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大橋武夫 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

大橋武夫[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
258位
委員会発言歴代TOP500(衆)
130位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
702位
委員会出席(無役)歴代TOP500
150位
委員会発言(政府)歴代TOP50
44位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
610位
各種会議出席(幹部)歴代TOP250
124位
各種会議発言(議会)歴代TOP250
101位
各種会議発言(政府)歴代TOP250
131位

24期委員会発言TOP10
9位
24期委員会発言(政府)TOP10
3位
27期委員会出席TOP50
32位
27期委員会出席(幹部)TOP100
74位
27期委員会出席(無役)TOP100
90位
27期委員会発言(非役職)TOP100
75位
29期委員会発言TOP100
92位
29期委員会発言(政府)TOP25
17位
30期委員会発言TOP100
61位
30期委員会発言(政府)TOP10
10位
30期各種会議発言(議会)TOP10
10位

このページでは大橋武夫衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。大橋武夫衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 建設委員会 第6号(1949/04/12、24期、民主自由党)

○大橋武夫君 御承知の通り中國山脈の上質にいわゆる風化花楓岩でございまして、非常に崩壊しやすいものが大部分でございます。また一部三瓶を中心といたしました火山の附近におきましては、火山灰を基盤にした上質が多いために、これまた水に対する抵抗力が非常に弱まつております。従いまして、中國山脈並びにその支脈から流れておりまする各河川の上流部におきましては、山腹の崩壊あるいは渓流の崩壊、また下流部におきましては、土砂が推積して、河床が上昇する。従つて洪水の危険を痛感いたしておるような次第なのであります。ことに他の区域に比較いたしまして、従来砂防に対する地元民の考えが遅れておりました関係上、他地方に比して砂……

第5回国会 考査特別委員会 第7号(1949/05/26、24期、民主自由党)

○大橋委員 今の岸本さんのところへ行けばいいということは、どうしてだれからいつお聞きになりましたか。
【次の発言】 今の中野民主商工会はだれからお聞きになりましたか。
【次の発言】 この商工会へ入ると減税がうまく行くといううわさを聞かれたそうですが、うまく行くというのは、どういう方法でうまく行くというふうに聞かれましたか。
【次の発言】 不純なことというと、どういうことでうまく行くように思われましたか。
【次の発言】 恐れとか不安とかいうのは、税務署の人がそういう不安を持つているという意味ですか。
【次の発言】 河野さんは現在のお住居にはいつお引越しになりましたか。

第5回国会 考査特別委員会 第11号(1949/06/25、24期、民主自由党)

○大橋委員 証人に伺いますが、証人の現在耕作しておられる反別を教えていただきたい。
【次の発言】 畑は。
【次の発言】 それで証人のお宅で終戦前に耕作しておられました反別は幾らでございますか。
【次の発言】 二反九畝減つたのですね。
【次の発言】 それに対する昨年、一昨年の供出はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 あなたの家自身は幾らかかつておつたのですか。
【次の発言】 その六斗二升七合の根拠はどういうことになりますか。
【次の発言】 合酌というのは何ですか。
【次の発言】 昨年はお宅の供出は六斗二升七合でございますね。それに対する收穫は幾らありましたか。

第5回国会 考査特別委員会 第12号(1949/06/27、24期、民主自由党)

○大橋委員 それに関連して……。今鉄道の古手官僚と言われましたけれども、その階級はどういう人がおられますか、入つておられる方の階級は……。旧官僚としての階級を……。
【次の発言】 証人にお聞きいたしたいのは、第一に省からの拂い下げでなく、弘済会から市場に対してこれらの特殊物件を拂い下げられたときの拂い下げの方法は、どういう方法をとられたかということをお聞きいたします。
【次の発言】 その場合に見積合せをさせる相手方の範囲はどういうことにして御選定になりますか。
【次の発言】 あなたの御存じの範囲でけつこうです。
【次の発言】 その弘済会に出て來ておる商人というのは、どういうような方法で、どうい……

第5回国会 考査特別委員会 第13号(1949/06/29、24期、民主自由党)

○大橋委員 隠し田ですか、それは。
【次の発言】 議事進行に関して、今隠し田と言われましたが、隠し田というのはどういう意味です。
【次の発言】 ちよつと証人にお伺いしたいのですが、この徳山さんの一派とそれから山田さんの一派の対立か村にあるということを証人は事実としてお認めになりますか。
【次の発言】 そういう点、この部落のいろいろな対立の原因はどういうところにあつたという御意見を持つておられるか。どうしてこういう対立が起つて來たのですか。
【次の発言】 徳山さんがどうしてそういうことになつたかということでなく、あなたが確かにこういう対立があると言つておられる。その徳山さん一派を山田さん一派の対……

第5回国会 考査特別委員会 第14号(1949/06/30、24期、民主自由党)

○大橋委員 先ほどから共産党のことが大問題になつている。証人は反共連盟をおつくりになりましたけれども、あなたの村に共産党が入つて來たのはいつですか。
【次の発言】 そして今表君は大勢の人を誘い込まれて、共産党を拡張されたわけですか。
【次の発言】 それは共産党に入党しておりますか。
【次の発言】 そうするとあなたが反共組織をつくられた目的は、表氏一派の不正あるいは不当を糾彈する目的だつたのですか。
【次の発言】 共産党がこれ以上はびこらないようにということですか。
【次の発言】 そうすると、反共というものをつくられた理由はどういう理由ですか。

第5回国会 考査特別委員会 第15号(1949/07/01、24期、民主自由党)

○大橋委員 先ほど町長さんは報奬物資をまだ渡してないものがある、それは完納してない者には渡さない。そのときに米についてまだ完納しない者が数名あるが、そのうちに升君と泉君がある、こういうことをおつしやいましたね。その泉という人は昨日ここへ参りましたとき、自分は米については轉落農家であつて供出割当がないということを申しておつたのでありますが、その点はいかがですか。
【次の発言】 そうすると泉淺吉だけは取消しになりますか。
【次の発言】 それから反表派の人たちが、表派にもいろいろな人がたくさんおられるのですけれども、そのうち特に表という人を目のかたきにしておるという理由に、何かお気づきの点かあるでし……

第5回国会 考査特別委員会 第16号(1949/07/04、24期、民主自由党)

○大橋委員 私は小川君の提案にかかります國電スト問題に対する調査要求、小玉君の提案にかかりまする熱海決議に対する調査要求、また宇田君の提案にかかります日本製鋼廣島製作所の爭議に関する調査要求、この三案に対し賛成をいたすものでございます。  このたびの國電ストが公共労働関係法第十七條に違反する爭議であることは論をまたざるところであるのでございます。この法規に対しまして、あるいは憲法に違反するものにあらずやという点におきまして、一部の人々からはその効力を論爭せられておるのでございまするが、一旦適法に成立いたしましたるこの法律に対する効力の爭いは、おのずから別に法をもつて行うべきものであると信ずる。……

第5回国会 考査特別委員会 第17号(1949/07/08、24期、民主自由党)

○大橋委員 証人は共産党に入党しておられるそうでございますが、党内における証人の党員としての地位はどういう地位にあられますか、伺いたい。
【次の発言】 單純党員というのはいわゆる平党員ですか。
【次の発言】 それは承つておきまして、共産党の問題でなく、今度は國鉄組合の問題でございますが、國鉄における中央の議決機関と執行部との関係をお伺いしたい。
【次の発言】 熱海における中央委員会の招集につきまして、実際上会場の準備であるとか、あるいは招集状の発送であるとか、宿泊施設の用意とか、そういうものは中闘委あるいはそれに附属する書記局というようなもので出したわけでございますか。

第5回国会 考査特別委員会 第18号(1949/07/11、24期、民主自由党)

○大橋委員 私は鬪爭方針として決議せられまして問題になりました項目を確かめたいと思うのでございますが、第六項の決議された最後の條文はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 その内容はどういうふうになつております。
【次の発言】 わかりました。そうしますと私どもの手元には、鬪爭方針の決議の写しとしまして、「六、最惡の場合はストをも含む実力行使を行う、最惡の場合とは團体交渉の決裂したときを言う、集約は中鬪の責任において鬪う」こういうふうにありますが、そのほかに「最下部組織の責任の特てる形で動く、」こういう項目が確かにあつたわけでございますね。

第5回国会 考査特別委員会 第19号(1949/07/12、24期、民主自由党)

○大橋委員 証人にお伺いしますが、運輸当局といたしまして、熱海の決議についてとられた措置は、ただいま申されました法務総裁並びに労働大臣の解釈、この公共企業関係法第十七條の解釈を照会されて、それをただそのまま國鉄に移牒されただけでありましようか、あるいはまたそれに從つて何か國鉄に対して、監督上必要な事項を命ぜられた事実がございましようか。
【次の発言】 そうしますと官房長官が談話を発表せられておりますが、あれは運輸当局とは全然関係のない措置でございましようか。
【次の発言】 そうすると、この問題につきまして今後何らかの措置に出られる御意思がありますか、あるいはお見込みがございますか。

第5回国会 考査特別委員会 第20号(1949/07/15、24期、民主自由党)

○大橋委員 証人は外廓團体のいろいろな人が來たと言われますけれども、それはたまたまそのとき駅に通りかかつた人たちが、偶然に立寄つたのでございますか。
【次の発言】 そうすると、それは組合における共産党系の分子が故意に連絡してそこへ呼び寄せた、こういうふうに御判断になりますか。
【次の発言】 そうしてその人たちは、もう集まつた当初から、あなたの事務室に入り、そうしてあなたに対してそういう氣勢を示すようなことをやろうと思つて來たらしい樣子でございましたか。
【次の発言】 そうするとあちらこちらから何らかの連絡によつて集まつて、そうしてこの日の労組とあなたとの交渉に対しまして氣勢を揚げる。当初からそ……

第5回国会 考査特別委員会 第21号(1949/07/16、24期、民主自由党)

○大橋委員 今の五日の外部の民主團体の方がお見えになりましたのを記録してあるとおつしやいましたね。その記録を押収されたというのですが、それはどういうものに記録してありますか。手帳ですか、ノートですか。
【次の発言】 それは何日のことでございましたか。
【次の発言】 五日のときですか、それとも十日のときですか。五日に民主團体が大勢見えましたが‥‥。
【次の発言】 そうすると十日のときですか。
【次の発言】 そうすると、その間でしたか。
【次の発言】 何日くらいやられたのですか。
【次の発言】 そのときはどこのマイクをお使いになりましたか。

第5回国会 考査特別委員会 第22号(1949/07/19、24期、民主自由党)

○大橋委員 私は簡單に二つだけお聞きしたい。その第一は、先ほど証人は、六月五日に事務室でカン詰になられたとき、交渉内容として整理をしないという確約をしろ、こういうことを要求された。それは指令に基いたものであると、こういうふうに仰せになりましたのですが、その指令というのはどういう指令でございますか。
【次の発言】 指令は御存じありません
【次の発言】 本部の指令ですか。
【次の発言】 もう一つ、人民電車の乘客のことをお聞きしたいのですが、あなたは当時駅でその時刻に客扱いをなさいましたか。
【次の発言】 そうしますと、駅員をして客扱いを開始させましたか。

第5回国会 考査特別委員会 第23号(1949/07/21、24期、民主自由党)

○大橋委員 証人は大分お疲れになつておられますから、簡單にもう一度私から改めて申し上げますが、あなたは今裁判にかかつておられますね。
【次の発言】 裁判になつたときに、あなたがここで話をしたことが証拠にとられて、あなたが不利になると考えるときは、これは拒否されてもいいです。そうおつしやれば私の方で質問を撤回しますから、それをあらかじめ御承知の上でおつしやつてください。  それについてどういう事実が起訴されておられるのですか。
【次の発言】 人民電車の関係ですね。
【次の発言】 それでまず先ほどあなたが、電車区においてストに入つたのは、車掌区に対する同情の意味が一つと、そのほかに電車区としても要……

第5回国会 考査特別委員会 第24号(1949/07/22、24期、民主自由党)

○大橋委員 ちよつと、証人にお伺いいたしますけれども、さつきあなたは組合の大会はおもしろくないから出ないことにしたと言われたが、なぜおもしろくなかつたか。
【次の発言】 どういうところがおもしろくないのですか。
【次の発言】 組合のいろいろな決議があなたの氣に入らないのですか。
【次の発言】 それだけの理由ですか、組合の運営の仕方があなたに氣に入らなかつた‥‥。
【次の発言】 そうすると政党政派にまどわされているというのはどういうことですか。
【次の発言】 だれが‥‥。
【次の発言】 全部ですか、
【次の発言】 そうすると組合の中の少数の指導者が共産党に走つて、それが大会を利用して、あなた方何……

第5回国会 考査特別委員会 第25号(1949/07/25、24期、民主自由党)

○大橋委員 問いの意図は君に関係ないわけだ。その質問に対して適当な答えを君は出しさえすればいい。
【次の発言】 不適当ならば、また委員長の方で聞きかえす。
【次の発言】 あなたが経験した事実以外のことを言うたら余分なことになる。あなたの経験したことを言われたらいい。
【次の発言】 中野商工民主何とかの顧問じやないですか。
【次の発言】 風早さんは今線路について歩いたといわれましたが、一人で歩かれたのですか。
【次の発言】 その線路について歩くということは、鉄道の取締に触れておりますね。
【次の発言】 それでは線路の外の道路を歩いて行かれたわけですね。

第5回国会 考査特別委員会 第26号(1949/07/27、24期、民主自由党)

○大橋委員 ただいま聽濤君から田中証人の告訴について反対の意見が述べられておりますが、先日のこの委員会における田中証人に対する委員長の尋問におきましては、当委員会の性格並びに尋問の趣旨について、再三再四説示しておられまして、これに対して田中証人は当初から証言をする意思がなかつたかと思われるような行動が多かつたのでございます。特にその態度を見ますと、あらかじめ一部の人たちと打合せて來たのではないかというようなことも十分に推測されるのみならず、ただいま反対討論をされた聽濤君の態度、行動においても、かような証言拒否の動機をなすような点があつたのではないかというころを、われわれとしては感ずる節も多々あ……

第5回国会 考査特別委員会 第27号(1949/07/29、24期、民主自由党)

○大橋委員 最初にお聞きしたいのは、許可を取消されることになつたのですが、証人は初めにはこれが共産党の掲示板として使われるということは全然御存じなかつたですか。
【次の発言】 それからそれを取消すようになつたのは、非常に交通の妨害になつたということですが、これも許可当時には、掲示板ができれば、そこへ人が集まるということはわかつただろうと思うのです。当然交通妨害にある程度なるということは当初から予想さるべきであつたと思うのですが、その点については何ら予想されなかつたのですか。
【次の発言】 それはどのくらいの人数がか立ちどまるようになつたのですか。これは駅の前ですから、汽車の着いたときは多いでし……

第5回国会 考査特別委員会 第28号(1949/07/30、24期、民主自由党)

○大橋委員 労務というのは炭鉱の労務係ですね。
【次の発言】 植田というのは錦町ですか。
【次の発言】 簡單に証人に伺いますが、賃金の遅配で矢郷炭鉱の坑夫の家族の方が草の葉を食べられたそうですな。何の草ですか。
【次の発言】 それは今年だけ食べられたのですか。去年やおととしは食べなかつたのですか。
【次の発言】 大体食べるものですか、食べないものですか。
【次の発言】 それは地方としてそういう習慣があるのじやないですか。
【次の発言】 あなたはないということを知つているのですか。
【次の発言】 それじや伺いますが、一升に何匁ぐらい入れますか。

第5回国会 考査特別委員会 第29号(1949/08/01、24期、民主自由党)

○大橋委員 ます第一にお伺いしたいのは、今度の事件で市の警察、その他町村の自治警察、それから國警を含めてこの事件のために概算どのくらいの費用がかかつたのでしようか。
【次の発言】 今後もかかるでしようが。
【次の発言】 全部です。
【次の発言】 そうすると憎むべき共産党のこの陰謀を鎮圧するためにわれわれ全人民は千二百万円の金を負担しなければならないということが明らかになりました。それからもう一つ土橋代議士がこの問題に関連いたしまして平市附近に滞在しておられたそうですが、その時の行動がわかつておるものがありましたらお示しを願いたいと思います。

第5回国会 考査特別委員会 第30号(1949/08/02、24期、民主自由党)

○大橋委員 あなたが平に署員を派遣されるとき、どこの要請で派遣されたのですか。
【次の発言】 そのときに公安委員の承諾を得て……。
【次の発言】 そうですか。そして今度それを引返させるときに公安委員の承諾を得られましたか。
【次の発言】 いつごろお話になりましたか。
【次の発言】 そうすると今の應援隊の引揚げにつきましては、地区署の署長とは連絡をとられたのですね。
【次の発言】 引揚げの電話をかける前に連絡をとつたのですか。
【次の発言】 あなたの方は警備主任がかけられたのですか。
【次の発言】 縣の方から出先の方へさしずをされた……。

第5回国会 考査特別委員会 第31号(1949/08/04、24期、民主自由党)

○大橋委員 翌る朝ですか。
【次の発言】 それでは七月一日ですか。
【次の発言】 ただいまの神山委員の発言中に、すでに委員長の許可を得て取消した証人の証言を引用しておられましたが、これは委員会の運営上いかがかと思いまするから、委員長から御注意あらんことを希望いたします。
【次の発言】 あなたは七月六日の夕方、ジープか去つたあとで、中島君が町内の人たちに演説をしたそうですけれども、その演説を聞いておりますか。
【次の発言】 そのときに中島君が自分は大きなくつで踏まれましたと言つたそうですね。聞いておりますか。
【次の発言】 だれか見た人いましたか、だれのくつで踏まれたのですか。

第5回国会 考査特別委員会 第32号(1949/08/05、24期、民主自由党)

○大橋委員 この共同闘争委員会というのは今どういうことになりましたか。
【次の発言】 この争議の犠牲者、特に刑事訴追を受けたような人たちに対して、共同闘争委員会はどういう救援の手を延べておられるか、御承知ありませんか。
【次の発言】 そうすると共産党の諸君は、おだてるだけおだてて、あと犠牲者は自分で始末しろというまことに冷酷なる態度をとつておられるということになるのですな。
【次の発言】 これは各地において同様の態度を共産党はとつておられまするから、廣島もまたその例外でないと思います。  それからもう一つ伺いたいのですが、この松石寮を占拠されたということをあなたは言つておられますが、これは会社……

第5回国会 考査特別委員会 第33号(1949/08/08、24期、民主自由党)

○大橋委員 担当者は。
【次の発言】 最初にお伺いしたいのですが、証人は地方行政の衝に当つておられる責任者とされまして、このたびのような不祥事件をまた引起さないということについての自信はお持ちになつておられますか。
【次の発言】 そうすると、共産党が労働問題について現在のようなことさらに不法と知りつつこれをあえてする。またこの労働問題をもつて一つの政治的な意図を実現する手段として惡用しようとする。こういうふうな手段をもつて來られる限りにおいては、いかに証人が全力を盡されましても、これによつて地方の行政が混乱され、また地方民が不安を抱くということは防ぎ得ないというふうにお感じになつておられますか……

第5回国会 懲罰委員会 第5号(1949/05/21、24期、民主自由党)

○大橋委員 私一つだけ伺つておきたいと思います。今まで他の委員からの御質問に対する平川議員のお答えで、大体はつきりして参つたと思いますが、平川君がこの動機を提出されまして懲罰事犯として処断を要求されておりまするか行為は、立花君の場合には、立花君が小西君を殴打した行為であり、それから小西君の場合には、小西君が殴打された後において立花君を追つかけて行こうとした行為、この行為である、こういうふうに了解してよろしゆうございますか。
【次の発言】 同じような質問でございますが、神町君が非常に危険であつたから、それを救うために飛び出したような御説明でございましたが、そのときにどういうことをして助けようとい……

第5回国会 懲罰委員会 第7号(1949/05/24、24期、民主自由党)

○大橋委員 私は民主自由党を代表いたしまして、本件に関する意見を申し述べたいと存じます。  立花君に関しまする懲罰事犯は、議場におきまして交渉中の神山君が、押し合つて危險であると思いましたために、思わず自席から飛び出してその場所に接近し、同君と向き合つていた小西君の背後から頭部を強打したという点であります。これは神聖なるべき議場における明白なる暴力の行使であります。そもそも民主政治は、議会の威信によつてのみ保たれるのでございまして、また議会の威信は、議員の品位ある行動によつて國民の信頼をかち得ることによつて、初めて全かるべきものと存ずるのでございます。ことに言論の府でありまするところの國会内に……

第5回国会 労働委員会 第8号(1949/04/25、24期、民主自由党)

○大橋委員 私は失業保險法の改正案について、二、三御質問をいたしたいと存じますが、その前にまず緊急失業対策法について一言お伺いしておきたいと思います。その第一は、緊急失業対策法がこのたび提案せられましたが、この中にあります失業應急事業並びに公共事業が今年度の予算によりますと、事業量において昨年より大分減少しておるように思われるのでございます。特に本年事業量が減少いたしました際に、この法律を制定しなければならぬという事情はこれは現下の失業問題の重要性に照して、さような結果になつたことと存ずるのでありますが、この公共事業並びに失業應急事業についての労働当局の現在の御計画、ことに今年度についての御計……

第5回国会 労働委員会 第13号(1949/05/04、24期、民主自由党)

○大橋(武)委員 私はただいま議題となりました失業保險法の一部を改正する法律案に対しまして、修正の動議を提出いたしたいと存じます。その案文を朗読させていただきます。    失業保險法の一部を改正する法律案に対する修正案   失業保險法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   「第五條及び第六條を次のように改める。」を「第六條を次のように改める。」に改める。   第五條を削る。   第十七条の二第一項を次のように改める。   賃金日額は、被保險者の離職した月前において第十四條の被保險者期間として計算された最後の六月(月の末日において離職した場合は、その月及びその前五月)に支拂われた……

第5回国会 労働委員会 第14号(1949/05/06、24期、民主自由党)

○大橋委員 労働組合法案につきまして労働大臣に御質問いたしたい事項がございまするが、まだお見えになつておりませんので、政府委員に特にお聞きしたい点を、先に質問いたします。組合法の法案の第二條を見ますると、第二條の第二項でございまするが、「國体の運営のための経費の支出につき使用者の経理上の援助を受けるもの」は、この法律の労働組合としての特典を得られないということになるわけでございますが、この使用者の経理上の援助というものを禁止する、但し労働者が労働時間中に、時間または賃金を失うことなく、使用者と協議し、交渉することを許すことは妨げない、この但書の趣旨から見ますと、この本文の制限はこれを嚴格に解す……

第5回国会 労働委員会 第15号(1949/05/07、24期、民主自由党)

○大橋委員 ただいまの篠田委員の質問に関連いたしまして、私もちよつとお伺いしたいのですが、第六條において、労働組合の委任を受けた者が交渉する権限を有するというふうに、この法律には規定しておる。ところがただいまの御説明を聞いておりますと、代理人の権限は民法の委任の規定によつて與えられるのである、こういうお話なのでございます。民法の委任の規定によつて代理人の権限が與えられるといたしまするならば、この第六條の規定というものを、労働組合法に何のためにわざわざ規定しなければならなかつたかということをお伺いしたいのであります。思うに第六條の規定があります以上は、第六條によるにあらざれば、労働交渉におけると……

第5回国会 労働委員会 第16号(1949/05/10、24期、民主自由党)

○大橋委員 先般の質問に対しまして、ただいま御回答がございました。私がこの質問をいたしました動機は、どういう点にあるかと申しますと、從來一條二項の正当性の問題が非常にあいまいに取扱われておつて、これがために労働争議におけるところの警察権の介入が、不断に争議の正常なる解決を妨げるような場合も少くなかつた。そうしてまたこれに対する政府側の見解といたしましては、この條項の正当ということはなかなかむずかしいことである。こういうことをおつしやいますけれども、さていかなる理論によつてこれを解決するかという点になると、ほとんど努力が足りなかつたのではないかと私は推察をいたしておつたのでございます。なおまたこ……

第5回国会 労働委員会 第17号(1949/05/11、24期、民主自由党)

○大橋委員 ただいま土橋委員から同じことをたびたび御質問になりまして、政府からも同じようなお答えがあつたのでありますが、ただいまの土橋委員の質問に関連いたしまして、私も政府に対して質問いたします。  まず第一は、第一條に掲げております事項は、労働組合の團結権、及び爭議権、あるいは團体交渉権、こういうものを労働者が行使する場合の手続並びに組合を設立する場合の手続、それから設立せられた組合、あるいはそれらの労働交渉の手続に対して、この組合法がいかなる保護を與えておるかというようなことを規定してある。こういうふうに解釈してよろしいでしようか。

第6回国会 議院運営委員会 第8号(1949/11/11、24期、民主自由党)

○大橋委員 今の衆議院議長と原案をつくられたお気持はどういうことですか。
【次の発言】 第一院だけですか。
【次の発言】 それ以外に技術的な理由はございませんか。
【次の発言】 第五條の、衆議院議長がいないときに、その権限を衆議院議長が行うということは、他の法規に例がございますか。
【次の発言】 そうです。そのときに衆議院議長の権限を参議院議長が行うという例はありますか。
【次の発言】 この問題に結論をつけるのに関連しておると思いますからお伺いしたいのでありますが、これは議事運営の問題ばかりでなくて、一つの刑事問題でございます。これは刑法該当の單純暴行で、被害者たる給仕君が、加害者の小林代議士……

第6回国会 議院運営委員会 第14号(1949/11/21、24期、民主自由党)

○大橋委員 若槻さんはもちろんパージにもかかつておりませんし、多年憲政に盡瘁せられまして、貴族院議員としておられました方であります。総理の要職にもつかれ、また平和論者として国民の尊敬いたしておる方であります。この際院議をもつて弔辞を贈られることを希望いたします。
【次の発言】 この際申し上げておきますが、若槻さんは衆議院議員の経歴を持つてはおられませんが、衆議院議員以外のお方であつても、逝去されました方に、院議をもつて弔辞を贈られた先例は今までたくさんございます。幸田露伴氏のごとき、福沢諭吉氏のごとき、いずれも院議をもつて弔辞を贈つておるのであります。この辺も合せてお考えを願いたいと思います。

第6回国会 議院運営委員会 第15号(1949/11/22、24期、民主自由党)

○大橋委員 法律案につきましては私どもの方は異議はございません。この手続案につきましては、第六條は訴追状の記載要件を規定いたしたものでありますから、これは国家公務員法の規定によりまして、当然最高裁判所の裁判所規則によつて規定すべき事項と思いますから、これは削除いたしたいと思います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 ただいまの御趣旨はよくわかりましたが、国家公務員法の第九條の第六項を見ますると「人事官の彈劾の裁判の手続は、裁判所規則でこれを定めるということになつております。これは国家公務員法制定当時において、たとえ議長の行動であろうとも、裁判所規則の定めるところによつて定める、こういうこ……

第6回国会 議院運営委員会 第16号(1949/11/24、24期、民主自由党)

○大橋委員 ただいま事務総長から御指示になりました修正案はきわめて適切妥当だと考えます。

第6回国会 考査特別委員会 第3号(1949/11/11、24期、民主自由党)

○大橋委員 去る十一月九日の毎日新聞を拜見いたしますると、記者席からと題した欄の中に、次のような記事がございます。「ノーベル賞に輝く湯川博士の表彰が考査委員会でまた問題となつている、民自党でも反対ではないのだが、この表彰をいい出したのが共産党なので、共産党のいうことをきくのはシャクだというつまらぬ理由で八日の同委員会理事会でにぎりつぶした、」また当日の同紙の「余録」と題しまする欄の中に「去る九月十二日衆議院の考査特別委員会で共産党は湯川博士が理論物理学における世界的最高水準をゆく人であり、全世界の知識人にも認められた日本民族の誇るべき学者であることを強調して相手にされず、八日にも同じ提議をした……

第6回国会 考査特別委員会 第4号(1949/11/12、24期、民主自由党)

○大橋委員 先ほど証人は、公団という制度がビズネス・ライクな運営ができなくて、非常に不都合と思うというような御意向でありましたが、どういう点がビズネス・ライクでないというふうにお認めになつておられますか。
【次の発言】 この予算は、そうすると毎年度きまるのでございますね。
【次の発言】 どういう手続できまるのですか。
【次の発言】 そうすると公団のすべての経費が、政府の予算できまつておるわけですか。
【次の発言】 その予算をきめる際に、公団自体がこういうふうに予算をやるについては、こうしてほしいとか、こうした方が事業上うまく行くであろうというようなことは、何ら申し出られないのですか。

第6回国会 考査特別委員会 第5号(1949/11/14、24期、民主自由党)

○大橋委員 去る十一月十一日の本委員会におきまして、私は十一月九日の毎日新聞の記事に、八日の本委員会の理事会におきまして、共産党の神山君から提案になりました湯川博士の表彰の件を握りつぶした、こういう記事がありましたことに関連いたしまして、この湯川問題についての委員会における当時までの実情を、委員長にお伺いいたしておりましたが、これにつきまして委員長の御調査の結果をこの機会に伺いたいと存じます。
【次の発言】 私どもの知つておる範囲におきましては、十一月九日の記事は、非常に事実の真相と違うのではないかという感じがいたしておるのでございます。ことに新聞記事に関しましては、かねて本委員会において、新……

第6回国会 考査特別委員会 第6号(1949/11/15、24期、民主自由党)

○大橋委員 油糧産業のことを少しお聞きしたいのです。公団ができてからは油糧産業が引受けるようになつたのでありますが、公団のできます前の帝国油糧でやつておりました当時には、その業務はどういう機関がやうつておりましたか。帝国油糧自身でやつておりましたか。
【次の発言】 輸送などは……。
【次の発言】 それらの会社が大分もうけておつたようですが、帝国油糧との取引において。
【次の発言】 そうすると、そういうことに関係の仕事をやつておつたお方が、この油糧産業をつくつたわけですか。
【次の発言】 どういうお方がおもにこの方に入りましたか。帝国油糧時代にどういう部門を担当していた人たちが、主としてこの会社……

第6回国会 考査特別委員会 第7号(1949/11/18、24期、民主自由党)

○大橋委員 私は法律的にお伺いいたしたいのであります。あなたは公団法につきましては、おそらく法律的にもその方の專門で今までやつておられたのですが、はつきりしておきたいと思います。  その前にまず大豆協会の主要なる目的はどういうことでしようか。
【次の発言】 そのうち輸入大豆の増加については、どういうことをやつておりましたか。
【次の発言】 そうすると経費の主要なる部分は、大豆増産奨励金から出ていたのでしようか。
【次の発言】 そこでその増産奨励金の法律的な性質についての、あなたの見解をただしたいと思いますが、増産奨励金の法律上の帰属者は、これは協会でなくて、公団であることは先ほどあなたがおつし……

第6回国会 考査特別委員会 第8号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○大橋委員 証人がお疲れのようでございますから、私は大豆獎励金の問題だけについてお伺いしたいと思います。大豆獎励金が初めて価格の中に織込まれましたのはいつごろか御記憶はございませんか。
【次の発言】 当初大豆獎励金が価格の中に織り込まれましたときは、いわゆる帝国油糧統制会社時代ではございませんですか。
【次の発言】 そういたしますと、その大豆獎励金は統制会社の売上金となつて統制会社に入つて来て、そうして統制会社から支出をされておつた、こういうことになるわけでございますか。
【次の発言】 そうだとすると、政府の予算あるいは農林省の予算、こういつたものには全然関係なしに、会社の個人的な経理として合……

第6回国会 考査特別委員会 第9号(1949/11/25、24期、民主自由党)

○大橋委員 それは合法的に支出されるものとして、君の方は計算に入れたと言うの。
【次の発言】 この増産奨励金を織り込まれる際に、予算をごらんになつて、それによつて計算されたということですが、それはどういう予算をごらんになつたのですか。
【次の発言】 そうすると政府の予算にないということは、むろん御承知だつただろうし、協会の予算に組んだならば、協会にどうしてもこれは公団から金を渡さなければならぬ、その公団の予算がどうなつておるかということは全然お考えにならなかつたのですか。
【次の発言】 そうして公団の予算が現在ないということは御承知になつておられますか。大豆協会に支出する予算というものは、公団……

第6回国会 労働委員会 第4号(1949/12/01、24期、民主自由党)

○大橋委員 この請願の要旨を申し上げますると、舞鶴市は終戰の結果といたしまして、従来の軍港都市から商港都市に転換するに至りました。これがため市民は生活の本拠を失いまして、多数の失業者を生じたのでございまするが、幸いにして軍港施設を生産工場へ転換することによりまして、失業者の一部を吸收いたしておつたのでございます。しかるに最近に至りまして、また企業整備のために飯野車両工場が閉鎖をいたしました結果、重ねて多数の失業者が増加をいたしました。市といたしましては、この救済の方法といたしまして、失業救済対策として、市内における下水道、公園、広場等を整備する計画を立てておる次第でありまするので、この失業救済……

第7回国会 議院運営委員会 第6号(1949/12/20、24期、民主自由党)

○大橋委員 先ほどからお話を聞いておりまして、明らかになつたことがあります。それは今回政府の訂正を申し込まれておりますことは、実質的には十五億五百万円を越える部分だけが、今回予算上不可能になつたということが明らかになつた。そうして当初案を出されたときには、四十五億全体が不可能である。これが今日状況が違つておるということは明らかであります。そこでただいま問題となつておりますのは、明らかに実質的に議案に変化が生じておる。これに対してたまたま提案の形式において、裁定書というものの全文が提案せられておりましたからして、今この案を新しい状況に適応させるように変更いたしまするためには、偶然かもしれないが、……

第7回国会 議院運営委員会 第8号(1949/12/22、24期、民主自由党)

○大橋委員 残余はきよう決定しないという意味でいかがですか。

第7回国会 議院運営委員会 第10号(1949/12/24、24期、民主自由党)

○大橋委員 これにつきましては、院内交渉において私どもやはり参議院に送付すべきものという意見で、かような扱いに同意したわけです。そのときの理論上の根拠を申し上げますと、今回の不承認の議決なるものは、政府の提案に対して否決をしたというふうに見るべき性質のものではない。これは政府の方では承認されるなり、あるいは不承認されるなり、国会の意思を決定してほしい、こういう意味であつた。そこで衆議院といたしまして不承認という衆議院の意思を決定いたしました。しかしこの衆議院の不承認の意思は、それだけでは国会の意思になつておりませんから、従つて参議院においてさらに不承認である、こういう両院の一致の議決があつて、……

第7回国会 議院運営委員会 第12号(1950/01/25、24期、民主自由党)

○大橋委員 今のお話ですが、なるほど二十二條の第一項には「共に事故があるときは」とこうあります。二十二條の第二項には、ともに事故があるということは書いてありません。またともに事故があれば、議長に委任するということは、これは議長に事故がある以上は、事故のある議長に委任するということはあり得ない。そこで二十二條の第二項というものは、議長に事故がないからこそ、二十二條によつて議長に指名を委任するということになるわけであります。これが正しい解釈であるということを申し上げておきます。
【次の発言】 今林君が言つた意味は、われわれにはよくわからないのです。公労法の十六條の第二項に、国会による承認があつたと……

第7回国会 議院運営委員会 第17号(1950/02/01、24期、民主自由党)

○大橋委員 ちよつと官房長官に伺いたい。今の点を明瞭にしておきたいと思うが、專売裁定については、裁定第一項の金額は、公社の現在の人件費の予算からは支出する余裕がない。このことは事実でございますか。
【次の発言】 そうすると、公社側で他の委員会で述べられておることは、物件費の余裕をもつて人件費に流用してもよいかということを言つて、その申請をしておられる。これに対しては大蔵当局を含む政府当局としては、流用は予算の扱いとしてしかるべからず、つまり流用すべきでない。こう認めておられることも事実でございましようね。
【次の発言】 そうすると現在において流用しようとすれば、政府の承認がないから公社としては……

第7回国会 議院運営委員会 第18号(1950/02/03、24期、民主自由党)

○大橋委員 私は民主自由党を代表いたしまして、先般松井君の御動議になりまする專売裁定に関しまする公労法第十六條第二項の規定により、政府から国会に付議せられた議案を受理すべからずとの動議に対しましては反対をいたします。まず簡單にその理由を申し上げます。  第一にこの前の会におきまして、神山君からこの案件につきましては、前会に提案せられました国鉄関係の議案の題名並びに主文がまつたく同一である。従つて一事不再議の原則によつて受理すべからずという理由を開陳せられております。しかしながらこの案の中に入つておりました議案そのものは、裁定自体が議題となつております。従つて両者の区別は明瞭でありまするからして……

第7回国会 考査特別委員会 第5号(1949/12/21、24期、民主自由党)

○大橋委員 ただいま会計検査院長のお話を伺つておりまして、非常に意外に考えたのでございますが、一体大豆増産奨励金にいたしましても、また分解硬化用油価格差益金にいたしましても、これらの金は何らかの形で公団に收入として入つて参つております。そうして明らかにこれは公団が公団外に向つて支出をいたしております。そうしてその支出をする場合におきましては、公団の予算にない支出をいたしておる。これを違法ではないと言われます根拠を、もう少し伺つてみたいと思うのであります。つまり予算以外の支出を何らかの形でするということは、これは会計法の趣旨から見ても、当然われわれは違法である。こう思うのでありますが、その点につ……

第7回国会 考査特別委員会 第11号(1950/02/15、24期、民主自由党)

○大橋委員 ちよつと保險の寄付金のことをもう少し伺つてみたいと思うのです。保險会社から寄付金をもらつて、そうしてその取次を千代田商業にやらせるという計画は、いつごろどなたとどなたが御相談になつてやられたのですか。
【次の発言】 そうすると、業務局長と千代田商業の方、それから保險会社の方、こういう方々との御相談でおとりきめができたのですか。
【次の発言】 それで保險料を割引するということは、いろいろ保險の場合にそういうことがあり得ると思うのですが、つまりこれは割もどしというようなものでございますな。
【次の発言】 そうすると、割もどしの性質ではない……

第7回国会 考査特別委員会 第24号(1950/04/12、24期、自由党)

○大橋委員 ちよつとただいまのに関連して伺います。あなたがソ連に入られた当時を思い出してみると、一体どのぐらいの期間に帰されると思われましたか。
【次の発言】 そうしてその時分、三年より早くは帰れないと思つておられましたか。
【次の発言】 それから、もつと早く帰りたいという希望はなかつたですか。
【次の発言】 そうして今帰つて来られて、四年たつて帰つて来られた今、もつと早く帰れる方法はなかつたかということを考えられませんか。
【次の発言】 ソ連の方の好意的なはからいがあれば、もう少し早く帰れそうなものだつたんではなかろうかというようなことをお考えに全然なりませんか。

第7回国会 考査特別委員会 第25号(1950/04/13、24期、自由党)

○大橋委員 今あなたのおつしやいました、日本共産党がことによると引揚げを早くするよりおそくしてじやましていないか、そういうことはいつお感じになりましたか。
【次の発言】 それはだれが言いましたか。
【次の発言】 いつ言われましたか。
【次の発言】 今おつしやつた徳田球一君から手紙が個人あてに来たというのは、だれに来たのですか。
【次の発言】 来たのは事実ですね。
【次の発言】 いつ、ころですか。
【次の発言】 徳田君の手紙だということはどういうことでわかりましたか。
【次の発言】 だれが読み上げましたか。
【次の発言】 そのとき読み上げられた徳田君の手紙の内容は、大体どういうことですか。

第7回国会 考査特別委員会 第26号(1950/04/14、24期、自由党)

○大橋委員 私は原案通りでさしつかえないと思います。

第7回国会 地方行政委員会 第38号(1950/07/11、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 去る八日の土曜日にマッカーサー元帥から吉田総理に対しまして、七万五千名の新しい警察隊を創設するという内容を含めました警察力強化に関する書簡が参つたのであります。政府といたしましてはかねてから今日のわが国の警察制度の実情並びに警察力の実情は、いろいろな点において考えるべき点が多々ある、こういうことを考えておつたのでございますが、ちようどこの書面を受取りましたので、その後ただちにこの書面の内容に従いまして急速にこれを実行に移すべく、ただいま調査研究をいたしておる次第であります。特にこれを実行いたしますにあたりましては、現在の警察制度であります三万の国家地方警察並びに九万五千の自治体……

第7回国会 労働委員会 第3号(1949/12/20、24期、民主自由党)

○大橋委員 本件に関しましては、連合審査会において各委員よりの質疑を通じまして、大体その輪郭が明らかになつて参つたと思うのでございますが、まずこの機会に、政府の提案されておりまする予算上、資金上不可能なる裁定の部分はどの部分であるかということを、もう一度はつきり確定しておきたいと思います。そこでまず予算上、資金上、不可能であると政府が認められて国会に提出せられました部分は、本裁定案の第一項、第二項、これについては十五億五百万円を除く部分は不可能であるという御説明であつたようでございます。第三項の能率増進に基く予算以上の收入または節約による賞與は、今現実にこの資金の問題が発生いたしますると、本項……

第7回国会 労働委員会 第4号(1949/12/21、24期、民主自由党)

○大橋委員 私は民主自由党を代表いたしまして、公共企業体仲裁委員会の裁定の中で、十五億五百万円以内の支出を除きまする残余の部分に対しましては、遺憾ながら承認すべきものではないとの意見を申し述べるのでございます。但しこれにつきましては、次の附帯条項を付せんとするものでございます。    附帯条項  一、裁定に関し、予算上又は資金上支出不可能なる部分の金額については、日本国有鉄道は、その公共企業体たる特質に鑑み、将来企業内部における経営の健全化に依り、独立採算上、現実に余裕が生ずる場合において、更めてその支給につき考慮すること。  二、政府は公社の企業体たる精神に鑑み、将来業績による賞与制度を設け……

第7回国会 労働委員会 第7号(1950/02/18、24期、民主自由党)

○大橋委員 動議を提出いたします。公共企業体労働関係法第十六条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件につきましては、すでに労働委員会、人事委員会、大蔵委員会の連合審査会におきましても、また昨日以来本労働委員会におきましても、十分なる質疑が行われ、大体において質疑事項も尽きたと存じまするので、この程度をもつて質疑を打切られんことを望みます。

第7回国会 労働委員会 第13号(1950/04/19、24期、自由党)

○大橋委員 ただいま議題となつておりまする労働者災害補償保險法等の一部を改正する法律案につきまして、自由党を代表いたしまして賛成の意見を申し述べるものであります。  本案は、労働者災害補償保險法による保險料並びに失業保險法による保險料の滯納に際しまして、その延滯金を、従来二十銭でありましたものを八銭に引下げるという内容でございます。この点につきましては、従来国税徴收法によりまして、国税の滯納の場合にも二十銭でありましたが、先般これを八銭に引下げられたのでありまして、これとまつたく同じ措置を保險料の延滯の場合に適用しようという趣旨であるわけであります。元来国税についても言われましたと同様に、二十……

第7回国会 労働委員会 第15号(1950/04/24、24期、自由党)【議会役職】

○大橋委員長代理 簡潔にお願いいたします。梅津好二郎君。
【次の発言】 日雇い労働者の求職運動についての本日の議事を終ることといたします。参考人各位におかれましては御繁多の折から御出席を願い、貴重なる御所見を寄せられましたことに対して委員長として御札を申し上げます。
【次の発言】 この際青野委員より、炭労問題について政府に質疑をいたしたいとの申出がありますので、これを許します。青野武一君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。次会は公報をもつて御通知いたします。     午後七時十五分散会

第8回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号(1950/07/22、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 責任と申しますると、これは結局法律的の問題だろうと思うのでございますが、実は国家警察予備隊の創設につきましては、マツカーサー元帥より書簡がありまして、現在この書簡に基きまして創設準備の事務を進行いたしておるような状況でございます。従いまして国家警察予備隊についての担当をどの国務大臣がするかというようなことは、別に決定はいたしてございません。ただこの内閣改造に際しまして、国家公安委員会に関しまする内閣における事務を担当するようにと、こういう命を受けておりますので、自然その関係上、この仕事について実際的に現在お手伝いをいたしておるようなわけであります。でありますから、法律上から申し……

第8回国会 外務委員会 第4号(1950/07/26、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 総理から申し上げておりまする義勇軍の組織云々は、これはただいま御指摘の自衛権に基いたものについてのことではないと考えております。
【次の発言】 自衛権の発動につきましては、いかなる行為が制限されておるかというような、さような制限はないと思いますから、その場合に必要な措置が許されるものと考えております。
【次の発言】 マツカーサー元帥の書簡によりますと、日本の現在の能率的な警察と、よく法律を守る日本人の国民性によつて、日本は比較的治安が維持されておる。しかしながらこの良好な状態を持続し、法の違反や平和と公安を乱すことを常習とする不法な少数者によつて乗じられるすきを与えないような対……

第8回国会 外務委員会 第5号(1950/07/29、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 先般当委員会におきまして、私の御答辯いたしました事項につきまして、ただいま菊池君から重ねて御質問がありました次第であります。先般の委員会におきまして私の申し上げたことは、自衛権の行為として義勇軍はどういうものになるか、こういうお話でございました。これに対して御答弁をいたしたのでございます。申すまでもなく自衛権と申します観念は、これは国内法上の観念ではなく、一つの国際法上の観念でございます。従いまして、自衛権が発生しておるかどうかということは、国内法の上から申しましては何ら関係のない事項でありますから、その際私は、自衛権としての義勇軍というがごときものは、国際法上はあり得るもので……

第8回国会 外務委員会 第7号(1950/11/01、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 憲法によりますと、衆議院を解散いたしますることは、天皇の国事に関する行為でありまして、もとより天皇がこの行為をなされるにあたりましては、内閣の助言と承認によらなければならないのでありまして、その責任は内閣が負うということとになつております。すなわちこの意味におきまして、衆議院の解散は実質的には内閣が決定し、形式的に天皇の行為としてなされるのであつて、このような意味合いで天皇の一つの権能となつておるわけであります。しかしてこの衆議院の解散につきましては、御承知のように憲法第六十九條に規定した場合に限つてなし得るものであるか、それともその他の場合にも解散をなすことができるかどうかと……

第8回国会 地方行政委員会 第12号(1950/07/25、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま門司君のおつしやいました通り、警察予備隊は現在の警察と根本的な性格はまつたく同一であります。ただその主として活動する分野が、運用上あるいはかわる場合もあるかもしれぬ。これは運用上の問題でありまして、根本的な性格は、おつしやいます通りまつたく同一であります。警察法に規定してある十二万五千がふえておるというお話でございますが、警察法に規定いたしてあります数は、これは自治警察としての九万五千、それから国家地方警察としての三万、合せて十二万五千ということになつておるわけでありまして、このたびの予備隊はそのほかの数である、こういうふうに私どもは考えておるのであります。

第8回国会 地方行政委員会 第13号(1950/07/28、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 民主国家における警察力の基準というものは、各国それぞれいろいろな国内の事情によりまして、必ずしも一律のものではないと思います。しかしながらマツカーサー元帥の書簡におきましては、それらの点を考慮いたしまして、現在の七万五千を増加いたしましても、他の諸民主国家における警察力と比較して多きには失しないと思います。こういうことを言われておるわけであります。  それから第二の門司君の御質問で、この警察予備隊の所属ということでございますが、これは私どもおそらくは総理府の所轄に属せしめられるものではなかろうかと予想いたします。
【次の発言】 具体的に幾つの管区あるいは單位にわかつて、何箇所に……

第8回国会 地方行政委員会 第15号(1950/07/31、24期、自由党)【政府役職】

○大橋國務大臣 大石さんも御承知の通り、ただいま警察の機構といたしましては、警察権の行動につきましては、公安委員会が責任をもつてこれを動かして行くということになつておるわけであります。政府といたしましてはこの運用についてかれこれとこまかい指図をすべきような立場になつていないわけであります。従つてさようなる意味において、政府から警察を通じて、そういう行動を警察に命ずるとかいうようなことは全然ございません。もししいて想像いたしますならば、あるいは検察当局において、これこれの事項が法令違反のおそれがあるから、注意をしたがよかろうというようなことを、司法警察官に対して場合によつては勧告をするようなこと……

第8回国会 地方行政委員会 第16号(1950/08/25、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察予備隊につきまして、その後の経過を御報告申し上げます。警察予備隊の設置に関しましては、前国会の会期中には準備の完了ができませんでしたために、遂に国会後に持ち越すに至りましたが、去る十日、関係方面との了解を得ましたので、ポ政令によりまして警察予備隊令を制定いたした次第でございます。この内容といたしましては、第一には警察予備隊の目的を明らかにいたしておりまするが、すなわち「わが国の平和と秩序を維持し、公共の福祉を保障するのに必要な限度内で、国家地方警察及び自治体警察の警察力を補う。」これが警察予備隊の目的と相なつております。私どもといたしましては、この警察予備隊の目的を明らかに……

第8回国会 地方行政委員会 第18号(1950/09/11、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 十二万五千の現在の警察の定員は、御承知の通り国家警察において三万、自治体警察において九万五千、これが現在の警察法において規定をいたしてあるような状態でございます。しかしてその後におきまして戰災地の復興その他の事情によりまして、国家警察と自治体警察の管轄区域との間におきまする人口の変化、また社会情勢の変化等いろいろなことによりまして、今日におきましてはこれが再配分ということが、非常に各方面からその必要をとなえられておるような次第でございます。この問題につきましては、政府といたしましても目下十分に調査、研究をいたしておる次第でございます。もちろんこれが実施につきましては、法律改正の……

第8回国会 地方行政委員会 第21号(1950/10/11、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま川本君から予備隊の給與の制定が遅れておると御指摘がございました。この点はその通りでございまして、まことに残念に存じておる次第であります。かように予備隊の給與が遅れました理由につきましては、予備隊の給與の基準についての考え方が、今決定しておらぬということが根本になつております。それはいかなる点であるかと申しますると、当初の考え方といたしましては、予備隊の一般隊員に対する給與につきましては一般的な給與のほかに、特別に家族手当あるいは勤務地手当、そういつたものを給しないという建前で私どもおつたのでございます。その後いろいろな事情によりまして、その点について再考をしなければなら……

第8回国会 内閣委員会 第3号(1950/07/28、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま江花君から御質問のございました警察予備隊に属する職員についての公務員法の適用の問題でございますが、この問題につきましては、ただいま政府といたしましては調査中でございます。しかしながら、その大体についてただいま予想できる範囲でお答えを申し上げますなはば、この警察予備隊の目的並びに性格等から見まして、公務員法のあらゆる部分をそのまま適用することが不適当ではないかと認められる部分も相当あるのではないかと予想いたしております。従いまして、もとより国家公務員であることは当然でございますから、原則的には公務員法を適用すべきものと思いますが、かような現在の公務員法の規定によつては不適……

第8回国会 法務委員会 第3号(1950/07/20、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察の根本観念につきましては、二十二年九月十六日の書簡に示されたる根本観念も、また七月八日の書簡に示されたる根本観念も、同様に私どもは考えます。
【次の発言】 国家予備隊と仮称しておられまする七月八日の書面に示されておりまする警察力も、やはり警察である、かように観念いたしております。
【次の発言】 私どもは二十二年の九月十六日に示されました警察制度の根本精神と、また七月八日の書簡に現われました警察の根本精神は、それが警察であるという点において何ら差異はない、かように考えております。
【次の発言】 まずお断り申し上げておきますが、政府は警察予備隊の構想に関しまして、いまだ何ら発表……

第8回国会 法務委員会 第4号(1950/07/21、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 昨日も申し上げました通り、この構想につきましては、ただいま関係当局と密接な連絡のもとに研究中であると御承知を願いたいと思います。
【次の発言】 昨日もお答え申したのでございますが、現行の警察法は国家地方警察並びに自治体警察を対象として規定された警察法でございますから、今回の警察予備隊につきましては、当然に警察法を適用すべきものではないと考えておる次第であります。
【次の発言】 元帥の書簡におきましては、この七万五千の警察隊は、自治体警察あるいは国家地方警察に属せしめるべきものとは書いてないのであります。そのほかに警察予備隊というものを設けるような趣旨に書いてございます。

第8回国会 法務委員会 第6号(1950/07/26、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この点につきましては国内法上の根拠は、一九四五年九月二日指令第一号附則一般命令といたしまして、第一号の第十二項に「日本国ノ及日本国ノ支配下ニ在ル軍及行政官憲並ニ私人ハ本命令及爾後連合国最高司令官又ハ他ノ連合国軍官憲ノ発スルー切ノ指示二嚴重且迅速ニ服スルモルトス本命令若ハ爾後ノ命令ノ規定ヲ遵守スルニ遅滞アリ又ハ之ヲ遵守セザルトキ及連合国最高指令官が連合国ニ対シ有害ナリト認ムル行為アルトキハ連合国軍官憲及日本国政府ハ厳重且迅速ナル処罰ヲ加フルモノトス」それが国内法上の根拠に相なつております。
【次の発言】 連合国が指令を発せられます場合には、その指令の内容にしるされた事項が遅滞なく……

第8回国会 法務委員会 第7号(1950/07/28、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま猪俣君からお述べになりました事実は、最も官紀の嚴粛なることを必要といたしまする検察庁に関することでございますので、はたして事実なりといたしますならば、重大なる問題であると存じまするので、即刻調査に着手するつもりであります。
【次の発言】 あらかじめ御了解を得ておきたいのでありまするが、先般外務委員会におきまして問題になりました義勇兵の関係は朝鮮問題に関する義勇兵の問題ではないのでございます。そのとき私よりもはつきり申し上げました通り、わが国の現在の国際的な地位から考えまして、今回の朝鮮問題のごとき場合において、わが国内において朝鮮へ出動するような義勇兵の応募が行われると……

第8回国会 法務委員会 第9号(1950/07/31、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 二十七日に行われました言論、報道機関におきまする共産主義者並びに共産主義同調者に対しまする解雇の処置については、これは経営者自身の自主的な判断によりまして行われたものであると聞いております。しかしながらこの自主的な判断が経営者によつてなされるにあたりましては、もとより関係当局の重大なる示唆があつたものと推察する理由があるわけであります。政府といたしましては、この新聞報道機関の経営者諸君の自主的な行動に対しましては、共産主義者に関しまするマツカーサー元帥のたびたびの書簡の全趣旨から考えまして、全幅的に賛意を表しますると同時に、かつ極力これを支援いたすものであることを申し上げます。……

第8回国会 法務委員会 第11号(1950/09/19、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 日発問題につきましては、考査委員会におきまして近く御調査になるということを承知いたしております。しかしながら捜査当局並びに検察当局といたしましては、この問題につきましては何ら材料を持つておらないわけであります。また現在の段階におきまして、特にこの問題のために特別な行動に出るというには時期が熟しておらぬ、かように考えております。
【次の発言】 私の申し上げましたのは、その問題について特別に動くべき時期でないということを申し上げたのであります。もとより捜査当局並びに検察当局といたしましては、いかなる時期におきましても犯罪があれば、必ずこれに対して捜査をいたしているわけでありまして、……

第8回国会 法務委員会 第12号(1950/09/20、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 猪俣君にお答えを申し上げます。まず第一に検察庁がその活動につきまして、政治的に動いておるような疑いがある。そういううわさがある。私も片山内閣あるいは芦田内閣当時において、さような動きがあるのではないかという、うわさを聞いたことがございますが、現内閣におきましては、検察庁の活動を政治的に動かすべきものではない。政党政派にかかわらず正義を守るというただ一筋の道に従つて検察庁が活動すべきものである。かように考え、またかような方針のもとに指導をいたしておるということを申し上げるのであります。  それから地方におきまする追放者の政治活動につきまして、あるいは過酷な取調べがあつたというよう……

第8回国会 予算委員会 第2号(1950/07/26、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御質問の警察予備隊の目的につきましては、これはマツカーサー元帥の書簡にもありまする通り、日本国内におきまする治安の確保ということがその目的になつております。すなわち書簡によりますると、日本の治安の現在の良好な状態を維持し、かつ法の違反や平和と公安を乱すことを常習といたしまする不法な少数者によつて乗ぜられるすきを與えられないような対策を確保する。これがために民主主義社会の公費維持に必要な範囲で警察力を拡充する、こういうことに相なつておるのでございます。しこうしてこの組織につきましては、その警察官の人数が七万五千人である、こういうふうに掲げられてございまするが、この配置並びに付属人……

第8回国会 労働委員会 第5号(1950/07/29、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 昨日言論報道関係の機関におきまして、共産党の党員あるいはシンパと認められまする職員が解雇せられましたということは、私は本日新聞によつて承知をいたしたのであります。この件は思うに、各新聞その他の機関の経営者が、その判断によりまして独自の立場から解雇せられたものと存ずるのでありますが、これにつきましては、政府といたしましては全然周知いたしておらないのであります。
【次の発言】 不可抗力的なものということが、いかなるものを意味しておるかわかりませんが、この問題に関しましては、終始政府といたしましては関知いたしておりませんから、この点はつきりお断り申し上げておきます。

第9回国会 外務委員会 第3号(1950/12/02、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま佐々木君から御質問になりましたことは、いわゆるポツダム政令を政府が発布いたしまする際において、そのポツダム政令の根拠となつたところの司令部の覚書を誤認したとか、あるいはその趣旨を曲解して出した場合に、その政令がどういう効力を持つかというふうな御趣旨であつたと存ずるのであります。元来総司令部の覚書なるものにつきましては、その有権的な解釈というものは、それを発しましたる司令部の官憲のみがなし得ることに相なつておるのでありまして、すべてポツダム政令は司令部におきまして、その発布に先だちまして、覚書の趣旨に基き、適正なるものであるということを確認いたした上で、これを承認しなけれ……

第9回国会 地方行政委員会 第6号(1950/11/29、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 地方自治体の議決機関の議決に対しまして、これを法律上の争いといたしまして訴えをいたす、これは私どもは行政事件訴訟特例法によつて、当然できるものと考えております。
【次の発言】 行政庁の処分に対する裁判所の判決または決定の結果といたしまして、ただいま御指摘のように、制度上矛盾するような結果を生ずるということは理論上は考えられます。しかしながら実際上はそういうことはなかろうと考えております。
【次の発言】 その場合はおのずから道があろうと考えております。
【次の発言】 私は選挙が行われた後においても、なお裁判所がその除名処分の執行停止をするというようなことは、なかなか実際問題として……

第9回国会 地方行政委員会 第7号(1950/12/03、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 公職選挙法の禁止は禁止として、やはり、地方公務員法のほかに並行的に適用になるはずであります。
【次の発言】 選挙運動として行われまする個々面接というのは、結局公の選挙または投票において、投票するように、またはしないように勧誘運動をするということになつて参ると思います。
【次の発言】 私は、これらの事項は法律上放任されておつたのであつて、基本的人権ではなかつたと思います。
【次の発言】 基本的人権はどういうことであるかということは、憲法に列挙いたしておりまするので、この投票を勧誘する行為であるとか、あるいは署名運動を企画し、これを主宰するというような行為は、憲法上の基本的人権と認……

第9回国会 文部委員会 第1号(1950/11/24、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま若林君から、宗教についての御質問があつたのでございますが、私ども今日の国民生活におきまして宗教の占めておる地位は、きわめて重大なるものがあると存ずるのでございます。今日国のいろいろな機構等におきましては、この重大なる性質に深く留意してそれを運営することが、きわめて大切であると思うのであります。警察予備隊につきましても、このことは、ひとしく同様でありまして、警察予備隊の将来の運営におきましても、隊員の各個人の宗教心というものを尊重いたして参ることが、最も必要であるわけでございます。それだけ重大でありまするがゆえに、もとより予備隊におきまして、特定の宗教を隊員に強制するとか……

第9回国会 法務委員会 第2号(1950/11/30、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました裁判所法の一部を改正する法律案ほか二つの法案につきましての提案理由を申し上げます。  先般連合国最高司令官の覚書によりわが国の裁判権に対する制限が緩和され、本年十一月一日以降わが国の裁判所は、占領軍要員として指定されている者をのぞき、日本に在住する連合国人に対し、民事及び刑事の裁判権を広く行使することができるようになりましたことは、御承知の通りであります。このように、わが裁判権の及ぶ範囲が拡張されるに至りましたのは、連合国がわが国の司法制度及びその運用に当る裁判所を信頼したからにほかならないと信ずるのであります。この信頼にこたえるためには、適正な制度のも……

第9回国会 法務委員会 第3号(1950/12/01、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました裁判所職員の定員に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の趣旨を申し上げます。  本年十月十八日付の連合国最高司令官の覚書第二一二七号によりまして、去る十一月一日から連合国人に対するわが裁判権が拡張されたことに伴いまして、高等裁判所以下の裁判所に通訳等の事務に従事する裁判所事務官及び裁判所技官を増員する必要が生じたのであります。また検察庁及び刑務所等におきましても、新しく連合国人にかかる犯罪事件の処理に当るため検察官及び通訳等の事務に当る検察事務官または法務府事務官を窓速に増員する必要が生じましたので、ここにこの法律案を提出いたした次第……

第9回国会 法務委員会 第5号(1950/12/04、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この人員につきましては、食い違つたというのではなく、当時の調査で約千名以内と聞いておりましたが、千名以内でどの程度であるかということをさらに詳細に調査いたしましたるところ、五百名以内であることが明らかになつたわけであります。
【次の発言】 解雇の処分をいたしまして帰郷せしめたという措置は、これは当時申し上げました通り、手続上の錯誤でございましたので、全部これを取消しいたしました。そしてその後この五百名以内の人たちに対する処置といたしましては、隊務に服し得るということが二名以上の医師によつて診断された者については、ただちに元の所属の隊に帰す。また現在発病中であるとか、あるいは発病……

第9回国会 法務委員会 第6号(1950/12/05、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題になりました判事補の職権の特例等に関する法律の一部を改正する法律案について提案の理由を説明いたします。  この法律は、御承知のように判事補の職権の特例と裁判官の任命資格の特例とを定めたものでありますが、今回の改正の要点は、次の三点であります。  第一点は、旧裁判所構成法による判事または検事たる失格を有する者が特許庁の審判長、審判官もしくは抗告審判官たる通商産業事務官または電波監理委員会の審理官の職にあつたときに、その在職の年数を裁判官の任命資格について裁判所法第四十一條、第四十三條及び第四十四條が定めている年数に通算するについて、法務府事務官の在職年数と同じに見える……

第9回国会 法務委員会 第8号(1950/12/07、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま御質問の点につきましては、たびたびいろいろな機会において申し上げておりまする通り、政府といたしましては、警察予備隊が海外において行動をしなければならないという事態はないものと考えておるような次第であります。
【次の発言】 いかなる意味においてもさようなことはないというふうに考えております。
【次の発言】 消防を警察のために使うということは、原則的にはないわけであります。しかしながら、実際暴動その他の際におきましては、治安上から考えまして、一方におきまして警察のみによつてそれの鎮圧を行いますると同時に、心配されまする火災のことを考えまして、これに対して同時に並行的に警戒の……

第9回国会 予算委員会 第3号(1950/11/28、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 犯罪の減少をはかりますることは、文化国家といたしまして最も大切なことであると存じます。しかしてそれがためには従来の実情から考えまして、再犯の予防ということに重点を置くことが最も適切であると存じまするので、いわゆる刑余者等の更生につきましては、最善の努力をしなければならぬと考えております。これがために、特に法務府といたしましては、更生委員会を置いておりまするので、これらの機関を督励いたしまして、常時この釈放にあたりまして十分なる保護を加えまするとともに、その後の再犯者の実情につきましても、常時適切なる指導を行つており、またこれがために必要なところのいろいろな施設、特に再犯者に対す……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/01、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察予備隊の性格につきましては、他の機会にもたびたび申し上げましたる通り、一般警察力の補充として設けられましたる警察隊でありまして、その任務といたしまするところは、おくまでも文化国家、平和国家、民主国家としてのわが国の平和と秩序を維持いたしまして、国内の公共の福祉を保障するということでありまして、具体的に申しまするならば、一般警察が対応し得ないような事態において、これが出動することを予定せられておるのであります。その活動も、もとより警察の任務の範囲に限定せられておりますることは、マツカーサー元帥の書簡並びに警察予備隊令により、すでに明らかとなつておるのであります。従いまして、警……

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/03、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 司令官は林敬三と申しまして、日本の国籍を持つた日本人であることを申し上げておきます。  次に操典が外国の操典である、こう言われまするが、早々の際におきまして、この部隊の指導について司令部の援助を仰いでおりましたが、その結果現在準備いたしておりまする操典を、用語その他においてわが国の警察予備隊といたしまして不適切な部分もございまするので、これは現在是正するように措置をいたしております。さような次第でありまして、この警察予備隊の指導、経理等は、すべて日本政府の責任において日本政府の職員によつて行われておるのでありまして、決して外国に出動する、また外人の指揮のもとに出かけて行くという……

第10回国会 外務委員会 第2号(1951/01/31、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 朝鮮問題につきましては、わが国ときわめて近接いたしております朝鮮半島におきまして、ああした事態が起つておるのでございますから、これがわが国内の治安についても全然無関係ではあり得ないことは当然でありまして、かような意味におきまして、国内治安を十分に確保するという上において、これはきわめて重大な問題であると考えておるわけであります。
【次の発言】 ただいま私が重大な問題であると申しましたのは、これは国内においてもこの問題を十分に考慮して、治安上の施策をしなければならぬという意味において申し上げたのであります。しかしながらこれはただちに国内の治安の状態が緊急状態になつておるという意味……

第10回国会 外務委員会 第3号(1951/02/06、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 現在の憲法のもとにおきましては、兵力ということを考えたことはございません。
【次の発言】 講和会議の後におきまする自衛措置につきましては、政府といたしましては現実に講和会議において條件がきまつた場合に考慮するべきものである、かような根本的な考えを持つております。
【次の発言】 先般衆議院本会議において行われました議員川上貫一君の演説の内容と同じ内容を持つた演説が院外の他の場所において行われましたる場合におきましては、私どもは当然第三百二十五号違反の十分な容疑のあるものと思料いたしております。
【次の発言】 マツカーサー元帥の指令は、ポツダム宣言を受諾いたしましたる降伏條約に直接……

第10回国会 外務委員会 第6号(1951/02/21、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 特に権威者というわけでもございませんが、政府を代表いたしましてお答えを申し上げます。憲法第九条におきまして戰力の保持を禁止してありまするゆえんのものは、これは日本国が自身のものとして戰力を保持するということを禁止せられたものでございまして、外国が戰力を保持するかどうかということについて、日本国憲法は何らの規定をいたしておるわけではございません。従いまして外国が条約上の権利に基きまして、日本の国土において戰力を保持いたしまする場合におきましても、これは日本の戰力ではなく、あくまでも外国の戰力と考えなければならぬのであります。従いまして憲法第九条とは何らの関係なき事柄である。このこ……

第10回国会 外務委員会 第7号(1951/02/28、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 お答えを申し上げます。二月一日、昭和町のアパート悦来莊居住の中国人に対しまして、押収捜索が行われまして、十二名を逮捕いたしております。これは主として進駐軍が軍事裁判所の令状に基いてする捜索に対しまして、日本警察が協力をいたしたものでございます。一名に対しまして、同時に並行して日本の刑事訴訟法による手続も行われたのでございまするが、日本側の捜査は、すべて刑事訴訟法にのつとつて、あらかじめ夜間捜索の令状を得ております。また女子の身体検査のために、東京麻薬取締官事務所の婦人職員二名を同行する等の用意をもつて臨んだのでございまして、違法の点はないと考えております。進駐軍側の捜査は、進駐……

第10回国会 外務委員会 第10号(1951/03/20、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 日本共産党の非合法化の問題につきましては、政府といたしましては、これを一つの政策問題と考えまして、引続き研究をいたしている次第でございます。当面ただちに非合法化を実現するという考えを持つまでに至つてはおりません。なおこれに関連いたしまして、廣川農林大臣から民主党の苫米地委員長に対して申入れがあつたということも私新聞紙上によつて承知をいたしておりますが、しかしこの党の動きというものにつきましては、私からお答え申し上げる立場にないと存じます。
【次の発言】 法務府といたしましては、格別正式にこの問題について意見を問い合されたことはございません。

第10回国会 外務委員会 第13号(1951/05/09、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御質問がございましたので、お答え申し上げます。第一に最近一箇月におきます治安状態の御質問でございまするが、この一箇月は選挙中でございまして、主として選挙の取締りに主力を注いでおつた次第でございまするが、選挙中におきましては、格別選挙以外に主要な治安上の問題は発生を見ておりません。ただ五月一日にはメーデーの関係で全国的に一応警戒はいたしましたが、幸いに無事故に過ぎたような次第であります。現在のところ、治安の問題につきまして、特に変化があつたというふうには私どもは考えておりません。この点につきまして政府といたしましては、警察予備隊の訓練は漸次その進捗を見ております。また警察につきま……

第10回国会 外務委員会 第17号(1951/05/23、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいまの並木君の御質問の第一点は、憲法第六十二条の国政に関する調査というのがどういう事項をさすか、具体的には示されていないから、無制限であると思われるがどうか、ということであります。憲法第六十二条の国政調査権の範囲は非常に広いのであります。従いまして、もちろん条約に関する調査も、このうちには当然入つておるというふうに解釈をいたしております。しかしながら憲法自体は、議院の調査権及び調査の手段といたしまして、証人の証言等を要求する権能を認めておるのにとどまるわけでございます。これに対応した義務までを定めたものとは認められておらないのであります。この義務は憲法から来るのではないので……

第10回国会 決算委員会 第2号(1951/02/02、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 法務府所管の昭和二十三年度決算に関しまして、会計検査院の検査報告にあげられました批難事項につきましては、一昨日政府委員岡原経理部長から御説明申し上げた通りでありますが、当法務府管下にかような会計経理上の非違を生じましたことはまことに遺憾に存じておる次第であります。ことに職員の犯罪によりまして、国に損害を與えた案件が相当多数に上つておりますることは、私の遺憾にたえないところであります。この種の事犯の発生原因につきましては、いろいろな理由を御説明いたしておるのでございますが、これらの点につきましては、それぞれ対策を樹立いたしまして、爾後会同、講習会その他あらゆる機会に、これが防止に……

第10回国会 建設委員会 第24号(1951/05/22、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 行政庁の処分に対しまして、その違法なることを理由として取消しまたは変更を求める場合の訴訟につきましては、御承知の通り行政事件訴訟特例法が昭和二十三年の法律第八十一号をもつて制定せられております。この規定によりますると、原則としてこれらの訴訟におきましては一旦決定せられましたる行政処分の執行を停止する効力はないのでございまするが、ただ例外の場合といたしまして、処分の執行により生ずべき償うことのできない損害を避けるため、緊急の必要があると認めました場合に限りまして、裁判所は申立てによりまたは職権をもちまして、決定によつて処分の執行停止の定めをすることができることに相なつておるのでご……

第10回国会 行政監察特別委員会 第13号(1951/05/28、24期、自由党)

○大橋証人 密入国に関する取締りにつきましては、大体今日におきまして密入国者のうちでその検挙と申しますか、取押えと申しますか、取締りにかかつて参りますものは約三分の二強ぐらい、あとの三分の一弱というものは検挙不能に終つておるということが想像されておるのでございます。その原因といたしましては、密入国の方法がきわめて辺鄙なところへ上陸をいたして参る。そうして海上に対する監視がいまだはなはだ十分でないというようなことが痛感されておるわけであります。すなわち海上保安庁におきまして海上の監視をいたしておるのでございまするが、この監視船の数が十分でない。従つて一隻当りの受持ちの海岸線というものは非常に広大……

第10回国会 地方行政委員会 第4号(1951/01/30、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 床次委員のお考えの通り、政府といたしましても、警察法の改正につきましては機運が熟しつつある、かように存じまして、ただいまできる限りの準備を進めておる次第でございます。
【次の発言】 時期といたしましては、でき得る限りすみやかに実現を期したい、かように考えておる次第でありまして、私どもの準備が予定の通り進行いたしますれば、本国会の閉会いたしますまでには、政府案として提出できるようになるではないか、かように考えております。
【次の発言】 まことにごもつともなお話でございまして、政府といたしましては法律案について、ただいま準備を進めておるわけでございます。しかし中小自治体の自治警察を……

第10回国会 地方行政委員会 第7号(1951/02/07、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察予備隊令によりまして、内閣総理大臣が最高の責任者であります。そして私は予備隊令の規定によりまして、総理大臣よりその代理として事務を扱うことを命ぜられております。
【次の発言】 ただいままでのところでは、特に調整を要するような事態が両者の間に起つておりません。しかしながら将来予備隊が現実に出動いたすような事態を予想いたしまして、その際における両者の関係等について、予備隊本部並びに国家地方警察の両事務当局の間に話合いを進めさせております。
【次の発言】 ただいま政府委員の江口次長からお答えいたさせます。
【次の発言】 この警察予備隊の創設につきましては、日本政府の自発的な意思に……

第10回国会 地方行政委員会 第29号(1951/05/12、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました警察法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びに改正の主要事項を御説明申し上げます。  御承知のごとくわが国の警察は、昭和二十三年三月施行されました警察法によりまして、根本的な改革をいたしまして、警察運営の民主化とその地方分権を主眼とする民主的な警察制度として、運営せられて参つておるのでございます。政府におきましては、現下の治安の実情にかんがみまして、この際警察力を強化いたしまするとともに、その運営をさらに能率化する必要を認めるに至つた次第であります。このために警察法施行以来の経験にも徴しまして、また関係各方面の意見等をも参考としまして、この民……

第10回国会 地方行政委員会 第30号(1951/05/14、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察法の改正につきましては、今期国会の当初より今会期中に提案をいたしたいという趣旨のもとに、政府といたしましては研究を進めて参つた次第であります。その後今月の一日にリツジウエイ声明が出まして、それによりまして、占領政策につきましても、ある程度の緩和を期待できるというような状況に相なりました関係上、その以前におきまして立案をいたしておりましたる本法案につきましても、再検討をする必要がないかという意見が、政府部内においてもあつたわけでございます。これらをいろいろ研究いたしたのでございまするが、本改正案はできるだけこれをすみやかに実施に移すような運びにいたす方が適当である。その要点と……

第10回国会 地方行政委員会 第31号(1951/05/15、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 砂間君の言われたことについて、私は全然反対意見を持つております。今回の改正におきまして自治体警察を国家地方警察に従属せしむる意図が露骨に現われている、こういう御見解でありまして、その証明といたしまして、たとえば十九条の改正によつて定員外の五千名を増員する、あるいは自治体警察の管轄に対して、国家地方警察が活動する場合のあること、それから国家地方警察の要請によつて、自治体警察が応援に行く場合がある、こういう点を指摘せられておるのでありますが、この十九条の改正というものは、現実に現在国家地方警察がその職責を遂行いたします上から申しまして、人員が非常に欠乏して困難をいたしております。こ……

第10回国会 地方行政委員会 第32号(1951/05/16、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 地方自治体におきまして、自治体警察を廃止できるようにいたしたいという趣旨でございます。これがために自治体におきまする意思決定の方法としましては、御説の通り法律それ自体の規定に基きまして、国会において存廃を決する、これも一つの方法であると考えられるわけであります。また自治体の機関によつて意思を決定いたします際においても、本案のごとく自治体の住民の一般投票によりまする方法のほかに、代議機関でありまする町村会の議決という方法、場合によつては特別の議決というような方法も考え得られるのでございまするが、何分にも現在の警察、特に自治体警察についての考え方といたしましては、自治体というものの……

第10回国会 地方行政委員会 第34号(1951/05/19、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 原則といたしましては、自治体警察から国家地方警察へ編入がえになりましたものは、現在の階級、現在の給与を標準といたしまして、これを引きとるということにいたしたいと存じております。大体におきまして、今日自治体警察に勤務しておられる諸君は、昭和二十三年の制度切りかえ当時に、国警に残つておる人たちとともに、古い府県警察部に勤務をいたしておつた。これが双方にわかれておるというのが実情でありますので、この両者がまた一つところへ勤めるということになるわけでございますから、この間にやはりある程度の均衡を考えることが必要であろうと思うのであります。従いまして階級、給与等におきましても、自治体警察……

第10回国会 地方行政委員会 第35号(1951/05/21、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 これは御趣旨の通り、一人もこれがために失業するというものはないわけでございます。従つてそういうことがあるであろう、あつた場合はどうするかということは、むろんそういうことはないのですから考えておりません。
【次の発言】 あらゆる事柄を考えた末で決定した方針です。
【次の発言】 この根本的な考え方について、たいへん精密な御質問でございまするが、一旦自治体警察が廃止せられまして、それが国家地方警察の管轄に入りました以上は、その区域内におきまする一切の警察事務と、他の従来からの国家地方警察の管轄区域肉における警察事務は国家地方警察にとつて何ら違いがあるものではございません。どちらも国家……

第10回国会 法務委員会 第5号(1951/02/21、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 猪俣君の御質問の通り、警察予備隊におきまして、ただいままでにやめました者が相当の数に上つております。それは二月五日現在といたしまして四千二十八名、原因によりまして分類いたしますと、辞職をいたした者が三千五十六名、それから解職をいたしました者のうち、身体的、医学的理由による者が四百八十三名、本人の非行等によります免職が四百八十九名、こういうようなことになつております。
【次の発言】 辞職いたしました理由につきましては、定数的な分類をいたしました調査をただいま手元に持つておりませんが、この予備隊創設の当時以来今日までの実情を振り返つてみますと、まず給与が、最初初任給五千円程度という……

第10回国会 法務委員会 第7号(1951/03/08、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 公務員といたしましての検察官の性格は、これを裁判官並びに行政官という分類の上から申しますると、行政官であると考えます。しかしながらその事務は、個人の権利義務、しかも身体の自由あるいは名誉というような、重要な事柄に関係した仕事を担当いたすのでございまして、これにつきましては、その職務の厳正公平、正をふんで恐れずという心構えをもつてこれを行う必要がありますので、検察官がその良心に従つて自由に活動のできますように、これを保護することがこのために必要であるわけでございまして、これがために特に検察庁法におきましても、第二十五條におきましてその地位を保障するという規定を設けてあるものと考え……

第10回国会 法務委員会 第8号(1951/03/13、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました裁判所職員定員法案の提案理由を説明いたします。この法律案は、裁判所の職員の定員に関する法律の全部を改正するものでありまするが、実質的の改正の要点は次の二点でありまして、第一は、事件の増加等に伴つて裁判所職員の定員を増加することであり、第二は、家事調査官等の定員を定めることであります。  以下改正の要点について順次御説明申し上げます。  第一点の定員の増加のうちで、まず申し上げなければならないのは、判事、判事補、裁判所書記官及び裁判所書記官補の増員でありますが、その大部分は家庭裁判所関係の職員であります。家庭裁判所において取扱いまする家庭に関する事件及び少……

第10回国会 法務委員会 第11号(1951/03/20、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 共産党の非合法化の問題につきましては、政府といたしましては、昨年以来愼重に研究中でございまして、いまだ結論に到達いたしておらないのでございます。
【次の発言】 再軍備を内容といたしましたる講和條約というのは一体どういうことであるか、私にはよくわかりません。ただいま内閣においては講和條約の準備をいたしておりまするが、再軍備を内容とした講和條約というようなことは考えておらぬわけでありまして、その点につきましては、お答えいたしかねるのであります。
【次の発言】 連合国の共同宣言というものの内容を私よく存じておりませんので、何ともお答え申し上げかねます。

第10回国会 法務委員会 第12号(1951/03/22、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 昨日午前三時過ぎに、東京都浅草千束町におきまして、新聞紙に伝えられましたがごとき不祥事件を発生いたしましたことは、帝都の治安に重大なる不安を與える次第でございまして、政府といたしましては衷心から遺憾に存じておる次第でございます。特にこれがために、占領軍の方が不慮の災厄を負われるというような結果を生じましたことは、重ね重ね遺憾にたえない次第でございます。  この事件の概要を、ただいま報告を受けております範囲において、簡單に申し上げますと、昨日午前二時ごろ東京都台東区浅草千束町二ノ四でありますが、これは俗に旧十二階下と言われる地区であります。ここに米兵六名が参りまして、この地区内に……

第10回国会 法務委員会 第13号(1951/03/23、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 二月二十六日熱海に起りましたる事件につきましては、米軍当局におきまして、これの調査を継続いたしておられるのでございまして、私どもはその調査に全然参画いたしておりません。従いましてその内容につきましては、渉外局の発表を承知いたしておるだけでございます。
【次の発言】 本事件につきましては、渉外局発表以外に何ら通報を受取つておりませんので、関知いたしておりません。
【次の発言】 この事案につきましては、米軍当局が管轄権を持つておるのでありまして、米軍当局において調査をせられております。従いまして日本官憲といたしましては、これに関與いたしておりません。従つて公式に申し上げる資料は何ら……

第10回国会 法務委員会 第32号(1951/05/26、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 政府といたしましては、できるだけ戰争いたしましたすべての相手国と講和条約を結びたい、こう考えておるわけであります。ソ同盟または中国と講和をしないということをきめておるわけではございません。
【次の発言】 アメリカといたしましても、できる限り関係各国と相ともに講和を結びたい、こういう方針のもとに目下折衝しておるというふうに聞いておるのであります。まだそれはどういうふうなことになるかということが決定したということは承つておりません。
【次の発言】 その場合にどういう態度をとるかということは、まだきめておりません。
【次の発言】 政府といたしましては、憲法の規定は文字通りに解釈をいた……

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/05、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 共産党の非合法化につきましては、政府といたしましては、共産党の最近の行動その他から見まして、これが非合法化ということについて、愼重に研究をいたしておるのは実事であります。
【次の発言】 共産党の非合法化について私どもが研究をいたしておりまする理由は、共産党がその行動において憲法を破壊し、その他法令によつて定められる秩序に対して、好ましからざる影響を与える、その実際の行動の点よりいたしまして、これを非合法化する必要がありやなしやという点を、研究いたしておるわけであります。
【次の発言】 お説の通り、党員の一部が法令に違反するがごとき行動をとりましても、これをもつて党全体を非合法化……

第10回国会 予算委員会 第8号(1951/02/06、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 朝鮮におきまする共産主義者の残虐行為について、ただいま角田委員から詳細お述べになりましたが、法務府といたしましては、この問題につきましては、特別に調査をいたした事実はございません。
【次の発言】 押収品につきましては、目下全体の報告を受けておりません。ただいま報告を受けておりまする範囲におきましては、国旗云々のことはございませんようであります。
【次の発言】 ただいま政府といたしましては、現在の警察法に対しまして、若干の改正を加うべきでないかという点につきまして研究をいたしておる次第でございます。国家公安委員会と内閣との関係から見まして、その構成につきまして、ただいま角田委員の……

第10回国会 予算委員会 第13号(1951/02/12、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 共産党に対しまして、いかなる取扱いをするかということにつきましては、諸般の情勢を考えまして、政府としては愼重に考究をいたしております。しかしながら現在におきましては、合法政党として取扱うべきものと考えております。ただ党員の行動でありまして不法越規にわたりますものは、これはそれぞれの法に照しまして、その個人的責任を追究する。これは何も共産党に限つたことではないのでございまして、政党政派にかかわらず、さようの取扱いをいたします。すなわち共産党に対しまして、現在において特別の取扱いはいたしておらない、こういう状況でございます。

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/16、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 先般アカハタ類似紙の頒布の疑いをもちまして、全国的に多数の共産党員を検挙いたしたのであります。このうちに、数箇所におきまして彈丸、ダイナマイトあるいは小銃等を所持しておつたという事実がございました。事案は、ただいまなお検察庁におきまして取調べ中でございまするが、これらの品物を入手いたしましたる経路、また所持の目的等を十分に取調べましたる上、これらにつきましては、それぞれ法に従いまして嚴重に処断をいたしたい、かように存じておる次第でございます。
【次の発言】 銃砲火薬類取締法に違反をいたすということはこれは当然のことでございまするが、なおその他に、騒擾その他の計画をいたしておると……

第10回国会 予算委員会 第20号(1951/02/24、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 私どもの入手いたしておりまする情報から判断をいたしますると、日本共産党の革命運動といものは、外国と相当の連絡のあるものである、かように考えておるわけであります。
【次の発言】 日本におきまする共産主義者に対して、日本における運動をさしずをいたしておるということを考えますると、これは單にソ連だけの社会主義ということでなくて、もつと広い範囲の社会革命というものを考えて行動しているのではないかと推察をいたしておるのであります。
【次の発言】 朝鮮動乱と、日本の国内におきまする共産主義の運動というものは、やはり相呼応しつつあるものと私どもは考えております。

第11回国会 地方行政委員会 第3号(1951/09/12、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察が地方的な治安を維持いたしまするのみならず、国家全体の立場に立ちまして、大きな意味において国の治安の維持の機関であるということは、ひとり東京の警視庁ばかりではないのでありまして、山間僻地の小自治体警察といえども、また同様なのであります。これは現在の警察法の建前というものが、自治体にして、ある規模を持つたものは自治体警察を維持するということが、自治体として当然の責任であるという考えに立ちまして、そしてその警察というものは、自治体のために存在するにあらずして、国全体の警察の、その地区における一切の活動を担任するという建前で、その自治体警察ができておるわけでございます。従いまして……

第11回国会 法務委員会 第1号(1951/08/18、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま委員長の仰せによりまして、講和条約の締結に関連いたしまして、恩赦の件につきまして、当局の研究いたしておるところを申し上げたいと存じます。  恩赦につきましては、わが国におきまして明治以降国の慶弔を機会といたしまして一般的に実施せられたものをたどつてみましても、明治元年の一月十五日、元服の大礼に際しての大赦に始まりまして、近くは昭和二十一年十一月三日、現行の日本国憲法公布に際しての大赦令、減刑令、復権令及び特別の特赦、減刑、復権に至りますまで、前後約十六回にわたりまして、幾種類の先例があるのでございます。講和の機会に一般的恩赦の実施せられ言したることは、いまだわが国にその……

第11回国会 法務委員会 第2号(1951/09/18、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 お答えを申し上げます。ただいまの方針といたしましては、連合国軍の進駐に際しまして「政府ハ「ポツダム」宣言ノ受諾ニ伴ヒ連合国最高司令官ノ為ス要求ニ係ル事情ヲ実施スル為特ニ必要アル場合ニ於テハ命令ヲ以テ所要ノ定ヲ為シ及必要ナル罰則ヲ設クルコトヲ行」、これを昭和二十年九月二十日、いわゆる当時の憲法によりまする緊急勅令の形式をもつて制定いたしまして、爾来ただいま御指摘の通り各種の立法事項に属する事柄を、この緊急勅令を根拠といたしました命令によつて規定をいたしておつたのでございます。これがいわゆるポツダム政令というものの法律的な根拠でございまするが、まず連合国最高司令官というものの存在は……

第12回国会 外務委員会 第9号(1951/11/16、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 米穀の供出につきましては食糧管理法がございますので、それに基いてやるだけでございまして、それ以外に特別なる強権の発動ということは考えておりません。
【次の発言】 取締り当局といたしましては、忠実に法規を執行するだけでございまして、食糧管理法並びにこれに基きまする法規を執行するために、何か罰則に触れるような事柄がございますならば、従来ともこれが取締りを励行いしておつたわけでございます。このことは特に現在の米の供出の問題に関連いたしまして、特に取締りを強化するとかあるいは緩和するとかそういう事柄ではなく従前通りの方針をもつて取締りして行こうと考えております。

第12回国会 大蔵委員会 第6号(1951/10/29、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 まずこの平和条約十五条の末端に掲げらております事柄の意味といたしましては、これはすでに御承知の通りであろうと存じますが、連合国の財産に対する補償の条件を、平和条約において規定をいたしたのでございまして、その内容といたしましては、七月十三日の閣議決定になりました法案の中に掲げられておる条件そのものを押えまして、その条件よりも不利でない条件で補償すべき義務を、日本国が関係国に対して負担するということを、この条約文において明らかにいたしたわけでございます。そこでここにありまするものは法案そのものでなく、法案の中に掲げられておる条件をさしたものでございまして、日本政府がこの条約を批准い……

第12回国会 文部委員会 第7号(1951/11/21、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 検務局長からお答えいたします。
【次の発言】 事実は先ほど検務局長から申し上げた通りでございまして、特に違法の捜査が行われたというふうには考えておりません。
【次の発言】 それは捜査に行きました田島警部補に聞かなければわかりません。
【次の発言】 妥当でない方法をとつてはいけないことは、これはわかり切つたことと思いますが、具体的な事件が妥当であつたか、妥当でなかつたかは、私は必ずしも妥当でなかつたとは言えないのであります。また十九日から二十九日まで、何か期間があつて、その間になぜ捜査しなければならなかつたか、こう言われる点ですが、これは捜索に当りました本人でないと、私は責任ある……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第3号(1951/10/18、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ポツダム政令は、御承知の通りに、昭和三十年九月の緊急勅令によりまして、これを根拠として、法律と同等の効力を有する命令を出し得ることに相なつておるのでありまして、この緊急勅令によつて、現在約百件の政令、並びに五十数件の省令が出ております。この緊急勅令につきましては、当然講和條約の発効に伴いましてこれを廃止すべきものと考えておるのでございますが、これが廃止せられましたる後におきまして、この廃止せられたる緊急勅令に基いて現に存在いたしておりますポツダム命令、すなわち各種の政令並びに省令、府令等の効力はどうなるかという問題があるわけであります。この問題につきましては、法律的には、母法の……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第4号(1951/10/19、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま政府といたしましては、憲法九條の改正については全然考えておりません。
【次の発言】 純粋に法理の問題としてお答えいたしたいのでございますが、先ほど申し上げました通り、具体的に政府といたしましては改正について何ら考えておらないという前提のもとに、純粋の法理問題としてお答えいたします。  わが憲法といたしましては、前文に明らかでありますごとく、自然法的な政治原理を認め、その基礎の上に立つておるものと考えられるのであります。従いまして、このような政治原理の否認ないし変更をいたしまするということは、憲法改正の限界外であるという学説が多く見受けられるのであります。しかしこの説に立……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第5号(1951/10/20、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 小川君にお答えを申し上げます。行政協定について、国会の承認をあらためて必要とするかどうかという点につきましては、昨日も申し述べましたるごとく、この安全保障條約におきましてこれを国会が承認されるということによりまして、将来の行政協定に対して事前に国会が承認せられるということになるわけでございます。その上あらためて国会の承認の手続は必要ないという解釈を改める意思はございません。  なおこの協定によりましてただちに治外法権なり、あるいは国民に対する何らかの拘束というものが当然出るような御議論でございますが、この点につきましては総理からもたびたび申し上げましたるごとく、行政協定の結果に……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第7号(1951/10/23、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察予備隊につきましては、昨年八月にポツダム政令として警察予備隊令を創設せられまして、これにおきまして警察予備隊の任務というものは、国内治安のための普通警察に対する補助的役割を担当させられることに相なつたわけであります。この性格は今日におきましても何ら変化をいたしておりません。
【次の発言】 警察の装備と警察予備隊の装備は確かに違つております。もともと警察と同じ装備をさせるならば、これは警察を増員すればいいのでありまして、警察予備隊として警察に対する補助的役割を担当させるというゆえんのものは、その装備におきましても、普通警察とはおのずから違いがあるということは、当然当時から予想……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第8号(1951/10/24、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 終戰後ただいままでの間におきまして、外国の教唆または干渉によつて大規模な騒擾が国内に起つたという事例は幸いにしてございません。

第12回国会 法務委員会 第2号(1951/10/11、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 逮捕につきましては、検察庁におきまして、所要の手続を経て、裁判所から令状をとつたと想像いたしております。この件につきましては特審局より団体等規正令違反の容疑によりまして告発をいたしたのであります。その告発を基礎といたしまして、検察庁におきまして、捜査上の措置として逮捕令状を受けたということに相なつております。
【次の発言】 公職追放令によりまする公職追放は、すべて連合国軍最高司令官がポツダム宣言によつて日本政府に指令をせられましたこの指令に基きまして、内閣総理大臣が行うところの行政措置でございます。
【次の発言】 最高司令官の指令によりまして、内閣総理大臣が処置したわけでござい……

第12回国会 法務委員会 第3号(1951/10/17、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 共産党の諸君十九名の九月の初めにおきまする追放の問題でございまするが、この追放は前会申し述べましたるごとく、最高司令官の措置として行われたるものでございまして、それがいかなる理由によつて追放せられたものであるかという点は、当然最高司令官において考えられたものであります。
【次の発言】 もとより日本政府といたしましては、国内におきまする情報については絶えず司令部にこれを提出しております。司令部がいかなる情報に基いて認定をされるか、日本政府の提出したる情報もまた一つの資料になるだろうと思いまするが、一司令部みずからにおいてもまた何らかの方法によつて情報を得られることが多いのでござい……

第12回国会 法務委員会 第11号(1951/11/09、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 公職適否審査委員会にはかけておりません。
【次の発言】 その通りであります。
【次の発言】 いつ廃止されたかはわかりません。それから十月六日というのは九月六日の間違いだと思いますが、当時なかつたことは確実でございます。
【次の発言】 おそらくそういう都合であろうと思います。
【次の発言】 一々の手続まではこの勅令一号によつておりません。ただ追放をするということが勅令一号の骨子でございますので、この骨子に従いましてそういう処置が行われたわけであります。
【次の発言】 これはさきにも申し上げましたるごとく、昨年六月六日の指令に基くものでございまして、その指令の趣旨に従いまして、勅令……

第12回国会 法務委員会 第12号(1951/11/14、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由を、便宜一括して御説明申し上げます。  政府は、最近における生計費及び民間の賃金の変動、その他の事情にかんがみまして、国家公務員の給与を改善する必要を認め、今国会に一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案を提出し、現に御審議を仰いでおりますことは御承知の通りでございます。  そこで裁判官及び検察官につきましても、一般職の職員等の例にならい、その給与を改善する必要がありますので、この両法律案を提出いたしました次第でございます。  この……

第12回国会 法務委員会 第17号(1951/11/26、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 京都大学事件につきましては、事件の内容はいろいろ議会に申し上げたごとくでございます。法務府といたしましては、先般この件に関しまして特に調査員を派遣いたしまして、詳細調査をいたした次第であります。その結果は、どうもこの京大の学生諸君の行動というものは、相当計画的であつたように見受けるのでございます。この計画的な行動につきましては、京都大学におきましても、事前に察知せられておつたことと想像いたしておる次第であります。しかるにもかかわりせず、ああいう事態を生じましたことは、まことに申訳ないことであり、このことは、もとより京都大学の当局におかれましても、責任を免れないところと存じますが……

第12回国会 法務委員会 第19号(1951/11/30、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 団体等規正法案につきましては、これは現在の団体等規正令の効力を講和後におきましては失効せしめたい。そのかわりとしてある程度の行政措置を考えたい、かように考えておりますので、通常国会にぜひとも提案をいたしたいと考えております。  それからその次のゼネスト禁止法でございますが、この法案に対しまして一般の反響を見ますと、ゼネストに名をかりて正当な罷業までも制限されるおそれはないかという点につきまして、労働組合の諸君が非常に御心配のようでありますが、もともと私どもの考えといたしましては、共産党の戦術としてとられますところのゼネスト、すなわち一種の暴力革命の手段として起るであろうところの……

第12回国会 予算委員会 第10号(1951/10/31、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 庄司委員の御質問に対してお答えを申し上げます。  恩赦につきましては、わが国といたしまして明治以来国の慶弔の機をトしまして、一般的に行われましたものを振り返つてみましても、明治元年の元服大礼に際しましての大赦に始まりまして、近くは終戦後の昭和二十一年十一月三日、現行日本国憲法公布に際しての大赦令、減刑令、復権令及び特別の特赦減刑、復権まで前後十六回にわたる先例がございます。しかしながら戦争講和の機会に一般的恩赦の行われたということは、前例といたしましてはいまだ見ておらない次第でございます。けれどもこれらの先例といたしましては、ただいまも庄司委員のお述べになりましたごとく、すべて……

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/01、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 私から便宜お答え申し上げます。北海道につきましては、今日の段階におきまして特に治安上注意を要するという事態はないと考えておりますが、しかし何分にも広大なる地域でございまするし、また地理的條件から考えましても、外国勢力ときわめて近接をいたしておるのでございまするから、これが警備につきましては特に重視しなければならない、かように政府といたしましても考えておる次第でございます。ただいま占領軍の司令部におかれましても、部隊の配置その他につきましては、特段の配慮を加えられておることと信じておるのでありますが、政府みずからといたしましても、警備機関の配置につきましては、特に意を用いておるわ……

第12回国会 予算委員会 第14号(1951/11/06、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 特別の警察官について、講和後においてこれを一般警察に統合する考えはないかという御質問の趣旨かと存じます。現在ありまする麻薬取締りの警察官、あるいは鉄道公安官、これらはいずれもいわゆる警察権と称せられる権限を行使いたしておりますが、それぞれ專門的の立場から、それぞれの範囲を分担いたしておるわけであります。これらが相まつて国内治安を維持いたしておるわけでありますので、さしあたりこれを統合するというような計画は持つておりません。
【次の発言】 特審局におきましては、御承知の通り公職追放者に対する監視並びに団体等規正令の権限を行つておるわけでございまして、お説の通り、これらの事務を実施……

第13回国会 運輸委員会 第10号(1952/02/25、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御質問に対してお答えを申し上げます。警察予備隊の増強並びに海上保安庁の増強に関連いたしまして、国内治安の機構のうちで、特に一般警察以上の武器を使用する面を一元的に統一してはいかがであろうか、こういう考えが、ただいま政府部内における一つの研究題目と相なつておるわけでございます。もとよりこれについての結論は、いまだに政府部内においても出してはおりません。この結論を出すにつきまして準備のために海上保安庁並びに警察予備隊双方の実情を調査いたしまして、何らかこの一元化についての案があつたならばその案を準備すると、こういう仕事を私特に閣議において委囑せられておりまして、さような研究を続けて……

第13回国会 外務委員会 第2号(1952/01/30、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察予備隊につきましては、明年度におきましては現在の七万五千を二万五千増加いたしまして、十一万を定員とするというふうに、明年度予算においては計画をされているのであります。明年度中におきまする計画といたしまして、現在定まつているものはこれだけでございます。この必要性につきましては、内外の情勢にかんがみまして、国内治安を確保いたしまするためには、現在の予備隊を増強することが必要である、こういうふうに考えられた結果でございます。
【次の発言】 駐留兵力につきましては、日米安全保障条約によりまして、日本の平和と安全を守るに足る程度のものが、当然アメリカによつて提供される、こういうふうに……

第13回国会 外務委員会 第3号(1952/02/06、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 今回の予備隊並びに海上保安庁の増強ということは、これは国内治安確保のための施設を増強いたすことでございますから、これがすなわち安全保障條約にいう、間接の侵略に対する日本の防衛のための措置の一環をなすものと考えるわけでございます。しかしながらこの防衛措置といいうものは、もとより安全保障條約において、日本の義務として定められたものではなくして、米国側が、日本が自主的にかような実力を整備することを期待する、その期待が條約において表明せられておるのであります。もとよりわが方といたしましては、この期待に対して無関心であり得るはずはないのでございまして、その期待を前提として、この條約を結ん……

第13回国会 外務委員会 第4号(1952/02/13、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察予備隊に対しまして共産党が働きかけをいたしておるという風評は、私もまたいろいろな機会に承知いたしております。警察予備隊といたしましては、その使命にかんがみまして、一党一派の道具となりまして、ことに党派的な騒擾反乱の計画に加担をするというようなことがあつては、断じて申訳ない次第でございまして、この点につきましては、政府といたしましては創立当時から、特段の注意をしなければならぬと考えて参つた次第であります。  これに対する予備隊側の対策といたしましては、まず第一に隊員として採用いたします際に、健全なる隊員を獲得するということを主眼とすべきであります。その身元等につきましても十分……

第13回国会 外務委員会 第17号(1952/04/02、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 政府といたしましては、警察予備際は予備隊令の示すがごとくに、国内の平和と秩序を維持するためのものであつて、あくまでも国内治安維持の目的でできているものと考えているのでございますしかしてこれに種々なる武器を装備いたしておりますが、これらの武器は、この国内治安確保という予備隊本来の目的のために、必要なる限度において備えているものでございましてかくのごときものは、いかなる意味においても軍隊ではないのである。現在の装備が、たといある程度将来強化されることがございましても、それが予備隊本来の目的の限度内において必要なものでありまする限り、これは備えるのは当然でございまして、それによつて、……

第13回国会 人事委員会 第15号(1952/05/24、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 国家の治安関係の業務に従事いたしております職員というものは、業務の内容上一般の公務員に比較いたしまして、生命の危険が多いということは、これはやむを得ないことでございまして、給与につきましてもそういう点を考えて、特別な扱いをするということが従来からの実情と相なつております。すなわち従来からありまする一般の公務員のうちにおきましても、警察職員、監獄職員というような人々は、一般よりも身体、生命の危険が大である、こういうふうに考えられます。従いましてこれらの業務に従事する職員は、その当然なすべき業務の執行にあたりまして、生命の危険が当然予見せられる場合におきましても、なおかつ忠実に任務……

第13回国会 人事委員会 第16号(1952/05/26、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 保安庁というものは、現在の警察予備隊並びに海上警備隊を継承いたしまする保安隊、それから警備隊の管理をするというのがこの役所の使命でございます。従いましてこの警備隊、保安隊の使命というものについて、完全にこれを理解して行くということが、その職務を遂行するにあたつて第一に要請せられることであると存じます。保安隊、警備隊は、法案においても明らかにいたしてあります通り、わが国の平和と秩序を保持し、国民の権利と自由を守るということがその使命になつておるのでございまして、この使命のために、常に実力を涵養し、そうして必要に応じて総理大臣の命令によつて、その実力を十二分に発揮することによつて、……

第13回国会 人事委員会 第17号(1952/05/27、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察予備隊の創設に際しましても、何分お話の通り、この警察予備隊が武器を使用いたします実力部隊でありまするので、これが旧来のわが国の軍隊の弊害とせられました軍国主義的な物の考え方の復活の因をなすおそれは、決して杞憂とばかりは言えませんので、あくまでも民主憲法を維持するという建前からいたしまして、この復活に対して、これを絶対避けるような十分なる配慮をいたして参つておる次第でございます。すなわち一昨年の八月創設の際におきましては、一部の意見といたしまして、大体武器を使用するという点において旧軍隊と同じような点がある、従つて旧軍隊の幹部は、この新しい予備隊においても幹部として優秀ではな……

第13回国会 人事委員会 第18号(1952/05/29、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 海軍の復活は憲法によつて禁止をさえておりまするので。さような考えは毛頭ございません。あくまでも海上の治安機関として、ただ新しい機構を考えておるのが、この海上警備隊であります。
【次の発言】 今までは国内でつくりました船ばかり使つておりましたが、最近非常に船が足りないように存じまするし、また海上保安庁の新しい使命から見まして、きわめて適当した型の船がアメリカに相当余裕があり、貸してもらえるような話が進んでおりますので、それでこれを借りるということになつたわけであります。現在の船舶の数並びにアメリカからどれくらい借りているかという数につきましては、政府委員から申し上げます。

第13回国会 人事委員会 第19号(1952/05/30、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 実は私も、この行政協定の敵対行為という字句を正確にどう解釈するか、ただいま記憶いたしておりませんが、この敵対行為というものが外国勢力との敵対行為というようなことでありまするならば、保安庁法の「特別の必要がある場合」というものは、それよりは広いと存じます。すなわち国内におきまして、騒擾、動乱等のありました場合に、それが敵対行為というものでない場合においても、必要があれば出動しなければならぬ場合もあろうと思います。また警察力をもちまして処理できない事態が国内で起つた場合に出動することが建前になつておるのでございますから、そういう意味では、むしろ保安庁法の「特別の必要がある場合」とい……

第13回国会 地方行政委員会 第3号(1952/01/29、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 今回政府より提出いたしましたポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く警察関係命令の措置に関する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概略を御説明いたします。  銃砲刀剣類等の取締りについては、連合国軍最高司令官から発せられました昭和二十年九月二日付一般命令第一号、同年九月七日付覚書、同年九月二十四日付覚書民間人所有の拳銃、小銃、刀剣類の回収に関する件、同年十月二十三日付覚書日本民間人武器の引渡しに関する指令、昭和二十一年一月十日付覚書美術品に値する刀剣類の民間人所有に関する件などによりまして、民間武器の回収、引渡し等についての措置を命ぜられ、政府は、昭和二十年……

第13回国会 地方行政委員会 第6号(1952/02/07、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御承知のごとく銃砲刀剣類等の取締りにつきましては、終戦直後におきまして、一度ポツダム政令が出たわけでございます。このポツダム政令がさらにその後の国内情勢に即応いたしまして法令の趣旨におきましても変更すべきものであるという考えのもとに、その後変更せられまして、今日に及んでおるわけでございます。今日実施いたしておりますポツダム政令というものは、従いまして規定の内容におきましても、当初のものとは著しく異なつているし、また運用の趣旨におきましても、終戦直後の取締り方針とはかわつて来ておるわけであります。今後これを法律化するにつきましても、現状のような方針をもつて進んで行きたいと存ずるの……

第13回国会 内閣委員会 第11号(1952/03/28、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題になりました警察予備隊令の一部を改正する等の法律案の提案の理由及び内容について概略を御説明申し上げます。  御承知のように警察予備隊令は、昭和二十五年八月に、昭和二十年勅令第五百四十二号ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基いて制定されたのであります。  平和条約の効力が発生し、わが国が独立した後において、治安の問題はいよいよ重大を加えることが予想されますので、政府としてはこの際警察予備隊の機構をさらに整備して引続きこれを存続させる必要があると認め、この法律案を提出した次第であります。  次にこの法律案の内容について大要を御説明申し上げます。  まず第一条……

第13回国会 内閣委員会 第12号(1952/03/29、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察と軍隊との区別ということでございますが、軍隊というものは、元来国の自衛または国際紛争の解決その他の必要に基きまして、国が戦争に訴えることがあるわけでありまして、これは国家の固有の権利であると存じますが、その戦争を目的といたしまして組織編成いたしました部隊がこれすなわち軍隊であると思います。これに反しまして警察は、国内の治安を確保するということが第一義的な、直接的な目的となつておるわけでございます。従いまして、その目的とするところの異なるに従いまして編成、装備等におきましてもおのずから差異があるのが実情であろうと存じます。

第13回国会 内閣委員会 第13号(1952/03/31、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 現在の治安状況からいたしまして、予備隊の増強を必要と考えておりまするばかりでなく、現在の四管区隊の十分なる活動を期待いたしまするためには、その後方部隊の充実を現在以上に増強する必要があり、またある方面を直接指揮させるための方面総監部の増設も必要と考えられるほか、学校等の増設、充実をはかることにいたしまして、この三万五千名の増員を計画いたした次第でございます。
【次の発言】 数がふえだけそれだけ量的にはふえるわけでございますが、質のかわつた装備とか質的な面につきましては、ただいま別に考えておりません。
【次の発言】 現在のところ予備隊といたしましては、具体的にそういう計画を立てる……

第13回国会 内閣委員会 第19号(1952/05/12、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題と相なりました保安庁法案の提案の趣旨と、その大要について御説明申し上げます。  御承知のように、警察予備隊は昭和二十五年八月に国家地方警察及び自治体警察の警察力を補い、治安維持上特別の必要がある場合において行動することを任務として設置せられ、また海上警備隊は先般施行せられました海上保安庁法の一部改正法によつて、海上における人命、財産の保護、または治安の維持のため緊急の必要がある場合において、海上で必要な行動をするための機関として発足し、いずれも各関係機関と協力して治安の維持及び生命、財産の保護に当つて参つております。しかるところ今般政府におきましては、平和條約の効力……

第13回国会 内閣委員会 第20号(1952/05/13、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま提案されました海上公安局法案につきまして、御説明申し上げます。  わが国は、四面環海の国でありますから、海上におきまして人命及び財産の安全を保護いたし、また法令の違反の防止その他治安を確保いたしますことの必要でありますことは、申し上げるまでもないところでございます。かかる目的を達成いたしまするために、保安庁に海上公安局が設置されますることは、さきに保安庁法案につきまして説明のありました通りでございます。海上公安局法案は、海上公安局の所掌事務並びに海上公安官の権限等につきまして規定いたすことを目的とするものであります。  海上公安局は、海上におきまする法令違反の防止、海難……

第13回国会 内閣委員会 第21号(1952/05/14、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 松本委員にお答えを申し上げます。御質問の第一点は、警察予備隊の精神訓練については、従来必ずしも十分であつたとは言えないのではないか。従つて独立な契機として、これについては特に力を入れる必要があるが、それについていかなる点を主眼として今後の精神訓練に留意するつもりであるか、かような御質問の御趣意と承つた次第であります。すべて機関を運営いたしまする場合におきまして、機構がいかにできておるかどうか、またその裝備がどうなつておるかということは、もとより大切なことでございまするが、しかしながら特にこれに従事いたしまする職員の精神的な心構えというものが非常に大切であるという御意見につきまし……

第13回国会 内閣委員会 第26号(1952/05/23、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 保安庁におきましては、現在の警察予備隊並びに海上警備隊を管轄下に置きまして、これを管理、運営して行くのが、その主たる任務と相なつて来るのでございます。これらはいずれも軍隊ではございませんが、部隊組織を持つておりますから、これに対する指揮、統帥ということは当然あり得るわけでございます。この統帥というものにつきましては、旧憲法のもとにおきまして、軍の統帥ということが一般の行政と区分をせられまして、独立の機関によつて独立に行われておつたということは、御承知の通りでございます。これはいわゆる軍に対する統帥の独立ということに相なつておつたのでございますが、現在の日本国憲法のもとにおきまし……

第13回国会 農林委員会 第11号(1952/02/29、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 二月七日の当委員会の御決議の趣旨につきましては、政府としてもまつたく御同感に感じた次第でございます。御決議を拝見いたしまして、警察予備隊といたしましては、ただちに全国における問題となるような事態を調査した次第であります。予備隊といたしましては、御承知の通り漸次大きな部隊を単位とした訓練が必要となる段階になりましたので、昨年の秋ごろから演習場の設置ということにつきまして全般的に計画を立て、適当な候補地を物色しておつたのであります。爾来今日までいまだに具体的に決定を見るに至つたものはございません。しかしながら現地の各部隊におきましては、付近の適当な候補地につきまして種々調査しておる……

第13回国会 法務委員会 第2号(1951/12/14、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 政府といたしましては、ポツダム政令にして、この緊急勅令を廃止いたしました際に、有効に成立いたしておりまする母法でありまする緊急勅令の廃止いかんにかかわらず、有効に存続するものという解釈をとつて、この法案を立案いたした次第でございます。
【次の発言】 この考え方といたしましては、元来ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令の件というこの緊急勅令は、占領を前提としてできたものでございますから、占領が終了いたしました際には、当然これは廃止すべきものであろうと存ずるのであります。もとよりこれを廃止するにつきましては、廃止の手続を必要とすると考えます。その措置が今回の法案になつたものでございま……

第13回国会 予算委員会 第5号(1952/01/31、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 現在の警察予備隊を基礎にいたしまして、大体これに準じて行つて行きたいと思います。
【次の発言】 装備につきましては、引続き米側の援助によりたいと思つております。
【次の発言】 法務総裁から本来お答えすべきかもしれませんが、便宜私に御質問がございましたのでお答え申し上げます。警察予備隊は軍ではありません。また警察予備隊の持つております装備につきましては、憲法に違反するとは考えておりません。
【次の発言】 警察予備隊は、たびたび申し上げます通り、国内治安の必要上、その装備を定めているわけでございます。これは軍隊とまつたく性質の違つたものと考えております。

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/01、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 総理の命令によりまして……(発言する者あり)総理の責任において、かわつてお答えを申し上げます。  警察予備隊は一昨年創設当初から、一応二箇年の期限をもちまして、一般隊員を募集いたしてございます。ちようど今年十月にその期限になりまするので、ただいままで募集いたしておりまする隊員諸君につきましては、一応の期限が参るわけでございます。従いまして、その際には、退職者に対しては、一定の退職金を支給して、その後の措置を別途に考えると、こういう方針で進んで参つたわけでございます。現状を考えますと、警察予備隊のごとき国内治安のための組織は、わが国といたしまして今後においても当然なかるべからざる……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/02/09、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この問題については、私は所管大臣でございませんから、所管大臣から申し上げます。
【次の発言】 風早君の御質問は共産党の一般的なやり方と同様に、まつたく間違つた前提のもとに質問されておるのであります。私はそういうお答えをいたしたことはございません。従つてお答えを申し上げません。
【次の発言】 あんまり積極的な御質問でもございませんが、お答えはいたします。さようなことを申したことはない、こういうわけです。なるほどことしは六万人程度の募集が必要となるかもしれぬ。たとえば七万五千人が在隊いたしておりますが、ことしの十月前後に当初の二箇年の約束をもつて応募いたした者が期限が参ります。その……

第13回国会 予算委員会 第15号(1952/02/14、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察予備隊は何のためにあるか。これは国内治安を確保するためにある。国内治安を害しようとするすべての原因に対しまして、実力をもつてこれを排除するということが、すなわち予備隊の使命であると、こう考えております。従いまして、直接、間接、いかなる侵略であるとを問わず、国内の治安に対して有害な侵略がありました場合には、当然それに対しては、警察予備隊としてその使命を果さなければならぬ、こういうふうに私は考えております。
【次の発言】 これはおそらくお言葉だけの間違いで、御真意をどうこうということではございませんが、重大なことでありますから、まずもつてお断りいたしておきたいと思いますのは、た……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/02/15、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 私は全然承知いたしておりません。
【次の発言】 頼まれたらお断りするつもりでございます。
【次の発言】 ソ連をめぐりまする衛星国におきましては、ソ連の意思は絶対であるそうでございますが、日本におきましては、かような問題につきましては、日本政府が自主的に決定すべき問題である、こう了解しております。
【次の発言】 この警察予備隊の海外の出動の問題につきまして、御懇篤なる御質問を賜わつたのでありますが、この点につきましては、一番初めに国連協力ということを申し上げました。この国連に対する協力ということは、日本は確かにしなければならない、こう考えておる次第でありますが、日本政府の理解して……

第13回国会 予算委員会 第19号(1952/02/19、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 軍備という問題は憲法に関連いたしまして問題となる事柄だと存じますが、戦争を遂行するための必要な手段といたしまして、当然戦争ということを予定してその手段として編成するものは軍備である、かように存ずる次第であります。
【次の発言】 総理大臣にかわりまして申し上げます。直接侵略に対応いたしまする場合にいかなる措置を講ずるか、これについては二つのものを区別して考える必要があると存じます。それは最初から直接侵略ということを予想いたしまして、この直接侵略に対抗するということを本来の目的として編成をいたした部隊がありまするならば、これはすなわち外国との戦争ということを前提として、それに対処す……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/02/23、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 岡崎国務大臣と同様の見解を持つております。
【次の発言】 警察予備隊と海上保安庁を合せまして保安関係の新しい機構をつくりたい、こう考えまして、ただいま政府といたしましては、これを検討いたしておるところでございます。
【次の発言】 ただいま研究中でございますが、できる限り早く成案を得まして御審議を願いたいと思つております。
【次の発言】 警察予備隊につきましては、ただいま議題となつております予算案のうちに、来年度における増員を計画いたしておるわけでございましてこの増員につきましては、予算案に伴う法律案でございますから、とりあえず増員に必要な部分だけの警察予備隊令の改正法律案を早く……

第13回国会 予算委員会 第25号(1952/05/15、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 私から総理大臣の答弁をかわつて申し上げます。(拍手、笑声)  ただいまの御質問は警察予備隊が武器の使用を米軍から認められている。米軍の武器を使用いたしているこの点並びに米軍の将校を顧問として協力を求めている、この点についての法的根拠の御質問でございます。これは政府といたしましては、予備隊の管理につきましては、一般的に行政府といたしまして管理権を持つているわけでございます。すなわち日本政府は、予備隊の管理については、自主的に決定をなし得る法的地位にあるわけでございます。従いまして政府といたしましては、予備隊の強化拡充という見地から申しまして、米国軍から受取りました兵器を使用すると……

第13回国会 予算委員会 第26号(1952/05/16、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察予備隊の増員につきましては、本日増員を内容といたしました法律案が参議院を通過いたした次第でございまして、これにつきましては、当局といたしましては、できるだけすみやかに増員を実施いたしたいというので、先月来募集をいたしておる次第でございます。この募集は、これを二つにわけまして、一つは幹部の募集、一つは一般隊員の募集、こういうことにいたしております。幹部は約二千人ばかりを募集いたす予定のところ、応募者が一万数千人に上つておる状況でございます。それから一般隊員につきましては、三万二千ばかりを予定いたしておりましたところ、幸いに九万人以上の応募者があるのでございます。応募の成績は相……

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/05/19、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 去る十五日の当委員会におきまして、中曽根委員から予備隊の顧問の今後の取扱い方について御質問をいただきました。これに対しまして、政府は今後においては予備隊に対する一般的行政管理権に基きまして、進駐軍の協力を要請し、これを受入れるという形で引続き顧問の協力を得たい、こういうお答えをいたしましたところ、中曽根委員より、第二分科会における私のかつての答弁と食い違いがあるという重ねての御質問がございましたので、速記録を取調べの上お答えをいたすということを申し上げたわけであります。 速記録を取調べましたところ、第二分科会におきまして、中曽根委員から、講和後の予備隊の顧問をどうするかという御……

第13回国会 予算委員会 第28号(1952/05/22、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 警察予備隊の増強につきまして、全国にこの宿舎の適地を探して起ります。これにつきまつしては、経費を節約し、またさつきゆうに準備をいたす関係上、既存の建物がありますものはできるだけこれを利用いたしたい、こういう方針でやつておるわけでございます。どうしても既存の建物で適当なものがなければ、予算も頂戴いたしてあることでございますから、新設をいたすのはこれは当然のことであります。  新発田の問題でありますが、新発田の問題は、新発田市並びに新潟県の多数の輿論としここに予備隊を持つて来てもらいたい、こういうような御希望がありましたので、適当な建物があれば優先的に新発田に持つて行くということを……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 外務委員会 第2号(1952/11/25、25期、自由党)

○大橋(武)委員 私は当面の外交諸問題につきまして質問を申し上げたいと存じますが、特に今日お尋ねいたしたいと存じます点は、ただいま問題と相なつております日本国と国連軍との裁判管轄権に関する折衝の問題、またこれときわめて密接な関係にありますイギリス水兵の問題並びに濠州兵の問題、こうした問題につきまして順を追つてお尋ねをいたしたいと存ずるのでございます。、  イギリス水兵の問題は六月二十九日に発生いたしまして、検察庁におきましては七月二日にこれを起訴し、第一審の判決が八月の五日にあつたのでございますが、これに対しましては被告側から控訴をいたし、十一月五日に控訴の判決があつた次第でございます。私ども……

第15回国会 外務委員会 第6号(1952/12/06、25期、自由党)

○大橋(武)委員 この船舶協定を議題といたしまして、当委員会におきまして、借入いたします船舶が、憲法上の戦力または武力の一部をなすものであるかどうか、従つてこれらの船舶は軍艦と認むべきものか、あるいは軍艦にあらざる船舶であるかどうか、こういう点につきまして質疑応答があつた次第でございます。しかしながらこの質疑応答を通じまして、これについての政府の見解というものが、必ずしも委員会を納得させるという程度に至つておらないのではないか、ある程度明確を欠いている点があるのではないか、かように存ぜられる次第でございます。しかしながらこの問題を明らかにいたしますことは、この協定を審議するにあたりまして、外務……

第15回国会 郵政委員会 第5号(1952/12/19、25期、自由党)

○大橋(武)委員 発言を許されました。(発言する者多く、議場騒然)本日はこれにて散会せられんことの動議を提出いたします。(「賛成」「今まで待たして何が散会だ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然)ただいまの散会の動議をただちに採決せられんことを望みます。
【次の発言】 先ほどの散会の動議は、理事会の申合せによりまして撤回いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。本日はこれにて散会せられんこと望みます。

第15回国会 郵政委員会 第6号(1952/12/23、25期、自由党)

○大橋(武)委員 私は自由党を代表いたしまして、本案に対しまして修正案を提出いたしたいと存じます。修正案を朗読いたします。    簡易生命保険及び郵便年金の積    立金の運用に関する法律の一部    を改正する法律案に対する修正    案   簡易生命保険及び郵便年金の積立  金の運用に関する法律の一部を改正  する法律案の一部を次のように修正  する。   第四条第二項の改正規定の次に次  のように加える。   附則第三項を第四項とし、第二項  の次に次の一項を加える。  3 昭和二十八年度において新たに   積み立てられた積立金について   は、第三条第一項の規定にかかわ   らず、当該……

第15回国会 両院法規委員会 第1号(1952/12/25、25期、自由党)

○委員(大橋武夫君) 委員長の互選につきましては、投票を用いず、花村四郎君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
【次の発言】 理事はその数を二名とし、委員長において指名せられんことを望みます。


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 経済安定委員会 第6号(1953/06/30、26期、自由党)

○大橋武夫君 非常に法律的な問題でありますので、便宜私の方からお答えいたします。この国土開発法と離島振興法とが一般法、特別法の関係にあるかどうかということですが、これはいろいろな意味において考えられると存じます。計画を立てるという意味におきましてはこれは一般法、特別法の関係にはないわけでございまして、両方並行的に適用があり得るわけであります。と申しますのは、ただいま御質問の中でも御指摘になりましたごとく、特定地域の開発のために特定地域として国土開発法によつて指定を受けておる地域がすでに離島の中にはございます。これらの離島につきまして開発計画を立てるにあたりましては、いろいろな問題がございまして……

第16回国会 懲罰委員会 第4号(1953/08/07、26期、自由党)

○大橋(武)委員 私は、篠田君の問題につきまして、本件は、懲罰事犯として、国会法第百二十二条第一号により、公開議場において戒告すべしとの動議を提出いたします。  その理由を簡単に申し上げますと、当日予算委員会におきましては、予算委員長の休憩の宣告に対しまして異議を持たれました野党の委員諸君が、多数同委員長をとり囲みまして、自席からの退場を許さず、いわゆる軟禁状態において数時間経過いたしたのでありまして、この間予算委員長の生理的要求すら妨げられるというような実情にありましたことは、皆様の御承知の通りでございます。従いまして、この際におきまして、この状況から委員長を救いたいという意思をもつて、篠田……

第16回国会 法務委員会 第17号(1953/07/18、26期、自由党)

○大橋(武)委員 今回の刑事訴訟法の改正案につきまして、人権擁護の必要から、この改正を企図されておるということにつきましては、まことにけつこうだと存ずるのでございます。しかしながら現行刑事訴訟法の旧刑事訴訟法とかわつておりまする一つのおもな点といたしまして、特に捜査手続におきますところの警察官と検察官の関係という点を指摘することができると思うのでございますが、まず従来の旧刑事訴訟法時代におきまして、捜査においては検察官が全般的な主導的な役割をとつておつた。これに対しまして今回の新刑事訴訟法においては、捜査責任者と公訴の責任者とを分離して行く。そうして検察官は主として原則的に公判におきまする原告……

第16回国会 法務委員会 第18号(1953/07/20、26期、自由党)

○大橋(武)委員 ちよつとその条文に関連して伺いたいのですが、今度は不利益な供述を強要されることがない旨というと、利益なる供述は強要してもよろしいように聞える。これはどうも作文としても非常にまずいと思うのです。おそらくこれは、利益であろうが不利であろうが、およそ捜査官の立場として被疑者に対して陳述を強要する、この強要がいかぬ、こういうふうな精神でお書きになつたのじやないかと思うのですが、いかがでございますか。
【次の発言】 そこまで出て来ないと言われますが、そこまで出て来ると読むのが普通の日本語の読み方なんで、現にあなたの方の逐条説明を拝見しますと、「犯罪事実とは全く関係のない氏名、住居、年齢……

第16回国会 法務委員会 第19号(1953/07/21、26期、自由党)

○大橋(武)委員 議事進行について……。きよう明日で質疑をできるだけ終了したいという御趣旨はけつこうだと思いますが、私はこの間質問の中で資料の提出を法務当局に要求いたしました。なお資料の提出をまつて質問を留保いたしたのでありますから、これをひとつ御記憶願つておきたいと思います。

第16回国会 法務委員会 第21号(1953/07/23、26期、自由党)

○大橋(武)委員 この問題は条文の運用の問題ですが、どうも岡原さんの解釈はわれわれの解釈とたいへん違うのではないかと思うので、ひとつ解釈をつき合せてみたいと思うのです。「捜査のため必要があるときは、」ということは、これはどういう意味ですか。
【次の発言】 そうすると、捜査の秘密を保持する必要というようなことは、この「捜査のため必要があるときは」ということに入らないということは明らかですね。
【次の発言】 それは明らかにあなたの間違いです。捜査の秘密というものはどういうことかというと、捜査をしつつあるということが部外にわかることがいけないということであります。この場合の弁護人と被疑者との間は、こ……

第16回国会 法務委員会 第23号(1953/07/25、26期、自由党)

○大橋(武)委員 私前回の質疑をいたしました際に、法務当局に対しまして資料の提出を要求しておきましたが、これにつきましては、いまだに資料の提出がないことは、まことに残念であります。しかしながら、他の同僚諸君に対しまする当局のお答え等をだんだん伺つておりまして、資料をいただかなくても、大体のお考えもわかつて参りましたので、あの資料の要求は、この際とりやめにいたしたいと思います。なお、資料を見た上でいろいろ質疑を申し上げるということにいたしてありましたが、これも他の同僚各位の質疑によりまして、およそ御回答も想像がつきますので、これもとりやめにいたします。

第16回国会 法務委員会 第30号(1953/08/04、26期、自由党)

○大橋(武)委員 議事進行について。瀬口君は病人で今休んでおられるようですが、もう大体休まれたのじやないか。あまり長くお待たせするのもどうかと思います。
【次の発言】 先ほど古屋君の御質問にお答えになつておられましたが、昭和二十六年の秋のごろに、御病気で御静養をなさつておられた。その当時は十五分くらいしか散歩にも行けなかつた。従つてそれ以上出かけるということは無理だつた、こういうふうに承りましたが、いかがでございますか。
【次の発言】 昭和二十六年の秋ごろ御病気でありましたために、御静養中の一つの運動として散歩をなさつておつた。しかし一回十五分程度しか医者から許されなかつた。こういうふうに伺い……

第19回国会 法務委員会 第2号(1953/12/17、26期、自由党)

○大橋(武)委員 最初にお伺いしたいのは、あなたが株の売買のために預かつておられた総資金額は平均どのくらいの金額に上つておりますか。
【次の発言】 その十三、四億に対するあなたのところの手取りの利回りは大体幾らくらいに見積られておりましたか。
【次の発言】 月三割ですか。
【次の発言】 証券部の扱い利回りは、ことしの十月までに平均どのくらいになりますか。
【次の発言】 できればそうしていただきたい。そこで、不動産関係の利回り率といいますか、利益率といいますか、そういうものについてもある程度お聞及びになつておられたならばお聞きしたい。
【次の発言】 それで今の常業所は不動産が大体多いと思うのです……

第19回国会 労働委員会 第43号(1954/11/16、26期、自由党)

○大橋委員 ただいま三派から決議案が出ておることを了承したのでありますが、この問題につきまして、ただいままで参考人からいろいろ解雇等の事情について伺つておるのでございます。もちろん私は、その述べられた事情の真偽について疑いを持つておるというわけでは全然ないのでございますが、ただこうした事情を処理する一般の取扱いのやり方といたしまして、解雇された方の言い分を聞く以上は、できれば解雇した側の言い分についても、一応述べる機会を与えるということが妥当ではないか、こういうふうに考えたわけでございます。そういう意味におきまして、この種の問題についての権限ある政府機関であります外務省の国際協力局長に一応出席……

第19回国会 労働委員会 第44号(1954/11/17、26期、自由党)

○大橋(武)委員 ただいま高野参考人の御意見はよくわかりましたが、その中で一つだけ伺つておきたいと思うことは、高野さんから仰せられたお言葉の中で、次官通達が、ピケ・ラインそのものが暴力的なものであるように述べておるが、この点は誤りではないか、こういうお言葉をちよつと伺つたように思うのでございますが、それは通牒のどの点であつたか、御指摘をいただければ仕合せでございます。
【次の発言】 そうすると、この通牒そのものの動機あるいは意図についてのお考えで、通牒の中の文句、ここがそれに該当するというわけではないということですね。
【次の発言】 ただいま沼田さんの貴重な御意見を承つて、感謝いたしますが、本……

第19回国会 労働委員会 第45号(1954/11/18、26期、自由党)

○大橋(武)委員 先般労働大臣から、次官通牒についての御説明を承つたのでございますが、また昨日は当委員会におきまして、各界から参考人として出席していただきまして、それの意見をも聴取いたしたのであります。これらの参考人諸君の意見を総合いたしますと、通牒に書かれておる内容について、全面的にこれを否定するというような意見はなかつたのでございますが、特に労働者側の参考人と見られる諸君の言われる点は、この通牒を出すに至つたところの当局の動機というものについて、非常に疑問を持ち、あるいは不満を持つておられるような意見が伺われたわけであります。その趣旨は、この通牒を当局が現在出されるということは、ピケその他……

第19回国会 労働委員会 第46号(1954/11/19、26期、自由党)

○大橋(武)委員 この問題につきまして、ちよつと伺つておきたいと思いますが、最初に組合側にお答えを願いたい点が一つあります。それは、この組合側からお出しになりました書類を拝見しますと、ピケを張られる際に、ピケ隊が道路上に出ないように厳重な注意を各班長に通達された、こういうことが記載いたしてありますが、これはどういう理由でこういう御注意をなさつたのですか。またこういう注意をしなければならなくなつたのは、何か動機があるのか、それを伺いたい。
【次の発言】 そういたしますと、この東証のピケにあたりまして、警察当局としては、道路上にピケを張るようなことはできるだけ避けるように御注意になつたということは……

第19回国会 労働委員会 第47号(1954/11/26、26期、自由党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 多賀谷委員。

第20回国会 労働委員会 第1号(1954/12/01、26期、自由党)

○大橋(武)委員 私は衆議院各派を代表いたしましてただいま議題となりました労働組合法の一部を改正する法律案について、提案の理由を御説明いたします。  本法案は、労働組合法に基く地方労働委員会の委員の定数に関するものでありまして、地方労働委員会の委員の定数は、昭和二十七年の労働組合法の改正により、労、使、公益の各側五名制のうちから十三県が各側三名に減員せられたのでありますが、昭和二十八年、十一県が復元せられ、現在島根、鳥取、山梨の三県が各側三名のままに放置せられておるのであります。  ところが、委員会の使命といたします争議の円満な早期解決、労使関係の安定により産業の発達を促進させます。ためには、……

第20回国会 労働委員会 第2号(1954/12/03、26期、自由党)

○大橋(武)委員 私は自由党を代表いたしまして、この問題につきまして、政府の御見解を承りたいと存ずるのでございます。  ただいま若山参考人から、遺族ことに未亡人並びに遺児の諸君の就職の問題につきまして、切々たるお言葉をもつて当委員会に訴えられました。私どもはえりを正してこれを拝聴いたした次第でございます。  政府当局が、従来この問題についておとりになつておりましたお取扱いというものを振り返つてみますると、なるほど終戦直後におきまして、特に日本の軍国主義が再び芽ばえることを根本的に抑えなければならぬ、こういう連合国の方針に従いまして、不当に遺於に対する処遇が圧迫されておつたということは、私ども今……

第21回国会 予算委員会 第2号(1954/12/22、26期、自由党)

○大橋(武)委員 私は鳩山総理大臣にまずお伺いをいたしたいと存じます。多年の懸案でございました鳩山内閣が成立をいたしたのでございまするが、政界の長老であり、また党の創立者でおありになりまする鳩山氏の内閣が今日成立を見たときに、私ども多年自由党の旗を守り続け、また今日自由党の旗を守つておりまする者どもが、あなたの内閣に対しまして反対党の立場に立たべければならぬということにつきましては、私はまことに遺憾に作する次第でございます。しかしながらこのことについては、私は私たちに責任があるとは考えることはどうしてもできません。これはわれわれの陣営を脱落せられました鳩山総理みずからが、政敵握手をせられておら……

第21回国会 予算委員会 第3号(1954/12/23、26期、自由党)

○大橋(武)委員 ただいまの政府の御答弁を拝聴いたしておりますと、憲法第九条の改正といたしまして、自衛のため相当な必要な自衛力を持てる、また憲法第九条はいかなる戦力をも禁止した趣旨はないのだ、こういう御説明であります。従いましてここで特に御説明を重ねて伺いたい点は、政府の解釈によりますと、第九条は戦力全般を禁止したのであるか、それとも戦力を二つにわけて、禁止する戦力もあれば、禁止しない戦力もある、こういう趣旨であるか、この点を大村国務大臣から明確にお願いをいたします。
【次の発言】 ただいまの大村大臣の答弁は非常に重大なる答弁であると思います。従来の政府の答弁によりますと、およそ戦力はすべて持……

第21回国会 両院法規委員会 第1号(1954/12/14、26期、自由党)

○委員(大橋武夫君) 動議を提出いたします。委員長の互選は、投票を用いず、宮原幸三郎君を委員長にお願いしたいと思います。

第21回国会 労働委員会 第2号(1954/12/16、26期、自由党)

○大橋(武)委員 関連して。ただいま労働大臣は、違法でない限り警察力を使わないのだ、それが民主党の新しい労働政策である、この点において自由党の取締り一点張りと違う、こう言われましたが、一体自由党内閣が、いつ適法な正しい労働運動に警察力を介入しろというようなことを申したか、はつきりお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、民主党内閣とされましては、たとえば東証のストであるとか、あるいは近江絹糸の問題等についての警察力の介入ということは不適当であつた、こういう御趣旨でございますか。
【次の発言】 それでは何について言つたのですか。

第21回国会 労働委員会 第3号(1954/12/17、26期、自由党)

○大橋(武)委員 大蔵大臣に対しまして、労働委員会に御出席を仰ぎまして質疑をいたしたいというので、一昨日以来、労働委員長から大蔵大臣に出席方を要求いたしておつたのであります。しかるに、昨日当委員会の開かれまするまでの間、大蔵大臣の出席について確たる見通しを得なかつたのであります。どうしても大蔵大臣の出席が必要であると考えまして、当委員会といたしましては、委員会の決議をもちまして大蔵大臣の出席を昨日要求いたしました。しかるに、これに対しまして、大蔵大臣は出席するという御返事をなすつたので、われわれも非常に心待ちにいたしておつたのでございますが、しかし、なかなか御出席がございません。昨日は、そのた……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会 第3号(1955/04/06、27期、自由党)

○大橋(武)委員 議事進行について。先ほど外務大臣はアリソンに会われて、会ったらすぐ何時ごろこちらに着くということの見当をつけてこちらに御通告いただくというお約束でお立ちになっておられますが、何か通告がございましたか。
【次の発言】 私はこの際社会党両派、小会派、並びに自由党を代表いたしまして、鳩山内閣の外交措置に対する戒告決議案の提案の趣旨を申し上げたいと存じます。  まず最初に決議案を朗読いたします。  鳩山内閣の外交措置に対する戒告決議  鳩山内閣は、その外交方針を進めるに当って、ことごとに閣内に意見の一致をかき、且つその取扱いは軽率を極め、わが国の国際上の信用を甚だしく傷つけるに至った……

第22回国会 外務委員会 第6号(1955/05/14、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私は特に鳩山総理大臣にお伺いいたしたいのは、ただいまも岡田君からの質問にもありました共同声明の問題でありますが、鳩山内閣が政治的責任を負う、こう言っておられます。この責任はだれに対する責任でございますか。
【次の発言】 あなたが責任をとるべき相手方は何人でございますか。
【次の発言】 そうすると、あなたの答弁はアメリカに対して責任をとるということですか。ただいまの総理大臣の答弁は、アメリカ政府に対して鳩山内閣はこの共同声明の結果責任をとらざるを得ない立場にある、こういうお答えを総理大臣からいただいたと思いますが、それでよろしゅうございますか。

第22回国会 議院運営委員会 第8号(1955/04/02、27期、自由党)

○大橋(武)委員 もし変りがあれば申し上げます。変りがなければ申し上げません。

第22回国会 議院運営委員会 第10号(1955/04/23、27期、自由党)

○大橋(武)委員 表向きは二十分としておいて、そのときになって多少は……。
【次の発言】 開会式のあと、本会議の劈頭にやったらどうですか。議員がなくなったことですから……。
【次の発言】 やはり劈頭の方がいいでしょう。

第22回国会 議院運営委員会 第11号(1955/04/25、27期、自由党)

○大橋(武)委員 これは前回通りにしたいですね。

第22回国会 議院運営委員会 第14号(1955/04/30、27期、自由党)

○大橋(武)委員 期間は……。

第22回国会 議院運営委員会 第15号(1955/05/11、27期、自由党)

○大橋(武)委員 ただいまの連絡船の関係で見舞に派遣する議員の数につきましては、大体小会派を含めず、各党一人ずつくらいの程度で議長に御一任いたしたいと思います。
【次の発言】 今のお話を伺うと、要するに本会議でやりたいという理由をいろいろ伺ったが、どうも緊急質問の性質はないように思います。
【次の発言】 実は、私どもの方で資料としてほしかったのは、政府が責任をもっていつまでに出せるかという資料がほしかった。事務当局が何日までに出すというのを、政府にこれを見て、もっと早くするのだ、そういう政府の責任の持てないような資料を出されたのでは、われわれはどうもここでこれ以上この話を続けるわけにもいかない……

第22回国会 議院運営委員会 第34号(1955/06/28、27期、自由党)

○大橋(武)委員 関連して……。検討中の法案は、検討の結果おやめになるのがあるそうでありますが、委員会におきましては、政府が提案されるという声明を信じて、議員の方で提案を差し控えておったものが多いのです。従って今ここで政府が提案されないというと、事柄によりましては委員会において何とか法的な善後措置を講じなければならぬと認められるようなものもあるわけでございます。こういうことになりますと、われわれは今まで政府が提案するという言葉に信頼して、この法案の関係については会期を空費しておった。これは非常に迷惑なことですが、との点について政府はどういう責任を感じておられるでしょうか。

第22回国会 議院運営委員会 第36号(1955/07/01、27期、自由党)

○大橋(武)委員 ちょっと私つけ加えて希望がある。この問題は、とにかく新聞記事の内容が議院の名誉に関係があるということが重点だと思う。ところが先ほど来明らかになりましたところでは、理事会なりあるいは庶務小委員長なりの話はしごくごもっともな話で、鉄道当局としても、これに対してはできるだけ早く返答をしよう、こういうことを言っただけである。これが新聞記事に表われたところでは、パスをよこせという要求があって、これがけしからぬということになっておる。そうすうと、これは大臣から末端まで行く間に、どこかで話が全然すり変えられておる。ここに議院の名誉に関係するようになった原因があると思うのですから、一体、運輸……

第22回国会 社会労働委員会 第3号(1955/03/28、27期、自由党)

○大橋(武)委員 関連して。今お答えがございましたが、昭和二十九年度の分はどうなっておりますか。
【次の発言】 そうすると、二十九年度分は、裁定の予想したものは財源がないから全然ゼロにしてある、こういうことですか。
【次の発言】 それではもう一つ伺いますが、今のお話ですと、暫定予算にはない、本予算の方がまだきまっていないということになると、暫定予算においては予算上、資金上不可能ということになるが、しかし、来月の十五日に本予算が出たならば、あるいは資金上、予算上可能となるということも考え得られるわけですか。
【次の発言】 そうしますと、そのときに政府は出すつもりですが、出さぬつもりですか。本予算……

第22回国会 社会労働委員会 第5号(1955/03/30、27期、自由党)

○大橋(武)委員 関連して。今のお答えですが、仲裁委員会に理いてくれと言われますけれども、あなた方は仲裁裁定を実施するに当って、仲裁委員会が一体どういうつもりでその裁定文を書いておるか、その裁定文の内容はいかなる意味であるかということを、法制局に行って聞いたと言われるけれども、法制局へ行って聞かれる前に、まず仲裁委員にその真意を聞いて、そうしてその裁定の内容を実行するように努力しよう、こういうことを考えるのが筋じゃないかと思うのです。仲裁委員に聞かずに法制局に聞きに行って、法制局でこう言ったからこうですというわけでございましょうか。
【次の発言】 そうすると、あなたの方の解釈については、その係……

第22回国会 社会労働委員会 第7号(1955/05/10、27期、自由党)

○大橋(武)委員 今回新内閣の発足に当りまして、新進気鋭の新大臣をお迎えしたことは、まことに心強く思う次第であります。ところで、先般これは新聞紙に出ておりました記事でございますので、真偽を一つ大臣から御言明をいただきたいと思いますが、五月六日の経団連の会合に御出席になりました厚生大臣が、軍人恩給は社会保障に切りかえるべきものである、こういう御意見を発表された、こう伝えられておりますが、これにつきまして真偽のほどをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 お話はよくわかりましたが、さらにこの点について、お確かめいたしたいと思うのでございます。そういたしますと、社会保障的考慮を必要とするのは、軍人恩……

第22回国会 社会労働委員会 第9号(1955/05/12、27期、自由党)

○大橋(武)委員 労働大臣にお伺いいたしたい点は、新内閣組閣当初の本委員会におきまして、労働基準法を含むいわゆる労働三法の改正の問題につきまして、私は労働大臣の慎重なる御検討を要望しておったわけでございます。その後新年度の予算も提案される時期になっておりますが、この問題に関する最近の大臣のお考えはどういう点にありますか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 先般伺いましたときは、労働三法改正の問題については、ほとんど考えられないような御答弁に伺っておりましたが、今日のお答えによりますと、その後国情に適しない点についても研究の要ありと認められ、至急具体的な研究に着手されるという意向をお話しい……

第22回国会 社会労働委員会 第11号(1955/05/17、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私の伺いたい点は、昭和三十年度の予算におきまして、国立結核療養所に、新しく看護婦の助手というような制度が設けられることになったそうでございますが、そうした助手が設けられることに関連いたしまして、従来患者についておりましたつき添い人が失職するような心配があるのではないかというので、当事者の間にだいぶ心配があるようでございます。この問題について、御方針をまず承わりたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、この助手の制度ができますと、今までのつき添い人の制度はやめる、こういう前提でお考えになっておられましょうか。
【次の発言】 それで今の二千二百七十人増加すれば、これでもう……

第22回国会 社会労働委員会 第13号(1955/05/25、27期、自由党)

○大橋(武)委員 厚生大臣にお伺いしたい点は、今年度の国立療養所の予算におきまして、看護婦を補助する雑仕婦が新たに二千教百名計上せられているのでございます。この予算の執行に関連いたしまして、今後、現在国立療養所において採用いたしておりますつき添い看護への制度を廃止するのではなかろうか、こういうことが言われているのでございまして、そのために全国療養所に入っておりますつき添い婦諸君が、非常に心配をいたしておられるわけでございます。そこで、この問題につきまして、政府のお考え並びに今後の御方針等を明確にしておきたいと思うのでございますが、まず第一に伺いたい点は、この予算の執行によりまして、現在のつき添……

第22回国会 社会労働委員会 第28号(1955/06/24、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私は、特に政府が提案なすっておられます健康保険法の改正法律案に関連して、質問をいたしたいと思うのでありますが、この健康保険につきまして、昨年以来赤字の問題がございまして特に川崎厚生大臣におかれましては、この問題のために非常な御苦労をなすっていただいておることは、まことに感謝にたえない次第でございます。今日は特にこの問題について質問をいたしたいと存ずるのでございますが、まず健康保険経済におきます赤字の発生の状況、特にいつごろまでが黒字でいつごろから赤字に転じておるか、そしてまた今日どの程度の赤字があり、今年度においてどの程度の赤字が予想されるかというようなことについて概略のお話……

第22回国会 社会労働委員会 第44号(1955/07/18、27期、自由党)

○大橋(武)委員 今の野澤委員の質問に関連いたしまして、私の伺いたいと思いますのは、大石委員は、刑事罰をやめて行政罰一本にされる、こういう御説明をなさっておられますが、一体行政罰として医者にどういう罰を課せられますか。
【次の発言】 それは行政処分ではありますけれども、それは一体罰でしょうか。
【次の発言】 それじゃ医務局長に伺いたいのですが、今の医師法によるところの医師の免状の取り上げとかあるいは一時免状の停止、こういうのは罰でございますか、それとも医師監督の必要に基く行政上の措置であって、罰と観念すべきものではないのですか、どちらですか。

第22回国会 社会労働委員会 第45号(1955/07/19、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私は自由党を代表いたしまして、社会党提出の修正案に反対をいたし、かつ政府の原案に対して賛成をいたします。  このたびの失業保険法の改正についての政府原案は、この保険の給付の合理化並びに乱用防止の対策といたしまして、第一には強制適用の範囲を拡張すること、第二には長期の被保険者に対しては給付の期間を延長し、短期の被保険者に対してはこれを短縮すること、第三は不正の保険受給を防止しようとすること、第四には職業補導所の充実及び日雇い労務者福祉施設の強化による保険給付の内容の充実、こういうことが内容となっておるようでございます。これらはいずれも今日の社会的の実情並びに保険経済の状況から見……

第22回国会 社会労働委員会 第46号(1955/07/20、27期、自由党)

○大橋(武)委員 提案者にお伺いいたしたい点がありますが、それは昨日の委員会におきまして、野澤委員からもたびたび質問のあった点でございます。すなわち今回の修正案におきましては、薬事法の第二十二条の改正によりまして、薬剤師のほかに医師、歯科医師、獣医師も、薬剤師と同じように販売または授与の目的で調剤できるようにしたい、こういう規定が出ておるのでございます。しかしながら、従来の改正法の規定によりましても、医師、歯科医師が自己の診療した患者に対して調剤ができることになっておることは、これはもう御承知の通りだと思うのでございます。今度の規定を拝見いたしますと、法律的には、従来の調剤の範囲をほとんど広く……

第22回国会 社会労働委員会 第47号(1955/07/22、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私どもは、先週以来医薬分業についての議員提出法案について審議を重ねて参ったのでございますが、厚生大臣におかれましては、この問題は、御所管事項に非常に重大な関係のある問題でありますから、さだめしこれについては、いろいろな御感想もおありのことと存ずるのでございます。そこで、今日は特に大臣の御出席をわずらわしまして、この法案に関連して御質問を申し上げたいと存ずるのでございますが、まず第一に、今日問題になっております医薬分業についての基本的な考え方は、どういうお考えでありましょうか、これについての大臣のお考えを承わりたいと存じます。

第22回国会 社会労働委員会 第48号(1955/07/23、27期、自由党)

○大橋(武)委員 本案の審議に当りましては、厚生大臣を初めといたしまして、政府委員の非常な御協力を得まして、ほぼ質疑終了の段階に至りましたことにつきましては、感謝をいたす次第でございます。この際私は、本案に関連いたしまして、今後の医薬行政につきまして、特に厚生大臣に一点だけ御質問を申し上げたいと存じます。  医薬分業の実施というものは、社会の進歩に伴う当然の施策でありまして、医薬制度改善の最も重要なる目標であると存じます。しかし、わが国におきましては、この制度を完全に実現するには、今後、医療をめぐってありまする従来の慣行を改め、特に診療報酬と調剤報酬との区分を明らかにすることが、最も肝要である……

第22回国会 社会労働委員会 第49号(1955/07/25、27期、自由党)

○大橋(武)委員 関連して。ただいま大阪選出のわが党の中山代議士から御質問があったのでありますが、これに対する厚生当局の御答弁は、的はずれで、いいかげんなごまかしではないかという気がいたすのであります。厚生省の御答弁によりますと、なるべく早く返すと言っておったのに、返せないからおわびを言うのだ、こういうことですが、おわびというのは、結局約束通り返せないからおわびしたというのですか。
【次の発言】 そうすると、その約束があって、やはり返さなければならぬことになっておるのですね。
【次の発言】 返すべき約束の期限は、いつになっているのですか。

第22回国会 社会労働委員会 第51号(1955/07/27、27期、自由党)

○大橋(武)委員 健康保険法について、質疑をいたしたいと思うのでございますが、私どもは、この社会労働委員会の運営について、こういうことを考えておるわけです。すなわち、特に厚生省関係の行政というものは、社会衛生と社会保障というものがおもでありまして、これらの事柄について、いろいろ施策の拡充をはかるということは、これは各党の政治的イデオロギーを超越して、だれもひとしくこれを推進したい、こういうふうに考えておる事柄なのであります。もちろんその手段、方法あるいは順序等については、それぞれ各党の立場によりまして、多少の意見の違いはありましても、大目的におきましては、各党は全く変るところがないのであります……

第22回国会 社会労働委員会 第52号(1955/07/28、27期、自由党)

○大橋(武)委員 最初に、昨日、答弁を研究の上、けさ答弁をお願いするようにしておきました、何ゆえに三千円台の所得者を全部四千円に統一しなければならないか、この点についての理論的な根拠を、一つ明らから御説明をお願いします。
【次の発言】 ただいまのお答えを伺っておりますと、特に第一級の引き上げについての御説明は受け取りがたい点が多いのであります。まず第一に、第一級の引き上げの理由として、実際上調べが行き届いておらぬために、ほんとうの報酬はもっと多いのではないか、従って負担はそう過重になるまい、こういう御説明でございましたが、特別に第一級だけが調査が困難であって、そして報酬の実額と違うのではないか……

第22回国会 社会労働委員会 第53号(1955/07/29、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私は各派を代表いたしまして、優生保護法の一部を改正する法律案に対する修正案の説明をいたしたいと思います。  修正の要旨は、第三十九条第一項の改正規定中「当分の間」とありますのを「昭和三十五年七月三十一日までを限り」ということに改めたいというわけでございます。  今回の優生保護法の改正は、時局下緊要な入口政策の上から見まして、必要な施策でありますが薬事法の条則と異なる点がありますので、一時の便宜的措置として認めるのであるという趣旨を明らかにしますために、参議院におきましても当分この規定を認めるという意味で「当分」という文句を入れられたのでございますが、一そうその意味を明確にいた……

第22回国会 内閣委員会 第32号(1955/07/01、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私は議題となっております自衛隊の増強計画につきまして、まず防衛庁長官に御質問をいたしたいと存ずるのでございます。  まず自衛隊の増強ということは、これは日米安全保障条約に基くわが方の責任の履行として、年々財政の許す範囲において続けておる措置でございまして、特に今年事新しいものではないわけであります。しかしながら鳩山内閣の創立に際しましては、自衛隊の増強ということについて計画を立てなければならぬ、そうしてその増強計画というものは、経済五カ年計画あるいは経済六カ年計画と相呼応して行わなければならぬものである、こういうふうなことがたびたぴ内閣の意図として公けにせられておったわけなの……

第22回国会 内閣委員会 第38号(1955/07/11、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私は、先日の当委員会におきまして、防衛六ヵ年計画のでき上るのの困難な理由を伺ったのでございますが、その間において、民兵制度を採用するかどうか、これについての態度をきめることが先決であって、そのためには民兵制度を研究する必要がある、こういうお話でございました。この民兵制度については、民主党内にもいろいろな意見があるんだが、今よく聞いていないからということでございましたから、次回までに大臣が民主党の民兵制度についての御意見を十分にお聞き取りの上、その結果について伺わしていただきたい、かようにお願い申し上げておった次第でございます。本日は、まず最初にこの点についてのお答えをいただき……

第22回国会 内閣委員会 第39号(1955/07/12、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私は、昨日来の松野君に対する大臣の答弁を熱心に伺っておったのであります。しかるにその結果は、われわれの伺っております海の明年度、明後年度の計画、空の同様の計画、または陸上自衛隊の同様の計画について、何ら大臣からお答えがなかったのでございます。先ほどの御答弁は、昨日来宿題になっておった御答弁でございますから、よほど御研究の結果の御答弁のようでございますので、私どもは非常に熱心に伺っておりましたところ、三十二年度までのジェット機の計画は立っておるけれども、そのほかの計画は、何も立っていないのでございます、こういう答弁のように承わっておりますが、その通りでございましょうか。

第22回国会 内閣委員会 第40号(1955/07/14、27期、自由党)

○大橋(武)委員 大臣にあらためてお伺いいたしたいと思いますが、前回委員会の最後の質疑におきまして、特に私は大臣にお願いいたしておきました。すなわち六カ年計画というものがまだ漠然たるものであって、この年次計画としてこれを発表する段階になっておらないと言われます大臣のお言葉は、これはまことに遺憾であります。事実その通りならばお示しいただくわけにはいかないと思いまして、この点は了承いたしました。しかしながら今日議題となっております法案におきましては、陸上部隊は二万、また海上部隊並びに航空部隊において約一万の増員計画が載っておるわけなんでございます。しこうしてこの増員というものは大臣もたびたび言われ……

第22回国会 内閣委員会 第43号(1955/07/19、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私は条約局長、法制局長官に最初にお伺いいたしたいと思います。  このたびの自衛隊の増強計画の基礎になっておりまする日米共同声明は、日米防衛折衝の結果両国の関係によって共同に声明された文書であります。この共同声明のよって来たる法的な基礎というものは、日米行政協定の「第二十五条」、これの第二項の(b)項に「定期的再検討の結果締結される新たな取極の効力発生の日までの間、合衆国が輸送その他の必要な役務及び需品を日本国で調達するのに充てるため、年額一億五千五百万ドルに相当する額の日本国通貨を合衆国に負担をかけないでその使用に供すること。」こうございますが、その定期的再検討の結果締結され……

第22回国会 補助金等の整理等に関する特別委員会 第11号(1955/06/25、27期、自由党)

○大橋(武)委員 議題となっております法案の各項目の中で、特に学童教科書の購入費に対する国庫補助が同様打ち切られておるのでございます。この学童教科書の購入費に対する国庫補助というものは、先般の選挙におきまする民主党の選挙公約として、学童教科書の無料配布ということが言われておったのでありまするにもかかわらず、この法案によって国庫補助すら打ち切られておるということは、まことに選挙公約を無視したものと言わなければならぬと思うのでございます。  もちろん、鳩山内閣の選挙公約の無視というものは、ひとりこの問題ばかりではなくして、数々あるのでございまして、これらの公約違反について一々大臣が謝罪をしたり、陳……

第23回国会 社会労働委員会 第4号(1955/12/10、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 ただいまの石橋委員の御質問は、非常に重要な問題だと存じまして、これに関連してちょっと申し上げておきたいと思うのでありますが、この問題について、一番問題の根本になっておるのは、日米行政協定において、日本の労働法規がいかに適用されるかということの解釈に疑問があるということじゃないかというふうに伺ったわけでございます。そこで元来この協定の解釈といたしまして、日本の法律が米軍に対しまして法律上当然に適用されるというような解釈は、国際慣行から見まして成り立たないことは当然であると思います。そこでこうした協定のもとに米軍の雇用されておりまする労働者の地位を保護いたしますためには、日本当局……

第23回国会 社会労働委員会 第7号(1955/12/14、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 関連して。今五人委員会のお話が出ましたが、私はこの際特に関連して、厚生当局は一体いかなる法律上の権限に基いて五人委員会の指名をなさったか、そうしてその委員会に対していかなる権限を与えられておるか、そうしてそれは国の法律のいかなる根拠に基いたか、あるいは議会のいかなる授権に基いてなされたものか、その点をはっきりお答えをいただきたいと思います。もしそれがお答えできないようならば、五人委員会の問題はもうむしろおやめになったがよろしい。この際森永にはっきりお断わりになった方がいいじゃないか、こう思うのですが、この点についてもあわせて一つ御答弁をいただきたい。

第23回国会 社会労働委員会 第8号(1955/12/15、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  都合により委員長が不在でありますので私が委員長の職を勤めます。  まず請願審査小委員長より報告を聴取することといたします。野澤小委員長。
【次の発言】 ただいまの小委員長の報告の通り決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、そのように決します。

第24回国会 建設委員会 第1号(1955/12/23、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 私はこの機会におきまして、最近全国各地でいろいろ問題を起しております発電用水利使用に関連いたしまする漁業権の補償につきまして建設当局の見解を明らかにいたしたいと存ずるのでございますが、発電用水利使用につきましては、従来これが建設大臣の権限とせられておったのでございますが、わが国の河川の実情から申しまして、河川につきましては、農業用水利権であるとか、あるいは漁業権であるとかいろいろな権益が交錯をいたしておりますために、発電用水利使用許可の影響によって、これらの権益に及ぼすところはきわめて広範であるのでございます。しかも今日河川法その他の法規は、これは明治の法律でございまして、そ……

第24回国会 建設委員会 第31号(1956/05/23、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 今松澤さんの御質問に対して、この法律が通りますと、国としてはこの法律によってこの道路を準備しまた計画を進める権限ができる。そうすると、その権限というものが国の行政官庁のどこかの権限になっていくものである。国のどこの行政官庁の権限にもならないというものは現在の行法上あり得ないわけですが、この点について一体政府はどういうふうに考えておられるかと申しますのは、ただいま小澤さんから建設省はこの法律が出てもやはり従来の道路の調査をどんどんやればよろしいというお話があった。ところが従来の道路というのは、この法律ができるとこの道路と重複することになりますが、結局新しい道路について権限のある……

第24回国会 社会労働委員会 第1号(1955/12/23、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 時間がありませんので簡単に御質問いたしたいと思います。  前国会におきまして、当委員会で、森永粉乳の中毒事件の補償について厚生当局が俗に言う五人委員会なるものをそのあっせんによって成立させられた。こうした問題についてここまで厚生省が立ち入るということはややその権限を逸脱した越権的の行為じゃないかということを私は申したのでございますが、それについてこの機会に重ねて政府の責任ある御答弁を要求いたします。
【次の発言】 時間がないので、私の質問に対して簡明率直にお答えをいただきたいと思う。いきさつ等はすでに承知をいたしております。私が伺っておるのは、厚生当局は当然の権限でこういうこ……

第24回国会 社会労働委員会 第31号(1956/04/04、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 私は三つ、四つ伺いたい点がありますが、特に大蔵大臣お急ぎのようでありますから、大蔵大臣に関係のある点を第一番に伺いたい。  それは健康保険の保険財政と診療報酬の関連の点なんでございますが、御承知の通り、医師等に対しまする健康保険診療費の支払いの基礎は、単価及び点数になっておりますが、この単価というのが、昭和二年に健康保険が発足いたしました当時には、一点単価は二十銭ということで出発いたしております。これが今日御承知の通り十一、二円ということでございますから、ちょうどこの三十年間に六十倍に引き上げられたことになっておる。これは物価の三百倍ないし五百倍といわれておるのに比べますと、……

第24回国会 社会労働委員会 第51号(1956/06/01、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 私は厚生省に伺いたいのですが、昨年の秋に厚生省でいわゆる五人委員会なるものによって、森永乳業に対しまして補償の金額を勧告されたことがあります。その当時、厚生省ではその勧告した金額はきわめて妥当である、こう言われておるが、私はその妥当の根拠が疑わしいので、もっと十分に研究をした上でお答えを願いたい、こう言ってあったのですが、その後お答えがございませんから、この機会に一つお答えを、ただきたい。  私の質問の要旨は、交通事故によって失われた生命に対する当時の一般的な損害金に比べまして、あなた方が森永乳業に対して勧告されました損害の金額というものは著しく少額である。そもそも今度の事件……

第24回国会 農林水産委員会 第54号(1956/09/11、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 ただいま小委員長の御報告につきまして、特に最も急を要します融資問題について、小委員会でいち早く対策をお立ていただいたことにつきましては、まことにけっこうであると思います。ただ農作物被害に対処いたしまする将来のための肥料の購入費に対する補助でありますとか、あるいは被害を最小限度にとどめますための農薬等の措置に対する補助でありますとか、あるいはまた農作物不作の結果生じました生活費の不足を補うための救農土木事業等を、これからの対策として当然考える必要があると存じますが、この点につきましては、小委員会におけるお取扱いがいかがになっておりましょうか、これを承わりますと同時に、希望といた……

第25回国会 社会労働委員会 第7号(1956/11/28、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋委員長代理 参考人の方々には長時間御出席下さいましてありがとうございました。  当委員会は午後三時半まで休憩いたします。     午後二時二十九分休憩

第25回国会 日ソ共同宣言等特別委員会 第7号(1956/11/25、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 ただいま共同宣言の第九項を見ますと、歯舞、色丹は平和条約締結後日本に引き渡す、平和条約締結に関する交渉は、国交回復後継続するということになっております。そこで、歯舞、色丹を取り戻しますためには、まず平和条約を締結する必要があるわけでございますが、その平和条約締結につきましては、ソ連は国後、択捉はソ連領であるという主張を変える様子は全くないというのが、ただいままでの政府の御説明であります。つまり、これによりますと、現在の共同宣言から出てくる結果といたしましては、日本は国後、択捉の放棄を明確にするのでなければ、歯舞、色丹は返ってこないということになるわけでございます。重光全権がモ……

第26回国会 外務委員会 第25号(1957/05/17、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 私はこの機会に沖縄の海岸に沈没いたしております日本の艦船の引き揚げの問題につきまして、簡単に外務当局にお伺いいにしたいと思うのでございます。今日沖縄に沈没しております日本の艦船の引き揚げにつきまして、日本側から沖縄に対して引き揚げの許可の申告をいたしておりますものが相当あるのでございますが、これらにつきましてはいまだ許可の指令を得るに至っておりません。関係者といたしましては非常に苦慮いたしておるのでございますが、これはただいまどういう状況になっておりますか。外務省でおわかりならば一つお漏らしをいただきたいと存じます。

第26回国会 建設委員会 第8号(1957/03/15、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 最初に当りまして、ただいまお三万から発言がございましたが、特に参考人として独立して出頭しておられます徳田漁協理事からも、やはり十分程度状況についての御説明を得たいと存じますから、お許しを願いたいと思います。
【次の発言】 今私、質疑をお許しいただいておりまして、質疑の第一問として補足説明をしていただいておりますので、私の質疑を継続させていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいま下流問題についての説明を承わったのでありますが、そこで質疑を進めたいと存じます。  私がこの問題について最も不可解に考えております点は、この水利使用許可の最も根本的な問題であるところの漁業権に対す……

第26回国会 社会労働委員会 第8号(1957/02/19、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 私は、議題となっておりまする健康保険法の改正案につきまして質疑をいたしたいと思います。この問題はもうだいぶ研究し尽した問題でございますので、直接四、五点について御質問いたしたいと存じます。  まずお伺いしたい点は、今回政府が提出せられておりまする法案において、一部負担並びに国庫補助という点が入っておりますが、健康保険法における国庫補助という考え方は今度新しく入った考え方でございます。一体この国庫補助のねらいというものはどこにあるかということを伺いたいわけなのでございます。と申しますのは、元来健康保険も現在の制度といたしましては社会保険という考え方で、一つの保険制度として、保険……

第26回国会 社会労働委員会 第19号(1957/03/07、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 政府委員に伺いたいのですけれども、この前診療報酬の単価の引き上げにつきまして、大臣の方で何とかこれに手をつけたいという御意向の表明がございましたが、単価の引き上げについては一体どの程度まで上げなければならぬというお考えでございますか。
【次の発言】 それではこの単価の調査に着手されるに至ったお気持は一体どういうお気持なんですか。たとえばこれは単価が安過ぎるから上げるんだという意味の調査なのか、それとも単価は多分これでよかろうという意味の調査なのか、その点を伺いたい。
【次の発言】 そうすると、調査のお気持は医療担当者の現在の待遇が不当に切り下げられているから、従ってこれが改善……

第26回国会 社会労働委員会 第20号(1957/03/08、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 これより会議を開きます。  都合により委員長が不在でありますので、私が委員長の職を勤めます。  内閣提出の健康保険法等の一部を改正する法律案、船員保険法の一部を改正する法律案、厚生年金保険法の一部を改正する法律案、滝井義高君外十二名提出の健康保険法の一部を改正する法律案及び船員保険法の一部を改正する法律案の五法案を一括して議題とし、審査を進めます。質疑を続行いたします。岡良一君。

第26回国会 社会労働委員会 第22号(1957/03/11、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 中原健次君。
【次の発言】 それではそのままでしばらく休憩いたします。直ちに理事会を開きます。    午後十時十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  委員長の指名によりまして、私が委員長の職務を行います。  これより、八木一男君外十二名提出の委員長不信任の動議について議事を進めます。  なお、本動議の趣旨弁明及び討論の時間は、いずれも五分以内に制限いたしたいと思いますが、これに賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって本動議の趣旨弁明及び討論一人の時間は五分以内に制限することに決しました。  まず提出者の弁明を許します。提出者……

第26回国会 社会労働委員会 第25号(1957/03/18、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 野澤清人君。
【次の発言】 次会は明十九日午前十時より開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後四時散会

第26回国会 社会労働委員会 第30号(1957/03/26、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 都合により委員長が不在でありますので、私が委員長の職務を行います。  これより会議を開きます。  失業保険法の一部を改正する法律案を議題とし審査を進めます。本案についての質疑はすでに終了いたしております。ただいま委員長の手元に八木一男君外十三名提出の修正案が提出されております。まず提出者より趣旨の説明を聴取いたします。八木一男君。
【次の発言】 以上で説明は終りました。  なお本修正案は予算を伴うものでありますので、この際国会法第五十七条の三により、内閣において発言があればこれを許します。
【次の発言】 次に修正案についての御発言はありませんか。――御発言もないようでご……

第26回国会 社会労働委員会 第34号(1957/04/04、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 今回社会党から最低賃金法案が提案せられるに至りましたが、最低賃金の問題につきましては、終戦以来今日までいろいろな機会に問題として取り上げられておりましたにもかかわりませず、今日まで現実にその実施を見るに至らなかったことは、まことに遺憾に存じておる次第でございます。この際において、最低賃金問題が国会に取り上げられるということはまことに時宜を得ておると思うのでございますが、私はこの質疑に入るに先立ちまして、今日まで労働省におかれまして最低賃金の問題について、いかなる努力を進めてこられたかということについて伺いたいと思うのでございます。なるほど今年度の予算案を見ますると、最低賃金制……

第26回国会 社会労働委員会 第36号(1957/04/10、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 この法案の第三条に掲げられてございまする、一ヵ月につき八千円、一週につき千九百二十円、一日にりき三百二十円、一時間につき四十円、これはまあ一カ月につき八千円というのを基礎にして算定せられたものと存ずるのでございますが、この八千円という計算の根拠について承わりたいと存じます。
【次の発言】 ただいまの御説明で、昭和二十七年の秋における東京の実態の調査というものがもとになっているそうでございますが、その実態の調査というのは何を調査されたものでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、これはカロリー計算から、これだけの賃金がなければ必要なカロリーを補充できないということかと思……

第26回国会 社会労働委員会 第39号(1957/04/16、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 それでは御答弁は午後にしたいということですから、午後一時半まで休憩いたします。    午後零時三十七分休憩

第26回国会 社会労働委員会 第44号(1957/04/24、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 他に同僚諸君の質疑も多数ございますので、きわめて簡単に一般的なことを伺いたいと思います。今回の裁定に当りまして、委員長初め委員会の皆さんが非常に御苦労になりましたことは深く敬意を表する次第でございます。ただ私が特に伺いたいと存じますことは、この仲裁裁定に入ります段階といたしまして、調停案の提示があったはずでございますが、この調停案の作成に当りましては、労働者側委員、それから使用者側委員、公益委員、この合議によっておきめになったものと思うのでございます。しかるにその労働者側委員、また公社側委員がいずれも支持いたして、その結果としてでき上った調停案に対しまして、当事者の一方が受諾……

第26回国会 社会労働委員会 第50号(1957/05/14、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 ただいま水道法案の審査中でありますが、この際旅館業法の一部を改正する法律案を議題とし審査に入りたいと思います。まず趣旨の説明を聴取いたします。神田厚生大臣。
【次の発言】 以上で説明は終りました。なお本案についての質疑その他は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 それでは水道法案の質疑を就行いたします。八田貞

第26回国会 社会労働委員会 第52号(1957/05/16、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 ちょっと今のに関連して聞きたいのですが、旅館を学校の近所に作ってはいけないというのは、およそ旅館というものはすべて学校の近所に作るべきものでないという考え方ですか。
【次の発言】 そうしますと厚生当局は、旅館には学校のそばに作ってもいい旅館と学校のそばに作ってはいかぬという旅館と、はっきり二通りあるということをお認めになるわけですか。
【次の発言】 これは非常に重要な問題で、厚生当局は旅館業法の旅館には学校のそばに作っていい旅館と学校のそばに作ってはいかぬ旅館と二通りあるのだとさっきおっしゃっておられたわけなんです。一体厚生省が旅館についてそういう二通りの旅館を今後といえども……

第26回国会 予算委員会 第8号(1957/02/20、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 第三分科会は昭和三十二年度一般会計予算中、経済企画庁、通商産業省及び農林省所管、並びに特別会計予算中、通商産業省及び農林省所管について審議をいたしたのでありますが、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  第一に通商産業省所管について申し上げます。本予算案において審議の対象となりましたおもなる点は、昭和三十二年度国際収支の見通し、輸出振興対策、電力料金、運賃等を含む物価の問題、科学技術振興に関連して特許庁の審査能力の問題、石炭、石油等燃料対策、特に原油の貯蔵対策、工業地帯における生活環境整備対策、特に煤煙、地盤沈下等による、公害予防措置等でありましたが、その大要につい……

第28回国会 社会労働委員会 第6号(1958/02/13、27期、自由民主党)

○大橋委員 提案者といたしまして補足して申し上上げますが、この眼球を摘出するのは、大体医師としての資格のある方が実際上当られるわけでございまして、従ってこういう法律の規定をはっきりいたしておきますれば、大体実際問題といたしまして、反則行為が行われることはないと、こういうふうに考えまして特に罰則をつけなかったのでございます。

第28回国会 社会労働委員会 第42号(1958/04/24、27期、自由民主党)

○大橋(武)委員 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となりましたけい肺及び外傷性せき髄障害の療養等に関する臨時措置法案に賛成の意見を表明する次第でございます。(拍手)  昨年秋から特別保護法による療養給付の期間が切れた人々のうちに、引き続き療養を必要とされる多数の方々があるのでございまして、これが措置につきましては、すみやかに何らかの方策を立てなければならぬ次第でございまして、本案はこの問題に対する一つの対策を目的とされたものでございまして、かような意味におきまして、緊急な法案であることは疑問の余地のない次第であります。  ただ本案につきまして多少問題となる点がございまするが、それ……


29期(1960/11/20〜)

第41回国会 社会労働委員会 第1号(1962/08/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 このたび、はからずも労働省の仕事を担当することとなりました。元来浅学非才でありますのに加えまして、労働行政は、率直に申しまして難問山積のおりでございます。皆様から御叱正、御鞭撻を受けながら真剣に問題に取り組んで参る覚悟でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。なお、この機会に一言所信を申し述べ、皆様の御理解と御協力を得たいと存ずる次第でございます。  労働政策の目標が完全雇用の達成と労働条件の向上にありますことは申すまでもございませんが、最近の経済情勢下におきましては、労働政策と経済政策との関連がますます緊密化しつつあることは、常々御指摘をいただいている通りでございま……

第41回国会 社会労働委員会 第3号(1962/08/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 現在の失業対策事業につきましては、特に昨年以来各方面からいろいろな批判が出て参っておることは御承知の通りでございます。この事業が現在公共団体によってなされておるものが多く、従って、事業主体でございます公共団体の理事者側から、かなり強い要望等も出ておるような次第なのでございます。また現在の失業対策事業のあり方につきまして、一般の世人といたしましても、いろいろな角度から批判をいたしておることを耳にいたしておるのでございます。が、かような見地に立ちまして、この失業対策事業を何とか本来の目的を達成するような、そして世間の批判に耐えることのできるような形に改めることが必要ではなかろうか、……

第41回国会 社会労働委員会 第6号(1962/08/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 先ほど来、不当労働行為に関連する問題につきましての当委員会での質疑応答は、十分に傾聴いたしております。そこで今回の国鉄の司法当局に対する訴えがどうかという御質問でございますが、この公労委の救済命令につきましては、これに不服な当事者に対しては明らかに法律で行政訴訟を提起することを認められておるわけでございまして、ただいまそれによってこれが裁判所に事件として係属をいたしております。これについて労働省の立場としてはどうこう、この場合に申し上げることは適当ではないと思いますので、御容赦いただきたいと思います。
【次の発言】 小林先生の立法当時のいきさつについてのお話は、ただいまよく承り……

第41回国会 社会労働委員会 第10号(1962/10/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま厚生大臣から申されたことと全く同感でございまして、今後厚生大臣と協力いたしまして御期待に沿うようにいたしたいと存じます。
【次の発言】 厚生大臣と全く同感でございます。
【次の発言】 私も厚生大臣と同様に考えております。
【次の発言】 八木さんの御趣旨につきましては、私どもも社会保障の性質上、現在の段階においてはさようにあるべきものと考えます。労働省といたしましては来年の状況を想定いたしまして、必要な十分な経費を要求いたしておりまして、特に五割ということを頭に置かずに、必要な経費を計算いたして要求をいたしたつもりでございます。

第41回国会 社会労働委員会 第11号(1962/10/23、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 山中委員会の報告は、先般これを受領いたしております。その要旨は、経済の高度成長に伴いまして労働市場の需給状況が著しく改善をいたしておる現在の時点において現行の失対制度の改善をはかるべきである、こういう考えのもとに具体的な提案がなされておるのでございます。すなわち、失業対策の就労者に見られまする三つの層――報告においてはABCの三つの階層を分けておるのでございますが、これに応じまして、それぞれについてふさわしい対策をとるべきである。そうして民間雇用の復帰の可能性のある者につきましては、できるだけこれを復帰せしめるよう雇用促進の措置を講じ、就職の機会の乏しい者に対しましては、失対の……

第41回国会 社会労働委員会 第12号(1962/11/10、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 労働省といたしましては、雇用審議会に諮るべき原案を作るために、この問題の実態を調査研究するという立場で今まで取り扱って参った次第でございます。従いまして、この調査研究会と雇用審議会とは、メンバーは同じ方にお願いいたしておりますが、しかし、その原案につきましての立場は全然違ったものだというふうに私どもは考えておるわけでございます。
【次の発言】 労働省といたしましては、この調査研究会の研究報告を基礎といたしまして、一応この問題に対します労働省の考えをまとめたわけでございます。それをただいま雇用審議会に諮問をいたしまして、その諮問の結果を待ちまして労働省の確定的な案をつくり上げたい……

第41回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1962/08/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 このたび労働大臣を拝命いたしましたにつきまして、ごあいさつを申し上げたいと存じます。何分にも非学短才でございますので、格別当委員会の皆様にはお世話さまにあずかることと存じますので、よろしくお願いをいたします。  石炭鉱業の合理化の進展に伴いまして多数の離職者が発生し、その再就職のための施策を強力に実施しなければならないことは、御承知の通りでございます。このために政府は、炭鉱離職者臨時措置法に基づき諸般の対策を講じて参っておりますが、これら炭鉱離職者の再就職の促進につきましては、現下の経済情勢等よりなお困難な状況にありますので、近く予定されております石炭鉱業調査団の答申を待って、……

第41回国会 内閣委員会 第6号(1962/08/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 石山さんの御質問にお答えをいたします。前に、給与担当大臣を仰せつかりましたにつきまして、委員会の皆さんにごあいさつを申し上げることをお許しいただきたいと思います。  過般の内閣改造にあたりまして、労働大臣に兼ねまして、給与その他の公務員制度に関する事務を担当することを命ぜられました。給与及び公務員制度の問題は、その内容が広範かつ複雑であるばかりでなく、慎重を要する重要な問題を含んでおりますが、全力をあげて職責を果たし得るよう努力いたす所存でございます。  当委員会の先生方には格別のお世話になることが多いと存じますので、何とぞよろしく御指導、御鞭撻のほどを切にお願い申し上げる次第……

第41回国会 予算委員会 第2号(1962/08/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この報告につきましては、政府といたしましては、ILOの条約の批准がおくれておることに対するILOの理事会の意向としてこれを受け取っておるのでございますが、政府といたしましても、国内におきましてILOの批准の手続が進行しておらないことはまことに残念に存じておるわけでございます。しかしながら、ただ、政府といたしましては、御承知の通り、できるだけすみやかにこれを批准いたしたいという熱意を持って行動はいたして参っておるのでございまして、この政府の考えがこの報告の中におきましても認められておるという点につきましては、いささか意を強うしておるところがあるような次第でございます。この報告全体……

第41回国会 予算委員会 第5号(1962/11/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 石炭鉱業における離職者対策でございますが、雇用の安定を確保いたしますためには、従来の対策を一段と強化いたしますとともに、新しく抜本的な対策を早急に実施する必要がある、かように考えまして、これに要する財源について補正予算を要求いたしておるわけでございます。  その内容は、おおむね石炭鉱業調査団の答申の大綱に従ったものでございますが、第一には、石炭鉱業の合理化を進める進め方と雇用対策の計画とが歩調を合わせますように、十分に連携をとってやっていきたいと思っております。  第二には、離職者に対しまして、政府は安定した転換職場をできるだけつくり出すという努力をいたしますと同時に、政府関係……

第42回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1962/12/17、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 従来の雇用対策に比べまして、今回の石炭対策におきましては、まず石炭鉱業審議会におきまして合理化計画を立てる際に、あわせて雇用計画を審議していただくことにいたしました。これは合理化計画がこれと見合う雇用対策に裏づけされるということによりまして、雇用対策が常に合理化の基礎になり、雇用面における不当なる混乱をでき得る限り防止しようという考えに基づいたものでございます。しこうして離職者の対策といたしましては、まず、従来と同じように職業訓練に重点を置くことにいたしておりますが、この職業訓練につきましては、従来以上に生活上の保障の措置を講ずるとともに、訓練の期間を延長する等、職業訓練に十分……

第42回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1962/12/18、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 石炭離職者に対しまする雇用対策につきましては、労働大臣の仕事であると考えております。
【次の発言】 この石炭鉱業審議会の運用につきましては、先ほど所管であります通商産業大臣から仰せられた通りでございまして、雇用計画につきましても、この審議会においてあわせて審議をいたすことに相なっております。さように閣議においても了解をいたしております。
【次の発言】 雇用計画の策定並びにこの計画が決定いたしました後の実施につきましては、これは仰せの通り労働省の事務でございます。しかしながらこの鉱業審議会は通産大臣の所管でございますので、それによって運用いたすほかはないと思います。

第42回国会 内閣委員会 第1号(1962/12/17、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由並びに内容の概略を御説明申し上げます。  本年八月十日、一般職の国家公務員の給与について、俸給表の全面的改善及び期末手当、勤勉手当並びに宿日直手当の改定を内容とする人事院の勧告がなされたのでありますが、政府といたしましてはその内容を慎重に検討いたしました結果、本年十月一日からこれを実施に移すとともに、暫定手当について昨年十二月十四日に行なわれました人事院勧告についても、この際あわせて実施することが適当であると認めましたので、関係法律について所要の改正を行なおうとするものであり……

第42回国会 予算委員会 第2号(1962/12/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 今年度の補正予算の要求はいたしておりまするが、後年度につきましては、なお計算中でございます。
【次の発言】 ただいま申し上げましたのは、四十二年度までの全体を計算していないということを申し上げたわけです。三十八年度は、百三十二億要求をただいまいたしております。
【次の発言】 七万六千人のうちには組夫は入っておりません。これは別途に取り扱っております。
【次の発言】 労働省で見込んでおりますところでは、組夫につきましては、今年度はむしろふえておりまするので、離職者として特に上がってきておりません。しかし、職員の方は、今年度内において四月一日以降約四千人を見込んでおります。従って、……

第43回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第2号(1963/06/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案及び地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。  政府としましては、自由にして民主的な労働組合の発展を期するという労働政策の基本的な立場から、結社の自由及び団結権の保護に関する条約を批准する方針を決定したのでありますが、これに伴い、公共企業体等労働関係法及び地方公営企業労働関係法中、職員でなければ組合の組合員または役員になることができない規定その他団結権に関する規定を改正する必要があるのであります。また、これらの規定を改正するにあたっては、これに関連して公共企業体等及び地方公営……

第43回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第3号(1963/06/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 私の就任前の古いこともございますので、答弁の正確を期する意味で政府委員からお答えさせていただきます。
【次の発言】 どういうふうに考えるべきか、私といたしましては、このILO条約は日本がILOに加盟をいたしておりまする以上は、ILOの基本的な原則を示しておる条約でございまするので、これに加盟をするように日本としては取り運んでまいりますということは、これは加盟当時から当然のことではなかろうかと思うのでございます。むろんこのILOの加盟問題が、国内問題としていろいろな経緯をとってまいっておりますその間におきましては、御指摘のように、国内労働組合の法規違反の事柄がILOに提訴され、こ……

第43回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第4号(1963/06/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 従来から国家公務員法につきましては不利益処分についての救済規定がございますので、当然不当労働行為についてはこの規定の活用によって救済ができるわけでございます。
【次の発言】 総理大臣から申し上げたとおりでございます。
【次の発言】 総理大臣から申し上げましたことが、今回の改正におきましては、まずこの結社の自由に関します八十七号条約の基本的精神をどこまでも尊重するということ、したがいまして、結社の自由、ことに労使不介入の原則、かようなこの条約の基本的原則をよりよく発揮いたしますために最小限度必要な改正はやむを得ないと考えました。

第43回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第5号(1963/06/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 登録されました職員団体に対しましては、政府当局といたしましては積極的に交渉に応じるたてまえをとるのでございます。と申しますのは、登録された職員団体はその構成、組織、運営等が十分事前に審査されておりまするので、これは職員団体として当局の交渉の相手方となる資格ありということを事前に承認をされておる団体であるからでございます。これに反しまして非登録職員団体につきましては、そのようなたてまえにはなっておりません。しかしながら、申すまでもなくこれらの団体が当局と交渉することはもちろん妨げる趣旨ではございません。当局といたしましては、登録されていない職員団体につきましては、まず交渉に先立ち……

第43回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第6号(1963/07/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 八十七号条約は、ILOといたしましては基本的な条約であると考えられておるわけでございます。したがいまして、日本政府がILOに加盟をいたしまする以上は、この条約については少なくともできるだけすみやかに批准すべきものであるという考えを基本とすべきはもとよりでございます。したがいまして、政府といたしましても、この問題は一日もすみやかに批准すべきものであるという考えのもとに進んでまいっておるのであります。
【次の発言】 政府といたしましては、すみやかに批准をすべきものなりという一貫した考えで進んでまいっております。また現在もさような考えでございます。

第43回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第7号(1963/07/05、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 八十七号条約に違反しないように運用する、こういうつもりでできたものでございますから違反ではございません。
【次の発言】 そういう団体が法の外にあるとは考えておりません。
【次の発言】 職員団体であるかないか内容を精査して、職員団体であるということになりましたならば、登録なき職員団体としての保護を与えられます。
【次の発言】 私は法律の解釈を申し上げたわけでございます。
【次の発言】 文部大臣と打ち合わせておりまするので、私からも申し上げたいと思いまするが、団体交渉につきまして、日教組が団体交渉の能力があるかないか、これは日教組の内部組織を十分に検討しなければ、私はどうか、いまわ……

第43回国会 社会労働委員会 第2号(1963/01/30、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 第四十三回通常国会にあたり、一言所信を申し述べ、各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  私は、さきの四十一回臨時国会におきまして労働行政に関する所信を申し述べました際、経済諸施策全体との調和を保ちながら現実に起ってくる問題とまじめに取り組んで、労働政策の目標である完全雇用の達成と労働条件の向上に向かって一歩々々着実に前進したい旨申し述べたのであります。  その後、明年度予算の編成を初め、機会あるごとにその趣旨に沿って微力を尽くして参りました。特に、本年は、わが国経済が長期にわたる安定成長を目ざして大きく前進するための基礎固めの年でありますので、今後とも国民全体の福祉との均衡……

第43回国会 社会労働委員会 第3号(1963/01/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 今年度の労働政策の重点は、昨日も申し上げましたごとく、第一は雇用政策の転換であると考えておるのでございます。雇用の問題につきましては、所得倍増政策の進展に伴いまして、日本の産業構造にも非常な変化が現実に進行いたしており、この変化の過程におきまして労働市場の需給関係も従来と非常に趣を異にいたして参っておるのでございます。かような情勢のもとに、雇用問題につきましてはかなり数年前と事情が変わって参っておるのでございます。第一には労働力の需要の年々継続的な増大、これに対しまする新規労働力の供給の不足、こうした事態を背景といたしまして、特に労働賃金の上昇、それから中小企業におきまする労働……

第43回国会 社会労働委員会 第4号(1963/02/05、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 お説の通り、雇用問題の解決、ことに完全雇用の達成ということは、これは国の経済全体の問題でございまして、経済全体の成長なくしては完全雇用の達成はとうていあり得ないことでございます。ただ、私ども労働行政の立場といたしましては、とにかく経済の成長に伴って完全雇用の道に進んでいく、そのことを労働行政のいろいろな施策を行なうにあたりまして頭に置き、それを目標としながら進むべきである、かように考えて、所信表明において申し上げた次第なのでございます。そこで、この完全雇用達成の基盤になりまする国の経済全体の成長でございまするが、これは所得倍増計画全体がそれであると申し上げてよかろうと存じます。

第43回国会 社会労働委員会 第7号(1963/02/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御承知の通り、一昨年の日米貿易経済閣僚会議におきまして、日米貿易に関連いたしまして日本の賃金水準が問題になり、アメリカ側では、日本の賃金の実情につきまして、日米両国の政府機関による共同調査の希望もあったのでございます。その後、昨年になりましてからは、アメリカの労働運動家でありますルーサー氏が来られました際に、わが国の総評との間に賃金の共同調査の話し合いもございました。昨年の十二月には、第二回の日米貿易経済閣僚会議が予定されておったわけでございます。こうした状況のもとに、日本の賃金がいろいろ国際的に問題になっておる状態でございますから、労働省といたしましても、日本の賃金水準、こと……

第43回国会 社会労働委員会 第10号(1963/02/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました雇用促進事業団法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  各国における貿易自由化の大勢に即応し、わが国経済の一そうの伸展をはかるため、政府は、さきに貿易の自由化を推進することを決定したのでありますが、これに伴って、わが国における鉱業、特に金属鉱業等におきましては早急に抜本的な体質改善を行なう必要に迫られております。しかもその過程において鉱山の縮小、休廃止等によりかなりの離職者が発生しており、このため、政府としては従来とも各般の施策を講じて参ったのでありますが、今後においても相当数の離職者の発生が見込まれている……

第43回国会 社会労働委員会 第12号(1963/02/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この問題につきましては、私どもも重要な問題と考えております。予算の件につきましても、努力をいたしておるのでございます。
【次の発言】 この問題の今後の対策についての内閣の一員としての決心を聞きたいという御質問と思います。この問題は、お話の通り、各省にわたっておる大きな問題でございます。私ども閣僚は、この問題につきましてあらゆる方面から、すみやかなる解決をはかるべく努力をいたすつもりでございます。特に労働省の関係といたしましては、就職の問題あるいはまた失業対策の問題等、この問題のうちでも特に経済面において大きな関係があると存じますが、これらの問題につきましては、ちょうど全般的な対……

第43回国会 社会労働委員会 第16号(1963/03/05、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 申すまでもなく、この労使間の交渉におきましては、特に企業者側の自主的な意図で調停の申請が行なわれたやに聞いておるのでございます。そこで、ただいまの御質問は、調停では解決しないのじゃないか、むしろ手っとり早くいきなり仲裁に持っていく方がいいのではないか、こういう御意見だと存じます。そういう意見も十分に成り立つ場合もあると存じますが、しかし、企業者側においてはどういう点を考慮に入れられたことでございましょうか、あるいは仲裁手続においては、委員会としては公益委員だけが処理することに――その前に十分労使の委員が立ち会われて、この問題について、調停手続を通じてもう少し掘り下げていくという……

第43回国会 社会労働委員会 第19号(1963/03/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 雇用問題は国の重要問題でございますので、離職者全般に対しまして国として責任を持って努力するのは、これは当然なことであると存じます。政府といたしましては、このためにいわゆる失業対策事業、それから失業保険等で一般の離職者対策を講じておりまするが、駐留軍離職者、それから炭鉱離職者に対しましては特別の法規でそれぞれ手厚い保護を講ずることにいたしておるわけでございまして、これらの法律は、それぞれ対象によってとるべき施策が多少食い違いもございますが、いろいろ離職者の事情を考慮いたしまして、適当と認める対策を規定いたした次第でございます。

第43回国会 社会労働委員会 第21号(1963/03/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 滝井さんの御意見は私、非常に参考になることが多いので傾聴いたしておるのでございます。この法案の骨子、特に協会の構成につきましては、労働者の代表をも含めました労働基準審議会でも非常に賛成であるということで、全会一致できまった事柄でございますので、私、労働者と事業主が一緒になってこういうことをやるということは、理論的に悪いとは思いませんが、今までの日本の産業界の実情から申しまして、まず発足にあたりましては、一応事業主の責任においてこれをスタートさせ、その後実情に応じて逐次内容の整備をはかっていくということが実際的ではなかろうか、かように存ずる次第でございます。

第43回国会 社会労働委員会 第25号(1963/05/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 お説はまことにごもっともに存じます。実は労災の余裕金をそういう方面に運用することも検討いたしてまいっておるのでございますが、現在までの段階ではまだ大蔵当局と相談がまとまりませんので、さような運びに至っておらないのはまことに残念に思います。来年度以降引き続き折衝いたしまして、何とかそういう方向に持っていきたいと思います。
【次の発言】 そういう運びにいたしたいと思います。

第43回国会 社会労働委員会 第28号(1963/05/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この法案の提案の理由につきましては、当委員会におきまして私からも申し上げましたし、ただいままた、先生の御質疑に対しまして基準局長からも申し上げたとおりでございまして、何ら政治的な特殊な目的をもって行なっておるものではございません。ことに労働行政の運営につきましては、元来が労使に対して中立的な立場に立って行政を行なっていくというのが本来の労働省の立場でございまして、政治的な意図をもって考えるということは、われわれとしては全然考えないところでございます。
【次の発言】 一元化は理想であると存じます。ただ、労働行政全般につきまして、現在の基準法のたてまえから、地下労働につきましては特……

第43回国会 社会労働委員会 第31号(1963/05/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この労働災害の防止に関する法律案の目的は、申すまでもなく労働災害の防止にあるわけでございます。しこうして、その目的を達成いたしまする方法として、この法案の意図いたしておりまするところは、第一には、事業主の団体による自主的な活動を促進するような措置を講じていくということ、第二には、労働災害の防止に関する特別規制を行なうことであります。これらの二つの手段を通じまして、労働基準法と相まって総合的かつ計画的な防止対策を推進しようというのが、本法の目的であるわけでございます。ただいまお述べになりましたごとく、労働基準法及びそれに基づく安全衛生規則等をより精細に規定し、またこれを厳格に適用……

第43回国会 社会労働委員会 第34号(1963/05/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました職業安定法及び緊急失業対策法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  わが国の雇用失業情勢は、経済の高度成長のもとにおいて全般的には著しい改善を遂げ、現行失業対策制度の創設当初に比べ著しく変貌するに至っております。すなわち雇用の大幅な増加、失業の減少のほか、労働市場の需給関係にも著しい改善が見られ、若年労働力、技能労働力を中心として労働力不足の声さえ聞かれるに至っております。  このような情勢にもかかわらず、失業対策事業の運営を見ると、全般的に就労者の固定化、老齢化の傾向が著しく、制度創設の趣旨に反し民間雇……

第43回国会 社会労働委員会 第40号(1963/06/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この失業保険法の一部を改正する法律案は、昨年八月、社会保障制度審議会からなされました社会保障制度の総合調整に関する基本方策についての答申及び社会保障制度の推進に関する勧告中におきまして、失業保険の給付の改善に関連しまして種々要請されております諸点を尊重いたしまして、立案をいたしたものでございます。すなわち今回の改正案におきましては、失業保険金の最高日額及び最低日額の引き上げ、扶養加算制度の新設、公共職業訓練受講中の保険給付の拡充、被保険者として雇用された期間の通算による給付日数の決定等をはかっておるのでございますが、これはいずれも社会保障制度審議会の答申及び勧告の趣旨に従ったも……

第43回国会 社会労働委員会 第41号(1963/06/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 今回の職業安定法及び緊急失業対策法の改正法案は、失業対策の現状にかんがみまして中高年令失業者等を職業指導、職業訓練等によりましてでき得る限り一般雇用につかせることを目的として、その指導、訓練の期間中に、これらの指導、訓練を容易にするため手当を支給することとし、なお就職できないものについては、事業に就労させつつ再就職への努力を続けていくということをきめようとするものでございまして、この法案は雇用政策上の立法でありまして、社会保障に関する立法として取り扱う必要はないと考えております。  なお、この法案の立案にあたりましては、この基本構想につきまして総理府の雇用審議会に諮問をいたし、……

第43回国会 社会労働委員会 第43号(1963/06/11、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 池田内閣の高度成長政策によりまして、日本の経済は発展し、また労働者の諸君をはじめ国民の生活が非常に向上をいたしてまいりましたということは、世界のひとしく認めておるところでございます。この政策は基本的には正しいものであると考えておるのでございます。ただ当初の政府の見込みと異なりまして、若干成長のテンポが早過ぎたということがございまして、これがために景気調整の施策を必要とするに至ったということは、これはまことに残念であったと思うのでございます。しかしこれもとにかく乗り切ってまいったのでございまして、今後従来の計画に従いまして、この高度成長の方向へさらに力強く進んでいくべき時期である……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1963/01/29、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました炭鉱離職者臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  わが国が石炭鉱業は、エネルギーの消費構造の変革に対処し、経営の近代化、合理化を迫られ、なかんずくその過程において多数の離職者が発生し、種々の社会的、経済的諸問題を提起してきたことは御承知の通りであります。このため、政府としては、従来とも各般の施策を講じて参ったのでありますが、最近の経済情勢の推移のもとにおいて石炭鉱業の景況は一層深刻化する様相を呈してきたのであります。  このような事態にかんがみ、政府は、昨年四月、閣議において石炭鉱業の近代化、合理……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1963/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 お答えいたします。今年度の四百八十万トンにつきましては、大体一万二千人程度の整理が行なわれるものと存じます。また、来年度四百七十万トンに対しましては、一万四千人程度の整理が見込まれております。
【次の発言】 今年度におきましては、ただいままでのところ三百三十名ほど各関係庁に採用されております。それから、先ほど申し上げました千名というのは、局長から申し上げました通り、昨年の買い上げの八千名の中で千人を結局政府機関にお世話をしたい、こういう目標数でございまして、これは今年度中にその作業が終わるという意味ではございませんので、その点は一つ申し上げておきます。  それから来年度の二千八……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1963/02/08、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 従来から失業対策事業に従事しておりまするいわゆる失対適格者の就職の問題につきましては、なかなか事実上行なわれておらぬというきらいがございまして、その結果、現実に失対事業の従事者は固定化する結果と相なっておるのでございます。これにつきましては私もいろいろその原因等を調査いたしてみたのでございますが、ただいま御指摘のごとく、失対事業を取り扱いますいわゆる日雇い関係のセクションと、一般の求人、求職を取り扱います一般のセクションとの関係が全く隔絶いたしまして、その間の連絡が全然とれていない。従って失対事業の適格者については、事実上職業安定所はその人たちの次々の失対事業への就職のあっせん……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1963/02/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 まことにごもっともでございますが、政府といたしまして、現在特別に他の一般の失業者と区別をいたしまして、就職のための集中的な努力をしようというのは、御承知のように、合理化による解雇の者ということに相なっておるのでありまして、従ってこの統計におきましては、それらの方々に役所のいろいろな努力を集中するという意味で、特にそれだけを数えた次第でございます。
【次の発言】 確かにそれは政治としてそうあるべきものだと思います。ただ今回石炭離職者対策として特別措置をもって再就職を推進しようというのは、これはいわゆる合理化離職者に限っておりますので、そこで私どもはこの統計表におきましては、その数……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1963/02/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 こまかい数字にわたっての御説明が必要と存じますので、政府委員から申し上げさせていただきます。
【次の発言】 就職促進手当は、申すまでもなく、就職いたすまでの生活をできるだけ確保していくということが目的でございます。しかし同じ目的で、現在あります制度として失業保険があるわけでございますので、この失業保険制度の延長といった考え方で、基礎を失業保険の給付金に置いた次第でございます。
【次の発言】 問題は金額の点でございますが、金額につきましては、先ほど来申し上げましたごとく、同じ目的でできております失業保険金を基礎にいたしまして、原則的にこれを延長するという措置をとった次第でございま……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1963/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 元来、今の行政機構といたしましては、住宅の建設事務は全体を統轄して、国においては建設省で所掌いたすことに相なっておるのであります。しかしながら今回の離職者対策につきましては、やはり雇用問題について所掌いたしておりまする労働省自身が就職の際の住宅のお世話をしなければ、雇用の円滑を期しがたいという特別な理由によりまして、政府の間の話し合いで、この離職者住宅は労働省の関係の予算に相なったのでございます。そこで、それでは何年入居するかという問題でございますが、これは建設省の立場もございますので一応一年間といたします。この一年間というのは、一年間の間に建設省が責任を持って引き取るべき住宅……

第43回国会 石炭対策特別委員会 第11号(1963/03/08、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 扶養加算の問題につきましては、ただいま提案いたしておりまする失業保険法の改正におきまして、保険給付の改善策の一つとして、政府といたしましては考えておるところでございます。従いまして、ただいまお尋ねになりました御趣旨は、法案審議にあたっておられまする社会労働委員会において処理されることになろうかと存じますが、その際政府といたしましても、御趣旨に十分協力いたす考えでございます。

第43回国会 内閣委員会 第2号(1963/02/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました労働省設置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  今回の改正は、事務の円滑な遂行を期するため、労働省本省の職員の定員を二百二十九人増員しようとするものであります。そのおもなものは、労災保険事業及び失業保険事業における保険給付等関係業務の増加に伴うもの百六十四人、中高年令失業者等の再就職を促進するために、職業指導等の業務に従事する公共職業安定所の職員三十五人、産業災害の防止等関係業務に十五人、その他十五人についての増員であります。  この結果、労働省本省の職員の定員は二万四千百四十人となり、外局の定員二心十七人を加えて、労働省の職員の定……

第43回国会 内閣委員会 第3号(1963/02/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 人事院の勧告のことでございまするから、当然政府としてはこれを尊重すべきであり、また尊重するという建前に立ちます以上は、勧告の内容が四月調査、五月実施ということであれば、万難を排して五月実施を実現していくというのは、政府として当然考えるべきことでございます。そのために、予算措置等の面につきまして、いろいろ示唆に富むお話をいただいたのでございますが、政府といたしましても、今後のこともございまするので、十分お話の次第も頭に置きまして、今後いかにすれば五月実施が支障なく実現できるか、それらの措置につきましては、十分検討をいたすように考えたいと存じます。

第43回国会 内閣委員会 第6号(1963/03/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 政務次官会議の決定は、まだ労働省としてはその通達を受領いたしておりません。受領した上は、十分内容を検討して、趣旨に沿うように努めたいと思っております。しかし、新聞等でこういう決定のありました事実は承知をいたしておりますが、おそらくこの政務次官会議の決定の趣旨は、国家公務員につきまして、政府としては人事院勧告に基づく給与法の改正を提案をいたしておりますし、だんだんに国会の御審議も進みまして、実施が迫ってきた、こういう時期でございましたので、もともと国家公務員の給与については国税に依存いたしておるのでございますから、やはり国民の血税をこの上ともりっぱに有意義に使うという意味で、この……

第43回国会 予算委員会 第8号(1963/02/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御質問は未収金の金額についてであるかと心得ますが、この金額は、日韓交渉におきますいわゆる請求権の問題に関連をいたしておりますので、外務省の希望もございまして、発表を差し控えさせていただきたいと思います。
【次の発言】 この問題は、先ほど申し上げました理由によりまして、ここで申し上げることを差し控えさしていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいま御指摘の金につきましては、政府といたしましては、終戦後直ちに関係各事業主に対しまして、未払い金のうち金銭及び有価証券についてはすみやかに供託手続をとること、事業主が通帳を保管しておる郵便貯金については、供託のためその通帳を郵政省貯金……

第43回国会 予算委員会 第10号(1963/02/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま大蔵大臣が述べられたと同じように考えております。いずれにせよ、大いに今後努力をいたしたいと思っております。
【次の発言】 日本の賃金が西欧並みであるかどうかという御質問でございますが、ILOの資料で、製造業の一時間当たりの賃金を為替換算によって一応の比較をいたしてみますと、一九六一年で、西ドイツが六十九セント、フランスが四十五・八セント、イタリアが三十九・五セントに対しまして、日本は三十三・九セントでございます。従って、西ドイツの約二分の一、フランスの四分の三、イタリアの十分の九という水準になっております。しかし、最近における日本の賃金の上昇率は、国際的に見ましても、前……

第43回国会 予算委員会 第12号(1963/02/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 大体、農村から出かせぎというふうな季節労働に出る数が二十万程度であると思います。三十五年におきましては少し少ないのですが、三十六年では、労働省の調べでは約十九万余りになっております。大体これらは職安を通していっておるのでございますが、このほかに、職安を通さずにいっておる者がたくさんあるやにただいまお話でございましたが、その数は私どもつかんでおりません。先ほど来農林大臣も申されましたるごとく、農村におきまして調整協議会を経て紹介いたしておりますが、調整協議会を通じて求職される方々は、職安を通していっておるような形に相なっております。

第43回国会 予算委員会 第13号(1963/02/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 三公社五現業、ことに五現業につきましては、給与について根拠となる法規があるわけでございますが、この法規の解釈につきましては、それぞれ主務大臣において当たられるべきものでございまして、政府といたしましても、各大臣とも法規を正しく解釈し、正しく運用されておるものと考えております。
【次の発言】 労使当事者が自主的団体交渉によりまして妥結した協定の内容が、予算上・資金上不可能な資金の支出を内容とするものでありますときは、公労法第十六条の定めによりまして、国会の議決を求めることになるわけでございますし、国会の承認があった場合においては、当然所要の措置を講ずることになると考えます。

第43回国会 予算委員会 第18号(1963/03/02、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 先般美唄市へ参りましたけれども、今回の石炭の合理化措置がこの地方に非常な重大な影響を与えるであろうということを承知いたして帰りました。
【次の発言】 ただいま通産大臣から申し上げましたが、なるほど、全体の考え方は通産大臣の言われた通りでございます。しかし、雇用問題につきましての責任当局でありまする労働省といたしましては、できるだけすみやかに就職をさせる。三年にまで及ぶ者はなくしなくちゃいかぬ。そして三年以内には必ず一人残らず就職させるんだ、かような考えで進んでおるのでございます。そしてまた、再就職の計画というものも、単に数字のつじつまを合わせるというようなものではなく、やはり政……

第43回国会 予算委員会 第19号(1963/06/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 最近における賃金の上昇につきましてその内容を検討いたしてみますると、従来相対的に賃金の低かった中小企業であるとか、あるいはサービス業等における賃金が特に上昇いたしておるのでございまして、この点は、全体の賃金格差を縮小しつつあるのであり、基本的には望ましい方向に進んでおるように考えております。しかしながら、これに伴いまして中小企業分野なりあるいはサービス関係なりの価格、料金等がある程度上昇し、価格体系に若干の変動を生じつつあることも事実でありますが、これもある程度はやむを得ない次第ではないかと思っております。しかしながら、便乗的な値上げというようなものをできるだけ抑制し、流通機構……

第43回国会 予算委員会 第20号(1963/06/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 日本の賃金水準は、全体として比較をいたしてみますると、アメリカ、イギリス、ドイツ等に比べますと相当低目になっております。イタリアあたりが、欧米のうちではわりあいに日本と違いのないところであるという状況であります。
【次の発言】 仰せのごとく、日本におきましては、規模別の賃金格差というものは外国に比べましてかなり程度がひどいと思います。ただ、この状態も経済成長に伴いまして、労働力の需給関係が逐次変わってまいりましたために、最近におきましては漸次その格差が減少しつつありまして、これは三十七年の統計でございますが、五百人以上の賃金を一〇〇といたしますと、百人以上が七七・六、三十人以上……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 社会労働委員会 第2号(1963/12/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 このたび、総選挙後の特別国会であります本国会におきまして、第三次池田内閣が成立をいたしました。つきましては、引き続き労働大臣の職を汚すことに相なったのでございます。もとより不敏ではございまするが、労働問題につきまして誠意と熱意を持って当たりたいと存じまするので、相変わらずよろしく御指導、御鞭撻を賜わりまするようこの機会にお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手)

第45回国会 社会労働委員会 第4号(1963/12/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 駐留軍関係労務者にしてその職を離れる方々に対しましては、従来から駐留軍関係離職者等臨時措置法の規定に基づきまして、その対策につとめてまいったところでございます。労働省といたしましても、その一環として従来のいろいろな離職者対策、すなわち職業訓練、職業紹介の実施、及びその裏づけとしての職業訓練手当、技能習得手当、職業訓練寄宿手当、移転資金等の援護業務の措置を講じまして、その再就職の確保と雇用の安定をはかってまいったところでございます。また駐留軍関係離職者中には中高年齢者が多いことにかんがみまして、本年十月から新たに設けられております中高年齢失業者等に対する就職促進の特別措置をも活用……

第45回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1963/12/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 このたび、第三次池田内閣におきまして、引き続きまして労働大臣の職を汚すことになりました。当委員会の皆さまには、従来から格別の御指導を仰いでおるのでございますが、石炭産業の諸問題がますます重要となっておる際でもございますので、この際決意を新たにいたしまして、各種の問題につき誠意と熱意とをもって取り組んでまいる覚悟でございます。どうぞよろしく御叱正、御鞭撻をお願い申し上げる次第でございます。  先般の三井鉱山三池鉱業所におきます予期しなかった大災害につきましては、まことに遺憾のきわみでございまして、ここに関係者の方々に対しましてあらためて深く御同情申し上げる次第でございます。  労……

第45回国会 内閣委員会 第2号(1963/12/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 田口先生の御質問にお答えいたします前に、一言ごあいさつを申し上げさしていただきます。  このたび第三次池田内閣におきまして、引き続き労働大臣の職を汚しますとともに、公務員制度に関する事務を担当いたすことと相なりました。皆さまには従来から格別御指導をいただいておるのでございまするが、まことに不敏ではございまするが、誠意と熱意を持って事に当たりたいと存じまするので、相変わらず御指導、御鞭撻をお願い申し上げます。  ただいま田口委員の御質問でございましたが、御承知のように、一般職の国家公務員につきまして人事院の勧告を実施いたします場合は、必ずこれと並行いたしまして、特別職の国家公務員……

第45回国会 内閣委員会 第3号(1963/12/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 具体的ということになりますると、人事院の勧告それ自体が具体的なものでございまするから、文字どおりこれをそのとおり実行するということが、当然目標に相なるものと思います。
【次の発言】 本年度の予算は、御承知のとおり、予備費を計上するということは実現できなかったわけであります。
【次の発言】 従来からのこの問題についての経験から考えますると、来年度におきましても、予備費計上という措置をとることはむずかしいのではないかと思います。結局来年度におきましても、補正予算で措置されるという方法によることとなるものと考えます。
【次の発言】 ちょうど予算の編成期にございますから、さような問題を……

第45回国会 予算委員会 第2号(1963/12/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 国家公務員法におきまして人事院の勧告を尊重すべしという趣旨が述べられておりますことは、給与の勧告を実施するにあたりましては、内容のみならず、その時期についても勧告を尊重するという意味であると心得ております。かような趣旨からいたしまして、今回の実施にあたりましては政府といたしましてもその趣旨で万全の努力をいたしたのでございまするが、何分にも、先ほど総理大臣から申し上げましたような事情によりにまして、実施時期について御批判をいただくような結果になりましたことは、遺憾であると考えます。
【次の発言】 この問題につきましては、私ばかりでなく、閣僚のすべてが、特に関係大臣が集まりまして、……

第45回国会 予算委員会 第3号(1963/12/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 最近各産業におきまして、オートメ化ないしは機械化の進展が顕著でありますことは事実でございまして、これに関連いたしまして、従事しております労働者の作業についての緊張の強化、したがってまた疲労の増加の問題というものは、今日安全衛生の面におきまして新しい問題を提供しつつあることは事実であります。労働省といたしましては、この問題の重要性にかんがみまして、積極的な対策を講じていかなければならぬと考えるのでございますが、性質、上労働時間あるいは休憩時間ないしは作業環境の整備等について、特に従来と違った検討を要する問題が少なくないと思っております。現在のところといたしましては、一般的には産業……

第45回国会 予算委員会 第4号(1963/12/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 まだ具体的な話は承っておりません。
【次の発言】 駐留軍の離職者に対しましては、駐留軍関係離職者等臨時措置法という特別法がございまして、これに基づいて従来から対策を講じてまいっておるところでございまして、すなわち、労働省といたしましては、今後とも従来の離職者対策、すなわち職業訓練、職業紹介の実施及びその裏づけといたしましての職業訓練手当、技能修得手当、職業訓練寄宿手当、移転資金の支給などの援護業務などの措置の徹底をはかり、離職者の再就職の促進につとめたいと思っております。

第46回国会 外務委員会 第7号(1964/02/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 まず最初のOECDとILO八十七号条約でございますが、これは直接には関係がないと心得ております。ILO理事会の結社の自由に関する調査委員会に対する日本関係の事件の付託につきまして、日本政府の承諾を求める文書がすでにILOの事務総長から外務大臣あてにまいっております。これに対する回答は外務大臣において処理される事柄なのでございますが、労働省といたしましては、この問題の従来からの経緯並びに今回の調査調停委員会の小委員会の構成等から考えまして、現在の段階においては、特に拒否する理由は考えられないと思っておりますが、しかし、これに対しまする正式の受諾回答は、小委員会が五月の上句にジュネ……

第46回国会 決算委員会 第21号(1964/04/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 会計検査院の御指摘どおりでありまして、まことに遺憾に存ずる次第でございます。御承知のとおり労災保険の保険料の算定は、支払いました賃金総額に対しまして保険料率をかけ合わせて算出し、しかもこれを事業主が自主的に報告する。それに基づいて徴収することに相なっておりますので、その保険料の額に誤りを生ずる可能性が少なくありません。したがって、これを防止いたしますため、保険料徴収の実施機関になっております労働基準局また労働基準監督署におきましては、常に事業主に対して保険料の算定基礎の調査を励行いたしまして、関係機関との連絡を密にして報告書未提出の事業場の摘発並びに賃金総額を完全に把握すること……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第2号(1964/04/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案及び地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び概要を御説明申し上げます。  政府としましては、自由にして民主的な労働組合の発展を期するという労働政策の基本的な立場から、結社の自由及び団結権の保護に関する条約を批准する方針を決定したのでありますが、これに伴い、公共企業体等労働関係法及び地方公営企業労働関係法中、職員でなければ組合の組合員または役員になることができない規定その他団結権に関する規定を改正する必要があるのであります。また、これらの規定を改正するにあたっては、これに関連して公共企業体等及び地方公営……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第3号(1964/04/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 一九六四年二月の第百五十八回理事会の決定によりますと、調査団は次の三名で構成されます。委員長エリック・トライヤー氏、委員デビッド・コール氏、委員アーサー・ティンダル卿。この三名は、五月上句にジュネーブにおきまして第一回の会合を持たれまして、調査のスケジュール並びにその詳細の日時等につきましてはその際に打ち合わせをされるということでございます。仄聞するところによりますると、日本からの証人喚問等の手続は、おそらく七月ごろに予定されることと相なるのではないかと聞いております。
【次の発言】 改正法案と条約との関係でございまするが、改正法案におきまして、公労法四条三項及び地公労法五条三……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第4号(1964/05/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御質問の途中をちょっと抜けまして申しわけございません。御質問の御趣旨は、調査団が調査に来た場合に、日本の実情を調査して、組合を圧迫しておるというような結論が出るかどうかという点かと思います。御承知のように、わが国の労働法制におきましては、すでに民間の労働組合につきましては、労働組合法によりまして完全に結社の自由が保障されており、何どきでもILO八十七号条約を批准して差しつかえないような状況に相なっておるのであります。ただ、公労法、地公労法並びに国家公務員、地方公務員法、これらの点に問題があるのでございまして、特に明文をもってILO条約の趣旨に抵触するというのは、公労法四条三項、……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第5号(1964/05/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 外務大臣は参議院の委員会に急遽参りましたので、ただいまの大出委員のお話は、私から外務大臣に十分伝えておきますので、御了承いただきたいと思います。
【次の発言】 憲法二十八条の労働基本権が、公務員ないし公社職員につきまして、公益上の理由から制限をいたしてあることは、御承知のとおりでございます。この制限は御指摘のとおり、昭和二十三年に新たに定められたものでございまして、それ以前においてはなかったものでございますが、しかしながら、日本の公務員の性格並びに公社職員等の性格またその職務の特殊性、これらの点から考えまして、基本権の制限を国会が行なわれましたということは、これはやはり当時とし……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第6号(1964/05/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 仰せのとおりに存じます。
【次の発言】 公労法におきましても、また国家公務員法におきましても、公務員あるいは公社職員の実力行使は法の制限、禁止いたしておるところでございます。
【次の発言】 法律が死文になっておるという事実は承知いたしておりません。
【次の発言】 団体交渉だからといって、団体になってわいわいと交渉をするという意味では決してないのでございまして、労働組合がその組合員の労働条件等について使用者と交渉をする、その交渉はもとより社会通念上考えられる通常の態度によって行なわれるべきもの、かように心得ております。
【次の発言】 政府といたしましては、人事局の設置その他公務員……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第7号(1964/05/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 政府は、池田総理からたびたび当委員会においても申し上げましたるごとく、この国会におきまして必ずILO八十七号条約の批准にこぎつけるようにいたしたい、かようなかたい決意を持っておる次第でございます。  ILOの勧告につきましては、日本政府といたしましてもできるだけこれを尊重するように心がけておるわけでございます。
【次の発言】 政府といたしましては、毎回の国会に本案件を提案いたしまして、ひたすら国会の御承認を得るように努力をいたしてまいっておる次第でございます。微力にいたしまして今日まで国会の御承認を得ることができずにおりますことは、政府としても深く申しわけなく考えております。

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第8号(1964/05/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 今回の賃金紛争を通じまして、三公社五現業の賃金問題に対して、労働組合との間で団体交渉を行ないまするこの団体交渉のやり方なり、またその限界というものが非常に問題になりまして、幸いにいたしまして、従来からいわゆる団体交渉の当事者能力が三公社五現業については欠けておるじゃないかといわれておりました問題が一般の注意を喚起いたしまして、したがいまして、これにつきましては今後政府といたしましても根本的に検討いたしまして、団体交渉の実態に即応するような制度を考えていきたいということに相なっておるわけでございます。つきましては、この改善に関連いたしまして公労委のあり方につきましても、将来あるい……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第9号(1964/05/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ILO再加入に際しまして、わが国は当時の政府代表を通じましてILOに対して、ILOの精神を尊重し、またその重要なる原則についてはこれを順守してまいるという趣旨をじゅんじゅんとして説かれたやに承っております。
【次の発言】 日本は元来国際条約につきましては特にこれを尊重し、忠実に履行してまいったという輝やかしい誇りを持っておるのでございますして、労働問題に関しましても、批准をいたしました国際条約については常に歴代の政府は責任をもってこれを履行してまいったと私は承知いたしております。
【次の発言】 ILO条約第一号は一週四十八時間を原則といたしまする労働時間についての国際条約でござ……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第10号(1964/05/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ILOの八十七号条約につきましては、政府といたしましてはすみやかにこれを批准いたしたいという考えを持っておることは、しばしば申し上げましたとおりでございます。ただ、これに関連いたしまして国内法の改正は避けることのできないところでございます。この国内法の改正につきましては、政府としては数次にわたって必要なる法律改正案を提案いたした次第でございます。私どもは、この政府案の持っております意味を十分に御理解いただきますとともに、国家的立場に立って当面するこの問題を委員会の審議を通じて委員の皆さまに御検討をいただきたい、かように念願いたすのみでございまして、これに関連して安易なる妥協によ……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第11号(1964/05/29、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 lLO憲章第十九条第八項の解釈につきましては、政府も安井委員と同様に考えております。  そこで在籍専従あるいはチェックオフの廃止等についてのこの条項との関係でございまするが、第十九条第八項に書いてありまするごとく、国内の法律、裁決、慣行または協約のほうが、同一の事項について規定した条約よりも、より有利な条件を関係労働者に確保するということは、これは許されるだけでなく、むしろILOの条約の趣旨からいって望ましい、こう考えられるわけなのでございます。  そこで在籍専従制度の廃止及びチェックオフの禁止につきましては、政府は第八十七号条約の趣旨でありまする労使団体の自主運営並びに相互不……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第13号(1964/06/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ILOの報告書で申しておりまする意味は、使用者側はいかなる段階において交渉するかを決定する権利がある、そして使用者側の決定した段階において、労働者側は、いかなる団体にその労働者を代表して交渉する任務を与えるか、その選択の自由がある、こういう意味に解釈しております。
【次の発言】 国家公務員法におきましては、改正法案におきましても現行法と同様でございまして、この点は何ら改正いたしておりませんが、その内容は、国家公務員の職員団体と当局との団体交渉においては、交渉はいたしますが、その結果でき上がった協約というものについては、法律上の効力を付与いたしておりません。

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第14号(1964/06/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 二・一ストに対して禁止を命ぜられましたマッカーサー指令官の声明書は、ただいま御引用になりましたとおりの趣旨であろうと考えます。したがいまして、マッカーサー元帥は当時日本の労働組合に与えられておりましたストライキ権の行使を当時の日本の状況のもとに禁止することが適当であると思量せらたものと考えます。
【次の発言】 ちょっと、田口先生の論法を承っておりますと、このマッカーサー軍司令官の声明は、日本の労働政策の先の先までのスケジュールがそこに書いてあるかのごとく説明されておられるのでございますが、このマッカーサーの声明は、当時の日本の実情に照らして必要であると認められた範囲内の命令だけ……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第15号(1964/06/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 着いていないのは事実でございますから、そのことをお答え申し上げたわけでございますが、だんだん時日もたってまいりまするし、さっそく現地のほうと連絡をとって取り調べをいたします。
【次の発言】 国家公務員の団体交渉権、団体協約締結権につきましては、いろいろ問題点があると思うのでございます。現在の制度といたしましては、国家公務員の中で、五現業の職員のみに対して、公労法による団交権、団体協約締結権が与えられておることは、御承知のとおりでございます。そこで、さらに掘り下げまして、五現業以外の国家公務員の中には、五現業に準じて団体交渉権、団体協約締結権を付与することが適当と認められるものは……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第16号(1964/06/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 四・一七ストというものの計画が公労法上から見て違法なる計画であるということは当時政府からたびたび声明を発したとおりでございます。かような違法なる計画が堂々たる労働組合によってなされたということはまことに残念千万に存ずるのでございまするが、とかく労働運動につきましては法以前の問題がかなりあると思いまするので、これらの点につきましても今後われわれとしては十分考えて根本的にかような計画が起こってくる事態の原因を改善していくということを考える必要もあると思っておるのでございます。しかしながら、とにかくかようなる違法な計画に際しましては、その組合の指令あるいは決定は、これはいわゆる違法な……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第17号(1964/06/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 私はその要望書なるものを受けておりませんし、また研究もいたしておりませんので、よく研究をしてございませんので、正確なお答えをいたしかねる状態でございます。
【次の発言】 政府の原案では、登録団体も非登録団体も、これに対して当局は交渉に応ずる義務があるということは書いてありませんし、また政府の考えでもございません。ただILO八十七号条約の趣旨から考えましても、登録団体、非登録団体は無差別的に交渉をする能力を認めなければならない。また、政府の原案は認める趣旨である。ただ表現においては、登録団体と非準録団体の、登録という手続を経ておるか経ていないかという違いがありますので、この点に着……

第46回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第18号(1964/06/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ILO八十七号条約を批准するに際しまして、国内法改正といたしましては、まず第一に、国内法の現在の条項がILO八十七号条約に直接抵触をいたしますものがございます。これはたてまえ上当然、どうあっても改正を要するわけでございます。次に、ILO八十七号条約の趣旨を国内において一そうよく徹底せしめるために、現行国内法の改正を適当とする条項がございます。これも改正をすることが、ILO八十七号条約の批准に伴いまして、当然要請される次第でございます。こうした事柄を包括いたしまして、現行の政府案の諸規定が整備されておる次第でございます。

第46回国会 社会労働委員会 第2号(1964/01/29、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 第四十六回通常国会の冒頭にあたりまして、一言所信を申し述べまして各位の御理解と御協力を仰ぎたいと存じます。  私は、労働行政を推進する基本的心がまえとして、完全雇用の達成と労働条件の向上を目標として、経済諸施策全体との調和を保ちながら一歩一歩着実に前進してまいりたいと存じ、明年度の予算の編成をはじめ、機会あるごとにこの趣旨に沿うて微力を尽くしてまいった次第でございます。  特に、本年は、わが国経済がいよいよ本格的な開放体制への移行という局面を迎え、経済基盤の一そうの強化を急務とする年でありますので、今後とも国民全体の福祉との均衡をはかりつつ、この目標の実現のため真剣に努力してま……

第46回国会 社会労働委員会 第6号(1964/02/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 簡単なようでなかなかむずかしい御質問でございますが、私個人として考えておるところを申し上げさせていただきたいと思います。  御承知のように、国民の生活を維持いたしまするには、何と申しましても国内の経済の発展、文化の進展ということが必要であろうと思っております。こういう意味におきまして、経済の発展の基礎になります労働というものが真に経済の発展に応じて進んでいくといことが必要だと思います。そういう点に労働省の仕事の一つがあることは申すまでもないと思うのでございます。しこうして、経済の発展に労働というものが即応いたしてまいりますためには、労働者の生活が安定をし、そうしてまた労働者の労……

第46回国会 社会労働委員会 第7号(1964/02/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました労働災害の防止に関する法律案につきまして、その提出理由及び概要を御説明申し上げます。  労働災害の防止につきましては、従来から労働基準法その他労働者の安全衛生に関する法令の実施を通じ、鋭意努力を重ねてきたところであります。殊に昭和三十三年八月以降におきましては、産業災害防止対策審議会の答申の趣旨に沿って、産業災害防止総合五ヵ年計画のもとに国民運動を展開いたし、これによって災害発生率はかなり低下いたしたのでありますが、他面、その間における雇用労働者の著しい増加等の事情もありまして、いまだ絶対数として相当多くの労働者が災害の犠牲となっており、かつ、重大災害の……

第46回国会 社会労働委員会 第10号(1964/02/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました中小企業退職金共済法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  中小企業退職金共済法は、その施行以来四年有余を経過したのでありますが、その普及状況を見ますと、昭和三十八年十一月末現在で制度加入の事業主数六万五千余、従業員数八十四万人余を数え、中小企業の従業員の福祉の増進と中小企業の振興に貢献いたしてまいったのであります。  これらの推移から見まして、この制度は、中小企業労働福祉対策の柱の一つとして、今後さらに一そうの普及発展をはかるべきものでありますが、現行制度の運用と中小企業の実情とを考え合わせますと、幾つか……

第46回国会 社会労働委員会 第12号(1964/02/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 お話のとおり産業災害の問題は労働者につきましてばかりでなく、廃業の発展から申しましても非常に大切な問題でございまして、労働行政といたしましては最も重点を注ぐべき問題だと考えております。御承知のとおり、最近数年間労働者の数は非常に増加いたしておりますにもかかわりませず、産業災害の発生率――先ほど政府委員から申し上げました死傷千人率は逐次下降線をたどっております。これは産業災害防止対策五カ年計画の進行に伴いましてその効果が逐次あらわれつつあるものとひそかに喜んでおったわけでございます。しかしながら、その間におきまして工業また貨物運送業、建設業等は他産業に比べまして著しく事故発生率が……

第46回国会 社会労働委員会 第14号(1964/03/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 八十七号条約につきましては、かねてから総理大臣からも申しておられますとおり、ぜひ今国会において批准までこぎつけたい、かような考えでございます。労働省といたしましても、これに伴う国内法等はすでに提案いたしてございまするので、すみやかなる御審議を待っておる状況でございます。
【次の発言】 国会御審議の状況によると思います。
【次の発言】 私は、この問題につきましては、日本のためにぜひすみやかなる批准が必要であるということを考えて、しこうして、この国会においてぜひこれが成立を期したいということを真剣にこいねがっておるわけでございます。さような意味で、外国からの視察のお方が見えましたな……

第46回国会 社会労働委員会 第17号(1964/03/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 役所の公務員の人事の天下りは気をつけなければならぬことだということは申すまでもございません。たまたま今日この審査会の委員がほとんど公務員の前歴者ばかりでございますことは、ただいま申し上げたとおりでございます。しかし現在までこの審査会が運用されてきた実績から見ますと、特に労働省の言いなりほうだいに審査の実が上がらずにおるということはないようでございまして、やはり公務員というものの長い間身についた考え方、すなわち、その役目役目に従ってその役目の要求される使命を忠実に果たしていきたいという考えは、審査員としての仕事の上にも相当役立っておると思うのであります。もちろん今後とも十分注意し……

第46回国会 社会労働委員会 第20号(1964/03/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 いまのところ人選についての腹案はまだ持っておりません。しかし先般当委員会におきまして御発言もございましたとおり、現在の人選は官界の出身者に偏しておりますので、広く産業労働界の方々で適任のお方がおられれば、ぜひその方面からもお願いいたしたいと存じております。
【次の発言】 騒音に関する問題は二つあると思います。一つはいわゆる公害的な意味において、ある騒音が周囲の一般の人たちに与える影響の問題、一つは、ある騒音を発生する事業場において、その事業場に従事する労働者に対する影響の問題、この後段の問題は当然労働災害補償の対象に相なるものと考えております。

第46回国会 社会労働委員会 第23号(1964/03/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 先ほど来政府委員から申し上げましたるごとく、退職手当の額をいかにするかということ、すなわちこれは労働協約事項でございます。この法律の目的は、中小企業において労働条件の一つとして退職手当の制度を普及しようというのであることは間違いございません。しこうして、その退職手当として、中小企業において採用されるべき退職金の金額をいかにするかということは、これは労働協約において決定されるべきものなのでございます。しこうしてこの法律の目的は、退職手当制度として採用された金額の確実なる支払いを退職時において保障するための助成措置であると考えているわけでございます。したがって私は、中小企業において……

第46回国会 社会労働委員会 第24号(1964/03/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 日本の政府といたしましては、日本の法令に従って行政をやっておるわけでございまして、この行政の執行にあたりましては、内地人たると朝鮮人たるとによって、労働省は全く区別をいたしておる事実はございません。
【次の発言】 失業者に対しましては、御承知のとおり法令による失業対策を、各方面からきめのこまかいやり方で実施をいたしておるのでございます。この失業者に対する対策については、日本国籍の有無にかかわらず、全く一視同仁の態度をもって施行をいたしておるのでございます。したがいまして、失業者の中で朝鮮国籍を有する者が何名あるかという調査は、労働省といたしましては必要がございませんので、全くや……

第46回国会 社会労働委員会 第27号(1964/03/31、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 政府委員から申し上げさせていただきたいと思います。
【次の発言】 政府委員からお答えいたさせます。
【次の発言】 その点はお話のとおりでございます。そこで私といたしましては、この業務を担当いたしておりまする事業団に対しまして、大いに零細企業の労働者を加入せしむるよう、新たにくふうを加え、努力するように説示いたしておるところであります。
【次の発言】 私は、この法律の施行上最も重要なる問題点は、ただいま小林委員の御指摘になりました零細業の関係労働者にいかにして普及させていくかということであると思っておるのでございます。そこでこれについていろいろ考えてみましたところ、従来労働省の行……

第46回国会 社会労働委員会 第29号(1964/04/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 お答えを申し上げます。  建設業におきましては、工事は通常元請業者、下請業者、さらに再下請業者等数次の請負関係のもとに行なわれているところであり、本特例の対象従業員となります大工、左官その他の期間雇用者は、前記下請関係にある業者に雇用されておるのでございますから、したがって本特例における掛け金納付義務者は当然にこれらの労働者を雇用する下請業者となるものでございます。しかしながら、本特例を創設するについては、建設業におきまする労働力不足の現状にかんがみまして、これが対策の一環として全国建設業協会が中心になって強い要望があったといういきさつもございます。元請業者としては、組合が設立……

第46回国会 社会労働委員会 第32号(1964/04/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 十七日に予告をせられておりまするストライキにつきましては、私は、きわめて遺憾だと存じます。何とかして労使双方の努力によって重大なる結果を避けていただきたい、かように考えております。
【次の発言】 なるほど組合側の要求は、五千円以上の大幅賃上げ、これがこのストライキにまで訴えようという主たる目的であると承知いたしております。したがって、私は、この問題につきまして、労使双方がいかにして解決の道を発見するか、十分に話し合いをされることを希望いたしておるわけであります。
【次の発言】 ただいま政府といたしましては、これを回避するためのあらゆる努力を続けておるのでございまして、弾圧という……

第46回国会 社会労働委員会 第33号(1964/04/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 実はこれはだいぶめんどうな問題でございますが、これを御説明させていただきますと、私は今度の争議に関連しての問題点が二つあると思うのです。  その一つは、組合の要求であります大幅賃上げ、これに対して最終的にどの程度の額にするか、これが一つの問題だと思います。それからもう一つは、組合側が大幅賃上げ達成のための手段としていま宣言をしておりますストライキの問題でありまして、このストライキをどうやって回避するか、この二つの問題だと思うのでございます。  この二つの問題がいろいろの場合に混同されておるのでございまして、私が問題解決の道は仲裁以外にないだろう、こう申しておりますのは、大幅賃上……

第46回国会 社会労働委員会 第43号(1964/05/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 実は昨年発表いたしました災害防止の五カ年計画というものは、一つの考え方をあらわしたきわめて抽象的なものでございます。それに関連いたしまして法案を提出いたしたわけでございまして、この法案成立を待ちまして、これを具体化して年次計画をつくって進んでいきたい、こういう考え方で法案を提出いたしたのでございます。
【次の発言】 機構の整備と申しますると、要するに労働基準監督の機構でございますが、現在のところ労働基準監督官は必ずしも安全監督にばかり従事しているわけではありませんが、一応労働災害防止に携わっておると認められまする監督官の総数は千四百八十人であります。この数というものは、近年にお……

第46回国会 社会労働委員会 第46号(1964/05/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 労働災害の防止につきましては、かねてから労働省といたしましては、労働行政の中でも最も重要なる施策として重点を置いてまいった次第なのでございます。  御承知のとおり、これにつきましては、かつて、災害防止五カ年計画なるものを策定いたしまして、これに基づきまして、年々対策を講じ、相当な成果をおさめてまいったのでございまするが、災害の発生率はこの五カ年間に相当な減少を見たのにもかかわらず、労働者の急激なる増加がございまするため、絶対数においてはなお漸増の方向をたどりつつあったわけでございます。したがいまして、かような労働災害の漸増の傾向を抜本的に阻止いたしまして、先進国にならいまして減……

第46回国会 社会労働委員会 第49号(1964/06/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 参与というのは労使じゃないんで、これはもともとなかったものを、労働者の代表、労働組合の代表の意見を加えなければいけないと、こういうことになりまして、それで、労働組合の代表者ということをもとにして考えたものでございます。主体となるものは、労働組合の代表者であり、必要に応じて、同じ制度がありまするから、学識経験者も場合によったら入れたらよかろう、こういう意味で規定をしたわけでございます。
【次の発言】 そういうつもりで立案したものでございますから、そういう考えで運用したいと思います。
【次の発言】 この三十九条は読みにくいかもしれませんけれども、こういうふうに読んでいただきたいと思……

第46回国会 社会労働委員会 第52号(1964/06/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 今度の災害防止の法案でうたっておりまする災害防止規程というものは、これは使用者側において順守すべき事柄を業者間の話し合いを通じてきめていこう、そしてこれは使用者の責任として、当然守るべきことを守るように励行させるということが主眼でございまして、災害防止の根本は、一つには使用者の注意、第二は労働者側の協力、第三には行政機関の監督ということであると思うのであります。労使の協力ということに監督を肩がわりさせるという考えはもちろん私どもはございませんし、またそうあるべきものではない、現状から言って、使用者の一そうの努力、また労使の一段の協力が必要であるということは、同時に監督の強化とい……

第46回国会 社会労働委員会 第55号(1964/06/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 最近の求人数の増加に対しまして求職者が十分でない、ことに若年層の労働力についてはこれが極端になっておるのでございまして、その結果といたしまして労働力の争奪的な現象が随所に見られることは事実でございます。かくのごときは労働の生産性を高めるゆえんでもございませんので、政府といたしましては何らかの行政指導が必要であると考えておるのでございますが、労働省といたしましては、この求人秩序の確立を指導いたしてまいるために、地域別、産業別の雇用計画を樹立いたしまして、これをよりどころとして今後の職安行政の運用をいたしてまいりますとともに、この考え方について大企業はもとより、一般の使用者に対して……

第46回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1964/02/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 石炭鉱業に関する当面の諸施策につきまして一言所信を申し述べ、各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  昨年十一月三池鉱業所におきまして、炭じん爆発により死亡者四百五十八名のほか多数の重軽傷者を出す大惨事の発生を見ましたことは、まことに遺憾にたえないところであります。  この災害の発生に伴う諸対策につきましては、本委員会の各位にも種々御心労をわずらわしてまいったところでありますが、政府といたしましても、すでに御報告申し上げましたように、直ちに臨時三池災害対策本部を現地に設け、あるいは医療調査団を派遣し、被災者や遺族の方々に対する療養、援護措置等に全力をあげてまいったのであります……

第46回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1964/02/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御承知のとおり、退職金も給与と考えられまして、労働基準法ではこれについて当然支払われるべきものというはっきりした規定をいたしておりますが、何と申しましても、石炭業界の消長に伴いまして、現実に支払われずにおりまする退職金も相当多額にのぼっておることは、御承知のとおりでございます。これについて確実に支払われるような何らかの法的措置というものが考えられないかということでございますが、その必要性は、石炭企業に必要な労働力の確保という面からだけ考えてみましても、重々考えられるところでございます。今後ますますそういった問題は深刻に相なってくるかと存じますので、他の企業についての問題もあわせ……

第46回国会 石炭対策特別委員会 第10号(1964/03/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 最近合理化の急進展に伴いまして、むしろ合理化の速度以上に炭鉱労働者の離職者がふえているということを承っておるのでございますが、この原因は、炭鉱における労働条件の現在の状態が好ましくないということが、まず一つの原因でありますが、特に若い人たちにとりましては坑内労働の将来性について大きな不安を持っておられることによると思うのでございます。それと同時に特に昨年の三池災害以来、炭鉱の坑内の安全ということにつきまして非常な不安がありまして、老年者などはもうしかたがないが、しかしこれからの若い者がああいう危険なところへ好んでいく必要がないではないかというような空気も相当あるやに聞いておるの……

第46回国会 内閣委員会 第1号(1964/02/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました労働省設置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  まず、本省に労働研修所を設置することについて申し上げます。  従来、職員の訓練につきましては、労働基準監督官については労働基準監督官研修所において実施し その他の訓練につきましては適宜実施してまいったのでありますが、最近における労働行政の業務内容の複雑化及び高度化並びに事務量の著しい増加の傾向にかんがみますと、これを統一的かつ効果的に実施することがぜひとも必要であると考え、労働基準監督官研修所を吸収した総合的研修機関として、本省に労働研修所を設けることといたしているのであります。  次……

第46回国会 内閣委員会 第20号(1964/04/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 十七日に予想されます公労協並びに公務員共闘のストライキにつきましては、田口先生も非常に御心配をなすっておられるのでございますが、私どもはこれにつきましては、まことに憂慮にたえないと存じておるのであります。ことに二・一ストの当時におきましては、マッカーサー軍司令官の命令によりましてこれが停止されたのでございますけれども、現在のわが国におきましては、すでに公共企業体等労働関係法によりまして、職員のこの種の行為は禁止をされておるわけなのでございます。この法律の明らかなる禁止、しかもわが国会において国民の意思に基づいて議決され、制定されました公労法に、正面から反して、ストライキを敢行す……

第46回国会 内閣委員会 第21号(1964/04/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 中高年齢者の問題でありますが、若年労働者の非常な需給の不均衡の逆の面を依然として持ち続けておりますことは、雇用対策上大きな問題でございますので、これが打開につきましては、いろいろ努力をいたしてまいったところであります。しかしながら、これを使用者の自然の要求に従っておるだけではなかなか解決ができないように思いましたので、先般労働省といたしましては、若年労働者の雇用の申し込みに対しては、中高年齢者を抱き合わせて紹介していく、そしてあわせて採用をお願いするということに踏み切りまして、ただいまその線でやっておるわけでございます。詳しいことは、政府委員から申し上げることにいたします。

第46回国会 内閣委員会 第22号(1964/04/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 このたびの春闘の一つとしての十七日のストライキというものは、まことに遺憾にたえない次第でございます。これが万一実現いたしまするようなことがありましたならば、国の経済、国民生活に非常な打撃を与えることになり、また賃上げを要求いたしておりまする労働者諸君に対しましても、かえって国民のきびしい批判が起きてくるのではなかろうか。いずれにいたしましても、これは労使双方にとり、国民にとり、まことに不幸な結果を招くものと存じまして、私は、あらゆる手段を尽くしてこれを避けようという基本的な考えは持っておるわけでございます。  しかしながら、御承知のとおり、この問題は、春闘の主たる目標であります……

第46回国会 内閣委員会 第23号(1964/04/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御指摘のごとく、憲法二十八条によりまして、労働者の団結権、団体行動権が保障をされておるわけでございます。いわゆるスト権というものは、この団体行動権の一つであるわけでございます。ところで、この二十八条は労働基本権でございまするが、この憲法に保障されておりまする国民の権利は、第二十二条に規定いたしてありまするごとく、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負うておるわけでございます。そして十三条におきましては、すべて国民の権利については公共の福祉に反しない限り尊重される、こういう規定があるわけでございまして、この十二条、十三条等の規定の趣旨から見まして、二十八条の団体行動権、すな……

第46回国会 内閣委員会 第43号(1964/06/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 国家公務員に対する寒冷地手当、石炭手当及び薪炭手当の支給に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正につきましては、院議として決定される以上、政府としてはこれを尊重する所存であります。

第46回国会 農林水産委員会 第59号(1964/06/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 民有林業につきましては、農業、水産業とともに失業保険制度の強制適用を行なわず、たとえば雇用関係が明確であること、離職率が五〇%以下であることなど、一定の基準を定めまして、この基準に該当することを条件といたしまして、任意加入を認めるたてまえと相なっておるのでございますが、これはこれらの産業の労働者が、おおむね季節的に一定期間しか雇われないということ、またその雇用関係が必ずしも明確に把握できないということなどの理由によるものでございます。かような実情のもとに、これらの者に対しまして失業保険の強制適用を行なうということになりますると、技術的にもいろいろ困難な点がございまするし、ことに……

第46回国会 予算委員会 第5号(1964/02/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 第一号条約の内容は、工業的企業に使用される労働者の労働時間は、原則として一日八時間、一週四十八時間、ただし、例外として一週四十八時間のワク内で一日九時間まで許され、また一定の条件のもとに時間外労働が認められる、こういうことに相なっておるのでございまするが、ただいま国内法におきましては、一日八時間、一週四十八時間の原則につきましては、労働基準法はこの条約と一致いたしておりまするが、上記の例外が認められる点が異なっております。このために批准するに至っておりません。
【次の発言】 現在批准されていない理由は、先ほど申し上げましたごとく、基準法の規定と条約の内容とがそごいたしております……

第46回国会 予算委員会 第6号(1964/02/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 最近におきまする季節的移動労働者の需給関係は、一般産業の雇用の増加に伴いまして、どちらかと申しますと、求人難の状況になっております。公共職業安定所で取り扱っております数も、三十七年には二十万五千人ということに相なっておりますが、その職種は、農耕、建設、食料品製造加工などが多いようでございまして、そのうち最も多いのは建設業関係の九万九千人でございます。これらの季節的移動労働者につきましては、全国主要地区におきまして需給調整会議を開催し、労働条件の改善等の指導をいたしまするとともに、求職者の把握及びその需給調整を行なっておるのでございます。今後さらにこれらの措置の推進をはかりまして……

第46回国会 予算委員会 第9号(1964/02/07、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 失業保険の離職率は大体いま三%くらいになっております。
【次の発言】 政府委員から申し上げます。
【次の発言】 ただいま政府委員から申し上げましたるごとく、わが国におきましては、いわゆる不完全就業者というのがたくさんにおるわけでございまして、その限りにおきまして、完全雇用にはまだ相当の距離があると認めるべきだと思います。
【次の発言】 お説のとおり、若年労働力の不足ということは、日本の産業界にとりましては、まことに深刻な問題に相なっております。ただいまもお述べになりましたごとく、中学卒業者についてみますると、昭和三十八年度においては八十八万、これが三十九年度では八十三万、四十年……

第46回国会 予算委員会 第10号(1964/02/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ハイヤー、タクシーの運転手の労働条件につきましては、昭和三十一年に基準法の施行細則を改正いたしまして、自来待にハイヤー、タクシー事業を基準監督としましては重点業種にいたしまして、特別に監督指導をいたしておるのでございます。監督の目標といたしましては、まず時間外労働の排除、すなわち、従来、ハイヤー、タクシーにつきましては、その業務の特質にかんがみまして、一日十時間、一週六十時間という特例を認めておったのでございますが、三十一年以来その特例を廃止いたしまして、一日八時間労働制を確立するようにいたしております。 それから、割り増し賃金でございますが、この計算がなかなかやっかいでござい……

第46回国会 予算委員会 第14号(1964/02/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 産炭地の離職者の対策は、一昨年以来労働行政の最重点になっておることは御承知のとおりでございます。産炭地の離職者につきましては、毎年計画を立てまして、そしてその再就職の促進につとめてまいっておるのでございますが、御承知のように、昨年は当初の計画の後に予定以上に合理化が促進されました関係上、離職者も予定より上回る見込みが立ちましたので、年度中途におきまして再就職の計画を変更して事態を収拾するにつとめてまいっておるような次第でございます。  明年度といたしましては、従来から産炭地の離職者、ことに中高年齢者の再就職を容易ならしめまするために、離職者の移転就職用の住宅をつくっておりました……

第46回国会 予算委員会 第16号(1964/02/28、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 政府といたしましては、たびたび申し上げておりますごとく、このILO八十七号条約の批准はできるだけすみやかにいたしたい、かように考えておりまして、通常国会のたびごとに、また、ときとしては臨時国会におきましても、関係の案件を国会に提案いたしておる次第でございます。これにつきまして、今まで国会の議決を得ることができず、批准が遷延いたしておりますことは、申すまでもなくまことに遺憾千万なことでございますが、この国会におきましては、ぜひとも批准の運びにこぎつけたい、かように考えまして、せっかく努力をいたしておる次第でございます。
【次の発言】 申すまでもなく、批准についての国会の議決が得ら……

第46回国会 予算委員会 第17号(1964/02/29、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 港湾労働者の数についてのお尋ねでございますが、六大港におきましては七万八千八百五十九人、うち常用労働者五万六千八百十三人、登録日雇い労働者二万一千九百九十六人、それから、これは六大港を含んだ全国の常用労働者数だけが出ておりますが、八万七千五百三人、三十八年の調査でございます。
【次の発言】 ただいま五島委員の言われました七対三というのは、神戸港におきまする船内荷役の数字がございますが、それは常用二六・六%、日雇いは七三・四%。しかしながら全国の、単に船内ばかりでなく港湾荷役全体の統計について申し上げますと、先ほど私の申し上げた数字でございます。

第46回国会 予算委員会 第18号(1964/03/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御質問の、鉱山における保安行政の所管の問題でございますが、終戦直後におきまして労働基準法が制定されました当時は、鉱山保安をも含めまして、産業安全の問題は、労働基準法によって労働省で所管するという考え方に立っておったようでございます。しかし、わが国におきましては、戦前から鉱山保安については通産省で所管をしてまいりました沿革もございますし、新しい基準法のもとにおける保安行政をどうするかということは、いろいろな角度から検討されました。その結果、当時の石炭増産の必要性等も理由になったことと思うのでございますが、現行のように決定を見た次第なのでございます。最近におきまして、特に三井の事故……

第47回国会 社会労働委員会 第2号(1964/12/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋説明員 お答えいたします。  現在皆さまに御迷惑をかけてはなはだ恐縮でありますが、事の起こりは、御承知のとおり全電通の組合から大体七千円のベ―スアップの要求が出ておるわけであります。何回かそれぞれ団交をやりました結果、今月の十日に団交の席上で一応の回答をいたしたわけでございます。その趣旨は、昭和三十九年度の賃金についての引き上げ要求には応じられない。昭和四十年四月以降の賃金引き上げの要否については、いまは判断し得る時期ではないので意見表明はできないが、今後民間賃金等の動向をも見ながら態度を明らかにしていく、かような口頭の回答をいたしたわけでございます。組合のほうではこれでは満足できないと……

第48回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第1号(1965/03/22、30期、自由民主党)【議会役職】

○大橋委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。  ただいまは委員各位の御推挙によりまして、私が本委員会の委員長の重責をになうことになりました。  申すまでもなく、ILO第八十七号条約及び関係国内法改正案は、長年の懸案であり、また、さきに来日いたしましたILO対日調査団の現地調査と相まちまして、いまや内外の注目するところでありまして、本委員会の使命はまことに重大なものがあると存じます。  本特別委員会の委員長として、はなはだ微力ではございますが、委員各位の格別なる御協力を賜わり、誠心誠意委員会の円満なる運営につとめ、大過なくこの重責を果たしてまいりたいと存じます。  何とぞ委員各位の御協力の……

第48回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第2号(1965/04/06、30期、自由民主党)【議会役職】

○大橋委員長 これより会議を開きます。  結社の自由及び団結権の保護に関する条約(第八十七号)の締結について承認を求めるの件、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案、地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案、国家公務員法の一部を改正する法律案及び地方公務員法の一部を改正する法律案の各案件を議題といたします。
【次の発言】 これより順次その趣旨の説明を求めます。  まず、外務大臣椎名悦三郎君。
【次の発言】 次に、労働大臣石田博英君。
【次の発言】 次に、国務大臣増原恵吉君
【次の発言】 次に、自治大臣吉武恵市君。
【次の発言】 以上をもちまして、各案件の趣旨の説明は終わりました。  ……

第48回国会 国際労働条約第八十七号等特別委員会 第3号(1965/04/10、30期、自由民主党)【議会役職】

○大橋委員長 これより会議を開きます。  結社の自由及び団結権の保護に関する条約(第八十七号)の締結について承認を求めるの件、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案、地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案、国家公務員法の一部を改正する法律案及び地方公務員法の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。  これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。河野密君。
【次の発言】 濱田幸雄君。
【次の発言】 吉川君に申し上げますが、簡単に議事進行について御発言を願います。
【次の発言】 吉川君に申し上げます。  御要望の点につきましては理事会で御相談をい……

第53回国会 運輸委員会 第1号(1966/12/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 私、はからずも去る十二月三日運輸大臣の重責を拝しました。浅学非才でございまして、まことに恐懼の至りでございます。ただこの上は時局にかんがみまして、力を尽くして御奉公の誠をささげたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました特定船舶整備公団法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  老朽不経済船を解撤し、近代的経済船の整備を促進して内航海運企業の自立体制を確立する方途につきまして、去る五月に内航海運対策要綱を閣議決定いたしましたが、本法案は、さきの第五十一回国会に提案いたしました内航海運業法の一部を改正……

第53回国会 運輸委員会 第2号(1966/12/20、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました内航海運業法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  本法律案は、さきの第五十一回国会に提案いたしたものでありますが、参議院におきまして継続審議の取り扱いになっておりましたので、あらためて御説明申し上げるものであります。  内航海運は、国内輸送機関の中で最も重要な役割りを果たしている輸送機関の一つでありますが、内航船腹量は著しく過剰であり、しかも老朽不経済船がきわめて多く、他方多数の小規模企業が乱立している状況にあります。  したがって、わが国内航海運を国民経済の進展に即応させるには、過剰である老朽不経済船を整理し、近代的経済船……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 運輸委員会 第1号(1967/02/21、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 このたび第二次佐藤内閣の成立に際しまして、はからずも運輸大臣を命ぜられました。まことに責任の重大なることを痛感いたす次第でございます。御承知のとおり不敏かつふなれでございまするので、さだめし皆さまにいろいろごやっかいをおかけすることと存じますが、どうぞお見捨てなく御指導、御鞭韃賜わりますようつつしんでお願いを申し上げます。(拍手)

第55回国会 運輸委員会 第3号(1967/04/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました船舶整備公団法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  船舶整備公団は、昭和三十四年に国内旅客船公団として、国内旅客船の建造、改造を目的として設立されましたが、その後、戦時標準型船舶、老朽貨物船等の代替建造、港湾運送用船舶の建造及び港湾荷役機械の製造等の業務が追加され、さらに、昭和四十一年十二月内航海運対策推進のため新たに融資等の業務が追加され、名称も船舶整備公団と改められて、わが国海運業の発展のため重要な使命を果たしております。  今回御審議をお願いいたします船舶整備公団法の改正点は、船舶整備債券についての政府保証及び公団の余……

第55回国会 運輸委員会 第6号(1967/05/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御指摘の十カ年計画といたしましては、四十一年度から五十年度までに、いま御指摘のありました線を完成する、こういう計画で一応年度別の計算ができております。これはもちろん毎年の予算編成の指針となるものでございますが、私どもとしましては、何とかこれを閣議決定を経ました、大蔵省に対しても力のある計画にいたしたい、こう存じているわけでございますが、ただいまのところでは、一応閣議に報告いたしました程度で、まだ、これを年度別の点について、あるいは総額のワクについて閣議決定するという段階にいっておらないことはまことに遺憾に存じておる次第でございます。したがいまして、毎年度大蔵省とその年度の予算総……

第55回国会 運輸委員会 第7号(1967/05/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 神門委員の御要望まことにごもっともでございまするので、運輸省関係の法令全体につきましてはいま政府委員から申し上げたような次第でございますが、私のほうで関係各局を督励いたしまして、そろうものからひとつ配付させていただくように計らいたいと存じます。

第55回国会 運輸委員会 第8号(1967/05/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御承知のとおり、羽田空港がその現有の規模をもっていたしましては、今後の日本への航空機の受け入れには小さ過ぎるというような状況に相なりまして、これが拡張の必要があるのでございますが、御承知のごとく、羽田空港の拡張工事は今日ほとんど不可能でございます。そこで今後の日本の飛行場といたしまして、東京近郊に第二の国際空港をつくる必要に迫られておったわけなのでございます。御承知のごとく、すでに海外におきましては、ジャンボージェットあるいはSSTというような大型ないし斬新な航空機が設計あるいは製造中でございまして、これらは不日日本の空へも飛来することに相なりまするし、また日本の経済発展という……

第55回国会 運輸委員会 第10号(1967/05/30、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました船舶積量測度法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  現在、船舶の上甲板上などにある貨物倉その他特定の場所に常設閉鎖装置を備えない開口を設けました場合には、その場所は総トン数に算入しないことになっておりますが、このような開口を設けますことは、船舶の防火、防水の見地より好ましいものとは申しがたい実情であります。  また、政府間海事協議機関におきましても、このような事情を考慮いたしまして開口を設けることにより総トン数に算入されない場所につきまして、開口を閉鎖しても総トン数に算入しない取り扱いをするよう関係各国に勧告をしております。……

第55回国会 運輸委員会 第11号(1967/05/31、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 新潟―ハバロフスク線についての態度を決定するにあたりまして一採算性を考慮する必要があるというのは、まず第一に、新潟―ハバロフスク間の航路自体の採算性の考慮も必要であると思いますが、同時に、それが東京―モスクワ線の採算に及ぼす影響についても慎重に考慮しなければならぬと考えております。
【次の発言】 抵抗ということになりますと、政府の意思に対して反対の影響力を及ぼそうというので何らかの動きをするということだろうと思いますが、ただいまの段階では、新潟―ハバロフスク間の航空路の開設につきましては、先ほど申し上げましたように、たくさんの調査しなければならぬ点がございますし、それらの事項の……

第55回国会 運輸委員会 第12号(1967/06/02、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 全く政府も同感に存じております。輸出船舶がだんだんふえますると同時に、造船業といたしましてはアフターサービスの充実につとめまして、それぞれの造船所ごとに外国造船所と提携してアフターサービス網というものを整備することにつとめておりますが、特に日本船舶輸出組合、日本舶用機械輸出振興会などを中心にいたしまして、アフターサービスの共同施設を設置する、また巡回移動技術指導班の派遣を実施する等の方法を行なっております。特に東南アジアにつきましては、昭和三十八年以来、フィリピン、タイ、インドネシア、ビルマなどに巡回技術班を派遣いたしたのでございますが、昭和三十九年にバンコクに日本舶用機械輸出……

第55回国会 運輸委員会 第13号(1967/06/07、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 お述べになりましたとおり、労使の関係というものは非常に広範な範囲にわたっております。その内容も非常に複雑であると思うのでございます。ある場合におきましては労使の立場というものは全く対立的でありまして、いささかもゆるがないというような場合もございますが、しかしその他の場合におきましては、労使の関係がきわめて円滑という以上に、全く共同の目的のために協力をしなければならぬというような関係がございます。もちろんこれらの問題につきましても、いかなる場合においても労使は必ず協力するとはまいらないでございましょう。同じ問題も取り扱いのいかんによっては労使の対立を引き起こすということもあろうか……

第55回国会 運輸委員会 第14号(1967/06/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 海難につきましては、保安庁は海難の防止及び海難の起こったときの緊急救済措置ということを所管いたしておるわけでございまして、その労働法的な処置、すなわち海難による被害の発生後の家族の問題その他につきましては、これはやはり災害保険等々あわせまして、船員局で所管をいたしております。
【次の発言】 運輸省といたしましては、いろいろな仕事をかかえておりますので、各方面で人員の要求が殺到しているような次第でございます。しかも最近の一般的な行政方針として、人員をふやすということについては非常にむずかしいような事情になっておりますので、まことに苦慮いたしている次第でございますが、引き続きこの方……

第55回国会 運輸委員会 第16号(1967/06/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 小型船及び漁船の船主の大部分が中小企業に属し、これらに乗り込む船員の労働条件、労働環境は、大型船船員に比べて劣っておるということは聞いておりますが、実際これらの船舶に乗り込みまして、まだ実情を視察する機会は持っておりません。
【次の発言】 漁船内の設備に関する条約が昨年ジュネーブで採択されました際に、わが国も政府、労使一致してこれに賛意を表しております。そこで政府といたしましては、条約の趣旨を尊重し、漁船船内船員設備基準に関する国内の規定を制定いたしまして、できるだけ早期に本条約の批准をいたすように努力したいと思っております。  なお、すでに昭和三十九年に、漁船をも含めまして、……

第55回国会 運輸委員会 第17号(1967/06/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 私は新聞で書き立てられました記事を読みましてびっくりいたしました。さっそく国鉄に報告を求めました。それに基づきまして閣議においても発言いたしまして、国鉄共済組合が宅地分譲事業を行なうこと自体は、組合の性質上当然のことである。ただその間において、駅のできることを職務上早目に知って、まだ世間の人の知らない間に有利に買い占めをするというようなことがあったり、あるいは不動産業者と一緒になって不当な利益をはかるというようなことがあったりしては、これはいかに事業に熱心のあまりとはいえ、公務員たる性質上行き過ぎといわなければならないので、厳重に戒める必要があると思っておりますけれども、しかし……

第55回国会 運輸委員会 第19号(1967/06/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 問題は法律の用語の使い方というふうに了解いたします。ただいまお述べになりましたことは、行政の運営におきまして注意しなければならぬ大事な事柄だと存じます。この補償におきまして運輸大臣が関係者と接触する手続というものは、やはり国民と行政官庁という上下の関係ではなく、本来から申しますと、公害の原因者である飛行場の管理者と被害的の立場にある国民との関係が、まず第一だと思うのでございます。この立場におきましては、あくまでも話し合いによって、お互いに主張すべき点を主張して、そして話し合いを通じて金額において妥結をする、ないしは補償の方法において妥結をするという運びが当然考えられるべきもので……

第55回国会 運輸委員会 第20号(1967/06/30、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました外貿埠頭公団法案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  国際海運界では、最近急速にコンテナ船導入の計画が進められておりますが、これに対処するためには、わが国でも早急にコンテナ埠頭を整備する等コンテナ輸送体制を整備する必要があります。また、わが国の外貿定期船貨物量は年々増加の一途にありますが、外貿定期船埠頭の整備がおくれているため、港湾の円滑な運営に支障を来たすおそれがある現状にあります。この際コンテナ埠頭の整備及び外貿定期船埠頭の整備を推進するためには、公団を設立しこれに行なわせることが、次の理由により最も妥当であると考えまして、外貿埠頭公団を設け……

第55回国会 運輸委員会 第23号(1967/07/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この公団を設立いたしました動機は、港湾管理者の財政状態から見まして、当面必要とする新しい港湾設備を在来の方法でまかなうことは困難である、こう考えまして、その財政的な面を補充するということが一つ、また従来の公共使用を主体とする港湾使用だけでは、今後の海運界の情勢に即応し切れない。そのために新機軸と申しますか、公団による専用使用の承認という制度を導入する、この二点が動機でございまして、これを目的として公団を特に設立しようというのがこの法律の主眼でございます。したがいまして、ただいま申し上げた範囲におきまして、管理者の管理権の至らざるところを補おうという考え方でございまして、これによ……

第55回国会 運輸委員会 第24号(1967/07/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 執行機関につきましても関係公共団体の御推薦を得たいという考えでございます。
【次の発言】 まだ最終的な決断まで至ってはおりませんが、一応の考え方といたしまして、関係の各公共団体ごとにそれぞれの関係公共団体のほうへ御推薦をお願いしたい。そして管理機関と公団の執行機関との緊密なる連携を人事面から保障してまいりたい、こう思っております。
【次の発言】 協議と申しますのは、特定の問題につきまして関係機関が相互に話し合いをいたし、意思の合致を得るということを目的としております。
【次の発言】 公団があらかじめ港湾管理者に協議しなければならないということでございますから、港湾管理者がそれに……

第55回国会 運輸委員会 第26号(1967/07/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 国鉄財政の再建問題につきまして、当委員会におきまして終始御懇篤な御論議、御指導をいただいておりますことは感激にたえない次第でございます。  国鉄財政につきましては、四十一年度におきまして運賃改定が行なわれました当時には、これによりまして将来の国鉄の財政を運賃の増収によってカバーしてまいりたいという望みがあったのでございますが、実施の結果は予想に反しまして、運賃の伸びがまことに心細く相なりました。かてて加えて、大都市通勤対策その他国鉄の所要資金はとみに増大することに相なった次第でございます。  そこで昭和四十二年度の予算要求にあたりまして、国鉄といたしましては財政上の不均衡を補て……

第55回国会 運輸委員会 第27号(1967/07/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 物価対策閣僚協議会で相談をした趣旨は、物価的見地のみに限っておるわけでございまして、この問題はあくまでも運輸省が全責任を持って処理する問題でございます。運輸省といたしましては、これを許可するにつきましては、さきに局長から申し上げましたとおり、いろいろの根拠に基づきまして適当と考えた次第でございます。しかしその後物議を生じておる事実から見まして、少なくとも利用者の心理の機微についての透察が十分でなかったという自己批判をいたしておるような次第でございます。それでありますので、この問題をいつまでもかような状況に置くことは本意でございませんから、昨日参議院でも申し上げましたとおり、すみ……

第55回国会 運輸委員会 第28号(1967/07/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 大阪市のタクシーの冷房料金の問題につきましては、長らく懸案のままでございましたが、国会の御論議の傾向を察知し、また世論の動向にもかんがみまして、すみやかなる決定をいたしたいと存じまして、本日参議院におきましては、次のとおり発言をいたしたわけでございます。   大阪のタクシー冷房料金につきましては、実  施当初からかなりの混乱を生じたために、物議  をかもしてまいりました。いろいろ調整に努力  はいたしましたが、この際、世論の動向に照ら  し、タクシー利用関係の改善をはかるため、次  の措置をとることといたしました。   一、冷房料金は八月一日から九月十五日まで    乗客の明ら……

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第2号(1967/03/29、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 運輸大臣といたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。  今日、運輸省が所管いたしておりまする行政は、鉄道、自動車、船舶、航空等、陸海空の各分野にわたっておりますが、いずれの分野におきましても、交通の安全を確保いたしますことは、運輸行政における最も基本的な使命であると考える次第でございます。  このため、運輸省といたしましては、わが国の経済規模の拡大や輸送構造の変化に対応し、長期的かつ総合的観点から、輸送力の増強及び保安施設の整備をはかりますとともに、交通安全確保のための関係法令の整備及び交通関係事業者に対する指導監督の強化等、諸般の安全施策を推進いたすことといたしております。……

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第5号(1967/05/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 砂利輸送のダンプカーの問題は、今日の砂利業界のあり方と関連をいたしておる問題ではございますけれども、しかし、交通安全という見地から考えまするというと、砂利業界のあり方と切り離しましてダンプカーに対する独自の対策も、この際考えなければならない事柄だと思っておるのでございます。したがいまして、ダンプカー業者に対しましては、これが輸送業者として営業用の車ということになっておりまするというと運輸省の取り締まりを受け、陸運当局によりましていろいろと指導、監督も行き届くわけでございますが、いわゆる自家用車ということになりまするというと、車両の構造上の問題につきまして運輸省が関与できるだけで……

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第9号(1967/06/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 相当剰余金があるようでございますが、数字につきましては政府委員から御答弁申し上げます。
【次の発言】 死亡事故並びに後遺障害につきましては、最高額を三百万円に引き上げ、負傷の点につきましては、従来どおり五十万円ということで試算をいたしておるところでございます。
【次の発言】 その点はいま試算いたしておりますが、多少の引き上げはやむを得ないのではないか、こう考えますが、しかし、あくまでも大幅の引き上げは避けなければいかぬという考え方でいろいろと調査を進めております。
【次の発言】 この自動車損害賠償責任保険の性質から見まして、加害者の賠償責任を担保するという制度でございますので、……

第55回国会 交通安全対策特別委員会 第15号(1967/07/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ダンプの危害を予防する方法として御提案をいただいておりますこの法案の中に定められた届け出及び表示番号の指定という手続について、立案者の深い意味のあることを承りまして、十分に趣旨に同感をいたしておる次第であります。  私ども、現在の段階で、この問題について、免許制度の採用ということに踏み切るにはいまだ準備が十分ではございませんが、この法案が幸いにして成立いたしましたならば、これが運用に習熟することによりまして、将来必要ならば免許制度への準備体制かようなつもりで、立法の趣旨を実現するように専心努力いたしたいと思います。
【次の発言】 お話のとおりに、現在骨材の輸送量は国内総貨物輸送……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1967/03/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 運輸大臣といたしまして、公害対策に関し、所信の一端を申し述べたいと存じます。  今日、運輸省が直面いたしております運輸公害のうち、主要なものといたしましては、船舶による海水の油濁、自動車による排気ガス並びに航空機による騒音の三つが特に指摘されるのでありますが、私といたしましては、これら問題の抜本的防止のため、関係施策の推進については格段の努力を尽くし、一日も早く国民各層の期待に沿い得るよう最善の努力を尽くす決意であります。  次に、この機会に、これら問題の具体的対策について若干申し述べたいと存じます。  まず第一に、船舶による海水油濁につきましては、第五十一国会の本委員会におけ……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第5号(1967/05/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました船舶の油による海水の汚濁の防止に関する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  この法律案を提案いたしました第一の理由は、今国会に別途提出されております千九百五十四年の油による海水の汚濁の防止のための国際条約の受諾に伴いまして、国内の法制を整備する必要があるからでございます。この条約の当事国は、すでに三十一ヵ国に及んでおり、わが国のような大海運国がいつまでもこれに加入しないのは国際協力の見地から好ましくないと考えられるに至っておりますので、この条約の受諾と並んで関係国内法の制定が急がれているわけであります。  提案の第二の理由は、国内において船……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第6号(1967/05/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 国内体制の整備がおくれておりましたために、条約成立後十三年間もこの重要な国際条約の批准がおくれたということは、まことに遺憾に存ずる次第でございまするが、御承知のとおり、戦争で荒廃いたしました日本の復興ということのために、あれこれと政府といたしましても先立ってやらなければならない数々の施策が相次いでおりましたために、今日まで延引いたした次第でございますが、今日となりますると、国内における油の使用量も非常に増大をいたし、海岸における海水の汚染ということももはや一刻も猶予のならぬ状態に相なりましたので、おくればせではございまするが、今年度予算におきまして必要な措置をとることとし、これ……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第7号(1967/05/31、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 運輸省も、このことにつきましては大蔵省のほうにとん税の不徴収のお願いをいたしたわけでございまして、この問題につきまして大蔵当局と研究をいたしたのでございますが、これは法律に規定してないことを準じて取り扱うという意味ではございませんで、これこれの場合及びこれに準じて取り扱うことを相当と認めるような場合にはとん税は課さないという趣旨の規定になっているわけでございます。そのこれこれの場合というのは、ただいま大蔵省政府委員から、検疫のみを目的として一時入港する場合ということも引かれましたが、これも引いてもいいかと思いますが、その前に、第一号には、海難その他航行上の支障が生じたことによっ……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第8号(1967/06/07、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 この取り締まりというのは権力行為でございまして、やり方によってはずいぶんいろいろ手荒なこともできますし、十万円の罰金では安過ぎると思うような場合には、取り締まりの速度を調節いたしまして、一週間、十日ぐらいは動けないようにしておくということもできるわけでございます。まあ、罰金はこの程度でよろしいかと思います。
【次の発言】 この条項は原状回復の義務とは関係ない条項でございまして、そうした場合におきましても、原状回復を命ずる場合においては、やはりその船舶の所有者に命ずることができると思います。

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1967/06/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいまの御要望に対しましては、極力沿うようにいたします。
【次の発言】 この法律が制定されまして、国内に有効に実施されるということになりましたならば、運輸大臣といたしましては法律の施行について全責任を負うわけでございますから、自今適用範囲の水域につきましては、内外いかなる船に対しましても油の問題については厳に監視をいたしまして、それぞれ救済の措置を間違いなく講じさせ、あるいは誤ってやった場合には是正の措置を講じさせる、こういうようにいたしたいと思います。
【次の発言】 すでに公害対策基本法案におきまして、救済措置について制度を完備するということをうたってあるのでございまするか……

第55回国会 産業公害対策特別委員会 第11号(1967/06/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 港則法の中には、港湾の区域内あるいは港湾から一万メートル以内の区域内におきまして、みだりに海水にいろんなものを投げ込むことはいけないという規則がございまして、それでもって廃油等の投棄を取り締まろうというのが私どもの考え方でございます。  しかし、これについては、もともと海水の油濁防止ということだけを眼目にして規定した法規ではございませんので、運用にあたりましては一くふう要する点もあろうかと思いまするし、ことに一万メートル以上の水域におきましては、たとえ東京湾内といえども港則法の及ばざるところでございまするので、そういった点は法の一つの欠陥だということがいえると思うのでございます……

第55回国会 大蔵委員会 第4号(1967/03/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 通行税の取り扱いについての御意見でございまするが、これにつきましては、従来から政府部内において十分に検討を加えるということになっておるわけでございます。明年度の予算の編成にあたりましても、特に国鉄の予算につきまして主計局との間にいろいろ折衝をいたしておったのでございまするが、現在の国鉄の財政状況は、今後のことを考えまするとなかなか困難な問題が多数伏在いたしておりまして、これについてはどうしても根本的な検討を加えまして、将来にわたってしっかりした対策を立てなければならぬということが明らかに相なった次第なのでございます。  そこで、大蔵、運輸両省間におきましては、来年の予算までには……

第55回国会 内閣委員会 第4号(1967/05/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま議題となりました運輸省設置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして、御説明申し上げます。  改正の第一点は、運輸省本省の航空局に飛行場部を設置することであります。  航空機の大型化、高速化及び運航回数の増大に対処し、安全かつ円滑な航空輸送を確保するためには、飛行場及び飛行場に関連する施設の整備拡充を強力に推し進めていく必要があります。  このための計画の策定、用地の取得、補償等の事務が年々著増の一途をたどっており、また、これらの事務の遂行が質的にもますます困難になりつつありますので、これら飛行場に関する事務を一元的に処理するため、本省航空局に飛行場部を新設すること……

第55回国会 内閣委員会 第9号(1967/05/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 アメリカ大使館を通じまして米国に対して、このLST乗り組み員の危険の再発の防止ということについて厳重に申し入れをいたしますると同時に、これが賠償、救護、その他の措置につきましても適切な措置を依頼いたした次第でございます。
【次の発言】 第一回の事件がありまして、米国に対しまして厳重に申し入れました後、五月十三日に、引き続きベトコンの攻撃が原因となりまして一名の負傷者が生じたことは、まことに遺憾に存ずる次第でございます。ただいま、この事件につきましては、なお内容の詳細を取り調べ中でございまするが、その取り調べの結果を待ちまして、今後危険区域に対するLSTの運航について自粛してもら……

第55回国会 内閣委員会 第10号(1967/05/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 陸運局の定員が少ないことについての御質問でございますが、私も運輸省へ参りまして、陸運局ばかりでなく、海運局における船舶検査、また航空局における航空機の機体検査、こういった人員と、各方面に人員が非常に不足しておるような点に気がついたのでございます。今年度におきましても、そういう意味でいろいろと人員の増加をはかっておりますが、御承知のとおり、人件費の増高につきましては大蔵当局も非常に神経質でございまするので、なかなか思うにまかせぬ点がありますことは遺憾にたえない次第でございます。それでも今年は、陸運局については、特に車検要員ということで多少の増員をはかったような次第でございます。今……

第55回国会 予算委員会 第2号(1967/03/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 日本国有鉄道の財政の現状がきわめて困難な状態であることは御指摘のとおりでございます。しかも、それにもかかわらず、輸送力の増強並びに部市交通の難問解決のために多額の工事費の支出をしなければならぬことも御指摘のとおりでございます。このために、現在の状態は、国鉄の財政に非常に重圧を加えておるのでございますが、これの解決の方法といたしましては、国鉄だけの力ではたしてこの難局をしのぎ得るやいなや、多大の問題がございまするので、ただいま政府といたしましては、運輸省と大蔵省とで相談をいたしまして、四十三年度の予算までにこの問題を十分検討いたしたいと存じております。  特に、検討の目標といたし……

第55回国会 予算委員会 第7号(1967/03/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 現在の状態では船団を組む練習はいたしておりません。

第55回国会 予算委員会 第14号(1967/04/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 今回のLST乗り組み員の事故につきましては、お説のとおり、わが政府といたしましては、外務省が向こうに当たっておるのでありまして、運輸省といたしましては、外務省を通じて先方と交渉をいたしております。
【次の発言】 LST乗り組み員の今後の、安全等につきましては、運輸省といたしましては、外務省を通じて駐日米国大使館に交渉をいたしております。
【次の発言】 このLSTにつきましては、LSTに当初日本人の船員その他が乗り組みました沿革等もある次第でございまして、御承知のごとく、終戦直後にアメリカから借り入れましたこれらのLSTに対しまして、日本政府として日本人を乗り込ませて、そして日本……

第55回国会 予算委員会 第16号(1967/04/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 お説のとおり、航空界におきましては新しい大型機あるいは超音速機の出現が期待されておるのでございますが、わが国の航空界といたしましては、まず飛行場の整備においてこれの受け入れ体制をつくる必要があると考えまして、目下新空港の建設に進みつつあることは御承知のとおりでございます。国内の日本航空がこれらの大型機等を国際航空に使用する時期もおいおい迫りつつあるわけでございます。これに対しましては、政府といたしましても必要なる出資をいたしまして、これらの新しい航空機を取得するように準備を進めさせておる次第でございます。
【次の発言】 日本航空といたしましては、ジャンボジェット、これは四十五年……

第55回国会 予算委員会 第17号(1967/07/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 地下鉄につきましては、御案内のとおり、今年度予算におきまして建設費の一部、特に金利を中心として新たに補助金制度を設けましたわけでございます。これは後年度においては、毎年相当増額されていくものと思うのでございます。さらに、現在東京都におきましては料金の問題もあるようでございますので、地下鉄については財政全般の立場から考慮をいたしますとともに、他の地区の地下鉄等の関係もございますので、今後とも財政の問題には特に留意をいたしてまいりたいと存じます。
【次の発言】 調べまして、すぐお答えいたします。
【次の発言】 まことに申しわけございませんが、これも取り調べさしてお答えいたします。

第56回国会 運輸委員会 第1号(1967/08/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 仰せのとおり、八月一ぱいに全国大手私鉄の特別監査をやる計画でございます。
【次の発言】 御趣旨はよく承りました。今後道路管轄機関と十分協議いたしまして、はっきりした線を打ち出したいと思います。
【次の発言】 御趣旨のあるところは、一応公安委員会によく伝えて研究させたいと思います。
【次の発言】 御承知のように、新東京国際空港の建設には、ばく大な量の建設資材が必要と相なりまして、工事最盛期を予想いたしますと、年間約六百万トンの砂、砕石、セメントなどの搬入が必要となるのでございます。これらの大量の資材輸送を無秩序に行なわせますことは、一般の交通を著しく阻害するばかりでなく、交通安全……

第56回国会 運輸委員会 第2号(1967/08/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま福家委員のお述べになりましたとおり、かような国家的な大事業でございまするので、このルートの決定、建設計画の具体化、こうした面におきましてはあくまでも科学的根拠に基づき、諸般の広範な調査によってきめるべきでございまして、政治的な理由によって個所を区別するというようなことは断じて避けなければならぬと思うのでございます。政府といたしましては、あくまでも技術的、経済的見地からこのルートを決定すべきものと考えております。
【次の発言】 土木学会の報告を拝見いたしますと、鉄道道路併用橋については、技術的に建設可能であるという結論になっております。したがって、道路単独橋とすべきか鉄道……

第56回国会 運輸委員会 第5号(1967/10/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 昨日公団が外郭測量のためのくい打ちに着手いたしたことは、私も報告を聞いております。なおその際に、警察当局におかれまして必要と認められまして、相当数の警察官を動員されたという事実も承っておるのでございます。私はこのくい打ちがさような状況のもとにおいて行なわれることを極力避け、平穏裏に行なわれるように、ぜひとも現地の諸君と話し合いを進めたい、その上でいたしたい、かように思って極力努力をいたしてまいったのでございますが、不幸にいたしまして今日まで反対派の方々とお目にかかる機会がどうしても得られませんでございました。しかしこれ以上延ばすということは、期限のある仕事のことでございますので……

第56回国会 運輸委員会 第6号(1967/11/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 その前に乗員の訓練につきまして、先ほど御懇篤なお話を承りましたが、全く同感でございまして、乗員訓練につきましては、必ず慎重を期したいと思っております。  なお、もう一つの問題につきましては、一応技術部長から申し上げます。
【次の発言】 ただいま野間委員の御質問は、法規上認可事項になっておることについて、会社が一存で例外的な措置を続けておることについての監督上の問題でございまして、これは野間委員の言われるとおりでございます。まことに遺憾であると思います。今後こうした事態のないように十分に留意をいたし、監督上支障のないものならば、成規の手続のもとに成規の認可をした上で措置するという……

第56回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1967/11/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 御質問のとおり、国鉄につきましては非常な赤字が年々続いておりまして、このままでは財政の破綻も目に見えております。その根本は、人件費の値上がりその他諸経費の値上がり等が原因でございまして、これは国鉄自体ではなかなか解決できない問題でございます。ことに大きな赤字の原因となっております問題といたしまして大都市交通対策、いわゆる通勤輸送のための大都市付近の設備の拡充が原因にあげられておりますが、これは非常な大きな投資をして、しかも単年度に回収できず、長期にわたらなければならぬ性質でございますので、従来から借り入れ金をもってまかなっておりました。その借り入れ金も非常に年々累増いたしまして……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 運輸委員会 第20号(1970/04/24、32期、自由民主党)

○大橋(武)議員 ただいま議題となりました全国新幹線鉄道整備法案の提案理由につきまして御説明申し上げます。  昭和三十年代からのわが国の経済成長は目ざましいものがありますが、反面この経済成長は、大都市への生産・消費機能の巨大な集積という形で行なわれてきたため、いわゆる過密、過疎現象が深刻化しております。  このような状態を打開して、経済社会の飛躍的発展をはかるためには、国土の総合的かつ普遍的開発を推進し国土利用の抜本的な再編成をはかる必要がありますが、その不可欠の基盤といたしまして、新全国総合開発計画においても述べられておりますように、将来の高度に発達した経済と豊かな国民生活にふさわしい高速高……

第63回国会 運輸委員会 第21号(1970/04/27、32期、自由民主党)

○大橋(武)議員 私どもの感じといたしましては、この第三条は、新しくできる新幹線網というものを説明したものだと思うのでございます。これは御指摘のとおり、鉄建審の決議におきましては、きわめて具体的に地名をあげておるのでございますが、大体あの鉄建審において決議された鉄道網というものは、わが国の現状並びに将来を考えますと、大体だれが考えてもああいう線に落ちつくという、きわめて妥当な適切な線が指摘せられてあるわけでございまして、問題は、その適切妥当なる鉄道網の各路線をいかなる形で法文の上に表現するかという点であろうかと思うのでございます。もちろん、鉄建審の決議そのままに一々の地名をあげてそのとおりやっ……


33期(1972/12/10〜)

第74回国会 社会労働委員会 第1号(1974/12/19、33期、自由民主党)

○大橋委員 いまの決意は決して口先だけではないと思います。三木総理は、言うことと行なうことが非常に離れ過ぎているというもっぱらの評判でございましたが、三木内閣の閣僚の一員であるあなたですから、まさかその点も見習われるようなこともないだろうと思いますけれども、再度この点は、四月一日ではなくてもっと早い時期にいまのような実質的な措置を打っていくというこのことは、私は生涯忘れられないくらいの思いで受けとめておきますから、ひとついまの、特に民間労働組合、関係団体のほうからの必死の願いであります。一日も早くということは、もう一月早々にということでございますから、この点をしっかり胸に入れられて、また労働省……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号(1976/05/24、33期、自由民主党)

○大橋(武)委員 当委員会は、院議によりましてロッキード事件の徹底的究明を目的として設置せられたるものであります。  政府はかねてから本問題の究明については熱意を持って努力する旨言明されております。私は、もとより当然の次第と考え、これを信ずるにやぶさかではありませんが、本日、当委員会審議の劈頭に当たりまして、特に責任大臣たる稻葉法相のロッキード問題捜査処理についての所信をお伺いしたしたいと存じます。
【次の発言】 新聞等の報道によりますると、法務大臣は国会の会期終了後、五月二十五日に記者会見においてロッキード事件の中間報告を行う旨が伝えられております。その真意はいかがなものであるか、この機会に……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/05/27、33期、自由民主党)

○大橋(武)委員 特にいまの了解事項の点について伺いたいのでございますが、これは国防会議の事務局長から、昭和四十七年十月九日の了解事項というものを、一応参考のためにお読みを願いたいと思います。
【次の発言】 そこで問題は、この第一行でございますが、「次期対潜機、早期警戒機等の国産化問題は白紙とし、」こういうふうに書いてあります。続けて「今後輸入を含め、」「検討する。」こういうふうに書いてあります。それで、普通にこの文章を拝見いたしますと、白紙とするのでございますから、いままでは白紙でなかったわけだ。つまり、何らかの色がついておった、だから白紙にするという文句が生きてくると思うのです。そうなりま……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第6号(1976/06/09、33期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 それでは、松浦利尚君。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第7号(1976/06/10、33期、自由民主党)

○大橋(武)委員 民間機に対しまする問題は、エアバス導入延期という点にあるのでございますが、このうち運輸省に関する部分は、このことについての行政指導に関するものであります。そこで、本日特にこの部分に集中して質疑を行いたいと存じます。  まず伺いたい点は、エアバスの導入ということにつきまして、運輸省が最初にこの問題について指導を行われるようになりましたそれはどういう措置であったか、またそれはいかなる時期に行われたものであるか、お答えをいただきたいと存じます。
【次の発言】 それに関連してお伺いいたしたい点は、昨日三井物産が当委員会に証人として石黒君を派遣いたしました。その際、石黒君の証言の中に出……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第8号(1976/06/16、33期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 河村勝君。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第10号(1976/06/23、33期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 次に、中島武敏君。
【次の発言】 鈴切康雄君。
【次の発言】 内村君にお願いいたしますが、証人は記憶がないということが少し多いように聞こえますが、本当に記憶がないものはやむを得ないとは思いますが、できるだけ思い出すように努力をして証言をしてくださるようお願いいたします。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第13号(1976/07/07、33期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 東中光雄君。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第14号(1976/07/08、33期、自由民主党)

○大橋(武)委員 刑事局長にお尋ねをいたしたいと存じます。  去る六月二十四日の本委員会における証人喚問において、全日空の渡辺尚次副社長は、六月二十二日全日空の沢以下三幹部が逮捕された被疑事実、すなわちロッキード社から三千三十四万五千円の全日空に対する裏金の流れについて、私自身に関してこういう金が入ったとか、あるいは会社の中でこういうものを手に入れたということについては知らない旨の証言を行っております。  そこで、次の点についてお伺いいたします。  まず第一に、渡辺尚次君のこの証言は認めがたいものがあると存じます。昨日の藤原、本日の若狭、この逮捕等事件の推移を考えますと、当然渡辺君はこの金の流……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第17号(1976/07/22、33期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 斉藤正男君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。     午後三時十七分休憩

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第18号(1976/07/28、33期、自由民主党)

○大橋(武)委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、総理に御質問申し上げる次第でございます。  昨日、東京地方検察庁は、ロッキード事件の疑惑の中心にある最も重要なる人物に対し、逮捕状を執行いたしました。自民党は、一度はこの人を総裁と仰ぎ、二度にわたって内閣首班に指名いたしました。この人は、わが自民党が育て、わが自民党が国政をゆだねた人であります。われわれ自民党員たる以上、だれ一人として全国民の前に今日の事態について責任を免れることはできません。  三木さんが昨日の記者会見を通じて、かかる事件を起こしたことは国民に相済まない、現在の自民党総裁として国民に対し責任を感じると述べられたことは、全党……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第21号(1976/08/11、33期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 理事会で協議の上処置いたしたいと存じます。  永末英一君。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第22号(1976/08/12、33期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 委員長からも申し上げますが、いま問題になりました暴力団関係の資料というようなものを至急おつくり願って、当委員会へ提出していただくことができましょうか。
【次の発言】 それでは警察庁に申し上げますが、なるべく早い時期に、いままである資料をまとめて出していただくことと、なお、その後、何かまとまるものがあったら、ひとつまとめていただいて、追加して出していただくようにお願いいたしておきます。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第26号(1976/08/26、33期、自由民主党)

○大橋(武)委員 本日の朝刊各紙にありました四代議士が検事の事情聴取を受けた旨の記事は多大の反響を呼んでおります。  わが党といたしましては、四代議士についてそれぞれ調査いたしましたところ、今日までこれらの諸君は検察庁の事情聴取を受けた事実は全くないのでございまして、この記事は全然誤報であることが判明いたしました。しかし、四代議士にとりましては、かくのごとき記事が掲載されましたことは、その政治生活に対し言いようもなく重大なる損害を与えたばかりでなく、個人の名誉に対しても大変な損失をこうむっております。これらの記事に対しては、本人はもとよりわが党といたしましても、しかるべく是正のため所要の措置を……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第29号(1976/09/08、33期、自由民主党)【議会役職】

○大橋(武)委員長代理 田中君の御要望の資料につきましては、お言葉のとおり、理事会において協議の上、処置することにいたします。


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 労働委員会公聴会 第1号(1949/05/09、24期、民主自由党)

○大橋委員 ただいまの御発言の中で特に重大だと存じました点は、労調法の改正について、かくのごとき改正は憲法の爭議権の規定の趣旨に違反しはしないかというお言葉があつたかと存ずるのでございます。ただいま公述人のお話を承つておりますと、必要に應じてはすでに発生した爭議をもストップするというような方法も考えてよろしい。こう仰せられておりながら、この冷却の期間の規定であるとか、あるいはまた六十日の期間の繰返し、かくのごときことが憲法に違反する。この二つのお考えは、爭議の中止命令を出すという重大なことの方がかえつて憲法に違反して、かような單純なことの方が違反しないというのが当然のりくつのように思われるので……

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第3号(1949/12/20、24期、民主自由党)

○大橋委員 末弘委員長の御出席をお願いしてありますが、末弘委員長の御出席はどうなりましたか……。御都合悪ければ留保いたします。

第7回国会 労働委員会人事委員会大蔵委員会連合審査会 第2号(1950/02/10、24期、民主自由党)

○大橋委員 この案件につきましては、まず裁定理由書の第三に「本委員会は公社の経理状態を調査した結果、公社はその予算上又は資金上今年度内に主文第一項に記した金額を支給し得る十分の経理能力を有し、従つて公労法第十六條第二項に関係なく、その支給に必要な措置をとり得べきものと認める。こういうふうにうたつてございます。この点につきまして、過日運営委員会においても問題となり、また本会議においても問題となつたのでございますが、一昨日のこの連合審査会においても、仲裁委員の方々からこの問題についての見解が披瀝されたのでございます。ことに仲裁委員の一人であられます堀木君は、公共企業体の経営については、わが国の最高……

第8回国会 地方行政委員会大蔵委員会農林委員会水産委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1950/07/17、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 中崎議員にお答えいたします。まず第一に、現在の国警のままでは治安上不十分であるかどうかという御質問でございますが、七月八日マツカーサー元帥の出された書簡にもあります通り、今日の実情といたしましては、治安をより以上確保いたしますためには、新しい増加が必要であると存ずるのであります。  次にこの七万五千の新しい警察隊の増設は、講和会議と関係あるかどうかという御質問でございますが、この点は別に講和会議の見通しと直接関係あるものとは存じておりません。  なお将来ほふやす必要があるかどうかという点でございますが、これは将来の情勢によつて判断する以外にはないと存ずるのであります。  また装……

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第1号(1950/12/02、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この行為につきまして、従犯あるいは教唆犯なりとの前提に立つての御立論のようでございまするが、私どもはこれをそそのかす行為それ自体の社会的危険性というものを見て、そうしてこれ自体をひとつの独立した犯罪行為だということに観念いたしておる次第であります。
【次の発言】 どういう問題があるか、私にはわかりません。
【次の発言】 これは初めから申し上げまする通り、共犯でないのでありますから、共犯理論のごときものも適用する余地はない。また騒擾罪とも違いまするから、騒擾罪のような取扱いもいたしておらないのでありまして、單にそそのかしたりする行為、それ自体を独立に犯罪行為と観念いたしておるわけ……

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第2号(1950/12/03、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 治安の状態につきましては、昨年は御承知の通り平事件、広島事件あるいは国鉄ストその他全国的に非常に大規模な騒擾その他の事件がありまして、天下の耳目を聳動いたした次第でありますが、本年はさような非常に大がかりな事件というものは、今のところ発生いたしておりません。しかしながら各地において特に朝鮮事変勃発以来反戦、反米的な不法な行為等がございまして、警察官としては、これに対して相当の力を割かなければならぬような状態に相なつております。従いまして、警察官の勤務時間としては、昨年に比較して最近の実情は、ふえてこそおれ、決して減少というようなことはないのであります。しかしただ菅野副長官がいか……

第10回国会 地方行政委員会法務委員会連合審査会 第1号(1951/05/17、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 わが国の治安につきましては、終戰直後におきまして経済界の混乱また思想界の混乱等によりまして、非常に憂慮せられつつあつた次第でございます。その後、一部の極端なる政治運動等の影響もございまして、全国各地におきまして不祥な集団暴行等の事件があつたことはすでに御承知の通りと存じます。その後最近に至りまして、漸次これらの運動もその勢いを弱めて参つてはおるのでございますが、しかし昨年朝鮮動乱の発生に伴いまして、多少またこうした面におきまして警戒を要するのではないかというふうに考えている次第でございます。もとより国内におきまする実情を考えますというと、さしあたつてそう心配しなければならぬとい……

第12回国会 外務委員会労働委員会連合審査会 第1号(1951/11/07、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ただいま御指摘の宣言を拝見いたしますると、日本憲法の根本精神とまつたく同一でありますから、講和後におきましても憲法の趣旨に従つて、かようなあらゆる問題を推進して行けばそれでさしつかえない、こう考えます。
【次の発言】 ポツダム政令によりまする各種の法規の中には、憲法の趣旨から見まして、その手続その他の点において不十分なものもございます。従いまして講和条約の発効と同時に、これらのもののうち不必要なものは廃止をいたすという考えを持つております。また廃止をせざるものはすべて憲法の趣旨に適合いたしまするごとく改正をいたしました上、法律として存続をさせるという措置をとることにいたしており……

第13回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1952/02/22、24期、自由党)【政府役職】

○大橋国務大臣 予備隊が誕生いたしまして以来、アメリカとの関係で困つたことはないかという御質問でございますが、私は困つたことはないのでありまして、米軍の援助によりまして予想外に教育等もうまく参つておる。むしろアメリカとの関係においては非常に有益であつたと考える面が多いのでございまして、困つたという経験はございません。  それから次に講和発効後における顧問との関係はどうなるかという点でございますが、これはわれわれとしてなお顧問の協力を要望する点が多々ございますので、引続き顧問をお願いするようにいたしたいと思います。ただその場合の法律関係はどうなるかという御質問でございますが、この法律関係につきま……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 議院運営委員協議会 第1号(1955/11/18、27期、自由民主党)

○大橋武夫君 新しい問題ですが、内閣総辞職ということは非常に憲法運用の重大な問題ですから、政府の御見解を明らかにしていただくという意味でお尋ねします。二十一日に内閣が総辞職されます理由を、もう一度明確に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、政党の統合の結果、第二次鳩山内閣の存立の基礎というものが、新しい情勢から見て不適当になってきた、従って新しい内閣の基礎を国会に持つという意味で、この際今まで考えられておった基礎というものがなくなったので、そのために総辞職をして、そうして新しい分野に基くはっきりした基礎の上に成り立つ新内閣を作るべきだ、こういう御判断のように思いますが……

第22回国会 社会労働委員会公聴会 第3号(1955/07/21、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私は公述人のお三方に伺いたい第一の点は、これは特に医師会、歯科医師会のお方に伺いたいのでありますが、今日は、特に医師会方面においては、全国の医師大会も催されておるようでございまして、その大会の目的としておられまする点は、来年の四月に迫っております医薬分業の実施に対する反対ということにおると承知をいたしておるのでございます。一体、日本図師会その他歯科医師会等お医者さん方のお考えといたしましては、医業分業の原則というものは、これは現実いつ実行するというようなことは別問題といたしまして、今後医薬制度の理想として、やはり原則的には認めるべきであるというお考えに立っておられるのでござい……

第22回国会 社会労働委員協議会 第2号(1955/09/10、27期、自由党)

○大橋武夫君 どうも今のお話しを伺っておりますと、今度のことでしくじったのは人がないからだ。食品衛生法を改正して、監視員をふやすということです。どうも今までとかく役所は何かしくじりがあると、これは人が足りないためにしくじったのだというふうな行き方をやられるのは私は非常に不賛成だ。それで食品衛生法を改正されるに当って、その監視的な措置をやることが必要だということは、これは確かにその通り。しかし、今日各地に保健所とか、そういうものができておるのですから、分析をさせる必要があれば、毎月定期的にある程度の製品を保健所に持ち込んで、その分析をさせるというようなことをやるとか、何もこつもから分析に調べに出……

第22回国会 商工委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/19、27期、自由党)

○大橋(武)委員 私は最初に通商産業大臣にお伺いいたしたいと思うのでございます。この石炭鉱業合理化ということは、石炭界にとりまして非常に大きな問題でありまするばかりでなく、特にわが国の産業全体にとりましても非常に重大な問題であると存ずるのであります。従いまして政府がこの法案において意図しておられまする石炭鉱業の合理化という実が上るか上らないかということにつきましては、単に経営者諸君の協力を必要といたしますばかりでなく、関係労働者諸君の協力もまたどうしても得なければならない、かように存ずるわけなのでございます。そこで第一にこの石炭鉱業合理化措置を推進せられるに当りまして、今日まで関係労働者諸君に……

第22回国会 大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/05/24、27期、自由党)

○大橋(武)委員 最初に、今まで一般会計でやってきたのを特に今年から特別会計にしなければならぬという特別の理由があったならば伺いたいと思います。
【次の発言】 それでは、今まではなぜ一般会計でやっておられたのでありますか。
【次の発言】 今年度におきましては、従来一般会計に属する収支をだいぶ政府は特別会計に移しておられるものが多いようであります。このあへん特別会計のほかに、投融資関係とかいろいろあるようでありますが、一体何と何をそういう操作をされましたか。
【次の発言】 そうしますと、そういうものを特別会計に持ってくるのをやめて、従来通り、ないしは本来のやり方通り、つまり現行法に基いていろいろ……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1957/02/11、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。  私がこの第三分科会の主査を勤めることになりましたので、各位の御協力によりまして遺憾なきを期したいと存じます。よろしくお願いいたします。  本分科会は、昭和三十二年度一般会計予算中経済企画庁、農林省及び通立産業省所管、同特別会計予算中、農林省及び通商産業省所管について審査を行うことになっておりますが、審査の順序といたしましては、大体通商産出省、経済企画庁、農林省の順序で審査を進めて参りたいと思いますので、あらかじめ御了承を願っておきたいと存じます。  それではまず昭和三十二年度一般会計予算及び特別会計予算中、通商産業省所管について説明……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1957/02/12、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。  本日は、まず昨日に引き続き、昭和三十二年度一般会計予算及び同特別会計予算中、通商産業省所管について質疑を継続いたします。永井勝次郎君。
【次の発言】 お答えいたします。午後は実は経済企画庁所管について質疑をしたい、こういうことにいたしておりますので、大体きょう午前中にできれば通産関係の部分を終りたいと思っております。それと午後は参議院で商工委員会があるそうでありまして、大臣の御都合もつきかねる場合もあろうかと思いますし、はっきり午前ときまったわけでもありませんが、大体午前中と認められる程度の範囲で一応終了したい、かように考えておりま……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1957/02/13、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。  本日は、昭和三十二年度一般会計及び同特別会計予算中、農林省所管を議題といたします。まず政府の説明を求めます。井出農林大臣。
【次の発言】 これにて説明は終りました。  これより質疑に入ります。質疑の通告がありますから順次これを許します。栗原俊夫君。
【次の発言】 井上良二君。
【次の発言】 井上君にお諮りいたしますが、もし相当まだ時間がかかるようでしたら、この辺で休憩いたしたいと思います。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめ、午後は二時より再開して農林省所管に対する質疑を継続することにいたします。  暫時休憩いたします。  ……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)【議会役職】

○大橋主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。  本日は、まず昭和三十二年度一般会計及び同特別会計予算中、通商産業省所管を議題とし、質疑を継続いたします。永井勝次郎君。
【次の発言】 よろしゅうございますか。それでは春日一幸君。
【次の発言】 栗原俊夫君。
【次の発言】 今澄勇君。
【次の発言】 滝井義高君。
【次の発言】 川俣清音君。
【次の発言】 これにて通商産業省所管に対する質疑を終了することにいたします。  午前の会議はこの程度にとどめまして、午後は二時十分より再開して、農林省所管に対する残余の質疑を継続することにいたします。  暫時休憩いたします。    午後一時二十二分……


29期(1960/11/20〜)

第43回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1963/02/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 昭和三十八年度一般会計及び特別会計の予算案中、労働省所管分につきまして、その概要を御説明いたします。  最初に、一般会計について申し上げます。  この会計の歳出は、総額七百二十九億二千七百五十二万五千円でありまして、これを前年度当初予算額五百八十一億九千六百八十九万五千円に比較いたしますと百四十七億三千六十三万円の増加となっております。  次に、このおもな内容につきまして、概略御説明いたします。  まずその一は、雇用及び失業対策の推進に必要な経費であります。最近における雇用及び失業情勢は、ここ数年にわたる経済の高度成長によりまして、全体として、改善の方向に進んでいるのであります……

第43回国会 予算委員会第二分科会 第7号(1963/02/23、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 清掃事業につきましては、元来衛生上また安全上、注意を要する業種であると考えております。あるいはブリキくずであるとか、あるいはガラス、こういうものからけががよくできるばかりでなく、ごみの堆積が崩壊いたしました場合に、いろいろ重傷を負ったり、あるいはただいま御指摘のような死亡したりする例もございます。従いまして労働省といたしましては、特に安全上注意を要する業種であると考えますので、今後におきましては、それが公共団体の直営であろうと民営であろうと、とにかく基準監督の面から十分に注意をし、また指導いたして参りたいと思います。
【次の発言】 十分御趣旨に沿うようにいたします。

第43回国会 予算委員会第二分科会 第8号(1963/02/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ILO条約批准案並びに関係法律案は、すでに閣議決定を了しておりまして、ただいま国会の方の都合も見まして、でき得れば今月中に提案いたしたいと思っております。延びましても、来月早々には出したいと思っております。
【次の発言】 さよう御解釈いただいてけっこうだと思います。
【次の発言】 現在百九十三万人という統計であります。
【次の発言】 最低賃金につきましては、いずれ全国一律で定めるというような時期もあってよろしいと思うのでございます。しかしながら、それまでにはやはりいろいろ準備的な段階を経る必要があるのではなかろうかと考えます。現段階におきましては、御承知の通り、産業別、地域別に……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 逓信委員会大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1964/04/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 お説のとおりに私も了解いたします。
【次の発言】 まことに不勉強で申しわけありませんが、そのいまの命令書というものを、私要旨を承知いたしておりませんので、一応事務当局から申し上げます。
【次の発言】 この問題は公共企業体等労働委員会の判断がもとになっておりまして、ただいま御質問になりましたと同趣旨の、この具体的な本件につきまして労働組合の側から公労委にただいま判定を求めておるわけでございます。したがいまして、公労委の判定が近くあるものと存じまするので、この際行政当局といたしまして具体的な事件についての判断を申し上げる段階ではないように心得ます。

第46回国会 予算委員会第三分科会 第8号(1964/02/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 政府委員から申し上げます。
【次の発言】 その措置につきましては、その個々のケースにあたりまして、すでに実行中でございます。
【次の発言】 この点は、昨年の通常国会においていろいろな経緯があってこの金額がきまっていることは、御承知のとおりであります。私どものほうでは、決してこの金額は十分ではございませんので、この制度を盛んに活用するというよりは、すみやかに再就職をお世話しまして、この制度に依存しないで済むようにしたいという心がけでやっております。
【次の発言】 まことに適切な措置であると考えまするが、よく自治省とも相談いたしまして、そういう方法も実行できるようにいたしたいと思い……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1964/02/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 昭和三十九年度一般会計及び特別会計の予算案中、労働省所管分につきましてその概要を御説明申し上げます。  労働省所管一般会計の歳出は八百二十一億四千二百二十万二千円でありまして、これを前年度予算額七百三十三億五千五百九万八千円に比較いたしますと、八十七億八千七百十万四千円の増加となっております。  次に、そのおもなる内容について概略御説明いたします。  その一は、近代的労働市場の育成と労働力流動化の促進に必要な経費であります。  経済の拡大発展に伴いまして、労働力の需要は増大し、若年労働者や技能労働者を中心とする労働力の不足が顕著となっております。反面、産業構造の変化等の事情によ……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1964/02/21、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 ボタ山の事業につきましては、通産省の監督のもとに事業団がやっておることは御承知のとおりでございます。しかし、これには相当多数の炭鉱離職者を吸収していただくことになっておりまするし、またそれがこの事業の目的になっておりまするので、労働省といたしましてもその実情につきましては十分に注意をいたしておるところでございます。大体予定より幾らか着手がおくれておるように聞いておるのでございますが、だんだんに予定どおり進行してもらえるもの、こういう考えのもとに全般の離職者対策を運営いたしておる次第でございます。  詳しい状況につきましては政府委員から必要があればお答えいたしたいと思います。

第46回国会 予算委員会第二分科会 第8号(1964/02/26、30期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 私は、最低賃金法が、賃金水準をむしろ据え置くような消極的な役目をしたのではないかとは必ずしも考えませんが、しかし、これがあったために、非常に賃金水準を引き上げるに役立ったといって自慢するほどのことはなかろうと思います。なるほどそのときどきの統計によりますと、最低賃金の協定ができたことによって、関係労働者の若干についてはある程度の賃金の引き上げが行なわれておるという統計もありますが、しかし、これはこの制度がなくとも、労働事情等によって当然起こるべきものが起こったという解釈もできるわけでありまして、賃金水準について現行法がどれだけの役割りを果たしたかということにつきましては、そう力……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1966/02/24、30期、自由民主党)【議会役職】

○大橋主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。  私が第三分科会の主査をつとめることになりましたので、皆さま方の御協力をよろしくお願いいたします。  本分科会は、昭和四十一年度一般会計予算中、厚生省、労働省及び自治省所管並びに昭和四十一年度特別会計予算中、厚生省、労働省及び自治省所管につきまして審査を行なうことになっております。  審査の順序は、お手元に配付いたしました日程により進めたいと存じます。あらかじめ御了承願います。  それでは、昭和四十一年度一般会計予算中、厚生省、労働省及び自治省所管並びに昭和四十一年度特別会計予算中、厚生省、労働省及び自治省所管を議題といたします。  ……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1966/02/25、30期、自由民主党)【議会役職】

○大橋主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。  昭和四十一年度一般会計予算及び昭和四十一年度特別会計予算中、労働省所管を議題といたします。  前会に引き続き、質疑を行ないます。細谷治嘉君。
【次の発言】 小林進君。
【次の発言】 華山親義君。
【次の発言】 本会議散会後再開することとして、休憩いたします。    午後一時三十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  労働省所管につき質疑を続行いたします。栗林三郎君。
【次の発言】 栗林君にお願いを申し上げますが、すでに御相談いたしました時間をだいぶ超過しておりますが、まだ多数質問者がございますので、できるだけ簡単……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1966/02/26、30期、自由民主党)【議会役職】

○大橋主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。  昭和四十一年度一般会計予算及び昭和四十一年度特別会計予算中、自治省所管を議題といたします。  この際、分科員各位に申し上げます。  自治省所管については質疑通告が多数にのぼっておりますので、質疑時間は本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員になられた方方は三十分程度にとどめることになっておりますので、何とぞ御協力をお願いいたします。  なお、政府当局に申し上げますが 質疑時間が限られておりますので、答弁は必ず的確に要領よく、簡潔に行なわれまするようお願いいたします。  これより順次質疑を許します。奥野誠亮君。

第51回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1966/02/28、30期、自由民主党)【議会役職】

○大橋主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。  昭和四十一年度一般会計及び昭和四十一年度特別会計予算中、自治省所管を議題といたします。  この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は、一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員になられたお方は三十分程度にとどめることとなっておりますので、御協力をお願いいたします。  なお、政府当局においても、質疑時間に限りがありますので、答弁は必ず適確に、要領よく、簡潔に行なわれますよう、特に御注意申し上げておきます。  これより順次質疑を許します。肥田次郎君。
【次の発言】 藤田高敏君。

第51回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1966/03/01、30期、自由民主党)【議会役職】

○大橋主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。  昭和四十一年度一般会計及び昭和四十一毎度特別会計予算中厚生省所管を議題といたします。  この際、分科員各位に申し上げます。  質疑の持ち時間は、一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員になられたお方は三十分程度にとどめることとなっておりますので、御協力をお願いいたしたいと存じます。  なお、政府当局においても、質疑時間が限られておりますので、答弁は必ず的確に、要領よく簡潔に行なわれますよう、特に御注意申し上げておきます。  これより順次質疑を許します。川崎秀二君。

第51回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1966/03/02、30期、自由民主党)【議会役職】

○大橋主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。  昭和四十一年度一般会計及び昭和四十一年度特別会計予算中、厚生省所管を議題といたします。  この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は、本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員になられた方は三十分程度にとどめることとなっておりますので、御協力をお願いいたしたいと存じます。なお政府当局においても、質疑時間が限られておりますので、答弁は必ず的確に、要領よくかつ簡潔に行なわれますよう、特に御注意申し上げておきます。  これより順次質疑を許します。伊藤よし子君。
【次の発言】 古井喜實君。


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 運輸委員会産業公害対策特別委員会連合審査会 第1号(1967/06/30、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この法案は、特に飛行場の周辺の騒音地帯の対策として出したものでございます。しかしこれは一定の騒音地帯の中にある特定の営造物に対する防音工事という面が一つであります。一般の建築物に対する防音工事という点までいっておりません。それらの点になりますと、できるだけ飛行場の周辺から遠ざけていただく以外にはないわけでございますが、それはいわゆる都市計画の範囲になるものが相当な部分を占めると思うのでございます。こういう意味におきまして、ただいま先生の言われました都市計画の重要性ということは、公害対策の上からも考えなければならぬ事柄でございますが、私どもは今後ともそうした関連の施策についても、……

第55回国会 産業公害対策特別委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1967/06/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 この条約批准が今日まで延び延びになっておりましたことは、お話しのとおり、世界の一流の海運国といたしまして、日本の立場からいうと、まことに遺憾千万なことであったわけでございますが、これにつきましては、やはりただ批准するというわけにもいかず、批准に伴いまして、油の処理施設を国内で完備する必要等があったわけでございますが、このたびの条約におきましても、なかなか処理施設の完備について海運業者あるいは海運界等だけにもまかせておけませんので、そこで本法案におきましては、港湾管理者にこの施設を整備させ、これに対して国庫補助を与えるという制度をとっておるのでございますが、しいて諸外国と違うとい……

第55回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1967/04/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 新しくつくります場合には、もちろん仰せのごとくいろいろな騒音に対する対策を基本的に講じた上で処理すべきものと思います。しかし現存ありますものにつきましても、できるだけ周辺の地域につきましては、騒音の防止の施設を講じていくというのがいまの対策の趣旨であると考えます。
【次の発言】 仰せのごとく、淡路島は瀬戸内海の中の一つの島でございまするから、これを飛行場に活用いたしました場合に周辺に及ぼす影響の少ないということは事実でございます。したがって、そういう意味におきまして最近淡路島に関西における第二国際空港をつくるべしという動きにつきましては、私どもも非常な興味を持っておるところでご……

第55回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1967/04/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○大橋国務大臣 お説のとおり、最近踏切に関連いたしまする重大事故が続発いたしますことは、まことに憂慮にたえない次第でございます。政府といたしましても、踏切事故の状況にかんがみまして、重大事故の発生を防止するために、踏切事故対策の強化をはかり、その実施を強力に推進いたす方針にいたしておるのでございますが、まず本年度の予算において予定いたしておりまする踏切道の交体交差化、構造改良及び保安設備整備等の事業は、できるだけこれを早期に実施をいたすよう促進いたしたいと思っております。  本年度の予算におきましては、まず、国鉄においては、踏切の立体交差化あるいは鉄道の高架化を含めまして百数億の改良事業費をと……


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ページ更新日:2024/10/21
データ入手日:2024/10/20

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