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志賀義雄 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

志賀義雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
557位
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390位

28期委員会発言TOP100
67位
28期委員会発言(非役職)TOP100
52位
29期委員会発言TOP100
93位
29期委員会発言(非役職)TOP100
75位
30期委員会発言TOP100
92位
30期委員会発言(非役職)TOP100
74位

このページでは志賀義雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。志賀義雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 議院運営委員会 第2号(1949/03/17、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 從來の不当財産取引調査特別委員会というものは、今まで前國会で運営されて來て、どういうものであるかということははつきりわかつておる。それが今度全然こういう新しい日本再建に重大なる惡影響云々ということになると、ここでちよつと石田さんのお話を聞いても、これはてんびんにかけられたという印象を受けたのであります。
【次の発言】 先ほど十四日に示されるはずであつたが、十七日の今までない。それだけ事務的な関係を見てスライドすると言われたのですが、そうすると二十二日か二十五日くらいまでスライドするのですか。そういうふうにもとれます。ところがあとで淺沼君の御質問に対するお答えによると、やはり二……

第5回国会 議院運営委員会 第3号(1949/03/19、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 これは全部予算に関係のない議案ですか。あるでしよう。あるものは、予算がわからないのにどうして審議できますか。全然予算に関係のないものなら、あるいはできるかもしれません。
【次の発言】 委員長に伺いたい。先ほど尋ねて見たところ、委員会の設置については大体異議ないように言われた。確かにそうですな。それは從來のような形のものだというふうに新聞には出ておりました。向うからの意思表示がありましたのは、今度民自党から出されたああいう廣いと申すか、あいまいと申すか、そういうものに賛成と向うが言われたのですか。そこのところをひとつ伺いたい。

第5回国会 議院運営委員会 第6号(1949/03/26、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 それならなぜそれをここに明示されないのですか、殊にその場合に政府でなく労働争議を、挑発せる行為というと、今日まで争議を彈圧させているいろいろのものがあるんです。
【次の発言】 それはただいまこちらが質問したことに一向答弁しておられないことになります。不正に租税を賦課する場合もあるし、それから納税について不法な行為をする場合があるし、それがまた事実今日納税意欲を極端に低下させる行為になつている。これは衆目の見るところであります。一方的に争議を挑発させる行為とか、供出を阻害させる行為とか、租税賦課を免れさせる行為とかいつて、賦課を乱暴にやつて來るという事実もないではないから、今の……

第5回国会 議院運営委員会 第7号(1949/03/28、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 猪苗代の争議は一体どうして起つたかといえば、最初電産労働組合と電産の経営者側とが、賃金のスライド制を認めるということを中央労働委員会が間に入つて両方合意の上で決議した。ところが物償が上るのに、会社側がこれを実行しないから争議をやつた。しかるに石田君の決議案を見ると、こういう労働争議を起した原因をあげていない。もう一つ大阪のことにしても、先日土井君も説明したように、財務局から税務署に行くに從つて税額を水増ししておる。しかもこれに対するいろいろ異議の申立てを無視してやるから、こういうことが起つて來た。あなた方があげられておるのは、むしろ反対のことをあげておる。なぜこういうことを列……

第5回国会 議院運営委員会 第9号(1949/03/30、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 この審議は衆参両院で一週間はかかりますと河野主計局長が言つた、だからわれわれはあすゆつくりやるつもりだつた。ところがやられてみるとさあ大変だとどしどしやり始めた。しかしこれは一週間かかりますと、きよう理事会で言明したんです。そういうことになつているんですから、これはまるでむちやくちやです。

第5回国会 予算委員会 第3号(1949/03/30、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 議事進行について。きようは二十四年度の暫定予算の審議にあたられるはずでありますが、これについて予算総則の第五條に「財政法第三十三條第一項但書の規定により」とありまして、総則に基いてこれが全体仕組まれているのであります。ところがその財政法は今日十時半から大藏委員会にかかるべきものでありまして、法律になるにはまだ本会議にかけ、参議院を通過しなければできないのであります。そうなつて來ますと、ただにこれの実行に関するのみならず、審議の基準になるべき法律がないということになります。もしも現行法によつでやられるならば、そのようにはつきりさせて、その精神において組まれるべきものであります。……

第5回国会 予算委員会 第4号(1949/03/31、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 暫時というのはどのくらいですか。
【次の発言】 議事進行について……。ただいま委員長からもお話がございましたが、どこやらそこらにいて、もういいだろうというような合図があるのですよ。これはどうもいかぬと思いますね。(笑声)これは図星でしよう。これじや何やら樂屋裏でしめし合せておいて、適当な時機が來たらぽかりとやろうということでは、憲法の手前困りますよ。(笑声)

第5回国会 予算委員会 第5号(1949/04/05、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 先日三宅委員の方から、この点についてはあらかじめ政府委員の方にちやんと警告があつたのであります。なおその問題が起りましたときに、私の方からこの違法性の点について申し上げたところ、大蔵大臣はそれは認め、今後はそれを先例にしないように必ずやりますと言つて約束されたことに、委員長において速記録をお調べになればわかることでありますから、その速記録をもう一度大蔵大臣にお示しください、はつきりそう言つておるのであります。まあその舌の根もかわかないときに、こういうふうに先例があると言われる。何もわれわれは法律に違反した先例を繰返さなければならない筋合いはごうもないのであります。それも大蔵大……

第5回国会 予算委員会 第13号(1949/04/26、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 議事進行でもありませんが、それについてちよつと……。先ほど西村委員から納得が行かないと言われたが、今委員長の言われるように、あげ足をとらないで新聞に出た範囲でということになると、つい委員の側でも、そんなことでは納得ができないからと言つてほじくることになるが、これはやはり主計局長のやり方が惡いからです。そこは予算委員会ですから、もう少し立入つて言われてさしつかえないと思うのです。こういう場合には、予算委員会の方から請求するまでもなく、政府の方から進んでこういう会合を持たれるようにすべきものです。もう少し詳しく言われたらどうです。そうすればその辺はつきりすると思います。

第5回国会 予算委員会 第14号(1949/05/07、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 先ほどの三宅委員からの質問のことでありますが、最初政肩が昭和二十四年度予算を組み立てたときに、食糧の輸入を入れて大体満配になるという予定で予算を組み立てておるのであります。あの数字自体を私精密に計算してみると、ほぼ十日ないし二週間欠配になるのではないかということをおそれているのでありますが、先ほどからの説明を伺いますと、もしまた輸入食糧物資に変動があるならば、もしそれが減額されるならば、いよいよもつて遅欠配というような事態が現われて來るのでありますが、その点について、政府としてはどういうふうにお考えか。これはいわゆる食糧の追加供出の問題にも関連して来るのであります。現に衆議院……

第5回国会 予算委員会 第17号(1949/09/16、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 今日は大藏大臣にはあらかじめ委員長の方から御通知があつたと思いますが、御殿場やらへ行かれたそうで、何のために委員会を開いたのかわからぬような始末で、しかも河野主計局長からは昭和二十五年度の予算の方針について八月五日ですか、六日ですか、言われますが、安本長官の御意見を伺うと、まださつぱりわからぬということで、二つ政府の意見があつて、一体どちらを本物にとつていいやらわからないような次第で、何のために今日の会合が開かれたかわからないような始末でありまして、この次いつ開くか、それからそのときには政府がはたして責任ある答弁ができるかどうか、そういう点を委員長の方から確かめて、次にもう一……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 法務委員会 第5号(1955/05/07、27期、小会派クラブ)

○志賀委員 休会前に、選挙に関連して警察官の行き過ぎによる人権じゅうりんの問題が起って当委員会においても決議をされたのでありますが、それに関連してきょうは政府委員の方がそろっておられないので、この際委員長及び委員の各位に次会において取り扱うべき問題として、最近新聞にも発表されておりました共産党の長谷川浩君の逮捕の問題でありますが、実はこの次の委員会の開かれる九日に検事の勾留請求の更新があるはずであります。その点について人権問題として、これをこの次の委員会において十分取り上げていただくために、委員会の皆さんに御了承願いたいことがあって発言を求めた次第であります。  御承知の通り団体等規正令という……

第22回国会 法務委員会 第6号(1955/05/09、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 先ほど政府委員の方から、白鳥事件に関連して植野間違い問題についての御答弁がありました。確信を持ってつかまえたと言いながら最後にその確信てがくずれおります。ね。一体どういう点を確信されてやったんですか。それから最後には、石井次長が、こういうことを言われましたね。もう少し早く本人でないということが確認できれば釈放もできたけれども、何分本人が黙秘権を行使して自白しないので――何も言わないのでおくれたと申しました。これは先ほど古屋委員からも黙秘権のことについて言われました。その点は繰り返して申しませんが、そういうことを言われると、こういうことになりはしませんか。本来証拠としてはならな……

第22回国会 法務委員会 第8号(1955/05/14、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 あまり時間をとりません。簡単に申し上げますが、本日当委員会において問題になりました小菅監獄には、私は十八年のうち前後二回おりました。よく存じておりますが、先ほど来世耕委員長から、どうも精神力が弛緩しているとか、また松岡、田中両委員からも、士気の弛緩あるいは官紀の弛緩というようなふうに言われておりました。今小菅の刑務所の所長をしておられる川上所長は、今からちょうど十年前、最後の空襲のある直前のころ豊多摩監獄におられたときに、私はあの一部の敷地にあった予防拘禁所におって、川上所長を拘禁所で招いて訓話があったことがありますが、非常に精神力の方面を強調する人でありまして、強調し過ぎる……

第22回国会 法務委員会 第10号(1955/05/20、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 関連して。ごく簡単にやりますが、先日東海道で列車が事故を起しましたね、アメリカ軍のトラックと衝突して。あれについて運輸当局では損害賠償を出しておられますが、先方に請求されたと思うが、それはいかなる費目にしてですか。その費目が新聞に発表されておったが非常に疑問がある。今の佐竹君の質問に関連がございますが、新聞に出ていた費目以外に何かあるかどうか、その点どうですか。特に私が伺いたいことは、あの列車に乗っておった旅客で負傷した者がある、いろんな損害を受けている者があるが、新聞に出たものにはそれだけがない。焼けた汽車とか機関車とかそういうものについての損害賠償の請求はあるが、負傷を受……

第22回国会 法務委員会 第13号(1955/06/04、27期、小会派クラブ)

○志賀委員 それに関連してちょっと発言させていただきたいと思います。ただいま委員長の方から最近の京大事件――われわれ新聞でけさ初めて知ったようなものが出ておるのでありますが、これは一方的に調査した官庁報告ではとかく片寄るおそれのあることでありますから、その点については委員長の希望されたような方面からの片寄りのほかに、もう一つ法務委員会の人権擁護の立場、官憲によってあるいは当局によって学生の自治の侵されることのないという反面をも同時に注意して調査をやっていただきたい、これだけを希望事項としてつけ加えておきます。
【次の発言】 発言中はよく聞いて下さいよ。委員長自身が近畿大学の学長であられるので、……

第22回国会 法務委員会 第14号(1955/06/06、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 最近新聞に報道せられました京都大学事件については、世耕委員長が特に御熱心のように見受けられるのであります。新聞に暴徒のたぐいという言葉があったことを引用され、分化国家のゆゆしい問題、あるいは分教政策の一大禍根というような最大級の言葉を使っておられるようであります。世耕委員長は、近畿大学の学長でありますから、一番身につまされて、自分がつるし上げられたら、こういう御心配があるかもしれません。今度の事件などは、先ほど来警察当局の方ですか、公安調査庁の第五課長ですか、野間宏、今井正、川上貫一という名前をあげられております。それが出入りをしておったというようにこの事件に結びつけられると……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/06/09、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 法務大臣、帰られてようございます。法務大臣にはこの次に聞くことにいたします。先ほど猪俣委員から提出された沖縄の問題についてでありますが、それはこの次政府の方で十分に研究してこられてから、もっと問題を掘り下げてみたいと思います。それをはっきりこの次まで準備してきていただくために、出入国管理局の局長が来ておられますからちょっと伺いますが、出入国管理令の第一章総則第二条に、「この政令において、左の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。」その一に、「本邦」というので外国人に対していうのですが、本邦は「本州、北海道、四国及び九州並びにこれらに附属する島で法務省……

第22回国会 法務委員会 第23号(1955/06/18、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 ただいまの神近委員の質問に関連しまして、今度の出入国管理令の一部を改正する法律案の仮放免の際に、保証書をもって保証金にかえることができるということになっておりますが、この仮放免の者を収容する保護団体、これは東京では一例をあげればどの団体になりますか。仮放免の際の今までの例がありますか。
【次の発言】 その善隣厚生会というのは新宿にありますね。
【次の発言】 ところがここは三月火事になっているのです。そうしてどういうふうに収容されておるかというとテント住まいですね。それが今度この法令が改正されるとぐっと多くなると思うのですが、やはりテント住まいを続けさせるつもりですか。その点に……

第22回国会 法務委員会 第24号(1955/06/20、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 ただいま花村法務大臣から、この事件については細心の注意をして、最善の努力をしたいと言われました。そのようにぜひとも希望するものでありますが、なお世耕委員長以下、当法務委員会の委員諸君においても、この問題について十分今後関心を持っていただきたいと思うのは、今から半年前に判決言い渡しをしようとして、これを中止したことがあります。しかるに六カ月たった今日になって、同じような手続で判決言い渡しをやるということを通告してきたのでありますが、そうなると、そもそも半年の間何が行われておったのか。結局もとに帰っておるではないかということで、国民の間にも非常に疑惑が起っておるのであります。  ……

第22回国会 法務委員会 第27号(1955/06/25、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 関連質問であります。
【次の発言】 ただいま花村法務大臣から、凶悪な犯罪を犯した者は死刑もやむを得ない場合があるというような御発言でありましたが、一昨々日行われた三鷹事件の上告棄却の判決は、凶悪な犯罪を犯さない者を死刑にしようとしておるのであります。しかも大法廷に――これは前もって世耕委員長にも申し上げて、当日私が傍聴することをお知らせしておきましたが、大法廷に傍聴しての感じでは、ただいま花村法務大臣が言われた衆議院で議決せられた法律を最高裁判所が守っていないで、あの判決を強行したということがあるのであります。なおさら今法務大臣としておられる花村さんが、この三鷹事件の死刑の判……

第22回国会 法務委員会 第28号(1955/06/27、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 ちょっと関連質問がありますから……。
【次の発言】 福島調達庁長官がおられますから、こういう事件は小牧についてだけではなくてそのほかにも現に起りつつあり、あるいは近い将来に起るだろうと予想せられる飛行場があると思いますが、どことどこでございましょうか。
【次の発言】 ただいままでの吉田委員に対する調達庁長官の御答弁を伺っておりますと、適法かどうかということでいろいろと問題が起っておる。必ずこれらの土地においても問題が起る。現に木更津なんかでも起っており、砂川なんかでも問題が起りつつあろうとしております。そういう点について所有権の問題は村長がということになると、これは明らかに官……

第22回国会 法務委員会 第37号(1955/07/16、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 この法案の御趣旨には私賛成でありますが、これまで参考人の方々の意見あるいは政府委員の意見を伺っておりますと、一つの歴史的な事例として伊藤秀吉さん、社会事業家の方が来られたときに、前の西久保警視総監の時代に、後に警視総監になった丸山鶴吉君が保安部長として、吉原の周辺の魔窟といわれたところに手を入れられたことがある。その結果について、この法案が実行されても、委員の方から出ましたいろいろな不安、売春を強制された人々の後の更生の問題についての心配はないということを言われたのでありますが、どうもあのときの事例について伊藤さんは少し思い違いをされておったじゃないかと思う点は、あれは、当時……

第22回国会 法務委員会 第39号(1955/07/19、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 花村法務大臣には私見にわたることを伺うのじゃありません。今まで答弁された範囲のことで伺いますが、六月二十六日の速記録によりますと、この法案に賛成であると言われておる。ところが先ほど吉田委員でしたかの質問に対しては、必ずしも賛成しないと言われた。この心境の変化は私見にわたらないと思いますから、そこのところをちょっと伺いたい。どういうわけでここ一月たらずの間に心境の変化を来たされたか。そこを伺うと、この法案の審議の上に非常に参考になると思いますから、そこをちょっと……。
【次の発言】 どうも名前を間違えられたり、質問を間違えられたり、だいぶ暑さのせいもあるのでしようが、私はさっき……

第22回国会 法務委員会 第45号(1955/07/30、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 まず藤井公安調査庁長官に質問したいことがあるのでありますが、公安調査庁長官は来ておられますか。
【次の発言】 私の人権擁護の問題に関連して質問するときに必ず藤井公安調査庁長官に来て下さるように前々から申し入れてあります。それでは次長に伺いますが、公安調査庁長官はきょうはどこへ行かれたのですか。何の用事で行ったのか言って下さい。どこへ行ったかわかっておりますか。
【次の発言】 見通しの間違いとは何を言われるのですか。またどこの団体の主催で花火大会を見に行かれたのか。
【次の発言】 ごらんなさい次長、世耕委員長を。上着を着てチョッキをつけて朝から西日のさすところにすわっておられる……

第24回国会 法務委員会 第8号(1956/02/15、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 先ほど古島委員に対する牧野法務大臣からの御答弁によれば、次席会議において、犯罪を作るな、それからまた事件を少くすることが必要だということを言われたそうでありますが、法務大臣は治安対策ということに非常に御熱心なようであります。そうすると、共産主義あるいは共産党というものはお好きじゃないことはよくわかるのでありますけれども、今の犯罪を作るな、事件を少くするということは、個人として、あるいは大臣として、おきらいな共産党に対しても同じお考えであるかどうか、まずそれを伺った上で質問を進めたいと思います。いかがでしょうか。
【次の発言】 ちょっと牧野法務大臣、見当違いをなすっていらっしゃ……

第24回国会 法務委員会 第13号(1956/02/27、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 私はこの一部改正案に反対であります。前国会から引き続きの特徴でありますけれども、本国会に提出される法案を見ますと、一部改正案というのがかなり目に立つのであります。ほんの一部を改善する、あるいはごく小部分を改善するように見せかけて、実はこれが憲法改悪の問題とも関連する、国民の権利に関する重要な案件が非常に多いのであります。ことに今日採決を見られる法案というものは、日本に来る外国人にも関係する問題でありまして、非常に重要な問題であると思います。こうして次第々々に日本という国をまた戦前の反動的な国へ、目立たない形で、一部改正ということでやっていくことが、今国会に提出される法案の特徴……

第24回国会 法務委員会 第22号(1956/04/06、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 ただいま猪俣委員から質問がありましたことにつきまして、外務省の方は来ておりませんが、お尋ねいたします。  法務省では、重光外務大臣が先日交渉の結果、だいぶ意見があるようでありますが、先ほど松原政務次官は、朝鮮民主主義人民共和国に帰るか、大韓共和国に帰るか、本人の希望しないところには帰さないというふうに言われましたが、新聞によりますと、――もしこれが間違っていましたら、はっきり訂正、言明していただきたいのでありますが、「韓国人の国籍は疑義のないよう明確にする」、一つにはこういう条件を出されております。もう一つは、「今後新しく刑務所の服役を終えて大村に収容される韓国人刑余者は韓国……

第24回国会 法務委員会 第24号(1956/04/13、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 差し迫った実務的な問題で、しかも人道上ゆるがせにできない問題について外務大臣に質問いたします。  それは、十七日に舞鶴を出る船「こじま」に乗せて朝鮮民主主義人民共和国へ帰してくれという希望者が九日から東京芝の日赤本社前ですわり込みをやっておるのであります。平壌会談の結果、朝鮮民主主義人民共和国から日本人を帰してもらうのですが、こちらからこれを帰すことについてどういう差しつかえがあるのかという点は、一問一答をやる必要はありませんが、外務省の言われるところでは、たしか、朝鮮で取りきめたのは日本人を帰してもらうことで、こちらが帰すことは取りきめをしなかったというのが一点、もう一つは……

第24回国会 法務委員会 第30号(1956/05/07、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 これまで委員各位が質問されたこと、明らかになったことについては一切質問を省略しまして、きょうこの法務委員会に参考人を呼びまして聞きましたところが、ますますはっきりしないところが出ております。それらの点について若干質問します。  まず、森島検事の上申書のことでありますが、けさから委員の質疑に対して、泉検事は、女一人くらいと言ったことはないと言われる。横井課長の調査の結果を聞きますと、泉検事はそういうことを言ったことはない、森島検事自身も泉検事からそういうことは聞かないが、新聞記者には言った、こういうように言われました。そうですか。念のため確かめておきますが、大事なことですよ。

第24回国会 法務委員会 第33号(1956/05/11、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 沢証人の問題のことに関連しておりますが、警察庁長官と警視総監に、今までのデータがおそろいにならなかったそうでありまして、今後は大いに努力すると言われますが、これは人権問題にも関連して参るのであります。今後当委員会あるいは他の委員会にこういうような問題に関してそういう調査の資料を提出される予定でございますか。調査の結果、それがなかったらなかった、あるならあるという報告をお出しになる、そういうお心組みでしょうか。その点を伺っておきたい。そうでないと、今後努力いたしますと言っても、会期でも終ったときに消えてなくなりますから、これは困ります。その点をもう一度はっきり約束しておいてもら……

第24回国会 法務委員会 第34号(1956/05/12、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 本日、当法務委員会におきまして、売春防止法案が満場一致で通過しようとしております。これは、戦後十年間、日本の国民の半ば以上を占める婦人の世論を代表して民主的な諸団体が努力せられた結果でありまして、私は、明治のころから多年迫害の中にこの法案を成立させるために努力してこられた先覚者に対して、心からの敬意を表したいと思います。  この法案は、なお不備な点はあります。しかし、その要点において、第一に、第四条に人権を侵害しないことを規定しております。また、私ども共産党では、単純売春はこれを処罰してはならないという立場に立っております。単純売春は、社会全体の力、国家の力をもって、全力をあ……

第24回国会 法務委員会 第39号(1956/05/31、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 五番町事件について拷問事実のあったことについて、石井長官は口を濁しておられますけれども、出てきた四人の少年の一人が拷問によってうしろ手錠をかけられてひっくり返されたときにけがをしております。浜田という少年の母親がこれを知って、お金を出して、医者に見せるよう言い、その医師の診断書があるのでありますが、そういう点についてまで調べられているかどうか、その点をまず……。
【次の発言】 戸田局長の御答弁を。
【次の発言】 それならば、先ほど来石井長官の御答弁があったような、拷問の事実があるかどうかこれから調べるというようなあいまいなことでなくて、みずから進んでこういう点も調べているとい……

第24回国会 法務委員会 第43号(1956/07/12、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 沖縄の皆さんが日本に来られて非常に御努力されておるのでありますが、きょう午後外務委員会と本委員会との連合審査会があります。そのときの質問の参考のために御意見を伺いたいのでありますが、代表の方々が日本に来られて以来、重光外務大臣初め政府の首脳部あるいはレムニッツァーアメリカ軍司令官と会見されたのでありますが、この問題の解決に当ってそれらの会見においてどういう印象を得られたか、その御意見を参考のために簡単に伺いたいのであります。と申しますのは、プライス勧告がアメリカ下院軍事委員会によって承認され、日本政府及び琉球政府の努力によって解決されない限りは、これは実行される危険が差し迫っ……

第25回国会 法務委員会 第3号(1956/11/30、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 関連して。その点について、ただいま牧野法務大臣から、もう少し猶予してくれというような言葉がございました。あなたのところの事務当局はちっとも猶予してないのですよ。現に、昨晩の放送から今朝の新聞にかけては、そうたびたび恩赦をやっては困るから今度はやらたいというようなことを言っているのです。実は、先日の日ソ共同宣言案の本会議のときに私がその点で質問しましたときに、鳩山総理は耳にめがねをかけられたせいか、その点の答弁を忘れられたようであります。私の方でも、自由民主党も社会党も、ただいま牧野法務大臣が言われたようなことを含んで、もう少し先に延ばそうと思っておったところが、昨晩からしきり……

第25回国会 法務委員会 第4号(1956/12/05、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 法務大臣の人権も尊重します。から、きょうはただまくらになることだけでやめておきます。  昨日の夕刊及びけさの朝刊でいろいろな新聞にも出ておりますが、昭和二十七年六月二日大分県竹田市菅生地区で起った駐在所爆破事件の真犯人が実は現職の警官であったという事件があります。これに対して、私どもでも、実はそのために十年の刑、八年の刑、三年の刑を受けた者がおるのでありますが、きょうは警察庁長官が全国管区警察局長会議でどうも出られないというので、主として明日質問いたしますが、検察庁が非常に重大なミスをやっております。と申しますのは、この事件について、現職の警官、当時市木春秋という偽名を使って……

第25回国会 法務委員会 第6号(1956/12/13、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 石井警察庁長官が、この前お願いしておきましたのに来ておられませんから、その前に若干法務大臣にお伺いしたいと思います。  先ほど大赦の問題について法務大臣が言われましたが、やはりどうも範囲が少し狭過ぎるどころか、あべこべになっておるようであります。けさの朝日新聞の論説はお読みになりましたか。
【次の発言】 「厚顔無恥な恩赦案」とあります。あんな破廉恥罪をやるようならば、メーデー事件の被告、あの青年たち、職にもつけないような青年たちをやればよろしい。大体明治以来の大赦の例を見ましても、ここに写真の出ている星亨、これなどは、いわゆるその当時国事犯としてまっ先に大赦を受けておる部類で……

第26回国会 法務委員会 第3号(1957/02/14、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 時間がありませんから、この次までに――明日ですが、よく調べていただきたい。  井本刑事局長に伺いたい。先ほどあなたは、佐竹委員ですか池田委員ですかの質問に対して、行政協定の一部ということを言われましたね。ラスク・岡崎交換公文、これは間違いじゃありませんか。というのは、昭和二十七年二月二十八日に行政協定ができております。その口に同時にこの交換公文が発表されているのですよ。それに基いてやっておるのではない。全然別のことなんです。行政協定よりほかのことなんです。もう一度よく調べてから答弁なさらぬと、後日とんでもないことになります。というのは、この相馬ケ原だけです。ほかに五年間もこう……

第26回国会 法務委員会 第4号(1957/02/15、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 昨日井本局長が、相馬ヶ原に関することは行政協定の一部であるということで、岡崎・ラスク交換公文ということがありましたが、昨晩の研究の結果を中村法務大臣から言われたのでありますが、とにかく、一つの公文の中で相馬ヶ原なども認めると言いながら、そこにはまた保留ということも書いてある。一つの公文の中に矛盾したようなことがあります。そして、今お話を承わりますと、もうすでにその半数以上解除されているようでありますが、従って、五年間もこれをほったらかしておいたところから、今度のようなあいまいなことが生まれるわけです。それをただ罪刑法定主義の点からのみしぼらずに、これはあいまいなところからこう……

第26回国会 法務委員会 第15号(1957/03/15、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 関連して……。臨時雇と言われますが、いつからいつまで臨時雇だったのですか。昭和二十九年八月現在の警視庁職員録、警視庁人事課庶務係に、戸高公徳、カッコして大分と書いてあります。いつから臨時雇をやめてこういうふうに採用したのですか、巡査部長として。
【次の発言】 そこで、伺いますが、市木春秋という人物がいるということ、それが問題になっておることは、もうすでに前からわかっておるのです。警視庁に採用するときに、経歴調べはしなかったのですか。臨時雇にしろ、巡査部長に復職の希望が熱烈であったというときに、その人の前歴というものは調べないのですか。何か彼の履歴書に記載がありましたか。

第26回国会 法務委員会 第17号(1957/03/22、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 大久保国務大臣と山口警備部長が来ておられるので午後質問を続行することとして、その前にちょっと報告を願いたいことがあります。それは、昨年の十二月十三日の当法務委員会で私の質問に対して、山口説明員として、「この前の法務委員会でそういう趣旨の御発言がありましたので、大分県の方に照会いたしましたが、昭和二十七年の六月三十日まで警察官であったのであります。」、つまり、そのとき退職した、こう言っておられましたね。そして、「なお、その後の戸高の住所について探しておるかというお話でございますが、いわゆる警察の捜査という意味でなくして、どこに行ったかということは、われわれも探したい、かように考……

第26回国会 法務委員会 第21号(1957/03/29、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 この前法務大臣と大久保国務大臣が私の質問に答弁されることになっておりながら、まだ来ておられませんので、その前にちょっと確かめたいことがあるのですが、先日石井警察庁長官は御家庭に御不幸があったそうでお気の毒でしたが、ちょっと山口警備部長にお尋ねいたします。  去る三月二十二日、参議院地方行政委員会において、あなたは矢嶋委員に対する答弁でこういうことを言っておられますね。「当時、それじゃ交番の巡査に戸高君が連絡をしたかという御質問ですが、おそらくこれはしていなかった、というのは、戸高君は警備部長から命令を受けて潜入しておるわけですけれども、これは駐在の巡査も知りません、もちろん。……

第26回国会 法務委員会 第29号(1957/04/25、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 長時間お疲れでしょうから、例によってごく簡単やります。従って、最高裁判所機構改革の問題に限ってきょうはお尋ねすることになっております。ですから、委員長もあまり気を回さないでいただきたいと思います。
【次の発言】 長官もお認めになったように、とにかく事件が多過ぎて訴訟が遅延するというこの問題がもとで機構改革の問題も起ったわけでありますけれども、訴訟が遅延するというのは、事件が多過ぎる。その事件が多いということは、まず第一に警察が――統計によりますと、警察にとにかく何かで調べられる者が、九千万への国民のうち、七人に一人になっているのです。それをまた検事局がよけいに取り上げる。それ……

第26回国会 法務委員会 第34号(1957/05/18、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 先ほど相馬ケ原の問題が出ました。これはかねて法務省から御答弁を願うことになっておりましたが、新たに問題が出てきましたし、五月十六日の読売夕刊によりますと、「日米両国はそれぞれの法律的な解釈にもとづき第一次裁判管轄権を主張したが、それぞれの法的解釈に関する見解はそのままとし、この問題解決のため行政協定に定められた手続に従いこのような措置をとることになったもの。」ということになっておりますが、日本側の主張並びに特に合同委員会におけるアメリカ側の主張はどういうことであったでありましょうか。その点御存じであったならば御答弁願いたいと思います。

第26回国会 法務委員会 第35号(1957/08/08、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 あとに多勢委員の諸君から質問があるようでございますから、私は簡単にちょっと正力国務大臣と唐津法務大臣とに伺いたいのでありますが、先ほど横井委員から法務委員会の休会甲の活動について近畿班として行かれた報告がありまして、大阪も非常に検察庁及び警察官の方で努力して治安が確立されておるというお話でありましたが、法務委員の調査のすぐあとに大へんな不祥事件が起きております。これは大阪府南河内郡南大阪町の西畑清輝という十六才の少年が、富田林市の羽曳山というところの花火大会に行った帰りに、自転車に乗って帰る途中、大阪府警機動隊員十五名に突き当ったというので、非常な暴行を受けております。  次……

第28回国会 法務委員会 第20号(1958/04/02、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 刑法、特に刑事訴訟一部改正法案は、御承知の通り、岸内閣が三悪追放という看板を掲げられている手前出されたもので、世論の圧迫も大きくあったのであります。第一の貧乏追放、これは今の岸内閣の手にはとても負えない大それた問題でございますから、賢明な岸首相はそれを敬遠されて、ここに汚職と暴力の追放ということで、この法案を出されたと思うのであります。審議の過程を伺ってみますと、このあっせん収賄に関するものは、この程度はどうか、この程度はどうかということに触れていきまして、結局この程度まではあっせん収賄罪にはならないという、ざるにもならない法案になっておるのでありますが、今日まで特にあっせん……

第28回国会 法務委員会 第22号(1958/04/04、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 政府原案は、御承知の通り、いろいろ圧力が加わって骨抜きになっておるのでありますが、その骨抜きにする際に、盛んに検察ファッショというようなことが言われております。検察ファッショは、御承知の通り歴史的には第二次世界戦争に入るころからの問題でありますが、戦後出てきた昭電疑獄あるいは造船疑獄というものは、御承知の通り国民世論の圧力でやられたもので、戦前の検事局がやったこととはだいぶ違うのであります。(「世論じゃない、GHQだ」と呼ぶ者あり)そうではないのだよ。ただ、昭電疑獄というものが、明らかになった判決によれ、それを処罰する法律がないからたまたま無罪になった。そこで世論がさらに激し……

第28回国会 法務委員会 第23号(1958/04/08、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 先生は参考人で政府委員ではありませんから、この上あまり責め立てるようなことはいたしませんが、今度の改正案と政府が銘を打って出されたものはいかにも奇怪な規定がございます。たとえば、二百八条の二に、人の生命、身体、財産に対し害を加うる目的をもって集合した場合において、その凶器をもってとあるのですが、その財産に害を加える凶器というのは、一体これはどういうものでありますか。つまり、財産に害を加える凶器ということがあります。そのほかは、先生が法制審議会で議長を務めておられたときにいろいろ事例があげられておりました。この財産に害を加える凶器というものはこれは日本の法律学界初めての珍語でご……

第28回国会 法務委員会 第30号(1958/04/25、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 三田村さんはもう了解されておると思いますけれども、どうもいつも、私がしんがりの質問をするときに気がそわそわされておりますが、私はしばしば簡潔にやって長広舌をふるったことはないのであります。どうぞあまり神経衰弱気味にならないように一つ……。  ただいま同僚の佐竹委員から公安調査庁の活動について質問がありました。いわゆる法理論あるいは法の解釈に基いてのやりとりをいたしますと、うまく逃げられます。私は一つはっきりした証拠をもってお尋ねしたいと思うのであります。  法務大臣も御存じの通り、最近警視庁の方で名をつけてわざわざ新聞に刷りものまで渡してくれた人民艦隊事件というのがあります。……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 法務委員会 第4号(1958/06/27、28期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 本日まで最高裁事務総長のお話を伺っておりますと、裁判書浄書の問題を事務的な問題のようにしぼってお話しでございますが、全国司法部職員労働組合のいろいろな機関紙その他情報で発表したものと、今日まで事務総長が言われたことをいろいろ総合してみますと、これは、ただ事務的なことではなくて、司法部職員の諸君が、不法な警察権力によって裁判所がその自主性を侵されることのないようにすること、これは必ずしも労働組合の方の主張の中にも十分まだはっきり出ておりませんけれども、問題の本質はそこにもあるように思われるのであります。そこで、たとえば逮捕状にしても、書記官が勝手にこれを書くというようなことをさ……

第29回国会 法務委員会 第9号(1958/08/09、28期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 警視総監。一言だけ伺いますが、この間日本共産党で大会をやったときに、とびらから盗聴機が出ましたが、あれは電波監理法違反になりますかどうですか。それをまず伺いたい。
【次の発言】 それで、だれがやつたか、お調べになりましたか。
【次の発言】 石井長官もまた警視総監も、二十三日午後私が電話をかけましたときに、中野の警察大学の方か何かに行かれました。それらのことをあなたの方で手ぐすね引いて待っておられますから、いずれ私の方でも出しますから、私の方ではだれがやったかちゃんとわかっておりますから、いずれそのことは、あなたが電波監理法違反になると思うと言われたことを了承いたしまして、追っ……

第29回国会 法務委員会 第10号(1958/09/09、28期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 去る八月三十日の文教委員会からきょうにかけて、公安調査庁、警視庁から、だいぶ共産党が和歌山の勤評事件その他で一番指導しておるというようなことも言われております。まず法務大臣に伺いますが、法務大臣は先日の文教委員会以来、法秩序の確立ということを盛んに言われて、国会できめた法律を施行するのを妨げるのはいけないということを灘尾文部大臣が言ったあとで、あなたがそういうことに対しては十分に厳正な態度で臨むと言われました。法秩序と言われながら、教員組合その他労働組合、学生団体などがやることを、また共産党が特に法秩序を破壊するようなことを言われるのですが、文部大臣が、現に憲法を初めとして学……

第29回国会 法務委員会 第11号(1958/09/26、28期、無所属)

○志賀(義)委員 竹内刑事局長に伺います。去る八月九日の当法務委員会において―松川事件について、当時被告の一人であつた佐藤一君が東芝工場で団体交渉に出席しておつた、そのことは諏訪労務課長のメモにもはつきりしておつたのであります。被告並びに弁護人の方からは、このメモのことを主張しておりました。そこで、仙台の弁護士会が弁護士法に基いてこのメモの提出を諏訪労務課長に求めましたところ、さきに検察庁に提出したというので、調べてみましたら、鈴木検事がこれを提出させて持つておるそうであります。そのことについて八月九日の法務委員会で、あなたは欠席されておつたので、川井課長に伺いました。そのメモの所在については……

第30回国会 法務委員会 第2号(1958/10/07、28期、無所属)

○志賀(義)委員 松川事件のことに関して、この前竹内刑事局長が私に答弁を約束されております。その前に伺いたいことがあります。去る九月二十六日の当法務委員会において、竹内刑事局長は、私の質問に対してこういう答弁をされております。「事件そのものは重大な事件でございますけれども、訴訟の進行の過程において、弁護士と立会検事との間に、あるいは裁判所との間にやりとりしました点は、重大事件でありますればむろん報告があるわけでありますが、おそらくその検事は大した問題ではないと思って、われわれの耳に入れなかったと思うのでございます。しかし、さて志賀委員からこの委員会で」ここが問題になっているのですよ。「開き直っ……

第30回国会 法務委員会 第9号(1958/10/29、28期、無所属)

○志賀(義)委員 竹内刑事局長に、この前あなたがお約束なすった調査について伺いたいと思います。松川事件についての諏訪メモは、内容も今新聞に発表されております。ところで、そのほかに花井検事総長が新聞記者に対して、弁護人が面会しましたときに、諏訪メモその他のものを返したあなたは諏訪メモだけを本人に返した、こう言われたのです。その食い違いがあるので、検事総長にあなたからただして、諏訪メモ以外に検事総長が返したと言われたものは何であるか、それをはっきりしていただきたいと申しましたら、あなたはそれを調べることを約束されましたがどうなりましたか、まずそれからお伺いしたい。

第30回国会 法務委員会 第10号(1958/10/30、28期、無所属)

○志賀(義)委員 司法試験法の一部を改正する法律案については、これまで自民党の鍛冶君、または社会党の坂本君からいろいろ詳細な質問がありましたが、私として非常に心配になることが一、二あるのです。それは、法務省の責任ある方に御答弁願いたいのでありますが、一昨年国会で司法研修所における思想調査が問題になったことがあります。最近またそのことが行われているということですが、実情はどういうふうになっておりましょうか。
【次の発言】 それで、あなた方の方で知られないということでありますが、事実はこれが行われているのであります。法律が出た場合に、これはやはりこういうことが重なり合いますと非常に問題になりますし……

第31回国会 法務委員会 第2号(1958/12/18、28期、無所属)

○志賀(義)委員 時間がありませんから次会にやりますが、法務大臣が知事会に出られることについて、一つ希望いたしたいことがあるのです。と申しますのは、いつも法務委員会で法務大臣が言われることと、知事会その他検察官会議などで法務大臣が言われるのと、いささか二重人格のきらいがあるのです。ここではきょうも猪俣君からさんざんくぎをさされましたが、慎重に不公平にならないようにするという回答があっても、翌日の新聞を見ますと、あなたは必ず法秩序を確立しなければならないということを言われて、つまり俗にいえばけしかける結果になっておるのです。今度県知事なんか来ますが、そこで法秩序の確立というようなことを言われます……

第31回国会 法務委員会 第5号(1959/02/13、28期、無所属)

○志賀(義)委員 きょうの委員会の審議に入る前に、刑事局長にお伺いしたいのですが、きょう閣議で、朝鮮人の帰国問題について内閣の方針がきまったそうであります。これは人権を保護するという意味からやられるので、やむを得なかった面もありましょうが、自民党の内閣としては珍しい決断をされたものと思います。しかし、こういうふうに日本におる朝鮮人の人権を保護されるなら、なおさら国内の日本人の人権ということも同様に考えられなければいけないのでありますが、きょう参議院で社会党の亀田得治議員が緊急質問されました大阪市平野警察署のスパイ事件であります。これについて、検察庁本庁の方としては、お調べになっておられるのでし……

第31回国会 法務委員会 第6号(1959/02/17、28期、無所属)

○志賀(義)委員 この登記所の問題について一元化ということでありますが、台帳法については罰則規定がありますけれども、保存登記の方についてはそれがないのですが、これを一元化すると、その間どういうことになりますか。何かその点についてお考えの上でこういうふうにやられたのですか。その点をお尋ねしておきます。
【次の発言】 実は司法書士の方から陳情がありましたのですが、それは司法書士の仕事が減るので、だいぶ全国で問題にされておるようであります。ところが、法務当局の方では、それでは一件についての司法書士の報酬を三割値上げしたらその減額分が埋められるのじゃないかというようなことを言われておるそうでありますが……

第31回国会 法務委員会 第7号(1959/02/19、28期、無所属)

○志賀(義)委員 今、三田村委員から発言がありましたが、この文書を見ますと、ちょっと普通に考えると、自分たちの俸給を引き上げるということに反対するというのはおかしいようなことでありますけれども、その理由がここに書いてありまして、法案についてはとうていわれわれの承服し得ないところであるとか、遺憾ながら強く反対せざるを得ないとか、そのほかもっと強い言葉も書いてあります。そこで、この問題については、今、三田村委員の言われたように、最高裁の長官を呼んで、よく事情を聴取した上でやつた方がいいと思います。できればこれは東京地方裁判所裁判官一同になっているから、東京地方裁判所の代表の方もあわせて呼ばれれば、……

第31回国会 法務委員会 第8号(1959/02/24、28期、無所属)

○志賀(義)委員 前の問題に返りまして、きょう法務大臣の発言は、最高裁の人事運営の問題まで法務省が握るような――私見としきりに断わっておられましたが、そういう危険を多分に感ずるのであります。  もう一つは、朝日新聞の社説でもって、大蔵省と法務省と、それから最高裁の秘密の協定ができておる……。提案理由の中にそれは一つもされませんでした。それで、きょうになって、新聞に出たからしようがないからと言っておる。そういう裏面のこと、提案理由に至る裏面の事情を法務委員会には全然隠しておいてやられるというのは、非常にけしからぬことだと思うのです。きょうは、本会議のベルが鳴っておって、時間がありません。その点に……

第31回国会 法務委員会 第9号(1959/02/26、28期、無所属)

○志賀(義)委員 この法務委員会でここしばらく非常に大きい問題になっております裁判官の報酬問題について、東京地方裁判所の判事がなぜああいう決議をして、国会へ要望書として出してきたかということを考えてみますと、元来これは最高裁判所の事務総長の方へこういう要望をまとめて出さるべきものでありますが、提出権がないということで、地方裁判所裁判官一同として、「国会に対する法律案の提出権もなく」というふうに書かれております。これは事務総長として十分裁判官の意向を入れらるべきものでありますが、朝日新聞の社説に従っても、だいぶ最高裁判所と法務省との間に深刻な対立があったということであります。ところが、妥協された……

第31回国会 法務委員会 第12号(1959/03/05、28期、無所属)

○志賀(義)委員 私は、両法案に反対であります。裁判官の報酬等に関する法案について反対を表明すれば、当然検察官の俸給等に関する法律改正案の反対の趣旨も明らかになります。  私は、本法案ほど不明朗な法案は最近ないものと思っております。本法案は、その計画の最初から官僚の小細工の連続であり、それは国民からももちろん、国会からも隠され、法案の仕上げに際して、法案の表面から隠された官僚間の秘密協定でその極点に達したのであります。しかも政府は、これが朝日新聞社説で暴露されるまでは、衆参両院における審議の中でも明らかにしなかったのであります。この秘密協定は、大蔵、法務官僚に、遺憾ながら最高裁までがまるめ込ま……

第31回国会 法務委員会 第13号(1959/03/06、28期、無所属)

○志賀(義)委員 関連して人権擁護局長にお伺いいたしますが、大阪のスパイ工作事件について、辻警部補が落した文書ですね、その写しなんかは人権擁護局にございますか。
【次の発言】 大阪の総評の中にある秘密警察糾弾人権擁護共闘会議というのが全部の書類を出しておりますから、これは東京の総評でも売っておりますし、総評の本部には警官立ち入るべからずと書いてありますが、人権擁護局の方が行って事情を話されたら、喜んで売ってくれると思いますから、ただ部分的だけじゃだめです。全部見て下さい。結婚妨害という嫌疑がないというようなことを言われましたが、これを見ますと、二度までも警察に妨害されて――名前が出ておりますが……

第31回国会 法務委員会 第15号(1959/03/12、28期、無所属)

○志賀(義)委員 きょうは公安委員長の青木国務大臣にも御出席を一週間も前から願っておったのですが、自分は何も事件の内容がわからないから、出たってしょうがないだろうというようなことを言われたそうであります。現に亀田得治参議院議員の質問に対しても、青木公安委員長は答弁しておられないのです。警察庁の書いたものを棒読みにされたのでなければ、――委員長の方から明日はぜひ出るように督促していただきたいと思います。いいですか委員長。にやにやしているだけじゃわからない。
【次の発言】 この前法務大臣も警察庁長官もおられなかったところで、江口警察庁警備局長が非常に重大な発言をされたので、まずそのことから質問いた……

第31回国会 法務委員会 第16号(1959/03/13、28期、無所属)

○志賀(義)委員 きょうは公安委員長が出ておられますので、公安委員長に伺います。本国会再開後、参議院で亀田得治議員から緊急質問がありました大阪のスパイ事件について、昨日来柏村警察庁長官に伺いましたが、てんで話になりませんから、特に公安委員長である青木国務大臣に御出席願ってお尋ねをしたいのでございますが、亀田議員が申しましたところの、大阪平野署の辻井警部補という人が落した文書は、秘密警察糾弾共闘会議というものが大阪で四十の民主団体によって持たれた、その会議で全部こういうふうに印刷物にして出しております。これが警察の文書であることは内容を見ても明らかであるし、また大阪で社会党の調査団と私とが一緒に……

第31回国会 法務委員会 第17号(1959/03/19、28期、無所属)

○志賀(義)委員 ただいま猪俣委員から鉄道公安職員の職務に関する法律に関して、これを廃案にしたい、こういう提案理由がありました。私は結論から申せばこれに賛成であります。猪俣委員も申されたように、このときには速記録をつけておりません。第八回国会衆議院法務委員会では小委員会の報告を受けただけで、その小委員会における強い反対意見というものが記録として残っておりません。ただ第八回国会参議院法務委員会では、正式の会議でこの問題について意見が述べられておるので、それを申し上げますと、そのときに須藤五郎委員が、私はこの法案に反対意見を持っておるのでありますがと言って、その反対理由を説明しておるのでございます……

第32回国会 法務委員会 第3号(1959/08/10、28期、無所属)

○志賀(義)委員 ただいま坂本委員から質問がありましたが、これに引き続いて質問をいたします。  今度は法務大臣も新任されたし、法務委員長も新たになられたわけでありますが、この際一つ希望を申し上げておきたいことがあります。特にまず法務委員長でありますが、ここ四年ばかりの間、法務委員会というものは従来のような、半ば隠居的な場面から去って、法務行政の審査並びに人権擁護の立場から、相当活躍してきたと思います。その場合、必要なときには外部から参考人その他を呼んで十分審査もするし、あるいはこちらから出かけていくこともあったのであります。近来それがだいぶ少くなっております。これはうわさでありますから、私はほ……

第32回国会 法務委員会 第4号(1959/09/10、28期、無所属)

○志賀(義)委員 まず伺いたいのですが、今度の集成改正刑法の中に、今までアメリカの民政府、これに加えて琉球政府に対して転覆を企図した者は云云とあります。かりにこれを民立法でやる場合も一つの便法と考えられるのですが、幸いにここに諸党派の方がおられますが、やはりそういう規定は入れてよいという党派の方はございますか。
【次の発言】 同じ社大党ですから、あなたから……。
【次の発言】 それでは久高参考人。
【次の発言】 今まではアメリカ側の民政府の転覆を企図した者は云々という規定がございましたね。今度の集成刑法には、琉球政府の転覆云々ということが加わりましたが、それで、小島委員の方はアメリカは別として……

第33回国会 法務委員会 第4号(1959/12/01、28期、無所属)

○志賀(義)委員 今委員長も注意されたように、だいぶ逸脱した質問があったようで、時間が、地方行政委員会の関係でありませんから、明日続行することとして、きょう若干の質問をいたしたいと思います。  なるべく簡潔にするために前後して質問しますが、先ほど大久保委員の請求によって写真が示されました。その写真によって明らかなように、淺沼君は一議員として通行を許されておる正門のわき門から入っている。淺沼君が先頭に立っていたということを言っただけでなく、警視庁記者クラブに対して、あの晩三木課長ですか、公安一課の三木課長が淺沼君を逮捕するということを記者団に言明しておりますが、これは一体どういう理由で逮捕すると……

第34回国会 法務委員会 第1号(1960/02/09、28期、無所属)

○志賀(義)委員 質問ではありませんが、法務省に伺います。先ほどの御説明の中で、特に法律に規定された名称がありますね。たとえば破壊活動防止法というのがありますね。それに対する調査費用というものは――この資料の四枚目の二の項目の中に反民主主義活動対策経費というのがあります。反民主主義というのは法律のどこに根拠を置かれてこういうことを書かれたのですか。破壊活動防止法の中にはそういう文句はありませんが……。
【次の発言】 ないのをなぜここにお書きになったのですか。予算というものは法律に基づいて要求しなければならないものでしょう、これはどこから持ってこられたのですか。

第34回国会 法務委員会 第2号(1960/02/11、28期、無所属)

○志賀(義)委員 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案の問題ですが、端数切り上げの問題でここに出ておるのであります。前々国会でありましたか、裁判官と検察官との俸給の問題で、東京地方裁判所長と東京検察庁の検事正とが来られて、法務委員会で聞いたときに問題になったことで、ゼロ号ということが問題になっております。最近出された文書ではゼロ号はだれが該当することになっておるのでしょうか。法務委員会で配付された文書の二ページから四ページにかけて載っておるのでありますが、区分、最高裁判所長官以下その他の高等裁判所長官までがゼロ号に含まれるのでしょ……

第34回国会 法務委員会 第5号(1960/03/01、28期、無所属)

○志賀(義)委員 関連して刑事局長に伺いますが、刑法の一部を改正する法律案の逐条説明書の二ページの終わりから二行目にあります「本罪の行為は「侵奪」である」という点でありますね。それについて説明がございました。それからもう一つは、「窃盗罪及び境界毀損罪に関する立法例」という中の六ページにイタリア刑法の例がありまして、六百三十一条の「侵奪」のところにウスルパチオーネという言葉が使ってあります。それから次の六百三十三条の「土地又は建物の占拠」のところでは、「占領の目的又は他の方法で利益を得る目的」云々となっておりまして、六百三十一条と六百三十三条とが別になっております。侵奪罪の方はウスルパチオーネ、……

第34回国会 法務委員会 第8号(1960/03/08、28期、無所属)

○志賀(義)委員 第三十一国会のときに私から民事局長にお伺いしたことがあります。そのときには大蔵省から主計官も出られ、平賀君も出ておられました。これは、きょう渡辺さんが参考人として来ておられますので、政府の言うことがいかに当てにならぬかということをまず申し上げてから若干伺いたいと思うのです。  と申しますのは、この登記の一元化について、土地台帳、家屋台帳及び登記簿のことでございますが、実はそのときに司法書士会の連合会の方々から手数料の問題でいろいろ陳情がありまして、その結果私が伺いましたところが、平賀政府委員は、「私どもの目下の計画では、一元化によりまして登録税の収入を上げるとかあるいは手数料……

第34回国会 法務委員会 第10号(1960/03/11、28期、無所属)

○志賀(義)委員 この前の法務委員会で刑事局長に若干の点について報告していただきたいということを求めておきました。そのうちの下山事件以外の質問事項に対して、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 まず五番町事件の報告についてでありますが、当時の記録でも明らかであります通り、真犯人の佐藤のほかに三人の少年が真犯人なりとして検挙されたわけでございます。警察でいろいろ行き過ぎた取り調べがあったことも問題になりましたが、そのとき村松泰子証人が偽証したというのでありますが、服装の点については一致するということはあなたも認められる通りであります。その他の証言について明らかに事実と相違する点がある、こう……

第34回国会 法務委員会 第15号(1960/03/29、28期、無所属)

○志賀(義)委員 刑事局長はどこへ行かれたのですか。私に三十分ばかり用があると言われて出て行かれたのですが、委員長に連絡がありませんでしたか。
【次の発言】 参考人の先生方に申し上げますが、実はこの問法務委員会で、ここに立法例として文書が先生方にも参っておるかと思いますが、侵奪という言葉について、これは一体どこから来たかというと、実はイタリア刑法のなにから来た、こういうことです。これはウスルパチオーネの方に侵奪ということが書いてございまして、あとの六百三十三条のインパチオーネの方については、はなはだあいまいな占領というような言葉を使っております。つまりオキュパイ、日本語で言う普通占領というよう……

第34回国会 法務委員会 第16号(1960/04/01、28期、無所属)

○志賀(義)委員 一昨日私は警察庁長官に会いましたが、地方行政委員会に出られて何かかぜをひいて声が出なくなったということで来られないそうで、はなはだ残念でありますが、江口警備局長が来ておられることでありますから伺います。  去る三月二十八日の夜、警察は三池炭鉱労働組合、普通第一組合といわれておるものに対して、申し入れをして、棒とか青竹に類するもの全部任意供出という形でやらせた、こういう事実があります。従って、二十九日の当日には、第一組合側は何ら正当防衛の手段を持たずに暴力団のために殺人傷害の被害者になったわけでありますが、こういう事案がありますかどうか。先日私が警察庁長官に会ったときは、あれほ……

第34回国会 法務委員会 第18号(1960/04/07、28期、無所属)

○志賀(義)委員 関連して、――ただいま人事局長は、労働基準法にも超過勤務のことはきめてあるではないかと言われましたが、一体あんたは労働基準法をお読みになってそういう発言をされておるのですか。三十二条には「就業規則その他により、四週間を平均し一週間の労働時間が四十八時間を超えない定をした場合においては、その定により前項の規定にかかわらず、特定の日において八時間又は特定の週において四十八時間を超えて、労働させることができる。」こういうふうになっておる。五十二時間と言われるとそうでなくなる。さらに三十三条の時間外及び休日労働、これは災害等の場合のことです。何ですか、書記官の場合に、災害が起こったか……

第34回国会 法務委員会 第20号(1960/04/12、28期、無所属)

○志賀(義)委員 この前事務次長に伺いましたが、今度の法案について同意書を取られた、一部にそういうものがあるという事実はお認めになりましたね。
【次の発言】 この前の議事録を見るとそうなってないのですよ。全部がそうではないが、一部にはそういうものもある。――じゃ例を申し上げましょうか。秋田の家庭裁判所の例でありますが、これは上申書になっているのですね。「私は、書記官、調査官に対する一六%調整に賛成します。」それから福島の家裁の例を申しますと、「私は一六%の調整を受けることを希望します。」これは官職、氏名、捺印があります。東京高裁管内の例では、「書記官の一六%調整の実現について、意見、賛成、不賛……

第34回国会 法務委員会 第21号(1960/04/14、28期、無所属)

○志賀(義)委員 まず委員長に申し上げたいのですが、一昨日大野委員が関連質問回をやり、自民党の田中伊三次委員が、志賀君ちょっと時間を五分ほどさいてくれ、あとはまた君にやってもらうからと言われて、そのことはちゃんと会議録を見れば委員長もおわかりですが、私がちょっと生理的必要で便所に行った問に押し切っちゃった。あなたはおとなしいような顔をしているがなかなか――ああいうことはフェアでない。今後は慎んでいただきたい。  最高裁判所は、全国約四千久の書記官、調査官の勤務時間を一週四十四時間から五十二時間に変更するため、裁判所法の一部を改正する法律案を今国会に提出しております。それについては、今日まで法務……

第34回国会 法務委員会 第22号(1960/04/15、28期、無所属)

○志賀(義)委員 共産党は、この不動産侵奪罪を規定する刑法の一部を改正する法律案に反対します。  当法務委員会に提出された法律案がいかにずさんであり、かつ危険なものであったかは、審議によってもうすでに明らかになったところであります。  第二、そもそも不動産侵奪罪が起こる原因は何かを考えれば、住宅並びにそれに必要な土地及び農業における零細経営から起こるものであります。政府がその根本原因に対する積極的対策を講じないことが、それを助長しています。特に都市の住宅並びに土地についての他人の不動産を不法に領得し、それを土地と住宅に悩む生活困窮者や低所得者に不当な金で貸し付け、売り渡す営利犯が出てくるのであ……

第34回国会 法務委員会 第24号(1960/04/28、28期、無所属)

○志賀(義)委員 時間もたちましたから、きょうは簡単にやります。  最初に、警察庁長官がいらっしゃいますが、昭和三十三年度の決算報告は、最近われわれの手元に届きましたが、警察庁の予算の使途について、何か会計検査院から指摘されたことがございましたか。
【次の発言】 では、警察庁で会計検査院に対して、何か二重帳簿をお作りになっておるようなことはございませんか。
【次の発言】 ございませんか。それは確言されますね。というのは、私が伺うのは、会計検査院が来たときに、たとえば捜査費の使途について、いろいろ問題が起こると悪いから、会計検査院用の帳簿と、そしてもう一つほんとうの張簿とを作る、こういうことをど……

第34回国会 法務委員会 第25号(1960/05/12、28期、無所属)

○志賀(義)委員 三井三池の争議に関して、これまで法務行政上、特に人権擁護上重要な問題がいろいろ出ておるのであります。ほとんど枚挙にいとまないくらいの事件が起こっておるのであります。事の発端は、会社が生産阻害者として組合活動家を千数百名首を切るということから出たのであります。私どもの調べによると、もともとこれは三井鉱山株式会社が大手の石炭業者の中でも最も経営が拙劣であり、無能である。これは石炭業界でも有名なことなのであります。ことにあの会社では戦前からの伝統がありまして、三池鉱業所の所長を勤めた者が三井財閥の主要な人事の、一番目の当たるところに置かれるというところから、会社の内部で非常に派閥争……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 法務委員会 第3号(1960/12/15、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 昨年でありましたか、東京地方裁判所長と東京地方検察庁検事正にこちらに来ていただいて、判事並びに検事などの俸給問題についていろいろ意見を聞いたことがございました。これが今回実現したことについては、私ども共産党も、判事、検事の要求を特に支持してやったのでございますが、それについて特に私どもの問題にしなければならないことは私は九月でありましたか、東京地方裁判所でハガチー事件の拘置理由開示公判に出たことがあります。そのときは、判事は飯守判事でありました。この判事は、普通の精神状態の人間ではないのではないかというのがあとで傍聴者の評判でした。私どもはそう見るべきでなく、一部の反動的な判……

第37回国会 法務委員会 第4号(1960/12/16、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 昨日私が申し上げたことで内藤次長の方から言われたことは、事が重大でありますので、今後またあらためて問題にいたすことにいたします。  けさ、菅生事件の上告審の判決がありました。検事側の上告は棄却されました。ところで、棄却されてみると、実際には菅生の交番所は爆破されているので、だれがやったかという問題が残るのであります。当法務委員会においても、当時、市木春秋という仮名であった戸高公徳という警官、これが真犯人の一人である、こういうことを申しておりました。ところが、この戸高公徳が後に共同通信の記者によって、新宿の春風荘で発見されたことも、皆さん御承知のことと思うのでありますが、この事……

第38回国会 議院運営委員会 第24号(1961/04/11、29期、日本共産党)

○志賀(義)議員 簡単に申し上げます。この審議のために特別委員会設置の御提案について佐々木委員から御説明を伺いましたが、この点については、私どもは苦い経験を持っております。三回の事例をあげられました。第一回はあのサンフランシスコの平和条約を結ぶとき、私どもはあらかじめ追放されました。そのあとで質疑に入られた、そういう苦い経験がありますから、特別委員会設置については、特別にわれわれも細心の注意を払わなければならないと思います。これは刑事訴訟としては時効になっておりますので、ただいま裁判所に対して民事訴訟を提起して一おります。われわれは不当に不利益を受けた、不当にわれわれは損害をこうむっておる、政……

第38回国会 法務委員会 第2号(1961/02/16、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 ただいま法務省所管昭和三十六年度予算について、法務省から文書並びに口頭で御報告がありましたが、裁判所の予算経費要求額説明なんかには、ちゃんと調査数字がこういうような表になっておりますが、法務省からお出しになったのには表がございません。これでは審議する上に非常に不便でございます。用意されたものを出されないのか、まだ用意されておらないのか、もし後者であるならば、委員長の方から、法務省の予算の審査の便宜のためになるべく出して下さるようにお願いいたしたい。裁判所のはちゃんと出ております。法務省のはその点少し落第じゃありませんか。

第38回国会 法務委員会 第3号(1961/02/23、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 関連質問をいたします。ただいまの關次長の猪俣委員に対する御答弁は、非常におかしい。実は昨年右翼暴力団のなぐり込みが六月十五日にあり、その晩樺美智子君が殺された。その直後に私どもは岸首相に面会を申し入れましたところ、岸首相はこの国会の建物を退去されたあとで、椎名官房長官にお目にかかりました。私と岩間参議院議員でございます。今問題になっている国際共産主義の指令に基づいて云々という文章でありますが、これについて、内閣はどこでこれを作成しましたかということをまず岩間参議院議員が質問した。あなたは内閣の大番頭だから、あなたが原案を作ったんでしょうと言ったら、とんでもない、これは閣議の決……

第38回国会 法務委員会 第4号(1961/03/03、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 先ほど石田事務総長が、最初にこのたびの審議の便宜のためにおっしゃって下さったところの中川に、飯守判事が言われたことは、あれは何か正式の文書でお出しになったのですか。あれは飯守判事が言ったことが問題になってから、後刻飯守判事に書類でお問い合わせになる、あるいは口頭でお問い合わせになって、飯守判事が言ったことを、あなたの方で再録されてここで発表なさったのでございましょうか。
【次の発言】 これは最後にお尋ねすることに重大な関係がありますから申しておきますが、飯守判事が発表したものが各新聞に出ております。たとえば二月二十五日の毎日新聞の、飯守裁判官の談話の中に、この事件に関して政府……

第38回国会 法務委員会 第8号(1961/04/07、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 まず和田さんに伺います。海上保安庁はこの事件について洲崎利秋、江篭平船長などに対する逮捕状を請求したのは何月何日で、いかなる理由によられたものでしょうか。
【次の発言】 海上保安庁は、何ですか、この事件の事前に警察から何らかの連絡を受けられたのでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、逮捕状請求は、警察と相談の上でしょうか、それとも独自でしょうか。
【次の発言】 それでは三輪局長にお伺いいたしますが、警察では渡邊清茂、洲崎利秋から、北朝鮮へ行く、新浦へ行くというような聞き込みでありますね、あったようにさっき猪俣委員の質問に御答弁でございましたが、これはどこでどういう資格の警察……

第38回国会 法務委員会 第14号(1961/05/22、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 少しく時間をとりましたが、なるべく早くやりまして、この前の戒能先生みたいに、昼飯も食わせなくて人権じゅうりんということのないようにいたしたいと思います。  小野先生に伺いたいと思います。先ほど第四条第一項七号、第二十四条の削除を言われておりましたが、私の私見だけでなく、従来の法体系にない、しかも法律案としても非常に熟していないものがかなり取り入れられているように思うのです。きょう、五月二十二日の毎日新聞を見ますと、こういう記事がございます。学界の一部には「基本的人権、結社の自由など憲法の基本にかかわるこの種の法案、とくに刑法の実質的改正となる重要な法案」、こういうことがござい……

第38回国会 法務委員会 第15号(1961/05/24、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 お尋ねしたい点は全体で百ばかりございますけれども、一点だけにしぼってお伺いしたいと思います。  その前に、この前田上先生は、公安調査庁は何もしていないとおっしゃったのでございますが、公安調査庁はあらゆることをしております。公安調査庁から出た「安保闘争の概要」という文書にはそれがよく出ております。大体公安調査庁は共産党に対してヤマイモ掘りと申しまして――ヤマイモ掘りというのは、ゴボウ抜きにできませんから、周囲を掘っていくのだ、それでやるのだと言っているのでございますが、三十五ページを見ますと、松本治一郎、原茂、太田薫、これはいずれも社会党の方でありますが、安井郁、上原専祿、内山……

第39回国会 議院運営委員会 第16号(1961/10/27、29期、日本共産党)

○志賀(義)議員 ちょっと待って下さい。小汀君のもあるでしょう。
【次の発言】 あれは反対です。あとは賛成。
【次の発言】 これも反対。

第39回国会 法務委員会 第3号(1961/10/17、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 先ほど坪野委員が質問されたことに関連したことでありますが、坪野委員は、最近の請願その他の行進についての不当な警察の制限について言われましたが、どうも法務大臣も当局の方も、その前のことを言われておるのじゃないか。どうも最近の取り締まりで――現にここに写真があります。こういうふうに、逮捕されかけているのが私自身ですからね。私服刑事が――こういう事件が行進について起こっているわけです。――私に間違いないでしょう。これは去る十月十一日の衆議院及び参議院に対する政防法反対の請願のときに、そこの参議院の議員面会所の前から向こうへ渡るところがあります。これは板べいでありますが、ここの板べい……

第39回国会 法務委員会 第5号(1961/10/24、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 私もこの両法案には反対であります。というのは、この程度の引き上げでは不十分であるということ、これに尽きます。このことは、一般職の給与引き上げの問題についてわれわれのとった態度から当然出てくることでありまするし、昨年の裁判官の給与引き上げの場合にとった態度とも照らし合わせて、同じ立場からこういう態度をとるのであります。こういう点で私どもは、不十分だから反対だ、こういうことを申し上げて、反対討論を終わりたいと思います。

第39回国会 法務委員会 第8号(1961/11/14、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 赤松委員の質問の前に、ちょっと委員長の方から人権擁護局に調査を御依頼願いたいことが起こりました。それは、最近大阪市立大学で、一人の女子学生に対して、この学生は部落出身のものである、だからこれを退学させろというビラが出され、あるいはまた本人のところにはがきで退学しろというようなことが繰り返し、繰り返し行なわれているのであります。これは、たとえば今ここに持って参りましたが、昨日の大阪版の朝日新聞の夕刊に、これほどの紙面で出ているのであります。大問題になっております。このことについて、人権擁護局には何らか連絡がありましたか。ないとすれば、これは至急に調査していただきたい。学校当局並……

第39回国会 法務委員会 第9号(1961/12/08、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 ただいま林委員から、法務委員会の視察の結果報告がありました。また赤松委員からも、それについての補足的な要望がありました。どこに参りましても、この予算の不足ということは官庁施設にとかくつきものでございまして、今度の視察の結果特に感じられたことは、そのために防ぎ得る事件が起こった例がやはり釜ケ崎の中にはあると思います。明日から第四十回通常国会が始まりますが、いつも予算の概算要求の数字が出ますが、それはなるべくすみやかに出していただきませんと、大蔵省の方でもう数字はこれだけに確定したから動かしがたいということになりますと、ただいまの法務委員会の視察の結果もあとで組み入れるのに非常に……

第40回国会 法務委員会 第4号(1962/02/09、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 私は、けさ、二月九日午前八時二十分、ラジオ東京でも放送されました昭和女子大の学校当局の言語道断な人権じゅうりんの問題について、政府当局、政府委員に少し伺いたいことがあるのでございます。  この事件は、昨年十月二十日のことでありますが、昭和女子大の日本文学科三年生の二人の学生が、自分のクラスで政防法反対の署名を集め、そして四日間に約二十名の学生と教師一名が署名したそうであります。ところが、これが十月二十八日、学校当局に呼び出されて、そして長時間尋問めいたことを受けたのでありますが、その事件は、ついに学生が思い余って相談した中野幸次講師、この先生が自己の信念において行なったことは……

第40回国会 法務委員会 第10号(1962/03/01、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 ただいまの事件に加えて、もう一つ、徳島のラジオ商殺しの婦人が和歌山刑務所に入っております。これは店員が偽証したということを申し出ているし、別に真犯人とみずから名乗って出た者がおるのであります。その婦人が今たしか懲役十五年で服役しております。本人は、どうもいろいろなところで泣き寝入りをさせられていると思うのでありますが、家族の人、あるいは地元の人、新聞社の人、それから法曹界の人で、この問題を明らかにしようという運動があります。この法務委員会でも、かつて神近市子さんが、委員として取り上げられたことがありました。ただいま、吉田事件についての法務大臣の御意見を承りましたが、これもあわ……

第40回国会 法務委員会 第14号(1962/03/09、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 ちょっと関連。法務大臣が間もなく退席されるそうですが、どうもまことに奇怪な事件で、ただいまの御返答ではどうも納得しかねる点があるのでございますが、先日日本に参りました韓国の金情報部長と公安調査庁の元長官藤井五一郎君並びに関次長が会談しておりますが、これについて大臣は報告を受けられましたかどうか。
【次の発言】 御承知の通り、まだ韓国とは正式に国交を回復しておりません。それを、その国の情報部長と公安調査庁の責任者とが会うということ、これも不謹慎なことですし、総理さえ初耳だと外務委員会で答弁しているんです。あなた方もあとで報告を受けているんです。何の話をしたかといって外務委員会で……

第40回国会 法務委員会 第19号(1962/04/19、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 行政事件訴訟法案の質問に入ります前に、一言法務大臣に伺いたいことがあります。  この法案は、だいぶ長いこと法制審議会にかけられておったのでありますが、その期間はどれくらいだったでございましょう、きまるまでに。
【次の発言】 だいぶ長いことおやりになったわけでありますが、法務大臣は、先日坪野委員の質問に答えて、法制審議会が難航した、あるいは調整に相当ひまをとりましたと言っておられます。浜本訟務局長も、法制審議会は実に長い期間にわたり、また広い資料、各方面の意見を徴したと言っておられるのですが、さらに法制審議会では少数意見もあったということでございます。  ところで、この委員会は……

第40回国会 法務委員会 第22号(1962/04/25、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 日本共産党を代表して、この行政事件訴訟法案に対して反対します。あわせて社会党修正案、一番重要な点について修正がありますので、その点はよろしいのでありますが、なおそのほかにそこから当然導き出されるべき点で、修正案として不十分なものがあるので、その点には私ども賛成するわけには参りません。その立場から討論いたします。  原案は、法制審議会で長年にわたって検討したものでありますが、その結果、十分国会で審議もしなくてやってよろしいという結論にはならないのでありまして、これは法務委員会の権威、国会の権威にかけても、もう少し十分、次の国会までかけて審議して差しつかえないものであると思います……

第40回国会 法務委員会 第23号(1962/05/06、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 簡単に調査要求だけお願いしておきます。それからこれまでの法務委員会で問題になって、結論がどうなったかということを今国会の終わりにはっきりしていただきたいということ。  まず、最近神奈川県横須賀におけるアメリカ人による日本警官射殺事件、これは検察庁としてはどういうふうにされているのか、この点について、法務省はどなたもおられませんか――おられなければそれでは委員長の方から……。  それから人権擁護局に訴えが出ておりますが、それがどうなりましたか。昭和女子大の処分学生について、また解任された講師について、また学生なんかに対する尾行問題について訴えが出ておりますが、当委員会でも調べま……

第41回国会 法務委員会 第3号(1962/08/24、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 今阿部委員が質問なさいましたことは、徳島市及び徳島県において一番大きい話題になっております。もう一つは、前年起こりました徳島市のラジオ商殺しということで、後妻が夫を殺した――私が殺したという真犯人の申し出が別にあったにもかかわらず、当法務委員会で視察に参りましたときに、確かにそういうことがありました。この二つの事件が今一番重要な事件になっております。この問題を当法務委員会で取り上げるについては、一々の刑事事件をここで取り上げたら切りがないということでありますが、この問題については、特に森純利という名義で昭和三十七年五月二十三日付で当時の郵政大臣迫水久常君に要請書が出ております……

第41回国会 法務委員会 第4号(1962/08/28、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 昭和三十四年に私は、日本にいる合衆国軍隊要員の犯罪事件罪種別処理人員調べというのを請求しまして、法務委員会あてに昭和三十三年一月から十二月に至る書類をいただいたのであります。そこで、三十四年までいただきましたので、その後の昭和三十五年、三十六年はアメリカ軍の犯罪の状況はどうであるのか、法務省に事件受理、起訴、不起訴、中止、未済別、犯罪種別の数字も示していただきたいのでありますが、まずこの点を伺いたいと思います。
【次の発言】 警察庁の方に伺いますが、事件発生件数、三十五年、三十六年はどうでしたか。
【次の発言】 最高裁はまだお見えになりませんね。――警察の方に三十五年の上下と……

第41回国会 法務委員会 第7号(1962/11/10、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 関連して。今竹内刑事局長から言われましたことで、代理作成した遺言状なるもの、それは四人の本人には渡されておりますか。
【次の発言】 刑事局長に伺います。あと赤松委員が質問されますから、私は簡単に、この次また質問いたしますが、その準備のためにお聞きいたしたいと思います。  死刑執行規程第五十五条によりますと、その内容を申しますと、「検察官が法務大臣から死刑執行の命令を受けた後においても、死刑確定者から再審の請求、上訴権回復の請求または恩赦の出願があったときは、すみやかに法務大臣に報告してその指揮を受けなければならない。このことは、死刑の執行指揮の嘱託を受けた、死刑確定者を移監し……

第41回国会 法務委員会 第8号(1962/12/07、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 ただいま赤松委員から質問がございました帝銀事件の平沢貞通は、昭和三十年から引き続き当法務委員会に対していろいろ訴えをしてきております。世耕弘一君が委員長であったときには、特に法務委員長あてにやはり願いを出しておったのであります。ただいま赤松委員もちょっと触れましたけれども、例の石井部隊のことは、戦争が終わりました翌年一月、当時UPの記者をやっておりました、今CBSの記者としてやはり日本に滞在しておりますピーター・キャリッシャーに私が話したのであります。それに基づいて彼がGHQに行って話をして大問題になりまして、アイケルバーガー第八軍司令官の名でもって彼をロケートしておるという……

第43回国会 法務委員会 第3号(1963/02/12、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 昨年四月二十五日の当法務委員会で、松川町件の証拠の一つ、有力な証拠である諏訪メモに関して、その取り扱い上はなはだ不都合なことがあると判明しましたので、それについて宇美をもって伺ったことがありました。そのときに植木法務大臣はこう答えておられます。「第一点の大沼副検事のこの問題において占めました地位あるいは行動等については、それに関連する関係官の分もあわせて今後ともなお十分調査をいたしまして、井野元法相の仰せの通り真相を明らかにして、責任を負わすべきものがあれば当然責任を負わすことが必要であろうと私も考えます。」かように申して、そのときに主として答弁されたのは刑事局長でございまし……

第43回国会 法務委員会 第4号(1963/02/19、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 暴力行為取締法の一部を改正する法律案について、内容には入りません。提案理由の説明がありましたので、それについて伺いたいと思います。  法制審議会のこの問題に関する議事録については、参議院の方からも法務委員会で請求がありましたし、これは出されるのかどうか、参議院では出すということをたしか答弁されていると思っておりますが、こちらではどうなっているのですか。お出しになりますかどうか。その点伺いたいと思います。たしか自民党の方からもなにがありましたが、あらかじめ言っておきますが、出さずに審議はできませんよ。
【次の発言】 参議院では、要旨ということにはなっていなかったでしょう。参議院……

第43回国会 法務委員会 第5号(1963/02/26、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 裁判官並びに検察官の給与の問題につきましては、かねてたびたびここ数年間の国会でも問題になったのでありますが、今度これをやりますと、どうでしょうか、裁判所並びに法務省の方に伺いたいのでございますが、人員確保と申しますか、喜んで人が来るようになるか、あるいは他と比べてその点の成算はおありなんでしょうか、どうでしょうか。よく検事になりてがないとかなんとかいうような話も伺いますが、そういう点はどうでしょうか。
【次の発言】 法務委員会でときどき調査に参ります。御承知の通り、判事は自宅でと申しますか、庁で当てがわれた官舎で判決を書いている。それが非常に重大な、ときには人命にも関するよう……

第43回国会 法務委員会 第6号(1963/03/01、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 ただいま赤松委員からも質問がございましたように、前の植木法務大臣とか、また中垣法務大臣によるいろいろ御努力の結果、こういう結果が生まれたということが言えるのでありまして、私ども非常に喜んでおるわけでございますが、三年前に当衆議院法務委員会が、和歌山にある婦人刑務所を視察しましたときに、徳島のラジオ商殺し――これはつまり後妻で、夫を殺したといわれておるもので、今長期の刑に服役している婦人があるのでございます。当時刑務所長の案内によりまして、その婦人にも二、三話をしてきたのでありますが、どう考えてみても一これは検察審査会の方からは再審の要求がありました。先日なくなられた法務委員で……

第43回国会 法務委員会 第9号(1963/03/14、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 刑事局長と警備局長には直接にはお話しませんでしたが、この間法務大臣と警察庁長官には特に本庁においてお目にかかって、去る十二日に行なわれるはずであった一つの狂言めいた事件、共産党に対する事件が起こされようとしていたのを前もって八日にやめてくれという意味で申し入れをしたのでございます。それは刑事局長もうお聞きでございましょうか。――事件の概略を申し上げげますと、こういうことです。  去る十二日に石黒義成という人物が天王寺の駅で共産党と名乗る三人の男につかまって自動車に連れ込まれ、阪神間のあるところから逃げ出してきたということになる予定だったそうでございます。法務大臣も警察庁長官も……

第43回国会 法務委員会 第10号(1963/03/19、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 先日来問題になっておる石黒義成を利用した監禁事件の真相、特にその背後関係について明らかにいたしたいと思いますので、法務、警察両当局より率直に答弁をお願いする次第でございます。  まず三輪警備局長に伺いますが、この前石黒が東京、大阪、間に石川をおいてのでっち上げ構想があったということを本人が言っておったということは御答弁になったのでありますが、局長は、これを万惣の支配人が石黒から聞いたというふうに御答弁でございますが、私どもの方で万惣の支配人に聞きましたところ、警察にそんな答弁をしたことはない、それを公表されてもよろしい、こういうふうに言っておるのでございますが、そこはどうでし……

第43回国会 法務委員会 第20号(1963/06/06、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 神崎、森長両参考人からいろいろ伺いまして、この事件の再審請求という坂本清馬さんの要求がいよいよ法務委員会でもこういうふうに取り上げられるようになったのでありますが、森長さんのお話だと、これは現在的な意義を持っておるんだ、現に坂本清馬さんが生きておられるからと言われますけれども、ただそればかりでなく、私どもから見てもう一つ大きい現在的な意義がある。と申しますのは、これが明らかにでっち上げ事件であることはもう事実上の世論になっております。小山松吉という後に検事総長になり司法大臣になった人も、昭和四年に明らかにこれは邪推云々ということまで言っているくらいでありますから、明らかにでっ……

第43回国会 法務委員会 第21号(1963/06/07、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 総理がこられてから新暴力取締法案についての質問を始めますが、その前に、東京都知事の選挙のときに立った候補者で前科のある人の調査ができておりますか。またその所属している団体でどういう前科があるか、そういう点の調査がありますか。というのは、きょうここに配付された書類で、法務省刑事局として「暴力団構成員の前科概要について」というのがありますが、これは町のぐれん隊なんかについて書いてある。そういうものはないのですか。できておりますか。できていなかったら調べてもらいたい。
【次の発言】 私は何もかもでなくて、この新暴力取締法案でずいぶん納得のいかない点がありますから、それに関連して必要……

第43回国会 法務委員会 第23号(1963/06/13、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 関連質問。ただいまのお話によりますと、一般的な少年の非行の問題に解消されておりますが、事実は昨年の暮れからことしにかけて事件が頻発しておるのであります。ちょうど日韓会談の問題が非常に大きく取り上げられてきた時期と同じことになっているのでありますが、いまのお話だと、一般の少年非行であっちにもこっちにも学校間の対立があった、それのあらわれにすぎないということです。しかしながら朝鮮高校の、いま猪俣委員から質問があった場合に理由をお調べになりましたか。どういうことが理由でこういう殺人が起こり傷害が起こっているのか、その理由をお調べになったか。私どもの調べたところでは理由が全然ないので……

第43回国会 法務委員会 第28号(1963/06/27、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 神戸市交通局の松原事務所の車掌若林栄子さんの、不当な疑いによる取り調べで自殺した事件について、人権擁護局に調査を依頼しておきましたが、その結果はどうなりましたか、お知らせ願います。
【次の発言】 では大臣が来られるまでもう少し質問いたしたいと思います。  この前、私が刑事訴訟規則で身体捜査には判事の拘引令状が必要だと申しましたが、私、先日神戸に行きまして、六月二十三日その事務所に参りまして、いろいろと調べを受けた場所、並びに当局の言う検査を受ける場合の、簡単な調べを受けるときに青玉が出る、赤玉が出たら入浴して脱衣場に置いたものを全部調べられる。その赤玉、青玉のことを新聞記事を……

第43回国会 法務委員会 第29号(1963/07/04、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 先ほど法務委員会の理事会で私も傍聴しておりましたところ、国鉄田町電車区構内職員浴場前における公務執行妨害傷害事件という文書が配付されてきた。これはどこから出てきて、どういうふうに配付されたのか。これはどこでつくった文書ですか。
【次の発言】 公安警察の本部に行ってもらってきた……。
【次の発言】 これを見ると、裸で連行されたほうが悪くて、公安官が全部正しいように書いある。こういうような人に予断を与える文書を…… 〇志賀(義)委員 何を言っているのだ。


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 法務委員会 第3号(1963/12/14、30期、日本共産党)

○志賀(義)委員 まず伺いますが、今度の公務員給与の改定、本日衆議院本会議に提出されるものの中で、特別職給与改定では、内閣総理大臣が発足当時の十五万円から今度は四十万円、法務大臣の賀屋さん、あなたは三十万円になられるわけですね。それから最高裁長官が四十万円、それから検事総長が三十万円、これは池田内閣発足当時の二倍以上になります。こういうふうな方々だけが特別大きくされている理由はどういうことでございましょうか。賀屋さんもそのお一人でございますが、どなたかここにお並びの適当な方からまずその理由を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、他の官職の場合ですね、あるいはこれ以外の法務省関……

第45回国会 法務委員会 第4号(1963/12/17、30期、日本共産党)

○志賀(義)委員 関連して。法務大臣は、自分は日本からの退去命令を出せということだけを言った。しかし、どこに行くかは言わない。ところが入管令の第五十三条によれば一項、二項と分けてあって、その一項、本人が国籍を持っている生まれたところ、そこに帰す、第二項は本人の希望によれば次々というふうに分けてあるのですから、退去命令を出すにはどうしても行き先を書かないでは退去命令を出すことができない。第五十二条によって入管のほうで言われたことは、そのあとの問題です。ですからこれはちょっと見てください。ここに書類の写しがあります。ここに送還先中華人民共和国、これを書かなければ命令書が出せないのですから、大臣はそ……

第46回国会 法務委員会 第8号(1964/02/28、30期、日本共産党)

○志賀(義)委員 去る二月十六日の各新聞に日本弁護士連合会人権擁護委員会で、バス会社など、バス、電車従業員の身体検査にからむ人権侵害問題の調査をやった結果を発表して、車掌の身体検査は憲法違反である、こういう結論が出されたということでありますが、これは法務当局のほうに、この結論についての連絡がありましたかどうか、それをまず伺いたいと思います。当委員会でも三回にわたってこのことは問題になっております。
【次の発言】 問題の発端は、昨年の六月神戸市交通局松原営業所の若林栄子さんというバスの車掌が不当な検査を受けて、しかも自宅にまで、親のところにまで来ていろいろと問いただしたということで、翌早朝国鉄灘……

第46回国会 法務委員会 第10号(1964/03/05、30期、日本共産党)

○志賀(義)委員 関連。いま横山委員から質問したことにつきまして。諏訪メモの問題は、御承知のとおりここの法務委員会でも繰り返し提起されました。この問題に関連して検察庁の人々に対して、福島地方裁判所に弁護団のほうから準起訴事件の問題がありました。準起訴を請求しまして、それで検察官が福島地方裁判所においてみな宜誓をして述べたことがあります。そのこともここで触れておりますが、それはまた今後至急別の機会に取り上げたいと思うのですが、とにかくそのとき準起訴請求事件について、福島地方裁判所の法廷の決定はこういうことです。大沼副検事――諏訪メモを四年九カ月隠しておった人ですね。「大沼副検事の右の処置は甚だ理……

第46回国会 法務委員会 第11号(1964/03/06、30期、日本共産党)

○志賀(義)委員 この前、委員長の勧告によりまして、問題を簡単にあげておいただけでありますが、そのときに警察庁のほうから、去る二月十二日十九時三十分ごろに起こった豊島区椎名町四の二一三二、東京都養育院勤務、原田与志子さんの長男博司君、中学二年生でありますが、これが切符を買って帰ってきたところ、なぜ逃げるのだ、極東紬のチンピラだろうというふうにして、結局無理に連れていかれそうになって、それに反抗したので、池袋交番所に引き込まれて、丸山今朝利、西沢享両巡査の暴行を受けたという事件がありますが、この事件についてパトロール中の二人の警官は、逃げ出したので職務質問したと言っているが、原田少年の話では、い……

第46回国会 法務委員会 第14号(1964/03/13、30期、日本共産党)

○志賀(義)委員 昨年十二月十七日の臨時国会で、当法務委員会において賀屋法務大臣に松川事件の無罪判決を尊重するかと、私がお伺いしたときに、これを尊重する、こういう御返事がありました。尊重するならば、現に三人の国鉄従業員が死んだ松川駅付近の列車転覆事件というものは動かしがたい事実で、別に真犯人はあると思うが、その真犯人を追及するか、こう伺いましたところ、賀屋法務大臣は、「何さま年月の経過も長いことでありまして、追及し得るやいなや非常に苦慮いたしておるところでございます。」、苦慮するというのはほったらかしておくのかという私の質問に対しては、「苦慮しておりますから、ほったらかしてはおりませんが、事実……

第46回国会 法務委員会 第22号(1964/04/03、30期、日本共産党)

○志賀委員 ただいまの問題について、関連質問を少しばかりやらせていただきますと、呉学文氏が日本の政府及び日本の政治に対して誹謗をやった、こういうことで入国を拒否されたということになっておるのでありますが、その事実はだれが大臣に報告したのでございましょう。こういう事実があるといろいろ言われた内容は別として、そういうことの報告はどこから出たのでしょうか。
【次の発言】 入国管理局で直接集められたのですか、またはその他の法務省の官庁で集められたのですか、それはどうなんですか。
【次の発言】 私どもの聞き及ぶところでは、公安調査庁からだということになっておりますが、これは歴代の法務大臣には一度ずつ私が……

第46回国会 法務委員会 第24号(1964/04/09、30期、日本共産党)

○志賀(義)委員 下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案がここにかかっているわけでございますが、事実は管轄区域に関する改正だけでございます。しかし問題は、去る三月三十一日の当法務委員会において横山利秋委員から非常に適切な質問があったのでございますが、簡易裁判所は昭和二十二年に全国につくることを決定しておきながら、今日に至るもまだ十一カ所開庁していない、こういうことは他の官庁においては見られないことだ。これは何年間にやるというようなことは、大蔵省との予算折衝その他できめておられるのですか、どうですか。こういうことは他の官庁では例のないことなんですけれどもね。

第46回国会 法務委員会 第25号(1964/04/10、30期、日本共産党)

○志賀(義)委員 関連して。人権擁護局長に池袋の警察官の事件のことを伺うつもりでしたが、これはまたあとで伺います。  検肝が二名出られたのですが、その報告はありますか。
【次の発言】 それを前提にしておきますが、四月六日の新聞によりますと、F8U機またはRF8A型機といわれる艦上戦闘機を改造した写真偵察機であるということですが、この写真偵察機というのはどういうことをする飛行機か、そういう点はお調べになりましたか。
【次の発言】 そうしますと、これは指揮官機と二機編成で、岩国―嘉手納―厚木―岩国間の通常訓練飛行中だったといっておりますが、今後検察庁でジェット機の所属部隊、指揮官機の乗員あるいは通……

第46回国会 法務委員会 第30号(1964/04/24、30期、日本共産党)

○志賀(義)委員 これまで委員長を通じてたびたび暴力行為等処罰法の一部を改正する法律案について、法制審議会の完全な記録を要求してありましたが、委員長はしかるべき手続をとられたものと思いますが、その結果はどうなりましたか。
【次の発言】 いや、まだ正式に伺っておりません。あなたは臨時におかわりになったからおわかりにならないと思うのですよ。
【次の発言】 まずいときに委員長がいなくなった。(笑声)
【次の発言】 実は正式には本委員会において委員長から報告を受けておりません。しかし、委員長が私に耳打ちされたところでは、どうも出すのがまずいようで出さないのだ、こういうふうな報告を言われましたが、いまだ……

第46回国会 法務委員会 第43号(1964/06/16、30期、無所属)

○志賀(義)委員 さっきのことに関連して。  去る四月六日に私が法務大臣と法務省刑事局長に質問いたしました。その内容は、下山事件は来たる七月五日で十五年の時効になる。この真の犯罪の原因がまだわかっていない。しかも検察庁は、私がこの委員会で聞きましたところ、やはり今日でも他殺説をとって捜査を続けている、こういうことでした。それで私のほうから死体検案書並びに秋谷教室の物質鑑定書、この二つの書類を出していただきたい、こういうふうに申しました。どういうふうになっておりますか調べた上で御返事いたしますということでした。それからもう二カ月余りたっております。あまり返事がないので、この六月の初めになりまして……

第46回国会 法務委員会 第44号(1964/06/23、30期、無所属)

○志賀(義)委員 去る四月三日の当法務委員会において、私は、この七月五日で時効になる十五年前の下山国鉄総裁の死因を究明するために、死体検案井並びに秋谷教室の物質鑑定書を請求いたしました。この死体検案書は、できている文書は死体鑑定書であるということでありますが、それにしても、それからもう長い間たっておりますが、検察庁のほうからは何も御答弁がありません。途中聞くところによりますと、どこに行ったかわからないとか、ロッカーのかぎの持ち手がどうとかこうとかということでありましたが、事実どうなっておりますか。
【次の発言】 それは死体鑑定書ですか。

第46回国会 法務委員会 第45号(1964/06/26、30期、無所属)

○志賀(義)委員 去る四月三日の当法務委員会において、下山事件について、私は死体検案書並びに物質鑑定書の提出を請求いたしました。数日前から本日にかけて、全法務委員にこの資料が渡ったようでありますが、これを見ますと、他殺である、死後轢断である、静止状態で轢殺されたものであるということがはっきりしておりますが、東京地検検事金沢清名義で鑑定を嘱託した結果の報告が昭和二十四年十二月三十日、及び東京地検検事布施健の鑑定嘱託で秋谷七郎を鑑定人として昭和二十六年二月十九日に鑑定書の報告が出されております。死後轢断、しかも他殺であるということが書かれておりますが、これは検察序としては肯定して、この嘱託した鑑定……

第46回国会 法務委員会 第50号(1964/10/09、30期、無所属)

○志賀(義)委員 人権擁護局にお伺いいたします。  去る二月十六日の各新聞に、日本弁護士連合会が、人権擁護委員会でバス会社などバス、電車従業員の身体検査にからむ人権侵害問題の調査の結果を発表しておりますが、その発表の中に、電車、バスの車掌の身体検査は憲法違反である、こういう結論が出ております。この結論について、私は二月二十八日に人権擁護局長に質問いたしましたが、その後身体検査の問題について、どういうふうに調査が進んでおるか、最近の結果をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 当時私は、神戸市交通局の若林栄子さんが自殺した事件が昨年六月でありますが、起こっておることについて、人権擁護局長に伺……

第46回国会 予算委員会 第7号(1964/02/04、30期、日本共産党)

○志賀(義)委員 まず中国問題について総理にお伺いしたいのでございますが、先ごろ、ラスク国務長官は、記者会見で、中共、これはつまり赤い中国ということばでしょうが、戦闘的、好戦的であることには疑問がないと述べ、あくまでも中国を承認しないという態度を表明しました。これはもっぱら軍事的観点から中国問題を見ていることを示すものでありますが、これは、日米合同委員会でも、それから大平さんとラスク国務長官の会談でもそういう態度であったように承っておりますが、これはアメリカが今日になってもなお相変わらず中国封じ込め政策にしがみついていることを示すものでありますが、総理はこのようなアメリカの中国封じ込め政策が今……

第47回国会 法務委員会 第4号(1964/12/11、30期、無所属)

○志賀(義)委員 決議案の趣旨には賛成であります。ただ一言、法務大臣には今度初めて申し上げるのでありますが、いつも年末から三月の年度末にかけては、法務省並びに裁判所の一般職員から私のところへ俸給袋がたくさんきます。これについて非常に不合理な点が多々ありますので、こういうふうに裁判官並びに検察官の優遇策を樹立する決議を出されるについては、法務省並びに裁判所において、一般職の状態がどういうふうにあるか、あるいはさらに雇い人の状態はどういうふうにあるかということもあわせてお考えになりませんと、上のほうばかりは多少よくなっても下のほうが困る、こういう状態になります。前に岸信介君がけがをしたときの証拠物……

第47回国会 法務委員会 第5号(1964/12/17、30期、無所属)

○志賀(義)委員 去る十二月二日の官報に「人権侵犯事件・最近の傾向」という題で、法務省からの記事が載っております。それによりますと「本年度の侵犯事件の受理件数は、昨年度に比し相当大幅な増加が予想されるようになった。すなわち、本年九月現在における受理件数は五千十七件で、すでに昨年度の総受理件数に近い数字を示しており、年度内にはおそらく六千件を上回わるものと思われる。」なお、「公務員の職務執行に伴う侵犯事件」の新受理件数は四百五十四件で、昨年同期に比べ六十七件増加している。その増加の大部分は、「警察官によるもの」であることは注目に値する(昨年同期に比べて四八件増)。」なお、」処理の面から見ると、「……

第48回国会 法務委員会 第13号(1965/03/12、30期、無所属)

○志賀(義)委員 ただいま横山委員から最近の暴力団のことについて質問がございましたが、昨年当法務委員会で関西地方及び名古屋方面を調査したことがあるのでございますが、そのときに特に力を入れたのは神戸の暴力団のことでございます。当時小委員長であった三田村君が私に語ったところによると、神戸地方検察庁の検事正に、万一のことがあれば自分が骨を拾うつもりであるからこの問題は十分やってほしい、こういうふうに申しておりました。検察庁のほうでは、それについてどういう方針をまずとっておられますか、刑事局長に伺いたい。
【次の発言】 ただいま検察官会議でお取りきめになったことのお話がございましたので、きょうは法務委……

第48回国会 法務委員会 第15号(1965/03/19、30期、無所属)

○志賀(義)委員 私が質問したいことは、去る三月八日、東京地方裁判所の刑事二十二部で、神崎敬直截判官係で開かれた公判で、いわゆる国鉄入浴事件について無罪の判決がありました。これは一昨年、三十八年七月二日に起こった事件で、翌々日当法務委員会では、高橋英吉委員長以下私ども数名の委員が参りまして調査したことがあります。このことについて最初に伺いたい。あと横山委員が関連質問をされますから、きょうは簡単に伺いたいと思います。  人権擁護局長は時間がありませんから先に伺いますが、当時法務委員会で問題にしたのは、鉄道公安官が田町電車区の数名の国鉄従業員を入浴の現場から逮捕して――鉄道公安官の派出所があります……

第48回国会 法務委員会 第17号(1965/03/30、30期、無所属)

○志賀(義)委員 関連。いま象徴ということばが問題になっておりますけれども、旧憲法の第五十七条には「司法權ハ天皇ノ名ニ於テ法律ニ依り裁判所之ヲ行フ」こういうふうになっておりまして、新憲法では御承知のとおり象徴ということばは第一条に「天皇は、日本國の象徴であり日本國民統合の象徴であって、この地位は、主權の存する日本國民の總意に基く。」こういうふうになっております。そして最高裁判所及び下級裁判所の関係の規定は憲法の司法のところにありますけれども、いま鹽野さんが言われたような意味で象徴ということばはございません。やはりいまの裁判所及び法務省の中に旧憲法の第五十七条の規定にかけて、やはり象徴である天皇……

第48回国会 法務委員会 第22号(1965/04/22、30期、無所属)

○志賀(義)委員 刑事局長にお伺いいたします。昨日、衆議院大蔵委員会で吹原産業のことが問題になりました。大蔵省もこれが問題になった以上は即刻調査をする。同時にきょうの新聞の報道によりますと、検察陣はなかなか慎重であるというようなことが書いてありました。これにつきましては、明日定例の法務委員会で質問いたすこととして、同僚議員からの質問がありますので、その前に明日の答弁のためにも御準備いただきたい、調査していただきたい点がありますので、それに限って、ごく短かい時間伺いたいと思います。捜査に不都合が生ずるようなことは私のほうでは質問いたしませんから。  まずこの問題が大きくなってきたのは、四月九日言……

第48回国会 法務委員会 第23号(1965/04/23、30期、無所属)

○志賀(義)委員 昨日、津田刑事局長にはいろいろな点について調査を願っておりましたが、その中に、警察との連絡の上、こういうことがございました。きょうは江口長官が御出席でございますから伺いますが、倉地武雄殺人犯は大体むすこの倉地健治というようにしぼってお調べなんでしょうか。あの殺人があった報道が国会に達しましたが、方々に非常なシヨョックを与えて、これはだれがやったんだろうということが各党で非常に問題になっておりました。警察では、それから一両日たって突然むすこのことを出されて、どうも下山事件の初め他殺の線が急に警察の発表が自殺になったようなのと同じ印象を受けるのでありますが、共犯者、教唆者あるいは……

第48回国会 法務委員会 第26号(1965/05/07、30期、無所属)

○志賀(義)委員 刑法の一部を改正する法律案が通過したならば、検察庁あるいは法務省として、それによって犯罪が減少するとお考えなんですか。
【次の発言】 それでは伺いますが、本年度予算で、交通事犯に対して罰金とか科料とかございますね。それは幾らぐらい予算に計上されているのか。
【次の発言】 実は先日大阪でタクシーに乗っておりましたら、タクシーの労働者が――全自交という労働組合ですけれども、客席のところにビラをぶら下げておりまして、われわれから百二十億円の罰金が取られる――いまの局長のお話では、これがまた二十数億増加する予定であると言われております。ことしの一般会計予算が三兆六千五百億でございます……

第48回国会 法務委員会 第27号(1965/05/11、30期、無所属)

○志賀(義)委員 津田刑事局長に調査を依頼して、きょうは質問を一切いたしません。東京地方検察庁に八巻正雄という検事さんがいらっしゃるでしょう。この人に、昭和四十年一月十五日付で、東京都港区麻布霞町二十二番地真島裕蔵方佐々木護という人から上申書が出ておるようでありますが、それは、東京都中央区銀座西七の二の広布産業株式会社の代表取締役佐々木環、これが告訴して、大阪市西区江戸堀北通一の二五の東洋殖産株式会社の岡林和夫並びに大阪市北区樋上町八番地今西啓師並びに東洋棉花株式会社の豊田保、同じく青木三郎、これに対する告訴状が出ているのでありますが、これが出ているかどうか、その点をお調べ願いたいのであります……

第48回国会 法務委員会 第28号(1965/05/13、30期、無所属)

○志賀(義)委員 その調査につきまして、その検察庁の受理された告訴状の中には、ある官庁である公職の人が介在しているというようなことは記載ございませんか、これが一点でございます。それからなお、それに関する証拠書類もあわせて提出されておるかどうか、この二点について御調査の結果をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 きょうはそれだけでございますけれども、これはどうせ検察庁でおやりになれば、ある官庁のある部屋を舞台にある公職の人が介在しておるというようなことが多分告訴状に出ていると思いますが、そういう点もこれから検察庁はどういうふうにおやりになるのか。それと相まちながら、私どもは検察の活動を妨害……

第48回国会 法務委員会 第31号(1965/05/27、30期、無所属)

○志賀(義)委員 最初に委員長に申し上げておきますが、これは経済罰則の改正についての参考人でございます。銀行はいま対象からはずされておりますが、先日も、今後対象からはずされる法案で予定されているものについて、そのあとで放漫なことが起こらないように、こういう意味で呼んできたわけであります。天下の大銀行がこういうことをやっていたのでは困る。今後はずされるのについて、三菱銀行がこういうことをやっているからひとつまねをしてやれということになると困りますから、そういう意味でこの改正案について十分審議を尽くすためにお尋ねするのでありますから、委員長もあんまり気を回さないで、途中で水を入れないようにしていた……

第49回国会 法務委員会 第2号(1965/08/06、30期、無所属)

○志賀(義)委員 大臣退席される前に、一言だけ伺います。  いま横山委員からの質問の中で、朝鮮民主主義人民共和国との貿易について、いままで政府のほうから、公式には積極的に発言がなかった問題について御発言がありました。ただ、気にかかりますのは、三木通産大臣の発言は、新聞のほうが取り上げたのはどうもおかしいぐらいで、初めからそうだと言われましたが、橋本官房長官が発言して吉田書簡には拘束されない、こういうふうに記者会見で言われたことを、佐藤総理は衆議院の委員会で公式に拘束される、こう言われたことがあります。本日の大臣の発言は、きわめて重要であると思いますが、あとになって佐藤総理または椎名外務大臣のほ……

第51回国会 法務委員会 第2号(1965/12/22、30期、無所属)

○志賀(義)委員 人権擁護局長に伺います。  去る十二月十四日、東京各新聞に新東洋硝子という会社の大阪工場での争議で、暴力団が会社側に雇われて、ロックアウトのときに組合側応援者に傷害を与えたという事件が起こりました。これについては参議院の亀田法務委員なんかも視察に出ておりましたが、大阪府議会でも問題になりまして、警察の機動隊の装甲車が先導して入ったと、こういうこともいわれて、大阪府警ではこれを否定しておりましたが、事実はどうも会社側に雇われた者が暴行を働くときに警察側がこれを阻止もしないし、傍観をしておったということが言われております。後に、大阪地方裁判所の決定によりまして、便所、食堂及び組合……

第51回国会 法務委員会 第5号(1965/12/25、30期、無所属)

○志賀(義)委員 ちょっと、吹原事件に関連して質問申し上げたいと思います。  吹原事件の発端は、御承知のとおり、三菱銀行長原支店に対する通知預金証書二十億を詐取した訴詐罪の告訴がありました。あれは検察庁でお調べになった結果、その事実があるというふうに検察庁としては断定されたのでしょうか、その一点だけをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 そこで十億円の分は返した、二十億円の分が騙取されたままになっている、あなたから前にこういう御報告もありました。ところがその通知預金証書というものがはたして詐欺罪にいう財物なりやいなや。財物とすれば、幾ばくの価値を持つものなりということについては、ついに検察庁……

第51回国会 法務委員会 第6号(1966/02/11、30期、無所属)

○志賀(義)委員 次画の法務行政に関する委員会のために、あらかじめ法務管の当局及び警察の関係の方に委員長からお伝え願いたいことがあります。調査事項であります。  最近の新聞に、アメリカ軍のモルヒン・シレットが韓国を通じて日本に密輸入されたという事件があり、次いで岩国のアメリカ軍基地から、その同じものが流れていると言われております。新聞に発表されたものよりもはるかに大量のものが密輸入され、あるいは盗まれて、ことにそれがアメリカ軍関係のものでありますが、その点について、麻薬の問題は、当法務委員会でもしばしば問題になっている重要事項であります。この点について、今日までの調査の結果、どういうふうになっ……

第51回国会 法務委員会 第7号(1966/02/17、30期、無所属)

○志賀(義)委員 最近新聞によると、アメリカの軍用モルヒン・シレットがずいぶん民間に流れている。これが広局県で発見されました。葵産業というところを捜査して発見されたということでありますが、これは例の参議院議員の秘書であった藤野淳介のピストル密売事件の藤野産業と同じ建物の中にあるのでありますが、この経過はいまどういうふうになっておりますか。警察庁のほうで御報告願いたいと思います。
【次の発言】 葵産業のほうの重役名簿に、藤野淳介の名前がありますかどうか。また、葵産業と藤野産業とは、あるいは下請とか何とか、こういう関係にあるかどうか。その点はいかがですか。

第51回国会 法務委員会 第14号(1966/03/11、30期、無所属)

○志賀(義)委員 人権擁護局長に、この前国士館大学から体育部の学生が早稲田大学に二月十二日に行ったかどうかということと、先ほど神近委員のほうからの御質問でお答えになりました法務局の人権擁護の方のお話のこと、これはいま伺いましたから、その他のお調べになったことについて簡単にここで御報告願います。
【次の発言】 当日、約二百名の学生がバス四台に分乗して行ったということは、ただいま御報告ありました。だれが指導して、どういう服装で行ったかという点はお調べになりましたか。だれが引率して行ったか。
【次の発言】 それじゃいけませんな。そういう点もお調べにならなければ。小熊学生監が引率して行ったのじゃないで……

第51回国会 法務委員会 第19号(1966/03/25、30期、無所属)

○志賀(義)委員 この前文部省に対して私が質問いたしましたところ、実は知らなかった、さっそく検討してみると言われましたが、その検討をされたかどうか、その点お答えを願います。
【次の発言】 私は文部省に、大学に干渉しろということを要求しているのではないのです。現に私がそういう証拠の写真を提出したことについて資料を出さない、こういうことですが、先般、文教委員会で二宮委員が請求された資料は、学校当局へ請求なさったかどうか。
【次の発言】 本日、法務委員会理事会におきましても国士館大学の法学部、文学部の設立趣意書――これを出して申請するわけですね。そのほか二宮委員が請求しました資料をここにも提出してい……

第51回国会 法務委員会 第22号(1966/04/01、30期、無所属)

○志賀(義)委員 きょうは簡単に質問します。  この前、私が国士館大学の佐藤英夫君が暴行を受けたことについて告訴が六カ月間おくれた問題について質問しましたとき、ある新聞には、脅迫の事実があるからそれを調べてくれ、こういうように言ったように報道されておりますが、念のためにもう一度申しておきます。そうではありません。ある婦人が佐藤氏に対して、自分にもこういう事情があるからあなたの告訴はしないでくれと言ったことがある、そういう点を検察庁で調べてください、びっくりするようなことがあるでしょう。同時に、そのことを検察庁で調べられた結果は、刑事局のほうから文部省もお聞き取りを願いたい、こういうふうに言った……

第51回国会 法務委員会 第27号(1966/04/15、30期、無所属)

○志賀(義)委員 議事進行について。横山参考人は、委員の質問に対して肝心な点を答えずにほかのことばかり言っておられる。それは委員長から注意をして、こちらの質問に答えるようにしてください。
【次の発言】 先ほど手紙が問題になりました。ここにあなたが出された手紙があります。その中に「三上先生とのことについて、この手紙をあてられた先生が裁判に持ち込まれることは貴兄のために不幸であるばかりでなく、御家庭、御子孫のために真の不幸となるとの意見に一致しました。貴兄の御子孫も同様の羽目におちいられることは、あの告訴の理由を貴兄の御就職にならんとする職場に見せたらおそらく貴兄を裏切り者と考えて危険を感じて採用……

第51回国会 法務委員会 第33号(1966/05/06、30期、無所属)

○志賀(義)委員 初めに、委員長を通じて資料請求をいたします。先般ソ連大使館のポクロフスキー一等書記官の件が新聞紙上に報じられました。コロンビア人の逮捕を求められてそのアパートに入ったところ、中にアメリカ人がいてそこで紛争が生じたそうでありますが、そのアメリカ人はどういう人であり、いまどうなっているのか、まだ日本にいるのか、あるいはまた、日本からもうあの事件の直後いなくなったのか、そういう点について法務省のほうでは――大臣もいらっしゃいますが、法務省の刑事局あるいは公安調査庁にそれに関する情報あるいは資料がありましたならば、外務省とも御連絡の上、あるいは警察庁とも御連絡の上、ひとつ示していただ……

第51回国会 法務委員会 第36号(1966/05/13、30期、無所属)

○志賀(義)委員 神近委員から質問がありましたことと重複する点は省きます。  一言、文部省に伺いたいのですが、去る四月一日の法務委員会で、私が選銀倶楽部の会費を同時に納めなければ受験証を渡さないという学校側の掲示を写真にとった、その写真をここでお見せしたところ、調べてくるといって、あとで犬丸説明員の答弁では、「学校側としては全然そういう事実はやった覚えがない。そういう掲示を出した覚えもない。ただその写真については、どういう経路でどういうふうにして写された写真であるかということを伺わなければ、学校としてもお答えのしようがない、学校としてはそういう事実は全くない、こういうふうに言っております。」こ……

第51回国会 法務委員会 第42号(1966/06/03、30期、無所属)

○志賀(義)委員 委員長を通じまして資料を請求いたします。  今国会では、ずっと国士舘大学の問題を当法務委員会で質問しておりましたが、先日国士舘大学の学生が酔っぱらって器物損壊をした上に、警官に暴行を加えた事件がありました。これについて、その事実がどうであったかという問題と、もう一つは、その学生がから手部の部員であると言っていることに対して、学校当局はから手部は存在してないと言っております。事実は存在しております。しかも先日、工藤という学生がかばんを奪われて、その中の人権擁護局に持っていく書類を奪われております。学校当局は、新聞に発表したところによれば、中身を点検さしてもらったと言っているのに……

第51回国会 法務委員会 第44号(1966/06/09、30期、無所属)

○志賀(義)委員 他の政府委員または説明員が来ておられませんのでまず伺いますが、実は補導施設を脱走した少年が五月二十五日、知り合いの女と共謀してタクシー運転手を襲い、強盗傷人で送検されておりますが、この少年が入っていたのは千葉県の我孫子にある補導施設三鳩学院で、ここを二日前に脱走したのであります。これは秋田豪諦という人が会長で、その一族が、三鳩学院とルンビニホーム、興心塾、この三つを経営しているのであります。過去一年間の実績では、この三施設に委託された少年の数は、東京周辺にある二十数カ所に委託された全少年数の四分の一ないし五分の一を占めております。この秋田豪諦という人の末っ子である秋田三演とい……

第51回国会 法務委員会 第45号(1966/06/10、30期、無所属)

○志賀(義)委員 先ほど社会党の委員のほうから、茨城県猿島郡岩井町の吉原町長の選挙に関する違反事件、この取り調べが緩慢過ぎるということですが、そのすぐあとに今度は茨城県鹿島郡鹿島町の町長選挙にからむ選挙違反事件を水戸地検の土浦支部が取り調べておりまして、去る五月二十八日午前十時、永野町長の任意出頭を求めて、これを三時間あまり後に、直ちに土浦拘置所に拘置した事件があります。 これはかなり大規模に、先ほどの事件とは反対に、かなり大量の人が取り調べられ、拘置されている人もかなりの人数にのぼっております。町長は金銭を選挙運動のために与えたことは、絶対にないこういうふうに言っているのでありますが、この地……

第51回国会 法務委員会 第49号(1966/06/23、30期、無所属)

○志賀(義)委員 最高裁判所の家庭局長に去る六月九日質問したのですが、残念ながらきょうは来ておられませんが、興心塾の塾長になっており、またそのほか二つの、三鳩学院とルンビニホームの責任者であります秋田豪諦という人が、私の質問する前日、六月八日に、東京家裁保護施設協議会会長をやめておりますが、そのやめた理由は政務次官のほうじゃおわかりございますまいな。――ところが、ここに奇怪なことがあるのです。私の質問の前の日に日野首席調査官らが委託補導施設の責任者らを集めて処遇要領案と警備細則を配り、緊急検討するように求められているようであります。その際、日野首席調査官は、最近施設のことについて国会やマスコミ……

第52回国会 法務委員会 第1号(1966/07/15、30期、無所属)

○志賀(義)委員 横山委員の質問及びそれに対する答弁によって明らかになったところは避けまして、なおあと、再び横山委員から別の問題について質問がありますから、私は簡単に承りたいと思うのであります。  友利裁判が勝訴になった理由について、山野特連局長が説明していることがあるのであります。その点についてはここでもう一度はっきりと簡単に御説明願いたいのです。
【次の発言】 それと住民の立法とがどちらが優先するかという点について問題が起こってくるのでありますが、その点についてはいかがですか。琉球裁判所には布令、布告の効力を左右する権限はあるのかないのか、その点について。

第52回国会 法務委員会 第6号(1966/07/28、30期、無所属)

○志賀(義)委員 ただいまの国士舘大学の問題につきまして、政経学部三年の工藤勝利が暴行を受けた件について、前国会で質問いたしました。 小熊学生監らを傷害罪で工藤のほうから告訴しましたが、世田谷警察署はこれを検察庁のほうに送付されましたかどうか、警察庁に伺いたい。
【次の発言】 ところで、六月下旬に北海道稚内の工藤という学生の親のほうから告訴取り下げ願いというものが出ておるそうですが、そういうことがございますか。これは世田谷警察署上野捜査第一係長から本人が聞いたという話でございます。そういうことがございますか。本人は全く関知しないことだそうです。

第52回国会 法務委員会 第7号(1966/10/19、30期、無所属)

○志賀(義)委員 森長官に伺います。  いま坂本委員のほうから、具志川村の農民の土地を占有権譲渡命令によって取り上げられるということになっておりますが、その面積及び取り上げる目約は、長官のほうでおわかりでございましょうか。
【次の発言】 そのほかに、総理府として、新たに約百五十万平方メートル、那覇の付近に大集積無地をつくる、こういうことについて何か聞かれたことがございますか。
【次の発言】 具志川村でこういうふうにまた集積基地がつくられる。さらにいま私が申し上げたようなことも将来起こってくると思われます。ワトソンのやめたこと、並びにそのやめる前に友利裁判で裁判移送命令を出したこと、こういうこと……

第52回国会 法務委員会 第9号(1966/11/28、30期、無所属)

○志賀(義)委員 関連。先ほど畑委員の質問に対して農林大臣のほうから御答弁がございましたが、まだ大きいものがあるというふうにおっしゃったように思いましたが、大きいものとは何です。
【次の発言】 その調査の結果何か大きいものか出てくるというようなふうに伺いましたが、そうじゃないですか。速記録を見ればわかりますけれども、何かそこらに心あたりがおありでおっしゃったのですか。
【次の発言】 その調査に時間がかかるとおっしゃったことは私も聞き覚えておりますが、その中で、これはあとで速記録を見ればわかりますけれども、まだ大きなものが云々と言われたので、それは金額のことか、犬もののことか、そういう点での御発……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 予算委員会公聴会 第1号(1949/04/11、24期、日本共産党)

○志賀(義)委員 ただいま地方配付税及び六・三制の問題を言われましたが、六・三制の義務教育費の方でさえ今度の地方配付税の減少で影響しております。憲法では明らかにこの義務教育費は無料ということになつておりますが、公述人の御意見では、これをやはり憲法違反と認めるかどうかということ、これが第二点。  第二点は、長崎市長及び長崎市会議長の名義で、おそらく他の党にも参つておると思いますが、昭和二十四年度地方配付税と地方債の決定についての陳情という項目で、ただいま言われました通り非常に削減された、これには七百二十億円くらいに削減されるとある。それもたいへんだと思うのですが、事実は五百七十七億円に削減されて……


27期(1955/02/27〜)

第24回国会 法務委員会閉会中審査小委員会 第6号(1956/10/11、27期、小会派クラブ)

○志賀義雄君 今井長官に伺いますが、現地において話し合いをしようということで連日社会党の諸君も努力しておられるようでありますが、何かその話し合いに応じては悪い理由があるのですか。あればそれを言って下さい。
【次の発言】 別に社会党は妨害してないと思うのですが、あなたは測量隊員に対して、話し合いをせずに強行しろという命令を下しておるか、また、あなたの上の長官の方から、あるいは内閣の方から、話し合いに応ぜずやれという命令が出ておるかどうか、その点はっきり言って下さい。
【次の発言】 私の質問の要点にはちっとも答えられないで、うまく逃げておりますが、そうはいきませんよ。私があなたに伺っているのは、単……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 地方行政委員会法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1958/10/31、28期、無所属)

○志賀(義)委員 ただいま猪俣委員から憲法に関連しての総理に対する質問がありました。それに関連しまして、その問題だけに限って伺いたいと思いますが、ブラウン記者に対しては申すまでもなく、新聞発表もそうですが、衆議院の本会議や委員会においても、岸総理は憲法改正論者であるということを明言しておられますが、この改正論という考え方は、総理になられてから――今の内閣には非常に憲法違反の行為が多いのですけれども、それを弁護するために改正論者になられたのか、つまり首相になられてからそうなったのか、その前から一貫して憲法を改正すべしという意見をお持ちになっておったのでございますか、その点をまず伺いたいと思います……

第36回国会 地方行政委員会法務委員会連合審査会 第1号(1960/10/24、28期、無所属)

○志賀(義)委員 私は昨日島根県警本部の多くの書類について記者会見で発表しましたが、これは島根県だけの資料ではございません。警察庁からの指令その他の写しもたくさんございます。それに基づきまして、きょうの委員会において若干質問を行ないたいと思うのでありますが、今度の淺沼君の暗殺について淺沼君は私の四十年来の友人でありますが、いろいろと理由をあげられて、今度の暗殺事件について哀悼の意を表します、遺憾でありますとは言っておられますものの、具体的に責任をおとりになろうとはしていないのであります。ところで警察の方では十分こういうことが起こることを前もって予知せられておったのではないか。というのは、柏村長……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 地方行政委員会法務委員会連合審査会 第2号(1961/02/08、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 昨日の参議院の連合審査会で柏村警察庁長官は、今後絶対このような事件がないと言う勇気は私にはない、こう答弁されておるようであります。また警視総監は、淺沼事件については警察は警備に最善の措置を講じたと思う、嶋中事件については、今日の限られた警備力の範囲で、しかも事前に予測された限りでは最善の措置を講じた――これは朝日新聞によったものでありますが、大体そのように言われておるようでありますが、どうも私はそこはふに落ちないのであります。と申しますのは、国家公安委員会並びに東京都公安委員会も、警察庁長官、警視総監は、この二月一日、犯行が行なわれた日、中央公論をめぐるこの事件に対して、どう……

第40回国会 法務委員会文教委員会連合審査会 第1号(1962/03/23、29期、日本共産党)

○志賀(義)委員 ちょっと関連して。どうも大へん重大なことについて法律をお知りにならないとおしゃいますが、法律、ことに刑法というものは、知らないからといって済ませられるものではございません。請願法にはっきりこう書いてあります。第六条に「何人も、請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。」昭和女子大にどういう学則があろうとも、細則があろうとも、請願をやったために他の学生と異なって追及を受けたりすることはないし、そういうことを追及してはいけない。いいですか、これが一つ。もう一つは、請願法の第三条には、請願書というものを非常に重大に扱われておりまして、その行く先についてもはっきり第三条に規定してあ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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