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前田栄之助 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

前田栄之助[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
343位
委員会発言歴代TOP1000(衆)
798位
委員会出席(幹部)歴代TOP100
56位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
544位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
608位

23期委員会発言(議会)TOP50
32位
24期委員会出席(幹部)TOP50
47位
25期委員会出席(幹部)TOP100
94位
27期委員会出席(幹部)TOP100
76位
29期委員会出席TOP100
59位
29期委員会出席(幹部)TOP50
24位
30期委員会出席(幹部)TOP100
90位

このページでは前田栄之助衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。前田栄之助衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 国土計画委員会 第13号(1947/09/30、23期、日本社会党)

○前田榮之助君 呉市周邊の砂防工事に關しまして簡單に申し上げまして御了解を得たいと思います。呉市周邊は、御承知の通りに東洋一の大軍港をもつていろいろな設備が行われておりまして、各山の絶頂はほとんど砲臺が築かれまして、高射砲が竝列さしてすえつけられてあります。それからそれに伴つて、大東亞戰爭にはいりまして、これらの兵士の宿舎あるいはそれの防空壕、こういうものもずいぶん築かれたのであります。またこれに伴う民間における横穴式防空壕が山の中にだんだん築かれるようなことになりました。従つて一朝降雨の際には莫大な土砂が流出しまして、昭和二十年の水害のごときはまつたく山津波となりまして、市街地一般に非常なる……

第1回国会 財政及び金融委員会 第36号(1947/11/18、23期、日本社会党)

○前田榮之助君 この電氣税に關する請願は、代表者は日本發送電株式會社の總裁大西英一君になつております。そのほか全國の九配電今社の代表者からの請願でございます。しかし私は特に申し上げておきたいの、これは日發その他の電會社の代表者が、その事業を代表して請願しておるのみならず、衆議院電氣委員會において、いろいろ取扱つてみました經過によりまして申し上げますと、電氣産業勞働組合からも、この電氣税反對の陳情を受けており、また全國の電氣事業家、工事事業家からの反對も出ております。なお國民運動として最近展開されつつありますところの、電氣の各縣都市の協議會等においては、至るところにこの電氣税反對の聲を聞いておる……

第1回国会 水産委員会 第30号(1947/12/02、23期、日本社会党)

○前田榮之助君 水産委員會の委員の方竝びに政府當局に對してのお願いを申し上げたいと思います。今囘政府は漁船の登録を十二月中旬、たしか十三日ということですが、すでに實施中のようでございます。そしてその登録に要する登録の費用を納付さしているようでございます。これは普通漁船で二十トン未滿のものに對し六百萬圓の費用を賦課せられております。私は十一月二十八日の廣島縣漁民組合連合會の結成大會に臨んで、廣島縣下の漁村の代表者の意見を聽いた際に、この登録に賦課される費用が二十トン未滿が一律に六百萬圓であることに不滿をもつていた。たとえば十九トンのものも六百萬圓、三トンのものも六百萬圓、かような不公平があり、ま……

第1回国会 電気委員会 第1号(1947/07/02、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。ちよつと委員長の御挨拶を申し上げます。  今囘不肖電氣委員會の委員長の重職を汚すことに相成りまして、淺學菲才この重大なる任務を果すには、皆さんの絶大なる御協力によらなければならぬと思いますので、今後皆様の御指導御協力を切にお願いを申し上げまして、就任のあいさつとする次第であります。どうかよろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの上林君の意見に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは    櫻内 義雄君  村上  勇君を理事に指名いたします。なおもう一名の理事は缺員ということ……

第1回国会 電気委員会 第2号(1947/07/09、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。前囘におきまして理事の指名が一名保留と相成つておりましたから、これよりその指名を行います。       金子益太郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に去る五日の打合會において打合せをいたしました電力問題に關する國政調査の件につきまして、これよりその目的、方法、期間その他所要事項につきまして協議いたしたいと思ひます。これらが決定いたしましたならば、衆議院規則第九十四條により、書面をもつて議長の承認を求めまして、その承認がありましたならば、衆議院規則第五十五條によりまして、本件に伴う委員派遣について議長の承認を得るという順序と相成るのでありますが、そ……

第1回国会 電気委員会 第3号(1947/07/30、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  本日は、去る十一日より十四日まで福島県猪苗代湖の電力施設實地調査のため、本委員會より委員を派遣いたしました。その調査の結果について、派遣委員を代表いたしまして、私より御報告をいたしたいと思います。  委員派遣の目的は、去る七月九日の委員會に議決せられました通り、本委員會において電力復興法案を起草するため、電力問題に關する國政調査をするについて、電力施設を實地に調査しようというのでありまして、七月十一日に正式に議長の承認を得まして、同日十一名の委員が現地に出向いたのであります。派遣委員は私と石野久男君、成瀬喜五郎君、本藤恒松君、八百板正君、東舜英君、栗田……

第1回国会 電気委員会 第4号(1947/08/06、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 ただいまより會議を開きます。  ちよつと諸君に申し上げますが、都合によりまして大臣は午前十一時ごろ見えられる豫定ですから、あらかじめ御了承を願います。  發言の通告がございます。これを許します。本藤恒松君。
【次の発言】 栗田英男君。
【次の発言】 村上勇君
【次の発言】 大藏政務次官がおいでになつたので、本藤君に發言を許します。本藤君。
【次の発言】 本藤君に申し上げます。商工大臣がお見えになつたから商工大臣への質問を願います。
【次の発言】 その點は大藏大臣に追つて答辯を願うことにしてください。それでは商工大臣に對する質問として栗田君。

第1回国会 電気委員会 第5号(1947/08/08、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  本日は前會に引續き商工大臣に對する質疑を行う豫定でありましたが、大臣の都合によりまして他の機會に延期し、鐵道電化の問題を議題とし、これより關係政府當局より説明を聽取することといたします。本日出席の政府當局は、政府委員として鐵道總局長官伊能繁次郎君、委員外として運輸省電氣局電化課長鳥井惟喜君、商工省電力局電政課長中川哲郎君、この三名の御出席を得ております。質問の通告がありますからこれを許します。金子益太郎君。
【次の発言】 特に委員外の發言を許可いたします。菊池重作君。
【次の発言】 速記を止めて……

第1回国会 電気委員会 第6号(1947/08/22、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  本日は電力行政一般に關する件を議題とし、質疑を繼續いたします。
【次の発言】 櫻内君に申し上げます。商工大臣が御出席になりましたから、商工大臣に對する御質疑をお願ししたします。
【次の発言】 本藤恒松君。
【次の発言】 東舜英君。
【次の発言】 本日はこれで散會いたします。次會は公報をもつて通知いたします。     午後三時十五分散會

第1回国会 電気委員会 第7号(1947/08/27、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  本日の議題は電力危機突破に關する決議案であります。政府側に對しましては安定本部長官の和田國務大臣と水谷商工大臣に出席を要求しておりましたが、兩大臣ともにG・H・Qの會議に出席せられておりますので、本委員會にはお見えにならないということであります。それで經濟安定本部よりは岡部動力局長が、商工省よりは古池電力局長が出席いたしております。つきまして、安定本部長官に對する質疑は次會に行うことといたします。それで去る二十五日本委員會に付託せられました電力危機突破に關する決議案石野久男君外四名提出を議題とし、審査を進めます。まず提案趣旨の辯明を求めます。石野久男君……

第1回国会 電気委員会 第8号(1947/08/29、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  前會に引續き電力行政に關する件と、電力危機突破に關する起案を一括議題として質疑を繼續いたします。櫻内義雄君
【次の発言】 村上勇君。
【次の発言】 石野久男君。
【次の発言】 根本龍太郎君。
【次の発言】 審議は續行することといたしまして、次囘の委員會は公報をもつて通知することといたします。  本日はこれをもつて散會いたします。    午後零時五分散會

第1回国会 電気委員会 第9号(1947/09/23、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  最初、過日九州の火力發電所の修理の状況、發電の状況等を調査するため、落合専門委員を派遣いたしましていろいろ調査を遂げ、なお私もその方へ參りまして、ともに調査をいたしたのでありますが、落合調査員からその事情の御報告をしてもらうことにいたします。落合調査員。
【次の発言】 今の説明に對して何か御質疑でもあれば、簡單な御質疑なら許可いたします……。
【次の発言】 別に御質疑もないようでありますから、本日は前會に引續いて電力行政に關する件、電力危機突破に關する決議案、二案を一括して上程することにいたします。二時から安定本部長官が御出席になることになつております……

第1回国会 電気委員会 第10号(1947/09/27、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  本日は電力危機突破に關する決議案を議題とし、質疑を打切りましてこれよりただちに討論採決に移りたいと思います。御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認めます。それではこれより本案の討論を行います。發言は要求の順序によつて許します。八百板正君。
【次の発言】 櫻内義雄君。
【次の発言】 村上勇君。
【次の発言】 川越博君
【次の発言】 堀江實藏君。
【次の発言】 ほかに討論の御要求はありませんか。――要求がなければ、これにて討論は終局いたします。  引續き採決いたします。本案に贊成の諸君の起立を求めます。

第1回国会 電気委員会 第11号(1947/10/02、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  去る九月二十七日本委員會において可決いたしましたる石野久男君外四名提出の電力危機突破に關する決議案が本日の本會議に上程されることになりましたが、衆議院規則第百三十六條によりますと、「委員會は、その委員の中から討論者を指名して議長に申し出ることができる。議長が承認した討論者については、他の通告者より先きにその發言を許さなければならない。」と規定されております。この規則に基きまして、本決議案の討論者を委員の中から指名いたしたいと思いますが、これについてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいまの櫻内義雄君の御意見に御異議ありませんか。

第1回国会 電気委員会 第12号(1947/10/08、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  本日は請願及び陳情書を審議いたします。まず請願より始めます。日程第一、内川尾袋川普通水利組合使用電力料金輕減の請願、文書表第一號を議題といたします。紹介議員の説明を求めます。紹介議員庄司一郎君。
【次の発言】 本請願に對する政府當局の所見をお伺ひします。
【次の発言】 本請願について御質疑はありませんか。――御質疑がないようでありますから、本請願の可否は、愼重を期する意味におきまして、追つて協議の上決することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。そのように決します。

第1回国会 電気委員会 第13号(1947/10/11、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  本日は陳情書を審議いたします。日程第一、富山縣における元縣營水力電氣事業復元に關する陳情書を議題といたします。專門調査員をして陳情文書表によつてその趣旨を説明いたさせます。
【次の発言】 本陳情書に對する政府當局の所見を質します。
【次の発言】 本陳請書に對する質疑はありませんか。――質疑はないようであります。本陳情書の取扱つについては協議の上決することといたします。
【次の発言】 次に日程第二、電力制限實施に關する陳情書を議題といたします。專門調査員をして陳情文書表によつてその趣旨を説明いたさせます。

第1回国会 電気委員会 第14号(1947/10/22、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  まず請願より始めます。日程第一、九州地方の危機緊急對策實施に關する請願を議題といたします。紹介議員の説明を求めます。紹介議員成重光眞君は御出席がないようでありますから、村上委員に代つて説明していただきます。村上勇君。
【次の発言】 次に政府當局の御所見を質します。
【次の発言】 本請願に對し質疑はありませんか。
【次の発言】 質疑がないようでありますから本請願の採決をいたします。本請願を採擇するには御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは採擇することに決定いたします。
【次の発言】 次は陳情であります。日程第二、九州地方の電力復興する陳情書を議題と……

第1回国会 電気委員会 第15号(1947/11/05、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  本日は陳情書を審査いたします。日程第一は商工省政務次官冨吉榮二氏が出席になることになつておりますが、まだ見えられませんので、後囘しにいたしまして、日程第三に繰りかえることにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 それではさように決定いたします。
【次の発言】 日程第三、電力割當制實施につき金屬鑛業の順位引上に關する陳情書を議題といたします。專門調査員をして陳情文書表によつてその趣旨を説明いたさせます。落合專門調査員。
【次の発言】 次に政府當局の御所見を質します。經濟安定本部中島説明員。

第1回国会 電気委員会 第16号(1947/11/12、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  本日は請願を審査いたします。日程第一、夜間學校の配電確保の請願を議題といたします。まず紹介議員の説明を求めます。紹介議員庄司一郎君。
【次の発言】 次に政府當局の御所見を質します。政府委員、電力局長古池信三君。
【次の発言】 本請願に對しまして質疑はありませんか、――本請年の可否は愼重を期する意味において追つて協議の上決することにいたしたいと思います。御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めさように決します。
【次の発言】 次に移ります。日程第二、熱海市に電力割當増加の請願を議題といたします。まず紹介議員の説明を求めます。紹介議員川合彰武君……

第1回国会 電気委員会 第17号(1947/12/04、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより會議を開きます。  本日の日程は、請願第一から第七までは、前の委員會において大體審査をし、採擇が保留となつておりますが、議事の都合によりまして、これを後囘しといたしまして、第八から議題といたしたいと思います。  日程第八、電氣事業の優先取扱に關する請願、これを議題といたします。紹介議員は私でございますから、箇單に御説明を申し上げます。  電氣事業の優先取扱いに關しましては、本委員會におきましても、すでにたびたび問題になつておることでございまして、いまさらあらためて説明の要もないことと思います。大體資金、資材、その他これに要する物資につきましても、すでに政府におきましてはい……

第2回国会 電気委員会 第1号(1948/01/31、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 それでは本日の電氣委員会を開会いたします。  國政調査承認要求に関する件を議題といたします。現在及び將來のわが國の電力事情の重大性に鑑みまして、國政調査をする必要があると思います。從つて調査する事項は電力行政に関する事項でございます。調査の目的は、電氣関係法規の立案並びに改正等を目的とするのであります。調査の方法といたしましては、小委員会の設置、電力施設の実地調査、関係方面より意見の聽取、報告及び記録の要求等を求める考えであります。調査の期間は本会期中にいたしたいと思います。右の件について御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議はないようでございますから、さように決定いたしま……

第2回国会 電気委員会 第2号(1948/05/07、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  会議に開くにあたりまして、委員派遣に関する件、及び委員の異動について御報告いたします。一月三十一日の本委員会におきまして、尼崎発電所へ委員を派遣することに決定いたし、直ちに議長のもとに承認申請書を提出いたしましたが、議院運営委員会において、委員派遣は保留と決定し、現在に至つております。  次に四月六日民主自由党の東舜英君、社会革新党の本藤恒松君、第一議員倶樂部の堀江實藏君、日本自由党の本田英作君、以上四名の方々が委員を辞任せられ、その補欠として民主自由党の有田二郎君、同じく民主自由党の水田三喜男君、民主党の舟崎由之君、國民協同党の三木武夫君及び無所属の……

第2回国会 電気委員会 第3号(1948/06/03、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  開会にあたりまして委員の異動について御報告をいたします。去る五月七日民主自由党の中野武雄君が委員を辞任せられ、その補欠として同じく民主自由党の内海安吉君が議長において委員に指名せられました。  次に、去る五月十二日より四日間木曽川流域の水力発電と名港火力発電所の調査のため、專門調査員を派遣し、同時に本委員会より私と村上、加藤、平島の三君の四委員が同行いたしまして、現地を詳細に調査いたしました御報告をいたします。專門調査員から報告書が出ておりますので、お手許に配付いたしてありますから、御精読をお願いいたします。該報告書は松岡議長にも提出いたしておきました……

第2回国会 電気委員会 第4号(1948/06/09、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  それでは請願の審査に移ります。なお請願の審査は從前通りといたしまして、その可否は後日一括して決することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めまして、そのように取計ろうことといたします。なお紹介議員の御都合によりまして、日程を変更することがありますから、あらかじめ御了承を願つておきます。  日程第一熱海市に電力割当増加の請願を議題といたします。紹介説明を求めます。成瀬委員。
【次の発言】 本請願に対する政府の所見を質します。
【次の発言】 別に御意見ありませんか。――御意見がないようでありますから次に移ります。……

第2回国会 電気委員会 第5号(1948/06/25、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  議事に入る前に、委員の異動について御報告をいたします。去る六月九日、民主党の吉田安君が委員を辞任せられ、その補欠として同じく民主党の飯村泉君が議長において委員に指名せられました。六月十四日、民主自由党の小平久雄君が委員を辞任せられ、その補欠として同じく民主自由党の山口喜久一郎君が議長において委員に指名されました。六月二十四日、國民協同党の三木武夫君が委員を辞任せられ、その補欠として同じく國民協同党の内藤友明君が議長において委員に指名せられました。  それでは請願の審査に移ります。なお請願の審査は從前の通りいたしまして、その可否は後日一括して決することに……

第2回国会 電気委員会 第6号(1948/07/03、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  議事に入る前に委員の異動について、御報告いたします。本日國民協同党の内藤友明君が委員を辞任せられ、その補欠として、同じく國民協同党の坪井亀藏君が、議長において委員に指名せられました。以上御報告いたします。それでは議事に移ります。まず請願の審査をいたします。請願の審査の方法は従前通りといたしまして、その可貧は全部一括して決することにいたしたいと思いますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、そのように取計らいます。日程第一、第六及び第十は六月九日、日程第二乃至第五、第七及び第八は五月七日、日程第九、第十三、第十四及び第十五は六月……

第2回国会 電気委員会 第7号(1948/07/05、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  閉会中の審査申出の件について、お諮りいたします。國会法第四十七條第二項には、委員会は議院の議決で特に付託された事件については、閉会中もなおこれを審査することができるという規定があります。本委員会は、今会期初め國政調査の承認を得て、電力行政に関する調査を実施してまいつたのでありまするが、そのうち特に電力拡充に関する件、電氣事業の再編成に関する件は、共に閉会中もこれを継続し実地調査を行い、もつて調査の完璧を期する必要があると認められるのでありまして、この点昨四日理事諮君とお打合せをいたしました結果、前述いたしました事件について、閉会中も審査をすべき旨を議長……

第2回国会 電気委員会 第8号(1948/07/06、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  昨五日、委員大内一郎君及び坪井亀藏君が委員を辞任せられ、その補欠として井上知治君及び内藤友明君が議長において委員に指名せられました。以上御報告いたしておきます。  次に昨五日、本委員会において閉会中に電氣事業の再編成に関する件、電力拡充に関する件について審査をすべき申し出の件は、院議をもつて許可せられました。なお、本件につきましては議長より次のごとき通知がありました。すなわち、閉会中の開会日数は十日以内、委員派遣の期間も十日間以内、委員の派遣は一人一回を限ること、委員会開会決定数等を勘案して、小委員を選定して審査に当らしめること等であります。つきまして……

第2回国会 電気委員会 第9号(1948/10/02、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  本委員会は、先般電氣事業及び電力拡充に関する調査のために、電力施設の実地調査をいたしたのでありますが、これに関連いたしまして、本日は電力拡充に関して皆様の忌憚のない御意見を承りたいと存じますから、これより懇談会に移ります。
【次の発言】 それでは懇談会を終りまして、引続き会議を開きます。  派遣委員か報告のお打合せも、また電力拡充に伴う御質疑もないようでありますから、この辺が止めたいと思いますが、別に御異議はありませんか。
【次の発言】 別に御異議もないようでありますから、この程度に止みまして、次会は公報をもつてお知らせすることとし、本日はこれにて散会……

第2回国会 電気委員会 第10号(1948/10/08、23期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  本委員会は先般電氣事業の再編成及び電力拡充に関する閉会中の審査の一方法といたしまして、富山、岐阜、新潟の各方面の発電所等を実施調査のため、議長の承認を得まして、七月七日より十二日に至る六日間委員を派遣いたしましたが、前回の委員会でこの実地調査の報告を大体お打合せを願つておきましたので、これより櫻内委員からその報告を聽取いたしたいと思います。
【次の発言】 これをもつて、委員派遣の報告は終りました。
【次の発言】 それでは次に電氣事業の再編成及び電力拡充に関する調査に関する件を議題といたします。  本委員会は、去る七月五日電氣事業の再編成に関する件及び電……

第3回国会 商工委員会 第1号(1948/11/09、23期、日本社会党)

○前田(榮)委員 櫻内君の御意見ごもつともだと思いますが、本委員会が政府に要求する、あるいは政府に一つのお願いをするような態度は、議会のとるべき態度ではないと思います。議会のとるべき態度といたしましては、議会で意見をきめて、何々すべしという態度をとらなければならぬと思うのであります。大体櫻内委員は腹はそうであつたと思うのであります。從つて大体案をまとめまして、その成案が出たものを政府へ要求する。こういうようなことで本委員会を進められんことを希望いたします。

第3回国会 商工委員会 第3号(1948/11/19、23期、日本社会党)

○前田(榮)委員 本案につきましては、なおいろいろ審査を要する点もありますので、本日はただ政府側の説明を聞きだけにして、後日の委員会において、あらためて審議いたしたいと思います。さようおとりはからい願います。

第3回国会 商工委員会 第4号(1948/11/24、23期、日本社会党)

○前田(榮)委員 質疑討論を省略し、ただちに採決せられんことを望みます。
【次の発言】 この際討論を省略し、ただちに採決せられんことを望みます。

第3回国会 商工委員会 第6号(1948/11/29、23期、日本社会党)

○前田(榮)委員 日程第一ないし第二五の請願については、その趣旨は文書表によつて了解いたしておりまして、その趣旨の説明及び当局の答弁を省略し、ただちに議決せられんことを望みます。
【次の発言】 日程第一、第四、第五、第九ないし第二三及び第二五の各請願は、いずれもその趣旨は至当と認められますから、採択の上、内閣に送付せられんことを望みます。なおその他の請願は、種々研究する余地がありますから、その可否は後日に延期せられんことを望みます。
【次の発言】 各陳情書中には、種々問題のあるのもありますが、これはすべて國民の偽らざる声でありますので、陳情書全部を本委員会において了承することと議決せられんこと……

第3回国会 農林委員会 第8号(1948/11/24、23期、日本社会党)

○前田榮之助君 本請願の要旨は、水曽川水系岐阜縣加茂郡八百津町地内に建設中のダム式丸山発電所の堰堤骨材の採取予定地が、農地法により強制買上げられるとすれば中止のやむなきに至り、その影響するところ大なるは明らかなところであります。ついては本用地を農地法による政府買收から除外していただきたいというのであります。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 決算委員会 第3号(1949/04/02、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま御説明になつた点は、大体説明書に書いてある点をお読みになつた程度の御説明であつたのでありますが、ただこれを一々われわれが御質問申し上げる時間も相当長く、非常に複雑になりますから、一、二尋ねてみまするのは、たとえば物品購入代金概算拂のうち過拂いとなつたものの回收に至らないものの件の中で、三ツ輪商事株式会社に対しての過拂いの件は、会社が解散をして一部回收されたけれども、まだ残つておるように今御説明になつたのであります。この報告によりますと、二十三年二月まだ回收がされていないという。その後に十五万円か何ぼか回收されたような御説明があつたようですが、問題はこうしたものがその後……

第5回国会 決算委員会 第8号(1949/04/18、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま上程されております昭和二十一年度の歳入歳出決算の承認の件につきましては、川端委員から不当なるものと適当なるものとの区分をされて本案を承認する御提案がありましたが、私ども日本社会党におきましても、そういう従來の区分の仕方によるところの承認については反対なのであります。それぞれの小さい内訳の案件につきましてはここで説明することを省略いたしますが、すでに会計檢査院からの報告を見ましても、不当なる処理があまりにも明白であり、そのやり方についてわれわれが國民にかわつてこれらの案件を一々調査いたしてみますると、実に承認しがたきものがあることは申すまでもないのでありまして、この点は……

第5回国会 決算委員会 第13号(1949/05/16、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいまの御説明に対しましてお尋ね申し上げたいのですが、これは主として会計檢査院の方からお答えを願いたいと思うわけです。三一三問題で、閉鎖機関の整理委員会の関係でこの問題が起つておるようですが、この閉鎖機関が、これは予算ばかりでなしに、閉鎖機関の整理の方が進捗しないために問題が起る場合がだんだんあるように私は思つておるのですが、そういう実質的な関係を持つておるのではないか。また閉鎖機関がそういうことのためにいろいろ整理が遅れるということでありますならば、どういう理由で遅れるかという内容がおわかりになつたら、ひとつ、これは会計檢査院の方がよくおわかりになるのではないかと思います……

第5回国会 決算委員会 第16号(1949/10/04、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この問題は非常に重大な問題でありますが、本員は十分調査もいたしておりませんので、きわめて平凡なお尋ねをいたして申訳がないと思いますが、簡單な御質問を申し上げます。  まず第一に会計檢査院の方がおいでになりますので、会計檢査院はこの問題について、今までどういう檢査をされ、今までの檢査の状態はどうなつておるか、この点をまず第一にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 十五年から始まつておる特別会計が、今御答弁になつたように、新立法による檢査の仕方と二十二年以前の檢査の仕方との相違の問題もございます。二十二年度までの農林当局その他の関係へ委任されて檢査をされたものにつきましても、各……

第5回国会 建設委員会 第3号(1949/03/31、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちよつとお尋ね申しておきたいことは、この住宅計画につきまして、大体机上のプランは不満足ながら一應お立てになつておるのでありますが、從來政府が立てられた計画が、実施の面において、もちろん資材その他の関係があるのでありますが、計画通りに実施されておらない場合が多々あるのであります。帝國議会時代に、第九十議会であつたと思いますが、特別都市計画法の審議の際におきましても、政府は二十五万戸の計画を立てられておつたけれども、実際立てられたものはその通りできていないのであります。そういう点で過去の二十三年度、二十二年度においては経過はどうなつておるか。政府が計画立てられた通りに実績があがつ……

第5回国会 建設委員会 第4号(1949/04/05、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちよつとお尋ねいたしたいのですが、工事量が予算額が減じられたために減るのをどうして防ぐかという点で、補助率等の点更などいろいろのことをやつてできるだけ工事量の低下を避けたいというお話であつたのですけれども、予算編成を考えられたときに、その補助率低下などという技術的のものは、別個といたしまして、昨年と本年との労賃の差異、物價の高騰、こういうものから來る工事量の率は、大体予算編成にどういうお見込みを立てられておるか。たとえば一億の予算に対しては、昨年の一億円と今年の一億円が同じような方式でやるなら、何パーセント程度にできるかというようなことがおわかりになつたら、ひとつ御説明願いた……

第5回国会 建設委員会 第5号(1949/04/07、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちよつと本多國務大臣に、今お話になつたことに一つの疑義があるので、お尋ねしておきたいのです。今度の人員整理については、現実に即して整理を行うというお言葉であつた。そうしますると、建設省の置かれている立場というものは、今の日本として非常に重要であることもお認めになつている。將來建設省が相当大きい仕事をやるために、ある程度拡張されることになることもお認めになつた。そういたしますと、今日の現実の立場というものは、経済九原則によるところの、すなわち公共事業費の一大圧縮を加えられた、現実に即された意味であろうと思うのであります、そういう意味で現実に即した整理をおやりになつて、そうしてこ……

第5回国会 建設委員会 第6号(1949/04/12、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 建設大臣にお尋ね申し上げておきたいのですが、いろいろ建設大臣が、本年の災害の事業に対して、いわゆる公共事業費の増額に対して、予算編成に非常な努力を拂われたそのあとを、われわれは率直に認めて、これには敬意を表しておきます。しかしわれわれ委員といたしましては、大臣の努力には敬意を拂いますが、ただこの問題は敬意を拂つただけて済まない大きい問題があると思うのであります。ここで私は大臣に率直なる答弁をお願いいたしたいのは、日本の災害というものは、私があらためて説明するまでもなく、皆さんの御承知の通りに、あの戰争以來山林の荒廃から起る水害等は、歴年増加の一途をたどつて、最近における実情は……

第5回国会 建設委員会 第14号(1949/05/09、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 灘波さんにお尋ねします。あなたの方の團体の関係者は、下職人が五十万からおるというのですが、労働組合の方の関係はどうなつておりますか。

第5回国会 建設委員会 第15号(1949/05/10、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま上程になつておる水防法案について、二、三質疑をしたいと思います。あまり日本の法律が形式的であり、繁文縟礼的であるという難点が、この法律案にも非常に多い、こういう点があると思うのであります。大体私の質問の條行項については、過日瀬戸山委員からも相当質問されたので、その点はできるだけ反復を避けたいと思います。ただそれに対しての政府側の御答弁で、なお納得のできない点が二、三あるので、重ねてお尋ねする点もあろうと思いますが、その点あらかじめ御了承を願つておきたいと思います。  すぼう計画につきましては、大体消防法との関連が最も大切な問題だと思うのでありますが、実際水防が下部組織……

第5回国会 建設委員会 第16号(1949/05/11、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 法制局の方へお尋ねいたしておきたいのですが、この関係方面からの指示と申しますか、勧告と申しますか、そういうものは、大体この法律案を政府が出すのには、関係方面の了解を得て出したものに違いないと思う。その後情勢がかわつたという関係か、もしくは衆議院の方から何かの関係でお伺いを立ててこういう結果になつたのか、その点を明確にしてもらいたいと思います。
【次の発言】 私はこの法案の質疑に入る前に、議事進行について委員長にお尋ねいたすわけでございますが、委員長はこの法案を早く本会議にかけて参議院にまわさなければならぬ事情を理事会等でもお訴えになつた。そして與党の諸君がそれに御賛成になつて……

第5回国会 建設委員会 第17号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本案に対して反対の意見を陳述いたしたいと思うものであります。  本案のねらいは、第一條に明記されておる通りに、「美観風致を維持し、及び公衆に対する危害を防止するために、」という点に重点があるのでありまして、この法案の精神については、われわれも判対するものではございません。なおこの法案の多くの不備の点につきまして、われわれ相当意見を持ち、この目的の精神が、われわれの企図しておりますように一大修正が行われるならば、本案に賛成するもやぶさかでないのでありますが、そういうことに、すでに会期の切迫いたしておる今日、現実が不可能である点を考えまして、われ……

第5回国会 建設委員会 第18号(1949/05/13、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 本測量法案につきまして、まず第一にお尋ね申し上げたいのは、本案第一條にはその目的について「測量の重複を除き、並びに測量の正確さを確保し、」こういうふうに規定されておるのでありますが、測量の重複を除き、測量の正確を確保するということは、当然なすべきもので、われわれの希望することでありますが、本法の実施を見なければ、測量の正確を確保することができないかという根本の理由を、まず第一にお伺いしたいのであります。なるほど測量の重複を除きという点は、いろいろそういう点が起る場合もあると考えますが、測量の正確を確保するという点は、本法の実施を見なければ正確を確保することが困難であるというこ……

第5回国会 建設委員会 第19号(1949/05/16、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 本測量法案につきましては、ただここで一言希望を申し上げておきたいのは、本案中、第五十條第一号及び第二号、それから第五十一條中、第一号第二号と、さきに本委員会へ付託可決されましたところの建設業法の建設士の資格の問題で、第五條の中にある資格と法文上差異があることであります。本委員会において議決されるべき同性質のものが差異を持つことは不適当であると考えますので、政府当局にこの運営に対しては、内容が同一になるように希望し、また将來、建設省関係のかかる同種の法律については、統一されて同一な状態に置かれるという希望を付しまして、本案に賛成するものであります。

第5回国会 建設委員会 第22号(1949/07/11、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 今実情をもう少し檢討してということから、これに関連する質問をすることになつたので、御質問を申し上げますが、ただいまわれわれの方へまわつておりますこの被害調査の書類は、ただいま受け取つたので、詳細われわれまだ読んでおりません、從つて質問はこれの中にあるものを質問しておるかもわかりませんが、大体私は、今回このデラ台風の災害地を建設委員として調査に参つたのでありますが、われわれが行つてみますると、從來河川の整理等をしなければならぬものが、ほとんど九州地方の河川は自然河川のままに放擲してある。從つてその結果が從來の雨量がなくても災害になつて來る、こういうことが随所に見られるのでありま……

第5回国会 建設委員会 第23号(1949/07/12、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私はちよつとお尋ね申し上げておきたいのですが、今安本長官の御答弁の中に、この見返り資金の資金化の問題で、第一・四半期は百億、第二・四半期は百二、三十億とおしやつたのでございますが、そうすると合計いたしまして二百五十億に足らない金でございますが、千四百億といたしましてもあとに残るものが一千百五、六十億という数字になりますが、すでに半歳にしてこういう数字が出て來まして、あとに残るところの半年間に大部分が残り、はたして資金化されてこれが産業のために利用されるような状態になるかどうかということについては、今の御説明では非常に納得が行きにくいのですが、その見通しと御調査ができておるかど……

第5回国会 建設委員会 第24号(1949/08/25、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 関門國道隧道並びに九州地法災害諸河川の復旧状況等に関する調査の目的をもちまして、六月十三日より十日にわたり、江崎真澄委員、村瀬宣親委員並びに不肖前田は、福岡、佐賀、長崎、鹿兒島、宮崎、大分の六縣を調査いたして参りました。また地元委員として、福岡、佐賀、長崎、鹿兒島、宮崎の五縣にわたり瀬戸山三男委員、佐賀縣において三池信委員が参加いたしました。詳細なる報告は議長報告に譲り、以下簡單に御報告申し上げます。  まず関門國道隧道工事について申し上げます。本隧道工事は昭和十四年に着工いたしまして、其の間、戰爭に際会する等の悪條件にもかかわらず、すでに全工程の三分の一の進捗をみているので……

第5回国会 建設委員会 第25号(1949/08/26、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この失業救済事業についてお尋ねするわけですが、大体失業救済については、主として失業者の多い地方、地域、こういうところに当然重点が置かれると思うので、それはその地域の人口の数と失業者の数との率によつて大体決定さるべきではないかと思うのでありまするが、それはその通りになつておるかどうか。  それからそういう点につきまして、たとえば私は廣島縣の呉ですが、実は全國でも有数な失業者の率を持つておる都市とわれわれは考えておるわけです。先般失業対策事業を簡單に引続いて行おうといたしましたときに、その失業対策事業を行う地方廳を起債に仰がなければならなかつたのでありますが、公共事業費以外の起債……

第5回国会 建設委員会 第26号(1949/08/27、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は都市局長にひとつただいまの都市計画補助率の問題をお尋ねしようと考えておりましたが、村瀬委員からお尋ねになつたので、その問題は省略いたしますが、この補助率を下げたために、実際の各都市の都市計画事業の進行率が、支障なく、從來は予定通りに行つておるかどうかこの点だけ、ひとつお聞かせ願いたいのであります。  それからもう一つほかの問題でありますが、これは東京都の問題で上野の不忍池を今度つぶして野球のグランドをつくるように、東京都の都市計画の方ではすでに決定いたしておるということで、これが各方面の問題になつておるようでございます。これは過般当委員会で問題になりました三十間堀の埋立て……

第6回国会 決算委員会 第1号(1949/10/28、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 理事はその数を十名とし、選挙の手続を省略して委員長において御指名せられんことを望みます。

第6回国会 決算委員会 第2号(1949/11/08、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちよつとお尋ねいたしますが、二百二及び二百三等の事件に対して司法処分をとられたのか、またそれはどういうようになつたか、お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 二百三号の問題で、御説明によりますと、警察側の協力を得て云々ということでありましたが、こうした横領事件とか盗難事件は全国に相当あると思うのです。そうした場合において、われわれの考えではこういう事件を司法処分に付さないということはふに落ちないのですが、それは何か理由があるのか。ただこの事件を円満に収めればいいということでそういう処置をされたのですか。
【次の発言】 この案件と直接関係はないことですが、これらを審議する参……

第6回国会 決算委員会 第4号(1949/11/14、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 今御説明になりました事項のうちの三百二十一、三百二十二に関してですが、この三百二十二につきましては、多少われわれが了承する点もあるわけですが、三百二十一の、予算がないのに庁舎を建てたということです。なるほどその庁舎―庁舎と言いましても課長用官舎ですが、これの必要なということは当時の住宅事情等から考えまして、了解できないことはないのですが、單に必要だから予算にないものでも建てるということは、今の会計法からいたしましても、また国会の議決を経ない予算を行政庁が使用するということは、国会無視の、いわば憲法の精神に反する重大な問題だと思う。ついてはなるほど地方の官庁等において、中央と連……

第6回国会 決算委員会 第7号(1949/11/22、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちよつと簡單に会計檢査院の方にお尋ね申し上げておきたいのですが、この批難事項の、災害の際における補助金が過大に失して、従つて精算が非常に遅れたものを批難事項としてあげられておりますが、災害の際における行政庁といたしましては、できるだけ国民の不安を除去するためには、多少補助金が過大になる程度までやらなければ、十分手が届かないのは当時の状況としてやむを得ぬことたと思うのであります。ただ問題は、この精算が、この批判事項の中にあるものでも翌年の十一月まで回收が遅れている、時日が非常に遅延しているのに不当だ、こういう批難のように思いますが、その点は確かにあると思うので、私はそういう点に……

第6回国会 決算委員会 第8号(1949/11/24、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この案件は会計検査院から批難事項としてあげられておる中で、寄付が問題になつておるようでありますが、労働省関係の公共職業安定所等の寄付の性質が問題になつておるかどうか。同じ国の中でも学校等の寄付はすべて認められておる。先般のシヤウプ勧告案の中でも、寄付というものが国の歳入の中の一部として、法規は別として認定されておるわけであります。しかるにこの寄付そのものが予算性を乱つておるということであるが、これは公共職業安定所等労働省関係の寄付の内容の質が問題になつておるのか。あるいはこの寄付が国立大学その他の方の、やはり国の他の部面におけるところの寄付と、予算性においてどういう違いがあつ……

第6回国会 決算委員会 第10号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 これは法務当局にお尋ねするわけですが、この寄付の問題は、予算が足りなくてやむを得ずやつたという、その理由や実情はわれわれにもわかるわけなんですけれども、それならなぜ予算というものを国が立てておるか。そうして予算は、立法機関であるところの国会が何のために議決したか。予算の範囲内でそれだけの仕事ができるという前提のもとにきめられておるものを、予算が足りないからということは理由にならぬ。たとえば法務庁で取扱われるいろいろな犯罪等においても、法律ではそういうようにきめてあるけれども、事情やむを得なかつたからやつたのだという理由が通るか、通るわけはないのであります。法を取扱うところの法……

第6回国会 建設委員会 第2号(1949/11/11、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいまの御説明によります住宅営団法を廃止するという問題は、こんごの日本の住宅の諸問題をいかにするかということと関連がございますので、かなり重要な問題だとわれわれは考えておるわけであります。しかしながら閉鎖機関に指定された住宅営団法を廃止することは当然の帰結であるのでありますが、この審議にあたりましてお尋ね申しておきたいことは、この住宅営団の清算が現在いかなる程度になつておるか、清算の状況をお聞かせ願いたいと思うのであります。
【次の発言】 ここに参考資料といたしまして閉鎖機関住宅営団経営住宅処分経過状況というものが載つておりますが、この住宅の処分について公共団体へ売渡すもの……

第6回国会 建設委員会 第6号(1949/11/22、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この都市計画について、ことに戰災災害地の計画についてお伺い申し上げたいのです。申すまでもなく日本が平和国家として立つ上において、戰災都市が現在のままの姿で、なお数年放置されるということは、われわれ国民としても見るに忍びないい実情であることは、お互い同様であると思うのでございますが、今御説明によりますと、五箇年計画を立てられまして、この復興に努力をされ、それに伴う予算が計上されておるわけであります。その予算の中の足らない部面は、失業救済等の都市街路工事等で補つて行くとおつしやいましたが、そういうことで五箇年計画は五箇年のうちに完全に実施されるという御自信がおありになるかどうか。……

第6回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1949/11/17、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 本案に賛成であります。

第7回国会 決算委員会 第6号(1950/03/02、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま議題となつております昭和二十二年度の決算につきまして、日本社会党を代表いたしまして、本決算は不承認であるという点を一言申し上げたいと思います。会計検査の報告を見ても、批難事項としてあげられたものが三百八十六件にも上り、その処置につきましては、それぞれ相当当局が努力を拂つておる点のあることも認めまするけれども、その努力が不十分であるという点、ことにその結末において担当当局にそれぞれ戒告を與え、あるいはそれぞれの処置をとられてはおるようでありまするけれども、これは従来から各年度にわたつて行われておる普通の処置であつて、かかることではいくら立法府といたしまして予算を愼重審議……

第7回国会 決算委員会 第11号(1950/04/30、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいまの動議の採決に異議があるので、一言日本社会党を代表して本案に対して意見を申し上げたい。ただいまの動議では、この国有財産の増減の計算書に巨額の掲記されていないものがあるのにかかわらず、これを承認するということを動議として提出されたのでありますが、すでに本委員会においていろいろ御審議の最中にも明らかなごとく、また会計検査院検査の報告にも明らかなごとく、かかる巨額の国有財産に対する掲記が漏れていることは、政府がたとえ今後においてこれを明確にするとも、今後明確にされた際にいかなる程度に明確にされたかということをもよく審査の上でなければ、われわれ承認することはできないのであつて……

第7回国会 建設委員会 第2号(1949/12/20、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 大蔵省の方もおられますので、ちよつと簡單にお尋ねをするのですが、復金債の償還と国債の償還は、見返り資金、一般会計を加えまして、大体千億近い二十四年度の予算でありますが、この二十四年度の予算が、現在までにどのくらい買上げが完了しているかという数字がおわかりになつたら、お知らせ願いたいと思います。

第7回国会 建設委員会 第3号(1950/01/28、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ごく簡単にちよつと一点だけ主計局長にお尋ねしたいのですが、全額国庫負担で行う工事は、災害による破壊が旧状に復するという程度のように御説明になつたのであります。この点でちよつと明確にならぬ点は、河川、海岸、堤防等の問題でございますが、南海地震における地盤沈下の関係あるいはまた有明湾以海岸堤防は、地盤の軟弱による年々沈下の情勢を辿つております。また河川におきましては、年々土砂の流出によつて河川床が上つて参りまして、従来の堤防の高さではいけないという点等の情勢が、年々変化しつつある情勢なのでありますが、こういうことが非常に災害を大きくする原因にもなつておるので、この旧状に復するとい……

第7回国会 建設委員会 第4号(1950/02/03、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 建設省当局並びに委員長にお願いを申し上げたいと思うのですが、すでに田中君、江崎君からの御発言もあつたわけですが、建設関係のこうした各省に関連を持つた法律案というものが、今後もだんだん出ることだと思う。こういうことで会期の終りに間近いころに出されるというようなことは、各省のセクショナリズムの犠牲に立つて、法案の審議を当委員会が十分熟議する期間を與えられないという結果になることは、われわれたいへん迷惑であります。こういうような他の省との関係のある法案は、前もつて会期の初め、もしくは会期の始まらぬ前でも、こういう意向があるということを委員会へ御報告を願いたいと思います。そういたしま……

第7回国会 建設委員会 第7号(1950/02/10、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 今西村政務次官は、昭和二十三年、四年度の過年度災害で、実質的に残るものは千百七十億とおしやつたのでございますが、公共事業課長は二十三年度までのが八百億、二十四年度のが八百億、合計一千六百億残つておると言われ、その数字に差があると思うのでありますが、これはどちらがほんとうか伺いたい。
【次の発言】 そういたしますと、公共事業課長がおつしやつたように、全体において千六百億の災害費が残つておるということであろうと思うのであります。過年度災害の中の災害地におきましては、国庫補助の交付を待たれないで災害を目前に控えておる非常な苦境な所は、すでに工事を地方の金融によつて施行した町村がずい……

第7回国会 建設委員会 第23号(1950/04/08、24期、日本社会党)【政府役職】

○前田説明員 抵当権をつけましても、既往の、さきに償還になつております分はもちろんとる必要がありませんから、換価処分をいたしまして、相当超過したものならば当然その額は本人に返します。
【次の発言】 契約の内容は現在研究いたしておりますが、この一から八にあります以外に、たとえば火災保険をするとか、あるいは住宅担保権に対するそれぞれ維持補修を完全にするとか、あるいは大改造をするときには承認を受けるなり、その他の事項があげられると思います。そういうふうな事項に対して違反のあつた場合に契約違反になる、こういうことであります。
【次の発言】 はあ、入れておきます。

第7回国会 建設委員会 第24号(1950/04/10、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 住宅金融公庫法案について、同僚委員からいろいろ御質疑がありまして、ほとんど微に入り細に入り質疑が盡されたのでありますが、私はなおその残つている点をできるだけ重復を避けて、この際当局にお尋ね申し上げておきたいのであります。  本法案は、今までの当局側の説明によりますと、国民大衆に健康で文化的な住宅を與えるということでありますが、これは本案の中心であることは申すまでもないのでありますが、はたしてこの法案を実施されて、国民大衆に適当なる住宅の供給ができるかという点に大いに私は疑問を持つている。この点この法案の使命とするところを実際において失つているというふうに考えられるので、まず第……

第7回国会 建設委員会 第25号(1950/04/11、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただ一点だけ簡単にお尋ねを申し上げておきたいと思うのです。産業給与住宅についての御意見は、昨日私からもほとんど時様なことを当局に対して御質問申し上げたのでありますが、当局はこれに対して、戦時中から労務者住宅についていろいろな援助をし、産業会社がこれ、相当経費を支出してやつて来ておるが、その額が相当増大しておるために、産業会社がそのたくさんの負担を背負つて困つておる点と、それからそれが適当に政府の方針通りに有効に建設の行われておらない場面もあるので、これ以上はむりじやないか、こういう意見であつたのであります。私は政府のこの答弁に非常に不満を感じておるのですが、はたしてその産業会……

第7回国会 建設委員会 第26号(1950/04/12、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 前に御質問申し上げたのに、ちよつと一点だけ聞き漏らしておる点をごく簡単に御質問申し上げたいと思います。第十七條の三で、賃貸する事業を行う会社その他の法人とあるのですが、その他の法人というのはどういう意味を持つておるか、具体的なものがありましたらその点を御説明を願いたい。それからもう一点は、この十七條の本文の中に「(新たに建設された住宅で、まだ人の居住の用に供したことのないものの購入を含む。)」とある。この新たに建設したものの中で、これは建設葉者が建設して売買をするという目的で建てたものの意味ではないかと想像いたしておるのでありますが、そうであるかどうか。そうだといたしますると……

第7回国会 建設委員会 第32号(1950/04/26、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつております住宅金融公庫法案に対して、その修正案及び修正案を除く原案を含めて賛成をいたすものであります。  この際私は希望を付して賛成いたしたいと思うのであります。希望の内容につきましては、本会議で明確にいたしたいと思うのでありますが、本委員会におきましては、すでに十分論議を盡されておるので、大体左の四項目についてのみ希望をしておきたいと思うのであります。  第一は、国民大衆のために住宅を供給するという本法案の骨子に対して、本法案が真に国民大衆の希望に沿う法案になつていない点が非常に遺憾でありまするので、この欠陷を補うために、……

第7回国会 建設委員会 第33号(1950/04/28、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 たいへんこの法案は広範囲にわたつておるので、十分精読しないと質疑も十分に行われぬと思います。従つて本日は私がごく簡單に見受けられるような点だけを質疑いたしまして、詳細の点は後日に讓りたいと思いますが、まず第一にこの法律によつて監督が市町村に移る場合において、建築主事は市町村に設けることができると書いてあるので、設けなければならぬとも書いてありません。従つて市町村の中に、設ける市町村と設けない市町村が出て来ると思うのであります。しかしこうした法律がある限りは、だんだん設けざるを得ないような状態になると思うのであります。そういうことになりますと、市町村の負担が、相当貧弱な町村にお……

第7回国会 建設委員会 第34号(1950/04/29、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま村瀬君から條件を三点あげられましたが、この三点とも同様なる希望を付して賛成するものであります。

第7回国会 厚生委員会 第5号(1950/02/15、24期、日本社会党)

○前田榮之助君 旧海軍共済組合年金受給者の年金増額に関する請願につきまして、一言簡單に請願者の意思を発表し、智さんの絶大なる御協力をお願いいたしたいと思うのであります。  この請願は提出者が加藤善哉君外十二名になつておりますが、全国各地の旧海軍工廠に勤めておつた労働者諸君の年金制度の問題、つまり全国各地の旧海軍共済組合の年金増額の問題なのであります。終戰後海軍が廃止されまして、この共済組合は法人になつておるのでありますが、他の文官その他の関係者はこの事業がなくなりましても、この共済組合は継続いたしておるわけでございます。これは昭和二十一年勅令第六十八号「軍人軍属の恩給停止の特例」及び同年閣令第……

第7回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1950/03/13、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちよつと農林当局にお尋ねしますが、農地の災害復旧について、大体河川道路等についての災害は、全額国庫負担ということになつておるのは御承知の通りでございますが、農地の方はそうはなつていないと思うのであります。しかし従来の補助率等では、他の公共事業が全額国庫負担になつておる関係から言いますと、その均衡がとれないと思います。これは補助率が増額することになつておるかどうか、またしようという御意思があるかどうか、お尋ねいたします。
【次の発言】 できるだけ補助率を増額されるように――全額はもちろん事実上において困難なことだとは推察いたすことができるので、全額を補助すべしという希望は持てま……

第8回国会 建設委員会 第3号(1950/07/21、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちよつと御説明が明確でないわけですが、改正の理由によりますと、引続いて公庫の役職員に転任した場合には、恩給法を準用して恩給の支給ができるように処置するということの御説明であつたのであります。これが恩給法そのものを改正しないで、この公庫法の一部の改正で恩給の適用の範囲を広めるということに結果がなると思うのですが、そういうことが思給法に抵触しないかするかという問題がここで起ると思うのであります。従つてそういうことによつて、ただ共済組合法による待遇というものの差異は建設大臣のおつしやつたようにそう大した差異は私もないと思うのでありますが、ここに一つ明確にして置かなきやならぬ問題は、……

第8回国会 建設委員会 第4号(1950/07/22、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 住宅金融公庫法の一部改正につきましては、日本社会党といたしましては賛成でありますが、ただこの際希望を申し上げておきたいのは、恩給法の改正が本筋でなければならぬという観点から、恩給法を将来全面的に改正をして、そうしてこの職員のかかる給与については、各公団その他と同一な取扱いをされるような希望を付して賛成をいたします。

第8回国会 建設委員会 第5号(1950/07/24、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この特別都市に関連して、せつかく大蔵省からおいでになつたので、お尋ね申し上げますが、特別都市についていろいろな、たとえば旧軍港の特別都市の施行に際しましても、それぞれ委員会を設けることになつておるわけでありますが、すでに公布されたこれらの特別都市について、まだこの委員の任命については国会に承認を得けなればならぬ部面もありまするので、それらはすでに会期も相当迫つておるのでありますが、どの辺まで進捗いたしておるか、御様子がわかつたらお知らせ願いたい。
【次の発言】 災害に関連した問題として、予備費の流用執行につきましては、せつかく予備費が計上されておるのにかかわらず、予備費が計上……

第8回国会 建設委員会 第6号(1950/07/25、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 同僚議員から相当質問がありましたので、あとそう大して残つておりませんが、ごく簡単に建設大臣にお尋ね申し上げておきたいと思うのであります。全額国庫負担の問題でありますが、全額国庫負担は税制の改革とあわせてシヤウプ勧告案による日本政府への勧告であつたわけで、従つて近くおいでになるシヤウプ博士はおそらく全額国庫負担ということには反対ではないと思います。それから日本政府といたしましても全額国庫負担を実行するということにつきましては、オーケーの必要も認められないだろうし、そいうことについてはシヤウプ博士の意思に沿うことになつておるわけであります。それを最近におきまして全額国庫負担は一箇……

第8回国会 建設委員会 第8号(1950/07/28、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は自由党、国民民主党、社会党三派を代表いたしまして、本修正案並びに修正部分を除く両原案に対し、賛成をいたすものであります。  本修正案は主都建設法その他の特別法の例にかんがみまして、妥当であります。さらに修正部分を除く両原案は、横浜、神戸両市をわが国の代表的な国際港都としてその機能を十分に発揮し得るよう建設することは、わが国の貿易及び外客誘致の振興ともなり、経済復興に寄与するもの大なるものがあると存ずるのであります。従いまして修正部分を除く両原案に賛成するものであります。

第8回国会 建設委員会 第14号(1950/10/18、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私の質問も大体淺利君その他の方からお話のあつた点になるわけなのですが、そういう重複するような質問を避けまして、大体審議会におきましてもう八回か九回か会議を重ねられたというのでありますが、ここに御配付になりました国土総合開発計画の運営方針というようなものは、別におつくりにならなくても大体わかりきつた話なのです。大体それよりも大切なことは、今日本は戰争のために非常に遅れておるのを、急速に国際経済の水準にまで引上げなければならぬという重要な役目があるわけなのでありまして、そういう上から考えましても、非常に速度を早めなければならぬことがあるので、ただ運営方針などというようなことよりも……

第8回国会 建設委員会 第16号(1950/11/20、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 昭和二十五年八月二日、衆議院規則第五十五條により、衆議院議長の承認を得まして、四国西南及び那賀川総合開発計画並びに地盤沈下に伴う災害の実情調査のため、中島茂喜君並びに不肖前田が現地に派遣され、專門員室より井上調査主事、建設省防災課より関技官が同行いたしまして、八月二十三日より十日間にわたり、徳島、高知、愛媛、香川の諸県をつぶさに調査いたして参りました。  今回の調査において特に重点的に視察いたしましたのは、那賀川及び四国西南開発地域の実情、南海大地震による四国各県における地盤沈下並びにこれに伴う諸種の災害状況、幹線道路網、特に未開発道路の現況等でありますが、現地状況の詳細につ……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第2号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 建設大臣にお尋ね申し上げておきたいのですが、今安本あるいは建設省の防災課長等の説明によりますと、大体災害については初年度三割、次年度五割、三年度で二割程度をやるという方針を持つておるということでありますが、この方針はただ従来の各年度の工事量等においてそういう結論が出たために、大体この程度ならよかろうということできめられたのだと思うのでありますが、今建設大臣のおつしやつた通り、本年度は非常に災害が早期に発生いたしまして、本年度の工事を行う期間が相当あつて、その工事を行う期間に沿う予算の必要の点から、閣議で非常にがんばつていただいておるとは思いますが、大体政府が三割、五割、二割と……

第8回国会 災害地対策特別委員会 第8号(1950/10/17、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私はこの際建設大臣に一点だけお伺いしたいと思います。ただいま政府当局からの説明によりますと、本年度の災害に対する災害復旧費が、建設関係では、大体建設省の施行すべき額の一割程度ではないかというようなお話であつたのであります。建設大臣は従来こうした災害を初年度三割、二年度五割、三年度二割程度で復旧を行いたいという御意見であつたように記憶いたしておるのでありますが、そういう点からいたしますと、本年度まだ相当事業期間もあり、また災害によつて生活困難な状態におかれておる農民が全国に無数にあるのですが、これらの人々の生活を救う方法にもなるわけで、至急に工事を施行されることを各員が希望され……

第9回国会 建設委員会 第4号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私はこの両法案の中の第五條に規定してある国有財産の問題並びに第四條には、国及び地方公共団体の関係諸機関はこれを援助しなければならぬというように規定されているのでありますがこの点についての大蔵当局の御所見をこの際明確にいたしておきたいと思うのであります。御承知のようにただいままですでに住民投票を終つて成立いたしました法案は十一ありまして、関係市は十四と記憶しているのでありますがこれらの法案の中に旧軍港と首都建設法とは、この第五條の普通財産を讓與することができるというこの條文にも相違があるのであります。従つてこうした特別市法が今後もだんだん出るだろうということを予想されるのであり……

第10回国会 建設委員会 第4号(1951/02/08、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 建設大臣に希望を申し上げたい。建設大臣はたいへんお忙しいのでありますが、当委員会は建設大臣か中心の委員会であります。こちらの委員会だけの都合ではいろいろおさしつかえがあるだろうと思いますので、あなたの時間ができるだけ省かれているときを委員長に御通告を願つて委員会を開いてもらうように、御便宜をはかつていただきたいと思います。

第10回国会 建設委員会 第5号(1951/02/13、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 動議を提出いたします。各小委員の数は十二名とし、小委員及び小委員長は委員長において指名せられんことを望みます。
【次の発言】 建設大臣に御質問申し上げますが、前回の当委員会において、村瀬君から種々災害復旧予算についての質問があつたのでありますがどうも大臣の答弁はわれわれが聞いても、また村瀬君もそう漏らしておつたのでありまするが、きわめて不明確で、大事なところが拔けておるように思うので、この点さらに私からも御質問を申し上げたいと思うのであります。  本年度の公共事業費と二十六年度の公共事業費とは、その総額においては大差はないのでありますが、本年度災害予算は四百七十億円余であるに……

第10回国会 建設委員会 第7号(1951/02/22、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 建設大臣にお尋ね申し上げます。来年度の災害復旧費の国庫負担は、本年度の全額負担を税收入にスライドする、三分の二から順次スライドするために、大体平均いたしますると、四分の三という数字が出ておるのでありますが、三分の二の国庫負担だといたしますと、事業量は百五十六億に対して、二百三十六億の事業量が施工できることに相なると思うのでありますが、もし平均した率が四分の三になりますると、二百六億になつて、三十億の事業量の減ということに相なるのであります。事業量を減らさないということを建設大臣も強く主張されておるのでありますが、この三十億の事業量の減はいかにして取扱おうとされておるか、この点……

第10回国会 建設委員会 第8号(1951/02/26、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 臨時耐火建築助成法を審議するにつきまして、大蔵当局にこの際お尋ねを申し上げておきたいのでありますが、本日は主計局関係はおいでになつておらぬのですね。
【次の発言】 あるいは主計局関係でなけらねばはつきりした御答弁ができぬのではないかと思いますが、もしそういう場合におきましては、ひとつ御相談の上、主計局と連絡をおとりくださいまして次の機会にでも御答弁をいただければ幸いだと思うのであります。  都市における火災の損害は近年著しい増加を見ておりまして、昭和二十四年度においても二百六十億円に達しておるのでありますが、この情勢に対処するために、去る第七回国会において本建設委員会全員の発……

第10回国会 建設委員会 第15号(1951/03/23、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 雄物川改修工事に伴う損失補償に関する請願でありますが、これは秋田県仙北郡大川西根村長外百九十八名の請願でありまして、秋田県仙北郡大川西根村は、雄物川改修工事計画により、耕地約三百六十七町歩のうち、七十八町歩を失うことになり、その結果、犠牲になる農民は、耕地の全部を失うもの二十五戸、二分の一を失うもの四十二戸、三分の一を失うもの三十八戸となる。またそのため、村税、地租附加税が減収し、村財政に及ぼす影響は大きく、耕地整理組合もまた運営不可能となつて、揚水場の移転、発電所の運転停止を来す結果となる。ついては、同村の雄物川改修工事に伴う被害に対する補償を確立され、教示されたいというの……

第10回国会 建設委員会 第18号(1951/03/31、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 提案者に御質問申し上げますが、問題によりましては河川局次長の方からの御答弁でもよろしいですからお答えを願いたいと思うのであります。  まず第一に、今小平委員から御質問になりました、利益を受ける場合は、「其ノ利益ヲ受クル限度ニ於テ之ニ其ノ費用ノ一部ヲ負担セシムルコトヲ得」という条項が、今御答弁によりますと、利益を受ける方と管理者との間において話合いによつて最終決定ができるものだと考える、こういうように御答弁なさつたのであります。大体現実におきましては、さようなことになろうと私も想像いたしておるのでありますが、法律といたしましては、その場の事情や、その交渉する相手等によつて心臓の……

第10回国会 建設委員会 第24号(1951/05/22、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私はこの際住宅金融公庫法の施行に対しまして、一言お尋ねいたしたいと思うのでありますが、本委員会は近く住宅金融公庫法の一部を改正しようといたしておる点もありますので、この際参考にお尋ねするわけでありますが、本年度の住宅金融公庫の資金の貸付は昨年度の申込数が相当ありまして、それがために本年六月から申込みを受けることになつておるようでありますが、最近の経済新聞に載つておる記事を見ますると、本年度貸し付ける金額は、大体二十八億円程度だというように新聞の記事に載つておるわけでありますが、そういう程度であるかどうか。それはどういう状態でかようになつておるのか詳細お聞かせ願いたいと思います……

第10回国会 建設委員会 第26号(1951/05/26、24期、日本社会党)【議会役職】

○前田委員長代理 次にただいま付託になりました住宅金融公庫法の一部を改正する法律案、田中角榮君外九名提出衆法第六五号を議題といたします。  この際提案理由の説明を求めます。瀬戸山三男君。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  ただいま提案者のほか、建設省より住宅局長、建築防災課長が御出席になつております。当局に対する質疑もあわせてこれを許します。質疑の通告があります。西村英一君。
【次の発言】 お諮りいたします。これにて質疑を終了いたすに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 お諮りいたします。ただいまの西村委員の動議に御異議……

第10回国会 建設委員会 第31号(1951/08/15、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 昭和二十六年六月五日、衆議院規則第五十五条により、衆議院議長の承認を得まして北海道地方総合開発及び河川、道路、住宅調査のため、今村忠助君、村瀬宣親君及び宇田恒君並びに不肖前田が現地におもむき、専門員室より井上調査主事、建設省河川局防災課より島崎事務官が同行いたしまして、七月二日より十日間にわたり、つぶさに現地を調査いたして参つたのでありますが、現地状況等の詳細につきましては、文書に譲ることといたし、以下調査団としての所見の一端を申し述べ御報告にかえる次第であります。  北海道はわが国に残された唯一の未開発地域でありまして、面積は全国の二二・三%を占めておるにもかかわらず、人口……

第11回国会 建設委員会 第1号(1951/09/17、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 野田建設大臣に所信をお伺い申し上げておきたいのでありますが、大体この災害復旧費については、数年来連続的に日本の国土を襲つた災害が国土を荒廃いたした点については、国民ひとしく非常に憂えている点でございまして、内閣におきましてもその点については常に御心配になつている点を私も認めているのであります。さきの国会で災害復旧事業費国庫負担法を上程された際に、われわれは建設大臣、経済安定本部長官等に質疑をいたしたのでありますが、その内容につきましては、今田中委員から申されたような言質を得て、工事量を減らないということでわれわれは政党政派にかかわらず、本委員会は政府の意思を尊重して、負担法に……

第12回国会 建設委員会 第4号(1951/11/12、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この際野田建設大臣にお尋ねを申し上げたいと思うのでありますが、河川の総合開発を行うのにつきましては、きわめて広汎な建設事業が行われなければならぬと思うのであります。ひとり河川ばかりでなしに、建設省全体の公共事業その他の関係の事業を行う場合においても、建設省の置かれておる立場は、技術面がきわめて多いのでありまして、こういう際に、今回政府が議会に提案されておる行政整理に関連ある建設省の問題について、将来の建設事業遂行のためにもお尋ねを申し上げておきたいのでありますが、この前の行政整理を行われる際にも、当時の増田建設大臣に私は、建設省の職員の諸君は、技術的にかえがたい人がたくさんあ……

第12回国会 建設委員会 第5号(1951/11/17、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 今田中君からも責任問題が出たのでありますが、私はこの際ごく簡単に国務大臣の責任について野田建設大臣には前に質問を申し上げてあるので、安本長官のお考えを承つておきたいと思います。今回の台風による地方民の困窮は、言語に絶するものがあるのでありまして従来の台風とは災害の程度が生活実態へ食い込んでいる点において異なつておる。各委員からも強い希望があり、本日衆議院の本会議においても共産党を除く各党の提案による決議案が可決を見ておるのであります。これは先ほど今回の問一題は重大で従来のような、ただ三、五、二の比率でやるとか、非常に努力しているとか同情を持つているとかいう言葉は国民は味わつて……

第12回国会 建設委員会 第7号(1951/11/28、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私はこの際、建設大臣に二、三建設行政に関する重要な問題についてお尋ね申し上げたいのでありますが、今参議院の方で衆議院から送付された法律案の中で、水産資源確保に関する法律案名前ははつきりしておりませんが、こういう法律案が衆議院を通過して参議院へかかつておるのであります。れは水産委員会べかけられたために、建設委員のわれわれが知らないうちに通つておるというような実情であります。水産資源といいますと、普通海のことだと思つて、ちよつとうつかりしておつたのではないかと思いますが、これは河川の、主として淡水魚の問題でありまして、一定の水位以上農林大臣が指定した河川については農林大臣の承認が……

第13回国会 議院運営委員会 第69号(1952/06/28、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 自由党の諸君が、三十日と言われて、これが多数で決定されるわけですが、諸君が認められておる通りに、参議院の今日の議事進行状況は、なるほど参議院の責任であつて、衆議院の責任ではないかもわかりません。しかし現実にああいう姿があつて、今ここで三十日などということで押し切られておやりになると、結局はそういう状態がやはり参議院で続くので、その結果、国民の議会に対する信頼というものが地に落ちることになる。その地に落ちる責任は、自由党が負わなければならぬ。そういうことでいいのかどうか。
【次の発言】 私は議長の報告に対して質問があるのです。参議院議長が、明後日になつても返答できるかできないか……

第13回国会 建設委員会 第1号(1951/12/14、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この際私は、前の視察報告並びに上林山君その他から御質問になりました点について、ことに大蔵省の立会いの問題についてお尋ねを申し上げておきたいと思うのであります。この問題は、地方では官吏というものはあんなことをしなくちやいかぬのかということで、ずいぶんいろいろなうわさが飛んでおります。すなわち建設省、大蔵省と、役所は違いながら、同じ中央政府の役人というか、公吏であるところの公務員が、一方は河川の流失量あるいは崩壊の延長の事情から、実質的な技術的な観点から見ようとし、大蔵省関係ではそういうものを見ないで、付近の民家に行つて、あそこに落ちておる橋は水害前はどうであつたか、それからまた……

第13回国会 建設委員会 第3号(1952/01/29、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 小委員長及び小委員の指名は、委員長一任といたしたいと思いますから、御指名願いたいと思います。
【次の発言】 建設大臣にお尋ね申し上げますが、大体私のお尋ねしようと思います件は、昨日村瀬委員から質問された点とたいへん似通つておりますので、多少の関連は持ちますが、重複を避けましてできるだけ簡単にお尋ねを申し上げておきたいと思うのであります。  昨日村瀬委員からの質問に対して建設大臣は、関門トンネルの継続事業についていわゆる資金運用部資金をもつてこれを行うというお答えであつたのでありますが、この資金運用部資金で行いますやり方について私は一つの不平を持つております。これは主として国家……

第13回国会 建設委員会 第6号(1952/02/14、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私も池田君とは心持は違うわけでありますが、この罰則の問題について疑義を持つておりますのでお尋ねを申し上げるのであります。このポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く政令の、第三條、第四條の規定に違反したものには一年以下の懲役または三万円以下の罰金に処するというこの規定が設けられておるのは、今政務次官が申されたように、日本政府の独自の立場で、航空写真による地図はきわめて貴重なものであるからそれを守るためにのみこの罰則が設けられたのか、あるいはまたこの政令を設ける際において司令部の方の御意思でとつた材料であるから、これは貴重なものであるから駐留軍の方針に基いて指示された……

第13回国会 建設委員会 第7号(1952/02/19、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまするポ政令廃止に伴う建設省関係の法律案につきまして、條件を付して賛成するものであります。ただいま村瀬委員から申されました通りに、このポ政令に伴う政令が継続して実施されることになりますると、いわゆる第十七條の罰則が生きて行くことは日本国民として、非常に遺憾の意を表さなければならないと思うのであります。従つて政府は近き将来において独自の法案を提出され、そうしてその空中写真を厳重に保存する方法は、罰則によらないで行政機関の責任においてこれを保存し、有効適切に使用するようにすべきものであるという観点から、この一年以下の懲役ま……

第13回国会 建設委員会 第8号(1952/02/22、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま議題になつております天野川上流改修工事施行の請願であります。請願者は大阪府守口市長井上七郎外十二名でございます。本請願の要旨は、天野川は源を奈良県生駒山に発し、大阪府北河内郡を経て淀川に合流する重要河川であるが、河積挾小で、水路に屈曲多く、護岸もまた貧弱なため、明治、大正、昭和においてたびたび出水決壊の危険にさられた。その後天野川下流淀川合流点一・二四キロ間は建設省淀川維持区域として、すでに堤防補強工事が施行されつつあるが、上流部の四・二キロの区間も改良の必要があるから、すみやかに施行されたいというのであります。  本件はすでに当局においても、非常に御心配になつておる……

第13回国会 建設委員会 第9号(1952/03/07、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 住宅緊急措置令につきまして当局より御意見をお伺いいたしたいと存じます。  住宅緊急措置令については、昭和二十八年三月三十一日までを一応の期限として、現在使用しておる家屋の明渡しを行いまして、庶民住宅、公営住宅に収容する方針のように承つたのでありますが、庶民住宅については現在でもなお不足をしておる状態で、緊急措置令による引揚者等を庶民住宅に収容するということになりますと、庶民住宅の建設については特別ないかなる措置を講じようと考えておられますか、まずそれからお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 緊急措置令による住宅必要世帶数からいいますと、一千七百七十六世帶となつておるよう……

第13回国会 建設委員会 第12号(1952/03/18、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に対しまして條件を付して賛成するものであります。  まず第一に、現在の入居者に対して公営住宅を優先に提供して住宅確保をはかるという説明であつたのでありますが、この点につきましては、万全を期してやつてもらいたいということと、あわせてこの入居者が現在の住宅を立ちのかなければならない場合におけるところの、いわゆる新しい住宅にかわる場合においては、必ず家賃の値上りによる負担が増大することは当然の帰結として起るものだと思います。こういう点につきましては、できるだけ家賃の値上りにならないような公営住宅についての措置をとる必要があり、あわせてこれの引……

第13回国会 建設委員会 第18号(1952/04/02、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私からただいま議題になつております国道一号線中浜松市の幅員擴張工事反対に関する請願について一応説明を申し上げたいと思うのであります。  本問題の請願者は浜松市田町二十八番地、櫻井妙司外一万三千百八十名の請願であります。本請願の要旨は、浜松市では昭和二十一年以来、特別都市計画を実施して来たが、種々の事情で実績を見ることなく今日に及んでいたところ、最近市内の最繁華街である国道一号幹線の一部を急速に幅員擴張することになり、関係住民に対し三箇月の予告期限後強制移転を命ずる旨の戒告状を受けた。建設省では国道一号幹線の浜松市縦貫を避け、東郊外から西郊外に新国道一号幹線を計画し、今国会で予……

第13回国会 建設委員会 第20号(1952/04/16、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私はただいま議題になつておりまする法案について一、二質疑を申し上げたいのであります。昨日同僚委員からいろいろ御質疑があつたのでありますが、その中でごく簡單な点で繰返してお尋ねを申し上げたいことは、昨日上林山委員から、この法律の名前について特別措置法とあるが、これはほんとうの臨時措置であるから、臨時を加えたらどうかという質問があつたのであります。それに対して、各省にありまするこうした類似の法律の名前の関係等もあつて特別措置法といたしたのであつて、そこにこだわるようなそう大した意味も持つておらない、こういう意味の御答弁があつたのであります。ところがいろいろ調べてみますると、これに……

第13回国会 建設委員会 第24号(1952/04/25、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 公共工事の前払金保証事業に関する法律案に関しまして、若干の質疑をいたしたいと思いますが、まず第一にお尋ね申し上げたいのは、この法律案は、公共工事の適正な施行に寄与する必要から提案されたのでありますが、現在公共事業のみならず一般事業についても、現行の状態においては幾多弊害がかもされておるのであります。この弊害の最も重大な点がこの法案ではたして是正されるかどうかという点については、若干の疑問があると思うのであります。そこで土木工事の請負制度でありますが、現在請負制度は、主要な部分については二重、三重の下請負等は禁ぜられてあるはずでありますけれども、現実には二重、三重の請負が行われ……

第13回国会 建設委員会 第25号(1952/04/26、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまし、本案に反対するものであります。詳細は本会議で説明申し上げますが、大体簡単に申し上げますと、日米安全保障條約そのものの締結については、日本が独立をした後に対等の立場でやるべきものであつたものを、取急いでこういうようなことをやつて、日本を隷属的な立場に置いて、国内におけるいろいろな法規が今制定されようとしておるのでありますが、農地その他土地、建物等を強制的に取上げる、こういう案については、日本社会党は反対であることを表明いたします。

第13回国会 建設委員会 第29号(1952/05/10、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この法律を見ますと、日本の国内法のいろいろな法律とは、立法の仕方が違つていて、われわれにはぴんと来ないところがあるわけでありますが、これはもちろん吉田内閣が行政協定を無理にやつたというところから来た結果の法律であるので、いまさら私はこういう点についてどうこう申し上げませんが、今池田君からの質問の中にもありましたが、アメリカ軍の「労務に服する者で国が雇用するものは、国家公務員でない。」しかしながら、この條件については「給與その他の勤務條件を考慮して、調達庁長官が定める。」とあるのでありますが、こういうところについて、特別調達庁長官が定めるといつても、実際はアメリカのドルで、アメ……

第13回国会 建設委員会 第32号(1952/05/19、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は野田さんに、建設局の関係ではございませんが、行政機構改革の線に関する問題といたしまして、当委員会が扱つておりまする調達庁関係の内部のことについては所管大臣にお尋ねいたしますが、行政機構に関する問題として一言御所見を伺つておきたいのは、今度調達庁設置法の一部改正案の中に、全国の調達局八局を七局にして、そうして中国、四国を担当いたしておる呉局を大阪局に合併するということになつておるのであります。それはいろいろな理由があることを私も認めます。なおそれに取扱うところの事務等の縮小された点も認めますが、私は野田国務大臣にお尋ね申し上げたいのは、こういう機構改革についての簡素化、能率……

第13回国会 建設委員会 第33号(1952/05/21、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私はちようど本案が提案された際に提案の理由を承つていなかつたのでございますが、今度の改正案によりますと、利率が五分五厘が六分になつておるわけです。大体漸次日本の経済が安定の方向に向いつつあると常に政府は言つておるのでありますが、そういう際にこういう金利は漸次低下させなければならないのが経済上の原則ではないかと思うのであります。そういう際に利率をこういう住宅の関係においてのみ引上げるということについてもう少し、いかなる根拠に基いておるか、こういう点、明確な御答弁をまず第一にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 資金運用部から幾ら……。

第13回国会 建設委員会 第34号(1952/05/22、24期、日本社会党)【政府役職】

○前田説明員 かわりまして御答弁申し上げます。現在三円五十銭と一応計算しましたのは、過去の統計としまして、昭和年代からの火災及び風水害の統計をもとにしまして、それと公庫の二年間の実績、そういうものを参考にして実は出したのであります。ちよつと簡単に申し上げますと、昭和十七年から昭和二十六年までの十年間の火災、自然風水害の全部の統計をとつてみますと、そのときの住宅の総数に対して千分の四程度の被害がございます。ところがこの被害は全部のものでございますので、公庫のように一定の基準を設けまして、しかも構造がしつかりしております住宅については、その半分、もしくは六割くらいの被害を見ておけば、大体十分行くの……

第13回国会 建設委員会 第36号(1952/05/28、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 いろいろ御質問があつて、ほとんど盡きたようでありますが、最後の御質問を申し上げる。私の考えでは本日参考人に出てもらつてその意見を当委員会が聞くということは、国民の声を聞くということではない。国民の声を聞くということであるならば、これはただ保險業者の声を聞いたたけでは片手落ちなのでありまして、保險を付する住宅の使用者の意見も同時に聞かなければならぬ。ただ本日われわれが今から申し上げる点は、今度法律の中で自己保險をつくつてやろうとするそのことを専門家の立場からどう考えていらつしやるか、この点を聞くわけであります。それでそういう点におもに重点を置いてお答えを願いたいのでありますが、……

第13回国会 建設委員会 第37号(1952/05/29、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 質疑に入ります前に委員長にお願い申し上げますが、この種の特別都市法については、従来本委員会においてもいろいろ論議があつたわけでございますけれども、地元の要求にこたえ、多少の無理があると思われる点をも考えながら賛成をして法律案の通過に努めたわけであります。従つて本法案の成立することをわれわれとしても希望申し上げるわけでありますが、温泉資源と鉱物資源との関係につきましては、ただ伊東市の問題のみならずこれに類似した内容を持つている所が全国にも相当あるのであります。ただ特別都市法の設定箇所といたしましては、現実にそう大して問題になつている所はありませんが、国民の要望、議員の賛成等によ……

第13回国会 建設委員会 第38号(1952/05/30、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 今お二方の参考人の方々から、温泉の必要性あるいは水の出方についてのお話があつた。その点はわれわれの予想いたしおつたことでありまして、ごもつともだと思うわけであります。われわれは本法を審議する上に、主として問題は、鉱物採掘に制限を加える場合において、はたして鉱物に制限を加えることが、日本の鉱山産業に与える影響がどの程度のものであるかということが知りたかつたわけであります。今渡辺さんのお話によりますと、どの程度のものがあるか明確にはならないけれども、そう大したことはないようなお話でありましてその通りであるならばすでに問題はないわけであります。従つてその点もう少し明確な何か確固たる……

第13回国会 建設委員会 第40号(1952/06/05、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 実は私も今池田委員から御質問になつた点をお尋ねしようと思つたのでありましたが、今お答えがありましたから、それで了解することにいたしますが、ほかに一点提案者に御意見を聞きたいことは、今参議院においては、会期延長を二週間に議決をいたしておりまして、おそらく衆議院もこの二週間会期延長を同意するのではないかと想像いたしておるわけであります。しかも参議院における会期二週間というものは、現在参議院にかかつておりまする重要法案と考えられるものだけを審議する上から見通しをつけて二週間と決定いたしたようでありまして、議員提出案等その他の法律案は審議することを欲しないというような問題まで、この会……

第13回国会 建設委員会 第43号(1952/06/23、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 先般の当委員会において請願の問題になりました浜松市の幅員拡張に関する反対請願について、いろいろここで論議がございまして、結局これは現地をも十分見なければ結論に到達することが困難である、こういうような御意見もあつたのであります。従つて、ただいま小委員長の報告の中には省かれて、大体は保留の状態を予想されておるようであります。しかしながらこの問題につきましては、参議院の方におきましては採択し、現地におきましても、このままで放置することは困難であるということから、建設省の事務当局も現地へ参りまして、市の当局者ともいろいろ懇談を逐げて善処いたしておるようであります。昨日の読売新聞の報道……

第13回国会 建設委員会 第44号(1952/06/25、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 浜松市の都市計画が全般的に他都市に比較いたしまして進捗率が低いことはまことに残念な至りでありまして、ただいま議題となつた点は、御承知のように、浜松市の中心街路になつておるわけでありまして、早く都市計画を強行いたしましたら、こういう問題は起らなかつたはずであります。荏苒日を過しているような結果となつたために、相当永久的な建造物が建ちまして、これを現在計画を立てられたような状態になりますると、そこに該当している建築物の改築が莫大な費用を要するのみならず、結果といたしまして、その換地も不十分なような問題まで引起しまして、反対運動が相当広範囲に行われておるのであります。私は前の都市局……

第13回国会 大蔵委員会 第25号(1952/03/01、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程になつております所得税法の一部を改正する法律案を含むところの三案につきまして、希望を付して賛成を表する次第であります。  この三案とも、提案の理由とされておるところは、負担の軽減とその合理化及び税務の簡素化をはかるという、すなわち負担の軽減と合理化をはかることであるのでありますが、なるほど現行三税法に比べますと、多少の軽減であり、あるいは合理化であるということは認めるのであります。そういう点から一応賛成するわけでございます。しかしながらなおこれでは不十分な点があることを、われわれはこの際指摘いたしまして、希望を付しておきたいと思う……

第13回国会 地方行政委員会 第71号(1952/06/19、24期、日本社会党)

○前田榮之助君 これは建設省の方で今その実施ついてのいろいろ計画を立てておるわけでありますが、やはり対象は主として中小都市になると思いますが、そのことを各府県へ通達いたしまして、各府県の方から建設省へ申請が参つたものを総合して、たとえば鳥取のような大火災を起したところは、当然取急いでやらなければならぬ、そういうことになると思います。地方々々の都市計画と合わせて、従来の防火地帶というものを防火帶として、いわゆる防火壁をつくるという実質を持たせて、最小限度に火災を防ぐ、こういう建前になりまするので、そういうものを十分考慮に入れて、建設省の方で地方庁とこの必要性を勘案をいたしまして、この予算の大体の……

第13回国会 内閣委員会 第20号(1952/05/13、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 行政機構改革によります全般的な御質問を申し上げる次第でありますが、野田国務大臣は、行政機構に対する所管大臣であると同時に、建設大臣を勤められておるわけでありますが、現在各省設置法を提案されておる個々の問題につきましては、この法律案審議に伴うて、御質疑を申し上げることにいたしますが、今本多委員からの御質疑もあつたわけでありますが、日本の行政機構の改革の重大な点は、行政の簡素化が前提とならないと、幾ら形式だけをかえたつて、実質は伴つて来ないのでありまして、藤代の内閣において、行政機構の改革という呼び声は、従来たびたびあげられておりましたけれども、また多少の所革をやられましたけれど……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 建設委員会 第3号(1952/11/25、25期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 今災害費の問題で、田中君からも御質問があつたようですが、過年度災害の二十三年、二十四年、二十五年というような古いものが相当残つておるのでありまして、前建設大臣は、再査定をしなければならぬのじやないかというようなことを本委員会でも申されたことを記憶いたしておるのであります。本年の二十七年度災害に対して、大体三十億の補正を大蔵省関係で発表されているようでありますが、今年のような災害が少い年はまれな年なのでありまして、こういう年にこそ古い傷をいち早く直して、そうして新しい災害を、従来建設省の基本的な方針ともいうべき三・五・二の軌道に乗せるというようなことをやらなければならぬと思うの……

第15回国会 建設委員会 第4号(1952/12/02、25期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 佐藤大臣にお尋ねを申し上げたいのでありますが、今佐藤大臣から建設行政に関する重要な点の御説明を伺いまして、いろいろ広汎にわたる建設行政を積極的に行おうという御意思を承つて、その点は非常に敬意を払う次第であります。私はこの際お尋ね申し上げたいのは、なるほど一応そういう御構想のもとに建設行政をおやりになることはよろしうございますが、現下、従来自由党がとつて来られました政治のやり方で、はたして大臣のおつしやるようなことが理想的に実現するかということについては、多少の疑問を持つておるわけであります。そういう点について御質問を申し上げたいのでありますが、まず第一にお尋ね申し上げたいのは……

第15回国会 建設委員会 第8号(1952/12/23、25期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に賛成の意を表するものであります。  道路を一日も早く整備するの要は、いまさら言を要しないことでありまして、その財源をいずれから求めるかということが、従来問題になつておつたのであります。本法の方式によつて求むることが、はたして妥当であるかないかという点には、いろいろ議論のあるところであることは承知いたしておるのでありますが、さしあたりどうしても道路が悪いのを何とかせなければならぬというふうに、われわれは長年要望いたして参つたのでありまして、日本社会党といたしましては、本法案に賛成することをここに表明する次第であります。

第15回国会 建設委員会 第12号(1953/02/19、25期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私の質問は、今ちよつと遅れて参りましたので、西村委員の質問された点が明確になつておりませんから、あるいは重複する点があるかもわからぬと思いますが、その点御了承願つておきたいと思うのであります。  まず第一にお尋ね申し上げたいのは、政府は従来住宅政策といたしましては、公営住宅、公庫住宅、今回提案されました産業労働者住宅というような線で、住宅問題の解決に努力されておるのでありますが、大体現在住宅不足数は、三百五十万といわれておるようであります。住宅問題は今、日本における国民生活安定のために最も必要な案件であると思うのでありますが、この三百五十万からの不足住宅は、根本的に計画的に解……

第15回国会 建設委員会 第13号(1953/02/21、25期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 勤労者住宅建設促進法案について、提案の理由をごく簡単に申し上げたいと思うのであります。われわれは、勤労者の住宅が不足いたしまして、日本の産業発展のために、生産意欲を向上さす点において、支障を来しておる点を考えまして、いかにして勤労者住宅拡充をはかるべきかということを、いろいろ、検討を続けて参つたのでありまして、この案の策定については、相当長い年月をかけて参つたわけであります。ところが、たまたま政府の方から、労働者住宅の建設についての本委員会に付託されておる案が出まして、重複するようなかつこうになつたので、これをいかにすべきかということを一応われわれは考えたのでありますが、本委……

第15回国会 建設委員会 第15号(1953/03/05、25期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は吉田さんにお伺いしたいのでありますが、実は私が社会党案の提案者になつておりまして、社会党案についても多くの欠陥を持つておることは、みずから認めております。社会党自体の基本方針といたしましては、幸島さんから御指摘になつたように、住宅建設は急速にこれをやらなければならぬという建前に立ちまして、全面的に公営によつてこの住宅問題を解すべきであるという基本方針で、われわれは計画を進めておるわけでありまして、私の方の提案いたしました案が理想的であるとかなんとかいう考えは、毛頭持つておらぬのであります。ただ現実の資本主義制度の段階において公営住宅、住宅金融公庫の住宅、こういうものでやつ……

第15回国会 建設委員会 第17号(1953/03/13、25期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 この改正案によりますと、建築確認の申請手数料というものを最高限度五百円を八百円に、三千円を五千円となつておるわけでありますが、この値上げをする理由は、もつとはつきり何のために値上げをしなければならぬのか、こういう点をもう少し明確にしていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいま提案者の説明によりますと、手数料の値上げは従に属すると言つておられるのであります。この提案者も常に主張されている通り、住宅及びその他の建築は、日本の現段階において非常にその必要性を迫られておるのであります。固定資産税その他についても、建築奨励の意味において、税金さえとつてはならぬというような法律改正……

第15回国会 行政監察特別委員会 第8号(1953/03/02、25期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 橋井証人にお尋ねいたします。証人が機械局長として就任した期間中は、ちようど買上げダイヤを桐生において再鑑定の最中であつたが、証人はこの様子について報告を受けたことがありますか。その点お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、桐生において再鑑定の最中であつたことは認められるのですね。そういうことは御承知なんですね。
【次の発言】 局長の職務にある方がそういうことはおかしいと思います。いろいろあなた方で調査をされますならば、大体そのことは明らかになりますか。
【次の発言】 その次にお尋ねしたいのは、証人が機械局長在職中、皇室関係の王冠その他のダイヤの処理要綱を定め……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 行政監察特別委員会 第5号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 証人にごく簡単に一、二点だけお尋ね申しておきたいと思います。今中野委員からの質問に対するお答えの中に、復員局の方へお持ちになつてお渡しした、しかも領収証もとらない、内容については、ただ、工業用のダイヤだとか、装飾用のダイヤだというようなことは、そこにおつた人が言うのを聞いて、そうだろうということだけであつた、こういうことですが、その際に、あなたがお渡しになるかならぬかは別として、進駐軍の者に渡すときに、数量を調べて、ちやんとそれをメモしておいたものかどうか、その点明確でないようでありますので、ひとつその点を率直に明確にお答えを願いたいと思います。

第16回国会 文部委員会 第3号(1953/06/25、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ただいまの点につきまして大臣に伺いたいと思うのであります。大臣は、日教組の諸君がいわば無謀な要求のもとに面会を強要したようなことをおつしやつたのであります。大体大臣は、日教組の面会を求められた諸君が、何と何とを要求しようという、いわゆる陳情といいますか、要求といいますか、その条件を十分御存じなのでありますか。どういうことをあなたにお願いに来ているものか、そのお願いの内容については知つておるのか知つておらぬのか。それを知つておるなら、何と何であるか。こういうことをまず第一に明確にしていただきたいと思います。  第二には、人員の制限をなさつておる。いわゆる三役ならば会うが、ほかの……

第16回国会 文部委員会 第5号(1953/06/30、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は、大臣の先日の教育方針についてのお説に、二、三御質問申し上げたいのでありますが、私の同僚から、私のおらないときにいろいろ質問があつたようでありますから、もしそれと重複する点がございましたら、その点は省いてもらつてもさしつかえございません。そのつもりで御答弁願いたいと思います。  まず第一に六・三制の問題であります。これは自由党の一部の方の中に、六・三制というものは日本の制度に現実に合わない制度であるから、やめたらいいという話があることを私は聞いておるのであります。たとえば、もしあなた方の中にお疑いがございますなら、先の大蔵大臣が、六・三制は反対であることを個人的に発表され……

第16回国会 文部委員会 第7号(1953/07/04、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 前会に引続きまして、文部大臣にお尋ね申し上げたいのであります。すなわち先般世耕委員から述べられた教育勅語の問題について、大連大臣から教育勅語は全面的に妥当なりという意味の御答弁があつたようでありますが、このことはきわめて重要な問題であるまして、日本の教育を推進して行く行政庁の長官である大臣が、古い思想をもつて教育を進めて行くことになりますと、たいへんなことになると思うのであります。先般高津委員から憲法に違反抵触するという言葉も出たようでありますが、少くとも教育勅語は憲法違反と言われないといたしましても、日本の憲法の精神には反するものであります。これを私は強く反省をしなければな……

第16回国会 文部委員会 第8号(1953/07/07、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 国立学校設置法の一部を改正する法律案の条項に関することではないのでありますが、この際当局にお尋ね申し上げておきたいことがあります。今衆議院の地方行政委員会にかかつておる自治大学校設置法、これは警察関係の警察大学とかあるいは保安庁の中におる保安大学とかいうよ、うなものと同じような意味で、自治庁管理のもとに自治大学校を置くということでありますが、私は地方自治の問題は、今日の民主主義政治の上において非常に重要な点ではないかと思います。こういう学校教育制度を文部省が統一する上からいつても、文部省の管理下に置くのが妥当ではないかと思います。従つて今の大学の中へ地方自治学科とかあるいは学……

第16回国会 文部委員会 第10号(1953/07/11、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になつておる法律案について賛成の意を表するのであります。  ただこの案の実施にあたりまして、今まで論議されたように、現代の実情に即して行わなければならない状態になつておるそのことを、当局は十分検討されて、たとえば地教委の問題から来るいろいろ教員を臨時補給しなければならぬというようなこと等の欠陥を急速に是正し、この免許法等も根本的に簡素化する等のことを急速に実施されんことを希望して賛成するのであります。

第16回国会 文部委員会 第14号(1953/07/20、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 危険校舎の問題について同僚議象らいろいろ質疑が行われましたが、その中の、四十八万坪の危険校舎は大体五十箇年以上たつた建物及び十五箇年以下の弱朽の建物であつて、しかも当時それをどういう基準に決定したかという質問に対する局長のお答えによりますと、建築基準法等で使用禁止もしくは制限を受けておるもののように御説明になつたのであります。またたとえば白あり等の被害によるところの問題はなおその中に入る、あるいは四十八箇年、九箇年という、五十箇年に満たないものでも、五十箇年に非常に近いものであつて危険といわれるものがあるというようなことを言われたのでありますが、それではどうも五十箇年という線……

第16回国会 文部委員会 第16号(1953/07/22、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまする公立学校施設費国庫負担法案について修正動議が出ておりまする修正案並びにその残余の原案について賛成の意をごく簡単に申し上げたいと思うのであります。なお春日委員から希望条項が出ております点は、同じくわれわれの強く希望する点であることをも附加しておきたいと思うのであります。  ただこの際当局に念のために申し上げておきたいのは、補助率が上つたために、起債額に相違ができるおそれ永ありまして、各府県及び町村において非常に財政困難な際において、著しく起債の点に不利なことのないように十分留意されて、本案の執行に当つていただきたい……

第16回国会 文部委員会 第19号(1953/07/25、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ただいま議題になつております青年学級振興法に対し、日本社会党を代表して提出した修正案について簡単に説明を申し上げたいと思います。  まず案文を読み上げます。   青年学級振興法案の一部を次のよ  うに修正する。   第十七条を削り、第十六条中「第  十一条」を「第十二条」に改め、同条  を第十七条とし、第九条から第十五  条までを順次一条ずつ繰り下げ、第  八条の次に次の一条を加える。   (青年学級運営委員会)  第九条市町村の教育委員会は、青   年学級の開設を決定したときは、   当該実施機関に青年学級運営委員   会(以下「運営委員会」という。)を   置かなければな……

第16回国会 文部委員会 第21号(1953/07/28、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、修正案並びにその部ガを除く原案に賛成するものであります。(拍手)もちろん今野原委員が申されましたように、この法案には多くの欠陥があります。今日の勤労青年に教育の機会均等を与えて、十分な予算、十分な施設のもとに、勤労青年に対する教育の充実をはかることは、わが党の強く主張するところであります。しかして現実の今日の事情におきましては、大学の夜間部、通信部等も十分国庫補助等の選衝方法を講ずべきときであることは、十分認識いたしておるつもりでありますが、まずそれよりも、もう一歩緊急を要するものは、今日の定時制の教育であり、あるいは大学の通信教育であると思……

第17回国会 行政監察特別委員会 第1号(1953/10/30、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されますまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま福田君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて吉武惠市君が委員長に当選いたしました。(拍手)  委員長吉武惠市君に本席を讓ります。

第17回国会 文部委員会 第1号(1953/11/02、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 大蔵省の理財局の課長さんにもう一つお聞きいたしたい。坂田委員からあまりいじめるなというようなやじも出たようでありますが、いじめるのじやない。文部省予算が非常に切り詰められておる点は、いろいろな理由があろうと私は思いますが、自然増による教室の問題は、地方において施設を増築するのが建前になつておる。これは文部大臣もそういうことを言われておるようでありますが、それにはなるほど今までの日本の地方財政の実情から行くと、そうあつてもしかるべしのところがあると思うのでありますけれども、今日の地方財政の実情からいいますと、その余裕がないので、現実に国の負担、それから負担分を除いたあとは起債に……

第17回国会 文部委員会 第3号(1953/11/07、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は文部大臣に文部行政についてお尋ねを申し上げたいのですが、その前に今問題になつております学生の選挙権について、一言自治庁の態度について御質問を申し上げたいと思います。今小林君からの質問の御答弁によりますと、選挙名簿縦覧期日があつたり、自治庁の方から選挙権の行使に漏れのないように居住地と在籍地との二重登録、あるいは両方に漏れるというようなことのないようにする、こういうことに十分注意をいたしておる。こうおつしやつた。いかにもここで聞いておりますと、非常に至れり尽せりの処置をとられたようにおつしやるのでありますが、すでに新聞やその他で御承知だろうと思いますが、表面的に事務的にそう……

第19回国会 外務委員会 第2号(1953/12/15、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 それでは政務次官にお尋ねいたします。国連軍が日本に駐留しておる。言いかえれば呉に駐留しておると言つていいほどに中心は呉であるのであります。その駐留しておるのは条約というものに基かないで、アチソン・吉田交換公文によるもの、あるいはまた平和条約による日本の国連に協力しなければならないという条項等が含まれて日本に駐留いたしておると存じておるのであります。そういたしますならば、日本がいたずらに犠牲を多くして、そういう簡単な交換公文等による駐留を一年半もなぜ日本政府はほうつておいたか、これは政府の重大な責任ではないかと思うのであるが、この点どう考えておるかという点が一つ。  第二点は、……

第19回国会 議院運営委員会 第65号(1954/05/27、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 事務総長にお尋ねしますが、わが党の方で、今朝の国会対策委員会において、吉田総理の外遊のとりやめ勧告をする決議案というものを決定して、手続をしたはずだと思いますが、出ておりませんか。

第19回国会 行政監察特別委員会 第1号(1953/12/10、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されますまで、規則第百一条第三項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま田渕君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて、塚原俊郎君が委員長に当選いたしました。(拍手)  委員長塚原俊郎右に末席を譲りまする。

第19回国会 行政監察特別委員会 第2号(1953/12/17、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ちよつと証人にお尋ねいたしますが、あそこに写真が二葉出ておりますが、あれは証人がお出しになつたものですか。
【次の発言】 この写真がいわゆる神体山としての何かの信憑性のあるものとしてお出しになつたのですか。
【次の発言】 前に証人は、神体山の歴史的な関係から万葉集に出ておる歌の一首を例にとられて、また今ここにお写真を出されておるのでありますが、いずれも神体山という宗教の精神といいますか、宗教の信仰があることは認められる状態でありますが、これがはたして今の日本の国民感情に適合いたしておるかどうかということになりますと、いろいろ議論が出て来ると思います。このこと自体は、宗教に関す……

第19回国会 行政監察特別委員会 第3号(1953/12/18、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ちよつと有倉先生にお尋ね申し上げますが、憲法の上から国と宗教を引離さなければいけないと今御答弁があつたのですが、それはごもつともだと思うのですが、ただ、浅間神社の神体山という一つの宗教に対して、現在国有財産であるところの富士山という一つの財産を国家が無償譲渡して与えるということ自体が、この宗教に対して国の援助を与えるということになろうと思うのでありますが、これは憲法の精神に違反する行為ではないか、この点が第一点。  それから、もう一つの点は、神体山宗教の関係で富士山を信仰する者があることも、これは邪教であるか何かという議論は別といたしまして、あることは認めます。しかしながら、……

第19回国会 行政監察特別委員会 第5号(1954/02/02、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 関連して大谷証人にお尋ね申し上げます。実は私も浄土真宗の信者でありますが、ただいま他の委員からの執拗なる御質問がありましたが、これは大谷本願寺派といいますか、宗教家としてのあなたを中心に論議があつたと思うのですが、私は、あなたの胸についておる参議院議員のバッジは、いわゆる国会議員として、ただ単に宗教家で、他力本願で、他にすがつておるのだから、わしは何も俗界のことはわからぬということでは済まされぬ問題があると思う。この点をあなたにお聞き申し上げたいのであります。あなたは、三重県の山林が、いかなる経済的価値があり、どういう手続でやつたかということは一切知らない、こうおつしやつた。……

第19回国会 文部委員会 第3号(1954/02/13、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ただいま上程になりました学校教育法等の一部を改正する法律案の概要の理由及び法案の概要について説明申し上げます。  学校教育法は昭和二十二年三月に制定されて昭和二十五年四月に最終改正されて今日に至つておりますが、直接教壇に立たないで教育に関係ある重要な職員が、本法制度の外に置かれておることは学校教育上遺憾とするところであります。すなわち大学以外の学校において教育に関する事務に従事する者並びに盲学校や聾学校の寄宿舎において児童または生徒の世話及び教育に当る者の職務の学校教育における重要性にかんがみまして、これらの職務を行う者について事務教諭及び寮母の制度を確立して学校教育の完璧を……

第19回国会 文部委員会 第5号(1954/02/17、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 今の私学の問題についての松平委員の御質問の、財政措置に基くのか、その他の、つまり私学振興の文部省としての別な方針に基くのかということの御答弁に、財政措置についてはできるだけやりたいという熱意は持つたけれども、緊縮財政の立場からかようになつたという経過を述べられて、ただこうなつたのだということでありますが、財政措置以外に私学の振興についていろいろ考えられる点があるのではないかと私は思うのであります。たとえば戦災地における私立学校が、これは広島にもある問題でありますが、土地の区画整理等が当然起りまして、その区画整理等の問題から換地処分等について、私立学校であるために地方の区画整理……

第19回国会 文部委員会 第7号(1954/02/23、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 関連して……。文部大原の松平君に対する答弁は、どうもわれわれが納得行かないものがあるのであります。たとえば教科書の無償配付を今年はかりにただ一年だけ停止する、そういう予算編成が行われたために、臨時処置として大蔵省が一括してこの法案を今御答弁になつたような形をとつた、これは事務簡捷の上からしても非常によろしいじやないかと、こういうような意味の御答弁に拝聴いたしたのであります。しかしながら、いずれにいたしましても立法措置を必要とするものであります。立法措置は、国会が国権の最高機関として、提案はいろいろな形で出ますが、立法府が行うのが当然なのであります。この立法府が、文部行政は文部……

第19回国会 文部委員会 第9号(1954/02/26、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 ちよつと関連して……。私は大学の制度についてちよつとお尋ねいたしたいのですが、その中で、御承知のように理論物理学については本年も相当力をお入れにたつて、平和産業的な研究も進めて行くというようにお考えになつておるようでございます。ただ現実において、今の理論物理学の研究生というものが、将来の生活保障といいますか、就職の面において、あれほど世界的に名をなした日本の理論物理学の研究を相当若い学徒が夢を描きながらいたしても、さて大学の教授等になる人は限られた人であろうと思うのであります。それでその他のいろいろな職業につくといつても、アメリカのように原子爆弾等の大工場、研究所というものが……

第19回国会 文部委員会 第10号(1954/02/27、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 今両小林君の質問について文部大臣はきわめて御親切な御答弁がありました。今の自由党の党報の配付はもちろん法律違反ではない。それから今のいろいろな行政上の処置については違反でもない。従つてそれをとめることはできない、文句があれば自由党の本部に行け、これはちよつとりくつが通つたように思われる。それを今度逆に共産党がアカハタを、それには吉田内閣の汚職事件等をでかでかと書いた、日本の革命らしい――これも法規が許す範囲内のことが書いてあつて、それを毎たび毎たび配られて、それを読んだ、そのものだけではただちにどうこうと思われないが、たびたびそれを繰返すときには、日本の国民思想はどうなるかと……

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/03、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は時間が相当長くなると思いますが、今斎藤長官は、写真をとるようなことはないとおつしやいましたが、実は、私は警察長官が私の友人の家でやつておつたのをこの目で見ておる。あなたがそんなことを言つても――これはあなたが知らずに、やつておる者が部下にあつたのであろうと思うが、そういうようなことがあるのです。私は共産党にはあらゆることをやつてもいいと実は腹の中ではそう思つておる。だがしかしそれをこういうような大事な法案を審議するときに、あなたが何かこの法案審議に有利なような証言をしようという傾向が見えることであります。このことはたとえば数百名と言われる点でも、これははつきり発表してもら……

第19回国会 文部委員会 第13号(1954/03/05、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 国警長官は答弁をされぬのですが、職務上出せないとこうおつしやる、これを無理に強要するわけには参りません。それで物は相談ですが、府県別くらいは出されてもよいのじやないか。あなたが出されぬとするなら、われわれはほかの方法で調査をしなければならぬと思うのです。ここでわれわれはほかの方法で調査をするということになると、この法案の審議に影響があると思う。できるだけこの法案の審議をスムーズにする点にも御協力を願いたい。なぜ府県別くらいでもやつてほしいかという点は……。(「提出したらお前たちは賛成するのか」と呼び、その他発言する者あり)日教組の動きについていろいろ政府当局から御説明があつて……

第19回国会 文部委員会 第16号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 第一班は最初山口県へ参りまして、教育委員会の会館におきまして、県教育委員会と、県教組と、それからPTAの会長、それから県教組のほかに、教員組合はいわゆる第二組合ともいうべき学校職員団体連合会というものがありまして、その方からも来ておりまして、それから県下の校長の代表者が三人ほど見えておりまして、われわれ三人が質問をいたしまして、その質問に応じて答えるという調査の方法をとつたわけであります。それで問題は山口県の日記帳そのものが教育に偏向したものであるかという点につきましては、県教組を除くほかの方面は、大体内容において偏向の点を認めておる様子でありました。しかしながらこれが教育に……

第19回国会 文部委員会 第18号(1954/03/16、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 なぜ事務職員を一般教育職員と同じ取扱いを今までにしなかつたかということについては、それが不当であると思いまして修正案を出したわけなんでありまして、その点はひとつ文部当局から答弁していただくことにいたします。
【次の発言】 緒方局長にお尋ねいたしますが、今の金の出し方については、大蔵省からお話があつた通りであつて、予算補正をやつて、もし二十八年度で足りない場合にも二十九年度の金で支出することはいけないということを大蔵省は言つているが、それはその通りであつて、二十九年度の金を早く支出して便宜をはかるというようなことは当然やつていいと思いますが、二十八年度分の不足額をこれこれへ出す……

第19回国会 文部委員会 第19号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 お答えいたします。教壇に立つことを建前にしておらない事務職員、これを教壇に立つ教職員の範疇の中に入れるということについて、昨日も文部当局は反対のお考えがあつたのでありますが、この問題は全国のこういう職にある、事務職員と称される者が、大体私の調査によりますと、一万七千余人あるようになつておると思うのでありますが、これらの人々は採用される場合においても、大体教員とほとんど同じような資格のある君を主として、すなわちそういう教養のある者を求められておりますし、そういう者でないと学校内におけるところの事務を校長の指示に基いて行う点において、子弟に与える影響等がいろいろ実際においてはあり……

第19回国会 文部委員会 第21号(1954/03/19、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私はまず第一に文部大臣の御所見をお伺いいたしたいのでありますが、いろいろな角度でお尋ね申し上げたいのであります。まず文部大臣は、いろいろな質疑応答の中で、この法案はそう思想を取締つたり、あるいはまた政治活動の制限を極端にするきゆうくつなものじやないが、ただ日教組やその他の連中が事以上にこれを宣伝をして、こういうように思わしめておるところがあるんだ、というようなことが、お答えの中にあつたと思うのであります。そのことのありなしを私はお尋ねするのではございませんが、大体最近の新聞その他の論調を見ましても、われわれが想像以上に、識者の中で反対の声が非常に大きいということであります。私……

第19回国会 文部委員会 第24号(1954/03/26、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつております教育公務員特例法の一部を改正する法律案並びに義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する法律案、この二案と、これに伴う修正案に絶対反対の意思を表明するものであります。  この法律案が、われわれ国民の自由を制限するという点において、われわれは根本的に政府と考えを異にいたしておるのであります。憲法第十二条には、「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」と規定されておるのであります。この国民の自由が、国家に許されてある最大限度に保障されるときこそが、その国……

第19回国会 文部委員会 第28号(1954/04/28、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 お三人の参考人の先生方にいろいろお話を聞かしていただいてまことにありがとうございました。私は一つの御希望と質問と二つあるのでございますが、希望といたしましては、こうして文部委員がこういう問題を聞かせてもらつても、実は専門家でないので十分腹の中でこなせておらぬ部分もあろうと思う。それで現在大学の病院にいたしましても設備の不足の点、あるいはまた今西脇先生あたりはいろいろ法規についても保健衛生の上から不十分な点もあるのじやないか、こういうこと等について、立法府におるわれわれにそのあなた方の研究、また治療についても必要な予算、法規についての希望がおありではないか、本日それをつぶさに陳……

第19回国会 文部委員会 第30号(1954/05/06、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 安部先生にお尋ねしておきますが、ただいま提案の理由を御説明になりました中にこの盲聾児童に対しての政府の扶助の基準を政令に求めておられるわけでありますが、いわゆる立法府におる議員として提案された法律は、できるだけ政令などという基準にたよらないで、法律の中へそれらの基準等を加えられるものは加える。加えられない事情のもとに置かれておるものについて政令に求めるというのが、これは建前であろうと思うのであります。従つて政令に求められた提案者の理由はどこにあるのか。この点を第一点としてお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますると、この盲聾学校児童の就学奨励上扶助金を支給し……

第19回国会 文部委員会 第35号(1954/06/02、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 委員長は、われわれ議員が提案いたしました議案を一応公報に載せて議題にいたしておることによつて本案が審議されているがごときお話があつたのであります。まことにわれわれを侮辱するもはなはだしいものであります。教育二法案が本委員会を通過いたしたのは四月二十六日であつたと思う。それから何日かかつているか、その間ろくろく開いておらないではないか。委員がこの問題の審議を提議しようといつても、提議する委員会は開いておらぬじやないか。こういうことで、誠意をもつて法律案を審議する態度でおるとは、われわれ断じて考えられない。(「委員が悪いんじやないか、委員長が悪いんじやない。」と呼び、その他発言す……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 議院運営委員会 第8号(1955/04/02、27期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 この前は岡本さんですね。

第22回国会 建設委員会 第31号(1955/07/19、27期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 西村委員からの御質問に関連して、大蔵大臣にお尋ねいたしておきたいのでありますが、今西村君の御質問にもありましたように、建設大臣は所管大臣として、災害については従来歴代の建設大臣が主張されたことを、一そう力強く三カ年で完了したいということを言われて、それに大蔵大臣が財政的な裏打ちをいかにされるかということが、建設委員会の問題になっておるわけであります。そこで大蔵大臣といたしましては、国の財政のことでありますから、三カ年で完了するという熱意については変りはない、同じであると言われたのだと思う。ところが実質的には果して三カ年でできるかというと、今の日本の国家財政の上からいうと、やや……

第22回国会 建設委員会 第32号(1955/07/20、27期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 相当同僚から質問もあったので、ただ一、二点だけお尋ねいたします。  わが国土の一番悪いのは何かということを、国外に出てみますと、道路の悪いことであります。日本ほど道路の悪い国はないように思っております。従っていかなる形式にせよ、道路の改良を行うということは全力を上げなければならぬ。ただ八田さんの感覚での道路、この中央道につきましては、従来の道路常識とは非常に飛躍をされておる。これがまたこの中央道の真価であると私も信じております。ただ問題は、今の日本の財政経済の上で果してこの飛躍された道路に手をつけるのがよいのか。それでない、やはり名古屋、静岡、あるいは横浜、東京と、こういう大……

第22回国会 建設委員会 第33号(1955/07/21、27期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 もう皆さんから御質問がありましたので、大体私が問おうといたしておるところもほとんど終っておるのでありますが、ただ最後に一言だけ本多参考人にお尋ねを申し上げておきたいのです。どうも今質疑を聞いておりますと、本多参考人は、縦貫道路という一つのコースを予定してきめてある今の法律というものには、趣旨は大へん賛成であるがと言われますけれども、どうも反対の意思を表明されておるがごとくに聞き取れるのであります。その根本となるべきものは、道路はいかなる道路でも自動車輸送をするから、自動車が中心でなければならないにもかかわらず、その自動車の最も要求しておる都市と都市との関連性において、非常に欠……

第22回国会 逓信委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本案に対しますわが党の態度を明白にいたし、本収支予算に承認を与えることに賛成をいたすものであります。  第一に申し上げたいのは、本収支予算の中で、今も申されたように給与の改善が予算案の中に明確に出ておらないということは、わが党の最も遺憾とするところであります。しかしながら一昨日の質疑の中でもいろいろ御意見があったようでありまして、従って実質的に給与の改善が行われるならば、わが党もしいて反対しようとはいたさないものであります。ただ放送関係の従業員諸君は、他の一般公務員並びに事業場等の従業員とは違いまして、御承知のごとくいわば知識労働者ともいうベ……

第22回国会 逓信委員会 第7号(1955/03/31、27期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 テレビジョンの受像機に対する物品税の問題につきましては、大蔵当局も考慮すると言われておるのでありますが、本委員会といたしましては、従来大蔵委員会へも申し入れ等をやった前例があるので、左の申し入れを本委員会の決議によってされんことを動議として提出いたします。  テレビジョン受像機に対する物品税に関する申入れの件  テレビジョン受像機に対する物品税に関しては、昨年三月十五日及び十二月二十日の二回にわたり、電気通信委員会より貴委員会に対し、ブラウン管十四インチ以下の受像機及び同部分品に付き、税率の引下げ乃至低率課税の暫定期間の延伸方に関し、貴委員会の善処を要請した。貴委員会において……

第22回国会 逓信委員会 第9号(1955/05/06、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田(榮)委員長代理 これより会議を開きます。  去る五月二日本委員会に付託になりました簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたしまして、まず政府当局より提案趣旨の説明を求めます。郵政大臣松田竹千代君。
【次の発言】 次に簡易生命保険法の一部を改正する法律案、郵便年金法の一部を改正する法律案及びただいま提案趣旨の説明を聴取いたしました簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律の一部を改正する法律案の三法律案を一括議題といたしまして質疑に入ります。この際質疑の通告がありますので、これを許します。橋本登美三郎君。

第22回国会 逓信委員会 第22号(1955/06/30、27期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 古川先生にただ一点お尋ねしたいのですが、株を持たせる、株を電電公社の方へ持たせて公共性の点を発揮するという点については、まことに聞くべきものがありまして参考になったと思いますが、最後に申されました審議会を作るという点です。こういう審議会の制度は、今の日本の行政の上からもずいぶんあるのですが、一般から見ますと、この審議会がいい成果を上げておるというようなものは、ほとんどないような実情なのであります。これはどこに欠点があるかということになると、いろいろな事情があろうと思うのですが、古川先生、審議会が非常に成果をおさめておるという何か実例があれば、聞かしてもらいたいと思います。

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第1号(1955/05/17、27期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が選任されるまで、規則第百一条第四項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま平野三郎君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって不肖私が委員長に当選いたしました。
【次の発言】 この際一言就任のごあいさつを申し上げます。  このたび、はからずも委員各位の御推薦になりまして、当委員会の委員長の職につくことになりましたことは、まことに光栄の至りに存じます。委員会の運営に当りましては、私まことにふなれでございますので、練達堪能……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第2号(1955/05/18、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  理事の互選を行います。理事の員数及び互選の方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいま帆足君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって動議のごとく決しました。  委員長は    池田正之輔君  宇田 耕一君    首藤 新八君  瀬戸山三男君    古川 丈吉君  中村 高一君 を理事に指名いたします。なお社会党左派の一名は次会において指名いたします。  本日はこの程度にいたして、散会後理事会を開いて今後の方針について御相談をいたしたいと存じます。本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもってお……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第3号(1955/05/21、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず、前回理事一名を保留しておきましたが、帆足計君を指名いたします。
【次の発言】 それでは、これより貿易振興に関して政府の所見を求めます。通商産業大臣石橋湛山君。
【次の発言】 それでは、次に政府委員より補足説明を求めます。通商局長板垣修君。
【次の発言】 ちょっとお諮りいたしますが、大臣は予算委員会へ御出席の時間の都合もあるのですが、多少余裕があるそうですから、大臣に対する質問から一つ……。
【次の発言】 田原君にお答えいたします。これは近く商工委員長と相談をすることにいたしておりますから、そこで明確にすることにいたしたいと思います。

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第4号(1955/05/25、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  先ほど理事会の協議に基きまして、貿易振興に関し来たる三十一日午後一時参考人より意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければさように決しました。  この人選については委員長に御一任を願いたいと存じます。
【次の発言】 なお、帆足委員より資料要求について発言を求められておりますから、これを許します。帆足君。
【次の発言】 ただいま帆足君より要求の資料については委員長より要求いたしておくことにいたします。
【次の発言】 何か御発言ありませんか。
【次の発言】 ただいまの帆足、田原君等の御意見については、理事会に諮って……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第5号(1955/05/31、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。理事帆足計君より理事を辞任いたしたいとの申し出がありますので、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がないものと認め、辞任を許可するに決しました。  次に、帆足君の理事辞任に伴う理事の補欠選任についてお諮りいたします。これは、先例によりまして、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がないものと認め、理事の補欠には加藤清二君を御指名いたします。  次会は明六月一日午後一時より開会いたすこととし、本日はこれにて散会いたします。    午後一時三十一分散会

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第6号(1955/06/01、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  貿易振興に関して調査を進めます。本日は、日中貿易協定に関して政府に対し質疑の通告がありますから、通告順にこれを許します。
【次の発言】 古川君にお答えします。私といたしましては、議運の方で、議運の委員長と商工委員長と貿易振興の委員長と三者で会談をして適当にきめたらいいじゃないかというようになっておるように、直接は私聞いておりませんが、聞いております。それで、議運の委員長のところへ参りまして相談をいたそうといたしましたけれども、議運の委員長がいなかったので、事務をやっておる人に私が来た旨を申し上げてくれるように言っておきました。それから商工委員長に会いま……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第7号(1955/06/06、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  貿易振興に関して調査を進めます。本日は、先日の委員会の決議に基き、参考人各位より御意見を聴取いたします。  この際参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。参考人各位には御多忙中のととろ御出席いただきまして、まことにありがたく、厚くお礼申し上げます。  ただいま、本委員会におきましては、貿易振興対策について調査を進めておりますが、御承知の通り、日本経済の再建に関し貿易の及ぼす影響はきわめて大なるものがあり、院議をもって本委員会が特に設置されたゆえんであります。参考人各位には、それぞれの立場より忌憚のない御意見を開陳されまして、本件調査の参考に資せられた……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第8号(1955/06/08、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  貿易振興に関する件について調査を進めます。本日はココムの内容について政府当局より説明を聴取いたします。外務省経済局長湯川盛夫君。
【次の発言】 それではこれより秘密会にいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がないものと認め、ただいまより秘密会に入ります。  議員、関係政府当局及び委員会事務担当者以外は退場を願います。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせいたすこととし、本日はこの程度で散会いたします。    午後零時二十三分散会

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第9号(1955/06/15、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  貿易振興に関し調査を進めます。本日は、昨日の理事会の協議に基き、硫安の生産状況並びに輸出の現状等につきまして調査を進めます。  なお、この際お諮りいたします。硫安に関する問題について、昨日の理事会の協議により、硫安協会から御出席の末吉俊雄君より参考人として御意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  この際参考人末吉俊雄君に一言ごあいさつ申し上げます。御多忙中御出席いただきましてお礼を申し上げます。本日は、硫安の問題につきまして、日ごろ御経験になっております種々の問題点につきまして忌憚のない御意見を承……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第10号(1955/06/16、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  貿易振興に関し調査を進めます。  この際お諮りいたします。昨十五日商工委員会に付託されました輸出入取引法の一部を改正する法律案は本委員会の調査に関しても重要なる関連がありますので、本委員会より商工委員会に連合審査会開会を申し入れたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。  なお、開会の時日等については委員長に御一任願いたいと存じます。  次会は公報をもってお知らせいたします。本日はこれをもって散会いたします。    午前十時四十二分散会

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第11号(1955/06/21、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 ほかに硫安に対し御質疑はありませんか。
【次の発言】 なければ、次に、外貨割当について現状及び割当方式について政府の説明を求めます。大堀政府委員。
【次の発言】 参議院の方で約束があるそうですから……。
【次の発言】 本日はこの程度にいたし、次会は明二十二日午後一時より商工委員会との連合審査会を開会いたすこととし、本日はこれにて散会いたします。    午後一時一分散会

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第12号(1955/07/05、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。理事池田正之輔君より理事を辞任いたしたいとの申し出がありますので、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がないものと認め、辞任を許可するに決しました。  次に、池田正之輔君理事辞任に伴う理事の補欠選任についてお諮りいたします。これは先例によりまして委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認め、理事の補欠には山本勝市君を御指名いたします。
【次の発言】 なお、この際お諮りいたします。先日の理事会の協議に基きまして、国産自動車輸出問題に関し、本日出席されており……

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第13号(1955/07/13、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  お諮りいたします。理事の補欠選任についてでありますが、理事でありました古川丈吉君が六月二十九日委員を辞任されましたので、理事が一名欠員になっております。そのの選任については、先例によりまして委員長により指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議がないようでありますから、それでは委員古川丈吉君を理事に指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもってお知らせいたします。    午後一時四十九分散会

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第14号(1955/07/20、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  貿易の振興に関し調査を進めます。本日は硫安の輸出及び日中貿易支払い協定の問題について質疑の通告がありますから、これを許します。帆足計君。
【次の発言】 ほかに御質疑はありませんか。  それでは、次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。    午前十一時二十九分散会

第22回国会 貿易振興に関する調査特別委員会 第15号(1955/07/30、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 これより会議を開きます。  貿易振興に関し調査を進めます。  この際山本勝市君より発言を求められておりますので、これを許します。山本勝市君。
【次の発言】 ただいま山本勝市君より提案されました対共産圏輸出制限緩和に関する決議案に関し、何か御発言ありませんか。
【次の発言】 別に御発言はありませんか。―御発言がなければ、ただいまの対共産圏輸出制限緩和に関する決議案に対し賛成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 起立総員。よって本決議案は全会一致をもって可決されました。  この際ただいまの決議に対しまして政府の所見を求めます。政務次官島村一郎君。

第23回国会 逓信委員会 第6号(1955/12/12、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 大臣にちょっと関連してお尋ね申しておきたいのですが、今森本委員から放送法、電波法の改正の意思ありゃいかん、またそれについての超党派的な問題をいかにするかという質問に対して、超党派的に森本君の希望をいれてやりたいという、こういう御答弁であったようであります。ただ私とこで一言お尋ね申しておきたいことは、大臣の意思がただ超党派的なことでやるということでは、超党派的にならないと思う。それから今監理局長は各方面の意見も聞いてと、こう言われる。これははなはだ失礼な言葉ですが、官僚の諸君がどういう方法で各方面の意見を聞かれるのか、いろいろな方面ヘアンケートみたいなことで聞かれるのか何か知り……

第24回国会 建設委員会 第3号(1956/02/02、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 議事進行について。大臣に対する質疑を継続する前に、わが日本社会党においては、鳩山首相の失言問題をめぐって議会の運営が問題になっておるから、各委員会ともその問題を解決つけるまでは進行すべきでないということに党議が決定いたしたので、委員長は暫時休憩されて、理事会を開いていただきたいと思います。

第24回国会 建設委員会 第5号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ごく簡単に関連した御質問を申し上げますが、今二階堂委員から御質問があって、その質疑応答の中で考えられることは、いわゆる特別失対事業の性格に関する質問ともなっていると思うのであります。そこで労働省といたしましてはこの予算を要求し、年度初めにこの、業を開始するときには、特別失対事業に対して失業者の就労計画というものの中にちやんと織り込まれた数字があって、事業を進められていると思うのであります。従ってただ建設省の都合のいいようなことにまかしては労働省としては納得ができない。こういうことは私は当然だと思う。それでなけらねばならぬ。狩別失対などという名前を削って、やはり建設省の公共事業……

第24回国会 建設委員会 第6号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 建設大臣に御質問を申し上げます。昭和三十年度の予算にいたしましても、今審議中の三十一年度予算にいたしましても、健全財政の建前から予算編成は一定のワクを設けて、そのワク内で各予算とも緊縮財政を堅持するために、各省とも非常に膨大な要求があったのにもかかわらず、それを大蔵省において一定の査定をされて、余儀なく不満足ながらも各省は、縮められた予算の中で施行しなければならない羽目に立ち至っておることは御承知の通りでありまして、大臣におかれましても、予算の要求、ことにお持ちになっておる抱負経綸が十分に施行できない点については、非常に苦慮されたことと存ずるものでございます。しかしながら現馬……

第24回国会 建設委員会 第8号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま議題となっております両案について御質問を申し上げます。最初主として大臣にお尋ねいたしたいのでありますけれども、大臣がただいまおいでになりませんから、政務次官、道路局長御両人に御質問申し上げますが、あるいは質問が大臣に適当だと思うようなことはあと回しにいたしてもらっても差しつかえございませんから、そのおつもりでお答えを願いたいと思うのであります。  第一に日本道路公団についてでありますが、道路公団を作られまして、大体において七百人か八百人くらいの所要人員があるという先日御説明であったのでありますが、この七百人八百人という人は、新しくいわゆる公務員ともいうべきものをふやさ……

第24回国会 建設委員会 第9号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 まず馬場建設大臣にお尋ね申し上げますが、私がお尋ね申し上げることについて、一建設大臣としてでなしに、国務大臣として、あるいは内閣の閣僚としてお答えを願いたいと思います。  第一に伺いたいのは、東北興業株式会社というものを建設省の所管事項とされておる点であります。この東北興業株式会社の目的には、建設事業に関する東北振興と、商工関係ともいうべき産業の開発に関する東北振興、この二つの部面が明確にされ、会社の性格ともなっておると思うのであります。私は今日の東北の事情から考えますると、むしろこういう特殊会社によって地方の振興をやろうといたしまするならば、商工関係の産業の開発をやらしめて……

第24回国会 建設委員会 第10号(1956/02/24、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 時間が経過いたしたようでございますので、ごく簡単にお尋ね申し上げます。参考人の方々は今日は大ん御苦労様でございますが、お話をいろいろ承わりまして、御意見のほどは私の同感のことのみといってい、いくらいに、非常に参考になる意見だったのであります。ただその中で一、二お尋ね申し上げておきたいのは、有料道路の問題で、最近自動車が非常に数を増しまして、その自動車のためにいやでもおうでも現状では過ごせないから、道路整備をやらなければならぬ。こういうものと、それから今日の輸送の関係が自動車に非常に比重が加わって参りまして、そういう関係から工事に非常に金がかかる道路が必要になる。従ってそれに伴……

第24回国会 建設委員会 第11号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この修正案提出者に御質問申し上げますが、原案は五人以内となっております。五人という数字は御承知のごとく奇数であります。理事という性格から申し上げましても、いろいろ協議する場合においては普通奇数をとるのであります。それをわざわざ偶数にするという理由――一名ふやすとかなんとかいうことは別でありまして、わざわざ偶数にするということは、これは何か特別なお考えでもあるのでしょうか、お聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 どうも提案者の理由はきわめて薄弱なようで、われわれは提案をされる御意思が那辺にあるか、非常に迷っておるのであります。  そこで建設大臣にお尋ね申し上げますが、政府……

第24回国会 建設委員会 第13号(1956/03/05、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま議題となっております東北興業株式会社法の一部を改正する法律案について、日本社会党を代表いたしまして賛成の意見を申し上げたいと思うものであります。  東北興業株式会社という特殊法人で、東北地方の総会的な開発、産業の発展、民生の安定のための使命を持っておる会社が、いわゆるヘビのなま殺しのようになって戦後数年放擲されておる状態であったものを、今回政府はこれに一つの活を入れるために、まず第一にセメント工業を計画いたしまして、この東北地方の開発に資せようとされておるのであります。過般の当委員会並びに商工委員会との連合審査においてもいろいろわれわれが同僚から政府へ強く意見を開陳さ……

第24回国会 建設委員会 第14号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 住宅金融公津に関して改正案が出されたのでありますが、今局長の御説明を承わりますと、公庫の従業員が公務員の待遇を受けておったのを、他のこれに類する機関と同じように公務員からはずしてその均整をとるというように御説明があったのでございますが、そうした場合において従業員の待遇が低下されるのではないかということをわれわれは心配するのでありますが、低下にはならないかどうか、この点を御説明願いたい。
【次の発言】 公務員は一定の年限がたちますと、文官恩給を受けることになっております。多少待遇がよくなる程度で、将来のいわゆる生活保障ともいうべき恩給法の適用を受けられない場合に、将来の生活保障……

第24回国会 建設委員会 第16号(1956/03/15、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 積雪寒冷特別地域における道路交通を確保することはきわめて緊要なことで、今日の交通状態ではまことに適切なるところの立法井戸だとは思いますが、それについて提案者にお尋ね申し上げます。この路線を指定する際に、大体において建設大垣はこの法文が示しておるように積雪寒冷地の道路交通確保五カ年計画を閣議に諮ってやられるのでありますが、ただこの路線の指定をされる際において、交通運輸の関係から運輸大臣に協議する必要があるのではないかと思うのでありますが、その点いかにお考えになっておりますか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 発案者の御意見はわかりましたが、行政庁である建設省の道路局長……

第24回国会 建設委員会 第18号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちょっと関連して。能代の火災について緊急を要する問題でありますので、この際大臣にお尋ね申し上げておきたいと思います。かかる大火災には今後の都市計画、あるいは今後の防火地帯の関係、また焼失罹災者の将来の生活の困窮の問題等から、借地、借家法を適用することに大体なっておるのでありますが、当然この能代のごとき大火災のときには直ちにこれが適用をなされるものだと思うのでありますが、この点いかようになっておるか、ちょっとお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 適切な処置を法務省と御相談の上でやられるということでありますから、私はそれを信じまして、できるだけ早く処置されて、罹災者の生活を……

第24回国会 建設委員会 第19号(1956/03/28、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま議題になっております首都圏整備法について簡単に二、三御質問を申し上げたいと思います。  ただいま御説明になり提案されておるこの法律案を見まして、大体においてわれわれはかくあるべしと考えておるものであります。ただここでお尋ね申し上げておきたいのは、首都建設法がありまして、首都建設法に基いて首都建設計画が建てられることに相なっておるのであります。従ってこの法律に基いて首都圏整備法が生まれたとも言うべきではないかと思っておるのでありますが、むしろ私は首都建設法の一部改正を行いまして、この建設法の中へ首都圏整備の内容を含めて、たくさんの法律を作るよりも大体親子関係と言いますか……

第24回国会 建設委員会 第21号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私がまず第一にお尋ね申し上げたいのは、海岸法制定に関する立法形式の問題であります。  海岸法の制定については、建設省においてもずっと古くからいろいろ意図されておられまして、大へん関係各店との折衝に骨を折られたことは今御答弁にもあった通りでありますが、最初はこの海岸法については、海岸保全法という名称を付して御研究になり、立案しようとされたことがあると私は思うのであります。私の古い記憶にはそう思っておったわけであります。それを今度海岸法として制定されたことは、河川法との関連でそういうことになったのとはないかと想像するのでありますが、立法計画をされたいきさつ、こういう関係をお聞かせ……

第24回国会 建設委員会 第26号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 建設大臣のただいまの御答弁によって、建設大臣の誠意はよくわかるのですが、火災で家をなくしたということと、火災による災害といいますか、そういうものも火災の災いの中だ、こういう強い決意ができ、解釈が行われるなら問題はないと思う。国の大きい仕事からいいますと小さいことになる。しかし災害者の身の上からいうと大事件なんでありますから、一つ決意を新たにして災害者を救われるよう希望いたしておきます。

第24回国会 建設委員会 第27号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 今の答弁を聞きますと、国鉄の方では、つまり乗降客のためには他の駅にも劣らない敷地がとってあって、サービスは相当やっておるんだというようなことを言われますが、そういうことを言われないで、まことに何とかしたいということを考えておるんだと言われるならば、私は何も質問をする考えはなかった。いかにもこれで十分だというような意味のことを言われますが、大阪の梅田の駅へ入りまして、八重洲口の広さとどちらが広いか、そして乗降客にはどちらが便利であるか、こういうことを実際に見て――なるほど八重洲口のあの中へ入ってみますと、名店街などいろいろなものがきれいに、しかも買いものをするのには、一般の日本……

第24回国会 建設委員会 第29号(1956/05/02、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この八重洲口の問題につきましては、鉄道会館をめぐって、過ぐる国会における決算委員会等において相当問題になったところでありまして、われわれはその後の成り行きを注視いたして参ったのであります。当時決算委員会におきましては、委員会として意見を述べられたんですが、その中で八重洲口広場に関する問題は、関係官庁の緊密な連絡のもとに円満な解決を求めるという意見を出されておるのであります。それに対して当時の運輸大臣は、当局を代表いたしまして、関係官庁等の関係が複雑であるので、これと連絡をとって解決しようと鋭意努力中であるということであります。そこでまず第一にお尋ね申し上げたいのは、その後の努……

第24回国会 建設委員会 第31号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 参議院議員の小澤さんを予算化の問題においていろいろ責めるというか質問するのは、見当違いだと思う。衆議院をすでに通過さしておる。そのときにこの法律のもとができて予算化したかせぬかということを衆議院の問題にしなければならぬ。その衆議院が参議院の方に修正をした個所を質疑するならよろしいが、そういうことじゃない個所を質疑するのは、衆議院の私は権威にもかかわることであるから、同僚諸君にそれはやめてもらいたいと思います。  それで私はたった一つ当局にお尋ね申し上げておきたい点は、問題はこの法律が道路法に基くものか、あるいは自動車運送法に基くかということでの競管の問題や、この法律施行に伴う……

第24回国会 建設委員会 第34号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 関連して。本日の参考人八田君がおいでにならぬのはまことに残念なことであります。熊谷君の出席を要求いたしたのは私ですが、この協会の会計経理についていろいろなうわさが飛んでいる。うわさそのものを私聞いたのじゃなしに、うわさが飛んでおるという話を聞いたので、そういうことではこの中に少くとも何十名かの議員が参画しておるといたしますならば、国会の権威の上からいっても会計経理は明確にすべきであると考えまして熊谷君に来ていただいたのであります。大体お話がありましたので、  一応明確になったようでありますが、なおちょっとばかり明確を欠く点がありますから、ついでにお尋ね申し上げておきます。御説……

第24回国会 建設委員会 第36号(1956/08/27、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 今回の第九号台風並びに大館市の大火について建設大臣より御報告がございましたが、これについてまず第一に大臣にお尋ね申し上げたいのは、わが国の風水害は歴年必ずある状態であり、非常な被害国としての不名誉な状態であることは御存じの通りでありますが、幸いにいたしまして、二十九年、三十年等は近年まれに災害が少かったのであります。こうしたときに過年度災害の処理を十分いたしまして将来の災害をできるだけ未然に最小限度に防ぐということこそが必要であると思うのでありますが、その点には十分なる施策が行われておるとはわれわれは考えられない。まことに残念だと思っておるわけであります。  そこで大臣にお尋……

第24回国会 建設委員会 第37号(1956/09/19、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 去る七月十一日より十四日にわたる四日間島根、鳥取、大阪の一府二県にわたって建設状況の視察を行なった結果を御報告申し上げたいと思いますが、なかなか長文にわたるので長時間かかろうと思いますから、文書で提出いたしたものを速記録に掲載し、それによって報告にかえるよう委員長において適当な御処置を願いたいと存じます。

第24回国会 建設委員会 第38号(1956/09/20、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちょっと関連して。これは大臣でなくちゃならぬというなんじゃないのですが、ただ大臣が今御答弁になりました中の、つまり防火帯という制度を発展させて防火地区を拡大していくというこの思想について、今の日本の段階において適当であるかということなんです。もちろん理想といたしましては、防火地区というものを設定してこれを拡大して全都市に及ぶような状態にすることが望ましいことであります。しかしながら現実にはなかなかそうはいかないので、できるだけ火災等の災害を最小限度に食いとめるという考えからいたしますと、私は防火帯の制度をもっともっと積極的にやるべきじゃないかと思うのです。三鍋君からのお話もご……

第24回国会 建設委員会 第40号(1956/10/31、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 今委員長からの御質問の御答弁の中で、補助事業の内訳は言わないで、補助事業の全体を含めて起債総額というものを各府県に割当を行うということでありましたが、しかしその内容につきましては事業の内容を御検討になって、その総額の内訳は明確にされておるものだと思うのでございますが、この内訳は何ゆえに示さないのか、それを示さない何かのほかに理由があるのか、その点お聞かせ願いたい。
【次の発言】 御説明の趣旨はよくわかるのでありますが、それはちょっとおかしいと思うのは、たとえば起債総額が決定を見、割当配分が行われた後において緊急な事業が出てきて、地方庁から、債申請を行われる場合がある。たとえば……

第24回国会 社会労働委員会 第43号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 関連して稻田局長にお尋ね申し上げますが、その前に河野副知事にちょっと簡単に御発言いただきたいのは、あの県庁を移転するときには、湿潤の地であって、年々病人が出て、事務がはかどらないからということを県民に公表されて県庁の移転を決定されたと思うのですが、その病人が出て困ったということは、うそであったか、ほんとうであったか、ここでまず第一にその事情を聞きたい。
【次の発言】 それだけでいい。  稻田局長にお尋ねいたしますが、この問題がこんなに大きく問題になったのだから、国連軍に対する国の行為といいますか、こういうことから起る地方財政の打撃あるいは失業等による地方の国民の生活不安を国が……

第24回国会 地方行政委員会 第64号(1956/10/26、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 もう大へん時間が経過したようでありますから、森永局長にごく簡単に御質問申し上げたいのですが、この問題は私はいまさら議論をしようとは思っておらない。鈴木、門司両委員からもいろいろ委員全体の心持を代表的に現わしていただいたものだと思うのでありますが、ただこの前の議会における国有資産所在市町村の交付金の問題の議決は、ただ単にすらすらっといいかげんな審議をして通したものではなくて、衆参両院とも内容にまで立ち入って論議をされ、このことが委員会ばかりでなしに、本会議で全会一致で両院とも議決をされた問題なのであります。それとあわせて現実には、今自由民主党においても社会党においても、額のいか……

第24回国会 文教委員会 第26号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 久方ぶりに文教委員に舞い戻りまして、ともどもに文教委員をいたしておった親しみのある竹尾政務次官に午前中の質疑の状態をお聞きいたしまして、私は非常に不可解に感じた点がありまするので、その点お尋ね申し上げてみたいと思うのであります。このことは竹尾君が竹尾議員としてやられたということを質問するのではない。一議員が一年、二年のうちに多少考え方を変えたからといって問題ではないと思います。辻原君に一種の反撃を加えたというような格好でおられますが、私はそういうことでなしに、今の鳩山内閣の性格についてお尋ねを申し上げるのであります。鳩山内閣の性格というものは、前の大達氏が文部大臣になった時代……

第24回国会 文教委員会 第27号(1956/04/10、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 今山崎委員と文部大臣並びに局長との質疑応答を聞いておりまして非常に感じたことは、この三十三条第二項は、教材について大いに規制をいたすために、教材を利用する方の先生方が非常にきゅうくつになって、将来学校教育に一大支障があるのではないかという疑問を抱いて、質疑をされた。そういうことはないんだ、こういうことをおっしゃっておる。ところが文部大臣の答弁を聞いておりますと、山口の場合はこうだ、これこれはこうであったから、こういう悪いことは規制をするんだ。やはり規制をするんです。ただ規制をするが、文部大臣の感覚といいますか、時代感覚の上からは正しいものだと思った規制をするんだから、差しつか……

第25回国会 建設委員会 第2号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この際総裁にお尋ね申し上げておきたい点が二件あるのでございます。今御説明の中で、各府県がやっておりました有料道路について、移管を受けてやられていた道路の中の大部分は、採算の上からいいますと、有利な採算というものはほとんどない、いわゆる工事ごとの独立採算的に行うのが基本の方針であろうと思うのでありますが、そうばかりはもちろんいかない。そこで今後、採算の上から非常に不利だということがわかり切っておるものも、交渉を受けたら、公団の方で引き受けるという考えなのか、こんな不利なものは何ぼ公団でもやれない、こう言うて断わる場合があるのか、その方針をまずお尋ね申し上げます。

第25回国会 建設委員会 第3号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいまの公団の事業経過を承わって大へん堅実に施行されておる点については敬意を払う次第であります。  ただこの際お尋ね申し上げておきたいのは、住宅公団に対する不満や不平の意味ではないことを御理解を願っておきたいのですが、三十年度二万戸建てるという計画を立てられたことは、鳩山内閣が四十二万戸の住宅を建設するという国民に対する公約が具体化されたものの一部なのであります。その公約について公団は直接責任はないのですから、そのことを私は問おうとするのではないのでありますが、住宅というものは発注すればそれでよいのではないのでありまして、発注をして住宅が完成を見て人が居住しなければ住宅の値……

第25回国会 建設委員会 第4号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 どうも今の御説明ではっきりせぬのですが、三十年度の貸付による住宅建設が三十年度一ぱいに貸付契約を終ったという数字は、本年三月三十一日までに幾らくらいになるのですか。契約は全部計画通り行っておりますか。
【次の発言】 増築計画は三万戸の計画の中に一万三千戸ほど契約が成り立っているという御説明がございましたが、これは半数に満たないきわめて不成績な状態のようでありますが、不成績な状態というのはどういうところに基因しているのか。たとえば増築を要求する方として大体この標準でいきますと四坪半程度が標準になっているようですが、この四坪半というのはあんまり小さ過ぎるのじゃないか、貸付額が少な……

第25回国会 建設委員会 第5号(1956/12/11、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 関連質問。今三鍋君からの賛同に対して行政管理庁から御答弁がございました。そのお心持はよくわかりますが、私が御質問申し上げることは大体官庁がこういう欺瞞的な雇用関係を結んでおることが、ひいては民間産業にも及ぼし、その結果として最も不幸を見ておるのはいわゆる一般労働者である。臨時雇という名義のもとに、いろいろな待遇改善等も行われずに不遇な立場に赴かれている。実質的には臨時雇でなしに、常雇同様に連続して、しかも数ヵ年もやっておりながら、四年も五年もたってもまだ本雇にしないという民間工場のたくさんの例を今日見ておるのであります。これはすなわちその範を日本の行政庁が行なっておる結果であ……

第26回国会 建設委員会 第3号(1957/02/15、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私はこの際道路行政に関して建設大臣にお尋ね申し上げておきたいと思う次第であります。先般の委員会で建設省関係予算の大臣の説明によりますと、今回道路整備について非常な御苦心をいただいて、昨年よりも二百億円余の大幅な増額を見ていることについては、大臣の御努力に対して敬意を払うのでありますが、ただこの際お尋ね申し上げておきたいのは、さきの大臣馬場さんの構想によりますと、現在行われている道路五カ年計画を飛躍させて、十カ年計画で、日本の国道はもちろん、重要路線について一応の整備を行いたい、こういうことで総予算一兆七千億の計画を立てられて進んで参りましたが、この予算ではとうていひざ元へも寄……

第26回国会 建設委員会 第4号(1957/02/27、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま提出された本案の修正案並びに修正部分を除いた原案について賛成の意を表するものであります。  申すまでもなく、この法案は過ぐる二十二国会において、本院四百六十余名のうち四百三十名の提案にかかる議員提出法案でありまして、二十二国会においても慎重なる審議が続けられ、立法府としての体面を汚すことなく、この法案は付帯条件を付しまして、本院を全会一致で通過いたしたものであります。今回修正案が提出されたる部分については、提案者の説明の通りでありますけれども、参議院から修正されて回付されたるこの案を種々検討いたしまして、参議院の意思をも尊重すべきであ……

第26回国会 建設委員会 第8号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 委員長に議事進行についてお尋ねしますが、こういう補償問題は水利権の問題ばかりでなしに、土地取り上げ等の問題で、ことに軍事基地等でずいぶんもめておることは委員長の御承知の通りであろうと思うのです。そしてこの委員会がこういう一つの事件を裁判するような、つまり過去のいかにあったかということを聞いて――このことは行政処置なのであって、立法府の処置ではない、従ってわれわれ立法府のものとしては、県の処置なりあるいは建設省の処置をかく善処するべく勧告する場合もあると思うのです。しかしわれわれがその中へ容喙するがごとき行動、それに深入りするということは私はどうかと思う。ことに建設委員会は、御……

第26回国会 建設委員会 第10号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 関連。災害住宅についてただいま総裁から、金融公庫の立場に立って災害の地方にあまり同情し過ぎてもやりにくいし、そうかというて災害の事情から同情を持ってやらなければならぬので、その硬軟両端を控えながらやっておるという、非常に実情に即した、金融業者の立場を保持しながらやる。しかし現実に災害地においてはその五一%の償還、他の方はどちらかというと成績がよくて八九%。そこで建設省の御意見を聞いておかなければならぬ。これは現実の金を扱っておる金融公庫としては、現在の法規の上に立ってやることになればやむを得ないことと大体推測はできるのであります。しかしながらこのまま、災害地は五一%であるから……

第26回国会 建設委員会 第12号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 本法案に対する質疑は相当進んで参りまして、同僚委員からも種々なる観点から御質疑がありましたので、私はできるだけ同僚委員から質疑をされた点を避けて御意見をお伺いしておきたいと思うのでありますが、中には多少重複するような点もある場合がありましても、その点は一つ御了承を願いたいと思うのであります。  まず第一に第二条の定義の問題でありますが、今まで同僚委員から質疑をされた中で問題をはっきりさせていないような感じがする点は、この多目的ダムはいわゆる特定なものであるからという点で、発電、水道、工業用水道と規定されておるのであります。この点は大体特定の多目的ダムであるから、しかも主として……

第26回国会 建設委員会 第14号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 関連して。ただいま同僚の瀬戸山委員からの質疑を聞き、その答弁を聞いておって、まことに奇怪千万なお話のように承わるわけであります。第一に、これは建設大臣にお尋ねすべきでありますが、道路局長は、建設大臣がおいでにならぬ前に、縦貫道の方は道路のほかに目的もあるようでございますのでというようなことで、人ごとのように言っておるのです。道路局長は、この高速自動車道法がどんなものか、どういう経過をたどって第二十二国会から国会がどんな論議をしておるかということがわからぬはずはない。そんなそらとぼけたようなことを言って、日本の道路ができると思っておったら大へんなことですよ。これはもってのほかの……

第26回国会 建設委員会 第15号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 高速自動車道に関して大臣にお尋ね申し上げます。その前に、大臣が過日、何日ですか日にちは覚えておりませんが、新聞に道路十カ年計画をやるというようなことを御発表になっておるようであります。新聞に御発表になったものは真実な大臣の御意見なのか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 新聞を持ってこなかったのですが、朝日か日本経済かに出ております。ちょうど前の馬場建設大臣が道路十カ年計画を本委員会で発表されたのと大体同じような構想が、南條建設大臣という名前で出ており、写真が入っておったと思います。あるいは大臣にそういう記憶がなければ、新聞が何か間違いで出したのだろうと思います。……

第26回国会 建設委員会 第16号(1957/04/11、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 関連して。今中島委員から質疑を行われておるのは――道路運送法に基く道路と、それから高速自動車国道法に基く道路との区別というものは、そういう意味を持っておるものだという建設大臣の御意見は、われわれもよく了解はつく。何もその点に疑義を持っておるのではない。ただ立法の建前が明確になっておらぬ。法理論的な観点から中島君が質問をいたしておる。  そこで問題になるのは、道路運送法には、私企業であるとか、私企業でないとかいう文句はないので、ただ道路運送事業を行う事業ということが書いてある。私企業であるとか公共事業であるとかいうことは書いてない。そしてこの事業とは、「自動車運送事業、自動車道……

第26回国会 建設委員会 第18号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 建築基準法については、過般の委員会で同僚の諸君からいろいろ御質問やら御意見やら、ことに道路上の建築物等については強い御意見があったので、重ねてお尋ねする必要もないと思いますが、参議院の審議の際に、道路上の建物について、道路を横断する場合等についても、過般の東急文化会館の施設が問題となったとき、大体政府の御意向もあったのでありますが、その他の点について、参議院で政府が建設省においての意見が述べられたという話でありますが、それはどういう状態であったか、一つ衆議院においてもお聞かせを願えたらいいと思います。
【次の発言】 大体お話によって了解したわけでございますが、この前の委員会で……

第26回国会 建設委員会 第19号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 今の中島委員からの質問と関連するわけですが、この改正案の十九条の中で、給油所、休憩所等の建設は別に政令で定めるということですが、こういう部面がだんだんあって、それぞれ適当な政令をお作りになるのだと思うのですが、その政令の案があれば資料として出していただきたい、それからその案がない場合でも要綱的なものでもできれば出していただきたい、そういうことをお願いしておきます。
【次の発言】 実際の政令を見なければわかりませんが、今建設大臣の御答弁で、再び国鉄のように、いろいろ不正的なことの起らないようにするという御意見で、われわれは大いにそれを歓迎するわけでございますが、ただどういう施設……

第26回国会 建設委員会 第20号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちょっと関連して。知事がお帰りになるということですから、この際本件に関する、われわれの将来の見通しについて参考までに御意見を伺っておきたいと思うのです。私は各関係町村の方の発言は不幸にして聞いておりませんが、中部電力の三田常務、それから林知事の御意見を聞いておりますと、お二方の意見の中に、われわれ聞いていて非常に理解に苦しむ点があるのでございます。従って、知事は三田常務の本委員会で言われたことが正しいとお考えになっておるかどうか。私が今木下竜江村長のお話を聞いても、会社の処置に非常に不満があるようであります。知事といたしましては、本件については重大な責任があると思うのでありま……

第26回国会 建設委員会 第25号(1957/07/09、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 去る六月十五日より十八日に至る四日間、兵庫、奈良、和歌山の三県にわたって建設状況の視察を行なった結果を御報告申し上げるのでありますが、これをすべて御報告申し上げますことは、相当長時間を要しますので、概要の報告は、文書として提出いたしましたものを速記録に掲載いたし、それによって報告にかえるよう委員長において適切な御処置を願いたいと存じます。
【次の発言】 それではお許しを得まして、まず簡単に所見を申し述べたいと存じます。  まず兵庫県において視察いたしました第二阪神国道の建設及び尼崎市の海岸防潮堤について申し上げます。  第二阪神国道は、現在の阪神国道の交通を緩和するため、これ……

第26回国会 建設委員会 第26号(1957/07/31、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 三鍋委員の質問に関連してお尋ね申し上げますが、今回の水害の復旧については、従来と同じように大体三カ年計画で復旧を完了したいという御意見の表明があったわけであります。私はこの災害復旧について、今回は梅雨前線によるところの早目の災害であったといわなければならぬと思う。普通台風と称する二百十日前後の災害もまたあるわけであります。そういたしますると、この早目に起った災害は大体本年度内において、まだ八カ月ございますから、今から災害の調査を厳密にし、査定を行い、設計をやって本格的な復旧工事にかかれるわけなんですが、従来は三カ年の計画の中で、初年度が三、次年度が五、三年目が二という、三・五……

第26回国会 建設委員会 第27号(1957/08/09、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 関連して。この際建設大臣にお尋ね申しあげておきたいのですが、今三鍋君、木原君、両委員からの質問の中に、建設大臣は今の段階で、立法処置をするために国会を開会せなければならないと考えておられるか、こういう質問があったのであります。しかしながら、私は公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の問題についてお尋ね申し上げるのですが、建設大臣は今回の西九州の災害については、ただ単に従来の災害復旧工事を行うという観念を発展さして、改良をも加えなければ、実質的にやれないことでもあるし、またそうせなければ目的を達せないものだ、そうおっしゃっておるのであります。これはわれわれも最も同感とするところで……

第26回国会 建設委員会 第28号(1957/09/09、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 今三鍋委員からいろいろ御質問がありましたから、重ねる必要はないのですが、この問題は行政処分の問題として都と建設省が、昔の言葉で言いますならば、いわゆる役人と役人とが相談をすると、ただ形だけにとらわれた処分になりまして、納得しない処分となることは火を見るよりも明らかな問題だと思うのであります。出発点において、すなわち戦後のどさくさ最中に、都市計画委員の選挙に非常な誤りといいますか、無理が行われた。しかし選挙の結果の発表というものは法規に基いた発表が行われて、それが正式に当選されたものとしての処分が行われておる。すなわち土台が確立した形において行われておらぬけれども、上へでき上っ……

第26回国会 大蔵委員会 第34号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま議題となっております国有財産法の一部を改正する法律案の内容について、一応お尋ねを申し上げておきたいのです。本法においては、中央審議会及び地方審議会という中央と地方に通じての国有財産処理に関する審議会を設けられることになっておるのであります。これに類した法律といたしまして、旧軍港市転換法が議員提出案として制定されておるのでありますが、この特別法の審議会も、同じく国有財産の処理に関する案件を審議いたすことになっております。従って本国有財産法の審議会と旧軍港市転換法という特別法の審議会とは、同じ国有財産の審議を行うのでありますが、一般法の審議会と特別法の審議会とをどういうよ……

第27回国会 建設委員会 第2号(1957/11/09、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 関連して……。この問題は、お聞きの通り、党派をこえて各党ともに非常に御心配になっておる、今日では重大問題になっておるのであります。私は今まで御質問になった方々とは、精神において多少観点を異にいたしておる点があると思うのであります。私はこの問題を行政的な問題として考えるべきか、政治的な問題として考えるべきか、これは両方の問題はもちろんあります。両方の問題がなくてこの問題は解決つかない問題であるということは明確な問題でありますが、私はこの問題は、根本的には政治問題であると思います。政治問題であることを軽視してこの問題を処理しようとするところに、私は一つの難点があると思う。根本建設……

第27回国会 建設委員会 第4号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 去る十一日理事会の決定に基きまして、松戸市金ケ作の土地区画整理事業並びに東京都江東地区における高潮対策事業を現地において調査して参りましたので、簡単に御報告申し上げます。  まず松戸市金ケ作地区の土地区画整理事業から申し上げます。  本事業は日本住宅公団が執行しているものでありますが、この計画は首都圏整備委員会の勧告に基き、松戸市の熱心なる希望により都市計画審議会の議を経て昭和三十年十一月より都市計画事業として執行しているものであります。すなわち首都圏構想の衛星都市の一つとして街路、公園、緑地、下水等の公共施設が十分に整備された新しい都市の形成を目途として、約五十一万坪の土地……

第28回国会 建設委員会 第3号(1958/02/11、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 根本建設大臣に、建設行政に関しまして重要な点をお尋ねいたしたいと思うのであります。まず岸内閣は重要施策といたしまして、道路政策を大きく取り上げられまして、世間ではいろいろ批評はあるのでございますが、ことに今度の三十三年度手算について、ずいぶんひどい悪評もあるようであります。予算編成に当りまして、各省がやっきになって自分の省の予算要求の復活に非常な努力をせられた。そういう関係から、ぶんどり予算だとか、あるいは不統制が非難されておるようでありますが、しかしわれわれ建設委員といたしましては、建設大臣が非常な努力をされて、各省に劣らない――ぶんどったなどというような言葉は不適当だと思……

第28回国会 建設委員会 第5号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 三鍋君の御質問に関連しておりますが、まず私が第一にお尋ね申し上げたいのは、この水防法の改正は各町村の自治制の上から、あるいはまた財政の上からも、いろいろ重大な関係を持っておるのであります。この法律を起案するに当りまして、全国の町村長会または町村議会議長会、こういうような町村関係の連絡機関といいますか団体、こういうものの意見を、諮問の形式か何かの形式でおただしになったのか。また、ただされたといたしましたならば、これらの団体はいかなる意思を表明してきたか、この点お尋ねいたします。
【次の発言】 今御説明になりました事項では、果して全国の町村において強い希望を持っておるかどうかとい……

第28回国会 建設委員会 第19号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 下水道法案は、都市の近代化による画期的な法案ともいうべきものだと思うのでありますが、この法律は、ただ現在の都市の下水道の状態をいかに管理するかということだけのように考えられるのであります。この法律は、国民のために法律を作ったのか、行政官庁が行政を行うために法律を作ったのか、こういうようなことを私は考えざるを得ないように思うのであります。ほんとうに市民のために法律を作ったのであるならば、この法律は国民に納得、理解ができるように作らなければならぬと思うのでありますが、この法律を見ますると、不十分な点があるので、まず第一にその点からお尋ね申し上げておきたいと思うのであります。  下……

第28回国会 建設委員会 第20号(1958/04/01、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 下水道法について引き続いて御質問を申し上げますが、下水道法の中で、いわゆる従来の下水道すなわち都市下水路と、この法の適用外にあるところの河川、水路、こういうものとの関連でございます。これがもし水害等災害をこうむった場合において、災害国庫負担法その他の災害救助に関する処置でありますが、この都市下水路と、都市下水路を含まないところの都市における河川、水路、こういうものについていかなると区分を考えられておるか、また災害復旧についてはどういう区別を行うのか、こういう点をこの際明確にしていただかないと将来いろいろな問題が起ると思うので、この点を御説明を願いたいと思います。

第28回国会 建設委員会 第22号(1958/04/09、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいまお手元に配付されております私どもの方から提出いたしました修正案について、簡単に御説明申し上げます。  まず第一点の第十三条及び第三十二条の修正でありますが、これは第三十三条との関連における字句の整理とでも申すべき修正であります。すなわち第三十三条の規定は「この法律の規定による許可又は承認には、条件を附することができる。」というものでありますが、ここで規定してあります承認とは、いわゆる第十六条において出て参ります承認、すなわち公けの期間が行う承認を意味することは明白でございます。ところが本法案には、第十二条第一項及び第三十二条第四項中にも承認という言葉が出て参るのであり……

第28回国会 建設委員会 第25号(1958/04/18、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私はごく簡単に二、三御質問申し上げたいと思うのですが、大体首都圏市街地開発区域の整備を行うということは、われわれがこの立法に参画して以来当然やるべきだということでわれわれも考えておるわけでありますから、従って本法案は適当な処置と根本的には考えております。ただ立法技術の上や立法の内容の問題に実は不満を持っておるのであります。しかしながら現在の段階といたしまして、大蔵省やその他の関係との調整上やむを得ずこういうようになったのだというような御説明もあったので、その点は了解をするのでありますが、しかしそれは満足な意味で了解するのでないことを当局は十分に考えて将来に処していただきたいと……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 国土総合開発特別委員会 第2号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私はただいま上程になっておりまする中国地方開発促進法案につきまして、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、賛成の討論をいたしたいと思うものであります。  本法案は、地方国民が年来要望いたしておりまする重大な案件でございまして、本日ここに委員会に上程され、この法案の成立を見ようとすることは、まことにわれわれの慶賀にたえないところであります。しかしながら、これはただ単にこうした道が開けたということで終わってはならないのでありまして、この法案が法律となって公布され、この立法の精神に基づいてますますその成果が上げられなければならないのでありまして、大体日本の国土開発に……

第38回国会 議院運営委員会 第25号(1961/04/12、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この問題は、今下平君が言ったように、特別委員会を作るのに、一党一派の政策に基づいた案件を重要視して特別委員会を作るか作らぬかということに私はなると思う。安保条約のときに、安保条約第二条に、自由経済によって両国は経済の発展をはかると約束づけられておる、その約束づけられておることによって自由経済にするならば、たとえば関税法の改正も必要だろうし、いろいろな問題が付随しておる、これも一緒に議題に上げなければ、安保条約の批准ということにはならぬのじゃないかという理屈と私は同じだと思う。このILO条約を自民党さんの方も社会党も民社も共産党も批准すべしという方向はきまっておっても、しかし、……

第38回国会 議院運営委員会 第43号(1961/06/06、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 福永委員の御説は、一応意見として聞いておくことにいたしますが、ただ、私らはそれに賛成しておるものだと、こう誤解ないように一つお願い申し上げます。

第38回国会 文教委員会 第4号(1961/02/24、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちょっと今のに関連して。私も今山中委員の文部大臣に対する御質問についての意見を聞いておきたいと思うのですが、現在の法制、制度の上で、文部大臣の権限というようなものに考えられて、外局である文化財保護委員会のやっておることには、権限を行使することができない、こういう意味でおっしゃったのだろうと思うのですが、これは大へん文部大臣としては私は不当だ、不適当だと思う。なるほど、文部大臣は文部行政の行政庁長官としての職責という上から申し上げますと、そういうことになろうと思います。しかし一面、文部大臣は閣僚の一員であり、国務大臣であり、そうしてその責任は連帯性を持ち、憲法でも定められており……

第38回国会 文教委員会 第5号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は主として今議題になっております盲学校、聾学校及び養護学校への就学奨励に関する法律の改正案についてごく簡単にお尋ねを申し上げたいと思うのであります。この改正案はごく簡単にできておりまして、一目ですぐ明瞭にわかるようになっております。私はこの改正案の学用品の購入費を補助の対象にするというこのことは賛成であります。しかし、ただ盲ろうの特殊教育であるものにはもう少し積極的な愛情を加えて教育をしなければならぬと思うのであります。そういう観点に立ってお尋ねを申し上げますが、本年度の予算の中に新しく盲ろう学校の新職業開拓に対する費用が五百八十五万六千円計上されておるのであります。これは……

第38回国会 文教委員会 第6号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 関連して。科学技術庁長官がせっかく来られたのですから、この際科学技術振興のために一つ御意見を聞いておきたいと思うのです。今経済成長率に伴う科学振興についての御抱負を承ったのでありますが、その希望的要求というものはごもっともだと思うのでありますが、大体ほんとうの科学技術というものを振興しょうとしたならば、ただ学校を建てたりあるいは子弟の教養をどうするとかということでなしに、国民の思想的傾向をそういう方向に向かうように指導しなければならぬ問題があると思う。  そこで第一に考えるべきものは、日本の官庁や会社やあらゆる方面において、いわゆる政経単部の出身者が支配的な立場の経営権という……

第38回国会 文教委員会 第11号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 関連して法制局第二部長にお伺いいたしますが、この工業教員養成所の制度は臨時措置法に基づく措置であります。従って、その臨時措置に基づく教職員の免許状を出すなら、これは問題はないと思います。しかし、今論議の中にありましたように、免許状そのものは、やはり工業教員の免許として、免許法の一部として下付される、これは大学卒業生でなければならぬという本則からいいますと、本則に該当しないものだということになる。すなわち、今度の臨時措置法の中の附則において免許を与える、この法律で本則の方を規制するということになる。この問題は大切な問題ではないか。四カ年制度の大学を卒業する者にこれこれの免許を与……

第40回国会 議院運営委員会 第27号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ちょっと……。

第40回国会 議院運営委員会 第29号(1962/04/05、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 佐々木委員から、提案者としての民社党の立場に立った御説明がございました。民社党の立場の御説明はそれとして私も聞きます。聞きますが、この提案の趣旨説明その他で、この一、二、三項目を説明される場合においては、これは民社党の意見としてこの国会で取り扱われるわけであります。しかしながらこれが一たび院の決議となりますると、これは民社党の意見ではございません。衆議院の意見であります。その衆議院の意見に、一、二、三の項目が決定されたといたしましたときに、内閣はこれに拘束を受けます。単なる希望だとかいうことではおさまりません。この日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について、一、二、三の……

第40回国会 議院運営委員会 第42号(1962/05/08、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この際、本国会が終了いたしまして、われわれは、当委員会において国会正常化の問題等について各党からもいろいろ案件も出まして、真剣にこれと取っ組んで検討を続けたわけであります。議長さんもこの点については非常に御心配になって、当委員会に対していろいろ御指示もあったわけであります。そこで私は、一昨日以来の国会終末において、今までの時間の励行等非常に改善されたことがあったにもかかわらず、特に遺憾に思う点は、当委員会が正式に決定し、各党が全会一致をもって賛成された、いわゆる互助年金に関係する法案については、約束をされたことが守られてなかったという点であります。これは議長さんも特に聞いてお……

第41回国会 議院運営委員会 第2号(1962/08/06、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 委員各位のお許しを得まして、委員一同を代表して、私から新委員長に対して一言ごあいさつを申し上げます。  佐々木委員長は、皆様御承知の通り、かつて本院社会労働委員長の職につかれ、また、当議院運営委員会におきましては、長年理事に就任されておりまして、国会運営には経験の豊かな方でございます。今回、衆望をにない、国会運営の中心たる議院運営委員長に就任されましたことは、われわれ一同まことに喜びにたえません。  今後、議会政治の確立と国会の正常なる運営のため、当委員会の責務はきわめて重かつ大なるものがありますが、新委員長のような練達堪能な方を委員長に迎えることができましたことは、われわれ……

第43回国会 議院運営委員会 第31号(1963/06/17、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 われわれ社会党といたしましては、特別委員会を設置して、ILO八十七号条約承認の件その他の国内法四件についても、特別委員会に付託することに同意をし、賛成をいたしておるのでありまするが、先日の委員会で決定しておらない案件については、特別委員会設置については、採決等をとらないということを本委員会の方針としてずっとやってきたことなのでありますから、そういう方針は堅持されてきたのでありますが、すでに一たん特別委員会を設置されて、付託案件についての件が本日議題になっておるようでございまするが、これらも採決するようなことのないように、国会正常化の推進をされようとする今日、お互いに協議の上で……

第44回国会 議院運営委員会 第3号(1963/10/18、29期、日本社会党)

○前田(榮)委員 両件とも同意を与えるのに異議はありません。ただ、わが党の中に、科学技術会議議員の任命について一つ希望があったことを申し添えておきたいと思うのであります。すなわち、梶井君、田代君、丹羽君の三名、人としては決して非難をすべき人でないことは承認いたしておるのでありますが、相当、七十何歳という年齢の方等が多いので、今後こういう方々の任命についてはできるだけ学識経験豊かな人であることはもちろんでありますが、もう少し若い、近代科学の上に進歩的な人が必要ではないかと思うので、今後は内閣のほうでもそういうことに留意しながら人選等を考えていただきたいということでありますから、申し添えておきたい……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 議院運営委員会 第1号(1963/12/07、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 委員各位のお許しを得まして、委員一同を代表して、私から新委員長に対し一言ごあいさつを申し上げます。  福永委員長は、かつて本院内閣委員長、また、三たび当議院運営委員長を歴任されておりまして、国会運営についてはまことに経験豊かな方でありますことは、私から申し上げるまでもなく、皆さますでに御承知のとおりであります。  今回、衆望をにない、四たび当委員会の委員長に就任されましたことは、われわれ一同まことに御同慶にたえないところであります。  今後議会政治の確立と国会の正常な運営のため、当委員会の責務はきわめて重かつ大なるものがありますが、このときにあたり、新委員長のような練達たんの……

第46回国会 議院運営委員会 第15号(1964/03/24、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 そういうことをはっきりさせようじゃないか。

第46回国会 議院運営委員会 第40号(1964/06/25、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま議題になった三件の中で、公安審査委員の櫻田武君を承認するに異議はございませんけれども、櫻田君は実業家であって――公安審査に最も必要な法律その他の関係での権威者を求めておるのでありまして、次の補充の際には、その点を内閣において十分考慮することの希望条件を付して賛成をいたします。なお、文化財保護委員については、埋没文化財に対する権威者が、現在の委員の中には、われわれから見ますると、不十分だと思っております。このごろ道路、港湾その他いろいろな事業等が行なわれる場合においても、埋没文化財についてのそういう権威者が必要だと思うのであります。この点については、文部当局に私のほうか……

第46回国会 文教委員会 第23号(1964/05/08、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 大蔵大臣にお尋ねいたしますが、ただいま大蔵大臣の答弁によりますと、国、地方公共団体、これは国民の税金によってまかなう機関であるから、したがって法人の学校等への寄付とは全く一〇〇%同率に見ることはいまの場合できないじゃないか、こういうことであります。私もそういうことは認めますけれども、私は同率に認められぬのは、私学の寄付の方法がその点では重いと思っておる。あなたとは逆なんです。それはどういうことかと申し上げますと、今日の私学は企業ではない。企業として、もうけるために行なう行為じゃないわけでございます。したがって寄付されたことによる学校の財産というものをかってに処分するということ……

第47回国会 議院運営委員会 第2号(1964/11/13、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 官房長官にお尋ねするのですが、官房長官も、情勢は、国会に籍があられるのですから、官房長官になるならぬにかかわらずよく御存じだろうと思うのですが、臨時国会を早急に開いて、災害の問題あるいは公務員給与の引き上げの問題にかかわる補正予算の問題やその他外交問題等々のたくさんの案件を列挙いたしまして、社会党は急速に臨時国会を開くことを、成規の人員をもって要求をいたしました。したがって、池田さんが御病気でおやめになったということから、臨時国会を開くことを政府が承認されたのでありますが、子のときの前官房長官の公式な社会党に対して書類をもっての御返答は、社会党の要求によって臨時国会を開きます……

第47回国会 文教委員会 第4号(1964/12/18、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 去る十二月二日の文教委員会理事会の決定に基づき、同十五日、上村千一郎君、三木喜夫君、松山千惠子君、落合寛茂君、長谷川正三君、それに私の六名の文教委員は、東京都中野区立の桃丘、塔山両小学校及び練馬区立学校給食共同調理場の学校給食実施状況を視察し、関係者と懇談する機会を持ったのであります。  その概要につき、委員各位を代表して私から簡単に申し上げたいと存じます。なお、文部省からは吉田学校給食課長外課員、東京都からは木下体育部長外関係職員がこれに随行いたしました。  まず、桃丘小学校について申し上げます。最初に文部省の学校給食課長から、学校給食の一般概況について説明がありました。す……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第1号(1965/01/26、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 これより会議を開きます。  私が、年長者のゆえをもちまして、衆議院規則第百一条第四項の規定によって、委員長が選任されまするまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 海部君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、さよう決定いたします。大石武一君が委員長に御当選になりました。(拍手)  よって、末席を大石武一君にお譲りいたします。

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第3号(1965/02/04、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 神宮競技場の問題は、この前文教委員会でいろいろ検討いたしたのですが、究極の点は神宮側の経営難ということが解決つかなければ根本的な解決にならぬような情勢になって、そして最後にはうやむやのうちに放てきしたような結果になって、衆議院が進んで調査をした案件がかようなことになったのでは、衆議院の権威にもかかわることであります。したがって、手をつける限りにおいては、何らかの具体的な案をつくって、経済上の問題が問題ならその経済上の問題までも片づけなければいかぬという意気込みでやらないと、中途はんぱなことならやめたらいいと思うんですよ。理事会等でいろいろ意見を集めて、そして相当な見通しをつけ……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第4号(1965/02/09、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 お尋ねいたしますが、外苑の球場使用料、これは六大学野球等学生団体の使用する場合とプロ野球の使用する場合との使用料の関係はどうなっておるのでしょうか。
【次の発言】 二割五分と一割ということになりますから、実際の金の額については入場者の関係によるのだと思うので、正確でないと思うのですが、この前文教委員会で、私もいたのでございますが、参りまして、いろいろの事情もお聞かせ願ったわけでございますが、現在、文教委員会で皆さんにお示し申し上げました意向に基づいて運営をされておりますか。何かその点では文教委員会のほうの意向は、どうもいろいろなこれこれの事情があって、そういうわけにいかないと……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第5号(1965/02/16、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 いま古井委員と河野国務大臣との質疑応答を承って、私は全面的に了解し、賛成するものでありまして、こんなことを党派根性で進めるなんということはもってのほかのことだと思います。もし社会党に理屈を言う連中がおって、がたがた言うことがありましたならば、全部私が引き受けてそういうことは処理することを申し上げておきます。  ただ問題は、いろいろな行政を行なわれる場合において国民的な行政の行ない方と官僚的な行ない方ということになりました場合において、官僚的なことでその場を濁すというようなときには、あるいは社会党にも理屈が出るかもわかりませんが、そうでない限りにおいては私はないと思います。  ……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第6号(1965/02/19、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 たいへん時間がたっておりますから、具体的なお話は私は後日に譲りたいと思うのであります。  この問題は、結局学生側を優先した、しかも一〇〇%優先した、ただ形だけでなしに、内容も充実した優先でなければならぬということが、もう結論だと思うのです。そういうことをここで言えとか言わぬとか、あなたどう思うとかいうようなことを聞くよりも、むしろどうするかという具体的な話に進まなければいかぬと思うのです。  それで、きょうは質問はやめますが、前の文教委員会で結論を出した場合においては、私も加わったのですが、いま直ちに紛争の中へ国会が入ることは、当時の事情として一番最初であるから不適当だろう、……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第8号(1965/03/09、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 時間も相当経過したようですから簡単にお尋ねをいたします。  まず第一に、曾野さんに、これはお尋ねよりもお願いというほうになるかもしらぬですが、実はわれわれがこういうことを問題にしたのは、この委員会はこんな球場のことだけでそういうことをしておればいいというのじゃない。ほんとうは曾野さんのおっしゃったような、多摩川のあんなゴルフをやったり、あそこを子供がろくすっぽ使えないようなことをしておるのはいかぬじゃないかということで、近くおもだった河川はこの委員会が調査をいたしまして、河川の管理は今度変わることになっておりますから、その機会を利用して、各家庭にも子供にも使えるようにいたした……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第9号(1965/03/11、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この問題、御質問申し上げる前に、これは当委員会の決定事項というよりも、私の一つの考え方を誤解を解くために申し上げて、質問に入りたいと思います。  私らがこの問題を取り上げるのは、新しい憲法下における国会の重大な任務になるのかどうか、こういうこと、並びに公益法人としての宗教団体、これに対して政治的圧力というようなことになるのかならぬのか、こういうこと等についても、非常に慎重に研究し、考慮いたしまして、そういうことにならない範囲内において、しかも、いま委員長が申された、青少年の重要なアマチュアスポーツについての振興ということに貢献しなければならぬ当委員会の任務とあわせて考えなけれ……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第11号(1965/03/23、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 時間があまりないようでありますから、簡単に御質問申し上げますが、大体川崎委員からもいろいろな角度から御質問なさったので、私の考えていることも相当入っておりますから、重複しない点だけをお尋ね申し上げておきたいと思うのであります。  河野国務大臣は、いまお話の中にありました国民の体位向上というようなところにたいへんに力を入れられまして、今度国民会議と称されるものを発足さして、全国民に対してその力を加えようとされておる、私は非常に敬意を表するものであります。ただ、ここでそのやり方等については国民会議の中でお話が進むと思いますからきょうは避けますが、私が非常に心配をするのは、これらの……

第48回国会 体育振興に関する特別委員会 第13号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま決定いたしました要望書を関係各省に提出する際におきまして、ことに河川関係の当該建設省に要望する際には、われわれの要望の経過がどうなるかという心配がございます。したがいまして、その後、われわれの要望に基づいて、それぞれ適正な処置はされるものだと思いますが、その処置等の経過を、あるいは三カ月後になるか、それより長くなるか、それぞれ事情も違うでしょうけれども、それに応じて当委員会へ報告するように、報告を条件づけて要望をしていただきたいことを希望いたします。

第49回国会 体育振興に関する特別委員会 第1号(1965/07/30、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの島村一郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、大石武一君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長大石武一君に本席を譲ります。

第49回国会 体育振興に関する特別委員会 第2号(1965/08/05、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 いま御説明によりますと、一億の金で当分しのごうというようなことですが、これでは問題にならぬのではないか。このことをいま直ちに問題にしたいのでありますけれども、したところで結論が出るわけではないですから、これは後日の問題にいたしたい、かように思うのであります。ただ、いま御説明になった国民運動としての行事、これがどういうように進んでいくかということは、今後の日本の国民全体の体位向上の運動に重大な関係があると私は信ずるのでお尋ね申しておきたいと思うのであります。この問題は、皆さんすでに御承知のとおりに、昨年オリンピック東京大会が開かれて、国民の中に盛り上がりつつあるところの体力つく……

第49回国会 体育振興に関する特別委員会 第3号(1965/08/10、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、オリンピック競技種目の追加に関する件について決議をされたいとの動議を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。     オリンピック競技種目の追加に関する件   本委員会は、きたる千九百六十八年メキシコ市で開催される第十九回オリンピック競技大会の競技種目に、国民が多大の関心を寄せ且つ期待を有する「柔道」および「女子バレーボール」を追加するため、その促進運動を強力に推進すべきものと認める。  次に、その趣旨について申し上げます。  さきのオリンピック東京大会は、非常な成功裏に終了し、国際親善に多大の寄与をなしたることは……

第51回国会 社会労働委員会 第32号(1966/05/10、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 委員長、関連してちょっと。実は竹原というのは、なくなられた池田総理の出生地なんです。それで私も近いところで、大体事情は知っておるわけです。しかもいま吉村委員が言われたような事情に加えて、伊藤忠というものが竹原造船を利用したのか、竹原造船が伊藤忠という看板を一部――全部じゃない一部利用して売り込んだのか、そういう点はいろいろ想像ができると思うのですね。しかも通産省がしっかり考えてもらわなければならぬのは、三十八年ごろには、すでに竹原造船は脱税において相当な金額にのぼっておった。今日でも国税の脱税というか、税金の滞っておるものが一億四千万円、それから県税が大体五千万円、市税が八百……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第1号(1966/01/28、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、私が委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの海部俊樹君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、福永一臣君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長福永一臣君に本席を譲ります。

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第2号(1966/02/11、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 局長にちょっと希望を申し上げますとともに、お尋ねをしておきたいのですが、冬季オリンピックの施設調査費が四十八万三千円計上されておるようでありますが、これはほんとうに初期の調査をされるということの経費にすぎないものでありますか、ひとつ大臣と相談をされて、後日御答弁を願いたいのです。どうせ冬季オリンピックは日本において開催しなけばならぬ、また、これは国際的にも、早いかおそいかの問題はいまあるようでありますが、必ず日本にくる情勢であることも間違いない。したがって、さて日本で国際的な冬季オリンピックをやるということになりますと、当委員会から派遣されて私も現地を見ましたが、札幌が第一で……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第3号(1966/02/17、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 大体建設省関係の御説明は終わったのだと思うのですが、きょうは時間がございませんから、いろいろ内容に立ち至っての御質問は、また当委員会で同僚と相談をしながらいたしたいと思います。したがって、きょうはこのままで、建設省の御説明は承っておくということでありまして、したがって、これを了承したということでないことを、ひとつ御確認を願っておきます。  多摩川の問題あるいは江戸川の問題等についても、さきの当委員会で調査をいたし、意見も述べ、またその内容に立ち至ってもいろいろ懇談をいたしております。そのこと等の進捗のぐあい等を、具体的にまた追って質問をいたします。  なおまた、野球場、ゴルフ……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第4号(1966/02/24、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 中小企業のこれらの問題は、なかなか困難な問題があると思うのですが、ただ問題は、大企業と違って、資金の関係やそれから事業場における時間の関係や、非常に困難なことがあると思います。ただ、中小企業として特に力を入れなければならぬのは、その困難な点をどういうふうに克服するかということであろうと思います。したがって、いまお話にもあったように、いろいろ協同組合やその他横の組織をつくって、そこにいろいろな御指導をなさっておるようであるけれども、何かやはりそういう弱点のある組織であるから、政府は奨励する意味において、器具の購入費であるとか、あるいは協同組合等で施設をする場合には、その施設分に……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第5号(1966/03/03、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 簡単に本日の参考人の四人の方に順次お尋ね申し上げますから、ひとつ率直に御意見をお聞かせ願いたいと思います。  まず第一に、大庭さんにお尋ねを申し上げますが、大庭さんのお話、たいへんごもっともだと思います。選手の強化、選手となるべき候補者の養成指導、それからそのもう一つ下の底辺をいかに強化するかという三段階に分けて合理的な努力を払われておる点について、敬意を表する次第であります。ことにスポーツ少年団については、新しく団長に野津さんがなられて、実にまじめな方でありますので、私は多くの期待を持っておるわけであります。ただ、そういうこと以上に、われわれこの体育振興に関する特別委員会は……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第6号(1966/03/10、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 田邉委員からいろいろな角度から御質問になったので、それに付随するような案件についてお尋ねを申し上げたいのですが、いま体育局長の御説明によりますと、給食も漸次発展しつつあると御報告があったわけでありますが、全国の小学校は一〇〇%完全給食をするのには何年を目標としておるか、中学校はまた何年か、その年次別の計画はどういうようになっておるか、ひとつお聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 大まかな御答弁のように思うわけなんですが、私は、今日の日本の小中学校児童生徒というのは、いわゆる日本民族の土台となるべきものであって、したがって、内閣のほうでも「体力つくり運動というものを推進さ……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第7号(1966/03/24、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 文部大臣にお尋ねいたしますが、いわゆる学校教育上の問題として、国民の体力つくりについては、各省関係はありまするけれども、中心は、実際の行政の上から文部省に非常な行政上の任務があると思うのであります。  最近、新聞に出ておりまする問題といたしましては、総理府に青少年局を置いて、青少年対策というものを力強く推進をすることが、閣内において決定を見たようであります。そのこと自体も時宜に適した問題であると思いまするが、これらの問題は各省に関係がございますことは申すまでもございません。非行少年、非行青年等は、いわゆる取り締まり上の問題もありまするけれども、よってきたるべき原因に対していか……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第8号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私が御質問申し上げることは、大体古井委員が御質問された範囲のことに属すると思うのでありますが、具体的には、すでに御承知のとおりに、都市といわず全国の町村といわず、レクリエーションの場あるいは体操の場というものが国民に与えられておらないところに、日本の今日のある意味の貧困があると存じておるのでありますが、その中の一つといたしまして、当委員会が衆議院に特別委員会として設けられて以来、具体的な問題といたしておるものは、もちろん、神宮外苑の野球場の使用等もありましたけれども、さしあたりの問題といたしましては、河川敷の使用の方法に非常に誤った点があるということで、東京都におきましては多……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第10号(1966/04/27、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 札幌に冬季オリンピックを招致することは、国民の念願であり、ことに、札幌市からは当委員会へ請願も出ており、また、私や島村君が当委員会を代表して現地視察等を行ない、これはいままでの国際オリンピックの競技場等と比較して決して劣らないりっぱな地域であるということを認定いたして、当委員会へ報告され、そのことは文部大臣も御承知のとおりだと思います。したがいまして、すでにかように決定いたしました限りにおいては、調査だの何だのということはもうおそきに失するのであって、直ちに準備にかかるということでなけらねばならぬと思うのであります。したがいまして、この点は東京オリンピックの例もありまするから……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第11号(1966/05/11、30期、日本社会党)【議会役職】

○前田(榮)委員長代理 田中榮一君。
【次の発言】 体育局長にお尋ねいたしたいと思うのでありますが、過般の当委員会において文部大臣に、冬季オリンピックが札幌に誘致決定を見たことについて、要望なりまた大臣の御意見等も伺ったのであります。しかしその際には、文部大臣非常に時間を急いでおられまして、ほんとうに二、三にとどめざるを得なかったのであります。きょうも、実は大臣が御出席していただけるものだと思って、大臣に御質問を申し上げたい、また要望もいたしたい、こう考えておったのでございますが、また大臣が所用のために出られないということについて、まことに遺憾に存じておるわけであります。これは何も体育局長がも……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第12号(1966/05/31、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 参考人の竹田委員長と原田市長、御両名が全力をあげて万全を期して運動していただいて、おかげで日本に誘致することができましたことについて、心から敬意と感謝を申し上げる次第であります。  さて、こうなりますると、この成果にこたえて最善を尽くさねばならぬと存ずるのでありますが、いま質疑の中にありましたように、組織委員会もまだできていないし、また、政府のほうでも担当大臣をだれにするかというようなことについても、まだ準備も不十分なこの際における議論等は、むしろあまりしないほうがよいのではないかと存ずる次第であります。ただ、そういう上に立って、この段階でお尋ね申し上げておきたいことは、この……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第13号(1966/06/08、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 大臣にこの問題について早く御意見を聞こうと思ったのですが、閣議のほうで、このことについて多少進んだ具体的な方向については、まだ何らの協議等は行なわれておらないのでしょうか。
【次の発言】 大臣もすでに大体御存じだろうと思うのですが、体協の、いわば専門家の諸君の中でも、理解のある閣僚の方々がいらっしゃるのだから間違いはないとは信じながら、さて、どういうことになるだろうかということについて心配をされておる。それは七二年に開催されるまでに間に合うかなんて、そんなことを心配してはおらないようでありますが、少なくとも日本の選手に力強い強化を進めて、そして、しかも国際的な基準に合うた競技……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第14号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 決議の動議を提出いたします。  まず本文を朗読いたします。    河川敷地の開放に関する件   政府は、河川審議会の答申に基づき河川敷地占用許可の準則を定めたのであるが、河川敷地占用の処理にあたっては、国民の健康の増進、体育、レクリエーション活動等の目的に供するため一般公衆の自由な利用が促進されるよう、昭和四十一年を初年度とし、三ケ年を目途とし開放計画を策定し、左記に掲げるものはこれに基づき処理方針を設けるべきである。   一、占用状態が不良であるもの。   一、交通等一般公衆の利用しやすい地域の河川敷地。   一、学校、会社等の運動場等で当分の間継続して占用するものについて……

第51回国会 逓信委員会 第18号(1966/04/05、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 この問題は、私は憲法上からも問題が出てくるのではないかと思います。憲法第十四条には、「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信條、性別」といって、その次に「政治的、経済的」、経済的が入っているんですよ。「又は社会的関係において、差別されない。」無集配局というのは、なかのほうに多い。そういういなかの、生活に恵まれておらないところの者が差別されるんですよ。これは厳密にこの憲法第十四条を――いろいろな理屈はつくでしょう、しかしこの憲法の精神にはっきりと違反することは間違いない。しかもこれをやらなければならない非常に困離な条件がどこにあるかという問題ですが、いまの説明を聞いてみま……

第52回国会 体育振興に関する特別委員会 第1号(1966/07/13、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。  これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの上村千一郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、福永一臣君が委員長に御当選になりました。(拍手)  本日はこれにて散会いたします。    午前十一時十分散会

第52回国会 体育振興に関する特別委員会 第3号(1966/07/21、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 当委員会は、さきに建設省に対しまして、開放計画を五カ年というように承っておりまして、そんな長い期間を要する必要はないじゃないか、この河川敷が東京都民をはじめ川崎その他付近の大衆のために当然利用せしめて、国民の体育振興、国民の体力つくり運動、これらに十分役立たしめるべきではないか、こういうことに基づきまして、三カ年以内に行なうよう本委員会は決議をいたして要請を申し上げてあるはずであります。その点について、大体どの程度内容的に考慮を払われたか、その実情をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 相当御苦心をされて当委員会の希望を尊重されておるようでありまして、その点についてはわ……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第6回国会 文部委員会建設委員会連合審査会 第1号(1949/11/29、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私はここで、議論を闘わす場ではないようでありますから、議論を闘わそうとは考えませんが、そうかといつて、われわれが文部委員会に対して質疑をする場合において、今田中君は、文部当局に聞くなんて、聞く方がやぼだという御意見であつたが、私もそういう考えで、文部当局に御答弁を願いたいとは思いませんが、文部委員会の委員の諸君の中で、何か御意見がございましたらお聞かせを願いたいと思うわけです。  教育の自主性の上から、教育委員会が学校の設備等に対して、もつと積極的に自主的な立場を明確にする、こういうお心持や御意見に対しては、われわれも敬服し、ごもつともだと思う。だがしかし、この土木建築等の仕……

第7回国会 経済安定委員会建設委員会連合審査会 第1号(1950/04/30、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は本案に対しまして、今田中委員からのいろいろ御質問があつた点で大体了承いたしておるのでありますが、関連した二、三の点をお尋ねしておきたいと思うのであります。  お尋ねの中にもありましたが、先般本国会を通過いたしました北海道開発法との関連でありますが、これは第十四條に「北海道総合開発計画と総合開発計画との調整は、内閣総理大臣が北海道開発庁長官及び国土総合開発審議会の意見を、聞いて行うものとする。」とあり、いわゆる総理大臣が、この調整を行うとあるのでありますが、この法案の中で、第十條に都府県総合開発審議会、地方総合開発審議会と、特定地域総合開発計画というように、特定の場所といろ……

第7回国会 大蔵委員会建設委員会連合審査会 第2号(1950/03/31、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま上程になつております旧軍港市転換法案について、提案者の御意思をお伺いいたしたいのでございますが、この旧軍港四市を特別都市として、国及び関係官庁の援助のもとに平和都市としての再建をはかろうとする点は、われわれも了解できるのでありまして、当然そうせなければならぬと思うのであります。この條文を通覧いたしますと、いろいろそれの方途が載せられてありますが、第一にお伺いを申し上げたいのは、この目的が、軍港というものを日本の国からなくして、憲法第二章第九條による日本を、すべての軍備施設をなくした平和国家にせなければならぬという精神にのつとつて、連合国側の意向をわれわれの忖度いたした……

第10回国会 内閣委員会建設委員会連合審査会 第2号(1951/05/23、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 私は利根川の総合開発自体については提案者と同じ立場で大いに共鳴するものでありますが、ただこの利根川開発法について今同僚委員からいろいろ御質疑があつたわけでありますが、その中でなお漏れておると思われる点を二、三提案者に御質問申し上げたいと思うのでありますが、まず第一に国土総合開発法との関連の問題でありますが、提案者はこの利根川の開発をいわゆる拙速主義というような、非常に急いでおられる関係から、現在の国土総合開発法では目的達成は困難であるという立場をとられる。その上に各省におけるところのなわ張り争いと申し上げますか、セクシヨナリズムが、こういう開発に支障があるという点で強調された……

第13回国会 通商産業委員会建設委員会経済安定委員会連合審査会 第6号(1952/04/03、24期、日本社会党)

○前田(榮)委員 電源開発促進法案について質疑をいたしたいと思うのでありますが、今まで質疑を続行されておつた間私出席いたしておりませんので、多少前の質問者と重複する点があろうとは思いますが、できるだけ簡單に質問をいたしたいと思うのでその点御了承をお願い申し上げたいと思うのであります。  本法案はなるほど一応議員提出案という形式をとられてはおりますが。実は経済安定本部におきましては、従来電源開発についてのいろいろな構想を練られ、自由党政府においても五箇年計画等をされて、その線で本法案が大体において安本案として従来発表されておる内容で出ておるので、まず第一に経済安定本部長官の御答弁を願いたいのであ……


26期(1953/04/19〜)

第19回国会 文部委員会公聴会 第1号(1954/03/13、26期、日本社会党(右))

○前田(榮)委員 まず第一に滝川先生にお尋ねする次第でありますが、今回の法案の教育公務員特例法の問題の中で、人事院規則の例によるというようなことがありまして、政治活動を制限する点を地方公務員を国家公務員並にして、国家公務員は人事院規則によつていろいろな制限を受けておるのであります。国会で決定した法律で刑罰や行動の制限というものをしないで、国家公務員は人事院規則に基かなければならぬことになつておるために、多くの行動の制限を受けておるわけですが、こういうことは立法上法学者として認められる制度であるかどうか、先生の御見解をお伺いしたいのであります。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 商工委員会貿易振興に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1955/06/22、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○前田委員長 帆足計君。
【次の発言】 加藤清二君。
【次の発言】 ほかに御質疑はございませんか。――御質疑はないようでございますから、本日はこ程の度で散会いたします。   午後三時二十五分散会

第24回国会 文教委員会公聴会 第2号(1956/04/09、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 池田先生の今の公述に対して御質問申し上げたいのであります。  まず第一に先生に聞いておきたいことは、先生は教育に携わっておられ、おそらく日本教育学会にも関係しておられると思います。教育学会に関係しておられるといたしますならば、教育学会の声明されていることはよく御存じなのかどうか、まずこの点を明らかにしておいていただきたい。
【次の発言】 そういうことを私は責めようとは何も考えておらないのですが、今の先生の公述を聞いて、実は今日学界の中にもこんな人がおるのかと私はびっくりしております。こんな人はめったにいない、反対を言う人はあっても、こんな人はめったにおらないと私は思います。(……

第26回国会 建設委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1957/04/05、27期、日本社会党)

○前田(榮)委員 ただいま議題になっておる高速自動車国道法案に関連いたしまして、建設大臣にはいずれお尋ねする機会がございますので、きょうは運輸大臣にお尋ね申し上げたいのでありますが、建設、運輸両大臣が非常な御苦心をされまして、従来のなわ張り争いといいますか、セクショナリズムのためにいろいろな困難なことがあったものを、ようやく御相談がまとまって、その結果の一つとして高速自動車国道法案が提案を見るような機会になったことは、日本の道路交通の上からいって大へん喜ばしいことだと思います。  そこで運輸大臣に、これに関連してお尋ね申し上げておきたいのは、日本の輸送の関係は、陸上においては鉄道によるか、ある……


29期(1960/11/20〜)

第43回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1963/01/23、29期、日本社会党)

○前田(榮)小委員 これは増加額が項目によって違うが、大体一〇%か、少ないのは五%以下というのもあるが、これは実質的に予算が増加したことになるのか、物価値上がりやその他の関係は、どうなんですか。
【次の発言】 説明が、いかにも増加になったような説明なんだな、実際は。
【次の発言】 増加になってはおるだろうが、図書に関して物価の値上がりはどういうふうに響いているかというようなことと、それから科学図書の関係、今後の経済の発展にしても、国民生活の向上にしても、そういうものが重要な世の中になるのですが、科学技術資料整備三カ年計画は、ここにも説明があるのですが、その大体の模様はどうなんですか。


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第1号(1963/12/16、30期、日本社会党)

○前田(榮)小委員 当然だ。
【次の発言】 ぼくが聞いたのでは、就職試験や入学試験期には、勉強するところがない、自分のうちで勉強するのにも、家庭の子供さんなんかがおるために勉強しにくい、そうかといって学校図書館等も満員でなかなか勉強できないというので、図書館へ押しかけてくる。しかし、その図書館は、その図書館の図書を勉強するためでなくて、自分の持っておる本を勉強するためにということでずいぶん込むという話なんだが、ぼくらのところに相談にくる人もあって、それならぼくが国会図書館に紹介しておくからといって紹介すれば、その人は早く入れるのですが、そうでない人は、ずいぶん行列したりして苦労するという話なん……

第46回国会 議院運営委員会図書館運営小委員会 第2号(1964/03/27、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 国会図書館の職員も衆議院の本館の職員も同率にといういまのお話ですが、そのこと自体は私も別に異議はないのですけれども、国会図書館というのは、あながち国会だけの仕事をするのではない。日本の国会図書館というのは、国会以外の、国会に何ら関係のない図書館業務もやっておる。そこで、それとの区別はどうするか、それが現在どうなっているか。これをひとつお聞かせ願いたいのです。ちょっと区別がしにくいのじゃないかと思うのです。この本館の図書館分館につとめる人間、それから向こうの本館図書館につとめる人間、その他都内にある国会図書館分館につとめる人間、これらはどうするか。こういうことについて、現在はど……

第48回国会 文教委員会体育振興に関する特別委員会連合審査会 第1号(1965/03/29、30期、日本社会党)

○前田(榮)委員 もう同僚の諸君から、いろいろな角度から御質問がございましたので、私は最後にごく簡単に質問申し上げたいのであります。  それより前に、いま柳田委員からも申されましたが、喜田村国税庁次長、あなたがおっしゃることを聞かないうちは何とも思わなかった。聞いて私はびっくりした。こんなばかな無能を暴露した答弁は私は初めてです。私は約二十年近く国会に議席を置いておりますが、あなたの行政管轄の中で、宿舎はどういうようにしなければならぬとか、研修は何人でこういうようにしておく、それは昭和三十八年度はこう、九年度は、四十年度は、こういうことの状態というものは、あなたの頭悩の中にはずっと考えられてお……

第52回国会 体育振興に関する特別委員会オリンピック冬季札幌大会準備等に関する小委員会 第1号(1966/07/26、30期、日本社会党)

○前田(榮)小委員 本日お二人の参考人の方に出ていただいて、札幌に冬季オリンピックの招致が決定いたしまして、当委員会も非常に心配をいたしておりますが、専門的な立場からの御意見を聞かしてもらって、まことにありがとうございます。  当委員会は、私が説明するまでもなく、御承知のとおりに、東京オリンピックの際は東京オリンピック特別委員会が持たれまして、万全を期して、それの準備、運営に当たるようにいたしたのでありますが、今回は国会におきましても、さきのオリンピックのようなぐあいに、オリンピック冬期札幌大会特別委員会を設ける情勢にない実情のもとに、体育振興の当委員会が小委員会を設けまして、専門的な立場での……


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ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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