国会議員白書トップ衆議院議員坂田道太>委員会発言一覧(全期間)

坂田道太 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

坂田道太[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
334位
委員会発言歴代TOP500(衆)
193位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
166位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
648位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
696位
委員会発言(政府)歴代TOP50
37位
各種会議発言歴代TOP250
152位
各種会議出席(幹部)歴代TOP250
217位
各種会議発言(政府)歴代TOP50
20位

24期各種会議出席(無役)TOP25
14位
25期委員会出席(幹部)TOP100
71位
27期委員会出席(幹部)TOP50
40位
28期委員会発言(議会)TOP50
42位
28期委員会発言(政府)TOP25
22位
31期委員会発言TOP50
42位
31期委員会発言(政府)TOP10
7位
32期委員会発言TOP100
59位
32期委員会発言(政府)TOP25
13位
32期各種会議発言TOP25
24位
32期各種会議発言(政府)TOP10
8位
33期委員会発言TOP100
94位
33期委員会発言(政府)TOP25
16位
35期委員会発言(議会)TOP50
43位

このページでは坂田道太衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。坂田道太衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第1回国会 国土計画委員会 第34号(1947/12/08、23期、日本自由党)

○坂田道太君 八代海岸汐受堤防は、七箇市町村にまたがり、その關係耕作地には實に一萬町歩、熊本縣穀倉の中心部となつています、本地方は全國まれな潮差のはなはだしい所でありかつ、季節時には恐るべき颱風の通過ルートになつていて暴風時の住民の脅威ははかり知られないものがあります。過去においても、幾度か堤防決壊の憂目に遭い、美田は數年不耕作に終り、農民の悲惨は言語に絶するものがあつたのであり、殊に昭和村のごときは、昭和十一年、十七、十九年の三囘決壊をしている。また戰時中、堤防の維持管理は等閑視され、石がきは、こわれ、平常の晝夜二囘の滿潮時さえ危險の状態であります。御承知の通り河川堤防すら縣の管理となつてい……

第1回国会 電気委員会 第18号(1947/12/08、23期、日本自由党)

○坂田道太君 本請願の趣旨を御説明申し上げます。わが國の生産力を擴充する唯一の方法は動力の確保にある。これが施策としてわが國に最も豐富かつ無盡藏に地熱を開發して發電することは最も容易で確實有利である。しかもわが國には第一期計畫にてただちに開發に著手したき好適の候補地は、全國にわたつて二百餘箇所ある。今百箇所を開發しても、一箇所の發電力を平均四萬キロワツトとすれば、全國で四百萬キロワツトに達し、その所要總建設費は約二百四十億の見込みで、この總發電力は石炭の年消費高三千二百萬トンに相當する。この地熱發電が實現すれば火力發電所は無用となり、鐵道の電化も容易に實施せられるであろう。さらに地熱を十分開發……

第1回国会 文教委員会 第5号(1947/08/07、23期、日本自由党)

○坂田委員 第一囘に二萬キロ、第二囘に千三百七十三萬ポンド集まつたということでありますが、これを再製すると大體どれくらいになりましようか。
【次の発言】 大體どれくらいの量になるかわかりませんか。
【次の発言】 そうすると何ボンドぐらいになりますか。
【次の発言】 これは私の聽き違いかと思いますが、第一囘の囘収は三十七萬キロ、第二囘の囘収に千三百七十萬ポンドと聽いたのですが。
【次の発言】 そうすると二十一年度の第四・四半期に大體四百萬ポンド、二十二年度の第一・四半期千萬ポンド約千四百萬ボンドが囘収になつたといたしますれば、その千三百七十三萬ポンドのほとんど全部だ、それ以外には商工省としては全……

第1回国会 文教委員会 第11号(1947/10/02、23期、日本自由党)

○坂田委員 この請願書は、代表、熊本市出水町國府、藤田君になつております。紹介議員打出信行君外二名の方がおられませんので、代つて私が請願の趣旨を申し上げます。熊本藥學專門學校は、東日本における富山藥學專門学校とともに、全國ただ二つの獨立の官立藥專として、多数の藥學技術者を世の中に送り出して、その聲價をうたわれましたことは、皆さん方御承知の通りであります。ところが不幸戰災によりまして、この專門教育機關の生命でありますところの研究、實驗及び實習室その他附屬設備が致命的打撃を受けまして、教育上重大なる危局に立至つておる現状でございます。もちろん戰災以來、學校當局竝びに父兄、同窓竝び地方有志などが鋭意……

第1回国会 文教委員会 第13号(1947/10/15、23期、日本自由党)

○坂田委員 教科書が適當な時期に兒童の手にはいらないということは、非常に遺憾なことだと思うのであります。その一番の原因が、あるいは編纂の問題、あるいは紙の問題、いろいろ先ほどから拜聽しておるのでありますが、その中でまた印刷能力の問題、これは局長さんがお話になつたように、ある一定の印刷業者が獨占しておるという點にあると思います。一概に印刷と申しますが、その印刷というものを、もう少し技術的にこれを考えてみますならば、まず編纂して、そうしてこれを製版する。しかしてこれを校了して、それから印刷にまわすのであります。おそらく製版設備というものをもつた會社が獨占しておる。凸版とか、あるいは共同印刷とかいう……

第1回国会 文教委員会 第18号(1947/11/08、23期、日本自由党)

○坂田委員 高等學校の改革の内容については、近く省令において發表されるということでありますが、この點につきまして、ご質問をいたします。從來高等學校、は文化あるいは理科というふうに二つにわかれておつたのであります。そうして文科出の生徒というものは、どちらかといえば理科的な知識に乏しく、理科出身の生徒は、どちらかといえば文科的な教養に乏しく畫一的な人間の教育の弊に陥りまして、全人格的な人間、總合的人間教育に缺けていたと思われるのでありますが、今囘の改革によりまして、今後は理科と文科とをあくまで存置されるのでありますか、それともそれを廃止して、一貫した一つの總合的な教育をされるのでありますか、その點……

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第31号(1948/05/25、23期、民主自由党)

○坂田委員 第百七十六條のいわゆる普通公共團体のものに拒否権を與えるという点についてお伺いをいたします。議会の横暴に対しまして、執行機関が反省の機会を與えるという意味におきましても、またアメリカ等の立法例におきましても、十分な理論的な根拠を私了承するものでありますが、現在の日本の状態におきまして、まだ議会の力が十分伸張しない段階におきまして、執行機関にかようなる権限を與えるという積極的な必要性がどこにあるかということが第一点であります。またそれにつきまして拒否権を與えなければならない、また拒否権を必要とする実例がどこかにあるか。その点をお伺いしておきたいのであります。

第2回国会 治安及び地方制度委員会 第40号(1948/06/18、23期、民主自由党)

○坂田委員 こまかい問題ですが、第六條の船車とあるのはどういう意味ですか。他人の土地、建物または船車の中に立入ることができないというのは……。


24期(1949/01/23〜)

第5回国会 運輸委員会 第2号(1949/03/28、24期、民主自由党)【政府役職】

○坂田政府委員 ただいまから、日本國有鉄道法の一部を改正する法律案の提案理由について、御説明申し上げます。  政府におきましては、目下行政機構の改革、予算等の問題につきまして種種努力いたしているのでありますが、これらの問題は、ただいままでのところ、四月一日までには確定することが困難な状態であります。このために國家行政組織法の施行の期日を六月一日に延期し、それに伴いまして運輸省設置の法律の制定も、同期日まで延期することを予定しているわけであります。  御承知のように、日本國有鉄道法はさきの第三國会において成立し、昭和二十三年法律第二百五十六号として公布されたものでありまして、その施行の期日は本年……

第5回国会 運輸委員会 第9号(1949/04/22、24期、民主自由党)【政府役職】

○坂田(道)政府委員 お答えいたします。予算上十二万人整理をするということは事実でございます。しかしながらこれは行政機構の改革、それに伴うところの人員の整理、あるいは定員法とか運輸省の設置法というようなものが出まして、その際にきまるべきものでありまして、一應予算上には十二万人にいたしているような次第であります。第二点の償却につきましては、十三億一千八百万円計上しております。第三点の問題につきましては、大体輸送原價を考えますと現在四三%でございまして、コストの面から考えますならば、二倍程度に上げ得るのでございますが、しかし運賃の決定は單にコストだけではいけないのでありまして、これが物價に及ぼすと……

第5回国会 運輸委員会 第16号(1949/05/11、24期、民主自由党)【政府役職】

○坂田政府委員 船舶運営会の船員の退職手当に関する交付金を船舶所有者に交付する法律案につきまして、御説明を申し上げます。  昨年九月二日総司令部の指令によりまして、從來から行われておりましたところの、船舶の國家使用制度が、本年一月二十六日に公布されました船舶運航管理令によりまして、本年四月一日から定期用船制度に切りかえられましたので、在外邦人の帰還輸送及び米國貸與船による占領軍関係物資の輸送業務に從事する船員を除く、すべての船員が、船舶運営会を退職して、ただちに船舶所有者に雇用され、または雇用されるに至るのでありますから、これらの船員の船舶運営会に在職した期間に対應する退職手当を、退職のときに……

第5回国会 運輸委員会 第19号(1949/05/14、24期、民主自由党)【政府役職】

○坂田政府委員 船舶運営会の船員の給與基事準の設定及び船舶運営会の役職員に対する特別手当の支給に関する法律案につきまして、御説明申し上げます。  船舶運営会の予算が國家の財政に直結されておりますので、船舶運営会船員の給與基準につきましては、從來官聽職員の給與水準の改訂されるごとに、ある格差を保ちつつ改訂されて参りましたが、本年度の政府関係機関の予算総則におきまして、船舶運営会の收支予算の別冊甲号に「船舶運営会從業員の給與の支拂については公務員の給與の格付に則つて定められたもので支拂わなければならないしと規定されておりますので、船員の給與基準を、政府職員の新給與実施に関する法律に定められた例に準……

第5回国会 内閣委員会 第10号(1949/04/16、24期、民主自由党)【政府役職】

○坂田(道)政府委員 滿尾議員の請願に対しましてお答えいたします。滿尾議員の請願の御趣旨は、われわれ運輸当局といたしましても同感でございまして、陸運行政の一貫性を貫くという面、あるいはこれで取扱つておりますところの輸入物資であるタイヤ、チユーブあるいはガソリンというものが強く統制されておる今日におきまして、これを地方へ委讓することはかえつて弊害があるのではなかろうかというふうな観点もありますし、またお説の通りの経費の節減という点におきましても、地方に委讓したからといつて、経費の節減になるわけではありませんし、結局出先機関の廃止あるいは委讓という内閣の一つの計画もございますけれども、この道路運送……

第5回国会 内閣委員会 第14号(1949/04/25、24期、民主自由党)【政府役職】

○坂田政府委員 ただいまより運輸省設置法案の提案理由について御説明申し上げます。  國家行政組織法は、六月一日から施行されることとなつておりますが、これに伴いまして、從來行政官廳法のもとに、暫定的に存続を認められて來た運輸省官制、氣象官署官制、海運局官制等を廃止しまして、國家行政組織法の基準のもとに、運輸省の中央組織のみならず、地方組織、外局、付属機関を網羅して、その所掌事務の範囲を明確にし、あわせて運輸省のおもなる権限を規定した運輸省設置法を制定することが必要となつたのであります。  他方におきまして、このたび國営事業として行つて來た國有鉄道事業が公共企業体として、すなわち日本國有鉄道として……

第5回国会 内閣委員会 第15号(1949/04/30、24期、民主自由党)【政府役職】

○坂田政府委員 ただいま提案されました海上保安廳法及び海難審判法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明いたしたいと存じます。  この法案は海上保安廳法と海難審判法との二つの法律のそれぞれの一部をあわせて改正しようとするものでありますが、これは國家行政組織法の施行に伴い、海上保安廳及び海難審判所の組織を國家行政組織法の定める組織の基準に從つて改正する必要があるのと、後ほど申し上げますように、海難審判所を海上保安廳に移管するとともに、從來の経驗にかんがみ、海上保安廳がその負荷されました航海の安全と海上治安の確保という重大な使命を十分に達成せんがためには、遺憾ながらこれらの組織機構に……

第7回国会 文部委員会 第20号(1950/04/24、24期、民主自由党)

○坂田委員 請願者は山形市香澄町木の実小路山形県教員組合田中新治君。紹介議員上林與市郎君、圖司安正君、池田正之輔君、志田義信君に交わりまして、請願の要旨を説明いたします。  本請願の要旨は、シヤウプ勧告に基く平衡交付金制度は、地方自治の精神から見て正しいことであるが、そのためには、地方自治の機構と機能が相当の程度進歩していることを前提とする。日本の現状は、平衡交付金制度を、完全な姿で実施するには危惧があるから、教育費の地方町村負担当時の、苦い経験を想起し、次の諸点の実現をはかられたいというのである。(一)標準教育費法の制定、(二)標準教育費支出の義務規定を明記すること、(三)適用範囲を、義務教……

第7回国会 予算委員会 第11号(1950/02/08、24期、民主自由党)

○坂田(道)委員 農業問題につきましては、同僚議員からすでにたくさん質疑が行われましたので、私はなるたけ重複を避けながら、落穂を拾うというような気持で、農村問題特に農村における資本の蓄積を、今後どうやつて行くかという点について、二、三の質問をいたしたいと存ずるのであります。日本銀行の調査によりますと、昭和二十一年の五月に通貨の滞留が四八、二%ありましたものが、昨年の六月になりますと一七、二%に減少をいたしておるのであります。終戰後のこの通貨の滞留の原因は、食糧インフレによる名目的な資本の蓄積で、正常な意味における農業の資本の蓄積でなかつたことはもちろんでございます。しかしながら、二十一年五月に……

第7回国会 予算委員会 第13号(1950/02/13、24期、民主自由党)

○坂田(道)委員 二、三の点を御質問申し上げたいと思います。東大の総長の南原さんがアメリカに行きまして、日本の教育制度について演説をされたその中に、何でもかんでもアメリカの教育制度をそのまま移すのではなくして、日本には日本流のよき伝統がありその伝統の上に新しい日本の教育制度を打立てることを、アメリカの国民も了解してほしいというような意味の演説をされたことを私は新聞で知つておるのでありますが、この演説は占領下の日本におきましては考えるへき幾多の問題があると考えるのでありますが、日本の教育制度を自主的にやるという点について、文部大臣の御見解を承りたいと思うのであります。

第8回国会 文部委員会 第2号(1950/07/24、24期、自由党)

○坂田(道)委員 私は来年度の教科書の製造資金に関する若干の質問をいたします。去る七月十日の新聞であつたと記憶しますが、今のような状態であつたならば、来年度の教科書は間に合わないのではないかというような話が出ておつたのでございます。そういうような事情から、私若干調査をいたしましたところが、昨年度の資金の需要と今年度の経済の状態とを比較いたしまして、非常に金融が詰まつておりますために、本年度においては、とうていまかない得ないという状態でありまして、このままではとうてい来年の四月から、ある学校においては、教科書が間に合わないというような状態が出て来はしないかということを憂うる一人であります。こうい……

第10回国会 文部委員会 第27号(1951/05/23、24期、自由党)

○坂田(道)委員 すでに御質疑があつたかと思いますけれども、一、二点お伺いいたします。ただいまの第三条の予算の範囲内でというのを、もう少し御説明願いたいと思います。
【次の発言】 おそらく今回の二十六年度の予算は、ただいまの物価事情から考えましても、その他の点から考えましても、補正予算を出さなければならない事情に立ち至るだろうと思いますし、本日も予算総会におきまして、いつ出すかわからないけれども、出すことは出すということを、大蔵大臣がはつきりと明言をなさつておるような次第でございます。そういう際に、立案者はこれに対して、この予算の増額をやられるような御意思があるかどうか、あるいは二十七年度まで……

第12回国会 文部委員会 第10号(1951/11/26、24期、自由党)

○坂田(道)委員 請願者は全国都道府県教育委員会委員協議会長代理榊原文太郎君であります。  本請願の要旨は、昭和二十六年十月十三日、九州、中国、四国方面に襲来しましたルース台風は、昨年のキジア台風にはるかにまさり、その被害は幸ことに甚大でありまして、学改心舎の倒壊破損すこぶる多くて、学童は校舎をなく、教具を奪われ、その惨状は寒心にたえないものがありますが、現在の地方自治体の自力をもつてしては、とうていこれが復旧は困難でございます。つきましては、これら災害復旧に対し、国庫補助をされたいというのが、本請願の要旨でございます。何とぞ御採択あらんことをお願いいたします。

第12回国会 文部委員会 第12号(1951/11/29、24期、自由党)

○坂田(道)委員 ただいま文部省の寺中課長から、来年度の予算につきましてまだ大蔵省から何らの内示がないというお話でありますが、ちようど大蔵省からどなたか見えておられるようでございますから、大蔵省としてはいつごろその内示を出されるか、おわかりでございましたら一応御説明をいただきたいと思います。

第13回国会 建設委員会 第8号(1952/02/22、24期、自由党)

○坂田道太君 請願者は熊本県八代郡高田村大字豊原字中河原代表満田和となつております。本請願の要旨は、中河原下河原両部落の三十六世帯は、同地内の球磨川改修以前は最高出水期においても何ら生命の危険を感じなかつたのでございますが、最近二十五年あるいは二十六年度の改修工事が着々進みますにつれまして、家屋の流失あるいは浸水等が非常にひどくなりまして、その関係住民は、昨年のごときは生命の危険にさらされたような状態もあるのでございます。つきましては、こういう関係住民の生命の危険を最小限度にとどむる意味におきまして、何らかの立ちのきの費用の補償を得たいというのが本請願の要旨であるわけでございます。

第13回国会 文部委員会 第33号(1952/06/14、24期、自由党)

○坂田(道)委員 私は方向をかえまして、この第八十六條の教科書の検定の問題について、久保田局長からお伺いをいたしておきたいと思います。  この現行法で参りますと、用紙割当制度が廃止された後には、これをかえなければ、都道府県の教育委員会に検定権が来るという事態を引起すと思うのですが、もし今提出されております参議院送付のこの改正をやらなければ、文部大臣の検定権というものは、全然都道府県に移つてしまうものであるかどうかという点を伺いたいと思います。
【次の発言】 それでは、実質上は文部大臣の手にある、こう了承してよろしゆうございますか。
【次の発言】 それでは、都道府県の委員会が検定をしようと思つた……

第13回国会 文部委員会 第34号(1952/06/16、24期、自由党)

○坂田(道)委員 私は自由党を代表いたしまして、ただいま提案されました松本七郎君外七名からなる修正案に反対し、若林君より提案されました修正案に賛成を表するものでございます。  松本七郎君外七名からなる修正案は、義務教育の学校以外に、さらに高等学校、幼稚園等にも範囲を拡大し、その給与、教材費及び校舎の建築事業費等につきましても、五分の四を下らない額を国が負担することを規定し、さらに義務教育の児童及び生徒の教科用図書並びに給食費につきましても、全額国庫負担をはからんとするものでございまして、これは修正案と申しますよりも、新たな法案と見られるのでございます。しかしながら、その趣旨とその理想は、われわ……

第13回国会 文部委員会 第38号(1952/06/21、24期、自由党)

○坂田(道)委員 先般参考人の出席を求めまして意見を聞いたのでございますが、それを拝聽しますと、この前政府から御答弁になつたことにつきまして、若干疑問の点もございますし、不明確な点もあると考えますので、この際はつきりした政府の答弁を求めておきたいと思う次第でございます。  参考人の一人でございます東博士はこの法律案が法律として成立することに反対を表明されたのでありますが、その理由の一つは、この法律案が対日平和條約の解釈としては、あまりに日本国にとつて有利であり、そのために、かえつて諸外国から不信をこうむるおそれがあるというような趣旨であつたと記憶をいたしておるのであります。その点につきまして、……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 文部委員会 第1号(1952/11/08、25期、自由党)

○坂田(道)委員 ただいま坂本委員からのお話もありますけれども、われわれ自由党といたしましては、できるならばひとつ施政方針演説後にやつていただきたい、こう思います。

第15回国会 文部委員会 第2号(1952/11/14、25期、自由党)

○坂田(道)委員 白書を出すという話ですが……。

第15回国会 文部委員会 第4号(1952/12/04、25期、自由党)

○坂田(道)委員 大分論議も尽されたと思いまするので、一応この辺でお打切りをいただきまして、調査委員派遣の問題へ入りたいと思います。

第15回国会 文部委員会 第7号(1952/12/23、25期、自由党)

○坂田(道)委員 新潟大学新発田分校の統合問題に関しまして、本委員会より現地調査を命ぜられました。ただいまより調査の大要を私から御報告を申し上げます。なお足りません点につきましては、他の派遣委員より逐次御報告をお願いいたすことといたします。  調査委員は自由党より北吟吉委員、坂田道太委員、改進党より田中久雄委員、社会党より菊地養之輔委員、辻原弘市委員、なおオブザーヴアーとして井伊誠一議員の六名、さらに大中臣調査員でございました。今月十七日の夜行で出発いたしまして、十八日と十九日の午前中調査を実施し、同日夜帰京いたした次第でございます。  現地は長い間紛争を続けておりました関係から、その陳情にい……

第15回国会 文部委員会 第15号(1953/03/07、25期、自由党)

○坂田(道)委員 今回野党三派より御提案に相なりました教育委員会法の一部改正案に対しまして。質疑をいたしたいと存ずるのございます。こまかい点につきましては逐条審議に譲ることといたしまして、本日は全体的に総括的な質問を、しかもそれもその一部をごく大まかにいたしまして、そして私たちの態度決定の参考にいたしたいと存ずるでございます。  今度の改正案を包んでおりまする雰囲気は、一体教育委員会制度、特に地方教育委員会というものをどういうふうに考えておられるのか、実はこの点が私には非常に疑問であるのでございます。一体この教育委員会を今後育てて行かれるおつもりなのか、あるいはもうこれでもつて殺してしまうおつ……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 文部委員会 第9号(1953/07/09、26期、自由党)

○坂田(道)委員 関連して。日本学術会議のメンバーの改組、改選の時期が来ておるように伺つておりますが、この点につきまして、改選の時期なり、あるいはその他そのメンバーなり、哲格なり、そういつたものがもしわかりましたらお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 この問題は野原委員なり山崎委員から御質問がございましたが、われわれといたしましてもまつたく同感でございまして、同じ席にありながら授業料が違うということは、私は教育の立場からよくないと思うのでございまして、これは給田局長自身といたしましては、あるいは考慮の余地がないかもしれませんが、文部当局、大臣初め政務次官はどういうお考えであるか、全然考慮……

第16回国会 文部委員会 第10号(1953/07/11、26期、自由党)

○坂田(道)委員 この山口県の小学生日記の六月二十五日の欄外に、朝鮮戦争はどうして始まつたかということ豆ありまして、やがてソ連が北鮮から兵を引揚げ、次に南鮮からアメリカが兵を引揚げましたので、北鮮と南鮮は一つの朝鮮をつくろうとしましたが、どちらの政府も自分が頭になろうとしましたので話がつかず、争いを続けました。人民は働く者の国、括弧して北鮮とありますが、がよいと考えていたのですが、南鮮の李承晩はこれに反対し、アメリカの助けを受けて何度も北鮮を攻めましたが、いつも打破られていました。一九五〇年六月二十五日北鮮は、攻めて来た南鮮を追つて、南鮮深く攻め込みました。これが朝鮮戦争の始まりです。これがも……

第16回国会 文部委員会 第11号(1953/07/14、26期、自由党)

○坂田(道)委員 関連してお尋ねをいたしたいと思います。今の教科書の問題につきまして、一年生の教科書は無償配付になつておるわけでありますが、この無償でもらつた一年生の教科書も流失をしておると思うのであります。この点について政府としては、再びなくなつた児童に対しては無償で配付するというお考えでありますかどうか、その点を伺いたい。
【次の発言】 学用品を災害でなくしたわけでございますから、この点については、できれば政府で全額負担をする。ことに今度のような大災害におきましては、父兄並びに地元の負担能力は、全然皆無という状態になつておるであろうと思うのでありまして、学用品につきましては、憲法の教育無償……

第16回国会 文部委員会 第13号(1953/07/18、26期、自由党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 相川委員。
【次の発言】 野原覺君。
【次の発言】 本法案に対する質疑は次会になお続行願うこととし、これより文部行政に関する質疑を前会に引続きいたすことにいたします。高津正道君。
【次の発言】 小林信一君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。     午後一時四分散会

第16回国会 文部委員会 第14号(1953/07/20、26期、自由党)

○坂田(道)委員 一般教育行政につきましては、もう数回御質問をしておるわけでございますので、野原君の質問を簡潔にやつていただいて、そして一応これを打切つていただきたいと思うのですが、いかがでしようか。

第16回国会 文部委員会 第16号(1953/07/22、26期、自由党)

○坂田(道)委員 公立学校施設費国庫負担法案に対する修正案を提出いたします。  ただいま提案になりました公立学校施設費国庫負担法案に対する修正案につきまして、その骨子及び提案理由を御説明申し上げます。  まず第一に、公立学校の施設の災害復旧及び戦災復旧に対する国の負担率であります。従来公立学校の災害復旧について国の負担率は二分の一でありましたが、他の災害復旧事業の国庫負担率を見ますとおおむね三分の二以上になつておりますので、学校の災害復旧に対する国の負担率が二分の一であるのははなはだしく不合理であり、特に憲法にうたわれている教育の機会均等の趣旨から言いましても、公立学校の災害復旧が他に劣を結果……

第17回国会 文部委員会 第1号(1953/11/02、26期、自由党)

○坂田委員 まず第一に文部大臣並びに自治庁あるいは大蔵省の理財局長等にお伺いをし、またこれに対する文部大臣の対策をお尋ねしたいと思うのでございます。大臣のお答えを得る前に、その実態について監理局長に詳細にお報告を願いたいと思います。  聞くところによりますると、昭和二十九年度におきまして異常なる児童数の増加、特に昭和十四、五年ごろのいわゆる生めよふやせよの一つの結果が来年度の中学校において出て参つている。小中学校を合せますると、約百万の異常増である。中学校だけでも五十万を越える。特に六大都市におきましては約十一万九千の異常増加であつてとうていこの児童を収容することができない。小学校においては現……

第17回国会 文部委員会 第2号(1953/11/04、26期、自由党)

○坂田(道)委員 おとといの当委員会におきまして、昭和二十九年度に異常に中学校の生徒が増加して、それに対する対策が緊急を要するという問題が論ぜられましたが、それに対して文部大臣、それから大蔵省当局からも一応の御答弁をいただいたのでございますが、本日理財局長をここへ呼んでいただきましたので、一応理財局長としての御答弁をいただきたいと思います。  内容はすでに御承知だと思いますけれども、全国で小学校、中学校合せまして約百万、中学校だけでも五十万、特に六大都市においては十二万以上の異常なる生徒の増加が予想されます。これに対する措置がほとんど顧みられておらなかつた実情を実は発見いたしまして、それに対し……

第18回国会 文部委員会 第1号(1953/12/05、26期、自由党)

○坂田(道)委員 この際大臣にお伺いいたしたいのは、前国会に本委員会におきまして、来年度の中小学校の児童の異常増加について、政府は何らかの措置をするということを言明されたようであります。そのときの答弁の中で、大体五大都市においては公募債によつてこれをまかない、中小都市においてはなかなか公募債の消化も困難のようであるから、預金部資金でもつてこれを見る、そういうようなつもりで折衝しておるというような言明をいただいたのでありますが、はたしてどういうふうになつておるか、本委員会において御発表をいただきたいと存じます。
【次の発言】 ただいまの大臣の御答弁で了承いたしますが、重ねてお伺いいたしたいのは、……

第19回国会 文部委員会 第6号(1954/02/19、26期、自由党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 本日はこれにて散会いたします。    午後五時四十分散会

第19回国会 文部委員会 第9号(1954/02/26、26期、自由党)

○坂田(道)委員 この際大臣に承つておきたいことは、日本山岳会が、昨年に第一次のマナスルの登山に次いで、ネパールのヒマラヤの標高八千一百二十五メートルのマナスル登頂をめざしまして、十四名の隊員をもつて本年もまた三月初旬から約四箇月、六月下旬まで第二次マナスル登頂計画を表明いたしまして、すでに先遣隊四名は二月初旬に神戸を出発いたしまして、残りの堀田隊長以下十名も近く飛行機で出発せんとしておることは御承知の通りであると思います。昨年は主といたしまして酸素の不足と天候の不良のために、頂上を指呼の間にして標高七千七百五十メートル、すなわち頂上まであと三百七十五メートルを残しまして、引返して涙を呑んだわ……

第19回国会 文部委員会 第11号(1954/03/01、26期、自由党)

○坂田(道)委員 ちよつと簡単にお尋ねしたいのですが、ただいまの平和教育の内容の問題でありますが、日教組がその最高方針として定めておる中で、安保条約を廃棄しなければ、われわれの言う平和教育は達成しない、こういう一つの考え方から、やはり山口県日記におきましても、親ソ反米というような教材になつて現われて来ておると私は思うのでございますが、その平和教育の内容というものが、安保条約を破棄しなければ平和は達成せられないのだ。それを教えなければならないという平和教育というものは、明らかに教育基本法第八条第二項に抵触するものだと考えるのでありますが、はつきりした御答弁をお願いしたい。

第19回国会 文部委員会 第12号(1954/03/03、26期、自由党)

○坂田(道)委員 今回野原覧君外百三十二名提出の教育委員会法の一部を改正する法律案に対しまして、若干質疑をいたしたいと考えております。  まず第一に本法案をどうして出さなければならなかつたかという理由につきまして、提案の理由を伺つたのでありますが、できますならばもう少し詳しく御説明をいただきたい、あるいはそのよつて来るところを明らかにしていただきたいと思うのでございます。
【次の発言】 ただいま提案者から御懇篤なる御説明を承りまして大体了解いたしたわけでございますが、今度の改正案を見てみますると、一体提案者は地方教育委員会というものをどういうふうに考えておられるのか、戦後いろいろの改革がござい……

第19回国会 文部委員会 第23号(1954/03/25、26期、自由党)

○坂田(道)委員 私は自由党、改進党、日本自由党三派を代表いたしまして、修正案の趣旨を……。
【次の発言】 簡単に御説明申し上げます。  まず修正案の案文を朗読いたします。
【次の発言】 私は自由党、改進党、日本自由党三派を代表いたしまして、修正案の趣旨を簡単に御説明申し上げます。  まず修正案の案文を朗読いたします。    (「括弧」と呼ぶ者あり、笑声)  義務教育諸学校における政治的中立の確保に関する法律案の修正案につきまして、第一に、題名を臨時措置法といたし、かつその効力を、当分の間という規定を設けまして、暫定法たるの趣旨を明らかにいたしたのでございます。その理由は、本法案に対し、その賛……

第19回国会 文部委員会 第26号(1954/04/20、26期、自由党)

○坂田(道)委員 今回文部省から僻地教育振興法案が出ましたことは、われわれとして非常にうれしく感じておる次第でありますが、われわれの満足するものでないことだけは伊藤委員も申した通りであります。しかしとにかくわが国の教育におきまして従来取残されておつた僻地教育に目をつけられまして、その振興法を出されたことに対して非常にありがたく存じておる次第でございます。これを出します一つの根拠と申しますか、あるいは背景と申しますか、とにかく日本の地形から考えまして山間僻地か多く、非常に小さい学校が多いわけでありますか、一体日本でどれくらいこういう小さい学校があるのか、何か資料がありましたらお示し願いたいと思い……

第19回国会 文部委員会 第32号(1954/05/21、26期、自由党)

○坂田(道)委員 ただいま修正議決されました盲学校及びろう学校への就学奨励に関する法律案に対しまして委員諸君の同意を得まして附帯決議の動議を提出いたします。右案文を読み上げます。    附帯決議案  一、盲学校、ろう学校及び養護学校の幼稚部及び高等部についても将来義務学年に準じて就学奨励の措を講置ずること。  二、盲学校、ろう学校及び養護学校への就学の特殊事情にかんがみ、これらの学校への就学による保護者の経済的負担を軽減し義務教育の充実をはかるため、国又は都道府県が支弁し及び負担する経費の範囲を将来速かに学用品及び通学用品の購入費並びに実験実習見学費にまで及ぼし、更に寄宿舎居住に伴う食費その他……

第19回国会 文部委員会 第33号(1954/05/22、26期、自由党)

○坂田(道)委員 今回の政府提案にかかります教育職員免許法の一部を改正する法律案並びにその施行に伴う関係法律の整理に関する法律案に対しまして、産業教育振興法の精神を生かし、実習教育の充実をはかり、仮免許状の廃止に伴う教員の負担加重を防ぐ等の過渡的規定を一層整備する目的をもちまして、私外二十四名から、次に申し上げる通りの修正提案をいたす次第でございます。    教育職員免許法の一部を改正する法律案に対する修正案   教育職員免許法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第四条の改正規定中「同条第五項とする」を「同条第五項とし、同項第二号中「家庭」の下に「、家庭実習」を加える」に改……

第19回国会 文部委員会 第34号(1954/05/26、26期、自由党)

○坂田(道)委員 私は自由党を代表いたしまして、本法案に賛成の意を表するものであります。  元来学校給食は、国民の食生活の改善の基礎要件でもございますし、また児童生徒の生活教育としても重要な意義を有するものでありますことは御承知の通りでございます。  学校給食が教育の場においていかなる意味を持つておるかということにつきまして、まず第一にあげられまするのは、心身の発煙する若い時代におきまして、保健衛生の見地から、終戦以来、この学校給食が相当の栄養、体位の向上に役立つていることを知つておるのでございます。また一面におきまして三食のうち一食を学校で、しかも同じ食物を先生も子供も一緒になつて食べるとい……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 文教委員会 第9号(1955/05/20、27期、自由党)【議会役職】

○坂田委員長代理 竹尾弌君。

第22回国会 文教委員会 第24号(1955/07/08、27期、自由党)

○坂田委員 今大学学術局長のお話を聞いて、大学学術局長のお話はよくわかるのですけれども、先ほど竹尾君からお話申しましたように、今度の紛争の根本的な問題は、やはりこの四年コースにするというところにあるのではないかと私は思うのですが、それを局長が全体の見通しがつかなければやれないのだというような考え方を変えない限り、こういう問題は解決しないだろうと私は思うのです。だからやはり福岡であるとか、あるいは名古屋の問題であるとか、北海道とか、あるいは宮城県の問題であるとか、それぞれ個々の問題もありますし、またそれに共通した問題も全体としてあると思うのです。しかしやはり一つのところにおいてこれをやるならば事……

第24回国会 文教委員会 第9号(1956/02/23、27期、自由民主党)

○坂田委員 関連して。国際学術団体と日本学術会議が現在どういう活動をやっておられるか、はなはだ何ですけれどもよく了承しておりませんので、その実態についてこの際一つ事務局長から明らかにしていただきたいと思います。

第24回国会 文教委員会 第16号(1956/03/16、27期、自由民主党)

○坂田(道)委員 ただいま議決されました学校給食法の一部を改正する法律につきまして、附帯決議を付するの動議を提出いたします。まずその附帯決議の案文を朗読いたします。    附帯決議  学校給食法にかかる学校給食の範囲を、夜間の定時制高等学校の生徒に対しても可及的すみやかに拡大して適用するよう、政府において措置せられんことを望む。 ただいま朗読いたしました附帯決議を付したいと存じますので、皆さん方の御賛成をお願い申し上げます。

第24回国会 文教委員会 第36号(1956/05/09、27期、自由民主党)

○坂田委員 関連してちょっと採択地域の問題についてお尋ねしたいのですが、たとえば東京都のような場合は、普通の県とちょっと違っているのじゃないかと思いますけれども、こういうような東京都のような大きいところは、どういうふうに考えるのか、区あたりを大体県と同様に考えるのか、郡市と同じような採択地域と考えるのか、そういう点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで第二項の考え方から推し進めますならば、一つの区の中においても地区を分けるということはあり得るのでございますか、そういうことはできないのでありますか、その点をはっきりしていただきたいと思います。

第24回国会 文教委員会 第45号(1956/06/02、27期、自由民主党)

○坂田委員 ただいま議題となりました教育公務員特例法及び教育公務員特例法第三十二条の規定の適用を受ける公立学校職員等について学校看護婦としての在職を準教育職員としての在職とみなすことに関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  この法律案は、題名の示します通り、二つの法律を改正いたそうとするものでございまして、第一には、教育公務員特例法に一カ条を新設するものであり、第二には、昨年衆議院から提出いたしまして成立いたしました教育公務員特例法第三十二条の規定の適用を受ける公立学校職員等について学校看護婦としての在職を準教育職員としての在職とみなすことに関する……

第25回国会 文教委員会 第3号(1956/12/04、27期、自由民主党)

○坂田委員 ただいま議題となりました教育公務員特例法及び教育公務員特例法第三十二条の規定の適用を受ける公立学校職員等について学校看護婦としての在職を準教育職員としての在職とみなすことに関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  この法律案は、題名の示します。通り、二つの法律を改正いたそうとするものでございまして、第一には、教育公務員特例法に一カ条を新設するものであり、第二には、昨年衆議院から提出いたしまして成立いたしました教育公務員特例法第三十二条の規定の適用を受ける公立学校職員等について学校看護婦としての在職を準教育職員としての在職とみなすことに関す……

第26回国会 文教委員会 第10号(1957/03/14、27期、自由民主党)

○坂田委員 関連。今の問題に関連して、社会教育局長としては地方に何らか誤まりは誤まりであるというような指示をされたのですか。私はこういう問題は影響するところが相当大きいと思うのです。しかしながら一応ああいう映画が出て、現に上映をされておる。日々影響を与えておるとするならば、学校の先生あたりが生徒を連れて見せて帰ってきてから、実はああいう点は学問的に間違っておるのだという個々の点をあげられることが、かえって逆に教育的効果を上げるのじゃないか、具体的な間違った点がはっきり子供に認識されるというような点も、私は指導上あり得ると思うのです。従いまして、適切なる指導をやるならば、災いを転じて福となすとい……

第26回国会 文教委員会 第11号(1957/03/20、27期、自由民主党)

○坂田委員 ただいま議題となっております教育用テレビジョン放送に関する要望案についてまずその案文を朗読いたします。    教育用テレビジョン放送に関す    る要望案   社会教育、学校教育の重要性と、現代におけるテレビジョン放送の教育的利用の緊要性にかんがみ、すみやかに、その全国的テレビジョン放送綱を確保し、教育の公共性を保障する見地に立ちて政府は所要の措置を講ずる必要がある。   右要望する。  ただいま朗読いたしました要望案の理由を簡単に申し上げます。近来電波の発達は著しいものがございます。ことにテレビジョンは、視聴覚教育の中心的役割を持つに至ったことは御存じの通りでございます。テレビジ……

第26回国会 文教委員会 第21号(1957/04/27、27期、自由民主党)

○坂田委員 事務職員の結核休職に対する法律案の提案理由をただいま承わったのでございますが、確かに事務職員の方々の処遇につきましては、従来同一職場にありながら、一般の教職員の方々よりも、待遇が給与等についてもはなはだしく不均衡であるという点もあるのでございまして、われわれといたしましては、これらの方々に対して何とかそのアンバランスを是正したいと考えて参っておったのでございますが、政府はこれら事務職員に対して、今後何らかの行政措置等による待遇改善についてお考えがあるか、あるいは何か行政指導等によって、これらの事務職員の方々が安んじて自分の職責を完全に全うできるような態勢に持っていかれるような具体的……

第26回国会 文教委員会 第27号(1957/05/18、27期、自由民主党)

○坂田委員 一昨日の請願審査小委員会における請願審査の結果について御報告いたします。  本日の請願日程中、日程第一から四、六、七、一〇から一二、二三、二六、三一、三三、三四、三七から四一、四五及び四六の各請願はいずれも採択の上内閣に送付すべきものと決し、次に日程第五、八、九、二二、二四、二五、二七から三〇、三二、三五、三六、四二、四四の各請願はいずれもその採否の決定を保留すべきものと協議決定いたしました。  なお日程第四三、宗第二十四号内務、文部次官通牒再発行等に関する請願につきましては、なお意見がございますので、委員会において文部当局に対する質疑の後その採否を決定すべきものと協議決定いたしま……

第26回国会 予算委員会 第8号(1957/02/20、27期、自由民主党)

○坂田委員 第二分科会におきまして慎重審議いたしました予算案につきまして、その審議の経過並びに結果について御報告いたします。  本分科会は、昭和三十二年度予算案中、文部省所管、厚生省所管及び労働省所管に関する予算案でありまして、去る十一日は文部省、十二日は厚生省、十三日は労働省につきまして、政府側からそれぞれ説明を聴取いたしました後、直ちに質疑を行い、十四日には以上三省を一括して質疑が行われたのであります。  質疑のおもなるものについて申し上げます。文部省に関するものといたしましては、教科書法案を今国会に提出するかとの質問に対し、事務的には提出の準備を進めてきたが、政府部内、与党との調整を要す……

第27回国会 文教委員会 第2号(1957/11/06、27期、自由民主党)

○坂田委員 関連して。今日科学技術教育を振興しなければいけないということは、世界の常識であるわけでございますが、私三、四カ月前に、日本の一流の大学、また世界的にも知られた大学であります東大の施設、あるいは設備、あるいは研究その他につきまして、三日間ばかりにわたって視察をいたしたのでございますが、その外見に比較いたしまして、いかにもその内容が貧弱である、あるいは実験設備等が貧弱であるということ々非常に痛感いたしたのでございます。これは皆さん方の非常な御努力によりまして、終戦以来、小学校、中学校、高等学校の段階におきましては、相当に、施設におきましても、あるいは設備におきましても、改善をして参って……

第28回国会 文教委員会 第14号(1958/04/01、27期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長代理 河野正君。
【次の発言】 長い間非常に御苦労になったことを深く感謝を申し上げる次第でございます。こういう南極の観測というような問題は、未知の世界に行かれるわけなんで、最初からすぐ成功ということ自体がむしろ非常にまれであって、やはり何年か積み上げて初めて成功できるというふうに私たち考えます。たとえばフックス隊の横断にいたしましても、あれはスコットの悲劇以来、イギリスが何十年かかってあそこまでやったことであろうと思いますし、あるいはヒマラヤのエヴェレストの登頂ということも、あの成功の陰には、私が小学校の子供くらいのときから、タイムズなんかに出ておった写真を見て、その積み重ねがあの……

第28回国会 文教委員会 第16号(1958/04/04、27期、自由民主党)

○坂田委員 付帯決議を提出いたしたいと思います。その案文を朗読いたします。    附帯決議   養護教諭は学校医の下において、学校保健の常務に従事するものであり、学校医が必ずしも常勤と限らない現状において、学校生活における養護教諭の重要性は極めて大なるものがある。   政府は本法案の趣旨に鑑み、養護教諭制度の拡充について、適切なる措置を講ずべきものと認める。   右決議する。

第28回国会 文教委員会 第18号(1958/04/16、27期、自由民主党)

○坂田委員 ただいま可決されました農業又は水産に係る産業教育に従事する国立及び公立の高等学校の教員に対する産業教育手当の支給に関する法律の一部を改正する法律案に関しまして、次の通り要望いたしたいと存じます。    要望案   産業教育振興法の趣旨に基き、私立学校の重要性とその財政の窮状とに鑑み、本法  案の内容が農業、水産、工業(電波を含む。)、又は商船に係る産業教育に従事する  私立の高等学校の教員及び実習助手に対しても来年度より等しく準用されるよう、政  府は速やかに所要の措置を講ずべきである。   右要望する。  以上でございます。委員各位の御賛成を得まして、本委員会の決定としていただき……

第28回国会 文教委員会 第19号(1958/04/23、27期、自由民主党)

○坂田委員 ちょっと関連して。簡単に提案者にお尋ねいたしたいと思いますが、この法案の第一点に、僻地学校の概念についての改正を行なっておられるように承知しておりますが、これをもう少し詳しくお話し願いたい。
【次の発言】 提案者のお気持は非常にわかるんですが、いわば教育的僻地というものが私は非常に大切だと思うのです。われわれがへき地教育振興法というものを作った趣旨もそこにある。ところが現行法においてそれを解決できない。しかし今度の改正案でそういう教育的僻地、たとえば単級複式学校とかいろいろの恵まれない小規模学校がこの法案で解決できるかどうか、あるいはまたそういうものは残されるのではないかという疑い……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 文教委員会 第1号(1958/06/18、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  初めにごあいさつを申し上げます。第二十九特別国会は去る十日に召集されましたが、翌十一日、議院におきまして不肖私が文教委員長に選挙されました。申すまでもなく文教委員会は、国の根本施策であります文教行政について、その充実発展に重大な役割を果さなければなりません。微力な私が大過なくこの任を果し得るか、はなはだ心もとない次第でございますが、幸いに文教委員に選任されました各位におかれましては、文教に関する抱負と情熱を持たれておる方ばかりでございますので、各位の絶大なる御支持と御協力によりまして、円満公正な委員会運営に努め、各位とともにわが国文教行政の向上発展の一……

第29回国会 文教委員会 第2号(1958/06/20、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  まず灘尾文部大臣より発言を求められておりますので、これを許します。灘尾文部大臣。
【次の発言】 これより文教行政に関する調査を進めます。  質疑の通告があります。順次これを許します。辻原弘市君。
【次の発言】 この際暫時休憩いたします。午後は一時三十分より再開いたします。     午後零時四十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き、会議を開きます。  午前に引き続き、質疑を許します。その前に本島百合子委員から資料要求についての発言を求められておりますので、これを許します。本島百合子委員。
【次の発言】 ただいまの本島委員の御発言によりまして、すみやか……

第29回国会 文教委員会 第3号(1958/06/24、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  この際、お諮りいたします。本日、市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案の審査に関し、地方行政委員会より連合審査会開会の申し入れがありました。当委員会とし、地方行政委員会と連合審査会を開会することに決し、期日を明二十五日午前十時より開会することに決するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さように決しました。  なお連合審査会は午前中のみにとどめ、午後は委員会を開会いたしますので、御了承を願います。
【次の発言】 次に市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案を議題とし、前会に引き続き質疑に入ります。通告順によりこれを……

第29回国会 文教委員会 第4号(1958/06/25、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案を議題といたします。前会に引き続き審査を進めます。  なお、文教行政について質疑が残っておりますのでこれを許します。西村力弥君。
【次の発言】 人事院総裁は今ちょっと出ているそうです。ほかの質問を続けていただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど、総裁はここに入っておって気分が悪くなって帰りましたが、かわりに職員局長の矢倉君がおりますから、続けて下さい。
【次の発言】 矢倉さんはまだ来ないそうです。
【次の発言】 人事院が来ました。ようございますか。

第29回国会 文教委員会 第5号(1958/06/26、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案を議題といたします。前会に引き続き質疑を続行いたします。
【次の発言】 委員長から申し上げますが、なるだけ早く本委員会に提出を願いたいと思います。
【次の発言】 委員長から申し上げますが、ただいま辻原さんから御提出を要求されました資料は、辻原さんも御承知の通りになかなかむずかしい資料だと思います。しかしながらできる限り文部省としても本委員会の運営に差しつかえないように努力するということでございますので、なるだけ早く、この委員会に間に合うように提出していただきたいということを委員長から要求いたします。  堀……

第29回国会 文教委員会 第6号(1958/07/08、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。今国会の閉会中も、国立及び公立の義務教育諸学校の児童及び生徒の災害補償に関する法律案並びに学校教育に関する件、社会教育に関する件、教育制度に関する件、学術及び宗教に関する件及び文化財保護に関する件につき、審査並びに調査を進めたいと存じます。以上六件について閉会中審査の承認を得るため、その審査申出書を議長に提出いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさように決定いたしました。  次に、閉会中審査の承認を得ましたならば、調査の必要上委員派遣のことも生じてくる……

第29回国会 文教委員会 第7号(1958/08/28、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  去る八月十九自及び二十一日の両日に自由民主党並びに社会党の両党より、衆議院規則の定めるところにより、成規の手続をもって委員会の開会要求がなされました。委員長は、この要求に基き、所要の日数等を考慮の上、本日緊急に委員会の開会を決定し、各位の御出席をわずらわした次第であります。  御承知のごとく世論あげて文教行政の動向を注視し、特に教職員の勤務評定問題は、和歌山、福岡の両県を初め、全国にわたって社会問題となり、重大な関心事を引き起しておる現状でありまして、当委員会といたしましても、学校教育上、社会教育上きわめて重大な問題と考えるものであります。国会閉会中で……

第29回国会 文教委員会 第8号(1958/09/11、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  去る八月二十八日当委員会におきまして、教職員の勤務評定に関して熱心なる討議が重ねられました。御承知のごとく、世論はあげて勤務評定問題を重視して、これが動向を注視いたしておる現状であります。教育問題は政治問題へと重大な関心事を引き起しておるのでありまして、当委員会は今後の文教行政を考えますとき、きわめてその使命の大なることを痛感いたすものであります。そのため、国会閉会中ではありますが、各位の御出席を願い、来たる十五日の勤務評定反対闘争日を控えまして、委員会を開会いたした次第であります。国会を通じてこの問題を究明し、国民の前に明らかにしていただきたいと念願……

第29回国会 文教委員会 第9号(1958/09/25、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  本日は学校教育、社会教育及び教育制度に関し調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。加藤精三君。
【次の発言】 お静かに願います。
【次の発言】 警備局長にちよつと申し上げますけれども、大体問題点をやつていただいたらけつこうじやないかと思います。
【次の発言】 午前の会議はこの程度とし、午後は二時より再開いたします。  暫時休憩いたします。     午後一時二十八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑の通告があります。これを許します。櫻井奎夫君。
【次の発言】 官房長官は非常に時間を急いでおられますので、簡単に……

第30回国会 文教委員会 第1号(1958/09/30、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  本日は第三十回臨時国会の最初の委員会でございますので、まず衆議院規則第九十四条の定めるところにより、議長に対し国政調査の承認要求をいたしたいと存じます。  本会期におきましても、先ほどの理事会の協議に従い、学校教育、社会教育、教育制度、学術研究及び宗教、文化財保護に関する事項につき、議長に対し国政調査の承認を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さように決定いたします。  なお調査の方法その他手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

第30回国会 文教委員会 第2号(1958/10/08、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  まず学校教育、社会教育、教育制度に関し調査を進めます。  去る九月二十六日本土に襲来しました第二十二号台風による文教施設等の被害状況の現地調査を行うため、委員を派遣いたしたのでございますが、この際派遣委員より現地調査の報告を聴取いたします。鈴木正吾君。
【次の発言】 どうもありがとうございました。  次に、竹下登君。
【次の発言】 ありがとうございました。  次に、本島百合子君
【次の発言】 ありがとうございました。ただいまの派遣委員の調査報告に関連し、文部当局より説明を聴取いたします。灘尾文部大臣。

第30回国会 文教委員会 第3号(1958/10/15、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。
【次の発言】 まず学校教育法等の一部を改正する法律案及び学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案を一括議題とし、その審査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。山本勝市君。
【次の発言】 加藤精三君。
【次の発言】 稻葉修君。
【次の発言】 本日はこの程度とし、次会は公報をもってお知らせいたします。  これにて散会いたします。     午後零時三十六分散会

第30回国会 文教委員会 第4号(1958/10/17、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  まず学校教育、社会教育、教育制度、学術研究及び宗教等に関し調査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。原田憲君。
【次の発言】 辻原弘一君。
【次の発言】 本日の理事会におきまして協議いたしました公聴会の開会承認要求に関する件につきお諮りいたします。ただいま本委員会におきまして審査を進めております学校教育法等の一部を改正する法律案及び学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案は新たに専科大学の制度を設けるなど、わが国の教育制度の上に重要な意義を持つ法律案でございますので、公聴会を開き、広く学識経験者などより……

第30回国会 文教委員会 第5号(1958/10/22、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  学校教育法等の一部を改正する法律案及び学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案を一括議題とし、審査を進めます。  両法案に関しまして去る十七日の委員会において公聴会開会承認要求の決議をし、議長に承認方を申し出たのでありますが、同日議長の承認がありました。公聴会の開会日時は来たる二十九日の午前十時よりでございます。  これより両案に対する質疑に入ります。質疑の通告がございます。順次これを許します。まず野口忠夫君。
【次の発言】 ちょっと野口君に申し上げたいと思いますが、おそらく学校教育法等の一部改正の法案について、その前……

第30回国会 文教委員会 第6号(1958/10/24、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。   社会教育法等の一部を改正する法律案を議題として、まず提案理由の説明を聴取いたします。灘尾文部大臣。
【次の発言】 次に、補足説明を聴取いたします。福田社会教育局長。
【次の発言】 次に、学校教育法等の一部を改正する法律案及び学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案を一括議題とし、審査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。小牧次生君。
【次の発言】 この際、来たる二十九日の公聴会の人選について御報告申し上げます。  本日の正午をもちまして申し出の締め切りをいたしましたが、全部で十四名の申出者がありました……

第30回国会 文教委員会 第7号(1958/10/28、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  まず、学校教育法等の一部を改正する法律案、及び学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案を一括議題とし、審査を進めます。  質疑の通告があります。順次これを許します。櫻井奎夫君。
【次の発言】 まだ見えておりません。
【次の発言】 人事院の職員課長の松下君が参りましたから、質疑を願いたいと思います。
【次の発言】 櫻井君に申し上げますが、内閣法制局の第一部長の亀岡君も見えましたから、どうぞ質疑がありましたら……。
【次の発言】 西村君、簡単にお願いします。
【次の発言】 ちょっと櫻井委員に申し上げます。この間の理事会にお……

第30回国会 文教委員会 第8号(1958/10/31、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  学校教育法等の一部を改正する法律案及び学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案を一括議題とし、審査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。西村力弥君。
【次の発言】 ただいま参ります。
【次の発言】 資料を出すようにお願いします。
【次の発言】 西村力弥君、ただいま大臣が参りましたから、予算総会の関係もありますから、できれば集中的に大臣に御質問を願いたい。
【次の発言】 それでは一つ政府のこれに対する統一した御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて下さい。

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号(1959/01/30、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま、あたたかいお気持を御表明いただきまして、私も全く同感でございまして、厚生省の末端の事務を扱っておられる方々において、皆さん方の御意思に沿わないような面も多々あったかと思いますけれども、今後はそういうことがないように、特に留守家族の方々は、今おっしゃられましたように、やはりこの生存というものに対する希望を私は心の中に持っておられるだろうと思いますので、実施いたします場合におきまして、十分その点は慎重に取り扱うように、部下を督励いたしたいと考えておるわけでございまして、十分御意向に沿いたいと考えておるような次第でございます。

第31回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1959/04/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御趣旨の点につきましては十分尊重いたしまして、事務当局と打ち合せまして、金額を要求すべきものがあるといたしますならば善処いたしたいと考えております。
【次の発言】 引き揚げ問題、未帰還者問題等につきましては、従来より当委員会におきまして格別の御尽力をいただきましたことにつきましては、深く政府といたしまして感謝を申し上げる次第でございます。  今回、さらに当委員会の御配慮によりまして、未帰還者に関する特別措置法が制定されることに相なりました。従来からとられて参っております諸措置と相待ちまして、漸次問題も解決される方向に参ったことは御同慶にたえない次第でございます。しかしながら、な……

第31回国会 社会労働委員会 第4号(1959/02/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私は、今回岸内閣の改造に当りまして、厚生大臣の重任を負うことになりました。まことに至らぬ者でございますが、厚生行政について御造詣の深い各位の御協力御援助を得まして、その重責を果して参りたいと考えております。本日この機会に、厚生省所管の諸行政に関し、所信の一端を申し述べたいと存じます。  あらためて申し上げるまでもなく、社会保障制度を確立し、福祉国家の実現を期することは、現内閣の最も重点を置く施策でありまして、厚生行政は、これら諸施策を推進するに当りましてその中心をなすものとしてきわめて重要な役割を有するものであります。私といたしましては、就任以来、当面の問題として国民の所得保障……

第31回国会 社会労働委員会 第8号(1959/02/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま議題となりました児童福祉法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  改正の要点は、骨関節結核にかかっている児童に対する療育の制度を設けることとしたことであります。御承知のように、骨関節結核の療養は非常に長期間にわたるのでありますが、特に児童については、心身の発育途上にあることにかんがみ、適当な生活指導のもとに、医療と教育とをあわせ受けることができるようにすることが必要であると思うのであります。このために、これらの児童を教育及び生活指導面においても適切な態勢にある病院を指定してこれに入院させ、医療の給付及び学習に必要な物品の支給を行い得る……

第31回国会 社会労働委員会 第11号(1959/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたします。御指摘の通りでございまして、いよいよ私どもといたしましても医療保障の面においては国民皆保険を出発いたさせまして、昭和三十五年度中には一応これを全国民に及ぼしたいというように考えておりますし、また同時にただいま御提案を申し上げておりまする国民年金法案、これはいわば所得保障の一つの柱でございまして、医療保障とそしてまた所得保障の、この二大柱を社会保障の一つの根幹といたしまして今後進めていかなければならない。もちろん昭和三十六年度にいわゆる拠出制度が始まるわけでございますが、やはり社会保障というからには、それにふさわしいところの内容を充実していくのが、今後の私ども……

第31回国会 社会労働委員会 第12号(1959/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま滝井委員の御指摘の点でございますが、非常に私同感に考えるわけでございまして、まあできますならば、やはりわずか二万七千程度の学童についてその行く末を見きわめるということでなければ、実際問題として意味をなさないのじゃないかというふうに思うのでございます。できますならば、三万七千のカードを作って、そうしてその児童が一体どうなっていくかということぐらい考えるべきだというふうに思うわけでございます。まあこの点につきましては、事務当局とよく相談をいたしまして、適切な処置をとりたいというふうに考えております。
【次の発言】 まことにいい御意見だと思うわけでございまして、われわれといた……

第31回国会 社会労働委員会 第14号(1959/03/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えを申し上げます。私もこの国民年金法案を提出いたしまして皆様方に御審議をわずらわすわけでございますが、ただいま八木委員から御質問がございましたように、私どもとしましても、現在の日本の置かれておりまする経済財政の許す範囲内において精一ぱいの努力をいたしまして、この法案を提出いたしたようなわけでございますけれども、しかしながら理想的なものということを考えました場合におきましては、十分満足をするということにはあるいはならないところもあるかとも思いますけれども、今後皆様方の御審議の過程を通じまして、御意見等を拝聴いたしまして、もし改められるところがあるならば改めていきたい。この国民……

第31回国会 社会労働委員会 第15号(1959/03/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま八木先生がお尋ねの点は、これは一番大事な点だと思います。この国民年金を全国民に及ぼす、しかもそれが一番困っておられる低所得者層、なかんずく生活保護法の方々に及ばないということであったならば、その意味は非常に少くなるということは、私全くお説の通りだと思います。従いましてこの法律では全国民に及ぶということになっておりますけれども、生活保護法の面におきましてこれが収入認定をされまして、結局何らの恩恵を受けないということであってはならないというふうに考えまして、この点につきまして私どもといたしましては、生活保護法の適用を受けておられる方々にも一つこの実質的な恩恵が及ぶようにいた……

第31回国会 社会労働委員会 第17号(1959/03/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまの御決議はわれわれといたしまして十分尊重いたしたいと思います。
【次の発言】 社会保障の理念という問題は、これは非常にむずかしい問題でございまして、歴史的に考えましてもあるいはその国々によりましても、いろいろ考え方があろうかと思います。また学問的に申し上げましても、これはいろいろの見方があるかと思うのでございますが、しかし私どもが今回御提案申し上げております年金、いわゆる所得保障というものが、やはり社会保障の一つの重要な柱の一つであるというふうに考えております。この前の八木委員並びに滝井委員の御質問にもお答え申したわけでありますが、その所得保障、いわば、基本的な条件と申……

第31回国会 社会労働委員会 第19号(1959/03/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 この年金を始めます場合に、やはり今滝井委員が御指摘になりましたように、わが国の人口構造の変化ということを頭に置いて考えなければならないことは当然だと思うのでございます。御承知のようにわが国の人口が最近だんだん量的にもふえて参りますけれども、この問題のとらえ方というのは、量的な問題もさることながら、その質的な変化、言いかえますならば、具体的に申し上げまするならば、昭和三十年から四十年までに総人口が大体七百万人くらいしか増加しないのに、同じ期間内に総人口の内部では、十五才から六十四才の人口は千三百万人近い増加が起きる可能性がある、つまりこれらの働く人口というものが非常に高くなってき……

第31回国会 社会労働委員会 第21号(1959/03/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま小山審議官から答弁いたしました通りでございまして、われわれの考えといたしましては、基本的には完全積立方式をとっていくけれども、しかし物価変動等があった場合においては、場合によっては賦課方式もとり得る、それだけの弾力性も持たせてある、こういうふうに御了解をいただきたいと思います。
【次の発言】 ただいま小山審議官から申し上げました通りでありまして、生活水準が上れば、完全積立方式をとりましてもそれに応じていかれる。一面におきまして物価の変動がありましたならば、それに応ずる賦課方式もとり得るという道を開いておるわけでございますから、結局両方勘案いたしまするならば、大体適当な組……

第31回国会 社会労働委員会 第22号(1959/03/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま予算委員会に出ておりましたので、今まで八木委員の御質問の内容等を詳しく聞いておりませんから、あるいは取り違えた答弁をいたすかもしれませんが、御了承いただきたいと思います。  厚生年金等におきまする被保険者について右利なようにしていくという努力につきましては、秋津身の努力を払いたいというふうに考えております。
【次の発言】 昨日以来の総理大臣並びに本日の大蔵大臣の御答弁等によりましておわかりいただきましたように、われわれ内閣といたしましては、年金法を今後とも努力をいたしまして充実して、国民のために、またほんとうに国民の方々、特に低所得者の方々に喜んでいただけるものに作って……

第31回国会 社会労働委員会 第23号(1959/03/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま議題となりました船員保険法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明いたします。  政府は、つとに国民生活の改善向上を目ざしまして社会保障施策の推進に努力して参ったのでありますが、幸い昨年末成立いたしました新国民健康保険法等による国民皆保険も昭和三十六年度には実現の見通しとなり、また近く発足が予想されております国民年金制度の創設を待ちまして、社会保障制度の中核をなしております社会保険の体系も一応形が整うこととなるのであります。これに伴い、今後は既存の社会保障諸施策の内容を充実するとともに、各制度間の調整をはかり、均衡を得た形において社会保障の発展をはか……

第31回国会 社会労働委員会 第26号(1959/03/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御承知のように、精薄児及び精薄者というものがだんだん増加してくる傾向にある。これは一面においては、従来調査等におきまして不十分な点がございまして、実在としてはあったものが調査の結果顕在化してきた、あるいはいろいろの習慣等におきまして、自分の家庭の中に精薄者があるということを公けに出すことをちゅうちょするというような状況もございましたけれども、しかし一面におきまして、そういう精薄者に対して施設が設けられる、あるいは指導がなされる、あるいはまた国がこれに対して援助の手を伸べるというようなことからいたしまして、漸次そういうものが顕在化をしてくる、数字にも現われてくる、こういうことも増……

第31回国会 社会労働委員会 第27号(1959/04/30、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 この問題はただいま実は相当に進行をいたしておりましていわば私どもとしましては、もうしばらくという、期間が非常に短かくなってきておるということを申し上げる以外に、今お答えはできないわけでございますが、ただいまの医師の利益を代表する関係団体というようなこの法律的な解釈につきまして、私たちの方でも検討いたしておりまするが、しかしこれは法律上の問題とそれからまた政策上の問題、それから従来の考え方もございまするので、この点は一つこの程度で御了承いただきたいと思います。しかしここのところが一番大事な点だとは私たちも了承しておるわけであります。そういうふうに私たちとしては解釈をいたしておりま……

第31回国会 文教委員会 第1号(1958/12/17、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  本日は第三十一回国会の最初の委員会でございますので、まず衆議院規則第九十四条の定めるところにより、議長に対し国政調査承認要求をいたしたいと存じます。  本会期におきましては、学校教育、社会教育、教育制度、学術研究及び宗教、文化財保護等に関する事項につき、議長に対し国政調査の承認を求めるに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお、調査の方法その他手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう取り計らいます。

第31回国会 文教委員会 第2号(1958/12/19、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  まず国立及び公立の義務教育諸学校の児童及び生徒の災害補償に関する法律案を議題といたします。提出者より提案理由の説明を聴取いたします。山崎始男君。
【次の発言】 次に昭和三十三年九月の水害による公立の小学校及び中学校の施設の災害復旧に要する経費についての国の負担に関する特別措置法案を議題とし、審査を進めます。  質疑の通告があります。これを許します。加藤精三君。
【次の発言】 辻原弘市君。
【次の発言】 ほかに御質疑はありませんか――ほかに御質疑がなければ、本案に対する質疑はこれにて終りました。  これより本案を討論に付します。  別に討論の通告がありま……

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/02/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えいたします。まず第一点は、各種の保険、医療保険等につきまして、将来におきましてこれを一元化する考えはないかという、こういうようなお尋ねだと思うのでございますが、この問題は、やはりそれぞれの医療保険等につきましては、この沿革なり、この性格等もございますので、一がいに直ちにこれを一元化するということにはならないかと思いますけれども、将来におきましては、岡委員の仰せの通り、関係各省とよく相談をいたしまして、この方向にいかなければならない、こういうふうに思うのでございます。たとえて申しまするならば、失業保険等は労働省でやつておる。あるいはまた厚生年金等はわれわれのところでやつてお……

第31回国会 予算委員会 第7号(1959/02/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 綱島議員にお答えいたします。第一点と第二点と相関連いたしておるかと思いますが、御承知のように、昭和三十五年までに国民皆保険の制度を完成するというつもりでおるわけでございますが、綱島議員も御承知の通り、農漁村におきましては、わずかな掛金もなかなかかけられないというような実情ではございますけれども、私どもといたしましては、やはり三十五年度までに全国民に医療保険を実施していくという形において、まずこれをやっていきたいというふうに考えておるわけでございます。しかしながら、今仰せになりましたように、非常に零細な方々であって、どうしても医療を受けられないというような方方に対しては、今後十分……

第31回国会 予算委員会 第10号(1959/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えいたします。ただいまの保護人員が漸次下ってきている、これは事実でございます。ただ、北山委員が御指摘になりましたように、日本の低所得者層というものは大体全世帯数の一二・六%、約二百四十万世帯、そのうちで、保護の対象となっておるのは五十八万で、これは三十一年度の統計でございます。従いまして、それを差し引きました百八十二万というものが結局ボーダー・ラインの層であると思いますが、これは、今お話しのように、体質改善をやっていくということがこのボーダー・ライン層を救っていくということになるかと思います。そのためにはやはり経済基盤の強化をやっていくということ、あるいはまた失業問題につき……

第31回国会 予算委員会 第12号(1959/02/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 わが国における人口問題が非常に大切なものであるということは、御指摘の通りでございまして、たとえばこの厚生白書によりますと、昭和三十三年におきまして九千百万の人口が、昭和五十年には一億くらいになる。しかしながら、ゼロ才から十四才の人たちをとって参りますと、この増加率というものが三一・九%から二〇・一%に下って参ります。ところが十五才から六十四才までの人口をとって参りますと、昭和三十二年度六二・七%から七二・三%という工合に非常に増加をしてきておる。この実態が、今後いわゆる生産年令人口というものと老齢化していく人口というものとの問題が、やはり雇用の問題に関連をしてくるわけでございま……

第31回国会 予算委員会 第16号(1959/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えを申し上げます。  社会保障制度審議会の御答申がありまして、それに基きまして、われわれはそれを尊重いたしまして、今度の国民年金法案を提出いたした次第でございまして、今小松委員から御指摘になりました点につきましては、われわれ政府部内におきましても、特に低所得者層、ことに生活保護を受けておられる方に対して国民年金制度を打ち立てたのはよいけれども、しかしながら、それが生活保護を受けておられる方々に対して、この恩恵がいかないというようなことではならないということで実は努力をいたしました結果、この生活保護を受けておられる方に対しましても、老齢年金についても、あるいはまた母子年金につ……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 文教委員会 第3号(1960/12/16、29期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 これより会議を開きます。  濱野委員長が都合により少しおくれるとのことですので、本日、委員長がお見えになります間、委員長の指名により、私が委員長の職務を行なうことになりましたので、何分よろしくお願いいたします。  それでは、公立の中学校の校舎の新築等に要する経費についての国の負担に関する臨時措置法案を議題とし、審査を進めます。  質疑に入ります。質疑の通告があります。順次これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 湯山勇君。

第37回国会 文教委員会 第4号(1960/12/19、29期、自由民主党)

○坂田(道)委員 公立中学校の校舎の新築等に要する経費についての国の負担に関する臨時措置法案に対し付帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず案文を朗読いたします。   中学校の生徒急増に引き続き高等学校の生徒が急増し、著しい校舎の不足をきたすことは必至の情勢にあることに鑑み、政府は中学校生徒急増対策と同様、事前に高等学校の施設を整備するために必要な経費につき適切な措置をすみやかに講ずべきである。  中学校と同様に高等学校も昭和三十八年度になりますると、非常な生徒の急増が見込まれるわけでございまして、そのときになりましてからでは、これは非常に困ると思うのでございます。従いまして、昭和三十六……

第37回国会 文教委員会 第5号(1960/12/21、29期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 これより会議を開きます。  濱野委員長は都合によりおくれるとのことでございまして、委員長の指名により、私が委員長の職務を行なうことになりました。  この際、閉会中審査申し出の件についてお諮りいたします。  国会法第四十七条第二項の規定により、委員会は、議院の議決で特に付託された案件については、閉会中もなお審査することができることになっております。当委員会といたしましては教育、学術、文化及び宗教に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。

第38回国会 文教委員会 第8号(1961/03/17、29期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長代理 これより会議を開きます。  濱野委員長の都合により、委員長の指名によりまして私が委員長の職務を行ないますが、何分よろしくお願い申し上げます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案、学校教育法等の一部を改正する法律案、国立工業教員養成所の設置等に関する臨時措置法案及び教育職員免許法等の一部を改正する法律案を一括議題とし、審査に入ります。  質疑の通告があります。順次これを許します。山中君。
【次の発言】 竹下登君。

第38回国会 文教委員会 第11号(1961/03/29、29期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長代理 暫時休憩し、直ちに理事会を開きます。    午後零時三十七分休憩
【次の発言】 先ほどの理事会でお話しましたことは、なるべく次の委員会において、お宅の方で修正案もあるように聞きましたから、それを出していただいて、そして結末をつけよう、またわれわれの方でもそれに対して、十分与党内部で部会当にはかって態度をきめる。大体方向といたしましては、次の機会において上げるべくお互い努力するということで話はまとまったと思います。だから多少ニュアンスが違うと思います。
【次の発言】 先ほどの理事会の席では三木君の問題はそう出ていなかったわけです。一応われわれとしましては修正案を先にしていただく……

第38回国会 文教委員会 第17号(1961/04/19、29期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長代理 これより会議を開きます。  濱野委員長の都合により、私が委員長の指名によりまして委員長の職務を行ないます。  文化財保護に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますのでこれを許します。高津正道君。
【次の発言】 この際、理事の辞任並びに補欠選挙についてお諮りいたします。  理事山崎始男君より理事を辞任いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  それでは、ただいま一名欠員となっております理事の補欠選挙を行なわなければなりませんが、先例によりまして、委員長においてその補欠を指名す……

第38回国会 文教委員会 第18号(1961/04/21、29期、自由民主党)

○坂田(道)委員 あと村山君の質疑があるとすれば、それを大体常識的に聞いていただいて、そしてもしこの本会議の問に社会党の方でいろいろな手続があればそれをとっていただいて、再開の委員会で大体終結に持っていっていただきたいという私の希望を申し上げます。

第38回国会 文教委員会 第20号(1961/05/10、29期、自由民主党)

○坂田委員 ちょっと関連して。ただいま小林君の御質問の中で、大学を卒業して採用の際に、これは工業教員として採れないという事情、これはなかなか傾聴すべき問題であって、これは文部省の方でも、この際で、ございますので、何とか一つ行政的な措置をとられてしかるべきではなかろうかと考える一員であります。同時に、現在工業教員であり、あるいは工業教員の資格を持った人で校長である方々が、各県の定年制、定年制をしいておるしいていないは別といたしまして、実際上五十五才とかあるいは六十才ということで先生をやめていかれるというところがたくさんあると思うのでございます。こういうような際でございますので、私は、文部省とされ……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 文教委員会 第36号(1964/09/30、30期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長の指名によりまして理事である私が委員長の職務を行ないます。  この際、一言大臣及び政務次官に申し上げますが、本委員会の開会の日には必ず出席をされまして、いやしくも国会軽視にならぬよう強く要望いたしておきます。  この際、愛知文部大臣及び押谷文部政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。愛知文部大臣。
【次の発言】 次に、押谷政務次官に発言を許します。
【次の発言】 次に、文部行政の基本施策に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますのでこれを許します。山中吾郎君。

第46回国会 文教委員会 第37号(1964/10/01、30期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長の指名によりまして、理事である私が委員長の職務を行ないます。文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。中村庸一郎君。
【次の発言】 山中吾郎君。
【次の発言】 三木再夫君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後四時二十五分散会

第48回国会 文教委員会 第21号(1965/05/17、30期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 川崎寛治君。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後一時十九分散会

第49回国会 文教委員会 第1号(1965/08/06、30期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 不規則発言を許しません。


31期(1967/01/29〜)

第58回国会 文教委員会 第2号(1968/03/06、31期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 関連して河野洋平君。

第58回国会 文教委員会 第3号(1968/03/13、31期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。   午後三時四十九分散会

第58回国会 文教委員会 第8号(1968/04/10、31期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 有島重武君。

第58回国会 文教委員会 第15号(1968/05/08、31期、自由民主党)【議会役職】

○坂田(道)委員長代理 資料を提出させるようにいたします。
【次の発言】 この際、午後二時より再開することとし、暫時休憩いたします。    午後一時七分休憩

第60回国会 文教委員会 第1号(1968/12/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私は、大学問題等重要な問題の解決を迫られているこの時期に、文部大臣の重責をになうこととなり、身の引き締まる思いがいたすのであります。この上は、文教委員の各位の御協力を得まして、今日までの実績の上に新たな発展をはかるよう最善の努力をいたす所存であります。  今後の学校教育の総合的な拡充整備のための基本的施策につきましては、現在、中央教育審議会で検討を願っており、また、社会教育審議会においても、急激な社会構造の変化に対応する社会教育のあり方について検討中であります。これらの課題は、長期的視野に立って慎重に研究を進めてまいらなければならないと考えております。このようなじみちな検討と努……

第60回国会 法務委員会 第2号(1968/12/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたしたいと思います。先般の参議院予算委員会で、松下委員の質問に対して私が申し上げましたのは、速記録を読みますと、安田講堂は不法に占拠されていると見るのが常識だというふうに申し述べたのでございますが、その場合の不法な占拠と申し上げましたのは、一般社会における常識的な意味というふうな気持ちで申し上げたわけでございます。
【次の発言】 いま佐々木さんがお述べになりましたような意味合いにおきまして、ただいまのところは大学当局がせっかく努力をいたしております。しかし、その時間ももう二十日前後というぎりぎりの線にきております。いずれ大学当局から協議があるものと思います。その際に、……

第60回国会 予算委員会 第1号(1968/12/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 多賀谷さんにお答えをいたしたいと思います。  無給医局員の問題につきましては、全く多賀谷議員と同じような考え方を持っておりまして、ただいま四万円の謝金の要求をいたしております。また、今度の紛争の一番問題になりました無給医局員の問題と、それからまた臨床研修医の人たちに対しましても、やはり三万円の謝金の要求をいたしておるところでございます。  また、私学の問題についてお触れになりましたけれども、私も本会議でお答えを申し上げましたように、百五十万のうち七五%も私立大学の学生である。国立大学は三十万、その一人当たりの平均は七十六万円も国はお金を出しておる。税金を払っておるのに、百十万ぐ……

第61回国会 決算委員会 第6号(1969/03/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまお尋ねの問題は、たびたびお答えをいたしておりますとおり、能力のある者で、自衛官といえども、職業のいかんにかかわらず教育をする、受ける、あるいは研究をする自由というものが保障されておることは申すまでもないことでございまして、大学当局が一方的に、たとえ入学試験が紛争の種になるとかなんとかということがありましても、これを拒否するということは断じて許すべからざることだと私は考えておる次第でございます。ことに、昨日も千葉大の工業短期大学部におきまして、自衛官が受験をいたしましたが、そのことをきっかけにいたしまして、予定どおりの、最初きめましたとおりの入学試験が行なわれなかったこと……

第61回国会 内閣委員会 第12号(1969/04/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いま五百四十四名の過員があるわけで、それは法的根拠を失っているわけです。そういうわけでございますから、ひとつできるだけ皆さん方にお願いをいたしまして、一日も早くこの総定員法を通していただきますると、そういうような違法状況というものがなくなるということになるかと思うわけでございます。
【次の発言】 現にこれを出しておるわけです。総定員法を閣内といたしまして、政府といたしまして、これをもし皆さん方に御協力いただくならば、その違法状況というものはなくなる。ぞひともひとつ、一日も早くつくっていただきたい。そうしなければ、この五百四十四名の方々に対してまことに申しわけがない。したがいまし……

第61回国会 文教委員会 第2号(1969/02/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 第六十一回国会において、文教各般の問題を御審議いただくにあたり、所信の一端を申し述べたいと存じます。  わが国の文教は、明治五年に学制がしかれてから発展を続け、わが国が敗戦による廃墟の中から復興し、世界の驚異とざれるほどの経済的、社会的発展を遂げるに至ったのは、もとよりわが国民の勤勉と努力によるものでありますが、とりわけわが国民のすぐれた資質と、その教育の成果にまっところが多いと考えるのであります。  わが国が、今後さらに世界の中の日本として、経済的繁栄と精神文明の豊かな発展を続けるためには、年齢に応じ、能力に応じ、適性に応じた教育に重点を置いて、世界の人々から尊敬される国民の……

第61回国会 文教委員会 第4号(1969/02/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび、政府から提出いたしました昭和四十四年度における私立学校教職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  私立学校教職員共済組合は、御承知のように、昭和二十九年一月に、私立学校の教職員の福利厚生をはかる目的のもとに私立学校教職員共済組合法によって設立されたものでありますが、自来本組合が行なう給付については、国・公立学校の教職員に対する給付の水準と均衡を保つことをたてまえとし、逐次改善が進められ、現在に至っております。  しかしながら、既裁定の年金額及び昭和三十六年十二月三十一日以前のいわゆる旧法期……

第61回国会 文教委員会 第5号(1969/02/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 総理大臣が百年に一度のというか、そういう一つの転換期に来ておる、大学問題の原因の一端もそこにあるんだという、その把握はやはり正しいと思いますし、私自身もそういうふうな把握をいたしておるわけでございます。確かにいま暴力学生というものによって、大学の基本的な学問の自由とかあるいは大学の自治、真に学問をしようとする学生並びに教授、あるいは教育を受けようとする一般学生というものが、十分にその研究活動、教育活動ができないということに問題があるというわけでございまするが、しかし、そのよって来たるところ、原因というものを考えれば、私は、あらゆる機会に言っておりますが、単に学生だけを責めてもそ……

第61回国会 文教委員会 第7号(1969/03/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 先般の閣議におきまして、ちょうど各地の高等学校におきまして暴力学生によって卒業式が行なわれなくなったという事態があったことは皆さま方も御承知のとおりでございますが、その点について、高等学校を三年間勉強して、そしていよいよ卒業するというそういう非常に記念すべき日にそういう事態があちこちで起こる。しかもそれがちょうど大学等で行なわれておるような一部の暴力学生と申しますか、生徒によってそれが乱されるということは、大部分の生徒あるいはその式に来ておりまする父兄の方々も非常に迷惑であるということで、これは教育の行政面から考えましても、学校当局はもちろんでございますが、これを指導しておりま……

第61回国会 文教委員会 第9号(1969/04/02、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御承知のとおりに、教育を非常に効果を高めます上におきまして、いろいろの施設、設備の問題もございますが、同時に学級の数というもの、たとえば数年前に非常にすし詰め教室がございまして、六十人とかあるいは五十人をこえるとかというような学級編制では、子供一人一人の能力、あるいはその傾向に応じた適切な教育というものがなかなかできにくいということであったわけでございますが、これでは真のりっぱな教育ができないわけでございまして、何とかしてこの定数を一定の適切な指導ができるような形にしなければならないというふうにかねがね考えておったわけでございます。  御承知のとおりに、諸外国等においては、すで……

第61回国会 文教委員会 第11号(1969/04/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回政府から提出いたしました札幌オリンピック冬季大会の準備等のために必要な特別措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  昭和四十七年二月三日から十三日までの十一日間にわたって、札幌市を中心に開催されます第十一回オリンピック冬季大会は、御承知のようにアジアで初めて開催されるものでありますが、本大会においても、世界各国に深い感銘を与え、多大の成功をおさめたオリンピック東京大会と同様な成果をあげるため、競技施設、関連施設の整備等、各般の準備について万全を期する必要があると思います。  この準備対策の一環として、国際親善の……

第61回国会 文教委員会 第12号(1969/04/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 羽田先生のこの問題に対しましてお答えを申し上げたいと思います。  ただいま局長が申し上げましたとおりに、まだ最終的に東京農工大学の農学部に併合するというようなことはさまっておるわけではございません。また、その前提といたしまして、信州大学の中におきましても、全学的な意思決定というものが行なわれない状況でございます。三つの大学の間においていろいろ協議はございましょうけれども、しかし、やはりいま御指摘いただきましたように、今日大学というものが国民から問われております一つの問題点は、やはり大学の本質である学問研究というものの成果を地方に還元をするという役割りがあると思うのでございます。……

第61回国会 文教委員会 第13号(1969/04/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いま井上さんからるる大学における医局の実情についてお話を承ったわけでございます。私といたしましても、いろいろ就任以来この問題と取り組んでまいりましたけれども、なおいまお話を聞いておりますと、いろいろ複雑であって、もう少し検討をし、分析をしなければならないのじゃないか、実態が私どもが考えておるのと井上さんたちが考えておられるのとずいぶんまだ開きがあるようにも思います。あるいは問題のウエートの置き方等につきましても、あるいは私たちのほうが間違っておったのかもしれません。そういう面があるわけでございまして、十分今後大学全体を考えますことはもちろんでございますが、特に東大の紛争の発端と……

第61回国会 文教委員会 第14号(1969/04/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回政府から提出いたしました著作権法案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  この法案は、明治三十二年に制定された著作権法の全部を改正するものであります。現行法は、制定以来数回の改正を経て現在に至っておりますが、その基本的な体系は制定当時のままであり、今日の複写、録音等の複製手段並びに出版、放送等の伝達手段の目ざましい発達普及に照らし、著作者の権利の保護に欠け、あるいは著作権の制限規定が実情に適しないなど不備な点が種々指摘されるに至っております。  一方、著作権の国際的保護条約であるベルヌ条約は、第二次大戦後一九四八年にブラッセルで、また一昨年七月スト……

第61回国会 文教委員会 第15号(1969/05/07、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 四十分くらいで帰れると思います。
【次の発言】 先般受託研究の問題につきまして、お答えいたしましたとおりに、ただいま東大当局に対しまして調査を依頼しておるわけでございます。
【次の発言】 残念ながら実はまだ向こうから返事が参りません。なかなか大学というところは、御承知のとおりに、こういうような報告を求めましても、すぐそれに対応しまして役所みたいに実は出てこないわけでございます。まあ、こういうようなところにも問題があるかと思いますけれども、しかし、まあ一応事実は事実でございますので、もう少し督促はいたしてみたいと考えておるわけでございます。

第61回国会 文教委員会 第16号(1969/05/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 唐橋先生、ちょっともう一度。
【次の発言】 唐橋先生おっしゃる意味はよくわかったわけでございます。やはりこれは組合員のためにあるわけなんで、この組合員の負担、それから給付というものがやはり調和を保たなければいかぬし、均てんしなければいけないので、その辺のところをどうやって調和をさせるかというところにくふうがあると思います。一応はそういうつもりをもってやっておるわけでございましょうけれども、なかなかうまくいかないという点もあろうかと思いますが、十分そういう点を注意しながら今後改めるところは改めてまいりたい、かように考えておる次第であります。

第61回国会 文教委員会 第17号(1969/05/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 初中局長からちょっと発言を……。
【次の発言】 私、つまびらかにはいたしませんが、一般的に申しまして、各県におきましてやはり優秀な人材を中央から求めるということは現にやっておりますことでございます。おそらく高知県の教育委員会におかれましても、社会教育の担当の優秀な者を派遣してもらいたいという申し出があったから、こちらからいろいろ選考しまして差し向けたものであると私は思っております。  詳しいことは初中局長がおりますから、初中局長から正確なことを……。
【次の発言】 御承知のとおり、四月の三十日、中央教育審議会から「当面する大学教育の課題に対応するための方策について」という答申を……

第61回国会 文教委員会 第18号(1969/05/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回政府から提出いたしました学校教育法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  本法案は、小学校、中学校、高等学校等における教職員の組織及び職務を明確にすること及び各種学校制度の改善、整備をその内容といたしております。  小学校、中学校、高等学校、盲、ろう、養護学校及び幼稚園の教頭は、教諭をもって充てられる職として取り扱ってまいりましたが、各学校における実態は、校長に次ぐ重要な職となっておりますので、この際、その地位に応じて、教諭とは別の職としてその位置づけを明確にする必要があり、また、養護助教諭、講師、実習助手、寮母は、いずれも……

第61回国会 文教委員会 第19号(1969/05/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 その点はわれわれは両方だと考えておりまして、むしろその調整をどこに求めるかというところが苦心をいたしたところでございます。詳しいことにつきましては政府委員からお答えを申し上げたいと思います。
【次の発言】 ただいまの先生の御指摘はやはりそのとおりでございまして、まず第一義的には著作者の権利を保護するということを主眼とお考えいただきたいということでございます。

第61回国会 文教委員会 第20号(1969/06/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 唐橋先生の御指摘の点につきましては、十分考えられるべき御意見だとも考えるわけでございます。したがいまして、私どものほうでも十分慎重に考えたわけで、特に審議会におかれましても、この答申におきまして、「ベルヌ条約における留保を放棄して翻訳権をも一般の検能と同様に取り扱うこととすべき段階にきていると考える。ただし、従来のわが国の主張の経緯、出版界に対する影響等をも考慮し、その取扱いについては、十分慎重を期する要がある。」というような経緯もございまして、いろいろのことを勘案した結果、ただいま御提出申し上げておるようなことになったわけでございます。

第61回国会 文教委員会 第21号(1969/06/06、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 先ほどからお話を聞いているわけですが、先般も私小林さんにお答えしたのですが、文化的所産というもの、そしてそれをつくり出した、創造した人に対しての権利を守っていくことがこの著作権の法律を出しました趣旨で、それが第一義的にあるわけですが、同時に、それを利用する人との調和をどうするか、あるいはまた、その文化的所産というものが一般の国民に広く享受されるというところに、新たなる国民の創造につながっていくという意味において、この著作権というものが認められる。そこに存在の意義がある。かように考えなければいけないのではないか。ただし、その限界といいますか、あるいは範囲というものは、なかなかこれ……

第61回国会 文教委員会 第22号(1969/06/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今長官が何とおっしゃったか、実は私新聞も読んでおりませんし、つまびらかにいたしておりませんので、何とも申しようがないわけでございます。とにかく文化庁の長官でございますから、それにふさわしい言動があるということは望ましいことであるというふうに思うわけでございます。

第61回国会 文教委員会 第23号(1969/06/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えを申し上げたいと思います。  私も、ただいま村山局長からお答え申し上げましたとおり、大学当局自身からまだ事実の調査報告が参っておりません。したがいまして、けさの新聞あるいはただいまの警察庁の参事官のお話を聞いて、それについての私の感想と申しますか、考え方ということで御了承を賜わりたいと思うわけでございます。  今日各大学において紛争しておる、これを何とか解決をしたいというのが私就任以来の考え方でございます。ところが、また学生たちも、御案内のとおりに、良識と理性の府であって、すべての問題を暴力というような不法な状況において解決をするということは、大学の本来の使命から考えてあ……

第61回国会 文教委員会 第24号(1969/06/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 川村委員からいろいろ問題点を詳しく御指摘いただいて、私たちも、そのことにつきましては先生と同様に考えまして、長い間二十に伺かって実はやってきたわけでございます。遺憾ながらそれが実現を見ていないわけですが、それにつきましては、われわれも同様の考え方を持っておるわけでありますから、今後とも最大の努力を払いたい、かように考えております。
【次の発言】 川村先生から御指摘がございましたように、私立学校教職員が果たしております功績と申しますか、これは非常に大きいと思うのでございます。特に高等学校教育あるいはまた大学教育におきましては、特に大学でございますと、百五十万の学生のうち百万が私立……

第61回国会 文教委員会 第25号(1969/06/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し誠意をもって検討いたしたいと思います。

第61回国会 文教委員会 第26号(1969/06/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回政府から提出いたしました大学の運営に関する臨時措置法案につきまして、提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  社会の発展と文化の向上は、教育の普及と学問研究の進歩にまつところがきわめて大きいことは申すまでもないところであります。大学は、最高の学府として、学問の教授及び研究を行なうことを使命とし、その使命を果たすためには学問の自由が保障され、そのためにいわゆる大学の自治が認められているところであります。しかるに、最近、大学を中心として学生運動が激化し、大学当局者をはじめ関係者の懸命の努力にもかかわらず、単なる大学改革の運動の域を越えて一切の体制を否定しようとする暴力的……

第61回国会 文教委員会 第27号(1969/06/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今日起こっておりまする大学紛争に対する政府の責任についての御質問でございます。私どもといたしまして、最終的な責任を負っておりまする文部大臣、文部省といたしまして、その責任を痛感いたしております。ことに昨年の十二月から東京大学、教育大学の紛争が激化をし、十二月の時点で教育大学はことしの入学中止をせざるを得なくなりましたし、また、東京大学におきましても、一月の二十日東大と私どもとの協議の結果、事実上の入学中止ということに相なったわけでございまして、この点、東大を目さしあるいは教育大学を目ざして勉強し続けてきました志願者に対して、非常に責任を痛感しておるわけでございます。また、同様に……

第61回国会 文教委員会 第28号(1969/07/02、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 大学のあるべき姿というものにつきまして、文部省といたしましては、明治以来今日までの学校教育制度全般につきまして二年間検討を重ね、その中間報告がこの六月の三十日に発表になったわけでございます。その中におきまして、さらに大学のあるべき姿を中教審はこれから精力的に審議をしていただく、そしてできるだけすみやかな時間においてこの大学問題の検討を終わっていただきたいとわれわれは念願をいたしておるわけでございます。もちろん、私といたしましては、社会の変化に対応する新しい大学像というものは具体的にそういう形で生まれてまいると思いますけれども、しかし、その六月の三十日の中間報告にも示されておりま……

第61回国会 文教委員会 第29号(1969/07/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今日の大学の紛争というものの原因は、これはいろいろあるかと思うわけでございまして、一つには、一つの政治的主張を貫くために暴力をもってこれを行なう、ことに大学自治という美名のもとに大学をその拠点とする傾向が見られるというようなことも非常に大きい原因だと私は思います。同時に、大学当局みずからがこういうような暴力の横行に対してき然たる態度をとり得なかったというところにも原因があるかと思います。また第三には、大学それ自体が、社会の変化、世界の異常な変化に対して対応できていないというところにあるかと思います。あるいは大学自治と称しながら、実は国民の声あるいは国民の意思を踏まえた大学自治と……

第61回国会 文教委員会 第32号(1969/07/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 学術会議が反対、撤回の表明をされた、そのことは新聞で承知をいたしております。まだ原文の中身を読んでおりません。しかし、この新聞に出ました限りにおいては、いつもながらの単に大学に介入するのだ、それがいけないのだ、大学の自治を侵すのだ、学問の自由を侵すのだということでございますが、むしろこの法案は学問の自由を守り、大学の自治を立て直すためのくふうをこらした法案であるというふうに私どもは信じております。
【次の発言】 学術会議が日本の学術の振興のためにいろいろ検討をされ、あるいは意見を発表されるということにつきましては私もある程度尊敬をいたしております。しかしながら、学術会議が必ずし……

第61回国会 文教委員会 第33号(1969/07/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 できるだけただいまわれわれのところでわかり得る範囲のものにつきましては至急取りまとめまして御提出を申し上げたいと思います。
【次の発言】 もちろんこれを尊重しなければならぬと思っております。
【次の発言】 憲法あるいは法律というものを守らなければならぬことは、私は当然だと思いますし、また、人事院の勧告ということも尊重しなければならないというふうに考えております。政府といたしましても、そのような考え方をもちまして人事院の勧告というものを尊重する方向でおることは、しばしば申し上げておるとおりでございます。
【次の発言】 われわれとしては、できるだけこの勧告に従うべきものであるという……

第61回国会 文教委員会 第34号(1969/07/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 「大学の使命及び社会的責務」とございますのは、「使命」と「社会的責務」と区別して読まるべきものではなくて、「使命及び社会的責務」とまとめて読まるべきものであると私はしたのでございます。それは単に「大学の使命」としましても、また単に大学の「社会的責務」としましても、その意味、内容には変わりがないものでございます。まあ使命といいますと、本来的に申しますと、天とかあるいは神とかいうようなものによって課せられた任務ないし役割りということを意味します。これを現行法制に即して見ますと、大学の使命とは、国民によって大学に課せられた任務ないしは役割りということでございましょう。大学の使命は研究……

第61回国会 文教委員会 第35号(1969/07/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 新憲法のもとにおきまして、国民一人一人がこの憲法を順守すべきことは申すまでもないことであります。また、公務員としてこれを守らなければならないということも、当然なことだと思うのでございます。また、学校教育等におきまして、子供たちに憲法の精神というものを教えるということは当然なことだと考えておるわけでごございます。
【次の発言】 私はやはり、この憲法に基づきまして、教育基本法あるいは学校教育法あるいは社会教育法、いろいろの法律が出ておって、それを基準として今日の学校教育というものが行なわれておる、こういうふうに確信をいたしておる次第でございまして、憲法の精神を曲げておるとか、あるい……

第61回国会 文教委員会 第36号(1969/08/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 二百二十二日にわたります長期の国会におきまして、ほんとうに委員の皆さまにお世話になりましたことに対しまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

第61回国会 文教委員会 第37号(1969/10/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 こちら側の病院の医師並びに看護婦のあやまちによりまして、とうとい生命をなくされた御遺族に対しまして、まことに申しわけなく思いますと同時に、命にはかえられないわけでございますけれども、御遺族側に対しまして誠心誠意のわれわれとしての責任を果たさなければならぬ問題だと私も心得ておるわけでございまして、また、そういうようないま御指摘になりましたような心持ちをもって遺族の方々と折衝をすべきものであると思うわけでございますけれども、やはりいま御遺族側の立場に立たれれば、一人の子供をなくしたという非常に強いショックもありましょうし、私たちのほうでも誠心誠意やっているつもりではありましょうけれ……

第61回国会 予算委員会 第1号(1969/02/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 内田さんにお答えを申し上げたいと思います。  ただいま総理大臣がお答えになったとおりでございますが、今日東大当局みずからも、単にこれは学内問題でなくて、特定の政治目的を持った者が暴力をもってその政治主張を貫こうとしておる、しかもそのために東大が利用されておる、こういう認識を申しておるわけでございます。この背景となりまする原因は、いろいろこれはあるかと思いますが、第一にはやはり量的な学生数が戦前と戦後では著しく拡大をされてきた。一面においては、これは世界の進歩に対応するものでございまして、高等教育機関に学ぶ者が二〇%をこえておるということは、これは一応評価しなければならないのでご……

第61回国会 予算委員会 第3号(1969/02/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 春日さんにお答えをいたします。  今日、一部の学生による違法な暴力的行動につきましては、一般人と同様に法に照らしまして処理すべきことは当然でございます。しかしながら、学生は本来教育を受ける立場にございますし、大学はこれに対し教育、指導を行なうことをその本来の責務としておりまする以上、まず第一に大学自体がその責務を自覚し、これを果たすために積極的、具体的な努力を重ねることが必要であると思います。現に、各大学におきましても、事態を放置して何らのけじめをつけないということではなく、真剣にこの問題と取り組んでいるところでございます。  大学の施設内の秩序維持につきましては、大学自治の一……

第61回国会 予算委員会 第4号(1969/02/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 入試を実施するか中止するかという課題は、東大当局と文部当局と協議の上できめるということを確認し合いまして、そうして十二月の時点におきましては、中止と決定いたした次第でございます。しかるところ、東大当局としては、もしストライキが解除され、封鎖が解除され、そして教育の正常化が行なわれた暁に、入試実施ができるような事態が出るとするならば、そのときはひとつ考えてほしい、その時期は一月十五日ごろだと考えておるということでございまして、そのことについては、一月十五日ごろの時点で考えようということでまいりました。十七日に再協議をいたしまして、三日ばかり延ばそうじゃないかということは、双方から……

第61回国会 予算委員会 第6号(1969/02/07、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私、二十日の朝、東大を総理とともに視察をいたしまして、あの荒廃したところに立ちましていろいろ考えたわけでございますが、物理的な荒廃もさることながら、一体なぜ学生たちはこのように憎しみ合わなければならないのか、そしてまた、教官に対してなぜこのように不信の気持ちを持っておるのかということを感じたわけでございます。また一体、この状況において八千名の警官が、それこそ命がけで、二日間かかって、そうして安田講堂の暴力排除をやった。その後においてなおかつ、もし警察官が去った場合において、はたして教育の正常化というものがあり得るだろうか。共闘会議の人たちがまた襲いかかってくる可能性もある。現に……

第61回国会 予算委員会 第8号(1969/02/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 十五日の事態は、林さんがおっしゃったところも、一部においては真実でございますが、一部はちょっと間違っておると思います。というのは、警察当局に対して要請をされたことは事実なんです。しかしながら、大学当局といたしましては、学外者を含めまして二千数百名の共闘会議、そしてまた武装いたしました民青、これが数千名、これがあそこで武闘を行なうならば――その共闘会議のほうには、御承知のように火炎びん、あるいはそのときにニトログリセリン等もあるといううわさもありまして、もしあそこで武闘が行なわれたならば、これはたいへんなことになる、死傷者も出かねない、こういう危険を感じたわけでございます。したが……

第61回国会 予算委員会 第9号(1969/02/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 川崎さんにお答えをいたしたいと思います。  今日、私立大学、また国立大学を問わず、相当の大学におきまして紛争が生じておりますことは、まことに遺憾なことだと考えておるわけでございますが、それにはいろいろ根の深い問題がありますし、いま川崎さんが御指摘になりましたように、国際的な学生問題、つまりスチューデントパワーの問題、これは人間疎外の問題とも相通ずるかと思いますが、しさいに検討いたしますると、フランスはフランス、イギリスはイギリス、ドイツはドイツ、またアメリカ等におきましては、たとえばベトナム問題あるいはそれが徴兵につながる問題、あるいはもっと根の深い黒人の問題等が、いわば政治問……

第61回国会 予算委員会 第11号(1969/02/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたしたいと思います。  石川さんのお説は、私も同感でございます。特にこのOECDなんかの報告によりますと、民間人を含めました技術者というものは、大体世界主要十カ国の中で第三位というようなふうに聞いておるわけですが、しかし、そのまた一人当たりの研究費となりますと、その十カ国の中で一番最低である。こういうようなことをやはり御指摘になっておるのじゃなかろうかと思うわけでございまして、これはただいま科学技術庁長官からお答えになりましたとおり、私の文部省関係といたしましても、その基礎研究ということに対する研究体制を一日も早く確立をいたさなければならない。そうして、御指摘のような……

第61回国会 予算委員会 第12号(1969/02/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いまお尋ねの問題にお答えいたします前に、先ほどから先生のお話を伺っておりまして、私どものところにも非常に関係が深い、確かにこれから先、間もなく大学卒業者の数に中学卒業という者がほぼ匹敵するという世の中になってきた。これはもうやはり日本人の、あるいは世界的に申しましても高等教育に学ぼうという情熱が非常に強うございますし、意欲がございますし、現にそうなってきて、もう大学には当該年齢人口二〇%、高等学校でも七〇%以上こえておる、こういう状況でございます。これを押えるということはなかなかむずかしいのではないか。しかもこのことが一面には、実をいうと、ヨーロッパ諸国のように当該年齢人口一〇……

第61回国会 予算委員会 第13号(1969/02/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたしたいと思います。  御案内のとおりに、この加藤提案なるものが出ましたのが十二月二日、しかもその加藤提案につきまして基本見解というのが出ましたのが十二月二十六日、そしてこの七学部代表団との「確認書について」、しかもそれは未定稿という形で一月二十八日に出ておるわけでございます。先生が御指摘になりましたように、これはやはり紛争処理の一つの手段としてとらえたわけで、非常に流動的である。また同時にいろいろにも解釈ができる。学生側の主張として、こういうふうに解釈するならばこういうふうになる。それからまた一方大学側のほうでも、各学部教授団におきましてもいろいろの考えの相違がある……

第61回国会 予算委員会 第15号(1969/02/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今度の大学紛争にはいろいろの原因があると思いますが、その中の一つに、ただいま総理からお話しになりましたように、大学自体の管理、運営の能力の欠除ということも御指摘のとおりであると思います。また一方学生自体、学生の意識と申しますか、終戦後の六・三・三・四、あるいは入学試験制度、そういうような問題にもかかわる問題でございますけれども、とにかく自律的人間形成ができない、アンバランスな人間ができてきたということはいなめないのじゃないかというふうに思いますし、また、これは先進国における共通の問題といたしましては、機械文明におけるところのいわば人間疎外の問題がある。これにもまたいろいろ原因が……

第61回国会 予算委員会 第18号(1969/03/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 吉田さんの御意見まことに私も同感なんでございますが、とにかく私は、市民社会における法の規制ということ以上に、良識と良心の府である最高学府の大学当局が、暴力に対してまず第一義的にき然たる態度を持つべきである。いかなる暴力も許さぬという意識を全国の国公立大学の学長が持ってほしいということを考えるわけでございます。しかしながら、この二十年間を振り返ってみますると、大学自治の美名のもとに一切の国民的批判というものを許さないような、いわば風潮というものがあったことも先生御存じだろうと思うわけでございまして、たとえば、私に与えられておりまする指導助言ということをやるにいたしましても、大学自……

第62回国会 文教委員会 第1号(1969/12/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 著作権法の一部を改正する法律案提案理由を申し述べたいと思います。  今回政府から提出いたしました著作権法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  現行著作権法につきましては、文部省に設置されました著作権制度審議会において昭和三十七年以来審議を続けるなど慎重な改正作業をいたす一方、改正作業中に保護期間が満了する著作権者を救済するため、三回にわたり保護期間の暫定延長が行なわれ、現在原則的な保護期間は、著作者の生存間及びその死後三十七年間とされていることは、御承知のとおりであります。  政府は、著作権制度審議会の答申を基礎に各方面の意見を……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 決算委員会 第13号(1970/04/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 吉田さん御指摘のとおりに思うのでございまして、私、やはり一番欠陥は、人間性豊かな教育というものが、家庭教育から小学校、中学校、高等学校の段階においてやられておらない点にあると思う。しかもそれは、先生方だけの、あるいは学校制度だけの罪でもないんだ。やはり家庭教育にまでさかのぼらなければならない。家庭においても、また、小、中、高の先生方においても、教育というものについて、何か知的教育を伝達するといいますか、あるいは伝えさえすればいいと、こういう考え方が少し支配的ではなかろうか。そうではなくて、教育そのものの中には、やはり愛情をもって育てるというか、あるいは子供たちが持っておりまする……

第63回国会 商工委員会 第22号(1970/04/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 その点はよく調べてまいりませんので、承知をいたしておりません。
【次の発言】 先生御指摘のとおりに、これから情報社会になりまして、いやがおうでもそういう世の中になっていくということは、私も承知をいたしておるわけでございます。しかし、こういうような無限と思われるような情報というものが、一方的に小さい子供たちに入ってくるということは、小さい子供たちの人間性を豊かにする教育というものが求められるという一面の要素を考えましたときに、これがプラスの面とマイナスの面とが働くというふうに私は考えるわけでございます。したがいまして、これをいま無学年というようなことも、それは実験的には考えられる……

第63回国会 文教委員会 第2号(1970/02/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび再び文部大臣に就任をいたしましたが、当委員会の皆さま方にたいへんお世話になると思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。  第六十三回国会において、文教各般の問題をご審議いただくにあたり、所信の一端を申し述べたいと存じます。  わが国は、戦後幾多の苦難と試練を乗り越えて、たくましい成長と発展を遂げ、今日世界の驚異といわれるほどの経済的、社会的繁栄を実現するに至りました。このことは、もとよりわが国民の勤勉と素質の優秀によるところではありますが、さらに学制発布以来築き上げられてきた高い教育水準の成果に負うところ大なるものがあると存じます。  しかしながら、今日世界の各国……

第63回国会 文教委員会 第3号(1970/03/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび政府から提出いたしました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  まず第一は、国立大学の学部の増設についてでありまして、秋田大学に医学部を設置しようとするものであります。これは、医療需要の増加に即応して医師の養成をはかるとともに医学の研究を一そう推進しようとするものであります。  第二は、国立大学の大学院の設置についてであります。  これまで大学院を置かなかった国立大学のうち、充実した学部を持つ佐賀大学に修士課程を設置し、もってその大学の学術水準を高めるとともに、研究能力の高い人材の養成に資そうとするものであ……

第63回国会 文教委員会 第4号(1970/03/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私は、少しお医者さんが足りないんじゃないかというふうに思うわけでございまして、諸外国でございますと、たとえば米国におきましては、これは昭和四十年現在でございますけれども、人口十万人に対しまして一四八・三人、西ドイツでございますと一五四・六人でございますが、日本におきましては一一二・一人ということで、もう少し充実する必要があるというふうに考えられるわけでございます。そういうことで、結局お医者さんになりたいという希望もございますし、それにこたえる機関が少ないということで、非常に激甚な入学試験ということになるのであろうかと思うのでございます。

第63回国会 文教委員会 第5号(1970/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このことはもう当然なことでございまして、なるたけ早く御審議をわずらわさなければならぬわけでありますが、今回の場合は、選挙もございましたし、国会開会その他がございまして、そういう関係でおくれたことは遺憾であります。したがいまして、できるだけ慎重に御審議をわずらわして、すみやかに創設できるようにお願いを申し上げたいと思います。
【次の発言】 率直のところを申し上げますと、日本列島全体を考えまして地域的にどういうふうにやるかということについての計画をわれわれ持っておりません。持っておりませんが、しかし、これから新しい構想の大学等をも考えました場合に、あるいは特に医師が非常に不足してお……

第63回国会 文教委員会 第6号(1970/03/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま厚生省のほうからも、また学術局長からもお答え申し上げましたとおりに、全体としてどれくらいの医師を養成したらいいかということが、まだ実は確定をいたしておりません。しかしながら、やはり足りないという現状はこれまた明らかでございますから、それにしましても、単に地元が要望するからやるんだということではなくて、それはそれなりに一定の計画のもとに進めていくということは、当然だと私は思います。まず第一には、厚生省の段階におきまして、単に人口十万当たりどれだけということも一つのめどではございますが、同時に、先ほどからお話しになりましたようなコンサルティング・レートその他のいろいろな要素……

第63回国会 文教委員会 第7号(1970/03/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 この前の御質問のときにも申し上げましたように、著作権法は、まず第一義的には著作者の保護ということでなければならぬ、これは言うまでもないと思うわけでございますけれども、しかし、同時に、なぜ著作者の保護を厚くしなければならぬかということを考えるならば、やはりそれが一面におきましては、広く国民に利用される、そして新たなる文化的な創造、新たなる文化的価値あるものが生み出されるということを前提として、著作者の保護ということが出てくると思うのでございます。その意味合におきまして、私は、この第一条の「文化的所産の公正な利用に留意しつつ」――これが不公正であってはいけないので、やはり「公正な利……

第63回国会 文教委員会 第9号(1970/03/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび政府から提出いたしました日本私学振興財団法案につきまして、提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。  私立学校は、従来それぞれ特色のある教育を行なって、わが国学校教育の普及と発展に重要な役割りを果たしてきましたが、近年私立学校の占める割合はきわめて大きくなり、今後のわが国の社会、文化、経済の進展のために、その教育の一そうの充実と向上が要請されているところであります。  私立学校の教育に必要な経費は、従来その大部分を設置者みずからが負担してきたのでありますが、私立学校教育の社会的な貢献を考えますとき、その振興をはかるため公費による適切な援助を行なうことは、現下の重要……

第63回国会 文教委員会 第10号(1970/04/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 現在、大学の中におきまして、私立大学の学生が七四%、短期大学におきます学生が九〇%、高等学校生徒の三〇%、また幼稚園一の子供が大体七六%というわけでございまして、私立学校において教育を受けておるのがきわめて多いわけであります。  このように、私立学校はわが国学校教育の普及と発展に重要な役割りを果たしておりますが、今後のわが国の社会、文化、経済の発展のためには、私立学校教育の一そうの充実と向上というものが要請されると考えておるわけでございます。特に私立大学におきまして、教育のあるいは研究の質的向上というものを考えました場合、どういたしましてもその質的な向上をはかることなくしては、……

第63回国会 文教委員会 第11号(1970/04/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 コンピューターでありますとか、あるいはビデオカセットなど、著作権制度におきまして今後早急に検討を必要とする課題が少なくないことは、いま御指摘になりましたとおりでございます。また、応用美術の保護など、今回の改正法におきましては今後の課題とした事項もございますし、また、さらに写真の保護期間、映画の著作権等、今回御議論のありました件もございます。従来、一部には、今回の改正が行なわれれば、今後数十年間は改正がないであろうというような声が聞かれますが、著作権制度は著作物の利用手段の発展に応じまして整備されるべきものでございますし、今後の五年はいま左での十年あるいは二十年に匹敵をする、こう……

第63回国会 文教委員会 第12号(1970/04/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま御決議のありました附帯決議につきましては、政府といたしましては、その趣旨を体し、誠意をもって対処いたしたいと存じます。(拍手)

第63回国会 文教委員会 第13号(1970/04/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま管理局長から御説明を申し上げましたとおりでございますが、この私立学校の法律ができました当時の状況としましては、おそらくノー・サポート・ノー・コントロールということが完全に貫かれる。そしてまあ人件費補助なんというのはおそらく考えてなかった。そしてまた、私学の基金、あるいは寄付金、あるいは適正なる授業料等において独自のあるいは個性ある建学の精神にのっとった教育と研究とが行なわれる、こういう形であの私学法というものが制定をされたと思うのでございます。もちろん、その意気込みで今日までやってこられ、かなり社会的な責任は果たしておられると思うのでございます。ところが、だんだん世の中……

第63回国会 文教委員会 第14号(1970/04/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 教育が社会、経済、文化、あらゆる面におきまして非常な影響を及ぼすということは、これはまぎれもないことでございまして、従来はとかくばく然とそういうことがいわれておったわけでございますけれども、最近におきましては、経済成長を一つ取り上げても、その根底には教育の普及というものが非常に大きい意味を持つということもいわれておりますし、また一面においては、その社会を形成していく人間というものが、精神の面におきましてもバランスのとれた、個人としても非常にりっぱな人であり、そしてそれが社会の形成者としての意味を持ち、その個人の人格完成を目ざすということ、それが同時にまた社会の形成者としてその社……

第63回国会 文教委員会 第16号(1970/04/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回、経常費に人件費を含む私学助成の道を開いたわけでございます。私どもといたしましては、これに対しまして非常な意欲と展望とを実は持っておるわけでございます。ところが、本年度の予算は百三十二億何がしでございます。そう考えますと、やはり理想と現実というものとのギャップがあるわけでございますが、将来にわたっては、また将来の問題としてあるいは私学法全体について考える時期が来るんじゃないかというのは、たとえば中央教育審議会におきましても、今後国立、公立、私立というような設置者の形態等につきましても検討をいたしておるわけでございます。でございますが、本年度画期的なこのような経常費支出をする……

第63回国会 文教委員会 第17号(1970/04/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま御決議になりました附帯決議につきましては、その趣旨を体しまして善処いたしたいと存じます。  なお、本法案の附則第十三条によって新たに設けられる私立学校法第五十九条第十項の規定については、これまでも再三申し上げましたように、これが実際に発動されるような事例のないことを願っているものであります。したがいまして、修正による附則第十四条第四項の政令につきましては、私どもとして今後私学の助成の拡充につとめますとともに、この助成の充実と私学の努力によって全般の水準が向上したにもかかわらず、なお教育研究条件の質的低下をもたらすような学校が見られる場合には、この政令を定めることといたさ……

第63回国会 文教委員会 第19号(1970/05/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し、誠意をもって検討いたしたいと思います。

第63回国会 文教委員会 第20号(1970/05/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私もそのように考えております。
【次の発言】 言論・出版の自由を不当に妨害をしたという事実の有無は、これは問題かと思います。でございますけれども、おことばどおりのことであると、私はやはり言論・出版の自由に抵触するおそれがあるというふうにはいえるかと思います。
【次の発言】 一応この文章を読みますと、いろいろの理解ができると思うのでございますが、ただ、これが単なる商取引の関係においてなのかどうなのかというようなことが、実はよくわからないわけでございます。それから私どもの関係から申しますと、また創価学会が何か組織的に、あるいは何かの意図を持ってそういうことをやられたかどうかというよ……

第63回国会 文教委員会 第22号(1970/09/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 この通知を出しました一つの大きい理由は、控訴したということです。それに対しまして各地の地方教育委員会からいろいろ聞いてくるわけでございます。それからまた、一般の国民の間にもいろいろの考え方があるようでございます。あるいは全く違った解釈をしておる、こういうことでございまして、なぜ文部省としては控訴をしたのかその理由を説き明かす必要がある、こう考えて通知を出したわけでございます。  控訴いたしました一つの大きい点は、私どもとしては、下級裁判でございましょうとも承服できますならばこれを尊重し、承服したいのでございます。しかし、これを承服できない部面がある、こう思ったのでございまして、……

第63回国会 予算委員会 第1号(1970/02/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび、私学助成、特に私学の大学に対しまして助成をやることになりました。しかし、これをやるにつきましては、十分しっかりした根拠でもってほんとうに私学が教育研究のために質的な向上をはかるためにやるのでございますから、私学振興財団の人選等にもお説のような十分な配慮をしてまいりたいと考えております。  また幼児教育の問題につきましてのお話でございますが、これは三つ子の魂百までと申します。私は非常に大事な問題だと思うのであります。ただ、ともいたしますると、あまり早い時期に、学校教育、ちょうど一年、二年みたいな、たとえば字を覚えさせるとかあるいは数を覚えさせるとかいうようなことだけが幼……

第63回国会 予算委員会 第5号(1970/02/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 仰せのとおりに、社団法人日本出版取次協会は私の所管でございます。
【次の発言】 寄付金につきまして強制にわたるようなやり方をやっておるということは、好ましいことではございません。これはやはり是正すべきものであると考えておりますし、ことしから私学に対する人件費を含めました経常費補助が相当額計上され、御審議をわずらわしておるわけでございますが、そういうからには、その国の税金が正しく使われるようなことを前提として援助をやらなければならないと思っておりますし、ただいまのような、入学試験時期に際しまして寄付金等を強制をするというようなことは、好ましいことではないと考えております。

第63回国会 予算委員会 第8号(1970/02/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御承知のとおりだと思いますけれども、いま学校、それから学校法人、それから各種学校の中で、学校法人に準ずる各種学校、それに政令でしぼってございますけれども、その条件が満たされるならば、勤労控除はできるということになっております。したがいまして、お尋ねの准看護学院が都道府県に申請をされて、そうして各種学校の中で政令の条件を満たす等のことがございますならば、いま先生がおっしゃったことが実現する。そのことはいま一番大きい問題でございまする看護婦が非常に足りない、これを何とかふやさなければならぬという、この国家的要請を満たすだろうと私は確信いたしておりますし、ただいま厚生大臣からお述べに……

第63回国会 予算委員会 第9号(1970/03/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 最近テレビ等が非常に発達をいたしまして、なかなか子供たちが本を読まない、そういうような傾向にあることは御承知のとおりです。また図書館の充実等につきましても、相当努力はいたしておりますけれども、私ども十分だとは思っておりません。正確な利用率がどうだということについては、手元に資料がございませんので、もしわかりましたならば、後刻御報告を申し上げたいと思っております。
【次の発言】 山中さんも御案内のとおりに、かつて中央教育審議会におきまして日本の教員養成制度につきましての答申がございましたけれども、残念ながらこれがまだ確立するような形になっておりません。でございますけれども、教育の……

第63回国会 予算委員会 第11号(1970/03/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私も、個人的に申しますと、やはり広域行政ということに向かわなきゃならぬというふうに思っております。文部省の立場から申しましても、やはりそのような方向に行くのが望ましいのではないかというふうに考えております。
【次の発言】 昨年大学紛争の影響を受けまして、かなり高等学校におきましても、入学式とかあるいは卒業式とかいうときに問題を起こしましたし、あるいはまた授業ボイコット、あるいは占拠、あるいは政治運動に狂奔をしてつかまるというような事態もございましたけれども、大学紛争が一応平穏化するにつれまして、高校生のこのような過激な行動も漸次なくなりつつあります。全然絶無だとは申しませんけれ……

第63回国会 予算委員会 第12号(1970/03/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 児童の死者あるいは負傷者というのがだんだんふえておるということはまことに遺憾なことでございまして、関係各省と連絡をとりつつ、この撲滅という目標に向かっていかなければならぬことは申すまでもないことでございます。これで見ますと、七歳から十二歳までが五百十六人、十三歳から十五歳までが二百十三人、それから六歳以下が千三百七人というふうになっておる。これは四十四年一月から十二月までの統計でございまして、就学前の子供たちに非常に多いということが一つの特徴かと思うので、私たちでは、たとえば小学校、中学校の教科の保健においては「事故災害とその防止」の中で、特に交通安全を重視して指導をいたしてお……

第63回国会 予算委員会 第13号(1970/03/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 プロ野球が、たとえば暴力団が介入したり、あるいは賭博をやったりということは、いま荒木国家公安委員長からお述べになりましたとおりに、こういうことはあってはならないことでございます。私といたしましては、特にスポーツを愛好するわが国民、特に野球の好きなわが国民が、プロ野球でこのような忌まわしいことがあってはいけないというふうに考えるわけでございます。そしてまた、そのことが同時に高校野球にまで及ぶということになりますと、これはもうたいへんなことだと思いますけれども、現在、私は高校野球にそういうような魔の手が伸びておるというふうには承知をいたしておりませんし、昨年の、たとえばあの優勝戦に……

第63回国会 予算委員会 第14号(1970/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 出し方につきましては局長から答弁をいたさせます。
【次の発言】 具体的なその事実は承知はいたしておりません。しかしながら、四十四年度におきまして予算できまりました二千八百三十六人というのがなかなか消化ができないということは聞いておるわけでございまして、私も文部大臣になりましてから大学紛争の発端になったのが臨床研修医の問題であるということは承知をいたしておりました。当時、たしか協力謝金というものは一万五千円だったと思うのですが、これではあんまりだということで、実は二万七千五百円に上げてみたわけですが、ただいま申しまするようで、これでもなかなか消化ができない。これは一体原因は那辺に……

第63回国会 予算委員会 第15号(1970/03/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 聞いておりません。
【次の発言】 聞いておりません。

第63回国会 予算委員会 第16号(1970/03/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 放送を主体といたしまする教育方法といたしまして、新しい大学の設立につきまして、昨年の十一月以来放送大学準備調査会というものを設けまして検討を進めておりますが、この放送大学は、また一面におきまして、中央教育審議会におきまして高等教育全体の改善の検討をいたしておるわけでございまして、それとあわせて審議を進めておるわけでございます。  放送大学は、新しい時代に対応するいわゆる新構想大学の一つであるというふうに私どもは考えておりますし、旧来の既設の大学の弊害をできる限り払拭したものにしたいというふうに考えております。放送大学の目的、性格、対象、教育方法等につきまして、放送の特性を最大限……

第64回国会 文教委員会 第1号(1970/12/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 子供たちを公害から直接守っていくということも非常に大切ではございますが、さらに、積極的にこの子供たちを自然の環境に親しませるという政策もとっていかなければならぬのではないかというふうに考えております。したがいまして、少年自然の家等を順次推進してまいりたいというふうに考えておりますし、また、御指摘のジェット機発着の飛行場周辺における住宅及び学校等が――どういたしましても住宅があれば学校を建てなければならぬという事情にあるかと思いますが、おそらく将来におきましては、そういう周辺には住宅地というものもだんだん計画的に建てられるということになろうかと思います。したがいまして、それに準じ……

第64回国会 文教委員会 第2号(1970/12/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 琉球御出身の國場さんの御質問にお答えを申し上げます。  去る十一月二十日に、沖繩復帰対策要綱第一次分が閣議決定になりましたのは御指摘のとおりでございまして、その中におきまして特に教育、文化の面につきまして、第一には教育行政制度について、第二には琉球大学の国立移管について、第三には国費沖繩学生制度について、第四には学校給食について、第五には文化財保護について決定をいたしておるわけでございまして、長年アメリカの施政下にあって日本の教育を守ってこられた皆さま方に対して深く敬意と感謝を申し述べるのでございますが、同時に、いまから復帰に至るまで、われわれといたしましては全力をふるって、い……

第64回国会 文教委員会 第3号(1970/12/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 国連大学の問題につきましては、直接の担当であります伊藤総長が参りましてから、相関連しながらまたお答えを申し上げていきたいと思います。  今日、日本が経済的にはかなり発展をいたしまして、そして世界からも認められておるわけでございますが、しかし同時に、経済だけではなくて、文化あるいは技術あるいは教育といった面において、世界あるいは東南アジアの諸国に寄与することが非常に大事ではないか、こういう考え方から、実は本年度の予算におきましても、ユネスコ活動を通じましてモービルチームによる活動、たとえば農業開発の指導者をユネスコ本部から、あるいは当該の国から、あるいはまた日本人の指導者からチー……

第64回国会 予算委員会 第1号(1970/12/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 おっしゃる意味は、おそらく戦前における天皇主権のもとにおける皇国史観を言っていらっしゃると思います。現在は主権在民、そして基本的人権、人間の尊厳、そして平和主義という憲法のもとに教育基本法があり、学校教育法があり、諸規定がございまして、それでもって教育が行なわれておる、こういうことでございます。
【次の発言】 戦前における、天皇主権における皇国史観というものはないというふうにお考えをいただきたいと思います。しかし御承知のように現在の憲法におきましても、天皇の地位、国民統合の象徴としての天皇の地位というものは明記されておるわけでございます。

第65回国会 内閣委員会 第2号(1971/02/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび、政府から提出いたしました文部省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  心身に障害を持つ児童生徒を対象とする特殊教育につきましては、近年養護学校や特殊学級の増設など量的拡大の面ではかなり著しいものがありますが、教育の内容、方法など質的充実の面においては、これまで十分な研究が行なわれていないため、いまだ解明されていない分野が多く残されております。  また、特殊教育の対象となる児童生徒のさまざまな障害の種類、程度等に即応して適切な教育を行なうためには、絶えず特殊教育に従事する教育職員の資質の向上をはかっていくことがきわ……

第65回国会 内閣委員会 第8号(1971/03/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御承知のように、日本では盲は盲だけ、あるいはろうはろうだけというような教育、あるいは教育方法というものは、世界的に見ましてもかなり進んでおる国だというふうにわれわれは理解しておるわけでございます。しかしながら、盲、ろうのダブルハンディキャップを持った、たとえば三重苦のごとき、そういうふうな重症心身障害の子供の教育方法というものは、実はまだ手探りの状況で、確立をいたしておりません。それはやはり、精神衛生の面あるいは医学の面、それから児童心理の面、そしてそれに対する教育をどういうふうにするかという、あらゆる学問の総合の上に立って検討する課題であるし、そしてそれを教育しあるいは社会復……

第65回国会 内閣委員会 第11号(1971/03/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 はい、見ましたこともございます。
【次の発言】 やはり先生方が特別の訓練と申しますか知識と申しますか、あるいは指導の資格を持たれるということが大事であり、同時にまた愛情といいますか、人間性豊かなそういうことがなければ、特殊教育はやれないという感じを持っております。私、実は二、三年前になりますけれども、三重苦の教育をしておりますパーキンスという盲学校を見まして、これはヘレン・ケラーの出ました学校でございますが、そこにおきます先生方あるいは保母さんというものは、全く宗教的な感じを受けたわけです。三重苦でございますから、ことば一つを発音するのに、何十回やらせてもできない。しかし、それ……

第65回国会 内閣委員会 第14号(1971/04/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いまおっしゃいましたように非常にむずかしい問題でございますが、確かに今日非常に産業構造、社会構造が変化をしまして、それに人間が対応していけないような時代を迎えておる、人間回復の時代である、これはもうおっしゃるとおりに私も考えております。ところが、四、五百年前でございますか、ヨーロッパにおきましてもルネッサンスというのがあったわけですが、それも中世時代に人間性が抑圧されて、そしてむしろ古きギリシア、ローマにはそういう人間性豊かな時代があった、そういう人間性を回復すべしという運動が起きたわけでございます。その契機になったものは何かといったら、その当時は自然科学の発達だったと思うので……

第65回国会 内閣委員会 第15号(1971/04/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 先般の分科会におきましても鬼木先生から御指摘がございましたように、わが国の教育水準というのは、ほかの点においては世界各国と比較いたしましてかなり進んでいるように思いますが、しかし特殊教育につきましてはかなりおくれておる、不十分である。したがいまして、この教育行政の谷間を何とかして埋めなければならない、光りを掲げなければならない、こういうことで就任以来特殊教育の振興について心をくだいてまいったわけでございます。そうしてその一つといたしまして、まずこの特殊教育総合センターというものを設立をして、そうして特殊教育の児童に対しましてどういう教育をやったならばよろしいか、そういう教育方法……

第65回国会 内閣委員会 第16号(1971/04/20、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今日の交通はほんとうにひどいものでございまして、われわれといたしましても、特に幼児あるいは小学校、中学校等の学童生徒の安全教育のためには努力をいたしておるわけでございますけれども、いまお示しのようなことでございまして、まことに遺憾なことだと思っておるわけでございます。  統計をずっと拾ってみますると、四十一年から四十五年まで幼児が、つまり学齢に達しない子供がかなり高い死亡率を示しておりますし、また老人が非常に多いようでございます。小学校の子供、中学校の子供も痛ましい犠牲者となった者もおりますが、しかし、一般に比べますると、多少ではございますけれども、その率は少なくなってきておる……

第65回国会 内閣委員会 第17号(1971/04/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ごもっともな話でございまして、実は私どもの気持ちといたしましては、このダブルハンディキャップの子供あるいは重症、重度教育の限界といいますか、そこにボーダーラインのところがあるわけでございます。ところが日本の現在までのやり方からいうと、もはやこの人たちは重症である、もう教育の効果はないものときめてかかっておる中に、そうではなくて、こまかい分析をやりますと能力はある、しかしながら目は見えない、耳は聞こえない、ダブルハンディキャップだけれどもこの人はやれる、そういうものを実はアメリカのパーキンスあたりではとらえておるわけです。そういうことにかんがみまして、その判別方法すら日本ではまだ……

第65回国会 文教委員会 第1号(1971/01/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 第六十五回国会において、文教各般の問題を御審議いただくにあたり、所信の一端を申し述べます。  今日、わが国は、幾多の苦難と試練を乗り越えて、著しい成長と発展を遂げ、国際的にもきわめて重要な地位を占めるに至っております。  このことは、明治以来多年にわたり、国民の伝統的な教育に対する強い熱意にささえられつつ、教育の普及と充実のために努力を重ねてきた成果に負うところがすこぶる大きいと存じます。  しかしながら、いまや社会は急速な発展と変貌を遂げつつあります。七〇年代を迎え、豊かな社会への展望が開けた一方では、経済的繁栄に伴う自然的文化的環境の破壊を抑止する必要が痛感され、現代文明の……

第65回国会 文教委員会 第2号(1971/02/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ディスレリーでございましたか、かつて国の運命を決するのは教育だということを申しておりますが、そのことは今日といえども変わらないというふうに私は思います。したがいまして、総理大臣の施政演説におきましても、その意味において日本の国づくりはまず人づくりから始めなければならないということを強調されたわけであろうかと思います。私もそのように教育というものを考えております。同時にまた、新たな価値の創造をするという学問を進めていく努力というものが同時にやらなければならないという意味において、学術文化というものを取り上げられたこともそうかと思うのでございます。  そういう意味から私どもがいま諮……

第65回国会 文教委員会 第3号(1971/02/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 教育というものは、常に反省の上に立つと私は思います。同時に、われわれが考えました教育制度それ自身にしましても、常に反省を加えなければならない。しかし、それを制度として改革をする場合には、非常に慎重でなければならない。できるだけ国民大多数の、各界、各層のコンセンサスを求めつつ改革をやらなければならない。しかも改革にあたっては、やはり場合によっては反対する人もございましょうけれども、しかし、大多数のコンセンサスを得られるという確信があるならば、また勇断をもってこれを断行する、こういうことでなければ教育制度の改革というものは行なわれない、かように考えるわけでございます。  私どもの文……

第65回国会 文教委員会 第4号(1971/02/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 木島先生の御質問にお答えをしましてあるいは十分のお答えにならぬかと思いますが、教育制度というものは、やはりその国の独特の経験と考え方によって打ち立てられておる、そういうものであるというふうに私は思うのです。そういう意味で、戦前までヨーロッパにおきましても、まあヨーロッパみたいな古い国々におきましてはそれぞれの経験あるいは理念のもとにそれぞれの教育制度が打ち立てられておるわけですが、戦後の動きを見てみますると、特にヨーロッパ大陸で育ちあるいは定着しておった教育制度に対して、それはどうも国のあらゆる子供の才能を十分に発揮させる、あるいは素質を伸ばすというようなことができない制度にな……

第65回国会 文教委員会 第5号(1971/02/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ことしは、いまお話しになりましたような金額にとどまったわけでございまして、これは私十分だとは考えておりません。飛躍的にこういう予算を拡充しなければならぬというふうに思っております。今年度の当委員会におきます私の説明におきましても、学術研究を重視しなければならぬという意味は、これからという意気込みを実は示しておるわけでございます。  それには一つの理由があるわけでございまして、大学のあり方、大学改革ということが一面にございます。御承知のように、大学が昔の大学と違って、量的にも質的にもいろいろの変貌を遂げた。そして大衆のための大学ということで、一定の能力があるならばほとんどその人は……

第65回国会 文教委員会 第6号(1971/03/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し、誠意をもって善処いたします。

第65回国会 文教委員会 第8号(1971/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 まことに申しわけない御報告をいたさなければならぬわけでございますが、大阪大学の不正入学事件が起こりまして、実は新聞に出る少し前に、大学側には、こういうような問題がある、したがって協力をしてほしいという警察側からの協力依頼があったそうでございます。そのことは文部省でも承知をしておったわけでございますが、その後新聞にあのような記事が出まして、さっそく私どもといたしましては大阪大学に対しまして、その事実の有無等について問い合わせをいたしたわけでございます。ところが、その事件そのものについては警察側から御報告があったそうでございますが、その不正事件にかかわっております学生の氏名等につい……

第65回国会 文教委員会 第9号(1971/03/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたび政府から提出いたしました国立及び公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府におきましては、教育の重要性にかんがみ、これに携わる教育職員の給与につきましてかねてから特に留意してきたところでありますが、本年二月八日、人事院から、小学校、中学校、高等学校等の教育職員について、その職務と勤務態様の特殊性に基づき、新たに教職調整額を支給することを中心とする内容の意見の申し出がありました。政府といたしましては、その内容を慎重に検討いたしました結果、この意見に沿って必要な措置を講ずることが適当で……

第65回国会 文教委員会 第10号(1971/03/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私はこの前の委員会でも申し上げましたように、教育基本法に書いてございます勤労をとうとぶ云々ということが学校教育の中でどのように実現されておるか、どうもその点が、実を言うとあんまりはっきりしないんじゃないか。はっきりしないところに問題があるのじゃないか。たとえばそれは、普通高校でもそういうようなことをいろいろの教育の中に取り上げるべきだというふうに私は考えております。同時に産業教育、たとえば工業高校であるとかあるいは農業高校であるとか商業高校であるとか、そういう産業教育の担当の先生は、普通高校の先生よりも何か低い人が行っておるんだということを自分自身も考えるような誤った傾向がある……

第65回国会 文教委員会 第11号(1971/03/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御指摘のように、一つには、高等学校の全日制に入学する生徒が著しく増加をしたということ、それからもう一つは、高等学校の通信制課程では生徒数が増加しておる、あるいは職業訓練施設、各種学校などの生徒数が増加している、これはやはり定時制生徒の減少しておる一つの原因だといいますが、しかし、もう一つは、おっしゃるとおりに、新たなそういうような全日制に入っていくということと同時に、定時制そのものが一体今日の世の中に、ちゃんと魅力ある勤労青少年のための高校としてどうなんだというところは確かにあると私は思うわけでございます。その一つには、まず勤労条件やあるいは生活条件と生徒の学習負担とのかね合い……

第65回国会 文教委員会 第12号(1971/03/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 医師養成に関する当面の考え方について申し上げたいと思います。  医師養成につきましては、これまで当委員会をはじめいろいろの機会に述べてまいりましたが、現時点において私の考えていることをあらためて申し上げたいと思います。  御承知のとおり、わが国の医師養成については種々問題がありますが、当面、一つは、医師不足の解消のため医科大学または医学部の入学定員の増加をはかること、及び、二つ、国公私立大学の医学部学生にかかる経済的負担の格差の解消をはかることが喫緊の課題であると考えます。そこで以下、右の当面する二つの課題解決のための問題点及び解決方策について私の考えるところを率直に申し述べた……

第65回国会 文教委員会 第13号(1971/04/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 教育をやる場合には、何を申しましてもよき人材を教育界に求める、またあるいは定着させるということが非常に大事であることは申すまでもないことでございます。またそのためには、やはり教職員が安んじてその自発性あるいは創造性をもってわれわれの次の世代の子弟の教育に当たってもらうというためには、相当の教職員の待遇というものを確保してあげるということが第一であるというふうに私は就仕以来考えておりまして、したがいまして、この教職員の待遇改善については、もう人事院御当局に対しましても再三にわたって御陳情申し上げたわけでありますし、また直接この問題と関連はいたしませんけれども、人事院勧告の完全実施……

第65回国会 文教委員会 第14号(1971/04/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 そもそも、先生方の職務あるいは勤務というものの態様は、元来私は、時間的に労働を切り売りするというような考え方とはなじまないと考えておるわけでございます。その意味合いにおきまして、そういう勤務あるいは職務の態様であるがゆえに、先生方に対しては調整額という形で待遇改善の一環として今回の法案を御提出申し上げ、御審議をわずらわしておるわけでございまして、それを、これを出したからもうあとはぎゅうぎゅう勤務を命じて、そうしてやらせるんだ、こういうつもりは実は毛頭ないわけでございます。そういうことをやるということそれ自身が、いわば教職員の自主性あるいはまた創造性という性格にもとるわけであろう……

第65回国会 文教委員会 第15号(1971/04/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま御提案の議員修正案につきましては、人事院の意見の申し出の趣旨にも反しますので、政府といたしましては反対でございます。
【次の発言】 この法案は、教職員の給与問題等に関しまして、専門的見地から詳細に検討されました第三者機関でございます人事院から政府に対する意見の申し出がございました。私どもは、この人事院から勧告されました事柄に対しまして、人事院勧告を忠実に守り、人事院の申し出を完全に実施するということが、文部大臣といたしまして、文部省といたしましての責任であるということで作成をいたしたわけでございます。そういうわけでございますが、この教職員の調整額の基準にかかわる法案は、……

第65回国会 予算委員会 第3号(1971/01/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 買っております。
【次の発言】 承知いたしております。
【次の発言】 承知いたしております。それで、事実関係はいまおっしゃったとおりですが、しかし、何といいますか、全体のことを申し上げないと誤解される……
【次の発言】 あとでまた、私からもお話しを申し上げます。
【次の発言】 大体そのとおりでございます。
【次の発言】 速記録は読みましたけれども、その事実の有無については、確かめておりませんからわかりません。
【次の発言】 統合委員会で、一応十三万坪が現在の大学拡充としては必要であるということで話がまとまったわけでございます。それで、それ以上いろんなことが行なわれたという結果に……

第65回国会 予算委員会 第5号(1971/02/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたします。  交通安全の教育というものを義務教育の段階からやるということは、全く私も同感でございます。したがいまして、義務教育の教科の中にもまた指導の時間を設けまして、実地訓練を通じまして交通規則を守る態度とかあるいは習慣を身につけて日常生活に処する、こういうことをやっておるわけでございますが、さらに警察あるいはPTAと協力いたしまして、通学道路における歩行や横断道路標識の見方等の集団登下校の安全確保の指導もいたしております。努力もいたしております。またスライド、映画などの教材を整備いたしまして、交通安全訓練施設、これは交通安全教育センターというものでございますが、こ……

第65回国会 予算委員会 第7号(1971/02/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまの総理大臣のお答えに補足して申し上げたいと思います。  外国におきましても、たとえばワシントンに自然史博物館、ロンドンには大英博物館、カナダには国立科学博物館、パリには国立自然史博物館という形であるわけでございますが、私どもの国におきましても、ただいま総理からお話がございましたように、国立科学博物館があるわけでございます。しかしながら、自然史という問題につきましてかなり手薄でございまして、御指摘のとおりでございます。  そういうことから、昭和四十四年度に新たにこの自然史研究部門というものを拡充いたすために、四十四年から三年計画で、ことし昭和四十六年度二億五千六百十九万円……

第65回国会 予算委員会 第11号(1971/02/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 わが国で開かれます世界卓球選手権大会に、中華人民共和国を含めまして、一国でも多くの国が参加することは、まことにけっこうなことでありますし、いままで中共とも中断しておったのが、今度は参加をするわけでございます。しかしながら、この選手権大会の開催を日中間の政治問題に関連づけるような印象を与えるようなことにつきましては、やはり慎重でなければならない。これも川崎先生もお認めいただけることだと思うわけでございます。

第65回国会 予算委員会 第13号(1971/02/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 性病のおそろしさ、あるいは性病の予防ということにつきましては、やはり学校教育の中で取り上げていくということは非常に大事なことだと思います。したがいまして、御指摘になりましたように、指導要領等におきましても、たとえば小学校の五年、六年の保健体育で、あるいはまた中学校になりますともう一年、二年、三年、それぞれ取り上げておりますし、また高等学校になりますといろいろな面で取り上げておるわけでございます。指導要領そのものは、分量としては御指摘のとおりでございますけれども、しかしこの取り上げ方というものは、やはり心身の発展段階に応じて取り上げなければならない。性病そのものということをいう前……

第65回国会 予算委員会 第15号(1971/02/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 人口急増市町村におきます義務教育施設が、プレハブ等を建てまして、十分でないということは全く御指摘のとおりでございます。したがいまして、われわれといたしましては、本年度の予算におきましては、特に公立文教施設整備に対しまして、人口急増地域における施設整備というものを重大に考え、そして大蔵当局と折衝をいたしたわけでございますが、特に私たち文部省だけでなく、自治省と一緒になって相談をいたしました結果、初めて実は土地に対する補助金を獲得することができたわけでございます。これによりまして、総合的な対策が立てられるものだというふうに考えておるわけでございます。  ちょっと数字を申し上げますと……


33期(1972/12/10〜)

第74回国会 内閣委員会 第1号(1974/12/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回、防衛庁長官を命ぜられました坂田道太でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の例に準じて、防衛庁職員の給与の改定を行なうものであります。  すなわち、参事官等及び自衛官の俸給並びに防衛大学校及び防衛医科大学校の学生の学生手当を一般職の職員の給与改定の例に準じて改定するとともに、営外手当についても従前の例にならい改定することとしております。……

第74回国会 予算委員会 第2号(1974/12/19、33期、会派情報なし)【政府役職】

○坂田国務大臣 私は承知いたしておりませんが、調査をいたしまして、御報告を申し上げたいと思います。
【次の発言】 その点につきましての引き継ぎはございません。
【次の発言】 わが国の防衛は、米国との安全保障体制を基調といたしまして、わが国みずからわが国の平和と独立を守り国の安全を保つために、必要最小限度の自衛力を保持しつつ侵略を未然に防止し、核の脅威に対しては米国の抑止力に依存することを基本といたしております。わが国が保持し得る防衛力について、憲法の解釈といたしましては、自衛の目的を達成する限度にとどまる純粋に防御的なものであれば、そのような核兵器を保有することは禁じられていないが、わが国は非……

第75回国会 外務委員会 第22号(1975/06/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 これは、わが国は憲法のもとにおきましても非常な制約がございまして、専守防衛に徹するということが一つあります。それからもう一つは、非核政策をとっておるということもございます。こういう制約下において自衛隊が存在をし、そして日本の国防に任じておるわけでございます。したがいまして、いやしくも、そのシビリアンコントロールというものについて、いささかも揺るぎがあってはならないというふうに思っておりますし、ただいま自衛隊の陸海空におきましてそういうような装備は持っておりません。
【次の発言】 その点はそのとおりだと思います。
【次の発言】 アメリカとの安全保障体制を基調といたしまして、わが国……

第75回国会 外務委員会 第24号(1975/06/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 従来この点は数百海里ということで申し上げておるわけですが、その趣旨は、あくまでも個別的な自衛権の発動に基づいてやるということと、それからやはりわが国の防衛、わが国を守るためにやるということでございまして、一応領海、領空ということだけれども、それには限定しませんよという意味の制約がかかっておるという意味において公海にも及ぶ、こういう意味に御了解を賜りたいと思います。
【次の発言】 数量で言えばやはり数百海里ということでありますが、それは、他国にはなはだしく脅威を与えるというような程度のものであってはいけないという、やはり制約はあろうかと思います。

第75回国会 決算委員会 第15号(1975/06/24、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昭和四十七年度における防衛庁関係歳出の決算について、その概要を御説明いたします。  まず(組織)防衛本庁の経費について御説明申し上げます。  当初の歳出予算額は七千三百六億四千万円余でありまして、これに昭和四十七年四月以降政府職員の給与を改善するための予算補正追加額二百二十八億四千一百万円余、高空における放射能塵の調査研究等のため、科学技術庁から移しかえを受けた額一千万円余、南極地域観測事業のため、文部省所管、文部本省から移しかえを受けた額五億五千六百万円余、科学的財務管理方法導入準備調査のため、大蔵省所管、大蔵本省から移しかえを受けた額八百万円余、前年度からの繰越額二十六億四……

第75回国会 決算委員会 第17号(1975/06/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 わが自衛隊は、先生御案内のとおりに、憲法の制約のもとに、侵略があった場合において行動するわけでございまして、朝鮮半島で事件が発生いたしましても、直接侵略というようなことがなければ、われわれは何らこれに関与はいたしません。
【次の発言】 何らかの日本の安全を脅かすそういう武力攻撃がない限りは出動いたしません。
【次の発言】 私の朝鮮半島自体に対する判断は、先ほどから総理がお答えになっておりますように、南北間における小規模の武力衝突はございますけれども、大規模な戦争状態というものは、ソ、中、そしてアメリカも、しかも日本ももちろん望んでいない、こういう状況におきましては、抑制されるも……

第75回国会 内閣委員会 第17号(1975/05/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明いたします。  まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。  これは、自衛官の定数を、海上自衛隊五百十七人、航空自衛隊三百三十六人、計八百五十三人増加するための改正でありまして、海上自衛官の増員は、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛官の増員は、航空機の就役等に伴うものであります。  次に、自衛隊法の一部改正について御説明いたします。  これは、航空自衛隊第三航空団の司令部の所在地を愛知県の小牧市から青森県の三沢市へ移転するものでありまして、当該部隊の任務遂行の円滑を図る……

第75回国会 内閣委員会 第19号(1975/05/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 防衛庁といたしましては、日本をめぐっております周辺のいろいろの軍事情勢につきまして知っておくということ、そしてそのことをある程度国民にも知っていただくということは、非常に大切なことだと考えておるわけでございます。  最近におきまして目立ちましたものとしては、ソ連海軍が実施いたしております全世界的な規模の演習を挙げることができると思います。同演習は七〇年代のオケアン演習以来の大演習でございまして、ソ連海軍が海軍としての実力を蓄積してきたことを示すものであるというふうに考えております。参加いたしました詳しい隻数等につきまして、もしお尋ねがございますならば、防衛局長からお答えを申し上……

第75回国会 内閣委員会 第20号(1975/05/29、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私はいま、国会でどのようにしていただくかということは言う立場にございませんけれども、私の方の希望といたしましては、吉永先生おっしゃるとおりに考えておるわけでございまして、ひとつ、できますならば、防衛委員会、あるいは特別委員会、あるいは小委員会等におきまして、国の安全保障全般を見ながら国の防衛というものを考えるということが非常に大事だし、また同時に、そのことが国民のコンセンサスを得る上においても非常に必要なことじゃないだろうかと思います。また、もう一つは、シビリアンコントロールというものの本質から考えて、そうあるべきではなかろうかという考えを私は持っております。

第75回国会 内閣委員会 第21号(1975/06/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 「防衛を考える会」は四回開きまして、たしか四回目に、朝鮮半島をめぐりましていろいろの情勢の話が出ましたことはございます。私どもといたしましては、朝鮮半島でいろいろの武力紛争があるということは、やはり日本の安全にとって無関心ではあり得ないのだ、こういう認識でございます。
【次の発言】 そこまでの話があったかどうか、余り記憶が定かでございません。
【次の発言】 日本記者クラブにおきまして私の考え方を申し上げたのは、そのとおりでございます。
【次の発言】 私が申し上げておりますのは、日本記者クラブでお話を申し上げましたのは、朝鮮半島をめぐるいろいろの情勢について、防衛庁長官としての一……

第75回国会 内閣委員会 第22号(1975/06/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 とにかく、日本の防衛力は国民の支持と協力、理解、そういうものがなければ本当の効果ある防衛力にならないという私は信念を持っておるわけでございまして、そのために、やはり国防というものの意義について、特に憲法の制約下にある日本の国防、しかもまた非核政策をとっておるわが国としての国防というような点から考えまして、国民に対するコンセンサスを求める意味におきましても、またそれは単にわが国の国民だけではなくて、平和に徹した日本が、世界の中でどういうような国防の考え方を持っておるんだということを、世界の多くの国々の方々にもわかってもらえる上におきまして、日本の政府の、あるいは防衛庁の考え方とい……

第75回国会 内閣委員会 第23号(1975/06/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 この航空の安全というのは、一番大事なことだと私は思っております。それから、日本の防衛力を整備する、あるいはそういう実力を持つと申しましても、私は、国民の理解と支持と協力がなければ防衛力にならないという考えを実は持っておるわけでございまして、常にそういう観点から物を処していきたいというわけでございまして、いま参事官から申し上げましたように、科学的に、そして技術的に、合理的に出ました安全度というふうなものをちゃんと踏まえまして、そして民間航空というものに対して、先生御指摘のようなことを尊重しながら対処してまいりたいというふうに考えております。

第75回国会 内閣委員会 第24号(1975/06/17、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 この問題は、ただいま防衛局長がお答えをいたしましたとおりに、違法ではないということだと承知をいたしております。しかし、まあいろいろ議論はあるところだと思うので、この前も実はそういうような御答弁を申し上げておるわけでございますが、研究をいたしてみたいというふうに思います。
【次の発言】 本当のことを申し上げておるわけでございますが、ただいま防衛局長がお答えを申し上げたのが本当のことでございます。
【次の発言】 これは先ほどから真実を語っているわけでございまして、防衛局長がいままでお答え申し上げましたことを真実だというふうに受け取っていただきたいと思います。

第75回国会 内閣委員会 第25号(1975/06/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 すでに十三年前に退職いたしました者とは申せ、今回の犯人が自衛隊に三年間在職したことがあると聞いて大変残念に思っておるわけでございます。  私は、防衛庁長官になりまして以来、自衛官に戒めておりますることは、精強なる自衛官であると同時に、健全なる常識を持った国民の一人であってほしい、それからまた狭い視野でなくて広い視野、特に国際的視野あるいは知識、そういうものを持った自衛官でありかつ国民の一人であってほしい、市民であってほしいということを申し続けてまいっております。  こういうわけでございまして、今回のこの事件は、私は、まことに遺憾千万だと思います。今後部隊の教育訓練、一人一人につ……

第75回国会 内閣委員会 第33号(1975/08/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いま防衛局長からお答えいたしましたとおりでございますが、シュレジンジャー国防長官のことし出ました国防白書等を読んでみますと、シュレジンジャー長官の戦争をなくするという考え方、そしてそれの基礎となるものは、核あるいは通常兵力、それに抑止、そしてこの三つが一つであって一つも代替できないのだ、こういう基本的な考え方があると思うのです。それによって抑止力ができ上がるし、そしてそのことがまたデタント、平和共存という基礎になっていくのだ、だから平和共存、デタントというものは単なる平和じゃなくて、力の均衡あるいは力を追求する結果としてデタントというものが出てきたのだ、平和共存が出てきたのだ。……

第75回国会 予算委員会 第6号(1975/02/04、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 兵学研究会は、昭和四十一年六月に始めた陸上自衛隊幹部学校所管の幹部職員の有志からなる私的な同好会でございますし、その目的は、会員の自発的な兵学研究を推進し、わが国の防衛目的達成のための兵学の発展に寄与することでございました。その主な行事は、会員の研究成果を発表するための会を年一回開催し、その研究成果の一部を「兵学研究会記事」としてまとめ、会員と自衛隊内の関係機関に配付しておりました。しかしながら、当該研究会の研究活動が会員にとって負担となりましたので、昭和四十六年五月、当該研究会は解散いたしました。こういうわけでございまして、これは、この前もお答え申し上げましたとおりに、自衛隊……

第75回国会 予算委員会 第8号(1975/02/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 防衛局長からお答え申し上げます。
【次の発言】 防衛局長から答弁いたさせます。
【次の発言】 詳細に聞いてみないとはっきりは申し上げられませんが、多分本当であるだろうということでございます。
【次の発言】 それを詳しく読んでみないとわからないと思います。しかし、政治方針というふうに言葉でおっしゃられれば、そのとおりと思います。
【次の発言】 その実体が政治的なものが入っておるかどうかということは、私いまここで、見てないからわからないということを申し上げておるわけであります。
【次の発言】 だから、政治政策といいますか、方策といいますか、そういうことであるならばそのとおりだと…………

第75回国会 予算委員会 第11号(1975/02/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 政府委員よりまず達成率のところだけをお答え申し上げまして、それから私がお答えいたします。
【次の発言】 私は、四次防計画というものは、わが国の現憲法下に許された、自衛のために必要な最小限度の防衛力を維持する上におきまして、ただいま考えられる最上のものだというふうな確信を持って四次防計画の達成に努力をしておるわけでございます。しかし、いま楢崎先生から御指摘のございましたとおりに、陸と空におきましてはほぼ達成の見通しがついておりますけれども、海につきましてはかなり困難が予想されると思います。大体、最初六万九千六百トンというものを決めましたわけでございますから、毎年一万トンくらいずつ……

第75回国会 予算委員会 第12号(1975/02/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 防衛庁長官といたしまして、復帰後の沖繩の現状についてどのような認識を持っておるかという安里先生の御質問に対しまして、お答えを申し上げたいと思います。  沖繩におきます復帰時の米軍の基地は八十七施設、面積にいたしまして約二億八千七百万平方メートルでございまして、本土におきます米軍基地の数量に比べまして、相当に密度の高いものでございまして、政府はその後、沖繩県民の強い要望と、日米安保条約の目的を達成するために必要な施設の提供との間の調整を図り、米軍施設の整理統合につきまして米側と折衝を重ねてきたところでございます。復帰後現在までに、全部返還施設は二十五、一部返還施設は二十九、合計返……

第75回国会 予算委員会 第18号(1975/02/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いま検討をいたしておりまして、提出できるところは提出いたさせます。

第75回国会 予算委員会 第20号(1975/03/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 核抑止力というのは、まさにそういうことだと私は理解をいたしております。
【次の発言】 やはり核抑止力というものにつきましては、アメリカがいろいろ起こり得る場合に対処しまして、核戦略を持っておるというふうに私は思います。
【次の発言】 アメリカの核戦略は、通常兵器あるいは戦術核あるいはまた大陸弾道弾みたいな核、この三つから成り立っておるというふうに私は承知をいたしております。
【次の発言】 防衛局長からお答えを申し上げます。

第75回国会 予算委員会 第23号(1975/06/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 次期戦闘機はF104J機の用途廃止が昭和五十五年ごろから本格的に始まる見通しでありますので、逐次これを更新するために必要になるものでございます。防衛庁は六月一日に七月二十一日までの予定で欧米六カ国に海外資料収集班を派遣いたしました。次期戦闘機の機種決定は、五十年度にこれらの資料収集、各種の分析作業等を行いまして、数機の候補機種を選定し、さらに五十一年度には、これらの候補機種について調査団を派遣して、さらに詳細な資料収集、費用対効果分析等を実施いたしまして、公正な決定をいたしたいと考えております。
【次の発言】 この問題は、まだ防衛庁の段階でいろいろと調査をいたす段階でございます……

第76回国会 決算委員会 第2号(1975/11/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昭和四十八年度における防衛庁関係歳出の決算について、その概要を御説明いたします。  まず(組織)防衛本庁の経費について御説明申し上げます。  当初の歳出予算額は八千五百四十九億七百万円余でありまして、これに昭和四十八年四月以降政府職員の給与を改善するための予算補正追加額四百八十三億七千八百万円余、高空における放射能じんの調査研究等のため、科学技術庁から移しかえを受けた額一千三百万円余、南極地域観測事業のため、文部省所管、文部本省から移しかえを受けた額八億二千六百万円余、科学的財務管理方法導入準備調査のため、大蔵省所管、大蔵本省から移しかえを受けた額二百万円余、前年度からの繰越額……

第76回国会 内閣委員会 第1号(1975/10/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明いたします。  まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。  これは、自衛官の定数を、海上自衛隊五百十七人、航空自衛隊三百三十六人、計八百五十三人増加するための改正でありまして、海上自衛官の増員は、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛官の増員は、航空機の就役等に伴うものであります。  次に、自衛隊法の一部改正について御説明いたします。  これは、航空自衛隊第三航空団の司令部の所在地を愛知県の小牧市から青森県の三沢市へ移転するものでありまして、当該部隊の任務遂行の円滑を図る……

第76回国会 内閣委員会 第2号(1975/10/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 そのとおりでございまして、私就任いたしまして、自衛官を募集いたしておりますときに、食事代がただだ、こういっておるわけでございますが、いまのような仕組みになっていたということがわかったわけでございます。そこでまた、それをただいま御説明を申し上げましたような状況にすることによって、はなはだしくほかの給与体系を乱すようなことがあってはいけないと思います。  それからもう一つは、とにかくこの自由社会におきまして二十四時間、法律でもって営内に居住をさせ、そして同一食事それから同時就寝、同時起床という規律ある生活を営み、かつ、有事の際においては命を顧みず挺身をしなければならないという、そう……

第76回国会 内閣委員会 第6号(1975/11/20、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 四次防につきましてはいま答弁を申し上げましたような状況でございまして、来年度の予算を一〇〇%いただきましてもなおかつ充足ができないということにつきましては、いろいろの事情はあったにいたしましてもまことに申しわけない事態であると考えております。  そうでございますが、しかし、これをどうするかということでございますが、結論を申しますと、もちろんこの四次防の積み残し分の大部分というのは、やはり次の新防衛構想の中に取り込んでいかなければならない、そしてそれを満たしていかなければならないというふうに思います。  しかしまた、今度新防衛構想を固めますにつきまして考えましたのは、果たして四次……

第76回国会 内閣委員会 第8号(1975/12/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御案内のように、私昨年三木内閣の防衛庁長官に就任いたしましたけれども、私は文部大臣をやったり厚生大臣をやったりいたしまして、防衛庁は政務次官をやった経験もございません。防衛問題は初めてでございます。そういうわけで、白紙の立場で物を見てまいったわけでございます。  しかし、私就任いたしまして申し上げましたように、どんないい装備を持った自衛隊でございましても、あるいはどんな精強な自衛隊でございましても、自衛隊のみで国を守るということはできない。やはり自衛隊が国民の中に溶け込んで、国民の非常な信頼を保ち、かつ国民の理解と支持と協力がなければ、防衛の力にはなり得ないのだ、国を守る力には……

第76回国会 内閣委員会 第9号(1975/12/11、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御質問の趣旨が実は私よくわからないわけでございますが、私自身が就任いたしまして今日一年になるわけでございますが、その間予算編成、そしてポスト四次防をどうするかということについて、四月の二日に第一次長官指示というのを出しました。それから十月の二十九日に第二次の長官指示を出したわけでございまして、私どもとしましては、その線に沿いまして、手続上その線をずっと走っているということでございます。  ただ、国際情勢の変化と申しますと、ちょうど一次の指示をいたしましたときの国際情勢の見通しの中で一つ誤っております。それは何かと申しますと、サイゴンがあんなに早く落ちるというふうには見ていなかっ……

第76回国会 内閣委員会 第10号(1975/12/16、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 実はシュレジンジャー長官とは八月の二十九日に会談をいたしましたが、その翌日、野鳥を見に行くということは聞いておりますし、またそのようなことはありますが、私は実は同道しておりませんし、その後どう、野鳥がおったのか、おらなかったのか実は知らないのです。ただ、野鳥の本を差し上げたことはございます。それだけでございます。
【次の発言】 行っていないわけでございます。
【次の発言】 出ておりません。
【次の発言】 結果とすると、そういうふうにだんだんしぼられてくると思いますけれども、やはり選定をする場合に広く見るというのも一つの調査の仕方という気はいたします。

第76回国会 予算委員会 第2号(1975/10/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私、就任いたしまして、日米安保条約がある、これは日本の独立と日本の安全のために不可欠なものである。ところが、この日米安保条約のわが国の義務としては基地の提供がある。基地の問題については、日米安保協議委員会というものがあって、そのもとでいろいろ協議もされておる。しかし、安保条約の大事な点であります有事の際における日米防衛協力の問題、作戦協力の問題、それにつきまして話し合う場がない。しかもまた、安保条約の相手国である責任者、国防長官と日本の防衛庁長官の間に、これについていろいろ話し合いをしたようなことはない、これでは果たして、日米安保条約というものはあるけれども、本当に有効に機能す……

第76回国会 予算委員会 第3号(1975/10/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昨日の岡田さんの御質問に関連しましての資料調査の結果を御報告を申し上げたいと思います。  統幕三登第三九甲二八号というのは、防衛庁の正式文書ではございません。かねて防衛庁が申し上げておりますとおり、日米制服間で行っておりました研究のメモでございます。したがいまして、文書として正規に登録されておりません。当該文書についての簿冊はございません。  統幕三登第三九甲二八号のメモは四十一年二月に焼却しており、岡田議員提出の文書が当該メモであるか否かについては、現時点において確認することはできません。  有事の際において、日米が共通の危険に対処するための総合的な研究は、四十年に、三矢研究……

第76回国会 予算委員会 第4号(1975/10/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 シュレジンジャー長官とは、八月の二十九日二時間ばかりお会いしました。私、英語があまりできませんので、結局往復でございますから、内容は一時間でございます。  かねがね私が申しておりました日米防衛協力の問題、年一回原則として責任者同士が会うということは必要じゃないだろうかということで、これは合意をいたしました。それから、従来そういう問題について話し合う場がないというのもおかしいことであって、やはり日米安保条約が本当に有効に働くためには、防衛協力についていろいろ話し合う場がなければならない、そういう機関が新しく設けられてしかるべきじゃないだろうかという提案をいたしました。この点も了承……

第76回国会 予算委員会 第6号(1975/10/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 三矢研究が出ましてから総合的な防衛協力全般につきましての研究はやっておりません。しかしながら、個々の技術的な研究というものは続けておるわけでございます。しかし、このことは、日米安保条約というものが日本の安全にとって不可欠なものであるという認識を持つとするならば、これはやはり、日米防衛協力の問題につきまして当事者同士が話し合うことは当然なことであるというふうに私は考えたのでございますし、また、そういうような研究はシビリアンコントロールのもとにおいて行われるべきものであるというふうに考えたのでございまして、その意味から、実はアメリカの国防長官シュレジンジャーさんと私とこの八月二十九……

第76回国会 予算委員会 第7号(1975/10/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私は承知いたしておりません。
【次の発言】 これは日米間の防衛協力の問題につきまして、やはりできないものはできないわけでございます。ただ、日本の安全を守るために、いろいろの情報を日米安保条約に基づきましてわれわれが入手するということは非常に必要なことだと考えるわけでございます。それを余りにも明らかにすること、それ自体はやはり日本の安全にとっていかがかと私は思うわけでございます。しかしながら、先ほど総理からお答えがございましたように、日韓の間において秘密協定があるとかなんとかいうことはございません。
【次の発言】 先般、募集業務に関する調査についてのお尋ねがございましたので、調査……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/05/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 衆議院ロッキード問題に関する調査特別委員会に対しまして防衛庁長官といたしまして御報告を申し上げます。  防衛庁は、昭和四十三年ごろから対潜哨戒機能向上のための各種調査研究を進め、当時は米国からP3Cを導入できる見込みがなく、かつ、国内開発によれば所望の性能のものが得られるとともに、防衛基盤の培養にも資するという考えのもとに、昭和四十五年度概算要求におきましては次期対潜機として必要な基本的性能諸元の概略等を検討するための調査研究費を、昭和四十六、四十七年度概算要求においては基本設計費等を要求いたしました。  右各年度の予算編成に際しまして、次期対潜機の国産化を前提とする研究開発の……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第20号(1976/08/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 PXLにつきましては疑惑は感じられないと私が申しましたのは、次期対潜機問題の経緯について、当の防衛庁のこれまでの調査結果から、防衛庁につきましては疑惑がないと判断し申したものであり、今日においても、いささかも変わっておりません。
【次の発言】 私の申し上げましたのは、そういう意味でございまして、田中前総理がいま逮捕されておられるわけで、これは、いま検察当局が調べておるわけでございます。しかし、いままで私どもが調べました限りにおいては、ないということを申し上げておるわけでございます。
【次の発言】 大体そのとおりでございます。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第24号(1976/08/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 国防会議の問題につきましては、総理大臣あるいは国防会議事務局長からお話しいただくのが至当かとは思いますが、御指名でございますので申し上げますと、国防会議は内閣総理大臣の諮問を受けて国防に関する重要事項を審議する機関であり、発足以来、国防の基本方針と数次にわたる防衛力整備計画などを審議答申しております。文民統制についての役割りを果たしてきておりますが、そのあり方につきましては、運営方法の改善、組織の改編等、種々の論議がございます。これらにつきましては、事務局を中心として種々の検討が行われておるというふうに承知をいたしておりますが、当面、運営方法の改善を中心に私も努力をいたしたいと……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第28号(1976/09/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 現在作業をいたしておりまして、国防会議にポスト四次防の整備計画、なかんずく基盤的防衛力大綱につきまして御審議を願っておるわけであります。したがいまして、概算要求までには間に合いませんので、いずれ十二月の段階に持ち越されると思います。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 これはかねがね私が申し上げておりますように、国民の中にP3Cに対しまして疑惑を持っておるわけでございまして、この点がある程度解消されない限り決定的な決め方をするわけにはまいらぬというふうに考えております。
【次の発言】 私どもの方といたしましては、P3Cの疑惑の解明は解明といたしまして、あらゆる……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第30号(1976/09/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 PXLの問題は、私も非常に心配をし、鋭意この解明に当たっておるわけでございます。しかし、いままでのところ、私どもの方に、疑惑を解明する問題はなかなか出てまいりません。この問題は、やはり捜査当局の追及を待たなければ何とも言えない段階だというふうに思っております。  それから、それがあるのに、このソ連機の領空侵犯事件についてとやかく言っておるとおっしゃいますけれども、これは防衛庁の長官といたしましてやはり重大な関心を持っておるわけでございます。亡命であれ何であれ、もしこれがそうでないような形でこのような領空侵犯というものが行われる、警告を無視して入ってくるということは、日本国民の安……

第77回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1976/07/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回の県道一〇四号線越え射撃演習の実施につきまして御報告を申し上げます。  県道一〇四号線越え射撃演習は、昭和四十八年三月から昭和四十九年十月までの間に九回実施され、その後、昭和五十年二月及び三月に演習を実施すべく計画されましたが、県道一〇四号線の交通規制に反対する人たちが着弾地帯に入り込んだため、演習は中止されました。  このような状況にかんがみまして、かねて金武村からも要望のございました砲座の背後を迂回する産業開発道路の建設を行い、交通規制が行われても一般の通行には支障のないよう措置することといたしまして、それまでの間は演習は見合わせるよう米側に申し入れ、米側もこれを了承し……

第77回国会 外務委員会 第3号(1976/03/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私は、国民にやはり納得のいく形で機種の選定は行わなければならないというふうに思います。一点の疑惑を招くようなことがあってはならないというふうに思っております。それから現在、国産にするのかあるいはP3Cにするのかということは実はまだ決まったわけではございません。それからこれは当然なことでございますけれども、ポスト四次防をいま作業いたしておるわけでございまして、その作業の結果が大体三月末から四月にかけまして陸海空それぞれから私のところに報告があろうかと思います。それを見まして私いろいろ検討をいたします。装備につきましてもあるいは編成等につきましても、昨年度行いました長官指示に基づい……

第77回国会 外務委員会 第4号(1976/04/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 先般丸山局長が答弁いたしましたとおりに私は考えておるわけでございまして、大きな影響はないというふうに考えるわけであります。と申しますのは、アメリカの日本防衛についての影響は大した影響はないというふうな判断からであります。
【次の発言】 それは恐らく条件ということではないと思います。
【次の発言】 日本の安全と独立を守るために、やはり日米安保条約というものは必要不可欠なものであるというふうに考えます。しかも日米安保条約はやはり抑止力を持っておるわけでございまして、それによって日本の安全が保たれておるというふうに考えるわけでございますが、一方われわれは非核政策をとっておりますし、そ……

第77回国会 内閣委員会 第3号(1976/03/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今度のロッキード問題に関連いたしまして、わが防衛庁で三つの機種選定につきましての山があるという御指摘でございますが、そのとおりであろうかと思います。この点につきましては、詳しくはいま防衛局長からお答え申し上げたいと思いますが、まず第一番目のロッキード・グラマンという問題につきましては、御承知のとおりに赤城防衛庁長官、そして源田……(藤尾委員「赤城官房長官です。その当時の防衛庁長官は左藤義詮さんと伊能さんでございます。」と呼ぶ)いや、私が申し上げましたのは、その後になりまして104を決定されたことを実は申し上げておるわけでございまして、ロッキード・グラマンのことにつきましては防衛……

第77回国会 内閣委員会 第7号(1976/05/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明いたします。  まず、防衛庁設置法の一部改正について御説明いたします。  これは、自衛官の定数を、海上自衛隊八百十一人、航空自衛隊六百七十七人、計千四百八十八人増加するための改正でありまして、海上自衛官の増員は、艦艇、航空機の就役等に伴うものであり、航空自衛官の増員は、航空機の就役等に伴うものであります。  次に、自衛隊法の一部改正について御説明いたします。  これは、航空自衛隊第三航空団の司令部の所在地を愛知県の小牧市から青森県の三沢市へ移転するものでありまして、当該部隊の任務遂行の円滑を図……

第77回国会 内閣委員会 第11号(1976/06/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 この事件の報告を受けたわけでございますが、いずれにいたしましても、まことに自衛隊の威信を失墜することになると思うわけでございまして、もう少しこの点、よく事件の真相を明らかにしなければいけないというふうに思っております。やはり、そういうようなことが二度と再び起こってはならないというふうに考えておるわけでございます。
【次の発言】 事件の概要はわかりましたけれども、まだ詳細については承知をいたしておりません。  しかし、いままでのわれわれの調査しました結果からいたしましても、三月の段階でなぜ徹底的に調べなかったのかということです。それから、いま警務隊の調べ方、これは私は聞いておりま……

第77回国会 内閣委員会 第12号(1976/07/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 そもそもこれを考えましたのは、安保条約がある、しかも五条におきましては、有事の際における対処行動について述べられておるわけでございますが、それにつきまして一部のユニホーム間におきましては研究がなされておるということ、しかし、こういう大事な問題については、シビリアンコントロールの上から言っても、シビリアンあるいは政治家の間においてオーソライズされた中においてやるべきではないかというふうに私は考えたわけでございます。また、日米安保条約というものが、わが国の安全と独立にとって非常に大事であるというふうに考えました場合に、安保条約の抑止効果というものを高める上からもそういうことはちゃん……

第77回国会 内閣委員会 第15号(1976/08/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 陸海空の自衛隊職務に影響があってはならないと思っておりますので、十分気をつけてまいりたいと思います。
【次の発言】 後で伊藤局長から御報告を申し上げたいと思いますが、この事件が起こりました原因はいろいろあろうかと思いますけれども、まず危険が今後拡大するかどうかというようなこと、この点につきましては私どもは拡大しないだろうという判断をいたしておるわけでございます。  確かに北と南と強力な軍事力を対峙させておりますし、今度ばかりではなくて、越境事件あるいはゲリラあるいは海での衝突等もございました。しかし、基本的にはやはりアメリカが韓国に駐留をいたしておりますためにその抑止力が効いて……

第77回国会 予算委員会 第3号(1976/01/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 これは、丸山局長から御答弁申し上げましたように、それからまた、この前もお答えを申し上げましたように、入ってきます飛行機を識別する方法といたしまして米軍が好意で提供してくれたものでございます。したがいまして、これにつきまして日米間にどうだこうだ、韓国とどうだというような取り決めはございません。それだけのことでございます。まことに技術的な問題であります。
【次の発言】 これは日米間で、あるいは日韓間で取り決めしたようなものではございません。全く技術的な問題でございます。それから、こういうような技術的な識別の方法、これだけでスクランブルをかける……

第77回国会 予算委員会 第4号(1976/01/31、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ソ連太平洋艦隊は、司令部をウラジオストクに置きまして、ウラジオストク、ペトロパウロフスク、ソビエツカヤ・ガワ二等の基地に、潜水艦、巡洋艦、駆逐艦等の艦艇約七百五十隻、約百二十万トンを保有しておるというふうに言われております。  次に、ソ連艦隊は、相手艦隊の打破、海上交通路の破壊、地上目標の破壊、輸送の実施等を目的とすると言われております。一方、日本周辺におきます活動状況などから、太平洋艦隊は次のような役割りを持っておると思われます。すなわち、海上における戦略攻撃力の保持、相手海上兵力特に空母部隊、潜水艦の撃滅、相手海上交通路の破壊及び撹乱、水陸両用作戦を含む味方地上軍への協力、……

第77回国会 予算委員会 第5号(1976/02/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 駐留軍の従業員の給与改定は、全従業員にかかわるきわめて重大な問題であるというふうに私承知をいたしておりますので、関係者一同一丸となりまして折衝に当たっております。昨年の十二月の三十一日もやりました。自来、今日までやっておるわけでございますが、土曜まで三日間、それこそ不眠不休で、向こうもそうでございますが、こちら側もそういう体制で、実は最後の詰めの段階に入っておるというところでございます。  それで、御指摘になりましたように、昭和四十九年度給与改定の際に、日米間で約束をいたしました検討事項が解決するまではこの交渉に入らない、という態度を実は変えておらないために折衝が難航しておりま……

第77回国会 予算委員会 第7号(1976/02/04、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昨年の八月二十九日にシュレジンジャー国防長官と私といろいろお話をいたしました。しかしアメリカ側として、日本に対してこれ以上に強力な防衛力を増さなければならぬという意味のことはございませんでした。私からむしろ、わが国は特別の憲法がある、あなたも御承知のとおりだと思う、専守防衛である、その自衛を高める努力をしておるのだ、そのことはよくわかる、こういうことでございます。特にわが国は四面海に囲まれておるし、しかもまた、資源を多くの国々から受けてそして立っておる国である、したがいまして対潜能力というものは日本の国を守るために当然考えなければならないことである、それもよくわかる、こういう意……

第77回国会 予算委員会 第9号(1976/02/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 御承知のように、ソ連の海軍力というのが最近目覚ましい増強をしておるということは、アメリカ側の証言によっても明らかなとおりでございます。たとえばソ連の太平洋艦隊につきましては、ウラジオストクに司令部を置きまして、現在、艦艇約七百五十五隻、約百二十万トンから成っております。艦艇は、潜水艦約百二十五隻、巡洋艦約十隻、駆逐艦級約八十隻から成っております。ウラジオストク、ペトロパウロフスク、ソビエッカヤ・ガワニ等をこれら艦艇の基地としております。  こういうわけでございますが、最近、全世界の大洋を対象にいたしまして昨年春、七五年オケアン演習というものをやったことも御案内のとおりでございま……

第77回国会 予算委員会 第10号(1976/02/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 大体、楢崎委員からことしの米国国防長官ラムズフェルド及びブラウン統合参謀本部議長の御説明、そのとおりだと思いますが、ただちょっと違いますのは――昨年とことしと基調ではそう変わっておりません。それから、去年のたしかブラウン報告におきましても対潜能力という云々もございますし、今日もそれは変わっておりません。
【次の発言】 冒頭に、われわれの自衛努力ということに対して、シュレジンジャーがそれを評価し、そして日本の憲法というものを私は説明いたしまして、できることとできないことがある、しかしながら自衛のために必要な防衛努力を、民生を著しく圧迫せず、また同時に他国に脅威を与えない程度に努力……

第77回国会 予算委員会 第17号(1976/02/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 先般、次期対潜哨戒機の問題で久保次官が発言いたしまして、そのことにつきましていろいろ第三者に御迷惑をかけた。いろいろございます。また、自分自身でも事実誤認があったということを、その夜の新聞記者に対しまして誤りを訂正いたしました。また、その翌日の本委員会におきましてもその事実誤認を訂正いたしました。そのことにつきましていろいろ検討いたしました結果、訓戒処分をいたした次第でございます。
【次の発言】 私はいろいろ調べました結果、事実誤認ということがあったというふうに思います。事柄の重大性につきまして、一たん記者クラブに発表したものを後で取り消しをしなければならない、あるいはまた、そ……

第77回国会 予算委員会 第18号(1976/02/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今度開きますところの日米防衛協力の対象にはなりますけれども、いまは考えておりません。
【次の発言】 先ほどから防衛局長がるる御説明を申し上げているとおりなのでございまして、わが国の、安全を守るために、領空侵犯、そういう事態に対してこのレーダーサイトを使っておるわけでございます。それは松前・バーンズ協定によって使っておる、こういうことでございます。また、有事の際は日本に侵入いたします敵機を要撃する、それに対していろいろわれわれがまた利用をする、こういうことでございまして、別に御疑問になるのが私にはよくわからないわけでございます。

第77回国会 予算委員会 第23号(1976/03/04、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 国民の中に、PXLの機種選定について何らかの疑惑があるのではないかというようなことが論じられておるわけでございますが、私どもといたしましては、いやしくも日本の国を守る国防の重要な装備であります次期対潜哨戒機ということが、そういうような忌まわしい形で決定されたというようなことであるとするならば、それはゆゆしきことであると思います。したがいまして、この問題が起きましてから直ちにこのPXLの機種決定のいきさつ等につきましていろいろ調べてまいったわけでございます。事実調査も重ねてまいったわけでございますけれども、ただいままでのところ、そういうようなことはないという確信を持っておる次第で……

第77回国会 予算委員会 第24号(1976/03/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたしたいと思いますが、日本海におきますソ連海軍の軍事力は最近目覚ましい増強を示しておりますし、先般のアメリカ軍事委員会における海軍長官の御報告にもありますような状況でございます。しかし、日本にそれが脅威であるかどうかということでございますけれども、そういう軍事力といいますか、潜在的な軍事力があること、存在しておること、それは私たち承知をいたしております。しかしながら、それが顕在化して直接日本の脅威になっておるというふうには考えておりません。
【次の発言】 潜在的には脅威が存在をしておる、この事実はございます。

第78回国会 外務委員会 第1号(1976/10/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 まずこの扱いにつきまして、私としては三つのことを考えたのでございまして、一つは、このミグ25戦闘機のわが国に対する領空侵犯及び強行着陸の背景状況を解明するために必要な調査を行うということが一つであります。それから二つ目には、調査に当たりましては、―本隊の能力が不足する場合、それを補う必要最小限度の範囲内において、自衛隊の主体性のもとに、米軍から技術要員及び機器を調達するということでございます。三つ目には、調査に当たりましては対外的影響等に配慮し、外務省とも密接な調整をとりつつ、慎重かつ迅速に実施する、こういうことでございまして、われわれの方ではあくまでも日本政府の主体性のもとに……

第78回国会 決算委員会 第1号(1976/10/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いま災害に対しまして、あるいは地震に対しまして、自衛隊はどうしておるかということかと思いますが、私は単なる外国から侵略を受けるために自衛隊が存在するばかりでなくて、やはり国民の生活を脅かす、あるいは生命、財産を脅かすこの天災、地変に対しまして、これを守る、国民の安全を守るという任務も、わが自衛隊にあるという考え方を実は持っておるわけであります。  したがいまして、毎年この東京付近におきましても、災害が起きた場合はどうするかという訓練を実はやっておるわけでございます。関西で、ことし初めて実はやりまして、関係の府県、町村あるいは消防団、警察その他と合同でやりました。ところが、私が就……

第78回国会 内閣委員会 第1号(1976/10/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回の三木内閣の改造によりまして、また防衛庁長官を留任いたしましたので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 去る九月六日、午後一時十一分、航空自衛隊のレーダーサイトは、北海道西方約百マイルのところを東進中の識別不明機を発見しました。  これに対して一時二十分千歳基地からF4EJ二機を緊急発進させるとともに、奥尻、大湊、当別及び加茂の各レーダーサイトをこの目標の監視に当たらせました。識別不明機は、高度を下げつつ東進を続け、奥尻レーダーサイトが国際周波数を用いて行った警告にもかかわらず、一時二十二分三十秒、北海道茂津田岬の沖合い上空、東経百三十九度四十五分、北緯……

第78回国会 内閣委員会 第4号(1976/10/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の例に準じて、防衛庁職員の給与の改定を行うものであります。  すなわち、参事官等及び自衛官の俸給並びに防衛大学校及び防衛医科大学校の学生の学生手当を一般職の職員の給与改定の例に準じて改定するとともに、営外手当についても従前の例にならい改定することとしております。  なお、事務官等の俸給のほか、扶養手当、住居手当、通勤手当、宿日直手当、期末勤勉手当及び医師等に対する初任給調整……

第78回国会 予算委員会 第1号(1976/09/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 まず、本件の調査は、ミグ25型機のわが国に対する領空侵犯及び強行着陸の背景、状況を解明するために、自衛隊が独自の立場から行うものでございます。  この調査の進行状況につきましては、防衛局長からお答えを申し上げたいと思います。

第78回国会 予算委員会 第2号(1976/10/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私といたしましては、塚本委員のおっしゃいましたとおりに実は考えておりまして、まず第一には、ミグ25戦闘機が領空を侵犯いたしまして強行着陸をいたしましたことを許しましたことに対しまして、私はまことに責任を感じておるものでございます。したがいまして、今後低空からこういうスピードで入ってくるものをどういうふうに防ぐかということについて、いま防空の検討を命じておるというところでございます。しかしながら、それをやるにつきましても、その機体の調査をやらなければ防空を全うすることができないというふうに私は思いますので、徹底的に調査をいたしたいと実は考えて、ただいまそれをやっておるわけでござい……


35期(1979/10/07〜)

第91回国会 安全保障特別委員会 第1号(1980/04/01、35期、自由民主党・自由国民会議)【議会役職】

○坂田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存ずるとともに、その職責の重大さを痛感いたす次第でございます。  何分にも微力な私ではございますが、誠心誠意、公正円満なる委員会運営に努めてまいる所存でございますので、何とぞ練達堪能なる委員各位の御協力を切にお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの大坪君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  ……

第91回国会 安全保障特別委員会 第2号(1980/04/26、35期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  まず、現下の国際情勢とわが国の安全保障及び防衛政策について、外務大臣及び防衛庁長官からそれぞれ説明を求めます。大来外務大臣。
【次の発言】 細田防衛庁長官。
【次の発言】 この際、昨日のイランにおけるアメリカによる人質救出活動について外務大臣より説明を求めます。大来外務大臣。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石橋政嗣君。
【次の発言】 午後一時より委員会を再開することとし、この際休憩いたします。     午後零時二十三分休憩


36期(1980/06/22〜)

第92回国会 安全保障特別委員会 第1号(1980/07/18、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、再度本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存ずるとともに、その職責の重大さを痛感いたす次第でございます。  何分にも微力な私ではございますが、誠、心誠意、公正円満なる委員会運営に努めてまいる所存でございますので、何とぞ練達堪能なる委員各位の御協力を切にお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。(拍手)  本日は、これにて散会いたします。     午後一時二十九分散会

第92回国会 安全保障特別委員会 第2号(1980/07/22、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  この際、理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの竹中君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、委員長は、       有馬 元治君    椎名 素夫君       三原 朝雄君    箕輪  登君       前川  旦君    横路 孝弘君       市川 雄一君    吉田 之久君 以上八名を理事に指名いたします。
【次の発言】 この際、外務大臣、防衛庁長官、外務政務次官及び防衛政務次官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。伊藤外務大臣。

第93回国会 安全保障特別委員会 第1号(1980/10/02、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続いて本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存ずるとともに、その職責の重大さを痛感いたす次第でございます。  何分にも微力な私ではございますが、誠心誠意、公正円満なる委員会運営に努めてまいる所存でございます。  何とぞ練達堪能なる委員各位の御協力を切にお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの椎名君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり」

第93回国会 安全保障特別委員会 第2号(1980/10/21、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  まず、わが国の安全保障問題及び防衛政策について、外務大臣及び防衛庁長官から、それぞれ説明を求めます。伊東外務大臣。
【次の発言】 大村防衛庁長官。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。有馬元治君。
【次の発言】 塩田防衛局長より、先ほどの答弁に関しまして発言を求められておりますので、これを許します。塩田防衛局長。
【次の発言】 午後二時より委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。     午後零時二十三分休憩

第93回国会 安全保障特別委員会 第3号(1980/10/27、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。吉田之久君。
【次の発言】 東中光雄君。
【次の発言】 東中君に申し上げます。  申し合わせの時間が経過いたしております。結論をお急ぎいただきたい。
【次の発言】 外務大臣、何かありますか。
【次の発言】 中馬弘毅君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時二十分散会

第93回国会 安全保障特別委員会 第4号(1980/11/05、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  最近の国際情勢とわが国の安全保障問題について、本日、参考人として平和・安全保障研究所理事長猪木正道君及び東京大学教授関寛治君に御出席を願い、御意見を聴取することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、委員会を代表して、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。  両参考人には、御多用中のところ御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。 ……

第93回国会 安全保障特別委員会 第5号(1980/11/10、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。横路孝弘君。
【次の発言】 横路君、簡単にお願いします。
【次の発言】 市川雄一君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 東中光雄君。
【次の発言】 東中君、簡単にお願いします。
【次の発言】 東中君、もういいですね。
【次の発言】 中馬弘毅君。
【次の発言】 箕輪登君。
【次の発言】 この際、理事辞任の件についてお諮りいたします。  理事椎名素夫君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。

第94回国会 安全保障特別委員会 第1号(1980/12/22、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続いて本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。  委員各位の御支援、御協力をいただき、円満に委員会を運営してまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの椎名君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、委員長は、       有馬 元治君    椎名 素夫君       三原 朝雄君    箕輪  登君       前川  旦君    横路……

第94回国会 安全保障特別委員会 第2号(1981/02/25、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  最近の国際情勢及びわが国の防衛政策について、外務大臣及び防衛庁長官から、それぞれ説明を求めます。伊東外務大臣。
【次の発言】 大村防衛庁長官。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。  本日は、これにて散会いたします。     午後零時二十九分散会

第94回国会 安全保障特別委員会 第3号(1981/04/13、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  この際、外務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。伊東外務大臣。
【次の発言】 質疑の申し出がございますので、順次これを許します。石原慎太郎君。
【次の発言】 矢山有作君。
【次の発言】 時間ですから、どうぞ。
【次の発言】 次に、市川雄一君。
【次の発言】 次に、西田八郎君。
【次の発言】 東中光雄君。
【次の発言】 中馬弘毅君。
【次の発言】 引き続き質疑を続行いたします。石原慎太郎君。
【次の発言】 次に、矢山有作君。
【次の発言】 嶋崎譲君。

第94回国会 安全保障特別委員会 第4号(1981/04/20、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  この際、外務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。外務大臣伊東正義君。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。椎名素夫君。
【次の発言】 次に、西中清君。
【次の発言】 次に、吉田之久君。
【次の発言】 次に、東中光雄君。
【次の発言】 次に、中馬弘毅君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後八時一分散会

第94回国会 安全保障特別委員会 第5号(1981/04/22、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  この際、防衛庁長官から有事法制の研究について報告を求めます。防衛庁長官大村襄治君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後零時六分散会

第94回国会 安全保障特別委員会 第6号(1981/05/08、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。堀之内久男君。
【次の発言】 次に、有馬元治君。
【次の発言】 次に、玉沢徳一郎君。
【次の発言】 次に、前川旦君。
【次の発言】 これは理事会で御相談をいたしたいと思います。
【次の発言】 午後三時三十分より委員会を再会することとし、この際、休憩いたします。     午後一時八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。前川旦君。
【次の発言】 市川雄一君。
【次の発言】 次に、東中光雄君。

第94回国会 安全保障特別委員会 第7号(1981/05/22、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  この際、連合審査会開会申し入れの件についてお諮りいたします。  外務委員会において調査中の国際情勢に関する件について、外務委員会に連合審査会開会の申し入れをいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、連合審査会の開会日時等につきましては、関係委員長と協議の上、決定し、公報をもってお知らせいたしたいと存じますので、御了承願います。  本日は、これにて散会いたします。    午前十一時五十一分散会

第94回国会 安全保障特別委員会 第8号(1981/06/04、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  国の安全保障に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、閉会中審査案件が付託されました場合の諸件についてお諮りいたします。  閉会中審査のため、委員派遣の必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣の承認申請をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、派遣委員の氏名、員数、派遣地、期間その他所……

第94回国会 安全保障特別委員会 第9号(1981/07/15、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  この際、防衛庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。大村防衛庁長官。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。椎名素夫君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。横路孝弘君。
【次の発言】 一応委員長からお答えしますけれども、ハワイ会談は御承知のようにプロセスの問題で、それは出さないという約束のようでございますから無理じゃないかと思いますが、一応理事会で御相談申し上げたいと思います。

第95回国会 安全保障特別委員会 第1号(1981/09/24、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続いて本特別委員会の委員長の重責を担うことになりました。  委員各位の御支援、御協力をいただき、円満に委員会を運営してまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの椎名君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、委員長は、       有馬 元治君    椎名 素夫君       三原 朝雄君    箕輪  登君       前川  旦君    横路……

第95回国会 安全保障特別委員会 第2号(1981/11/09、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  国の安全保障に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。矢山有作君。
【次の発言】 栗山条約局長がやって、そして外務大臣から……。
【次の発言】 一応やって、それから大臣から……。
【次の発言】 園田外務大臣、どうですか。
【次の発言】 有馬元治君。
【次の発言】 市川雄一君。
【次の発言】 吉田之久君。
【次の発言】 東中光雄君。
【次の発言】 中馬弘毅君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。     午後零時四十七分散会

第95回国会 安全保障特別委員会 第3号(1981/11/27、36期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  国の安全保障に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時三十三分散会

第96回国会 決算委員会 第2号(1982/04/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまの問題につきましては、わが検察も関心を持っておるところでございます。法に照らしまして厳正公正に対処いたす所存でございます。

第96回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号(1982/07/30、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 民主主義社会の健全な発展のためには、国民の総意が明朗、公正な選挙を通じまして的確に国政に反映されるということが何よりも重要であるというふうに考えるのでございます。したがいまして、買収事犯というのは選挙の公正を著しく害する悪質な事犯でございますので、今後これらのことにつきましては厳しく対処してまいりたいと考えております。

第96回国会 法務委員会 第1号(1981/12/21、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、はからずも法務大臣に就任いたしまして、法務行政を担当することになりました。  私は、法務行政に課せられました使命は、法秩序の維持と国民の権利の保全にあると考えております。国民生活の安定を確保し、国家社会の平和と繁栄を図るためには、その基盤ともいうべき法秩序が盤石であって、国民の権利がよく保全されていることがきわめて肝要であると存ずるのであります。特に、わが国の内外にわたりきわめて困難な問題が山積しておりますこの時期に当たり、その職責のいよいよ重大であることを痛感いたしておる次第であります。  私は、こうした認識のもとに、法務行政の各分……

第96回国会 法務委員会 第2号(1982/02/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 委員各位には、平素から法務行政の適切な運営につき、格別の御尽力をいただき、厚く御礼を申し上げます。  この機会に法務行政に関する所信の一端を申し述べ、委員各位の深い御理解と格別の御協力を賜りたいと存じます。  私は、昨年十一月法務大臣に就任いたしまして以来、所管行政の各般を見てまいりましたが、今日、内外の諸情勢がきわめて厳しいこの時期におきまして、わが国の国民生活が比較的安定いたしております大きな原因の一つは、その基盤とも言うべき法秩序が揺るぎなく維持され、国民の権利がよく保全されていることにあると痛感いたしております。私は、この法秩序の維持と国民の権利の保全という法務行政の使……

第96回国会 法務委員会 第3号(1982/02/24、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま刑事局長からお答えいたしたわけでございますが、私は、所信表明の中におきまして、やはり国民の期待するような厳正な検察権の行使に遺憾なきを期してもらいたいという願いを込めて申し上げたわけでございます。検察当局は、従来から厳正公平、不偏不党の立場を堅持して、具体的事件の処理に当たって事案の軽重に即した適正妥当な検察権の行使に努めておるというふうに承知をしておりますし、また、信頼をいたしておるわけでございます。
【次の発言】 ただいま刑事局長が御答弁申し上げましたとおりだと思うので、私はやはり両面があるというふうに思うので、矛盾はいたさないというふうに思います。

第96回国会 法務委員会 第4号(1982/03/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 商業登記法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  現行の商業登記法によれば、会社がその本店を移転しようとするときは、移転すべき地を管轄する登記所に商号の仮登記を申請することができるものとしております。この商号の仮登記の制度の趣旨は、会社が本店を他の市町村に移転しようとする場合に、あらかじめそのことを察知した者が移転予定地にその会社と同一または類似の商号を登記して、その会社の本店移転を妨害することを防止する点にあります。  ところで、商号の保全を図る必要性は、会社の本店移転の場合のみでなく、会社の商号または目的の変更の場合、さらには会社の設立の場合にも……

第96回国会 法務委員会 第5号(1982/03/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま林委員からるるお尋ねがございまして、総会屋の動き、その背後に暴力団が介在をするというようなことでございますが、当面、この改正商法によって新設されました四百九十七条の罪は、株主の権利の行使に関し会社の計算において財産上の利益を人に供与した取締役等とその利益を受けた者を処罰するということによって、いわゆる総会屋に対する財産上の利益の提供を封じようとするものでございますので、検察当局といたしましては、右の立法趣旨を十分考慮いたしまして、警察当局と密接な連絡をとりつつ、この規定に違反する行為に対しましては適正に対処する所存でございます。

第96回国会 法務委員会 第6号(1982/03/24、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいまの御指摘は、民事局長から御答弁申し上げましたように、ただいま調査した限りでは登記もしていないということでございますが、もう少し精密に調査をいたさせたい、かように考える次第でございます。  それから、この法律をやめてしまったらどうかということでございますけれども、日本の社会に徳川時代から存在する身元保証という慣行が国民の間にある程度定着しておるというふうに私は思うわけでございまして、これがこの法律としてその当時近代化されたものとしてつくられ、現存しておるということかと思います。しかし、いま御指摘になりましたような、この法律があるがためにいろいろ問題も起こしておるというよう……

第96回国会 法務委員会 第7号(1982/03/26、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 証人等の被害についての給付に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、今国会に別途提案されました、警察官の職務に協力援助した者の災害給付に関する法律の一部を改正する法律案において、協力援助者及びその遺族の保護の充実が図られることにかんがみ、証人等の被害についての給付制度においても、被害者及びその遺族の保護の充実を図ろうとするものであります。この法律案による改正点は、年金である傷病給付、障害給付または遺族給付の受給権者が一時的に資金を必要とする場合に、これらの給付を受ける権利を担保として国民金融公庫または沖繩振興開発金融公庫から小口の……

第96回国会 法務委員会 第8号(1982/03/31、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 靖国神社に閣僚として参拝をすることにつきまして、いろいろ御議論があるということは承知しておるわけでございますが、靖国神社は国家のために犠牲になられた方々の霊を慰めるためのもので、一般の宗教とは異なった性格があるとも思われますので、私といたしましては、国のために犠牲になられた方々を思うという気持ちも国民の自然な気持ちではなかろうかというふうに思いまして、そういうふうに考えますが、なお憲法上のいろいろな問題につきましては十分私も慎重に考えてまいりたいというふうに思っております。
【次の発言】 大体そういうような気持ちでございます。

第96回国会 法務委員会 第9号(1982/04/02、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 林委員おっしゃるとおりだと私も思います。公正なる裁判が行われ、また、証人に事実の証明に協力していただくというためには、基本的人権がいかなる場所においても守られるということでなければいけない、そのための裁判所の建物やあるいはまたいろいろ人員等の獲得には、このような行財政改革という至上命令もございますけれども、必要なものはやはり確保していかなければいけないというふうに私も考えておる次第でございます。

第96回国会 法務委員会 第10号(1982/04/06、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私も法律は素人でございますので、なかなかわかりかねるところもございますけれども、政府委員を信頼いたしておりますので、御提案を申し上げている次第でございます。
【次の発言】 林委員の御意見は御意見として承っておきたいというふうに思いますし、先ほど政府委員からお答えを申し上げましたように、現行法よりも一歩前進であるというふうに私どもは考えますので、御理解を賜りたいというふうに思います。

第96回国会 法務委員会 第11号(1982/04/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 なかなか微妙な問題でございまして、特にいま選挙が行われておるわけでございます。でございますから、余りこれに触れない方がいいのではないかというふうに思うのですけれども、しかし、総理大臣として、たとえばその地方のあるいは京都の地域の振興を図るということに一生懸命やりたいんだということをお述べになることは差し支えないんじゃないかというふうに思います。
【次の発言】 私がここで申し上げることがやはり選挙に影響をするというようなことはむしろ差し控えた方がいい、その意味において微妙であるというふうに申し上げたわけであります。
【次の発言】 先ほどから沖本委員の御提示になりました問題は、私も……

第96回国会 法務委員会 第12号(1982/04/09、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 裁判所法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、経済事情の変動及び民事訴訟の実情にかんがみ、簡易裁判所の取り扱う民事訴訟の範囲を改めるとともに、その管轄に属する訴訟のうち、複雑困難な一定の訴訟を地方裁判所において処理することができるようにするために必要な措置を講じようとするものであります。  以下改正の要点を申し上げます。  第一に、簡易裁判所の取り扱う民事訴訟の目的の価額の上限を引き上げようとするものであります。この上限は、昭和四十五年の改正によって三十万円に引き上げられ、今日に至っておりますが、その間、経済事情が大幅に変動し、統計によ……

第96回国会 法務委員会 第13号(1982/04/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私も昭和二十一年に国会に出てまいりまして、そのときのことを振り返ってみますると、私、九州熊本でございますけれども、熊本から東京へ出てくるにも汽車で二日かかったというような状況、それから食糧は御承知のように全く国民全体が食えないような状況、食糧がないということは治安維持が非常に困難だ。また、一面において戦争に負けた、そういうことにおきまして国民全体がどうしていいかわからないというような無秩序な心理的な状況にあったということは経験としてわかるわけでございまして、その後の昭和三十六年以降、非常に経済が発展して今日のような豊かな社会になっていろいろな問題を起こしておる状況と、その戦後の……

第96回国会 法務委員会 第14号(1982/04/14、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま刑事局長から御答弁申し上げましたように、理論的にもあるいはまた実際的にも、やはり法務省といたしましては問題点もあるように考えておるようでございます。しかしながら、社会党からのその再審制度についての根本的な改革案も出ておることでございますから、そういうことを含めまして、制度は制度といたしましても、獄中におる者の再審制度を容易にする、あるいは充実をするという意味においてのいろいろの検討は、やはりいろいろの角度から検討はしてみなければならない課題ではないだろうかというふうに考えるわけでございます。
【次の発言】 平沢貞通の再審請求は、五十六年の一月に行われておるわけでございま……

第96回国会 法務委員会 第15号(1982/04/16、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 確かに、委員が御指摘のように世の中変わってまいりましたし、外国人の数も非常に多くなってきたということで、単に密入国を取り締まる、そういうことだけじゃなくて、入ってこられた外国人が、実に日本というところは平和で、しかも治安の状況もよろしい、本当にいいところだというふうに考えられるような行政をやっていかなければならぬ、そういうサービス面を充実していくというのが今後の入管局としての方向だというふうに私は思うのです。  ただ、言葉を管理局、これを何か行政局にしたらどうか、これは……(横山委員「入国だけじゃなくて出入国」と呼ぶ)出入国行政局、それも一つの見解だろうと思うのですけれども、し……

第96回国会 法務委員会 第16号(1982/04/20、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いま局長から御答弁申し上げましたとおりなんでございますが、やはり日本の国がだんだん経済的に豊かになってきた、それから諸外国に比べますと治安が比較的に良好である、それから平和である、それから犯罪率もよその国に比べれば低い、そういうことから日本という国を見直すといいますか、単に経済的な国だけじゃなくて、日本は自然にも相当恵まれておる、あるいはまた文化もかなりの歴史を持って重みがあるということで、いい意味におきまして日本人に対する関心が非常に高まってきた、それで、ここへ少し長期滞在しようとか、あるいは観光だけじゃなくて、場合によっては定住しようとかいうような風潮が見られるということが……

第96回国会 法務委員会 第18号(1982/04/23、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 法律の問題は私はよくわからないわけですけれども、ただいま民事局長が答弁をいたしましたことから考えますならば、先生のおっしゃるような事態に対しては、外国人といえども相互主義を離れまして、日本が国民の要望にこたえて救済できるということになろうかと思うのでございます。
【次の発言】 いま民事局長からお答えしたわけでございますが、人権擁護局長が参っておりませんので、詳しいことはいずれ局長から報告させますが、実はその人権週間の大会に私、出席をいたしました。昨年のテーマはたしか、中学生に対しまして人権について考えるといいますか、そのような作文を書かせまして、それに総理大臣賞、法務大臣賞、そ……

第96回国会 法務委員会 第19号(1982/04/27、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 これはやはり在留外国人に対して登録証明書を常時携帯させるという目的そのものが、在留外国人の公正な管理を行う上におきまして、その外国人の居住あるいは身分、そういうものを即時かつ的確に把握する必要から出たものでございまして、私は、これは存続しなければならないというふうに思います。しかしながら、この義務違反に対しましては、今回はかなり緩和したような状況でございまして、この限度が現段階としては適当ではないだろうか、こういうふうに考えるわけでございます。
【次の発言】 現段階といたしましてはこれをベストだと考えておるわけでございまして、そういうふうにお答えを申し上げたいと思います。

第96回国会 法務委員会 第21号(1982/07/06、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 死刑囚の問題につきましては、私もどこかの委員会でも申し上げたことがございますけれども、何と申しましても、執行ということになれば命を絶つということでございます。したがいまして、このことにつきましては慎重の上にも慎重を期さなければならないと私も考えておりまして、その点については前任者と同様でございます。
【次の発言】 司法書士及び土地家屋関係の方々のいまの役割りというものは、私は非常に大事な制度であると思うので、これを維持したいと考えております。
【次の発言】 いまるるお話を承っておるわけでございますけれども、裁判所の任務といいますか責務といいますか、これは国民の一人一人の権利につ……

第96回国会 法務委員会 第22号(1982/07/07、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま刑事局長から御答弁申し上げましたことに尽きておるとは思いますけれども、本件につきましては、米国から関係者の引き渡し請求や捜査共助の要請をまだ受けておりません。わが国といたしまして、何らかの措置をとるべきかどうかを判断する前提となる事実関係そのものがまだ把握するに至っていないわけでございまして、この点につきましては、今後の推移を冷静に見守っていかなければならないと考えるわけでございます。  将来、米国からわが国に対しまして、刑事手続上何らかの協力を求めてくる場合も考えられるわけでございますが、その際には、その請求または要請の内容、そしてその具体的な資料を十分検討の上、関係……

第96回国会 法務委員会 第24号(1982/07/27、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 刑事補償法の一部を改正する法律案について、提案の趣旨を御説明いたします。  刑事補償法による補償金額は、無罪の裁判またはこれに準ずる裁判を受けた者が未決の抑留もしくは拘禁または自由刑の執行等による身体の拘束を受けていた場合については、拘束一日につき千円以上四千八百円以下とされておりますが、最近における経済事情にかんがみ、これを引き上げることが相当と認められますので、右の四千八百円を七千二百円に引き上げ、補償の改善を図ろうとするものであります。  以上がこの法律案の趣旨であります。  何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御可決くださいますようお願いいたします。

第96回国会 法務委員会 第25号(1982/07/30、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私も素人でございまして、法務省へ参りまして非常に言葉に苦労しておる一人でございます。しかし、ただいま刑事局長から申し上げましたとおり、やはりその言葉が生まれましたのにはそれなりの意味があるということで、いま提案しておりまする補償法の中の言葉は、それなりの意味があるというふうに理解しなければならないのではないかと思います。  ただし、刑事訴訟法にいたしましてもあるいは監獄法にいたしましても、また刑法にいたしましても、刑法は明治四十年、それから監獄法は明治四十一年ということでございまして、その当時と今日とでは、法文の使い方は違わないといたしましても、少なくとも一般の国民の受け取り方……

第96回国会 法務委員会 第26号(1982/08/03、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 このたびの災害につきまして、まだ報告受けておりませんが、先般の長崎の被害等につきましては、若干浸水等があったが、登記事務の問題に支障はほとんどないというような報告を受けております。このたびの水害について、まだ報告を受けておりません。
【次の発言】 この問題はなかなかむずかしい問題も含んでおるというふうに思います。もちろん横山先生の御指摘は御指摘といたしまして参考にいたしたいと思いますが、ただいまのところは、いま刑事局長が答弁をいたしましたとおりに考えておる次第でございます。
【次の発言】 これは、私の感じを申し上げることはかえってバランスを失することになるんじゃないかというふう……

第96回国会 法務委員会 第27号(1982/08/06、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 法務省の所管だと聞いておるわけでございまして、そういう形で御説明申し上げたわけであります。
【次の発言】 裁判というものが本当に国民のものにならなきゃならない、そのためには、これが公正にしかも迅速に行われるということは言うまでもないことだと思うわけでございます。日本と諸外国の例を見ますと、おのおの特徴はあると思いますけれども、日本は日本なりに調停の制度、和解の制度があるというようなことは、やはり日本の日本らしいといいますか、そういう日本民族としましてこういうような制度が根づいたんだなという考えを持つわけでございます。  西ドイツ等におきましては、かなり裁判所も多いし、しかもまた……

第96回国会 法務委員会 第28号(1982/08/10、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 法務大臣といたしましては、あくまでも国民の権利を守る、保全に当たらなければならないということは申すまでもないことでございます。一方におきまして、行政改革ということも、いわば政治の最大の課題でもあります。というのは、やはり国民負担の関係もございますから、その両方の均衡をどうやって保っていくかということであって、いやしくも、司法の独立に伴う国民の権利が著しい人員の切り込みによって果たされないということがあってはならないわけでございまして、その点につきましては、私、その衝にある者といたしましては、それなりの最大限の努力をしなければならないというふうに考えておるわけでございます。

第96回国会 法務委員会 第29号(1982/08/13、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、最高裁判所に十分その趣旨をお伝えし、運用上遺憾のないよう配慮したいと考えます。

第96回国会 法務委員会 第30号(1982/08/19、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 これは私、法律のことは余りよくわからないのでございますけれども、恐らく宗教の自由ということを明確にしたものだと考えております。
【次の発言】 今度の新しい憲法というのは、やはり第二次大戦の反省の上に立って、あのような平和憲法ができたというふうに私は承知をいたしておるわけでございます。
【次の発言】 靖国神社にはお参りいたしました。私は機会あるごとにお参りしておるわけでございまして、これは私自身のやむにやまれぬ気持ちでございます。と申しますのも、ちょうど私、戦争中に大学を終えたわけでございますが、われわれの同級生がたくさん戦地に赴きまして、そして二度と再び帰ることができなかった、……

第96回国会 予算委員会 第12号(1982/02/18、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えいたします。  安武委員の御質問に対して私はこう答えているのです。「自分の選挙区の人たちが大学を受けたい、大学の事情はどうかというようなことを聞いてくるときに紹介をするというようなことは、やっぱりこれは常識じゃないだろうかというふうに思っておるんです。しかし、それが金銭をもらうとか、何とかというようなことにつながれば、これは問題だと私は思いますけれども、大学当局がやはりそこは入れてもこれはどうにもならない、あるいはほかとの均衡上これは余りにも成績が悪いという場合は、恐らく入れてはいただけないものだというふうに思っておるわけです。」というふうに申し上げておるわけでございまし……

第96回国会 予算委員会 第15号(1982/02/22、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 検察審査会に対しまして私がどうこうというふうには申し上げられない、検察審査会の考え方というものは一応尊重しなければならないとは思います。しかしながら、先生御承知のとおりに、検察は検察独自の判断によってやるわけでございますから、御了承をいただきたいと思います。
【次の発言】 そのとおりだと考えております。

第96回国会 予算委員会 第21号(1982/06/24、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ただいま外務大臣からすでにお答えになりましたように、犯人引き渡しの要請がまだ参っておりません。しかしながら、事はきわめて重大であるというふうに思います。したがいまして、われわれの方といたしましては、まず事実関係を正確に把握をする、そうして起こるべきあらゆる事態に対処できるようにしたいと考えております。  詳細につきましては、刑事局長から御答弁申し上げます。
【次の発言】 冷静かつ慎重に対処いたしたいと思います。
【次の発言】 検察当局を私は信頼いたしております。
【次の発言】 検察当局は去る六月八日の橋本、佐藤両氏に対する有罪判決につきまして、検察官からも控訴すべきかどうかとい……

第96回国会 予算委員会 第22号(1982/06/25、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 今回の判決は、先生御指摘のとおり、父系優先主義かあるいは父母両系主義か、立法政策上複数の選択肢が考えられる場合には、そのいずれを採用するかは立法府である国会にゆだねるべきである、裁判所がこれを選択決定するということは許されないとしております。結論におきまして私も同感でございます。  しかし、判決も指摘いたしておりますとおり、現行の国籍法の父系血統主義は、現在の社会情勢のもとにおきまして十分に合理的であるかどうか疑問であるとの意見があることは承知しております。すでに昨年十月に、法制審議会に国籍法の改正について諮問をいたしておりますし、審議会の答申を得まして改正案を国会に提出する方……


37期(1983/12/18〜)

第102回国会 議院運営委員会 第5号(1985/01/24、37期、無所属)【議会役職】

○坂田議長 一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、皆様の御推挙によりまして、図らずも議長の要職につくことになりました。まことに光栄に存ずるとともに、その責任の重大さを痛感いたす次第であります。  私、国会運営には甚だふなれでございますが、たん議長の職につきましたからには、国会の権威をより一層高めるため、皆様方のこれまでの話し合いによる議会運営の精神を尊重しつつ、国会の円満な運営を図りまして、我が国議会政治の健全な発展に全力を尽くしてまいりたいと存じます。  この重大な職責達成のためには、ひとえに練達堪能、経験豊かな皆様方の特段の御支援をまたなければなりません。何とぞ、各位の御協力を心から……


各種会議発言一覧

23期(1947/04/25〜)

第2回国会 国土計画委員会請願小委員会 第4号(1948/06/07、23期、民主自由党)

○坂田道太君 平家の落人部落として有名な五家莊は、九州の屋根と呼ばれるくらいでございまして、海抜千三百メートル以上の山が八つもありまして、全面積の九割六分が林野をもつて占められておるのであります。一たびこの原始林に足を踏み入れますならば、けやきあるいはもみ、杉などの樹齢百数十年を算える大木が乱立し、あるいは谷間に腐つておるのであります。あるいは一かかえもある雑木林が畑にするために焼き拂われておるというような始末でありまして、原始林が約二万町歩、林木の蓄積は六千万石余と推定されておるのであります。その資源はまさに数十億に上るでありましよう。しかるに周囲は高峰をもつて囲まれ。山岳重として、山間僻地……

第2回国会 国土計画委員会請願小委員会 第10号(1948/06/21、23期、民主自由党)

○坂田道太君 熊本縣の沿岸潮受堤防は從來組合または個人の負担で維持管理されてきたため、その修理保存等はきわめて一時的なもので、このまま放置すれば再び潮害の惨事を繰り返すことは必至である。ついては該堤防の維持管理を國家に移管し、國庫負担とされたい。


24期(1949/01/23〜)

第7回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1950/02/17、24期、民主自由党)

○坂田(道)委員 見返り資金の問題について午前中にお話があつたのですが、この見返り資金の流し方の方法についてお聞きしたいのですけれども、大体中金にやつて、それからまた中金から流すというようなお話に承つたのですが、それは間接的に行くのですか、それとも直接的に流すのですか。もし間接的に中金を通すということになれば、中金に七分五厘でやつた場合に、それから先の金利はどうなりますか。七分五厘で土地改良あたりにやられるとすると、全然中金のマージンというものはないと思いますが、その点伺いたいと思います。
【次の発言】 それでは、見返り資金の方法については大体わかつたのですが、預金部資金を使う御計画はあるとい……

第7回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1950/02/18、24期、民主自由党)

○坂田(道)委員 電力の問題について二、三お尋ねいたしてみたいと思います。ただいま電気事業再編成の法案が行き悩んでおるように思うのでありますが、この法案をこの国会に出される意思があるかどうかということが一点、それからこれまでの経過、それから司令部との折衝の状態、あるいはこういうものを出したいというような御構想がありますならば、おさしつかえない限りお話をいただきたい。
【次の発言】 ただいま政務次官の御丁寧なる御説明で、大体了承いたしましたが、ただ一点先方との折衝の間において、先方の主張と申しますか、それが集排の点にあるのか、あるいは電気事業そのものを合理的なものにして行くところにあるのか、その……

第10回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1951/02/20、24期、自由党)

○坂田(道)委員 災害の補助に対する質問をいたしたいと思うのでありますが、一つの例を申しますと、私の方の熊本県のある町村で、今年のキジア台風後におきまして、海岸線の堤防が決壊をしそうになつたわけでございますが、その際に応急措置といたしまして、附近の町村から二、三千名出動して大体これを食いとめたわけであります。ところがそのかます代だけでも約三百万円の応急費用がいつております。ところがその応急措置でも潮水が吹き上げて、非常に危險であるということで、ただちに三百万円で工事を請負に渡して、これを復旧いたしたわけでございます。この三百万円の本格的な工事に対する国庫補助は、本年度におきまして全額の補助とい……

第10回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1951/02/20、24期、自由党)

○坂田(道)委員 私は簡單に、平川委員の御質問と重複しない点だけお伺いします。  教科書の無償配給の問題についてでありまするが、予算に一億三千九百万円を計上されておりますけれども、これを実施いたします場合、どういうふうにやられるか、その法案はまだ提出されておらないと思うのでありますが、いつごろ御提出の御予定であるか、それをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 その法案の内容につきましては、法案が提出された際に詳しく御質問をしたいと思いまするけれども、大体の内容がおわかりでございましたら、おさしつかえない限り、御発表いただきたいと思うわけでございます。


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 文部委員会公聴会 第1号(1953/03/11、25期、自由党)

○坂田(道)委員 私簡単にお三人の方に御質問を申し上げたいと存じますが、まず山本先生にお尋ねいたしたいのは、イギリスあるいはフランス、西ドイツ等の教育制度、その中でたとえば西ドイツでは教職員の方々を国家公務員にしておるように聞いております。またフランスにおきましても国家公務員のようでございます。この点を御質問いたしたい。それからイギリスにおきまして御承知の通り一九四四年にバトラー・エデュケーション・アクトが制定されたのでございますが、その際やはり地方教育委員会の水準の満たないところをある程度水準を引上げるような意味合いから、中央集権的と申されるか申されないかは別といたしまして、文部大臣の権限が……


26期(1953/04/19〜)

第19回国会 文部委員会公聴会 第1号(1954/03/13、26期、自由党)

○坂田(道)委員 齋藤先生にお伺いします。例の偏向教育の例といたしまして、山口県の小中学校の日記が問題になつております。あの欄外の記事につきまして先生お読みだと思いますが、こういう教材というものは現場の先生としていいものであるか、あるいはこれはやはり一つの偏向教育で、こういう取扱い方はよくないのだというふうにお考えになるか、その点が第一点でございます。それから先ほど、学校の先生方が従来の教育においては非常に無気力であつたというようなお話があつたのでございます。たとえば最近に起りました岩手県の一斉賜暇にいたしましても、あるいは北海道の一斉賜暇にいたしましても、あるいは近く行われんとしている十五日……


27期(1955/02/27〜)

第24回国会 文教委員会公聴会 第1号(1956/04/07、27期、自由民主党)

○坂田委員 小林委員長に対しまして二、三簡単にお尋ねいたしたいと思います。  振り返ってこの三、四年の日教組のとられて参りました教育委員会制度に対する考え方を、私の手元の方で調べましたところによると、大体教育委員会、特に地方教育委員会制度を全国に設置いたしました際には、これは教育を破壊するものである、絶対に設置してはいかぬ、かくかくの理由があるというような主張であったと私は記憶をいたしております。しかるに今お話を聞きますと、これが日本の教育の民主化に非常に役立っておる、こういう御意見に変っておられるように承わったのでございますが、どういう経過でそういったような変化をなされたのかということをまず……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1957/02/11、27期、自由民主党)【議会役職】

○坂田主査 ただいまより予算委員会第二分科会を開会いたします。  本分科会は昭和三十二年度一般会計予算並びに昭和三十二年度特別会計予算中、文部省所管、厚生省所管及び労働省所管の審査を行うことになっております。  この際一言ごあいさついたします。今回私が当分科会の主査に指名されました。何分ともふなれでございますので、各位の御協力によりまして分科会の議事を円満に議了いたしたいと存じます。よろしく御協力をお願いいたします。  なお予算委員会理事会の申し合せにより、分科会の議事は来たる十四日に一応議了することになっております。審査日程はお手元に配付してある日程表に従い、文部省所管より順次行いたいと存じ……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1957/02/12、27期、自由民主党)【議会役職】

○坂田主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。  本日は、昭和三十二年度一般会計予算並びに昭和三十二年度特別会計予算中、厚生省所管の審査に入ります。提案の説明を求めます。神田厚生大臣。
【次の発言】 これより質疑に入ります。井堀繁雄君。
【次の発言】 滝井義高君。
【次の発言】 午前中の会議はこれにて打ち切り、午後二時より再開いたします。    午後一時一分休憩
【次の発言】 これより予算委員会第二分科会を再開いたします。  厚生省所管について質疑を続行いしたます。井堀君。
【次の発言】 八田分科員。
【次の発言】 八田君、大蔵省は来ていないのですけれども……。

第26回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1957/02/13、27期、自由民主党)【議会役職】

○坂田主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。  本日は昭和三十二年度一般会計予算並びに昭和三十二年度特別会計予算中、労働省所管について審査をいたします。まず提案の説明を求めます。労働大臣松浦周太郎君。
【次の発言】 これより質疑に入ります。順次これを許します。勝間田清一君。
【次の発言】 小川半次君。
【次の発言】 辻原弘市君。
【次の発言】 これにて労働省所管に対する質疑は一応終了いたしました。  暫時休憩いたします。    午後零時五十三分休憩

第26回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)【議会役職】

○坂田主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。  本日は昭和三十二年度一般会計予算中、文部省所管、厚生省所管及び労働省所管並びに同特別会計予算中、厚生省所管及び労働省所管についての審査を行います。  質疑を許します。堂森芳夫君。
【次の発言】 よろしゅうございますか。
【次の発言】 柳田秀一君。
【次の発言】 山下君。
【次の発言】 午前中の会議はこの程度にし、午後一時半より再開いたします。  なお本会議等の関係もあると存じますが、できるだけ定刻に御出席をお願いしておきます。午後は平田君より御質疑を願いたいと思います。  それでは暫時休憩いたします。    午後零時二十八分休憩

第28回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)

○坂田分科員 ただいますし詰め学級の解消の問題が出ておりますので、この点について関連して御質問申し上げたいと思います。  辻原君から御質問がありました通り、確かにこの問題は非常に大きな問題です。教育効果の上から漸次六十とがあるいは七十とかいうようなところを解消して、そうして五十とかあるいは四十の目標に向って進まなければならないことは、私は当然だと思うのであります。たしかイギリスにおきましても、バトラーが教育法を出しまして、一九四四年に私立学校及び公立学校について四十名以上は相まかりならぬという法律を一本作って、そうしてそれに応じたいわゆる施設、設備というものを、あわせそれに対する教員の確保とい……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 文教委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1958/06/25、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより文教委員会地方行政委員会連合審査会を開会いたします。  本日の連合審査会は、昨日の理事会の御協議を経て午前中で終ることになっておりますので、地方行政委員の各位におかれましては、質疑の重複を避け、代表質疑等を御考慮の上、通告者をできるだけしぼっていただくか、または時間の関係もあり、質疑の持ち時間等を質疑者間におかれてお話し合いの上、委員会の運営に御協力を賜わりますようお願いいたす次第でございます。  それでは市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案の審査に入ります。通告順により質疑を許します。中井徳次郎君。

第30回国会 文教委員会公聴会 第1号(1958/10/29、28期、自由民主党)【議会役職】

○坂田委員長 これより会議を開きます。  これより学校教育法等の一部を改正する法律案及び学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案について、文教委員会公聴会を開会いたします。  御承知のごとく、両法案は、新たに専科大学の制度を設け、短期大学の認可は昭和三十四年四月一日以降は行わないこととするとともに、技能教育施設における学習を高等学校の定時制または通信教育の課程の教科の一部の履習と見なすことができる道を開き、その他特殊教育に関する規定を整備する等、わが国の教育制度の上に重要な意義を持つ法律案でございます。本委員会におきましては、慎重に審査いたしているのでございま……

第31回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1959/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昭和三十四年度の厚生省所管一般会計及び特別会計予算案の概要について、御説明申し上げます。  昭和三十四年度厚生省所管一般会計予算における総額は、一千三百五億四千二百五万五千円でありまして、これを昭和三十三年度予算一千七十二億五千七百五十四万五千円に比較いたしますと、二百三十二億八千五百五十一万円の増加と相なり、前年度予算に対し、二一・七%の上昇を示しております。また、国家予算総額に対する厚生省予算の比率を見てみましても、前年度八・一七%であったのが、九・二%と相なっております。  昭和三十四年度の予算編成に当りましては、社会保障の確立強化に特に意を用い、医療保障については、新国……

第31回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1959/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 田中さんにちょっとお断わりを申し上げたいのですが、今援護局長がこちらへ参る途中でありまして、はなはだ申しわけないのでございますけれども、その問題はしばらく御猶予願いたいと思います。もう参ると思います。もしなんでございましたら、同和問題の一般の問題で、私でできる範囲でお答え申し上げたいと思います。
【次の発言】 おります。
【次の発言】 国立病院の整備充実等につきましては、各地で、先ほどは福岡におきましてあるいは山口県の埴生等におきまして、多少地元の方々と紛争を起しておるということは私もかねて聞いておりますけれども、やはり私どもといたしましては、国民皆保険が三十五年度に完成をいた……


31期(1967/01/29〜)

第61回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1969/02/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昭和四十四年度文部省所管の予算案につきましてその概要を御説明申し上げます。  まず、文部省所管の一般会計予算額は七千四百二十二億二千八百十万一千円、国立学校特別会計の予算額は二千七百六十三億七千二百二十五万三千円でありまして、その純計は七千八百八十八億六千七百四十三万一千円となっております。この純計額を前年度予算と比較いたしますと、およそ九百五億円の増額となり、その増加率は二二%となっております。  以下、昭和四十四年度の予算案におきまして特に重点として取り上げました施策について御説明申し上げます。  まず第一は、初等中等教育の充実であります。  このことにつきましては、かねて……

第61回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1969/02/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 管理局長から御答弁申し上げます。
【次の発言】 あとで数字を管理局長から説明いたさせますが、ことし、過密対策といたしまして、社会増地域における学校用地対策の一つといたしまして、昭和四十四年度予算で新たに社会増地域における小中学校新設校の整地費として三億円を計上いたしております。これは全く新たな予算措置だと心得ております。
【次の発言】 起債の問題、確かにこの社会増地域、過密都市におきまする社会増、そのことにつきまして、私、文部省といたしましても、重点施策の一つとして考えてまいっておるわけでございますが、起債のワクにつきましても、全体のワクにつきましては、昭和四十二年度から始めて……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1970/03/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昭和四十五年度文部省所管の予算案につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、文部省所管の一般会計予算額は八千四百五十五億八千七百七十四万五千円、国立学校特別会計の予算額は三千五十三億八千十六万八千円でありまして、その純計は八千九百七十二億六千六百二十二万八千円となっております。この純計額を前年度予算と比較いたしますと、およそ千八十四億円の増額となり、その増加率は一三・七パーセントとなっております。  以下、昭和四十五年度予算案におきまして取り上げました重要事項について御説明申し上げます。  第一は、文教に関する基本施策樹立のための調査検討の経費であります。  わが国の……

第63回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1970/03/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 お答えをいたしたいと思います。  今日、幼稚園から大学に至るまで、私学の果たしておりまする役割りというものはきわめて大きいというふうに私は思うのでございます。その数から申しましても、たとえば大学におきましては、三分の二が私立大学の学生である。それに対しまする国の助成というものが、いままでは設備費であるとか、研究費であるとかいうようなことだけに限られておったわけでございますが、そういうようなことでは教育の質的向上をはかることはできないということを考えまして、全大学生の三分の二を占める私立大学生にも経常費支出をすることにいたした次第でございます。また、高等学校以下の教育におきまして……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1970/12/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 正木さんの御指摘の点は、そのとおりに私は考えております。日本は、元来春夏秋冬という四季の変化に非常に恵まれた美しい国であったはずでございます。それが戦後二十年、自然科学の発達、科学技術の進歩あるいは産業構造の変化、都市集中、交通戦争、公害という形で実は醜くなり、あるいは害を発生しつつあることで、これはまさにわれわれ国民が一番憂慮しておる問題でございまして、青少年の心をむしばむものもまたここにあるかと思うのでございます。したがいまして、私といたしましては、教育の中に公害の防止ということについては、最優先的に考えていかなければならぬと思っております。  ただ、御指摘のように、来年の……

第64回国会 産業公害対策特別委員会地方行政委員会法務委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号(1970/12/05、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 いまのお話でございますが、大体、指導要領をつくりますのに相当時間がかかりますし、それからまた、指導要領をつくりまして教科書を作成するにもかなり時間がかかるわけでございます。したがいまして、現在の教科書におきましては、ある程度公害に関する記述等もございます。たとえて申しますと、中学校の社会科の教科書に「ばい煙、汚水、悪臭、有毒ガス、騒音、地盤沈下など、都市生活者はさまざまな公害をこうむっている」というようなことを述べまして、このような公害の防止に「思い切った対策を立てて、強力に実行することが望ましい」、こういうような記述もございますけれども、しかしながら、今日の国会が公害国会とい……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1971/02/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昭和四十六年度文部省所管の予算案につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、文部省所管の一般会計予算額は九千八百四十八億四千三百六十三万七千円、国立学校特別会計の予算額は三千四百十億六千九百十二万二千円でありまして、その純計は一兆四百十億三千四百五十六万七千円となっております。  この純計額を昭和四十五年度予算額と比較いたしますと、およそ一千四百三十八億円の増額となり、その増加率は一六%となっております。  なお、昭和四十六年度予算案において取り上げました主要な事項についての説明は、お手元に配付いたしております概要説明によって御承知おき願うこととし、その内容については……

第65回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1971/02/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 奥野先生御指摘のとおりに、国立大学等におきまして、暴力が行なわれ、あるいは秩序が破壊されておったのが、今日ではようやく占拠、封鎖あるいはゲバの繰り返し、そして人命がそこなうというようなことが、少なくとも構内においてはなくなったことは、喜ばしいことだと思います。しかしながら、まだこの最高学府であり、良識の府である大学が、特定の主義主張の看板、その他がめちゃくちゃに張られたり、あるいはそういう人たちの横行を見のがしておるというようなことについては、反省さるべきことが非常に多いと思います。これを改善いたしますには、相当時間のかかることではあろうかと思いますけれども、しかしながら、われ……


33期(1972/12/10〜)

第75回国会 外務委員会内閣委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1975/06/16、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 私、就任いたしましてから、やはり日米安保条約というものがある以上は、その締約国であります日本、そしてアメリカの防衛の責任者同士が、常時話し合うという機会を持つということは非常に大切であるというふうに私は考えておる次第でございます。したがいまして、シュレジンジャーさんをお招きいたしまして、そういうようなことについてお話し合いをしてみたいというふうに思っております。
【次の発言】 私は、日本の安全を確保することに対しまして、やはり日米共同して対処するというこの安保条約の趣旨からいたしまして、先生の御指摘のとおりに、やはり責任者同士が話し合うという機会を持つことが非常に大切であるし、……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1975/02/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昭和五十年度防衛庁予算案について、その概要を御説明いたします。  まず防衛本庁について申し上げます。  昭和五十年度の防衛本庁の歳出予算額は、一兆  一千九百七十四億三千八百万円で、前年度の当初予算額に比べますと二千百二十億七千七百万円の増加となっております。  次に、新規の継続費は、昭和五十年度甲III型警備艦建造費等で六百三十二億七千万円、国庫債務負担行為は、武器購入、航空機購入、艦船建造、装備品等整備等で二千六百八十五億七千八百万円を要求しております。  また、昭和五十年度の自衛官の定数は二十六万六千八百九十九人で、前年度の定数に比べますと八百五十三人の増員となっておりま……

第77回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1976/04/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 ポスト四次防の問題につきましては、昨年の四月一日第一次長官指示を出し、また十月二十九日に第二次の長官指示を出しまして、陸海空三幕に対しまして作業を命じておるわけでございます。一応の三幕からの報告が近々行われまして、それをもとといたしまして鋭意検討をいたし、三幕を含めましてまだ協議を続けておるということでございます。いずれこれは八月の概算要求時期までにはその考え方をまとめていきたいというふうに思います。手続といたしましては、もちろん国防会議等にもおかけしなければなりませんし、最終的には十二月の予算のときということになろうかと思います。


36期(1980/06/22〜)

第96回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1982/03/01、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昭和五十七年度法務省所管予定経費要求の内容につきまして、大要を御説明申し上げます。  昭和五十七年度の予定経費要求額は三千五百九十五億四百十六万円であります。前年度予算額三千四百三十億七千五十四万四千円と比較しますと、百六十四億三千三百六十一万六千円の増額となっております。  さて、予定経費の増減について、内容を大別して御説明いたしますと、第一に、人件費関係の増は百六十五億三千五百六十万六千円であります。これは、昇給等の原資として職員基本給の増額分が主なものでありますが、そのほかに、法務事務官、検察事務官等の新規増員四百二十九人及び部門間配置転換による法務事務官等の振りかえ増員……

第96回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1982/03/08、36期、自由民主党)【政府役職】

○坂田国務大臣 昨年諮問いたしまして、着々と進んでいると承っておりますけれども、政府委員から答弁いたさせます。
【次の発言】 前大臣も非常に積極的な気持ちで考えておられたと思いますけれども、私も同様に考えております。
【次の発言】 その点につきましては、法制審議会に諮問をいたしたばかりでございますので、できるだけ法制審議会の意見を尊重いたしまして私どもといたしましては取りかからなければならない。一応諮問をいたしておりますので、どのようなことに相なるかわかりませんけれども、しかし、そのようなことも踏まえて諮問委員会としてはこの問題と取り組んでおられるというふうに私は承知をいたしておるわけでござい……


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ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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