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足鹿覚 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

足鹿覚[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
291位
委員会発言歴代TOP50(衆)
49位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
202位
委員会出席(無役)歴代TOP500
492位
委員会発言(議会)歴代TOP500
120位
委員会発言(非役職)歴代TOP50
33位
各種会議出席歴代TOP250
143位
各種会議発言歴代TOP50
29位
各種会議出席(幹部)歴代TOP100
91位
各種会議出席(無役)歴代TOP250
188位
各種会議発言(議会)歴代TOP10
10位
各種会議発言(非役職)歴代TOP50
37位

24期委員会発言TOP100
93位
24期委員会発言(非役職)TOP100
67位
25期委員会発言TOP50
17位
25期委員会出席(幹部)TOP50
50位
25期委員会発言(非役職)TOP50
11位
26期委員会出席TOP50
38位
26期委員会発言TOP10
9位
26期委員会出席(無役)TOP100
59位
26期委員会発言(非役職)TOP10
6位
26期各種会議出席TOP5
1位
26期各種会議発言TOP5
2位
26期各種会議出席(幹部)TOP5
1位
26期各種会議出席(無役)TOP5
4位
26期各種会議発言(議会)TOP5
1位
26期各種会議発言(非役職)TOP5
2位
27期委員会発言TOP50
33位
27期委員会出席(幹部)TOP100
98位
27期委員会発言(議会)TOP50
23位
27期委員会発言(非役職)TOP50
36位
27期各種会議発言TOP25
25位
27期各種会議発言(議会)TOP10
10位
28期委員会出席TOP100
62位
28期委員会発言TOP50
15位
28期委員会出席(無役)TOP50
43位
28期委員会発言(非役職)TOP50
12位
28期各種会議出席TOP25
13位
28期各種会議発言TOP5
4位
28期各種会議出席(無役)TOP25
11位
28期各種会議発言(非役職)TOP5
2位
29期委員会発言TOP50
12位
29期委員会出席(幹部)TOP100
67位
29期委員会発言(議会)TOP50
27位
29期委員会発言(非役職)TOP10
9位
29期各種会議発言(非役職)TOP25
23位
30期委員会発言TOP50
34位
30期委員会発言(非役職)TOP50
30位

このページでは足鹿覚衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。足鹿覚衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1949/04/05、24期、日本社会党)

○足鹿委員 本日は農林省関係もおいでになつておりませんし、安本関係もおいでになつておりませんから、次回においてもけつこうでありますが、大体農地関係について災害復旧の返却要求が百九十億一千万円に対して三十億五千万円という程度であるように聞いております。こういう面から考えて行きますと、非常に今までの方針と昭和二十四年度以降の方針が根本的にかわつておる。從つて今後に対する方針の轉換は、どういうふうにお考えになつておるか、その基本的な考え方としては総合開発委員会を設けるということを先刻建設次官は申されましたが、その一つの委員会ができなければ政府としての基本方針はないのであるか、たとえば從來からいろいろ……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1949/05/20、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私は地方行政の委員会におきましても、いろいろお願いをしておつたのでありますけれども、特に災害事業に対する金融の問題につきまして、先刻の決議案の案文の中にも触れてありますが、特にこの際申し上げまして、委員長において御善処を願いたいと思うことがあるのであります。それは地方財政法の第五條第四項によつて、災害応急事業費、災害復旧事業費及び災害救助事業費の財源とする場合は、地方債によつてこれをまかなうことができるようになつております。ところが昨年の暮に、政府はこの地方債の起債條件を変更いたしたのであリます。その結果、従来安かつた起債利率が相当引上げられ、そしてこれの償還、すえ置きの年限につき……

第5回国会 地方行政委員会 第2号(1949/03/23、24期、日本社会党)

○足鹿委員 先ほどいろいろお話がありましたが、昭和二十二年の決算によつて、二十三、二十四年の地方財政の見通しを一應立てているというお話であります。この経済界の変動のはげしいときに、さような古い資料によつて、現在あて推量でおやりになるというところに、問題の欠陷があるのではないかと思う。これについては、少くとも地方財政委員会としては、地方財政に関する白書的なものを愼重に御檢討になり、それらのものから出発して、新しい地方財政に対するところの廣汎な、かつ具体的な計画を立案されるのが妥当ではないかと思うのであります。もし現在そういう古いものでもありましたならば、二十二年度でもけつこうでありますが、全体の……

第5回国会 地方行政委員会 第3号(1949/03/26、24期、日本社会党)

○足鹿委員 中央ではきわめて簡單に起債の問題、あるいは配付税の問題等は、このような方向でやれというような、通牒一本で一應けりがつくのでありますが、陳方の実際の衝に当つておる者は、たとえば土木事業にいたしましても、先刻門司君からもお話のあつた六・三制の校舎の設立の問題について見ましても、事実手を下し、具体的に進めており、また進めようとしている事業があるのであります。これらの問題についてきわめて簡單に、事務的に中央で御通牒を出されますが、地方に與える影響はきわめて大である。極端に申し上げますならば、今のままの姿で行けば、地方財政は破綻に瀕して、まつたくにつちもさつちも行かなくなる、こういうことを皆……

第5回国会 地方行政委員会 第4号(1949/03/28、24期、日本社会党)

○足鹿委員 これは委員長にお願いいたしますが、昨日でありますか、緊急全國知事会議が開催されて、新聞の報道するところによると、すでに自治法の改正要綱のごときものが発表されておるようであります。われわれはまだそれらの点について、何ら片鱗もこの自治課の方から資料としていただいておりませんし、まだこの委員会に一ぺんも自治課関係の方が御出席になつたことはないようであります。明日は、それらの点についても資料を御提出願うと同時に、自治関係の責任の立場にある方の御出席も願いますようにおとりはからいを願いたいと思う次第であります。

第5回国会 地方行政委員会 第5号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○足鹿委員 事業税について財政委員会の御見解を伺いたいのでありますが、特に私は農業関係についての事業税の対象になつておる問題について伺いたいのであります。現在主食、すなわち米麦、いも類等は、事業税の対象から除外されております。これは非常にけつこうなことでございますが、大体において畑作に対しては、同じ農民が農業を営んでおる立場において、きわめて冷淡に取扱つておるのではないかと思うのであります。たとえば果樹園あるいは葉タバコ、あるいは野菜こういうようなものは、現在地方の事業税の対象となつてあるのであります。また今一番外貨獲得の中心として大きな問題になつておる養蚕等についても、事業税の対象になつてお……

第5回国会 地方行政委員会 第8号(1949/04/09、24期、日本社会党)

○足鹿委員 いつかの委員会でも私は事務局長に、昭和二十三年度の概況についての資料の御提出方を求めたのでありますが、さようなものが現在のところないというお話でありました。昭和二三十年の十一月ごろに、地方財務報告規則というものができております。これに基いて前月定例的の地方財政委員会には報告があつたやに聞いておりますが、さような報告はまだ出そろつておりませんか、一應伺いたい。
【次の発言】 この次までに出せるのですか。

第5回国会 地方行政委員会 第15号(1949/04/23、24期、日本社会党)

○足鹿委員 まず請願の趣旨を申し上げます。今回政府においては、政府資金の貸付について、償還期限の短縮と利率の引上げを実施せられましたが、この措置は極度の財政窮乏にあえぐ地方自治体の苦悩にますます拍車をかけるもので、市民福祉のために行う自治体の事業を、実施不可能に陷れるものであります。平和民主國家の建設は、地方分権の強化なくしては達せられないということは、もはや何人も異論のないところでありまするが、地方財政の確立なくしては、地方分権の強化はあり得ません。願わくは自治体の財政の現状を御賢察くださいまして、すみやかに起債償還期限の延長並びに利率引下げの方途をお講じくださいますよう市議会の議決を経て特……

第5回国会 地方行政委員会 第23号(1949/05/16、24期、日本社会党)

○足鹿委員 先日來問題になつております第一條の古物の定期について門司委員なり久保田委員からも、再度にわたつて御質疑が行われたのでありますが、当局の御見解がはつきりいたしておらないようであります。その後日時もたつておりますし、いろいろ御研究になつたと思いますので、いま一應この点をはつきりさせていただきたい。これについての御見解を伺いたいのであります。  それは、あらためて申し上げる必要もないのでありますが、物調法第一條の定義による國民所得の物を除く、こういうことになつておりまして、新品といえども、一ぺん國民の所得になつた場合は、これを古物とみなして取扱うかどうかということは、現在の生活状態から見……

第5回国会 地方行政委員会 第24号(1949/05/17、24期、日本社会党)

○足鹿委員 第一に、先般地方紙で見ますと、地方財政白書というものを地方財政委員会が御発表になつたように聞いておりますが、どういう内容のものでありますか。それをお示し願いたいと思います。第二に相当額の地方税引上げに伴つて、納税者の苦痛は察することができるのでありますが、これに対しまして納税貯金制度によつて、なるべく便宜分納の形式がとられるような制度がつくられたことはけつこうでありますが、これは地方の地方税に対しても適用できますか。私大藏委員会の経緯を存じておりませんが、その間の事情について承りたいと思います。それから今度の地方税改正案の第四の美術館、博物館等への入場問題でありますが、大臣の説明書……

第5回国会 地方行政委員会 第25号(1949/05/18、24期、日本社会党)

○足鹿委員 先刻來地方財政制度の問題について、門司委員から現状の事実の上に立つて、いろいろと質疑が行われたのでありますが、私は財政法十條ないし九條等に関連いたしまして、積極的な面について大臣の御所見なり、またこの法律案を提出されるに至つた間における、以下私が申し上げますことについて、どのような研究と考慮が拂われて、こういうきわめて不十分な案が提出されたかということについて伺いたいと思うのであります。  まず第一に、地方財政法第十條例示の経費費目中の、負担割合の法定額を変更しなければならぬ問題はたくさんあると思うのであります。一々申し上げますと煩雜になりますので、一、二の事例を申し上げたいと思い……

第5回国会 地方行政委員会 第26号(1949/05/19、24期、日本社会党)

○足鹿委員 簡單でありますが、今荻田さんのお話では、正当に地方が負担したものについては云々というお言葉があつたわけですが、現在の一億七千八百万円というものに対しては、どういうふうにお考えになつておるのですか。正当だとお考えになつておりますか。あるいはこれは檢討を要するというふうにお考えになつておりますか。それだけ伺います。
【次の発言】 これからもいろいろな問題があろうと思いますが、結局正当なという考え方、政府内部のことであるから、大藏省がそれに対してどういうふうな見解を持とうとも、話合いで話がつく、こういうふうな意外の御答弁であつたように思います。そうしますと、今の選挙管理委員会が正当と認め……

第5回国会 地方行政委員会 第28号(1949/05/21、24期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま川西委員から地方財政法の一部を改正する等の法律案に対する修正意見が提出されました。私どもこれに異議はないのであります。また他の原案につきましても、不満足ではありますが、現在の財政法が持つ欠陷を肝干除去いたしまして、一歩よい方向に進むことにおいて賛成をいたしたいと思うものであります。この際二つの点について要望いたしますから、特に委員長において本会議上程の際に、強く次に二点を御強調願い、政府においてもすみやかにこの要望事項に対して努力し、善処せられるようにとりはからわれたいと存ずるのであります。  すなわちまず第一に、地方財政法の第十條の規定による、國と地方公共團体の分担区分に……

第5回国会 地方行政委員会 第29号(1949/05/22、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私はただいま審議中の地方税法の一部改正法律案につきまして、その修正点を除きました原案に対し、日本社会党を代表いたしまして反対せんとするものであります。  まず最初に原案全体に對する総括的な反対の理由について申し述べたいと存じます。  第一に、地方財政に対する根本的解決策をたな上げにいたしまして、配付税その他の減額の穴埋めに地方自治体並びに地方住民に轉嫁しつつある点についてであります。すなわち政府は当然地方配付税法によりまして、地方公共団体に交付すべき配付税千百十六億円を、かつてに五百七十億円に減額したのでありますが、この差額は実に五百四十九億円の巨額に達するのであります。かりに百歩……

第5回国会 農林委員会 第45号(1949/09/07、24期、日本社会党)

○足鹿委員 三、四の問題について三浦長官にお尋ねをいたしたいと思います。まず第一に政府の未拂いに対しまする金融措置についてであります。聞くところによりますと、日銀はこれを割引して大体話合いがついた、こういうふうに聞いておるのでありますが、ただ金利の問題で大藏省と話合いがまだついておらない。しからば金利の問題とこの未拂い金に対する融資の問題を切り離してただちに御実行なさる御意思があるかどうか、この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと別途にこの問題を解決するという御意思のように承りましたが、その別途解決の用意があるということは、具体的に申しますとどういうことでありますか。たとえ……

第5回国会 農林委員会 第47号(1949/09/09、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私は米價審議会の問題について最初にお尋ねいたしたいと思います。今月の五、六両日にわたつて開かれた米價審議会に対して、政府は当初絶対これを非公開によつて開催をする、こういう方針であつたようであります。いろいろ委員会において審議の結果、制限つきというようなことで、委員の秘書として來た者については入場を認める。こういうことになりまして、一應進行したようでありますが、國民の生産者も消費者もともに関心の厚い米價審議会について、これを非公開にするという方針を持たれた意図はどこにあつたでありましようか。この点農林省の御意向をこの際同つておきたい。  第二には、聞くところによると、農林省には米價決……

第6回国会 農林委員会 第9号(1949/11/22、24期、日本社会党)

○足鹿委員 生原を呼んだ目的については、先刻山下が出て来た経緯についてお答えになつたものであつて、その目的についてははつきりしておりませんが、それは何ですか。生原氏を呼んだ目的……
【次の発言】 一千万円のわくの拡大を認めたということをお認めになつておるようですが、それは三重林産燃料株式会社に対してのみでございますか、他にも集荷機関がありますか。
【次の発言】 さような奥地開発と申しますか、そういうように薪炭の奥地生産に協力した事実は、三重県においてはあるのですか、ないのですか。
【次の発言】 さらにもう一点お尋ねしたいのですが、時期的ないろいろのずれがあつて、はつきりしませんが、大体方針とし……

第6回国会 農林委員会 第11号(1949/11/25、24期、日本社会党)

○足鹿委員 簡單にお尋ねいたしたいと思います。食確法の改正案に対する審議の基本的な問題は、やはり食糧需給推算ということに根本を置いて、私どもはよく今後の情勢とにらみ合せて、この問題を愼重に取扱いをして行かなければならぬと思う。従つてこれはあとでもけつこうでありますが、政府は肥料その他の補給金を撤廃する方針をすでに発表しておいでになる。その肥料その他の補給金の撤廃によつて、国内の米価へのはね返りがどの程度あるか。これを一点お尋ねしたい。大臣でなくてもよろしゆうございます。  なお二十二日に日英新通商協定が成立をし、三十万トンの食糧の輸入が決定的となつたが、この商業基金によつて輸入した食糧の配給価……

第6回国会 農林委員会 第12号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私は主として食糧需給の面から見て、この食確法の質問をいたしたいと思いまして、その資料の御提示を願つたのであります。肥料その他の補給金の撤廃が、消費者米価にどうはね返つて来るか、また生産者にどういう影響が来るかというような問題が、具体的にはつきりしておらない。  また今度日英通商協定の成立によつて、商業基金に基く食糧は三十万トンがポンド地域からも入つて来る。こういう商業基金により輸入された食糧の消費者価格がどうして決定されるかということを考えないと、国内の食糧問題が正しく考えられることはできないのであります。そういう意味から資料の提示を願つたのであります。大臣にお尋ねいたしたいのは、……

第6回国会 農林委員会 第15号(1949/12/01、24期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいまの提案の御説明でやや明らかになつたのでありますが、現在のこの基金の運用事情をもう少し詳しく知りたいのであります。それに関する資料等がありましたら、御提出願いたいと思います。
【次の発言】 それをちよつと拝見しないと……。
【次の発言】 そうしてください。
【次の発言】 お尋ね申し上げたいのでありますが、まず油糧の資料をいただいたのでありますけれども、こういうものをただちによく分析検討することもできません。二枚目の二十四年度の油糧計画についてお尋ねを申し上げたいと思います。  まず最初に油糧の国内の買取りの率また輸入の率はどういうふうになつておりますか。国内及び国外から輸入す……

第6回国会 農林委員会 第16号(1949/12/02、24期、日本社会党)

○足鹿委員 小委員長の一番最後の御報告に、肥料価格の問題あるいは春肥の問題、肥料行政の問題について、新しく小委員会のごときものをつくつてもらいたいという小委員長の御報告がありました。この点について委員長の御意思をひとつお聞かせ願いたい。

第7回国会 農林委員会 第9号(1950/02/28、24期、日本社会党)

○足鹿委員 先刻の御答弁で、今後の需給問題等についても、いろいろと当局の御見解を承つたのでありますが、まず今後の需給の問題について二、三伺いたいと思います。全国的な状況はどうであるか、データーを持つておりませんが、実際地方的に見ますと、相当肥料の配給辞退の現象が起きております。現在の割当の方法に間違いのあることは、配給辞退の処理の方法でもわかるのでありますが、一旦配給辞退のあつたものは、その村における辞退量をさらに再割当をするという方法で今処理をされておりますから、中にはほしい者もありまして、一応それが消化されておる現状であろうと思うのであります。実際においては、最近の農村の行き詰まりから、将……

第7回国会 農林委員会 第10号(1950/03/01、24期、日本社会党)

○足鹿委員 ごく簡単に二、三お尋ねを申し上げたいのであります。  この災害補償法の改正案とは直接関連はないのでありますが、同じ農林省で災害をお認めになつたものが、供出割当の面になりますると、それが必ずしも一致共通しない。また相手が大蔵省税務関係の場合は、さらにこの矛盾が著しい。たとえて申し上げますと、私どもがいろいろ農村課税の問題について、地方財務当局と懇談等をいたします場合に、国家の機関が、大体において本年の災害はこういう災害であつたということで、これに対して共済保険金を交付しておるのであるから、当然課税基準について考える場合には、農業共済関係の災害率というものを收入基準から差引くべきである……

第7回国会 農林委員会 第19号(1950/03/25、24期、日本社会党)

○足鹿委員 大臣に三、三お尋ねいたしたいのであります。去る三月七日でありましたか、天然資源局のウイリアムソン農業課長と農林大臣が面接をされた際に、食糧統制緩和に関する示唆を受けられたことが報ぜられ、爾来非常なシヨツクを各方面に與えておるのでありますが、今までの質疑応答を聞きますと、まだその示唆なるものの形が、私どもにははつきりしておらないのであります。昨年の秋発せられましたいも類に関する総司令部の覚書によりますと、その第三項によつて、かりに政府がいも類の統制を緩和いたしましても、ただちにそれが米麦の統制を緩和することを意味しないということが、はつきり文書によつて示達されておるのであります。その……

第7回国会 農林委員会 第20号(1950/03/27、24期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま上程されておりまする食糧管理法の一部を改正する法律案ほか案件につきまして、日本社会党を代表して反対の意見を開陳いたしたいと存じます。  先刻来いろいろ御論議がかわされておりまするが、まず根本問題として食管法について意見を述べたいと思うのであります、すなわち現在の食糧政策は、これを概観してみまするのに、ほとんどその法律制定の基本が戰時立法的性格を多分に持つておるのでありまして、その意味において、いろいろな強制規定等があり、かつ政令あるいは命令等に委任する事項を多分に持つておりまして、ここにいろいろ供出問題をめぐつて、農村との間におもしろからざる事故が瀕発して来ておつたことは明……

第7回国会 農林委員会 第25号(1950/04/07、24期、日本社会党)

○足鹿委員 最初に大臣にお尋ねをいたしたいと思います。ただいま淵君から、農協の基本問題についても触れられたのでありますが、重複を避けまして、端的にお伺いいたしたいと思います。結局私の大臣にお尋ねをいたしたいと思いますのは、日本の農業が新しい段階に今ぶつかりつつある。こういう重大なときにおきまして、政府がいろいろな農業施策を行つて行く今後の方針の中に、農業協同組合をどういう立場において見て行くか、農協と国家との関係は、政府としてはどうあるべきであるとお考えになつておるか、この点も大臣の御所見を最初に承りたいと思います。
【次の発言】 具体的な問題につきまして、お尋ねをしたいのでありますが、現在農……

第7回国会 農林委員会 第39号(1950/04/30、24期、日本社会党)

○足鹿委員 社会党は大体この法の精神につきましては了承いたしまして賛成をいたします。従来ただ要綱というものによつて災害補助がなされておつた。これが法律化されまして、その対象となる基準が一応明確になつた。その限りにおいて本法案に反対する理由を私どもは持たないのでありますが、先刻高田君よりもお話がありましたように、その内容に立ち入つて考えて見ますと、また他の一般災害との関係において、この法案の比較を考えて見ました場合に、きわめて農業を軽視しておる傾向がありまして、この点についてにまことに遺憾に考えておるものてあります。この伝案の題目にも暫定措置ということがうたつてありますが、あくまでもこれは暫定と……

第8回国会 農林委員会 第4号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○足鹿委員 井上委員の御質問で、私の聞かんとした点も大体盡きておると思うのですが、二、三お尋ねをいたしたいと思うのであります。  山添さんにお尋ねしたいのですが、現在農村電力の普及奨励、そういうふうなことに当つているのに、大体農村電化推進委員会というような、配電会社あるいは関係農業団体とか、あるいは地方行政機関、そういうふうなものが寄りまして、推進委員会というような、きわめて微々たるものでお茶をにごしておる。こういうことで、ほんとうに将来の農業近代化の推進をして行くその基盤になるともいうような、農村電力の普及徹底、それに上る農業生産力の向上維持、あるいは農村の文化生活をつくる、そういうようなこ……

第8回国会 農林委員会 第6号(1950/07/26、24期、日本社会党)

○足鹿委員 関連いたしまして大臣にお伺いしたいのでありますが、報奨物資の問題につきましては、ここに処理案が出ているのであります。しかし報奨と名のつくものは、必ずしも物資のみに限つておらないのであります。たとえば本年産の麥に対して、予算に計上されているにもかかわらず、その報奨金の倍率を、政府内部においてはこれを下げようという方向に向つているようであります。先般の米価審議会におきましても、その報奨金の倍率につきましては、これを予算に計上されておられる二倍を実行していただきたいということについて、正式の答申案が政府に出されている。新聞紙上で見ますと、大臣いろいろ御盡力になつておるようでありますが、こ……

第8回国会 農林委員会 第7号(1950/07/27、24期、日本社会党)

○足鹿委員 今の問題に関連いたしますが、麦の超過金を削つて米価に織り込むということはやむを得ないという話でありますが、この切下げによつて生じた余裕金を、そのまま基本米価に繰り込んで行かれるのでありますか。その点はつきり伺いたい。
【次の発言】 私どもがなぜその点について不安を持つているかというと、食管会計の全般を通じて、最近においてはまた賃金ベースの引上げから来る行政費が膨脹して来る面も出て来るでしよう。また今の調子で行けば配給辞退というようなことは、相当とまつて来るかもしれませんが、また見方によつては、その成行きというものはまつたく見当がつかない。それによつて赤字の増減が起きて来る。またいも……

第8回国会 農林委員会 第9号(1950/07/29、24期、日本社会党)

○足鹿委員 今の肥料の取締りの問題について、河野委員の御質問に関連してお尋ね申し上げたいのですが、今まで配給になつております、たとえば硫安については、成分、肥効の点等について、農林省としてはこれをどういうふうにして検定し、成分の正確であるかいないかということについて、いかような措置をおとりになつておるか、それをひとつ承りたい。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 そうしますと、そのお調べになつた結果について、どういう成績が現われておるか。そのものは資料としていただけますか。おやりになつたのであるから、その結果はわかつておるはずです。

第8回国会 農林委員会 第12号(1950/08/17、24期、日本社会党)

○足鹿委員 農林大臣の御出席がないようでありますので、農政局長なり関係の大蔵省の係の方に伺いたいのでありますが、先般の閣議において食糧の一割増産ということが御決定になつた。しかしまだ正式に私どもはその構想と申しますか、概要というものについては承つておらない。本日この「来年度農林予算の要求概況」という資料をいただいたのでありますが、この中において、いわゆる一割増産確保に該当するものが含まれておるとは大体想像できますが、とても煩雑で私どもこれを検討する余裕もありませんが、これはどういう関係になつているのか、一割増産の確保に対するところの予算は、この中にどういう形において含まれておるか、それを知る資……

第9回国会 農林委員会 第4号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○足鹿委員 最初に米価の問題からお尋ねをしたいのであります。本年産の米価の問題につきましては、二十九日から一日まで米価審議会が開催されまして、政府の諮問案について審議せられたのでありますが、その結果委員会は、価格算定の方式は生産費計算方式によるということ、またその結果出された五千八百円の修正生産費方式による米価を適当と認めて、政府に答申をし、なお五箇條の建議が行われたのであります。この点につきまして、目下予算委員会は開会中でありまして、政府がこの審議会の答申を真に尊重せられまして、これが実現を期されるならば、本日をおいてもはや余日がないことになるのであります。委員会におきましても、審議会の審議……

第9回国会 農林委員会 第9号(1950/12/09、24期、日本社会党)

○足鹿委員 簡單なことですが、私よく肥料問題の内容を知らぬのですが、先刻から政府手持ちの公団の保有量の放出ということが盛んに言われております。その数量、また種類別の数量、その内容を今おわかりになりましたら、ちよつと伺いたいと思います。七月末と現在と……。
【次の発言】 大体その問題はよろしゆうございます。先刻ちよつと非公式に河野委員の御意見に御注意申し上げたのですが、肥料の値上り分の米価のバツク・ペイの問題であります。しかしこれは五千五百三十九円に政府はまだおきめになつておりませんと思います。その点ははつきりと御訂正を願いたいと思います。特にこの問題でわれわれは非常に憂慮をいたしておるのであり……

第10回国会 農林委員会 第3号(1951/02/02、24期、日本社会党)

○足鹿委員 いろいろと明らかになつた点があるのでありますが、今局長の御説明によりますと、学制の改革によつて、本年三月卒業する者を救うためにこの法律の改正案が出た、こういうことに重点が置かれておるという、それだつたら、先刻も言われましたように、七千四百名の者のうち、八〇%がいわゆる昭和二十九年からは試験にパスしなければ、無試験の免許がとれなくなつて来る。いわゆる結果からみると失業という形が出て来る、そういうことになるでしよう。免許所有者で資格を有する者が一万三千三百三十六名、このうち現存やつておる者が七千四百名ということになり、そのうち八〇%がいわゆる軍隊関係で、今まで無試験でやつておつた者とい……

第10回国会 農林委員会 第4号(1951/02/05、24期、日本社会党)

○足鹿委員 農業委員法の問題は他日またお尋ねする機会があろうと思うのですが、ただ私は局長所管の関係で一、二お尋ねをしたいと思うのです。最初にお尋ねしたいのは、米価の問題に重大な関連を持つている点についてであります。すなわち、従来はパリティーによつて決定されておつた。しかし二十五年産米からパリティーの出た指数プラス、アルファという形式が新しくとられて来ております。そのこと自体すでにパリティーの方式が大きな矛盾を現わして、これをアルファという形でカバーしているというかつこうが出て来ているのであります。従つてここに一つの新しい年産費計算方式ということが問題となつており、前第九国会におきましても、この……

第10回国会 農林委員会 第5号(1951/02/06、24期、日本社会党)

○足鹿委員 二、三お尋ねいたしたいのです。開拓問題につきまして、局長の御説明は全般を通じてきわめて簡單でありまして、われわれよく理解のつかない点があるのでありますが、特に昨年度の予算と本年度の予算の面において、開拓地営農に対して具体的にどういう措置をお講じになつているか、またどういう構想で計画を立てられたかということについて、いま少し実情を御説明願いたいと思うのであります。私ども現在の開拓地の現状を見ております者といたしましては、日本の零細農業の欠陷を、開拓地において最も典型的に表現をしておるのでありまして、これに対しましては、相当大きな国家の援助がなかつたならば、開拓地の営農が成り立たないと……

第10回国会 農林委員会 第10号(1951/02/20、24期、日本社会党)

○足鹿委員 簡單に二つ。私は先回農業災害補償法の一部改正法が出たときにも申し上げたのですが、現在各都道府県の共済連合会が、ほとんど支拂金に行き詰つておる。その事実は農林当局もよく御存じだろうと思う。これに対しては、近時異常なる災害が各地に頻発をして、補償法ができた当時の日本の基礎的條件というものが相当かわつておるのではなかろうか、そういうことも私ども考えられるのであります。従つて、これは部分的な改正や、法律をいじくることによつては、ほんとうに生産農家の再生産を補償する一つの共済制度としての本旨を、全うすることはできない事態に至つていやしないかと思う。その点について農林当局は、全面的にこの災害補……

第10回国会 農林委員会 第17号(1951/03/07、24期、日本社会党)

○足鹿委員 大臣にちよつとお尋ねしたいのであります。要するにただいま御提案になりました二つの法案、並びに先日来審議をいたしております農業委員会法案、これは三者とも密接不離な関係に立つ法案でありまして、その目的とするところは、日本の食糧政策の大きな転換を企図しておるやにわれわれは見受けるのであります。政府は従来食糧の国内自給度を高めて行くという基本方針を根幹にして、あらゆる食糧政策を遂行して行くのであるということをしばしば言明されておるのでありますが、ただいま御提案になりましたこれらの三つの法案をわれわれが審議いたした場合、必ずしも政府が従来考えておられたような、そういう方向にマッチする法案であ……

第10回国会 農林委員会 第20号(1951/03/13、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私は食糧問題について重要な質問を申し上げたいのでありますが、専門的な知識をお持ちになつている関係の政府委員がおいでになりますか。
【次の発言】 それでは食糧問題につきましては、安孫子長官がおいでになりますまで、これはあとまわしにして、留保しておきますので、おいでになりましたならば、ひとつ、委員長の方において再び適当な発言の機会をお与えいただくようにお願いをいたしておきます。  私は農業委員会法案につきまして二、三政府にお伺いをいたしたいと存じます。農業委員会法は、その提案の理由等を見ますると、まことにもつともらしい理由が並べてあるのでありますが、その実質的な、財政的な、予算的な裏づ……

第10回国会 農林委員会 第21号(1951/03/14、24期、日本社会党)

○足鹿委員 ごく簡單な問題でありますが、非常に重要な点でありますので、一、二点お尋ねをいたしたいと思います。  第一点は、この積雪寒冷單作地帶振興臨時措置法案の積雪寒冷單作地域は、主として北海道、東北、北陸等の地域に限られておるがごとき印象を受け、北海道、東北、北陸の振興法案の別名であるかのごとき誤解もあるようであります。しかし法案の示しておるところによりますと、これはただ單に東北、北陸、北海道等の地域に限定されるべき性質のものでないことは明らかであります。さてそこで問題になりますことは、この積雪寒冷單作地帶の定義について、私どもが参考書類としてもらいましたもの、また法案によつて見ましても、き……

第10回国会 農林委員会 第24号(1951/03/19、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、食糧管理法の一部改正並びに食糧の政府買入数量の指示に関する法律案審議に関連いたしまして、二、三お尋ね申し上げたいのです。それは、この法律の中心である麦の統制撤廃問題に対して、最近において総司令部関係から、短時日の間にいろいろな覚書等が発せられているやに聞いておるのであります。またそれをわれわれ考えますと、必ずしも政府が考えておる麦の統制撤廃を指示しておるとも考えられないように、新聞紙上においては見受けておるのであります。これと相呼応するかのごとく、全国の農民団体は、こぞつて麦の統制撤廃に反対をし、そうして先般東京において大会を開いて、正式な態度を決定しておるのであります。これ……

第10回国会 農林委員会 第48号(1951/07/13、24期、日本社会党)

○足鹿委員 農林大臣にお尋ねをいたします。先ほどの質疑応答におきまして、現段階においては折衝の内容について発表できないということを、特に特別加算額の問題についてお答えがあつたのでありますが、大体当初私どもが特別加算額の問題について、いろいろと関係筋の意向を新聞紙上あるいは政府等からお聞きした際に、特別加算額そのものがまずいのである。特別加算額は理論的にも現段階においては支出の必要がないのであるというふうな、関係筋の意向であつたように政府も言われ、またさように伝えられておりました。ただいまの御答弁を聞いておりますと、特別加算額の問題については、大体において政府のお考えを受入れられるかのごとくにわ……

第10回国会 農林委員会 第49号(1951/07/14、24期、日本社会党)

○足鹿委員 安本長官は本日おいでにならぬですか。
【次の発言】 そうしますと、熊田次長で御存じの点があつたらこの機会に御発表願いたいのですが、昨日の新聞紙に、この加算額の問題その他について、安本長官と関係当局との交渉の概要が出ておつたと思います。この点につきまして、熊田次長はその会合に一緒においでになつたと想像するのでありますが、もう少しその内容について、この際御発表願えたならばお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 おわかりにならねばいたし方ありませんが、そういたしますと、安定本部としてのバツク・ペイと特別加算の問題に対しては、先刻来根本農相からも、いろいろと農相としての御見解を発表にな……

第12回国会 農林委員会 第7号(1951/11/10、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 この法案の御趣旨については直接関連はないのでありますが、再建整備の対象になつた組合に対する御措置は、次々といろいろ講じられておられますけれども、私はその全体としての協同組合の組織が強化され、そして確立されて行く基本的な施策がもつと欠けておるのじやないかと思うのです。それにつきましても、再建整備の対象となつたものに対しては、出資金に対して政府が援助を与えるといういろいろな措置が講じられておりますが、その対象にならないところの組合の出資の増強と申しますか、それについてはほとんど見るべき効果が上つていないと私は思うのです。相当効果の上つた組合もあるけれども、逆に自己出資の増加が遅々として……

第12回国会 農林委員会 第8号(1951/11/13、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 委員長に議事進行についてお願いしたいのです。一昨々日のこの審査の際に千賀委員長にもお願いをいたし御了解を得ておいたのでありますが、この法案につきましては異論はなく賛成いたしたいと思つております。しかしながら問題はかような部分的な問題をもつてしては農協の現状に対する基本的な対策とは言いにくいのでありまして、問題は米麦の統制撤廃問題と密接な関連におきまして、農協はその経営の面におきましても非常に重大な危機に直面をいたしているのであります。従つてこれらの問題に関連をして、農林大臣の農業協同組合に対する基本的な御所見をこの機会に承りたい。さような意味から委員長の御了解を得ましたところ、本日……

第12回国会 農林委員会 第10号(1951/11/15、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 農林大臣がおいでになりましたから、基本問題について、ごく簡単に二、三お尋ねをいたしたいと思います。生糸のみならず、茶にいたしましても、あるいは輸出カン詰にいたしましても、輸出農商品に対する政府の基本的な今後の方針は、この蚕糸業対策にある程度現われておると解釈していいと思う。この問題は、単に蚕糸対策のみと解釈することはできない。昭和二十四年四月に為替が再開し、また同年の十月にフロアプライスがやめになつて、爾来生糸も急激な値下げを受け、輸出農産品は非常な乱調子になつて、業界の受けた打撃も大きいし、従つてまた農民のこうむつた被害は甚大なのであります。フロアプライス廃止以来乱調子になつて来……

第12回国会 農林委員会 第11号(1951/11/16、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 実は関根さんにお尋ねいたしたい点がたくさんあつたのでありますが、お帰りになつたようでありますから、残念ながら割愛いたしまして、他の方にお尋ねいたしたいと思います。  吉田さんにお尋ねいたしたいのでありますが、糸価の安定が蚕糸業の安定だというふうにお考えになりまして、下値もがつちり押えなければならぬが、高値も押えなければならぬ。こういう御意見であります。優先的に繭価の安定が中心となつて行くためには、かりに糸価が二十万円になり、十八万円になつた場合の繭価の比率は、どういう線が妥当であるとお考えになりますか。その点をお伺いいたしたい。

第12回国会 農林委員会 第12号(1951/11/17、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 私は、本法案につきまして反対の意見を述べたいと存じます。  まず第一点は、本法案は法案の名前は繭糸価格安定法となつておりますが、法第一條並びに第十條あるいは第十四條、第十五條等を見ますならば、あくまでもそれは糸価優先であり、輸出優先の根本思想によつて立案をせられ、法案が構成されており、養蚕農民の立場がきわめて稀薄に取扱われているという点に基本的な誤謬があることを指摘いたしたいと思うのであります。元来糸価の安定を望まない者は何人といえどもありません。私どもといえども、これに対しては何らの異論を持つものではありません。しかしながらこの糸価の安定と並行して繭価の安定が確保されて、初めてこ……

第13回国会 農林委員会 第4号(1952/01/31、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 私は農林大臣に大きな問題を三つにわけましてお尋ねいたしたい。第一の問題は講和発効後に伴う政府の農林政策の基調とでも言いますか、第二が農林大臣の御説明にありました政府の農林政策当面の目標について、第三点は農林政策の実施と農林組織というような組織問題について伺いたいと思うのであります。  第一の講和発効後に伴う政府の農林政策の基調の問題についてでありますが、時間がございませんからきわめて要約し、他の同僚委員との重複を避けて行きたいと思います。選挙の前でもありますし、農村を非常に重観した予算を組んだというお話でありますが、私どもこれは失礼な申分でありましようが、この予算を見まして、政府が……

第13回国会 農林委員会 第5号(1952/02/01、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 二、三お尋ねをいたしたいと思います。まず最初に麦の問題を東畑さんにお尋ねいたしたいのです。麦の統制撤廃の時期はいつごろの見込みでありますか。
【次の発言】 愼重に御検討になるのもいいのですが、大体ものには見当というものがなければならぬ。たとえば流通機構の整備について見ましても、ある一つの目標が立てられて、そして自由になつたときの対策というものが政府になければならぬ。巷間伝えられるところによると四月説、あるいは六月説もある。大体の見当すらもつかないのでありますか。愼重と大体の見当は別なものであつて、その点についていま少し明らかにされた方がいいのではないかと私は思うのです。御答弁がなけ……

第13回国会 農林委員会 第15号(1952/03/19、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 簡単に他の委員の御質問と重複しないように、二、三お尋ねいたしたいと思います。  肥料の統制が撤廃になつたときに、全購連が大体統制撤廃に賛成をした。その当時のいわゆる配給ルートについての全購連の意図というものは、大体配給ルートについては農業協同組合一本やりの構想を確立し得られるものという前提に立つて、政府が農業協同組合の育成強化の面なり、消費規正なり、価格の抑制なり、いろいろな点もおそらく農業協同組合の面を通じてやるであろうという考え方に立つて賛成したものだと、そう私は解釈しておつた。ところがその後の配給の実態というものを見ておりますと、中央においてはメーカー五割、全購連五割というよ……

第13回国会 農林委員会 第16号(1952/03/20、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 ごく簡單に一、二お尋ねいたします。この金額は一億六十五万五千円となつておりますが、これはいつ現在でありますか。
【次の発言】 二月一日現在と申しますと、さかのぼつて昭和二十一年三月に、日本蚕糸統制株式会社というものが解散になつておるのですが、そのときから現在までずつと一億六十五万五千円であつたという意味ですか、やはり解散当時の金額でしようか。
【次の発言】 ちよつとわからないのですが、そうすると、昭和二十一年三月には九千八百万円であつた。二十三年閉鎖機関に指定されるまでに、いろいろ手持ち生糸の清算をしたり、その他のことによつて得たものを加算した額が一億六十五万五千円、その後は全然移……

第13回国会 農林委員会 第21号(1952/04/02、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 お伺いいたしたいことは、第二條の「過重な労働を必要とする」といういわゆる法の定義についてであります。過重な労働というようなきわめて抽象的な漠然とした言葉が使つてありますが、これはどういう意味ですか。
【次の発言】 薬師神さんの御説明で大体わかつたわけでありますが、そうしますと過重な労働というものの判定は、牛馬車その他農機具は用いられないので、人力をもつて肥料の運搬あるいは收獲物の運搬その他生産に必要ないろいろな仕事をする場合を大体漠然とさすわけで、ほかには何もないわけですね。その辺が、今後の指定を行つて行く場合には、必ずこういう抽象的な言葉では問題が起きると思うので、はつきりしてお……

第13回国会 農林委員会 第27号(1952/04/24、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 たいへん他の委員の御質問を妨げるようで恐縮でありますが、この際農林大臣に対しまして、大臣御所管の関係を中心とし、過般の鳥取大火の救急並びに復興対策について実情を申し上げて、これが復興について一段と御協力を願うとともに、政府の御所見をこの際承つておきたいと存ずるものであります。  御承知のように、去る十七日の鳥取の大火は戰後まれに見る大火でありまして、周辺を除いた市の経済力あるいは文化、政治、一切の中心になるものが焼失をいたしまして、しかも十二時間に五千数百戸を焼失するという悲惨事が起きましたために、まつたく関東大震災の縮図を鳥取市に見るがごとき、さんたんたる状態を呈しました。これが……

第13回国会 農林委員会 第28号(1952/04/25、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 大臣に対して御質問申し上げようと存じておりましたが、まだおお見えになりませんので、大臣に対する質問を一応留保いたしまして、食糧庁長官に事務的な問題についてお尋ね申し上げたいと思います。中途で切れましたら、またあとでひとつ引続き発言を許していただきたいと存じます。  統制廃止後の麦類の需給調整対策要綱というものがありますが、これはあくまでも政府の行政措置としてこういう措置を行われるのでありますが、その運用についてはどういうふうにお考えになつておりますか、この点をまずお伺いをいたしたいと存じます。
【次の発言】 大体この対策要項は政令に盛る、こういう御方針を伺いました。問題は価格問題で……

第13回国会 農林委員会 第29号(1952/04/26、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 食障庁長官に二、三お尋ねをいたしたいと思いますが、中間経費は、幾ら見ておいでになりますか。
【次の発言】 今のはトン当りですか。
【次の発言】 俵当りで言つてください。農民はトンなんかで売らない。
【次の発言】 この中間経費は年間一律ですか。何か政府の事情によつてはこれは変更されるのでありますか。それとも年間一律で、ただいま御発表になつたもので進まれるのでありますか。この点お伺いいたしておきたい。
【次の発言】 政府の買入れ価格に中間経費すなわち今長官が申されました額を加算した価格をもつて葦の売渡し価格とされる、こういうわけですか。

第13回国会 農林委員会 第30号(1952/04/30、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 関連しまして提案者にお伺いいたしておきます。ただいまの竹村委員の質問に対してきわめて漠然とした答弁がありました。ここに「再生産ヲ確保スル」という言葉が使つてありますが、問題はこの確保する手段についてであろうと思うのであります。従来農民団体あるいは農業団体がしばしば民主的な食糧管理法の制定をめぐつて要求をして来たことは、すなわちこの確保の手段がきわめて不明確であるからこそ、いわゆる食管法の一部の中に、あるいはその算定方式については、生産費を中心として経済事情を参配し、あるいはパリティを勘案してというふうな表現をもつて要求をし、これが決定方式については米価審議会の議決を経て当然きめられ……

第13回国会 農林委員会 第31号(1952/05/08、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 最初に資料がございましたらお願いしたいのです。町村の共済組合長が農業協同組合長あるいは町村長と兼務をしている事例が相当あるだろうと思いますが、それらの資料がありますかどうか。またその職員についても、協同組合の技術員が共済組合の損害の評価委員を担当しておると思います。相当兼務の事例も多いと思いますが、それらについてお調べになつたものがありましたらいただきたい。それから第二が掛金の未納額、全国で年度別に未納額がどういうふうになつておりますか、それに対して町村長に強制徴収を委託された件数なり金額はどういうふうになつておりますか。未納額並びにこれに対する処置等についての何か関係資料がありま……

第13回国会 農林委員会 第32号(1952/05/09、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 私は先般の審議の際におりませんので、いろいろお尋ねを申し上げたいことがたくさんありますが、突然の御提案でありまして、伺つてみたい点についてまだ十分用意がありませんので、きわめて雑駁に、ただいま承りました提案理由を中心に二、三お尋ねを申し上げ、後日にさらに質疑を継続させていただきたいと存じますから、委員長においても御了承の上、よろしくお願いをいたしたいと思います。  この畜犬競技法を施行した場合に、その利益としてあげておられる二、三のうち、窮迫せる地方財政に貢献ができるということを申しておられますが、提案者の御検討になつておりますところでは、地方財政にどの程度財政的に寄與することがで……

第13回国会 農林委員会 第34号(1952/05/15、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 日本社会党第二十三控室は、本案並びに修正案に対しまして反対であります。反対の意見は多くを申し上げる必要はないと存じますが、現在の日本の置かれておりまする立場をよく考えてみました場合に、本法案に盛られておりまする、あるいは畜犬行政を財政的に裏づけて行くとか、あるいは地方自治体の財政に寄與するとかという、一応合理的な法案の目的は示されておりますが、結局においてこれは世をあげて賭博狂の時代を現出し、そうしてその得られた若干の利益が地方自治体に還元されるといたしましても、それはとつてもつて地方住民がみずからの射倖心を刺激されることによつて投じた金がみずからの手へもどつて来るということだけで……

第13回国会 農林委員会 第35号(1952/05/16、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 昨日触れなかつた点につきまして、引続いてお尋ねをいたしたいと思います。共済組合の組織体系なりその運営の問題についてでありますが、先日私がお願いをいたしました資料を拝見いたしますと、私が指摘しました通り、町村の単位共済組合の運営は、事実上単位農業協同組合が名実ともに運営に当つておることが、この古い二十五年十一月末の調査によつても明らかであります。たとえば事務所が農協と同一なものについて見ましても、八三%の多きに達しておる。組合長の兼務しておるものが六六%に達しておる。あるいは職員の兼職等につきましても、協同組合の職員との兼務が圧倒的に多いというふうに実際はなつておるのであります。これ……

第13回国会 農林委員会 第37号(1952/05/22、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 今いろいろ経過をお伺いしたのでありますが、元来今回十九万トンを全購連が政府融資を受けて一応買いつけるということは、先般の肥料小委員会においても、全購連当局にも来てもらいまして、いろいろその目的について質問もし、意見の交換もしたのでありますが、政府のこれに対して協力をして行かれるという意図は、どこまでも私は農民のための措置でなければならぬと思うのであります。今聞いておりますと、全購連にも融資する、メーカー筋にも融資をする、こういうことになりますと、世間が考えておつたように、これは値下りに対するてこ入れであろう、農村ではこういう非難が非常にあるのでありますが、今政務次官のお話を聞いてお……

第13回国会 農林委員会 第38号(1952/05/23、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 政府にお尋ねいたしたいと思います。今竹村委員から農産物種子の検査規格等について質問になりましたことに関連をしておりますから、それから先にお尋ねしたいと思います。  昨年産の、これは主として北海道で生産される種ばれいしよの問題について伺いたいのですが、北海道の種ばれいしよは、全国に百万俵以上も配付するきわめて大量産地なんです。これに対して相当食糧用が混入しておつたり、あるいは植物防疫法の不徹底の点から、病害、すなわちバイラスとかあるいはリング・ロツトとかいうようなものの相当多いものが市販に供されて非常に迷惑を受けておりますが、この責任は道ですか、あるいは国ですか、どういうふうになるの……

第13回国会 農林委員会 第42号(1952/06/07、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 私も、本議案に関連して開拓政策の問題について伺いたいと思つておりましたが、他の機会でもまた発言の機会はあるようでありますので、ほんの二、三、今の竹村委員が御質問になりました点と関連いたしまして、開拓政策の全般について若干お尋ねをしてみたいと思います。  接收地の問題が今やかましくなつておりますが、補償基準の問題で、大蔵省その他ともなかなか意見が一致を見てないように聞いておりますが、この点についての折衡の現在までの経過ばどういうふうになつておりますか、それを一つお伺いいたしたいのであります。それから補償金なり賠償金をもらつた農家に対しての課税免除のことを、関係方面でも相当期待をいたし……

第13回国会 農林委員会 第47号(1952/06/17、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 ただいま審議されております農地法並びに同法施行法案及び修正案に対しまして、日本社会党第二十三控室は條件を付して賛成をいたさんとするものであります。以下私どもの基本的な、あるいは具体的な態度を明らかにいたしたいと思います。  農地法案は、現行の農地関係の法令が、講和発効に伴うポツダム政令が来る十月二十五日限り失効するので、新たなる立法措置がない限り、土地台帳法から賃貸価格が削られたので、自作農創設特別措置法の買収価格の規定が無効となりまして、今後不在地主や、一町歩以上の小作地を持つ地主が発生いたしましても、これを放任するのほかなく、また一方自作農維持金融も、政府への買取り申込みはポ政……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 農林委員会 第2号(1952/11/12、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農林大臣がおいでになりませんので、基本的な問題と関連して長官にお尋ねしたいと思います。  まず本年産の米価の問題ですが、ただいまいろいろお尋ねもありました。私は長官の信念について伺いたいのですが、今年の米価算定方式は食糧管理法に忠実であるかどうか、この点についてどのようにお考えになつておりますか、まずその点からお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 御答弁いただいたのでありますが、しかしながら食糧管理法の第三条は第十三国会において修正になり、五月二十九日をもつて法律第一五八号をもつて実施になつております。それによりますと、「政府ノ買入ノ価格ハ政令ノ定ムル所ニ依リ生産費及物価其ノ……

第15回国会 農林委員会 第4号(1952/12/04、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 三つの問題について、大臣にお尋ねいたしたいと思います。第一は、農産物の価格並びに農業生産資材に対する政府の価格政策の基本、第二は、農業生産力増強政策に対する基本的な考え方、第三は、農業政策の推進にあたつての組織と申しますか、機構とでも申しますか、それらに対する農林大臣の御所見、以上の三つをお尋ねいたしたいのであります。  まず第一の農産物価格並びに農業生産資材に対する政府の価格政策についてでありますが、農産物の大宗でありまする米価の問題を最初にお伺いいたしたいと思います。政府は本年産の米価につきましては、七千五百円の価格を決定しました。この米価の価格形成につきまして、政府のとつた構……

第15回国会 農林委員会 第5号(1952/12/05、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 井上さんが大分長時間にわたつておやりになつておるようでありますので、重複を避けてごく簡単に一、二の問題をただしてみたいと思います。  先年の肥料の不足のときには、対外輸出をされまして、それでなくても国内の肥料価格が上ろうとしておるものに拍手を加えられ、現在はまたこれとは逆に、自然の成行きになるならば肥料が非常に下ろうとしておるものに対して、一つの安定帯を設けて値下りにブレーキをかけるということで、まことに肥料行政に対する矛盾というものは、私ども農民の立場から承服できません。このような施策をいつまでもおやりになりますならば、これは別にゼスチユアでもありませんが、おそらく農民の不買運動……

第15回国会 農林委員会 第6号(1952/12/11、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は農地局長に接収地の問題並びにそれに関連する土地問題について二つお尋ねをいたしたい。  第一の問題は山梨県南都留郡忍野村字忍草における問題であります。これは問題の発生の当時から簡単に申し上げますと、駐留軍の演習場の附近にある六町歩ばかりの土地であります。これは農地改革当時富士山麓電鉄会社が所有をいたしておつて、鉄道施設の関係から鉄道の駅を開設するという理由その他をもつて、不在地主であつたにもかかわらず買収から除外の取扱いを受けておる。ところが駅もつかない、鉄道の敷設も進まない。また会社が述べておつた温泉鑿掘による遊覧地帯の問題もそのままになつて、何ら今日までなされておらない、買収……

第15回国会 農林委員会 第7号(1952/12/12、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 政務次官なり官房長に対してお尋ね申し上げて、その次に食糧長官にお伺いいたしたいと思います。  現在各官庁に勤務をいたしておりまする非常勤職員の問題でありますが、この制度は、昭和二十四年の行政機関の職員定員法以後、行政整理によつて人員が不足をして来たものを非常勤職員という名前でもつて定員法以外でいろいろな執務に充てておられるようでありますが、いかに政府の行政機関職員定員法というものが現実に即応しない不合理なものであるかということは、この実態から見ても明らかでありますが、その当否は本日は別といたしまして、一般現場職員を多く持つておいでになると思われる農林省の非常勤職員の現状はどういうふ……

第15回国会 農林委員会 第8号(1952/12/15、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 井上さんからてん菜糖の問題については微に入り細にわたつて御質問がありましたので、私は省略したいと思いますが、この法案から受ける印象は、政府の無謀な砂糖政策の犠牲になつた北海道農民に対する救済と申しますか、保護と申しますか、そういう印象を私どもは非常に弱く受けるのであります。このてん菜糖に代表されますことは、局地における畑作物という点に非常に私は問題があると見ております。元来政府の施策を見ておりますと、いわゆる水田等につきましては、遅ればせながらいろいろな立法化が行われておるが、いわゆる畑地農業というものに対して系統的な、そして一貫した政策がない。特にこの畑地農業から生産される農産物……

第15回国会 農林委員会 第9号(1952/12/16、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 湿田単作地帯というものの定義、さらにまた半湿田というようなものの簡潔な定義はどういうことになりますか。
【次の発言】 非常に長たらしい定義でありまして、はたして定義かどうかわかりませんが、定義の解説とでも聞きとれるのですが、その基準に従つて湿田単作地帯あるいは半湿田地帯というものを認定して行くのはだれがやるのですか。
【次の発言】 審議会がおきめになることは、法律にも若干うたつてあるようでありますが、この適用にあたつて、今政務次官が言われたような定義と申しますか、基準を実際に適用して行く場合には非常に問題があると思うのです。実際上の場合に、審議会だつて現地を調査するわけでもあるまい……

第15回国会 農林委員会 第10号(1952/12/17、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 井上さんの質問と重視する点はできるだけ避けて、私は簡単に五つないし六つの点についてお伺いをいたしたいと思います。  まず政府に伺いたいのでありますが、このたびの公庫の設立ということは、農林金融制度の上に画期的な意味を持つと思うのであります。しかし必ずしも完全とは考えませんが、この際に系統農林金融についての、特に機構の問題について根本的に検討する必要はないでしようか。その点についての政府の御所見はいかがでありますか。これは大臣なり、政務次官がおいでになつたときがいいと思いますが、もし伺えたら事務当局としての所見も伺つておきたい。特にこのたびの法案がもし成立いたしますならば、中短期のも……

第15回国会 農林委員会 第11号(1952/12/18、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 今の御答弁ですが、土地改良は二十町歩以上という線が引いてある。それから急傾斜地にも一つの問題がある。特殊土壌の問題についてもやはり一定率の制限がある。そうするとこの二十町歩に満たない湿田というものはどうなるのですか。それだけが取残されてしまつて、同じ農民であつても片手落ちのようになる、問題はそこだと思うのです。どうするつもりですか。
【次の発言】 それはわかつているのです。団体営の土地改良があるといつても、問題は補助なのだから、団体営をやる場合でも一定の面積的な制約はあります。私の言うのは、それにかかわらない小団地や点在したものは一体どうなるかということなんです。この間もらつた資料……

第15回国会 農林委員会 第12号(1952/12/19、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農協再建整備法についてお伺いいたしたいと思いますが、現在の農協再建整備法は、その当時においては若干の効果を期待もし、また事実上げたのでありますが、今になつて考えてみますと、これではとうてい現在の農協の再建整備を強力に推進する措置とは言い得ないと思うのでありまして、たとえば一つの矛盾としては、指定日が昭和二十六年の三月三十一日であります。ところが事実上において去年の澱粉の暴落等によつて相当な打撃を受けた連合会がある。ところがその後において購連と販連が合体をして経済連になつた。ところが当然それは前の購連を中心とする赤字に対する再建整備法を適用したと同様の経済変動の趣旨によつて痛手を受け……

第15回国会 農林委員会 第13号(1952/12/20、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 本案が施行せられるにあたりまして、重要な二つの問題について附帯決議を提案いたしたいと思います。各位の御賛成をいただきたいと思うのであります。  案文を朗読いたします。    農林漁業金融公庫法案に対する附帯決議   政府は、本法施行に際し、次の措置を講ずべきものと認める。  一、主務大臣は、事業内容の健全な信用農業協合組合連合会については、これを農林漁業金融公庫の受託金融機関となり得るよう、農林漁業金融公庫法第十九条第一項並びに農業協同組合法第十条第六項の規定に従い、必要の措置を講ずること。  二、第三条第二項の従たる事務所は、当分の間これを設置せざること。  以上が附帯決議の案文……

第15回国会 農林委員会 第14号(1952/12/22、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 提案者でも政府でもけつこうですが、主として法律ができますと政府が運営に当られるのでありますから、政府からお伺いいたしたいと思います。私のお伺いいたしたいと思いますことは、先刻金子委員がお尋ねになつて、若干重複する点もあろうかと思いますが、観点が若干違う点がありまするから、もし重複しておりましたらお許しをいただきたい。大体四つの点を大きくお伺いしたい。第一は、この飼料価格が高騰したときにはこの法律がどういう効果をもたらすか、この措置が不徹底だと思うが、この点について伺いたい。第二点は、予算上の措置についてはどういうふうになつておるかということを伺いたい。畜産小委員会ではお話があつたか……

第15回国会 農林委員会 第15号(1952/12/24、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 この決議案の取扱い方はどういうふうになさるのでしようか。昨日の小委員会においての希望としては、でき得る限り本会議にこの決議案を上程していただいて、すみやかに院議をもつてこの決議の趣旨が達成できるように希望を申し上げておりましたが、そのへんの御所見いかがですか。
【次の発言】 一、二点簡単にお尋ねを申し上げておきたいと思います。清井改良局長にお伺い申し上げたいのですが、ただいまの提案理由にも触れてありますが、このようなことが今日まで放置されておつたということは、はなはだ遺憾に思います。もつともつとこれは早くこういう趣旨のことが実現されなければならなかつたと思うのでありますが、しかしよ……

第15回国会 農林委員会 第20号(1953/02/18、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 地帯の指定につきましては、当然法律によつて設置せられます海岸砂地地帯農業振興対策審議会におきまして十分に審査をいたし、適当な意見を主管大臣に答申をいたすことになり、意見を具申することになつておりますので、従来のこの種の特殊立法の一番大きい積雪寒冷単作地帯振興臨時措置法の場合の慣例等も考えてみますならば、当然その範囲とか限度とかいうような問題につきましては、さらによく行政庁の意見をも尊重いたしましてまた審議会の意見をよく反映いたしまして、――その範囲を海岸より何キロというような指定をただちにここにおいて申し上げることは困難だとは思いますが、自然的条件が大体指定に該当するということにな……

第15回国会 農林委員会 第21号(1953/02/19、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ちよつと中村さんに最初お伺いしたいのですが、安定帯価格をつくつた当時は、中村さんは事務当局の責任の地位においでになつたかどうか。
【次の発言】 昨日私は農林大臣に対しましてお尋ねを申し上げました。そのときの小倉農林経済局長は、安定帯価格設定直後におけるインド向けの輸出に対しては、農林省として警告を発したということを、小倉さんはこの委員会において昨日特に御答弁になりました。その警告はそのときはつきり承りましたが、通産当局に対してなされたものであるか、あるいはメーカー筋に対してなされたものであるかは存じませんが、一応輸出の会議制という立場から、メーカーにも通産当局にも、両者に向つて私は……

第15回国会 農林委員会 第22号(1953/02/20、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま農林次官から来年度の農林関係予算の概要について御説明を聞いたわけであります。これの審議の方針等については、あとでいろいろと他の委員からも御発言があるようでありますから、あえて多くは申し上げませんが、ただいまの御説明を聞きまして感じますことは、従来この委員会におきましては、予算の概要の説明がありますと同時に、農林予算の内容について相当詳細なるものをわれわれ常にもらいまして、検討を加えておつたのでありますが、本年は若干前年度と異なりまして、まだそれらの資料の御配付を受けておりません。それでこの概要を、さらにもう少し具体化したものは一応もらつておりますが、それではほんとうに農林予……

第15回国会 農林委員会 第23号(1953/02/25、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 議事進行について。委員長にこの際ただして本委員会の運営について御所見を承りたいと思うのでありますが、本日から三日間の本委員会は、昭和二十八年度における農林予算についてきわめて重要な審議をすることになりまして、ただいまの理事会におきましても、それぞれ日程を組みまして、秩序あり、また合理的な各委員の発言を行いまして、慎重なる審議をすることの申合せをいたしました。しかるに本日の委員の出席を見まするのに、この重大な昭和二十八年度の農林予算の審議にあたつて、委員の出席が過半数に満たない現状でありますが、このような状態においてはたしてこの重大な予算案の審議が可能でありましようか。私どもはほかの……

第15回国会 農林委員会 第25号(1953/02/28、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 横田委員長にお伺いしたいのでありますが、昭和二十七年秋、日本硫安協会がその内部に硫安輸出奨励要綱なるものをつくり、かつその要綱の実施にあたり、細目としまして硫安輸出奨励金に関する件というものをつくり、加盟各社の理事が署名、捺印をして、いわゆる出血輸出に対する損失額の分担の建前をとつたことは、巷間よく言われておる事実と思いますが、昭和二十七年十一月十一日に行われました奨励要綱及び奨励金に関する件というものについて、御調査になり、かつ御検討になつたことがありますかどうか、最初にこの点からお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 私の伺いたいのは、他の事例もあろうとは思いますが、昭和……

第15回国会 予算委員会 第28号(1953/02/23、25期、日本社会党(左))

○足鹿委員 最初に総理大臣にお尋ねを申し上げたいのでありますが、お見えにならないようであります。官房長官の御都合のつき次第御出席を特にお願い申し上げたいと思うのであります。
【次の発言】 私は最初に農林大臣にお伺いを申し上げたいのでありますが、先日の本委員会におきまして、和田さんの農業政策の目標いかんという問題について、農林大臣は食糧の増産と農民生活の安定にその重点がある旨を御答弁になりました。しかしながら昭和二十八年度の予算案、また関連の法律案等を見ますのに、農林大臣の御答弁にありましたようなお言葉を裏づけするような、予算措置もまた立法措置も、きわめて不徹底きわまるものであると私は解せざるを……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 外務委員会 第11号(1953/07/08、26期、日本社会党(左))

○足鹿覺君 私は農林委員の立場から、この国際小麦協定加入の問題について、二、三お尋ねしてみたいと思います。もちろん小麦の絶対量が不足しておる場合には輸入にまつて、これが需要をまかなわなければならぬことは当然でありますが、ややもすれば従来の政府のとつておる方針は、国民経済的な食糧政策に重点が置かれ、農業政策的な見地に立つ措置に適切妥当なものが欠けておつたのではないか、かような印象をわれわれは持つておるものであります。そういう意味からこのたびの協定は、従来の協定と異なり、三年間にわたつて一つの義務を輸入国として負わせられるやに聞いております。ただ単に国民経済的な食糧政策の観点からはわれわれといえど……

第16回国会 農林委員会 第2号(1953/05/27、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま国政調査を御決議になつたのでありますが、これに関連をいたしまして、過般の全国にわたる凍霜害の現地調査についてお諮りを願いたいのであります。農林省当局としては、すでに大臣も現地を御調査になり、またわれわれも個人の資格において、それぞれ地元あるいは東京都近郊においては若干現地を調査いたしておりますが、衆議院の農林常任委員会といたしまして、この未曽有の凍霜害に対して正式の調査団を現地に御派遣を願うことをお諮り願いたいのであります。その方法等につきましては委員長に御一任を申し上げますので、お諮りを願つて、しかるべく御決定を願いたいと存じます。ただ希望として申し上げたいことは、必ずし……

第16回国会 農林委員会 第4号(1953/06/17、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 第二班の凍霜害被害調査の御報告を申し上げます。私ども第二班は金子、加藤、松山、川俣、足鹿の五委員でありまして、事務局からは藤井専門員が、また原林省蚕糸局から桜井技官が随行いたし、六月二日、三日、四日の三日間にわたり、埼玉、栃木、群馬三県下の主要被害地帯を現地につき調査をいたして参つたのでありますが、ここにその概要を御報告申し上げたいと存じます。  最初に被害状況について申し上げます。詳細はお手元におくばりいたしました資料についてごらんを願うことにいたしまして、概略だけを申し上げたいと思います。  埼玉県は桑が十三億六千万円、麦類三億八千万円、茶、果樹、蔬菜等約六億円余、計二十三億五……

第16回国会 農林委員会 第5号(1953/06/18、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 いろいろお尋ねすることがありますが、大臣がおいでになつてから伺うことにしまして、今の官房長の言われた被害額の集計の、六月十八日までに各府県から農林省大臣官房に提出されたものをいただいておるわけでありますが、これは昨日の委員会でも話がありましたが、昨日全国あるいはその当該府県の知事会議が開かれておる。その知事会議でまとめられたものを、われわれとしてはどうでも信憑性のある被害統計として対策を進めるのがよかろうということに委員会ではなつておるのですが、本日いただいたこの資料は、昨日の知事会議におけるものと相違はありませんか。
【次の発言】 わかりました。  それから統計調査部のものと知事……

第16回国会 農林委員会 第6号(1953/06/19、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま大臣から農林行政に対する基本方針の御説明を伺つたのですが、この問題につきましては、ただいま同僚山本委員から要求せられました具体的な数字の内容の御説明なり、資料をいただいた上で、私どもとしては御質問なり意見を申し上げたいと存じます。ただ、目下の緊急問題として、私は昭和二十八年産の麦価の問題について、農林大臣にお尋ねを申し上げたいと存じます。去る今月の十六日、米価審議会は延々八時間余にわたる審議の結果、御存じの通り政府に対して答申案を満場一致採択し、即日大臣に答申をいたしました。当時大臣も御出席になり、関係事務当局を代表するお役人の人々もおいでになりまして、これが答申を尊重する……

第16回国会 農林委員会 第7号(1953/06/20、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 それでは官房長に取初お伺いしておきたいと思いますが、これは風水害に限つたことではございません、凍霜害にも共通する問題でありますが、先般の凍霜害の対策の際には、いち早く応急対策に対する数字的な検討がなされまして、近来まれに見る敏速な対策がとられました。風水害につきましても、五党会談等が行われて、いろいろと構想が練られておりますが、被害の性質上いまだその被害の程度等が明らかにならない点もあつて、これに対する応急措置の具体的な問題が非常に不明確であります。これは先例の凍霜害の際にも非常に臨機な措置がとられたのでありますから、当局においては具体的な計算に基いて応急費のわく等についても検討が……

第16回国会 農林委員会 第8号(1953/06/24、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 施政一般についてはまた別の機会に伺うことにしまして、ただいま問題になつております本年産麦価の問題について、新農相に二、三伺いたいと思います。  ただいまの同僚吉川委員との応酬を聞いておりますと、前大臣との麦価についての事務引継ぎの点が問題になつておつたと思いますが、具体的に言つて、本年産麦価について内田農相から、文書なりあるいは口頭によつて、具体的にどういう引継ぎを受けておられますか、それを正確に承りたいと思います。
【次の発言】 たつたそれだけだそうでありますが、しかし物には経緯がくついておるのでありまして、検討中というものの内容、その内容ができ上るまでの経緯というものがあるわけ……

第16回国会 農林委員会 第9号(1953/06/25、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 今の問題はわれわれ午前中から、先般の本委員会の決議によつて、水産委員会との連合審査会を四時間有余にわたつてやつておる。私も昼過ぎほとんど一時半ごろまで一時間半ばかり、農林委員の立場からこのアメリカ駐留軍の行為による損失補償の法案につきましては質疑を試みたつもりでおります。その質疑の結果相当明らかになつた点等もありまして、平川農地局長はその席にもおいでになつておつたはずであります。従つて水産委員会との連合審査会はきようで打切られるのではないかという感じも私どもはしたが、しかしきようの質疑の結果から見ますれば、非常に重大な点が取残されておる。従つて私どもとしては、十九項目にわたつて、政……

第16回国会 農林委員会 第10号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 昨日水産委員会と連合審査会を御開催を願いまして、日本国に駐留するアメリカ合衆国軍隊の行為による特別損失の補償に関する法律案に関する件につきまして、農林委員の立場からいろいろ質疑を試みたのでございます。元来この法律案は水産委員会に付託と相なるよりも、わが委員会に御付託に相なるべきものであるとも考えられましたので、熱心に審査いたしました結果、この法案には修正を要する事項、あるいは法運営上において留意すべき事項等の種々あることを発見いたしました。しかして二十項目に近い質疑をいたしたのでありますが、そのうち特別調達庁長官等からの答弁によつて大体了承をした点もございますが、了承いたしかねる点……

第16回国会 農林委員会 第14号(1953/07/03、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 修正案については別に質疑はありません。しかし、ただいま議題となつておりまする二つの法案に対しましては、私どももあとでちよつと御相談を申し上げます附帯決議等においても意見を持つておるのでありますが、その前に附帯決議の取扱い方等につきまして、一応われわれの本法案に対する意見を申し上げる前に、政府の所信をこの際聞いておきたいことがありますので、お許しをいただきたいと思います。それは去る十五国会において、各党共同提案で農林漁業金融公庫法案を提出いたし、十二月二十日本委員会で満場一致可決し、本会議におきまして可決されております。しかしながら法案につきましては、附帯決議案が満場一致採択され、本……

第16回国会 農林委員会 第18号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は理事会の申合せによつて、政府にはこの肥料の問題については御質問申し上げません。またあらためてお尋ねをしますが、肥料小委員長にちよつと伺いたいのです。  この国会の成立直後に肥料小委員会ができて、一回か二回か会合を開かれたきりで、全然肥料の小委員会を活用しおいでになりません。いろいろと御都合もあろうと思いますが、ただいま正式に肥料対策委員会の答申並びにその説明を政府から聞いたわけでありますが、今後肥料小委員会をどういうふうに御活用になる御所存でありますか。私どもとしては、でき得る限り当初の話合いもありまして、この肥料の問題については農林委員会の、農民の立場に立つた、でき得る限り最……

第16回国会 農林委員会 第19号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 大臣がおいでになつたようでありますので、二、三当面の問題についてお伺いしたいと思います。  最初に、台風二号以来、今月の初旬にわたつた豪雨被害についてでありますが、これは水害地緊急対策特別委員会が設置されまして、また政府にも本部をおつくりになつて鋭意対策を御検討になつておることと存じますので、私はその被害対策のうち、農作物被害対策についてお伺いをいたしたいと思います。特に今度の豪雨被害におきましては、水稲につきましては、御存じの作物共済の対象になるわけでありまして、若干なりとも農家はこれによつて救済を受けることができるのでありますが、その共済の対象にならない部門におきましては、畑作……

第16回国会 農林委員会 第20号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は直接この改良法の一部改正の条文等についてはあまり意見もございませんが、二、三この機会に承つておきたいと思います。  それは提案理由にもございますが、この土地改良法の対象事業として、灌漑、排水施設、農業用近路の整備、農地の区画整理、農地の集団化、農地の造成及び保全、その他災害復旧等の土地改良が載つておるのでありますが、この中で農地の集団化対策の問題については、なるべく継続年度を避けて、すみやかに集団化を促進して行くような御意思はないのでありますか。農地集団化のためにつくられた民主的な協議会等においても、しばしばそういう要請が行われており、農地局長も御存じのことだろうと存じますが、……

第16回国会 農林委員会 第22号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 この間農協部長で御答弁が困難な問題が一、二残つておりますので、大臣からこの際承つておきたいと思います。  今度の整備促進法の対象になつておるのは連合会ということになつておりますが、大臣も御存じのごとく、協同組合組織は、末端の単位協同組合が府県連をつくり、さらにそれが構成員となつて中央組織をつくつておるのであつて、これを分離して考えることは、理論的にも実際的にも適当でないと私は思う。なぜ連合会だけを対象にしておられるのか、その点大臣から御所見を承つておきたいと思います。
【次の発言】 一応そういうお考え方も成り立つでしようが、金額の多寡ではないと私は思うのです。やはり系統組織というも……

第16回国会 農林委員会 第24号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 今加工の問題が出ておりますので、私は関連して局長に二、三お尋ねしたい。今国会に厚生省所管でと蓄場法案が提案せられ、われわれも関心を持つておりましたが、農林委員会の仕事に忙殺されておる間に、連合審査のいとまもなく、厚生委員会のみで審議をいたされて、すでに本会議を通過して成立を見ました。前の国会の際にも、またその前からも、同僚の金子君も、この問題は、厚生委員会で長い間努力をされ、私も農林委員会で、機会あるごとにこの問題については当局に強い農村の声を伝えておつたと思うのです。ところが今回厚生省から提案をされたあのと畜場法は、少くともわれわれの要望のものと遠い、十頭程度のものというような一……

第16回国会 農林委員会 第25号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は畑地農業改良促進法案について、二、三確めておきたいと思います。  大体は先刻の金子委員の提案理由の説明でわかつたのであります。ただ明らかにしておいてもらいたいことは、先国会を通過いたしました海岸砂地地帯農業振興法との関係をどういうふうに考えておられるか、提案者なりまた政府は、その行政的な運営の責任をおとりになるのであるか、いつまでも提案者がこれを実施するというわけには参りませんから、その執行の衝に当つておる政府の方から、この点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 法律の面で申し上げますならば、改良促進法第二条の問題で、ここに資料としていただいております中で、政令……

第16回国会 農林委員会 第26号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま経済局長から具体的な説明を聴取したのでありますが、これはただ法案を朗読なさつたような御説明で、私どもの期待しておつたような御説明がありませんので、お尋ねをしたいのでありますが、私どもの聞きたいのは、この法案を御提案になるに至りますまでの経緯を、もう少し詳細に聞きたいのであります。と申しますのは、一方合理化並びに輸出調整に関する措置法が通産委員会に提案をされております。これを分離して御提案になつたことは、どういう点からこういう結果になつたのでありますか、その経緯をもう少し詳細に承りたいのであります。
【次の発言】 そうしますと、この法案と、合理化並びに輸出に関する法案とは全然……

第16回国会 農林委員会 第27号(1953/08/04、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農林大臣に法案の疑点についてお尋ねをいたしたいのであります。  先日私は概論的な御質疑を申し上げましたので、きようは具体的な問題について、数項目にわたつてお尋ねをいたしたいと思います。この法案の第三条でありますが、硫安の需給計画を定めることを規定いたしております。その需給計画の策定の内容は六項目にわたつて列記されております。一番私のお尋ねしたいのは、国内の消費見込み数量についてであります。それはいかなる方法によつて見込み数量を把握さされまするか、その点を具体的にお答えを願いたいのであります。
【次の発言】 過去三箇年間の実績を平均してこれを国内の消費見込数量と見る、こういうわけです……

第16回国会 農林委員会 第28号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま上程せられました農民組合法案の提案の理由を御説明いたします。  日本農村の民主化なくしてとうてい日本の民主化はあり得ないのでありますが、周知のごとく日本の農業はきわめて零細な経営によつてささえられ、個々の経済力もきわめて弱く、従つて民主化の基礎的条件としての生活の確保と人格の独立を確保するためには、まず農民自己を組織化することが絶対に必要であります。  社会的にも経済的にも、農民と同様弱い立場の労働者は、資本の不当な圧迫を排して、自己の基本的人権を確立するための、自己組織化に関しては労働組合法等によつて保護されていますが、農民に対してもその団体行動の自由、団体交渉権等の確立……

第16回国会 農林委員会 第29号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 蚕糸問題について蚕糸局長にお尋ね申し上げたい。この国会で若干の修正を受けて成立を見ました私的独占禁止法の一部を改正する法律案、すなわち独禁法の改悪によつて、蚕糸業法第十五条の規定を、法案自体の改正を待たずして、私的独占禁止法の改正によつて提案をされた理由はどこにありますか。まずその点からお伺いいたしたい。
【次の発言】 それで手続上の点は一応わかりましたが、繭価協定をすることが、日本の養蚕農民を不当に圧迫する結果をもたらすということについて、御検討になつたのでありますか。
【次の発言】 これは重大な問題だと思います。今局長が言われるように、養蚕協同組合組織、またその他の農民の協同組……

第16回国会 農林委員会 第30号(1953/08/07、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 それではただいま上程せられました肥料管理法案の提案理由を御説明いたします。  現在問題となつている肥料問題を解決するためには、肥料産業の健全なる発達と、及び肥料が農家経営に及ぼす影響との両面を考慮しなければなりません。従来の肥料問題の取扱いにおいて、とかく肥料産業の立場と農民の立場とが相矛盾するかのごとく印象を与え、そのことがこの肥料問題の解決を今日に至るまで遷延せしめて来た原因となつております。この矛盾を解決し、肥料産業の合理化による健全なる発達をはかり、同時に農業生産力の発展と農家経済の改善に寄与するために、この法案を提出した次第であります。  次に本法案の概略を説明いたします……

第16回国会 農林委員会 第32号(1953/09/04、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私はこの数字についての質疑は本日は保留いたしておきますが、問題は、われわれは八月十五日現在の稲作の状況から判断して、来るべき食糧の需給計画、またそれに関連する供出の対策、それらの問題はこの数字を根拠としていろいろと政府に質疑もいたしたいし、また意見も述べたいのでありますが、食糧問題についての質疑は、きようは関係当局がおいでになりませんから、これは保留いたしておきますが、ただ安田さんに二、三――これは御想像でもけつこうでありますが、ただいまの御説明に関連してお尋ねをしておきたい。  それはただいまの水陸稲が、平年作に比較して合計四百三十三万七千石という驚くべき減収を大体予想されておる……

第16回国会 農林委員会 第33号(1953/09/05、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は内容は別としまして、この厖大な対策要綱というものが生れた経過、また今後のこれの取扱い等について、その見通し等を伺いたいと思います。政府が治山治水対策の特別委員会を内閣に設けておることは私ども聞いておりますが、それとこの農林省所管の治山治水の基本対策要綱というものはどういう関係になるのでありますか。まずその点から伺いたい。
【次の発言】 これはまだ新聞報道でございまして、真偽は私ども確かめておりませんが、伝えるところによれば、来年度予算を一兆億以内にとどめるという腹を大蔵当局は持つておる。従つて公共事業費の大幅削減が必然的に出て来る、こういうふうに伝えております。この治山治水対策……

第16回国会 農林委員会 第34号(1953/10/02、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 大臣の御都合は了承いたします。明日はぜひ出て来ていただくようにお願いいたします。  つきましては、改良局長にきわめて重要な点を実例をあげて、二、三ただしておきたい。今度の全国的の凶作でありますが、その形態は、あるいは病虫害あり、あるいは冷害あり、あるいは台風の被害あり、いろいろ状態は違うのであります。しかしこれを、ただ単に自然的な不可抗力であるというふうにわれわれはあきらめ去ることは、少し早計であろうと思う。少くともこれには人為的になすべきことがなされなかつた点もあろうし、また当無従来なされておつたことが、いろいろな政府の予算上の点等で削減されたというようなことも若干基因しておる。……

第16回国会 農林委員会 第35号(1953/10/03、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 それでは大臣に最初二、三伺つてみたいと思います。昨日も改良局長に専門的な御質問を申し上げたのでありまして、大体尽きておると思いますが、大きい線でお尋ねしてみたいと思います。  今度の冷害といい、あるいは病虫害といい、その他の凶作の要素をなす各種の災害というものは、必ずしもこれは自然災害であるとは認められない。少くともそこには人為的な政府の施策の欠陥もあり、また一応の態勢はできておつても、財政的な措置が伴わないというような点から、農民の必死の努力にもかかわらず、このような大きな凶作の悲しむべき事態を引起したと思うのであります。これは今吉川委員もお尋ねになりましたから、重複を避けたいと……

第16回国会 農林委員会 第37号(1953/10/17、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は三つほどお尋ねをいたします。  最初に荒川先生、大後先生どちらでもけつこうでありますが、長期予報の確立の必要なことを非常に御力説になつて、私も同感なんです。またその利用の方法についても、必ずしも徹底をしておらないという御趣旨であつたように思いますが、現在行われている利用方法における欠陥は、どういう点にあるとお考えになるのでありましようか。また長期予報というものを農民が活用しない。それには絶対確実だと断言ししれないという悩みもあるようでありますが、これに対する農民とのつながり、あるいはその農民とあなた方との間にあつて、中間的に第一線で指導している人々との関連性、そういつたようなこ……

第16回国会 農林委員会 第38号(1953/10/20、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 最初に委員長にお伺いいたしますが、通産局長並びに通産局次長、森農水産課長、前谷食糧庁長官の御出席はいつごろになるでしようか。
【次の発言】 私はその人々に対しまして肥料の問題で、またそれに関連した問題でただしたいことがありますので、この際その人々に対する質疑だけは一応あとに留保しておきまして、とりあえず化学肥料部長なり経済局長、肥料課長等にお尋ねをいたしたい。  第十六国会閉会後において、海外との肥料の輸出契約の現状はどういうふうになつておりますか、その概況を国別に御答弁を願いたい。
【次の発言】 そうすると台湾との間に成立した契約年間二十五万トンが最も大きなもののようでありますが……

第16回国会 農林委員会 第40号(1953/10/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 今井谷委員から農産物価格安定法に関連して御質問がありました。私は一点だけ伺いますが、一昨日の本委員会において、冷害等による凶作対策に関する件の決議が二十四項目にわたつてできました。その二十四番目の「農産物価格安定法に関する附帯決議の趣旨を尊重し、自主的調整保管菜種の十三号台風に依る被害額につき至急、具体的補償措置を講ずること。」という決議が満場一致採択をされ、大臣なり長官もすでに御存じのことであろうと存じます。これは、必ずしもこれのみに限らない。他にも被害を受けた菜種等もあるでありましよう。しかしこれは政府との間に販売計画を立て、農協が自主的調整を行わんとして保管中のものも、たまた……

第17回国会 厚生委員会 第3号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま議題となりました昭和二十八年六月及び七月の大水害並びに同年八月及び九月の風水害の被害地域において行う母子福祉資金の貸付に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  御承知の如く本年稀有の冷害によりまして農家がこうむりましたる農作物の損害はまことに莫大でありましてこのため被害農家の中には飯米に事欠き、農業再生産に多大の障害を受けているものが相当たくさんございます。従いましてこれら被害農家の生活安定のためにも、また食糧確保のためにも、有効適切な手段を速急に講ずる必要があると存じます。過般の大水書及び風水害被害地域におきましては、母子福……

第17回国会 農林委員会 第4号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 今芳賀委員からいろいろとお尋ねがありまして、あまり申し上げることはありませんが、私は具体的に承りたいのであります。  それは去る十月二十日の本委員会におきまして、冷害等による凶作対策に関する決議並びに冷害等対策費に関する決議というものが、満場一致で議決され、内外の視聴を浴びて、地方の罹災者の人々を初め関係の人々は、その結末を見守つておつたと思うのであります。しかるにそれが、先ほども芳賀委員から指摘されましたように、当委員会には正式には何らの折衝もなくして、一部の人々によつてこの問題が処理された。しかも政府は、憲法上においても疑義のあるような措置をも講じて、昨日の本会議に修正の承認方……

第17回国会 農林委員会 第6号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は食糧庁長官と畜産局長にお尋ねをいたしたいのでありますが、最初にこの法案自体につきまして食糧庁長官からごく簡単な二、三の点についてお伺いしたいと思います。  この法律は全部で四条からなるきわめて簡単なものでありますが、米麦の安売りの法律です。第二条でありますが、被害農家とは何かということについて、きわめて抽象的でありまして、最終的には都道府県知事が認定をする、いわゆる都道府県知事の認定を受けたものが被害農家として安売りの米麦その他を譲り受ける資格があるとなつておるのでありますが、これは何によつて都道府県知事が認定を行うのでありますか、その認定の条件等をまずお伺いいたしたい。ややも……

第17回国会 農林委員会 第7号(1953/11/06、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま修正議決いたされました昭和二十八年における冷害による被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案に対する附帯決議を、野党四派を代表いたしまして提案をいたします。初めに案文を朗読いたします。   昭和二十八年における冷害による被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案に対する附帯決議案  一、本法により被害農家が借入れた資金については、自作農創設維持特別会計が現に行う農地の買入売渡方式による金融制度を速かに再検討し、政府資金による新制度の確立を図りたる後、同制度による資金をもつて借換えを可能とする措置を講ずること。  二、資金の貸付に関する手続については、農業手形に準ず……

第17回国会 農林委員会 第8号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は芳賀委員の質問に関連して食糧庁長官に伺いたいのでありますが、合成米の製造を三月末までに五万トン計画されておるようでありまして、それに基く澱粉等の払下げを安くして行こうというお考えのようでありますが、その五万トンの製造をするために、政府所有の澱粉等売渡しに基く差損金といいますか、それはどの程度お見込みになつておるのでありますか。またそれは食管特別会計のどういう項目からどういう手続によつてお出しになろうとするのでありますか。その辺の政府が奨励せんとする価格対策上の方針なり、具体的な内容を聞かしていただきたい。
【次の発言】 そうしますと、政府が奨励をするということは、澱粉等の業者へ……

第17回国会 農林委員会 第9号(1953/11/24、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 冷害地帯緊急救農対策実施要領なるものですが、これは別に政令でもなし法律でもないわけでございますが、要するに実施して行かれる場合の標準になるものでしようが、いろいろ疑問になるような点がたくさんあるので、二、三気づいた点をお伺いしてみたい。  まず第一に、この要領に基く各種の事業の対象県の決定ですが、ここではつきり一道一部十九県を対象としておられます。原則という言葉が使つてありますから、まだ他に適当な条件がある場合は、追加をしておやりになるのかならぬのか。その点から最初にお伺いしたい。
【次の発言】 そうしますと、要するにこの指定県は、県境を異にするが、接続地帯として、事業の関連上この……

第17回国会 労働委員会 第5号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○足鹿覺君 ただいま議題となりました昭和二十八年六月及び七月の大水害並びに同年八月及び九月の風水害による被害地域における失業対策事業に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして提案者を代表して提案の理由を申し上げます。  御承知のごとく本年の冷害被害は大正二年のそれに比肩せられるほどの激甚さでありまして、被害地域におきましては、多数の潜在失業者が続出いたす状況にあります。従いまして、さきに講ぜられました大水害及び風水害地域における失業対策事業の特別措置に準じて、冷害地域にもこれを適用いたす必要がございますので、ここに本改正案を提案いたした次第であります。  なお、次の一般会計予算補正に……

第18回国会 農林委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は硫安の輸出の問題と、昭和二十九年度の需給状況について、この際通産農林関係当局にお尋ねを申し上げたいと存じます。先般の本委員会におきまして、私は台湾向けの二十五万トンの肥料輸出問題に関連して、いろいろと輸出問題についてお尋ねをいたしたのでありますが、その後、六月一日中国国際貿易促進委員会と日中貿易促進議員連盟代表団との間に三千万ポンドの協定がめでたく成立をいたし、十月二十九日には調印の運びに至つたやに存じておるのであります。しかるところ、この日中両国間における貿易協定の中にはいろいろな品物が含まれておりますが、中国側としては、硫安系肥料を熱望いたしておるやに承知いたすのであります……

第18回国会 農林委員会 第3号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 小委員会の経過を中間に御報告申し上げたいと存じます。  昭和二十一年農業災害補償制度の発足以来、今日までおよそ六年の歳月を経過し、累次の農業災害の発生に対処して、本制度が相当の効果を発揮して参りましたことは、何人もこれを信じて疑わないのであります。国はその間において、実に数百億円の財政資金を投下し、また制度自体につきましても、ほとんど毎国会ごとに改正の手続をとり、農家の掛金負担の軽減をはかる等、その改善の方向を求めて来たのでありまするが、翻つて顧みまするに、本制度が終戦後早々のうちに発足しましたことに端を発し、戦後における経済事情の激変、大災害の累年的発生等の事態に即応し得ない内部……

第19回国会 地方行政委員会 第34号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿覺君 農林委員会の意向を代表いたしまして、最初に修正点について意見を述べたいと存じます。すなわち地方税法百十一条の四第一項第一号及び三百四十八条第二項第二号に掲げる非課税対象の団体に土地改良区及び土地改良区連合を加えていただきたいということであります。これはすでに当委員会においても、農村の実情にはよく通曉しておられる委員各位でありますので、申し上げるまでもないと思いますが、鉱害復旧事業団に比べまして、何らその公共性の点におきましても、また組合員の強制加入の点におきましても、あるいは組合費の強制徴収、土地収用法の適用を認める等、土地改良区及び土地改良区連合の持つておる性格は、非常に公共的性……

第19回国会 通商産業委員会 第38号(1954/04/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿覺君 私は農林委員の立場から商品取引所法一部改正案につきまして、大体五点につきましてお尋ねをいたします。  まず最初に砂糖取引所についてでありますが、商品取引所の機能は売買取引を迅速確実に行い、かつ公正な相場を形成し価格の平準化作用が行われ、しこうして価格変動に対する一種の保険作用を営むというところにあろうかと存じます。しかるに砂糖はほとんどその大部分を輸入にまつておるのでありまして、その価格は主として外貨割当額の多寡によつて騰貴あるいは下落しておるのであります。従いまして思惑売買がこれに拍車をかけておることは、最近の実情から見ましても御存じの通りであります。自由経済下において需要供給の……

第19回国会 農林委員会 第4号(1953/12/15、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長代理 川俣清音君。

第19回国会 農林委員会 第5号(1954/01/11、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいまの各派を代表した吉川委員の決議案につきまして心からなる賛意を表するものであります。  昭和二十九年度予算編成にあたりまして、政府の農林関係予算に対する方針はまつたく無定見なる暴挙に終始しつつあると言つて過言でないのであります。すなわち食糧の国内自給の大方針をみずから放棄する食糧増産対策費中なかんずく農地関係費を大削減し、増産の基礎条件の整備拡大を後退せしめ、また戦後日本農業の後進性と低位生産地帯の農業生産力を向上せしめるため、ようやく緒に着かんとする農業改良普及制度と一連の農業技術振興のための策を初め、食糧増産政策の一環をなす農薬補助金を初め各種補助金の打切り、削減を強行せ……

第19回国会 農林委員会 第7号(1954/02/04、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 長官がお急ぎのようでありますから二、三お尋ねいたしたいのでありますが、この法案は参議院から立案をされまして、会期間近に通過いたしまして、私どもとしましても、いろいろとあとになつて考えて問題があることを痛感したわけであります。  そこで一つお伺いいたしたいことは、町村数を少くして行政規模を適正化して行く、またそれに従つて財政的な裏づけも充実せしめて行くというお考え自体には、私ども何ら異存はないのであります。しかし問題は、現在の町村合併促進法通過後における進行状況は、予期に反して異常なる促進を示しております。私は選挙区は鳥取でありますが、たとえばその進行の方向が、人口八千を目途とした適……

第19回国会 農林委員会 第9号(1954/02/09、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私関連しまして、大臣に一つだけお尋ねしたいのですが、先ほど同僚の芳賀委員から、内灘の農民に政府が約束した干拓の問題に関連をしまして、一つ伺いたいと思います。それは大規模の干拓についてあるいはその他の農地の大規模な造成について、政府の間には農地開発公団の構想があるやに伝えられるのでありますが、事実そのようなことをお考えになつておりますか。
【次の発言】 その問題ですが、外資を導入して大規模な土地改良あるいは土地の造成等をお考えになつておるようでありますが、その際一番問題となりますことは、先般の火力発電の借款の際にもよほど問題があつた。たとえば日銀を担保に入れるとかいうようなこと、また……

第19回国会 農林委員会 第11号(1954/02/12、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま芳賀委員から食管会計の問題について御質問があつたのでありますが、関連して来年度の食管特別会計に計上されております八千七百九十五円、この政府買上げの生産者米価についてお尋ねを申し上げたいのでありますが、この根拠なるものは二千七百二十二万石を基準とし、それに減収加算と早場米を除いたものがこのような価格になつているのでありますか。
【次の発言】 私はこの問題について、あとで関連して凶作加算についてもお尋ね申し上げますが、凶作加算を一本価格から一応除かれたことはわかります。来年の作況がどういうふうになるかということは、今から予測できません。政府はすでに平年作と見て予算の編成をおやり……

第19回国会 農林委員会 第12号(1954/02/17、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は今のヤロビ農法の問題でお尋ねしたいと思う。青年団や四Hクラブで、ミチユーリン農法の研究会や講演会を開くことに対して、警察が、どういう出席の顔触れであつたか、どういう話をしたかというような、非常にうるさい査察行為をやつておることは、さつき中澤委員の話もありましたが、私どもも具体的事例をあげろとおつしやればいくらでもありますけれども、そういつたことの事実を改良局長は御存じになつておるかどうか、多くはいりませんから御答弁願いたい。
【次の発言】 そうしますと、伺つておるというだけでこれを看過しておいでになるのでありますか。一般青壮年の間で、農業技術に対して深い関心を持つて、日に日に研……

第19回国会 農林委員会 第14号(1954/02/24、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 平野政務次官に二、三お尋ねしておきたいと思うのです。  過般来、政府は生糸輸出確保臨時措置法をつくるという構想で準備を進めておることを仄聞しておるのでありますが、数日来にわかに繭糸価格安定法第十一条の改正に切りかえるような情報もあるのであります。大体政府の生糸輸出確保臨時措置法に関連する現在の状況、またその大体のねらいというようなものについて、もし聞けますならばこの機会に承つておきたい。私どもの現在聞いております点は、輸出生糸を確保して行くということはまことにけつこうでありますが、そのために養蚕農民の不利を来すおそれがあるのではないかという点が憂えられるのであります。すなわち生糸輸……

第19回国会 農林委員会 第15号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私はきようは多くを申し上げたくなかつたのでありますが、ただいま本委員会の満場一致の決議に基く凶作加算の追加払いについて、閣議決定に基く大臣の御所信を承りまして、まことに遺憾に存ずるものであります。大臣も御所信の開陳において述べられたごとく、まつたくこの凶作加算に対する昨年末以来の米価審議会の昼夜をわかたぬ真摯なる検討の結果、真に筋の立つた学問的な論理の通るりつぱな算定法式が、しかも満場一致の決定によつて政府に答申をされ、さらに今月の十六日の委員懇談会においては、さらにこれを確認して政府の善処方を要望いたしておるのでありまして、これを一方的に政府が無視をされまして、本日閣議で御決定に……

第19回国会 農林委員会 第18号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農林金融の問題についてこの際お伺いしたいのであります。私は他の委員会でもお尋ねしたのでありますけれども、大臣等の漠とした御答弁で問題が核心に触れませんので、あらためてお伺いいたしたいと思うのであります。政府は昭和二十九年度の予算におきまして、財政投融資の面において著しく縮減の方針をとつておられるようであります。これはしばしば論議をされておる点でありますが、念のために申し上げますならば、大体としては、政府の財政投融資のわくをうんと縮めて、資金運用部資金等に肩がわりをするという方針でもつて貫かれておるようであります。農林金融の面について見ますならば、前年度においては政府資金が四百二十九……

第19回国会 農林委員会 第19号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 簡単でありますが、この間の続きを二、三お尋ねいたしたいと思います。本日私の要求しました信連に対する業務委託の方針なる文書をいただいたわけでありますが、その(1)の土地改良事業であります。「都道府県営でなく、且つ市町村の区域を超えないもの」、こういうふうになつておりまして、先日も経済局長はこの運営について御答弁になつたわけでありますが、こういうふうに切られましたのは、どういう理由でこういうふうになつておるのでありますか、それを一つ。それから私がこの間しつこくお尋ねをいたしました畜産共同利用施設ということについてであります。(6)にありますが、ことさらにここに畜産共同利用施設というふう……

第19回国会 農林委員会 第21号(1954/03/18、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 関連して。いろいろな点でお尋ねしたいことがありますが、二点だけお尋ねをしたいと思います。改正の第二点でありますが、農産物検査印紙の売りさばき人を選定して、その売りさばきの業務を委託すると言つておりますが、その委託せんとする者はどういう者でありますか。またその手数料を委託者に支払うようにすると言つておりますが、その額なり方法はどういうふうになるのでありますか。省令の準備がありますならば、それをお示し願いたいと思います。
【次の発言】 その省令がありましたら……。
【次の発言】 先般来重要な消費県に米穀検定協会なるものが設けられておりますが、どの県にどういう組織なり構成でもつて設けられ……

第19回国会 農林委員会 第22号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 昨日留保しておきました穀物検定協会の点につきまして質疑を行いたいと思います。  要求いたしました資料をいただいたわけでありますが、この資料によりますと、検定員が合計で五百三十人ということになつておりますが、この検定員の資格また身分等について御説明を願いたい。
【次の発言】 これは食糧庁の検査員とは全然別個なものでありますか。何かこれとの関連がありますか。
【次の発言】 思うにこれは食糧庁の外廓機関であろうと思う。それならそれではつきりおつしやればよいのであつて、ことさらにこういう屋上屋を架するような協会をおつくりになる――行政機構の改革に伴つて定員法が問題になる、そういう段階にあつ……

第19回国会 農林委員会 第23号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 それでは大臣に二点だけお尋ねしておきます。食糧、繊維に次いで相当大きな外貨を使用しておるのが砂糖でありますが、これが独占利潤をほしいままにしておる。しかもその内容についてはいろいろととりさたをされておるような問題もありますが、要する貴重な外貨を使つて入れたものが独占利潤を非常に増大させておる。個人の家庭にとつては主食のようにそう重大影響はない。金額にしても少いものでありますが、その寄つて集まるところには厖大な利潤を与えておる。ここに砂糖問題の重大な意義があり、本委員会としてもこれを取上げておるところだろうと思いますが、政府はこれに対するところの施策について、ある程度の検討を進め、一……

第19回国会 農林委員会 第25号(1954/04/01、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 資料について。今福田委員から資料の要求がありましたが、私も一点だけお願いしたいと思います。あとで私の発言の際に意見は述べたいと思つておりますが、先ほど芳賀委員も指摘されたように、基本法である森林法の改正についてはこれを見合せ、保安林整備臨時措置法として臨時措置法を御提出になつた意味が、私どもあまりよくわからないのであります。元来は保安林整備法で行くよりも、森林法そのものを基本的に改正をして目的を達成して行く、それに関連して今回の法案が同時に提出されるならば意味がわかりますが、かんじんの森林法はそのままにしておいて、整備措置法を御提出になつたという点について、法案そのものには根本的な……

第19回国会 農林委員会 第27号(1954/04/07、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は四月一日の本委員会において取上げられました海外移民の問題につきまして、外務省並びに農林省当局に質疑をいたしたいと存ずるものであります。四月一日の委員会における各委員の質疑との重複を避けまして、なるべく簡潔に行いたいと思いますが、本問題はきわめて重要な問題でありますので、委員長におかせられましても十分便宜をおはからいいただきたいことを、冒頭にお願いいたしておきたいと思います。  海外移民と申しましても、私どもが一番関心を持つております問題は、農業移民の問題であることは申すまでもございません。特に狭小な国土にとじ込められたわが国としましては、人口のはけ口の問題としまして非常に大きい……

第19回国会 農林委員会 第31号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は昨日の林業小委員会におきましてずつと御質問申し上げたのでありますが、昨日留保いたしました森林金融についてきようは承りたい。最初に長官に何いますが、森林金融の現況はどういう状況でございますか。
【次の発言】 林業金融の概況を承つたわけです、昨日も林道の件についで、お尋ねをいたしておるのですが、その資料をいただいた上でと思いますけれども、まだその資料をいただいておりませんが、この二十八年度における林道の十二億、伐調の二十二億というものの融資状況はどういうふうになつておりますか、これは農林漁業金融公庫の方の関係から、具体的に御説明を願いたいと思います。

第19回国会 農林委員会 第32号(1954/04/17、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま議決せられました保安林整備臨時措置法案に対する附帯決議を付すの動議を提出いたしたいと存じます。  まず附帯決議案文を朗読いたします。    保安林整備臨時措置法案に対する附帯決議   政府は本法の目的を速成するため、左記の措置を講ずべきである。     記  一、本法施行後における運用の実績を徴し、第四条の規定による買入れ措置の強化について検討すること。  二、保安林の保安機能を高度に発揮せしめるため、現行森林法につき再検討を加え、もつて恒久的保安林制度の確立を期すること。  三、国土保全、災害防除の徹底を期するため、治山施設、造林、林道事業並びに海岸その他の防災造林事業の……

第19回国会 農林委員会 第33号(1954/04/20、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいまいただきました━━の工場生産原価の調査の時期はいつですか。
【次の発言】 秋というのはいつですか。
【次の発言】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━。
【次の発言】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━。
【次の発言】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━。
【次の発言】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━。
【次の発言】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━。
【次の発言】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━。

第19回国会 農林委員会 第35号(1954/04/26、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は質問はあとにいたしまして、本法案の審議に必要と思われます資料を御提示願いたいのであります。次にその要求いたしますものを十ばかり並べますから、その中でこの間いただいた資料によつて尽きておるというものについては御省略願つてけつこうであろうと思います。  一に、知事が酪農振興計画を定める場合の手続に関する省令、  二が集約酪農地域の指定基準に関する政令及び現行の集約酪農地域建設要領、これは政令、省令委任事項でありますが、通覧いたしますと、省令あるいは政令に委任する事項がきわめて多いようであります。私は今申しました点以外に、それらの点で御準備になつておるものは、この際要求いたしておらな……

第19回国会 農林委員会 第36号(1954/04/27、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は昭和二十八年十二月八日、農業災害補償制度に関する小委員長として、本委員会に対しまして、小委員会設置前後より当日までの本制度改正に関する審議の経過並びに各委員の要請によりとりまとめました改正試案について、その検討の結果を中間的に御報告申し上げておいたのであります。右の改正試案につきましては、二、三の点に関しまして委員各位の御意見が完全に一致を見るまでに至らなかつた事情もありましたので、爾来今日まで各委員のさらに一段の御研究を煩わして参つたのであります。その後農林省におきましても、この改正試案を中心に種々御検討の結果、二月二十五日、衆議院農林委員会共済小委員会中間報告にかかわる、農……

第19回国会 農林委員会 第37号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 関連して……。今の審議会の構成についてでありますが、井手委員からただいま指摘になりました、学識経験のある者七人以内の中に国会議員をどの程度予定しておるかということについては、非常に重要であろうと思うのであります。今までのこの修正案が生れるまでの経緯等から考えまして、これはぜひ方針を明らかにしていただきたい。そこで修正案を御提示になりました金子委員はこの点について政府とどのようにお打合せになりましたか。そのお打合せになりました経過がありまするならば、この際お知らせを願いたい。もしないといたしますならば、この点についてはあらためて平野政務次官にお伺いをいたしたいと思います。米価審議会の……

第19回国会 農林委員会 第39号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助を、県を通じて間接補助にするという立法趣旨には異論はないのでありますが、この際関連をして二、三伺いたいのであります。  最初に過般来の風水害等による小規模災害の復旧費についてでありますが、最近農林省は、この適用地区を著しく圧縮しているように承つております。いかような実情であるか、承りたいのであります。
【次の発言】 局長の御答弁によりますと、まだ最終的にはきまつていないという御趣旨のようでございますが、私どもが地方で聞くところによりますと、当初各農地局中心に農林省が指示をされたのは、災害総額の一〇%程度を小規模災害の復旧費に充てるつもりでやつてよ……

第19回国会 農林委員会 第41号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 大体芳賀委員から、わが党としては詳細各論あるいは総論にわたつて御質疑があつたと思いますので、私はきわめて重点的に若干の質問をいたしたいと思います。  そこでまず第一でありますが、酪農の振興計画を定める手続につきまして省令に依存をしておるのでありますが、過般いただきました資料によつて見ますると、第三条第三項の「政令で定める基準」なるものがきわめて半ぺら紙同様なものが配られておるにすぎません。この重要な、しかも酪農地帯が非常に関心を持ち、いろいろこの指定については、熱心にそれぞれ当局にも今までも要請しておると思いますが、それがもとの建設要領は相当詳細なものがございましたが、今度いただい……

第19回国会 農林委員会 第44号(1954/05/15、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま議決せられました酪農振興法案に対する附帯決議を付するの動議を提出いたしたいと存じます。  まず決議案を朗読いたします。    酪農振興法案に対する附帯決議(案)  一、政府は、集約酪農地域として適当な地域についてすみやかに全国的調査を行うとともに、家畜資源、衛生、飼料、価格、販売、金融、財政等に関する諸対策を総合した酪農振興の基本計画の策定につとめること。  二、政府は、集約酪農地域の指定にあたり、広く全国の農村を対象とするため、夫夫の地域における経済的、社会的条件に相応した幅のある指定基準を設けると共に、集約酪農地域以外の地域における有畜農家創設事業の進展を遅滞せしむるこ……

第19回国会 農林委員会 第45号(1954/05/18、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 大体三つの問題について各参考人の御意見を伺いたいのであります。あまり時間もないようでありますから、理由を省略いたしまして、端的に伺いたい点を申し上げてみたいと思います。  まず第一に、農民の利益代表機関のあり方について御所見いかん。第二は、農業技術の指導体系に関する御所見いかん。第三は、農地問題に関する処理機関のあり方いかん。この三つについて伺いたい。特にただいま大槻教授から、農業技術のあり方について、非常に真摯にしてしかもよく実情を御認識になつた御意見がありまして、私まつたく傾聴いたしたわけでありますが、大槻先生にもう一つ、その点に関連して、掘り下げて御意見を伺いたいことは、ブロ……

第19回国会 農林委員会 第47号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 綱島委員の、農民組合の基礎理念についての御高見を拝聴いたしたわけでありますが、御指摘になりましたように、一九一七年にロシヤ革命が成功いたし、その成功の基礎には、労働者と農民との提携というものが、レーニンという指導者によつてよき成果をあげた、こういうふうにロシヤ革命史は伝えておるのであります。ロシヤ革命がいいか悪いかというようなことは別といたしまして、少くとも社会変革の大きな力の一面を農民が持つているということは、これは否定できない。ただこのロシヤ革命における農民の果した役割というものをただちに日本へ持つて来て、しかも戦後農地開放の一応完了した日本へ持つて来まして、この基礎理念をただ……

第19回国会 農林委員会 第49号(1954/05/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は日本社会党を代表いたしまして、農業協同組合法の一部を改正する法律案に対する修正案について、その内容並びに提出の理由につきまして趣旨を弁明いたしたいと存ずるものであります。  お手元に配布いたしております相当厖大な修正案でございますが、これを一々朗読説明することを省略いたしまして、あわせ提出しております修正案の要綱について以下申し上げたいと存ずるのであります。  まず第一点の都道府県農業協同組合中央会の名称を、都道府県農業協同組合地方会に改める点であります。この点につきましては、元来中央会は全国に一つ置き、都道府県は支会とし、郡段階を部会といたしまして、これを系統的に改めて行くこ……

第19回国会 農林委員会 第52号(1954/05/27、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私はこの際公益事業局に一点だけ伺つておきたい。それは過般電力料の値上げ問題が抬頭いたしまして、輿論の非常な批判を受け、かつ反撃も強かつたので、一時停頓しておつたように見受けるのでありますが、最近の情勢について、公益事業局としていかように考えておられますか、この際御所見を承つておきたい。
【次の発言】 今年度の方針として緊縮予算がとられ、その結果としてデフレを促進して行く、こういう方針が国の政策としてとられる際に、ただ電気料金のみについて値上げをすることの妥当でないということは、これは言わなくてもわかつているのであります。そこで従来の一四%の引上げについては、一応輿論にかんがみて、政……

第19回国会 農林委員会 第53号(1954/05/28、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 東畑次官にこの際伺いたいのでありますが、食糧対策協議会が設けられて、前後九回にわたつて御審議になつた模様は、ただいま拝承いたしました。ただ、まだ何らの結論に達しておらないし、また政府も政府案なるものを出しておらない、こういう御意向のようでありますが、最近の政府の食糧政策をいろいろな角度から見て参りますと、国内における増産政策というものを非常に軽く取扱い出して来た。すなわち輸入小麦に依存をして、戦争中あるいは戦争前、戦後にわたつて国内農民の多大の犠牲の上に確立さたつつある国内自給の生産態勢をみずから崩壊させるような方針をとつておるように、私どもは見受けるのであります。これは昭和二十九……

第19回国会 農林委員会 第56号(1954/06/02、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 関連して。簡単な問題であなたにお尋ねしておきたい。昭和二十八年まきつけの麦のうち小麦が三万七百三十六町歩の減を示し、大裸においては今二万六千七百五十二町歩の増をしておる。差引約四千町歩の麦類の作付減があなたの方の資料に出ておるのでありますが、この少麦の急激な減反について、統計調査部としてはいかような見解を持つておるか、その原因等について何か御調査になり、あるいは御検討になつた点があればこの際承りたい。  なおいつが適当かわかりませんが、戦前の昭和九、十、十一が対比の基準年次になつております関係上、それ以降の大麦、裸、小麦の作付面積を一覧表にして明日御提示をいただきたいと思いますが、……

第19回国会 農林委員会 第59号(1954/06/30、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただ実情の御説明だけであつたのでありますが、この価格の大きな変動の原因は一体那辺にあるか、これに対する当局としての御研究の状態を承りたい。また今後の見通しということについて、どういうふうに見ておられるのか、そういつた点もあわせてこの際御説明を願いたい。
【次の発言】 なおその資料のついでに、私昨日の審議会でも要求しましたが遂にいただけなかつたので、昨年産の三麦別検査数量、政府買上げ数量の実績、各府県別、等級別資料をぜひ御提示願いたいと思います。

第19回国会 農林委員会 第60号(1954/07/01、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいまの御説明を聞きまして、よけい理解しがたいのですが、節約の除外額というものと節約の対象額というものにわけてあつて、ただそれが区分として旅費であるとか庁費であるとか委託費であるとか、いろいろなものに一般会計の分はわかれているようであります。問題は、一々こまかいものでなくてもいいのですけれども、大体どういうものが除外されてどういうものが対象になつているか。同様に公共事業費の場合は特にその重点が聞きたいのです。そういうものを資料的にまとめていただきたいという希望を昨日述べておいたのですが、どうもこれだけではよくわかりません。たとえば従来中央の事務費というものは比較的ふんだんにある。……

第19回国会 農林委員会 第63号(1954/08/11、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 今バツク・ペイの問題でお話がありましたが、これは先般の米価審議会の附帯決議の第三項によつて、二十八年産米の生産者価格については、パリテイ指数の上昇に応じて追加払いの措置を講ずるためすみやかに米価審議会を開催し審議することとなつておるのです。今聞いておりますと、懇談会をいつ開いていいのか、まだ見当もつかないようなお話でありますが、審議会の答申はまつたく蹂躙されておる。この附帯決議についても、当然これはすみやかにおやりにならなければならない責任があると私は思うのです。それでなくとも米価審議会については、非常にその論議が、言論界にも一般にも大きく影響して、米価審議会の開かれるまでの一般の……

第19回国会 農林委員会 第64号(1954/08/12、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 今輸入米の問題が淡谷君から出ておりますので、一点だけ関連してお尋ねしておきたいと思います。今年度の輸入計画は、米において百十四万五千トン、大麦において百三万三千トン、小麦が百九十六万三千トン、合せて約四百万トンの輸入が計画されておる。今の場合で行きますと、必ず減収は免れないという八月一日現在の大体の作況である。われわれは別に不作を望んでおるわけでもございません。これが豊作になることはもちろん期待しておるわけですが、科学的な調査に基いてみますと、不作と断定はできませんが、必ずしも平年作だという断定もついていない。しかも中央気象台の長期予報は、八月下旬から九月に及んで、開花期あるいは乳……

第19回国会 農林委員会 第65号(1954/08/30、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 その前に資料要求をしたいと思います。
【次の発言】 ただいま委員長から、きようは酪農問題についてはこの程度でという御提唱がございますので、他日さらに詳細にこの問題を取上げ、何らかの本委員会の態度を決定していただきたいと思います。  なおこの問題については、今の質疑応答を通じて私の感じます点では、われわれ委員会側は、与党の諸君も含めて、大体独占資本の協定行為に基く一方的かつ不当な乳価の値下げではないかという点で意見がほぼ一致しておると思う。この点について、当局としてはまだ十分に御検討になつておらないようでありますが、その点については本年七月二十二日の本委員会におきまして、近畿、中国班……

第19回国会 農林委員会 第66号(1954/08/31、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は、去る八月十一日本委員会において決議を見ました食糧管理制度の改正に関する件について、食糧庁長官の御検討の結果、いかような御所見をお持ちになつておるか、これが全般的な考え方についての御意見を承りたいと思います。と申しますのは、先般本委員会においてこれが決議された際に、食糧対策協議会の結論も出たし、また衆参両院の委員会からも意見が出ている。大体各方面の意見が出そろつたので、今後十分検討したいという御趣旨の御答弁がありました。今本年産米もすでに早期供出も茨城県等においては始まつているように聞くのでありますが、本委員会の決議に対して、当局としてはいかようにこれをお考えになるか。まずこれ……

第19回国会 農林委員会 第67号(1954/09/01、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は大体五つないし六つの点について、政府にお尋ねをいたしたいのであります。まず第一に肥料審議会についてであります。ただいまいただきました資料によりますと、肥料審議会の委員名簿として十名の委員が名を連ねておられます、この一番最後の学識経験のある者として二名ありますが、これは肥料需給安定法審議の経過並びに結果から見まして、まだ五名不足しておると私どもは思います。この選任の問題については一体どのようになつておるのか、大体委員の一名二名の欠員しかも発足後に欠員した場合には、これは慣例としてやむを得ないと思うが、このような重大な、当初から五名からの欠員を知つておりながら、会長の互選をするはも……

第19回国会 農林委員会 第68号(1954/09/14、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま懇談中にいろいろとお打合せをいたしました点につきまして、委員長にお願いをいたしたいのであります。それはまず本年産米価の問題につきまして、明日の本委員会に大蔵大臣並びに事務当局の首腐部の出席を求めたいという点についてであります。聞くところによると、大蔵大臣は十八日には外遊の途につかれる趣でありまして、最終段階に至らんとしておる米価問題について、ぜひ今回の農林委員会において大蔵大臣の所見をただし、本委員会の態度等についても慎重に決定しなければなりませんので、これは成規の手続を通じて必ず大臣の出席が実現しますようにおとりはからいを願いたい。  いま一つは、通産大臣並びに事務当局の……

第19回国会 農林委員会 第69号(1954/09/15、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま十二号台風の関係について中間の被害報告を聞いたわけでありますが、九月十五日現在の報告が正規に中央へ届いて発表になりますのには、まだ二週間以上かかる。これをひとつ繰上げて、でき得る限り期間を短縮してその結果を報告願うということが可能であるかどうか、これが一つ。  それから私ちようど十三日まで国におりました。私の選挙区であります鳥取県も、台風の主流が山陰沖の日本海を通つたために相当ひどい状態になつておると心配してるのですが、けさの鳥取県知事よりの被害報告電報によりますと、十二号台風被害は目下七億、人畜は軽徴、水稲、陸稲被害七万石程度、その他農作物三億円、計十億円程度ということを……

第19回国会 農林委員会 第70号(1954/09/21、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ちよつと関連して……。今の総務部長の御答弁を聞いておると、まずいことは事実上認めておるが、まだこれに対する措置はとつておらないということでありますが、要するに今の検査制度というものは農民の擁護の立場においてできたものだということを、検査法制定の際に常に説明されておる。しかし事実上において、昭和二十三年以降における等級格差の点を、あなた方の出しております食糧管理月報の統計数字によつて調べてみますと、なるほど昭和二十三年までは統計数字上プラス要因であつたことは間違いない。具体的に言いますならば、二十二円七十一銭というプラス要因になり、それは事実上農民の利益を擁護した形になつておることを……

第19回国会 農林委員会 第71号(1954/09/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農林大臣に、最初本年度産米価格問題との関連において、二十八年産米の、バツク・ペイの問題についてお伺いいたしたい。先日の農林、大蔵両省の折衝によつて、伝えられるところによると、昨年産米については二百五円を決定し、追払いをするということでありますが、事実であるかどうか、事実とすれば、その二百五円の決定の根拠は何であるのか、また二百五円はいつどのようにして支払いをするのか、具体的にまず伺いたい。
【次の発言】 私どもの計算によると、二百三十二円になるように存ずるのであります。今までのバツク・ペイの大蔵対農林省の折衝を見ておりますと、大蔵省は義務供出量についてのみ支払うべしという主張をとら……

第19回国会 農林委員会 第73号(1954/10/12、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 質疑の通告はいたしておりますが、ちようどお尋ねをしようと思つた点が出ておりますので、この際お伺いをいたしたい。  公正取引委員長はいろいろまじめな御答弁になつておるようですが、この問題は、結局具体的には証拠があるかないかということのようです。いま一つは、やはり政府なり政権の性格が、こういう問題については結局あなた方の機能を十二分に発揮させるかさせないかというピリオドを打つのじやないかと思われる。その間にあつて横田さんは非常に苦悶しておられることは、まさに察するに余りあるようでございますが、それはそれといたしまして、独禁法に去年の第十六国会におきまして、自由党さんと改進党さんが協力を……

第19回国会 農林委員会 第74号(1954/10/14、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 質問の通告はいたしておりますが、とりあえず今申し上げようと思つておつた点が出ておりますから、関連して、その点だけについてお尋ねをいたします。ただいま加藤さんは災害被害総額を大体八百億程度であるという御発言をなさいました。本朝の新聞紙等の報道するところによりますと、八百八億五千万円と数字をあげて報告をいたし、なおかつこれは大蔵省において十三日これを認めた旨も伝えられておるのであります。しかるところなおこの被害額をさらに大蔵省は査定をいたした上、本年度内に八十億の災害対策の支出を必要と見ておる。こういうふうに言つておるのであります。すなわちこれによりますならば、事実上において災害に対す……

第19回国会 農林委員会 第75号(1954/10/19、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 その問題を私聞きたかつたのですが、それは政務次官でなくてもよろしい。官房長に伺いたいのですが、九億内外のものをふやされる場合今のこうした方法は、羊頭を掲げて狗肉を売るような形になつておる。大蔵省の方針かどうか知りませんが、これを是正してもらわなければならぬ。なぜかと言うと、今まであまり病虫害の防除をしなかつたところで今度大発生をしたところは、その発生した額に対しての半額の助成、今まで非常に精励して病虫害防除をやつたが、さらに大発生したときは、その発生した差額に対して半額をやるという規定になつておるでしよう。そうすると、怠慢な地帯に対しては非常に奨励補助が行き届き今までがんばつた地帯……

第19回国会 農林委員会 第77号(1954/10/21、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 大臣の北海道御視察の真摯な御報告を聞きまして、敬意を表する次第でありますが、問題は、速急に大臣の現地視察のいろいろな御体験が基本的な対策となつて現われることを私どもは期待しておるわけであります。先日大臣の北海道視察中に、すなわち十月十六日付による二十九年度災害対策要綱が、私どもに配付され、一応政府のあらましの意向はこれによつて察知することができたのであります。しかし最終的な態度については、大臣の帰京を待つてさらに十分検討して行きたいという政務次官の御答弁がございました。そこでただいまは視察の御報告を拝聴いたしたわけでありますが、意外にその被害の大なることを御認識になつたようでありま……

第19回国会 農林委員会 第78号(1954/10/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 公正取引歩員会に伺いたいのでありますが、ただいま昭和二十九年十月十一日乳価引上げ問題点についての調査摘要という相当厖大な書類をいただいたわけでありますが、要するにこの結論としてここに掲げられておる三つの点は、先般横田委員長が当委員会において述べられたことを、一応文書として整備されたにすぎないというように思うのでありますが、この結論としての三つの条項の中心をなすものは、第一の価格協定の有無についても確証が不十分である。また公正取引の問題についてもその不当性を確立する資料が十分でないから、軽率には結論は出せない、こういう点でありまして、要するに証拠が不十分だということに尽きておるようで……

第19回国会 農林委員会 第79号(1954/11/12、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 食糧庁長官に二、三お尋ねいたします。本年の供米割当をめぐつて、食管制度がいよいよ最後の崩壊の段階に達したというふうにいろいろ物議をかもしておるように私ども聞いております。また政府部内においても、この制度の改正の問題について検討をしておるやにも伝えられ、この世間の声に何か相通じておるやにもとれるのでありますが、この間の事情について、直接の責任者である長官の御所見を、この際聞くことができたらお願いしたい。
【次の発言】 集荷制度を改める。その限りにおいては私どもいいのです。ところがそこへ手をつけますと、必ず制度そのものを全体的に再検討しなければならぬところへぶつかつて来る。手ぶらでこの……

第19回国会 農林委員会 第80号(1954/11/13、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 去る十月二十二日の当農林委員会に恩田技官がおいでになりまして、その際いろいろとお尋ねをいたしたわけでありますが、非常に率直な御答弁でありまして、高温殺菌の問題についてあるいは牛乳の集団飲用奨励問題等について、農林当局とも事務的に打合せをして、すみやかに趣旨に沿うようにする旨の御答弁がありました。当日は羽田農林政務次官もおいでになつて、また政治的面においても急速に本委員会の決議の趣旨に沿い、また現在の酪農事情の実態に即応するように対処するという御答弁があつて、私どもはその成行きを注目いたしておつたわけであります。ところがその間、巷間伝えられるところによりますと、さような経緯であるにも……

第19回国会 予算委員会 第7号(1954/02/08、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は吉田首相に対しまして、主として内政問題、なかんずく国民の四割を占めながら、常に閑却されがちであり、国政の上でも軽視されつつある農村、農業、農民問題を中心として、これに関連する若干の諸問題をお尋ねいたしたいのであります。  世界の農業生産は一九五三年度において戦前の二〇%を上まわつております。アメリカの小麦のストックは莫大な額に達し、朝鮮戦争の休止とともに国際緊張が緩和し、アジア諸国初め食糧下足の国々は、その買付を著しく抑制いたしたために、海外農産物の価格は暴落の一途をたどつておることは御存じの通りであります。このような情勢は、日本の農業に対しましても、農産物価格を通じて直接間接……

第19回国会 予算委員会 第18号(1954/02/23、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は今国会の重要大法案といわれておりますうちの警察法の問題につきまして、主として副総理並びに犬養法務大臣、関係閣僚にお尋ねをいたしたいのであります。  今回の警察法の根本的改正につきましては、いろいろ論議がだんだん白熱化して参つておるのでありますが、その根本的な問題としましては、このたびの新警察法が、憲法における人間の自由と思想を保障する精神を阻害しはしないかという点が大きな一点であり、次の問題は、地方分権の真義を没却して中央集権的な警察国家への道を大きく開くものではないか、ここに大きな二つの問題が横たわつておると思うのであります。政府は、さきに知事の官選について総理大臣がその見解……

第19回国会 予算委員会 第22号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は日本社会党両派を代表いたしまして、昭和二十九年度一般会計予算、昭和二十九年度特別会計予算、昭和二十九年度政府関係機関予算三案の編成替を求めるの動議の提案理由並びに組替案の概要について説明いたしたいと存ずるのであります。  世界経済はアメリカの強要いたします西欧再軍備計画、このもたらすところの経済的、財政的破綻、従つて招来されつつある軍備縮小傾向によりまして、一方では平和への傾向が促進されつつあり、また一方では経済的不況をますます深刻ならしめておるのであります。このとき日本経済は二十八年度においてすでに特需の縮小、国際収支の逆調、外貨の食いつぶし等によりまして、外国為替相場の切下……

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 関連して。ただいまの昭和二十八年度産米価に対する凶作加算金について、大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思います。大蔵大臣はただいま、米価審議会は諮問機関であつて、この答申をとるかとらぬかは政府の考えによる、従つて政府には追払いするということについて考慮の余地がない、こういう趣旨の御答弁でありますが、なるほど米価審議会が答申いたしましても、政府は何らこれに拘束を受けるものではありません。しかしながら、昨年の九月二十一日から三日間開かれました米価審議会において、昨年の凶作状態について当然政府は凶作加算を払うべきであるという答申が行われた。政府はこれに対して、算定方式は別途にひとつきめてもら……

第20回国会 農林委員会 第5号(1954/12/06、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は先般の本委員会におきまして、みつばちの腐蛆病に対して家畜伝染病予防法の適用等、これが防除対策について政府の施策いかんという点をお尋ねをいたしたわけでありますが、その際いろいろと検討加えて善処をする旨畜産局長より御答弁があつたのであります。爾来相当の日子を経ておりますので、さだめし具体的な対策もできたと存じますので、この機会にあらためて御研究の結果、その対策を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 その対策について研究を進められたことについては感謝をいたしますが、この伝染径路また腐蛆病発生の原因あるいは誘因となるべき点について研究を進めないで、ただ出て来た事態のみに家……

第21回国会 農林委員会 第3号(1954/12/17、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 川俣委員の質問と、あるいは重複する点があろうかと思いますが、最も最近の減収率については、どういうふうに把握しておられますか、まずその点から伺いたい。
【次の発言】 予定をなるべく繰上げて発表したいということでありますが、ただいま部長のお言葉の中に西日本の被害について触れられましたが、若干どころではない、相当なものだというふうに、われわれは見てもいるし聞いてもいる。私どもの想像から行きますならば、九十を割るのではないか、こういうふうにすら想像ができるのであります。それを若干という程度で軽く扱われておるというのは、何かすでにそういう想定もされるような資料があつてのことでありますか。別に……

第21回国会 農林委員会 第4号(1954/12/18、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農業災害補償制度に関する小委員会の委員長としまして、この御報告を申し上げておきたいと思います。農業災害補償制度に関する小委員会の委員長としまして、本制度改正に関する最近までの審議の経過に関して中間的な御報告を申し上げたいと思うのであります。  すでに委員各位におかせられては、十分御承知のごとく、農業災害補償制度改正の問題につきましては、わが国における農業政策の重要な一環として、本委員会におきましても、しばしば取上げられ、討議せられて参つたのでありますが、第十六国会において、農業災害補償法の一部改正に際して、両院協議会で行われた申合せに基き、本制度抜本改正の目的をもつて小委員会が設置……

第21回国会 農林委員会 第5号(1954/12/20、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は一問だけ、どなたにお尋ねしていいのかわかりませんが、適当な人から御答弁願いたい。乳価に関連いたしまして、酪農の問題、牛乳の処理問題が非常に大きな問題になつて来ておるのでありますが、これについては今まで何回も議論をいたしましたから、私はきようは多くは申し上げません。ただ一つ、行政官庁として現在厚生省がおとりになつておる措置に適当でない行為があるように思いますので、この点をお尋ねしたい。すなわちこの問題が最近の当農林委員会で大きく取上げられるに至りまして、爾来厚生省は直接間接に牛乳処理業者に対して、低温殺菌一本やりで行くことが好ましい、現在の農林委員会の考えておる線は適当でないから……

第21回国会 農林委員会 第6号(1954/12/21、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農林大臣がお見えになつたようでありますので、二、三お伺いをいたしたいと思います。先日来の本委員会において、農林大臣はいろいろと日本農政についての御構想を御開陳になつたのでありますが、私は新聞なりあるいはその他で大臣がいろいろと御発表になつておられる施策を生み出しておるその背景について、御所見を最初に承りたい。  具体的に申し上げますならば、終戦以来来年でもう十箇年を迎えることになると思うのでありますが、私の見るところでは、戦後農村は初めて危機の様相を深めて来る段階にあるのではないか。比較的順調であつたと言われる農村経済も、わずかな蓄積を使い果して、すでに世紀の大事業とも言われた農地……

第21回国会 農林委員会 第8号(1955/01/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は昭和二十九年産米供出補正並びに凶作加算の問題について食糧長官に伺いたいのであります。  まず補正の問題でありますが、先日来都道府県と個別に折衝を開始しておられる由でありますが、現在補正の対象となっており、また補正の要求をしておる都道府県は幾らありますか。その数量いかん。
【次の発言】 その二十七、八県のみならず、ほとんど全部の都道府県にわたるであろうというお話でありますが、そのうちで今まで話のついた府県の府県名並びにその補正数量、要求に対するパーセント等はどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 どこどこですか。

第21回国会 予算委員会 第2号(1954/12/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 余剰農産物の受入れの協定の問題でありますが、この協定をもし批准するといたしますならば、その時期はいつごろになる見通しでありますか。外務大臣あるいは農林大臣に伺いたい。
【次の発言】 おそらく解散後の国会と考えられるのでありますか、本協定の有効期限はアメリカ会計年度の終期でありますところの来年六かまででありますから、かりに来年の五月に国会の批准が済むといたしますならば、五、六の二箇月で買付をして行かなければならないことになるのであります。従つて乱暴な買付となり、粗悪品を買うこととなると私どもは案ずるのでありますか、これに対して伝え聞くところによれば、外務省その他においては行政上の手続……

第21回国会 予算委員会 第3号(1954/12/23、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農林大臣にお伺いをいたしますが、前吉田内閣末期におきまして、アメリカの余剰農産物処理のとりきめを内定いたしておることは御存じの通りでありますが、昨日この問題について外務大臣に、このとりきめを現内閣は踏襲してゆくのかどうか、また国会の承認等が総選挙後になる場合には、アメリカの会計年度の期間が切迫しておるので、行政上の特別の措置を講じて、仮実施を行うといううわさがあるがそれは事実であるかどうか、こういうお尋ねをいたしたのであります。しかるところ電光外相は、もし仮実施をいたすような必要を生じた場合には、国会にこれを相談する考えがある、こういう趣旨の御答弁でございました。その辺から見まする……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 農林水産委員会 第2号(1955/03/28、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 では速記録に載せておいてもらおう。

第22回国会 農林水産委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 大臣に伺いたい点がたくさんありますが、これは御出席の際に留保いたしまして、とりあえず改良局長に二、三お尋ねをいたしたいと思います。  他の委員諸氏からも御質疑がありましたが、昭和三十年度の改良局関係の予算は、農民とのつながりの多い補助とかあるいは助成とか奨励金とかいうようなものものが相当多い。しかもこれは一年、二年の短期のものではなしに、相当の歴史的な経過ヲ経て今日に至ったものがその大部分を占めておるように思うのであります。そういった際に、伝え聞くところによりますと、大蔵省は改良局予算の六〇%程度にまでこれを削減するのだということすらも漏らしておるように聞いておりますが、改良局長と……

第22回国会 農林水産委員会 第6号(1955/04/04、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私はきょうは食管問題に限定して、時間の許す限り大臣にお尋ねをいたします。  三十年の予算の編成問題については、あらためて明日お伺いをいたしますが、来年度予算の問題をめぐっていろいろ大蔵当局と各省間に折衝が行われております。なかんずく農林省関係は相当の削減も受けておるやに仄聞いたすのであります。特に私は農林省予算中、来年度の食糧管理特別会計予算についてお伺いをいたしたい。聞くところによると、政府は予約集荷制度を近く政令をもって実施するやに聞いておるのであります。これに伴いまして、来年度米価並びに近くに迫っております麦の政府買上価格等につきましても、大蔵当局から閣議において重大な申入れ……

第22回国会 農林水産委員会 第7号(1955/04/05、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 大蔵大臣に二、三伺いたいのであります。先日発表された昭和三十年度予算に対する大蔵省査定案の中で、農林省所管の予算は九百六十六億円から七百七十六億円、約二百億の大削減を受けておるのであります。中でも公共事業費の大幅削減あるいは補助金の減額等、その最も大なるものであります。大蔵大臣は過般の予算委員会において、委員会の要求に基いて昭和三十年度予算の骨格に関する大蔵大臣の構想を御発表になったのでありますが、これの基本ともいうべき、去る一月十八日の閣議決定による予算大綱の重要施策の中で、農林漁業の振興及び食糧対策の刷新が示されておったにもかかわらず、この大蔵大臣の構想からは、農林漁業の振興及……

第22回国会 農林水産委員会 第14号(1955/05/20、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 決議をいたしたいのであります。その案文はお手元に配付申し上げておりますが、まず案文を朗読いたします。    昭和二十九年産米に対する減収加算に関する件   昭和二十九年産米が平年作を大幅に下廻つた事情並びに減収加算支払に関する従来の経緯にかんがみ、政府は、すみやかに、昭和二十九年産米に対する減収加算として、昭和二十八年産米において採用した算定方式の例に倣い算出された石当百四十円を、供出全量に対して支払うべきである。   右決議する。    昭和三十年五月二十日       衆議院農林水産委員会  提案の趣旨等については十分皆さん御納得の上で本案を提出しておりまするので、これを省略い……

第22回国会 農林水産委員会 第15号(1955/05/25、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 昨日の予算委員会において私は、農林大臣にお尋ねしたい点を、専門的な問題でありますので本委員会に留保いたしました。その二、三についてお伺いをいたします。昨日予算委員会において、私は、この減収加算の支払い方法について、その根拠となるべき算出基礎を要求いたしたのであります。すなわち、昭和二十九年産の米の買い入れ数量また都道府県別作況指数といったものを昨日いただいたのであります。本委員会にも一つ資料として御提示を願いたい。そこで、五月上旬の買い入れ数量は大体二千二百九十三万石どまりになっておるようでありますが、中には供出を完遂しておらない府県も一、二あるようでありますが、全体としては大体一……

第22回国会 農林水産委員会 第17号(1955/05/27、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は、大臣に予約売り渡し制並びにその中心である三十年産米価問題について、主としてお尋ねをいたします。  その前に資料を要求いたします。先日の大臣に対する私の質疑に対して、食管特別会計については十分検討するのに必要な資料は遠慮なく申し出てもらいたい、幾らでも出す、こういう御言明がありましたので、とりあえず以下申し上げるものを即急に御提示願いたい。朗読いたします。  食管特別会計等に関する資料要求  一、時期別、産地別、銘柄別価格差の内容。  二、集荷業者の集荷登録制度の内容。  三、三十年産米に対する米価専門委員会の価格算定方式の案、またそれに基いて試算される三十年産米の試算米価。 ……

第22回国会 農林水産委員会 第18号(1955/05/31、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 関連して。ただいまタバコ災害に対する質疑が行われているわけでありますが、このタバコ関係を見まして一番矛盾を感じますことは、耕作をしている七万戸余りの農家というものは、タバコに関する限り専売公社を通じ主として大蔵省の所管でいろいろと支配を受けている。ところが実際においては農業経営自体は農林省が全般的な指導運営に当つている。そういうところに同じ農作物でありながら、米に対しては凶作加算が昭和二十九年産については御存じのようにいろいろな経過はあったが、百四十円出るようになりましたが、タバコの場合は今聞いておりますと、部分災害だという理由でもってこれが支払われない。しかし受ける農家はみな同じ……

第22回国会 農林水産委員会 第21号(1955/06/03、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 議事進行について……。昨日当委員会において、農林省所管の三十度予算に対して修正すべきものと認めて、予算委員長あてに申し入れをいたしたのでありますが、その後の経過はどういうふうになっておりますか。聞くところによりますと、予算委員会はすでに分科会に入り、農林水産委員長の申し入れ等についてもほとんどこれを取り上げて検討しておるというふうにも思えません。また一方自由党並びに民主党の予算修正をめぐる折衝はもはや最終段階に入り、二百十五億の修正数字も大体意見の一致を両党間には見たと伝えられておるが、大蔵当局が非常に難色を示しておるためにその間に両党首会談等が計画されておるとか、いろいろな風評が……

第22回国会 農林水産委員会 第22号(1955/06/08、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 野田さんなり松浦さんにちょっと伺いますが、先ほど委員長からごあいさつを兼ねた釈明がありましたが、わが農林水産委員会は六月二日に満場一致の決議をもって、農林関係の一般に対しては三十九億六千八百万、公共事業関係については百十六億二千三百万、農林漁業金融公庫出資増額に対しては五十六億、計二百十一億九千百五十万円の増額決議をいたしました。これをただちに予算委員長あてに申し入れをいたしておるのであります。ただいま修正責任者としての御趣旨を承ることができず、ただ若干の項目について今後の所信を釈明になったばかりでありますが、この農林委員会においては、野田さんの御所属の自由党ももちろん満場一致の中……

第22回国会 農林水産委員会 第25号(1955/06/14、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私の先ほど中村委員の議事進行に関する発言を通じて聞いておったことは、米価審議会を開催して、その意見を尊重して、十五日までに米価を決定するということは、大臣がしばしば言っておられる。十五日は明日なんです。従って十五日に政府が米価に対して正式態度を決定することを当委員会は期待しておったわけです。だから大臣が本委員会に御出席になって、米価に対する政府の正式な態度を当委員会に御報告になるまでは、当委員会としては他の一切の法案その他の審議――主として法案の審議を停止する、こういうふうに私は理解しておったのですが、それは違うのですか。審議を尽すということは、中村君どういうことですか。審議を尽す……

第22回国会 農林水産委員会 第26号(1955/06/17、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農林大臣に伺います。米価の決定が大へんおくれておりますが、私はこれは農林大臣の責任だと思うのです。話に聞けば、あなたは閣内の連絡閣僚までやって八面六臂の手腕を振っておられるそうですが、いやしくも農林行政という広範なところの長官として、しかも大事な米価決定がかくのごとき事態になったということは、あなたが党務に忙殺されて、農林大臣としての任務遂行に遺憾な点がありはしないかと巷間伝えられておりますが、あなたは現在も連絡閣僚をしておられますか。一意専心この米価問題なり、農林行政に、党務を捨ててほんとうに打ち込み、期待に沿うような態度でおやりになっておるか、そういう点については私は少し疑わし……

第22回国会 農林水産委員会 第27号(1955/06/18、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 関連。ただいま芳賀委員が大事な点について質疑をしておられますか、私が昨日質問をいたしました重要な点と関連をいたしますので、一点だけお伺いをいたしたいと思うのであります。  予約売り渡し制度と米価は表裏一体のものであって、別個に切り離すことは不可能と思うが、農林大臣はこの方針を堅持して今後も進むかどうかという私の質問から、だんだんと進んで今日の事態になってきておるのであります。ところが現在は、予約制度の実施面のみが先に進んでおるのありまして、政府は大体予算米価を強行する意図で、現在まで反省しておらないのであります。もしこのままにして推移せんか、予約制度のみが先行し、米価は予算米価にく……

第22回国会 農林水産委員会 第34号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいまの応答でややはっきりしましたが、さらに私は米審答申の内容を新米価に政府がどういうふうに織り込むかということについて、具体的にお尋ねをしてみたいと思います。  一万円米価、一万円米価と盛んに言いふらされております。今の政府の原案であります一万六十円では、基本米価では一万円にはほど遠いのであります。そこでただいまも質疑がありましたが、金曜日の閣議できめられようとする政府買い入れ価格の農林大臣としてのお考えはどういうものであるか、なかんずく基本価格はどういう価格にされますか、その点をまず最初に伺いたい。
【次の発言】 はっきりしておきたいことは、米価一万円という言葉があるのだが、……

第22回国会 農林水産委員会 第36号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 お尋ねしたい点は、繭の再生産を補償する問題を中心にいたしまして、なかんずく独占形態をとっておる現在の日本の製糸業に対して、養蚕農家の利益をいかにして守っていくかという方策につきましてこの機会にお尋ねいたしたいのであります。  あとで逐条的なことをお尋ねいたしますが、そういう立場から一般的な点についてお伺いをいたしますと、よほど前の国会でありましたが、ただいま改正法律策が出ておりますこの繭糸価格安定法の審査をいたしました際に、当初政府は糸価安定法として出した。私は当時農林委員の一人といたしまして、糸価の安定よりもまず繭価の安定をはからなければならないという見地から、遂に各派の同調を得……

第22回国会 農林水産委員会 第37号(1955/07/08、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 昨日来私は蚕糸価格安定法の一部改正に関する法律案について質問をいたしたのでありますが、今朝に至ってようやく私の要求いたしました資料が、膨大な資料がただいま配布せられました。私どもはこれを検討するということもすぐできませんし、この資料によりますと、日本輸出生糸保管株式会社案なるものが突如としてその全貌をようやく明らかにした、こういうような事態であります。こういう態度では、私どもはほんとうにこの審議を尽すことができないと思うのです。この資料に対してまず詳細な説明を聴取いたしまして、後しばらくこの資料について十分検討したいと思いますので、当初の審議日程について、委員長におかれてもなお御一……

第22回国会 農林水産委員会 第38号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいまの問題に関連しまして、長官に一つ伺いたいのです。北海道開発機構について、今議論がたまたま発展しておるのですが、この開発機構について現在の機構を妥当とお考えになりますか。たとえばこういう災害が、しかも大きな災害が頻発をいたしますたびごとに、あなた方は企画官庁で実施面は建設、農林その他関係省をしてやらしめる面と、北海道地方公共団体をしてやらしめる面と出てくる。ある一定の開発計画というものは、国の企画によって進んでいく場合もありましょうが、臨時突発の災害というような場合には、やはり出先において日常のいろいろな仕事を担当しておる北海道なら北海道庁というものが、やはり災害復旧というも……

第22回国会 農林水産委員会 第39号(1955/07/13、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農林大臣が御出席になりましたこの機会に、農林漁業の災害対策等に関連いたしまして、農業災害補償制度について御質問申し上げたいと思います。  本年も春先より凍霜害ひょう害、水害等、まことに不幸ながら世界有数の災害国たるの名にそむかず、災害が続発いたしております。公共施設は言うまでもなく、農地、農産物等に多大の損害をもたらしておることは、御承知の通りであります。わが委員会といたしましても、すでに東北地方に調査班を派遣し、今また北海道に調査班二班を派遣して、その実情を精査し、また各党においても、それぞれ議員を派遣して対策の樹立にお努めになっておるのであります。  政府といたされましても、過……

第22回国会 農林水産委員会 第40号(1955/07/14、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 二、三お尋ねをいたします。先日も非公式に伺ったのですが、これは自作農維持創設資金融通法と表裏一体の関係にあると言われておったのでありますが、もしかりに自作農維持創設資金融通法が未成立の場合等があったといたしましても、政府においては本法のみの成立によって差しつかえなく運用できるとお考えになっておるかどうか、その点からお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 もしその場合、七億は当然従来の資金が増額になるわけですが、その二十億の自作農維持創設金融に充当すべく予定されたものについては、これはどういうふうな処置になるのですか。

第22回国会 農林水産委員会 第41号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 台風常襲地帯における農林水産業の災害防除に関する特別措置法につきましてお尋ねをしたいのであります。中央気象台等のその方の専門家の意見を徴することが最も適当だと思いまして、お見えになるのを待っておるわけでございますが、お見えにならないようでございますから、提案者に伺います。要するにこれは災害常襲地帯という内容になるわけでしょう。特定な台風というものの被害に基く災害もありましょうし、台風でない、先般京都府を襲った部分的な豪雨等もあるでしょうし、もしこの台風常襲地帯ということを貫かれんとするならば、その基準というものは非常にむずかしくなってくるんじゃないかと思います。だから問題は、災害の……

第22回国会 農林水産委員会 第42号(1955/07/16、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 大臣がおいでになりましたので、この機会にはっきりさしておきたいのでありますが、ただいまの大臣の御言明中、利益配当云々というお言葉もあったようでありますが、この会社の性格はいわゆる国の行う適格生糸の買付業務を代行するいわば国策会社であります。またそれには数十億の国費をもって融資をしていく、こういう性格のもので、従って普通の営利法人ではありませんが、普通の株式会社法に基いて設立されるということは、先般塩見局長の答弁によって明らかになっているのであります。従いましてただいまの大臣の御言明から考えますならば、これは法第九条の二に相手方とただ単に記載してあり、一応の資料によってその会社の性格……

第22回国会 農林水産委員会 第43号(1955/07/18、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長代理 午後は一時半に大蔵大臣が出席されるそうですから、そのおつもりで御出席を願います。それでは一時半まで休憩いたします。     午後零時十四分休憩

第22回国会 農林水産委員会 第44号(1955/07/19、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 本日午前中、日本学校給食会法案につきまして文教委員会と本委員会との連合審査の結果、ただいまお手元にお配りをいたしましたごとき決議をなすことに意見の一致を見たのであります。しかしながら連合審査会においては決議するがごとき前例がありませんので、話し合いの結果、文教、農林水産それぞれの委員会においてこれを決議いたしまして、政府その他に申し入れをし、適当な処置をとることに決定をいたした次第であります。以下条文を朗読いたします。    学校給食並に酪農振興に関す    る件   学校給食がひとり児童生徒の教育  上及び保健上極めて重大なる意義を  有するのみならず、また広く国民古  来の米食……

第22回国会 農林水産委員会 第46号(1955/07/21、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 大体川村委員の御質問の点を私もただしたかったのであります。大体尽きたようでありますが、若干お尋ねをしてみたいと思います。漁港審議会の答申は四百近いものを答申しておるにもかかわらず、百九十七にこれを整理された理由は、主として予算的な面からきておるのでありますか。あるいは何か一つの基準等があって、そのものによってこれを落されたのか。いやしくも審議会が慎重に審議をし、審議会の答申を得たことによって、地方の関係者は事成ったと同じような期待を持って今日に至っておるのであります。それを無謀な、半数に近いものに整理されるということは、審議会の答申そのものがずさんであるのかという印象を与えますし、……

第22回国会 農林水産委員会 第47号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 お三方に伺いたいのでありますが、前置きは別といたしまして、お三人ともに農村の長期金融制度の必要ということについては、おのおのの立場から肯定しておいでになるわけであります。ただこの法案に対するお三方の御所見は、それぞれの立場においてみな異なっておると思うのでありますが、しからば農村における長期金融制度のあり方というものは、理論的に具体的にどうあるべきか、その構想等についてはどういう形か、一つの理想の形態としてはどうあるべきか、この問題に対して一つの答えを出してもらいたいと思うのです。私が申し上げたいのは、農地改革の精神とこの農地の担保の関係について考えてみた場合に、相矛盾する結果を来……

第22回国会 農林水産委員会 第48号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 大蔵大臣にお尋ねをいたしますが、本愛知用水公団法案は、外資導入による国土の開発、なかんずく農業関係におきましては初めてのケースでありまして、今後に及ぼす影響はきわめて大なるものがあろうと思うのであります。つきましては、その資金計画等について特に慎重なる態度をもって臨まなければならないことは、大蔵大臣も十分御承知のことであろうと思うのであります。そこでこの資金計画について主としてお尋ねを申し上げるのでありますが、当初われわれがこの問題を聞いた際においては、世銀の資金導入は当初二千万ドルを予想されておったのでありますが、それが一千万ドルに減ぜられた。すなわち七十二億がその半額の三十六億……

第22回国会 農林水産委員会 第49号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 自作農維持創設資金融通法案に対する修正案を提いたしたいと思います。これを朗読いたします。   自作農維持創設資金融通法案に対する修正案  自作農維持創設資金融通法案の一部を次のように修正する。  第二条中「農地(農地法(昭和二十七年法律第二百二十九号)第二条第一項に規定する農地をいう。以下同じ。)又は採草放牧地(同項に規定する採草放牧地をいう。以下同じ。)を抵当として徴し、」を削り、同条第一号中「事業に供している農地又は採草放牧地」を「事業に供している農地(農地(農地法(昭和二十七年法律第二百二十九号)第二条第一項に規定する農地をいう。以下同じ。)又は採草放牧地(同項に規定する採草……

第22回国会 農林水産委員会 第51号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 これは農林大臣、大蔵大臣にも伺わなければならぬ非常に重要な問題でありますが、こういう会期末のことでもありますから、実務担当の方に伺っておきたいのでありますが、伝え聞くところによりますと、最近マイロ等がアメリカから相当量新しく入荷契約が成立して、現に入荷しつつあるという話でありますが、それはすべて飼料という名において入れられておるにもかかわらず、ほとんど酒造原料としてそのまま酒造会社等に回されるやに聞いておりますが、食糧庁はその実情を知っておりますか、また輸入計画は現在どういうふうになっておりますか。それをこの際明らかにしてもらいたい。

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/21、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま自由党の小坂委員から提案をせられました議事進行の決議案に対しまして、日本社会党を代表いたして賛意を表するものであります。(拍手)私の賛成の理由を大体三つないし四つに分類して申し上げてみたいと思います。  昨年の凶作指数、すなわち作況指数におきましては平年次を下回って九二%になっているのでありますが、この統計面に現われた数字は実情よりも相当はるかに下回っているのでありまして、これではとうてい実情に沿わないのでありますが、そのような事態においてすらさような大減収を見ておるのであります。従って、これを従来とられてきたところの措置によって、正規の方法に基いて支出すべきことは政府の当……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/24、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 日本社会党の立場から、減収加算支払いに伴う若干の質疑な試みたいと思います。  最初に、問題を明らかにするために、官房長官は……。(「官房長官はどうした」と呼ぶ者あり)それでは官房長官がおいでになったところから出発したいと思うのですが、それはあとに回しましよう。  最初に大蔵大臣にお尋ねを申し上げたいのでありますが、閣議決定の実行につきまして、大蔵、農林両大臣間においては、支払いの大綱について完全なる意見の一致を見ておりますかどうか、この点を承わりたい。
【次の発言】 それでは農林大臣に御答弁を承わりたいのでありますが、約三十三億の算出の基礎となるものは、どの数字に基いたものでありま……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/23、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は米価問題につきまして鳩山総理、一萬田大蔵大臣、河野農林大臣に主として、お伺いをいたしたいと思います。  まず最初に鳩山総理にお伺いをいたしますが、鳩山総理は民主党の総裁とされまして、現政局下において最大の問題ともいうべき農業問題につきまして、どの程度の御認識を持っておられるか、私は二点について伺いたいのであります。その第一は、ただいま問題になっております米価問題であり、その第二は、アメリカ余剰農産物の輸入問題でありますが、本日は米価問題が中心でありますので、余剰農産物の問題については他日また機会を得て伺いたいと思います。  アメリカの農産物価格及び過剰生産の処理問題は、アイゼン……

第24回国会 農林水産委員会 第52号(1956/08/24、27期、日本社会党)

○足鹿委員 台風第九号につきましては、先ほど政府の被害状況の報告を聞いたのでありますが、この台風はこの地図で見ますと山陰沖を接近して通っておるようになっておりますが、私ども現地の感じから言いますと、よほど接近しておったように思います。米子測候所の調べたところによりますと、鳥取県の米子、島根県の東部方面においても、瞬間風速三十五メートルという相当強い風速のものでありまして、この中心が当日の十一時ごろから十二時ごろに襲ってくるであろうという警報が出まして、それぞれ対策を講じておったのでありますが、それが過ぎた夕刻の薄暗くなってから、雨を伴った非常に強度なものに変りまして、当初伝えられておったものよ……

第24回国会 農林水産委員会 第53号(1956/09/07、27期、日本社会党)

○足鹿委員 きわめて簡単に一、二の問題をお尋ねいたします。  今次の第九号台風の特異性は、先ほど経済局長がお話になった通りであろうと思うのですが、その中でたとえば開拓関係に一つの例をとってみますと、今まで開拓地の被害というものは、奥地開拓地等に多くその例を見たが、今度は有明湾等の特殊な干拓地域におる開拓者の被害という特殊なケースが出ておる。単にそれのみに限りませんが、開拓農民に対しては、営農の関係から、また災害率が多い点から、農業災害補償法の対象から除外されておる。そこに営農上非常に不安定な特殊な事情があると思うのです。それに対して一体どういうふうに考えておられるか、どういうふうに措置をされる……

第24回国会 農林水産委員会 第54号(1956/09/11、27期、日本社会党)

○足鹿委員 八月の二十四日の本委員会において大臣の御出席を待ち、現在問題になっております米穀配給制度のいわゆる合理化案についてお尋ねをし、いろいろと政府の考え方をただしたかったんでありますが、どうしても都合がつかないというので、自来今日まで待ち続けておったわけであります。その間に、政府は去る二十八日に閣議決定をいたされまして、米穀配給制度の合理化案なるものを公表されておるのであります。わが委員会が去る二十四日にこの問題を取り上げ、国民の食生活に密接不可分の関係のある配給制度の、合理化とは言っておりますが、その内容をしさいに検討してみますと、非常に改悪に類する面がたくさんありますので、こういうこ……

第24回国会 予算委員会 第1号(1956/02/03、27期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま提案になりました昭和三十年度特別会計予算補正(特用3号)について、若干の質疑を試みたいと思います。なかんずく農林省所官の食糧管理特別会計を中心に関係関原にお尋ねをいたしたいと思います。  私は本問題に入るのに先だちまして、食管特別会計の補正の前提であります二つの重要な問題を、まず政府から御答弁を願いたいと思います。その第一点は特集米制度について農林大臣の所信を承わりたいという点であります。巷間伝うるところによりますと、農林大臣は二月中旬を期して特集米制度を実施することを決意し、事務当局に対して法令その他の審議を命じておると伝えられておりますが、農林大臣はそのようなお考えをた……

第24回国会 予算委員会 第6号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○足鹿委員 私は農政一般につきまして、河野農林大臣、一万田大蔵大臣並びに正力国務大臣等の関係閣僚にお尋ねをいたしたいのであります。他の委員会との調整の都合もあるそうでありますので、まず最初に大蔵大臣にお尋ねをいたしたい。  政府の三大政策であります減税の公約に関連をいたしまして、農村課税の増徴の矛盾を持っていねいか、この点であります。すなわち、政府は租税負担の均衡化をはかるために、昭和三十一年度において給与所得の控除額の引き上げによりまして、給与所得者の所得税の負担を若干軽減する方針のようでありますが、一面におきまして、これは従来からでありますが、地方税、特に住民税や固定資産税の増大が顕著にな……

第25回国会 農林水産委員会 第1号(1956/11/16、27期、日本社会党)

○足鹿委員 先般来冷害は別といたしまして、その他の地区における十二号、九号、十五号の被害対策について、先ほど局長から御説明があったわけでございますが、それによりますと、政府の対策はきわめて消極的であり、実際的には天災融資法一本やりというような感じでありますが、本委員会の議決とはなはだしく相隔たっておるように見えるのであります。たとえば十月三十日に農林省案として一応御構想になったままで、しかもなお大蔵省と話のつかない、農林省だけの考え方のものにしてみて、わずかに六千万円余というふうに私どもは聞いておるのであります。さようなことで果して現地の――ただいまも山口からいろいろとお話がありまして、私ども……

第25回国会 農林水産委員会 第6号(1956/11/28、27期、日本社会党)

○足鹿委員 岡村さんに伺いたいと思いますが、なお岡村さんのみならず参考人全部に、私の質問のうち一点だけについてはお答え願いたいと思います。
【次の発言】 それでは岡村さんに伺いますが、農業団体中央会のあり方については、どういうあり方がいいかという点について、一点だけ伺いたいと思います。私は何も意見は言いませんから、あなたの御所信とその理由を明確にしていただきたい。現在のごとく二元的なものがよろしいか、一元的なものがよろしいか、大体その御構想だけをしぼって御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 農業団体の中央会のあり方について、現在二元主義をとっておるが、その点に対して参考人各位は全部どのよう……

第25回国会 農林水産委員会 第9号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○足鹿覺君 ただいま議題となりました、村松久義、足鹿覺両君提出農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  わが国の農林漁業を振興いたすためには、その基本組織たる農林漁業組合の整備強化をはかる必要があることは今さら申すまでもないところであります。このため、昭和二十六年に農林漁業組合再建整備法を制定し、これに基き今日まで、鋭意不振組合の再建整備をはかってきたのでありますが、本法による再建整備の措置は、再建整備期間が、指定日から五年ということになっておりまして、本年三月をもって終了いたしたのでありますが、その間、本法の適用を受けた農林漁業組合の大半は、計画通り再建……

第26回国会 建設委員会 第12号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○足鹿委員 若干の質疑を行いたいと思います。聞くところによりますと、この法案の審議を非常にお急ぎになっているようでありまして、その御趣旨はよくわかるのでありますが、これは同様趣旨の法案について他の委員会においても審議が進められておるのでありますが、それらの関係はどういうふうになっておりますか、委員長にちょっとお伺いしたいと思います。
【次の発言】 経過をお聞きいたしましてその御趣旨はよくわかるわけでありますが、政府に同様の点でちょっとお伺いいたします。予算を伴う法案について非常にお急ぎになる御趣旨はわかるのでありますが、私先国会まで農林や予算をやっておりまして当委員会は初めてでございますので、……

第26回国会 建設委員会 第13号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○足鹿委員 私は昨日いろいろ資料の要求をいたしましてきょう質問をいたすつもりで参ったのでありますが、先ほどの農林水産との連合審査会におきまして、大体私の聞かんとしておったところも一応出尽したように思いますので、これとの重複を避けまして二、三お尋ねを申し上げておきたいと思います。  昨日も大臣からお話がありましたが、特定多目的ダム法の運用に関する覚書なるものが、農林建設両省間において取りかわされている。それによりますと、先ほど来農林水産委員の同僚諸君からこもごも御指摘になった点はやや具体的になっているようでありますけれども、これを見ましてもなお私どもはよく理解のできない点があるのであります。たと……

第26回国会 建設委員会 第15号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○足鹿委員 ちょっと関連して。先ほど三鍋委員から逐条的な御質問がありましたが、私はその第十五条関係を関連してお尋ねを申し上げたいのであります。高速自動車国道を通行する自動車の危険を防止するために、自動車国道に接続する二十メートル以内の区域について、政令で定める基準に従い、特別沿道区域を指定するということになりておるのですが、その政令基準の内容というものは、どういうものでありますか。また予想される危険を防止するということになっておるのでおりますが、沿道に及ぼす危険の範囲というものは、どういうことが予想されますか。道路を中心に左右に二十メートルということになりますと、これは大へんな面積になると思う……

第26回国会 建設委員会 第24号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○足鹿委員 直接建設行政には関係のない問題で大臣に御出席を願うことは恐縮ですが、所管が建設省所管になっておる事項でありますので、以下若干の質疑を建設当局並びに関係当局にいたしたいと思います。  大臣もすでに御存じでございましょうが、昨年の九月一日付をもちまして防衛庁の大阪建設部広島支部から鳥取県知事あてに公有水面使用の願いが提出をされました。自来鳥取県当局と建設当局との間に文書でいろいろと質疑応答がなされました。それは大臣もすでに御承知でございましょうが、鳥取県米子市大篠津及び境港市の中浜地先から島根県の大根島の間に長さ約千メートル、幅三百四十メートル、盛り土の一局さ五メートルの埋め立てを行い……

第26回国会 内閣委員会 第43号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○足鹿委員 ちょうど美保基地の問題がただいまの質問で出ましたので、同僚議員の了解を得ましてこの際あわせて当局にお尋ねを申し上げたいのであります。  先ほどから赤澤君からもいろいろと御質問がございましたが、美保基地の水面を埋め立ててジェット機の滑走路を延長しようということが表面化いたしましたのは、昨年の九月一日防衛庁の出先である広島の支部から鳥取県知事あてにその使用願が提出されたのであります。その際その使用願が疑義がありまして、所管省である建設省に県は人を派しあるいは文書を通じて見解をただした。その結果公有水面埋立法四十二条の規定が適用されるであろう、その場合はそうであろうということに大体なった……

第26回国会 農林水産委員会 第31号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○足鹿委員 農林大臣にお尋ねを申し上げたいのでありますが、いずれこまかいことは各論に入ってから政府委員にその都度お尋ねを申し上げたいと思うのです。きょうはその基本的な問題に限定して二、三お尋ねをしてみたいと思うのです。  まず私の質問は、農業災害を二つに見まして、一つは自然災害の問題、一つは人為災害とでもいいますか、最近公共施設によっていろいろ農民が被害を受けることについて、後段時間があればお尋ねをしてみたいと思うのです。  まず最初に本問題であります農業災害補償法の改正についての基本方針を一つ承わりたいのであります。大臣も私と一緒に農林委員をされ、また農林委員長として親しく私どもも御指導願っ……

第26回国会 農林水産委員会 第32号(1957/04/20、27期、日本社会党)

○足鹿委員 昨日に引き続きまして、農林大臣並びに政府当局にお尋ねを申し上げたいのであります。今度の改正が根本改正でないということについては、私ども不満を持ってはおりますが、今の情勢としてはまたやむを得ない実情もある。しかし従来法の運用に当ってみて、法改正を伴わなくても、また根本改正を行わなくても、適用の面においていろいろと是正していくことのできる点が多々あると思われる。その一つの事例として、昨日も損害評価と農林統計調査機構との関係についてお尋ねを申し上げましたが、それは農林大臣が作る損害評価の基準等について十分考慮するということでありますが、そういう点についてはあとのこまかい質問で承わりたいと……

第26回国会 農林水産委員会 第34号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して、今の評価と統計の関連の問題ですが、今も統計調査部長が言われるように、市町村の統計資料というものは現在の機構ではないのですが、まだ戦後のこの機構ができる前には、市町村統計吏員という制度があって、そうして市町村みずからか一つの統計の資料を持ち、それが県に伝え、国に伝えておった。そういうやり方もあったのです。今度事業が市町村に移る場合に、また最近市町村合併が非常に進行して、大市町村ができて、郡よりも大きい市や町ができるという段階に来ておって、郡の持つ郡の統計資料はあるが、市町村のはないということは、私は矛盾だと思うのです。今度の損害評価とのつなぎをやろうとすれば、郡ではどうして……

第26回国会 農林水産委員会 第35号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して。その点、お尋ねをいたしますが、昨日来問題になっているのはこの点が一番中心なのです。それでこの大臣準則の資料を一つ出して下さい。どういうものを考えているか、ここで言葉の上でばかり応酬していても問題の焦点が明らかになりませんから、大臣準則の試案を出して下さい。私が今まで芳賀委員とあなたとの質疑応答を聞いておって一番不可解に思うのは、やはり二元法則をとっておられることだ。組合には評価をさせる、農林統計調査部なり地方自治体なり政府機関は審査をしてやるんだ、こういう建前を一向くずしておらぬ、そこに問題があるのです。  そこで今も問題になっておったように、市町村といえども旧村を二十カ……

第26回国会 農林水産委員会 第37号(1957/04/27、27期、日本社会党)

○足鹿委員 先日資料を要求したわけでありますが、非常にまじめに勉強去れて全部の資料を御提出願ったことは非常にけっこうだと思います。その際一つ落しておりましたので、これは来月になってからでもよろしゅうございますが、一つお願いしたい。危険階級の設定要領の資料、これを御提示願いたいと思います。  そこで本日いただきました資料の点についてまず若干のお尋ねを申し上げたいのであります。解散議決又は事業休止状態に入った組合等調、これに上りますと、農林省に届いておる休止状態あるいは解散議決をした組合は四十三組合にわたっておりますが、これに対して農林省はどういうふうな態度で臨んでおりますか。たとえば休止組合に対……

第26回国会 農林水産委員会 第39号(1957/05/09、27期、日本社会党)

○足鹿委員 七人の参考人の皆さんからいろいろと御意見を拝聴したわけであります。まことに失礼でありますが、二、三ぶしつけなお尋ねを申し上げるかもしれませんが、御答弁、御意見をお聞かせ願いたいと思うのです。  最初に埼玉の繭検定所長の石井さんにちょっと伺いたいのですが、現在の繭検定機構については、私どもの見るところでは、相当これを是正していかなければならない部面があると見ておりますが、実務に従っておられる所長の御見解はいかがでありますか。お気つきの点があったらこの機会に御所見を承わりたい。
【次の発言】 私のお尋ねしておる点が明瞭でなかったせいか、きわめて抽象的な御答弁になりましたので、それでは具……

第26回国会 農林水産委員会 第40号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○足鹿委員 農業災害補償法の一部を改正する法律案に対する修正案を提出いたします。すなわち   農業災害補償法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   弟四十五条の二第一項の改正規定を削る。   第百四十二条の四中「十分の一」を「二十分の一」に改める。   第百四十七条の改正規定を次のように改める。   第百四十七条第十一号の次に次の一号を加える。   十一の二第九十九条の二第一項又は第百三十条の規定に違反したとき。   第百四十七条第十三号を次のように改める。  十三 第百四十二条の五の規定による命令に従わなかったとき。  次に農業災害補償法臨時特例法を廃止する法律案の一部を次の……

第26回国会 農林水産委員会 第41号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して公取の委員長と須賀局長に、今の私的独占禁止法に関連して二、三お尋ねをしたいと思うのです。今審議中の生糸製造設備臨時措置法案とうらはらの関係になるのではないかと思われる、昭和三十二年繭の需給調整実施要綱というものを、当局では持っておられるように聞いておりますが、何かそういったものをお考えになっておりますか。
【次の発言】 私の承知するところによりますと、昭和三十二年繭の需給調整実施要綱案なるものが、現在一応まとまっているように承知しているのであります。その内容は、第一方針でありまして、第二を措置として、今局長が述べられたような、繭の移出入の多い都府県について調整を行う、また必……

第26回国会 農林水産委員会 第42号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○足鹿委員 この際蚕糸業法の一部を改正する法律案につきまして、審議が最終段階に参りましたので、農林大臣の御所見を承わりたいと思うのであります。  まず第一に、本案が通過成立を見た暁において、問題はその審議会の構成と運営にかかると思うのであります。従来蚕糸局関係のこの種審議会あるいは委員会の構成並びにその運営に徴しましても、養蚕農家やあるいは中小製糸業者の意見というものが必ずしも尊重され、かつまた政府の施策に正しく反映しておると思われない点が多々見受けられるのでありますが、これは単にこの審議会の構成、運営のみならず、政府の蚕糸政策自体にも大きな関連のあることは申すまでもありませんが、何はともあれ……

第26回国会 農林水産委員会 第47号(1957/06/05、27期、日本社会党)

○足鹿委員 バック・ペイの問題については大体議論が尽きたと思うのですが、私は一点だけ申し上げておきたいと思う。それは予約制度が実施になった昭和三十年のときに、強権供出の方の実態というものはかわっておらない、だから集荷方式をただかえてもいざというときにはやはり強権供出の方式が出てくる。こういう点について制度として改めていくならば、当然食管法自体の改正をなすべきではないか。こういう点を政府に念を押しただしたのでありますが、その必要はないんだ、これはただ単に集荷方式でございます、その集荷方式を変更するにすぎないのだということで、ずいぶん論議をした結末がそういう結末であったことは、大臣も当時この農林委……

第26回国会 農林水産委員会 第48号(1957/06/06、27期、日本社会党)

○足鹿委員 私は同僚議員の質問で大体尽きたようでありますから、二点だけ特に大臣にお伺いしたいと思うのです。先ほどからいろいろと議論になっておりますが、余剰農産物の見返り円がだめになった。従って資金運用部からの資金にこれを乗りかえていかなければならぬ。その利子の上昇分だけを見ましても、一反当り二百円くらいの上昇があるというふうに私どもは聞いております。またこれはこまかいことでありますから、大臣は御存じかどうか知りませんが、この工事自体が非常に工費が高くつく、それが従って農民負担に重くはね返ってくるということについて、いろいろ伝えられるところによりますと、技術顧問団に対するところの経費が非常に大き……

第27回国会 建設委員会 第2号(1957/11/09、27期、日本社会党)

○足鹿委員 私は二つの問題についてお尋ねしたいのですが、第一には、いわゆる常勤労務者等の定員化の問題と、それから道路政策の問題、この二つについてお尋ねをいたしたい。きょうは関係各方面からおいでになっておるようでありますので、先に常勤労務者の定員化問題についてお尋ねをしたい。まず順序として、一番大きな常勤労務者をかかえておられる建設大臣に最初にお尋ねをいたしたいのであります。  常勤労務者等の定員化問題につきましては、その後どういう状態になっておりますか、二十六国会も衆参両院の内閣委員会が決議をいたしておることは申し上げるまでもありませんし、また公務員制度調査会の作業も相当進んでおると思いますが……

第27回国会 建設委員会 第4号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○足鹿委員 通産当局がおいでになっているそうですが、私はその点二、三お尋ねしたい。今小川委員からいろいろとお尋ねがありましたが、その地盤沈下の原因はいろいろあると思う。われわれが先般見て参りました江東地区の場合においては、工業用水が非常に多くとられる、毎秒四トンないし五トンという大きな工業用水も、大きな地盤沈下の原因であろう、こういうふうに、私どもはしろうとでありますけれども、一応観察もし、技術者の意見も聴取し、そう判断しております。御存じのように、宇宙の方面の研究は最近とみに進んできておりますが、下の地下の方に対しては、あれだけ江東地区の問題が起きておっても、行って見ると、きわめて原始的な調……

第28回国会 大蔵委員会 第1号(1957/12/23、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  この際一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。  私は、今回はからずも大蔵委員長に選ばれまして、その重責を汚すことになりました。何分にも当委員会に課せられました任務はきわめて重大なものがありますので、浅学非才の私はその任ではないと存じております。しかし、委員長の重責をになうことになりました以上、その微力にむちうって、誠心誠意職務の遂行を期する決意でございます。何とぞ皆さんの御支援を心からお願いを申し上げまして、まことに簡単でありますが、委員長就任のごあいさつにかえます。
【次の発言】 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  当委員……

第28回国会 大蔵委員会 第2号(1958/02/06、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず去る十二月二十四日本委員会に付託に相なりました製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案、同じく二十七日予備付託に相なりましたたばこ専売法の一部を改正する法律案、一月二十九日付託に相なりました日本開発銀行法の一部を改正する法律案、昭和二十八年度から昭和三十二年度までの各年度における国債整理基金に充てるべき資金の繰入の特例に関する法律の一部を改正する法律案、昭和三十二年産米穀についての所得税の臨時特例に関関する法律案、所得税法等の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、酒税法の一部を改正する法律案、並びに去……

第28回国会 大蔵委員会 第3号(1958/02/12、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  理事辞任の件についてお諮りいたします。理事であります有馬英治君より、今十二日理事を辞任いたしたい旨の申し出がありました。これを許可することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  続いて理事の補欠選任を行いますが、これは、先例により委員長において指名することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、委員長において大平正芳君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、参考人招致に関する件についてお諮りいたします。本日午後一時からの税の執行に関する調査小委員会において、税の執行にお……

第28回国会 大蔵委員会 第4号(1958/02/13、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず昨十二日付ですでに付託と相なりました関税定率法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案及び経済基盤強化のための資金及び特別の法人の基金に関する法律案の両案について、政府より提案理由の説明を聴取することといたします。大蔵大臣一萬田尚登君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終了いたしました。本案に対する質疑は次会に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、昭和三十二年度産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案を議題として審査を進めます。  御質疑はありませんか。
【次の発言】 御質疑がないようですから、これにて質疑は終了すること……

第28回国会 大蔵委員会 第5号(1958/02/14、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  税制に関する件、金融に関する件及び外国為替に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。石村英雄君。
【次の発言】 いいですか、資料は出ますね。  横山利秋君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩いたします。     午後零時四十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き、会議を開きます。  質疑を続行いたします、石野久男君。
【次の発言】 石野君に申し上げますが、約束の時間がだいぶ過ぎておりますから、簡潔に願います。
【次の発言】 神田大作君。

第28回国会 大蔵委員会 第6号(1958/02/18、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  まず理事の補欠選任についてお諮りいたします。理事でありました横錢重吉君が去る十五日委員を辞任されましたので、理事が一名欠員となっております。  これよりその補欠選任を行いますが、これは先例により委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは委員長において横山利秋君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、去る十五日付託に相なりました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、政府委員より提案理由の説明を聴取することといたします。大蔵政務次官坊秀男君。

第28回国会 大蔵委員会 第7号(1958/02/19、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  国有財産に関する件及び金融に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので、これを許します。横錢重吉君。
【次の発言】 山崎始男君。
【次の発言】 大森施設課長。
【次の発言】 今連絡をしておりますが、まだ見えぬので、どうしますか、山崎君。
【次の発言】 建設本部長は都合が悪いそうでして、直接の担当者である経理局長がそのうちに来るそうであります。

第28回国会 大蔵委員会 第8号(1958/02/20、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日までしばしば政府に注意なり警告を発しておりますが、委員会の定刻時間に政府並びに政府委員が出席をされた事例がきわめてまれであります。昨日も、大蔵政務次官に対して、厳重に定刻出席を申し入れておりますが、本日に至るもまだこれが実行されておりません。  従いまして、先刻の理事会でお諮りを申し上げまして、今後政府の出席を厳重に促すために、理事会の満場の御意向がありますので、本日はこれをもって散会することにいたします。     午前十時四十九分散会

第28回国会 大蔵委員会 第9号(1958/02/25、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。税制に関する件、金融に関する件、外国為替に関する件、及び国有財産に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。山崎始男君。

第28回国会 大蔵委員会 第11号(1958/02/27、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日は、まず去る二十一日付託に相なりました厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案、道路整備特別会計法案、糸価安定特別会計法の一部を改正する法律案、たばこ専売法の一部を改正する法律案及び同じく二十二日に付託に相なりました相続税法の一部を改正する法律案の六法律案につきまして、政府委員より提案理由の説明を聴取することといたします。大蔵政務次官坊秀男君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終了いたしました。本案に対する質疑は、次会に譲ることといたします。

第28回国会 大蔵委員会 第12号(1958/03/04、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案を議題として、質疑を続行いたします。石村英雄君。
【次の発言】 石村君に申し上げますが、佐藤主計局次長がほどなく参ります。
【次の発言】 石村君、だれに答弁をお求めになりますか。
【次の発言】 この際午後一時まで休憩いたします。     午後零時十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案を議題として、質疑を続行いたします。石村英雄君。
【次の発言】 先ほど言いましたように、今、参議院の予算委員会の方に、アジア局長の出席を交渉しております。しばらく……

第28回国会 大蔵委員会 第13号(1958/03/05、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案及び食糧管理特別会計における資金の設置及びこれに充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案の両案を一括議題とし、審査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。神田大作君。
【次の発言】 関連してお尋ねを申し上げたいのでありますが、政府は、最近消費者米価の算定作業に入っておられるようでありますが、それはどういうお考えで、どういう機構で、現在どういう作業をしておいでになりますか。この食管関係の二法案を審議していく上において、これはきわめて重要な関係を私は持つと思うので、その点を長官なり、あるいは大蔵当局……

第28回国会 大蔵委員会 第14号(1958/03/06、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  法人税法の一部を改正する法律案、酒税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案の三案を一括して議題といたします。  御報告を申し上げますが、三案につきましてはそれぞれ横山利秋君外十二名提出にかかわる修正案が委員長の手元に提出されております。この際提出者より趣旨の説明を求めることといたします。横山利秋君。
【次の発言】 これにて修正案の趣旨説明は終了いたしました。  各修正案に対する質疑は、後日に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案、昭和二十八年度から昭和三十二……

第28回国会 大蔵委員会 第15号(1958/03/11、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案を議題として質疑を続行いたします。石村英雄君。
【次の発言】 平岡忠次郎君。
【次の発言】 井上君に申し上げますが、外務大臣は、外国使臣との会見があるそうであります。なおもう一つ、参議院の外務委員会から出席を求められております。それが十二時が定刻だそうでありますから、追ってもう一回でも二回でも、都合のつく限り外務大臣の御出席を求めて審議を進めますから、一問で本日のところは打ち切っていただきたい。
【次の発言】 井上君に申し上げますが、先ほど申し上げた通りでありますから……。石村英雄君

第28回国会 大蔵委員会 第16号(1958/03/12、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する法律案を議題として審査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。横山利秋君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。     午後零時三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案を議題として、質疑を続行いたします。石野久男君。
【次の発言】 農林大臣に若干の質問を申し上げたいのでありますが、実は、私がお尋ねを申し上げようと思うことは、大蔵大臣の御同席を願いまして、……

第28回国会 大蔵委員会 第17号(1958/03/13、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  国庫出納金等端数計算法の一部を改正する法律案を議題といたします。御質疑はありませんか。――御質疑はないようですから、本案に対する質疑は終了することといたします。  なお本案につきましては、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ることといたします。  採決いたします。本案を原案の通り可決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって本案は原案の通り可決いたしました。  なおこの際お諮りいたします。ただいま議決いたしました法律案に対する委員会報告書の作成並びに提出等の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異……

第28回国会 大蔵委員会 第18号(1958/03/18、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  去る十四日付託に相なりました酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律一部を改正する法律案を議題とし、提出者より提案理由の説明を聴取することといたします。横山利秋君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明を終りました。本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、関税法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。質疑の通告があります。
【次の発言】 平岡君にお答え申し上げますが、委員会の定足数の問題につきましては、従来も慣例等によりまして、でき得る限り定足数を見た上で開会するように運営をいたしておりますが、いろいろの御事情もあり……

第28回国会 大蔵委員会 第19号(1958/03/19、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  参考人招致に関する件についてお諮りいたします。金融に関する件について、日本銀行総裁を参考人として本委員会に出席を求め、その意見を聴取することにいたしたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさように決しました。  なお参考人の出席の日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じます。
【次の発言】 次に、所得税法等の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、酒税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案及び相続税法の一部を改正する法律案の五法律案を議題として質疑を続行いたしま……

第28回国会 大蔵委員会 第20号(1958/03/20、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  補助金等の臨時特例等に関する法律の一部を改正する法律案、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案、食糧管理特別会計における資金の設置及びこれに充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案及び厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案を一括して議題とし、質疑を続行いたします。井上良二君。
【次の発言】 ほかに質疑はありませんか。――質疑がないようでありますから、四法律案に対する質疑はこれにて終了することといたします。  次に、補助金等の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案について討論に入ります。横錢重吉君。

第28回国会 大蔵委員会 第21号(1958/03/25、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  理事辞任の件についてお諮りいたします。  理事であります平岡忠次郎君より、理事を辞任いたしたい旨の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって許可することに決しました。  続いて理事の補欠選任を行いますが、これは先例によりまして、委員長において指名することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは委員長において、田万廣文君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、日本開発銀行法の一部を改正する法律案及び道路整備特別会計法案の両法律案を議題として審査を進めます。  質……

第28回国会 大蔵委員会 第22号(1958/03/26、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  金融に関する件について調査を進めます。  本日は参考人として、山際日本銀行総裁が出席しておられますが、参考人には、御多用のところ御出席をいただきありがとうございました。  それでは質疑に入ります。横山利秋君。
【次の発言】 石村英雄君
【次の発言】 まだあとに井上君の質疑の通告がありますので、簡単に願います。
【次の発言】 井上良二君。井上君に申し上げますが、総裁は十二時前に帰りたいというのを、十二時五分までというのでお打ち合せいたしておりますから、それをお含みの上御質問願います。
【次の発言】 これにて参考人に対する質疑は終りました。  参考人には、……

第28回国会 大蔵委員会 第23号(1958/03/27、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  昨二十六日、逓信委員会よりテレビジョン受像機に対する物品税の低率適用期限延長に関し、申し入れがありました。中入書につきましては、印刷してお手元に配布いたしておきましたので、御報告いたしておきます。
【次の発言】 次に、小委員会設置に関する件についてお諮りいたします。この際勤労性事業に対する減税及び金融に関する小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさように決しました。なお小委員の員数は六名とし、小委員及び小委員長の人選は、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

第28回国会 大蔵委員会 第24号(1958/03/28、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 次に、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案、酒税法の一部を改正する法律案及び日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う関税法等の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案の三法律案並びに酒税法の一部を改正する法律案に対する横山利秋君外十二名提出の修正案の四案を一括して議題といたします。  御質疑はありませんか。――御質疑がないようですから、各案に対する質疑は、これにて終了いたしました。  この際国会法第五十七条の三の規定により、酒税法の一部を改正する法律案に対する横山利秋君外十二名提出の修正案について、内閣において御意見があれば述……

第28回国会 大蔵委員会 第25号(1958/04/01、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  去る三月二十八日参議院より送付されましたたば こ専売法の一部を改正する法律案(内閣提出第二号)を議題といたします。  本案につきましては、参議院におきまして修正されましたので、この際修正部分につきまして、説明を聴取することといたします。参議院議員杉山昌作君。
【次の発言】 次に、三月三十一日参議院より送付されました入場税法の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案につきましては去る第二十六回国会において本委員会が提出し、参議院に送付いたしたのでありますが、その趣旨内容につきましては、よく御承知のことと思いますから、提案理由の説明は省略することと……

第28回国会 大蔵委員会 第26号(1958/04/02、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  国家公務員共済組合法案及び国家公務員等退職手当暫定措置法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題として質疑を続行いたします。福山利秋君。
【次の発言】 まだ質問が続きますか。
【次の発言】 了承いたしました。

第28回国会 大蔵委員会 第27号(1958/04/03、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  たばこ耕作組合法案、たばこ専売法の一部を改正する法律案(内閣提出第二号)及びたばこ専売法の一部を改正する法律案(内閣提出第九二号)の三案を一括して議題といたします。  御報告いたしますが、たばこ耕作組合法案及びたばこ専売法の一部を改正する法律案(内閣提出第九二号)の両案につきましては、内藤友明君よりそれぞれ修正案が提出されております。この際提出者より趣旨の説明を聴取することといたします。まず内藤友明君。
【次の発言】 次に、たばこ耕作組合法案及びたばこ専売法の一部を改正する法律案(内閣提出第二号)の両案に対する附帯決議につき発言を求められておりますので……

第28回国会 大蔵委員会 第28号(1958/04/04、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 この際、報告をいたしておきます。昨日商工委員会において、国民金融公庫の主務大臣に関し、大蔵委員会に別紙の通りの申し入れがありますので、お知らせいたします。  暫時休憩いたします。     午前十一時四十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  金融に関する件につき、横山委員より発言を求められております。横山利秋君。
【次の発言】 次に、参考人招致の件についてお諮りいたします。  千葉銀行における貸付の問題について、千葉銀行副頭取を参考人として本委員会に出席を求め、その意見を聴取することといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

第28回国会 大蔵委員会 第29号(1958/04/08、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  参考人招致の件についてお諮りいたします。金融に関する件について、本日参考人として出席を予定しておりました千葉銀行の笹田副頭取が、健康上の理由で出席できないことになりましたので、あらためて千葉銀行の代表者及び日本銀行の関係者を参考人として、本委員会に出席を求めることといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  なお参考人の人選並びに出席の日時につきましては、委員長に御一任願いたいと存じます。  暫時休憩いたします。     午後三時十一分休憩

第28回国会 大蔵委員会 第30号(1958/04/09、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  金融に関する件について調査を進めます。春日一幸君より議事進行について発言を求められておりますので、この際これを許します。春日一幸君。
【次の発言】 春日君より提出されました証人出頭要求の動議を議題といたします。  本動議について採決いたします。本動議に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立少数。よって本動議は否決されました。  本日はこれにて散会いたします。     午後三時八分散会

第28回国会 大蔵委員会 第31号(1958/04/10、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  金融に関する件について調査を進めます。  本日は、千葉銀行の貸付業務の問題について、日本銀行考査局長篠原周一君が参考人として出席しておられます。参考人には、御多用中のところ御出席をいただき、ありがとうございました。  では、これより大蔵大臣並びに参考人に対し質疑に入ります。春口一幸君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 暫時休憩をいたします。     午後零時五十一分休憩

第28回国会 大蔵委員会 第32号(1958/04/11、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  証人出頭要求の件についてお諮りいたします。本委員会においては、目下金融に関する件について調査を進めておりますが、先刻の理事会において協議の結果、昨日の横錢委員の発言に関する事実関係について、事態を明白にするため、森脇将光君を衆議院規則第五十三条により、証人として本委員会に出席を求めることに決定いたしたいのでありますが、さよう決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。さよう決しました。  なお、証人の出頭日時につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが御異議ありませんか。

第28回国会 大蔵委員会 第33号(1958/04/15、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  理事補欠選任の件についてお諮りいたします。理事でございました藤枝泉介君が昨十四日委員を辞任され、理事が一名欠員となっております。この補欠選任につきましては、前例により委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、委員長において田中彰治君を理事に指名いたします。
【次の発言】 去る十日の本委員会における横錢委員の発言に対し、議員川島正次郎君及び唐澤俊樹君より、それぞれ一身上の弁明につき発言を求められております。これを許すに御異議ありませんか。

第28回国会 大蔵委員会 第34号(1958/04/16、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  金融に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。佐々木秀世君。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 春日一幸君。
【次の発言】 お静かに願います。
【次の発言】 暫時休憩いたします。     午後零時十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き、会議を開きます。  金融に関する件について質疑を続行いたします。田中彰治君。
【次の発言】 田中君に申し上げますが、ただいまのあなたの発言中に、事実と相違する点があり、不穏当と認める点がありますが、この点をお取り消しになりますか。

第28回国会 大蔵委員会 第35号(1958/04/17、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  金融に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。横山利秋君。
【次の発言】 銀行局長とそれから検査部長が来ております。
【次の発言】 竹谷源太郎君。
【次の発言】 神田大作君。
【次の発言】 神田大作君、簡潔にお順いいたします。
【次の発言】 神田君にちょっと申し上げます。大対六時ごろまでにというのが当初の打ち合せの内容でありますが、熱心な御質問がありますので、一応お認めいたしておりますが、唐澤法相も先刻から御出席になっておるようでありますので、一つ次の問題に移りたいと思いますから、御了承の上あと一、二問で結論に入るようにお……

第28回国会 大蔵委員会 第36号(1958/04/18、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  理事辞任の件についてお諮りいたします。理事であります井上良二君より、理事を辞任いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって許可するに決しました。  続いて理事の補欠選任を行いますが、これは、先例により委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、委員長において春日一幸君を理事に指名いたします。
【次の発言】 金融に関する件について調査を進めます。  本日は、古荘参考人が出席しておられますので、一昨日に引き続き、参考人に対する質疑……

第28回国会 大蔵委員会 第37号(1958/04/22、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  理事補欠選任の件についてお諮りいたします。理事でありました佐々木秀世君及び田中彰治君が本二十二日委員を辞任され、理事が二名欠員となっております。この補欠選任につきましては、先例により委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは、委員長において大平正芳君、藤枝泉介君を理事に指名いたします。  次に、理事辞任の件についてお諮りいたします。理事でありました春日一幸君より理事を辞任いたしたい旨の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。

第28回国会 農林水産委員会 第22号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○足鹿覺君 大へん貴重な時間でありますので、簡単にお願いを申し上げたいと存ずるわけであります。先ほど鳥取県知事の遠藤さんからるる御陳情がございましたように、去る三月の二十八日から三十日にわたりまして鳥取県下全域にわたって、三十センチないし多いところでは五十センチの異常な降雪がありました。引き続いて、氷点下五度、六度という異常な低温が続きましたために、県下全般にわたって農作物、果樹、また葉タバコ等に甚大な被害を与えたわけであります。その被害の実情等につきましては、先刻陳情もありましたし、また実物で果樹の果芽がやられたものについてもごらんをいただきましたので、私はこれを省略いたしますが、ただいまも……

第28回国会 農林水産委員会 第29号(1958/04/22、27期、日本社会党)

○足鹿覺君 ただいま本名政務次官から三月の災害対策の要綱について政府の考えを聞いたのでありますが、それに関連いたしまして、少し掘り下げて一、二の点をお尋ねし、また災害が最もひどいと言われております私どもの地方の実情も一、二申し上げて御再考を願いたいと思うわけでございます。  まず第一に、天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法の適用の問題でありますが、これはまことにけっこうでありまして、すみやかにやっていただかなければならぬのでありますが、問題はその貸付の資金のワクであります。現在までの被害実情等を見ますると、従来の例は、主として水田であるとか、麦作地帯であるとか、あるい……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 国土総合開発特別委員会 第2号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○足鹿委員 私は現在行われております産業立地条件の調査を中心にして、全国で五十六地域が指定されておることについて、二、三お尋ねをしてみたいと思うのです。現在の四つの重工業地帯が、工業用水の問題であるとかあるいは地盤の沈下の問題であるとか、いろいろ障害が現われておりまして、将来において、地方産業都市圏の構想に基いて、工業地帯の計画的地方分散が必要な段階になっておることは、政府においてもすでに気づかれ、いろいろな対策が講じられているのでありますが、その一つとして、新規工業地区、立地条件の調査対象地区というものが、先ほど申しましたように五十六地区に分れて置かれておるのであります。各府県から一地区ない……

第29回国会 国土総合開発特別委員会 第3号(1958/07/10、28期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、先回の委員会におきまして通産省に主として申し上げたのでありまして、きょうは建設省に重点を置きたかったのでありますが、やむを得ない差しつかえとかで御出席がないようでありますので、非常に残念でありますが、この次の機会にぜひ発言の機会をお与えいただきたいと思います。  そこで、経済企画庁なり開発庁、農林、通産、運輸に若干のお尋ねを申し上げたいと思います。最近の開発に対する政府の方針なり、また一般世論の動向というようなことについて見ますると、その立場によっていろいろ見方がかわっておりますが、一つの傾向として考えられますことは、従来の食糧増産を中心としたところの農地の開発あるいは改良、……

第29回国会 農林水産委員会 第2号(1958/06/23、28期、日本社会党)

○足鹿委員 最初に米の問題で一、二お尋ね申し上げますが、大体同僚の石田君の質問で尽きていると思いますが、二、三これに補足的にお尋ねをしておきたいと思うのです。     〔吉川(久)委員長代理退席、委員   長着席〕  ただいま聞いておりますと、三浦農政の米に対する態度というものは、われわれは非常に失望をしました。極端に言いますと、米は大してほしくない、結論的に言えば、ほしくないんだ、こういうことにも通ずると思うのです。そういう点で非常に遺憾に思いますが、それは別としまして、最初の基本価格の算定方式の問題についてであります。この点は石田君も詳しく追及をされ、意見も述べられて、大臣の御所見も承わっ……

第29回国会 農林水産委員会 第4号(1958/06/25、28期、日本社会党)

○足鹿委員 資料要求……。ちょっと資料の要求をこの機会にしておきます。  第一に、乾繭に要する諸費用のこまかい資料を提出願いたい。たとえば、公定加工生産費、それから、その他最高、最低の近代化された工場における加工生産費、また、近代化されない場合の加工生産費、そういった加工生産費に関するものと、それから、乾繭に要する諸費用、これの最高最低等、詳細な資料を御提出願いたい。  第二に、低能率の桑園の面積見込みはどういうふうになっているか。低能率とはどういうことかわかりませんが、政府が使っておりますから、その言葉通りでどういうふうに押えておられるか。その資料を第二に御提示を願いたい。  第三に、競合繊……

第29回国会 農林水産委員会 第8号(1958/07/03、28期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して……。  栗林君の御質問に関連をいたしまして、農林大臣に若干お尋ねを申し上げたいと思うのですが、米価審議会が六月三十日に答申を出されまして、これを拝見いたしまして、政府の態度については午前中から御質問がありましたので、具体的な点について大臣の御所見を承わりたいのです。それは、答申の一項、の末尾にあります「パリティ方式による政府諮問はやむを得ざるものと思料するも、基準年次については再考を要すると慰める。」と答申に書いてありますが、これに対する大臣の御所見を承わりたいと思います。
【次の発言】 これは政府の財政負担に直接関係がありますから、大臣も直ちに御即答もできぬようでありま……

第29回国会 農林水産委員会 第10号(1958/07/07、28期、日本社会党)

○足鹿委員 もの大体尽きたと思うのですが、農林大臣に最初一つ伺っておきたいのです。今までの論議の結果から見て、この酪農の問題に限らず、すべての日本の農産物が外国の農業との関係において非常に密接な関係を持っておるというところに非常に問題があると思うのです。かてて加えて、MSAの問題、あるいは余剰農産物の問題、また、その別ワクに基く日米の協定によって、現在問題になっておる脱脂乳の問題等も出てきております。こういうところから見ました場合に、一番問題になるのは、日本の農産物との競合関係にあるものに対して、農林省の基本的な方針なり態度が今後打ち出されないと、これは終始問題があとへ残って、そして解決されな……

第29回国会 農林水産委員会 第11号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○足鹿委員 当委員会は、この特別国会以来酪農問題について熱心に検討し、対策を練って今日に至っておるのでありますが、昨日当委員会の与野党一致の決議を行いました。すなわち、牛乳、乳製品の緊急需給調整対策に関する件として、正式な委員会の決議を行い、農林大臣から所信を表明されまして、一応この酪農問題の締めくくりをいたしたのでありますが、この緊急対策についての決議につきまして、決議をいたす経緯については省略いたしますが、そのうちに盛られてあります学校給食の問題について、昨日の当委員会の審議の模様について文部大臣は次官その他から詳細にお聞きを願った上でただいまの御所信を御表明になったのでありましょうか、念……

第29回国会 農林水産委員会 第12号(1958/07/31、28期、日本社会党)

○足鹿委員 ちょっと一点だけ……。  時間がおそくなっておりますから、簡単に一点だけお尋ねしておきたいのでありますが、ただいま高田君の質問で、生産制限の問題は一応当局のお考え方も聞きましたが、本年の春蚕の千四百円の基準繭価が維持されるためのいろいろな措置は、先ほど蚕糸局長から聞きましたが、事実上維持されておらない事実があるのであります。それは、議論はいろいろありますが、集荷指導対策の問題です。従来、貫当り五十円ずつの経費が、生産者から製糸家が委託を受けたような格好で事実上生産者から差し引かれておりながらも、製糸家の手からいわゆる養蚕団体に回されておった。それが現実に技術員のいわゆる待遇費に回っ……

第29回国会 農林水産委員会 第13号(1958/08/01、28期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、総論は省略しまして、端的に具体的な問題をお尋ねをいたしたいと思います。  ただいま農林大臣並びに谷垣局長から今までの経過の御説明を聞いたわけでありますが、御努力になっておるという点は認めますが、期待すべき成果はきわめて少いと断ぜざるを得ません。その一つの事例といたしまして、この一円引き下げ問題に例をとってみましても、今朝の新聞紙が一斉に伝えておりますが、日本乳製品協会の植垣弥一郎氏はこのように言っておる。「三十日夜塩見農林次官から市乳一合につき一円引き下げに協力してほしいと要請された。理事会ではいろいろの意見が出たが、一円引き下げには協力したいと思う。ただ一円引き下げの場合、……

第29回国会 農林水産委員会 第15号(1958/08/27、28期、日本社会党)

○足鹿委員 他の委員の質問で大体尽きておると思うのですが、若干お尋ねしたいと思います。  私は、この前、第二十九特別国会で、本会議で岸総理並びに大蔵大臣、農林大臣に繭糸価格の安定対策について質問したときに、さっき田原会長も言っておられましたが、百五十億は手切金だという、大蔵省内部にそういう説をなす者があるが、不遜きわまる言辞ではないか、そういうことについてどう思うかということを聞いたのです。そうしたら、佐藤大蔵大臣なり三浦農林大臣からは、色をなして、そういうことは絶対ないという言明があったわけです。この問題は、続けて審議される時間があるならば、明日でも大蔵大臣にもお出かけを願い、また三浦さんに……

第29回国会 農林水産委員会 第16号(1958/08/28、28期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して……。  先ほどから久保田君の質問に対して、塩見次官は酪振法の点について言及をされておられますが、たとえば、法が不備なので十分効果を発揮できない、従って次の機会に法の改正をするのだということをしばしばおっしゃいますが、私どもの見ておるところでは、酪振法そのものの運用が十分になされておらないと思う。あなたはこの委員会においでになりませんから今までの経過がおわかりにならないでしょうが、これはみんなの一致した意見です。酪振法そのものを運用しておられないのです。運用せずにおって、不備だ不備だと言われる。たとえば法第二十五条の適用の問題についてあなたに伺いたいのでありますが、この調査……

第29回国会 農林水産委員会 第17号(1958/08/29、28期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、夏秋蚕繭糸価格の安定に関する件について当委員会において決議すべきことの動議を提出いたします。  まず決議案を朗読いたします。    夏秋蚕繭糸価格の安定に関する件  一、政府は、繭糸価格の先行き不安の現状を打開するため、生糸及び繭の買入保管を強化して、夏秋蚕の最低繭糸価の維持と養蚕経営の安定に万全を期するため、次期国会においてさらに百億円の日本輸出生糸保管会社による追加買入資金の確保をはかるに必要な措置を講ずべきである。  一、政府は、農協連合会が共同保管しようとする繭について、乾繭施設等の整備と融資に遺憾なき措置を講じ、もって共同保管の円滑な実……

第29回国会 農林水産委員会 第18号(1958/09/09、28期、日本社会党)

○足鹿委員 時間がないようですから、簡単に二、三お尋ねしたいのですが、来年度の作付方針について検討をしておられるそうでありますが、農民の実情と著しく離れた減反の方針が巷間伝わっておりますが、これに対する考え方はいかがでありますか。
【次の発言】 黄色種が非常に過剰在庫になっておるということでありますが、どの程度の数量が残っておるのでありますか。なお、先年アメリカの余剰農産物協定によって葉タバコも輸入をされておりますが、その現在の種類別の在庫状態を明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 私の聞いておるのは、従来から輸入されたもののことを聞いておるのじゃなくして、余剰農産物協定に基いてあなた方がお……

第30回国会 農林水産委員会 第3号(1958/10/08、28期、日本社会党)

○足鹿委員 農林大臣が出席をされております間に……。私は、閉会中当委員会が最も重要な問題として諸般の問題を取り上げました中に、ただいま議題となっております蚕糸問題は非常に急を要する問題でありまして特に力を入れて参りました。そこで、閉会中審査の各種の調査事項について結論を出すべく、われわれは夏秋蚕繭糸価格の安定に関する件という決議案を本委員会に去る八月二十九日に提案をいたしまして、当委員会の正式態度を決すべきことを強く要請いたしたのであります。ところが、与党の立場なり、また政府においても十分部内の対策を急がれて参ったのでありますが、この正式態度がきまっておりませんので、しばらく様子を見ようという……

第31回国会 国土総合開発特別委員会 第5号(1959/03/31、28期、日本社会党)

○足鹿委員 国土総合開発の問題に関連いたしまして、総体的なこと、これに関連する地方の諸問題について、若干お尋ねをいたしたいと思います。  まず最初に、総合的なことについて経済企画庁にお尋ねをいたしておきたいのでありますが、国土計画の根幹ともなります本法ができましてから相当な年月がたっておるのでありますが、私もこの委員会には古くからおりませんので、そうよく存じませんが、全国計画というものは、現段階においてはどういうふうに策定をされておるのでありますか、その点についてお尋ねをしておきたいと思います。  それから、これに関連をしまして、閣議決定採択の特定地域の今日までの進捗状況がどういうふうになって……

第31回国会 大蔵委員会 第12号(1959/02/24、28期、日本社会党)

○足鹿委員 関連。  ただいま廣瀬委員から農業法人の問題について御発言がありました。その点で、たまたま鳥取県下における事例を述べられました。また、金子部長も来ておられますので、私は一つその実情について申し上げて今度の対処される方針を伺いたい。  三十四年の二月五日、国税庁直税部の鳥取県下における農業法人の課税上の取扱いという文書を拝見しますと、いろいろと今部長が述べられたようなことを述べて、最終的にはその内容の架空性が顕著である云々という、いわゆるそういうことで結ばれておるわけです。その法人の登記は一応されておるということを認めており、さらにそれを架空性があると断じておる。これは、一国の行政の……

第31回国会 農林水産委員会 第4号(1958/12/19、28期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して……。  今大臣から御答弁がありましたが、桑園を整理する、そのあとの代作に果樹を持っていくとかいろいろなことをお考えになるようですが、代作そのものが、いわゆる畑作全体から見た場合に適当なものがない。たとえば、麦について見ましても、菜種について見ましても、すでに時価・労賃の相場から言って米よりもずっと落ちておるわけです。従って、いわゆる養蚕がうまくなくなったからこれを整理して果樹に持っていくのだ、またほかのものに持っていくのだというようなことを幾ら繰り返しておっても、それでは問題は解決しない。そういう観点から、畑作の一環としての桑園、その桑園を土台とした繭、こういう形になって……

第31回国会 農林水産委員会 第12号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○足鹿委員 農業災害補償法の一部改正法律案につきまして若干の質問をいたしたいと思います。  ただいま提案されております改正法律案の内容は家畜共済に限定されておるようであります。その問題もあとで触れますが、共済制度一般につきまして、従来の経緯等にかんがみまして、昨年一月一日実施せられました農作物共済の大幅改正に基く実施状況等について最初にお尋ねをいたしたいと思います。  私どもは、先般の改正が抜本的なものでなくてその一つの方向を示したものにすぎない、しかしながら制度の前進のためには相当の効果が期待し得られるものとしまして附帯決議を付して賛意を表したことは、御存じの通りであります。その後制度改正の……

第31回国会 農林水産委員会 第16号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○足鹿委員 畑地農業改良促進法の一部を改正する法律案並びに海岸砂地地帯農業振興臨時措置法の一部を改正する法律案の両案を一括して、両案を中心に畑地農業について政府の方針をまず伺いたいと思うのであります。  海岸砂地立法並びに畑地改良促進法等のほかに、まだ急傾斜地帯とか特殊土じょう改良関係とか、畑地関係の議員立法が数々あることば御存じの通りでありますが、これはいずれも昭和二十七、八年から九年にかけて当委員会において発議され、議員立法として通過をし今日に至っておるのであります。われわれは、国が一たん作った法律は、議員立法たると政府提案たるとを問わず、国の法律には変りはないと思うのでありますが、従来や……

第31回国会 農林水産委員会 第17号(1959/03/04、28期、日本社会党)

○足鹿委員 きのうの続きを若干お尋ねしたいと思いますが、昨日いただいた資料についてまず若干お尋ねをいたします。  地域別に事業進捗状況の資料についてですが、積寒、急傾斜、湿田、砂地、畑地と五つの特殊立法の事業進捗度の資料をいただいたわけでありますが、これによりますと、第一次長期計画に対して二十四年度の新年度までの進捗度は、積寒が四四%、急傾斜が二七%、湿田が三五%、砂地が二〇%、畑地が二八%と大体なっております。砂地、畑地、急傾斜は著しく見劣りがしておるのであります。わずかに積寒地帯が一頭地を抜いて四四%という成積を上げているにすぎません。この達成率の低い原因はどこにあるのか。どういう事情によ……

第31回国会 農林水産委員会 第18号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○足鹿委員 去る二月二十四日の大蔵委員会におきまして、私は農業法人の問題について国税庁の意見をただしたのでありますが、本日は農林省並びに国税庁、また大蔵省の当局に対しましてこの問題をただしたいと思うのであります。  二月二十四日の大蔵委員会におきまして、廣瀬委員並びに私の質問に対しまして、金子直税部長はまことに納得のいかない御答弁をされました。この問題についてさらにお尋ねをしたいのでありますが、農地法上の違反の事実をもってして直ちに農業法人を否認し去るという態度は一体税法上どういう点に立脚してさような御主張をなさるのでありますか、その点を伺いたいのであります。

第31回国会 農林水産委員会 第22号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○足鹿委員 基金法の問題について若干お尋ねをしてみたいと思いますが、  この間の農災法一部改正の際にも、全般的な問題として、農災制度そのもの  の機構の簡素化を私は強く当局に要求し、その具体案をお示し願いたいと迫ったのでありますが、これについて  は何ら具体的な案も現在ないようでありまして、もちろん重大なことでありますからそう簡単にはできかねると存じますが、その際にも述べましたように、この農業共済基金が昭和二十七年にできましてから、その後のこの制度に対する情勢は著しく変化を見ておるのであります。昨年一月一日に改正実施になりましたのも一つの現われであろうと思うのです。従って、この基金の問題につい……

第31回国会 農林水産委員会 第23号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○足鹿委員 政府への質問は、参考人の意見を聴取した後、あるいはそれとの関連において行うことといたしまして、基金の専務の安田さんがおいでになっておりますので、この際御意見をお伺いしたいと思うのです。  今回の立法措置によりまして、共済基金の資本金の払い込みが終るわけです。ところが、昨日も政府に質問をいたしましたように、最近の農業情勢と申しますか、一般的に見まして著しく情勢が変化をしてきております。本基金の親立法ともいうべき農災法自体に対しましても、その制度の不備あるいは運用上の欠陥というようなものがだんだん顕著になってきまして、掛金の徴収もうまくいかない、従って、制度そのものの運営が困難になり、……

第31回国会 農林水産委員会 第25号(1959/03/18、28期、日本社会党)

○足鹿委員 最初に、先ほど予約減税の資料の説明を聞いたのですが、大蔵省にちょっと伺います。去年もこれが問題になって、去年は一応流れた。そのときに、私きょう資料を持っておりませんが、大蔵省から資料をもらったと思うのですが、その昨年の場合と、本年の示された二十三億という数字は変わりはありませんか。昨年と対比してどういう状態ですか。昨年の資料があったら簡単に対比して説明していただきたい。
【次の発言】 あとで一つその点をお示し願いたいと思います。  それから、先ほどの事務当局に対する石田君の質問は大体尽きておると思うのですが、一、二点補足的に伺っておきたいのです。  生産費・所得補償方式は検討中、こ……

第31回国会 農林水産委員会 第30号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○足鹿委員 最初に現地側の方に課税上の問題についてお尋ねをしたいと思うのです。中田さんなり大久保さんなり、またもう一人の方でもけっこうですか、徳島の場合と鳥取の場合とについて分けていただいてもけっこうです。  当委員会がこの問題を取り上げてから、農林省、大蔵省の第一次統一見解が下されまして、これに対してさらに当委員長の埋業会決定に基く申し入れによりまして、二度目の統一見解と申しますか、それが出たことは御存じの通りだろうと思うのです。それによって十六日の確定申告にその統一見解後どういうふうに変化があったかなかったか、その点をお尋ねしておきたいと思います。

第32回国会 農林水産委員会 第1号(1959/07/02、28期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま農林大臣から御就任のあいさつを当委員会として拝聴したわけですが、農家の生れであり、かつ選挙区も農村であるから農民の味方として御努力になるやの御決意の一端を拝聴しまして、私ども大いに今後を期待いたしておる次第であります。  いろいろお尋ねをいたしたい農政の基本問題等もございますが、本日は主として生産者米価の問題について二、三お尋ねをしてみたいと思うのであります。  昭和三十四年産の米価決定期を控えまして、先般来米価審議会も開かれておるのでありますが、農業団体は、統一要求米価といたしまして、生産費及び所得補償方式に基いて算出をし、一万一千二百二十五円を決定いたしたわけであります……

第32回国会 農林水産委員会 第2号(1959/07/03、28期、日本社会党)

○足鹿委員 農業法人の問題につきまして二、三最初に農地局長にお尋ねを申し上げたいのであります。  本年の三月の末に当委員会において農業法人に関する法制化促進その他の事項について決議が行われました。今日まで相当の日子が流れておりますが、農林省におけるその後の本問題に対する決議の趣旨を具体化していくべき方針なり、また具体的な取扱いについてどういうふうに進行いたしておりますか。最初に、今日まで当局としてとってきました態度、また今後とらんとする態度について伺っておきたいと思います。
【次の発言】 積極的な態度で検討をされておることを聞きまして、まことにけっこうだと思いますが、実は、農林省が徳島県の勝浦……

第32回国会 農林水産委員会 第4号(1959/07/08、28期、日本社会党)

○足鹿委員 同僚議員から大体質問が出たようでありますので、重複を避けまして、私は農林大臣並びに大蔵省当局に二、三お尋ねをしておきたいと思います。  私の質問は、今までの同僚議員の質問と角度を変えまして、まず最初に農林大臣に伺いたいのでありますが、今度の米価決定をめぐる非常な混乱といいますか、複雑な経過をたどっておることから、急に食管制度それ自体に対するいろいろな議論も派生しておりますし、また、将来やかましくなることが当然想像されるわけであります。先ほどの石田委員の質問に対して、現在の食管制度はこのまま堅持するという御答弁がありましたので、今さらこれをさらに追究しようと思いませんが、しかし、現行……

第32回国会 農林水産委員会 第5号(1959/07/09、28期、日本社会党)

○足鹿委員 愛知用水事業の問題につきまして参考人並びに政府にお尋ねを申し上げたいと思います。  私の質問をいたします立場をあらかじめ申し上げておきますと、私は、この公団法が昭和三十年の国会の末期に非常に当局が急いで提案をされて、幾多の問題のあることは、当時から想像しておりましたが、事の重大性と、日本における初めての総合開発、しかも農業を中心とする外資まで入れての大計画であったという点で、観念的には割り切れないものがありましたが、しかし、現実の問題として観念論でこれを反対すべきものではない、こういう見地に立って大乗的な立場でこの法案通過をはかったものであります。今日多数の同僚委員諸君がおられます……

第32回国会 農林水産委員会 第6号(1959/08/10、28期、日本社会党)

○足鹿委員 大体今までの各委員の御質問で尽きていると思うのですが、私が現地を見た所感から一、二ただしておきたいと思います。  甘味資源の国内需給対策が初年度からこういう状態では困ると思うのです。実際現地を体験して、今さら言うまでもないと思うのですが、結局テンサイ糖の振興計画の母体となるべき協会の負担金の問題にも事態は深く及んでくると思う。それはとってもって全体的な甘味資源の国内の総合的な需給対策の支障をも招来する重大な問題が、ただいま各委員から指摘された点に集中して現在起きておるわけであります。一般的なことはまた別の機会に申し上げますが、結論的に言うならば、食糧庁としては、あるいは振興局なり政……

第32回国会 農林水産委員会 第11号(1959/09/09、28期、日本社会党)

○足鹿委員 ちょっと関連して……。  今の農業共済問題ですが、今回の災害の特徴は果樹園に大きな被害を与えておる。これに対する救済対策というものは、現在のところでは見るべきものが一切ない、新しい措置を講じなければならぬ、こういうことになっておるようです。そこで、現在の農業共済制度については、大臣もしばしば、検討をしたい、できる限り改正をしたいということを言っておられるわけですが、政府部内の協議会設置、また調査会法案を次の国会に出すとか、いろいろな取りざたはありますが、私は前から言っていることですが、この問題については、この農業災害補償制度が実施になった昭和二十二年ごろは食糧の異常な不足時であって……

第32回国会 農林水産委員会 第13号(1959/09/11、28期、日本社会党)

○足鹿委員 愛知用水の事業につきまして、先般のいつでありましたか、七月八日ごろであったと思いますが、われわれ現地の調査から帰ってその調査の結果を報告しました。それに基いて愛知県当局なり公団当局を多数御出席を願いましていろいろと調査検討を進めたわけであります。その際に重要な問題として大臣に御質問申し上げたのですが、どうしても繰り合せがつかぬというのでそのままになっております点がございますので、きょうはまずその問題からお尋ねを申し上げ、なお三点ないし四点について最初に大臣にお尋ねを申し上げたいと思います。  いつも申し上げるのでありますが、私は、この問題に対しては地元関係はないし、きわめて公平な立……

第32回国会 農林水産委員会 第17号(1959/10/22、28期、日本社会党)

○足鹿委員 第三班の報告を派遣委員にかわりまして私から申し上げます。  台風第十五号による災害の実情調査のために、建設、農林、文教、運輸、社会労働の各委員、大平正芳君外五名は、議長の承認を得て、去る十月十日から十三日まで四日間にわたって、鳥取県の東部及び中部地方、特に鳥取市、気高町、鹿野町、青谷町、東郷町、倉吉市、関金町、三朝町等、並びに兵庫県の北部地方特に但馬地域、丹波地域の八鹿町、農岡市、城崎町、出石町、和田山町、柏原町、篠山町等を視察し、当該地区当局及び関係団体からの陳情をつぶさに聴取しました。鳥取県下の視察に際して、私も同行の上現地を御案内申し上げ、かつ実情を調査した次第であります。 ……

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第2号(1959/11/06、28期、日本社会党)

○足鹿委員 資料を要求したいのですが、これは第一次の要求でございまして、また次の機会に、必要なものを逐次お願いすることにいたしたいと思います。  第一には、本法案の逐条説明書を御提示願います。それは、この法案は、全条二十カ条足らずの、きわめて簡単な法案でありますが、その内容は広範かつ多岐にわたっておりまして、ただいまの提案の趣旨説明のみをもってしましては、とうてい理解しにくいので、責任のある文書による逐条説明書を御提示願いたいと思います。  それから第二に、特に第十六条によって設置せんとする特別の機関の構想に関する資料を御提示願いたいと思います。これは本法案に関連するきわめて重大な条項であろう……

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第4号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○足鹿委員 私の質疑は後日に譲りまして、今日は、この間提出を求めました資料について二、三要望し、さらに御提出を願いたいと思います。  この間要望いたしました資料は、全部で九つ要望いたしたわけでありますが、一の、本法案の逐条説明書は、御提出になりましたので、これはけっこうであります。あとでこれに対する説明はお聞きしたいと思っております。二の、特に第十六条によって設置せんとする特別機関の構想に関する資料というのにつきまして、「臨海工業地帯開発公団設置について」という、通産省の企業局、運輸省の港湾局、建設省計画局の編さんしました、本年十月の日付の資料があるはずであります。こういうものがあるのですから……

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第5号(1959/11/18、28期、日本社会党)

○足鹿委員 大体長谷川委員の御質問で、私のただしたいと思っておったことも質疑応答があったようでございますので、若干補足的にお尋ねをしてみたい。  最初に鈴木参考人に伺いたいのですが、この法案がねらっておりますのは、臨海地帯の総合的、計画的な開発ということにあることは私どもはわかるのですが、現在国土総合開発法あるいはその他関係法案がたくさんありますが、むしろ、国土総合開発法というものが浮かされてしまって、そして次々と出てくる部分的なこの種の法案によって空文化している、こういう傾向に大体あるのじゃないかと思うのです。しかも、このような法案が議員立法で当委員会に付託されているという点、私どもは、この……

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第9号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○足鹿委員 質疑に入る前に、資料の提出の問題についてお願いを申し上げたいと思います。  今まで要求してありました資料は、大体において御提出を願ったわけでありますが、この前の公聴会の際に、全漁連の岡参考人から提出を約束しておりまして、委員長も御了解の、全国の漁業補償事例、それをすぐにでも出すようなお話でありましたが、いまだに御提出になりませんので、委員長より全漁連の方に、急いで提出するように御督促をいただきたい。これは非常に大事な問題であります。  それから第二に、公有水面埋立法に基づく埋め立て許可をされた全国の事例と内容を、これは政府なり提案者に御提出をお願い申し上げます。その内容を若干申し上……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1959/11/07、28期、日本社会党)

○足鹿委員 首相にお尋ねを申し上げたいのでありますが、他の諸君となるべく重複を避けたいと思います。  首相は、よく、国民所得の倍増計画について所信をしばしば表明されておるのでありますが、それはまことにけっこうでありますが、しかし、過去におきまして、わが国が災害によって被害を受けました額というものは非常に大きいものがありまして、戦前におきましては、当時の金で平均七百八十億、一人当たりの国民所得にいたしますと一・六%であったわけであります。ところが、戦後急速にこの災害が大きな額に達しまして、最近においては二千四百億を上回っておるのであります。これは一人当たりの国民所得に比較してみますと、三・一%、……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第10号(1959/11/14、28期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して。今、角屋委員から自創資金の問題について、主としてワクの拡大等の御質問がありましたが、これに関連をいたしまして、借り入れ手続等の簡素、迅速化の問題はいかようにされておられますか。これは、先日農地局長に非公式にお話を聞いた際には、これはきわめて簡易化しておるのだ、こういうお話で、私どももそうだと思っておった。ところが、現地からたくさん人が見えまして、地方庁を通じて罹災農民に通達をされておりますことは、一つも変わっておりません。たとえば、自作農維持創設資金適格認定申請書、いわゆる農業経営安定計画書をまずつけまして、それに膨大な、こまかい、非常にめんどうなものの提出を求め、さらに……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第16号(1959/12/22、28期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、時間もありませんので、いただいております「昭和三十四年八月及び九月の暴風雨による堆積土砂及び湛水の排除に関する特別措置法施行令」、これを中心に一つ伺ってみたいのですが、この施行令はいつ公布になりましたか。
【次の発言】 ところが、これが非常におくれておって、現地の査定がおくれておるようにわれわれは聞いておるのです。ごく最近施行されたようでありますが、現在の査定の状況はどういうふうに進行しておりますか。
【次の発言】 これがこんなに、農地、農業用施設と並行して行なえなかった理由はどこにあるのですか。
【次の発言】 私はこれは、実際の被害地においては非常に重要な問題だと思うのです……

第34回国会 国土総合開発特別委員会 第4号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○足鹿委員 資料を前の臨時国会の際にいろいろいただいたのですが、まだ、その際要求しましたものが二、三お届けを願っておりません。それとあわせて、若干の資料を御提示願いたいと思います。  第一は、この前、農林省関係の干拓事業造成面積年度割合というのをいただきましたが、その都道府県別、あるいはその都道府県内における地名、その規模、そういったようなものを知るに必要な資料をお願いしたい。  これを要求しますのは、前から申し上げておりますように、いろいろ重複等の事態が起きてくると思うのです。まず、われわれは、現在の時点においてどういう状態になっておるのかということの実態の把握なくして、次から次といろいろな……

第34回国会 国土総合開発特別委員会 第7号(1960/05/13、28期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、今まで一ぺんも質問をしておらぬから、提案者にもお尋ねしたいことがあったのですが、大体今までの質疑応答で尽きていると思うのです。それで、長い間この法案の審議をしてきまして、提案者にもただすべき点は十分ただしたと思うのですが、おそらく大幅の修正ということで法案が成立するという前提に立って、今後の運営の問題について、特に官房長官なり総理府長官に、最初に、お尋ねというよりも、むしろ、今までの当委員会における審議の経過等を十分考慮されて、運営を慎重に、かつ、論議のあった点について十分留意をしてもらう、そういう趣旨のお尋ねでありますので、あらかじめ一つ御了承の上、御答弁を願いたいと思いま……

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/02/19、28期、日本社会党)

○足鹿委員 最初に赤城防衛庁長官にお尋ねをいたしたいのでありますが、昨日並びに本日の新聞報道等によりますと、フィリピンのクラーク米軍基地におきまして戦闘機の演習が行なわれ、これに対して日本チームまたはオブザーバーの派遣を要請されておる、かように報じておりますが、そういう要請を受けられた事実があるかどうか。
【次の発言】 その事実とは、具体的にはどういう要請でありますか。要点でもお聞かせを願いたいと思います。
【次の発言】 その要請に対して防衛庁はいかような態度、方針で対処されますか。
【次の発言】 そうしますと、オブザーバーその他も一切派遣をしないということですか。

第35回国会 農林水産委員会 第3号(1960/08/12、28期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して伺いたいのですが、政務次官でもけっこうです。今までの局長のお話を聞いておりますと、非常に苦しい答弁だと思うのです。肥料施策の基調が合理化を徹底的にやるということにならねばならぬと思うのですが、最近新聞紙その他一般に流布されておる、政府の三十五年度肥料価格対策をめぐっての考え方、またこれに関連して昭和三十六年から三十八年までの間において八十億の肥料補給金をメーカー側に流して、採算価格とバルク・ライン価格との差を補給しようという考え方が流れておる。そうしますと、今も永井委員から御質問がありましたように、バルク・ライン方式で現在やっておるものに対して業界は不満なんだ。その圧力が相……

第36回国会 予算委員会 第1号(1960/10/23、28期、日本社会党)

○足鹿委員 私は今次総選挙の大きな争点になることが予想いたされます農政の問題に限定して、総理大臣並びに関係閣僚にお尋ねを出し上げたいと存じます。  まず第一に、農業基本法の制定と農政の基本についてであります。池田総理大臣並びに南條農相は、昨日の本会議におきまして、農業基本法を次の通常国会に提出することを言明いたされましたが、間違いはありませんか、確認をしておきたいと思います。
【次の発言】 総理大臣に伺いますが、先ほどの成田委員の質問に対して、画期的な施策を講ずるということを言われて、農業基本法の問題にはお触れにならなかったのでありますが、ただいまの農林大臣の御答弁でよろしいのでありますか。


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 国土総合開発特別委員会 第2号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○足鹿委員 簡単に政府当局に、この際、二、三お尋ねを申し上げておきたいと思います。  この両法案とも三党の共同提案でありまして、その趣旨については何ら異存を持つものではございませんが、近くこれが成立、実施の暁は、その運営は審議会等の審議結果にもよることではございますが、政府の責任において、法律の施行、運営が行なわれまするのでこの際、これに関連をしてお尋ねを申し上げたいと思います。  この種の立法のうち、北海道、東北の場合は、いわゆる開発三法といわれておりますように、促進法、公庫法、会社法、この三つによって運営されておるのでありますが、九州地方の開発法以来、四国、また今回成立せんとしております両……

第37回国会 大蔵委員会 第5号(1960/12/20、29期、日本社会党)

○足鹿委員 葉たばこの収納価格の問題について大蔵大臣に二、三お尋ねいたしますが、御存じのように、去る十二月十五日にたばこ耕作審議会が開かれて答申が行なわれておることは、大蔵大臣も御承知だと思います。十一名の委員のうち、会長が議長席に着いて、十名の委員のうち五人の生産者代表がこぞって反対をいたした事実は、議事録によっても明らかであろうと思いますが、このような会合の性質上、数でもって答申案をきめるなどということは、かつて例を見ないことでありまして、不当な運営であると私は思うのであります。しかも、専売公社の諮問案に対して若干の異なった答申を学識経験者のみで起草をいたし、これを会長の採決によって答申を……

第38回国会 内閣委員会 第9号(1961/03/03、29期、日本社会党)

○足鹿委員 防衛庁長官並びに関係方面に若干お尋ねを申し上げたいと存じます。実は昨日の予算分科会におきまして、長官の御出席を要求したのでありますが、ありませんので、本日発言の機会をお与え願ったわけであります。できる限り昨日の質問と重複を避けたいと思っておりますが、若干重複する点はお許しをいただきたいと存じます。  三十六年度の防衛庁関係の予算は相当増額計上されておるようでありますが、これは単に防衛庁のみならず、各省にも共通した事柄ではございますが、なかんずく防衛庁関係の自衛隊の施設整備費等につきましては、四つのファクターと申しますか、それによって相当弾力性のある予算が組まれておるように思います。……

第38回国会 農林水産委員会 第13号(1961/03/14、29期、日本社会党)

○足鹿委員 果樹振興法につきまして具体的な問題を二、三お尋ねいたしたいと思います。同僚議員から法の全体については総括質問が済んだだろうと思いますので、私は、条文中問題のある条項に限定をしましてお尋ねをいたしたいと思います。  第二条あるいは第三条その他全条にわたって植栽という字句が随所に見られるようでありますが、植栽ということの意義、その解釈について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 播種から園地の整理ということでありますが、果樹で播種する果樹がありますか。
【次の発言】 そうしますと、播種から育苗して植栽適期に至るまでの間は、この植栽ということには含ましておりませんか。苗圃対策、苗木……

第38回国会 農林水産委員会 第16号(1961/03/17、29期、日本社会党)

○足鹿議員 綱島さんのただいまの御質問の中心であります共同化の問題について、いろいろ御意見を承ったわけでありますが、私どもの考え方の基本を申し上げたいと思います。  先ほど全般的に、生産面のみに共同化がかりに促進されてもそれのみによっては解決されないという理由は北山委員から詳細述べましたので、私は、この両者の基本法が指向しておる一つの共通のテーマといいますか、その点に触れて申し上げたいと思います。  それは、日本農業の近代化ということにおきましては、その言葉の限りにおいては両者一致しておると思うのです。あなた方の法案を拝見しましても、近代化という言葉が随所に出ており、それを達成するための資本の……

第38回国会 農林水産委員会 第31号(1961/04/18、29期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して……。  大臣がどこかへ行かれるそうですから、一つ承っておきたい。  先ほども、中澤君の質問に対して、解散の基準を設定して今後処理をしたい、こういうことでありますが、この前、制度改正協議会の際にも、去年の四月以来、たびたび、前大臣の福田さんからも、また坂村経済局長からも、解散基準を設けて今後やるのだということは公式にも非公式にも何回も聞いておる。ところが、一向にこれは実現されておらない。初めは、この制度改正とは別個に、青森県の平賀町の実情等で私が協議会で追及いたしました際にも、解散問題については今後基準を設けて処理するのだがということで、私どももその成り行きを見ながら今日に……

第38回国会 農林水産委員会 第34号(1961/04/26、29期、日本社会党)

○足鹿委員 農業基本法の全般的な根本問題について、総理を中心に若干お尋ねを申し上げたいのでありますが、農業基本法の精神的な支柱とでも申しますか、その考え方を貫いておる立法精神について池田総理の農村観を一つ初めに伺っておきたいのであります。  今日までの審議の過程におきまして、総理は、しばしば、農業は民族の苗しろであるとか、あるいは、工業・商業と農業を比べてみて、農業が足弱でかわいそうであるから、これを何とかして伸ばさなければならぬとか、きわめて前近代的な重農主義的な発言をしばしばなされておるのであります。ところが、一面、この基本法には直接ございませんが、水戸の演説会等におきましても、企業として……

第38回国会 農林水産委員会 第39号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○足鹿委員 若干のお尋ねを農林大臣にいたしたいと思いますが、まず第一に、ただいま議題となっております四つの特殊立法は、積寒法とともに昭和二十六年、二十七年、二十八年と順を追って議員立法として決定をされ、今日に至ったものであります。自来、その法実施の実績について調べてみますと、その成績は遅々としてあがっておりません。積寒法におきましても制定以来十一年を経た今日約五九・二%、急傾斜が十年を経た今日三六・八%、湿田単作が五三・七%、砂地が三四・六%、畑地振興が三九・二%という程度でありまして、かつて食糧増産政策の重要な一環として低位生産地帯あるいは後進地域に対する民意を織り込んだこの法律の成果が、こ……

第38回国会 農林水産委員会 第44号(1961/05/31、29期、日本社会党)

○足鹿委員 荷見さんには御病気中だそうでありますので、ごく簡単にお尋ねを申し上げます。  先ほどのお話の中にもありましたように、農林当局あるいは大蔵当局もまじえて外国の農林金融制度の調査を先年なさると同時に、農協の大会等の決議において今後の農林金融対策のあり方について御検討になる機関を設けておるというお話でございました。その機関の作業の現在の状況、また、その設置され検討されておる構想の概要、そして、今後どの程度の時間があれば結論としてこれを御公表になるのでありますか、それらの点についてこの際明らかにしていただきたいと思うのであります。と申しますのは、今回のこの農林金融関係の四法案は、問題の端緒……

第38回国会 農林水産委員会 第45号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○足鹿委員 昨日の参考人の意見聴取の際にも、私見をまじえて質疑をいたしましたあの各委員の御意見は、大部分参考人に対する意見ないし質疑でありますが、事実はまた同時に政府に対する質問の意味も私は多分にあったと思う。でありますが、本日は、あらためて、若干重複するかもしれませんが、政府にお尋ねをいたしたい。最初に一般的な事項についてお尋ねを申し上げ、後段において具体的な疑問を若干提出してみたいと思っております。  昨日も申し上げたことでありますが、この近代化資金法並びにこれに関連する二、三の法案についてでありますが、これは新しい農林金融の方向に一応手をつけたという程度にすぎないではないかと思うのであり……

第38回国会 農林水産委員会 第46号(1961/06/02、29期、日本社会党)

○足鹿委員 三案に対する修正案を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。  農業近代化資金助成法案に対する修正案  農業近代化資金助成法案の一部を次のように修正する。  第二条第三項第二号中「十年(第一項第二号から第四号までに掲げる者に貸し付ける場合にあつては、十五年)」を「十五年」に改める。     …………………………………    農業信用基金協会法案に対する    修正案  農業信用基金協会法案の一部を次のように修正する。  第十七条第一項を次のように改める。  会員は、各一個及び出資一口につき一個の議決権を有する。     …………………………………    農林中央金庫法の一部……

第38回国会 農林水産委員会 第48号(1961/06/05、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私はただいま上程されました案件そのものには直接この際質疑をすることを差し控えたいと思いますが、今までの経過から見まして、この際農業災害補償制度の抜本改正の法案が今国会にも提案をされておりますが、われわれが期待しておりました協議会の答申が無視じゅうりんされておりますと同時に、本国会の会期末でもありますし、十分審議が尽くされないままにこの一部改正が当面の料率改訂の必要によって提案されておりますので、抜本改正の問題とはこれを切り離しまして、当面する若干の問題についてお尋ねをいたし、農林大臣、関係当局から納得のいく御答弁があれば、本案に対しては若干の修正意見等も持っておりますので、あとでお……

第39回国会 内閣委員会 第13号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○足鹿委員 鳥取県米子市並びに境港市両市にまたがります現在の自衛隊美保基地の問題につきまして、若干お尋ねを申し上げたいと思います。このことにつきましては、最近の間に防衛庁の長官がたびたびおかわりになっておりますので、若干重複はいたしますが、新しく長官に就任されました藤枝大臣に最初にお尋ねを申し上げたいと思います。  この基地は御承知でもございましょうが、大東亜戦争中に海軍の基地としてできました。その当時は一反当たり三百六十円という、今から見ますとまことにお話にならない金でもって百数十町歩を農民が供出し、勝つためにというので、自分たちが労力奉仕をして作った因縁のある飛行場であります。それが後アメ……

第39回国会 農林水産委員会 第7号(1961/10/12、29期、日本社会党)

○足鹿委員 農林大臣に二、三お尋ねを申し上げたいのですが、畜産政策全般につきましては本日のところは差し控えまして、ただいま審議中の家畜改良増殖法に関連いたしまして主として飼いたいのであります。  大臣も御存じのように、最近の消費の状況、また一方農業情勢の推移、また今後の発展の見通し等を見ました場合において、畜産の占める地位というものは非常に大きくなっておると思います。が、その大きさにもまた内容を検討してみますといろいろな面が出てくると思うのであります。たとえば、農業情勢の面から見た場合に、最近急速な農業機械化が進みまして、大型、中型、小型の動力農具が著しく農村に普及導入されて、今後はますます拡……

第39回国会 農林水産委員会 第12号(1961/10/24、29期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいまの石田君の御質問でわれわれの言わんとするところも相当言い尽くされた感がありますが、少し角度を変えまして、この際大臣にお尋ねをしておきたいと思います。  先ほども話が出ておりました、流通機構の一環として、生鮮食料品の問題は今後非常に大きな問題になると思うのです。そういう立場から、現行の中央卸売市場法に手を入れられたということ自体については、私ども決して何ら異論を持つものではありませんが、少なくとも、今度の改正は、大臣が先ほど述べられたような流通機構をどうあらしめるかという点については根幹に触れておらない感があるのであります。ですから、当然この点についても抜本的な構想があろうと……

第39回国会 農林水産委員会 第13号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○足鹿委員 この問題に限定をしましてお尋ねを申し上げたいのでありますが、今年産の水稲はすでに収穫を終わり、あるいは収穫中の現在において、本法案を当局としては非常に成立を急いでおられるようでありますが、実際はもう終わってしまったあとの祭りでありまして、今さらこのような法案を御提案になる趣旨は了解に苦しむものでありますが、その点いかがですか。
【次の発言】 どういうふうにその行政措置を具体的におとりになったか。すでに行政措置でおやりになって実施しておられれば、追認といいますか、その行政措置を事後承認するという趣旨になるようでありますが、どういう措置をとられたのですか、具体的にお示し願いたい。

第39回国会 農林水産委員会 第14号(1961/10/26、29期、日本社会党)

○足鹿委員 主として瀬尾さんと寺村さん、または渡辺さんにお尋ねをいたしますが、あるいはぶしつけな御質問を申し上げることになるかもしれません。失礼に当たる点があるかもしれませんが、畜産の現状と今後を憂える立場において、御了解を願いたいと思います。  そこで、最初に寺村さんなり渡辺さんに伺いたいのですが、農協の畜産物に対する共販体制に対するお考えは、われわれも一応存じておりますが、これを強化拡大していく方針ありやいなや、また、その対策はどういうふうにお考えになっておりますか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 牛乳ですね。あなたのところでは牛乳はやっておらぬ。しかし、中間の都道府県段階で……

第39回国会 農林水産委員会 第19号(1961/11/10、29期、日本社会党)

○足鹿委員 琉球のパイナップルの問題について政府に伺いたいのでありますが、現在、沖繩は、主権は確かにわが日本にあるわけでありますが、施政権については御存じのようにアメリカによって握られておるのであります。このような状態の中にあって現在、沖繩の島民諸君は、非常に苦しい生活の中に、また膨大な軍事施設の重圧下にあって、しかも常々として産業の発展に努力をしておるのであります。なかんずく、農業生産の面において、またその加工の面において、最近沖繩におけるパイン産業は沖繩立法院等の努力によって計画的な育成政策がとられ、わが日本も内地農業並みにその価格面においても特恵措置等を講じて今日に至った。その結果、パイ……

第40回国会 外務委員会 第7号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○足鹿委員 ドミニカ移民問題につきましては、決算委員会また当委員会におきましてしばしば御検討になっております。農林委員会におきましても、対象が内地の農民を対象とし、国はかわっても農業移民としてはやはり送出先で農業経営を営む、そういう立場から重大な関心を持っておるわけであります。  先日参考人を招致いたしまして、つぶさに長時間にわたって検討いたしました。残念なことに外務大臣がおいでになりませんでしたので、きょうは主として外務大臣にお尋ねを申し上げたいと思います。  時間もありませんし、要約してお尋ねをいたしますが、先般の農林委員会におきまして、高木移住局長は、その責任が那辺にあるかはこれはまた別……

第40回国会 農林水産委員会 第7号(1962/02/15、29期、日本社会党)

○足鹿委員 先ほどの東海林委員の土地改良区の問題についての御質問に関連して、資料の要求をいたしたいと思います。  一つは、先年関係団体に調査費を交付して調査になりました土地改良区の経営診断とでもいいますか、その資料があると思いますので、一つこの際当委員会にそれを公開していただきたい。それから土地改良に関連しまして、農地の集団化の年次別の進捗率、現在の実績、将来の計画、そういうような点につきまして、御調査の上資料として御提示を願いたい。いただけるでしょうか。

第40回国会 農林水産委員会 第9号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○足鹿委員 いろいろお尋ねを申し上げたいことがあるのでありますが、先般来本院の決算委員会で各方面の参考人をお呼びになり、いろいろとその意見を聞き、質疑が行なわれております。まだその速記録等もわれわれの手元には配付されておりませんので、それを見た上でお尋ねするのが審議の進行上好都合かと存じますが、われわれは、移住をされた人々が内地で農業を営んでおった人であり、また移住後も農業をもってやっていこう、こういう自営農業の夢のもとに向こうへ行かれた人人でありますので、当然農業政策の一環という立場から、この問題を少し掘り下げて検討したい、そういう意味からお尋ね申し上げたいと思うのであります。  そこで、先……

第40回国会 農林水産委員会 第12号(1962/03/01、29期、日本社会党)

○足鹿委員 資料の要求をいたしたいと思います。それは森林法の一部改正の審議に参考にいたしたいと思いますので、伐調資金制度制定以来今日までの年度別、都道府県別資金ワク及び利用実績等その他参考となるべき事項を一つ、これは少し無理かもしれませんが、明日の開会の際には私どもが見ることができるように御準備をいただきたいと思います。

第40回国会 農林水産委員会 第15号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○足鹿委員 この際、資料の要求なり議事の進行についてお尋ねを申し上げたい。  当委員会は農林水産委員会と名の示すごとく三つの分野を担当しております。その一つが今度の森林法の問題でありまして、他に林政一般について何らの法案がないのであります。そういう立場から、勢い質疑は――最近政府においても調査会を設け、あるいは中央森林審議会等でいろいろと論議、検討されたものの答申が行なわれておるというふうな段階において、たまたま森林法の一部改正の審議を今われわれは行なっておるわけであります。従って、論議が法案そのものを背景として林政一般についての質疑の出ることは当然だと思う。委員長においてもそういう認識の上に……

第40回国会 農林水産委員会 第16号(1962/03/08、29期、日本社会党)

○足鹿委員 三党を代表いたしまして森林法の一部を改正する法律案に対する附帯決議を付するの動議を提出いたします。  案文を朗読いたします。   政府は、速かに、林業基本政策に根本的な検討を加え、当面左記事項について適切なる措置を講ずべきである。      記  一、生産対策としては、造林事業の積極的実施及び林道事業の拡充整備に努め、補助制度並びに融資制度を改善するとともに、林業に関する試験研究、指導普及事業の拡充を図ること。  二、林業経営改善対策としては、民有林、国有林野の利用の合理化、土地利用区分の明確化及び林業の機械化対策等につき施策の確立を図るとともに、林業経営の協業化について検討するこ……

第40回国会 農林水産委員会 第20号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、三つばかりの問題について、当面する緊急問題をお尋ねいたしたいと思うのですが、一つは大豆の輸入自由化に伴う国産大豆、菜種の保護対策であります。第二の問題は、ビールの需要増加に伴う国産ビール麦の増産対策と、業界が最近要請していると伝えられる麦芽の輸入問題であります。第三は、本年度予算に計上されております三十億の麦転換奨励金をめぐる問題であります。これに関連いたしまして国内産の麦についてお尋ねいたすつもりでありますが、時間の都合もあるようでありますから、最初に麦芽の輸入問題に関連をいたしまして、経済局長並びに関係当局にお尋ねをいたします。  最近ビールの需要が著しく増大をいたし、国……

第40回国会 農林水産委員会 第22号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○足鹿委員 一昨日来、畜安法による肉豚の価格の問題を中心にいろいろと御質疑があったわけでありますが、基本的な問題につきましては、大臣がおいでになりましてから若干お伺いをいたしたいと考えておりますので、初めに事務当局に、先般の質問となるべく重複しないように伺ってみたいと思います。  いろいろと先日来の御答弁を静かに聞いて参りましたが、どうも私どもの納得のいかないのは、法第三条による安定価格はその再生産を確保することを旨とするということが、三十六年度の豚肉安定基準価格にどういうふうに取り入れられたかということが明確でありません。多言を要するまでもなく、この点を来たるべき基準価格の決定に際しては十分……

第40回国会 農林水産委員会 第26号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○足鹿委員 今の問題に関連してお三人の御意見を伺いたいのです。  日本の農地の実情は中、大型トラクターの入る余地はある程度実情が不可能ならしめておる、従って小型耕耘機が今後もまた伸びるであろう、これは業界の御意向としてはあるいはそういうことにお考えになっておるかもしれませんが、私どもが今この法案に重大関心を持っておりますのは、この研究所を通じて播種から収穫に至るまでの一貫した体系的な機械化をどう具体的に研究し、可能ならしめるかというところに重大関心を持って当たっておるのであります。また、そういう意味で井関さん等も先ほどから御出資のことについては非常に熱意を持って受け入れ態勢を整備しておるという……

第40回国会 農林水産委員会 第28号(1962/04/10、29期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して、大臣だけに一、二お尋ねをしておきたいと思うのですが、農業機械化審議会の構成と運営についてであります。現在の構成と運営を見ますと、審議会の会長が河野一郎農林大臣であり、その会長が農林大臣に答申をする、こういう格好になっておるのですが、他にも類例のないことではないと存じますけれども、少なくともこういう形は、大臣がいかように御努力になりましてもおのおの限界もあるし、特に農業機械化等は、今後日本農業の近代化への脱皮の途上においてきわめて重要な問題を審議するわけでありますので、これとあわせて御考慮願いたい点は、いろいろな委員が名を連ねておられますが、公務員の数があまりにも多過ぎはし……

第40回国会 農林水産委員会 第30号(1962/04/12、29期、日本社会党)

○足鹿委員 農地開発機械公団法の問題については、楢崎委員が中心で、また角屋委員等から詳細な質疑がありましたので、それらと重複しない事務上の質問もありますが、それはあとに回しまして、私は主として大臣に伺いたい二、三の点を申し上げたいと思います。  この公団法が成立をいたし実施になりましたのは昭和三十年でございます。当時の農業情勢なり農政の方向と今日とは、農基法制定以後においてはよほど異なった様相を示しておることは、大臣もお認めになろうかと思うのですが、当時私どもが愛知用水公団なりまた開発機械公団という新しい公団設置に対しての検討をいたしました際に、これは公団でいくべきか、特別会計による公営でいく……

第40回国会 農林水産委員会 第31号(1962/04/13、29期、日本社会党)

○足鹿委員 昨日に引き続いて、まず最初に農林当局に質疑をいたしますが、この問題については大臣にも出席を願っておって、随時大臣の所信等も承りたいし、なお大蔵大臣並びに主計局長、北海道開発庁長官並びに木村監理官等の出席の要求をあらかじめいたしておりますので、なるべくすみやかに御出席を願いたいと思います。  昨日、私がお示しをいたしました公団発足当時における経営収支と決算との対比については、昨夜相当おそくなって農林当局から数字を記入してお持ちになりました。しかしその中で、特にこの際あらかじめ申し上げておきますが、公団が受託開墾をいたしました特に篠津、上北、根室・釧路、三地区の年度別の一般会計及び決算……

第40回国会 農林水産委員会 第36号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま審議が始まりました農業共済関係二法について、とりあえず次の資料を御提示願いたいと思いますので、委員長においてもお取り計らいを願いたいと思います。休憩中に事務当局には、いきなり申し上げてもお困りであろうと思いまして、ざっとお打ち合わせはしておりますが、その後若干私の気持を訂正したところや追加したところがありますから、あらためて申し上げます。  第一、伊勢湾台風による災害につきまして、共済基金より建物共済等の支払い不足金処理のために特別融資が行なわれました。特にこれは本委員会の特別な配慮によって、特別措置法を作って基金を取りくずしたという異例の措置を講じたものでありますが、その……

第40回国会 農林水産委員会 第37号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○足鹿委員 二、三、清井参考人並びに山内参考人にお伺いをいたしたいと思います。  最初に清井参考人に伺いたいのでありますが、先ほど、協議会の議長として、昨年二月十三日答申をされるまで非常に御努力になられたこと、また苦心の数々についてお話がございました。私ども当時を振り返って考えてみまして、まことに感慨深いものを覚えたわけであります。そこで、先ほど清井さんは、協議会の答申が十分尊重されておらない点があるという点を二、三御指摘になりました。たとえば事業団の点について、これを中央のみにしたということについては、むしろ三段階か四段階にもなるという複雑な機構になりかねない。こういう点も指摘され、また事実……

第40回国会 農林水産委員会 第41号(1962/05/08、29期、日本社会党)

○足鹿委員 それに関連して。中馬さん、数字を僕らは求めておるわけじゃない。どういう構想で果樹共済を進めようとしておられるか。たとえば価格変動に対する共済の行き方というものが一つある、自然災害に対する共済、こういう行き方もある。そこでその後者の場合を一例にとって考えた場合、従来この問題が五、六年前から大きな問題になって、農林省が検討を始めてからでも相当の年月がたって、一番問題になるのは、各都道府県なら都道府県単位に共済事業をやる。ところがどうしてもこれを全国的な再保険をしなければ危険分散がうまくいかない。その問題をどう解決していくかということを、あなた方がどういうふうに検討され、具体的にはどうい……

第40回国会 農林水産委員会 第43号(1962/06/02、29期、日本社会党)

○足鹿委員 先般の四十国会開会中の委員会におきまして、私は麦問題についてお尋ねをいたしました。政府は、ついに、転換奨励金反当二千五百円を予算に計上しておきながら、農民の期待を裏切って、これが交付を取りやめましたことは、私どもまことに遺憾千万に思うものであります。これは今回の参議院選挙を通じまして、農民にその真相を伝え、政府の麦転換対策に対して農民が協力したことに対して政府が熱意を持って代作の対策も立てず、かつ転換奨励金をも交付を打ち切ったことに対して、十分その真相を伝えて世論によって政府の責任を追及していきたいと考えておりますが、その際関連をいたしまして、同じ麦問題であります。ビール麦の問題に……

第40回国会 農林水産委員会 第45号(1962/07/06、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私はこの際、本委員会の運営につきまして若干委員長の所見をただすとともに、われわれの今日までとった経過を申し上げ、さらに委員長において最善を努力してもらいたいと思うものであります。  そもそも今回の委員会が招集されるに至りました経緯については、昨日の委員会においても同僚委員から発言のあった通りであります。要は、本年産生産者米価の決定にあたって、従来の慣行を政府が一方的に破り、米審を非公開といたしたことに対し、わが党議員の栗林三郎君より、六月一日の本委員会において、河野農林大臣に所信をただした際、河野農林大臣は、みずから進んで、国会において十分御論議をしていただき、これを十分尊重する用……

第41回国会 大蔵委員会 第8号(1962/09/01、29期、日本社会党)

○足鹿委員 この際、農林大臣に、お急ぎのようでありますから、重要な点をお尋ね申し上げて、あわせて大蔵大臣にもお伺いをいたしたいと思います。今議題になっております国民金融公庫法の一部改正、また議員提案の別なものと直接関係のある点もありましょうし、またその背景をなしておる農地被買収問題との関連において私は主としてお尋ねをいたすのでありますから、その点はあらかじめ両大臣なり委員長においても御了解を願っておきたいと思います。  そこで最初に重政農林大臣にお伺いをいたしたいと思うのでありますが、大臣は御就任と同時に、自分の農政の基調は、河野前農林大臣の農政を引き継ぎ、これを実現することであるということを……

第41回国会 内閣委員会 第12号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、主として鳥取、島根両県に重大な関係を持っております美保基地問題について、新防衛庁長官に若干お尋ねを申し上げたいのであります。  防衛庁長官は、御就任以来きわめて意欲的な態度をもちまして、防衛庁関係の仕事と取り組まれ、さきには自衛隊の農村派遣の構想なども発表され、また、従来の経過から見ましても、小中学校生の、基地の泊まり込み視察、あるいは陸海空施設の搭乗の無料サービス等、自衛隊はこのところやっきになって、災害出動その他も含めて住民感情を緩和をして、そして、でき得れば基地整備を間接的に促進したい、そういう意図のように思われるのでありまして、自衛隊の農村派遣等、そのこと自体に私は疑……

第41回国会 農林水産委員会 第6号(1962/08/28、29期、日本社会党)

○足鹿委員 関連。いろいろ今まで各委員の御質疑で政府のお考えもややわかってきたわけなんですが、特に毒性のある除草剤その他農薬類の毒性を除去する、あるいはゆるやかな、緩和したものを各農薬会社方面でも検討を進めておると聞いている。先ほどわが党から提案いたしました法案もその点に若干触れておるわけでありますが、たとえば現在はPCPは水田にのみ使われておるわけですが、ある会社においては畑地に広く適用していくものももうすでに発売寸前というところまできておる。それぞれのメーカーでそれぞれの考え、構想で進んでおるということになりますと、問題は農村労力が不足をし、一人前の者が減ってきた場合に、除草剤に依存する度……

第41回国会 農林水産委員会 第7号(1962/08/29、29期、日本社会党)

○足鹿委員 有明海等におけるPCPによる漁業被害対策に関する件について決議を行ないたいと思います。この決議は午前中の理事会後、自由民主党、日本社会党、民主社会党三党間で話し合いをいたしまして、昨日来の審議の経過等に基づいてその重点を取りまとめ、意見の一致を見たものであります。従って三党を代表して提案をいたすものでありますが、まず案文を朗読いたします。   有明海等におけるP・C・Pによる漁業被害対策に関する件  去る七月の豪雨に伴い、有明海、琵琶湖等に発生した水田除草剤P・C・P等による漁業被害は極めて甚大であって関係漁業者の窮状はまことに深刻なものがある。よって政府は、すみやかに左記の対策を……

第41回国会 農林水産委員会 第11号(1962/11/12、29期、日本社会党)

○足鹿委員 資料の要求があります。この資料は、でき得れば明日の参考人の意見聴取中に御配付を願いたいと思います。これはパイロット地区なり一般指定地域別でございますが、以上申し上げます。  第一が、実施を取りやめた地域名、いわゆる指定返上と言われておるものでございますが、それをお知らせ願いたい。それからただいま御説明になったパイロット地区から一般地域に切りかえたもの、その地区等をお知らせ願いたい。  それから第二が、指定を受けたけれども計画書が出ない、つまり現地ではなかなか難航しておると認められるべきもの、そういった地区名を県別にお知らせ願いたい。  第三は、計画を審査したところ不適当と認めた地区……

第41回国会 農林水産委員会 第12号(1962/11/13、29期、日本社会党)

○足鹿委員 桑原さんと田母神さんが早く帰りたいということでありますので、まず最初に御両氏から御答弁を願いたいのでありますが、まだ他の同僚委員からもいろいろ御質疑あろうと思いますので、私は一般的な問題について若干お尋ねをいたしたいと思います。  午前、午後にわたって多数の参考人各位からの御意見の陳述を承ったのでありますが、その中で、今度政府が計画をしておりますこの計画の年限が十カ年で三千百市町村を目途として実施する、別にパイロット地区を九十二地区設ける、こういうことについて、その年限ということに対する御見解がどの参考人からもなかったように思うのであります。いわばパイロットといい、あるいは一般地域……

第41回国会 農林水産委員会 第13号(1962/11/14、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、農林大臣並びに自治大臣に対しまして、日本社会党の立場から概括的な農業構造改善事業に対する質疑を行ないたいと思います。  まず質疑を行ないます私どもの立場について一言申し上げますならば、ある政党のごときは、構造改善事業は地獄行きのバスであるときめつけております。しかしながら、わが党は前近代的な農業の構造改善そのものは、日本農業にとってきわめて必要なことであり、従ってこれを正しく推進していく上においては何らやぶさかでないことを明らかにしておくのであります。問題はその対策の基調と具体的内容であることは申し上げるまでもございません。わが党はこのような立場から本問題を重視し、党独自の立……

第41回国会 農林水産委員会 第14号(1962/11/15、29期、日本社会党)

○足鹿委員 この際、農業構造改善事業促進対策に関する決議を本委員会において行ない、政府の善処を求めんとする次第であります。  決議案をまず朗読いたします。    農業構造改善事業促進対策に関する件   政府は、農業構造改善事業の本来の目的を達成するため、左記事項の実現を期し、その推進をはかるべきである。     記  一、現行の事業費の規模は実情に応じ、拡大をはかること。  二、補助事業については、地元負担の軽減を図るため、国の補助率の引上げを行なうほか、都道府県費による補助率の引上げが可能となるよう地方交付税の基準財政需要額算定へその財源を織込むこと。なお、この場合、後進地域ないし山村地域に……

第43回国会 災害対策特別委員会 第7号(1963/02/28、29期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して。私はあとで農林省所管を中心にお尋ねをするように懇談会で打ち合わせをしておりますので、でき得れば一緒に聞いていただきたいのでありますが、総務長官がお急ぎのようでありますので、ちょっとやぶから棒のようになって、私も意を尽くしませんし、長官にもおのみ込みのできにくい点があるかと思いますが、その点は御容赦を願いたい。  一つは、開拓者の救済等の措置についてでありますが、これは開拓者のみではございません。国の債権の管理等に関する法律がございまして、その延長は一年ということになっているように承知しておるのであります。で、やはりこれは国の債権管理に関する基本的な立法でありますから、これ……

第43回国会 災害対策特別委員会 第11号(1963/03/27、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、去る二月二十八日の本委員会で、農林省所管の今次豪雪等による被害対策について三時間余にわたる質問をいたし、政府の対策をただした次第でありますが、その後約一カ月経過いたし、本日その締めくくり的な農林水産桑に対する被害対策についてのお尋ねをいたすことになりました。私の個人的見解ではなく、委員会を代表する質疑でありますので、政府もその御所存で十分答弁を整理し、誠意をもってお答え願いたいと存じます。  先ほども申し上げましたように、今次農林水産業の被害につきましては、日がたつにつれまして、施設の倒壊あるいは破損等が、融雪期を迎えると同時に実態が明らかになって参りまして、各地で予想を大き……

第43回国会 災害対策特別委員会 第26号(1963/07/03、29期、日本社会党)

○足鹿委員 農林大臣も政務次官も都合が悪いようでありますので、大臣に対する質疑は他日に譲ることにいたしまして、他の委員との重複を避け、特に私はきょうは専売公社総裁並びに関係当局に対しまして、葉たばこの長雨等によります被害対策について、若干の質問をいたしたいと思うのであります。  まず最初に伺っておきたいのでありますが、今回の長雨、あるいはひょう害、あるいは霜害等の原因によります葉たばこの被害の実態を公社としてはいかにこれを把握し、またこれに対する対策を講ぜんとしておられますか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま総裁の御答弁を聞いたわけでありますが、それはいつ現在の作況であり……

第43回国会 災害対策特別委員会 第28号(1963/07/06、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、長雨等による農作物の災害対策に関しましてお尋ねを申し上げたいのでありますが、重要な点でまだ政府の態度のはっきりしておらない問題は、農林大臣の出席を待ちまして同僚議員とともにお尋ねをいたす所存であります。つきましては、先日来の当委員会の決議、この決議内容につきまして、昨日、私ども小委員会の懇談会におきまして、長時間にわたって政府関係当局と具体的な対策をお互いに研究、懇談をいたしたのであります。それに基づきまして順次お尋ねを申し上げたいと思います。大臣がおいでになりましてからお尋ねいたす点は、重複いたしますので、その点については省略いたしておきますが、事務当局において答えられる範……

第43回国会 農林水産委員会 第2号(1963/02/01、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、午前中から同僚委員によってなされました大臣を主とする質問について、総括的に若干の質疑を行ないたいと思います。  農基法の実施三年目を迎えまして、今国会に提案をされました農林省関係予算は二千三百五十四億円であります。当初の要求額は三千二百六十六億円であったと承知いたしておりますので、要求額に対して七二・一%という、総体予算に比べてかつて見ざる率の低い額といわなければならぬと思います。農基法に関連する法案も逐次整備されつつあるように見受けます。率直に言って、中身については追って検討いたしますが、三分五厘の長期低利構造改善資金制度の創設等は、大臣の労を多とするものであります。しかし……

第43回国会 農林水産委員会 第4号(1963/02/06、29期、日本社会党)

○足鹿委員 参考人各位にお尋ねいたします前に、資料の提出を求めたいと思います。  乳価問題と深い関係を持つ意味において、去る二月一日の本委員会におきまして農業構造改善事業の現在における承認地域等に関する資料の提出を求めておりますが、これは非常に重要な問題でありますので、すみやかに、明日の委員会に間に合うように御提出を願いたい。構造改善事業のうち基盤整備を除きましては、基幹作物の中心は酪農であります。数年先にはこの中心になる基幹作物としての酪農が実際化してくるわけでありまして、非常に重大な関係がありますので、政府にその旨を特に善処を願っておきます。  そこで、乳価問題に関する資料の要求であります……

第43回国会 農林水産委員会 第5号(1963/02/07、29期、日本社会党)

○足鹿委員 最初に、昨日要求をいたしました酪農関係の資料並びに去る一日農業構造改善に関する資料の要求をいたしておりますが、いまだに私どもはいただいておりません。これはどうしていただけますか。昨日も厳重にこのことは申し上げておいたはずであります。その資料要求も、口頭で言いっぱなしでなしに、わざわざメモも渡してある。また一日の構造改善に関する資料は農地局関係だったと思いますが、これも相当の日数を経ている。今もって提出しないということは怠慢ではないかと思いますが、いかがなっておりますか。
【次の発言】 委員長において、特に農地局関係のものについては、日時もたっているわけでありますので、すみやかに事務……

第43回国会 農林水産委員会 第9号(1963/02/20、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は先般来審議が続けられております農林金融二法について総括的な締めくくりの質問をいたしたいと存じます。主として大臣にお尋ねをいたす所存でありますが、最後まで御臨席を願い、誠意のある御答弁をわずらわしたいと思います。  最初に、審議の途中で一々申し上げることは繁雑でありますから、今考えております資料を要求いたします。最初に農地補償関係に関連する資料でありますが、国が買収した農地及び未墾地の旧所有者の階層別面積並びに員数。それから認定買収を受けた被買収者の内訳、その階層別人員、面積等参考となるべき事項をお願いしたいと思います。これはあとで質疑の際に申し上げますが、自民党においては最高二……

第43回国会 農林水産委員会 第12号(1963/02/27、29期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま官房長から、今回の豪雪に対する農林省のとった措置、また被害の実情等についてお話を聞いたのであります。時間的な関係で最終的なものの出ないことはもちろん私ども承知をいたしますが、三月末でないと判明しないというようなことでは、現地の非常に切実な声にこたえたり、また対策を講ずることに手おくれになる心配もあるかと思います。従ってすでに判明したものは判明したものとしてそれを資料としてお願いいたしますとともに、今後の大体の推定の取り扱い等については慎重を期していかなければならぬと思いますが、もっと現地に対して統計資料等の収集を督促ないしは特別の手を打たれて、早急に実態を把握され、その上に……

第43回国会 農林水産委員会 第16号(1963/03/07、29期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長代理 湯山勇君。
【次の発言】 私は、農林年金法の改正の問題につきまして、若干農林当局にお尋ねをいたしたいと思います。  最初に伺いますが、農林年金法が制定されましてからすでに四年になるわけであります。この間、国家公務員共済組合法が農林年金法の制定のすぐあとに改正されまして、この法に基づきまして、私立学校教職員共済組合法も改正をされ、また市町村の職員共済組合あるいは公立学校共済組合、警察共済組合等が統合されまして、去年の九月に制定されました地方公務員共済組合法も、全面的に国家公務員共済組合法に準じたものになってきております。他の共済組合が給付水準の一元化の方向に向かって改正されまし……

第43回国会 農林水産委員会 第18号(1963/03/13、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は他の同僚議員の質疑と重複を避けまして、本法の改正と直接関係は薄いかもしれませんが、適当な機会がありませんので、この機会に二、三お尋ねをいたしたいと思います。  最初にお尋ねいたしたいのは、今回、従来の狩猟法という法律名を変えて、鳥獣保護の立法の趣旨を明らかにされた、そのことはまことにけっこうだと思いますが、このような法案の改正内容をもってしては、はたして効果を上げ得るかどうか、いわゆる減少形態というものにだけ手を当てて、その背景なり基本問題との取り組みが足らないのではないかという印象を私持つものであります。そこで鳥獣の繁殖が著しく衰えてきた、積極的に狩猟法を強化して、その効果を……

第43回国会 農林水産委員会 第19号(1963/03/14、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、ただいま可決されました狩猟法の一部を改正する法律案に対する附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。    狩猟法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   今次の「狩猟法の一部を改正する法律案」は「地方税法の一部を改正する法律案」と相俟って、鳥獣保護及び狩猟に関する行政の基本的態勢を前進させる効果は少くないと認められるが、政府は、さらに、教育文化、自然保護、国土保全等の総合的見地から本法の運営の万全を期するとともに、狩猟地域の特定等を含め、鳥獣保護および狩猟制度の抜本的改正についても検……

第43回国会 農林水産委員会 第20号(1963/03/19、29期、日本社会党)

○足鹿委員 農林大臣、本委員会が二月七日全会一致をもって委員長提案による乳価安定対策の決議の実行についてお尋ねをいたします。  特に六項目にわたる重大な決議でございますが、なかんずくその中心になっております「乳製品の畜産振興事業団による買入れをすみやかに完了し、乳価値下げを中止する等事態の正常化を図るよう指導すること。」この一項の実行状況について伺うのでありますが、去る十三日参議院予算委員会において農林大臣は、乳製品市況はいまだ全面的に回復していない、そり帰趨もはっきりしないという乳業メーカー側の言葉を再三繰り返して述べているが、大臣はこのようなメーカーの言い分をそのまま是認しておられるのであ……

第43回国会 農林水産委員会 第23号(1963/03/27、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、他の同僚から法案直接の問題あるいは林野政策全般の問題については御質問がありましたので、きわめて局部的、部分的ではありますが、主として関連産業の問題について二、三お尋ねを申し上げておきたいと思います。  御存じのように、林業関係の関連産業、特に製材企業でありますが、その不振はだんだん深刻化してきておると思うのであります。それに対して、その一環として今回も基金の提案があったと思うのでありますが、これに対して林野庁は、どのような対策を現に講じ、今後この関連産業の不振に対する具体的な対策を考えておいでになるかをこの機会に明らかにしていただきたいと思います。

第43回国会 農林水産委員会 第24号(1963/03/28、29期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま農林大臣から畜産物価格審議会の問題についてお話がありました。まだ政府の態度を本委員会に報告するに至らないということでございますが、それはそれといたしまして、先日委員長からもお口添えがあり、私がお尋ねをいたしました、昨年十二月十一日一斉に通告をせられました乳価の値下げの問題について当委員会の決議をいかに実施されたかということに対する御答弁を、きょうまでにあなたは委員長にするんだということをお約束になったわけでありますから、その後とられた経過、そして結果があれば結果、さらに今後のあなたの確信のある見通し等があればこの際明らかにしていただきたい。

第43回国会 農林水産委員会 第26号(1963/05/09、29期、日本社会党)

○足鹿委員 この際、審議に資しますために資料の御提出を求めたいと思います。いままでいただいたものも相当たくさんございますが、その中に若干含まれておるものもありまして重複するかもしれませんが、一通り申し上げますので、よろしくお取り計らいをお願いいたします。  本法案を審議いたしますに関して、一般的な事項として第一に申し上げます。  その一つが、本制度運営上、従来発せられました政省令及び通達等で重要 なものを一括して御提出をお願いいたします。  二が、アメリカ及び主要国の共済制度について、あまりくどいものは必要ありませんから、御提出を願いたいと思います。よほど以前にいただいたものもありますが、その……

第43回国会 農林水産委員会 第27号(1963/05/14、29期、日本社会党)

○足鹿委員 農業災害補償法の一部改正の案に対しまして、農林大臣に重要な基本事項について御所見をただしたいと思います。事務に関連するような問題は、先ほどの理事会で相談もまとまっておりますし、事務当局に対する質疑は別な機会に行ないますので、農林大臣の誠意ある、そしてかつ抽象的ではなくして、国務大臣としての率直な御答弁をお願いいたしたいと存じます。あらかじめお含みを願っておきたいと存じます。  そこで委員長に申し上げておきますが、私が五月九日、本委員会に提出を要求いたしました資料は、一部を除いて本日いただきました。膨大なものであり、これは新しい制度の現状及び問題点を整理してありまして、私どもまだいた……

第43回国会 農林水産委員会 第28号(1963/05/15、29期、日本社会党)

○足鹿委員 局長にも大臣にも一つだけ関連して伺っておきますが、大臣談話とあなた方がとられた措置というものは違うのですよ。先ほどから湯山さんが言っておられるように……。この四社間の協定を読んでみましても、これはあなた方は黙認をしておるのだと思うが、「奨励金の変動は取引条件の重大な変更であるから一ケ月前の予告が必要と思うが、生産者側が一ケ月前の予告を必要としないことを確認すること」とあるのですよ。最後に、「これはあくまで夏期奨励金であり、九月三十日迄であること」、これは大臣あっせんとは違うのじゃないですか。こういうことが大手四社の間で協定をされており、それをあなたたちは知らないはずはないですね。知……

第43回国会 農林水産委員会 第29号(1963/05/16、29期、日本社会党)

○足鹿委員 五月十四日に質問をいたしました残余の質疑を本日はいたしたいと思います。  十四日の質疑の際に、農林大臣の御答弁にわれわれはきわめて不満でありまして、審議が停とんをいたしたことを残念に思いますが、本日はもっとよく御検討になった結果をまず御答弁願いたいのであります。  それは、改正案による組合別基準掛け金率の算定の問題をめぐる点でありますが、昨日の農経局長の説明を聞きますと、四百六十組合を抽出いたしまして、これによって組合別の増減を考えると大体半々という御説明でありました。三十七年を新しく計算に入れればなお下がるであろうということでありますから、われわれはそれを期待しておるのであります……

第43回国会 農林水産委員会 第31号(1963/05/22、29期、日本社会党)

○足鹿委員 大へん貴重な御意見を各参考人からお聞きいたしまして、厚く感謝をいたしておる次第であります。  最初に東畑さんに伺っておきたいのでありますが、あなたは農業災害補償制度研究会の会長として、昭和三十五年三月十六日に「農業災害補償制度改正の考え方」というものを取りまとめられて、政府に御提出になっております。その内容は私ども当時拝見をいたしまして、非常に示唆に富んだ、また相当突っ込んだ御検討をなされ、それらが大きく参考とされて、制度改正協議会等においても議論されたことは、先ほど清井制度改正協議会長のお話の中にも伺えたと思います。にもかかわらず、先ほどは全くきわめて簡単に、今回の改正には賛成だ……

第43回国会 農林水産委員会 第33号(1963/05/28、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、修正案の趣旨を説明いたします。  お手元に修正案並びに修正案要綱をお配りいたしておりますので、ごらんをいただきたいと思いますが、最初に修正案要綱によりまして修正の要旨をまとめて申し上げておきたいと思います。あとの修正案は非常に広範にわたっておりますし、わかりにくい点がありますので、この際明らかにして、われわれの意思を記録にも明確にとどめておきたいと思うのであります。  第一は、共済事業の一部廃止についてであります。これは法律関係でいえば、共済事業の実施と共済関係の成立についての条項でありますが、その一点は、「農業共済組合又は市町村(以下「組合等」……

第43回国会 農林水産委員会 第34号(1963/05/29、29期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して。先ほど桧垣官房長はビール麦の問題について山田委員の質問に御答弁になりましたが、御承知のように、ビール麦は見本検査を会社が農協その他の取り扱い団体との間に行なっておるわけです。したがって政府は直接その格づけには関与しておらないたてまえになっております。麦は麦でもそういう取り扱いになっておる。したがって政府がいまおっしゃったような考え方はいいといたしましても、それだけでは問題は解決しない。このビール麦対策は、本格的にあなた方も農林省として取り組んでおるわけでありますから、その格づけ等について、ビールの需要は激増し、国内産のビール麦で間に合わない、麦芽すらも膨大な麦芽の輸入を常……

第43回国会 農林水産委員会 第36号(1963/06/04、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、埼玉県、群馬県及び栃木県下における降ひょう及び突風による農作物等の被害について現地調査を行ないました委員を代表いたしまして、調査の概要を御報告申し上げます。  本調査に参加されました農林水産委員は、全コースに安井委員、東海林委員、高田委員、山田委員と私の五人で、埼玉県のみでありますが野原委員も参加されたのであります。  報告申し上げます。  まず、本災害発生の五月二十二日の気象状況を概観いたしますと、日本海上空にあった寒冷前線が南下を始め、埼玉県、群馬県及び栃木県の被害地を結ぶ線上にあった本土上の温暖前線が太平洋に去ったあとに発生した熱帯性低気圧により、この地帯に猛烈な上昇気……

第43回国会 農林水産委員会 第37号(1963/06/05、29期、日本社会党)

○足鹿委員 この際甘味資源特別措置法案の審議をするにあたりまして、資料の要求をいたしておきたいと存じます。  特に、私は府県ビート関係に重点を置いてお願いをいたしたいのでありますが、その第一は、昭和三十四年二月でありますか、政府策定の甘味資源自給力強化総合対策の実施状況、その実績と講ぜられましたおもな施策をお願いいたしたいと思います。これは生きておるのか死んでおるのかきっぱりしり切れトンボになっておりますが、とにかく重要な資料としてあらためて御提示を願いたい。  第二は、右に基づく昭和三十四年より本年度までの奨励予算の種目別金額内訳及び開発銀行等の融資高、融資条件を年度別に示してほしいのであり……

第43回国会 農林水産委員会 第38号(1963/06/06、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、昭和三十四年策定されました甘味資源自給力強化総合対策以降における国内産糖の育成対策及び国内糖業の育成対策、なかんずく府県ビート、糖業の育成対策につきまして、政府の責任をこの際ただしておきたいと思うのであります。と申しますのは、この総合対策が樹立いたされるまでもまた樹立後におきましても、当委員会は北海道に渡って数次の調査を行ない、また府県ビートの育成対策の現地につきましてつぶさに二回以上にわたって現地調査をいたしております。また政府においても三十六年には二回にわたってイタリアにおける砂糖政策、またビート生産対策等の各般にわたって大規模な調査団を派遣され、今日に至っておるのであり……

第43回国会 農林水産委員会 第44号(1963/06/25、29期、日本社会党)

○足鹿委員 大臣の時間がないようでありますから、要約して私からお尋ねをいたしますが、なたねの基準価格の告示が今月末に迫っておるわけであります。そこで当委員会は本日この問題を取り上げまして、農林省当局の考え方をただしておるわけであります。二時間以上の質疑がかわされましたが、何ら得るところがないというと語弊がありますが、質疑を通じて前進の形が見えないわけであります。そこで大臣の御出席をいただきまして、この問題にいかに対処されるかを、大臣の立場からひとつ伺いたい、こういう趣旨で御出席を願ったわけでありますが、現時点における事務当局は、まだ具体的な案がないと申しておりますが、しかし、農業団体、特に生産……

第43回国会 予算委員会 第13号(1963/02/13、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、農政問題と、これに関連いたします重要な問題につきまして、関係閣僚にお尋ねをいたします。他の同僚委員からも農政問題について前に触れておりますので、できるだけこれと重複を避けてお尋ねをしていきたいと思っておりますが、たまには重複する点もありましても、よろしくお願いをいたします。  さて、第一にお尋ねをいたしたいことは、特定産業の国際競争力の強化に関する臨時措置法、この問題と硫安工業対策、なかんずく政策融資の問題についてお尋ねをいたしたいと思うのであります通産大臣と農林大臣、公正取引委員長に主として伺いますので、それぞれ御答弁をわずらわしたいと思います。  いわゆる国際競争力強化法……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 農林水産委員会 第2号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して。いま久我統計調査部長の被害額及び被害地区等についての御報告がございましたが、これに関連をして農業災害補償法に基づく被害率と、またその被害の分布、保険金の支払い見込み等はどういうふうになっておりますか。本年の作況は、先ほどから栗林委員と統計調査部長との間にかわされた質疑応答において一応知ることはできたわけでありますが、特に冷害傾向に病虫害が加わっておりまして、山村地帯に多くその被害が集中しておる点が特徴だと思います。米選機下を全部食糧にして、いもをまぜて冬をしのぐ。体力のある者は全部他地区へ出かせぎに出ていかなければ生計を維持することもできない、そういう悲惨な状態が各地に見……

第46回国会 農林水産委員会 第5号(1964/02/12、30期、日本社会党)

○足鹿委員 先日来、農林大臣の所信表明及び政務次官から来年度予算の概要について御説明を聴取し、それに対する質疑が行なわれたわけでありますが、これに関連をいたしまして、昭和三十九年度農林省関係予算の各目明細書を早急に御提出を願いたいと存ずるのであります。過般の質疑応答において、来年度予算の概要あるいは農林大臣の御所信については、一応われわれも承ることができたのでありますが、さらに、当面する諸問題等について掘り下げて、緊急な事態に即応する必要もあるように存ずるのであります。したがいまして、先ほど述べました各目明細書の御提出を願うことができるかどうか、また、願う時期はいつであるかということをこの際農……

第46回国会 農林水産委員会 第8号(1964/02/19、30期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、先日要求いたしました三十九年度農林省関係予算各目の内容について、少し掘り下げた質問をいたしたいと思います。その結果、農林大臣の御出席をいただきまして、必要によっては大臣質問もいたしたいと思いますが、この点はよろしくお取り計らいをお願いいたしたいと思います。  そこで、最初に、農業災害補償制度の資料を先日要求をいたしておきましたが、これについてお尋ねを二、三しておきたいと思います。  いよいよ本年の二月一日をもって先般の改正法が実施の段取りになったわけであります。そこで、当時改正案の審議をいたしました際に一番問題になったのは、昭和二十二年から昭和三十七年までの災害統計を基礎とし……

第46回国会 農林水産委員会 第9号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○足鹿委員 昨日一日、農林大臣の最も信頼をされる長官並びに局部長に、各日について御質問申し上げまして、相当掘り下げて、限定された問題ではありましたが、お尋ねをいたしました。その結果に基づきまして、大臣の御所見を承って、今後に処せられる御決意を承りたいと思います。何か御都合もあるようでありますが、私もできるだけ簡潔に申し上げますので、誠意ある答弁をわずらわしたいと思います。  第一に、昨日御質問申し上げることができなかったのでありますが、これは当初から大臣にお尋ねすることが適当だろうと思って、割愛をいたしましたが、食管制度の問題について、最初にお尋ねをいたしたいと思うのであります。  大臣は、御……

第46回国会 農林水産委員会 第13号(1964/02/28、30期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま提案をされました両法案、並びに松浦定義君外二名提出の修正案に対しまして、日本社会党を代表して賛成をいたすものであります。  この二法案は、第四十五国会から継続審議となっておった法案でありまして、本委員会において先般審議が開始せられまするや、委員長の主催による理事懇談会等において、十分慎重なる検討を加えまして、十回に近い回数を開いたのであります。しかしてその結果が、ただいまの修正意見となり、また後ほど付せられるであろう三党の共同の附帯決議等によって、運営の万全を期することに意見の一致を見たものであります。  なおまた、必要な政省令によって、さらにまた十分本法の運用に遺憾なきを……

第46回国会 農林水産委員会 第15号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○足鹿委員 関連して。これは大事な点なんですよ、農林大臣。現に単協の預貯金はふえ、農林中金のいわゆる農民の貯金というものはふえておるんですよ。それが農業外に流出をしておるんですよ。いわゆる系統外融資の形はおおうべくもないのです。問題は、農民の資金をいわゆる農業にいかに効率的に運用をしていくかということが農業金融の基本であるならば、現在農民の積んだ金が農業外にどんどん流れ出ていく、それをわずかに補強しておるのが制度金融の姿である、こういう形になっておるのです。元来、最初は国が行なっておったところの損失補償あるいは利子補給、そういうようなものも、先ほどちょっと中澤君も触れられましたが、だんだん国の……

第46回国会 農林水産委員会 第16号(1964/03/05、30期、日本社会党)

○足鹿委員 先ほど来各委員から資料の要求が出ておりますが、それと重複しておらないようでありますので、私からもお願いしておきます。  一つは、都道府県及び市町村の農林漁業金融に対するおもな種目別の利子補給、あるいは損失補償、その他貸付条件緩和措置の調査資料がございましたらお願いいたしたい。これは、先般構造改善事業が実施になりましたあとに、これに関連した資料を御提示願ったことがございますが、それとは別にあると思いますので、お願いいたしたい。  また、これに関連をいたしまして、なかなかむずかしいことではございましょうが、都道府県にあります農業信用基金協会に対する県の援助等がどういうふうに行なわれてお……

第46回国会 農林水産委員会 第17号(1964/03/06、30期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいまの諸先生方のお話、たいへんありがとうございました。それに関連をし、あるいはお話しになった点等について、諸先生方から二、三御意見をお聞かせいただければ幸いかと思います。  今度拡大された改良資金、無利息の資金についての御意見はなかったようでありますが、これらのあり方について、政府の現在考えております今度の改正はきわめてちゃちなものでありまして、三年とか五年とか、それも二万とか三万とか五万という金が主でございまして、ほんとうの農村の衣食住、特に生活環境の悪い農村、特に老朽農家の改築等については、ないよりましだとは思いますが、あまり役に立たないのじゃないか。もっとそういった面に積……

第46回国会 農林水産委員会 第20号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○足鹿委員 いわゆる金融三法については、先日来同僚委員の質疑も熱心に行なわれ、かつまた三月六日には、大内力君ほか三名の参考人から、きわめて示唆に富んだ意見等も聴取することができまして、私ども三法案の審議にあたっては慎重審議、誤った点はこれを是正することにやぶさかではない、また伸ばす点については、政府も率直に私どもの考え方に対して見解を明らかにし、あるいは必要な措置等を講ずる、こういう態度で臨んでおるのでありますが、何か矛盾があっても、湯山質問に対しても、ただいまの芳賀質問に対しても、矛盾を気づいておりながら、あえてこれを強弁をするといいますか、受け入れられない、そういうような態度でなしに臨んで……

第46回国会 農林水産委員会 第21号(1964/03/17、30期、日本社会党)

○足鹿委員 農業改良資金助成法の一部を改正する法律案に対する附帯決議を、自由民主党、日本社会党、民主社会党三党を代表して、提案をいたします。  案文を朗読いたします。    農業改良資金助成法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、農山漁村の生活の近代化を促進するため、特に農山漁家に対する住宅資金については、住宅金融公庫の農山漁家向け貸付枠をさらに拡大するとともに、農家生活改善資金において住宅改良資金の貸付対象、貸付枠等を一層拡充する等積極的綜合的施策を講ずべきである。   右決議する。  以上でありまして、趣旨に対しましては、案文に記載したとおりで、別に蛇足を加える必要はな……

第46回国会 農林水産委員会 第23号(1964/03/19、30期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、本日、農林大臣に対しまして、主として飼料問題についてお尋ねをいたしたいと存じます。  先ほども中澤委員から、生乳価格の問題、なかんずく乳価引き下げに対する復元措置についての政府の手ぬるさかげんについては、きびしく追及が行なわれました。しかし、これに対して明快な御答弁がありません。そのような情勢の中にあって、政府は、来年度政府ふすまの売り渡し価格を大幅に値上げしょうといたしておると聞いております。四月早々にはこれを実施するという説を聞いておるのでありますが、乳価は値下げをする、飼料は、一般の市場飼料のみならず、政府が手持ちのものも大幅に上げる、こういう矛盾した政策を政府みずから……

第46回国会 農林水産委員会 第32号(1964/04/07、30期、日本社会党)

○足鹿委員 末高先生は御多忙であるようでありますので、ごく簡単に、これは三人の方々に共通した重要な点でございますが、とりあえずお尋ねをいたします。  と申しますのは、法案そのものにも経過措置としてございますが、更新組合員に対する年金支給についてであります。改正法の附則第六条には、組合員、つまり、現在組合員であって、改正法施行後も引き続き組合員である者の退職年金につきましては、旧法期間は旧法で、新法期間は新法によって計算をした額の合計額を支給することとしている。遺族年金についても、退職年金と同様の経過措置が定められておるようであります。  私ども、この法案を読みましてがく然としましたことは、最近……

第46回国会 農林水産委員会 第34号(1964/04/09、30期、日本社会党)

○足鹿委員 政府提出の農林年金法とわが党提出の農林年金法の改正の審議にあたって、今日まで同僚委員から熱心な質疑が行なわれ、また先日は参考人を御招致いたしまして意見を聴取する等、着々審議が進んでおるのでありますが、その審議を通じて明らかになりましたことは、先日の参考人の学識経験者の末高さんにいたしましても、また嶋岡参考人にいたしましても、いまどきになって政府がこのような案を出されたことに対して、きわめて遺憾な意を表しておられました。それぞれ理由は末高さんなり嶋岡さんとは違うわけでありますが、とにかくそういった意味の御発言がございました。なかんずく私は大臣に申し上げ、御所見を承りたいことは過日も受……

第46回国会 農林水産委員会 第41号(1964/04/23、30期、日本社会党)

○足鹿委員 他の同僚委員から法案そのものについては熱心な質疑が行なわれておりますので、私は、この法案がきわめて多岐にわたっております関係上、本日は農林はもちろん、経企庁、自治省、大蔵省等の関係当局に、重要な数点をお尋ねいたしたいと思います。法案の内容そのものについても若干質問する所存でありますが、最初に、本法の改正案ないしそれが成立した場合における運用上の問題等をめぐって起きるであろうことを予想される現実の問題から質問をいたしたいと思いますので、御了承を願っておきたいと思うのであります。  そこで、第一の問題は、地域開発の先行投資として、土地改良法及び特別会計によって行なわれる農地、農業用水等……

第46回国会 農林水産委員会 第45号(1964/05/08、30期、日本社会党)

○足鹿委員 時間がありませんので、簡単に農林大臣にお尋ねを申し上げたいと思います。  この法案の必要となった契機とでも申しましょうか、それについて若干申し上げて、御所見を承っておきたいのでありますが、昭和三十七年の野菜の不作による消費者価格の異常な暴騰につれまして、魚類なりあるいは肉類等の生鮮食料品も軒並みに値段が一時上がりました。また一方、国民の消費生活が拡大する、そこに需給のアンバランスが生じまして、不安な状態が続いたのであります。政府は緊急対策として、生鮮食料品の価格引き下げをはかるために、中央卸売り市場の取り引き手数料の引き下げあるいは仲買い人の合併等、流通過程における施策を若干講ぜら……

第46回国会 農林水産委員会 第51号(1964/05/22、30期、日本社会党)

○足鹿委員 ちょっと関連して、一点だけ……。  園参考人と片柳参考人に伺いますが、園先生のお話を聞いておりますと、非常によく農災法等を御研究になっておりますし、問題点はちゃんと御存じになっておる。私ども農災法と取り組んで長いこと悪戦苦闘してきておる一人でありますが、名は体をあらわすということばがありますが、その農災法の名は体をあらわしておらないのです。そこに問題がある。今度の場合も同じような事態を生じやしないか。この点を私ども心配しておるのであります。いわんや、再保険措置が検討事項として法律にうたわれておるというような状態であります。超異常ということに対しては、考え方によっては、超異常を再保険……

第46回国会 農林水産委員会 第53号(1964/05/27、30期、日本社会党)

○足鹿委員 肥料新法に対する総括的な質問をいたしたいと存じます。  質問に入るに先立ち、今日までの審議の経過を顧み、あらかじめ政府に申し上げておきたいことがございます。すなわち、現行肥料二法期限切れ失効に伴って、これにかわるものとして提案されたいわゆる今回の肥料新法は、去る四月四日提出をされ、四月九日本会議において提案理由の説明が行なわれ、社会党を代表して私が質問を行なったのであります。その後、五月十四日より本委員会の本格的な審議に入ったものでありますが、政府提出案件の順序に従い、審議は順当に進んで今日に至っており、提案されて以来今日まで、各委員の熱心な質疑が行なわれ、またこの間、商工委員会と……

第46回国会 農林水産委員会 第54号(1964/05/28、30期、日本社会党)

○足鹿委員 最初に専売公社にお尋ねをし、あとで農林省にお尋ねをいたしたいと思います。  先ほども谷垣委員から、特殊作物等に対して手薄いではないかという御発言がありました。たばこの場合等も、つくっておる農民は一つでありますが、災害制度の面におきましても、その他の面におきましても、大蔵、専売公社の所轄ということになっておるのであります。たまたまそういう立場から、ややもすればこれに対する対策というものが、実情に沿わないことも従来あるのでありまして、そういう点を十分当委員会としても是正をしていかなければならぬと常々私は申し上げておるのでありますが、そういう立場から今回の災害を見ておりますと、は別問題と……

第46回国会 農林水産委員会 第56号(1964/06/09、30期、日本社会党)

○足鹿委員 もう他の同僚委員からの御質疑で尽きた面は省略をいたしますので、特定の人を名ざしましてたいへん恐縮でございますが、長い間末端の森林組合経営に御苦労になってまいられました長野県の古川さんに最初お尋ねいたしますと同時に、全森連の喜多さんにもお伺いいたしたいのでありますが、今度の林業基本法制定を期に、ものから人へという一つの流れが出てきておることは、これは各党案に出ておりまして、その意味におきましてはまことに私どもけっこうだと思うのであります。しかしながら、にもかかわらず、過般和歌山県の公聴会に参りました際に、山村の悲惨な生活環境が指摘され、また北海道においても、同様の事実に基づいて山村に……

第46回国会 農林水産委員会 第59号(1964/06/12、30期、日本社会党)

○足鹿委員 先般来他の同僚委員各位から、政府林業基本法及び社会党、民社党各党の基本法案につきまして、ほぼ問題となるべき質問が出そろったように思います。私はそういう点から、重複を避けまして、法案そのものには触れないで、むしろこれに基づく先般来の和歌山、北海道の現地公聴会、あるいは中央の参考人の意見聴取等に見られる意見等を勘案しつつ、林業政策及び林業政策のあり方、森林政策及び森林政策のあり方、及び当面する林政の問題と、これに関する事項についてお尋ねを申し上げたいと思いますので、大臣及び政府委員のほうから、明確な御答弁をわずらわしたいと思うのであります。  第一にお伺いしたいことは、国有林野、民有林……

第46回国会 農林水産委員会 第62号(1964/06/19、30期、日本社会党)

○足鹿委員 本日は本会議も迫っておりますし、問題を提起して委員長の御善処をお願いするという意味におきまして、簡単に飲用牛乳販売価格の引き上げについて、農林大臣の御所信を承っておきたいと思うのであります。  御承知のように、昭和三十九年五月二十一日、農林省畜産局長名をもって各都道府県知事あてに、飲用牛乳販売価格の引き上げについての通達が発せられております。しかるところ、市乳小売り値上げ問題について、メーカー及び小売り業者の意見を聞き、生産者の意見を聞いておらないで、一方的にこの局長通達が出ておることは、まことに私は遺憾に存ずるものでありますが、それはともかくといたしまして、局長通達によって配分率……

第46回国会 農林水産委員会 第64号(1964/06/26、30期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、牛乳販売価格の値上げ問題について、農林省並びに関係各当局にお尋ねをいたします。時間がありませんので、ごく簡単に申し上げますので、御答弁をされる方も的確に、しかも簡潔に御答弁願いたいと思うのであります。  最初に、経済企画庁にお尋ねをいたしますが、物価抑制政策がとられておる際にもかかわらりませず、今回閣議において牛乳販売価格の値上げをやむなしとして認められたわけですが、その際に、経済企画庁の長官はきわめて重大な発言をされたとわれわれは仄聞をいたしておるのであります。すなわち、五月十九日の閣議において、宮澤経済企画庁長官は、牛乳一合当り二円の値上げは好ましくない、しかし、値上げを……

第46回国会 農林水産委員会 第65号(1964/06/27、30期、日本社会党)

○足鹿委員 自由民主党、日本社会党、民主社会党、三党共同提案によります昭和三十九年産なたね価格に関する件について、決議案を提出する次第であります。  決議案につきまして朗読をいたします。    昭和三十九年産なたね価格に関する件(案)   最近におけるなたねの生産事情は作付面積、生産量とも激減の一途をたどっている。これは、大豆なたね交付金暫定措置法の運用が適切に行なわれていないことによるところ大なるものがあると思われる。よって政府は、なたねの生産振興対策にさらに配意するとともに当面する大豆なたね交付金暫定措置法に基く昭和三十九年産なたねの基準価格の決定に当っては、労賃の上昇、災害による減収など……

第46回国会 農林水産委員会 第66号(1964/07/07、30期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま芳賀委員から大臣の出席要求が正式に提出をされました。私は、この際、日本社会党並びに民主社会党両党の共同提案に基づく昭和三十九年産米価等に関する決議を行なうの動議を提出いたします。  案文を朗読いたします。    昭和三十九年産米価等に関する件   米価審議会は、昭和三十九年産米穀の政府買入価格に関する答申と、また同時に食糧行政の強化に関する建議を決定した。政府はこの答申と建議の趣旨を尊重し、すみやかに忠実に実施すべきである。   去る昭和三十六年の農業基本法制定以来、農業と他産業の所得格差はいよいよ拡大の一途をたどり、農村の基幹労働力は急速に他産業へ吸収され、農業は混乱と衰……

第46回国会 農林水産委員会 第68号(1964/08/10、30期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、山陰、北陸地方を過般襲いました豪雨被害について、先ほどの官房長の報告等を中心に若干の質疑をいたします。こまかいことにつきましては災害対策特別委員会において行なう予定でありますが、特に農村関係に重点を置いてお尋ねをいたしますので、答弁のできない点は、災害対策本部等とも連絡をとられて、でき得る限りの御出席を願いたいと思います。  そこで、今度の災害の特質についての根本対策は後日に譲るという先ほどの御報告でありますが、それでは困るのであります。と申しますのは、今度の、特にこれは山陰地域でありますが、新潟地震の三倍以上の人命を失っておるという特殊事情があることは、御承知のとおりであり……

第46回国会 農林水産委員会 第69号(1964/09/10、30期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま政府から、いわゆる肥料新法による初めての肥料価格決定に至る経過とほぼ結果に近い御報告を聞きました。二カ月間に近い業界と農業生産者団体たる全購連との間における交渉に費やされた熱意と御努力に対しては、これは認めることにやぶさかではございませんが、ただいまの政府の報告によりまするならば、本年から三カ年間かかって二十円の値下げをするという妥結した交渉を、そのまま公取において異議がなければ認めるという方針のようでありますが、このように三カ年間の長期にわたって取りきめられたことについては、法律上にはもとっておらないにいたしましても、初めての新法の運用にあたっていささか軽率に失するのでは……

第46回国会 農林水産委員会 第70号(1964/10/09、30期、日本社会党)

○足鹿委員 酪農の問題について、当面する重要な問題数点にしぼって、政府の対策に関連してお尋ねをいたしたいと思います。  委員長も御承知のように、四十六通常国会中で一番当委員会が重視しておったのは、この生産者乳価について配分乳価の問題を取り上げ、全会一致の決議もしておりますし、また、政府管理飼料の値上げについては、当委員会を通じてやらないという言明を農林大臣から聴取しておりますし、当委員会としては重視し、今日に至っておることは御存じのとおりであります。言うなれば、全会一致の決議が十分生かされないままに今日に至っておることを私は遺憾に思いますが、委員長も御同感であろうと存じます。ただ決議のしっぽな……

第46回国会 予算委員会 第15号(1964/02/27、30期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、開放経済体制下における農業、農民保護政策を中心に、当面一しておる若干の問題についてこの機会に政府の所見を承りたいと思います。  まず最初に、貿易自由化と国内農業の保護との関係について伺いたいのでありますが、御承知のとおり、農林水産物の自由化率は、三十四年の四三%から三十八年八月末九二%と高まり、政府管理の米麦を除いて、他の品目は全部大なり小なりの悪影響を受けておるのであります。  例を申し上げますと、トウモロコシの自由化に基づく畜産関係の飼料の海外依存が高まってまいりまして、三十二年五十五万トンのものが、三十七年は二百二十九万トン。羊肉の自由化によりまして、国内の羊の飼育は激……

第48回国会 内閣委員会 第25号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○足鹿委員 農林省設置法の一部を改正する法律案の審議にあたりまして、私は南西諸島及び沖繩方面における経済開発と農業振興の問題について、農林大臣、総務長官、通産当局等に、若干の御質問を申し上げたいと存じます。  日本社会党は、昨年十月、沖繩調査団を派遣をいたしまして、現地の実情を調査し、沖繩の祖国復帰の促進を中心に、国会の内外を通じて政府及び国民に訴えてきましたが、引き続き本年二月十六日から第二次派遣団を編成し、現地の実情についてつぶさに調査をし、各界各層をはじめ現地住民の声をなまに聞きまして、私もその一員として現地に滞在をし、特に農業問題を中心に見聞をいたしました。これを要約いたしまして、先日……

第48回国会 文教委員会 第17号(1965/04/14、30期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま議題になっております私立学校教職員共済組合法の一部改正の問題につきまして、文部大臣並びに関係当局にお尋ねを申し上げたいと思います。  その第一点は、公的年金制度の内容の統一についてであります。ここに提案されております私学共済組合法改正案に対する質問を行のうにあたりまして、各公的年金制度の制度内容を統一的に改善するという点について、政府の見解を伺っておきたいのであります。  私は、昨年の第四十六国会において農林漁業団体職員共済組合法、いわゆる農林年金法でありますが、その改正の審議に終始長時間参画いたしましたが、その経験から見まして、この農林年金法の改正は、要するに国会公務員共……

第48回国会 文教委員会 第19号(1965/05/07、30期、日本社会党)

○足鹿委員 私は学校におけるなま乳給食の問題について、文部大臣はじめ厚生、農林関係当局に  若干お尋ね申し上げたいと思います。御承知のように、政府は国民の要求にこたえて悪名高い輸入脱脂粉乳――以下脱粉給食と言いますが一を漸減させ、学校生乳給食――以下生乳給食と申し上げます――を増加させております。しかるところ昭和四十五年までにこれを完全に生乳給食に切りかえるという方針を過般農林大臣が明らかにされ、文部大臣もこれに同意をされておられるのであります。そこで文部、農林両省は年間継続的な生乳給食を進めることを目的とした「学校給食用牛乳供給事業の実施について」という三十九年八月三十一日付の通達及び「学校……

第49回国会 災害対策特別委員会 第4号(1965/08/10、30期、日本社会党)

○足鹿委員 たいへん恐縮ですが、質問をする御了解をいただきましたので、副長官にほんの十分間ばかりお尋ねをいたします。  去る七月の二十三日の鳥取、島根方面を襲いました豪雨によって、特に集中豪雨地帯は意外に被害が甚大でございまして、先般私郷里へ帰ってみまして、新聞にも何も出ない、また、県庁から遠く離れておるために児庁自体も調査が不十分で、また本省から災害査定官が見えても、日程がないというようなことで、汽車の上から一応見て帰られたというようなことで、非常に現地ではこの災害復旧について心配をいたしておる地帯があるわけであります。それにつきまして、激甚災害の指定、あるいは農作物については天災法の融資の……

第51回国会 社会労働委員会 第10号(1966/03/18、30期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、主として出かせぎ問題に関する質疑を関係各省大臣並びに当局にいたしたいと存じます。  大臣の御出席の都合もあるようでありますので最初に農林大臣に伺いたいのでありますが、御承知のように昨年二月二十三日日比谷野外音楽堂において、また本年二月二十三日久保講堂において、また、この三月十三日大阪中之島公会堂におきまして出かせぎ者大会を私どもは開催をいたしました。特に三月十三日の大阪中之島公会堂には約二千人の出かせぎ者が集まりまして、関西としては初めて西日本出かせぎ者大会を開いたわけであります。その出席した人々からみな意見を聞くわけにまいりませんので、代表して各職場の実態等の体験発表をやっ……

第51回国会 社会労働委員会 第17号(1966/04/05、30期、日本社会党)

○足鹿委員 去る三月十八日、当委員会におきまして私は出かせぎ問題について関係当局に御質問をいたしました。その節相当大部分の質問が残っておりますので、お許しをいただきまして、本日はこれを継続さしていただきたいと存じます。  先回において私がお尋ねをいたしました点は、主として出かせぎ農民の悲惨な状態について実情を申し上げ、しかもその出かせぎ者が不当な労働条件のもとにあって、賃金の不払いその他によって非常に困っておる、また一面、動物的な生存ともいうべき非人間的な飯場において、労働基準法の外で毎日を暮らすことを余儀なくされておる、これらの点について、労働大臣を中心にお尋ねをいたしました。いろいろと御所……

第51回国会 社会労働委員会 第18号(1966/04/06、30期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、ただいま審議中の健康保険法改正案を中心に若干の御質問を申し上げたいと存じます。  最初に、健康保険法改正案の審議態度について、厚生大臣の御所見を承りたいと存じます。今回提案されておりますところの健康保険法等の改正とその背景につきましては、今日まで同僚委員各位の熱心な御質疑が続けられてまいったのでありまするが、私は、これに対する政府答弁にはまだまだ納得できかねる点が多々あると感じておるものでありまして、このような立場から政府の御所見を順次ただしたいと存ずる次第であります。  最近、新聞報道等によりますると、政府は今回の改正案の成立をたいへんお急ぎになっておるようでございますが、……

第51回国会 社会労働委員会 第19号(1966/04/07、30期、日本社会党)

○足鹿委員 昨日の私の質問の残余を行なわしていただきたいと存じます。  昨日は、主として赤字問題を中心に、健康保険組合の運営の問題についてお尋ねを申し上げたわけでありますが、本日は国民の健康を守るという観点から、医療保険制度をめぐる諸問題につきまして、厚生大臣の御所見を中心に関係当局に承りたいと存ずる次第であります。  まず第一の問題といたしまして、予防給付の問題について伺います。これは成人病対策等の世論のやかましい対象になっておりますので、しかとお尋ねをしておきたいと存ずるのであります。私どもが現在審議を進めております健康保険にしましても、その他の医療保険制度にしましても、保険給付は病気にか……

第51回国会 農林水産委員会 第12号(1966/03/09、30期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、他の同僚委員から、ただいま審議中の漁船損害保険の法案については、慎重御審議になりましたので、関連をいたしまして、日本海沿岸漁民の最近の苦しい実情につきまして、特に日韓漁業協定に基づく共同規制水域の問題を中心に、ごく短時間でけっこうですので、お尋ねをしたいと思います。  日本海の沿岸漁民は、政府の宣伝もありまして、日韓漁業協定に基づいて李ラインが事実上撤廃される、これにかわって共同規制水域が設けられることによって、新しい漁場が開発できると、非常に期待をかけておったのであります。そしてその後出漁が始まったのでありますが、最初若干豊漁のときもわずかの期間あったようでありますが、最近……

第51回国会 農林水産委員会 第15号(1966/03/17、30期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、二法案に関連いたしまして、法案自体の問題は同寮の皆さんから相当内容を御質問になっておられますので、これに関連しながら、若干の具体的な農林金融の実情を中心に政府の所見を求めたいと思います。  私は、最近全国各地を歩く機会が多いので、ここではあまり抽象的な議論をするというよりも、農民が農林金融問題についていろいろな不平や不満や、したがって要求を持っておる、そのなまの声を当委員会を通じて申し上げ、これに抽象的ではなくして、具体的な御答弁をわずらわしたい、かように存じますので、よろしくお願いをいたしたいと存じます。  昨日同僚湯山委員から、農業近代化ということについて、だいぶきめのこ……

第51回国会 予算委員会 第21号(1966/03/04、30期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、農林漁業問題を中心に、これに関連する問題、及び各種年金等、厚生行政の当面の問題について若干の質疑を行ないたいと思います。  まず第一に、食糧問題と農政の姿勢について政府の所見を承りたいのでありますが、農業基本法体制下において農業の危機が叫ばれることは、まことに矛盾きわまる事態と言わなければなりません。しかも、その危機の度合いがいよいよ深刻になりつつあるとき、私は、この際政府は日本経済における農業の位置づけと申しますか、あるいはまた経済政策の中で農業の位置づけを明確にいたしまして、農業政策の正しい発展を期さなければならぬという段階に今日至っておると思うのでありますが、この基本的……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 なるべく重複を避けて農林大臣にお伺いいたしたいと思います。今までの質疑応答でいろいろお聞きしたいこともあつたのでありますが、尽きておる点もあろうと思います。しかし若干観点をかえまして二、三お尋ねいたしたいと思うのであります。今回の行政整理にいたしましても、先回の行政整理にしましても、その基本的に貫ぬかれておる共通性は、私をして言わせますならば、きわめて画一的に行われておるという点であろうと思います。特に日本農業の特殊性から考えて、これを主管しておられる農林大臣としては、この画一的な行政整理の方針に対して、どのように日本農業の特殊性を強調せられ、そしてその観点から画一に堕することなき……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 経済安定委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は農林委員の立場から若干の質疑を試みたいと存じます。  本法律案の特徴と申しましようか、前回のものよりも著しくカルテルの範囲を広めておられるようであります。すなわち第二十四条の三等におきまして、技術的によるもののほか生産、販売、設備制限についての共同行為のほかに、これと並行して価格カルテルの結成を認めておられることが、前回の国会に御提案になり、不成立になつた案とは著しく異なつておる第一点であろうと思うのでありますが、その基本となる考え方については、どのような御見解によつて新しく価格カルテルの結成を認めることとせられたのでありましようか。まずこの点からお伺いいたしたいと思います。

第16回国会 水産委員会農林委員会連合審査会 第1号(1953/06/25、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は農林委員の立場から若干お尋ねをしておきたいと思うのであります。先刻からいろいろと御質疑があり、また水産委員会で御審議になつておりまして、私は水産委員会に出席しておりませんから、あるいは重複等の点があるかもしれませんが、そういう点はあらかじめ御了承をお願いしておきたいと思います。  まず最初に、本法により賠償を用意しておられまする地域は現在どこどこでありますか、これを明らかにしていただくことはできませんか。先刻は七億ないし八億の予算を必要とするであろうという御答弁がありました。従つてその金額を算出されますについては、大体補償の対象となる、あるいは補償を用意されておる地域というもの……

第16回国会 農林委員会通商産業委員会連合審査会 第3号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 これは安定法の方ですが、臨時硫安需給安定法の点で昨日私は質問を留保しておつた点についてお尋ねしたい。  それは第十一条の生産業者の販売価格の問題であります。昨日の御答弁では非常にあいまいであつて、特に私が留保しておきました点、すなわち第二項の「前項の販売価格の最高額は、政令の定めるところにより、生産費を基準とし、農産物価格その他の経済事情を参しやくして定める。」とありますことについて、第十一条の冒頭に「農林大臣及び通商産業大臣は、」とありますから、その共管という意味でありましようが、主として生産費を基準とし、農産物価格その他の経済事情を参酌して最高額を政令で定めるということになるの……

第16回国会 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第3号(1953/07/07、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより農林委員会農業共済制度に関する小委員会を開会いたします。  本日御協議を願います問題は、前会に引続き農業災害補償法に基く家畜共済の臨時特例に関する法律案、並びに農業災害補償制度に関する点につきまして御審議をいただきたいと思います。  まず農業災害補償法に基く家畜共済の臨時特例に関する法律案の問題につきまして、前会当局の考え方を結論的に承ることができなかつた点について御意見を聞くことにいたします。なお機構簡素化の問題、開業獣医師の調整の問題、その他ありますが、経済局長より御説明を願います。
【次の発言】 事故防止というお言葉があつたが、私一点伺いたいことは、「家畜共済の臨時……

第16回国会 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第4号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 それではこれより農業共済制度に関する小委員会を開きさす。  本日は前会に引続き農業災害補償法に基く家畜共済の臨時特例に関する法律案の審査を進めます。あらかじめ御相談を申し上げておきましたように、本日は参考人の各位から御意見を聞くことにいたしたいと存じます。参考人の皆さんには、暑いところたいへん御苦労様でございました。  それでは最初に埼玉県入間郡高麗川診療所運営委員長、長沢泉一郎君の御意見を聞くことにいたします。どうぞ。
【次の発言】 ありがとうございました。  それでは今の御意見について御質問がありましたら……。
【次の発言】 安藤君に申し上げますが、いろいろ資料等の御要求もあ……

第16回国会 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第5号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  農業災害補償法に基く家畜共済の臨時特例に関する法律案を議題とし、審議を進めることにいたします。何かまだ当局に御質疑等がありますれば、この際御発言をお願いいたします。
【次の発言】 今、足立君から、お聞きのような議事進行について御発言がありますが、何か御意見がございますか。――そうしますと御意見かないようでありますが、一応質疑を打切らないで、またあとであるかも存じませんから、一応このままで質疑を継続することといたしまして、御意見をお聞かせ願つて調整すべき点を調整し、ある一つの結論への方向へ進めたいと思いますが、いかかでしようか。

第16回国会 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第8号(1953/09/03、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  審議に入ります前に、参考人各位に対し一言ごあいさつ申し上げます。  本日は御多用中遠路を本小委員会まで御出席いただき恐縮に存じます。先般来の災害等に見ましても、農業災害補償制度の不備を痛感いたしております。これが根本的な問題につきまして御意見を承り、今後の委員会の審議の資といたしたいと存ずる次第であります。  次に、この際参考人の御紹介を申し上げます。山内豊二君は、農林省農業総合研究所の研究員として、昭和二十四年以降農業災害の研究に従事され、特に農業経営から見た農業保険について真摯な研究を行われ、この方面に関する著書、論文も発表されておる少壮学者であり……

第16回国会 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第9号(1953/10/19、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日は、農業共済補償制度の改正について農林当局が検討された考え方があるようでありますから、一応それについて説明を聴取し、なお質疑があれば行つていただきたいと思います。
【次の発言】 ほかに質疑もあろうと思いますが、私もまだ二、三ただしたい点もありますが、本日はこの程度で散会をいたしまして、明後日午前十時より開会いたします。     午後零時五十五分散会

第16回国会 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第10号(1953/10/21、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日は一昨日に引続きまして、過日示されました政府の考え方に対する御質疑なり御意見を委員各位から述べていただきたいと思います。  それでは資料の配付があるまで、私から政府にお尋ねを申し上げたい点がありますから、二、三御質疑を申し上げます。  まず第一に、第十六国会を通過いたしました市町村合併促進法に基きまして、現在市町村合併の機運は著しく促進をされ、また実行されておるのであります。しかるに現行法規によつては、旧行政区域の市町村の共済組合が新たなる行政区域においてそれぞれ並立をし、それが同一条件であるならばそう矛盾もないでありましようが、いろいろな条件が旧……

第17回国会 農林委員会造林及び治山治水に関する小委員会 第1号(1953/11/28、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私はこの委員会にずつと続けて出ておりませんので、まだよく経緯がわかりませんが、ただいま林野庁から機構改革の問題について御所見を承つたわけでありますが、これは国土省という一つの新たな省を設けた場合に機構改革が行われる場合と、そのような国土省とかあるいはその他の省も同様ですが、省の廃合を行わない場合でも、何か今問題となつておる建設土木的な考え方から、この林野部門を一つところに納めて行くというような構想が別にあるのですか。新聞等で見ておると、一応省の廃合案もあるようでありますが、実際上は困難なようにも伝えられ、また私どももなかなかこれは容易ならぬことだと考えざるを得ないのですが、その辺の……

第17回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第1号(1953/11/27、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日の会議でいろいろと御協議を願うことについて御相談を申し上げたいのでありますが、十月二十一日の本小委員会におきまして、大体今後の審議方針をお打合せ願つて、一応次のようにきまつておつたわけであります。すなわち臨時国会中に小委員会を開きまして、各党あるいは各委員の御意見をとりまとめてもらつて、臨時国会の開会中に小委員会案をとりまとめたいということで話合いを御決定願つたのでありますが、当時臨時国会は会期も短かし、また冷災害対策のために没頭いたしましたため、皆様方も御多忙で、遂に私の手元にも御意見が御提出願えなかつたわけであります。もつとも一、二の小委員の方……

第18回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第1号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日は、去る二日の小委員会の御決定に基きまして、参考人の御意見を聴取することにいたします。  ごあいさつを申し上げたいと思います。本日は皆さんにたいへん遠路御足労を煩わしまして恐縮に存じます。特に打続く風水害あるいは冷害あるいは病虫による被害等に基くこれが具体的措置につきまして、日夜御尽瘁になつておられ、特に保険金の早期支払い等、当面の問題もありまして、さだめし御多忙であつたと存じます。しかも急に電報等でお招きをいたしましたにもかかわらず、全員がおそろいで御出席をいただきまして、厚く感謝をいたす次第であります。  最初に、本委員会の今までの経緯を簡単に……

第18回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第2号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日は本小委員会の意向をとりまとめるために小委員会案を起草いたしたいと思います。  つきましては、先般来、もし皆様方から案の出ない場合は小委員長において起草せよという御決定もいただいておりますが、皆さんも御多忙でいろいろとおさしつかえもあつたと見えまして、まだすべての人々から試案が提示されておりません。十分なものではございませんが、大体考えております点についてお話し申し上げてもけつこうではございますが、まず一応とりまとめ会の席上において、いろいろと御意見の御発表を願いたいのでありますが、きようの会議の持ち方について、速記をつけてやりますか、それとも懇談……

第18回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第3号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日は去る五日の本小委員会におきまし各委員から私に、委員会案の起草方を御一任願いましたので、過日の参考人の意見等をもさらにあわせ考慮いたしまして、ただいまお手元に差上げました農業災害補償制度改正に関する件という刷りものにとりまとめをいたしまして、御検討をお願いいたしたいと思います。  まず濃初にお読みいただけば大体御了承いただけると思いますが、若干の説明を加えさしていただきたいと思います。最初から朗読しながら申し上げます。   「農業災害補償制度に関しては、おおむれ次の基本的構想のもとに改正を検討するものとする。」  大体十項目にわかれております。これ……

第18回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第1号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○足鹿覺君 小委員外ですが、よろしゆうございますか。
【次の発言】 私は前回のこの委員会に小委員として出席いたし、仲裁裁定をめぐつて長時間意見を申し上げ、また当局の意のあるところをただしたわけでありますが、いよいよ本日は何らかの本委員会としての態度を御決定にならなければなりません。前回からの関連もありまして、私おじやまをいたしたわけであります。一つの、大体論議すべき点は一応論議しておるようでありますが、ただ前回の小委員会後、新たなる問題として重視しなければならないことが、さらに起きておると思うのであります。それは仲裁裁定の実施の問題も当然結論をつけなければなりませんが、年末手当あるいは勤勉手当……

第19回国会 外務委員会内閣委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 経済局長に関連してお尋ねいたしますが、国際小麦協定の価格と申しましても、御存じのように最高が二ドル五セントであつて、最低は一ドル七、八十セントになつているのであります。アメリカの小麦をこのMSA協定によつて買付をするという場合に、この協定が生れましたそれ以前において、アメリカの大統領が特別農業教書を出しておる。またランドール委員会の報告等を見ましても、決して安く売るということは書いてない。今の御答弁では国際小麦協定によると簡単に言われますが、協定自体の中にも価格の相違がありますし、またこのMSA小麦協定の背景ともいうべき、ただいまあげました大統領教書なりランドール委員会の報告等を見……

第19回国会 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1954/03/27、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 関連して一点だけ。さつきの常勤の問題に関連してお伺いをしておきたいのでありますが、芳賀委員が質問しております趣旨を管理部長はよく御理解になつていないのじやないかと思うのです。問題は、実際的に非常勤職員なるものを置き、農業関係は非常に季節によつて仕事の繁閑が著しいために、そういう場合においては特に補助職員を置いてまかなつておる、こういう構えになつておるわけであります。従つて補助職員なるものと非常勤職員なるものとは、おのずから区別があるのでありまして、この非常勤職員なるものは、結局において業務を執行して行く場合において、季節の繁閑にかかわらず必要なものなのです。その証拠には、当初におい……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第1号(1954/03/16、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 きようはまだ説明を聞いてすぐでありますから、よく研究したいと思いますが、お尋ねをする前にもう少し資料をいただきたい。それは、蚕糸業振興五箇年計画と実績の対照、昭和二十六年から実施しておりますが、その計画と実績の対照表、それとそれに対する予算措置の内容、それから輸出を振興して行くということは、繭の生産費の合理化と加工販売費の低下ができれば、別にこういう法律はいらないと思うのです。そういう意味において、ここにいただいております生糸の加工販売費の一覧表というようなものでは、あまりにも抽象的でつかみどころがない。この表のよつて来るその根拠をお示し願いたい。特に最近の傾向を見ますと、加工費に……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第2号(1954/04/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は農林中金に資料を御提出願いたいのであります。購繭資金融通状況という資料をいただいておりますが、この資料によつて判明いたしません常業製糸並びに農業協同組合製糸に対する従来の融資実績、またその後の叫収状況簿、これに関連して参考となるべき資料を御提出いただきたい。今ただちに大体の状況を承ることができますならば一応承つて、あとで文書による資料を早急に御提示いただいたらと思いますが、いかがでございましようか。
【次の発言】 概数はただいまお聞きしたわけでありますが、これの農業協同組合による組合製糸と一般営業製糸との詳しい内訳はわかりますか。並びにその貸付条件等その他今お持合せあれば承りた……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第7号(1954/09/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 この前一ぺんいただいたと思うのですが、十分検討の余裕がなかったので、あらためてお願いしたいのであります。それは生糸の加工費関係の資料ですが、それのみに限らず、審議会に提出せられた資料等を早急にひとつお届け願いたいと思います。  ついででありますので、ちよと申し上げておきますが、審議会に出されたものを、この前散見して感じましたことは、加工費というものが非常に漠然としておりまして、私ども部外の者から見ると、どれがほんとうなのやら、どれがインチキなのやらさつぱりわかりません。あれには各社々々で相当加工費が違っておるわけです。そこで日本の各製糸業者が現在出しておるいわゆる加工費、それを重要……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第8号(1954/10/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は先般の委員会に資料の要求をいたして、それのいただけるのを待つておるわけでありますが、いつごろいただけますか。すなわち製糸の加工費の点であります。その際にひとつお願いいたしておきたいのは、製糸機の新式なものが最近各方面に採用されておる、その所在地また工場名、それと従来の製糸方式と、新しく新式の機械を入れてやつておるものとの加工費の差、どういうふうに開くか、相対的にひとつついでにお示しを願いたい。  そこで私はこの際御所見を承りたいのでありますが、私どもは養蚕業の安定と振興ということに考え方の基礎を置きまして、従来も審議をしたし、今後も審議を進めようとしておるのでありますが、当局の……

第19回国会 農林委員会食糧に関する小委員会 第1号(1954/07/02、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ちよつと関連して。長官なり今御説明になつた方に伺いますが、昭和二十七年度のときは例外だというお話でありますが、その当時もやはり契約書にちやんと入つているのです。去年この委員会で私どもが問題にしたときに、その契約書の写しは、現に食糧庁から取寄せて、われわれ見ておる。ただそれが黄変米であるかないかということは別として、確かにこれは向うの政府に対して解約なり損害賠償の要求をし得る契約書になつておるのです。それははつきりしています。それを、今御答弁を聞いておつてあげ足をとるわけではありませんが、ただいまの御答弁は私どもは理解できない。ただあのとき東畑次官は、ここで三拝九拝して、非常に哀訴嘆……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第1号(1953/12/15、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日は、先日来御検討を願つております農業災害補償制度改正に関する小委員長試案の審議に先だちまして、先刻関係団体の代表から陳情のありました冷害地方再保険金早期支払いの問題につきまして、関係当局に御質疑を願うこととして進行いたします。  経済局長お見えになつたようでありますが、ただいま関係団体から開会前に陳情があつたのでありますが、昭和二十八年十一月十四日付農林省農林経済局長名をもつて各都道府県知事に対し、昭和二十八年産水稲損害評価書審査方針並びに審査要領について通牒が発せられておるやに承りますが、この通牒を発せられるに至つた当局の考え方につきまして、一応……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第2号(1953/12/17、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日は先会に引続き農業災害補償制度改正に関する小委員会案の起草について審議を進めることといたします。なお委員の入れかえ等も若干あつたようでありますから、先般私から提示いたしました案につきまして、全般的にいろいろ疑義のある点もありましようし、御意見のある点もあろうかと存じます。そういう点につきましては必ずしも保留条項に限ることなく、忌憚なく御検討をいただきたいと存じます。吉川君。
【次の発言】 参議院との関係でありますが、先日十四日に、参議院の小委員会に出席をして小委員長試案を説明してもらいたいという電報を郷里で受取つたわけでありますが、どうにも繰合せが……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第3号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。  本日は先回に引続きまして、農業災害補償制度改正につきまして、御審議を願いたいと存じます。  審議に入るに先立ちまして、一つ御報告を申し上げておきます。去る二月の十一日、参議院農林委員会に設けられました農業災害補償制度改正小委員会に出席を求められまして、私、委員会に出席をいたしまして、本委員会の農業災害補償制度改正に関する中間報告について説明をいたし、これに関連いたしまして、参議院の小委員の諸氏から、いろいろ御質疑がありまして、私どもの今日までの経過をいろいろと御説明を申し上げておいたことを、この際御報告を申し上げておきます。なお参議院は、毎週一回小委員……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第4号(1954/04/21、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿委員長 これより会議を開きます。   ただいま「農業災害補償制度改正に関する件(案)」なる文書をお手元に御配付申し上げておりますが、この改正要綱とでも申しますか、十項目につきまして御審議を願いたいと存じます。  すでに二月の二十五日以来小委員会を開くに至らなかつたのでありますが、その間各党なり、また委員諸氏におかせられましても、いろいろと慎重御検討になつたことと存じます。つきましては、その結果等につきまして本日は御意見を御開陳願いまして、適当に結論に達するようにはからいたいと考えますので、御了承の上よろしく御審議をいただきたいと存じます。

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第2号(1953/12/19、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 問題外でありますが、ちようど局長がおいでになつておりますので、事情を承り、かつ対策についてお聞きしたいのです。  最近特に関西が最も著しいようでありますが、脱穀調製の最盛期を迎え、かつ非常に農業用の動力に必要な燃料としての石油の供給が非常に不円滑になつておるということであります。この原因は一体どこにあるのか、またその対策はどういうふうに考えておいでになるのか、これをお尋ねしたい趣旨であります。伝え聞くところによりますと、最近石油コンロが非常に普及をした。ある石油コンロのメーカーについては、そのコンロを購入すれば石油も潤沢に供給する、こういうような事例等もあるやに聞いておるのでありま……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第4号(1954/02/23、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 今回俣委員の言つておられるのは化成肥料等の関係でしようが、問題はそういつた方面へ逃げて行つて、結局硫安の内地需要量あるいは可能な限度における輸出量と見合つたような生産に調整して来られれば、結局この法律をどんなりつぱなものをつくつてみても、実際においてはマル公というものをつくつたりいろいろな施策をやつても、問題は農民が期待しておるように値段が下るか、下らぬかということなんです。われわれの一番関心を持つておるのはそのことであります。だからその点で私はこの今度の法案で一番骨になつておるのは、農民の立場からしてこのマル公をつくり、あるいはいろいろな施策を講じて、ほんとうに硫安が下るのかどう……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第6号(1954/03/04、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私はこの際資料をお願いいたしたいのでありますが、それは農産物価格と肥料等農業生産資材の価格シエーレがだんだん拡大をいたして来ておるように見るのであります。つきましては終戦以降の米麦価格と肥料価格を対比しました正確な資料を、この際御提出願いたい。特に今度の硫安の需給安定の中心問題は、このシエーレ拡大の傾向に対して、需給の調整はもちろん販売価格を制定して価格安定をはかろうというところにその中心が置かれ、さらに輸出産業としての肥料工業に対しても適切なる措置を講じ、国際競争に耐え得る肥料工業の育成が主眼になつているのでありまして、農林委員会の立場としましては、後者は別として、前者にわれわれ……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第3号(1954/03/11、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 それでは二、三お尋ねしたいと思います。それは林野庁は営林局の管区の変更あるいは営林局の所在地の移転等を御計画になつておるように聞きますが、その大体の考え方なり理由を、お聞かせ願いたい。
【次の発言】 そうしますと今問題になつているのは、木曾福島に所在しておる長野営林局を、地方行政機関の中心といいますから、要するに長野市に移すというわけですか、ほかに御計画になつておるところはどこどこですか。また管区の変更との関係はどういうことになるのですか。
【次の発言】 そうしますと、そういう全般的な管轄区域の変更の手始めとして、まず長野営林局の移転を早急にやる、あとの分は逐次やつて行く。その年度……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第4号(1954/03/20、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ちよつと伺いますが、昭和二十九年の予算にどういうふうな措置が講じられておりますか。それから大体予想される対象面積、または年次計画、その河川の何か予定がありましたら、そういつたようなものをむしろお聞かせ願いたいと思います。

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第5号(1954/04/15、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は本法案と直接関係はございませんが、日本の森林資源の維持という面から二、三お尋ねをしてみたいと思います。まず最初に北洋材を輸入する意思は林野庁は持つておるか持つておらないのか。最初は非常に熱心にやつておつたようだが、このごろでは何か腰砕けのようなふうにも聞いております。私は鳥取県ですが、最近日パという最新式のデンマークの方式をとつた年産二万トン以上のパルプ工場ができて、中国五県の森林は立ちどころにして坊主山になるであろうといわれるくらいに、非常に地元では心配をしておる。そういう点から考えて、パルプ資源には一番これから伸びて行く松やその他のもの――私らの方では松が一番多いのですが、……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第6号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいま問題になつております造林臨時布置法ではございませんが、先般の林業小委員会におきまして、問題となつております点について、若干お尋ねいたしたいと思います。国有林野整備臨時措置法の期限を先般一年延長することになりましてから、相当日数もたつておるわけでありますが、その後の状況はどういうふうになつておりますか、大体の概況をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまのお話で大体現状はわかつたわけでございますが、つきましては、これの各府県別、それから里山あるいは奥地林というふうに区別をつけて、大体十五万町歩の分布がどういうふうになつておるか、特にその資料を御提示いただきたいと思……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第7号(1954/09/02、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 ただいまの来年度予算について基本的な問題で伺いたいのでありますが、先般政府は治山治水対策協議会なるものを設置して、厖大な治山治水対策要綱というものをつくり上げた。その後一向これが具体化についてわれわれは聞いておらない。今のすべてのやり方が、大体に大きな看板だけを上げて地方民に大きな期待を抱かしめ、そうしてあけて見れば最終的にはその期待に沿い得ないどころか、むしろ期待を裏切るというような実情が多いのじやないかと思いますが、過般来問題になつておりました治山治水対策の何箇年計画とやら、その基本方針なり基本要綱がどういうふうに来年度の予算において具体化され、また継続的に年々次計画化されてい……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会農林委員会連合審査会 第1号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 私は、農林委員といたしまして、補助金等の整理に関する法律案について若干の質疑をいたしたいと存じます。  大蔵省は、昭和二十九年度の予算の編成のときに、補助金等整理要綱なるものを起草いたしまして、基本方針、整理基準、進んでは国の事務の委託費等の整理、財政の調整、法令の改廃等、今回提案されました法律の基礎となるべき一連の考え方を述べて来ておるのでありますが、これについて端的にお尋ねをいたしたいのであります。この整理要綱に基づく第五項が法令の改廃ということになつて、今回の法的な措置になつておると思います。憲法論やその他一般的な問題については、当委員会の各位が御研究になつておると思いますか……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 関連しまして資料の要求をしたいと思います。最初に経済審議庁関係で、昭和二十九年度の国民所得推計が五兆九千億という発表が二月一日になされておりますが、きわめて概括的なものでありまして、その内容を知りたいのであります。その国民所得の推計の基礎になりましたものを詳細に御提示願いたい。できれば昨年度の分と対比したものがほしいのであります。それからもう一つとりあえずお願いしたいのは、農林、通産両省関係で、今度いろいろな補助金の削減等が行われた種目が相当あるようであります。政府はこれを地方交付税の中に算定基準として織り込んでおるということをしばしば言つておりますが、何の種目を幾ら、どういう基準……

第19回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1954/02/27、26期、日本社会党(左))

○足鹿委員 農林大臣にお尋ねをいたしたいのでありますが、今次昭和二十九年度予算案におきまして一番目立つて大きな変化が見られるのは、農業関係の予算であるように存ずるのであります。なかんずく政府は補助金等整理に関場する法律案なる、かつて見ざる特殊な立法をあえてし、憲法違反の疑いすら多分にある、このような法案を一方において提出しつつ、これを基礎にして特に補助金等に対する削減がはなはだしく目立つのでありますが、従来の日本の農業政策の上におきまして、長い伝統でありまする、補助金の問題か、かくも急激に大削減を受けたということは、農林省みずからもかつて見ざる事態であると、述懐しておるがごとく異例の事態だろう……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/06/18、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 今の価格の問題に関連をいたしまして伺つておきますが、これは農林大臣がおいでになれば一番いいのですが、おいでになりませんから……。
【次の発言】 一応申し上げておきますが、本年の食管特別会計の輸入米麦の単価として掲載されておりますものは、大体シフで米が百六十四ドル、大麦が七十八ドル、小麦が八十二ドルであります。ただいまのお話を聞きますと、FOBで小麦は六十一ドルであると言われます。これは大体小麦協定と同価格のものであると言われますが、差引二十一ドルからの大きな、政府が国会に提出しておる単価との差があります。これは一体どういうわけでありますか。その原因はいろいろあるでありましょうが、ノ……

第22回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 関連して。本日いただきました移民関係資料、膨大なものでありますが、どこかに載っておるとは思いますが、私の見たところでは見当りませんのでお伺いをいたします。ブラジルの移民要綱というもの、あるいはその他のアルゼンチンならアルゼンチンに対する移民要綱というものがそのつど発表され、日本から行く移住者はその移民要綱によって現地に納得をして行くわけです。今まであなた方がお示しになった移民要綱を資料として御提示願えますかどうか。特にこのいただいた資料の別表第六の、昨年一月十五日ヴェルティラ地区の第一次移民としてアマゾン流域に入った際の移民要綱について、詳細な資料がいただけるかどうか、まずこれを伺……

第22回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会及び農業及び漁業災害補償制度に関する小委員会連合審査会 第2号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○足鹿小委員 先日第一回の連合委員会におきましていろいろと御意見を申し上げ、かつまた資料の御要求を申し上げたのありますが、その資料について一応御説明願いたいと思います。  なお政府委員がお見えになりましたならば、政府に対してお尋ねしたい点もありますので、水産庁長官、農林経済局長等政府を代表する政府委員の御出席の手配をしていただきたいと思います。
【次の発言】 水産庁長官にお伺いいたしますが、全国漁業共済会、水産漁業協同組合共済会の概要について、ただいままで懇談中にいろいろと意見を聞いたのでありますが、今度この会が新たなる共済事業を開始せんとしております、すなわち漁民厚生共済、漁具共済、近き将来……

第22回国会 農林水産委員会農業及び漁業災害補償制度に関する小委員会 第1号(1955/06/04、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿小委員長 それではただいまから農林水産委員会農業及び漁業災害補償制度に関する小委員会を開会いたします。  今日は本小委員会初めての会議でもありますので、今後の小委員会の運営の方法等についてまず御協議申し上げ、続いて従来の農業災害補償制度改正についての経過を御報告申し上げ、これに関連をいたしまして、過去における農業災害補償法及び漁船損害補償法の末端におきまする運用状況について、法の目的が果して適正に行われているか等の問題について、最近いろいろ報道機関等において重大な報道が試みられておりますので、その真相等についても調査いたしたい。本日は会計検査院の決算の検査に関しての調査をせられた結果、ま……

第22回国会 農林水産委員会農業及び漁業災害補償制度に関する小委員会 第2号(1955/07/02、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿小委員長 それではこれから委員会を開会いたします。  先般の小委員会におきまして、行政管理庁に御要望申し上げておきました、農業共済組合の、農業共済保険事業の運用の実情に関する全国的な調査の中間報告がまとまったようでありますので、まずその報告をお願いいたします。松本監察官。
【次の発言】 御苦労様でした。何か御質疑があったら……。足立君。
【次の発言】 日野君。
【次の発言】 ちょっと私から行政管理庁にお尋ねをいたしますが、行政管理庁設置法第二条第十一号に基いて勧告を発せられると思うのです。この前の小委員会においても、大森さんはそういう趣旨を言っておられますし、今松本さんのお話を聞いても、……

第22回国会 文教委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1955/07/19、27期、日本社会党(左))

○足鹿委員 生乳の問題について文部大臣に一点だけお伺いいたしたいのでありますが、昨年来乳製品の価格が安くなりました。特にアメリカの乳製品大量輸入、アメリカ駐留軍の配給物資として入った物が、その包装を変えて市場に販売される等いろいろな原因によりまして相当国内酪農製品が危機に立っておることは御存じの通りであろうと思うのであります。ところが一方政府においては、集団酪農地帯の指定等を通じて大量の酪農振興費等が出されておるのであります。一方さような面で生産なり海外物資の輸入等によって供給面が非常に増大しておるにもかかわらず、消費の面がこれに伴わない。また一面この乳製品業者は独占的な企業の性格を持っており……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第1号(1956/09/08、27期、日本社会党)

○足鹿小委員 ほかのことを聞きたかったのですが、今ついでですから局長に一つ伺いたい。開拓地の問題ですが、ただいま問題になっておりました天災法の地域指定の問題ですね、特に二条の三項の主なんですが、これによると、利率が三つに分れておる。地域指定を受けた地域は年三分五厘で、開拓者に貸し付ける場合は年五分五厘で、その他の場合が年六分五厘と、三つに分れている。これを、先ほど局長が法律改正云々と言われて、今井手委員との間に応答がありました、具体的な法律改正としてこのものを地域指定で、とりあえず本年の場合は救っていく、しかし国会が開かれる場合には、開拓地については、地域指定を受けなくても三分五厘というふうに……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第2号(1956/09/10、27期、日本社会党)

○足鹿小委員 新たに台風第十二号問題が出ておりますが、当小委員会としては、先日示された三十一年度六―八月水害及び台風第九号に伴う所要措置というものを政府が一応示しておるのでありますから、これをよく審査して、追加すべきものは追加し、あるいは増額を要求すべきものは増額を要求して、台風第九号並びに六―八月の水害被害に対する所要措置に対する一応の決議なり結論をつけて、そうして台風第十二号の被害の実情が判明すれば、これは先ほど主計局長からも予備費問題で御説明がありましたが、あるいは臨時国会の必要が出てくるような場合もあり得ると思います。ですからこれはよく調査することとして委員会の議をとりまとめてもらいた……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第4号(1956/10/03、27期、日本社会党)

○足鹿小委員 ただいまの井手委員の、干拓地護岸の復旧問題に関連をいたしまして、建設省、農林省の両方にお尋ねをしておきたいのですが、私はこの間の台風被害調査班の第三班で鳥取、島根、山口に参ったのであります。その際に鳥取県米子市の彦名地区と境港市の渡地区の護岸の決壊状況をつぶさに見たわけですが、その際に、私ども現地を見た者のひとしく納得のいかない点は、米子市の彦名地区は建設省の所管になって、昭和二十九年の災害町で承認を受けたものが約四千メートルのうち三、四百メートルだけやってほったらかしてある。そのため高潮によってもとの工事も全部台なしになり、沿岸地帯は全部水びたしになって大変な騒動です。地元では……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第5号(1956/10/04、27期、日本社会党)

○足鹿小委員 関連して、ちょっと農林省に伺いますが、予約概算金は金額にして幾らですか。大体私の想像しておるところ五、六百億だろうと思うのですが、そのうちその返済の延長は大体どの程度に当るか、またその金額に伴う利子はどの程度考えておるのか。今わずかだと言われますが、まとめ上げると、相当な金額になるのじゃないかと思うのですが、どういうふうになっておりますか。
【次の発言】 先ほど二、三日中に態度をきめるということなんですが、大蔵省の今の答弁と食糧庁の答弁を聞いておると、営農資金を被害農家に一たん貸して、それをまた今度返済させるようにするのだ、大蔵省も食糧庁もこういう考え方のようですね。経済局長が考……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第6号(1956/10/05、27期、日本社会党)

○足鹿小委員 まだ政府側もおそろいになっておらぬようでありますから、とりあえず養蚕問題について蚕糸局にお尋ねをいたしたいのであります。私はこの間第三班で山陰地方の災害事情を調査いたしたのでありますが、一番目立った被害は鳥取、島根、山口三県とも桑の潮風による被害が一番ひどいのでありまして、これは当局もすでに現地に係官を派していろいろとお調べになり、また明石の蚕業試験場方面でも技術的対策を検討中だと、この前おっしゃったわけでありますが、現地のいろいろな実情を見るにつけまして、とりあえず樹勢の回復措置を各地方庁が協力して自発的にやっておるようであります。これに対して関東その他の凍霜害に準ずる対策を必……

第24回国会 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会 第7号(1956/10/06、27期、日本社会党)

○足鹿小委員 自治庁にお尋ね申し上げたいのでありますが、台風九号並びに十二号、また近く調査に行くでありましょう第十五号等、本年は局部的でありますが、被害を受けた地域が非常に深刻な打撃を受けておることは自治庁においても御存じであろうと思うのであります。私ども第三班で山陰地方に参ったのでありますが、特に島根県の大社並びに出雲市周辺の農村を見た際に深刻な感じを受けたのでありますが、施設災害を受けてその災害復旧事業のあるところは、これはいつでも被害農民なり被害住民が現金収入を得る手段も見つかるわけでありますが、農作物被害のみ受けまして、施設があまりやられておらないというような地方におきましては、非常に……

第24回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○足鹿分科員 最初に国税庁長官に伺いますが、農林大臣がお見えになったら、この問題についてはあとで農林大臣にもお尋ねいたします。  二月九日の予算委員会の一般質問の際に、私は大蔵大臣、農林大臣、国税庁長官に農業所得税の適正化の点についてお尋ねをしたのです。昨年の十月二十八日の閣議決定の趣旨が末端において守られておらない、その事実をあげてその善処方をお尋ねしたわけでありますが、大蔵大臣からも、農林大臣からも、国税庁長官からも、そういう事態については十分調査をし、善処をして、税の適正化をやる、どういうところにそういう事実がありますか、もしあれば、知らせてもらえばいろいろと話し合うとまで大蔵大臣はおっ……

第26回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○足鹿委員 具体的に今の問題からどういうことが起きてくるかということを関連して申し上げて御意見を聞きたいのですが、要するに、第三条において特定用途に灌漑が入らない。従ってダムの使用権というものは認めないのです。ところがこの点を特定用途に入れると、一応使用権が生ずる。今あなた方がおっしゃった通り、法律にもあるように、アロケートした金額を負担しなければならぬということになるのです。そうすると、このまま使用権というものがないということになってきますと、次のようなことが問題になってくるのです。たとえば第四条によって基本計画の作成をやる、そのときにダム使用権者からは意見を徴するということになっておる。と……

第28回国会 大蔵委員会税の執行に関する調査小委員会 第1号(1958/01/16、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿大蔵委員長 ちょっと加納さんに伺いたいのですが、「某国税局の査察部で査察を開始すると、いち早くこの情報は局内にある納税協会に筒抜けに伝わって、」云々とあるのですが、局内とはどこのことですか。
【次の発言】 その点、亀徳さん、今のような御答弁ですと、国税庁が機構がどうなっているのかわからないということは、庁舎の中にあって電話も使い――おそらく電話をじゃんじゃん使うということなら、もっとそれ以上のことも行われておるだろうが、半ば官の機関のごときふるまいをしているのじゃないかと想像できますが、あなたで答弁ができなければ、その実情を知っておられる人が見えておられるならば、明らかにしたらどうですか……

第28回国会 大蔵委員会税の執行に関する調査小委員会 第2号(1958/02/12、27期、日本社会党(左))【議会役職】

○足鹿大蔵委員長 私は、農業課税の問題で、一つ国税庁にお尋ねいたしたいと思います。申告も期日がだんだんと迫って参りまして、各あなた方の出先は、いろいろ苦労しておられると思う。そこで、私も先日実情に接する機会がありまして、いろいろ感じたわけでありますが、この際、そういった体験を通じて一つお尋ねしておきたいと思うのです。  まず標準による農業所得の計算のやり方でありますが、最近農業所得税の納入者は、一時に比べますと著しく減ってきておりまして、必ずしも一つの標準によらなくても、税務署の手さえあれば、実態に即応しておやりになるのが一番私はいいと思うのですが、従来から一つの農業所得の標準を定められまして……

第28回国会 大蔵委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1958/04/02、27期、日本社会党)【議会役職】

○足鹿委員長 これより大蔵委員会農林水産委員会連合審査会を開会いたします。  私がこの連合審査会の委員長の職務を行いますので、御了承を願います。  たばこ耕作組合法案及びたばこ専売法の一部を改正する法律案(内閣提出第二号)の両案を一括して議題といたします。
【次の発言】 質疑の通告があります。これを許します。細田綱吉君。
【次の発言】 山田長司君。
【次の発言】 これにて連合審査会を終了いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後四時十四分散会


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 農林水産委員会農業法人等に関する調査小委員会 第1号(1959/03/19、28期、日本社会党)

○足鹿小委員 農業法人等の小委員会ができたわけでありますが、今後この委員会において検討すべきことは非常に重要な日本農業の将来にわたっての問題でありますので、慎重に審議したいと思うのですが、とりあえず、農業法人課税に対する国税庁の出先機関に対する態度なり方針というようなものについて何か明らかにされておる点がありますならば、それを資料としてまず提出を求めたいと思います。それが第一点。  それから、農林省におきまして、この農業法人はもちろんでありますが、先ほども懇談の際に話が出ておりましたように、農業の共同化の事例並びにその実態の調査についての資料、現在手をつけておるとはいいますが、早急にこれを取り……

第31回国会 農林水産委員会農業法人等に関する調査小委員会 第2号(1959/03/31、28期、日本社会党)

○足鹿小委員 農業法人の問題について、まず最初に、その課税上の取扱い問題を中心にお尋ねをしてみたいと思います。  去る二十七日の農林水産委員会におきまして参考人の意見を聞いたわけでありますが、現地側はもちろんのこと、学識経験者においても、この農業法人の必要性、また将来の発展の方向等についてはみんな意見が一致をいたしました。国税庁長官は当日おいでになりませんでしたが、報告等はお聞きになったと思うのです。そのとき、現地側の徳島、鳥取両県の人々から現地の実情について意見が述べられ、また、私どもも各委員からこもごも質疑を行なったわけであります。その際明らかになったことは、農林水産委員会において政府の農……

第32回国会 農林水産委員会甘味資源に関する小委員会 第2号(1959/09/16、28期、日本社会党)

○足鹿小委員 渡部農林次官の出席を要求しているのですが、それはどうなったのですか。
【次の発言】 それは、公務ですか、何か私用ですか。どういうことで、連絡がついておっても来れないのですか。公務ならいたし方がないが、公務ですか、どっちですか。
【次の発言】 公務中ならばいたし方がないと思うのですが、これは、われわれが急に思いついたことですが、前々からこの話はあったのですし、さっき、お昼から二時間以上たっているから、公務もそろそろ終っているんじゃないかと思って、それで特に念を押したのですが、食糧長官、あなたは会ったのですか。
【次の発言】 この甘味対策小委員会が現在取り上げておる三地区の問題は、い……

第32回国会 農林水産委員会農業法人等に関する調査小委員会 第1号(1959/08/13、28期、日本社会党)

○足鹿小委員 ただいま農地局並びに経済局から今日までの経過なり考え方の概要を聞いたわけでありますが、本来を言いますと、正式な委員会等で、この問題は、大臣なり農林省に対して、全責任を負う人に基本的な考え方についてただしていくことが一番よいと考えておったわけですが、それはもうしばらくあととしまして、きょうは二、三確かめておきたいことがありますので、事務当局の意見をお尋ねをいたします。  農政上の大きな問題として先国会来当委員会が特に満場一致の決議を議決したことから本格的に進むかに見えておりましたこの法人化問題が、最近、これは新聞紙上でありますからまだ真偽はわかりませんが、農業団体の中あるいは農林省……

第32回国会 農林水産委員会農業法人等に関する調査小委員会 第2号(1959/09/17、28期、日本社会党)

○足鹿小委員 西山さんにいろいろお話を聞いて、私ども非常に得ることが多いのでありますが、一度現地を見た上でお話を聞いたらなおよかろうと思ったわけなんですが、何しろ遠隔の地で、なかなか時間がないので、お越しをいただいてとりあえず大体の輪郭なりおもな点についてお尋ねをいたして、いずれまた機会を得ましてぜひ一ぺん現地を見せていただきたいと思っております。  大体、立間と申しますのは、耕地の状況は、ミカン中心のようですが、必ずしもそれだけではないようですね。また、都市との距離とか、いろいろな今までの取引の事情とか、そういうあなた方の周囲の環境についてもう少しお話を聞きたいと思います。  それから、非常……

第33回国会 災害地対策特別委員会農林水産等小委員会 第1号(1959/11/16、28期、日本社会党)

○足鹿小委員 当委員会に付託されました、まず政府提出案につきましてお尋ねを申し上げたいと思います。最初に、昭和三十四年八月及び九月の風水害による任意共済に係る保険金の支払等にあてるための資金の融通に関する特別措置法案について伺いたいと思います。まず政務次官に、大臣が御都合が悪いそうですから、十分御検討になっておると思いますので、責任のある御答弁をいただきたいと思います。  今度の災害は全国にわたって非常に大きいものがありますが、現行農業災害補償法によって農作物並びに家畜、建物共済等の支払いが行なわれ、また行なわれんとしておるのでありますが、その概況はどういう事態になっておるか。水稲、夏秋蚕、家……

第33回国会 災害地対策特別委員会農林水産等小委員会 第2号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○足鹿小委員 昨日、質問を留保いたしております農林大臣並びに法務大臣に対する質問を若干いたしたいと思います。  最初に、農林大臣にお尋ねをいたしたいのでありますが、本委員会に付託されております昭和三十四年八月及び九月の風水害による任意共済に係る保険金の支払等にあてるための資金の融通に関する特別措置法案並びにこれに関連をしまして、風水害と建物共済の問題、それから農業共済補償制度の抜本的改正の問題、この二点についてお伺いをいたしたいと思うのであります。  今回、非常な風水害が訪れまして、従来農業共済組合が任意事業として行なっておりました建物共済に対して、農業共済基金からその資金の融通の道を臨時応急……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1960/02/25、28期、日本社会党)

○足鹿分科員 長官に伺いたいのですが、この間予算委員会の一般質問の際にもお尋ねした点をさらにもう少し、それから国土開発計画の再検討の問題、この二点について伺いたいのであります。  最初に、国土開発計画の再検討について、私はその問題は焦眉の急ではないかと思うのです。あなた方がお出しになりましたいろいろな白書やその他の資料を見ましても、地域的な所得格差というものはだんだん拡大しておるのであります。いかにしてこの格差を縮め、均衡を得せしめるかというところに、国土開発計画と長期の展望に基づいた経済の平均的な発展成長を期する対策が早急にとられなければならぬ。しかも相当の重さを持ったものでないといかぬと思……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1960/02/27、28期、日本社会党)

○足鹿分科員 わが国の農業政策が大きな曲がりかどにあることは政府もよく認めておられるところであります。根本的な再検討が行なわれておることも存じておりますが、時間の関係もありますので、この間一般質問の際一応提起いたしました若干の問題について、少し掘り下げたお尋ねをしてみたいと思います。  最初に農林金融の問題についてでありますが、一般質問の際に、農林漁業金融公庫の資金内容が、非常に悪化しておるということを指摘いたしました。農林大臣は農林金融全体の問題として今後検討していきたい、こういう御答弁でありました。そこで、今日までいろいろ報道機関を通じて各種各様の構想が示されておるようでありますが、特に農……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 建設委員会地方行政委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、主として水資源開発促進法案についてお尋ねを申し上げたい。  まず、第一条の関係でありますが、この一条の読み方からいたしますと、利水の割合が大きく変わってくる内容になろうかと思う。具体的に申し上げますならば、農業用水としての利水の割合が極端に圧縮される結果になると思うのです。すなわちこの一条において「水資源の総合的な開発及び利用の合理化の促進」と記されてあります。その意味がどういう意味かは、よく伺ってみなければわかりませんが、私が理解したところによりますというと、工業用水その他へ重点が移っていきまして、結局農業用水としての利水割合は著しく圧縮を受ける結果にならざるを得ない、こう……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1961/02/25、29期、日本社会党)

○足鹿分科員 昭和三十六年度農林省関係の予算は、一千八百七十二億円でありまして、比率の上からいきますと、前年より四二%の伸び、総予算に占める比率は前年度の八・四%から九・六%と若干伸びておる形になっておるのであります。この予算案を見ますと、政府は政策予算と自賛をしておられるのでありますが、その内容を検討してみますというと、政府が提案しております農業基本法案に基づいて推進せんとしておられるやに見えますが、根拠法によらない行政的な措置によって、無数の政策予算の芽が随所に見受けられるのでありまして、特に価格支持政策の点については比較的軽視されておるやに私どもは見ておるのでありますが、ともかくもこの予……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○足鹿分科員 二十五日には、時間が参りまして、農林大臣等に対する若干の質疑が残っておりますので、まずそれを二、三伺いまして、そのあとで防衛庁関係について伺い、時間が許せば経済企画庁関係についても重要な関連がありますので伺いたいと存じます。  これは、いずれ機会があろうかと思いますので、きょうはくどくは触れませんが、いまだに昭和三十五肥料価格が暫定のまま推移しております。政府は、二月末ないし三月の初めには肥料審議会を開催して政府の考えを諮問すると伝えられておりましたが、一向にその動きはありませんが、いつごろどういう諮問をされようとしておるか、その構想はどんなものでありますか、ごくその中心について……

第40回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1962/02/23、29期、日本社会党)

○足鹿分科員 防衛庁長官に、若干防衛庁予算を中心に、基地問題について伺いたいのであります。  まず第一に伺いたいのは、基地周辺の開発投資計画があるといわれておりますが、その構想はどういうものであるか。あるならば、この際明らかにしていただきたいということであります。  このことにつきましては、昨年の七月ごろであったと思いますが、自民党の党内に基地対策特別委員会が設けられて検討が進められておるということを伝え聞いておるのであります。これは防衛庁の要請に基づいてできたものであるのか。もし要請によってこのようなものが設けられたとするならば、その目的はどこにあるのか。われわれの仄聞しておるところによりま……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第7号(1962/02/26、29期、日本社会党)

○足鹿分科員 最初に経企庁長官に二、三伺いたいのでありますが、私は主として総合開発関係と地域開発との関連についていろいろと伺いたいのであります。  最近厚生省の発表しました生活調査によりますと、地域ブロック別の支出格差がだんだん拡大しつつある事実を発表いたしておりますが、南関東の場合は一戸当たりの月間の支出が三万九十七円、これに対するに南九州の場合は一万六千百三十円、山陰の場合はこれに次いで一万六千七百四十円というふうに、大きく開きが拡大していることを示しているのであります。産業間の格差あるいは階層間の格差等、ずいぶん論じられ、その格差の解消のためにいろいろな施策がそれぞれの立場から講ぜられて……

第43回国会 商工委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1963/05/29、29期、日本社会党)

○足鹿委員 輸出硫安売掛金経理臨時措置法案につきまして、若干の質疑を通産大臣を中心にいたしたいと存じます。  いわゆる繰り延べ償却の特例についての本法は、従来かつて例を見ない立法でありまして、法案そのものは一つの手続を規定したにすぎないのでありまして、問題はそれを取り巻く化学肥料工業と肥料政策との関係、あるいは売り掛け赤字の発生した経緯なり、あるいはその背景をなす状況等が問題となるのでありまして、したがいまして、私は、法案そのものの内容は、ことざらにただすことは重要な意義を持っておらないと思う。問題はその根本にさかのぼってお尋ねをいたしたいと考えるのであります。私の質疑をいたします立場と申しま……

第43回国会 文教委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1963/03/14、29期、日本社会党)

○足鹿委員 時間もよほどたっておりますので、単刀直入に荒木文部大臣に学校給食の基本方針について若干お尋ねをいたしたいと思います。  去る二月十三日の予算委員会におきまして私のこの問題に対する質問につきまして、大臣はある条件が整備されてくるならば、国内産の牛乳等の学校給食は最も好ましいことであるという明確な御所信を発表になりました。私も当日時間がありませんので、それだけで一応後日に質疑を留保したわけでありますが、幸い学校給食会法の一部改正が文部委員会において御検討になっておりますので、この際私ども農林委員の立場から若干お尋ねねをいたし、さらに先般の御答弁をもう少し掘り下げて検討し、御所信を伺いた……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1963/02/22、29期、日本社会党)

○足鹿分科員 厚生大臣にお尋ねをいたしますが、御存じのように農業基本法が制定をされ、その重要な条項、すなわち選択的拡大条項によりまして、政府が成長農畜産物として果樹、酪農、その他食鶏等の畜産物を奨励して参りました。なかんずく酪農を中心に昨年来の増産は目ざましいものがございまして、牛乳におきましても想定の一三%を一五・五%と上回り、また最近政府が着手をいたしました三十七年度構造改善事業におきましても、パイロット及び一般地区を通じて、二百五十地区中四〇%以上が畜産であり、特に酪農が中心であります。また一方、一般農家も畜産の多頭飼育、大型化等によりまして、今後牛乳を食料としての増産をすべき体制はほぼ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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