国会議員白書トップ衆議院議員丸山直友>委員会発言一覧(全期間)

丸山直友 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

丸山直友[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


24期委員会出席TOP100
93位
24期委員会発言TOP100
91位
24期委員会出席(幹部)TOP100
87位
24期委員会発言(非役職)TOP100
68位

このページでは丸山直友衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。丸山直友衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 厚生委員会 第4号(1949/04/02、24期、民主自由党)

○丸山委員 宮城縣における百日咳予防接種に伴う事故の発生について、二、三の質問をしたいと考えます。予防接種法が昨年の六月できましてから、はからずも京都市地方におけるジフテリア事件を起し、なおまた引続いてこの百日咳予防注射における事故が発生したことは、國民の予防接種に関する恐怖あるいは不審の念を抱かしめるという点において、これはまことに遺憾とするところと考えておるのでありますが、すべてこういうような過失が起りました場合には、その責任を問うということはもちろん必要でございますが、しかし將來この失敗を繰返さないためには、その失敗の眞相を究明することが最も必要ではないか、かように考えます。この宮城縣の……

第5回国会 厚生委員会 第7号(1949/04/12、24期、民主自由党)

○丸山委員 國立病院收入は一点單價を一体幾らにお見積りでございますか。
【次の発言】 一割引というのはどうなりますか。

第5回国会 厚生委員会 第8号(1949/04/13、24期、民主自由党)

○丸山委員 先ほどからの質疑応答を承つておりますと、病院が特別会計になりまするために、その收支状況をよくするために、その患者の六八%を占めておる生活保護法あるいは社会保險を利用する者を忌避して一般患者を歓迎して、そういう支拂い能力の少い人たちが、不利な立場になるのではなかというような意味の質疑応答がたくさん行われておるように私には承れたのであります。私が考えまするのには、生活保護法を適用せられまする患者は、生活保護法による金を本人からもらうのではなくて、法律によつて当然その病院は受入れるわけであります。また社会保險におきましても、当然社会保險の支拂い基金の方から受け入れておるわけで、病院の負担……

第5回国会 厚生委員会 第9号(1949/04/16、24期、民主自由党)

○丸山直友君 本請願の提出者は財團法人日本社会事業協会長中川聖君であります。趣旨は終戦以来社会事業立法は特別法として漸次分化制定せらるる現状において、現行社会法はすでに死文化の状態になりましたので、第二回國会中、本法の改正について請願したのでありますが、その後財界の世論は、本法にかわり、各種特別法の上に立つ一般法としての價値ある社会事業基本法の制定を要請するに至りましたのて、協会は昨年五月社会事業振興に関する協議会において基本法要綱案を立案し、これを昨年十月全國社会事業大会に上程いたしました結実、本案修正の基本要項を決議し、これを取入れた法律をすみやかに実現せしむべしとの満場一致の要望がありま……

第5回国会 厚生委員会 第12号(1949/04/26、24期、民主自由党)

○丸山委員 まず医療法の一部を改正する法律案に関して、お伺いいたしたいと思います。ただいまの提案の理由の御説明におきまして、現行規定の、廣告に関する規定が非常に嚴重である、これを緩和したいということでありまするが、その緩和になります一つの條件は、他の法令の施行を円滑にするためというような理由になつておると考えるのであります。しかし、先般私どもにお示しになりました書類では、技能、治療方法にわたる場合であつてもということが、実は改正の理由の中に説明されておるのでありますが、今日御説明の中には、技能、治療方法にわたる場合であつてもということがなかつたようであります。廣告し得る範囲を、特に必要と認める……

第5回国会 厚生委員会 第15号(1949/05/06、24期、民主自由党)

○丸山委員 医療法の一部を改正する法律案に関しまして、この前予備審査の場合にいろいろお伺いいたしまして、当局から御答弁を得しおりますが、今日は東局長が見えておりますので、あらためてもう一度はつきりした御返事をお願いしたいと思いますのは、大体この改正そのものに関しましては、私は別に異議を唱えるわけではないのでありまするが、質疑といたしまして、第十三條に診療所の管理者は同一の患者を四十八時間を越えて收容してはいけない。四十八時間を越えた場合には、これが移送が困難な場合には保健所に届け出るという事項がございます。これは現在の段階といたしましては非常に実施困難な問題があります。御承知のように二十以上の……

第5回国会 厚生委員会 第18号(1949/05/12、24期、民主自由党)

○丸山委員 社会保險診療報酬支拂いの改正を企てられましたことを地方の医者が聞きまして、かなり強い不安感を持つたと見えまして、いろいろなことを私どもの方に言うて來ておりますので、少し長くなるかもしれませんが、箇條的にぽつぽつとお伺いいたしますから御返答を願いたいと思います。  第一番目は、この提案の理由でございますが、支拂基金の潤沢化と審査の適正化ということが二つの表題になつておりまする基金本來の目的を達成する、かようになつております。この基金本來の目的ということは、この前この法が初めて制定せられましたときに、友納課長の名前で書かれたものがあるのでございますが、これは政府の強力な監督下にある特殊……

第5回国会 厚生委員会 第20号(1949/05/16、24期、民主自由党)

○丸山委員 優生保護法の一部を改正する法律案の大体の内容は、私は多少承知しておつたのでございますが、最初承知しておつたのと、今度参議院において修正を加えられたと見えて、多少変つた点がございますので、その点についてお伺いいたしたいと考えます。  まず最初に、十五條に第二項を加えて、「指定医師以外の医師は、母体の生命に対する現在の危険を避けるため緊急やむを得ない場合の外は、医療行為としてでも、人工妊娠中絶を行うことができない。」というような條項で、緊急やむを得ない場合には指定医師以外の医師たりともこれを行つてよろしいというような規定であつたのですが、それが削除されている。それは参議院において修正を……

第5回国会 厚生委員会 第27号(1949/08/19、24期、民主自由党)

○丸山委員 遺族のみに限定した問題ではございませんが、先般九州地方の行政を見て参りましたときに、ある地方のある縣で生活保護法の適用者が、他の府縣よりも非常に少い縣が一つあるのであります。特にその縣の経済状況がゆたかであるということのために、生活保護法の適用者が各府縣に比較して非常に少いならばけつこうなのでありますが、そうでなくて特別に少いのであります。その理由が、生活保護法を適用する基準を決定するのに、非常に嚴格な見方をしておられる。その結果非常に少くなつたというような結果が出ておるのであります。もちろん法を嚴格に適用することは非常にけつこうなことであるとは考えますが、生活保護法の適用をあまり……

第5回国会 厚生委員会 第29号(1949/09/14、24期、民主自由党)

○丸山委員 ただいま社会保險、ことにその中の政府がやつておる健康保險の赤字という問題が出たのでありますが、これはもう秋に先般來保險局と数回お会いいたしまして、いろいろ承つております。これに対しての苦衷のほどは存じております。また金融の道も相当に有望である段階に達したということも承つております。しかし現在の保險当局の見通しによりますと、たとい十億もしくは十五億の金融の道がございましても、現在の状態で参りまする場合には、來年の二月の半ばごろまでの保險給付は可能であるかももしれないが、その後のことに関してはまつたく見通しがつかない、こういうような御見解に承つておるのであります。大藏省方面の御見解は、……

第5回国会 厚生委員会 第30号(1949/09/15、24期、民主自由党)

○丸山委員 昨年の十一月京都及び島根県におきまして、ジフテリアの予防注射により死亡その他を生じました事件がございましたことはご承知の通りであります。京都におきましては、注射液の検定が不備であつたということのために、それぞれ國家の責任としてこれを処理せられ、賠償その他の道が講ぜられておるのであります。しかるに島根縣におきましてそれよりもはるかに時を経ました本年の六月にいたりまして、死亡者の最初の注射を行いたる医者八名が業務上の過失致死被疑として、送廳されたということが起つたのであります。すなわち八東郡で五名、籔川郡で一名、淵摩郡で一名、隠岐島で一名の医者であります。この事実につきまして島根縣医師……

第5回国会 厚生委員会 第31号(1949/10/07、24期、民主自由党)

○丸山委員 二十五年度は社会保障とまでは参らないのでありましようが、二十六年度はあるいはそうなつて行くかもしれぬというお話でありますが、社会保障制度として取立てることになりますと、徴税もありましようし、率もありましようが、一部負担とする場合にはどういうことになつて行くかということとか、いろいろあると思います。それから平衡交付金でありますが、これが地方へ流れます場合に、ある一定のわくをきめて、これは厚生にわされるのか、あるいは大づかみにいつてそのレートを地方が考えるという取扱いになりますか、それをひとつお伺いしたい。
【次の発言】 それから社会保障制度がいつごろ実施になつているか、どういう面から……

第5回国会 厚生委員会 第32号(1949/10/08、24期、民主自由党)

○丸山委員 実はこの平衡交付金のひもつきということを昨日もお伺いしたのでありますが、これをやつていただかないと、とかく地方の更生行政は軽く見られるのであります。他の方へ持つて行かれる危險がありますから、ぜひその線に沿うてやつていただきたいと思います。  それからただいまの結核増床に十二億くらいというようにお話がありましたが、要求予算のあれを拜見いたしますと、結核増床に伴う物資の整備一億四千万余、療養所の設備六億で千万円余医療機械八千二百万円幾らで、九億ちよつとになつておるようでありますが、まだその他に御要求になつたのでありましようか。

第6回国会 厚生委員会 第3号(1949/11/14、24期、民主自由党)

○丸山委員 ただいまの松永委員の質疑並びに当局の御答弁等にございましたように、社会事業と申しますものは、厚生委員会としてはなかなか重大な関心事でございまして、また国民の福祉ということから考えても、ことに重要なことだと考えております。政府の行うべき生活扶助の面における調査及びその助長、また社会事業の基本法の制定であるとか、あるいは財源の点であるとか、ことに今の社会事業の公的な施設と私の施設との間の調整であるとか、あるいは労働搾取に陥つているような不良な授産所の調査であるとか、その禁止、あるいは優良なものの援助等、非常に多方面の仕事があるように考えられます。この際私は動議を提出いたしたいと思います……

第6回国会 厚生委員会 第9号(1949/11/28、24期、民主自由党)

○丸山委員 胸かくに変化云々ということは、結核に直接関連性を持つておるということは、だれでもわかることなのでありますが、今の御質問の趣旨と、御答弁の趣旨から考えて、ほかの方の病気は入らぬということになると考えます。しかし結核による胸かくの変形といいましても、なおその程度がいろいろある思いますが、特別な境を引くということに対して、何かお考えがあるのでありますか、提案者にひとつお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 私が今の御答弁から推測いたしましても、胸かく整形術をやつたようなものが、胸かくの変形というようなことで多く取上げられると思います。その場合に、なお結核の病が活動性である、あるいは菌……

第6回国会 厚生委員会 第11号(1949/12/01、24期、民主自由党)

○丸山委員 この結核対策に関する決議は、もちろん結核の予防、治療、後保護等の不十分であるがゆえに、これを拡充するということに対して決議を出すという御趣旨には、何ら反対するものではなく、まつたく賛成するのでありますが、しかし結核が国民病であり、あるいは患者が非常に多い。これは文明国としてはけしからぬということをただ言いまするだけでは、まつたくこれがから念仏に終るものではないかというふうにも心配せられるのであります。さらにこれを一歩前進いたしまして、政府の予防的の措置に関する具体的の実効をあげ得るように、予算的措置を考えなければならないと考えます。それにつきましては、政府がこの前結核白書というもの……

第6回国会 厚生委員会 第12号(1949/12/03、24期、民主自由党)

○丸山委員 前回の委員会でもちよつと申し上げましたように、これは非常に重要な案件であります。従つてこの決議案を不発彈に終らせたくないと考えますので、十分な検討と、強力なる推進を必要と考えますから、なお引続き小委員会のようなものを設けまして、この問題を検討し、強く要望する態勢を整えたいと考えます。そういうふうにおとりはからい願いたいと存じます。

第7回国会 厚生委員会 第1号(1949/12/17、24期、民主自由党)

○丸山委員 前国会の終りにあたつて、結核対策強化の決議案がありまして、その際にこれは次の国会に特別な委員会を設けて研究して、完全な決議案を出したいという意味で、あれは一応保留してあつたわけでございます。この国会も始まつてまだ百五十日あるとは言いながら、そういう意味で調査する事項もたくさんあると考えますから、その際に結核対策に関する小委員会を設けてこれの研究を進め、その決議作成に当つていただきたいと思います。

第7回国会 厚生委員会 第2号(1949/12/23、24期、民主自由党)

○丸山委員 いろいろ各方面に伺いたいのでありますが、まず第一番に委員長の御所見をちよつとお伺いしたいと考えております。  御承知のように、第六国会の終りに近く、共産党から結核対策に関する決議案が出て参りました。これに対しましては、結核問題は非常に重要な問題でもあり、かつ各党ともに重大な関心事でもあります。また決議案の内容に盛られておりましたことから考えまして、政府は何らの施策をしておらぬというような強い表示がありましたために、少し検討しなければならぬのではないかというような考えから、いろいろなお話合いがありまして、結核に対する小委員会をつくり、よくこれを練つて、完全なる決議案をつくつて各党の連……

第7回国会 厚生委員会 第4号(1950/02/02、24期、民主自由党)

○丸山委員 ちよつとお伺いいたしますが、厚生大臣に移すというのはよくわかりますし、その必要のあることもわかりますが、実際上の手続ということになりますと、どんなことになりましようか。今まで府県知事に届出ていたものを今度は厚生大臣に届出なければならないのですが、直接当事者から厚生大臣に届出るのですか。事務上の順序ばどうですか。
【次の発言】 その取締官は各都道府県の県庁所在地に置くのでありますか。
【次の発言】 各都道府県に散在する保健所は……。
【次の発言】 従来の例によりますと、場合によつて検査官のようなことまでも保健所の所員がやつている実例を私は見ておりますが……。

第7回国会 厚生委員会 第5号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○丸山委員 医療法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  法律第二百五号、医療法の第四十條の第一項の第一号に定められておりまする十の診療科名では、現在取扱つております診療科目に適合しないものがあり、公衆が医療を求めるのに不便を来しておる向きがありますので、これに新たに六科目追加いたしたいというのが、この改正の主点でございます。その理由をちよつと御説明申し上げます。医療法の第三十九條には広告に関する事項が規定してございます。その規定によりまして、同條第一項の二号には、「第四十條第一項の規定による診療科名」としてただいま申し上げました内科以下の十科が定められておるのでありますが、……

第7回国会 厚生委員会 第6号(1950/02/16、24期、民主自由党)

○丸山委員 二、三お伺いしたいことがあります。実はまだ少し研究が足りませんので、第二十九條の、「要保護者又はその扶養義務の資産及び收入の状況につき、官公署その他適当と認める者に調査を嘱託し、又は銀行、信託会社、要保護者若しくはその扶養義務者の雇主その他の関係人に、報告を求めることができる。」ということがございますが、「その他適当と認める者」というのはおもにどういうことを御予定になつておりますかということと、この條項をつくられましたのは、保護を決定するのに、その保護を受けるに該当するかどうかということを審査するために、その者が預金を持つておらぬかとか、あるいは信託会社に預金を持つておらぬかという……

第7回国会 厚生委員会 第9号(1950/03/03、24期、自由党)

○丸山委員 どうもない袖は振れないというような、入院料の二十点は増額困難だという事情は私どもよくわかるのでありますが、実際病院を経営しておる方の側から言うと、現在の宿屋の拂いとの均衡をごらんくださいましてもわかりますが、なかなか現在二百円で一日まかなつてとまらしてくれる宿屋は、まあ世の中鐘とたいこで探してもないのではないかと思います。それに医療を加え、サービスを加えてなお二十点というような入院料が決定せられておるというのは、結核療養所に限らず他の面においても相当の困難を感じておるのは事実でございます。いかがでございますか。診療報酬算定協議会でもお開きになつて、点数の改正をおやりになるというよう……

第7回国会 厚生委員会 第12号(1950/03/13、24期、自由党)

○丸山委員 ただいまのことは先ほどお話になりましたように、麻薬として考えておられるようでありますが、私はあまり麻薬としては考えておりませんけれども、法が出ておる以上は、その取締りを受けることになるのでありますが、第十九條に、厚生大臣が大麻の栽培その他に関して必要な事項を命ずることができる、とありますが、この栽培の作付反別というようなものの制限と申しますか、許可と申しますか、そういうこともやはり厚生省所管なのですか。
【次の発言】 そういたしますと、それは従来の取扱いがそうだつたのでありますか。
【次の発言】 今後はそれに何か変更が起りましようか。

第7回国会 厚生委員会 第14号(1950/03/17、24期、自由党)

○丸山委員 ただいま議題となりました癩療養所内の療養状況及び秩序に関する実地調査のため、に、去る七日から四日間、草津の癩療養所楽泉園へおもむきまして、調査いたしましたその結果を御報告申し上げます。  この調査の最初の動機となりましたのは、去る一月十六日同療養所におきまして、患者撲殺の不祥事を惹起いたしましたために、それの原因及び将来これをいかに防止するかということの対策を樹立する目的でございまして、私と田中重彌君と岡良一君と三名が行き、なお專門員の引地亮太郎君、調査主事の神田洗君を同行いたしました。なお厚生省から玉村技官の御同行を願いまして、調査の方法は、療養の実況に関しますことは療養所におき……

第7回国会 厚生委員会 第17号(1950/03/25、24期、自由党)

○丸山委員 生活保護法の中の医療部面について方針だけを伺いたいと存じます。保護費総額の四五%が医療保護であるということは提案理由の説明にもございますが、今度の改正の目的として当然考えられる医療機関の指定制を確立すること、診療方針及び診療報酬が社会保險に準ずること、濫診濫療をなからしめること、これが大体の骨子となつております。それでお伺いいたしたいのは、診療方針は社会保險のそれに準ずるという規定がございますが、社会保險の診療方針と申しますものは、御承知のようにこれは勤労者を対象としたものであり、そうして保險施設でございまして、その医療は当然労働力の回復ということが目標になつて参るのであります。し……

第7回国会 厚生委員会 第19号(1950/03/29、24期、自由党)

○丸山委員 ただいま森本さんからお話がありましたそのことは、書類としては審議会等が統合せられるということは拝見しておつたのでありますが、ところが厚生委員会に付議せられたことではなく、内閣委員会でございますから、かまわずにおけばよいとはいうものの、事後において御報告を受けるというようなことは、はなはだおもしろくないと考えます。こういうふうな厚生省関係の事項は、本会議を通過した後に報告せられるという形でなく、一応委員会にお諮りあつてしかるべきだと考えます。とかく委員会が軽く見られるということは、この間からしばしば問題があつた。こういうような取扱いをせられますことが、どうもそういうふうなことを起すも……

第7回国会 厚生委員会 第21号(1950/04/03、24期、自由党)

○丸山委員 社会局長にひとつお伺いしたいと思います。先般の公聴会におきましても問題になつておりました、公述人の大多数がその基準が低きに過ぎるということを訴えておつた。ことに公述人の青木秀夫氏からは、具体的に第八条の改正意見を述べられたのでありますが、このことは、この法律の目的を完遂するためから申しましても、また受給者が納得するというような意味から申しましても、その基準を決定するところのものは厚生大臣のみにとどまらず、何か審議会のごときものの設置ということが考えられると思うのでありますが、これに対して御当局はいかがお考えになりますか。
【次の発言】 次に、同じくそのときに多く訴えられておりました……

第7回国会 厚生委員会 第25号(1950/04/10、24期、自由党)

○丸山委員 医療法の一部を改正する法律案、つまり医療法人を認めるということなのでございますが、これは提案の理由の御説明にもございましたように、私的医療機関の協力態勢を整えるということが非常に必要であるということと、それからただいまのような状況では、新しく医師が診療所をつくるというような場合、相当の技術を持つておられる方が、入院をとつて完全な治療を行えるようなものをやりたいというような場合には、当然二十以上のベツドを持たなければならぬということになります。従つてその資材、資金等の面においては、非常な困難がありまするので、そういうことがこの法によつて救われるということは、たいへんけつこうだとは思い……

第7回国会 厚生委員会 第26号(1950/04/12、24期、自由党)

○丸山委員 同一の問題でありまして、少し重複いたすかも存じませんが、私としての質問を申し上げたい。先ほどからもお話がございましたように、医業に関する、及び歯科医業に関する附加価値税の問題であります。これは一昨年特別所得税という名目で賦課されたということは、先ほどお話の通りであります。これはなぜ特別所得税という名目がとられたかというと、医業、歯科医業に対しては、事業税を賦課することが不適当であるということから、特別所得税という名目を特につけられたと思います。従つて附加価値税の対象といたしましても、不適当なものではないかという考えは、今田中委員から申された通りであります。しかし一歩を譲りまして、こ……

第7回国会 厚生委員会 第27号(1950/04/14、24期、自由党)

○丸山委員 ただいま議題となりました精神衛生法案につきまして、自由党を代表いたしまして賛成の討論を行わんとするものであります。  本法案は従来行われておりましたところの精神病院法の不備なる点を補正し、これを強力にし、正しくするがために考えられました法案でありまして、その第一点といたしますことは、私宅監置の制度を廃止したことであります。これは精神病者が従来私宅において監置せられていることについて種種なる弊害のありましたことは、天下周知のことでありまして、これが最も本法案のねらいといたしまして賛成を惜しまない理由の一つであります。さらに精神病院の設置を都道府県の義務といたしましたこと、及びその対象……

第7回国会 厚生委員会 第28号(1950/04/18、24期、自由党)

○丸山委員 第一番目の医師の国家試験制度改善に関する請願は、日本インーターン連合会からでございまして代表者宮澤修とい人からの請願でございます。趣旨は、医師の水準を確保するために、国家試験制度が行われておるわけでございます。これはまことにけつこうなことでありますけれども、戰争による教育施設の荒廃と、勤労動員、さらに戰後の経済状態の窮迫によるアルバイト学生の増加等の悪條件のために、非常に多数の不合格者を出し、第六回の国家試験の合格率は、六二・八%であるということであります。医学校が医師の養成を目的として、長い年数教育しておるのに、最後の線において医者となることができないために、その全部の修業期間と……

第7回国会 厚生委員会 第30号(1950/04/22、24期、自由党)

○丸山委員 本厚生委員会におきまして、昨年十二月十七日、議長の承認を得て結核対策に関する小委員会が設置されまして、同二十三日に私ども十名の委員が選任せられ、結核対策の諸問題の十分な検討を行つたのであります。私が小委員長に選任せられまして、一月二十五日第一回の委員会を開き、爾後昨日までに八回の委員会において愼重調査を重ね、その間政府の関係当局、結核予防会等、各方面の実情並びに意見を聽取し、ここに概括的の結論を得ましたので、その大綱について御報告申し上げます。  お手元に差上げてございます報告書は、一々これを明読いたしますと時間を要しますので、省略いたしたいと考えます。ただそこに盛られておりまする……

第7回国会 厚生委員会 第33号(1950/04/28、24期、自由党)

○丸山委員 一昨日の委員会に欠席いたしまして、提案理由をよく承つておりませんで、はなはだ不勉強で、質疑もあまりその当を得ておらぬかもしれませんが、ただ私が心配しておりますことは、この改正によつて、鼠族昆虫の駆除に関する費用が、平衡交付金から出されることになつておるのであります。その平衡交付金というものは、大体こういうような――府県へ交付せられる場合においては、全部ひもつきで、一定の形で出されるようなものでございましようか。あるいはそうでなく、平衡交付金として渡されて、その利用につきましては、各府県が自由にこれを動かすことになるのでありますか、この実態を少し承りたい。

第7回国会 厚生委員会 第34号(1950/04/29、24期、自由党)

○丸山委員 ただいまの御提案の趣旨から考えますると、前の法律の規定が、適正なる配置ということを含むか含まぬかということが不明確であるがゆえに、これを明確にしたいというような御趣旨に承つたのであります。その御趣旨は一応了解できるとは考えますが、日本国憲法で基本的な人権の享有を妨げられないという規定があり、また十三條には、「国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」とありますし、第十二二條には「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業撰択の自由を有する。」とありまして、この職業選択の自由と居住移転の権利が個人的に侵されないというこ……

第7回国会 厚生委員会 第36号(1950/05/02、24期、自由党)

○丸山委員 ただいま御提案になりました青少年飲酒防止法案でありますが、今まで古くからありましたのは未成年者飲酒禁止法でありまして、禁止法というのが防止法ということになりましたことは、おそらくは三條の二項の、「機会を與えないように努めなければならない。」ということから、防止法とせられたものと考えますが、そうしますと、これは禁止法では強過ぎるというので、防止法というようにお直しになるという御意向でございますか。その御意向を承りたいと思います。
【次の発言】 さようにいたしますと、強化したというものではないとも考えられますが、禁酒法が大正十一年にできまして以来、これは二十歳未満でありますが、しかしこ……

第8回国会 厚生委員会 第3号(1950/07/22、24期、自由党)

○丸山委員 災害救助法の一部改正法律案でございますが、実はこの改正部分につきましては、大した質問はないわけでありますが、それに関連して医務局長の東さんにお伺いします。  災害救助法の救助の中の医療の救助、三十二條でありますか、「都道府県知事は、救助又はその応援の実施に関して必要な事項を日本赤十字社に委託することができる。」この條項で大部分医療救助につきましては、日本赤十字社に委託するような形で行われるようになつております。その費用の支出その他のことが、どうもうまく参りませんのか、また相当大きな災害に関するその救助の準備態勢を整えるような資金の関係でございますか、現在の機構では、もし非常に大きな……

第8回国会 厚生委員会 第4号(1950/07/25、24期、自由党)

○丸山委員 医薬分業の本質的の問題でありますとか、あるいは利害の問題は、将来幾らでも機会があることでありますから、それは申し上げませんが、ただ先ほど来経過の御報告のありました中に、私の承つておるところと多少相違しておるのではないかというような感じを受けたことがございますので、それをもう一度あらためてお答えを願いたいと思います。それは四月十八日、日本医師会から臨時診療報酬協議会規程の修正に対する申入れがございました。その申入れの内容が、私の承知しておるのと多少違つたのではないかと思いますので、もう一度その点を伺います。
【次の発言】 ただいま正式にお読みになりましたのは、先ほどの御報告と少し違つ……

第8回国会 厚生委員会 第5号(1950/07/27、24期、自由党)

○丸山委員 検疫所をつくられる必要性のあることは、私どもも了解し得るのでございますが、この検疫所を新しくつくりますについての建物、設備及びその所員の数、これに関する予算措置等においては、何らの心配がないかどうか、もう少し詳細な点を御説明願いたい。

第8回国会 厚生委員会 第7号(1950/07/29、24期、自由党)

○丸山委員 国家公務員共済組合の療養費支拂いの規定に関することについて、お伺いしたいと思います。実は保險局長あるいは医務局長の御出席を願いたいと思つておつたのでありますが、あいにく来ないので、やむを得ません。  健康保險の経済が赤字で危機に陷つているというようなことが、この前の社会保障制度審議会の席上で言われておつたことは、御承知の通りであります。赤字の原因には、いろいろございますが、その中に保險金の未收が非常に多いということがあつた。その後原因を調べましたところ、国家公務員共済組合の療養費の支拂いが非常に遅れておるという事実を、私は見出したのであります。その事実を数字をもつて申し上げます。今……

第8回国会 厚生委員会 第9号(1950/09/21、24期、自由党)

○丸山委員 今の二つの臨時調査会の進行につきまして、総務課長は庶務的にまとめるお役目だそうであります。庶務的と申しましてもパツシーヴに、だんだん会の進行に従つておまとめになるのもまとめ方でございましようし、またある意欲を持つて、まとめようという熱意を持つて、積極的にまとめなさるのも一つのお役目だろうと思います。それにつきましていろいろたくさんの資料が出ると思います。この資料の検討を、サムスさんが言われたように、二箇月とか三箇月とかいう期限にこだわつて、その審議を抑圧するとか、あるいはあなたがそれを意識的に動かそうというふうな運営をなさる危險があると私には考えられるのですが、そういうことのないよ……

第8回国会 厚生委員会 第10号(1950/10/12、24期、自由党)

○丸山委員 二点ばかりお伺いしたいと考えます。先ほどのお話で、医薬分業という定義が、一番最初にお話があつたわけであります。現在法律で行われておる任意分業を改めて、法律をもつて強制的に分業をすることが分業である、こういう定義のお話があつたのであります。この点、私ども近ごろこの分業ということを論ずる人たちの間でも分業ということの定義が、まだはつきりきまつておらないのではないかと、私には感ぜられる節があります。たとえて申しますると、この問題のきつかけになりましたサムス准将の言葉の中にも、法律の改正が必要であると言われた場合もありましたし、また、しいて法律の改正は必要ではないと言われた場合もあつたので……

第8回国会 厚生委員会 第11号(1950/10/13、24期、自由党)

○丸山委員 健康保險組合連合会の方のお二人のお方にお伺いしたいと思います。同じ団体に御所属のわけでございますが、しかし医療費が分業によつて高騰するかあるいは下落するか、あるいはそのままであるかという点については、お二人の間で多少お考えが違うように私は今拜聽したのであります。上山さんは、医療費に対しては現状よりも高くはならないであろうというお見通しのようであります。山本さんは、注射であるとかあるいは手術等が増すために、あるいは増すかもしれない危惧があるという御考えのようでありますが、これは同じ組合に御属しになつておりながら、このお考えが違つておるようであります。これはお二人ともおのおの個人々々の……

第9回国会 厚生委員会 第1号(1950/11/27、24期、自由党)

○丸山委員 手続上のことをちよつとお伺いしたいと思うのでございます。健康保険法の第七十一条の四が改正案として提案されておるわけであります。それの第一項は千分の五十を千分の六十にしたい、こういうことであります。この千分の五十を千分の六十に直すということは、これは社会保険審議会の意見を聞かなくても、国会に御提出になればよいのではないかと考えます。その第二項で今までございますと、千分の四十五から五十五の範囲内で過不足のあつた場合には直す、そのときには社会保険審議会の意見を聞かなければならぬということになつておると思うのであります。そういうふうに了解してよろしゆうございますか。千分の五十を千分の六十に……

第9回国会 厚生委員会 第4号(1950/12/04、24期、自由党)

○丸山委員 毒物及び劇物取締法に関し、二、三の質問を試みたいと思います。本法案のねらつておりまする目的は、私どもよく了解せられるのでありますが、これが運用にあたりましで、農薬その他を含んでおりまする関係上、これを実際に取扱いまする上におきまして、何らかの支障を生ずる危険はないかという意味をもちましての質問なのであります。まず漸次に、条文の順序に従いましてお伺いしたいと思います。  第三条の三項に「販売業の登録を受けた者でなければ、毒物又は劇物を販売し、授与し、又は」云々ということがあるのであります。この「販売し授与し」というような行為は、現在農薬とかを農会等においてこれを一括購入して農民にわけ……

第9回国会 厚生委員会 第5号(1950/12/05、24期、自由党)

○丸山委員 ちよつとお伺いいたします。船員保険法の改生を要する事態が、なぜ起つたかと申しますと、ただいまの御説明にございましたように、短期給付が急速にふえて来たということであります。この資料を拝見いたしましても、療養給付の件数が急速に増加しておるということが、数字にはつきり現われておるのであります。これは他方目下本委員会において審議中の健康保険法の一部を改正する法律案においても、やはりこれと同様な現象がある。これが保険というものの運用において赤字を起しておる一番の原因であると考えております。しかし一方考えますると、被保険者がこの保険制度を利用して件数がふえるということは、これは喜ぶべき現象であ……

第9回国会 厚生委員会 第6号(1950/12/06、24期、自由党)

○丸山委員 らい研究所の設立等に関する請願でございますが、内容は大体九項目になつております。請願者は国立癩療養所の松丘保養園以下七箇所の瀬診療所の患者数千名が、おのおの署名捺印いたして提出しておるところの請願でございます。  御承知のように、そのほかの請願は、その請願の趣旨を国会に強く反映して参りまするためには、本人が出て参つていろいろ運動する。たとえば看護婦の問題等のごときは、現在行われておるああいうことが行われるのでございますが、癩患者に限りましては、その徴收容所から一歩も外へ出ることができませんので、文書をもつて請願する以外に、道が開かれておらぬのでございます。従つて少し冗長かもしれませ……

第9回国会 厚生委員会 第7号(1950/12/08、24期、自由党)

○丸山委員 多少重複いたすかもしれませんが、よく私どもにも、のみ込めない点がございますのでお伺いいたします。青柳委員からお話がございましたように、旅館業法と申しまするものが、従来は第一条で、公衆衛生の見地から必要な取締りを行うことを目的としてつくつてあつた法律であつたわけであります。それが今度は、公衆道徳というのがまつたく新しく加わつて来たということになります。それで公衆衛生と公衆道徳でございますが、先ほどの御答弁によりますると、道徳とは、衛生に関するというようなお考えであると思います。私どもが考えておりまする道徳というものの中には、風紀あるいは公共の秩序という問題もあると考えます。また文化あ……

第10回国会 厚生委員会 第4号(1951/02/17、24期、自由党)

○丸山委員 この三十三、伝染病予防費の中に入つておる寄生虫病健康診断費、あるいは寄生虫予防研究補助金、この二つでありますが、これは糞尿処理と日本住血吸虫に重点を置いてやるつもりですか。たとえば、日本に広く分布して、最も問題になつている腸寄生虫についてはどう考えておられますか。それからもう一つは、日本住血吸虫以外の寄生虫もありますし、それから島根県の湖岸病のごとき、あるいは新潟、秋田県のつつが虫、そういうようなものについては、どういうふうにお考えになつておりますか。
【次の発言】 そうしますと、これはどういう意味でその部分だけが平衡交付金に入るのですか。それからもう一つは、腸寄生虫は、根本的に施……

第10回国会 厚生委員会 第5号(1951/02/22、24期、自由党)

○丸山委員 先ほどの御説明の中に、生活保護法の施行に必要な経費の、うち、医療扶助費の御説明がなかつたのでありますが、昨年度との比較、これはどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 社会局の予算二百一十億のうち六十一億と申しますと、約四分の一より多く。相当重点を占めておる項目だと考えております。それで医療扶助の基準でございますが、この前の生活保護法の制定のときに、医療給付の基準料は国民健康保險の行われているところは国民健康保險の診療方針に従う、それが行われておらなければ健康保險に従うということになつておるようでありますが、国民保險の行われておるところの診療方針というものに、一定のものがない……

第10回国会 厚生委員会 第7号(1951/03/10、24期、自由党)

○丸山委員 二、三お伺いしたいと考えます。健康診断及び予防接種の第一、第二、第三、第四というような対象がございますが、大体対象となるような人員のお見込み、及びその費用に関しまして、ちよつと御説明願います。
【次の発言】 次に第七の届出でございますが、これは前からの法律によつて、届出は医者に対して義務づけられているわけでありますが、しかし届け出ました場合に、その患者が届け出られたという事実だけであつて、届け出られた結果何らの利益というものがないために、届け出ても何にもならないじやないかというふうな考え方があるやに私どもは聞き及んでおります。そのために届出が実数より少くなつているのではなかろうかと……

第10回国会 厚生委員会 第8号(1951/03/12、24期、自由党)

○丸山委員 本請願は国立神奈川療養所療友自治会委員長山口敬次外五百四十九名から提出せられたものでありまして、本請願の要旨は、現在国立療養所の給食費は、一日一人当り平均六十七円で、その残額約十七円九十銭が一日の副食費であるため、栄養を攝取することができず、生活保護法で辛うじて療養生活をささえている状況であるから、給食費を八十円に増額されたいというのであります。
【次の発言】 本請願は、山形県北村山郡尾花沢町長、竹中清三郎外十九名から提出されたものでありまして、その要旨は、山形県北村山郡尾花沢町、大仁田町を中心とする十箇町村は、最近呼吸器系その他の疾患による虚弱者が激増しているが、完全な医療施設が……

第10回国会 厚生委員会 第9号(1951/03/13、24期、自由党)

○丸山委員 そういたしますと、二十床以下の病床を持つている診療所、この診療所の全国のベツド数は約六万あります。その六万のうち、結核病床として使われているものの数はどのくらいあるかということは、おわかりになりますか。

第10回国会 厚生委員会 第11号(1951/03/15、24期、自由党)

○丸山委員 医療法の十三條の規定によりまして、施設内のベツトの数が二十床以下の診療所の病床に対しては、本年十月末をもつて一応入院患者を緊急の場合を除くほかは收容することができなくなるのであります。また緊急の場合といえども四十八時間を越えて入院を継続する場合においては、相当の手続をとらなければならないというような規定があるのであります。この場合、現在日本におきまする二十ベツト以下のベツトの総数が約六万あります。この六万というベツト数は、日本中における総べツト数二十六万一千二十一床のうち、精神病院の一万七千百十七、結核病床の五万九千九百二、癩の八千八百八十六というような特殊の病床を除きまして、一般……

第10回国会 厚生委員会 第13号(1951/03/19、24期、自由党)

○丸山委員 前会に概括的のことはちよつとお伺いしたのでございますが、さらにもう少し詳細に承りたい。第四條の一項についてお伺いいたします。労働基準法に該当する対象人員、それから学校に関する対象人員、それから矯正保護施設に関する対象人員を個々別々にその数をひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 労働基準法に定める者の場合は、これは使用者がその費用を負担することになつておると思います。その場合使用者が今までもやつておつた部門があると考えまするが、今度のこの改正の法律によりますると、第四條の四項で第十二條の規定に基いて政令で定める技術的基準に適合するということが必要になつて来るわけでありますが、今ま……

第10回国会 厚生委員会 第15号(1951/03/22、24期、自由党)

○丸山委員 少しきようは逐條的に、そうしてこまかいことをお伺いしたいと思います。前回大体十二條までの部分に対してはこまかい点を多少伺つたのでございますから、十三條からひとつ伺いたいと思います。  この十三條に規定せられております「予防接種を行わなければならない。」この予防接種を行う対象の数というようなものは先般承つたわけでありますが、現在この予防接種を行いますのに必要なBCGの生産の現状はどんなふうであるか、将来の見通しはどうであるか、これに対して十分に供給し得るかどうか。またBCGの品質はよろしいかどうか。そうして今の生産機構はどんなふうにしてやつていらつしやるかということを承りたいと思いま……

第10回国会 厚生委員会 第16号(1951/03/23、24期、自由党)

○丸山委員 前会は逐条的にこまかいことをお伺いしたのでございますが、きようはもう少し広い意味で、運用の面についてお伺いしたいと思います。先般金子委員からも運用面について相当質問が出ましたので、重複する部分は全部省略いたしまして、私が心配している点を一点だけお伺いしたいと思います。  この改正になりまする予防法の内容を見ますると、保健所がなさなければならない業務が、非常にたくさんあるのであります。ところが現在ありまする保健所のAクラスの保健所であつても、定員は五十二名にはなつておりまするけれども、その保健所が現在やつておりまする仕事は、非常に多岐多様にわたつておるのであります。保健衛生に関係のな……

第10回国会 厚生委員会 第18号(1951/03/27、24期、自由党)

○丸山委員 本請願の請願者は宇都宮市外中丸国立療養所梅花寮内瀧山邦夫外二百一名から出たものでございまして、その要旨は、現在、結核治療に対しては、外科手術とともに、高価薬品が使用されているが、その使途はきわめてわずかで、ストレプトマイシンが療養所に配給になつても、立替金のない患者は使用できず、せつかく適応症であつても金のないために使用できない。ストレプトマイシンは、輸入品を民間会社が買いつけるためか、保険証を使用できるものでも自費負担しなければならず、パスは、健康保険で認めていても、生活保護法ではその使用は認められない。ついては、患者一日の医薬品を増額し、ストレプトマイシン、パス、テイビオン等は……

第10回国会 厚生委員会 第22号(1951/03/31、24期、自由党)

○丸山委員 ただいまの改正法律案につきましては、先般この委員会におきましての委員長その他の御発言にもございましたように、かなりの難航をしておつたわけでございます。この内容につきまして、厚生省東京とわれわれと多少所見を異にする部面がございましたので、これが通過いたしましたあかつきにおきましては、この運用に関しまして、厚生省当局の万全なる措置を私どもとしては希望しておるわけでございます。  それにつきまして二点ばかり厚生省当局の御意向を承りたいと考えるのは、第一はお手元に差上げてあるかと考えまするが、この法律案のねらつておりまする要綱として、私どもが収集したものの中に、准看護婦の養成所の設置の要件……

第10回国会 厚生委員会 第24号(1951/05/18、24期、自由党)

○丸山委員 講和を前に控えまして、ようやく日本の自主性の上に立つた検疫法案のようなものが漸次できて来るということは、まことに喜ばしいことと考えておりますが、実はこの法案を今手に入れ、今御説明を聞いたので、詳しくまだ内容を検討しておるひまがないわけでございますが、さつき船舶は四百メートルを離して繋留するというお話でございましたが、それはこの法律の中にあるのでございますか。
【次の発言】 さようにいたしますと、日本では四百メートル離して繋留するということは、行われないことになるわけですか。
【次の発言】 そうしますと、さつきの第七條の虫の駆除の点につきまして、船は四百メートル離すから、かが飛んで来……

第10回国会 厚生委員会 第25号(1951/05/19、24期、自由党)

○丸山委員 先ほど金子委員からも御発言がございましたように、政府が調査会というものに対して、非常に重点を置かれることが奇怪だということは、私どもも非常に感じております。その意味で、私は前回申し上げたのでありますが、アメリカの薬剤師団の薬事勧告書を受けましてからの日数と、その間に政府がどれだけの研究を進められ、どれだけの決意をなさつたかということと、その日数と、それから臨時医薬制度調査会が報告書を出された本年の二月二十八日から、ただいまの政府提出の法案ができ上つたその期間を比較いたしますと、問題にならぬほど、あとが短かいのであります。この短かい間に臨時医薬制度調査会の答申――報告と申しますか、こ……

第10回国会 厚生委員会 第26号(1951/05/21、24期、自由党)

○丸山委員 生活保護法の改正でちよつとお伺いいたしたいのでありますが、この二十五条に、「町村長は、要保護者が特に急迫した事由により放置することができない状況にあるときは、」云々とありますが、この急迫した状況というのは、実際上においてはどういうふうなことを意味するのですか。たとえば貧困であるがために、もう生命の危険が迫つておるというようなときが、いわゆる急迫した状態であるのか、あるいはどの程度のものを急迫状態とお認めになるのですか。
【次の発言】 この生活保護法におきましても、その他の面においても、元からありました民生委員というものが協力機関になつたために、しばしば実際の要保護者の発見が遅れまし……

第10回国会 厚生委員会 第28号(1951/05/24、24期、自由党)

○丸山委員 診療エツクス線技師法をつくりますことは、この前の第七国会であつたかと思いますが、結核対策を強化いたします決議案の中に入れてあつたことで、これは当然つくらなければならないと、私ども考えておつたのでございます、その問題に、私も関与しておつたこともあるのですが、大体にエツクス線技師法案の提案の理由の説明を見ますると、エツクス線の照射せられる患者の側の障害を主として除きたい、こういう意味の提案理由の説明をなさつておるわけでございます。しかし法の第一条を拝見いたしますと、従事するものの資格を定めるとともに、その業務が適正に運用されるようにということでありまして、このレントゲン障害というものは……

第10回国会 厚生委員会 第30号(1951/05/27、24期、自由党)

○丸山委員 近ごろの世相として、青少年の覚醒剤における中毒が、非常にはげしくなりましたので、これを防止するために、本法案が参議院から提案せられましたことに対しましては、敬意を表しますが、とかくこういう法律をつくりますと、正常のルートをもつて正当の意思をもつて使おうとする人たちが、多くこの法律によつてきゆうくつな縛り方を受けて、かえつてやみであるとか、あるいは不正な所持者というものが、その網の目からのがれる危険が非常に多いと思つております。この法律全体としまして、厚生省の当局として、こういう法律の内容で、この不正な使用の防止、あるいは不正な販売、あるいはやみルートというようなものが、この法律の適……

第10回国会 厚生委員会 第31号(1951/05/29、24期、自由党)

○丸山委員 医療に関係しておる職員の定員増加の問題を、さつきお話がありましたが、定員を増加することも望ましいことでありまするが、現在の定員でさえも、相当の欠員を生じておると思います。その欠員の状況と、それからこれの充足のお見通しをひとつお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 今のはり、きゆうの給付を、健康保險として保險の対象としないというようなお話であつたのであります。これは国民保險においては、場所によりますと、給付の対象としておるところがあるように思いますが、給付をするものとしないものとありますので、いろいろな運動も起つておると思います。それらを統一的に、何か指令でもお出しになるというよ……

第10回国会 厚生委員会 第32号(1951/05/30、24期、自由党)

○丸山委員 この法案につきましては、私も提案者の一人でございますので、この際政府に対してお考えをただしておきたいことがあります。それは、この法律の二条及び三条におきまして、実地習練をなす場合に、その実地習練について必要な規定は省令でこれを定めるというふうにしてあるのでございます。この省令の内容でございまするが、この立法の趣旨は、実地習練につきましては、その実地習練を受けようとする者が、自分の父兄等がその業務を営んで、理容所あるいは美容所というものを経営している場合においては、その親元において実地習練をやるというような便宜的のものにしたい、そういうことを念願としてこの立法をしてあるのでございます……

第10回国会 厚生委員会 第34号(1951/06/01、24期、自由党)

○丸山委員 ただいまの御答弁で、第九でそれが明らかであるというお話なのでございますが、第九の規定は、これは臨床実習施設というものがそういうことであつて、養成所そのものの指定の基準を御説明になる材料に、第九をお使いになるのは少しおかしいのじやないかと思います。これは養成所の施設の中の臨床実習の施設、その部分に関してはというような意味にとるのでございますが、そういう場合には臨床実習にあらざる講義をする場所は、ぜひ一箇所でしなければならぬというような趣旨に解釈してよろしいのでございますか。
【次の発言】 御趣旨はよくわかりましたが、そうしますと、省令ではこの程度でとどめておきましても、その趣旨を下の……

第10回国会 厚生委員会 第35号(1951/06/02、24期、自由党)

○丸山委員 政府にお伺いしたいのは、大体この法律が通過いたしました場合に、これによつて救われるという該当者は数はどのくらいのお見込みでございますか。その数をひとつお聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 前回質疑を申し上げましと思います。すなわち第二十四條の2に「前項の場合において、覚せい剤製造業者であつた者、覚せい剤施用機関の開設者であつた者又は覚せい剤研究者であつた者は、指定が効力を失つた日から三十日以内に、その所有する覚せい剤を覚せい剤製造業者、覚せい剤施用機関又は覚せい剤研究者であるものに譲り渡さなければならないということがきまつておるのであります。ところが譲り渡す方の義務規定がご……

第10回国会 厚生委員会 第36号(1951/06/04、24期、自由党)

○丸山委員 議事進行上……も高橋検事からは、この法案の内容に関する御意見等を承るために、実は御出席を願つた趣旨ではございません。前回この法律的な解釈で、参議院の修正の責任を持つて来られた説明者の方と、私どもの解釈と法文の解釈上において食い違いがあります。また医務局の法律的解釈と私どもの方の他の委員との間の解釈においても、法律的用語に関し、あるいはその意義について、意見の食違いがあつたのであります。その点について私は質疑の形をもつてお伺いして、その御答弁を求めるだけにとどめ、積極的に高橋検事みずからの本法案に対する賛否、その他の御意見を承りたいという趣旨ではございませんので、そういうふうな順序で……

第10回国会 厚生委員会 第37号(1951/07/20、24期、自由党)

○丸山委員 養成所の指定規則の十條でありますが、先般の小委員会では御説明がありましたが、きようは御省略に相なつたようであります。古い規則では、甲種看護婦養成所と乙種看護婦養成所との併設は許さない方針に相なつておつたはずでありますが、今度はその併設の面と十條との関係を一応御説明願いたいと存じます。
【次の発言】 大臣には、本日初めてこの委員会としてはお目にかかりました。ただいまの御就任のごあいさつにもございましたように、厚生行政に関しては、今後十二分なる御努力をなされるという御決心を承りまして、私どもといたしましては、まことに力強き限りで、慶賀にたえないところでございます。  委員会の席上で、新……

第10回国会 厚生委員会 第38号(1951/07/21、24期、自由党)

○丸山委員 関連してちよつと……。今プールの話が出ましたのですが、せんだつて新聞で、学校プールの問題が出たのであります。学校プールなんかは、最近厚生省所管になつておりますか、文部省の所管になつておりますか。
【次の発言】 これは事実であるかどうかわかりませんが、せんだつて新聞に書いてあつたのでございます。学校プールで調査してみたところが、学校の児童が自分の学校のプールへ入つている場合に、二二%はプールの中で小便をするということが書いてありました。上つて小便をしに行くのは非常にめんどうなので、見えないものですから、水の中で小便をしている。実際二二%ぐらいはやつておるそうです。こういうふうなことは……

第12回国会 厚生委員会 第1号(1951/10/15、24期、自由党)

○丸山委員 先議会におきまして、結核予防法が制定せられました。その前から結核対策の小委会会におきましても、結核の問題をいろいろ検討して参つたのでありますが、その結果BCGはこれを法をもつて強制するここに一応決定しておるわけであります。その当時のわれわれの調査におきましては、ことに政府当局から提出せられました資料等によりましては、BCGに関するその効力はほとんど疑うべくもなく、またその弊害あるいは副作用と申しますか、そういうようなことに関しても、あまり恐るべきものはないように私どもは承知して、あの法律を制定して参つたのであります。しかるにこの問題に関しまして、先般日本学術会議の第七部会より、これ……

第12回国会 厚生委員会 第2号(1951/10/22、24期、自由党)

○丸山委員 関連質問――結核予防法を審議いたしましたあの過程で、私がいろいろなことを申し上げて、多少うるさいといわれる程度に申し上げておつた。私は今日のような事態の起ることを予想しておりませんでしたが、可能性のある問題については、全部あの際申し上げておいたはずであります。たとえば今の誘発という問題、これもすでに感染しておる者に対してBCGが注射されたとき起るのであつて、すでに感染があつたということを実証するのは、ツベルクリン反応を見るよりほかないのであります。その場合に、現在市販のツベルクリンというものの品位はどうであるか、それの検定はどうなつておるか、その生産量はどうなつておるか、はたしてそ……

第12回国会 厚生委員会 第6号(1951/11/09、24期、自由党)

○丸山委員 会長さんにちよつとお伺いしたい。先ほどお話になりましたお言葉を拝聴いたしますと、昨年の第一回の勧告が政府に出されましたにもかかわらず、その実現を見なかつたことは、非常に遺憾であつたというお話がございました。なお聞きつぱなしで時日を経過しておるというようなお言葉があつた。この第二の勧告は、大体において、今度は政府でも、この程度のことならば財政的にも、あるいは立法的にもできるであろうというお見通しで、御勧告になつたものと考えられるのであります。そういたしますと、私どももこれを検討いたします上に、法律の改正等も行わねばならぬ部分もあると存じますが心得のためにお伺いしたい。  まず一番最初……

第12回国会 厚生委員会 第8号(1951/11/22、24期、自由党)

○丸山委員 ただいま委員長から御発言がございましたように、日本学術会議の第七部会からの申入れというものをめぐつて、私どもが今春決定いたしました結核予防法の運用につきまして、世間に非常な疑惑を生じ、これに対し支障を生じておることが現状でございます。この第七部会の申入書そのものに関しましても、結核審議会からも出ておるところの答申書と比較いたしまして、必ずしもその申されておることが、全面的に私どもとしては受入れがたいような面もあるように考えられるのであります。しかし、こういうことは学者の論争でございまして、私どもは政治をあずかつておる以上は、国民の福祉に関係することでございますから、一刻も早く国民の……

第12回国会 厚生委員会 第10号(1951/11/27、24期、自由党)

○丸山委員 インターン制度の根本的の改革等についての御研究はけつこうだと思いますから、ぜひやつていただきたいと思いますが、それはそれとして、現在やつておる制度でも相当期間続くと思います。その間にどんな支障があるか。たとえば厚生省としてはインターン生というものは、大体身分はどこにあるのか、学生の延長というふうにお考えになつておるのか、あるいはもうこれは学生ではないのだというふうにお考えになつておるのか、学生の延長であつて、学生の一部分だとお考えになれば、あるいは学割であるとか、学生自身の特典を與えられなければならない。そうでないのだ、これは特殊の身分なのだ、だから何でもないのだ、普通の人間と同じ……

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1951/12/15、24期、自由党)

○丸山委員 とれより会議を開きます。私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条により、委員長が選任せられるまで委員長の職務を行います。  ただいまより委員長の互選を行いますが、その方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいまの逢澤寛君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 それではさよう決定いたします。よつて小平久雄君が委員長に当選いたしました。       委員長小平久雄君に本席をお譲りいたします。(拍手)

第13回国会 厚生委員会 第3号(1952/01/30、24期、自由党)

○丸山委員 ちよつとお伺いしたいのですが、今の妊娠調節の点で、もう少し具体的に、どんな計画でどういうクラスの保健所に、どんなふうなことをやられるかということを、もう少し詳しく伺いたいと思います。
【次の発言】 人員の増加は幾らでございますか。
【次の発言】 それから本年度国立病院が、予定によれば――できるかできないかわかりませんが、十五箇所結核療養所に移行するような計画になつているらしいですが、この増床分は増床計画の数字の中には入つておりませんか、またその経費はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 それから寄生虫対策ですが、要求予算にはたしか腸寄生虫に関する予算が要求してあつたはずで……

第13回国会 厚生委員会 第5号(1952/02/01、24期、自由党)

○丸山委員 精神病の病床の増加のことでございますが、この前四十八時間問題を緩和するために、東京都等においても実情調査はしたのであります。現在精神病患者を収容しておる病床は百パーセントを越しておる、つまり収容定員を越しておるのは精神病である。全国的に見ましても、精神衛生法が制定されてから、自宅監禁ができなくなつたために、精神病患者を収容する施設というものが非常に不足を告げておる。また各府県必ず一つつくらなければならないのに、代行の機関というものが現在非常に多い。私設の増床等もうまく行つていないような状況でございます。精神病患者の収容施設が非常に少い場合には、各府県において実際上非常に困る場面が起……

第13回国会 厚生委員会 第7号(1952/02/15、24期、自由党)

○丸山委員 二、三の点についてお伺いしたいと思います。健康保険の事務費が、八割のものが全額になりましたことは、たいへんけつこうなことで、政府の行政費でございますから、全額を政府が負担するということは、当然なことであろうと考えておつたのであります。ただその金額でございますが、私どもが最初承知しておりました厚生省から要求せられました健康保険補助費の全額と申しますものは八億二千三百五十七万円になつておつたはずであります。それが全額であるというふうに一応御説明を承つておつたのでありますが、ところがそれが五億七千四百万幾らになつておるように思います。それでも全額だとおつしやるのでありますか。全額というも……

第13回国会 厚生委員会 第8号(1952/02/19、24期、自由党)

○丸山委員 ちよつと関連して伺います。今の問題でありますが、これは実際の診療に従事している者にとつては、非常に困る問題であります。国民健康保険組合が結成せられて、運営されておる市町村におる健康保険の被保険者の家族でありますが、すなわちその被扶養者は半額は本人負担になります。健康保険ではまかなつてもらえない。その半額の本人負担になる分が、国民健康保険の行われておる土地でありますと、それが国民健康保険の被保険者となつて、その半額に対しては国民健康保険の方から支拂つてもらうというのが実情であります。そうすると、同一の診療に対して、半分は健康保険の単価でもらえるし、半分はそれよりはるかに安い単価で――……

第13回国会 厚生委員会 第10号(1952/02/26、24期、自由党)

○丸山委員 今年度の厚生省の予算、ことにそのうちの結核対策に関する根本的の御方針を承りたいのであります。と申しまするのは、この前の第七国会でございましたか、結核対策の強化に関する決議案を提出いたしまして、一応これは全員の御承認を得て通つておる次第であり、また厚生省といたしましても、結核対策に関しましては、五箇年計画――五箇年間に死亡率を少くとも半減させるというような目標を持つての御計画が樹立せられておつたはずであります。この計画は、大体結核のベッドを、年間死亡数に一致させるだけのべツドをふやすということが、まず主体となつておりました。その後、結核予防法が制定せられまして、着々実行に移つてはおり……

第13回国会 厚生委員会 第14号(1952/03/19、24期、自由党)

○丸山委員 船員保險法の一部を改正する法律案の提案理由の説明を拝見いたしまして、二、三の質問をしたいと考えております。  大体、この第一の理由にありまする標準報酬を引上げるということは、現在の報酬の実情から考えまして、しかるべきことと考えるのでありますが、これによつて保険料も自然に上つて来る。もちろん、給付も上つて参ることは自然のりくつでございますが、その点は被保險者にとつての負担能力、あるいその他の点について、何らかの支障を生ずるようなことがあるかないか。あるいは、かえつてよくなる面が多いのであるかどうかという点に関するお見通しを、まず承りたいと思います。

第13回国会 厚生委員会 第18号(1952/04/01、24期、自由党)

○丸山委員 第二十四条の遺族年金を受けるべきものの遺族の範囲でございますが、これはこれで一応「その者によつて生計を維持し、又はその者と生計をともにしていたもの」というふうにしぼつてあるわけであります。しかし、死亡の当時、その者によつて生計を維持しなくとも、あるいは生計をともにしておらなくとも、当然遺族年金を受け得る、また受けしめる方が適当であると認められるものが、相当あると考えるのでございますが、どういう理由でこういうふうにしぼらなければならぬか。その必要の必然性と申しますか、なぜしぼらなければならぬかということを、いま一応御説明願いたいと思います。

第13回国会 厚生委員会 第20号(1952/04/03、24期、自由党)

○丸山委員 私は自由党を代表いたしまして、ただいま議題となつております戰傷病者戰沒者遺族等援護法案及び自由党を代表して高橋委員より提出せられております修正案に対し、賛成の討論をいたしたいと思います。  さきにポツダム勅令の第六〇八号によりまして、当然受給権のあつた軍人等の恩給並びに扶助料が停止せられて、過去の戰争により国に殉じた者に対し、何ら国が報いることを得なかつたことは、まことに遺憾のきわみでありますが、先般平和條約が締結せられ、近くその発効を見、わが国も独立国家として自立すべきときに際し、本法案の提案を見ましたことは、終戰後六年余待望しておつた遺家族傷病者等の熱心なる望みにこたえる意味か……

第13回国会 厚生委員会 第23号(1952/04/17、24期、自由党)

○丸山委員 ただいま苅田委員から御質問になりましたことと、多少重複もいたしますが、なおこの点、将来問題になると悪いと考えますので、念のためにもう一ぺんお伺いします。  第十五條の「受胎調節の実地指導」という言葉の範囲は、どこまでが実地指導であるかということなんです。この範囲が非常に不明確でありますと、ただいま苅田委員の質問になつたようなことが、実は起るのであります。実地指導ということは、その本人に直接その使用器具をただ説明する、その本人にそこで説明するということも、やはり実地指導といえば言えるわけであります。ところが、もう少し厳格に言うと、実地指導という意味は、もつとずつと立ち入つたものだとい……

第13回国会 厚生委員会 第25号(1952/04/24、24期、自由党)

○丸山委員 ただいま稻田議員から御発言もございましたが、もう少し詳細に政府当局の御意見を承つてみたい、またその実情の御報告を一応承りたいのであります。  まず第一は、この際災害救助法が施行せられまして―これはもちろんでございますが、住宅に関しましては、ただいまのお話に明瞭になつておりますが、そのほか、ララ物資あるいは種種なる救助の手が差延べられておつたと考えられますが、それが遺憾なく行われておつたかどうかということに関する御報告を一応承りたい。  第二は、罹災者が二万六千名余りであるのに、その中の一万名以上は全財産を失つて、着の身着のままで避難しておるという状況を、私どもは承つておるのでありま……

第13回国会 厚生委員会 第29号(1952/05/16、24期、自由党)

○丸山委員 このたびのこの法律の改正については、大した異議もなく、また大した意見もないと思いますが、この際大麻に関係する部分をお伺いしたいのであります。大麻は、わが国においては、これを麻薬原料として栽培しておる者はほとんどございません。繊維をとるものという、繊維の対象であるとわれわれは了解しおるのおります。しかし、その植物からたまたま麻薬がとり出し得るということから、この中へ入つておるわけであります。これをただあまり厳重にいたしますと、日本の繊維の生産を非常に阻害する危険がある、あるいは繊維をとる目的をもつて栽培する人たちに、相当いろいろな規制が加わり、困難が加わるということが考えられるのであ……

第13回国会 厚生委員会 第32号(1952/05/23、24期、自由党)

○丸山委員 このたびの政府が考えております行政機構を簡素化するという精神は、私ども全面的にこれを支持するものでございますが、しかし、その結果事務に支障を生じましたり、あるいは遅滞を生じたりするようなことが起りましては、これは国民として黙過することのできないこととも考えられますので、そういう意味でお伺いしたいのでございます。  御承知のように、先般戰傷病者並びに戦没者遺家族等の援護法が通過いたしまして、これに関しまするあとの処理、すなわちこれらの者の権利の裁定事務あるいはその他の事務は、非常に輻湊するものと、私どもとしては考えられるのであります、この複雑厖大なる事務を早急に処理するために、この際……

第13回国会 厚生委員会 第36号(1952/06/02、24期、自由党)

○丸山委員 ただいま議題となりました医師国家試験予備試験の受験資格の特例に関する法律等の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  医師または歯科医師になるためには、国家試験に合格しなければならないことは申すまでもないことでありますが、従前大陸等に満州方面向けの医師の養成を目的とした学校を卒業した者、正規の日本の医学校または歯科医学校を出てはいないが、朝鮮、中華民国、蒙疆、マライ、シンガポール等の現地において免許を受けて医業を営んでいて、終戰により引揚げた者のためには、国民医療法施行令特例の試験による救済等が講ぜられたのでもりますが、この試験を受けて二度とも合格しなかつた者、または……

第13回国会 厚生委員会 第37号(1952/06/07、24期、自由党)

○丸山委員 ただいま松谷委員からいろいろ御質問になりましたことに対する御答弁を承つておりまして、ややその間の経緯は、私としても了承する点もあるのでございますが、しかし問題となりますのは、これは公文書であるということであります。しかもこれを受取る者は、府県知事なのであります。府県知事がこういうものを公文書として受取りまして、ただいまの久下局長から御答弁になりましたことが、そのままにこの文章から受取れるか。これは受取れません、絶対に受取れません。そういうことは書いてないのである。「厚生年金保險の被保險考及びその家族のみならず、一般住民にも公開するものであること」――これは條件であります。この條件に……

第13回国会 厚生委員会 第38号(1952/06/10、24期、自由党)

○丸山委員 この法案を提案いたしますまでには、数回の小委員会を持ちまして、われわれの希望する点も、るる申し述べ、また現在私どもは、すでに提案者になつておりますので、これに対して質疑をするというようなことは、少し形としてはおかしいようにも考えるのでございますが、この法を制定いたしましたときに関与したそのときの意向が、そのままこの文書を見て現われておるかおらぬかという点に対して、多少の質疑を繰返しておく必要があると考えて申し上げたいのであります。  ただいま提案理由の御説明にもありましたように、社員というものの身分、権限その他を明らかにいたしましたことは、たいへんけつこうなことであると思つておりま……

第13回国会 厚生委員会 第42号(1952/06/19、24期、自由党)

○丸山委員 提案者及び厚生省当局の両方に、いろいろ入れまじつて御質問をすることになります。この法律の制定せられる目的はたいへんよくわかるし、けつこうなのでありますが、その中で多少まだはつきりのみ込めておりません部分がありますので、その点を明らかにしておきたいという意味で、御質問申し上げるのです。  第二條の調査ですが、この調査は今までも毎年四回くらいやつておられたらしいのですが、毎年やる必要があるものかどうか、それからそれの予算関係はどうなつておるか、これは従来もやつておられたのですから、予算はとつてあると思うのですが、その予算の方はどうなつておるか。のみならず先般の御説明によると、厚生省が年……

第13回国会 厚生委員会 第43号(1952/06/20、24期、自由党)

○丸山委員 新聞紙上に伝えられておるところによりますると、今回オランダから輸入いたしました脱脂粉乳を厚生省において検査せられましたところ、その中にはだにが相当数おつた。しかもそのだにが生きておつたというようなことが、新聞紙上に伝えられておるのであります。また食品衛生課からの書類によりますると、そのほかになお植物性の異物も含有しておつたというようなことであるのであります。これの取扱いに関しましては、私、実はかつてだにに関して、多少調べたことがございますが、粉だに類というものは、粉状をなしている食品の中には相当数、ほとんど毎俵と言つてもいいほど発見することのあるものであつて、人体に対する直接危害は……

第13回国会 厚生委員会 第45号(1952/07/01、24期、自由党)

○丸山委員 結核の新薬であるイソニコチン酸ヒドラジツド、これの許可をめぐつて、いろいろ世間で評判が立つておる事実があるのであります。本日の読売新聞であつたかと思いましたが、日本医師会が、この早期の許可について異議をとなえて、これに反対の意向を表明しておるというようなことが、非常に大きな活字をもつて報道せられているのであります。私、これは多少私見にわたりますけれども、この新薬を早期に許可をするということは、今までの私が見ておつた段階においては、これは非常に適当の処置であつたのではなかつたかと、私自身は考えておりますが、しかし先般清瀬の病院において、これの中毒と認められる死亡例があつた。それを解剖……

第13回国会 厚生委員会 第46号(1952/07/30、24期、自由党)

○丸山委員 保険局長にお伺いしたいのであります。御承知のように、先般結核新薬イソニコチン酸ヒドラジツドが公式に販売を許可せられた。しかもそのとき私が公衆衛生局長並びに薬務局長にお伺いいたしましたところでは、この薬はあまりひどい危険なり副作用もないという事実及び相当に効力があるという事実は、政府としてこれを一応認めて、それを正式に販売を許可したということであります。さよういたしますと、これの保険における使用ということが問題になつて来ると思うのであります。  御承知のように、結核の患者というものは、各種各様のたくさんの治療法がございますが、その治療法の全部を一人の患者にただちにみなやるものではなく……

第13回国会 大蔵委員会 第17号(1952/02/20、24期、自由党)

○丸山委員 所得税法の一部を改正する法律案のうち、第四十二条についてお伺いしたいと思います。この四十二条は、医師が保險医であつて、その保險を担当して、社会保險診療報酬の支払いを受ける場合に、その中から二〇%を源泉納付しなければならない、こういうことであります。これを入れられました御趣旨は、察するところ滞納の防止とか、あるいは徴收を確保するという意味もありましようが、納期になつてから比較的多額のものを一度に出すよりは、源泉的にとつておいた方が納める方も楽であろうというような親心から、なされたものとも私は解釈しているのですが、なおそれ以外に何か目的を持つておられるか、お伺いしたい。

第14回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第1号(1952/08/27、24期、自由党)

○丸山委員 これより会議を開きます。  私が年長者でありますので、衆議院規則第百一條により、委員長の選任されるまで委員長の職務を行います。ただいまより委員長の互選を行いますが、その方法についてお諮りいたします。
【次の発言】 ただいまの高橋等君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認めます。よつて小平久雄君が委員長に当選いたしました。(拍手)  委員長小平久雄君に本席を讓ります。
【次の発言】 この際動議を提出いたします。本特別委員会に従前通り海外同胞引揚に関する調査小委員会及び遺家族援護に関する調査小委員会を設置して、特に調査に当らせられるよう望む次第であります。  な……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 内閣委員会厚生委員会連合審査会 第1号(1949/04/22、24期、民主自由党)

○丸山委員 四つばかり質問いたしたいと考えておりましたが、先ほど來の質疑應答で重複になると考えますので省略いたしまして、新機構の問題についてお伺いいたします。  私がこれを拝見いたしますと、公衆衞生局が直轄しておる課は旧予防局であります。すなわち二局が一局になつて予防局が廃止になつた形になつておりますが、実は予防局は廃止にならなくて、公衆衞生局と名前をかえ、公衆衞生局が部に落ちて環境衞生部になつたという印象を受けるのであります。ところが環境衞生部に属しております仕事は、ここに書いてありますのを見ますと、大分多岐にわたつております。八つばかりあると思いますが、これこそ重要なものでありまして、先ほ……

第7回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1950/04/01、24期、自由党)

○丸山委員 原公述人に一点お伺いしたいと考えます。ただいまのお話の筋合には、ごもつともと存じまするし、従来の民生委員の御活躍に関しては、われわれも感謝の念をささげるにやぶさかではないのでございますが、このたびの法律の改正におきまして、二十二條で協力機関として民生委員が置かれておる。すなわち市町村長または社会福祉主事から求められたときに初めて協力するのであつて、求められないときにはこれに協力することができないというような御解釈によつて、ただいまのようなお話が出た筋合いではないかと、かよう考えるのであります。従いまして実質的に申しますと、この法律の第二十二條を改正すればよろしいというふうにお考えな……

第13回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第2号(1952/04/01、24期、自由党)

○丸山委員 きよう大臣がお見えになりませんので、ただ事務的なことをちよつとお伺いしておきたいと思います。第三條の一項の二号に、軍属については、いわゆる太平洋戦争の昭和十六年十二月八日以後と、こういうふうに時期的に区切つて、それ以前のものは、満州事変の戦没者の特別賜金、日華事変の戦没者特別賜金という形で出ているから、今度は除外せられた、こういう御趣旨だと私どもは了解するのでありますが、この数字を拝見しますと、これらの対象になつている数は、特別賜金の賜與の概算でございますから、正確な数字でないのかもしれませんけれども、陸海軍を合せて、日華事変による特別賜金の賜與の総人員が十八万四千八百六十名となつ……

第13回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1952/02/22、24期、自由党)

○丸山直友君 ただいまの公述人にお伺いしたいのでございますが、今度の政府が提案いたしました所得税法の社会保險の支払い基金に関する分は、その目的といたしまするものは滞納の防止、つまり税收の確保と、それから他の部門は支払う側の便宜という、二つの考え方から出ておるのであります。支払う方の便宜ということは、ただいまのお話によつて、かえつて支払う側においては相当に困難を感ずる人が多いという事実は、ただいまお述べになつた通りであろうと考えます。政府が考えておる滞納の防止あるいは收入の確保という面に対しては、御意見がなかつたのでありまするが、何か自治的に医師会としてそういうことに関するものを、この改正の要請……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

丸山直友[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊
荻上チキ編著『選挙との対話』(青弓社)

【内容紹介】「あなたにとって選挙とは?」「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、それとも「行っても/行かなくても変わらないもの…?」科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
当サイト運営者の既刊
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。