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西村栄一 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

西村栄一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
796位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
923位
委員会発言(政府)歴代TOP1000
951位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
583位

23期委員会出席(無役)TOP100
75位
24期委員会発言TOP100
57位
24期委員会発言(非役職)TOP50
41位
25期委員会発言TOP100
97位
25期委員会発言(非役職)TOP100
75位
25期各種会議出席TOP25
13位
25期各種会議発言TOP10
8位
25期各種会議出席(無役)TOP25
11位
25期各種会議発言(非役職)TOP10
7位

このページでは西村栄一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。西村栄一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 財政及び金融委員会 第5号(1947/07/12、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 生命保險中央會、損害保險中央會の業務に關する問題はきわめて簡單でありますから、論議の餘地はないようでありますが、銀行のごとき實質的の内容を備えておる保險業の將來に對しまして、二、三簡單に御質問申し上げたいと思うのでありますが、大體ここに書かれておる協榮生命保險ということの内容は一體どういうものであるか。元來生命保險中央會は公式に政府の任務を代行してきたのでありますが、この任務を代行し得る協榮生命保險の内容については政府委員から説明がなかつた。一應その内容と、それから將來生命保險中央會はいかなる任務を負わされているか、また整理の段階があればその點、この二點を伺いたい。

第1回国会 財政及び金融委員会 第8号(1947/08/02、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 ただいま大藏大臣の御説明を承りまして、大略大藏當局の追加豫算の編成の方針、竝びに將來の健全財政のとり方については大體贊意を表するのであります。ただここに二三明らかならざる點を明らかにして、現内閣の進むべき道を明示してもらいたいと思うことは、大藏大臣の氣づかれたごとく、從來までの單に收支のつじつまを合わすという健全財政に對しては、ここに一大反省をしなければならぬ段階に來ておるのでありますが、同時にここに考えなければならないことは、その同じ健全財政のとり方においても、財戰國の混亂經濟と、戰勝國あるいは平和時における通常の國家の健全財政とは、おのずと別にして考えなければならないと思……

第1回国会 財政及び金融委員会 第9号(1947/08/06、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 本件の問題について質問する前に、これは私前にも質問申したのですが、時間の關係でとぎれとぎれになつて、二囘か三囘續けているのです。これから一つ委員長に議事進行について希望することは、大臣の出席を求めるときと、それほど必要でない政府委員の答辯で明瞭になることとわけて、それほど緊急でない、突拍子もないものでない限り、法案を一つづつ片づけるというふうに、能率的に委員長竝びに理事の方々において、議事の進行運營について考慮してもらいたいという希望を申し述べたいのであります。こううふうにだらだらやられると、暑さの折から前に自分で何を質問したのか忘れてしまうこともあるから一つよろしくお願いい……

第1回国会 財政及び金融委員会 第12号(1947/08/20、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 葉梨君の御提案には贊成ですが、散會前に希望しておきたいことは、先般私は委員長を通じて、復興金融金庫の營業状態に對して報告を求めたのでありますが、本日配付された報告の中に、きわめて不備のものを發見するのであります。なお追加して資料を求めたいのは、百萬圓以上の貸付の會社の社名と業務、貸付の年月日竝びに社長、專務等經營者の氏名、それから五千萬圓以上の會社の貸付後の營業状態、第三には復金債券の一般消化と日銀の引受の比率、この三點の資料を次の復興金融金庫の問題を提案されるまでに審議のできるように、提出してもらいたいということを希望しておきます。

第1回国会 財政及び金融委員会 第15号(1947/08/27、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 この復興金融金庫の問題を審議することは、きわめて重要だと思うのですが、相なるべくならば大臣の出席のあるときに、根本方針だけ質疑したいと思います。最近大臣の出席の豫定はどうでしようか。
【次の発言】 復興金融金庫の問題につきましては、新しく増資をするとともに、復金の將來についてはきわめて厖大な機構と機能をもつであろうということを豫想いたしまして、私はこれを過去の業績に照らして根本的な檢討を加えたいと思うのであります。何分にも私が請求いたしました資料がまだ未提出でありますので、私は具體的な要點には觸れ得ないと思うのですが、大藏大臣の出席を幸いに、根本方策として二、三御質問いたした……

第1回国会 財政及び金融委員会 第19号(1947/09/20、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 先ほど來の法制局次長の答辯は、少し國會の立場から考えなければならぬのでありますが、大臣がいないから、今の法制局次長の答辯に對して、政府を代表して小坂政務次官の見解を承りたい。
【次の発言】 ただいま小坂君の答辯はわかつたような、わからぬような――これはちよつと重要だと思いますので、法制局次長の答辯を速記録を調べて、なおかつそれから質問をいたしたいと思います。質問を留保しておきます。

第1回国会 財政及び金融委員会 第20号(1947/09/23、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 簡單ですが一言お伺いしておきたいと思います。政府はいろいろ辯明をされても國民の消費生活に對する影響というものは、本能的に感ずるのでありまして、將來歳出の關係から、タバコその他の專賣益金の問題につきまして手を觸れるとするならば、國民を理解せしむるだけのそれに對する十分な理由がなくちやならないのですが、殘念ながら第三條の適用がない今日において、歳出と歳入とをにらみ合わせて見てこの問題を決定するということが困難だ。そこで私は政府へ一應質問しておきたいことは、將來タバコ價格のみならず、專賣益金その他の問題、値上あるいは配給量の問題に手を觸れるときは、豫算案とにらみ合わしてみて、豫算が……

第1回国会 財政及び金融委員会 第28号(1947/10/11、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 ただいまの和田さんの御説明で大體了承いたしましたが、わからぬ點について二、三御質問申し上げたいと思うのであります。ただいまの御説明によりますると、通貨發行の關連する財政金融その他についての諸施設の檢討を本審議會はなすというのでありますが、それと國會とはどういうふうな關連になるか。内閣に對する諸施設は、國會が國民の委託においてなすにかかわらず、それ以外に審議會を設けられるという理由の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 日本銀行の發行券の保證充當物件の基準をどこに求められるのか。
【次の発言】 ただいま政府委員より日本銀行法について御説明がありましたが、その法制を文字通り……

第1回国会 予算委員会 第5号(1947/08/14、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 本日總理大臣が本會議で報告かつ感謝された貿易再開許可の問題について、大藏大臣竝びに安本長官に御質問したいのですが、いつやればよろしいでしようか。
【次の発言】 本日總理大臣が本會議で報告とともに感謝されました貿易基金五億ドルの制定につきまして、大藏大臣に御質問申し上げたいのであります。まず第一點は、その五億ドルの爲替基金によつて日本經濟を再建するために、すなわち貿易再開のために、いかなる品目のものを、どの程度の量で輸入されることが可能であるか、この點御説明願いたいと思います。
【次の発言】 大體の計畫はおもちになつておられると思いますが、ただいま大臣の答辯では、どういう品目の……

第1回国会 予算委員会 第9号(1947/10/07、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 この御趣旨はたいへん結構だと思うのですが、これを適用したときに、たとえば進駐軍命令の工事その他が完成できなかつたときの責任は、一體日本政府が負うべきであるか、これはきわきて愚問でありますが、たとえば工事に關する入札をしても、それがどうも實際上引受けられないとか、人夫を集めても集まらぬために、所定の工事が完了できなかつたというときにおいて、これを嚴格に適用して日本政府がその責任を負わなければならぬのか、あるいは連合軍の方でその工事の遲れたことを認めてくれるのか、きわめて愚問ではありますが、一應腑に落ちぬから參考のために承つておきたいと思います。

第1回国会 予算委員会 第10号(1947/10/10、23期、日本社会党)

○西村委員 この通信會計、鐵道會計の赤字の出來ます大體の原因はどういうところにあるのでございましようか、そう點一つ御説明願います。
【次の発言】 これくらいな程度にして、私の質問は後日の機會にいたします。

第2回国会 決算委員会 第5号(1948/05/24、23期、日本社会党)【政府役職】

○西村(榮)政府委員 本日長官が予算閣議に出ておりますので、私が代理で御説明申し上げたいと存じますので、御了解を願いたいと存じます。経済査察庁設置に関する法律案を提出するにあたりまして、これを必要とする理由、組織の大要、任務の範囲並びに職務遂行の権限等に関して概要を御説明申し上げます。経済統制の励行を確保するためには、全国的または地域的に統一ある企画のもとに、同一歩調をもつて取締りに当らなければ、これが目的を達成することは不可能であります。しかるに警察は、警察法によつて、各都道府県の国家地方警察と、各市又は町ごとの自治体警察にわかれ、それぞれ個別的に運営されることとなつた結果、全国一元的に経済……

第2回国会 決算委員会 第7号(1948/05/26、23期、日本社会党)【政府役職】

○西村政府委員 ただいま田中委員の御質問は、法律的にこれを一項加える意思があるかどうかということでありましたか、本法案の性格上、これに加えるということは少し至難なように思うのであります。ただ御指摘の点については、今建設院その他において計画中でございまする庶民住宅の問題も、資材並びに資金の問題において多くの制約を受けておりまして十分に進展いたしておりません。そういうふうなさなかにおいて、田中委員の御指摘のような、遊んでおる家屋はそのままに放つておくということは、申すまでもなく社会正義に反するのでありまして、これに対してどう取扱うかということは、一面においては社会道徳に照らして、社会的な圧力によつ……

第2回国会 決算委員会 第9号(1948/05/31、23期、日本社会党)【政府役職】

○西村(榮)政府委員 ただいまの木村委員の御質問の御答弁に当るかどうかわかりませんが、生産管理の問題につきましては、加藤労働大臣が御答弁申し上げた通りであります。それと同時に生産管理と本法が絡みついて何か生産管理の断圧の道具に使うのではないかというような危險があるかどうかというふうな御質問でありますが、そういうふうな懸念は本法並びに新しく実施されます査察廳においては全然ございません。ただこの際、木村さんの御質問から少し離れておりますが、御了解を求めたいと思うことは、大分経済査察廳法案について誤解が含まれておると思うのでありますが、本法案を國会へ提案いたしました理由の根本的な問題は、先ほど米の問……

第2回国会 水害地対策特別委員会 第7号(1948/05/25、23期、日本社会党)【政府役職】

○西村政府委員 経済安定本部といたしまして、主として予算関係だけの御説明をいたしまして、工事の進捗状況については、建設院から御説明を願いたいと存ずるのでありますが、ただいま災害復旧費につきましては、予算を作成中でございますので、正確な御答弁を申し上げることができないことははなはだ遺憾でございます。いま二、三日お待ちくださいますならばやがて正確なことを御説明申し上げることができると思うのであります。ただ問題は、ただいま松井委員から懇切な、また適切な御意見がございましたが、政府といたしましてもよく災害地の状況を了察いたしておりますので財政と予材の許す限り、全力をあげてその復旧に従事しておるのであり……

第2回国会 水害地対策特別委員会 第8号(1948/05/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○西村(榮)政府委員 ただいま田中委員からおしかりをこうむりましたが、安本の民主化ということにつきましては、上下をあげて努力いたしておりますので、この點は御了承を願いたいと思うのでありますが、ただ安定本部で立てまする資金計畫竝びに資材計畫というものは、これは國家の全體的な、總合的な立場に立つて立てるのでありまして、御説のごとく一局部においては非常な緊急を要する、たとへば北海道においては五月から九月までに工事を完了しなければならないとかいうような、特殊の事情もございます。これは東北も同様でございましよう。また災害を直接受けられた地域におかれましては、選出代護士竝びに地元の各位が協力されて、一日も……

第2回国会 電気委員会 第4号(1948/06/09、23期、日本社会党)【政府役職】

○西村(榮)政府委員 実はそういう点は、單に電力のみならず各方面にいわゆる動脈硬化を來しておりまして、統制経済の欠陷としてあらゆる部面に現われてきております。そこで安定本部といたしましては、今回の價格改訂を機会といたしまして、煩きよくにしてかつ無用なる統制は大幅に撤廃するという方針をとつておるのであります。從つてただいま御指摘のありました電力問題に対する煩きよくな手続にいたしましても、商工省その他関係方面ともよく研究いたしまして、價格改訂に伴う新しき統制樣式の出発と相まつて、至急簡素化していきたいと思つておるのであります。しからば今ただちにどうするかということを即答申し上げることはできませんが……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第19号(1948/05/06、23期、日本社会党)

○西村証人 亀井貫一郎氏とは私が二十四、五才のころ、すなわち二十年ほど前から教えを受けた当時というよりも、むしろ先輩であります。ただ私が社会運動をしながら実業界におつたという関係から、その同志的な立場とともに、若いころには亀井さんにもいろいろ助けられ、また私が実業家としてやや一定の地歩を占めるようになれば事業的な援助を申し上げたこともあるし、そういうふうな同志的であり、かつまた私が社会党員でありながらたまたま実事家であつたという立場において、助け助けられて來たのであります。
【次の発言】 昨年です。ことしではないのです。昨年の二月、三月、四月にわたりまして三回で合計五十四万円受取りました。

第2回国会 予算委員会 第14号(1948/04/01、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 議事進行について委員長に希望を申し述べたいのですが、実は昨夜の各派交渉会において、この暫定予算はいろいろな理由からいつて、昨夜中に委員会をあげたいということであつたのでありますが、交渉会の話の結果は、本日二時までに本会議をあげるということに、各党の代表が責任をもつて確約せられたのであります。それは自民党の代表も出席になつておられるのでありまして、出席の委員方は多分そのことは党の責任者からお聞き及びのことと考えるのであります。從つてそういうふうな時間の約束とにらみ合わせて、議事を進行せられんことを望むのでありまして、特に共産党、國協党、その他農民党の各派からの質問の通告も出てい……

第2回国会 予算委員会 第22号(1948/05/21、23期、会派情報なし)【政府役職】

○西村(榮)政府委員 ただいまの海野委員の御質問は、きわめてごもつともだと存ずるのでありますが、いろいろ技術的に操作が困難な点もございますので、よく事務当局と打合せをいたしまして、次の機会にお答えいたします。
【次の発言】 率直にお答えいたしますが、当委員会からは安本の政府委員が出て説明せいというお話でありましたので、実は金融か長期計画に対する御質問だと存じまして、その事務責任者とともに参つたのでありますが、糸の問題ということは軽視しておるわけではないのでありまして、海野さんの御質問は、まことにごもつともだと思うのでありますが、何分にも私就任早々でこまかいことを聽いておりませんので、ただいま御……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 政府支払促進に関する特別委員会 第13号(1949/09/08、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 ほかに御質問がなければ、直接関連はないのですが、ちよつと参考に調達廰の方に聞いておきたいのです。先ほど委員長が指摘された中に、金額は記憶しませんが、地租が十五万円、使用料が二万円で、接收された結果その面だけでも差引十三万円の損がどう処理されるかという御質問があつたのですが、それに関連してお伺いしておきたいことは、これは事務当局の責任ではないと思いますが、この賃貸料を査定された基準は一体どこにあるか。それから第二点は、終戰処理費の予算面の金額は、かように査定された金額が予算面の上に現われておるか。私がお伺いするところは、実際の價格よりも予算面が不当に安く計算されているのではない……

第5回国会 予算委員会 第3号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 今志賀君から指摘された議事進行の方針については、大藏当局も委員長においても、誤解をされておるんじやないかと思うのであります。ということは、改正財政法を悪用云々ということを少しも政府としては考えておらぬということですが、この問題は、予算審議をする前提として、まだ法律案ができていないのにかかわらず、その法律案を基準として審議をすることが、将来において悪例を残すのではないか。かつまた本日の委員会において、この審議の根拠がないんじやないかということを、指摘されておるんだと私は思うのです。從つて先ほど志賀君から一應委員会全体に諮る云々ということもありましたが、問題は、私は今の政府の誤解……

第5回国会 予算委員会 第6号(1949/04/07、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私はまず安本長官から始めますが、なるべく私の質問が終らないうちに、総理大臣と大藏大臣が出席できるよう、おとりはからいを願いたいと思います。  これは総理大臣と安本長官と両方にお伺いするのでありますが、予算の細目の質問に入る前に、大まかな総論として一應意見を伺つておきたいと思います。それはほかでもありません、過去の歴史を考えてみますると、占領軍の経済政策というものは、短期的な感覚からいつも出発しておるのであります。と申しますることは、占領というものは十年、二十年の長きにわたつて占領はされないのでありまして、從來の先例によりますると、たかだか二年か三年で占領軍はあとの民政の何かに……

第5回国会 予算委員会 第7号(1949/04/08、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 労働大臣と、行政整理について……。
【次の発言】 安本長官は來ていませんか。
【次の発言】 それでは安本長官に対する質問と、労働大臣、行政管理廳長官に対する質問とはあとまわしにしまして、実はそれらの質問を終つてから、大藏大臣にもう一ぺんお聞きしようと思つておつたのですが、順序を飛ばして、大藏大臣にお聞きしたいと思います。  私はきのう主として、大藏省が予定されておる三千億の、去年の七割増しの税金が入る経済的基盤があるかどうかという点を御質問したのですが、これに対して明確な御答弁がなかつた。そこで大藏大臣といたしまして、生産の問題については予算と関係があるのでありますから、関連……

第6回国会 郵政委員会 第1号(1949/10/29、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 理事はその数を十名として、委員長において指名せられんことを望みます。

第6回国会 予算委員会 第3号(1949/11/17、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 予算委員長から当委員会の審議の方式について御発言がありましたが、昨日予算委員長の大体の方針として承りましたのは、昨日中に本会議における質問を終了して、しこうして本日予定通り予算委員会を進行するということであつたのであります。ところが委員長の予定並びに委員長のその方針を了解したわれわれが、議事運営方法について協力せんとするところの方針が狂つて来たのはどこにあつたかと申しますと、昨日吉田総理大臣が、一町の開会予定の会議に御出席にならなかつたことにあるのであります。その理由とするところは、渉外関係であると言われておるのでありますが、少くとも一国の総理大臣が渉外関係でお出向きになると……

第6回国会 予算委員会 第4号(1949/11/18、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は昨日議事進行についての緊急質問をいたしたのでありますが、何か委員長において誤解されたと思いますので、あらためて簡単にその趣旨を述べたいと思います。  昨日来紛議の中心になつておりましたのは、委員長が本会議の財政質疑の終了した後に、予算委員会の審議に入りたいという御発言が去る十五日にございまして、そのことは当然従来の慣例から行き、かつまた第一院尊重の政治観念から申しまして、当然に議事運営の委員長の配慮であると考えまして、全員は了承いたしたのであります。ところが昨日に至りまして、この委員長の方針が逆転いたしまして、予算委員会の審議が先に始められるということについて、従来の慣例……

第6回国会 予算委員会 第6号(1949/11/21、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 伊藤先生にお伺いしたいのですが、シヤウプ勧告案の結論からして、私の感ずるところは、税制体系としては一応整つておるとしても、日本の現実を見て、政治的に考えて実情と一致しないという点がたくさん発見できる。たとえて言えば、今後日本は、五年なり七年なり長期にわたつて、国家資本累積の源泉は、国民の消費節約に求めなければならぬと思うのです。ところが間接税を軽減して、直接税中心主義で行くということは、この実情に背反するところの結果を招来するのではないか。私の言わんとするところは、間接税によつて一応政治的には消費節約をはかる、耐乏生活をはかる、その上に立つて国家の資本累積を大衆の手によつて求……

第6回国会 予算委員会 第11号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は本日先般来要請いたしておりました総理大臣に対して、外交上の質問をいたしたいのであります。この際お断り申し上げたいことは、社会党は事外交に関しては、相なるべくならばこれは内戦の具に供しないという立場を堅持しておるのであります。かるがゆえに先般私の質問に対して、総理大臣は外国人と会つておるのであるから、本会議に出られぬという御答弁がありましたが、しからば公式用務を帯びた外国人か、あるいは個人の資格の外国人であるか個人の資格の外国人であれば、それと国会といずれを尊重されるかということはもう一本お尋ねしなければならなかつたのでありますが、反対党といえども一国の総理大臣に敬意を表し……

第7回国会 外務委員会 第3号(1950/02/08、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 簡單に議事進行について申し上げます。  先ほど来の質疑応答を承つておりましてしみじみ感じたことは、今日の外交は講和に重点が向けられておるようでありますが、しかしこの問題はわが国の国民がその意のあるところを国際間に明示して、もつて朝野両党の主張を明らかにするとともに、日本国民の希望を列国に認識してもらうというところに、本委員の主たる任務があると思うのであります。私はこれを考えてみるときに、この問題を論議するには、少くとも国際法あるいは従来の外交上の慣例というようなものの、区々たる外交技術の問題を論議するのではなしに、この大きなアジアの平和と、日本の中立性をどう維持して行くかとい……

第7回国会 外務委員会 第17号(1950/04/26、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 簡單にお伺いします。ただいま郵船会社に対する船の代船建造に関する請願がありましたが、大体それに対して政府が支出を要する金額並びに政府の出費、その他要するものの輪郭がわかれば、提案者に御説明を願いたいと思います。  それから政府にお伺いしたいと思うことは、阿波丸事件によるところの損害は單に郵船会社だけではなしに、当時乗船しておつた多くの人々の犠牲が伴つておる。これらの人々に対して当然見舞金が支給されたと思うのですが、それ以外に何か特別の方法を講じられたかどうか。それから人間だけでなしに貨物もあつたはずでありますが、これに対する物的賠償をされたか、一応伺つておきたい。

第7回国会 外務委員会 第18号(1950/05/01、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 今外務大臣の出席の問題について論議されたのでありますが、これは先ほど山本君からお話があつたので、補足しておきますと、私がつい先ほど自由党の佐藤幹事長に会いましたときに、吉田総理の言としては、外務委員会から出席の要求をして来ないから、出席のしようがないじやないかと言うておつたということを話しておられた。これはしばしば出席を要請されたという委員長の今のお言葉と、あなたの党の幹事長のお言葉とが、食い違つておるのであります。どうして食い違つておるか知りませんが、そういう点も考慮して、次に開かれた国会においては、委員長として一層の御努力をしていただきたい、予算委員会の植原委員長は、各閣……

第7回国会 通商産業委員会 第35号(1950/04/24、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は質問に入る前に、まず行政庁にお伺いしたいのでありますが、この臨時石炭鉱業等管理法は今日一、二日を争つて、これを廃止しなければ、何か行政上の支障でもあるのかどうか、まずその点を承つておきたい。これは行政庁にお伺いしたい。具体的に御説明願いたいのであります。
【次の発言】 うわさによれば、本日質疑を打切つてという動議を出されるとかあるいは今明日というようなお急ぎの方面の意見も聞いておるのでありますが、一体これを急がなければ、行政を執行する上において支障を来しておるのかどうか。私はその点をお伺いいたしたい。もしもこれが支障を来すという場合には、私も日本の国会議員であるから、御協……

第7回国会 予算委員会 第2号(1950/01/25、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 簡單に事務的な点で……。ただいまの御説明の中で、資料をお願いしたいと思います。  シヤウプ勧告とこの予算と実際的に相違したる点を重点的にお知らせを願いたい。  それから政府職員の定員のあれをプリントでお示し願いたい。  それから進駐軍要員二十三万五千人の内容をお知らせ願いたい。  それから生活保護費の内訳をお知らせ願いたい。  もう一つは、国債費の内容、さつき御説明になつた中に、本年度の償還分が幾ら、国債法によつて規定せられた積立金が幾ら、それから特別に一般会計から五百億の償還の予定、そういうものがわかれば、おさしつかえない程度で審議前に資料を出していただきたいと思います。

第7回国会 予算委員会 第5号(1950/02/01、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は稻垣君がばかに興奮しておるようですから、きようは簡單に質問したいと思います。たとえば中小企業庁において、現在の中小工業の窮状を打開するために、目前の所要資金は設備運転資金が四百六十億円と要求されて、これが二百八十億円に減ぜられた。ところが閣議において緊急必要なりと認めて百五十億円が中小企業の設備運転資金として承認されたのであります。これがわずかに予算化されて日本銀行の融資のわくがきめられたのが三十二億円でありまして、二百八十億のわずかに一二%であります。そこでこの閣議で緊急やむを得ざる費用として百五十億円というものが決定されたにもかかわらず、わずかに三十二億しかそのわくが……

第7回国会 予算委員会 第6号(1950/02/02、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 昭和三十五年度の予算案につきまして、大蔵大臣に質問したいと思うのであります。まず第一にお伺いしたいと思うことは、今回一般、特別両会計において、債務償還費が千二百八十六億円計上せられておるのでありますが、その償還しなければならぬところの法的根拠、あるいは財政的な法的根拠、これらの根拠を一応お知らせ願いたい。
【次の発言】 そうしますと、法律的に義務を負うておるものはわずか二百七、八十億円、こういうことになりますね。そうすると今法律的に義務を負う償還の国債は、剰余金がありとしても二百七、八十億ということになると、他の金額は、ただこれだけを財政上、ときの政治的な観点から償還したいと……

第7回国会 予算委員会 第7号(1950/02/03、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 與えられた時間内に総理大臣に質問いたします。  まず第一に簡單な事項を質問申し上げたいと思います。総理大臣の大まかな御見解でさしつかえありませんが、お伺いいたしたいと思うことは、日華貿易の将来についてであります。これは私が賛言するまでもなく、つとに御了承だと思いますが、従来日華貿易がわが国貿易の比重に占むる率は、三〇%の重要な率でございました。ジヨンストン報告によりますと、わが国の貿易は十五億七千五百万ドルを輸出しなければ、日本の国民生活の最低が維持しがたいということが、昨年アメリカ陸軍省から公表せられたのであります。しかるに本年のわが国の輸出計画は、わずかに六億ドルしか見積……

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/06、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 大蔵大臣にこまかいことからお伺いしたいと思います。  退職金の会社の積立てに対して課税されるかどうかという問題であります。これは戦前におきましては、恩惠的に退職金というものが会社から交付された場合はともかくといたしまして、現在は御承知の通り労働組合法が制定せられて、一つの法的根拠を持つて会社が団体契約を結びましたときには、その団体契約によつて、退職したとき、あるいは首を切つたとき、並びに会社が解散したときには、その団体協約に基いて、一定の退職金を支給しなければならぬという法律的な義務があるのでありますが、それに対して、会社がその経理から積立てたものに対してこれが課税されるかど……

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/08、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 総理大臣に御質問いたしますが、給與ベースの問題につきましては、裁定案が確定し、かつまた判決も下つておるのでありますが、これに対して政府の御意見はきわめてまちまちに承るのであります。そこで政府はいかなる具体的かつ確定的な方針を持つておられるか承りたい。次に、政府は最近において賞與制度が実質賃金の引上げになるとか、あるいは等級を改正するとか、いろいろ言われておるのでありますが、それらに対する確たる御見解を一応承りたい。
【次の発言】 そうすると裁判所の判決を実質上否定する。こういうように解釈していいのですか。
【次の発言】 時間がございませんから次に参りたいと思います。これはあと……

第7回国会 予算委員会 第28号(1950/03/23、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 簡單にお尋ねいたします。この費目は見返り資金で出すよりも、むしろ終戦処理費で出される方が、この費目の性格上から言つて妥当だと思うのですが、大蔵大臣はこの点をどうお考えでありますか。一応伺いたいと思います。
【次の発言】 これは進駐軍の住宅費なのでございまして、見返り資金の規則から申しましても、あるいは見返り資金が積み立てられておる性格から言つても、進駐軍の軍人の家族並びに本人の住宅を建設するのに、対日援助費から支出することは、きわめて不適当だと思うのです。同時に将来こういうようなことで、けじめのつかない財政をやつておりますと、終戦処理費を削減して、一見してこれは少くなつたよう……

第7回国会 予算委員会 第31号(1950/03/27、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は社会党を代表いたしまして、本件に遺憾ながら反対するものであります。  理由は、わが国の経済と社会生活の実情に即せざるという二つの理由でございます。私は現在のわが国の状況から考えまして、五十二億円の莫大な住宅建設の費用を支出する余力が、わが国に存在いたしまするならば、これは庶民住宅の方に充当すべきであつて、連合軍軍人のための住宅ということでありますならば、それは従来通り応急住宅の接收において支弁すべきであると思うのであります。同時に、これはわが国の国民経済、国家財政が負担する性質のものではないと私は確信いたすのであります。連合軍軍人の住宅は、当然連合国の軍事費として支出さる……

第8回国会 外務委員会 第1号(1950/07/17、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 なるべく委員長の意思と発言を尊重して、議事の進行を円満にするため協力しようと思つてあなたの発言の終るまで待つておつたのですが、しかし散会を宣言されると思うから、私はその前に議事進行について発言を要求した。今後もあることでありまするから、そういう一方的に押しつけることなしに、われわれは円満な運営に協力して行こうとするのであるから、委員長もそのつもりでやつていただかなければ困る。  私が議事進行について本日発言を求めたのは、ほかではないのでありまして、これは同席の同僚議員もおそらく御賛成くださると思うのでありますが、今国会を通じまして、現下の国際情勢を考えて、外務委員会ほど重要な……

第8回国会 外務委員会 第2号(1950/07/21、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 講和方式は申すまでもなく、わが国千年の運命を決する重要な問題でありますから、單にイデオロギーや従来の政党の主張にこだわるべきじやないということは論ずるまでもないのでありまして、その重点は、わが国の安全保障と日本の自主権回復という二点に重点を置かれて、講和方式というものを論議せられなければならぬと思うのでありまして、この意味において全面講和が是か、單独講和が正しいかということは、十分朝野両党が論議を盡しまして、その最大公約数の一致による国民感情と意思をもつて、関係諸国に当るべきだと考えるのであります。しかるに本日の外務委員会においても、五分間に論議を制限せられておる。植原さんが……

第8回国会 外務委員会 第6号(1950/10/04、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 関連してちよつと……。先ほど来領土の問題その他について並木委員から講和條約の問題について触れておられるのでありますが、私は講和会議に対して出席ができるかできないかということは、なおこれは未解決の問題だと考えているのであります。少くとも出席するという、できるという規定もなければ、できないという規定もない。結局日本の代表が講和会議に対して出席できるかできないかということは、関係諸国の正義と平和を守る熱意のいかんにかかつておることだと解釈せざるを得ません。ということは、当然それは講和條約の内容に関連するのであつて、日本国民が平和的に生存せんとする熱意を下自然にゆがめて講和條約が決定……

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/27、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 昨日大蔵大臣の御答弁によりまして、大体来年度の予算の大きなわくは承つたのでありますが、その中で、こまかいことでありますが、来年度予算を編成する基本的条件になりまする問題といたしまして二、三質問したいのは、国民所得を来年度は大体どの程度に見積つておられるか。昨日は賃金べースの問題について改訂するという御説明でありましたが、この賃金ベースの標準は、大体どの程度に置かれておるか。第一には国民所得を幾らに見積つておられるか、第二点は賃金ベースの標準はどの程度に見積つておられるか、第三点においては、終戰処理費の見積りはどのくらいになつておるか、第四点においては、警察予備隊の見積りが大体……

第9回国会 外務委員会 第1号(1950/11/25、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 関連して、先ほど並木委員の質問のヤルタ協定によつて、日本が拘束を受けるかいなかということについては、これはきわめて重要であるのでありまして、先ほど来の西村條約局長の答弁は、カイロ宣言とポツダム宣言、その中に織り込まれた日本の領土の問題については、法律解釈としてはりつぱな御答弁だつたのであります。問題はその中に解決できていないものは、それは講和会議において戰勝国の正義と純理をたつとぶ平和愛好の熱意いかんによつて決定されるとともに、日本の政治力によつてこれが正義をゆるがし、純理の決定をある程度まで動かし得るものと思うのであります。私はその意味において、今外務省の局長から政治的解釈……

第9回国会 外務委員会 第4号(1950/12/06、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 簡単にお尋ねいたします。私は予算委員会における総理大臣の答弁の中に、今までは講和会議の時期が測定されて大体見当がついたが、今日の段階においては見当がつかなくなつたという御答弁があつたのですが、それは率直な御答弁だと私は思います。事実また今日において、私どもしろうとが考えましても、講和会議が、この国際情勢の険悪化によつて急転直下解決するか、あるいは当分たな上げになるかというふうな不安感を、国民がすべて持つと思うのであります。万一対日講和会議がたな上げというふうな状態で、講和会議より以上の重要なる国際情勢が生れて来て、それが延期されるというような場合におきましては、一体日本という……

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/11/30、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 今の質問に関連して……。
【次の発言】 総理大臣にお伺いしたいのであります。ただいまの電力問題に対するポ政令の問題でありますが、これは内閣から要請せられて発せられたものでありますか、あるいは自発的に総司令部から発せられたのでありますか、その点お伺いいたします。
【次の発言】 しからばなぜ参議院その他においてしばしば公表を追られておるにもかかわらず、その全文を出さぬのか。現内閣は従来警察予備隊その他の指令はすべて発表されておるのでありますが、なぜそれを発表されないのでありますか。
【次の発言】 なぜ発表しなかつたか、簡單に御答弁願います。

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/03、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 議事進行について…私は委員長に苦情を申し上げたい。今大蔵大臣は帰つてしまいました。私が発言するまでもなく、あなたに御注意申し上げたいのであります。おとといの大蔵大臣の警察予備隊に対する発言は、海上警備隊と陸上を合せて二百億円見返り資金から総理府会計に移行しておるというお話であつたが、きようは二百四十億円になつておる。それは言い違いであるのか、二日間に情勢がかわつたのであるかということを、大蔵大臣から明確になさつた方がいいのではないかということで、あなたに御注意までに申し上げたのであります。これを無視して行つてしまつたののであるが、どつちがほんとうであるか、私は議事進行上好意を……

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は近時とみに険悪や加えて参りました国際情勢に際会いたしまして、かつ従来いろいろ予想を立てておりました講和会議の時期につきましても、今後国際情勢の急変いかんによつては、われわれの希望を裏切るような事態が発生するやもはかりがたいのであります。かかる際において、われわれがここに明らかにしておかなければならぬ点は、講和会議までのわが国の国際的、法律的な地位であります。これはわかり切つたようなことでありまするが、ともすれば明確になつておらないのでありまして、われわれは無條件降伏をしたのであるから、いかなる命令、いかなる干渉もやむを得ないというあきらめの根性があるのであります。そこで私……

第10回国会 予算委員会 第5号(1951/02/02、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は本日総理大臣に対しまして、現下の国際情勢に対する認識についてまずお伺いし、第二点には、対日講和條約の條件について希望と、かつ総理大臣の御見解をただし、第三点においては、アメリカの極東政策、特に対日政策の過去五箇年の誤謬を指摘いたしまして、日本はこの国際動乱に際会いたしまして、一体何をなすべきかということの三点を中心といたしまとて、総理大臣の御見解をただしたいと思うのであります。  第一にお伺いいたしたいことは、先般来本会議並びに新聞紙上におきまして、総理大臣の国際情勢に対する見通しにつきましてはしばしば拜聽いたしました。しかしながらこれは総理大臣の現在置かれた地位にもより……

第10回国会 予算委員会 第6号(1951/02/03、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は大蔵大臣に、予算の組立ての方法並びに金融政策、国民生活の安定という三点について御質問申し上げたいと思うのであります。  まず第一にお伺いしたいと思うことは、昭和二十六年度の予算單価は、朝鮮事変の影響を織り込んでおるという昨日の御説明であつたのでありますが、それでは大体において前年度と比較いたしまして、どの程度の値上りを見込んで織り込まれたか、その数字をひとつお示し願いたい。
【次の発言】 この間の安定本部の統計によりますと、最近の物価の上昇率というものは、一週間に一%である、こういわれておるのであります。朝鮮事変以来すでに一六%の値上りを示しております。同時にアメリカの統……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/02/23、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 議事進行について……。きようは松本公益委員長は出席しないのですか。(「その問題は済んでいるのだ」と呼ぶ者あり)  それではお伺いしたいと思います。議事進行の順序からいえば、小坂総裁と藤田執行委員長が見えておるし、それから森副総裁も見えておるのでありますから、一応王氏から総括的な経過報告並びに意見の開陳を求めて、しかる後にわれわれは質問の順序に入りたい、こう思うのですが、いかがでしようか声も低いし、内容がわれわれには聞き取れぬ。総括的な意見を当局者から聞いて、それから質問に入らないと、何かわれわれは隔靴掻痒の感がある。(「公述人じやないから」と呼ぶ者あり)公述人はこの関係者なん……

第10回国会 予算委員会 第21号(1951/02/25、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は関連して工藤さんにちよつとお伺いしたいのですが、今大蔵大臣並びにその他の学者の各位から、長期、短期についていろいろ解釈があつたのですが、金融の取扱い上においては、中期という金融の概念はありません。これは学者諸君よくお考えにならないと、それは答弁に窮するあまりそう言われたのだと思う。われわれが短期、長期という概念を決定する基礎はどこにあるかというと、短期資金は商業用の運転資金を取扱うのが短期資金でありまして、長期資金というものは設備だとか、そういうふうな固定資産方面に投資されるのが長期資金になつておる。従つて一般商業資金においては、今は二箇月ないし三箇月に一回転をして、一年……

第10回国会 予算委員会 第22号(1951/02/26、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本予算案に反対の意見表示をいたすものであります。  その理由とするところは、第一に、本予算案の執行は困離であるということ。すなわち本予算案の編成責任者たる大蔵大臣自身が、補正予算の提出を言明せられたということは、この予算の執行が困離たることをその当事者自身が裏書きされたのでありまして、これはいまだかつて議会史上その前例を見ないのであります。  第二点は、今日の国際情勢の変化に際会いたしまして、ただいま民主党の代表も述べられたのでありますが、それに即応の態勢が何らとられておらない。すなわち経済自立と生産拡大と将来激化するインフレーシヨンの克服に……

第12回国会 外務委員会 第9号(1951/11/16、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は社会党を代表しまして、本案に賛成するものであります。  ただこのときに條件をつけておきたいと思うことは、本案を見ますと、日本も加盟国の義務を果すために、農業統計その他を整備しなければならぬのであります。しかるに定員法によつて、農業関係統計職員が半分以上整理せられることになるのであつて、これでは完全なる義務を遂行することはできないと思うのでありまして、本案は賛成いたしますが、農業関係統計職員の半分以上の整理は、この際中止するということをつけ加えまして賛成いたします。

第12回国会 通商産業委員会 第11号(1951/11/27、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は本法の提案者でありますので、こまかいことについての質問を申し上げることは少し筋違いでありますが、私が提案者になつた理由の一つは、今後日本の国民経済が迎えなければならぬものは、生産においてはこれは当然窮乏インフレーシヨンに直面するのであります。財政においては講和條約によるところの財政膨脹からインフレーシヨンが来る。この二つのインフレーシヨンは、ともに生産を増強するというところに関連しておるのでありまして、同時にわが国においては今企業の合理化あるいは能率化をもつて国際競争に耐えられるときに、ともすれば従来の通産省が、率直に申しますると、大蔵省に押えられて、手も足も出ないという……

第12回国会 通商産業委員会 第12号(1951/11/28、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は大臣が三時からお出かけだそうですから、本法を審議する上において必要な点で大臣に質問しておきたいと思う点を申し上げてみたいと思います。昨日の政府側の答弁では、どうも私はふに落ちない点があつたのですが、これは直接通産大臣とは関係ないが、まず第一に念のためにお伺いしておきたいことは、去る十一月九日に閣議で第七次造船計画が決定されております。これは所管は運輸大臣ですが、日本の産業にとつて非常に重要な点でありますが、そのときの閣議決定は、十五万トンを第七次造船計画にするということに決定されておるのですが、あなたは国務大臣としてこの閣議決定を遂行できる見通しを持つておられるか、また確……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第3号(1951/10/18、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 本朝来同僚議員によつて多くの質問が行われたのでありますが、私はその重複を避けまして、本條約の重要なる部門につきまして、要点だけ拾つて総理大臣に御質問いたすのであります。申し上げるまでもなく、本條約の審議はただいま芦田さんからお述べになつたように、きわめて歴史的な審議でありまするので、こいねがわくは総理大臣の率直なる御答弁を私は要請してやまないのであります。  まず第一にお尋ねいたしたいと思いますることは、わが国の領土の問題に相関連いたしまして今日巷間伝えられておるところのいわゆるヤルタ秘密協定というものは、一体わが国が領土の條項を決定する上において拘束を受けるのであるかどうか……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第9号(1951/10/25、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、講和條約並びに日米安全保障條約に対しまして、わが党の態度を表明いたしたいと存ずるのであります。  まず第一に、講和條約に対する態度であります、本條約は和解と信頼の原則に基き、平等なる平和條約と言われておるのでありますが、しかしながらその内容を検討いたしますれば、領土條項、賠償條項あるいは政治経済の條項については、わが国の完全独立と、自立経済の達成を妨げ、国民生活を窮迫に陥れるところの不平等なる條件、すなわち敗戰国の屈辱的な條約であることは、何人も否定と得ないのであります。それゆえにわが国は、ここにおいてこのたび失われたるわが国の固有の領土であ……

第13回国会 外務委員会 第11号(1952/03/20、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は日本社会党を代いたしまして、本案は憲法違反の疑いがあり、かつ運用の面について多くの不備欠陥を有するゆえをもつて反対いたします。

第13回国会 経済安定委員会 第27号(1952/05/24、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 経済審議庁設置法案に対する修正案を提案したいと思つておるのであります。私の修正提案の根拠といたしまするところは、かつて経済安定本部設置法が、青木国務大臣によつて提案せられたところによりまするならば、この経済安定本部は、日本の経済が安定し、経済の自立態勢が確立し、かつ日本が国際競争に耐えられるだけの経済的に強力になるまで、経済安定の総合的企画官庁として経済安定本部を設置するものであるという提案理由の説明がなされたのであります。越えて内閣委員長たる齋藤隆夫君も、同様なる趣旨を強調されまして、本会議において承認せられておるのであります。しからば現下のわが国の国情が、一体経済安定本部……

第13回国会 内閣委員会 第25号(1952/05/20、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 それでは野田国務大臣にお尋ねいたします。まずお尋ねしたいのは、従来の経済安定本部を今回経済審議庁に変更されたのですが、その結果どういうふうな内容の変化が来ているのですか。一応これを承りたいのです。
【次の発言】 そうすると、経済安定本部を廃止しなければならぬという理由は一体どこにあるのですか。
【次の発言】 そうすると、経済安定本部という機関が設置された当時の諸条件は解消されて、今日の段階においてはそれを必要としない、こういうふうに解釈されますか。
【次の発言】 私は、経済安定本部の設立された当時の経緯からかんがみてみまして、その任務終れりとは思つていないのですが、しかしそれ……

第13回国会 内閣委員会 第28号(1952/05/28、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私はただいま議員になつておる経済審議庁設置法案、農林省設置法等の一部改正案、通商帝業省設置法案について、社会党を代表して修正の提案をしたいのでありますが、成規の手続が時間的に間に合わないので、修正の要旨を口頭で申し上げます。そして本会議に成規の修正手続をいたしたいと思うのであります。  経済審議庁設置法案に相伴いまして考えておかなければならぬことは、経済安定本部の廃止案であります。これは今日経済安定本部を廃止するときの日本の客観的な、あるいは国際的な情勢が、設置された当初と変化があるかどうかということを考えてみまするならば、経済安定本部が設置されるときに、青木国務大臣がその提……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/01、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は本日主として総理大臣に対しまして、中国問題並びに日米防衛協定から来る行政協定の内容、並びに昨日御答弁になりました防衛力の具体的な処置について、大綱をお伺いいたしたいと思うのであります。詳細のことは後日主管大臣から承るといたしまして、以上の三点は国策上の大綱として総理大臣にお伺いいたしたいのであります。健康の許す限り総理大臣の御答弁を煩わしたいと思うのであります。昨日のようにことごとく所管大臣をして答弁せしめるということであれば、せつかく本日総理大臣に対して質問せんとする私の趣旨に反する。同時に、私は、日本の健康と総理大臣の健康を害するような質問はしないつもりでありまするか……

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/08、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は大蔵大臣、岡崎国務大臣、大橋国務大臣の出席を求めておつたのですが、大蔵大臣以外の両相は出席できますか。
【次の発言】 それでは岡崎国務大臣に対する質問はあとにいたしますが、安本長官もきようお見えになるのですか。
【次の発言】 これは安本長官からお答え願つても、大蔵大臣からお答え願つてもいいのですが、来年度の国民所得の算定について、大体本年度より一二%これが増されておるのですが、この一二%国民所得が増された根拠を、ひとつお示し願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、安本、岡崎国務大臣、大橋国務大臣と大蔵大臣に関連して質問があるのですが、その関連事項はあとにまわしてよ……

第13回国会 予算委員会 第14号(1952/02/13、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 先般岡崎国務大臣は御出席なかつたので、保留してある部分についてお尋ねいたします。外交上の問題については大蔵大臣は所管大臣に聞いてくれ、こういう話でありました。いまだ外務大臣に御就任のひろうには接しておりませんけれども、しかし大体常識上渉外関係をおやりになつておると思いますので、岡崎さんにお伺いしたいのであります。過般来ダレス氏との間における会談について、いろいろ新聞に報道されておるのでありますが、正確にこれはいまだ国会に御報告を受けておりません。従つてさしつかえない程度において、要点だけを御説明願いたいと思います。  私の承らんとする点は、まず第一に、保安隊の海外派兵も可能で……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/02/23、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は本日総理大臣に向つて、行政協定の問題について質問いたさんとするものでありますが、西ドイツにおいては、アデナウアー総理大臣は、西ドイツが防衛軍に参加するかいなやの問題を決定するときに、七十歳の老躯をひつさげまして、連日七時間にわたつて討論に立つておられるのであります。私は本日割当てられた時間は二十分でありますが、国会議員が時間の配給を受けて、その短時間にかけ足で総理大臣の意向を聞かなければならぬということは、日本の議会政治のために私は悲しむものであります。私は時間の問題よりも、国会議員が十分なる審議を尽して、日本の進路を誤らざるように、国民の代表として責任を果すのが当然であ……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/04/02、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は簡単に、けさの新聞に出ているところによつて岡崎さんに質問しておきたいと思いますが、けさの新聞に、英連邦各地域が軍事基地の協定が成立するまで批准書の寄託を延期するのではないかという記事が出ているのであります。これは独立と講和を待望する日本といたしましては、かなりシヨツクを与えられたことになります。そこで英連邦に対する軍事基地を提供するということと、講和条約の発効についての関連性は何かありますか。これに対してもしもそういう要求があつたならば、政府はどういう対策をとられるのであるか、御所見を承つておきたい。
【次の発言】 まことに私と同感です。従つてこの問題が将来英連邦各地から……

第13回国会 予算委員会 第25号(1952/05/15、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は日華条約の詳細は外務委員会で外務大臣にお伺いしたいのでありますが、この際総理大臣にお伺いしておきたいことは、総理大臣が一年前に書かれた外国の雑誌の中に、あるいは日本の議会の中において声明されたものの中に、赤でも白でも中国は日本の隣邦であり、経済上の原則は究極においてイデオロギーの相違を超越するであろう、こうお述べになつておるのであります。私は、これは吉田総理大臣の本心ではないかと思うのでありまして、同時に、この外交上の見解というものが、吉田外交としては一番正しい方向であつたと思う。しかるにその後吉田書簡が現われ、しかも吉田書簡が現われた直後において、議会の予算委員会におい……

第13回国会 予算委員会 第28号(1952/05/22、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 委員長にお伺いしたい。私は通産大臣と外務大臣と両方にお伺いしたいのですが、通産大臣はいつ来ますか、おわかりにならなかつたら御請求願います。
【次の発言】 私は外務大臣に対しまして台湾の政府との間における修好条約につきましては、いずれ外務委員会において詳細伺いたいと思うのでありまして、きようとりあえずお伺いしておきたいと思うことは、かねて論議の中心になつておりますアメリカにおいてまぐろの関税の引上げ、それからそれに引続きましてミシンあるいは陶器等の雑貨の引上げが計画されておるように、この両三日うわさが伝わつておるのでありますが、これらに対して日本政府は何らかアメリカとの間におけ……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 予算委員会 第13号(1952/12/12、25期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 ちよつと関連して、簡単に一問だけ。
【次の発言】 ただいまの成田君の質問に対して、吉田総理から、「臣茂」という発言は国民を代表してというお言葉があつたのでありますが、これはきわめて重大であります。  現行憲法では。主権在民が一つの特色となつて基本的に貫かれておる。従つて国民の代表として「臣茂」と言われたことは、私は現行憲法に抵触する不穏当な言葉であると思うのでありまして、これは総理大臣の名誉のために――総理大臣自身が日本の憲法を知らないということであるならば、これははなはだ恥辱でありますから、お取消しになつておく方がいいと思います。

第15回国会 予算委員会 第14号(1952/12/16、25期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 私は社会党を代表いたしまして、野党三派提出の予算補正修正案に対して賛成の意を表するものであります。  私は今より三月前の総選挙のときの、自由党の公約を考えてみますと、自由党はまず第一に経済再建を主張され、国民生活の安定を主張されました。しこうして中小企業の安定策と一千億円の減税、これをもつて選挙のスローガンとなさつたことは、自由党の諸君いまだ記憶に新たなるところと信ずるのであります。(拍手)しからば当然総選挙直後の本国会において、国民に公約したところを実現すべく、ここに補正予算を提出されることは、その言葉の責任を感じ、良心ある政府ならば、その挙に出られることが私は当然だと思う……

第15回国会 予算委員会 第16号(1953/02/04、25期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 ただいま国民所得の問題で御説明がございましたが、その中で鉱工業生産の数字があげられましたけれども、それと関連を持つ物価に対する見通し、雇用量に対する見通し、賃金水準に対する見通し、主としてこの三点の説明が足りなかつたのでありまして、きようでなくともよろしゆうございますから、至急この三点に対するいわゆる国民所得を推定される基準になる数字をひとつ審議の前にまとめてお出しを願いたい。
【次の発言】 明日出ますか。

第15回国会 予算委員会 第21号(1953/02/11、25期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 昨日大蔵大臣は、財政投資の二十七年度の数字と二十八年度の数字を、早川君の質問に対して御説明になりました。その内容について明朝までに資料を御提出願いたいと思います。私の計算しているところと若干違つておりますので、一応それを調べてみたいと思います。あなたは二十七年度は二千九百幾らと言われ、二十八年度は三千五十五億円とこうおつしやつた。その二十七年度の内訳、二十八年度の内訳を御提出願いたい。しかしきのうのあなたの答弁が誤つておるなら、ここで御訂正なさつてもそれはさしつかえありません。
【次の発言】 それでは明日までに出してください。

第15回国会 予算委員会 第24号(1953/02/17、25期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 今大蔵大臣が、組みかえを予想して、現行法律に従つてというようなお話がありましたけれども、少くともこれは閣議決定されて、近く法律案として出るのであります。従来も、予算審議の過程において法律案が伴わなくても予算の審議をした例がございます。税制法の他いろいろある。しかしながらそれは予算案の大綱の方向に従つて審議して来たのであつて、この警察法その他を見ますと、予算案とは別な法律案が出て来る。従つて予算の組みかえが必要とされて来ておる。予算案と別な法律案が出るということは、これは政府提出の予算案に精神分裂の症状を来しておるのである。(笑声)同時にわれわれはこの予算委員会において政策の研……

第15回国会 予算委員会 第27号(1953/02/21、25期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 簡単にお尋ねいたします。ただいま法務大臣から、本法制定の真の目的は、国の治安の緊迫化から急を要するという御説明がありました。これで御答弁間違いありませんか。
【次の発言】 私は結論だけ申します。総理大臣は施政演説の中において、国際情勢はきわめて楽観すべき方向に向いつつある。自由党内閣の努力によつて国情は安定しつつある。こういう施政演説をなさつた。しからばあなたの今の本法制定の趣旨と、総理大臣の施政演説とは違つておるではないか。(拍手)この問題をどうするか。

第15回国会 予算委員会 第29号(1953/02/24、25期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 私は総理大臣、外務大臣、大蔵大臣、保安庁長官に質疑をしたいと思つておるのですが、関係大臣はどうなりましたか。
【次の発言】 そうしますと、総理大臣並びに外務大臣、保安庁長官に関する質問は留保してよろしゆうございますか。
【次の発言】 あとで発言を許していただけますか。
【次の発言】 それでは委員長の御指示に従いまして、御出席の通産大臣に御質問いたします。これはきわめてじみなことでありますが、通産大臣でなしに経済審議庁長官にお伺いしたいことは、予算の基礎になります国民所得の算定であります。政府の原案によりますと、国民所得が前年度より五・三%増加いたしておるのでありますが、昭和二……

第15回国会 予算委員会 第31号(1953/02/28、25期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 私先日の分科会で、対日援助費の債務の問題につきまして、大蔵大臣からやや満足すべき御答弁を承つたのでありますが、私はこの点について国家の最高責任者たる総理大臣からもう一度お伺いしておきたいと思います。従来大蔵大臣は、対日援助費は債務と心得るという御答弁をなすつて来られました。しかしながら大蔵大臣が債務と心得るという説明をされた根拠というものは、私とお話をしている間にくつがえつて来たのであります。それはまず第一にわが国の憲法、財政法に違反する。同時にこれはいまだかつて関係国から公式に債務を認めろという交渉はいずれにもなかつた。国時に債務と認むべき数的な資料もいまだ完成していない。……


26期(1953/04/19〜)

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/02/19、26期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 現下の重要問題は、何と申しましても政局不安と緊縮財政から招来される日本経済の変化と国民生活のあり方であります。おそらく予算案は、政府の原案をそのまま通すあるいは修正するにかかわらず、現下の状況から行きまして、本予算案は成立せしめなければならないと存ずるのでありますが、しかしながらその予算案から招来する日本経済の変化並びに国民生活のあり方というものにつきましては、国民は重大なる関心と不安を持つておるのであります。従つて私は以下その二点について現閣僚に御質問申し上げたいと思うのであります。閣員各位におかれても、この重要なる問題については率直なる所見を述べていただきたい。私はつらつ……

第19回国会 予算委員会 第21号(1954/03/02、26期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 私は現下の重要問題は、何と申しましても政局の不安と緊縮財政から来る経済の不安と混乱、同時に日本の自衛力のあり方の三点に尽きると思います。以下この三点につきまして総理大臣に質問したいと存ずるのであります。私は一国の総理大臣の権威を尊重をしつつ本日は質問いたします。一年前のように総理大臣も興奮なさらずに、この重要問題について慎重にして良心的な御答弁を煩わしたいと思うのであります。  まず第一に経済問題につきまして伺いたいと思います。現在緊縮財政をもつて本予算案を構成されておりますが、緊縮財政は申すまでもなく中央財政と地方財政と金融政策の三者一体になつて、総合的な施策がなければその……

第19回国会 予算委員会 第28号(1954/04/13、26期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 私はただいま提案されております特別会計設置の問題に関連して吉田総理大臣にお尋ねをするのでありますが、これは三十六億円をアメリカから経済援助を受けるために特別会計を設置する、こういうことであるのであります。私はこの援助に関連して思い起しますのは、一九五一年の六月にアメリカとインドとの問に大体これに似たような協定が結ばれておるのであります。その金額は大体において一億九千万ドル、償還の期間は三十五箇年間であります。当初アメリカは、この金は返してもらわなくてもいいのだという主張をされたのでありますが、インドは少くとも独立国としてただでもらう必要はない、必ずこれはお返しします。しかし期……


27期(1955/02/27〜)

第24回国会 予算委員会 第2号(1956/02/04、27期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は本日、財政並びに国民生活、貿易、外交の四点にわたって、総理大臣並びに所管大臣に御質問申し上げたいと思います。大綱についての質問でありますから、相なるべくならば、大綱について総理大臣の御答弁をわずらわしたいと思うのであります。  私は自分が質問いたしまする結論だけ先に申し上げます。と申しますることは、本年の財政は、私は何と申しましても財政規模を縮小すべしという結論であります。その理由とするところは二点ありまして、第一は、低物価政策を堅持して、わが国経済の足固めを両三年持ち続けるべきである。第二は、国際経済の変化に備えて財政のひもを締めておくべきだ。世上国際景気の動向について……

第24回国会 予算委員会 第14号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○西村(榮)委員 ただいまの松野君の御質問の中にいろいろ誤解があったようでありますから、最後に簡潔にお答えいたしておきます。  あなたの御質問の中の誤解が、あなたの口を通じて国民に誤解を与えることを懸念して、一言私はお答えいたしておきます。  私の方の予算案について、これはインフレーションの要因になるのじゃないか、しかも国民を貧窮せしむるところのでたらめの予算であるというおしかりを受けましたけれども、私どもはそう考えておりません。と申しますことは、何と申しましても社会主義の進歩と成長の過程において提出いたしました予算案でありますから、神ならぬ身として万全なものではありませんけれども、可能な限り……

第26回国会 予算委員会 第3号(1957/02/08、27期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は率直に申しまして、現内閣は戦後十年の保守党内閣の中において、初めて国際的な水準の感覚を持たれる保守党内閣だと思っております。私がそう推定する根拠は、現内閣はその重大な政策の、五大政綱の中に完全雇用の問題を取り上げられたことであります。社会党内閣、保守党内閣を問わず、この完全雇用の問題がきわめて重要であるのでありまして、その意味において戦後初めて感覚だけは保守党らしき保守党が誕生したということにつきましては敬意を表するのでありまして、この内閣と国策を論ずることはいささか私の欣快とするところであります。  そこで私は今朝わが党の和田さんが大半質疑になりまして、それに残っておる……

第28回国会 予算委員会 第2号(1958/02/07、27期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は、昨年の予算審議に当りまして、政府の一千億積極政策というものは、時の国際経済の趨勢に逆行する無謀な予算であるから反省するように警告申し上げたのであります。これは岸総理も臨時首相として御了承――当時の責任者でありましたが、私が警告を申し上げました第一の理由は国際経済は曲りかどに来ている。後進国はドル不足に悩んでおるし、先進国は生産過剰で、ともに購買力が不足している。第二に、日本の諸物価は、当時国際物価より著しく割高になってきた。従ってそのコストの点から、輸出能力に対しては限界が発生してきている。第三には、政府は、この国内物価高を抑制するためには、外国の原材料を多量に輸入して……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 予算委員会 第19号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私は本日提案されました三十四年度の補正予算について質問いたしたいと思います。  本論に入るに先だちまして、本予算案は議運で十分論議されたそうでありますけれども、少くとも本予算案がまだ審議中に、その同一の議会に対して同年度の補正予算を出すということは、これは財政法にも疑義かあります。すなわち財政法十四条、私は内容に入る前にかくのごとき財政法を国会みずからが冒涜し、じゅうりんする補正予算に対して審議することにつきましては、ちゅうちょせざるを得ないのであります。いろいろ大蔵大臣から御説明がございましたけれども、厳として動かすことのできない財政法だけはじゅうりんするわけには参りません……

第35回国会 予算委員会 第2号(1960/08/10、28期、民主社会党)【議会役職】

○西村委員長 これより会議を開きます。  この際一言ごあいさつ申し上げます。  不肖私このたびはからずも予算委員長に選任されまして、その重責をになうことになりました。まことにふなれでございますが、今後ひとえに各位の御協力と御理解とによりまして委員会の円満なる運営に努め、大過なきを期したいと存じますので、何とぞよろしくお願いいたします。(拍手)  本日はこれにて散会いたします。     午前十時二十九分散会


29期(1960/11/20〜)

第39回国会 予算委員会 第4号(1961/10/05、29期、民主社会党)

○西村(榮)委員 私は民社党を代表いたしまして、災害の予防問題、この激動期の国際政局に直面して日本の内政をいかに整えるか、第三には、外交の方向をどこにとるか、第四には、危機に直面しておる日本の財政経済をいかに立て直すか、この四点について政府の所見を承りたいと思うのであります。  私は先般来かぜを引いておりまして、席をはずしておったときの他の議員諸君の質問と若干重複する点が一、二点あるかもしれませんが、それは一つお許しを願いたい。  災害問題からお伺いいたしたいのでありますが、今度の補正で政府は百五十億円の災害予算をお組みになりました。予備費百二十億でありますが、だんだん実情が判明いたしますと、……

第43回国会 予算委員会 第13号(1963/02/13、29期、民主社会党)【政府役職】

○西村国務大臣 厚生大臣として地主補償の問題をどう考えるかということでございますが、これはもう大蔵大臣がたびたび政府を代表しまして答弁をいたしましたように、調査をするということで、国務大臣として調査費については賛成をいたしたようなわけでございます。  しこうして、未亡人の問題ですが、未亡人は、当時置かれておった非常に気の毒な特殊な事情もありますので、未亡人に対して交付金を支給しようということで、政府部内で検討中でございます。従いまして、提案の時期等はまだ全くきまっておりません。ただいま検討中でございます。
【次の発言】 牛乳は完全栄養食品でございますので、集団飲用にしましても、また、農村におけ……


30期(1963/11/21〜)

第48回国会 予算委員会 第5号(1965/02/04、30期、民主社会党)

○西村(榮)委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、四十年度の財政政策について、主として総理大臣、大蔵大臣にお伺いいたしたいと存じます。  申すまでもなく、昭和四十年度の財政政策の目的は三つあると思います。  その第一は、高度成長政策から安定成長へと経済政策を切りかえますにあたりまして、その混乱と摩擦を避けて、いかにその目的を達するかということが第一だと存じます。  第二の問題は、経済不況と物価高という相矛盾した中に苦悶いたしておりまするところの現下の経済不安を、いかなる方策をもって解決するかが第二だと存じます。  第三は、物価高を解決し、国民生活に安定感と光明を与えるの方策はいかん、この三……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 財政及び金融委員会商業委員会鉱工業委員会連合審査会 第2号(1947/10/22、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 簡單に佐藤さんに希望を申し上げて、私の希望が容れられるかどうかをお聽きしたのであります。大體今の御説明で、金融業者は今日の時勢を素直に見ておられると思うのです。そこで大體この集中排除法のほんとうの趣旨をよく御理解くだすつて、金融業者がこの趣旨を生かしながら、かつ日本の金融業者が將來どう健全なる發達を遂げていくか、こういうふうな點に重點をおかれて、金融團體協議會長としての佐藤さんでもいい、あるいは帝國銀行の頭取としてでもいい、また金融のエキスパートの立場としてでもいいのですが、自由な伸び縮みのある立場において、いわゆるほんとうの趣旨を生かし、かつ健全なる金融業の發展のために、保……

第1回国会 財政及び金融委員会商業委員会連合審査会 第1号(1947/09/27、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 議事進行については、財政金融委員長竝びに商業委員長に御相談下すつて、適當に御處理願つたらいいと思いますが、ただいま喜多君から貿易長官に對して有益な質問があり、また參考になる答辯が政府當局からなされたのであります。そこで二三貿易の問題について明らかにしておきたいと思うことは、先ほど小坂政務次官が為替基準の決定については困難であるという御答辯がありました。これは私は一應もつともだと思います。しかしこれを決定しなければ貿易に對しては支障がくるということも事實なのであります。そこで私はいずれがいいかということの自分の意見は、申し上げることを差控えますけれども、一箇月半にわたつて貿易が……

第1回国会 財政及び金融委員会商業委員会連合審査会 第2号(1947/10/01、23期、日本社会党)

○西村(榮)委員 議事進行について……。前會の討論が終了した後に、理事會で大體きよう貿易の問題だけは討論を終えて仕上げるという理事會の申合せがあつたのでありまして、きようは大體そういう段取にいくのでありましようか。
【次の発言】 そうするとこの討論を終つて、とりあえずこの金融財政委員會にかけられ、後ほど豫算と勞働委員會との合同審議にかかつておる政府職員に對する一時手當の支給に關する法律案、この問題の説明にはいられる豫定でありますか。説明は三委員會でやるのですか。
【次の発言】 その説明をそのときにするならば、三常任委員會の合同審査に便利のように、もう少し具體的な參考貿料を添えるように、委員長か……


24期(1949/01/23〜)

第10回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1951/02/20、24期、日本社会党)【議会役職】

○西村主査 これより第一分科会を開会いたします。  本分科会は、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、総理府、法務府、大蔵省、建設省及び経済安定本部所管並びに他の分科の所管以外の事項の審査に当ることになつておるのでありますが、審査の都合上、本日の午前は建設省及び経済安定本部所管、午後は大蔵省、法務府及び裁判所所管とし、明二十一日午前に皇室費、国会、会計検査院、内閣及び総理府並びに他の分科の所管以外の事項の審査をいたしたいと存じますから、御了承をお願いいたします。  これより建設省所管を議題といたしまして審査に入ります。まず政府側の説明を求めます。植田政府委員。

第13回国会 予算委員会公聴会 第1号(1952/02/11、24期、日本社会党)

○西村(榮)委員 一つお伺いしたいのですが、朝鮮の問題が起きてから日本の輸入を非常に促進したのですが、その結果原材料は値が下つておるわけです。大体あの当時に関連を持つておる輸入品の値下りによる損失というようなものは、どの程度見込んでおつたらいいですか。どこにも統計がないのですが、あなたの方の目の子算でいいですが、お伺いしたい。
【次の発言】 あなたがさつきお述べになつた中で、ドルが通常勘定で赤字になつてポンドがふえる、これは世界経済の観点の中でなければ片づかないというお話ですが、これはごもつともなことだと思います。そこで問題は、私ども政治に携わつておるものがこの問題を解決するのに、業者としての……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 予算委員会公聴会 第1号(1953/02/13、25期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 ただいま有益なお話を承つて、たいへん感謝いたしておるのでありますが、土屋先生にひとつお伺いしたいと思うことは、二十七年度に比して二十八年度の国民所得が非常にふえている。この二十七年度より国民所得がふえるという計算を、あなたはどうお考えになりますか。それからもう一つは補正予算を出さなくて済むか済まないか。もちろん国際情勢から来る日本の産業構造の変革による財政投資であるとか、あるいはその他の自衛力の漸増計画であるとかいうことを別にいたしましても、一月に入つてから鉄道運賃、ガス、米価その他の値上りは、朝日の統計だけを見ても八%影響を受けておる、こうなつている。そうすると人事院として……

第15回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1953/02/26、25期、日本社会党(右))

○西村(榮)委員 私は予算総合において対日援助費の問題で質疑中、塚田主査の御配慮によつて途中から打切られてしまつて二日間の休養を与えられまことに感謝にたえないが、その結末がついておりません。それからこの際私は政府委員に自分の希望を申し述べておきたいのです。河野君を中心とする大蔵省の高級官吏の諸君が、日夜業務に精励されておることは私はよく認めます。しかしながら大臣が前回答弁したことを取消すということは、これは客観情勢の変化並びに自分の意思ではなくとも、団体の意思の変化等によつてこれは政治的にはあり得ることである。有名な言葉でありますが、犬養さんが在野時代の言質を総理大臣のときに責められたときに、……


27期(1955/02/27〜)

第24回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○西村(榮)分科員 大蔵大臣にざっくばらんにお尋ねするのですけれども、私は、やはり民間の資金を活用するという上からは、ある程度まで資金委員会という構想がいいと思うのです。それで、いろいろな事情でしょうけれども、大蔵省内か内閣に資金委員会を諮問機関として置くといわれるのですが、これは、やはり僕は立法上の一つの疑義があるというだけじゃなしに、権威がないと思う。一つの国策を遂行するのに、資本主義だ、社会主義だという立場を離れても、国策を遂行するために民間の資金を活用するという上からは、やはり社会主義的な計画経済でなくても、一つの案内経済といいますか、計画化しなくても、資金により事業を育成し、かつまた……

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/02/18、27期、日本社会党)

○西村(榮)委員 私ちょっと飛行機がおくれまして、あなたのお話の中では国際収支のところと財政を引き締めるというところだけ伺ったので、前半が少し失礼するかもしれないのですが、一つあなたに教えていただきたいのですが、これはやはりインフレーションの非常な危険に現在直面していないのでしょうか。将来としては十分対策を練っておかなければならぬ、予防策の時期じゃないか。またそれからくる面デフレの危機もある。しかし当面はやはりインフレだ。そうしますと、これは政府の統計によりますと、去年だけでアメリカとイギリスが三%物価を値上げした。それから西ドイツとフランスが一%で、国際的に見れば一五%去年は上った。ところが……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1957/02/12、27期、日本社会党)

○西村(榮)分科員 私はこの間予算の説明を承わって、通産省の産業計画と輸出入のバランスを見るとどうもふに落ちない。たとえば輸出は一三%ふやして二十八億ドル、輸入は一〇%ふやして三十二億ドルでとどめる、こう書いてあります。これがどうしても実はふに落ちないのです。この間あえてあなたには聞かなかったのですけれども、きょうは傍聴の方も少数だから、(笑声)ざっくばらんのお話を承わりたい。どうも先につじつまを合せるためにこの数字を合わしたのではないか。私はそれを責めるわけじゃないけれども、そうすると、下半期日本の経済は曲りかどに来るのですね。一体これに対してどうするかということは、輸出入のバランスと物価の……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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