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松野頼三 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

松野頼三[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
312位
委員会発言歴代TOP500(衆)
468位
委員会出席(無役)歴代TOP100
82位
委員会発言(政府)歴代TOP500
137位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
897位
各種会議出席歴代TOP250
115位
各種会議出席(幹部)歴代TOP100
98位
各種会議出席(無役)歴代TOP250
132位
各種会議発言(政府)歴代TOP50
47位

23期委員会出席TOP50
28位
23期委員会出席(幹部)TOP50
26位
25期委員会出席TOP100
63位
25期委員会出席(無役)TOP50
35位
27期委員会出席(無役)TOP100
92位
28期委員会発言TOP50
19位
28期委員会発言(政府)TOP10
5位
28期各種会議発言TOP25
16位
28期各種会議発言(政府)TOP5
1位
30期委員会発言(政府)TOP25
19位
30期各種会議出席(幹部)TOP5
5位
30期各種会議発言(政府)TOP10
8位
31期各種会議出席(無役)TOP25
22位

このページでは松野頼三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。松野頼三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第3号(1947/07/14、23期、日本自由党)

○松野委員 統制經濟を強化する場合には、職權をもつている官公吏の影響もありまして、これは警察官のみに限定できない。むしろ官公吏すべての影響がひどくなるという心配を私はもつております。
【次の発言】 あすの十時にしますか。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第4号(1947/07/15、23期、日本自由党)

○松野委員 ただいま御説明の金額算定の基準をお伺いしたい。それからもう一つ隱退藏物資というものを、終戰當時の混亂状態において、あるいは過當な値段で拂下げた。實際において拂下物資と名目がつくものもありましようし、あるいは不法の隱退藏というものもありましようし、その限界の御意見を拜聽したい。それからただいまの物資の換算の基準を何の基準をもつてきめたか一應お伺いしたいと思います。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第9号(1947/08/14、23期、日本自由党)

○松野委員 ただいまの政府委員の御答辯、私もまことに贊成でございます。往々にしてただいま御指摘の通り、私たちは非常に不安に思つておりましたが、はからずも本日政府委員から意のあるところを、まことに的確に御説明いただきまして、政令の限度がはつきりいたしましたから、今後の審議の上に非常に參考になると思います。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第19号(1947/10/02、23期、日本自由党)

○松野委員 作物報告事務所は、作物の数量の調査をされるのか、あるいは面積の統計調査をされるのか、どちらを主體にされるのか、お伺いいたします。
【次の発言】 私ははなはだ落膽したのであります。と申しますのは、現在最も供出あるいは農村問題について關心をもたれておりますことは、農業政策の最も大きな基礎をなす農地面積の實態の把握が足りないことで、これがすべての論據である。この論據に立つていわゆる作物報告事務所が面積の實態を調査把握される機關であると信じておりましてけれども、ただいまのお話でありますと、やはり作物の實収高に主眼をおかれるようであるまたこの作物報告事務所という名前から申しましても、やはり今……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第27号(1947/10/23、23期、日本自由党)

○松野委員 このたびの第百四十六條の都道府縣知事は彈劾裁判所によらず、煩雑なる方法を避けて地方裁判所の確認によるということに、私は非常に不安をもつものであります。なるほど煩雑な方法を避けて便利にはなりますけれども、地方長官あるいは市町村長身分に關して非常に不安を懷くものであります。地方裁判所の裁判官は、御承知のごとく民事、刑事の正確なる判斷については多年訓練されております。しかるに行政的素質を加味した事實の確認あるいは判定ということは、なかなかできるものではない。最近できました最高裁判所または東京高等裁判所の例について、その人員的構成を見ると、行政的事實について行政的判斷を的確にやつてもらえる……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第31号(1947/11/06、23期、日本自由党)

○松野委員 少年の犯罪ということが非常に殖えている。日本警察改革に關する總司令部の發表の中で、東京における日本人犯罪の五八%を占める少年の取扱いについて、少年保護部設置を勧奬しておるという言葉がありますが、これはなるほど、敗戰による日本の社會の混乱によるということが大きな原因であると思いますが、最近驛の賣店及び書店の店頭にエロ、グロ、あるいは獵奇という雜誌が自由に賣られておつて、あたかも少年少女がのんきな父さんや、少年の冒險を見るように自由に閲覧し、あるいは購買しておる。殊に犯罪が性に關係したものが、非常に多いじやないかということを痛感いたします。これは出版の自由を制約するという意味でなしに、……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第33号(1947/11/13、23期、日本自由党)

○松野委員 ただいまの御説明に、多少附加えて御説明願いたいことがございます。高級飲食店の禁止以來、その當時の食糧事情と勘案いたしまして、私たちも一應了承したのでありますが、そのおもなる原因が、これによつて配給數量の増額を期待するということが眼目であつたと存じますが、その後の状況において、高級飲食店を禁止したために、どれほど食糧が増配されたかという數字を拜聽いたしたい。
【次の発言】 まことに殘念ながらも、配給數量が殖えないとともに、地域的に好評をもたらしておるという一方的な考えでなしに、これによつて非常に不評を買つておる、あるいは生活の脅威を受けておる、あるいは國民の間に不滿があるという點は、……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第34号(1947/11/14、23期、日本自由党)

○松野委員 七月來禁止になりましたいわゆる七・五禁制以後六箇月、今年十二月三十日でその期限が切れますが、この政令はこれで一應打切るか、あるいは延長か、まだ質問ございますが、質問の發展上第一點としてお伺いいたします。
【次の発言】 ただいま非常に婉曲なる御説明を拜聽いたしました。殘念ながら世界の情勢がなかなか思う通りにならないために、業者の將來に暗影を投げておりますが、日本政府の責任においてこれを延期するならば、政令で行うか、法律で行うか。近來はすべて法律をもつて詳細に明記する方針をとつておりますが、再び延長するというときには、これを政令で行うか、あるいは法律で行うか。

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第41号(1947/11/26、23期、日本自由党)

○松野委員 地方財政の困難なる状態は各委員より述べられ、また政府當局も、すでにお述べの通りでありますが、それに附隨して特に目立ちますことは、地方において、寄附行為の半ば強制的な、あるいは割當的な寄附行為が非常にはやつている。教職員の生活援護寄附の申し出があり、また警察官の援護のために割當があるとか、また一つの政府の出先機關ができると、それに附隨してその町村に割當がある。それと同時に、各地ごとにその状況に應じ、その土地の事情に應じ、現在の擔税能力、あるいは財政能力以上の、寄附行為の半ば割當強要が行われているということは各地において多々あると存じますが、これに對して内務省はいかなる限度において、い……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第43号(1947/12/01、23期、日本自由党)

○松野委員 この點前の質問と重複するかもしれませんけれども、辯護士は公安委員になれないという御答辯を、私は同僚議員から聴いたと思いますが、もう一度御答辯願います。
【次の発言】 そうすると、職業的辯護士でもなり得るという決定でありますか。現職にある辯護士が、何ら公安委員になつてはいけないという規定はない。今の御答辯をそう伺いました。それは私は辯御士を例にとるというのではないのですが、すべて忙しい人は自分の一身上の都合によつてできない。いわゆる常勤だからできないというのを、辯護士という職業を特定して、辯護士はできないという解釋からいきまして、あえて私は質問申し上げたのであります。忙しいからできな……

第1回国会 治安及び地方制度委員会 第45号(1947/12/05、23期、日本自由党)

○松野委員 委員會運営に關して発言いたします。先日配布されたる警察法案委員會修正案なるものは、委員長の個人の意見、及び一部政府委員の個人的私案を、委員長獨自にて取捨選択し、あたかも委員會案のごとく装い、関係方面と交渉し、それを委員會に強制せんとするもので、この點に關しては、先日各委員よりこの修正案の性格につき多少質問あり、私も再三強く質問せしところ、これは當日の委員會に諮り當日の議事録に記載されていることで、かくのごとき質問は不當なりとの意味の答辯がありました。ただちに當日の議事録輪調べましたが、いかんせん修正案に關しては一言半句もこれに言及せし記事なし、思うに委員長は獨自の思考と判断にて委員……

第1回国会 農林委員会 第8号(1947/08/04、23期、日本自由党)

○松野委員 ただいまちやうど代用醤油のお話が出ましたが、この點について私は大いに認識を改めていただきたい。なぜならば代用醤油が昨年非常に民間にたくさん出て品質もよろしいということのなりましたが、この最初の根源は、當時の政府の施政がよろしきを得ず、原料の配給なしにこれだけ多量の代用醤油ができたということを特にお認めを願いたい。政府の原料の配給がほとんどゼロだというときに、民間の創意によつてこれだけの醤油ができた。現在統制の手を打ては必ずこれは引つこむと私は確信しております。なお一つ非常に矛盾を感ずることは、先ほども寺本委員から御質問がありましたけれども、全國の設備の賃貸借の價格がきまつてないのに……

第1回国会 農林委員会 第9号(1947/08/06、23期、日本自由党)

○松野委員 たびたび論議されまして、特に重富委員と安本長官との應答の中に、法律で書くべきかあるいは命令で出すべきかというような意見が交換されましたが、そういうふうに大きな問題が起ると、私たちに命令案が示されていないという點において疑問を抱くのでありますから、多數の資料が提出されましたが、これとともにすでに立案されておる命令があるならば知らしていただきたい。私はこの前のときにも一言觸れましたけれども、何ら返答を受けませんでしたから、そらにできるだけ答えていただきたい。
【次の発言】 ちよつと私聽き漏らしたのですが、私の聽いた質問の要點は品名の點についてです、品名がどこに示されているが、今第二枚目……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第2号(1948/01/29、23期、日本自由党)

○松野委員 ただいまの自治体警察のことについて一言御質問いたします。  この自治体警察をただいまのお話のように、返上をする町村が出てきたということは、自治体警察の経費の説明の点において、説明が非常に不徹底でなかつたかを私は憂慮するものであります。私たち委員会のときに、この点については、たしか政府委員の説明では、地方自治予算の確立後という説明を私は記憶いたしておりますが、ただいま地方に行つてみますと、往々にしてある警察署長あたりの不徹底な説明警察が自治体的経費をもつというような漠然たる説明で、この地方財政がどの程度に改革されるかということが決定されておらない間において、あやふやな警察署長の説明が……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第7号(1948/02/17、23期、日本自由党)

○松野委員 ただいまの御説明のうち、はなはだ不明確な点を二、三お聽きしたい。  それは結局、今度の事件の原因が監督官廳、指導官廳おのおのの責任であるのか、あるいは配給に從事する從業員、あるいはその組織の配給所の方に責任があるのか、その責任の所在を考えられて將來の対策を立てていられるだろうと私は考えておりますが、ただいまお話を伺いますと、まことに漠然たるもので、葡萄状球菌であるとか、コツペパンがどうとかいうことを拝聽いたしましたが、將來の対策にわたること、は少しもございません。もう一つ、私たち國民として配給されるものには、少くても國家で管理して國家の手で配給されるもを私どもはいただくのであります……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第10号(1948/02/26、23期、日本自由党)

○松野委員 前委員会以来、まことに詳細に御熱心なる名説明、名講演、あるいは名演説を拝聽しましたが、一、二の点について少し私の意見を申し上げたいと思います。  先ほどお話の中の、健全財政を主体とする、地方債はあまり考えないというお話は、まことに結構なお話でございます。これは國家財政といたしましても、昨年の大藏大臣の財政方針の演説の中に、健全財政という言葉をうたわれましたし、またこのたび内閣ができますが、また健全財政を主体とするという言葉がきつと出てくるだろうと思います。もちろん結構なことと思いますが、地大財政においてはただいまのお話のように、これたけの財源を與えてもなお百十億の不足があるというこ……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第11号(1948/02/27、23期、日本自由党)

○松野委員 復興院の復興計画にはいろいろな点がありましようが、殊に防火という方面に関しては種々宣博あるいは御演説、御講演においてしばしば耳にしておりますが、実際的に防火的措置をどの程度までとり入れて、のど程度まで考案されておるか。現在の進行状況、あるいは模範的な建築を設計されておるかどうか。また、これは話が多少昨日の火災とははずれるかもしれませんけれども、住宅難は全國的な大きな問題でありますが、不都合なことには、建設院に対する建築の許可申請が、ある所においては十何通の書類を出さなければできない。はなはだ複難きわまる建設院だというのが、一般の世論の集中するところであろうと思います。こういう権限は……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第17号(1948/03/25、23期、民主自由党)

○松野委員 競馬法並びに競犬法に関する小委員会小委員長の中間報告をいたします。  競犬法の立案に関しては、去る二月十九日の本委員会において、小暮藤三郎君以下十名の者が小委員に選定せられ、次いで二月二十四日の第一回小委員会において、不肖私が小委員長に互選せられました。爾來小委員会を開くこと六回、その間種々論議研究を重ねる一方、地方財政委員会事務局、農林省、法務廳等からも係官の出席を求めてその意見を徴し、これを参考といたしつつ、三月二十三日第六回の小委員会において本法案の草案の審議を終了し、草案としての一應の成案を得たのであります。つきましては、これより本法案の草案の内容及びその審議経過について、……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第19号(1948/04/01、23期、民主自由党)

○松野委員 私多少遅れて來たので、こういう質問が出たかと思いますが、これはこの前に私が発言したと思います。これは御承知のごとく、あまり結構な話でありませんが、全國的に、特に地方の農村地帯に濁酒の密造が行われていることは周知の事実であります。そしてこれを取締る方法も、現在の税務署その他において不可能なことも周知の事実であります。しからばこれを何とか財源とする方法はないかということを、この前の委員会に提案いたしましたが、その後何らの回答もありませんし、また今度の要綱にもはいつておらぬようでありますが、地方財政として考慮する余地があると思つて研究されているか、あるいはどういう処置をとられますか、一應……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第21号(1948/04/05、23期、民主自由党)

○松野委員 小さい点でありますが、五、六点御質問申し上げたいと思いますから、簡單に、一番的確にお答え願います。  第一は、たびたび質疑はありましたけれども、結局運輸大臣にこれを所属せしめるという理由が、先ほど説明もありまして、大体了承しましたけれども、どうしても現在の大きな海上問題の大部分を占めるものが、現在はあるいは農林省で扱つております漁業権の問題、あるいは漁区の問題が現在の日本においては、海上の相当大きな問題を占めるのではないかと思いますが、その点に関して本法案にも、説明にも、一言も触れておらないが、その点を一箇所。もう一つは、日本の大きな海岸線を護ります重大なことでありますから、將來に……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第25号(1948/04/30、23期、日本自由党)

○松野委員 ただいま辻公安委員長から御説明がございましたが、解せない点が多々あります。元來公安委員というのは常勤であつて、常に出勤しているように思つておりますが、それにもかかわらず非常事態の発生宣言のなされたあとにしか氣がつかなかつたということは、職務上非常に怠慢だつたということを感じます。  もう一つは少くとも進駐軍の非常事態の宣言がある前に國内治安の衝に当つている警察がそれほどの必要はないと思つており、今でもそう思つている点については、はなはだ解せないのであります。少くともこれほど大きな國際問題になつているのに、未だに非常事態の大きな問題にしなかつたというような御見解を承りたい。  もう一……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第27号(1948/05/06、23期、民主自由党)

○松野委員 具体的な例を一つ申し上げて御質問いたしたいと思います。それは昭和十七年に鈴鹿といふ区域が二町十二箇村を合併して新らしい都市をつくり、いわゆる軍國都市としての設計を始めたのでありますが、現在の状態に至りますと、その二町十二箇村の地域の廣さから申しますと、大体旧東京二十三区に当るという厖大な地域の中に二町十二箇村が不自然なる合併をいたし、住民はほとんど現在の状態では分離及び復帰を望んでおる状態でありますが、この場合今度の改正によりいかなる方策により、またその住民投票はどういう形式の住民投票になるかということを御説明願いたいと思います。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第29号(1948/05/18、23期、民主自由党)

○松野委員 補欠の選任は、委員長において御選定あらんことを希望いたします。
【次の発言】 本日はこれにて散会せられんことを望みます。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第30号(1948/05/20、23期、民主自由党)

○松野委員 ただいまの質問に関連して、もう一つ監査委員の件についてお伺いしたいと思います。それは、修正案の二百四十三條の二として、相当大幅な監査委員の職務と権限が與えられると、なかなか事件も多くなりはせぬかということは当然うかがわれますし、この條文をもつて見ますと相当大幅なる請求が出るだろうということを予測しますと、ただいまの門司委員の御質問と同様に、私も、監査委員の数をあまりに少数に限定し過ぎるということは、將來監査委員というものが名目に堕して実質を行えないという欠陥を必ず暴露するということを一言憂えを申し上げます。  なお、今度の修正案にもあつたかと思いますが、議員の兼職の問題とともに、監……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第32号(1948/05/27、23期、民主自由党)

○松野委員 附則第二條の解釈の問題でありますが、附則第二條の一項、二項とありますが、この解釈について、すでに質問もたびたび出まして、御答弁も得ておりますけれども、はなはだ重要な問題でありますし、また中にいろいろ御意見も出てまいりましたので、もう二度この法文の解釈を明確にされんことを希望します。
【次の発言】 ただいまの御答弁は明確に拜聽しましたが、さらに財産分配の場合、分配できざる不動産のような場合には、いかなる方法によつてこの分配をやるか。  第二点は、特別市の場合には、該地域と申しても特別市のみならず、縣下全体の投票ということを記憶しておりますが、この場合には、それと違う方法だが、これに矛……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第40号(1948/06/18、23期、民主自由党)

○松野委員 この法案に、第二條において個人の尋問を許可しているという点がありますが、この場合に、あとの第何條かには、興行場においての臨檢は証票を呈示するという條文があるようでありますが、少くとも個人の自由を束縛し、尋問し、行動を束縛することについて、請求があつた場合に、ここには証票なり、あるいは警察官たるの証明をする條文が見あたりませんが、これはいかなる御見解の上に立たれているか、御質問いたします。
【次の発言】 当然のことではございまするが、ただいまのごとく停止させて質問することができる以上、返答のいかんを問わず、これが一時間にわたるか、半日にわたるか、あるいは五日以内にわたるかもしれないの……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第41号(1948/06/22、23期、民主自由党)

○松野委員 この際地方財政委員長にお伺いしておきたいことは、地方財政委員の府縣代表及び市長代表、町村代表の各委員が辞任したということを聞き及んでおりますが、現在いかなる方法で委員会の運用をやつておられますか。
【次の発言】 はなはだ厖大な地方税法の改正案が出ましたが、これは当然地方財政委員会において計画立案に参加されたことと思うのでありますが、聞き及びますところによりますると、三人の辞任がいまだにはつきりしない、委員会は三人以上によつて初めてその委員会の運営ができると信じますが、はたしてこれは委員会において十分審議されて各会務の運営においても支障なくこの法案が提出されたかどうか。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第43号(1948/06/24、23期、民主自由党)

○松野委員 そうすると、生田委員はどうしても自分の職責上、あまりにかけ離れた意見だから、現在の政府が自分たちの意見を聽き入れないから、おやめになつたと、ただいま拜承いたしましたが、あなたのみならず、ほかの委員も御同様の意見でおやめになりましたのでしようか。
【次の発言】 ただいまの御説明で大体現政府が旧態依然たる中央集権的財政、税制改革を強く主張するあまり、あなた方の主義とあまりかけ離れた政策を持つておるので、責任を感じ、また意見を異にするからおやめになつたということも重々承知いたしましたし、生田委員は町村長代表として全國から御選任あらせられた委員でございますので、当然全國の町村長もあなたと同……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第44号(1948/06/25、23期、民主自由党)

○松野委員 事務局長において答えられる範囲内においてお答え願いたいと思いますのは、地方債の問題であります。地方債の現在の起債額及び起債方法、及びその起債特別機関の設置というふうな御計画及び説明ができ得るならば、一應お聽きしたいと存じます。
【次の発言】 先ほど芦田総理の松浦君への答弁では、大体表面的に軽い御答弁をいただきましたが、もう少しわからない点がありますから、二、三要点だけ御答弁を願いたい。まず第一に行政整理の問題でありますが、御答弁によりますと、地方の出先機関は吉田内閣の当時にできた、しかしあの当時あの情勢において、殊に地方自治体というものが確立しない、地方公選知事がまだ確立しないとい……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第45号(1948/06/26、23期、民主自由党)

○松野委員 昨日一つ、二つ御答弁が漏れておりましたので補足してお願いしたいと思います。第一点が地方財政委員会をただいまどう改革されるかということをまずお聽きしたい。何らかの疑問が將來の課題として残されておるというお言葉でありますが、地方財政委員会を強くされるのか、あるいはかくのごとく三人もやめてしまうような不都合があるから、今度もつと政府の方を強くするのか、あなたはどちらになされるかという点をまず一点お伺いしたい。
【次の発言】 それでは第一点はどちらに改革されるかという点をひとつ…。
【次の発言】 なお地方財政委員会の制度の運用においてとやかく御質問申すまでもありませんが、少くとも地方財政委……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第46号(1948/06/28、23期、民主自由党)

○松野委員 私は何も大石氏がかよわい女性であるからといつて、弁護の意味に立つわけではないので、ありまして、たとえこれが力強い男であつても同じ言葉を申すであろうと思います。たまたま私は大藏省のことについてひいきにしております。ひいきと申しますと、はなはだおかしい話ですが、大藏省にはそういうことはないと私は信じておつた。殊に理財局長及び主税局長もよく存じておりますが、非常に民主的などちらかというとやさしい、本日のような事件が起るべきところではないということを私は信じておりまして、大石さんからそれを聞きましたときにも、そういうことは大藏省にはないと、私はどちらかというと反駁の思想をもつておつたのであ……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第48号(1948/06/30、23期、民主自由党)

○松野委員 動議を提出いたします。小委員長に坂口主税君、小委員に大石ヨシエ君を御指名あらんことを提案いたします。
【次の発言】 小委員に松浦榮君を御選任あらんことを提案いたします。

第2回国会 農林委員会 第5号(1948/05/19、23期、民主自由党)

○松野委員 ただいま野溝大臣から、農業事業税設定の御説明を拜聽いたしまして、私ははなはだ意外に思つておるのであります。ある委員会で野溝大臣は、農業事業税にあまり賛成でないというふうに懇談をいたしたように私は聞いておるのであります。何しろ大臣の現下の思想からいつても、それはあまりみずから進んでやりたくないということはわかると思うのでありますが、本日は皆さんの御了解を得まして、もう少しこまかい点を伺いたい。それはこの五十億の農業事業税の基礎をもう少し詳しく御説明を願いたい。それで大体昨年の國家財政は二千百億、本年は大体三千七百億、追加予算を入れますと大体昨年の二倍に國家財政が膨脹いたします。農業者……

第4回国会 不当財産取引調査特別委員会 第4号(1948/12/12、23期、民主自由党)

○松野委員 証人に一、二点お伺いいたしますが、五十万円と封鎖の五十万円は條件なしで、あまり期待なしに受取つた。こう了承してよろしゆうございますか。
【次の発言】 当時といたしますと、御承知のごとく金融措置の行われた非常に通貨の逼迫した時代でありますし、殊に当時の選挙をなさつた御経驗もございますので、一万円、五千円という現金に非常に苦しんだ時代である。しかるに五十万円という現金を持参されて何も條件もなしに、期待もなしにとるには、あまりに、多額な金だというお考えはございませんでしたか。
【次の発言】 おそらく現在一千万円の金を集めるよりも当時の五十万円は苦しい時代であると私たちも想像しておりますが……


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 予算委員会 第6号(1949/04/07、24期、民主自由党)

○松野委員 総理大臣に二、三御質問申し上げたいと思います。かねて総理大臣は、政治は二大政党が理想であると言われておるが、私も同じ考えであります。ただ一つ、総理大臣の談話としてたびたび発表されておりますが、將來社会党の育成ということをたびたび私は新聞その他で見ております。二大政党の対立、二大政党の運営ということは私まことに同感でおりますが、どの政党がわれわれの相手の政党になるかは、自然にその時代の國民によつて選ばるべきものであつて、あるいはわが自由党がこのたびの総選挙によつて過年数を獲得したのであるが、將來ほとんど全員獲得になる時代が來たならば、自然われわれと同じ思想の保守二大政党の対立する時代……

第5回国会 予算委員会 第7号(1949/04/08、24期、民主自由党)

○松野委員 大藏大臣にまず取引高税の問題についてお聞きしたいと思います。午前中にも出ましたが、われわれの公約として、取引高税は最大な問題だろうと存ずるのでありまして、池田さんも党員となり、國民と公約された御一人であろうと私は信じますが、また私としても、わが党としても、最もこの難局に立つ藏相として、まあ野球でいえばピンチ・ヒツターとして、池田さんを大藏大臣として推薦したのでありまして、われわれはこの取引高税の廃止ということを無視して、われわれの公約はなしとさえ断言できるのであります。幸いにして多少取引高税の風当りをゆがめられましたが、一月賣上金額三万円未満の免税、はたしてこういうものが現在どのく……

第5回国会 予算委員会 第8号(1949/04/09、24期、民主自由党)

○松野委員 逓信大臣に一應行政整理と予算に関し、逓信省所管の程度をどの程度に見込まれているか。また公約であるところの現業二割ということが言われておりますが、これをいかなる程度におとどめになりますか、それをお伺いします。
【次の発言】 さらに退職手当の問題ですが、退職手当は今度の予算面にどの程度にお組み入れになつておりますか。
【次の発言】 特にこの際逓信大臣にお伺いするのは、逓信省が現在この行政整理問題で一番大きな論争の的だろうと私は考えるのであります。ことに退職手当の問題になりますと、三箇月あるいは四箇月ということになりますと、長年勤務の者は除外されて、往々にして一年、三年という、いわゆる臨……

第5回国会 予算委員会 第9号(1949/04/12、24期、民主自由党)

○松野委員 今の運輸大臣の御答弁の中で、一つわからない点をお聞きしたい。  それは定期券を一箇月におきめになつたという話でありますが、これはどういう理由でありますか。  それからもう一つ、ついでにお聞きしますが、ただいま座席券をおとりになるという話でありましたが、そうすると、鉄道の特殊な列車は別でありますが、全般に座席券をとるというと、鉄道運賃は立つた運賃である。すわらざる運賃が鉄道運賃であつて、すわるものは別だという観念になつて、はなはだ私も合点が行きませんが、特別な急行列車なり、特別な寝台列車は別ですが、一般列車で座席券をとるようになりますと、運賃は、立つということが原則になるように感じま……

第6回国会 予算委員会 第9号(1949/11/24、24期、民主自由党)

○松野委員 私は総理大臣に二点だけ御質問いたしたいと思います。少し遠い話かもしれませんが、総理はかねてから二大政党の対立を持論としておられますが、日本の現状ではなかなかむずかしく、民主党を除きましても日本に二つ――社会党の育成も総理は考えられましたけれども、(「じようだん言うな」と呼ぶ者あり)結果において政党は総理の力において切り盛りするということも不可能であつて、国民の政治意識の高揚と、もう一つは選挙を通してやはり政党というものができるべきであると私も考えるのであります。それでさしあたり差迫つた問題としてお尋ねいたしたいことは、国際的に大きな問題で、講和條約、講和会議あるいは講和問題というも……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/02/13、24期、民主自由党)

○松野委員 六、三利建築補助金の件について、基準面積学童一人当り〇・七坪というこの配分の方法についてでありますが、これは実は全国一律に行われますと、はなはだ現実面においてただいま行き悩んでおる点が多々あるのであります。と申しますのは、地方り中心に一つの町がある。その町はそり地方としては文教の中心地であるたのに、今まで中学校あり、女学校あり、あるいは專門学校の蚕糸学校、農業專門学校が存在しておる。そのような都市におきましては、今度の〇・七坪の学童平均で参りますと、この都市めたりでは全然補助金がないという現体に立至るのであります。田舎の方に珍りますと、その都市が文教の中心地である。こういうところは……

第7回国会 予算委員会 第15号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○松野委員 簡單に農林大臣に供出問題と土地改良の問題についてお伺いいたします。  世界の食糧も大分緩和されまして、ある国では農作物の投売り的現象も示しておりますが、まだ日本の農村ではどうしても供出の重圧から拔け切れない現状であります。具体的にまず二十四年産米の現在割当補正を二次、三次やられたと称しておりますが、まだいかに補正されましても、昨年は予想以上の減收だつたために、現在の最終補正割当でも供出できないという地方が、必ず出て来はせぬかという不安を持つておりますが、これに対していかなる方策をとり、いかなる態度をとられるか。  もう一つは、ここに二十四年産米の供出責任免除措置という言葉が出ており……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1952/02/18、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 今のお話は、実は非常に時間的にも発表が大きな影響を及ぼしました。たしか二月十一日の夜十一時でありましたかに発表があつた。会議は十二日、十三日に大体衣部隊からの帰還者三十五名に集まつていただいて、これに担当官が出席して会議をした、こういう状況であります。木村さんの答弁は別に聞いておりませんが、本日はちようで風邪で役所も休んでおりますので、これはしばらくおいて、そのときに各留守家族の方の問題になつております石部さんもいろいろな当時の状況を報告されました。何としても当時の状況から申しまして、御証人の石部さん自身も、全員に対する確認は非常にむずかしい。部隊の中で自分が会つた何人か……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第7号(1952/02/23、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 ただいま六箇条出ましたが、長官の部分を除きまして、私一、二の点につきましてお答えいたします。御承知のように本年の二百三十一億の援護予算の法律は来週中には提出できると思つております。ただいま各関係方面と緊急に交渉いたしておりますので、内容を全部ここでお知らせするには早いと思いますが、思想としましては、未復員者給與法と今度の未亡人遺族の対策の違う一点は、未復員者給與法によりますと、未復員者が生存しておるということを前提としまして、俸給の一部として一番初期におきまして月額千円、当時の下士官及び大将までの平均給與として差上げたわけであります。物価が、だんだん上りまして現在の実情に……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1952/05/27、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 引揚援護庁の行政機構改革につきましては、先日内閣委員会に提案いたしましたごとく、厚生省の全般的な行政機構改革の一部として引揚援護庁を廃止して引揚援護局にすることになつております。引揚援護庁は、御承知のごとく相当多数な引揚者を対象として現在まで業務をやつて参りましたが、未復員者も非常に数が減りまして、予算的にも縮小されております。と申しましても、引揚援護庁自身の業務において、それではどれほど復員者の数に応じて業務が縮小したかと申しますと、そう簡單に参りませんので、かえつて未復員者の調査とか、あるいは復員者に説明を求めまして現地の状況を聞くとかいう、新しい困難な仕事がございま……

第13回国会 厚生委員会 第1号(1951/12/15、24期、自由党)【政府役職】

○松野政府委員 はからずも厚生政府次官を拝命しました。私の所管事務としましては、まことに多難な問題がたくさん山積しておりますが、せいぜい全力を注いで努力いたします。どうか各委員の方も、よろしく御指導、御協力を賜わらんことを切にお願いいたしまして私のごあいさつにかえます。
【次の発言】 大臣の意思決定が、あるものは同時に発効するものもありましようし、あるものはさかのぼつて数箇月前に発動いたすものもありましようし、あるものは何箇月かあとに発効されるものもあると思います。本日もこの問題につきましては、なかなかたくさんな論議があるやに存じますが、一応いきさつを、政府委員より答弁いたします。

第13回国会 厚生委員会 第2号(1952/01/29、24期、自由党)【政府役職】

○松野政府委員 ただいまの堤委員からの御発言のように、私たちの方に対しましても、大分いろいろな意見が来ております。ただいま、本日の閣議で決定いたしました地方移管の問題は、あれを推進して行く所存でございます。なお、御承知のごとく行政整理とは違いまして、病院を切り捨てるという問題でなしに、あくまで移譲、移管でありますから、相手があることであり、相手さんと今から十分話をしまして、これからその目的を達成したい、この予算もそのように組んであります。
【次の発言】 相手がありますから、受付けるところもありましようし、受付けないとも言えませんので、受付けるように十分お話をして、受付けていただくつもりでおりま……

第13回国会 厚生委員会 第5号(1952/02/01、24期、自由党)【政府役職】

○松野政府委員 先日の陳情、私も拝聴しまして、なかなか苦労の多い制度だと思いますが、これは一厚生省のみならず、文部省とも深い関係がございまして、学制制度の改革にも触れて来る問題だと思いますので、厚生省だけでなしに、広い意味で根本的に考えをいたさなければいけない、こう考えております。
【次の発言】 今年は特に早急にかえるというわけにも参りませんので、本年は現在の制度を採用する、こう考えております。
【次の発言】 もちろん今までの制度が完全無欠とは思つておりませんので、現在の制度の中でぐあいの悪いところ、あるいはインターン生の講習にしましても、設備のいいところを選ぶとか、充実した教育をするとか、現……

第13回国会 厚生委員会 第16号(1952/03/24、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 御説の通りでして、全部が全部現金にしてくれということでもないかもしれませんが、中には急に現金にしたいという御希望もあると思いますので、そういう方には、現金で国家で買い上げるという方針をただいま研究しております。それから、ブローカーという問題もありますが、他に転売され、あるいは不法に処理されないように、記名式でやるのであります。国家で買い上げるということは、現在研究しております。
【次の発言】 買上げという言葉が、少し簡単過ぎたようですが、現金化について、政府で何らかそういう方には対処する、こういうわけでございます。

第13回国会 厚生委員会 第17号(1952/03/27、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 ただいま議題となりました国民健康保険再建整備資金貸付法案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  御承知の通り、国民健康保険は、昭和十三年に実施されまして以来、次第にその重要性を認められて今日に至り、現在保險者数約五千余、被保険者数約二千四百万人を数えておりますが、しかし多くの保険者には、診療報酬の未払いがあり、事業の運営は決して容易ではない現状でありまして、今回この診療報酬の未払いを解消し、国民健康保険の再建整備を助成するため、国庫から資金を貸し付けることと相なりましたので、この法律案を提案する次第であります。  この法律案の要点は、第一に、昭和二十六年度末までの未……

第13回国会 厚生委員会 第25号(1952/04/24、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 ただいま御質問のありましたように、実は国立公園の希望地が、非常に全国的にたくさん出まして、ただいま十七の国立公園がございますが、このほかに現在六、七十ばかり出ております。どれを拾いましても、どこも景勝の地でございます。一応の考えといたしましては、現在日本の国立公園の指定が非常に少いのは―海岸地方の国立公園は、現在の十七の国立公園の中でも、非常に少いものでありますから、将来、日本が世界的な国立公園を考えるならば、やはり日本の山紫水明と申しますか、海岸地帯の方に、自然将来国立公園の指定が進むのではなかろうか、こういう目安はつけおりますが、どこどこだと言われますと、非常にこれも……

第13回国会 厚生委員会 第28号(1952/05/14、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 ただいま議題となりました麻薬取締法及び大麻取締法の一部を改正する法律案について、提案の理由を御説明いたします。  現行の麻薬取締法におきましては、国民の医療上簡単に使用できる家庭麻薬の生産が、一般麻薬の生産とまつたく同様の強い規制を受けておりますため、はなはだしい不便をこうむつておる状況でありますので、新たに家庭麻薬に関する業種を増加し、その販売手続きを簡略にして、国民の利便をはかる必要があります。これが麻薬取締法の改正の第一点でございます。  次に、近い将来において麻薬保有量の不足等の事態も予想され、当然麻薬の輸入が行われることとなりますが、この麻薬の輸入の手続について……

第13回国会 厚生委員会 第32号(1952/05/23、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 引揚援護庁は、御承知のように遺家族、戰傷病者の援護法案が予定よりもやや遅れて成立しまして、ことに相当厖大な修正も出まして、政府が提案した法案よりも大分かわつて通過しましたので、当然これによつて行う行政措置も、実は法案が通過してから新しく準備するというものも相当出て来ました、何といいましても、今まで前例のないことでありますし、相当推定的な数字を基礎とした部分もありますので、ただちにできるかできないかと言われれば、現在の機構でできないことはございません、もちろん最善の努力をしてやります、しかし、法案の通過の遅れたことと、修正点が相当厖大なものでありますから、万全を期してやるつ……

第13回国会 厚生委員会 第39号(1952/06/11、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 ただいま提案になりました、兒童福祉法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  改正の第一点は、兒童相談所において一時保護を加えている兒童が、兒童の福祉をそこなうおそれのある物を所持しているときには、兒童相談所長は当該兒童の福祉のために、その兒童に対して一時保護を加えている間、その物を保管することができるといたしたことであります。すなわち、従来は、この規定が欠けていたのでありますが、兒童相談所が一時保護を加えた兒童のうちには、犯罪行為または不良行為に深い関係を有する物を所持している者が多い現状でありますので、当該兒童の福祉のためにこれを保管する……

第13回国会 厚生委員会 第43号(1952/06/20、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 実はこの問題は議会から御要求いただくまでもなく、並木議員の御出身の地でございますし、私も実は個人的に並木さんから前前から新聞を見せられて、こういう問題が起きているぞという御注意をいただきましたが、それと同時に私は実は先週の土曜日だと記憶いたしますが、立川に参りまして現地において皆さん方とお会いして、いろいろ事情を聴取いたしましたが、私どもの想像以上にお気の毒な状態でございます。私の記憶では約二千戸、一万人という概略数字を記憶しておりますが、原因を調査しまするには、ただいま部長が答弁いたしましたように、原因は何かといいますと、そう急に即断はできません。多分一つの例としまして……

第13回国会 地方行政委員会 第29号(1952/04/18、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 昨夜さつそく係員を派遣しまして、現地の十分な調査をいたさしておりますが、本日は広島県知事から厚生省あてに十一時の電報が参りまして、鳥取市の火災の被害状況、罹災戸数五千七百、人員二万五千三百、負傷者百六十ということであります。厚生省としましては、さつそくララ物資の被服二万人分送付の手配をいたしました。薬品は大阪府知事に命じまして準備をいたしております。その他応急仮設住宅という手当もございますが、直接的な電話連絡も不十分でございますので、警察及び関係各省とも十分関係官を派遣して、実情の調査をいたしておる現状でございます。きようは午後さつそく関係各局長の協議会を開いていただいて……

第13回国会 農林委員会 第49号(1952/06/27、24期、自由党)【政府役職】

○松野(頼)政府委員 平野委員の御指摘のように、実は水道行政がただいま建設省と厚生省と二元的になつておるわけであります。毎年のことでございますが、本年も御承知のごとく、参議院、衆議院の両委員間においても議論が出まして、何とかこれを一元化したいということを考えております。ただ非常に困りますことは、現在の各省設置法の條文を見ましても、建設省の中に水道建設が入つておりますし、厚生省の方には水道行政が入つておりますので、建設か行政かということで字句の上においても非常な論議がありまして、先日も行政管理庁に、この問題について両省で内聞に聞きただしたというほどむずかしい問題になつております。ただいま議員提案……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 決算委員会 第8号(1952/12/22、25期、自由党)

○松野(頼)委員 今いろいろ委員長の御質問もありますが、委員の方からもひとつ質問をさしていただきたい。私は会計検査院に関する限りは比較的よくやつておられる、私の感じではそう思いました。ただいま委員長もお話になりました抜打ち検査につきましては、たびたび希望を申し上げたこともありまして、現実の私の希望しておる抜打ち検査を、全国では何箇所かは現在もやつていると私は思います。敬服しております。ただ問題は、現在の会計検査院は厖大な政府機関を持つておりますが、検査の人員は二千名であります。その二千名の者が全国の地方官庁から、役場から、中央官庁をやること自身が非常に無理ではなかろうか、できるだけ検査を厳重に……

第15回国会 農林委員会 第20号(1953/02/18、25期、自由党)

○松野(頼)委員 ただいま資料が出ましたが、これは大臣官房開発課のお調べのようですけれども、私は実はこの法案の審議が始まつて以来非常に期待しておつたのです。御承知のように、私は全日本のことは知りませんけれども、たまたま私の郷里の県は、有明海に面して天草灘を控えて、玄海に臨んで、相当この法案に関与するところが多い。従つてこの法案に関しては非常に私も渇望しておつたのですが、さてきようの資料を見ますと、急いだために不完全なところもございましようが、何といいましても大事な所が抜けておる。これほど必要な所が抜けておる法案なら、これは私は初めの考えをかえなければならぬというのが現実の姿です。私は全日本を知……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第3号(1953/07/03、26期、自由党)

○松野頼三君 衆議院から、各党代表といたしまして十五人の編成をいたしまして、先日派遣されたのでありますが、私の見ました範囲を御報告申し上げたいと思います。  十五人で福岡に参りまして、さつそく衆議院の各議員からお出しいただきました見舞金を各府県に配付いたしました。三班にわかれまして行動いたしまして、第一班は福岡、大分、第二班は佐賀、長崎、第三班は熊本という振りわけにいたしました。福岡に参りまして予定をかえましたのは、筑後川が非常な氾濫をいたしまして、熊本と福岡の連絡が、私たちが参りました際にも、ほとんどとだえておりました。ただ一つ警察電話が通じるというだけでしばらく熊本の報告が中央にも来ないと……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第21号(1953/07/30、26期、自由党)

○松野委員 これは国民衛生、保健、失業に関しまして、罹災民にとりましても非常に重要な問題であります。ただいま小委員長の報告を拝聴したのが初めてでありますので、二、三参考にお伺いしたいと存じます。  まず第一に、保健衛生のことでありますが、簡易水道の災害復旧並びに布設及び汚物の処理、この簡易水道の布設、復旧費には二分の一の補助金を出される、これはまことにけつこうでありますが、あとの二分の一はどういう御処置をお考えいただきましたでしようか。
【次の発言】 起債まことにけつこうですが、ただ起債といわれると、あとで起債のわく七百何十億によつて今後縛られてしまつて、災害民にとつては非常に不利な場面が出て……

第20回国会 農林委員会 第4号(1954/12/04、26期、自由党)

○松野委員 提案者である芳貿君は、当然川俣君の隣に並んで提案理由の説明をする立場にありながら、そんなことを政府と応答するということは、委員会の運営上これを許すならば、今後は委員同士の質疑も許さなければならない、委員会の今後の運営はできません。従ってただいまのように川俣君と芳賀君とのように委員同士の質疑を許すならば、委員会の運営はできませんし、国会法にもそういうことは明記しておりません。従って私は提案者としてこの委員会の席において川俣君が十四名の代表として出ておられるのですから、十四名は同じ立場であると思います。ただいま川俣君、芳賀君がここで討議するならば論議は永遠に尽きません。従つて議会の運営……

第21回国会 厚生委員会 第1号(1954/12/17、26期、自由党)

○松野委員 だらしのない吉田内閣という言葉は取消されますか、今後もやはり継続してお使いになりますか、お尋ねしておきます。
【次の発言】 実はこの委員会で抱負経綸を聞いておりませんし、あえてきよう大臣をいじめるつもりでむずかしい質問をするつもりもございません。しかしながらいずれ大臣になりますと、行政長官であり、たとい短期間の内閣であつても、その間は当然行政上の全責任は負われるのでございます。大臣になられたその日から大臣としての抱負経綸を、一応素案にしても、あるいは新聞を通じ、ラヂオを通じ、全国民に報道されつつあるのですから、その意味であえて私は突き進んで、そうあなたをいじめるとか、どうだとかいう……

第21回国会 農林委員会 第4号(1954/12/18、26期、自由党)

○松野委員 今民主党で一番農政通といわれる河野さんが農林大臣になられましたことに対し、まず第一に私たちも敬意を表します。もちろんこの前の委員会でごあいさつのように、あえて特別短命内閣だから、大きな治績をただちに期待することができないというお話も拝承いたしました。しかし昨日は鳩山総理大臣から、とにかく内閣を担当した以上、今日の問題、差迫つた問題もたくさんあるから、十分政局を担当するという力強い御発言があり、また昨日、厚生大臣は私の質問に対しても、相当大きな抱負経論を述べられて、来年の予算にまで言及されております。そうなりますと、勢い日本の産業として一番多数の人口を擁する農林行政についても、当然御……

第21回国会 農林委員会 第5号(1954/12/20、26期、自由党)

○松野委員 この問題は、大分長い話で、あえて私はいろいろ言うわけでもありませんし、特に私たち自由党は大体この方向に沿つてやつて来て、その後まだ未処理になつておる問題で、ちようど楠本部長もおられるのですが、厚生委員会の御意見は私もよく知つております。厚生委員会では御承知のように、どちらかといえばレベルの高い、世界の水準に合つた低湯殺菌を日本でもやるべきだ、衛生上における趣旨は私もよくわかる、賛成です。しかし現実において御承知のような食糧事情、御承知のような日本の国策から行けば、農業というものの進み方はおのずから規定されておるのですから、一つの理想のために大事なものを無視するわけには行かないと思う……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 行政監察特別委員会 第20号(1955/09/19、27期、自由党)

○松野委員 二十日までに全部提出するのではなしに、やはり審議の過程上法案は順次に提出されなければ、一ぺんに出て一ぺんに審議ができないことは当然なんです。全部一緒に早く出せということより、一つでも一、二つでも緊急なものから出せ、こういうのがこの委員会の空気であり、全衆議院の空気なんです。それにもかかわらずちっとも出ないのはどういうわけですか。一番早く出すのは何で、いつ出すか、この点ぐらいはおわかりだろうと思います。どの法案が一番早く出て、緊急だからいつ出す、これだけでも承わっておかなければ、今後の審議に非常に影響する。どの法案でも予算に関係のない法案はないのですから、一番緊急に、一番早く出すのは……

第22回国会 内閣委員会 第38号(1955/07/11、27期、自由党)

○松野委員 ちょっと関連でお尋ねいたしますが、大臣の答弁承服できないことがたくさんあるし、あとの言明にもずいぶん矛盾がある。これはちょうどいい機会ですからお尋ねしておきますが、あなたはそういうことは予算編成前には言っていないのです。いいですか、これをよく読んでみますよ。防衛計画が確定しないから防衛分担金がうまくいかないんだ、日本側の基本的態度として長期防衛計画を確定することが先決である、これが防衛折衝の前にあなたが言われたことなんです。あなたは、日本の防衛計画がきまらないからアメリカとの防衛分担金の交渉が進まないのだ、こう言って、防衛折衝に入られるときには何らかの案をお持ちになったはずである。……

第22回国会 内閣委員会 第39号(1955/07/12、27期、自由党)

○松野委員 昨日からきょうに引き続いて大臣にお尋ねいたしますが、大臣はもちろんこの法案は重要な法案だからぜひとも通したいというお考えなんでございましょうね。昨日の委員会の審議はごらんのように押し問答で、幾ら質問しても同じことで進まない。これがために一日流会という結果となったのであります。一つ本日は、われわれも一生懸命審議をやって参りますから、あなたの方でも一つ審議が進むような答弁をお願いいたします。  ただいまの答弁は、せっかく大臣が重要な発言をされるのだと思って私も拝聴しておりましたが、お聞きのように何ら重要性はないので、この問題は私はあとにいたします。なぜならば、われわれが常識的に考えます……

第22回国会 農林水産委員会 第5号(1955/03/31、27期、自由党)

○松野委員 一言だけ……。私は長い間御答弁を聞いてもおりますけれども、大分食い違いがあるので、一々ここでただす必要はありません。ただ、農地担保金融というのは、お宅の方の制度要綱というものがただいま配ってございますが、第一の目的は、農業政策の基盤である農地を維持するということがお宅の方の農地担保金融の目的なんです。あなたのおっしゃるように、移民のための目的とは違う。ほかに何かあらためて案でもお出しになるのですか。ところがあなたの御答弁を聞いていると、ほかのことはある程度がまんできますが、農地担保金融というのが海外移住を全部解決するようにおっしゃるが、金額は幾らになっているか。先ほどの御説明を伺っ……

第22回国会 農林水産委員会 第7号(1955/04/05、27期、自由党)

○松野委員 大蔵大臣に二、三点お伺いいたします。先日防衛分担金を削って住宅を建てる、こういうお話がございました。防衛分担金の方はまだお見通しがつかないので、住宅の方の予算もきまらないようですが、それと同様に、われわれ農林委員会として関心の深い農業予算を御削減になったようですが、補助金問題については、暫定予算のとき、わが党から附帯決議の中に補助金の問題を特に一項目入れたはずですし、それを御容認になったのですから、本予算は多分あの趣旨に沿って出されることと思うのでありますが、あの附帯決議の趣旨に沿ってお出しになる御準備が整っておりますか。

第22回国会 農林水産委員会 第9号(1955/05/10、27期、自由党)

○松野委員 今の川俣君の質問の、前年度限りの経費というやつの十五億、これとさっき君が説明した六番の開拓者資金融通とは別にあげておりますよ。計算上これは済んでないので、別なものじゃないかと思うのですが、もう一ぺん説明して下さい。

第22回国会 農林水産委員会 第12号(1955/05/13、27期、自由党)

○松野委員 官房長官は予算を伴う法律案がこの委員会に何件提案されているか、御存じなんですか。
【次の発言】 私が聞いておりますのは、この委員会に予算を伴う法案ですでに提案になったものが何件ございますかということであります。
【次の発言】 その状況を見て、これが参議院に――この法案は最初なんでしょう。予算を伴う法律案はまだ一件も出てない。最初の一件の問題なんだ、この一件を不意点によって――六件、七件出して八件目にたまたま不注意なら不注意でいい。予算を伴う法律案はたびたび国会からも請求をされておって、そうしてやっとできたという最初の第一の法案を、手続きの違いで出したとか出さぬという問題ではない。私……

第22回国会 農林水産委員会 第13号(1955/05/17、27期、自由党)

○松野委員 今の大臣のお話ですから、それをあえて追及もしませんが、何かまた必要なときには理事会でこの問題を別に取り上げるか、――了承するわけにもいかないし、といってこれをこの委員会で直ちに責めるわけにもいかない。審議の都合においてどうしてもこの説明がなければ、あとの法案に差しつかえるというときにおいて、あらためてこれは取り上げるべきもので、了承はできませんが、一応お話は拝聴しておく程度にいたしましょう。いかがですか。
【次の発言】 久しぶりに大臣が来られて、実ははなはだ時間も遅れて、この委員会は不平不満に満ちておるのですが、ただ本日の場合は別として、大体重要な農業予算を提出された以上、大臣もや……

第22回国会 農林水産委員会 第14号(1955/05/20、27期、自由党)

○松野委員 先般の動議をより以上明確に繰り返します。  本委員会は、予算委員会に対し、昭和二十九年産米に対する減収加算の支出が適正に解決するまで、昭和三十年度食管特別会計等関係予算の審議を中止するよう申し入れる。右動議として提出いたします。

第22回国会 農林水産委員会 第16号(1955/05/26、27期、自由党)

○松野委員 農業委員会のことに関して一、二お伺いいたします。昨年の方針と今年の方針と変えられた趣旨は、どういう意味でお変えになったのですか。予算の編成上具体的に……。
【次の発言】 農業委員会は、昨年の予算編成と本年の予算編成と変えられた趣旨はどういうわけでございますか、大臣にお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それでは御趣旨は、やはり昨年度通りやりたいという御趣旨なんですか。
【次の発言】 それでは御趣旨に昨年度通りやりたい。ただ官房長が何かくどくど言いましたけれども、そんな話は別として、あなたは昨年度通りやりたいと言われるが、それは予算の編成上の問題だけなんですか、究極のところ。

第22回国会 農林水産委員会 第17号(1955/05/27、27期、自由党)

○松野委員 議事進行について……。政府ははなはだ不勉強か怠慢か知りませんが、法案の提出がおくれておる。たしかこの前農林大臣から当委員会に、予算に関するもの七件は二十日までに提案されるという言明もありましたが、いまだに法案の提出がほとんどない。これではせっかく予算の審議が進んでおるときに、当委員会としての審議はほとんど進まない。進まないどころかできないのです。不能なんです。この状況は政府の怠慢ですから、委員長において十分政府に警告を発するなり、督促をするなり十分善処されるように議事進行として発言をいたします。  なおもう一点、昨日の農業委員会に対する書面をもっての御回答がございません。これも一つ……

第22回国会 農林水産委員会 第34号(1955/07/05、27期、自由党)

○松野委員 今日は大臣に簡略な点を二、三伺います。午前中に報告がありましたように、米審の答申に対する政府の態度は、いまだ明確になっておらないようでございますが、その前提になるものについては、すでに明確になっているものがたくさんございましょうから、それについて二、三点お伺いいたします。  まず第一に、減収加算は、すでに当委員会においても、予算委員会においても言明の通り、出すと言われましたが、一番早期な時期に出すという条件があったはずです。今日予算も通過いたしましたが、いっごろお出しになりますか。
【次の発言】 近々のうちにお出しになるようですが、これは昨年度の整理ですから、早期にお願いします。 ……

第22回国会 農林水産委員会 第36号(1955/07/07、27期、自由党)

○松野委員 今、局長は、審議会の答申が満場一致だ、満場一致だと盛んに言うけれども、それは私の記憶にして間違いなければ、昨年の三月か四月のはずです。当時はたしか二十五万とか二十八万とかいう高値を呼んでおったときで、そういう相場に立って十八万を十九万にしようじゃないかというので引き上げたのです。今、あなたは満場一致、満場一致と盛んに言われるので、いかにもつい最近審議会が開かれて満場一致をしたような錯覚を起しがちですが、それは昨年の高値のときのことです。今日は逆に底値なのです。その当時の状況と今日とでは、だいぶ情勢が違いますので、その点は注意して御答弁していただきたいと思うのです。

第22回国会 農林水産委員会 第38号(1955/07/09、27期、自由党)

○松野委員 大久保さんも大臣就任以来北海道長官をやっておられまして、あえてどうこうということはありませんが、ただいまの質疑を聞いておると、確かに自由党時代よりも不熱心だということは、全委員のおそらく一致した意見です。大久保さん自身は非常に熱心だということを言われるが、熱心の度合いが非常に薄い、一、二の例を申し上げますが、あなたが北海道長官に御就任になつた当時、第一に記者会見があった、これはいつですか、三月二十五日です、いいですか。そのときにあなたは、北海道長官として、何ら北海道のことに関して発言がない、あなたの発言は二つなんだ、第一は中ソとの戦争終結宣言だけでも早く端緒をつけたいというのが第一……

第22回国会 農林水産委員会 第39号(1955/07/13、27期、自由党)

○松野委員 ただいま米価の問題で大臣から御説明がございましたが、第一に来年度の食管法に対する見解の不明確。第二番目には、米価審議会の答申に対する熱意がまことに欠けておる、答申を尊重しておらない。第三番目は財源における非常な不明瞭さ、この三点につきましても、実は重要な問題がございます。しかし本日は他の議事進行がございますので、当委員会においての質疑は保留いたしますが、この委員会は、本日は全面的な了承の段階にはなっておりません。しかし他の議事進行が会の順序としてございますから、従ってこれに対する質疑は本日はいたしません。一応ここで意思表示を明確にいたしておきます。  なお、ただいまの説明にも関連が……

第22回国会 農林水産委員会 第43号(1955/07/18、27期、自由党)

○松野委員 この委員会の空気で御承知のように、あなたの軟弱外交に対しては非常に不満なんです。あなたが伝達するというけれども、だれを通じて伝達されたのですか。あなたが韓国の外務大臣とお会いになったことがあるのか、あるいは韓国に行かれようという意思があるか。あるいは行こうとしたけれども断わられたのか。はっきりと御答弁を願いたい。この委員会はあなたに対して非常に不満なんです。交渉はだれを通じておやりになったか。あなたが就任以来、韓国政府と、この問題について、だれを通じておやりになったのか。
【次の発言】 それではあなたはこの問題で韓国の大使と日本で何回お会いになったのですか。

第22回国会 農林水産委員会 第49号(1955/07/28、27期、自由党)

○松野委員 大臣にお伺いします。もちろんこれは、来年度から世界銀行及び余剰農産物の増額は、大臣は希望されておるように拝聴しておりますが、それについて、あなたが外遊されるのは、その問題は非常に重要だから解決される意味の外遊なんですか、大臣の外遊は、愛知用水に関係のある世界銀行との交渉、余剰農産物の農業開発への増額、これが当然アメリカへ行かれる第一目標であろうと思いますが、どうですか。
【次の発言】 そうすると、大臣はこの法案が通って、そしてこれをみやげに愛知用水の交渉にアメリカに行かれる、こういうわけでありますね。
【次の発言】 この法案が通らなくても余剰農産物はやれるというなら、世界銀行はこの……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第6号(1955/05/28、27期、自由党)

○松野委員 時間もございませんから、大蔵大臣も一つ簡明にして要領を得た答弁をお願いいたします。元来この法案の政府の提案の腹づもりでございますが、政府は六月の暫定予算をお出しになった。この前四月、五月の暫定予算をお出しになったそのときには、四月、五月の補助金停止法案をお出しになったはずなんです。しかるに、六月の暫定予算をお出しになったら、六月にその暫定予算に見合う補助金の停止法案というものをお出しになるべきであるにかかわらず、来年の三月三十一日までの一年度分の法案を出すということは、論理に合わない。そうでしェう。六月分の暫定予算を自由党は態度決定して上げました。従って、六月分の補助金の問題に関し……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第7号(1955/05/30、27期、自由党)

○松野委員 この前お話をいたしましたように、この問題は予算と非常に関係がありますので、私どもはこれは予算の一部だと考えておるわけです。当然予算に関連のある法案を先に通すというならば、予算審議に対する事情もありますから、ことに今日自民の予算折衝も開かれておる際ですから、なお私たちは微妙に考えたわけなんです。大蔵大臣はぜひとも一年度分を通したいとおっしゃいますが、予算に見合うようにこの補助金の問題が出ているのですから、大蔵大臣は、あの予算が無修正で通るというお考えで、この法案もお出しになったんだろうと思う。もちろん、提案者でありますから、無修正で通るとお思いでございましょうが、客観的にいって、提案……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第10号(1955/06/24、27期、自由党)

○松野委員 短かい時間でありますから、私の質疑中は政府委員の答弁はやめていただくことにして、できるだけ能率的に大臣に質問を集中いたします。  ただいまこの補助金打切り法案が出ておりますが、ことに一番大ワクは文部省の五億二千八百万というものです。これは何かというと、教科書無料配付費という費目ですが、大臣は、この法案について、教科書無償配付打切りに御賛成でございますか、御賛成でございませんか、本心を一つお伺いしたい。
【次の発言】 文教政策としてはまことにけっこうなお話のように拝聴しますが、それはそれとして、少くとも今まで自由党の内閣が昭和二十六年から今日までやりましたこの制度は、あなたがこれを改……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第11号(1955/06/25、27期、自由党)

○松野委員 文部大臣も一日ゆっくりきのうの質疑もお考えになって、あなたの方のお考えもずいぶん間違いがあっただろうし、私の言うこともだいぶおわかりになっただろうと思いますが、やはりあなたとしては、やりたいという気持があるのに、やれなかったということは残念だ、これはわかる。政治の一つの不成功は文部大臣として残念でしょう。しかし、その被害を受けた方に対してはどうなるのですか。かりに言うならば、国鉄総裁が、先般、遺族の方々に対して、非常に申しわけないと心からおわびを言って涙を流された。あなたも、少くとも愛情のある文部大臣なら、自分の行政の失敗や成功は別として、それによって、一番大事な学童に対して、少く……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/24、27期、自由党)

○松野委員 善良な野党の無難な主張に無条件屈服されて、全額お出しになるということは当然なことだと考えます。しかしなお念のために短かい時間端的に一、二点お伺いいたします。  ただいまの平野君の時期の問題なんですが、あなたの言葉に矛盾があるのです。この予算が通過後と言われますが、この予算に減収加算の予算が入っておるならば通過後ということが理屈になりましょうが、入っていないのだから、入っていないものならばこの予算に何ら関係はない。食管会計内でゴムのように延ばしてお払いになれるならば、予算に何ら関係ないことじゃないですか。入っていないのだから、入っていないものを予算が通過しなければ払えないという論拠は……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/23、27期、自由党)

○松野委員 ただいま同僚平野君からまことに適切な質問がございましたが、答弁の方が的をはずれておりますので、見るに見かねまして、関連して二、三点お尋ねいたしますから、一つ明瞭に、正確に、しかも的をはずさないように私の質問に、順調な審議を政府にお願いいたします。  第一に米価の問題ですが、米価審議会というものはいつごろから始まったと農林大臣はお考えでございますか。
【次の発言】 二十六年からの慣例として、政府は米価を決定して審議会に諮ったと記憶しますが、今度のように米価を、政府案を決定せずに審議会に諮った例がございましょうか。
【次の発言】 最近はというのは、前にございましたという意味でございます……

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/10、27期、自由民主党)

○松野委員 本日は時と所を変えまして、新しい政界の分野で、社会党の提案による補正予算に対して同僚議員に質問をいたします。特に新しい慣例として十分野党の意見を尊重する意味でこの壇上に立ちました。従ってことに行政の担当ではございませんので、政府委員のような答弁を私はあえて求めようという考えはございません。従って数字において不明のところがあるならば、不明でけっこうでございます。その意味で私の質問を続けたいと思います。なおあるいは冷静を欠くような言葉があるかもしれませんが、これは一つ御寛大に前もって御了承を願います。(拍手)  まず歳入の面からお尋ねいたします。ただいま実は同僚古井議員の質問に関しまし……

第24回国会 予算委員会 第14号(1956/02/28、27期、自由民主党)

○松野委員 きょうは同僚社会党の皆さん方に、ただいま提案になりました予算組みかえ案に関しまして、自民党を代表いたしまして質問をいたします。同僚の皆さん方のことですから、あえて計数的なこまかいことばかりを意地悪に質問する気持はございません。基本論を中心に御答弁をお願いいたします。またあるいは言葉の行き違いで、多少乱暴なことがあるかもしれませんが、これもあらためて前もって御了承をお願いいたします。  ただいま御提案になりました提案理由の中には、ずいぶん欺慢的な言葉がたくあんある。端的に申しますれば、提案理由の中にありました、わが国の経済の自立と拡大及び雇用の増強をはかることを目的とする組みかえとい……

第26回国会 逓信委員会 第12号(1957/03/16、27期、自由民主党)【議会役職】

○松野委員長 これにて説明は終りました。  本案に対する本日の審査はこの程度とし、質疑は後日に譲ります。  次会は明後十八日午前十時より開会することとし、本日はこれにて散会いたします。   午前十時五十五分散会


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 決算委員会 第4号(1958/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 第二回の当選のときに、暫時名前を連ねさせていただいたことがございます。
【次の発言】 決算委員会はその権能から申しまして、ことに会計検査院の最終的な主導権と申しますか、最終報告は内閣にあらずして国会、国会の中でも当委員会が少くとも会計検査院における最高の責任をお持ちになっておりますので、内閣総理大臣といえどもこの権能にはかないません。そのようにこの委員会そのものの性質は、会計検査院のまたその上の日本で最高な機関だと存じて、今日その運用というものは非常に重要だと、私は真に議員生活を通じましてもそう感じております。それでは会計検査院の報告というのが果して実行に移されたかどうか。過去……

第29回国会 内閣委員会 第2号(1958/06/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 先般総理府総務長官を拝命いたしました松野頼三でございす。今後本内閣委員会の皆さん方にも格別なお世話になることと存じます。はなはだ微力でございますが、皆ん方の御協力により大過なきを期したいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。  はなはだ簡単でございますが、就任いたしましたあいさつにかえさせていただきます。(拍手)

第29回国会 内閣委員会 第3号(1958/06/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 私も就任以来さっそくこの問題を法規的によく研究いたしましたが、なかなか私と主として官房長官との職責の分野というものは明確な法文的なものはございません。従って、これは運用の面においてその実を上げる以外には今日なかろう。この設立当時から考えますと、もちろんこれを非常に明確に現わすというならば、あるいは行政機構が膨大なものになりはしないかという御心配もあるかと存じますので、成立当時の状況は、官房長官と総務長官に対しては、ずいぶんこの法律も苦心をされてお作りになった条文もたくさんあります。従って、この条文から申しますならば、明確であるとは私は断じて申し上げられませんが、運用の面において……

第29回国会 農林水産委員会 第11号(1958/07/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 私、今般総務長官に就任しました松野頼三でございます。ふなれな者でありますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。  私、就任早々からこの問題の報告を受けまして、ただいま防衛庁からの報告のように、相当深度が深い、従って、技術的に別府湾でやったような構想ではできない、そのためには船の問題もあるし、同時に、非常に深い海に対するには、いまだに技術的な対策が立たない、こういう報告を受けておりますので、立たなくても、いつかは立てるだろう、同時に、何とかしろということを私の方は相変らず申しておるわけであります。同時に、これは、いろいろ考えて参りましても、ものがものだけに、おそらく沿岸漁民の不安……

第30回国会 議院運営委員会 第9号(1958/10/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 公取機構の改正と、今回の人事とは関連が全然ございません。その一つの現われとしては、公取のいわゆる審議会の答申が本年の二月に出まして、提案いたしましたのがこの臨時国会であります。その間は、この法律を改正するかしないかということは、決定的な案はできておりません。従つて、この改正にからんでということはあり得ないわけで、それならば、もう一つ前に、公取の審議会を作るときに問題があるならば別ですが、審議会設置については何ら異論がございませんから、従つて、答申が出ましたことについても、異論はございません。この提案をすることにきめましたのは、私が就任してからでありまして、つい臨時国会前に、実際……

第30回国会 商工委員会 第2号(1958/10/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 ただいま上程されました私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由を説明いたします。  御承知の通り、独占禁止法は、経済民主化法制の主要な一環として、自由かつ公正な競争を促進し、国民経済の健全な発達をはかる目的をもって昭和二十二年七月に施行されました。  その後、内外情勢の推移に即応して同法は数回にわたって改正され、中でも昭和二十八年の改正は、いわゆる占領法規を再検討するという意味で行なったものであります。その後五年の歳月を経過した今日、わが国経済の実情を見ますと、企業数が多過ぎるためとかく過当競争の弊に陥りやすく、また、経済基盤が弱……

第30回国会 内閣委員会 第1号(1958/10/02、28期、会派情報なし)【政府役職】

○松野政府委員 ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由並びに内容の概略を御説明申し上げます。  国家公務員の給与に関し本年七月十六日付をもって人事院から勧告がありましたので、その内容等につき検討いたしました結果、十二月に支給する期末手当に関する部分につきましては、この際これを実施することが適当であるとの結論に達しました次第であります。  以上の理由により、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正し、国家公務員に対し十二月十五日に支給する期末手当の額を〇・一カ月分増額することにいたしました。また、期末手当の増額に伴いまして、自……

第30回国会 内閣委員会 第7号(1958/10/30、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 石山さんの御意見にお言葉を返すわけではありませんが、私の方が公務員に対して権利をあるいは義務を強要したことはございません。法律ですから、これはあえて私とか政府とかいうのではなく、対等の意味で、政府も守らなければいけない、それに従う公務員の方も守らなければいけないというのであって、何れも敵、味方というのではありませんし、私がたまたまこちらの席にすわっているからといって、私に利害は何もないのです。私も被害者のり一部であり、また権利者の一部ですから、これは法律ですからどちらがどうということはないということを、一応石山さんの言葉にお答えをしておきます。  なお本論の人事院勧告ですけれど……

第31回国会 運輸委員会 第15号(1959/03/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 一昨年の昭和三十二年九月二十四日の閣議決定によりまして、総合的に駐留軍の撤退に伴う離職者対策という方向を定めたわけであります。その後予算といたしましては、予備費をもちまして、いわゆる補導訓練所の新設をしたり、あるいは拡充をいたしたりいたしまして、現在の駐留軍の方がおやめになったあとの手内職及び技術の修得という面におきましては、昨年予備費をもってある程度の拡充をいたしました。昨年からこの問題が非常に大きく取り扱われまして、実は職業補導の面は相当充実し、今日順調に進んでおります。  さてそれでは離職者の問題でありますが、第一義的には、離職者をその地域において公共事業なりあるいは新規……

第31回国会 内閣委員会 第1号(1958/12/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由並びに内容の概略を御説明申し上げます。  国家公務員の給与に関し本年七月十六日付をもって人事院から勧告がありましたので、その内容等につき検討いたしました結果、十二月に支給する期末手当に関する部分につきましては、この際これを実施することが適当であるとの結論に達した次第であります。  以上の理由により、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正し、国家公務員に対し十二月十五日に支給する期末手当の額を〇・一月分増額することにいたしました。また、期末手当の増額に伴いまして、自衛官に対……

第31回国会 内閣委員会 第3号(1958/12/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 公務員制度の改正ですでに二年半前から答申を受けておりますので、時間的に申しましても当然早い時期に改正案を出すべきだという方針に政府も決定いたしております。従ってその方針に従ってただいま草案を練っておりまして、この国会に提案いたすように各省の交渉、折衝及び調整をいたしております。私の見込みといたしましては、この国会に提案いたす方向に時間的に間に合うだろう、また審議をお願いできるように早い時期に提案できるだろう、こういう方向で今日やっております。
【次の発言】 答申案に沿って今日やっておりますが、答申案の中にも明確にこうしろというものと、ある程度幅のある答申を受けておりますので、そ……

第31回国会 内閣委員会 第4号(1959/02/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由並びに内容の概略を御説明申し上げます。  この改正案は、昨年七月十六日付の人事院勧告に基き、一般職国家公務員の期末手当を増額し、俸給表の改正を行い、あわせて一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律(昭和三十二年法律第百五十四号)附則第二十三項の規定の趣旨にかんがみ、現行暫定手当の一部を俸給に繰り入れるとともに、これに伴う暫定手当の整理を行おうとするものであります。すなわち第一に、六月十五日に支給する期末手当の額を〇・一五月分増額して〇・六五月分とすることにいたしまし……

第31回国会 内閣委員会 第11号(1959/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 ただいま議題となりました日本国憲法第八条の規定による議決案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  皇室が財産を譲り受けることは、日本国憲法第八条の規定により国会の議決に基かなければならないことになっておりますが、皇室経済法及び皇室経済法施行法によりまして、外国交際のための儀礼上の贈答にかかる場合、その他天皇並びに皇后、皇太子妃等内廷にある皇族においては、一年間にこれらの方を通じて個々の譲り受けの価額の合計が百二十万円に達するに至るまでの場合などには、そのたびごとに国会の議決を要しないこととなっております。  御承知のように、本年四月十日には皇太子明仁親王殿下の御結……

第31回国会 内閣委員会 第15号(1959/03/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 皇居造営審議会で今回いかなる皇居を造営するかということは、おそらく非常に大きな新しい問題でありますと同時に、構想といって も、その構想が八木委員御承知のごとく、実はなかなかむずかしい問題であります。私個人としてどうだというならば、私も一応提案者としてある程度の構想は持っておりますが、どの程度で、予算は幾らだと言われると、なかなかこれは申し上げにくいほど多くの問題が残っております。概略的に申しまして、諸外国の例をとり、また日本の今日の立場を考えて、それに相応するものを作るべきだということは常識的におわかりだと存じます。そのために過去二年間諸外国のいわゆる皇居に匹敵するような宮殿の……

第31回国会 内閣委員会 第19号(1959/03/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 学識経験者という名前で選定いたしますときには、学識に対して非常に経験を持ち、しかもその学識に関して長い間経験をお持ちの方という意味で、必ずしも実務に入った人ばかりをさすわけではございません。学識を持ち、しかもその理論及びそのものについての経験が豊富な方という意味で委員の選定をいたしております。
【次の発言】 お説の通りで非常に参考になるわけですが、学識経験という一つの用語を使っております以上、ただいま私がお答えしたのが一つの原則でありますが、たまたま今野球の選手をお引きになりましたけれども、野球の選手は学識がなくても経験が非常に高度な場合、かりに言うならば水原とか三原とかいう人……

第31回国会 内閣委員会 第20号(1959/03/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 ただいま議題となりました農地被買収者問題調査会設置法案についてその提案の理由を御説明申し上げます。  戦後のわが国の農業生産力の発展に対して、農地改革の寄与しておりますところは、まことに大きいのでありますが、反面、これが非常に大きな社会的変革でありましたために、従来の社会的経済的基盤が大幅に変更され、その際農地を買収された者に関してもいろいろな社会的な問題が起っていると思われます。言うまでもなく、農地改革は、正当な法律に基いて正当に行われたことであって、これを是正する意味における補償は考えられないのでありますが、現行の農地法の問題とは別に、この農地改革の副次的結果ともいうべき被……

第31回国会 内閣委員会 第24号(1959/03/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 御承知のように文化勲章の受章者が、直ちに年金を受給する者と一致はいたしておりません。本年も文化勲章は五名でございましたが、年金受給者は十名でございました。このように人員においても必ずしも一致しておりません。すなわち文化勲章をもらう資格者の選定というものと、文化功労者年金を受給する資格者の認定というものは、おのずから二つの別のものが実施されておりますので、過去におきましてもそういう運営で文化勲章直ちに年金という考えにあらずして、二つの法律と二つの選考によっておのおの違った方々がその範疇に入っておられます。しかしもちろん文化勲章をもらった方も年金の中に入っておる。年金をもらった方が……

第31回国会 内閣委員会 第27号(1959/04/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 提案理由にも御説明申し上げましたごとく、農地改革によりまして相当大きな変動があり、その後農村における社会問題としてこの問題がいまだに相当大きな場面を占めておりますので、その実態を調査することはより以上必要なことだと考えます。なお総理府に設置いたしましたことは、農林省そのものの考え以外に、その他に波及する場面が非常に広範囲にあるかと存じまして、総理府に設置することが妥当だと考えて総理府に設置をいたしたのであります。
【次の発言】 実態の調査といいますことは、御承知のごとく今日その大きな変革によりまして多数のいわゆる被買収者の方がおられますので、その方たちの農村における地位と今日の……

第31回国会 内閣委員会 第28号(1959/04/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 被買収者問題調査会の提案理由は、先般提案理由の内容で御説明申し上げました通りでございます。なおこの問題は、あえてわが党のいわゆる地主団体に関する問題ということにあらずして、これは多年懸案になっておる問題でございまして、ことに農地改革を基本的に改正しようとか、そういう意味の審議会ではございません。被買収者のその後の農村における社会的問題が今日でも多数潜在しておりますので、その問題を中心に審議するのが目標でありまして、農地法の是非を議論したり、あるいはかっての農地改革そのものを議論するという意味の調査会にあらずして、その後における社会的問題が農村に潜在しておりますので、この問題を調……

第31回国会 内閣委員会 第29号(1959/04/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 今回の給与法の一部の改正は、御承知のごとく昨年の七月の人事院勧告を完全実施するといういい慣例を作るためにやったのでありまして、その通り実施いたしました。なお政府の意見としてどうかと申しますと、もちろん人事院の研究の結果でございますから、これに異論はございません。ただあえて意見を申し上げますれば、人事院の努力されたことは、初任給だけ千円上げれば非常な断層ができる、それをなるべくならすために順次それを上に波及された、その意味で、ある場合には七百円、四百円という段階を設けたのは、いわゆる初任給だけ千円上げればそこだけ非常に大きな断層ができるから、なるべくそれを縮めんがためにずっと引き……

第31回国会 予算委員会 第16号(1959/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 お答えいたします。提案の準備をただいまいたしております。
【次の発言】 お答えいたします。当時留保というわけでもございませんでしたが、独禁法を出すか出さないか目下準備中でございます。なぜ急いで出さないかということがおそらく保留中だったと思います。もちろん今日御承知のごとく経済の基本法でありますし、相当広範囲に各省にまたがる問題でありますから、念には念を入れまして連絡を密にして今日作業中であります。あらためて御答弁申し上げます。
【次の発言】 ことに政府から予算の提案と同時に、今国会に提出する法案一覧表の中にも独禁法というのは明らかに出しております。同時に今日も、ただいま私から御……

第32回国会 社会労働委員会 第1号(1959/07/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回はからずも、突然労働大臣という重責を拝命しまして、まことに至らぬものでございます。練達たんのうのものでもございませんので、どうぞ在任中はお手やわらかにお願いいたします。お許しを得まして、簡単でございますが所懐の一端を申し述べて、皆様の御理解と御協力をお願いいたします。  私は、労働問題の特徴は、それがすべて人間関係の問題であるということたと存じます。従って労使の関係におきましては、そのときどきの現象に変化がありましても、その底には相互に常に変らぬ理解と信頼がなければならないと考えるものであります。  私はまたわが国の発展にとりまして、健全な労働運動が果す役割はきわめて大きい……

第32回国会 社会労働委員会 第2号(1959/07/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 全逓の違法的今日の状況を正当化するものにあらず、あくまで八十七号条約というものの批准については、当然国内法の整備と同時に、国内の今日の労使間の完全な正常化というものをともに行なって、これを批准すべきだという閣議の意向だと私は承知しております。
【次の発言】 全逓組合の違法状況を正常化する趣旨のものではない、同時にこれを正常な姿に戻して、可及的すみやかにこの問題を処理した上に批准すべきだということが閣議の意向でございます。
【次の発言】 全逓の違法的状況を正常化するという意味のものではこれはないんだ。従って前提条件というか、全逓の組合の問題を正常化することということを強く願って、……

第32回国会 社会労働委員会 第3号(1959/07/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回の技能検定は、御承知のように、この前の国会で与野党一致で通りまして、それに従って技能検定をやる、もちろんこれは訓練と検定と二つの要素を含んでおることは当然であります。ただこの問題は少しも強制権というものはありません。やはり、制度の最初ですから、いろいろ御意見もあり、御不安もあるかもしれません。しかし終局的に訓練と検定という二つのものは、どちらも実は長い意味においてだれも反対はないものだ、ただやる方法と時期の問題はある。ことしやるよりもう少しゆっくりやれ、こういう御意見があることは私も承知しております。従って今回審議会というのを開きまして、この審議会の意見を尊重するという立場……

第32回国会 社会労働委員会 第5号(1959/09/21、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 明星セメントと電気化学の問題は、長い間敷地買収問題をめぐりまして相当深刻な両者の争いがございました。一部のものは経済事案でございますので、公取で、不公正取引ではないか、あるいは不公正な競争ではないかという疑いで、たしかこれは電気化学及び明星セメント両者から関係の事例をすでに聴取しておる段階だと私は承知しております。内容はやはり今日のセメント業界における過当競争という意味で、一部は工場誘致を反対する、一部は当然必要だというわけで工場新設をする。敷地の内容を見ましても、まことにぶちのような敷地買収が今日行われておると私は承知しております。これは見方は経済的問題でございますので、労働……

第32回国会 社会労働委員会 第6号(1959/10/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回の非常に大きな台風に際しまして、労働省として今日までとりました対策を簡単に御報告申し上げます。  愛知県基準局管内におきまして、労働基準法の適用事業場が災害にあいましたものが約三万、労働者数において約五十一万人に上る大被害でございました。三重県基準局桑名地区におきましても約千二百の事業場、四日市地区におきまして約二千八百の事業場の浸水、倒壊等の被害を受けております。もちろん工場、事業場の被害の内容その他の問題につきましては、いまだ詳細な調査報告は参っておりません。今後の減水及びその他の事業場の状況によりまして相当の大きな被害が見込まれておりますが、今日までは、被害金額の詳細……

第32回国会 予算委員会 第1号(1959/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 お答えいたします。農村と都市との労働力の流通過程を見ますと、三十年以来だんだん都市労働に吸収される傾向はある程度出ておりますが、農村の潜在失業者の総数がまだ完全に把握できない。同時に吸収の過程にあるという今日の状況では、的確にどれだけがどうだということはなかなかはっきりつかみ得ません。しかし傾向としては都市労働にだんだん進んでいることは流動調査及びすべての総計に現われております。従って私どもはその方向を是正することが、より以上農村人口を軽減させることだと考えております。

第33回国会 災害地対策特別委員会 第5号(1959/11/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 ただいま議題となりました昭和三十四年七月及び八月の水害又は同年八月及び九月の風水害を受けた地域における失業対策事業に関する特別措置法案について、その提案理由及び内容の大綱を御説明申し上げます。  本年は、七月以降数次にわたって局地的な豪雨及び台風の影響を受けで各地に相当な被害が発生いたし、特に九月下旬に発生を見た今次台風第十五号による被害はきわめて激甚であります。  これらの被害の発生に対処して、政府といたしましては、被災者の救済、災害復旧に遺憾なきを期しているところでありますが、失業対策事業につきましては、罹災による失業者の増加が予想され、また被災地の地方公共団体の財政負担が……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1959/11/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 災害が起きますと、やはり一時的には失対事業の要求が非  常にふえて参ります。これは、本質から申しましても、やはり事業主体が市町村でありますから、市町村の公営的な事業に対する失対がふえて参ります。しかし、ある時期が過ぎて参りますと、今度は、公共事業が相当な速度で進みますから、ある時期を過ぎますと、公共事業への吸収がずっと進むというのが、過去の災害の実状であります。今回の場合は、災害が、ことに都会の場合が多いということで、都会の失対事業が非常に緊急になって参りましたので、今回の災害につきましては、失対事業の重点的な配分をやる。それでは、失対事業の中にそれだけの余裕があるかといいます……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第13号(1959/11/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 そばに厚生大臣がおられますから、厚生大臣から正確なお答えをいただけば……。先ほどもお答えになったようでありますが、特に労働大臣に御質問ですからお答え申し上げます。その趣旨として、災害地の方の負担を軽くすること、これは趣旨として私は反対でございません。ただ、そのやり方と方法と限度が、私は問題だろうと思います。非常に大きな災害を受けて死傷者も出たという大きな災害のときに、あるいはその限度というものが私は問題だろうと思う。もう一つは、やはり保険経理の会計を使うとなりますと、保険経理の計算ができておるのですから、その中で余裕分を最大限に使うという保険経理の方の限度というものをお考えいた……

第33回国会 社会労働委員会 第3号(1959/11/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 最賃法はことしの国会で御審議をいただきまして、その後さっそく実施をいたしましたが、短時日でございまして、必ずしも全国に徹底したとまでは申せませんが、今日最賃法の地方の審議会委員は全部任命が済みまして発足をいたしました。二番目に審議の内容といたしましては、最賃法の適用を受けられる方がすでに五万人以上にふえて参りました。件数は、今日まで確定いたしておりますのが五件、そのうち四件が静岡県、一件が神奈川県であります。その審議の内容は、労働代表の方も御賛成をいただいております。また静岡県の中には、一部の労働代表の方が退場をされたというのが一件ございますけれども、神奈川県はすべての労働委員……

第33回国会 社会労働委員会 第4号(1959/11/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 ただいま議題となりました炭鉱離職者臨時措置法案につきまして、その提案理由及び内容の大綱を御説明申し上げます。  石炭鉱業におきましては御承知の通り深刻な不況に悩まされており、そのために多数の炭鉱労働者が離職している実情にあります。このような事態にかんがみ、政府といたしましては、従来から職業紹介、職業訓練、失業対策諸事業等の対策を推進して参りましたが、さらに総合的かつ有効な離職者対策を確立すべく検討を進めて参りましたところ、このたび成案を得るに至りましたので、ここに、炭鉱離職者臨時措置法案を提出いたし、御審議を仰ぐことといたした次第でございます。  次に、その内容について概略御説……

第33回国会 社会労働委員会 第6号(1959/11/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 この法律で炭鉱離職者を対象にいたしておりますのは、炭鉱に一定期間勤務しておった者、そうしてなおかつその炭鉱地帯に居住しておる者、就職について対策の必要のある者を対象にしておるわけであります。厳格に申しますと、そういう前提のもとに要対策者を一応対象としておるわけであります。もちろん個人々々の異同性もございますので、お前はいけない、お前はいいんだと個々に審査するよりも、そういう条件を備えた者を対象とするということに運営をいたしたいというのであります。いろいろな文句が書いてありますけれども、一番大筋のところはそういう趣旨で、きめました内容は、大体事業団の発足の期日以後に炭鉱に勤務して……

第33回国会 社会労働委員会 第8号(1959/12/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 福岡県からはもうすでに要望がきておりまして、この単価で至急やりたいというので、十二月の法律が通る前でも自分の方ではやりたいのだという、逆に十一月中にも計画を出したいという御要望がありました。そのときに知事さんに、お宅は用地費はどうなさいますかと聞きましたら、実は用地買収がほかの予算で済んでいるところで着工のできないところがあるのだ、そういう意味で用地問題は御心配かけませんというお話が福岡県の知事さんから直接ございまして、至急にこの予算で自分はやりたいのだということで、実は逆にいうと非常に急いだ計画さえ出ております。従いまして、これだけですべての事業をするのには問題がありましょう……

第33回国会 社会労働委員会 第10号(1959/12/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 昨日もここで通産大臣がお答えしましたように、さしあたり各府県の信用保証協会に対する援護会の連絡ということが第一に行なわれましょう。もう一つは、援護会自身がその推薦と方法についてのあっせんが十分やられますならば、もちろん信用保証協会においても取り上げやすいでしょうし、いきなりここで保証ということはしませんけれども、いわゆる手続とか推薦とか、あらゆる形であっせんをするというのが今回の趣旨でありますので、そういうことが今日考えられることで、個人としては最高百万円あるいは本人の退職金の問題、御本人の生業の種類の問題、そういうことを選択することもあっせんの一つの大事な仕事ではなかろうか。……

第33回国会 社会労働委員会 第14号(1959/12/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 全逓は公労法によって規定されておりますから、公労法上の権利があると同時に、義務がございます。従って公労法上の団体交渉権を主張されるならば、公労法上の規定を守っていただきたい。これを欠いておるから権利が発生しない、こういうわけであります。
【次の発言】 四条三項及び労組法に関係がございますので、労組法の問題、公労法の中にも労組法の引用がございますから、そういう総合的な二つの法律で、この問題は違法であるというわけでございます。
【次の発言】 労組法の組合規約、団体交渉の組合を代表するものということにも関連がございます。
【次の発言】 二月の労懇の答申に従いまして、二月の閣議決定をし……

第33回国会 予算委員会 第5号(1959/11/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 先般の閣議で運輸大臣からのせっかくの御発言もございまして、ただいま両事務当局で、法律改正をするならどういうところをする、か、しなければどういう方法でやれるかということを検討中でありまして、ことにただいま御発表の審議会からの発言はただいま初めて私も聞いただけで、私の方も前もって閣議での御発言もありましたので、検討はしておりますが、まだ結論は出ておりません。
【次の発言】 吸収ができるように措置いたしたい。これを法律改正でやるか、どういうことでやるか、これはただいま検討中でありますが、吸収ができるように検討をいたす、こういうわけでございます。

第34回国会 社会労働委員会 第1号(1960/02/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 第三十四通常国会が開かれるにあたり、今後における労働行政の運営について私の所信を申し上げ、各位の御理解と御協力を仰ぎたいと存ずる次第であります。  私は就任以来、次の三点を柱として労働行政を進めて参りました。その第一は経済の発展に積極的に貢献することであり、第二は、経済発展の大勢に取り残された人々にあたたかい援護の手を差し伸べることであり、第三は、労使関係安定の実現のため力をいたすことであります。最近の経済情勢、社会情勢を見ておりますと、こうした態度の妥当であることをますます強く確信する次第でありまして、今後とも、これによって行政を運営する所存であります。以下、この三点を中心に……

第34回国会 社会労働委員会 第3号(1960/02/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 内閣が昨年成立した当初に、所得倍増計画を十カ年でやるという計画を確かに打ち出しました。その後、毎年七・二%ですか、十カ年でちょうど倍になるわけです。算術平均すればそうなりますが、現実の日本の経済、日本の所得を総合的に考えて参りますと、ある場合には七・二以上に上昇するものが出てくる。もちろんこれはけっこうなことであります。従って十年という期限を切ることが一つの問題点である。あるいは七、八年で倍増になるかもしれないということなら、これはけっこうなことだというので、倍増計画をさらに検討して、所得倍増を目標に、いかなる対策と、いかなる期限を切るかということでただいま作業中であります。さ……

第34回国会 社会労働委員会 第5号(1960/02/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 この所信表明は、御承知のごとく私の所信表明ですから、私の意思に沿って文章を起案させたわけであります。従ってこれは私の所信でございまして、事務官僚が文章は書きましても、内容としては私の責任でございます。  なお小林委員のおっしゃるように、労働省の設置法はその通りで、私も労働大臣になってからその気持で労働行政をやっております。しかし今回書いたのは、今日の経済状況の変化に対処しての話でありまして年がら年じゅう、一生涯私はこの思想でいるという意味ではございません。ちょうど本年は――三十四年、三十五年という時期は、非常に日本の経済的大きな発展と申しますか、大きな変革のあるとき、この際、労……

第34回国会 社会労働委員会 第6号(1960/02/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 労働大臣としては、労働省設置法にもございますように、労働者の福祉と保護とその向上をはかることがもちろん目標でございます。今回特に所信表明をいたしましたのは、最近の雇用及び経済情勢の変化に伴う当面の問題というものを中心に書いたわけでありまして、基礎はあくまで労働者の福祉ということを念頭に置いて、その上での話であります。当然これはきまり切ったことだ、また当然私の任務でありますし、労働省すべての任務でありますから、これはすでにきまっておること、それを基礎にして当面最近の変化と、今後の問題点を実はあげたわけであります。従ってこの国会及びその前後に問題のあるところを主としてあげたわけで、……

第34回国会 社会労働委員会 第11号(1960/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 ただいま議題となりましたじん肺法案及び労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び概要を説明申し上げます。  労働者の業務上の傷病に対する予防及び災害補償につきましては、一般に労働基準法及び労働者災害補償保険法に基づいて実施いたしているところでありますが、けい肺はその予防が困難であり、一度かかると治癒しがたく、多くの場合労働基準法または労働者災害補償保険法により三年間療養補償を受けた後においてもなお引き続き療養を必要とするのでありまして、またこの点については重度の外傷性脊髄障害もけい肺と同様であるのであります。そこでこれら二つのものについては、その特……

第34回国会 社会労働委員会 第12号(1960/03/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 不信を受けておるというわけのものではございますまい。かりに言えば、政府案が全然否決をされたというならば、これは確かに与党から不信を受けていることになります。今回の場合は、政府案を根本的に否決しているものではございません。与党の意思として修正案は出ておりますけれども、これは政府案の趣旨を全然否定する修正案ではないはずであります。その意味で、私は公平に考えて否決じゃない。政府案を修正はされましても、政府案の趣旨を否決した条文はございません。政府案と全然右と左の修正案といえば、修正案といえどもやはり否決的なものもありましょうけれども、今回の与党から出ておりますものは、御承知のごとく政……

第34回国会 社会労働委員会 第14号(1960/03/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 もちろんこれは現実に即してやるということで、そういう幅を持たせました。ただこの法案の提案当時のいきさつを申しますと、いわゆる事務的なものでなしに、いわゆる単純な筋肉労働者を主体とするという方向でこれは提案をいたしました。その趣旨は、提案理由にありますように、炭鉱労務者の特殊性ということからやってあるのでありますから、一般的にできる計算とか、あるいは一般の事務というものは、炭鉱労働者という特殊性はこれは薄いわけであります。従って単純に、労働力を炭鉱において使う人という意味は、広義な意味でありますが、ただ事務専門の者は一般の雇用の線に入る方でありますから、これは除外するというのが提……

第34回国会 社会労働委員会 第15号(1960/03/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 日雇いの前進と同時に、雇用形態をなるべく長期雇用にするということが雇用形態の基本であります。しかし全体的には日雇いというものが存在する以上、日雇いに対する対策も立てなければなりませんが、これを永遠に続けるというよりも、やはり基本的には、一般の雇用条件の改善が、やはり労働省の基本であります。しかし日雇いがゼロになることはなかなかむずかしいのでありますから、その対策の一部として、日雇いというものも考えなければならない、こういう考えで今日おるわけであります。
【次の発言】 御説の通りであります。今日政府は長期経済計画を立てておりますが、これは雇用問題がむずかしいということ以外に、いろ……

第34回国会 社会労働委員会 第17号(1960/03/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 私が就任以来、私の念願としておりますのは、雇用の安定と労働条件の向上とそうして日本の経済の発展におくれないように労働者というものが前進していくことだ、こう考えております。
【次の発言】 失業者にとっては、早く雇用の道を求められるように政府がお手伝いする、また御指導する、あるいは訓練するということが一番私がやるべき当面の問題じゃなかろうか、こういうふうに実は考えております。
【次の発言】 量的な雇用と質的な雇用というのは、両方とも欠くべからざるものだと思います。
【次の発言】 一年二カ月前に出しましたこの法律を、今から振り返ってみれば、それはいろいろ議論がありましょうし、私も意見……

第34回国会 社会労働委員会 第18号(1960/03/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 委員長……。
【次の発言】 当面の問題は、滝井委員の御指摘の問題ですが、炭鉱離職者の訓練手当の方をふやせという声が実は非常に強いのです。私もこれについては将来改正したいという意思表示をしております。片一方の方が、大体失業保険が三百五、六十円に炭鉱の場合は当てはまります。訓練手当は二百三十円、どちらかというと訓練手当の増額の方が、感じとしては私は優先しなければならないんじゃないか。ことに炭鉱離職者の場合は失業保険の切れた方が大部分であります。今回与党修正が出ますと、新たにそういうものが入りますけれども、大体失業保険の切れた方が炭鉱離職者には多いものですから、その訓練手当の修正とい……

第34回国会 社会労働委員会 第20号(1960/03/22、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回のじん肺法は、昨年のときに審議会を開いて一年以内に法案を出せというお約束で、政府はその通り実施いたしまして、この提案をいたしましたのは昨年の十二月の二十九日だと記憶します。約九十日の予定をもって急いで成案を得て提案をいたしたわけでありますので、三月三十一日で切れるという重要な時期もございますので、政府としては慎重な態度をとり、しかも迅速に成案を得るようにいたしたわけでございます。これをさらに一年延ばすということは非常に不可能なことである。なお今回は新たにけい肺からじん肺に変わっております。同時に労災保険の方は新しく重要な病気がみな入っております。そうすると一年かりに延ばした……

第34回国会 社会労働委員会 第21号(1960/03/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回けい肺法の長期給付という方向にけい肺法を踏み切ると同時に、午前中の質疑にありましたように、職業病的な感覚もこの際前進して入れていきたいという、どちらかといえばこれは前進的な意味で、職業病と限界して言うにはまだいろいろの問題が出て参りましょうが、将来はそういうものは一つの方向とすべきであるということを考えながら、将来職業病的なものに今日考えられるものも含めて、いわゆる労災の趣旨に合わせて長期給付というものを私たちは考えておるわけであります。しかしその骨子は、今日までの特別立法、臨時措置法を考えていけば、けい肺というものが一番多数で中心であるということは、念頭から忘れておりませ……

第34回国会 社会労働委員会 第22号(1960/03/29、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 事業主が負担するとは義務づけておりませんけれども、やはりじん肺法の特別の精神から申しまして、事業主が負担してはいけないという禁止ではございません。逆にいえば、しても差しつかえないのですから、労使間を円満な雇用関係にするために、事業主がなるべくそういう場合に負担し得るように行政指導していきたい、というふうに考えております。
【次の発言】 基本的に雇用関係はいわゆる労使間の自由の原則をたっとんでおるわけであります。ただ特殊な場合にそういうことが起こっておりますから、そういうことが起こらないような要望的措置を今回は特にきつくしたわけであります。なお、非常に労働者に不親切だと言われます……

第34回国会 社会労働委員会 第26号(1960/04/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回提案いたしました身体障害者雇用促進法は、国際的立場から申しましても、一つのILOの身体障害者に対する共準というものが出ております。その基準の内容は必ずしもそう明確にどうだというふうな、もちろんILOの基準ですから、そう具体的のものにあらずして、身体障害者の雇用を一般的に促進するということを目的にしてあらゆる方針が立っておるわけであります。今日批准しておりますのは十七カ国であります。その中で特に罰則的なものをきめておるのは六カ国であります。あとは大体今回提案いたしましたごとく、一つの促進的思想と協力的なものを掲げておるのが大部分でございます。従って今回提案いたしましたものは、……

第34回国会 社会労働委員会 第29号(1960/04/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 雇用の法律及び労働問題の雇用関係で、強制を与えているものは一つもありません。やはり雇用の自由の原則ということを貫いておりますので、強制的に与えているものはございません。ただ事業法の中には事業のためにございますもの――ここは社会労働委員会ですが、かりに言うならば、薬剤店を開く場合には薬剤師を置かなければならぬ。これは事業の特殊性から薬剤師というものを置かなければならぬのであって、それは別に雇用の問題ではございません。雇用関係の日本の法律すべてにおいて、強制的にしているものは一件もございません。従ってその原理原則のもと、今日の憲法下においての雇用促進はこれが限度だと存じます。一番は……

第34回国会 社会労働委員会 第35号(1960/05/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 この法案が非常に微温的でなまぬるいという御批判もあることは承知しております。しかしその議論の焦点をどこに置くかというものさしの置き方で、いい法案だあるいは微温的だということが違うのではなかろうかと思います。私たちは、今までの過去の実績、今日の現状から見て、適当だという判断でこれが適当だと思うのであります。逆に言うならば、もっと促進したいという方から見れば、微温的だという御批判もあるかもしれません。それじゃその議論をどこで調整をするかということになりますと、やはり現実に受け入れられる姿の中において最高なものを作るべきだ。現実の姿を無視して理想にのみ走っては――理想ばかりではありま……

第34回国会 社会労働委員会 第36号(1960/05/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 政府機関におきましては、提案前に各省と一応の打ち合わせをいたしまして、一・五くらいということを基準にいたしたいと考えております。民間におきましては、まだそこまで明細にはいっておりませんけれども、今日の身体障害者の就職率から勘案いたしまして、百人以上の事業場におきまして一・三を標準にしてその雇用計画を定めさせるというような方向でやって参りたい、こういう一応の目やすはつけております。
【次の発言】 臼井委員の御指摘のように、この法案の作成までに実はたびたび自民党及び社会党両党から――身体障害者問題は多年研究されておるのでありまして、なかなかその成案を得なかった。成案を得なかったのは……

第34回国会 社会労働委員会 第37号(1960/05/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 未亡人及び母子家庭の就職に関することは、先般の委員会でも御質問がございましてお答えをいたしましたが、いわゆる遺児家庭、孤児の就職率は、先般当委員会における御要求もございまして、その以後三十一年、三十二年、三十三年と、歴年実は順調に上昇級をたどりまして、三十三年は中学校、高等学校卒の孤児の就職率は実は九〇数%という数字を示しております。従って私は必ずしも悪いということは今日言えないと思います。  ただここで問題になりますのは、企業別に申しますと、金融機関等はややもいたしますと母子家庭とかあるいは孤児の就職を困難ならしめるような条件をよく言われております。そういうことから、実は大部……

第34回国会 予算委員会 第8号(1960/02/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 貿易・為替の自由化についてはいろいろな方策があるかと存じます。今までこの二、三年、数百品目の自由化をいたしました。その結果を見ますると、幸い経済が伸びて雇用が伸びております。この状況がいつまでも労働市場に続くという確信はございませんが、一応経済が拡大した。主として原材料の輸入ということは生産を拡大する。生産を拡大するというと雇用も伸びる、賃金もある程度伸びておるという過去の例を今日まで検討いたしますと、経済的に伸びる、雇用も伸びるという傾向が出ておるので、このまま推移していくならば、これは私は労働大臣としてはけっこうなことだ。しかしいつまでもこれが続くかどうか。それは経済の事情……

第34回国会 予算委員会 第9号(1960/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回の予算面でとりましたのは、三十五年度の離職者対策だけではございません。三十四年度からのしり押しのものも含めて計算をいたしました。三十五年度はどの程度かということは、今後の労使間の問題もございますし、そう確定的に幾らだということは言えません。ただ、昨年、一昨年の失業状況の統計を見ますと、二万七千くらいという数字が妥当ではなかろうかというので――これは今後の問題でありますが、対策として基本的に三十五年度といわれれば、二万七千くらいの対策は必要ではなかろうかということが一番安全の数ではないか、こう私は考えております。
【次の発言】 援護会の発足が約一カ月おくれましたことは、やはり……

第34回国会 予算委員会 第14号(1960/02/22、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 失業保険の会計は、三十四年度に料率の改定の提案をいたしまして、ただいま議会で御審議をいただいておるわけであります。まだ通過はいたしておりません。
【次の発言】 失業保険の料率は、御承知のように料率の引き下げと、負担金の引き下げ、経費の負担の軽減をいたしております。千分の十六を千分の十四、なおそのほかに日雇いの改定をいたしております。会計上におきまして、もちろん国庫が多いに越したことはございませんが、御承知のごとく最近の失業状況及び失業保険会計の内容を見ますると、大体積立金が六百億を越えるかと存じます。会計がそういう非常に異常な健全会計になりましたので、この際料率というものも、国……

第34回国会 予算委員会 第15号(1960/02/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 現行の国家公務員法の解釈にはいろいろな問題がございます。ただし基本的には八十七号条約は国家公務員にも及ぶわけでございます。


30期(1963/11/21〜)

第48回国会 内閣委員会 第49号(1965/07/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 先般防衛庁長官を拝命いたしました松野頼三でございます。  防衛庁に関しては私は必ずしも精通しておるわけでもございませんし、特に有能なわけでもございませんし、はなはだ足らざるところ多々あると思います。委員各位の御協力を得て、その任を果たしたいと思います。  ことに内閣委員会の皆さん方には、多年練達な方ばかり、また非常に法案の多いお忙しい委員会でございます。どうぞひとつ私の足らざるところを補っていただいて、順調な国会の運営に御指導願いたいと思います。  就任にあたりまして、心から御協力をお願いいたしまして、ごあいさつにかえます。(拍手)

第48回国会 予算委員会 第21号(1965/05/31、30期、自由民主党)

○松野委員 防衛図上研究問題等に関する予算小一委員会の審議の経過及び結果を御報告いたします。  小委員会は二月二十四日より十一回にわたって開会いたしました。  第一回目の小委員会では、小委員会の運営方法に関して小委員各位より意見の開陳があり、第二回目の小委員会では、社会党の小委員より、質疑を行なう前提として、防衛庁当局に対し、図上研究に関する文書の原文を資料として提出するよう要求がありました。  この資料の提出を質疑の前提とするかどうかという点に関しては小委員会内部の意見がまとまらなかったため、四十年度本予算の審議期間中には小委員会として実質的な審議を行なうことができませんでした。その後も結局……

第49回国会 内閣委員会 第4号(1965/08/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 先般の三矢小委員会においての結論は、三点ございます。  第一点は、この図上研究の性格は何であるか、第二点は、三矢研究が行き過ぎではなかったか、第三点は、シビリアンコントロールについて問題点があるのではないか、この三つが結論でございます。したがって、その後においては、この結論に従って政治介入の疑いがないことを今後必ず自衛隊は守ると同時に、私も就任以来それに心を尽くしております。  第一点の図上研究の性格とは何ぞやというのは、当初出ました状況とは、審議の内容においてはおのずから解明をされまして、そんな不穏なものではないという一つの結論が出ております。  最後に残りますのが、今後の運……

第49回国会 予算委員会 第4号(1965/08/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 外務大臣が政府の窓口で、私の意見も同じです。私の立場から特に答えろと言われるならば、アメリカの今日のベトナムにおける戦争の状況というのは局地戦に限定しようという姿が各所に見られることは、石橋さんも御承知のとおりです。その姿から見るならば、これが拡大するという今日の戦闘態勢ではないと私は思います。その意味において局地戦である。したがって、これ以上の拡大はしないであろう。同時に国柄については、ただいまの外務大臣の御答弁を私はそのまま同じ答弁といたしておきます。
【次の発言】 私が専門家かどうかしりませんが、私の見解としては、ソ連、中共というのはまだ条約が現存しておるならば、一時的な……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第5号(1965/10/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 ただいまお読みになったのは、私もよく存じませんが、ただ、第一項目、第二項目、指揮官になるについては宣誓を求めております。幹部になるときの。その宣誓は自衛隊法にきまっております。その文句も。したがって、自衛隊法の宣誓の第一、第二は、私は記憶しております。第三項目がこの自衛隊法にあるかどうか、私は覚えておりませんが、第一、第三は、たしか自衛隊法で規定された幹部になる宣誓の文句だと私は記憶します。
【次の発言】 法律に書いてあることを完全に実施しているわけで、その反共ということばがあるかどうか、私それを実は見ておりません。また、自衛隊法に書いてあるとも思いません。要するに、政治的中立……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第6号(1965/10/29、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 防衛研修所の職員小谷君がB57に搭乗をいたしまして、その後帰国をいたしました。先般防衛庁を退職したいという希望が出ましたので、先月末にこれを許可いたしました。いきさつはかようでございます。
【次の発言】 本人から八月十六日九時三十分から九月一日十七時まで休暇申請書が提出されました。これに対して研修所の所長は三カ条の申しつけをいたしました。招待を受けた結果義務が生じないか。私用であるために公務ではない、したがってあらゆる公務の便宜はない。休暇中といえども公務員である。この三カ条について確認をしてこの休暇を許可いたしました。その後の行動につきましては、詳細なものは出ておりますけれど……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1966/06/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 これは多年地元からの要望にこたえまして、本年に入りましてから交渉の第一原案、第二原案、第三原案というふうなものをつくりまして、候補地も各種さがしましたけれども、新島以外にはないというので、第一、第二、第三の案をつくりまして米軍に提示して、これで米軍の演習場移転が可能であるかどうかという打診を続けておりますが、いまだ確答は来ておりません。昨日の新聞はその経過的なものを総合しておそらく書いてあると私は読みました。
【次の発言】 あくまでこの趣旨は移転返還ですから、移転が実現しなければこの問題というのは解決をいたしません。移転返還であります。したがって、移転ということがなしに、ただ返……

第51回国会 決算委員会 第23号(1966/04/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 昭和三十九年度における防衛庁関係歳出の決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、昭和三十九年度防衛木庁の経費について御説明申し上げます。  当初の歳出予算額は、二千六百十二億五千九百十三万二千円でありまして、これに昭和三十九年九月以降政府職員の給与を改善するための予算補正追加額七十八億一千二百四十一万二千円及び高空における放射能塵の研究等のため科学技術庁から移しがえを受けた額六百六十八万二千円、代替庁舎の取得のため大蔵省から移しがえを受けた額三億五千七百九十七万二千円、オリンピック東京大会実施準備並びに南極地域観測再開準備のため文部省から移しがえを受けた額八億五……

第51回国会 決算委員会 第24号(1966/04/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 第二次防衛計画は、第一次防衛計画に続きまして五カ年計画をいたしまして、四十一年度が最終年度に当たります。計画の総額は、当初は一兆二千億の予定で施行いたしましたが、四十一年度の予算を含めまして大体一兆二千億で、金額においてはそう相違はございません。  内容については、陸上部隊の人員十七万一千五百、海上部隊は艦船十四万トン、この二つにつきましては、ほぼその計画の目標は達成できたと思います。ただ足らないのは、十七万一千五百の陸上部隊の人員において補充状況が八八%から八九%程度で、約一〇%前後の補充不足ができております。艦船における十四万一千トンは、大体四十一年の予算の施行によって、こ……

第51回国会 内閣委員会 第1号(1965/12/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案の提案の理由を御説明申し上げます。  ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案につきまして、この改正案は、このたび提出されました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の例に準じて、防衛庁職員の俸給月額の改定等を行なおうとするものであります。  すなわち、第一条においては、参事官等及び自衛官の俸給について、一般職に準じてその額の改定を行なうこととし、あわせて、防衛大学校の学生の学生手当及び自衛官の営外手当について、その額の改定を行なうことといたしております。  また、一般職の職員に対する期末手当に関する規定……

第51回国会 内閣委員会 第2号(1965/12/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回該当して救済される者が、三千二百七十四名であります。漏れております者が五百三十九名であります。金額は十六億五千万円が当法律案によるもの、漏れております五百三十九名に該当するものが二億円でございます。
【次の発言】 村山委員のおっしゃるように、二億六千万円が正確であります。
【次の発言】 明確に私もよく存じませんので、その内容についてさらに政府委員から答弁いたさせます。

第51回国会 内閣委員会 第3号(1965/12/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 俸給は平等であるべきである、あるいはその地位、階級に応じて平等であるべしということは、原則でございます。ただ、そのほかに、職務内容、勤務状況によって違うということは、これは国家公務員の職務内容がおのずから違うならば、それに応ずる給与あるいは手当というものがそれに付随するということは、あり得ることである、またあることが今日の給与体系である、私はかく考えます。
【次の発言】 確かにこれは村山委員の言われるように、自衛隊自衛官の俸給の一つの特別な事情であります。そのいきさつは、発足当時のいきさつから今日までこれが継承されておる。同時にこの退職金の改正案は、以前におきましても同様な俸給……

第51回国会 内閣委員会 第17号(1966/03/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回提出いたしました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明申し上げます。  まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。  前年度に引き続き、第二次防衛力整備計画にのっとり、防衛力の内容充実につとめることとし、昭和三十九年度の定員を改め、防衛庁本庁の職員を千五百五十三人増加することとしております。その千五百五十三人のうち千四百九十八人は自衛官であり、残りの五十五人が自衛官以外の職員であります。  自衛官の増加は、海上自衛隊及び航空自衛隊の自衛官でありまして、海上自衛隊における増員は五百九十八人で、艦艇の増強並びに航空部隊……

第51回国会 内閣委員会 第24号(1966/04/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 防衛施設周辺の整備等に関する法律案の提案理由及び内容の概要について御説明いたします。  従来、防衛施設周辺対策としては、米駐留軍の行為によって生じます特定の事業の経営上の損失について法律に基づき所要の補償措置を講ずるほか、米駐留軍及び自衛隊の行為に起因する各種の障害については、予算措置によりこれらの防止等を実施してまいりました。  しかしながら、このような防衛施設周辺対策の実施は、国民生活にとり密接な関係を有するものでありますので、その対策の基本を法律に定め、防衛施設周辺の整備等を積極的に実施する必要があると考え、ここにこの法案を提案いたすこととしたのであります。  この法律案……

第51回国会 内閣委員会 第28号(1966/04/21、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 積極的という意味は、いままでも実はこの問題は、地元の関係者との打ち合わせで個々に予算措置でやっておりました。それを今回は法律事項にして、ある意味におきましては基地周辺の方が政府に対して申し出る、要求する、あるいはこういうものに対して補償の措置があるということを積極的に法律によって示すということが、積極的の意味の一番主たるものであります。
【次の発言】 御指摘のように、今回特に新たなものが加わったのは第四条です。この第四条が、いままでの予算措置の中でなかったものが特に加わった。これは積極的のことばに当てはまると私は思います。金額は五億を出しております。したがって、いままでの話はい……

第51回国会 内閣委員会 第30号(1966/04/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回提出いたしました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案理由及び内容の概要について、御説明申し上げます。  まず、防衛庁設置法の一部改正についてご説明いたします。  これは、第二次防衛力整備計画にのっとり防衛力を整備するため、昭和四十一年度において防衛庁の定員を改め、防衛庁本庁の職員を六百二十九人増加するための改正であります。この増加分は、自衛官の増員六百三十人と、自衛官以外の職員の減員一人とを相殺した員数であります。  自衛官の増加は、海上自衛隊及び航空自衛隊の自衛官の増員でありまして、海上自衛隊における増員は三百八十人で、艦艇の増強に伴い必要とされる人員の配……

第51回国会 内閣委員会 第31号(1966/04/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 安保条約及び第六条の地位協定、それに付随する国内法というものは、一連のものであります。もちろんその文面の中には、安保条約、地位協定と国内法と多少の相違点が――全然同じものとは私は思いません。しかし、精神と基本は同じものに立っておる。したがって、国内法だけ修正が可能かどうかということは、それは事柄によって議論が分かれると思います。しかし、今回の場合は、いままでなかったもの、特損法にもなかったものというのがたくさんありますので、そのレベルには今回の国内法が追いつくということだけは、私は言えると思います。追いついても、前のものがまだ不足ではないか、よくないじゃないか、これは私はあると……

第51回国会 内閣委員会 第32号(1966/04/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 第五条は強制的な意味は全然含んでおりません。したがって土地収用法の強権発動という意図もなければ、この法案の内容にはそれは全然含まれておりません。ことに御説のように防衛施設というものに対する住民の感情もありますので、かりに基地そのものは強権発動による土地収用法の適用を受けますけれども、この法案を出します理由は、そういうかどばったことじゃなしに、もう少し円満にいこうという趣旨の法案ですから、どちらかといえばそういうものは今後影をひそめて、周辺整備における円満な運営をはかるための法案であります。したがってこの法案は強制的意図もなければ、そういう法律的内容も含まれておりません。

第51回国会 内閣委員会 第33号(1966/05/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 先般お答えしましたように、主たる、または大部分がというふうな字句を政令に入れるように、いまから政府部内で相談いたします。ただ、ことばが主たるか、大部分かという字句については、多少まだ各省の意見も聞きますけれども、私の思想は、主たるまたは大部分がという意向で政令の策定には私のほうは主張したいという気持ちを申し上げましたが、今日もその気持ちの方向は変わっておりません。
【次の発言】 ただいま施設庁長官から答弁しましたように、九十五を今回は九十ぐらいまで下げていく、将来は八十五ぐらいにしたい、その方向は、御趣旨と私どものこの法案の提案理由と同じであります。したがって、今回はさしあたり……

第51回国会 内閣委員会 第34号(1966/05/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 この法律は、題目にありますように、主として施設の周辺整備という項目が、いままで行政的、予算的措置ばかりあって、権利義務が明確でない。そのために、予算委員会においても、法を制定しろという声があったというのが第一です。そこで、たまたま特損法というのがあるが、自衛隊というものは、損失補償というものを現実にやっております。やっておりますが、これも根拠法規というものが不明確であった。そういうふうに不明確なものを今回明確にしよう。主としてこれは基地周辺のほうの議題や予算が大きいものです。損失補償というのは、事柄は重大ですけれども、事件の内容、件数は必ずしも多くはない。しかし、事柄は非常に重……

第51回国会 内閣委員会 第38号(1966/05/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 ただいま御採択になりました附帯決議につきまして、政府といたしましては、その趣旨に沿うよう極力努力をいたしたいと存じます。

第51回国会 内閣委員会 第40号(1966/05/31、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回の定員の改正がなければ、新たな設置というのはできません。ただいまはその派遣員、分遣員という意味でその一部の者は移動しておりますけれども、正式にこれが通過しなければ、正式な設置というわけにはまいりません。
【次の発言】 十分可能だと思います。ことにこの二、三年以来、一般的な労働力の不足という関係である程度のへこみがありましたが、昨年、本年は非常に希望者がふえまして、大体こちらの採用予定者の二倍以上のものが、応募者にあらわれております。したがって、それは十分われわれは自信を持っております。
【次の発言】 補給と休養であります。

第51回国会 内閣委員会 第47号(1966/06/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 国産化につきましては……(発言する者多く、聴取不能)第二次防衛計画の最終年度におきましては、大体国産調達は八〇%に……(発言する者多く、聴取不能)第三次防計画におきましても、引き続いて……(発言する者多く、聴取不能)
【次の発言】 やはり防衛力は相当……(発言する者多く、聴取不能)
【次の発言】 ……(発言する者多く、聴取不能)
【次の発言】 バッジの装備につきましては……(発言する者多く、聴取不能)順調に進んでおりますので……(発言する者多く、聴取不能)
【次の発言】 バッジの装備と同様に……(発言する者多く、聴取不能)

第51回国会 内閣委員会 第48号(1966/06/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 水戸の射爆場問題につきましては、これは多年地元からの要望があります。その要望に沿って水戸の射爆場を移転したい。その移転問題について、代替地の問題で実は今日まで非常に苦労してまいりました。演習は当然安保条約によって必要である。条約によって規定された権利と義務である。その中において国民感情をいかに生かすかということで、代替地の問題、移転の問題等、実は各所で内偵をしながら候補地を見つけておりました。いまのところは、けさの新聞の報道のように、新島を代替地としての一つの候補地として、これを防衛庁としては内定をして、米軍との交渉を今日まで続けておる段階であります。いまだ返事がまいりません。……

第51回国会 内閣委員会 第49号(1966/06/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 大体そういうことを一つの目途といたしております。
【次の発言】 綱紀粛正委員会をことしの二月ごろつくりまして、そうして部内の規律――大体部内がいろいろなうわさの種をまくようなことがあってはならない、これが第一であります。最近は非常に厳格にこれが実施されておりまして、第一には、登庁時間は、九時――防衛庁の中をごらんになっても、九時にはぴしゃっと出ております。そういう規律の問題、それからまた個人の交際の問題、そういうすべての問題をまずみずから正すということ、部外の問題を正すよりも、まず部内の規律を正すことについては、相当効果をあげております。もうおそらくそういういろいろなものは部内……

第51回国会 内閣委員会 第50号(1966/06/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今日、具体的に直接侵略の脅威、間接侵略の脅威というのは、現状の国防、現状の自衛隊の厳存している今日の時点において、直接具体的な侵略というものが現実に起こるという不幸な事態は、いまのところはないであろう、また、あってはならない、こういう抽象的な話ですけれども、実態というものを直ちにここで示せというような具体的なものとしては、今日は幸いわが国は安全で平和であると私は思っております。
【次の発言】 直接侵略、間接侵略という具体的な対象において、今日幸い日本は危険であるという、そういう実態という感じは、私は持っておりません。先般、参議院でお話ししましたように、中共の核実験というのは、や……

第51回国会 予算委員会 第2号(1965/12/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 第三次防の計画はまだ検討中でございまして、山花委員の言われるような前提で御質問でございますが、まだその段階までいっておりません。ただし、御承知のごとく、核については、今日議会の意思表示というのがございます。したがって、それを守ることは当然でございます。
【次の発言】 絶対に堅持いたしております。また、今後も堅持いたします。
【次の発言】 防衛力というのは相対的なものでございます。ただし、日本の場合は、その意思によって、核弾頭、核装備というものは、一切自衛隊はいたしませんということが基本であって、兵器の種類とかどうだとかいうことは、これは付随的なものである。また、これは日進月歩で……

第51回国会 予算委員会 第3号(1965/12/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 そういう構想で私はおります。
【次の発言】 四十一年度から発足したいという構想で私はおります。
【次の発言】 まだ明らかにする段階じゃありませんが、せっかくの御質問ですから、ただいま私が承知しておる、考えておることを申し上げたい。これはあとで変更になるかもしれませんが、大体二%を基準に私は防衛力の整備をしたいと思っています。
【次の発言】 ただいまの五十兆が総生産の額か国民所得の額かによって第一にこれは違ってきます。したがって、中期経済計画の四十六年度まで見通したものは、今日政府機関の中にはございません。かりに中期経済計画をこのまま伸びると見通した場合という前提が一つの問題、そ……

第51回国会 予算委員会 第7号(1966/02/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 消耗品だという考えは私は持っておりません。これはもっぱら財政的見解ですから、私のほうの主観的見解ではありません、これは財政的見解。私のほうの主観的見解は、消耗だとは思っておりません。

第51回国会 予算委員会 第9号(1966/02/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 おそらく新聞紙上に出ておりますもののことだと私は思います。ただ前提にお断わりしなければならぬのは、基本的にベトナム特需というような構想は、昨年からも、また今日もございません。いわゆる特需という意味でありまして、そのことについては何ら触れておりません。申し出の内容は、政府間同士で兵器の売買をする、そういう希望があるかないかという話であります。しかし、内容を聞かなければいけませんので、まず内容を聞こうじゃないかというだけであって、まだその詳細なことは、ただいま聞いている最中ですから、どういうことを言われるかわかりませんが、基本は特需の問題で、ベトナムということばはついておりません。

第51回国会 予算委員会 第10号(1966/02/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 LST乗務員は運輸省の所管でありまして、防衛庁関係でございません。

第51回国会 予算委員会 第12号(1966/02/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 運輸省の所管でありますが、私のほうも多少関係がございますが、いま航空法によって日本の空は日本の運輸省が全権を持つ。ただ、日米交渉のときに、この軍用機を使用するについて、危険防止の意味でこの空路を主として使う、この飛行場を使うというのが防衛庁、米軍、航空法のもとにおけるわれわれの配分の中でありますから、どちらが優先じゃありません。日本の航空法が最優先、その中で危険防止の意味で、これはおまえのほうが使え、これはおれのほうが使う、こういう配分なんです。したがって、いまは米軍の基地が関東地区には三つある。日本じゅうで六つくらい。民間航空が四十ぐらい。また自衛隊の使っておるのが四十ぐらい……

第51回国会 予算委員会 第16号(1966/02/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 検討したかどうかは、私の引き継ぎ、私の記憶の中にはございません。私が就任してからは検討したという実績はございません。その以前検討したかどうか、これは私は記憶しておりません。そこで、新たな御意見で、それではそのほうがいいじゃないかという御提案ですが、即答はできませんが、概略的に考えまして、海上というのは、石橋委員御承知のように、日本の国内でも、陸上部隊とは違い、非常に守備範囲が広い。その上では相当連絡を密にしなければ、海上の勤務、正常な勤務においても非常に支障がある、あるいはある場合には公海に出る。こういう意味でありますので、陸上部隊と同じようにその問題を同一視するには多少状況は……

第51回国会 予算委員会 第17号(1966/02/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 そのような趣旨でございます。
【次の発言】 重要なわが国の防衛政策であります。
【次の発言】 わが国を直接・間接的に侵略する勢力、これを対象勢力と一応概念的に呼んでおります。
【次の発言】 二次防は四十一年度で終わりますが、ただいま御審議いただいておりますのが、四十一年度の最終年度の予算であります。この五年間を振り返ってみますと、どうやら二次防の達成ができた。しかし、その過去を振り返りますと、いろいろ長所と短所がございます。したがって、実行では、どうやら艦船が二次防計画よりもややおくれたということが目立ちます。その意味で、やはり二次防の反省というならば、これは予定計画の準備が足……

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/02/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 第一回、第二回の核爆発は、御承知のように相当な性能のものであるということは、世界が今日認めております。第三回が近く行なわれるというのが各所で報告を受けております。したがって、この第一回、第二回の性能、第三回の爆発状況というものを想定いたしますと、やはり核に対しては相当中共は進んだ性能を持っておる。これが兵器に採用されるという順序と段階を経ますると、近いうちには、いわゆる核兵器というものの段階まで到達するであろう。  運搬手段におきましては、潜水艦の場合、飛行機の場合、あるいはIRBMのように直接中距離のもの、この三つが想定されます。これにはある程度の時間はかかるであろうが、そう……

第51回国会 予算委員会 第19号(1966/02/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 私の出身地にも、同和問題につきましては、隣保館を設立いたしまして、それ以来非常に私の関心も深まり、また私の支持者も実は多数おります。  なお、最近防衛庁長官としては、基本的な人権というのみならず、防衛庁としては自衛隊の部隊の統制強化という面からも、この問題は重要なことだと思いまして、部下を督励して、あらゆる面において団結、統制、喜んで安んじて働ける自衛隊の職域にしたい、このような指導をいたしております。

第51回国会 予算委員会 第21号(1966/03/04、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 自衛隊法は、憲法の規定に従って自衛隊法を策定されておりますので、憲法に抵触するような自衛隊法の改正、運営は断じていたす気持ちもなく、またできないと私は思います。
【次の発言】 憲法が規定している以上に拡大する自衛隊法はありません。したがって、憲法の基本的なもの、その中に自衛隊法というのは含まれる。憲法以上に大きなものではないと私は思います。
【次の発言】 憲法の規定の範囲内に自衛隊法というのはあるということであります。したがって、一分一厘違うか違わぬかということは、法律の各条項があります。したがって、自衛隊法に規定されているのは憲法の範囲内である。じゃ同じ大きさかと言われれば、……

第51回国会 予算委員会 第22号(1966/03/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 事実でございます。
【次の発言】 現在、米軍の厚生施設、その中にゴルフ場が含まれております。したがって既存のゴルフ場の移転であります。
【次の発言】 旧民間施設の借地、昭和飛行機と思いますが、場所は立川近くにあります昭和飛行機の旧民間地借地借り上げ、その場所にゴルフ場、住宅及び犬の訓練所、この返還要求に応じて、この返還期限が参りましたのでこれを返還する、その移転であるということであります。
【次の発言】 永末委員とのやりとりの前提がございまして、自衛隊は米軍の核戦術と共同訓練、共同作戦を今日しておるかという質問であります。それについて、今日はその段階ではございませんという話で、……

第52回国会 決算委員会 第3号(1966/10/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 私のほかに、高橋秘書官、経済局長、水産庁生産部長、谷野事務官、塚田徹、塚田元子であります。それに榊田喜四夫でございます。
【次の発言】 榊田喜四夫君は、東大を卒業して信用金庫に入社し、今日副理事長をつとめ、その間経済同友会常任理事、海外出張、語学等の経歴を持った男であります。
【次の発言】 かねてから若手の経済人あるいは若手の諸般各界の知己はたくさん持っております。その中の一名でございます。
【次の発言】 これはあるいは官房長からお答えさせるほうが適切かもしれません。と申しますのは、事務的な意味が半分以上ございます。したがって、いきさつについては官房長から後ほどお答えさせますが……

第52回国会 災害対策特別委員会 第4号(1966/08/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今般はからずも農林大臣を拝命いたしまして、当委員会の皆さん方に在任中はおそらくいろいろ御協力、御指導を仰ぐことが多々あると思います。どうぞ農林行政の推進のため各位の御協力をこの席からお願いいたします。  今回の大雨災害に対する農林省のただいままでの経過を御説明いたしますと、水稲などに甚大な被害を受けまして、現在判明いたしております被害額は総額約三百九十七億円で、施設関係約二百五十二億円、農林水産物関係約百四十四億円となっており、とりわけ新潟地方の大雨災害では総額百八十三億円、台風四号災害では総額百五十七億円と、大きな被害を受けております。国民経済的に見ましても、また被災農民の立……

第52回国会 大蔵委員会 第8号(1966/10/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 生産者米価と消費者米価は、食管法によって決定の方法と内容が異なっております。消費者米価は家計費及び物価、経済事情を参酌の上決定する、この項目を忠実に守ってただいま検討しております。

第52回国会 農林水産委員会 第6号(1966/10/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 農林大臣に就任以来、委員各位にごあいさつ申し上げる機会に恵まれず、二カ月余を経過いたしましたが、農業をめぐる内外の諸情勢がまことに容易ならざるときにその職責のきわめて重大なることを痛感いたしている次第でございます。かかる時期に、農林行政のある部面及び私のことに関連して種々話題となっておりますことは、ひとえに私の配慮の至らなさによるものでありまして、まことに遺憾に存じております。この際、職務の重大さをあらためて強く認識し、決意を新たに農政を推進してまいる所存であります。当委員会の御審議に際しましても、委員各位の御協力を得ましてこの重責を果たしてまいりたいと存じておりますので、何と……

第52回国会 法務委員会 第9号(1966/11/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 この問題の政府の一番の関心は、政府資金が流れた、その政府資金の融資の目的に合致しておるかどうかということが第一の政府金融の目標であります。その中で、公庫が約五億のうち四億を融資いたしました。これが要するにブドウ糖工場の建設資金に明らかに流用されている疑いがある。したがって、これは目的違反である、繰り上げ償還を命ずるということが、政府が責任を感じて政府みずからとった第一の措置であります。それに関連して、中金は運転資金が大部分で、ある意味においてはつなぎ的なものが十億ばかり設備資金として出ております。これが果糖の部門、これが政府が今回とりました第一の措置であります。それから流用され……

第52回国会 予算委員会 第2号(1966/07/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 これはあくまで私のほうで試算した数字であります。この期間における国民所得の総額は百三十五兆を下らない。その二%ですから一兆七千億。したがって、百三十五兆を下らないであろうという推定のもとに二%をはじき出しますと二兆七千億円になる、こういう数字であります。
【次の発言】 防衛をやるためには、貯蔵、修繕、備蓄のために国産でなければ完全じゃありません。なお、そればかりでなしに、改良、開発ということを加えますと、やはり国産ということは当然防衛上の基本であると私は思います。ことに、あらゆるものを実は私は国産でいきたい、これは私は、どの国民も納得していただきたいと思います。したがって、その……

第52回国会 予算委員会 第3号(1966/10/20、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 食管の内容から申しますと、生産者米価を大幅に引き上げましたために、食管会計としては相当大きな苦労をいたします。しかし生産者米価の関連とは別に、消費者米価につきましては、家計、経済、物価を勘案して決定するということが骨子でありますので、その方向で、上げるか上げないかという結論にはまだ至っておりません。
【次の発言】 そういうふうな構想を私は就任以来持っております。と申しますのは、現状が、はたして配給手帳あるいは登録という制度が実行されておるかどうか、この現実を見ますると、必ずしも完全に実行されておりません。また実行されないままに今日の流通が確立しております。したがって、はたしてそ……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1967/06/28、31期、自由民主党)

○松野(頼)委員 今回の政治資金規正法及び公職選挙法の改正につきまして、若干の質疑を行ないたいと思います。  まず第一に、今回のこの政府の提案は、その基礎となるのが選挙制度調査会からの四月七日の答申だとわれわれは理解いたします。四月七日から約二カ月の間に、政府としてはこの難解な答申に沿ってほとんど忠実に法案を作成されたことについては、私は私なりに、非常な大きな苦労とその成果を、またその政府の努力を心から多とするものであります。  選挙制度につきましては、過去において何回か答申が出ました。そのうち何回か法案として提案をいたしました。その期間を見ますると、大体、長い場合には答申から五カ月を要した場……

第57回国会 予算委員会 第2号(1967/12/11、31期、自由民主党)

○松野(頼)委員 自由民主党を代表して、総理の施政方針及び最近の政治に関する問題を率直にお尋ねいたします。  なお、議会の議論は、与野党ともに、質問という形で、ある場合にはずいぶんすれ違いな議論がある。これは基本的にその現状認識の相違のために、土俵の違う議題がやや出てくる傾向があります。しかし、与党の私たちの立場から言うならば、政府と一体であるべき同じ立場に立って、同じ土俵の上にものごとを認識して、本日は同じ与党と政府の中における考えを国民の前に出して、将来の建設的な意見を導き出すならば私は幸いだと思います。その意味で、私と総理と考えがすべて同じであるばかりじゃありません。違う場合もありましょ……


32期(1969/12/27〜)

第65回国会 予算委員会 第1号(1971/01/28、32期、自由民主党)

○松野(頼)委員 自民党を代表して、本日は政府に政治一般についてお尋ねをいたします。本日は、特に各委員のお許しを得て、私が自民党を代表して、私の意見も交えながら党の意見を中心に総理にお尋ねをいたします。  議会は与野党の白熱した論議、これが最も必要なことであることは論を待ちません。しかしながら、静かに与党と政府と話し合いながら新しい政治の道を探求する、新しい考えを求め出すという場面を国民の前にこの議会を通じて行なうことも必要なことだと私は感じます。したがいまして、本日そのような状況で温和な中に総理の御意見を伺いたい。おそらく野党の諸君も本日は静かに御協力を願えると思います。また、私が本日はただ……


33期(1972/12/10〜)

第72回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1974/05/22、33期、自由民主党)

○松野(頼)議員 参議院議員の通常選挙に関する臨時特例法案の提案理由の説明をいたします。  ただいま議題となりました参議院議員の通常選挙に関する臨時特例法案の提案理由とその要旨について御説明申し上げます。  御承知のとおり、本年七月七日には第十回参議院議員通常選挙の執行が予定されております。言うまでもなく、この選挙における投票には、すべての有権者が参加することが望ましいのでありますが、従来の例を見ますと、参議院議員の通常選挙の投票率は、比較的に低率に推移している状況であります。  そのため、今回の参議院議員通常選挙については、その行われる時期等の事情を考慮し、投票時間を一時間延長して選挙人の投……


34期(1976/12/05〜)

第87回国会 航空機輸入に関する調査特別委員会 第6号(1979/05/24、34期、自由民主党)

○松野証人      宣 誓 書  良心に従つて、真実を述べ、何事もかくさず、又、何事もつけ加えないことを誓います   昭和五十四年五月二十四日                 松野 頼三
【次の発言】 大正六年二月十二日。港区芝白金台二の十四の十。
【次の発言】 四十年六月―四十一年八月、防衛長官在任中、三次防の大綱を決定はしておりません。三次防の草案の準備を私は命じたと記憶します。したがって、三次防大綱というのは、その以後、一年ぐらい後に決まった。私は、三次防大綱の草案の準備を命じたと記憶しております。  その後のFXの決定については、私はいささかも関与しておりません。


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第7回国会 予算委員会公聴会 第2号(1950/02/11、24期、民主自由党)

○松野委員 一点だけお伺いいたします。給與問題ですが、鉄道は公社に切りかえられまして、一応公務員と切り離された形式になつております。しかし多分国鉄の給與法の中でも、公務員と全然無関係ではあり得ない、現在私はこう考えるのであります。法令を見ますと、生活基準及び国家公務員法の給與と民間事業の給與とを勘案して公社の給與というものをきめるべきだ、こういう法文もあるわけですが、この意見を一点伺いたい。  もう一点は、合法運動、非合法運動の問題でありますが、公労法についてもいろいろ疑問がありましようけれども、最初の十五條あるいは十六條の態勢というものが一つの合法的な運動の方向ではないか。この法律は不変的な……

第7回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1950/02/17、24期、民主自由党)

○松野委員 早期供出の奬励金の問題ですが、單作地帶はなるほどただいまの現行法で、ある程度恩惠をこうむりますが、二毛作地帶におきましては、現在の早期供出の奬励金のわくに入りきらないところが多々あるのであります。これが早く供出を完納するための奬励金ならば、これは全国的に行わるべきものである。單作地帶におきましては、あるいは寒冷地特別手当が含まれてはおりますが、この供出奬励金が、供出を早くしろという意味ならば、これは全国的に、單作地帶、二毛作地帶の差を緩和して、供出を早くした者に奬励金を出すような方法にかえなければならぬと思いますが、これを第一にお伺いいたします。

第7回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1950/02/18、24期、民主自由党)【議会役職】

○松野主査代理 川上君、大蔵省関係で、通産省から答弁がないようでありますが、いずれ大蔵省の機会にお願いいたします。
【次の発言】 速記をやめて。
【次の発言】 速記を始めてください。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第3号(1955/05/30、27期、自由党)

○松野頼三君 韓国からノリを毎年入れておるようですが、これは水産庁の方にお聞きするのですが、大体韓国からノリを輸入する数量とか必要性とかあるいは輸入価格という程度の基礎的なものを、簡単に要点だけちょっと御説明願いたい。
【次の発言】 単位は何ですか。
【次の発言】 その五月以降に一億枚程度を国内に輸入するという方針はわかったのですが、その輸入方法とそれから大体値段の差がどれくらいか、輸入品が高いのか国内品が安いのか、その辺も一つお聞きしたい。
【次の発言】 今までは、大体一億枚程度のものを割当制で輸入するという方式を昨年まではとっておったのですか。今年も同様の方式で大体やるのですか。

第26回国会 農林水産委員会食糧に関する調査小委員会 第1号(1957/06/08、27期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより会議を開きます。  このたび私、小委員長に選任をいただきましたが、食糧に関する問題は相当複雑でもあり、事の性質からはなはだ重要でございますので、十分当委員会で審議を尽したいと存じます。はなはだ不なれでございますので、ある場合には皆さん方の御要望に沿い得ないような運営もあるかも存じませんが、一つ不なれという意味で御寛容いただきまして、皆様方の御協力をお願いいたします。  暫時休憩いたします。     午前十一時三分休憩

第26回国会 農林水産委員会食糧に関する調査小委員会 第2号(1957/06/12、27期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより会議を開きます。  食糧に関する問題について調査を進めます。  本日は参考人として、臨時食糧管理調査会委員大川一司君がお見えになりました。参考人には御多忙中にもかかわらず、本委員会に御出席下さいまして、厚くお礼申し上げます。  臨時食糧管理調査会は、昨日政府に対し答申を行われましたので、この際調査会の審議の経過及び答申の内容について、参考人より御説明を聴取し、本委員会の参考に処したいと存じます。大川参考人にお願いいたします。
【次の発言】 一番焦点だけを、十五分程度でお願いいたしたいと存じます。その後各委員より多少の質疑があるかと存じますので、その上で御用意いただきたい……

第26回国会 農林水産委員会食糧に関する調査小委員会 第3号(1957/06/18、27期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより食糧に関する小委員会を開きます。  特にこの際小委員長から政府及び農林大臣に対して厳重な抗議を申し伝、えます。今日のような重大な時期に、政府委員が延々二時間も出席をせず、しかもいまだに出席の確答を得られないということは、委員会の審議上支障を来たすことははなはだ重大なことでありますから、この旨を特に伝えて、緊急に次会開会を政府委員出席のもとに予定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時十分散会

第26回国会 農林水産委員会食糧に関する調査小委員会 第4号(1957/06/19、27期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これにより会議を開きます。  食糧問題について調査を進めます。本日は委員会の進行上、特別の場合を除き、一人三十分以内にお願いいたします。御協力をお願いします。質疑の通告があり、その順序にこれを許します。川俣清音君。
【次の発言】 川俣委員、相当時間も過ぎましたから、一つ簡略に願います。なお答弁の方も簡略に願います。
【次の発言】 川俣さん、時間も相当過ぎましたから、あと一点だけにお願いいたします。
【次の発言】 川俣委員簡明に願います。


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 内閣委員会各省設置法改正案等審査小委員会 第4号(1959/03/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 今回の調査会の基本的設置の目標は、ただいまおっしゃったごとく、今までの農業そのものにおいて解決できなかった場面が非常に農業は多い。近代的な科学工業が進歩するに従って、なおこの傾向は顕著に現われておることは、過去における経済統計が示しております。本年予算委員会に提出いたしましたいわゆる国民経済の伸びの中にも――昨年は幸い豊作でありましたから二・七という成長率を示したにかかわらず、昭和三十四年というものは二・七は期待できないというふうに、だんだん国民経済の伸びの度合いに応じて農業生産というものが、その度合いについていけないということは、必然的に農業そのもの以外に、日本経済全般の問題……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1959/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野政府委員 昭和三十四年度皇室費の歳出予算について、その概要を説明いたします  本歳出予算に計上いたしました金額は五億一千九百七十二万円でありまして、その内訳は、内廷費五千万円、宮廷費四億二五千六百二十二万円、皇族費一千三百五十万円であります。これを前年度予算に比較いたしますと、一億三千七百五十万六千円の増加となっております。  おもなるものについて、事項別に申し述べますと、内廷費は、皇室経済法第四条に基き、同法施行法第七条に規定する定額を計上いたすことになっておりますが、本年度は前年度と同額を計上いたしております。宮廷費は、内廷費以外の宮廷において必要な経費を計上したものであります。その……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1959/02/26、28期、会派情報なし)【政府役職】

○松野政府委員 郵政省の特別会計の財源でございますから郵政省が主としてこれを決定するだろう、もちろんその用途によりまして関係の各省は関係いたしましょうが、今日はいわゆる収入の部に入っておりまして、使途の問題は明確にきまっておりません。
【次の発言】 前国会において独禁法の改正案を提案いたしましたが、国会の諸般の都合によりまして、審議を終了するまでに参りませんでした。今国会におきましても、独禁法の改正案を提案いたす方針には変りはございません。しかし御承知のごとく、今日この国会の審議の状況と見合せて、提案いたしましたならばぜひ可決するという方向がきまりませんと、経済基本法という性質のものでございま……

第33回国会 社会労働委員会商工委員会連合審査会 第1号(1959/12/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 ただいま議題となりました炭鉱離職者臨時措置法案につきまして、その提案の理由及び内容の大綱を御説明申し上げます。  石炭鉱業におきましては御承知の通り深刻な不況に悩まされており、そのために多数の炭鉱労働者が離職している実情にあります。このような事態にかんがみ、政府といたしましては、従来から職業紹介、職業訓練、失業対策諸事業等の対策を推進して参りましたが、さらに総合的かつ有効な離職者対策を確立すべく検討を進めて参りましたところ、このたび成案を得るに至りましたので、ここに、炭鉱離職者臨時措置法案を提出いたし、御審議を仰ぐことといたした次第でございます。  次に、その内容について概略御……

第34回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1960/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 今回提案されました昭和三十五年度一般会計及び特別会計の予算中、労働省所管分につきましてその概要を御説明いたします。  まず第一に、一般会計におきましては、歳入において総額二億七千八百八十三万一千円でありまして、前年度の十三億四千七百三十万二千円に比較しますと、十億六千八百四十八万一千円の減少となっております。  この歳入の主たるものは、国家公務員等退職手当法に基づき、退職した国有林野事業特別会計を除いた他の特別会計の政府職員、並びに政府関係機関の職員に対し、失業中の退職手当を支給するために必要な財源を当該特別会計及び政府関係機関から一般会計へ納付する負担金及び返納金等であります……

第34回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1960/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 雇用の全般的統計は、御承知のごとく三十年以来相当雇用の指数は上昇しております。ただ御指摘の日雇い労働市場が一般雇用と同じようなカーブで上昇しておるかというと、これはやはり日雇いの特殊性からいって必ずしも同一ではございません。一応この労働統計を御説明申し上げますと、最近特に目立っておりますのは、日雇い労働者の民間就職が非常に伸びております。三十年が平均いたしまして百三十五万、三十三年が百五十二万、約二十万ばかりこの三年間で伸びております。三十四年の資料を見ますと、月平均が百九十万から二百万、相当に日雇い労働市場というものが伸びておることは事実であります。ただこの中でいわゆる一般失……


30期(1963/11/21〜)

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第1号(1965/02/24、30期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 防衛図上研究問題等に関する予算小委員会をこれより開きます。  この機会に一言ごあいさつを申し上げます。(拍手)  今回はからずもこの重要な小委員に選任を受け、また、その小委員長の重責を拝任いたしまして、まことに責任の重大さを感じます。  委員会の運営につきましては、適切、公平、妥当、円満に運営をいたしたいと存じます。私は、まことにふなれなもので、委員会の運営、進行につきましては、まことに微力でございます。しかも、委員長の経験もまことに浅く、当委員長があるいは初めてかもしれません。したがいまして、たびたび失敗があるかもしれませんが、同僚、先輩の豊かな心でお許しをたびたびお願いいた……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第2号(1965/02/26、30期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより会議を開きます。防衛図上研究問題等について調査を進めます。高田君。
【次の発言】 委員長としては、委員各位の御意向に従って委員会を運営いたします。委員長独自でお答えすることは、ただいまはできません。
【次の発言】 お答えいたします。委員長は、委員各位の御意向に従って運営をいたします。委員長だけで独断のお答えはいたしません。
【次の発言】 後ほどまた御相談いたします。
【次の発言】 後ほど御相談をいたします。
【次の発言】 小委員以外の方は静粛に願います。
【次の発言】 後ほど御相談をいたします。――後ほど委員各位と御相談をいたします。

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第3号(1965/03/12、30期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより会議を開きます。  防衛図上研究問題等について調査を進めます。質疑の通告がありますので、これを順次許可いたします。江崎真澄君。
【次の発言】 本会議のため、この際暫時休憩いたします。    午後二時十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き小委員会を開会いたします。  江崎君の質疑を続行いたします。江崎真澄君。
【次の発言】 続いて発言の通告がございます。石橋政嗣君。

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第4号(1965/03/19、30期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより小委員会を開会いたします。  防衛図上研究問題等に関する件について調査を進めます。  前会に引き続き質疑を行ないます。石橋政嗣君。
【次の発言】 この際議事進行に関して発言を許します。西村直己君。
【次の発言】 委員長からおはかりいたしますが、それでは、いまの資料は、ただいま石橋さんの説明のように、岡田委員の資料で、石橋委員の資料ではないようですが、委員各位の御判断はお聞きのとおりです。一応本日は石橋さんの提案された資料ということで審議を進めたいと思いますが、御質疑はございませんか。
【次の発言】 委員長へのお尋ねからお答えいたします。  資料問題は、当委員会発足当時か……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第5号(1965/03/23、30期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより小委員会を開会いたします。  防衛図上研究問題等に関する件について調査を進めます。  前会に引き続き質疑を続行いたします。石橋政嗣君。
【次の発言】 防衛庁長官に対し参議院の予算委員会から出席の要求がございますので、小委員会はこれをもって散会いたします。    午前十一時二十六分散会

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第6号(1965/04/01、30期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより小委員会を開会いたします。  防衛図上研究問題等に関する件について調査を進めます。  質疑を行ないます。高田富之君。
【次の発言】 お答えいたします。委員長としては、今日まで非常に熱心に委員会の開会には全力をあげて苦労いたしましてやってまいりました。諸般の状況からこのような運営になりましたことは、これは私も遺憾だと存じます。今後も誠意を持って、各委員会の都合もだいぶすいたと思いますから、毎週なるべく多く開けるように努力いたします。以上をもって御了解いただきたいと思います。
【次の発言】 高田君に申し上げますが、科学技術委員会よりの出席要求がございますので、あと一問でお願……

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第7号(1965/04/07、30期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより小委員会を開会いたします。  防衛図上研究問題等に関する件について調査を進めます。  質疑を行ないます。高田富之君。
【次の発言】 関連質問の申し出がございます。石橋政嗣君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。    午後四時四十四分散会

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第8号(1965/04/15、30期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより小委員会を開会いたします。  防衛図上研究等に関する件につき調査を進めます。  質疑を行ないます。永末英一君。
【次の発言】 永末君に申し上げます。防衛庁長官は本会議のベトナム問題の緊急質問に出席の要求がございますので、時間もまいりましたので、残余の質問は次会にお願いすることにいたしまして、本日はこれをもって散会をいたしたいと思いますが、御了承いただきます。  ではこれにて散会いたします。    午後二時九分散会

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第9号(1965/04/22、30期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより小委員会を開会いたします。  防衛図上研究等に関する件について調査を進めます。  前会に引き続き質疑を行ないます。永末英一君。
【次の発言】 よく相談してみます。
【次の発言】 委員長からお答えいたします。いま突然の御要求ですから、直ちに私がここで御返事するわけにまいりませんので、ただいまの御要求は拝聴して、後刻御相談いたします。
【次の発言】 本日の質疑はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午前十一時五十四分散会

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第10号(1965/05/07、30期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより小委員会を開会いたします。  防衛図上研究問題等に関する件について調査を進めます。  前会に引き続き質疑を行ないます。中井徳次郎君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。    正午散会

第48回国会 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会 第11号(1965/05/13、30期、自由民主党)【議会役職】

○松野小委員長 これより小委員会を開会いたします。  防衛図上研究問題に関する件につき調査を進めます。  前会に引き続き質疑を行ないます。川崎秀二君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。    午前十一時十七分散会

第51回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1966/02/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 昭和四十一年度防衛庁予算案の説明を申し上げます。  昭和四十一年度防衛庁予算案につきまして、その概要を御説明いたします。  まず、防衛本庁について申し上げます。  昭和四十一年度の防衛本庁の歳出予算の総額は、三千百九十六億五千二百九万一千円でありまして、これを昭和四十年度の歳出予算額二千八百六十九億七千百四十六万三千円に比べますと、三百二十六億八千六十二万八千円の増加となっております。  このほか、国庫債務負担行為として、航空機の購入について九十九億八百二十三万三千円、器材の整備について三百五十二億二千二百三万五千円、弾薬の購入について五十二億六千六百四十二万六千円、施設の整備……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1966/03/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 実は椎名外務大臣の発言の内容を私は全然聞いておりません。また承知しておりません。したがって、椎名外務大臣の発言に対する答えでは少し誤解がありますので、ただいま高田委員が御質問になったことについての答弁ということにいたしませんと椎名外務大臣は、御承知のように非常に幅の広い答弁もされますし、なかなか文学的な答弁もされますので、その意味で、ひとつ高田君の質問に対して答えたということにしていただきませんと、これはいろいろ誤解を招くといけません。ただいま高田委員が御質問になったことについてお答えいたします。  第一は、監視団といま言われましたけれども、あれは監視委員ですか、委員会ですか、……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1966/03/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○松野国務大臣 三次防の問題で閣議了解をまだ得たことはございません。したがって、国防会議にはかったこともございません。本年度予算は、二次防の計画予算を出しております。私の言うのは予算のその内容じゃなくて、継続的に四十一年度予算が将来三次防につながるものである、したがって、その断層をなくす、基本的に二次防から三次防に異質のものをやるのでない、こういう基本から、継続的に、断層をなくし、そして一年ダブらせるということが出たわけであります。基本的に閣議了解、閣議決定、国防会議にはまだはかっておりません。
【次の発言】 第一次防衛計画の過去を見ますと、そのために一年あいております。第一次防衛計画が終わっ……


31期(1967/01/29〜)

第61回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1969/02/28、31期、自由民主党)【議会役職】

○松野(頼)主査代理 大原君の質問は終わりました。  次は、後藤俊男君。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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