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森戸辰男 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

森戸辰男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言(政府)歴代TOP500
382位

23期委員会発言TOP50
19位
23期委員会発言(政府)TOP10
7位
23期各種会議発言TOP10
8位
23期各種会議発言(政府)TOP5
3位

このページでは森戸辰男衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。森戸辰男衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 厚生委員会 第16号(1947/09/22、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 ただいまの山崎委員からの御質問でありますが、まことにごもつともな御質問でありまして、日本の將來は育つていく世代にかかるので、これらの人の保育教育というものが一本であることが最も望ましいことでありますが、現状においては多少これが、働いておる人々の方面では保育所、あるいはもとの名前で託兒所というところに重點がおかれ、また富裕とは言えませんが中産的な人々の間では幼稚園に子供を入れるというような事態が存在しておるのであります。しかし大體の傾向から言いますと、この状況は次第に統一の方向に傾いておるのでありまして、中産階級が御承知のような經濟状態のために非常に苦しい状態になつてきたことと、……

第1回国会 文化委員会 第5号(1947/08/19、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 新日本建設國民運動につきましては、すでに政府が要領を發表しておりまするので、皆様はその大綱については御存知のことと思うのであります。  その趣旨とするところは、政府は今日の事態が容易ならざる危機に直面しておるという見地に立ちまして、四黨政策協定をいたし、さらに連立の政府をつくつたのでありますが、この危機は容易ならざるものであり、さしあたり、最も直接的には經濟的な危機がそのままに捨ておけない状態であるという事情に鑑みまして、經濟危機對策を發表し、續いて諸種の領域にその具體化を策しておることは御存じの通りでありますが、この經濟緊急對策は、ただ政策として政府がこれを立てたということに……

第1回国会 文化委員会 第6号(1947/08/26、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 新生活運動と佐藤君は申されましたが、正確には新日本建設國民運動と呼んでおります。これは御質問の通り、從來のいわゆる精神運動は、上からの運動でありまして、從つて官的であり、場合によつては官僚的でありまして、多少の效果はありましたけれど場合によると、國民の反感をすら招いたという事例も少くないのであります。で、私どもはこういうことを繰返してはならないと思つております。ただ現政府は、いわゆる官僚の政府ではないので、政府が先に立つてやつても、それで官僚的であるとは申すことはできません。新生活運動という名前は、隣邦中國の國民黨政府にわつて始められた運動の名前が、こう呼ばれたのであります。こ……

第1回国会 文化委員会 第11号(1947/10/10、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 藝術行政について話をせよということの、委員長からの御指名でありましたが、藝術行政は文化行政の一翼であるというところから、根本の建前を立てていくということが大きな考え方の中心となつております。御承知のように敗戰後の日本の目標といたしておりますものは文化國家の建設ということで、文化というものが新しい日本において中心的な地位を占めていかなければならぬという大きな目標を掲げておるのであります。ところがこの新しい敗戰後の日本のすぐ前にあつたものは、軍國主義の時代、戰争の時代でありまして、文化というものが非常な低い地位に置かれておつた。であるから、さしあたりこの低い文化をもとの地位に歸すと……

第1回国会 文化委員会 第16号(1947/12/02、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 ただいま馬場議員からの御質問でありますが、過ぐる本期議會でも申し上げましたように、私ども新しい日本は、文化國家として立てていくことになつておるのであります。しかし文化國家の建設は、わが國古來の文化の傳統というものを外にしては困難でありまして、この意味におきまして、日本の古來のよい文化が保存され、維持され、しかも、これが大衆の接近し得るような状況におかれるということが、きわめて大切なことは、馬場委員の御指摘になつた通りでありまして、こういう點から、戰後の日本の状況がこれと矛盾するような傾向にあるという福田委員長からの御質問に對しまして、私ども文教の政治をとつておりまする者が、これ……

第1回国会 文教委員会 第2号(1947/07/12、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 文部省のこのたび今議會における一番の重大な問題は、すでに御承知のように、六・三制の完全實施という問題でありますが、この問題は皆さんのとくと御承知のように、たれでもその必要は認めておるのでありますけれども、他面におきましては、今日の日本の經濟的竝びに諸般の事情によりまして、實行が非常な困難に當面しているという事態であります。この二つは、だれもがこれを承認いたしておるのでありまして、かような事情のもとに、私どもは新しい教育制度、特にその中心となつておりまする六・三制、殊に新制中學を、いかにして實現していくかという點にかかつておるのであります。これに對しまして、文部省といたしましては……

第1回国会 文教委員会 第9号(1947/09/25、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 ただいま黒岩委員から御質問がありました點について、もつとも重要な問題は、六・三制の三十一億の豫算についての、いろいろな風説についての御質問であります。本來これはまだ豫算として確定しておるのではないのでありまして、閣議で大體文部省の要求が承認されたと言う程度のものであることに、御承知願いたいと思います。しかし、これは寒冷地帯等の校舎の建築等がありますので、正式にきまるまでそれを延ばしておくと、冬に假教室その他惡條件にある子供を、そのままにしておかなければならぬという事態になりますので、實は大體それが本豫算としても、殊に一般社會、先生方、父兄、その他子供たち等の強力な支持があります……

第1回国会 文教委員会 第11号(1947/10/02、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 ただいま佐々木委員からの請願についての趣旨を承りまして、まことにごもつともな點で、できれば、私どももそういうふうにできることを望んでいるのであります。本來、教育民主化の大きな方向の一つは、教育の地方分權ということが、非常に重要視されているのでありまして、教育の地方化ということの一つの重要な基礎は、教育が財政的にも地方化されるということであります。言いかえますならば、殊に中・小學校が地方的な費用で支えられるようになるということが、その大きな方向であります。しかし一面中學校及び小學校の教育が義務教育であるという點、多面、今日地方の財政の戰後における窮乏の状態から、そのことを實行する……

第1回国会 文教委員会 第12号(1947/10/11、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 學制改革の全貌について申し上げることにいたします。これは學制改革を含む教育刷新のことからお話申し上げるのが、順序であろうと思うのであります。  敗戦後の日本は、すべてを新しく建直していかなければならぬのでありますが、教育についても、この必要が特に痛感されまして、教育竝びに學制の刷新については、實は戦前よりすでに進歩的な人々の間には一定の見解があつたのであります。戦時中は抑えられておつたのでありますが、それが敗戦とともに、従來教育竝びに學校施設の缺陷を痛感するに至りまして、これが刷新の必要であるということが一般の世論となり、文部當局もそれについて考慮いたしたのでありますが、同時に……

第1回国会 文教委員会 第13号(1947/10/15、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 御質問の第一の點は千六百圓から八百圓の差の二百圓、三箇月分六百圓のわけ方についての御質問であります。大藏省案のわけ方が地方差をつけ過ぎておる。殊に學校教職員は地方に大變多いので、こういうわけ方はたいへん不當ではないかということであります。まことにごもつともでありまして――もつとも全體の給與の一と六ということでわけられたのではなくして、二百圓の三箇月分六百圓がわけられたのでありますから、全體がそういう率になつたというわけではないのであります。これは御承知願いたいと思います。しかし、それにしてもあの差はあまり多いとも私どもこれは生計費調査を經ずともわかるのでありますが、このわけ方に……

第1回国会 文教委員会 第17号(1947/11/05、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 新學制、殊に六・三制に基く新制中學の問題については、委員諸君の非常な關心をもたれておるところでありますし、現内閣も、殊に文教の衝に當つておる私は、特にその重要性に鑑みまして、豫算の審議が始まつて以來、この點について私どもの主張を最小限度の形として實現すべく強くその必要を説きまして、閣議においても皆樣の納得を得て、六・三制豫算總額三十一億のうち、國庫支辨十四億ということが内定いたしたいのであります。そうして建築につきましては、來年度の自然増加の生徒を入れるのでありますから、早く仕事が始められなければならぬ。殊に二部教授あるいは假教室の子供のため、寒い所では、來年の自然増加の生徒を……

第1回国会 文教委員会 第20号(1947/12/03、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 ただいま松本委員から御質問になりました福岡縣の國立筑紫病院と三宅新制中學校との間に起つておる問題でありますが、これは松本委員の言われたように、新制中學においては各地方での教室がありませんのでもちろんこのたびの追加豫算により、あるいはこれをあてにして新しい建築が行われておりますると同時に、利用し得る施設をこれに轉用することも、十分考えられなければならぬのであります。かような一つの例として、實は筑紫病院の問題があるのでありまするが、全般的に申しますれば、病院自身も、今日の日本の状況からいたしまして、國民健康の状態が國立的な病院を必要といたすことも、十分了解できるのでありますが、他面……

第1回国会 予算委員会 第16号(1947/11/06、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 ただいま荒畑委員の御質問でありますが、このたびの追加豫算では、六・三制に對する費用が七億圓となつたのであります。私ども文部當局の考えでは、六・三制を最小限度實行していくのに、國費で少くとも十四億支出していただきたい。こういうように考えておりまして、去る七月十五日の閣議でそういうことが大體話合いがついたのであります。ところがその後御承知のような關東の水災が起りまして、殊に資材を非常に必要とするという事件がはからずも起りまして、しかもそういう資材の限られた間で公共事業費を支辨していかなければならぬという、まことにむずかしい問題に當面いたしたのであります。私どもはこの最小限度をできる……

第1回国会 予算委員会 第18号(1947/11/08、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 ただいま海野委員から、今日の産業再建のために科學技術の振興が必要である。それがためにはできるだけ多くの國庫補助が必要であるということについて、文部大臣の所見を質されたのでありますが、その點についてはすでに總理からも窮乏の財政のうちであるけれども、産業再開のための科學技術のためには、あらゆる努力をするとお答えになつたのであります。私としても同樣に存じておるのであります。實はこれがためにはできるだけ學術の研究を進め、これを應用し、生産技術の水準を高め、ひいてはこれを高度に利用するようにしなければならないと存じておるのでありまして、文部省といたしましても産業科學研究の振興について極力……

第1回国会 予算委員会 第20号(1947/11/13、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 ただいま庄司委員の御質問でありますが、新學制の全體的な遂行のための年次計畫については、文部當局おきましても、一定の案をもつておるのでありますけれども、しかし御承知のような今日の經濟上の事態でありますので、その案を今具體的に申し上げるには、財務當局等との十分な打合せがないと、先の計畫が立つことが困難でありますので、申し上げかねる事態にあるのであります。しかしながら、私ども政府といたしましては、なお新しい學制制度を實行していくという建前に立つており、大體において新制中學を含めた新學制においては、來年度が山であると申されると思うのであります。今年度追加豫算において七億が認められました……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第44号(1948/06/25、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 ただいまの御質問の第一点は憲法の問題でございますが、地方の負担でやることは必すしも憲法違反になるとは考えておりません。第二の問題の寄附の点でございますが、政府といたしましては、殊に文部当局といたしましては、学校に関する寄附を坂つてはならぬという政令その他を出したことはないのであります。ただ地方の事情もありますので、國家並びに地方の費用でできない点もあるので、これらの点については地方の父兄方の協力ということもあながち拒否すべきものではないと思うが、しかし寄附については強制的な形をとつておるとこもあり、また寄附に関連しては、いろいろな弊害もありますので、こういうものはできるだけ避け……

第2回国会 不当財産取引調査特別委員会 第28号(1948/06/05、23期、日本社会党)

○森戸證人 その通りです。
【次の発言】 それは日取りがちよつと違うようでございますが、私は選挙から帰つた後ですから、多分五月の初めと思います。
【次の発言】 十万円です。
【次の発言】 それは森戸個人のものとして受取つたものであります。
【次の発言】 私の承知しておるところでは、当時政務調査会長であつた、また社会党の幹部であつた私にお渡しになつたと思います。そしてそれはやはり森戸というところに重点がおかれておつたものと承知いたしております。
【次の発言】 今言つたよう仁私は承知しておるのです。
【次の発言】 これは個人の西尾から個人の森戸というところに重点があつたと思います。

第2回国会 文化委員会 第6号(1948/04/14、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 御承知のように、わが國が新しい國家として民主的な、平和的な國家を目ざしていることは、すでに法制の上でも、また実際の國民の心構えの上からも明らかであります。かような立場から私どもは一日も早く國際連合の一員となる時の來るのを待つているのでありますが、かような事態に至りまする準備段階といたしまして、私どもは、日本の國が眞実に平和的な、民主的なものとなるように努力いたしているのであります。かような努力の一つが、私は國際連合の教育、科学、文化機構であるユネスコに対する私どもの準備態勢を整えることであると存じているのであります。ユネスコにつきましては、当委員会におきましてもすでに御説明いた……

第2回国会 文教委員会 第3号(1948/05/05、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 ただいま高津君から朝鮮人問題についての御質問がございまして、非常に多岐にわたりまして御感想の部面も相当にあるのでございますが、問題の重要性に鑑みまして、簡單な経過を申し述べながらお答えをいたしたいと思うのであります。日本におる朝鮮の人々の兒童の教育ということは、終戰後非常に重要な問題になつておりましたのでありますが、殊に昨年学校教育法が行われるようになりまして、朝鮮の兒童生徒をどういうふうに扱うかという問題は、関係当局との関連をもちながら愼重に考究されてもいつたのであります。朝鮮の人々としては自分の子弟を独自の形で教育をしていきたい、殊に朝鮮語を用い、朝鮮の歴史、朝鮮の文化を教……

第2回国会 文教委員会 第7号(1948/06/01、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 六・三予算、殊に新制中学の予算につきましては、当委員会におきまして強い関心をもつておいでになりまして、私どももまことに感謝いたして、その都度重要な点では御報告をいたしたと記憶いたしておるのでありますが、最後の段階に至ろうとしておるのであります。  大体お話し申しましたように、文部省の案といたしましてはいろいろな変化がありましたけれども、大体國庫負担の建築費が五十億前後ということを主張してまいつております。五十億というのは新しいペースです。それから安本の査定案では三十億弱であります。もとの十九億でありますが、三十億弱というところでありまして、これではとうてい六・三制、殊に中学校の……

第2回国会 文教委員会 第12号(1948/06/19、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 今回政府より提出いたしました教育委員会法案につきまして、その提案の理由及び本法案制定について、政府のとりました根本方針を御説明いたします。  まず、本法案が制定されるに至りました経緯を御説明いたしたいと思います。  各種の教育刷新の施策の一つとして、終戰後間もなく、教育行政、特に地方教育行政の在り方について改革の必要が叫ばれ、政府におきましても、愼重に研究を重ねたのでありますが、教育刷新委員会におきましても、教育行政の改革を、わが國教育民主化の一重要支柱と考えられ、愼重審議の結果、これに関する建議を内閣総理大臣あて提出いたされました。また米國教育使節團報告書にも、教育行政の改革……

第2回国会 文教委員会 第13号(1948/06/21、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 お答えいたします。第一條の教育本來の目的ということについての御質問でありますが、これは教育基本法に掲げておりますその教育本來の目的を指しておるのでおります。  次に特別教育区の問題でございますが、この特別教育区については、特別どういう形体でしなければならぬということはございませんので、地方の実情に應じてつくられていいと考えられるのであります。  第三の点は、この教育委員会の施行に関する費用の問題でありますが、この費用は大まかに申しますと、本省において委員会法が行われるについての準備、あるいはこれらの人々についての教育、傳習というような面に関連する本省の費用、委員会の選挙に関して……

第2回国会 文教委員会 第16号(1948/06/24、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 ただいまのお話でございますが、教育委員会に專門的な教育に関した経驗、知識をもつて者、言いかえるならば現職教員を加えるということについて、どういうふうに考えたかという御質問であります。これは一應ごもつともなことでありますが、いろいろその点について考慮いたしました結果、結局においては委員会はむしろそういう形ではなく、教育についてはいわゆる特殊な專門家でない、しかし教育について関心の強い人から構成される方が適当であろう。ただそれの知識その他については教育長の方からこれを供給して参考に供するということの方が、かえつて公正な陣容ができるのではなかろうか、こういうふうな結論に達してこういう……

第2回国会 予算委員会 第12号(1948/03/30、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 海野委員のお尋ねにお答えいたします。海野委員の言われたごとく、殊に敗戰後のわが國の現状から、経済再建という上におきましても、科学技術の振興が重要であることは、まことにお説の通りであります。しかるにこの科学技術の研究が、その機関ももちろんのことですが、はなはだ十分でないということは、海野委員とともに、まこと遺憾に存じておるのであります。科学技術の研究所は、大まかにわけまして、國家の費用あるいは地方團体の費用によつて賄われておるものと、民間の営利会社によつて賄われておるものと、その中間の財團法人によつて賄われておるものと、三つの種類があると思うのであります。そうして戰後の経済の状態……

第2回国会 予算委員会 第14号(1948/04/01、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 お答えいたします。六・三制の残額につきましては、御承知のように、昨年内に何とかしてこれを追加予算に組みたいと思つたのでありますが、遺憾ながら諸種の事情からできませんで、政府といたしましても、あらゆる努力をいたしまして、ただいまお話のように、暫定予算の追加として組むことになつたのであります。かように今日の財政上、中央でも地方でも、新しい教育制度の実行には、多くの努力が要るのでありまして、從つて殊に六・三制度を將來どういうようなつもりで完成しようとしておるか、あるいは完遂について、どういう考えをもつているかという御質問でございますが、これにつきましては、文部大臣だけでなく、政府も六……

第2回国会 予算委員会 第15号(1948/04/02、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 お答えいたします。その点は大体文部省に調ベがありますけれども、ただいまここにございませんので、後刻御示しをいたします。御了承を願います。
【次の発言】 お答えいたします。六億四千万円については、物資の裏づけもあるものと信じておりますが、これは安本との関係もありますので、その方面の方からお答えいたすのが適当だろうと思います。なお設備と教科書については、物資の窮乏の時代でありまして、いろいろ苦心する点もあるのでありますが、漸次好轉してまいつておるようであります。少くとも教科書につきましては、本年度においては、昨年のようなことはなく、ほとんど大部分は間に合うような情勢にあるという報告……

第2回国会 予算委員会 第18号(1948/04/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 海野君の御質問にお答えいたします。敗戰後の日本を建設するために、科学技術が非常に必要であり、これがためには研究所、また研究者の活動が必要であるが、今日の事態において、殊に経済上の理由から、これらの研究が十分にいつておらぬ。これについて政府はいかに考えているかということでございますが、まことにごもつともでありまして、私どもは窮乏している日本の財政のもとにおきましても、できるだけこれらの研究を促進していきまして、再建のための科学と技術とを促進していくように努めているのであります。それがために、政府といたしましても、基礎的な主要な研究のために、科学研究費を、また應用の研究につきまして……

第2回国会 予算委員会 第22号(1948/05/21、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 海野委員のおつしやいましたように、技術科学の振興については、われわれ最善の努力をいたしておるのであります。しかしこの費用は本予算に計上されておりまして、本予算がまだ決定されておりませんので、遺憾ながら、そういう方面に必要な補助がいきわたつていないという現状にあることを、御了承願いたいと思います。
【次の発言】 至極ごもつともでありまして、私ども、できるだけさように取計らいたいと思いますけれども、國費の支出につきましては、御承知のように、予算によらなければならず、その費用についても、予算と関連して考えなければなりませんので、本予算の提出も間もないことでありますから、それをまたない……

第2回国会 予算委員会 第24号(1948/05/24、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 新しい教育制度、殊に六・三制の新制中学につきましては、地方に重い負担をかけておるということは、まことにその通りでありまして、私どもできるだけ國費の面におきましても、六・三制実行のために、十分な費用を充てたいと思うのでありますが、御承知の事情で十分にはまいりません。その結果地方財政に重い負担となつておることは御説の通りでございます。しかし大体の傾向から申しますと、かようなまことに苦しい時代におきましても、地方におきまして、また教職員の方々にも、父兄の方々にも、窮乏に耐えながら、教育のためには驚くべき努力をなさつておることを、私どもは驚嘆しかつ感謝いたしておるのであります。中にはそ……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 厚生委員会 第10号(1949/04/19、24期、日本社会党)

○森戸辰男君 紹介者として申し上げます。請願いたしましたのは、廣島縣の東南部にあります三郡にわたる二箇町村、七箇村の町村長の方々でありまして、請願をいたしました趣旨は、片山病の撲滅の根本対策として、深安郡並びに蘆品郡にある二箇町、八箇村の耕地八百町歩に対する水路、排水路の改廃及びコンクリート舗装及びこれに附随する排水ポンプの設置や、区画整理、農道、橋梁のつけかえをなす事業を國営をもつて御決行をお願いいたしますということと。もう一つはその事業に要する資材の優先的割当て方をお願いいたしますという二項目にわたつております。その中心は片山病の撲滅ということにあるのであります。これはこの地方の風土病とし……

第5回国会 図書館運営委員会 第4号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○森戸委員 館長は職員に含まれるのですか。
【次の発言】 定員法との関係はどうなつておりますか。

第5回国会 文部委員会 第2号(1949/03/24、24期、日本社会党)

○森戸委員 六・三制の問題は、わが國の教育の基本的なものであることは御承知の通りでございますが、このたび予算の関係並びにその他から非常な危機も当謝しておるように傳えられておるのでありまして、委員長初め私ども文部委員は、これに対して非常な関心を持つておるのであります。日本社会党におきましては、ことにこの問題について重大な関心を持つておりまして、ぜひともこの六・三制の完盡をしていただいて、これを裏づける予算の確保が昭ましいということを政府に要望いたすような決議を、実は昨日中央執行委員でいたしたわけでありますが、この六・三制の問題は、申すまでもないことでありますけれども、米國の教育使節の強い勧告に基……

第5回国会 文部委員会 第9号(1949/04/20、24期、日本社会党)

○森戸委員 この請願は慶應義塾大学教授、社会経済史学会理事の野村さん外九十六名、主として社会史、経済史、文化史を研究されておりまする学者の方々から御請願になつたものであります。  紹介者の一人として、この要旨を申し上げますると、従来わが國の歴史は、いわゆる支配階級の歴史でありまして、國民生活に最も関係の深い産業、経済、社会、文化などの部門がおろそかになつておりました。ことに近世の庶民生活の研究につきましては、非常に不十分な状態にあつたのであります。從つて今後の歴史研究者は、民間記録による実証的な研究を進めて行かなければならぬ。それでないと、日本の歴史を科学的につくつていくということに、非常な支……

第5回国会 文部委員会 第15号(1949/05/11、24期、日本社会党)

○森戸委員 学校教育法一部改正の重要な点は、いわゆる短期大学の問題でございまして、百九條の、「大学の修業年限は、当分の間、第五十五條の規定にかかわらず、文部大臣の認可を受けて、二年又は三年とすることができる。」この点であります。大学が教養と研究の水準を高めるために四年制であることを正常とするのは当然でありますが、同時に諸種の事情から考えて、二年または三年の短期大学が必要であるということも、後に述べますように方々からの強い要請もあり、現状からもそれが妥当と考えるのでありまして、まことに適正な改正であると存じております。ただ私が承りたいのは、ここに「当分の間」といたしまして、提案理由によりましても……

第5回国会 文部委員会 第17号(1949/05/13、24期、日本社会党)

○森戸委員 私簡單な一点を御質問いたしたいのでございます。昨日受田委員から質問をいたしましたが、文部省以外の学校で國立大学になるものについてであります。逓信省にあつた中央無線電信講習所はすでに電氣通信大学になるということになつておりますし、農林省にありました第一水産講習所は、これは一年の後に東京水産大学になるというお話でございます。もう一つ問題になりますのが運輸省に属する商船学校でございまして、この学校はいかに処置せられるのであるか。日本といたしましては航海というものが特別に重要であることは、申すまでもないことでございますが、同時にこの二つの学校がすでに大学になつておる、この商船学校だけがこの……

第6回国会 図書館運営委員会 第1号(1949/11/09、24期、日本社会党)

○森戸委員 お話によりますと、国会図書館が閲覧者その他で狭隘を感じておいでになるということでございます。これはもし法務庁その他の方であくことになりましたならば、ぜひとも拡張をするように議長にお話願いたいと、私ども衷心から希望しております。なお向うができましたらあくことでありましようから、そういうようなふうにひとつ、督促といつては何ですけれども、そういうようなおとりはからいを願えれば、たいへんいいと思います。それから図書館自身が狭いという面もありまして、これは第一に充足されなければなりませんが、同時に国会の人々が、国際的、文化的な面でこれを使うようなことも、ひとつ考慮したらどうかと思つております……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1947/11/17、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 昭和二十二年度文部省所管の補正豫算の大要につきまして御説明申し上げます。  昭和二十二年度文部省所管の補正要求額は、追加額十六億二千四百十六萬四千圓、修正増加額一億五千三百九十萬七千圓、修正減少額一億五千九百七十五萬圓、修正差引減少額五百八十四萬三千圓、差引補正額十六萬一千八百三十二萬一千圓でありまして、これをすでに成立いたしました昭和二十二年度豫算額と、今次の國會において成立しました昭和二十二年度豫算追加額との合計額、四十九億七千八百五十一萬二千圓に加えますと、六十五億九千六百八十三萬三千圓となるのであります。  今、追加または修正を必要とする事項について申し述べたいと思いま……

第2回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1948/06/29、23期、日本社会党)【政府役職】

○森戸國務大臣 昭和二十三年度文部省所管の予算の大要につきまして御説明申し上げます。  昭和二十三年度文部省所管の予算額は、二百十三億六千百四十三万七千円でありまして、総予算額に対する割合は五三%となるのであります。これを前年度予算額八十七億八千三百七十一万七千円に比較いたしますれば、百二十五億七千七百七十二万円を増加いたしております。今本年度予算額の中重要な事項について申し述べたいと存じます。  第一は小学校教員の給与に必要な経費であります。小学校教員の給与費の半額を、地方公共団体に補助する必要な経費八十七億四千百三十二万五千円を学校教育局に計上したのであります。  第二は、中学校の義務制延……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 内閣委員会文部委員会連合審査会 第1号(1949/05/06、24期、日本社会党)

○森戸委員 新しい日本の建設が、文化國家をめざしておりますることは、すでに國民一般の確信いたしておるところでありますが、かような文化國家の建設において、文教行政をつかさどりまする文部省の機構は、非常に重要性を帶びておるものと存ずるのであります。ただいま大臣から機構改革の要点を拜聽いたしたのでありますが、私は以下五点につきまして、関係当局のはつきりした御意思を承りたいと思うのであります。  第一点は、私どもこのたびの文部省設置法案を拜見いたしまして、根本的にはなはだけげんにたえないのは、在來しばしば文部省は解体すべし、あるいは廃止すべしというような文部省無用論が一部の人に唱えられておつたのであり……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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