国会議員白書トップ衆議院議員岡良一>委員会発言一覧(全期間)

岡良一 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

岡良一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
416位
委員会発言歴代TOP100(衆)
66位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
115位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
997位
委員会発言(議会)歴代TOP500
385位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
47位
各種会議発言歴代TOP250
174位
各種会議発言(議会)歴代TOP100
90位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
164位

24期委員会発言TOP100
58位
24期委員会発言(非役職)TOP50
42位
24期各種会議発言(非役職)TOP25
19位
26期委員会発言TOP50
31位
26期委員会発言(非役職)TOP50
21位
27期委員会発言TOP50
14位
27期委員会出席(幹部)TOP100
67位
27期委員会発言(非役職)TOP50
12位
28期委員会発言TOP50
16位
28期委員会発言(非役職)TOP50
13位
29期委員会発言TOP50
42位
29期委員会発言(非役職)TOP50
33位
30期委員会発言TOP100
55位
30期委員会発言(議会)TOP10
7位
30期委員会発言(非役職)TOP100
55位
30期各種会議発言(議会)TOP5
4位

このページでは岡良一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。岡良一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 厚生委員会 第5号(1949/04/06、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 過般来新聞で拝見いたしております山形縣上の山温泉における幼い子供を中心とする性病の集團発生の眞相について、その原因、またその應急対策、またその結果、かつまたそれに関連いたしましてそうしたような事案が各所に起つておるかのようにも承知いたしておるのでありますが、全國的にこれらに対する予防の措置についていかなる措置をとられておるか。その点についてお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 性病の予防一般についてでございますが、最近法的措置等によつて、性病予防にいろいろ御努力されている点は多といたしますが、何と申しましても、性病の予防は青少年男女の大きな思想的対策が強力に用意されねばな……

第5回国会 厚生委員会 第8号(1949/04/13、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 今の政府委員の御説明で、入院患者、外來患者の各單價の引上げが実現されたことは非常に多といたしますが、現在の國立病院の財政を見ましても、支出の最大を占めるものは医薬品衛生材料費であります。この医薬品衛生材料費は昭和九、十、十一年に比較いたしまして厖大な騰貴をいたしておるのであります。特にここ三、四年の騰貴はものすごいものがありまして、たとえば重曹とか、苦味チンキ、アルコールとかいうような必需資材はここ四、五年の間に五百倍、七百倍にも騰貴しております。かかる状況において国立病院の支出の中でも最も大幅な医薬品衛生材料の騰貴をそのままに放置しておきますならば、そうした予算單價をきめられ……

第5回国会 厚生委員会 第12号(1949/04/26、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 國立公園の改正法案について一点だけお尋ねいたしたいと思います。改正の要点の第二に、水位、水量の増減を來す行爲を制限し得るというような規定があるように承知いたすのでありますが、現在の日本におきましては、未開発電源の開発はすべての各党が党是として取上げている重要な問題であります。單に電力と動力を確保し補給するのみならず、治山治水の面において、農林産業の再建復興にも重要な役割を果し、ひいては農山村の生活文化の水準の向上にも、一石五鳥の策として各党が取上げている問題であります。現にわが石川縣におきましても、手取川の國立公園に指定されておる水源地帯におきましては、すでに未開発電力の開発事……

第5回国会 厚生委員会 第13号(1949/04/27、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 健康保険の運営について今日さしあたりの二、三の問題についてお尋ねいたしたいと思います。第一点は失業者、あるいは恩給権の有無にかかわらず退職した者が、そのために從來得ていたところの健康保険の被保険者としての恩典から除外されるような傾向が見受けられるのでありますが、今日失業者あるいは失職者が多面に放出をされようとしておる段階に対しまして、何らかの具体的な措置を講ずる必要があろうかと思いまするが、その点について承りたい。
【次の発言】 私が申し上げたのは、現に病氣である者が失業をして、失業手当をいただいておるという場合においては、おつしやる通りでございますが、現に病氣でなくても、今日……

第5回国会 厚生委員会 第14号(1949/04/28、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 この機会にお伺いいたしたいと思います。実は先般國民保險組合の方々がお見えになりまして、今度の社会保障制度審議会の中に、われわれの代表が参加させてもらえないのではなかろうかという、懸念をるる申し述べておられました。現在活動状態にある國民健康保險組合の被保險者も約二千七百万名を数えられておるのでありまして、将來の社会保障制度においては、重要な役割を期待されており、この國民健康保險組合系統の代表者を、この社会保障制度審議会の委員にお加えになつておらないならば、ぜひとも加えてやつていただきたいということをまず第一点として伺います。

第5回国会 厚生委員会 第17号(1949/05/10、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 兒童福祉法の制定がわが國でも珍しく文化的な立法であるという立法の精神は、私ども非常に敬服いたしておるのでありますが、その物質的な裏づけと申しましようか、予算措置とか施設の充実という点につきまして、私ども地方におつて非常に遺憾な実情を見ておるのであります。石川縣の実情を申しますると、母子寮の比率は一・二%であります。保育所の福祉比率はわずか三・四%というふうな、まことに貧弱な状況になつておるのであります。從いまして母子寮あるいは保育所の増設拡充ということは廣く一般的な要望となつておりまして、先般いただきました資料について見ますると、生活保護法によるところの被保護者中で乳幼兒を持つ……

第5回国会 厚生委員会 第18号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 宮崎さんにお尋ねいたします。不勉強で恐縮でございますが、予託金の納入の期日は大体全國的にどういうように取扱われておりますか。
【次の発言】 そうしますと、この間改正になつた支拂の遅延に対する延滞利子は、そのきめられた日に納入しなかつたら、その日以後延滞利子が課せられるのでありますか。
【次の発言】 保險料率が引上げられましたし、また標準報酬も改正になつたり、初診料も徴集する等、いろいろ改正になつたわけでございますが、そういうふうにいたしまして保險料の収入も相当増すかと思いますが、本年度における健康保險の財政面から見まして、大体収支の点につきましてどういうふうなお見通しを持つてお……

第5回国会 厚生委員会 第27号(1949/08/19、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先般委員長のお供をいたしまして近畿数府縣の方へ視察に参りましたところ、たまたま大阪府で近畿地方数府縣の遺族代表の方々と懇談する機会を得たのでありますが、そのときの所見、また当時の遺族代表の方々の情報の二、三を披露いたしまして、当局の御所見を具体的に承りたいと思うのであります。  まず第一に各府懸の遺族代表の御意見を総合いたしますと、遺族の團体の間に、府縣ごとにいろいろな対立というような姿が見受けられるのであります。ひとしく戰爭による最も大きな打撃を受けた遺族の痛切な切望が、大きな團体となつて力強く政府当局に善処の要求をいたすべき筋合にもかかわらず、これらの團体が府懸においても別……

第5回国会 厚生委員会 第28号(1949/08/20、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 今後の法律改正と同時に、政府の方では各府縣に設置されている保健所に適当な年輩の保健婦等配置いたしまして、これに受胎の調節その他に関するところの適切な専門的な知識を與えて、相談に來る方々に適当なる指導の指示を與え、かつ婦人團体等の要請に應じてはみずから出かけて行つて、この問題について適当な抜術的な指示を與える、こういうような方法もあるやに聞いておつたのでありますが、政府の方ではその後そういうふうな処置をどられたのかどうかという点を承りたいと思います。
【次の発言】 最近開業医その他病院の内科診療室を訪れて、人工的に妊娠調節のために理由となるべき診断書を要求される主婦が非常に多いの……

第5回国会 厚生委員会 第29号(1949/09/14、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 社会保障制度審議会の勧告書を読みますと、現在の政府の官省健康保險を中心とする保險財政の赤字に対しまして、法律を改正して医療報酬の一部を政府の支出においてまかなおうというような意向が、明確に数字をもつて政府当局に勧告されておりますが、來るべき第六臨時國会に政府といたしましては、かかる法律改正をもつて改正案を提出される御意思がありやいなやという点を承りたいと思います。
【次の発言】 私どもの希望といたしましては、單に医療報酬の一部負担のみならず、でき得べくんば事務費の全額を國庫でもつて負担をしていただきたいということは、第五國会以來の私どもの希望しておる点でありますので、どうか厚生……

第5回国会 厚生委員会 第30号(1949/09/15、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 最初に人口問題研究所長の岡崎博士らお伺いいたしますが、このたび優生保護法の一部改正が実施されましてからまだ日も浅うございますが、また年間における人口問題の専門家でいらつしやいますからお尋ねしますが、日本において、年子の場合における二番目の年子の死亡率と、そして最初の子供の死亡率との差はどういうものであるか。および子供を三人以下持つている母親と三人以上持つている母親の死亡率は、どういう程度てあるかということをもし御調査であればお伺いしたい。
【次の発言】 優生保護法の今度の改正以後でございます。
【次の発言】 保健所の課長さんにお伺いしますが、優生保護法の改正と同時に、保健所には……

第5回国会 厚生委員会 第31号(1949/10/07、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 政府の方の基金の拂込みの預託金と申しますか、六月、七月、八月あたりの基金への支拂い状況はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 とにかく法律で拂わなければならないことになつておるのだが、富士銀行の方にもちつとも入つていないというのが実情のようですが……。
【次の発言】 この機会に局長の私見でもけつこうですから承りたいのですが、シヤウプ勧告案で見ますると、政府の補助金といつたものがかなり全面的にけずられて来るようなかつこうになつておりますが、特にこれは社会関係の生活保護法において顕著な影響があるのではないかと考えております。保險関係所管の行政事務の中で、この影響を受ける。……

第5回国会 厚生委員会 第32号(1949/10/08、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 次官にお尋ねいたしたいと思いますが、昨日の保健局長からの御報告で、社会保障制度審議会の生活保護制度の改善強化に関する勧告の中にうたわれております、すベての國民に対しこの制度の定めるところによつてその最低生活を保障するというこの原則を、厚生省としてはご承認になつておられるのかどうかということをまずお伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 そこで今お話のシヤウプ勧告の平衡交付金の問題でありますが、千二百億という非常に巨額であるとおつしやいますが、それが本年度の額は地方では期待されておつたのが三三%から二七%に減額されたために、地方の知事会議においても、交付金の増額を非常に要求さ……

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1949/11/29、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 砂間委員にお尋ねをいたしたいのでありますが、砂間さん外三十五名御提出にかかる決議案の中で、「今春ソヴェート社会主義共和国同盟よりは」云々という言葉がありま  それからただいま砂間委員が御発言になつて、あながち固執いたさない、委員長の申された決議案に同調するという、非常に協調的な御意見がありまして、私は非常にこの点は好意を持つてこの御意見を今拝聽しておつたわけでありますが、ただ、つけ加えて申された砂間委員の御意見の中に、この決議案が本会議に上程された場合に、つけ加えて別の角度から意見を述べたいという申出がありました。しかしこの決議案は、今伺いますと、各党共同提案ということになりま……

第6回国会 厚生委員会 第4号(1949/11/16、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 この申し入れを、もし向うが受取つて、これを不問に附されては、われわれとしても立場がないわけですが、どうか合同審議というふうな形をとつていただいて、われわれとしての反対の理由をいろいろ申し述べる機会をつくつていただきたいと思います。

第6回国会 厚生委員会 第5号(1949/11/18、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 回答文に関して私の意見を申し上げます。この回答文を見ますと、回答になつておらないのではないかと考えます。  まず第一の点を見ますと、これは整備法案の内容を説明しているに過ぎないのでありまして、厚生委員会から申し入れました第一の点である日本の旅館業全般としてこれが発展向上に主眼を置くという点に関しては、改めようというようなものではないようであります。  第二の点といたしましても、「改善の検討」と「衛生」に関する取締り等の問題が重要なのでありまして、ホテルの内容の充実等ということは、今でも規格より以上のものが沢山あるので、部屋の数とか、施設の面とかは問題がないのであり、衛生面の取締……

第6回国会 厚生委員会 第9号(1949/11/28、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 医務局長にお伺いいたしたいのでありますが、このたび身体障害者の福祉法案の対象に、結核のアフター・ケヤーのケースが除外されておるのでありまして、これは御存じのようにアフター・ケヤーの過程にある諸君が、福祉法案の対象に含めてくれということを強く全国的に要望しておられましたが、除外されております。これは含むべきかいなかということについては私ども疑義は持つておりますが、しかし一応福祉法案がこれを除外して制定されるということになりますると、含めてこれという熾烈な要望を特つておるアフター・ケヤーの諸君に対しては、まことにわれわれとしてお気の毒にたえないと思います。従いまして、アフターケヤー……

第7回国会 厚生委員会 第8号(1950/02/27、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 生活保護法の総括的な質問は後日に譲りたいのです。ただいまの社会局長の御答弁、御説明で数字の点について少しお尋ねいたしたいと思います。  最初に局長は、失業をしている者、あるいはそれに準ずる者の生活保護法の適用は一・七%であるという御説明でございまして、それに関連いたしましての渡部委員の質問に対しては、失業者に関しては統計的に明確な数字がないというふうな御答弁でありました。また青柳委員の御質疑に対しましては、何であろうと、とりあえず生活が困窮しているという現実に即してわれわれは生活保護法を適用しているのであるというお話でありますが、その御答弁なり御説明についていささか疑問に思いま……

第7回国会 厚生委員会 第12号(1950/03/13、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 麻薬の取締法ですが、結局麻薬中毒患者を防止するということが大きな目的だと思いますが、現在日本の国にモルヒネ、コカイン、ヘロインの中毒患者はどれくらいあると見ておりますか。
【次の発言】 それでそういうふうな患者、中毒になりそうな患者に対しては、どういうふうな取締りが適用されておりますか。
【次の発言】 たとえばそういう場合、麻薬中毒患者というものは、御存じでしようが、麻薬を手に入れることについては非常に機敏であり、大胆であり、かつまた実に巧妙なうそを言う性格的な変質を来しておる者が非常に多いのですが、そういうような点について、やはり麻薬中毒患者を防止する意味において、何か具体的……

第7回国会 厚生委員会 第14号(1950/03/17、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 実はただいまわれわれが審議しておる案件とは直接関係はないのですが、この機会に厚生年金保険法の運営の実施について、いささか勉強をしたいという意味でお尋ねを申し上げたいのです。現在大蔵省預金部に預け入れられておる資金の総額は、年金の勘定ではどれだけありますか。
【次の発言】 持つていないのですが……。大体の総額はどれくらいですか。
【次の発言】 それではその預け入れておる金の利子は、かつてどれだけで、現在どれだけで、将来はどれだけで、その額は金額としてどれくらいになりますか。
【次の発言】 金額は……
【次の発言】 それでは預金部がそういうふうにそれぞれの会計勘定等から預けられてお……

第7回国会 厚生委員会 第18号(1950/03/27、24期、日本社会党)

○岡(良)委員  珍しく大臣が御出席でございますので、この機会に政府の御所見を質したいと思います。  私は日本社会党の立場から、あらかじめこの法案の改正に関連いたしまして、まず第一條にうたわれている「日本国憲法第二十五條に規定する理念に基き」というこの点に関しまして、第二点は、その他の憲法の各條章とこの二十五條、あるいは生活保護法運営上の関連的な調整の問題について、第三点は、今日国民がひとしく待望しているところの社会保障制度そのものとの関連、この三つの角度から、いささか原則論的な抽象談にはなりまするけれども、本法の将来の運営及び発展のために念を押しておきたいと思うのであります。そこでいわゆる本……

第7回国会 厚生委員会 第19号(1950/03/29、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 今事務費の問題が出たので、その取扱いをどういうふうになさるか聞きたいのであります。実はこういう実例がある。それはある県で同胞援護会というものがありまして、これが孤兒の收容施設と引揚者の寮の中に売店を経営したり、ミシン及び疊表などの授産所を経営をしておりますが、この孤兒の收容所は、兒重福祉法によつて国あるいは県等の補助金をもつて維持されておりますので、現在のところ同胞援護会とは何ら関係がないというようなかつこうになつている。同胞援護会が管理するという形にいたしますと、孤兒の施設の長は手続上きわめて煩雑であり、いろいろな面で時間的なずれがあるために、非常に不自由を感ずるだろうと思い……

第7回国会 厚生委員会 第29号(1950/04/19、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私も日本社会党の立場から、本改正案に修正案をも含めまして、賛意を表します。  私どもが賛意を表するゆえんは、ただいま青柳委員からも申されましたことく、これまでは生活保護法と言えば、いわば救貧制度であつた、お助けの制度であつたものが、このたびの改正を通じまして、憲法の第二十五條に明確にうたわれておるその理念を制度上にはつきりと打ち出して、国民の最低生活が正当な国民の権利としてその保障が要求されるということは、また同時に政府もその責任においてその保障に当らねばならないということをも意味するという建前におきまして本改正は、とりもなおさず日本の生活秩序が民主主義的な一大前進を遂げるとい……

第7回国会 厚生委員会 第30号(1950/04/22、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ぼくはこの前も医療を中心とする社会保險の危機を突破するために、国庫の大幅負担を実現するようにという意味の趣旨でもつて、決議案を提出いたしておきましたので、近々この委員会にそれを諮られるというお話も事務当局からあつたのでありますが、ただいま御説明の青柳委員の御提出になりましたお諮りになつておられまするこの決議案は、私どもの考え方よりもなお十分に整備されておりまするので、私が提出しております決議案は、青柳委員御提出の決議案に同調するというふうにおとりはからい願いたいと思います。  ただいま青柳委員から、これは社会保障制度が実現化されるまでの過渡的な措置であるという御説明がありました……

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど国際連合のお話がありましたので、林副総理にこの際お聞きしたいと思いますが、政府の最近発表せられております外交方針なり外交政策と引揚げ促進の問題との関連につきまして二、三お尋ねをいたしたいと思うのであります。政府はいわゆる單独講和、または多数講和ということをうたつておられるのでありますが、これはアメリカあるいはイギリス等の諸国とは講和を結ぶけれども、中共やソビエト同盟とはいまだ講和を結ばないという結果に相なろうことは当然推定できるのであります。従つてこれら諸国とわが国との関係は依然として占領、被占領の関係になりますので、われわれはこれらの政府と対等の立場においてものを申し上……

第8回国会 厚生委員会 第2号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は社会党の立場から、この画期的な社会保障制度の試案要綱が、ようやく日の目を見たことにつきましては、社会保障制度審議会の各委員諸兄に対して衷心より敬意を表し、感謝の意を表したいと思います。あわせてまたその間きわめて多端なる会長の職務をとられたる大内教授の御労苦に対しましても、私は衷心から感謝をいたす次第であります。この試案要綱は、今私どもの手元にいただきましたので、これをしさいに目を通して、いろいろ細部にわたつて何かと会長の御意見を伺いたいと思つておりますが、その余裕もありませんので、今大内教授の御説明になつたお言葉について二、三点お尋ねをいたしたいと思います。  私どもの考え……

第8回国会 厚生委員会 第4号(1950/07/25、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいま御説明があり、また昨日の参議院の本会議で、堂森芳夫君からこの問題について質疑があり、これに対する御答弁があつたのでありますが、これらを総合いたしまして、二、三点お尋ねいたしたいと思います。  これは私ども、その間の事情はよく熟知しておりませんが、ただいま次官の御説明にありましたところの、昨年七月に来朝いたしましたアメリカ薬剤師協会の総司令部へのレポートは、これは総司令部へのレポートであつて、ただちに日本政府への勧告であるかどうかという点について、ただいまの御説明では、日本政府への勧告であるというような御説明でありましたが、そのような慣例で取扱われるものでありましようか。……

第8回国会 厚生委員会 第9号(1950/09/21、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 今度厚生常任委員会においては、この問題を中心といたしまして、医療制度等についての熱心な検討が始まるので、私どももその機会にいろいろ当局にもお伺いをしたいと思いますが、この間の第八臨時国会において、私が葛西事務次官に御質問を申し上げた。これはこの二つの調査会の性格について御質問を申したのでありましたが、その点について、総務課長のお考えとの間に多少食い違いがあるようでありますから、なお一応念のために伺つておきたいと思います。  第一点は私は前回の質問においては、この調査会はいわゆる医療強制分業のための前提となるべき基礎資料をつくるための目的をもつてつくられたものであるかどうかという……

第8回国会 厚生委員会 第10号(1950/10/12、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど来三団体の代表の方々のそれぞれの参考意見を聞かせていただきまして、私も医師会の一人ではありますが、できるだけ公正な国民の代表という場合において判断をしたいと努力いたしておるのであります。ところが三団体の方のおつしやることは、前提としては、国民の医療費を合理化し、低減しなければならない、あるいは医療費の内容の控除をはからねばならないということを前提として、しかも実際問題としては、強制医薬分業を一方では医療費が高くなると言われ、一方では安くなると言われるというようなことで、実際問題になると、まつたく黒と白の結果が出ておるようであります。こういうことでは、皆さんの揚げられる結論……

第8回国会 厚生委員会 第11号(1950/10/13、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 健康保險組合の最初に発言をされたお方にお尋ねをいたしたいと思いますが、医薬分業に御賛成の理由の第一点として、それぞれ專門的な技能と申しますか、学識を持つている者がやつた方が、結果において総体的によいのだということでありましたが、具体的に薬剤師と医師とを対立させてみて、專門的な技術というものをどういうふうに御理解なさいますか。と申しますのは、強制分業ということになると、医者は処方箋を書いて患者に渡す、この書いて渡した処方箋を患者かあるいはその家族が持つて薬局の窓口を訪れる。そこで薬剤師は自己の薬室あるいは薬だなからその書かれてある薬を取上げ、グラム天秤かメスチリングで正確にはかつ……

第9回国会 厚生委員会 第3号(1950/12/01、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 厚生大臣に二、三点お伺いいたしたいと思います。この健康保險法の一部改正法律案、ただいま議題となつておりまするこの改正そのものは、ほんの字句の修正という点でありますが、しかし問題は私は非常に重大であると思うのであります。御存じのように、すでに十月十六日付をもつて、社会保障制度審議会は正式に政府に対して勧告をしておる。その中では、特に医療の保障については大きな重点としてうたつておられますし、また十一月六日の、参議院の厚生委員会における大内会長のお話によりますると、この制度のねらいとするところ、特に医療、保險においては、被保險者の負担を軽からしむると同時に、また医療を担当するものに対……

第10回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1951/07/24、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 援護局長ではございませんが、山本次官にお尋ねをいたしたいと思います。中共地区並びにソビエト社会主義連邦における同胞の引揚げについては、ローマ法王庁としては将来の努力についてどういうようなお約束をしておられましたか、ちよつと、お尋ねいたします。
【次の発言】 四月の二十日の日に私もヴアチカンでピオ十二世にお目にかかりましたが、その日ピオ十二世にたくさんの謁見があつたので、十五分ばかり一問一答でお願いをして、あとは国務卿のモンテーニ氏と約三時間ばかり私は引揚げ問題について従来のお骨折りを謝し、今後のことについてもお願いをいたしましたが、実は非常に残念なことには、モンテーニ氏ははつき……

第10回国会 厚生委員会 第18号(1951/03/27、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 本請願の請願者は、宇都宮市外中丸国立療養所梅花寮内瀧山邦夫君外百九十七名の出したものであります。  その要旨は、現在結核の病床はわずかに七万床前後であつて、現在のように、結核患者がどんどんふえておる実情に対しては、なかなか応じきれるものではないので、ぜひとも少くとも三十万床ぐらいは結核病床を国の責任においてふやしてもらいたいという趣旨であります。
【次の発言】 本請願の請願者は、東京都北多摩郡清瀬村日本患者同盟の代表である近藤正雄君であります。  本請願の要旨は、作業療法は、病状の安定した患者に歩行、農耕等の仕事を病状に応じて行わせることにより、相当程度の負担に堪えられる体力並……

第10回国会 厚生委員会 第19号(1951/03/28、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 簡単に申し上げますが、かねて衆議院も院議をもつて国民健康保険の運営上、当面する財政の危期を克服するために、療養給付費の国庫による補助の実現を要求していることは御存じの通りであります。かつまた社会保障制度審議会の勧告においても、その点を強調しておることもこれまた御存じの通りであります。ところが本修正案は、これを単純にながめますると、組合員が払い込むべき保険料を税金の形で取立ててもいいということによつて、いわば強制する、いわば払わなければ差押えするとともできるというふうなことだけが強調されるような趣があるのであります。従いましてわれわれは健康保険を愛するという気持、これを育て上げよ……

第10回国会 厚生委員会 第24号(1951/05/18、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 児童福祉法に直接関係はないかもしれませんが、しかしごく特別な環境にある子供たちのことで、今は医務局の方で取扱つておられますので、久下さんに少し御意見を承りたいと思います。と申しますのは、全国合せてわずかに二百名足らずの子供たちだと思いますが、国立癩療養所に附設されている保育所にいる子供たちであります。長島の愛生園や、栗生の楽生園等に四、五十名ずつおりますが、これは今どういうふうな形で子供の保育をやつておられるのか、予算の数字、施設の内容等についてお話を願いたいと思います。
【次の発言】 事情は御存じの通りだと思いますが、何しろ癩が発生する可能性が非常に多い。栗生楽生園の統計では……

第10回国会 厚生委員会 第28号(1951/05/24、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいま特に大蔵省側の方のいろいろ御説明を承りまして、私も青柳さん同様、納得の行く点もあれば、またきわめて納得の行かない点もありますので、いささか問題の焦点を離れますが、原則的に大蔵省のお心組みを承りたいと思うのであります。  御存じのように、日本は憲法によつて、国民の最低の文化的な健康な生活を営む権利が認められ、国もまた、公衆衞生なり生活の福祉については、保障する義務がうたわれております。そういうような建前から、われわれ厚生行政に携わる者は、こういう一般的な福祉行政なり、あるいは衞生行政なり、保健行政なりは、あくまでも国が義務づけられた保障という建前で、ギブ・アンド・テークと……

第10回国会 厚生委員会 第37号(1951/07/20、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいま、大臣からの御答弁で、結核の対策については、当初の予算よりも、かなり縮小した実行予算を編成されるかのような疑惧をわれわれは持つておつたのだありまするが、そのようなことがないような御意見を承つて、われわれもようやく安堵いたしておるのでありますが、それでは、たとえばわれわれが聞いたところでは、本年度の当初予算では一万七千二百床の増床である。ところがそれも二千床ばかりは、お隣りの伝染病のためのべツドを転用することになつておつたが、これも伝染病の猖獗等のために転用できない。かつまた予算単価も、資材の値上り等によつて、当初の予算をもつてしては残り一万五千二百床もできないというよう……

第11回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第2号(1951/08/18、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 外務政務次官にお尋ねを申し上げたいのでありますが、それは先般来留守家族の代表の非常に切実な運動、また政府当局のいろいろな御配慮が効を奏しまして、やつとどうやら第六条のb項において、日本国軍隊の郷里への復帰が明文としてうたわれておるのであります。ポツダム宣言の第九条においても、日本軍人は武装解除され云々ということで、家庭への復帰が一応約束されておりますが、実は私どもこの引揚げの問題については、単に未復員者だけではなく、未帰還者を含めて在外同胞一般についての引揚げを留守家族といたしましても、われわれといたしましても、要求しておりますが、この条文によりますると、日本国軍隊、いわゆる未……

第11回国会 厚生委員会 第1号(1951/08/18、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 世界保健機関、これは厚生省のどの課で取扱つておられるのですか。
【次の発言】 厚生省は一昨年ジュネーヴに本部のある国際社会保障協会に加入しておられると思いますが、間違いありませんか。
【次の発言】 会議に出席しましたのならばけつこうでありますが、ここにWHOの情報連絡条項がうたつてあります。国際社会保障協会は終戦以来たびたび厚生省に対して、日本の身体障害者の医師判定の措置あるいは産業災害の補償等に対する法律的な措置等について数回日本の法律について実情を知らせてもらいたいということを促しておるが、一向日本の方から知らせて来ないということで、私どもジュネーヴで、その当時者の理事長か……

第11回国会 厚生委員会 第2号(1951/09/28、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 公衆衛生局長にお伺いしたいのですが、優生保護法の実施について、予算が、四千万円ばかり計上されております。これは何をやられるのです。
【次の発言】 最近の統計で、人工妊娠中絶をやつた届出の母親は、一体どれくらいありますか。
【次の発言】 任意は幾らと推定されているのですか。
【次の発言】 人口問題はいろいろ重要な問題になつておるようですが、そうしますと大体五十万人は現在でも人上妊娠中絶をしておる、任意を加えれば大体百万に近い。その中で七千人分たけは国が国の費用でやる。こういう筋になるのでございますね。
【次の発言】 それはよくわかりました。そこで優生保護法にもちやんと明文化されて……

第12回国会 厚生委員会 第2号(1951/10/22、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 大臣は行かれましたが、問題は、大臣の御答弁を聞いていると、この問題についての黒白を、厚生省の責任においてつけることについて、何ら明確な態度の表明がない。結核予防法をわれわれが大幅に改正し、その名のごとく、あの予防法の中で予防の一番大きな武器は、いわばBCGであります。この効果が全国的に疑われるような大きな衝撃を與える結果を誘致しておいて、政府としてはつきりと黒白をつけることについてきわめて逡巡しておられる印象を與えていることは、法律に協賛したわれわれとしても、国民にまことに相済まないところである。しかしこの責任は一応おくとして、幸いに次官も公衆衞生局長もおられますので、橋本厚生……

第12回国会 厚生委員会 第6号(1951/11/09、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど前田会長のお言葉の中に、委員の中には、もし政府がこの勧告を顧みないというときには、進退を考慮する人もあるかもしれないというお言葉がありましたが、御存じのように、昨年の七月には試案要綱が出、十月には全面的な体系づけられた勧告が出た。それで国民としても、その実施の一日もすみやかならんことを非常に、いわば旱天の慈雨を待つ気持で期待をしておつたことは、御存じの通りだと思います。しかもあの時の勧告は、大内教授も――大体財政学の権威と目される大内教授が、現在の日本の財政規模において可能であるということを、はつきりと銘を打たれて勧告を出したにもかかわらず、政府はそれを十分に実行していな……

第12回国会 厚生委員会 第8号(1951/11/22、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 今ほど厚生大臣のお答えの中で、保險医が各府県で保險医たることを辞退する決議をしている。しかしながらそれには一箇月の予告期間もあることだから、その間に政府としては善処したい、こういう御発言がありました。言うまでもなく、このように資源も乏しく、医大な人口を狭い領土に擁しておる日本の経済的な原動力は、国民の健康よりない。この健康を守るために、政府管掌保險は二十年の歴史を持ち、国保も十三年の歴史を持つている。しかもその発展は一にかかつて医療担当者の協力にあつたのであつて、これが現在いかなる理由があろうとも、十七府県において総辞退を敢行しなければならないということは、医療担当者として実に……

第12回国会 厚生委員会 第9号(1951/11/26、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 橋本厚生大臣のおとりはからいも、実はわれわれ納得はできるのですが、ただその場合、たとえば前提として、結核菌が体内にない者を選別してBCGをするということは、もちろん鉄則になつております。そこで現在のマントー氏液では、結核にかかつておる者でも陰性に出る可能性がある。従つて二千倍溶液でいいか、もつと濃厚なものを使わなければいけないかということについても、検討を要すると思います。BCG接種の大前提について今後研究されるというのですが、一体どういう方法で研究をされるのか。何かこうしたならば鑑別できるという方法がありますか。これを公衆衛生局長にお伺いします。

第12回国会 大蔵委員会 第19号(1951/11/17、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は、学校及び保育所の給食の用に供するミルク等の譲与並びにこれに伴う財政措置に関する法律案に関連いたしまして、文部当局の意向を徴したいと思うのであります。この法律案は学童給食に重大な関係をもつているものであります。そこで先般来学童給食の存続については全国的に、父兄といわず、学校といわず、その存続についてほうはいたる輿論が巻き起つて、文部大臣もその実現に相当な努力をせられ、ようやく納得の行く解決を見たわけでありますが、この学童給食の問題にからみまして、新聞紙の伝えるところによりますと、文部省の一部幹部の中に汚職事件があつた。この学童給食は、言うまでもなく学童の共同親和の精神を養い……

第12回国会 内閣委員会 第16号(1951/11/21、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど菅野副長官のお話では、平和條約が効力を発生していよいよ独立ということになれば、公職追放等のことは政府としてはする意図がないということを繰返しおつしやいましたが、岡崎官房長官もそういう御意思でございますか。
【次の発言】 九月六日の毎日新聞――非常にわれわれも大きな衝動を與えられましたが、あれでは団規法、公職追放令を一本にして、ゼネストの禁止とか、各府県に行われている公安條例、またプレスコードも強化した国家安全保障法というようなものが大橋法務総裁の構想として伝えられております。十一月一日の朝日新聞では多少緩和され、公職追放という文字が消えて就職制限という文字となつてやはり新……

第13回国会 厚生委員会 第1号(1951/12/15、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 議事進行について。――ただいま人口問題に関する小委員会の件をお諮りでございましたが、御存じのように、先々の通常国会から引続いて遺家族援護に関する小委員会が開かれて、無慮二十六回、きわめて格勤精励な委員会と自他ともに許されておつたのであります。この問題が、いよいよ政府の方においても法律的にも予算的にも具体化しようとするときに、われわれ委員会といたしましては、従来の関係もあり、重大な責任を感じ、また関心を持つておるわけですが、これが先般、引揚促進の特別委員会の中に、遺家族援護に関する委員会というものが一緒になつた特別な形の委員会が本会議で決定されております。そこで当時この引揚げ促進……

第13回国会 厚生委員会 第2号(1952/01/29、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいまの予算編成の技術的な御説明を承りまして、厚生関係の予算が、きわめてわれわれの意に満たないことは遺憾でありまするが、それ将来のわれわれの問題といたしまして、それぞれ委員会においていろいろと要望申し上げたいのです。ただいまの御説明を中心に予算編成の技術的な面について、二、三の疑点でありますので、ただしたいと思います。  国立病院の移管の問題が、今関係者からは非常に注目を浴びておりまするが、前年度の国立病院に対する特別会計の方の国庫の補助と申しましようか、本年度の看護婦養成等に関する補助との間に、格段の開きが金額の上でありますが、これはいかなる理由によつてこういう減額が起つた……

第13回国会 厚生委員会 第3号(1952/01/30、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 統計の方を一生懸命やつていただいて、実に浩瀚な資料をいつもいただいておることは、われわれも感謝にたえないのでありますが、問題は、やはり厚生行政上の統計、死亡にしろ、出生にしろ、疾病にしろ、あるいは衛生にしろ、やはり統計学者の興味に終つては何にもならないので、これがやはり厚生行政のスタート・ラインになつて行くという形ができるか。そういう点で、実にみごとに体系づけられた統計でありながら、はたしてそれが厚生行政の上にどの程度まで生きたデータとして活用されておるかという点になると、たとえば人口問題の解決の点につきましても、われわれは遺憾な思いがするのです。これは統計部長として、あなた方……

第13回国会 厚生委員会 第4号(1952/01/31、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 公衆衛生局の一般会計予算について、二、三点お尋ねしたいのですが、局長あるいは会計課長にちよつとお尋ねをした資料に基いて、大臣にまず質問をすることをお許し願いたいと思います。  第一点は、受胎調節普及に必要な経費であります。昨年度厚生省が示されたる原案では、五百万円以下の費用が受胎調節普及に一応用いらるるかのごとき印象でありまして、われわれもこの点については、もつと大規模な徹底的な受胎調節に乗り出してもらいたいということを要請したのであります。その結果が現在二千二百六十五万円余が計上されておるのでありますが、その説明を見ますると、最近人工妊娠中絶が激増の傾向にあるそれで人工妊娠中……

第13回国会 厚生委員会 第5号(1952/02/01、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 大臣がお見えになるまで、ただいま御説明の医務局の予算の積算の基礎となつた数字について承りたいと思います。看護婦の講習ということが御説明にありましたが、看護婦法の改正でもつて、国家試験も一応はないというふうなことにはなりましたけれども、しかし日進月渉の医学の発展に伴つて、看護婦の技術等もやはりそれに遅れないように、再教育と申しましようか、講習には十分な力を入れてもらいたいということは、看護婦の方でも強く要求しておるようであります。そこで一体来年の計画としては、どういう方法で看護婦の講習をなさるのか、またそれによつて再教育を受け得る看護婦は、大体何万客という一応の基礎的な数字を持つ……

第13回国会 厚生委員会 第6号(1952/02/07、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 生活保護法の関係ですが、今度遺家族の基本年金が千円ということで、その他家族手当のようなものが出る。しかしそれはまつたく乏しいものであるから、従つて遺族の生活の保障は、生活保護法でもつて補完しようという大臣の御答弁があつたわけです。ところが、一方生活保護費の中で四億三千万円ばかりが、遺族に関する生活保護にこれまで支給しておられる分の中から差引かれておる。一体この積算の基礎をどこに置いて、この四億三千万円を引かれたかということを、まずお聞きしたい。
【次の発言】 これは非常に重大な問題が、今後にはらんでおると思うのです。かりにその三億何千万なり四億三千万円というものは、一応それぞれ……

第13回国会 厚生委員会 第7号(1952/02/15、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 健康保険の審査ですが、この社会保険の審査に必要な経費に関連して、医療内容の審査を相当嚴重にやつておられますが、大体どういう方針でこの医療内容というものの規格を維持し、あるいはまた向上させようとしておられるのか、保険局なり厚生省の基本的な考えを承りたい。
【次の発言】 それでは具体的にお尋ねしますが、たとえばここに結核の患者がいる。そこで許可を得てストレプトマイシンを注射しておる。ところがはげしくせき込んでおるので、夜も十分眠れない。しかし鎮咳剤や去痰剤等の水散薬をのますことは、審査ではのませてはならないという取扱いを受けて、これを手控えている。あるいはその患者が脚気を併発してお……

第13回国会 厚生委員会 第8号(1952/02/19、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 青柳委員から、昨年来われわれの大きな達成目標として、それぞれ党へ帰つても、同僚議員の同意を得て、この兒童保護費のひもつきという問題は、本年度の予算において、はつきりとわれわれの期待する通りに実現され得るものと、実は期待しておつたのでありますが、それがわれわれの期待にそむいたことは、きわめて残念に思つておる次第であります。そこで岡野国務大臣にまず関連して二、三点お尋ねしたいと思います。  第一点は、兒童福祉に関する保護費を、交付金の中に込みにしないで、ひもつきにするということと関連いたしまして、大蔵省当局が、生活保護費の国の補助率を交換的に引下げようという意図を明示したという情報……

第13回国会 厚生委員会 第11号(1952/02/29、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 引揚援護庁の長官の御出席を願つて、責任ある御返答をいただきたい点もありますので、その点は御出席を得てただしたいと思いますから、さしあたりの問題としては、主として小山総務課長に率直なる御見解をただしておきたいと思うのであります。  第一点は、引揚げ問題の今日までの推移、その過程を見ましても、また最近国会を通じて決定されるであろう遺族あるいは戦傷病者に対する国の責任における援護の法律――特に予算はすでに通過いたしましたが、こういうことになりますと、引揚援護庁というものの構成、たとえば、現在は引揚援護局、第一復員局、第二復員局というふうにわかれておりますが、そのうち陸軍、海軍にわたる……

第13回国会 厚生委員会 第12号(1952/03/13、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいまの吉武厚生大臣の金子委員に対する御答弁について、少し私としてはふに落ちない点がありますので、お伺いいたしたいと思います。われわれも現在の日本の行政機構を見ますときに、そのきわめて繁文褥糺的な、またきわめて複雑多岐な姿を、なるべくこれを能率化し、簡素化するという点については、原則的に反対をするものではありませんが、といつて、それでは日本の現在の政治を執行する上において、いかなる形においてこれを能率化し、簡素化するかという観点から、ただいまの大臣のお答えを拝聴しておりますると、非常に納得が行かない。たとえば、今大臣のおつしやつたところでは、水と油では一緒にはならない、しかし……

第13回国会 厚生委員会 第14号(1952/03/19、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 関連してお尋ねをしたいと思います。国民金融公庫が、年金証書なりあるいは公債を担保としての貸付は、現在の法規上至難であるということを承知しておりますが、先般の予算委員会において――これは吉武厚生大臣も御同席の席上で、本年度三十億の政府出資を国民金融公庫がする、そのうちの何パーセントかは、これを遺族の生業資金に充てる措置をとりたいということを、大蔵大臣は言明しておられました。それでは何パーセント充てていただけるのであるかということを重ねてお尋ね申し上げましたところが、これは国民金融公庫の方とよく打合せした上で、適当なパーセンテージを、その方に優先的に振り向けるようにしたいという御答……

第13回国会 厚生委員会 第15号(1952/03/20、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいま御提出の船員保險法の一部を改正する法律案については、現在の現実の情勢とにらみ合せての事務当局の御苦心を了として賛成をいたしますが、この機会に二、三の希望を強く付したいと思うのであります。  この提案理由の説明にもうたわれておりますように、船員保險制度の合理化並びに船員保險財政の健全化をはからんとするものであると言われておりますが、今日までわれわれこの委員会が、しばしばかかる理由のもとに保險法の改正に当つて参つております。ところが、その場合、合理化がただちに健全化であるかどうかという点において、大きな矛盾を感ずることがしばしばあつたことも、また事実なんであります。今日、た……

第13回国会 厚生委員会 第16号(1952/03/24、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど苅田委員からのお尋ね、それからせんだつての堤委員のお尋ねについて、今ほども大臣から、この法案は暫定的なものではある、しかし一応法案として出しておる以上、これについては、あるいは恩給法特例審議会の調査審議をまつて、別途な措置は講ずるとしても、ともあれこの法案としては独自の立場から提出する、こういうふうな御答弁であろうと思うのであります。この点は非常にわれわれも審議をする場合の大きな前提として、重要視しておるのであります。この点について、政府当局としてのはつきりとした態度をお伺いしたいと思うのであります。十八日に菅野副長官の青柳委員への御答弁では、いずれは恩給法の復活を適当な……

第13回国会 厚生委員会 第18号(1952/04/01、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 国民金融公庫の方が来ておられますので、二、三お尋ねをしたいと思います。  遺族に対する国家補償と申しましようか、一時金なり、あるいは年金等を支給いたしましても、やはり生活に自立性を与えるという意味から、自活のための具体的な職業に立たしめるという措置が、何と申しましても一番大切なことだと思いますので、遺族に対する生業資金を供与するということは、この法案の運営の万全を期する意味においても、何らか責任ある政府の御措置をお願いいたしたいと思いまして、先般予算委員会においても、大蔵大臣に対して、今度金融公庫の方へ政府から三十億の出資をいたされますが、その中で、遺族の生業資金あるいは戦傷病……

第13回国会 厚生委員会 第20号(1952/04/03、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は日本社会党の立場から、政府はこの提出されました戰傷病者戦没者遺族等援護法案は、潔く撤回をしていただいて、平和條約が発効後すみやかに今国会中に遺族並びにわれわれが納得し得る遺族あるいは戰傷病者に関する保障制度を実現していただきたい、こう考えておるのであります。  戦争に負けた国、あるいは戦争に勝つた国も、戦争が済んだあとで、まず何よりも急いでやらなければならないことは、その戰争に従事をして、その従事をしておつた公務に基く事故によつてあるいは死亡し、あるいは肢体が不自由になつた、こういう犠牲者に対してできるだけ手厚く報いるということは、これは国の重要な責任であり、義務であろうと……

第13回国会 厚生委員会 第21号(1952/04/15、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 昨年保険の単価の問題が非常にやかましくなつて、結局多少引上げられた。あのときに橋本厚生大臣は、医師会の方から強く申し入れた結果として、暫定的なものであるということをお答えになつて、言質を与えられておるのです。この暫定的であるというのは、そのときには、いつ幾日までという話も別になかつたのです。が、保険局長の方では、これを今後どういうふうに取扱つて行かれるおつもりですか。
【次の発言】 私は、別に医師会の利益を代弁してという意味ではないのですが、ただ、あの当時、厚生大臣との交渉の衝に直接当つておりましたので、実はこの機会に伺つておるわけです。そこで、あのときには、今度の単価の引上げ……

第13回国会 厚生委員会 第23号(1952/04/17、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は日本社会党の立場から、ただいま御提出の医療法の一部を改正する法律案並びに優生保護法の一部を改正する法律案には、次のような希望を付して賛意を表したいと思います。  医療法の一部を改正する法律案でありまするが、これは当初内外科十科であつた診療科名に最近神経科等五科名が追加され、いままたさらに気管食道科に関する新科名が附加されるのであります。しかしながら、今日の医療のあり方から見まして、常に專門科名が解剖学に準拠しておる。であるから、当初内科外科であつたものが、神経科となり、あるいは肛門病科までできて来るというように、解剖学に準拠しているというような專門科名にとどまるということで……

第13回国会 厚生委員会 第25号(1952/04/24、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 一昨年、山陰地方国政調査に参りまして、鳥取県また鳥取市の理事者の方に、県あるいは市の事情を承る機会を得まして、ただいま稻田さんの御意見のように、市も県も財政的に至つて恵まれていないということを繰返し強調されておられたことは、われわれもいまだに記憶に新たなところであります。鳥取市が再度の大きな災害にあいまして、今度たいへんなことになつた、一日も早く復旧せられろことを、われわれの立場においても念願をいたしております。  そこで、ただいまの政府当局からの御答弁に関連いたしまして、二、三お尋ねをいたしたいのでありますが、鳥取市の県立第一中央病院の復旧については、起債の許可等について、で……

第13回国会 厚生委員会 第26号(1952/04/25、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 この法案の御提出とともに、小委員会で、細部にわたつてはいろいろ当局との間に懇談的に論議が重ねられましたので、残された二、三の要点だけをこの際ただしておきたいと思います。  第一に、国民健康保険の昨年度の赤字はどれだけであつたか、また一点単価の引上げに伴う負担加重分はどれだけであるか、また来年度における国保の推定される赤字はどれだけであるか、一点単価の引上げに伴う負担加重分はどれだけであるか、二十七年度のこの数字をお伺いしたい。
【次の発言】 そういたしますと、この資金を貸し付けることによつて、多少の赤字が軽減されて来るわけですが、この赤字が昭和二十六年度において、単価の引上げも……

第13回国会 厚生委員会 第27号(1952/04/26、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ただいま上程になりました国民健康保險再建整備資金の貸付に関する法律案並びにその修正案に対しまして、私は日本社会党の立場から、強い希望を付して賛成の意を表明いたしたいと思います。  言うまでもなく、国民健康保険制度は、現在二千四百万の国民を含み、しかもこれが主として農民であつて、生産農民の健康を病気から守らんとする現在のわが国における社会保障制度の重要なる一環である。その成長は農民のみならず、福祉国家としてのあり方からも、全国民、国会が待望しているものであります。ところで、特に独立に伴いまして、経済自立の最も重要なる支柱は、申し上げるまでもなく主要食糧の自給態勢の確立であります。……

第13回国会 厚生委員会 第34号(1952/05/30、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 この問題で多少紛糾と申しましようか、議論え沸騰いたしまいたのも、御存じのように、行政協力の政府の取扱い手続の問題において、われわれは憲法の第七十三條によつて、事後においてでも国会の承認を求むべきであるということについての、違憲的な手続であつたという考え方と、その次には、刑事訴訟法あるいは税法等において、どんどん特例が出て来る、そこへまた、今度の外国艦船の検疫に関する特例が出て来たというとろから、やはり問題が特に、いわばセンシブルな形をとつたと思うのであります。幸いに外務政務次官が御出席なので、この機会に最初大体の概括的な問題から始めて、ごく簡単ではありますが、しぼつてこの検疫の……

第13回国会 厚生委員会 第39号(1952/06/11、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 「当分の間」ですが、当分の間というのは、要するに会員の会費でまかなえるまでの当分の間ということですが、ここに日赤の副社長も来ておられますが、大体あなた方の方で、どの程度に考えておられますか。
【次の発言】 日本赤十字社法案については、私どもの方では堤ツルヨ委員が、当初から熱心に小委員会あるいは本委員会を通じて、いろいろ意見を表明し、また私どもの要望等を重ねておられますので、この点につきましては、私どもは堤ツルヨ君が明日出席せられるのを待つて、この法案がその熱心さに報ゆるがごとき形で通過されることが妥当ではなかろうかと、実は思つておつたのでありまするが、遺憾ながら出席することがで……

第13回国会 厚生委員会 第42号(1952/06/19、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 国民健康保険の決議案の出されたのはすでに三回、今度は四回目でありますが、依然としてわれわれが一番念願しておる強制――強制という問題は惡いといたしましても、全市町村を含むということ、あわせて療養給付費の二割負担は実現されておりません。本会議にこの決議案が上程されましても、厚生大臣は常に善処するというふうなその場限りの御答弁でありますので、今度はぜひとも本会議では大蔵大臣の責任ある言明をもあわせ求めるよう、特に委員長の方から議運の方へも申入れをしていただきたいと思います。
【次の発言】 私はただいま御提案になつておるこの栄養改善法案に対しましては、心から賛意を表する次第でありまする……

第13回国会 厚生委員会 第46号(1952/07/30、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 大したことではないのですけれども、先ほど来丸山さんから、イソニコチン酸ヒドラジツドの問題で、いろいろお尋ねがつたのですが、この前やはり山口さんにお尋ねして、その効果の検定等に要する時日、また効果の検定がいつごろわかるのか、わかつたらどういうふうに取扱われるのかということをお伺いしたのですが、今お話を承つておりますと、どうも最近はイソニコチン酸ヒドラジツドの製造が、当初一般から期待されたほどのものでもないような事例も報告されておるということで、そういうことになつておると、あれの発売を非常に軽々に許可されたということに、やはり問題があると思うのです。これはあなた方の方と薬務局の方で……

第13回国会 人事委員会 第19号(1952/05/30、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 大橋国務大臣に二、三点お伺いいたしたいと思います。実は私のお尋ねいたしたいことは、保安庁法案の審議の際に、その当該委員会において論議も相当したのではないかと思いますが、その速記録もまだ入手いたしておりませんので、保安隊の給与に関して相当な国費が投入される以上、保安隊の性格というふうなものに触れて、これは多少委員長の御注意があるかもしれませんが、掘り下げてお尋ねをいたしたいと思います。  まず第一にお伺いしたいことは、行政協定第二十四條の規定と、この保安隊の出動その他に関連性のある問題でありますが、行政協定には「日本区域において敵対行為又は敵対行為の急迫した脅威が生じた場合には、……

第13回国会 人事委員会 第20号(1952/05/31、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 ごく数字的な点について、簡單に給與課長にお伺いしたいと思いますが、まず第一に、この法律案によつて支給されるこの六月分の臨時手当の予算の総額はどれだけでありますか。
【次の発言】 中央庁における一般職員、係長及び課長、局長、大体この四段階、それはそれぞれ号俸があるようでありますが、大体それら四段階の諸君において、現在この法律によつて受ける臨時手当の実額の推定をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 今のお話は大体税引の手取りということでありますが、この課税の方法は六月分の俸給にプラス臨時手当、その中から所得税によつて源泉課税が徴收されるのでございますか。

第13回国会 地方行政委員会 第18号(1952/03/25、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 地方税改正に関連いたしましてお尋ねをいたしたいと思いますが、石川県におきまして目下開会されております県議会に上程になつておる税に関する條例の一部改正があるのでありますが、その中に道路補修特別税と称するものを徴収することになつております。これはもちろん地財委等の許可を得て條例として提出されたものと思いますが、この道路補修特別税を徴収することに対して許可を與えられたる理由と申しましようか、経緯と申しましようか、その点を承りたいと思います。
【次の発言】 この條例によりますと、県民の普遍的な負担によつて道路、橋梁等の改良補修費を充足するために、道路補修特別税を課するというふうになつて……

第13回国会 通商産業委員会 第50号(1952/06/10、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は社会党の立場から、特にこの法律にまだ十分明文化されておらない、調整が発動した場合に労働者の生活についてどういうふうな構想があるかという点を中心としてただしたいと思います。その前に一応この案の実質的な検討をしぼるために提案者に伺いたいことは、現在中小企業が非常な難関に立つている、それは單に中小企業ないしそれに従事する従業員の生活問題ではなく、もはや数年来大きな社会問題、政治問題としてクローズ・アップされておるのでありますが、特に絹織物、人絹織物等についてなぜこういう臨時措置的な対策を講じなければならないのであるか、その基本的な原因、特に貿易の事情あるいは国際市場の最近の情勢、……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/04、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は議事進行に関しまして動議を提出いたしたいと思います。  それは衆議院規則第五十三條にのつとりまして、前厚生大臣橋本龍伍氏を証人として、本委員会の決議をもつてその証言を求めるという動議であります。  その理由は、申し上げるまでもなく、戰争犠牲者、なかんずく戰歿者の遺族と、傷痍軍人、その他の国家補償の問題は、單にわが国だけではなく、国際的にも重大な戦後の跡始末の問題といたしまして、すでにイタリアや西ドイツにおいても一昨年十月にその法制化が終り、昨年度の予算においては相当大規模な予算措置をもつて国家補償の全きを期しておるのであります。従いまして、われわれ衆議院といたしましても、す……

第13回国会 予算委員会 第9号(1952/02/05、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は日本社会党の立場から、戦歿者の遺族並びに戰傷病者の国家補償に対する政府の施策について、ただすべきことをただし、あわせて私どもの主張の実現に政府の善処を促したいと思うのであります。  昨日来国民民主党の早川君からも、またきわめて熱心なるわれわれの遺家族援護に関する小委員会の委員長であつた高橋等君からも、ただされた問題でありまするが、すでに昨年の十一月二十八日に、衆議院の厚生常任委員会は、国家補償の観念に立脚をして、遺族あるいは戦傷病者の補償に遺憾なきを期してもらいたいということとを強く要望し、委員会の決議をもつて政府に申し入れたのであります。この国家補償という観念が、このたび……

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/06、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 午前中に上林山さんのお尋ねに対して、まことに意気昂然たる三百五十万頭の大動物導入という構想を拝聴いたしまして、意を強うしたのであります。しかしながら現在日本の農家が大動物を導入いたします場合に、先ほど来論議の種となつております飼料問題も一つではありますが、御存じのように都会における消費生活そのものが、まだ十分に合理的な食生活を営むような建前になつておらないことは、大臣も御存じの通りと思います。そこで先ほど食生活の改善についての費目を計上しておられるとのことでありますが、いかなる方向に食生活の改善を持つて行かれんとするのか、その基本的なお気持を承りたいと思います。

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/02/18、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は日本社会党の立場から、昭和二十七年度の社会保障関係予算を中心に、以下数点について政府の所見をただしたいと思うのであります。  社会保障ないし国民の最低生活の保障は、これはもう憲法に明らかなるごとく、当然政府の責任でもあります。かつはまた敗戦後のこの国民経済棒非常に底の浅い、消費水準の低い、エンゲル係数の高い、人口の盲目的に膨脹する、生活保護法の適用を希望する者も圧倒的にふえつつあるというこの現状において、社会保障制度が国民の大きな輿論であり要望であることは、すでに政府も御承知の通りだと思いまするが、これについては、たとえば一昨年十月、また昨年の十月の二回にわたつて、社会保障……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/04/02、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法案の審議も最終の段階になつており、その間大蔵大臣の責任ある言明を得たいという問題が相当出ておるのでございまして、与党、野党を問わず大蔵省当局の御出席を求めておりますが、その機会も失われまして、審議がその点で非常に不完全になつております。その中でも二、三重要な点について簡潔に、デイスカッシヨン抜きに、ポイントだけをお尋ねいたしまして、大臣もまた御信念のほどだけを簡潔にお答え願いたいと思います。  第一の問題は、援護法案に盛られておる遺族一時金でありますが、この遺族一時金の性格についてであります。これは弔慰金として供与されるものであるか、あるいは恩給法特別……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/10、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私も議事進行についてこの際動議を提出し、同僚委員にお諮りを願いたいと思うのであります。本日は行政協定の実施に伴い、在日米軍に日本の土地等を提供することについて、この関係地元の代表者の参考意見を聴取しようとするものでありますが、実は昨日予算委員会において私の質問に対し、岡崎外務大臣の御答弁によりますと、占領下にあつて強制的に使用に供されておつた、占領軍の使用しておつた土地等について、これが講和発効とともに当然国内法に基くあるいは日米合同委員会の議にかけ、あるいはまた閣議決定により、日本政府としてその使用についての通知を米軍当局に発した上で当然使用されなければならないにもかかわらず、現在……

第16回国会 外務委員会 第13号(1953/07/13、26期、日本社会党(右))

○岡委員 九十九里浜へ政府の方から昭和二十三年、二十四年には七千七百万円、二十五年、二十六年には八千九百万円補償されたという参考人の陳述が先ほどありましたが、これは見舞金として出されたものですか、補償の意味で出されたものですか。
【次の発言】 調達庁の方が来ておられると思いますが、これは見舞金として出されたものでありましようか。内灘の場合は一戸平均五万円程度、五千五百万円ということを一昨日内灘の方から伺いましたが、そこで一体九十九里浜の場合には二箇年間で七千七百万円、しかも人数にしても問題にならないくらい多い被害者がおるのです。一体どうして九十九里浜についてこの程度で妥当であると思われたが、あ……

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/15、26期、日本社会党(右))

○岡委員 松井君にお尋ねをいたしますが、松井君の見られるところでは、先ほどの御陳述のように大体五日間の予定でやつて来る、そうしてまた朝鮮の戦線へこの兵隊さんたちは帰つておるわけなんですか。
【次の発言】 RRセンターへやつて来る国連軍の兵隊さんの動静は、ただいまの松井君の陳述のように外務省の方でも御承知でございますか。
【次の発言】 私がお聞きしたいことは、結局そうして再びまた朝鮮の戦線に帰る。そこで政務次官にお尋ねをしたいのですが、私どもの常識からすれば、先ほどの戸叶君に対するところのお答えでは、とにかく国連軍とはいうものの駐留軍である。これが司令官の命令によつて朝鮮戦線へ行つているものであ……

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/17、26期、日本社会党(右))

○岡委員 捕虜の待遇に関する条約の百十八条には、実際の敵対行為が終了した後は遅滞なく解放し、かつ送還されるという意味のことがうたわれてあるのでありますが、日本と中共、あるいは日本とソ同盟の関係は、実際の敵対行為が終了したという関係と解釈上みなしていいでございましようか。
【次の発言】 ところが、これは政府も御存じの通り、昨年の十二月一日の北京放送、翌日の新華社電などで見ましても、三万人の日本人捕虜がおる、逐次それを返そうというような意思表示をしておる。ところがこの数字についても、香港あたりから伝わつて来る数字を見ると、十万を越える数字も、かなり確かな数字としてわれわれも聞いておる。また、ここ一……

第16回国会 外務委員会 第17号(1953/07/21、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ただいまの中間賠償協定の締結についてお尋ねをいたしたいのでありますが、今日までの日本国とフイリピン共和国との間における賠償についての交渉はどの程度まで進捗いたしておるのでありますか、あるいは重複いたすかもしれませんが、本中間賠償協定に関して大わくを承りたいと思います。
【次の発言】 本年の一月の終りにマニラで、在外事務所長の中川君たちから聞いたいたのでありますが、ただいま御説明のようなわけで、フイリピンとしても、切り離して賠償問題の解決をやろうというので、各界の代表を網羅する十九人委員会とやらいうものを設けたという。そこで、この十九人委員会というものが、はたして何らか対日賠償について……

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/07/29、26期、日本社会党(右))

○岡委員 外務大臣にお伺いいたします。この条約はちようど四月の選挙のまつただ中に、国民もわれわれもどちらかといえば、もつぱら自分のことにあくせくしている間に、こういう問題が出たようなかつこうでございますが、本来、非常に重要な条約でもある。従つて本国会中に上げないで、十分に審議を尽す意味において、これは継続審議などの方法をとつてでも、十分に審議を尽すべきものであると思いますが、政府としてはどうしても本国会開会中に上げたいという御意思なのでしようか、率直なところをお伺いいたしたい。
【次の発言】 私どもの党といたしましては、別に作為をもつて審議の引延ばしをしようなどという考えはないのであります。し……

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/07/30、26期、日本社会党(右))

○岡委員 国会の権限にかかわる問題について、大きな誤解を生ましめるような軽率な発言については、われわれは厳重に遺憾の意を表したいと思うのでありますが、この機会に重ねてお伺いをいたしたい。  それは政府がすでに調印を了せられたところの条約については、確定草案として国会の修正権が認められない、こう仰せられますが、御存じのごとく憲法には、事前あるいは事後において条約については国会の承認を求めなければならないということが明らかになつております。そこでこれまで政府はすでに調印後における確定草案について、国会が何ら修正権を持つことができない。承認かいなかの判定しか与えられない段階において国会に諮られている……

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/07/31、26期、日本社会党(右))

○岡委員 伊関局長にお伺いをいたしたいのでありますが、実はけさ参りました内灘の地元である石川県の新聞に、こういう記事が出ておるのです。それは「国警石川県本部では、二十九日午前六時を期して、三個小隊の武装警官隊を現地に派遣、たまたま漁中の二艘の地びき網に対し退去を勧告、漁夫らはこれを拒否して漁を強行、一時険悪な場を呈した。」こういう記事があるのであります。私どもはこの委員会において、いわゆる軍事基地の問題については、この紛争の公正な解決をはからんとして、関係人の意見の陳述を求め、その方向に努力をしようという考え方で進めておることは、御存知の通りでありますが、なかんずく内外の注目を浴びている内灘に……

第16回国会 外務委員会 第28号(1953/08/07、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私はありません。
【次の発言】 時間もありませんので、MSA協定に関する日米交渉経過中間報告について簡潔に要点だけをお尋ねいたしますので、お答えも簡潔に、イエスかノーというふうはお答えを願いたいと思います。  いただきました報告書の中で「いわゆる軍事的義務の履行とは、日本の場合には、日米安全保障条約に基きすでに日本が引受けた義務履行により充足されるものであると解すると述べ」と日本側はこう申しておりますし、アリソン大使の方も「日本が受諾するいわゆる「軍事的義務」とは、日米安全保障条約に基いて、自由に、かつ、自発的に日本がすでに引受けた義務の履行である」こう申し合されて、両者の見解は一致……

第16回国会 建設委員会 第8号(1953/07/03、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 ただいま上程されました日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の一部を改正する法律案について、提案の理由を説明いたしたいと存じます。  その理由は、内閣総理大臣が、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の規定によりまして、土地等の使用または収用の認定に関する処分を行おうとするときには、その処分が適正に行われるように、あらかじめ関係行政機関の長、関係のある都道府県及び市町村の長並びに学識経験を有する者の意見を聞かなければならないことにする必要があると思……

第16回国会 建設委員会 第14号(1953/07/18、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 お答えいたします。行政協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法につきましては、実は御存じのごとくこれは、日本の、特に私有地が駐留軍の用に供される場合の取扱いの法律であります。第一点のお尋ねでありますが、これまでは、昨年六月二十七日の日米合同委員会の手続に関する次官会議の了解事項といたしまして、あるいは米軍側から必要なる土地のリストが提供される、そのリストについて、関係各省庁の関係者が、日米合同委員会の作業といたしまして、事務的に協議を進められておられるようであります。しかしながら、この問題の取扱いは、やはり同時にまた、単に日米合同委員会内における事務的な処理の問題としてでは……

第16回国会 厚生委員会 第5号(1953/06/23、26期、日本社会党(右))

○岡(良)委員 議事進行について委員長に特にお願いをいたしたいと思いますが、ただいま提案になつておりまする厚生年金保険法あるいは健康保険法、船員保険法等の一部改正、この問題をわれわれが討論し、また検討するにあたりましては、でき得べくんばこれを一括上程をしていただいて、お互いに社会保障の実現という立場に立つて、責任ある政府の所見を伺い、さらにそのあとでは各法案を別途に検討、審議をするというふうに運びたいと思うのであります。従来厚生委員会にはともすれば大臣の出席はきわめてまれであり、また関係閣僚に至つてはほとんど出席してくれない。しかしながら今日わが国の前途も、また国民の生活もまことに予断を許さな……

第16回国会 厚生委員会 第11号(1953/07/02、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ただいま田中委員からの御質疑に対して、厚生大臣からのお答えがありましたが、この点に関連して多少私の意見を申し上げると同時に、厚生省の考え方を伺いたいと思います。  ただいまの御答弁にあつたように、いわゆる健康保険その他における一点単価の構成は、大体医薬材料費がどれだけであるか、税金がどれだけであるか、あるいはまた使用人の給料がどれだけであるか、医師の生計費がどの程度であるべきかというようなことをその主要な要素にしておられる。ここにこの一点単価の持つ非常に大きな誤謬があると私は申し上げたい。現にたとえばイタリアでは健康保険制度の保険医に対しては一箇月三万リラ当り、邦貨に換算して二万二千……

第16回国会 厚生委員会 第13号(1953/07/04、26期、日本社会党(右))

○岡委員 簡単に時間がありませんので、はしよつてお尋ねしたいのですが、一体政府の方では癩という病気に対して、これは伝染病である、しかも今日の進歩した医学的な分野ではかなり治療の道もある、こういう病気であるという認識でかかつておられるのかどうかという点をお伺いしたい。
【次の発言】 最近プロミン以後においても抗菌性のいろいろな新しい医薬が発見をされておるのであります。今日癩療養所の中で行われておる近代的な積極的な癩治療法、そしてそれによる治癒率等について簡単でよろしいですから、結論を伺いたい。
【次の発言】 それでは現在国立癩療養所に収容せられている患者のうち、プロミン施行中の者の軽快率は、大体……

第16回国会 図書館運営委員会 第5号(1953/07/29、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は全面的に賛成をいたしたいと存じます。先ほども金森館長がことにうかつな話でありますが、二十八年度の事業予算を見て実は驚いておるのです。国会は立法の府としての最高機関であるべぎものが、この程度の予算をもつて、これまでよくもしのいで来たと思つて、われわれも自分の不敏を恥じておるわけで、個人の心境から申し上げますならば、各議員が一箇月にかなりの金々立法調査費という名目でとつておきながら、党の政務調査費へまわしておるというようなことでは、むしろ大福にこれを返上すべきものではないか上思われる心境にありますので、何らかの、しかも強力な意思表示をされることを望みまして、また、この図書館運営委員会……

第16回国会 大蔵委員会 第16号(1953/07/07、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 ただいま提出されましたる日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う国有の財産の管理に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案理由の御説明を申し上げたいと存じます。  国が日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う国有の財産の管理に関する法律の規定により国有の財産の使用を許そうとするときは、その処分が適正に行われるように、内閣総理大臣はあらかじめ関係行政機関の長、関係のある都道府県及び市町村の長並びに学識経験を有する者の意見を聞かなければならないことにする必要があると考えまして、この法律案を提出いたした次第であ……

第16回国会 大蔵委員会 第34号(1953/07/31、26期、日本社会党(右))

○岡良一君 修正案の提案者の御説の通り、あまり小さな施設であるとか、また小面積の区域が在日米軍の用に供されるとかいうようなことまで、一々これをこの改正案にうたわれたような手続を経るということはきわめて煩雑であろうと思いますので、その間の事務の煩雑を避ける意味において適当な限定を加えることについては、私どもは何ら異議はないわけであります。
【次の発言】 私は春日委員の前段のお尋ねについては、何ら答弁の資料を持つておりません。外務省の方では、日本の国土を大規模に駐留軍の用に供するという段階はすでに終つたというお話でありますが、しかし私どもの見るところでは、現在何個師団の駐留軍がおつて、その一個師団……

第16回国会 予算委員会 第19号(1953/07/09、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は今日すべての国民がその実現を要求しておりまする社会保障制度の実現について政府の所信をただしたいと思うものでありますが、その前に一言大蔵大臣にお尋ねいたしたいと存じます。それは、最近新聞紙上などでもいろいろ物議をかもしております保全経済会の問題であります。先般午前の委員会にはいてもやみ金融に関していろいろと論議が尽されましたが、この保全経済会という名前において運営されておる匿名組合の組織、その数は相当あるようでありますし、その取扱い金額も四百億などと言われておりますが、この点についての大蔵大臣の御所信を承りたいと思います。

第18回国会 人事委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は質問の前提として、人事院の給与局長に多少御意見をかねて承りたいと思うのでありますが、政府がこのたび提出いたしました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、また今年の七月十八日発せられました人事院の勧告、この勧告を発した立物から見て、この改正案全体を通じて、人事院としての率直な御意見を承りたい。
【次の発言】 ただいまの御答弁の中で、俸給表は、政府の改正案における俸給表と、人事院で勧告をした俸給表とが原則的には、きわめて似かよつているというお話でありました。そこでお尋ねしたいのですが、七月十八日の人事院の勧告の一万五千四百八十円にいたしましても、三月現在の給与の平均月……

第18回国会 人事委員会 第3号(1953/12/03、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は淺井人事院総裁にお尋ねをいたしたいと思つて、質問を申し出ておつたのでありますが、ただいまの鈴木次長の御答弁に関連して一、二点承つておきたいと思うのであります。  まず第一点としては櫻井君の質問と復複もいたしますが、第一点はたとえば地方の税の自然増収をもつて、自治庁はカバーできると見ておられるということでありますが、御承知のように本年度の災害その他のことで地方といたしましても、これらの自然増というものを十分に元込んだ予算を、私はとつておると思つておるのでございますが、そういたしますと特に地方として二十一億の財源を給与改訂その他に振り向けるだけの余裕が、はたしてあろうかという点を、非……

第18回国会 人事委員会 第4号(1953/12/04、26期、日本社会党(右))

○岡委員 昨日、一昨日と政府当局並びに人事院総裁に対して、今度の改正に関する原則的な問題で、いろいろただしたのでありますが、私どもの納得できる御答弁を得られなかつたことは非常に遺憾に思つておるのであります。きようは幸い給与局長もお見えでありますので、給与の算定に関する基礎的な問題に触れて、いささか人事院のお考えを承りたいと存じます。私の資料は人事院月報第四十号でありますが、標準生計費の算定、この人事院の考え方についてお尋ねをしたいと思います。この標準生計費の算定については、昨年五月においては、独身成年男子の勤務地手当を支給しない地域における標準生計費は四千七百であつたものが、本年三月においては……

第18回国会 人事委員会 第5号(1953/12/05、26期、日本社会党(右))

○岡委員 実は私は小笠原大蔵大臣にお尋ねいたしたかつたのでありますが、またそれと関連して自治庁の鈴木さんにもお伺いしたいと思います。小笠原大蔵大臣が予算委員会の都合上退出をいたさたましたことは、私はまことに残念に思つておるのでありますが、この機会に委員長にお願いをいたしておきたいと思うのです。委員長にお願いしておきたいのは、御存じのように今度の国会は何と申しましても、やはり給与改善等の予算が中心となつているのであつて、われわれはこの法律を審議する以上、特に厖大な予算を伴う法律の執行についても、その責任者である大蔵大臣の、いろいろとわれわれの納得の行く御答弁なり説明がない限りにおいては、われわれ……

第18回国会 人事委員会 第6号(1953/12/06、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は、ただいま御提案の一般職並びに特別職の給与に関する法律の一部を改正する法律案については、政府の原案、自由党並びに改進党の両修正案にも反対をいたしまして、両派社会党が共同提出をいたしておるところの修正案に賛成をいたします。その立場において日本社会党を代表して、いささか所見を述べたいと思うのであります。  もともと両派社会党の共同修正案は、人事院勧告というものを、できるだけ完全に実施をいたすというところに、この趣旨があるのでありまするが、これは両派社会党の要求のみならず、実に全国百七十万の官業労働者の要求であり、またその台所をあずかる主婦の切なる要求でもあるのであります。しかも政府は……

第18回国会 人事委員会 第7号(1953/12/08、26期、日本社会党(右))

○岡委員 給与局長に二、三点お伺いをいたしたいのですが、御存じのように、私どもの要求にもかかわらず、昨日国家公務員については、期末手当は勤勉手当を含めて一・二五ということに相なつた。そこでお尋ねいたしたいのは、仲裁裁定等によれば一・〇ということになつておる。これが国家公務員では一・二五と、〇・二五プラスになつておる。これは三公社五現業等においては、やはりいろいろと内部における操作が可能であるために、国家公務員並に支給し得るものであるという前提に立つて一・〇というのが裁定として認められたのだというふうに解釈されるのですが、そういう点について給与局長として何か御見解はありませんでしようか。

第19回国会 厚生委員会 第1号(1953/12/11、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ただいま堤委員から厚生省の機構の縮小に対する政府の方針をいろいろ御質問されたので、それに関連してお尋ねをしたいのですが、たまたま伝えられるところによれば、労働省と厚生省が一本になるというふうなことも新聞紙上などでは承つておるのでありますが、大体行政改革の本部の方ではそういう御構想でいらつしやるのでしようか。
【次の発言】 さらにそれに関連して承りたいのですが、私どもの年来主張しておる一つとして、社会保険の統合ということを考えておるのです。御存じのように現在の社会保険は保険料の負担においても、その支払いの窓口においても、その他いろいろの点で一本にまとめた方が、払う者も受取る者も万事好都……

第19回国会 厚生委員会 第3号(1954/01/29、26期、日本社会党(右))

○岡委員 先ほど来大臣とのいろいろな御質疑、御答弁があつたのでありますが、大臣の御答弁によれば、厚生省の本年度予算は相当飛躍をした、こういうような御意見でありましたが、事実をもう少し資料をいただいて私どもの参考にいたしたいと思うので、議事進行の名のもとに資料の御提出をお願いしたいと思うのであります。その資料の内容は、昭和二十九年度予算要求額調、厚生省という、この文書の中で、一体おもなる厚生省の執行さるる行政の中で、生活保護法とか、社会保険関係とかの中において、固有な事業費として本年度新たに拡大された予算部分が一体どの程度であるのか、また必要なその内訳をお願いいたしたいと思うのであります。また総……

第19回国会 厚生委員会 第4号(1954/02/01、26期、日本社会党(右))

○岡委員 犬の狂犬病予防の必要は、それが人間にいろいろと被害を及ぼすという点に重点があろうと思うのであります。そこでいただきました資料のうちで、人の狂犬病の発生率、これの昭和二十二年から二十七年までの数字をお示しでありますが、これは死亡率ですか。
【次の発言】 実は臨床の神方の医者としてこの点でいろいろ困ることがあるわけなんですが、治療血清というものは、全府県に対して緊急に処置し得るように配置されておるのでございましようか。
【次の発言】 実はある実例で、県の衛生部の方へ話をしたところが、そのきく期限が切れておつたとか、ないとかいうことから不慮の災にあつた経験が二、三年前あるわけであります。で……

第19回国会 厚生委員会 第5号(1954/02/03、26期、日本社会党(右))

○岡委員 清掃法に関連してでありますが、私ども多少機会を得てヨーロッパの諸国などを旅行いたしまして、屎尿処理の問題については、きわめて文化的な結果が出ているような印象を実は受けておりますが、それに引きかえて日本の都会では、おそらく外国の観光客などにはきわめてはずかしい思いをしなければならないような現象が方方にあると聞いております。こういうことは、やはり日本人の栄養の問題、非常に不消化なものを摂取する、いわば日本人の食生活が非合理的であるというところから、この排泄される屎尿の量も、諸外国特に文明諸国に比してきわめて多い、こういうようなことが結果として出て来ておるのであろうというふうな観察も可能に……

第19回国会 厚生委員会 第7号(1954/02/18、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ちよつと一点だけお伺いいたしたいのですが、実は今青柳委員の御指摘のように、このぶどう糖による副作用ということが最近しばしば臨床医家の会合では問題になつておるわけなんですが、申し上げるまでもなくぶどう糖はそれ自体がいろいろな細菌の培養基にも準ずるような形のものである。従つてその取扱い、ことに消毒の関係が困難である。といつてあまり高温で消毒滅菌をいたしますとぶどう糖酸が出て、それが過敏体質には非常な副作用を及ぼす、ときには生命に危険を及ぼすようなこともあることは薬事学上明らかになつておるのですが、特にぶどう糖菌の滅菌についてはどういう点で指導していられるのです。

第19回国会 厚生委員会 第12号(1954/03/09、26期、日本社会党(右))

○岡委員 実は、ただいま御提案になりました両法案に関連いたしまして、この際お尋ねをしておきたい点がありますので、お許しを願いたいと思います。特に医薬分業を前提とする審議会設定ということにつきましては、この問題が五十年以上の医薬担当者と医者の葛藤の歴史を持つ問題でありまするので、この問題は、法案としては完全なようでありながら、われわれとしても重大な関心と、合理的な解決を求めたいと存じておるのでありまするが、問題は常に薬剤師側と医師会側とが、自己の利益を中心として、この分業問題にタッチをしておる、こういうことからいたしまして、むしろすべての国民の衛生の向上とか、また保健医療内容の合理化とかいうよう……

第19回国会 厚生委員会 第13号(1954/03/11、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私はただいま許可いたされました一連の法律案、特にあへん法に関連をしてこの際厚生大臣にお伺いをいたしたいと思うのであります。昨今の新聞紙によると、ヒロポンの中毒がゆゆしき社会的影響を及ぼしておるということが伝えられておるのであります。これはまたその記事によつても、厚生当局もその事態を明確に認識をしておられるようであります。今日となればもはや麻酔剤による中毒よりも、この興奮剤であるヒロポンによる中毒が、社会的にも非常に反社会的な犯罪の温床にもなつておる。これはわれわれとしても見のがすことのできない、また傍観することのできない大きな社会的不幸と考えておるのであります。従つてこのような事態に……

第19回国会 厚生委員会 第16号(1954/03/18、26期、日本社会党(右))

○岡委員 この前大臣の御出席のときに、現在きわめて反社会的な悪影響を及ぼしておるヒロポン中毒患者については、この際すみやかに厚生省としても適当な措置を講ずべきではないか、この責任ある措置についてはでき得べくんば本国会中に必要なる立法等の措置も講じてもらいたい、こういう趣旨の要求をかねていたしておつたのでありますが、その点についてなお具体的にお尋ねいたしたいと思います。  まず第一に、何と申しましてもヒロポンがこうして広く世の中に流れて、その注射が行われておるということについて、現在どのような手抜かりがあり、どういうところにこういうヒロポン中毒の原因があるのか、いわば現在の取締りが及ばないために……

第19回国会 厚生委員会 第17号(1954/03/20、26期、日本社会党(右))

○岡(良)委員 前回の委員会に出席しておらなかつたので聞き漏らしたかと思いますが、あとの点に関係がありますので、この際一応お伺いしておきたいと思います。  それは福龍丸は爆発地点と覚しきところから何マイル、あるいは何海里離れておりましたか。
【次の発言】 危険区域というのは、たとえばアメリカの指定した百マイル以内に入つちやいけないという、その限界線よりも八十海里離れておつたというのですか。
【次の発言】 それから福龍丸の甲板にいたところが、きのこ状の原子雲を認めたというようなことが新聞に出ておりますが、やはり当事者は目撃したと申しておりましたか。

第19回国会 厚生委員会 第18号(1954/03/22、26期、日本社会党(右))

○岡委員 先生もお急ぎでありますので、要点だけお尋ねをいたしたいと思います。私どもアメリカの新聞で伝えられるところによりますと、最近アメリカでは、トリチウムとかリチウムが核分裂の実験段階に来ておるということを聞いておりますが、木村教室の御研究の結果としては、トリチウムやリチウムのようなものはなかつたかどうか。
【次の発言】 次に、たしかこれも先生の御著書で私ども学んでいると思いますが、広島や長崎の体験によりますと、あの放射線が人体を照射した場合に、中性子によつて体内の燐あるいはクローム、ナトリウム等がみずから活性を帯びて放射能を出すことになり、これがあるいは呼吸器その他の組織細胞の病弱なるもの……

第19回国会 厚生委員会 第19号(1954/03/23、26期、日本社会党(右))

○岡委員 この際関連して、この間少しお尋ねをいたした例のヒロポンの点ですが、ヒロポンの中毒患者について、覚せい剤取締法の中でさしあたりわれわれが考えついたところでは、取締り規定の強化、いま一つはやはり特定の施設に、ヒロポンの中毒患者で反社会的な行為の可能性の濃厚な者については、ヒロポン禍から解放するような診療を与えてやるという施設に、いわばある程度まで本人の意思を無視してでも収容する、このようなことがさしあたり考えつく方法だと思うのでありまするが、この点政府の方では今日のヒロポン禍にかんがみて覚せい剤取締法の改正をするという場合、重点はどこにあるかという点をお尋ねいたします。

第19回国会 厚生委員会 第20号(1954/03/24、26期、日本社会党(右))

○岡委員 少し長谷川さんのお尋ねとダブる点があるかもしれませんが、この機会に承つておきたいと思うのです。消費生活協同組合は、戦後からたとえば昨年に至るまで全国的にその数の推移は、これは資料等にあると思いますが、どの程度の変化がありましようか。
【次の発言】 この数字で拝見いたしまして、いわゆる休止中の組合というものが地域、職域を含めて漸次ふえて来ておる。そうして昭和二十七年度では六百六十二、二十八年度はさらにふえて来ておるのではなかろうかと思います。また解散組合にいたしましても、やはりかなりふえて来ておる。こういうような事態は、主としてどういう理由に基くものがあるのでありましようか。

第19回国会 厚生委員会 第21号(1954/03/25、26期、日本社会党(右))

○岡委員 楠本君にお尋ねしたいのですが、先般新聞の伝えるところによりますと、保安庁の方では、第五福龍丸事件以後同方面海域から十隻の漁船が三崎港と東京港に帰港したが、内七隻に積んで来たまぐろ、生いか、作業衣などに放射能の反応があつたということを発表いたしており、これに対して楠本君は海上保安庁の発言は軽率であつて、厚生省の検査に間違いがないというようなことを申しておられますが、この点はその後重ねて、その厚生省の主張に間違いがないという確証を得られるような措置をとられたのかどうか、その点いかがになつておるかお話願います。
【次の発言】 外務省といたしまして、このたび新聞紙等を通じてビキニ環礁の被爆事……

第19回国会 厚生委員会 第34号(1954/04/10、26期、日本社会党(右))

○岡委員 厚生年金保険法案の今度の改正は、日本の社会保障制度を前進せしめるためのいわばスプリング・ボード、またいわゆる骨格ともなるべき重要なものでありまするので、他の委員諸君がいろいろ総括的に御質問はいただいたそうではありますけれども、私はなおその問ただしたい点もありますから、来週の火曜日には、積立金の運営について私ども具体的な案を用意しておりますので、ぜひ大大蔵大臣のご出席を願いたい。また年金制の統一という観点から福永官房長官、恩給局長、人事院総裁等もお願いをいたしたい。それから何といたしましても厚生年金の給付の額を決定するということになれば、諸外国の立法例を見ましてもやはり最低賃金制度とい……

第19回国会 厚生委員会 第35号(1954/04/13、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ちようど慶徳給与局次長がお見えでございますので、国家公務員退職年金制度に関する意見が昭和二十八年十一月十七日に内閣に提出されておりますことに関連をして、お尋ねをいたしたいと思うのであります。問題は結局私の方の立場からは、今後日本の老人の老後の生活の保障はやはり国の責任において果すべきである。従つて現行の諸年金制度というものはできるだけこれを統一ある体系の中に包括せしめて行くということが、年金制度を推進する根本的な原則でなければならない、こう考えておりまするので、そういう立場から、ただいま御提出になつておりまする厚生年金法の一部改正については、なるほど条文を拝見いたしますると、きわめて……

第19回国会 厚生委員会 第37号(1954/04/16、26期、日本社会党(右))

○岡委員 保険局長にお伺いいたしますが、厚生年金の被保険受給資格者が年金を受けつつあるときに、いわば老齢において病気になるという場合に、もう健康保険の被保険者たる資格を失つておる。そうして老齢年金の受給を受けつつある。しかも病気になる。この間のお話のように、たとえば今年度受給資格が発生して、受給する金額が年金として、二万八千円程度であるという場合、病気になつたときの療養費というようなものは、なかなかその中では出ないという場合には、現在では生活保護法の医療扶助があるいは適用し得る場合もあり得る。しかし社会保障制度というものを推進するという立場からいえば、そういう場合もこの保険給付をもつて医療費を……

第19回国会 厚生委員会 第42号(1954/04/28、26期、日本社会党(右))

○岡委員 簡単に一、二点お伺いをいたしたいと思いますが、この法律御提出の中で、たとえば国民体力法を廃止するということに相なつておるのであります。 確かにこの国民体力法は、立法の趣旨としては、健兵政策であり、強兵政策であるという趣旨については、私どもももちろん否定的な態度ではありませんけれども、実際私どもが体力法の運営にあたつて、全国の、また自分たちの受持つた地域の青少年について体力テストをやるということは、やはり国民の体力の指導の上で、かなりプラス面があつたと思うのです。これが廃止されることは廃止されるとしても、現在ああいうような形で国民体力の実態を把握し、またそれに対して適切な指導を与えると……

第19回国会 厚生委員会 第45号(1954/05/13、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ヒロポンの問題は繰返し大臣にも、また局長にも、すみやかに適当な対策を講じてもらいたいということを申してありますので、私としてはいまさら対策を講ずることの是非について論議をしたいとは思わないのであります。ところで一体、その後政府の方では、覚醒剤による中毒の蔓延あるいはまた覚醒剤中毒患者のもたらすもろもろの社会的な悪い影響というものを中心としての対策を、どの程度に講じようというプログラムを持つておられるのか、いわば具体的に立法措置を講ぜられるとして、そういうことがあるのかないのか、またその内容はどういう御趣意を持つておるか、この機会に承つておきたいと思います。

第19回国会 厚生委員会 第46号(1954/05/14、26期、日本社会党(右))

○岡委員 実は医薬関係の審議会の設置法のときに、昭和二十六年の医師法、薬事法あるいは関連法規の改正に基いて、あの強制分業が地域的にあるいはまた必要なるケースにおいて実施されたときにおける医療費の動きがどうなるか、この問題を同時に並行的に解決しなくては国民医療上ゆゆしき問題が起るのではなかろうかと思うので、その見通しをはつきりと資料として提出を願いたい。これがなければこの医薬関係審議会の設置論というものもからまわりに終るのではないかということで、資料の提出を要求いたしておきましたが、その資料の提出がないままに医薬関係審議会設置法が通過いたしました。そこでその資料、要するに強制分業が実施された地域……

第19回国会 厚生委員会 第48号(1954/05/20、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ヒロポンの問題は繰返しこの委員会で大臣お御出席になつて私どももともどもに心配をいたしておるわけであります。今さら問題として新しく提起すべきものは何もないわけでございますが、ただ先ほど来柳田さんとの質疑応答の中で、どうしても私どもがひとつやつてもらいたいと思うことは、これも繰返し申しておるのでありますが、今薬務局長の御答弁では、まだその点が踏切りがついておらないように思います。これはヒロポンの中毒禍を日本から除くためには、まずヒロポンの密造なり、また密売買なり、また不正なる商人に対しては厳罰をもつて臨む、少くともモルヒネ程度をもつて臨む、場合によつてはヒロポンを常習的に販売して利益を得……

第19回国会 厚生委員会 第51号(1954/05/27、26期、日本社会党(右))

○岡委員 水道法と関連をしてこの機会にお伺いしておきたいことは、最近のビキニの方の実験の放射能による水の汚染の問題であります。  第一にお伺いいたしたいことは、一体われわれが飲料の用に供する水は、放射能がガイガー計数管等によつてどの程度まで証明されたときに人体に危険であるかということについての、何かはつきりした基準を、すでに厚生省としては立てておられるのかどうか、また立てておられるとすれば、そういうような危険に対する防止のための測定の組織というふうなものを持つておられるかどうか、こういう点をまずお伺いいたします。
【次の発言】 これからだんだんと降雨期にさしかかつて来るのですが、最近も雨が降る……

第19回国会 厚生委員会 第52号(1954/05/28、26期、日本社会党(右))

○岡委員 覚せい剤取締法の一部を改正する法律案は、今非常に斯界の大きな注目を浴びており、今日覚醒剤の慢性中毒者によつて引起されておるいろいろな反社会的な事態について、これを防遏することは、当然立法府としての任務であろうとも考えておりますが、参議院では、いち早くこの問題について大きな関心を示され、ここにようやくこの取締法の一部を改正する法案の御提出を見ましたことは、われわれ衆議院としても、その御努力には衷心から敬意を表したいと思いまするが、何しろ御提案の趣旨について今承つただけでありまして、この改正の内容等についても、まだしさいに検討する余裕がございませんので、かねがね私どもが考えておる素朴な考……

第19回国会 厚生委員会 第53号(1954/05/29、26期、日本社会党(右))

○岡委員 学者としての立場から仰せられた御趣旨はわれわれことごとく同感なのです。ただ御承知のようにヒロポンが今日日本の若き世代に、しかもこれは日本だけの特異な現象ですが、大きな災厄をもたらしている。この災厄を何とか防ぎたいということが当然立法の府に与えられた当面の、ことに厚生委員会の大きな関心事でもあり、責任でもある、こういう関係から、学者としての立場から書斎における良心がはたして重いかそれともわれわれが政治的な立場において社会の平和なり社会の福祉を守ることが重いかという観点から、従つてこれが特に薬学の専門の方々の単に学者としての良心、学者としての自由としてでなくやはり一日本人として、日本の社……

第19回国会 厚生委員会 第56号(1954/06/03、26期、日本社会党(右))

○岡委員 環境衛生部長にお伺いいたしたいと思いますが、最近新聞紙等を通じまして、外国から輸入される主要食糧である米について、その品質が国民栄養上支障があるやのことを承るのでありまするが、現在厚生省としてはどの程度の規格に合致するものが国民栄養上さしつかえないものとして外米を処理しておられるのであるか、まずこの点をお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 それでは最近そのような基準をもつてこれを国民の主要食糧として配給するに至つていない、そのために波止場、倉庫等に滞貨しておる黄変米等は、一体何トンあるでしようか。
【次の発言】 五五六千九百トンということになりますと、これはたいへんな量になる……

第19回国会 厚生委員会 第57号(1954/08/11、26期、日本社会党(右))

○岡委員 黄変米の問題ですが、明日専門の方をお呼びして、どの程度混入すれば人体に害があるのか、また絶対にいけないのかという専門の御意見を聞かしていただくことになつておりますので、その上で私どもの方でも考え方をとりまとめたいと思いますが、ただ今後こうした黄変米、正確に言えばもはや黄色くなつていなくとも、人体に影響を及ぼすおそれがあるということであります。厚生省の方でも多少危険は予期されるような段階になつておるから、黄変米とか病変米というよりも、毒性輸入米とでも申した方が適当ではないかと思いますが、この毒性の輸入米を今日まで輸入をされ、そしてその結果としてこうしてごうごうたる世論の批判が起り、また……

第19回国会 厚生委員会 第58号(1954/08/12、26期、日本社会党(右))

○岡委員 今度の黄変米の問題で皆さんにたいへんな御努力を願つておるわけでありますが、今ほどの御報告の中に、科学者としては、皆さんの御研究の今日までの成果にもかかわらず、政府がとつておる態度等については遺憾に感ずる面も少からずあるという御意見があつたのでありまして、その点は私どもいろいろ御報告を聞いて同感をいたしておるわけであります。私も多少とも科学の道に志しておりますし、また現在一大学の大学院学生として研究室におる立場からも、行政は科学を求めた以上はやはり科学の結論に忠実でなければならないということは当然でありますので、その点からは非常に遺憾に感じておりますが、これは一応厚生省の責任として別の……

第19回国会 厚生委員会 第59号(1954/08/13、26期、日本社会党(右))

○岡委員 関連して。この間厚生省の方からいただいたいわば結核白書とでもいうべきあのリーフレツトを拝見して、結核問題についてはわれわれも新たなる構想なり決意を持つて取組まねばならないということを実は痛感いたしたのでありますが、ただいま滝井委員の質疑に対する局長あるいは楠本さんの御答弁に関連をして、この際はつきりした厚生省の御方針を承れればけつこうだと思います。  その前提といたしまして、社会局長にお伺いをいたしまするが、生活保護法の生活扶助費あるいは医療扶助費等について、あるいはまた特に現況で医療扶助費の総額の中で、結核ないしそれに関連ある疾病に基く医療扶助費は何パーセントを占めて、大体何十億で……

第19回国会 厚生委員会 第60号(1954/10/01、26期、日本社会党(右))

○岡委員 厚生省が臨時医療報酬調査会が結論を出してから五箇年有余、かつはまたその結論に基いての調査を開始されてから二箇年有余を経てこの新しい医療体系をいよいよ本院に御提出になつたという努力に対しては、われわれは心からこれを多といたすのであります。ただ問題は、二、三これを慎重に審議いたしますための資料の御提出をお願いいたしたいと思う。  第一の問題は、外国における医師の技術に対する報酬はどういうことに実際なつておるかという点でございます。と申しますのは、何しろこれまでは医師の技術というものに対する評価は皆さんも御承知の通りまつたくないがしろにされておつた。このことは医師の損害と申しますよりは、こ……

第19回国会 厚生委員会 第61号(1954/10/02、26期、日本社会党(右))

○岡委員 久保山愛吉さんの不幸なる御逝去については、私どもも国民とともに深く哀悼の意を表したいと思うのであります。そこで質問の順序といたしましては、実は厚生大臣の方から御所見を伺いたいと思つておりましたが、安藤国務大臣がお見えになりましたので、順序をかえてお伺いいたしたいと思います。  まず私は、不幸な久保山愛吉君の死、これを通じて安藤国務大臣も先般の外務委員会においては、もし不幸な事態があれば、さらにあらためて各般の問題について考え直さなければならないということを言つておられるのでありますが、そこで何をどう考えるかという問題であります。私はこの事態にかんがみてまずお願いしたいことは、残された……

第19回国会 厚生委員会 第62号(1954/10/04、26期、日本社会党(右))

○岡委員 いろいろ詳しく率直にお答え御意見を出していただいて感謝をいたすものでありますが、今のいわゆる日本医師会との協力の問題なんです。それで別に私は個人として日本医師会の協力を得られないものは新医療報酬体系の基礎調査としては妥当性を欠くものであるとか信憑性が持てないと言い切る気持もありませんし、それから日本医師会は十月調査についても当然協力すべきだつたと私は思う。どういういきさつがあろうとも、こういう重大な問題について日本医師会が協力をしなかつたということは、その協力をしなかつた結果に基く調査の結論についての信憑性、妥当性は別としても、医師会の態度としては非常に私はけしからぬと思う。そういう……

第19回国会 厚生委員会 第64号(1954/10/06、26期、日本社会党(右))

○岡委員 あすとあさつては参考人の御意見を聞くことになつておりますが、九日私が質問をいたしますについて以下の資料の御提出を願いたいと思います。  これは一番最初にもお願いをいたしておつたものですが、特に今度の新医療費体系でいろいろと大きな影響があると思われます内科、小児科等のいわゆる零床診療所についての経営の実態、それから導き出されるいわゆる技術計数というふうなものについての判定には、いただいた資料ではまだ十分に私どもも納得ができませんので、別に限界経営費というふうなものがはつきり整理され、とりまとめられたものとしてでなくても、われわれがそれを参考にし得るような資料があれば、それでけつこうであ……

第19回国会 厚生委員会 第67号(1954/10/09、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は自分が医者の体験から、また多少為政に関係しておる立場からも、現在の特に保険における医師に与えられる医療報酬というものは、いろいろないわば矛盾した積立て方をしてあるために、年中行事のように医療担当者と保険主側が利害をめぐつて対立をする、これはまことにはずかしいことでもあるし、またこういう事態をそのままにとどめておいては、いつまでたつても社会医療保険の発達は望めないというようなことを体験いたしておるにつきましても、今度政府が医師の専門技術に対する経済的評価というものをはつきり物の対価と分離して確立しようという方針は、私は方針としては医薬分業云々という問題を越えて全面的に賛意を表してお……

第19回国会 厚生委員会 第69号(1954/10/12、26期、日本社会党(右))

○岡委員 この間質問をいたしまして、保険局長から少し具体的な御答弁を承りたいと思いながら、承り漏らしておりますので、この点を二、三点お聞きしたいと思います。  そこで、まず率直にお答えを願いたいのですが、この新医療費体系が実施されたときに、保険財政ははたして重圧があるかどうか――重圧という言葉が不適当であれば、現在の保険財政から見て、より以上の給付費の増があるのではないかという点であります。これは、たとえば先般参考人として来ていただきました国保団体中央会の代表者の御意見を承りますと、どうもやつてみると国保としては給付費の増になる心配があるということは、御意見の開陳の際にも、委員の質問に対しても……

第19回国会 予算委員会 第16号(1954/02/20、26期、日本社会党(右))

○岡委員 私は、今月の一日から始まりましたこの予算委員会の最近までの会議録を検討いたしました結果、政府の施策について幾多納得いたしがたいもの、不分明なものを発見いたしたのでありますが、時間の制約もありますので、今日はわれわれの最も大きな関心を注いでおりますところのわが国の防衛の問題並びに社会保障の問題について、政府の御方針を承りたいと思うのであります。ただ残念なことには保安庁長官がお見えになつておられませんので、防衛問題につきましては、副総理から、特にこの問題とわが国の主権との関連ある問題について、責任ある言明を得たいと思うのであります。  この会議録に徴しますと、吉田総理大臣あるいはまた木村……

第19回国会 予算委員会 第29号(1954/04/14、26期、日本社会党(右))

○岡委員 ビキニの被爆事件は、これはもうずいぶん昔からの話題になつておりまして、各種の委員会でも大分問題になつておりますが、最近の事例についてこの際政府の御所見をただしておきたいと思うのであります。  ただいま稲富君が御指摘の点でありますが、先般九日に外務大臣が日米協会の演説で協力をする、こういうふうにおつしやつておられるのでありますが、そのときには適当な漁に関する補償があるということを反対給付として、また条件として、それを前提として申されておるのでありますが、そこでお尋ねいたしたいのは、先般三十一日政府の意向といたしましてワシントン政府の方に対し、あるいはアメリカ大使館に対しまして漁業の補償……

第20回国会 厚生委員会 第3号(1954/12/03、26期、日本社会党(右))

○岡(良)委員 私は日本社会党の立場からただいま参議院から御送付になつた医薬関係三法の改正については賛意を表するものであります。  事実上の問題といたしましても、厚生省当局では来年の一月一日からはやれると言い切つておられます。立場はわかりますけれども、しかし準備の作業は決して十分整つてないようでありますから、これがただちに強制実施に突入するということになれば、これは現行の健康保険制度そのものにも非常な混乱を及ぼすことは当然であつて、これは実施できるものではない。実施をすれば非常に大きな不安が伴うということは当然のところであります。たまたましかしながら参議院の御提案によれば、一年三箇月という多分……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 社会労働委員会 第18号(1955/06/03、27期、日本社会党(右))

○岡良一君 このたび提出いたしました健康保険法等の一部を改正する法律案について、提案の理由を説明申し上げたいと存じます。  御承知のように、健康保険、国民健康保険等については、その給付費の二割以上を国庫で負担をしてもらいたいという声は、かねてより関係者団体の世論であったのであります。ところが、治療医学の進歩あるいは利用度の向上並びに保険制度そのものの運営の改善に伴いまして、医療給付費は年々急激に増大をいたし、その結果といたしまして、国民健康保険あるいは健康保険を問わず、その財政がきわめて深刻な危機に見舞われるに至ったのであります。たとえば政府管掌健康保険の医療給付費は、昭和二十六年度におきまし……

第22回国会 社会労働委員会 第25号(1955/06/17、27期、日本社会党(右))

○岡委員 私がお尋ね申し上げたい趣旨は、滝井さんがはっきりと言われたので、厚生大臣なりあるいは公衆衛生局長、保険局長に今後の対策等についての意見を申し上げたいと思うので、その裏づけの材料として、二、三お尋ねいたします。これは佐竹さんにお尋ねいたしますが、お宅では正規の免状を持った看護婦さんは、患者を何人受け持つのでございますか。
【次の発言】 それは二交代ですか、三交代ですか。
【次の発言】 常勤の医局員は何人おられますか。
【次の発言】 医務局長にお尋ねいたしますが、今お話を承わりますと、つい最近まで二百五十の届出のベットを持っておる病院が、常勤の医師を一名しか持っておらぬ、あとは臨時の医師……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/26、27期、日本社会党(右))

○岡委員 私は日本社会党の立場から、今度の総選挙で各党あげて、特に政府並びに民主党の諸君が声を大にして公約をせられました社会保障制度に対する御方針を承りたいと思っておるのであります。しかしながら社会保障制度と申しましても、日本の国があるいは原爆に見舞われたり、戦争に巻き込まれたりするということでは、百の社会保障制度も一片のほごに相なってしまうわけでありますから、当然国民の生活を守る努力よりも、国の平和を守る努力が優先することは申し上げるまでもございません。そういう意味で幸い政府は自主独立の平和外交ということを常に強調しておられますので、事実に即して総理の平和外交の推進に関する御所見をあらかじめ……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/11、27期、日本社会党(右))

○岡委員 私は日本社会党の立場から、このたびの紫雲丸並びに宇高丸の事故に基く遭難者、特に美しい瀬戸内海の景色にあこがれていった子供たちがこうしたみじめな事故にあった、子を持つ親の気持を推しはかって心から残念に思っております。そこで、昨年十月下旬に洞爺丸のあの海難史上希有といわれる事故が起りましたときには、わが党の同志も二人が遭難をいたしました。党としてもその慰霊に対するはなむけとしては、この事故の原因を究明し、責任を明らかにし、二度とこのような不幸なことが起らないことにいたすべきであるということから、特別委員会等も設けまして、結局その原因が天災ではなく人災にある、こういう結論に達しておるのであ……

第22回国会 予算委員会 第12号(1955/05/13、27期、日本社会党(右))

○岡委員 私は日本社会党の立場から特にわが国の独立の完成という問題について、総理並びに閣僚の率直な所信を伺いたいと思うのであります。なお時間の制約もありまするし、先ほど来いろいろ質疑応答も重ねられましたので、私は簡潔にお尋ねをいたしますので、政府の方におかれましても率直な所信を御披瀝願いたいと思います。  まずすべての道はローマに通ずるという言葉がありますが、現在のわが国の当面する現状においては、内外一切の施策はこれ独立の完成に通ずる、そこに連ならねばならない、こう私は信じておるのでありますが、総理の御所信を承わりたいと存じます。
【次の発言】 そこで私ども今年度の予算等を拝見いたしまして、政……

第22回国会 予算委員会 第25号(1955/06/07、27期、日本社会党(右))

○岡委員 私は日本社会党を代表いたしまして、昭和三十年度一般会計、特別会計及び政府関係機関の予算につき、政府原案並びに本日上林山榮吉君外三十一名の御提出にかかる修正部分に対しまして、遺憾ながらその撤回を要求し、ここに編成替を要求するの動議を提出いたすものであります。  去る四月二十五日、政府原案が本院に提出されましてより一カ月有余、われわれは鋭意その審議を進めて参ったのでありますが、今般突如として民主、自由両党の妥協の成立によりまして共同の修正案が提出されました。保守政権温存のためには国民の世論を顧みるいとまもないというあまりにも無原則、無定見の妥協に対しては、世論がきびしく批判をいたしており……

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○岡委員 私は、ただいま御提案の原子力委員会設置法案並びに総理府設置法の一部を改正する法律案、この両案の審議に入るに先だちまして、ただいまごあいさつをいただきましたように、正力さんが原子力担当相に御就任をされました。かねて、私ども、正力さんは原子力の問題には多大の関心を寄せられ、従って、先般もゼネラル・ダイナミック・コーポレーションの代表を日本にお招きになりまして、広く国民に原子力についての理解を深められるというふうな御努力をも聞いておるのであります。この際この方が原子力担当相になられたということは、宿願をお達しになったものともわれわれは感じ、まことに喜ばしく存じておりますが、この際、両案の審……

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1955/12/12、27期、日本社会党)

○岡委員 前会も質疑をいたしましたが、なお二、三ただしておきたい点がありますので、この際お尋ねをいたします。でき得べくんば正力国務大臣の責任ある御答弁をお願いいたします。  第一には、せっかく組織を変えまして委員会等が設置をされるということに相なりましたあかつきにおいて、委員会の運営等に要する予算は現在どこが請求なさることになっておるのでありますか。
【次の発言】 原子力局が予算を要求なさる。もうすでに来年度予算の編成は作業を進めておられまするし、また要求予算額はすでに御提出のはずと私は承知しておるのでありますが、幾ばくを御要求になりましたか。

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○岡委員 このたび原子力基本法を御提出になりまして、いわば日本にも新しい原子力時代の黎明が訪れようという、その力強い頼もしい道を開かれたのでありまして、このことが、中曽根康弘君、志村茂治君、前田正男君、あるいは松前重義君、そのほか衆参両院を通じての同志諸君の、国家的な見地に上る、しかもきわめてたんねんな御努力によって、いよいよ御提案になったのでありますが、私は、この際、質問に先だちまして、これらの諸君の御努力に心から敬意を表するものであります。  質問を申し上げると申しましても、何しろ原子力に関するいわば憲法のようなものでありまして、その述べられてあるところもきわめて原則的なもので、あり、かつ……

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○岡委員 原子力予算について二、三お伺いいたしたいと思います。  まず、初めに、昭和二十九年度の予算の修正案が三月三日に通過いたしました。これによって、工業技術院関係では約三億円予算増加となりましたが、その説明によれば、二億八千万円は原子炉築造に関する費用、ウラニウム、ゲルマニウム、チタニウム研究関係の費用ということになっております。この費用はどのような形で事実運用されましたか、どの程度の成果をあげましたか。
【次の発言】 私は、こまかい数字はけっこうなのですが、その結果どの程度までわが国における原子力の研究の実績が高められるかという、そのめどについてお聞きしたいと思います。

第23回国会 予算委員会 第6号(1955/12/12、27期、日本社会党)

○岡委員 私は日本社会党を代表いたしまして、昭和三十年度特別会計予算補正(特第2号)に関し政府の原案に反対をし、わが党の提出にかかる編成替えを求むるの動議に賛成をいたし、若干その趣旨を述べたいと思うのであります。  わが党の動議に関しましては、一昨日の本委員会においても、自由民主党の代表各位より懇切なる御質疑をいただいたのでありますが、正直のところ、その内容においては政策の大本に触れた建設的なものに乏しく、あたかも鬼千匹の小じゅうとが嫁いじめに終始したかの観を呈しまして、国民に失望を与えたことはまことに残念であります。(拍手)たとえばわが党の編成がえに伴う予算増の財源を、三十一年度においていか……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1956/02/13、27期、日本社会党)

○岡委員 ただいま正力原子力委員長から御所信を承わりました。私どもも、一衆議院議員正力松太郎として、ホプキンス及びローレンスを招いて、わが国民に対する原子力平和利用について大きな啓蒙に御努力をいただいておるというその御努力に対しては、まことに感謝いたしております。従いまして、いよいよこの一月一日からわが国にも画期的な原子力委員会が発足をして、そうして正力さんが委員長になられたについては、われわれは刮目して、正力さんの原子力行政に、その野におられた熱意と御勇気というものを打ち出していただくことを期待しております。しかしながらきょう私どもは委員会で、あなたからそのような抽象的な勇気や情熱やあるいは……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○岡委員 日本人の食生活がきわめて非科学的であって、いわば澱粉依存であり、その結果として、おなかがふくれれば栄養がとれるのだという考え方が習慣になっておったというような結果から、各国、特に先進諸国に比べて、胃腸病が非常に多いという現況でもありますので、先々国会においても、食生活の改善に関する決議案を衆議院は満場一致採択しておるわけです。なおまた、食糧事情が至って困難なことは、かねて御承知の通りのことでもありますので、こういう面から、個人の食生活においても、また日本の全国民に合理的な栄養を与えるという面から見ても、田宮さんの御研究の御業績というものは、やはり当委員会としては高く評価したいと思うの……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1956/02/18、27期、日本社会党)

○岡委員 このたび政府は科学技術庁設置法案を御提出に相なりました。われわれといたしましても、かねてより、わが国の政治において、近代科学あるいはその技術を導入し、これに対して政府が責任を持つべきであるという主張を多年持っておりました関係上、御努力に対しては、敬意を表するわけであります。ただ、私どもは、将来なお逐条的に、政府の意図せられるところについて検討を進めたいと存じますが、本日は、社会党の立場から、政府が、科学技術の行政運営についていかなる、基本的な態度をもって臨まれるかという点を、若干お尋ね申し上げたいと存ずるのであります。  第一点でありますが、私どもは、日ごろ非常に不幸なる言葉として、……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1956/02/27、27期、日本社会党)

○岡委員 科学技術庁設置のために、本年度予算に計上されたる予算は、いかほどでありましょうか。
【次の発言】 そのほか各省関係の予算で、なおこの科学技術庁が発足いたしますると、運営上、予算がこちらの方へ回ってくる、そういうものはないのでございますか。
【次の発言】 それらの予算は、今お手元にはないのでありましょうか。
【次の発言】 詳細な資料をいただきたいと思います。特に明後日は、委員長のお取り計らいによって、大蔵大臣にも御出席を求めたいと思います。今お聞きいたしましても、せっかく日本の行政の上に科学技術というものが大きくクローズ・アップされた。しかしその総予算が二十三億程度にとどまるということ……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1956/02/29、27期、日本社会党)

○岡委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま志村君御提出にかかる修正案並びにその部分を除く政府原案の科学技術庁設置法案に対して、心から賛意を表するものであります。  ただ、各位も御存じのごとく、私とも日本社会党は、科学技術者を設置すべきであるという強い希望を持ち、またこれを代案として用意もいたしておったのではありますけれども、しかし何はともあれ、この際、この規模においてでも発足させるべきがわが国の現状にかんがみて妥当であり、適切であろうということからいたしまして、賛意を表することにいたしたのであります。そういうことからいたしまして、本日は、清瀬文部大臣のほかに一万田大蔵大臣、河野行政管……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○岡委員 財団法人原子力研究所についてですが、これは昨年十一月三十日に財団法人として発足いたしております。ところで、新聞紙等で今年の春伝えられるところによれば、この財団法人原力研究所は、アメリカ国に対して、天然ウランあるいは重水等の買い入れについて、極秘のうちに交渉を開始した、返事が来て、天然ウランについては目下考慮中であるが、重水についてはその価格までも明示されて、引き渡す用意があるとして、その数字をも示されておったわけです。こういう事実はあったのでございますか。
【次の発言】 しかし、それにいたしましても、原子力研究所の運営上必要に迫られて交渉になったわけですね。それはいつなされたのでござ……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○岡委員 どうも委員長の取扱いはまことに僣越千万で、この間は、僕の質問中、時間が来たからやめてくれと言われるし、きょうは、要求しておる政府委員が来ないのに質問をせよと言う。実は正力さん等に御出席願った上で、責任ある政府の態度をお尋ねしたいと思っておったわけでありますが、お見えになりませんので、その前提としての一応技術的な点だけを、この際お聞かせ願いたいと思います。  第一の問題は、日本原子力研究所の敷地の問題であります。せっかく当委員会においても日本原子力研究所法案が検討中でありまするので、敷地の問題のごときは、政府としてもやはり明確な態度、方針というものが打ち出されてあってしかるべきだと思う……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1956/03/10、27期、日本社会党)

○岡委員 武山を原子力研究所の適当な敷地として、いよいよ正式に日米合同委員会に議案として提出される運びになったことに対して、委員長初め原子力委員各位の御決断に私は心から敬意を表します。  ところで今、佐々木原子力局長の御答弁を伺っていますと、大蔵省を通じ、調達庁を通じ、日米合同委員会の議に付するという手続のようでありますが、私は、日本原子力研究所を武山に設置するということは、これが武山に決定されるまでの経過にかんがみましても、また原子力研究所を初めて発足させるというきわめて重大な意義を持つ、その意義にかんがみましても、単に事務的な手続をもって足れりとすべき問題でないと思う。この問題は当然原子力……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○岡委員 ただいま御提案になりました原子燃料公社法案並びに核原料物質開発促進臨時措置法案について、以下資料の提出を要求いたしたいと思います。元来、当委員会に付議される各種の原子力関係の法律案については、その裏づけとなり、われわれが審議の資料とすべきものがきわめて不足いたしております。原子力局としても多端な際でありまするので、その間に行き届きかねるということは、十分了承はいたしておりますが、しかしこのようなことでは、もなかの皮だけで、中のあんがちっとも入ってないようでありますから、実は審議のしようがないのであります。そこでただいま御提出になりました両案について、さしあたり日本国内においても、地質……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○岡委員 ただいま御提出になりました附帯決議については、わが日本社会党も全面的に賛意を表するものでありますが、なおこの機会に、いささか今後の原子力研究所の運営について、具体的な点に触れての希望を申し述べたいと存じます。  第一の問題は、すでに原子力研究も発足いたすことと相なったのでありますが、原子力の放射能のために引き起されるところの障害、あるいはまたその障害を防止するための安全措置というふうな、いわゆる原子力に関する安全保障、障害防止の関係法規というものをいまだ御提出になっておりません。これはきわめて片手落ちであって、遺憾なことだと存ずるのであります。御存じのように、原子力に基く放射能の障害……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1956/03/17、27期、日本社会党)

○岡委員 日本原子力研究所の敷地が武山にということに、原子力委員会の方でも御決定いたされました。私どもも心からその御決断に敬意を表しておりました。ところが、その後の経過、特に政府部内における経過を新聞を通じて察しまするに、原子力委員会の決定がなかなか容易に実現され得ないような憂いを抱かざるを得ないような事態になって参りました。そこで、特にこの問題に深い関心を寄せておられる防衛庁長官また官房長官、あるいはそれにかわる責任者の出席を求めまして、政府の明確な御所見、御方針を承わりたいと存じておったのでありまするが、防衛庁長官もお帰りになられたようでありまするし、官房長官の方では御出席が不可能というこ……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1956/03/19、27期、日本社会党)

○岡委員 ただいまの原子力発電についての正力国務大臣並びに佐々木原子力局長の御発言は、非常に重大な内容を伴っておるわけであります。そこで、すでにしばしば申し上げましたように、アメリカにおける原子力平和利用の影響に関する専門委員会の、あのアメリカ上下両院に対する報告並びに勧告の中にもはっきりうたわれておることは原子力発電については、いわゆる計画の発表が、完成と取り違えられて流布される危険性がある。しかも、研究計画の達成というものは、決して希望的な観測によって成就するものではないということを明確にうたっております。――先進国でさえも、それくらいの周到な用意を公式に発表いたしておるのでありますから、……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1956/03/27、27期、日本社会党)

○岡委員 公社法については、委員長仰せの通り、質疑は打ち切られておるのでありますが、実は、私どもといたしましては、基本法に基いて作られた関連法規、また作られた機関の運営等について、基本法の精神というものが明確に守られているか、あるいは基本法の各条章に従って、その運営等が解釈をされ、推進をされておるかという点について、なおいささか遺憾の点を感じまするので、この際、ごく簡単に、政府の所信だけ明らかにいたして、将来における原子力関係法規御提出の場合においても、十分私どもの意を参考に供していただきたいと存ずるのであります。  そこでまず正力国務大臣にお尋ねをいたしたいのでありまするが、私どもは、原子力……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○岡委員 原水爆の実験による影響調査に関して、本日関係各位に御出席をいただいてありがとうございました。すでに原子力委員会といたしましても、来たるべき中部太平洋におけるアメリカの原水爆実験に対しては、国家的規模において、組織的にその影響の調査をいたしたいということを御決定に相なりましたので、その認否についての諸般の事項について、本委員会としても承わりたいと存ずるわけであります。  そこで、まず第一に、今度のこの影響調査というものは、いかなる目的でなされるのであるかということが第一点、これは藤岡原子力委員会委員がこの調査の責任者でおられますので、この点を明確にいたしていただきたいと思います。  ま……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1956/04/18、27期、日本社会党)

○岡委員 学術会議の皆さんが、今も茅会長の仰せのように、積極的に、国際的な科学的な観測に協力をしよう、いろいろ困難はあろうとも、積極的にという、その御壮挙にはわれわれも心から敬意を表したいと思うのであります。そういうことでいろいろ率直なる御所信を承わって、私どもとしても可能な限りの御協力を申し上げたいということから、きょうは参考人としての御出席をいただいたわけであります。私ども自身も、何らこれという専門的な意見は持っておりません。ただ日本の科学技術の名誉にかけても、ぜひとも皆さんの壮挙が有終の結果をもたらしていただきたいとひたすら祈念をいたすだけであります。新聞等にいろいろ皆さんの御壮挙につい……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第21号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○岡委員 今、湯川博士から、現在における原子力の開放という人間の英知の達成点というものは、過去の非常に大きな先人の努力の集積である、同時にまたこのことをはっきり認識して、将来における原子力の研究開発の道も、この過去の大きな集積という自覚の上に立ってこれを推し進めるときに、また正しい大きな将来の可能性というものが開けるというような御意見を、私は非常に感銘をもって承わったわけであります。  そこで、先生のそういうお立場からいたしまして、私は当面する日本の原子力の基本法にうたわれた平和利用のための研究開発の現在のあり方ということについての先生の率直な御意見を承わりたいと思います。と申しますのは、私は……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1956/05/16、27期、日本社会党)

○岡委員 中山先生は非常にお急ぎなので、ただ二言だけお尋ねいたしたいと思います。先生のおっしゃった、人間の経済活動は、究極には、生産性の向上を追い求めるものである。その過程においては、雇用の問題は、常に雇用の場が増大するという形において発展をしてきている。同時にまた、この生産性の向上が国民経済全体の発展に寄与すべきもの、という形で進めらるべきである。これはおよそ生産性向上についての、いわば一般的な原則として、私どもも承認するにやぶさかではないのであります。しかしこのような運動が、日本的な現実の中で、いかに生かされるかという具体的な点については、明確御見解を承わることができなかった感じがいたしま……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○岡委員 昨日、正力科学技術庁長官から、わが国における今後の科学技術振興に関する御方針を承わりました。しかし、率直のところ、きわめて形式的な御所見であると考えましたので、簡単になお核心に触れての若干の御方針を承わりたいと存じます。  科学振興に必要なる予算は、本年度計上額を見ても、アメリカや英国に比してきわめて小規模であり、お粗末であるということは、昨日資料をいただきましたものについても、明瞭であります。これは、国会が科学技術の振興に寄せておる関心の度が、まだまだ不十分であろうというような御意見も出たようでありますが、しかし、問題は、やはり政府そのものの責任に連なることと存じます。そういう意味……

第24回国会 外務委員会 第48号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○岡委員 ちょうど三年前に内灘が、米軍の演習場として接収されるというそのことを通じて、国の内外に大へんな衝動を与えた問題を提起したことは政府も御存じの通りでありますが、この内灘の演習場としての継続使用について、最近また地元との間にいろいろ政府としても御折衝のようでありますが、その間十分なる意思の疎通を欠いておるようであります。その点をこの機会に若干ただしたいと思うのでありますが、順序といたしまして、当時内灘を米軍の演習場としてその使用に供するということについて、裏づけとなるいろいろな決定が、あるいは日米合同委員会なり閣議においてなされました。この決定の内容をまずお聞きをいたしたいと思います。

第24回国会 外務委員会 第54号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○岡委員 中山、林屋両参考人には、御多用のところ御出席をいただいて、私も心から感謝いたします。問題はきわめて簡単なことでありますが、まず村長の中山さんにお尋ねいたしたいと存じます。  第一に、あなたの村の砂丘地が演習場としてほとんど米軍に提供される、こういうお便りをお聞きになり、また政府からの内意をお聞きになったときに、村をあげて反対をするという強いお気持に当時はなられたようであります。しかしさらにその後、どうしても接収は余儀ないこととなれば、村民の生活を守るという立場から、まず何よりも生業の半ばを依存しておる浜を捨てた以上は、河北潟に新しい耕地を作って、ここに生活のかてを求めなければなるまい……

第24回国会 社会労働委員会 第7号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○岡委員 先ほど小林厚生大臣と八木委員との間の質疑応答の中で、医師が総辞退を万一にも決行したときに、その対策の用意があるか、かつはまたのことにかかわる責任について大臣はどういう所信を持っているかということについては、大臣の御答弁がありませんでした。そこで私どもは問答無益というようなことは、やはり民主主義のルールから見てきわめて遺憾でありますので、この点きわめて遺憾に存じます。しかし質疑応答の内容を分析いたしてみますと、小林厚生大臣は、そのような最悪な事態は起らないであろうという前提に立っておられます。八木君はそれぞれ各都道府県等において日本医師会あるいは日本歯科医師会の諸団体等正規の機関におい……

第24回国会 社会労働委員会 第12号(1956/03/05、27期、日本社会党)

○岡委員 資料の御提出をお願いいたします。第一の資料は、新しい医療費体系と、これに基いて作られんとしている改正点数表でございます。なぜこれを要求するかと申しますと、昨年の春の参議院の厚生委員会におきまして、満場一致で、医薬分業に伴う新医療費体系を提出すべきであるということを政府に要求いたしたのであります。その結果、昨年九月、衆参両院にこれが提示されまして、約三週間にわたるわれわれの熱心な検討の上、これは被保険者にも、医療担当者にも、また国民医療全体のためにも、矛盾も、また不合理もきわめて多いということから、返上いたしまして、医薬分業を一年三カ月延期いたしました討論においては、速記録にも明らかな……

第24回国会 社会労働委員会 第31号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○岡委員 政府の御提出にかかる健康保険法の一部を改正する法律案につきましては、すでにその中核に触れた御質疑を同僚滝井委員からしさいに展開をされまして、その御答弁については私どもことごとく納得をいたしかねておるのでありますが、なお私はいささか観点を変えて、この改正案なるものか事実改正案であるのか、改悪案であるのか、日本の社会保障制度を前進させるキー・ポイントとして期待できるのか、それともこれを転機として、改悪の方向、後退の方向に一歩進むのではなかろうかという点を、国の予算とり関連において実は質問をいたしたかったのであります。そういうことからかねて大蔵大臣の御出席を要求いたしておりまして、厚生省関……

第24回国会 社会労働委員会 第35号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○岡委員 いよいよ水爆実験も強行される時期に相なりました。そこで先般も関係の政府当局の各位に、いわゆる水爆実験の影響の調査に関する態勢がどの程度まで進められているかということをお尋ねいたしましたが、当時はまだ研究の段階というようなことでありましたが、もう今ではすでに態勢もでき上っておらねばなるまいと存じます。そこで正力国務大臣なり、小林厚生大臣なりには、政府としての責任ある所信についてお伺いいたしたいと思うのですが、その前にビキニの水爆実験以来、直接現地で検討してこられた楠本環境衛生部長なり、またその経験にかんがみて、ここ二・三年来気象関係において幾たびかの水爆実験に伴う放射能の移動性について……

第24回国会 社会労働委員会 第39号(1956/04/28、27期、日本社会党)

○岡委員 私は日本社会党の立場から、母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案について、いささか所見を申し述べて討論にかえたいと存じます。  御存じのようにわが党といたしましては、すでにこの改正案につきましては修正案を提出し、今ほど山口委員よりその内容並びに趣旨についての説明を申し上げました。これに対しましては内閣側の意見として、すでに予算も議決されたことであるからして、これを実施することは困難である。あるいはまた、従って議決された予算のワク内においてこれを実施しようとすることになれば、資金運用の効率が低下する。こういうふうなことが申されましたが、これは私は、内閣側の意見としてはき……

第24回国会 社会労働委員会 第48号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○岡委員 私どもこの委員会においても、水爆の実験もいよいよ強行される段階になったから、政府としても、国民が安堵するところの、また納得することのできるような、どの程度の放射能までならば差しつかえがないという基準を示してもらいたいということを強く要来いたしたわけであります。その結果当時専門の方々によって作られておる小委員会が、いずれ結論を出そうというお約束でございまして、その後、今私どもの配付を受けましたような「放射性物質に対する許容度の考え方」というものが広く公表されました。  私はまず、先ほど都築先生も御指摘のように、今本土から四千マイル隔った所で水爆の実験が繰り返し行われ、しかも史上最大の爆……

第24回国会 社会労働委員会 第52号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○岡委員 きょうはお二人の参考人の方から地方における診療機関の中核としての都道府県病院の現状についてそれぞれつまびらかな御意見を承わって、私ども感謝にたえない次第であります。ただいまの御陳述については私どもは別に質問を申し上げるほどのことはありません。事実そうであろうということは、私ども現に地元等においてもつぶさに見聞いたしておるわけであります。たまたまこの機会に医務局次長が御出席でありますので、厚生省側からただいまの御陳述に関連をして二、三の御方針を承わりたいと思うのです。  第一点でありますが、中央における医療機関の整備に関する審議会が設けられてありますね。都道府県立病院というものについて……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1956/11/29、27期、日本社会党)

○岡委員 ただいま議題となっております特殊核物質の賃貸借に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府を代表して行動する合衆国原子力委員会との間の協定、これについて、政府の最初の濃縮ウラン協定より今日の細目協定に至るまでの経過並びに細目協定の内容について、御説明をいただきたいと存ずるわけであります。  特に私はこの際申し上げたいのでありますが、本協定の第一条にも「日本国茨城県那珂郡東海村日本原子力研究所に設置される」云々と書いてありますが、わが科学技術振興のための特別委員会は、特に今後における日本の原子力の研究開発平和利用を中心として設けられたものであることは、申し上げるまでもありません。従って、第一……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○岡委員 お三人の話を聞いてすぐのお尋ねでありまするので、あるいは御趣旨を取り違えている点があるかもしれませんが、和田さんにお尋ねいたしたいのであります。  御存じのように、英国のTUCは生産性運動に協力しております。ところが、三月の初めでありましたか、スタンダード・トラック工場が相当巨額な設備をしてオートメーション化をはかり、第一次の首切りを発表いたしました。これに対して、比較的穏健な、民主的な労働組合である英国労働党は、特に関連産業はゼネストをもって対抗しようという強硬な態度を現わしたのであります。これは新しく生産性向上運動に発足しようとする日本にとっては、特に労働界においては、非常に教訓……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1956/12/06、27期、日本社会党)

○岡委員 関連してお尋ねをいたします。先ほど稲田さんの御答弁では、国立大学に関しては、入学の定員は四万程度が理工農医であるというふうなことであった。この資料を見ると非常に少いことになっております。私の聞き間違いだと思いますが、いかがでしょう。
【次の発言】 この日経連の中山さんからいただいた資料では、一九五五年には大学の卒業者が八万五千ある。ところが、法文経が六万一千で理工農医等主として技術関係が二万四千余であるということでありますが、問題はなぜ日本の国立大学なり私立大学を通じてこのように法経文の方に多くの卒業者が出ておるのか、いわば日本の若者には、こうした私の方からいえば広い意味におけるサー……

第25回国会 社会労働委員会 第11号(1956/12/13、27期、日本社会党)

○岡委員 先ほど委員会としては閉会中といえども議案の審査のための委員会を開会しようということについて私どもも予承を与えました。そこで継続審議として委員会の審査に付せられるものの中には、当然わが党提出の健康保険法の改正案並びに内閣提出の関係…法案が含まれるのでありますが、しかしながら現在社会労働委員会として、大きな争点を包蔵しておるのは、健康保険法の一部改正をめぐる与党並びにわが党の見解の差異にあるのでありまして、この点につきましては、すでに鳩山、鈴木両党首の会談においても、国会の運営においては与野党があまり国会の不信を招くような対決をしないように国会法の改正をやろうというふうに話を進めてもおり……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1957/02/12、27期、日本社会党)

○岡委員 ただいま大臣から御抱負についての御説明を承わりましたので、いずれこれについて質疑に入りますが、その前に、次の資料の御提出を願いたいと存じます。  第一は、いわゆる企画庁において立案せられたる経済建設計画と申しましょうか、それと並行的な雇用計画というものをお願いいたします。  第二には、昭和二十八、二十九、三十年、この三カ年、年別に事業場の経営規模別における労働就業人員の増減の比率、同時にこれらにおける賃金の増減の傾向、それから、この二十八、二十九、三十における就業人員と生産年齢、人口との関連を示されるような資料、以上は、いわゆる技術革新というものを、日本の雇用状態なり、国内市場等にお……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○岡委員 一昨日は、宇田科学技術庁長官より、わが国の科学技術振興についての御抱負を承わりまして、また引き続きただいまは技術庁の予算について承わりました。本年度は科学技術庁も発足第二年目に際会をいたしまして、かなり大幅な予算の増額を見たことは、わが国の科学技術振興のために同慶にたえないのであります。ただ、私どもいささか懸念をいたします点は、このような形でわが国における科学技術の振興――長官の言葉をかりれば、技術の革新あるいは技術的革命というものがわが国にもたらされているという過程において、わが国の国民経済に与える影響がどういうものであるか、またそれに伴ういわばマイナスの面があれば、これをいかにし……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1957/02/19、27期、日本社会党)

○岡委員 私は、前田委員の御質問に関連して、石川さんからもまた多少の御意見を承わりたいと思っておりましたが、前田委員もお見えにならないようでございますから、この際若干の点について、原子力委員会の御方針を承わりたいと存じます。  まず最初に、九月の六日に内定をされたものとして、「原子力開発利用長期基本計画」が原子力委員会より私どもの方へ資料として配付されておりまするが、その後、石川ミッションの英米等への御出張もありましたけれども、この基本計画の大綱については、なお現在これを変更する、修正するというような必要はお認めにならなかったでございましょうか、この点をまずお伺いいたします。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○岡委員 時間もおそくなりましたので、簡潔にお伺いをいたします。今度いよいよ原子炉を運転されるという場合に、平常運転の場合における事故の安全の保障、あるいはまた万一の事故の場合における安全の保障等についていろいろなる御見解を承わりましたが、そこで最終処理の問題です。原子燃料の最終処理について、その防護の対策というものはどういうふうにお考えでございますか。
【次の発言】 ところが、現に、御存じのように、今度の細目協定の改訂で、買い取るということの交渉を進めておるのです。また一方では、アメリカ側とすれば、一般協定の名のもとにこのウラニウムそのものを売却しようという協定を結ぼうということを向うから内……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○岡委員 先般、本委員会に、宇治に原子炉を設置することの可否につきまして、地元あるいは学界の参考人をお呼びいたしまして、いろいろ御意見を拝聴いたしました。これらの意見に基いて、委員会としても一応考え方を整理すべき必要を感ずるのでありますが、たまたまその委員会において若干の問題が感ぜられましたので、この際、宇田原子力委員会委員長から、責任のある御見解を若干お伺いをいたしたいと思うのであります。  まず、お伺いをいたしたいことは、今後ともでありますが、関西の大学の人たちが中心となって宇治に原子炉を設置するということは、それは何人が設置するものであろうとも、現段階においては、当然原子力委員会の決定に……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1957/03/06、27期、日本社会党)

○岡委員 都築先生は日本赤十字社の中央病院の院長というお資格よりも、私ども、国連の科学委員会の日本の正式代表というお立場でいろいろ御所見を承わりたいと思うわけであります。そこで、科学委員会に先生も御出席をいただいておるのでありますが、ストロンチウムの測定法については、ただいまの御意見では承わらなかったのであります。このストロンチウム九〇の測定法というものは、すでにスタンダードな方法というものは確立されておるのでありましょうか。
【次の発言】 私どもが一番関心を持っているのは、いわゆる人工的な核爆発の実験、これによって結局放射能を含んだものによって大気が汚染をされ、海洋が汚染され、地殻が汚染され……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1957/03/07、27期、日本社会党)

○岡委員 科学技術の用語の概念規定で齋藤博士と大論争がありましたが、今日は、参考人の方々の肩書きを拝見いたしますると、池田さんも中原さんも、それぞれ実業界における指導的な立場におられ、同時にまた、日本の科学技術振興にも大へんな御関心をお示しのお方でありまするので、この機会に、私は、日本の科学技術振興の現在のあり方、また将来の方針というふうなものについて、いささか御両所のお立場から率直な御意見を聞かしていただきたいと思うのです。  今度の科学技術情報センターの予算及び人員等は、大体どの程度のことになっておりますか。これは政府の方に聞きます。

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○岡委員 動力炉の輸入の問題については、これまでの委員会でも何回か宇田委員長に対して、委員会の態度をお尋ねをいたしたのであります。しかし、藤岡先生は日本における原子力の指導的な方として、しかも専門的な科学的な知識を持っておられる方として、ぜひ先生の原子力委員として、かつ日本の科学者としての立場からいろいろな御見解を承わりたい、こう思って、きょは御足労を願ったようなわけなんであります。  そこで今、前田委員との質疑応答の中で、私若干疑問に感じた点がありますので、この点について先生の率直な御見解を聞きたいと思うのです。第一の点は、いわゆる濃縮ウランに関する研究協定という言葉があります。そうかと思う……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○岡委員 宇田国務大臣はお約束があって、お急ぎとお聞きいたしますので、簡潔にお尋ねをいたします。大臣もまた率直に御答弁を願いたいと思います。  まず問題は、湯川秀樹博士が原子力委員会の委員を辞任せられることに相なりました。まことに惜しみても余りあることと思うのでありますが、その辞任の理由並びに経過を率直にご報告願いたい。
【次の発言】 ノーベル賞を受賞せられた国際的な専門の権威である湯川博士が原子力委員をおやめになったということは、原子力委員会の権威のために私はきわめて遺憾に思うのでありますが、大臣の御所信はいかがですか。
【次の発言】 ただいま理由としてお聞きいたしますと、私も専門のその方面……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○岡委員 せっかく今度は政府も科学技術の振興のために技術庁を設けたり、国会でもこの委員会を設けて真剣に取っ組んでおるわけです。そこで、政府の研究機関にも、できるだけ優秀な研究者が集まっていただきたいし、また来られた方は安んじて研究にいそしんでもらいたい。そうなれば、ひっきょうやはり研究者に対する処遇の問題が一番の条件と相なるわけであります。きょうは五名の参考人の御意見を聞かしていただき、なおまた人事院の方からもそれぞれその立場からする御意見を聞かしていただきましたが、なおわれわれとしては幾多釈然としないものが残されておるわけであります。現に給与局長の御意見に対しては、亘理参考人は納得がいきかね……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○岡委員 議事進行で。資料はこれだけですか。
【次の発言】 この法律案を見ましても、また法律案の趣旨にかんがみましても、全部が、審議会にゆだねるとか、総理府令にゆだねる、政令にゆだねるとなっている。原子力の平和利用の今後の発展のためには、やはり事、人命にかかわる問題であるから、もっと科学的水準における安全性とはどういうものであるかということについて、政府並びに国会が大きな責任を持つ画期的な立法でなければならない。資料がこの程度では、われわれは国民に責任のある審議の結論を出すことができない。そういう意味で、それではあらためて私は資料の要求をいたします。ただ、今思いついただけのことでありますので、……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第27号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○岡委員 実は各先生方に御出席を願いましたのは、この法律案は、ごらんのようにいわば骨組だけを示してありまして、実際防止のきめ手となる許容量をどこに求めるのか、健康管理をいかにすべきか、あるいは放射性物質の取扱いはどのような科学的な基準を置いてすべきかということが、全部総理府令あるいは政令にゆだねられておるわけであります。問題は、この法律を運用するに当って、今申し上げたような諸点がわれわれにとっては重要な問題になるわけでありますので、そういう点を、たとえば放射性物質の取扱いの基準をどこに置くべきかという点、それから健康特に労働基準法との関連については、樋口先生いろいろお調べのことも、先生の御発表……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第28号(1957/04/16、27期、日本社会党)

○岡委員 中泉先生に、今お触れになった問題について率直にお尋ねを一いたしたいと思います。実は、今度国会に提案された障害防止の法律案は、同位元素等ということで、いわば放射線を発生する装置ないし物質を中心に規制をしようということになっておるわけです。今後、原子力の平和利用などの線に沿うて、あらゆる産業分野等においても、放射線というものが、いろいろ利用の道が広げられていくということになってくると、やはり放射線の障害の防止というものは、これを発生する装置ではなく、放射線そのものについての規制というような形をとるのが正しいのではないかという意見が、前々からこの委員会でも出ているわけであります。特に臨床的……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第29号(1957/04/17、27期、日本社会党)

○岡委員 私は、このたび御提出になった放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律案に関連をいたしまして、この際放射線に基くところの障害防止に対する政府の基本的な態度を伺いたいと思います。  そこで、まず宇田国務大臣にお尋ね申し上げたいことは、申し上げるまでもなく、わが国は他の国々に比べて特殊な事情のもとに置かれております。一度ならず、二度ならず、三度も、いわゆる原水爆による大きな犠牲を払った地球上唯一の国民であるということからいたしまして、特に最近のクリスマス島の水爆実験や、あるいはまたアメリカが行わんとする来月のネヴァダの原爆実験や、あるいはソビエトの無警告実験等に対して、政府みずか……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第30号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○岡委員 放射線障害防止の法律案に関連して、最近新聞紙上等で国民の大きな不安の種となっておりますいわゆる無警告核爆発実験が、シベリアの南西部で行われております。おそらくはそれに基くものと推定されるところの放射能によって汚染をされた雨、あるいは放射能によって汚染をされたちり等が日本の各地に降下しつつあるわけであります。このことは、放射線障害予防の観点から、われわれとしても重大な関心を注がなければならない問題であります。この問題については、調査等は原子力委員会がその責任においてなすという建前になっておるのでありまするが、これら全国的な放射能異変の実情について、御調査の結果を御報告を願いたいと思いま……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第35号(1957/05/06、27期、日本社会党)

○岡委員 政府の方々に対し、あるいは原子力委員の方々に対しては、また委員長御出席の上で私はお尋ねをいたしたいと思いますが、今日御出席の参考人の方々の御意見を拝聴いたしまして、若干お尋ねをいたしたいと存じます。  そこで、安川参考人の御意見である特にこの規制法の中の障害の防止、障害の防止と申しますよりは、むしろ事故による、災害による人あるいは物に与えられた障害、あるいは損得に対する補償の措置というものが、明確になっておらないようであります。そういう点は、いずれ法案の内容に立ち至って私どもは政府の方の御見解も尋ねたいと思いまするし、また御指摘の、あるいは船舶川の原子炉は運輸大臣、あるいはまた発電原……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第36号(1957/05/08、27期、日本社会党)

○岡委員 原子力委員長の宇田国務大臣の御出席を得て、いろいろと政府としての責任ある御所信を承わりたいと思っておるのでありますが、有澤先生がお見えでございますので、この機会に有澤先生のお立場から、原子力委員としての率直な御所信を若干承わりたいと思います。私ども、この規制法を問題にしておりまするゆえんのものは、規制といえば、政府の権力で天下り的に押しつけがましく取締りをするというような、そういう消極的なものではなく、言うまでもなく、この第一条にもうたわれているように、原子力の今後の開発、研究の大きな発展のいわば基盤として、規制法というものの意義がある、こう考えておりまするので、そういう観点から、若……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第37号(1957/05/11、27期、日本社会党)

○岡委員 一昨々日この法案についていろいろ原子力委員長から御意見を伺いました。その結果、若干なお念を押しておきたいことがありますが、幸い原子力委員の石川、有沢御両所ともお見えでございますので、この御両所にも、あわせて御確認を願いたいと思います。  そこでまず第一点として御確認を委員会としてお願いをいたしたいことは、原子力のこの規制法の実施に当りましては、原子力委員会の意思というものがきわめて重要であり、われわれもそれに大きく期待をいたしておるわ、けであります。そこで、製練なり加工なり処理なり原子炉の設置なりその運転計画等については、それぞれ原子力委員会の意思に問わねばならないということに相なっ……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第39号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○岡委員 参考人の皆さんからいろいろ御意見を承わりました。われわれの委員会といたしましても、それぞれ科学技術とは直接に関係のないお方をお招きをいたしておるのでありますけれども、しかし、松下先生にいたしましても、先般英米等に水爆実験の禁止方申し入れのための御旅行の率直な御感想として、日本はやはり反対のための科学的なデータを整備する必要があろうということを申しておられますし、また安井先生にいたしましても、国際法上この問題を取り上げるといたしましても、やはり日本が日本独自の立場から、科学的な資料を十分に整備するということが重要な素材となろうかと存じます。都築先生は、日本を代表して国連の科学委員会に御……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第40号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○岡委員 原子力委員会の強化につきましては、かねてより当委員会といたしましても重大な関心を払い、なおかつ政府当局並びに原子力委員それ自身においてもその必要を痛感しておられる旨の御発言がしばしばありました。そこでで、いかにしてこれを強化すべきかということにつきましては、それぞれ党の立場から、また政府の立場から研究すべき課題が多々あろうとは思いますが、とりあえず私どもは次のような内容の改正を試むべきではないかと存じまして、本日提案をいたしたわけであります。その内容は、まず第一に原子力委員の人数を若干ふやすことが妥当ではなかろうかと存じまして、一応二名程度の増員ということにいたしました。なおまた委員……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第41号(1957/08/10、27期、日本社会党)

○岡委員 正力松太郎氏が三代目の原子力委員長に返り咲かれまして、原子力発電急ぐべしというものものしい旗さしもので、しらがを染めて、といってもあなたはしらがはないのですが、御出発になったので、その意気は非常に盛んだと私は敬意を表するわけであります。ただしかし、先ほど来、原子力委員長としての、原子力発電を急ぐべきだという御説明を聞いておると、実は私は原子力委員長の御説明としては、本筋じゃないと思う。あなたは通産大臣のかわりのことを言っておる。エネルギーが不足だから急ぐべし、安いから入れるべし、これは電力会社の社長の言い分です。これは決して原子力委員長の言い分ではないと思う。私は何となく納得がいきか……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第42号(1957/09/17、27期、日本社会党)

○岡委員 この十月の一日から、いよいよウィーンで国際原子力機関が第一回の総会を開く段取りになっております。私は、このイヴェントは歴史的に非常に大きな意義を持っていると思いますし、なお聞くところによれば、日本もその最初の理事国に選ばれることが必至と百言われております。してみれば、少くともその一カ年間は、日本もこの原子力機関の運営の責任を分たねばならない重要な立場に立つわけであります。こういう観点から、果してこの国際原子力機関に対して、日本原子力委員会はどういう態度で臨むべきであるか、また臨まんとしておられるかという点を若干お聞きをいたしたいと思います。  そこでまず第一の点でありますが、現在の国……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第43号(1957/09/20、27期、日本社会党)

○岡委員 重複しないように、簡単に要点だけお尋ねいたします。今、佐々木局長の話を聞くと、原研の組合員の諸君は、パイオニア精神をもってやってくれというようなことを強く訓辞的に言われたのだが、パイオニア精神をもってやろうとするならば、私は一致団結ということが一番重要だと思う。それがああして大きく新聞雑誌に報道され、理事者側と組合側がスト権をかけるという最悪の事態にまで追い込まれた。これではパイオニア精神を発揮しようにも、しようはないじゃないですか。問題は、物よりも人なんです。物を急いで、その結果ああいうように大きな世論の批判の的になっておる。私は直接監督官庁としての科学技術庁長官なり原子力局長の責……

第26回国会 外務委員会 第10号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○岡委員 それでは、あらかじめ政府にお願いしておきますが、ぜひとも、この国連のわが代表から、原水爆の共同決議案の提出についての請訓並びに訓令の内容、これを一つ書類をもって一応御提出を願いたいと存じます。  そこで澤田さんにお尋ねをいたしたいのでありますが、この問題は別に澤田さんをきめつけて、責任を追及しようというわけでお呼びしたわけではないのでありまして、ただ原水爆の問題は、大きな最高の国策とも申すべき問題でもありますので、特に初めて加盟したわが国が国連において、しかもあなたを中心としてお取扱いになった経過と、できたらまたあなたの率直な所信を承わりたい、こう思っておるわけであります。  そこで……

第26回国会 外務委員会 第24号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○岡委員 私は委員会に御提案の国際原子力機関憲章について、総理並びに外務大臣からこの運営に関する御所信を承わりたいと思います。  昨年の十月にこの憲章が採択される際の会議において、日本が総会召集の準備委員に選ばれました。従って必然に九月以降に招集される総会においては、理事国に当選をする可能性も強く出て参ったのであります。このことは私は外務当局の御努力対しては、重々多いといたすのでありますが、しかしわが国といたしましては、原水爆禁止についてはいわば世界の世論の先頭に立っておりますので、従ってこの憲章に現われておるように平和利用を掲げて発足しようとする機関運営の術に当る理事国としての日本の責任も、……

第26回国会 社会労働委員会 第4号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○岡委員 ただいま事務局長から社会保障制度審議会の最近の勧告について、その討議の内容についてるる御説明がありました。そこで私は厚生大臣に若干これに関連して御所信を承わりたいと思うのでありますが、社会保障制度審議会が発足したのは今から約七年前であります。第一回の勧告は、わが国における社会保障制度のきわめて精緻な体系としてこれを内閣総理大臣に勧告をしております。その後も数次にわたって審議会は熱心な研さんの結果をその都度国民の福祉のために勧告を発しておるのでありますが、しかしながらこれにこたえる政府の努力というものは非常に遺憾であったと私は言わざるを得ないのであります。遺憾であるというよりもむしろ逆……

第26回国会 社会労働委員会 第9号(1957/02/20、27期、日本社会党)

○岡委員 私は環境衛生上当面特に人口密度、あるいは人口集中の最近激しい都市における頭痛の種になっております屎尿問題について、政府の御所見を承わりたいと存ずるのであります。  戦後、私も何回か海外に出張いたした経験がありますが、東南アジア地方に比べて、ヨーロッパの各部市の屎尿等の処理に関する施設が格段にすぐれているということを現実に目にいたしておるのであります。そういうことから日本の都市における屎尿問題の処理あるいは便所の設備などというものを見ますると、まことに遺憾の思いにたえません。私をして言わしねれば、その国の文化その都市の文化はその国の宿の下排水の処理にあるのではないかとさえ言いたいくらい……

第26回国会 社会労働委員会 第20号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○岡委員 最近厚生大臣の御意見として、医師に対する医療報酬について厚生省の方でも多少考えようというふうな意思が表示されておりますので、私はその問題についてこれまで医師に支払われておる医療報酬の内容、経過等について若干局長から御意見を求めたいと思います。  第一にしばしば本委員会で承わったことでありますが、現在の健康保険の医療報酬の一点単価はどういう基礎で、いつ作られたものであるか、その点を一つはっきりさして下さい。
【次の発言】 それでは医業支出、それからすべての世帯支出、公課、標準稼働点数の数字はどういうことになっておりますか。
【次の発言】 この医業支出の中に含まれているものは何と何ですか……

第26回国会 社会労働委員会 第22号(1957/03/11、27期、日本社会党)

○岡委員 総理も御存じのように、この健康保険法の改正案が衆議院に提出をされましたのは、昨年の二月の下旬であります。それからえんえん一カ年にわたりまして、われわれもおそらく記録的な長時間をこの審議に費しまして、いよいよ私が最後の質問者ということに相なりました。総理も聞けば御夕食がまだだということで、まことに恐縮でありまするが、一つ総理のいつも自負せられる健康と若さでしばらくごしんぼう願いたいと思います。それにつきまして、先ほど来岡本委員と大蔵大臣の応酬があり、引き続きまた同僚委員と総理との応酬がありまして、若干不分明な点がありましたので、あらかじめその点から明らかに御所信を伺いたいと思います。 ……

第26回国会 内閣委員会 第43号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○岡委員 私は核兵器の問題について、直接防衛を担当しておられる長官の御所信を聞かせていただきたいと思います。本問題は国民が大きく関心を寄せておるだけでなく、国際的にも焦点の問題になっておりますので、先般内閣総理大臣並びに宇田原子力委員長に政府の核兵器保有の態度を伺いました。このときの総理の御答弁といたしましては、将来科学技術の進歩に伴って小型の原子兵器が出現するような事態になった場合には、憲法解釈上はこれを保有しても自衛権を逸脱するものでない、従って憲法違反でない、こういう御答弁であったわけであります。この点も長官はやはり同調されますか。

第26回国会 予算委員会 第22号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○岡委員 私はこの機会に、政府の原子力平和利用とその開発に関して、特に総理のお口から親しく御抱負を承わりたいと存ずるのであります。  原子力の開発、特に原子核の分裂なり融合なりというものが、実に一トンのウラニウムをもって三百万トンの石炭に匹敵するエネルギーを放出をいたすということですでに実用の段階に入って参っております。このことはかっての蒸気機関の発明によって人類の歴史に資本主義社会が作られた以上の大きな経済的な影響を予想するものがあり、同時にまた原子力エネルギーの人間の力による開放によって新しい物質への認識が生まれております。物質は生々発展するエネルギーそのものであるというこの認識は、これま……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1957/11/09、27期、日本社会党)

○岡委員 渡辺さんにこれはお教えを願いたいと思うのでありますが、今お示しの、ソ同盟が科学技術の研究に非常に莫大な予算をさいておる、特に人工衛星の実現までには五兆円という莫大な予算を出しておる、あるいは基礎研究に非常に重点を置いている、科学者には非常な優遇措置を講じておる、また利潤ということも無視して、国のさし示す方向に科学技術の動員体制を整えておる、こういうことがアメリカに対する現地におけるあるいはICBMなりまた人工衛星における大きな先鞭をつけ得た動機である、こういうふうな御説明でありました。なお私はこの際率直にお伺いをいたしたいのでありますが、それらを貫くもっと基本的なソ連の優位というもの……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○岡委員 日本の原子力の開発事業が、いつも敷地の問題では抵抗にぶつかっておるわけです。原子力研究所の敷地の問題にしても、専門の権威着たちが集まって武山がよかろうとなった。ところがこれが原子力とは関係のない無縁な理由によって東海村に変更になった。また東海村でやってみたところが、やはりそこに働く人たちがいろいろな生活の条件において無理が出てきたというので、火入式の前に、あるいはそれが停止されるかもしれないというような不祥なことがあった。そうかと思うと、大学の原子炉の敷地が、さて宇治が第一候補、これがくずれたら今度はまた高槻だ。これもいろいろ問題が地元に起っておる。こういうことで、敷地の問題は当然非……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○岡委員 正力国務大臣の非常にお元気な、しかも積極的な御構想を承わりまして、さぞかし今のお話のことについては、科学技術行政が全世界の最先頭に立っておるときに、不本意なことと存じます。そこで、きょう科学技術振興に関する御所信を承わり、それからアジアにおける原子力の開発について、各国の協力の関係を作り上げていこうという御方針についても承わりましたので、唐突ではありますが、御所信について若干お尋ねいたしたいと思います。  実は、私ども新聞紙の情報で見ますと、すでに防衛庁は無線誘導の研究のために、ミサイルのエリコンをスイスから購入しようというので、昨年三億余りの予算が計上された。また最近伝えられるとこ……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1957/12/12、27期、日本社会党)

○岡委員 ただいま御報告のあった小委員長の科学技術行政機構の強化拡充に関する報告に関連して、ごく基本的な、わが党の立場から正力国務大臣の率直な若干の御方針を承わりたいと思います。  まず第一点の問題でありますが、現在、言うまでもなく、あるいはICBMとか、人工衛星とかいうような形で、科学的技術の振興というものが、東西両陣営のいわば軍事的理由によって促進されておるということはいなめない事実であります。同時にまた、まことに不幸な事実と申さねばなりません。それはそうといたしまして、それではわが国が戦争中の空白、占領期間中の空白を取り返して、科学技術を振興させるためには、アメリカに追いつき、追い越した……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1958/02/06、27期、日本社会党)

○岡委員 私は、正力国務大臣がただいま表明されたその御所信の中で、特に科学技術振興の基本的政策を確立するために、新たに科学技術会議を設けるという点、さらに原子力の平和利用を推進するために実験用動力炉を導入して、その分野の拡大をはかるという点及び科学技術の基礎、応用両面にわたって、さらに積極的な措置をはかるがために、特殊法人理化学研究所を設置いたしたいという御所信、この御所信について、果してただいま御説明の予算が、これらの構想を実現するに足るかどうかということについて、率直な御答弁を承わりたいと思います。  その前にお伺いいたしたいのでありますが、正力国務大臣は、かねてから科学立国ということが自……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1958/02/07、27期、日本社会党)

○岡委員 きょうせっかく情報センターの理事長さん等お見えでございますので、明年度の予算に関して、まず情報センターの昭和三十二年度における御活動の実績をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 この情報センターは、昨年の八月に発足をいたしたということでありまして、まだ昨年度においてはその準備をせっかくしておられるという御事情を聞かせていただいて、そこで私考えるのでありますが、本年度も助成、出資等八千万円が計上されております。今お聞きいたしますと、内外の、いわば科学技術に関する専門の図書、特に外国の図書を千二百種ほどを取り寄せられる、これを国内にいわば広報するということになると、やはりただの翻訳……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1958/02/12、27期、日本社会党)

○岡委員 せっかく有澤先生がお見えでございますので、先生に若干お教えを願いたいと思います。  科学技術振興ということがまず政府の重点施策ともなり、国際的に非常に大きな旗じるしとなって、各国とも予算的努力を顕著にいたしておることは、私から申し上げるまでもありません。そこで、私は非常に疑問に思う特に日本の現実の中で非常に注意しなければならない問題、それが未解決のままに残されていると思うのです。それは先生御専門の統計で調べた結果を申し上げますと、日本の重要産業、特に技術革新あるいはオートメーションが導入されてきたために、鉄鋼、造船、化繊、電気について調査をしていただいた――これは政府の提供した統計で……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○岡委員 これは大臣にお尋ねをしたい点でありますが、有澤先生の御所見を御教示願いたい点が残されておりますので、お願いいたします。実は昨日先生に御所見を承わりました。それは科学技術振興、科学技術振興というかけ声のもとに、なるほど科学技術が振興されても、主としてそれを応用化し、実用化し、工業化し得るものは、日本の大企業にすぎないという現状である。旋盤でも戦争中のものを動かしておる工場さえまだたくさんある。しかも日本の経済構造では、ほとんど九〇%をこえておるこの中小零細企業に進歩した技術あるいはまた近代化された設備というものを導入する顧慮がなくては、結局大経営の犠牲になるという状態が起りつつあるし、……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○岡委員 いろいろ私どもただしたい点がすでに尽きましたので、若干お尋ねいたします。  そこで、私が気がかりなのは、核融合反応は、全く一種の社会的なブームの姿を今呈しております。しかしこれが私は、核融合反応の堅実な研究開発発展の一つの危機になるのではないかということを心配しております。かって原子力ブームというものがありました。その結果、原子力の研究開発がどういう実績を上げてきたかということを謙虚に反省をして、その上で、今度は本格的に、この核融合反応の研究開発に進んでいかなければならぬ。この自己批判がなしに、またブームの間に間にこれが動かされるということになったのでは、せっかくの貴重な、まじめな若……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○岡委員 瀬藤さん大へんお急ぎのようだということでありますが、村山さんに一、二点お伺いして、それについて実は瀬藤さんの方をお聞きしたい、こういうことでありますので、お許しを願いたいと思います。  そこで、村山さんにお尋ねをいたしますが、現在の科研の運営は、瀬藤さんの御指摘のように、やはり研究者が運営の衝に当るべきだ、そこにやはりこういう事業体におけるいい意味の運営の民主化があるのだと私ども考えておるわけです。現在科研の運営はそういう研究者が運営にタッチをするというような形はどういうふうに具体的に行われておりますか。
【次の発言】 今、科研の現在の運営を聞きまして、私どもも民間においても、現に瀬……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○岡委員 関連して。原子炉規制法によれば、原子炉の設置の許可権は内閣総理大臣にあるはずです。従って、内閣総理大臣が、あるいは原子力委員会の意見を聞き、特に安全性が重大な要件ですから、先ほど来の参考人の御主張のように、安全性に関する諮問委員会等公正なものを設けて、この意見を聞くなり、こういう妥当な取り計らいの上できまるはずです。ところが、先ほど来一本松さんのお話を聞いても、武藤さんのお話を聞いても、この東海村がすでに既定の事実になっておる。そうして原子力局長は予定されておると言う。しかも、あなた方が英国へ行かれて、そうしてその耐震設計というものについては、こちらで実験をして組まれた耐震設計という……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○岡委員 ただいまの米英に対する動力協定問題に対して、先般本会議で、外務大臣あるいは正力国務大臣等に質問をいたしましたが、御答弁によってなおさらに疑義が生じましたので、その点をさらに本委員会で責任ある御解明を願いたいと思っておったのでありますが、大臣の御出席がいまだございません。従って、私は事務的な問題について若干お尋ねをしておきたいと存じます。  まず国際協力局の立場をお尋ねいたします。先般本会議における外務大臣の御答弁によれば、米国との動力協定はすでに研究協定において免責条項等をのんでおる。であるから、その延長ともいうべき対米動力協定についての免責条項の問題は、今さらこれを問題とするにも当……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1958/04/10、27期、日本社会党)

○岡委員 この法案の主たる内容は、審議会を設けて、放射線障害防護に関する基準等について、いわば統一的な基準を求めたいという建前に相なっておるわけでありますが、この運営に伴う予算はどういうことになっておりますか。
【次の発言】 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律というこの前の国会で成立を見た法律の運営上必要な審議会の人数、構成と、今度のとを比較して、どういう違いがありますか。
【次の発言】 それでは、問題は、できるだけ適正な基準を求めるということが仕事になってくるわけだが、具体的にどういう方法で基準を求めようとされるのですか。たとえば、原子炉の周辺における大気の汚染度なりあるいは……

第28回国会 社会労働委員会 第15号(1958/03/03、27期、日本社会党)

○岡委員 職業訓練法案に関連いたしまして、労働大臣に若干質疑を申し上げたいと存じます。  私が質疑を申し上げたい点は、生産性向上運動に対する労働大臣としての御所信でございます。私は科学技術振興特別委員会に所属をいたしておるのでありますが、この委員会で審議されるあらゆる事項は、特に現在の日本の雇用問題と重大な関係を持ってくるのでございます。大臣も御存じのように、あるいは鉄鋼の現場、発電所、造船所、自動車工場、あるいは日本レイヨンや東洋レ―ヨンやまた丸善石油なり、こういうような現場について見ますと、もうすでにパイピングあるいはコンベヤ・システムというものが高度に行き渡っております。そしてコントロー……

第28回国会 社会労働委員会 第19号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○岡委員 先般の委員会で、私は御提案の職業訓練法ときわめて密接な関係にある、むしろ不可分な現在の日本における生産性向上あるいは生産性向上運動に対する政府の所見を承わったのでありますが、この際さらに続けて政府の御所見を承わりたいと思います。先般の委員会で私は統計に基いて労働大臣の所見を承わりましたが、御答弁は遺憾ながらきわめて不分明でありましたので、そのうち骨子となるべき部分だけを重ねてお尋ねをいたします。  生産性向上あるいは生産性向上運動は、雇用量を増加する、国民生活の水準を高めると同時にまた労働者の賃金を向上せしめる、こういうことをうたっていることは労働大臣も御存じの通りであります。ところ……

第28回国会 商工委員会 第1号(1957/12/23、27期、日本社会党)

○岡委員 先ほど来、人絹糸メーカーの側から、あるいはまた輸出組合を中心とする絹、人絹織物業者の側から、内地向けの側から、そうして労務者の側から、きわめて切実な御意見を承わりました。ところが、これについて、今ほどの通産大臣なりあるいは担当局長等の御答弁は、私はきわめて不親切であると思います。また無責任であると思います。そこで、特に福井、石川のごときは、繊維産業を基幹産業、主力産業といたしまして、その工業生産の過半をこれに依存しておるのであります。でありますから、繊維産業が不況になりますと、織機屋が不況になる、下請の鋳物屋もベルト屋も木工屋も不況になる、従業員は首を切られるというようなことで、全面……

第28回国会 内閣委員会 第13号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○岡委員 このたび、科学技術会議が設置されることに御提案の運びとなりました。正力国務大臣は、科学技術振興のための施策を推進するために、内閣に相当権威ある中枢の機関を設けるべきであるということが、かねての御持論であり、われわれもそれにはあげて賛成をいたしておったわけであります。ところが、ただいま御提案の科学技術会議というものは、当初の正力国務大臣の御構想からみると、かなり後退をしておるのではないかという感が深くいたしますので、この点から若干お尋ねをいたしたいと思うのです。  そこで、まず機構の点でお伺いをいたしたいのでありますが、この科学技術会議は、総理府に付属機関として設けられることに相なって……

第28回国会 予算委員会 第10号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○岡委員 私は、政府の重点施策と言っておちれる科学技術振興政策について、その所信をお伺いいたしたいと思うのであります。午前中は、同僚の松前委員から、特にその予算規模等についてしさいな御質問がありました。私は、特に政府の原子力政策についてお伺いいたしたいと思います。  外務大臣も御存じのように、最近は原子力外交という言葉があるくらいに、外交政策と原子力政策というものは、不離一体な関係にあるわけであります。そこで、まず第一点としてお伺いいたしたいことは、政府は、昨年の十月に発足をいたしました国際原子力機関、この運営に対してどういう御方針をもって臨まれるおつもりであるか、この点をお伺いいたしたいので……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、動力協定に関連いたしまして、若干お尋ねをいたしたいと思うのであります。その政治的な責任の問題は、いずれ、また別の機会に譲りたいと思いますが、きょうは、条約上の事務的な手続の関係において、若干お尋ねをいたしたいと思います。  まず、先般予算委員会で、動力協定の中に付属文書として盛られておる覚書について、日付も署名もないのではないかということを申し上げたところが、岸総理は、日付も署名もあると承知をいたしておる、こう御答弁があったわけでございますが、この食い違いについて、条約局長として何か考えがあるのかどうか。
【次の発言】 それでは、私が先般いただいたこの覚書には、日付もなく、ただ……

第29回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1958/08/11、28期、日本社会党)

○岡委員 ただいまの、私どもの日本におけるウラン鉱探鉱の現場を見せてもらいました御報告に関連して、若干お尋ねをいたしたいと思います。あと、技術的な問題で、また原子力局長に御出席を願わなければならぬという問題については、そのときにお答えを願うことにいたします。  まず、お聞きいたしたいことでありますが、現在の倉吉なり人形峠などで探鉱の結果、埋蔵されているウラン粗鉱は大体三百万トンという数字でございますが、それが〇・〇五%というような天然ウランの含有量になっている。そこで、原料の自給という観点から、まず第一にお伺いいたしたいのは、どうやら設計も順調に進んでいる第一号国産炉天然ウラン重水炉の当初に装……

第29回国会 予算委員会 第3号(1958/06/24、28期、日本社会党)

○岡委員 内閣総理大臣の御答弁については、なお、私は納得いたしかねるのでございます。  まず、わが国において運転した炉から出てくるプルトニウムについては、まず第一点として、総理はこれをわが国の増殖炉のために、平和目的のために利用し得るであろうということを言われました。しかし、日本における増殖炉の研究は、少くとも将来十年以上たたなくては、実用化されないであろうといわれておるのであり、現在わが原子力研究所として必要なものは、わずかに十グラム余りでございます。ところが、一カ年に十五万キロワットの原子力発電をいたしまするためには、年間納戸五十キロのプルトニウムというものが出てくるのでございます。百五十……

第30回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1958/10/23、28期、日本社会党)

○岡委員 ちょうど今度のこの国会には英米との間の動力協定の批准が求められておりますので、私は、この国際会議において、特に動力炉についての討議、その結果等について若干お尋ねをいたしたいと思うのであります。  ここにいただきました資料では内容が非常に抽象的でありまするので、若干技術的な点をあわせてお尋ねしたいと思うのであります。何しろ、石川さんも昨年は国際原子力機関の第一回の総会に御出席になり、あるいはコールダーホール型の炉についてもはるばる英国に調査におもむかれ、今度はまた、第二高原子力平和利用の国際会議に御出席になり、うちにあっては原子力委員会委員長の代理としていろいろ御努力をしておられる、そ……

第30回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○岡委員 今御説明を聞いたばかりのことで、思いつきの質疑ということになろうかと思いますが、まず、先般いわゆるたな上げ資金として、科学技術振興のために二十億要請されておるわけでありますけれども、その取扱いは、来年度においてどういう方針になっておりましょうか。
【次の発言】 このたな上げ資金は、やはり科学技術庁の方で、こういうものに使いたいというような予算要求はできない性質になっておるのですか。
【次の発言】 新聞の伝えるところによると、たとえば、文部省側の意見として、この資金を、いわば基金として、そして年利約一億二千万円程度を運転資金に使いながら、科学技術の基礎研究分野にこれを活用したい、こうい……

第30回国会 外務委員会 第11号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○岡委員 関連して。原子力発電のために必要な資金問題ですが、御存じのように先般イタリアのSENNは世界銀行から融資することになって、すでにアメリカのBWRを購入することに決定しております。昨年世界銀行の理事者に会いましたときに、世界銀行としては各国の原子力発電に融資の方針を決定した。そして融資のためにはその国で原子力発電を必要とするエネルギー事情にあるかどうかということが一つ。いま一つは原子力発電がその国の水、火力の単価水準に比して妥当であるかどうかという経済性を検討する、こういう方針のもとに各国の原子力発電に対する融資の方針を決定した。そこでパネルを作って全世界の著名な原子力関係また経済関係……

第30回国会 外務委員会 第12号(1958/11/01、28期、日本社会党)

○岡委員 大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思います点は、御存じのように今回英国との間並びに米国との間にいわゆる動力協定の締結について協定の批准を求められているのでありますが、その際私どもが非常に大きな関心を払っている若干の問題点の中で特に大蔵大臣から責任ある御所信を承わりたい点があるのであります。  それは御存じのようにアメリカとの協定においても英国との協定においてもいわゆる免責条項というものが含まれておる。この免責条項の内容も申し上げるまでもなく向うから引き渡された燃料要素等に基いて事故が起った場合、その損害の責めは相手国がのがれて一方的に日本国政府の責任になる。日本国政府が万一事故に基いて重……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1959/02/04、28期、日本社会党)

○岡委員 ただいまの長官の所信の御表明に関連いたしまして、ごく簡潔に、若干長官の基本的なお心がまえを承わりたいと思います。  私どもは、与野党を越えて、この科学技術の振興には重大な関心を持っておるのでございます。ところが、従来、それぞれの長官には、それぞれのいわばニュアンスはあったとはいえ、科学技術振興という今日の大きな課題について真剣に取っ組んでいただいたかどうかという点には、遺憾ながら私どもも疑義を持つのでございます。そこで、政府のお取扱いといたしましても、たとえば、忙しい通産大臣が科学技術庁の長官を兼ねられるというようなことになりますと、原子力委員長をあなたは、兼ねておられるわけでありま……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1959/02/18、28期、日本社会党)

○岡委員 私はこのたび御提案の規制法の一部を改正する法律案について、まず、長官並びに学術会議の代表として兼重さんに、科学技術の発展に伴う災害の補償ということについての国の基本的な方針、及び学術会議としてもこの問題に無関心でおられないはずでございますので、学術会議の立場から、どういうふうにお取扱いになろうとする方針であろうかというような点を、率直にお聞きいたしたいと思います。  そこで、まず長官にお尋ねをいたしますが、こうして科学技術が月とともに、年とともに進歩するということになりますと、それに伴って災害が発生するということは、現に新潟県の地盤沈下の問題にいたしましても、やはり天然ガスの採取が大……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○岡委員 率直に加舎さんの欧米を回られた印象をお尋ねしておきたいと思うのでありますが、ただいまの御報告によりますると、原子炉の設置者は、一応ある限度の民間保険に加入しなければならない、しかし、原子炉の事故に基く災害がきわめて確率が少いものであろうとも、かなり大規模な災害が予想されますので、国は、民間の設置者がその損害賠償の責任を果すために加入する保険以外に、国としても補償の体制を持っておる、こういうふうに感じられるのでありますが、大体各国はそういう体制でおりますか。
【次の発言】 私がお聞きしておるのはたとえば、今御報告のスイスにしましても、英国にいたしましても、国が免責をされるということは言……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1959/03/04、28期、日本社会党)

○岡委員 コールダーホール改良型も、いよいよ相手国の会社との間に仮契約が行われようというような段階になりまして、こうして二度、三度、この炉の問題で関係の皆さんの御意見を拝聴いたしておるのでありますが、ただいまの御意見に関連いたしまして、若干お尋ねをいたしたいと思います。  昨年、原子力発電所の、特にコールダーホール改良型の敷地は東海村におきめになったのかどうかということを、たしか安川さんに私お尋ねをいたしましたときに、「気象その他の条件を調査した上で決定をしたい」、こうお答えになったと思われます。重ねて、私は「それではもしそれらの諸条件がコールダーホール型を置くのにふさわしくないということなら……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○岡委員 我妻先生にお伺いいたしますのは、先生は、国家補償といわゆる損害賠償保険、こういう形で原子力災害の補償をできるだけ全からしめたい日本の共通する若干の問題があって、部会でも掘り下げようということでございましたが、その共通する若干の問題というのは、具体的にどういうような御趣旨のものでございましょうか。
【次の発言】 葛西さんの御意見の中で、賠償責任は構内に限定されるということがありましたが、構内とはどういう意味でございますか。
【次の発言】 そういたしますと、たとえば、東海村の原子炉設置の敷地というものが一応区画されているわけでございますが、その内部において、あるいは放射能等の障害を受けた……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1959/03/11、28期、日本社会党)

○岡委員 先ほど委員長から政府に対して若干の警告がありました。私どもも、この規制法の一部改正案の審議に当りまして、御存じのように、内閣総理大臣ば原子炉の設置の許可権者でございますので、総理大臣の責任ある御意図もただしたかったし、また、原子力委員長としての高碕通産大臣にも、この委員会にできるだけ繰り合せ御出席を要望いたしましたし、また、国家補償の問題に関連いたしましては、当然大蔵大臣は御出席あるが至当と存じておるのでございますが、すべてそのことが私どもの意のごとくならなかった。そういう意味で委員会としては、この規制法の改正案についての審議において、国民に対してはまことに遺憾な思いを私は持っておる……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、原子力基本法と今参議院の予算委員会あるいは衆議院の内閣委員会で論議の焦点となっております核兵器の保有の問題、その関連性を原子力委員会の立場においてどう御決意をしておられるのか、いかなる具体的な御所信を持っておられるのかという点を承わりたいと思うのでございます。  そこで、まず参議院なり衆議院の論議を見ておりますると、いわば、憲法の解釈と政策というものが混同されておる。従って、将来小型核兵器は、あたかも、現在軍隊が持って使っているところの鉄砲だまのようなものにでもなって、問題にならないんだというような印象、従って、そういうものは容易に持ち得るんではないかというような印象さえも与え……

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1959/04/30、28期、日本社会党)

○岡委員 兼重先生に若干お尋ねをいたしたいと思うのでございます。先般、防衛庁の原子力の研究、開発に関して、学術会議として意思決定をなされまして、新聞でその片りんを伺いましたが、なお、その趣旨をこの際お聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 きょう御出席を願っているこのは、原子力委員として御出席を願っているわけではありますが、しかし、学術会議の総会が、一致した決定としての申し入れということになれば、原子力委員会としてもこれは無関心ではあり得ない、そう私考えますので、学術会議の議長を兼ねておられるということは別といたしまして、その趣旨をお尋ねをいたしたい、こう思ってお尋ねしたわけであります。

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1959/05/04、28期、日本社会党)

○岡委員 一本松さんには、今度もまたわざわざロンドンまでお出かけいただいて、まことに御苦労でございます。これまでの委員会で、特に問題となっておったのは安全性の問題で、それについては、私どももなお釈然としない面もありますが、それはまた次の機会に譲りまして、今いただきましたこの資料を中心に、若干経済性の問題で、御報告をお聞きして、思いつきかもしれませんが、お聞きをいたしたいと思います。  その先に、安全性の問題ですが、これは原子力委員会では一体その後どういうふうに、ことしになってから安全性について審査を進められておるか、一言お伺いします。

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/02/07、28期、日本社会党)

○岡委員 連日の質疑応答によって、おおむね問題は出尽したようでありますので、私は重複を避け、ただ問題の本質、所在が不分明な点について、特に総理大臣の御所見をお伺いいたしたいと存じます。  そこでまず申し上げたいことは、総理は国会を話し合いの場としたい、ここで大いに双方論議を重ねて国民の批判を仰ぎ、また審判に服そう、こういうようにおっしゃるのでありますけれども、とすれば、やはりわれわれ野党も与党も客観的な事実について、いわば共通の認識を持たねばならないと思う。政府の力でも与野党の力関係でも動かすことのできない客観的な事実というものを、われわれが直視し、把握するという努力がなければならないと存じま……

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1959/07/01、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、去る六月十日より六日間、北海道地方の科学技術の実情について調査に参りました。その調査報告につきましては、委員長に文書をもって提出してございますが、参考のため、これを会議録に掲載せられるよう委員長においてお取り計らいをお願いいたします。

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1959/07/07、28期、日本社会党)

○岡委員 原子炉の設置もようやく、特にコールダーホール改良型の購入も、政府の方針としては、なるべく早くいたしたいというふうなことも伝え聞きますので、そういたしますと、前々の委員会以来問題となっておりました災害補償の問題が、当然国会としても、また、原子力委員会としても、当然な仕事に相なって参ったわけでございます。災害の補償について、原子力委員会の中では、特に有沢先生がこの方面をいろいろ御検討のことと承わっておりますので、今日までの、原子力委員会としてのお取扱いの経過と見通しについて承わりたいと存じます。
【次の発言】 その場合、特に私ども関心を寄せておりますのは、いわゆる大型の動力炉の問題でござ……

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1959/08/11、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、石野委員の公聴会に関してのお尋ねに関連をして若干お尋ねをしたいと思います。  そこで、中曽根原子力委員長は、あの公聴会の開会のごさいさつで、三月十一日の本委員会における決議の趣旨をも尊重してこの公聴会を開いた、こういうごあいさつでございました。私どもは、あの委員会における決議の当時これに参画した立場から申し上げまして、このような公聴会は、今後とも必要と認められたとき、特に大型の炉の導入については必ず開いていただきたいという強い希望を込めての決議でございましたが、今後とも公聴会は開催をしていただけるものでありましょうか。

第32回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1959/09/11、28期、日本社会党)

○岡委員 先月のこの委員会からあと、新聞紙等に伝えられた若干の事実について、特にわれわれ科学技術の平和利用に大きな責任と関心を持っておる立場から、若干のお尋ねをいたしたいと思います。  私は、原子力委員長としての中曽根委員長の所信を承わりたいのでございますが、その前に、一応関係当局の方の御意見を聞きたいと思います。幸い、外務省の金山局長がお見えでございますので、順序はまことに不同でございますが、サハラ砂漠の核実験について、最近新聞紙等によると、関係諸国がいろいろ動いておるようでございますが、その実態、また、それに対する日本のとられた措置等について御報告を願いたいと思います。

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○岡委員 いずれ、あとで資料をいただいた上で、また質問をいたしたいと思いますが、たまたま中曽根委員長は、この日本における原子力三法の立案の衝にも当たられましたので、この機会に、一言お伺いをいたしておきたいと思います。  それは、原子力基本法の第五章、御存じのように、この章におきましては二条を設けまして、核燃料物質の管理に関する規制が規定されておりますが、その第十二条には「核燃料物質を生産し、輸入し、輸出し、所有し、所持し、譲渡し、譲り受け、使用し、又は輸送しようとする者は、別に法律で定めるところにより政府の行う規制に従わなければならない。」こう相なっておるわけであります。そこで、この法律に基づ……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○岡委員 今の神近委員の御質問で中空型燃料要素の問題に触れましたので、矢木会長にお伺いいたします。  御答申では、中空型燃料要素は新しい型であって、まだ使用実績がない、従って、燃料要素のインパイル試験を行なって、その使用上の安全が確かめられた上で実施することになっておる、こうなっておるわけです。そうしますと、この中空燃料要素というものの安全性について、まだ、あなた方の部会では安全であるという結論には達しておらない、それは、将来のインパイル試験によって保証されるであろう、こういうことに私ども読むものでございますが、その通りでございますか。

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1959/11/19、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、この法案に関連いたしまして、いよいよ日本が核燃料物質等を外国から受け取りました場合、これをいかに管理するかということについて、先般の中曽根原子力委員長の御答弁によっても、問題の原則的な立場というものが、きわめてあいまいな感じをいたしました。そこで、燃料公社の高橋理事長にもお出ましを願って、受け取った燃料物質の管理について、この際、はっきりとした御方針を承りたいと思います。  そこで、まず、有澤先生にお伺いをいたしますが、御存じのように、原子力基本法に基づきまして原子燃料公社が発足いたしました。私どもがこの燃料公社を発足せしめましたゆえんは、何と申しましても、核燃料物質というよう……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○岡委員 ただいま平野委員によって御提案になりましたる本決議案に対しまして、日本社会党の立場から賛意を表したいと存じます。  わが党は、科学技術の発展は常に平和の目的に限られなければならないということ、次には、科学技術という真理は常に国境を越えたものであって、従って、現在の政治的な対立に災いさるべきではないということ、第三には、科学技術の発展は常にすべての人々の福祉に役立たねばならないということ、これがわが党の科学技術に対する根本の建前に相なっておるのでございます。  この建前からいたしまして、今日まで台風災害というものが常に自然の脅威として、しかも、災害に対しては原形復旧という程度の、きわめ……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1959/12/04、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、先般この委員会で採択されました決議案の趣旨に基づきまして、若干お尋ねをいたしたいと思います。  初めに、台風に対する科学的な対策という観点から、来年度の予算でどのような考慮が、特に気象庁の方において行なわれているのでございましょうか、伺いたいと思います。それは具体的には、気象用のレーダーの整備、これはどこで、どの程度の予算で、また、高潮災害防止対策としての、たとえば無線ロボット検潮儀の整備など、あるいはまた、水理気象業務の充実といたしまして、山岳地帯における降雨量観測網の強化の計画、あるいはまた、通信施設整備等について、どの程度の人員を要求予算として御提出になっておりますか、具……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○岡委員 きょうは、梶井さんもお見えになりましたし、科学技術振興について掘り下げて御意見も聞かしてもらいたいと思いましたが、時間もたちましたので、私は、ごく基本的な問題の若干だけをお尋ねいたします。  そこで、その前に、ぜひ一つ科学技術会議として資料の御提出をお願いしておきます。  第一は、アメリカ、イギリス、西ドイツ、ソビエト、それに日本における科学技術振興のために計上された予算、それのその国々の総予算との比率、これを、できたら一九五一年からわれわれの把握し得る年度まで、八年まででも、七年までのものでもお願いいたします。  それから、先ほど梶井さんから御指摘があったようでございますが、これも……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○岡委員 これは私の記憶ですが、学術会議が、総会で原子力研究、開発についての基本原則というものをお立てになって、政府へ勧告されたことがあったと思いますが、その期日と内容を岩瀬さんから簡潔に御答弁願います。
【次の発言】 それは原子力基本法の第二条にうたわれておるように、平和目的に限る、しかも、公開の原則を尊重し、民主的に運営すべきだ、こういう原則が総会で決定された、こう私は確かに記憶しておるのでございますが、このことについて、会員の皆さん方からこの際御答弁願います。
【次の発言】 学術会議も総会で太い方針を立てておる、基本法もこの旨をうたっておる。そこで安全審査部会、あるいはその答申を受け取っ……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1959/12/18、28期、日本社会党)

○岡委員 御多用の菊池理事長、杉本理事の御出席を得ましたので、少しばかりお尋ねしたいと思います。  私どもも、日本原子力研究所が日本の原子力研究のセンターにとどまらないで、行く行くはアジアにおける原子力センターとして、あるいはまた、国際原子力機関などによって権威づけられたアジアの原子力大学というような形に発展をさせたいものだと衷心から思っておる一人でございます。しかし、そのためにも、原子力研究所の運営が、もちろん今、理事長の御指摘になったように、何も原子炉の数の多数を誇るものではなく、研究そのものの内容の質の向上が研究所の生命であることには私どもも全く同感でございますが、同時に、やはり国民の信……

第33回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1959/12/22、28期、日本社会党)

○岡委員 時間もまことに過ぎましたので、ごく簡潔に、要点だけお尋ねをいたしたいと思います。  まず、これは少し筋違いでございますが、この機会に、学術会議の議長の職にもおられる兼重先生にお尋ねをいたしたいのでございます。と申しますのは、この委員会が設立をされましてから、私どもは、努めて学術会議から推薦される方の御意見を、必要に応じて常に聞くことを運営の伝統的な方針といたしておったのでございます。もちろん、学術会議と申しましても、ある特定な問題については、たとえばこの問題については、農学方面、医学方面、生物学方面の方は十分に御存じもないと思います。それはさておきまして、一応そのために学術会議の事務……

第33回国会 予算委員会 第8号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、今国民の注目を浴びておるコールダーホール改良型動力炉――少し言いにくい名前でございますので、このごろはやりのマグノックス炉と申しますが、この炉の導入について、特にその安全性と経済性について中曽根原子力委員長、佐藤大蔵大臣、池田通産大臣等に御所信を承りたいと思います。  今度のこの臨時国会は災害対策を中心といたしますが、御存じのように、このような大規模な動力炉を導入いたしました場合、万一の全面的な事故が起こりますると、アメリカの公式な記録によっても、金額にしても七十億ドル、居住あるいは耕作の用に供し得ない土地が十五万平方マイル、こういうような大災害が公式な記録によって警告されてお……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○岡委員 さしあたって若干の問題をこの機会にお尋ね申し上げておきたいのでありますが、一つは、原子力災害補償法であります。新聞で見ますと、大蔵省にまだ若干難色があるようでありますが、どうなっておりますか、その間の事情を伺いたいと思います。
【次の発言】 国費で、ある一定額六は補償するということになると、炉の安全性というものが大きな問題になってくるわけですが、コールダーホール改良型の導入に際しましては、安全性の問題でいろいろ物議をかもしたわけでありますから、この際、安全審査機構について、この技術をよく反省した上に立って、公正にして権威ある安全審査機構を確立するというふうな御意思はございませんか。

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○岡委員 私ども、原子力研究所ができましたときに、できたら、これが日本の研究、開発の中核となり、同時にまた、産業界、学界の協力の、いわばくさびともなって、さらに行く行くは原子力国際機関などの援助も得て、アジアにおけるセンターにまで発展せしめたいという念願を持っておったわけでございます。現在もそういう強い希望を持っているわけでございますが、そこで、念のためこの際お聞きしておきたいことは、日本の原子力の研究、開発の基本計画は、四年ほど前に、将来の展望の上に立ったきわめて原則的なものが一応発表されましたが、あれ以後、あの計画は改定されておらないのでございますか。

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○岡委員 主たる資料は、アメリカの安全審査機構についてでございましたので、若干お尋ねをいたしたいと思います。  特に、私どもが各国の安全審査機構に対して重大な関心を払うべきだと信じておりますゆえんは、申し上げるまでもなく、今度の国会でも、あるいは原子力災害補償法、また、原子力施設周辺整備法、あるいは放射線障害防止法、すべて原子炉の安全性と不可分な法案が予定されておりますので、おくれた日本においての安全審査機構が今日までのようなあり方ではたしていいかどうかということが、これら法案を審議する場合における大きな前提になる、こういうことで、きょうは、特にその方面の情報を求めたわけでございます。実は、中……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1960/03/08、28期、日本社会党)

○岡委員 まず、決議案の案文を朗読いたします。    日本原子力研究所法の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、日本原子力研究所の運営に関し、研究者の処遇、利用者の利便等について、特殊法人たるの実を発揮しうるよう指導するとともに、万一の場合を考慮してその施設の周辺における放射能障害の防止及び災害の補償等につき、速かに適切なる措置を講ずべきである。   右決議する。   昭和三十五年三月八日 以上でございます。  簡単にその趣旨を説明申し上げます。  日本原子力研究所は、昭和三十一年に、予算約七億五千万円程度をもって発足いたしました。私どもは、発足の当初から、この研究所が日本における……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○岡委員 実は、この間もこの委員会で中曽根原子力委員長の御所見を求めたのでありますが、たまたま今向坊先生の御所見にも関連いたしておる問題でございますから、この際、率直な御意見を聞かせていただきたいと思います。  問題は、たとえば日本の産業界における原子力開発の動きがこのままでいいかどうかということ。それは、御存じのように、ことしになってから、成規に株式会社として発足した原子力産業会社が六つかあるはずでありますが、一方では、たとえば英国の例を見ると、五つあったものが三つに整理されておる。これでは、市場という関係から見ても、英国は非常に合理的な行き方をとり、日本では全然それを無視した、過当競争をも……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1960/03/25、28期、日本社会党)

○岡委員 原子力委員会の委員は、国会が承認を与えることに相なっております。従って、国会もやはり責任を分かつことになっておるわけでございますので、委員の選任にあたっては、やはり国会の希望、意向というふうなものも十分に尊重する御用意があるのかどうか、この点をまずお伺いしておきます。
【次の発言】 具体的に申しますと、たとえば、日本原子力研究所長に菊池正士原子力委員が御就任になりました。その欠員といたしまして木原氏が御就任になった。菊池氏は核物理学の方面における日本の、また世界的なレベルに達した権威者だと私どもは存じております。引き続き今度、遺伝関係においてかなりな業績を上げておられる木原氏が御就任……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1960/04/06、28期、日本社会党)

○岡委員 中曽根国務大臣の御出席を、できるだけすみやかにお願いいたします。  そこで、まず、専門の事務当局の方にお尋ねをいたしますが、一昨年の九月に国際放射線防護委員会、ICRPが新勧告を決定いたしております。この新しい勧告と従来の勧告とは、きわめて質的に趣を異にしておるような感じもいたしますが、この点について、その骨子をこの機会に述べていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、この国際放射線防護委員会の一昨年の新しい勧告に従って、先般二月に、放射線審議会が内閣総理大臣に意見を具申しておられます。この審議会には塚本所長も親しく参画せられたと思うのでありますが、この意見答申の具体的な内容に……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、今、国内においても、また、国際的にも非常なセンセーションを起こしておりますいわゆる黒いジェット機、U2型なる飛行機が、日本の気象観測をやっておるという政府側の御答弁に関連しまして、若干中曽根長官並びに気象庁長官にお尋ねをいたしたいと存じます。  まず、第一にお尋ねをいたしたいことは、去る十四日、大阪で気象学会が開かれておりまして、その席上での有志の方の声明なるものが新聞に発表されております。私は、この声明のいわば信憑性について、まず、気象庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。その声明なるものの、これは骨子と存じまするが、「米当局の言明では日本に配置されているU2機は単なる気象観……

第34回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1960/05/18、28期、日本社会党)

○岡委員 昨日要求をしておりました資料の中で、三点はいただきました。残りの、改正された労災法の中で、従業員の放射能による障害等に関連した条章を抜き書きにしてぜひ一ついただきたい。ということは、きょうも、話を聞いておると、労働省の説明員は、科学技術庁と相談をして今度の労災法の改定をやった。原子力委員会では、従業員の災害補償については、外国の立法例も調査して、あらためて考え直さなければなるまいというようなことを言っておる。従業員に対する災害に対する補償が、政府としても非常に定見がないように思われるので、これはやはりケース・バイ・ケースについて具体的に私どももはっきりとした審議を尽くしたいと思います……

第34回国会 内閣委員会 第20号(1960/03/25、28期、日本社会党)

○岡委員 中曽根大臣の御出席を要求いたしますが、その前に、それでは局長が見えているようでありますから、ロケットの研究開発についてアメリカとの協力が得られたという風聞が伝えられておるが、その内容についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 時間もありませんので、簡潔に御答弁を願います。  中曽根国務大臣が見えられましたので、重ねてお尋ねをいたしますが、宇宙開発に対するアメリカとの協力関係の設定については、具体的にいかなる内容を持っておるものでございますか、この機会に簡潔に明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 日本における宇宙の研究開発を推進する、特にその心棒であるロケット……

第34回国会 予算委員会 第15号(1960/02/23、28期、日本社会党)

○岡委員 私は今度の国会で、政府がしばしば局地戦争ということを申されておりますので、この局地戦争とは具体的にどういうものか、また新しい安保条約が求めて日本がこの局地戦争に巻き込まれるおそれはないか、また極東の局地戦争は核兵器の投入、こういう心配はないか、この三点にしぼって、主として戦略面について、防衛庁長官を中心にお尋ねをしたいと思います。  そこでまず第一に、政府の申される局地戦争とは具体的にいかなる事態を想定されてのことでございますか、具体的に御答弁を願いたい。
【次の発言】 赤城長官は、今月六日の今澄委員に対する御答弁で、はっきりと「局地的な紛争、局地的な戦争、これは起きないという保証は……

第35回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1960/07/20、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、この際、一つの動議を提出いたしたいと思います。  それは、科学技術行政の重大性にかんがみ、適当な機会に専任の大臣を置くことが妥当だと認められます。この趣旨を委員長において政府に申し入れをしていただきたい、こう思うのでございます。  その理由とするところは、私は、決して荒木新大臣の不信任というような意図ではございません。ただ、しかし、科学技術庁が発足をし、科学技術振興特別委員会が設けられましたこの数年間の経緯を顧みてみましても、当初は、やはり国家公安委員長をかねられた正力松太郎氏が長官に御就任でございました。引き続き三木武夫さん、この方は経済企画庁長官が主たることでございました。……

第35回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1960/08/31、28期、日本社会党)

○岡委員 ただいまの荒木長官の御所信は一々まことに傾聴に値するものでございます。しかしまた、最近はこのような御意見が、実は国会のつど政府側から申されるのでございます。しかしながら、それが実際にどの程度まで花を開き、実を結ぶかということになると、私どもとしては遺憾な点が多々ございます。世評においては、科学技術振興を真剣にはかろうとするならば、政府と国会の頭をすっかり切りかえなければならぬというふうな批判も私ども聞く次第でございます。  そこで、まず国務大臣としての荒木長官にお尋ねをいたしたいことは、前総理の岸さんは、組閣のつど、内閣の重点施策として科学技術振興という問題を掲げられました。池田内閣……

第35回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1960/09/01、28期、日本社会党)

○岡委員 昨日、科学技術庁長官で、原子力委員長である荒木さんから、今後のわが国の原子力の研究、開発、利用についての骨子を承りました。それからまた、資料といたしまして、原子力の長期にわたる利用に関する基本計画の基礎となる考え方というようなものをいただきました。そこで私は、なかんずく、その原子力発電というものを中心といたしまして、久しくこの委員会ではお目にかからなかったので、お忙しいところを石川、兼重両委員の御出席をわずらわしたわけでございます。私は、うしろを振り返ってものを言うというよりも、前向きの姿勢で、今後の率直な御見解を若干承りたいと思います。  そこで、まず第一に、最近の原子力の平和利用……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1960/12/21、29期、日本社会党)

○岡委員 科学技術振興のために常任委員会を設けることには、わが党としては異議はございません。しかしながら、伝えられるところによりますと、先般、自民党の総務会においては、科学技術の特別委員会を常任委員会とすること、あわせて防衛常任委員会を設けるという方針が内定されたということを承知いたしておるのでございます。私は、そのような取り扱いに対してはきわめて遺憾に存じます。  御存じのように、防衛委員会でございますが、今日、防衛庁内においても、国防省に昇格をしようという動きがあることが新聞紙を通じて伝えられておる。しかも、一方、これを受けたような形で国会に防衛に関する常任委員会が設けられる、これでは、私……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○岡委員 石川君のお尋ねに関連して少しお尋ねしておきたいのですが、この間、内閣委員会で原子炉の安全専門審査会ができるという節に若干お尋ねをしておきましたが、どうも私としては十分納得いたしかねる点がありました。しかし、ほかの委員会でもありましたので、私は遠慮申し上げておったのですが、第一の問題は、今石川君も指摘されたように、損害賠償の法律案を出すという場合に、損害賠償に先行ずるものは、何といっても炉の安全である。そこで、安全専門審査会を作って、従来以上に厳正な、公正な態度で原子炉の安全性を検討して、その結果として原子炉の設置の許可を認める、手続上それが一つ。しかし、それにもかかわらず、万一にも何……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○岡委員 新技術開発事業団について一点お尋ねいたしたいと思います。実は、このたび御提出の新技術開発事業団の構想は、英国の技術開発公社の方法をモデルにしたのだという原田局長のお話がありましたが、私どもがいただいております一九六〇年八月の「科学技術調査」その他の資料から見ますと、少し行き方が違っているんじゃないかという感じがするので、この点はっきり納得のいくような御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 その点、最近のこの資料を見ると、英国の研究組合は、一九五七年現在で、金属関係が七、石炭関係が三、エンジニアリングが十、繊維が九、窒業が二、ゴム、革が三、食料品が四あります。その他九、三十九組合、……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1961/04/06、29期、日本社会党)

○岡委員 この事業団の提案理由の中に、昭和二十五年から最近までの閥に、外国に支払った技術料が約一千億、日本の受け取りが十億にも満たないということが、事業団を必要とする大きな理由として掲げられております。  そこで、問題は、外国技術の導入を今日までのように認めておいていいのかどうかという問題があるわけなんです。この点について、何らか具体的な対策を持っておられるのか、長官にお伺いしたい。
【次の発言】 通産省の方の御出席を願ってあるわけなんですが、たとえば、ポリエチレンにおいては、日本の石油八社はそれぞれ違った外国の八社と手術提携をしておるようです。しかも、ポリエチレンの原価計算を見ると、原料費が……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1961/04/13、29期、日本社会党)

○岡委員 本委員会といたしましては、いよいよ原子力損害の賠償に関する法律案等、重大な案件の審議に入ることになりました。つきましては、この際、特に政府当局並びに関係事務当局に対して、左の諸点について強く要請をいたしたいと思います。  原子力損害の賠償に関する法律案につきましては、これは原子力事業者の負担を越える部分については、国が損害賠償について援助を与えることになっております。しかも、これは国会の議決を要するというようなことにもなっておりまするが、そういたしますると、当然予算の問題となり、予算の提案権を持っておる政府の大きな事項にかかわって参りまするので、必要な場合には総理大臣はもとより、特に……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1961/04/18、29期、日本社会党)

○岡委員 私は、全くのしろうとですから、お教えを願いたいと思ってお尋ねをいたします。  糸川先生は、ロケットの方ではこの何年かの間大へん御努力を願って、そのつど実験が進んでいることについては、私どももいたく敬意を表しておるのでございますが、今度の人間衛星の打ち上げについて、私ども、ごく初歩的な物理の知識から考えまして、また、われわれ医者の一人から考えまして、この打ち上げは、静止の状態からおそらく百秒か二百秒の間に八千メートル以上の秒速に上がる、これをどういうふうに技術的に緩和し得たかという問題点が、まだ十分向こうの方の発表もございませんので、皆さんの御研究の立場から専門的に、こうやったのではな……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1961/04/19、29期、日本社会党)

○岡委員 御多用の有沢先生に委員会に来ていただきまして、このたび、原子力の災害補償小委員会における主査として三年にわたっての御苦心が実りまして、われわれこの委員会でも災害補償法案の審議をいたしておるのでございますが、この機会に先生から、この災害補償法案の持つ新しい意義、あるいはまた、この補償法案について今日までの御苦心、また、さらによりよき方向にこれを修正するというようなことができないものか、これは先生の御希望、御期待でございますが、そういう点について率直に承りたい、こう思っております。
【次の発言】 いろいろ御苦心のほどは十分承りました。私はこの法案の基本的な若干の点について、主査をしておら……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○岡委員 昨日有沢原子力委員に、特に原子力災害補償に関する示唆から、いろいろ基本的な点についてお尋ねをし、御意見を伺いました。その際、他に問題もありましたので、そのままに残しておった問題でありますが、実は、本年度の要求予算として、補償に要する国の支出二十億、この積算の基礎が一体どこにあるかという点について、御答弁の用意ができておりますなら、お答えを願いたい。
【次の発言】 それでは、その措置をとられた原子炉はどれとどれで、どういう規模の、どういう形のものですか。
【次の発言】 それでは、今御報告のその個々の炉については、もちろん、推定され得るいわば事故の解析をし、また、推定される災害の試算もし……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1961/04/26、29期、日本社会党)

○岡委員 それでは我妻先生に、繰り返してお聞きをすることになるかもしれませんが、若干お尋ねいたしたいと思います。  これは先般有沢先生にもお尋ねをしたことでございますが、この原子力災害補償専門部会答申書、昭和三十四年十二月十二日、この答申書を拝見いたしますと、その内容と、本委員会に提案されました損害賠償法との間には若干の開きがある。むしろ後退をしているという印象を受けておるのであります。この損害賠償法は、原子力産業を保護育成するためのものか、あるいはまた、公衆の災害に対する賠償措置を優先させるものかということをお尋ねいたしましたところ、これはやはり公衆災害に対する賠償がこの法律案の優先的なもの……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1961/04/27、29期、日本社会党)

○岡委員 兼重会長には、御年輩にもかかわらず、おそらく非常にあわただしい御旅行で恐縮でした。しかも、お疲れもまだいえないかと思いますけれども、委員会といたしまして、先般ソ連が宇宙人衛星を打ち上げたことに従いまして、実は、日本国内のロケット工学なり、あるいは宇宙医学なり、また、広く国際的に宇宙開発についての識見を持っている方を参考人としてお呼びいたしまして、いろいろ御所見を承りました。たまたま宇宙人衛星打ち上げのころに兼重さんは外国を御旅行で、しかも、その目的が宇宙開発のための諸調査ということでございまして、ぜひ一つお話を承りたいということから、私ども強く先生に委員会への御出席を求めた次第でござ……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○岡委員 伏見参考人に対しまして、先生は、原子力委員会の安全基準専門部会の部会長をしておられますので、そのお立場から若干お尋ねをいたしたいと思います。  実は、この委員会で、この法律案が提出をされましてからもしばしば強調されたことは、万一にしても事故が起こらない方がいい、また、起こっても、その事故による災害ができるだけ小規模でなければならない、してみれば、まず原子炉を設置する場合に、こういう立地条件に合致したという安全基準というものをすみやかに原子力委員会は作るべきだ、そうして、たとえ万一の事故があっても、その被害を最小限度にしようという心組みがなければならぬ、であるから、この法律案の大前提は……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○岡委員 昨日この委員会に御出席になった中島参考人の意見には、われわれもいろいろ学ぶところがありました。これに関連いたしまして、幸い、厚生省の企画課長もお見えでございますので、広島、長崎における被爆者の医療に関して、先般の国会で特例が法制化されたのでございますが、その内容をこの機会に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 現在治療を受けておられる方は、特別被爆者あるいはそれ以外の被爆者でどのくらいおられますか。
【次の発言】 原爆症というのは、具体的にどういう病気をさしていますか。
【次の発言】 十年を経て病気が出てきておるというようなケースはどれくらいありますか。

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○岡委員 それでは池田長官に若干お尋ねいたします。  先般のこの委員会で、外国のサプライヤーが供給した資材、燃料その他について求償権を放棄するということを明言されましたが、これは原子力委員長の御答弁としては、私は、いささか慎重を欠くのではないかという感じがいたします。この際、あらためて御所見を承りたいと思います。
【次の発言】 この日米間の原子力協定第七条H項でございますが、これには、たとえば、米国は、ある種の原力子資材の引き渡し後は、日本側の安全な取り扱いあるいは使用について免責をされております。また、賃貸する特殊核物質についても、生産または加工、所有、賃貸、占有、使用から生ずる事故につき、……

第38回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1961/06/07、29期、日本社会党)

○岡委員 この非常に部厚い御答申をいただきまして、実は、この委員会の理事会でも、せっかくの御労作でもあることだから、真剣に時間をかけて皆さんの御所見を承り、われわれの意のあるところも申し上げたいということを申し合わせながら、ついつい時期を逸したようなわけでございます。そこで、私は、基本法について齋藤委員から触れられましたので、若干私の意見を申し上げて、また、皆さんの御所見も承りたいと思います。  御指摘のように、この科学技術の基本法は、いかなる基本法にも優先して、私は必要なものだと思う。日本には、教育基本法がある、あるいは農業基本法ができた、また、中小企業の基本法を作れという声もございます。し……

第38回国会 内閣委員会 第13号(1961/03/16、29期、日本社会党)

○岡委員 ただいま御提案の原子力委員会設置法の一部を改正する法律案について、若干お尋ねをいたしたいと思います。  まず第一に、大臣にお尋ねをいたしますが、このような改正の程度で、事実原子炉の安全確保ができるのかどうか、私は大きな疑義を持つのでありますが、この点をまず御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 昨年、コールダーホール改良型の動力炉導入に際して、国会でも十分に論議が尽くされました。その結果、委員会としては、決議を政府に提出いたしました。その場合一番問題になったのは、原子炉の安全性については公正にして権威ある機関を持つべきである、このことが一番中心の課題であったわけでございます。おそら……

第38回国会 予算委員会 第12号(1961/02/15、29期、日本社会党)

○岡委員 私は第二次補正に関連して若干のお尋ねをいたしたいと思うのであります。  最初に総理大臣に申し上げたい。総理はしばしば政治の姿勢を正したいということを言っておられます。しかも憲法によって明らかに、内閣の大きな権限は予算の編成と提案でございます。従って、これは財政法という編成、提案の基本的な法律の秩序に従わなければならないことは申し上げるまでもない。私はそういう意味において、この第二次補正予算案についても、政府みずからが姿勢を正すという御決意に立っていただきたいということをあらかじめ強く要望いたします。  なお、最初にお尋ねをいたしたいのは池田科学技術庁長官でございます。一昨日の本委員会……

第38回国会 予算委員会 第20号(1961/03/04、29期、日本社会党)

○岡(良)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題と相なっております昭和三十六年度一般会計予算外二案に関しまして、まず政府原案については、その撤回を求め、わが党提案の趣旨にのっとった編成がえを強く要求いたします。  また、民主社会党の編成がえの動議については、その方針は、ほぼわが党と同調いたしてはおりますが、さらに一段の御奮発を願いたいと思うのであります。  私は討論に先立ちまして一言池田総理大臣に申し上げます。  御存じのように、先般わが党は一個の修正案を提出いたしました。この修正案の内容は、御案内のように社会保障関係費は二百億の増、その内容は、あるいは医療費の引き上げに伴う負……

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1961/10/05、29期、日本社会党)

○岡委員 科学技術庁の長官は、最近は専任の方が御就任をいただいております。特に今も中曽根君が申されたように、三木長官はウエルター級のチャンピオンということでありますが、おそらく科学技術に関心を持つ国民も大きな期待を持っておると思います。願わくは、どうかこの期待にこたえ得るだけの足跡をぜひ踏み固めて残していっていただきたいということを切に希望いたす次第でございます。  そこで、個々の科学技術政策については、いずれまた行く行くこれからの委員会でいろいろお尋ねをいたしたいと存じますが、きょうは、御所信の特に前文に触れて、きわめて抽象的ではございますが、原則的な若干の問題について長官の御所信を承りたい……

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○岡委員 その点は、実は若干関係の法令を調べてみますと、原子力委員会は、原子炉の設置などについては大きな責任を持つことになっておる。そこで、規制法を見ますと、総理大臣が原子炉の設置を許可するときは、原子力委員会の意見を聞かなければならぬことになっている。さらに、その原子炉の設置については、原子炉主任技術者というもうを置かなければならぬことになっている。そして原子炉の主任技術者の資格授与は、これは科学技術庁長官に与えられておる。しかし、問題は、せっかくコールダーホールの炉をめぐって、学界でも国会でもその安全性を中心に非常に議論が沸騰した。そこで、原子力委員会法を改正して、安全審査会というものを特……

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○岡委員 科学技術会議の議員の方がお見えでございますので、お尋ねをしておきます。  基本法も、この通常国会あたりには、いよいよ国会で正式に論議をされようという事情になりつつあるようでございますが、この基本法は、国会に出る手続として、どういう姿が一番妥当であると思われますか。
【次の発言】 科学技術会議は、諮問を得て答申をするということでございますが、そうすると、内閣総理大臣が基本法のかなり精緻な要綱について提出を求めるというか、諮問をする、そして会議の方では、ワーキング・グループを作ってその作業をなさる、これを答申として政府に出される、そういうことになるわけですか。

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○岡委員 ただいまの御質疑とお答えに関連して、この際、はっきりとしたところを承っておきたい。  まず第一に、私は、原子力委員会なり科学技術庁なりの放射能の許容量というものに対する概念が非常にあいまいだと思う。そこで、放射能には許容量というものはないのであるというのが、私は、放射能というものに対する基本的な考え方であるまいかと思うのですが、まずこの点、大臣の御所信を伺いたい。
【次の発言】 そこで、次にお尋ねいたしたいことは、今の杠局長の御答弁でございますが、アメリカの例を引かれまして、アメリカには警告数字というようなものがある、それはいわゆる許容量の十分の一のさらに三分の一である。そういたしま……

第39回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1961/11/02、29期、日本社会党)

○岡委員 対策本部を作られて、三木さんがその責任者になられる、そのことをわれわれは歓迎いたします。政府は、先般の梅雨前線豪雨あるいは第二室戸台風のときにも、対策本部を作られました。ただ、私どもは、今発足しようとしておる、この核実験再開に伴う放射能に対する対策というものは、このような一過的な災害に対する対策本部であってはならないと思う。この点について、まず三木本部長の御所見を伺いたい。
【次の発言】 先ほど来参考人の御所見を伺いましても、ストロンチウムの降下は、来年春あるいは秋に、さらに高潮に達するであろう。また、数年にわたってストロンチウムが地球上の大地に蓄積をするであろうと申された。でありま……

第39回国会 予算委員会 第7号(1961/10/10、29期、日本社会党)

○岡委員 私で一般質問も最後になったわけでございますが、この機会に私は、今世界を襲っておる台風の目の一つとも言える核実験再開の問題、関連いたしまして、必至といわれておる中共の核実験に対する政府の態度、かつは、今どうやらスタートにつこうとしておる全面軍縮の問題に対する政府の御所信、これらの問題で、主として外務大臣、また関連して三木科学技術庁長官と藤枝防衛庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。  まず初めに、核実験再開に対する政府の態度でございます。これはとりあえず政府としてはそれぞれの政府に抗議をなし、その停止を要求されました。しかしこの政府の抗議に対しては、一方はきわめていんぎん無礼に、一方は……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○岡委員 日米科単委員会が昨年の十二月に第一回を催されまして、引き続き本年の五月には第二回の委員会が催されると聞いております。そこで、まず第一にお尋ねいたしたいことは、三木長官もこの委員会には非常に積極的な関心をお示しでございますが、日米間の科学協力はまず基本的に平和の目的に限るということ、第二には協力、研究の成果は必ず公開さるべきであるということ、さらに日本の学界の意向というものを尊重して、この委員会の運営にはこれを反映させるということ、私はこの三つの基本的な条件が日米科学委員会の成果を全うするためにも最も適当と存じます。この点、まず三木長官の御所信を承りたいと思います。

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1962/02/22、29期、日本社会党)

○岡委員 ほんの一、二お聞きしたいのです。  半均質の開発炉が、今、齋藤委員の御指摘のような懸念があるということです。この機会に、私は原子力研究所のあり方というものを、もう少し考え直してみる必要があるのではないかと思うのです。これは菊池理事長にお尋ねいたしますが、原子力研究所のあり方、これは大学の付置研究所、たとえば先生は田無の原子核研究所にもおられましたが、それとは非常に趣の違った性格を持っていると私は思う。そういう点、どうあるべきかという理事長としての御所信があったら承りたいと思います。
【次の発言】 私の尋ねることも非常にばく然としておりましたが、たとえば原子力委員会がきめられた長期計画……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○岡委員 宇宙開発が進められ、人間の英知の力で宇宙の秘密というものが解明されることになりまして、私どもしろうとの予想ですが、新しい生活圏が宇宙に発展される、文化圏が発展されるということになると、これまで持っておった古い概念というものはたたきこわされるのではないかということまでも私考えるのであります。たとえば政治学における主権国家というような概念はどうなるのだろうというようなことも私どもは考えるわけでございます。しかし、自然科学が人文科学に挑戦をしておるという意味じゃなく、もっと広義に統一された新しい世界観が生れる前夜にあるのではないか、と新聞などを見て感じたわけです。そういうことから、その道の……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1962/03/01、29期、日本社会党)

○岡委員 これは初めに委員長に御注意を申し上げておきたいのだが、きのうの理事会では、まず先に法案を上げよう、だから法案に直接関係のある質疑を大いにやろうではないか、そのあとで原子力行政一般についての質問をやる、こういうことだったわけです。ところが、この申し合わせが実は守られないままにこうしてきておるので、この法案の審議に入れない。これは今後ぜひきちっと理事会の申し合わせを守って運営をしていただきたい。  ただ、私は法案に入る前に一点だけお尋ねをいたしたいというのは、原子力基本法の運営の問題でございます。いま中曽根委員からのお尋ねに対して三木長官は、第三国が原子力の軍事利用をするということがわか……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1962/03/08、29期、日本社会党)

○岡委員 時間もありませんので、先ほど来の安倍委員あるいは齋藤委員の御発言に関連して若干お尋ねをしたいと思います。  まず第一点の問題は、御存じのように、十年間に百万キロワットといえばなお三基ないし四基の動力炉を建設しなければならぬ。これは長期計画の中ですでにはっきりうたわれておることであり、いわば原子力委員会として当然責任を持ってこれを処理しなければならぬ。そうなりますと、原子力発電炉をどこに置くか、日本のどこが適地かということは、やはり原子力委員会としてもなおざりにすべき問題ではないと私は思う。  そこで、通産省の方にお尋ねをいたします。あなたの方で動力炉を置く適地の調査をされたことがござ……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1962/03/15、29期、日本社会党)

○岡委員 私は、三十七年度にはぜひ結論を出していただかなければならない問題を原子力委員会はかかえておられると思いますので、それらの点を若干御所信をお尋ねしたいと思います。  ただ、その前に、これは委員長に御確認を願っておきたい点でございますが、先般の委員会でいろいろ質疑応答がございました。その中に一つの問題点は、原子力発電炉の敷地の問題でございます。動力炉の敷地の最終的な決定は別といたしましても、候補地をどこに選ぶか。こういうことはやはり原子力委員会としては、すでに、前期の十年には四つないし五つの炉を置こう、また後期の十年になれば六百万キロワットなり六百五十万キロワットですから相当な炉を置くこ……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1962/03/28、29期、日本社会党)

○岡委員 私は、御提案の原子力委員会設置法の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたしたいのでございますが、法制局長官大へんお忙しいようでございますから、まず長官から率直に御意見を聞かしていただきたいと思います。  実は御存じのように、軍縮会議ももう第一段階を終えたようでございますが、核停止協定の問題とかベルリン問題とか、まだ目鼻がついておりません。そうなりますと、あるいはアメリカが、また英国が、中部太平洋の海域で核実験をやるかもしれないと思われるわけです。  そこで、法律的な見解をお尋ねいたしたい第一点は、私から申し上げるまでもなく、十九世紀から二十世紀にかけて公海の自由という原則が国際法上……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1962/04/06、29期、日本社会党)

○岡委員 いろいろお尋ねをいたしたいと思っておったのでございますが、委員各位の御要望もございますので、具体的な問題はまたいずれ別の機会に譲りまして、当面の問題について、長官の率直な御所信を承りたいと思います。  この改正法案は、かねてこの委員会の放射能対策は原子力委員会の責任において行なうべきであるというこの決議の趣旨に基づいていよいよ提出されたものでございます。ところが、はしなくも、いよいよアメリカの核実験再開はほとんど避くべかざる情勢と相なりました。そこでまずお伺いいたしたいのは、政府として、また原子力委員長として、三木大臣は、この必至となったアメリカの核実験再開に対していかなる対策を打ち……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1962/04/12、29期、日本社会党)

○岡委員 大臣が来られましてから政府の責任ある御方針を承りたいと思います。  最初、外務省あるいは科学技術庁からそれぞれ事務的な御答弁を願っておきたいと思います。先般の委員会で、すでに四月二日の大平官房長官の談話として、日本にアメリカの人工衛星の追跡基地を置きたい、そのために二名程度の調査員がNASAから派遣をされる、こちらとしては目的に問題もなく受け入れる方針だが、このことは科学技術庁で十分検討をして閣議に諮ってもらう。翌日の新聞では、閣議に諮った結果、いよいよこの二人の調査員の入国は認める、しかしこれは実地調査ではなく、具体的な説明を聞くためである、こういう新聞記事が出ております。さらにま……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○岡委員 時間もなにですから、ただ一点だけお伺いをいたしたいと思います。主として荻原先生にお伺いをいたしたいと思います。  今、原委員も申しましたように、ガンの死亡率は結核にとってかわっておるという状態でございます。従って、このガンの予防ないし治療というものは、国民医療の重大な課題であるだけではなく、公衆衛生上の大きな問題です。特にこれがヴィールスに基づくものであるとすれば、公衆衛生上の重大問題として政府も一段と力こぶを入れてもらいたい。というのは、御存じのように、結核が日本でなぜ少なくなったか。これは環境衛生の改善とか、公衆衛生対策の向上とか、直接ベッドの増床とか、社会保険の結核に対する重点……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第23号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○岡委員 今齋藤委員や石川委員から問題となっておるこの射爆場の返還決議は、昨年の三十六年五月十八日、三党共同提案として、とにかく「各種原子炉の集中せんとする茨城県東海村が、米軍射爆撃場に隣接し、その上空が危険空域として指定されている、実情は、世界的にも異例のことである。」すみやかにその撤収を求めるという強い三党共同の決議案が出ておるのであります。当時の原子力委員長も、善処方をかたく約束をしておられるので、これは一つ長官としても、原子力委員会としても、責任を持って善処してもらいたい。  そこで、私はただ一点だけお伺いをいたしておきたいのです。同時に、この原子力損害の賠償に関する法律案に三党共同の……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第24号(1962/05/08、29期、日本社会党)

○岡委員 毎日の新聞で東京都の水飢饉が大へん問題になっておるわけなんだが、一体現状はとういう状態でございますか、まずそれから一つ承っておきたい。
【次の発言】 ただいまの石橋さんの御説明では、貯水池の水が減ったということ、水が減ったということは雨が降らなかったということである。そこで、この水飢饉対策としては、水の節約で調整する、これで切り抜けていきたい。で、長期予報によれば本年度の梅雨時においても大した降雨量は期待できないので、さらに一段と節水を強化しなければならない、こういうことでございますか。
【次の発言】 そこで、この際ちょうど三木長官も来られましたが、研究調整局が設置法の改正でできまし……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1962/06/01、29期、日本社会党)

○岡委員 私ども社会党といたしましても、原子力発電そのものには決して反対ではございません。むしろ強力にこれを推進すべきものである、こう信じておるし、その立場に立っておりますが、実はこの間、先月の二十八日の新聞でしたか、三井物産社長の水上という方が、アメリカから帰って新聞記者会見をされた談話が出ておりました。私どもは、原子力発電があの談話に盛られたような意図のもとに進められるならば、もとより絶対反対しなければならないという立場をとっております。これは社会党だけではない、原子力委員会も、おそらく日本の国民も、すべてが反対すべきだと思う。要するに、原子力発電の将来性を非常に強調しておられる。その趣旨……

第40回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○岡委員 三木長官が御出席いただければ政府としての責任ある御所信を承りたいと思っておりましたが、残念ながら所用で御出席でございませんので、かわって事務当局の方に若干お伺いいたしたいと思います。  まず、けさの新聞を見ますと、ジョンストン島の高空でアメリカは数メガトンの水爆の爆発実験をいたしました。その結果通信が若干の期間あるいは麻痺状態、人工的なデリンジャー現象が起こっておるような状況ですが、そういうさなかに私どもの委員会は宇宙空間の平和利用について話をしなければならないということは、何としても大きな歴史のジレンマだと思うのです。そこでこのジレンマ、この矛盾をどう解決するかということは、やはり……

第40回国会 商工委員会 第42号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○岡委員 私は、最後に大臣に強く要望をいたしたいと思います。それは先ほど来尾小屋を代表する地元の諸君の参考意見に対しましての質疑応答において、当局の御答弁は、私はきわめて不親切な感じがいたします。なぜかと申しますと、たとえば尾小屋というものについては、すでに大臣自身も現地に来られまして、県から実情をお聞きになった。県も先月の十九日には議会で与野党一致の決議でもって強く要請いたしました。ところが、この要請書には、ちゃんと資料も添えて実情が書いてございますが、これを当局がどの程度注意をもってお読みになったか、私は先ほど来の御答弁では、その点非常に無責任だと思います。今大臣自身も言われましたように、……

第40回国会 大蔵委員会 第14号(1962/02/23、29期、日本社会党)

○岡委員 私は外資法、昭和二十五年に公布された外資に関する法律、これについて若干お尋ねをいたしたいと思います。  あらかじめ私の立場を申し上げておきたいのですが、私は現存における国際的な経済競争は製品の競争というよりも新しい技術と技術の角逐である、こういう見地から外資法の運営についてお尋ねいたしたいと思います。  まず大蔵大臣にお尋ねいたしたいのは、いよいよ貿易の自由化も目前に迫りました。そこでこの外資法を現状のままで存続されるのかどうか、あるいはまた改正を加えられるのか、この点の御構想あるいは御所信をまず承りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、貿易の自由化、為替の自由化を控えて……

第40回国会 大蔵委員会 第23号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○岡委員 せっかく大臣がお見えでございますので、私は旧令による共済組合等の年金受給者のための年金額の改定に関する法律案に関連いたしまして、大蔵大臣としての御所信を若干お尋ねしてみたいと思います。  そこで、まずお伺いをいたしたい第一点は、今度のこの年金の引き上げに伴う予算は、三十七年度五千万円、以後、平年度は二億円に相なっております。金額はともかくといたしまして、今後ともこのような事態において年金が引き上げられます場合は、国が責任を持って処理される、その負担をされるという方針でございましょうか。まずこの点をお伺いいたします。
【次の発言】 それでは、事務的なことは別といたしまして、政策的に御所……

第41回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1962/08/22、29期、日本社会党)

○岡委員 きょうは特別に事新しい問題を持ち出そうとは思いません。この委員会はあまり法律案件の審議もありませんので、よく決議案を出します。あるいはまた政府や原子力委員会の統一見解などを文書で求めたりすることが非常に多うございました。こういう私どもの要望に対して、どういう答えを出しておられるかということを、この際若干の問題について明らかにしていただきたいと思います。  第一の問題は、防災科学の確立ということがこの委員会としての強い要望であったわけでございます。日本の台風やあるいは集中豪雨などによって年々二千億以上の国費を使っておる。今日のように科学が発達したのであるから、こうした自然現象に対しても……

第41回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1962/08/30、29期、日本社会党)

○岡委員 今、大臣参考人、伏見参考人、このお二人の御見解を承っておりますと、全く反対の御意見とも受け取れるわけであります。伏見参考人は、いわば現在原子力発電は曲がりかどに来ておる、スロー・ダウンという状態である、この時期をいわば禍を転じて福となすという意味で、正しい日本の原子力政策を進める上において、国産動力炉というふうな構想のもとにまず基礎研究を積み上げていくべきではないかというような御意見であり、一方大屋参考人は、スロー・ダウンはしておらないというふうな御意見もございました。とりあえず原子力発電は、国のエネルギーの総合的な需給計画の中においても高く評価すべきものでもあるから、この原子力発電……

第41回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1962/09/04、29期、日本社会党)

○岡委員 外務大臣は御多用と承っておりますので、私も技術に関する説明は省きまして、端的にお尋ねをいたします。御答弁もどうか簡明直截にお願いをしたいと存じます。  第一のお尋ねでございますが、本日の新聞を拝見いたしますると、外務大臣もこの十五日にはいよいよ鹿島立ちされるようでありまするが、国連総会におけるわが方の核実験禁止に対する態度がどうも消極的ではないか。すべてをジュネーブにおける軍縮委員会等の検討にゆだね、わが方としては国連の場においてはこれに協力をするというような新聞の記事を拝見いたしまするが、私はあまりにも消極的ではないかと存じます。この点について大臣の御所見を承りたいと思います。

第41回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1962/10/10、29期、日本社会党)

○岡委員 一問だけお尋ねをいたします。原子力研究所は、原子力委員会のつくった計画に基づいてこれを実施に移し、そのための実施計画も立てて努力をしておる。ところが、毎年といってもいいくらいに、理事者と組合側に紛争が起こっておる。これはわれわれ委員会としても、非常に国民に申しわけがないと思っております。それほど私どもは、原子力研究の成果というものには大きな期待を持ち、またそこに働いておられる方々に愛着を持っております。そこで、今も参考人から意見がありましたが、もうそろそろ原子力研究所もいわば創業の域から本格的な活動の域に入ってきておる。この際、なぜこういうことが起こるのか、なぜ理事者と組合との間にこ……

第41回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1962/11/10、29期、日本社会党)

○岡委員 石川委員の質問に関連して一言お尋ねしたいのですが、原子力研究所の給与制度について、今西村原子力委員から基本方針がお示しになった。これを拝見いたしますと、おおむね妥当なものだと思う。しかし、あくまでもこれは方針である。そこで、この方針にのっとって理事者側と組合側との間における給与交渉が妥結をしたとしても、さて予算の裏づけということになると、理事者側には何の権限もない。これを一体どう解決されるか。この点、近藤長官の御所見を一つ承りたい。
【次の発言】 この原研の組合側と理事者側との間にいつでも年中行事のようにストが起こることは、特に原子力研究平和開発の中核であるだけに私どもは重々遺憾だと……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1963/02/14、29期、日本社会党)

○岡委員 近藤長官の御所信の中で、実は私ども豪雪の土地から参りましたので、雪に対する防災科学とでも申しましょうか、御方針を承りたいと思います。  初めに、この防災科学とは一体何をしようとしているのか。センターをこしらえられるそうでございますが、この研究センターは雪についてどういう方針、目標をもって運営されるのか、まずこの点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 それでは、三十八年度の当初の出発される総合センターの規模は、どういうものでございますか。
【次の発言】 せっかく防災科学技術センターをつくられるので、私どももこの委員会で防災科学をもっと本腰を入れるべきだという主張をいたしたはずでご……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1963/02/20、29期、日本社会党)

○岡委員 今、御提案になった法案について安倍委員からきわめて体系的な御質問がありまして、局長からもいろいろ懇篤な御答弁がありましたが、関連して若干お尋ねしたいことがありますが、これは次の委員会に譲るといたします。  さしあたりの問題として、海上における生命安全に関する条約、あるいはまた原子力船の運航者の責任に関するブラッセル会議に提案された条約、あるいは廃棄物の処理等に関する問題、なかんずく二番目の原子力船の運航者の責任に関する一昨年ブラッセルで提案された条約について、これは原子力委員長としての長官は、当然成立せしむべきものであるとお考えになっておられるのか、この点をちょっとお尋ねしておきたい……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1963/02/21、29期、日本社会党)

○岡委員 ただいま原子力委員会の統一見解をいただきました。これは私ども全面的に納得するわけには参りません。  そこで、その内容にわたって逐次原子力委員会等の御所見をただしたいと思いますが、その前に、外務当局から、合衆国原子力潜水艦の寄港について、今日までの経過を御報告願いたい。
【次の発言】 安全性についての相手国の返事の内容並びに補償についてまだ返事がないということであるが、これに対する政府の当面の御方針を承りたい。
【次の発言】 私はその新聞は読んでおりますが、やはり国会においては、公に関係当局からその詳細を具体的に記録にとどめるという形で承りたかったわけであります。これはさっそく御調査の……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1963/02/28、29期、日本社会党)

○岡委員 せっかく資源局長がお見えだから、この次の機会に御報告願いたいと思います。  御存じのように、ここ数年のうちに石炭の需要が六千万トンを維持することはきわめて困難である、こういうようなことが政府側から言われておる。ところが、一方、石炭の利用についても、あるいは溶鉱炉で非粘結炭を使用する、あるいは電力用炭にしても、粉炭をサスペンションの形でパイプ輸送して使っているという実例もあるように聞いております。こういうようなあなた方のまじめな調査と努力が生きるか生きないかということは、石炭問題解決の大きなかぎだと思うので、あるいはその点、天然ガス等の利用も含めて、あなた方の調査研究の成果をぜひ一つこ……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1963/03/06、29期、日本社会党)

○岡委員 檜山先生は国際会議にしばしば御出席でございますが、この原子炉の安全対策あるいは放射能の汚染対策等については、わが国の学者の皆さんのレベルは非常に高いものではないか、こうかねてから私は思っているのでございますが、いかなるものでございましょうか。
【次の発言】 アメリカ局長は来ておられますか。たしか二月中旬に、日本側からアメリカ政府に出した質問に対して答えがあった。その中の第一点は、日本側が安全評価を行なうデータをわれわれに渡すことはできない、しかしノーテラス型原子力潜水艦の安全はアメリカが保証する、こういうふうな表現の答えがあったと聞いておりますが、いかがですか。

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1963/03/07、29期、日本社会党)

○岡委員 昨日、原子力潜水鑑の安全性について、特に原子炉そのものの安全性について若干お尋ねをいたしました。これというのもわれわれがいよいよ原子力船をつくるということになれば、当然その安全性が一番重要な問題でございますので、私どもも特にこの問題に大きな関心を持っておるからでございます。原子力潜水艦の原子炉については、私どもの調査した若干のアメリカ側の記録によると、やはり十分に安全だとはいえないが、軍事的必要などからしてやむを得ないというふうな方針がとられているように察せられる。さて、日本側では、原子力委員会が安全制について特に関心を示す責任を持つ立場におられまするが、アメリカ側としては、その安全……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1963/05/16、29期、日本社会党)

○岡委員 まず、池田総理大臣に御見解を承りたいと思います。  先般の予算委員会におきまして、わが党の辻原委員の質問に対して、総理は次のように答えておられます。すなわち、原子力潜水艦の寄港問題についてでございます。最近に至りましては、もう日本でも原子力を船舶の推進力としようという計画を立ててやっておるわけで、時代がだいぶ変わってまいりました。そういうことから、ことしの初めに寄港の申し出があったのを受け入れる、こういう結論を出したのでございます。こういう趣旨の御答弁がありました。同様の趣旨は、堂森委員の質問に対してもあったはずでございます。  そこで私どもは、やはりこの原子力船の開発は原子力上平和……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1963/06/13、29期、日本社会党)

○岡委員 先般この委員会で、大気汚染の問題で、それぞれそのことに専門的に努力をしていただいております参考人の方々の御意見を聞きました。  私ども委員会といたしましても、こうして現在のような技術革新の時代には、新しい技術を採用して産業の近代化を進めようという立場をとっておるのでございますが、それに伴って、いわゆる公害というものが漸次増大をしてくるということになれば、委員会としてもやはりこの問題には大きな関心を払わねばなるまいし、また当然委員会としての責任において、公害の防止についても積極的な努力をいたさねばならないかと思うのでございます。そういうことから、先般参考人に、公害の中でも特にいま問題に……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1963/06/27、29期、日本社会党)

○岡委員 いまいただいた「原子力委員会月報」をちょっと拝見いたしますると、この前の委員会で石川次夫委員が申しておったことがここに出ておるわけです。要するに、日米間における原子力平和利用の協定に基づいて専門家会議が開かれた。これは五月十三日から二日間行なわれた。先般の委員会で石川次夫委員が指摘しておったのは、これが全く一種の秘密会というような、任意に参加できないような形で、人員を非常に制限をしておるということで、当局の見解をただしておったわけです。ところが、いまここに出ております日本側参加者の名簿を見ますと、日本原子力研究所また原子燃料公社からそれぞれ若干名出ておる。そのほかは、古河電気、日立製……

第43回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○岡委員 この委員会で特に原委員、齋藤委員から熱心に御討議があったガンの研究体制の問題でございますが、まだこのガンの研究体制については、委員会としても結論を出しておりません。まあ私ども別に専門の学者ではございませんから、学説の是非を言うのではございませんが、政策の問題として、やはりガンの研究体制というものができるだけ総合的に、国際水準におくれないように進められなければならないということについては、委員会としても大きな責任を持っておるわけでございます。そういうことから、いまのカンの問題――おそらくガンの問題は、その国の生物化学の水準をはかり得るような重大なテーマになってきておるわけでございますが……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○岡委員 ただいま承りました大臣の御所信、また科学技術庁の重要事項、いずれもまことにけっこうなことでございますが、私は、特に予算がいよいよ最終的な段階になろうとしておりますので、この科学技術予算の運営を中心といたしまして、若干長官の御所信を承りたいと思います。  御所信にもありますように、諸外国における科学技術政策の重要性というものは非常に深く認識されておるということでありますが、一体わが国の政府が科学技術政策にどういう評価を与えておるかということであります。なるほど、ここ数年来の科学技術に関するいわゆる研究投資というものは、年を追って増加はいたしております。そして国民総所得に対する研究投資の……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1964/02/06、30期、日本社会党)

○岡委員 ただいまの御所信あるいは要求予算の御説明は、いずれまたあらためて後日皆さんでなされることと思いますが、資料を若干この際御提出を求めておきたいと思います。  最初の二つは、前々国会で御提出を求めておったのでございますが、まだ未提出のものが二件ございます。  一つは、原子力潜水艦の安全性に関して、統一見解でその安全性を取りつけるということをお約束になったので、停泊基準の問題ですが、サバンナ号にしても、停泊地から少なくとも二マイル前後の半径内における人口は二十四時間以内に全部待避すべきだというかなりシビアな基準をアメリカの原子力委員会が出しておるようでありますが、さらに潜水艦の燃料は非常に……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1964/02/13、30期、日本社会党)

○岡委員 いまの久保さんの御質問に対して、佐藤長官の御答弁の中で、原研における管理体制を強化するということは、原研における研究の内容あるいは成果が外国に漏れるということと何か関連性があるような御発言がありましたが、これは日本の原子力政策の基本的な問題として私は納得いたしがたいのですが、長官の真意をこの際承っておきたい。
【次の発言】 そうすれば、原子力基本法にもうたわれているように、とにかく平和目的でいくのだから、研究の内容、成果についてはあくまでも公開の原則は貫くべきである、これが長官の御信念である、こう了解していいのですか。
【次の発言】 私は実は久保さんと大体同趣旨のお尋ねをいたしたかっ……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○岡委員 行政管理庁の勧告、いまいただきましたので、いずれ十分検討さしていただきたいと思います。短時間に読んでみまして、元来この委員会においても科学技術行政の今後のあり方として問題になっておった点が多く含まれておるように思われます。いずれにいたしましても、科学技術行政というのは新しい政策分野でもございますが、この勧告のうちの適当なものを得、長官としても誠意をもってこれが実現にあたるという御決意があるかどうか、この点をまずお伺いいたします。
【次の発言】 いま御提案になった情報センターの改正案と関連して。この勧告でも情報センターの強化をうたっております。今度の改正案では国の土地出資ということでご……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1964/02/26、30期、日本社会党)

○岡委員 私は、宇宙開発推進本部の設置に関連をいたしまして、宇宙開発の基本的な方針をどうお立てになるかという点を、佐藤長官をはじめ関係の方々にお尋ねをいたしたいと思います。ただ、皆さん非常にお多用でございましょうから、科学技術庁では佐藤大臣にお残りを願いたいし、文部省では八木さんと岡野さん、防衛庁では岡本さん、郵政省では宮川さん。大蔵省の方はお帰りください。外務省では斎藤国際連合局長、気象庁は長官が御出張のようでございますが、できるだけ御手配を願ってこれを代理される方に御出席願いたい。  それでは、大屋さんにお尋ねをいたしたいと思います。  大屋さんは、お聞きしておりますところでは、宇宙開発審……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○岡委員 ほかにも質問の方がおられますので、私は特に労使紛争というふうな形でこの問題の経過をあまり取り上げたくはありません。ちょうど兼重さんも来ておられますが、原子力委員会は、原子力研究所の紛争というものに対する責任を感じておられますか。どうもぼやっとしておられるように思うのだが、感じておられるのだろうか。
【次の発言】 いま駒形委員の言われたことを聞くと、原子力委員会は、原子力政策を企画し、決定する機関である、原子力研究所は、原子力政策を推進する中核であるから、この紛争、その停滞に対しては責任をとると言われるのか、とらないと言われるのか。ここをひとつはっきり言ってもらいたい。

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○岡委員 私は少し聞き漏らしましたので、前文をいま一度お読みいただきたいと思います。
【次の発言】 いまお読みになった前文は、しばしば国連総会でわが方等も参加をいたしました核実験停止決議案の内容にほぼ似通っておるもののように考えます。また、国会が再度にわたって核実験の停止の決議をいたしましたが、その内容にもこれはきわめて似通った趣旨のものであると存じますが、そういうふうに理解していいのですか。
【次の発言】 佐藤長官にお尋ねをいたします。  そうなりますると、かつて私ども与野党一致をもって議員提出立法として通過成立をいたしました原子力基本法、原子力の研究、開発、利用は平和の目的に限るというこの……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1964/04/15、30期、日本社会党)

○岡委員 佐藤原子力委員長の御答弁に関して、若干お尋ねをいたしたいと思います。  まず、この小委員長報告第一項の問題であります。中曽恨小委員長は、御存じのとおり原子力委員長もかつてしておられた。この中曽根小委員長を加えたわれわれ三党の共同で、原子力委員会の指導性あるいはその企画性というものをもっと強化すべきであるということを強く要求いたしておる。原子力委員会は御存じのように政策を企画しまた決定する、また原子力関係予算の配分についても任務とする重要な機関であります。ところが、八年たってまたいまさらその企画性、指導性の弱体化が指摘されるということは、ある意味において原子力委員会に対する不信任といっ……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1964/04/22、30期、日本社会党)

○岡委員 せっかくお見えになった探鉱担任の佐藤さんなり、冶金関係の今井さんの御意見を聞いた上で、また私どもわからないところをお教えをいただければと思っておりましたが、時間の関係上、一括佐藤さん、今井さんに御所見を伺いたいと思います。  特にきょう燃料公社の皆さんをわずらわしましたのは、この間から、御存じのように、この委員会には原子力政策に関する小委員会が設けられておりますが、燃料関係についてはいささか小委員会といたしましては取り上げ方が不十分ではなかったかという気持ちもいたしましたので、本委員会で燃料公社の方にお出ましを願って、燃料の問題を、この問題は特に今後の原子力政策の一つの核心を形づくる……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1964/05/06、30期、日本社会党)

○岡委員 先般大臣の所信表明の中で、宇宙開発問題が大きな重点目標である、こういうお話がございましたときに、私は特に国内における開発体制がこれでいいのか、また国の予算がこれでいいのかということをいろいろ御指摘を申し上げたと覚えております。  ただ問題は、いまいろいろ各局長なり長官なり大臣のお話を承っておりますと、私ども痛感をいたします一つのことは、宇宙の利用に関する一本の法体系というものが必要なんじゃないか。宇宙開発というものの目的、意義、したがってまた各国のあり方、こういうものを規制する法体系が必要なんだ。これがないためにいろいろ各国における開発体制の足並みなりそういうものが十分整わない。しか……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1964/06/03、30期、日本社会党)

○岡委員 原子燃料の問題は、たびたびお尋ねもいたし、御意見も伺っておるのでございますが、私としまして、特に最近部分的核停協定が成立いたしましたというような国際情勢の動きの中から、アメリカ、英国等、日本と特に原子力の開発で緊密な関係にある国国においても、燃料あるいは使用済み燃料に対する政策に大きな変化が見られるような感じがいたします。  そこで、まずどういうような変化をこれらの国々は遂げつつあるのか、この点特に西村さんはその方面のエキスパートでございますが、御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 一口に申せば、国際的な視野から見れば、部分的核停協定の成立は原子力の平和利用を推進するという意味……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1964/07/31、30期、日本社会党)

○岡委員 原子力船の調査の御報告を承りましたが、特に武田さんはその間の経緯をまだ御存じないかもしれませんが、一言簡単に申し上げておきます。  ちょうど原子力船開発事業団が法案としてこの委員会に提出されておりましたときには、原子力潜水艦をめぐって世論が非常に沸騰しておった。その寄港を拒否すべしというような意向もあった。しかし、私どもの考えとしては、原子力の軍事利用を拒否するということは、これはまた平和利用を促進するというもう一歩積極的な姿勢を掲げることによってわれわれの拒否の精神というものが貫かれるんじゃないかという考え方から、私どもは開発事業団の法案に賛成をいたしました。その際、委員会としては……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第21号(1964/10/01、30期、日本社会党)

○岡委員 関連して。  いま愛知原子力委員長は、この原子力基本法第二条の日本における原子力の研究、開発は平和の目的に限るという条章の解釈について、何かふに落ちないような御発言があったようであります。私どもは、日本における原子力の研究、開発はあくまでも平和の目的のためだ。御存じのとおり、この法律は当時の与野党全員、われわれも熱心にこの作業に参加いたしまして、当時の科学者の諸君の意向も十分組み入れて、全会一致で国会を通過した法律です。そのとき、はっきりこのことは概念規定がされておるわけであります。その点についてふに落ちない御発言があったということは、もう一度私は承っておきます。

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会 第22号(1964/10/26、30期、日本社会党)

○岡委員 参考人の方に少し教えていただきたい、また御意見を承りたいと思います点が三点ほどありますので、時間もだいぶおくれておりますが、簡潔にお尋ねをいたすので、率直にお答えを願いたいと思うのでございます。  まず第一の問題は、もともと私は法律に関しては全くのしろうとでございますので、きわめて常識的なお尋ねをまず申し上げたいと思いますが、原子力基本法第二条に平和目的に限ると規定されております。あの法律は、いまから約十年ほど前に与野党一致で議員提出立法で国会を通過した法律でございます。しかも、特に平和目的に限る、こう強くうたったのは、御存じのように広島、長崎、あるいはビキニなどで日本が唯一最大の犠……

第46回国会 外務委員会 第22号(1964/05/08、30期、日本社会党)

○岡委員 私は、ただいま御提案のいわゆる部分的核停条約について、当面する政府の施策並びに将来に対する政府の基本的な態度をこの機会に明らかにしていただきたいと思います。特に私は原子力基本法の立場からお尋ねを申し上げたいと思います。  御存じのように、原子力基本法は約十年前に与野党一致の議員提出立法で全会一致で成立を見ました。原子力を平和の目的に限る、この精神は、近代科学というものは、あくまでも、あるいは文化を破壊したり、財産を損壊したり、また人命を殺傷するようなものであってはならない、あくまでも平和と繁栄と幸福のためでなくてはならないというのがこの原子力基本法の精神でございます。その後またこれを……

第46回国会 大蔵委員会 第18号(1964/03/11、30期、日本社会党)

○岡委員 以前当委員会で、たしか水田大蔵大臣に、外資法の運営について、わが国における科学技術振興という立場からいろいろお尋ねをいたしました。きょうは御提案の租税の特別措置法並びにその改正案を含めまして、このあり方がわが国の科学技術振興の立場から見て、はたして適当であるかどうか、率直に私どもの見解を申し上げ、また担当の佐藤大臣をはじめ、各局長の御見解を承りたい。  そこで改正案では、第十三条の技術等海外取引に関する改正、その趣旨は私どもも理解できますが、一体現在のこの規定が制定されてから年次別の控除額はどの程度のものであったか、相手国は一体どういう国であったか、この点をひとつ明らかにしていただき……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1965/01/26、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび委員各位の御推薦によりまして、私が当委員会の委員長の職につくこととなりました。微力ではございますが、誠心誠意をもって円満なる委員会の運営につとめたいと任じますので、委員各位の御指導と御協力を切に切にお願いをする次第でございます。  簡単でありますが、就任のあいさつといたします。(拍手)手
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま佐々木義武君より提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。  委員長は、理事に    菅野和太郎君  佐々木……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1965/02/03、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず最初に、愛知国務大臣より科学技術行政に関する所信を承ることといたします。愛知国務大臣。
【次の発言】 以上で大臣の所信表明は終わりました。
【次の発言】 この際、纐纈科学技術政務次官及び井上事務次官より発言を求められておりますので、これを許します。纐纈政務次官。
【次の発言】 井上事務次官。
【次の発言】 引き続き、昭和四十年度科学技術庁関係予算の概況について、小林官房長より説明を聴取することといたします。小林官房長。
【次の発言】 以上で説明の聴取を終わりました。  本日はこの程度にとどめ、次会……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1965/02/04、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  科学技術行政に関する問題について質疑の通告がありますので、これを許します。三木喜夫君。
【次の発言】 なお、御出席の兼重原子力委員は、先般まで宇宙開発審議会の会長をしておられて、第一次答申の衝に当たられたわけですから、補足的な御見解の表明があるならば……。
【次の発言】 それでは三木喜夫君の御要求の資料については、早急に提出させるように委員長において取り計らいます。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。三木喜夫君。

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1965/02/10、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず最初に、科学技術庁設置法の一部改正について概要の説明を聴取いたします。愛知国務大臣。
【次の発言】 以上で説明の聴取は終わりました。
【次の発言】 科学技術行政に関する問題について質疑の通告がございますが、その前に、愛知国務大臣に対し私より若干質疑をいたしたいと思いますので、御了承願います。  昨年の四月十五日、本委員会が原子力政策に関して出しました結論の第一項におきまして、「原子力委員会はその指導力と企画力を強化する必要がある。」とうたっております。  たまたま本月二十二日には原子力委員の方々の……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1965/02/17、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず最初に、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  宇宙開発に関する問題調査のため、本日、経済団体連合会宇宙平和利用特別委員会委員長大屋敦君、東京大学教授谷一郎君を参考人として意見を聴取いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。
【次の発言】 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、まことに御多用のところ、本委員会に御出席をいただきまして、ありがとうございました。  御存じのように、世界の……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1965/02/24、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  まず最初に、小委員会設置の件についておはかりいたします。  科学技術の基本問題について調査を行なうため、小委員十名よりなる科学技術の基本問題に関する小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、小委員長及び小委員の選任につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは、科学技術の基本問題に関する小委員に、    菅野和太郎君  小宮山重四郎君    佐々木義武君  中曽根康弘君    福井  ……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1965/03/04、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず最初に、愛知国務大臣より、この際、原子力委員会の運営に関する問題について説明を聴取いたすことといたします。愛知国務大臣。
【次の発言】 ただいまの愛知国務大臣の御所信について御質疑はございませんか。――それでは、私より一言御所信を承りたいと思います。  それは、端的に申せば原子力予算の問題でございます。日本より以下のペースあるいは日本よりおくれて取りかかった国々の原子力予算が、今日はるかに日本の予算をこえておることは長官も御存じのことと存じます。私をして端的に言わしむれば、本年にしても、現在の要求……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1965/03/17、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  新聞報道などによりますと、今年度中にアメリカの原子力船サバンナ号が日本に寄港することにもなっております。また、国内的にも原子力船第一船が、日本原子力船開発事業団によって契約が成立次第、今年度より建造に着工することとなっております。  これら最近の原子力船の開発の進展状況にかんがみ、外国原子力船の本邦立ち入り許可及び国内原子力船入港等について所要の規制を加えるため、今回内閣より核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案が国会に提出されておりますが、本案は、本会議で趣旨説明を……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1965/03/18、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  外国原子力船の寄港に関する問題等について質疑の通告がありますので、これを許します。三木喜夫君。
【次の発言】 三木委員の御要望は、十分理事会において検討いたしたいと思います。  本日はこの程度にとどめ、次会は来たる二十四日水曜日、午後一時より理事会、一時三十分より委員会を開くこととし、これにて散会いたします。    午前十一時五十一分散会

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第10号(1965/03/24、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 まず提案理由の説明を聴取いたします。愛知国務大臣。
【次の発言】 本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。  本日はこの程度にとどめ、次会は明二十五日木曜日午前十時委員会を開くこととし、これにて散会をいたします。    午後一時四十三分散会

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1965/03/25、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず最初に、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  日本上原子力船開発事業団に関する問題調査のため、日本原子力船開発事業団理事長石川一郎君、同専務理事甘利メ一君を参考人として、意見を聴取いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、両参考人に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用中のところ、本委員会に御出席くださいまして、まことにありがとうございます。  それでは、日本原子力船開発事業……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1965/04/01、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず最初に、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  東海地区原子力施設地帯の安全確保に関する問題調査のため、茨城県知事岩上二郎君、茨城県議会議員西野恒郎君、茨城県勝田市長安義男君、茨城県那珂湊市長薄井与兵衛君及び茨城県労働組合連盟幹事後藤敬秀君を参考人として意見を聴取いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。本日は、皆さんまことに御多用のところ本委……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1965/04/07、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。田中武夫君。
【次の発言】 福井勇君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次会は、明八日木曜日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開くこととし、本日は、これにて散会いたします。    午後二時十分散会

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1965/04/08、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。石野久男君。
【次の発言】 石野委員の質問に関連し、この際、委員長より政府に要望いたします。  憲法論から申しまして、防衛戦争も戦争であり、戦争である限り防衛目的といえども軍事目的であろうと思います。したがって、わが国における原子力の利用を平和目的に限定しておるというこの原子力基本法が存在する限り、自衛隊の艦艇といえども原子力を推進力として利用することは不可能ではないかと思います。この点、防衛庁長官と愛知国務大……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1965/04/14、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  この際、おはかりいたします。  理事三木喜夫君より理事を辞任いたしたいとの申し出がありますが、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  引き続き、ただいま辞任されました理事の補欠選任を行ないたいと存じますが、これは先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと慰めます。それでは、石野久男君を理事に指名いたします。
【次の発言】 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  質疑の通告があります……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第16号(1965/04/22、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。三木喜夫君。
【次の発言】 石野久男君。
【次の発言】 石野君、両大臣とも、結婚式の主賓、もう一つはアメリカの人を呼んであるのだから、この次の機会にさらに意を尽くして御質疑いただくことにして、一応この程度で打ち切っていただけないでしょうか。
【次の発言】 他に本案に対する質疑はございませんか。――別にないようでございますので、これにて本案に対する質疑は終了いたしました。

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第17号(1965/04/28、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず最初に、有澤原子力委員より昭和四十年度原子力開発利用基本計画及び総合エネルギー政策における原子力発電の役割り等について説明を聴取いたします。有澤原子力委員。
【次の発言】 以上、有澤原子力委員から若き日の有澤教授をしのぶような適切な御説明を承りまして、委員会を代表して厚く御礼を申し上げます。
【次の発言】 なお、次に、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  原子力発電開発利用に関する問題調査のため、産業計画会議委員堀義路君、日本原子力産業会議委員山崎久一君、日本原子力産業会議委員前……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1965/05/12、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  この際、小委員会設置の件についておはかりいたします。  動力炉開発に関する問題について調査を行なうため、小委員十三名よりなる動力炉開発に関する小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは、小委員に    菅野和太郎君 小宮山重四郎君    佐々木義武君  中曽根康弘君    福井  勇君  前田 正男君    渡辺美智雄君 ……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1965/05/13、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  これより請願の審査に入ります。  エレクトロニクスの振興施策の強化拡充に関する請願を議題といたします。  本請願の趣旨につきましては、すでに配付されております文書表によって御承知のことと存じますので、紹介議員の趣旨説明を省略し、直ちに採否の決定をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 おはかりいたします。  本請願は採択の上内閣に送付すべきものと決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、ただいま議決いたし……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1965/05/26、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  最初に、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。  水資源の総合的利用に関する問題調査のため、本日菅谷水資源研究所長菅谷重二君、東京大学助教授新沢嘉芽統君及び栗田工業株式会社常務取締役松田俊彦君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日はまことに御多用のところをわざわざ本委員会に御出席をいただきまして、ありがとうございました。ど……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会 第21号(1965/05/27、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件につき調査を進めます。  核実験に伴う放射能に関する問題調査のため、本日東京教育大学教授三宅泰雄君に参考人として御出席願っております。  三宅参考人には、本日御多用のところ、本委員会に御出席くださいまして、まことにありがとうございました。どうか忌憚のない御意見をお述べくださるようにお願い申し上げます。  それでは、最初に、村田原子力局長より概況の説明を聴取した後、参考人から御意見を伺うことといたします。村田原子力局長。
【次の発言】 次に、三宅参考人より御意見をお願いいたします。

第49回国会 科学技術振興対策特別委員会 第1号(1965/07/30、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび委員各位の御推薦によりまして、再び私が当委員会の委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意をもって円満なる委員会の運営につとめたいと存じます。委員各位の御指導と御協力を切にお願いをする次第でございます。  簡単でございますが、就任のあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま小宮山重四郎君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。  委員長は、理事に       愛知 揆一君    ……

第49回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1965/08/04、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  まず最初に、小委員会設置の件についておはかりいたします。  科学技術の基本問題について調査を行なうため、小委員十一名よりなる科学技術の基本に関する小委員会、及び動力炉開発に関する問題について調査を行なうため、小委員十三名よりなる動力炉開発に関する小委員会、以上二つの小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、小委員及び小委員長の選任につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは、科学技術の基本……

第49回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1965/08/05、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず最初に、宇宙開発に関する問題について、高木宇宙開発推進本部長及び兼重宇宙開発審議会会長より、それぞれ説明を聴取した後、質疑に入ることといたします。それでは高木宇宙開発推進本部長よりお願い申し上げます。
【次の発言】 次に兼車宇宙開発審議会会長にお願いします。
【次の発言】 それでは委員長より若干お尋ねをいたします。と申しますのは、本委員会は、昨年の通常国会におきまして、当時の宇宙開発審議会の答申を検討いたしました結果、宇宙開発を実施するためのまず何よりも必要な大前提は、機構の一元的な統一であろうと……

第49回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1965/08/11、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  閉会中審査申し出に関する件についておはかりいたします。  本特別委員会は、閉会中もなお科学技術振興対策に関する件について、議長に閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、委員派遣承認申請に関する件についておはかりいたします。  閉会中審査案件が付託になり、実地調査の必要がある場合には委員派遣を行なうこととし、派遣委員の選定、期間及び派遣地並びに議長に対する承認申請の手続等は、あらかじめ委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。

第49回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1965/08/12、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  本日、宇宙開発に関する問題調査のため、参考人として東京工業大学教授岡本哲史君及び朝日新聞社論説委員奥田教久君の御出席を願っております。  この際、両参考人に一言ごあいさつを申し上げます。本日は御多用のところ、特にまたきびしい暑さのところを本委員会に御出席をくださいましてまことにありがとうございました。どうかそれぞれのお立場において忌憚のない御意見を御開陳くださるようにお願いを申し上げます。  なお、参考人の御意見の開陳はお一人約十五分程度といたしまして、後ほどの委員の質疑の際には十分お答えをくださるよ……

第49回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1965/09/11、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  まず最初に、昭和四十一年度科学技術庁重要施策について小林官房長より説明を聴取することといたします。小林官房長。
【次の発言】 以上で説明の聴取を終わりました。質疑はございませんか。――別に質疑もございませんので、次に移ります。
【次の発言】 それでは、引き続き、九月二十一日から開催される国際原子力機関の第九回東京総会について御説明を願います。村田原子力局長。
【次の発言】 村田原子力局長の説明に関連して、何か補足的な御説明がありましたら聴取いたしたいと思います。

第49回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1965/10/04、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長 これより会議を開きます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  おはかりいたします。先般、海外における科学技術振興政策及び原子力の研究開発状況を視察のため六人の委員の方々がソ連、欧米及び東南アジア諸国の旅行を終え帰国されました。この際、その概況について御説明を承りたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは三木喜夫君よりお願いいたします。三木喜夫君。
【次の発言】 次に、纐纈彌三君からお願いをいたします。
【次の発言】 おはかりいたします。ただいま海外における科学技術振興政策及び原子力の研究開発状況等について御説明を承……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1966/02/23、30期、日本社会党)

○岡委員 いまいただいた各資料について、この資料は、先般の委員会で西村英一委員から御要求の資料と存じますが、一応御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 結局、この統計を見ると、第一には、研究投資の絶対額においてOECD各国に比して日本は最低である。さて、日本が外国に対して輸出しておる技術、その対価として受け取る勘定と輸入した技術の対価として支払う金額とのバランスが、OECD各国に比べて非常に低い。それから研究投資においては、政府の部分が非常に少なくて、民間の負担が非常に多い。しかも、それはOECD諸国に比べて全く逆の状態である。それから国民所得に比べて、研究投資が非常に少ない、これもOEC……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○岡委員 いま大臣の提案理由の御説明の中で、ウラン鉱の入手は現在そう困難ではないというふうなお話がございましたが、事実、ウラン鉱は、今日もはや売り手市場から買い手市場へ大きく転換しようとしておる。いわばその分岐点にいまあるのではないかというような感じもいたしますが、この辺のあなた方の国際的なものの見方について、ひとつお聞かせを願いたい。
【次の発言】 日本でも、今後動力炉がかなり急速にふえてくる形勢でもあるし、それから世界各国においても幾何級数的に動力炉の設置その他、その発電の出力もふえてきておるような数字を承っておるのでございます。そこで、賦存状況としては世界で五十万トン程度のウラン鉱だとも……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1966/03/09、30期、日本社会党)

○岡委員 私も農業県の選出でありますから、特に米地帯でもあり、いもちには百姓が非常に困っておられる実情はよく知っているわけです。それだけに最近いもちのための妙薬ができたということでお百姓が非常に喜んでいることも私は知っている。そこで、きょうはわざわざ東大等から専門の先生も来ていただきましたので、この機会にお聞きをいたしたいのは、まず第一に、たとえばフェニル水銀をまいたときに、葉に吸収されて以後のフェニル水銀の行動、これは農業技術研究所かどこかで御発表になっておると思うのですが、その経過をこの際ひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 私は十分記憶しませんが、ここに資料もありますけれども、その場合に……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1966/03/10、30期、日本社会党)

○岡委員 時間もありませんから簡単に、ちょうど大臣も理事長もおられるから、一言二言お尋ねをしたい。  前々から委員会で私は、日本における核燃料サイクルの確立のためには、原料物質もまた燃料物質も民有化すべき段階ではないということをたびたびいろいろな角度から申し上げておる。ところで、原料物質が閣議の了解で一応民有に移されましたが、そのときにはただ天然ウランだけを民有に移すということであったのか、まだ何かほかに付帯的な閣議決定事項があったのか、そしてそれはいつごろでございますか。
【次の発言】 そうすると、私も実は法律には非常に弱いほうなのですが、この原子燃料公社法によると、「原子燃料公社は、原子力……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1966/03/16、30期、日本社会党)

○岡委員 きょうは、この法案と直接関係がございませんが、先般、前回の委員会において触れまして未解決の問題がありますので、外務省からも御出席を願って、若干補足的にお尋ねをしておきたいと思います。  特に、外務省の国連局長等に御了解をいただきたいことは、御存じのように、私どもこの委員会としては、原子力の研究、開発、利用は平和目的に限る、こういう大原則のもとに原子力政策を推進しておりますので、そういう立場から、たとえば国会が実験禁止等の決議をいたしました場合に、当委員会からわざわざ有志がアメリカへ出かけまして、国防総省やあるいはアメリカ原子力委員会に対して国会の決議を携えて交渉するなど、かなり積極的……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第9号(1966/03/17、30期、日本社会党)

○岡委員 コールドチェーンの問題は、前々から資源局のほうで非常に御熱心に研究をしておられて、そのつど御報告を承っておったのですが、最近の新聞を見ると、岩手県で大体この方式に準じてリンゴを取り扱い、消費者に流しているということがありましたが、このことについて、たとえば生産者から、あるいは生産者団体からいかなる流通機構を経て、そうして消費者の手に渡ることになっているか、また、価格等の面についてもどういう実情であるかこれをひとつ、生きたお手本のようにも思われますので、御報告願います。
【次の発言】 そして、消費者の手へもそれだけお安く入っているのですか。

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第11号(1966/03/24、30期、日本社会党)

○岡委員 質問は大体尽きたようでありますので、当委員会としても、こうして熱心にこの問題を取り上げて討議を尽くしましたので、当然委員会としての意思の表示が必要かと思いますので、その関係上、若干の資料の御提出を願いたいと思います。  第一の点は、先ほど来るる述べられておる予算に関連しまして、学術会議の地球物理に関する委員会の中に設けられた地震予知に関する小委員会の何らかの決定があるようでございましたら、予算を含めての方針なり構想なりを資料として御提出願いたい。それから一昨年新潟地震のときに、政府も百億のオーダーをこえる相当な予備費を支出しておる。民間等の実害はおそらく一千億になんなんとするであろう……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○岡委員 最後に簡単に伺いたいですが、理化学研究所、これがどうあるべきか、どんな機能を持つべきかということは、われわれの委員会としても大きな焦点であったわけです。  私どもとすれば、願わくばかっての理研、大河内理研であり、仁科理研たるべき権威をぜひ持っていただきたいという大きな夢を理化学研究所にわれわれはいまも持っております。そこで農薬の問題がいまここで論じられておるわけでありますが、理研は先ほど農薬については三研究室のほかに対微生物の研究室を設けられる、ほかに抗生物質についても設けられておりますか。
【次の発言】 いや、私のお聞きしたのは農薬の分野における抗生物質に関する研究を現在も進めてお……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1966/03/31、30期、日本社会党)

○岡委員 きょう御多用の参考人にわざわざ御出席を願いましたこの委員会の意図は、相次ぐ今回の大きな墜落事故について、ぜひ皆さま方から、最も科学的な、そして公正な事故調査の結論を出していただくことは、単に今後における航空機あるいは航空の安全に寄与するだけではなく、日本の科学技術水準の高さを示すものでなければならぬ、こういう強い希望を持って御出頭願ったわけでございます。私自身航空機については全くのしろうとでございます。  まず木村先生にお伺いをいたします。きょう新聞を見ますると、昨日、同じ727型の飛行機を用いられて、前回の全日空の航空事故に関する実験的な飛行を試みられたということでございますが、ま……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第15号(1966/04/13、30期、日本社会党)

○岡委員 私は、きょう皆さんがお見えになって、この問題で委員会がいろいろ審議をするということは、実はけさ初めて知るようなことでありましたので、むしろ教えていただきたいという気持ちでお尋ねをいたします。  この直接的な放送衛星というものが、たとえば、適当な数が適当な軌道上において宇宙に何個配置されておるときに、たとえば、日本の私の家庭のテレビ受信機でスカンジナビアもアフリカも南米も北米もカナダも、あるいはアラスカも南極も受像し得るものなんでしょうか。そういう技術は可能なのですか。
【次の発言】 いや、スカンジナビアのものでも南アメリカのものでも、われわれの家庭の受信機が適切なパラボラを備えておれ……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1966/04/21、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、委員長所用のためお見えになりませんので、委員長の指定により私が委員長の職務を行ないます。  科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。  科学技術の基本問題について質疑の通告がありますので、順次これを許します。田中武夫君。
【次の発言】 三木喜夫君。
【次の発言】 ただいまの三木委員の御発言につきましては、理事会において十分尊重して具体的な機会をつくりたいと思います。  本日はこの程度にとどめ、次会は、来たる四月二十七日水曜日午後一時より理事会、一時三十分より委員会を開くこととし、これにて散会いたします。    午後零時五十七分散会

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1966/04/27、30期、日本社会党)

○岡委員 原子力委員会が、動力炉懇談会あるいはワーキンググループまたは海外調査団等いろいろな御活動で、一応今後におけるわが国の原子力開発計画を軌道に乗せようとしての御努力には、私は心から敬意を表するものであります。  ただ、しかし、この際お伺いをいたしておきたいことは、たまたま私どもの委員会としては、原子炉等の規制に関する法律の一部を改正する法律が成立をいたしました際に、与野党一致で原子炉の安全性等を中心とする附帯決議を採択いたしておりますが、一体これをどのように取り扱っていただけるのか、この点をひとつはっきりとお答えを願いたい。
【次の発言】 なぜ、われわれが決議をした資料の公開、公聴会等の……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第21号(1966/05/12、30期、日本社会党)

○岡委員 まだ時期が少し早いかと思いますが、昨日夕刊を拝見しますと、日本海沿岸の都市を中心にかなり放射能の高い粒子が降下しているということでありますが、これはいろいろな意味で私どもとしても重大な関心を払わねばならないと思います。  そこで、現在までに放射能対策本部としてお集めになった情報をこの機会にお知らせを願いたい。
【次の発言】 東京の防衛庁の発表によると、一平方メートルに数個のいわゆるジャイアントパーティクルというものが落ちたということが出ておりますが、このジャイアントパーティクルはどの程度のものか、それからまた一平方メートルに何個くらい落ちておるか、またそれは類推的に考えれば、東京全土……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第23号(1966/06/02、30期、日本社会党)

○岡委員 小幡防衛施設庁長官にお尋ねをいたしますが、水戸射爆場の返還問題は、その後どういう経過をたどっておりますか。
【次の発言】 そういう御答弁ではこれはまことに納得いたしがたいので、もっと具体的にひとつお聞かせを願いたい。これは、単に地元あるいは茨城県の県議会等の決議であるばかりでなく、本委員会の決議でもある。そういうことから、前の小泉防衛庁長官を委員会にお招きをした場合にも、私はできるだけ責任を持って高次な政治的折衝でこの問題の解決に当たりたい、こういうふうな言明もあるわけです。いまお話を聞くとまことに取りとめのない話なんだが、具体的にどのように進んでおるのか、もっと具体的な御答弁をひと……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第24号(1966/06/09、30期、日本社会党)

○岡委員 岸田さんにまずお伺いいたしたいのですが、お説のように中共の核爆発が、漸次実戦配備に向けられて進められている。そのテンポもかなり早い。いわば一九七五、六年には数基のMRBMの実戦配置があり得るし、ICBMも一九七五年には完成するというようなテンポの早い開発であると、まだこれから相当回数の実験というものが予想されるわけなんだが、その辺の見通しはいかがなものでしょう。
【次の発言】 檜山先生は御専門でございませんが、例のタクラマカン砂漠の一部のロプノル湖の近辺で核爆発をやっているわけですが、気象学的に日本列島なり日本近海というのは、中国の核爆発の影響を非常に深刻に受けやすいというようなこと……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○岡委員 科学技術行政に関する小委員会の経過について御報告申し上げます。    科学技術行政に関する小委員長報告要旨  一国の産業経済の発展、国民福祉の向上は、科学技術の進歩発展に支えられている。最近のわが国経済の発展も科学技術の進歩と技術革新の進展に負うところ極めて大きかったことはいうまでもない。  しかしながら、これは主として、欧米先進諸国の技術を導入し、これを消化し得たことによるものであると思われる。開放経済体制の下、わが国が他の先進諸国に伍して、更に一層の経済発展と国民生活の向上を図っていくためには、今こそ、外国技術依存を脱却し、独創的な国産技術の開発に努めなければならない。  このよ……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1966/06/23、30期、日本社会党)

○岡委員 質問の最初に、有澤原子力委員会委員長代理が先般高き栄誉を受けられました。原子力政策がわが国に始まってより、終始委員長として、また委員長代理として困難な草創の道を切り開いていただいた先生にとっては、当然のこととは思いますが、私どもも、ともどもに苦労を重ねてきた立場から、ここに心からお祝いを申し上げます。  きょう私がお尋ねをいたしたいことは、すでに御存じのように本委員会といたしましても、今後の動力炉の開発についてはかくあるべきであるという一応の方針を採択いたしております。したがって、これが軽視され、あるいは無視されることがあったのでは、本委員会としてもこれをこのままに黙視するわけにはい……

第51回国会 外務委員会 第2号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○岡委員 資料を要求するにあたりまして、まず最初に、外務大臣に一言だけお伺いしておきたいと思います。  先ほど冒頭の穗積委員の御質問に対して、今朝各新聞が取り上げている核拡散防止協定に関する見解は下田事務次官の非公式な見解である、こう御答弁になりましたが、そのようなものでございますか。
【次の発言】 非公式な見解ですか、公式な見解ですか、外務省の。
【次の発言】 それでは非公式なものと見ていいのですか。
【次の発言】 核拡散防止協定と核軍縮の問題は、いまさら申し上げるまでもなくジュネーブ軍縮会議における二つの大きな焦点の問題になり、その成り行きに国際世論は注目を払っていることは申し上げるまでも……

第51回国会 外務委員会 第5号(1966/03/18、30期、日本社会党)

○岡委員 この間私は下田次官の御発言に関連をいたしまして、核軍縮あるいはまた核拡散防止条約等、現在世論の注目の的になっておる問題についての政府の統一見解の御提出を要求いたしました。ところが、私どもがいただいたものは単なる資料であって、資料では、読む者のいわば主観的な判断によって左右されるので、この際あらためて政府の統一見解を要望いたします。
【次の発言】 私は、下田次官の御発言にはプラスの面もあり、また誤解を招きやすいマイナスの面もあると思う。したがって、政府としての統一見解を私は求めた。ところがいまの外務大臣の御発言は、単に下田発言に関する政府の補足説明にすぎない。これでは政府の統一見解では……

第51回国会 外務委員会 第14号(1966/05/06、30期、日本社会党)

○岡委員 私は、外務大臣とあまり時間のかかるイデオロギー論争は全然いたしたくない。ただ当面する問題について、若干所信を明らかにしていただきたいと思います。  まず第一の問題は、やがて京城でアジア諸国の外務大臣会議が開かれるということでありますが、この会議の性格は一体どういうものなんですか。
【次の発言】 別に成果をお聞きしたわけではなく、性格がどんなものかということをお聞きしたわけです。  それで、その会に集まる顔ぶれというものは、どこの国とどこの国ですか。
【次の発言】 それらの国々をいまお聞きすると、いずれもアメリカとあるいはANZUS協定によって軍事同盟を結んでおる、あるいは相互防衛条約……

第51回国会 外務委員会 第21号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○岡委員 私は、エンタープライズと称する原子力航空母艦等の原子力艦艇の日本寄港の問題、それから人口稠密な東京湾、横須賀への原子力潜水艦の入港の安全性に関する問題、並びに核探知クラブ、この核探知をどのような形で政府としてはこれを発展させようとしておられるのかという主として核問題について率直な政府の所信を伺いたいと思います。  あらかじめ特に希望しておきたいととは、私も単刀直入にお尋ねいたしますから、外務大臣もイエスかノーか、明確に、しかも簡潔にお答えを願いたいと思います。  まず第一に、伝えられるところによると、エンタープライズ等の原子力艦艇の日本寄港をアメリカ側から要請されたという事実がありま……

第52回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1966/07/20、30期、日本社会党)

○岡委員 大気中の亜硫酸ガス、それよりも除硫装置あるいは大気内における亜硫酸ガスのいわば人体に対する限度、こういうことについての研究は、石油化学なんかの進んだ国ではかなり高い水準を持っているのじゃないかと私は見ておるのだが、工業技術院のほうでは一体どういうことになっておるのですか。
【次の発言】 しかし、そんなものは、やれば医学的にそうむずかしい問題ではないと私は思う。何も人体実験をしなくたって、動物実験でやればいいのだから。それは薬の許可の審議会なんかでは、きくかきかないか、毒か毒性でないか、全部それでやっておるのだから、熱心にやればやれないことはないと思う。そんな点ももう少し、ドイツの許容……

第52回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1966/07/27、30期、日本社会党)

○岡委員 朝永先生、ノーベル賞を受賞されましてほんとうにおめでとうございます。湯川先生に次いで朝永先生がはえあるノーベル賞を受けられたということ、それに対しては国民は手を打って喜んだでございましょう。国会もまた先生をお迎えして敬意を、また謝意を表しました。しかし私どもとして考えなければならないことは、こういう両先生がノーベル賞を受けられたという事実を、もっと科学政策を推進するという立場から反省をしなければならない問題がたくさんあるのではないか。こういうような気持ちで実は先生をはじめ参考人の方々の御出席をいただいたわけでございます。おそらく両先生のお仕事については共同に協力をして研究された方もご……

第52回国会 外務委員会 第4号(1966/10/12、30期、日本社会党)

○岡委員 通産省の方に長くお待たせしてありますので、まずちょっとこちらへお寄りを願いたいと思います。  私はこの機会に、最近とみに増大しておるベトナム特需に関連して、若干お尋ねをいたしたいと思います。  まず、駐留軍調達機関等の特需契約でございますが、昭和四十一年一月から八月までの間に駐留米軍調達機関APAの公用調達による特需契約高は、物資契約が四千五百九十九万二千ドル、役務契約が三千六百五十万一千ドル、合計八千二百四十九万三千ドル。これは前年同期の三千四百七万五千ドルに比べて約二・三倍と著しく増加しておる。もちろんAPAの調達は、すべてベトナムだけではない。在日米軍あるいは在韓米軍使用分も含……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会地方行政委員会大蔵委員会厚生委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1949/11/21、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 厚生委員の岡でございますが、ただいま委員長のお話で家屋税の半減は新しく新設されたものだけというお話でございましたが、第七條第三項によりますと、改築もしくは増築あるいは取得の土地というような項目がありますので、これは改築をいたしましたときにも、やはり家屋税は半減になるのでございましようね。
【次の発言】 その点に関しまして、今ほど地方行政委員の方から御意見がございましたが、たとえば実例を申し上げたいと思います。石川県におきましては山中、山代等現在八つの温泉がありますが、これらの町ないし村は、ほとんど温泉旅館よりの諸税收入によつて町村の財政をまかなつております。そこでオン・リミツト……

第13回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1952/03/25、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 午前中にも他の同僚委員からお尋ねもあつたことと存じますが、なお引続き午後の公述人の皆さんの御意見を聞きましても、現在のこの擬護法というよりも、遺族あるいは傷痍軍人に対する処遇に対する国の根本的なあり方についての御意見が、大きくわかれておる印象を受けます。たとえば、午前中の末高さんのお考えでは、公的扶助というふうなものを、もつと大規模に徹底させろ、その中に遺族の処遇等をも包含すべきであるというふうな点を強調しておられました。また特に佐藤さんの御意見では、生活保護法の前に国家の補償は優先する、従つて生活保護法の適用と見まぎらわしいような処遇でなく、あくまでも国家の補償という建前にお……

第13回国会 大蔵委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1952/04/25、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 先ほど来いろいろお答えもありましたので、ごく簡單にお尋ねしたいと思います。今度のこの地方移讓は、私どもから見ると非常に突如としてなされる印象を受けるのであります。そこで、厚生当局の方の地方移讓についてのいろいろな理由は、これまでもしばしば承つておりまするが、なお他に、大蔵省としても何らか財政的な理由等もあつて、この挙に出られたのであるかどうか、その点を承りたい。
【次の発言】 それでは、先ほど高田次長のお話では、残置するものはメデイカル・センターというような役割を持たす、そうして府県に移讓を予定されておる病院は、原則として府県営たらしめたいという考え方でありますが、一体府県に移……

第13回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1952/02/21、24期、日本社会党)

○岡(良)委員 大臣に二、三点お伺いしたい。第一点は、平衡交付金が実施されましてから、これが必ずしも満足すべきものでないために、地方財政上大きなウエイトを占めている義務教育費が、非常に不当な圧迫を受けていることは大臣も御存じの通りだろうと思うのであります。しかも累年その減少が著しいというふうに地方も訴えております。そういう事情を勘案いたしましたときに、やはり義務教育費についての適当な負担額と申しまするか、こういうものを算定して、最終的な責任は国が持つてこれをまかなうというような、義務教育費国庫負担法とでも申しましようか、そういう措置でもつて地方財政上の圧迫を緩和しつつ、かつ義務教育をその名のご……


26期(1953/04/19〜)

第19回国会 文部委員会厚生委員会連合審査会 第1号(1954/05/10、26期、日本社会党(右))

○岡委員 昨年の暮に、衆議院の方で食生活の改善とそして食糧の自給増産に関する決議案が院議で通過しておりまするが、この内容は御存じのように粉食を普及せしめる、そのことを中核として国民の栄養改善、同時にまた酪農の普及、農村経済の振興、ひいては国際収支の改善、いろいろないわば一石三鳥、四鳥の効果をねらつての意思を表示し、政府にその実施方を強く要望いたしたわけなので、そのときにも当然常識的に考えられるのは、おとなの場合はなかなか食生活の改善は言うにやすくして行うにかたいが、小さい子供たちを学校で集団的にこのように指導して行くとするならば、これがまず実践の具体的な糸口であろうということを強くその当時われ……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 予算委員会公聴会 第1号(1955/05/19、27期、日本社会党(右))

○岡委員 大へん子供っぽいお尋ねでありますが、たとえば六キログラムの濃縮ウランを受け入れ、原子物理学のエキスパートがおられると目される大学に、これを一キログラムずつ六カ所に分けられる。そうするとそこで営まれる研究は、実際にその生きた資料を通じて研究をされるだけのものでありますか。
【次の発言】 そういたしますると、たとえば濃縮ウランを受け入れて、それを中心に、いわば国ないし国家的な統制力の強い研究のセンターができる。この研究のセンターというところへは、これから出てくる若い日本の、しかも原子物理学に大きな興味なり、まじめさを持っている者も自由に入って研究できるかできないかということについての保障……

第22回国会 予算委員会公聴会 第2号(1955/05/20、27期、日本社会党)

○岡委員 昨日は藤岡先生から、きょうは伏見先生から原子力の問題についていろいろうんちくを傾けられての御意見をいただいておるのでありますが、先生も先般ヨーロッパ諸国、またインド等をお回りになりまして、それぞれの国における原子力の現在の研究の進み方については、親しく見聞をしてこられたお方でありますので、いささかそういう大局的な立場から、なお具体的問題についての先生の御所見を伺いたいと思うのであります。  最初にぶしつけなことをお尋ねいたしますが、新聞等で伝えられるところによると、今度の原子力に関する御調査でヨーロッパへ御出張のときに、先生は英国の方はお入りになれなかったというようなことをちょっと聞……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1955/06/04、27期、日本社会党(右))

○岡分科員 厚生大臣がお見えになりましてから原則的な点で多少質問をいたしたいと思いますが、その先に政府委員の皆さんから参考として具体的な数字等についてお聞きをいたしたいと思います。  まず国保の事務費の問題でありますが、私は主として御提出の昭和三十年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算案についての説明と、予算要求額事項別調べ、これに基いてお尋ねをいたすのでありますが、この説明書によれば社会保険の事務費の全額は国庫において負担をする。そこで四十億九千百余万円が計上されておりますが、国保団体方面の計算によりますと事務費は全額国庫負担になっておらない、なお九億七千五百七十七万四千円の不足である、こう……

第24回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○岡委員 せっかく公述人の皆さんにお出ましを願ったのでありますから、私は討論めいたことは避けて端的にお尋ねいたします。  この健康保険法の改正の中で一番問題となっておるのは、先ほど来の御三名の方の御指摘のように、第七十条の三に新しくこのような条文をつけ加えたことであります。すなわち「国庫ハ第七十条二規定スル費用ノ外」と申しまするのは「保険事業ノ事務ノ執行二要スル費用」のほかに「予算ノ範囲内二於テ政府ノ管掌スル健康保険事業ノ執行二要スル費用ノ一部ヲ補助ス」、これが一つの大きなポイントになっておりますが、そこで竹中さんまた金子さん、牛尾さんにお尋ねをいたします。私どもはこの際たとえば結核に対する根……

第25回国会 外務委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1956/12/01、27期、日本社会党)

○岡委員 杉本先生にお伺いいたしますが、今の御説明でずいぶんひまがかかるような感じがいたしました。天然ウランには二三五が〇・七%程度しかない、しかも二三八と二三五は同位元素だからなかなか分離がしにくいというので、結局六弗化ウランにして、ガス状にして、そこで拡散比率でも利用して分離するというふうに聞いておるのであります。そこで私のお聞きしたいことは、そういう工程は今御説明によると、AECが六弗化ウランというガス状のものとして民間工場に渡す、そこで六弗化ウランというガス状のものにするまでの工程というものは、現在AECでは第一級の極秘になっているというふうに私ども聞いておるのでありますが、その取扱い……

第26回国会 外務委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○岡委員 このたび国際原子力機関憲章の採択会議において日本国がその準備委員に選ばれ、従って理事国に当選をする公算がきわめて大と相なりました。私は原子力の平和利用を掲げるこの機関の運営において重大な任務を果し得る機会を与えられたことについては、外務当局の御努力を衷心より多とするものであります。しかしながらそれだけに、わが日本も理事国としての任務はきわめて重大であろうと思うのでありまして、従って国際機関の運営に対する政府の根本的な態度については、親しく所管大臣よりその所信を承わりたいと思って、特にこの連合審査を私どもは要求いたしたのでありますが、お見えになりませんので、その点は保留いたしまして、と……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 外務委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1958/10/28、28期、日本社会党)

○岡委員 私は、御提案の米英に対する動力協定、その内容に立ち入る前に、このような協定を急ぐことが、わが国の原子力外交の正しい路線という立場から見て適切であるかどうかという点、並びにこの両協定は動力炉を導入する前提となりますが、現在の国際的な原子力発電の実情から見て、動力炉を導入するということが、果して日本の将来の原子力開発にとって正しい方向であるかどうかという、この二つの点をまずお伺いいたしたいと思うのであります。  不幸にして藤山外務大臣がきょうは御病気で、御出席がないのでありますが、原子力政策は、今日すでにアトミック・ディプロマシーという段階まで来ておるように、わが国の場合は、特に外交問題……

第31回国会 予算委員会公聴会 第2号(1959/02/17、28期、日本社会党)

○岡委員 この機会に、松尾先生に少し率直な御意見をお教えいただきたいと思いますことは、実は大蔵大臣もおられますが、私ども年来社会保険、特に厚生年金積立金の運用ということについて大きな関心を持っておるわけでございます。ことしもすでに二千六百億ほどの積立金が蓄積されており、利息だけでも百八十億をこえておる。このいわば労働者の社会保険において、こういう形の完全積み立て方式、いわばインフレにおける将来の物価の変動というものを顧慮しない完全積み立て方式がいいか悪いかということが一つの問題であり、学者あるいは専門家の意見の相違点にもなっておるのでございますが、この点といま一つは、やはり日本の社会保障におけ……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○岡分科員 本年初めて原子力研究開発のために約一千万円の予算が防衛庁に配分されたようでありますが、防衛庁の原子力研究開発の範囲、目的などについて、原子力委員会、科学技術庁並びに防衛庁から、この際明確な責任のある御所信を承わりたいと存じます。  まず第一にお伺いをいたしたい点は、防衛庁は昭和二十九年以来原子力に関する研究を始めておられるということが伝えられておるのでありまするが、その機構、また研究の内容、結果、相なるべくはその予算をこの際お聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、防衛庁が行なっておられる原子力の研究というものは、一応、わが国が核兵器における攻撃を受けるかもしれ……

第31回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1959/02/28、28期、日本社会党)

○岡分科員 科学技術振興という立場から文部大臣にまず御所信を承わりたいと思います。  先般予算委員会でも御答弁は承わったのでございますが、何しろ革命的な科学の発展は今日世界の趨勢でございますし、しかもこれらの科学技術は、常にその底辺にはきわめて深く広い基礎研究の分野が横たわっておる。スプートニクが打ち上げられたといたしましても、やはり航空力学なり天体物理学なり電子工学なり金属材料に関する深い透徹した基礎研究の上に初めて一発の人工惑星が生まれた。こういうような状態でありますので、わが国の科学技術を発展せしめるとすれば、何といたしましても特に自然科学における基礎研究の分野を、予算的にも施設の上にお……

第34回国会 予算委員会公聴会 第1号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○岡委員 和田公述人の御所見はきわめてプリンシプルと申しますか、世界観と申しますか、非常に深い根底の上に立っての原則的な御所見の開陳でございました。私はその際御指摘になった点について、若干昭和三十五年度の予算とは離れておるかもしれませんが、先生の御意見について一言だけお伺いをいたしたいと思います。それは先生の肩書きを見ますと、民主社会主義研究会議でございますか、一つの主義が掲げられておるのでございますが、この民主社会主義というのは、一体社会主義を目的とするのか、民主主義を目的とするのかということが、しばしば新聞、雑誌等で問題になっておりまするが、先生の御所見を理解する上からも、その根本の基本的……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○岡分科員 木原委員の質問に関連して、一点お伺いいたしたいと思います。  アメリカの第七艦隊に対して、日本の横須賀、佐世保の区域・施設その他において、どのような利便を現在日本は供与しておるのか。タウンゼント・フープスあたりの意見を見ると、日本の艦船修理施設、補給基地としての使命は、高く評価しなければならないというようなことを強調しておるようでございますが、具体的にどのような利便を供与されておるのですか、この機会にお示し願いたい。
【次の発言】 第七艦隊を維持する上ににおいて、このような日本の港の利用というものは不可欠なものでございましょうか。どういうふうに判断されますか。

第38回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○岡分科員 私は、本年度予算の科学振興費に関連して、科学技術行政全般にわたり、若干の御質疑を申し上げたいと存じます。  まず最初に、これは長官に御所信を求めます。池田内閣は、組閣の当初、また、施政方針の演説等においても、科学技術の振興を公約としてうたわれました。ところが、本年度におけるこの科学技術振興費を見ましても、前年度に比べての増はまことに僅少でございまして、昨年度の総予算に対する本年度の予算の伸びにも劣っております。また、総予算の中における比率におきましても劣っております。こういうわけで、科学技術振興に対する熱意は一向私は見出すことができない。これでは、せっかくの科学技術振興の表看板も、……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○岡分科員 ただいま野原委員の御質疑に対して、来年度、本年度工業高等学校を重点的に増設をされるということでございましたが、この学校に収容され卒業されていく若い技能者の諸君は、大体年次的にどういう数字になるという見通しでございますか。
【次の発言】 現在技術革新ということで、どの工場の現場へ行っても年の若い諸君がきわめて単純な作業をやっておるようであります。しかしながら相当高度な機械の操作などもやっておりますから、勢いかなり基礎的な教養も必要な、そういうものを持った技能工が必要とされておる。また事実産業界も労働市場では技能工が非常に不足されておる。そういうような要請にこたえて、いわば産業界の要請……

第43回国会 外務委員会科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○岡委員 きょうは、本会議の散会後、こうして私どもの申し出を快くいれていただいて、外務委員の方々が連合審査をしていただいたことを心からお礼を申し上げます。  そこで、私は、先般外務省が発表になった中間報告についてお尋ねをいたしたい、こう思っておったのでございますが、いま前田委員と政府側の方々との質疑応答の中で、若干私としてはふに落ちない点がございましたので、まず、この点を明らかにしていただきたいと思います。  まず、大平外務大臣にお尋ねをいたしますが、大平外務大臣は、当初の御答弁では、原子力潜水艦を寄港させてくれというアメリカ側の要請には断わる立場にはない、しかし、いま最後の御答弁では、十分安……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会科学技術の基本問題に関する小委員会 第3号(1964/03/26、30期、日本社会党)

○岡小委員 きょうは非常に御多用な朝永会長をはじめそうそうたる方々のお出ましを願ったので、珍しい機会でもありますし、いわばフリートーキングで腹を割ったお話を聞かしてもらいたい。速記者がついて、向かい合っていると、かみしもを着たようになりますが、もしなんでございましたら速記をやめていただくようにお願いしておきます。  まず第一に、この科学技術の基本問題に関する小委員会が持たれておる一つの大きな目的は、基本法というよりも、何らかの措置で、もっと研究予算、科学技術予算というものを増額させるということが大きなねらいであるわけです。そういう点で、現在日本の計上されている予算の額、あるいは予算の運営、執行……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会科学技術の基本問題に関する小委員会 第4号(1964/04/23、30期、日本社会党)

○岡小委員 武藤先生に特にお伺いいたしたいと思うのです。きょうこうして御多用な皆さんに御出席願いましたのも、実は私ども国会といたしましても、科学技術の振興をどうすればいいかということで非常に苦悩をいたしておる。それで大方の御意見を聞かしてもらいたいという趣旨なのです。御存じのように、日本のように専任大臣として科学技術庁の長官を持っておるという国はあまりほかにはないはずですし、科学技術会議というようなものも形だけはできておるし、衆参両院に科学技術振興対策特別委員会なんというものがある国は、私は寡聞にして知らないのです。国会なり政府なりが一応形の上では非常に熱心に取り組んでいるようであるが、さて、……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会原子力政策に関する小委員会 第2号(1964/03/05、30期、日本社会党)

○岡小委員 議事進行。フリートーキングで、速記をやめてやったらどうなんですか。あったほうがいいですか。
【次の発言】 参考人の方にはたいへん御苦労さまでございます。特に大屋さんは、この間に引き続いてきょうまた来ていただきまして、常勤の説明員、常勤の参考人のようなことで、おそれ入ります。  速記をやめてください。

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会原子力政策に関する小委員会 第4号(1964/04/01、30期、日本社会党)

○岡小委員 船の話ですが、ちょうどこの事業団のときに原子力潜水艦の寄港問題で私ども非常に取り急いでおりましたので、あまり十分な審議は私どもできなかったし、勉強もできなかったのであります。  井上さんが、さっきからだいぶもの申したい顔をしておられますので、ちょっとお聞きしたいと思います。  私は、この九年かかるというのは、慎重といえば慎重だが、少し間延びし過ぎているような実は気がするわけです。そこで、先ほどお話のあったソ連の砕氷船、アメリカのサバンナ号とか、ただいま建造に取りかかろうとしておる西ドイツの船、あるいはいま計画中のノルウェーの船、こういうものは大体どのくらいな年月でつくろうという計画……

第46回国会 科学技術振興対策特別委員会原子力政策に関する小委員会 第5号(1964/04/02、30期、日本社会党)

○岡小委員 佐々木さんの質問を聞いていると、いよいよ佐々木前原子力局長として参考人になってもらわなければならないような感じもいたします。それはさておきまして、私は多くは申しませんが、先ほど来の皆さんの御質問の中で、若干お尋ねしたいことがあるのです。  先ほど、手当等の問題について、大臣は、原研における理事者側と組合側との紛争については不介入の方針でいきたい、両当事者はなるべく妥当な解決に到達することを切望する、こうおっしゃいました。  菊池理事長は、この大臣の御答弁、納得ができますか。
【次の発言】 「原研調査項目」の中で拝見いたしますと、給与問題についての「理事者の自主性の幅」というのが三五……

第48回国会 科学技術振興対策特別委員会動力炉開発に関する小委員会 第1号(1965/05/13、30期、日本社会党)

○岡小委員 別に特別な質疑じゃないのですが、質問があったらまたお答えいたしますが若干申し述べた、ということがあるという向坊さんのお話があったので、こういう機会に洗いざらい聞かしておいていただきたいと思います。  お二人にお聞きしたいことは、今度機構改革をいたしました日本原子力研究所のあり方についての率直な御意見、特にまた向坊先生からは、大学の研究と原子力研究所の協力に関する件、こういうふうな点について具体的な御所見があったら伺わしていただきたいと思います。  立花さんからは、いま御指摘のリサーチマネージメントという立場からして、日本原子力研究所の機構やあり方はあれでいいのか、そういう点について……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会宇宙開発に関する小委員会 第1号(1966/02/24、30期、日本社会党)

○岡小委員 委員長は宇宙開発についてのいろいろの論議を非常に希望しておられるようですが、田中さんから若干糸川先生に対していろいろお話が出ましたので、一言お尋ねしておきます。  コスパリンに輸出された十基のロケットは全部打ち上げられましたか。まずその点を伺いたい。
【次の発言】 その打ち上げ計画があなたのほうへすでにそのように報告されているわけでございますか。
【次の発言】 実はこういうことをお尋ねいたしましたのは、最近、中共の核運搬手段の開発は案外早いだろう、おそらく一九六七、八年にはそれが実現するだろうということを、アメリカの相当な責任ある地位の者が言っておるわけであります。フランスが中共を……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会科学技術行政に関する小委員会 第1号(1966/03/03、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡小委員長 これより科学技術行政に関する小委員会を開会いたします。  科学技術行政に関する件について調査を進めます。  本件調査のため、本日参考人として日本海事協会会長、元東京大学教授山県昌夫君に御出席を願っております。  この際、山県参考人に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は御多用のところ、本委員会に御出席をくださいまして、どうもありがとうございました。どうか忌憚のない御意見をお述べくださるようお願い申し上げます。  それでは山県参考人から御発言をお願いいたします。
【次の発言】 以上で参考人からの意見聴取は終わりました。  引き続き、科学技術行政機構に関して篠原科学技術会議議員より……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会科学技術行政に関する小委員会 第2号(1966/04/06、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡小委員長 これより科学技術行政に関する小委員会を開会いたします。  科学技術行政に関する件について調査を進めます。  本日は、民間研究機関の現況及び科学技術行政に対する御要望等について御意見を聴取するため、ソニー株式会社社長井深大君、株式会社日立製作所会長倉田主税君、東洋レーヨン株式会社会長田代茂樹君及び東亜燃料工業株式会社社長南部政二君、以上四名の方々に御出席を願っております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用のところ本委員会に御出席をくださいまして、まことにありがとうございます。どうかそれぞれの立場からわが国の現在の科学技術行政に対し忌憚のない御意……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会科学技術行政に関する小委員会 第3号(1966/04/28、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡小委員長 これより科学技術行政に関する小委員会を開会いたします。  科学技術行政に関する件について調査を進めます。  発明の奨励及び国産技術の育成等に関する問題調査のため、本日、参考人として、協和醗酵工業株式会社社長加藤弁三郎君、財団法人日本発明振興協会理事長君嶋武彦君、住友化学工業株式会社副社長児玉信次郎君、社団法人発明協会理事長高吉友次君及び日本原子力研究所理事宗像英二君、以上五名の方々に御出席を願っております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上あげます。  本日は、御多用のところ本委員会に御出席をくださいまして、まことにありがとうございました。どうかそれぞれの立場から忌憚……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会科学技術行政に関する小委員会 第4号(1966/06/08、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡小委員長 これより科学技術行政に関する小委員会を開会いたします。  科学技術行政に関する件について調査を進めます。  本件調査のため、本日参考人として新技術開発事業団理事長鈴江康平君、理化学研究所理事長長岡治男君、日本科学技術情報センター理事長浜田成徳君、高分子原料技術研究組合理事福島嘉雄君及び光学工業技術研究組合理事長松本三郎君に御出席願っております。  この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、まことに御多用のところ、本小委員会に御出席くださいましてありがとうございました。どうかそれぞれの立場から、事業の現況、運営上の問題点、あるいは科学技術行政に対する忌憚のない要……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会科学技術行政に関する小委員会 第5号(1966/06/22、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡小委員長 これより科学技術行政に関する小委員会を開会いたします。  科学技術行政に関する件について調査を進めます。  本小委員会は、本年二月十日設置されてより、わが国の科学技術行政全般にわたり、その問題点、今後のあり方等について熱心に調査してまいったのでありますが、調査の経過について委員会に報告する小委員長報告要旨がまとまりました。  まず案文を朗読いたします。     科学技術行政に関する小委員長報告要旨     (案)   一国の産業経済の発展、国民福祉の向上は、科学技術の進歩発展に支えられている。最近のわが国経済の発展も科学技術の進歩と技術革新の進展に負うところ極めて大きかったことは……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会動力炉開発に関する小委員会 第1号(1966/02/16、30期、日本社会党)

○岡小委員 いま団長をはじめ、はるばる各国の実情を御視察、御見学になっての帰朝報告を承って、ありがとうございました。  私は、特に大山さんにまずお伺いをいたしたいと思いますが、われわれが新しい転換炉に取り組むといたしましても、また、高速増殖炉に取り組むといたしましても、基礎研究と開発というものの不可分の問題、また、われわれ委員会といたしましても、こうしてせっかく動力炉開発に関する小委員会を設けましたのも、これが単なるエネルギーの問題であれば商工委員会にまかせておけばそれでいいと思うのですが、これを特に科学技術委員会で取り上げたゆえんのものは、やはりこうした新しいタイプの炉と、また、将来本命と目……

第51回国会 科学技術振興対策特別委員会動力炉開発に関する小委員会 第2号(1966/05/11、30期、日本社会党)

○岡小委員 私は小委員長の構想を体しましてその成文化に御協力を申し上げましたので、私が小委員長にかわってその案を朗読させていただきたいと思います。     動力炉開発に関する小委員長報告要旨     (案)  本小委員会は昭和四十年五月十二日(第四十八回国会)に設置され、以来関係各分野及び学会等から参考人を招致し、その意見を求め、また関係団体(原子力産業会議、産業計画会議、電力中央研究所等)の公刊した資料、あるいは、原子力委員会の中間報告(動力炉開発の進め方について)、動力炉開発調査団の報告を参考として検討した結果、次のごとくわが国の動力炉開発のあり方に関する意見をとりまとめ本委員会に報告する……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

岡良一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。