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中崎敏 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

中崎敏[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
592位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
612位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
844位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
444位
各種会議出席歴代TOP250
230位
各種会議出席(幹部)歴代TOP50
43位
各種会議発言(議会)歴代TOP100
66位

23期委員会出席TOP10
7位
23期委員会出席(幹部)TOP10
6位
23期各種会議出席TOP5
2位
23期各種会議出席(幹部)TOP10
10位
23期各種会議出席(無役)TOP10
6位
25期委員会発言TOP100
76位
25期委員会発言(非役職)TOP100
59位
26期委員会発言TOP100
85位
26期委員会出席(無役)TOP100
77位
26期委員会発言(非役職)TOP100
63位
26期各種会議出席TOP25
22位
26期各種会議出席(幹部)TOP5
5位
27期委員会発言TOP50
34位
27期委員会出席(幹部)TOP100
57位
27期委員会発言(非役職)TOP50
27位
27期各種会議出席TOP10
7位
27期各種会議出席(幹部)TOP5
1位

このページでは中崎敏衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中崎敏衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 財政及び金融委員会 第4号(1947/07/11、23期、日本社会党)

○中崎委員 國民貯蓄組合法の一部改正に関する法律案について、本法律の改正に関する直接必要な事項について質問いたします。  まず第一にお伺いしたいと思いますが、本規定によりますと、都道府縣とか市町村とか、あるいは特別区というようないわゆる行政区割に基いた地域的なものに対して一つの組合を結成して、それによつて貯蓄を増強させるというふうな考え方もあるようでありますけれども、これは必ずしも地域的にこうした行政区割に限る必要がなく、たとえば甲の村と乙の村との中において、一部の希望者があつたような場合においては、こういうようなものも任意に組合をつくつて、そうしてこの貯蓄組合法によるところの適用を受ける預金……

第1回国会 財政及び金融委員会 第5号(1947/07/12、23期、日本社会党)

○中崎委員 私は本法案に對しまして、希望意見を申し述べまして贊成したいと思います。本組合法の改正の骨子は、本組合法の改正によつて從前天降り的であつたところの規定を民主的な方向にもつていくということと、それから免税點一萬圓を三萬圓に引上げるということが主な要旨のように考えておるわけであります。その第一の點につきまして希望として申し上げてみたいと思いますのは、殊に預金の増強の必要であることは申すまでもないことでありますけれども、一面においてインフレ進行の過程において、庶民階級の生活が非常に困窮の状態に置かれておるわけであります。さらにまたインフレの進行によつて、こうした汗水流して貯蓄したところの金……

第1回国会 財政及び金融委員会 第6号(1947/07/30、23期、日本社会党)

○中崎委員 質疑は金融機關再建整備法に關する問題でも差支えないのですか。
【次の発言】 金融機關再建整備の現況がどういうふうになつておるかをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ただいまのお話で、金融機關の再建整備によつて、相當部分の資本金がなくなり、あるいわ減額されることになりますが、資金充實の建前において、さらにまた金融機關の信用を向上させるという意味において、むしろ資本金の相當な増額を必要とするのではないかとさえ考えておりますが、この増資の點に關する當局の態度についてお尋ねしたい。
【次の発言】 御説明によりますと、金融機關の資産の評價基準が低位にあるために、相當増額されるということで……

第1回国会 財政及び金融委員会 第8号(1947/08/02、23期、日本社会党)

○中崎委員 ただいま提案になつております點につきましては多少檢討を要する點もあると思いますので、今日は時間も囘つておるようでございますので、この程度にして、次にあらためて協議されたらどうかと思います。

第1回国会 財政及び金融委員会 第9号(1947/08/06、23期、日本社会党)

○中崎委員 先ほどから大藏大臣の無斷退場の問題を中心にしまして、またわれわれが前囘要求しておつた安本長官の出席がないことは、非常に遺憾ではありますが、しかしきわめて重要な問題も山積しておるわけでありますから、それらの大臣でなくても、質問の目的をはたす事項も多々あると思いますので、それらの委員の質問を引續いてやられまして、ぜひとも要求せられた各大臣の必要の範圍においての問題は、あとへ繰りまわすというふうにして、議事進行をお願いしたいと思います。

第1回国会 財政及び金融委員会 第10号(1947/08/09、23期、日本社会党)【議会役職】

○中崎委員長代理 これから會議を開きます。  最初に安定本部から、今囘の新物價體系策定に關する大體のお話を聽きまして、その後の施策と、さらに物價全體に對する將來の見透しについて御説明を願いまして、その後で各委員からの質疑應答に移りたいと思うわけであります。
【次の発言】 ただいま塚田君の動議がありました通り、最初の計畫といたしましてはまず……。
【次の発言】 そうです。最初はやはり委員の意向によりまして、この新物價體系に關する事項は非常に重要であるから、一應安定本部側から眞の意圖しているところをよく聽いて、その上で質問をして檢討していこう、こういうことで今日進んだわけであります。

第1回国会 財政及び金融委員会 第12号(1947/08/20、23期、日本社会党)

○中崎委員 ただいまの問題に關連して發言したいと思います。いろいろ論議が繰返されておるようでありますが、かりに第一條の場合において、融通條件の變更又は延滯元利金の支拂方法の變更を求めるというような事例が、通常の場合においてどの程度あるというふうに豫想しておられるかをお伺いしたいと思います。非常に數が多いものであるか。あるいはそういうふうな場合はごく少いものであるか。今までの過去の經驗に鑑み、今後の豫想に鑑みてお尋ねいたします。
【次の発言】 そういたしますと、實際においてこの規定を見ますと、預金部資金運用委員會の意見を聽いてということになつております。必ずその意見をそのまま百パーセント尊重して……

第1回国会 財政及び金融委員会 第13号(1947/08/23、23期、日本社会党)

○中崎委員 生命保險中央會及び損害保險中央會の保險業務に關する權利義務の承繼等に關する法律案に對しまして、各派共同の修正意見を申し述べたいと思います。  原案では生命保險中央會法及び損害保險中央會法の廢止の期日は政令で定めることになつておつたわけでありますが、法律を廢する期日は法律で規定するのが適當であると考えられますし、またこれについては連合國最高司令部も同樣の意見でありますので、生命保險中央會法及び損害保險中央會法は、本法第九條第一項の規定により、主務大臣の指定する日、すなわち生命保險中央會及び損害保險中央會が解散する日に廢止すると規定してありましたが、生命保險中央會及び損害保險中央會を解……

第1回国会 財政及び金融委員会 第16号(1947/08/28、23期、日本社会党)

○中崎委員 私は各派を代表いたしまして本案に附帶決議をつけまして贊成するものであります。本案の内容の審議についてはまだ十分にその意を盡したとは申しかねるわけでありまして、今後檢討の餘地を殘しておるわけでありまするが、とりあえずわれわれは本法案に對しまして左記の附帶條件をつけんとするものであります。    附帶決議  一、本金庫資金の貨出に際して調査を愼重にし、各省間における分取り等のごとき、いやしくも本金庫資金運用の本來の目的に背致するがごときことなきを期すること。  二、公團資金を本金庫資金より融資を受くることは極力避けること。  三、復興金融債券の發行に際しては極力日銀引受の方法を排するこ……

第1回国会 財政及び金融委員会 第21号(1947/09/25、23期、日本社会党)

○中崎委員 先般本委員會の理事會におきまして、國有財産に關する説明と、それからさらに懸案となつております復興金融金庫に關する説明を聽取することになつておるわけであります。一時も早くこの問題に手をつけてみたいと思いますから、さらに委員長の方からそういう點を政府側と折衝願いたいと思います。  それから災害に關する問題でありますが、この金融的措置に關しては政府側からも、國會においても、あるいに委員會においても聽いておりますが、さらに豫算的措置について質問をしてみたいと思いますので、大藏大臣の出席を委員長の方から要求願いたいと思います。
【次の発言】 以上日程第一、第二、第五、第六、第一三、第一六、第……

第1回国会 財政及び金融委員会 第23号(1947/10/02、23期、日本社会党)

○中崎委員 ただいま審議中の官廳職員の給與に關する應急措置についての問題は、きわめて現下重要な問題でもあり、またデリケートな問題でありますので、一應審議を十分につくすという意味において、自由討議に移しまして、その後において一應終つたところで、各委員の質疑にはいつていくというふうにやつた方がよいと思いますので、動議を出します。
【次の発言】 休憩前に引續いて會議を開きます。
【次の発言】 ただいまの川合委員の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは勞働委員會とも協議いしまして、ただいまの川合君の動議に副うように取計らいたいと思います。つきましては勞働委員會との連絡、さらにまた證人として……

第1回国会 財政及び金融委員会 第24号(1947/10/04、23期、日本社会党)

○中崎委員 議事進行ですが、本日は時間も大分進んでおります。この後においてもなお審議する事項もありますので、質疑はなるべく要約して整理してやりますように、委員長から御注意を願います。
【次の発言】 議事進行に關して……。本法は相當實施を急いでおられるような事情もあるようでありますから、この程度で質問を打切つて、討論を省略してただちに採決に入られんことを望みます。

第1回国会 財政及び金融委員会 第25号(1947/10/06、23期、日本社会党)

○中崎委員 本案に對しましては熱心に、愼重に論議を盡されたわけでありますが、この程度にて打切られまして、討論を用いずしてただちに採決に入られんことを希望いたします。

第1回国会 財政及び金融委員会 第26号(1947/10/07、23期、日本社会党)

○中崎委員 ただいまの御證言の中で、千八百圓基準というものをかりに是認するとするならば、現在政府のとつたあの給與案に對しては、必ずしも滿足しない向きがあるかも知れない、こういうふうに言うておられました。もちろん組合の複雜な利害關係の對立している問題でありますから、全部が一致してというようなことも考えられない問題とは思いますが、いま國鐵側としてこの政府の案に對しては、贊成されるものかどうかということをお聽きしたい。國鐵側の意見としてこの千八百圓基準をいじくることは別個として、ただ一時的の給與としての政府の意圖に基くこの案が、組合側として呑めるものかどうかということを伺いたいと思います。

第1回国会 財政及び金融委員会 第27号(1947/10/08、23期、日本社会党)

○中崎委員 ただいまの證言によりますと、今囘の給與には觸れない。政府の案は不滿であるが意思表示をしない。そうして國會から喚問された場合においては、どういうふうに決定されても異議を有するものでないということに意思表示するということを言われたのですが、それがこの國會において明らかに異議を言われるということになると、それに副わないのではないかと考えられますが、その點を伺いたい。
【次の発言】 その全官公廳勞働組合連絡協議會の性格は、かりにそういうものであるとしても、一應そういう形をとつて、しかもその申合せに參加されて、こういう結論だということには變りはないわけですか。

第1回国会 財政及び金融委員会 第31号(1947/11/01、23期、日本社会党)【議会役職】

○中崎委員長代理 これより會議を開きます。  この際委員長より政府側に對して一言注意を申し上げたいと思います。財政及び金融委員會はきわめて重要な委員會でありますが、とかく政府側において、大臣等の出席が非常にまれなように見受けられるわけでありまして、これから重要法案の審議の上においても、いろいろと支障を感ずる場合があるのでありますが、今後できるだけ勉強して、この委員會にも出席していただくように御注意したいと思います。  なお本日は時間が相當遲れまして、委員の側においても早くから出てこられた方も大分あるようでありますが、時間が遲れて現在非常に少數になつておるわけでありますけれども、委員の側におかれ……

第1回国会 財政及び金融委員会 第33号(1947/11/11、23期、日本社会党)

○中崎委員 ただいま議題となつておる件につきましては、討論を用いずただちに採決に入られんことを希望する次第であります。
【次の発言】 今後政府側から本委員會に提案される法律案は相當にたくさんあると豫想されておるわけでありますが、會期も大分迫つてまいつたようでありますし、政府側においては、特に急いでこの委員會に必要な法律案を出されるように、委員長から申出でされるように希望しておく次第でございます。

第1回国会 財政及び金融委員会 第35号(1947/11/15、23期、日本社会党)【議会役職】

○中崎委員長代理 これより會議を開きます。
【次の発言】 ただいま所得税法の一部を改正する等の法律案、非戰災者特別税法案昭和十四年法律第三十九號災害被害者に對する租税の減免、徴收猶豫等に關する法律を改正する法律案、印紙等模造取締法案、以上四件の緊急上程を望む動議がありました。御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは所得税法の一部を改正する等の法律案ほか三件を上程いたします。政府の説明を求めます。
【次の発言】 ちよつと私一言この際發言いたしますが、大藏政務次官と、それから主税局長は、ただはま豫算委員會において審議中の豫算案を非常に急速に上げなければならぬというような事情もありまして、これか……

第1回国会 財政及び金融委員会 第36号(1947/11/18、23期、日本社会党)

○中崎委員 本法律案に對しましては、討論を用いずしてただちに採決に入られんことをお願いいたします。
【次の発言】 この際動議を提出いたします。本請願の重要性に鑑み、本請願は議院の會議に付するを要するものとして採擇せられんことを望む次第であります。

第1回国会 財政及び金融委員会 第38号(1947/11/22、23期、日本社会党)【議会役職】

○中崎委員長代理 これより會議を開きます。  昨日の委員會におきまして、經濟力集中排除法案について、打合せの範圍において修正の内容、あるいは字句等につきましては委員長に一任されておつたわけでありまして、その問題についてその筋とも交渉中てあるわけでありますが、まだ幾分さらに交渉を要するような點もありますので、いずれこれらの問題が決定いたしましてから、あらためてこの問題について協議したいと思います。その點御了承願いたいと思います。
【次の発言】 川合君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 では暫時休憩いたします。     午前十一時五十三分休憩

第1回国会 財政及び金融委員会 第39号(1947/11/25、23期、日本社会党)

○中崎委員 私は各派を代表して、第十七條を次のように修正する動議を提出いたします。「この法律は、昭和二十二年十月一日から、これを施行する。」というのを「この法律は、昭和二十二年十一月一日から、これを適用する。」というふうに修正したいと思います。
【次の発言】 本法律案は、失業保險が新しい設定されるに伴い必然的な法律案でありますので、討論を用いずただちに採決せられんことを望みます。
【次の発言】 大藏大臣に對して質問したいと思いますが、最初ちよつと一言申し上げたいと思うことがあるのです。それはすでに豫算案は衆議院を通過してまいつたわけでありますが、それにもかかわらず、その半面をなすところの今囘の……

第1回国会 財政及び金融委員会 第40号(1947/11/26、23期、日本社会党)

○中崎委員 私は日本社会黨を代表いたしまして企業再建整備法等の一部を改正する法律案に賛成の意を表するものであります。企業再建整備につきましては、日本の現在の經濟界の實情に鑑みまして、きわめて重要な問題ではありますが、これはすでに法律としてでき上つておるものでありますし、その未拂込の徴收等につきましては、すでにわれわれは本法が提案されたときにおいて、未拂込金の徴收の問題を解決すべきことをすでに主張してまいつたわけでありまして、それが遲まきながら現實に、具體的に取上げられるということは、われわれは當然に來るべきものがきたというふうに考えておるわけでありまして、これらの點について何ら異議を唱える理由……

第1回国会 財政及び金融委員会 第41号(1947/11/27、23期、日本社会党)【議会役職】

○中崎委員長代理 これより會議を開きます。  昨日に引續きまして質疑を繼續いたします。塚田君。
【次の発言】 それでは大藏大臣と安本長官の見えるのはちよつと遲れるそうですから、これであと留保して、苫米地君の質疑があるそうですから、苫米地君。
【次の発言】 暫時休憩いたします。     午後零時三分休憩      ━━━━◇━━━━━     午後零時十二分開議
【次の発言】 休憩前に引續き會議を開きます。吉川君。
【次の発言】 ただいまの吉川君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がなければ動議のごとく決しまして、企業再建整備法の一部を改正する法律案を再議に付します。施行期日の點に……

第1回国会 財政及び金融委員会 第49号(1947/12/07、23期、日本社会党)【議会役職】

○中崎委員長代理 これより會議を開きます。  舊日本銀行券の末囘收發行高に相當する金額の一部を國庫に納付するに伴う日本銀行への交付金に關する法律案、臨時金利調整法案を議題といたします。まず政府の説明を求めます。  栗栖大藏大臣。
【次の発言】 これより財閥同族支配力排除法案、特別都市計畫法第四條の規定による國庫補助を國債證券の交付により行う等の法律案、經濟力集中排法の施行に伴う企業再建整備法の特例等に關する法律案、勞働基準法の施行に伴う政府職員に係る給與の應急措置に關する法律案、金融機關再建整備法の一部を改正する法律案、舊日本銀行券の未囘改發行高に相當する金額の一部を國庫に納付するに伴う日本銀……

第1回国会 財政及び金融委員会 第51号(1947/12/09、23期、日本社会党)

○中崎委員 私は各派を代表いたしまして、次のような修正案を提出するものであります。すなわち、   第九條の次に次の一條を加え第十條を第十一條とし以下順次繰り下げる。  第十條 第二條第二項及び第三項の規定による指定に關し指定の基礎となつた事實につき誤りがあると認めるときは、利害關係人は、明確な證據書類を附し、指定があつてから三十日以内に内閣總理大臣に對し指定の取消又は變更を申請することができる。    内閣總理大臣は、前項の申請を受理した場合は、これを財閥關係役員審査委員會に付議し、その審査の結果に基いて申請の承認又は不承認の處分をしなければならない。    第一項の申請があつた場合においては……

第1回国会 予算委員会 第4号(1947/08/13、23期、日本社会党)

○中崎委員 必要とあれば、安定本部あたりに來てもらつて、この問題を一度聽けばいい。それは委員長の御裁斷によつてやつたらどうですか。
【次の発言】 先ほどの米窪國務大臣の説明は、大體千八百圓を基準にして賃金の標準をきめたのだけれども、それはある程度の低い場合もあり、高い場合もあるが、大體これを基準にしてその増減は期し得るという考えであつて、どこまでも物價體系の根本を覆すというような氣持ではないというふうに、われわれは解釋しているわけであります。そういう線において物價體系に影響のない範圍の、多少の増減は考え得るのだというふうにわれわれは解釋しているわけであります。その點について國務大臣から、もう一……

第1回国会 予算委員会 第11号(1947/10/11、23期、日本社会党)

○中崎委員 今野坂君の言つた問題については、實はこれと同一内容のものが、財政金融委員會においてすでに審議されました。そうして同じような角度から關係勞働組合の幹部の人を、證人として出頭を願い審議したわけであります。同じ國會においてまた同じ問題を繰返してやることはどうかとも思いまするので、その必要があれば、金融財政委員會における速記録等を參考に見ていただいて、その上において態度を決定していただきたいと思います。

第2回国会 議院運営委員会 第34号(1948/05/06、23期、日本社会党)

○中崎敏君 ただいまの提案の件について説明いたします。実は財政金融委委会として租税完納本部をつくつておるわけです。それは今年二月にできてから大分活動をやつて、御承知の通り非常に大きな税金も、ほとんど政府の期待通りに徴収できましたし、さらにまた租税が非常に公正妥当でないというふうな点から問題も釀しておつて、財政金融委員会としても、この問題は非常に重要視しておるわけであります。たまたま今回租税制度の改正の問題につきまして、全國各財務局の所在地にそれぞれの委員を派遣して、租税完納運動の今後の連絡、さらに税制制度に関する地方の意見をも併せて聽きたいというようなことが、かねてのねらいでありますので、この……

第2回国会 財政及び金融委員会 第1号(1947/12/11、23期、日本社会党)

○中崎委員 質疑を打切り、ただちに討論採決されんことを望みます。
【次の発言】 私は日本社会党を代表いたしまして、本案に賛成の意を表するものであります。國家財政窮乏の折柄、政府は今回労働者の実情に鑑み、生活の実情に鑑み、さらに中央労働委員会の勧告を勘案されまして、今回の処置に出られたわけであります。千八百円ベースを堅持することは、財政の國家経済の現状から考えまして、非常に困難なる事態に立ち至つておるわけでありまするけれども、さらに賃金と物價との悪循環を断ち切り、インフレを克服するがために、この千八百円ベースの堅持ということが、ぜひとも必要だと考えるのであります。しかしながら、労働者の現在の生活……

第2回国会 財政及び金融委員会 第9号(1948/03/19、23期、日本社会党)

○中崎委員 大藏大臣に質問をしますが、三党政策協定の中に、戰時公債利拂の停止的処理ということが明らかになつておるのであります。この戰時公債利拂の停止的処理という言葉のもつ意味について、新聞紙上等に傳えられるところによると、私たちの考えておる解釈と、多少異つた解釈があるようにも関知しておるのでありますが、大藏大臣はこの言葉のもつ意義について、どういうふうに解釈しておられるか伺いたい。
【次の発言】 私の関知しておる範囲内においては、ただいま大藏大臣の答弁と社会党側の考えておる考え方との間には、相当の開きがあるようにも思うわけでありますが、これはしばらくあまり深入りしないことにしまして、ここに全國……

第2回国会 財政及び金融委員会 第11号(1948/03/25、23期、日本社会党)

○中崎委員 本案の取扱いにつきましては、これを運営委員会にお任せするというように御決定願いたいと思います。

第2回国会 財政及び金融委員会 第26号(1948/05/22、23期、日本社会党)

○中崎委員 ただいま島村君から意見があつたようでございますが、この問題については一應懇談會を開きまして、協議の上で、さらに委員會にかけられんことを希望いたします。
【次の発言】 休憩前に引續き會議を開きます。  先ほど政府職員の新給與實施に關する法律案につきまして御懇談を願いましたが、本日はこの程度にいたしまして散會いたします。    午後二時七分散會

第2回国会 財政及び金融委員会 第32号(1948/06/03、23期、日本社会党)

○中崎委員 ただいまの質疑と関連して、二十三年度の販賣数量を、大体五百三十億本と押えておられるようでありますが、この程度でタバコは一應國民に対しては十分にまわるものかどうか。國民の需要はこれだけ程度のものであるかどうかをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今回のタバコの値上げは、國民生活、殊に勤労大衆に対して非常に大きな負担を課するものであります。一面インフレの現在の状態において、國家財政の需要上まことにやむを得ないとは考えるわけでありますが、タバコをこれほどの値上げをしないでも、殊に配給タバコについても相当の値上げになつておりますが、これによらないで何か他に適当な方法はなかつたかどうかを……

第2回国会 財政及び金融委員会 第44号(1948/06/22、23期、日本社会党)

○中崎委員 後藤君からも意見がありましたので、私も金融界に長らくその身を委ねていたので、その專門的見地から一言言いたいと思つておつたのでありますが、政策協定の線に沿つて、これがすでに具体化されているという問題について、今さら取上げてもしようがないので、われわれ委員としては、ただ参考人の意見を聽くに止めて、自分の意見は言わないことにしておきます。

第2回国会 財政及び金融委員会 第48号(1948/06/26、23期、日本社会党)【議会役職】

○中崎委員長代理 大藏大臣が見えましたので、軍公問題については質疑を継続したいと思います。大藏大臣は十分間だけ特にこちらの委員会に來てくださるそうでありますから、ごく簡略にお願いいたします。
【次の発言】 松田君、軍公の問題についてまだ質問がありますか。
【次の発言】 松田君、質問が徹底していないので、もう一度……。

第2回国会 財政及び金融委員会 第50号(1948/06/29、23期、日本社会党)

○中崎委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に賛成せんとするものであります。  軍事公債は軍需補償とともに戰爭によるところの擬制資本の最たるものであります。わが社会党といたしましては、この二つの擬制資本を終戰後速やかに解決することによつて、日本経済の再建の上にきれいさつぱりとした新しいスタートができるという考え方から、つとにこれを主張してまいつたわけであります。当時自由党といたしましては、これらの擬制資本の打切りというものが、財界に大きな影響をもたらすということから、極力反対をしておつたわけでございますけれども、その後國際情勢の変化によりまして、遂に自由党の内閣において、その年末の主張……

第2回国会 財政及び金融委員会 第53号(1948/07/02、23期、日本社会党)

○中崎委員 私は日本社会党を代表いたしまして、所得税法の一部を改正する法律案につきましては、わが党の川合君の修正案に対し、さらに取引高税法案については、民主党の梅林君の提案に対しまして賛成の意を表せんとするものであります。社会革新党の修正案の趣旨は、趣旨においては異論のないところでありますけれども、國家財政の見地からこれを見まするならば、実情においては大きな穴を生ずる点も考えまして、その他に適当な財源を見出し得ない現状においては、やはりこれに反対せざるを得ないわけであります。第一議員倶樂部の堀江君の提案に対しましては、國家、政治、経済、財政の現実を知らないか、少くとも現実に目をおおわんとすると……

第2回国会 財政及び金融委員会 第56号(1948/07/05、23期、日本社会党)

○中崎委員 最初にまず二十三年度の資金計画の全貌について御説明願いたい。
【次の発言】 暫時休憩いたします。     午後零時三十一分休憩      ━━━━◇━━━━━     午後四時三十分開議
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。
【次の発言】 それでは日程第九六、スポーツ税設定の請願について、紹介議員山口六郎次君。
【次の発言】 次に日程第一一七、農業事業税反対の請願について、紹介議員堀江實藏君。
【次の発言】 ただいまの川合君の動議のごとく決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。  暫時休憩いたします。     午後四時四十八分休憩    ……

第2回国会 予算委員会 第8号(1948/03/17、23期、日本社会党)

○中崎委員 最初総理大臣にお尋ねいたします。本予算案を審議するに際しまして、一應首相の施政演説を承つた方が都合がいいかと考えるのでありますが、この審議は相当に急いでおられるとも言われておりますので、やはりその首相の施政方針演説とにらみ合せて審議を進めるベきであると思いますが、大体いつごろその施政演説をやられる方針であるか、伺つておきます。
【次の発言】 先ほど総理のお話によりますと、本年は相当明るい氣持をもてるような情勢だというように述べておられます。なるほど日本の経済の根本的打開は、一にかかつて外資の導入にあるものと考えられます。この面においては、先ほど説明の点においてはいささか愁眉を開くに……

第2回国会 予算委員会 第17号(1948/04/27、23期、日本社会党)

○中崎委員 この前の予算委員会におきまして、総理大臣は日本に対するクレジツトにも相当の期持をかけられまして、本年こそは経済再建の明るい見透しがもてるような時期に進みつつあるというふうに申されておりますが、そのクレジツトに関係いたしまして、今回綿花に対する対日クレジツトが設定されるのではないかというふうな期持をもたれておるようでありまするが、これに対しまして何か障害が起つておるようにも新聞紙上において読んでおるところでありまするが、これに対する実情について、総理大臣から御説明をお願いいたします。
【次の発言】 今後期持されるクレジツトにつきまして、その担保として提供を要するもの、さらにそのクレジ……

第2回国会 予算委員会 第32号(1948/06/14、23期、日本社会党)

○中崎委員 総理大臣に対する質問は、委員長のお示しの通りに明日に留保いたしまして、他の大臣に対する質問をいたしたいと思います。  本年度の予算は非常に遅れて提出されましたが、現在の時局はきわめて困難なときでありますので、政府においても非常な苦心をされたことについては、これを諒とするものであります。また何ぴとがこの予算を組むにしても、そうたやすくこれが組めるものでないことも容易に想像がつくわけであります。ところでまたわれわれとしては國民の負託にこたえて質すべきを質さなければならぬわけでありまして、そういう見地から、ごく簡單なる質疑を試みたいと存ずるわけであります。  まずこの予算の内容に触れます……

第2回国会 予算委員会 第33号(1948/06/15、23期、日本社会党)

○中崎委員 きわめて困難な内外情勢下におきまして、予算が編成されまして、ようやくこのほど國会に提案されたわけであります。ところでその間におきまして、この予算が遅れまして、國家的な計画というものが非常に立後れておるということは事実でありまして、それだけ経済の再建というものに、一つの阻害を來しておるしいうことは事実であります。ここにおきまして、われわれは國家的見地から、一日も早くこの予算の審議を終りまして、予算が速やかに通過して実施されんことを望んでおるわけではありますが、ここに一つ見逃がすことのできぬのは、鉄道運賃の値上げでありまして、これは物價、経済の現状から見ますれば、なるほどやむを得ないと……

第3回国会 大蔵委員会 第7号(1948/11/24、23期、日本社会党)

○中崎委員 金のおもな買上先と数量の今日までのものをざつとおわかりでしたら示していただきたい。それからこれは商工省とも関連しておるでしようがゐ將來の産金についてどういうふうな考え方をしておられるか、現在の産金が採算上合つているかどうか。これは採算的に、金だけではなく他の銀、貴金属等も関連して出るでしようが、そういうようなものについての現況を知りたいと思います。それから買上げ價格と賣渡し價格との開き、今後買上げ價格、賣渡し價格を変更される考えがあるかどうかというようなことについて、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 今賣渡し價格と買上げ價格と差がないということですが、われわれの目から見ますと……

第4回国会 大蔵委員会 第10号(1948/12/18、23期、日本社会党)

○中崎委員 宮幡君の住所は國会に届け出ておられますし、民自党の方にも自分の所属議員でありますから、東京の住所もわかるはずだと思いますので、一應ごめんどうでも何かの方法によつて、その住所について本人の動向をよく連絡されて、月曜日には間違いなく出て來るように、ひとつ一段の努力をお願いしたいと思います。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 大蔵委員会 第21号(1949/04/25、24期、日本社会党)

○中崎委員 時間の制約がありますので、きわめて簡單に大体大まかな問題だけを、御質問いたしたいと思います。  まず第一に租税全体の問題でありますが、昭和二十三年度におきましては、三月末においてすでに税收から見ました予算額の五十億も突破した実績の金額を徴收されておる、ということが報告されております。さらにこれが四月末一ぱいに徴收されるものが残つておるはずでありますが、それを合計しての見通しはどういうふうになるか、その数字をお示し願いたいと思います。
【次の発言】 新聞の報道するところによりますと、四月末までに徴收されるものを見込むと、約二百億の予算よりも超過するのではないかというふうに言われており……

第5回国会 大蔵委員会 第30号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○中崎委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本案について強い希望條件を付して賛成せんとするものであります。本來から申しますると、平和的な意味におきまするところの外國資本が、國内において事業を営むことについては、反対する筋合いのものではありませんが、現下の情勢のもとにおきまして、日本が外國において自由に営業をなし、あるいは事業をするというような立場が與えられていないという段階におきまして、ただ占領を受けておる日本のみが一方的に外國の資本をもつて、日本において事業を営ましめるということは、決して好ましくないわけであります。元來から言いますと、通商條約というようなものが制定されまして、その上に立つ……

第6回国会 大蔵委員会 第15号(1949/11/22、24期、日本社会党)

○中崎委員 ちよつと速記をとめていただきます。

第6回国会 大蔵委員会 第16号(1949/11/24、24期、日本社会党)

○中崎委員 あるいは重複しておるうらみがあるかもしれませんが、今年の六月末に林野局長官から各事務所長にあてまして、帳簿上現品は不足があるが、それは政治上の不法行為に基くもの、あるいは刑法上、文書偽、詐欺、横領というようなものに該当するものが多いように思われる、というふうな意味の通牒が出されておるということでありますが、その点についての真否をお伺いいたします。
【次の発言】 その通知が出されまして以来、約半年近くの日時が経過しておるわけでありますが、この間においていかにそれらの問題が取扱われておるかということについてお尋ねいたします。
【次の発言】 弁償金をとる措置を講ずるようになつたものが、十……

第6回国会 大蔵委員会 第17号(1949/11/25、24期、日本社会党)

○中崎委員 議事進行に関して、。実は今のような問題もまだ一未解決ままになつておるわけであります。さらににまたあちらからもこちらからも、きようはこの程度にせいというような意見もありますので、一応休憩して理事会を開いた上でこれらの問題を協議した後において議事の進行をはかつていただきたいと思います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり]

第8回国会 大蔵委員会 第3号(1950/07/19、24期、日本社会党)

○中崎委員 ちよつと遅れて来ましたので、多少前後の関係がわかりませんから、あるいは重複するかもしれません。大体簡單に質問するつもりです。ちよつと速記をとめてくださいませんか。
【次の発言】 ちよつと速記をやめてください。
【次の発言】 朝鮮問題を契機といたしまして、最近においてインフレがまた漸次進んで行くのではないか、こういう様相を帶びて来たような印象を持つておるのであります。一つには朝鮮問題だけでも長期のものであるというような予想、さらにこれが大きく発展するかもしれぬというふうな点をも、意識的、無意識的に考えられまして、すでに売惜しみ買いだめというふうな事態が、ひんぴんとしてあちらこちらに起……

第13回国会 経済安定委員会 第3号(1952/02/06、24期、日本社会党)

○中崎委員 今のお話を承つておりますと、外国人土地法と本法案の審議とは関連する重大な問題であけます。そこで外国人土地法がどういうようなものであるかということは、私たちの方にも具体的にわかつておりませんし、さらに具体的事例として土地法の満月を受けるのはどういうものだ、あるいは外国が財産権について日本国並びに日本人に対してどういう扱いをするかということ、従つてどういう見通しになるかということを審議するのは重大な意義があると思う。そういう意味において、すみやかにこれらのものに対する材料を政府の方から提出してもらいたいということを、審議の必要上要求しておきます。

第13回国会 経済安定委員会 第10号(1952/03/18、24期、日本社会党)

○中崎委員 関連して……。これから安定本部でこの国会中に提案されようとする法律案を、わかつている範囲で御説明してもらいたい。
【次の発言】 先ほど共産党の委員から発言がありましたように、資料はなるべく早く出してもらいたい。そうして自由党の党内事情もあり得ると思うのですが、そうした問題を乗り越えて、国会は国会の立場においてわれわれ審議しなければならないと存じますので、そうした問題があつてもこれはひとつすみやかに解決してもらつて、また場合によつてはそういう問題とは関係なく、政府は政府独自の立場においてすみやかに法案を整備してもらつて、そして資料等もなるべく早目にやつてもらわぬと、実際の審議の上に幾……

第13回国会 経済安定委員会 第12号(1952/03/20、24期、日本社会党)

○中崎委員 統制撤廃に関連することでありますが、自由党は統制撤廃という方向に進んで来ておるわけでありまするし、社会党は国民生活の最低線の確保と、さらに日本経済発展のために、計画経済を立てて、必要な範囲において統制経済を行うというのをその建前として来ておるのであります。そういう考え方からしますと、この審議されておる法案に重要な関連性を持つものでありますから、そうした観点から少し質問を続けて行きたいと思うのであります。  まず一昨年の六月に朝鮮事変が勃発しまして以来、国をあげて――政府はもちろんでありますが、政府が大いにたいこをたたいて、民間がふえに踊つて参つたというような状態で、手放しの輸入の思……

第13回国会 経済安定委員会 第13号(1952/03/25、24期、日本社会党)

○中崎委員 まずこの法律が公布になつた場合における実施運用等について、一応お尋ねしておきたいと思うのであります。  吉田内閣になつて以来、漸次統制が緩和されて参つたのであります。従いまして、この統制に対する取締りの観念も薄らいで参りまして、現在残存しておりますところの統制が依然として行われているはずであるにかかわらず、この取締りにつきましては、きわめて緩和でありまして、ほとんど法律が存在しているかどうかさえ疑われるというふうな実情にあるのであります。一面におきまして、民主主義の制度確立の上においても、一つの法律ができておつて、これを励行するということは当然政府の責任であるのにかかわらず、実際の……

第13回国会 経済安定委員会 第26号(1952/05/20、24期、日本社会党)

○中崎委員 私は日本社会党を代表いたしまして本案の修正案に賛成し、同時にそれを除くほかの原案について賛成をするものであります。  本改正案のねらいとしております点は従前のやや計画倒れに終るような点を、さらに一指染めたという点に一つの進歩があることは、先ほど有田君からのお話の通りでありますが、さらにこれを強力に推進するためには、予算の裏づけが当然伴わなければならぬと同時に、この機構全体を通じまして、審議会等も関係するのが二つも三つもあるわけであります。それからまた各官庁間のなわ張り争いというようなものが相当複雑であることが予想されるのであります。そこでこの問題は、さらに今後の運用の上において、必……

第13回国会 経済安定委員会 第33号(1952/06/20、24期、日本社会党)

○中崎委員 この措置をとられました理由は、先ほどから御説明がありましたように、一つには国際收支の関係と、一つには国内産業保護の関係と、もう―つは相手国の日本の輸入に対するいわゆる最惠国待遇といいますか、そうした相手国のとつた態度に対する報復的措置等も含まれて外国為替管理令ができておると思うのでありますが、まず今度自動車に対する措置につきまして、国内産業保護の見地からもやはり今のような問題が考えられておると思うのであります。国内の自動車工業がどういうふうな発展の段階にあり、さらに今後外国自動車の輸入措置と関連して、どういうところまでこれを保護して行かれる方針であるかをお伺いしたいと思います。


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 大蔵委員会 第2号(1952/11/24、25期、日本社会党(右))

○中崎委員 この会期もごく短かいようであるし、すでにきよう午後あたり提案を予定されておるものもあるようでありますが、そのほかの法案についても、できるだけすみやかに御提出の運びを、委員長からおとりはからい願いたいと思います。

第15回国会 大蔵委員会 第6号(1952/11/28、25期、日本社会党(右))

○中崎委員 国民金融公庫が非常な努力をされまして、大衆資金の調達の上に非常に大きな貢献をしておられる事実を私たちは多とするものであります。ただ今までも論議のうちにありましたように、漸次資金が充実されるのでありますけれども、一面において五割ずつも需要が増加する、そういう業務の量に対して、これに対処する人員なりあるいは窓口なりというものが非常に不足しておるという現実は、私たち絶えず公庫に出入りしておる者として、現実にこれを認めて来ておるものであります。ことに日曜まで動員して絶えずやられるということは、これらの人たちの人道上の問題といいますか、いわゆる健康状態、あるいはまた業務が過重労働に陥るという……

第15回国会 大蔵委員会 第8号(1952/12/02、25期、日本社会党(右))

○中崎委員 議事進行に関して……。国民金融公庫に関する法案は、刻下の状況にかんがみて急を要するものがあると思うのです。そこですみやかに大蔵大臣に出席してもらつて、そうして必要な質疑をかわしたいと思いますので、委員長の方でそういうふうにおとりはかりを願いたいと思います。
【次の発言】 大臣は予算委員会の関係もあるでしようから、ごく簡単に今の問題と関連して質問したいと思います。来年度については二十億円以上を増額するという方針のようでありますが、同じ増額するにしても、政府出資の形においてやるのと、それから借入れにおいてやるのと、二つの資金の充実方法があるが、そのいずれでもかまわぬから、今までの国民金……

第15回国会 大蔵委員会 第25号(1953/02/13、25期、日本社会党(右))

○中崎委員 愛知政務次官は、二十八年度予算編成においては相当苦労されておるようでありまして、その点を多とするのでありますが、大体私は予算全般等についてもお聞きしたいのでありますが、この場合においては税金を中心といたしまして、必要な範囲において質問してみたいと思います。  まず税体系の問題でありますが、政府の方では二十八年度においては、中央、地方を通ずるところの大幅の税制改正を考えて来ておられるようでありまして、国税中心の法案は一応われわれの手元に出ておるのであります。ただここで問題になりますのは、最近における地方の財政が非常に行き結まつておりまして、ほとんど破産とでも申しますか、非常に重大な危……

第15回国会 大蔵委員会 第26号(1953/02/14、25期、日本社会党(右))

○中崎委員 さきの質問に関連しているのですが、第三次資産の再評価の政府の考え方としては、今まで通りに任意的に再評価をさすということのようであります。これを強制的に義務づけて行くという考え方はないかどうか。
【次の発言】 時間の関係がありますので、端折つて質問したいと思います。まず中小企業に関する問題でありますが、最近の中小企業の行き詰まつた状況につきしては、われわれ非常な憂慮を払つておるものであります。そこでこの中小企業の振興のためには、金融、税金、さらに技術、経営等を含んでおるところの強力なる指導というものが相伴つて並行的に行われて、初めてその目的を達するものと思うのでありますが、ここで私が……

第15回国会 大蔵委員会 第36号(1953/02/28、25期、日本社会党(右))

○中崎委員 このタバコの小売人の指定についてはきわめて不明朗だという印象をわれわれは各方面からもたらされております。ことにこの示された基準の中において「その他必要な事項」というようなことになると、こういう重要な問題を決定するのにその他必要ということは一体どういうわけなんですか。きわめてこれは困る。これはまるきり全体をひつくり返すものです。またたとえば昨年私が直接携わつた例もありますが、東京の地方専売局長自身の意見では、それはよかろうということをある小売人にはつきり責任をとつて言われた。それが下の方へ行つたららうやむやになつてしまつた。いいと言うものだから、タバコのケースまでちやんと用意しておつ……

第15回国会 大蔵委員会 第38号(1953/03/04、25期、日本社会党(右))

○中崎委員 関連して。いろいろ銀行局長は終始一貫信念のもとにお話をしておられたようであります。私の見た目から言いますと、なるほどあなたが言われるように、株主相互金融の場合については、株主としての形は持つておる。ところで、これは同時に非常に高い一つの利益といいますか、配当といいますか、これを元にしてつつておるわけでございます。月に三分の配当というか、報酬というか、対価を出す、あるいは場合によつては五分の対価を出す、こういうような高金利、高報酬のもとに大衆をつつておるのは事実です。これがどういうふうな形において株主の形になるか、あるいは匿名組合の形になるかわかりませんが、それはただ単なる事業会社が……

第15回国会 大蔵委員会 第40号(1953/03/06、25期、日本社会党(右))

○中崎委員 最初委員長に申入れしたいのであります。この大蔵委員会においては、税金問題を中心にして多数の法案が出ているのであります。ことに予算に関連した重要な法案でありますので、われわれも熱心に慎重審議しているのであります。しかしここに見のがすことのできないのは、国会の解散ということがしきりに問題になつておる。しかも緒方官房長官は、しばしば不信任案が通れば解散をするのだということをはつきり言うておるのを新聞等において見ているのですが、われわれとしては解散されるかされぬかというふうなことは重要な問題であり、われわれ議案に対する態度についても、どういうふうな態度をもつて臨むべきかという腹構えをつくつ……

第15回国会 大蔵委員会 第41号(1953/03/07、25期、日本社会党(右))

○中崎委員 広汎な税金問題につきましていろいろ質問したい思うのでありますが、時間の関係もありますので、とりあえず物品税のことについてお尋ねしたいのであります。わが党は、物品税については原則としてとらないという方向に考えておるのであります。一部高級奢侈品のごときものは別として、原則的には、これをとらないような考え方を持つておるのであります。これなかなか国家財政の都合上一ぺんにそういうわけにも行かないのでありまして、漸次そういう方向に進むべくわれわれも努力してみたいと思うのであります。その中で、貴金属に対する物品税の問題でありますが、ただこの物品税の体系から見ますと、現在においてはいわゆる源泉課税……

第15回国会 大蔵委員会 第44号(1953/03/12、25期、日本社会党(右))

○中崎委員 法人税法の一部を改正する法律案の第九条の十の規定に基く交際費等の限度額に関する問題についてお聞きしたいのでありますが、大体におきまして政府は、この案に基いて昭和三十八年度に幾らの増税を見込んでおられるか。
【次の発言】 これに基きますと、交際費等というふうなきわめて不明瞭な文句が使われておるのでありますが、これは一体どういうふうな範疇のものになつているのか、これを明確にひとつお示しを願いたい。
【次の発言】 交際費等という等というものの意義は、たとえば交際費なら交際費のほかにどういうふうな概念的なものを含んで、これがそういうふうな扱いを受けるのかということであります。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 通商産業委員会 第2号(1953/05/27、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 ただいま議題となりました法律が成立して以来一年二箇月を経過しているのでありますが、この間におきまする、この法律運用の実情について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明の通りでわかりましたが、価格についてはどういうふうにしておられますか。
【次の発言】 市場の実情は、政府の方で払い下げた価格のほかに、実際の取引は、稀少物資であるから、やみ価格というようなものがあるのじやないか。言いかえると売渡し価格以外に、違反といいますか、そういう横流し的な価格があるのかどうかをひとつ伺いたい。
【次の発言】 実際においては稀少物資であり、割当が励行されておるという場合において……

第16回国会 通商産業委員会 第9号(1953/07/02、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 関連して、通商局長はどうして見えないのですか。見えない運由をひとつ聞かしていただきたい。
【次の発言】 それではいずれにしても委員長のところで早急にその出て来られない理由を確かめてもらいたいと思います。

第16回国会 通商産業委員会 第10号(1953/07/03、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 議中進行について。大臣の答弁は非常に声が小さくて聞きかねるのです。もう少し元気を出して活発にやつてもらいたい。  それから関連質問を一つしたいのですが、今の大臣の答弁によりますと、MSAの内容がまだどういうふうになるかわからぬから、なかなか説明がしかねるという一点張りです。ところが今の答弁によりますと、この法案の内客を改訂したいという意図は、一つにはMSAというものは以前は考えなかつたが、今度はそれを考慮してやるという、それならMSAの問題がはつきりするまではこの法案の審議はできないということになるのだが、大臣はどういうふうに考えるか。

第16回国会 通商産業委員会 第12号(1953/07/06、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 局長はしばしば自由貿易がいいということを言つております。目標としてはそうあつていいかもしれませんが、当面の目標としては、世界のどこにそういう自由な貿易がなされておる状況にあるか、ことにイギリス帝国のごときは、ああいう強いところの貿易統制のもとにおいて、ほとんど日本製品のごときは入ることを許さないというごとき苛酷な條件のもとに置かれておるわけです。そうして一方においては、日本には強い為替管理というようなものが行われざるを得ないという状態にあるのです。しかも物価というものは非常なコスト高に悩んでおる。いわゆる朝鮮事変以来、あまりに安易に特需にたより過ぎて、現在においては非常に周章狼狽し……

第16回国会 通商産業委員会 第13号(1953/07/07、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 それでは時間の範囲内において一応やつて、その後のことはまた協議したいと思います。  日本の産業経済はきわめて困難しております。ことに朝鮮事変以来特需を中心とする一挙手一投足によつて日本経済は大きくゆすぶられておるというような状態であるのであります。この際におきまして、現在、日本の産業をいかに建て直しをするかということは非常に大きな問題だと考えておるのであります。これに対しましては、五箇年間の長期計画を経審の立場において持つておるというような意見を聞いたのでありますが、それがはたしていかなる効果を得るかということは今後の問題といたしましても、とりあえずそうしたようななまぬるいといいま……

第16回国会 通商産業委員会 第14号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 先ほど川上君からだつたと思いまするが、指定リストの提出を通産側に要求しておるはずでありますが、それはどういうふうになつておるか、一応御回答願いたい。
【次の発言】 それではそれをひとつ提出してください。  では質疑を継続いたしますが、まず日本の貿易の振興は、日本経済の安定化の上においてきわめて緊要なものであるということは申すまでもないことなのであります。ところかこの貿易振興のためには、まず国内の物価が非常に高い、この高い物価を一体どうするかということが大きな問題であるのでありますが、これについて通産大臣から具体的にどういうふうな方策をもつてこの物価高に対処されんとしておるか、さらに……

第16回国会 通商産業委員会 第16号(1953/07/14、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 最初議事進行について発言いたします。本法案は独禁法に重大な関係を持つております。独禁法の審議の状況、またこれがどういうふうに見通しがつくのか、それを委員長において至急お取調べ願つて、これと並行的に審議を進めて行きたいと思います。その点御了承願いたいと思います。  質問に移りますが、ただいま申し上げますように、本改正法案というものは、相当大幅な自由主義の上における自由取引の制限になると思うのであります。法律案の提案理由の中の第五項に、輸出取引または輸入取引における業者の協定または組合員の遵守すべき事項をもつてしては実効を期しがたい場合には、通商産業省令により、輸出業者または輸入業者の……

第16回国会 通商産業委員会 第18号(1953/07/16、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 谷林さんにお尋ねいたしますが、この改正案によりますと、輸出並びに輸入の両方面にわたつての改正になつておると思うのです。輸出の場合においては、以前も認められておるわけですが、今度は輸入の場合も新しく業者の協定並びに輸入組合等が認められることになるわけです。ところが輸入と輸出は相当性格が違つておつた。輸入の場合にはそう無制限に組合をどんどんつくらしてやるということは、かえつて自由公正なる取引をある程度阻害するという心配もあると思う。それで外国の事情等によつて、ほんとうにやむを得ないもの、たとえば米とか小麦とか綿花とか、そういう特定のものとか、あるいは特殊の業種についてのみ、こういうもの……

第16回国会 通商産業委員会 第22号(1953/07/22、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 ただいま、議題と相なりました中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  本改正案の眼目は、一言にして申し上げれば、信用協同組合の員外預金に関する点であります。  そもそもこの問題は、中小企業等協同組合法発足当時、同法の第七十六条第二項の規定に存していたのでありますが、その後信用金庫法の成立により、同条の規定が削除せられ、今日に至つたのであります。  しかるにこの条項の削除に対しては、全国中小商工業者の各種団体において当時より猛烈な反対があり、その後機会あるごとにこの点の復活が熱心に唱道せられて参つた次第であります。  元来協同組合は、組合員相互の扶……

第16回国会 通商産業委員会 第24号(1953/07/24、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 ちよつとここにおりませんでしたので、あるいは以前質問がされていて、重複する面があるかもしれませんが、その点御了承願いたいと思います。  私、参考人のお話を聞いておりますのに、今日の参考人の御意見の大部分は、この法案が可決されて一日も早く実施されることが望ましいというふうな御意見であります。そこでお聞きしたいのでありますが、大体吉田内閣並びに自由党は自由主義の考え方の上に立つておるのであります。いわゆる自由競争によつて、よいしかも安いものを多数に売るんだという考え方の上に立つております。おそらく皆さんも大体そういう考え方の是認の上に立つておられると思う。ところがこの法律を見ますと、自……

第16回国会 通商産業委員会 第25号(1953/07/25、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 自由主義の基調の上に立つておる現内閣並びに岡野通産大臣の考え方から言いますと、明らかにこの法案は自由主義の考え方を大きく是正するものだというふうに考えておるのであります。ところで、一応それはそのまま受入れるといたしましても、ことに武器に対してのみ自由主義を著しく変更しなければならないという理由がわからないのであります。たとえば私たちの考え方から行きますと、武器も一つの商品である。また国の産業から言えば、重要な商品は武器ばかりではない。国の産業の地位から言うても重要な産業はたくさんある。そういうふうなものは手放しに放任されておつて、ただこの武器の製造のみが大きな制限を受けるということ……

第16回国会 通商産業委員会 第27号(1953/07/28、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 私は各派を代表いたしまして、輸出取引法の一部を改正する法律案に対しまして、修正案を提出せんとするものであります。  輸出取引法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。  第十九条の三中「輸入組合の設立が輸入取引の秩序の確立に寄与する」を「当該貨物の輸入取引の秩序を確立するためには輸入組合の設立が必要やむを得ない」に改める。  その理由を簡単に申し上げます。  元来輸出と輸入との場合においては、その趣を著しく異にするものでありまして、輸出の場合におきましては、外貨の獲得、さらに国際的にもややもすればダンピングというふうなそしりも受けまして、国際的不信を買うおそれもあるのであ……

第16回国会 通商産業委員会 第29号(1953/07/30、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 ただいまの御意見について二、三お聞きしておきたいのでありますが、まず第一に、出資の面において不安定だというのでありますけれども、これはあらゆる組合がそうなのであります。そうすると事実組合というものは資本の面において弱いということが言えると思うのでありますが、この保険の場合に限つてのみそういうふうに考えておられるのでありますか。
【次の発言】 大体において最高限度がきめてある。その範囲において実情に応じて三百万円申し込みたいといつても、君の方の実情は百万円しか保険ができないといつて押える方法があると思うのであります。これは運用によつてもいろいろ律るの募り事。ただ保険は、言われますよう……

第17回国会 通商産業委員会 第3号(1953/11/06、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 ちよつと関連して参考までに申し上げておきたい。国民金融公庫か昨常に零細なものを扱つておるのは当然の話ですが、あれの運用においては昨常に新規の人の貸出しが多い。これはわくかぐんぐん広がるという点もあるでしようが、非常に新規の人が多い。これは二箇月なり三箇月なり相当調査がかかつているようですが、こつち新しい人にどんどん貸す。しかも回収率が多い。ほとんど滞りがない。言いかえれば、零細な大衆の人たちに新しい貸金を出しても非常に回収率がいいということは、一画において運用がいいということでもあるが、物的担保がないとか、あるいは事業が零細だからというので必ずしもひつかかるものではないという状態が……

第18回国会 通商産業委員会 第1号(1953/12/02、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 動議を提出します。中小企業金融問題はきわめて重要でございまして、ことに年末を控えての問題でございますが、ただいま加藤君のお話によると、一万田さんは、中小企業者は少々倒れても問題でないということをまた言つたというのです。これはかつて重大な政治問題になつたわけでありますが、日本銀行の総裁なるがゆえにそういうことを平気で言つてもいいのかどうか、われわれはそれを見逃していいかどうかは重大な問題です。かねて大蔵省と日銀との間に、少くとも一万田さんとの間に、相当食い違いのあるような政策が堂々と新聞の上においても発表された例はたくさんあります。現在のところはそうでないと言われておるようでありすが……

第18回国会 通商産業委員会 第2号(1953/12/03、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 関連して。ただいまの岡野さんの説明によりますと、この近代的な尨大な資金が投ぜられてつくられておるビルディングですが、これは権利金を何年もとつてやるのもなるほどあると思います。しかし一番われわれに目立つて考えられるのは、金融機関、ことに銀行があらゆるところにどんどん相当尨大な資金を使つてやつておる。一面において中小企業者の資金繰りの問題は非常に大きな問題となつておる。国の産業全体としてもその資金の問題は一番大きな問題だから、大衆の金を使つておる銀行が率先して、ほとんどりつぱなビルディングと思われるものがどんどんぶちこわされる。そうしてより尨大な金を使つて銀行が建物をつくるというこの現……

第18回国会 通商産業委員会 第4号(1953/12/05、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 議事進行について……。こういう金融問題を論議する際において大蔵省の責任者の出席を求めなければ十分に論議はできないと思うのです。そこで先般この問題にも一部の関連があるのですが、大蔵大臣並びに日銀総裁の出席を要求しておるのでありますが、いまだに実現をしないわけであります。そういう根本問題を離れて枝葉末節の問題を論議しても十分には行かぬ。そこで委員長の名において、すみやかに大蔵大臣並びに銀行局等直接その衝に当つているような立場にある人々、それから日銀総裁の出席を要求するように委員長にお願いしておきたいのです。
【次の発言】 議事進行について。実は会期が切迫して、余すところ幾らもないにかか……

第18回国会 通商産業委員会 第5号(1953/12/07、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 私は金融、産業、経済全般に関する問題について、実は大蔵大臣、通産大臣並びに日銀総裁の出席を要求したのでありますが、遺憾ながらその一人もここへ出て来ておらない。こうした重要な根本問題は、ただ枝葉末節の事務的な処理のみを論議するのではなくて、国家の基本問題を論議したいというふうに考えておるのでありますが、遺憾ながらこの三者ともに出席しておらぬので、いずれ近い機会に委員長に要求して、ぜひともその出席を要求したいと思うのであります。  そこで先ほど五十嵐君からも、日本の経済が基地経済に似ておるというお話がありましたが、私もその点については同感です。今にしてこの日本経済の建直しをやらなければ……

第19回国会 通商産業委員会 第2号(1953/12/15、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 実は本日議題となりました硫安輸出に関する問題でありますが、その前に、今日日本の経済というものが輸入をたくさんやらなければならぬ、しかも輸出は停頓しておる、このアンバランスの上に日本経済は非常な困難に当面しておる、一面国内においては大きなるインフレの未曽有の困難に遭遇しておるのであります。こうした問題を根本的に検討して、そして今にしてこれを適切に解決しなければ立つべからざるところの不安を感ずるというふうな状態になつておるのでありますが、そうした問題を検討するに当つて、その一環として、この硫安の輸出等の問題も検討すべきものだと考えております。そこで私は根本的にそうした問題をいろいろ質疑……

第19回国会 通商産業委員会 第3号(1953/12/16、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 ちよつと関連して。きのうの委員会では、通産省と農林省と外務省とでよく協議をしてもらつて、それから時期的にきわめて切迫した問題でもあり、国としては重大な問題でもあり、しかもこれは政治的な意味も含まれている問題であるから、その協議の結果を報告してもらいたいと思うのでありますが、それは今までどういうようにされて来ておるのか、それをまず一応報告していただきたいと思います。
【次の発言】 関連質問でもあるし、さらにきのうから要求しておつた質問の継続でもありますが、通産大臣としましては、この非常事態に処する心構えとしてはちよつと熱意が足りないのではないかというふうな気持がしておるわけであります……

第19回国会 通商産業委員会 第4号(1954/01/26、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 今度の予算の編成の経過を見ますと、非常に紆余曲折を経て、この非常事態というか、経済危機をどうするかということについて、慎重な検討をされたと思います。ところで私たちの目から見ますと、通産行政の面において、ことに経済危機を克服する上において一番大きな役割を果すべき通産行政の面において、その予算は相当大幅な削減を受けておるということは、通産行政についての十分な御認識を政府側において持たれないといいますか、顧みられなかつたような傾向が多々あると思う。私は非常にこの問題を憂慮し、ことに休会中ではあつたが、通産委員会をすみやかに開いて、あるいは理事会等もしばしば開いて、この非常事態に対処するよ……

第19回国会 通商産業委員会 第5号(1954/02/01、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 ただいま大臣から説明を聞いた程度で、十分まだ整理されておりませんが、きよう断片的に質問してみたいと思います。そしてさらに質疑は留保して、引続いてその次の機会に継続したいと思います。とりあえず断片的に質問いたします。長年にわたる吉田内閣の施策によつて、経済的にも相当大きな行詰まりができまして、ことに今年度の予算の面を見ますと、大転換がなされたものだと思うのであります。元来から言いますと、当然この内閣は一応総辞職をして、新しい方向にその政権を譲るべきものだというふうに考えておるのであります。諸般の事情上そこまで行けないとしても、いずれにしても政策的には大転換であるということは、衆人の見……

第19回国会 通商産業委員会 第6号(1954/02/02、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 きのうに引続いての御質問でございます。今年度における、並びに近い将来における目標として物価の引下げ、貨幣価値の安定、ことに国際価格にさや寄せした状態において安定させるということは、私たちは賛成であります。ただ実際的にこれをどういうふうにするかということについては、いろいろ問題があろうかと思うのでありますが、ことに一番大きな、いわゆる基礎物資といいますか、基礎産業といいますか、そういうふうなものを中心として、一体どういうふうに進むかということについて、少しく具体的にいろいろ質問してみたいと思うのであります。何といいましても鉄、石炭、石油それから労賃といいますか、運賃、こうしたようなも……

第19回国会 通商産業委員会 第8号(1954/02/06、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 ちよつと関連して……。資料のことですが、石油に関する問題は非常にわれわれ重要視しております。そこで最近における石油の需給状況を説明するような資料を用意していただきたい。同時に、石油のトラスト、カルテル、ああいうしふうなものの傘下というか、影響下に日本の石油界があると思いますので、そういうふうなものの系統を示すもの、またそれらの影響下にある、たとえば日石とか昭和とか、そういうものの扱う石油の量から見た勢力、そういうことの説明の資料を出していただきたいと思います。
【次の発言】 それから今の外貨割当に関係しておりますが、政府の方、ことに自由党の方では、あまりにイデオロギーにとらわれ過ぎ……

第19回国会 通商産業委員会 第10号(1954/02/12、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 まず私は通商産業政策に関する問題の一つを取上げてみたいと思うのであります。それにはこの石油問題とそれから映画の問題について質問してみたいと思うのであります。そこで石油の問題につきましてこの前ちよつと質問しかけたのでありますが、大臣の都合でというので、時間を早める関係上、途中でこれを打切つたのであります。それを引続いてここで質問してみたいと思います。  まずこの石油はほとんど国内産のものが少いという事実、しかもその石油というものは相当多量に要し、あらゆる国の経済、生活の根源であるということはこれは言うまでもないところなのであります。従いましてこの石油政策というものはきわめて重要な国の……

第19回国会 通商産業委員会 第11号(1954/02/13、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 昨日の質疑の継続で、実は石油に関する問題でありますが、外務省の方に対しましては、外交政策に関する重要な問題でもありますし、大臣もしくは次官に出てもらうことを要望しておるわけであります。いずれ答弁の模様によりましては、さらにこれらの大臣もしくは次官の出席を要求することもあり得ますので、その点を保留して質問をいたします。  石油に関する問題は、戦時たると平時たるとを問わず、一国の最も大きな問題の一つだと考えておるのでございます。ことに日本の場合におきましては、ほとんど国内的に自給し得る石油というものは全体の一割程度にすぎないと言われておりましたが、現在はそれよりも非常に少いという程度の……

第19回国会 通商産業委員会 第12号(1954/02/17、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 時間の関係がありますので、早足で行きてたいと思いますが、私の質問したいのは、三点です。一つは、この間のイランの石油の輸入に関する問題、競輪の国庫納付金の問題について、それからもう一つは外国映画の輸入割当に関する問題、この三つの問題で、私は質問いたします。まずイランからの石油の輸入の問題でありますが、この点については先般通産大臣から、せつかく向うに行つた人も帰つて来るし、向うの事情もよく調査の上で検討して行きたいというお話でございました。その後、私の得ました情報によりますと、今なお交渉中ではあるが、日本で一体石油を買つてくれるのか、くれないのか、買うとすればどのくらい、腰をすえて買つ……

第19回国会 通商産業委員会 第14号(1954/02/20、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 関連して。今の説明の中で、工業化試験補助金という項目と、工作機械等試作補助金とは、一体どういう関係にあるのですか。たとえば工作技術なんかも一の方の項目に入るのですか。その関係はどうなつているのですか。
【次の発言】 そうしますと、二つをひつくるめてあんばいされると思うのですが、工作機械の方の一億円というわくは、金額としてはきまつているのですか。
【次の発言】 そうとすればちよつと適当でないと思うのです。むしろこれは二つをひつくるめて一つにして、そうしていろいろな工業というものは実際に指導され、具体的に検討されてみて、国の鉱工業全体として見て、そのレベルにおいて適当であるかどうかとい……

第19回国会 通商産業委員会 第15号(1954/02/24、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 この点は非常に重要な問題だと思います。先ほど局長のお話がありましたが、昨年の五月にイギリスの方からイランからの石油を買わないでくれという申入れがあつた、それが今年の一月でとにかく一応の契約のものといいますか、実行の過程のものは完了した、その後それを了承して向うから買付けしないということにした、今回においてもその通りに承認をして来たと言われたと私ども解釈するのでありますが、それにかわりないか、もう一度確かめておきたい。
【次の発言】 言いかえますと、買わないということが書いてあるないの問題じやない。決定の中には精神的の意味ももちろん含めてでありますが、すべてが関連して、買わないという……

第19回国会 通商産業委員会 第16号(1954/02/26、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 議事進行について。お見かけの通り自由党のお歴々はほとんど見えない。野党はほとんど欠席者なしというわけです。これくらいわれわれは議事進行について熱情を持つておるというわけです。すみやかに委員長の方から呼び出してもらつて、熱心にやつてもらうように、野党を引きずつて行くという範を示していただきたいと思うのであります。
【次の発言】 まず自動承認制についてお聞きしたいのであります。この制度としては、一応まああり方としてはよかろうということで実施されたわけですが、本年の一月から、思惑等の事情もありまして申込みが殺到して、今日遂に停止されておる実情であります。そうしてこれが今後どういうふうにさ……

第19回国会 通商産業委員会 第21号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 外貨予算に関する問題というものは、国の予算に関する問題とは車の両輪のごとくに考えております。一面においては、財政の面における国の予算を実施し、二面においては国並びに国民経済というものに影響するのが外貨予算であるようにも考え得るだけ非常に重要に考えるわけであります。ところが実際に国の予算は、なかなか真剣に国会においても論議されるが、外貨予算については、ややもすれば軽く見られるような傾向が従来はあつた。ようやく最近になつて何だか気がついたというふうなかつこうでありますが、それといつても、まだ政府の方においても外貨予算さえも組まれていない。もう年度はかわるというのに、まだそれくらい幾分か……

第19回国会 通商産業委員会 第22号(1954/03/16、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 この石油の探鉱といいますか、試掘ですか、試掘に対する指定地域はどういうふうにされる考えであるか、承りたい。
【次の発言】 大体予定されている地域はどういう点でありますか。今までずつとやつているものですか、これをまた新たに指定されることになるのですか。
【次の発言】 次に助成金の事前払いといいますか、大体包括的に概算払いとしてやられるということですが、受けると予定されている相手先は大体どういうところか。金額的に見て、たとえば一番大きいものがわかつておりますれば、およその見通しを発表願いたい。
【次の発言】 次に交付金に対しては、後日成功した場合には返還するというか、納付することになる……

第19回国会 通商産業委員会 第23号(1954/03/19、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 金融公庫において対人信用、対物信用というのがあるわけですが、対人信用に対してどの程度の貸付をしておるのか。
【次の発言】 信用による貸出しは、いまだ一口もないのかどうか、それをお聞きしたいのです。単なる担保でなしに、信用のみによつて貸出しをした実例があるかどうか。
【次の発言】 どうも長官は、この金融についてはしろうとです。長期信用の場合において対人信用があり得ないということになりますと、農林金融の場合にはほとんど長期信用です。それからまた国民金融公庫においても、相当の部分が純然たる信用貸しです。しかもこれがただ一年だけじやない。二年、三年、五年と相当長期にわたつている。ことに農林……

第19回国会 通商産業委員会 第24号(1954/03/23、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 本法案の名前は国際的供給不足物資等の需給調整に関する臨時措置に関する法律案ですが、私の考え方といたしましては、国際的供給不足物質はもちろんでありまするが、国内的にも供給の不足する物資、ことに輸入に関連いたしまして外国から輸入して来なければならぬ物資、言いかえれば国内的には非常に少い、あるいは全然ない、こういうふうな国内的に不足しておる物資であつて、しかもこれは国民生活に重大な関係のある物資については、この法律の範疇に納めるか、あるいはこれに類するような他の法律をもつてこうした規制等をやる必要があるというふうに考えてあるのでありまするが、この点についての通産大臣の御意見をお伺いしたい……

第19回国会 通商産業委員会 第31号(1954/04/06、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 私審議の中途でちよつと遅れたりしたので、どの程度の質疑応答がされておるかよくわかりませんので、あるいは重複になる点もあるかもわかりませんが、この点をお含みおき願います。  まず石油に関する問題でありますが、外貨の事情等によりまして、昭和二十九年度における石油の国内における消費の規正がされなければならぬというふうな事態に立ち至つておるのではないかと想像しておるのであります。大体において本年度における石油の供給予定は輸入を含めて約九百万キロリツトルをやや上まわつておる程度であるというふうに承知しておるのでありますが、政府において実際における予定計画の消費見込みの数量は、あるいは千二百万……

第19回国会 通商産業委員会 第34号(1954/04/13、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 大臣から釈明もありましたので、この問題にはあまり深く触れたくないと考えておつたのでありますが、ちよつと感ずるところがありまして一言申し上げます。  先ほど大臣からの話によりますと、左右両社会党が外貨予算の問題について法案を考えておるというような記者からの話があつたということでありますが、少くとも右派社会党に関する限りにおいては、外貨に関する問題の審議について、法案を用意しておるということは、寡聞に聞て耳にしておりません。従いましてそれを対象として新聞等において論議されておるということは、わが党に関する限りにおいては正しくないというふうに考えております。  さらに大臣は政策の問題にや……

第19回国会 通商産業委員会 第36号(1954/04/16、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 今の合成繊維に関する上場の問題ですが、政府では五箇年計画まで立てて、画期的な拡大計画のもとに、この合成繊維に対する行政に当つているわけです。しかもそれを取引所に上場されている趣旨というものは、やはり健全な斯業の発達と円滑な需給をねらつてやつておられる。運用も今いろいろ言つたように問題はあるでしようが、いずれにしてもそういう趣旨の上に立つている。それほど量の多い、普遍性を持つたものの上場ということは当然考えられなければならぬが、いついかなる時期に、この問題を一応上場の対象に考えているか。ただ業者から言つて来るのを待つているようなことでは、指導方針にならない。そこで政府としては大きな五……

第19回国会 通商産業委員会 第38号(1954/04/22、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 議事進行。――こうした重要な発言であります。責任のある答弁を要求しておられる。われわれもこういう国民生活に最も深い関係のある砂糖が、少数の人間の投機的思惑によつて左右されるということは、大きな迷惑です。きわめて重要な問題を今質疑中であります。しかるに当面の責任者の食糧庁長官さえもおられないことは実に不都合だと思う。むしろ農林大臣もこの際出席を要求して、この重要な問題をお互い真剣に論議したいと思う。そこで農林大臣と食糧庁長官の出席をこの際要求する。さつそく委員長の方でおはからい願つて、その間一時休憩をするということに願いたい。

第19回国会 通商産業委員会 第41号(1954/04/28、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 実は先日来のごたごたといいますかで、社会党の方では各委員会における審議については、不信任案が通過するまでの見通しとして、諸般の事情を慎重に検討しながらやつて行くという考え方でおつた。ところがちようどそうしておつたときに、この委員会が開かれておつたようで、この自転車競技法に関する提案説明をされたというのですが、まだ寡聞にして私その説明を聞いていないのです。そこでたいへん恐縮でありますが、この法案についての説明を一応お聞きして、そうして検討して行きたいと思うのです。
【次の発言】 商工中金が事実上金の出納をするということでありますが、一面においては補助金を出すような場合と、一面において……

第19回国会 通商産業委員会 第42号(1954/04/30、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 この法案は肥料安定に関する法案とうらはらをなすものだというふうに考えておりますが、主として硫安工業合理化の方面について質疑してみたいと思います。  最近の事情を見ますと、硫安の輸出の価格というものは、相当に値段が高く売れるような状況であります。たとえば六十一ドルないし二ドルというふうな、そういうところで値段が決定されておる実情にあるようでありますが、われわれこの出血輸出というふうな問題で相当に関心を持つておりましたのは、硫安の価格が五十五ドルとか六ドルとか七ドルというような低い値段で輸出されて、国内よりも逆に、むしろ安く外国へ売られる。従つて日本の農民に対する出血を要求するものであ……

第19回国会 通商産業委員会 第43号(1954/05/06、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 今山手君から非公式に言いましたように、一応秘密会を開いて、そしてこの前協議した事項を説明してもらつて、それからあとで質疑を続行して、どういうふうにするかということをきめてもらいたい、そういうことにお運び願いたい。
【次の発言】 六社の原価計算表を見ますと、相当重要な要素というか、部面に大きな開きがあるようです。特に硫化鉄とか電力、燃料、これらの主たる原材料費には相当大きな開きがあるようでございます。そうしてまた直接原材料費を見ましても、相当大幅の開きがある。そこで肥料の合理化を促進する意味において、非常にコストの安い工場だけに集中生産をさして、コストの高いようなところは一応転廃とい……

第19回国会 通商産業委員会 第44号(1954/05/07、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 簡単に質問したいと思いますが、この輸出会社を別に法律で書かないで、単なる商事会社として、これらの肥料業者が任意につくるということにしたらどうですか。言いかえますと、法律でいろいろの問題もあるようでありますが、それでなしに、任意に商事会社としてつくつた場合にはどうなのか、またそうした方がいいんじやないかとも考えられるわけでありますが、その点をひとつお聞きしておきたいと思います。

第19回国会 通商産業委員会 第45号(1954/05/11、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 議事進行に関して。先刻木材利用合理化小委員会を開きましたが、なるべくお早い機会に通産委員会と農林委員会との連合審査会を開くように、ひとつ委員長の方でお考えを願いたいということを申し入れておきます。

第19回国会 通商産業委員会 第48号(1954/05/14、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 議事進行について、局長にもう少し声を大きくしてもらわぬと十分に徹底しないから、御注意願いたい。

第19回国会 通商産業委員会 第51号(1954/05/20、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 通産大臣に伺います。通産大臣はかつてこの委員会の席上において不況カルテルは認めないというふうな考え方を言われましたが、その考え方に今日もかわりはないかどうか、お尋ねいたしたい。
【次の発言】 現在提案されておりますこの法律の改正によつて不況に対する場合においても発動せなければならぬということがあり得ると思いますが、そういうような場合をお考えになりませんかどうか。
【次の発言】 中小企業者が不況にあえいで行き詰まつて価格とか数量等お互いに勘定をして実行する、まずそういうことをこの法案の調整命令の発動の場合においてはやるわけであります。そうすると、むしろ不況カルテルというものを助長奨励……

第19回国会 通商産業委員会 第53号(1954/05/22、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 最近といいますか、近年国民の考え方というものは、特にすさんでおるというようなふうに感ずるのであります。それは政治のやり方に一つの大きな原因があるのではないかというふうに考えております。特に最近、きよう出て来ておられる運輸省の方においては陸運汚職あるいは海運汚職、あるいは保安隊方面においてはひんぴんとして内部におけるいまわしいいろいろな問題がとりざたされておる。これが表面に出ておるのはよくわかつておりますが、どろ沼だと言われておるくらい、非常に腐敗しておるような印象を、私たちでも持たされる。通産省におきましては、そう表面立つた問題は今のところあまりないようでありますが、先般来やはり日……

第19回国会 通商産業委員会 第54号(1954/05/24、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 議事進行について。この問題は相当検討を要する問題だと思うのです。そこでこれは今すぐ結論は出ぬと思う。政府の方でももう少し検討されて、次の早い機会に、あるいは委員の質問なり、あるいは政府の方でみずから進んでやられるなり、そういうふうにした方がいいと思います。きようは時間の関係がありますので、この問題が長くなるのはどうかと思います。
【次の発言】 ごく問題をしぼつて、今の石油の問題に関連してお尋ねしたいが、まず石炭が非常にあり余つておる。最近そうした方面において幾多の困難が生じて来ておるということはわれわれも率直に認めるわけですが、ただ四千八百万トンの当初計画をどこまでも維持しなければ……

第19回国会 通商産業委員会 第55号(1954/05/25、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 昨日通産大臣は中途からあちらに行かれましたので多少質問を残しまして困つたのでありますが、時間の関係でごくしぼつてお伺いしたいと思います。  まず航空燃料に関する問題であります。それから昨日も質問の継続中でありましたが、石油と石炭との関係、それから石油の調整に関する事項、それから国際的供給不足物資等の需給調整に関する問題、この四つについてごく簡単にお伺いしたいと思います。  航空燃料については特殊の燃料として非常な関心を持つておりますが、現在どういうふうになつているか、そうして今後漸次軍備増強の態勢に順応して燃料に対する対策をどういうように考えておられるか、あわせて四日市の工場が航空……

第19回国会 通商産業委員会 第58号(1954/05/29、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 木材利用に関する小委員会の第二回中間報告を申し上げます。  木材利用に関する小委員会におきましては、前回の中間報告後昨二十七日まで前後二回会議を開催いたしまして、主として合理化推進の具体的方策に関しまして検討をいたしました。その結果、第一に、閉会中も引続き本件に関する調査を継続すること。第二に、前回御報告いたしました合理化推進協議会については、所期の目的を遺憾なく達成せしめるためには諸般の事情を考察いたしまして、結局法的根拠を持つた本格的審議会をつくるべきであるが、その立法措置についてはなお慎重に検討を要する点もあり、今や会期切迫の折からでもあり、かたがたとりあえず暫定的にお手元に……

第19回国会 通商産業委員会 第65号(1954/09/09、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 たとえばアンペア制度にしましても、これは料金をたとえば五アンペア、十アンペア、どういうふうにきざむかというような問題もいろいろあると思いますが、そうしたような問題を含めて、そしてむしろもう一度そうした案に基いて公聴会にかけて慎重にやり、この間に一般大衆にもそういう点を知らせる。業者としてもそれだけの準備が整うかもしれません。あるいは一年たたなければ完成しないと言われるかもしれないが、半年もその心構えで進めば相当に現在やられているよりもいいんじやないか。これはただ一つのアンペア制度だけですが、たとえば一例から一言えば、そういうこともあると思います。それからまたいま一つは、各九会社の中……

第19回国会 通商産業委員会 第66号(1954/09/10、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 現下の経済界の実情に即しまして、通産行政の面から相当検討を要する問題があるのでありますが、そのうちで二、三の問題に限つて通産大臣に質疑を試みたいと思うのです。  まず第一に、デフレ政策を強行するにあたつて常に言われることでありますが、金融にのみ重い負担を持たせて、そのほかの面が相当に軽視されておるといいますか跛行的に非常に重い負担を金融にかけるために、相当無理が行く。これによつて経済界並びに国民生活への圧力が相当生じて来るというふうに感じておるのでありますが、これに対して金融と他の一般の総合的な計画経済の上に立つところの諸般の政策は、一面政府の側において、あるいは民間の側においても……

第20回国会 通商産業委員会 第4号(1954/12/06、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 木材利用の合理化に関する小委員会の第二回報告を簡単に申し上げます。  本小委員会発足後第七回までの会議の模様をとりまとめ、張る四月十三日の本委員会において中間報告をいたしたのでありますが、その後政府におきましても本委員会の要望にこたえ、各省関係局長等による木材資源利用合理化方策連絡協議会を創設し、木材資源利用の合理化に関する方策について各部門別にそれぞれ検討を加えた結果、すでに一応の成案を得た次第であります。  わが小委員会におきましては、前回の中間報告後、本日まで前後三回にわたって会議を開き、木材利用の合理化に関し、あらゆる角度から調査研究するとともに、政府の成案についてもそれぞ……

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第3号(1954/12/16、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 通商の発展を期待するということは刻下非常な重要なことなんでありますが、非常に大きな声をして叫ばれてはおつても、事実上の結果は必ずしてこれに伴わないという現実は見のがすことができないと思うのです。そこで、私思うに、相当に政府の方で腹をきめて思い切つた施策を輸出の方面においても講ずべきである。従来ややもすれば外務大臣の腰が非常に弱い。そしてまた通産省方面との連絡も必ずして緊密でない。しかも、通産省自体においても、ややもすれば官僚の諸君が一時の安きを事として、必ずしも積極的に輸出振興についても通商打開の点についても十分な熱意を持つていない。勉強が足らないのじやないかという点も多々ある。た……

第21回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第4号(1955/01/24、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 鳩山内閣ができまして以来というものは、非常に選挙宣伝といいますか、そうしたものを熱心にやられておるようでありますが、ことに国内経済打開の一つの方法として、貿易特に中共、ソ連圏との貿易等のことについても、相当な熱意を持ってこれを進められるというふうにも了解するのであります。従いまして、私はその問題に中心を置いて質疑をしてみたいと思うのであります。  まず、一番大きな問題は、中共貿易等に対する基本的な制約といいますか、制限といいますか、これが一つの問題でありまして、その一つの現われが、今議論されておるココムの問題と思うのであります。さらに今度は、そうした制限の問題について十分な検討を加……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 商工委員会 第3号(1955/03/26、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 きわめて簡単に質疑を試みたいと存じます。この自転車競技法等の臨時特例に関する一部改正法律は、これは一カ年間の暫定期間を定めて実施されたものであります。この法律の内容につきましては、当時相当議論もあったのでありますが、二十九年度の予算がすでに編成されて、そうしてそれを大きく変えるというようなことについても幾多の問題等もありまして、ほんの一カ年間の暫定措置としてこれをやられたのであります。本年度においては構想を改めて、本来の姿に返して、いわば政治的な措置でなしに、嫡出子的な、筋を通した措置を講ずるというような考え方の上に立ってこの法律が承認されたので、こぎいますが、今そうした方針をきめ……

第22回国会 商工委員会 第4号(1955/03/29、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 今の大臣の説明に関連してちょっと確かめておきたいことがあるのです。私たちがこの前の国会においてこの問題の審議に関与した当時の事情並びに印象と、今の御説明はだいぶ食い違いがあると認められますので、その点について確かめておきたいと思います。  この夏冬一本化されたところの新しい料金の実施は、大臣の言われましたところではこの四月一日から発効するような印象を受けたのでありますが、それは去年の十月一日から実施されておって、ただことしの四月一日以降は以前の夏料金に比べれば相当に高くなるような結果にもなる感じを持つから、その際においては一応進行中ではあるが、途中において料金の検討をしてみる、それ……

第22回国会 商工委員会 第5号(1955/03/30、27期、日本社会党)

○中崎委員 その前に議事進行として。料金に関する問題を検討するにあたって、大蔵大臣の出席を要求しておきたいと思います。それで、委員長の方で・あわせてその点一つ御努力願いたい。
【次の発言】 電気料金の引き続いての質問でありますが、きのうの閣議における決定等を土台といたまして、今回四月一日から電気料金の内容について、今までの行き方について多少の変更が加えられるような決定がされておるのかどうかをお聞きしたい。
【次の発言】 ただいまの大臣の言明によりまして、電気料金の改訂がこの四月一日から行われる。とれば全面的であるかどうかは別として、いずれにしても改訂が行われる。そういたしますと、旧公益事業令―……

第22回国会 商工委員会 第6号(1955/03/31、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 ただいま議題となりました問題につままして、意見を付しまして、提案の理由を説明するものでございます。  元来電気事業というものは、それ自体独占的な性格を持つものでありまして、需要者大衆の意向いかんにかかわらず、ほとんど一方的にその価格が決定されるというふうな性格のものであり、そうしてまたこれが同時に国の基本産業並びに大衆の生活と離るべからざるところの関係を持つ事業でありまして、しかも物価を低落せしめるというととが国策としての大きなる使命を持っておるものでありまするが、今回のこうした措置は、ややもすればそうした大きなるところの使命というものを離れて、そうして逆に物価引き上げの方向に原因……

第22回国会 商工委員会 第7号(1955/05/09、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 議事進行ですが……。今の通産大臣の説明の要旨を印刷にして、早急に配って下さい。

第22回国会 商工委員会 第8号(1955/05/10、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 関連して。今の銃砲弾の国有民営に関する問題ですが、こうした特殊なものですから、何らか国家的に手をかしてやる必要があると考えられる。元来は自由党もそうだし、民主党もそうだが、自由主義の上に立って大体物事を考えていくという考え方であります。従いまして、たとえば銃砲弾なんか作る場合にはたくさん注文がなければコストが高いのはわかっておる。だからそれに引き合うコストで買ってやったらどうか、特にそれがために国家で設備を買い上げておいて――そしてあなた方の立場からいえば・経営が不合理といいますか、自由主義の長所を持たないような、また研究も十分されないような無責任な態勢に持っていくよりも、引き合う……

第22回国会 商工委員会 第10号(1955/05/12、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 実は経審の基本に関する問題はいろいろあると思いますが、これはあとに譲りまして、委員長のお言葉に従って、とりあえず大蔵大臣に関連する事項について質問いたします。  まず電気の料金に関する問題でありますが、この問題については、この四月に一本料金を通して実施する上において、三割頭打ちを限度としてということを含めて実施されておるのでありますが、これに対しましては、前の内閣において毛、閣議決定の方針に従って、企業者の努力目標と、さらに金利並びに税金の引き下げによって、さらに電力料について値下げの方向に努力をするという決定がされておるのであります。これに対して石橋通産大臣もしばしばこれに対する……

第22回国会 商工委員会 第11号(1955/05/13、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 委員長の言に従いまして、まず公取に関する問題から先に始めます。  まず独禁法に関する問題についてでありますが、最近ややもしますと独禁法を全面的に無力にして、そうしていわゆる不公正な自由取引的な考え方の上に立って経済界に対処せんとするような動きあるいは意見等を耳にするのでありますが、私たちといたしましてはどこまでも独禁法の制定されました当時の趣旨と精神に従って、これを強く推進していくべきものだと思っておるのであります。そこでお聞きしたいのでありますが、最近、具体的に言いますと、ことに石炭、鉄鋼等に対しまして、あるいはまた輸出入取引法等についても、独禁法の規定と異なる考え方の上に立って……

第22回国会 商工委員会 第13号(1955/05/18、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 大分石炭電力等につきましては議論が進められておるようですが、私は石油のことについて少しお聞きしたいのです。  現在日本における石油はほとんど英米トラストの独占的な形において進められておるようであります。従って石油の値段のごときも、著しく高いものを日本は買わされておるという事実があるのでありますが、これに対して通産大臣はどういうようなお考えをお持ちでありますか。たとえば一キロ九百円程度の原価のものが四千円で売られておるようですが、これだけのべらぼうな高い値段が外国トラストに独占的に扱われておるという問題は非常に重要な問題だと思うのですが、それについてどういうようにお考えになりますか。

第22回国会 商工委員会 第18号(1955/05/27、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 バナナ、パイナップル・カン詰等については、金額の高いものから順次外貨割当を許可していくというのですが、将来これを一定の市場価格に換算したときに、一定の利潤が出てくるわけです。その利潤と、納付した保証金といいますか、供託金といいますか、それとの差金は、どういうように今度はこれを清算、処理するのか。売った値段とのそういう差益を取り上げるという考え方でありましょうか。その差益は、どういうような方法で取り上げるか。そこらをちょっと伺いたい。
【次の発言】 そうしますと、政府として受け入れるべき利得金額というものは、申し入れのときにすでにきまっているのですか。そういうことになるのですか。

第22回国会 商工委員会 第19号(1955/06/01、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 木材利用の合理化に関する小委員会の中間報告を申し上げます。  わが小委員会は、五月十六日以後前後三回にわたって会議を開き、その後における合理化運動の推進状況並びに北海道の風倒木処理に関する件を議題といたしまして検討いたしました。  前者については、去る四月一日関係各官庁の決議のもとに林総協が中心となって関係業界並びに官界代表者等を網羅した木材資源利用合理化推進本部が結成せられ、この運動を強力に推進することになりました。しかるところこれらの活動を推進するに必要なる資金の裏づけがないために、十分なる活動ができない状態であります。よって所要経費二千万円中、八百万円は国庫の補助を仰ぎ、残額……

第22回国会 商工委員会 第20号(1955/06/02、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 私は主として通商関係に関する問題について聞きたいのであります。まず世界の貿易の傾向が、貿易自由化の方向にあると言われておるのでありますが、具体的には一体どういうふうな形においてその風潮が現われておるのか、これをお聞きしておきたいのであります。
【次の発言】 ガットの問題は将来の問題としてしばらく別といたしまして、貿易自由化の具体的な方向としてスターリング地域において、ことに日本に対する関係等においても自由化の傾向がやや見受けられる点もあるのでありますが、一面アメリカ側においては何らそうしたようなものが――ことに日本との関係において具体的にわれわれが認め得るものがないように思うのであ……

第22回国会 商工委員会 第25号(1955/06/15、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 ちょっと加藤君の了解を得まして関連質問を……。外貨の割当の問題についてであります。実は今日本経済のあり方として一番強力なしかも組織的な統制の行われておるのはこの外貨であります。従いましてこの少い外貨をもっていたしまして、日本の経済の全般をまかなうというのでありますから、勢い外貨の割当を受けたものは非常に大きな利益を受けるのは言うまでもない。従いましてこの外貨の割当の仕方等についてはきわめて慎重に、しかも一定の画然たる計画と方針の上に立ってやらなければならぬのでありますが、これらのことについて今詳しく議論はしないといたしまして、まずこの問題としては第一に政府の方では大きな商社を漸次育……

第22回国会 商工委員会 第26号(1955/06/16、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 アルコールに関する問題を若干質問してみたいと思うのであります。  まずアルコール専売制度の目的という中に、工業用輸出原料、良質なアルコールを低廉でしかも安定した価格で輸出振興等の問題を考慮してやっておるということが書いてありますが、逆に今度は輸入防渇のために、特にこのアルコール価格等によって操作するというようなことが行われておるかどうか、さらにまた今後行う考えがあるかどうか、伺いたいと思います。
【次の発言】 たとえば酸化エチレンの原料は、ほとんどアルコールから作っておるようですが、アルコールの原料価格が相当高いために、どうしても外国製品の酸化エチレンに対抗できない。ちょっと国産は……

第22回国会 商工委員会 第28号(1955/06/22、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 実はこの問題については、国会においてもしばしば論議されたのであります。ことに当委員会においても強く繰り返して論議されたのでありますが、これに対して石橋通産大臣は、通産大臣としては石油開発のために特別の会社を作ることを強く熱望しておる。ところが閣内の事情によって、これは大蔵省側のことを言うのでありますが、これによってとうとう政府提案としては提出し得ない状態である。そこで商工委員会において、自分はその必要を認めるんだから、何分の御協力を仰ぎたい、言いかえれば、議員立法によってやってもらいたいという趣旨をしばしば言明をされておる。それにもかかわらずわれわれはこの政府の不統一を強く追及する……

第22回国会 商工委員会 第32号(1955/06/29、27期、日本社会党(右))

○中崎議員 最近の貿易の状況を見ますと、輸出の面において必ずしも当初期待しておったような状態でないように見受けられるのでございます。ことに相当期待しておったところの鉄鋼の輸出も、そしてまた繊維製品にしても必ずしも所期のような効果が期待できないのではないかということが心配されておるのであります。ことに輸出の為替じりの見通しについての状況は一体どういうようになるのかを一つお尋ねしておきたい。
【次の発言】 国内産業の現在の状態を見ますと、たとえば紡績のごときも最近に至っては相当の操短を余儀なくされておるような実情にあります。ことに鉄鋼界においても薄板のごときはほとんど非常な打撃を受けて、事業もほと……

第22回国会 商工委員会 第33号(1955/06/30、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 今般提案になっておりまする過度経済力集中排除法の廃止に関する法律案でありますが、その趣旨とするところは、財閥その他過度の経済力排除はすでに実施せられておって、その必要がなくなっておるということが主たる理由のようであります。なるほど一応その目的は大体において達成されたのでございますが、その後における事態の推移を見ますと、漸次また過度経済力が集中されつつある現実は、これを見のがすことはできないと考えておるのであります。例をとってみますと、たとえば鉄鋼の場合においても、比較的中小企業者などの存在の余地のある薄鉄板などの場合においてさえも、これらの業者がほとんど大都分今後の推移いかんによっ……

第22回国会 商工委員会 第34号(1955/07/01、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 日本経済を民主化して健全な国民経済を発展せしめるために、占領政策の一環ではあったと思いますけれども、集中排除法が制定せられてこれが実施せられ、一方において独占禁止法が制定せられて今日に至っておるのであります。言いかえますと、大企業によるところの大衆生活の圧迫、ことに中小企業者の正当なる生活を守り、利益を守る、この大資本によるところの政治的、経済的、社会的この大きなる力によってこれらの弱い大衆が犠牲に供せられるということを守ろうとするのがこの経済力集中排除法であり、独占禁止法であったのであります。いわばこの二つの車の両輪の動きによって初めて公正なる国民の取引が確保せられ、国民生活の確……

第22回国会 商工委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 関連して。現在、また当分の間外資の導入はその必要ない見込みであるということでありましたが、たとえば技術の導入というふうな問題はどう考えられておるか。たとえば、日本の石油の試掘、採掘の技術が欧米の国々に匹敵するだけの技術を持っておるか、そしてまた日本の現在政府が計画しておるところの石油技術で十分と考えられておるのかどうか、それを一つお聞きしたい。
【次の発言】 たとえば石油の試掘、採掘等の掘り方の上において、パテントなどのような一つの鉱業上の権利に属するようなものがあるのかないのか、そういう必要があるのかないのかそれをお聞きしたい。

第22回国会 商工委員会 第39号(1955/07/11、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 まず百貨店法案についてきわめて簡単に質疑をいたします。近年百貨店が大きな資本力と組織力とを利用し、その背景に金融力を従えて強大な組織となって参りました、これがために多数の中小企業者は、非常な犠牲の前に立たされまして、ことに最近における不景気が手伝いまして現在深刻な状態に追い込まれておるのでございます。全国の中小企業者はこぞって、百貨店のこれ以上の進出に対して、自分の生存権の問題であるというふうな考え方から、何らかこの制限をやってほしいという要望が強く起ってきておるのでありますが、この提案の趣旨は中小企業に対してどういうような考え方の上に立って提案されておるのか、それをお聞きしたいの……

第22回国会 商工委員会 第41号(1955/07/13、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 大分質疑も進められておるようでありますから、きわめて簡単に焦点を集めて質問をしてみたいと思うのでありますが、まず何と申しましても、これを実施するがために、必要な検査に関することは相当重要な問題であると考えておるのであります。現在輸出の場合においては検査が実施されておるようでありますが、それとても種類、範囲等のために検査機構が十分に整っているのかどうか。ことにこれが国内全般に関するところの問題を取り上げて検査するということになりますと、たといこれが任意的なものであるといたしましても、相当広範な範囲にわたってその検査の必要が起ってくるわけでございますが、これに対するところの手数料にいた……

第22回国会 商工委員会 第42号(1955/07/14、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 議事進行について。きわめて重要な部分にわたっての修正案が突如として民主党から提案されたのであります。そうなりますと、われわれはこの問題についてさらに基本的、根本的にさかのぼって検討しなければならぬと思いますので、私はすみやかに通産大臣の出席を要求いたしたいと思うのであります。
【次の発言】 今までの議論を通じてみまして、山手君外数名で提案されましたところの修正案なるものは、いわば独禁法というところの厳重なる法律を骨抜きにして、ことに輸出取引に関する限り全面的にこれを認めないという考え方の上に立っておるために非常に無理がある。言いかえますと、独禁法を認めながら、最低限度においてやむを……

第22回国会 商工委員会 第45号(1955/07/20、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 今回も北海道へ参りまして、関係業者の意見もいろいろ聞いてみたわけでありますが、その中に、政府は中小炭鉱に対してはほとんど何にもやってくれないというふうな意見もありました。そういうふうなことが一つの大きな要素となり、一面大きな炭鉱に対する一連の保護措置に反して、中小炭鉱には今みたいに非常に冷たい扱いがされておるというふうな意見がありました。  そこで私今日のこの石炭界における行き詰まりの現状を見ましたときに、このままではどうにもできぬのじゃないかという気持においては別に他の人と変ったわけではありませんが、ただ問題は、一つにはこうした合理化法という、われわれの立場からいえば、ある意味に……

第22回国会 商工委員会 第47号(1955/07/22、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 社会党を代表して両派社会党提出の臨時石炭鉱業安定法案に対して賛成をいたし、政府提出の法案に対して反対の意を表明せんとするものであります。  最近におきまする石炭業界の混乱はその極に達しておりまして、社会不安もまたゆるがせにすべからざるところの重大なる段階に立ち至ったのであります。これはひとり石炭関係事業のみにとどまりませんけれども、ことに石炭業界においてはその程度の深刻なることについて目をおおうことができないのでありまして、その責任の大半は一にかかって政府にあるということを施定せざるを得ないのであります。ことに政府は昨年度における石炭の需要見込みを四千六百万トン程度に押えまして、こ……

第22回国会 商工委員会 第50号(1955/07/27、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 きわめて簡単に質問いたしたいと思います。  石炭合理化法案の審議の際におきまして、政府の方では、石炭合理化の達成のために重油の消費量を計画的に漸次減少していくのだということで、その数量についても年々の規制の目標範囲であります。そこでこの際においてもう一度確認しておきたいと思うのでありますが、政府の方で重油の消費量を今後五カ年の間にどういうふうに規制していくような考え方を持っておるのかをあらためてお聞きしたいのであります。
【次の発言】 それでいいんです。大体の傾向を聞けばいいのですから……。  さて、そうなりますと、行政指導によっては現在の程度の重油の消費規正でもう手一ぱいである、……

第22回国会 商工委員会 第51号(1955/07/29、27期、日本社会党(右))

○中崎委員 木材利用の合理化に関する小委員会の中間報告を申し上げます。  去る七月十七日より七月十九日までの間、北海道地区に風倒木の被害の状況及び整理計画施行の実情等を調査し、今後の木材利用の合理化に資する目的をもって現地調査を行なったのであります。  次に昨七月二十八日小委員会を開き、現地調査の結果を報告し、あわせて木材利用の合理化、風倒木の処理等につき、通商産業省、大蔵省、農林省及び建設省よりそれぞれ関係当局の出席を求め、熱心なる質疑を行なったのでありますが、その内容は速記録を御参照願いたいと存じます。  次いで永井勝次郎君よりお手元にお配りしたような別紙決議案が提出され、全会一致をもって……

第23回国会 商工委員会 第7号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○中崎委員 ちょっと関連して一言。ただいまずっと問題になりました外資に関する問題でありますが、これは近来相当露骨に日本の産業経済の上に、いろいろあの手この手で日本の産業資本を圧迫しつつあるというふうなことを見受けるわけであります。そこで先ほどお話がありましたように、五〇%程度の日本の会社に対する株を持っている事業が、しかも相当重要な産業の面においてもたくさんある。最近これについて外資委員会等において、多少警戒的であるということが見受けられるのでありますが、いずれにいたしましても、問題は単なる民法上の契約者の問題ではないと思う。言いかえますと、外国の資本が日本の産業経済を多く支配するというような……

第23回国会 商工委員会 第8号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○中崎委員 関連して。元来通産省で外資の許可をするような場合には、例の委員会にかけてたいていの場合許可の条件がついているはずです。それでこの場合についても今のような条件が許可の際に当然つけられたと考えておるが、一体当時許可の書類がどういうふうになっておるかということできのう以来こうした問題になっているのを、大臣はそうしたことがあるとかないとかいうような物事をただ軽率に受け流すとろに問題があるので、一体この問題についてどういう調査をしたのか、さらにこうした問題で条件付の問題が絶えずあるのだが、そういう場合どういう監督をし、どういう指導をするのか、どういう責任をとるのかということをあわせて全般的な……

第24回国会 商工委員会 第1号(1955/12/21、27期、日本社会党)

○中崎委員 時間もだいぶ回ったようですし、何だかもう正月に近いような気分でもあるようでありまして、この際はあまり質問することをやめて一言だけお伺いいたします。  いよいよ年も迫りまして、来年度の予算を通産省の側においても相当突っ込んで検討されておるように承わっておるのでありますが、来年度においては大まかに見て通産行政が従前よりもどういう角度で変った行き方をするのか、さらに今までの点においても幾多考え直さなければならぬような点もあるでありましょうし、さらに積極的にこれを推進しなければならぬような問題はあるでありましょうが、大体重点的にどういうことに重きを置いてこの予算と取り組んでいかれようとする……

第24回国会 商工委員会 第7号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○中崎委員 関連して。先ほどの鹿町君の質問に関連しておるのですが、政府でアルコールを作っておる原料は、主として澱粉と糖蜜のように考えるのでありますが、その割合は一体どういうものであるか、それをちょっと聞きたい。
【次の発言】 そこに問題があると思うのであります。ことに国内におけるイモのごときは、農業政策の上において、できたイモはどうしても政府において買い上げて処理する。これはアルコールばかりじゃありません。そのほか食糧等、あるいは値段等によればゴム等にも使われるように聞いておるのであります。そうした両を総合的に考えなければなりませんので、ほとんど全部が輸入である糖蜜を主たる原料としてというか、……

第24回国会 商工委員会 第11号(1956/03/03、27期、日本社会党)

○中崎委員 私は通商産業行政全般に関する質疑を行いたいのでありますが、すでに予算案も衆議院を通過したことでありまするし、だいぶ時日もたっておりまして、何だかもうすでに多少ずれたような感じもあるのでございまして、勢いこの経済五カ年計画とかあるいは通産行政の基本に関するような問題を一応抜きにいたしまして、大体具体的な問題を中心にして二、三の質疑を試みたいと思います。  まず通商に関する問題についてお聞きしたいのでありますが、通産大臣はこの委員会における通産行政施政方針の演説の中において、まず今後における貿易自由化と国際競争の激化の趨勢に対処し、商社機能の強化をはかる必要があるが、これがため輸出承認……

第24回国会 商工委員会 第12号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○中崎委員 議事進行について……。中小企業に関するこうした問題は、法案は明日上げるような段取りになっておるようでありますが、今までの論議の過程を通しましても、いろいろ重要な政策上の問題もあるし、さらに事大蔵省に関係しているような重要な問題もあるのでありまして、この席上において見受けますと、通産大臣も見えておらないし、大蔵省関係の人も来ていない。今までの例を見てみますと、大蔵省関係が、中小企業金融に関しては共同管理の責任を持つのにかかわらず、商工委員会をきわめて軽視しておりまして、ほとんど責任のある者が出てきていないという長い間の傾向であります。従いましていつでも大蔵省の一方的な考え方に押しつけ……

第24回国会 商工委員会 第13号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○中崎委員 きのうから大蔵大臣の出席を要求しておるのでありますが、一向見えないのであります。何しろ大蔵省は、御存じの通り中小企業金融については通商産業省と同じように共管の責任を持っておる。こうしたきわめて重要な問題を審議するに当りまして、しばしば要求しておるのにもかかわらず、大蔵大臣が出てこないということは、共管の権限と責任とを一切放棄する考えであるのかどうか。さらに委員長の側から、大蔵大臣の出席がないのに、議事を幾らこれでやめてくれといっても、重要な問題の論議が尽せないために、なかなかそうもいかないのでありますから、この点一つ委員長の方からさっそくお計らい願いたい。

第24回国会 商工委員会 第16号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○中崎委員 議事進行。数を見ますと定足数が足りないようであります。そこで定足数をそろえてもらうことと、同時に農林大臣にきてもらうことがかねがねの要求でありますから、農林大臣の出席方を一つお取り計らい願いたいと思います。
【次の発言】 先日の委員会においても、これは重要な問題でもあるし、農林大臣の出席がないと審議は進まないということはかねがね申し入れておきましたので、農林大臣が何時ごろ見えるかわかりませんが、見えるまで一応休憩していただきたいと思います。
【次の発言】 農林政務次官は実情をよく知っておられない方でありますし、質問者の方としても農林大臣に質問をしたいということでありますので、この際……

第24回国会 商工委員会 第17号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○中崎委員 ただいまの自由民主党の山本君の御発言━━━━━━━━━━━━━━━━━これが円滑に運営された場合であります。しかし最近における国会の運営を見ますと、全く自由民主党がその数の多数を頼んで、一方的にすべての議事をファッショ的に強引に押し通そうとするところに問題があるのでありまして、こうした民主主義を破壊するような行き方に対しては、社会党としては断固民主主義のために戦わなければならぬというところの党議を決定いたしまして、自来党の方針といたしまして、法規に従って委員の数がそろわない場合においては、どの委員会においても委員の数がそろうまで待機せざるを得ないという党議を決定したのでございまして……

第24回国会 商工委員会 第18号(1956/03/15、27期、日本社会党)

○中崎委員 私はこの法案に対しまして、通産大臣と農林大臣に主として質問をしたいのであります。従いまして本日出ております参考人に対しましてあまり突っ込んだ質問をするという意図はありません。ただきのう質問の過程において、たまたまジェトロの方の意見を聞きたいという問題が起りましたので、その問題に限って一応お聞きしてみたいと思うのです。  そこで政府の方では、最初今回のバナナの入札について、一かご当り千八百十七円の差益の収納を予定しておったようでありますが、入札の結果によりますと、平均四千百八十六円の差益金となって現われておるようでありまして、その間二千三百円ばかりの差益が余分に出てきておるわけであり……

第24回国会 商工委員会 第19号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○中崎委員 それでは質疑を続けますが、このバナナに関する問題は、実態的には農林省の所管に関するものが非常に多いために、その方針、政策を中心として、窓口である、通産行政の、ことに外貨の割当、為替の取扱い等の問題に触れてくるような関係もありますので、両大臣にそろっておいでいただかないと、統一のある有効的な質問ができないことになり、勢い質問をしましても重複にわたるようなおそれもありますので、すみやかに農林大臣の出席方を委員長の方で督促をしてもらいたいと思うのでありますが、とりあえず昨日の質疑に続いて、通産大臣に質問してみたいと思うのであります。  今回の措置によりまして、バナナの入札金との差益金が七……

第24回国会 商工委員会 第21号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○中崎委員 時間の制約がありますので、きわめて要点をかいつまんで、農林大臣に主として質問いたします。  農林大臣の過般来の当委員会における発言によりますと、今回のバナナに対する外貨割当の措置というものはおおむね適当である。ただ輸入の後においての措置として、このバナナの価格が不当に上るというようなことになると工合が悪いというので、三十一年度のバナナに対する外貨割当等について、またその時期、金額等について、適正にこれを扱うことによって価格の不当な混乱を防止することによって十分であるという発言であったように思うのでありますが、その点変りありませんですか。

第24回国会 商工委員会 第22号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○中崎委員 離島振興法は、その法律の目的にありますように、本土より隔絶せる特殊の事情にある離島が、その後進性を除去して近代的な状態において生活し得るような立場に引き上げるという考え方の上に立った法律であるのでありますが、その後の実情を見ますと、依然としてこれらの離島の人々というものは恵まれていないのであります。と一申しますのは政府が一つの離島振興計画を立ててやってはおるものの、その予算なども至ってスズメの涙で話にならぬというふうな状態でありまするから、その計画そのものも必ずしも実情に即していないというような点もあるように見受けられるのであります。そこで今日までにこの離島振興の計画はどの程度まで……

第24回国会 商工委員会 第27号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○中崎委員 輸出保険法の一部の改正の中で参議院から修正してこちらへ回付された、保険の填補率五〇%を六〇%に引き上げるという趣旨、及びその実情についてあわせて説明してもらいたい。
【次の発言】 これによりまして特別会計における数字上の問題はどういうふうに検討されたのか、またその際においてどういうふうな処置をされるのかを聞きたいのであります。
【次の発言】 今回この法律案改正の趣旨は、ことに最近における中南米、東南アジア等の諸国に対する本邦人の技術提供並びに現物出資等による海外投資が盛んになるような状況になっているということでありますが、過去におけるところの中南米並びに東南アジア等に対する技術提供……

第24回国会 商工委員会 第28号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○中崎委員 私はまず電力行政全般の中で、ことに監督行政、それから料金の問題、さらに下流増等、この法案の核心について大体三段階に分けて質問してみたいと思います。最近の傾向を見ますと、独占資本を含むところの大資本の力、政治的、経済的力というものが相当な勢いをもって強くなって参りまして、しかも漸次弱い大衆の層に圧力がかけられておるのであります。しかもそれが傍若無人といいますか、不遠慮に相当の圧力が加わりつつあるのじゃないかというふうに心配しておるのであります。昭和の初めに三井財閥の団琢磨理事長が暗殺された、当時はドル買いを中心として財閥、ことに大資本というものが相当跳梁ばっこしておったのでありますが……

第24回国会 商工委員会 第30号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○中崎委員 関連して一つだけ高井さんにお尋ねしますが、こうした下流増の負担の問題を法制化はしないで、どこまでも当事者間の話し合いでいくへきであるというようなお話のようでありますが、本来から言いますと、下流増の利益負担をするかせぬかという具体的な場合、なるべく払う方からいえば払わないで、あるいは金額としても少くしていこうというふうなことがあるのが人情の自然で当然だと思います。しかし国家的見地から見て、払うべきものは適正に払うべきである、その受けるべき利益の限度において適正にこれを払うべきものであるというような考え方の上に立つのも不自然ではないと思うのでありますが、その際におきまして、当然法律によ……

第24回国会 商工委員会 第31号(1956/04/12、27期、日本社会党)

○中崎委員 実は通産大臣はかねがね病気々々ということを言っておったのですが、今佐竹君の話のほかに、きのうも中小企業の政治連盟にも出ておられるし、この委員会においては下流増の電気に関する問題は相当重要なる問題であるのでありまして、政府、ことに通産大臣の考え方、御方針なども聞かなければならぬ重要なる問題でもあるわけです。ことにきのうの理事会においても、この法案の審議についてもできるだけ早く促進することにわれわれも協力してという上に立っておるのでありますから、従って重要なる問題を論議するのに大臣が出てこないということになると、勢い審議がおくれるということになるのじゃないかと思います。それを野党の責任……

第24回国会 商工委員会 第36号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○中崎委員 外貨に関する問題は、国民生活並びに国家の経済の上に重要な要素を占めておるものでありますが、今回商工委員会においてこれに関する大体の政府の方針などが具体的に示されたということは、そうした重要性を国会において審議する機会を与えられたということについて一歩前進だというふうに考えて、この点については敬意を表するもであります。  そこでこの方針上の問題についてもいろいろ質疑がしたいのでありますが、まず第一に、AA制に関する考え方の問題であります。これは世界の大勢から言いましても、漸次貿易自由化の方向に気分的には進みつつあるということは一応言えると思うのでありますが、実際におきましては、まず第……

第24回国会 商工委員会 第37号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○中崎委員 山中さんにお尋ねしますが、先ほどのあなたの発言によると、この法案の中に支払いの時期を明示した方がいいではないかということですが、かりにそういうようにするとすれば、どういうふうに書き込めばいいのか、どういう規定をすればいいのか、具体的な意見を聞いておきたい。
【次の発言】 支払いの実際において、過去の実績から見て、たとえばお産の支払いだとか台風支払いとか、いろいろ相当長いものもあるようでありますが、たとえば六十日、九十日というのが、現在割合いい状態における支払いの実情ではないかと思うのですが、それをたとえば納品後九十日とかいうような、もう少し具体的に、こうした支払いの期日を定めるよう……

第24回国会 商工委員会 第38号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○中崎委員 議事進行。この問題については法務大臣の意見を一応聞いておく必要があるかと思うのです。そこで委員長の方で、一つここへ法務大臣の御出席をお取り計らい願いたいと思います。
【次の発言】 大臣、時間を何だか早くおたちのようですから、ごく取りまとめて簡単に質問してみたいと思います。この法律案が提案されまして、どうもわれわれの見た感じでは、非常になまぬるい感じなんです。実際においてこれが法律になって、従前に比べて下請業者に対して実質的にいかなる利益がもたらされたか。形だけは一応法律ができることになったとしても、実質的に真に下請業者がこれによって救われるというような効果が期待できるのかどうか、そ……

第24回国会 商工委員会 第40号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○中崎委員 下流増の問題に関連いたしましてお尋ねしたいと思うのでございますが、現在政府の方で下流増として出てくると予定される区域並びにその下流増の数字を一つ示してもらいたいと思う。現在並びに今後予定し得る範囲において生まれてくる下流増の、水系から見たものを中心にして御説明を願いたいと思う。
【次の発言】 たとえば今クローズ・アップされている只見川水系のものと、それからこれとウエートが同程度であるかどうかわかりませんが、庄川水系、この程度について一つ数字を示して御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それではもう少しつっ込んでお尋ねいたしますが、たとえば田子倉、御母衣、ここにおいて発生すると……

第24回国会 商工委員会 第41号(1956/04/27、27期、日本社会党)

○中崎委員 基幹産業である電気事業、しかも国民の生活に広範な、密接な関係のある電気事業に対しまして、政府として強力なる方針と施策を講じられる必要があると思うのであります。それなのにかかわらず、そうしたような重要な問題がきわめて遅々として、停滞をして、進んでいないという現実に対しましては、国民とともに非常に遺憾に思うのであります。この問題は一面そうした大きなことであるだけに、いろいろ困難性が伴うと思うのでありますが、また他面考えてみますと、一つの大きなる電力資本、これは九つの電気事業会社によって占められておる、その大きなる資本の力と、同時に政党とのいろいろな関連性において、諸般の制約、制肘を受け……

第24回国会 商工委員会 第46号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○中崎委員 この法案のねらいとするところは、一つには輸出に関するやや秩序の立っていないような面を、この法案の運用によって相当好結果をもたらすということがその一つのねらいのようでもありますが、現在においても輸出の過当な競争等によって国の内外において不信を来たすとか、あるいは国の経済に不利益をもたらすというようなことについては、政府の方でも業者との連携等においていろいろな手を打っておるように感じておるのであります、そこで、それでなおかつ不十分である、従ってこの法案がいよいよ法律となって実施されたらば、こういう点において具体的に利益があるんだ、こういう今までの不都合というか、適正でない問題が、具体的……

第24回国会 商工委員会 第47号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○中崎委員 本法の運用実施に当りましては、もちろん行政措置が相当に先行しなければならぬということは言い得るでありましょう。そのほか法的にも相当考慮すべきものがあるのではないかとも思いますので、そうした点をもあわせて考えながら質疑を続けたいと思うのであります。  さて先ほど質疑応答の中において、設備更新打合会といいますか、そういうようなものをやっていくということが発言されたのであります。これは単なる運用でやっていくのか、あるいは一つの法律の内容に盛り込んで、それができ上ったものから発動さしていくものか、その形態についてお尋ねしたいのであります。

第24回国会 商工委員会 第52号(1956/05/18、27期、日本社会党)

○中崎委員 今の問題は公取委員長の責任にも関する重要な問題でもあるので、公取委員長からこの問題に対する回答を要求しておきたいのであります。

第24回国会 商工委員会 第58号(1956/05/30、27期、日本社会党)

○中崎委員 関連して。これは通商関係と国内の経済政策に関連する基本的問題にもなると思うのでありますが、今局長はできるだけ消費者に安い価格のものを供給したい。これは当然のことなんです。しかし一面において、これがために国内産業が致命的な打撃を受ける、少くとも不当にそれがために価格に大きな打撃を受けて、そして事業が成り立たないということになりますと、それはもうすでに限界を越えたものというふうに考える。従いまして今のノリの場合において、国内におけるところのノリの生産コストというものは一体どういうものであるか。現在ノリの業者はそうべらぼうにもうけておるかどうか。ノリの適正な価格というものは、どういうもの……

第24回国会 商工委員会 第64号(1956/10/18、27期、日本社会党)

○中崎委員 関連質問。今の問題は現在の国民経済の段階においては重要だと思う。従いまして統計資料を要求したいと思う。まずこうした営業用トラックの申請がどういう程度にされておって、どういう程度においてこれが承認されておって、現在懸案中のものがどういうふうになっているか。そしてそれを許可するところのテンポがどういうふうな状態であるか。さらに一般には申請をしたいのだけれども、なかなか許可を現実にやってくれないから諦めてだめだと思ってやらないものも相当あると思うのだが、そういうようなものの見込みはどういうものか。そういった資料を早急にお出し願いたい。

第25回国会 商工委員会 第4号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○中崎委員 関連して。きょうの新聞を見ますと、日本の政府側としての交渉では、総ワク二億七千万ヤールをもって向うへ主張しておった。それは大体話がついておった。ところが向うの方が、一方的にといいますが、二億二千ヤールに局限してきた。そこで五千万ヤールの開きについて交渉中であるのだが、結局において、日本政府では一億四千五百万ヤール程度なら一応折り合いがつくのだというふうな妥協案を用意して話を進めておるということでありますが、具体的に数字がはっきり出ておる。これは全然政府の方で関知しないことであるのか、あるいはそうしたような数字をおよその含みとしてさらに交渉を続けておるというのか、その妥結の見通しがあ……

第25回国会 商工委員会 第6号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○中崎委員 最近における日本経済の飛躍的な増進によりまして鉱工業を初めとする各般の経済活動が予想外に活況を呈していることは喜ばしいことであるのであります。ところが、こうした急速な進展に伴いまして各産業分野、ことに重要基幹産業の面において需給のアンバランスが予想されるようになりまして、またこれらのことが一つの大きな原因となって物価高騰といいますか、インフレの前兆になるのではないかというふうな懸念が強く出てくるようになったのであります。ことに政府の関係しておりまする鉄道の運賃の値上げが予想されるのでありますが、それを初めといたしまして、電力の面においても、すでにある一部において、値上げをされるので……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第5号(1956/11/22、27期、日本社会党)

○中崎委員 病躯をひっさげてはるばるモスクワに使いして、冷たい待遇を受けながら、帰途アメリカに立ち寄って、隷属国家としての報告とその了解を得て故国に帰り、一応の任務を果されましたことについては、慰労の言葉を呈するのにやぶさかでないのであります。日ソ交渉の妥結というものは、わが社会党が終始一貫熱心に主張してきたところでありまして、むしろ、われわれの側から言えば、今回の妥結がおそかったということを遺憾に思うくらいであります。すなわち、鳩山総理の優柔不断であったということ、政治力の欠除しておったということ、並びに内閣において、また自民党の内部において、アメリカ追従の考え方を持った論者の力が相当に強く……

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第8号(1956/11/26、27期、日本社会党)

○中崎委員 議事進行について。去る二十日、政府委員に対して、政府側に質問する際において、賠償権の放棄に関連いたしまして大蔵大臣の出席を要求しておりましたが、いまだに出て見えないようであります。そこで、私といたしましては、質問を保留しておる関係もありますので、すみやかに、委員長の側において、大蔵大臣の出席を促進していただきますことを、この際要求しておく次等であります。
【次の発言】 もう一ぺん質問します。今回の日ソ宣言の中に、日ソ両国とも賠償の請求権を放棄するという項目が入っておるわけです。従いまして、両国間においては、一応賠償請求権は放棄しても、残る問題は、日本の国民が、ソ連の関係領域内におい……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○中崎委員 近年、第二次産業革命ともいわれる工業の飛躍的な発展によりまして、わが国もおそまきながらそうした波の動きが相当敏感に感じられるようになって参ったのであります。ことに、国際競争が今後においても漸次激化してくるということも予想されるときにおいて、これに対処する一番重要なことは、まず技術を飛躍的に発展きして、各国に立ちおくれないように努力すべきものだというふうに考えられるのであります。ところが、残念ながらわが国の現状は、目ぼしいものはほとんど外国からの特許あるいはノー・ハウ等のいわゆる技術導入によってまかなっているような現状で、いわば技術の属国的な感があるのであります。そこで、この状態を一……

第26回国会 建設委員会 第8号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○中崎委員 電力などは公益的性質を持ち、同時に独占的な性格を持つがゆえに、しかもそれが大資本の経営の形態であるがゆえに、国家から特別の権利と利益とを電力業者に付与されておるのであります。ところがややもすれば国家のこうした恩典になれて、その運営が行き過ぎになって、ときには権利の乱用となり、ときにはその経済力をいろいろ利用して、そうして消費大衆を大きな圧力のもとに圧迫を加えておるという現象は非常に遺憾でありますので、私といたしましては、商工委員会においてもしばしば政府に対して、さらにこうしたところの法律の改正などを加えてその運用の面あるいは監督の面においてもこれを適正にやるべきものであるという主張……

第26回国会 商工委員会 第3号(1957/02/15、27期、日本社会党)

○中崎委員 私は通商産業大臣の過般の通商産業省の所管に関する件に対しまして、重要な諸点についていささか質問を試みてみたいと思うのであります。よく神武景気なんてことをいわれておるのでありますが、これは世界経済の影響を強く受けておるということが一つと、また日本の国内においても二カ年間にわたる農作物の豊況等に大きな原因がありまして、そこに総合的な関連性を持って輸出の振興などとも関連をして、相当好景気の状態がここ一、二年来続いておるということは否定できない事実だというように考えております。ところが最近の実情を考えてみますと、その反面においてインフレを懸念せしむるような要素が相当各分野にわたって存在する……

第26回国会 商工委員会 第5号(1957/02/20、27期、日本社会党)

○中崎委員 ちょっと資料要求を……。主要なる輸出入国別の最近一カ年間における輸出入金額、それを対照した表を出してもらいたいと思います。
【次の発言】 こまかい数字でなく、簡単なものでよろしゅうございますから、そう大してかからないと思います。

第26回国会 商工委員会 第6号(1957/02/22、27期、日本社会党)

○中崎委員 関連して。ただいま河野理財局長から、公営をどの範囲にやらせるかという問題については、いろいろ問題があるようにお答えがありました。その一つ前に、こうした公営の場合には、一応多目的なダムというふうなものをも考慮に含めた上で方針を決定するということが明らかになったのでありますが、そのほかの点についても、たとえば公営といえば主として都道府県というようなものだと思いますが、そういうものは、かれこれ何千キロとか何万キロというふうな程度のものだと思いますが、県の財政の不如意のことも含めて――最近における県財政は必ずしも豊かではありませんから、そういうものも含めて、財政の一端として、公共の利益のた……

第26回国会 商工委員会 第7号(1957/02/26、27期、日本社会党)

○中崎委員 実は私、質問をやりますについて、大体きのうまでの内閣と今日とはまたかわっておるわけであります。従って通産大臣は、人間は同じでも、新しい内閣によって生まれた通産大臣でありますので、前の考え方と方針のしについて何らかの変りがあるのかないのか。実は質問を前の内閣の通産大臣としての用意をしておったのでありますが、何らか新しい変化などがあるのかないのか、それをあわせて一つここで所信の表明を願いたい。それから質問をしていきたいと思います。
【次の発言】 宇田経済企画庁長官も同じような立場においてやっておられるのかどうかも、あわせて所信の表明をお願いいたします。

第26回国会 商工委員会 第10号(1957/03/06、27期、日本社会党)

○中崎委員 石炭に関する重要な問題もありますので、通産大臣の出席をかねがね、要求しておりますが、これはどういうことになりますか。まだ出ておられないようであります。それによって私の質疑のこともあわせて考慮していきたいと思うのであります。一応委員長の方からその事情を一つお知らせ願いたい。
【次の発言】 そうすると三時ごろまで休憩してもらうわけにいきませんか。
【次の発言】 そうすると通産大臣に対する質問はどういうようにすればいいのですか。
【次の発言】 私の質問は、通産大臣に対する質問等いろいろありますので、必ずしも私の方は議事の進行を阻害するものではなく、申し合せの点もあるので、私どもも尊重して……

第26回国会 商工委員会 第13号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○中崎委員 大臣はどうしたんですか。
【次の発言】 時間の関係で簡単明瞭に伺いますが、通産大臣は中小企業に対する最近の金融の実情をどういうふうに把握しておられるか。最近景気は上昇といいますか、相当高いところにきています。中小企業としては全般的に見て一体その中にあって金融的にどういうふうな状況にあるとお考えになっておるかお尋ねしたい。
【次の発言】 私は今通産大臣の言われた通りの実情だと思いますが、そうすると民間の金融機関がどういうふうに中小企業の資金的措置をするかということも関連しておりますが、とりあえず通産大臣として具体的に、現実はすでにもう中小企業が相当に金融の上に困難を感じておる、それを……

第26回国会 商工委員会 第18号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○中崎委員 関連して。今通商局長から御説明があったのでありますが、この買取機関を作れば、これは排他的な独占的な運用になると思います。これはよくよくのことといいますか、そう簡単にあり得るはずのものではないと思いますが、具体的にはどういう場合を予想しておるのか、それをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 現在すでにそういうものが存在しておるということになりますというと、現在の運用において、国民経済的に見てどういう点に不都合があるのか。そういう買取機関があるのにかかわらず、実際は収拾つかぬくらいうまく行っていないのか。たとえば対外の信用の上においても、さらに国民経済の上においても、非常に不利益な契……

第26回国会 商工委員会 第21号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○中崎委員 通産大臣にお尋ねしたいのでありますが、電気料金の値上げが国民生活に重大な影響をもたらすことは今さら言うまでもないことだと思うのであります。そこで今回通産大臣として電気料金の値上げといいますかの措置を講じられたやに伝えられておるのでありますが、その内容については私たちいまだ聞かされていないのであります。その内容についての主要な点をこの際明らかにしてもらいたいと思うのであります。
【次の発言】 これが現実に値上りになるということだけは否定できないのでありまして、逆にこれが値下げになるというふうなことにでもなれば、これは最も喜ばしいことでありますが、実際には国民大多数が苦しいふところの中……

第26回国会 商工委員会 第22号(1957/04/03、27期、日本社会党)

○中崎委員 最近神武以来の景気と言われておる中においてその大きな支柱となっておるものは、国際経済に支えられた日本貿易の進展と二カ年に続く農村景気であると大体思われるのであります。  ところが最近になってこの海外の情勢にある種の変化があるのではないかというふうな見通しもあるのでありまして、勢いこの日本の経済の動向も多くそうしたものに影響を受けるものと考えられるのでありまして、日本の貿易の前途に対する見通し等については、こうした点について十分の関心と洞察とをなさなければ適正な施策はなし得ないのじゃないかと思うのであります。従いまして今回提案になっておりまするところの輸出保険法の一部改正にいたしまし……

第26回国会 商工委員会 第24号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○中崎委員 最初私は私どもの立場をはっきりして質問してみたいと思います。すなわち、この近江絹糸に関する問題はああした世人の心胆を寒からしめるような大きな、いわゆる人権争議として取り扱われたことはすでに言うまでもないことなのであります。そうしたことが一つの大きな契機となって、勢いまた銀行に乗ぜられといいますか、そういう間隙を与えたということも事実だと思うのでありまして、そうした意味において、その後の運用の実情を見ましても必ずしもそうした問題が十二分に反省をされておるとも見られないのでありまして、こういう点について強く批判の上に立って質問をするものであると同時に、一面において金融資本が産業資本を圧……

第26回国会 商工委員会 第26号(1957/04/16、27期、日本社会党)

○中崎委員 議事進行。実はこの法律案は強制加入と員外の規制という二つ法の大きな法律上の問題をもってこの法案の骨子としておるのであります。こういう重大なる法案の内容について政府部内においても重大な見解の相違があるままにこの国会にこういう法律案を提案されたことについては、われわれはきわめて遺憾だと思うので、政府の責任を追及したいのであります。従いまして私はこの際この法案をまず撤回し、意見を調整して、そして完全に意見の一致したところでこの国会に提案される御用意があるかどうかを通産大臣にちょっとお尋ねしたいのであります。
【次の発言】 通産大臣からの答弁があったのでありますが、私は公取委員会、もやはり……

第26回国会 商工委員会 第27号(1957/04/17、27期、日本社会党)

○中崎委員 ただいま西村君から質問があった点について、きわめて重要なことでもありますので重ねてお尋ねいいたすわけであります。  公正取引委員会なり独禁法の使命というものは、公正自由なる取引を達成させるところにあることは言うまでもないのであります。ところが、今回、本人がいやだいやだと言うのに強引に強権をもってこれを引き入れる、こういうことは、法の精神からいうても適当でないという考え方の上に立って公取側の発言がされたと思うのであります。これに対して、最後的には閣議で押し切ったのであるから政府の方針としては一つであると言われても、独禁法の精神並びに法律の点からいうて、これは違反するのじゃないかという……

第26回国会 商工委員会 第36号(1957/05/08、27期、日本社会党)

○中崎委員 合成ゴムの国産化に関する問題は、多年の問題でありまして、すみやかなる国産化の必要性についてはすでに院議においても決定されておるところであります。今日ようやく日の目を見ることになっておるようでありますが、時期としてはむしろおそきに失するというような感もあるように思うのであります。こうした国の産業なり国民の生活に関する重要な問題でもありますので、いろいろ通産大臣にも聞きたいのでありますが、とりあえず時間の許す限りにおいて事務的な問題を主としてお伺いしたいと思うのです。  まず、この重要な法案が長い国会の会期ぎりぎりに出されたということについては相当の理由があるのではないかと思うのであり……

第26回国会 商工委員会 第37号(1957/05/11、27期、日本社会党)

○中崎委員 本案提案の理由説明あるいは質疑を通しまして、おくれた一つの理由として、政府の投融資の形式を開銀でやるのか、あるいは産投の形でやるのか等の問題も一つの大きな理由であったということが言われておるのでありますが、この問題は全般的な一つの政策上の問題でありますから、あまり突っ込んでの質問は差し控えたいと思うのでありますが、ただ開銀から特殊の会社に対して直接株を持ち、投資するというふうな形は、全体として考えてみて好ましい姿であるかないか、また今後一体どういうふうな方針で進むのがいいのかということについて政務次官どういうふうに考えておられるか、お尋ねしたいのであります。

第26回国会 商工委員会 第39号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○中崎委員 私は国家的見地に立って、日本の産業の正しいあり方などについて、私心を交えないで一つ質問をしたいと思うのであります。  そこで第一に、この法案の提出までの過程並びに審議の経過から見ますと、何だか割り切れないものがあるのでありまして、こうした問題は今後の運営等を通して最も明朗に持っていくべきものだというふうに考えておるのであります。そこで、私たちは元来この法律案を根本的に考え直しをして、そうして特殊会社の形態とする、たとえば国家が相当の金を投じてこの産業を助長するという考え方の上に立っておるのでありますから、一応この特殊会社的な形態を持たすべきであるというふうな考え方もあったのでありま……

第26回国会 商工委員会 第41号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○中崎委員 産業の近代化につれまして、そのために一般大衆に及ぼす影響もまた相当広くなってきたということが言えると思うのであります。そこで企業が一つの事業を行うに当って、それが同時に公共の福祉に大きな関係があるという場合において、これに対する考え方、言いかえますと、幾ら企業の自由を認めながらも、そこにおのずから限界があるんだ、公共の福祉のためにはその企業も適切なるところの配慮をすべきである、こういうことは当然のことと思うのでありますが、通産大臣はどういうふうにお考えになるか、お尋ねしたい。
【次の発言】 ただいま通産大臣は鉱害に関する問題を一応取り上げられておったようでありますが、この鉱害につい……

第26回国会 商工委員会 第44号(1957/06/24、27期、日本社会党)

○中崎委員 国会が終って一カ月しかたたないのでありますが、その間において一国の経済に重要な変化が起りまして、これが表面化いたしまして、そういう問題を中心としてここに商工委員会が持たれたわけでありますが、こうした重大な問題についての現状を認識して、そしてよってもって来たるところの原因を究明して、これに対するところの対策を立てるということはきわめて重大なことだと思うのであります。この際に当りまして、その責任においては通産省と選ぶところのない大きな責任を持っておられるところの大蔵省の側において責任のある、ことに政治的責任のあるところの人がこの委員会に出てこないということはきわめて遺憾でありまして、こ……

第26回国会 大蔵委員会 第31号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○中崎委員 近年におけるところの日本経済の傾向を見ますと、大資本の力というものが非常に増大して参りまして、また一面、中小企業がそれだけ圧迫を受けておるというふうな傾向が見受けられるのであります。いわゆる神武景気といわれながら、最近においてしばしば経営難のために中小企業者が一家心中などをやるような例も多々ありますし、最近におけるところの不渡り等の状況を見ましても、明らかに中小企業者が相当に困難に陥っておるという実情を証明するに余りがあると思うのであります。そういう事態に対して、政務次官はどういうふうな観測をしておられるか、あわせて将来の見通しについてお話しを願いたいと思うのであります。  と申し……

第26回国会 農林水産委員会 第22号(1957/04/03、27期、日本社会党)

○中崎委員 この問題につきましては、午前中から長時間にわたって論議されておるのであります。事きわめて政治問題であります。単なる事務上の処理という問題ではないと思います。その影響する点はきわめて広範であって、しかもこれに関係するところの各庁省の関係というものも相当広くまたがっておるのであります。そこで私委員長に要望するのでありますが、こうした重要な問題は、それぞれ関係各省庁におけるところの最高責任者が出てきて――われわれ単なる事務的な取り扱いを聞いておるのではないのでありますから、この際差しつかえのないところの大臣は、まず農林大臣は日ソ関係の問題について、今どう進んでいるか今のところよくわかりま……

第27回国会 商工委員会 第1号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○中崎委員 ただいま通商産業大臣の通商産業政策に関する説明を聞いたのであります。なかなか作文はよくできておるのでありますが、要は、これがいかに実現をされるかということにあると思うのであります。今までも、しばしばこうしたようなことは聞かされたのでありますが、その結果から見て、いかにもこの裏づけが伴わないということに非常に失望を感じて参ったわけであります。今回においても、そうしたことのないように切に要望するとともに、そうしたような問題について、具体的な問題を含みつつ、また過去におけるところの政府の施策の要点に触れつつ、一つ質問してみたいと思うのであります。  まず第一に、去る通常国会におきまして、……

第27回国会 商工委員会 第4号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○中崎委員 関連して。いろいろ質疑応答を聞いておりますと、農林省の側の食糧行政というものが、端的に言えば、いかにでたらめであるかということについて、非常に遺憾に思っております。まずノリの外国からの輸入の場合には、二十円を境にしてそれさえもきまらず、しかも国際的信義を裏切ったようなことまでやって、かつきまらず、実際はノリが百円、百五十円、二百円で消費者に売られておる。こういう現実は、一体このまま放任しておいていいかどうかという問題はあるが、一応それはよろしいとして、一応水産小委員会か何かで決定されておるので、それに従わざるを得ないと思いますが、いやしくも行政の運用に関する問題、行政自身の問題が、……

第28回国会 商工委員会 第9号(1958/02/20、27期、日本社会党)

○中崎委員 私は、同僚のいろいろな質問が相当進んでおるようでありますから、一応通商の問題に限って、まず質疑をいたしたいと思うのであります。「昭和三十二年度下期並に三十三年度の鉱工業生産とその問題点」という冊子があります。これは通商産業大臣官房物資調整課から出されたものであります。それによりますと、「昨年の五月末に急激な国際収支の悪化により」云々ということが書いてありまして、これを中心にして、緊急施策なるものが出てきておるようなわけで、国の財政経済の上に大きなる転換を来たす一つの大きな契機となっておるのでございますが、急激なるところの国際収支の悪化が五月末にあったという事態について、私どもは非常……

第28回国会 商工委員会 第10号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○中崎委員 議事進行について。日本貿易振興会に関する資料の提出を要求したい。  第一に、ジェトロの昭和三十一年、三十二年の収支の明細。そうして主たる項目についての内容の説明を補足しておいてもらいたい。  それから、三十三年度の日本貿易振興会の事業計画でありますが、それについては委託事業と純然たる本来固有の事業とがあるはずだと思う。それを区分して、委託費がどういうふうに出されるか、それから固有の事業がどういうふうにされるかということ。今日もらった資料には収入がない。ただ二十億の政府出資があるけれども、事業収入があるでしょう。手数料をとるのか。会費制度でないから、あるいは持ち越しのものがあるのか。……

第28回国会 商工委員会 第20号(1958/03/20、27期、日本社会党)

○中崎委員 貿易の振興は、日本経済の維持、発展の上に、なさなければならぬ最大の使命であるのでありますが、ややもすれば、最近輸出の不振が憂えられ、あるいは外貨事情などにも、幾多の憂慮がされておるというふうな状況にあるのであります。従いまして、こうした問題の打開には、幾多の施策があわせて行われなければならぬということは、言うまでもないことでありますが、ここに、国内産業の合理化を前提として、さらに物価の国際水準に適合するような態勢が、あわせて必要かと思うのであります。従いまして、こうした産業合理化の見地から、通商産業の問題を考えてみたいと思うのでありますが、産業合理化の点について、さらに輸出を振興す……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 運輸委員会 第6号(1958/10/24、28期、日本社会党)

○中崎委員 私、三江線の問題についてお尋ねしたいと思うのでございます。これは、陰陽連絡の平坦距離の工事として地元民としてはすでに長年にわたっての要望であることは今さら申し上げるまでもないことであります。その線に沿うて鉄道の建設がなされつつあるわけでございますが、約二、三年ほど前から突如として電源開発の問題がからみまして、現在においては相当強い動き等があるやに見受けられるのであります。当初私が仄聞するところによりますと、運輸省並びに鉄道側といたしましては、既定の方針を変えるということになれば鉄道建設の意義がだいぶ失われてしまう、そういう意味において、何ら方針を変える必要を認めないという線に沿って……

第31回国会 予算委員会 第3号(1959/02/03、28期、日本社会党)

○中崎委員 私は日本社会党を代表しまして、国政全般に対し総括的に総理大臣以下の閣僚に対して質疑を試みんとするものであります。  まず民主主義を行う上において議会政治が行われるということは、これは議論の余地のないところであります。ただ二大政党論に対しましては、私としてはいささか問題を持っておるものであります。すなわち、二大政党が行われるがためには、まず第一に責任政治が確立されなければなりません。それと同時に、憲政の常道が成り立たなければならぬと思います。すなわち、まず責任政治が明らかにされない限りにおきまして、そうしてまた憲政の常道が確立されない場合におきましては、政治の紛淆を来たすものでありま……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 財政及び金融委員会商業委員会鉱工業委員会連合審査会 第3号(1947/10/28、23期、日本社会党)

○中崎委員 一點だけお伺いいたします。獨占的な性質をもつておるというのか、あるいは業界に支配力をもつておるというような企業が、本法案によつて排除されるという建前になるようですが、かりにそうしたものを再編しまして、小さいものにしていく。その場合において公正自由な取引ということが建前になりますから、その結果また再び大きなものが出てくるということは自然考えられるわけですが、こういうふうなものに對しては、本法とどういうふうな關係があるのか、將來そういうものはなりほうだいになつてもいいのかどうかということについてお伺いいたします。
【次の発言】 必要である場合は出てもらつてもいいわけでしよう。

第1回国会 財政及び金融委員会商業委員会鉱工業委員会連合審査会 第4号(1947/10/29、23期、日本社会党)

○中崎委員 先ほどの理事會にをきまして本法案の今後の審査の方法を、大體逐條審議の形をもつて進めていくというふうに決定しましたので、一應委員長の方からそういうことを各委員に徹底させてもらいたいと思います。それに基きまして、私は質問を續けたいと思います。
【次の発言】 第一條の内容につきまして、本法案によると「平和的且つ民主的な國家を再建するための方策の一環として、云々」ということになつておりますが、政府側においては、大きな事業は必ず平和的でない、平和的にやるためには、大きな事業は解體していかなければならぬのだというふうに考えておられるかどうかを伺いたいと思います。

第1回国会 財政及び金融委員会商業委員会鉱工業委員会連合審査会 第5号(1947/11/05、23期、日本社会党)

○中崎委員 先刻委員長から今日までの議事進行の經過を御發表になつたようでありますが、もともとこの問題はわが産業經濟界、ひいては國民經濟に重大の關係ある法案でありまして、産業界はもちろん、われわれ議員竝びに委員の間においても、この問題については重大な關心を拂つておるわけであります。從いましてこの問題についてはさらに愼重に審議をいたしまして、國民經濟にいかなる影響を及ぼすものであるか、さらにこの法案の具體的の基準とか、あるいは持株整理委員會の運營等についても、さらに政府側から十分の説明を聽いて愼重に審議する必要があると思うのであります。こういう意味におきまして、この審議が相當に手間どることはやむを……

第1回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1947/11/17、23期、日本社会党)

○中崎委員 運輸の問題が經濟再建の上において、きわめて重要なものであることは、申すまでもないことでありますが、この運輸の現状に決して滿足するものではありません。今後この運輸の増強の意味において、運輸省としてはどういう計畫をもつておられるかを大要御説明願いたい。
【次の発言】 現状をもつてする石炭不足による輸送の低減といいますか、輸送問題が大分窮屈になつてくると思いますが、その見當は、およそどんなものが現在の情勢から考えられますか。
【次の発言】 次に、鐵道電化の問題であります。これはもちろん、電力事情とも密接な關係があると思いますし、資材資金等の面において相當の制約を受けると思いますが、現在の……

第1回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1947/11/18、23期、日本社会党)

○中崎委員 全遞從業員の待遇改善に關する問題についてお尋ねいたします。今囘の中央勞働委員會の裁決に基く從業員に對する待遇改善案に對し、政府はいかなる態度をとられるかをお尋ねいたします。
【次の発言】 いずれにしても、中央勞働委員會の裁決がありました以上、これに對し、政府側においても意思表示をされる必要があると思いますが、それについて、いつごろその意思表示をされる見込みであるか。さらに、かりに全面的にこれを認めないとしても、少くともある部分の要求に應じていかなければならぬと思うわけでありますが、その際においては、追加豫算的な處置をとられるのか、あるいはその他の方法を講じられることになりますか、そ……


24期(1949/01/23〜)

第8回国会 地方行政委員会大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/07/17、24期、日本社会党)

○中崎委員 議事進行について……。質問者からも大臣の要求があるんだから、委員長は強引にそういうことを押し切らないで、十分、手配をして……。
【次の発言】 最初国警のことを少しお聞きいたします。今度国警予備隊ができることになつているようですが、これにつきまして、今度やる前の現在のままでは、治安の確保の上において不十分であつたのかどうか、そうしてまた講和会議の見通しと関係を持つた意味において、この国警の予備隊がつくられるようになつたのかどうか、今回の増加で将来さらにふやす必要があるのかどうか、国警予備隊はどういうふうな装備をするのであるか、そういうふうな問題をまずお聞きしたいと思います。大体におき……

第13回国会 通商産業委員会建設委員会経済安定委員会連合審査会 第5号(1952/04/02、24期、日本社会党)

○中崎委員 議事進行について申し上げます。  私次に質問するのでありますが、特に大蔵大臣の出席を要求したいと思います。それから公益事業委員会からお見えになつていないようでありますが、ぜひとも出てもらうように委員長の方でおはからいをしていただきたいと思います。
【次の発言】 電源開発の必要なことについては、私たちとしても当然認めるわけでありますが、いかにして電源を開発するかという方法等が相当検討されなければならないと思うのであります。そこで私としては大蔵大臣に対する質問を留保して、周東長官が見えているようですから、主としてそこらに質問をしてみたいと思うのであります。  まずこの法案の内容を見ます……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 農林委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1952/12/17、25期、日本社会党(右))

○中崎委員 まず金融機関の前提としての問題についてお尋ねしたいのであります。不動産に対する長期金融機関はまだ十分に存在していないのでありますが、一体民間の金融機関等を含めた不動産の長期金融機関に対しては、どういうふうな考え方を持つておられるか、一応河野銀行局長に伺いたいと思います。
【次の発言】 次に、今回のこの公庫ができますと、三百二十億円の金を運用するという方向に行つておるようであります。これは資金の面等における、特別会計から公庫へのただ単なる切りかえにすぎないというふうに考えられるのであります。さらに今後これが相当大幅に増額され、適正に運用されることによつて、初めてその目的は十分に達せら……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会大蔵委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1953/07/29、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 私は動議を提出いたします。この際通産委員長の出席を求めて、この点を明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 今の点をまず先議としてお願いいたします。
【次の発言】 発言はもちろんやりますが、まず私の、育つた動議を……。
【次の発言】 通産委員長を呼んでいただくことになるのはけつこうですが、後ほどというのはいつでしようか。午前中に呼んでいただきたい。午後では困る。委員長どうでしようか。これを極力善処していただきたい。
【次の発言】 議事進行でまず発言をしたいのでありますが、外務大臣の出席を要求したいと思うのであります。この点いかがですか。われわれの側にとつてはきわめて重要な問……

第19回国会 通商産業委員会化学工業振興に関する小委員会 第4号(1954/09/08、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 ソーダ工業会の方から見えておるようですから、ソーダ工業の側から見た塩の状況並びにそれに対する希望といいますか、そういうようなものをあわせてここで述べていただきたいと思います。
【次の発言】 今までの業者の御議論によつてもわかるのでありますが、一国の工業の上にきわめて重要な塩というものが、いわば手放しでもないでしようが、検討されないままに放任されておつた。われわれの側からいえばそういう感じを持つものであります。ことに世界的に見て塩が高いということは、いわゆる一国の産業の上に非常に重大なる隘路になつておるということは当然のことなのであります。そこで何といつても価格の引下げということが一……

第19回国会 通商産業委員会中小企業に関する小委員会 第11号(1954/10/27、26期、日本社会党(右))

○中崎委員 今までの説明から受けました印象は、概して金融についての見方が楽観的であるように思います。ことに年末金融についても大した心配をしておられないようです。現在までの経過等についても、概して楽観的であるように思うのです。私は島根県の出身の者でありますが、先般来まわつてみますと、相当にやはり農村全体がどことなしに窒息したような、明るい気分がない。ことに中小企業については、どこに行つてみても資金難である。売行きが非常に不振をきわめておる。従つて小売商にしても、手持ちのストツクがだんだん売払われて、いつか知らぬ間に減つて行つて食いつぶしておるということになる。税金は依然として相当きつく取立てられ……

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第1号(1954/03/04、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎委員長 これより会議を開きます。  まずこの際お諮りいたしますが、先日決定しました小委員会におきまして、各小員長の協議により、各小委員会とも各党それぞれ一名ずつの幹事を設けることになりました。本委員会といたしましては、自由党首藤新八君、改進党山手満男君、社会党齋木重一君に御依頼申し上げたいと存じます。また各小委員会はあらかじめおのおの定例日を定めることとし、本小委員会は毎週木曜日の午後一時といたしたいと存じます。以上決定するに御異議ございませんか。
【次の発言】 それではそのように決定いたします。
【次の発言】 この際、通商産業委員会が木材利用の小委員会を設置いたしましたゆえんを簡単に申……

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第2号(1954/03/11、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎委員長 これより会議を開きます。  まずこの際お諮りいたしますが、本小委員会の定例日は一応木曜日の午後一時としていたのでありますが、これは本会議の時間と一致するところから、これを午前十時に変更したいと存じます。御異議ございませんか。
【次の発言】 それではそのように決定いたします。  なお来週は定例日以外に、火曜日の午前十時より小委員会を開会したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 それではそのように決定いたします。  本日は木材利用合理化に関する件について森林資源総合対策協議会常務理事、田中申一君より、参考人として御意見を承りたいと思います。田中申一君。

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第4号(1954/03/18、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎委員長 これにより会議を開きます。  本日は木材利用合理化対策に関する件について調査を進めます。  当委員会は過日以来鋭意調査を行つて参つたのでありますが、本日は特に各部門における木材利用の合理化対策に関して、御多忙中のところ特に御出席くださいました参考人各位より、御意見を承ることといたします。なお各参考人の御意員開陳の時間は、約十五分以内程度にお願いいたします。また速記の都合がございまして、参考人の御意見発表の終了後は速記を付せずに懇談の形式で質疑を行いたいと存じますので、さよう御了承を願います。  それではまずセメント協会理事徳永義久君よりお願いいたします。徳永君。

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第5号(1954/03/30、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎委員長 これより会議を開きます。  木材利用合理化について調査を進めます。  本日は御多忙中を本小委員会に御出席くださいました関係各界の参考人の方々より御意見を承ることといたします。まず桜井督三君よりお願いをいたします。桜井君。
【次の発言】 次に日本石炭協会専務理事天日光一君。
【次の発言】 次に日本瓦斯協会監事安西浩君。
【次の発言】 以上で参考人よりの御意見の開陳は終りました。  次いで質疑に入りますが、この際参考人各位に念のため申し上げておきます。御発言の際は小委員長の許可を受けることになつておりますので、御了承願います。永井君。

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第6号(1954/04/08、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎委員長 これより会議を開きます。  本日は私が小委員長の職務を行います。  本日は、木材利用合理化に関する件について、御多用中を特に本小委員会のために御出席くださいました参考人の方々より御意見を聴取することにいたします。  参考人の方には、お忙しいところをありがとう存じます。御意見発表の時間は、大体お一人十五分くらいでひとつお願いいたしたいと思います。まず石綿スレート協議会会長、小杉義治君よりお願いいたします。
【次の発言】 次に日米石綿工業株式会社常務竹中久七君。
【次の発言】 参考人に申し上げますが、大体時間を十五分程度に予定しておりますから、きわめて簡潔にお願いいたします。

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第8号(1954/05/11、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎委員長 これより会議を開きます。  まず政府当局より、木材利用合理化対策に関し、その後の経過報告を聴取したいと存じます。松尾政府委員。
【次の発言】 この際お諮りいたしますが、議員齋木重一君より小委員外の発言を求められております。これを許すに御異議ありませんか。
【次の発言】 それではこれを許します。
【次の発言】 ただいま齋木君の申出の通りに、小委員会から委員長に対して、農林委員会等と合同審査会を開くように申し入れたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それではそういうことにいたします。  それでは一応これをもつて終了いたしまして、これから懇談に入りたいと思います。

第19回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第10号(1954/10/29、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎委員長 これより会議を開きます。  木材利用合理化に関する件について調査を進めます。  まず本件について、政府当局より現在に至る経過などにつき、説明を聴取いたします。通産省軽工業局建材課長前島敏夫君。
【次の発言】 それでは経審の調整部長の松尾君。
【次の発言】 次に通産省軽工業局建材課長前島敏夫君。
【次の発言】 次に石炭局生産課長種田君。
【次の発言】 次に建設省住宅局の建築防災課長村井君。
【次の発言】 次に常繕局営繕計画課長小林君。
【次の発言】 次に林野庁林政部林産課長田中君。
【次の発言】 以上で説明を終りました。質疑の通告がありますから、これを許します。齋木重一君。

第20回国会 通商産業委員会木材利用に関する小委員会 第1号(1954/12/06、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎委員長 これより会議を開きます。  木材利用合理化について調査を進めます。まず政府当局より本件に関するその後の経過状況等につき説明を聴取いたします。松尾説明員。
【次の発言】 以上で説明は終りました。永井君。
【次の発言】 齋木君。
【次の発言】 ただいまの点につきましては発注者側に立つ国鉄側にも今後適当の機会に出てもらつて、希望を強く申し述べておくようにしたいと思います。  本委員会は前国会の当初以来木材利用合理化に関し調査を行つて参りましたが、一応の結論をつける意味において本件に関する決議案文を決定して、委員会においてこれを決議するよう申し入れたいと存じます。まずその案文を朗読いたし……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第5号(1955/05/31、27期、日本社会党(右))

○中崎小委員 関連して。今大臣の答弁によりますと、何か後日ひもつきがなければというお話のようでしたが、ひもつきがあるかもしれぬということに非常な濃厚な懸念が出てきた。そこで藤岡博士も、軽率にそういうことがないものだと信じ切っておったために賛成しておったのだけれども、この協定の内容等を見て、そういう懸念が現実に濃厚になってきた、だから自分としては不明を謝するのだということをはっきり言うておられる。政府の方では交渉を前進させるために、そうしたような方針で訓令をすでにしておるということを聞いておる。そうすると、これは今大臣も言われるように、ひもつきでないとすればいい。しかしひもつきであるという懸念が……

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第7号(1955/06/15、27期、日本社会党(右))

○中崎小委員 少し聞いてみたいのです。今の点ですが、二十五年当時の経緯だけは聞いたわけです。その後相当年月もたっておりますし、必ずしも事態が同一だとも思えないので、さらにこの点について参考意見としてあなたの方にもう一度念を押して確かめてみたいと思います。内容についてでありますが、五十億円をまず予定して、五ヶ年間のうちに払い込むということになっておるようですが、その五十億円を考えられた根拠、大体どういう範囲にどういうふうに処理していくか、そうして一口ごとの、たとえば貸し金の限度、出す金の限度なども一応考えられたか、そこらのところをちょっと……。

第22回国会 商工委員会科学技術振興に関する小委員会 第9号(1955/07/05、27期、日本社会党(右))

○中崎小委員 時間もだいぶ過ぎたようでありますから、ごく簡単に申し述べてみたい思います。実は先ほど佐々木委員から話がありまたように、この問題の発端は、自動車の労働組合の幹部の諸君が、熱心に国会を通して自分たちの立場を守ると同に、自動車産業に対して重大な関心を持ち、あわせて自分のそれぞれの会社に対する愛着の現われと情熱の発露であるというふうに考えておったのでございます。これに対しまして私たちは、君たちはなかなか熱心にこうして私たちの方にも実情を言うて見えるけれども、経営者側は一体どうしているのか。労働組合は組合としての立場、感覚、角度等もあるんだが、同時にまた経営者の側からの何らかの考え方がわれ……

第22回国会 商工委員会総合燃料対策及び地下資源開発に関する小委員会 第1号(1955/05/26、27期、日本社会党(右))

○中崎敏君 先ほどからいろいろ意見を承わっておるのでありますが、元来鳩山内閣は計画経済というのか、あるいは経済計画というのか知りませんが、いずれにしても、一歩前進した姿において計画性を立てて、これを推進していくのだ。その考え方の上に立ってこの石油開発五カ年計画も考えられておるかとも思うのでありますが、ややもすれば、これは非常に片ちんばになっておる、片方は行き過ぎるかと思うと、片方はそれに伴うような歩調が十分とられていない。この問題もちょうどそういうようなわけで、通産省の方ではどんどん先へいきたい、ところが大蔵省の方においてはどうもそこまでとても進み切れないというふうな、閣内における意見の不一致……

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第1号(1955/05/16、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  まず北海道における風倒木の問題について調査を進めます。政府当局より説明を求めます。
【次の発言】 この際本問題について、議員松浦周太郎君より意見を聞くことにいたしたいと思いますが、異議ありませんか。
【次の発言】 異議がなければ、さよう決定いたします。松浦周太郎君。
【次の発言】 これより質疑を許します。それでは永井勝次郎君。
【次の発言】 篠田弘作君。
【次の発言】 本日はこの程度にいたし、次会は公報をもってお知らせいたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時十二分散会

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第2号(1955/05/23、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  まず木材利用の合理化に関して調査を進めます。木材利用の合理化に関するその後の推移について政府委員より説明を求めます。松尾政府委員
【次の発言】 次に参考人として、森林資源総合対策協議会常務理事田中申一君が出席されておりますので、本件に関し御意見を承わります。田中申一君。
【次の発言】 これより質疑を許します。
【次の発言】 時間のある限り風倒木の方へ移るという考えであります。
【次の発言】 その通りに取り計らいます。  それでは永井君。
【次の発言】 一応この問題は、閣議決定でもあるし、国策的に見ても大きな問題でもあるので、近いうちに関係大臣、大蔵大……

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第3号(1955/05/27、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  まず木材の利用合理化方策に関して調査を進めます。この際鹿野彦吉君より発言を求められておりますので、これを許します。鹿野君。
【次の発言】 ただいまの鹿野君の御意見の通り決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議ないものと認めます。それではこの小委員会全会一致の意思といたしまして、次回の商工委員会において以上の趣旨により決議を行うよう申し入れることに決しました。
【次の発言】 前会に引き続き北海道における風倒木の処理に関して調査を進めます。首藤新八君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。  本日の会議はこの程度にとどめます。次会は追って公……

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第4号(1955/06/24、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  木材利用合理化推進資金に関して調査を進めます。まず政府側よりその資金対策について説明を求めます。松尾政府委員。
【次の発言】 それでは委員長からちょっとお聞きしておきたいのであります。  今の開発銀行を中心とする融資の問題についても、まずこのワクのことについて、たとえばまず建材関係は比較的小口のものが多いと思うのでありますが、そういうふうなこの委員会の対象になっておる業種等についてば、そうしたこの指定業種の中に建材関係のものを総括的に編入し得るかどうか、これは通産省あるいは経審等が十分協議になって、大蔵省とも話し合いになると思うのでありますが、その際……

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第5号(1955/06/28、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  本日は木材の高度利用の見地から、パルプ産業について、また薪炭材の節約からガス事業について、それぞれ御出席の参考人の方々よりその現況並びに対策に関する御意見を伺いたいと存じます。御出席の参考人の方々は山陽パルプ株式会社社長難波経一君及び日本瓦斯協会会長本田弘敏君であります。  参考人の方々には、御多用中のところ特に本小委員会に御出席下さいまして、厚くお礼を申し上げます。  まず難波参考人よりお願いいたします。
【次の発言】 次に本田参考人よりお願いいたします。
【次の発言】 質疑に入ります。質疑の通告があります。順次これを許します。永井勝次郎君。

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第6号(1955/07/04、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  木材の利用合理化に関し調査を進めます。本日はまず木材代替資源の使用促進の問題について、特に耐久土建材料としての鋼材部門から御意見を承わりたいと思います。御出席の参考人は鋼材倶楽部副理事長清水芳夫君でございます。清水参考人には御多用中のところ、本小委員会に御出席下さいまして、厚くお礼を申し上げます。  それでは清水参考人より御意見の開陳をお願いいたします。清水君。
【次の発言】 参考人に対する質疑があればこれを許します。
【次の発言】 他に質疑はありませんか。――清水参考人には御多用中のところ、本委員会のために貴重な御意見を御開陳下さいましてありがとう……

第22回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第7号(1955/07/28、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  まず北海道における風倒木の処理に関する件について調査を進めます。  さきに本委員会から炭鉱地帯の現地調査のため北海道に委員を派遣されたのでありますが、その際かねて懸案となっておりました風倒木の被害及びその処理状況の現地調査を行なって参りましたので、この際本問題調査の参考のために、私から簡単に御報告を申し上げておきます。  すでに御承知の通り、昨年五月及び九月の台風により発生した北海道地区風倒木の件につき、その被害状況及び整理計画施行の実情等を調査し、今後の木材利用の合理化に資する目的をもって調査を行なったのであります。  次に調査の内容について申し上……

第24回国会 建設委員会商工委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○中崎委員 関連して……。いろいろ問題もあるようでございますが、一つ聞いておきたいのであります。この会社において採用せんとする例のシャフト・キルンの方法についてですが、この点については、今軽工業局長から、日本においては宇部興産に一つ例があると言われた。ところが宇部興産の場合においては、一体どういうような原料を使って、品質的にはどういうものであるか、さらにまたこれが事業採算的にはどういうものであるかということを一応聞いておきたいのであります。それと開発銀行に採算的な内容等について調べさすということでありますが、その前にこれを法律を通して、ことにこれは国策会社でありますから、これを許すかどうかとい……

第24回国会 建設委員会商工委員会連合審査会 第3号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○中崎委員 私はきわめて簡単に要点をかいつまんで質問してみたいと思うのです。  まず第一に、東北興業会社が相当広い範囲にわたって事業をやっておるようでありますが、全体的に見て事業そのものはうまくいっていないように見受けるのであります。そこでこうした事業が、いろいろやってもなおかつうまくいかないということになりますと、一つにはこの運営に当っておるところの人、いわゆる経営陣が適当であるかどうかということにも関係があるのではないかと思うのでありますが、そうした人をある角度から、また新しいような人材を加えて経営陣をさらに強化していくような考え方を持っておるのかどうか、そうしてまた過去において相当各方面……

第24回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第1号(1956/03/31、27期、日本社会党)【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  中小企業対策に関して調査を進めます。  本日は第一回の小委員会でありますので、まず政府委員より、中小企業対策の現状と問題点につきまして、概略説明を聴取することにいたしまして、次会の小委員会より、当面の個々の重要問題を順次取り上げ、政府の施策をただすとともに、必要に応じ参考人より意見を聴取するなどの方法により、十分調査検討を加えることにいたしたいと思います。  それではまず中小企業庁長官佐久政府委員より説明を求めます。佐久政府委員。
【次の発言】 ただいまの説明に対し概括的な質疑があればこの際これを許します。別に質疑もないようでありますので、本日はこの……

第24回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第2号(1956/04/14、27期、日本社会党)【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  ただいま本委員会におきまして、百貨店法案について審査をいたしておりますが、本小委員会におきましても、中小企業対策の一環として、百貨店に関する問題について調査を進めたいと存じます。  なおこの際、小委員外の商工委員の御発言は随時これを許したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたします。  質疑の通告がありますから、順次これを許します。小笠君。
【次の発言】 次に中小企業金融に関する諸問題について調査を進めます。前回の小委員会におきましては、佐久中小企業庁長官より中小企業の現況及びその対策に関し概略その説明を……

第24回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第3号(1956/09/10、27期、日本社会党)【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  中小企業対策について調査を進めます。設備の近代化、企業の拡大強化、資本蓄積の進展等により、大資本企業と中小企業との較差がいよいよ激しくなって参りました。中小企業対策は単なるかけ声のみでなくして、国の政策を通じてその方針を明確化し、これを強力に推進することが必要であると信じます。この趣旨に沿うて、まず中小企業全般に関する最近の情勢の報告を求め、第二に中小企業の実態調査についての中間報告、中小企業振興審議会の構成と経過、中小企業金融、ことに損害保険資金の導入に関して、百貨店法の運用、昭和三十二年度予算編成の方針、これは中小企業に関しての問題でありますが、……

第24回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第4号(1956/10/03、27期、日本社会党)【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  中小企業対策に関し調査を進めます。前回の小委員会におきましては、中小企業全般に関する最近の情勢及び中小企業振興審議会に関する経過等について、政府当局より概略その説明を聴取いたしたのでありますが、本日はまず当面の中小企業対策の二大支柱であります中小企業の組織の強化及び中小企業金融の改善充実等の問題に関し、その後政府で検討された諸点について説明を求めます。川上中小企業庁長官。
【次の発言】 この際休憩して懇談に入りたいと存じます。    午後一時三十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続いて会議を開きます。  最初に、先般来中小企業庁長官より、生命保険等……

第24回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第5号(1956/11/01、27期、日本社会党)【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  中小企業振興対策に関し調査を進めます。この際百貨店に関する問題について、質疑の通告がありますので、これを許します。  神近市子君。
【次の発言】 この際小委員長から川野政務次官に、二言申し入れをして、おきたいのであります。何しろ百貨店の認可の問題は非常に重要でありまして、ことにこの丸物に関するいわゆるターミナルの百貨店許可の問題は相当に問題があったろうと思うのです。ことに国民の中には国鉄を差しはさんでの何とはなしの不明朗さを感じておるのであります。それはしかも地元民において非常に大きな反対的な動きがあり、実際の生活を脅かされるという多数の中小企業者が……

第24回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第1号(1956/02/24、27期、日本社会党)

○中崎小委員 木材利用の重要性にかんがみまして、昭和二十九年二月二十四日、ちょうど二年前の本月本日通商産業委員会の中に木材利用に関する小委員会が設けられました。不肖小委員長に任ぜられまして、自来二カ年間の月日をけみしたのであります。この間におきまして木材利用合理化に関する法律案を立案して、これを国会に提案することの必要を認めまして、政府側においてそれが準備に着手すべきことを委員会の毛において要請して参ったこともありましたし、さらにはまた三十年の四月一日におきましては、木材資源利用合理化推進本部とあわせて同日本材資源利用合理化審議会が設けられ、これら重要な事項に対する態勢と機構を整えて一歩前進の……

第24回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第2号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○中崎小委員 だいぶ時間も回っておるようですし、きわめて簡単に、議事の進行を兼ねて一言申し上げておきたいと思います。  木材利用合理化のきわめて重要であるということについては認識をされておるのでありますが、ただ問題がいかにも大逆過ぎて、時にはあまりに現実そろばんの上にすぐに目に見えてこないということもあって、ややもすれば軽く扱われるという傾向もありはしないかというふうに見ておるのであります。先ほど川上公益事業局長から話がありましたが、たとえば電気とガスの比較においても、その税金の取扱い上の面において、さらに資金の面において天地霄壌の開きがあるということが明らかにされたのであります。しかもそうし……

第24回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第4号(1956/10/29、27期、日本社会党)

○中崎小委員 最近におきます国際的な情勢、ことに国内の事情を考えてみましたときに、経済というものが漸次高度化されて、目まぐるしい変遷の中に動いておるのでありますが、ことにこうした事態に対処して将来を誤まらないような方向に持っていくには、やはり政治もこれに対応した高度なものに進んでいかなければならぬと思うのです。そういう意味において、経済が計画的に推し進められるということが、政治的な角度の上に立って当然推められなければならぬと思うのでありまして、この内閣においても経済五カ年計画とか六カ年計画とかいうふうなものを立てて、一応そうした事態に対処するような新しい方向が進められているということだけではい……

第25回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第1号(1956/12/04、27期、日本社会党)【議会役職】

○中崎小委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず技能者養成に関する問題について御出席の参考人各位より御意見を承わることにいたします。ただいま出席されております参考人の方々は、労働科学研究所長、技能者養成協会会長桐原葆見君、日経連技術教育委員長、労働省技能教育審議会委員、日立製作所株式会社常務取締役児玉寛一君、日本光学工業株式会社常務取締役乗富丈夫君でありますが、なお本日出席される予定でありました日本鋼管株式会社労務部次長折井日向君及び日本鉄鋼連盟労働局長水津利輔君が所用のため出席できず、その代理として日本鋼管株式会社労務部斎藤平六君及び日本鉄鋼連盟労働局福祉課長井上八十彦君より意見を述……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会商工委員会連合審査会 第1号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○中崎委員 本法案の提案は、私たちの目からするとすでに時期がおくれておるのではないかと思われるくらい必要性というものを痛切に認識するものでありますが、さて問題は、果してこうしてこの法案が通過して、これが実施された後においてのこの制度の実際的な効果発展というふうなものについて、どういうふうな見通しを持っておられるか、まず結論から先にお尋ねしておきたいのであります。
【次の発言】 現在社団法人の日本技術士会というものがあるのでありますが、これは一体どの程度の仕事をこうした法案の趣旨に沿って今までやってきておるのか、その実際上の実情を一つお聞きすると同時に、今後この法案ができた後において、この技術士……

第26回国会 商工委員会木材利用の合理化に関する小委員会 第3号(1957/05/28、27期、日本社会党)

○中崎小委員 いろいろ今議論が進んだのですが、ちょっと林野庁の業務部長にお尋ねいたします。  木材の近代的な栽培あるいは樹種の転換等について、政府の方では今度は国有林ではどういうような態勢になっておるか、あるいは民間については政府の見通しはどうか、それに対する険路がどこかにあるのか。
【次の発言】 もう一つお尋ねしたいのですが、先ほど松平さんから国有林の払下げという要望を含めた考え方があったようですが、林野庁ではこれに対してどういうようにお考えになっておるのですか。
【次の発言】 次にどなたでもいいんですけれども、お聞きしたいパルプ工場のある所では、相当量の地方的需要の固まる関係もあって、相当……

第26回国会 大蔵委員会商工委員会連合審査会 第1号(1957/04/17、27期、日本社会党)

○中崎委員 実は見渡しましたところ、こういうふうに委員の数も少うございますし、この問題は、中小企業に対する私たちの考え方から申しますと、重要な問題だと考えております。こういう状況下においての審査はどうかと思いますし、ことに中小企業に関する問題は、単にこうした一法律案だけでこの問題の解決がつくとも思わないのでありまして、相当広範な角度から中小企業に関する政府の考え方などもあわせてただしてみたいという気持で、先ほど委員長を通じて、大蔵大臣なりあるいは政務次官の出席を要求したのでありますが、大蔵大臣は、今参議院の委員会かどこかへ出ておる、政務次官は、何だか行方がはっきりしないというようなこともありま……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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