西村栄一衆議院議員の在職時の本会議での質疑や答弁などの発言についてまとめています。発言回数、発言文字数、発言時の役職、立場、各発言の冒頭部分の内容の一覧が掲載されています。
委員会や各種会議での発言等については委員会統計/発言一覧のページを参照してください。
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※「発言」は発言が記録された本会議の数、「文字数」は発言として記録された文字の総数を示しています。
※「議会役職」は議長、副議長など国会の役職、「政府役職」は大臣などの内閣、政府関係の役職が記録に付されていた場合を集計し、「非役職」は議会役職、政府役職いずれでもない場合を集計しています。
※国会会期は各選挙期中で最初にその役職での発言が記録された会期を示しています。
○西村榮一君 私は、本日提案せられました昭和二十二年度追加予算につきまして、日本社会党を代表いたしまして、政府当局に質問いたします。 現内閣が健全財政を堅持するために必死の努力を拂つておられるに対しまして、私は一應の敬意を表します。そもそも健全財政なるものは、敗戰直後の混乱の状態から日本再建の第一歩として國家財政の收支の均衡をはかるべしという國家内外の要請に基きまして、前内閣の時代において採用させられましたる財政方針であります。昭和二十二年度の予算編成にあたりまして本方針をとられたのでありまして、政府のこの方針に対しまして、当時の國会の多数はこれを支持いたしました。しかしながら、当時なお存在……
○西村榮一君 簡單ですから、議席から発言をお許し願います。
【次の発言】 ただいまの御答弁の中で、公定價格で予算が実行できなかつたときには、その予算の実行を繰延べされるかどうか、その他について御答弁漏れがあるのでありまするが、大藏大臣は病床からむりして立つておられて、大分お苦しそうな御答弁でありますから、私はそれらは同僚の議員に譲りまして、ただ政府並びに議長に一言警告を発したいことは、昨日の私の予算質問の際に、大臣は商工大臣を除く以外はすべて退席せられた事実であります。これは政党のいかんを問わず、少くとも予算の提案ということは、政府並びに各政党の政策を盛るところの重大なる案件であるのでありまし……
○政府委員(西村榮一君) 川島金次君の私に対する來年度の生産計画についての御質問がございましたので、簡單にお答え申し上げたいと存じます。 大体政府におきまして、は、昭和二十七年度をもつて日本の基準年度の一二五%に達するために、一應の目標を立てておるのでありまするが、とりあえず昭和二十三年度におきましては、石炭三千六百万トン、米六千百万石を中心といたしまして、鉱工業全体といたしましては一四%の増加を目標にいたしております。おもなる点を御報告申し上げまするならば、鉄は五〇%、硫安は三〇%綿糸は八四%の増加を目標にいたしまして、努力いたしておるのであります。この目標は、現下の諸情勢を考えますると、……
○政府委員(西村榮一君) ただいまの早川君の御質問に対しまして、安定本部に関する問題につきまして御答弁申し上げたいと存じます。 大体の御報告は、一松建設院総裁がお述べになつたのでありますが、なお詳細のことは、御指摘の通り関係各官職と協議いたし、至急現地に調査員を派遣いたしまして、その具体策を講じたいと存じております。ただ安定本部といたしましては、関係各官廳と協力いたしまして、資材と財力の及ぶ限り復興に御協力を申し上げ、もつて罹災者の災害に対しましてお報い申し上げたいと存じておるのでありまして、この点御了承願いたいと存しじます。(拍手)
○政府委員(西村榮一君) ただいまの長野長廣氏の御質問に対しまして、経済安定本部に関する事項につきまして御答弁申し上げます。 戰災をこうむつた学校の復興の遲々たることが学生に悪影響を與えるという御説でございましたが、まことに同感の至りでございます。そこで、復旧の状況を御報告いたしますると、昭和二十二年度におきまして、大体五分の一が復旧いたしております。なお二十三年度以降七箇年で戰前の状態に復旧する予定であるのでありますが、多大に資材・資金の制約を受けまして、七箇年と計画いたしておりまするが、なお安定本部といたしましては最大の努力を拂いまして、この七箇年を短縮するべく精進したいと存ずるのでござ……
○西村榮一君 私は、吉田総理大臣に質問の予定でありましたが、欠くべからざる用事で席をはずしておられるということでございますから、その点を了承いたしまして、内閣の統一せる責任ある答弁を、列席の閣僚の中から求めたいと存ずるのであります。 政府は、現在提出しておる追加予算案を組みかえるか、あるいは補正第三号予算を提出しなければならない段階に、今日は立ち至つたのであります。しからば、その原因は一体どこにあつたか。私の問わんとする第一点は、本追加予算を提出するにあたりまして、現内閣は、関係方面の担任当局と十分打合せ、了解の上に提出されたかいなや、ということを承りたいのであります。
○西村榮一君 私は、十五日の私の質問に関連いたしまして、再度大藏大臣にその言動の行き違いを質問せざるを得ないということは、まことに遺憾に存ずるのであります。 私は、十五日の午後五時四十分に、政府は現在提出の予算案を組みかえ、あるいは入れかえ、その他の補正予算によるか、いかなる方法によるか、予算の変更はないか、という質問を大藏大臣にいたしたのでありまするが、その際における大藏大臣の答弁が……(「臨時代理だ」と呼ぶ者あり)臨時は言いにくいから、ちよつと勘弁してください。この問題につきましては、総理大臣並びに大藏大臣に対して質問の通告を出していたのでありますが、総理大臣は急遽本問題の処理のために各……
○西村榮一君 私は日本社会党を代表いたしまして、遺憾ながら本決議案に賛成の―― 反対の意思表示をいたすものであります。(「もう一回やれ」と呼びその他発言する者あり)反対の意思表示をいたすものであります。 ただいま提案者において説明せられたことく、わが國は終戰以來三年七箇月の間、連合軍、特にアメリカから多大な援助をこうむつて参りましたことは、民自党の諸君と寸毫もかわらず、われわれは感謝いたしておるのであります。この援助と支援があつたればこそ、戰後における混乱を切り拔け、敗戰から壊滅的な状態にありましたわが國の生産界は、立ち直りを見せたのである。われわれはここにおいてこれだけ今日の國情の回復に対……
○西村榮一君 私、日本社会党を代表いたしまして、本予算案に反対し、かつその趣旨弁明をいたしたいと存ずるのであります。 本予算案は、ただいま委員長が御報告になりましたように、世にいう十五箇月予算といたしまして、二十五年度予算の一環としての本質があるのでありまして、私ども、その見地に立ちまして、本暫定予算を検討いたしたのであります。 まず本予算案は、われわれが審議するに際しまして、重要なる法律的な基礎が欠如いたしておるのであります。先ほど委員長がお述べになつたように、本予算案の骨子の大部分は税制改革によるものであると言われたのでありますが、その税制改革に対する法律案が、まだ議了いたしておりませ……
○西村榮一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、遺憾ながら本補正予算に対しまして反対いたすものであります。その理由といたしますところは、まず第一に、わが国の経済並びに社会生活の現状がこれを許さぬということであります。第二点においては、見返り資金運営の法律に抵触する疑義が生じて来ておるのであります。 申すまでもなく、これは連合国軍人の住宅二千戸の建設に要する五十二億円の支出を見返り貸金からなすべしということでありまするが、連合国軍人の住宅をわが国に建設するということは、連合国の軍事費として支出すべき性質のものでありまして、わが国の国家財政がこれを負担すべきものではないと確信いたしておるのであ……
○西村榮一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、本予算案に反対の討論をいたすものであります。 私が反対いたしまする第一の理由は、本予算案の歳入の見積りが過大であつて、ずさんであるという点であります。昭和二十六年度の国民所得よりも、二十七年度の所得に対しまして、政府は一二%の見積りを余計盛られたのてあります。しかしながら、先ほど改進党の代表か申し述べられましたように、この一二%国民所得が増して行く要素は、本年度の予算の中にはどこにもございません。昨年の一月に生産は頂上を越えまして、今は下り坂であります。また賃金は昨年の一月より五・七%下降し、雇用量は四・四%落ちておるのでありまして、かような……
○西村榮一君 私は、共産党を除く野党各派を代表いたしまして、リッジウェイ大将の言明と安全保障費に対する緊急質問を政府に行いたいと思います。 昭和二十七年度予算案は、憲法の解釈におきましても、また財政法に対しましても、多くの疑義と不満が残つておつたのであります。特に行政協定に伴う合衆国軍隊の駐留に要する防衛分担金並びに安全保障諸費につきましては、その金額と内容と取扱い方について多くの反対意見があつたのでありますが、問題はこれにとどまらず、本費目は明らかに財政法第三十二条、三十三条、三十四条にまつこうから違反しておるのであります。すなわち、駐留軍費は一括して駐留軍に手渡して、日本政府はその報告を……
○西村榮一君 朝鮮の休戦会談は決裂いたしまして、仏印の戦闘はまずく激化いたしておるのであります。ソビエト・ロシヤは十三年ぶりに共産党大会を開催いたしまして、共産主義の世界制覇に対する柔軟性ある世界攻勢を宣言いたしたのであります。時あたかも朝鮮問題の解決と積極政策を標榜いたしまして、アメリカにおきましてはアイゼンハウアー元帥が大統領に当選いたしたのであります。今、洋の東西を問わず、全世界ははげしく動いておるのであります。すなわち、歴史の一大革の前夜に直面いたしておるのでありますが、かくのごとき際において、戦い敗れたりといえども、東洋の安定勢力として、わが日本が、世界の平和と安定、アジアの繁栄につ……
○西村榮一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、外務大臣岡崎勝男君に対する不信任案の賛成の趣旨を申し述べるものであります。(拍手) ただいま、佐々木盛雄君から、岡崎外交信任の、るる御説明がございました。私が、ちようど一年ほど前に、外務常任委員といたしまして、佐々木盛雄君と席を隣にいたしておりましたときに、佐々木君が私にいわく、日本の外交を岡崎にまかせておいては、西村君……(発言する者多く、聴取不能)なりません。……(拍手、発言する者多く、聴取不能)わかりませんが、今日は立場をかえて、本日は自由党の代表として岡崎君の弁護をなさいました。私は、まことに心中お察し申し上げて、その内容の弁駁は差控……
○西村榮一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提出による予算補正第一号に反対の意向を明らかにし、政府にこれの撤回を要求するとともに、ただいまより私が御説明申し上げまする趣旨に基いて、これをすみやかに組みかえて再提出されんことを要求するものであります。(拍手) 今回提出せられました政府案は、三十一年度分の所得税、法人税、酒税の三税の増収四百億円のうち百億円を、特別措置により三十二年度に地方に交付し、残り三百億円を産業投融資特別会計に繰り入れるということであります。そこで、私が社会党を代表いたしまして政府に本案の撤回を要求いたしまするものは、この補正とともに次の補正が提出される予定であり……
○西村榮一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提出の昭和三十二年度一般会計予算補正(第1号)外二件の予算補正案に反対いたしまして、これをわが党提出の編成がえ要求の動議に依って組みかえせんことを政府に要求するものであります。(拍手) その内容は、お手元に配付されました文案通り、一般会計関係では、災害復旧と地すべり対策おのおの十五億円、失業対策事業の吸収人員を三十五万人に増加するための二十九億円、日雇い登録労務者の年末手当の増額が六億円、四万五千人の大量失業者を出しました駐留軍労務者に対する失業対策費二十八億円、消費者物価上昇に伴いまする生活保護費の増額三十四億円、物価上昇に伴いまする公……
○西村榮一君 私は、社会クラブを代表いたしまして、次の諸点を質問いたしたいと存じます。 第一は、伊勢湾台風の被害に対する救済並びに災害予防に対する根本策についてであります。第二は、わが国産業の二重構造並びに石炭産業の危機に対する解決の方策について、第三は、南ベトナムの賠償問題、第四は、わが国国民生活の恒久的安定策につきまして、第五は、現下重要な課題たる日中国交回復、第六は、日米安全保障条約につきまして、政府に質問いたしたいと存ずるのであります。 今回の伊勢湾台風は、われわれの常識を越えた被害を与えました。何ものをも犠牲にして、これら被害者に対する救済と復興に協力しなければならぬことは、論ず……
○西村榮一君 本院議員従四位勲二等小西寅松君は、去る四月十四日早暁、東京の自宅において、にわかに逝去せられました。私は、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで哀悼の言葉を申し述べたいと存じます。(拍手) 私は、小西君と、第二十二回総選挙以来、同じ選挙区から毎回出馬して今日に至り、政治的立場を異にはいたしておりましたが、平素から何かと親交を重ねて参ったものであります。前日まできわめて元気に活躍しておられた君が、突如として御逝去になったとの報に接し、驚愕おくところを知らなかった次第であります。 小西君は、明治三十五年九月、泉大津市に出生せられました。君は、幼時より貧家に育ち、小学校さ……
○西村榮一君 現在の国民が政府にたださんとするところは、三点あると存じます。その第一は、現在の経済不況がいついかなる形においておさまって、国民生活が安定するかということであります。第二の問題は、現下激しく動いていく国際政局に際会して、わが国の平和と安全をいかに守らんとするかであります。第三は、先般発生したクーデター計画にも見られるごとく、現下の社会不安並びに政治に対する不信の念を払拭して、信頼し得る政治体制をいかに確立するか、この三点を国民が現政府に対して問わんといたしておるのであります。 私は、この際、民主社会党を代表いたしまして、これらの問題の中で、当面急を要する年末年始にかけての金融政……
○西村榮一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、池田総理大臣並びに関係閣僚各位に対しまして、昭和三十八年度の施政演説について質問せんとするものであります。(拍手) 私がここに質問せんとするものは、少なくとも、昭和三十八年度は、内政において、外政において、大きな動きを見せる年であろうと存ずるからであります。すなわち、本年の国際情勢は、率直に申しますならば、和戦の関頭に立つ年であります。冷戦激化の場合はともかくといたしまして、幸いにして、万人熱望する平和共存の方向に世界情勢が好転するといたしましても、そこに待ち設けておるものは激烈なる経済競争であります。すなわち、言いかえてみますれば、経済と科……
○西村榮一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、池田内閣不信任案に対し、賛成の意を表するものでございます。(拍手) 私が、池田首相を信任せずという第一の理由は、池田首相が現在に至るまで取り来たった政治の姿勢であります。 池田内閣の低姿勢と称する政治の基本的姿勢の実体は、無方針と無責任の一言に尽きるのであります。(拍手)池田首相は、今国会冒頭の施政方針演説において、国の内外に諸懸案が山積している事実を認め、これら重要問題の解決にあたっては勇断をもって事に当たるという方針を明らかにいたしましたが、この決意は、今日まで現実の政治の中には何一つ実行されておらないのであります。(拍手)その責任は池……
○西村榮一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、現下重要と思われまする次の三点についてお尋ねいたします。 その第一は、物価と不況克服の問題であります。第二は、ベトナム戦争の和平工作とアジア全体の平和確立の問題であります。第三は、日米関係は、戦後すでに二十年を経過いたしまして、新しき段階を迎えました。これにいかに対処するのか。さらに迫りくる日米安全保障条約改定について、政府はいかなる方針をお持ちになっておられるか。以上三点について、佐藤内閣総理大臣にお尋ねいたしたいと存じます。(拍手) まず、私がお尋ねしたい財政、経済の問題でございますが、その第一は物価問題についてでございます。 私は、……
○西村榮一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、財政、内政、外交の三面にわたって、佐藤内閣に質問いたします。(拍手) 私は、質問に先立ちまして、要望いたしたい緊急事態がございます。それは、北朝鮮政府によるアメリカ情報艦の拿捕事件であります。 本件は、あくまで平和的外交交渉によって解決すべきであって、かりそめにも武力を用いることのなきよう、米国並びに北朝鮮政府に要請するとともに、万一の場合といえども、日本をして作戦前進基地としないよう、十分配慮すべきであります。(拍手) 私が、何ゆえ政府にこのことを警告するかと申しますならば、この際、安保条約第六条の事前協議をあいまいにすることによって、……
○西村榮一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、今回のジョンソン大統領の重要発表に基づく緊急事態について、佐藤総理の所信と今後の方針をお尋ねいたします。 まず冒頭に、私は、今回のジョンソン提案が、ハノイ当局の対米会談の応諾によって、二十年戦争の終結への端緒を切り開こうとしていることは、平和を念願する世界人類の期待にこたえる本のとして、まことに喜びにたえない次第でございます。(拍手)ベトナム戦争の早期終結を目ざすジョンソン大統領の苦悩に満ちた決意は、これまでわれわれがしばしば警告してきたとおり、米国がベトナム和平の実現を願う限り、いつかはとらねばならなかった必然の道であります。それはおそきに……
○西村榮一君 私は、民社党を代表いたしまして、次の三点について政府に質問いたします。 その第一は、戦後二十四年、累積されてきた高度経済成長下における社会的いびつと、精神的荒廃をいかにして解決するか、大学紛争はまさにその象徴的な姿であります。 第二の問題は、物価高を中心とするインフレーションの克服、すなわち、国民生活と日本経済の安定的発展をいかにして確保するかの方策であります。 第三は、日米安保条約の改定問題沖繩返還の早期実現並びに中国問題の外交問題についてでございます。 私は、以上三点の質問に先立ちまして、沖繩のゼネスト回避について総理大臣の善処を要望するものであります。 一昨日、政……
○西村榮一君 私は、民社党を代表いたしまして、今回の日米会談の主題である沖繩問題をはじめ、日米安保条約の今後の取り扱い、……
【次の発言】(続) アジア政策の基本課題である中国問題並びに現下国民生活上の重要問題である物価、大学問題等について、佐藤内閣の所信をただしたいと存じます。(拍手)
私が伺いたい第一点は、これからの重要課題である日米関係の再検討についてであります。
その具体的課題の一つは、今回の日米共同声明と沖繩問題であります。(拍手)われわれは、沖繩問題解決の基本原則は、将来への禍根なき解決の一言に尽きるのであります。(拍手)この見地から今回の日米共同声明を見るとき、われわれが率直……
○西村榮一君 当面する一九七〇年代は、わが国にとって、また世界にとって、激しい変化と進歩の年代であります。私は、この重要時期を迎えるにあたり、民社党を代表いたしまして、今後のわが国の外交、内政の基本的進路とその具体策について、佐藤内閣の方針をただしたいと存じます。(拍手) 私は、一九七〇年代に向かうわが国の基本路線は、次の三つでなければならないと存じます。 第一は、国内にあっては、現在の工業経済国家の立場を土台として他国の追随を許さない高度の教育福祉国家を建設することであります。世界でも驚異の的であるわが国の経済発展のエネルギーを、いかにして国民福祉の増大に直結させるか、これこそ今後の内政……
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