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小平忠 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

小平忠[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
155位
委員会発言歴代TOP500(衆)
408位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
332位
委員会出席(無役)歴代TOP500
136位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
287位
各種会議出席歴代TOP100
90位
各種会議出席(幹部)歴代TOP250
122位
各種会議出席(無役)歴代TOP100
99位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
231位

24期委員会出席TOP100
90位
24期委員会発言TOP100
83位
24期委員会出席(無役)TOP50
42位
24期委員会発言(非役職)TOP100
58位
24期各種会議発言(非役職)TOP25
23位
26期各種会議発言(非役職)TOP25
18位
27期委員会発言(非役職)TOP100
86位
27期各種会議発言(非役職)TOP25
25位
28期委員会出席(幹部)TOP100
68位
32期委員会出席TOP100
100位
32期委員会出席(幹部)TOP50
21位

このページでは小平忠衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小平忠衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 議院運営委員会 第7号(1949/03/28、24期、農民新党)

○小平(忠)委員 日本農民新党は原案に反対、修正に賛成いたします。

第5回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1949/04/05、24期、農民新党)

○小平(忠)委員 建設政務次官の御説明を承つておりますと、非常に抽象的でありまして、御説明の内容ではわれわれ了解に苦しむ点がある。それで特にこれは経本なりあるいは建設省の両者に関係ある問題だとおつしやいます。吉田内閣が成立しましてから、すでに一箇月を経過した今日においては、政府として断然具体案がなくちやならぬはずであります。特にこの予算の内容を見ますると、当初要求した案というものが九百六十八億、それに対して百六十八億という極端な削減を見ておる。こういう極端な削減をした結果において、本年度また天災地変によつてこうむる災害というものは、いかにしてこれを防ぐか、御承知のように、現在の状態というものは……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第11号(1949/09/15、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 この機会に一言申し上げておきたいのですが、今次の災害は、デラ台風を初めとして、今回のキテイ台風は関東、北陸さらに北海道まで及んだのでありますが、この問題に関しましては、ただいま委員長の説明通り、現地に委員を派遣して調査の上、その結果に基いて今後の具体方針を立てるということでございます。北海道の現状は、キテイ台風の災害のほかに、北海道開道以来の大旱魃に襲われておるわけでありますが、本日北海道から、特に設置されました北海道旱魃対策委員長の増田氏が見えておりまして、簡單に北海道の現状をかいつまんで陳情を申し上げたいということで多つておりますので、委員長からその点お諮りいただきたいと……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第12号(1949/10/20、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 ただいま今回のキテイ台風及び北海道の旱害につきまして四つの調査班の班長から詳細なる報告がありまして、この被害においては、まつたくわれわれが予想いたしましたより甚大であります。日本再建途上におきまする、特に食糧を増産し、民生の安定を期するという見地から見ますならば、これについてこの具体策を緊急に講ずるということは、重大なる問題であろうと思うのであります。私は今回のこの災害につきまして、北海道の旱害につき調査に派遣を命ぜられたのでありますが、北海道の旱害につきましては、青木班長から詳細なる被害状況、さらにこれに対する緊急対策等についての報告があつたわけです。この機会に簡單に農林省……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第13号(1949/10/21、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 私はただいま両委員の御発言になりました御意見に対しましては、全面的に賛成であります。さらに本委員会の結論を出すにあたりまして二、三私の意見を申し上げまして御賛同を仰げれば幸いと思うのであります。  第五国会において持たれました災害地対策特別委員会の経過を見ますのに、この持たれた性格が災害復旧の委員会でなく、災害地対策の委員会でありますから、災害地に関しますことは、復旧も、あるいは今次起りました災害に対する措置も、あるいは今後日本の置かれておる関係においてこれに対する未然の措置も、あらゆる点から具体的に総合的に検討して、最も権威あるものとしてまとめ上げるのが、本委員会の性格だろ……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第12号(1949/10/17、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 今の基本法の名称の問題ですが、ただいまの委員長の説によりますと、委員長の手元で適当な名称があれば檢討を加えるという話であります。けつこうだと思いますが、ただこの場合、すでに教育委員の選挙に関しましてもこの要綱の中に入つておりますし、それから基本という文字を使つた場合には、通念としてその他具体的なものがさらにあるという観念をもたれがちであります。今日の委員会で、基本という文字は使わないで、他に適当な文字があつたならば入れる、基本という文字は使わないという方向に進めていただきたいと思います。

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第14号(1949/10/19、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 拡声機の問題は、これまでに論議されました考え方を一貫いたしまして、やはり筋の通つた統一された考え方を持たなければいかぬと思う。確かに拡声機一台を二台にするということは、費用がかさむ結果になると思いますが、今度の考え方は、ただいま論じられておりますように、候補者がいなくても街頭演説はできる。さらに個人演説会も回数に制限がないという点において、確かに従来の選挙法よりは運動面においても自由に解放されたということは言えるわけです。その場合に、しからば現実の問題として、街頭演説をやるという場合において、今まで拡声機を使用してはたしてどういう支障があつたかということを考えてみなければなら……

第5回国会 選挙法改正に関する特別委員会 第15号(1949/10/24、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 第二百七十の第三項でありますが、この規定はことさらに三項としてうたわなくても、入院加療中の者の選挙権の行使を妨げる意味ではないのでありまして、この三項の規定はいらないのではないのですか。
【次の発言】 ただいまの問題で、淺沼委員の御意見はしごくもつともだと思うのであります。しかしこれは小委員でもずいぶん論議いたしましたが、現実問題として、長期にわたる療養という問題は、結局療養所が主体になつておる。その場合に、国立療養所でもつて二千人、三千人という収容をしておるのが現実にある。それで小委員会においても問題になつたのは、町村民の数よりも、療養所にいる者の数の方が多いという場合であ……

第5回国会 地方行政委員会 第2号(1949/03/23、24期、農民新党)

○小平(忠)委員 ただいままで各委員からいろいろ質疑をされたのですが、局長の御答弁は抽象的なことが多くて、私の受けた感じでは要を得ないと思う。これは冒頭に門司委員から提案されましたように、やはり具体的な資料の提供を願いたいと思う。そのことはわれわれの委員会に提示がなくて、すでに新聞紙上等に財政委員会の案が出ておるということは、結局この委員会を軽視するようなことにもなるのでありまして、大体抽象的なことを論議するということになりますと、本日の委員会が非常に権威を失うというようなことも考えられますから、早急にひとつ具体的な資料を御提示願つて、この問題を進めていただきたいと思います。

第5回国会 地方行政委員会 第3号(1949/03/26、24期、農民新党)

○小平(忠)委員 民自党の委員諸君がおつしやることも私は一理あるとは思いますが、この委員会は責任者の出席を求めていろいろお聞きするということは、すでに再三再四お願いしておる。他の委員会を見ましても直接責任ある主務大臣が委員会に出席して、逐次情勢を説明されておるわけなのであります。そういう観点から見ますときに、特に全國の都道府縣は非常に重大な関心を持つております。國家の予算と並行いたしまして、先ほど門司委員からもお話がありましたように、從來國の予算がきまつてから地方の予算がきまる。こういつた官僚独善主義的の行き方を打破するという面から、本委員会としてはここに取上げて、急速にこの問題に対する善後策……

第5回国会 地方行政委員会 第7号(1949/04/06、24期、農民新党)

○小平委員 本法の改正につきまして、政府委員の御説明を承つておりますと、その御説明の中に、諸般の事情からして、予算編成事務に意外な日時を費した等の関係もあるのだということもありますが、この地方財政法は、昨年の七月七日に施行になつておりまして、その間相当な時日もございますので、政府としましては、その間鋭意努力して参つたという説明もあり、その予算編集事務について、國費と地方費の区分に関しまするところの具体的な問題を檢討するにあたりましては、予算の大綱ができてからこれをきめるということは、むしろ私は逆行するものであつて、予算の方針がきまらない前に、事前に方針をきめるべきであるということがこの方の趣旨……

第5回国会 地方行政委員会 第13号(1949/04/19、24期、農民新党)

○小平(忠)委員 私は大藏大臣に二点について簡單にお伺いしたいと思います。第一点は地方配付税の率の変更につきまして、本來ならば両院の可決を持つて予算が提出される、また予算の可決を見るのが建前だろうと思います。しかるにすでに予算は衆議院を可決されて、参議院に回付されているとまことに本委員会の権威を失墜するものであると考えるのであります。先般も大藏大臣がおつしやいましたが、これは本國会に同時に提案されているものであるから、その審議の過程はやむを得ぬという御解釈がありました。しかし建前は建前として、もし予算を早く通過しなければならないという現段階から見るならば、すでに予算が提出されている段階において……

第5回国会 地方行政委員会 第14号(1949/04/20、24期、農民新党)

○小平(忠)委員 私は本案に対しまして絶対反対をするものであります。その理由は反対の委員の諸君からすでに私の言わんとする点をすべて発言がありましたので、私の反対理由の発言は省畧いたしますが、ただ重要な点を二、三指摘いたしてみたいと思うのであります。  第一点は、反対理由としての最も重要な点は、本案を政府が提案されたその趣旨は、日本が経済の自立態勢を確立して、さらにドツジ・ラインによるところの経済九原則の実施にあたつて、眞にやむを得ないという実情はわかるのであります。しかし配付税の根本的な趣旨からかんがみまして、その率を極端に半額以下に減額するということは、根本的にこの配付税の趣旨を沒却するもの……

第5回国会 地方行政委員会 第17号(1949/05/06、24期、農民新党)

○小平(忠)委員 この修正案は委員長の案だとおつしやいましたので、あえてお伺いをいたしたいのでありますが、ただいま野村委員からのお説、私まことに同感の点が多いのであります。私、その中で、両院の地方行政委員長を、衆議院、参議院の指名したものの一人に持つて行くという考え方は、むしろこの自治会議の委員の性格を歪曲するものであるというふうに考えるのであります。なぜならば、これは内閣総理大臣の任命である。しかし、任命ではあるが、両院の承認を得なければならぬという観点から見まするときに、両院議員の一人が入つておつた場合においては、少くとも両院の立場を代表して出るものであるということになると思うのであります……

第5回国会 地方行政委員会 第38号(1949/09/14、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 ただいまの件に関連いたしまして、私は委員会開催につきまして意見を申し上げたいのです。私は北海道でありまして、大体出て参りますのに片道三日かかります。一日の委員会に往復一週間を費すという現状であります。それで今までたびたび欠席の多かつた理由は、いただく通知がすでに出発しても間に合わないという関係でありました。速達でいただきましても五日ないし六日かかつております。そういうような関係で、今後でき得るならば、少くとも九月の委員会はいつ開く、十月の委員会はいつ開くというふうに、事前に決定を願つておくことが非常に地方におります者として幸いと思うのであります。われわれといたしましても、地方……

第6回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1949/12/01、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 今会期もあと残り少く、まだこの特別委員会は来国会においても当然設置せられることと思われますから、委員各自で、この立法要綱について研究し、来国会において法案化に努力することにいたしたらよいと思います。

第6回国会 農林委員会 第3号(1949/11/11、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 ただいま論議されております問題に関連しまして、重復しない点を二、三お伺いしたい。ただいま政府当局と委員との質疑を伺つてみますと、何だか政治的な取引によつて割当量をきめようというような、そういう感じを深く持つのであります。これは非常に重大な問題であります。少くともこの補正については、最も的確な最も正確、公正な実態を把握して、それが最終決定となるということが、私は最も望ましいと思います。その点で、現に作報の発表と都道府県の地方庁の発表との開きが、一千百万石もあるということについて、それが結果において二、三百万石ということになつたならば、それはあまりにも開きが大き過ぎる。そうします……

第6回国会 農林委員会 第6号(1949/11/17、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 ちよつと議事進行について。こういつた問題について紛爭しますのは、委員長が、本日は農林行政について、時間は十一時半なら十一時半に打切るというような予告を一応するか、あるいは諮つておられるならば紛争しないはずである。

第6回国会 農林委員会 第7号(1949/11/18、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 私は農林行政につきまして、政務次官にお伺いいたしたいと思います。まず一点は米価問題でございますが、去る十一日の農林委員会におきまして、当日新聞紙上で発表になりました問題につきまして、私はこの席上で政務次官にお伺いをいたしたわけであります。その日新聞に発表になりました米価の問題は、基本価格につきましては四千二百五十円、包装代の平均が百十円、等級間の格差が四十五円、合しまして四千四百五円というような決定を見るという発表がありましたに対しまして、私はかかる考え方をお持ちになつているかどうかということをお伺いしたわけであります。このときに政務次官はまだそれは研究考慮中あつて、決定して……

第6回国会 農林委員会 第11号(1949/11/25、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 私は農林大臣に、本改正案の根本的な考え方について、質疑を試みたいと思います。  まず第一点は、本改正案が前国会から継続審査に付されておるのでありますが、政府側、大臣からは前回並びに今回本国会に継続審査に付された冒頭において、提案理由の説明があつたのでありますが、大臣の提案理由の説明によりますと、その根本的な考え方として、日本の食糧事情の安定を期するという意味から、さらに日本がいつまでも連合軍の援助にすがるということはできないのであつて、この際自力によつて最大限の食糧の確保をするという見地を維持されておるのが、第一点であります。さらに本件につきましては、旧連合軍最高司令都からも……

第6回国会 農林委員会 第12号(1949/11/26、24期、新政治協議会)

○小平委員 ただいま井上委員から説明の決議案につきましては、趣旨は賛成でありますが、どうも今までの経過を見ておりますと、それが一つとして実行に移されている面はないのであります。特に昨日は森農林大臣の不信任案が提出せられ、森農政について、野党である各派からいろいろ峻烈なる批判がなされた。それに対して民主自由党の方々の考え方は、與党の立場ももちろんありましようが、真劍に日本の農業の将来を考えておるかどうか、特にこの日の最も大きな問題は、明年度は三百七十五万トンの食糧を輸入する。
【次の発言】 共同提案に異議があるかないかを決定する前に私は申し上げたいのです。

第6回国会 農林委員会 第13号(1949/11/28、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 私大蔵大臣に超過供出に対する課税問題についてお伺いしたいと思うのですが、米価についてはまことに再生産を償えないところの低米価にきめられておる。日本の食糧事情からしてこの超過供出制度というものを認めておりながら、これに対して課税をするということは不当であると私は思う。これに対して大蔵大臣は、今後その超過供出に対する課税というものは、どう考えておるか、これが第一点であります。  次は農業事業税の問題でございますが、現在の課税の実態は、農業であるという関係において、わずかに二畝、三畝つくつておるところの蔬菜について税をかける。しかるに農業でなき場合においては、それが一反歩、二反歩つ……

第6回国会 農林委員会 第15号(1949/12/01、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 ただいま政府の提案理由の説明によりますと、すでにこの一部改正につきましての基本金の変更につきましては、本国会におきまして審議された補正予算、これはすでに通過せんとしておる。それが本来から言いますと、この改正案がさきに提案されて、それを審議可決の上予算という関係に行くのが順序だと思うのでありますが、予定から行きますと、すでにもう本国会の会期は昨日で終つている。それを昨日会期を三日間延長したから続行されただけで、その予定から行きますと、会期終つた今日急遽この一部改正を出して来ている。先ほど提案理由の説明によりますと、種々の理由によりまして提出が遅れたという説明がありましたが、その……

第6回国会 農林委員会 第16号(1949/12/02、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 私は新政治協議会を代表しまして、ただいま議題となつておりまする油糧配給公団法の一部を改正する法律案及び肥料配給公団令の一部を改正する法律案の両案に対しまして、反対をいたすものであります。  そもそも本案の改正点は、現在両公団の基本金を極度に増額せんとする趣旨でありますが、両公団の設置の必要性は、戦後における日本の、特に肥料、油糧の配給機構の実態からいたしまして、この設立についても真にやむを得なかつたことを認めるのであります。特に肥料問題については、戦時中いわゆる戦争目的遂行のために、農業団体として唯一の機構であつた農業会、すなわち民主的なものでなく、あるいは官僚、軍閥の手先と……

第7回国会 議院運営委員会 第12号(1950/01/25、24期、農民協同党)

○小平忠君 私の方はただいま社会党の御意見のような趣旨で賛成をいたします。

第7回国会 議院運営委員会 第51号(1950/04/27、24期、農民協同党)

○小平忠君 決議案は相当ありますが、一ぺんにたくさん出しても、なかなかたいへんだと思いますので、一応きようは各派共同提案になつておるものを取上げてはどうかと思います。それには農業に対する財政措置並びに金融に関する決議案、これは各派全部の提案でありますから、ぜひきようやつていただきたいと思います。

第7回国会 議院運営委員会 第53号(1950/04/30、24期、農民協同党)

○小平忠君 北海道開発審議会の委員は、前回は北海道開発法が施行されていなかつた。その前に内閣に北海道開発審議会というものが設けられまして、その場合の委員は、御承知のように総理庁の中に持たれておつたわけでありますので、従来とも本院の承認を得て任命された。その場合に、従来自由党だけという形でやつて来たのですが、北海道開発審議会は、北海道の開発が重点ではあるけれども、国家的見地からこれが法制化せられ、北海道の開発を取上げるということになつたわけであります。もちろん国全体としてこれを推進するということは当然でありますが、北海道の実情というものを十分に把握認識しなければならぬといろ観点から、これを全体の……

第7回国会 考査特別委員会 第15号(1950/03/31、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 ただいま委員長は、証人喚問について慣例ということを申されました、しかし私は、これには異議があります。なぜならば、証人喚問は各委員会が必要と認めたときにするのでありますが、その場合に、大体財閥の人とか有名な知つている人は、経歴について調査がなくてもできることがあります。しかし、先ほど理事会においてもいろいろ意見がありましたように、事前にこれこれの人であるといつたことが委員会でも理事会でも熟知されてからそれを喚問するかしないかを決定されるのが正しいと思います。しかし、事務当局においてその準備ができていないならば、印刷はできなくても、経歴等についてまず委員会へ報告すべきだというよう……

第7回国会 農林委員会 第1号(1949/12/19、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 食確法の一部改正に関しまする問題につきまして、これをポ政令によつてすでに十二月七日に公布されました点に関しましては、すでに前委員から大体の質疑がなされましたので、さらに重複してお伺いする煩を避けたいと思いますが、ただ重要な点を一、二点お伺いしてみたいと思います。そのことは先ほど大臣が、ポ政令によつて出したことについては、国会の審議権を決して無視しているものではないという説明でありますが、私はこれはまことに了解に苦しむのであります。なぜならば、本件はもちろん第五国会よりも継続され、第六国会においては衆議院の方においては御承知のような経緯をたどつて、強引に通過されたのであります。……

第7回国会 農林委員会 第2号(1949/12/21、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は農村におきまする電力問題について、御承知のように灌漑排水並びに調製等におきまする面におきまして、いかにこの問題の解決が、農業生産力の増強を高めるという面において重要な役割を果しておるかという点については、ただいままで指摘されたことによつて明らかであります。しかるに現状は、まつたく今回の電力料金の改訂というものは農家の負担を大ならしめて、生産を逆行せしめる方向にあるということを、私は一言申し上げなければならぬと思います。その点の具体的な問題について一、二お伺いいたしたいと思います点は、従来の農家で脱穀調製に必要な場合の電力の使用につきましては、かなりに五馬力のモーターを使用……

第7回国会 農林委員会 第6号(1950/02/15、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は最後に本案の内容につきまして若干お伺いしたいと思います。戰後におきまする家畜衛生につきましては、政府当局の格段の御努力によつて、逐次向上しつつあることは承知できるのでありますが、しかし復興途上にあります日本にとりまして、やはり全体の面から見ますと、戰時中は軍用馬ということで、作戦目的遂行のためにこれを強要されたというような関係にありましたが、私は終戰後、もう少し酪農なり労役馬、この家畜衛生の面において万全を期する必要があるのじやないかということを考えている一人であります。特に一昨年以来北海道に発生しました流脳馬の問題につきましても、北海道、東北地帶の生産地においては、県外……

第7回国会 農林委員会 第8号(1950/02/24、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 ただいま食糧部長の説明によりますと、かんしよ二億七千万貫、ばれいしよ一億三千万貫を買上げするということを言明されたのでありますが、このことは去る知事会議の決定とは違うのです。すでに文書等にもよつて明らかになつておる事項は、かんしよ二億七千万貫以内、ばれいしよ一億三千万貫以内でありまして、この以内ということは非常にぼやつとした線なのです。このことが非常に全国のいも類耕作農民に大きな衝撃を與えているわけです。こういうようなぼやけた数で行くならば、生産意欲の減退どころか、価格面とも関連いたしまして、本年度のいも類生産に重大な支障を来す。食糧部長は今以内という言葉を使わずに、いも類全……

第7回国会 農林委員会 第11号(1950/03/02、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は政府の農林政策につきまして森国務大臣に最も重要な点を指摘いたしまして、お伺いいたしたいと思うのであります。まず第一点は農地改革の問題であります。政府は本年八月一日以降現存の農地委員会、並びに農業調整委員会を解体して、農業委員会という形において新発足するという計画でありますが、本件については、大臣からもその構想について一応承つております。しかし臓後農民解放の、いわゆる総司令部の指示によりまして、今日ようやくこの農地解放も軌道に乗りつつある。さらにわれわれの考え方といたしましてはもう一歩山林牧野の解放、並びに不耕作地の解放といつたことまで徹底的にやらなければならぬという強い確……

第7回国会 農林委員会 第16号(1950/03/22、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 いも類四億万貰の買入れについては、先ほど政府次官は、買上げについては政府が責任を持つておるが、いも類の耕作農民は供出の義務はないのだ、こういう答弁でありました。これはどうも私理解できないりであります。この四億万貫については一々生産割当はしないが、供出の割当はする。もちろん農民からその申込みを受理するといつたことがなされた場合においては、これは当然供出の義務があると私は解釈するのでありますが、この点の御見解をひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 良心的とかいう御説明でありますが、少くともこのような重要な問題を、一つの見解なりあるいは政府の良心的なということの御説明では、私は……

第7回国会 農林委員会 第18号(1950/03/24、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 一点大臣にこの機会にお伺いしたいのでありますが、一昨日大臣にお伺いいたしました二十四年産の米麦いも類の報奨物資の返品問題につきまして、大臣は、経済閣僚会議が一昨日持たれないで、明日でも持ちたい、その後において速急に本件を解決したいという大臣の言明でありました。これは非常に重要問題でありまして、もう昨日も今日も全国の関係者が集まりまして、これをいかにすべきか、政府当局にも懇請をしておる点でございますが、今日の段階で、本問題がどのようになつておりますか。この点大臣からひとつ、経過、あるいは今後どうすべきかという点について、お聞かせ願いたいと思うわけであります。

第7回国会 農林委員会 第19号(1950/03/25、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は内外食糧事情の急変によりまして、この食管法の一部改正を提出いたしました政府の事情は了とするのであります。しかしながら特に昨年末以来からの吉田内閣の農業政策、特に食糧政策がまつたく支離滅裂的な方向にあるということについて、私はこの際に農林大臣から日本の農業政策、あるいは食糧政策についての基本的な問題を承りたいのであります。と申しますのは、これは第三次吉田内閣以前、すなわち片山内閣以来からの政府の施策というものが、農民に一方的な強権供出を強いながら、反面に苛酷なる課税を課し、さらに農業生産物資というものは非常に窮迫をし、まことに微々たるものしか配給されなかつた、価格は高い、品……

第7回国会 農林委員会 第20号(1950/03/27、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 ただいままで各委員の質問に対する藤田農政局長の御答弁を拝聽しておりましたが、私は政府の考え方が一体那辺にあるのか、まつたく疑わざるを得ないのであります。と申しますのは、肥料公団の存続問題につきましては、旧臘十二月三十一日にマーカツト経済科学局長の非公式覚書に対しまして、日本政府は一月二十幾日かに回答いたしておるわけであります。その回答されました内容につきましては、本委員会においてすでにその資料は配付になつておる。その回答いたしました趣旨に基いて、今度の肥料公団令の一部改正の法律案を提案されておるわけであります。その内容についてはすでにもう明らかになつておるのでありますが、それ……

第7回国会 農林委員会 第21号(1950/03/28、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 ただいま議題となつております肥料配給公団令の一部を改正する法律案に対しましては、残念ながら公団一年延期という原案に対しましては賛成しかねるのであります。という理由は、すでにこの公団存廃に関しましては、マーカツト経済科学局長からの非公式覚書もあり、これに対する政府の回答がなされております。これに対して今回出されたこの一箇年延期の原案というものは、きのうきようの問題でありません。しかるにただいま農林大臣が、春肥の措置を終つて七月三十一日になつて廃止をしたいということを言明されましたが、この点については大臣の言明に対して賛意を表し、その言明を信ずるものでありますが、それならばもつと……

第7回国会 農林委員会 第23号(1950/04/03、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 ただいま農業協同組合法の一部を改正する法律案を議題に供されたのでありますが、ただいま自由党の淵委員からの発言、まつたく同感であります。その点は与党である自由党の委員の発言が、与党の発言にあるまじきような面もあるようですが、これは当然野党の立場から言いますと、そういつた発言があつたから同調するのでなく、公正に考えてみた場合に、農業協同組合の現状はどうであるかということは、大臣、次官、農政局長、部課長、十分御承知のことだと思う。にもかからず、この重要法案を提案しておきながら、大臣がまず見えて、そうして農協の現状に対する考え方を端的に披瀝されて、そうしてこの改正案を政府提案として出……

第7回国会 農林委員会 第25号(1950/04/07、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 ただいま委員長から議題に供されました再法案につきましては、これはかねてより農林大臣の出席を求めて質疑に入るということに申合せがなされておるのでありますが、先ほど委員長は、あと十分もしたら大臣が見えられるというお話であります。から、大臣が来られてから質疑に入つてはいかがかと思うのであります。
【次の発言】 農業協同組合法の一部改正法律案が上程されましてから、十数日経過いたしまして、本件は自由党の淵委員の動議によつて、大臣が見えなければ審議をしないということかつ、待望久しきにわたつて漸く今日おいでになりましたので、この機会に私は基本的な問題について、まず大臣にお伺いしたいと思いま……

第7回国会 農林委員会 第26号(1950/04/10、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 農業協同組合法の一部改正について、私は基本的な問題とあわせまして、具体的な内容の問題についても、この機会に局長、部長、課長の方々が御出席でございますから、お伺いしたいと思うわけであります。  日本の戰後における農業協同組合運動は、最近の組合経営の実態から見て、大きな転換期に遭遇しているではないかと深く考えるわけであります。と申しますのは、最近の組合経営の実態というものは、單に資金難あるいは経営難といつた問題だけでなく、組合経営者の実態、また組合事務を行います職員、こういつたものの実態から見て大正の末期、昭和の初期から産業組合運動が非常に伸びて参つた当時のあり方を、もう一ぺん繰……

第7回国会 農林委員会 第27号(1950/04/11、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 前会大臣の時間の御都合で、途中で打ち切られましたために、最も重要な点を二、三、この際大臣に伺いたいと思います。今度の改正法の趣旨は、現在日本が置かれておる立場から見まして真にやむを得ないということは、大臣以下政府委員の方々の説明によりまして、十分了承いたします。その場合に、この改正法が国会を通過して実際に施行される場合において、やはり大きな問題は、連合国の従来の縦割りを幾分緩和するということになるのですが、その場合にこの改正案の趣旨が、指導、経済、金融の三本建を連合会の場合にはとられるということであつて、特に関連事業以外は相互に認めないということであります。これは大臣がほんと……

第7回国会 農林委員会 第29号(1950/04/13、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 自作農創設特別措置法の一部を改正する等の法律案につきましてまず改正の根本的趣旨に関して、実は大臣にお伺いをいたしたいのでありますが、大臣はまだお見えになつておりませんので、後刻お見えになりましてからお伺いいたしたいと思いますが、幸い本改正の最も責任をお持ちになつておりますし、また農地局長であられる山添さんがお見えになつておりますので、山添局長に以下お伺いをいたしたいと思います。  最初にお伺いいたしたい点は、終戦後日本農業は百八十度の一大転換を見るに至りまして、特に農地改革という、日本の農業界にとりましては、画期的なここに一つの大変革を見たのでありますが、この第二次農地改革に……

第7回国会 農林委員会 第33号(1950/04/21、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私から簡単に要点だけを一括して提案者並びに政府当局にお伺いいたしたいと思います。先ほど配付願いました法律案の提案理由の説明でありますが、私に言わしむれば、遺憾ながら落第点をつけなければならぬという結果になるのであります。なぜならば、この理由の第一点に、「中京競馬場を設置せんとする」こういう表現でございますと、中京地区に中京という名をつけた競馬場を一箇所設置するというように解釈されるのです。ところが、ただいままでの説明によりますと、中京地区に候補の場所を選定して、場合によつては一箇所になるか二箇所になるか、三箇所になるかわからない。実にあいまいなのです。それから第二点は、十一箇……

第7回国会 農林委員会 第34号(1950/04/22、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 簡単に要点を二、三点お伺いいたします。この法律によりますと、従来の植物に対する病虫害の予防の完全を期するという趣旨でございますのでこの内容に対しては、私基本的に賛意を表するものであります。しかしながらその内容の点について、最も重要な点を二、三お伺いいたしたいと思うのであります。  第一点は、この一般病虫害の異常発生に対処するように、これは何といつても、国家的な防疫態勢を整備することが必要だろうと思うのであります。特にその場合に、防疫の防除の器具並びに農薬に対する予算的措置が講ぜられなければならないと思うのでありますが、この法律を一応つくりましても、これに対する予算的措置がなさ……

第7回国会 農林委員会 第36号(1950/04/25、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は農民協同党を代表いたしまして、本改正案に絶対反対をするものであります。  その理由は、今回政府から提出されましたこの内容をつぶさに検討いたしますのに、基本的な問題について、まず日本の農村が置かれておりまする民主化の線、さらに農地改革がいかに重要な役割を示すかの点において、まだ今日の段階では、これを打切つたり、あるいはこれを軽視すべき段階でないのであります。しかるにこの内容は、この最も重要であるべき農地改革を、最悪後の仕上げをしないでここで打切る。そういう言葉を私は使わざるを得ないのであります。と申しますのは、やはり何といつても、すべての事業なり、一つのことをなすには、最後……

第7回国会 農林委員会 第38号(1950/04/29、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 まことに適切なる法案の提出を願つたわけでありますが、この際疑問といたしまする二、三点についてお伺いをいたし、政府のお考えを明らかにいたしてもらいたいと思うわけであります。  第一点は、この法案の第二條に公共的施設とあるのでありますが、この公共的施設という政府当局の解釈をお伺いしたいのであります。  次にこの第二條の第一項の第三号のことでありますが、「農地又は農作物の災害を防止するため必要な施設」というのは、一体どのような施設をお考えになつておるのか、まずこれらの点についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、私はこの際実例をあげてお伺いいたしたいので……

第7回国会 農林委員会 第39号(1950/04/30、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私はただいま議題となつておりまする農林水産業施設災害復旧事佳賓国庫補助の暫定措置に閲する法律案に対しまして、農民協同党を代表いたしまして賛成をするものであります。しかしこの際一言意見を申し述べておきたいのであります。農林水件業が、今日いかに重要な役割を持つておるかということは、これはひとり政府だけでなく、全国民の周知いたしておる点てあります。しかるに年々大災その他におきまして、非常なる災害をこうむつておるわけてあります。この災害に対しまする復旧、その他の問題に関しまして、政府も、あるいは与党も、野党も一致いたしまして、これに対する公共事業費の増額については、終戦以来常に強く主……

第8回国会 通商産業委員会 第5号(1950/07/21、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 本法案に対しまする農民協同党の態度は、基本的には反対ではありますが、本会社が昭和二十三年二月八日、すでに過度経済力集中排除法によりまして、鉄鋼部門が分割の指令を受け、すでに本年三月末をもつて廃止の段階になつております現段階におきましては、警告づきをもつて本案に賛成をいたしたいのであります。簡單にその理由を申し上げますと、基本的には、日本の鉄鉱資源というものは御承知のように絶対量不足であります。特に戦前、戦時中、戦後を通じまして、強力なる統制下に、製鉄事業というものに対し日本の産業復興のために各関係方面においてあらゆる努力をなして来たことは周知の事実であります。特に私は鉄鋼部門……

第8回国会 通商産業委員会 第9号(1950/07/26、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は今横尾通産大臣の御答弁を拝聴いたしておりまして、まことに不満にたえません。それはとかく政府当局が、共産党が質問されると何だかつむじを曲げたように、非常に不親切な答弁をされるように私は公正な立場から見て感ずるわけです。少くとも国会に議席を持ち、発言を許されておるはずの立場において、だれが発言しようと、責任あるところの誠意ある御答弁を願いたい。ただいまの問題のごときは非常に重大な問題であります。ただいま上程になつておりますこの商品取引所法案に関しましても、私はあえて重複して質疑をいたす必要はないと考えましたから、ただいま委員長にも、討論の中で申し上げようと思つておつたのであり……

第8回国会 通商産業委員会 第14号(1950/09/29、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 肥料の輸出並びに公団手持問題に関しまして、若干質問をいたしたいと思います。ただいま通産省並びに農林省の両局長は、この輸出問題に対しまして、国内の需給の見通しが画然とつき、さらに余裕があつた場合においては、輸出ということも考えなければならぬというお話でありますが、私はこの問題に関しまして、根本的に非常に重大な問題であると考えるのであります。なぜならば、御承知のように肥料公団はこれは自由党の多年の公約でもありますし、去る八月一日をもつて廃止になつた。ところがこの肥料の問題について一番の問題は、御承知のように価格であります。従来肥料の生産については幾多の隘路を打開しつつも、需要に対……

第8回国会 予算委員会 第1号(1950/07/18、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 ただいまの川崎委員の発言に対しまして、私も関連いたすことでありますので、一言この機会に発言をいたします。ただいま小坂新委員長のあいさつの中にもございましたように、本委員会が各種委員会の中核として、いよいよその委員会の権威を発揮しなければならないというような、まことにけつこうなごあいさつがあつたのでありますが、戦後の本委員会の実態を見まするに、とかく形式に終ることが多いのであります。特に日本の現状は、まことに経済的にも、あるいは国際的にも重要なる段階にありまするときにおいて、この委員会の昨年来からの実態を見ますと、単なる形式に終つておる点が多いと思うのであります。と申しますのは……

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/27、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 昭和二十六年度の予算編成方針並びに関連する事項につきまして、大蔵、農林両大臣にお伺いいたしたいと思います。割当てられた時間が非常に短かいので、簡單に要点だけをお伺いたしたいと思います。  どうも昨日から立ちかわり入れかわり質問されておりまして、われわれにまわつて来る番になりますと、大体よい種がなくなつてしまつて、また重複する事項は申し上げても非常に迷惑な話でありまして、そういう観点から、全部種がとり尽されたあとの質問で、非常にむずかしいのでありまして、むずかしい中を頭をしぼつてお伺いするのでありますから、どうかひとつ納得の行くように御答弁をいただきたい、こう思うわけであります……

第9回国会 通商産業委員会 第8号(1950/12/05、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は農民協同党を代表いたしまして、本安に強い希望意見を付しまして賛成をするものであります。その趣旨を簡単に申し上げます。  鉱害復旧の重要性は、いまさら申し上げるまでもありません。特に現地の希望といたしましては、単に本法なり、あるいは本法を改正する趣旨に関しましては、すみやかに原状回復を希望いたしておるのであります。その意味から、政府が法的措置、あるいは予算的措置を講じて、すみやかにこの鉱害復旧に邁進するということを強く希望しまして本案に賛成するものであります。

第9回国会 通商産業委員会 第9号(1950/12/06、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は本委員会法の重要性にかんがみまして、横尾通産大臣に重要な点を二、三点お伺いしたいと思うわけであります。  第一点はただいまの前委員の質疑によつて、ほぼ明らかにはなつてはおるのでありますが、大体この委員会の構成が、委員長ほか四人の委員によつて設置されることになつております。大体これによりまして十分であるという御説明でありますが、そこでこの委員長ほか四人の委員はどういうようか構成で、どういうような選任の方法をとるかについて、他の委員からも質疑があつたわけであります。そこですでに委員長については東大の我妻さんというような腹案があられることをさきに明らかにされましたが、委員長にお……

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/03、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は二十五年度の補正予算の内容とあわせまして、これに関連する問題について各関係の閣僚に伺いたいと思うのであります。特に最近最も重要視されておりまする講和問題、並びに最近の農村の現状から見まして、特に重要な問題を取上げて伺いたいと思うのであります。講和問題に対しましては外務大臣である吉田総理がお見えになつておりませんから、これはあとでお見えになつてからお伺いしたいと思うのであります。時間も非常に少いので、私は農村問題に限定をしてお伺いしたいと思うのであります。  まず最初に主食の統制撤廃問題について関係閣僚忌憚のない御意見を承りたいのであります。まず私最初に周東経済安定本部総務……

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/04、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は外交問題と国内治安維持の問題に関しまして、最も重要な点をかいつまんで吉田総理大臣にお伺いしたいと思うのであります。  まず外交問題といたしましては、私は今日の日本にとりまして、講和問題ほど重要な問題は他にないのではないか、こう思うわけであります。なぜならば日本の主権の回復あるいは自衛権の問題、領土問題あるいは国際社会復帰等、講和條約の内容いかんによつて、日本民族百年の運命を決するからであります。過般政府は外交白書を公にせられまして、国民の批判がどうあろうとも、一応政府の態度を明らかにされましたことは喜ばしいことだと考えていたのであります。ところがこの外交白書を公にされた直……

第10回国会 内閣委員会 第16号(1951/05/26、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私はただいま議題となつておりまする北海道開発法の一部を改正する法律案の内容につきまして、大臣並びに政府委員にお伺いしたいと思います。ただいま鈴木委員の質問に対しまして、増田大臣から、きわめて懇切丁寧な御説明なり御答弁があつたのでありますが、私は本問題が日本の非常に資源の乏しい現段階において眠れる未開発資源を開発するという観点から、北海道の重要性が国としても認められ、昨年は北海道開発法の制定となり、総理府の外局として北海道開発庁というものが設けられたのであります。昨年この開発庁が設置せられまして、開発庁の任務は、御承知のように、企画立案ということが重点でありまして、実施という面……

第10回国会 内閣委員会 第17号(1951/05/27、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は昨日に引続きまして増田建設大臣並びに政府委員に質問を行いたいと思います。  私の昨日の増田建設大臣に対する質問の、今回北海道開発法の一部を改正いたしまして直轄事業を国が行いますために、現地機関たる北海道開発局を設置することに関して、北海道民の負担が過重になりはしないかという問題については、きわめて適切なる御説明があつたわけでありますが、関連いたしまして、しからばこのような現地機構を設置されました場合に、国の予算、すなわち国庫負担が増額しはしないかという問題であります。どういう点かと申しますと、従来国が任免権を持つ四千人に近い国家公務員を、実際は北海道知事が指揮監督をしてお……

第10回国会 内閣委員会 第18号(1951/05/28、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は農民協同党を代表いたしまして、本案に賛成するものであります。  そもそも北海道の開発の問題が戦後大きく取上げられまして、昨年実施を見ました北海道開発法の公布に伴う北海道開発庁の設置後ちようど一年目に、今回法の一部を改正して、国の直轄事業を行いますために、現地機関たる北海道開発局をつくるという問題でありますが、私は本案の考え方がどこにあるか、問題は、北海道が国民の期待に沿うような開発ができて、北海道民の繁栄、北海道民の生活の安定ということが、ひいては日本の復興の基盤たらしめるということが、この法案の改正の要点でなければならないと思うのであります。ところがこの法案は、改正の動……

第10回国会 予算委員会 第5号(1951/02/02、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 緊迫せる国際情勢のまつただ中に、昭和二十六年度の予算の提出を見たのでありますが、この予算の内容というものは、私は国際情勢の推移によつて絶対的に左右されるものだということをまず考えてみなければならぬと思う。そういう見地から総理大臣に外交問題、特に講和問題を中心にいたしまして、重要なる点をお伺いしたいと思うであります。  御承知のように、朝鮮動乱は中共の参戰によりまして、まつたく新たなる段階に突入いたしましたし、またこれに前後いたしまして、ソ連の西欧進出というものが、欧州情勢を一層緊迫化いたしておるのであります。その結果、今日の朝鮮問題は、單なるアジアの問題ではなくて、完全に欧州……

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/05、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 関連して……。先般この委員会におきまして、総理大臣が私の質問に対しまして、共産党の非合法化につきましての考え方は、非合法化したいと考えておる、こういう御答弁があつたのであります。しからばいかなる方法によつて非合法化されるのか、主務大臣であられる大橋大臣にお伺いいたしたいのであります。これが第一点。  第二点は、総理大臣は、現在の日本の国内事情からして、国内の治安維持については、いかなる事態が起きても現在の予備隊なり、あるいは警察力の実態からみて磐石であると大みえを切つておられるのでありますが、現状は決してそのような安易なものではないと私は思う。なぜならば、現に警察予備隊の訓練……

第10回国会 予算委員会 第9号(1951/02/07、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 ただいまの委員長の御発言に対しまして賛成であります。さらに川崎君の発言も、私は当を得た発言と思うのであります。あわせまして委員長から政府当局にお願いしていただきたい点は、大臣が答弁をなさる場合に、その内容いかんによつては政府委員をして答弁させるということもあり得ると思うのであります。従つてこの予算委員会の内容から行きまして、大臣はすべて答弁の材料等は十分に用意されておることと思うのでありますが、いかなる質問がありましても答弁せられるよう、政府委員も場合によつては随行せられて、万遺憾なきを期していただきたいということを重ねて申し上げたい。さらに大臣の出席に関しましても、実は委員……

第10回国会 予算委員会 第11号(1951/02/09、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は先般の総括質問に残つておりました農林大臣に対しまして、当面する食糧問題その他農政上の重要問題について、重要な点を農林大臣にお伺いいたしたいと思います。  最初に食糧問題でありますが、最近国際情勢の推移に伴いまして、いろいろ外電の報ずるところによりますると、大体従来まで生産過剰を予定されておりましたアメリカを中心として、現にアメリカが小麦の輸出を禁止するというような事態に立ち至つております際に、わが国の絶対量の食糧の不足という観点から、輸入食糧に対しまする今後の食糧行政というものは、まさしく重大なる段階に到達しておると思うのであります。そこで大臣にお伺いいたしたい点は、今次……

第10回国会 予算委員会 第13号(1951/02/12、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は横田甚太郎君の質問に関連しまして法務総裁に対し、最も重要なる点一点について関連質問をいたします。ただいま法務総裁は非常に苦しい形でいろいろ共産党に対する答弁をせられました。私は率直に大胆にはつきりと法務総裁の言を支持いたします。何も別に遠慮される必要はないと思います。そこで今回のダレス特使の来訪を契機として、戦後日本共産党がとられて来たいろいろの問題を想起すると、共産党はいよいよ巧妙なるまた悪辣なる手段をもつて、国内の治安に対していろいろの問題を起して来るであろうと私は予想いたすのであります。これは現に兵器弾薬等に対する密輸が摘発されておるが、そのあげられた例をもつてして……

第10回国会 予算委員会 第14号(1951/02/13、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私はただいまの川崎委員の質問に関連いたしまして一点お伺いをいたしたいのであります。明年ノールウエ―のオスローで開かれまするオリンピツク競技につきましても、経費の問題については、文部大臣より今予備金の支出を大蔵大臣と交渉するというような言明をされましたので、私は非常に同慶にたえませんが、特にこの機会に強くお願いを申し上げ、またお伺いしたいことは、現在ウインター・スポーツの花形としてスケート代表がスイスのダボスで活躍いたしております。現在スポーツが国際復帰の段階まで進んでおることは、平和を愛好する民族にとつては何よりの最大の喜びであると考えるのであります。そういう観点から、日本が……

第10回国会 予算委員会 第16号(1951/02/19、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 関連して……。ただいま大蔵大臣が東銀にならつて金融債の発行を他の銀行にも認めて行く考えである、こう実はおつしやつたのでありますが、これは今朝来日銀の政策委員なり、あるいは地方銀行の代表の方々の意見を拝聽しまするに、まつたくゆゆしき重大問題だと私は考えるのです。そこで関連しまして、このただいまの大蔵大臣の意見に聞きまして、日銀の中山政策委員並びに伊藤地方銀行協会会長の意見をこの際承つておきたいと思うのであります。

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/02/23、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 委員長は申合せの時間がすでに経過しておるとおつしやるのでありますか、そういうような観点から、私は前委員の質疑で触れていない点で、重要な点についてお伺いしてみたいと思うわけであります。ただいま御論議になつております問題は、どうも関東地区に何だか重点が置かれておるように見受けられるわけでありますが、これは午前中にもいろいろ論議されましたように、ひとり関東地区ばかりではなく、東北、いな北海道の地区についても大問題なのであります。現に私が北海道から出ておるという立場から申し上げるのではなく、北海道の電力対策協議会から数十日来代表委員が上京いたしまして、新発足するところの最高人事につい……

第10回国会 予算委員会 第20号(1951/02/24、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は肥料問題に関しまして横尾通産大臣にお伺いいたします。  まず最初に過燐酸石灰は、現在配給統制がはずれておりまして、価格は、その原料である燐鉱石に補給金がつけられておるにもかかわらず、十貫当り三百七、八十円というようなことで、適正価格といわれております三百五十円よりも上まわつておる。さらに一昨年末のマル公から見ると、七割アツプという現状である。政府は二十六年から補給金を廃止するということから、非常に値上りを予想して買いあさるといいますか、非常に買いだめをしておるということが、相当具体的に現われておるのでありますが、大臣は一体買いだめなどをしておるその数字をどの程度までおつか……

第10回国会 予算委員会 第22号(1951/02/26、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 きわめて時間が制限されておりますから、重要な点を二点総理大臣にお伺いいたしたいと思います。  第一点は、政府は経済安定本部長官を中心にして、日本の経済自立三箇年計画を大体完成されまして、二十六年度から着手されようと考えられておるのでありますが、その際に私は、現在日本が置かれている地位並びに講和後における日本の復興というものを、総理大臣は一体工業立国を主体にして日本の再建、自立をされようとお考えであるか、あるいは日本の過去長き一貫した政策として、農業政策に非常に重点を置かれて来た、この農業立国的な面に重点を置かれるのか、この点について総理大臣の所信を明らかに承つておきたいと思う……

第12回国会 議院運営委員会 第16号(1951/11/15、24期、農民協同党)

○小平忠君 先ほど緊急質問の人事委員会のことですが…。
【次の発言】 討論をやめるならば、緊急質問をやるということですが、これはけつこうです。そのとき従来の原則ということをおつしやつた。これについて委員長にお伺いしたい。従来小会派において話合いをして、一名本会議において討論を許された。今回は社会党二十三控室もあり、院内交渉団体として第三倶楽部もある。合計しますと四十名になる。従来大体二十名で一人ということであつた、それにさらに二十名プラスされたのに、一名というのか。委員長の御返事を願いたい。
【次の発言】 委員長のただいまの御答弁を伺いまして、問題によつては、全部の小会派から一名ということでも……

第12回国会 議院運営委員会 第21号(1951/11/28、24期、農民協同党)

○小平忠君 同意です。

第12回国会 議院運営委員会 第23号(1951/11/30、24期、農民協同党)

○小平忠君 私の方もちよつと保留さしてください。
【次の発言】 農協の意見を申し上げます。これは今突然出て来たのですが、閉会中といいましても非常に短かい。ただちに通常国会も開会になります。今回の地方行政委員会の分につきましては、御承知の通り今回平衡交付金も補正予算に計上が思うようにできなかつたというようなことを考えますと、今さら実情調査の時期ではないと思う。だから非常に閉会中の期間も短かいのでありますから、その必要はないと思います。

第12回国会 内閣委員会 第1号(1951/10/11、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 ちよつとお伺いいたしますが、農林省の食糧庁関係で、管理関係六〇%、検査関係一般合せまして一万六千二百二十五人が一応整理せられるということでございますが、その内訳をもう少しお尋ねいたしたいということが第一点と、統計調査関係で、おもに作報で六千五百二十八人ですか、これは地方の統計調査事務所を廃止するという観点のもとに整理されるのか、それともとりあえず食糧関係とは全然別個にやるお考えでおやりになるのか、廃止はしないが、とりあえず整理するというのか、その点についてもう少し御説明願いたいと思います。

第12回国会 内閣委員会 第11号(1951/11/10、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 根本農林大臣にお伺いいたします。  行政機関職員定員法の一部改正を行います政府の考え方、これに対しまして農林大臣は、農林省所管の職員整理という考え方に対しまして今日の状態において従来の職員整理の原案を堅持されようというお考えでありますか、それとも一部修正をされようというお考えでありますか、お伺いいたします。
【次の発言】 そういたしますと、実は本日政府の与党たる自由党から本法改正案に対する修正案が出されて、その趣旨の説明があつたのであります。これによりますと、農林省所管のことで、特に食糧庁で従来の整理原案たる一万五千二百四十二人に対してさらに二五・七%の修正を行う。すなわち七……

第12回国会 内閣委員会 第12号(1951/11/12、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は農民協同党を代表いたしまして、この法案に反対をいたします。  戦時戦後を通じまして、わが国の行政機関職員の定員が画期的な増加を見ましたことは、周知の事実であります。詳細なる統計、的確なる数字は把握できませんが、大体の統計によりまして、国民十四、五人で一人の役人をかかえているというような現状であります。このことが必然的に国民の負担をますます倍加して行くということは当然のことであります。そういう見地から政府が今回行政整理を行うという趣旨に対しましては、われわれは根本的に反対をするものではありません。  しかしながらわが国がすでに両條約に調印し、すでに衆議院におきましては批准を……

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/01、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 私は国防と治安維持並びに食糧政策に対する基本方針につきまして、吉田内閣総理大臣にお尋ねいたします。  国民待望の講和会議も終りまして、主権の回復、日本の独立、こういう輝かしい第一歩を踏み出しましたことは、まことに欣快にたえません。しかしながら世界の現状は、二つの陣営がはげしく対立いたし、国際情勢はきわめて緊迫せる現状であります。特に隣邦朝鮮におきましては、昨年六月動乱が勃発いたしまして、約一年有半になろうといたしておりますが、その見通しはいまだつかないという現状であります。この朝鮮動乱の見通しというものは、今後わが国の国防あるいは治安維持、こういつた点に重大なる影響をもたらす……

第12回国会 予算委員会 第14号(1951/11/06、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 減税と税法改正につきまして、大蔵大臣にお伺いいたしますが、すでに総括的な質疑が終つておりますので、きわめて具体的な問題についてお伺いいたします。  まず最初に、農業協同組合に対しまする課税問題でありますが、かつて産業組合時代におきましては、大臣も御承知のように特別法人税という制度がございまして、営利を目的といたさない団体としての特殊な扱いをいたしておつたわけでありまするが、先年の税法改正によつて、農業協同組合も営利会社と同様に法人税を課するというようなことに相なつておるのであります。しかしながら今回のいわゆる税法改正によりまして、若干の修正を見たのでありますが、しかしこのよう……

第12回国会 予算委員会 第15号(1951/11/07、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 このたび提出されました三補正予算案は、すでに講和調印も終りましたわが国にとりまして、わが国の国民経済いな自立経済の確立といつた重要なる観点に立ちまして、私はきわめて重要なる意義を持ち、またこの方向がなるかならぬかは、この補正予算が、わが国が独立への第一歩を踏み出す際におきまして、きわめて私は重要な内容を持つておるものと思うのであります。しかるに予算案の内容をしさいに検討いたしまするのに、遺憾ながらわれわれが念願しておるその目標というものは達し得ない、従つて私は農民協同党を代表いたしましてこの三予算案に対しまして反対し、組みかえを要求し、再提出を要求いたすものであります。その理……

第13回国会 外務委員会 第22号(1952/04/30、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 先ほど欧米局長から旅券法に関連しまして、本日の新聞に帆足君と宮腰君がソ連に入国しているという情報があつたこの問題に関連して、これは林君からも先ほど質問があつたのですが、私は欧米局長の言はまことに遺憾であると思う。なぜかというと、旅券の下付申請をしたときのいきさつから見ると、明らかにソ連に行く目的をもつてこの申請を出して来た。従つて旅券法第二十三条に抵触するものである。だからこれは処罰すべきであるということを先ほど明らかに言つた。これに対して政務次官の、事情がわからない、だから帰国の上事情を調査した上で善処をしたいという答弁は要を得ていると思うのでありますが、欧米局長の言は――……

第13回国会 議院運営委員会 第7号(1952/01/22、24期、農民協同党)

○小平忠君 自動車を本年は十人に一台、さらに明年は五人に一台ということを聞いておりますが、それは予算に現われておりますか。
【次の発言】 明年度の予算には考えていないということですね。
【次の発言】 上野図書館の書庫を三百坪新営しなければならないという理由について、御説明願いたい。
【次の発言】 まだきまつておりませんから……。

第13回国会 議院運営委員会 第22号(1952/03/08、24期、農民協同党)

○小平忠君 私は、行く人員につきましては、各派から全部行けるようになればよろしいと思いますが、そうなると相当の人員にもなりますし、五名説に賛成いたします。行かれない会派は、自由な立場において、請暇等をもらつて、また見舞に行く方法もありますし、それは臨機な方法がとれると思いますから、五名説に賛成いたします。
【次の発言】 当該委員会たる法務委員会において先議すべし。

第13回国会 議院運営委員会 第39号(1952/04/25、24期、農民協同党)

○小平忠君 三案とも賛成であります。援護法の改正につきましては、ただいま委員長が言われたように、予算的措置を明確にした上で、これを決定していただくように希望いたします。

第13回国会 議院運営委員会 第41号(1952/04/28、24期、農民協同党)

○小平忠君 異議なし。
【次の発言】 先ほど委員長の説明で、この決議案は議長発議で提出をした、こういう話なんです。しかし今の質問の内容を聞いてみますと、議長発議というのは、大体満場一致か、全会一致でもつて行きたいという趣旨のものであることが、慣例というか、今までの前例としてそうだと言うておられる。頭から議長発議で持つて行きたいというところに問題があるのだ、私は質問者の意見はそうだと思うのです。しかし委員長の説明を承りますと、これは希望として議長発議で行きたいということで、提案者の希望であつて、それがそうなるかどうなるかは、きようこれから相談の上決定すべきである。そこで私は、議事進行に関連します……

第13回国会 予算委員会 第2号(1952/01/28、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 関連して……。ただいまの中曽根委員の質問に対しまして、私はきわめて重大なる問題でありますので、関連して質問を委員長にいたしたいのであります。そのことは、昭和二十七年度の一般会計予算の中で今日独立への第一歩を踏み出そうとするときに、その内容に防衛支出に六百五十億円、安全保障諸費として五百六十億円というものが計上されているのでありますが、これは先般の一月十八日の閣議において、この決定を見た際に、はたしてその内容がいかなるものであるかということについて、今回再開国会劈頭において池田大蔵大臣の財政演説においていかに説明されるか、私は関心を持つておりました。しかるにその内容はこれからや……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/01、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 総理大臣は先般の施政方針演説の中におきましても、さらにまた本委員会の開会劈頭からも、終始一貫、わが国は絶対に再軍備をやらないと言明されておるのであります。この点に関しましては私もまつたく同感でありまして、日本の国力、経済力から見まする場合に、再軍備などとうてい考えられないことだと私は思うのであります。しかるにそのような一貫されて参りました総理大臣の言明にもかかわらず、今回提示されました予算書の内容を伺いますると、ただいまも論議されておりますように、まさに再軍備の一歩手前であるかのような疑惑を持たれるのであります。その理由なり内容につきましては、いまさら申し上げるまでもなく、今……

第13回国会 予算委員会 第19号(1952/02/19、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 申合せの時間がきわめて少いので、重要な点について関係大臣にお伺いをいたします。まず最初に法務総裁にお伺いをいたしたいのでありますが、おいでにならないようでありますから、岡崎国務相にお伺いいたします。
【次の発言】 岡崎国務相に対しまする質問は簡單でありますから、今申し上げた関係上先に伺いたいと思います。  日米安全保障條約に基きまする行政協定は、日米両国間におきまして、その内容について目下話合いが進められておるのでありますが、特に日本の治安維持、いわゆる安全保障についての問題は、本日の本委員会におきましてもきわめて重要なる問題として取上げられ、その内容は国民ひとしく重大なる関……

第13回国会 予算委員会 第25号(1952/05/15、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 総理大臣にお伺いいたします。わが国が独立の第一歩を踏み出しましたことはまことに喜びにたえません。しかしながら国際的に解決を要する問題がたくさんあります。特にその中でも領土問題といたしまして、千島列島の中で特に歯舞諸島並びに色丹の領土返還につきましては、御承知のように昨年九月米国サンフランシスコにおける平和会議で、総理が首席全権として熱情を打込んでこの領土問題の解決のために万丈の気を吐かれたのであります。しかるにこの問題は独立と同時に――口では独立ということを言いますけれども、いかなる方法をもつてこの返還問題を具体的に処理して行くか、これは国民としてきわめて大きな問題であります……

第13回国会 予算委員会 第28号(1952/05/22、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 大蔵大臣にまず最初にお伺いいたしたいのは、二十七年度予算補正についての大臣の構想並びにその編成着手の時期等について、まずお伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 大臣のただいまの言明を私はあくまでも信じて行きたいと思います。  そういたしますと、最近問題になつておりまする、実は参議院修正にかかる地域給の問題であります。すでにこれは参議院で修正されまして衆議院に回付となつております。本件についてはいろいろ新聞なりあるいはラジオ、あるいは国会内におきましても、最後は両院協議会に付するのではなかろうかというような問題さえもあるのでありますが、その際もしこの修正を国会においてのむ……

第14回国会 議院運営委員会 第1号(1952/08/26、24期、協同党)

○小平(忠)委員 ちよつと、まだ……。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会 第20号(1953/07/27、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は、主として北海道門別町におきます駐留軍の演習地接収問題に関しまして、参考人の松本門別町長にお伺いをいたしたいと思います。  第一点は、午前中の御意見、御説明によりますと、従来七十三町歩演習地として接収されておつたのが、今回さらにその面積を拡大して、三千五百町歩にわたります厖大なる地域を演習地として新たに接収しようという実情を承つたのでありますが、その説明の中に、特に最後時間の関係もありまして、十分な説明を願えなかつたのでありますが、地元におきまして、従来使つておりました七十三町歩に対する過去から現在に至る補償問題がございます。これにつきまして、海面あるいは海産物に対する補……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第24号(1953/08/06、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は、この際委員長に、特に議事進行、並びに北海道の水害に対しましての取扱いに関しましてお願いを申し上げます。さらに委員各位の御努力を仰ぎたいと思うのであります。  今次の北海道の水害に関しましては、ただいま同僚の社会党左派並びに改進党の委員から発言がありまして、被害の状況なり、あるいはこの審議の方法についての要請があつたわけでありますが、私がきわめて重要な点について特に委員長の御善処方をお願いするのは、実は北海道の今次の災害は、中央におきましては新聞その他に比較的報道されておりませんので、水害の実態については把握されていないということであります。先ほど芳賀委員から報告のありま……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第25号(1953/08/07、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 他の質問者が多くあるようでありますから、私は、ただいまの官房長の御答弁に対して、一言だけこの際関連してお伺いしておきたいと思います。  先ほどの御説明によりますと、大体八月十日までに提出の資料の分について、この法律改正に伴うところの処置は考えたいということをおつしやつたのでありますが、特に北海道の水害は第三期の分、七月三十一日から八月二日の分に農林省はただいま調査に行つておるという段階でありまして、もちろん、道としましてもあるいは農林省としましても、最善を期せられるでありましようが、若干一日二日の違いでこれを落すというようなことがあつては、相当支障があろうと思うのでありますが……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第26号(1953/08/10、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は、今時風水害の災害に対しまして、きわめて基本的な重要な問題について若干緒方副総理に伺いたいと思います。  今次の風水害に対しましては、政府は全力をあげていろいろ御努力せられておるのでありますが、われわれ国会におきましても、最善の措置として、議員立法によりますところの各種法案が衆参両院の通過を見たというような段階にあるのでありますが、問題は、これらの復旧、あるいは今後災害をいかにして未然に防ぐかということにあろうかと思うのであります。私は、本日のこの委員会で、前者の質問に対しましての緒方副総理の御答弁をいろいろ承つておるのでありますが、具体的な問題は、次の臨時国会において予……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第28号(1953/09/08、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 災害復旧の財源に関連しましてきわめて重要な問題が起きておりますので、一間だけ主計局長にお尋ねしたいと思います。と申しますのは、今回のこの災害に対します措置は、これは政府当局も私はなかなかたいへんなことだと思うのであります。このことは十分わかるのでありますが、しかし現状は、政府当局またわれわれ国会においても調査いたしました結果、被害はきわめて甚大でありまして、これは急速に措置をしなければならぬ。ところが、最近大蔵省の主計局におきまして、本年度の一般公共並びに食糧増産費の新規事業を一応さしとめているということを私は耳にいたしたのであります。もしこれが事案だとすればきわめて重要な問……

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/28、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 まず大蔵大臣にお尋ねをいたします。過日の四月、五月暫定予算の特別委員会の席上におきまして、大蔵大臣は七月も暫定予算を出すということを明らかにされたのでありますが、それはまつたく大蔵大臣の実際の現在の考え方なのか、その点と、さらに今日七日の暫定予算を出すということを言明できるならば、なぜ六月だけの暫定予算を出したかというその理由について承りたいのであります。
【次の発言】 そういたしますと、七月の暫定予算はいつごろ国会に提出される見通しでございましようか。
【次の発言】 次に大蔵大臣にお伺いしたいことは、二十八年度予算の流産によりまして、これは各党が指摘いたしておりますように、……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/29、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまする両社会党共同提案の組みかえ動議に賛成いたし、政府提出の原案に反対をするものであります。  第四次吉田内閣は、御承知のように、去る三月十四日の野党四派の不信任案をつきつけられまして、最も重要であります昭和二十八年度の国家予算に対しましては何らの措置を講ぜず、無謀きわまる解散を断行いたしたのであります。そのために、四、五月の暫定予算はもちろんのこと、六月も、さらに七月も暫定予算によらなければならないという、この政治的空白状態を招来せしめまして、そのために国民生活はきわめて不安に陥り、経済自立の方策はまつたく停頓するに……

第16回国会 予算委員会 第14号(1953/07/03、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 外務大臣にまず最初にお伺いい、したいと思います。問題となつておりますMSA援助につきまして、今まで外務大臣が国会においでいろいろ御説明になり答弁されましたその中で、MSAの援助をもしかりに日本が受けるとした場合においては、わが国のいわゆる治安の維持、さらに自衛力の強化、ひいては国民経済の発達に寄与するところがあるという観点から、受くべきであるということをこの国会を通じて説明されたと思いますが、そのように解釈してよろしゆうございましようか。
【次の発言】 受けたいものであるということでありますと、私が伺つた結論とはそうかわりがないと思います。そうしますと現在わが国の保安隊という……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/08、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 木村長官に関連いたしましてお尋ねいたします。長官がこの委員会に提示されました保安庁の二十八年度の当初の予算要求でありますが、ただいま中村委員から質問されましたように、当初の要求は千二百二十四億円であり、これが査定ば七百十八億円と相当大幅な査定がなされているのでありますが、これは長官のお考えとして、常に長官が言明されまた主張されております国内治安維持のために、一体査定された七百十八億円で国内治安の維持については完璧であるとおつしやるのが、それとも当初要求の千二百二十四億円でなければ、絶対に治安の維持はできないとしておられるのか、その点についてお伺いいたしたい。

第16回国会 予算委員会 第19号(1953/07/09、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は北海道日高門別町におきます駐留軍の演習地として接収の問題に関しまして、外務大臣と農林大臣にお伺いしたいのであります。質問の要旨を簡単に申し上げますれば、日本がいわゆる占領治下にありました昭和二十六年に、この門別町を中心にいたしまして、海面におきましては高射砲の実弾射撃演習場と化し、さらに連絡飛行場として七十三町歩が当時無条件で強制収用されたわけです。これに関しましては当時関係住民なり関係者が強く反対いたしまして、当時の演習のための被害につきましてもいろいろ要請いたしておりましたが、その当時はわずか八十万円の見舞金というか涙金を提供されたままで、その後うやむやになつておる。……

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/03、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私はおもに冷害対策につきまして、総理を初め関係大臣にお伺いいたしたいと思うのであります。  まず第一に、今回の風水害並びに冷害による被害はきわめて深刻でありまして、農林省におきましても、この実態の調査は随時行われておりますし、いろいろ新聞その他において発表されておるのでありますが、農林省が最も最近において把握されておりまする風水害並びに冷害別の被害の状況を承りたいと思うのであります。
【次の発言】 私が冒頭になぜ被害状況を承りましたかといいますと、今回の国会そのものがすなわち救農国会、あるいは救災国会と称されております関係上、これから私のお伺いいたします基礎資料になりますので……

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/04、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、農業政策を中心とします予算問題に関しまして、関係閣僚に若干質問いたしたいと思います。質問を申し上げる前に、われわれは前回の臨時国会を救農国会と称し、今回の臨時国会は救労国会と称しておりまして、今度の国会はおもに労働者の給与の引上げ、さらに労働者の生活安定に関する諸般の問題、あるいは中小企業の年末金融、その他外交問題を中心として、本予算委員会においては、それぞれ代表者を立てて質問をいたしておるのでありますが、私があえて特に農村問題、食糧問題を中心とした質問を申し上げたいのは、前回の国会において政府は特に救農国会と打出して、例の水害問題あるいは冷……

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/05、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は両派社会党を代表いたしまして、昭和二十八年度一般会計予算補正(第2号)、昭和二十八年度特別会計予算補正(特第2号)及び昭和二十八年度政府関係予算補正(機第1号)につきましては、政府は撤回し、次に申し上げる要綱によりましてすみやかに組みかえをなし、再提出をすることを要求をいたすものであります。  この組みかえ動議の根本的な考え方は、まず第一に今回の第二次補正予算に対しまして、われわれは人事院勧告、仲裁裁定の完全実施及び年末手当一・五箇月分を支給し、国家公務員、地方公務員その他勤労大衆の生活を安定せしめることが第一点であります。第二点は、災害、冷害対策の不足分を計上いたしまし……

第19回国会 経済安定委員会 第9号(1954/03/16、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 きわめて重要な問題について蝋山先生が御多忙の中を特にいろいろな角度から御検討されまして、ただいま長時間にわたりまして構想を承つたのであります。私は日本の資源開発の見地から水というものがいかに重要であるかということに関しまして、特にその水の権威である蝋山先生がかかる考え方を率直に話されましたことについては非常に敬意を表し、また今後大いなる期待を持つのであります。  ただ二、三点お伺いをしたいと思うのでありますが、ただいまの御説明あるいは資料としていただきましたものを拝見いたしたのでありますが、大体私たちも非常に未経験また不勉強のものでありまして、内容の熟知はいたしておりませんけ……

第19回国会 農林委員会 第49号(1954/05/22、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私はただいま議題となつております農業協同組合法の一部改正案に対しまして、日本社会党を代表いたしまして強い希望条件を付しまして原案に賛成するものであります。  わが国の現状は、すみやかに経済の自立を達成いたしまして、国民経済を安定させることが刻下の急務であります。そのことはとりもなおさず国民生活の上に大きなウエートを占めております食糧の自給態勢を確立するということでありますが、その食糧問題の解決のかぎを握るところの、すなわち農村における唯一の経済組織である農業協同組合の整備拡充が刻下の急務であることは、これまた論をまたないところであります。この農業協同組合の整備拡充に関しまして……

第19回国会 予算委員会 第11号(1954/02/15、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は主として食糧問題に関する予算について関係閣僚に質問をいたしたいと思います。  まず第一食糧の自給について保利農林大臣にお伺いいたしますが、この食糧自給の現状並びに見通しにつきましては、MSA小麦買付の問題、輸入食糧補給金の問題、食糧管理制度あるいは米価問題等に重大なる影響を持つものでありますので、まず冒頭に大臣から的確なる御答弁を承つておきたいと思うのであります。と申しますのは、政府は二十九年度の予算を緊縮予算といつておりますが、その内容に現われて参りまする点で、私は食糧問題の解決がわが国自立経済達成の上にきわめて重要なる問題であるという観点から、予算の編成においていささ……

第19回国会 予算委員会 第21号(1954/03/02、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま政府から自衛隊法案要綱並びに防衛庁設置法案要綱が提出されたのでありますが、ただいまこの両法案要綱の提出によりまして、時間がないために内容を詳細に検討する余裕はないのでありますが、私が一見この内容を見ましたその感じ方は、これは憲法第九条の規定並びにわが国平和憲法の精神を、根底からゆすぶるところの重要なる問題であると私はまず冒頭に断言せざるを得ない。従いまして時間があまりありませんから、きわめて重要なる点を保安庁長官にお伺いをいたしたいと思うのであります。  まず第一に、政府が今回従来の保安隊を自衛隊に切りかえるという案でありますが、わが……

第19回国会 予算委員会 第27号(1954/03/20、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、政府提案の昭和二十八年度一般会計予算補正(第3号)の政府案に反対し、両派社会党の共同組替え要求の動議に賛成の意を表明せんとするものであります。  まず義務教育費国庫負担に関しましては、われわれは富裕都府県であろうとなかろうと、義務教育の費用というものは単に教員の給与だけでなく、他の一切の費用をもできるだけ多く国が負担すべきであるという立場に立つものであります。今回の第三次補正予算案には、富裕都府県分に対する最低必要経費しか計上されておらず、その他の府県に対して当然国が負担すべき分は全然計上されていないのであります。しかも政府が支出せんとする二……

第19回国会 予算委員会 第30号(1954/04/15、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、昭和一十九年度特別会計予算補正に対しまして絶対反対の立場を明らかにするものであります。  政府はMSA協定に関しましては、昨年の六月このことが国会おいて問題になりましてから、終始一貫このMSA協定に伴いますその実体は、軍事援助に限らず、日本の経済自立のために日本の経済の発展に寄与するという観点から、経済援助も含まれるということをしばしば国会においても明らかにして参つたのであります。しかるに先般衆議院においてその承認を見ました内容は、まさに軍事援助であると断定いたしましても過言でないと思うのであります。さらにこの二十九年度特別会計も補正いたしま……

第19回国会 予算委員会 第33号(1954/06/03、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 明日出発されるといいまする吉田総理大臣の外遊に関しましては、総理御自身にこの委員会に出席を願いまして、その所信を承りたいと思つておつたのでありますが、いまだに総理の出席を願えないのであります。そこで私は総理の外遊に関しましてまず外務大臣に、特に外交問題についてお伺いいたしたいと思うのであります。  総理の外遊については内外ともに大きな関心を寄せ、また国会においても本日総理が本会議の議場においてその所信を明らかにされることと思います。これについて外務大臣としましては、特に外交上の問題で総理にいろいろ御注文をされたことがあると思うのであります。重要な点だけでけつこうでございますか……

第20回国会 予算委員会 第3号(1954/12/04、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 本年の春以来政局は混迷の一途をたどつておつたのでありますが、過般日本民主党の結党によりまして、俄然自由、民主両党の政権争いと申し上げてよいのか、率直に申し上げて私は、今日の情勢は保守党主流争いというような感じがいたすのであります。このような混迷の一途をたどつておりまする政局拾収の道は、本委員会におきましても前委員がるる質問を通じて、明らかにいたしましたように、私は吉田内閣がすみやかに総辞職をいたしまして、五箇年にわたつてとつて参つた吉田内閣の数限りない暴政、失政に対して、いざよく国民に陳謝をして下野するというのが、私は今日の政党政治の真の姿でなかろうかと思うのであります。  ……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 農業課税の問題につきましては、その緊急重大性から、過日衆議院の本会議におきましてわが党の日野吉夫君から質問いたしたのに対して、大蔵大臣も農林大臣も、きわめて重要な問題であるからして、速急に実情を調査して善処するということを御答弁なさっておるのでありますが、すでは数日を経過しておりますので、本問題の重要性から、この暫定予算案の最終審議、討論に入る前に、あえて各派相談いたしまして、政府の所信を明らかにいたしたいというところから御質問申し上げたいと思うのであります。  時間がありませんから単力直入に申し上げたいと思いますが、この農業課税の問題、特に農業所得の問題については非常に緊急……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/11、27期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は三十年度の国家予算につきまして、特に重要な諸点につきまして、総理大臣及び関係閣僚に質問いたしたいと思います。総理は連日御精勤でお疲れのことでもございましょうし、どうぞすわったまま答弁されてけっこうでございます。  まず第一に、私は三十年度の国家予算の審議に当りまして、最も重要なるわが国の自立経済達成について、総理大臣にその根本方針についてお伺いいたしたいと思うのであります。このことは、外交、防衛、さらにわが国内政の諸問題に最も重要なる関係を有することでありますし、さらに三十年度予算の審議に当りましても、きわめて重大なる問題でありますので、この基本方針というか、根本的な考え……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/24、27期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 減収加算問題に関しまして、今朝の閣議の決定なり、大蔵大臣の記者団に発表せられたやに聞きます内容等について、きわめて重大な問題が包蔵せられておりますから、ただいまの稲富委員の質問に関連してお伺いいたしたいと思います。  私は過般この委員会の席上で、米価決定に関しまして所信をただしました。その際農林大臣は、予算書に計上してあります価格は予算米価である、この予算米価についても、米価審議会の意見なり、あるいは今後の経済情勢等を考えて、この予算米価を下回るようなことはないのだ、さらに、これは予算米価であるからして、実際の米価決定に当っては、米価審議会に諮問する米価についても、上回ること……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/07、27期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、三十年度の国家予算案に対し総締めくくり的観点に立ちまして、総理大臣以下関係閣僚に若干の質問を行いたいと思います。  まず第一に、民主、自由両党の共同修正案に対しまして、政府の見解を伺いたいと思うのであります。本件に関しましては後刻同僚杉村委員からも具体的な質問を行うことになっておりますので、私は政府の所信について承わりたいと思うのであります。  御承知のように、鳩山内閣が国会に提案されました国家予算は、本委員会におきましても、その説明においてあるいは質疑を通じて明らかにされております通り、鳩山内閣が総合経済六カ年計画の第一年度として、すなわ……

第23回国会 予算委員会 第3号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 私は食糧問題を主として関係閣僚にお伺いをいたしたいのでありますが、すでに定刻の時間も参っておりますし、農林大臣はお見えになっておりませんが、大蔵大臣並びに北海道開発庁長官がお見えになっておりますから、この機会に食糧の増産計画という見地から――北海道の総合開発を与党並びに政府は強力に推進されておるかのごとく承わるのでありまして、この際正力北海道開発庁新長官に若干お尋ねいたしたいと思うのであります。  まず第一にお伺いいたしたいのは、第二次鳩山内閣当時、当時の民主党でありますが、廣川弘禪揮氏を委員長とする北海道開発特別委員会が設置せられまして、その委員会の成案ができ、膨大なる構想……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第11号(1956/03/27、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 ただいま委員長から、理事会の申し合せによりまして、努めて本法案の内容について質疑をしてもらいたいとの御発議がありましたが、これはたびたびの審議会におきまして、すでに一般問題の質問は終っておりますから、私はその趣旨に沿いまして、本法案の内容について若干質問をいたしたいと思います。  そこで私は本法案については、北海道開発審議会の委員である関係上、この法案の内容についても、細部に関しましては重複してお伺いいたそうとは思いません。そこで、ただ本法案の具体的内容の審議を進めていきます際に、その前提となるべき問題についてまずお伺いいたしたいのでありますが、その第一点は、本委員会開会劈頭……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第12号(1956/03/28、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 関連して。私はこの問題について、昨日もきわめて紳士的に政府当局に質問を申し上げまして、その所信を承わりましたが、私は理解できない。さらにこのことは、委員長に対しても、大体三十一年度の公庫自体の八十億という投融資計画がないというのでは、どうしてもこの法案の審議ができないという見地に立って、政府当局にその資料の提出を私は要求申し上げたのです。同時にこの点について、さらに十分なる了解ができないから、岡田委員からもただいま重ねてその質疑があったわけです。本件に関して、ただいま責任者であるところの正力長官から、これは本案審議のために、資料として出すべきであるという見解が明確にされたので……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第13号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 若干お伺したいのです。三宅さんから、全般的な、さらに基本的な問題について御質問がありましたので、私はきわめて具体的な問題についてお伺いしたいと思ったのであります。実は私のお伺いしたいことは、この公庫の運営を適正かつ合理化ならしむるために、昨年券以来いろいろ審議会でも議論して参りましたが、その当時、参与会から経営委員会に変り、さらに管理委員会になっておったものが、この原案にはないという点においてお伺いしたがったのであります。この点につきましても、当時の小委員長である永田さん、開発審議会会長の黒沢さんからも御意思の御発表があったのですが、さらに私はこの点につきましてお伺いいたした……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第15号(1956/04/02、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 簡単に二点ほどお伺いいたしたいと思います。  最初に、知事の田中さんにお伺いいたしますが、公庫法案の審議の過程で、参考資料として公庫の業務方法書の配付があったわけです。それによりますと、公庫の融資対象は、一応資本金一千万円以上というのを原則に考えているわけですが、そのことが妥当かどうかということについてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 第二点は管理委員会の問題でありますが、一昨々日、すなわち三月三十日の本委員会におきまして、参考人としておいでになった北海道開発審議会の黒沢会長、さらに本公庫並びに前の案でありました公社案の審議の際、中心となってまとめられた財政金融小委……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第21号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 関連して。大臣はただいまきわめて重要な発言をされました。少くとも政府が法案を国会に提出するということについては、あらゆる面から総合いたしまして、これは最も適切妥当であるという確信の上に立って提出されなければならない。これは、国会というものが国権の最高機関であって、唯一の立法機関の府であるという立場から見た場合には、大臣のただいまの発言並びに先刻の発言は、きわめて不見識であると思います。しからば私は大臣に伺いますが、あなたがこの法案を国会に提出する際に、不十分である、必ずしも満足しているものでないと言われるけれども、どういう点が不十分であるか、それをお聞かせいただきたい。

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第22号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 本日の委員会は、昨日のお約束通り、北海道開発庁設置法の問題につきまして、主管大臣たる正力長官初め、経済企画庁長官並びに行政管理庁長官にもおいで願いまして、きわめて重要な問題でありますから、総括的な質問を継続することになっておりますが、ただいま主管大臣の正力長官しかお見えになっておりません。しかし、せっかく委員長からも開会をして、審議を進められようという御意思もありますので、私はただいまから正力長官に対して質問をいたしたいと思います。  最初に正力大臣にお伺いいたしたいのでありますが、北海道開発法を廃止して、新たに北海道開発庁設置法という行政組織法に切りかえられるということであ……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第24号(1956/09/22、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 午前中の時間もだいぶ経過いたしておりますし、北海道の開道以来の冷害、凶作につきまして永井委員からきわめて適切なる意見を加えた質問がありまして、大体の要点は尽きておりますけれども、あなたが火曜日にお立ちになるので、私二、三点御指摘申し上げて、ぜひ善処を願いたい、こう思いますので、あえて質問をいたしたいと思います。  今次の北海道の冷害、凶作はまことに深刻であります。従ってこれは農林大臣にぜひおいでを願いたいと思っておりました。私もそれを申し上げておったわけでありますが、農林大臣にかわって、とりあえず経済局長のあなたを呼んだのであります。ただ遺憾なことは、農林大臣がきょうから月曜……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第25号(1956/09/26、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 北海道の冷害凶作問題につきまして、きわめて重要な点を一、二点お伺いしたいと思うのです。具体的な問題は、二十九日開会予定の農林水産委員会で、大臣以下政府当局にお伺いしたいと思っておりますが、秋の収穫を目前に控えまして、大事な時期でありますから、農林省から官房長、北海道開発庁から次長が見えておりますので、所見を承わっておきたいと思います。  過日の本委員会においても、北海道総合開発の上に重大な支障を及ぼすような大正二年以来の大凶作に見舞われております現状につきまして、私は特に冷害、凶作という面から、主務官庁は農林省であり、主務大臣は農林大臣でありますが、過去の国におきまする各種災……

第24回国会 農林水産委員会 第52号(1956/08/24、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 第九号台風によって、ただいまいろいろ御審議されましたように非常な被害を受けました。これが日本海に参りまして弱まり、北海道は比較的軽微に終ったのであります。ところが御承知のように北海道は、今年未曾有の冷害のために凶作というような決定版の現状でありますが、ただいま委員長から議題にされましたテンサイにつきましては、幸いに本年のごとき寒冷に見まわれておりますけれども、まあ何とか平年作にいくのじゃなかろうかというような状況であります。これは北方の特用作物でありまして、そういう見地から農林省が北海道におけるテンサイの増産とあわせてビート糖工場の増産を企図されておることは、まことに時宜に適……

第24回国会 農林水産委員会 第56号(1956/10/10、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 時間がありませんから簡単にお伺いいたしたいと思います。ただいま建設大臣から通路等の事業に対する所見の一端を伺いましても、きわめて抽象的な御意見であります。ただいま永井委員から指摘のあった全般的な道路事業の推進もさりながら、北海道開道以来、大正二年、すなわち四十四年来の大凶作という凶作に見舞われております今日、救農土木事業を拡大してやるというウェートはきわめて大きいのであります。そういう観点から、本委員会は、救農土木事業につきまして、農林水産委員会の現地調査並びに道路調査、農林省の調査等を総合いたしまして最小必要限度の決議をしたわけであります。その中で、特に一般土木事業として道……

第24回国会 予算委員会 第1号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 議事進行について。ただいま議題となっておりまする三十年度の食管特別会計の予算補正につきまして、足鹿委員の質問に対する農林大臣を初め政府委員の答弁を拝聴いたしておりますと、この食管特別会計に、特に昨年来問題となっておりまする二十九年産の麦のバツク・ペイの問題あるい特殊米の問題、あるいは今回の収穫増によるところの買い上げ増に要する食糧証券のワクの増大等の問題、これらを承わっておりますと、われわれはとうてい理解できない、また納得できない答弁なんです。足鹿委員からも再三その点について所信を明らかにいたしておりますが、私はこのような政府、特に責任ある農林大臣の答弁なりあるいは大蔵省関係……

第25回国会 予算委員会 第1号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、北海道の冷害、東北あるいは北信越の冷害、さらに九州、中国地方を襲いました台風災害、さらに公務員の給与改訂あるいは年末手当、健保の赤字解消、中小企業の年末融資等の問題で補正予算の要求をいたしております立場から、総理大臣を初め、関係閣僚の所信をただしたいと思うのであります。  予算補正の問題に対しまする質疑に入ります前に、私は当面する外交、貿易、国内問題につきまして、総理大臣に若干質問をいたしたいと思うのでありますが、鳩山総理大臣が先般七十三才の老体と御不自由なからだにみちうちまして、はるばるモスクワまでおもむかれて、全国民多年の悲願でありまする……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第8号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 総理大臣にお伺いいたしたいと思いますが、北海道の第一次五カ年計画も三十一年度で終りまして、いよいよ本年度は第二次五カ年計画の第一年度に入ったわけであります。北海道の第一次五カ年計画の経緯につきましては、産業計画会議の意見、勧告なり、あるいは北大の中谷教授の論文等に現われておりますように、鋭い批判がなされております。そういう批判の中に、今回東北の総合開発を推進するために、促進法関係三法を本国会のこの委員会に付託されているのでありますが、岸内閣といたしましても、国土総合開発を促進するという見地から、国家予算の現状から見ましても、単にから宣伝で終らせてはならない、現実的な問題だけに……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第9号(1957/04/03、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 北海道開発公庫法の一部を改正する法律案につきまして、石井大臣にお伺いいたしたいと思いますが、この公庫法の一部を改正する法律案の内容につきましてお伺いする前に、きわめて重要なるこれに関連する問題について、若干質問をいたしたいと思います。実は、昨日本委員会に岸総理の出席を求めて、岸総理の所信の一端を承わったわけでありますが、その中の、本年度から実施さるべき北海道総合開発第二次五カ年計画の問題であります。昨日私がこの点につきまして総理に御指摘申し上げ、総理は、第二次五カ年計画についてはすみやかに閣議の決定を見るようにいたしたい、ということを答弁されているわけでありますが、実は第一次……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第10号(1957/04/04、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 関連して。それは大蔵大臣、政府与党である自由民主党の、特に三浦さんは前予算委員長であり、党の大幹部であります。特にこの問題は、今大蔵大臣に質問されました内容で明確のように、過日の党の東北、北海道関係の委員会において、三十三年度を目途にしてこれを分離するということを申し合せをしておる。そのことは当時政府も大体了承しておる。そういうことは、大蔵大臣は三浦発言について責任を持たぬとおっしゃいましても、現在は政党政治、政党内閣なのです。与党である自由民主党の首脳部がそういうふうに決定をしているなら、やはりこれは政党政治、政党内閣である現在の政府というものは、その与党の意思を十分に尊重……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第21号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 この委員会も今国会最後のようでありますから、簡単に三点、大臣にお伺いいたします。  御承知のように、開発庁長官は十人をこえる多くの方々がかわりまして、国会でもいろいろ所信表明がありましたが、先刻鹿島大臣のいわゆる所信の表明をお伺いしまして、大臣は非常にまじめで、また真剣に北海道の開発を促進したい、同時に、その考え方もきわめて雄大な構想を持っておることは、非常にけっこうだと思うのです。そこで、私は北海道開発審議会の委員の末席を汚しておる一人といたしまして、実は第一次五カ年計画が閣議決定すら見ないで終ってしまったので、第二次五カ年計画については、ぜひ閣議決定をもって国の重大な方針……

第26回国会 予算委員会 第15号(1957/03/07、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 外務大臣にお伺いいたしますが、昨日も本委員会におきまして井出農林大臣から御答弁ありましたその結果によりますと、目下会談中の日ソ漁業問題についての見通しも、近くその結論が出るやにうかがわれるのであります。私は、日ソの国交回復が一応軌道に乗りまして、問題は、一日も早く日本とソ連との完全なる平和条約の締結を全国民は念願をいたしておると思うのであります。特に一応暫定協定といいますか、領土問題はたな上げになっておりますし、歯舞、色丹等につきましても、一日も早き復帰を念願いたしておるのであります。こういうことから、外務大臣は就任早々この問題を真剣にお考えになっておられると思いますが、一体……

第27回国会 国土総合開発特別委員会 第2号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 では、先般北海道の国政調査をいたしましたにつきまして、五十嵐委員長外私ども委員の北海道近地方現地調査につきまして、簡単に御報告申し上げます。  北派遣班は、去る八月五日上野を出発いたしまして、鉄路北海道に向いました。予定は八日間の日程でありましたが、途中豪雨のため北上付近で列車が不通となりましたので、議長の承認は市後に得ることとし、日程を一日順延して、石狩、空知、上川、網走、根室、釧路、十勝、日高、胆振の各地区を視察し、八月十三日調査を終えたのでありまして、時あたかも北海道総合開発第一次五カ年計画を終えて、第二次五カ年計画の初年度を踏み出した時期でありましたので、現地におきま……

第28回国会 国土総合開発特別委員会 第8号(1958/03/28、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 北海道の総合開発が国策として取り上げられまして、御承知のように第一次五カ年計画が三十一年度で終り、三十二年度は一応ブランクにはなったのでありますが、三十三年度を第二次五カ年計画の第一年度として発足をするという四月一日を目前に控えまして、この北海道地下資源開発株式会社法案なるものが政府提案という形において本委員会で審議されるということは、まことに私は意義深いものがあろうと思うのであります。と申しますのは、北海道の開発の中で、地下資源の調査、地下資源の開発は、未開発資源の開発の見地から見るならば、私はきわめて重要なる役割を持っておると思うのであります。この地下資源の開発について、……

第28回国会 国土総合開発特別委員会 第9号(1958/04/01、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 大蔵大臣お急ぎのようですので、きわめて要点だけを簡単に質問いたしますからお答え願いたいと思います。  先週の金曜日の本委員会で、石井大臣が本法案の政府出資に関しまして、本年はいろいろの事情から政府出資は二億、民間に期待すること一億で、初年度事業を始めるのに、どうしても五億ほどの金が必要である。従ってその不足額二億については、北海道東北開発公庫から借り入れたいという御答弁があったわけであります。しかし明年度、三十四年度は、どうしてもこの会社の設立の理由なり、政府の地下資源開発についての重要性にかんがみまして、最悪の場合でも政府出資十億は確保いたしたいというように御答弁されたわけ……

第28回国会 予算委員会 第7号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 ただいま議題となっております昭和三十二年度の予算補正の内容は、食管特別会計の赤字補てん及び調整勘定設定のため、一般会計より食管特別会計への繰り入れ三百十億円と、交付税及び譲与税配付金特別会計への繰り入れ七十八億円がおもなものであります。すなわち食管問題が中心でありますから、私は、補正予算の内容につきましてお伺いする前に、わが国農政の基本的なあり方につきまして岸総理の所見を最初にお伺いいたしたいと思うのであります。  第一にお伺いいたしたいのは、わが国の重点施策の中で、一体農業と工業のどちらにウエートを置かれるのか。言葉をかえて申し上げますれば、一体農業立国でいこうとされるのか……

第28回国会 予算委員会 第8号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 昨年の八月十六日にワシントンにおきまして、ワシントン輸出入銀行と日本銀行との間に一億一千五百万ドルの農産物借款協定をいたしておるわけであります。一体この協定は日銀法第何条の規定に従いまして、日銀がこのような借款をされたか、まずお伺いをいたしたいのであります。
【次の発言】 日銀法第何条の規定によってされましたか聞いております。
【次の発言】 日銀法二十七条にはこう書いてある。「日本銀行ハ本法二規定セザル業務ヲ行フコトヲ得ズ但シ日本銀行ノ目的達成上必要アル場合二於テ主務大臣ノ認可ヲ受ケタルトキハ此ノ限二在ラズ」これです。私はただいまの答弁について、日銀法の日銀の業務になきことを……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 予算委員会 第3号(1958/06/24、28期、日本社会党)

○小平(忠)委員 私は日本社会党を代表し、政府に対して本年度一般会計予算その他二予算の補正を行い、直ちに国会に提出するよう要求するものであります。  私どもの提出した動議の提案理由並びに予算補正の要旨につきましては、お手元に動議案として配付してございますから、御参照いただきたいと存じます。  日本社会党が政府に対して予算補正を要求する最大の理由は、最近の経済不況はますます深刻となり、雇用の伸びは鈍くなり、失業者は激増し、農漁民は相次ぐ災害と農産物の値下りのために窮乏しております。このまま放置するならば、本年夏以降には重大な社会不安すら懸念されておる現状であります。しかるに政府は現在の不況の実態……

第31回国会 予算委員会 第2号(1959/02/02、28期、日本社会党)

○小平(忠)委員 ただいま委員長より宣言されましたように、ただいまから三十四年度の予算の審議に入るわけでありますが、予算の審議に入りますに先だちまして、私は特に委員長並びに政府閣僚に対しまして御留意願いたいことがあるのであります。  第一点は、御承知のように本年は参議院の通常選挙並びに各級地方選挙が行われるのでありますが、複雑な国際情勢に対処いたしまして、昨年来の経済不況を克服し、国民生活を安定させまして、国力の充実発展を期さなければならないきわめて重大な時期にあろうと私は思うのであります。このときに当って、予算の審議というものはきわめて慎重を期さなければならないと同時に、やはり論議を尽して、……

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/02/07、28期、日本社会党)

○小平(忠)委員 私は、昭和三十四年度のきわめて重要な国家予算の総括質問のさなかに、本委員会が一日有半にわたりまして審議に入れなかったことは、まことに遺憾にたえません。そのことは、すでに新聞やラジオでも報道されておりまするように、去る二月二日の本委員会におきまして、わが党の勝間田政審会長より、国会において非核武装宣言決議案の上程に対しまする岸総理の所見をただしたのに対しまして、岸総理は全く同感であると答弁されました。このことに関しましてわが党は、岸総理のきわめて適切なる御答弁の趣旨にこたえるべく、党の機関に諮りまして、この非核武装宣言決議案を自民、社会両党の共同提案のもとに本国会に提出いたすべ……

第31回国会 予算委員会 第14号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○小平(忠)委員 最初に大蔵大臣に質問をいたします。  三十四年度の予算の編成に当りまして、過ぐる三十三年十二月十九日の閣議におきまして、最重要施策の推進というところの三番目に、農林漁業の振興という項目が記載されております。すなわち最重点施策の内容に、農林漁業の振興について、大蔵省から予算編成の責任主管大臣として閣議に提出せられて決定を見ておるのであります。しかるに大蔵省より第一次内示において発表されました農林関係の予算は、昭和三十三年度の予算をはるかに下回って、農林行政に対してきわめて過酷なる態度に出られたのでありますが、私は、常日ごろ、政府は、口を開けば、農業生産基盤の強化であるとか、農林……

第31回国会 予算委員会 第19号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○小平(忠)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提出の昭和三十四年度予算補正(第1号)に反対の趣旨を明らかにいたします。  本案の内容は、国際通貨基金及び国際復興開発銀行への出資増額に伴い必要となる払い込みといたして、歳出補正で二百五十億七千三百九十七万九千円を計上し、これの財源として、日本銀行所有の金地金の帳簿価格改定によって生ずる再評価差額を、日銀行納付金の補正として計上しているものであります。  大体本案は、明年度当初予算案が衆議院に提出されて、これから審議に入るという二日目に追い打ち式に本院に提出されたのでありまして、衆議院としては全く前例のない奇怪しごくな案件であります。従……

第33回国会 予算委員会 第9号(1959/11/14、28期、社会クラブ)

○小平(忠)委員 私は社会クラブを代表して、政府提出の補正予算三案に反対の意向を明らかにするものであります。  政府案の歳入補正、すなわち財源措置については、先ほどわがクラブの佐々木委員の指摘した通り、政府として当然計上し得る財源を放置しているのでありまして、われわれはこのような政府の怠慢を断じて許すことはできないのであります。また、政府案の歳出補正面を検討いたしますと、われわれが絶対に見のがすことができないのは、第一に災害関係費の編成についてであります。  今回の政府原案の一般会計歳出は六百十四億円でありまして、そのうち災害関係費は、予備費のうち五十億円を加えて、三百九十三億円、つまり歳出総……

第34回国会 農林水産委員会 第10号(1960/03/11、28期、民主社会党)

○小平(忠)委員 政府は重要機械類の輸入関税免税措置を一カ年間延長するということにきめたというのでありますが、その理由はどういうことでありますか。
【次の発言】 一カ年間延長した理由を聞いておる。別に農業機械ということを聞いておるのではない。重要機械を一カ年間延長した理由はどこにあるのですか。
【次の発言】 そうなんでしょう。そうすると、問題がある。実は過日の金曜日の閣議で決定したという報告を聞いたのですが、その延長の理由が、ただいま税関部長が御説明のように、高性能で国産困難なものというようなことがやはり延長の大きな理由になっておるとするならば、営農用トラクターの中で二十五馬力以上の従来免税さ……

第34回国会 農林水産委員会 第29号(1960/05/17、28期、民主社会党)

○小平(忠)委員 この際、諸君の御同意を得まして、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表いたしまして、三党共同提案によります開拓関係三法律案について附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず最初に、開拓営農振興臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議の内容を朗読いたします。    開拓営農振興臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、今回の措置に引き続き、基本営農類型に基く開拓事業の積極的な展開方式を確立すべきであるが、当面、本法の施行に関しては、左記各項の実現に努むべきである。      記  一、災害、過剰入植地の整理等の理由により営農改善計画及び振興……

第34回国会 予算委員会 第11号(1960/02/16、28期、民主社会党)

○小平(忠)委員 昭和三十四年度の予算補正に関しまして総理大臣にお伺いいたしたいと思いますが、政府はかねてから、第三次の補正については、災害関係以外は行なわないということをたびたび言明されておったのであります。しかるに今回提出されました第三次補正の中を見ますると、災害関係以外のものが含まれておるのでありますが、この点は今までの公言と根本的に異なってきておりますが、いかなる理由によるものでございましょうか。
【次の発言】 昨年の伊勢湾台風は、御承知のようにわが国未曽有のものであったわけであります。これにつきましては、御承知のように政府も災害関係のいわゆるすみやかなる復旧と恒久対策ということも考え……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 予算委員会 第4号(1963/12/14、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、政府提案の本年度予算補正三案に対し、反対の意思を明らかにするものであります。  本案の歳出項目としては、それぞれ一日も早く成立することを必要とするものであります。過般の臨時国会で政府が解散を急いだために、今日まで成立がおくれているのでありますから、民社党としましては、これが成立促進には積極的に協力する立場をとってまいりました。  私どもは、政府案のうち、給与改定を除いては一応それぞれの歳出予算について、これを承認するものであります。これは政府案で十分であるという意味ではなく、明年早々の通常国会において、再び歳出補正を行なう機会があるという判……

第46回国会 議院運営委員会 第22号(1964/04/10、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 そうはいかぬ場合もあるから、早目に放送するか。
【次の発言】 理事会が延びる場合もある。

第46回国会 農林水産委員会 第48号(1964/05/19、30期、民主社会党)

○小平(忠)議員 学校給食の用に供する牛乳の供給等に関する特別措置法案の提案について、その理由を説明いたしたいと思います。  最近におけるわが国の酪農事情は、飼料の高騰及び大乳業者の買い価格の引き下げ等から、その成長は停滞状態におちいったかの観があります。また開放経済の進行によるナチュラルチーズをはじめとする乳製品の輸入、加えて学校給食用脱粉の政策的導入等、わが国酪農生産の前途はきわめて多難が予想されるのであります。従来行なわれてまいりました酪農関係諸施策は、主として酪農生産に関する施設であり、生産された乳の加工、流通、消費については、全くないがしろにされたように思われるのであります。特に成長……

第46回国会 文教委員会 第26号(1964/05/20、30期、民主社会党)

○小平(忠)議員 学校給食法の一部を改正する法律案の提案理由につき、御説明申し上げます。  この法案は、去る五月十九日衆議院農林水産委員会において、わが党より提案説明を行ないました学校給食の用に供する牛乳の供給に関する特別措置法案の関連法案として提案いたしたものであります。言うまでもなく、わが国酪農は、近年著しい発展を見せ、成長農業として、米に次ぐ、わが国農業の二大主柱としてその地歩を固めてまいったのであります。ところが、ここ二、三年間において、飼料の高騰、外国乳製品の輸入増加等の諸事情により、さらには、原料を使わぬ色づき牛乳の消費拡大により、その成長は停滞し、最近においては乳量減少のきざしす……

第46回国会 予算委員会 第12号(1964/02/11、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、補正予算に関連いたしまして、池田総理をはじめ関係閣僚に若干の質問を行ないたいと思います。  まず最初に、第三次の補正予算の中で、私は、三十九年度の予算審議をされておりまするこの段階で、三十八年度の最終的な予算補正を行ないます意味も理解できるのでありますが、ただその中で、産投会計へ三百六十億繰り入れの問題につきましては、いささか疑問を持っております。その中で、本年度内に日本輸出入銀行に出資する六十億円の補正措置については賛成できるのでありますが、残りの三百億につきましては、それをそっくり産投会計資金の中に備荒貯蓄的な形で置こうという案には賛成できないのであります。さしあた……

第46回国会 予算委員会 第18号(1964/03/02、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和三十九年度予算案三案につきまして、政府案並びに社会党提出の動議に反対し、民生社会党提出の動議について賛成の趣旨を明らかにせんとするものであります。(拍手)  私が政府案に反対する第一の理由は、政府案が依然として失敗のあと歴然たる所得倍増計画に準拠して編成されている点であります。  なるほど、政府案編成の前提として、明年度の経済成長率は実質七%と想定して、本年度の実質八・二%よりも低目に押えております。消費者物価の上昇がとどまるところを知らず、かつまた、国際収支の均衡がすこぶる不安定である現在、このような経済見……

第48回国会 農林水産委員会 第5号(1965/02/17、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、赤城農林大臣に、わが国農政の基本問題について、若干質問をいたしたいと思うのでございます。  まず第一に、農林大臣にお伺いいたしたい点は、最近の政府の農業政策あるいは本年度の予算の編成をめぐる態度をまじめに、また国家的視野に立って観察するのに、どうも農業基本法の精神を真に生かして予算の編成なりあるいは農業政策の遂行に当たっておるとは言えない点が多々あるのであります。  具体的に申し上げますならば、昭和四十年度の予算編成についての態度あるいはその中身でありますが、現実に現在審議を行なっておりまする予算の中身で、一般会計における農林予算の占める割……

第48回国会 農林水産委員会 第18号(1965/03/24、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 ただいま採決されました競馬法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対しまして、附帯決議の提案をいたしたいと思います。(「小平委員個人で出すのか、民社党を代表して出すのか」と呼ぶ者あり)民社党を代表して提案いたします。  本案は、ただいま提案者並びに政府の答弁を承りまして、きわめて重要な内容を持つ法案であります。わが党は、本案について、今後政府もあるいは地方財政を確立すべき市町村におきましても、本案の適切なる運営を指向いたしますために、次のような提案をいたしたいと思うのであります。    競馬法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)  ……

第48回国会 農林水産委員会 第28号(1965/04/21、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 農林大臣にお伺いをいたしたいと思いますが、戦後の日本農業の実態から見て、農業の近代化が強く叫ばれておりまする今日、やはりその推進には、農業基本法なるものが不十分でありましても、その精神を貫いて農業並びに農業関係者はひとしくこのことに思いをいたしておったのであります。しかし、何といっても、日本農業の最大の問題点は、やはり決定的な過小農経営、小規模経営、これが日本農業の前進をはばむ最大の原因となっておると思うのであります。そういう観点から、農林当局が自立農業、このことに思いをいたしまして、長い間検討を加えて、今般の農地管理事業団というような形になったと思うのでありますが、ただ、す……

第48回国会 農林水産委員会 第32号(1965/04/27、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は民主社会党を代表いたしまして、本案に対し強い希望意見を付しまして、賛成の意見を申し述べたいと思います。  日本農業近代化を阻害する最大の課題は、あえて申し上げるまでもなく日本農業の実態が、きわめて零細小規模経営であるということが大きな問題であります。この問題を解消するために、すでに農業基本法が制定され、また政府当局もこの経営規模の拡大、さらに自立経営という点に思いをいたされまして、農林当局が常に最大の苦心をされていることは理解できますし、また本案の提案に至るまでについての経緯もありますけれども、当初農林省案なるものがこの線に沿った、非常に前進的なものであったことは、われわ……

第48回国会 農林水産委員会 第36号(1965/05/12、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 時間的にもちょうどいろいろと重要な段階にある時間でございますので、ただいま議題となった本法案について、農林大臣に、私は、党を代表して率直にお伺いいたしたいと思います。したがいまして、時間の都合もありますから、簡明にお答えいただきたいと思うのであります。  まず第一点は、この法律案によりますと、生産者は乳業者に対して、用途別に価格を取りきめて取引することになっていると思うのであります。そこで、加工向け生乳価格については基準取引価格がきめられておりますが、その他の用途に向けられる生乳、特に市乳等については野放しということになっておるのであります。そこで、考えられる点でありますが、……

第48回国会 予算委員会 第21号(1965/05/31、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、佐藤内閣の政治姿勢を中心に、内政、外交問題、さらに当面の冷災害対策について、佐藤総理をはじめ関係閣僚に若干質問をいたしたいと思う次第でございます。総理は内閣改造並びに党役員更迭問題などで連日お疲れのようであります。特に時間も相当おそくなっておりましてたいへん御苦労であろうと思うのでありますが、いよいよ今国会の会期もきょうあすになりましたので、しばらくごしんぼうをいただきたいと思う次第であります。  まず最初に、佐藤内閣の政治姿勢でありますが、戦後吉田内閣が政権の座についてからかれこれ満十六年、足かけ十七年という長期にわたる保守党政権が続いて……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第10号(1966/04/27、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 文部大臣はお急ぎのようでありますから、要点をしぼってお伺いいたします。  このたび、ローマにおいて開催のIOC総会において、来たる昭和四十七年の第十一回冬季オリンピック大会が札幌にきまったということは、地元関係者はもちろん、全国民とともに喜びにたえない次第であります。 このことは、招致委員会の関係者はもとより、主務大臣である文部大臣をはじめとして、政府当局の非常なお力添え、てこ入れがあったことで今日の大いなる成果をあげたと思うのであります。  そこで、ただいまさきの質問者も言いましたように、この大会が東京オリンピック大会同様に成果をあげるように、この大会を契機に、日本の特殊競……

第51回国会 体育振興に関する特別委員会 第13号(1966/06/08、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 ただいま議題になりましたオリンピック冬季札幌大会の開催決定に伴いまして、文部大臣に若干質問をいたしたいと思う次第であります。  実は、前回の委員会におきまして、この札幌誘致に尽力されましたJOCの竹田委員長や札幌の原田市長を参考人としてこの委員会に出席願い、経過並びにオリンピック札幌大会開催の腹がまえなどについていろいろ意見を聞いたわけであります。まことに適切な努力をされ、また、主管省である文部省当局も、大臣はじめ非常な御尽力をされまして、着々準備が進められておりますことにつきましては敬意を表する次第であります。  そこで、問題は、六年後でありますけれども、実際に六年後といい……

第51回国会 予算委員会 第22号(1966/03/05、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、民主社会党を代表して、政府提出の昭和四十一年度予算三案について、政府はこれを撤回し、お手元に配付されておりまする民社党動議の要綱によりまして、すみやかに組替えを行ない、再提出するよう要求する動議を提出いたします。  政府案につきましては、本委員会におきまして、すでに一カ月余の審議を尽くしたのでありますが、審議を深めれば深めるほど、政府案の欠陥を私どもは痛感せざるを得ないのであります。  申すまでもなく、明年度予算の編成にあたりまして、一方では長期にわたる不況のために租税収入が減退し、他方では、これも長期にわたる物価高のために歳出予算の膨張は避けられなくなっております。不……

第51回国会 予算委員会 第24号(1966/06/25、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、本日の予算委員会は、去る五月二十四日、両社より提出いたしました予算会員会開会要求に基づいて開かれたものと解しておったのでありますが、委員長、並びにこの委員会を開く経緯においてこの委員会が、衆議院規則六丁七条第一項に基づく委員長の職務権限による新たなる委員会の開会であるということは、去る六月二十日の三党幹事長・書記長会談の際に、予算安員会を開くべし、細部のことは予算委員会に一比するというあの趣旨からいって、まことに私は遺憾であります。  この委員会は、当然両社の開会要求に基づいて開かれるものと解するのであります。特に、去る六月十七日の本委員会におきまして、私は党を代表して……

第52回国会 災害対策特別委員会 第8号(1966/11/11、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 本年度の北海道における冷災害の現状はまことに深刻であります。特に昭和三十九年から三年連続の被害だけに、被害を受けた北海道の農家にとりましては、この災害対策について政府のあたたかい手が一日も早く差し伸べられることを待ちあぐんでおるのであります。本日の災害対策委員会で、特に今朝の理事会において、三時から北海道の冷災害について政府の所信をただすことに相なったので、私もさっそく理事会の決定に従いまして質問をいたすことになり、委員部を通しまして特に総理府総務長官、大蔵大臣、農林大臣、建設大臣、北海道開発庁長官に出席の要求をいたしました。これに対して、北海道開発庁の堂垣内事務次官はわざわ……

第52回国会 予算委員会 第2号(1966/07/19、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、民社党を代表いたしまして、佐藤内閣の当面の政治、経済、外交、防衛問題などについて、若干の質問を行ないたいと思います。  まず第一に外交問題についてであります。いまわが国外交が当面する課題は、ベトナム問題、中国問題をはじめ多くの難問題が山積しておりますが、今回は特に日本政府として緊急に行動を起こすべき二、三の問題に限定いたしまして、佐藤総理にその所信をただしたいと存ずるのであります。  先般のハノイ、ハイフォンの石油貯蔵庫、カムラン湾に対する北爆のエスカレートを契機として、また一昨十七日には北ベトナムにおいて三つの重大発表があり、その中でもホー・チ・ミン大統領の演説は、全……

第52回国会 予算委員会 第3号(1966/10/20、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 時間の都合もありますので、簡単に高木、糸川両参考人並びに大蔵大臣に、二、三点お伺いしたいと思うのであります。  宇宙開発につきましては、世界各国が近代科学の粋を尽くしまして、その優位を競っておりまする今日、わが国におきましても、東大が中心になりまして、特に高木所長や糸川教授のなみなみならぬお骨折りによりまして、非常に画期的な実験、研究の成果をあげておられることについて、敬意を表する次第であります。  実は、先般当委員会におきましても、福田委員長を団長に、われわれ各党の理事も現地に伺いまして、つぶさに実情を見せていただいたのであります。さらに、本日両先生が参考人として本委員会に……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会 第5号(1967/03/25、31期、民主社会党)

○小平(忠)委員 本委員会が、一昨日の公明党の矢野絢也君の質問の内容に端を発しまして混乱をし、さらに昨日、本日と二日間にわたって理事会が混乱をして、重要なる予算案、国政の審議に停滞を来たしておりますことは、まことに遺憾なことであります。  私は、矢野委員の発言の内容につきまして、特に自由民主党の国会対策費の使途が、あたかも野党と法案成立をめぐって、なれ合いあるいは不純なる金銭の授受がされたかのごとき疑いを持たれたということについては、まことに遺憾なことでありますが、この問題について、総理であるが総裁でもある佐藤総理から、ただいま社会党の中澤委員よりの質問に対しまして御答弁があったので、私は重ね……

第55回国会 予算委員会 第9号(1967/03/29、31期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、民主社会党を代表し、ただいま議題となっております昭和四十二年度暫定予算三案に対し反対の討論を行なわんとするものであります。  言うまでもなく、今回の暫定予算の措置は総選挙による政治的空白と、これに基づく予算審議の遅延によって当然とらなければならなかった措置であることは明らかであります。したがって、今回の暫定措置それ自体に対し、わが党はこれに異議を唱え反対をしようとするものではございません。わが党が本暫定予算案に反対する根本の理由は、そのような手続に対してではなく、暫定予算の内容そのものに対してこれを容認することができないからであります。  言うまでもなく、過去四回にわた……

第55回国会 予算委員会 第16号(1967/04/28、31期、民主社会党)

○小平(忠)委員 最初に、ベトナム和平について総理大臣からお伺いいたしたいと思うのであります。  和平問題の中身について総理にお伺いする前に、現在、ベトナムを中心とする両陣営の戦力並びに配備の現状について、担当が外務省あるいは防衛庁、場合によりましては政府委員でもけっこうでありますから、両陣営のベトナムを中心とする極東の配備状況についてお伺いいたしたいと思うのであります。
【次の発言】 極東における米軍の配備状況はわかりませんか。
【次の発言】 さらに、米軍の極東における配備の中で、核の配備状況はわかりませんか。
【次の発言】 防衛庁長官にお伺いしたほうがいいと思うのですが、中共のいわゆる水爆……

第57回国会 予算委員会 第6号(1967/12/15、31期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、民社党を代表し、ただいま提案されております昭和四十二年度一般会計補正予算案、特別会計補正予算案、政府関係機関補正予算案の三案に対し、一括して反対するものであります。  現下の日本経済を取り巻く環境は、内外ともにまことに多事多難であります。景気過熱による金融引き締めの措置、依然として高騰する消費者物価、顕在化した財政硬直化問題、さらにはイギリスのポンド切り下げ、世界的高金利時代の到来などがそれであります。これらが対処の方向を万一誤るならば、わが国経済、ひいては国民生活に与える悪影響は、きわめて大きいと断言せざるを得ないのであります。しかるに、本臨時国会を通じて明らかにされ……

第58回国会 災害対策特別委員会 第9号(1968/05/21、31期、民主社会党)

○小平(忠)君 このたびの十勝沖地震によりましてとうとい人命を失い、かつまた甚大な被害を受けられた被災地の方々に対し、私は党を代表して心からなる弔意とお見舞いを申し上げる次第であります。  今回のこの地震に対しまして政府のとられた処置も、直ちに対策本部を設置せられ、田中総務長官みずからが本部長となられて、また現地には東北班として八木総務副長官を、また北海道班には川野政務次官を派遣せられて、直ちに現地を視察する等の措置は適切であったと思うのであります。ただし、ただいまの質疑の中でも問題になっております激甚地指定の問題は非常に明確でありませんが、従来この激甚地指定は、いま本部長もおっしゃったように……

第58回国会 予算委員会 第17号(1968/03/16、31期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、まず第一に、沖繩問題について質問をいたしたいと思います。  総理は、昨年の十一月、アメリカのジョンソン大統領との首脳会談におきまして、懸案の沖繩、小笠原問題の解決に努力せられ、その御努力については敬意を表する次第であります。しかしながら、アジアの情勢は日一日と緊迫の度を加え、なかんずく、いまなお未解決にあります沖繩問題は、基地その他をめぐりいよいよ重大な段階になってまいりました。私は、ここで沖繩返還の再交渉について、佐藤総理の忌憚のない御所見を承りたいと思うのであります。  去る三月一日から高等弁務官に対する日米琉諮問委員会が発足いたしまして、日米共同声明にうたわれてお……

第60回国会 予算委員会 第1号(1968/12/14、31期、民主社会党)

○小平(忠)委員 私は、民社党を代表いたしまして、当面する内政外交の重要課題について、わが党の主張を織り込みながら、佐藤総理大臣並びに関係閣僚に、その見解と行なわんとする施策について若干お尋ねしたいと存ずるのであります。時間の制約もありますので、何とぞ簡明率直にお答えいただきたいと存ずる次第であります。  まず第一に、沖繩問題からお伺いいたしたいと思います。  総理大臣は、去る十一月十日実施の主席選挙並びに引き続き行なわれた那覇市長選挙において、いずれも革新統一候補が圧勝したことは、一日も早く母国と同じような姿で早期に全面復帰したいという沖繩県民の意思のあらわれでありまして、総理はこのような願……

第61回国会 農林水産委員会 第34号(1969/06/05、31期、民主社会党)

○小平(忠)委員 神田委員の質問に関連しまして、若干質問したいと思うのであります。  ただいまの大臣の答弁を聞いておりますと、一体食管法を守るのか守らぬのか。政府みずからがこの食管法を守らない、違反をするという重大な責任をおかしておる、私はこう思うのであります。先刻も稲富委員の関連で明らかになったように、この諮問の主文にわざわざ「米穀の需給事情を考慮して」と入れたことは、いかに弁明されようとも、それは今日の米のだぶつきを理由に、この補足の試算あるいは諮問についての説明の中身をもってしても明らかなように、いわゆる米価を据え置きにしようという以外の何ものでもないわけであります。  そこで、私は非常……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第11号(1970/04/09、32期、民社党)

○小平(忠)委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました沖繩・北方対策庁設置法案に対しまして、賛成の討論を行なおうとするものであります。  御承知のとおり、沖繩県民は、太平洋戦争において、祖国防衛のとりでとなって、多大な犠牲を払ったのみならず、その後二十五年間にわたってアメリカの異民族支配のもとに放置され、日本国民として当然享受すべき日本国憲法の適用も受けず、軍事優先の政策のもとで、渡航の自由をはじめとする基本的人権の保障もなく、社会福祉、経済政策等、あらゆる面で差別を余儀なくされて今日に至ったのであります。  しかし、本土一億の国民と沖繩百万の県民の祖国復帰の悲願は、民族運動として……

第63回国会 農林水産委員会 第3号(1970/03/06、32期、民社党)

○小平(忠)委員 私は、本委員会におきまして倉石農林大臣の所信表明に対して若干の質問をいたしたいと思うのであります。  まず農林大臣に、わが国農業の位置づけということについてお伺いをいたしたいのであります。今日の日本農業の置かれている現状からして、最近の政府の農政の現状は、端的に申し上げて場当たり農政、その日暮らし農政、こうきめつけても過言でないと思うぐらい目先まつ暗であります。その最たるものがまず米の過剰にあらわれております。そこで最近は総合農政あるいは経営規模を拡大して自立経営のできる農家を育成するんだとか、あるいは生産性を高めて国際農業に、国際競争にうちかっていく農家を育成するんだという……

第63回国会 農林水産委員会 第9号(1970/03/26、32期、民社党)

○小平(忠)委員 時間がございません。大体二十分見当ということでありますから、端的に農林大臣にお伺いをいたしますので、簡明にひとつお答えいただきたいと思います。  第一にお伺いいたしたいのは、農林大臣は、日本の畜産についてどのようにそのあり方を位置づけをお考えであるか、まずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 具体的に若干お伺いいたしますが、しからば、現在わが国の畜産物の生産量に対して、いわゆる需要量、消費量、この関係を今後どのような需給の関係を保っていきたいと大臣はお考えですか。
【次の発言】 では、さらに生産を思い切って拡大していくということでございますか。

第63回国会 農林水産委員会 第14号(1970/04/08、32期、民社党)

○小平(忠)委員 農地法並びに農協法の一部改正に関しましては、相当長期にわたる審議を重ねまして、前国会においては、附帯決議を付して政府案が一応本院においては多数をもって通過をしたというようないきさつでありますが、しかし参議院において不幸にして審議未了になっておるのであります。その後新たに米の生産調整という問題が出てまいりまして、このことが農地法並びに農協法の一部改正にも重要な影響を及ぼすような結果となりまして、両案の改正問題についてはさらに慎重な態度、慎重な検討を加えなければならないということだと私は思うのであります。両案に対しまする農林大臣の所信をお伺いする前に、最も重要な関連のある米の生産……

第63回国会 農林水産委員会 第29号(1970/06/04、32期、民社党)

○小平(忠)委員 本日は本委員会が持たれて、きわめて重大な米価問題を中心に農林大臣からいろいろ伺っておるのでありますが、すでに社会党、公明党の野党議員から適切なる質問戦が展開されまして、具体的な内容に実は入っております。私は、限られた短時間でございますから、農林大臣に端的に所見を承りまして、本年度の米価が生産農民あるいは消費者が納得がいく適正価格できめられるようにこいねがっておるのでありますが、大臣、だいじょうぶですかね。
【次の発言】 それで重ねて申し上げますが、短時間でございますから私も端的に質問を申し上げますので、大臣もなるべく簡潔に要点をお答えいただきたいと思うのであります。  政府が……

第63回国会 農林水産委員会 第32号(1970/08/10、32期、民社党)

○小平(忠)委員 私は生鮮食料品、特にバナナを中心としまして、その輸入並びに販売行政について政府の所見をただしたいと思うのでありますが、本日は通産大臣の出席を求めておりますが、通産大臣は所用のためにお見えになれないそうであります。そこで農林大臣に、時間が制限されておりますので、要点をかいつまんでお伺いいたしたいと思うのであります。この生鮮食料品でありますが、特に農産物の輸入行政と国内流通行政で率直に農林大臣の所見を承りたいと思います。  政府は生鮮食料品の価格安定と流通機構整備、これを当面の重要な課題といたしまして取り組んでおるようでありますが、輸入生鮮食料品が次第に拡大いたしまして、その量も……

第63回国会 農林水産委員会 第34号(1970/10/09、32期、民社党)

○小平(忠)委員 私は、前々回の委員会でバナナを中心とする生鮮食料品の輸入並びに流通機構について、通産、農林両当局の意向をただしたのでありますが、時間も十分になかった関係で、本日は特にこのバナナの輸入行政について通産大臣、担当局長の出席を求めておるのでありますが、ただいま担当の楠岡次長しか見えておりません、まことに残念です。しかし、最近のバナナの輸入をめぐる業界の現状はきわめて深刻でありまして、私は本日、担当の次長でありますから、きわめて事務的な点をお伺いいたしまして、さらに政治的な問題は次回の委員会に持ち越したい、こう思うのであります。  御承知のように、バナナ業界は、輸入量の拡大を原因とし……

第65回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1971/03/23、32期、民社党)

○小平(忠)委員 先般の衆議院沖繩派遣議員団を代表して、私から沖繩の復帰対策の樹立に資するための視察の概要を申し上げます。  当派遣議員団は、当委員会の委員長池田清志君を団長として、当委員会の理事安井吉典君、宇田國榮君、鯨岡兵輔君、山田久就君、大村襄治君、豊永光君、中川嘉美君及び私の九名で構成され、現地より沖繩選出議員安里積千代君、瀬長亀次郎君、國場幸昌君、西銘順治君及び上原康助君の参加を得て、三月六日より九日まで四日間にわたり、沖繩の現地事情視察を行ないました。  沖繩県民の多年にわたる悲願であった祖国復帰を明年に控えて、県民が心から復帰の喜びを味わい、安定した県民生活を確保できる新しい沖繩……

第65回国会 農林水産委員会 第2号(1971/02/18、32期、民社党)

○小平(忠)委員 時間がありませんので、端的に農林大臣にお伺いいたします。  農林大臣は、去る一月二十日の最高裁の判決の内容は、国有農地のいわゆる売り戻し価格ですね、これを買収当時の価格で売り戻すというように最高裁の判決がなされたと解釈されておられるのか。それとも、過日法務委員会で最高裁の事務当局が、最高裁の判決はその価格には触れておりませんということを国会で言明しているのでありますが、大臣はどのようにこの点把握されておりますか。
【次の発言】 農林大臣は、結局買収当時の価格で今回売り戻すというように解釈されておるから、やはり去る十二日の閣議で施行令十六条の改正、すなわち政令改正の際も、ただい……

第65回国会 予算委員会 第18号(1971/03/01、32期、民社党)

○小平(忠)委員 私は、昭和四十六年度予算審議の本院における最終段階を迎えるにあたりまして、民社党を代表いたしまして、予算に最も関係のある数点について、佐藤総理はじめ関係閣僚に若干の質問を行ないたいと思います。  まず第一は、日中問題であります。日中問題は、昨年六月、日米安保条約の自動延長後、わが国にとりましては、当面、最も重要な外交課題であります。日本の対中国政策は、全アジア人はもちろん、全世界の関係者は、日本の出方を見守っているのが偽らざる姿であろうと思うのであります。したがいまして、この際、佐藤総理は、戦後歴代の首相がなし得なかった日米国交回復の歴史的な大事業をあなたの手によってなし遂げ……

第66回国会 農林水産委員会 第4号(1971/09/20、32期、民社党)

○小平(忠)委員 農林大臣に端的にお伺いをいたしたいと思います。  先般の日米貿易経済委員会におきましては、わが国の農畜産物の自由化という線については、あなたが出かける前に、われわれ農林水産委員会の理事並びに代表が大臣にお目にかかって、わが国の農業が置かれている立場から、絶対に自由化を拡大することはまかりならぬ、大いにがんばってきてもらいたいというこの要請にもこたえられまして、大臣はたいへんな御努力をされましたことを、その途中におきまする外電や、また本日の劈頭における大臣の御報告によりまして、われわれ敬意を表する次第であります。ただ問題は、ただいままでの質疑を通じまして明らかになっておりまする……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1971/11/13、32期、民社党)

○小平(忠)委員 総理大臣がまだお見えでないようでありますが、時間の都合もありますので、委員長宣告のように質問をいたしたいと思います。総理がお見えになりましたら、直ちに総理を中心に質問をいたしたい事項に切りかえたいと思います。  そこで、長期にわたってたいへん御苦労されてきました山中総務長官にお尋ねいたします。  沖繩の本土復帰に伴いまするわが国の多くの法律のいわゆる改廃を必要といたしておりますが、総務長官の手元で現在この法律の改正を要しなければならない案件は幾つありますか。並びにいわゆる関係政令等につきまして、大体大まかに、できましたら各省別にお聞かせいただければ幸いであると思います。

第70回国会 予算委員会 第3号(1972/11/06、32期、民社党)

○小平(忠)委員 このたびの突発的な三つの事故、事件に関しましては、まことに遺憾でございます。先ほど両大臣から御説明を受けたのでありますが、私は民社党を代表いたしまして、簡潔に若干の質問を申し上げますが、その前に、このたびのこの不慮の災害、突発的なこの事件、事故によりまして犠牲を受けられた方々に、心からなる御冥福と、そしてまたその被害者、遺家族に対しまして、心からなるお見舞いを申し上げる次第であります。  第一は、石狩炭鉱のガス爆発事故でございますが、二日の夕刻発生いたしましてからやがて四昼夜になろうといたしております。九十時間をこえたのであります。にもかかわらず、現在その坑内で作業をいたして……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会 第5号(1973/02/03、33期、民社党)

○小平(忠)委員 私は、民社党を代表いたしまして、四十八年度の予算並びに関係いたしまする重要問題につきまして、総理並びに関係閣僚に若干の質問をいたしたいと思うのであります。  平和時における防衛力の限界につきまして、一昨日以来、各党の代表がそれぞれ総理並びに防衛庁長官を中心にただしておるのでありますが、この質疑を通じて国民は、何か政府の答弁がきわめてあいまいでありますから、不安と動揺を激化しておるような感じがいたします。そこで私は、予定いたしておりまする質問に先立ちまして、まず、この問題について解明する意味で、総理並びに関係閣僚にお尋ねをしたいと思うのであります。  平和時の防衛力の限界につき……

第72回国会 予算委員会 第30号(1974/03/11、33期、民社党)

○小平(忠)委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま委員長から提案されました、証人、参考人喚問に関しましては、私は、石油連盟会長密田君以下十一名の企業代表を、証人として喚問することに賛成の意見を明らかにするものであります。  従来、国会における国政審議あるいは調査権という立場から、この種の問題に関しましては、通常参考人として出席を求めて足りることは、これは常識とされております。憲法で定めまする、司法、行政、立法の三権分立の精神からいたしましても、国会におきましては、なるべくこの種の問題は参考人として出席を求めて、国政審議、国会調査の任務を果たすことが適切であろうと思うのであります。  し……

第72回国会 予算委員会 第31号(1974/03/12、33期、民社党)

○小平(忠)委員 昭和四十九年度の予算審議もいよいよ大詰めを迎えまして、私は、民社党を代表いたしまして、締めくくりの意味で若干の質問を行ないたいと思います。  日本を取り巻く内外の情勢は、きわめて重大な局面を迎えております。反面、いま国民の前に、国会の審議は審議としてやはり国民の眼に映ずるし、また心情として、非常に喜びと、また悲しみにむせぶような問題も惹起いたしております。すなわち、本日は午後四時、フィリピンのあの孤島で三十年の長い年月の間を過ごし、そしていま祖国に三十年ぶりで元小野田少尉は帰ってこようといたしております。このようなビッグニュースもあるかと思えば、過日、トルコ航空のエアバスがフ……

第75回国会 予算委員会 第3号(1975/01/31、33期、民社党)

○小平(忠)委員 私は、民社党を代表いたしまして、三木内閣の内政、外交について、重要な案件についてただいまから質問をいたしたいと思います。  三木総理は、昨年の十二月、政権担当直後の本院における所信表明演説におきまして、次のように決意を表明されました。すなわち、「国民の心を施政の根幹に据え、国民とともに歩む政治、世界とともに歩む外交、これは、政治の原点であり、政治の心であります。政治は、力の対決ではなく、対話と協調によってこそ進められなければならぬというのが私の強い信念であります。」この三木総理の決意に私も同感であります。  現下、わが国が直面いたしておりますこの不況とインフレは、世界経済の激……

第75回国会 予算委員会 第22号(1975/03/04、33期、民社党)

○小平(忠)委員 政府予算案は、わが国が迫られている平和、福祉、公正、そして新しい国際協調を主眼とする真の政策転換を断行するに足るものではないと思うのであります。むしろ、これまでの自民党内閣がとってきました政策を惰性的に踏襲している予算案と言うべきであります。  わが党は、昭和五十年度こそ真の福祉国家を建設する出発年とするため、最低限、明年度予算を次の趣旨に基づき組み替えるべきだと確信するものであります。  私は、民社党を代表して、次に述べる趣旨により、政府案を撤回のうえ編成替えを求める動議を提出するものであります。  すなわち、明年度予算は、第一に、大幅な大衆減税の実施と税制による富の公平化……

第77回国会 予算委員会 第27号(1976/04/08、33期、民社党)

○小平(忠)委員 私は、民社党を代表いたしまして、昭和五十一年度の予算審議の最終段階に当たりまして、締めくくりの総括質問という意味で、三木総理大臣以下関係閣僚に若干の質問をいたしたいと思うのであります。  まず第一は、三木内閣の政治姿勢についてであります。  昭和五十一年度予算審議が御承知のように大幅におくれまして、四十日に及ぶ暫定予算を組んで対処せねばならぬということは、現下、不況克服、雇用安定を強く叫ばれる全国民の願望にこたえなければならないというときだけに、まことにゆゆしい事態であると思うのであります。三木総理は、今次ロッキード問題によりまして一ヵ月を上回る国会の空転によって政治の空白を……

第78回国会 農林水産委員会 第2号(1976/10/07、33期、民社党)

○小平(忠)委員 私は、民社党を代表して、冷災害問題にしぼって質問をいたしたいと思うのでありますが、私に与えられた時間は四十分でございますから、重複を避け、特に緊急かつ重要な問題に限定してお伺いしたいと思います。  本年の冷災害は、北海道、東北、関東、甲信越に及ぶ東日本全域にわたる冷害被害でございます。被害額におきましてはまさに戦後最大の冷害凶作だと思うのであります。  私も、過日本院の農林水産委員会の冷害調査の北海道班に参加させていただきまして、現地の被害状況もつぶさに見せていただきましたが、まきに深刻であります。このような大きな被害を受けた現地といたしましては、その災害対策に各道県とも知事……


34期(1976/12/05〜)

第80回国会 懲罰委員会 第1号(1977/02/03、34期、民社党)【議会役職】

○小平委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  去る十二月二十五日の本会議におきまして、不肖私、はからずも懲罰委員長に選任せられましたことは、まことに光栄に存ずる次第でございます。  申し上げるまでもなく、本委員会は、議院の秩序維持と品位並びに規律を保持し、国会の権威を一層高めるため、その課せられた任務はきわめて重大であると思います。  委員各位の御理解ある御支援、御協力を得まして、誠心誠意相努めたいと存じます。  何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。  議院運営委員会における各委員会の理事の員数及び各会派……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 予算委員会 第19号(1984/03/13、37期、民社党・国民連合)

○小平委員 まず、与野党の政策協議問題につきまして、中曽根総理大臣にお伺いいたしたいと思います。  先般の施政方針演説の中で、中曽根総理大臣は、野党との関係につきまして次のように述べておられます。「野党の皆様とも政策面における対話と相互理解を深め、重要国策の推進、円滑な国会運営、我が国政局の安定に向かって懸命の努力を行い、国民の皆様の御期待におこたえする決意であります。」また、「内閣総理大臣の諮問に応じて」教育「改革案を調査審議する新たな機関を設置すべく検討を進めてまいりたいと思います。広く国民各位の御助言と各党、各会派の御協力を切にお願いをいたします。」以上述べましたように、施政方針演説の中……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 建設委員会災害地対策特別委員会連合審査会 第2号(1949/09/14、24期、新政治協議会)

○小平(忠)委員 簡單に要点を申し上げましてお伺いいたしたいと思いますが、敗戰によりまして領土が極度に狭められた日本の現状としましては、すでに御承知のように、戰後における根本的な國土計画を立てるというその一環として大きく取上げられているのは治山治水であり、さらに食糧問題の解決であり、いろいろな問題が取上げられておりますが、私に去る第五國会において特に災害地対策特別委員会が持たれたということは、重なるこの災害によつてこうむる被害を未然に防止し、さらに今までこうむつた災害を即急に復旧させなければならないという観点にあるのであります。ところがたびたび開かれております災害地対策特別委員会に対しまして政……

第10回国会 予算委員会公聴会 第1号(1951/02/14、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 一点だけお伺いいたしたいと思います。ただいまの御意見の中に、金融面から考えまして、特に日本の財政経済という上から見まして、現在の国際情勢なりあるいは朝鮮動乱の影響から、食糧問題について相当買付に狂奔している。あるいは現に食糧の過剰を予定されたアメリカでさえ、輸出を中止して、食糧の備蓄というような方向に転換しておる。さらに船舶問題あるいは買入れ価格等から考慮いたしまして、私は政府が現在二十五年度として計画しております残輸入数量、並びに二十六年の三百二十万トンの食糧輸入計画、これはとうてい望み得ないと考えますし、ひいては食糧の再統制ということも考えるのであります。川北さんにおかれ……

第10回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1951/02/20、24期、農民協同党)

○小平(忠)委員 ただいまの化学局長の説明によりますと、補給金を継続して行きたい考えであるという御説明であります。やはり肥料行政がこれだけ緊迫して、重要問題として国会においても取上げられ、また生産者も消費者も真劍に考えておることは、いよいよ本年をもつて完全に補給金がなくなる、現に昨年の一月から七月までの間に七割も値上げになつて、実際肥料を使う農家として非常に大きな打撃を受けておるということであります。そういう観点から、事務当局として補給金を継続をして行きたいという気持はわかるのでありますが、この問題について、現に二十六年度の予算書には補給金は切られておる。そこで私は肥料のごときものこそ、補給金……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 予算委員会公聴会 第1号(1953/06/29、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 二、三点お伺いいたします。第一点は、冒頭にMSA援助の問題に触れられ、MSA援助は永続して受くべきでないという御意見があつた。そうしますと、それではそのMSA援助を憂くべきであるというお考えでしようか。その点をお伺いいたします。  第二点は、ただいま和田さんからも伺われた問題でありますが、公共事業費、食糧増産費の点で、あなたの指摘された点は、現在政府のやつておりまする考え方は非常に総花式であつて、重点的でない、非常にむだが多い、従つて経済効率も上つていないということを指摘されました。その点については私はある程度同感な点もあるわけでありますが、しかし公共事業費にしろ、あるいは食……

第16回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1953/07/11、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 通産省の政府委員の方に、特に私は肥料問題に関しましてお伺いいたしたいと思います。  現在わが国の化学肥料につきましてまずお伺いいたしたいのは、化学肥料の種類別の各工場におきまする生産量、さらに本年度におきまする需給の見通し、さらに今後のいわゆる肥料の輸出について、どのような計画であるか、まずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 まずただいまの化学肥料の硫安についてお伺いいたしますが、硫安の生産工場は現在幾つあつて、その硫安工場の年間の大体の生産量は幾らになつておりますか。
【次の発言】 生産量百九十万トンに対しまして、経済審議庁は農家の必需量を大体幾らに見ておりますか。

第16回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 農林大臣が遅れて参るそうでありますから、それまで政府委員にお伺いいたしたいと思います。  最初に、食糧関係についてちよつとお伺いいたします。きわめて事務的のことでありますが、食管特別会計の予備費を本年度は百億計上いたしておりますが、昨年度より大体倍額近い金額を増額しました理由は、どういうものでありましようか。
【次の発言】 かりに特別会計といえども、政府が予算を編成される場合には、私はあなたの手元に、具体的な資料と、あらゆる角度から検討されたものを総合いたしまして、そこに予算が編成されると思うのであります。ただいまの御説明を聞きますと、きわめて抽象的で、具体的に計算の基礎が明……

第19回国会 予算委員会公聴会 第2号(1954/02/13、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 先ほどの公述の中で石黒さんは、民主主義と平和を守るものは総評と左派社会党であるとおつしやつたように私は記憶しておるようでありますが、そうだとすればきわめて重要な発言でありますので、その発言はあなた個人の発言か、あるいは総評として決定された事項に基いて発言されたか、まず伺つておきます。

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/02/25、26期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 資料要求の問題で関連してお願いしたいと思います。  現在MSA協定の折衝がほとんど最終段階に入つておるかのごとき状態であるのでありますが、現在了解がついたのと未解決の問題があると思います。特に顧問団の問題、さらに余剰農産物の買付協定に関しましては、最後の協定がまだされていないということを新聞では見るのでありますが、先般岡崎外務大臣から中間報告がありました後において、進んだ問題もあろうかと思うのであります。結論を申し上げますれば、MSA協定に関しまして、現在話合いがついたものの内容、まだ未解決の問題の内容、特に顧問団に対しまする具体的なとりきめ、さらに余剰農産物の買付問題につい……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 予算委員会公聴会 第1号(1955/05/19、27期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 大へんけっこうな御意見を拝聴したわけですが、この機会に二、三点お伺いをいたしたいと思います。  ただいまの御意見の中で、農村における余裕金というか、これが農協よりも郵便貯金に回る面が非常に多いわけです。これについてはいろいろな事情があるが、これによって吸い上げられた資金、すなわちその預金した資金は大半農村から吸い上げられておるのであるからして、これを農村に還元してもらいたいという御意見も私全く同感であります。  そこで私は初めに農林中央金庫の責任の地位にあられる江沢さんにお伺いしたいことは、これは現在始まったことではないのでありますが、昨年、一昨年から特に農協なりまたは個々の……

第22回国会 予算委員会公聴会 第2号(1955/05/20、27期、日本社会党(右))

○小平(忠)委員 林さんからきわめて適切なるごりっぱな御意見を拝聴いたしたわけでありますがこの機会に二、三点お伺いいたしたいと思うのであります。  第一点は、国が支出いたしておりまする交付金、あるいは補助金の支出期日が非常におくれるために、地方公共団体が実施いたしておりまする事業に非常に支障を来たし、これが地方公共団体の赤字をふやす大きな原因となるというようなことをよく耳にするのでありますが、この点についてはいかがでございますか。
【次の発言】 好転をいたしつつあるということはきわめてけっこうだと思うわけでありますが、さらに、中には補助金をやめて、交付税交付金を増加してほしいというような意見も……

第22回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1955/06/03、27期、日本社会党(右))

○小平(忠)分科員 経済審議庁長官に、経済審議庁所管に関します予算の内容につきまして、若干お伺いをいたしたいと思うのであります。  第一点にお伺いいたしたいことは、当初経済審議庁が三十年度の経済審議庁計画として大蔵省に予算要求をされました総額と、おもな項目についての要求額をちょっとお知らせいただきたいと思うのであります。
【次の発言】 実は、私は次の御質問を申し上げる基本的な材料として、経済審議庁が当初大蔵省に要求せられた大体大きな費目についての金額を知りたかったのでありますが、後ほどでけっこうでございます。  そういたしますと、総額で十五億の要求をされたのに対して、大蔵省がこの国会に上程され……

第22回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1955/06/04、27期、日本社会党(右))

○小平(忠)分科員 吉川農林政務次官に、農林省関係の予算につきまして若干質問いたしたいと思います。  先般の総括質問並びに一般質問の際にも、私なりあるいは同僚議員から、農林省関係予算については、相当具体的な質問をいたしたのでありますが、その質問を通じまして、いよいよ予算も最終的な段階に入ろうといたしておる今日におきまして、きわめて重大な問題が二、三点ございます。  第一点は、先般問題になりました減収加算については、食管特別会計の中でいかなる操作をするかということ、次は、本年度は米の集荷制度について新たなる予約制度を実施いたそうということであります。この予約制度が政府の考えておる通り成功するかし……

第24回国会 農林水産委員会冷害による農業災害に関する小委員会 第2号(1956/10/03、27期、日本社会党)

○小平(忠)小委員 昨日からこの小委員会で北海道冷害に対しまするいろいろ具体的な問題につきまして質疑がかわされ、政府当局の意見を承わっておりますが、現在のところ確実にこうやるんだと御指摘のあったのは、まことに僅少でありまして、現状はきわめて緊急を要する問題がたくさんあるのであります。特にその中で救農土木事業に類しまする直接被害農家に賃金収入を得せしめるという問題につきましては、これは生活資金確保の見地からきわめて重要でありまして、北海道の大正二年以来四十余年来の大凶作に対しまする現状は、渡部局長も現地を見てこられ、さらに他の係官も現地を見てこられて、その点は認識を十分深められたと思うのでありま……

第24回国会 予算委員会公聴会 第2号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○小平(忠)委員 二、三点お伺いしたいと思います。  第一点は、ただいまの公述の中で、三十一年度の予算を見ますると、大体社会保障なり再軍備の方の予算が相当重点的に重く見られておる関係上、生産力の拡充という面から、農業の面では食糧増産費が削られておるという御指摘があったわけでありますが、この点は私もそう思うのです。そこで、根本的に従来は国内食糧が不足のために、絶対量不足分については輸入食糧に仰がなければならないけれども、やはり何といっても国内におけるところの食糧増産をやらなければならぬという点で、土地改良や開拓に相当重点が置かれておるのでありますが、しかしここ一、二年の趨勢を見ますと、ことに現河……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1956/02/20、27期、日本社会党)

○小平(忠)分科員 私は、先ほど川俣君から御質問申し上げた事項に関連することでありますが。電源会社あるいは発電会社のダムの管理につきまして、きわめて重要なる問題がありますので、この際この機会に通産大臣の所見を承わりまして、今後万全を期すべきでなかろうか、こう思うわけでございます。  内容は昨年の北海道の水害の際に、例の北電が管理いたしております雨竜ダムの放水によりまして、石狩平野の穀倉地帯が一瞬にして泥水化して、昨年は御承知のような豊作であるにかかわらず、その地帯はうち続く水害によりまして大打撃をこうむったわけでございます。この点について大臣はお聞きになっておられますか。

第24回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1956/02/21、27期、日本社会党)

○小平(忠)分科員 関連して。先ほどの川俣委員の質問に関連いたしましてお伺いしたかったのですが、北澤委員の前になっては失礼なのでお待ちしたわけです。簡単でありますから時間をとりません。昨日長官から経済企画庁所管の予算の内容につきましての御説明を拝聴いたしたわけであります。その中で特に三十一年度は本年度よりも、冒頭の説明にありますように、大体五億六千四百九十五万八千円の増額を見ておりますが、そのおもなものは、国土総合開発事業調整費として五億円がふえたのであるという説明を受けたのであります。この五億円につきましては、細部の説明にございますように、国土総合開発の調査を促進する場合に、経済企画庁が各省……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○小平(忠)分科員 最初に私は電子工業の振興問題につきましてお伺いをいたしたいと思うのであります。  御承知のように、原子力の平和利用につきましては、わが国も最近とみに力をいたしておるのでありますが、これと並行いたしまして電子力の振興は目ざましいものがあるのであります。特に政府もこの電子工業の重要性にかんがみて通産省の重工業局の中に昨年の暮れに電子工業課を設置する等、その御配慮につきましては非常に了とするところでありますが、わが国の電子工業の部面については、特にラジオにつきましても、その他電子関係についても非常な躍進の面が見られるのであります。このように、原子力の平和利用と並行いたしまして電子……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1958/02/17、27期、日本社会党)

○小平(忠)分科員 まず最初に農林大臣にお伺いをいたしたいと思います が、三十三年度の予算編成に当りまして、大蔵省から最初の内示は、御承知のように前年すなわち三十二年度を大幅に上回るものであります。これは私はきわめて重要なる意義を持っていると思う。政府が昨年の暮れに閣議において予算の編成方針を明らかにしまして、その方針に基いて大蔵省がいろいろ予算の事務を進めるのでありますが、その第一回の内示をするときに、これは少くとも大蔵大臣も加わってこの内示をしているのです。あの内示というものは少くとも大蔵省の省議で決定されたものです。閣僚の一人である大蔵大臣が加わっておる第一回の内示の金額というものは、御……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○小平(忠)分科員 関連質問でありますから、一問だけ、せっかくの機会でありますのでお伺いしておきたいと思います。それは、議員会館の火災予防の件であります。最近、学校、病院、公共施設物の火災がひんぱんとして起きているのですが、その内容は、電熱器を使用いたしますることから、漏電等による火災も多いように実は聞いておるのです。会館は、御承知のように、各部屋ごとに電熱器を使って、以前は火災予防に対しまする訓練なり注意を相当真剣にやっていることを私たち見受けておったのですが、この件に関しましてひとり会館だけでなく、常任委員会庁舎もそうでありますが、ああいう木造についての火災予防について、どうなっておるかお……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○小平(忠)分科員 過日の本委員会の一般質問の際に、時間の都合上分科会に譲りますとお約束をいたしておった件でありますが、開発庁長官であり、また行政管理庁長官である山口国務大臣にお伺いをいたしたいと思います。  質問の第一点は、先般も少しく触れたのでございますが、三十四年度の公共事業費関係の予算は、すでに御承知のように、道路関係あるいは港湾関係等は大幅に増加いたしております。しかるに、これに呼応いたしまして、事業量の増加と当然密接不可分の関係にあるべき職員の増加でありますが、これは私の考え方からみますならば、非常に困難なことではなかろうかというように考えさせられるのであります。そこで、山口大臣は……

第31回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○小平(忠)分科員 過日も予算委員会におきまして時間の都合上、私の質問の中で分科会にゆだねた点があるのでありますが、それをこの際二、三点お伺いをいたしたいと思います。  第一点は、水産関係でありますが、政府当局は口を開けば、特に零細漁民、沿岸漁民の振興のために積極的な施策を講ずるのだとおっしゃるのでありますが、どうも三十四年度の予算を見ますと、どう見ても積極的な施策が講ぜられておるとは思えないのであります。特に沿岸漁民の切実な要求である浅海増殖のごときは二億一千五百五十六万円でありますから、前年度から見ますと二百八十五万円減っております。こういうようなことで一体沿岸漁業振興を積極的にやるのだと……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 災害対策特別委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1964/10/20、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 前委員の質問になるべく重複をいたさないように簡潔にお伺いいたしたいと思います。  このたびの北海道の冷災害に際しまして、農林政務次官をはじめ農林省の各担当責任者がつぶさに現地を調査されまして、特に政務次官の場合は、非常に熱意を持ってその現地を視察され、また適切な所信を披瀝されてこられたことについては、心から敬意を表する次第であります。ただ、ただいまの前委員の質問を通じて、特に現実に即しないお考え方をいま固められておることについては、これは直ちに改めて処置をしていただきたいという点が数点あるのであります。  第一は、時期別格差について、第三期がきょうであります。それを十日間延長……

第46回国会 災害対策特別委員会農林水産委員会連合審査会 第2号(1964/10/27、30期、民主社会党)

○小平(忠)委員 与えられた申し合わせの時間が二十分なものですから、緊急な問題を二点にしぼりまして私は農林大にと大蔵政務次官にお伺いをしたい、こう考えておったのですが、政務次官が十二時三十分に所用のために出られるということでありますから、先に大蔵政務次官にお伺いしたいと思うのです。  実は、国家予算、財政面を担当される大蔵省という立場から、北海道の冷害についていま緊急の問題は、時期別格差のいわゆる三期について先般十日間の延長をされたけれども、これをさらにぜひ再延長してほしいという問題は、もう緊急を要する問題だろうと思います。ただいままでの他の委員の質問に対して、農林省の側から農林大臣や食糧庁長……

第52回国会 体育振興に関する特別委員会オリンピック冬季札幌大会準備等に関する小委員会 第1号(1966/07/26、30期、民主社会党)

○小平(忠)小委員 一九七二年の冬季オリンピック大会を札幌に誘致いたしましたことについては、両連盟ともたいへん御努力されまして、感謝いたしておるところでございます。きょうは、両連盟から御専門の両参考人においでいただきまして、いろいろ貴重なお話を承ったのであります。  私は、施設につきましては、やりようによって国際的にも恥ずかしくないものに持っていけると思うのですが、問題は選手強化にあると思うのです。せっかくの開催地が、国旗が一つも上がらなかったじゃ非常に――それはオリンピックは参加することに意義があるといいますけれども、やはり主催国として、国民の感情というものはそういうものじゃないと思うのです……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会公聴会 第2号(1973/02/23、33期、民社党)

○小平(忠)委員 丸尾先生に二、三点お伺いしたいと思います。時間の関係もありますので、簡単に要点をお伺いしたいと思います。  第一点は年金問題でありますが、政府は四十八年度予算は福祉優先の予算であると豪語しておるわけで、特にその中でも五万円年金につきましては、どういう角度から見ましてもわれわれは過大宣伝年金であって、実質五万円年金とは言いがたい、このように思うのでありますが、丸尾先生は社会福祉の専門家でもあります。そういう観点から、この政府の五万円年金についてどのように考えておられるか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 もう一点。年金問題についてきょうはたいへん参考になる資料を配……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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