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山本利寿 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

山本利寿[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席(幹部)歴代TOP1000
997位

27期委員会出席TOP50
24位
27期委員会出席(幹部)TOP100
62位
27期委員会出席(無役)TOP100
92位

このページでは山本利寿衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。山本利寿衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第6号(1949/05/17、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 先ほど大野局長からもお話がありましたように、この問題は政府の合部面に関係があることでありますが、わけて外務省においてはお骨折をお願いしなければならぬと考えるのであります。ところで現在の渉外関係と申しますと、われわれの素人目ではとかくGHQが中心となつて、アメリカとの直接交渉が多いと思う。それももちろん大切でありますから、今後大いに御努力を願わなければなりませんが、別に外務省には以前アメリカ局とかアジア局とかいうようなものがありましたように、現在ソ連を対象とする專門の部門がございますでしようか。もしありませんようでしたら、これは特別の機会でありますから、外務省の中にソ連問題を直……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第9号(1949/05/30、24期、民主党(第十控室))

○山本委員 私は本日の委員会に列席しまして、皆様方からのいろいろな御意見を聞いたのでありますが、要点は同じだと思いますけれども、現在持つておられる外務省あるいは援護廳、その方面の数字は刻々にかわるものだと思います。今日はこうだ、いろいろな調査の結果、今日における正確な数字はこうだと思うということを外務省は常に発表し得る態勢になつていただきたい。しかし世間一般の人間は刻々に死んで行くのであるし、あるいは逃げて行つた者がまた帰るて來ることもあるから、いつまでも一つの数字が固定的なものではないということも十分了解しておらなければならぬと思います。  それから倭島管理局長が出張中だからはつきりしたこと……

第5回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第11号(1949/10/10、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 こういう場合に、他の委員会ではどういうような例がございましようか。お調べ願いたい。

第5回国会 外務委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 今ので概略はわかりましたが、日本側では外務省、あるいはその他の日本側の当局として、大体どの程度にしてもらいたいとか、いつごろまでには決定してもらいたいとかいつたような、意思表示をしたことがこれまでにおありでございましようか。
【次の発言】 そういうようなことは外務大臣というか、外務省としてその都度申出られておるのでありますか、あるいは日本の経済界の代表者とか、あるいは議会とかいつたような團体からの意思表示でありますか。

第5回国会 外務委員会 第5号(1949/04/06、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 このことに対して、質問以外の私の意見を申し述べさせていただいてよろしゆうございますか。
【次の発言】 この移民問題は、今後の日本にとりまして非常に重大な問題でございまして、できるだけ諸外國においてもわれわれの移民を受入れてもらうことにし、あるいは國内よりの移民に対しては出て行くように奨励する必要があるかと思うのでありますが、こういう情勢をつくりますについては、ただ從來のような外務省あるいは政府当局の御努力にのみすがるというのでは非常に弱いのでありまして、國民こぞつてこの方面に輿論を喚起しなければならぬと思うのであります。ことにアメリカ等におきましては、輿論の國でありますので、……

第5回国会 外務委員会 第8号(1949/04/27、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 先ほど伺いましたこの表は、連合軍総司令部の発表となつておりますが、このうちの基本数というのは、連合軍の方で各收容所あたりと連絡をとつて調べられた数でありますか、あるいは外務省において何らか別の方法で得られた数でありますか。
【次の発言】 終戰前におつた者から推定して出された数字でありますか、終戰後に各地の抑留所とか何とかいうところから、でき得る限りの手を盡して得られた数字でありますか。
【次の発言】 私が懸念いたしますのは、残るところが四十六万九千四十一名となつておりますが、はたしてこれだけおるのかどうか、あるいはもつとたくさんかどうかということが、今の程度の数字を基本にして……

第5回国会 外務委員会 第10号(1949/05/14、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 ちよつとお伺いいたしますが、二十八万名はわかりますが、九億円という金額は大体現在の評價でございますか。二十一年ごろの評價でございますか。
【次の発言】 大体こういう法律は予算に関係することでありますから、現在の予算に盛るとすれば、九億円というふうに解釈してよろしうございますか。これは多少のからりが新しい法律で出ると思うのですけれども、現在およそ九億円を拂わなければならぬものと思うという意味でございますか。
【次の発言】 その点はよく承知しておるのでありますけれども、われわれが問題として考えるのに、きようこの場合において九億円の問題として考えていいのか。これは時期がいつであるか……

第5回国会 外務委員会 第11号(1949/05/21、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 このソ連に残留している者の数ということについては、実際におる数と、この前発表された数とに食い違いがある場合には、あとで非常に問題が残るからという意味の発言をかつての委員会で私はしたと思うのでありますが、とにかく今度は昨日のような発表になつたのでありまして、それに関連して今並木委員の質問となり、お答えがありましたが、これもどうもほんとうの想像でありますので、並木委員と意見が違うようですが、あまり急いで発表すると、疑惑にさらに疑惑を生むのではないかというふうにも私は考える。それでかの地における死亡者数がいくらであるか、それからあの発表数の中には一般人というものが入つておるのかいな……

第5回国会 文部委員会 第1号(1949/03/19、24期、民主党)

○山本(利)委員 理事はその数を七名とし、委員長において御指名せられんことを希望いたします。

第6回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第5号(1949/11/29、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 ただいま提出された二つの決議案を並べてみまして、私が考えるところは、こういう決議案が出ることは、とにかく早く帰してもらいたいということが、どちらも根本の目的であります。さらにそのためには、今不明になつております数字も、はつきりしたものを出してもらいたいということも、どちらもが希望しているところであります。その根本目的がどちらの決議案も私は一緒であると、かように考える。そこでこの決議案を有効ならしめるためには、一つの党派から出すよりも、私は共同提案として出す方が力強い、かように考えます。感情から申しますならば、砂間委員から前もつてこういう決議案が出されたのでありますから、その方……

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第3号(1949/10/31、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 その他の点で質問してよろしゆうございますか。
【次の発言】 占領目的で日本へ来ておるとか、あるいは商用で来ておる人が観光するというのでなしに、純粋に観光のために来ておるお客さんの数についての現状と言いますか、それから来年度の見通しということを、ちよつと承りたいと思うのであります。
【次の発言】 来年度はどのくらいの……
【次の発言】 それではもう一つ御質問いたします。国立公團その他の観光地に対して、いろいろな施設をして行かなければならぬわけでありますが、それに対する投資ということは、外国から、たとえばアメリカならアメリカから、直接にそこへ向つて投資するという傾向にありますか、……

第6回国会 観光事業振興方策樹立特別委員会 第9号(1949/11/28、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 私は民主党連立派を代表いたしまして、ただいま議題となりました国際観光ホテル整備法案に賛成の意を表するものであります。  この法案の主とするところは、わが国の国際観光ホテルを充実させようというところにありますが、この戦後荒れ果てた日本に美しいホテルを建てて、ますます日本を美しくし、さらに多くの外客を誘致いたまして、外貨を獲得しようとすることに対しては、まことにけつこうなことだと考えるのであります。ことにこの観光ホテルが各地に建設されますについては、やはりある部分失業対策ともなるのでありまして、この方面を十分案されまして、全国できるだけ広く多くのホテルを建て、たくさんの外貨を誘致……

第6回国会 郵政委員会 第6号(1949/11/22、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 大体この問題に関しましては、質疑も出盡したようでありますから、これにて質疑を打切られんことを希望いたします。

第6回国会 郵政委員会 第7号(1949/11/28、24期、民主党(第十控室))

○山本(利)委員 私は民主党連立派を代表いたしまして、今回議題に供されました郵便物運送委託法案について、賛成の意を表するものであります。  本法案がこの委員会に付託されましてから、その特質については各委員より詳細にわたつていろいろな論議があつたのでありますけれども、わが国の現状から考えまするときに、この法案は最も適当なものであり、しかもかかる法案を有することが必要なことであると考えましたので、他の委員から申し出られましたいろいろの要望事項について、政府がこの法案運営にあたつて十分注意されることを希望いたしまして、賛成の意を表します。

第7回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第7号(1950/02/16、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 委員長にお尋ねいたします。この問題に関しては、今日放送局の方からの御説明を承つたわけでありますが、さらにこの長野県の在外同胞帰還促進家族連盟委員長あるいはその他の方を招いて、その方のお話を聞く予定でありますか。ただ今日のお話を聞いて、この委員会を終るというわけですか。
【次の発言】 それでは放送局の方にお伺いいたします。私自身は、このプリントをいただいて、すぐ今のようないろいろなお話を聞いたので、さつぱりわからないのでありますが、激越だと思われた箇所を、放送局においては十分御検討の上で、そういう裁断をされたと思います。ここは特別の場所でありますから、その点をこことここがいけな……

第7回国会 外務委員会 第3号(1950/02/08、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 私はまず最初に日本人戰争犯罪人釈放の問題に関連して、ご質問を申し上げたいと思うのであります。昨年の十二月二十五日マツカーサー元帥は、当時巣鴨拘置所で服役中の日本人戰争犯罪人で終身刑以下の刑期に服し、かつ服務成績良好のものに対しては刑期を減ずる。また終身刑を含む刑期に服しているあらゆる囚人に対して適用すべき仮出所制も、目下検討中である旨が発表せられ、その発表によつて四年またはそれ以下の刑に処せられた四十六名の下級戰犯が釈放されたことは、御承知の通りであります。この発表並びに釈放という事実がいかにわれわれ国民に、感謝と将来に対する明朗な感じを與えたかどいうことは、想像に余りがある……

第7回国会 外務委員会 第5号(1950/02/22、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 この前のもう一つ前の委員会で、私の御質問申し上げたことに対しての御答弁を承りたいと思います。
【次の発言】 続いてまだお答えにあずかつておりません点だけを申し上げます。私の首相に対する質問はこの次の機会に讓りまして、私にまだお答えをいただいていないことだけをお願いいたします。もう一つは一月三十一日の毎日新聞にビルマは日本人の入国を許可するという意味のことがラングーン発のAFP電として載つておつた、このことを御質問いたしましたが、外務省においてはまだ知らないという、取調べるということでありましたが、いかなる者がいかなる手続によつて入国し得るのか、御答弁願います。

第7回国会 外務委員会 第7号(1950/03/08、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 やむを得ず簡單にいたします。  引揚げ促進であるとか、引揚者の援護とかいうことについては、いろいろ請願もあり、陳情もあり、当局もその方向に向つて動いておられるようでありますが、昨日渉外局より戰犯者に対する仮出所の恩典が発表されたのであります。この問題について考えますのに、仮出所でありますから、その出所條件に違反したときには、その出所は取消される。あるいは仮出所規則の違反者は、服役中の善行による恩典も失う。それから仮出所者が再入所後においては、仮出所及び善行による特典を失うというような條件がついておるわけでありますが、この仮出所ということは、非常な恩典でありまして、国民全部が喜……

第7回国会 外務委員会 第8号(1950/03/11、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 ちよつと参考に承りたいのですが、この法案によつて支拂われる金額の一口、つまりある個人あるいは一会社が受取る最高金額、それからその最低、さらに大体平均してどのくらい受取る数字が一番多いか、現在まで申出済みのもの及び今申出中のものについて、ちよつと承りたい。
【次の発言】 私は非常に簡單なことじやないかと思うのでございますが、帳簿を調べていただけば、ミシン一台が百五十円にいたしまして、場合によつてはある会社が――実際そういうことがあるのかないのかわからないですから質問するのですが、何百台とかあるいは何千台とか持つていたその会社または個人に支拂われた場合は、相当な金額になります。そ……

第7回国会 外務委員会 第9号(1950/03/14、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 まずこの法案の形式的な点について、一、二御質疑申し上げてみたいと思います。それは第四条の第四号でありますが、「申請者が当該物件を略奪品として没収されたこと。」こうなつております。これは申請者が払いもどしを受けようとするために、提出する書類に記入する要綱でありますが、当該物件が有償で払い下げられたときのことに対しては、前三号によつて国の機関の名称であるとか、譲渡の時期であるとか、それから当該物件の品名であるとかいろいろこまかに書いてあるのでありますけれども、それが略奪品として没収された場合においてもそのことが必要だと考えるのであります。何月何日にどこでどういう機関によつて没収さ……

第7回国会 外務委員会 第11号(1950/03/22、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 今の問題に関連いたしまして、沖縄に連合軍がいかなる設備をするかしないかというようなことは、日本当局の関知せざるところという説明は、私は成立つと思うのであります。ただ新聞紙その他によつて伝えりれるごとく、日本の労務者が渡航いんしまして、その仕事に従事するとならば、その労務者の身分保障といいますか、安全性等について、われわれは行えなければならぬ。その点について政府当局は十分なる関心を持ち、手当をしなければならぬと考えるのであります。なおそれらの者が参りましたあとの留守家族の生活についても考えなりればなりませんけれども、これはその当事者が契約の際に個人的に考えるべきものであるか、あ……

第7回国会 外務委員会 第16号(1950/04/19、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 ごく簡單にしますが先ほど聽濤委員から御質問になりました朝鮮人強制送還の問題に対して、聽濤君の御意見は強制的に送還すべきでないという意見であつたようであります。当局の方ではそういう意思も事実もないという御答弁であつたように思うのであります。この点は一応了といたしまして、反対の立場で、日本国民の中には日本の人口過剰を緩和するという意味と、もう一つは朝鮮人の中に非常に好ましからざる言動をなし、日本の思想界及び社会的にいかがわしいことがあるので、強制的にでも帰つてもらいたいというような意向も相当あつたように思うのでありますが、それらに対しての強制送還すべきであるという意味の陳情が、当……

第7回国会 外務委員会 第18号(1950/05/01、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 関連して……。並木委員の冒頭の御質問に、委員長に対して吉田総理兼外相が出席されないことに対しての遺憾の意味のことを述べられましたが、委員長は、この委員会が無事に運営されつつあるから、專任外相の必要もあえて認めないし、吉田首相の出席もなくてもいいというような御答弁があつたと思うのであります。この点に対して私は委員の一人として、まことに遺憾の意を表するものであります。一つの委員会にその関係の大臣が出席して、その抱負なりあらゆる点についての答弁をされるのが当然のことでありまして、ことに私の出席いたしますもう一つの委員会である予算委員会等における予算委員長の政府各大臣並びに首相の出席……

第7回国会 議院運営委員会 第8号(1949/12/22、24期、民主党(第十控室))【議会役職】

○山本副議長 農民党、労農党の方に申し上げておきますが、きようの選挙法に関する自由討議、これは二分ではやれないと思いますから五分ぐらいにして、時間を守つていただきたいと思います。

第7回国会 郵政委員会 第5号(1950/04/27、24期、民主党(第九控室))

○山本利壽君 島根県邑智郡矢上町は、広島県と島根県との県境にあります一つの町でありまして、矢上県立高等学校、登記所、巡査部長署、家畜診療所、山陰合同銀行支店、総合授産所、その他のいろいろな経済的、文化的な機関の中心でございます。従来郵便物の取扱いは、その隣村の中野局から集配していただいておつたのでありますが、矢上は町制をしまして、あらゆる点についての郵便物が非常に激増いたしまして、現在では郵便物取扱い数量は、昭和二十四年度の前半期の統計によりますと、郡内で第三位であります。郡内と申しますと、三十箇町村ございまして、そのうちで地方事務所等のあります川本、もう一つの町である粕淵、そうしてそれに次い……

第7回国会 予算委員会 第9号(1950/02/06、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 講和会議に対していろいろな論議がかわされておりまして、観念的な研究も一面必要でありましようけれども、平素総理が常に言つておられますよに、日々のわれわれの行動において講和を促進させるように、国民全体が努力するということも、また必要であると私は考えるのであります。  そこで最近米国その他にいろいろな使節が送られましてこれが日本とアメリカとの間の感情を融和しておることは、著しいものがあると考えるのでありますが、この講和会議を促進するための一手段として、この際米国以外の交戰各国に対しても親善的た使節を送つてはどうか、しかもそれを送る可能性があるかどうかどいうことを、総理大臣にお聞きい……

第8回国会 外務委員会 第2号(1950/07/21、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 最近の朝鮮問題を見ましても、同じ民族が南北にわかれて相殺戮しておるということは、まことに悲劇のきわみであります。われわれ日本民族はいかなる場合にも総力を結集して。同一方向に行くように政治を進めていただきたいと考えるのであります。現在公職追放になつておる者が、約二十万六千人あるということを聞いております。これらの人々の中には、その追放になつた原因がまことに同情すべきものもあり、あるいは追放になつた後の行動が、非常に民主主義の国民としてりつぱな者があり、さらにその能力からいつて、もしこれが解除せられるなれば、われわれの現下における国民総力の結集ということに非常に力強いものがあると……

第8回国会 外務委員会 第5号(1950/07/29、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 この第七から第一一まで、すべて私も陳情の意義を了とし、それを採択することに賛成するものでありますが、大体こういつた領土的な関係、沖繩にしても、千島にしても、奄美大島にしても、その点についてこういつた陳情や請願を採択すれば、当局は連合軍方面に対してどういつたようなはからいをされるのか、そして現在の見通しでは、そういうものが再びわれわれ国民の要望に基いて、日本国領土となり得るものと思われるのかどうか、そこらのところをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 外務省当局の方がおられる席上で、われわれがこういう陳情書を採択したり、あれこれするわけでありますが、全然それではこういうことは……

第9回国会 外務委員会 第2号(1950/11/29、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 朝鮮の動乱と抑留同胞の問題について留守家族の者が非常に心配しておりますので、この際次の点を明らかにしていただきたいと思います。  それは最近北鮮の共産軍陣常に相当数の日本人抑留者が使用せられているように聞きますが、外務省の方面で入手しておられるこの間の情報を承りたいと思うのであります。もし多少でもいるという懸念があるとすれば、これらの問題に対して、日本の現状と日本政府の希望とを知らしむる手段が連合軍を通じてでもとられているかどうか、そのような点についても承りたいと思います。

第9回国会 外務委員会 第4号(1950/12/06、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 朝鮮事変はすでに対岸の火事ではなくて、わが国にとつても重大な段階にあるように思われますが、先ほど自由党の佐々木君は、満州から中国へ及ぶ形勢にあるといわれるが、最近の情報では南鮮に及んで日本にまで来るのではないかということをみんな心配しておるのであります。     〔委員長退席、佐々木(盛)委員長   代理着席〕  一体われわれとしては、国連軍に勝つてもらうよりほかに手はない状態にありますけれども、そのためにはわが国民としては、よほどの覚悟をして協力せねばならないと考えます。協力するためには、物事の真相を知るということであります。今日まで吉田首相が国民に発表せられるところは、と……

第9回国会 建設委員会 第2号(1950/11/30、24期、国民民主党)

○山本利壽君 今回松江国際文化観光都市建設法案を提出いたしまして、皆様方の御審議をいただきますにあたつて、その提案理由について少しばかり説明させていただきたいと存じます。  この松江を国際観光都市にしたいというのにはいろいろ理由がございますが、まず第一に、松江市及びその近郊数十マイルにわたつて風光明媚であり、そして幽邃な自然の環境と人情こまやかな素朴な地方性とは、必ずや国際観光客に真の日本を見たという感じを與えるに違いないと考えることであります。  第二番目には、出雲が天孫降臨以前から繁栄した日本文化発祥の地でありますことは、素盞鳴尊や大国主命、事代主命その他多くの神々に関する神話とか伝説のあ……

第10回国会 外務委員会 第2号(1951/01/31、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 官房長官にちよつとお尋ねをいたします。ただいまの追放解除の問題を要望することは、外交的にあるいはGHQ方面に対して、非常にデリケートな問題であるからというお心づかいが非常に多いのでありますが、この点について、追放になつておる人たちを解除することが、民主主義の国を建てるとか、あるいは文化国家を建設するのに非常に害がある。だけれどもこれを許してもらいたいという立場であるならば、これは非常に遠慮しなければならぬことだと思うけれども、追放された人々には当時の中央の責任者によつて、ただ指名的に大政翼賛会の役員になつたとか、あるいは翼壯の役員になつたとかいうので、追放されておる人が非常に……

第10回国会 外務委員会 第3号(1951/02/06、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 法務総裁にお尋ねいたしますが、中共軍が朝鮮を解放した後には日本を解放するということは明瞭に申しておることでありますが、その場合に、日本に来るという場合には、現在中共地区で抑留されております日本の捕虜だとか、抑留者を訓練してこれに当てる。そのために目下満州では日本解放軍総司令部というものができていて、すでにその任に当つておるということを、最近日本に来た中国人、特にこの席上で名前を申し上げませんが、そういう人から聞いたのでありますが、こういつたことは当局にも情報が入つておりますか。あるいはこれは單なる神経戰の一部と考えられますか。そこらの点についてお尋ねを申し上げます。

第10回国会 外務委員会 第5号(1951/02/20、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 議事進行について。先般来外交問題については、参議院の外務委員会及び衆議院の予算委員会等において、いろいろ首相からも答弁があつたのであります。参議院の外務委員会は祕密会になつたそうでありますけれども、本日は、もし参議院や、今までの衆議院の委員会で言われたこと以外に特別なことをお聞かせ願う部分がありますれば、これを祕密会として、他の部分については公開にされんことを希望いたします。
【次の発言】 先般ダレス氏が来朝されまして、吉田首相始めいろいろの人々に会われたのであります。この労に対して首相も感謝の意を表せられたのでありますが、ほんとうのことを言えば、ダレス氏が来朝される前に、吉……

第10回国会 外務委員会 第6号(1951/02/21、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 日本の安全は日本の手で守る権利があり、義務があるとか、自衛は国民の自尊心であるというようなことを申しましても、終戰以来今日まで、戰争犠牲者に対して与えられた精神的及び物質的な待遇は、ずいぶんひどかつたように思うのであります。戰死した者が一家の家計の中心であつたような場合には、その遺族たちの生活がどんなにみじめなものであるかは世人の知るところでありますし、また傷痍軍人等の現状がどうであるかということも、よく知られておるところであります。さらに戰死者の遺骨を迎えて葬儀をするような場合に、戰時中の葬儀との差があまりにひど過ぎはしなかつたか。あるいは年々の慰霊祭を各町村で行つていても……

第10回国会 外務委員会 第7号(1951/02/28、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 関連して簡単に文部大臣及び外務政務次官にお尋ねいたしたいと思います。ただいま北沢委員からの質問に対する御答弁にありますごとく、日本の留学生派遣あるいは両国の教授交換等によつて、両国の文化交流がなされるということは、まことにけつこうなことでありますが、この際特に当委員会として考えなければならぬことは、それらのたくさんの人々を外交的にも有効に使うという観点からの、何らかの指導が必要ではないかと私は思うのであります。現在いまだ大公優等の派遣もないこの際、多数の日本の若い人にあるいは学徒の人々がアメリカ国民に接して、いかに日本が文化主義あるいは民主主義国家になりつつあるかということ、……

第10回国会 外務委員会 第10号(1951/03/20、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 ただいまの警察予備隊の北海道方面への移動等に関連いたしまして、御質問申し上げたいのでありますが、それは三月十五日付の日本週報に、共産党の北海道辺区闘争の問題が相当詳しく載つておるのでありまして、北海道の方がどうも怪しいということは、世上一般にいわれておることでありますが、すでにこういうふうに週報等によつて知らされますと、世人は相当な動揺を来すのではないかと考えるのであります。ことに二月三日でありますか、周恩来は、北海道辺区闘争に対しては、中共は十分援助する態勢を整えておる、この日本共産党をして北海道解放のことを完成させるということは、共産党の勝利を労働者、農民たちに確信させる……

第10回国会 外務委員会 第11号(1951/03/24、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 関連して……。日本政府在外事務所の数が漸次ふえて行くということは、まことにけつこうなことでありますが、その活動が予期の通りに進展していないということもよく耳にするところであります。しかも先ほどあまり活動がうまくできないのは、費用が足りないからではないかというような発言がありましたけれども、私の聞くところでは、人選が当を得ていないということがあるのではないか。この在外事務所というのは、今度御提案になつておる理由でもわかりますように、貿易の振興及び在留邦人に関する事務の処理のために置いてあるのであるから、その目的を十分に達しなければならないので、他の準備のためにまず置くというので……

第10回国会 外務委員会 第12号(1951/03/26、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 わが国の人口問題の一環としての移民問題は、非常に重要のものであることはよく御承知の通りでありますが、この日本の移民を受入れてくれる相手国の事情ということが常に影響して参りますので、この問題は愼重に論議せられねばならぬということはよく存じております。しかし、この日本の移民が各国でいかに扱われるか、日本がどういうぐあいに今後この問題について計画を立てるべきかということについて、アメリカ合衆国が日本の移民問題をどう扱つてくれるか、日本の移民について、どういう特権を与えているかといつたようなことが非常な大きな影響を及ぼすと思うのであります。当局においては、アメリカにおける日本の移民問……

第10回国会 外務委員会 第17号(1951/05/23、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 ごく簡単に一、二点お伺いいたします。今回米国政府によつて対ソ覚書全文というものが発表せられて、それがワシントン二十日発のUP特電でわが国にも伝えられておるようでありますが、その中で約二十万の日本人兵士が、家庭に帰り、平和的生活に復帰することを妨げておる、日本国民は、これら日本人兵士が降伏条項に約束されているように、平和的職業に復帰するのを待ちわびているという文句があるのでありますが、今までわが国の方では抑留されている人間は三十七万というふうにたびたび承つておるようであります。これをアメリカの方では約二十万と発表されたのでありますが、この点に関する食い違いはどいうものでありまし……

第10回国会 外務委員会 第18号(1951/05/25、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 議事進行について……。この前の委員会の最後において私の方から、シベリア抑留の数が約二十万であるということが対ソ覚書全文の中に載つておる、わが方では三十七万と従来発表されておつたという問題について御質問申し上げたところ、それはこの次の委員会、つまりきよう答弁するということでありました。さらに追放解除の遅れておる問題について御質問申し上げましたところが、きよう官房長官を呼んでおくということでありました。それも私了承いたしました。さらに通産大臣に対して、パラオ島の問題等についてお聞きしたいと御出席を求めておいたのでありますが、まだお見えになつていないように思いますから、そこらをよく……

第12回国会 外務委員会 第2号(1951/10/31、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 関連して一つ聞いておきたいのですが、この分担金の問題で、わが国が従来第二等級になつていたのを第六等級に下げて今後扱うという、この等級を上げたり下げたりするのはどういう関係で、どういう機関できめるのですか。
【次の発言】 それでは加盟国の意思によつて等級がきまるとすれば、その分担金の支払い方によつて、つまり等級によつて、その受ける利益と申しますか、そういうことに差異があるのでありますか。
【次の発言】 それではその等級と投票権との関係をちよつと御説明願いたいと思います。逆比例する場合に、一等級はどのくらいの投票権があり、六等級はどのくらいあるということです。わずかな金、六等級で……

第12回国会 外務委員会 第3号(1951/11/02、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 大使、公使は国家公務員法に特別職としてあげられておつて、その任命は内閣がこれに当ることになつておるのでありますが、こういう重大な職務、つまり外交というものは超党派的に扱わるべきものであつて国家全体の利益を代表しているものでありますから、大使、公使というような外交官の任命にあたつては、国会の同意を経ることが当然であり、そのことが国家のためになると考えるのでありますが、この点に関して当局のお考えを承りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁のように、現在の取扱いはそうでありますけれども、今日まで占領下に置かれて、この大使、公使といつたような職務についての考え方というものが……

第12回国会 外務委員会 第6号(1951/11/10、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 わが国における食糧の絶対量が不足して、年額百五十万トン以上の輸入を必要とする現状から見て、国際小麦協定に加入し、本年度五十万トンの小麦が輸入できるという大局的な意味から、国民民主党は賛成するものであります。  但しわが国の食糧問題は、国際情勢が今日のごとき不安定である限り、国内増産をはかることが根本でなければなりません。そこで外国より小麦の輸入されることによつて、日本の大麦、小麦またはその他食糧品の増産が圧迫されないように、十分な注意を要するのであります。この点に関しましては、先ほど農林大臣からも同趣旨の言明があつたのでありますけれども、事実の問題として明年度においても輸入量……

第12回国会 外務委員会 第7号(1951/11/13、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 関連して。最近琉球方面へ行く場合には、向うから滞在資金の保証ということが必要なようでありますが、アメリカなり南方方面の各国の住民から、こういう人間が来た場合には、滞在中の費用はこちらで持つてやるといつたふうな、手紙か何か証明的なものが来れば、渡航が楽に許されるかどうか、その点ちよつと伺いたい。
【次の発言】 先ほどの松本委員の御質問に関連してお尋ねしたいが、今回の旅券交付に関する規則というものは、戦前の旅券交付に関する規則と比較して、非常に簡素化されておるか、あるいは何かの事情でさらに複雑になつておるか、その全般的なことについてお伺いしたい。

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第6号(1951/10/22、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 一昨日でありましたか、同僚委員からも、日本の現在の最大不安は朝鮮問題がどう片づくかということであるという御意見がありましたが、確かにその通りであります。しかしさらに現在日本の最も不安定な問題の根底をなすものは、人口問題であると思うのであります。今回の條約によつて約四割五分からの領土を失い、さらに六百万からの人々が海外から送り返されて来た。こういう点から申しましても、今後の日本の不安というものは人口問題にあるのでありますが、今回の講和條約の前文のまず劈頭においても、「連合国及び日本国は、両者の関係が、今後、共通の福祉を増進し且つ国際の平和及び安全を維持するために」と書いてあるの……

第13回国会 外務委員会 第2号(1952/01/30、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 先ほど佐々木委員から、韓国大統領李承晩氏の、朝鮮半島周辺の海域に対する漁業権主張に関する宣言というものについての御質問があつたのでありますが、韓国の方では先ほど御説明のような主張があり、わが国の方ではこれを反駁しておるわけであります。特に先ほども出ました日本海の竹島の領土権の問題というようなものにも関連いたしますので、この点は前国会において、両条約の特別委員会において私からも質問したのでありますが、その際には西村条約局長から、はつきりと竹島はわが国の領土であるということが言われたのであります。こういうことは非常な紛糾を来す問題と思うのでありますが、わが国の方の今回の条約に対す……

第13回国会 外務委員会 第3号(1952/02/06、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 前回の外務委員会におきまして、来る四月にモスクワで開かれる国際経済会議に対して、日本からも出席するようにという招請状が来ておる。このことについての質問に対して、石原政務次官からは、これも平和攻勢の一つではないかというふうに考えられるから、あまり好ましいものではない。そういう人たちが渡航することを許すかどうかという点については、どうせ旅券の申請もあるだろうから、そのときに考えてみたいというような御答弁がありました。そのときに私から、このモスクワの経済会議というものは、世界における経済問題、特に政治とか軍備とかいうものは一切抜きにして、世界全体の経済的状態を話合つてみよう。しかも……

第13回国会 外務委員会 第5号(1952/02/20、24期、改進党)

○山本(利)委員 ただいまの漁船拿捕等の問題に重大な関連があると思うのでありますが、現在のマッカーサー・ラインというものが講和條約発効後において全然消えるものであるか、あるいはマッカーサー・ラインというものがあつたことによつて、それがわが国の漁業あるいは領土的な関係に何らかの影響を及ぼすものであるか、その点についての政府の見解を承りたい。
【次の発言】 ただいまの御答弁で私どもは非常に意を強くするものでありますが、韓国の李承晩氏の朝鮮領域におけるところの漁業権の確保といつたような意味で、やはりマッカーサー・ラインにこだわつているように私どもは思う。それは日本海の中の竹島がマッカーサー・ラインか……

第13回国会 外務委員会 第7号(1952/03/05、24期、改進党)

○山本(利)委員 今回の敗戰はまことに苦しいことでありましたが、しかしこの敗戰によつて日本が得た最もとうといものは、民主主義ということと文化国家という考え方であると思います。日本が自由国家群の中に仲間入りをして国際場裏に出る場合には、この二つは絶対に必要なことでありますが、わが国の現状では占領政策の中に織り込まれて、場合によつては一種の圧力でこれらのことを教えられたのでありまして、まだつけやいばの域を脱していないのであります。ところが今回日本が独立して、占領政策がやめられるという場合に、このせつかく学びかけた民主主義とか文化国家という考え方が消えてしまうか、あるいは逆転してしまうのではないか、……

第13回国会 外務委員会 第13号(1952/03/27、24期、改進党)

○山本(利)委員 関連して……。ただいまの日本から送還された人たちが釜山に送り返されるということでありますが、その釜山に上陸してからの韓国側の処置というものは、どういうことになつておりますか。 私が昨年九州の大村湾の収容所を視察しましたときの話、あるいは対馬の方へ行つて関係官庁で聞きましたところでは、何回となく同じ人間が密入国して来る、係官がまたお前は来たのかというように、何回も何回も同じ人間が出て来るということでありますが、これはせつかくこちらの方で多額の費用を費して捕え、そうして送還しているのだから、向うの方での責任のある処置が実際にとられておるのかどうかということを疑うのでありますが、そ……

第13回国会 外務委員会 第15号(1952/03/29、24期、改進党)

○山本(利)委員 私は改進党を代表いたしまして、ただいま議題になつておりますポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係諸命令の措置に関する法律案並びに外国人登録法案に対しまして、賛成の意を表するものであります。  近くわが国は講和條約の発効を見まして独立国となるわけでありますが、独立国が自国にとつて好ましからざる者の入国を制限したり、また一旦入国を許可した者に対しても、治安を乱す者等に対しては送還する等のことは国際通念であり、またその取扱いに関してもすでに国際的慣例が樹立されておるのであります。こういう法案は独立国となるからには、いずれの国といえども必ず持つべきものでありまし……

第13回国会 外務委員会 第26号(1952/05/23、24期、改進党)

○山本(利)委員 岡崎国務大臣から直接答えていただきたい点を省きまして、二、御三質問申し上げます。  今回締結された日華條約の交換公文書に、一九四五年九月二日以後に中華民国の当局が拿捕し、または抑留した日本国の漁船に関する日本国の請求権について、交渉を継続し解決するということがありますが、現在台湾におる国民政府によつてわが国の漁船が拿捕された実例があるか。あれば現在どのくらいな数字に上つておるかを承りたいと思います。
【次の発言】 二十九隻で抑留されておる人員はどれくらいですか。
【次の発言】 国民政府とは別個に中共に拿捕、抑留されている船員の生活保障に関する陳情書が出ております。それによると……

第13回国会 外務委員会 第27号(1952/05/28、24期、改進党)

○山本(利)委員 関連して。ただいまの佐々木盛雄君の御意見にはまつたく同感でございまして、政府の方においてもその点御同意のようでありますが、この前の委員会において、私はそれに関連して、今度の條約が締結されると同時に、岡村大将以下八十八名の人が釈放されたということを、中華人民共和国の外相の周恩来が言及されておるということを申していたのでありますが、あの八十八名で全部であるのか、まだそのほかに中国関係のものが戰犯として残つておるのか、その点についてお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 もう一度お聞きしますが、それでは中国関係の戰犯は、もうあとには残つていないわけですね。

第13回国会 外務委員会 第28号(1952/05/30、24期、改進党)

○山本(利)委員 日華平和條約に関する今日までの質疑応答によりまして、岡崎外務大臣初め現政府の中国に対する考えを要約してみますと、中共政府は好ましくない、従つて今のところ中共貿易を緩和する措置をとる意思はない、中共貿易はとかく過大評価されているが、将来大して望みをかけるほどのことはないということ、さらにわが政府は国民政府に同情を寄せている、将来わが国が中共と交際するのは国府と中共とが一体になつたときであり、現在の日華條約がそのまま適用されるときである、つまり国民政府が中共を滅ぼしたときであるというようなことにあるように思うのであります。これは吉田内閣としては、その性格からもつともな考えでありま……

第13回国会 外務委員会 第29号(1952/06/04、24期、改進党)

○山本(利)委員 簡単にいたします。駐留軍の演習地の問題については、先ほど並木委員から富士山麓の演習地の問題あるいは先般日本海における竹島の問題について、私からも御質問申し上げたのでありますが、今日までのこの接収土地の問題がまだ円滑に行われていないために、非常に困窮しておる人々も多いのでありますが、その一例を申し上げて、そういう場合における政府の態度について御答弁を承りたいいと思うのであります。例は佐世保市の名切谷一帯は佐世保市の中央にあつて、市の繁華街でありましたが、戦災によつて家屋は焼失し、地主の多くは疎開しておつたのでありますが、帰つて見ると家は灰燼に帰して、土地は進駐軍用に徴用されてお……

第13回国会 外務委員会 第35号(1952/06/16、24期、改進党)

○山本(利)委員 私はただいま議題となつております北太平洋の公海漁業に関する国際條約に対して、改進党を代表して反対の意を表明したいと考えます。  この條約を審議するにあたりまして、われわれ外務委員としては、まずその内容がいかなるものであるかということを検討しなければなりません。さらに第二には、この條約が他の條約といかなる関係を持つか、あるいは日本の外交にいかなる影響を及ぼすのかという点も考慮して、賛否をきめなければならないことであります。  まず第一に、その内容について考えます場合に、水産委員会の意見を、專門的意見としてわれわれは考えなければなりません。本條約が公海の漁業資源を開発したり、その……

第13回国会 外務委員会 第36号(1952/06/18、24期、改進党)

○山本(利)委員 私も実は今の艦艇の問題について御質問申し上げたいと思つたのです。協力局長において御答弁ができると思うのでありますが、三宅さんからのお話ですと、海上保安庁その他でなければできないということですが、その点いかがでございましようか。それはいよいよこちらへ艦艇なんか来てから、それをいかに使用するかということは、海上保安庁その他でしようけれども、全然お答えになれないなら質問いたしましても意味がないのでありますが、両国間の協力の問題ですから、協力局長から御答弁が願える範囲でひとつお願いいたしたい。アメリカの下院の軍事委員長であるヴインソン氏が、十六日に、沿岸警備に用いるフリゲート艦十八隻……

第13回国会 外務委員会 第37号(1952/06/25、24期、改進党)

○山本(利)委員 予備隊の問題でちよつと関連してお尋ねをいたしたい……。今度三万五千人増加するので、それを選抜中とのことでありますが、今のお話で、今までに入つております者で希望する者はそのまま残るのでしようか。大分やめる者もあると思うのですが、その多分やめるであろうという予想が二万人くらいでございますか、先ほどのお話で……。
【次の発言】 そうしますと、九万の応募者の中から、三万二千五百人を選考というのでなしに、その一万五千ないし二万の者も加えたほどおとりになつておかなければ、総計において不足するということになりませんでしようか。
【次の発言】 そこでお伺いいたしたいのは、今の警察予備隊という……

第13回国会 外務委員会 第38号(1952/07/02、24期、改進党)

○山本(利)委員 ただいま菊池委員からの御質問に対して、海上保安庁からのお答えがはつきりしなかつたように思いますので、私からもう一度お尋ねするのでありますが、日本とアメリカとの間に、艦艇の貸與に関しての交渉はあるのでありますか、ないのでありますか。
【次の発言】 そうしますと、大月の十六日にアメリカの下院の軍事委員会に対して、ヴインソン委員長がフリゲート艦十八隻と上陸用舟艇五十隻を貸與するという法案を出したということについては、海上保安庁及び外務省においては何ら情報がないということでありますか。
【次の発言】 政務次官にお伺いいたしますが、六月十七日付の新聞には、ほとんど各紙ともこの問題が大き……

第13回国会 外務委員会 第39号(1952/07/30、24期、改進党)

○山本(利)委員 この問題は、かねて当委員会においても、あるいはまた地方行政委員会においても、しばしば質疑のかわされたところでありますが、今日配付せられたこの表によりますと、漸次検挙率が上つておるということは非常にけつこうなことでありますけれども、事件の発生はやはり相当にあるのでありまして、本年の四月二十八日から六月三十日まででも、毎日一・五弱の発生件数があつたわけであります。この発生件数は、それ以前の、たとえば本年の一月一日から四月二十八日までとかいつたようなものと比べると、漸次増加しておるようでありますが、この点について当局の御説明をちよつと承りたいと思うのであります。

第14回国会 外務委員会 第1号(1952/08/28、24期、改進党)

○山本(利)委員 ちよつとただいまの御答弁に関連して御質問申し上げます。私も昨年大村の収容所を視察して来たのでありますが、当時は三百名ないし四百名たまると送還されておつたのでありますが、先ほどの御報告によりますと、現在では約千名からたまつておるということであります。こういうふうになりました原因についてちよつと承りたいと思います。
【次の発言】 大村の収容所から送還いたします場合には、一応小船に乗せてさらに本船に移さなければならぬという非常な不便があるのでありますが、当局においては、この収容所をやはり現在のところで整備拡張される予定でありますか、あるいはその他の場所へ移転する予定でありますか。現……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 外務委員会 第9号(1955/05/25、27期、日本民主党)

○山本(利)委員 関連質問でございますから、ごく簡単に一点だけお伺いいたします。  本日の七名の参考人の方々の御説明及び穗積委員あるいは岡田委員との質疑応答等よくわかり、各方面の心配もよくわかったのでございますが、ただ基本的な問題で一つ承わりたいのは、もしアメリカから、あるいは英国からでもいいのでありますが、この濃縮ウランというものを受け入れて研究を始めました場合に、これに対していろいろなひもがつくかつかないかということは別個といたしまして、その他の天然ウランを利用して、あるいはその他の方法での研究ということが日本においてはできないものであるかどうか、言葉をかえて言いますと、アメリカからもらっ……

第22回国会 外務委員会 第12号(1955/05/30、27期、日本民主党)

○山本(利)委員 私も鳩山総理大臣にお尋ねいたしたいことがあったのでありますが、御都合でいたし方がありませんから、すべて外務大臣にお尋ねいたしたいと存じます。  吉田内閣時代には、米国を中心とした自由主義諸国家とのみ外交交渉が行われておったのに、鳩山内閣になってから、日ソ交渉とか、日中貿易振興とかいうような問題が直接間接取り上げられてきたことは、日本の立場を、政治的にも経済的にも国際的に一段と広げるということになって、国民は切にその成功をお祈りしておる次第でございます。そこで、自由主義国家群を片手に、また他方に、共産主義の国家群とも外交を進めようという際においては、アジアの諸国との善隣関係を一……

第22回国会 外務委員会 第24号(1955/06/25、27期、日本民主党)

○山本(利)委員 観光客を誘致して外貨をかせぐということは、わが国の現状からして特に大切なことであり、天然及び人工の美に恵まれているわが国としては、この事業の発展に十分の努力を払うべきであると思うのでございます。今回提出された観光旅行のための通関上の便宜供与に関する条約の批准について承認を求めるの件、及び観光旅行のための通関上の便宜供与に関する条約に追加された観光旅行宣伝用の資料の輸入に関する議定書の批准について承認を求めるの件という二法案の可決が、わが国の観光事業の発展に貢献することが大であり、また、観光旅行宣伝用の資料を海外に向けて容易に輸出することができ、またわが国への観光客誘致運動を従……

第22回国会 外務委員会 第25号(1955/06/29、27期、日本民主党)

○山本(利)委員 移民問題がわが国の人口問題解決の一助として非常に奨励されなければならぬということは事実でございますが、移民として渡航いたします者のまず懸念するところは、先ほど来質問のありましたように、かの地へ行ってから非常な苦労をするのではないかという点と、さらに遠き将来において自分たちの辛苦が報いられるかどうかということであります。戦前にわが国民がどんどん流れ込みましたのは朝鮮、満州でございまして、ただいまはその方向へ移民を送ろうというのではありませんけれども、そこに財産その他を残しておって、今、日本人の多数が朝鮮、満州の問題について重大なる関心を持っているのでございます。先般外務大臣に御……

第22回国会 外務委員会 第31号(1955/07/15、27期、日本民主党)

○山本(利)委員 それでは遠路御足労いただきました坂口君並びに柳井君に、どちらでもよろしゅうございますが一、二お尋ねいたします。  韓国の警備船に拿捕されたとき、あるいは向うの警察に行ったり裁判所等に行ったりした場合に、李承晩ラインを侵したということを無理に認めさせようとするような態度はなかったかどうか。つまり李承晩ラインを侵したということが私は韓国側の拿捕する理由であると思い、日本側としては、後に政府当局の方にお尋ねいたしますが、李承晩ラインというものは認めてないと思うので、その点が争点になるわけでありますが、日本の船が李承晩ラインを侵したのだということを無理にでも認めさせようとするような口……

第22回国会 外務委員会 第32号(1955/07/16、27期、日本民主党)

○山本(利)委員 並木君の質問の中に重大なことがありましたので、一点だけ伺います。この際北鮮における日本人も帰すように交渉すべきではないかという発言に対して、園田政務次官から、中共との交渉でも相当長年かかったのであるから、北鮮の関係については今考え及ばないという意味のことがありました。昨日も日本にいるたくさんの朝鮮人が北鮮に帰りたい、その便宜をはかりかねるのは、韓国に対するところの政治的な考慮であったはずでありますが、北鮮から日本に帰りたい者があるならば、これはまことに双方の交換ということになりますし、この点はちょうど中共から帰る邦人に加えて、その経路は天津経由としてもいいのでありますから、ぜ……

第22回国会 外務委員会 第38号(1955/07/27、27期、日本民主党)

○山本(利)委員 私は日本民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております日華平和条約附属議定書第二項の有効期間の延長に関する議定書の締結について承認を求めるの件に対し、賛成の意を表明せんとするものであります。  昭和二十七年の八月に日華平和条約がその効力を発生いたしまして、本来ならば今日までにわが国と中華民国との間の通商及び航海に関しての通商航海条約が締結されるべきはずであると思うのでございますけれども、今回外務当局の御説明によりますと、現在の複雑なる世界情勢あるいはまた両国間の準備の都合によりまして、本格的な通商航海条約の締結に至らないので、今日まで行われました暫定的な取りきめの期限……

第22回国会 外務委員会 第39号(1955/07/30、27期、日本民主党)

○山本(利)委員 この問題についてちょっと申し上げます。先ほど来皆さん方の一生懸命におっしゃった熱意と議論には非常に傾聴しております。それから事務当局があれほど一生懸命で反対の立場をとられたのも、事務当局としては私は了承します。それは上から指図がなければ言えることではありません。そして菊池君のお話もありましたし、委員長もああいうような考えを持っておられるのですから、ここの委員会で決議をしないで円満に事を運んだ方が、私はより効果的じゃないかと思うのです。ことに人数が、私は実際は定足数を欠いているのではないかと思う。これは与党が非常に少いから申しわけないのですけれども、私が先ほど議事進行について言……

第22回国会 社会労働委員会 第34号(1955/07/05、27期、日本民主党)

○山本(利)委員 まず小守さんにお尋ねいたしたいのでありますが、日本では古くからあんま、はり、きゅうというものは、盲人の特殊な業になっていて、この仕事によって生活が保障されてきたかということは、大体事実でありまして、われわれとしても、目の不自由な方に何か殊特な職業というものが他から侵されないであれば、非常に安定されるであろうということを思うのでありますけれども、先ほどのお話によりますと、現在十万の業者の中で目の見えない者は七五%である。二五%は、目のあいた人が入っているわけでございますが、現在あんまとか、はり、きゅうの学校を経営している方面においては、その学校を発展させる意味から、目あきの人の……

第22回国会 社会労働委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本民主党)

○山本(利)委員 今回理容師美容師法の一部を改正する法律案が提出されましたことは、公衆衛生の立場からいっても、また業者の強い要望にこたえる意味からいっても、まことに適切な措置であると思うのでございます。しかし、この種法律は、成立したからには、その適用の厳正をはからなければ意味がないので、この際明瞭にしておきたい点を、数カ所お尋ねいたしたいと考えます。  まず第一に、法律第十一条関係についてでございます。今日、理容美容業界混乱の原因の一つは、第三国人及び無資格者である悪質企業者の業界進出にあると思われるのでありまして、まじめな有資格者を保護する意味から、開設の場合に、何らかの差等を付する必要があ……

第22回国会 農林水産委員会 第42号(1955/07/16、27期、日本民主党)

○山本(利)委員 わが国の漁船の拿捕、船員の抑留の根本的解決が、日韓交渉その他政治折衝によるべきであるということはよく存じておりますが、本日はさしむきとられなければならない問題について、ごく簡問に一、二点お伺いいたしたいと存じます。韓国側が李承晩ラインを固執しており、わが方がこれを認めないのでありますから、こういう問題は起るのが当然である。たまたま起るのではなしに、これは常時起るべき問題であると思う。そうすればわが海上保安庁においては、わが漁船の保護の任に十分当らなければならないと思うのでございますが、この李承晩ライン付近に対して、わが海上保安庁においては常時何隻の巡視船を出しておられるか、そ……

第23回国会 外務委員会 第2号(1955/12/03、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 関連してちょっとお尋ねいたします。今の韓国代表部が韓国の意向を伝えているということでありますが、日本の代表部というものを韓国に設置することは日本側において必要を認めていないのか、それともこちらが希望しても向うがそれを受け入れていないのか、向うが受け入れないとすれば、それほどういう理由によるのか、その点をちょっと承わりたいと思います。
【次の発言】 今のことをお尋ねいたしましたのは、今は関連質問でお許しをいただいたので差し控えますが、実際は日韓漁業対策の問題について、まことに国内の漁民あるいは留守家族の者その他が憤激しておる状態にある、その意向を真に伝えていないようにわれわれは……

第23回国会 外務委員会 第4号(1955/12/07、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 先ほど並木委員の御質問に対して外務省がお答えになったことに、私は重大なる問題があると思いますから、関連質問を許していただいたわけでございます。こういう外交の問題については、すべての問題をわれわれは理論的にと実際的にと両方面から常に慎重に考えなければならぬと考える。この日韓問題に対しましても、実際的にはわれわれはあくまで平和裏に解決しなければなりません。何人も砲火を交えて実力でこの際解決すべきであると考えておる人は非常に少いであろうと思うから、あくまでわれわれは平和裏にこの問題は処理しなければなりませんけれども、理論的に先ほど並木君はこの問題は憲法違反にならないのではないかとい……

第23回国会 外務委員会 第9号(1955/12/13、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 議事進行について。昨日の外務大臣の答弁の際に正力大臣はおられなかった。だからそれに関連して今特に正力大臣の答弁を求めるということは私は無理だと思う。事柄をいたずらに混乱させるものであります。そのときに条約局長はおられたのであるから、外務大臣の答弁はこういうことであったという発言がもしあるならば、われわれはそれをすなおに聞くべきだと思う。今国家のために重大なことを審議しておるのであって、いたずらにあげ足をとって物事を混乱させるということは、私は国会議員としてはどうかと考える。私は重光外務大臣の言われたことも、今岡田委員の言われたようには解釈しなかった。だからこの際は参考として条……

第23回国会 外務委員会 第11号(1955/12/15、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 国連加盟ということはわが国民あげての希望でございまして、これは単に国際的なそういう連合に加盟するという名目上のことだけでなしに、現在わが国に山積している重要な外交問題――それらについては重光外相も日夜御苦心のところでございますが、それらの外交問題を解決するのにも非常に楽になるのではないかという期待から、国をあげてそれを望んでおったのでございます。今回の安保理事会におきましては、ソ連及び国民政府の拒否権発動によって、十八カ国そろっての加入ということが、ひとまず不可能な様子になったのでありますけれども、その後伝えられるところによると、外蒙古を除いての十七カ国についてさらに審議が行……

第23回国会 外務委員会 第12号(1955/12/16、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 私はただいまの問題について、穗積君や岡田君のような理論的に優秀な方からああいう発言があった。それについてまた外相から、先ほどのような発言がありました。このことは今の外交問題において、私は日本国民としても非常に重大なことであると思うから、あえてこの問題に触れたいと思うのでありますが、北海道に属しておるとかおらないとかいうことではなしに、私どもが考えるのは、そもそも大西洋憲章によって、連合国は今回の戦争によっては少しの領土も欲しないということを言っておるのであります。しかもカイロ宣言においては、日本が暴力によってよその国から取ったものは返さなければならぬということを言っております……

第24回国会 外務委員会 第2号(1956/02/03、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 先ほど大村収容所におる者の釈放のことで御答弁がございましたが、この問題は日本の漁民が李承晩ラインにひっかかって、たくさん向うで抑留されておる、それをなかなか帰さない、だから一つのそれの条件として大村におる韓国人を釈放したら漁民を帰そうといったような情報があったようでありますが、先ほどの御答弁によると、釈放したあとですぐ韓国が受け取るならば釈放するけれども、また内地におるならこれは困るから釈放しない、この意味においては、それでは日本の漁民の韓国に抑留されておる者との取引関係という点については交渉は決裂ということになりますか。その関連においての法務大臣のお考えをちょっと承わりたい……

第24回国会 外務委員会 第5号(1956/02/14、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 この在日朝鮮人の問題は、人道的に見ましても、またわが国の社会問題として考えてみましても、非常に重要でございますから、これの解決については、かねがね頭を悩めましておる人でございますが、今日はいろいろ関係の深い方々の御出席をいただきまして、報告なり御意見を聞かせていただいたことをありがたく御礼申し上げます。  そこでまず朝鮮人の方にお伺いいたしますが、今回のさしむきの問題は、帰国の問題でありますけれども、在日朝鮮人が六十万からあるという御報告が先ほどあった。そのうちで帰国を希望する者は千人余りであります。そうすると問題の大きいのは、残っておる人たちの進学の問題であり、あるいは生活……

第24回国会 外務委員会 第7号(1956/02/16、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 今外務大臣は、日ソ交渉及び日比賠償等について非常に御努力中でございまして、国民全部もその成り行きを注目しておるところでございますが、さらに重大な問題で国民が一日も早く解決を希望しておる問題は日韓交渉の問題であります。南朝鮮及び北朝鮮を込めての朝鮮人の帰還の問題及び南朝鮮に抑留されております日本の漁夫の引き取りの問題あるいは北朝鮮における在留邦人の帰還の問題等ずいぶんだくさんあるのでございますが、その基本としてはどうしても李承晩政権との円満な交渉がかければいけない。それが最も根幹に触れた問題であるということも国民は承知しておる。日韓交渉がなかなかうまく行われませんので、国民各方……

第24回国会 外務委員会 第11号(1956/02/23、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 先ほど岡田委員の御質問の中に、ポツダム宣言に関することがございまして、その防衛庁長官の御答弁あれこれから、ひょっとしてポツダム宣言が、今回の太平洋戦争は侵略戦争であるし規定したものであると決定づけるように、質問者の方においてあるいは傍聴者の方において考えられるようなことになりますと、今後の議会のいるいるな論議の際において、非常に市大な問題になると考えますので、私の見解を申し述べて長官及び外務省の条約局長の御答弁をいただきたいと思うのであります。  こういう宣言を作りますときに、戦勝国側といたしましては、自分たちの方を正当づけるために、今度の太平洋戦争は侵略戦争であったと言いた……

第24回国会 外務委員会 第16号(1956/03/06、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 関連して。ただいまのお話で、予算上の問題でございますが、これはわれわれからいうと、カンボジアに対する移民というものは非常に厖大であるから、どうしてもこれは実現をさしてほしい。関連質問で長くなってはいけないから省略いたしますが、あらゆる意味から考えて、どうしてもアジア善隣外交を行なっていく、その拠点としてでも、これはよい意味でやってもらわなければならぬ。そこで一つお尋ねしたいことは、二千名の渡航費というものは大体上取ってあるが、今度行って帰られた概算で、二千名の者が向へ入植してまず活動するのに、施設費としてどのくらいあったらいいと思われるかということが第一点です。  それからも……

第24回国会 外務委員会 第23号(1956/03/23、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 一点だけ関連して。ただいま大橋委員の御質問によって大体わかりましたが、少し疑問がありますので、お伺いいたしますが、この第一条の目的のところで、「公社は加盟国特に低開発地域における」云々ということがあるのですが、日本の場合だったら、日本は加盟国であるけれども、低開発地域でないと認められる場合があるのかどうか。その金を日本が借りようとする場合に、日本は大丈夫だというなら、日本はこの条約においては低開発地域になっておるのかどうか、そこの点どうもはっきりしなかったから……。さらにもう一つ敷衍すれば、カンボジアであるとか、その他ビルマでもよろしい、そういう加盟国が金を借りるのは、その国……

第24回国会 外務委員会 第26号(1956/03/31、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 ただいま日韓会談について質疑応答がございましたので、それに関連して少しばかりお尋ねいたしたいと存じます。鳩山内閣になってからアジア善隣外交ということが唱えられて、外務大臣その他の御努力によって、賠償問題その他が着々解決を見つつあるということは喜ぶべきことでありますが、特に日本に一番近接している南北朝鮮との問題ということは、わが国の将来のためからいっても、韓国自身のためからいっても、これは重大なる問題であると考えるのであります。先ほどのお話のように、近く日韓の予備交渉が始まるということで国民は明るい感じを持っておるのでありますが、その手始めとして、今外務大臣がおっしゃった漁民の……

第24回国会 外務委員会 第32号(1956/04/14、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本(利)委員長代理 これより会議を開きます。  この際、森下外務政務次官より発言を求められておりますので、これを許します。森下外湯政務次官。
【次の発言】 ただいまの発言に対し、質疑の通告があります。順次これを許します。並木芳雄忍。

第24回国会 外務委員会 第53号(1956/05/29、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 この際韓国に抑留されている日本の漁民のことについて、少しお尋ねいたしたいのであります。日韓関係打開については、外務大臣初め外務当局が非常にお骨折りになっていることは承知いたしておりますが、抑留されている漁民の釈放という問題が、大村の収容所にいるところの韓国人の釈放と交換に行われるようにほとんど話がまとまっておって、この委員会においても再三法務大臣あるいは法務省の政務次官等も出られて、その方針でいくような話があったのでありますが、その後この問題が停頓している。そうして明日はまた関係各府県からその留守家族の者が大挙して東京に出てくる様子でありますので、あの問題がどうなっているか、……

第24回国会 外務委員会 第62号(1956/08/27、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 今回の日ソ交渉の結果がどういう形において落ちつくかということは、今後のわが国の政治の動向を決するものとして、全国民が非常に期待して待っておるのでありますけれども、今の段階においては、われわれの期待通りには進んでいないようでありましてこの点まことに残念でございます。重光全権がお帰りにならなければ会議の模様やその他について、詳しいことは御発表になれないと思いますけれども、内閣として、あるいは留守を預かっておられる高碕大臣としては、大局の問題についてはよく御存じのことと思いますから、おわかりになる範囲においてお答えをいただきたいと思うのでございます。  重光全権は現地においていろい……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第35号(1956/08/20、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 第一班は私と井堀委員と両名でございました。これに衆議院の事務局の方から中片参事、さらに自治庁の方から宮崎、杉崎の両氏に御参加いただきまして、この五名で回ったのでございますが、八月の二日に宮城県庁において、三日には青森県庁においてさらに四日には北海道庁におきまして、先ほど委員長から御報告のありましたような、前もって通知をしていただいておりました各現地の関係者の方にお集まりいただきまして、今回の参議院議員選挙その他地方選挙等について、忌憚のないいろいろの意免を聴取したのでございました。その詳細につきましては、それぞれの地方から提出されました参考書類等も添付いたしまして、ここに詳し……

第24回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第37号(1956/11/07、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 ちょっと関連して兼子部長にお尋ねしたいのですが、選挙管理委員会の費用はこの交付金の中にまぜて出しておるのだけれども、大体どのくらいを選挙管理委員会の方に回さねばならぬという明示があるわけですか。
【次の発言】 私がお尋ねしたいのは、今は交付税の中に加えてあるが、その場合に、大体これだけは選挙管理委員会で使うべき金だという、その金額が指示してあるのかどうか。それが指示してあれば、それに対して実際にこの県ではこのくらい使った。指示しただけ全部行っておれば文句はないわけだけれども、私の懸念するところでは行っていないのじゃないか。貧しいものだから、ついほかに使われてしまう。そこの関係……

第24回国会 逓信委員会 第8号(1956/02/22、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 関連。私はこの方面にはまことに知識がございませんので、いろいろの点についてお教えをいただきたいと思うのでございます。本日の委員会で先ほど来秋田委員からいろいろ御質問があって、それに大蔵当局からお答えになったことで、ちょっと私のまだ納得のいかないところがございましたから、その点についてお教えをいただたきたいと思います。  まず質問や答弁によって第一番に私の得たことは、テレビの受像機の効用というものがラジオに劣らないものである、だから文化の進展という点からいい、あるいは電子工学の発展という点からいっても、これはますます今後普及すべきであるという点をおっしゃったように思うのです。私……

第26回国会 外務委員会 第2号(1957/02/12、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 ただいま野党の穗積君から岸外務大臣に対して歓迎の言葉が述べられたのでございますが、与党のわれわれといたしましても、今回岸外務大臣を得ましたことに対しては非常な喜びと期待を持っておる次第でございます。  とかく従来の外交専門家という方たちによって行われた外交というものが慎重に過ぎ、場合によっては責任をおそれたという感じが非常に強いのであります。責任を担当して立った人でありながら、その責任を問われるということをおそれるということは、国政を担当する資格がないと私は思う。一官僚であるならばそういうこともやむを得ないと私は思う。一々上司の命令を聞かなければ物事が言えないという場合もあり……

第26回国会 外務委員会 第5号(1957/02/21、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本(利)委員長代理 それでは次に富樫衛君。
【次の発言】 次に高野源蔵君。
【次の発言】 これにて参考人の意見の開陳は終りました。  これより質疑を許します。
【次の発言】 ただいま岡田君から発言がございましたが、本日は参考人の陳述に対して皆さんの御質問をいただいて、本委員会としての審議は日を改めていたしたいと考えます。本日の政府側の出席者は外務省から服部参事官、水産庁から新澤漁政部長、海上保安庁から砂本警備救難部長の三名が出席しておられますから、参考人及び本日出席の政府委員に対して御質問をお願いいたします。そうしてその結果に基きまして、理事会の協議によりまして、日を改めてこの問題について……

第26回国会 外務委員会 第7号(1957/02/27、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 関連して先ほど戸叶委員に答えられたことで、ちょっとわかりかねたところがありますのでお尋ねしたいのでありますが、今度日本人漁夫の釈放と交換に、大村収容所におる者を釈放する。そして今度日韓会談が開かれるまでですか、日韓会談によって何かの結論が出るまでですか、そこのところがわからなかったのでありますが、再び大村収容所にはその間は収容しないという点がありましたが、その点、会談が開かれたらもう収容してもいいのか、何らか結論が出てからというのか、そういう意味と、もう一つは、この収容しないというのは、出てきた者が再び犯罪を犯しても収容しないという意味か、そこらの点が少し不明瞭でございました……

第26回国会 外務委員会 第8号(1957/03/06、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 この文化協定に対しては、そのねらうところや、また条文の上から見ても私賛成でございまして、いいことだと思うけれども、実は私きょうこの委員会に出るまでは、こういう文化協定というものには何らの強制力がない、罰則がない、だから外務省としてはどこの国とどこの国との文化協定ができたという一つの喜びはあるかもしれないが、これはほとんど儀礼的なものであって、実際活動はどうかと思っておったのでありますが、今高岡委員の質問に答えられたところ等によると、相当利用されておるようであります。今までに結ばれておる日仏、日伊、日メキシコ及び日タイ等の文化協定については、締結されてから今日までどういうことが……

第26回国会 外務委員会 第10号(1957/03/13、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 それでは今の須磨委員の御質問に関連して続いてお尋ねいたしますが、大体北洋漁業の問題は、ソ連側においても漁獲する団体とかあるいはその装備というか、そういったようなものが、日本側に対抗するほどできておるのでございますか。それを尋ねるのは、もともとサケとかマスとかいうものの漁獲については、これをとり尽しては困るということが表面上も非常に言われていることで、そのことについては日本側も十分協力しなければならないと思うのだけれども、実際はそうではなしに、日本にはよけいにとらせないで向うでよけいとりたいというのが向うの業者の実情であるか、日本の方はそういう方面がどんどん拡大強化されていくか……

第26回国会 外務委員会 第15号(1957/04/05、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 今回日ソ漁業交渉が妥結したことは喜ぶべきことでございまして、その折衝に当られた政府当局その他に敬意を表したいのでございます。ところが、今回妥結をした漁業の問題は、北洋関係でございまして、沿岸漁業についての問題がまた残っております。このことは前回外務大臣にもお願いいたしましたし、御欠席のときに他の方にもお願いいたしたのでございますが、とかく遠洋漁業というものは、大資本による漁業でございます。沿岸漁民はほんとうにその日その日の生活に困ることでございますから、根室沿岸及び歯舞、色丹等から引き揚げてきた者の生活問題は、政府当局は見殺しにすることができない問題でありますから、ぜひこの問……

第26回国会 外務委員会 第19号(1957/04/23、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 私は、こういう問題につきましては、全く未知でございますので、こういう際にイロハから教えていただきたいと思うのでございます。  今の大西委員の質問に関連して、さらにやさしい段階から教えていただきたいと思うのですが、一体一口に原水爆実験といわれるのです、放射能の点からいうと、原爆によるものと、水爆によるものと違うものでございますか、同じものでございますか。
【次の発言】 探知機の話が出たのでございますが、放射能の探知機というものが、今の段階では特別にできておるものでございますか。何か電波探知機といったようなものを利用しての観測でございますか。またその探知機というものが別にあるとす……

第26回国会 外務委員会 第25号(1957/05/17、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 大臣も非常に御多忙でございますからごく簡潔にお尋ねいたします。  岸総理大臣が松下特使をわざわざ英国に派遣して努力されましたにもかかわらず、クリスマス島における英国の水爆実験は、われわれの期待に反してついに行われたのでございますが、このことに対する首相のお考え、並びに今後この問題に対してとるべき処置について、御意見を承わりたいと存じます。
【次の発言】 承知いたしました。今までソ連とアメリカと二国が水爆を持っておったのに、いよいよ今度英国が加わって三つになったということは、非常にこれを中止させるのに今後むずかしい状態になったと思うのでありますが、なお各新聞紙もそれぞれ論評を掲……

第27回国会 外務委員会 第2号(1957/11/07、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 まずマラヤ連邦のことから聞きたいのですが、今度これが独立して大使館を置かれようというのに、私は今の戸叶さんへの御答弁はまことにずさんであったように思うのです。これは与党の方からこういうことを言うのは責めるようですけれども、もう少しいろいろな資料は詳しくお調べになっておく方が、今後もいいのではないかと思うのです。それでシンガポールと一緒になっておるからということでしたが、今シンガポールには総領事館があって、今まではシンガポールの方の総領事がマレー半島の方の何をやっていたように思うのですけれども、今後シンガポールとマラヤとの関係は一体どういう工合になるものであろうと外務省は見通し……

第27回国会 外務委員会 第3号(1957/11/08、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 今回、日本国とオーストラリア連邦との間に通商に関するところの協定ができましたことは、我々としては喜びにたえないところであります。先般政府当局からの御説明にもありました通りに、豪州と日本国との間にはかつてこの種の協定が結ばれなかったのでございまして、わが国は長らく差別待遇を受けておったのでありますけれども、今後はこの協定が、審議の結果無事承認されまして、日豪間の貿易が盛んになることを希望してやまないものでございます。そこで今後再び両国の関係が以前のような状態に返らないようにするためには、われわれは国をあげて注意しなければならぬと考えるのでございますが、今日まで日本が豪州によって……

第28回国会 外務委員会 第2号(1958/02/12、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本(利)委員長代理 これより会議を開きます。  床次委員長が所用でちょっとお出かけになりましたので、委員長の御指名によりまして、その間暫時私が委員長の職務を行います。  去る二月六日付託されました、日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との間の通商に関する条約の締結について承認を求めるの件、日本国とインドネシア共和国との周の平和条約の締結について承認を求めるの件、日本国とインドネシア共和国との間の賠償協定の締結について承認を求めるの件、旧清算勘定その他の諸勘定の残高に関する請求権の処理に閲する日本国政府とインドネシア共和国政府との間の議定書の締結について承認を求めるの件、日本国とパキスタンと……

第28回国会 外務委員会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 ただいま松本君にお答えになりましたことで、ちょっと関連質問を二つだけさしていただきます。  その一つは、法律的な問題ですが、エジプトとシリアが連合した、こういう場合には一つの国家ができたと思うのですが、その際に日本は日本国とエジプトあるいは日本国とシリアとが今日まで締結しておったところの協定とか、条約というものは継続するという御答弁があったのです。新しい国ができたのだから、その内容は継続するとしても、今度は一つの国家としてアラブ連合国というものと日本国との条約に変るわけであるから、それだから形の上では別個な条約を締結しなければならないと思うが、こういう点については法律的にどう……

第28回国会 外務委員会 第7号(1958/02/27、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 それではパキスタンとの文化協定に関連してまずお尋ねいたしますが、パキスタンは日本以外にどういう国と文化協定を結んでおりましょうか。
【次の発言】 このパキスタンとの文化協定は、昭和三十二年の五月二十七日に署名調印したということになっておりますが、これに対するパキスタン側の批准状況はどういうことになっておりますか。
【次の発言】 パキスタンは現在のインドとセイロンと一緒に、もとわれわれはインドと言っておったわけでありますが、終戦後宗教の関係を主として三つの国に分れておりますが、そしてパキスタンの方は大体回教と思っておりますけれども、パキスタンの文化、これは概括してまことに答えに……

第28回国会 外務委員会 第8号(1958/02/28、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 岸内閣がアジア善隣外交を進めておるということは、アジアの経済開発の問題あるいは各国からの留学生を受け入れておる点、その他招待外交等を通じて、まことに順調に進みつつあると思うのでありますけれども、常に申しますように、最も大切である隣国の韓国との関係が、まことに遺憾な点が多かった。それも外務大臣の御努力によって、相互の抑留者の釈放という話がまとまって、その進捗の過程にあるのでございますが、それが終って、三月一日から正式な両国間の交渉が始まる予定であった。ところが本日の新聞を見ますと、政府はこれに対して、まだ相互釈放が完了していないから、それが終ってから正式会談に入りたいという通告……

第28回国会 外務委員会 第13号(1958/03/14、27期、自由民主党)

○山本(利)委員 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題になっております日本国とインドネシア共和国との間の平和条約、日本国とインドネシア共和国との間の賠償協定並びに旧清算勘定その他の諸勘定の残高に関する請求権の処理に関する日本国政府とインドネシア共和国政府との間の議定書に関し、一括して賛成の意を表するものであります。  岸内閣が従来しばしば内外に表明しておりますわが国の外交方針は、国連中心主義であり、自由民主主義諸国との協調であり、さらにアジア諸国との親善友好関係の樹立でございます。インドネシアは、今あらためて申し述べるまでもなく、その位置において、人口の多きことにおいて、また資源の豊富なる……

第28回国会 外務委員会 第14号(1958/03/18、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本(利)委員長代理 大西正道君。


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第7回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1950/02/17、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 ただいまの御説明を承りまして、輸送計画におきましては旅客輸送で四・三%、貨物輸送で二%増となつているのでありますが、特に現在の滯貨状況等から考えまして、この程度の増加で二十五年度においてはスムースに輸送が可能でありましようか。そこらの点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 次に国営自動車の問題であります。昨年中国営自動車民間拂下げの問題が起りまして、各方面から拂下げ反対の陳情書を多く受取つたのであります。当局の方に御質問申し上げましたところ、これはやりたいのだがどうもやれないのだ。まあ心配はあるまいといつたような意味のお答えをいただいていたと思うのでありますが、この国……

第7回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1950/02/18、24期、民主党(第九控室))

○山本(利)委員 当局のお骨折りによりまして、漸次郵政事業が復興しつつあることは、まことに慶賀すべきことだと存じます。今日ここに御配付にあずかりました第五国会における参議院の通信事業復興促進に関する決議に対する報告書を拜見いたしまして、大体の復興計画が、昭和五年から九年の水準に復帰することを前提として、郵便事業でも大体そこらを標準にしておられるようでありますが、郵便事業というものの最も発達したというか、充実されましたのが、大体五年から九年ということでありましようか。あるいは戰争直前ごろが一番多かつたけれども、そこにしてはちよつと到達しかねる。標準としては高過ぎるという意味で、五年から九年という……

第12回国会 外務委員会労働委員会連合審査会 第1号(1951/11/07、24期、国民民主党)

○山本(利)委員 私は国際労働機関の事業に関連することを、少しばかり御質問いたしたいと思うのでありますが、明年の総会においては、社会保障、政府、公共機関、労使団体間の協力及び農業における有給休暇に関する国際基準が、設定されようとしているということでありますが、わが国がこの機関に加盟するからにおいては、国際的に十分な協力をしなければならない次第でありますが、現在の日本の社会保障の点及び政府、公共機関、労使団体間の協力といつたような点で、現在の日本の状態は大体国際間の水準に達しておるか。その点についてまずお伺いいたしたいと思うのであります。


27期(1955/02/27〜)

第26回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1957/04/23、27期、自由民主党)【議会役職】

○山本(利)委員長代理 田口長治郎君。
【次の発言】 松本七郎君
【次の発言】 赤路友藏君。
【次の発言】 ほかに質疑はございませんか。――もし質疑がなければこれにて連合審査会を散会いたします。     午後零時二十一分散会


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ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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