951/10/30、24期、自由党)

○石原(圓)委員 ずいぶんだくさん質問せなければならない点があるのでありますが、小型機船底びき網漁業処理要綱のうち第二項に各瀬戸内海伊勢湾並びに噴火湾等のトン数、馬力等のことが書いてございます。その前後において、暫定的に馬力を定める、それは「当分の間」という文字があるのであります。この「当分の間」ということはおよそどういう期間なのかまずお尋ねします。
【次の発言】 そういう内容を聞くのではないのであつて、「当分の間」というのはおよそ何箇月とか何年とか目標がありそうなもので、それをお尋ねするわけであります。
【次の発言】 ますます不徹底であつて「当分の間」という文字をここへ現わす以上は、およそど……

第12回国会 水産委員会 第8号(1951/11/01、24期、自由党)

○石原(圓)委員 根本において賛成するものでありますが、この法案なるものがほんとに理想的に実行できぬ限りは、日本の沿岸漁業は壞滅に帰すると思うのであります。この議論は長く続いておるのであつて、水産庁当局は、いかなる整理案ができても、水産常任委員会は、合理的である限りには、最小限度の最も窮屈なる整理案でも賛成するということは、確かに認識しているはずであります。しかるにもかかわらず、毎度その案がなまぬるく、不徹底で、情実に満たされた案か出て来るのでありまして、このことは職を水産庁に奉じている当事者として省みなければならぬと私は思うのであります。今回の台風で四国、九州、山口等では、あの被害のために船……

第12回国会 水産委員会 第10号(1951/11/08、24期、自由党)

○石原(圓)委員 松田委員の緊急動議はまことに時宜に適したことであると思いますので、私はこれに賛成するものであります。いわゆる今度の漁業協定に関する委員会の顧問を衆参両院より一人ずつ選ばれた。このことは、要するに委員長はこの常任委員会の総意を代表するという意味であるのか、あるいは委員長個人の立場によるものかということに疑義があるのであります。また参議院の方もそうだと私は察するのであります。今回のこの漁業協定は非常に重大なる問題と考えておりますので、すでに御承知のごとく衆参水産議員連盟にあつては、吉田全権がアメリカへ出発する前に、漁業に対するあり方は書面をもつて提出してあるわけであります。その後……

第12回国会 水産委員会 第11号(1951/11/10、24期、自由党)

○石原(圓)委員 日、米、加の漁業協定の義は、だんだんと日を重ねて、大体アメリカ等の意向もはつきりして参つたようであります。それにつきましては、衆議院の水産常任委員は非常に重大なる責任の立場にあると考えるのであります。本日小委員会ができましたにつきまして、この漁業協定会議へ委員として列席しておるのは、御承知のように水産庁長官が主でありまして、そのために長官等がこの常任委員会もしくは小委員会へ出席できないことは非常に不徹底、不便であると思うのであります。ゆえに藤田長官が出席せられる日に小委員会を開いて、徹底した意見の交換をはかるべきだと思うのであります。委員長はなるべく来る月曜日の午前中には藤田……

第12回国会 水産委員会 第12号(1951/11/13、24期、自由党)

○石原(圓)委員 ちよつとただいまのことに関連しますが、漁業権証券課税の問題は、参議院との関係が非常にデリケートであると思うのであります。その点委員長においては十分御考慮の上で発表せられんことを切に希望いたしておきます。  それから真珠事業法に関してでありますが、幸い佐竹主計官もいられますので、この際お尋ねしておきたいと思うのであります。真珠事業法なるものができる根本の理由は、日本においては生糸を凌駕せんとする輸出力があるものでありまして、外貨獲得の上からば、御承知の通り昭和三十年には百億円の輸出をしようという計画があるのであります。しかるにその根源をなすところの母貝の生産が少い。この母貝は水……

第12回国会 水産委員会 第14号(1951/11/17、24期、自由党)

○石原(圓)委員 この散会直後に、日・米・加漁業協定の問題につきまして小委員会を開きたいと思います。その小委員会を開くにつきましては私は特に一つの要望があるのであります。これは非常に重大でありまして、この小委員会の審議を記録に残しておきたいと思うのであります。従つて次の小委員会より速記をとることのおとりはからいあらんことを要望いたします。

第12回国会 水産委員会 第15号(1951/11/20、24期、自由党)

○石原(圓)委員 水産資源法案に関する前国会の小委員のその後の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本案の緊要たることは今さら申すまでもないのでありまして、第十国会において小委員会並びに本委員会において成案を得ましたことは御承知の通りであります。さつそくオーケーを求めましたが、遂に第十国会の終るまでオーケーを得ることができなかつたのでありまして、まことに遺憾にたえないので、本案に対するオーケーの点を、冨永委員長及び小委員長の私が連名をもつて経済科学局長マーカツト氏のもとへ照会をし、オーケーの出ない理由をただしたのであります。それに対しマーカツト氏より、昭和二十六年六月七日付をもつて私ら両人に……

第12回国会 水産委員会 第19号(1951/11/27、24期、自由党)

○石原(圓)委員 真珠養殖事業法案に対する提案理由を説明いたします。  わが国におきましては、古来より英国のダイヤモンドとともに、宝石界の双璧として世界独自の優秀なる養殖真珠が産出されるのでありますから、この事業を国策的に保護育成して、母貝生産者並びに養殖業者の経営の安定をはかるとともに、輸出の振興により国民経済の発展に寄與せんとする次第であります。  今この真珠の輸出高について見ますと、昭和二十三年には一億円程度であつたものが、次の二十四年には七億円になり、昨年度においてはその倍以上である十五億というぐあいに、終戰後においても急速に上昇はして参つておりますが、これは数量において、戰前の四分の……

第12回国会 水産委員会 第20号(1951/11/28、24期、自由党)

○石原(圓)委員 この真珠養殖事業法案を本日御審議願いますのに先立ちまして、これに関連するところの予算の関係を水産当局より御説明を願いたいのであります。
【次の発言】 ただいま御説明のうち、これは私初め各委員よりしばしば述べられた点でありまするが、この年度内に相当の母貝生産に関する支出を受けて、そうして本年度内に母貝の生産のなし得るところの助成を仰ぐということが最も必要なことでありまして、ただいまの御説明によりますると、六百六十二万五千円の予算となつておるようてあります。それはむろん補正予算で、――私どもの察するところによれば、年度内にその金を支出して、そうして明年夏の稚貝の増産に備えるという……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第6号(1951/10/22、24期、自由党)

○石原(圓)委員 日本の漁業者、漁民は約千八百万人であります。この人たちが海岸に居住をして、そうして終戰前にすでに大半の漁船を失い、漁具を失い、漁港を破壊され、以来六年、その間非常なる忍苦に耐えて辛うじて生活をして参つておるのであります。この一千八百万人のうちの勇敢なる漁業者たちが、小さな船に着の身着のままで沖合いへ出てそうして太平洋全体を開拓したのであります。また太平洋以外の、ただいま紛糾を重ねておるところの東支那海、朝鮮、露領方面等もほとんど大部分は日本の漁業者が開拓をいたしたものであります。今日この千八百万人の漁民の生活の基本がどうなるかというこの大事なときに、私は政府当局が漁民全体をこ……

第13回国会 水産委員会 第2号(1951/12/13、24期、自由党)

○石原(圓)委員 水産資源法案の一部修正につきましては、ただいま田淵委員の申される通りの経過であります。この問題は今度提案するまでには、参議院の水産委員との同調を必要とする点もありますので、提案する以上は、また再び修正等の通らないようにする必要を感ずるのでありまして、そのために休会明けの一月の開会劈頭に上程されるように本委員会においてはその成案並びにオーケーを求める点について善処することを委員長に特に希望するものであります。  なおこの問題は一応本日散会後水産委員長の参與する政調会で一応お諮りおきのおとりはからいを希望するものであります。  真珠法案につきましては、私はぜひとも年内に衆議院は可……

第13回国会 水産委員会 第10号(1952/02/15、24期、自由党)

○石原(圓)委員 このまぐろ関税問題につきましては、水産議員連盟よりダレス顧問に対して懇請をいたしたところが、まことに懇切ていねいなる御回答が参つておるのであります。これによりましても、日本側が紳士的にあくまでも持続してやつたならば、私は必ず曙光を認めるものと思うのであります。どうかこの点は紳士的にあくまでも協力一致してアメリカに対応するような態度をとつていただきたいということを切に懇望するものであります。ことにすでにまぐろの漁期に入りまして、その前後より関税問題が起りましたので、まぐろ漁業者は非常な恐怖の中に出漁をしているわけであります。このために一回沖合いに出て、もしなわを流したならばもう……

第13回国会 水産委員会 第11号(1952/02/18、24期、自由党)

○石原(圓)委員 最近に保安庁と警察予備隊が合併されて一つの組織になるということを聞いておりまするが、その場合における海上の漁業関係の取締りその他全般的な問題に対して、水産庁においては、現在のところどのような構想を持ち、またその改組される保安隊との関係はどういうことになる見通しでありましようか、伺いたい。  それからもう一つは、行政機構の改革を今やつておるわけであります。これに対する水産庁の機構、その改革の過程等に対しても、本日御説明があればけつこうでありますが、本日でなければ、最も近い委員会においてその内容の説明を要望するものであります。

第13回国会 水産委員会 第12号(1952/02/23、24期、自由党)

○石原(圓)委員 公海漁業につきましては、今回のこの出漁が平和條約成立以後の第一の着手となることでありまして、このことの業者の態度いかんは、関係諸外国に非常なる刺戟を與えるおそれがありまして、その結果非常な永久にわたる漁業條約の不利益を招くおそれが多分にあると認めまして、小産議員連盟におきましては、本月十合日、水産議員連盟所属衆参両院議員の緊急協議会を開きまして愼重審議の結果、左のような申し合せをいたしたりであります。このときの出席者は川村、冨永、鈴木、永田、松田、田口、田淵、二階堂、川端、林、石原、参議院議員木下の諸氏であります。そして水産庁の長官塩見氏もオブザーバーとして出席されたのであり……

第13回国会 水産委員会 第14号(1952/02/29、24期、自由党)

○石原(圓)委員 先の本委員会におきまして、水産行政機構に関することについて特に委員長にとりはからい方を委託をしてあるのであります。最近聞くところによれば、運輸省の港湾局を国土省に移すというようなことに類似した、たくさん機構改革があるようであります。そういう状態であるから、この際一時も早く水産庁内の行政機構に関する内容をわれわれに知らしめる機会を与え、なおそれに対する強化拡充の方策をとるように、格段の善処あらんことを委員長に強く要望いたします。  次に近来電源開発がいよいよ具体化することになつて参つたわけであります。この電源用開発による漁業との関係がどういうことになるか。私は大きな河川の元の川……

第13回国会 水産委員会 第15号(1952/03/01、24期、自由党)

○石原(圓)委員 公海漁業につきまて、本日日水、大洋、日魯の各代表者の御出席を求めて、そうして本日審議に入るまでの経過を簡單に申し上げたいと思うのであります。申すまでもなく今回の公海に対する出漁は、日米加漁業協定の成立によるところの第一歩の日本の漁業の進出であります。この場合におきまして、わが日本の漁業の将来にはまだ対外的なたくさんの條約等が残されておるのでありまして、ことに目下調停中の韓国との問題その他、むしろ今日以後の対外的の漁業関係の問題が多いのであります。この場合におきまして、内地の業者がいたずらに自我を主張したり、また一月前の利益に走つたり、いろいろ策動があつたりすることは、アメリカ……

第13回国会 水産委員会 第16号(1952/03/03、24期、自由党)

○石原(圓)委員 本案の第四条をそのままにして、第五条を修正することが私ども多年の研究の結果理想といたしておりましたが、この点に対しては種々今後に期待をいたしまして、この修正案に賛成をするものであります。私は真珠事業法案の理想としては、完全なる事業の統制とは申しませんが、ある程度の調整を加えて、対外的に真珠そのものの価値の向上、数量の調節をなし、世界的貴金属と相並んで、たとえばダイヤモンド政策のごとき政策をもつて臨みたいと存ずるのでありますが、何としても母貝の増産と真珠そのものの品質の向上、品種別の数量の調整、輸出検査の励行、真珠養殖の研究の徹底がおもなる目的であります。本法案は私の理想と申し……

第13回国会 水産委員会 第18号(1952/03/08、24期、自由党)

○石原(圓)委員 土屋局長に以下数項お尋ねをいたします。  今回のかに工船等の出漁は、講和條約成立にあたりまして日本の漁民が海外へ進出するところの第一歩でありまして、いわゆる日本の関係漁業者は非常にこれを期待し、前途に望みを嘱し、勇躍出漁に従事せんとして、それぞれの関係者は勇んでその準備に従つておるのであります。その準備のための経費は、今日まで相当かさんでおると思うのであります。そうしてまたこれが出漁するものは一部でありまするけれども、いわゆる国際漁場へ進出するということのために、日本全国の漁民が非常な元気を増し、楽しみを持つたということは事実であります。元来終戦以前より不振に不振を重ねて意気……

第13回国会 水産委員会 第20号(1952/03/15、24期、自由党)

○石原(圓)委員 詳細の御説明でよくわかりましたが、そこで平塚さんの御予定通りに万一行かぬ場合には、金融の関係でカン詰業者が保有できる。それを売りくずすというようなことが起らないものか。もしそういうことになれば、せつかく努力してもしんぼうし切れなくて、ひそかに売りくずすということになることを非常に恐れるわけでありますが、ことに現在においては、とんぼに税を課せられるものと見て、カン詰業者は買い取つておる。御承知のように、とんぼはまぐろのうちの一番下等であるということになつておるのでありますから、きわだその他の本まぐろで腹がふくれる限りには、とんぼは内地の人々はそうたくさん食べない、そういう情勢に……

第13回国会 水産委員会 第21号(1952/03/18、24期、自由党)

○石原(圓)委員 鈴木、松田両委員より北海道、青森、岩手の漁業災害についてお話があつたのでありますが、まことに同情にたえないものがあります。ことに氷塊のようなものが流れて来て漁港をこわすというようなことは、われわれは想像もしていなつたことであります。しかも日本の漁獲高の約半数を占める北海道、青森、岩手がさような厖大な損害を受けたために、また今後最もあの地方に漁業が発展しなければならぬ態勢でありますから、これに対する対策を、政府においては急速に立てられんごとを強く要望するのであります。この際私はただいま鈴木委員より主張されたいわゆる漁業の災害補償制度というものは、もうその時期が追つて、今日それを……

第13回国会 水産委員会 第23号(1952/03/27、24期、自由党)

○石原(圓)委員 資源保護法案につきましては、昨年参議院との間に申合せがあるはずであります。これはこの国会においてその申合せを必ず実行をして、そして実現を期するように委員長におかれて特段の御配慮を希望するものであります。
【次の発言】 ただいま小高委員より発言のありましたさけ、ますの出漁の問題は、今回漁業に関する小委員会において一応審議をいたしまして、結末に先立つて、水産庁より小委員会へ向けて事前報告をすべく要求したままになつておりますから、もしその要求に対して回答なく決定したとすれば、ここに小委員会を無視したことになりまして、問題は相当紛糾すると思いますから、小委員長としてこのことを一言申し……

第13回国会 水産委員会 第24号(1952/03/29、24期、自由党)

○石原(圓)委員 本月の十八日に公海漁業の小委員会を開きましたが、小委員会の審議の状態は非常にやかましくなりまして、結局決定する前に一応当局より委員会へ施行すべき案を示してもらいたい、方針を示してもらいたいという要望をしておいたのでありますが、それに対しては何らの連絡もなくおよそ決定をなさつた、しかも参議院の方へは二回にわたつてその内容を御説明になつておる、こういうことを聞くのでありますが、そういうことになれば、衆議院の委員会は一定の要望をしたにかかわらず何らのごあいさつもなく、それから去る二十七日に回答、説明を求めましたところが、その委員会には長官も次長もお見えにならない。そして伊東部長がお……

第13回国会 水産委員会 第28号(1952/04/04、24期、自由党)

○石原(圓)委員 開発銀行の貸出し方針というものについて、大体の考え方を承つておきたいのであります。  復興金融金庫が終戦直後にできまして、そうしてそれの全部が現在では開発銀行へ引継がれたわけであります。この復興金融金庫をつくるときの私もいわゆる議員の一員であつたのでありますが、しかもその小委員のような立場で審議をしたのであります。そのときの政府の方針、また復興金融金庫の性格というものは、一般市中の金融機関より危険を感じて融資のできないという方面の産業に対して、貸出しをする、こういうことが根本の方針であつた。いわゆる危険でも開発をしなければならぬ、けれども貸したならば回収できるかできないかわか……

第13回国会 水産委員会 第29号(1952/04/12、24期、自由党)

○石原(圓)委員 福田さんは銀行局の総務課長さんでありまして、およそ銀行局の仕事のすべての立案、その他実行等の枢軸をなすものと思うのであります。そういう方が御出席になつたことは、本委員会においても非常にけつこうだと思うのでありますが、今後もしばしば御出席を願いたいのであります。希望として申し述べておきます。  まずこの代船建造のことでありますが、これはもう二年もこのまま置けば、木造船の約半分は能率を失つて―いわゆる沿岸の漁業を主として、半分は能率がなくなるという実情にあるのであります。この問題については、最近本委員会が取上げてこれの検討に着手したわけでありますが、大蔵省の銀行局におきましては、……

第13回国会 水産委員会 第31号(1952/04/22、24期、自由党)

○石原(圓)委員 この災害の融資につきましては、前からすこぶる緊張した論議が進められておるのであります。ただいまの松田委員との資疑応答によつて、おそいながらも北海道の方は一時的な応急措置が講ぜられるようでありますが、それよりも教箇月も前の九州、四国方面の融資応急対策については、二階堂委員が申されておるように解決がつかないようであります。それを率直に言えば、あとの方が先になつて、先のものがあとまわしになる、こういうことは中金として後日非難の的にならないか。私がこれを考えるのに、中金としても貸し得る性格のものは貸すつもりでおる、また実現しようとしておる。しかし手続上や調査やいろいろなことで遅れてい……

第13回国会 水産委員会 第35号(1952/05/15、24期、自由党)

○石原(圓)委員 この法律を拝見しますると、ただ単に水面を使用するということのみに限られておるようでありまするが、演習中に実弾射撃等の影響を受けて、後日にもあるいは機雷の爆発であるとか、その他科学的な関係から海水が汚濁するとか、そういう関係で演場を荒廃せしめ、または磯焼けを起し、その使用をしたあとは数年も魚族が集まらないとか、漁業ができないとかいうようなことは、どういう方法でこれを処置されるか。その点のお考えを承りたいのであります。
【次の発言】 ただいまの答弁を調達庁にいたさしめるということは不当であります。調達庁というものは、過去のことを実例のように御説明なさるにとどまるのであり、調達庁そ……

第13回国会 水産委員会 第36号(1952/05/17、24期、自由党)

○石原(圓)委員 この問題に対しての田口委員の質問に対するただいまの答弁は非常に不可解であります。この問題によつて生ずる損害は、アメリカの軍隊との関係であります。しからば、アメリカより賠償を受けねばならぬ問題であります。それにもかかわらず、国内法の運用でやつて行こうとすることは、いわゆる国費をもつてやろうということで、アメリカに弁償させるという意味が含まれていない。このことは、国家の負担の上からも、またこの問題の根本精神からも不適当であると考えるのであります。従つて私はこれは承服することができないのであります。また前日私より、このままならば撤回すべしという要求をしておいたわけでありますが、一応……

第13回国会 水産委員会 第37号(1952/05/20、24期、自由党)

○石原(圓)委員 鈴木、林両君の御発言通りに実行せられるよう、賛成の意を表します。
【次の発言】 このまぐろ関税の問題につきましては、前回の委員会におきまして、外務大臣並びに農林大臣の御出席を求めたのであります。しかるに予算委員会の関係で御出席ができないようであります。ただいま農林政務次官が御出席になりましたが、主要なお尋ねは、外務大臣、外務省に対してお尋ねをいたしたいのであります。その要点は、このまぐろカン詰、並びにまぐろ凍結等の税の問題につきましては、アメリカの上院の財政委員会で税をとることに決議をしたということは、明らかなのであります。そうして情勢によつては、あるいはここ一週間か十日に上……

第13回国会 水産委員会 第40号(1952/06/04、24期、自由党)

○石原(圓)委員 取締りの問題で長時間を費したあとでありますが、御当局の御答弁はどうも核心にふれないように思うのであります。第一瀬戸内海なるものは、毛利氏の時代から海賊の巣である。伊勢湾もその通りであつて、われわれも先祖は海賊であつたかと思うておるのであります。そういう海賊の伝統的な血をもつて今日密漁をやつておる。そのものを普通の取締りでやつても効果は上らない。私はこの点には体験と意見を持つておる。われわれは三重県でありますが、すでに国の取締船も保安庁の船も信用ができない。それで今年快速優秀な取締船を建造して、四月に進水式を終えて活動しておるのであります。しかもその建造費の大部分を漁業証券によ……

第13回国会 水産委員会 第41号(1952/06/07、24期、自由党)

○石原(圓)委員 昨日の私の質問に対する石原外務次官並びに土屋欧米局長の御答弁の一部を要約いたしますと、今回提出された日、米、加漁業條約は、これまでの漁業上の国際條約の前例を破つて、国際間の公海企業の自由を制限する片務的の漁業制限を設定したこと、すなわち国際間の漁業企業の自由の原則に例外を設けたこと。この漁業制限を画する一線を條約の本文に明記したこと。これはおそらくは今回が例外であると思うのであります、前例があるならば、この際参考のために御提示を願つておきたいのであります。
【次の発言】 一線を画したことの前例がないとすれば、それは自由平等の原則に対する日本の譲歩といわなければならぬと思うので……

第13回国会 水産委員会 第42号(1952/06/10、24期、自由党)

○石原(圓)委員 まだ十分提案者の説明も聞かないのでありまして、慎重審議すべきものと考えるのであります。つきましては、今度この法案が成立しまして、参議院の通りに衆議院も同調してやる場合には、これはすみやかにおおよそ全国的な連合会ができるものと察してよいと思うのでありますが、そういう場合に、これを構成する方針といいますか、心構えといいますか、そういう点に対して、何か参考になるような提案者の方に御意見がありましたら、承りたいのであります。  なおまた、この全国的な連合会ができると同時に、全国の各地にできておる施設のうち、ある一部のものをこれへすみやかに合併しようというような心構えでおるというような……

第13回国会 水産委員会 第43号(1952/06/12、24期、自由党)

○石原(圓)委員 協同組合の問題は再三論議されるのでありますが、従来は要するに三百という数に制限されておる点が非常に窮出なのであります。この三百以内というような制限をつけたということはどこから出たかと申しますと、これははなはだ不徹底なのであります。多分連合軍の指導が織り込まれたと思うのでありますが、一つにはまた全漁連より中水に移つて、それが閉鎖されたということにも関連を持つたものでなかろうかと思うのであります。これは真相がわからないから起つたことであります。アメリカでは十でも十五でも、また三百でも、とにかく気の合つた者が申合せして一つの組合をつくり、連合会をつくるということが実情になつているそ……

第13回国会 水産委員会 第44号(1952/06/14、24期、自由党)

○石原(圓)委員 公海漁業に関する小委員会としては、以上各項の理由により、本條約は今国会においては継続審議の手続をとり、しかる上至急実地調査を行い、その上にて採決するを妥当と認む。なお米国国会は審議いまだ半ばにあり、カナダも何どき審議するも未定とのことである。はたしてしからば、ひとり日本のみ不利益を忍びて決定するは不可である。こういう意見が小委員の大部分の意見でありまして、このことを参考に供する次第であります。
【次の発言】 私はあくまで私の申し上げた方法が今回に処する最も妥当適切、有利なる條項であるとかたく信ずるものであります。しかしながら小委員会で正式の決定は見ていないのであります。しかる……

第13回国会 水産委員会 第45号(1952/06/18、24期、自由党)

○石原(圓)委員 前刻以来、協同組合法の一部改正について論議をせられておりますが、提案者の松田委員の申されることも非常に考えるべき点が多いと思うのであります。また小松君の、民主主義の立場から、政府に権限を持たすことはいけないということも、大いに了承せにやならぬ点だと思うのでありますが、何分にも経済行為を全国的な団体がやるという場合は。その問題は全国の零細なる漁民に直接影響を及ぼすことでありまするから、できるだけ慎重にやるべきであると思うのであります。そういう意味合いから、監督官庁の許可、認可がいるということは認可、許可を与える場合には、官庁においても非常に慎重に取扱うべきことであると思うのであ……

第13回国会 水産委員会 第46号(1952/06/20、24期、自由党)

○石原(圓)委員 これは直接運輸大臣の所管とも申しかねますが、この機会に水産業者の希望しておる点を申し述べてお考えを願い、またそれに対する御意見もあつたら、この際お聞かせを願つておきたいのであります。  水産議員連盟におきましては、外油の統制撤廃並びに関税撤廃の実現に強力に努力をしたわけでありますが、関税の撤廃等もそれぞれ目的を達することになつたわけであります。しかるにその間におきまして、国産石油の経営者の立場から、外油の価格を引下げることや統制を撤廃することは、油の輸入に支障を来して漁村に潤沢に油が潤わないということが宣伝もされ、ある意味からは、関係の各社にもその運動があつたようにとれるので……

第13回国会 水産委員会 第47号(1952/06/23、24期、自由党)

○石原(圓)委員 これは突然拝見しまして、まだ詳しくわからぬのでございますが、この水底という文字から申しますると、従来海底電線とかいう言葉が通用語になつておつたのでありますが、それが水底線路ということになりますと、あるいは河川というものに重きを置いたような條項にも見えるのでありますが、決してそろでなかろうと思う。むろん海底も河川も、全部包括されたものであると思いまするが、大体どういうことをおやりなさるのでありまするか、具体的の実例をひとつお聞かせを願いたい。それからどの程度の大きさの保護区域をつくるのであるか、すでに漁業権の設定してある場所を保護区域として除外する場合には、その漁業権に対して政……

第13回国会 水産委員会 第48号(1952/06/27、24期、自由党)

○石原(圓)委員 私は今回アメリカにおけるまぐろ関税に対して、まことに日本に対する好意ある措置がとられたので、この際決議案を提出して御決議を願いたいと思うのであります。その案文を朗読いたします。   まぐろ関税に関する感謝決議案   米国政府並びに国会の深甚なる理解と好意とにより、まぐろ関税法案が上院において不成立となつたことは、確固たる日米経済協力の現われであつて業界はもちろんわが日本全国民のひとしく感謝にたえないところである。   独立後における日本経済自立達成の根本は貿易の振興にあり、特に水産物の対米輸出の確保はその最も重要なるものの一つである。   今後はさらに一層まぐろの輸出調整に意……

第13回国会 水産委員会 第49号(1952/06/30、24期、自由党)

○石原(圓)委員 これは委員長にまわしてもらつて、委員長はわれわれにお諮りを願う……。

第13回国会 水産委員会 第50号(1952/07/26、24期、自由党)

○石原(圓)委員 先刻来の質問の問題はこれは非常に重大でありまして、かつて私は、この損害の賠償なるものは、そのとき限りでやつてはいけない。漁場を荒らし魚族を散乱せしめ、演習があると当分は漁獲ができない。また爆発物の沈下等の被害、種々の悪影響があるから、これが補償される賠償方法でなければいけないということを強く要求をしたのでありますが、その点に対しては、大体どういう方向に御協定ができておるでありましようか。また今後の方針等も承つておきたいのであります。
【次の発言】 その間接被害につきましては、重大であると思うのであります。これをわが国のみが負担する場合には、米軍は都合のいい場所はほとんど永久的……

第13回国会 水産委員会 第51号(1952/07/29、24期、自由党)

○石原(圓)委員 質疑の前に御参考に御報告を申し上げておきます。水産議員連盟におきましては、一昨二十六旧と二十八日の二日間連続して連盟会議を開きまして、二つの決議をいたしたのであります。その一つは、極東貿易に関係ある日、米、英、仏、加の五カ国は、七月末華府で極東貿易国際会議を開催することとなり、既に去る七月二十四日通商産業省通商局次長松尾泰一郎氏外二名は出発した。  本会議は極東の貿易に関係ある主要諸国の輸出統制方針に関し密接な協力を確保する方法、特に中共貿易緩和について討議するのであるが、中共並びに東南亜細亜の地域は、古来より我が国の昆布、するめ、ふかひれ、乾あわび、乾海鼠、寒天、罐詰其他水……

第13回国会 水産委員会 第52号(1952/07/30、24期、自由党)

○石原(圓)委員 通商産業政務次官が御出席になりましたので、一応御質問を申したいと思うのであります。そのうちもつとも重大視するところの中共との貿易に関することであります。きのう通産省からも御出席になつたのでありまして、そのときにまず第一にお尋ねいたしましたのは、外務省に対してのお尋ねでありました。その第一点は、支那貿易で重要なる品目は禁止はされていないのでありますけれども、われわれ水産物の関係からは寒天がただいまのところ禁止されておるのでありまして、この寒天の禁止を解除することが、品目の中からは一番要望される問題であります。その他のこんぶ、するめ、海参、干あわびその他数品目がありますが、このも……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第2回国会 厚生委員会水産委員会連合審査会 第1号(1948/06/28、23期、民主自由党)

○石原(圓)委員 この三十トン以上の船に乘込む漁業者というものは、一年のうちに、季節的には乘込むけれども、たとえばかつおの時期には乘込むけれども、その季節が終ればまた海岸で船舶に乘込まずに漁業に從事することもあるのであります。年中三十トン以上の船で漁業に從事しておるというものは、まずないと言つていいのであります。また、今年は甲の船に乘るが、來年は乙の船に乘るので、一つの船に数年乘る漁業者もごく少いのであります。そうしてある年齡に達すれば遠洋漁業には耐えられないのであつて、下船をする。そういうような三十トン以上の船に乘込む漁船の船員というものは、非常な不規律な、不定期的な漁業に從事しておるのであ……

第3回国会 水産委員会公聴会 第2号(1948/11/24、23期、民主自由党)

○石原委員 宮崎さんにお尋ねしたいのであります。全國的な組織が必要である、それは漁民のいわゆる團体の力を発揮する上において必要である、こういうことを申されたのでありますが、私も同感であります。それについて、この全國的な組織というのは、漁業協同組合も、生産組合も、加工組合も、それぞれ全部打つて一丸としたものであるか、また経済行為も、指導も、信用事業もすべて包括した組織をいうのであるか、この点内容について、あらましを拜聽したいのであります。
【次の発言】 もう一つお尋ねしたいのであります。漁業権を漁業協同組合に與えよということを強く申されたのでありますが、この漁業権の問題は今回は法案は出ていないの……


24期(1949/01/23〜)

第6回国会 水産委員会公聴会 第1号(1949/11/16、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより会議を開きます。  この際御報告申し上げます。委員黒田寿男君が本日辞任されまして、その補欠として中原健次君が選任されました。  これより水産委員会の公聽会を開きます。  この際公述人各位に対し一言ごあいさつを申し上げます。本委員会が漁業法案及び漁業法施行法案の審査にあたりまして、特に公聽会を開いて、両法案について利害関係者及び学識経験者、その他一般の方々より広く意見を開くことにいたしましたのは、本法律案がわが国産業構造の基板をなすところの、漁業生産に関する基本的制度、すなわち明治三十四年に初めて法制化され、同四十三年の全面的漁業法の改正によつて確立せられましたところの現行……

第6回国会 水産委員会公聴会 第2号(1949/11/17、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより昨日に引続き、水産委員会の公聽会を開きます。  問題は去る十月二十七日本委員も会に付託されました漁業法案及び漁業法施行法案についてでありますが、申すまでもなく、右両案は、明治三十四年法制化され、同四十三年全面的漁業法改正によつて確立されました現行漁業制度に対しまして、根本的に改革せんとする画期的なものでありまして、全国漁民の重大なる関心はもちろん、漁業制度改革のねらいたる漁業生産力の発展と漁村の民主化とは、わが国産業経済再建の重要な一環をなすものとして、国民の一般的関心及び目的を有し、かつ深い利害関係を持つていると認め、特に公聽会を開いて両法案について、利害関係者及び学識……

第6回国会 水産委員会公聴会 第3号(1949/11/18、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより昨日に引続き水産委員会の公聽会を開きます。  この際公述人各位に対し一言御挨拶を申し上げます。本委員会が漁業法案及び漁業法施行法案の審査にあたりまして、特に公聽会を開いて、両法案について、利害関係者及び学識経験者その他一般の方々より広く意見を聞くことといたしましたのは、申すまでもなく、右両案はわが国基礎産業の一環をなすところの漁業生産に関する基本的制度を、根本的に改革せんとする画期的なものでありまして、これが今後の漁業のあり方、ひいては水産業界に及ぼすところまたはなはだ大なるものがあり、全国漁民の重大なる関心はもちろん、この漁業制度改革のねらいたる漁業生産力の発展と漁村の……

第6回国会 水産委員会公聴会 第4号(1949/11/19、24期、民主自由党)【議会役職】

○石原委員長 これより昨日に引続き、水産委員会公聽会を開きます。  問題は、漁業法案及び漁業法施行法案についてでありますが、いまさら本法案の重要性はるる申すまでもなく、明治四十三年に確立せられました現行漁業制度に対し、根本的改革を断行せんとするものであり、さきの農地法にまさるとも劣らぬ重大案件であります。すなわちこの漁業生産力の発展と漁村の民主化との二大原則を含む漁業生産の基本的制度の画期的な改革は、ただちに今後の漁業のあり方、はたまた農業とともにわが国産業経済再建の重要なる一環として、全国三百万の漁民は申すに及ばず、国民の一般関心及び目的を有し、かつ利害関係を持つものと認め、ここに特に公聽会……

第10回国会 大蔵委員会農林委員会水産委員会連合審査会 第1号(1951/03/09、24期、自由党)

○石原(圓)委員 農林大臣が、主食の確保のために主務大臣として農業関係に重きを置いたということは、その割振りの上からもよくわかるのであります。しかるところ、この割振りを見ますると、水産関係が一、林業がその四倍、それから農業関係が十四倍になつておるのであります。合計六十億円がこういう割振りになつておる。そうして項目から申しますと、農業関係が十一項目になつております。林業は六項目であります。水産は三項目であります。目では三項目になつておりますけれども、漁港同様に、これは漁港の災害でありますから、これは一つと言つていいのであります。北海道の魚田の開発の問題がありますが、これはもう多年の懸案であつて、……

第13回国会 外務委員会水産委員会連合審査会 第1号(1952/06/06、24期、自由党)

○石原(圓)委員 私は、北太平洋の公海漁業に関する国際條約の内容のいかんは、沿岸漁業との相剋摩擦を起すおそれがありますので、わが国水産業の生命線であり、全国漁民の運命を制する国家の重大條約であるのみならず、平和回復後、独立国家新日本としての最初の国際條約でありますので、私は終戰以来、わが国水産業界を代表する者の一人として日夜心胆を砕いて参つたのであります。  この国際漁業條約の準備工作として、衆議院水産委員会は、ダレス特派大使に対して、再度、日本漁業界の総意に基き、公海漁業道徳の高揚を期する水産資源保護法制定の用意のあることを伝え、対日講和会議に際しては、国会水産議員連盟理事長として、吉田首席……

第13回国会 外務委員会水産委員会連合審査会 第2号(1952/06/11、24期、自由党)

○石原(圓)委員 私は六月の六日と七日に外務・水産連合委員会並びに水産常任委員会等で日米加三国協定に関する疑義について説明を求めましたが、満足するような御回答が得られなかつたので、それで岡崎外務大臣、廣川農林大臣の御出席を求めた次第であります。元来この両大臣がわれわれの水産常任委員会にそろうて御出席になつたとはないのであります。おそらく今回も外務との連合であるから御出席になつたのだろう、こう察するのでありますが、第一、水産をどろ考えておられるか。外務大臣は水産についてどの程度に外交的に頭を使つておられるか、また時間を使つておられるか。あなたは頭の非常にいい人でありますから、時間的の詮議は必要で……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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