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佐々木盛雄 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

佐々木盛雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
710位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
726位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
571位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
540位

23期委員会発言TOP100
100位
23期委員会発言(議会)TOP50
40位
24期委員会発言(非役職)TOP100
85位
26期委員会発言TOP100
79位
26期委員会出席(無役)TOP100
53位
26期委員会発言(非役職)TOP100
61位
28期委員会出席TOP50
12位
28期委員会発言TOP100
72位
28期委員会出席(幹部)TOP50
11位
28期委員会発言(非役職)TOP100
59位

このページでは佐々木盛雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。佐々木盛雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 外務委員会 第6号(1947/08/28、23期、日本自由党)

○佐々木(盛)委員 局長に一言お聽きをして、局長のこれに對する明確な返答をお願いいたいと思う。先ほどわれわれが來年度における貿易計畫における數字について、説明を承つておりましたときに、どうしてもトータルが合わないというので、おかしいじやないか、もう少し筋を立てて話をしてほしいと言いましたときに、これが合わないのはよほど頭が惡い。こういうことを國會議員に對して言うことは……。
【次の発言】 ここは新聞記者が相手ではなく、國會議員が相手です。
【次の発言】 それから漠然とすれば漠然とでもいいから、お話をされるときは、大體こういう話をしようということを、もう少し筋道を立ててお話を願わないと、私たち聽……

第1回国会 外務委員会 第10号(1947/09/29、23期、日本自由党)

○佐々木(盛)委員 この際講和會議に關連する二、三の點につきまして、外務大臣に御質問を申し上げたいと思います。  第一は、講和會議開催の時期の問題でありますが、もとより平和條約というものは、祖國の興亡の運命を決定するものにして、われわれ八千萬國民の最大關心事であります。國民はひとしくこの裁きの到來を凝視しているわけでありますが、新聞報道などによりますと、すでに豫備會議の開催の運びとなつておる。順調に進めば來春の四、五月ごろには、講和會議が行われるのではないかというような豫想などもあるようであります。外務大臣は一體これに對していかようなる觀測をお持ちになつておるか。講和會議への態勢を整備するため……

第1回国会 外務委員会 第11号(1947/10/02、23期、日本自由党)

○佐々木(盛)委員 今回の貿易再開が為替レートの設定なくして行われることに關しまして、いろいろ問題があると思うのでありますが、お話のように、為替レートの設定がないために貿易廳とG・H・Qの關係當局とが大體の相場を個々の商品別にレートをきめていくというような結果、非常にそれぞれの為替の割合というものが無軌道になつて、あるいは手續の上に非常に不便であり、かつまた非常に煩瑣なことが多いのではないかと考えます。そこで一體今おつしやつた九月二十五日までにまとまりました取引におきまして、大體どういうふうなレートの割合になつておつたか、先ほどのお話ではずいぶん圓とポンドとの割合が開いたような面もあるようであ……

第1回国会 外務委員会 第14号(1947/10/16、23期、日本自由党)

○佐々木(盛)委員 來るべき講和會議というものが、わが國家の興亡と八千萬民族の運命を決定すべきものでもることは、言うまでもありません。從つてわれわれ國民は一人殘らず、この講和會議の裁きの日を息詰る思いで待ち構えておるのでありますが、それゆえに私は日本自由黨の一員ではありますが、この際私は政黨政派の恩響を超えた譽國的な觀點から、眞劍なる國民大衆の聲を代表して、講和會議に臨むべき國内態勢に關する數箇の點につきまして、この難局擔當に當ろうとしておられる片山總理大臣の、虚心坦懷なる御意見を求めたいと思うのであります。 對日講和會議に關する各種の報道は、すでにこれが預備交渉の段暗にはいつたことを轉えてお……

第1回国会 国土計画委員会 第20号(1947/10/31、23期、日本自由党)

○佐々木盛雄君 兵庫縣赤穗、御崎海岸一帶を瀬戸内海國立公園に編入の請願の趣旨をきわめて簡單に御説明申し上げます。  赤穗、御崎海岸は瀬戸内海に面しまして、海波數海里を隔てて家島四十八島を望み、白砂青松まことにまれに見る景勝地でありまして、さきに大阪毎日新聞により、日本百景の一に選ばれたものであります。のみならずこの地は兒島高徳であるとか、赤穗義士その他多數の遺跡に富み、古來外客竝びに文人墨客の賞嘆を受けた土地であります。これをこの際國立公園に編入されまして、なお廣く外客に紹介すると同時に、この景勝遺跡を長く保存いたしますことは、文化日本建設に最も意義深きものと存じまして、瀬戸内海國立公園の一環……

第1回国会 文化委員会 第4号(1947/08/07、23期、日本自由党)

○佐々木(盛)委員 觀光事業というのは、この間から伺つておりますと、これに關係する各省は、非常に多岐にわたつておりまして、今厚生大臣がおつしやるように、たとえば、國立公園關係の者は厚生省、運輸関係の者は運輸省、あるいは國寶美術は、文部省だというように、非常に多岐にわたつておるのでありますが、そういう觀光事業の總合的計畫をやるためには、どうしてもここに總合的なものを設置された方がよくはないか。單に經費の厖大にかかるものをつくるとかいうようなことをするよりも、今の運營を一元化する意味において、各關係省を集めた一つの觀光の參謀本部といつたようなものをつくることが、今の乏しい豫算の上から割り出しても、……

第1回国会 文化委員会 第5号(1947/08/19、23期、日本自由党)

○佐々木(盛)委員 文部大臣にちよつと御所見を承りたいと思うのでありますが、日本の平和維持のために、またさらに進んでは世界平和の維持確保というために、世界平和の維持の成否のかぎが國際連合部門によつて握られておるといつても過言ではないと思いますが、それと表裏一體をなすものは、つまり國際連合教育科學文化機關、つまりユネスコであるということは御承知の通りでありますが、われわれはこの國際連合竝びにユネスコへの贊加の一日も速やかならんことを熱望しておるのであります。しかし現下の國際情勢などから見まして、國際連合への急速な加入と言うことは容易に望むべくもないのでありまするが、ただそれの裏づけをなすところの……

第1回国会 文化委員会 第6号(1947/08/26、23期、日本自由党)

○佐々木(盛)委員 大臣お急ぎのようでありますので、きわめて簡單にお聽きしますが、例のローマ字の問題であります。これは日本の新しい國語の發展進歩というような見地からも、また國際的な立場からも、非常に必要であり、かつ重要なことでありますが、そのローマ字が、今、日本で大體二つのシステムが行われておるのであります。今までやつておりましたヘボン式のローマ字法というものが、その後、戰爭中でありましたが、訓令式というものが文部省によつて採用され、大體これが一般的に普及されつつあるように聞いておるのであります。ところがこの訓令式のローマ字が全然國際性がない、國際的な適應性が非常に乏しいのでありまして、今、日……

第1回国会 文化委員会 第7号(1947/09/23、23期、日本自由党)

○佐々木(盛)委員 文部政府委員にちよつと簡單に御質問をいたしたいのでありまするが、さきに七百億圓のわく内に閣議決定をみた昭和二十二年度の追加豫算案というものは、その後緊急木工費であるとか、復金の出資金その他等に關して、相當大きな増加の要求が出たために、ご破算となつて、大藏省では今まで傳えておりましたような歳出總額千四百億、歳入總額千億というような第一次案を含んで、これを原案としていろいろ苦心を重ねておつたらしいのでありますが、このほどさらに大體歳出入それぞれ千百億圓の第二次案を作成したというようなことを、今日の新聞も傳えているわけであります。すでに決定いたしました六百九十二億圓に含まれている……

第1回国会 文化委員会 第10号(1947/10/03、23期、日本自由党)

○佐々木(盛)委員 請願の趣旨は今お讀みになつた通りでありまするし、國字國語の調査機關を速やかに設置してくれということが請願の根本であります。たまたま文部當局におきましても、これと時を同じゆうしてそういう研究所をつくるということで進まれておるわけであります。從いまして、文部省の計畫しておりまする研究所ができましたならば、請願の趣言は達成されることと思います。從つて當委員會といたしましては速やかに請願を採擇されんことを望みます。

第1回国会 文化委員会 第15号(1947/11/22、23期、日本自由党)

○佐々木(盛)委員 紹介議員の缺席のために代つてお取次をいたします。八王子市北方にありまする大善寺は、天正十三年開創以来、實に三百七十年の星霜を経た有名なお寺でありまして、現存の中門の建築様式は、鎌倉風なものであり、還暦四年名工小町越前守の設計施工にかかるものでありまして、その他左右に配せられた仁王象または扁額、楚鐘等もそれぞれ由緒あるものでありますので、ついてはこの大善寺中門を重要美術品として認定されたいというのが請願の趣旨であります。
【次の発言】 これまた紹介議員缺席のために、代つて御紹介いたします。  今後の平和國家建設のために國際觀光事業の開拓振興が必要なことは申すまでもありません。……

第2回国会 外務委員会 第2号(1948/01/27、23期、日本自由党)

○佐々木(盛)委員 先ほどの外務大臣のお話にもありましたように、講和会議が終つて國際関係が回復するまでの間は、実際の外交交渉はないというふうなお話であります。なるほどそうなんでありますが、しかし今、渉外事務をとつておるところの渉外、言葉をかえて言えば外交というようなことは、これこそは実質的な講和会議に連なる実際上の外交ではないかと思います。殊の最近のような微妙な國際関係から申しまして、講和会議に対する見透しにつきましてもいろんな懸念が生じておるときにあたりまして、とりわけ現在の渉外外交というものは最も緊密なものではないかと思うのであります。從つて私はむしろ総合計画というようなものを外務省のもと……

第2回国会 外務委員会 第4号(1948/04/01、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 私は現下未曽有の國難に対処されまする芦田総理大臣の悲壯なる決意と熱意に敬意を表しつつ、以下数箇の点につきまして、國民の最も聽かんと欲するところを卒直にお伺いしたいと思うのであります。  まず芦田総理は、先般の施政演説におかれまして、われわれは新憲法において一切の軍備を放棄し、戰爭を否認する決意を示した。世界がこの崇高なる理想において、日本國民と歩調を同じくすることを熱望するとお述べになりました。また平和と自由と正義の支配する世界の建設に、特段の努力をいたす決意を強調されたのでありまして、まことに戰爭の惨禍をみずからの犠牲において痛感いたしましたわれわれといたしましては、実に……

第2回国会 外務委員会 第5号(1948/05/18、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 関連した問題でありますが、最近新聞で、引揚の出迎えに共産党の諸君が出かけていきまして、いろいろ問題を起しておるようなことを聞くのでありますが、それらのことに関しまして何か情報とか詳しい眞相がわかりましたら承りたいと思います。

第2回国会 外務委員会 第6号(1948/05/20、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 高瀬さん並びに委員長のお話、まつたく私は同感であります。まず一つには現在の万般にわたる非常にたくさんの渉外事項に属するそういう問題を、一々当委員会において取上げるということのごとき、事務の煩雜というようなことももとよりでありまするが、それと同時にもう一つは、現在の日本の環境においてそういう渉外事項に属することを当委員会が一々ここで採否を決定するということがはたして妥当なりや否やということに対しても、私どもも疑問をもつわけであります。從いまして委員長の言われるごとく、採択という形式はとらなくて、そうしてこういう請願の申出があつた、それに対して議員は賛成の意向を表明しておるとい……

第2回国会 外務委員会 第8号(1948/06/10、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 國際労働会議に再加入の問題に関し労働大臣に御質問いたしたいと思います。國際労働会議に再加入することは日本の労働問題を國際的関連において解決することにもなりますし、またソシヤル・ダンピングとかチープ・レーバーというような非難を日本は從來受けてきたのでありますが、こういう点についても世界の理解を得ることができると思います。  また外交的見地から見ても、現在法律的にいえば交戰状態にある日本が、平和條約成立前において、國際会議に参加し得るということになれば、この問題は國際関係から見てもきわめて重要であります。I・L・Oに再加入するということについて、新聞報道によれば、西尾國務相から……

第2回国会 文化委員会 第4号(1948/04/02、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 私は民主自由党の総意におきまして、今の社会党の太田君の意見に全面的に反対をいたします。もとより日本紀元に六百年の開きがあるとか、二月十二日が歴史的に、科学的に正確なものでないということはもちろんでありますが、少くとも現在の歴史の專門家の意見、結論として日本書紀に現われておる、つまり換算いたしましたなければ、二月十一日が最も根拠のあるものであり、唯一の拠点であるということになつておるものである以上、私は六百年の差があるとか、十一日が旧歴を直したものであるから不適当であるといかいうふうなことは、今日の國民感情の上から申しましても、あるいはまた歴史家の專門的な意見に聴しましても、……

第2回国会 文化委員会 第6号(1948/04/14、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 與謝野情報部長に承りたいのでありまするが、日本がユネスコに参加することの承認を連合軍当局に要請したという新聞電報が誤報であつたということを、ただいま承つたのでありまするが、それはどういう根拠に基いておつしやつたのか、それはどういう材料に基いておつしやつたのか、その材料を明らかにしていただきたいと思います。  次にはこのユネスコというものが申すまでもなく教育、文化、科学を通じて國際協調をしようというのでありますが、すでにこのユネスコの復興委員会のごときものも戰災の諸國に対して莫大な資金を補充しておるのでありまして、これらがアジアの戰災諸國にも教育事業などにおきましてその恩惠に……

第2回国会 文化委員会 第9号(1948/06/08、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 「花まつり」を祝祭日に指定の請願であります。  聞くところによれば近く國祝日が更新される模様でありますが、われわれ佛教徒はこの際ぜひとも四月八日花まつりを祝祭日に設定されますよう念願してやみません。佛教が渡來以後千数百年にわたり、宗教としては言うまでもなく、文学に、美術に、教育に、その他種々なる方面に寄與するところの多かつたことは、何人も否定するを得ない事実であります。しかるに佛教は釈迦に始まつたのでありますから、佛教の影響と称するものは、ことごとくこれ釈迦その人の感化といつても誤りがないのであります。実に釈迦はわれわれ人類にとつて世界的聖者の一人でありまして、その感化は誕……

第2回国会 文化委員会 第11号(1948/06/15、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 未だ衆議院案としても再檢討を必要とするところもあり、まだその時期ではないと思います。
【次の発言】 用紙割当乃至著作出版に関しては、本委員会は、すでに国政調査の承認も得ており、決算委員会と連合審査会を開くことよりも、その法案を極力本委員会に付託されるよう努力されんことを希望します。
【次の発言】 外國の勳章、記章を授與されている者がこれを佩用する場合、内閣総理大臣の認可を必要とするとあるが、その理由いかん。また今までに授與された勳章は、今後どうなるか。さらに勳章を授與された者の数はどの位かお伺いします。

第2回国会 文化委員会 第13号(1948/06/19、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 この「勤労」という字を入れるか入れないかという問題は、先ほど佐藤君が指摘せられたように、この理論鬪爭はすでにもう何回となく繰返されたのであります。私はあえてこのことを再び繰返そうとは思いませんが、今佐藤君並びに玉井君のお言葉の中にもあるようにメーデーがなくなつたという言葉がありましたが、そういう見地から見てもこの勤労ということの中に、労働階級というものが含まれておることは疑いもないことと思います。從つてそういう意味において一階級を代表するというものを國家の祝祭日の中にあえて挿入する必要はないと考えます。これに対してあえて深くこれ以上私は理論鬪爭を続けようとは思いませんが、こ……

第2回国会 文化委員会 第14号(1948/06/22、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 秋分の日は二年おきに九月二十三日と二十四日に変り、春分の日は三月二十一日と二十二日のいずれかに変更が起り得る関係上、祝日を三月二十一日あるいは九月二十三日と固定することは妥当でないと思います。從つて三月二十一日は二十二日に九月二十三日は二十四日に変り得るように天文学的見地から春分の日、秋分の日を定めた方が妥当と思います。
【次の発言】 たとえば「成人の日」は満十五才に達したときとか、あるいは満二十才に達したときということを説明する必要があると考えます。殊に從來なかつた祝日については、十分國民に納得のいくようになすべきであります。

第2回国会 文化委員会 第17号(1948/06/30、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 民主自由党を代表いたしまして、栄典法案に賛成の意を表します。今回の栄典制度の制定は、新憲法がその附嘱します諸法律によりましてさらにその完成をし得るものでありまして、この点からもきわめて重要な法典であろうと思います。終戰後の一時的な混乱を脱して思想的に経済的に再建の光明を見出そうといたしておりますときに、これらの國民の中でその功労顯著と認められる者に対して表彰の途を講じ、もつて國民の志氣を振作し、道義の高揚をはかることは、刻下の緊要事と考えるのであります。從いましてこの趣旨に則りまして本案に賛成をいたすのでありますが、從來の栄典制度の運用がとかく官尊民卑の弊風にとらわれており……

第2回国会 文化委員会 第19号(1948/07/02、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 当用漢字は、内閣の訓令あるいは告示によつて実施することを進められておりますが、先ほどのお話によりますと、この訓令ないし告示というものは、当用漢字の法的に拘束する法的根拠は決してもつておらぬのだというお話を承りました。現実の面にぶつかりまして、たとえば子供が産れると赤ちやんの名前を役場に届けにいく。そうすると係員が、これは当用漢字ではないといつて受けつけないのであります。現に私はそういう苦い経験をもつておる。これについて、どういう見解をもつておるか。吏員あたりが間違つておるならば、そういう考えは間違いであるということについて、あなた方の方から何らかの措置をとらるべきでなかろう……

第2回国会 文化委員会 第20号(1948/07/03、23期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 請願、陳情書の採否を決してはいかがとの意見であるが、本日は時間も大分遅くなつたので、明日午後二時より委員会を開いて決めたい。

第2回国会 文教委員会 第9号(1948/06/07、23期、民主自由党)

○佐々木盛雄君 教職員の恩給増額に関する請願であります。教職員の恩給受給者は、教壇に立つことを天職と心得まして、薄給に甘んじて專念いたしておつたのでありますが、インフレ高進の今日、現在の恩給額ではどうしても生きていくことができないのであります。つきましては、現在の恩給を三十倍に増額願いたいというのであります。すなわち教職員が最も薄遇されておりまして当時の待遇を基準とした恩給額でありますので、物價がすでに六十倍以上、俸給もまた三十倍以上になりました今日、昔のままの少い恩給額では、どうしても生活ができません。また教職員は、官吏同樣、在職中は專任で、営利的收入のある事業を営むことを許されなかつたので……

第3回国会 厚生委員会 第1号(1948/11/09、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐々木委員長 ただいまより会議を開きます。  議事に入るに先だちまして一言ごあいさつ申し上げます。  不肖佐々木盛雄去る十月二十三日議長指名によりまして、はからずも厚生委員長の職を汚すことになりました。もとより浅学菲才でありますが、幸いにして大過なくその職責を果したいと存じます。何とぞ委員各位の御支援と御鞭撻のほどをお願い申し上げる次第であります。(拍手)
【次の発言】 引続き理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの山崎委員の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認めます。それでは    大石 武一君  田中 松月君    山崎 岩男君 の三名を理事に指名いたしま……

第3回国会 厚生委員会 第2号(1948/11/16、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐々木委員長 それではこれより会議を開きます。  まず理事追加選任の件を議題といたします。おはかりいたします。この際理事を一名追加いたしまして、その互選を行いたいと存じまするが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、理事一名を追加選任いたします。
【次の発言】 ただいまの大石君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは野本品吉君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に麻藥取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。政府より提案理由の説明を聽取いたします。林厚生大臣。
【次の発言】 次に本案に対する質疑に入ります。質疑は通告順によつて許します。榊原亨君……

第3回国会 厚生委員会 第3号(1948/11/18、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐々木委員長 これより会議を開きます。  まず麻藥取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。質疑を許します。田中松月君。
【次の発言】 ほかに質疑はございませんか。――ないようでございますから、これにて質疑を打切りたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がなければさよう決定いたします。  次に本案に対する討論に入るはずでありますが、討論につきましては別に通告もございませんので、これを省略してただちに採決に入りたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がなければ、麻藥取締法の一部を改正する法律案の採決をいたします。  本案を原案通り可決することに賛成……

第3回国会 厚生委員会 第4号(1948/11/24、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐々木委員長 ただいまより会議を開きます。  まず公報掲載の請願日程の審査に入ります。日程第三文書表第一一八号、日程第五文書表第一五二号、日程第六文書表第一五三号、日程第七文書表第一五四号、日程第八文書表第一五五号、日程第九文書表第一七一号、日程第一〇文書表第二〇八号、日程第一二文書表第二三〇号、日程第一三文書表第二三一号、日程第一六文書表第二四八号、日程第一七文書表第二四九号、日程第一九文書表第二九〇号、日程第二三文書表第三二六号、日程第二五文書表第三三七号及び日程第二六文書表第三四九号、以上十五件の國民健康保險の診療施設に対する國庫補助増額の請願を一括議題といたします。これらの各請願につ……

第3回国会 厚生委員会 第5号(1948/11/27、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐々木委員長 それではただいまより会議を開きます。  体用は医療制度、医療資材及び兒童問題等に関して、厚生当局より説明を伺う予定でありますが、便宜上委員各位よりの質疑に感ずる形式で説明を求めることにいたしました。よつて通告順に発言を許します。山崎道子君。
【次の発言】 それでは輸血に関する質疑はこの程度にとどめまして、次に移ります。なおこの際各委員に御了解を求めておきたいのでありますが、先刻來御承知の通り、速記が時間的に非常に制約を受けておりますので、質疑はなるべく切り詰めて簡単にいたしていただくことをお菊の毒ながらお願いしておきます。

第4回国会 議院運営委員会 第4号(1948/12/04、23期、民主自由党)

○佐々木盛雄君 きわめて簡單に申し上げます。御承知のように國家の予防接種という法律によりまして、ジフテリアの予防注射をやつたわけでありますが、その後中毒作用を起しまして、すでに八百数十名が罹病いたしまして、入院をしております百九十名の中で、十名が死亡、また麻痺症状を起しまして片輪になつている者が今のところ百名ばかりあります。かような重大な問題でありまして、この間におきましては、薬の調剤その他におきましても、非常な手落などもあるようなことがありますし、現地では今たいへん問題になつております。ぜひとも実情を調査して、これに対する善後処置をはかりたいと考えておりますので、もし最初に出しました期間が長……

第4回国会 厚生委員会 第1号(1948/12/04、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐々木委員長 これより会議を開きます。  まず理事補欠選任の件を議題といたします。お諮りいたします。去る十一月二十六日に理事大石武一君、同じく二十七日に理事野本品吉君が委員を辞任されたので、その補欠選挙を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認めまして、理事二名の補欠選挙を行います。
【次の発言】 ただいまの山崎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは村上清治君及び去る二日委員に再指名いたされました野本品吉君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に本委員会の運営を円滑ならしめるために、衆議院規則第九十四條により、國政調査承認を要求いたしたいと存……

第4回国会 厚生委員会 第2号(1948/12/11、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐々木委員長 これより会議を開きます。  まず理事補欠選任の件を議題といたします。お諮りいたします。去る十二月八日の理事村上清治君、同じく九日に理事野本品吉君が委員が辞任いたしましたので、その補欠選任を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、理事二名の補欠選挙を行います。
【次の発言】 ただいまの榊原君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 それでは去る八日委員に再指名いたされました村上清治君及び十日委員に再指名いたされました野本品吉君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に社会保障制度審議会設置法案を議題にいたします。まず政府より提案理……

第4回国会 厚生委員会 第3号(1948/12/13、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐々木委員長 これより会議を開きます。  本日はただちに日程の議題に入る予定でありまするが、松谷天光光君より発言を求められておりますので、この際社会扶助に関する件を議題といたします。
【次の発言】 本件に対する質疑はありませんか――それでは次に武田委員より生活保護法に関して発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 それでは本日の日程に帰りまして療術行為に関する調査機関設定の件を議題といたします。武田君。
【次の発言】 次に日程第二、予防接種副作用問題に関する件を議題といたします。榊原委員より発言を求められております。榊原君。

第4回国会 厚生委員会 第4号(1948/12/22、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐々木委員長 それではこれより会議を開きます。  不良藥品取締に関する件を議題といたします。質疑は通告順にこれを許します。榊原君。
【次の発言】 申し上げます。濱野予防局長が参りましたので、関係事項の質問をお願いいたします。榊原君。
【次の発言】 速記を止めてください。
【次の発言】 速記を始めてください。
【次の発言】 なお榊原委員に申し上げておきますが、厚生大臣は間もなく御出席とのことであります。
【次の発言】 申し上げますが、ただいま厚生大臣が御出席になりましたので、ただいまの質疑を打切りまして、厚生大臣に対する質疑に入ることにいたします。  なお厚生大臣に対する質疑は、議事運営の必要……

第4回国会 厚生委員会 第5号(1948/12/23、23期、民主自由党)【議会役職】

○佐々木委員長 ただいまより会議を開きます。  昨日参議院より送付されました参議院提出による健康保險法の一部を改正する法律案を議題といたし、審議いたしまするが、國会法第六十條の規定に基きまして……。
【次の発言】 まず提案者より提案理由の説明を承りたいと存じます。参議院議員塚本重藏君。
【次の発言】 次に本案に対する質疑を許します。榊原亨君。
【次の発言】 それではさようにとりはからいます。齋藤晃君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。角田君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか――委員長から承りまするが、ただいま各委員から御要求の審査の資料の提出までに、どれくらい時間がかかりますか……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 運輸委員会 第5号(1949/04/14、24期、民主自由党)

○佐々木盛雄君 福知山線黒井駅施設拡充につきまして関係五箇町村初め関係町村民数千名の連署をもちまして、ここに請願を申し上げる次第であります。本請願の要旨は、福知山線黒井駅はすでに建設以来五十年を経過いたしておりまして、駅舎の老朽ははなはだしく、その上旅客、貨物の取扱い量も逐年増大いたしておりますために、宿舎、待合室が非常に狭小となり、事務運営の上に支障を来し、乗降客が多大の不便と危険を感じつつある現状であります。すみやかに駅舎、待合室を拡充し、跨線橋を新設されたいというのであります。本委員会におかれましては、何とぞ御審議の上、御採択あらんことをお願い申し上げます。  最後に政府委員についでにお……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1949/04/14、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 理事の補欠選挙は投票を用いず、委員長に一任いたしたいと存じます。
【次の発言】 ただいま受入れ態勢のことに関しまして御説明を承りまして、非常に意を強うした次第でございます。ところが先ほど御説明にもありましたように、昨年度におきましては、ソビエト当局との間に毎月五万人ずつの引揚げの協定があつたにもかかわらず、それがその数までとても達しなかつたのでありますが、そのためとうとう昨年は引揚げは完了しない。しかも対日理事会の発表するところによりましても、アメリカ当局の非常な好意によつて、毎月十六万人ずつの引揚げができるだけの船腹は、提供してやろうということを言つておつたのであります。……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1949/04/23、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 ただいま共産党委員からの御質問の趣旨も、もつともなこととは考えるのではおりますけれども、今日の日本の置かれておる立場から申しまして、遺憾ながらこの数字を明確に知ることは、困難な現実ではなかろうかとわれわれは考えるのであります。從つて今議題として取上げております海外同胞引揚げ促進、並びにこれに対する援護を決議しようとしておる考えからいたしますならば、ただいまの御質問は、後日政府当局に向つて正しく御質問を願うことにして、本日は何と申しましてもこの引揚げの決議案をすみやかに当委員会において可決いたしまして、これを衆議院の総意に基いて政府に傳達するようにはかりたいと考えますので、た……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第10号(1949/06/25、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 本日の委員会の議題は先ほどからわれわれに申し述べられた通りであります。決して横田君の質問だけが本日の議題ではないわけであります。われわれはただいままで長時間にわたつて横田君のために十分な質問の時間を割き與えたつもりであります。從いまして正午に休憩して横田君の質問を続行する必要はないと思います。すみやかに本委員会の議題について、進行されんことを望みます。
【次の発言】 私はそれに対して意見を述べる必要はありません。私は休憩に反対であります。議事進行について要望いたします。先ほど申しました趣旨によりまして、横田君によつてまつたく独占されたような形になつて、われわれは迷惑でありま……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1949/10/10、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 二、三お聞きしたいのであります。中共地区からの引揚げはもとより、他の地区からの引揚げも同樣でありますけれども、マツカーサー司令部を通じて懇請する以外にないことはわかつておりますが、従来中共地区からの引揚げを懇請するときには、総司令部を通じて、おそらくはソ連の政府に伝達方をお願いされておつたのじやなかろうかと思います。今までその交渉する相手方が、今言つたようなことであつたかどうか。それからまだ中共政権というものは、一般には承認されておりませんけれども、ソ連あたりは承認をしておるわけでありますから、ソ連から言うならば、国際的な人格を持つておると言うことが言い得ると思います。そこ……

第5回国会 外務委員会 第2号(1949/03/23、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 その調査の項目の中に、賠償に関する事項を含めていただきたいと思います。申すまでもなく、日本経済の再建整備のかぎを握ると思われる賠償問題は、きわめて重大であると思われますので、特にこの項目も含められんことをお願いいたします。

第5回国会 外務委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 この賠償に指定されたものもポーレー案とか、あるいはストライク案とか、ジヨンストン案とか、いろいろ変つて來ているようでありますが、賠償を指定されたものの指定の解除ということについて折衝されたものとか、あるいは向うからこれに対して何らかの意思表示があつたか、また見通し等につきましてお伺いいたしたいと思います。

第5回国会 外務委員会 第5号(1949/04/06、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 アメリカの移民法の改正の問題につきまして、外務当局より御説明を求めたいと思います。海外電報の傳えるところによりますと、アメリカの下院におきまして、去る三月の一日に移民法改正に関するジヤツド案なるものが可決されまして、上院に廻付したということであります。中華民國であるとかインド、フイリピンを除く日本、朝鮮、シヤム、インド支那、その他のアジア太平洋地域からのアメリカへの移民が今日禁止されている現情でありますから、このジヤツド法案によりますと、アメリカの移民法、國籍法におきまして規定されておりますこれらのアジア諸民族に対する人種的な差別待遇を撤廃するものでありまして、われわれはそ……

第5回国会 外務委員会 第7号(1949/04/20、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 さらにいろいろ関連して承りたいのでありますが、三十分という時間を私が独占することは、同僚諸君に対してまことに申訳ないことでありますので、私は関連事項の質問を他日に留保いたします。  さらに一点、一、二分だけ時間を拜借いたしたいと思います。それは本日の新聞電報によりますると、極東委員会が、來る五月三日をもつて日本の憲法改正が必要であるかどうかを、委員会及び日本國民が決定する最後の期間であるということを傳え、なお憲法改正の問題は日本人自身が考うべき問題であるというようなことを傳えておるわけであります。芦田内閣時代から、憲法改正の問題は幾たびか話題に供せられたところでありますが、……

第5回国会 外務委員会 第8号(1949/04/27、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 前回の本外務委員会におきまして、たまたま大野総務局長から、北大西洋條約に関する情報並びにこの條約の持つ國際政局上のいろいろな意義につきまして御説明がありました際に、私から北大西洋條約がアジアに、とりわけ日本に及ぼす影響につきまして御質問を申し上げたのであります。その席で大野総務局長は、問題の持つ重要性にもかんがみ、さらに大臣の意向などをただした上で、次の機会に答弁をしたいということを約束をされておつたのであります。從いましてたまたまお見えでありますから、本席におきましてその御答弁を願いたいと思うのでありますが、私は大野さんとの了解に基きまして、あえて反復して質問を繰返そうと……

第6回国会 外務委員会 第1号(1949/10/29、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 本日は外務大臣の御出席を要求しておいたのでありますけれども、不幸にして出席を得なかつたことをきわめて遺憾に思います。この機会に委員長に特に注意を喚起しておきたいのでありますが、過ぐる第五国会におきましても外務大臣が本委員会に出席されたことは、わずかに一回あるいは二回であつたことを記憶しております。どうも新国会法というのは常任委員会中心の行き方が正しい行き方であるにもかかわらず、ややともすると委員会というものが非常に軽視される傾向にあることをわれわれは非常に遺憾と思います。従いまして、委員長におかれましては今後委員会の要求を尊重されて、当該大臣が可能なる限り必ず出席するように……

第6回国会 外務委員会 第2号(1949/11/09、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 前回の本委員会におきまして、所管大臣の出席を満場一致要求しておいたのでありますが、不幸にしてまだ出席を得られませんでしたので、本日はやむを得ず、対日講和に関連する諸問題につきまして、いささか質問を試みたいと思うのであります。外相の出席がありませんので、根本的な外交政策の問題はなるべく避けまして、主として外交事務の問題や、法理論上の解釈論や、あるいは国際情勢に対する当局の認識等の問題につきまして、政府の見解をただしてみたいと思うのであります。  なお冒頭に前提をしておきたいと思うのでありますが、それは前回の当委員会におきましても、政府委員の注意を特に喚起しておきましたように、……

第6回国会 外務委員会 第4号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 新憲法下の国会の運営というものが、常任委員会が中心に行われることは申すまでもないことなのでありまして、従つて外政の最高機関でまるわが外務常任委員会が再三の要求にもかかわらず、事情のいかんは存じませんが、不幸にして所管外務大臣の出席がないことを、私は党派を越えた国民の立場から、国民代表たる立場から特にこの点を強調しておきます。従つてきわめて近い機会において、ぜひとも所管大臣の出席を求めたいことを野党の人とともに私も要求しておきたいと思います。  次に所管大臣がお見えでございませんので、政府委員にきわめて簡単に二、三の点だけをお聞きしておきたいと思うのであります。まず第一には憲……

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第8号(1950/02/23、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 今回長野の放送局が拒否されましたことは、長野放送局の持つ権限として、われわれはこれを決して責めるものではありません。ただその間に、政府が発表しております数字についてすら、客観性がないというようなことをおつしやつたために、その点について問題になつたのでありまして、あなた方が放送されるにあたりまして、ラジオ・コードに照し、そしてあなた方の立場から取捨選択され、どのような放送をされましても、それには国会といえども、何ら立ち入るべきではないと私は考えます。従つてその数字の点について、いささかあなた方の方におきましても、何と申しまするか、考え方の不行届きがあつた、粗漏の点があつたとい……

第7回国会 外務委員会 第1号(1949/12/21、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 先般来当委員会におきまして、問題になりました自衛権と憲法第九條の解釈をめぐる問題に関連してのことでありますが、このことはきわめて私は基本的なことであると考えますので、この際これに関連する問題をもう一応質問しておきたいと思います。  新憲法の第九條によりますと「国権の発動たる戰争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戰力は、これを保持しない。国の交戰権は、これを認めない。」ということを明記しておるのであります。これは国際紛争を解決するために、国際法上の戰争であるとか、あるいは武力に……

第7回国会 外務委員会 第2号(1950/02/01、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 まず最初に申し上げておきたいのでありまするが、私は本日の委員会におきまして、講和問題に関して質問をいたしたいから、所管大臣の出席を要求する旨通告いたしておつたのでありますが、不幸にして御出席がありません。事情のいかんは存じませんけれども、この国会の最も重要な問題が講和の論議であることは言うまでもないところでありまして、單に私は、與党とか野党とかいう関係において党人たる立場に拘束される前に、まず私は国民代表であるということの自覚に徹したいと考えております。従いまして本日はあえてこの問題を究明しようとは考えませんけれども、どうか委員長におかれましては十分愼重に考慮されて、今後と……

第7回国会 外務委員会 第3号(1950/02/08、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 本日は先ほど竹尾委員からお話のありましたコミンフオルムのアジアにおける活動と、日本における共産主義活動について、外務当局並びに法務府当局の見解をただしたいと考えておつたのでありますけれども、法務総裁は出席がありませず、また私はこれを了承いたしましたので、従つて本日は外務当局に対する一、二の点だけを簡單に質問をいたしたいと考えます。  まず第一にはアジアにおける共産主義勢力の現況につきまして、御説明を願いたいと思うのであります。すなわちソ連共産主義勢力のアジアヘの南進政策は、中国大陸を制圧いたしました。中東を根幹といたしまして、漸次東南アジアに進出の動きを示しておりまして、仏……

第7回国会 外務委員会 第4号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 私は本日時間も迫つて参りましたので、特にただいま私が非常に驚きの中において受取りました中ソ同盟條約締結をめぐる日本政府の見解について、一、二点だけ五分間くらい簡単に御質問いたしたいと思います。ただいま新聞の報道によりまして、中ソ同盟條約の内容というものの全貌が明らかにされたわけでありますが、これによりますとこの條約は明らかに日本の帝国主義の復活ということを想定し、並びにそれと結びついた他国というものを想定して、中ソ両国間に共同防衛の軍事的とりきめを行つたものであります。われわれは新憲法によりまして一切の軍備を放棄いたしまして、身に寸鉄を帯びざるところの非武装の国家として、か……

第7回国会 外務委員会 第5号(1950/02/22、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 吉田総理大臣は、一両日前のわが民主自由党の役員会あるいは閣議等におかれまして、中ソ同盟の出現によつて、戰争の危険性が急迫したかのごとくに説く者があるけれども、これは一部の謀略的な宣伝であつて、自分の見解によると、戰争はここ数年間は起らないと思う旨のことを、披瀝されたとのことであります。国民一般はこの総理の言葉に非常な関心と期待を抱いておるものと考えます。なぜかならば、もし起るといたしますならば、この次の世界戰争というようなものの性格が、非常に悲惨な、文字通り人類の最終戰の様相を物語つているときに、たまたま日本並びに日本と結ぶ国々を対象といたしました中ソ軍事同盟が出現いたしま……

第7回国会 外務委員会 第13号(1950/04/03、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は川村政務次官に重大問題でありますから、一点念のために伺つておきたいと思います。それからもう一つ私は議事進行に関して所見を申し述べて、委員長の善処を要望したいと思います。  先ほど川村政務次官は答弁の中で、聽濤委員の請願の趣旨には賛成でありますという旨のことを答えられ、続いてこれを聞きおくということに訂正をされたのでありますけれども、その後のまた答弁中に趣旨には賛成だというようなきわめてあいまいな言葉を言つておられるのでありますから、たいへんな問題でありますから、私は念のためにもう一度訂正を願いたいと思います。請願の趣旨というものは、申すまでもなく全面講和でなければならぬ……

第7回国会 外務委員会 第14号(1950/04/05、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 本日の日程に従つてすみやかに議事を進められんことを願います。
【次の発言】 実はこの法案の草案をけさほどいただいたようなわけで、詳しいことを読んでおりませんので、まことに遺憾に思うわけでありますが、逐條的に二、三質問をしてみたいと思います。  第二條に関連しての質問でありますか、これによりますと「特別の必要がある場合においては、政令の定めるところにより、予算の範囲内において、前項に規定するものの外、在外事務所を増置することができる。」ということになつておりますが、外務当局におかれましては、アメリカにおいて、さらに他の場所において、このような事務所を増設しようというようなお考……

第7回国会 外務委員会 第16号(1950/04/19、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はソ連にある未引揚者の問題について、数字について承つておきたいと思うのでありますが、私の質問は、共産党の立場とはまつたく別の見解からお聞きするわけであります。私の今までいただきました資料によつて概算をいたしましたところ、終戰時におきまする日本人の数が五十九万四千、そのうち終戰の一九四五年において、現地において釈放された者が七万八百八十人、それから一九四六年十二月一日から一九四九年の五月一日までの間に引揚げを完了いたしました者の数が、四十一万八千百六十六名、その後、昨年の五月から十一月までの間で、当時九万五千人を帰すという約束をソ連側が行つておつたわけでありますが、実際帰つ……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第4号(1950/07/28、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 議事進行に関して……。
【次の発言】 未帰還同胞の引揚げ促進に関しましては、当委員会は可能なる限りの全幅の努力を各位とともに尽して参つた次第であります。そこで先ほど来問題になつております引揚者の大会に関連いたしましても、全国各地から留守家族の方が多数お集まりになりまして、先般は吉田総理大臣にも直接面会されまして、総理大臣からは万全の努力をするという力強き御答弁があつたのでありますが、留守家族の皆様方は、ひたすら政府当局が今後どのように努力してくれるだろうかという政府の今後の措置に対しまして、非常な関心をお持ちのことと考えますし、留守家族の皆様方のお気持に対しましては、われわ……

第8回国会 外務委員会 第2号(1950/07/21、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 北鮮軍の南鮮侵略に際しまして、アメリカを初め国際連合が国際正義の立場からとりました毅然たる行為というものは、われわれの非常な喜びでありますと同時に、これによつて日本の進むべき道がおのずから開かれたかのごとき感を深くするのであります。しかしながらこれと同時に先ほど植原委員から指摘されました通り、国民の間には大きな不安と脅威の念が一面高まりつつあることも、また否定できないと思います。私は次に三つの点を取上げまして、この際総理の見解をただしたいと思います。  まず第一には朝鮮事件が全面的な米ソ戰争ないし第三次世界大戰に突入するというような危險性について、いろいろ論議が行われており……

第8回国会 外務委員会 第4号(1950/07/26、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 先ほど来論議されておりまする義勇軍に関連する問題でありまするが、これは先般本国会におきまして、吉田総理から義勇軍は許さない方針である、こういうことを明らかにされたことによりまして、一応義勇軍をめぐる世上の論議も終止符を打つたかのごとき観を呈しておつたのでありますが、その後田中最高裁判所長官の、法理論上は義勇軍に参加することも決して違法でないという談話の御発表によりまして、再びここに義勇軍をめぐる問題が非常な国民の話題となりこれがひいて世道人心の上にも非常な好ましからぬ影響を与えておるようでありますので、私はこの際明らかに政府の見解を求めたいと思うのでありまするが、本日は不幸……

第8回国会 外務委員会 第5号(1950/07/29、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 先ほど菊地委員から御質問になつていることに関連して承つておきたいと思いまするが、新憲法によりまして一切の軍備を放棄した日本の平和と安全をどうして、保障するかということに対しましては、憲法第九条の解釈をめぐつて自衛権の問題が相当長期間にわたつて活発に論議されて来たのであります。私は菊池委員とはまつたく別の見解を持つものでありまして、前回の当外務委員会におきまして、大橋法務総裁から自衛権の発動としての今度の防衛軍ないし義勇軍といつた種類のものが、当然自衛権の持つ本来固有のものとしての特殊なる性格から言つて、認めらるべきであるという主張をなさつたことは、今日朝鮮の事態が国民の重大……

第8回国会 外務委員会 第7号(1950/11/01、24期、自由党)【議会役職】

○佐々木(盛)委員長代理 伊藤郷一君。
【次の発言】 佐々木盛雄、菊池義郎、並木芳雄の三委員は、第八臨時国会の終了後、外務委員会から中国、四国地方における賠償指定工場視察に派遣され、八月十七日東京出発視察日程全部を終了、同月二十六日に帰京いたしましたが、私はここに派遣委員を代表いたしまして、きわめて簡單にその結果を報告いたします。  八月十七日は名古屋中日本重工業株式会社の大江、岩塚賠償指定両工場を視察いたしました。両工場とも民需に転換、前者は進駐軍用バス及び小型の自動車の車体を、後者はスクーターを製造中であります。古見工場は閉鎖、大幸工場はミシンに転換しております。  八月十八日神戸川崎重工……

第9回国会 外務委員会 第1号(1950/11/25、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 多くの委員諸君は、政府委員に対して政策的なことは聞かない、あるいは尋ねても答弁を求めることはむりであるというふうな発言をされておるようでありまするが、私は本日はわが党切つての有能な草葉政務次官もお見えになつておりまするし、かつまた新憲法におきまして外交関係を処理するのは政府の職権でございます。特に吉田総理大臣は今日講和会議を控えまして、まつたく寧日なきありさまでございまして、このときにおきまして草葉政務次官は吉田総理にかわつてこの外交関係を処理すべき立場に立つておられるわけであります。従つて大いに政策的なことも担当されておるわけであります。あなたは今日の清和会議に臨む国民の……

第9回国会 外務委員会 第2号(1950/11/29、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 議事進行について発言があります。ただいま委員長の発言によりまして、ただいまの審議は「朝鮮動乱とわれらの立場」といういわゆるこの外交白書なるものを中心としてこの問題に論議を限定して議事を進めることになつたはずでありますが、ただいま承つておりますと、川上君の質問は一般的な質問である。従つて一般的な質問は通告順にこれを許すことにおとりはからいを願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど来社会主義陣営の人々から、「朝鮮の動乱とわれらの立場」というものが非常に主観的に書かれておるということをおつしやつておりまするが、これはソビエト・ロシヤという国が世界に比類ないところの思想、経済、政……

第9回国会 外務委員会 第3号(1950/12/02、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 きようは国務大臣たる大橋法務総裁に承つてみたいと思います。これはこの前に外務委員会のときに外務省政府委員に質問いたしましたところが、法務総裁に聞いてくれということであつたので、ここで繰返し御質問するわけであります。それは昭和二十年の勅令第五百四十二号並びに三号によりまして「「ポツダム」宣言ノ受諾ニ伴ヒ発スル命令ニ関スル件」によりますと、「政府ハ「ポツダム」宣言ノ受諾ニ伴ヒ連合国最高司令官ノ為ス要求ニ係ル事項ヲ実施スル為特ニ必要アル場合ニ於テハ命令ヲ以テ」勅令とか閣令とか、または省令を公布することができるという規定があります。そこでかりに日本政府が最高司令官の覚書を誤認する、……

第9回国会 外務委員会 第4号(1950/12/06、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 在外公館の借入金の問題について、この調査の進行状態についていろいろ聞き合せ、照会をいたしますると、ことごとくこれは秘密事項であるというふうにして教えてくれない。先般も私は具体的な問題を持つて行つたわけでありますが、管理局においては何らこれに対して誠意あるところの態度を示さない。やがてこれは政府から地方長官を通じて発表するから、それまで待て、こういう話であります。何がゆえに一体かくのごとき問題に特に秘密を守るという必要があるか、もう少し親切に実情について教えるというような態度が必要じやないかというように思いまするが、それらの点についてお答えを願いたいと思います。

第10回国会 外務委員会 第1号(1950/12/13、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は外務省に大体三つの問題につきまして、簡單に承ります。  ます第一は先ほども政務次官から御説明のありました日本人の捕虜引揚げの問題……。
【次の発言】 私は外務省の引揚げを担当しておられる事務当局の方に、もつぱら事務の問題で承りたいと思います。未帰還者三十七万名のうち、三十一万六千三百三十九名までの調査が政府当局の手によつて完成されたということにつきましては、私は心からの敬意と感謝をささげるわけであります。そこで私はこの際承つておきたいのでありますが、この調査の基礎資料というものが、留守家族からの届出であるとか、捕虜の通信であるとか、その他現地の通信、ないし未帰還者に関す……

第10回国会 外務委員会 第2号(1951/01/31、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はこの際委員長に要望かたがたひとつ注意を喚起しておきたいと思うのであります。それは先ほどの北澤君の熱心な御質問にも非常な時間の制約が加えられておるようでありますが、講和問題はきわめて重大な国の運命に関する問題でありますから、十分審議の時間を與えるように、そのためには場合によつては一人の委員で一日を費してもいいと私は考えております。しばしばこういう委員会を持つことによつて、時間的な制約をなるたけ少くするというふうなとりはからいをお願いいたしたいのであります。この点を強く要望いたしまするが、しかし本日はせつかくスケジユールが組まれてしまつておるそうでありますから、そのスケジユ……

第10回国会 外務委員会 第3号(1951/02/06、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はこの機会に法務総裁に一言お聞きしておきたいと思うのであります。それは先般たまたま私が動議提案の趣旨を弁明、説明いたした関係もございまして、ただいま懲罰委員会におきまして問題となつておりまする共産党議員川上貫一君の、議会内におけるところの言動に関してのことであります。川上貫一君の、二十七日でありまたかの衆議院本会議において行いましたところの、いわゆる質問演説なるものの内容をしさいに検討いたしまするときに、これがもし議院外において行われたといたしますと、少くともポツダム政令や団体等規正令に違反することはきわめて明白であります。連合国に対し事実に反し、破壊的な、欺瞞的宣伝を行……

第10回国会 外務委員会 第4号(1951/02/14、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 それでは御要望に沿いまして、きわめて簡単に結論だけを申します。実は昨日発表になりました吉田総理とダレス大使の間に交換されました日本の漁業問題に関する交換文書に関連して二、三承つておきたいと存じます。ちよつとお聞きしますが、農林省関係の方はお見えになつておりますか、いらつしやいませんか。――それでは主として外務省に関連する事項についてのみ承つておきます。  今度の交換文書の趣旨というものは要するに日本が、講和條約によつて独立して、漁業協定というものが正式に締結されるまでの自発的な措置としての暫定的な漁場の各種の制限を加えたものでありまして、さらにそのために関係各国のオブザーヴ……

第10回国会 外務委員会 第6号(1951/02/21、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私きわめて簡單に一点承りますが、私は何回となくこの委員会において意見を申し上げましたので、ただ政府当局のお考えだけを聞けばけつこうであります。民主党の芦田均君は、現行憲法の範囲内においての再軍備は可能であるということを主張しておられます。かつまた、たとえば金森徳次郎氏であるとか、あるいは一、二の憲法学者の中にも、これと同様の見解を述べておる方があるようであります。これは最近の新聞を通じてでありますが、これらに対しまして政府当局はどのようにお考えになつておるか。たとえば現行憲法第九条の解釈論によつて、自衛のための軍備はかまわないのだ、自衛のための戰争まで放棄したものではないの……

第10回国会 外務委員会 第7号(1951/02/28、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 関連してきわめて簡単に石黒さんに二点くらい伺つておきます。第一は先ほどの黒田君のような御主張もあるわけでありまするが、われわれの考えておりますところによりますと、賠償問題はその後いろいろな賠償使節団が参りまして、一番最終的には、われわれが記憶いたしますところによりますと、マツコイの声明によりまして、これ以上のものは日本から撤去しないという方針が決定され、しかもすでに持ち去られた分は、主として従来日本の軍工廠等の関係のものだけが持ち去られたのでありまして、総額から申しますと、最初に賠償に指定されたもののわずか三%、四%くらいなものにしか当つていなかつたように記憶しておるのであ……

第10回国会 外務委員会 第13号(1951/05/09、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 議事進行と関連して、あえて私はこの際政府の注意を喚起しておきたいと思います。先ほどの並木委員の対米覺書に対する島津政務局長の答弁を聞いておりますと、非常にロジツクにおいて合わない点があります。あなたはフル・テキストがないから正確な答弁ができないという主張をされている。その背後には、もし正確なテキストが入つたならば、これに対する政府の見解を表明する用意があつてのことだと私は考えるわけです。ところが第二段におきまして、この対米覺書なるものは、ソ連からアメリカに対して行つた意思表示であつて、第三国のものであるから、日本の関知するところではない、こういうふうな趣旨のことを述べられて……

第10回国会 外務委員会 第14号(1951/05/11、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は本日天野文部大臣の世界哲学を聞こうとは考えておりませんから、ほかに質問する人があつたらどうぞ……。
【次の発言】 私は、国際連合教育科学文化機関憲章を受諾することについて承認を求める件のみならずこれと類似の一般の條約締結にあたつての方式等につきまして、一般論としてひとり承つておきたいと思います。  今度の国際連合教育科学文化機関憲章を受諾することについて国会が承認を與えましたならば、これは憲法第七條に天皇の行う国事の中に規定いたしておりますが、第八項目の「批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認証すること。」という項目の対象となるのかどうかということをまず承りたい。

第10回国会 外務委員会 第15号(1951/05/16、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は、主として憲法の規定に対する解釈並びに外交上の手続の問題を西村條約局長に承りたいと思います。  今度の対日講和條約の調印の場所がどこになるかということは、まだわれわれの不幸にして知らないところであります。かりにこれが外国になりましようとも、あるいは東京で行われましようとも、條約締結にあたつては、もとより講和條約締結に対する全権委任状並びに信任状というようなものを出すことになると思うのでありますが、さよう考えてけつこうでありますか。
【次の発言】 そういたしますと、その全権委任状並びに信任状というものは、私は内閣の行う事務であろうと考えるわけでありますが、いかがなものでし……

第10回国会 外務委員会 第16号(1951/05/17、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はただいま総理が最後にお答えになりましたことに関連して承つておきたいと思つたのであります。ただいま他の質問者の意見の中にもありましたように、講和締結の前もしくは後において、衆議院の解散を行えというような論が一部に行われております。論者の言うところによりますと、第一には講和の前に国民の総意を聞くべきであるというようなことも申しておりますが、これは少くとも二年前の総選挙におきまして、講和問題をわれわれはひつさげて、国民の総意を聞いた結果が、わが党の圧倒的勝利となつて、今日の吉田内閣をつくつておるわけでありますし、その後の地方選挙等におきましても、国民の意向には何ら変化ないもの……

第10回国会 外務委員会 第17号(1951/05/23、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は対日講和条約に関連して伝えられております講和条約の草案を大体の構想として外務当局の見解を二、三聞いておきたいと思うのであります。もとより講和条約の成文は外務省に到着をしておりまして、皆さんも御承知のことであろうと考えられます。決して私はその講和条約の成文の内容について、本日ここで論議をするわけではございません。新聞に報道されておる程度の案文、構想を土台としてお聞きをするわけでございますかすら、条約の内容でないから、さほどかた苦しくお考え願わなくてけつこうだろうと思います。  まず承つておきたいことは、いわゆる条約草案として伝えられるものによりますと、今度の条約の締結によ……

第10回国会 外務委員会 第19号(1951/06/21、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は本日岡崎官軍長官の出席を要求しておいたのでありますが、不幸にして出席がありませんので、外務当局の見解をこの際明らかにしておきたいと思います。  私のお聞きいたしたいのは、このたびの追放解除の問題に関連してでありますが、もとより追放解除の事務は、外務省でなく、別の機関において担当されておつたわけでありますけれども、そもそも追放ということが指定されるに至つた源を考えますときに、ポツダム宣言の第六項目の規定に従つて、ポツダム宣言の受諾に伴う占領政策のために追放ということが行われておつたわけなのであります。従つてこの追放解除の問題も、外交上国際上重大な影響があると考えますから、……

第10回国会 懲罰委員会 第1号(1951/02/01、24期、自由党)

○佐々木盛雄君 ただいま議題となりました共党産議員川上貫一君の懲罰動議につきまして、動議提案の理由を御説明申し上げたいと思います。しかし昨日の本会議におきまして、提案の理由は一応御説明を申し上げましたので、なるべくこれの重複を避ける意味におきまして、簡單に要点だけを御説明申し上げることにいたしたいと思います。  川上貫一君が二十七日に、衆議院本会議におきまして政府の施政方針に対して行つたいわゆる質問演説なるものは、実は質問演説に名をかりた共産党テーゼの宣伝以外の何ものでもなく、そこに引用された事実は、日本政府並びに連合軍当局の発表とはまつたく逆のもでありまして、ことごとくが虚構と捏造の連続以外……

第10回国会 懲罰委員会 第2号(1951/02/02、24期、自由党)

○佐々木盛雄君 お答え申し上げます。まず第一に指摘しておきたいことは、これは憲法五十八條に違反をするということに重点を置きまして、ただその一つの事例として、百十六條及び百十九條を持ち出したのでありますが、国会法第百十六條におきますると、「その他議場の秩序をみだし又は議院の品位を傷けるときは」ということが示されておるわけでありまして、これはもとよりそういう場合において議長がこれを警戒し、または制止し、発言を取消させることができるということの規定でありますけれども、これらの行為が院内においてなすべからざる行為であるという点から、百十六條を私は引用したわけであります。さらにそれと関連いたしまして、百……

第10回国会 懲罰委員会 第7号(1951/02/17、24期、自由党)

○佐々木盛雄君 川上君の五十分間にわたる演説は、実は質問演説に名をかりた共産党テーゼの宣伝以外の何ものでもないと私が申したことは、あるいは一、二の点につきまして事実の通りのことがあるかもわかりません。しかしこの全体を通じて五十分間前後というものを通読いたしましたときに、そこから発見されるものは虚構と捏造以外の何ものでもないということを私は特に強調いたしたのでありまして、小さな、たとえば用語の一つ一つがどうのこうのという問題は、私は取上げたことはない。
【次の発言】 飛行共地の問題を川上君が読み上げましたのは、その前後におきまして、━━を中国や新鮮に対する━━━にしようと政府がたくらんでおる、こ……

第13回国会 外務委員会 第1号(1951/12/15、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は本年の夏のサンラランシスコにおける講和会議を幸いにしてオペラ・ハウスの一角から終始傍聴することができまして、またその後ただいま大村団長から報告いたしましたように、ワシントン等へ参りましてアメリカの国会の要人や、国務省や国防省の要人とも幾たびか会談する機会を得まして、そしてその間におきまして、米国並びに米国を初めとするところの自由主義国家陣営のソ連陣営に対するかたい決意のほどは、大村団長の報告通りわれわれは如実に痛感をいたしたわけであります。従いまして、そういう私たちの印象から考えましたときに、ただいまタレス大使や、スパークマン、スミス両上院外交委員が日本に来訪されており……

第13回国会 外務委員会 第2号(1952/01/30、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はこの際外務当局にお尋ねをいたしたいと思います。  まず第一には、近くモスクワで開かれるという経済会議に対する外務省当局の見解を求めたいと思うわけであります。モスクワ経済会議につきましては、伝え聞くところによりますと、外務当局といたしましては、経済会議の結果として経済上の収穫がきわめて少いという理由や、あるいは政治的にソ連の平和攻勢に利用される危険性があるというような点等からして、モスクワ経済会議に対しましては、きわめて消極的な態度をとつておるように見られるのであります。もとより米英圏とのかたい親善関係を結んでおりまする日本といたしましては、その経済的な収穫もきわめて限ら……

第13回国会 外務委員会 第3号(1952/02/06、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はただいま東京において進行中の日米行政協定について承りたいと考えるわけであります。ラスク氏の声明におきましても、この行政協定というものは決して秘密的なものではなくて、全部を日米両国民の前に公開するのだということを、言明されておるようなわけでありますが、ただいまのところどの程度の段階に進んでおるかという点について、概括的なお話を承りたいと思います。
【次の発言】 行政協定の目下進捗しつつある交渉の各條項について承るわけではありませんが、この行政協定の中に盛られておる趣旨に立つて、二、三の質問をいたしてみたいと思うのでありますが、簡單に項目だけを申し上げて、御返答を要求する次……

第13回国会 外務委員会 第4号(1952/02/13、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は大橋国務大臣に警察予備隊のことに関連いたしましてお尋ねしたいと思います。私は簡単に一問だけ質問いたしておきます。  実は昨日の吉河特審局長の説明なるものが昨日の夕刊の全紙を飾つておるようでありますが、この吉河特審局長の説明によりますと、日本共産党の警察予備隊に対する破壞工作というものが、つまり予備隊の内部から予備隊を破壊するという工作が、きわめて露骨に行われておるということを当局の言葉として言明されておるわけであります。こういう共産党の警察予備隊に対する破壞工作に対して、大橋国務大臣はどういうふうな対策をもつてこれに臨もうと考えられておるかという点。先般の委員会におきま……

第13回国会 外務委員会 第5号(1952/02/20、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は質疑を行いまする冒頭に外務当局に要求をいたします。同時に、幸いにしてわれわれの要望にこたえていただけまするならばけつこうでありますが、場合によりましては当委員会の総意に基いて御採択を願いたいと思うのであります。それは先ほど並木委員も申しておりましたが、軍隊の地位に関する北大西洋條約当事国間の協定、外務省條約局で出しております條約集第二十九集第八十巻、これは昭和二十六年の十一月に編集されたものであります。條約局に聞き合してみますと、英文の出版は出ておりますが、今もつて日本語の翻訳文は出ていないようであります。先ほど来当局の意見を承つておりますと、この北大西洋條約当事国間の……

第13回国会 外務委員会 第6号(1952/02/27、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は自由党を代表いたしまして、本法律案に賛成の意を表するものであります。平和條約の発効に伴いまして、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く賠償庁関係の諸命令のうちで、昭和二十六年政令第四十号、すなわち朝鮮総督府交通局共済組合の本邦内にある財産の整理に関する政令につきましては、当該整理がなお半年余りの時日を要し、当然平和條約発効後にわたると思われますので、この政令に必要な改正を加えて、條約発効後の法律としての効力を存続せしめようとする法案であります。また昭和二十一年勅令第二百八十六号、すなわち特定財産管理令につきましては、平和條約において戰犯未決中の財産管理に関す……

第13回国会 外務委員会 第14号(1952/03/28、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はこの際在日華僑に対する取扱いの問題について、一点だけ政府の見解をただしてみたいと思います。  ただいま審議中の出入国管理令並びに外国人登録法案によりますと、戦前から日本に居住しておる中国人も一般の外国人と同様に、日本政府に対して在留資格の取得を申請しなければならないことになつております。しかしながら戦前から日本に居住しております。中国人は、終戦前に日本政府の厳重な法令の制限のもとにおきまして厳密な審査の結果、永住の許可を与えられ、その後、長きは五十年、六十年、短かくも数十年にわたつて日本に滞在しておりまして、ほとんど日本人と少しもかわらないような生活を続けておるわけであ……

第13回国会 外務委員会 第15号(1952/03/29、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は出入国管理令及び外国人登録法に関連いたしまして、国籍問題についてこの際岡崎国務大臣の明確な御答弁を要求いたしたいと思います。  先般来本委員会におきましてこれらの法案の審議にあたりまして、いわゆる朝鮮人並びに台湾人を主とした国籍の問題につきまして非常に前途を不安がり、あるいは憂慮されている向きもあるようでございまして、それらの朝鮮人や台湾人に対しましてわれわれも心情は十分察するに余りあるわけであります。従いまして、この際私は政府の明確な答弁を要求いたしまして、それらの人々の人心安定にも資したいと考えるわけであります。  そこでこの国籍問題に関連いたしまして、今日まで各委……

第13回国会 外務委員会 第17号(1952/04/02、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は講和條約の効力発生後における日本とソ連との外交上の問題について、簡単に二、三点だけ承つておきたいと思います。主として條約局長から御答弁を願いたいと思いますが、本日は主として事務的なこと、あるいは国際法上のことに関連して承りたいのでありますから、そのおつもりで御答弁願いたいと思います。  そこでまず講和條約の効力発生と同時に、必然的に極東委員会というものは解消するものであると考えるわけでありますが、これは一体どうなるのか。同時にまたいわゆる総司令部の解消に伴つて、対日理事会というものもこれは当然解消になると考えますが、そういう場合における――先日も一部の新聞にも報道されて……

第13回国会 外務委員会 第18号(1952/04/11、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はきわめて簡單に一点だけ関連して質問しておきますが、ただいまの戸叶委員並びに小川委員に対する政府の答弁が、ややともすると誤解を招きはせぬかと私は考えますので、この際あえてこれを明確にする意味において、政府の見解を再確認しておきたいと思います。  先ほど小川委員は国際連合に加入する條件として、自分で自分の国を守るだけの軍備が必要ではないかというような御説でごさいましたが、これには私たちは賛成することはできません。なぜならば、一体国際連合ができた趣旨は、先ほど国務大臣が指摘したことく、近代戰争の性格からいつて、一体世界のどこに自分で自分の国をほんとうに完全に守り得る国がどれほ……

第13回国会 外務委員会 第19号(1952/04/16、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は自由党を代表いたしまして、ただいま議題となりました仲裁判断の執行に関する條約並びに国際計数センターの設立に関する條約の締結について承認を求めるの件につきまして、賛成の趣旨を申し述べたいと考えます。  まず第一に、仲裁判断の執行に関する條約に関しましては、われわれはさきにサンフランシスコにおいて締結を見ました平和條約におきまして宣言をいたしておるところでありまして、われわれは当然本條約に加入することを義務づけられておるわけでございます。さらにまた仲裁は当事者間に敵対感情をもたらすことなく、紛争に対し簡易かつ迅速に時宜に適した解決を與えることを特色としておりますし、わが国と……

第13回国会 外務委員会 第23号(1952/05/07、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は、先ほど来の同僚委員の質問に関連をいたしまして、一、二の点だけ簡単に質問いたしておきたいと思います。  まずソ連並びに中共と日本との間の通商貿易のことに関してでありますが、先ほど大臣もちよつと指摘いたしましたように、中ソ軍事同盟の性質から考えましても、かりに日本と中共、ソ連との間に貿易が再開されたといたしましても、はたして実際にどれだけの貿易が実現するかということは、きわめて疑問であると考えられますし、かつはまた、昨年のサンフランシスコにおける平和条約並びに日米安全保障条約、これを契機といたしまして、日本の進むべき国際路線というものはもう決定いたしたと思つております。そ……

第13回国会 外務委員会 第24号(1952/05/14、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は簡単に二点だけ承つておきます。  まず第一点は、先刻来問題になつております強制送還というものは、日韓交渉が何らかのとりきめに到達しない限り、実際の実現はほとんど不可能に近いのじやなかろうかという点であります。先ほどの大臣の御説明を承りましても、日韓交渉の過程において、韓国政府側は、日本の国籍を離脱するすべての旧朝鮮人は、ことごとく大韓民国の国籍を持つものである、という前提に立つておるようであります。しこうして今度の山澄丸における強制送還者の拒否事件も、この主張に韓国側は立つておるように思われます。従つてもしも韓国側が朝鮮人の国籍を明らかにするのでなければ受取らぬという主……

第13回国会 外務委員会 第25号(1952/05/21、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は本日の議題であります外国の領事官の認可状の認証の問題に関連をいたしまして、少しく外交官の身分の問題等に関連して承つておきたいと思う。  それは今日東京にありますソ連の代表部が、講和条約の発効と同時にすでにその存在する法的な根拠を喪失する、従つてそこには何らの外交特権というものは認められないという意味のことを外務当局は再三言明されました。そうして昨日の参議院における外務委員会の議事録を見ますと、すでに政府はその旨をスエーデン政府を通じてソ連への伝達方を申し入れた。ところがスエーデン政府はその伝達方を拒否して来たという意味のことが記録されております。しかりとすれば、すでに法……

第13回国会 外務委員会 第26号(1952/05/23、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は先ほど来問題になつております台湾、澎湖島の、いわゆる領土権の問題につきまして、まことに不可解な、理不盡な議論が行われておりますので、この際私は明確に承つておきたいのであります。  一体先ほどの御説明では、領土というものと領域というものが違うのだというふうなお話でありましたが、言い方によりましたならば、これは同一のものである。私は土地からなつた国家領域を領土という。海からなつた国家領域というものを、これを領海という。空からなつた国家の領域というものを、これを領空という。従つて領土というも領域というも、これは法律上は同じものである。これはいかなる国際法の通説に従いましても、……

第13回国会 外務委員会 第27号(1952/05/28、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 法務当局に時間の御都合があるようでありますから、一点だけ戰犯の問題に関して簡單に承つておきます。サンフランシスコ平和條約においては、すでに連合国側において決定した戰犯の判決に関しては、これを日本国において引継ぐことになつておつたのでありますが、今度の日華條約の議定書によりますと、これが除外されることになつております。従つて中華民国に関する限りにおきましては、中華民国の戰犯は当然日本側に引渡されるものと考えるわけであります。そこで日本側に引渡されますならば、これらの戰犯の身分というものはどうなるかという点でありますが、従来の国際法の慣行に従いましても、あるいは日本の国内的な法……

第13回国会 外務委員会 第29号(1952/06/04、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は時間の関係から、委員長の要請の関係から、委員長の要請に従いまして、岡崎外務大臣に対する質問は一点だけにいたしておきます。あとは政府委員から御答弁を願います。吉田首相がダレス大使にあてた書簡の中で、吉田首相は、「事実、中国の共産政権は、日本の憲法制度及び現在の政府を、強力をもつて転覆せんとの日本共産党の企図を支援しつつあると信ずべき理由が多分にあります。」と述べております。これに関連いたしまして、私は岡崎外務大臣の見解を明らかにいたしておきたいと思うのでありますが、この吉田首相が申し述べられたことに対しましては、私も同感であります。これに関連いたしまして、さらにもう一党承……

第13回国会 外務委員会 第30号(1952/06/06、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は自由党を代表いたしまして本案に賛成の意を表明するものであります。
【次の発言】 私は自由党を代表いたしまして本案に賛成いたします。
【次の発言】 私は自由党を代表いたしまして、日華平和条約に承認を与えることに賛成の見解を表明せんとするものであります。  中華民国は日本と交戦した連合国四大国の一つでありましたが、現在は台湾、澎湖島に施政を行う中華民国政府と大陸を支配する中華人民共和国政府との二つの政権が一つの主権を争つておるのであります。そして中華民国政府に対しましては、アメリカ初め自由主義国家陣営、その他を合せまして四十箇国近い国々が承認を与えておりますのに対し、中共政……

第13回国会 外務委員会 第31号(1952/06/11、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はこの際参議院議員の緑風会の高良とみ女史、衆議院戦員の改進党の宮腰喜助君、さらに帆足君等の、最近のソ連や中共における言動に関連をいたしまして、政府当局の見解を明らかにいたしておきたいと思います。  まず第一に、その中でも特に国民にいろいろな影響を與えておりますものは、高良とみ女史が、ソ連地区にはなわ十八万二千の残留の日本人同胞がおるということでございます。これがもし真実であるといたしますと、今日留守家族や遺家族にとりましては、まことに切実な重大問題でございます。従来ソ連代表部は、公にすでに千八百名の戦犯を残すのみであつて、その他の内地送還は完全に終了したという声明を発表し……

第13回国会 外務委員会 第32号(1952/06/12、24期、自由党)【議会役職】

○佐々木(盛)委員長代理 それではこれより本件に関する質疑を許します。

第13回国会 外務委員会 第34号(1952/06/14、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は昨日時間の都合上、外務大臣に質問を留保しておきました一問題だけを、この機会に一、二点に限つて質問いたしておきたいと思う。  それはただいま外務大臣のお話の中にありましたソ連代表部に関することでありますが、ソ連代表部はすでに法的根拠を喪失したのだという日本側の通告に対して、ソ連側から対日理事会は依然として解消していない、従つて存在の法的根拠があるのだという回答が参つたわけであります。かくして両者の見解はまつたく相対立して正反対になつてしまつたわけであります。そこで先ほどの大臣のお話のように、このソ連側の回答に対しても、わが方は依然としてその見解を堅持して一歩も讓らない、何……

第13回国会 外務委員会 第35号(1952/06/16、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はただいま議題となりました北太平洋の公海漁業に関する国際條約及び北太平洋の公海漁業に関する国際條約附属議定書の締結について承認を求めるの件に関し、自由党を代表して賛成の意見を申し述べんとするものであります。  本條約及び議定書の内容とその特質は、あくまでも公海自由の根本原則を確認しつつ、しかも常時資源の満限状態を維持するために、特定魚種の保存措置、漁獲の自発的抑止及び広汎な科学的研究を規定いたしておることであります。この條約を締結することにより、日本はカナダ及びアメリカ合衆国の地先沖合いの北太平洋水域における、おひよう、にしん及びさけの漁獲を自発的に抑止し、また日本及びカ……

第13回国会 外務委員会 第36号(1952/06/18、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私がかつてこの委員会におきまして、日華平和條約の審議に際して政府の見解を求めたのに対して、当時政府側の答弁しておりましたことと、ただいま政府委員から承ることとの間に、非常な差異が生じております。私は、中華民国の支配する領域は、台湾、澎湖島はもとよりのこと、中国本土をも含めておるという見解を中華民国側は主張しておるから、従つて日本も当然これを認めての今度の條約ではなかつたか、それを認めないことは国際信義にも反するのじやないかということを追究いたしたのであります。当時これに対して政府委員の方々は、まつたくあいまいな態度をおとりになつておつた。ただいま承りますと、明らかに中華民国……

第13回国会 外務委員会 第38号(1952/07/02、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は先刻来の諸問題につきまして、相当つつ込んでお話を承りたいのでありますが私は委員長に特に注意を申し上げておきますが、一体わが党與党は圧倒的多数を占めておりながら、最後になつていつでも、いつの委員会においても、必ず五分か三分の時間とか與えない。あとは野党の諸君が思う存分に質問をして、最後になつて、いつもわれわれは三分か五分で、いつでもあとまわし、かようなことは私は不公平きわまる扱いであると思う。野党の意向を尊重することもいいことでありますが、圧倒的多数を占めたわれわれの意向も十分反映するような措置をとられんことをまず冒頭に望んでおきます。  先ほど来、下田君から御説明のあり……

第13回国会 外務委員会 第39号(1952/07/30、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 大分時間も進みましたので、私はあまり体系的な質問はできませんが、断片的に二、三の点について政府側の見解をただしておきたいと思います。先ほど来国連軍の問題について質問がございましたが、私は並木君のごとくしかく簡単にこの裁判権の問題などを割切ることは困難であろうと思います。なるほど国連軍というものといわゆる駐留軍というものとは、法律上はまつたく別個の存在でありますけれども、おそらくは同一の人物が同一の基地において行動する場合において、国連軍としての性格と駐留軍としての性格を同時に持つことがあると思います。従つてそのような場合において、同一の基地内において二つの性格を持つた軍隊が……

第13回国会 懲罰委員会 第10号(1952/06/13、24期、自由党)

○佐々木盛雄君 私は自由党を代表いたしまして、昨日共産党議員林百郎君に対する懲罰動議を提出いたしましたにつき、提案者を代表して提案理由を簡単に御説明申し上げます。  最近、共産党員の院内における言動が著しき破壊的性格を露呈しておりますることは、憲法を破壊し、議会政治を蹂躙し、暴力革命を達成せんとする世界共産主義の鉄則より考えますならば、いまさら驚くに足らないところでありまするが、しかし国政の最高機関である国会におきまして、單にそれが共産党であるというだけの理由によつて、無責任きわまる言動をもしかりに放任いたしまするならば、国会の秩序と議院の品位はとうてい保存し得ないのであります。  去る七日、……

第13回国会 懲罰委員会 第12号(1952/06/16、24期、自由党)

○佐々木盛雄君 私個人は、共産党そのものに対する合法性についても、非常な疑問を持つております。しかしながら、私が先般出しました懲罰動議の理由といたしましては、そういう国会を否認し、暴力革命を達成しようという考え方の共産党であるから、従つて国会内において破壊的な言辞を弄することも、別に驚くには足らないけれども、単にそれが、いわゆる共産党であるというだけの理由によつて、そういう無責任な言辞を放置するにおいては、とうてい院内の秩序を保つこともできなければ、議院の品位を保つこともできないという点が一つと。さらにもう一つには、林百郎君の演説の中におきまして、議会政治を否認するごとき破壊的言辞が行われてお……

第14回国会 外務委員会 第1号(1952/08/28、24期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は中山マサ委員と西村調査主事と三人で関西、中国地方を視察して参つたのでありますが、そのうち伊丹飛行場拡張地域の問題と、大阪における接收物件の問題と、呉市の状況につきまして、簡單に報告を申し上げますと同時に、関係当局のこれに対する簡單な、要点でけつこうでございますから御答弁を願いたいと思います。  まず伊丹飛行場拡張に関する現地調査でありますが、御承知のように伊丹飛行場は大阪府の池田市と豊中市と兵庫県の伊丹市の三市の中央にありまして、飛行場が拡張される場合におきましては、農地の点におきましては灌漑面積約五百町歩に対する水路が切断され、関係部落数が三十有余、農家戸数が約二千戸……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会 第18号(1953/07/22、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は本日は外務大臣、それから犬養法務大臣、法制局長官の出席を求めておつたわけですが、都合によつて出席がございませんので、法制局の高辻第一部長が出席のようでありますから、かわつて御答弁を願いたいと思います。  私の質問いたしたい点は、昨日の岡崎外務大臣の自衛軍の問題あるいは保安隊の問題、これらの問題に関連をいたしまして、(「大臣を呼んだ方がいいよ」と呼ぶ者あり)ちよつと待つてください。私は主として違憲審査の問題等につきまして承つておきたいと思いますから、あえて政治的な御答弁がなくてもけつこうでございます。重大な問題ですから承つておきますが、まず第一に昨日岡崎外務大臣が、現行の……

第16回国会 外務委員会 第19号(1953/07/25、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 議事進行について。ただいまの委員長の動議の通り、やむなき事情で外務大臣は退席されましたので、質問の権利並びに順序等につきましては、本日の日程をそのまま留保されんことを望みます。

第16回国会 外務委員会 第20号(1953/07/27、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はこの外務委員会におきまして、国会を通じて非常に論議の焦点になつておりましたMSAをめぐる問題につきまして、かなり国民の間にも疑惑を投げかけておるようでありますし、会期も終りに近づいておりますので、この会期中に私は日本のおもむくところを明らかにいたしたい、こういう観点から大臣の所見を承つてみたいと思います。  まず第一に、結論を申し上げますと、私は憲法第九条の戦争放棄の規定に対する解決の問題でありますが、終戦直後のああいう混乱の中で新しい憲法がつくられ、そしてこれが国会を通過いたしたような次第でありまして、その後客観的にも主体的にも、非常な事情の変更が行われておるわけであ……

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/07/29、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 議事進行について。私はただいま問題になつております岡崎外務大臣の答弁の問題でありますが、なるほど岡崎外務大臣が、条約は国会において修正することもできれば、否決することもできると言つたその言葉、そのところだけを取上げますならば、これは国会に条約の修正権があろうはずがないのでありまして、少くとも外交官の経験を持つた人から申しますならば、これはまつたく初歩のことであります。でありますから、その点に関しましては少しく明確を欠く点があるかもわかりませんが、その後段におきまして、次第に説明を加えて行つて、その修正とは要するに修正の意思表示を決議することであるといつて、それを具体的に説明……

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/07/30、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はそのときに当委員会に出席をいたしておりました者といたしまして、そのときの真相を本日、昨夜御出席なさつた委員の方々にも申し上げて、了解を得たいと思います。なるほど先ほどおつしやいますように、池田正之輔君から質疑を打切つて、ただちに討論を省略して採決に入るべしとの動議がなされたのであります。これに対しまして委員長は、数日来の理事会の申合せによつて、本日は質疑を打切つて、そうして明日討論を行つて採決をすることになつておりますという事情の説明があつたわけであります。その後今日ここにおられます野党の諸君から、なぜ採決をしないのか、なぜ早く採決をせぬといつて委員長席に詰め寄つたこと……

第16回国会 外務委員会 第29号(1953/09/04、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 外務大臣はやむを得ない事情で外出されるとのことでありますから、関係の外務省の首脳部はそのまま残つていていただきたいと思います。  さて私はただいま保安庁長官がお見えになりましたので、主として保安庁長官を中心として質疑を行つてみたいと思います。  最近の休会中の旅行先で、緒方副総理は、保守隊の十三万ないし十五万という増強説を唱えられております。あるいはまた輿論も大体十三万から十五万くらいの計画を、当局においていたしておることを伝えております。さらには予備役制度まで考慮しておるとも伝え、あるいは徴兵制度まで考慮されていると伝えられておるわけでありますが、私はまことに重大な問題で……

第16回国会 外務委員会 第31号(1953/10/19、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は先ほど来問題になつておりました日韓会談につきまして、簡単に私の疑問を承つておきたいと思います。  まず第一に李承晩ラインでありますが、韓国側はしきりに一九四五年九月のトルーマン宣言を引合いに出しますして、すでにこういうラインの先例はあるのだということを主張いたしておるようでありますが、トルーマン・ラインにいたしましても、あるいはさきに日米加漁業協定が締結された際におきましても、そのラインというものの性格が、韓国の主張する場合と非常に性格を異にいたしておる、すなわちむしろ魚族の保存ということが重点であつたように思うのですが、今度の場合におきましては韓国側は、李承晩ライン内……

第16回国会 外務委員会 第32号(1953/10/28、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は本日は木村保安庁長官を中心として少し承りたいと思つたのでありますが、不幸にして所用があるそうでありますから、外務大臣と海上保安庁と水産庁に対しまして、簡単に二、三の点だけを承つておきたいと思います。  まず第一に外務大臣に対してお伺いいたしたいのは、先刻来各委員からも熱心に発言のありましたように、李承晩ラインをめぐる日韓の紛争であるとか、竹島の問題というものは、単なる国際法上の論争の問題ではなく、単なる原則論の争いの問題ではなくして、まさに公海の上において、あるいは自国の領土の上におきまして、主権が不法に侵略を受けておる、こういうことは明らかに海賊的な行為である。私はき……

第16回国会 農林委員会 第25号(1953/07/29、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は千葉県におきまする農地の転用許可処分に関する点につきまして、政府の見解を承りたいのでありまするが、何分にも関係の政府委員がお見えになつておりませんので、私の質問は次会の適当なときにできるように、委員長におきまして、関係者の出席をおとりはからい願いたいと思います。

第16回国会 農林委員会 第29号(1953/08/06、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 他の同僚諸君から、蚕糸の問題についてまだ質疑が継続されるようでありますから、私は懸案の農地の問題について、簡単に質疑をいたしておきたいと思います。それは千葉県千葉郡の犢橋地区に起りました、農地を壊廃してコルフ場に便つたことに関連する農地法第五条との関連の問題であります。今農地課長がお見えのようでありますから、局長がお見えになつた後にまた伺うことにいたしまして、少し事務的なことを確かめておきたいと思います。  まず第一に、御承知だと思いますが、犢橋村の柏井から横戸の両地区にまたがりましたゴルフ場、これは戦争前にゴルフ場として約八十余町歩の敷地を持つておつたものが、戦争後農地に……

第17回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1953/10/31、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 ただいま田邊次長から御報告のありました遺族等援護法の適用の問題に関連をいたしまして、私は、未裁走者の問題につきまして、政府の基本的な物の考え方というの、並びに援護法の現行法の持つ欠陥につきまして、政府の所見を承つておきたいと思います。  ただいまお話のありましたように、支那事変並びに大東亜戦争に召集されて軍務に従事中疾病または傷痍によつて死亡した者は、内地、外地の区別なれ、公務死として、その遺族に対して弔慰金並びに年金を支給されたいという観点に立つてお伺いをするわけであります。申すまでもないことでありま3るが、軍人は一たび出征をいたしまするときには、いかなる命令に対しまして……

第17回国会 外務委員会 第5号(1953/11/04、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 政府と一心同体であるべき与党の立場から申しますと、いまさら保安隊の性格や憲法の解釈等について承ることも、できるだけ差控えたいのでありますが、私は承つておつてますますわからなくなつて参りましたので、私自身がまず自分の考え方を明確にいたしたいという立場から承つておきます。先ほど保安庁政務次官から御説明のありました軍隊の定義というものを、済みませんが、もう一度ちよつと御説明願いたいと思います。
【次の発言】 今のお話では、まあ通説でありましよう、常識的に政府はそう考えておるということでありますが、軍隊の定義としては、対外戦争本来の任務としての実力装備を持つたものといたしますと、今……

第17回国会 外務委員会 第6号(1953/11/07、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はただいまのお話に関連して、二、三の点をお尋ね申し上げたいと思います。ただいま問題になつておりますのは、兵庫県の香住港で、この間沿岸漁民、底びき漁船が十二月一日を期して、李承晩ラインを突破して強行出漁するということを申し合せたことでございます。これは私の選挙区で地元の関係もございますから、はつきりと承つておきたいと思うのであります。ただいまの水産庁のお話によりますと、何とかして安全出漁ができるように解決をいたしたい、こういうお話でございます。何とかしてという具体的の内容について、先ほど来いろいろお話がございましたが、外交交渉によつて、事前に円満出漁に行けるようた事態に到達……

第18回国会 農林委員会 第3号(1953/12/08、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はこの際委員長にお願いをいたして、そのおとりはからいを願いたいと存じます。それは今回政府が税制調査会の答申に基いて生糸に対する課税を計画いたしておるようであります。徴税の方法等につきましてはまだ承知をいたしておりませんけれども、これはわが国蚕糸業の重要性を無視した非常な暴挙であるとも考えられるのであります。従つてこういうことになりますと、農村経済に重大な影響を及ぼしますとともに、重要輸出産業としての蚕糸業の衰退もまた考えられるわけであります。従いまして、われわれといたしましては、ただいまのところ反対の見解を持つておるのでありますが、事きわめて重大な問題でございますから、こ……

第19回国会 外務委員会 第1号(1953/12/11、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 委員長の約束もありますし、大臣もお忙しいようですから、簡単に一点だけ伺つておきます。それは引揚げ問題に関連したことでありますが、日本とソ連との間は、未だ正式国交は回復しておりませんけれども、幸いにして赤十字社であるとか、その他の友好団体を通じて、引揚げ問題が円満に進捗いたしておりますことにつきましては、われわれもまことに喜ばしく思つているわけであります。つきまして非常に気にかかりますことは、今もつて帰つて来ない相当多数の残留同胞が中共地区にいることであります。従つて中共地区に残留する未帰還者の引揚げを、どういうふうにして促進するかということで、留守家族たちは日夜心を非常に悩……

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/03/15、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 ちよつと議事進行に関して私一言発言をしておきたいのですが、おそらくこの次に並木君の番に発言の順位がまわつて来るのじやないかと思うのです。私もこのMSA協定が上程されて以来ずつと出席しておりますが、すでに並木君の場合におきましては二回目の発言の順位がまわつて乗ております。私はこの前から申し込んでおるわけですが、いくらたつても自分の番がまわつて来ない。与党だから黙つておつたらいいじやないかという考えなのかもしれませんが、そういう考え方でなくて、与党、野党の別なく、真剣に国民の名において審議をいたしたいと考えるわけでありますが、一体一人の人が二時間も三時間もとつて、そうして与党で……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/03/16、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は保安庁長官に承りたいと思います。私がただいま承りますことは、直接にはMSAの協定そのものではございません。しかしながらMSAの協定と、それから今日月本が防衛力を強化しようとしておりますところのいろいろな措置というものは、私の見解によりますと、これは表裏一体をなすものであるという、私の良心と良識に基いてそういうふうに判断しておりますから、そういう観点から私は承るわけであります。MSAの協定にあまりとらわれないで御回答を願いたいと思います。  私は昨日法制局長官に承りましたが、自衛行動に対する解釈であります。本日また外務省の下田条約局長からも答弁がありまして、社会党の諸君な……

第19回国会 外務委員会 第23号(1954/03/23、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私もそれに関連してちよつと承つておきますが、先ほど私社会党の両派の諸君と相談いたしましたところ、明日に予定されておつたのが明後日になるそうでありますが、そしてかわりに副総理がお見えになるので、副総理に対しては各人三十分の持時間が認められている。これは理事会の申合せによることで、ついては左右両派で八人いるから四時間はやらなければならぬ、こういうような話でございましたので、もしそういうことになりますと、私は実際問題として明日逐条審議を朝から晩までやりましても、力をわれわれが貸しましても一日で上げることは無理だと思います。現実の問題として無理です。そうして明後日副総理に対して質問……

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/03/24、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 外務省の方に承りますが、この前文について質問をいたします前に、まずこのMSA関係協定と不加分の関係になつております。ただいまも問題になつておりました秘密保護に対する措置の問題があります。日本が何らかアメリカから提供される武器に対して秘密を守らなければならぬということは、MSA協定によつて厳格に命ぜられておると私は思うのです。そういう意味におきまして、まだ国会には上程されておりませんけれども、だたいまMSA協定に伴うところの秘密保護の法律を用意いたしておられるように思うのでありますが、まずこれは日本国内における一般の軍機保護ではなくして、MSA協定による限定されたものである。……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/03/25、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は他にもたくさんお聞きいたしたいことがあるのですが、今のような事情で、簡単に、あまり趣旨の弁明をいたさないで質問いたしたいと思います。  今回のMSA協定が本委員会にかかつて以来今日までの間、真剣に審議をいたしておるのでありますが、その審議の過程を通じてわれわれがはつきりと見ましたことは、MSA協定の受諾をめぐつて、今世界が二大陣営にわかれているその中にあつて、日本は中立政策をとるべきである、あるいはインドのような第三勢力の行き方をなすべきである、こういつた議論がかなり強く現われ、ことに学者の陣営などにおきましては、公聴会等におきましても、その説が非常に強く現われたことは……

第19回国会 外務委員会 第26号(1954/03/26、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 一、二点だけ伺つておきます。まず今度参ります顧問団の人数は六百名とか六百五十名とか承つたのですが、その内訳は、ただいまの御説明によりますところのこの三階級の中でどんなふうな内訳になつておるのか、わかりましたら御説明願いたい。
【次の発言】 ただいまの御説明で大体わかつたのありますが、武器の取扱い等の技術指導に携わる人は、日本がそれだけのことを習得してしまえばいらなくなるから帰るだろう。そうすると一年目ぐらいには半分になる、こういうお話でありましたが、そうすると半分になるというのは第二のクラスの人たちが大体半分になるということなのでありますか。

第19回国会 外務委員会 第27号(1954/03/27、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はきわめて簡単に承ります。第八条について字句について承りたいと思います。私はどうも第八条を日本語の条文通り読みまして、まことに難解な文章であると思います。何が何をするんだかさつぽり要領を得ないように私は考えるのであります。それで承りますが、第八条のまん中のところから申し上げますが、「自国の政治及び経済の安定と矛盾しない範囲でその人力、資源、施設」これは一体どこに通ずるのでありますか。それに続いて「及び一般的経済条件の許す限り自国の防衛力及び自由世界の防衛力の発展及び維持に寄与し、」というのは何が何に寄与いたすのでありますか。それからその後に続きます「自国の防備能力の増血に……

第19回国会 外務委員会 第32号(1954/04/07、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はMSA協定に基く秘密保護の法案そのものにつきましては、いずれ本格的の審議が始まつた際に承りたいと考えますが、本日はややそれにも関係のあることでありますが、基本的なことでありますから承つておかなければなりません。私は率直た意見を申しますと、MSA協定に基いて日本に秘密保護法を制定するということは、なるほど日米間の国際儀礼の立場から考えましても、あるいは日本独自の秘密保護の立場から考えましても、必要であろう、こういう観点に立つておるわけでありますから、これらを必要でないのだという観点の方々とは違つた見地から私は承るわけであります。しかし一面考えますと、私はまことにナンセンス……

第19回国会 外務委員会 第33号(1954/04/10、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 関連して、私は簡単に二、三点だけ大臣に承つておきます。先刻来他の委員からもお話があつたのでありますが、過日衆議院において原子力の国際管理に関する決議案が成立をいたしたのでありますが、この決議案に対して、同じ議員でありましても、政党の相違等によつてかなり考え方が違つておる、かように考えますので私は違つた見地から承ります。時間が非常に制約されておりますから簡単に申し上げますが、この決議案によりますところの原子力の国際管理、平和的利用並びに原子兵器の使用禁止ということは、おそらく人類のだれもが抱いておるところの共通の理想であろうと私は考えます。この限りにおきましてはいかなる政党の……

第19回国会 外務委員会 第34号(1954/04/14、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はアジア局長がたまたまお見えでございますから、ほかにも加藤さんの質疑があると思いますので簡単に緊急に御質問申し上げたいと思います。  それは本日いよいよ日本とフイリピン間の賠償交渉がフイリツピンにおいて行われるという重大な日であります。局長は御承知かどうか知りませんが、先日日本から送り出しました村田省蔵氏を首席全権とするわが方の代表団が到着して、きようから交渉を始めるというときに、フイリツピン側におきまして、この村田首席全権に対して非常な不満の意を表明しておる、こういうことでありますが、もとより着席全権に対しては国際慣例上フイリツピン大統領の承認ということが必要であろうと……

第19回国会 外務委員会 第41号(1954/04/26、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 並木君のただいまのお話は、御要望のようで質問ではないようですが、私は並木君と異なる観点から私の所信を申し上げて、あわせて政府の見解も明らかにしておきたい。その結果によりまして、わが党におきましても善処いたしたい、かように考えております。並木君は、このたびの防衛秘密保護法が言論界などに非常に濫用される結果になりはせぬかということを憂えておられる。おそらくそういつた気持に基いての御発言であると考えまして、その並木君の気持そのものは私も了といたします。また私自身がジヤーナリストの出身でもございますし、その点のことはわからないわけではございません。しかし、かりにただいまの並木君の修……

第19回国会 外務委員会 第42号(1954/04/27、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は先ほど法務省の説明員の御答弁でまことに重大なことを承りましたので、その点をひとつ明らかにいたしておきたいのであります。それは秘密保護法によるところの秘密というものは、これは自然秘であつて指定秘ではないのだ、こういう御説明でございました。私は今日までこの法案の審議にあたつて、この法案によりますところの秘密というものは明らかに指定されたものである、こういう考えに立つて審議を進めて参つておつたのであります。申すまでもないことでありますが、MSA並びに艦艇の貸借協定に基いて、アメリカから日本に供与され、貸与されるものについてのみのこれは秘密であります。しかもその秘密というものが……

第19回国会 外務委員会 第45号(1954/05/06、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 関連して。先ほど対米債務の問題が出ましたので、二、三点だけ承つておきたいと思います。  吉田総理、また岡崎外務大臣も、幾たびか国会を通して、ガリオア、イロアの援助物資は対米債務と心得る、こういうふうな答弁をなさつたように記憶いたしますが、私はこれは多分に政治的な含みがあつたものだと今日まで考えておつたのであります。おそらくはアメリカ当局におきましても、たとえば今日問題になつております賠償問題等がいよいよ現実の問題になつて来たときに、一応債務の形になつておる、これをそのときにおいて帳消しにする、ほかの賠償を請求する国々に対しましても、その賠償に優先してこれだけの債務を負つてお……

第19回国会 外務委員会 第51号(1954/05/17、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 関連をして二、三承つておきたいのですが、その前に承つておきますが、外務大臣はまた来るのですか。
【次の発言】 参りましたならば、どのくらいおりますか。
【次の発言】 私は比較的簡単に承りたいと思います。主として条約上の手続上の問題につきまして、ただいまの御答弁に関連して承つておきますが、もとよりこの協定そのものは、私たちの立場から申しまして賛成をいたしておるわけです。ただ考え方によりましては、憲法あるいは国会におけるわれわれの権限との間に重大な問題も生ずるというふうに私も承つておりますので、外務大臣が不幸にしておられませんから、私は下田条約局長から承つておきたいと思います。……

第19回国会 外務委員会 第54号(1954/05/22、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 ただいま戸叶君から質問されたことにつきまして私もきわめて簡単に伺います。趣旨において戸叶君とはやや考え方を異にいたしておりますけれども、この法律上の手続上の問題につきまして、なぜそのときに文句を言わなかつたかということを言われるのでありますが、占領当時でありますから、法的な手続に欠陥があつたということは率直に認められなければならぬと思うのであります。ただいま大臣であるあなたが外務委員長当時に、阿波丸に対する請求権を放棄するという旨の決議案をお出しになつて提案趣旨を御説明になつた。それに基いて吉田総理大臣が請求権放棄に関する協定ができたという報告をしたことがここにありますが、……

第19回国会 農林委員会 第13号(1954/02/19、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 先刻来法理論の点につきましては一応承つたのでありますが、私は法理論をしばらく去りまして、この際農林当局の事情を承つておきたいと思います。最近の傾向を見ておりますと、政府のあらゆる施策が大蔵省によつてほとんど支配されてしまつておる、こういう傾向が非常に強いようであります。あたかも今日、民間におきますあらゆる産業が金融によつて支配されていると同じに、政府というものがことごとく大蔵省の役人によつてあらゆる施策を牛耳られてしまつている、こういう傾向はいなめないところだと思います。そこで私は、法理論を去つてあなたに承つておくのですが、このたびの農業改良助長法の改正は、従来三分の二であ……

第19回国会 農林委員会 第14号(1954/02/24、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はただいま議題になりました米価の問題につきまして農林当局並びに大蔵当局に承つてみたいと思います。  先刻来もおそらく農業団体の代表だつたと思いますが、るる米価問題について御陳情になつておつたのであります。まことに米価の問題は農民の死活に関する重大な問題でございます。私は減収加算額の追加払いの問題について承るのでありますが、二十九年度の予算編成におきます大蔵省原案によりますと、二十八年度産米に対する減収加算額の支払いにつきましては、すでに払われた五百円だけにとどめるという説もあるようでありますし、また農林省独自の減収加算の方式によつて、五十三円でありますかを追加払いをすると……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第6号(1954/03/15、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私午後の本委員会においてゆつくり承ろうと思つたのですが、午後はほかの委員会もございますので、私は、同僚諸君に迷惑をかけてもいけないから、きわめて簡単に承つておきたいと思います。十分間ほどがまんを願いたいと思います。  私がただいまから承りたいと考えますることは、今度の補助金の臨時特例に関しまして、農林省の農業改良普及事業費の減額に対しまして承つておきたい。この点だけであります。申すまでもないことでありますが、日本の経済再建というものが食糧の増産の上に組み立てられねばならぬことは、もとより当然のことであります。そういう意味におきまして、農村施策の改善というものに留意いたしまし……

第19回国会 労働委員会 第43号(1954/11/16、26期、自由党)【政府役職】

○佐々木説明員 国会においでになつて証言なさることは自由だとは思いますが、私は詳しく専門的には存じておりませんが、他の委員会等におきましての私の経験を申し上げますと、たとえばイギリス大使館、アメリカ大使館等に働いておる日本の嘱託あるいは労務者等が、国会に出て証言をしようというときには、当然上司の許可を受けて出席するのが今日まで慣例になつおるようにわれわれは考えております。しかしこの問題は、単に労働省だけの問題というよりは、むしろ外務省とか、あるいは法務省当局の問題じやなかろうかと思います。詳しくは私存じ上げておりません。
【次の発言】 国会に出て御証言なさることは、自由と考えております。

第21回国会 外務委員会 第1号(1954/12/15、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 委員長、説明中だけれども、なぜ提案理由がついてないのですか。こういう市大なものを出すときは、たいてい提案理由がつくのですが……。
【次の発言】 これは閣議では承認してないのですか。
【次の発言】 けつこうですが、こういうものは大体文書に説明がつくのがあたりまえです。
【次の発言】 各条項にわたつて御説明を聞くこともけつこうですけれども、新内閣ができて、外務大臣がいろいろ外交問題に対して新しい重大な発言をなさつておられるのですから、その外交方針に関するわれわれの質問をするということが、本日の主たる目的だと思うのです。従つて、あとで提案理由が正式に出ましたら、われわれその文書に……

第21回国会 外務委員会 第2号(1954/12/16、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私はビルマとの平和条約の問題でもなく、また外交政策の問題でもないのですが、時間もありませんので、一言だけ外務大臣に伺つておきたい。というのは私は外務省に行つて驚いたのですが、今まで外務大臣の隣にあつた政務次官の部屋は、三階から四階の片すみに押し込まれてしまつておるのです。そうしてそのあとにあなたの側近と言われるいわゆる参与であるとか顧問の方々をお迎えになつたのですが、あなたは外交官の出身で、根が官僚的な関係か知りませんが、国会軽視というような傾向がありはせぬかと思うのです。御承知の通り代議士というものは国権の最高機関に携わつておる人間でありまして、従つて各省へ行きましても最……

第21回国会 電気通信委員会 第3号(1955/01/21、26期、自由党)

○佐々木盛雄君 ただいま問題になりました八鹿電報電話局新築等に関する請願につきまして、趣旨を御説明申し上げます。  この八鹿電報電話局は、戦後当地方の急速な発展と機械設備の進歩によりまして、機械室の狭隘と耐久力が懸念され、現在地方民の電話架設申し込みに応ぜられず、また女子職員の休憩室は寝室を充当しているような状態であります。近接地域の経済、文化的発展を著しく阻害しているのであります。つきましては、八鹿電報電話局を新築し、電話交換方式を共電式交換機に変更されたいというのが本請願の趣旨でありますが、何とぞ委員各位の慎重御審議の上、ぜひとも採択あらんことをお願い申し上げます。  なお本件に関しまして……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 外務委員会 第9号(1958/07/28、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私は社会党とはだいぶ立場を異にした観点から承わっておきたいのでありますが、結論から申しますと、今後日本の外務当局のとった外交方策というものは、その途中においていろいろな紆余曲折はありましたけれども、結論的に見て非常に成功であった、ソ連の拒否権にあって目的を果すことはできなかったが、少くとも参加した安保理事会の各国はソ連を除いて全員これに賛成するというわけで、世界の世論の支持を得た、これだけでも非常に効果があったと私は思います。しかしながらその途中におきまして、ややともすれば世の中には外務当局がその外交方針においてよろめいておるとか、あるいは首尾一貫しておらないというような、……

第29回国会 外務委員会 第11号(1958/08/30、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 先般来国連の総会に御出席願いまして、御奮闘いただきましたかいもありまして、幸いにして中東動乱も大戦の危険を招くことなく収拾策を得ましたことは、日本もその一翼を担当されておるわけでありまして、その点につきましては、私たち国民としても、特に与党の立場からも深甚な故意を表したいと思います。ただ私はその間にありまして、少し経過について一、二承わっておきたいと思うのであります。  あのノルウエー案が出ましたときに、日本の新聞には、岸総理大臣は条件付な賛成を表明されておりました。またわが党の内部におきましては、無条件の全面的な賛成の意向を表明された有力な方もございました。また現地から参……

第29回国会 逓信委員会 第10号(1958/09/11、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 関連して。私は電波の問題、あるいはカラー・テレビの問題につきましては決して専門的な知識は持っていないのでありますが、私たちの担当しております外交委員会等におきましても、すでに日本のカラー・テレビの海外、特に東南アジアヘの進出の問題が具体的な交渉に入って参りました。従いまして、私は本委員会の席を拝借いたしまして、主管大臣や当局からの意見を承わりたい、こういう考え方から出席をいたしたわけであります。  ただいま電波監理局長のお話を聞いておりますと、役人というのはこうも独断的なものかと、私は実はもうあぜんといたした次第であります。あなたのおやりになることは、おそらくは電波法に準拠……

第30回国会 外務委員会 第1号(1958/10/03、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 議事進行に関して。今われわれの理事会の申し合せによりまして、外務大臣はこれから開かれます予算委員会に御出席を願うことに両党の間で大体話し合いはできたようでありますが、私は、外務委員会本来の使命から考えまして、本日はせっかく両党の国会対策委員長の間において話のまとまったことでありますから、まずやむを得ないといたしましても、予算委員会が常に優先するのだというような原則を打ち立てることは、当委員会の権威に関することであり、従いまして事外交問題に関してはあくまでも当該委員会は外務委員会でありますから、外務委員会が優先するという鉄則に立って、今後ともかかる場合におきましては、委員長に……

第30回国会 外務委員会 第3号(1958/10/08、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私は、安保条約の改定をめぐる問題につきましては、この前の委員会おきにまして、藤山外務大臣に質疑をいたしまして、外務大臣のこれに対する答弁は私にとってはきわめて不満足ではありましたけれども、しかしながら、一方交渉の進行中の現段階のことも考えまして、本日は質疑を継続しないことにいたします。  ただ緊急な問題について一つ承わっておきたいのですが、ただいまロイターの外国電報によりますと、昨七日夜にパキスタンにおきまして大規模なクーデターが起っております。詳細についてはわかりませんけれども、ロイター電の伝えるところを見ますと、パキスタンの大統領のイスカンダル・ミルザが七日の夜に戒厳令……

第30回国会 外務委員会 第4号(1958/10/15、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私は本日は特に沿海州だとかあるいは李承晩ラインとか南支那海等における漁業の問題に関連して、外務省当局と水産庁の当局から御報告を受けたい。ここで押し問答をするのじゃなくて、報告を受けたいという気持で参ったわけであります。いずれ安保条約の問題について、もっと具体的に交渉が進んで参りました際には外務大臣から承わりたいと思うのであります。従って本日私は深く追及しようとは思いませんが、一、二先刻来のお話を承わっておって、私といたしましてきわめて基本的なことで、責任を追及するとかいじめるとかという意味でなく、承わっておきたいことがございましたので、ちょっとお聞きいたします。  外務省で……

第30回国会 外務委員会 第5号(1958/10/17、28期、自由民主党)【議会役職】

○佐々木(盛)委員長代理 帆足委員に申し上げますが、御要求によりまして新関参事官は間もなくお見えになるそうでありますが、高橋参事官は現在この問題の担当者でありますから責任者であるわけです。しかしあなたの御要求によりまして、新関参事官も間もなくお見えになると思います。現在の責任者は高橋さんでありますから、どうぞそのつもりでお聞き下さい。

第30回国会 外務委員会 第8号(1958/10/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐々木政府委員 それでは私からただいま委員長からお示しがございましたいわゆる日英米間の原子力の一般利用に関する協定に関しまして、技術的な面と申しますか必要性といった面の趣旨を御説明申し上げたいと思います。わが国のエネルギー事情の将来を考えますと、原子力発電の必要性は、エネルギー供給の安定あるいは外貨負担の軽減という面からしましても非常に大きなものがあるのでございまして、この点は皆様御承知の通りでございます。原子力開発の実態は、単に原子力発電という面のみならず、同じく動力源として利用できる原子力船あるいは医学、農学、工学等各部門におけるアイソトープの利用等がございますが、これら原子力平和利用の……

第30回国会 外務委員会 第9号(1958/10/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐々木政府委員 技術的な御質問でありますから私からお答え申し上げます。英国ではただいま設計中あるいは建設中のものはすべてコールダーホールの改良型と申しまして、全然コールダーホールと同形のものではないのでありますけれども、天然ウランあるいは黒鉛、ガス冷却という形態を改善いたしました炉で建設を進めております。
【次の発言】 若干補足さしていただきます。コールダーホールのただいま作って運転しておりますのは、これはお話のようにプルトニウムを取り出すのが主でありまして、発電は従であります。従いまして、燃料は、全部燃料の燃え切らない間に取り出す、あるいは経済性はそれほど考えていないというふうな特徴がござ……

第30回国会 外務委員会 第11号(1958/10/31、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私も先ほどの林法制局長官のお話を聞いておりまして、沖縄、小笠原を日本が防衛することは施政権が返還されたことになるというような、そういう三百代言的なことには賛成できません。しかし私は、本日は非常に時間を急いでおりますので、これから今度の条約の交渉をなさるときにあるいは御参考になりはしないかということについて申し上げたいと思います。そういう非常に建設的な考え方から承わるのですが、この日米安全保障条約というものは、国際連合憲章第五十三条に基く地域的取りきめなりやいなやという点をまず明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 しからば地域的取りきめであるといたしますならば、憲……

第30回国会 議院運営委員会 第7号(1958/10/17、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 ただいま社会党のおつしやることを承わつておりますと、まず第一には、ブラウン記者との会談の内容が非常に重大なことであるから、当委員会としてもほつておけないから、ここに出席を求めて、直接当事者である総理から聞きたいというお説の方もある。池田さんのごときはそうです。(「ノーノー」と呼ぶ者あり)他の方つきましては、そうではなくて、食言したから、その食言ということだけについて聞くのだというお話のようであります。内容につきましては、すでに本会議場に、おいて述べられ、また本日は衆議院の外務委員会においても、すでにこのことを明確にされております、社会党の外務委員の方もおられますが、ブラウン……

第30回国会 逓信委員会 第2号(1958/10/15、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 電波監理局長の先刻来のお話を聞いておりますと、私はこの前にこの委員会に現われてカラー・テレビの問題について質問したときにあなたがおつしやつた言葉を、私はあげ足をとるようだけれども、あなたに申し上げます。それは、あなたはカラー・テレビを国民に見せてやるんだというようなことを言つた。私は、あの言葉の中にくしくも現われたのは官僚独善だということを追及したのですが、本日あなたの意見を聞いておりますと、全く官僚独善です。これは言論の弾圧です。一体あなたの本来おやりになる仕事というものは何ですか。放送の内容にわたつてとやかく言うことがあなたの任務でありますか。あなたは電波の公平な割当を……

第31回国会 外務委員会 第1号(1958/12/19、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私は、本日主として日米安全保障条約をめぐる問題につきまして外務当局の見解を明らかにいたしたいと思うのであります。最近藤山外相が安保条約の問題等につきまして広く民間の有識者各位に対し、あるいはまた一般の人々に対して啓蒙と申しますか、了解運動などをおやりになっておりますことはまことにけっこうなことだと思うのであります。ややともすれば従来外交独善、秘密外交のそしりを免れなかった旧套を破って、広く国民とともに外交を推し進めていくという傾向に対して私は心から敬意を表しておるわけであります。そこで本日私は私の所見を申し上げることよりも、むしろもう交渉も相当進んで参ったのでありますから、……

第31回国会 外務委員会 第5号(1959/02/13、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私も関連して数点だけ。私の主張は申し上げません。政府当局のお考えだけを伺っておきたいと思います。今度の北鮮の帰国で帰りたいということを申し出ておる者は、どれほどあるとお考えになっておりますか。
【次の発言】 十一万七千人が全部帰るとお考えでありますか。そう想像されての対策を練っておられるのですか。
【次の発言】 送還の事務上の手続を赤十字社を通しておやりになることには私は賛成でありますがまずそういう何人が帰りたいかというような数字の調査等も、ことごとくこれから赤十字社に頼んで、そうしてその上で正確な数字を把握して送還問題をおきめになるというのでありますが、私は今度の政治的決……

第31回国会 外務委員会 第6号(1959/02/18、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私は外務大臣に、時間もお急ぎのようでありますから、三点だけきわめて素朴な国民的な疑問であるとか問題点についてお答えを願いたいと思うのであります。こういう安保条約改定の際に、むしろ進んで政府や与党の立場を明らかにしてほしいという気持で申し上げるわけですから、なるたけ簡明率直にお話し願いたいと思います。  まず第一に、今度安保条約が改定されて、日米相互の間に新しい防衛をとりきめた条約ができると、それによって日本は何か戦争に一歩巻き込まれるような方向にいくのじゃないかということを先刻来社会党の方々は非常におっしゃっておられる、またそういうことを考えておる方もあるようでありますから……

第31回国会 外務委員会 第8号(1959/02/28、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私は総理大臣に、先刻来社会党の委員によって主張されておりますような考え方に、われわれは根本的に反対をしておるわけでありますから、一つそういう立場からわが保守党内閣の性格を明確に出していただきたい。それから同時に、世の中にあります疑惑を一掃する、そういう意味において御答弁願いたのであります。  私もこの条約の内容そのものにつきましては、少しく研究いたしておりますから、詳しい御説明はいりません。特に世の中の疑惑を一掃し、わが党の立場を明確にするという意味において、安保条約の締結を促進するという意味においてお答えを願いたいと思うのです。  まず第一に、今もここで新聞を見ておりまし……

第31回国会 外務委員会 第11号(1959/03/10、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私はこの際一つ緊急に質問をいたしておきたい。それは日ソ漁業交渉に関する問題でありますが、目下行われております日ソ漁業交渉で、去る六日の本会議でソ連側から提案いたしました新しい漁区の規制区域を設けるというような問題、日本側からいうならば、これは昭和三十一年の日ソ漁業協定の精神を根本からじゅうりんするような新しい提案をなしてきたわけであります。今や日ソ漁業の問題は重大な難関に逢着をいたしておると思います。これについて少し御質問したいと思いますが、今度ソ連側の提案して参りましたものによりますと、規制区域内にさらに三つの操業区域を新しく設けて、そのほかは全部禁漁区にしてしまう、つま……

第31回国会 外務委員会 第13号(1959/03/16、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私非常に時間を制約されておりますので、一点だけ、二、三分承わりたいと思います。  先ほど松本君は坂本徳松参考人に対する質疑を留保されましたが、私は五分間ほどでありますから、一つ横田喜三郎参考人のおられます間にあなたの意見を承わりたいと思うのであります。  そこで、先刻あなたの御説明を承わっておりますと、南ベトナム共和国は決してベトナムを代表する正統政府ではないという結論に立ってのお話でございました。不幸にして私はあなたのそういうことに対する法理論上の見解を承わることができませんでした。ジューネーブ協定は援用されましたけれども、日本との関係についてはあなたは言及せられなかった……

第31回国会 外務委員会 第16号(1959/03/25、28期、自由民主党)【議会役職】

○佐々木(盛)委員長代理 ただいまの発言に関し質疑の通告がありますので、これを許します。床次徳二君。
【次の発言】 関連して承わっておきたいのでありますが、今度の、突然ソ連の出して参りました禁漁区域の設定並びに漁期の制限の設定、これは非常に重大なものであり、かつまた先刻来の説明を承わりましても、元来の日ソ漁業条約の根本精神をじゆうりんしたものだ、われわれはかように考えるわけです。そこで、今のお話を承わっておりますと、その一番問題の総漁獲量の決定の基礎をなすものは、やはり資源論であると思うのです。ところがこの資源論において、日ソ両国は全く相対立する立場に立っておるわけであります。しかりとするなら……

第31回国会 外務委員会 第17号(1959/04/01、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私はきょうは政府に対する質疑は行いません。議事進行に関連して、かつてわれわれの理事会において問題になったことでありまするが、他の同僚委員からも真相を明らかにしてくれということでありまするから、この際私はあえて委員長、それからまた社会党の委員の方もおられたら御見解も承わりたいと思うのであります。  実は先刻来問題になっておりまする社会党の淺沼団長以下の訪中使節団長の北京において行なった言動に関しまして、この言動はまことに日本の存立に関する重大な問題であり、単に社会党と中国共産党との間の友好関係を規律したものばかりではなくして(「共産党ではないよ」と呼ぶ者あり)中国の政府である……

第31回国会 外務委員会 第18号(1959/04/27、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 しばらく自然休会に入っておりましたので、その後の事情の変化等に関連して二、三承わっておきたいと思いますが、いよいよ日ソ漁業交渉も最終段階に入ってきたようであります。藤山外務大臣もしばしばソ連当局とも会談されて、日本の主張を強く主張されたようであります。私がまず第一に伺っておきたいことは日本といたしましては、ソ連側のいわゆる外交的かけ引きの手に乗ぜられて、規制措置の点について日本が大幅な譲歩をする、こういうことになったのでは、将来にまた非常な禍根を残し、それをまた突破口としてソ連当局が理不尽な要求をしてくるというようなことも予想されるわけでありますから、私はこの規制措置につい……

第32回国会 外務委員会 第4号(1959/09/01、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私は、社会党の立場とは基本的に考え方を異にいたしております。従って、岸総理の海外訪問一ヵ月間の成果は、ただいまの報告を承わっただけでも実に十分なものがあったと私は考えております。さような立場から、私は少し社会党と違った立場から、岸総理の所信を外遊とも関連せしめて承わりたいと思うのであります。  社会党の今のお話によりますと、フルシチョフとアイゼンハワーとの相互訪問の交換ということによって、一度に世界の雪解けが訪れようとしておるのだというふうな前提に立って、いわば非常に甘い国際情勢の認識の上に立って、日本の進むべき外交路線を決定しようというようなお考えのようであります。しかし……

第32回国会 議院運営委員会 第7号(1959/07/03、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 内閣から要求の通り、委員会の審査を省略して、直ちに本会議に上程するようにお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 本日の本会議におきまして、全部これを議決されるようお願いします。
【次の発言】 一時三十分予鈴、四十分開会。

第33回国会 外務委員会 第2号(1959/11/05、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 先刻来、同僚床次委員の質疑を通じまして、ベトナム賠償の問題点というものが解明されたわけであります。私はもとよりこの賠償に賛成の立場に立つ者であります。ただこの賠償の問題に関します限りは、国民の貴重な税金にもつながつた問題でありますから、問題点や疑問の点、誤解の点、これを残したままではいけないと考えます。そういう意味におきまして、少しく基本的なことを承っておきたいと思うのであります。  まず第一に、私は賠償ということの本質を考えてみますと、申すまでもなくサンフランシスコ平和条約の第十四条によるものでございまするが、第十四条の規定を見ますと、日本は賠償を支払う義務がある。しかし……

第33回国会 外務委員会 第3号(1959/11/07、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 ベトナム賠償につきましては、先般外務大臣から提案理由の御説明は承ったわけでありますが、従来外務委員会の慣例として、かような重要案件につきましては非常に難解な外国語を御説明願うことになっているわけでありますが、一つ本日も慣例に従いまして一応逐条説明をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま逐条的に御説明を願ったわけでありますが、この説明を承っておりますと、三千九百万ドルについて、水力発電所の建設と、機械工業センターの設備と、第三番目に、両国間で合意されるその他の生産物及び役務の供与、この三つが賠償の内容になっておるわけであります。三千九百万ドルというものの内訳は、……

第33回国会 外務委員会 第13号(1959/11/21、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私は、ただいま六人の参考人の御意見を拝聴いたしまして、そのうち横山正幸さん、福永英二さん、横田喜三郎さん、この三人の参考人の御意見には私たちも全く同感でございます。ただ、中川武保さん、グエン・リン・ニエップさん、平野義太郎さん、この三人の参考人の方々の御意見とは、私は見解を異にいたしておりますから、従って、私と見解を異にした後者の三人のお方についてのみ御質問を申し上げたい考えます。  私は、時間の割当も非常に短いので簡単に要点だけを申し上げます。非常に失礼なようでありますが、私は、民主政治のもとにおいて、その方がいかなる政党を支持なさるかとか、あるいはどういう政党に所属する……

第33回国会 議院運営委員会 第8号(1959/11/26、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 ただいま社会党から提出されましたヴィエトナム賠償協定批准延期に関する決議案を拝見いたしましたところ、私は、この決議案につきましては、さほど先決を要するものではなかろうかと考えます。つきまして、いろいろこの御提案に対して私の見解も申し上げたいのでありますが、深くこの内容について議論をしようとは考えません。第一、提出なさった決議案の中にも、文章の間違いか、しからずんば法律上の手続の件についての誤認がありはせぬかと考えます。それは一番最後の項目に書いてありまする、「本院は、政府が、右の具体的方式を提案するまで、ヴィエトナム共和国との賠償協定の承認を延期する。」と書いてありますが、……

第33回国会 議院運営委員会 第9号(1959/11/28、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私は、議長並びに副議長に、昨日のこの不祥事態に関して、いささかお聞きいたしたいことがございます。申すまでもないことですが、全く憲政史上かつてない空前の不祥事態であって、これはわが国の議会制度の根底をくつがえす重大な局面でございます。しかも、こういう事態の起こるべきことは、あらかじめ予想されておったことでございます。従って、万一の場合に、このデモ隊の国会乱入を阻止するための十分な措置を講じておかなければならないのは、あたりまえのことであります。ところが、あの周辺に押寄せて、今にも国会内に乱入しようというときに、議長は、当然あらかじめこのことを予想して、国家警察等に連絡して、こ……

第33回国会 議院運営委員会 第12号(1959/12/10、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 先刻から社会党側の会期延長反対の御主張を承っておりますと、どうも反対をするという積極的な理由に乏しいように思われます。ただ一つ、会期延長に反対されます理由として、先般の警職法の善後措置として四者の間で申し合わせを行なつた、その申し合わせを忠実に守るということだけだと思うのであります。もし、その四者会談の申し合わせを忠実に守るという御主張ならば、四者会談におきましては、会期延長に関する件については何ら申し合わせておりません。おそらくは柳田さんのおっしゃるのは、四者会談で申し合わせたことを守れという意味であろうと考えます。もとよりこの五十日間の会期を決定するにあたって、申し合わ……

第33回国会 議院運営委員会 第13号(1959/12/11、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私は、自由民主党の立場をこの際明らかにいたしたいと考えます。もとより、国会の運営というものが円満な話し合いと妥協によって解決することを、われわれは心から念願いたしております。さような立場から、一たん五十日間を当初において決定したわけでありますから、五十日以内においてすべての議案が議了することを念願して参ったわけでありますが、不幸にして、野党諸君の引き延ばしのために議事が非常に停滞をいたしまして、今日ベトナムの賠償問題も、御承知のように、参議院において目下審議の継続中でございます。われわれ今日二院制度をとっております立場から申しますと、ベトナム賠償の審議にあたりましての審議日……

第33回国会 議院運営委員会 第18号(1959/12/23、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 野党諸君の御意見もありますけれども、先ほどの地方行政委員会も、承るところ、正式の委員会でもございませんし、また正式な理事会を開いたわけでもありません。また、本人の濱地文平委員長自身が言っているように、決してこれは委員会のきまった意見ではない。自分の個人的見解を述べたにすぎないと言っておられる。かりにそれが委員長の御意見であったといたしましても、従来の慣例からいたしましても、どの委員会に付託するかということは、当議院運営委員会の自主的決定に待つべき事柄でありまして、他の委員会からかりに反対意見等がありましても、その決定は一に当委員会にゆだねられた権限であると思いますし、私は、……

第33回国会 議院運営委員会 第19号(1959/12/24、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)議員 ただいま、われわれの議会政治の多年の長老であります椎熊さん、特に議院運営についての豊富なる御経験をお持ちになっている椎熊さんから、国を思う余り、切々たる御意見の開陳がございました。私もえりを正して拝聴いたした次第であります。  御質問は、もしもこの前の乱入事件のような場合において、国会議員が堂々と、陳情に名をかりて多数に先がけて入ってくるというような場合においては、はたしてこの法律によって取り締まることができるかどうか、こういう御質問のように考えます。お手元に配付いたしておりまする法律案の第七条をごらんいただきたいと存じまするが、この第七条におきまして、国会議事堂周辺道路に……

第33回国会 議院運営委員会 第20号(1959/12/26、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 私は、議長に対して、一つ重大なことについて、伺っておきたいと思います。伝え聞くところによりますと、本日の午後のことでありますが、社会党の当委員会の理事でありまする柳田秀一君から議長のところへ電話がかかってきて、社会党から提出しておるところの加藤議長の不信任案をぜひとも優先的に上程するように取り計らうべし、もしそれが実現しない場合においては、おそらく流血の惨事を見るから、そのことを覚悟してほしいといってきたということを承りました。まず、そのことの事実であるかどうかということを承りたいと同時に、もしそれが事実であるとすれば、これは議長に対する脅迫でもあります。同時に、議会政治を……

第33回国会 議院運営委員会 第21号(1959/12/27、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 委員長は、先ほど委員長みずからが言われましたように、こういう問題について、あまり自分が進んで自主的に決定するということでなくして、この中でみなで相談をして決定するというような方式をとっております。従って、われわれ多数を持った与党がどういう見解をもって一事不再議の原則を適用して、昨日の本会議に議長不信任案を上程しなかったかということをお聞き願うことは、必要なことではなかろうかと思います。先刻来承っておりますと、事務当局のこの問題に対する見解が間違ってはいないかといって非常に難詰をされておりますが、事務当局のお話を承っておりますと、事務当局は決してこの問題についてどうすることが……

第34回国会 議院運営委員会 第5号(1960/02/02、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 ただいまの委員信の御説明の中に原則論が述べてありましたから、それで十分だとは思いますが、重ねて確認する意味において、大委員会において御確認を願いたいと甲います。  それは、国務大臣の施政演説に対する質疑は、当然、与野党を問わず第一党、特に与党が第一陣を承ることが、私は最も常道であると考えます。その原則はくずれていないという意味のうとがここにうたわれておりますけれども、今回に限って、国会運営上そういう措置をとられたのであって、決して今後の国務大臣の演説に対する質疑を野党が優先する意味でないということを御確認を願っておきたいと思います。

第34回国会 議院運営委員会 第7号(1960/02/09、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 池田さんの一方的な御意見だけだったら私も黙って拝聴しようと思ったのですけれども、記録にとどめておいて、今後、池田さんの主張する原則に従ってやれというお話でありますから、私は池田さんの御主張に賛成することはできませんので、この際、これまた、私たちの基本的な態度を明確にしておきたいと思います。  まず、私たちは、ただいまの池田さんの御主張に、二つの原則から反対いたしたいと思います。一つは、今日、与党と政府が一心同体であるから、従って、与党が政府に向かって質問することはおかしいじゃないか、それは八百長ではないか、こういうお説のようであります。もし、さようなお考え方を敷衍していきま……

第34回国会 議院運営委員会 第11号(1960/02/26、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 研究してから結論を出してくれという問題でございますから、その通りいたしましょうということです。

第34回国会 議院運営委員会 第18号(1960/03/29、28期、自由民主党)

○佐々木盛委員 いわゆるデモ規制法案、正しくは、国会の審議権の確保のための秩序保持に関する法律案というのでありますが、すでに参議院を通過いたしまして、衆議院の方に送付されて参っておるわけであります。あれは一、十一日だと思いますが、衆議院に送付されておる。すでに一週間以上、きょうで九日目くらいになっております。一刻もすみやかにこれを上程して、当委員会において、とりあえず、提案理由の説明だけはわれわれも早く聞く必要があると思います。委員長においては、そのように早くできるようにお取り計らいを願いたいと思います。
【次の発言】 私たち自民党側の理事会における了解と、今柳田君の表現されたこととはだいぶ違……

第34回国会 議院運営委員会 第23号(1960/04/13、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)議員 ただいま議題となりました、国会の審議権の確保のための秩序保持に関する法律案につきまして、私は、提案者を代表いたしまして、提案趣旨について説明を行なわんとするものであります。  昨年十一月二十七日に、日米安全保障条約改定交渉の打ち切りを要求する集団示威運動が行なわれた際に、集団陳情に名をかりた一万数千名のデモ隊が国会構内に乱入した、わが国憲政空前の不祥事件の発生を契機として、再びかくのごとき不祥事件の発生を繰り返さないために、加藤前衆議院議長は、さきに議院運営委員会理事会において、おおむね本案同様の試案を提示されたのであります。  私たちといたしましては、立憲政治擁護のために……

第34回国会 議院運営委員会 第26号(1960/04/20、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)議員 私は別に憲法学者でもございませんし、各国のものをつぶさに調べておるわけではございませんが、今あなたのおっしゃいましたような点につきましては、あらかじめ承知をいたしております。
【次の発言】 まず大前提として、基本的人権はいかなるものによっても侵害されることのないものであるという前提については、私はこれを肯定いたしております。そういう立場から申し上げるわけでありますが、しかしながら、今御指摘の点のみならず、基本的人権が何人によっても侵害せられない、文字通り基本的なものであるというだけの理由によって、他人の権利を侵害してもかまわぬというものではなかろうと思います。大体、国民の権……

第34回国会 議院運営委員会 第27号(1960/04/26、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 ただいまの小委員長の報告中、地下鉄の出入口を閉鎖することを本院として指示することが不当であるかのごとき表現がございました。また、そのことが法律上疑義があるやに報告されたわけでありまするが、私は、法律的にも、また実際問題としても、本院がさような指示をすることは何ら差しつかえないという見解を持っておるわけであります。まず、しからば何ゆえに本院が出入口の閉鎖について指示をすることが妥当を欠くかという点、並びに、法的義疑があるというならば、いかなる法的疑義があるかということを具体的に明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 またこの問題について私たちの意見を述べる機会があ……

第34回国会 議院運営委員会 第28号(1960/04/27、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)議員 第四条第一項、並びに、それを受けた第五条第一項は、いずれも東京都公安委員会を対象としたものでございます。
【次の発言】 御指摘の点は、第四条に関することだと思いますが、なるほど、御指摘のように、東京都公安委員会がすでに許可した、あるいは許可をしなかった屋外集会、集団行進等について、両院の議長に対する報告の義務規定はございません。しかしながら、かりにこの法律が成立をいたしました暁におきましては、おそらく東京都の公安委員会、また、第四条の二項や、それを受けた第五条の二項についての警視総監との間には、緊密な連絡が行なわれるものと思いますし、現在、本法の制定を見ない今の段階におきま……

第34回国会 議院運営委員会 第29号(1960/05/06、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)議員 そういうものではございません。
【次の発言】 先刻来事務総長が説明をいたしておりますように、議長の警察権は議院内部に限られておるわけでありまして、しからば、院内と院外とがどこで区画されておるかという問題でありますが、これは御指摘のように、法規上、院の内外を具体的に明確にしたところはないと思います。ただ、従来の慣行上と申しますか、議院運営委員会の議事録等におきまして一は、すでに院内外の画定は明確になっておると承知いたしております。私はここに、院内部と院外部との関係を速記録より抜粋いたしたものを持っておりますが、それにおきましても、第五国会におきまして、議院運営委員会で大池事務……

第34回国会 議院運営委員会 第32号(1960/05/27、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)委員 ただいま中村副議長に面会いたしまして、ただいま議院運営委員会を開催しようとしておるので、副議長としてぜひとも御出席を願いたい旨を伝えました。私たちは、今度の災害の緊急性にかんがみ、国民の負託にこたえるために、ぜひとも本会議を本日開きたいということで、このことについては、副議長は清瀬議長からもすでにお聞き及びのところだと思う、従って、ぜひとも出席してほしいということを申し上げました。それに対して、副議長としては、あらかじめ、そういう場合に誤解があってはならないからということで、文書に書いたものをお持ちになっておりまして、それを示されました。ここでそれを読み上げます。    会……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1949/04/28、24期、民主自由党)

○佐々木(盛)委員 時間がないようでありますので、簡單に一点だけを承つておきたいと思います。私は日本の今後の外交の性格は、すでに戰爭に負けた瞬間並びに法文の上におきましては、新憲法が與えられた瞬間に規定づけられたものだと考えているわけであります。從いまして先般の外務委員会におきましても、いささか総理大臣の所見をたたいたのでありますが、今後の日本の外交政策は中立外交以外にないと私は考えており、また國民も大多数の者がこれを希望しているのではなかろうかと考えるわけであります。たまたま総理が過般局外中立、永世中立ということについてもある疑問があるというようなことをおつしやつたことが、眞相通り傳えられた……

第13回国会 外務委員会法務委員会連合審査会 第1号(1952/03/26、24期、自由党)【議会役職】

○佐々木(盛)委員長代理 林百郎君の関連質問があるようでありますが、本日はかなりたくさんの方が通告されておりますので、関連と言えばことごとく関連でありますから、通告順に質問を許します。
【次の発言】 林君。
【次の発言】 成田君。簡單にお願いします。


26期(1953/04/19〜)

第19回国会 外務委員会公聴会 第1号(1954/03/22、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 お急ぎのようでありますから、私は簡単に質問いたしますので、簡単に御答弁願つてけつこうであります。安井さんと鈴木さんに、あなた方のお立ちになつている立場につき承りたいのです。先ほどの安井さんの論旨や鈴木さんのお話を承つておりますと、結論的に申して、国際連合に参加することも、安全保障条約、平和条約に参加することも、これはことごとく防衛力を前提としたものである、従いまして、参加するということは、鈴木さんの立場から言うならば憲法に抵触するとか、安井さんの立場から言うならば、これは適当でない、こういうふうな結論に私は承つたのであります。そうすると、あなた方は平和条約、安保条約、あるい……

第19回国会 内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1954/04/16、26期、自由党)

○佐々木(盛)委員 私は機会あらば木村保安庁長官に承りたいと考えておりましたが、なかなかお目にかかる機会がなかつたが、たまたま参りましたところきようお目にかかりましたので、この際私は承つておきたい。時間はきわめて簡単にいたします。しかし私にとりましてはまことに重大な、最も基本的なことだという考えに立つて承るわけであります。  ただいまも外務委員会で審議いたしておりますが、MSA受諾に伴うところの秘密保護法がございます。申すまでもないことでありますが、この法案はMSAによつてアメリカから貸与されます武器に対してのみ秘密を守らなければならぬということでございます。私は少くとも独立国であり、そうして……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1958/07/02、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)小委員 私は、国立国会図書館に無知識で、妙な質問ですけれども、貸し出しの閲覧者の統計を見ますと、中央館というのがある。これは赤坂の離宮のあそこが中央館でしょう。
【次の発言】 それから、行政・司法各部門支部の図書館というのは、どこのことでございますか。
【次の発言】 機構としては中央館が一番大きいのでしょう。
【次の発言】 利用者というものは、割合少いですね。
【次の発言】 中央館の方の閲覧者といいますか、利用者は、大体どういう階層の方が多いのですか。
【次の発言】 この中央館の方も、一般に向って公開されるということは、一般大衆はみなよく知っておりますか。

第30回国会 外務委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1958/10/28、28期、自由民主党)【政府役職】

○佐々木政府委員 きのうも松本先生から御質問がございまして、御説明申し上げたのでございますが、私どもの考えといたしましては、対英と対米の関係と申しますか、その発展段階において若干の相違がございますけれども、まず対英関係から見ますと、英国ではごく最近六十五万キロの実用発電炉を設計完了いたしまして、建設に乗り出すようになりました。その結果、大体三百万キロの発電を現実に建設にかかりつつあるし、またかかろうとしておるわけでございます。三百万キロと申しますと、日本の発電は千二百万キロでございますから、日本の全発電量の約四分の一というものを、はや原子力発電でもって建設しつつあるというこの事実は、とりもなお……

第30回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第3号(1958/10/21、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)小委員 この前に金森館長がお見えになって、その際に、われわれはいろいろ疑惑の点を承わっておるのを聞いておったのですが、金森さんはああいう人格者だから、おそらく全部おまかせになって、何も知られなかった。その結果、ああいうしどろもどろの答弁をされておるのだろうというふうに、私は善意に解釈して、むしろ金森さんの立場に同情をささげておったら、本日あなたがお見えになって、お説を聞きますと、金森さんも含めて一緒になって、少くとも私たちをごまかそうという計画的な詐術を弄しておったということが、今明らかになってきたわけです。一体、そういう私文書の偽造までして計画的にごまかそう、あるいは詐術を弄し……

第30回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第4号(1958/10/29、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)小委員 ただいま委員長のお読み上げになりました人事刷新の項目に関して、一言私は補足して委員としての意見を述べたいと思います。  ややともすると、こういう人事の刷新におきましては、結局、悪いことをした者がそのまま居すわってしまって、不正でなかった人間が首になるといったようなことが往々にしてある。従って、今度の人事の刷新に当りましては、この図書館小委員会におきまして、各種の疑惑の対象となった者、及びその当時その責任の地位にあった者、あるいは国会職員として好ましくない行為を行なったと見られる者、こういう人々は、何らかの形において適当な責任をとるという措置をとられんことを、特に付加してお……

第31回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第5号(1959/03/31、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)小委員 私も今の意見に同感ですが、昨年の十月に国会図書館の運営小委員から申し出た、この五項目の中の一番重要なことは、今言う人事の問題なんです。これが私たちの決議の最重要点であったわけです。今の副館長のお話を承わっておると、副館長はまだ着任早々だから、一、二カ月の余裕をもらって、その上ですっきりした人事をやって一切の刷新を行いたい、こういう御所信ですが、そうすると、ことによると、今のままでは事務当局の人事の刷新は副館長がおやりになるかもしれませんけれども、肝心の館長の人事というものがその後に持ち越される危険性もあるわけなんです。われわれが申し出た第一項の「人事の全面的刷新をはかる」……

第34回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第2号(1960/04/05、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)小委員 私、考え方は、池田委員も下平委員も委員長も同じ考え方に立っておると思うのです。それから、あなたは、今までの人事をわれわれが了承したとおっしゃるけれども、とんでもない話だ。私たちは、速記録をごらんになっても、あなたが、昨年の十一月の六日の委員会において、人事について少し異動があったことについて報告されてはおりますが、それに対してみな非常に不満の意を表明しております。満足して了承したわけではないのですよ。  さかのぼって承っておきますが、三十三年十月二十九日に当委員会が開かれて、それは国会図書館の不祥事件の跡始末のために開かれた委員会ですが、その席において、当委員会としては、……

第35回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1960/07/21、28期、自由民主党)

○佐々木(盛)小委員 この際、副館長に二、三の点について承っておきたいのですが、例の春秋会事件の善後措置として当委員会において、人事に関するいわば粛正の問題を申し合わせをいたしましてあなたの方に通達をいたしたのであります。そこでこの際、当委員会において具体的にいろいろ追究されました問題に関連をしてその後の経過を承りたいと思うのでありますが、例の国有財産の無償使用の件であるとか、それから国庫収入の、俗に言えばピンはねであるとか、隠し金に関する件であるとか、国会職員法違反、財団設立文書の偽造等に関連した人々に対する措置というものはその後どうなっているか。今あなたの方から提示されました退職者の一覧表……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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