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松田鉄蔵 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

松田鉄蔵[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
790位
委員会発言歴代TOP500(衆)
433位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
707位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
835位
委員会発言(議会)歴代TOP500
421位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
321位

24期委員会出席TOP100
79位
24期委員会発言TOP50
26位
24期委員会出席(幹部)TOP50
28位
24期委員会発言(非役職)TOP50
25位
25期委員会出席(幹部)TOP100
64位
25期委員会発言(議会)TOP50
43位
25期委員会発言(非役職)TOP100
95位
26期委員会発言TOP50
41位
26期委員会発言(非役職)TOP50
32位

このページでは松田鉄蔵衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。松田鉄蔵衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 決算委員会 第3号(1949/04/02、24期、民主自由党)

○松田委員 ただいまの御説明を伺いまして私考えるのに、終戰後における現在とあの当時の法とのかわり目において、わずかの差違で生じたことである。こういうような二十一年度の決算を、二十三年の当時において行うことをせずに、この二十四年度の忙しい國の仕事をやらなければならない最も重要なときにおいて、こういうことをくどくどしくやつておるということは、まことにまずいことではないかと思う。こういうものはわずかの法のかわり目によつて生じたことであるから、一通りの説明を受けて間違いがなかつたならば、ただちにこの委員会で承認すべきであると考えられるのであります。ただこの不当と認めた事項、または職員の犯罪に対しては、……

第5回国会 水産委員会 第2号(1949/03/26、24期、民主自由党)

○松田委員 現在の漁業関係におきましては、金融の問題と資材の問題であるのでありますが、金融の問題は幾多の議員の方々からいろいろとお話も、また質問もあるような状態であります。つきましては、私どもは関東から以北の漁船より存じていないのでありますが、現在一番困つておるものは金融の次は資材であります。この資材の点から行きまして、ロープの点はこの前長官からお話があつたようでありますが、燃料の点につきまして、われわれはこの燃料の解決を自分で考えて行かなければならないのではなかろうかという考え方を持つておるのであります。しかし現在あの関東から北海道へかけては、ほとんどセミデイーゼルを使つておるような状態であ……

第5回国会 水産委員会 第5号(1949/04/06、24期、民主自由党)

○松田委員 ただいまのお話にも、魚に対する公定價務のきめ方のお話もありまするが、現在行われておる肥料の價格であります。この肥料の價格は禁止價絡になつておるような状態であります。一切のものが公定價格によつて、生産價格をもつて生産するというときにあたつて、そういう建前で物價廳が公定價格をきめているときにあたつて、現在の魚肥というものはほとんど禁止價格にひとしいものになつております。南の九州及び北の北海道においては、こうした肥料の生産はやむにやまれぬ場合において製造されるものであります。つまり大漁の場合において輸送ができ得なかつたとか、また加工ができ得なかつたとか、こういう場合においてのみ製造される……

第5回国会 水産委員会 第7号(1949/04/14、24期、民主自由党)

○松田委員 資材の点に対して、為替レートの問題による補給金というようなことが、ただいま論議されておりますが、この点に対して、私は資材の点に対して五十五億という補給金を要する。しかして一方輸出に対しての水産物に対する――これは資材とはかわりますが、輸出に対してのどの程度の補給金があるか。現に行われておる冷凍品に対しては、二百六十円というレートによつて行つている。また乾したものに対しては二百八十円というレートで行つている。または三百五十円というレートでか行つている。ビタミンなどにおいては二百円というレートで行つている。こういうようなことであつて、この五十五億という資材に対する補給金と、日本から輸出……

第5回国会 水産委員会 第9号(1949/04/28、24期、民主自由党)

○松田委員 先ほどの御説明の中に、やむを得ない場合は魚價の値上げも考慮しなければならぬというお話のように承つたのですが、経済九原則の題四項に、價格の統制の強化ということがうたわれておると思うのであります。この場合、はたして魚價の値上げに可能であるかどうかということをお聞きしたいと思います。

第5回国会 水産委員会 第11号(1949/05/11、24期、民主自由党)

○松田委員 ここに水産業協同組合法制定に伴う水産業團体の整理等に関する法律、その第二條、第三條にこれがはつきり明記されておりますから、次長の答弁は無用だと思います。

第5回国会 水産委員会 第14号(1949/05/16、24期、民主自由党)

○松田委員 ただいまの御委員を伺いまして、こうした委員会や役所でいろいろとお話するよりも、あなた方の考えられている点が、現在の実情とどういうふうに違つているかということを、委員と役所の者と同道して、実際を調査して見る必要があるじやなかろうかと私は考えるのであります。私ども水産委員といたしまして、ただいまの御意見を聞きまして、現在の情勢とまつたく相反している点は、むしろ苦笑を禁じ得ないような状態にあるのであります。つまり北海道や九州のように、大量にとれる所においては、もはやこの公定價格をいかに維持しようか、維持し得るかいなやということに悩んでおるような状態であります。また現場のあの東京の市中を見……

第5回国会 水産委員会 第15号(1949/05/18、24期、民主自由党)

○松田委員 私は議会政治、つまり今日民主主義政治と言つて論議をされており、またわれわれもその線に向つて議会政治をモツトーとして代議士に出て来たものであります。しかしてこの水産委員会はすなわち議会政治であり、ここに論議をされておる。たとえば今の鮮魚の統制問題にしても、この委員会はじまつて以来論議され、もはや盡されておるのであります。水産廰の案もある程度まででき、われわれ委員会としての案もできて、ここにもはや論議の余地がないようにまででき上つたと私は考えておるのであります。ところがいつもの委員会において物價廰、安本の方々のご意見は、ややもすれば関係方面の意見であり、関係方面の支持であるという言葉を……

第5回国会 水産委員会 第16号(1949/05/20、24期、民主自由党)

○松田委員 當呂郡當呂川川口の漁港の問題でありまして、本請願の要旨は、北海道當呂郡當呂川々口に位する當呂村は、漁獲高逐年増加しているが、該河川河口は浅く、ために漁船からの陸揚は困難であり、しけの際は漁船はう回して網走港に避難する外なく、漁業経営上重大な障害となつている、ついては、該河口より約十キロ東の天然の良湾ポントマリに船入澗を築設されたいという趣旨でございまするので、この点御採択をお願いいたしたいと存するものであります。
【次の発言】 宇登呂港を漁港並びに避難港として修築の請願をお願いしたいと存ずるものでありまして、北海道斜里群宇登呂港は、知床半島及びその周辺の豊富な陸、海資源開発の基点と……

第5回国会 水産委員会 第24号(1949/09/08、24期、民主自由党)

○松田委員 大藏大臣も、三月の総選挙には私同様に日本の國の自立経済を立て、日本経済を立直すべく、われわれはこれをモツトーとして國民に訴えたのであります。しかも私どもは、ただいまの大藏大臣のお話同様に、補給金というものに対しては、おそらく全部の補給金をはずして、そうして税の軽減をはかるということを、われわれは念願とするものであります。しかしただいま夏堀委員のお話にもあつたことく、今日の漁業の実態は、大藏大臣にはさほど詳しくお調べになつていないように考えられるのであります。しかしこれもやむを得ないことと存じますが、ただいま夏堀委員からるるお話があつたことく、また現在の水産業の実態というものは、漁獲……

第5回国会 水産委員会 第25号(1949/09/09、24期、民主自由党)

○松田委員 私は審議会の費用事及び補償費をとる問題に対して、ただいまの小高委員のお話のあるように、この問題は非常に的外れじやないかという考えを持つのであるが、話が少し横道に入りますが、立案者においては漁業の実体をはたして認識されてこの法案をつくられたかどうか。まず現在のあらゆる物價に対する統制経済の面から行く今までの政府のやり方が、一例をあげて申すならば、私はここに資料を持つているのであるが、一つのビタミンの魚油に対しても、一万單位のものが生産者が三万三千二百六十円のものが、集荷機関が三万四千九百二円によつて販費する。それから公團が三万九千七百六十二円でもつてこれを販費する。ただいたずらに中間……

第5回国会 水産委員会 第26号(1949/09/10、24期、民主自由党)

○松田委員 質疑または御答弁によつて、大体私は質問はないのでありますが、説明員の言葉の中に、この法案には漁業を営む者、漁業從業者というようになつておつて、つまり漁業者となつておる。また漁民という言葉も使つておる。しかるに説明員は先ほどから二度も人民という言葉を使つておる。これは共産党が世界人類を指して人民という言葉を使つておるのであるが、この法案は日本國民の漁業者に対する法案であるのであつて、共産党のごとき世界人類を指しておる人民とは違うのである。大体においてこの法案をつくり上げておる原案そのものに、われわれ今まで論議してぴんとして來ないのは、それは人民なる言葉と同樣な思想を持つてやつておるか……

第5回国会 水産委員会 第27号(1949/09/12、24期、民主自由党)

○松田委員 九原則の実行にあたつて今年度の予算は画期的の予算を組まれたことであり、私どもは日本の経済が現在のような統制経済によるびつこになつておることを、一日も早く是正せんと念願しておるものであります。しかして第五國会においてわれわれがこの画期的な予算を樹立した直後においては、世の中の情勢はさほどまで変化を來しておらなかつたのであります。その当時においても、われわれとしては水産業におけりるこのびつこな経済組織による幾多の弊害を述べて、鮮魚の統制撤廃を議論したのであります。あの第五國会当時の経済状況と今日の状況は、あなた方政府当局においてもよくおわかりのことと在ずるのであります。要するに現政府の……

第6回国会 決算委員会 第8号(1949/11/24、24期、民主自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これから会議を開きます。  昨日とつぜん本間委員長が急病になられたので、私が委員長の代理を勤めさしていただきますから御了承願います。  前会御了承を得ました通り、本日は昭和二十二年度決算中、労働省、運輸省両省所管ついて審議いたす予定でありますが、まず労働省関係の決算につき労働当局から御説明願います。
【次の発言】 労働省の説明を聞かれたのでありまするがこれに対する質疑を許します。

第6回国会 水産委員会 第3号(1949/11/01、24期、民主自由党)

○松田委員 ただいま砂間委員からお話のように、経済調査庁は政治の実態をどのように考えているかということに対して、私は非常に行き過ぎがあるのじやないかということを、常に考えているのであります。このたび閉会になつてから、この第六国会が開かれるまでの間、選挙区に帰りましたところが、一つの小さな例といたしまして、私の町に各方両からの宿屋の者を招集して、経済調査庁の役人が参りまして、君らは宿泊している人々に対して、どのように食糧を供給しているか、米を持つて来ているのかと聞いた。ところが宿屋の主人、組合の者らが、実は米は各自が持つて来て、私どもの方でたいてあげているという話をしたところが、族行者が外食券を……

第6回国会 水産委員会 第8号(1949/11/15、24期、民主自由党)

○松田委員 参考人に藤枝義見、北海道斜里郡斜里町漁業協同組合長、もし欠員がありましたならばお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま田口君からの資金の問題につきましては、しごくごもつともなことと存じますが、ひとついわしサージンのカン詰ばかりでなく、あらゆる点に対して、この問題を取り上げて、調査等の方に金融の道を講じていただきたいと存ずるものでございます。今までの貿易品に対して私は非常に誤てる行政の面がたくさんあるのじやないかというように考えられた点がたくさんあるのでありまして、今日また行われておるあの油糧公団の組織の問題であります。生産者が供出するその金額と、中間に入つておる集荷人及……

第6回国会 水産委員会 第10号(1949/11/17、24期、民主自由党)

○松田委員 私この前の調査のとき紀伊水道の調査にお伺いした者であります。このたびの瀬戸内海の調査にぜひともお伺いしたいと存じましたが、やむを得ざる事情によつてお伺いしかねたのであります。同僚委員の方方からその内容をいろいろとお知らせを願つたような次第でありまして、自分個人としては、まだ結論ははつきり申し上げられなかつたのでありまするが、あの当時の兵庫県の試験場の技師の方の科学的な説明がありましたのに対して、私は徳島、和歌山の、あの海区を特別な海区にしてくれという主張に対して相一致している点を見出したのであります。これは真珠貝を養殖している方方がその海区に自分の專用漁業権を一箇所に持つておくこと……

第6回国会 水産委員会 第11号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○松田委員 関連して……。山本さんの御意見の中に、日本の歴史を説いてお話でありましたが、この法案の中に、北海道の特異性を認めることになつておるのであります。つまり日本の歴史は、現在のアメリカにおいて、アメリカの開拓者というものに対してアメリカは非常な尊敬の念を拂つておるのである。北海道は内地の府県と違いましてただいま申された御意見の中に、北海道の定置漁業者は、あのアメリカの開拓者と同様な苦労をもつて漁業を経営開拓して来たのである、ゆえに北海道の特異性をどこまでも認めて行かなければ、北海道の現在の実情と非常に異なる点が出て来るのであつて、つまり北海道の秩序を撹乱するおそれがある、というような御意……

第6回国会 水産委員会 第12号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○松田委員 漁業法案に対する金融の裏づけということに対しては、夏堀委員と同一の考えを持つておるものでありまして、大蔵当局といたしましても、十分にこれを御研究くださるよう要望いたすものであります。  また私は別な点から、ひとつ金融問題について申し上げてみたいと存ずるのでありますが、今この議会中にわれわれが常に陳情を受けておる問題があります。それは各地方における災害の復旧の問題でありますが、この災害復旧に対して、政府としては、どうしても今日の実態からいたしまして、これに善処する方法をとつて努力をしておることを、私どもは陳情とともにその誠意を認めておるのでありますが、しかしこれも予算の関係上いろいろ……

第6回国会 水産委員会 第16号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○松田委員 大体今までの質疑において、もはや情勢は認識されておるのでありまするから、各自の討論を五分以内と定めんことを望みます。

第6回国会 水産委員会 第18号(1949/12/02、24期、民主自由党)

○松田委員 私は集荷配給の小委員長の立場において、今議会中にこの小委員会を開くことが時間的にでき得なかつたのでありまして、責任上まことに重大なことと存じますが、この集荷配給に対する問題は、水産業界における直接的な利害を最も持つものでありまして、われわれが第五国会のうちから、水産物の統制をすみやかに撤廃すペしという議論を当局に具申してあるのでありますが、その現われといたしまして、大幅の統制の撤廃が成立ちましたが、現在まだ十八品目による統制品があるのであります。幸いにして大幅の統制撤廃により、鮮魚は、また加工品は著しくその品質を向上いたしまして、価格は幾分高くなつておりますが、その実質から申します……

第7回国会 決算委員会 第2号(1950/02/03、24期、民主自由党)

○松田委員 ただいま持株整理委員会の委員長がこちらに来て、質問があつたら説明するというお話ですが、むしろ積極的にそちらの方からもう少し内容を御説明願つたら、たいへん好都合かと思います。
【次の発言】 そういたしますというと、持株整理委員会というものはいつ終るのでありますか。また先ほどの御説明のうちには、もはや五四%ができ上つておる。あと四六%は今年中に終るのでありまするか。いつ終るのであるか。それからただいまの委員会の経費は非常に説明がきちんとできておりまするが、そもそもこうした委員会をつくつて、整理をするというのは、一日も早く日本の民主化を――つまり財閥の民主化を、またいろいろな会社の民主化……

第7回国会 水産委員会 第2号(1949/12/17、24期、民主自由党)

○松田委員 漁業に対する重油の配給は、従来統制されておつたとき、ある程度までの漁獲すなわち出荷を対象として配給の率をきめられておつたのが、今日は基本配給となつて、配給の操作をされておるように私は考えるのでありますが、絶対量の足りない重油に対して、基本配給として出された場合においては、多く漁獲をする、または長い遠洋漁業をやるものが、その配給の数量が全般の船に配給されたために、非常に不足になつておる、こうい事実が東北、北海道において非常に大きな問題になつておるのであります。この配給の方法は、資材課長は北海道の調整事務所に在職中においてもよく知つておるはずである。しかるに一番やさしい配給の方法は基本……

第7回国会 水産委員会 第3号(1949/12/20、24期、民主自由党)

○松田委員 ただいまの川村委員の言われるように、漁港に関しては、農林省の予算は昨年よりも多くの予算を組まれておりますが、運輸省関係の漁港は言語に絶する苦労をしたのでありまして、ようやくその成果がきようあすのうちにわかるというところまで行つておるのであります。私も川村委員と同じ考えを持つておるものでありまするから、ひとつ水産庁においても善処を願いたいと思うのであります。  それから前の委員会で問題となつたのでありますが、水産庁において、長官を初め加工水産課長、漁港課というような方々は、実に議会を重視してくださつて、あの港湾の予算をとるときも、前もつてわれわれにはかつて予算を獲得することができたの……

第7回国会 水産委員会 第4号(1949/12/21、24期、民主自由党)

○松田委員 今の無電に関しての井之口委員の質問に対して、私の知つている事実をお話ししたいと思います。私ども昨年紋別で三十トン以上の船に二十二の無線電話をすえつけたのであります。無電をすえつける船は五十トン以上の遠洋漁船に対してということになつておるのでありまするが、私どもは人命の遭難防止及び漁船の漁獲に対する科学的な操作、そうした観点から、自分らの自費をもつてその無線電話をつけたのでありまするが、これに対して今年において約四艘の船が遭難を防止されておるのであります。しかもそれは沖合に非常に突発的な台風が参りまして、その当時二艘の船が機関に故障を起して流れてしまつた。そのときにおいて、無線電話を……

第7回国会 水産委員会 第5号(1949/12/22、24期、民主自由党)

○松田委員 ただいま冨永委員の運賃の問題は委員長に一任されたのでありまするが、現在の鮮魚の状況から行きまして、統制を撤廃されておる鮮魚は、その需給の点から行きまして、場合によつては相当の高低があるのであり、しかも統制が撤廃されたために、鮮度の点が著しくよくなつて、われわれか主張しておるように、統制時代のあの鮮度の悪い、品の悪いものが改善されて来たのであります。それに伴つて、十八品目の統制されておるものも、相当にその鮮度の点が向上されておる現段階でありますが、この統制されておる十八品目の魚価と統制を撤廃されておるものとの間に著しい差を来しておる。しかも今日、それならば安い統制されておる品目のもの……

第7回国会 水産委員会 第7号(1950/01/26、24期、民主自由党)

○松田委員 この法案をわれわれに示されたことに対しては、私どもは満腔の賛意を表するものであります。終戰以来道義の頽廃から、法律を犯して密漁船及び無許可船が非常に横行したことは、先ほど夏堀委員のお話の通りでありまして、まことに困らておるものであります。私どもの周囲から見ましても、北海道においては、あの小にしんをどんどん濫獲しておる。あだかも自分で自分の首を締めておるような状態であります。また小手繰りの底びきにおいてもしかりでありまして、一寸か二寸の小さなかれいまで濫獲しておる。かような濫獲になつておる現状においてこの法案が今日提案されたことをまことに私どもは喜ぶものでありまして、一日も早くこれを……

第7回国会 水産委員会 第11号(1950/02/07、24期、民主自由党)

○松田委員 小委員会に付託されておりました漁船法の問題について、今まで私ども委員会としていろいろな方法によつて強力に押そうと考えておるのでありますが、この点に対する事務当局といたしまして、運輸省関係との折衝の内容を明らかに御報告願いたいと存じます。
【次の発言】 この問題はさきに小委員会に付託されて、私が委員の方々と小委員会へ諮つて、通産省に対してもいろいろ折衝しておつたのであります。しかもその問題は、昨日もおそくまで通産省と水産庁の係官が安本と物価庁に折衝中であつて、まだ最後の結論の段階まで達しておらないのである。先ほど水産庁の資材課長も来たが、委員長にその意味を話して了解を求めて、通産省と……

第7回国会 水産委員会 第12号(1950/02/11、24期、民主自由党)

○松田委員 今日水産庁の次長を呼んでおるのでありますが、おいでにならぬことはまことに残念に思うのであります。過般来水産庁に対する資材の面について、小委員会の付託されたので、資材課長にいろいろと折衝したのであります。その折衝の経過はかようになつておるのであります。まず綿糸とマニラ麻の問題でありますが、この二つの問題から行きますと、サイザルの三百六十万ポンド、これは補給金のついておるアメリカの放出のサイザルであるのであります。その次に現われて来たものは四百三十万ポンドの補給金のついておる原麻であるのであります。そのほかに一億六千万という補給金が残つておるのでありまして、こういうことがはつきりしたの……

第7回国会 水産委員会 第13号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○松田委員 ただいまの冨永委員からの市場法案に対する水産庁の態度があまりになまぬるいのではなかろうか、こういう御意見でありましてこれに対しては私も同感であります。この根源をついてみるときに、私どもは実に意外なることを発見するのであります。先ほど夏堀委員からも、先日の小委員会における大体の結論に基いてるる当局に質問されたのでありますが、要はわれわれ漁業者は今日非常な漁価の安値と販売の売れ行きの惡さ、これに悩んでおる、それはどういうことに原因するかということであります。そこでまず生産された魚は鮮魚として市場に出る、加工品として市場に出るというこの二つの道があるが、今日の市場が戰時中と同様なやり方に……

第7回国会 水産委員会 第15号(1950/02/24、24期、民主自由党)

○松田委員 私は今日の民主主義議会における最も重要なる点は、多数の者の横暴及び権力を排除するということに、最も深い重点を置いて行かなければならないのでなかろうかと考えるものであります。そこでこの紀伊水道の問題が議論となり、私ども実地の調査をしたものであります。その当時におけるあの海区の状況を見るときにおいて、私ども今日議員として国政に参與しておりまするが、自分の職業は漁業であります。しかも今までこの国会に席を置くまでの間、みずから漁業を営み、みずからその海区の問題及びいろいろな問題を自分の体験、また常業の上からこれを実行に移して来ておつたのであります。その体験から行きましても、あの紀伊水道の問……

第7回国会 水産委員会 第17号(1950/03/04、24期、自由党)

○松田(鐵)委員 それに関連して調査庁にお伺いしますが、実は昨日北海道から新聞が届いておるのであります。この新聞には、にしんの統制は撤廃しない、そういうようにきまつた、ゆえに配給計画を樹立した、かような記事が北海道タイムス紙に記載されて、昨日届いておるのであります。委員会においては、安本大臣に対しても、また農林大臣に対しても、鮮魚の撤廃はただちにすべしということで、ここで議論をしたのであります。また民自党の政務調査会においても、また党自体といたしましても、鮮魚の統制撤廃すべしという議論に決定を見ておるのであります。ところが十八品目を残されて、その他のものは現在は統制を撤廃されておる現段階になつ……

第7回国会 水産委員会 第18号(1950/03/06、24期、自由党)

○松田委員 ただいまも議論になつております鮮魚の統制であります。これは北海道の問題でありますが、にしんの統制が北海道においては今年も持続するというような方針を持つて、いろいろの準備をされておるのであります。ただいま中央経済調査庁から配付された資料によりまして、その筋にはこういう資料を出してあるためか存じませんが、統制の撤廃の時期がもうろうとしておるのでありまして、魚価の一日増に下つておる今日、早く統制を撤廃しなければ、水産業者は創意くふうによつて魚価の安定をはかることもでき得ないし、また建込費用の捻出方法も、なかなかでき得ないような状況にあるのでありまして、一日も早く魚の統制撤廃をお願いしたい……

第7回国会 水産委員会 第20号(1950/03/13、24期、自由党)

○松田委員 漁船法案につきましては、さきに小委員会に付託されたのでありました。いろいろとGHQの方とも折衝いたしまして、ただいまお手元にお配りをしましたこの法案にまとめてみたのでありますが、この点委員長から御審議を願われまして、これでよかつたならば法案として、急速に上程していただくように願いたいと思います。
【次の発言】 食用がえるのことにつきまして、いろいろと業者の方から陳情かありましたので、一応水産庁の係官から、ただいまの状況がどういうようになつておるか、要するに捕獲禁止をするという意向があやまり伝えられて、漁業者が非常に心配をしておるようでありまして、この点委員会に対する御報告を願いたい……

第7回国会 水産委員会 第21号(1950/03/16、24期、自由党)

○松田委員 われわれは、選挙の当時公約いたしました水産物の統制が、政府の努力によりまして近く撤廃になるという朗報を得たのでありまして、これに対しては満腔の敬意を表する次第であります。だがあまりにも遅過ぎたのにいささかあきたらぬ点があるのであります。ところがいまだに統制を持続されておるものは、生産される面に対しては肥料があります。この肥料の点は先ほど西村政務次官から御説明があつたので、これを了とするものであります。資材の点につきましては重油でありますが、この前農林大臣の御出席の場合に、これをお話申し上げたのでありますが、今日盛漁期を前に控えて重油の現在まで獲得しておる数量は四十七万キロという数字……

第7回国会 水産委員会 第22号(1950/03/20、24期、自由党)

○松田委員 統制の問題でありますが、われわれは選挙に出るときは、統制の撤廃ということを第一のスローガンに掲げて、国内の物価の安定を公約して来たのであります。魚類の統制の撤廃が四月一日を期して行われるということに対しては、まことにわれわれとしては、その公約の実行されることを喜ぶものであります。しかしていろいろと議論もあるようでありますが、生産者の統制撤廃に対する気持は、おのずからわれわれのかけ声以上に、この統制の撤廃というものに対しては、自覚と方針を定めていなければならないものでなかろうか。また定めていいことであろうと考えているのであります。そして統制撤廃された後において、はじめてわれわれが常に……

第7回国会 水産委員会 第28号(1950/04/07、24期、自由党)

○松田委員 ただいま福田委員からのお話もありましたように、また水産庁次長の御説明のあつたように、この問題は現在調査が進められており、水産庁に申請して来ておる県が三十三県にわたつておるのでありまして、今までの水産庁のやり方から行きまして、アメリカの好意によつて漁区の開放はある程度まで拡張されており、また全面的な開放をも今叫んでおる状態であるのでありまするが、この国内の戰災のために荒廃しておる荒廃魚田に対しては、現在日本の漁船の数は約十一万そうあり、そのうち五トン未満の漁船が九万そうということで、これは水産庁の調査でありますが、この小型の漁船は、日本の沿岸において漁業を営むものであり、この漁船の働……

第7回国会 水産委員会 第29号(1950/04/10、24期、自由党)

○松田委員 政府は中小企業に対して非常な関心を持つて、相当の融資の額をきめて、積極的に政策を行わんとしておるのでありますが、民間銀行は、この点に対する協力の点がまことに薄いように考えられるのであります。もつとも日本の物価は、世界の物価の水準より、今までの統制経済によつて相当に高い地位に立つておる。ゆえに自由経済によつてその物価の水準を是正することが、すなわち企業の合理化によつて初めてなし遂げられ得ることである。これがわか党の主張であり、今それをカバーするために、大きな金融の政策を行つておるのであるが、これに対して民間銀行は、その物価の変動と将来の見通しからいつて、大蔵大臣が議会において答弁され……

第7回国会 水産委員会 第31号(1950/04/12、24期、自由党)

○松田委員 農林大臣にお尋ねいたします。ただいま説明されました、水産庁の設置法の一部を改正する法律案が出ましたが、これはこの説明により書て、十分われわれも蒙るのであります。この法律案に封じては、われわれはまことに適切だと考えます。現在水産庁長官がまだ空席になつているのであります。いかに法律案の改正が出ましても、水産庁長官の空席の場合に、この法律案が通過した場合において、これに基いて、次長の説明によりますと、内部の相当大幅の改正をしなければならない、人事の異動をしなければならない、そのような御説明であつたのであります。われわれはその改正もやむを得ないものであり、また時宜に適するものである、かよう……

第7回国会 水産委員会 第32号(1950/04/13、24期、自由党)

○松田委員 ちよつと関連して……私はただいまの福田委員の意見とは、まつたく反対の意見を持つておるものであります。世の中は自由経済になつて来たのでありまして、この自由経済の根源をなすものは何であるかということを考えなければならない。そればみずから生産する商品に対して、みずからが格付けをするということでなければならない。それにはあらゆる努力を払つて、一般に通用するものを出して行くという以上にいい品物を出して行かなければ、これからの自由経済には向つて行けないということを考えておるのでございます。ゆえにたとえこの規格の問題が、これが最低の線として格付けされた場合において、福田委員の御意見は、それを標準……

第7回国会 水産委員会 第33号(1950/04/17、24期、自由党)

○松田委員 さきに小委員会に付託となつておりました漁船法の審議の経過を御報告申し上げたいと存じます。事務的のことは漁船課長から御説明を願うことにいたしまして、今日における情勢は、土曜日の本会議に造船法が上程されることになつておつたのでありまして、これではわれわれが最初いろいろと考えて、党に申入れた漁船法の通過に対して、非常にさしさわりになるという考え方から、国会対策委員会に対し、また幹事長に対して、造船法の上程を保留さしていただいたのであります。それにつきましては、いかにわれわれが誠意をもつてこの漁船法の通過を漁民のためにはかろうとしても、運輸委員会の今までの態度があまりにかたくななために、こ……

第7回国会 水産委員会 第34号(1950/04/20、24期、自由党)

○松田委員 漁船法案につきまして、この前の委員会にも報告いたしましたが、現在までの経過を申し上げてみたいと存じます。  前の委員会に申し述べたるがごとく、自由党の幹事長佐藤榮作、政務調査会長益谷大臣、政調会副会長橋本龍伍、国会対策委員長周東英雄、運輸常任委員長稻田直道、それから水産常任委員長である石原圓吉、この六名の会合によりまして、おのおの漁船法の了解事項をきめたのであります。それは、第三條及び第八條は原案通りにすることとし、第二十七條は削除をすることにし、右の通りを了解し、本法案については、火急に連合軍司令部の了解を得ることに盡力するという覚書をとつて署名をしたのであります。  ところで昨……

第7回国会 水産委員会 第39号(1950/04/27、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 他に質疑はありませんか。――なければ本日はこれにて散会いたします。     午後五時六分散会

第7回国会 水産委員会 第40号(1950/04/28、24期、自由党)

○松田委員 この前に中間報告をいたしました漁船法に対しまして、いろいろと折衝した結果におきまして、委員長及び川村委員の折衝もありまして、ようやくわれわれが原案として出したものに、二十七條だけ削除いたしましてオーヶ1が来ることになつたのであります。この点御報告いたしたいと思います。

第7回国会 水産委員会 第41号(1950/04/30、24期、自由党)

○松田委員 さきに本委員会の審議を完了いたしまして、本会議に上程されて、これまた可決になつた紀伊水道の問題にからんで、今回水産常任委員である田渕光一氏が、脱党声明をいたしまして、脱党したのであります。その内容は    脱党声明   今般私は所属自由党一部幹部と所見を異にするところあり、数度勧告をなしたるも、反省するところなきをもつて、これ以上党にとどまることは、政治家としての正義感と良心が許さざるのみならず、また多数の選挙民に対する責任の遂行上、熟慮の結果自由党を昨日脱党いたしました。今後は無所属議員として国政に精励いたします。   昭和二十五年四月三十日      衆議院議員 田渕 光一かよ……

第7回国会 水産委員会 第42号(1950/05/02、24期、自由党)

○松田委員 先ほど田淵議員から発言のあつた、参議院の副議長である松嶋氏と、自由党の原議員、塩田議員のこの委員会に出席の動議があつたのであるが、これに対して委員長はどういうように処置されるか。この点を伺います。
【次の発言】 好意的に来てもらうことはいかぬか。
【次の発言】 たまたま聞く話でありますが、漁業法の改訂にあたつて、紀伊水道を特別区域にすることが非常にいけないことであるということを、水産庁の役人が言うておる、こういうことを盛んに宣伝されておるのでありますが、そういう事実が水産庁内にありましたかどうか、この点をお伺いしたいと思います。

第7回国会 水産委員会 第43号(1950/06/30、24期、自由党)

○松田委員 先ほど川村委員からこの責任の衝に当つた者はだれであるか、久宗課長、松元事務官がこの衝に当つたのであろうというような御指摘があつたのであります。この点に対しわれわれ委員会といたしましても、まずこの内容をはつきりと知つておきたい。かように考えるものであります。まずこの両者から詳細な人選に対する内容を具陳を願いたい。かように考えるものであります。
【次の発言】 私はその経過は要綱に現われおることであつて、われわれも概要は納得しておるのであります。ただ問題になつておるものは、この委員の顔ぶれの問題であります。私はここで非常に奇怪に思つておる人もあるのであります。それは私自身名前をあげましよ……

第7回国会 水産委員会 第44号(1950/07/01、24期、自由党)

○松田委員 関連して……私は非常に考え方の異つておるものであります。中金の問題に対しての考え方は、現政府の自由党内閣において、政治力の足りないために、こういう問題になつておるのである。そこに廣川農相が新たに生れたのであつて、大臣と長官との密接なる連携をもつてこの水産金融というものに対して中金に強く呼びかけるべきである、かように考えるものであります。また見返り資金の問題は自由党内閣の性格というものをもつともつと現わして行かなければならないのではないか。現在行われている鉄道の信濃川の発電計画に、四十億の資金を見返り資金から出しておるが、かようなことは外資の導入を考えれば簡単にできる問題である。鉄道……

第8回国会 水産委員会 第2号(1950/07/15、24期、自由党)

○松田委員 私は水産庁生産部長に対して質問を申し上げたいと思います。また長官にも関連しておりまするから、どうかその点よくお打合せの上御答弁を願いたいと思います。  最近におきまして、長崎県に起つた問題、機船底びきがあやまつて一マイルか二マイルマッカーサー・ラインを越した問題であります。これに対して水産庁は何らの司法処分が決定していないのにかかわらず、行政処分をもつて許可の取消しをするというようなことが通告された、かような事件がわれわれに陳情されておるのであります。また北海道においても同様、稚内根拠の機船底びきが六そう許可の取消しの通告を受けたとか、かような件がただいま明らかになつておるような次……

第8回国会 水産委員会 第3号(1950/07/17、24期、自由党)

○松田委員 銀行局長にお尋ねいたします。政府の政策といたしまして、水産貿易に対して、貿易振興の意味から金融の円滑をはかる、かようなことが論議され、またその発表も見ておるのでありますが、現在の水産に対する貿易に対して、その金融の円滑ということが非常に渋滞しておる。たとえば信用状が、外国から来たものに対しても、金融機関はこれの貸出しを拒否しておるというような現状であるのであります。こういうことは日本の水産の金融を著しく拘束するものであり、私どもは第五国会以来水産庁に対して、水産貿易に対する金融の措置を委員会を通じて強力に要望し、また大蔵省に対しても要望しておつたのでありまするが、たとえばこういうよ……

第8回国会 水産委員会 第4号(1950/07/19、24期、自由党)

○松田委員 ただいま川村委員から紀伊水道の問題が取上げられたことのお話があつたが、紀伊水道の問題は、当委員会といたしましても、万場一致これを可決し、また本会議においても、衆議院において通過したものを、参議院はこれを握りつぶしにした、今日またあらゆる方面から、この問題に対する陳情及び抗議もあるのでありまして、われわれといたしまして、委員会の態度はまことに公正を期してやつたことと私は確信しておるものであります。だが、この点にかんがみまして、水産庁当局の意向においても、いろいろと食い違う点があるように考えられるので、会期の短かいこの委員会にこれを上程いたしまして、論議をしておる、また研究をするその時……

第8回国会 水産委員会 第5号(1950/07/21、24期、自由党)

○松田委員 ただいま小委員長の報告及び平井委員からの私に対する質問もありましたが、その前に、私は農林大臣にお伺いしたいのでありますが、農林大臣御出席にならないので、次の機会に譲りますが、水産庁長官として御答弁を願いたいと思います。  戰争中また引続いて終戰以来、道義の頽廃から、あらゆる漁業法に規定してあることを、漁民は違反を犯して平気でいる者が、全国津々浦々にあるのであります。なかんずく、水産庁として一番憂慮されておらるる問題の中に、瀬戸内海及び紀伊水道についても、いろいろとその漁業法の違反事項がたくさんあることと存ずるのでありますが、中にも、紀伊水道において現在行われている機船底びき類似の漁……

第8回国会 水産委員会 第6号(1950/07/22、24期、自由党)

○松田委員 私は井之口君に対して一言申し上げたいと思う。それは何のために委員会に御出席にならないかということであります。この問題は前の委員会において十分に審議され、質問され、長官からもはつきりとその答弁がなされておるのでありまして、私ども委員といたしましても、十分に納得するだけのことが速記に載つておるのでありまして、どうかこうした今期の短かいときでもありますから、委員会にまじめに御出席になつておれば、ただいまのような御質問は出ないのだと考えているわけでありまして、この点を私は申し上げたいと思います。
【次の発言】 ただいま川西議員から、紀伊水道と有明海とは別問題であるから、何のために一緒にしな……

第8回国会 水産委員会 第7号(1950/07/24、24期、自由党)

○松田委員 私どもがこの紀伊水道の問題に対して、相当深慮を持つて採決まで土曜日の委員会にやつたのでありまするが、けさ私の手元へ兵庫県から陳情書が参つたのであります。その陳情書が皆さんのお手元へ参つたかどうかは存じませんが、この陳情書を見るにつけても、実際問題としていかに今日紀伊水道の漁業が乱脈をきわめて、いるかということがわかり得るのでありましてこの中には、水産庁でも御調査になつておるかも存じませんが、明細にこの違反事項が書かれておるのであります、しかも写真までついて参つておるのであります。この写真がついて参つておりまして、かようなトロール漁業に使われるようなトロールをあえてしておる。トロール……

第8回国会 水産委員会 第10号(1950/07/29、24期、自由党)

○松田委員 第一四の方でありますが、本請願の要旨は、本邦北端の礼文島は、にしん、こんぶ、うに、いか等の漁業根拠地であるが、礼文島の西北方には、たら、ぶり、まぐろ、さば等の有望な魚田が未開発のまま残されている。香深村は、北方新魚田開発の要地であるから、これら未開発魚田を開発するため、輸出加工用漁業施設等を同村に国費をもつて設置されるとともに、これが不可能な際は漁業協同組合等に対し融資されたいという請願でありまして、よろしく御採択を望むものでございます。  また第一五は本請願の要旨は、北海道礼文郡香深村の周辺は、魚族豊富で、ことに最近たらの新魚田を発見また、たら、まぐろ、さば、ぶり等の大群遊を見て……

第8回国会 水産委員会 第12号(1950/08/03、24期、自由党)

○松田委員 私ども委員会といたしまして、第五国会以来この問題が非常に論議されたのでありまして、私ども委員会といたしましても、関係方面に行きまして油の増配方をお願いしたものであります。その当時における関係方面の意見は、日本に対して援助資金として四十八万トンの油を水産用として出しておるのである。現在日本に於ける漁業の漁獲高を考えてみるときにおいて、今までよりも非常に減退しておるではないか。漁獲高が減退しておるのに、アメリカの援助物資として出しておる四十八万トンの油をふやすという理論はとうてい成り立たぬのである。かように申されておつたのでありまして、しかしその漁獲される数量によつて、たとえば九州であ……

第8回国会 水産委員会 第13号(1950/08/28、24期、自由党)

○松田委員 ただいま水産庁から二十六年度の予算要求の説明がありましたが、その中で最も必要なものは七項目であるという指摘を受けておるのであります。もちろんでありますが、私どもこのたび四国、九州を国政調査でまわつて来たものであります。四国、九州方面の状況は、東北や北海道の方面と多少は異つておるのではなかろうかという考え方を持つておつたのであります。なぜならば、早くから開けておる優秀な県であるから、必ず東北や北海道またはその附近とはかわつておるような感じを持つておつたのでありますが、行つてその調査の結果といたしまして、まことに残念なる状況を見て参つたのであります。それは第一に、この第五に掲げておる沖……

第8回国会 水産委員会 第14号(1950/08/29、24期、自由党)

○松田委員 昨日水産庁より、本年度の一般予算の政府に提出したその状況の説明を受けたのでありまして、そのうち最も重要なものは七項目である、かように説明を受けたのであります。もつとも私どもは、この予算案の説明を受けておるうちに、最も重要なことは第五に掲げておる沖合漁業取締り並びに指導調整という問題でありまして、昨日も私はこの問題を取上げたのでありまするが、このたび四国、九州を国政調査にまわつて、つぶさにあの南の方の状況を見て参つたのでありますが、戰争後における道義の頽廃といおうか、漁民が生活苦に追われておるというか、漁場においてはあらゆる法規を無視して、おそらくあらゆる漁法に違反して今日漁業をやつ……

第8回国会 水産委員会 第16号(1950/10/21、24期、自由党)

○松田委員 水産委員会といたしまして水産に対する水産貿易の重要性を痛感され、小委員会を設けておる次第であります。今日日本の水産貿易なるものが遅々として進まない。その理由はいずこにあるかということが、非常に論議されておる次第であります。このときにあたり、斯界の権威者の意見を聽取して、水産貿易の隆盛をはかりたいと考えておるのでありまして、ここにフイツシユ・ミール協会常務理事成島嘉一郎氏、肝臓油興業株式会社社長木本某、この両氏が当委員会に御出席になつて、水産貿易の一部でも、その意見を徴することができたならば、水産貿易に対する非常なる貢献になることと考えまして、この両氏の御出席を願えるように、委員長に……

第8回国会 水産委員会 第17号(1950/10/23、24期、自由党)

○松田委員 漁業無線電信局のこのたび省令として発布された問題について、富安電波管理委員長にお尋ね申し上げたいのでありますが、現在無線局を利用しておるものはラヂオだとか、無線電信局とかいうものと、協同組合及び県営または官庁の試験所等において無電局を設置しておるものと、大体において二手になつておると考えますが、この問題に対しては漁業者の一人として私も今までこの無電局を十分に利用して来た者であります。それで無電局を漁業者が利用しておる点にどのような不都合があるか、現在のままでやつてどのような弊害があるか、何のためにただいま発布された省令のごとき方法をとらなければならないか。この点に対して御説明を求め……

第9回国会 水産委員会 第2号(1950/11/25、24期、自由党)

○松田委員 関連してお伺いいたします。  現在施行されておるこの市場法のうち最も重要なる点は、かつての戦争中に行われておつた統制経済の誤りを是正して平常なる経済に移行して行かなければならない点であるのであります。ゆえにこの市場法によつて仲買い制度を設けて、卸売市場を設けておるのが今日の実態であるのであります。こうした平常の経済の状況に直しておる今日、生産者といえども、消費者といえどもまことに喜ばしい点ではなかろうかとわれわれは考えておるが、まだ戦時中の統制経済の行き一方に迷うていろいろな自己の利益を保護せんとする幾多の誤れる考え方を持つておる人々が世の中にあることをわれわれは是正しなければなら……

第9回国会 水産委員会 第3号(1950/11/28、24期、自由党)

○松田委員 昨年北海道と内地との入会の協定を結んで、その当時の水産庁の案といたしまして最も重要なる一つの事項があつたのであります。その水産庁の重要なる事項というのは、北海道の海区における資源がどれほどまでにあるかということを調査する、それが基本となつて将来の入会問題を解決しなければならないという水産庁長官の御意見であつたのであります、本年になりまして、最近この問題を水産庁はまじめに取上げられて、あらゆる角度から北海道地区に対してこの調査を依頼したということを聞いておるのでありますが、この調査の内容、どのような方法をもつて北海道に命ぜられておるか、長官から御説明を願いたいと思うのであります。

第9回国会 水産委員会 第4号(1950/11/30、24期、自由党)

○松田委員 現在川村委員からいろいろと御指摘になつた瀬戸内海の資源調資に対しては、私はかつて百年放言であつたがごとく、その調査というものは、とうてい数学的にきつちりとは出ないものである。ゆえにあの瀬戸内海のあらゆる環境から、大きな都市を控え、そうして内海としてプランクトンの棲息が多く、現在三万隻の小型艦があの水域で漁業に従事して、どうにかその生業をやつておる。ほとんど濫獲し盡しておる現状であるが、その瀬戸内海の繁殖は、日本沿岸においてかつて見ない優秀な魚場であるという折紙がつけられるものと考えておるのであります。ゆえにこのたびわれわれに非公式に説明された、將来発布しようという瀬戸内海の漁業取締……

第9回国会 水産委員会 第5号(1950/12/01、24期、自由党)

○松田委員 燃油の値上り問題に対して、私どもはまことに合点の行かない点があります。要するに、物価庁はどのような手続をもつてこの値上げを発表されたか。農林大臣が今ここに出席されてないので、非常に私どもとすれば困るのでありますが、この問題は、漁業の進展に対して非常に大きな意味が含まれるのであるから、相当の期間検討することを建前として、今しばらく延して検討しようということを再三再四言明されておるのであります。ところが二十七日に、次官会議においてこの問題が取上げられ、これはあまりにも重大な問題であるから、閣議によつて決定する以外に方法はないのである、かような結論によつて、その日は流会になつてこの問題を……

第9回国会 水産委員会 第6号(1950/12/02、24期、自由党)

○松田委員 この草案の内容につきましては、委員長の趣旨及び鈴木委員の内容の説明によつて明瞭でありますから、この際質疑並びに討論を省略して、ただちに採決に入らんことを望みます。

第9回国会 水産委員会 第8号(1950/12/07、24期、自由党)

○松田委員 まず私は大臣が六分に裁定したという今の長官の内容の御説明には、いささかあきれてものが言えないという、遺憾の意を表明するものであります。なぜならば、ただ反対するものがあり、これも七分にしようというものがあり、そうしたものに対する反対があつたからということで、何の論拠もなく、大臣の裁定という法律を根拠として、どつちの言分も立てるがごとき行為をもつてこの裁定をされたなどということは、まつたく私は遺憾のはなはだしいものでなかろうかと思うのであります。また御説明のうちに、その意を汲んでみると、将来金融の措置をしなければならない、それから施設の改善もしなければならない、かような御説明もありまし……

第9回国会 水産委員会 第10号(1950/12/09、24期、自由党)

○松田委員 年末も押し迫つて来ておるのに、本年度における水産物の価格があまりにも低下しておるということで、また輸送がどうした原因であるか、ほとんど貨車の配車がない、こうしたことで、相当数量の滞貨がある。かようなときにあたつて、何らかこれに対処する金融の方法が講ぜられないか、かような陳情が北海道方面から毎日のように参つておるのであります。ところで私どもといたしまして、現在の金融状態は、国内においてもあらゆる面に逼迫を来している。かような点から、農林中金において五十何億という現在保留されている金があるから、農林中金の金をこの方面にまわすようにすることが一番いい方法でないかということで、一昨日以来農……

第10回国会 水産委員会 第2号(1951/01/26、24期、自由党)

○松田委員 農林大臣に対して御質問を申し上げます。農林大臣は、かねてから水産政策に関して熱心な関心を持たれて、過般私どもに、非公式ではありましたが、漁業法の改正によつて、各種漁業権に対する漁業証券のあり方を、もし政府の施策を法令通りに実行して行く場合においては、あの漁業証券が二十五箇年の年賦償還となるのである。さきに交付された農地証券においてもさようなことになつておつて、もしこれがこのままに二十五箇年間の年賦償還において償還される場合においては、他のあらゆる業界が、たとえば中小企業において、または鉱工業において金融の措置が講ぜられておるのであるが、ひとり水産関係においては、この一番困つておる金……

第10回国会 水産委員会 第3号(1951/01/29、24期、自由党)

○松田委員 水産庁長官にお尋ねいたします。前の委員会におきまして、農林大臣の構想、また私どもが委員会といたしましてただいま論議されておる漁業権の補償の金額を、うやむやに二十五箇年このまま放りぱなしておいたならば、水産に対するどのような状態が惹起するかという立場から、委員会といたしましても真劍にこれを取上げて、農林大臣の構想に対して万全の協力をし、水産金融の面に新たなる金融の施策を行いたい、かような議論をもつて先日の委員会は終始したのであります。この問題に対して、水産庁当局はどのようなお考えを持つておられるか、またどの程度までこれを調査しておられるか、また長官としての先ほどの説明から行きますと、……

第10回国会 水産委員会 第4号(1951/02/01、24期、自由党)

○松田委員 ただいま委員長から示されたこの問題は、最も重要な事柄であり、しかも農林政務次官も出席しておられるのに、水産庁長官はどういう理由で、十時から開会するにいまだに出席されていないのか、この点に対して私は非常に遺憾に思うのでありまして、單に次長がおいでになつたからといつて、こういう問題を取上げて論議する必要はないのじやないか。何のために水産庁長官はここに出席されていないのか、この点に対して水産庁にお伺いいたします。
【次の発言】 今日は昨日から重要案件があるということを水産庁に通告してあるのであります。しかもそれがために二日も延ばしておるのであります。それにもかかわらず未だに出席しないとい……

第10回国会 水産委員会 第6号(1951/02/06、24期、自由党)

○松田委員 私は、先ほどの協同組合の一部改正の問題から、石原委員の質問及びただいまのものにも関連いたしますのですが、かつて廣川農林大臣から、昭和二十六年度において見返り資金から四十億、一般財源から二十億をもつて農、漁村に対する金融を行いたいというお話もあり、また大蔵委員会においても、池田大蔵大臣からそうした発言もあつたのであります。先ほど石原委員から、協同組合に対する金融の措置はどのようになるかというような強い御質問があつたが、それに対して水産庁当局は、何らこの問題に触れておらない。だが、今試案として計算されている特別会計をもつて六十億金融するというその内容を見ると、水産関係がわずかに三億二千……

第10回国会 水産委員会 第9号(1951/02/13、24期、自由党)

○松田委員 通産省の綿業課長がおいでになつておるので御質問申し上げたいと存じますが、大体水産庁の現在までの漁網の需給調整のやり方につきましては、理論的にはもつともああやるべきである、正しいものであるという考え方を持つておりまするが、その現実の場面に行きまして非常に齟齬が来されておるのであります。現在まじめな漁民の網の入手は、券が配付されまして、それからメーカーにその券をやつて、自分の手に入手されるまでには、約三箇月かかるというような現状であるのであります。またメーカーにおいても、券を入手してからわざわざ通産省に配給の券をとりかえに行つて、それから糸を注文して、現金を持つて行つてから初めて網につ……

第10回国会 水産委員会 第10号(1951/02/16、24期、自由党)

○松田委員 この前も関税の問題についていろいろと論議されたのでありますが、ただいまの御説明から行きますと、原油を輸入するために四十九億の関税がとれる。これは歳入をふやすためにこういう操作をするのであるという御説明のようでありますが、まだまだ歳入のふえる面はたくさんあるのであつて、この前もお話したように、永産業に対する今日の状況がどのようになつているかということは、もはやくどくどしく申し上げる必要もないし、またあなたに申し上げても何にもならぬことと思うのでありますが、そもそも水産業であるとか、船舶であるとか、運搬用に使う車などというものは、国民の最も重要なものである。それに対して、その業者がどれ……

第10回国会 水産委員会 第12号(1951/02/19、24期、自由党)

○松田委員 水産庁次長にお伺いいたします。近いうちに太平洋沿岸のさんま漁の漁期の調整を行うというような話が最近あるのであります。現在までの操漁期間は八月の二十五日と記憶しておるのでありますが、内地方面では、これをもつとおそくしなければならないというような議論があり、また北海道方面においては、八月の一日から操業したいというような希望があるように聞いておるのであります。この間に対し、水産庁はどういうお考えを持つておられるか承りたいと存ずるのであります。  この問題に対する私どもの調査の実態を一応参考までに申し上げておきたいと存じます。御承知のように、さんまは回遊魚で潮流によつて移動して来るものであ……

第10回国会 水産委員会 第21号(1951/03/17、24期、自由党)

○松田委員 私はこのたび北海道へ参りまして、根室、歯舞諸島へ参つたのでありますが、時たまたま歯舞諸島に対するダレス氏の声明が発表されておつた直後でありまして、歯舞の住民及び根室地方の方々は非常な明るい希望を持ち、一日も早くあの声明のごとく日本に返還される日を待つておるような状況でありました。  もつともダレス氏の声明そのものは、日本の国との講和条約が締結される場合においてはということで、これはポツダム宣言を完全に履行したがゆえであるのでありまして、これは国民全体の努力が、今日連合国側に認められた結果に相なるのであります。ところが対日講和に対してもし反対する国があるなれば、それこそはポツダム宣言……

第10回国会 水産委員会 第22号(1951/03/20、24期、自由党)

○松田委員 ただいままでいろいろと漁船保険の料率の話も出ましたが、拿捕の問題については、大体水産庁はどのようにお考えになつておるのか。この問題は、憲法で擁護している日本国民の人権の問題である。それをたとい現在、日本は講和が成立しておらないために国際社会に加入ができ得ないとしても、日本には憲法が厳存しているのであつて、国民はこれを心から遵奉して、自己の生命、自己の財産を守ることを、また守り得ることを念願として、国の治安も維持されておるのである。こうした重大な問題に対して、法務府、法務総裁の意見を求めたことがあるかどうか。日本政府はどのような考えを持つておるか。まずそれが根本の問題でなければならな……

第10回国会 水産委員会 第23号(1951/03/23、24期、自由党)

○松田委員 中央市場法の法律の適用の範囲は、知事にそこの責任が全部あるのでありまして、参考人の方々に対して、当委員会に御出席を願つて、とやこや申し上げる筋合のものではないと私どもは考えておるのであります。東京都知事が、その職権によつてすべてのものをやつて、行政の面においてタッチされればいいと考えておるものであります。しかし東京都の中央卸売市場に対してのみは、ただいまの参考人のお話のうちにもあつたように、手数料の問題は農林大臣の裁定によつてきめられたものであつて、当委員会においてこの問題が論議されたものであります。また今日東京都に対し、または市場に対して、整理統合するために、相当金額の金融のあつ……

第10回国会 水産委員会 第25号(1951/03/27、24期、自由党)

○松田委員 私は水産庁長官にお尋ねいたします。行政の面から行きまして、水産庁長官があらゆる角度から適正なる判断によつて、法にきめられておる範囲内の行政を施行するものであると、私は考えておりますが、長官はどのようなお考えを持つておられるか、この点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ただいま永田委員から質問になつております見返り資金の旭冷蔵工業会社に対する申達の事実は、永田委員がおつしやつたように、昨日私も永田委員と同道して、その書類の全体を見せていただいたものであります。今まで免許であろうがまた許可であろうが、あらゆる問題は部課長の手元において、はつきりとこれは行政の面から言つてかなつてお……

第10回国会 水産委員会 第26号(1951/03/28、24期、自由党)

○松田委員 昨日は小委員会に付託をすることに決定したのでありまするが、今日の公報には小委員会を招集しておりません。会期は二十八日とかで終ることになつておると聞いておるのでありますが、二十八日は今日であります。今日まだこの小委員会を招集していないという責任はどなたにあるのか。委員長があえてこの小買会を招集しなかつたことについて、私は委員長の責任を問うのでありまして、どういう理由によつてこれをやられたか、これをひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 昨日は小委員会として懇談会をやつたのでありまして、その懇談会をやつて、今日小委員会を招集することになつておつたのでありまするが、委員部はこれをあえてしな……

第10回国会 水産委員会 第27号(1951/03/31、24期、自由党)

○松田委員 綿糸の値上げにつきましては、こうした価格になるというただいまの水野課長からの説明もあり、また前に当委員会で通産省の綿業課長の説明にもこの問題があつたのであります。しかもそのときにおいて、内需用の綿に対しては五万五千梱あつたならば十分である、それが確保でき得る予定でおるという説明があつたのでありますが、新聞に出ておるところから行きますと、内需用として五万梱が確保されたという発表があつたのであります。現在は三万五千梱とかということであつて、大体において五万五千という必要の数量であり、五万梱が確保されたということであれば、もはや綿糸に対する従来のごとき需給調整の意味からの割当などというこ……

第10回国会 水産委員会 第28号(1951/05/08、24期、自由党)

○松田委員 藤田長官には、前に水産庁次長として水産行政に当られたのであります。それが農林省の農政局長として栄転されて、休会と同時に、われわれ委員会に対して主務大臣から何らその相談もなくして、このたび栄転されて水産長官となられたのであつて、この点に対しては心からお祝いを申し上げる次第であります。しかして家坂前長官がやめられた理由に対しては、われわれの関知するところではありませんが、われわれはかように考えておるのであります。あまりにも委員会との意見を調整することができ得なかつたがために、かような不始末の結果になつて辞職せざるを得ないはめになつたとわれわれは考えておるのでありますが、やめられた方に対……

第10回国会 水産委員会 第29号(1951/05/10、24期、自由党)

○松田委員 簡単にやります。北海道の歯舞諸島水域でソ連側に拿捕された問題ですが、あのマツカーサー・ラインに対する監視船はどういうふうに配置されておりますか。
【次の発言】 あそこはこれからさけ、ますの流し網も相当活発になるので、どうか水産庁からも海上保安庁に対して、こういつた拿捕事件のないように、ひとつ十分監視をしていただくようにお願いするものであります。
【次の発言】 大体新潟県の海区調整委員または知事というものは、機船底曳網漁業取締規則というものをどのように考えておるか。かようなもので裁定をするなどということは、もつてのほかのことであります。要するに操業区域というものは農林大臣の指定したも……

第10回国会 水産委員会 第30号(1951/05/12、24期、自由党)

○松田委員 緊急質問をいたしたいと思います。水産庁次長にお伺いしますが、かつて休会前に、旭冷蔵工業株式会社の件で、水産庁より書類がわれわれに提出されたのであります。この書類によりますと、旭冷蔵株式会社は冷蔵庫敷地として東京都中央卸売市場内一部の使用許可されることを出願した、そこに東京都の中央卸売市場長中島儀平から、右申請のあり次第許可する予定であるという書類をつけてわれわれに配布されたのであります。こうしたことが、私の調査するところによりますと、いまだに東京市場内には、その敷地は決定されていなくて、この書類も一時の方便として当時われわれに配られたものと私は考えるのでありますが、敷地はどのように……

第10回国会 水産委員会 第31号(1951/05/15、24期、自由党)

○松田委員 ただいま川村委員から、藤野技官に対していろいろな意見がありましたが、いまだに役所の方々がはき違えた考え方をしておるのではないかと非常に心配をされるのであります。まず私どもは、日本の国というものは、戦争前は、主権は上御一人の天皇にあつた民主主義の議会政治であつたと考えておるのであります。また戦争中は、全体主義的な傾向を持つてこれに迎合したのが官僚であり、国の政治が、それがために誤れる戦争をし、遂に国民がその負担を負い、犠牲をあえてしなければならなかつた時代である。終戦によつて初めて日本の国が真の民主主義に生きなければならない国政となり、今や主権在民の議会政治であるのであります。官僚に……

第10回国会 水産委員会 第32号(1951/05/17、24期、自由党)

○松田委員 安本公共事業課長にお尋ねいたします。水産庁といたしまして、漁港に関し、内地は六十一港でございましたか、それから北海道が二十一港でございましたか、こう安本に対して要求をされておるように聞き及ぶのでありますが、この経過が現在どのようになつておられますか。お聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 お聞きしますと、継続がまだきまらないから、新規の方のわくがまだ決定される段階にまで進まないという御意見のようでありまするが、おそらく漁港関係だけが残つておるのではないかと思うのですが、今公共事業費のうちに、重要な問題でまだ決定されていない、かような状態になつておるのが、他にどのくらいありまし……

第10回国会 水産委員会 第33号(1951/05/19、24期、自由党)

○松田委員 中尾課長にお尋ねいたします。先日委員会でいろいろと議論されました二十六年漁港の新規の分に対する、その後の経過は、安本としてどのようなところまで進んでおられますか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、水産庁が安本に対して認証を得るように提出した内訳の、内地の六十一港、北海道の二十一港に対して、大体継続のわくがきまれば、その後はあまり操作の面に対して異論はないと考えてよい、こういうことでありますか。
【次の発言】 参考人にお伺いしますが、場内の土地というものは一坪幾らという非常に貴重な土地であります。私も市場に関係がある者であつて、よくその内容はわかつております……

第10回国会 水産委員会 第34号(1951/05/22、24期、自由党)

○松田委員 大蔵省当局から御出席のようでありますから、お尋ねいたしたいのでありまするが。漁業権証券の問題につきまして、十二月分十六日に大蔵委員会が開催されて、その当時大蔵大臣が出席されたのであります。また廣川農林大臣も出席されたのであります。そこでこの漁業権証券の問題につきまして、私からの質問に対して、大蔵大臣は、われわれの意見はもつともである、ゆえに漁業権証券に対しましては、これを金融化することをはつきり言質を與えておるのであります。この大蔵大臣の意見は速記にはつきり載つておるのでありまするが、大蔵当局といたしまして、大臣からどのような御指示がありまするか、この点をお尋ねしたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第35号(1951/05/24、24期、自由党)

○松田委員 大蔵大臣は自由党内閣における大蔵大臣として、今まで池田財政を忠実に二年半において遂行して来たのであります。この日本の再建を基礎づけられたということをわれわれは誇りとし、尊敬しているのであります。しかし先ほど大蔵大臣の答弁のうちに、今日の日本の財政政策では、財政の危機がもしや来るのではなかろうかというふうな御心配の点もあるような口吻が見られたのでありまして、こうした点に対しては、大蔵大臣がさように御心配されるようであつたならば、ずぶのしろうとであるわれわれは、もつともつと心配するのであります。この点に対しては、大蔵大臣は決して心配することのないように、大きな政治力をもつて善処されるこ……

第10回国会 水産委員会 第36号(1951/05/26、24期、自由党)

○松田委員 関連して――ただいま川村委員からの発言もありましたが、綿花の統制撤廃ということは私の持論でもあつたのであります。幸いにして現階段に進んで来たことは、私どもの今までの持論が実現したもので、漁民はこれによつて救われるものだ、かように考えて非常にけつこうなことだと思うのであります。ただいま川村委員からもお話のように、今まで二百数十軒も網業者があり、統制されておつたがためにかような方向に向つて来たのであるが、一日も早く優秀なメーカーができ上つて、そのメーカーが漁民の要求する網を常にストックしておくことが、昔からあつたやり方にもどることであつて、それが漁民に対して非常な利益になる、かようにわ……

第10回国会 水産委員会 第37号(1951/05/28、24期、自由党)

○松田委員 水産庁にお伺いしますが、今太平洋沿岸にハイカラづりというさばの漁法を行つておるのがありますが、これは非常に漁獲は多いのでありますが、魚体をいためると同時に、次にはさばがえさにつかぬというようなことになつておるのであります、こういうことはまことに、瀬戸内海で行つておるひこうきといおうか、あれと同様な最も略奪的な漁法でありまして、五ポイントの線からいつても禁止すべき漁法であるとわれわれは考えておるのでありますが、それが自由漁業になつておる関係上、水産庁においてはどういう方法によつてこれを研究し、この漁法に対する取締りをするかということの御意見を伺いたいと思います。

第10回国会 水産委員会 第38号(1951/05/31、24期、自由党)

○松田委員 水産金融に関して、毎委員会において私が発言していることは、今日水産金融の問題が遅々として進まない、これは要するに農林大臣の責任である、この問題を、農林大臣の責任において一日も早く解決すべきであると、常に申しているのであります。しかして今までの経過を総合して見るのに、われわれの納得することのでき得ない現段階になつているのでありますが、幸いにしてその曙光がどうにか今後の努力によつて現われて来るような傾向が見出されているのでありまして、これに対して、先般大蔵大臣宅に、委員長初め川村、永田、私と四人で参りまして、いろいろと意見を聞いたことを、この前の委員会にも発表して皆さんの協力を仰いでお……

第10回国会 水産委員会 第39号(1951/06/02、24期、自由党)

○松田委員 水産長官と湯河理事長に質問をしたいのであります。実は小部分にわたる問題でありますが、北海道のオホーツク海区における本年度のにしんは、皆無の状態でありまして、零細漁民はまことに困つておるのであります。ところが年々漁場の開拓から、夏場のすけそうがオホーツク海区の主要な魚族になりまして、幸いにして本年は非常な豊漁に恵まれておるような状態なのであります。実は例年におきましても、すけそうの塩蔵開きたらをやつて、そして海外に輸出せんという試みを、一昨年あたりからやつておつたのであります。それからまた例年は、このすけそうをちくわに製造しておつたのが主でありました。ところが本年は、ちくわが非常な暴……

第10回国会 水産委員会 第40号(1951/06/05、24期、自由党)

○松田委員 一時間半にわたる川村委員の質疑に対して、もはや政府委員の方々においては、十分この意を盡されたことであり、御認識になつたことと思うのであります。大体私どもの考え方は、漁業権証券は三十五箇年でもつて年賦償還されるものであり、画期的な日本の漁業の革正をするものである。この論拠から提案になつたものであります。しかして現在の漁業経済の実態というものを、今まで幾回となく委員会においても、また農林大臣、大蔵大臣にも申し上げて、そうして一日も早く今日の漁業の民主化をはかり、経済の確立をはからんとするがために、こうした問題を取上げておるのであります。しかも政府においても十分この事柄を認識されて、農林……

第10回国会 水産委員会 第41号(1951/08/06、24期、自由党)

○松田委員 ただいま委員長より渡米のごあいさつがありましたが、今回私が北海道へ調査に行つた節に一番痛切に考えたことは、北海道が一番地域差のために重油の値上の高いことでありまして、この点に対する解決の方法は、小樽港及び室蘭港の浚渫でありまして、およそ両方とも二億五千万ぐらいあれば完全なる浚渫ができて、しかしてタンカーの入港ができ得るように計画されておるのであります。タンクの点に対しては、小樽は四万トンの容積を持ち、また室蘭は約二万トンの容積を持つておるのでありまして、アメリカの船及び日本のタンカーは浚渫さえでき得れば、そこへ重油を持つて来るのが可能なのであります。こういう点に対するアメリカ当局の……

第10回国会 水産委員会 第42号(1951/08/13、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開きます。  それに先立ちまして、このたび委員長が渡米されたので、委員長代理を申しつけられたので、委員各位の御協力を願つておきます。  水産庁からモデル組合の問題について説明を願います
【次の発言】 これに対して質疑体はりませんか。
【次の発言】 二階堂君から発言を求められておりますから、これを許します。二階堂君。
【次の発言】 ただいまの二階堂委員の御意見に対して皆さんの御意見はいかがですか。
【次の発言】 二階堂委員及び田口委員の御意見は、まことにごもつともだと思いますので、御趣旨に沿うように善処いたします。

第10回国会 大蔵委員会 第3号(1950/12/16、24期、自由党)

○松田委員 ただいま大蔵大臣、農林大臣から前途の見通しについて御意見を承り、私ども非常に幸福に存ずるのであります。政府は、日本の国の過半数を占めておる農業に対しては、相当の考慮を払つておられ、また鉱工業に対しても、日本の基礎産業なるがゆえに考慮を払つておられるのであります。ところで私ども水産関係は、わずかに三百万の漁民よりなく、また水産業界においては政治力もまことに微弱なるために、あまりにも政府の関心が向け得られないような状況にあつたと私は考えているのであります。ただいま委員長の御発言中にもあつたように、原始産業である水産業をもつて、日本の食糧及び大蔵大臣の御意見のごとく、将来の貿易に対しても……

第11回国会 水産委員会 第1号(1951/08/17、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開会いたします。  漁業権証券の課税並びに資金化の件につきまして説明を聴取したいと思います。水産庁長官。
【次の発言】 川端委員に申し上げますが、もうその必要はありません。
【次の発言】 銀行局長に申し上げますが、川村委員、川端委員の質問にいたしましても、資金化の問題を非常に急ぐためにかように申し上げているのでありまして、大蔵大臣の渡米前に急速にこの問題を解決していただくように、しかも大蔵大臣からこの前発言があつたように、三十五億や五十億でなく、水産庁が要求している八十億に該当する程度におとりはからいあらんことをお願い申し上げるのであります。銀行局長は通産……

第11回国会 水産委員会 第2号(1951/08/18、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開会いたします。  昨日に引続き漁業の取締り対策に関する説明聴取を行います。  川村委員より発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 この際お諮りいたします。  この第十一回国会は本日をもつて会期終了ということになつておりますが、会期終了後も閉会中審査を行うことになると思いますので、その場合には、前回同様に閉会中審査小委員会をして閉会中審査事件の審査に当らしめたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  なお、その小委員の数、小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、……

第12回国会 水産委員会 第1号(1951/10/12、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開きます。  前委員会に引き続き私が委員長の職責を行います。  この際国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。一 海洋漁業に関する事項一 水産資源の保護増殖及び漁業取締りに関する事項一 漁船漁港及び水産資材に関する事項一 漁業制度に関する事項一 水産金融に関する事項以上の各事項につきまして、本国会もこれが積極的な調査を行いたいと存じます。つきましては衆議院規則第九十四條により、議長に対し国政調査承認要求書を提出いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定します。  なお本書の作成並びに提出手続等につきまして……

第12回国会 水産委員会 第2号(1951/10/16、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開きます。  水産資源の保護増殖及び漁業取締に関する件を議題といたします。政府においては水産資源の保護増殖をはかるため本国会に漁業法の一部を改正する法律案の提出を準備されておるようでありますが、本委員会におきましても、これが審査の愼重を期するため、あらかじめその内容及びこれに関連する取締り対策等につきまして政府より説明を聽取しておきたいと思います。藤田水産庁長官。
【次の発言】 ただいま田渕君からの御発言に対して、この委員会が閉じたあと、ただちに政府当局と委員会と懇談会を開きまして、そこでその方法を協議したいと思いますから御承知を願います。

第12回国会 水産委員会 第3号(1951/10/18、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開きます。  漁業取締りに関する件を議題といたします。二階堂委員から発言を求められ、永田委員からも発言を求められております。二階堂委員。
【次の発言】 委員各位にお諮りいたしますが、委員会といたしましても急遽調査のために委員を派遣したいと思いますが、御養成を願いたいと思います。
【次の発言】 それではその委員の人選は委員長におまかせ願いたいと思います。  本日説明員として法務府岡原検務局長、高橋経済課長、運輸省は石井国者鉄道部長、国鉄は今村配車課長が出ておられます。
【次の発言】 さんまの問題に対して私から補足的に質問いたします。ただいま松任谷部長から四名……

第12回国会 水産委員会 第4号(1951/10/20、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開きます。  議事に入ります前にお知らせをいたします。本委員会をおきましては、ルース台風による漁業の被害状況調査のため、委員派遣承認申請書を議長に提出いたしましたが、昨十九日の議院運営委員会におきまして、会期中の委員派遣は認めないこととし、議長において承認しないものと決定いたしましたので、念のためにお知らせいたします。  ただいまより漁船保険に関する件を議題といたします。本件に関し水産庁当局より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 了承いたしました。あらゆる機会に努力をいたします。  ちよつと御報告申し上げますが、ただいま総務会にお……

第12回国会 水産委員会 第5号(1951/10/25、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開会いたします。  漁業法の一部を改正する法律案を議題として審議に入ります。政府より提案理由の説明を求めるのでありますが、その前に瀬戸内海の調査に対して、川村委員から発言を求められておりまするから、これを許します。川村委員。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を願います。根本農林大臣。
【次の発言】 これより本案に対する質疑に入ります。質疑の通告がありますのでこれを許します。石原委員。
【次の発言】 余るんだよ。
【次の発言】 私から申し上げますが、かつおの旋網というものは何箇統もないのである。しかしそれによる弊害というものは、――一旦旋網でまいた魚は全……

第12回国会 水産委員会 第6号(1951/10/27、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開きます。  漁業災害復旧資金融通に関する件を議題といたします。水産庁当局より御説明を願います。山本次長
【次の発言】 川村委員。
【次の発言】 この問題についてはこの程度にして、後刻委員会が終つたら懇談会にしたいと思いますから、さよう御承知を願います。  石原委員より発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次会は来る三十日火曜日の午前十時より開会いたします。本日はこれにて散会いたします。    正午散会

第12回国会 水産委員会 第7号(1951/10/30、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開きます。  漁業法の一部を改正する法律案を議題といたします。小型機船底びき網漁業減船整理実施要綱について水産当局より御説明を願います。高橋課長。
【次の発言】 当要綱は後刻懇談会をもつてやりますから、この程度で御了承願います。
【次の発言】 次に漁業取締りに関する件を議題といたします。本件に関して質疑を許します。永田委員。
【次の発言】 まず先ほどの永田委員に対しての、マツカーサー・ラインが今日の場合やむを得ないではないかという長官の発言は取消していただきたいと思います。さもなければ、われわれはここに重大なる決意をしてかからなければならないものと考えるの……

第12回国会 水産委員会 第8号(1951/11/01、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開きます。  漁業法の一部を改正する法律案を議題として審議を進めます。  この際御報告いたします。川村善八郎君より本案に対する修正案が提出されております。これは諸君のお手元に配付いたした通りであります。  ただいまより本修正案について提出者の趣旨弁明を願います。川村委員。
【次の発言】 次に政府原案並びに修正案を一括議題として討論に付します。討論の通告がありますから、これを許します。小松委員。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  これより採決をいたします。まず修正案について採決いたします。本修正案の通り決するに賛成の諸君の御起立を願います。

第12回国会 水産委員会 第9号(1951/11/06、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開きます。  漁港法の一部を改訂する件について水産庁当局より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 それでは委員会でこれを取上げて愼重審議することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
【次の発言】 次にかつお漁業のあり方については委員会においても種種論議がありますので、これら漁業の漁撈方法について再検討いたすべきであると存じますので、近日中に一本づり業者及びきんちやく網業者の代表者を招いて協議をする機関を持つてはどうかと考えますが、いかがでしようか。

第12回国会 水産委員会 第10号(1951/11/08、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより水産委員会を開きます。  冨永委員長が帰国されたので、委員長と交代することを皆さんにお諮りいたします。
【次の発言】 緊急動議があるのであります。ただいまアメリカ、カナダから水産協定の代表が来ておられますが、これは日本の水産に対して重要な問題でありまして、国会側の意見が、委員長が出席しておるだけであつて、この内容やその他の点について十分反映しない感があるのであります。この点に対して国会側としても小委員会でもつくつて、十分国会の意思を反映するようにしたらどうかと考えておるのでありまして、この点委員長からお諮りをお願いいたしたいと思います。

第12回国会 水産委員会 第11号(1951/11/10、24期、自由党)

○松田委員 関連して……。永田委員の今話されておる点に一つ落ちておる点があるのであります。石原委員の、漁民を育成するために、議員提出としてあの法案をつくろうという趣旨に対しては、永田委員もまた各委員も反対はないのであります。しかしあの法案の陰に隠れておる者が真珠業者であります。その業者の行わんとしておる意図に対して永田委員がついておるのであります。これが国会を軽視しておる点であり、石原委員の非常な苦心をしておる点であります。われわれはあの法案の趣旨に対しては、何ら反対する理由はないと考えておるものであります。だがその背後に非常にまずい点がある。十何人の委員が築地マンシヨンに招待され、しかもその……

第12回国会 水産委員会 第12号(1951/11/13、24期、自由党)

○松田委員 水産用として一年間に重油は約六十万トンでございますか。
【次の発言】 揮発油は二五%と見ればいいわけですか。
【次の発言】 石油の価格改訂につきましてただいままで御説明を受けたのですが、揮発油に対してはどのように価格の改訂をされて行く御予定でありますか。
【次の発言】 ただいまの御説明、また前にわれわれに御説明されたことは、委員としまた日本国民全体の輿論として非常な大きな問題になつておるのでありますが、その重要なことは、揮発油において価格の改訂を見ない。産業の一番重点である燃料に対して価格の改訂をしなければならない現在の状態であるというところに、われわれは非常に関心を持たなければな……

第12回国会 水産委員会 第14号(1951/11/17、24期、自由党)

○松田委員 事務費の問題について水産当局にお伺いしたいのですが、水産庁の漁船保險課は何人おいでになるのですか。
【次の発言】 そうしますとこのプリントにある八千百一万三千円というのは、この人数を全部一般会計にした場合にこれだけかかるという意味合いでございますか。
【次の発言】 どの程度ですか。
【次の発言】 今政府は人員を整理しなければならないというとき、この仕事をするためにもつとふやして行かなければならないという御意向でありますが、漁船に関する損害補償でもあり、漁船という建前から、漁船課に相当の人員がおるので、これは漁船課の中に漁船保險をも含んで漁船の行政をして行つたらどうか、という考え方を……

第12回国会 水産委員会 第15号(1951/11/20、24期、自由党)

○松田委員 現在三国協定を審議中である。この三国協定の資料に対して、水産庁長官からいろいろと昨日もその内容を伺つておるのでありますが、その中で一番欠けておる点は、日本の漁業の今まであり来つた実績ということであります。また新たに伸展して行かなければならない日本の漁業に対するこの協定の面においての不備は、一に水産統計の不備にはつきりと表明されておるのであります。これが現在は三つの国で行う協定であるが、東亜各国とも協定を行わなければならない時期が近い将来に到来するのであります。このときにあたつて、それならば日本の水産統計ははたしてどのようにまで進んでおるかということが第一の対外的の問題であります。 ……

第12回国会 水産委員会 第16号(1951/11/21、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 この程度で休憩いたします。午後一時から再開をいたします。     午前十一時三十九分休憩

第12回国会 水産委員会 第17号(1951/11/22、24期、自由党)

○松田委員 大蔵省の保険課長に私要望するのでありますが、現在漁船には漁船保険は会社で保険会社に対する保険の料率また事務的ないろいろのサービス、こういうものが漁民の意に満たない点がたくさんあるために、漁民みずからがいろいろと考案しまして、漁船保険組合をつくつて、相互によるところの保険をやつておるのであります。これは大蔵省においてもよく御承知のことと思います。また漁船保険組合に対して、水産庁においてもあらゆる方法を講じなければならぬという観点から、この行政を行つておるのでありますが、今日九州における台風によつて、鹿児島県などにおいては四千そうからの漁船が壊滅しておることは、大蔵省でもよくおわかりの……

第12回国会 水産委員会 第19号(1951/11/27、24期、自由党)

○松田委員 北海道の斜里町長外数名の者が上京して参りまして、事人命に関する重大な問題があるので、当委員会に陳情したいという申入れがあるのでありますが、委員長においては、その陳情を御聽取あらんことを希望するものであります。
【次の発言】 ただいま斜里町長の陳情を承つたのでありますが、川村委員のお話にあつたごとく、本年漁業の実態を国政調査のため川村委員と同行して、斜里町の河港に上陸したものであります。そのときも、いろいろな実地調査いたしましてその重要性を見て参つたのでありますが、漁民の数は約三百の漁業協同組合の構成分子となつておるようであります。ところがただいまの陳情にもありましたように、二十五年……

第12回国会 水産委員会 第20号(1951/11/28、24期、自由党)

○松田委員 ただいま御説明を受けましたが、この真珠法案について、今まで仄聞しておるところによりますと、閉鎖機関の一億円というものを寄贈されて、それによつてこの真珠の養殖をするというように承つておるのでありまするが、一億円の予算を出して、わずかに母貝に六百六十二万円程度の援助をするというところに腑に落ちない点があるのでありまするが、われわれはこの真珠法案というものを、生産者すなわち漁民のためにつくるものであるとかたく信じておるのであります。一億円のうちに、役人を二十八人もふやして、そして漁民に六百六十二万円より結局において出ないということは、一体どういうふうな考え方によつてこれがなされるのである……

第12回国会 水産委員会 第21号(1951/12/05、24期、自由党)

○松田委員 越佐海峡の問題につきまして新潟県の沿岸漁民と底びき網漁業との間に、水産庁が告示をした許可に対する漁民の生命に関する経済的な問題のために、非常なる問題が起つておるのであります。この点につきまして農林大臣、水産当局においてもいろいろとあつせんされたのでありまするが、その妥結の点に入らないのであります。ゆえにこの問題は非常なる経済問題を惹起するものでありまして、当局からあらためてこのいきさつに対する説明と、また沿岸漁民の真実の陳情及び底びき漁業者の陳情を承りまして、当委員会はこれに善処するよう努力をしていただきたい、かように考えるものであります。

第13回国会 水産委員会 第3号(1951/12/15、24期、自由党)

○松田委員 越佐海峡の問題について、先日以来いろいろと問題になつておるのでありまするが、委員間にも、越佐海峡のあの告示に対して、やれこれを取消せとか、再出発しろとか議論があるのでありますが、この点はまことに重大な問題でありまして、将来における水産行政の面からいつて、非常に重大な意義を有するものであります。私どもは、先年北海道の入会の問題のときにおいても、地元においてはあらゆる議論が起きたのでありまするが、漁民の将来の幸福をはかるために、万難を排して、漁業法の告示に基いてあの北海道の入会も許したような状態であるのであります。また北海道のさんま問題につきましても、一旦告示されたものでありまして、こ……

第13回国会 水産委員会 第5号(1952/01/28、24期、自由党)

○松田委員 三国漁業協定の仮調印に基きまして、今や日本の漁業者においては、北洋漁業に出漁したいという趣のことが新聞に報道されておるのであります。また政府としても一日も早くこの着業をすることが理想であり、真に日本の漁民の生活を生かすことだ、こういう観点から種々御検討されておることと存ずるのであります。たまたま北海道に帰つておりましたところが、北海道の新聞にあたかもその許可をとつたるがごとき報道をされておる記事を見たのであります。一社にあらず、二社もそういう報道をされており、また漁民に呼びかけるその具体的な方針をも報道されておつたのであります。私はこの新聞の報道を見ましてまことに意外であり、またあ……

第13回国会 水産委員会 第7号(1952/02/07、24期、自由党)

○松田委員 二つの点があるのでありますが、第一に、ただいま尾長課長から、まき網に対しての成案がいまだ整備されていない、将来において成案を待つて説明しようというお話でありますが、この点はさきに海区制が水産庁の試案として出された点があるので、沿岸漁業においてはこれが相当論議されておるような傾向があるのであります。私ども水産委員会といたしましても、休会を利用して、国政調査またはあらゆる角度から調査をしておるのでありまして、この漁業法一部改正の法律案を十一月一日に提案されたときにおいて、川村委員が特にこれを指摘し、漁業の調整上地方漁民において相剋摩擦の起るようなことがあつてはいけないということで、この……

第13回国会 水産委員会 第8号(1952/02/09、24期、自由党)

○松田委員 北洋の出漁問題に対して、けさの新聞に、農林大臣が記者団会見において、三社が共同でなければ、一社を切つてもこれを許すのであるというような記事が出ておるのであります。大体これは農林大臣がどのようなお考えでお話されたか、その意図はわかりませんけれども、記者団会見において発表されたことは、公式なものとわれわれは心得ておるのであります。しかしてあの記事を読むときにおいて、日本の法律に事業者団体法というものがあるのであつて、あの記事に対しては、少しく大臣が考え方を言われたことが、俗に言う広川放言でなかろうかと私は考えておるのでありまして、当委員会においても、広川放言という意味合いで取扱いたいと……

第13回国会 水産委員会 第9号(1952/02/13、24期、自由党)

○松田委員 きよう小委員会を開きまして、両法案に対する不審査をしたのでありますが、漁船損害補償法案に対しては課長より詳細な説明があつたのであります。しかしてこの問題に対し本委員会において再び担当官から説明していただきたいと存ずるものであります。  また漁業災害復旧資金の融通に関する特別措置法に関しても小委員会においていろいろ論議され、大体了承したのでありますが、この法案に対しても担当官より御説明願いたいと存じます。以上御報告申し上げます。
【次の発言】 ただいま佐々木委員の御発言は、私どもといたしましても最も力説して来たのでありますが、小委員長の立場から今までの経過をあまりにも簡單に申し上げた……

第13回国会 水産委員会 第10号(1952/02/15、24期、自由党)

○松田委員 ただいま二階堂委員より、大局的な観点から当局に対する説明の要求及び対策に対するお話があつたのでありまするが、およそ当局といたしましたならば、その原因をつかずして、どのような方向によつてこの対策を考究中である、またはアメリカに対する考え方をどのようにして行こうかというお話以外にはないものと私は考えるのであります。ゆえにこうした事態になつた原因はいずこにあるかということを、まずわれわれは自己反省をしてみなければならない。それが一番重要な問題であつて、それから起きるいろいろな対策というものが必要であろうと考えるのであります。ゆえに当局からの御説明は抽象的な御説明と私は考える。一番この問題……

第13回国会 水産委員会 第11号(1952/02/18、24期、自由党)

○松田委員 ただいま林君の質問に対して長官から御答弁になつており、また前の委員会で永田君からの質問に対して御答弁になつており、当初私も質問したときにおいて、長官からも御答弁になつておつて、大体水産庁の行き方というものに対しては、われわれは了承して、おまかせをしておつたのでありまするが、時期がだんだん逼迫すると同時に、いろいろな情報が入つておるのでありましてこれらについて私どもも水産庁当局に対する協力をする意味において、寄り寄り懇談をしておりますが、いまだ表面に立つてこの問題をわれわれが論議したことはないのであります。幸いにしてきよう石原委員より、本日議員連盟によつてこの問題を論議してみようじや……

第13回国会 水産委員会 第12号(1952/02/23、24期、自由党)

○松田委員 私どもは水産庁の北洋に対する問題に対しては、あらゆる面からあまり干渉してはいけない、水産庁の正しい推移を見守つて、しかしてわれわれは水産庁の考えておるあらゆることに協力を惜しむものではないという議論は、前の委員会においてもはつきり声明しておるのであります。またお互いがそのつもりでおるのであります。しかして水産庁の今までとつて来た態度に対しては、われわれは正しい行き方をしておると解釈しておりますが、巷間いろいろと、あのようななまぬるいことではどうなるか、またよそから何らか大きな力によつて支配されておるのではないか、かような議論も出ておるのであります。ただいまの小松委員の御発言もそこに……

第13回国会 水産委員会 第13号(1952/02/25、24期、自由党)

○松田委員 私はあらゆる法案及び緊急な問題も、これをあとまわしにしても北洋問題を論議しなければならないと思いますが、何のために長官が来なかつたか。長官が来られないならば次長もおるだろうし、農林大臣も政務次官もおられる。当委員会がいたずらに末梢的な関税問題を取上げて話をしなければならないということがどこにあるか。きよう長官または次長が来なかつたら、われわれはこれを議論する必要のないものと考えるのでありまして、北洋問題をまず第一に取上げるべきであると考えます。委員長においてしかるべく善処されんことを望むものであります。

第13回国会 水産委員会 第14号(1952/02/29、24期、自由党)

○松田委員 私はきようは発言しないつもりでおりましたが、今までの鈴木委員並びに永田委員と長官とのいろいろの質疑応答について、私も一言申し上げておきたいと存ずるのであります。  まず鈴木委員からはつきり指摘されましたこの北洋問題に対しては、漁業法の適格性によつてすべてが論議され、また三国漁業協定そのものの精神も、この北洋漁業問題の出漁に対する大きな役割を果すことである。この点は私ども前の委員会においても同じ感覚を持つておるものであり、またこの感覚は決して曲げ得るものではないのであります。長官もこの点に対してはよく認識されていろいろと調査をされておるのでありまするが、どうもその答弁の中に、ややもす……

第13回国会 水産委員会 第15号(1952/03/01、24期、自由党)

○松田委員 ただいま石原委員から、当委員会の意向を参考人の方々にお話申し上げたような次第でありますので、私は参考人の方々に率直な御意見を承りたいと存ずるものであります。  まず昨日のわれわれの決定は、三社の代表者ということであつたのでありまするが、本日大洋漁業は中部副社長を御出席願えるものと存じておりましたところが、山崎代表取締役の御出席になつておるようでありまするが、今まで三社と水産庁との間のかに工船に対するいろいろなお話合いの会議には、山崎代表取締役が御出席になつておられたのかどうか、その間の事情をよく御承知になつておられたのかどうか、この点をまずお伺いしたいと存ずるものであります。

第13回国会 水産委員会 第16号(1952/03/03、24期、自由党)

○松田委員 ただいま議題となりました、昭和二十六年十月の台風による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案提出の理由を御説明申し上げます。  この法案は、ルース台風による漁船、漁具及び養殖施設等の漁業施設の災害復旧資金の融資を円満にすることを目的としたものでありまして、農林中央金庫等の融資機関が、漁業者に対し復旧資金の融資をするときは、その融資につき政府は損失補償及び利子補給の契約を結ぶことができるようにいたしたものであります。すなわち、復旧資金の総額の限度を十五億円とし、これについて政府は、融資機関のした融資ごとに、年四分の利子補給を行い、かつ、三割以内の損失補償を行おうとするものであり……

第13回国会 水産委員会 第21号(1952/03/18、24期、自由党)

○松田委員 三月四日に発生いたしました十勝沖地震に対して、自由党では苫米地、篠田、伊藤、私四名を現地の慰問調査に差向けられたのであります。連合軍の好意によつて同乗された建設大臣とともに五日の飛行機によつて立ちまして、三月六日の午後三時ごろ現地である釧路へ到着いたしたのであります。  まず一番最初に意外に感じたことは、かかる大震災に対して、北海道のすべての家が今日ストーブをたいておるのに、火災が非常に少かつたということに対して意外に思つたのであります。ところがこれこそは戦時中の訓練であつたか、地震に対するおびえた考え方から、火事を出してはいけないというので、あらゆる手段を講じて小学校の生徒はみず……

第13回国会 水産委員会 第22号(1952/03/24、24期、自由党)

○松田委員 ただいま議題となりました漁船損害補償法案及び漁船損害補償法施行法案の両法案に対する提案理由を、御説明申し上げます。  ここにあらためて申し上げるまでもなく、漁船は漁業をする上に欠くことができないものであるとともに、漁業者とつては重要な財産であります。従つて、この漁船が一度不慮の事故により、損害を受けた場合には、船主はもちろん、その漁民は、深刻な打撃をこうむり、漁民経営の安定を脅かされ、ひいては、漁業生産上にも重大な悪影響を及ぼすことになります。  このような場合に対する特別な制度としては、昭和十二年六月から実施されて来ました、現行漁船保險法による保險制度があるだけであります。この制……

第13回国会 水産委員会 第23号(1952/03/27、24期、自由党)

○松田委員 この前の委員会において、十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法の案が小委員会に付託されたので、小委員会といたしまして、その目的を貫徹するために、種々検討の上、大体成案を得ましたので、これを政調会に昨日提出いたしまして、政調会の厳密なる調査を願つたのであります。幸いにして理解ある自由党の政調会においては、これを通過さしていただき、しかして本日総務会にこれをかけたのであります。総務会においても満場これに異議なく通過させていただいたのであります。ただいま国会対策委員会の方にまわしておるのであります。  しかしてこのうちにルース台風の場合と異つた点は、ルース台風の当時は……

第13回国会 水産委員会 第24号(1952/03/29、24期、自由党)

○松田委員 私は、先ほどの長官の御答弁のうちに、これからのわれわれの態度に対して非常に大きな心配の点が考えられるのでありまして、長官の御意思をひとつ承りたいと思うのであります。先ほど石原委員からの御質問に対する答弁でありますが、私は塩見長官に対しては、官房長当時からおつきあいを願つて、その前はとかくの御批判のあつた方であるということを聞いておりましたが、官房長当時の御手腕に対してはまことに敬意を表しておつたのであります。しかして藤田長官は、ほんとうからいつたならば、平和な時代であつたならば、男爵か子爵をもらう資格のある三国漁業協定の線についての努力をされて、成功されたのであります。それが自由党……

第13回国会 水産委員会 第25号(1952/03/31、24期、自由党)

○松田委員 十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融資に関する特別措置法案の立案について、その現在までの経過を御説明申し上げます。  先に小委員会が開かれて、この前の委員会に報告をした後において大蔵当局との折衝の結果、その融資額を六億を限度とすることに決定を見たのであります。しかして第一條の文案に対しては、第一條、「この法律は漁業者または水産業協同組合が昭和二十七年三月十勝沖地震によつて、その所有する漁船漁具、水産動植物の養殖施設または」、それからが訂正されて「政令で定める漁業共同利用施設、(以下漁業施設という)」というように範囲を漁業協同組合のみの共同施設でなく、漁業者が個々において共同して利……

第13回国会 水産委員会 第26号(1952/04/01、24期、自由党)

○松田委員 ただいま議題となりました十勝沖地震による漁業災害の復旧資金の融通に関する特別措置法案につきまして、提案者を代表いたしましてその提案理由を御説明いたします。  去る三月四日、北海道及び東北地方を襲つた十勝沖地震は、その震源地が北海道の襟裳岬東方七十キロの海底であつた関係から、北海道としてはかつてない大地震であり、またこの地震は津波を惹起し、北海道釧路地方及び東北地方の沿岸各地においては、波の高さ三メートルにも及ぶ津波が数度にわたつて来襲したのであります。  なおこの津波は、北海道においては時期的に流氷が来ているときでありましたので、これを伴つて来襲いたしたるため、その威力を倍加し、こ……

第13回国会 水産委員会 第27号(1952/04/03、24期、自由党)

○松田委員 私は、前の委員会でも、水産庁に対してこの問題の調査を進めるよう発言をしておいたのでありまするが、実は北海道の浜益村の漁業権の行使免許に対して訴願が提出され、その陳情を受けたのであります。その後において水産庁は、北海道庁及び海区調整委員長を呼んでいろいろと協議されたことを知つております。しかして訴願は三箇統であつたのでありまするが、電報、電話によつてその後の状況を承つたのでありますけれども、海区調整委員会及び北海道庁は、水産庁から指導された線に従つて、正しい方法をもつてこれを処理したものは二箇統であつたと聞くのであります。あとの一箇統すなわち笹原某外二名の訴願の意思は貫徹でき得なかつ……

第13回国会 水産委員会 第28号(1952/04/04、24期、自由党)

○松田委員 開発銀行の理事梅野友夫君及びお二人の方々が御出席になりましたが、前もつて私は一言申し上げておかなければならない点があるのであります。われわれの質問は、ただいま委員長からのお話のように、水産金融に対する御意見を伺いたいと存ずるものであります。昨日開発銀行をお呼びしてこの意見を求めんとするとき、水産庁においては、もし私どもの質問することに対して開発銀行側として勘に触れるようなことがあつてはいけないから、どうかおだやかな意味をもつてお話を願いたいという、非常に御心配をされたわれわれに対する注意があつたのであります。これは水産庁の非常なおもんばかりがここに現われておるのでありまして、あとか……

第13回国会 水産委員会 第30号(1952/04/19、24期、自由党)

○松田委員 大蔵省の銀行局長の御出席を願つておるのでありますが、どのようになつておりますか。
【次の発言】 私がまず第一番にお伺いしたいことは、このたび十勝沖震災による、さんたんたるあの災害に対し、国会は十勝沖震災の特別融資に対する法案を議決し、水産部門として六億に対する三割の補償、四分の利子補給を議決しておるのであります。ところが、北海道及び三陸地方の各県の漁業協同組合連合会長及び県当局から、この姿金融資に対して一日も早く融資願いたい。そして法律ができ上つたと同時に上京して、それぞれ金融機関に対して了解を求むべく努力していることをわれわれは知つているのであります。また私どももこれに対してあら……

第13回国会 水産委員会 第31号(1952/04/22、24期、自由党)

○松田委員 この前の委員会において中金の理事鶴田参考人から、十勝沖災害に対する中金の融資の現実の話をいろいろと承つたのであります。またわれわれもこれに対して要望するところがあつたのでありますが、確答を得なかつたのであります。ところで本日は理事長に御出席を願つておつたのでありますが、理事長はどういう理由で当委員会に御出席にならなかつたのか、この点お聞きしたいのであります。
【次の発言】 この前の委員会にも理事長は御出席にならなかつた。そこで鶴田理事が御出席になつたのでありますが、今日は品をかえて更級理事が当委員会に御出席くださつた。鶴田理事は前の事情をよくおわかりになつているのに、どういうわけで……

第13回国会 水産委員会 第32号(1952/04/25、24期、自由党)

○松田委員 いつかの水産新聞に、水産委員会を解消すべし、そして農林委員会と合体すべしということが私の名前で麗々しく出ておつた事案があります。これに対して各委員がどのようにお考えになつているかは自由でありますが、きようの委員会においてもこの前の委員会においても、この通りの出席であります。要するにこの前十一時二十分に委員会が開かれたというようなことも、結局委員会の出席率が悪いからなので、何のために水産委員会が開かれているかわからぬ。先輩が水産行政を完全に行うために水産委員会を強力につくつた。またこれを廃止するというときにおいても、非常な努力をされて水産委員会を存続しておつたということを聞くのであり……

第13回国会 水産委員会 第33号(1952/05/10、24期、自由党)

○松田委員 先ほど永田委員の動議に対してまた田口委員からも動議が出たのであります。しかして事柄が委員長対永田委員との間に相当深刻なる議論が出て来たのでありまして、このままではとうてい委員会の雰囲気も危ぶまれるのでありまして、この場合、この問題は後刻理事会において善処されるようにとりはからい、本日の山積せる議題を委員長においてしかるべく進行されんことを要望するものであります。
【次の発言】 先般十勝沖震災の当時、北海道に自由党を代表して調査に行つたとき、海上保安庁の船に便乗する機会を得たのであります。四百五十トンの船であつたと思います。船員も少い、また整備の非常に足らない船でありましたが、船員た……

第13回国会 水産委員会 第34号(1952/05/13、24期、自由党)

○松田委員 先に農林委員会と水産委員会との與党懇談会において大体その趣旨を決定して、両委員会において審議することを約束された農漁村用電力導入法という法律をつくりたいという意見であつたのであります。しかしてこの法律の内容は、現在の農漁村が農林漁業特別融資のうちに、協同組合が借入れて、小水力の自家発電をしつつあるのでありまするが、農漁村において非常な電力の不自由を認めておるのに、その予算が非常に僅少であり、しかも配電会社等において電力をつくる場合においては、四十箇年という長い年月をその償還の基礎としておるのでありまするが、農林漁業資金特別融資の中の小水力の融資の年限は十五箇年となつておるのでありま……

第13回国会 水産委員会 第35号(1952/05/15、24期、自由党)

○松田委員 ただいま委員長は委員長の席を離れて発言を求められ、四月二十二日、五月十日の問題に対して、最もりつぱなる態度をもつて、ここに委員会運営のために、またお互いに私心なく将来の委員会を運営するために、委員長は率直にその非を認められて先ほどの発言があつたのでありまして、私ども委員が力なくして今日までの事態を惹起したことは、私ども委員といたしましてもまつたくその責任を負うところでありますが、委員長はかくもりつぱな態度をもつて御発言になり、また永田委員においても率直に自分の意思を表明されて、委員長に協力することをただいま発言されたのでありまして、当委員会が今後かようなことのないようになつたことは……

第13回国会 水産委員会 第36号(1952/05/17、24期、自由党)

○松田委員 石原委員の御趣旨もよくわかるのでありまするが、要するにかような法律案を提出した理由は、一に日本とアメリカとの安全保障條約に基くものであります。しかも安全保障條約そのものは、共産党を除くほか、現在では社会党においてすら、再軍備の問題に対して、安全保障條約があるではないか、ゆえに再軍備の必要もないなどという、今までの彼らの主張と異なつた主張を今日しておるような次第であります。かような議論は私は社会党の滅亡だと考えておるが、さような意見を発表して再軍備の問題に反対をしておるのであります。とにかく社会党ですら安全保障條約が日本を保護する上における重大なる防備の点になることを認めているような……

第13回国会 水産委員会 第40号(1952/06/04、24期、自由党)

○松田委員 私は取締りの問題はあとにしまして、尾中課長に質問いたしますが、第十二国会において私が委員長代理をして漁業取締りに対するまき網、小手繰といつた問題に関しての法案を審議するにあたり、まき網の問題は海区を三つにわけ、中型以上のものは農林大臣の許可、その他の海区に対しては知事の許可というのが原案であつたのであります。そこで当時川村委員よりこのことについて十分水産庁に対して意見を求められた。北海道において知事が許可しているまき網はまことに僅少であり、しかも北海道においては内地から相当入会船が入つて来ている。しかも北海道の漁民は自営の船においてわずかに十五、六箇統か二十箇統より操業しないのに、……

第13回国会 水産委員会 第42号(1952/06/10、24期、自由党)

○松田委員 提案の理由から行きまして、まことに妥当なものと思うのでありまするが、私どもが常に論議しておる焦点は、昔の中水時代と今日の状態、つまり戦争中または戦争以前の中水を見るときにおいて、今日講和会議が成立して、新しい民主化された漁民のための協同組合が、全国に連合会をつくるというような事柄は、時の流れによつて、中水時代とは、その趣を異にするものだろうという考え方を持つておるのであります。そういうような考え方から、もし中水時代のようなことがあつてはいけないというような考え方を持つと同時に、今日これからどのようなことができ上つても、ああいうようなだらしのない行き方はないものと信じておるものであり……

第13回国会 水産委員会 第43号(1952/06/12、24期、自由党)

○松田委員 関連して……。私はまつたく意外に思つておるものであります。それは、私どもがこうしてこの條約についているくと論議しておるのに、何のために外務大臣は率直な意見を申し述べないかということであります。私はあなたの外務大臣としての資格を疑うものであります。まず第一に、吉田書簡を取上げて行かなければならない。これを取上げるにあたつて、あなたはなぜ率直にお話を願えないか。私は昨日も申し上げておる。日本の国全体のための講和を結ぶために、漁業者の幾分の犠牲はやむを得ないではないか、これが日本の国の重大な講和を結ぶ一つの重大な元素になつたのではないか、これをなぜはつきり言つてくれないか。私どもは、自由……

第13回国会 水産委員会 第44号(1952/06/14、24期、自由党)

○松田委員 まず私は石原委員の御意見に対しては、その御趣旨は十分承知するのであります。しかし今仮條約から本條約も締結された。かりに日本の国の独立以前に仮條約が締結されたとしても、われわれが今まで議論していることは、日本の外交が最も軟弱である、その軟弱外交をどうして是正するかということである。それは今まで外務省の役人のみで独善的にやつて立た。戰争前、戰争後においてもすべてがそういう状態であつたがゆえに、国民の輿論は一つも反映していなかつた。こんなことでは民主主義政治は成り立たぬ。現に岡崎外務大臣などは、正しいこことをわれわれが言うて誘導をて、そのように言うたらいいじやないかということまでも言い得……

第13回国会 水産委員会 第45号(1952/06/18、24期、自由党)【議会役職】

○松田委員長 当委員会において慎重審議いたしております参議院提出、水産業協同組合法の一部を改正する法律案に対しまして、お手元に配付いたしてあります修正案の通り若干の修正をいたしたいと存ずる次第であります。  もちろんこのたびの参議院案なる水産業協同組合法の一部改正案は、組合法制定の当初から本委員会は強く主張して参つた事柄でありまして、ただ関係方面の了解が得られないまま、漁業協同組合連合会及び水産加工業協同組合連合会にその規模の制限條項を付したままになつていたものでありまして、今般の改正案はその趣旨においては当然でありますので、最初本改正案の提出を当委員会からいたさんとしたことも皆様御存じの通り……

第13回国会 水産委員会 第46号(1952/06/20、24期、自由党)

○松田委員 ただいま永田委員からるる質問があり、また御答弁があつたので、この概要は大体わかつたのでありますが、私申し上げることは、われわれの業界の一人者である運輸大臣が幸い御出席になられましたので、私どもの考え方は、国の考え方がかくあるべきだと考えておるのでありますが、要するに日本が輸入する石油の必要量が百二十万トンである。そのうちの過半数は水産に使われるのである。こういうことから行きまして、私どもは水産委員会として、また漁業者として、この問題を大きく取上げて行かなければならないのでありまして、そういう角度からわれわれは申し上げおるのであります。そこで永田委員がるる御質問になつたので、私またそ……

第13回国会 水産委員会 第47号(1952/06/23、24期、自由党)

○松田委員 第十一国会から第十二国会、この第十三国会においても、たびたび水産庁に対して当委員会としては議論があつたのでありまするが、その後もはや国会も終了になり、やがては解散も近い今日において、いまだ水産庁から何らの意思表示もない問題がたくさんあるのであります。大体当委員会において大きな政治問題化したものは、都道府県の海区の区域の設定変更と、委員の選挙の関係がもはや時日もないことになつております。これが一体どういうようになつておるか。また中央海区調整審議会の委員の任命の件は、十一国会からあらゆる場合において問題になつた問題であつて、ただいたずらに水産庁は報告をして、その後において委員会ではすつ……

第13回国会 水産委員会 第49号(1952/06/30、24期、自由党)

○松田委員 私は当委員会で再三再四水産庁に向つてさんま問題について警告を発しておるのでありますが、昨年以来大きな政治問題化したものでありまして、水産庁は八月の二十五日に解禁の告示をした。それを八月の十一日から自由出漁をした。しかもその結果が、正しい漁民の二十五日から出漁した者は漁獲をせずに、不法出漁して漁獲をした者だけ取り得であつて、何ら処罰されたことは見えなかつた。まことに水産庁はこの密漁問題に対しては手ぬるかつたことで、われわれも遺憾の意を表しておつた。しかし本年においては正しい漁民のあり方をはつきりと教えて、しかしてそれを守るようにしていただかなければならないのである。現実の問題として、……

第13回国会 水産委員会 第51号(1952/07/29、24期、自由党)

○松田委員 この電波法というものは第七国会において法律になつたのでありますが、水産委員会と監理委員会との間で一番問題になつたのは七十一條であります。この七十一條の問題は、お互いに見解の相違もありましたし、いろいろと議論になつて、調整がとれて七十一條という條文になつたのであります。そこで先ほどからいろいろとお伺いしておりましたが、今まで電波監理総局が国際的に確保された波数に対しては、水産業界としてまつたく喜びにたえないのでありまして、その御努力を感謝するものであります。しかし今田口委員からもいろいろとお話があり、また水産庁からの御意見も拜聽いたしましたが、私は水産庁は正しい計数をもつて五億七千四……

第13回国会 水産委員会 第52号(1952/07/30、24期、自由党)

○松田委員 ちようど私は時間に遅れて参つて、水産庁長官の御説明を聞くことができなかつたのでまことに遺憾でございましたが、その中にさんまの問題が御説明あつたことと存ずるのであります。昨年のさんま解禁に対しては、八月の二十五日という大臣告示がありまして、北海道においては、これを不服として自由出漁をいたしまして、八月の十一日に出漁したのであります。その結果が大きな政治問題化したのでありますが、本年のさんまの解禁に対しては、幾たびとなく当委員会においても水産庁の方針を説明されんことを要望したのでありますが、一回も委員会には説明がなかつたのであります。しかして内地業者と北海道の業者との間に、大体その解禁……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 水産委員会 第2号(1952/11/11、25期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいま委員長からの御発議によつて決定されたのでありますが、その人数の割振り、またその小委員長の割振り等は各党派の所属議員数によつて適当におまとめし、御指名を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま鈴木委員から、このたびの津波に対しての御意見がありましたが、十月二十三日、北海道オホーツク海全体を襲うた古今未曽有の大暴風雨があつたのでありまして、それにおける漁業災害の損害は、漁夫の溺死者が四十三名、物的被害の額が十一億八千六百万円余、そのほかまだかに漁業の調査が漏れております、かようにオホーツク海沿岸としてはかつて見ざる大暴風雨でありまして、十勝沖地震の損害の倍額以上の大き……

第15回国会 水産委員会 第3号(1952/11/14、25期、自由党)

○松田(鐵)委員 本日の委員会に水産庁が、北洋の出漁に対しての水産庁のあり方を発表なさつていたことは、明年度の出漁に対して、昨年と異なり操業するのに相当の準備が必要であり、その準備を早くせんとする業者に対して、正しい操業をやらせるべく発表されたことであつて、この点に対して、業者はまことに感謝していることだろうと思うのであります。従いましてわれわれもその意を表わすのであります。しかして私が常に考えていることは、水産庁の、将来の漁業のあり方がどうあるべきかということに対する一つの自分の考え方であるのでありまするが、たとえば北の海の漁業またはまぐろ、かつおのように南の漁業に対する考え方、またただいま……

第15回国会 水産委員会 第4号(1952/11/29、25期、自由党)

○松田(鐵)委員 下関に漁獲物がたくさん来ておるというが、どういう手続によつて日本に入つておるのか。その説明をどなたからかお聞きしたい。
【次の発言】 昨年韓国から船を買いに来ておりましたが、そのときにおいてどのくらいの船を売つてやりましたか。
【次の発言】 下関の漁獲物が二千五百八十トン、百万ドル、このような数字になつておる。日本から買われて行つた船、または拿捕された船によつて漁獲されて日本に輸入されておる。そうしてこういう事態が起きている。まつたくどこから考えて行つたらいいかわからぬような事態になつておる。日本の国の漁獲物がだんだん下つて、漁民が困つておるというときにこういうものが輸入され……

第15回国会 水産委員会 第5号(1952/12/03、25期、自由党)

○松田(鐵)委員 田中さんにお伺いいたします。あなたが非常に達識のあるお話をされましたので、まず魚を誘導する方法について、お考えがありましたならば承りたい。
【次の発言】 あとは申し上げません。馬場さんにお伺いしたいのですが、一日に十万貫も漁獲された日がある。しかしたとい来ないといえども、漁民はそれのみを希望として操業されておる。幸いにして漁獲があればたいへんけつこうであるという勢いをもつて、すべての漁業に携わつておられるあなた方のお気持、またその操業に対しては、潮の関係によつて五海里の間のところに漁場がなければ、とうてい操業が可能でない。ために、たといそこに来たところで、十の能力を発揮できる……

第15回国会 水産委員会 第9号(1952/12/16、25期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいま田口委員からいろいろとこの中小漁業融資保証法案に対しての当局の御苦労、またこれが漁民の金融を救う唯一の道であり、模範の道であるという御意見がありまして、私どもといたしましても、まつたくこういう法案を今日の自由党内閣によつて出せ得るだけに進化したということを喜んでいるものであります。そこで銀行局長はいろいろ御多用でもあり、さつぱり当委員会には御出席になつていないので、水産というものの立場を御理解はくださつていることとは存じておりますが、どうもまだちよつと足らない点があるように見受けられるのでありまして、まことに愚論な詰を申し上げるようでありますが、一応われわれの水産業と……

第15回国会 水産委員会 第10号(1952/12/17、25期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより会議を開きます。  ただいま福永委員長は委員長会議に出席されておりますので、御指名により、私が委員長の職務を行います。  内閣提出、以西機船底びき網漁業及び遠洋かつお・まぐろ漁業の許可等についての漁業法の臨時特例に関する法律案を議題として審議に入ります。まず政府より提案理由の説明を求めます。塩見水産庁長官。
【次の発言】 ただいまより質疑に入ります。質疑の通告がありますので、順次これを許します。田口長治郎君。
【次の発言】 昨日、この議題となりました中小漁業融資保証法案を審議しておりまして、そのとき河野銀行局長は、この法案の一番のポイントである地方公共団体に対する起債……

第15回国会 水産委員会 第11号(1952/12/19、25期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより会議を開きます。  委員長の都合により、私が暫時委員長の職務を行います。  まず漁業災害補償に関する件について調査を進めます。この際漁港、漁船及び漁業災害補償に関する小委員長より発言を求められております。これを許します。薄田小委員長。
【次の発言】 濱田課長より発言を求められております。濱田課長。
【次の発言】 この災害の問題はこの程度で終ります。次の委員会においてこれを議題として決定したいと思つております。
【次の発言】 次に鯨油に関する件につき椎熊委員より発言を永められております。これを許します。椎熊委員。

第15回国会 水産委員会 第13号(1952/12/22、25期、自由党)【議会役職】

○松田委員長代理 これより会議を開きます。  福永委員長はただいま委員長会議に出席しておりますので、暫時私が委員長の職務を行います。  水産物の運賃に関する件について調査を進めます。最近水産物の貨物運賃の等級改正が問題となつておるようでありますが、その実情につきまして関係当局より御説明を願います。

第15回国会 水産委員会 第15号(1952/12/25、25期、自由党)

○松田(鐵)委員 昭和二十七年法律第二百四十三号で規定された法律から行きまして、中央調達不動産審議会のメンバーはもう御決定になつておられるのでありますか。またはどういう方々を審議会の委員にされる御予定でありまするか、それをお聞きしたい。
【次の発言】 ただいま提案になりましたこの法案を見まして、日本の国民すなわち漁民なり、農民なり、その他の被害をこうむつておる方々が非常に悲痛な叫びをあげておる。その状態は先日私どもが防潜網の調査に行つた場合においても同じでありました。ところがこの法律が出まして、この中央不動産審議会の委員を構成される人々が一番重要なポイントになるものだと私は考えておるのでありま……

第15回国会 水産委員会 第16号(1952/12/27、25期、自由党)

○松田(鐵)委員 実は私は自分の立場が非常に疑惑の目で見られておる。しかもそれは小委員会において話したことが誤り伝えられて疑惑の目をもつて見られておる。ゆえに速記をもつてはつきりとしておかなければならないので、この北洋問題についての自分の見解を述べてみたいと思うのであります。ただいままでいろいろと論機されておることは、昨年において結末がついていることであります。そしてこの要綱がきめられたものであります。しかして私どもは過去三年有半の間、資本漁業は沿岸から手を引け。資本漁業は海洋に出て行け。こういう議論を今までしておつたのであります。(「手を引けるわけはないじやないか。法律に許されておるじやない……

第15回国会 水産委員会 第17号(1953/02/06、25期、自由党)

○松田(鐵)委員 大分おしかりを受けましたが、実は向井大蔵大臣というものをつくつたのが悪いので、松田大蔵大臣をつくつてくださつておつたならば、四十八億どころでない、百億もやるのがほんとうだと思つて努力したのであります。しかし社会党内閣のときは一億何ぼ、われわれが出て来たときは二億四千万円、それから出て来てからあらゆる努力をして七億に増し、その翌年は十三億に増し、昨年は十八億に増したのです。今年度はわずかに二十三億であつて、皆さん方から非常におしかりを受けるのだが、以上のような状態であるが、要は、政府ばかりでなく、われわれの自由党の役員、幹部そのものも、漁港に対しては非常に関心を持つているのだけ……

第15回国会 水産委員会 第18号(1953/02/07、25期、自由党)

○松田(鐵)委員 関連して。今川村委員からの発言には私は同感であります。しかしわれわれも水産庁に対し、われわれ委員会の以降を尊重して、立法と行政の面を一致した方法によつてやつて行かなければならぬということは、常に言うていることであり、また川村委員の議論もそこにあるのであります。たまたまただいまの問題は、昨日の予算の説明に対して、その内容において誤りがあつたという修正であります。私は今までの議論の上から言つても、また川村委員の議論においても同感ではありますが、この問題は小型底びき漁船整理の問題のときにおいて、あの苦難な状態から脱却するために、われわれはあらゆる努力をしたものであり、しかもまた水産……

第15回国会 農林委員会 第8号(1952/12/15、25期、自由党)

○松田鐵藏君 ただいま議題になりました松田鐵藏外六十二名の提案による農山漁村電気導入促進法案の提案理由を御説明申し上げます。戦後わが国の民主化を推進いたしますためには、総人口の半ばを占める農山漁民の生活文化を向上し、農山漁家の経済を安定し、あわせて農林漁業の生産力を高めることが最も肝要であります。しかるにわが国農山漁村の実情を見ますと、いまだに電燈さえなく文化の恵みを受けることのできない農山漁家が全国で二十万戸を越える状況であります。さらに動力線が入つておらないために、生産にぜひとも必要な動力機械を使うことができない農山漁村も、全国に多数存在している現状であります。これらの未点燈部落、あるいは……

第15回国会 農林委員会 第13号(1952/12/20、25期、自由党)

○松田鐵藏君 これは法人というのは農業協同組合または漁業協同組合、電気利用協同組合、こうした組合をさしておるのであります。
【次の発言】 高倉君はよく御承知のように農林特有の金融ですね、あの法律に適用した公共団体であります。この点を御了承願いたいと思います。今の期成会やそういうものではあの金を利用する法律になつておりませんので、この点を御了承願いたいと思います。
【次の発言】 全然異なつておりません。高倉先生は感違いされておるのではありませんか。期成会でもつて融資を受けているところは、北海道庁から受けておるのはありましようが、農林省関係ではそういうのはないはずであります。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 水産委員会 第3号(1953/06/20、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 まず私は伊関局長に現在一番問題になつておる内灘演習場に関して、その概要を伺いたいと思います。
【次の発言】 私はただいまの局長のお話は、新聞でもその内容はわかつておるのであります。私は局長でなくして、外務大臣に質問をしたいのであります。委員長は外務大臣をここへ呼んでくださらないようでありますが、せめて外務政務次官でもけつこうでありますから、至急御出席を願えるようにならなければ、私の議論が立つて行かないのであります。政策的な問題から行かなければいかぬ、かように考えておるのでありますから、よろしくおとりはからい願いたいと思います。

第16回国会 水産委員会 第5号(1953/06/26、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 岩武部長にお尋ねしたいのでありますが、去る六月の十六日に総理大臣は水産問題に対して、「水産資源の維持開発に努めるとともに、農林水産業経営の安定合理化のため、金融措置、保険制度の拡充強化等に遺憾なきを期したいと存ずるのであります。」という施政演説をしておるのであります。翌十七日には内田農林大臣は「また水産におきましては、沖合漁業及び遠洋漁業を奨励するとともに、その魚族の維持開発の対策を進めて、脂肪及び蛋白の食糧の供給に努めておる次第でございます。」 かように国会において施政演説をされておるのであります。しこうして現在の開発銀行においては、水産のわくに対してどのような措置をされて……

第16回国会 水産委員会 第6号(1953/06/27、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 この法律は前国会から非常に難航したものであり、また前国会においてこれが衆議院は通過したのであります。その当時において附帯決議が付されておつたのであります。ただいま長官の御答弁を聞きましても、特にまた白濱君のまだ杞憂しておる点もあるので、私どもは附帯決議をつけたいと思うのでありまして、動議を提出いたします。    附帯決議  一、東経百三十度と同百二十八度三十分との間のいわゆる中間漁区の将来の問題については、今海区が、各種沿岸漁業によつて高度に利用されている現状にかんがみ、政府は、関係県及び漁業者と充分協議し、いやしくも将来本海区において漁業者間に紛争をじやく起することがないよ……

第16回国会 水産委員会 第7号(1953/06/29、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 まずこの農林特融の性質でありますが、当時ドツジ・ラインによつて日本の経済というものがまことにきゆうくつなことになつて、農民、漁民の当時の経済を救済するのには、どうしてもドツジ・ラインを打破しなければならないという廣川農林大臣の強い意向によつてこの法律ができ、農民、漁民に対するあたかも慈雨のごとき性格を持つた金融政策であります。しこうしてその政策か実現されて、昨年よりも本年と年々増大された。しこうしてまず第一に、現内閣は町のために百三十一億のこの前の予算が内定をされておるのに、一億を減じなければならないかというところに、与党諸君の政治力が足らなかつたということを指摘したい。  ……

第16回国会 水産委員会 第8号(1953/07/02、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 私はただいまの主計官の言われる議論に対しては、まつたく矛盾を感ずるものであります。まず第一番に、防衛資金の性格というものが一つのわくである。ところがそれには基準がある。その基準に適応して行かなければならない。調達庁は基準に適応したようにすべてのものが水産庁と協議の上においてこれを定めたものである。そして調達庁の意見というものは、あらゆる角度からこれを調整して出した基準だと私は信ずる。それを大蔵省において、また疑心暗鬼で見るというところに欠陥があると思うのであります。あなたはないという御議論であるが、一体内灘の問題はどうであるか。内灘の問題は、今日あれを使用するがために起きた問……

第16回国会 水産委員会 第9号(1953/07/04、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 昨年北海道の機船底びきに対して、北海道庁より、次の機会に底びきの操業区域を相当拡大する案が、水産庁の指示に基いて参考意見として提出されたのであります。それに対して沿岸業者と底びき業者との間に意見の食い違いがあり、非常な政治問題化したのであります。ところが当委員会においてさようなことを一々論議することは、将来行政の面にくちばしを入れることであるという観点から、私どもは遠慮をいたして、水産庁当局とよく話合いをして一応の妥結点を見出したのであります。それは以東底びきと沿岸との操灘区域その他の問題は、水産庁において可及的にこれを決定する必要もあり、また以東底びきの整理問題もあるので、……

第16回国会 水産委員会 第10号(1953/07/07、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 まず水産庁長官にお尋ねいたします。この法律を見るときにおいて、第一点は漁船のトン数の問題であります。第二点はこれに伴う建造資金の問題であります。漁船のトン数におきましては、十三国会でありましたか、漁船そのものが二十トン未満ということになつておる。その二十トン未満の小漁船となつたのは、零細な漁民の持つ漁船という意味合いからであると思う。ところが動力船全体は十四万隻ある。そのうち約二十トン以上の船が六千隻ある。こういうことからいつて、二十トン未満の船でなければならないという大蔵省の意見であつたと聞いておるのであります。日本の漁業の実態は、零細な漁民の問題は申すに及ばず、経済そのも……

第16回国会 水産委員会 第12号(1953/07/16、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 私は当委員会の運営につきまして緊急質問をしたいと存ずるものであります。  私は昭和二十四年二月選挙以来、席を同じうしておりました委員長に対しては、まつたくの敬意を表するものであります。またその頭脳の明晰にして、今日委員長となられてこの難局にあたつて、よくすべての法律に対して善処され、委員会の運営に対し努力されておることに対しては実に敬服をしておるのであります。しかして常に委員会の運営というものは、委員長のこの努力にもかかわらず、与党諸君のふまじめなるために、いつの委員会においてもほとんど出席が野党よりも不足であります。(「野党より委員数が少いのだ」と呼ぶ者あり)しかして数は不……

第16回国会 水産委員会 第13号(1953/07/20、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 まず、私がこの損害補償法の改正に対して水産庁に承りたいことは、満期保険の年数はどういう制度をもつて行うか、この点であります。
【次の発言】 これに対する財源の見通しはどのようになつておりますか。
【次の発言】 非常にまどろつこしい話でありまするが、まず積立保険料を積む、それは三年、六年、九年という規定によつてそれを積み上げる、積み上げて満期になつて金がたまつてから船をつくるというようなことに法律の表面はなつておりまするが、かかることでは漁民は満足することはできないだろうと思います。この問題は、第六回国会から論議されておる。機械の簡素化、代船建造ということがこの法律によつて実を……

第16回国会 水産委員会 第14号(1953/07/21、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 私は、ただいま上程されました漁業法の一部改正法律案に対して反対するものではありません。しかし委員長に私は要望いたしますが、議員には審議権が認められておりますので、ただいま鈴木提案者の言葉にもあつた通り、慎重審議をしてすみやかに決定されることを希望しておきます。審議権の行使こそは、日本の憲法の一大要素であります。この審議権をもし蹂躪するがごときごとがあつたならば、漁民全体の利益、日本国民の利益が没却されることになるおそれがあります。よつて私は、ただいまの提案者の意思の通り、日ごろ尊敬しております委員長においては、慎重審議されんことを希望するものであります。しこうしてこの提案は、……

第16回国会 水産委員会 第15号(1953/07/22、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 塚田長官にお尋ねいたしますが、漁業法が制定されてから今までの間に、昭和二十六年度だと私は記憶しておるのでありますが、漁業権税、また地方の附加税というものが撤廃されたのであります。その額は大体において、漁業権税は一億円くらいあつたろうと私は記憶しております。附加税も従つて同額の一億円くらいであつたろうと思つております。それからかつては船税というものがあつた。また漁業を営むについて、この漁業法の制定を見ないまでは、十指を折るほどのいろいろな税を漁民は払つておる。この日本の漁業を解放せんとする新しい制度によつての漁業法が制定されて、そうした従来あつた税金のすべてが解消されて、免許料……

第16回国会 水産委員会 第16号(1953/07/23、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 大蔵大臣には予算の審議上非常に多忙であり、われわれは大蔵大臣に対するいろいろな政策を聞きたいという考え方を持つておりますが、なかなかそうした多忙な今国会における当委員会に御出席を願える機会がないので、やむなく朝早くから大蔵大臣の私邸にお伺いして、いろいろと政策の面に対して陳情を申し上げ、かようにして水産委員会のあり方に対する御努力を願つておる点に対しては深甚なる敬意を表するものであつて、また私どもとしては最も水産に理解のある大蔵大臣を得たことを非常に心強くするものであります。また政府部内においても、各有力な大臣がありますが、経済人である大臣というものはほとんどないその中に小笠……

第16回国会 水産委員会 第17号(1953/07/24、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 ただいま委員長から発言のあつたように、理事会においてこの問題は速記の訂正をすることに対して私は昨日これに賛成したものでありまするので、そのためにはあらゆる努力をしなければならないものであるから了承するものであります。  しこうして私は一言ここにつけ加えておかなければならない点があるのであります。それは各委員においても、またその他の方々とのいろいろな折衝によりまして、参議院の予算委員会における該当大臣の時間の関係もあつたので、その質疑の点に対して私は時間の制限を約束したために、思うように意見が述べることができ得なかつたものでありますが、簡単にこの問題に対して意見を述べてみたいと……

第16回国会 水産委員会 第19号(1953/07/28、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 関連して。下田条約局長のただいまの答弁まことに意外である。対馬、壱岐に韓国人が上陸した場合にどうなるか、これを伺いたい。
【次の発言】 白昼公然とあそこに漁船が来て、そうして対馬に堂々と上陸し、漁業を営むとしたらどうなりますか。
【次の発言】 竹島は、ただいまのあなたの御答弁から行くと、日本の領土であるということははつきり申しております。ただ無人島、しかし日本の領土だということはただいまははつきり申しておる。壱岐、対馬も日本の領土であることは韓国人といえども知つておる。しからば白昼堂々と壱岐、対馬に彼らが漁業を営むなり何なりの目的のもとに上陸して来た場合においても同じ結果では……

第16回国会 水産委員会 第20号(1953/07/29、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 ただいま局長の話だと、開発銀行のわくというものはきまつている。だからこの金融金庫と全然別個のものである。よつて開発銀行の漁船に対する金融という道は、現在のところはそのままで、開発銀行の現在の行き方で行き得るのだ、こういう御説明でございますか。
【次の発言】 銀行局長がおいでになつたので、銀行局長に私は質問をしたいのでございます。ただいま提案になつておりまする公庫法の一部改正で、十八条を一部改正して、個人に対する金融の道を講じたいという、委員会全体の意見によつて、この提案がなされておるのであります。現在開発銀行を通じて出ているものは、大資本漁業を重点とされて出ておる。これは国策……

第16回国会 水産委員会 第22号(1953/07/31、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 本件に対しましては、一昨日来委員長のまつたくの御努力によりまして、この問題に対しては、あの横暴きわまりない池田政調会長に対して、真実をこめ、しかして熱意を披瀝するにあたりまして、遂に承諾させたのであります。その委員長の御努力、御熱意に対しては、私はまつたくの敬意を表するものであります。  しかして前委員会において赤路委員よりは、一項目、二項目については説明されておりますので、私は三項、四項、五項を追加いたしまして、その説明に当りたいと思うのであります。  三、本法施行に伴う漁船建造融資については、本資金の性質及び中小漁業の現状に鑑み、償還の確実を期するため、中小漁業者の協力に……

第16回国会 水産委員会 第23号(1953/08/04、26期、自由党(分))

○松田(鐵)委員 私は、この法律案が提出されて、当切はただいま川村委員が話されたより以上に反対の意思を持つておつたのであります。しかしせつかく提案された法律案というものに対しては、各委員は真剣にこれを審議しなければならない責任を持つておるのであります。ゆえに私は私だけとして、この問題に対して審議をすべくあらゆる資料を集めて研究をしてみたのであります。先日私がプリントを出したのも、あのアメリカから来ている両代表に会つたのも、あのプリントに書いてある通りであります。かくして調査を進めて行くときにおいて、私は結論を得たのであります。その結論は、実に重大な問題である。国民全体は日本の貿易の一番大きい額……

第18回国会 水産委員会 第2号(1953/12/07、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 私は海外を旅行いたしまして、十七国会には休んでおりまして、まことに申訳ないことでありますが、その間における当委員会と水産庁との打合せ及び政策と行政という面につきまして、帰つて参りましてから、いろいろの重大な問題がある、その問題が一つも連絡がとれていないような状態を見受けるのであります。当委員会には、前の政調会長であり、また労働大臣であつた吉武君も委員になつて、政府との連絡も十分とれていなければならない重大なときにあたつて、こうしたりつぱな経歴を持つた委員も入つておるのに、ほとんどその連絡がとれていないように見受けられるのであります。今大きく議員立法とか、または政府提案にしなけ……

第19回国会 水産委員会 第2号(1953/12/11、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 外務省、大蔵省、通産省当局に対して、海外移民の問題を私はお聞きしたいと思つておりましたが、きようは大臣でなかつたならば、欧米局長からぜひとも意見を聞きたいと思つておりましたが、非常に残念に思つておりますが、外務省当局はよくひとつ現地の実情を体し、御連絡の上、われわれの考えている点を十分御検討を願いたいと思つております。  まず日本の水産の現況から見るときにおきまして、第一にあげられるのは資本漁業であり、次は中資本漁業であり、次は一般漁民、すなわち漁業協同組合員であり、その次には内水面の漁業がある、この四つの段階にわかれておりますが、日本漁業の一番大きな資本漁業というものは、日……

第19回国会 水産委員会 第4号(1953/12/14、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 私は大蔵大臣に対しては、常に尊敬を持つておるものであります。しかも私がかつて野党の当時非常に友情を厚くしてくれて、常に笑いをもつて話をされておつたのであります。その人格に対しては、非常に尊敬をして来ておるものであります。この問題につきましても、大蔵大臣は水産というものに対して非常に認識を持つておられる大臣であつて、私どもは非常に意を強うしておつた。しかもまた常に党との連絡も十分されておられるので、この法案が論議されるときにおいても、万全の御努力を払つてくださるものだと私は信じておつたのであります。ところがこの法律そのものが、議員提出の形になつて出るという委員会においてのお話で……

第19回国会 水産委員会 第5号(1953/12/18、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 関連して……。私はただいまの鈴木委員からの発言に対して少しく考えてみなければならないことがあるのではないかと考えるのであります。まず第一に、国会は議員の立法に対しては、これは立法することが本質であるものでありましよう。そこで議員立法の形によつて今まで論議されて来たのであります。いろいろと打合法をやり、また委員会をやつてこまで来たのであります。私は当初からこうした重大な問題である限りは、政府の責任においてこの法律を政府提案としなかつたならば、非常に困つておる漁民そのものが年末を控えて非常な困り方であろうということで、諸君に対しては政府提案にすべきであるという議論を当初から持つた……

第19回国会 水産委員会 第6号(1954/01/13、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 平野政務次官及び水産庁長官のただいまの御意見を承つて実に意を強うするものでありますが、何としても日本の国の食糧を増産するという建前が日本の経済の安定であり、日本国民の最も重大に考えなければならぬところであることは論をまたないのであります。しかして一面に、道路、工場その他の施設によりまして、三万町歩の農地が縮小されつつある。これは実に重大なものであります。しかし日本の国が伸び行くためにはやむを得ないこれも一つの現象である。農地の縮小というものは自分の身を切られるような非常な痛手である。しかし伸び行くためにはやむを得ない事柄であるとわれわれも考えている。さてしからば、その切られつ……

第19回国会 水産委員会 第7号(1954/01/29、26期、日本民主党)

○松田(鐵)委員 ただいまの説明から行きますと、これは漁船損害補償法に対する二十トン以下のものだけが認められて、百トンまでのものは認められないという説明でありますが、法律ができておる。しかして水産庁は四月一日からあの法律によつて漁船損害補償法を実施して行かなければならないということになる。そこで水産庁としての心がまえはどういうようなことになつておるか、この点をお聞きしたい。
【次の発言】 どうかその心がまえで遊んでいただきたいと思います。あとは何とも言いません。
【次の発言】 長官にお尋ねいたしますが、二十九年度北洋母船式鮭鱒漁業許可方針が発表されて、現在八母船がこの方針に基いて母船の許可を申……

第19回国会 水産委員会 第8号(1954/02/04、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 限られた予算と現在の法律からいつての最大の努力を海上保安庁はされておる。これは当水産委員会の何人も認めておるものである。しかしてただいままでいろいろと議論されておる根本はどこにあるか、要は日本の外交の問題であり、国力の問題である。外務大臣が出席されることを私は要望するのだが、大体日本の今日の外交が――中共、ソビエトが在留邦人を帰したのは、その政府が帰したのではない。紅十字社というか、赤十字社というか、それが日本の赤十字社の団体の人たちと話し合つての結果あれだけの人間を帰した。それに対しての答礼の意味で日本への招待をするというのも外務省は拒否した。かかることでは外交などというも……

第19回国会 水産委員会 第9号(1954/02/06、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 私はさきの水産委員会において水産長官に対して、警告といおうか、また参考意見といおうか、意見を申し述べ、川村委員もその他の委員もそうした意味の意見を申し上げてあつたはずであります。この二十九年度の北洋母船式さけ・ます漁業許可方針から行きまして、昨年の実績会社会社に対しては一月の三十一日が独航船と共同の許可申請をする期日になつており、これが提出されて許可になつたことと存じます。  次に、この二月の十日に第二次の申請、つまり今出ておる極洋捕鯨、大洋冷凍母船、函館公海漁業、北海道漁業公社、日魯漁業の五社に対して六十隻の独航船がおのおの共同出願をすでにされておることと存じますが、現在の……

第19回国会 水産委員会 第10号(1954/02/09、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 参考人に質問いたしますが、この表に現われておるところから行きまして、現地はどのような干潟になつておりますか、その点をお聞きします。
【次の発言】 いや、浅い深いですが、干満の差によつてどういうところがあるかということです。
【次の発言】 このひとではいつごろ発生いたしましたか。
【次の発言】 そうしますと、ただいまあなたのおつしやる六尺か七尺の所、それが干潮の場合干潟になる所ですか。
【次の発言】 そうしますと、稚貝が発生するところの干潟になる所はどのくらいの面積あるのですか。
【次の発言】 そうしますと被害面積が五百万坪、町歩に直して約一千七百町歩くらいのように記載されてお……

第19回国会 水産委員会 第11号(1954/02/13、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 関連して申し上げたいのでありますが、ただいま鈴木委員の御意見を承つておるのに、私は非常に意外なことを考えるのです。この問題は人為的な問題である。国際場裡におけるいろいろな複雑な点があつて、しかして不幸にしてこういう問題ができ上つておる。しかしこれは人為的にこれを阻止せんとすれば、阻止する方法があつたものと思う。しかして今鈴木委員の言われておる開発銀行の対象になる九隻というものがある。この九隻の所有者というものは、まつたく三百人以上、千トン以上の船を所有しておる漁業者である。小さな漁船が、国の現在の外交またはいろいろな事情というものを関知せずに、ここに危険がないと思つて誤つて出……

第19回国会 水産委員会 第13号(1954/02/27、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいまの説明から行きまして年々重油がふえておる、しかし重油が今日非常にきゆうくつになつておるということは、通産省でもよくお認めになつておることだろうと思う。その理由はどこにあるか、どういう理由によつて、重油が年々ふえておるにもかかわらず――需要が増すと同時に、在庫も不足になつておるという理由はどこにあるか、石炭との関係であろうと思う。しかして今日重油を使つておる工場が、またぞろ石炭と切りかえなければならないというような議論が出ておる。一体政府は経済に対する基本的政策というものをどう考えておるか。今あなたなどにそれを質問したところで、あなたの責任上言うわけにも参りませんだろう……

第19回国会 水産委員会 第14号(1954/03/02、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 昨日の予算委員会はお流れになつたような模様であります。本日は予算委員会が開かれることであろうと思いますが、新聞に報道されている点から行きますと、水産庁の現在の予算に関して、どのような削減または増加があるか、この点次長からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そもそも、この予算の修正は、三派修正案なるという見出しになつて出ておりますが、改進党において、漁港予算に対して一億五千万を予算に盛るべく、改進党の案が出たのに対して、白浜君は非常な努力をされて、漁民の立場から、どうしても漁港予算というものはそれではいけないということで、最後の線で二億五千万まで、改進党の修正案というものを……

第19回国会 水産委員会 第15号(1954/03/06、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 へんな方からお聞きしたいのですが、住吉丸という船は今まで違反を題したことがありますかどうか。
【次の発言】 私は意外なことを聞くのでありますが、私どもどこに行きましても、海上保安庁の巡視船は船業取締りの上から行けば非常に公正であり、しかも海上保安庁の船をわれわれの方の港へまわしてくれ、私の方にまわしてくれ、こういう要望が私の地元にもありますし、また全国まわつてみてもそういう要望が非常に多いのでありまするが、どういうわけで海上保安庁の船がこういう問題を起したかということに対しては、私は納得ができないのであります。ただいま聞きますと、沈没させられた船が十四そう、終戦後において四そ……

第19回国会 水産委員会 第18号(1954/03/17、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 この前も鉱山局長にいろいろと当委員会で漁業用燃油に対して質疑を行い、その後局長には、あらゆる面から善処をいただくように御考慮を願つたのでありますが、その後における情勢がどのようになつておりますか。御発表のできる範囲内でけつこうでありますから、お話をいただきたいと存じます。
【次の発言】 たいへん御懇篤な御努力の結果、販売ルートの確立、量に余裕を持ち、価格に適正な方法を講ずる、しかもそれには苦情処理機関までつくつて漁業者に対する完全なる配給をなして行きたい、こういう御趣旨に、要約すればされるのでありますが、こういたしましても、絶対量の足りない場合における工業との関係、これらが今……

第19回国会 水産委員会 第19号(1954/03/24、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 外務委員会及び水産委員会また本会議でもこの問題が取上げられようとしておる。かかる状態に、あり、またひいては今までの各委員の発言、それからこれから控えております各委員の発言も同じことだろうと思うのでありますので、私は別な角度からこの点を考えてみたい、かように考えておるのであります。  まず第一に今回の事件は、どなたの考えからいつても、世界平和の確立のために非常に大きな貢献になつたものと私は考えます。今まで日本の国会においても、やれ保安隊、予備隊、再軍備というような問題で論議されておる。これからも論議される。しかし今回の事件が発生してから、あたかも日本の保安隊は軍備でも何でもない……

第19回国会 水産委員会 第21号(1954/03/30、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいま問題になつておりまする根室地区は、私の選手区であります。ゆえに私も十分調査をし、また注意もしておつたものであります。大体、根室、歯舞というのがこの海区における一番重要な二つの町村でありまして、先ほどの参考人の言われた人口の内容、これらも参考人の言われた通りであります。しかして、従来まではこの二つの町村が、ここの漁業の大体六割を占めておつたものであり、その他函館や内地の方々から、この地方に漁業を営むために来る者は四割というような状態になつておつたものでございます。終戦によつて、ソ連の管理するところとなり、平和条約においては、歯舞諸島が日本の領土とはつきり明示されておるの……

第19回国会 水産委員会 第23号(1954/04/17、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 先日の協議会できめたソ連行きの内容に対して、その後委員長から、長官は外務省との連絡をしていただくようになつておりましたが、その点はどのように進行しておられますか。
【次の発言】 長官の御意思はよくわかつておりますし、また外務省の日本政府としての立場からいつて、ただいまお話のようにいろいろ非常にめんどうなことだろうと思いますが、民間の立場から行きまして、会談をする場合においては、役所と違いまして相当気楽に話ができるのでありますが、先日の小委員会におきまして、ただいまの長官の御意見のように、非常に重大な問題であるが、昨年の暮北洋問題が論議されたときからわれわれが心配したのは、七船……

第19回国会 水産委員会 第24号(1954/04/26、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 中小漁業融資保証法に基ぐところの起債の問題について、現在の公共団体が自治庁に対して起債の申請をしておる、その申請がどのように今取扱われておるか、この点を承りたいと思うのであります。
【次の発言】 自治庁においては、この法律が制定されたとき、附帯決議をされておることは御承知のことと存じますが、その附帯決議は、「政府は、本法実施に当つては、次の措置を講ずべきである。一、地方公共団体が協会の会員として出資するに当つては、その資金に充当するための起債を認めること。二、本法による融資に対しては、その利子補給の方途を講ずること。」こう二つの附帯決議をされてあるのでありますが、二の「本法に……

第19回国会 水産委員会 第27号(1954/05/13、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 海上保安庁にお聞きするのですが、この漁船の二百十九隻というものの大体のトン数はおわかりになりませんか。そして現在遭難されておると仮定されておるもののトン数は、おわかりになりませんか。
【次の発言】 長官にお伺いします。こうした水産関係の災害、また農業関係の災害は、雪が一尺も降つて、温床苗しろはほとんど全滅してしまつたというような形であり、また羅臼なんかは、八百戸よりない住宅が二百戸も倒壊してしまつたというような状態が報道されておるのでありますが、政府として、単に保険を早く概算払いをする、それから証券を資金化する、こういうような方法だけにとどめるつもりでありますか。政府はまたこ……

第19回国会 水産委員会 第30号(1954/05/22、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 今回の災害は日本の水産業始まつて以来の大きな災害でありました。しかしてこの災害につきまして二つの点から出委員会は論議して行かなければならないことと存じます。一つはどういうようなことによつてこの原因があつたかということを論拠としなければなりますまい。もう一つは、この災害に対してただちに救済の方法を講じなければならないということ、この二つに集約されることと存ずるのであります。  今回の災害について急遽その対策を講じてくれた海上保安庁及び保安庁、また北海道の道当局または現地に出張された北海道の水産課長、また当時の根室支庁長の努力というものは、現に知事がそこにおられますが、あの支庁長……

第19回国会 水産委員会 第31号(1954/05/24、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 今回の暴風に対しまして、農林省としてはいち早く係官を現地に派遣され、しかも当委員会は国会中にかかわらず、委員を御派遣になりまして、しかして現地の状況をつぶさに調査されたものでありまして、この点に対しては北海道の知事及び関係者から、深甚な謝意を表されておるのであります。  この災害は、漁業関係においては、日本の国始まつて以来の大きな災害であります。かつて函館に大火のあつたとき、風速三十八メートルとかいうことでしたが、今回は四十何メートルというような風速でありまして、農業においては亜麻の畑はほとんど種が一粒もないほどになり、またばれいしよなどは一箇所へ全部吹きつけられて、固まつて……

第19回国会 水産委員会 第33号(1954/05/28、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 今回の災害につきましては、当委員会といたしましても急遽国会開会中にもかかわらず調査団の御派遣となり、しかして水産庁、大蔵省においても、誠意を持つてこの問題に対して御研究になり、しかも短時間において、一兆億の緊縮予算の建前の今日にもかかわらず絶大なる御努力をなされ、漁民はこの恩典に感泣しておることと存ずるのであります。しかもまた、この法律の制定によりまして、漁民は、ただちに、あらゆる自己の努力によつて水産業発展のために勇往邁進することと存ずるのでありまして、私は、全会一致をもつてこの法案が衆議院の当委員会を通適したことに対して満腔の敬意を表するとともに、水産庁及び大蔵省当局に対……

第19回国会 水産委員会 第35号(1954/08/10、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいま秋山外務政務盗から就任のごあいさつがわれわれにありましたが、私どもといたしましては、ほとんどこの水産委員会なるものは、外務省の跡始末をしていなければならないという点がたくさんにあるのであります。このときにあたつてしかも水産業界の第一人者である秋山君が外務政務次官に就任されたことは、日本の水産業界にとつてまことに光明が開かれるものと考えるのであります。秋山君の今後の御活躍を期待してやまないものでございまして、敬意を表する次第でございます。
【次の発言】 私は今までの議論を聞き、また日本の輿論に対して政府は御努力されておる。しかしこれは現実の問題のみを考えておることである……

第19回国会 水産委員会 第36号(1954/08/23、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 前の委員会に論議さるべく諮つた毎日新聞の七日の夕刊の記事について、当委員会はどういうように取扱うべきかということであつたのでありますが、たまたま委員会の国政調査があるので、その国政調査の済んだあとにおいて、この問題を論議すべきであるという委員長の意見に基いて、前の委員会は閉会したのでありますが、その問題は非常に大きな問題であると思うのであります。現在福永君がソ連に行つておりまして、本人からはまだ何らの報告は来ておりませんけれども、福永君は多分こういう問題をソ連において論議されることでないかと思うのであります。詳細のことは福永君から連絡のあつた場合にただちに委員会を開いて、それ……

第19回国会 水産委員会 第37号(1954/10/05、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 本年に入つてからの台風によりましての水産被害は、ただいま長官から資料に基く概略の報告を受けました。これに対して、私どもは緊急にこれを復活、救済しなければならないということと、もう一つは、恒久的に災害から免れることを考えなければならないのではないかと考えるのであります。  まず一番考えなければならないことは、原始産業である漁業及び農業、また近代化された船舶、航空機、これらに対して気象の観測がいかに災害の多い日本の国として重大なものであるかという点であるが、こういう点をはたして当局はどのように考えておるか。単に予算がないからこういう点に対して十分の研究ができ得ないというようなこと……

第19回国会 水産委員会 第38号(1954/10/07、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 農林中金にお尋ねいたします。前回の委員会におきましては漁業権証券が十二億資金化された、農林債券において八億認められた、合計約二十億程度のものが資金化されたということでありましたが、この表を見ますと、昨年の災害における四百八十五億の法律に定められたわく、融資の実績は、信連扱いをも合せまして四百十二億になつておる、こういう表が現われておりまするが、今次の災害というものは、全国を通じて約二千億になんなんとする大きな災害であり、また冷害であると思うのであります。前回のお話でありますと、これから例年米の金が相当出る、それによつて操作ができ得るというお話のように思われましたが、これはこま……

第19回国会 水産委員会 第39号(1954/10/12、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 長官のいろいろな御答弁によつて大体わかりましたが、私が非常に心配しておるのは岩内の問題であります。岩内の問題は、ただいまの長官の御答弁から行きますと、とりあえず用船をしなければならない、小修理をしなければならない、それから着業しなければならないその資金、これらは系統機関である中金から出すということで、これは当然であります。しかしこれに対して道が相当の保証をしなければならないという方に持つて行くべきだろうと思うのであります。しかし今ただちにこうした必要なものに対する、漁期が迫つて着業しようという段階になつたものに対する系統機関の融資ということは、これは当然なことであり、これをや……

第19回国会 水産委員会 第40号(1954/10/14、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいま赤路君からパタゴニアの漁業移民に対する質問があつたので、私はその組合の組合長をしておる関係上、今までの経過を簡単に申し上げておきたいと思います。長官からは親切丁寧なただいまの御答弁があつた。この問題は、先ほど長官が話されるように、もはや私が調査に行つて漁業協同組合をつくつて、そうしてあすこで漁業移民をやろうというような、われわれの組合だけの問題ではなくなつたのでございます。当時私とペロン大統領の会見内容は、前に皆さん方にもよくお話を申し上げた通り、その会見内容の言葉は、現在外務省を通じて公式の書類となつてすべてが来ております。全部そのときと同じケースによつて処理されて……

第19回国会 水産委員会 第41号(1954/11/04、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 ただいま委員長の御報告を聞きますと、今まで不安に満ちておつた中共との漁業に対する道筋ができたという御報告でありまして、委員長及び派遣議員団の御苦労に対して感謝をするものであります。ただいまの御報告を開いてみますと、国交がないから政府と直接話ができ得ない、ゆえに水産団体及び日本の人民の団体と話合いをしたい。またそれを了承されたというお話でありますが、国交のないことを外務当局としてはよくうたつておられる。しかしあの中共への視察団が行かれるときにおいては、外務省において相当の議論があつて延び延びになつたのであります。それは共産主義国家であるからということが第一の理由だろうと思うので……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第6号(1954/03/15、26期、自由党)

○松田(鐵)委員 大体この法律案を出されるにあたりまして、大蔵省は佐藤総務課長と柏木君の三人たけで責任を持てるのですか。この点をまず承りたい。
【次の発言】 佐藤総務課長には非常に気の毒なのです。大体二十九年度の予算の説明に対して、総理大臣があのように経済的な計画はないという答弁をされておる。そこへもつて来て一兆円の緊縮予算をしなければならない。これに対して国民が一体納得できるかどうかという問題です。私は自由党所属の代議士である。総理の言うことなら、何もかも拍手をしてその政策に応じたいと思つておる。しかし、三年間なら三年間、五年間なら五年間という一定の期限をつけて、しかして三箇年計画とか五箇年……

第20回国会 水産委員会 第1号(1954/12/02、26期、日本民主党)

○松田(鐵)委員 この法律案が制定せられるまでの間にいろいろと今まで各党において論議されてこの法律案が出たことでありまするが、まず一番先にお伺いしたいことは、ただいま長官から、この法律による第二条の第三項における「(これらの施設が復旧されるまでの間の農林大臣の定める用途に必要な資金で農林大臣の定める被害漁業者等に貸し付けられるものを含む。)」と、これが従来あるつくり上げられた特別措置法と、今回は岩内の分があるために着業資金としてかわった形によってこれを認めてあるのだ、かような説明でありまして、岩内というものに対する非常な関心を持つと同時に同情、しかもこれを育成しなければならないという考え方から……

第20回国会 水産委員会 第2号(1954/12/04、26期、日本民主党)

○松田(鐵)委員 先般の委員会に、かつてない北海道の災害及び宮崎県の災害についてのこの法律案が提出されたのでありますが、第二条の第三項のうち「漁具又は第一項の施設の復旧に必要な資金(これらの施設が復旧されるまでの間の農林大臣の定める用途に必要な資金で農林大臣の定める被害漁夫者等に貸し付けられるものを含む。)であって、」云々とありますけれども、こうした着業資金に対する政府の思いやりが、この法律案に現われておるのであります。特に岩内の問題は未曾有な問題であって、昨年から三回にわたってこういう惨害を受けておる。ここででき得ることであったならば、政府は漁船をもつくつてまで貸してやるだけの考え方を持たな……

第21回国会 水産委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本民主党)

○松田(鐵)委員 ただいま前委員長であつた田口君から、委員会が一年九箇月の間あらゆる協力をされたとわれわれ委員一同に対して謝辞を述べられましたが、われわれの委員会をしてほとんど与野党の区別なく、一致協力して幾多の法律また水産行政に対する国政の反映をさしたことは、一に委員長の常に温厚にして卓越した態度によつてわれわれを指導していただいたたまものでありまして、むしろ私どもこそ委員長の御指導に対して敬意を表するものであります。しかも一番特筆すべきことは、田口委員長が民間代表として身をもつて中共に行かれ、中共との漁業協定の基礎を打ち出したということであります。南の海に対するいろいろな迫害、しかも李ライ……

第21回国会 水産委員会 第2号(1954/12/16、26期、日本民主党)

○松田(鐵)委員 この決議に対しては、私ども民主党といたしましてもまことに至当なる決議であると存ずるものであります。しかし今日において再びこの決議を出さなければならなかつたという理由はどこにあるかということでございます。現在漁民が因つておることは私みずからが体験しておりまして、北海道においてはトン二万円にもなつております。さような状態において漁獲の三割以上も燃料に消費されるということで、どうして漁業そのものが立つて行くかということであります。ゆえにこういう決議は当然過ぎる決議であると私は信じておるものでありますが、なぜこういう決議を再び出さなければならなかつたかというところに、私は死人にむち打……


27期(1955/02/27〜)

第23回国会 農林水産委員会 第7号(1955/12/10、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 関連してただいま芳賀委員から水産庁長官に対してニシンの問題に対していろいろと質疑がありましんが、国政調査の意味において御質疑されることは一向差しつかえないと思います。しかしこの点に対する責任の所在がどこにあるかということをまず考えていかなければならないのでございます。あの北海道において漁業の大宗であるニシン漁業というものが、これまで三万石より漁獲されないという減産の理由がどこにあるかということを水産庁においても道庁においてもこれはよく研究されておるところでございます。また次に凶漁対策の議論がありますが、凶漁対策というものに対する対策はだれが立てなければならないかということであ……

第23回国会 農林水産委員会 第10号(1955/12/14、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 水産庁長官にお尋ねしたいと思います。かつて塩見長官は水産庁長官を歴任され、またその後における各局長を歴任されまして、再び水産庁長官となって御就任になったのでございまして、およそ農林省内における水産行政に対する塩見長官の行政的手腕の卓越せることは自他ともに認められ、また尊敬されておることと存じておるのであります。非常に期待するところが多いのでございます。  そこで今回発表されました北洋漁業につきまして、母船の割当の許可の方針及び独航船の方針が発表されておりまするが、この点に対してまず母船の許可ということに対しては、日本の各母船会社は自己の経営でなくて、日本政府から与えられた北洋……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第3号(1956/03/05、27期、自由民主党)【議会役職】

○松田(鐵)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長所用のため、私が暫時委員長の職務を行いますので、御了承願います。
【次の発言】 この際お諮りいたします。理事北山愛郎君より理事を辞任いたしたいとの申し出がありますので、これを許可し、その補欠選任については、先例に従い、委員長において指名いたすに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって理事に竹谷源太郎君を御指名申し上げます。
【次の発言】 北海道開発公庫法案を議題といたします。  高碕長官が来るまで、暫時休憩いたします。     午後一時五十三分休憩

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第10号(1956/03/23、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 一番論議になるところが第十九条と思いますが、これは先ほど芳賀正委員からの質問にもあったので、どういう種別のものに貸し与えて北海道の開発をするかということが、一番主要目的だと思うのであります。そこで第一条の目的にあるごとく、この公庫は北海道の開発のために長期の資金の供給をするということになっております。この項目に表われておる通り、第一、第二、第三、第四、第五となっており、このうちには、社会党の意見とわれわれの意見と同じようなものもありますが、ただ社会党のは割り切つていないというところに差があると思います。たとえば、先ほどのビート工場に対する融資というようなことは、これは余剰農産……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第17号(1956/04/04、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 銀行局長に御意見をお伺いします。さきに北海道開発審議会の決定に基いて、この法案を作った当時においては、管理委員会またはそれに類似した委員会を置くというように、答申に合った法律を作るつもりだったのでありますが、その必要がないという開発庁の先日来の答弁であったのであります。参考人もまたそのような趣旨の話をされましたが、これに対して社会党では、当然置くのが至当でないかという意見もあり、また私どもとしても、そうあるべきであろうという考え方を持ったのでありますし、審議会の委員をしておる私の立場からいっても、それが当然じゃないかという考えを持ったのでございます。これに対して当局として、ど……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第18号(1956/04/11、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 北海道開発公庫法案につきまして、私は自由民主党を代表いたしまして賛成いたすものであります。  この法案は、北海道開発に対する重要な産業の呼び水的な役割を果すという建前から出たものでありまして、これが成立の暁においては、北海道において産業の画期的な発展が期待されるものと私どもは信じておるのでありまして、まことに北海道のために喜ばしきことと思います。この点満腔の敬意を表して、賛成いたします。

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第20号(1956/05/17、27期、自由民主党)【議会役職】

○松田(鐵)委員長代理 これより会議を開きます。  本日は委員長が不在のため、私がかわって委員長の職務を行います。  北海道開発庁設置法施行法案を議題とし、政府より提案理由の説明を求めます。正力国務大臣。
【次の発言】 この際お諮りいたします。本日、当委員会に北海道に在勤する者に支給される石炭手当等に対する所得税の特例に関する法律案が付託されましたので、提案者より提案理由の説明を聴取したいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは、北海道に在勤する者に支給される石炭手当等に対する所得税の特例に関する法律案を議題とし、提案者より説明を聴取いたします。横路……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第25号(1956/09/26、27期、自由民主党)【議会役職】

○松田(鐵)委員長代理 これより会議を開きます。  本日も廣川委員長は病気のため出席されておりませんので、私が委員長の職務を行いますから、さよう御了承願います。  これより国土総合開発に関する件について議事を進めます。  さきに東北、北海道に委員を派遣し、それぞれ実情調査をして参ったのでありますが、この際派遣委員より報告を聴取いたします。まず、東北地方について竹谷源太郎君。
【次の発言】 北海道地方については渡辺惣蔵君。
【次の発言】 この際、私から廣川委員長の簡単な報告を代理して申し上げます。  廣川委員長は、帯広にて解散後、帰途、網走、上川地区等を経て、八月十七日道庁にて北海道知事と調査事……

第24回国会 農林水産委員会 第28号(1956/04/04、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 ただいままでいろいろと議論をお聞きしておりますと、非常に一方的な議論ばかりされておるようでございまして、私どもは、党内において調整ができ上ったものでありますから、その線に沿うていかなければならないと考えておりますが、どうも質問する者も、答弁する長官においても一方的にのみ考えているきらいが多いのでございます。この点をはっきりと是正しておかなければならないものではないかと思っております。第一に自由漁業、基本的人権の擁護ということをいって、憲法である、法律である漁業調整であるという議論もありました。しかし、はえなわ漁業のみの立場において、憲法、法律を主張されているようでございますが……

第25回国会 国土総合開発特別委員会 第1号(1956/11/12、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 私から動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いず、廣川弘禪君を委員長に推薦いたしたいと思います。お諮りを願います。

第25回国会 国土総合開発特別委員会 第3号(1956/11/20、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 公庫の発足によって北海道に非常に反響を呼んでおり、また北海道の産業の発展の基礎ができるということになって、非常にけっこうなことと思いますが、何といっても一番公庫で問題になるのが、北海道民から言われる金利の面であります。金利は法律で九分ということになっておりますが、この公庫を作るときにおける当委員会の意向も、金利があまりに高くては、せっかくの公庫が発足しても、北海道の産業は、内地の産業と異なって、非常に困るのではないかという議論が多くを占めておって、そして七分五厘か六分程度の金利にでき得るのではないかという考え方をわれわれは持っておったのでございますけれども、現在の公庫の融資と……

第25回国会 国土総合開発特別委員会 第5号(1956/11/28、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 青森県の副知事にちょっとお伺いいたしますが、あなたの県の水田はどのくらいですか。それから果樹を除いた畑地が幾ら、それから、これから開拓さるべき面積はどのくらいあるか、これをお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 大体でよろしゅうございます。
【次の発言】 それから、先ほどちょっと聞き漏らしたのですが、ビートの試験地を何カ所作っておりますか。
【次の発言】 反収はどのくらい……。
【次の発言】 糖分はどのくらい……。
【次の発言】 そうしますと、これでビート工場でもできると、どのくらい作付が可能でございますか。
【次の発言】 もう一つ、砂鉄が非常にたくさんあるということです……

第25回国会 国土総合開発特別委員会 第6号(1956/11/29、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 大蔵省に質問を申し上げたいのです。大蔵省の特殊金融課長の吉山さんは、何せ大蔵省随一の明敏な頭を持ってすべての点に対して御考慮下すっておるということなんで、常に尊敬しておるのでありまするが、北海道開発公庫の法律の趣旨をもう少し御研究下さってやっていただかなければ、北海道のこの公庫を作った意義が非常に薄らぐのじゃないかということを心配しておるのでございます。青山課長は、前にはどちらにおいでだったか知りませんけれども、加治木課長の当時、ここでいろいろ論議されたことであるのですが、まず私が一番御理解を願っておかなければならない、また御答弁を願わなければならないことは、この第十九条のこ……

第25回国会 国土総合開発特別委員会 第8号(1956/12/05、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 砂鉄というのは、一体何に使うものですか。
【次の発言】 私ども北海道へ汽車に乗って帰るときに、砂鉄をとっているのをよく見るのですが、あれは土地を掘り返してとっているわけですけれども、そうすると、深さというものがあるわけですね。淋代地区やそういうところの深さがどのくらいあるのか、また、とったあとを農地になるように整地しておるのか、こういう点あなたの方はどうなっておりますか。
【次の発言】 その掘ったあとの――海の中からとるのは、ポンプでとったらいいでしょうが、平なところからとるとき、農地との関係はどうなっておりますか。

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第2号(1957/02/28、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 企画庁長官にお尋ねするのでありますが、ただいま愛知委員からは基本的な問題の御質問があり、また御答弁がありました。あわせて東北の問題に対してもるる御意見があったのでございますが、私は先ほどの長官の御意見に基きまして、日本の経済のあり方について、具体的な問題から入っていって、一つ一つ御意見を承わってみたいと思うのであります。  今回国鉄運賃が一三%増額された。その理由は輸送力の増強ということになっておるのでございますが、今東北であろうと、また北海道であろうと、一番困難を来たしておるものは青函トンネルの問題でございます。運輸省におきましても、また国鉄におきましても、この点に対する調……

第26回国会 国土総合開発特別委員会 第4号(1957/03/06、27期、自由民主党)【議会役職】

○松田(鐵)委員長代理 井谷委員からの発言を許します。
【次の発言】 他に質疑もないようでありますから、本日はこの程度において散会することとし、次会は公報をもってお知らせいたします。    午後三時三十六分散会

第26回国会 農林水産委員会 第26号(1957/04/10、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 日ソの漁業条約について井出農林大臣、水産庁長官、生産部長が非常な御努力をされて、おくればせにはなりましたが、今日ようやく着漁の実施に直面するところまでこぎつけたことに対して、その労を感謝するものでございます。しかし今日の北洋漁業の出漁は目前に迫って、この着漁というものに対してまた非常な御苦労のあることだと存じまするが、内容について今まで条約にもある通り、西カムの鮭鱒に対しては昨年の実績が一万六千トンでありましたが、今年は一万三千トンに減ぜられたということに聞かされておりますが、しかし今度は四月以降のことでございますが、この点に対しても母船側と四十八度以南の流し網業者とのトン数……

第27回国会 国土総合開発特別委員会 第2号(1957/11/08、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 企画庁と農林省に質問したいのですが、今、東北、北海道が中心となって一番騒いでおる問題は、乳価の問題でございます。乳価が非常に安くなるということで、農民が非常に騒いでおります。北海道であろうと、東北であろうと、最近における酪農を併用した農業、これによって冷害から免れんとして努力しておるやさきに、牛乳の安定した価格がなければ、農民としての経済が立っていかぬような状態になっておる。それに、メーカーがこの乳価を下げようという議論が、秋ごろから非常にやかましくなっておる。これに対して、生産コストがどのようになるのか、この基本的な問題を解決するのには、一時的な問題ではいけないので、どうし……

第28回国会 国土総合開発特別委員会 第1号(1957/12/20、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、委員長が互選されるまで、規則第百一条第四項により、委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま田中君より提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、亘四郎君が委員長に御当選になりました。  委員長亘四郎君に本席を譲ります。

第28回国会 国土総合開発特別委員会 第2号(1957/12/23、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 動議を提出いたします。理事はその数を七名とし、委員長において御指名あらんことを望みます。

第28回国会 国土総合開発特別委員会 第5号(1958/03/19、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 僕は、ただいまの竹谷君の質問に対して一つ同じ点があるのでございます。先日企画庁長官から非常なおしかりをこうむった。それは何のために北海道東北開発公庫はああいう大きな会社にのみ融資をすることを考えておるのか、何のためにあの公庫を作ったのか、要するに東北であろうと、北海道であろうと、ほんとうに北海道を開発し、東北を開発するというのは大企業ばかりじゃないんだ、今までの金融べースにも乗らなかったものが、長期の資金を出してやることによってのみ初めて企業が円滑化されていくのである、こういう点に対してどうしてああいう大会社にばかり融資をしなければならないのか、これはほかに長期信用銀行もある……

第28回国会 国土総合開発特別委員会 第6号(1958/03/20、27期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 僕は石井大臣に質問をしたいのですけれども、非常に御多忙であるので、政務次官にかわって質問をしたいと思います。  北海道地下資源開発株式会社法案なるものが今提出されておりますが、私どもはこの地下資源開発株式会社を作ることによって、今までと異なって、北海道開発長官がすべてを掌握して公正な運営をすることであろうと信じておるものでありまするから、これにはあまり心配はしておりませんけれども、再び現在ある北海道東北開発公庫と同じようなあり方になって、運営が妨げられるようなことがあってはと非常な心配を持たされるものであります。こういう点に対して、現在は北海道東北開発公庫なるものは、北海道開……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 農林水産委員会 第14号(1958/08/26、28期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 先ほどからいろいろ議論を聞いておりましたけれども、質問される方が大へんおもしろい質問をされるので、私実は感心して聞いておったのでございますが、答弁される方でなぜはっきり答弁されていないか、こういう点でございます。水産庁の行政そのものが、漁業法を逸脱した行政というものはでき得ないはずであります。漁業法の第一条には、「この法律は、漁業生産に関する基本的制度を定め、漁業者及び漁業従事者を主体とする漁業調整機構の運用によって水面を総合的に利用し、もって漁業生産力を発展させ、あわせて漁業の民主化を図ることを目的とする。」、こうはっきり明示されておるのに、御質問されておる方々は、その漁業……

第29回国会 農林水産委員会 第16号(1958/08/28、28期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 関連して……。  十分より時間がないので、非常に簡単にお尋ねしますが、一つ御答弁を願いたいと思います。  私は農林行政というものはその基本法である漁業法によって行われていかなければならないものと考えておりますが、この点、どうお考えになっておられますか。
【次の発言】 大臣の言われる通りであって、社会問題として議論される場合においては、漁業法の許す範囲内においてそれを調整していくということが水産行政でなければならないと私は考えておる。ところで、この漁業法から言って、いろいろと議論されておる今日の問題も、今始まった問題じゃない。二十六年以降この問題があるのに対して、先ほど篠田委員……

第32回国会 農林水産委員会 第12号(1959/09/10、28期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 先ほど北海道の調査をされた御報告、委員の方々がわざわざ北海道まで御出張になって詳しく御調査されたことに対しては、非常に感謝するものであります。私、自分の地元でありながら、所用がありまして、網走支庁管内をお供できなかったことを非常に申訳なく思っておるのであります。幸いにしてただいまの御報告には大体の要点は尽されておりますけれども、私は、いま一つ、別な観点から、委員長にお願いを申し上げまして、お尋ねをしてみたいと思う。  北海道の寒地農業としてどうしてもやらなければならない、気の毒な農民の経済を確立してやらなければならないために、ビートの耕作というものをうんと振興してもらいたいと……

第32回国会 農林水産委員会 第17号(1959/10/22、28期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 日通側に質問をいたしますが、あなたの方の労働賃金が上るというのは、どの程度に上るのですか。
【次の発言】 パーセントによって……。
【次の発言】 日通の昨年までの株主に対する利益配当はどの程度になっておりますか。
【次の発言】 先ほどのお話の中にガソリン税というお話がありましたが、この扱い料を高くしていただきたいという運輸省に出したものには、貨物自動車はどのように関係あるのですか。
【次の発言】 集配の料金の値上げは一つの項目にすぎない。それならばよその取扱いとは異なる。そこへ持ってきて、あなたの方では今黄色い色のついた自動車が全国津々浦々にあるようでありますが、あの自動車の……

第33回国会 農林水産委員会 第8号(1959/12/02、28期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 ちょっと関連質問。  私どもが調査に行ってから、各省と協議を開いた。現地においては、今川村委員からお話があったように、熊本大学というものはこれまで一生懸命やっておるし、工場もこれに対して協力しようじゃないかということだった。各省々々の分担はあるけれども、熊本大学というものがああした熱心にやっており、医学上においても、また科学上においても、どういう点から言ってもあれを中心としてやっていこうということであったのじゃなかろうかと私は思うのですがね。それを踏み違えて、東京でばかり何もかにもやるということは、僕はいけないと思っているのですが、あのときの話し合いはどういうことだったのです……

第33回国会 農林水産委員会 第17号(1959/12/23、28期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 まず私は運輸大臣にお尋ねをしたいと思います。  運輸大臣は今の私どもの政界における人情大臣としてほんとうに党意識を発揮した行政を行なっておることを、日ごろ非常に尊敬しておるのであります。これはどこでもそのようにならなければならないと思うのでありますが、たとえば農林大臣においても同様であります。あまりに部下の話をそのまま率直に聞いて、そうしてすべての行政をやっていく、これは、一面、政治家として大臣として当然のことだと思いますし、委員会においてもあまりに行政にタッチするようなことを一々取り上げてやるということも、委員会としても私どもは非常に反省していかなければならないことだと思っ……

第34回国会 農林水産委員会 第25号(1960/04/26、28期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 宮本さんにちょっとお伺いしたいのです。先ほどは参考人として日本ビート糖業協会会長としてのお立場によって御説明をされたのでありますが、ホクレンの会長の御意見とだいぶ異なる点があるのです。ビート糖業協会の会長として個人の立場でお話になったのか、ちょっと食い違いがあるのです。小林参考人の御意見は、現在は五千町歩だ、それに対して自分の工場はこういうように成績をあげておる、この五千町歩の土地をもっともっと改良して八千町歩に該当するように努力をしていくならば糖業の成績も非常に上がることであろう、こういうようなお話でありまして、土地改良を目的としたお話を承ったのでありますが、宮本さんの御意……

第36回国会 国土総合開発特別委員会 第1号(1960/10/17、28期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 動議を提出いたしま す。委員長の互選は、投票を用いず、 福井順一君を推薦いたしたいと思いま す。
【次の発言】 動議を提出いたしま す。理事は、その数を八名とし、委員 長において御指名あらんことを望みま す。


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 建設委員会 第10号(1961/03/04、29期、自由民主党)

○松田委員 まず一番先に、私は北海道開発庁の熊本次官にお尋ねいたします。  北海道開発庁量実施機関として、北海道開発局というものがあって、仕事をしておられる。この北海道開発局というものは開発庁の所管であると思うが、建設省との関係はどのようになっておるか。まずこの点をお聞きいたします。
【次の発言】 それは法律に書かれておることであって、業務に対する指揮監督、これらの権限はどこにあるか。
【次の発言】 そこで、大臣に私は政治議論として一つ承っておきたいのであります。非常に話が小さくなるのでありますが、私は、現内閣として、地域格差をなくしよう、所得の倍増もしてやらなければならないというように、私ど……

第38回国会 内閣委員会 第39号(1961/05/25、29期、自由民主党)

○松田委員 二、三質問をしたいと思います。まず第一に北方地域の旧漁業権者に対する特別措置ということですが、二十四年の十二月の十五日に漁業法が制定されて、また同日において施行法が制定されたのであります。当時における南千島地区においてはマ・ラインが敷かれておって、日本の行政権が施行されなかった。そういう事情からして漁業証券の交付を見ることができなかった。ところが二十八年の八月の八日に漁業法が一部改正になり、漁業証券百八十何億というものは、その免許料許可料を全廃された。日本に主権がある南千島に対して漁業証券というものが残されていなかった。当然政府は、主権が日本にあるのだから漁業証券を与えなければなら……

第38回国会 農林水産委員会 第10号(1961/03/02、29期、自由民主党)

○松田委員 果樹農業振興特別措置法における、「果樹の集団的な栽培に供される土地(以下「樹園地」という。)につき果樹を栽培しているか、又は栽培しようとする農業者(以下「果樹農業者」という。)の二以上が共同してその樹園地における果樹の栽培を計画的かつ効率的に行なおうとする場合における当該果樹農業者」、これらに対してこの法律によっていろいろな施策が講ぜられて、農林省においてもこれを推進していこうということになっておりますが、私は前に局長にいろいろとお話を申し上げたが、北海道はあのように果樹は非常に適しないところである。だが、私の研究によりまして、中澤茂一君からいろいろと事情を聞き、そうして調査の結果……

第38回国会 農林水産委員会 第43号(1961/05/30、29期、自由民主党)

○松田委員 ちょっと農林大臣に御注意を申し上げたいと思う。  ここにもあるように、三十五、六億できるようになった。これは非常にいいことだと思う。ところが、昨年においては百十五円から百十円しておったのが、今年は五十五、六円から四十五、六円です。ところが、市中に販売されておるものは二百円。これでは農民も勤労者もだれも食えない。ノリの価格というものは五十円なら五十円で安定させるようにしなければならぬと思う。そうしていったならば、今農林省が一生懸命にやっておる増産計画の三十五億枚どころじゃないと私は思う。五十億あっても、価格が五十円ということになっておったならばそれは大きく幅広く伸びていくと思う。ほん……

第40回国会 建設委員会 第9号(1962/03/02、29期、自由民主党)

○松田委員 私は大林さんにちょっとお伺いしたいのでございますが、大林さんの先ほどの御意見によりますと、工事に対する単価が非常に安いということと、それから物価騰貴によっていろいろな資材が高くなっておるということでありますが、市内における大きなビルを作る場合、ああいうビルなんかは今の政府の単価、そういうものとは全然別個にして、ほんとうにあなた方の事業面からいく単価でもって建築されておることだろうと思いますが、その点はどうですか。
【次の発言】 そこで私はちょっと調査しておる点からいきまして、これは重大な問題であるのですが、次の委員会の参考までにお聞きしてみたいと思うのですが、公団等における資材、た……

第40回国会 建設委員会 第11号(1962/03/14、29期、自由民主党)

○松田委員 企画庁にお尋ねしますが、現在の鋼材の価格はどれくらいしておりますか。
【次の発言】 金額はわからぬのですか。
【次の発言】 セメントの単価はどれくらいしておりますか。
【次の発言】 国民生活のために非常に重要なものは、米、みそはもちろんのこと、鋼材やセメントというものも生活の上からいって最も重要なものであろうと思います。それから、われわれの建設行政からいっても、セメントと鋼材は非常に重要なものであります。森政務次官にお伺いしますが、最近のセメントが非常に高くなっておる、こういう点から一つセメント事業を御説明願えれば、大へんけっこうだと思います。

第43回国会 災害対策特別委員会 第21号(1963/06/25、29期、自由民主党)

○松田委員 北海道における本年五月の気象は、全道的に平年に比べて降水量が少なく、また気温も比較的高めに経過したため、まれに見る異常乾燥の状態が続いておって、農作物は一般に干害の徴候をもたらしておったのであります。ところが、五月下旬に至り各地に強風が襲来しましたが、ことに道東方面ではなはだしく、十勝、網走支庁管内では、瞬間最大風速二十数メートルの強風が数日間連続したので、干ばつのため乾燥していた土壌が突風により飛散し、まさに黄塵万丈、昼なお暗く、屋内では電燈をつけ、道行く自動車はヘッドライトをつけなければ通行できないほどの状態であったのであります。このため発芽後間もない農作物は埋没枯死に至ったも……

第43回国会 災害対策特別委員会 第24号(1963/06/29、29期、自由民主党)

○松田委員 災害に対しての政令が六月二十一日に出ておりますが、このうちの第一条に、「天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法第二条第一項の規定により、昭和三十八年五月下旬のひょう及びこれに伴う突風並びに降霜(以下「五月の降ひょう等」という。)を同項の天災として指定する。」とありますが、北海道の強風によるところの、局部的ではあるが、非常な被害をこうむっておることは、この前の陳情及び私の現地報告においても申し上げたのでありますが、この北海道の強風は、この突風並びに降ひょうというこれらの政令の中へ入っておるのですか、それともまた、これは除外されておるのですか、この点をお伺いした……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 災害対策特別委員会 第11号(1964/06/17、30期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 今回、北海道における五十億になんなんとする大水害がございました。当委員会でこれに対する御審議を願いたいと存じて、北海道庁から昨日陳情があったのであります。そこで、時間の関係もありまして、自治政務次官が非常に時聞がとれないということで――実は大臣に出席を願うことでありましたが、大臣はあの気の毒な新潟災害に対して御出張になったので、政務次官も時間に制約がありまするが、自治政務次官としてお答えを願いたいと思うのであります。それは、年ごとに災害がひんぱんとして起こる。そこで、開発庁等に質問をして御答弁を願って、それからあなたのほうに答弁していただければ、非常にものがわかっていいのであ……

第46回国会 農林水産委員会 第24号(1964/03/24、30期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 簡単に長官にお願いしておきたい。私は林野行政に対しては全くのずぶのしろうとでありまして、これからひとつ勉強させてもらいたいという意味合いでお願いをするのでありますから、御了承願いたいと思います。  私どもの北海道において、いろいろと今日業界が苦しんでおります。長官の英断によって、それが救われるような状態になったことを非常に喜んでおります。ところでかって私は、水産業界において非常な議論がありまして、これを是正したことがありますので、そういう例からいきまして業界の今日苦しんでいることが、中共はどういうことになっているかわかりませんが、北海道においても非常にトンネル業的な団体数が多……

第46回国会 農林水産委員会 第33号(1964/04/08、30期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 それでは質問を申し上げます。  この法律案は、参議院において慎重に審議されたものであり、また二十七年にこの法律が制定されて、しかもそれから漁民においては非常に積み上げをしてまいりまして、非常ないい結果を得ておるのでありまして、政府においても、その当時不備であった点を改正しようとした改正案でありまして、漁民として非常に喜ばしいことであろうと存ずるものであります。しかし、この法律案においてまだ二、三の点において不備な点もあろうかと思いまするし、私ども当初二十七年に制定する場合において、これを論議してきた幾多の点があるのであります。  第一に、この法律案で一番重要な点は、加工業者が……

第46回国会 農林水産委員会 第42号(1964/04/24、30期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 さきに沿岸漁業の振興のために、中小漁業の基本法ともいうべき沿岸漁業等振興法が制定されて、沿岸漁民も非常に喜んでおるような次第でありますが、今回国の施策の一環として漁業災害補償法案が提出されて、いま一番経済力に弱い、不安な漁業をやっておる日本の漁民全体に対して、こうした法律案が国会に提出されたことに対しては、沿岸漁民は非常な喜びを感じておるものであります。しかし、この法律案に対して、ただいま角屋委員が指摘されたようなことについて、私ども自民党としても、この法律を制定するにあたって、社会党が今日出しておる法律案とほとんど同様な意見を持って、この法律案の制定に努力してまいったのであ……

第48回国会 農林水産委員会 第25号(1965/04/08、30期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 まず、私は、長官に対して御質問をしたいと思います。実は大臣が多忙だということですから、かわってひとつ政務次官も一緒になって、御答弁を願いたいと思います。  まず第一に、私は、北洋海域に対する水産行政の、これから行なわんとする行政に対する御見解を伺っておくほうが一番適当でないかと思うのですが、この点を承りたいと思います。
【次の発言】 しからばこの北洋に対する各種の漁業、流れ魚としてのサケ、それから底魚としてのカニ、母船式トロール、いま許可されておりませんが、捕鯨の類、こういう点に対して、ただいま東部においては不安な状態にあり、西部においては安定しておるというお話でありますが、……

第51回国会 農林水産委員会 第3号(1965/12/24、30期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 きょうは大臣の出席を求めておりましたが、予算委員会の関係上時間がとれないので、政務次官、それから海上保安庁を呼んでもらいたいと思います。  時間もないことだから、まず海上保安庁から先に報告を受けなければならないのだが、十二月における北の海における遭難事故に対して、水産庁として調査ができておったならば、その報告を求めます。
【次の発言】 タライカ湾で一そういっているだろう。七十二トン。
【次の発言】 このうち、十一月の遭難したものは、十六人のうち五人助かっている。十二月に寒波がきてからのものは、ほとんど全部死んじゃっている。これに対して長官並びに漁船課長は、船の構造とかその他に……

第51回国会 農林水産委員会 第43号(1966/06/01、30期、自由民主党)

○松田(鐵)委員 簡単にお伺いいたします。  ここにあるパンフレット資料に「果樹農業振興特別措置法の一部を改正する法律案政令規定見込み事項」というものがある。この中の第二の項に、「改正後の果樹農業振興特別措置法第二条第二項の政令規定事項」、これは現在の規定されておる種目からふえておりますが、ある場所において私は小林局長に梅の話をした。ところが、長野県の主要なる作物にアンズがあります。このアンズがこの中へ入っていない。梅とアンズとは種類が違うことになっておるのか、同一として考えておるのか、この点をまずお聞きしたい。
【次の発言】 農林省と大臣は特に考えておかれなければならぬ。アンズというものは世……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第6回国会 水産委員会公聴会 第4号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○松田委員 宮崎さんが御意見をお述べになつたそのうちに、協同組合員というものの、素質が一時的な急造なものらが入るようなことでは、とうてい定置漁業の健全な経営ができ得ないのである。ゆえに健全な経済に立つている現在の定置漁業者に対しても、優先順位の場合においては同等の位置を與えろというように私は聞えましたが、その通りでありますか。  またもう一つは五箇年という年限に限られているが、定置漁業そのものの従来の経験からいつて、五箇年ではとうてい定置漁業の経済が成立つて行かない。ゆえに相当年限、すなわち現在の漁業法から行きますと二十箇年になつているのであつてこの年限が長くなければ、経済のバランスがとれて行……

第13回国会 外務委員会水産委員会連合審査会 第2号(1952/06/11、24期、自由党)

○松田委員 まず先ほど来からわれわれ水産委員会の委員どもが、いろいろとこの條約に対して意見を吐いておるのであります。しかるに外務大臣は、頑として自己のきめられた條約に対して忠実に、何らわれわれの意見に耳をかさないような状態にあるのであります。先輩である植原先生がわざわざあの通りの御意見を申し上げても、またこれに対しても何ら耳をかしていないようにわれわれは見受けるのであります。私どもは與党であります。與党の立場から、この條約が批准されなかつたならば、どのような立場になるかということは百も承知しております。しかるにこれは先ほど永田委員からも申された通り、川村委員長からも申された通りでありますが、私……


27期(1955/02/27〜)

第27回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第1号(1957/11/08、27期、自由民主党)

○松田(鐵)小委員 先ほどからいろいろ議論されておりますが、長官にお伺いしますが、この海区は禁止海区ではないのであると思いますが、どうですか。
【次の発言】 朝鮮は禁止をしているが、日本はこれを禁止していないという解釈であります。そこで日本からいきますと不法な拿捕ということになると思います。今日本の漁船がいずこかの外洋へ出まして、そうして漁業をやっていて、たとえばソ連に拿捕された。こういう場合においても、人道上からいってその日その日の生活というものに対してはほとんど非難を見ていない。ひとり朝鮮だけが非常な非難とまた漁民は困っている。こういう場合において、日本国民の生命と財産を守るのは日本の政府……


29期(1960/11/20〜)

第41回国会 農林水産委員会農産物価格対策に関する小委員会 第2号(1962/10/04、29期、自由民主党)

○松田小委員 大臣は私ども自民党の中の農産物価格対策委員長をされて、もうほとんど農産物の価格というものは一手にやられて、でき上がっているものでありまして、私は今ここで価格をどうしようとかこうしようとかいう考え方をもって質問をするものではありません。また大臣の御答弁も要らないと思います。ただ私の考えておる点を率直に一つ申し述べて、今後の問題に御尽力を願いたい、こういう趣旨で自分の意見を申し上げてみたいと思います。  先日の委員会において当局からお話がありましたのは、澱粉は現在日本において十万トン不足しておる。どうしてもそれを需要に充てるために輸入しなければならない、こういう御意見もあったのでござ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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