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梨木作次郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

梨木作次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
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476位

24期委員会出席TOP50
23位
24期委員会発言TOP50
13位
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24期委員会発言(非役職)TOP10
8位

このページでは梨木作次郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。梨木作次郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 法務委員会 第4号(1949/03/29、24期、日本共産党)

○梨木委員 一般に終戰後少年犯罪が非常にふえておるのでありますが、このふえておる原因について、当局の側ではどういうふうに見られておるか、それをひとつ聞かせてもらいたい。
【次の発言】 今の御説明で納得のいつた点もあるのですが、まだ私には納得の行かない点が多々あるのであります。たとえば少年の親たちが生活的に非常に困つておる。そういうことが少年が犯罪に走る一番大きな原因の一つになつておると思うのでありますが、そういう点についての突つ込んだ説明を聞くことができなかつたのでありますが、今の御説明の方の考え方の中には、少年犯罪が非常にふえておる原因の中に、そういう経済的な窮迫、またそれに対する社会的な施……

第5回国会 法務委員会 第5号(1949/04/08、24期、日本共産党)

○梨木委員 法務総裁に伺いたいのですが、昭和二十四年四月四日付で團体等規正令という政令が公布になつておりますが、これは前のポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基き、同令に基く「政党、協会其ノ他ノ團体ノ結成ノ禁止等ニ関スル件」でありまして、昭和二十一年の勅令第百一号を改正したもののように思われるのでありますが、まず伺いたいのは、これは昭和二十年の勅令第五百四十二号に基いて発せられたものとするならば、連合國最高司令官から要求があつたこと、さらにその要求があつて、これを実施するために特に必要がある場合という一つの條件が改正についてはなければならないと思うのでありますが、そこでそういう要求が……

第5回国会 法務委員会 第6号(1949/04/12、24期、日本共産党)

○梨木委員 それでは法務総裁並びに檢務長官にお伺いいたします。去る三月の二十七日並びに四月の二日、この二回にわたりましてこれが大阪で行われた。三月二十七日の分は生活権擁護人民大会、四月二日の分は労働法規改惡反対労働者大会という名目のもとに開かれた大会でありますが、この大会の後に示威行進が行われたのであります。その際に大阪地方自治警察がこのデモ行進に対しまして非常に不当な取締りを行い、その結果多数の負傷者を出している事件があつたのであります。私の調べたところによりますと、三月二十七日のデモ行進の際には檢束者十八名、それから負傷者が十六名、これは重傷であります。その他軽傷者が百名有余あつたと聞いて……

第5回国会 法務委員会 第7号(1949/04/14、24期、日本共産党)

○梨木委員 最高裁判所の方としては、こういうふうに執行の際に警官の援助を求める場合には、一度執行して、その執行についていろいろな抵抗を受けるとか、その他の障害があると認めた場合に、初めて警官の援助を求めるのが至当だと私は思いますが、こういう点について本件の場合には何ら執行することなく、初めから警官の援助を求めておるのでありますが、こういう点についての、司法行政上の最高裁判所の見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 その点についてもう一点伺いたいのですが、それではそういう抵抗を受ける危險性と、これは抽象的な答弁でありましたが、この場合に具体的にどういうおそれがあつてこういう警官の援助を求められ……

第5回国会 法務委員会 第8号(1949/04/19、24期、日本共産党)

○梨木委員 税務代理士法の問題について、法務総裁に伺いたいのであります。税務代理士法第一條に「税務代理士ハ所得税、法人税其ノ他命令ヲ以テ定ムル租税ニ関シ他人ノ委嘱ニ依リ税務官廳ニ提出スべキ書類ヲ作成シ又ハ審査ノ請求、訴願ノ提起其ノ他ノ事項(訴訟ヲ除ク)ニ付代理ヲ為シ若ハ相談ニ應ズルヲ業トス」ということになつておるのでありますが、この税務代理士の資格を持つておらない者がこのような書類の作成や審査請求、訴願の提起、その他の事項について代理もしくは相談した場合には、罰則があるのであります。ところでこの業とするということが問題なのでありまして、私の考えでは、業とするという場合は、少くとも報酬を得ること……

第5回国会 法務委員会 第9号(1949/04/23、24期、日本共産党)

○梨木委員 最初の松島謙三の件については、当事者の言うところとちよつと違つておりますから、その違つている点について、のちほどまた質問いたすことにして、きようはこの程度にいたしておきます。  大津事件の処理の問題でありますが私の方へ入つている事実関係は、強制わいせつ罪の点のみならず、これは職権濫用罪に該当すると思うのであります。この点については、職権濫用罪が成立するといたしますれば、告訴がなくても起訴できるわけでありまして、これがまだ私は納得が行かないのであります。こういう点については、檢察当局はどういうふうにお考えになつておるのか、これをちよつと伺いたい。

第5回国会 法務委員会 第11号(1949/04/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 少年院法の一部改正のところで、昭和二十六年の三月三十一日までということになつておるのであります。これはおそらく予算の関係などをによみ合せての改正なのだろうと思いますが、やはりこういう拘置監に特別の場所をこしらえて、そこへ少年を保護処遇するというようなことは、なるべく短期間にしてもらいたいと思うのでありますが、なぜ二十五年一ぱいにということにできなかつたのか、この点を伺いたいのであります。
【次の発言】 今の御質問に関連してお伺いいたしたのでありますが、裁判所や檢察廳を新設する場合に、地元民の寄付に仰いでいるということ、これは実際は地元の金持や顏役が主としてこの寄付に應じている。そう……

第5回国会 法務委員会 第12号(1949/04/27、24期、日本共産党)

○梨木委員 今の質問に関連してお尋ねしたいのでありますが、ポツダム勅令といいますか勅令五百四十二号に基く政令を改正しようということになつておるのでありますが、こういうような改正の形式をとられるのは、ポツダム勅令五百四十二号はもう効力がないのだ、だから法律の形式で改正を要求せられるのである。こう了解してよろしうございますか。
【次の発言】 それではこの政令の改正について連合軍最高司令官の方から何らかの要求があつて、その要求に基いてこういう改正案を計画されておるのでありますか、それを伺いたい。
【次の発言】 いわゆるポツ勅に基く政令は、場合によつては法律をも変更するような内容を含み得るものであると……

第5回国会 法務委員会 第15号(1949/05/06、24期、日本共産党)

○梨木委員 現行民法の三百六條の三号には、雇人の給料ということになつておるのでありますが、この雇人の給料という中には、雇用関係から生ずる一切の労働者にとつての報酬というように理解しておるわけでありますが、そうした場合において、退職金というようなものはこの雇い人の給料の中に入るかと思いますが、政府の方ではどういうようにお考えですか、伺いたいと思います。
【次の発言】 どうもよくわからないのですが、今たとえて言われましたが、それをもう少し一般的に説明していただけませんか。
【次の発言】 大体現在日本で行われている退職金の制度というものは、これはやはり勤労に対する報酬ということが一般的な考え方だろう……

第5回国会 法務委員会 第17号(1949/05/10、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は前会の委員会に出してあつた質問の答弁を求めます。私は前会の委員会におきまして第七條の四号に「日本國憲法施行の日以後において、日本國憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壞することを主張する政党その他の團体を結成し、又はこれに加入した者」こういう規定があるのでありますが、ここに規定しておるような政党というものは、團体等規制令によつて禁止されておるのであります。そういう事情にあるにもかかわらず、なぜことさらにこういう規定をしたかという点についての説明を、これは法務総裁に求めてあつたのでありますから、法務総裁から答えていただきたいのです。

第5回国会 法務委員会 第18号(1949/05/11、24期、日本共産党)

○梨木委員 最近地方公共團体が條例制定権に基いて、行列、示威行進を制限する條例を各地に続々制定されておるのでありますが、これは憲法第二十八條及び同二十一條に違反するものではありませんか。
【次の発言】 ただいま新潟初め、各地の條例ははなはだしく憲法に違反するとは考えませんか。
【次の発言】 それでは多少行過ぎであるというのは、法務総裁殖田氏の御意見であると承つておきませう。そこで憲法九十九條では、公務員はこの憲法を擁護する義務があるのであり、かかる條例が出たら、すべからく廃止を勧告をなすべきではないでしようか。
【次の発言】 それでは最後に行列、示威行進を制限する條例が全國にどの程度あるか、そ……

第5回国会 法務委員会 第19号(1949/05/12、24期、日本共産党)

○梨木委員 現今の犯罪の急激な増加はいかなる原因によるとお考えでしようか。
【次の発言】 政党に所属するとはいかなる段階においていうのでしようか。
【次の発言】 認定の基準は重要なことであるのに、常識的にきめるという先ほどの御説明では納得いたしかねるのでありますが、この点について法律的に明確な解答をお願いいたします。
【次の発言】 第二百十八條の「裸にしない限り、」は、ことにそれが婦人の場合には、人権を蹂躙するものではないか。
【次の発言】 身体檢査令状がいる場合とは、身体の檢査をする場合のみをいうのではないのですか。
【次の発言】 さように解釈いたしますと、ますます人権蹂躙となると思いますが……

第5回国会 法務委員会 第20号(1949/05/13、24期、日本共産党)

○梨木委員 長野縣上高井郡須坂町に約三万坪の敷地を買收して刑務所を新設するという計画があるように聞いておりますが、そういう事実がありましたならば、その計画についての詳細を伺いたいと思います。
【次の発言】 もちろん刑務所はどこかへつくらなければならないとか、現在まで刑務所の建設にあたりまして、どこにもつくつてはいけないということは成立たないのでありますが、刑務所をつくるについては地元民とよく了解の上で建設すべきものだと私は思うのであります。私の方の情報では、この須坂町当局とは事前には何らの話もなくて、買收を決定したのちにおいて初めてそのことが発表せられた。そのために今町当局は地元民からごうごう……

第5回国会 法務委員会 第21号(1949/05/16、24期、日本共産党)

○梨木委員 明十七日埼玉縣におきまして知事の補欠選挙が行われることになつておるのであります。ところが今埼玉縣下におきましては非常に過重な供出を割当てられたために、これを完納することができないで、食糧管理法違反に問われている多数の農民が勾留されておるのであります。この人たちは熱心に明日の知事の選挙に自分の持つている選挙権を行使したいと希望しておるのであります。從來勾留中の被疑者につきまして、われわれが扱つた事件についても、一時執行を停止いたしまして、選挙権を行使させておる事例がたくさんあるのでありまして、選挙権を行使させることは新憲法下において最も尊重せられなければならないことだと思いますので、……

第5回国会 法務委員会 第22号(1949/05/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 大体私が先ほどから政府委員の質問を聞いておりますと、言葉の上では家督相続の復活をねらつたのではないと言いながら、被相続人の意思を尊重する、あるいは胎兒にまで相続をさせよう、こういう考え方は、家督相続の考え方の上に立つているから、そういう結論がちよいちよいと出て來る。だから私の申し上げたいのは、それでは農業資産相続特例法の第一條の法律の目的というものは、何のためにこの目的を書いたか。この目的の趣旨に從つて法律の運用並びに解釈を決定して行くということのためにつくられた。そうであるとするならば、まだ胎兒で農業を営むかどうかがはつきりしないものにまで指定ができるというような考え方、これはと……

第5回国会 法務委員会 第23号(1949/05/19、24期、日本共産党)

○梨木委員 あなたが書かれた意見書には、横浜交通局ということは出ているのですが、その他の警視廳とか東京地方檢察廳とか東京中央郵便局というような官廳の名前を出してありますか。
【次の発言】 具体的に警視廳、檢察廳の名前は出ておらないのですね。
【次の発言】 どうしてそれを書かなかつたのですか。
【次の発言】 それは警視廳どか東京檢察廳の名前を出しては困るということで、何か檢事の方からそういうさしずがあつて、そういう記載になつたのではありませんか。
【次の発言】 間違いないですね。
【次の発言】 警視廳や檢察廳にこれだけの生地が行つているのは、それは営利を目的にしておらないからという理由で、あなた……

第5回国会 法務委員会 第24号(1949/05/20、24期、日本共産党)

○梨木委員 委員長、ちよつと待つてください。私の質問がまだ残つています。そういうことをしては横暴じやないか。

第5回国会 法務委員会 第26号(1949/05/22、24期、日本共産党)

○梨木委員 今の政府委員の説明の千戸以上というのは、焼失戸数が千戸以上でありましようか、それをちよつとお伺いいたします。
【次の発言】 谷村町の場合は、先ほど三分の一が焼失したとおつしやいましたが、その三分の一は戸数にしてどのくらいになりましようか。
【次の発言】 私かわつて説明いたします。小菅忠義は昭和十六年まで織物問屋商であつたが、企業整備令により廃業し、同年より遠縁にあたる野本荒三郎所有地敷地を借り受け、昭和山羊牧場を経営し、スイス産優良山羊を飼育、昭和十九年には縣下有数の山羊牧場として、関係各個所より見学に來るほどであつたところ、縁戚にあたる野本と不仲となり、この野本は非常識にも牧場の……

第5回国会 法務委員会 第27号(1949/05/23、24期、日本共産党)

○梨木委員 警察で食いとめられなかつた場合には、檢察廳へも手を打たなければならぬということで、あなたの方から鈴木さんが金を引出していると言われましたですね。
【次の発言】 今猪俣委員からもお伺いしたように、あなたが後藤の家に呼ばれる前に、つたのやで一度後藤に会つているのですね、後藤つぎに。
【次の発言】 そこで、そのときによろしく頼むということを言つておるわけですね。
【次の発言】 鈴木へは、後藤に渡すべき金がその前に渡つておるはずですね。
【次の発言】 それから檢察懇和会というのを、これはどんなものか、あなたは内容について聞いたことがありますか。

第5回国会 法務委員会 第30号(1949/06/24、24期、日本共産党)

○梨木委員 その訓授が済んだあとかで、平林主任があなたに、どうも榊は共産党らしいというようなことを言つて、何か難詰したようなことはありますか。
【次の発言】 どういうことを言つたのですか。
【次の発言】 そこまででいいです。そうすると、こういうことですか。あんたが共産党らしいということで、署長がかんかんに怒つておる、こういうことですか。
【次の発言】 よろしゆうございます。
【次の発言】 榊君が國会で証言をしたあと、あなたが帰つて來て、証言の内容についてその日に尋ねたのですか、翌日尋ねたのですか。
【次の発言】 翌日あなたは新聞を見た後に榊君に質問したのですか、それともその前ですか。

第5回国会 法務委員会 第32号(1949/07/07、24期、日本共産党)

○梨木委員 今委員長からもお尋ねがありましたが、國会で証人調べをした場合に報告書を出す問題です。これは今まではあなたの方では、公開でもあるし、強制しなければ出さしてもさしつかえないように考えておつたというわけですけれども、しかしどうも私たちの考えでは、報告書を強制ではないが出してもらいたいということを上の方から言われれば、氣の弱い人はやはり心理的に強制されたように感ずるわけであります。こういう処置をされることは、やはり國政調査のため証人尋問の際に、眞実を述べることの妨げになるように思うのであります。今後そういう扱い方についてやはり強制しないのだということでも、報告書はとらないようにされた方が私……

第5回国会 法務委員会 第34号(1949/07/25、24期、日本共産党)

○梨木委員 樋貝國務大臣に伺いたいのでありますが、過般斉藤國警本部長官の被免問題が起りました際に、増田官房長官の談として傳えられたところによりますと、警察に関しては内閣総理大臣が最後の責任を持つておる。從つて人事権についても最高の責任者であるということから、あたかも公安委員会を無視して――無視しないまでも軽視いたしまして、國警本部長官を被免できるかのごとき言説を弄しているのを新聞で見たのでありますが、この点についての樋貝國務大臣の見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 これは私たちから見ると、非常に重要問題だと思つて、おるのでありまして、さらに技術関係について伺いたいのでありますが、当時吉田……

第5回国会 法務委員会 第35号(1949/08/30、24期、日本共産党)

○梨木委員 たとえば東京で一つの犯罪の嫌疑がある死体があつたとす場合に、あなたは下山総裁の解剖には参加されておらない。そして三鷹事件には参加されておるのは……。
【次の発言】 そういう場合に、下山総裁の死体のごときは非常に問題の死体でありますから、あなたの慶應の方と東大の方とが一緒になつてやるというようなことは、行われ得るような仕組みになつておらないのですか。
【次の発言】 法医学上のいろいろな資料は、犯罪捜査上資料になるパーセンテージはどのくらいですか。
【次の発言】 先ほどおつしやつた日本法医学の評議会は、結論はどういうことになりましたか。

第5回国会 法務委員会 第36号(1949/09/20、24期、日本共産党)

○梨木委員 田中警視総監に伺いたいのですが、先ほどあなたの御陳述によりますと、捜査にあたりましては、刑事の勘が非常に重要な役割を果すようなふうに伺つたのでありますが、終戰前と終戰後とにおきまして、警視庁の刑事はどういう異動があつたか。つまり終戰前に刑事をやつていて現在も刑事をやつている人の率はどうですか、終戰後新しく採用された刑事がどのくらいか、その率をまず伺いたい。
【次の発言】 そうしますと、終戰後における検察のやり方、捜査の仕方というものの中には、やはり終戰前の刑事の勘でやられて、非常に迷惑する点もたくさんあると思う。特に終戰前におきましては、検視庁の特高というものがありまして、これが盛……

第5回国会 法務委員会 第38号(1949/10/06、24期、日本共産党)

○梨木委員 人事院の淺井総裁がどういう答弁をしようと、法務庁としては政府の最高の法律顧問なんだから、こういう憲法に違反した人事院規則なるものを、政府としては認めちやならぬと思う。だから政府の最高の法律顧問である法務庁が、どういう見解を持つておるか、この点を明確にしなくちやならぬと思う。ですから今の刑政長官のようなのんべんだらりとした答弁では、これは事実どんどん毎日のように人事院規則の犠牲者というものが出て来ておるのでありますから、だから実際の監督の刑政上の立場であるとともに、牢屋にぶち込むところの親玉が、こういう解釈をされては困る。ですからこの点については、人事院総裁の方の意見と、法務庁の意見……

第6回国会 法務委員会 第1号(1949/10/31、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方から朝鮮人連盟の解散に関する件と、それから人事院規則に関する件について、人事院総裁並びに法務総裁に質問いたしたいと思います。そのための法務委員会をごく近いうちに開いていただきたいことを希望いたします。

第6回国会 法務委員会 第2号(1949/11/07、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は実は法務総裁に伺いたいことがあつたわけでありますが、今日は法務総裁が見えていないようでありますから、特別審査局長の吉河さんが見えておりますから、朝鮮人連盟解散に関する総括的の問題について、法務総裁に対する質問は留保しておきまして、それでは技術的な点を吉河さんに伺うことにいたします。  第一にお伺いいたしたいのは、朝鮮人連盟並びに朝鮮民主青年同盟、これが団体等規正令に基いて解散させられたのでありますが、この解散についての理由に関しては新聞などにも報道されておりますが、たとえばこれらの団体が反占領軍行為をしたとか、暴力主義の是認をするような事実があつたとかということをあげておるので……

第6回国会 法務委員会 第3号(1949/11/10、24期、日本共産党)

○梨木委員 法務総裁に伺いたいのですが、九月十九日付で出されました人事院規則は、御承知のように非常に広い範囲で国家公務員の政治活動を禁止しておるのでありますが、この点について、私は今猪俣委員からも質問がありましたように、こういう人事院規則というものは憲法に違反するものであるという疑いを強く持つておるのであります。この点を伺います前に、憲法に規定されているところの内閣が発し得る政令、各省が発し得る省令、人事院規則、この関係についてまず伺いたいのであります。というのはもう少し具体的に申しますと、人事院規則と政令との関係はどちらが優先するのか。つまり政令と人事院規則との法的の優越性の点についてまず最……

第6回国会 法務委員会 第4号(1949/11/11、24期、日本共産党)

○梨木委員 新制中学や高等学校の生徒の犯罪を犯しておるような統計ですね、こういうものはありましようか。
【次の発言】 これらの学校、特に中学校の生徒は最近非常に悪くなつているということを父兄から聞いておるのでありますが、その原因の一つに、文部省あたりがスポーツを奨励し過ぎておる。たとえばべース・ボールを非常に奨励するとかいうようなことから―そういう運動の道具はなかなか経済的に買えないというような場合に、そういうところから犯罪を犯す。それからそういう仲間同士が、どうも勉強をほとんど放擲して、そういうものに熱中してしまつて、そういうところから非常は不良化という問題が起つて来ておるように父兄は歎いて……

第6回国会 法務委員会 第6号(1949/11/17、24期、日本共産党)

○梨木委員 施設が充実しておらないということで一年延ばされるというのでありますが、これは来年の予算には、この点はどういうように施設充実のための費用が計上されておるか、これを伺いたいと思います。

第6回国会 法務委員会 第7号(1949/11/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 法務総裁に検務行政に関してお尋ねいたしたいと思います。それは去る八月十七日かに、横浜の港におきまして、海烈号という中国の舟が密輸の嫌疑で検挙されて、例の五・一五事件に関與した三上卓等十四名かの人たちが検挙されたという、いわゆる海烈号事件というものが新聞に報道せられております。まず私が法務総裁に伺いたいのは、この海烈号事件というものの概要をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 その総裁が受取つておられる報告の内要をお伺いいたします。
【次の発言】 詳しい点は、それでは次会に報告してもらつてよろしゆうございますが、大体今答えられる程度のところだけでも答えてもらいたい。

第6回国会 法務委員会 第8号(1949/11/19、24期、日本共産党)

○梨木委員 この密輸事件に関連いたしまして、特に今度逮捕された人々は、この以外にも相当多額の密輸を計画し、また実際成功しておるということをわれわれは聞いておるのでありますが、この点について、検察庁はどういうような捜査をし、どのように事実が判明しておるか、これを伺いたいと思います。
【次の発言】 この事件で逮捕された三上卓、これは御承知のように五・一五事件の関係者であります。こういう人がこの密輸に関係しておる。そうして彼が逮捕されて語つたところによると、この密輸によつてもうけた金で、かねての志を実現しようと考えておつたということは、とりもなおさず軍国主義的な、国家主義的な計画を実行しようというこ……

第6回国会 法務委員会 第11号(1949/11/25、24期、日本共産党)

○梨木委員 その問題に関連してちよつとお尋ねいたします。この二十四年度の補正予算を見ますと、法務府所管で、民事法務部といたしまして、解散団体の財産接収等に必要な事務費の不足を補うためということで、九千二百四十七万三千円を計上しておるのでございます。これはことしの当初予算に比べますと非常に莫大な金額であります。今猪俣委員のお話を伺つておりますと、一体解散団体の財産の接収などで非常な怠慢があるということが明白になつた。またこういう厖大な予算を計上して、これは何に使うのか、非常に疑問にたえないのでありますが、その明細を伺いたい。
【次の発言】 そうするとこの増額は、朝連並びに民青の解散に伴う財産接収……

第6回国会 法務委員会 第12号(1949/11/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 それでは人権擁護に関する決議案をまず朗読いたします。   基本的人権が侵すことのできない権利であることは、憲法の明記するところである。   しかるに最近政治的な差別待遇が行われ、思想の自由、集会、結社、言論の自由、学問の自由が圧迫されていることは公然たる事実である。   さらに逮捕状のらん用、不当な長期勾留、ごう問による自白の強制、弁護権の制限、客観性なき見込捜査による人権じゆうりん、また検事の予定する供述をしない証人を法廷で偽証罪の現行犯逮捕をするという暴挙まで行つている。   さらに犯罪捜査にあたり、検察官、警察官が故意に証拠を隠滅して、重大事件を政治検挙に利用している。   ……

第6回国会 法務委員会 第14号(1949/11/29、24期、日本共産党)

○梨木委員 石川委員の方から詳しい質問が出ておりましたので、重複を避けまして、二、三伺いたいと思うのですが、第三條に「左の場合には、裁判所の健全な裁量により、補償の一部又は全部をしないことができる。」こうあつて「本人が、捜査又は審判を誤まらせる目的で、虚偽の自白をし、又は他の有罪の証拠を作為することにより、起訴、未決の抑留若しくは拘禁又は有罪の裁判を受けるに至つたものと認められる場合」こうなつておるのでありますが、大体こういうようなことはきわめてまれなことに属すると思うのであります。ただ私が心配するのは、これら身柄が拘束されておつた場合におきましては、客観的にはこういうように見られることが起り……

第7回国会 議院運営委員会 第6号(1949/12/20、24期、日本共産党)

○梨木委員 訂正というのは、内容に変更のない場合になさるべきである。ところが今までのいろいろな政府の説明やその他を聞いておりますると、明らかに内容の変更を含んでおる。従つてこれを訂正の手続によつてやろうということは、確かに違法であると思うのであります。従つてこれに反対いたします。

第7回国会 議院運営委員会 第11号(1950/01/23、24期、日本共産党)

○梨木委員 渡米中の議員請暇許可の問題ですが、これは渡米に至るまでの経過に徴しても、大体一週間以上に請暇がわたる場合は院の許可を得なければならぬことになつておる。この場合はあらかじめ一週間以上にわたるということははつきりしておる。にもかかわらず前もつて許可を受けて行かなかつたということについて、われわれとしては不満である。この点共産党としては反対いたします。
【次の発言】 その点は前から向うに行くということは話題に上つておつたし、これは国会を代表するというわけでなかつたことは明確ですが、行くことはもう少し前からわかつておつたのでないか。

第7回国会 議院運営委員会 第17号(1950/02/01、24期、日本共産党)

○梨木委員 その点に関連しまして委員長にお尋ねしたい。ただいま運営委員長の御意見もありましたのですが、あなたの方で、もう一名共産党を加えて四名にするというようなお取扱いをする御用意があるかどうか。
【次の発言】 專売公社の方から、予算上資金上、流用費目があるということを付加して、これを許可してもらいたいという申請が大蔵省に出ておることは知つておられるか。
【次の発言】 それでは專売公社の方から、何らそういう通知がなくして、どうして政府の方では予算上資金上、支出不可能だということを認定されたか。
【次の発言】 そういう正式のものでなくして、交渉の経過を通じて、流用できる予算というものは、まだ残つ……

第7回国会 議院運営委員会 第31号(1950/03/16、24期、日本共産党)

○梨木委員 その前に積に積雪寒冷地帯の決議案ですが、これは趣旨弁明とか、賛成討論とか、そういうことはどうなつておりますか。
【次の発言】 共産党からも賛成討論をを申し込んでおきます。氏名はあとで申し上げます。
【次の発言】 この前の何かの決議案で賛成討論をやめにして、だれか一人代表者でやりましたが、その代表の述べた趣旨にその党派に偏したことがあつた。あのときの申合せでは各党を代表して賛成討論をするというようなことになつておつたのです。そういうこともありましたから、賛成討論をやらないなら別ですが、やるならばやはり簡單でもさせていただきたいと思います。

第7回国会 議院運営委員会 第41号(1950/04/03、24期、日本共産党)

○梨木委員 この前鍛冶委員長は、この運営委員会の席上で、あれは強制捜査でなく、任意に参考人としてお聞きする程度だつたからということで、非常に簡單に考えておられた。しかしながら、当日私は、神山委員にああいう文書が来たので、委員長に会つて、この文書には「貴庁に出張の上捜査を行います」という文字が使つてある、この点を指摘して、国会内において捜査を行うことを鍛冶委員長独断で許すことは不法ではないかと追究した。ところが鍛冶委員長は、参考人に任意に聞く程度だから、かまわぬではないかという意見であつた。もちろん、捜査には、強制捜査と任意捜査と二つある。しかしながら、少くとも捜査であることに間違いない。捜査を……

第7回国会 議院運営委員会 第49号(1950/04/25、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 今読まれたもの以外に、もう少し資料をいただきたいと思います。

第7回国会 考査特別委員会 第2号(1949/12/15、24期、日本共産党)

○梨木委員 ちよつと一点お伺いしたいのですが、永井さんは專門は何をやつておられるのでしようか、医学の專門の方の研究は……。
【次の発言】 どういう方面を專門に研究しておつた方であるかということを、あなたは御承知でしようかということを聞いておるのです。
【次の発言】 どういうことを專門にやつておられましたか。
【次の発言】 そうすると、永井さんが專門の方の研究面でどれほど高い研究をしておられるか、そういう業績についてはあなたは承知しておられないわけですか。
【次の発言】 わかりました。あなたにお伺いしたいのは、永井さんの專門的な分野における業績がどの程度のものであるかということを、あなたはどうい……

第7回国会 考査特別委員会 第3号(1949/12/17、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方の修正に関する意見は、さきに石川県下における耕地面積不正申告事件に関する報告書修正案として提出いたした中に詳しく書いてあるのでありまして、この点は報告書の内容をこの際ここに援用してそれにかえたいと思います。この報告書を速記録に載せていただきます。

第7回国会 考査特別委員会 第5号(1949/12/21、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の質問がもし前に出ていることでありましたら、委員長の方で注意していただきたいと思います。  大豆奨励金というのを価格の中に織り込むということ、このことはあなたの方から主張されて、農林省なり安本なりに、こういう希望を達成できるように同意してもらいたいというふうに持つて行つたのか、あるいは農林省や安本の方からそういう申入れがあつたのか、これはどちらでしようか。
【次の発言】 官が主になつたか、民が主になつたかはつきりはしないかとおつしやるのですか。
【次の発言】 それではこういうように伺いましよう。大豆奨励金を予算に織り込んでもらうようにます要求したのは、農林省でしようね。

第7回国会 考査特別委員会 第7号(1950/02/06、24期、日本共産党)

○梨木委員 最初伺いたいのは石炭の買取りの手続です。これは具体的には生産者から何か申込みでもあつて、それに基いて公団の方で買受けの約束をして、それから手続が進んで行くというような、そういう具体的なことをまず伺いたい。
【次の発言】 それでは、まだ生産されておらないものをあらかじめ売りたいと言つて来た場合は、どういうぐあいに扱うのですか。つまりもう少し具体的に申しますと、これは一体買取りについてわくがあるのですか。一箇月に幾らずつ、どの炭鉱から買うというような一定のわくというようなものがあるわけですか。
【次の発言】 出たものはみな買わなければならぬといたしますと、掘つて出たと言つても具体的にど……

第7回国会 考査特別委員会 第8号(1950/02/08、24期、日本共産党)

○梨木委員 先ほど日本海陸運輸の問題が出たのですが、これに関連してもう少しこの点を聞きたいと思う。証人は今ここの常務になつておる馬屋原という人が、以前に配炭公団の業務局長をやつておつたということは御存じでしようと思うのですが、いかがですか
【次の発言】 そこで、馬屋原さんが公団をやめたのはいつで、やめてから海陸運輸の常務になつたのはいつかということをお伺いいたします。
【次の発言】 馬屋原さんが海陸運輸へ入つてから後、それまでは国鉄用の石炭の輸送をこの海陸運輸でやつておつたのが、その後この馬屋原さんがここへ入るや、配炭公団の貯炭を一手に独占して輸送をするような仕事を引受けるようになつたというふ……

第7回国会 考査特別委員会 第9号(1950/02/10、24期、日本共産党)

○梨木委員 この保險会社が三分ないし後には七分というようなものを配炭公団へ割もどすこの約束、協定ですね。この協定をするときにはだれとだれとだれが立ち会つて契約したかということは、御承知でしようか。
【次の発言】 全然知りませんか。
【次の発言】 それではそういう協定ができたということをいうあなたは聞かれましたか。報告を受けられましたか。報告を受けているでしよう。
【次の発言】 今日まで報告を受けていないのですか。
【次の発言】 それではこういうことなんですか。幹事会社の東京海上、これは出ておつたですね。
【次の発言】 そうするとあなたの方は二分というもの、ないし七分というものは、直接配炭公団へ……

第7回国会 考査特別委員会 第11号(1950/02/15、24期、日本共産党)

○梨木委員 さつきのあなたの証言の中の料金の拂いもどしの約束ですね。その約束は千代田商業と、それから保險会社、公団、この三者が話合いの上で書面をつくつたとおつしやいましたね。これはその通り聞いて間違いないですね。
【次の発言】 その書面というものはどこに保管されておるかおわかりでありませんか。
【次の発言】 そこでその三者の協定の内容といたしましては、割もどしは保險会社が直接に公団へ渡すことになつておつたのですか、それとも千代田商業を通じて渡すことになつたか、そういう点についてはどういうふうに聞いておられますか。
【次の発言】 千代目商業を通じてではないですね。直接ですね。

第7回国会 考査特別委員会 第15号(1950/03/31、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は議事進行に関して、緊急動議を提出いたします。それはいわゆる徳田要請問題に関する本件の調査は、もうその調査をする必要はなくなつたと認めますから、この調査要求を撤回せられんことを動議として提出いたします。その理由をこれから逐一説明いたします。  第一本件には、徳田球一氏が反動を帰すなという要請をしたところの物的証拠と認むべきものは、それを裏づけるところの文書その他の物的証拠は、全然依存しておらないのであります。そういうものは一つもない。そして反対にこういう要請がなかつたことを裏づけるような物的証拠といたしましては、昨年の五月五日に日本共産党の徳田書記長から、ソ同盟共産党中央委員会あ……

第7回国会 考査特別委員会 第16号(1950/04/01、24期、日本共産党)

○梨木委員 議事進行について――今の点は石田委員が質問したところでありまして、今石田委員がおられませんので、またその点について石田委員としていろいろ不審な点を問いただしたい点があるかもしれぬと思いますから、石田委員が証人の調べが済むまでにおいでにならなければしかたありませんが、そうでなければ最後にまわしていただいて、石田委員が見えてからその点を補充的にお伺いくださるように希望します。
【次の発言】 あなたの在ソ中の経歴を見ますと収容所を非常にたくさんまわつておられるようでありますが、こういうことは、ほかの抑留者についても、これほどしげしげかわるということが普通あつたのですか。

第7回国会 考査特別委員会 第17号(1950/04/03、24期、日本共産党)

○梨木委員 ただいま出されました石田君の動議は、きわめて重要だと思うのであります。過般の議院運営委員会で問題になつた鍛冶委員長に関する事項というのは、国会の中へ司法官が捜査をするためにやつて来たことを、委員長の地位においてこれを容認したという、国会の尊厳に対する重大な侵犯を、議院の名において行つた事柄であります。これは国会の権威を議員みずからが傷つけたということになるのであります。かような不見識な議員、しかもそれが委員長のポストについてこの考査委員会の運営をなされるということをわれわれが容認することは、考査委員会そのものの権威までも踏みにじることになるのでありまして、従いまして、鍛冶委員長がそ……

第7回国会 考査特別委員会 第18号(1950/04/04、24期、日本共産党)

○梨木委員 あなたは先ほど経歴の中で、特高をやつておつたと言われましたが、これはどこでやつておつたのですか。
【次の発言】 あまり早く言つてもらうと、混乱してわからないのですが、私のもらつた資料の中には、元特高と書いてあるのですが、どうですか。
【次の発言】 やはり特高の仕事をやるのですか、思想警察のようなことを……。
【次の発言】 それをあなたがやつておつたわけじやないのですか。
【次の発言】 その次に伺いますが、私の方の資料の中には、補助憲兵とありますが、これはどういうことをやつておつたのですか。
【次の発言】 そうすると、やはり憲兵の仕事を実質上やつておられたわけですね。

第7回国会 考査特別委員会 第19号(1950/04/05、24期、日本共産党)

○梨木委員 先ほど田淵委員の質問に対して、あなたが通訳された、日本共産党徳田書記長は期待している、諸君がよく準備された民主主義者として帰国されるように、反動分子としてではなく……。こういうように通訳されて発表されたこの言葉、これがそこへ集まつておつた方々に対して、共産主義者にならねば帰れないという暗示を與えたことになるかもしれぬというようにお答えになつたと私は開いたのでありますが、これはあなたが今から考えてみて、そういうような暗示を與えたことになるかもしれぬと思うのでありますか。そのときにそのように思つたのでありますか。
【次の発言】 次に伺いますが、あなたがアカハタと朝日新聞へ、このいわゆる……

第7回国会 考査特別委員会 第20号(1950/04/06、24期、日本共産党)

○梨木委員 委員長、感違いしておる。峯田というのは本人だ、本人が……。
【次の発言】 さつきのあなたのお話によりますと、九月十六日ごろの集合で今お話になつたようなことがあつたとおつしやいましたが、それは九月の十六日ですか。
【次の発言】 今までの人はどう言つても、あなたの記憶でけつこうです。
【次の発言】 そこであなたの記憶では、朝の点呼の際に最初何か訓辞のようなものがあつて、それからクラブの方へ帰つて、さらに今の問題の話があつた、とこういうぐあいにおつしやいましたが、二段階になつておるのですね。
【次の発言】 それでは、そこのところを聞き漏らしましたから、もう一ぺん言つてください。

第7回国会 考査特別委員会 第23号(1950/04/10、24期、日本共産党)

○梨木委員 議事進行について……。去る五日、当委員会で取調べを受けました菅季治君がその後自殺を遂げたという問題に関連いたしましては、当委員会で、この菅季治君がどういう理由で自殺したかにつきまして、その真相を調査しなければならぬということは、菅季治君が当委員会において調査しようとする、いわゆる徳田要請問題についての重大な証人であります。従つてその証人の証言の信憑性にも関係して来ることでありますので、当委員会としましても、この真相を調査することになつておつたわけでありますが、その後事務当局において調査をしたその結果がどういうことになつておるか、これを委員長の方から御報告を願いたいのであります。

第7回国会 考査特別委員会 第24号(1950/04/12、24期、日本共産党)

○梨木委員 あなた方将校がエラブカの收容所に集結して、そこに帰られたそのときには、その大部分が将校であつたのですか、ほかに兵士は入つておりませんでしたか。
【次の発言】 その将校の中に、われわれが日本に帰つたならば、新しい日本はこの旧将校を中心にして再建いたさなければならない、そういう言葉の中には、以前の軍国主義的な日本の再建ということをも含めてそういう話がかわされておつたというような事実はありませんか。
【次の発言】 そこでお尋ねいたしますが、そういう気持の将校は、あなたの見られるところではどれくらい帰つて来ておると思われますか。
【次の発言】 そうです。

第7回国会 考査特別委員会 第25号(1950/04/13、24期、日本共産党)

○梨木委員 先ほどあなたは民主グループに最初入つておつたことはあると言つておりましたね。それはいつからいつまで入つておられて、その後どういうような形で民主グループからやめられたのですか。
【次の発言】 いつからいつまで。そしてどういう形でやめられたか。
【次の発言】 除名されたのですか。
【次の発言】 ごく簡單に伺いますが民主グループへお入りになつた動機はどういうことからでありましようか。
【次の発言】 つまりそこで共産主義思想を研究すべきであるという考え方でお入りになり、さらにそこで民主グループの運動のようなものはおやりになりましたか。

第7回国会 考査特別委員会 第26号(1950/04/14、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は徳田球一氏の喚問に反対するものであります。その理由は、今までの当委員会における証人調べによつて大体次のような事実が明白になつたと思うのであります。それはいわゆる反動を帰すなという徳田要請があつたということを肯定する証人もありました。ところがこのいわゆる徳田要請の事実を証明する証人、これはどういう人たちかと申しますと、そのほとんど大部分がいわゆる目の丸梯団に所属しておつた人々であります。ところが日の丸梯団に所属しておつたこの人々というのは、これも大部分元将校あるいは特務機関、憲兵、満州国における高級官僚、これらの経歴を持つておる者であります。そしてこの日の丸梯団というのは、大体そ……

第7回国会 考査特別委員会 第28号(1950/04/27、24期、日本共産党)

○梨木委員 先ほど西村委員から、徳田証人の参議院における証言の問題について、一部分だけをとらえて、徳田証人の言つておる全体の問題に関する証言を引用しない点があつたのです。だから私はここでもう一ぺん読んでみます。「草葉委員から証言を求められております」と、こういう岡元委員長の言葉に対しまして、徳田証人は「大体あなたは事務局であれしたと言うけれども、私は事務局であれを出したということは、私は見ていません。」こういうように答えておるのであります。だからこの点についても、西村委員はこの証人の参議院における証言を、あたかも錯覚を起させるような質問をしておることは、非常に事実を曲げることになるので、こうい……

第7回国会 考査特別委員会 第29号(1950/04/30、24期、日本共産党)

○梨木委員 それては私の意見を申し上げます。次のように修正していたたきたいと思います。第二枚目の最初の三行目「一、昭和廿三年五月ウオロシロフ地区の收容所に宛て、徳田書記長の名て、万国赤十字社発行の往復はがきの返信紙に「お元気にてソ同盟強化のため遇進ざれ、りつぱな斗士として帰国され、反動に対して共に斗う日の来ることをお待ちいたしております」旨の片仮名の通信が寄せられたことは亀沢富男君の証言によつて明かとなつたところであります。」これを削除する。この削除の理由を説明いたします。これは徳田書記長が当委員会において明らかにしたように、ソ同盟地区に抑留されておる方々からはがきが来て、そのはがきに対する返……

第7回国会 考査特別委員会 第33号(1950/07/11、24期、日本共産党)

○梨木委員 この報告書を見ましてまず第一におかしく感ずるのは、結論として書かれてある事実と、結論を引出す前提となつておるところの前段の部分とは、あたかも木に竹を継いだように不自然であり、いわば牽強附会の感を禁じ得ないのであります。前段に書かれてあること自体きわめてへんぱであり、かつ独断的であります。それでさえも、ここから結論のごとき断定を引出すことは、何か特別の政治的意図を持たない限り、普通の神経と常識を持つている者にはとうていできない芸当であります。これを端的に暴露しておるものとして一例をあげますならば、結論の中では次のように書かれておるのであります。すなわち「社会生活の不熟は、民主運動の展……

第7回国会 法務委員会 第32号(1950/04/19、24期、日本共産党)

○梨木委員 最高裁判所の方に伺いたいのでありますが、保護すべき権利と保護すべからざる権利、保護に値しないような権利は保護する必要がないのだ、こういうような御答弁が今あつたように聞いたのでありますが、一体保護すべからざる権利、保護に値しないような権利、そんな権利というものがあるのですか。これをどういうぐあいにして区別するのかまず伺いたい。
【次の発言】 そうしますと簡単に判断する、それから慎重に判断する、そういう区別は一体客観的にどういうものさしで決定するのですか。
【次の発言】 そうすると、もう少し碎いて、詳細に具体的に伺いたいのでありますが、この改正案によると、一応は全部何でも受付けるのです……

第8回国会 議院運営委員会 第13号(1950/11/20、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方も、今田中さんや岡田さんが言われたように、「国連軍の敢鬪にもかかわらず、」というのは不穏当だと思うので、消してもらいたいと思います。「さきに勃発した」から「同情を禁ずることができません。」まではいらぬと思います。
【次の発言】 私はこう思うのです。御承知のように国際連合においては、あの国連軍の設置に関する決議について、ソ同盟は参加しておらない、そうしてあの決議は無効だということを主張しておる。従つて、連合軍の一員であるソ同盟は国連軍の設置について反対をし、無効だと言つておるのですから、こういう原則的に論議のある問題を、「国連軍の敢鬪にもかかわらず」といつて、一方の国連軍の敢鬪……

第8回国会 考査特別委員会 第3号(1950/07/27、24期、日本共産党)

○梨木委員 お尋ねいたしますが、東京倶楽部というようなものがありますが、この東京倶楽部の持つておつた千代田区霞関のビル、このビルを配炭公団が借りるような約束をされた事実はありますか。
【次の発言】 それはどういう契約の内容か、ひとつおつしやつてもらいたいのです。いつごろどういう契約をされたか。
【次の発言】 そうすると、千三百五十万円という金はどういう名目で出されたのでありましようか。
【次の発言】 今のお答えによりますと、千三百五十万円というのは賃貸借の預託ですか。
【次の発言】 それは御記憶に間違いございませんか。
【次の発言】 私の方もよくわからないので……。それはかりにあなたの記憶によ……

第8回国会 考査特別委員会 第5号(1950/07/31、24期、日本共産党)

○梨木委員 配炭公団が、東京倶楽部が持つておつた千代田区霞関三丁目にあるれんがづくりの二階建ての建物を、借りる約束をしたことはありますか。
【次の発言】 あなたがこの建物を借りる折衝に当つた事実があるわけですね。
【次の発言】 折衝の相手になつた人はどなたでしようか。
【次の発言】 東京倶楽部側の交渉に当つた方はどなたですかということを聞いているのであります。配炭公団側ではないのです。
【次の発言】 東京倶楽部の相手は……。
【次の発言】 これはどういう約束で借りられたわけですか。
【次の発言】 千三百五十万円をその補修費として拂われたそうですが、これは事実でありますか。

第8回国会 考査特別委員会 第11号(1950/10/30、24期、日本共産党)

○梨木委員 最初に伺いたい点は、政府は日発を監督しているわけでありまして、昨年の増資を許可されたわけでしようが、この増資を許可された理由をまず伺いたい。
【次の発言】 ちよつと、発言中でありますが、私のお聞きするのは、集配法で指定されているのに、これを認めた理由をお聞きしたい。
【次の発言】 持株の方でそういう増資に対する同意の意見をつけたので、それに対して政府も同意した。こうおつしやるのでありますが、当時政府といたしましては、この増資を許可すれば、この集配法による分割と申しますか、再編と申しますか、それがますます困難になつて来る見通しをお持ちでなかつたでしようか。そこのところを伺いたい。

第8回国会 考査特別委員会 第12号(1950/10/31、24期、日本共産党)

○梨木委員 今までは與党の方がたくさんやつて来たのですから、野党側に……。
【次の発言】 今年の六月ですか、首相官邸に呼ばれて、自由党の幹部の方々から、参與になつてもらいたいというのでいろいろ説明があつたということの先ほど証言がありましたが、そのとき日発からおいでになつた方々は、あなたのほかにどなたがおいでになつたのですか。
【次の発言】 そのとき、参與というものが新しくできたので、それになつてもらいたいという話があつたのか、それとも今まで参與というものはあつたのであるが、これになつてもらいたい、こういう申入れであつたのか、それはどちらですか。

第8回国会 考査特別委員会 第13号(1950/11/01、24期、日本共産党)

○梨木委員 この配電経営者会議の金銭の出納をやつておる方はどなたですか。会計のようなものをやつておる方があるのではないですか。
【次の発言】 その祕書課の係の方の―つまりこういうことをお伺いしたいのですが、先ほど来松永事務所に三百七、八十万円の金が出ておるわけでありますが、それの出入りを預かつている人の名前が知りたいのです。
【次の発言】 簡單に願います。
【次の発言】 それでは次にお伺いしますが、この三百七、八十万円の金を出すときには、配電経営者会議で何か協業をされて出されたものと思われますが、そうだとするならば、いつの会議でどういうぐあいに決定されたのでありますか、そのいきさつを簡潔に伺い……

第8回国会 考査特別委員会 第14号(1950/11/13、24期、日本共産党)

○梨木委員 たとえば発電所を建設する場合、あなたの方は具体的にどういうような監督をするのですか。その方法として、出張してときどき見に行くとか、報告を受取るとか、いろいろやり方があると思いますが、監督の具体的な方法を聞きたいのです。
【次の発言】 それでけつこうです。そうしますと、発電所の工事が進行して行くその進行の程度が刻々具体的にあなたの方にわかるのですか、わからないのですか。
【次の発言】 それでは具体的にお伺いします。富山県に成出という発電所が建設中でありますが、これはいつか着工されてそのままになつていて、その後また二十五年五月の下旬にさらに工事を再開している事実があるわけです。そこで私……

第8回国会 考査特別委員会 第15号(1950/11/14、24期、日本共産党)

○梨木委員 二十四年の十二月に日発の幹部をかえてはいけないというメモランダムが出ておるのでありますが、この事実を御承知でしようか。
【次の発言】 そこであなたが政府からやめてもらいたいという申入れがあつたときには、このメモランダムとの関係において不都合だとはお考えにならなかつたでしようか。
【次の発言】 その理由をお伺いしたいのです。
【次の発言】 そうすると、あなたはその点についてメモランダムとの関連におきまして、不都合だとは思うけれども、政府の方ではその点について了解があつたものだと想像して辞職を承諾した、こういうように了解してよろしゆうございますか。

第8回国会 考査特別委員会 第16号(1950/11/16、24期、日本共産党)

○梨木委員 日発の收入は先ほどの御説明の損益計算書で大体承知いたしましたが、この電力料金の中には、配置電会社への売つた分と、それか直接配給しておる分とあるわけだろうと思いますが、その内容を聞きたい。
【次の発言】 もし両方がおわかりでありますれば、二十四年度と二十五年度を……。
【次の発言】 直配の分の大口はどういう会社でしようか。大体大きなところだけを聞かしてもらいたい。
【次の発言】 それから雑收益の中で拂下品の收入というようなものがあると思うのでありますが、その拂下品の中で大口のものを聞かせてもらいたいと思います。
【次の発言】 それじやこういうぐあいに伺いましよう。電線なんかを取りかえ……

第8回国会 考査特別委員会 第17号(1950/11/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 富山県の成出発電所のことを聞きたいのですが、これは工事が再開されているわけですが、再開前の工事の請負人がだれか、それを聞きたいのです。
【次の発言】 それは再開後も佐藤工業がやつておるようでありますが、同じ会社がやつておると承つてよろしゆうございますか。前の佐藤と今の佐藤と違うのですか。
【次の発言】 現在の再開後の工事では、いろいろの資材の運搬にあたつておるのに塩川運輸株式会社というのが索道を使つて資材の運搬をやつておる事実を御承知ですか。
【次の発言】 こういうことです。現在の成出の発電所の建設工事の資材の運搬にあたつておるのは、塩川運輸株式会社というのがこれにあたつておるかど……

第8回国会 法務委員会 第2号(1950/07/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 これはこの前の国会に審議をされたらしいのでありますが、われわれはまだ受取つたばかりで、今提案理由の説明があつたばかりでありますから、この質疑については、もう少し続行してもらいたい。これを動議として提出いたします。
【次の発言】 そうです。きようはこれで打切つて……。
【次の発言】 検務局長と最高裁判所の事務総長に伺いたいのですが、この逮捕状のことでありますが、最近職業安定所におきまして、あぶれがたくさん出る。そこで仕事をもらいたいというような陳情が行われておるのでありますが、これに対しまして、具体的な例を申しますならば、渋谷職業安定所のことでありますが、そこでは警察官が参りまして、……

第8回国会 法務委員会 第3号(1950/07/20、24期、日本共産党)

○梨木委員 関連質問です。お伺いいたしたいのですが、このマ書簡で、今度の七万五千並びに八千人の増員ということの構想が進められておるようでありますが、この点につきまして連合軍最高司令部側の発表を見ますと、日本政府がかねがね増員してもらいたいという要請があつたのでこれを許可した、こういうように受取れるような発表があつたように思うのであります。ところで官房長官の発表によりますと、警察を増強する権限を付与されたというようにもなつておるのであります。そこで第一に伺いたいのは、これは日本政府のもう少し警察力を増強してもらいたいという要請に基いてこれが許可されたのか、それとも連合軍最高司令部の判断によつて、……

第8回国会 法務委員会 第4号(1950/07/21、24期、日本共産党)

○梨木委員 この懲戒の規定でありますが、第十三條は法務局長が專断的に処分ができるような規定になつておりますが、法務局長だけにこういう処分権限を与えるということは、法務局長が調査士を非常に官僚的に押えるという結果が起こりやすいと思いますので、これを調査士会の中でこういう懲戒を自治的にやらせるようにし、もし監督の必要があれば、その調査士会で決定された懲戒を法務局長の方で承認するとかいうことにしないと、法務局長の権限が非常に強くなる結果、調査士の自主性というものが狹められると思うのであります。その結果、調査士を設けた当初の目的が達成できないようになりわしないかということを心配するのでありますが、これ……

第8回国会 法務委員会 第6号(1950/07/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 集会デモ問題もありますが、その前に、最近特に起つている問題を先にお尋ねいたしたいと思うのであります。それは労働新聞に対しまして、七月の二十四日にこれが発刊停止の処分を受けたのであります。この問題に関連いたしまして、まず伺いたいのでありますが、労働新聞――これは労働新聞だけでなくて新文化に対しても来ておるのでありますが、この処分にあたりまして大橋法務総裁の名義で文化タイムス社並びに全国労働組合連絡協議会機関紙の編集と印刷所あてに一つの書類が出されております。これを見ますと、昭和二十五年六月二十六日付並びに同年七月十八日付連合国最高司令官より内閣総理大臣あて書簡による両指令に基き、日本……

第8回国会 法務委員会 第7号(1950/07/28、24期、日本共産党)

○梨木委員 法務総裁にお尋ねいたします。先ほど猪俣委員の警察予備隊の問題に関連する質問におきまして、警察予備隊を運営、管理するについて、一人の人間がこれを指揮統率するような機構になるという趣旨に伺つたのでありますが、これは国務大臣がやるのか、それとも総理大臣がやるのか、その辺の構想はどうなつておりますか、お伺いしておきます。
【次の発言】 ところでこの隊長に対しては、総理大臣が指揮命令することは、今の行政組織法上当然できることになると思うのでありますが、構想の中には――現在の警察の場合においては一応民主的な形を装つた公安委員会というものがその運営、管理に当つておるのでありますが、でき上ろうとす……

第8回国会 法務委員会 第9号(1950/07/31、24期、日本共産党)

○梨木委員 去る二十七日に、放送局の従業員並びに新聞社の従業員に対しまして、突如相当数の人々が解雇された事実があるのであります。われわれの入手した情報によりますと、その解雇にあたりましては、こういうようなことが言われているのであります。解雇した人間に対してその解雇理由といたしまして、五月三日付憲法記念日に際し行われたマ元帥からの吉田首相あての書簡並びに六月以降マ元帥から吉田首相あてに出された書簡の趣旨に従つて今回関係当局から重大な示唆がありましたので、共産主義者またはその同調者を解雇することになつたので解雇する、即刻職場から退職してほしい、こういうような趣旨のことを申し渡されて解雇されたという……

第9回国会 議院運営委員会 第1号(1950/11/22、24期、日本共産党)

○梨木委員 これは議員会館の部屋の中で起つた問題でありますが、この点皆さん方にもよく考えて御考慮願いたいのは、御承知のように議員会館は、国会法第百二十二條で議員の職務執行の便宜のために提供されておるところでありまして、やはり一つの議員の職務執行の場所だと思いまするその中で公務の執行を阻害するような行為が行われたということは、やはり非常に重要視すべき問題だと思うので、その辺も十分御考慮願いたいと思います。
【次の発言】 記章を貸して入れたということはないのです。秘書が案内したので、その点事実と相違しております。
【次の発言】 会館の方ですよ。秘書本人が運行した。

第9回国会 議院運営委員会 第5号(1950/11/28、24期、日本共産党)

○梨木委員 引揚の特別委員会の問題につきましては、小委員会のときに私少し時間を遅れて参りました関係上、そのときにもちよつと私どもの意見は出しておいたのですが、この点について私たちの意向をはつきりしておきたいと思います。  私の方は引揚げ促進についてはもちろんやらなければならぬと思つておりますが、しかしながら従来の引揚委員会の運営のやり方を見ておりますと、ほとんど反ソ、反共的な宣伝に使われておるような傾向が強いのでありまして、そういう運営の仕方が改まるようにはちよつと見受けられないので、この点から、私どもはこの委員会の設置に反対であります。

第9回国会 議院運営委員会 第13号(1950/12/08、24期、日本共産党)

○梨木委員 通産の中小企業信用保險法案、これには共産党は反対討論をいたしたいと思います。
【次の発言】 大体それでけつこうでございます。

第9回国会 法務委員会 第2号(1950/11/30、24期、日本共産党)

○梨木委員 今法務総裁の御答弁の中においても、たとえば神戸事件においては地方税の撤廃とか、あるいは生活保護法の適用を要求するという、そういうことは單に名目に使われたにすぎないのであつて要するに不法行為をやるための口実であつたというような答弁がございましたが、これは実に現実を無視するも、はなはだしい見方であると思うのであつて現に今日本においては、多数の職のない労働者――これは、ほとんど六百万を数えておる。東京都下におきましても、たとえばこの間の本会議においても労働大臣は、公共職業安定所においては三十日のうち十九日職がある、こういう状態で、これでようやく少しずつよくなつて來たと、こう言つておるので……

第9回国会 法務委員会 第5号(1950/12/04、24期、日本共産党)

○梨木委員 古河特審局長にお伺いいたしたいと思います。  去る十一月二十一日だつたと思いますが、わが党の風早議員が、議員会館におきまして、防共新聞社の社員と名のる人四名によつて人糞をぶつかけられた事件のあつたことは、御承知だろうと思いますが、この四名の暴漢は、風早代議士と対談をしておりまして、そのあげくにこういう乱暴なことをしたのでありますが、対談の経過について風早君から聞いてみますと、反共的な思想背景並びに団体に所属しておる者であることが明らかなのであります。その後――私は今手元に持つて来ておりませんが、あの事件に関連して風早代議士のところへは、この間は人糞であつたが、今度はさし殺すぞという……

第9回国会 法務委員会 第6号(1950/12/05、24期、日本共産党)

○梨木委員 今の問題に関連してお尋ねいたしたいと思うのでありますが、私の研究したところでは、人身保護法が人身保護規則によつて骨拔きにされたと見ておりますが、一体この人身保  法が施行になりましてから、この法律により救済を求めた実例はどれくらいありますか。
【次の発言】 そこで刑事勾留にかかるもの、これが私大部分ではないかと思うのであります。私はやはり人身保護法の第二條から行けば、刑事勾留にかかるものについても不当なもの、これは法律上正当な手続ということになつておりますが、こういうものについても救済を認めなければならないというふうに考えております。そしてこれが法律の精神だと思うのであります。とこ……

第9回国会 法務委員会 第7号(1950/12/06、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は民事訴訟法の改正の点について、この前質問いたしたのでありますが、その点で私まだ了解できない点を一点伺いたいと思うのであります。この資料の中の十七ページによりますと、地方裁判所では、第一回の期日が事件受理の日から二十九日目、それから次回期日が、証人のある場合は三十六日目、証人のない場合は三十九日目、こういうふうになつておるわけであります。さらに資料によりますと、地方裁判所では、民事では裁判官一人当り六十件持つておる。こういうことになつておるようでありますが、一人当り六十件の事件を持つておりまして、そしてこの改正によるところの準備手続を経て、弁論の集中審理でやつて行く際には、大体想……

第9回国会 法務委員会 第8号(1950/12/07、24期、日本共産党)

○梨木委員 過般来大橋法務総裁に質問いたしまして、その答弁を得たのでありますが、その間まだ政府側における御答弁に食い違いがあるようでありますし、それから明確を欠いている点がありますので、お伺いしたいのであります。それは過般免職処分を受けたといわれる警察予備隊の隊員の問題であります。これは最初大橋法務総裁は千名弱、こういうことを答えたのであります。ところがその後になりまして、その後調査してみたところが五百名以内になつたということであります。ところが増原長官は、参議院におきましては、百七十七名だ、こういう御答弁をなさつたということでありますが、この点についてもう少しはつきりとその辺をお答え願いたい……

第9回国会 法務委員会 第9号(1950/12/08、24期、日本共産党)

○梨木委員 ちよつと関連して……、横浜地検において何か浮貸しをやつておるという事実がこの間新聞に出ておりましたが、私は実は質問書で政府に答弁を要求してあるのでありますが、まだ来ておりませんから、わかつておりましたらこの際伺いたいと思います。
【次の発言】 私は日本共産党を代表いたしまして訴訟費用等臨時措置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対しましては賛成であります。  それから判事補の職権の特例等に関する法律の一部を改正する法律案、これは要するに裁判官の任命資格の期限の通算の問題なんでありますが、裁判所法四十二条によりますと、裁判の実務に関与しておらない、たとえば裁判所調査官とか、……

第10回国会 議院運営委員会 第1号(1950/12/10、24期、日本共産党)

○梨木委員 この神戸その他の騒擾事件に関する調査のための委員派遣ですが、私は法務委員会に所属しておるわけでありますけれども、この委員の人選については協議がまとまつておらぬはずです。神戸騒擾事件は、背後に共産党がおるか、いなかということがいろいろ問題になつておるわけであります。だからどうしても共産党の委員も一名加えなければならぬというのが、理事会の了解事項になつておつたのであります。今見ますと、全然入つておらない、この点についても相当問題があると思います。  もう一つは、今まで議院運営委員会の申合せ事項としまして、当該選挙区の委員は、その地方の国政調査には遠慮することになつております。ところがこ……

第10回国会 議院運営委員会 第2号(1950/12/11、24期、日本共産党)

○梨木委員 選挙管理委員は、小会派は一名ということになつております。それは緑風会とわれわれの方とで交渉しておりますから、ちよつと待つてもらいたい。
【次の発言】 聞いてみますが、まだ交渉中です。
【次の発言】 小会派は衆参両方で一名ということになつているので、きのうも交渉しているのです。
【次の発言】 法務委員会からの委員派遣の問題であります。これはきのうの報告によりますと、自由党から三名、民主党が一名、社会党が一名、こういう割振りになつておつたのでありますが、これは事柄が神戸騒擾事件を中心にした調査であります。そうしてこれは委員会や本会議でもその点に触れておりますが、その騒擾事件の背景には共……

第10回国会 議院運営委員会 第3号(1950/12/15、24期、日本共産党)

○梨木委員 大体わかつておりますからもう少し様子をごらんになつて、その上でやつたらどうですか。
【次の発言】 小委員に諮問するという議論もあるようでありますが、国会法において、内閣は質問主意書を受けたときから七日以内という期間をきめて、質問に答弁しなければならないことが規定してある。そこで小委員の諮問にかければ、それだけ回答が遅れがちになることも考えられる。今問題になつておることは、われわれの方ではほぼわかつておることなのでありまして(笑声)この点はわれわれの方でも検討して、もう少し様子を見た上で、あらためて御協議いただくことに願いたい。

第10回国会 議院運営委員会 第4号(1950/12/16、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方は、今これを見せられたばかりでありまして、前例によれば一旦持ち帰つて、党に相談してやるのが例になつておりますが、今見せられたばかりでありますから、態度を表明することができません。
【次の発言】 私の方は、きよう初めてです。
【次の発言】 今民主党並びに社会党の話を聞いておりますと、自由党の国会対策委員長の方から何らかのあいさつがあつたそうでありますが、わが党には別にあいさつもありません。わが党といたしましては、問題が地方自治に重要な関係のある議案でありますから、本日の午前中の申合せに従つて、本日これを上程して解決せられんことを希望するわけでありまして、ただいまの動議には反対い……

第10回国会 議院運営委員会 第5号(1951/01/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 先ほど開会式の点はきまりましたが、二十三日に首相の施政方針演説をやるという点はどうなつておりますか。
【次の発言】 これも二十二日にきめるということになりますね。

第10回国会 議院運営委員会 第6号(1951/01/22、24期、日本共産党)

○梨木委員 開会式の翌日施政方針演説をやることは確定的ですか。

第10回国会 議院運営委員会 第7号(1951/01/25、24期、日本共産党)

○梨木委員 今のは、この前の臨時国会のときの時間ですね。
【次の発言】 この前の通常国会のときには、もう少し時間が多かつたのではないかと思うのですが、それはどういうぐあいになつておりますか。
【次の発言】 私の方は二人やりたいと思つているのですが……。
【次の発言】 これは希望ですけれど  も、二人でやる予定になつているので、二人やると、どうしても八十分ほしいのです。
【次の発言】 時間は八十分ほしいのですけれども……。
【次の発言】 私の方は川上貫一君と田島ひで君とです。
【次の発言】 今の小委員会は、定期に聞くとか、何かきめてありますか。

第10回国会 議院運営委員会 第11号(1951/01/31、24期、日本共産党)

○梨木委員 そのことは通告したはずです。やることになつております。
【次の発言】 せいぜい三十分ぐらいで済むはずです。
【次の発言】 わが党の川上君に対する懲罰動議が出ておるわけでありますが、この問題と関連いたしまして、過般のわが党の川上君の質問、並びに田島ひで君の質問に対しまして、吉田総理は、共産主義の宣伝だからと言つて答弁しない。しかしながら川上君、並びに田島君の質問の中には、どこにもそういう共産主義の宣伝にわたるようなことは言つておりません。具体的に共産党の政策並びに事実をあげて、この点について質問しておるのであります。また各政党がみずからの政策を掲げ、党が判断した情勢に基いていろいろな……

第10回国会 議院運営委員会 第12号(1951/02/06、24期、日本共産党)

○梨木委員 表題だけを「行政監察」と訂正して、あとは「監査」でいいのですか。
【次の発言】 私どもの方も、小委員会で反対の態度をきめておりますので、反対いたします。従つて反対討論をいたしたいと思います。
【次の発言】 私どもの方から、占領下における日本人の人権保障に関する緊急質問、これから鳴門の魚雷爆発事件に関する緊急質問、この二つが出ているのでありますが、このうち鳴門の魚雷爆発事件は、天災地変と言えないまでも、天災地変に匹敵するような不時の災害と思われますし、しかもこれによつて非常にたくさんの人々が被害をこうむつておる。これに対する今後の政府の施策というものは、やはり明らかにされなければなら……

第10回国会 議院運営委員会 第13号(1951/02/09、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 最後の、條例を法律  とみなすというのは相当重要なことであると思いますが、條例というのは何の條例でしようか。
【次の発言】 この修正が第二條第二項において、弁護士、弁理士、公認会計士等、こういう資格を有する者は、行政書士となる資格を認めるというのは当然ではありますが、体裁上からいつて少しおかしいと思う。弁護士法との関係上、行政書士の仕事は当然弁護士の業務の中に含まれている。わざわざ行政書士法の中に、こういうものを入れるというのはどうですか。
【次の発言】 私どもは、單に引揚げについて反対するというのではありません。先ほど申し上げましたような趣旨で、出ている委員においてもいろいろ……

第10回国会 議院運営委員会 第16号(1951/02/14、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 それでは緊急質問はあとで相談していただくといたしまして、きのうの首相の演説は非常に重要な発言でもあつたわけでありますから、やはり各党に質問する機会を與えるようにしてもらいたい。ぜひそういうふうにとりはからつてもらいたいと思います。
【次の発言】 今土井さんからの発言がありましたが、しかし講和の問題については、各党はそれぞれやはり違つた見解を持つておる立場もあるわけであります。従つて野党を代表したような形で民主党と社会党だけがおやりになるということは、ちよつとりくつが通らないと思うのです。ことに野党連合の場合は、しばしば共産党を除外するというようなこともあるわけでありまして、特に……

第10回国会 議院運営委員会 第19号(1951/02/24、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 私の方は二十分ほしいと思います。

第10回国会 議院運営委員会 第20号(1951/02/26、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 いろいろ事情を伺いましたが、きよう、あすいろいろ議案が輻湊しておるということのようであります。本質的に言えば、不信任案というものは、政治的にも、先例的にも先に取扱うべきものだと思いますが、それはともかくとして、皆さんの方でもそういう建前から、きようあすはできないということになつたとしても、それではいつごろかということを、やはり政治的に早急に決定しなければならぬと思いますから、そういう点についてはどういうぐあいにお考えになつておられるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 きようあすと済んで最近の機会というように承つてよろしうございますね。

第10回国会 議院運営委員会 第21号(1951/02/27、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 第七国会のときの時間は、大体三十分くらいということだつたようで、それで準備しておりますから、三十分くらいいただきたいと思います。

第10回国会 議院運営委員会 第22号(1951/03/01、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 これは今のところ外務大臣は総理の兼任ということになつているのでありますが、しかし少くとも講和に関しての今の段階では、吉田氏の言葉をかりて言えば、意見の交換ということになつているわけでございます。そこで今までの経過を見ておりますと、これは外交の衝に当るべき外務大臣が、講和の問題についてとにもかくにもダレス特使といろいろな折衝を持つたその過程において、われわれとしてはどうしても承服できないような工作がいろいろ進められておるということは、国会の中の言論や、それから国会外においてもいろいろ発表された方針によつて察知することができるのであります。そうして単に秘密外交というような言葉の端に……

第10回国会 議院運営委員会 第23号(1951/03/06、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 決議案というものは、われわれ前々から申し上げておる通り、長くたなざらしにすべき性質のものでもないし、われわれの政治常識から行きましても、とにかく外務大臣に対する不信任案が出ているのに、これの決着をつけないでそのままにしておくということは、お互いに避けなければならぬことだと思う。特に自由党の皆さんは多数なんでありますから、これはひとつぜひきようやつていただきたい。

第10回国会 議院運営委員会 第24号(1951/03/08、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 御案内のように、不信任案を出すということは、当該大臣としては一身上の問題としてきわめて重要である。政治的にもきわめて重要な問題である。それをたな上げにしておくということは、国民に対しても、われわれ政治的良心からいつても許せない。これは皆さん方も同じだろうと思う。これは前に何か予算案との関係で、一、二日留保してもらいたいというのでわれわれ了承したのですが、その後もう一週間以上にもなるわけで、これ以上この問題をこのままにしておくことは、議院運営委員会の不信任案の取扱いの態度としてもどうかと思う。これはぜひ本日冒頭に上程するようにおとりはからい願いたいと思います。

第10回国会 議院運営委員会 第27号(1951/03/17、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 私の方は党と相談したいと思います。
【次の発言】 私の方は反対です。
【次の発言】 私どもの方から出ております外務大臣の不信任案はどうです。

第10回国会 議院運営委員会 第28号(1951/03/20、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 反対はおのおのの政党の立場で違いますから、これはぜひ許してもらいたい。非常に重要な法案ですから……。
【次の発言】 これは重要な法案ですし、やはり各党それぞれ反対の理由が違うのですから、ぜひともやらしてもらいたい。
【次の発言】 それから共産党非合法化に関する緊急質問が出ておりますが、これも取上げてもらいたい。

第10回国会 議院運営委員会 第29号(1951/03/23、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 明日おやりになるということになれば、川上君が身上弁明をしたいと言つておりますから……。
【次の発言】 三十分くらいにしていただきたい。一身上の弁明というのは、大体時間は制限しないというようなことになつているでしよう。
【次の発言】 それでは十五分にしてください。
【次の発言】 私どもの方では、この問題について討論をいたします。
【次の発言】 そのほかに、私どもの方から出ておる日本共産党非合法化に関する緊急質問、これも取上げていただきたいと思います。
【次の発言】 今、委員会にまわしたらという御意見がありましたけれども、私は国務大臣に対する不信任決議案を委員会で審議するというよう……

第10回国会 議院運営委員会 第30号(1951/03/24、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 ちよつと質問いたします。裁判所侮辱制裁法が、閣議で出すように決定したと新聞に報ぜられておりますが、これはどうなつておりますか。
【次の発言】 十二、三分ぐらいになりはしないかと思うのです。十五分ぐらい……。
【次の発言】 一括した議題の中で、反対、賛成が入つておりますが、採決は別々になりますか。

第10回国会 議院運営委員会 第31号(1951/03/26、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 私の方は反対いたします。
【次の発言】 四、五日前に出してあります。
【次の発言】 この平和擁護決議案は、わが党から出したものでありますが、内容にも盛られてありますように、当面日本の人民のみならず、すべての世界の人たちが、戰争の問題について非常な関心と危惧を持つているのであります。この戰争を防止し、平和を擁護するということは、きわめて緊急重大な問題だと思いますので、戰争を宣伝したり、あるいは戰争を挑発するような行為を禁止するということが、戰争を防止し、平和を守る大きな一つのかぎになつております。そういう趣旨でこの決議案を出したのでありますから、ぜひこれは本会議に上程されんことを……

第10回国会 議院運営委員会 第32号(1951/03/27、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方は反対です。
【次の発言】 これは委員会におきまして、私の方から本人が一身上の弁明をしたいからという申出をしたのでありますが、これが許可されなかつたのであります。御承知のように、これは委員会で除名に決定したわけでありまして、議員としての資格を剥奪されます。そういう重要な処分でありますから、本会議において一身上の弁明を、ぜひ許してもらいたいと思います。
【次の発言】 私の方から出ております日本共産党非合法化に関する緊急質問、これをきようぜひやらしてもらいたいと思いますので、そういうおとりはからいを願いたいと思います。
【次の発言】 そうすると、きようが二十七日ですから、二十九日……

第10回国会 議院運営委員会 第33号(1951/03/28、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方も、参議院修正に反対であります。
【次の発言】 日程第四、第五の反対討論でありますが、私の方では地方税法の一部改正及び地方財政平衡交付金法の一部改正、この両案について討論いたします関係上、非常に重要な案件でありますから、時間は二十分お願いいたします。
【次の発言】 それから私の方で出しておる平和擁護に関する決議案、これは当時のこの委員会では、社会党の態度が留保になつております関係上、そのままになつております。私の方では本会議に上程を希望しておりますが、当時の意見として、何か委員会まわしということもあつたので、どちらかに御決定願いたい。

第10回国会 議院運営委員会 第34号(1951/03/29、24期、日本共産党)

○梨木委員 川上君の懲罰問題は、御承知の通り委員会では除名ということに決定しております。ところがこの委員会におきましては、私の方から身上弁明をさせてもらいたいという希望を申し出たのでありますが、遺憾ながらこれは聞き入れられなかつた。そういう関係もあり、さらに川上君の除名は、この間の本会議における陳謝文を読まなかつたということで、院議無視ということになつております。ところがその陳謝文を読まなかつた原因というのは、一月二十七日の質問演説が問題になつているわけです。御承知の通り、本会議において身上弁明をさせるということは、これはやはり懲罰の相手になつている人の方からの言い分も本会議で聞き、さらにまた……

第10回国会 議院運営委員会 第35号(1951/03/30、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方は反対です。
【次の発言】 この前椎熊さんの方から、追放解除に関する問題は非常に急ぐということだつたが、私どもの方の日本共産党非合法化に関する緊急質問も今非常に問題になつているので、きよう追放解除の方の緊急質問を取上げるのなら、そう時間もとるわけじやありませんから、私どもの方の緊急質問も取上げてもらいたい。
【次の発言】 経過をもう少しはつきりさしておいてもらいたいと思うのです。私の方から私ほか七名、それから社会党は松岡駒吉氏ほか四名、それから民主党は……。
【次の発言】 その連名で記名投票の要求をしたわけであります。私たちはその当時これだけですでに五分の一あるものと見ておつ……

第10回国会 議院運営委員会 第36号(1951/03/31、24期、日本共産党)

○梨木委員 異議ありません。
【次の発言】 私の方は反対です。
【次の発言】 これは大体きまつたことでありまして、両院協議会に持ち込むことに対しましては反対です。
【次の発言】 賛成。
【次の発言】 賛成。
【次の発言】 私の方は反対です。上程にも反対です。
【次の発言】 反対討論はやらせてもらいたい、
【次の発言】 それは無理だ。
【次の発言】 これだけはぜひやらせてもらいたい。
【次の発言】 私の方は反対。反対討論をやらしてください。江崎一治君がやります。
【次の発言】 だから、それをはつきりさせてもらわなければならぬ。
【次の発言】 私どもは反対です。

第10回国会 議院運営委員会 第39号(1951/05/07、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 それは明日扱つてもらえますね。
【次の発言】 わかりました。

第10回国会 議院運営委員会 第40号(1951/05/08、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方も、吉田総理大臣の方からそういう発言があるということになれば、その発言によつてまた質疑をすることにいたします。
【次の発言】 野党代表とおつしやいますが、今までの例を見ますと、共産党とは一線を画して、共産党を除外しての野党ということになつておりますので、わが党は独自に質疑をいたしたいと思います。その点はさように取扱つてもらいたいと思います。そういう希望をしておきます。
【次の発言】 いや、それは……。
【次の発言】 私の方はそれぞれ立場も違いますし、共産党の聞きたいと思うこと、質疑したいと思うことについて、全部これを代表して質疑をしていただけるかどうか期待できないと思いますか……

第10回国会 議院運営委員会 第42号(1951/05/10、24期、日本共産党)

○梨木委員 食管法が両院協議会にかかつておるわけでありますが、目安は大体どういうことになつておりますか。
【次の発言】 両院協議会にかかつて、もし成案が得られなかつた場合に、再び憲法第五十九条による三分の二の議決ができるかどうか、相当疑義があるように聞いておるのであります。われわれはこれはできない、決裂すれば廃案になるという解釈をとつておるのでありますが、この点について、一応意見をまとめておいてほしいという希望を持つております。
【次の発言】 一応両院協議会にかけまして不調に終つた場合に、三分の二の議決をしたという前例はありますか。
【次の発言】 もう一つお願いしたい。最近議員提出の法案が多く……

第10回国会 議院運営委員会 第43号(1951/05/15、24期、日本共産党)

○梨木委員 この前留保になつておりました私の方から出ておる緊急質問を、ひとつ取扱つていただきたいと思います。

第10回国会 議院運営委員会 第47号(1951/05/21、24期、日本共産党)

○梨木委員 この際官房長官にお聞きしたいことがあります。
【次の発言】 それじや、明後日でもけつこうです。

第10回国会 議院運営委員会 第48号(1951/05/23、24期、日本共産党)

○梨木委員 警察法の一部を改正する法律案が地方行政委員会にかかつておるわけでありますが、この法案が通過いたしますれば、どうしても予算的な措置が必要になつて来るわけなのであります。われわれが委員会その他で確かめたところによりますと、少くとも五千人の国警をふやす、それからさらに、自治警を廃止した区域におけるものが国警に吸収される。こういうものを大体見通しますと、五十億ないし六十億の予算が必要になつて来るのではないかと思います。そういう予算的な措置を必要とする法案が、法案だけが出ておりまして、予算の方は一向にそのままになつておるという状態であります。そこでこの点について、政府は予算的の措置をどう考え……

第10回国会 議院運営委員会 第52号(1951/05/27、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 これは私の方が委員会の報告とするのなら賛成討論しなくてもいいが、私の方の態度を明確にしなければならぬのだから……。
【次の発言】 委員長報告では、私の方の趣旨全体が入つておるかどうかわからない。
【次の発言】 それでもけつこうです。
【次の発言】 私の方も、社会党と同じ趣旨で反対でございます。

第10回国会 議院運営委員会 第53号(1951/05/28、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 私の方も反対であります。

第10回国会 議院運営委員会 第54号(1951/05/31、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 私の方も賛成いたします。
【次の発言】 それから二十八日の本会議の日程でありました例の競輪法廃止に関する法律案、これはぜひきよう上程していただきたい。そういうおとりはからいを願いたいと思います。
【次の発言】 討論は、この前何か公式か非公式かちよつと忘れましたが、他党の議員から討論をやるならかまわないだろうというような話があつたように聞いております。そこで、労農党の石野君が討論をしたいということで、すでに通告してあるはずです。
【次の発言】 決議案はどうなつておりますか。

第10回国会 議院運営委員会 第55号(1951/06/01、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 反対。
【次の発言】 自転車競技法廃止の件は、この前から討論をさせるさせないでいろいろ議論がありましたが、私の方は討論しませんから、御上程願いたい。

第10回国会 議院運営委員会 第56号(1951/06/02、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 反対です。
【次の発言】 私の方は場内で申し上げます。
【次の発言】 私どもも同意いたします。
【次の発言】 私の方は反対ですから、討論をやります。
【次の発言】 きのう私、各党の打合会においても申出をしてあつたのでありますが、第四の領土問題に関する決議案、これはわが党は反対でありまして、反対の討論を申し出たわけなんですが、そのときにはだめだということでありました。しかしこれは非常に重要な問題でありますから、私どもどうしても討論をしたいと思いますので、そういうふうに扱つてもらいたいと思います。
【次の発言】 やらぬとは言わない。

第10回国会 議院運営委員会 第57号(1951/06/04、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 私の方は反対です。
【次の発言】 いいです。

第10回国会 議院運営委員会 第58号(1951/06/05、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 それは参議院の修正の方ができるのだ。
【次の発言】 モーターボートは反対です。司法書士法は、社会党の態度が決定しておると聞いておつたので、私の方も一応態度はきめておつたけれども、今のところまだはつきりしないとおつしやるから、場内で決定します。
【次の発言】 大体今の事務総長の話では八人ないし九人ということでありますが、各党に公平に割当てるように取扱つてもらいたい。この前の本員派遣のとき、共産党はことさらに除外されたような印象を受けましたから、これは公平にやつてもらいたい。
【次の発言】 賛成です。

第10回国会 議院運営委員会 第59号(1951/08/09、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 今われわれの手元に来ております外務省情報部から発表されておる草案を見ると、日米軍事協定と申しますか、そういう名前で呼ばれておるところの駐兵協定というものが大体予定されておるわけです。そこでこの駐兵問題についても詳細な御説明があると思うのですが、この点いかがですか。
【次の発言】 その点について説明をする用意を持つておるということについてお答えを願いたい。
【次の発言】 今官房長官は、草案決定の経緯について詳細説明するとおつしやつた。ところがその草案を見ると、新聞にも報道されておるように、この内容の中には、日米軍事協定が重要な要素として一応予定されておる。この点についてやはり詳細……

第10回国会 議院運営委員会 第60号(1951/08/14、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 政府が第十一回国会の召集を決定したということにつきましては、公報を見ますと、講和会議に派遣すべき全権委員の任命につき国会の議決を求めるの件を審議するため、臨時国会を召集するということになつておりますが、この全権委員の権限の内容でございます。講和條約にだけ調印するための権限を委任されるのか、それとも講和條約のいわゆる草案の中の第六條に予定されておりますところの日米軍事協定、この分までも調印する権限を委任するということになるのか、この点はどのように考えておられますか、御見解を承りたいと思います。
【次の発言】 両方ということになりまして、日米軍事協定にも調印する権限が委任されておる……

第10回国会 行政監察特別委員会 第6号(1951/05/16、24期、日本共産党)

○梨木委員 委員長、証人はメモを見て証言するのではなく、記憶のままを述べるように言つてください。
【次の発言】 そんなのは証言にならぬよ。
【次の発言】 あなたは先ほど九州の若松地区委員会で、二十一年の春に椎野さんに会いましたと言いましたね。それは間違いありませんね。そのとき、椎野何と言いましたか。
【次の発言】 椎野悦郎氏をどういうように紹介されましたか。その会う以前には椎野悦郎氏とは面識はあつたのですか。
【次の発言】 その二十一年の春に若松地区委員会で会つたときは、今の記憶では初めて会つたと記憶しているか、その前に椎野悦郎氏に会つたと記憶しておるかどうか、どちらですか。

第10回国会 行政監察特別委員会 第11号(1951/05/25、24期、日本共産党)

○梨木委員 そういう証人から申出があつたものをただちに受入れるということは――ここで行つた証言について不審な点があれば、すべて委員からまた質問をいたしまして、そしてこの証言の真実性ついてわれわれがこれを検討する、こういう過程を経て、初めて国会における証人の証言の価値をわれわれは判断することができることになるわけであります。しかるに、それが一方的にそういう訂正の申入れをして来ましても、われわれがその点について不審な点があるからといつて、質問をいたします機会がないわけであります。従つてそういうものを無條件に受入れるということは、今後当委員会における証人の証言について、あとからあとからと訂正を申し入……

第10回国会 行政監察特別委員会 第12号(1951/05/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 先ほどの委員の質問に対するお答えのうちで、密出国の問題が大分あつたわけでありますが、三浦、静岡、和歌山などにおいて、一連の事件として密出国の事件があり、それが今裁判になつている、これはどういう内容の事件でありますか、ちよつと伺いたいと思います。
【次の発言】 それはいわゆる第八丸良丸事件とかいうので、元陸軍中将の根本博、これらの旧軍人が台湾への義勇軍を募集しまして、そうしてこれを送り込もうという計画の一端が露見したものだというあの事件と違いますか。
【次の発言】 そのほかに鹿児島あるいは南九州あたりから台湾への義勇軍を送るための密出国というものが雑誌などでちよいちよい散見するのであ……

第10回国会 行政監察特別委員会 第13号(1951/05/28、24期、日本共産党)

○梨木委員 今海上保安庁では船をどれくらい持つておりますか。その隻数と内容をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 この巡視船はどの程度の大きさのものでありますか。それから港内艇百七十八隻はどのくらいのものでありますか。
【次の発言】 そうすると、大体総トン数でどのくらいになりますか。
【次の発言】 装備はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 それでは掃海艇というのがございますか。
【次の発言】 幾らくらいありますか。
【次の発言】 この掃海艇が朝鮮沿岸までも警戒しておるそうですが、そういう事実はありますか。
【次の発言】 掃海艇が魚雷か何かのために沈没した事件はありますか。

第10回国会 地方行政委員会 第33号(1951/05/17、24期、日本共産党)

○梨木委員 先ほど床次委員の質問の中で聞き漏らした点を、はつきりお伺いしておきたいのですが、今度ふえる五千人の定員のうちで、犯罪の捜査に従事する者が半数、犯罪の諜報に従事する者が半数というように聞いたように思うのですが、その通りでありますか。
【次の発言】 そうすると犯罪情報の收集に従事する者が半分ということになると二千五百人、犯罪捜査に従事する者が半分の二千五百人というふうに伺つてよろしうございますか。
【次の発言】 この犯罪情報の收集というのは、最近われわれが経験しておるのは、大体元の特高警察のようなことに従事する者が非常にふえておるのでありますが、こういう方面に使う趣旨でありますかどうか……

第10回国会 懲罰委員会 第4号(1951/02/06、24期、日本共産党)

○梨木委員 今の発言に関連して……今佐々木君から川上君への質問に関連しての御発言がありましたが、皆さん方がお考えになつて、これは質問に対する答弁の域を脱しているとお考えになるかもしれませんが、しかし川上君といたしましては、やはり質問の趣旨に十分お答えするつもりで、詳細に述べなければならないとお考えになるものは、これはやはりできるだけ聞いていただきたい、こういうふうにお願いしておきます。
【次の発言】 議事進行に関して……。先ほどあそこの委員の方が、妙な文書を出してお読みになりました。あれは私拜聽しておりましたが、明らかに共産党を故意に誹謗するもので、実にわれわれとしてはがまんのできない内容のも……

第10回国会 懲罰委員会 第6号(1951/02/13、24期、日本共産党)

○梨木委員 今鍛冶さんは妙な質問を続けておられる。今刑事訴訟法の中では、いつでも検事は公訴の取消しができる。これは公訴係属中いつだつてできる。ほんとうに検察庁が自分の公誹の提起について、これは不当だと思つて反省すれば、いつでもこの取消しはできる。取消したならば、いつでも釈放できる。これはちやんと刑事訴訟法の規定できまつておるにかかわらず、あなたは無理な質問をしておる。だからそういう無理な質問はおよしなさい。(「三権分立だ」と呼ぶ者あり)三権分立を混淆しておるから、その点問題がある。
【次の発言】 議事進行について……。次会が十五日でありますと、法務委員会が十五日にありますので……。

第10回国会 懲罰委員会 第7号(1951/02/17、24期、日本共産党)

○梨木委員 提案者の佐々木さんに、少しばかり提案理由の中でわかりにくい点がありますので、お尋ねいたしたいと思います。  第一番目に、提案理由の演説の中にこういう点がありました。「川上君の前後五十分間にわたる演説は、実は質問演説に名をかりた共産党テーゼの宣伝以外の何ものでもなく、そこに引用された例示はことごとく虚構と控造の連続以外の何ものでもないのであります。」こう言われておるのであります。これが懲罰の理由の大きなものの一つとして掲げられておるのであろうと思うのであります。私たちの考えでは、川上君の演説は、愼重な調査や的確な資料に基いて、議員として可能な限りの努力をいたしました結果得たものを基礎……

第10回国会 懲罰委員会 第8号(1951/03/09、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は日本共産党を代表いたしまして、佐々木秀世君提出の議員川上君を懲罰に付すべしとの動議に反対し、猪俣君提出の懲罰事犯にあらずとの動議に賛成するものであります。  去る一月二十七日わが党の川上君が行つた吉田総理大臣の施政演説に対する質疑の演説の中心というものは、これは演説をごらんになれば明白なように、今日本人民が最も心配し、最も恐れ、最も不安に感じておるところの戰争と平和の問題、また日本が完全に独立できるか、それとも外国の植民地になつてしまうのではないかという、こういう問題並びにポツダム宣言を嚴正に実施することを命ぜられておる日本人民といたしまして、このポツダム宣言が誠実に実行されて……

第10回国会 懲罰委員会 第9号(1951/03/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 簡単にやります。
【次の発言】 本件懲罰事犯は議長職権で懲罰委員会に付されたわけであります。ところで今委員長がお読み上げになつた速記録によつても明らかなように、川上君が一身上の弁明をしておる途中でその発言が議長によつて禁止され、(「ノーノー」)その後において懲罰委員会の委員長報告がなされたのであります。御承知のように、懲罰委員会の委員長報告は、議員川上君を懲罰に付すべしとの結論が報告されておるのであります。これは懲罰に付すべしとのいわば原告側の主張であります。本会議における懲罰問題を最も民主的に運営するには、懲罰に付されるその人の弁明を十分間かなければならないと思うのであります。そ……

第10回国会 法務委員会 第2号(1951/02/08、24期、日本共産党)

○梨木委員 私たちの手元に配付された報告書と、今押谷委員が報告されたものとにいささか違いがあります。まずその点をお伺いいたしたいと思います。それは背後関係というところで、「共産党員(地方各級組織)及び」云々となつております。今お読みになつたところでは、共産党及びその支配下にある、こういうように私は聞きとつたのでありますが、おそらくこの報告書原案というものは、調査委員がそれぞれ協議されてこういう案をつくられたのであろうと思いまするが、その報告書原案とは違つておるように思いますから、この点についてまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 この原案には、「共産党員(地方各級組織)」となつており……

第10回国会 法務委員会 第3号(1951/02/13、24期、日本共産党)

○梨木委員 議事進行について……。実はこの前のお話では、委員会外において文書を出すということになつておりましたが、それは答弁の便宜に資するためであつて、本日やはりこれに基いて私が質問をして、それに答えていただくというような形にしていただかないと、私の方からどういう質問が出ておるか速記録の中では明確になりませんので、私の方は簡単にこれに基いて質問いたしますから、そういうふうにとりはからつていただきたいと思います。
【次の発言】 しかし今私の方から出た質問要旨というものは、これは委員会で明確になつておらないわけであります。これは委員会外であります。従つて今御答弁になつても、どんな質問が出ておつて、……

第10回国会 法務委員会 第4号(1951/02/16、24期、日本共産党)

○梨木委員 それでは前会に引続きまして質問いたします。  第十五点といたしまして、十二月九日の円山大会の禁止や、それに関連して警察のとつた態度につきまして、こういうことが明らかになつておるのであります。この十二月九日の大会が済んだ後におきまして、十二月の十一日小川京都市警次長は、富、安井両市会議員並びに山内府教育委員、久保田労農党書記長らの真相調査団に対しまして、警察も行き過ぎであつた、原則として全員を釈放する、こういうように回答いたしまして、市警みずからが自分たちのやつた行き過ぎを認めておるのであります。また京都地方検察庁の村岡検事は、十二月十三日京都大学理学部伊谷氏ら十三名に対しまして、警……

第10回国会 法務委員会 第5号(1951/02/21、24期、日本共産党)

○梨木委員 ちよつとそれに関連して……。公職追放、これはポツダム宣言に基いて、その後の占領政策の一環としてなされておるということは明白な事実であります。従つて連合国側はこのポツダム宣言に拘束されておるということは明白であります。自分の方で命令を出して、そして公職追放ということを日本の政府に指令しておきながら、これらの追放該当者との間に政治的な会談をするということは、これは連合国全体がこれについて同意をしたというのならば、それならばまだ連合国側がみずからの権利を放棄することができるのでありますから了解できますが、連合国側の一国だけがポツダム宣言という国際協家に基いてなされた事項に反するような行動……

第10回国会 法務委員会 第20号(1951/05/09、24期、日本共産党)

○梨木委員 なお税理士法案につきましては、大蔵委員会に対し、連合審査会の開会を申し入れるよう委員長においておとりはからい願いたいと思います。

第10回国会 法務委員会 第21号(1951/05/10、24期、日本共産党)

○梨木委員 今提案になつております民事調停法によりますと、従来調停申立てがあると、訴訟手続を中止するという規定が借地借家調停法にあつたのですが、これを見ますとないようでありますが、これはどういう趣旨で訴訟手続を中止する規定を置かなかつたのか、そしてこれは実際上どういうように運営するつもりであるか、これを聞きたい。
【次の発言】 最高裁の規則できめるということでありますが、借地借家調停法では、調停申立てがあると、必ず訴訟手続を中止しなければならないという規定があつたと思うのであります。これは、やはり調停の申立てがあつても本訴が進行して行くようでは、調停の目的を達成できないと思うので、やはり従来の……

第10回国会 法務委員会 第29号(1951/05/22、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方から弁護士の布施辰治氏を推薦してあつたのでありますが、これはどうして除外されたのですか。
【次の発言】 こういう裁判所侮辱制裁法については、この種の事件について最も多くの経験を持つている布施辰治氏を入れないということがありますか。そういう人選の上において、たれが見ても納得できない人選はわれわれは反対です。こういう裁判所侮辱制裁法はわれわれは参議院における提案者の説明を聞くと、大体共産党の法廷闘争を抑圧するためであるということを聞いている。特に布施さんはこの種の事件については最も多く関与している。こういう人の意見を聞かないで、この種の事件については、大体出廷した経験を持たない弁……

第10回国会 法務委員会 第32号(1951/05/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 ちよつと聞きますが、この新聞事業に限りまして、商法の規定の適用の排除のための特例法を設けようというのが、この提案の根本的なねらいだと思うのであります。ところがそういうような特例法を特に法律でつくつてやるよりも、商法の改正法が、新聞事業の株式会社に適用されることになると、ぐあいが悪いというならば、こういうような新聞事業の会社が、別にたとえば合資会社だとか、あるいは合名会社だとか、有限会社、さような組織にするようになつて来ることと思います。それでぐあいが悪ければ特に国会におきまして、さような新聞事業に限つて特例法を設けてやらなければならない理由は、一体どこにあるのかという点について、わ……

第11回国会 議院運営委員会 第1号(1951/08/16、24期、日本共産党)

○梨木作次郎君 反対であります。
【次の発言】 私どもも、先ほど椎熊氏から申されましたように、この問題はいろいろな建前から検討するのに最も多くの時間を要すると考えますし、大体十時から一時までということになると、そういう質疑の時間がないということになつては困るので、一時から正確に開いてもらつて、十分質疑の時間をとつていただくという意味から賛成いたします。
【次の発言】 今の土井さんの御発言の中に、何か申合せというふうな御言葉があつたようですが……。

第11回国会 議院運営委員会 第2号(1951/08/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 この点についてもう少し明確に申し上げます。われわれが手元に配付されておる米英提唱にかかるところの講和条約草案第六条を見ますと、これは明らかに日米安全保障協定といわれておる軍事協定の締結を予想しておる規定であります。こういうことは明白であります。そうすると、この全権を任命するという行為は、この講和条約に判を押すための全権であります。ところが憲法に明らかに違反しておるそういう条約に調印するということは、これは憲法上できないことであります。憲法上許されない行為をなすための全権を任命するということも、憲法九十八条によつてこれは無効であります。こういう歴然たる無効な任命行為について国会にその……

第11回国会 議院運営委員会 第3号(1951/10/08、24期、日本共産党)

○梨木委員 私どもは、その問題と別に、ちよつと官房長官に質問したいと思つて、申し出てあるのでありますが……。
【次の発言】 新聞では、言論出版取締法だとか、あるいはゼネスト禁止法も今度の臨時国会に出るように報道されている向きもありますが、これはどうですか。
【次の発言】 もう一点伺いたい。今度の安全保障條約に関連する行政協定はいつ、ごろまでに確定する予定でありますか、そうしてそれをいつごろ国会に公表される予定でありますか、その点を伺いたいのであります。
【次の発言】 もう一点伺いたいのでありますが、首相の施政方針演説の中で、行政協定についての大綱的なものを報告されますかどうか、一応伺いたいと思……

第11回国会 法務委員会 第2号(1951/09/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 法務総裁に伺いたいのでありますが、去る九月四日に行われました共産党のいわゆる幹部と称せられる人々に対する逮捕並びに捜査の問題についてお尋ねしたいのであります。この逮捕はまことに不当なものであることは申すまでもないのでありますが、この点はあとで触れるといたしまして、捜査について非常に不当なことが行われた。それは第一に、この十七人の中に四名の国会議員、つまり参議院議員が一人に衆議院議員が三人おるわけでありますが、第一議員会館におきまして河田賢治議員の部屋を捜索しておるのであります。ところがこの捜索には河田賢治君の秘書の杉山君というのが立会いを要求しております。それから同僚の私の方の党の……

第11回国会 法務委員会 第3号(1951/09/21、24期、日本共産党)

○梨木委員 今の問題でありますが、東京都下では登記の申請をいたしましてそれを受付けてから平均幾日ぐらいで登記は完了しておりますか。
【次の発言】 実は私も今例に出された中野でちよつとそれを経験したので驚いたのでありますが、大体一月から四十日もかかることになりますと、それでは一体家屋とか土地の取引はどういうぐあいにやつているかと聞きますと、司法書士が受付けてその司法書士の証明で取引をしているということを聞きました。こういうことになりますと、あたかも司法書士が地方法務局の出張所のような形になつて、私設の法務局ができるというようなまことに驚くべき現象が起きておるというように私ども直感したのであります……

第12回国会 議院運営委員会 第1号(1951/10/10、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方で申し上げましたのは、今度の臨時国会は、條約を審議する国会でありまして非常に重要でありますから、十分時間をとつてもらいたいと思うので、六十日と御決定願いたいというのであります。
【次の発言】 その前にちよつと……。私の方の河田君と砂間君が追放になりましたが、その所属の委員会は、内閣と厚生になつておつたと思うのです。これを、私の方の委員が二名あるところから繰入れて、補充するような点を御了解願いたいのですが……。
【次の発言】 その前にちよつと聞きたいのですが、池田大蔵大臣の財政に関する演説はいつごろになるのか、その質問はどういうぐあいに扱われるのか、ちよつと伺いたい。

第12回国会 議院運営委員会 第4号(1951/10/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 今石田君から、最恵国待遇を主張されては困るという御意見がありましたが、この前私の方から電力危機の問題について、あるいは電力用貯炭量の問題について緊急質問を出しておるわけです。それで前の委員会では、今度の財政演説に対する質疑の中に織り込んでもらいたいというお話があつたのであります。そこでそういうお話もありました関係もございまして、緊急質問の中に織り込みたいと思いますが、実は電力問題については三つ出ておるわけでありまして、これを二十分の中に織り込んでやることはなかなか困難な事情もございますので、時間をもう少しさいてもらいたいという希望を申し上げます。

第12回国会 議院運営委員会 第8号(1951/10/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 今事務総長の御説明でちよつとわからないのですが、二つの議案がある場合に、全部一括して反対する討論者、その討論者の所属する会派が第一順位に反対討論をするのが最も適切ではないかと思います。

第12回国会 議院運営委員会 第10号(1951/10/30、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方からも、不法家宅捜索に関する緊急質問が出ておりますが……。
【次の発言】 これは新聞でも報道されておりますが、たとえば十月九日に全国八百六十一箇所にわたつて家宅捜索が行われた。その後ほとんど連日のように、家宅捜索が行われており、実際一種の恐怖状態が現出しておるような状態であります。これは一体どういう理由と根拠に基いてこういうことがなされておるのか。これは非常に重要な問題だし、この点については緊急性があるのです。
【次の発言】 それからちよつと……。国会内に私服の警察官が入り込んでおる事実があるわけです。具体的には去る十月二十五日十二時ごろ、私服の警察官二名が共産党控室の廊下の……

第12回国会 議院運営委員会 第15号(1951/11/13、24期、日本共産党)

○梨木委員 共産党も代表するのですか。
【次の発言】 これは御承知のように、わが党の議員河田賢治君外二名、それから参議院議員の細川嘉六君、この四名が、九月の六日、あるいは十日付で追放の処分をされておるのでありますが、私どもその後いろいろ政府関係にも当りまして調査したところによりますと、これは日本共産党の臨時中央指導部員であるということで追放に付されたということになつておるのであります。ところが検察庁の捜査によつて、さような事実を裏づける証拠がないということで、釈放になつておるのであります。同じ事実に基いて追放処分に付しておきながら、追放処分の方は依然としてそのままになつておるという状態でありま……

第12回国会 議院運営委員会 第16号(1951/11/15、24期、日本共産党)

○梨木委員 ただいま法務委員会という話がありましたが、法務委員会では、そういう問題は全然やつておりません。
【次の発言】 理事会だけでは、それはやれぬ問題です。

第12回国会 議院運営委員会 第18号(1951/11/22、24期、日本共産党)

○梨木委員 これは間違いでしよう。私ども反対です。
【次の発言】 この租税特別措置法の一部改正というのは、日程第五の租税特別措置法の一部を改正する法律案というのと同じものですか。
【次の発言】 私どもの方はこの提案者の中に入つておらないのですが、始終共産党を除く野党各派ということになつておりますので、私どもは私たちの見解で討論をしたいと思います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 野党代表とおつしやいますけれども、社会党の右派の方がおやりになるのは共産党も代表されるわけですか。私はそういうことは聞いておりませんし、野党全体を代表するとおつしやいましても、私の方の党の場合はそういうお約束も……

第12回国会 議院運営委員会 第22号(1951/11/29、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方も風早君から出ておるのでありますが、これはこの間のB二九の墜落の問題にも触れるわけでありますが、一般的に申しまして、講和條約に調印し、国会でそれを承認した後におけるアメリカ軍により日本国民に加えられたいろいろな損害に対する補償の問題は、講和條約についての審議の際に明らかになつたように、アチソン・吉田交換文書によりまして、日本が国連にあらゆる援助を過去においても与えて来た、また現在も与えつつあるということを承認されており、こういう関係によつて、アメリカ軍によつて日本国民がいろいろ損害をこうむつた場合、これをどうするかということは、従来は見舞金ということでやつておつたのであります……

第12回国会 法務委員会 第3号(1951/10/17、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は法務総裁に伺いたいのでありますが、過般のわが党の国会議員に対する公職の追放並びに逮捕勾留の問題を聞きたいと思うのであります。今猪俣委員からもお尋ねがあつたのでありますが、それに対して、九月四日の逮捕に関する容疑事実、これは捜査の秘密に属するから答えられないということでありました。九月四日に逮捕された人々は二十六日まで勾留されておるのでありますが、この勾留の理由はどういうことになつておりますか、これを伺いたいと思います。
【次の発言】 勾留の理由は開示しておらないということを聞いておるのではないので、勾留の理由は、具体的にはどういうことなのかということを聞いておるのであります。開……

第12回国会 法務委員会 第4号(1951/10/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 実は法務総裁に聞きたいと思つておつたのでありますが、法務総裁が見えておりませんから、検務局長に伺いたいと思います。九月四日の日本共産党員に対する逮捕並びに家宅捜索があつて以来、非常に大がかりな家宅捜索が全国的に行われておるのであります。われわれの調査したところによりますと、一体何の嫌疑で、これら家宅捜索が行われておるのか、まつたく了解に苦しむような乱暴な家宅捜索というものが行われておるのであります。同僚の私の方の党の議員木村榮君もその被害者として実はここに見えておるのでありまして、私が総括的に質問したあとで、なお足りない点は同僚委員の御了解を得て、委員以外の発言をお許しを願いたいと……

第12回国会 法務委員会 第5号(1951/10/24、24期、日本共産党)

○梨木委員 第一に伺いたいのは、この会社更正法によつて更正を期待しておるような会社が日本に現在どのくらいあるのか、これを御説明願いたい。
【次の発言】 この法案を見ますと、会社以外の債権者側からの申立には百万円以上というような制限、あるいは資本の十分の一というような制限があります。そこで会社に関する破産事件が多くなつておるというような現象だけから見て、本法案の対象により得るような会社がどれくらいあるかということの説明にはならないと思うのであります。私はそう考える。そこで今御説明のあつた点についてもう少し掘り下げてお伺いいたしますが、それでは、今法人の破産事件がふえておるとおつしやいますが、法人……

第12回国会 法務委員会 第6号(1951/10/25、24期、日本共産党)

○梨木委員 第三條の「外国人又は外国法人は、会社の更生に関し日本人又は日本法人と同一の地位を有する。」とありますが、外国人といえば、申すまでもなく自然人をさしているのだろうと思いますが、これは念のために伺つておくのですが、本法案は株式会社に対する会社更生の措置を講ずる法案であります。ところが第三條には、「外国人又は外国法人は」、とありますが、この外国人というのは、自然人についてもこういう更生手続がやれるという趣旨にも解釈できますが、これを明確にしていただきたい。
【次の発言】 ここで言う外国法人というのはどういうものをさしておるのか。具体的にたとえば本法案では株式会社だけに適用があるとなつてお……

第12回国会 法務委員会 第9号(1951/11/02、24期、日本共産党)

○梨木委員 百三條の第四項に「前三項の規定は、労働協約には適用がないものとする。」となつておりますが、労働協約の分はそれでわかりますが、個々の労働契約についてはどういうことになるのか伺いたいと思います。
【次の発言】 個々の労働契約は、百三條によつて解除することができるというお答えでありますが、そうなりますと、労働組合があり労働協約のあるところは、ある程度労働者の権利の保護ができますが、労働協約のないところでは、この面から受ける労働者の権利の保護には不十分なものがあると思うのでありますが、この点はどういうようにお考えですか伺いたいと思います。

第12回国会 法務委員会 第10号(1951/11/07、24期、日本共産党)

○梨木委員 第七條を伺いたいのでありますが、この移送の取扱いでありますが、不当な移送の取扱いをされた場合に、利害関係人から異議の申立ての方法を認めないと、非常にこれらの人人の権利を阻害することが出て来ると思うのであります。この点に関する規定を設けてないようでありますが、これはどういう趣旨なんでありますか、伺いたいと思います。
【次の発言】 営業所あるいは工場が幾つもある場合におきまして、私どもが必配するのは、その際たとえば労働組合あるいは会社の従業員が利害関係人としていろいろな権利の主張をする場合に、非常に遠隔の工場あるいは営業所を管轄する裁判所に職権で移送された場合、やはりその裁判所の認定が……

第12回国会 法務委員会 第11号(1951/11/09、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は去る十月十七日の委員会におきまして、わが党の細川嘉六議員外三名の公職追放の問題に関連いたしまして、法務総裁に質問いたしたのであります。その際時間の関係もあり、さらに総裁の答弁に納得できない点もありましてこの点はいずれ速記録も検討いたしまして、質問することを留保しておいたのでありますが、この点に関してさらに質疑を続けたいと思います。  前回の委員会で総裁の答弁によつて明かになつたことは、細川嘉六君外三名の国会議員の追放は、昨年六月六日の最高司令官の指令に基いて行つたものであるというようになつておるのであります。そしてそれは昭和二十二年勅令第一号に基いて国内的には措置したのだという……

第12回国会 法務委員会 第12号(1951/11/14、24期、日本共産党)

○梨木委員 関連して。今の軍事裁判の関係の受刑者の資格の問題でありますが、法務総裁の見解によると、禁錮以上の刑を受けたと同じような取扱いをするのだというように言われたようでありますが、どういう根拠でそういうことになるわけですか。これは日本の裁判ではないわけでありますからこそ、別の法的な措置をとらなければならぬということになると思うのでございますが、それをどういう法的な理由によつて日本の裁判を受けたと同じような効果のあるものとして取扱うようにされるのでありますか。
【次の発言】 しかしながら、軍事裁判の判決というものは、日本の法律によつて日本の裁判所が下したものではありません。これは明らかであり……

第12回国会 法務委員会 第13号(1951/11/15、24期、日本共産党)

○梨木委員 今度の裁判官の報酬の引上げの表を見ますと、判事補に二つの特号を設けております。それからさらに、従来六号まであつたものを十一号にふやしておりますが、この特号を二つ設けた理由、それから号数をさらにふやした理由、これを御説明願いたい。
【次の発言】 そういたしますと、この判事補の中に、特三万九百円と特二万八千二百円の二つありますが、これに該当するような、この支給を受けるような判事補はどれくらい予定されておりますか。
【次の発言】 われわれに配付されているこの資料を見ますと、現在裁判官は合計百九十八名の欠員になつておりますが、この現状で、定員の関係から判事になれないというような事態は今のと……

第12回国会 法務委員会 第15号(1951/11/21、24期、日本共産党)

○梨木委員 この定員法の一部改正を見ますと、第二條で裁判官以外の裁判所の職員を二万四百三十五人にするということになつております。ところが現在の裁判所職員定員法によると、私の計算では定員が九千百三十三人になるはずであります。そういたしますると、この定員法の一部改正で一万一千三百二人の増加になる計算になります。裁判所は表面では八百九十九人の定員を減少すると称しながら、一面におきましては、一万一千三百二人の増員を計画しているということになりはしないかと思うのでありますが、その辺の疑問に対して答弁してもらいたいと思います。
【次の発言】 それだけの説明では私にはわからないのであります。これでは実際は、……

第12回国会 法務委員会 第16号(1951/11/22、24期、日本共産党)

○梨木委員 昨日の当委員会におきまして、松川事件と言われておるところの福島県における列車転覆事件の第一審の裁判をした長尾信裁判官に対して、脅迫状が頻々として出されておるという問題に関連して、裁判の威信保持の方法についての委員からの質問、またこれに対する裁判所側並びに法務府からの答弁があつたのでありますが、私はこの問題について、少しばかり最高裁判所にお尋ねいたしたいと思うのであります。  第一にお伺いいたしたいのは、この長尾信裁判官が松川事件の判決を下してから、その後名古屋高等裁判所に転任になつておることは、昨日最高裁判所の事務総長から報告があつたのでありますが、転任が決定したのはいつであるか。……

第12回国会 法務委員会 第17号(1951/11/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 警察が大学の中へ私服で入つて来る、こういう事態がしばしばありますと、それによつて学生のいろいろな思想動向、あるいは教授の思想動向を調べるようなことをやつた場合におきまして、学校内における学問の研究、そういうものを制限し圧迫するということになる危険性があると思いますが、あなたはどうお考えになりますか。
【次の発言】 そこで東京では、警視庁と大学との間の申合せで、学内における集会、示威行進、こういうものについては、まず大学の管理者がこれを処理するということに申合せができておるのでありますが、これもやたらに警察が学内に入つて来たのでは、学問、思想の自由を圧迫することになり、学問の研究のた……

第12回国会 法務委員会 第19号(1951/11/30、24期、日本共産党)

○梨木委員 団体等親正法の構想をお漏らしになりましたのですが、団体等規正令が廃止され、また追放に関するポツダム政令、これらも廃止されることになりまして、その後におきまして、今度政府が構想されておる団体等規正法では、公選による公務員の就職は制限しないという構想であるようでありますが、現在追放されておる人々も追放が解除されなくても公選による公務員につくことができるということになれば、立候補もできると解釈してよろしいかどうか、その点について伺いたいと思います。
【次の発言】 しかしながらこの点はこういうことになるのではありませんか。追放されておる者について、特別これを存続させるという法律をつくらない……

第13回国会 議院運営委員会 第4号(1951/12/14、24期、日本共産党)

○梨木委員 ちよつと、五名の委員会の分でありますが、以前に七名であつたのが五名に減つて、私の方は二十名ないし三十名の委員会には理事が出られなくなつたのであります。従つて私ども委員会の運営がよくわからないために、非常に不便を感ずることが多いのであります。そこで、何かオブザーヴアーという形でもいいのですが、理事会に出席して、発言のできることをお認めおき願いたいという希望を申し上げます。
【次の発言】 傍聴するのです。
【次の発言】 ちよつと、委員長にでも提案者にでも質問したいのですが、八名になつたわけですか。
【次の発言】 そうすると共産党は除外されるわけですね。

第13回国会 議院運営委員会 第6号(1952/01/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 団体等規正法その他労働法の改正、こういうものはいつごろ出ますか。
【次の発言】 それではもう少し具体的に伺いますが、団体等規正法はいつごろになりますか。大体の見通しを知りたいのです。
【次の発言】 そうすると労働法、つまり労働基準法、それから労働関係調整法、こういつた法律の改正案をお出しになる予定があるのですか。
【次の発言】 この行政協定の問題については、今度の国会でこれを審議することが非常に重要な課題の一つであると思うのでありますが、これにつきましては吉田総理の方からも、行政協定については国会の審議にかける趣旨の御答弁があつたと了承しておるのであります。そこでこの行政協定の重要……

第13回国会 議院運営委員会 第10号(1952/01/29、24期、日本共産党)

○梨木委員 行政監察特別委員会で扱う問題は、われわれの承知しておるところでは、国家が予算を出しておる地方公共団体だとか、その他の団体において、国費が不正に使われておるというような場合を中心に、行政の公正な運営を監視するという意味で、この委員会が出張調査をしておる。今の篠田さんの御説明によりますと、官庁の手落ちがあるかもしれない、人権蹂躪の事実があつたかもしれない、治安上の問題もある、大体こういうことを調査に行くのだとおつしやる。ところが白鳥警備課長が射殺されたことについて、官庁に手落ちがあつたか云々という問題は、まことにわれわれ理解しにくいところであるし、人権蹂躙といつても、人が殺されたのは人……

第13回国会 議院運営委員会 第11号(1952/02/01、24期、日本共産党)

○梨木委員 ここに官報の号外があります。二十五日の本会議で、私が総理に対して行つた質問についての印刷物でありますが、これを見ますと、非常にたくさん削除されております。これを削除されたのは、どういう理由で削除されておるのか。私どもは出版につきましては、プレス・コードがあるということは承知しております。また不穏当な言辞があれば云々ということも承知しておりますが、とにかく私が自分の原稿と対照いたしますと、その削除してある文字はわれわれの了解しにくいような文字まで削除してあります。たとえばここで私はソ同盟封じ込め政策ということを言つておるのでありますが、このソ同盟封じ込め政策という言葉は、これは毎日新……

第13回国会 議院運営委員会 第12号(1952/02/05、24期、日本共産党)

○梨木委員 岡崎国務大臣に伺いたいのですが、新聞やラジオの報道によりますと、いわゆる台湾政府との間で條約を結ぶということが報道されております。そこで、一体これは平和條約第二十六條に基く條約を結ぶ趣旨であるのか、それともそれとは関係のない別個の條約を結ぶことになつておるのか、これをまず伺いたいのであります。
【次の発言】 それでは、今いわゆる台湾政府との間に條約を結ぼうとしておるこの條約を、いつ国会へ御提出になる予定であるか、これを伺います。
【次の発言】 ところで、われわれが新聞その他で承知しているところでは、どうもこれは、いわゆる台湾政府との間に講和條約を結ぶんだというように、伝えられており……

第13回国会 議院運営委員会 第13号(1952/02/12、24期、日本共産党)

○梨木委員 法務府関係で、団体等規正法案というのがありますが、これは先ほど報告されました司令部に折衝中の十四件の中に入つておるのですか、入つておらないのですか。
【次の発言】 もう一つ伺いますが、特別審査庁設置法案、それから特別審査委員会設置法案、これも同じと聞いてよろしいのですか。その点をひとつ……。
【次の発言】 もう一つ伺いますが、印刷業取締法案というものを政府が提案を計画しておるやに伝えられるのですが、これはこの中にないようでありますが、それははたしてどうなのか。これは業者が非常に不安に思つておるから、ちよつと伺つておきたいと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第15号(1952/02/21、24期、日本共産党)

○梨木委員 これはまだ私どもの方は聞いておりませんから……。
【次の発言】 緊急上程になる財政法、会計法の一部改正法律が出ておりますが、これは私の方で高田富之君が反対討論をいたします。

第13回国会 議院運営委員会 第16号(1952/02/23、24期、日本共産党)

○梨木委員 反対。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 反対。
【次の発言】 反対。
【次の発言】 ちよつと、それはまだ私は比率の決定は聞いておりませんけれども……。
【次の発言】 これはこういう比率に基いて、七名をそれぞれ割当を決定されますか。
【次の発言】 その点について疑義がある。
【次の発言】 それについて、今比率の数字的な根拠が説明されたわけでございまするが、これを見ましても、自由党の場合は四・五二二、これはおそらく〇・五を繰上げて、四捨五入といいますか、五にしたのだと思います。ところが社会党の場合は〇・四六三が一になつておるわけです。こういうことは議員数の変動に伴つて比率もかわつて……

第13回国会 議院運営委員会 第17号(1952/02/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方から風早八十二君の質疑の申入れがしてございますが、これは各党それぞれの立場からいろいろ質問しなければならぬ問題を持つておるわけでございますから、各党に質問の機会を与えるように願いたいと思います。
【次の発言】 予算委員会の質疑の実情を見ましても、わが党の委員の質問に対しましては、あるときは委員長が発言を中止したり、または重要な問題について総理その他の閣僚が答弁を拒否しておる事実が非常に多かつたのであります。これは特にわが党の場合ひどいのでありまして、そういう事情もありますし、先ほど来問題になつておりますように、わが党は野党連合にも入つておらないし、いろいろ立場も違うのでありま……

第13回国会 議院運営委員会 第18号(1952/02/27、24期、日本共産党)

○梨木委員 わが党の方からも、岡崎国務大臣に対する不信任決議案を出しておるのでありますが、この理由は、本日上程されようとしておりまする予算案と直播密接なる関係を持つておるからであります。われわれこれに対してもちろん反対でありますが、しかも従来岡崎国務大臣に、国会でこの行政協定の問題についてその内容を明らかにするようにという質問をしたのに対し、ほとんど調印の運びに至つておるにもかかわらず、これを国会に明らかにしておらないという事実が明白になつて来ております。かような、国会と憲法を無視するような、しかもその内容たるや日本の国民の利益を裏切り、きわめて屈辱的な協定に調印しようとしておる。この国務大臣……

第13回国会 議院運営委員会 第20号(1952/02/29、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方から出しております裁判権の放棄反対に関する決議案、これは行政協定廃棄に関する決議案の中に包含されますから、これを撤回いたしまして、行政協定廃棄に関する決議案をぜひきよう上程するように運んでもらいたいと思います。理由は、きのうも本会議に岡崎国務大臣が報告されたような、まつたく日本の主権を放棄するような内容を持つた行政協定であり、さらに日米安全保障條約第三條にも違反したものでありまして、かような行政協定は廃棄すべきものであるという決議を国会において行うことが、国民の意思を内外に発表する意味におきまして最も適切であろうと思うのでありますから、ぜひともきよう上程の運びにしていただきた……

第13回国会 議院運営委員会 第21号(1952/03/04、24期、日本共産党)

○梨木委員 前会に、本会議提出法案についての政府の計画を伺つたのでありますが、それによりますと、三月上旬までに相当の法案がすでに提出されるはずでありますが、まだその運びに至つておりません。どういうことになつておりますか、法案提出の状況を伺いたい。
【次の発言】 名前はどうなるか知りませんが、いわゆる団体等規正法あるいは特別保安法というような法案は、閣議決定を経たものの中に含まれておるかどうか、あるいは含まれておらないとすれば、いつごろ提出の予定であるかを伺つておきます。
【次の発言】 そうすると、最近新聞でも報道されております特別保安法というものですが、実質的な団体等規正法を法制化するといいま……

第13回国会 議院運営委員会 第22号(1952/03/08、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方は、できるだけ国会の各派が参加できるような最低限度の人数をきめるという観点から、五名なら、自由党の方でできるだけ数を少くなさつて、小会派に譲歩くださるということならば、われわれは賛成できますが、五名では従来の例から申しますと、自由党の御譲歩がない限り、その要望が達成できないように思われますので、数が少な過ぎると思いますから反対いたします。
【次の発言】 私の方も、先ほご人数を決定するときに申し上げましたように、やはり、できるだけこの見舞団には超党派的に参加できるような方法を講ずるのが妥当であると思いますから、そういう点に自由党が御譲歩願つて、われわれが参加できるように願いたい……

第13回国会 議院運営委員会 第23号(1952/03/11、24期、日本共産党)

○梨木委員 そんなことは、われわれは承知しておりません。
【次の発言】 それは、われわれは了承しておるわけではない。
【次の発言】 参議院で行われました吉田総理の戰力問題に関する発言は、きわめて重要なものであります。昨日、この発言について訂正が行われるというような失態も演じておるような問題でありまして、きわめて重大であります。われわれといたしましては、今も説明のありましたように、野党連合には入つておりませんし、またこの問題についてわれわれの政府に問いただそうとする点は、独自の立場でありますから、この共産党の緊急質問はぜひとも取上げて、発言の機会を与えるようにしてもらいたいと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第24号(1952/03/13、24期、日本共産党)

○梨木委員 前会にもお尋ねしたのでありますが、 法案の提出状況を聞きたいのであります。特に行 政協定に基いて立法化しなければならない諸法安 は、どの程度予定されておるか、大体わかつたら、 これを一覧表的なものにして、資料としてもらい たいということが一つ。  それからもう一つは、問題になつております団 体等規正法、これは一体いつごろ出るのか、準備 がどの程度進行しておるのかを伺いたいのです。
【次の発言】 さらにお尋ねいたしますが、そうす ると、団規法は閣議決定もまだ経ておらないわけ でありますか。
【次の発言】 行政機構の改革に関する法案はどう いうふうに進行しておりますか。

第13回国会 議院運営委員会 第25号(1952/03/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方は、二は反対です。
【次の発言】 討論者の名前はあとで申し上げます。

第13回国会 議院運営委員会 第26号(1952/03/20、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方は、花井君その人に対する態度がどうというのではなくて、公安委員会そのものに対して反対でありますから、反対いたします。
【次の発言】 私の方では、外資導入とマーカット声明に関する緊急質問というのを出しておりますが、これは非常に重大な問題でありまして、国民が関心を持つておる問題でありますから、ぜひきようやらしていただきたいと思います。
【次の発言】 官房副長官にお尋ねいたしますが、前会行政協定に基く諸立法についての資料の提出を希望しておいたのであります。これがまだ配付されておりませんが、このことに関連して聞くのであります。実はわれわれ各委員会でも、行政協定に基く立法事項を調査して……

第13回国会 議院運営委員会 第27号(1952/03/25、24期、日本共産党)

○梨木委員 この行政協定も、われわれが検討いたしますと、これは、明らかにアメリカ軍司令官の指揮下に、日本の国土と国民をあげて戰争にかり立てるような仕組みになつております。これは明らかに憲法第九條に違反しておりまして、こういう協定を政府自身が結ぶ権限はないとわれわれは考える。従つてわれわれは、国会がこれを廃棄すべきであるという意思表示をすることがきわめて適切であると思いますから、これは本日ぜひ本会議に上程してもらいた。
【次の発言】 きよう上る予定の内閣委員会の三件、これは三件一括して討論をすれば、少し時間がずれるかもしれませんが……。

第13回国会 議院運営委員会 第28号(1952/03/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 反対です。
【次の発言】 昨日配付されました「議案審議状況」、それから政府の提出予定法律案件の資料を見ましたが、この中には、先般来私が政府に要求しておりました行政協定に伴う諸立法についての資料が全然ついておらないのであります。行政協定に基いて立法しなければならぬものは非常にたくさんあるわけでありまして、しかもその内容は非常に重要なものであります。そしてけさあたりの新聞を見ますと、これはあとで問題になるだろうと思いますが、四月に入つて自然休会云々というようなことも報道せられておる状態であります。われわれは、この行政協定に伴う法案の審議には、相当期間もかかると思いますので、それらの事情……

第13回国会 議院運営委員会 第29号(1952/03/27、24期、日本共産党)

○梨木委員 別に意見はありません。
【次の発言】 警察予備隊を十八万人に増強するということが新聞で報道されております。昨日参議院で、この問題に関して質問をなされておりますが、政府の答弁はきわめてあいまいであります。さらに新聞の報ずるところによりますと、この問題に関連して、司令部との間に、首相その他の治安関係の閣僚が面接したというようにも伝えられております。これを十八万人に増強することになりますれば、当然これは強制徴兵といいますか、そういう問題も自然に生じて来るし、非常に重大な問題だと思います。再軍備の問題にも関連いたしまして、きわめて重大であり、非常に大きな関心を持つておりますので、これについ……

第13回国会 議院運営委員会 第30号(1952/03/28、24期、日本共産党)

○梨木委員 私どもの方は、改良助長法には反対です。
【次の発言】 労働委員会にかかつておる三つの夏時刻法を廃止する法律案、これについて、委員会の報告を私の方で聞いたところによりますと、三つ併合するということについては、まだ議がまとまつておらないで、議院運営委員会でこの扱いを決定しなければならないような経過になつておると聞いておるのであります。われわれは、委員長のお手元に、この三案とも一括してやるということになつて来ておるのなら、別に異議はないのでありますが、聞くところによりますと、何か共産党の提案にかかる分だけは除外するような策動が行われておるやに聞くのであります。この点はどうなつておるのか、……

第13回国会 議院運営委員会 第31号(1952/03/29、24期、日本共産党)

○梨木委員 どの程度の人を呼ぶのですか。
【次の発言】 各委員会の委員諸君の報告によりますと、もうすでに四日から十日までは委員会は開かないというようなことを予想しておるところもあると聞いておるのですが、そういう事情ならば、各委員それぞれ行動の計画を立てる都合もあるので、なるべく早く聞いておきたいと思うのです。
【次の発言】 昨日、全国千八百箇所にわたりまして、平和運動活動家に対して押収、捜索をするという暴挙が行われ、中には相当多数の人が逮捕されております。犯罪の捜査ならば、一日に千八百箇所を一齊に投網を打つような、そういうばかげた捜査というものは行われるはずはありません。少くとも犯罪の嫌疑あり……

第13回国会 議院運営委員会 第32号(1952/03/31、24期、日本共産党)

○梨木委員 前回の、月曜日の議院運営委員会で、私の方からお尋ねして、さよう問題にすると承知しておつたのでありますが、この前委員長から、常在委員長会議で、四月四日から約一週間自然休会にするという申合せをしたという報告があつたわけであります。きようは年度最終日でもありますし、その後どうなつておりますか、御報告願います。

第13回国会 議院運営委員会 第33号(1952/04/03、24期、日本共産党)

○梨木委員 現在までに私の調べたところでは、行政協定に基き立法しなければならない法案は、五つ出ていると思います。先般政府の説明によりますと、行政協定関係に基く法案は、三日一ぱいに出すということでありましたが、この五つで全部出し切つているのかどうか、まだ出さねばならぬ法案があるのかどうか、その点を伺つておきたい。
【次の発言】 今説明された分の中で、閣議湊定を経たものはどのくらいありますか。
【次の発言】 次に伺いますが、破壊活動防止法案、この提出に関連いたしまして、新聞の報ずるところによりますと、総評のゼネスト決定に関連して、提出の時期についていろいろ政府が策動しておるやに伝えられておるのであ……

第13回国会 議院運営委員会 第34号(1952/04/10、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方から、ゼネスト弾圧に関する緊急質問というのが出ております。
【次の発言】 政府が破壊活動防止法案を提出するということか閣議決定した問題に関連して、総評が四月十二日並びに十八日にゼネストをやるということを決定した。これに関連いたしまして、最近の政府の動きを見ておりますと、このゼネストを禁止し、あるいは弾圧するようなことをほのめかしておるのであります。これは今後、特に講和が発効した後における労働運動に対する政府の動向を示すものとして、われわれは非常に心配しておるのでありますが、このような労働組合のストライキに対して、これを弾圧し、禁止するということは、日本の民主化に対してきわめて……

第13回国会 議院運営委員会 第35号(1952/04/15、24期、日本共産党)

○梨木委員 反対です。
【次の発言】 ちよつと関連して……。緊急質問の取扱いを協議なさると思いますが、私の方は、飛行機事故に関して同種類の緊急質問を出しております。
【次の発言】 わが党から出しておりまするもく星号の墜落と航空事業の自主性に関する緊急質問は、運輸大臣が日航事件に関してどういう報告をなさるか、あらかじめわかりませんので、この報告について、なお不審な点がある場合、ぜひともこの質問を取上げるようにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 私の方の江崎君が出しておる質問についても、同様に取扱つてもらいたいと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第36号(1952/04/17、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方の意見を申し上げますと……。
【次の発言】 野田大臣の車中談並びに過般の本会議における答弁を聞いておりますと、これは明らかに憲法で保障しておる議員の立法権というものを制限し、あるいは否認するような考え方に通じておると思うのであります。そうなりますと、憲法九十九條では、「国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」となつていますが、明らかに憲法を擁護するのではなくして、破壊するような考えを持つておると思います。そこで、こういう大臣をその地位にとどめておくということは、政府としてもまことに危險千万なことであると思います。この点についての法務総……

第13回国会 議院運営委員会 第37号(1952/04/19、24期、日本共産党)

○梨木委員 ただいま議題になつておる、わが党から出しておる緊急質問の問題でありますが、これは昨日、約三百名の学生諸君が国会に来て、破壊活動防止法案反対に関する陳情を行つたのであります。ところが、その陳情を終えて帰りかかつて、国会の正門前にさしかかつたときに、突然約二、三百名の武装警官がこの陳情団に襲いかかつて、非常な暴行を加えたのであります。この事実が一つと、もう一つは、その後これらの警官の暴状につきまして、さらに国会議員に陳情したいということで、衆議院の面会室にこれらの学生諸君が陳情に来た事実があるのであります。ところで、その面会室で議員と面談中具体的には、自由党の田淵議員やわが党の林議員が……

第13回国会 議院運営委員会 第38号(1952/04/24、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方では、こういうふうに聞いたのです。本来ならば、設置法の方は内閣委員会にかかるべきものである、ところが法務委員会に持つて行つたのはけしからぬ、法務委員会の方から連合審査の要求があればやつてもいいが、おれの方から行くべき筋合いじやない、こういうことを言つておるそうで、手持ちの法案が多いから云々ということが理由になつておらないように私どもは聞いておるのです。こうなりますと、いろいろ面子の問題もあるのでしようが、むしろ法務委員会から何かそういう意思表示をされたら、連合審査委員会が持てるのではないかと思うのです。
【次の発言】 地方行政委員会から緊急上程を要請して来ておる町村職員恩給組……

第13回国会 議院運営委員会 第40号(1952/04/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方から、教育施設の復原、確保に関する決議案が出ておるわけでありますが、これは御承知のように、現在占領軍によつて、あるいは警察予備隊によつて教育施設が多数転用あるいは接収されておりまして、これが復原が少しもはかばかしく行われておらないし、またさらに警察予備隊に転用されるものが非常に多くなつておるのであります。これは教育目的遂行のために、ぜひとも施設の整備拡充が必要だと思いますので、国会がこれに関する意思表示をすることはきわめて必要だと思います。できれば本日の本会議にこれを上程するように取扱つてもらいたいと思います。
【次の発言】 関連しておりますから……。各党派に相談したというの……

第13回国会 議院運営委員会 第41号(1952/04/28、24期、日本共産党)

○梨木委員 わが党は、前回も申し上げました通り、会期延長のやむなきに至つた責任はあげて政府、與党にある、しかし現段階では、重要な法案もありますから、一箇月延長やむを得ないと思います。
【次の発言】 この信用金庫法の一部改正法律案は、今配付されたばがりで、よくわからないのですが、急ぐことじやないのですから、賛否はこの次に申し上げることにさしていただきたいと思います。
【次の発言】 その問題は、参議院はきよう非常にたくさんの議案が本会議に上程されておるのです。これを待つということになつたら、きようまた十二時くらいまでかかる。参議院の法案の状態をごらんになればわかりますけれども、六十件くらいあるるの……

第13回国会 議院運営委員会 第42号(1952/04/30、24期、日本共産党)

○梨木委員 きよう本会議を開くという申合せをしておいて、突然開かないように決定することについては、少くとも各党に事前の了解があつてしかるべきものだと思うのです。われわれ全然知らないのです。
【次の発言】 公報に全然載つていないじやないですか。
【次の発言】 私の方では、平和條約発別に伴う記念式典挙行そのものに反対であります。従つてこの式辞案の内容を検討いたしましても、同意いたすことができないのであります。反対いたします。
【次の発言】 もちろんしません。
【次の発言】 私の方は反対です。
【次の発言】 ちよつと、私はさつきも申し上げたんですが、本日本会議を開かないという問題については、どうも納……

第13回国会 議院運営委員会 第44号(1952/05/08、24期、日本共産党)

○梨木委員 この前のこの委員会で、予算委員会の速記録に関連して、議長の職権で削除する分と、プレス・コードで削除する分とが非常に混淆いたしまして、その結果国会内の言論がそのまま国民に伝えられることが非常に阻害されておる事実を指摘したわけなんであります。今、風早君の六日の発言に関連してでありますが、これは今後の国会内の言論を国会外の国民一般にそのまま伝える問題に関連しておるので、非常に重要だと思います。そこで、これについて伺いたいのでありますが、委員会における速記録につきましても、今副議長が出されておるような、かつてに削除するとかいうようなことは、今後プレス・コード関係がなくなる限りにおきましては……

第13回国会 議院運営委員会 第47号(1952/05/15、24期、日本共産党)

○梨木委員 あのときは、副議長だつたか議長さんだつたか、ちよつと記憶いたしませんが、こういうように出されたと思うのです。風早君の発言について五つかの項目をあげて、これは不穏当であるから速記から削除したいのであるが、従来はプレス・コードもあつて議長職権でやつて来ました。しかし今度はそうもできなくなつたんだから、同じように扱おうと思うがどうでしようか、というような提案があり、それに関連して原則的な問題が討議されたと私は思つておるのです。そうしてその原則的な問題についての決定はなされましたが、それでは具体的に風早君の発言をどうするかということは、何ら決定がなされないで、そのまま過ぎた、こういうぐあい……

第13回国会 議院運営委員会 第48号(1952/05/20、24期、日本共産党)

○梨木委員 この不信任案は、わが党から出ておるのでありますが、御承知のように、国務大臣に対する不信任案というものが提出されました場合は、緊急にこれを上程して、処理すべき性質のものであると思うのであります。ぜひとも本日の本会議に上程されんことを希望いたします。
【次の発言】 ちよつと緊急上程について――地方公務員法の一部を改正する法律案、この点については討論もあると思いますので、きようこんなにたくさん緊急上程をされることは反対です。
【次の発言】 説明されたのはどつちですか。
【次の発言】 規程の方はきよう出すのですか。
【次の発言】 そうすると、七百円を千円に上げるという、これについては出さな……

第13回国会 議院運営委員会 第49号(1952/05/22、24期、日本共産党)

○梨木委員 不信任案というものは、いつまでもこれをたなざらしにすることは、不信任を出された本人の心境を察してもいかがかと思うのでありまして、特にこの木村法務総裁に対する不信任案は、時局上非常に重要でありまして、ぜひとも本会議にかけまして処理すべきものだと思うのであります。これを單なる党利党略から、いつまでも放置しておくということは、国会の運営上からもいかがかと思うので、ぜひとも本日の本会議に上程されんことをお願いいたします。
【次の発言】 反対です。
【次の発言】 別にありません。

第13回国会 議院運営委員会 第50号(1952/05/24、24期、日本共産党)

○梨木委員 わが党から出しております中華人民共和国、ソ同盟及び東欧諸国との自由な貿易打開に関する決議案、これは現在吉田政府のもとにおきまして、中国、ソ同盟その他東欧諸国との自由な貿易が禁止あるいは制限されておりまして、そのために非常に日本の経済に困窮と破壊をもたらしておるのであります。これらの国々との貿易打開に関する要望というものは非常に強くなつて、今やほとんど全国民の輿論となつて来ておるのであります。そういう状態でありますから、この際この決議案を本会議に上程せられまして、この国民の要望に沿うように政府が処置されることを要求することが、きわめて重要であると思うのでありまして、本日ぜひともこれを……

第13回国会 議院運営委員会 第51号(1952/05/27、24期、日本共産党)

○梨木委員 本日も定足数の問題については、国会法並びに衆議院規則通りに厳守してもらいたいと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第53号(1952/05/31、24期、日本共産党)

○梨木委員 反対です。
【次の発言】 反対。
【次の発言】 私の方は反対です。
【次の発言】 反対です。
【次の発言】 石井君の分は、今度社会党が二つにわかれましたのですが、その人員等の関係で、そのままでいいかどうかについては問題があると思います。事務総長、その点どうなつておりますか。
【次の発言】 保留には反対で、ぜひとも上程してもらいたいと思います。
【次の発言】 この前、いつまでもこういう人事問題についてたなざらしにしておくことは、本人のためにも、また国会としても、そういうことは適切じやない、次会にこの取扱いをきめてもらいたいということで、前会は保留にわれわれ同意したのでありまして……。

第13回国会 議院運営委員会 第54号(1952/06/03、24期、日本共産党)

○梨木委員 そういう委員のささやきを言われては困る。
【次の発言】 これは、実際われわれの調査によれば、事実接收がどんどん行われております。この六日には、各民主団体の方から内容の調査に行くということもわれわれ聞いておるし、非常に重大な国民的関心を呼んでおる問題てす。ことに富士山といえば、日本のいわゆる象徴みたいに言われておる。こういう富士山までも演習地に取上げて行こうという重大な問題を、われわれ国会において取上げて質問することは、きわめて重要であると思う。特に私は、今までのこの委員会での緊急質問の取扱い方について、單に多数でやらせるとかやらせないとかいうことを事務的に片づけて行くということは、……

第13回国会 議院運営委員会 第59号(1952/06/12、24期、日本共産党)

○梨木委員 今中川君から、風早君に対する懲罰動議の提出理由を御説明になられたのでありますが、これはおそらく懲罰動議を出された当時におきましては、あのメーデー事件の真相がはつきり提案者側にわかつておらなかつたために、非常にその場の空気に刺激ざれまして、ああいうものを出されたのではないかと私は思うのです。というのは、その後あのメーデー事件の真相が明らかになるにつれ、ますます風早君の言つたことが事実によつて裏づけられておるのであります。従つて私は、提案者にぜひとももう一度御反省を願いたいと思うのであります。風早君が緊急質問のうちで使つた言葉は、決して虚構のことでも何でもなく、事実田中警視総監は、これ……

第13回国会 議院運営委員会 第64号(1952/06/19、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方は、ぜひきよう上程してもらいたい。
【次の発言】 この国電日暮里駅における惨事というものは、新聞の報道でも明らかなように、国電の施設が非常に腐朽しておるということから、こういう人命にかかわる重大な惨事が起つておるのであります。これは一刻も猶予ができない緊急な問題であります。しかも、これは單に日暮里駅だけに限つた問題でないということになると、事ますます重大であります。今椎熊委員からも、運輸大臣からというお話もありましたが、運輸大臣が国民の人命を尊重するならば、すでにきよう通告があるはずでございます。それがないという状態ですから、ぜひともきようこの緊急質問を取上げてもらいたいと思……

第13回国会 議院運営委員会 第65号(1952/06/20、24期、日本共産党)

○梨木委員 私どもも会期延長には反対であります。会期の延長を望まれる自由党の諸君の御意見によりますと、衆議院が議決して参議院に送つた重要法案の成立を期する意味においてということでありますが、参議院に送られた重要注案、特に破壊活動防止法案、その他労働三法の改悪、それから警察法の改正あるいは地方自治法の一部改正などの法案が、実は参議院に山積しておるわけでありますが、これらの法案は、すべてわが党としては反対いたしたものでありまして、この成立をわれわれは希望しないのであります。従いまして、会期を延長しないことによつて、わが党の主張が貫徹されることに相なるのでありますから、まずこの点から、われわれは会期……

第13回国会 議院運営委員会 第66号(1952/06/21、24期、日本共産党)

○梨木委員 今、倉石君の御発言もありましたけれども、国会法十三條の解釈につきまして、今、椎熊君の方からの発言を私よく聞きとれなかつたのでありますが、憲法並びに国会法の二院制度をとつておる建前から申しまして、衆議院が参議院に優先するという建前をとつておることは当然であります。しかしながら会期の問題については、第十三條で、両院の議決で決定することになつております。ところで参議院につきましては、延長の問題については何らの意思表示、議決というものがないのであります。十三條では両院一致の議決に至らないときには、衆議院によるとありまして、参議院が何らの議決をしておらない場合におきましては、衆議院の議決が………

第13回国会 議院運営委員会 第68号(1952/06/26、24期、日本共産党)

○梨木委員 委員長、ちよつと意見を……。
【次の発言】 決定する前に……。
【次の発言】 これはしかし、今事務総長から御報告がありましたが、前に出ておるものから扱うべき性質のものだと思うのです。大きな党派とかいうことでなくて決議案というのは、やはり受付順にやるべき性質のものです。
【次の発言】 討論の問題ですが、私の方は今……。
【次の発言】 風早君の分と林君の分の懲罰の問題ですが、これを一括というようなことを言われましたが、議員の身分の問題ですから、私の方は実は別々にやつていただきたいのです。これはおのおのやはり理由が違うのでありますから、別の討論者を出してやるように扱つてもらいたい。

第13回国会 議院運営委員会 第69号(1952/06/28、24期、日本共産党)

○梨木委員 政府の方から、会期の駅長の件もあわせて考慮してもらいたいということで、議長に申し入れたという点を報告されたのであります。従いまして、政府の方でどの程度の会期の延長を希望しておるかということも、これはわれわれ議院運営委員としては参考に意見を聞いておくことが必要だ。従いまして特に重要案件で、政府がそれらの案件に対する通過をどの程度要望しておるかということも、議院運営委員会としては参考に聞いておくことが必要だと思う。これは、みんな通すということになるとたいへんに長くなる。そういう点で政府の意見を聞く必要がある。
【次の発言】 今度の会期延長にあたりましては、参議院におきましては、さらに延……

第13回国会 議院運営委員会 第70号(1952/06/30、24期、日本共産党)

○梨木委員 全部が出ておるわけじやない。
【次の発言】 これは提案理由の中にもはつきりうたつてありますように、現在の衆議院というものは、まつたく国民の意思を代表し得ないような状態になつておりますから、早急に解散すべきであるという趣旨でありまして、ぜひとも本日これを上程してもらいたいという希望を持つております。
【次の発言】 これは法制局の職員ですね。経歴を見ますと、おもに鉄道の方に関係しておるようですが……。
【次の発言】 法制局の鉄道関係を扱うのですか。

第13回国会 議院運営委員会 第71号(1952/07/03、24期、日本共産党)

○梨木委員 あなたの方は留保ですか。
【次の発言】 私は反対です。
【次の発言】 水豊爆撃と日本の安全に関する緊急質問、これは、今どなたかアメリカに聞けというお話がありましたが、水豊爆撃は、日本を基地として行われておるという実情でありましてこの点につきまして水豊発電所の爆撃を契機として日本も空襲を受けないとも限らない非常な危険な状態にあるわけであります。これは行政協定その他からいつても、こういう緊急な事態に対しては、日本側におきましても協議にあずかることになつておるのでありまして、この点について政府の見解をただしておく必要がある。これは日本国民がひとしく非常な不安と焦燥にかられておる重大問題で……

第13回国会 議院運営委員会 第72号(1952/07/04、24期、日本共産党)

○梨木委員 委員長……。
【次の発言】 不起訴処分に不服な場合の審判は、何条ですか。
【次の発言】 この委員派遣の人選の問題でありますが、やはりできるだけ国会の各党勢力を代表して行けるような人選が一番望ましいと思います。これを見ますと、どうなつておりますか。各党派別はどうですか。
【次の発言】 わが党から出しております衆議院解散に関する決議案は、ぜひとも本日上程するようにやつてもらいたいと思う。今、破壊活動防止法の参議院回付案が上程されることになつておりますが、われわれとしては、この破防法に対しては徹底して反対して来たのであります。こういう破防法が通りますれば、まつたく日本国民の自由が抹殺され……

第13回国会 議院運営委員会 第73号(1952/07/25、24期、日本共産党)

○梨木委員 委員派遣の問題については、議院運営委員会でもしばしば編成や人数の問題について問題になつておりますから、こういう問題を議院運営委員会にかけないで決定するということを、前例としないように願いたいと思います。
【次の発言】 委員派遣の問題については、地方行政委員会にもかけてないようであります。そういう扱い方についても問題があると思いますから、その点についても、やはり手続上の問題について正確を期してもらいたいと思います。
【次の発言】 国連軍の協定に関しては、非常に今国民が関心を持つてその成行きを注視しておるわけであります。非常に重要な問題でありますので、ぜひともこれは本日の本会議で質疑が……

第13回国会 議院運営委員会 第74号(1952/07/28、24期、日本共産党)

○梨木委員 私の方も、態度はきまつております。本日上程されんことを希望します。
【次の発言】 私の方のは上げてもらいたいのです。
【次の発言】 それは私の方から出しておる緊急質問ですが、私どもの方の意見を聞かずにきめるということはないでしよう。
【次の発言】 共産党は反対です。
【次の発言】 登壇いたします。
【次の発言】 簡単ですから、それでは議席でやります。

第13回国会 議院運営委員会 第75号(1952/07/29、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は、今自由党が態度を表明された二十三、二十四、二十六、三十、三十一、三十二、三十三、三十四、三十六、三十七、これに反対です。
【次の発言】 そうです。

第13回国会 議院運営委員会 第76号(1952/07/30、24期、日本共産党)

○梨木委員 先ほど石野君からも質問があつて、それにお答えがないわけですが、今の国会法の四十二条によりますと、常任委員会がちやんと国会法に明記してあるわけです。そうしてこの常任委員会の審議の対象になる案件も国会法できまつておる。ところが今度は全部それぞれの議院の規則にゆだねるということになりますと、これは国会の運営上、時の国会の勢力分野によつていろいろ政略的に増減できることになる可能性があると思います。そこで、これを少くともあなた方がおつしやるような趣旨で改正されるといたしましても、国会法の中に、参議院ではこれだけの常任委員会をつくり、その部門に属する案件はこうだということを明記する処置をなぜと……

第13回国会 議院運営委員会 第77号(1952/07/31、24期、日本共産党)

○梨木委員 木村法務総裁に伺いたいのでありますが、この公安審査委員の任命につきましては、法曹界、労働界、学識経験者、財界、大体こういうところから、各界各層を網羅した形の内容にするというように、この法案の国会審議中に説明されたと思うのであります。そしてその人選にあたりましては、特にこの破防法が思想弾圧の危険があるということで、国民大多数の反対があつたわけでありますから、思想的に最も自由な立場をとつておる人が第一條件でなければならぬ。ところがこの委員の顔ぶれを見ると、まず第一に、宇野要三郎氏は、かつて治安維持法時代に……。
【次の発言】 簡単に申し上げます。宇野要三郎という人は、最も反共主義者とし……

第13回国会 議院運営委員会 第78号(1952/08/25、24期、日本共産党)

○梨木委員 ちよつと委員長国会法等改正案起草小委員には、やはり小会派が入れるような人数にして構成されるように希望します。これは社会党までしか入つていない。
【次の発言】 私の方は、行政監察特別委員会、公職選挙法改正に関する調査特別委員会、この二つの特別委員会の設置には反対です。
【次の発言】 先ほど委員長に、政府の施政方針とか、それから予算案、法律案、そういうものについての政府の計画を聞くために、保利官房長官の出席を要望しておいたのであります。皆さんの御賛同を願いたいと思います。

第13回国会 懲罰委員会 第2号(1952/03/08、24期、日本共産党)

○梨木委員 大体今古島委員から、議事進行に関しての重要な発言があつたわけです。そこでこの古島委員の発言は、本懲罰事犯の審理の進行に関してきわめて重大であります。これは古島委員が指摘されておるように、もしもこの懲罰事犯が時効にかかつておるということになりますならば、これはいくら審議してもむだになるわけであります。しかも提案者が説明しておるように、これはすでに動議が出されてから当然議長が最も早い機会に本会にかけなければならないのが、そのままずるずるべつたりに延期して来ておつたことは提案者も認めておるのであります。ところでこの提案者は、それは提案者の責任ではない、それは議院運営委員会の従来の慣行によ……

第13回国会 懲罰委員会 第4号(1952/03/12、24期、日本共産党)

○梨木委員 川崎さんが壇上へ上つて待機しておられたということでありますね。そのときに議長から降壇するようにと言われた事実はありますか。
【次の発言】 議事進行に関する発言の通告は議場内で手続をされたのですか。本会議が始まる前議場外でされておりますか。
【次の発言】 そこで議場へ入つてから、自由党の院内交渉係から、あなたの議事進行に関する発言についてどういうように取扱うかということについての何らかの連絡がありましたか。
【次の発言】 そうするとあなたとしては自由党の院内交渉係あるいはあなたの方の党の院内交渉係からは、その点については何らの連絡も受けてはおらなかつたのですか。

第13回国会 懲罰委員会 第5号(1952/03/27、24期、日本共産党)

○梨木委員 提案者に伺いたいのでありますが、本会議並びに当委員会における懲罰動議の趣旨弁明を見ますと、一月の二十六日に川崎君が議長の許可なくして登壇したという問題と、さらにこれに附加いたしまして、こういうことを提案の趣旨弁明の中で言つておるのであります。「この問題が起つてから今日まで予算審議が行われており、川崎君のような改進党の闘将を懲罰によつて審議に加わらせなかつたとあつては、川崎君の暴力的な威力に恐れて、からめ手からこれを封じたとでも宣伝されたらばかばかしいし、かつあまり数も多くない改進党から、川崎君ほどの代表的人物を、委員会から締め出してしまうということもどうかと思い、さらにまた、われわ……

第13回国会 懲罰委員会 第7号(1952/05/16、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は日本共産党を代表いたしまして、ただいまの川崎秀二君を懲罰すべしとの田淵君の動議に反対し、懲罰すべからずとの石田君の動議に賛成するものであります。そもそもこの懲罰の対象となつておる川崎君の一月二十六日の本会議における行動は、昭和二十七年度の予算案が、いまだ改正されない財政法に基いて編成されておる、法律に違反して編成された予算であることが明らかとなり、この予算に対する質疑が開始されようとしておつたのでありまして、この法律違反を抗議し、これを是正するための発言を本会議において求めたのであります。これは当然であり、もしも国会法、衆議院規則に基いて国会の運営がなされなければならないという……

第13回国会 懲罰委員会 第8号(1952/05/20、24期、日本共産党)

○梨木委員 動議提出者の田嶋君に質問したいのでありますが、懲罰動議を提出しました本会議において、田嶋君の述べられたこの動議の趣旨弁明の内省を今でも維持されるのかどうか、これをまず第一に承つておきたいと思います。
【次の発言】 どうも答弁がはつきりしないのでありますが、いやしくも同僚議員の一身上に関係する懲罰という動議を提出し、その趣旨弁明において、直接懲罰動議と関係のないようなことにまで本会議において言及し、それによつて国民大衆に鬼面人を驚かすような内容を国会を通じて公表し、それによつて自分たちの懲罰の理由をさらに敷衍しようとするような、こういうやり方のように私には今の答弁によつて受取れたので……

第13回国会 懲罰委員会 第10号(1952/06/13、24期、日本共産党)

○梨木委員 議事進行について。われわれ委員の手元には懲罰に関する一かけらの資料も渡されておらないし、さらに、昨日の本会議におけるところの懲罰動議の提案理由についての発言の資料も手渡されていないのであります。そういう状態の中においてこの審議を進めようということは、きわめて不当であり、われわれ議員の身分に関する問題を審議するにあたつて非常に軽率であつて、これは看過できないと思う。もし審議を進められるならば、即刻資料をわれわれに提供し、さらにこれを十分審議する機会を與えなければ、この懲罰事案を審議することはできない。この程度において本日は休会されんことを私は動議として提出いたします。けしからぬ。一つ……

第13回国会 懲罰委員会 第11号(1952/06/14、24期、日本共産党)

○梨木委員 議事進行。私たちは昨日林衆議院議長に対しまして抗議をいたしてあります。それは一昨日の本会議における風早君の身上弁明に際しまして、議長はその身上弁明の半ばで発言の中止を命じ、さらに多数の衛視を動員いたしまして、暴力的に風早君を降壇せしめておるのであります。その発言中止の口実というのは、身上弁明の域を逸脱したというのであります。しかしながら、一体身上弁明というものを懲罰事犯において認めておるのは、これは国会におきまして、ややともすれば多数派の諸君が、党利党略から同僚議員を懲罰動議によつていやがらせをやる、そういうことが起り得る可能性がある。そこでこの懲罰動議を出された議員に対しまして、……

第13回国会 懲罰委員会 第12号(1952/06/16、24期、日本共産党)

○梨木委員 今委員長から林君に身上弁明について御注意があつたわけでありますが、大体御承知のように、この佐々木盛雄君の懲罰動議の趣旨弁明そのものが、非常に広汎な、林君だけではなくして、共産党全体の政策を誹謗、中傷するような発言があつたわけであります。従つてそれに関連して、一林君の身上弁明も、その趣旨弁明に対応して、自己の立場を明らかにしなければならない状態にあつたわけであります。大体この懲罰事犯というものは、そういう共産党そのものを問題にして来ているようなところに、非常に問題の深刻性があるわけでありますから、この点をお含みの上で、林君の身上弁明について範囲云々ということで、あまり制限されないよう……

第13回国会 懲罰委員会 第13号(1952/06/17、24期、日本共産党)

○梨木委員 昨日、林君の懲罰動議の提案者である佐々木盛雄君に対する質疑の中で発見された事実でありますが、林君の六月七日の本会議における日台條約の反対討論の際に、「さすが政府でさえも、蒋介石政権には領土もありません、国民もありません、このような政権はかつて例がないが、実情やむを得ないことであると、わけのわからない答弁をしておるのであります。」政府がこういうことを言つておらないのに、虚偽の事実をあげて政府を攻撃しておる、そういう内容の討論をやつた。これが一つの……(「日華條約じやないか」と呼ぶ者あり)私は日華條約とは言わないで、日台條約と言うのです。政府がそういう事実を言つたことはないのに、言つた……

第13回国会 懲罰委員会 第14号(1952/06/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は日本共産党を代表して、議員風早八十二君並び林百郎君に対して、公開議場における陳謝を命ずべしとの田淵君の動議に反対し、私が提出いたしました両件はいずれも懲罰事犯にあらずとの動議に賛成のための討論を、これから行わんとするものであります。  風早八十二君の懲罰の対象となつおるものは、要る五月六日に、メーデー事件に関連いたしまして、政府に質問を行つた。この質問が、提案者の理由によりますると、虚構と捏造、荒唐無稽だというのであり、これによつて国民をして故意に警察官に対する反抗心を助長さしたことなどが、議院の品位を傷つけ、秩序を乱したということになつておるのであります。そもそも五月一日のメ……

第13回国会 法務委員会 第24号(1952/03/25、24期、日本共産党)

○梨木委員 関連して。この二十六条の合同委員会の問題に関連して二十四条の問題を今質問したのでありますが、まず伺いたいのは、二十四条においては「日本区域の防衛のため必要な共同措置を執り、且つ、安全保障条約第一条の目的を遂行するため、直ちに協議しなければならない。」とあります。この「直ちに協議しなければならない。」というのは、日米合同委員会にかけるという趣旨でありますかどうか。この点をまず聞いておきます。
【次の発言】 あなたはこの日米安全保障条約第三条に基く行政協定の折衝に立ち会つておるはずだ。そしてその詳細を知つておるはずです。私がこれから聞こうとすることは、何も総理大臣兼外務大臣吉田茂氏やあ……

第13回国会 法務委員会 第53号(1952/05/19、24期、日本共産党)

○梨木委員 私はただいま説明されました裁判所職員定員法等の一部を改正する法律案に関連しまして、どうしても田中最高裁判所長官の出頭を求めて、最近における裁判の秩序維持に関する長官の考え方を聞いておきたいと思うのであります。この点についてまず田中最高裁判所長官の出頭を求める件の動議を提出いたしたいと思います。その理由を説明いたします。  田中最高裁判所長官は、従来しばしばまことに不穏当な長官としての政治的な見解、裁判に対する押しつけがましい訓示を公表しております。彼はこういう政治的な意見や見解に基いて現在の裁判の秩序の維持をはかろうとしておることが明らかであります。その一環といたしまして、本日出さ……

第13回国会 法務委員会 第55号(1952/05/21、24期、日本共産党)

○梨木委員 裁判所職員定員法の一部改正の法案の中で看護婦を新しくふやすことになつておるのでありますが、どうも政府の説明では了解できないのでありますが、どういうことをさせるものでありますか、もう少しこれを具体的に説明してほしい。
【次の発言】 医者を裁判所技官として恒常的に雇い入れる、これを勤務者として採用するということについては、今説明された家庭裁判所の家事事件についてそういう知識が裁判所を援助するために必要だということ、あるいは少年の知能、精神の判定に必要だということでありますが、これはそういう必要を満たすためならば、全国の家庭裁判所に少くとも一人程度の医師が必要じやないかということになりま……

第13回国会 法務委員会 第57号(1952/05/24、24期、日本共産党)

○梨木委員 私は、この裁判所侮辱制裁法というのは議員提出法になつておりますが、実質は法務府並びに裁判所側の立案したものであると見ております。それゆえに、こういうものを出して来るところの裁判所側の心構えというものと、法務府側の心構えというものに対して、非常な憤りを感じておる。きようは時間もありませんので、重要な点について二、三聞いておきたいと思います。  先ほど来同僚委員から質問が出ておりますが、裁判所の威信を保持するためにこの裁判所侮辱制裁法を出しておるということが、非常に重要な目的になつておることは、第一條によつても明らかであります。では裁判所の威信というものはどういうものかという質問に対し……

第13回国会 法務委員会 第65号(1952/06/11、24期、日本共産党)

○梨木委員 権利保釈の問題で今も質問が出たのでありますが、「多衆共同して罪を犯した」場合というのでありますが、特に多数の人間が共同して罪を犯した、そういう場合に特別に保釈を許さないというような特殊の扱いをするということは、これは憲法が規定している団結権というものとの関連において、これは非常に問題があると私は思うのであります。なるほど検挙する検察側からいえば、それを検察側の認定で、団体行動であるというように認定する。認定されたら最後、保釈までも許されないというようなことから来まして、憲法の団体行動を保障しておるこの基本的な権利を否定するものに通ずると思うのでありますが、それはどういうぐあいに考え……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 内閣委員会法務委員会連合審査会 第1号(1949/04/25、24期、日本共産党)

○梨木委員 先ほど私ちよつと聞き漏らしたのですが、檢察官並びに檢察事務官を除く純粹の事務に当る職員が一万一千三百九十二名、そこから七百六十八名を整理するというのでありましようか。その点をちよつと伺いたいのであります。
【次の発言】 それから伺いたいのは、これは先ほども花村委員長からお尋ねがあつて、それについてまだ明確なお答えがなかつたのでありますが、先ほど法務廳関係は千七百人とおつしやいましたが、これは予算上の予定人員でありましようか、それとも実人員でありましようか。それから五百人というのは、これは実人員を五百人整理する意味でありましようか。

第5回国会 法務委員会公聴会 第1号(1949/05/09、24期、日本共産党)

○梨木委員 永田さんに伺いたいのですが、先ほど資格試驗を可とするという理由の中で、資格試驗にした方が人材を廣く集めることができるような御意見に聞いたのでありますが、この資格試驗にしても、さらに現在の制度のもとにおいては、司法修習生に採用するという制度があるわけであります。從いましてこれに採用されない限りは、裁判官や檢察官や弁護士になり得ないわけでありますから、資格試驗をしたらどうして人材が司法官に多く集まるかという点の理由が、ちよつと私には納得いたないのでありますが、その点を伺いたい。もう一つは、試驗は行政行為だから法務廳の方がよかろう。こういう形式的な御議論でありますが、しかしそういうことで……

第10回国会 地方行政委員会公聴会 第2号(1951/05/18、24期、日本共産党)

○梨木委員 鈴木公述人に伺いたい。先ほど国警五千人をふやしますと、十六億くらいの予算がいるというように述べられたように、私は聞いたのでありますが、もしそうだといたしますならばその根拠を聞きたい。
【次の発言】 先ほどの公述の様子を聞いておりますと、今度の警察法の改正にあたりまして、大分草案起草の相談にあずかつておるように伺つたので、実は予算の点についても、もう少し立入つた根拠があつて十六億とおつしやつたのではないかと聞いたのでありますが、新聞の報道程度のものでありますか、もう少しあなたが実際警察事務に携わつておられまして今度五千人ふやせば大体一人当りこれくらい程度だという、いろいろの事情を総合……

第10回国会 地方行政委員会法務委員会連合審査会 第1号(1951/05/17、24期、日本共産党)

○梨木委員 この国家地方警察の定員を五千人ふやすという点でありますが、今上村委員からもお尋ねがあつたことでありますが、現在警察大学とか、その他の警察学校で教育を受けておる人数はどのくらいでありますか。
【次の発言】 われわれが経験いたしましたところでは、警察学校へ入つておる場合は、先ほど法務総裁の説明では、職場をそのままにして教育を受けておるのだということを言われましたが、私どもいろいろ刑事事犯などで、証人として警察官を調べます。その場合大体大きな動員のかかつた場合は、警察学校の生徒が動員されておるのであります。そうすると、今あなたはどこにおるのですかと聞きますと、警察学校の生徒であります。で……

第10回国会 法務委員会公聴会 第1号(1951/05/24、24期、日本共産党)

○梨木委員 今出ております裁判所侮辱制裁法によりますと、即座に逮捕することができることになつておる。ところがこれは逮捕状なくして逮捕する建前になるわけでありますが、この点が憲法の三十三条の「何人も、現行犯として逮捕される場合を除いては、権限を有する司法官憲が発し、且つ理由となつている犯罪を明示する令状によらなければ、逮捕されない。」この憲法の規定から申しますと、裁判所侮辱制裁法の制裁は刑罰じやない、だからこれは犯罪ではないということになれば、これは現行犯ということに言えないと思う。そうすると、これを逮捕することは憲法の規定からいつても違反するようにわれわれは考えるのでおりますが、この点をどうい……

第13回国会 法務委員会公聴会 第1号(1952/04/30、24期、日本共産党)

○梨木委員 團藤さんに質問いたします。先ほど来の質疑応答を伺つておりますと、団体を解散させる権限を裁判所に與えるか、行政官庁に與えるかというような問題の論議がなされておりました。しかしその点について、いろいろ疑義も出、いろいろ説明にも困難されているようでありますが、一体団体を解散させ、結社を禁止するというようなことは、これは憲法第二十一條によつて、法律によつてもこれは禁止することができないはずであります。二十一條では「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」といつて、旧憲法下においては、あるいは法律によつてこれを制限しあるいは禁止することができたかもしれませんが、現……


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

梨木作次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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