西尾末広衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○國務大臣(西尾末廣君) ただいま船田君から、近來政府の地方官廳がだんだん多くできてくる、このことに対して、地方自治の関係はどうなるのであるか、あるいは地方と中央と一つになつて今後この難局を切り抜けていくためには、どういうふうに政府は考えておるかという御質問でありますが、この御質問にお答えする関係大臣が、ただいま出席しておりませんので、代つて私よりお答えいたしたいと思います。 今回は、新憲法に基きまして、それぞれ地方によつて選挙せられたる地方團体の首長が中心になつて、地方行政が行われることになつてきたのでありますから、政府はもちろん、この地方自治の発達のために努力をいたしたいと考えておるので……
○國務大臣(西尾末廣君) ただいま議長を通じて、小峯君からお尋ねのありましたことにつきまして、お答えいたします。 政府におきましては、所要の法律案の整備につきまして鋭意努力いたしておるのでありまして、すでに今日まで二十二件國会に提出いたしております。なお残された問題につきましては、できるだけ早く國会に提出いたして皆樣の御審議を仰ぐために、政府部内においてそれぞれ督励いたすとともに、関係方面とも十分なる折衝をもちまして、できるだけ早く議会に提案いたしたいと考えておりますので、さよう御了承を願いたいと思うのであります。(拍手)
○國務大臣(西尾末廣君) 石田博英君の御質問にお答えいたします。お尋ねの要点は、主として社会党出身閣僚が社会党の幹部と議して、この休会中を利用して党勢拡張に專念するという見解のもとに立つて、これは妥当なりや否やという趣旨の御質問であります。しかし、これは明らかに思い違いであります。私は今日そういうような話し合いがあるということを伺いまして、党の幹部からいわゆる遊説計画なるもののがり判刷りを見せられたのであります。その中に、社会党出身閣僚の中の四名の大臣の名前が載つているのでありますが、その中の一つに、片山総理が北海道に行くということが載つているのであります。これは先ほど小澤君もお話があつたので……
○國務大臣(西尾末廣君) 小川君の御質問の趣旨は、民業にありましては能率をあげるということによつて自己の賃金收入を多くするという途が開かれておるが、官の從業員においてはそういう途がないのであるから、何かそういうことについて―行政整理等のことについて考えがあるかどうかという御質問と承つたのであります。現内閣発足直後、経済緊急対策を発表いたしましたが、そのうちにも、きわめて漠然とした形ではありますけれども、企業経営を合理化するような必要のある場合には、まず官が率先してやるという趣旨が述べられておるのであります。現在の日本の民間企業を見ましても、そこには企業の内部において事実は失業救済が行われておる……
○國務大臣(西尾末廣君) ただ今斎藤君の御質問の中に、私が平野前農相の追放について発表したということでありますが、それは間違いであります。
【次の発言】(続) 私は新聞記者と時に懇談する機会があるのでありますが、その懇談の機会に、すでに新聞記者諸君の間に非常にいろいろな流説が行われておることを新聞記者諸君から聽きました際に、この点に関しては最近におきまして関係方面より、法律の前には大臣といえども一市民と平等であるべきである、從つて、言論出版に関する資格審査が終りに近づいておるのであるから、この機会に、大臣においてもこの期間において十分審査すべきものは審査すべきである。という注意を受けた事実を述……
○國務大臣(西尾末廣君) 石原君の御質問にお答えいたします。林國務大臣の、新聞記事に載つております問題につきましては、閣議の席上のことを述べておるようでありますが、閣議は御承知のごとく秘密会議でありまして、閣議でだれがどう言つた、こう言つたということを世間に発表することは、まことに遺憾であります。從つて私は、閣議の内容につきましてとやかくの論議は避けたいと思うのであります。ただ林國務大臣のこの問題の取扱方については、きわめて重大な点において林國務大臣は思い違いをしておられるということを、私は申し上げておきたいと思うのであります。 それから平野前農林大臣の問題でありますが、これは平野君がああい……
○國務大臣(西尾末廣君) 田中稔男君の総理大臣に対する御質問は、総理大臣に代つて私が答えてもよろしいということでありますが、御質問の内容は、政策の問題というよりも、むしろ総理の信念を聽くという性質のものでありますから、私がお答えすることは適当でないと思います。いずれ適当な機会を選びまして、総理自身からお答えしていただくようにいたしたいと思います。
【次の発言】 林君の御質問にお答えいたします。傳えられるところの西尾案、すなわち調停案に回答するその案の内容を聽きたい、こういうことでありますが、まだ政府におきましては案ができておりませんので、各方面との関係もありまして、なお内容にわたつて申し上げる……
○國務大臣(西尾末廣君) ただいま佐竹君から御質問のあつた点につきまして、それからの経緯につきましては、司法大臣から詳しくお答えすることにいたしまして、私は、私に関する点についてのみお答えいたしたいと思います。 問題を正確に理解するためには、何が事実であるかということを明確にすることが何よりも大事であろうと思うのであります。その意味におきまして、佐竹君の言われた、政府は未だ追放ときまらないのに、すなわち平野君が新潟に行つている留守中に、追放決定と発表したというお言葉がありましたが(「号外が出た」と呼ぶ者あり)政府は決して、平野君が追放と決定したと発表したことは、絶対にありません。これもみな、……
○國務大臣(西尾末廣君) 赤松君の私に対する質問の要旨は、私の責任を問い、それをいつ、いかなる方法において果すかという御質問でありましたように伺いましたが、私は政治家といたしましては、責任を明らかにするということは、一番大事なことだろうと思うのであります。私は、責任を明らかに、いつの場合でもしなければならないということは、十分承知しております。しかし、今度の問題につきまして、私がここに責任をとらなければならぬとは、私は考えてはおりません。從つて、いつ、いかにしてその責任を果すかということについては、お答え申し上げる必要はありません。(拍手)
○西尾末廣君 ただいま議長から御報告のありました通り、衆議院議員正三位勲一等三木武吉君は去る七月四日病気のため逝去せられました。 私は、ここに、諸君の御同意を得、議員一同を代表して追悼の言葉を申し述べる機会を得ましたことは、同君を、郷党の先輩として、また近来まれに見る大政治家として敬慕している私にとりましては、まことに光栄と存ずる次第であります。(拍手) 同君は、明治十七年八月十五日香川県高松市六番町に生まれ、早稲田大学の前身東京専門学校を卒業し、明治四十年司法官として世に出られましたが、わずか一年にして退官せられ、弁護士となって大いに法曹界において活躍せられました。大正六年四月、第十三回……
○西尾末廣君 私は、民主社会党を代表して政府の施政方針演説に対し、池田総理大臣に質疑を試みんとするものであります。 これに先だって、過日日比谷公会堂における三党首立合演説会において演説中、凶刃に倒れた盟友、社会党委員長淺沼稻次郎君のみたまに対し、深甚なる哀悼の意をささげたいと思うのであります。(拍手) 一切の暴力に反対して、民主主義と議会政治を守ることを党是とするわが民社党員は、安保採決以来のわが国民主主義の危機が今回のテロによって一そう高まったことを深く憂慮しつつ、一そうの決意を固めて議会制民主主義を守り抜くことを、ここに淺沼稻次郎君のみたまにお誓い申し上げる次第であります。(拍手) ……
○西尾末廣君 私は、民主社会党を代表して、政府の外交、内政にわたる施政方針について質疑を試みるとともに、われわれの所信を明らかにしたいと思うのであります。 私は、本年の政治の進路を決するにあたって、最大の考慮を払うべきは次の二点であると考えます。その第一は、わが国の平和と安全維持の基本的方向を明らかにすることであり、第二は、政府の膨張予算の谷間にある国民各階層間の生活格差を、経済拡大の過程においていかにして縮小するかということであります。 まず、私は、前段のわが国の平和と安全の問題から政府の所信をただしていきたいと存じます。 昨年の秋以来、世界政治に三つの大きな動きが台頭し、その動きは、……
○西尾末廣君 私は、民主社会党を代表して、このたびの政府の施政方針に対して二、三の質問を行なうとともに、特にわが国の政治の根本に触れる問題について、政府の所信をお伺いいたしたいと存ずるものであります。 まずその第一は、池田内閣の政治の姿勢についての問題であります。私は、過去一年八カ月にわたる池田内閣の政治を、実は異常な関心を持って注視して参ったのでありますが、その結果、最も痛感いたしました問題は、池田内閣の施策が、あまりにも経済に片寄り過ぎておるということであります。もちろん、経済の成長は国力伸張の基本であります。しかしながら、経済の成長と相並んで、いな、むしろ経済成長をささえる大前提として……
○西尾末廣君 ただいまは、私の本院在職二十五年のゆえをもって、御丁重なる表彰の御決議を賜わり、まことに感謝、感激にたえません。ここにつつしんで謝意を表する次第であります。(拍手) 顧みますれば、私は、昭和三年二月普選第一回の総選挙に、いわゆる無産政党の議員として初めて当選したのでありますが、その後三十五年の歳月は、日本にとっても、またわが国の議会政治にとっても、さらにまた私自身にとりましても、まことに激しい転変の時期でありました。 昭和十二年日支事変が勃発して以来、その激動の中で、私が国家総動員法の審議に関連して議員除名の処分を受けましたことや、また、故斎藤隆夫氏の粛軍演説による議員除名に……
○西尾末廣君 私は一民主社会党を代表いたしまして、昭和三十五年、安保騒動の中で池田内閣が成立してからの三年間を振り返りながら、衆議院の解散、所得倍増計画を中心とする経済政策、外交政策、並びに国会正常化、福祉国家などの諸点について、池田総理のお考えを伺い、あわせて、民主社会党の立場を明らかにしたいと存ずる次第であります。(拍手) 去る十五日、第四十四回臨時国会が召集されましたが、本臨時国会は、第一に、所得倍増計画の失敗による最近の物価高について政府にその対策を要求し、第二に、さきの第四十三回通常国会の失対法をめぐる混乱の結果、国民生活に甚大な影響を与える多くの法律案が流産したことについてそのあ……
○西尾末廣君 私は、民主社会党を代表いたしまして、第一に、佐藤内閣の政治に対する基本姿勢、第二に、今日の不況と物価高に対する施策、第三に、激動する国際情勢に対処すべき日本外交のあり方、この三点に問題をしぼって、佐藤総理にその所信をただしたいと存じます。(拍手) まず、第一に、政治姿勢の問題であります。 私は、総理の施政方針演説をつぶさに拝聴いたしました。過般の臨時国会とは異なり、本国会では、佐藤総理の本格的な経綸を伺うことができると期待していたのでありますが、率直に申し上げますと、私は失望いたしました。(拍手)例によってけっこうずくめの総花的作文で、昨年来のきびしい国際情勢、深刻な経済情勢……
○西尾末廣君 私は、民主社会党を代表して、当面する内外の幾つかの重要問題について、佐藤総理に政府の所信をお伺いいたしたいと存ずるのであります。(拍手) 質問の第一は、佐藤内閣の政治姿勢についてであります。 去る一月、総選挙の結果に対する政治的評価について、自民党並びに政府は、議席数の減少しなかったことをもって勝利感にひたっておられるようでありまするが、これを得票数について見ますると、与党の得票数は、野党全体の総得票数より少ないのであります。このことは、自民党が国民過半数の支持を得ていないということを物語っておるのであります。(拍手)この厳粛なる事実を政府並びに自民党は、はっきりと認識する必……
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