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世耕弘一 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

世耕弘一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
766位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
818位
委員会発言(議会)歴代TOP500
281位
委員会発言(政府)歴代TOP1000
904位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
623位

23期委員会発言TOP100
63位
23期委員会発言(非役職)TOP50
33位
24期委員会発言TOP100
92位
24期委員会出席(無役)TOP50
48位
24期委員会発言(非役職)TOP100
66位
24期各種会議出席TOP25
15位
24期各種会議発言TOP5
2位
24期各種会議出席(無役)TOP10
6位
24期各種会議発言(非役職)TOP5
2位
27期委員会発言(議会)TOP50
19位

このページでは世耕弘一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。世耕弘一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第3号(1947/07/30、23期、日本自由党)

○世耕弘一君 最近私の名前をめぐつて大きな社會問題が發生したがごとく取沙汰されているのであります。今日隱退藏をめぐつたブローカーの活躍、しかもブローカーと組んで、私が多額の金を著服したがごとく、あるいは、黨に献金したがごとく、あるいはまた手引きしたがごとく、きわめてうがつた言葉をもつて宣傳されておりますことは、率直に申し上げますならば、官僚の私に對する挑戰であります。言葉をかえて申しますれば、官僚の隱謀と私は申し上げたい。それはどういうことからさようなことが言えるかと申しますと、選擧の當落を決定するいわゆる選擧期日の二、三日前を卜して、私がやみ屋と結託して金もうけをやり、あるいは不正行為をした……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第4号(1947/08/02、23期、日本自由党)

○世耕弘一君 その點についてはあとで委員部の方へ……。
【次の発言】 その書類は全部G・H・Qに行つております。その中に全部あると思いますすが、それはあとで委員部の方へ……。
【次の発言】 これは本人の手記であると同時に本人から發表の了解を得ましたことで、委員會が必要があるときには何どきでも出頭すると申しておりまするから、そのことをお含みおき願います。  七月二十九日夜私の所へ來訪されて話された方で、元運輸事務官黒田五郎という人であります。「二十二年四月二十五日大阪村三島郡春日村字郡井和印刷所隱退藏の紙類(帳簿用紙、ザラ紙、模造紙その他)三千連、八千連、九千連の倉庫を調査せり。社長松村氏は地元……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第6号(1947/08/06、23期、日本自由党)

○世耕弘一君 中野君にお答えいたしますが、あなたの言葉ははなはだ熱が含まれておるお言葉であるから、ときどき私の口調よりもよほど擴がつた意味の口調で御發言なさつておるように思われるのであります。この點は食違いのないように、冷靜に私の速記録を見ていただいた上で追究していただきたい。かようにお願いする次第であります。  なお今の目白署長竝びに小杉さんからお話になることを後ろの方で聽かしていただきました。一應筋だけは了承いたしました、しかしながらこの水あめを摘發するにあたりまして、最初に私が陳情を受けたのは今問題になつておりまする關口君から話があつたのであります。關口君は事をわけてこの隱退藏物資のある……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第7号(1947/08/08、23期、日本自由党)

○世耕弘一君 本日は私發言しないつもりでありましたが、一身上にかかわることだから發言のお許しを願いたいと思います。私に宛てた手紙を長々と、今課長さんがお讀みになりましたが、實はまつたく意外に感ずるのであります。私はさような手紙を受取つた覺えはないのであります。なおまたこれは何かの考え違いじやないかと思うことは、もし私にそういう手紙を書かれているとするならば、それを發表する前に、親書であるから私なり、委員長に一應お諮りの上なされるが道だと私は思うのであります。しからざる限り私の研究した範圍では、親書の祕密をあなたが破つた結果になると思います。その責任をあなたが負わなければならぬのではないか。しか……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第8号(1947/08/13、23期、日本自由党)

○世耕弘一君 お答えいたします。私の記憶いたしますのは大體十四萬貫であります。金高にして六千萬圓、こう踏んでおります。なぜ六千萬圓と踏んだかと申しますと、それは時價ということを附け加えておるはずです。當時上野竝びに日暮里方面で石油カン一カン四千圓ないし五千圓で朝早く賣り買いしておるということを實は報告を受けました。これは警視廳管内からの情報を受けまして、きつと何か後ろに大きなあめ問屋がいなくちやならぬ、それでこういうことになるのではないか、こう思うておる矢先、實は新たな目白署の例の問題が耳に及眼んできた、關口君との最初の話は――關口君は警視廳に行つたように私は聞いております。それで警視廳で話を……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第9号(1947/08/15、23期、日本自由党)

○世耕弘一君 間島君から長々と手紙のことについて説明がありました。私がこの機會に一言を加えることは眞相を明らかにする意味において必要であろうと思うから、特に委員長の許可を得て發言するのであります。間島君という人はそういううそを、でたらめを言う人でないと今日まで實は信じておつた。ところが間島君自身の言うことは事實の點もあるが、うその點をつき混ぜてまことしやかに言うておるのとはまことに遺憾である。  第一この隱退藏物資を私が取扱うのは山形縣だけの問題でない。全國農業會の代表者も來ておりますし、新潟縣の者も來ております。關東十縣の支部が代表して來ておつた。その關東十縣の支部の代表者に一言半句もなくし……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第13号(1947/08/27、23期、日本自由党)

○世耕弘一君 この資料は加藤委員長の手もとに差上げてある風呂敷の中にもあると思うのでありますが、なお念のために讀み上げて答辯に代えたいと思うのであります。  隱退藏物資として左記御調査ください。場所、本社東京都京橋區銀座一の八、帝國産金興業株式會社、社長石川博資、退藏場所は靜岡縣田方郡修善寺町瓜生野帝國産金大仁産金社長別宅富士見莊倉庫、品名は金塊あるいは金の延棒とあります。數量約二トン。摘發の動機、東京都帝國産金本社地下倉庫にありたるを危險の名のもとに大仁に運搬、その際立會いたる二、三の從業員より出たもので、現在二、三の者は相當の手數量を頂戴しておる。よつて投書いたすものである。  なお念のた……

第1回国会 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第16号(1947/09/19、23期、日本自由党)

○世耕弘一君 私の發言がはしなくも大きな問題を投げかけた結果になりましたが、結果から申しますれば、政府側の發表は、矢島某が作つた作文だと、かように説明されておるのであります。最初に新聞に發表されたのは、結果論から見た矢島某の取調べた結果だけしか報告されてなかつた。事件の本筋は、むしろ東洋釀造の砂糖にあるのであります。東洋釀造の砂糖が、數量においてりつぱに處理されておつたということが明らかになれば、おのずから本問題は解消されるものと思うのであります。先ほど中野委員からお話がありましたごとく、どうも東洋釀造の砂糖の量竝びにその處置について、多くの疑問が起つておると私は思うのであります。できればこの……

第1回国会 予算委員会 第9号(1947/10/07、23期、日本自由党)

○世耕委員 大藏大臣にちよつとお尋ねいたしたと思いますが、この連合軍からかような覺書を手交しなくちやならぬという、何かこれについては根本理由がございますか。
【次の発言】 この覺書の内容を一應拝見しますと、あたりまえのことを言つてよこしたようにしか思われません。大藏大臣が常に言われる健全財政の建前からいうならば、こういう覺書というものはいまさら司令部から受取るべき筋のものではないであろう。むしろ司令部の覺書を受理しなくてはならぬような、日本政府の豫算收支に對し、何か缺點があつたのではないか、こういうふうにも伺うことができるのであります。殊に政府の豫算を支出する場合に、マル公によるべしということ……

第2回国会 議院運営委員会 第73号(1948/07/10、23期、日本自由党)

○世耕委員 外国にこういう例があるのですか。
【次の発言】 こういう規定を置くこと自体が、議会の権威に合わないのじやないかと感ずる。

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第16号(1948/04/27、23期、日本自由党)

○世耕證人 辻嘉六氏と私どの関係は、かれこれ十四、五年前からのことでございます。当時政友会の代議士として立候補いたしました当時からの交際でございますが、戰爭中私が大阪の大学に関係している関係からしばらく交際が絶えておりましたが、戰爭終了後、第一回の國会議員の候補に立つて、当選して以來、また御交誼を願つておるような次第であります。
【次の発言】 中曽根君は塩月君が紹介して知るようになつたのであります。塩月君は政友会に最初代議士として私が当選しました当時の関係から心安くしておるようなわけであります。
【次の発言】 先般法廷で証人として喚び出されたときもそういう話が出たのでありますが、実は軍服拂下げ……

第2回国会 予算委員会 第18号(1948/04/28、23期、日本自由党)

○世耕委員 簡單に二、三点お尋ねいたしたいと思いますが、労働賃金とインフレとの関係を、どういうふうに労働大臣は考えておられるか、お尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 私のお尋ねいたいましたのは、労働賃金とインフレの関係がどういう関係にあるかということの労働大臣としての御見解を承つたつもりであります。この点いくぶん御答弁が食い違いになつておるのでないかと思いますので、なお御説明願いたいと思います。  なお私はこの機会にその御答弁を願う前提としてお尋ねいたしておきたいことは、賃金闘爭が今日行われておるが、賃金闘爭をやればやるだけ物資の不足を來し、同時に物價騰貴を描くのではないか、もし生活の安……

第2回国会 予算委員会 第37号(1948/06/22、23期、日本自由党)

○世耕委員 私は大藏大臣の簡單に数点お尋ねいたしたいと思うのであります。近ごろインフレーシヨンの声がやかましく唱えられておるのでありますが、ある意味において私はインフレーシヨンはこわくない、かように考えております。ただ問題はインフレーシヨンが移行する上において、経済上の、あるいは財政上のでこぼこ、すなわち跛行状態が、國家財政並びに國民生活を不安に導くものである。ゆえに政府としては当然インフレの問題を考究する前に、このでこぼこ跛行をいかに調整するかということが財政面においても十分考慮を拂われなければならないはずだと思うのであります。特に國家財政において、最近は健全財政ということが傳えられておりま……

第2回国会 予算委員会 第44号(1948/07/02、23期、日本自由党)

○世耕委員 私は簡單に日本自由党を代表して、一言申し上げます。  今回提出された本予算を通覧いたしまするに、依然として官僚統制経済を基盤に組み立てられた感が多いのであります。たとえば月額百億円、年千二百億円以上にかかる統制関係の経費を見ても明らかであります。從つて國民大衆の要望する自由経済への轉換が、見る影もなく取捨てられておるということは、遺憾千万であります。しかしこれも現在の政情がかくあらしめたものとして、わが党は内外の情勢を察知して、一應本予算に同意をする次第であります。從つて本予算委員会並びに本会議におきまして指摘されました通り、運賃その他が一應妥決したことは、適当であると思われます。……

第4回国会 予算委員会 第7号(1948/12/09、23期、新自由党)

○世耕委員 厚生大臣に簡單に数点お尋ねいたしたい。最近私は時々病氣をいたしますが、どうもろくでもない藥が市中に販賣されておつて、私は幸い命を落すということはなかつたが、そのためにかえつて多数の生命を奪われた実例を二、三目撃するのであります。こういう点に関して何か檢査方法等に関して、新しい対策をお立てになつておるかどうか。たとえば最近の賣藥から見ましても、処方の内容を表に記入さして、そうして質の良否、ごまかし等の弊害をなくすることも一つの方法でありますが、ところがこれが実行されておらない。こういうような具体的な問題について何か新しい方法を考えてもらえないか。最近における不良製藥に対する対策いかん……

第4回国会 予算委員会 第8号(1948/12/10、23期、新自由党)

○世耕委員 私は商工大臣に簡單に二、三点お尋ねいたしたいと思います。  お尋ねいたしたい第一点は、政府はマル公を設定いたしますけれども、マル公を設定した商品に対する品質の吟味というのは、どういう方法でされておるか、ただマル公をしつぱなしで品位等については政府が干渉しないのかどうか。たとえばごく卑近な例でありますが、われわれが日常使つておるところのマツチのようなもの、近ごろのマツチは公定價格はきまつておるようでありますが、一本すつただけではタバコが吸えない、少くとも数本を使わないと一本のタバコが吸えないというような現状であります。これは一つのマツチの例にすぎないのでありますが、商品のマル公を決定……

第4回国会 予算委員会 第9号(1948/12/11、23期、新自由党)

○世耕委員 私は大藏大臣に簡單に数点御所信を承つておきたいと思うのであります。  まず第一に、通貨の安定策として、將來の通貨政策の基本方針を簡單に御説明を願いたい。インフレを阻止する一つの方法として、生産の増強ということもありますが、一面通貨面からのインフレ阻止のことを考えていただかなければならぬと思うのであります。それについて、通貨政策の一部面といたしまして、私の考えとしましては、現在の不換紙幣にかわるに、いわゆる金券の発行を必要としないか。もしこれについて金資金の道が十分でないとするならば、一部分だけでも金券を発行して、徐々にインフレ紙幣との切りかえの道を開くということも一つの方向ではない……

第4回国会 予算委員会 第15号(1948/12/22、23期、新自由党)

○世耕委員 私はただいま上程されております諸案に対しまして、新自由党を代表して討論し、かつ賛成の意を表したいと思うのであります。  さて本予算案の内容を通覽いたしますのに、おおむね消費的予算であつて、生産増強方面に直接使用される予算が、はなはだ僅少であることを遺憾に思うのであります。また緊急を要する災害復旧予算が、はなはだ少額であることは、災害地の民情を軽視した処置だと考えざるを得ない。  次に、政府は財政の三原則を唱えながら、從來同樣復金の融資等嚴重に整理することなく、また價格補給金あるいは補助金等の名目のもとに、なお巨額の支出が計上されておることは、健全財政の建前に相反するものであることを……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 法務委員会 第35号(1949/08/30、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 古畑教授にちよつとお尋ねいたしたいと思いますが、先ほど中舘教授から、犯罪捜査の面にわたつての統計を文献の上から説明されておつたのでありますが、そのお話によりますと、全犯罪の五%くらいが結局科学捜査に値するもので、多くはむしろ聞込み、第六感というような勘で捜査に結論をつける、こういうふうな御説明があつたように私は聞き及んだのであります。そういたしますと、ただいま古畑教授のおつしやつた科学捜査面というものはきわめて軽く取扱われておる。また軽く取扱われてしかるべきだというような結論が見出されるのであります。しかし古畑教授の今のお話は、法医学というものは、今後重要な役割を演ずるのだ、特に科……

第5回国会 法務委員会 第36号(1949/09/20、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと佐藤高検検事長にお尋ねいたします。ただいまの御説明の中で、捜査のわくというようなことのお話があつたように思います。このわくのきめ方というのが、非常にいろいろな疑惑を世間に與えるのであります。たとえばこれは巷間伝えるところとして申し上げておきますが、最近に起つた漁網事件、あるいはゴム等の事件のごときは、それぞれの機関からわくをはめられて、これまで調べる、これ以上発展するとこの辺で切つて置けというようなことになつて来ると、検察庁の本来の使命ということが失われるのではないか、そのわくのきめ方に対して何か公正な方法をおとりになつておるかどうかということの御説明を願いたいと思います。

第6回国会 法務委員会 第2号(1949/11/07、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと朝連問題にからんで簡單にお尋ねいたしたいと思います。こういう事件を取扱う場合の態度として、解散に至るまでにその団体に対して反省とか、あるいは注意とかを促した後に解散処置をとられたのでありますか。そういうような方法について御説明を承りたい。
【次の発言】 団体の目的に反するようなこと、あるいは法の目的に反するようなことがある場合には、注意を喚起して反省を促すことが民主主義じやないかと私は言いたい。それでお尋ねしたのです。  それともう一つは暴力行為とか、あるいはいろいろな行為をする団体があるとすれば、将来はあるいは政党の中にもそういうような問題が発生しやせんかということが考え……

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/24、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 総理は御病気中を押して御出席くださつておるばかりでなしに、まだほかへお出かけのようでありますから、私はごく簡単にお尋ねいたします。総理も簡單にお答え願つてけつこうだと思います。  先般の総理の施政方針の演説は、私不幸にして病気中で面接お聞きすることができなかつたのですが、その後速記録等によりまして、詳細その内容を検討させていただきました。総括的に申し上げますれば、非常に力強い施政の御演説であつたことを、速記録を通じて非常に感銘いたしておるものであります。ただしなおこの点に対して数点お尋ねをしておきたい点がございますので、簡潔にお尋ねいたしたいと思います。  まず第一に、日本の経済の……

第6回国会 予算委員会 第10号(1949/11/25、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 安本長官に数点、簡單にお尋ねいたしたいと思います。  国家資源の開発にあたつて、当然われわれが考えられるのは、水力発電の開発であります。しかしながら現在のような日本の経済状態では、自力で開発するということは困難のように考えられる。どうしても外資の導入が必要になつて来ると思うのであります。この点についてどういう見通しがあるか。なおまた今問題になつておりまする大きな水力発電については、只見川とか、あるいは熊野川開発という問題も出ておりますが、具体的に何か進行されておるかどうか、まずこの点についてお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 予定の三十三箇所、並びに年度内に十七箇所施工する……

第6回国会 予算委員会 第11号(1949/11/26、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は公正倶楽部を代表いたしまして、警告付で本予算に賛成する次第であります。  本予算の編成の跡を見ますと、相当編成の苦心の跡は見とめられるのであります。しかしながらその額あるいは政府のこれに対する説明に対して、はなはだずさんな点があるということが認められる。ゆえに相当検討の余地が多多あろうと思うのでありますが、この機会にわれわれはそれをやめまして、まず全体的に批評してみますと、本予算には積極性が乏しい、建設的な面が欠けておる。極端に言えば、まだ官僚臭みが抜けきらない。しかしながら相当緊急な予算が計上されておる本予算でありますから、私は次年度予算案の審議において、十分検討是非を決する……

第7回国会 議院運営委員会 第11号(1950/01/23、24期、公正倶楽部)

○世耕弘一君 公正倶楽部は私です。

第7回国会 文部委員会 第4号(1950/02/14、24期、公正倶楽部)

○世耕弘一君 本請願の趣旨は、南北両朝の正閏について、世論がまだ一致いたしませんで、ややもすれば皇室の尊厳を傷つけるような言論並びに記事が内外に現われておるような状況であります。最近におきましては熊沢天皇あるいはほかに新しい天皇があるということが、新聞に出ておるようなことで、国家の象徴たる皇室に関して、かくのごときことが流布されるということは、国民としてまことに遺憾千万でありますから、この際新たかる調査機関をつくられて、この問題の帰趨するところをはつきりしていただくようにお取扱いを願いたいというのが、請願の要旨であります。何とぞ御採択あらんことをお願いする次第であります。

第7回国会 法務委員会 第7号(1950/02/14、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 今の問題でちよつと私は政府側に聞きたいのです。自衞権という権利なるものが公法上の立場から言われるのか、あるいは私法上の立場から言われるのか、その点の見解がはつきりして来ると、今の猪俣君の問題もはつきりして来るのではないかと思います。

第7回国会 法務委員会 第19号(1950/04/04、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は簡單に数点お尋ねいたしたいと思いますから、簡單にお答えを願いたいと思います。  受刑者が仕事をする場合に、能率を向上せしむる意味において、請負事業とかいうことをやらしておるかどうか。それから刑務所内の機械その他の設備が新しい構想のもとに行われておるかどうか。また能率の向上につきまして、新しい計画を持たれているかどうかという三点についてまずお答え願います。
【次の発言】 御説明で一応了解いたしました。あまり新しい設備がおありになるような感じを與えられないのでありますが、これはまた別の観点からお尋ねいたしたいと思います。  なお最近各国の行刑施設並びにそういうような所をば調査に出る……

第7回国会 法務委員会 第22号(1950/04/07、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと一言だけ伺つておきたい。あるいはどなたかお聞きなさつたかと思いますが、この商法の改正と同時に、先般予算委員会でも問題になつたと思いますが、見返り資金等の外国資金が入つた場合に、優先的に取扱われるような問題が起り得ると思いますが、そういう場合のことをこの条文の中に考慮された点がおありになるかどうか、この関係をちよつとお聞きしたいと思います。

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/02/06、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は総理大臣にできる限り簡單に数点だけお尋ねをしたいと思うのであります。  ただいま他の委員諸君等も質疑応答されておつたようでありますが、シヤウプ勧告並びにドツジ氏が提案された諸案について、われわれ考えてみました場合に、今総理がおつしやつたお言葉の中には、ポツダム宣言その他の状況により、なるべく日本政府に干渉がましい態度をとらないということがマ司令部の方針だ、こういうふうにおつしやられたようであります。私もさように承知いたしておるのであります。ところが最近シヤウプ勧告、あるいはドツジ案になるものを積極的に提出されたその反面において、日本政府の怠慢の結果かように内政に干渉されるがごと……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/02/13、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私法務総裁にごく簡單に二点ばかりお尋ねしたいと思います。従来の共産党の野坂君の理論は、総括的に批評してみますと、いわゆる平和革命をもつて社会改革をやろうという意味のように私は解釈するのであります。この理論ならばわれわれは大いに共鳴するところがある。ところが最近の野坂君のアカハタによる説明を見ると、そういう平和手段による革命は誤りであつたというふうに訂正されておるようであります。アカハタの論旨をそのまま引用しますと、武力革命、暴力革命で理想を達成するというような、はなはだ穏やかならざる結論が出て来るのであります。この点について法務総裁はすでにアカハタをお読みになつたか、もしお読みにな……

第7回国会 予算委員会 第16号(1950/02/16、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 簡単に、農林大臣に数点お尋ねいたします。米国あたりでは、不良食糧に対して取締りがあるのですが、日本ではそういうふうな取締りをしておりますか。その点をまず承つておきたいと思います。
【次の発言】 今私は資料を幾つも持つて来ておるのです。こまかい議論はなるべくやめることにいたしますが、最近外国から輸入した食糧で、消費者が受取らぬようなものを配給しております。たとえば粉のようなもの、こういうようなものを輸入する場合においては、嚴重な取締りをしてやつたのか、向うまかせにしたのか、これは重大な問題だと思うのです。農林省はこういうものにどういうような立場をとつておられるか。あなたが大臣をされて……

第7回国会 予算委員会 第20号(1950/03/03、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 議事進行について……
【次の発言】 総理大臣が御多忙であることはよく了承しております。御多忙であるからこの機会において私はこの間外務大臣の兼任を解きなさいと言つた。総理大臣が病気で寝ていることは外務大臣も寝るという結果になる、そのために国務が非常に遅滯せぬかということを警告を発しております。  なお聞くところによれば、大蔵大臣が重要な国策の立場にある通産大臣を御兼任なさつた。むろんそういうふうな兼任なさることは御自由でございますけれども、国務の澁滯がそういうところから現われて来ることを私は指摘しておきたい。ことに二百数十名の代議士を持つ自由党の中に人士は多士済々であります。何をもつ……

第7回国会 予算委員会 第21号(1950/03/04、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 本多国務大臣に簡単に二、三点お尋ねしておきます。  地方財政の見通しという点についてお聞きしたいのだが、われわれ調査するところによると、今の状態で行くと、地方財政は減税どころでなくて三割くらいの増徴になるのではないかという結果を見ておるのでありますが、この点について地方財政が今後健全な発達をし得る見通しがついておるかどうかという点を、まず最初にお尋ねいたしたいと思うのであります。
【次の発言】 平衡交付金の財源が将来確実に計上できるかどうか、この点の見通しはいかがでありますか。
【次の発言】 平衡交付金の財源が将来どの点で確保されるかという問題については実は憂える一人であります。今……

第7回国会 予算委員会 第22号(1950/03/06、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 時間がございませんから。簡単に要点だけ、数点お尋ねしておきます。  私の質問の時間を省略する意味においても重要でありますから、大蔵大臣の最近の心境を実は伺つておきたいと思うのであります。それは新聞によりますと、通産大臣を近くおやめになるという話を聞いております。また一説には、この間の新聞記者会談での結果から責任を感じて、大蔵大臣をやめられるというような説も伝えられているのであります。もしさようなお気持であれば、私はこれ以上質問することはやめた方がよいと思うので、その御心境のほどを伺つて、簡単に数点お尋ねしておきたいと思います。

第7回国会 予算委員会 第24号(1950/03/08、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は簡單に三点ほど総理にお尋ねいたしたいと思うのであります。幸いにここに山口国務大臣もおいでになつておりますから、先般来私が本委員会で取上げました金塊の問題について結末をつけたいと思います。  最初本委員会でお尋ねいたしましたときに、大蔵大臣はそういう話は聞いておらぬから知らぬという御返事であつたのであります。それでは理財局長にお尋ねしたいからというので、政府委員を呼び出して聞きましたところ、東京湾で引揚げた物資は二億三千万円、かように説明されたのであります。そこで私は二億三千万円あつたという話だが、われわれの調査によると、数百億に上る金額と考えておる。大体その品質は何かと聞いたと……

第7回国会 予算委員会 第25号(1950/03/09、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 時間の関係もありますので、ただいま議題になつております本予算に対しまして、警告付賛成をいたします。  さて本予算案を通覧検討いたしまするに、一応時局柄といたしまして、均衡予算の形式は整つておると思われるのであります。しかし均衡予算を組むに熱中した結果、数字にとらわれて、政治目的の実体たる国民生活の実情、実態をつかむことを忘れておる点があるようにうかがわれるのであります。政府は国民経済が安定せりと言われまするが、それは皮相の観であつて、国民経済はまさに四苦八苦であります。政府はまた均衡予算を組み、赤字財政より初めて黒字予算となつたと言われておられまするけれども、そもそも国家財政の均衡……

第8回国会 法務委員会 第2号(1950/07/18、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと関連して……今の御答弁によると、いろいろな判断ができるのですけれども、朝鮮問題の起る以前に私は武器輸送をしているのを目撃したことがあるのだが、ことさらに武器輸送に反対するという理由は私は成立たぬと思う。現在われわれは鉄道の沿線に住んでおりますけれども、武器輸送はすでに過去において何度もやつている。だから取立ててそういう問題を扱うこと自体がおかしいのではないか。平和投票云々と、ことさらに取扱うところに疑義が生じてくるのではないか。また軍事基地のごときも、これも問題ですが、すでに軍事墓地は至るところにつくつている「ではないか、つくつている」やつを向うがかつてに使用することを反対……

第8回国会 法務委員会 第3号(1950/07/20、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 そうです。今の猪俣君からの御発言に関連して私は二、三点…。この間の本会議で質問したときの内容に触れてちよつと説明を承りたいと思います。この間の総理のお話では、七万五千の増員と、海上保安隊員八千人増員するということを言われておつたが、これはもう数字は確定しておるのでございますか。
【次の発言】 私は実は数ばかりふやしても、それに伴う装備がなかつたら何にもならぬのじやないか思う。この間私が本会議で申しましたように、二尺足らずのこん棒を振りまわしてみたところで、はたして今後想像されるゲリラ戰術や、その他の暴動に効果があるかどうか。むしろ七万五千人の増員よりも、これを一万人にして、一万人に……

第8回国会 法務委員会 第5号(1950/07/24、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は、簡単に土地台帳の問題についてお尋ねいたしたいと思います。他の委員の方からお尋ねがあればけつこうであります。たとえばこういう場合はどうなるんでしようか。最近の事例でありますが、実は土地の所有者が知らぬうちに国有財産に編入されている事実がある。さように知らぬうちに処理されたということが証明された場合に、救済する方法を講ぜられておるかどうか。一例を申し上げますと、昭和二十二年まで税金を納めておつた。そうして二十三年に今度は税金の督促がなかつたからおかしいというので、区役所の方へ届け出たところ、一向それについて返事がなかつたから、それでは税はまだあとかなと思つているうちに、二十四年に……

第8回国会 法務委員会 第6号(1950/07/26、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私も関連して二、三点要点を法務総裁並びに政府委員にお尋ねいたしたいと思うのですが、日本の政府の共産党対策はほんとうの腰がすわつておるのかどうかということをまず聞いておきたいのであります。腰をすえてないで、及び腰でちよこくやるのならやらぬ方がよい、こういうことを私は聞きたい。どじようすくいでも、腰が定まつておればどじようがすくえるのでありますが、腰が定まつておらぬですくうと、どじようを逃がしてしまう。たとえば今問題になつた追放令の問題でも、徳田君ほか数名というものは行方不明だという。これはどういうわけなんですか。近いうちにつかまるのですか、それともつかまらないのか、逃がしておくのか、……

第8回国会 法務委員会 第7号(1950/07/28、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は簡單に数点、治安問題その他について法務総裁に御質問いたしたいと思います。現在の日本の警察組織で、はたして犯罪その他治安の維持ができるかどうか、お見込みはどうですか。私は現在の警察のような組織では、あのままの形で七万五千ふやしてみても、決して所期の目的は達せられないものだという前提のもとにお尋ねしておるのでありますが、この点はいかかですか。
【次の発言】 今お尋ねしました半分の御返答だけいただいたのだが、その前半分の、現在の警察組織で治安の維持ができるかどうか、犯罪捜査その他についてあれで満足しておるのか、組織変更の必要がないかということをお尋ねしておるのです。

第8回国会 法務委員会 第11号(1950/09/19、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 時間がないそうですから、私は簡單に二、三点お尋ねいたします。結論だけお尋ねいたします。徳田君以下九名の逮捕がどうしてできないのか、その理由について……。
【次の発言】 さような欠点があれば、それに対して拡充する方法をその後おとりになつたかどうか、その点はいかがでございますか。
【次の発言】 この有名なる徳田君や野坂君が、追放にかけたら地下にもぐるんじやないかというような予感を持つておられませんでしたか。それとも後日逮捕状を出したら安易に逮捕できるというようなお見込みであつたかどうか、事前においてその点はどうでございますか。見込み違いでございましたか、それとも何か手違いがあつたか。

第9回国会 法務委員会 第2号(1950/11/30、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 大分時間がたつているようでありますから、私も次の機会に発言をお許し願えるならば留保してこの際終りたいと思いますが、それでもお許しくだされば十五分くらいで片づけます。

第9回国会 法務委員会 第4号(1950/12/02、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私はごく総論的に二、三点お尋ねいたしたいと思うのであります。  それはまず第一に、裁判所の文化的施設、言葉をかえて言えば、機械化ということについて裁判所は何か考えておられるかどうか。一例を申しますれば、裁判の記録等は速記によつて迅速をはかる必要があるが、最近は私の大学でも試みておりますが、録音機の使用であります。これはワイヤとテープの両方ありますけれども、一時間くらいの話は自由にとることができる。そして五十回くらいの複製ができる。不必要であればすぐ次の話を吹き込みさへすれば消えてしまう、石盤のような能力を持ち、しかもきわめて能率的であり、文化的なのです。こういう点を大いに活用なさる……

第9回国会 法務委員会 第5号(1950/12/04、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 検察関係の問題についてお尋ねをいたしたいと思いますが、まだ係の方がおいでにならないようでありますから、国警関係の方から二、三点お尋ねしておきたいと思います。過般の委員会で朝鮮人の分布状態並びに韓国人と朝鮮人との数について明瞭な御説明のあつたことを私了承いたしておりますが、なお戦後において帰化した元の朝鮮人あるいは二世の朝鮮人というようなものは御調査になつておられるかどうか。あらば数字をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 この間の御説明を基礎にして考えてみると、今の御説明と総合しますと、この間の数字は非常にずさんな大ざつぱなものだという結論が出て来るわけであります。そこで進んで……

第9回国会 法務委員会 第6号(1950/12/05、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は少し別な観点から治安に関する問題をこの機会にご質問いたしたいと思いますが、昨日委員長を通じて総理のご出席をお願いいたしたのですが、これはどういうふうになりましたでしようか。
【次の発言】 御出席がなければやむを得ませんが、この機会に法務総裁に一応私の意のあるところをお尋ねして、あとで適当な機会に総理から御答弁が願えるようにおとりはからい願いたいと思います。
【次の発言】 政府も御承知の通り、現在中共軍と国連軍の戰況は目下最終階段に臨んでおるように見られるのであります。そこでもしこれがさらに発展して、全面的戰斗状態に入つた場合に、日本の本土空襲ということが想像されるのです。それは……

第9回国会 法務委員会 第7号(1950/12/06、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつとお尋ねいたします。きのう外務委員会であつたかと思いますが、総理は警察予備隊の隊長はわしだというようなことを言われておつたが、それは間違いじやないかと思う。もし長官が隊長さんであるとすれば、総理大臣は司令官とか何とかの肩書が出て来なければならぬが、そういうふうなはつきりした階級があるのでありますか。それが一点。それからもう一つは、司令官あるいは隊長であるとするならば、総理大臣の官邸はたれが警備するのか。隊長のいるところの警備は自治警がやるのか、国警がやるのであるか、あるいは予備隊がやるのであるかということをちよつと聞きたいと思います。

第9回国会 法務委員会 第9号(1950/12/08、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 今の、総理大臣の非常事態宣言に基いて、警察予備隊並びに警察の活動をする場合に、その補助機関あるいは協力機関として、有給の消防隊、また必要に応じては、自治体の無給の消防団員を活動せしめるという行き方は、時宜に適したように考えられるのでありますが、万一そういうふうな直接の任にない者が出動の結果、身体等に障害を発生した場合に、国家的の補償がありますかどうか、その点はいかがですか。
【次の発言】 その点が徹底しておらないと、士気に影響するのじやないかと思います。ことに自治体警察の予算等は、かなり貧弱なものだということもわれわれ承知いたしております。むろん非常事態が発生するということは、重大……

第10回国会 法務委員会 第2号(1951/02/08、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと関連質問……。今の梨木君と報告者との間の議論でありますが、この文書はこれは報告書でございましよう。だから事実を報告したのだから、その結論の議論をするのは少し早過ぎるのではないか。
【次の発言】 これは報告書だから、報告書のことが事実にあるかないかということであるならば別であるけれども、これについてどうこうという引延ばした議論は少し気が早過ぎるのではないかと考えます。双方の意見の食い違いがそこから来るのではないかと思うから、しかるべくもつとつつ込んでお話願いたいと思います。

第10回国会 法務委員会 第4号(1951/02/16、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと二点ばかりこの修正意見についてお尋ねいたしたいと思いますことは、梨木君の今の御説明によりますると、神戸事件その他の事件がどういうふうに観測されておるのかという点が疑問になるのです。押谷君その他の意見、説明を聞いておりますと、あれは政治的権力闘争だというふうに、非常に重要視して取扱わなければならぬ、こういう説明になつておるように聞えるのです。ところが梨木君の説明から見ると、むしろあれは生活闘争であるという。その間には大きな開きがある。まず梨木君にお尋ねしたいのは、あれは騒擾事件として認めるのか、あるいはただ單なる、平穏なる運動にすぎなかつたのかどうかという点について食い違いが……

第10回国会 法務委員会 第7号(1951/03/08、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は法務総裁に簡單に数点お尋ねいたしたいと思うのでございます。吉田内閣は元来どうも物事を秘密主義に取扱うくせがあるという非難が多かつた。ところがきよう大橋総裁の御説明を聞いて非常に愉快に感ずるのは、かなりつつ込んだ人事のいきさつまでも公表せられたということで、私は吉田内閣にその人ありと非常に心強く感じたのであります。私はかくあるべきだと思う。この点については大いに敬意を払いたいと思うのでありますがごく簡單に数点伺つておきたいと思うことは、先ほど来の木内問題取扱いについて慎重を期せられたことはよくわかりますが、木内氏が何ゆえに強硬にこの栄譽ある転任を望まなかつたか、その点の説明がなか……

第10回国会 法務委員会 第13号(1951/03/23、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 ちよつと関連質問を……。先ほど加藤君の質問に対して大橋総裁が御答弁なさつておられましたが、総括的にそばで聞いておりますると、何だか米人が切捨てこめんで、その場合にはどうにもしようがない、傍観するよりしかたがないのだというふうな感をわれわれは與えられたような感じがするのです。実は私は終戦直後でありましたか、横浜で憲兵総司令官に会つたことがあります。そのときの憲兵総司令官の話では、米軍といえどもあるいは米人といえども、不都合な行為があり、犯罪を構成するようなことがあつたら、遠慮なく言うて来てほしい、公正な処置をするからということを聞いたことが私あるのであります。そういう意味で、むろんた……

第10回国会 法務委員会 第33号(1951/05/28、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 簡單に二、三警視総監にお尋ねいたします。第一点は、最近人権の擁護がやかましく叫ばれている折柄、別の面におきまして、か弱い子供を道連れにして一家心中ということが、ほとんど毎日のように記事になつて現われて来るのでありまして、その心中せる原因等に関して何か警視庁は研究されたかどうか、またそれに対する対策等を考えたかどうかという点。なおこれに関連してたとえば生活相談所とか、人事相談所というような、人命保護とか、あるいは人権擁護とかいう方面に積極的に何か働きかけがあるかどうか、この点をまず最初に伺つてみたいと思います。
【次の発言】 お説のように、結局生活に希望を失つたので一家心中をするとい……

第10回国会 法務委員会 第34号(1951/05/29、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 実は私は総理大臣に直接お聞きする方が便宜だと思いまして、数回御出席を希望したのでありますが、政務多端という理由でお出が願えなかつたのであります。本日特に岡崎官房長官が御多忙中御出席くださつたことの労苦に対して感謝いたします。同時に、ただいま質問することは国民の要望するところでもあり、聞かんとするところでもあるという根底からお尋ねするという意味をお持ちくださいまして、十分御考慮の上御返答願いたいと思うのであります。  まず第一にお尋ねいたしたいと思うことは、ポツダム政令に関する再審査の権限が日本政府に委譲されたというふうに新聞に発表されておりますが、その権限の内容等に関して一応承つて……

第10回国会 法務委員会 第36号(1951/06/02、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 簡単に二、三点政府委員にお尋ねいたしたいと思います。  過般の委員会で、非常事態に際しての国民の権利義務ということに関して法務総裁に意見を述べておいたのでありますが、その後そういう問題について政府はどういう考えを持つておられるか、非常事態が国内に発生した場合には、総理大臣は非常時宣言をする権能を持つて、同時に予備隊の活動を開始するようになつておりますが、その非常事態が大きな場合は、現在の予備隊活動だけでは不十分である。場合によれば国民の大きな協力をまたなくてはならぬ。しかしながらその国民の協力をまたなくてはならぬ場合において、何に上つてその協力を求めるかという法的根拠が現在のところ……

第12回国会 法務委員会 第12号(1951/11/14、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私は二、三点、数日前に起りました天皇行幸先における京都大学の事件に関して、国警側から今日までの状況について一応お尋ねいたしたいと思います。さしあたつて御報告があつたと思いますが、その内容をひとつここで御発表願いたいと思います。その順序を経て、私はあらためて質問を続けたいと思います。
【次の発言】 この事件は単なる天皇個人の問題ではなくして、国家の象徴たる天皇ということを考えますると、かなり日本の国内の秩序が、大学においてすらあのような騒動が起るのだということが国際的に知れたときには、非常に治安に不安を感じさせるということが考えられる。ひいては対外的関係から見ても、日本再建に非常に思……

第12回国会 法務委員会 第15号(1951/11/21、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 ちよつと関連して……。録音機の話が出ましたが、私は裁判所で録音機を使うことは最も文化的だと主張した一人であります。最も進歩的である梨木君が録音機の使用に反対するということは何かの間違いじやないかと思いますが…。
【次の発言】 私は要所々々を簡単に服部学長にお尋ねいたしたいと思うのであります。この間文部大臣にお尋ねしたのだが、文部大臣はお答えにならなかつた。このたびの天皇陛下の京都大学行幸は、京都大学から天皇の行幸を要請されて行幸になつたのか、それとも京都に行くついでに、陛下が京都大学を御見学したいというおぼしめしで京都大学にお寄りになつたのか、その点をお聞きしたのだがわからなかつた……

第13回国会 大蔵委員会 第91号(1952/06/16、24期、第三倶楽部)

○世耕弘一君 中野委員からお尋ねでありますが、毎日新聞に私が一部意見を申し上げましたのは、過般来議会において政府側において発表したと称するダイヤモンド並びに金塊等の数量が、私の摘発当時の調査資料に基いて申し上げますと非常な食い違いが発見されたのであります。それで食い違いがあるということを、この際その数量の厳格な御調査を願うことが、国家国民のために必要であると私はかように考えまして、行政監察委員会に文書で要求したようなわけであります。その一部が新聞に載つた、かように考えるのであります。こまかい数字は抜きといたしまして、ダイヤモンドは今日本銀行にあると発表された数量を、かりに装飾用のダイヤモンドと……

第13回国会 法務委員会 第2号(1951/12/14、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 近ごろ新聞、ラジオ等で盛んに汚職事件が坂上げられて、その粛正を国民の名において要求されておるようであります。この点に関して法務総裁はどういうふうに考えておられるか、まずその点を伺つておきます。
【次の発言】 法務府としては、そういうような不正事件の発生しないよう一に、防止なさることに積極的努力を払われておられるか、発生したものを摘発することに努力されているか、そのいずれを主として選んでいるかをまず承つておきたい。
【次の発言】 綱紀粛正に関して、法務総裁は閣議で何か御発言になりましたか。その点はいかがですか。
【次の発言】 閣議のこまかい内容にまで立ち入つてお聞きしようとは思わぬの……

第13回国会 法務委員会 第4号(1952/01/28、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 急激な出火で非常に被害が大きかつたと思いますが、これまで防災対策について、何か町として考えたことがあつたのですか。そういう点はいかがですか。
【次の発言】 その間において死傷者の数等はおわかりでございますか。  なおつけ加えて御質問申し上げたいが、どうも最近の日本におけるいろいろな事件は後手々々となつておる。殺されてから調査する、燒けてから大騒ぎする、それでは何ら意味をなさぬ。私はむしろ焼けることのあるべきことを予想して防災に盡さなければならぬと思う。むろん風速三十メートル、五十メートルというのはこれは例外的でありますが、さような場合でもなお災害を少数に食いとめるというような行き方……

第13回国会 法務委員会 第11号(1952/02/12、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 国警長官に二、三点お尋ねいたします。警察予備隊は長官の指揮下にありますか。
【次の発言】 次にお尋ねいたしますが、重要な地位にある人がかなり脅迫されているということをときどき聞くのでありますが、あなたのところへも脅迫状が大分来ておりますか。法務総裁その他の関係者は命がけでというようなことをちよいちよい聞いておるのですが、その点はいかがですか。
【次の発言】 長官以前から見て大分やせているようだから、ずいぶん苦労が多かろうとお察しいたします。(笑声)ただ先ほどの問答の中に、デマと真実という問題が出ましたが、デマが案外真実に化する場合が多いのです。しからばデマの出どころを突くことが非常……

第13回国会 法務委員会 第12号(1952/02/13、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 関連して数点お尋ねしておきます。箇條的にお尋ねいたしますが、他の消防隊との連絡、並びにその他の消防隊が火事の現場に出会わした時刻は、出火とどれくらいの時間があつたか。
【次の発言】 他の消防隊です。他の消防団、並びに消防隊です。あるいはそれ以外の消防に協力する団体が、何どきどういう方法によつてはせ参じたか、こういうわけです。
【次の発言】 山田から何分で届きましたか、当日は。
【次の発言】 何台来ました。
【次の発言】 失火当時あなたの管轄に属しておるといいますか、あるいは松阪所属の活動し得る能力のある消防のポンプの台数はどのくらいございました。

第13回国会 法務委員会 第13号(1952/02/14、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 簡單にお尋ねいたしますが、まず菊池さんにお尋ねいたします。  死刑の宣告を受けた理由、それからさらに減刑された理由はどこにあるかということと、もう一つは濠州の宗教は、死刑とどういう関係を持つておるか、御存じだつたら、それを承りたいと思います。
【次の発言】 黒田さんにお尋ねいたしますが、黒田さんもやや同じような状況に置かれておつたのではないかと思うのですが、いかがでありますか、その点は。
【次の発言】 大赦になつた理由は今承つてわかつりました。  そこでお尋ねいたしたいのは、旧教問題から説きますと、死刑ということは、あの宗教では認められないように考えられる。またそういう極刑は、あの……

第13回国会 法務委員会 第14号(1952/02/15、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 簡單に二、三点……。いろいろ質疑応答があつたのでございますが、猪俣君の言うのも一理あるし、政府側の意見もまた一理あると私は思う。ここは国際関係だから、そう簡單に割切れないのである、こう私は考えるが、二、三点それに触れておきます。もし総理大臣が行くというときにはあなたはどういうふうに解釈します。吉田さんがもし行くとすれば、どういう標準でそれを判断なさるか。
【次の発言】 そう言うだろうと思つておつたのですが、そういうこともあり得るのです。仮定じやないのです。ほんとうを言うと今後外交交渉が積極的になるというと、総理大臣も、大臣も、あなた方も行かなくちやならないと思う。それをひとつ聞いて……

第13回国会 法務委員会 第16号(1952/02/20、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 それでは簡單に……。先ほど裁判権の問題等に対して、いろいろ進んだ国際間の空気があるということは、まことに同慶にたえないと思います。ぜひそうありたいとわれわれも考えておりますが、それに触れて申し上げたいのは、アメリカで生れたアメリカの二世がアメリカの市民権が得られるということは、リンカンがその国に生れた者はその国の支配権を得る、こういうような哲理から出発したものでありますが、そうしますると、今度は台湾で生れた日本人の二世は台湾に帰つり生活する権利があるのではないか。朝鮮で生れた朝鮮の二世は朝鮮へ帰つて朝鮮で生活する権利があるのではないかということが当然論じられて来なければならぬわけで……

第13回国会 法務委員会 第19号(1952/03/03、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 時間制限があるそうですから、一問か二問に限つて簡單にお尋ねいたします。今島田総長から、大学の自治、学問の自由という御説明がございましたが、私も同感であります。同感でありますが、ただもう一つお尋ねしておきたいことは、学問の自由ということは世界的なものです。同時に学問の中に秘密はないはずなんです。ところが外部から入つて来た者をば排斥するということは、むしろそれは学問の自由を阻害するのではないか。教育基本法読んでみますると、あらゆる機会において大学はむしろ教育の機会均等、その研磨をすべきことが條文の中に現われておる。そういう点から見て、現在の官立、国立大学のあり方は、はたしてこの思想に合……

第13回国会 法務委員会 第20号(1952/03/06、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 時間がありませんから簡單にやります。先ほど来警視総監並びうに委員の方で質疑応答があつたようで、文部大臣もお聞きの通りだと思いますが、私は結局今度の事件は学生を対象にして議論すべきじやないと思う。これは学校当局、文部省、警視総監、この間で論議すべきものだ。根本をきめて行かなければならぬ。まだこの子供は未完成なんだ。乱暴を働くこともありがちだ。また警察のあり方も警視総監の意思に反したことが往々にして現場で行われることもあるのです。その末節をとらえて論議するということは、あるいは必要かもしれぬけれども、今日一番大切なことは、自治の根本、治安の根本をどこでどう処理するかということが一番大切……

第13回国会 法務委員会 第24号(1952/03/25、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 時間がないようでありますから、数点簡単に西村局長並びに調達庁の政府委員にお尋ねしておきたいと思います。  安保条約の二条並びに三条によりますと、二条には「基地」という言葉が使われております。それから第三条には「配備」という言葉が使われておりますが、これは何か理由があつて使いわけられたものと思われるが、御見解はい  かがでありますか。
【次の発言】 そうすると第三条の「配備」という中には基地が含まれておるかという問題が出て来るわけであります。基地が含まれてない配備ということはちよつと想像できないのです。この点はどうでありましようか。

第13回国会 法務委員会 第26号(1952/03/27、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 極東軍事裁判に関係のある犯罪で、特赦減刑ということが考えられておると思うのでありますが、さような場合に、必ずその裁判に関係した当該国の承認を得なければならぬというようなことの條文を、ほかの方でもちよつと見たのでありますが、独立国として、日本の裁判権を確立した場合に、ただ報告だけにとどまるというような、取扱いはできないものでございましようか。依然として関係国の了解を得なければ、その行政手続はできないものであるかどうかということを一つと、もう一つは、一昨日でございましたか、本委員会で西村條約局長を通じて、いろいろな行政協定についての意見を聞いたのでありますが、こまかいことば他の機会にお……

第13回国会 法務委員会 第37号(1952/04/19、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私はニ点ばかり簡單にお尋ねいたします。  まず第一に、用員のストライキが行われた場合、それが日本人であつた場合にどういうような取扱いをするか。
【次の発言】 たとえば、飛行機の整備をするために雇われておる。あるいは船舶について、特に軍需品の積込みを請負うておる。そういう者が、作戰行動をする場合に、途中で故意に休んでしまう。そういう場合の処置はこの協定のどれで取締ることができるのであろうか。あるいはもう少しこまかい点まで掘り下げて行きますと、無電裝置に関係のある者が故意に休んでしまう。そのために活動が不能に陥る、重要な軍の行動ができなくなるということがあり得る。そういう場合の処置はど……

第13回国会 法務委員会 第41号(1952/04/24、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 関連質問で一点だけお伺いいたします。先ほど法務総裁が人権蹂躪の問題で、これは民間で大いに取扱うべきだというお説があつたようであります。私もこれには同感であります。しかしながら従来人権蹂躪問題が起るのは、多くは官憲が民間の人権を蹂躪したというところに原因があるように思うのであります。そうなりますと民間ばかりにまかしておいたのでは、弱い民間人が官憲と対立する場合に、はたして人権が擁護できるかという一点が疑われるのでありますが、その点について何かお考えがおありになりますか、一点だけ伺つておきます。
【次の発言】 民間が大いに奮起して人権をみずから擁護するということには同感なんです。ところ……

第13回国会 法務委員会 第43号(1952/04/26、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 簡單に数点お尋ねいたします。まず最初にお尋ねいたしたいのは、労働者の経済ストから政治ストに転入して、さらにそれが暴動化する危險性が各国にあるのでありますが、さような場合の見解並びに取締り方針に対して、どういうところに基本を置くか、どういうところに根拠を置くかということの、ごく基本的なお考えを承つておきたいと思います。
【次の発言】 昨日来吉河局長から、最近における破壞活動は、きわめて巧妙な作戰と行動に移つておるということを御説明があつたように私は記憶いたしております。必ず今後の作戰は、こういう機会をとらえて来ることは、火を見るよりも明らかであります。ことにこの法案の内容を見まして、……

第13回国会 法務委員会 第44号(1952/04/28、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 急所々々だけお尋ねいたしたいと思うのでありますが、破壞活動防止法案という名称に基いてまずお尋ねいたしますが、破壞の内容についてはどういう見解をお持ちですか。
【次の発言】 具体的な場合を例示していただきたいと思います。
【次の発言】 第三條に掲げておる破壞行為、いわゆる破壞活動を防止するというのだから、活動に入らない前に防止する、こういうふうに解釈していいですか。
【次の発言】 社会不安を醸成する、いわゆる革命の前奏曲として、たとえば病毒菌を散布したというような場合は、破壞活動になりませんか。
【次の発言】 そうしますると、暴力革命をやる意図を持つて教壇で学生に継続して講義をしてお……

第13回国会 法務委員会 第47号(1952/05/09、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 政府委員の方々もお疲れのようでありますから、私は六時まで数点にわたつて簡單にお尋ねする予定でございますから、そのおつもりでお答えを願いたいと思うのであります。  最初にお尋ねいたしたいことは、第三インターナシヨナルの共産主義団体が日本の国内である団体と呼応して活動を開始した場合に、この法律のどれによつて取締られるかという問題をまず承つておきたいと思うのであります。
【次の発言】 いわゆる世界共産主義なるものが日本の暴力革命をやる共産主義者と呼応して、その活動を援助するために資金あるいは物資あるいはその他あらゆる方法に基いてこれを援助するか、した場合、この第三條をもつてそれが取締れる……

第13回国会 法務委員会 第51号(1952/05/15、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私の同志の中には本案に対して反対の意見を持つ者もありますが、私はこの機会に、自由党の修正された案に対して賛成の意見を申し述べたいと思うのであります。まずその理由といたしまして、二、三指摘して結論を申し上げたいと思うのであります。  本案は立法の面から見ましてなお不十分な点が多々あると思います。しかしながら今日の社会現象からながめまして、一応この案を通過せしむることが妥当なりという結論を得たわけであります。先般私は本委員会においても申し上げたがごとく、現在の日本の状況は、ちようど革命の前夜の様相を呈しておる、かように私は指摘しておきました。皇居前の事件あるいは東大、最近は早大事件、ま……

第13回国会 法務委員会 第52号(1952/05/17、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 二点ばかり簡単にお伺いいたします。前回の議会であつたと思いますが、やはり裁判の遅延を促進する方法ということが本委員会で問題になつております。その節に私はなぜ録音機を使わないかということを注意しておいたはすでありますが、最近録音機並びに速記をどの程度まで利用しておるか、あるいはまた将来どこまで普及する考えか、この点を伺つておきます。
【次の発言】 裁判の促進並びに簡潔に処理するということが常に問題になつていると思うのであります。そういう意味から文明の利器である録音、速記ということは当然なことだ。一年前に私どもの方はこの委員会で発言して要求しておいたのでありますが、今の御説明だとなかな……

第13回国会 法務委員会 第56号(1952/05/22、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 ほかの委員からそれぞれ質問がありましたので、私はその他の範囲で二、三お尋ねいたしておきたいと思うのであります。  近来社会不安が激化されて、それに伴う事件を法廷において裁判されたという例がたくさん発生していることは御承知の通りであります。この法廷の不祥事件が全国に及んでいるということは先ほど来岸局長から御報告があつたと思います。しからばかような事件をば裁判する場合に、これこれ注意を必要とするという注意事項くらいの訓示が上長官からあつてしかるべきものだと思う。たとえば大阪の裁判所に対して上からそういうような注意事項か何かございましたかどうか、それをまず伺つておきます。

第13回国会 法務委員会 第74号(1952/07/30、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 国際関係について私も関連して二、三お聞きしたいのですが、ただいま條約局長から国際公法に関する御説明がありましたので拝聴いたしましたが、また北川委員から、属地主義並びに属人主義についての見解も明らかにしたようであります。私は別な観点から属地主義でも、あるいは属人主義でも、相手が上品な相手なら、どつちでもよい。相手が下品なものならばここに問題が発生して来る、こういうふうに考えたい。国際法を解釈する場合でも、この見解をとることが一番必要ではないか。その意味において、ただいま局長さんからお話になつた軍隊の素質について、少額の金額のどろぼうをする、窃盗を働く、あるいは泥酔して乱暴を働く、強盗……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/01、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私に割当てられた時間が少々でありますから、要点だけをかいつまんでお尋ねいたします。できれば御親切に御回答願いたい。  先ほど来再軍備問題が非常にやかましく論議されておりましたが、この点にちよつと私は触れてみたいと思う。それは再軍備問題に直接の関係を持ちませんが、警察予備隊が七万五千人からさらに三万五千人増大されるということを、総理並びに大蔵大臣の御演説の中でも説明されておりました。それは不必要じやないかと言いたい。それはどういうことかと申しますれば、人をふやすより機械をふやしたらいいじやないか、その方が経済的じやないかというのです。従来の国防はえてして人をふやすことによつて、国防が……

第13回国会 予算委員会 第9号(1952/02/05、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私は與えられた時間が二十分でありますから、その範囲内において簡單にお尋ねいたしますから、どうぞ関係閣僚も簡單に御答弁をお願いいたしたいと思います。  まず第一にお尋ねいたしたいのは、昨日の新聞にも出ておつて御承知かと思いますが、日本の国内において原爆の防空演習が行われることが発表されております。しかもその中に細菌戦に対する防空訓練もやるということになつております。過般アメリカではニューヨークその他において原爆に対する防空演習が行われておることは、ニュース映画で日本にも輸入されてよく承知されておるのであります。さような場合に司令部は別といたしまして、厚生省並びに関係閣僚は何か対策がな……

第13回国会 予算委員会 第15号(1952/02/14、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 最初に二、三点、安本長官に簡單にお尋ねいたします。この間参考人から聞いたのでありますが、いわゆる不要不急の建造物がかなり多数ある。しかも日本の製鉄産額の十倍くらいがそれに充てられておつたということを参考人が言つておつたのですが、そういう事実があつたかどうか、あるいはそれに対してその後の処置をどういうふうにつけられておるか、それを産業面にまわす場合は、どういう方面に配置されるか、これらについて御説明を承つておきます。
【次の発言】 ドイツの例が最近報道されておりますが、ドイツの識者並びに政治家は、むしろ建築を二の次にして、機械工業の方面に全力を注いでおる。そしてドイツの復興をはかり、……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/02/18、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 ちよつとお尋ねしますが、地方財政平衡交付金が正当に使用されていないという批判が非常に多い。現に熱海の事件のごときもその一例じやないかと思う。もう一つ、これははつきり申しますれば京都がそうだ。私のところ今多量の資料が届いており、疑獄事件に発展しつつあるような状況であります。そういう点に対してどういう御監督をなさつておるか、あるいは御調査をなさつておるか、きようは関連質問でありまして、明日あらためてお聞きしますが、ただ政府側の交付金が正しく地方自治に使用されているかどうかということのお見通しを御説明願えればけつこうであります。

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/02/20、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 私は農林大臣、大蔵大臣、その他の大臣にお尋ねしたいと思いましたのですが、岡崎官房長官はきようお見えになりますか。
【次の発言】 それではなるべく早目においでをいただくように願いまして、最初に運輸大臣にお尋ねをいたします。  主として航空対策についてお尋ねするのですが、巷間伝えるところによると、運輸省は百億近くの航空対策費を政府に要求したところ、わずかに三億くらいしか予算が通らなかつたということが伝えられておるのですが、そういう事実があつたかどうか。もしあつたとするならば、どういう理由によつて削減されたのかということを承つておきたいのであります。私の持時間がわずかでございますから、要……

第13回国会 予算委員会 第25号(1952/05/15、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 時間がありませんから、私は四点ばかり読み上げますから、これに総理初め関係閣僚からお答えが願いたいと思います。  第一点は、政府の努力にもかかわらず、治安は次第に破壊され、国民は不安にかられておる。考えようによつては、革命の前夜のような感もある。この際内外の信用を確保するために、積極かつ徹底した施策を必要と思うが、総理のお考えはいかん。  第二は、税務行政上、下級官吏の行き過ぎが非常に国民の感情を刺激し、反感を助長せしめ、議会否認まで論及する者すら現われておる。ことに赤化分子がこれに競合して、破壊活動を容易ならしめ、税務署の放火、火炎びん投入等の状況を呈しておるが、これについて治安の……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 運輸委員会 第34号(1953/08/06、26期、自由党(分))

○世耕委員 時間を短縮する意味において、端的に御質問を申し上げます。過般来総裁並びに委員との質疑応答を拝聴いたしておりますると、結局今度の事件はまことに済まない、遺憾しごくである、申訳ないということを、連日繰返しておるように承知いたしております。昔のことを言えばおかしいように思いますけれども、昔の武士は済まないという言葉が出た場合は、切腹して申訳をするのであります。ところが本件に対して、済まない、遺憾である、申訳ないということを繰述すその良心がおありになるとするならば、まず総裁、副総裁はみずからこの責任を痛感して、おやめになるということが前提でなくちやならないのではないか、この腹がわかつておる……

第16回国会 行政監察特別委員会 第3号(1953/07/03、26期、自由党(分))

○世耕委員 三井倉庫のダイヤですが、当時私がダイヤの摘発をやつておりました時分に、問題が発生した事件なんであります。あれは、実際を言うと、三井倉庫の方が、こんなものを預かつておると、かかり合いになるからというので、自発的に出した。だから、領収証なり内容はむしろ三井の方にあるわけです。向うが自発的に出した。だから、感心だなと私は思つた。その当時は隠し立てて逃げ歩いておつた。あるだろうと言つて摘発に行くと、ありません……。しまいに、あるじやないかとおどかされて、済みません……。だから領収証は出しておると思う。そういう実情なんです。あのときは、三井は、こんなものを預かつておつたら、かかり合いになるか……

第16回国会 行政監察特別委員会 第4号(1953/07/07、26期、自由党(分))

○世耕委員 ちよつと二点ばかりお尋ねしておきたいと思います。ダイヤモンドを鑑定した鑑定人がみな成金になつておる。大体平均数千万円ぐらいの金を持つているということを聞いているのですが、そういうことをあなたはお聞きになつたことはありませんか。また、鑑定人は従来通り貧乏している人が多いか、少しはもうけている人があるか、あつたらお聞きしたい、
【次の発言】 みな憂国の至情から、あるいは進んで供出し、あるいはまた脅迫されてダイヤを供出したにもかかわらず、依然として市中に大きなダイヤが販売されている。あのダイヤはどういうところから流れ出して来たとあなたはお考えになりますか。それとも、そういうようなダイヤを……

第16回国会 行政監察特別委員会 第5号(1953/07/08、26期、自由党(分))

○世耕委員 関連して――。つかぬことをお尋ねするようですが、証人は待従長をお勤めになられたということを、今説明のときにお聞きしたのでありますが、待従長というのはどういうお役をするのか、一応御説明願いたい。
【次の発言】 御説明のようだと、侍従長という役は非常に大役であり、陛下のおぼしめしは常にあなたがよく御承知なくてはならぬというわけですね。そういうことは判断できる。しかも、今証人のお話によりますと、陛下には戦後皇室財産を全部国民に提供して、国民の苦難を救いたいというおぼしめしのあつたということをあなたからおつしやいましたことも、われわれは、皇室に対するいろいろな関係を知る上において、さもあら……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第21号(1953/07/30、26期、自由党(分))

○世耕委員 委員諸君並びに政府の協力によつて災害対策に関するそれぞれの施策が相当進捗しているという事柄に対しまして、被害地の出身議員の一人といたしまして感謝する次第であります。御承知の通り、このたびの和歌山県並びに九州地方の水害は、従来の水害と趣を異にしておる。六十年に一ぺんあるいは百年に一ぺんあるかないかというような、現在の科学知識で予想できないような大きな水害であります。かような特殊性のある災害でございまするから、自然国家としての対策もそれに順応すべき政策が樹立されてしかるべきと思うのであります。それぞれ法律案等も検討されておるようでありますが、災害対策にはおのずから緊急と長期にわたる両方……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第23号(1953/08/04、26期、自由党(分))

○世耕委員 このたびの特別災害について、交付金ないし特別災害の財政補給金の制度の特別立法が当然必要だと思いますが、こういう点に関しまして、特に参議院の委員長も御臨席のようでございますが、本議会で御手配ができるかどうか。

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第25号(1953/08/07、26期、自由党(分))

○世耕委員 私は国鉄関係についてお尋ねいたしたいと思うのであります。紀勢西線が水害のために破壊されてから、これを復旧するのにどうしても二箇月かかる。九月の半ば過ぎにならないと、鉄道の連絡がつかぬというようなことを聞いておるのでありまするが、昔ならいざ知らず、最近における科学技術の進歩した時代に、工事進捗が少し長過ぎはしないか、この点は、どういう支障でそういうふうに長くかかるかということを聞いておきたいと思う。  なおまた、もう一つは、最近の水害にあわせて一つの例を申し上げますと、岩出町の事件であります。岩出町の町長の取扱いが非常に機敏であつたがために、わすか数十俵の士嚢で町の水害を防いだという……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第31号(1953/09/11、26期、自由党(分))

○世耕委員 私は簡単に政府当局に要望したいと思います。  まず第一に、これは副総理には現地を親しく御視察願いましたので、蛇足かもしれませんが、今度の災害は、百年に一ぺんか、二百年に一ぺんあるかないかという異常の災害であるから、従来の災害と異なつた見地からこの問題を取上げていただかなければならぬということを、私お願い申し上げたい。たとえば、現在なお死骸を掘り出さなければならぬところがある、あるいは中から母親が子供を掬いてそのまま掘り出されて来る、あるいは老夫婦が次々に材木の間にはさまれて死骸となつて現われて来るということは、現地を見たならば涙なしには見られない。あるいは一部落が全滅して、たまたま……

第16回国会 文部委員会 第4号(1953/06/26、26期、自由党(分))

○世耕委員 私は簡単に数点文部大臣にお尋ねいたしたいと思います。  まず第一にお尋ねいたしたいのは、今も問題になつておりましたが、すわり込み戦術をとつたことは現在道徳的に考えたらいいことか、悪いことか、それをお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 大臣に面会を強要するような教員が、かりに日本にたくさんありとするならば、さような者をして教育に当らしめるということは、日本の教育の発達を阻害するものだ、と私はかように考えるものであります。その点については文部大臣はどういうお考えを持つておられるか。  もう一点さらに一つ突込んでお伺いいたしたいことは、大多数の教員は善良な教員である、非常にりつぱな……

第16回国会 文部委員会 第6号(1953/07/02、26期、自由党(分))

○世耕委員 簡単に政府にお尋ねいたします。  まず第一にお尋ねいたしたいのは、従来の義務教育の方針といたしましては、大臣と知事が教育機関の管理者であり、監督権を持つておつたのであります。ところが改正されて、今度は市町村長にその管理権が移つたというような一面があると同時に、独自の立場で教育委員会というものができて、その教育委員会によつて教育方針が確立される。こういう二つの行き方が、現在の日本の教育界に現われておるのであります。しかも教育委員会なるものが予算を持たない。ある一つの小さい村の例をとつてみますと、教育費用に対する予算は村長が持つておる。しかしながら教育委員の計画する計画内容に対しては発……

第16回国会 文部委員会 第8号(1953/07/07、26期、自由党(分))

○世耕委員 今日は時間がないので十五分以内という委員長からの御注文がありましたので、十五分以内にお話を申し上げたいと思いますが、残余の質問はたつぷり時間をいただくことを御子承願いたいと思います。  まず第一にお尋ねいたしたいのは、文部大臣は現在施行されている教育委員会の功績をどう思うかということであります。教育委員会が能率をあげているかどうか、教育委員会が文教に対する指導その他の功績をどの程度あげているかどうか。なぜそういうことをお尋ねするかと申しますと、最近における関東一部六県か七県かの議長会議において教育委員会は廃止すべし、あるいは存置の価値なしというような議論が出ているのであります。そこ……

第16回国会 文部委員会 第9号(1953/07/09、26期、自由党(分))

○世耕委員 関連して。大体月謝が私学と官立とは非常に相違があるのですが、国費多端なときに、もう少し官学は一般に月謝を上げていいんじやないか。そうして上げた費用をむしろ研究費等にまわす方が合理的じやないか。私学の月謝と比較してほとんど三分の一くらいである。いい先生に教えてもらつて、いい設備を受けて、月謝が安いということは、教育の機会均等とは私は言えないと思う。そんなことを言つたつて秀才だからしかたがないじやないか。私学に行くのは金持ばかりで、頭が悪いんだ、こういうふうに十ぱ一からげで判断はできぬことはない。ところが秀才ばかり官学へ入つておるかというとそうではない。たいがい白線で三年くらいかかつて……

第16回国会 文部委員会 第10号(1953/07/11、26期、自由党(分))

○世耕委員 関連したお尋ねになるかもしれませんが、教員の再教育ということが問題になりました。これが相当進行されていて、五五%まで成功されているということは教育界のために非常にけつこうだと思いますが、学問ばかりでなしに、人物の再教育はどういうふうにやつておりますか。近ごろ日本人ということすら認識しないような教育が行われている。それは皮肉のようにも考えられますか、大体学校教育というのは、先般来われわれが主張して来たごとく人格教育です。まず日本人であることが前提条件でなければならぬ。ところがインターナシヨナルの歌を平気で歌う、祖国を忘れたような教員はいくら学問がよくできたからといつても何にもならぬ。……

第16回国会 文部委員会 第11号(1953/07/14、26期、自由党(分))

○世耕委員 私は、少しかわつた観点から、大臣にお伺いしておきたいと思います。今度の水害は非常に広範囲に属しておるようであります。こういう災害の起つたときは、必ず美談善行が現われ、日本人のよさというものが現われるのであります。そういう考え方からして、社会教育の一端にもなるような、いわゆる美談善行というものが必ず各所にあるだろうと思うのであります。そういうものをまとめて、この機会に発表するということは、教育の画から見ても適当なことであると思うのであります。ことに教育者で、りつぱな行為をしたりした者が、かなりあるのではないかと思いますが、こういう方面の御調査をもし進めていただければ、進めていただきた……

第16回国会 予算委員会 第2号(1953/05/27、26期、自由党(分))

○世耕委員 私は最初にまず大蔵大臣と通産大臣にお尋ねいたしたいと思います。簡単にお尋ねいたしますから、簡単にお答え願えばけつこうだと思います。  最近の日本の経済の実情をながめてみますると、非常に悲観的な面が多いようにわれわれは察さられるのであります。換言すればすなわち生産部面が行き詰まつて、消費部面が意外な発展を遂げつつある、かような現状であります。かくのごとき実情がもし継続するとするならば、日本の産業経済ははなはだ憂うべき現状に立ち至るのではないか。この点について通産大臣並びに大蔵大臣はどういう心構えでこの問題を解決しようとなさつておられるか。この点まず最初にお尋ねいたしたいと思います。

第19回国会 文部委員会 第7号(1954/02/23、26期、自由党)

○世耕委員 今のお話いろいろ重要だと思いますが、私は政治的、根本的な考えを改めなくちやならぬと思うことは、大体大蔵大臣を重く見ることが間違つておる。ただ銭勘定するだけのことだ。ほんとうを言うと、直接文教なりあるいは産業、経済にあずかるものが案を立てて、さて金をどうするかと持ちかけられたときに銭勘定をする。ところが日本の今日の政治の行き方は、銭勘定を先にして、そうして大蔵大臣がさもいつぱしの政治家のような建前でするのが間違いだ。この点は特に文部大臣もその観点から、力強く今日の文教の重大時局に当つているという建前でひとつ臨んでいただきたい。この希望を申し上げておきます。

第19回国会 文部委員会 第11号(1954/03/01、26期、自由党)

○世耕委員 私は文部当局に、数点にわたつて簡単に要点をお尋ねいたしたいと思うのであります。私の質問は簡単でありますからお答えも簡単にしていただいてけつこうであります。そのおつもりでお答えを願いたいと思います。  まず第一にお尋ねいたしたいことは、教育の中立性という問題が世間にやかましく唱えられておるのであります。私は、教育の中立性ということは間違つた言葉だ、かように考えております。教育は元来白か黒かの問題を教えるのであつて、白か黒かどつちかわからぬというような教育は、私はあるものじやないと考えておる。むしろ教育の中正、公平であるというべき立場が、すなわち教育の本来のあり方だと思う。ところが世間……

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/03、26期、自由党)

○世耕委員 他の委員から、国警長官と非常に重要な問答があつたように私は心得ている。それは思想調査の問題でありますが、大体思想調査なんというものができるのか、思想調査なんというような、そういうことをするとかしないとかいうこと自体がどうかしておりはしたいか、こういうことを話題にすることが間違つているのじやたいか、実情を知らぬ議論じやないかと私は思うので、この点はむしろ国警長宮としてもお考え願いたい、こう思うのであります。  それから、これは問題にならなかつたが、素行調査の問題であります。素行調査は、必要に応じてしなくちやなりません。相手が何人であろうと、治安を維持する意味において、当然しなくちやな……

第19回国会 文部委員会 第28号(1954/04/28、26期、自由党)

○世耕委員 時間がありませんから簡単にお尋ねいたしますが、さつき小林委員からもちよつとお話があつたようでありますが、ガイガー計算器の能力の問題が二説にわかれるようにわれわれ感じたのです、中泉先生のおつしやることをそのまま受取つて解釈しますと、少しぐらいのまぐろを食つてもよいという結論が出て来る。西脇先生のお話を聞くと食つちやいかぬという、われわれ迷うわけです。どうしたらよいのですか。ところがアメリカの例から見ると、アメリカでは食つちやいかぬという先輩国からの例が出ている。それからもう一つは、アメリカでは新聞発表によりますと、ガイガー計算器がたいていの家庭に一台くらいあるということです。こういう……

第19回国会 文部委員会 第29号(1954/04/30、26期、自由党)

○世耕委員 私は簡単に二点ばかりお尋ねいたしたいと思います。それは僻地教育の問題について図書の関係についてどういう方針を持つておるか。それから同時に文化施設として僻地において非常に適当と思われることはラジオの普及、それからそれに伴う蓄音機あるいは録音機の購入、こういうことが教員の待遇と相まつて必要な施設ではないか、こういう点に関して今後大いに文部省としても研究をなさる必要があるのではないか。それについて何か文部省に特別な機関を設けて徐々に解決をするのも一方法と思うのであります。具体的な問題としてどういうことを考慮されておるか、この点ちよつと伺つておきたいと思います。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 法務委員会 第1号(1955/03/25、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  この際簡単にごあいさつを申し上げます。このたび不肖私が当委員会の委員長の職を汚すことになりました。法務委員長の職責たるやまことに重大であります。果して私にその職を完全に遂行し得るかいなやにつきましては、危惧の念を抱くものでありますが、幸いに練達堪能な委員各位の御協力を賜わりまして、大過なきことを念願いたしておる次第であります。何とぞ今後とも十分なる御指導、御鞭撻のほどをお願いいたします。
【次の発言】 それではただいまより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの三田村君からの御発言による動議に御異議ありませんか。

第22回国会 法務委員会 第2号(1955/03/26、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  本日は国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。すなわち、衆議院規則第九十四条によりますと、常任委員会は、会期中に限り、議長の承認を得てその所管に属する事項につき国政に関する調査をすることができることになっております。本委員会といたしましては、一、裁判所の司法行政に関する事項、二、法務及び検察行政に関する事項、三、国内治安及び人権擁護に関する事項、四、上訴制度及び違憲訴訟手続に関する事項、五、外国人の出入国に関する事項、六、交通輸送犯罪に関する事項、七、弁護士法及び執行吏に関する事項、八、戦犯服役者に関する事項につきまして、議長に対し国政調査……

第22回国会 法務委員会 第3号(1955/03/30、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 それではこれより会議を開きます。  この際御報告いたします。前会におきまして御決定をお願いいたしました国政調査承認要求書は去る二十八日議長において許可せられましたから御了承を願います。  次に本日は人権擁護に関する件及び検察行政に関する件について調査を進めますが、まず法務大臣より発言を求められております。これを許します。花村法務大臣。
【次の発言】 次に法務政務次官小泉純也君より発言を求められております。これを許します。小泉法務政務次官。
【次の発言】 次に戸田人権擁護局長から人権擁護局の所管事項について説明を求めます。戸田人権擁護局長。

第22回国会 法務委員会 第4号(1955/04/01、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  議事に入ります前に委員長より一言申し上げたいと存じます。御承知の方もあると思いますが、昨日の一部の新聞の記事に最高裁の裁判官任命のために、諮問委員会を設ける旨の法案を本委員会が提出するがごとき記事がありましたが、これは全たく私の関知しないことであるとともに、委員会の運営その他につきましては、理事会に諮って取り運んで参ることとしたいと思っております。どうぞこの点をあわせ御了承願いたいと思うのであります。  なお本件に関しましては、一応政府の見解をれただす必要がありますので、法務大臣が参りましたら、この問題について一応政府の所信を伺うことにいたしたいと思い……

第22回国会 法務委員会 第5号(1955/05/07、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開きます。  この際お諮りいたしますが、理事二名が欠員となっておりますので、補欠選任いたしたいと存じます。山本粂吉君及び田中幾三郎君を理事に御指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ、さように決定いたします。
【次の発言】 次に、今国会に際しまして政府提出予定の法案について政府の説明を求めます。法務政務次官小泉純也君。
【次の発言】 以上で説明が終りましたが何か御質疑ございませんか。
【次の発言】 なおこの際お諮りいたしますが、最高裁判所の機構改革に関する小委員会及び交通禍防止のための調査小委員会を設置いたしたいと存じます……

第22回国会 法務委員会 第6号(1955/05/09、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  本日は人権擁護に関して調査を進めることといたしますが、議事に入るに先だちまして、参考人の決定についてお諮りいたします。本問題について警視総監江口見登留君を参考人とすそに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないようでございますれば、さよう決定いたします。  それでは通告順によりまして質疑を許可いたします。古屋貞雄君。
【次の発言】 了承いたしました。
【次の発言】 志賀君 にお諮りいたしますが、だい厚時間がたちましたから、それでは一旦休憩して午後……。
【次の発言】 それでは午前の会議はこの程度にとどめまして、午後は一時半まで休憩をいた……

第22回国会 法務委員会 第7号(1955/05/11、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  商法の一部を改正する法律案を議題とし、政府より提案理由の説明を聴取することといたします。法務政務次官。
【次の発言】 これにて提案理由の説明聴取は終りました。質疑は次会に譲ります。
【次の発言】 次に人権擁護に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますから、これを順次許します。神近市子君。
【次の発言】 それでは佐竹君。
【次の発言】 この際委員長からもちょっと政府当局にお尋ねいたしますが、今度のこの遭難は天候が原因であったのか、それとも設備の上に不備な点があってこういう事件を引き起したのか、その点予算委員会で説明がありましたかど……

第22回国会 法務委員会 第8号(1955/05/14、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開きます。  この際お諮りいたします。すでに御承知のことと存じますが、当委員会の委員でありました永田安太郎君が昨日逝去されました。まことに哀悼痛惜にたえません。ここに本委員会は、決議をもって御霊前に弔詞をささげたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう決定いたします。なお弔詞は委員長の手元において作成いたすことにいたします。御了承を願います。  次に、本日は法務行政に関する件について調査を進めることになっておりますが、ことに一昨日来世論を高めておりまする東京拘置所の死刑囚の脱走事件その他につきまして、調査を進めたいと思います。……

第22回国会 法務委員会 第9号(1955/05/18、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  少年院法の一部を改正する法律案を議題といたし、まず政府より本案の提案理由の説明を聴取することといたします。小泉法務政務次官。
【次の発言】 次に商法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案の逐条説明を聴取いたすことといたします。村上民事局長。
【次の発言】 この際お諮りいたします。すなわち去る九日設置するに決定いたしました最高裁判所の機構改革に関する小委員会、及び交通禍防止に関する調査小委員会の小委員の選任については、私より御指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ最高裁判所の機構改革に関する小委員には    三田村武夫君  ……

第22回国会 法務委員会 第10号(1955/05/20、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  議事に入るに先だち、理事の補欠選挙についてお諮りいたします。すなわち、委員異動に伴い、理事が一名欠員となっております。この補欠について、古屋貞雄君を御指名するに御異議ありまんか。
【次の発言】 異議なきものと認めまして、さよう決定いたします。
【次の発言】 次に日程に入ります。裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題として、政府より提案理由の説明を求めます。小泉政務次官。
【次の発言】 本案に対する質疑は後日に譲ります。
【次の発言】 次に検察行政に関する件について調査を進めることにいたします。質疑の通告がありますので、これを許します。……

第22回国会 法務委員会 第11号(1955/05/24、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  この際委員長より御紹介申し上げますが、永田安太郎君の御逝去のため委員一名欠員となっておりましたが、昨二十三日から小林かなえ君が当委員会の委員となりました。以上御紹介申し上げます。  それでは、これより人権擁護に関する件について調査を進めます。徳島市における選挙違反取調べ事件について、参考人の四名の方が御出席になっておりますので、実情を聴取いたしたいと存じます。  参考人の方々は、森達雄君、徳島県信用組合の常務理事。次に橘基一君、徳島県防犯連合会役員、徳島市伊月町。次に亀田昇君、毎日新聞社員、徳島市籠屋町。大津義兼君、国鉄徳島駅助役、以上四名……

第22回国会 法務委員会 第12号(1955/05/28、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  まず本日は、当委員会に昨日予備付託となりました下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたし、政府より本案の提案理由の説明を聴取いたします。花村法務大臣。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終りましたが、本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 次に法務行政に関する件、人権擁護に関する件及び検察行政に関する件を一括して、調査を進めることにいたします。質疑の通告がありますので、順次これを許します。古屋貞雄君。
【次の発言】 細田綱吉君。

第22回国会 法務委員会 第13号(1955/06/04、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  出入国管理令の一部を改正する法律案を議題といたし、本案の提案理由の説明を聴取いたします。小泉政務次官。
【次の発言】 提案理由の説明は終りました。本案に対する質疑は後日に譲ります。政府委員の出席するまでしばらくお待ち下さい。
【次の発言】 本日の日程に追加いたしまして、人権擁護に関する件について調査を進めます。まず委員長よりお尋ねいたしますが、昨三日京都大学に発生いたしました滝川総長監禁事件につきまして当局の報告がありましたら、この際御発表を願いたいと思います。警察庁山口警備部長。
【次の発言】 なおこの際お尋ねしておきますが、学生運動にも一つの限界が……

第22回国会 法務委員会 第14号(1955/06/06、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  本日の日程に入るに先だってお諮りいたします。すなわち、商法の一部を改正する法律案について、学識経験者及び利害関係人を参考人として当委員会に御出席を願い、その意見を聴取し、審査の参考に資したいと存じます。それで、経団連副会長植村甲午郎君、電気化学工業取締役社長野村与曽市君、早稲田大学教授大野実雄君、大阪市立大学教授西原寛一君、弁護士長野潔君、日本労働組合総評議会法規対策部長加藤万吉君、以上の六名の方々を参考人と決定するに御異議ありませせんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。さよう決定いたしました。  なお御出席を願う日取りは、明七日午前……

第22回国会 法務委員会 第15号(1955/06/07、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  商法の一部を改正する法律案を課題とし、参考人より意見を聴取することといたします。  本日出席を予定されている参考人の方々は、経団連副会長植村甲午郎君、電気化学工業株式会社社長野村与曽市君、早稲田大学教授大野実雄君、大阪市立大学教授西原寛一君、弁護士長野潔君、総評法規対策部長加藤万吉君であります。  この際参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は御多用中にもかかわらず、御出席下さいましてまことにありがとうございました。厚く御礼申し上げます。  本日各位の御意見を承わる法律案は、商法の一部を改正する法律案であります。本法案は昭和二十五年の商法改……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/06/09、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開きます。  本日はまず人権擁護に関する件について調査を進めます。質問の通告があります。順次これを許します。猪俣浩三君。
【次の発言】 猪俣君にちょっと御相談いたしますが、花村法務大臣は十一時四十五分から約一時間ばかり中座いたしたいとの申し出があります。連絡事務局長に対する御質疑はなるべくあと回しにしていただいて、この際法務大臣に対する御質問を願うのが御便宜だと思いますが、お諮りいたします。
【次の発言】 猪俣君にちょっと御相談いたしますが、あなたの御質問は非常に重要な人権問題だと思います。そこで、政府側にももう少し準備してきていただいて、そうして継続してもう……

第22回国会 法務委員会 第17号(1955/06/10、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  この際政府に要求いたします。本日から特に商法その他の政府提出の法案を逐次審議することになっておりますから、何とぞ定刻までに御出席をお願いいたします。なお委員諸君にも相当質問がおありになるように承わっておりますから、当日御担当の委員諸君にも定刻御出席、質疑を進められんことをお願い申し上げます。  これより商法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。質疑は通告順によって許可いたします。山本粂吉君。
【次の発言】 局長にお願いいたしますが、速記がとりにくいのと、委員が聞きとりにくいそうですから、御高声に御発言を願います。

第22回国会 法務委員会 第18号(1955/06/13、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  法務行政に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので、これを許可いたします。吉田賢一君。
【次の発言】 吉田君にお諮りいたします。調達庁長官並びに次長はまだ出席がありませんが、この際中尾矯正局長並びに村上民事局長がおいでになっておりますから、それから質問を進めて下さるうちに出席を要求いたしたいと思います。
【次の発言】 次に商法の一部を改正する法律案について質疑を行います。通告がありますから、これを許します。古屋貞雄君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめ、午後二時まで休憩いたします。     午後零時四十八分休憩

第22回国会 法務委員会 第19号(1955/06/14、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開きます。  商法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案は前会をもって一応審議は終了いたしたのでありますが、ななおこの際質疑の通告がありますからこれを許します。猪俣浩三君。
【次の発言】 他に質疑はありませんか。――なければ本案についての質疑は本日をもって一応終了いたします。なお本案についての討論採決は十七日金曜日の予定にいたします。
【次の発言】 次に少年院法の一部を改正する法律案を議題とし質疑を行います。質疑の通告があります。これを許します。福井盛太君。
【次の発言】 次に三田村武夫君。
【次の発言】 三田村君にお答えいたします。政府側お聞きの通り……

第22回国会 法務委員会 第20号(1955/06/15、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案及び下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案を、一括して議題といたします。質疑の通告がありますのでこれを許します。古屋貞雄君。
【次の発言】 椎名隆君。
【次の発言】 他に質疑がなければ、両案に対する質疑は一応これで終了することにいたします。
【次の発言】 次に、法務行政に関する件について調査を行います。質疑の通告がありますので、これを許します。三田村武夫君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。次会は明十六日午前十時より開会いたします。     午後三時五十二分散会

第22回国会 法務委員会 第21号(1955/06/16、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  本日は出入国管理令の一部を改正する法律案を議題といたします。質疑の通告がありますので、順次これを許します。古屋貞雄君。
【次の発言】 三田村武夫君。
【次の発言】 委員長からなお一、二点お伺いしますが、密入国者によって、たとえば検疫不能のために悪疫の伝播とか、あるいは麻薬等の密輸によって何か事件を起したという事例はないかどうか、その点をちょっとお聞きしたいと思います。
【次の発言】 なお一点、病菌を持って入った結果、悪疫の流行の原因になったというようなことはありませんか。
【次の発言】 他に御質疑がなければ本日はこの程度で散会いたします。次会は明日午前……

第22回国会 法務委員会 第22号(1955/06/17、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  商法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案に対する質疑は終了しておりますので、これより討論に移りますが、討論はこれを省略し、直ちに採決に入りたいと存じます。御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければさように決し、これより採決をいたします。  商法の一部を改正する法律案に御賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって本案は原案通り可決決定いたしました。(拍手)  なお本案に関する委員会の報告書の作成につきましては、委員長に御一任を願いたいと思いますが、御異議ございませんか。

第22回国会 法務委員会 第23号(1955/06/18、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  まず、出入国管理令の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。  まず私より質問いたします。登録者のかれこれ一割に相当する無登録の入国者が日本に在留しているという説明が過般の委員会においてあったようでありますが、その無登録者の日本の国内における活動状況並びにそれに対する対策、取締り等に関して、どういう方法を講じておるか、特にこれらによって発生する犯罪の内容等に関してこの際資料があれば御提出を願いたい。並びにこれに関する政府側の御説明が願いたい、こう思います。
【次の発言】 神近市子君。

第22回国会 法務委員会 第24号(1955/06/20、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案の質疑はすでに終了いたしておりますので、これより討論採決を行いますが、討論は省略して直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして直ちに採決を行います。裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に賛成の諸君の御起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって本案は原案通り可決すべきものと決定いたしました。  なお本案についての委員会報告書の作成については委員長に御一任を願います。

第22回国会 法務委員会 第25号(1955/06/21、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  まずこの際お諮りいたします。委員異動に伴い理事が欠員となっておりますので、古島義英君を理事に御指名いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければさように決定いたします。
【次の発言】 次に少年院法の一部を改正する法律案を議題といたします。この際本案に対しまして福井盛太君より諸君のお手元に配付しているような修正案が提出されておりますので、その趣旨説明を求めます。福井盛太君。
【次の発言】 以上をもって修正案の趣旨説明は終りました。  次に原案及び修正案について討論採決を行いますが、討論はこれを省略するに御異議あり……

第22回国会 法務委員会 第26号(1955/06/23、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これにより法務委員会を開会いたします。  出入国管理令の一部を改正する法律案を議題といたします。別に質疑もないようでありますので質疑はこの程度で終局するに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認め、直ちに討論採決を行いますが、討論は省略し直ちに採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 なければ出入国管理令の一部を改正する法律案に賛成の諸君の御起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって本案は原案通り可決すべきものと決定しました。
【次の発言】 次に下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。本案の質疑は……

第22回国会 法務委員会 第27号(1955/06/25、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  売春等処罰法案を議題といたし、あわせて法務行政について調査を進めます。  なお、この際お諮りいたしますが、警視庁の養老防犯部長を参考人として出席していただくことといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう決定いたします。
【次の発言】 それでは質疑の通告順にこれを許します。山本粂吉君。
【次の発言】 この際お諮りいたします。山本粂吉君から発言がありました刑法四百条のただし書きの規定の問題は、非常に重大な問題だと考えられます。なお淺沼君から御発言のありました死刑廃止論の問題もかなり重大な問題であると考えておりますので……

第22回国会 法務委員会 第30号(1955/07/05、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。本日はまず弁護士法及び執行吏に関する件について調査を進めます。本件調査に当り必要な参考人の決定については委員長に御一任を願いたいと存じますが御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なければさよう決定いたします。それでは発言の通告があります。これを許します。古屋貞雄君。
【次の発言】 古屋君にお答えいたします。御趣旨は了承いたしました。
【次の発言】 次に、日程を追加いたしまして、法務行政に関して調査を進めます。発言の通告がありますので、法務行政に関して通告順によりまして発言を許します。佐竹晴記君。

第22回国会 法務委員会 第31号(1955/07/06、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  売春等処罰法案を議題とし、本日は提案者の逐条説明を聴取し、しかる後委員各位の質疑に入りたいと存じま す。神近市子君。
【次の発言】 これにて逐条説明は終りました。  次に本案の質疑を行います。質疑は通告に従ってこれを許します。椎名隆君。
【次の発言】 三田村武夫君。
【次の発言】 三田村君にお答えいたします。御趣旨はよく了承いたしました。委員長において適当に善処いたしたいと思います。 次回は明七日午前十時より開会いたします。売春等処罰法案について参考人より意見を聴取することにいたします。委員諸君の御出席を特にお願いいたします。本日はこの程度……

第22回国会 法務委員会 第32号(1955/07/07、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  本日は売春等処罰法案を議題とし、参考人より意見を聴取することにいたします。  この際参考人各位に簡単にごあいさつを申し上げます。参考人各位には御多忙中にもかかわらず御出席下さいまして、まことに厚く御礼申し上げます。  本法案は、いわゆる売春をした者及びその相手方となった者、または周旋、勧誘、場所を提供した者等を、健全なる性道徳を破壊した、婦女の基本的人権を無視する行為者とし、自然犯、すなわち道徳的にこれらの行為は悪い行為として処罰せんとして提出されたものであります。本法案は、世上相当の議論のあるところでもあり、国会におきましても再三提出され……

第22回国会 法務委員会 第33号(1955/07/09、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  本日は売春等処罰法案を議題とし、質疑を行いますが、質疑に入ります前にお諮りいたします。かねて設置いたしました交通禍防止に関する小委員会は、その名称を交通犯罪に関する小委員会と変更し、小委員は従前通りとし、小委員長には猪俣浩三君、最高裁判所の機構改革に関する小委員であった小澤佐重喜君と入れかわりまして小林かなえ君を小委員とし、小林かなえ君を最高裁判所の機構改革に関する小委員長にそれぞれ指名にいたしたいと存じますが御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう決定いたします。
【次の発言】 次に、売春等処罰法案について質疑に移ります。江口警視総……

第22回国会 法務委員会 第34号(1955/07/11、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  売春等処罰法案を議題といたし質疑を行います。なお本案審議中必要なときは江口警視総監及び養老防犯部長を参考人としておいで願うことに決定いたしておきます。質疑は通告順にこれを許します。椎名隆君。
【次の発言】 午前中の審議はこの程度にとどめ午後一時半まで休憩いたします。     午後零時三十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。質疑を続行いたします。三田村武夫君。
【次の発言】 神近市子君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもってお知らせいたします。     午後五時二分散会

第22回国会 法務委員会 第35号(1955/07/12、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開きます。  本日は、法務行政に関する件、及び人権擁護に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。佐竹晴記君。
【次の発言】 生田君にお答えいたします。さきの理事会で本問題が話題になりました、ところが生田委員は御不在であったので次回に生田委員が理事会に御出席の上、その御意見を聞いた上で決しよう、こういうふうな申し合せになっております。いずれ近く次の機会に理事会が招集されまするからその席において決定いたしたい、かように考えておりますから御了承を願っておきます。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもってお知らせいた……

第22回国会 法務委員会 第36号(1955/07/14、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きまます。  売春等処罰法案を議題とし、質疑を進めます。本日はまず提案者に対する逐条質疑を行いますが、質疑は通告順に従って許可いたします。細田綱吉君。
【次の発言】 馬場元治君。
【次の発言】 細迫さんにお答えいたします。委員長が暑いから午前中でやめようじゃないかと言ったというようなお言葉でございましたが、委員長はお見かけの通り暑さには平気でございます。ただ委員諸君の御意向で大体の日程を組んでいただいたわけでありますから、どうぞ御了承を願いたい。  なおお尋ねの点について申し上げますが、先ほどの理事会できまりましたことは、十六日に売春等処罰法案の審議を終えまして、……

第22回国会 法務委員会 第37号(1955/07/16、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより会議を開きます。  売春等処罰法案を議題とし、質疑を行います。質疑は通告順によってこれを許可いたします。細迫兼光君。
【次の発言】 この際委員諸君並びに提案者、説明者の方々にお願いいたしたいと思いますが、とかくこういう法案を論議いたしますと、熱を加えるに及んで、おのずから反対の立場に立つ者に対して攻撃の矢が刺激的に行われる場合が多いのであります。本人自身がさように考えなくても、そう考えられるように響く場合が非常に多いのであります。ことに売春取締り担当の当局に対して、とかくの非難を向けられることも、これは当然でありまするけれども、どうぞそういうような論議をなさるときには、お……

第22回国会 法務委員会 第38号(1955/07/18、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  人権擁護に関する件を議題とし調査を進めます。本日は徳島市における選挙違反取調べ事件について参考人より実情調査を進めることになっております。  なお本日出席を予定されております参考人は、巡査岡地一君、巡査部長平本高二君、警部補田上正君及び山田義明君の四名でありますが、田上正君は、病気のため長途の旅行に耐えないとの理由で、欠席の旨通知がありましたから、御了承を願います。  なお、この際参考人各位に簡単にごあいさつを申し上げます。本日は遠路わざわざ御出席下さいまして、まことにありがとう存じます。どうか忌憚ない御意見の開陳をお願いいたします。  ま……

第22回国会 法務委員会 第39号(1955/07/19、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  売春等処罰法案を議題とし、審査を進めます。  ただいま本会議開会のベルが鳴りましたから、暫時委員会を休憩いたします。本会議終了後再開いたします。     午後三時二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き、会議を開きます。  売春等処罰法案を議題といたします。質疑は通告順にこれを許します。  なおただいま理事諸君の申し合せにより、質疑は一人約十分程度にお願いすることになっております。ただし山本粂吉君、古島義英両君は質疑が保留されておりましたので、約二十分の予定であります。他の諸君は大体十分程度にお願いいたします。  それでは質疑に移ります。山……

第22回国会 法務委員会 第40号(1955/07/25、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  本日の日程に入るに先立ち、理事の補欠選挙についてお諮りいたします。すなわち、委員異動に伴い理事が二名欠員となっておりますので、古屋貞雄君、田中幾三郎君を理事に御指名いたしますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさように決定いたします。  この際三田村委員より発言を求められております。これを許します。三田村武夫君。
【次の発言】 三田村君の御趣旨は了承いたしました。本日はその発言をなさった神近市子君が残念ながら出席しておりません。後刻事務当局を通じまして即刻登院をされて、今三田村君から言われた言葉に対してもう一度発言を求める……

第22回国会 法務委員会 第41号(1955/07/26、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  この際小委員補欠選任についてお諮りいたします。すなわち最高裁判所の機構改革に関する小委員会及び交通犯罪に関する小委員会の小委員がそれぞれ欠員となっておりますので、この補欠選任は次の通り指名いたしたいと思います。  最高裁判所の機構改革に関する小委員には       古島 義英君    高橋 禎一君       古屋 貞雄君    福田 昌子君       田中幾三郎君    佐竹 晴記君 を、それから交通犯罪に関する小委員には       横井 太郎君    眞鍋 儀十君       生田 宏一君    古屋 貞雄君       細田 綱吉……

第22回国会 法務委員会 第42号(1955/07/27、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  接収不動産に関する借地借家臨時処理法案を議題として審査を進めます。山本粂吉君より発言を求められておりますので、これを許します。山本粂吉君。
【次の発言】 ただいま山本君の動議のごとく、本案に関する質疑はこれにて終局し、討論省略の上、直ちに採決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認め、さように決定いたします。  それではこれより接収不動産に関する借地借家臨時処理法案を採決いたします。本案に賛成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 起立総員。よって本案は原案通り可決いたしました。  なお本案に関する委員会報告書の作成について……

第22回国会 法務委員会 第43号(1955/07/28、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  弁護士法の一部を改正する法律案起草に関する件及び訴訟費用等臨時措置法の一部を改正する法律案起草に関する件について、議事を進めます。 廷まず両案について、古屋委員より概略の趣旨説明を求めます。
【次の発言】 この事件について最高裁判所当局より発言の申し出がありますので、国会法第七十二条により、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさように決定いたします。  最高裁關根民事局長。
【次の発言】 椎名隆君。
【次の発言】 他に質疑がなければ、これより討論を省略して直ちに採決いたします。弁護士法の一部改正及び訴訟費用等臨……

第22回国会 法務委員会 第44号(1955/07/29、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  本日の日程に追加いたしまして、法務行政に関しまして調査を進めます。発言の通告がありますのでこれを許します。長井源君。

第22回国会 法務委員会 第45号(1955/07/30、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  日程に入ります前にお諮りいたしますが、昨日議長へ申請いたしました閉会中審査案件が付託になりましたら、すでに設置いたしております最高裁判所機構改革に関する小委員会及び交通犯罪に関する小委員会を中心にして審査を継続したいと存じますので、それぞれの案件を適当な小委員会に付託し審査いたさせますが、審査の必要上参考人等招致いたす場合など手続上必要な事項については小委員長に御一任ということにしていただきたいと思いますが御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければさよう決定いたします。
【次の発言】 次に人権擁護に関する件及び裁判所の司法行政に関す……

第23回国会 法務委員会 第1号(1955/12/05、27期、自由民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会を開会いたします。  本日はまず国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。すなわち、衆議院規則第九十四条によりますと、常任委員会は会期中に限り議長の承認を得てその所管に属する事項について国政に関する調査をすることができることとなっております。本委員会といたしましては、一、裁判所の司法行政に関する事項、二、法務及び検察行政に関する事項、三、国内治安及び人権擁護に関する事項、四、上訴制度及び違憲訴訟手続に関する事項、五、外国人の出入国に関する事項、六、交通輸送犯罪に関する事項、七、売春問題に関する事項、八、戦犯服役者に関する事項、以上の各事項につきまして議……

第23回国会 法務委員会 第7号(1955/12/16、27期、自由民主党)

○世耕委員 私は中座しておりましたのであるいは重複するかわかりませんが、この点お許しを願いたいと思います。  関係当局からそれぞれ御答弁が願いたいと思いますことは、最近非常にやかましくなっております砂川基地の問題であります。この砂川基地をめぐっての人権問題、いろんな問題が発生されておるのでありますが、私ども実は現場へ参りましてつぶさにその基地の何たるかをば一応調査してきた。その経験から知識を得て、一応当局の御説明を伺っておきたいと思いますることは、砂川基地は、現在六千八百メートルの滑走路を持っております。そうして主として現在の砂川基地は修理工場として活動いたしておるような実情であります。職工一……

第24回国会 法務委員会 第20号(1956/03/28、27期、自由民主党)

○世耕委員 実は、能代市の大火はまことに御同情にたえないと思いますが、これについてただいま資料をいただきましたが、私はもっと資料をたくさんいただきたいと思います。その理由は、二十四年に大火があって、また三十一年に二度目の大火があって、まことにお気の毒だと思いますが、二十四年の大火のときの跡始末をどうしておったかということがまずわれわれの疑問とするところであります。ことに、この資料から見ますと、水利が非常一に不便であったから大火になったというふうな文章になっておりますが、その水利不便という下に水道施設がないということが書かれております。これだけ大きな都市で、しかも前回に大火があったその都市が、水……

第24回国会 法務委員会 第28号(1956/04/30、27期、自由民主党)

○世耕委員 白石さんにお尋ねしますが、白石さんは、これを見ますと、元毎日新聞記者をなさったと書いてありますが、本社の方ですか、地方の方ですか。
【次の発言】 読売の本社にいらっしゃったということはわかりましたが、次にお尋ねいたしたいのは、どれくらいの学歴をお持ちですか、それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 これは別の観点からまたあとでお聞きしたいと思いますが、参考までに伺っておきたいのですが、信仰生活というのは、一年や半年で実は信仰生活に入るということは普通の人ではむずかしい。よほど信仰生活を長くしていないとむずかしいのです。また、一面から言うと、キリスト教の例をもちましても、偉大なキ……

第24回国会 法務委員会 第29号(1956/05/02、27期、自由民主党)

○世耕委員 私は、本案を通じまして、直接関係がございませんが、当局に注意を喚起し、なお善処方を希望したいと思うのであります。この法案の理由書の中にもあります通り、「火災その他の災害がひん発する状況にかんがみ」云々ということがありますように、近来各地にひんぴんとして大火が起り、しかも、これを全国的に考えますと、国家の莫大な損害と民衆の被害が非常に大きいということが察せられるのであります。毎年出火の時期と申しますと妙に入梅のあと先が多いように私は察します。この際大火のあった跡始末を急いでしなくちゃならないが、同時に、いかにしてこの災害を防止するかということをもう一歩前進して考えるべきではないか。か……

第24回国会 法務委員会 第32号(1956/05/10、27期、自由民主党)

○世耕委員 政務次官が他へお出かけになるようでございますから、政務次官にまずお尋ねいたしますが、この法律を作る前に、いろんな風紀取締法とかあるいは刑法の勅令等の規定で一応取り締れると思うんだが、特にこういう法律を今出さなくちゃならぬというのは、何か特殊な理由があったのかどうか、世間がやかましいから出したのか、一つその根本的なことを簡単に最初にお尋ねいたしたいと思うのであります。
【次の発言】 事務当局も今の答弁でよろしゅうございますか。
【次の発言】 御趣旨は一応わかりましたが、実は、従来ある法律を実際は実施していなかったのではないか、こう私は考えておる。そうして、またこんな法律を作って世間を……

第24回国会 法務委員会 第33号(1956/05/11、27期、自由民主党)

○世耕委員 売春法以外のお話が出ましたから、私もその問題に関連して一応念のためにお尋ねしておきたいと思います。  実は、過般の本会議で、私は、――これは反対党であると思います。少しばかり余裕を置いてそういう言葉を使いますが、反対派の議員諸君からすねをけられた。そして貴重品を実は紛失した。しかもそれは本会議場内です。私は議長の命令によって投票場に行こうとしたが、それを妨害された。妨害ばかりではない。暴行を加えられた。もしそういうような問題、場内外の問題をとらえてこの委員会で論議なさるのだったら、私の問題も一つ取り上げていただきたい。そうして徹底的に糾明していただく、それがすなわち人権擁護であり、……

第24回国会 法務委員会 第34号(1956/05/12、27期、自由民主党)

○世耕委員 私は簡単に二、三点当局にお尋ねして結論を得たいと思うのであります。  まず最初に法務次官にお尋ねいたしたいと思いますが、先日来法務当局を代表している方々にこの法案の取扱い等に関して数点お尋ねいたしたのであります。本法案は間もなく本委員会を通過するものと考えられるのでありますが、本法案の成立は、ある意味において時宜に適した処置と考えられる。しかしながら、これを第三者の公平な立場から見ますと、ちょうどくさいものにふたしたという程度であって中のくさいものをば取り去るということに注意が欠けておるように思われる。せっかく御提案になった法案が、その有終の美をなすのに対しましては、施行の上にも相……

第24回国会 法務委員会 第38号(1956/05/30、27期、自由民主党)

○世耕委員 私は簡単に二、三点お尋ねいたしますが、ただいま犬養君からも御注意がございましたが、御本人がうしろにおられるその御本人に関した質問をする場合に、御同席を願うことが果していいかどうかということを実は憂慮するものであります。おられるだけに、上田博士から突っ込んで意見を聞くことのできないというような結果になると思いますが、この点は委員長はどうお取り計らいなさいますか。ある程度の範囲でお答えを願うことにいたしますか、それとも、急所をついてお尋ねしても差しつかえないかどうか。
【次の発言】 よくわかりました。それではそのつもりで二、三質問したいと思います。  今、上田博士から、犬養君の質問に対……

第24回国会 法務委員会 第41号(1956/06/02、27期、自由民主党)

○世耕委員 過日もちょっとお尋ねいたしましたが、東さんと大学側と円満に話し合いがついて、そうして辞職の手続もとって退職金の受け渡しは完了しておるということが、このいきさつの報告書の中に入っておりますが、これは事実でございますかどうか。なお、その受け渡しされたときの状況、立会人、退職手当をどなたが受け取ったか、並びにそれに関連することを、御記憶があれば説明していただきたい。
【次の発言】 そのお払いになるときに、何か文書をお取りかわしになりましたか。たとえば、今後東と大学との関係は一切これで解消するとか、今後本件に対して異議を申し出ないとか、何か交換文書がございましたか。ただ退職金と口約だけでご……

第24回国会 法務委員会 第42号(1956/06/03、27期、自由民主党)

○世耕委員 私は、法務当局並びに検察当局に数点お尋ねいたしたいと思います。  最初に、刑法百六条の騒擾罪というのはどういう罪をさして言うのですか、その実例を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 次にお尋ねいたしたいのは、公務執行妨害に対する犯罪の内容であります。この点について、その実例、判例を御説明願いたい。
【次の発言】 次にお尋ねいたしたいのは、警察法第六章の七十一条の総理大臣の緊急事態の措置、これについてどういう場合を想定してこの法文があるかということをお尋ねしておきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、国会内にも暴動にひとしい事件が起った、国会外にもそれに呼応した事件が起っ……

第24回国会 法務委員会 第43号(1956/07/12、27期、自由民主党)

○世耕委員 委員諸君から詳しくお聞きになったあとでありますから、私は残りの数点だけをごく簡単にお尋ねしたいと思うのであります。  私の手元にある資料が少し古いので、二、三点念のためにお尋ねいたしますが、現在沖縄の人口はどのくらいございますか。私の方から申し上げてもいいのですが、私の手元にあるので、総人口七十八万五千七百六十六人、男三十七万五千三百十六人、女が四十一万四百五十人という内訳が出ている。大体この数字に違いございませんか。あるいは増減等がございましたら簡単に説明して下さい。
【次の発言】 沖縄の島民諸君の祖国愛並びに郷土愛のために熱烈な運動を展開するということに対しまして、われわれは深……

第25回国会 法務委員会 第5号(1956/12/12、27期、自由民主党)

○世耕委員 大阪簡易裁判所の庁舎移転に関する請願についてすでに当局からの御説明もいただき、委員諸君の御協力も願っておるようでありますが、重ねて私からお願いしたいと思うのであります。本件に関するいろいろな実情を勘案いたしまして、速急に何とか善処していただきたいということを重ねて私からお願いいたしたいと思います。

第26回国会 法務委員会 第7号(1957/02/22、27期、自由民主党)

○世耕委員 今の問題に関連してちょっとお尋ねいたしますが、日本の戦後の道徳の頽廃があらゆる新しい犯罪――しかも凶悪犯罪が簡易に行われているということは国情の一端を表わすものだと思いまして、必ずしも警察力の無能を叫ぶべきじゃないと私は思いますが、幸いにして最近は科学捜査あるいは電波その他の機動的な面が非常に発達したにもかかわらず、依然として凶悪犯罪の犯行があったにもかかわらずそれの検挙に非常に時間がかかるように思われるのです。と同時に、またその凶悪犯罪がしかも簡易に行われるという二面に、何かどこかにくぎの抜けたようなところがあるんじゃないか、そういう面について、あなた方は現場でこういう問題と取り……

第27回国会 法務委員会 第3号(1957/11/08、27期、自由民主党)

○世耕委員 私は二、三点簡単にお尋ねしておきたいと思うのでございます。  まず第一に、先般来この委員会で問題になりました黙秘権の問題です。ややもすると世間ではこの黙秘権の問題を非常に誤解して伝えられておるように心得られるのであります。なお、特にニュース・ソースの問題についてそれが深く感ぜられるのでありますが、この機会にあらためて政府側の言明をしていただくことが適当じゃないか、こう考えましたので、この点最初にお尋ねしておきたいと思うのであります。大臣からか、あるいは局長さんからか、御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 次にお尋ねいたしたいのは、過日の委員会で委員の方から発言された中に、……

第27回国会 法務委員会 第4号(1957/11/11、27期、自由民主党)

○世耕委員 別の質問は明日に譲らせていただきたいと思います。関連質問でちょっと主として公安調査庁長官と関次長さんにお尋ねしてみたいと思います。  公安調査庁という名目のある通り、私はこの官庁は調査が非常に大切じゃないかと思う。ところが、調査の限界で絶えず問題が起っている。先ほどある委員からの質問によりますと、調査員が協力してもらった人に飯を食わした、飯を食わしたことがいけないというような議論でした。そうなりますと、どういう方法で調査活動をするのか、ほとんど調査活動不能という結論が出てきはしないか。いわば調査の限界というものが大きな問題じゃないか。これを明確にしておかないと、年中人権問題やあるい……

第28回国会 法務委員会 第7号(1958/02/21、27期、自由民主党)

○世耕委員 午前中の時間もだいぶ経過したようでありますから、私はこの際数点だけお尋ねしておきたいと思うのであります。主として警察方面の方にお聞きしいたと思いましたが、警察の方はきょうは御都合でおいでにならないようでありますから、同法関係御当局に数点お尋ねいたしたいと思います。  売春関係の法律はざる法だという非難が世間にあることは、しばしば私は耳にすることであります。ざる法を国会が通しておいて、さてうまく取り締れということは、ずいぶん勝手なことを要求するものだ、おそらく事務当局の方々は迷惑そうな顔をしておられるだろうと思う。しかしながら、できてしまった法律だから、最も上手に運用しなければ、かえ……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 社会労働委員会 第17号(1959/03/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○世耕国務大臣 お答えいたします。先ほどからいろいろ御高説を拝聴いたしております。男性の議員の方の気のつかぬこまやかな愛情のこもった諸般の問題についての御説明を承わって、私は実は率直に申しますが、感激いたしておるのであります。政治はこうあるべきだ、現在やっております日本の政治が完全無欠というわけにいきません、至るところに欠陥があります。これを是正する、特にあなた方のような女性の立場からこの抜けたところを指摘していただくのが、この議会での一番大きな問題だ、かように考えて私は傾聴いたしております。決してこれはおせじじゃございません。そういう意味からただいまの厚生大臣とのやりとりのお話は全く同感であ……

第31回国会 社会労働委員会 第21号(1959/03/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○世耕国務大臣 お答えいたします。長期計画に関する予測、見通しはきわめて困難な問題であります。それは困難な問題であると申し上げることは、科学、物理化学の進歩があまりにも急激に発展いたしまして、五年なり十年のうちに日本の経済がどういうふうになるのか、どういうふうに発展していくのか、それは実際をいうとそろばんでは割り出すことができますけれども、現実の問題としては非常につかみにくいということをまず前提としてお考え置きを願いたいと思います。  それからもう一つは、この間参議院で社会党の議員の方が、原子とは何ぞや、原子の説明をしろという実はお話がございました。そこで申し上げたいと思いますことは、結局人間……

第31回国会 商工委員会 第7号(1959/01/30、28期、自由民主党)【政府役職】

○世耕国務大臣 このたび私は経済企画庁長官に就任いたしましたので、この機会に所信の一端を述べて、各位の御協力を得たいと存ずる次第であります。  日本経済が健全な発展を遂げつつ国際経済社会における高い地歩を確保するに至るには今後日本の経済がいかに処したらいいか、この点日本経済の堅実な成長と近代的にして能率的な経済活動が営まれることを期せねばならぬ、かように考えておるのであります。かねて政府は長期経済計画を策定いたしましたのは、このような趣旨、目的を達成するためであったのでございます。もとよりこの計画の達成には、民間の企業の創意と発展を大きく期待するところでありますが、もちろん政府は財政、金融、産……

第31回国会 予算委員会 第2号(1959/02/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○世耕国務大臣 お答えいたします。この問題につきましては私は就任以来その原因について追及いたしました。おそらく勝間田さん、ここをついてくるだろう、そう思って研究してみましたが、こまかく検討してみますると、必ずしも日本の国内だけの経済情勢の見込み違いではなくして、国際関係が相当悪化して、その波が意外にも底の浅い日本の経済界に波及したことが原因であるということを私は突きとめることができた。しかしなおこの点について申し上げたいことは、三十三年度の貿易関係において、かれこれ四億近くの見込み違いがあるということが発見された。この点についても、部内では長官がかれこれ非難するけれども、これはやむを得ない現象……

第31回国会 予算委員会 第5号(1959/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○世耕国務大臣 お答えいたします。井出さんは過熱ということを特に御心配になっておられるようであります。われわれも世間で唱えられておる過熱ということは、必ずしも無関心でございません。果して過熱の状況になるか、あるいは気分的に沈みいかんとする日本の経済に一つの気合いをかける必要があるかどうか、この調整のいかんが非常に今日微妙な経済界に影響を及ぼすもの、かように考えまして、就任早々ではございましたが、経済的に神経を特に働かせる関西地方の財界、企業界の人たちにお会いいたしました。そして短時間ではありましたけれども、各界の代表者と御懇談を願って、果して過熱状態があるものと見るかどうかということに対して隔……

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/02/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○世耕国務大臣 岡さんのお話を非常に傾聴して、私は拝聴いたしました。革新的な御意見、並びに世界平和と人類の幸福という観点から、広い視野から論ぜられたその御意向に対しましては、私は深く敬意を払うものであります。私の所管に関する問題で、特に経済を中心といたしました体質の改善という問題について御質問がございましたから、お答えいたしたいと思います。  御承知の通り、医学上で体質の改善と申しますれば、あらゆる観点から体質の改善ということは言われるわけであります。しかしながら、体質を改善するということは、そう簡単にできない、徐々に順を追うていかなくちやならぬということは、あなたも御承知の通りだと思います。……

第31回国会 予算委員会 第7号(1959/02/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○世耕国務大臣 お答えいたします。離島振興問題については、議員諸君の非常に熱心な御努力で、毎年予算も増額されておりまして、いまだ十分とは申し上げることはできませんのですが、三十四年度も二十五億六千万円ばかり認めていただいたような実情であります。この予算を、企画庁がどういうふうにあんばいして、理想的に使っていただけるかということを各省に連絡をとる必要があると思います。なお、地方自治体とも緊密な連絡をとって御期待に沿いたい、かように思うのであります。ただ企画庁として考えておりますことは、今綱島さんもおっしゃったように、離島の衛生設備というものが非常に緊要になって参る。これともう一つは、離島との海上……

第31回国会 予算委員会 第12号(1959/02/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○世耕国務大臣 お答えいたします。  道路交通の問題に関しましては、企画庁といたしましては実は慎重な計画を進めておるわけであります。まず交通問題に関しまして、汽車と自動車をどういうあんばいで今後運営していくか。むろんこの点に関しましては諸外国の例もございます。長距離は汽車、短距離は自動車を活用するというような方針を各国ともとっておるようでありますが、日本の道路交通政策に関して、これをどういう方法で運営することがいいかどうかということが問題の一つ。もう一つは、その道路交通を運営するあるいは利用する場合において、人を主にするかあるいは荷物を主にするかという問題も当然関連して出てくる問題だと思います……

第31回国会 予算委員会 第16号(1959/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○世耕国務大臣 一応企画庁から御返答申し上げます。それは前々年のなべ底景気のときに、相当失業者が出ておったのでありますが、神武景気のときにもうけたのをば基礎にいたしまして、企業家は相当失業者をかかえておる、こういうようないきさつがございます。その点の数量に関しましては事務当局から御説明申し上げますが、その数字の食い違いが今お尋ねになった計算の基礎になって現われてくるのではないか。本来ならばもっとこの間の差が出てこなくてはならぬと思います。その点についての具体的なことは事務当局から答弁させます。

第34回国会 法務委員会 第7号(1960/03/04、28期、自由民主党)

○世耕委員 私は警察当局に二、三点お尋ねしたいと思います。  最近横浜市に起こった圧死事件の問題でありますが、警察当局は、この問題について、どの程度報告なりお調べになっておられるかどうか。新聞等にも報道されておりますけれども、確かなところをつかんでおりませんので、御調査になっておられるならば、その範囲でお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 御報告いただいておる内容は、大体新聞に発表されておりますので、私の質問を簡潔にする意味において、途中で説明を中止していただいたのでありますが、要するに私がお聞きしたいことは、従来こういう事件が京都にもあり、大阪にもあり、和歌山にもあったと思うのです。そ……

第34回国会 法務委員会 第17号(1960/04/05、28期、自由民主党)

○世耕委員 私は、検察行政並びに法務行政に関して、数点お尋ねしたいと思うのであります。  まず第一に、最近至るところで暴力行為が行なわれて、その結果、社会に大きな波紋と生命財産の不安すら発生している今日の現状でございます。つきましては、法治国の文化国家である日本に暴力取り締まりに関する諸般の法律が厳として存在しているにもかかわらず、かくのごとき現状は何かそこに根深い何ものかがなくちゃならぬはずだと思うのであります。つきましては、この点に関しまして、いかにすれば国民の要望する法の秩序が維持できるかということについて、幸い法務大臣が御出席でございますから、まず御所見を伺っておきたいと思うのでありま……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第7回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1950/02/17、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 私は総括的に、いろいろな観点から簡單にお尋ねして、また簡單にお答え願いたいと思うのであります。先般の議会でありましたか、私は外務省廃止論を唱えたのですが、その理由は何かと言えば、決して私は外務省が現在の場合不要であるという前提のもとに言うたのではないので、私は逆に、今日くらい日本の外務省が価値づけられる時代はないのじやないか、それを兼任外相で間に合わせるということは、廃止する前提のもとに考えておるのか、こういうことで、逆に質問をやつたのでありますが、今この予算を見ますと、ほとんど過去の外務省の跡始末が主たる仕事で、少しも積極性がない。ところがわれわれは、近い将来において講和会議が開……

第7回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1950/02/18、24期、公正倶楽部)

○世耕委員 御注文がありましたから、ごく簡単に要点のみを三、四お聞きして終りたいと思します。最初にお尋ねいたしたいのは、性病に肺病というものは、結局その国の亡国病ともいわれるように考えられるのでありますが、最近におけるこれが厚生省の対策等に対して、まず簡單に御説明を願いたい。
【次の発言】 大体了承いたしました。次に、病気にかかる動機等について、どういうふうな対策をとられておるか。たとえば集会所とか、あるいは大きな工場とか、事務所とかいうところでは、一人の肺患者のために、知らず知らずのうちに同僚にうつしたという例か相当多いのであります。こういう点に対して、相当な対策は立てられておるようであるけ……

第13回国会 法務委員会公聴会 第1号(1952/04/30、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 時間がないようでありますから、簡單に阿部さんにお尋ねいたしたいと思います。  私は日本の共産主義はもうこわくない、こういうように考えております。それはなぜかと申しますと、昔は野犬のように感じたり、狂犬のような感じをもつてわれわれは見おつた。ところが近ごろはそうではなくなつて、非常にスマートになつた。昔は長髪で、黒いめがねをかけて、そして目の奥が光つておつた。そういうようなところが近ごろは見かけられなくなつて、むしろわれわれよりもスマートになつた、こういうふうに私は考えておる。但し国際的な指導を受ける共産主義者は知りません。こういう観点から、むしろ今日の危險は政治の貧困にあるのじやな……

第13回国会 予算委員会公聴会 第1号(1952/02/11、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 ちよつと二、三点簡単にお伺いいたしますが、銀行の中に不良貸しというのがよく問題になる。その不良貸しのおもなる原因は、金融業者が賄賂をとる、こういうことが主になつて来るように思うのですが、あなた方の立場から見て、そういうことはどういうふうに感じておるか、その点を伺いたい。
【次の発言】 不良貸しの原因はどこから発生するかということを、業者のあなた方から御説明を願いたい、こういうわけであります。
【次の発言】 私のお尋ねしたかつたのは不良貸しの原因という問題。たとえば一千万円借りようとしても一千万円貸してくれない。そこで運動費を使う。それが金融業者に支払われる。だから一千万円借りてもひ……

第13回国会 予算委員会公聴会 第2号(1952/02/12、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 ちよつとお尋ねいたしたいと思いますが、公務員の平均給與が一万六十二円というふうに私承つたのですが、これは消費物価並びに一般物価と対比いたしますと、半分食えないということに結論が出て来るのです。そうすると、公務員はみんなやせていなくてはならない。ところが公務員と名のつくものが、相当いい洋服を着、いいくつをはいてある程度中以上の生活をしているというのが標準であります。そうするとここに何か疑問が出て来なければならぬ。第一に考えられることは役得ということなんです。役得がどの程度の収入をしているか。そこで役得のある公務員と、役得のない公務員と区別して考えてやらなければならぬ。政治のあり方はそ……

第13回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1952/02/20、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 関連して……。開発銀行の問題についてちよつとお尋ねいたしますが、開発銀行が復金から債権を引継いだのはどういうふうな取立てをし、どういうふうな処理をしておるか。私の知る範囲においては、復金が不良貸しをしてその不良貸しの取立てができないものだから、それを償却という名義で棒引きしておる。それを二回くらいしたはずであります。なおそのほかに開発銀行であとその債権の整理をしておるはずですが、その整理をした結果等に関して、どういうような扱いをしておるか。そういうようなことが結局開発銀行の業務の成績等に現われて来なければならぬと思うのであります。ただ数字の上だけでは、はなはだその間に了解ができぬこ……

第13回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1952/02/21、24期、第三倶楽部)

○世耕委員 銀行局長にお尋ねいたしますが、金融処置といたしまして、最近の、戰後における日本の金融政策についてどういう目安で銀行関係を大蔵省が指導しているか。またその方針を承つておきたいと思います。
【次の発言】 日銀の貸出しについて世間で大いに非難があるということはあなたも御承知だろうと思います。それと同時に、他の銀行においても大体発表された預金高等を見ますと、一兆三千億円の預金に対して貸出しが一兆四千億円、結局一千億円からの貸出し超過ということになつておるわけであります。諸外国の例を見ましても、大体預金の七〇%あるいは八〇%、特に無理をすれば預金のとんとんまで貸すということはあるのですが、預……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 予算委員会公聴会 第2号(1953/06/30、26期、自由党(分))

○世耕委員 簡単に二点ばかりお尋ねいたしておきたいと思います。労働者の福利施設並びに労働意欲の向上ということが、日本の産業界発展に大いなる根源をなすものだということは異論のないことでありますが、憲法の二十七条に「すべて国民は、勤労の権利を有し、業務を負ふ。」ということが書いてあります。近来の労働者は、はたして勤労の責任、義務を完全に果しておるかどうか。一例を申しますれば、もうやめたかしらぬけれども、この道路のわきにテントを張つてすわり込んでおる、この間のごときは文部大臣の室を占領して、一晩か二晩すわり込んでおつたということも聞いております。それらは労働組合の精神のどういう点に当るのか、あるいは……

第16回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1953/07/13、26期、自由党(分))

○世耕委員 関連して二、三点はかりお尋ねいたしたいと思います。たとえば八十近くの老人が、せつかく恩給法の恩典を受けて公債を持つておりましても、実はかりにそれを担保として金を借りると、半分以上は高利貸しにとられてしまう。銀行に持つて行つても貸してくれぬ。このように余命少くして、せつかくの国家の恩典か効果を得られないと嘆いている者が相当あるようであります。かような特殊な事情にある者に、生活の状態、年齢、その他の関係を勘案して、市町村長の証明かあれば、特別の取扱いをする方法を講じてやるのが国家の恩典に浴させる真意が徹するのではないか。実はこの案ができる当時、これが問題になつておつたようでありますが、……

第19回国会 文部委員会公聴会 第1号(1954/03/13、26期、自由党)

○世耕委員 私は五、六分のつもりでお尋ねいたします。まず蝋山先生にお尋ねいたしたい。私も教育に三十年ばかり経験を持つ者の一人でありますが、昔は国家が教育を支配していたということは一応うなずかれる。現在はと申しますと、現在は組合が教育を支配する。これは動かすべからざる事実ではないかと思います。こういうことが正しいかどうかということは論ずるまでもないことでありますが、この点について先ほど日教組の例をとられて、日教組は行き過ぎであるということを認められた。その行き過ぎの程度が見解の相違になるかもわかりませんが、どの程度行き過ぎであるか。時間の限定をされたから、私は簡単にしていただく意味において申しま……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、日本民主党)【議会役職】

○世耕委員長 これより法務委員会、社会労働委員会連合会を開きます。  先例により私が委員長の職務を行います。  売春等処罰法案を議題とし、審査を進めます。まず提案者より趣旨説明を聴取いたします。提案者神近市子君。
【次の発言】 これにて趣旨説明は終りました。  次に質疑に移りますが、質疑は通告に従ってこれをお許しいたします。中川俊思君。
【次の発言】 ちょっと中川君に御相談申しますが、文部大臣は参りましたが、他の委員会もあってお急ぎのようで、退席を望んでおられますから……。
【次の発言】 文部大臣に対しての質問の通告がありますからこれを許します。中山マサ君。

第24回国会 法務委員会閉会中審査小委員会 第3号(1956/09/11、27期、自由民主党)

○世耕小委員 参考人にちょっと御意見を承わっておきたいのであります。今同僚委員から種々お尋ねがございまして、了解を得たのでありますが、私は別な観点からお尋ねいたしたいと思うのであります。  現在の映画企業者の倫理感というものは信頼できるかどうかということです。世間の批評を聞きますと、もうけさえすればいいのだ、利益さえ上げればいいのだということを考えて、そこに社会的倫理という観念が非常に薄いのじゃないか、これがすなわち太陽族を輩出せしめた原因だ、こういうふうに見ている者もあるのです。世間の批評のごとき、いわゆる映画企業者がほんとうに社会倫理というものを無視して、ただ営業本位に出発しているのだとい……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1959/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○世耕国務大臣 ただいま議題となっております昭和三十四年度経済企画庁の予算案について御説明申し上げます。  歳出予算の要求総額は三十七億五千八百九十一万九千円でありまして、これを前年度予算額二十九億九千八百四十万八千円に比較いたしますと七億六千五十一万一千円の増額となっております。この増額となったおもな理由は、離島事業費が五億九千九百四十一万三千円と、国土総合開発事業調整費において一億円増額となったためであります。  次に経費の内訳を申し上げます。  第一に、経済企画庁の項では、要求額は三億五千八十六万四千円でありまして、前年度二億九千二百五十三万二千円に比較いたしますと五千八百三十三万二千円……

第33回国会 災害地対策特別委員会通商産業等小委員会 第1号(1959/11/16、28期、自由民主党)

○世耕小委員 私は総体的に簡単に質問いたします。  ただいま辻委員から、いろいろ災害の問題について、質問なり、御意見のありましたのを私は拝聴いたしまして、同感の意を表する点が非常に多かったと思うのですが、質問の内容の重複を避ける意味において、二、三点簡単に根本問題に触れておきたいと思うのであります。それは、災害対策の取り扱いに、ややともすれば、政府側が機械的にものを扱うという非難が非常に多い。この点はよほど上手にやらないと、せっかくの官庁の親切がむだになるということがあるのであります。それで私は、今度の災害、特に和歌山県方面の災害については、これまでの工事のやり方、あるいは工事をする場合の役所……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

世耕弘一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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