このページでは西尾末広衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。西尾末広衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○西尾國務大臣 私の當時竝びに今日の心境を尋ねられたのでありますから、率直に申し上げます。しかしこの問題に私が最初に注意を拂いましたのは、自由黨の代議士會において、一議員の質疑、すなわちこの問題について現内閣の閣僚に關係者があるかどうかという質問に對して、ないとは言えない。つまり印象的にはむしろあるらしいというような印象を與える新聞記事を見たのであります。しかし私はその時はなおこれを取り上げる考えはなかつたのであります。看過しておつたのであります。ところがその後この記事竝びにこれを動機といたしまして、現内閣の閣僚にこのやみ取引あるいはやみ物資の拂下げ等に關連した閣僚がいるらしいということが、い……
○西尾國務大臣 どうもいろいろな事情がありまして、國會に政府の豫算案なり、あるいは法律案などの提出が大變遲れまして、まことに申譯ないと思う次第でありますが、殊に追加豫算案が遲れましたにつきましては、實はやむを得ない事情が起つたのでありまして、それは、この前會期の延長を願うときには、大體豫算が七百億止りで組むことができまして、關係方面ともほぼ了解を得ておつたのでありますが、その後關係方面から、主として緊急土木費に關する豫算の修正が必要だということになつてきまして、それが相當多額の要求でありましたので、それをそのまま承認するということでは、日本の經濟の復興がとうてい見込みがつかぬという事情にありま……
○西尾國務大臣 それではお答えいたします。大體その通りであります。
【次の発言】 參議院の稻垣鑛工業委員長から、十五日までにこの法案をまわしてもらいたい。そうでないと、自分の方では時間的關係上責任をもちがたい。こういう申し入れがあつたのであります。それで私といたしましては、また政府といたしましても、その十五日までに何とか衆議院が通過するようなことを希望したい。こういうようなことを申し上げたのでありまして、決してそのことが委員會を侮辱したことでもなければ、委員會の言論を壓迫したことにもならぬと思うのであります。委員諸君は自由な立場におつて御審議いただいて結構だと思うのであります。
○西尾國務大臣 お答えします。憲法關係法律につきまして第九十議會に成立いたしましたものが四件あります。第九十二議會において成立いたしましたものが二十三件であります。今囘の第一國會に提案いたしましたもの――すでに提案濟みのものが、國家賠償法案、刑法の一部を改正する法律案、以上三件であります。 なほ今囘の議會に提出する見込みのものは、皇室經濟法施行法、裁判官等の分限に關する法律案、裁判官國民審査法案、裁判官彈劾法案、家事審判法案、以上五件であります。なお次の國會に提案いたしたいと考えておりますものは、刑事訴訟法の改正法律案、民事訴訟法の一部を改正する法律案、以上であります。なお今議會に提出すべくし……
○西尾國務大臣 ただいまの御質問にお答えいたします。この問題につきましては、少しく問題の取上げ方が混雑しておるようでありますから、その點を明らかにいたしたいと思うのでありますが、第一には世耕事件というよりも世耕事件を中心とするいろいろな隠退藏物資その他軍の放出物資等について詐欺事件等が起つておる。こういうものに對して衆議院において調査會が設けられて、徹底的な調査をするということでありまするから、政府におきましては、かような問題はともすれば政治的に扱われるという誤解が起りやすいのであるから、かような問題は衆議院で取扱うのが最も適當である、こう衆議院においてこの問題を取上げるということに對して賛成……
○西尾國務大臣 政府におきましては、カスリン颱風による水害に對處いたしまして、臨時應急の救助をするために災害救助委員會をつくるとともに、復舊對策のために災害復舊對策委員會を構成いたしまして、不肖私が兩方の委員會の委員長を引受けまして、爾來各省の連絡のもとにその對策を講じてきたのであります。その對策につきましては、いずれ御質問にこたえまして政府委員よりお答えすることにいたしますが、政府の大體の方針といたしましては、この災害は近來まれなその程度においても重大でありまするし、またその内容においてもいろいろ各省にわたつた問題でありますので、できるだけ早く、しかも十分に復舊對策を講じなければならぬという……
○西尾國務大臣 お答えいたします。詳しいことにつきましては事務当局から答弁をさせますが、ここに組合側と協定以外のことがいろいろ書かれているということは、協定に基いて政府の責任においてなすべきことがいろいろ盛られているのでありまして協定に反し、もしくは協定を阻害するような意味のものはここに入れてないはずであります。なおいろいろ各條項について御質問のあつたことにつきましては、事務当局から一應答弁をいたさせます。
【次の発言】 お答えいたします。
新しい賃金がきまるまでは二千九百二十円の水準で、給料は支拂うことになつております。たとえば近く物價が大幅に改訂されます場合に、当然に賃金も改訂せられると……
○西尾國務大臣 昨日総理廳が類焼に遭いまして、諸君に御心配をかけましたにつきまして、責任を感じておる次第であります。委員長のお尋ねによりまして、大要をお答え申し上げたいと思います。 委員長も申されましたように、この出火の原因等につきましては、まだ十分はつきりしたものがありませんが、火事の被害について大体申し上げますと、総理官邸の方はさいわいに免れたのでありますが、総理廳官房の方々の人事課の履歴書等の約一割が焼失いたしました。最も大きな被害を受けましたのは、公職適否審査委員会事務局関係のものでありまして、これは調査表の約三十万部が焼失いたしました。できる限り搬出に努めたのでありましたが、御承知……
○西尾國務大臣 お尋ねのようなことが昨年にあつたことは、その通りでありますが、その後事件の推移を見ておりますると、山梨縣の警察に拘置されておる某の單なるつくり事であつたのである。すなわち私その他の閣僚が靜岡の砂糖事件に関連して不正を行つたということは、その山梨縣の拘置所におるそれがしという者の捏造のことであつたのであるという事実が明らかになりましたので、その人の言を信じて、むしろその人に世耕君が欺かれておつたんだということが明らかになりましたので、私といたしましてはすでに疑惑をもたれておつたその疑惑も晴れたのでありまするし、これは告訴する必要がない、こう考えまして、これは告訴するに至らなかつた……
○西尾証人 存じております。
【次の発言】 それは昨年の四月十一日ごろであつたと思いますが、私の所に電話がかかつてきまして、お会いしたいというので、その人の勤めておる事務所に参りまして会つたので知つております。
【次の発言】 初めてです。
【次の発言】 詳しく話はありませんでしたが、五十万円業者の間から金を集めた、社会党のあなたにお渡ししたいから受取つてくれるか、こういう話でありましたから、私はいただきますと言つてもらつたのであります。
【次の発言】 私のところへも党へもそういう話は前もつてありませんでした。
【次の発言】 いや、そうではありません。四月初旬、といつても三、四日ごろでありますが……
○西尾國務大臣 官廳職員の待遇改善問題に関し、その経過及び中央労働委員会の調停案に対する政府の方針を御説明申し上げたいと存じます。 官公廳各労働組合が全官公廳労働組合連絡協議会を組織して、八月十五日政府に対して、適正價格による生活必需物資の完全配給を裏づけとし、これに必要な地域差を考慮した最低賃金制の確立、及び生活補給金として一月より六月までの赤字補填金、本人二千円、扶養家族一人千円の支給を要求し、これに対して爾來数次の交渉を重ねたのであります。しかして政府は、この要求に対して、新物價体系を確立するため千八百円賃金基準の堅持が、労働者のみならず、國民全般の生活を安定帯に導くゆえんであるとして……
○西尾委員 私は神川先生の説明はけつこうであります。それで、政治的な見解でなくて、学問的な見解において、軍とは何ぞや、戦力とは何ぞやという定義をひとつ聞かしてもらいたいのです。
○西尾委員 私は木村保安庁長官にお尋ねいたしたいのでありますが、日米安全保障条約の前文におきましては、米国は日本が直接及び間接の侵略に対する自国の防衛のため漸増的にみずからの責任を負うことを期待しつ云々と、こういうふうに定めておるのでありますし、私の承知するところでは、一九五五年を一応の目途として考えておるように思うのでありますが、当然日本の政府といたしましても、この精神にのつとりましてできるだけ早くアメリカの軍隊は帰つてもらつて、日本の国は日本人で守るということについてのいろいろ考慮なり計画なりがなくてはならないと思うのであります。大体そういう情勢のもとに、日ごろから日本の国は日本人で守らな……
○西尾委員 関連質問を一つ……。先ほど須磨委員の質問に対する大臣の答弁の中で、交渉程度のことはやつていないが、外務省の役人として当然やるべきことは最善を尽して打診をしておつたということは事実であるという意味の御答弁があつたのでありますが、その中で、但しMSA法によるところの援助を日本が受ける場合には、どうなるかというような前提のもとにはサウンドしなかつた、こういう意味のことを言われたのであります。おそらく外務省の役人としては、日本に適用する場合にはどうなるかということを重点としてサウンドするのでなければ、意味ないじやないかと思うのであります。日本に適用する場合にどうなるかということを前提として……
○西尾委員 先ほど並木君の御質問に対して、外務大臣はフイリピンの戦犯釈放と賠償問題の交渉は無関係であるということを言われましたが、どうもこれは了解できないのでありますが、やはりそうお考えでしようか。
【次の発言】 これを形式論から言いあるいは本質論から言えば、これは別なものであります。しかし外交というものは、本質論とかあるいは形式論でやつてもらつては困るのであります。相手方がどう感じているであろうか、この問題の解決のためにはいかなる手順をふんだらよかろうかということは、十分な考慮を払わなければならないと思うのであります。そこに外交のうまさとまずさがあるのであります。そういう意味から見ますならば……
○西尾委員 先ほどから皆さんの御発言を伺っておりますと、案の内容よりもこの外務委員会の審議の進め方についての御意見のようであります。そうするとこういう委員会であまり深い議論をなさるよりは、休憩して理事会で扱ってもらった方がうまくいくのではないか。つまり委員会の進め方について、他の委員会との関係、あるいはそれぞれ所属政党との関係を調整しなければならぬという松本君の意見のようであります。そういうことは休憩して理事会で一つの御相談願うようにしてもらいたいと思います。
○西尾委員 鈴木教授にお尋ねいたします。この日本の憲法には自衛権を積極的にしておる条項はないけれども、積極的にしていないから自衛権があるのだ、こういうふうに今まで言われておるのでありますが、積極的に自衛権を認めるような憲法にした方がいいのかどうかということについて、憲法制定当時からお考えになつたことがありますか。あるいは現在の憲法ができた時分に、自衛力の問題、自衛権の問題について、この憲法ははなはだ不完全であるとお考えになつたことがありましようか。
【次の発言】 もう一つ、憲法学者としての鈴木さんにお尋ねするのでありますが、すでに第九条の点においても、その他の点においても、現在の憲法についてそ……
○西尾委員 ちよつと関連……。先ほど伺つておりますと、法制局長官は細迫君の質問に答えて、たとえば竹島の領土権が日本にあるのかあるいは韓国にあるかということについて争いがある、それを解決するということは、これは国際紛争である、こういうことを明言せられたのであります。そういうような意味において、それを国際紛争であると考えることは、日本の側にとつては、そうでなくて自衛権だと言うでしよう。韓国の側では、韓国の領土を守るための自衛権だと言うでしよう。そのいずれが正しいかということについて、そこに国際的な紛争が起つた、長官の言明はこう仮定するのが正しいと思うのであります。その国際紛争を解決するために、長期……
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