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橋本龍伍 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

橋本龍伍[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
988位
委員会発言(政府)歴代TOP500
222位
各種会議出席(幹部)歴代TOP250
217位

24期委員会発言(政府)TOP25
23位
25期委員会出席TOP50
33位
25期委員会出席(幹部)TOP50
22位
25期各種会議出席TOP25
13位
25期各種会議出席(幹部)TOP5
1位
25期各種会議発言(議会)TOP5
3位
28期委員会発言TOP50
33位
28期委員会発言(政府)TOP10
8位

このページでは橋本龍伍衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。橋本龍伍衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 運輸委員会 第19号(1949/05/14、24期、民主自由党)

○橋本龍伍君 御説明申し上げます。お願いをいたしておりますのは、現在できております岡山縣から島根縣に通じます伯備線敷設の際の予定路線が二つありまして、現在は高梁川沿いの方を通つておるのでありますが、案に上りながら、だめになつてしまつた路線でございます。本來伯備線を通そうかと考えたくらいのところでありますから、きわめて重要な路線でありまして、伯備線の高梁から西北へ行きまして、南阿を通り、阿哲郡の新見に抜ける行路であります。これは貨物からいいましても、旅客からいいましても、非常に重要な所なのでございますが、伯備線の敷設関係で現在特に川上郡におきしましては、非常に不便な状態で、あらゆる面で開発が遅れ……

第5回国会 経済安定委員会 第16号(1949/05/14、24期、民主自由党)

○橋本龍伍君 簡單に御説明申し上げます。現在砂利、砂、碎石等につきましては、價格調整公團において全國的なプール計算をいたして、價格統制をやつておるのでございます。ところが、私は岡山縣でありますが、御承知のように、御影石その他こういう方面の産地でありますので、目の前に品物を置きながら、これを高く買わなければならないというわけであります。その場で砂利や石の出るところと、少し離れているところでは違いまするけれども、普通の値段に比して、高いところは倍くらいの値段で買わなければなりませんし、全縣平均でも、普通の値段よりも四割ないし五割、わざと高く買わされておるわけでございます。これは全國的なプール計算を……

第5回国会 地方行政委員会 第3号(1949/03/26、24期、民主自由党)

○橋本(龍)委員 今御発言になりました点について、私どもももちろんそういうことを要望する点においてはやぶさかでないので、從來からもできるだけの努力をいたして來たわけでありまするが、現在非常にデリケートな交渉をしておる最中でもあるようでございまするし、もう少しいろいろな説明を聞きたい点もありまするし、本委員会の決議とか、申合せとかいうことでなくて、ここで強く各委員が要望したということを速記録にとどめておく程度で結構じやないかと思います。
【次の発言】 この委員会として配付税の増額を要望するということについては、委員長から先ほどお話があつたように、各委員一人も反対の方はないと思いまするし、私どもも……

第5回国会 地方行政委員会 第6号(1949/03/31、24期、民主自由党)

○橋本(龍)委員 私、ちようどただいま今後研究すべき問題につきまして委員長から御相談がありましたので、ここでその責任上委員の各位に御報告申し上げると同時に、委員長にもお願いいたしたいのであります。ちようどまだ國会が活動を開始しておりませんので委員各位があまりおでましになつておりません時分に、横浜その他五大市の市長が、議会に陳情に見られまして、そのときに地方行政委員長あてに二つの陳情書を出されたのであります。これは委員長にお渡しをいたしておきましたが、たまたまそのときに、私と、横浜から出ております三浦君と二人で聞きましたので、そのことを申し上げておきたいと思います。その第一点は、地方において今財……

第6回国会 人事委員会 第7号(1949/11/25、24期、民主自由党)

○橋本(龍)委員 今の藤枝委員の質問に関連して、私人事院総裁にお尋ねをいたしたいと思います。ただいまの人事院総裁の御答弁を承つたのですが、まことに不満であります。この三十九條の第二項に「人事院は、職階制を立案し、官職を職務の種類及び複雑と責任の度に応じて、分類整理しなければならない。」と書いてあります。そうするとこの分類整理したものが職階制であるとしかどうしても考えられない。そうするとその職階制を法律で定めるというのですから、分類整理した結果を法律で定めなければいかぬというふうにしか読めないのですが、重ねて第二十九條の一項、二項をどういうふうに読まれて、今人事院総裁の言われたような結論が出るの……

第6回国会 人事委員会 第10号(1949/12/02、24期、民主自由党)

○橋本(龍)委員 午前中二十九條の解釈で政府委員に御答弁を伺つたのですが、私は少し観点をかえて、ちよつと同じ問題で確かめておきたい問題があるのでございます。私も二十九條の解釈については藤枝委員の質問されたと同じ意見であります。ただ人事院の力で職階制というものは計画であるという御答弁がありましたが、これは私も実は職階制というのは計画だと思つております。それはつまり人事院の方で説明をされたように、あらゆる官職を分類して職種と職級にわけられておる。それがすなわちあらゆる官職をわけるために格付をするための計画であるには違いない。しかし考え方として山下人事官の方から御説明がありました現実にある官職を分類……

第7回国会 外務委員会 第6号(1950/03/01、24期、自由党)

○橋本(龍)委員 この際、この法律を出された意味を伺いたいと思います。海外移住ができなくなつてから年が久しく、終戰後は特にこういう状態になつたわけですが、これは單にいらぬ法律を置いていたのをこの際思い出してやめられるというだけですが。それとも何らか発展的な意味があつて、終戦以来海外移住については目途が立たなかつたけれども、移住が再開されそうであるからそのためには従来の移住法はない方がいいというような意味があるのでありますが。もしそういう関係で先に対する見通しが何にもないならば、移住が再開されてあるいは役に立つかもしれぬという気持があるなら、これは置いておいてもいいんじやないかという感じがいたし……

第7回国会 外務委員会 第11号(1950/03/22、24期、自由党)

○橋本(龍)委員 先ほど小川委員から沖縄工事につきまして、戰争準備云々というお話がありましたけれども、普通戰争準備というと、戰争を積極的に始めるための準備という感じがいたしまして、外務委員会でそのまま承ることはちよつと重大ではないかと思います。それで沖縄は目下米軍の占領地であります。そうして米軍のことでありよすから、日本とは直接関係のないことでありますが、軍備の本来の使命は、侵略戰争への防衛にあるはずでありますので、日本とは直接関係ないことではありますが、戰争準備という言葉を軍備というふうに言い直していただいた方が、外務委員会で承るには穏当ではないかと思いますが、ひとつお考え願いたいと思います……

第8回国会 予算委員会 第2号(1950/07/26、24期、自由党)

○橋本(龍)委員 本日の予算委員会は先ほど委員長から趣旨についてお話がありました通り、昭和二十六年度の予算編成方針並びに朝鮮事件後のいろいろな影響等について審議をするという趣旨でございまするので、私もその両者を込めて少しく質問いたしたいと思います。  まず朝鮮事件勃発後の日本の財政、経済全体に対する考え方の問題でありますが、朝鮮事件が勃発いたしまして以来、国内でいろいろな議論が行われ、また考え方に対する混乱があると思うのであります。それで今日まで、つまり経済安定九原則が出まして以来、わが国は根本方針として平和持続ということをあくまでも前提として、財政経済の合理化を徹底し、貿易を大いにやりつつ、……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/01、24期、自由党)

○橋本(龍)委員 ただいまの御意見を承りまして、たいへん参考になつたのでありますが、中で一点だけ伺つてみたいと思いまするのは、国民金融公庫の機能が非常にけつこうだということは、私もいい制度を設けたものだと思つておるのであります。ただいまのお話の中で、三十万から百万くらいの間は、めんどうを見るという点が、非常に手薄にたつておるので、これについての特殊の配慮が必要だというお話がありましたが、三十万から百万くらいの融資を特にめんどうを見るということについての仕組みなり、金の流し方なりについての御意見がおありだろうと思うので、それを伺いたいと思います。

第10回国会 厚生委員会 第37号(1951/07/20、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 私、今回不敏にして厚生大臣の大任を拝しまして以来、今後、この重大な時期において、厚生行政を十二分に途行いたすべく、未熟の身をもつて勉強いたしておるところであります。どうか皆様方におかれましては、私が今まで衆議院議員といたしまして皆様方のお近づきを得ておりました時と同じように、力強い御鞭達と御支援をお願い申し上げたいと思います。  私もまだ十分に厚生行政を知悉いたしておりませんし、これからなおなお熱心にやつて参らなければならないと思いまするが、まじめに努力いたして参りたいと思つております。  よろしくお願い申し上げます。

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/16、24期、自由党)

○橋本(龍)委員 先ほど地方税と平衡交付金の関係についてお話がありましたが、参考に伺いたいと思います。平衡交付金制度を置いておりましたドイツだとか、その他の国において、地方税の收入の総体と、国税財源で出て来る平衡交付金との割合というものは、大体どんなふうになつておりましようか。
【次の発言】 先ほど私の質問した点に関連しまして、ひとつ御意見を伺いたいのですが、昨年以来地方財政平衡交付金の問題がありました際に、地方で当初予算で予想せざる歳出の必要が起つたことが確かにあるのです。その意味において、もし租税にほんとうに彈力性があれば、これはむしろ標準課税率を中心にして動かして、租税でまかなうのが筋で……

第10回国会 予算委員会 第17号(1951/02/21、24期、自由党)

○橋本委員 第三分科会における審査の経過並びに結果について報告いたします。  本分科会は昨二十日並びに本二十一日に開会し、昭和二十六年度一般会計、特別会計及び政府関係機関予算のうちの通商産業省並びに農林省所管の分を審査いたしました。まずそれぞれ政府の説明があり、続いて質疑を行いましたが、その詳細は会議録でごらんを願うこととし、ここには質疑により明らかになつた若干の点だけを報告することにいたします。最初に通商産業省関係について申し上げます。  二十六年度通商産業省所管の一般会計予算は、総額百十四億九千余万円であり、二十五年度分の四十七億六千余万円に比べて六十七億三千余万円の増加である。但しこの中……

第12回国会 厚生委員会 第2号(1951/10/22、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 先般来、衆議院厚生委員会にも御報告を申し上げたいと思つておりましたところ、本日その機会を與えられましたことを、私まことにありがたく存じます。  実はBCGの予防接種の問題に関しまして、その少し前に、こういう話をちよつと聞きました。本月の四日に、日本学術会議第七部の有志から書面が出て参つたのであります。その書面は、七部長と申しますか、塩田博士が持つて来られたのでありますが、私といたしましては、その書面だけではどうも趣旨がわからないから、署名された十数名の方々に会いたいということを申しまして、十二日の夕方に会つたのであります。その書面の内容はこういうことでありました。BCGの強制接……

第12回国会 厚生委員会 第3号(1951/10/24、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま委員長からの御質問を承りまして、この前の委員会において一わたり私の立場及びこれに関する経緯を申し上げたところでございまするが、私は誤解を避けまするために重ねて申し上げたいと存じます。  私は、政治的云々ということでなくして、真に国民の保健衛生を担当する責任閣僚といたしまして、真に良心的にこの問題に当つておるのでございます。去る十月四日に、日本学術会議の第七部の有志から、BCGの強制接種が行われておるけれども、この問題についてはなお疑点の抱かれる部分があり、調査研究を要すると思うから、慎重に処理をしてもらいたいと申入れを受けました。その際に、書面は四日にちようだいいたしま……

第12回国会 厚生委員会 第4号(1951/10/27、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 減額するようなつもりは持つておりません。BCGの研究というものは、これは非常に必要でありまして、将来もつとやらなければならないと思います。この問題もお尋ねがあつたかと思いますが、私が考えておると申しましたのは今までやつて来たような、ああいう方式のBCGをさらに改良するための研究というもののほかに、なおBCGのもつと大規模な今日行つておりまする有効の度合いであるとか、あるいは完全に無害であるとか、ある場合に誘発症状が起らなかつたかといつたようなものについてそういう問題になつておるようなテーマをとらえての特別研究というものをどこかに命じ、新たに予算をとるかどうかというようなことにつ……

第12回国会 厚生委員会 第8号(1951/11/22、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 社会保險の一点單価の問題に関しましては、ただいま田中委員のお説の通り、今日の事態を憂いまして、急速にこれの解決をはかりたいと考えております。実はこの一点單価の決定につきましては、御承知のように、社会保險医療協議会が、厚生大臣あてに意見を答申して参り、それを参酌して、厚生大臣がきめることに相なつておるのでございます。今日まで、これはなかなか困難な問題であるということを感じはいたしておりますけれども、どうせやつてみたところで、みるだけできまらないのだというふうな形で、厚生省が割切つて手を出して行くということは、まとまる話もまとまらなくするようなことになりますし、また法に定められた趣……

第12回国会 厚生委員会 第9号(1951/11/26、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 前回の委員会におきまして、丸山委員からとりまとめて御質問がありましたので、この際BCG予防接種の問題に対しまして、過般来私の考えて参りましたところを、要約してお諾いたしたいと思います。なお松永委員長からお話のありました七つの項目についての回答は、ただいま委員長のお手元へ差出した通りであります。  先般、BCGの予防接種については、種々疑問があるから、なお研究調査を要するということを、日本学術会議から進言を受け、また社会保障制度審議会からも、この予防接種については、愼重を期すべきであるという勧告を受けましたことについては、御承知の通りであります。これに関しまして、もし有害の疑いが……

第12回国会 内閣委員会 第1号(1951/10/11、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 実は先般来行政改革の経緯について御報告申し上げたいと思つておりましたのですが、その機会がございませんでして、今日機会を與えられましたことを感謝いたします。  行政改革の問題につきましては、七月島いろいろ検討いたしまして、八月の末に一つの閣議決定をいたしました。その閣議決定は、まず行政機構の改革につきましても、人員整理の問題につきましても、政令諮問委員会の答申案を参考にして案を練るということが一点、それからこの改革によつて退職する者に対しましては、平素の行政整理による退職金は勤続一年について三十日分というふうになつておるのでありまするが、それを来年の一月から三月までの三箇月間につ……

第12回国会 内閣委員会 第6号(1951/11/01、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 提案理由の御説明を申し上げるに先だちまして、御あいさつを申し上げます。定員法の一部改正法律案につきましては、できるだけ早くこれを提出して、できだけゆつくり御審議を願うべく努力いたしておりましたが、一部関係方面との間に若干交渉をひまどるものがございまして、一昨日提出をいたした次第でございます。たいへんおそくなりましたことをお詑び申し上げます。よろしくお願いいたします。  これから提案の理由を御説明申し上げます。  ただいま議題となりました行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。  御承知のごとく、戰時から戰後に引続き複雑厖大となつて参りました……

第12回国会 内閣委員会 第7号(1951/11/05、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 行政事務を簡素化することを根本にいたしまして全部をそれで貫いて立てたものであります。「簡素化等に伴い」と「等」を入れましたゆえんのものは、まつたく廃止するものはごく少数であるということで、簡素化及び事務の廃止ということを入れるところでありますが、大部分は簡素化でありまするので、「等」と入れたのでございます。この案を立てまする際には、政令諮問委員会の答申案を基本材料として検討いたしたのであります。少しくこの間の事情を御説明申し上げますると、五月にリツジウエイ司令官から、日本の占領期間中に行われた諸般の施策の中には、指令によるものもあるし、勧告等によるものもあるが、こういうものにつ……

第12回国会 内閣委員会 第8号(1951/11/06、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 昨日私の申し上げたことに少し井上さんの方に誤解があるように思いますから、筋を私申し上げて、もう一ぺん申し上げておきます。今農林大臣の答弁のあつた通りでございますが、この附則のつきました趣旨、それに対する私たちの考え方はこういうことであります。政府といたしましては、主食の統制撤廃をいたし、その順序としては麦の統制撤廃を先にやり、それから次いで米の供出後の自由販売をやり、それから四月一日からは米の配給の撤廃をする。供出に関しては二十七年度は一つもないという筋で補正予算も、また定員法も立てたわけであります。しかして補正予算は、御承知のように全体の整理人員の半分を補正予算で落すという建……

第12回国会 内閣委員会 第11号(1951/11/10、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 前々から申し上げた通りであります。まず今電気通信省のことを問題にしておられますから、そのことをお話申し上げます。機構については今電気通信大臣からお話のありました通り、きまつておりませんから、お話をするところまで参つておりませんけれども、公社になりました場合に監督機構が必要であろうというお話については、若干そういうものが必要であろうと思います。その場合には、今の人たちが公社に移つて、監督機構のためまた人をふやすというようなことにならないように、現在定員法でねらつた範囲内でさばき得るようにいたしたいとむしろ考えておる次第であります。  一般的な問題といたしまして、たとえば機構を改革……

第12回国会 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 第6号(1951/10/22、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまの御質問にお答えをいたします。行政機構の改革は考えて実行するつもりでありまして、準備を着々いたしております。ただ臨時国会は会期が短かいことでもございまするし、愼重に考慮を要することがございまするので、今日この会期の短かい臨時国会に出すことは不適当であると考えまして、もう少し研究を続けたいと思つております。なおその内容に関してでございますが、民主主義的な行政機構を、今後もますます維持し発展させて行きたいという基本方針は少しもかわつておりません。ただ占領下におきましては、ガリオアその他でささえられておりましたために、日本の今日の実情から申しまするならば、財政その他の観点をあ……

第12回国会 予算委員会 第5号(1951/10/25、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 おしかりをこうむつてまことに恐縮であります。実は行政改革の問題に関しましては、総体的にいろいろ考えなければならない問題がございまして、今回の行政整理につきましては、政令諮問委員会の答申案を基礎にして検討いたしたのであります。ところが、政令諮問委員会の答申案は、主として学者が立案された関係で相当無理な点がありまして、閣内で十分検討いたしました結果、今日の現状において国政を支障なく運営し、かつできるだけ節約するという観点から見ますと、これが今一番いいと信じた次第でございます。なお、ただ仕事のしぶりということも、これはものの考えようでありまして、さらに将来能率化、簡素化をはかる余地が……

第12回国会 予算委員会 第7号(1951/10/27、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お答え申し上げます。一億円の調査費に関しましては、まずこれをどういう方法で調査するかというお話でありますが、調査の内容は、ただいま御指摘のありました通り、遺族等の実態調査に使いまして本格的な予算がとれ、援護法ができましたときに、ただちにその権利者が確定できるようにするわけであります。やはりこれを漏れなく、かつ公平に調査いたしまするためには、府県市町村を通ずる方がよろしいと考えまして、大体そういう方式で調査をいたすつもりでございます。なお調査の範囲等に関しましては、実体的な規定の範囲とからみ合いまするので、具体的なところは目下検討中でございます。  なおこの遺族等の援護の方式なり……

第12回国会 予算委員会 第12号(1951/11/02、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまの早川委員の御質問の御趣旨でありますところの、遺族、傷痍軍人等の戰争犠牲者に対して、いかに援護が必要であるかということについては、もう政府といたしましてもまつたく同感でありまして、これは全然異論のないところでございます。今日までにおきましても、終戰直後に極東委員会の指令が出まして、当時の幣原内閣がいろいろ打開策に苦慮した結果、遂に遺族については扶助料を、まつたく給することができず、傷痍軍人に対してわずかに国内の同種の制度の最低水準ということで、厚生年金並の手当が存続して参つたということは、これはまつたく残念なことでありまして、昨年以来講和條約の問題が進むに至りまして、よ……

第12回国会 予算委員会 第13号(1951/11/05、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまのお尋ねの点でございますが、先般来労働省等から出された数字は七万とか八方とかいうておる数字があるのです。ところがこの欠員につきましても、たとえば厚生省所管の国立病院の医者の欠員数がずいぶん多いので、千何百名かありますが、これがありましても、ほかの事務官と差引することはできません。そういうわけで、ちようどただいま各項目別にほんとうに定員より差引できるものを検討いたさせております。それから病気で長期欠勤の者は二年間ばかり猶予できることになつております。これもその場所々々によりまして差引できるものとできないものがありますので、もう二、三日たちましたら、およそ正確な目途が立ち得……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 内閣委員会 第1号(1952/11/08、25期、自由党)

○橋本(龍)委員 動議を提出いたします。理事の互選は、先例によりまして選挙の手続を省略して、その数を五名とし、委員長において指名されんことを望みます。

第15回国会 内閣委員会 第3号(1952/11/29、25期、自由党)

○橋本(龍)委員 私はただいま議題になつております翁島の御別荘を賜与されるということについては何の異議もないわけでありまして、これはけつこうなことだと考えております。この機会にこれに関連をいたしまして、憲法第八条の規定及びこれに関連する皇室経済法第二条、第四条の問題について、宮内庁の意見をちよつと伺つておきたいのであります。実は昨年貞明皇后がなくなられまして、御遺産の中から、従来非常に御関心のありました救癩事業のために充てられた資金がございまして、天皇陛下その他御相続なさるべき直宮様方が、貞明皇后が救癩資金としてわざわざ銘うつて貯金されておつたようなものは、当然自分は受取らないといつて政府に渡……

第15回国会 予算委員会 第28号(1953/02/23、25期、自由党)【議会役職】

○橋本(龍)委員長代理 稻村君から関連質問の御要求が出ております。これを許します。
【次の発言】 それでは休憩に入りたいと思いますが、先刻の議院運営委員会において了承されているそうでありまするから、午後再開後は本会議の議事と並行して、当委員会の審議を進めて行くことといたしますから、御了承願います。  これにて休憩し、午後は三時より再開いたします。     午後二時二分休憩

第15回国会 予算委員会 第29号(1953/02/24、25期、自由党)【議会役職】

○橋本(龍)委員長代理 成田君。
【次の発言】 成田君にちよつと申し上げます。ただいまの応答も、私の記憶違いだつたら恐縮ですが、前に質問があつて答えがあつたようにも思うのですが、なるべく簡単にひとつお願いをしたいと思います。
【次の発言】 成田君、できるだけ簡単にお願いします。
【次の発言】 成田君、なるべくさつきの直接関連の範囲内にお願いをしたいと思います。
【次の発言】 吉川君から関連質問の要望がありますのでお許しいたします。なるべく簡単にお願いします。
【次の発言】 川崎秀二君。
【次の発言】 暫陣休憩いたします。     午後二時四十六分休憩

第15回国会 予算委員会 第30号(1953/02/27、25期、自由党)

○橋本(龍)委員 第二分科会において審議いたしました予算案につまして、その審議の経過並びに結果について御報告いたします。  本分科会は皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣及び経済審議庁を除く総理府並びに法務省所管の各予算に関するものでありまして、去る二十五日と二十六日の二日間にわたつて審議いたしました。  審議に先だちまして、各所管の予算案について所管担当者側より説明を聴取いたし、ただちに質疑に入りました。その詳細は会議録に譲ることといたしまして、ここでは簡単にそのおもなる点について述べることといたします。  まず第一に総理府所管の警察制度改正の問題について、相当広範囲にわたつて論議がかわさ……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1953/07/01、26期、自由党)

○橋本(龍)委員 議事進行で……。並木君の御質問の最中にはなはだ恐縮ですが、私はやむを得ない理由で退席をしなければなりませんので、先ほどお話のありました理事会の御報告について、私ちよつと心配な点が起つたので念を押しておきたいと思うのですが、実は先ほど加藤鐐造君から御意見のありましたように、今会期中には決定的な意見は全然出さないということを、まるきりきめてしまうのも、今日としては少し早過ぎると思います。実は私先ほどの委員長の御報告は、理事会で一応こういう話があつたということをここへ御報告を願つて、みなが一応理事会でそういう方針で進むということについて了承したというだけで、今国会中は決定的な意見を……

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第2号(1953/05/21、26期、自由党)【議会役職】

○橋本(龍)委員長代理 これより会議を開きます。  委員長塚田十一郎君より委員長辞任の申出がありますので、私が委員長の職務を行います。  お諮りいたします。委員長塚田十一郎君より本日辞任の申出がありましたが、これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて辞任を許可するに決しました。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの西村君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて尾崎末吉君が委員長に御当選になりました。  委員長尾崎末吉君に本席を譲ります。

第16回国会 文部委員会 第22号(1953/07/31、26期、自由党)

○橋本龍伍君 ただいま議題となりました財団法人労働科学研究所に対する国有財産の譲与に関する法律案の提案の理由を御説明申し上げます。  財団法人労働科学研究所というものがそもそも発案をせられましたのは大正十年でありまして、当時社会問題が続発いたしておつたのでありますが、いまだ政府においても十分な対策もありませんでした時分に、この方面の非常な先覚者でありました大原孫三郎氏が創設をいたしまして、当時純粋な社会問題研究所としての大原社会問題研究所がつくられ、これはまた純粋な労働医学、心理学的な科学研究の研究所といたしまして、大原氏の仕事でありました倉敷紡績株式会社の一工場を研究実験所に開放して出発をい……

第20回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1954/12/03、26期、自由党)

○橋本(龍)委員 百九十九条の二ですが、私が伺つたところによると、「公職の候補者又は公職候補者となろうとする者(公職にある者を含む。)」という趣旨でありますが、われわれのように選挙によつて公職にある者は、これは公職候補者となろうとする者という解釈になるのだとお話を聞いているのでありますが、これはやはり、そういうことで問題を起すといけないから、そういう趣旨ならば、百九十九条の二の第二項のみなす規定の次に、三項にもう一つみなす規定を置いて、選挙によつて選任された公職にある者は公職の候補者となろうとする者とみなすという規定を置いておかないと、問題を起して困るのじやないかと思うのですが、どうですか。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 予算委員会 第6号(1955/05/06、27期、自由党)

○橋本(龍)委員 私は昭和三十年度予算案の審議に当りまして、その基本的な諸問題について自由党を代表して質問をいたします。  私がこれから質問をいたしますることは、今までに何ほどかは触れられた諸問題が多いのでありますが、総理以下政府側のとかく誠意を欠いた答弁によりまして、大切な問題が放置されてしまってはなりませんので、主としてこれを掘り下げて問題をはっきりさせたいのであります。すべてごく平易な問題ばかりでありまして、従って内閣総理大臣として、当然御承知にならなければならない問題ばかりでありますから、特に他の閣僚を指定いたしません限り、お答えはすべて総理からお願いをいたします。誠意をもって、こだわ……

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/07、27期、自由民主党)

○橋本(龍)委員 私は自由民主党を代表して、ただいま議題となっております予算三案につき、政府、原案に賛成し、社会党提出の編成林を求めるの動議には反対の意見を申し述べたいと思います。  今回の一般会計の予算補正は、日本開発銀行が国際復興開発銀行から受ける借款に対する政府の保証に関するものであります。これまでわが国の国際復興開発銀行から受けた借款の総額は、約八千五百万ドルでありまして、これに今回分を加えますと、一億五千万ドルをこえるのであります。同銀行よりの借款も、ほぼ順調に進んでおると言えるのでありまして、わが国の企業が設備近代化のための資金を国際的に調達し、これによって競争力の強化に資するとい……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1958/07/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 私、今回、再びまたこの重責を拝命いたしまして、当委員会におきましても、なるべく早くごあいさつをいたしたいと考えておったのでありますが、本日その機会を得まして、まことに幸いでございます。  当委員会の問題につきましては、私から申すまでもなく、戦後非常に重要な問題を処理してこられたのでございます。引き揚げの問題、また、これをめぐりまするいろいろな問題に関しましても、皆さん方の御尽力によりまして、仕事の量といたしましては、だいぶんこれで進んで参ったと申してよろしいと思うのであります。大体仕事も終りに近づいて参ったわけであります。それだけに、なお残っております問題は非常にむずかしい問題……

第29回国会 社会労働委員会 第2号(1958/06/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 私は今回第二次岸内閣の成立に際しまして、厚生大臣の重職を汚すこととなりました。まことに至らぬ者でございますが、厚生行政について御造詣の深い各位の御支援、御協力を得まして、鋭意重要問題の処理に当って参りたいと思う次第でございます。よろしくお願いいたします。  社会保障制度を整備拡充いたしまして、福祉国家の実現を期する上において、その推進の中核体とも申すべき厚生行政に課せられました使命はきわめて大きいといわなければなりませんが、私どもの当面いたしております緊急の課題は、何と申しましても国民の医療保障を達成することであります。すなわちその中心的施策といたしまして昭和三十二年度から実施……

第29回国会 社会労働委員会 第4号(1958/06/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 私今回厚生大臣を拝命いたしまして、一生懸命やって参りたいと思っております。過分のおほめをちょうだいいたしましてまことに恐縮でございますが、決してそんなところではございませんので、今日の状態というものは、世の中も複雑になりまするし、いろいろなむずかしい問題が山積をいたしておりまして、ただ個人の知恵や善意のみでは解決のできない問題が多いのであります。どうかこの上とも御理解と御支援をお願いをいたしたいと思います。  ただいまの御質問の問題でございますが、当面しておりまするいろいろな問題がございますが、私は自分の心がまえとしては、今日、実は在任期間のうちこんなつもりでやりたいと思ってお……

第29回国会 社会労働委員会 第5号(1958/06/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 昨日私のお答えが不十分でございまして、まことに恐縮でございました。事務当局から、ただいまお話のありました点について御説明いたさせますが、その前に概略の方針だけは――これは配付の資料等で御承知だと思いますが、簡単に私から申し上げることにいたしたいと思います。  今回の診療報酬の改訂は社会保険医療の適正な内容を維持いたしまして、来たるべき国民皆保険の円滑な実施をはかるとともに、医療担当者の待遇の改善をはかることを目途といたしまして新医療報酬を八・五%程度引き上げ、かつ点数及び単価を同時に改訂することを内容とするものでございます。現行の点数表は物と技術を混同して組み立てられております……

第29回国会 社会労働委員会 第8号(1958/07/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまの御質問にお答えをいたします。私この記事を新聞紙上で見まして、実に遺憾千万なことだと考えたわけであります。確かに人を殺すこと、ことに親を殺すということは、これはもうおそろしいことでありまして、これは何としても防がなければなりませんけれども、この場合において、子供たちが、もうとにかく父親からのがれる道としてそれしかなかったということは、非常に考えなければならぬことでございまして、何らかその間に打つ手がなかったかということを私も所管大臣として検討しなければならないと考えましたので、私みずから出向く余裕はございませんけれども、社会局長に命じまして、一度は報告を求めましたし、ま……

第29回国会 社会労働委員会 第9号(1958/07/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまの御質問に、私真に誠意を持って御答弁申し上げたいと思うのであります。  私はこの診療報酬の問題に関しましては、この診療報酬の内容の改訂、つまり二十六年以来据え置いてきました診療報酬を改訂して医師の待遇の改善をはかるということは大事ではありますけれども、しかしそれがせっかくここまでまとめて参りました単価一円上げに相当する八・五%のワクの中にとどまって、被保険者及び保険者の負担というものが、せっかくこの厚生省原案でやって参りましたことからはずれないこと、それからもう一つは、これもやはり合理化の線を貫いて参りますこと、これが非常に大切なことでございまして、そしてこの二つを心に……

第29回国会 社会労働委員会 第10号(1958/07/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 私は福祉国家の建設ということを申したのであります。私の方も非常に学問的にどうこうということではございませんけれども、私たちは今までもそうでありましたが、今後も生産力を拡充いたしまして経済を年々進めて参るわけでありますが、その間には個人の間に所得の差もございまするし、それからまたその人の健康の差でありますとか、やはり環境の上での幸、不幸の差というものが出て参りますので、国の手でたとえば医療保障の問題を片方に扱い、片方にはまた老齢だとか、あるいは寡婦になりました場合の対策だとか、あるいは廃疾になりました場合の対策のために国民年金の制度を考えるというふうにいたしまして、国全体といたし……

第29回国会 社会労働委員会 第13号(1958/09/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 甲表で一本化するというのは少し誤解があると思いますが、もともと甲表、乙表と二本立にするという異例な措置がとられたゆえんのものは、甲表という点数表を画期的に合理化しようということで、今の甲表そのまま一本でやろうということは無理だということで、現在までの状況を尊重するということで、乙表も選んで、どちらでも任意に採用するということをお願いしたゆえんであります。そういうわけでありますので、甲乙二表というものを出しておるが、経過的な異例な措置は、なるべく早く解消いたさなければなりませんので、私は一応十月一日にこれを実施いたしましょう、その上この甲表を貫く医療費をできるだけ合理化していくと……

第30回国会 社会労働委員会 第2号(1958/10/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 第三十回臨時国会におきまして、当委員会が初の審議を行われるに当りまして、厚生省所管の諸行政に関し所信の一端を申し述べ、各位の御協力をお願いいたしたいと存じます。  私といたしましては、就任以来、国民皆保険計画のすみやかな達成と所得保障の本格的形式としての国民年金制度の創設とに、その努力を傾注して参っておるところでありまして、今後これらの点に重点を置き、社会保障制度の充実をはかって参りたい所存であります。  以下当面の諸問題につきまして、その概要を説明いたしたいと存じます。  第一は国民皆保険の実現であります。かねての公約であります医療の国民皆保険を昭和三十五年度において実現すべ……

第30回国会 社会労働委員会 第4号(1958/10/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 第二十二号台風の被害はまことに甚大でございまして、直ちに政府といたしましては災害対策の審議会を開き、応急の措置をやりまして、かつ災害対策本部を開設をして、ただいま山口国務大臣を本部長とし、各省の担当官を本部員として対策をやっておるところでありますが、社会局長から最近の事情について御説明を申し上げます。
【次の発言】 生活保護法の適用の問題については、ただいま社会局長から御答弁申し上げたような次第でございますが、とにかく非常な大災害であり、今日もまだまだ、物資を手当はいたしましたけれども、個人々々に行き渡らせるのはなかなか大へんだというような状態にございます。被害者の方々としては……

第30回国会 社会労働委員会 第5号(1958/10/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました国民健康保険法案の提案の理由を御説明申し上げます。  福祉国家の理想を実現して参りますために、政府はつとに社会保障の向上及び増進に努力して参ったところでありますが、各種の施策のうち、最も緊急を要しまするものが、疾病に対する医療保障の整備にありますこと、広く一般の認めるところであります。このため、政府は昭和三十二年度から最重要施策の一つとして、昭和三十五年度を目途とする国民皆保険の達成を掲げ、国民健康保険の普及を中心に諸般の基礎的条件の整備を進めて参ったのであります。  この法律案は、さきに社会保障制度審議会が行なった医療保障制度に関する勧告にこたえまして……

第30回国会 社会労働委員会 第6号(1958/10/15、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 現行法におきましては、ただいりま御質問のございました通り、国保事務を市町村の固有事務と考えまして、その事業実施につきましても任意実施の建前といたしておるのでありまして、内容等についても条例にゆだねて、国が補助を行なっているという状態でございます。これに対しまして新法におきましては、国民健康保険を市町村に対する団体委任事務といたしまして、その実施を義務制として、事業内容も法律上統一をいたしたのであります。従いまして国保事業の性格は、新法によりまして旧法とは基本的な変化を見ておるのであります。これが法を全面的に改正いたすことにした一番大きなゆえんでございます。新法におきましては国保……

第30回国会 社会労働委員会 第7号(1958/10/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま藤本委員御指摘のように、国民健康保険は今日まで相当発展して参りましたけれども、御指摘のようにいろんな点でつり合いがとれないところがございました。そこで今回の国民健康保険法の改正によりまして、一つには給付内容の統一をはかり、健康保険と同一の給付内容といたしたのであります。それから同時に診療報酬の問題もまた医療担当者の問題につきましても、いやしくも国民皆保険というからには、この国民皆保険に協力して国民健康保険の医療担当者となるという意思を持っております医療担当者については、これをすべて国保の担当者とし、かつまた診療報酬についても一律に同じような内容でいたしますために割引等の……

第30回国会 社会労働委員会 第10号(1958/10/22、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまお話のございました件でございますが、これはもう一般の国政審議というものに真剣に耳を傾けて、あらゆる施策の中で関連を持つ限り、十分考慮されなければならぬと思いまして、内政審議の点につきましてはあらゆる面にわたりまして十分気をつけておるつもりであります。
【次の発言】 今回提案をいたしました国民健康保険法の施行法案は、仰せの通り一部の経過措置を修正いたしました以外は、前大臣のころに提案をいたしました原案を踏襲いたしたものでございます。この国民健康保険法案の制定に当りましては、各方面から非常に多くのいろいろな御意見がありますことは私もよく承知をいたしておりまして、前国会におい……

第30回国会 社会労働委員会 第11号(1958/10/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 政府管掌の健康保険の会計につきましては、この黒字の状態が漫然とこのままでいくということは考えられないことでありまして、保険経済ですから、長い目で見ると、やはり当然ある程度の変化が起りはしないかということは十分注意して考えなければなりません。現在のところでは、診療報酬の改訂をいたしたところでございまするし、保険経済の推移をもう少し見守りたいとは思っておりますけれども、それでもやはり黒字の情勢が続くのじゃないかと思われます。現在のところ、率直に申し上げますと、保険料を引き下げろという御意見もあり、また一部負担を考え直したらどうだという御意見もあり、それからまた保険給付内容の改善、特……

第30回国会 社会労働委員会 第14号(1958/10/29、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 戦後一般の社会状態なり、あるいはまた医療のあり方等によりまして、病気の実態も大いに変って参っておるのでございまして、われわれもこれは医療行政を行なって参りますつる基礎の条件の一つとして、平素できるだけ心してつかむことに努力をいたしておるつもりでございます。
【次の発言】 社会保障制度審議会の勧告もございまするし、それからまた将来健康保険とのつり合いをとっていくということから見ましても、国民健康保険の給付内容の改善ということは、機会あるごとに考えて参らなければならぬのは当然だと思うのであります。本案の立案に当りましても、調整交付金の金額でありますとかその他の点につきましても、いろ……

第30回国会 社会労働委員会 第15号(1958/10/30、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 年次計画の詳細を保険局長から御説明いたさせます。
【次の発言】 これは受診率の伸びの見方でありますとか、あるいはまた事務費の単価等の見方によっていろいろ違って参りますけれども、一応試算をいたしましたところでは、三十五年度末を過ぎて三十六年度において、今日の予算では年間約百五十七億を計上しているわけでございますけれども、それが医療費において約二百七十億、事務費につきまして約五十億から六十億くらい――これは実は受診率の見方それから事務費の単価等につきましてある想定を用いてあります。一応はそういう想定で計算いたしますると、三十六年度で医療費が二百七十億、事務費が六十億、大体こういうふ……

第30回国会 社会労働委員会 第17号(1958/11/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 その通りでございます。ただ調整交付金の交付関係その他いろいろな問題がありまして、付則のところで実施期日等を多少條文をしております。
【次の発言】 今回提案をいたしました国民健康保険法案は、先ほどお話がございました通り二十八国会に提出をいたしましたものをほとんどそのままの形で出したものでございます。しかして二十八国会に提案をいたしました国民健康保険法案を作成するに当りましては、社会保障制度審議会の御答申の趣旨を、財政状態その他いろいろな点を勘案いたしまして、可能な限り尊重をして取り入れるという根本方針で作成をいたしたものであります。

第30回国会 予算委員会 第4号(1958/10/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お答え申し上げます。いつの災害でもそうでございますが、今度の伊豆の災害も非常に深刻でございまして、災害を受けられた方々に対しましてはできるだけ御同情を申して、法の許す限りの運用をやっておるわけであります。  ただいま御指摘のございました第一点の災害救助法の問題でありますが、これは前々からも災害のあるたびにこれだけでよろしいかという意見があったのであります。私今回の災害に当りまして、どうもこれでは不十分ではないかということを痛感をいたしまして、何分にも古い法律でございますので、ただいま御指摘のようないろいろな問題がございます。そこでこれはやはり厚生省だけでもいけませんので、省内で……

第31回国会 社会労働委員会 第1号(1958/12/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました国民健康保険法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  福祉国家の理想を実現して参りますために、政府はつとに社会保障の向上及び増進に努力して参つたところでありますが、各種の施策のうち、最も緊急を要するものが疾病に対する医療保障の整備にありますことは、広く一般の認めるところであります。このため政府は、昭和三十二年度から最重要施策の一つとして、昭和三十五年度を目途とする国民皆保険の達成を掲げ、国民健康保険の普及を中心に諸般の基礎的条件の整備を進めて参っのであります。  この法律案は、さきに社会保障制度審議会が行なった医療保障制度に関する勧告にこ……

第31回国会 社会労働委員会 第2号(1958/12/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 御答弁申し上げます。今回の問題はまことに申しわけのない次第でございまして、今後十分注意して参らなければならぬと思うのであります。ただいまお話のございました林公夫の関係でございますが、これは昨日申し上げましたように、保険課長に就任いたしましたのは昭和二十七年の十一月でございまして、その前に庶務係長をやっておったことがあるようであります。保険部というのができましたときに、保険課長に就任をいたして、今日に至ったわけでございます。そこで庶務係長時代を入れますと、ただいまお話のございましたように、非常に長い期間になるわけでございます。これは実は異例なことでございまして、私が就任をいたしま……

第31回国会 社会労働委員会 第3号(1958/12/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 これはきわめて重大な問題でございまして、厚生省といたしましては、これを独断的な見解でやるつもりはございません。具体的にいろいろな事情等を調べ、勘案いたしまして、医師会でありますとか、あるいはまた保険者団体でありますとか、あるいはまた支払う側にあります被保険者の方の方々の御意見といったようなものを十分伺いまして、それによって何といいますか具体的な準則のようなものを設けて誤まりなきを期したいと考えておる次第でございまして、一案を作りました上におきましても、関係団体等には十分御相談の上で決定いたしたいと考えております。
【次の発言】 大体そういうふうな方向に努めて参りたいと思います。

第31回国会 内閣委員会 第4号(1959/02/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 このたび政府から提出いたしました文部省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、本省大臣官房に官房長を設置するとともに、国立中央青年の家の設置について必要な規定を設けることとしたものであります。  まず官房長の設置及びこれに関連する事項について御説明申し上げます。文部省におきましては、従来から省内各部局の所掌事務について総合調整を要する事務が少くなかったのでありますが、最近は特に科学技術教育の振興に関する問題等総合的角度から検討を要する事柄が多く、部内部外にわたって調整を要すべき事務がとみに増加いたして参りました……

第31回国会 文教委員会 第3号(1959/01/30、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 今回灘尾前文部大臣のあとを受けまして、はからずも文部大臣の重責を汚すことになりました。どうかよろしくお願いをいたします。  教育はただいま委員長のごあいさつにもございました通り、ほんとうに国の大本になる問題でございまして、本来その日その日の問題というよりは、まさしくその全部が国家百年の大計の今日の問題ということに相なると存じます。私もそのつもりで教育に関しまする基本法規の趣旨を尊重し、前大臣のあとを踏襲いたしまして、一生懸命に仕事をやって参りたいと思います。今日の教育は明日明後日のわが国を決定するものでございまして、責任のまことに重大なことを痛感をいたす次第でございます。もう多……

第31回国会 文教委員会 第4号(1959/02/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 昭和三十四年度文部省所管の予算につきまして、その概要と、特に重点事項として配慮いたしました諸点について御説明をいたします。  昭和三十四年度文部省所管合計は一千七百九億一千二百三十六万三千円でありまして、前年度に対して百六十七億五千九百万円の増額であります。一般会計総予算の一二%を占めております。百六十七億円の増額の内訳は、義務教育費国庫負担金八十五億、国立学校運営費四十六億、国公立文教施設曲二十四億が増額の主要な部分であります。  次に、明年度予算において、特に重点施策として取り上げましたものについて申し上げます。  第一は、いわゆるすし諦め教室解消の問題であります。義務教育……

第31回国会 文教委員会 第5号(1959/02/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 昨年十二月三十一日、これは率直に言ってはなはだ遺憾だと思いますが、やむを得ない事情がありまして、灘尾前文相がやめられまして、私が臨時代理を仰せつかり、次いで十二日の夜専任とされたわけであります。その間のいろいろな事情につきましては、私自身も、厚生大臣としても文部大臣としてもきわめて重要な職責でありますし、私は私なりに多少の意見も具申しながら結論は今日に至ったわけであります。その間の事情はいかにいたしましても、文部大臣の職責というものはきわめて重要でございまして、私も従来から多少なりと教育の問題、ないしはまた学術研究の問題に私自身も関係しながら、また衆議院議員といたしましても、そ……

第31回国会 文教委員会 第6号(1959/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 このたび政府から提出いたしました日本学校安全会法案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。  この法案は、学校教育の円滑な実施に資するため、学校安全の普及充実に関する業務を行わせるとともに、義務教育諸学校等の管理下における児童、生徒等の負傷その他の災害に関して必要な給付を行わせるため、日本学校安全会を設立しようとするものであります。  義務教育諸学校等の管理下における災害事故の防止につきましては、かねてより配慮いたしているところであり、災害も減少の傾向にありますが、なお学校の管理下において児童、生徒の不慮の災害が発生しており、これに要した医療費等は、損害賠償または社会保険……

第31回国会 文教委員会 第7号(1959/02/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ぜひ五カ年間にそのすし詰め教室の解消をやらなければならぬと考えておりますし、見通しの問題といたしましても、中央財政、地方財政を通じて見まして、大体今後五年間にこれを十分やり終えるという見通しを持っております。
【次の発言】 これは学校教育法に理想として考えている学級の編制の仕方をうたっているわけでありますから、なるべく早い機会にこれに近づけていくのが筋だと思いますが、ただ中央、地方の財政状況等もございますので、とにかく今日の場合といたしましては、すし詰め学級の解消の五カ年計画というものに全力をあげて、予定通り五カ年間に完遂をいたすということに最大の重点を置きたいと思います。この……

第31回国会 文教委員会 第8号(1959/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 今回の五カ年計画は生徒数の急増を計算に見込みながらこうした不正常授業をなくすということで十分に検討いたしましたので、いろいろな努力は要ると思いますけれども、かまえて今後におきまする二部授業、ことに中学校におきまする二部授業を解消して参りたいと思います。
【次の発言】 ただいま局長から答弁のございました通りでございます。ただいままでのところ文部省としても精一ぱいの努力をいたしてきておりますが、統計の整備、それから今後起って参ります事態を正確につかんで参ります。それに従いまして今日考えております不正常授業の解消ということを真に完遂いたして参りますためには、なおただいま堀委員からお話……

第31回国会 文教委員会 第9号(1959/02/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 現在のところでは修学旅行自体を最高学年を目標にしてこれはぜひやるように指導いたしておるわけであります。この修学旅行と申しますと相当経費もかかりまするし、あるいはまたいろいろな危険も伴いますし、またそれだけ効果を上げるためには平素相当の程度に知識もなければいかぬと思いますので、ただいま指導いたしております最高学年だけに修学旅行をやるということ、旅行の機会は一般的に広くするということはけっこうではありますが、修学旅行というものをもう少し広げるかどうか、これは御趣旨も体しまして、必ずしも経費だけの問題ではないと思います。教育をよくするという意味において、御趣旨を体して検討してみたいと……

第31回国会 文教委員会 第10号(1959/03/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 先般の委員会でも御質問がございましたが、各都道府県市町村におきまして、教育委員としてその場にふさわしい人を選んで選任することを文部省もこいねがって、今日までそういう方向で指導して参りましたし、都道府県市町村でもそういう方向で今まで努力いたして参ったわけであります。ただいまも御指摘がございましたように、教育基本法の精神に基いた教育を真剣にやるという趣旨でふさわしい人物を選ぶためには、常に繰り返し反省しながら人選を考えねばならないということは、文部省もそうでありまするし、当面の衝に当りまする都道府県市町村もそうであります。現実の場合におきましては、これはいろいろ苦心して、その当該自……

第31回国会 文教委員会 第11号(1959/03/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま御質問のございました点につきましては、内容が少し誤まり伝えられて私非常に遺憾だと思います。  そこで私ごくさっぱり申し上げたいのでありますが、本問題につきましては灘尾前文部大臣からも、ぜひこの趣旨によって原案を成立せしめたいという強い意向の引き継ぎを特に私受けたのでありますが、私自身も、文部省内におきましてもいろいろ審議して練ったものでございまするし、私実は原案をぜひ成立せしめたいと考えております。ただこれにつきましては、先般来衆議院の側からもいろいろな御意見がございまして、私の方にもいろいろお話がございます。その内容はやはり短期大学をめぐって修正をしたいという御意見が……

第31回国会 文教委員会 第12号(1959/03/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま議題となりました社会教育法等の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  今回の改正の要点は、およそ次の三点であります。  その第一は、社会教育の推進をはかるため、社会教育主事に関する規定を整備することであります。社会教育主事は、教育委員会における社会教育に関する専門職員として地方の社会教育を担当し重要な役割を果すものであります。従って地方における社会教育の推進をはかるには、その充実を期することがきわめて肝要であり、これにかんがみまして、従来市町村においては、任意設置となっている社会教育主事を必置制とするとともに、その資格及び養成講習に関する規……

第31回国会 文教委員会 第13号(1959/03/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 文部省といたしましても教育委員会としても、その考え方なり動き方なりというものは憲法、教育基本法の精神に立脚して行われなければならないのは申すまでもないところでございますが、それを意に体しまして十分検討の上、文部大臣が指導、助言、援助を行い、教育委員会が実施するということにつきましては、そうした線にのっとりました教育の指針に従って、教員はやはり教育というものを行わなければいかぬのでありまして、それに対しましてどうも自分の気に入らぬというようなことでそれに従わないといったようなことは、これはどうも筋が違うと思のであります。もちろん教育の過程におきまして、いろいろ教え方等について意見……

第31回国会 文教委員会 第14号(1959/03/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 社会教育法の実施以来、国内におきましても社会教育に関しましていろいろ充実いたして参ったのでありますが、まだいろいろな面で不備であります。今回社会育法を提案をいたしましたのは、全く社会教育の振興をはかって参りまする意味におきまして、ほんとうに民主的な社会教育を振興するという趣旨において、今までのいろいろな不備だと思われます点を改正しようという趣旨でございます。ただいま永山委員のお話のございましたような誤解がありましたのははなはだ遺憾でございますが、参議院の御審議の過程におきまして極力これについての説明をいたしまして、政府が提案いたしました善意の趣旨を幸いにして与野党を通じて御理解……

第31回国会 文教委員会 第17号(1959/03/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 私は実はその事実はあまりよく存じませんでしたけれども、これはまことに申しわけのない、はなはだ遺憾なことでございます。こうしたものにつきましては、欠陥についていつまでもほっておくわけにいかぬと思います。国としても何らかの考慮を払ってこれを消すように配慮しなければならぬと思っております。
【次の発言】 こうした特殊法人の役員につきましては、その目的に照らして適任者を選ぶのに十分慎重を期さなければならぬと考えております。特に文部省の役人を埋めくさに入れるということは考えてもおりませんし、また文部省の役人の出身であってはいけないとも考えておりません。真剣に適任の人を選びたいと思っており……

第31回国会 文教委員会 第18号(1959/03/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 十三条の削除の問題はただいま仰せの通りでございまして、現在までの間でも、青年会、婦人会などで活動いたしまする際にはやはり非常に苦心をいたしておるのであります。ただいまお話のございましたように、ぜひ金が要るというのでめんどうを見るときには、共催のような形をとらなければ――共催ということになれば、これは青年会だけならば自由にやらせたい問題について、教育委員会の看板を上げるとやはり官製講習会のような形をとらざるを得ぬといったようなことがございまして、これは干渉というよりもむしろ当然性質が変ってくるわけでございます。なおまたそれでも共催のような形をとって苦心をしてやっておるわけでありま……

第31回国会 文教委員会 第19号(1959/04/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 市町村の大きさによりまして三段ほどに分けておるのでありますが、その詳細については政府委員から答弁いたします。
【次の発言】 長谷川委員の御意見拝聴いたしました。これは明治時代以来の社会教育の経緯というところから説き起してのお話でございますが、これは明治憲法下におきまする国の体制と、新憲法下におきまする今日の体制とは、全く異なっておるのでございます。御承知のように明治憲法下におきましては、教育はほとんど全部天皇の大権事項でございまして、従いましてこれはほとんど文部省の役人がやっておったという状態でございます。その間にはいろいろな片寄りもあったと思うのでございます。ところが今日にお……

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/02/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 科学研究費に関しまする岡委員のお話の御趣旨は全く同感でございます。今日の文部行政の問題といたしまして、一つには義務教育の内容の充実をはかりますことと、もう一つは科学研究の水準を高めること、ほかにもたくさん大事なことはありますが、この二つが非常に大きな柱だと考えております。何と申しましても、この科学研究のほんとうの水準を上げまするためには、基礎研究を十分にすることが必要であり、そのためには伝統的に、特に日本では大学の研究内容の向上をはかるということが便利でもあるし、非常にけつこうなことだと私は考えておるのであります。  ただいま理化学研究所のお話がございましたが、これも岡委員御承……

第31回国会 予算委員会 第10号(1959/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 お答えを申し上げます。地方財政の立場から申しましても、できるだけ精算不足分を少くするように配意しなければならないと考えておるのであります。従来年々やはり相当程度の精算不足分が出てきております。何分にも義務教育費は千億になんなんとする金額でございますので、現員現給で見てやっておりますが、ちょっと退職者が多いというふうなだけでやはり相当狂って参るわけであります。しかしそれにいたしましても、そういう狂いができるだけ少くなることが必要でありますので、実は今回の補正予算におきましても、後年度へのその影響を考慮したわけでございます。四十五億ばかりの金額の中で、二十九億五千万円は三十二年度の……

第31回国会 予算委員会 第13号(1959/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいまの御質問に御答弁を申し上げる前に、この問題について概括的に若干の所感を申し上げたいと思います。  ただいま櫻井委員から、オリンピック後援会の不祥事件についての御質問がございましたが、明朗なるべきスポーツ界にこうした不祥事を生じたことは、まことに遺憾にたえないところでございます。本件に当りまして、スポーツ界に熱意を持っておられる大浜早大総長を初めとして、いろいろの方方が積極的に協力をして、良心的な調査を行い、この不正問題を解くことに尽力をされたことは、感謝にたえないところでございます。 そこで本件につきましても、一応関係者がそれぞれ責任を明らかにしてやっております。事柄は……

第31回国会 予算委員会 第16号(1959/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 ただいま小川委員からお話のございました競輪等の問題につきましては、教育上きわめて重大な問題と考えております。端的に申しまして、地方財政の事情等もおありでありましょうが、これは何とかしてなるべく早い機会にやめる方向に努力をして参りたいと私は思います。従来から世界各国の中で日本は伝統的に賭博行為というものを非常にやかましく考えておりました。戦後になりましてから、復興のための財政関係の問題等につきまして、いろいろ賭博関係の問題が出て参りました。従来長いこと非常に賭博を厳格に考えて参りました日本の歴史的伝統から見ましても残念なことだと考えております。これは一つ地方財政等もいろいろ考えて……

第34回国会 予算委員会 第16号(1960/02/29、28期、自由民主党)

○橋本(龍)委員 いよいよ当委員会も、最後の締めくくりの総括質問の段階に相なりましたが、私が自由民主党を代表いたしまして、質疑をいたしたいと思います。  当委員会におきましては、この一カ月の間、ほとんど安保条約の質疑応答に終始したかの観がございます。私も十年ほどこの委員会におりますが、今回の委員会ほど予算自体に対する質疑の少なかったことはまれでありまして、これは安保条約が重大な関係があるわけでもありましょうけれども、しかし野党の諸君として、予算にあまり御異議がない点もあると思うのでありまして、それはまことに慶賀の至りであります。私は締めくくりにあたりまして、一番多く議論の出ました安保条約の問題……


各種会議発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第10回国会 予算委員会公聴会 第1号(1951/02/14、24期、自由党)

○橋本(龍)委員 一点だけ伺つておきます。物価騰貴の趨勢を考慮して予算にできるだけ弾力性を入れるべきだという御意見は、これは御趣旨はよくわかりますが、具体的にどういうふうな方法で弾力性を盛り込んだ方がいいというお考えですか。結局の問題としては、将来の物騰を考慮に入れて、税金もそれだけよけいにとるようにして、予備費もふやしておくとか、あるいはまたいろいろな方法があるだろうと思うのですが、具体的に予算の編成の仕方として、将来の物騰を考慮に入れて弾力性をできるだけ入れるべきだという御意見の、編成に対する具体的なアイデア、構想というものをひとつお願いいたします。

第10回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1951/02/20、24期、自由党)【議会役職】

○橋本主査 ただいまより予算委員会第三分科会を開会いたします。  本分科会は、昭和二十六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、農林省及び通商産業省所管の審査に当ることに相なつておるのでありますが、審議の都合上、まず先に通商産業省所管、これをなるべく午前中に済ませまして、午後は農林省所管とし、本日審議し盡せなかつた分は明日に讓りたいと思いますから、さよう御了承を願います。  それではこれより昭和二十六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、通商産業省所管を議題として審査に入ります。まず政府より説明を求めます。通商産業政務次官。

第10回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1951/02/21、24期、自由党)【議会役職】

○橋本主査 ただいまより予算委員会第三分科会を開会いたします。  昭和二十六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、農林省所管を議題として審査を進めます。小林進君。
【次の発言】 あらかじめお伝えをいたします。農林大臣は、公務の関係上、十二時までしかおられないそうでありますから、あらかじめそういう点を御了承願います。
【次の発言】 井出一太郎君。
【次の発言】 川端住夫君。
【次の発言】 時間も大分おそくなつてまことに恐縮でありますが質疑の通告者があと一名でありますから、もう少しごしんぼうをお願いいたします。横田甚太郎君。

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、自由党)【政府役職】

○橋本国務大臣 行政事務再配分の問題は、岡野国務大臣の手元で目下検討中でございます。将来きまる問題につきましては、そのときその際に問題を処置しなければならぬ。ほかにも同じような事例が多く、将来こういうこともあるかもしれぬ、ああいうこともあるかもしれぬということでありまして、これはもう複雑多岐な国家行政の問題でありますから、いつまでたつても定員法をいじくれないということになるのであります。やはりその段階ごとに片づけて行く必要があろうと思います。岡野大臣の方で行政事務再配分の結論を出されて閣議できまりますれば、いつになるか存じませんが、その際要すれば処理すべき問題であると思います。


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 予算委員会公聴会 第2号(1953/02/14、25期、自由党)【議会役職】

○橋本(龍)委員長代理 陰山さんありがとうございました。  御質疑もないようでありますから、次に自由人クラブ常任理事直井武夫君にお願いをいたします。直井武夫君。

第15回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1953/02/25、25期、自由党)【議会役職】

○橋本(龍)主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。  本分科会は皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、総理府(経済審議庁を除く)及び法務省所管の事項の審査に当ることになりますが、審査の都合上、大体において本日の午前の会議におきましては、皇室費、国会、裁判所、及び会計検査院所管、午後の会議において内閣、経済審議庁を除く総理府所管及び法務省所管として、審査を、お願いすることといたしたいと存じますので、御了承願います。  それではこれより順次説明を聴取いたすことといたしますが、議事進行上、質疑をなさる方は、あらかじめ出一席政府委員等要求の上、御通告下さるようお願いいたします。  それ……

第15回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1953/02/26、25期、自由党)【議会役職】

○橋本(龍)主査 予算委員会第二分科会を開会いたします。  昭和二十八年度一般会計予算中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、総理府(経済審議庁を除く)及び法務省所管を一括して議題とし、昨日に引続き質疑を続行いたします。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。古井喜實君。
【次の発言】 古井君にお断りいたしますが、自治庁長官はもうすぐ参ります。それから法務大臣は本日参議院の本会議に入つているそうでありまして、一時ごろまでかかるそうでありますから、終り次第連絡をとつて行くということであります。午後の分になるかと思いますが、留保して御質問願います。


27期(1955/02/27〜)

第26回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○橋本(龍)分科員 私も実はこの医療保障制度の実施に関連をして、お医者さんのあり方等について実は要望もし、またお尋ねもしたいと考えておったのでありますが、周東委員から大体お話がありましたので、私の伺おうと思った領分も大体は済んだわけでありますが、それについて補完的に、さらに補足的に私は要望を申し上げ、かつまた御意見を伺っておきたと思うのでございます。  われわれはもうはっきりここで決意をいたしまして、社会保障制度の全面実施、その第一としては、これから四年の間に医療保障制度を実施することと、同時になるべく早い機会に国民年金の制度を実施しようとしておるわけでありますが、これに関しましては十分な準備……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1958/02/13、27期、自由民主党)

○橋本(龍)分科員 私は裁判所の予算について少しく質問いたしたいと思うのでございます。いろいろな問題がありますが、もっぱら裁判と調停との関係について伺いたいと思うのであります。調停委員という制度が設けられておりますが、これは民事裁判の関係だけでありますか。
【次の発言】 私も法律を昔やったのではっきり覚えておらないのですが、調停にかかりますものはみな民事裁判事件として、本来的には判決を求められるものを、調停に向いておると思うものはそちらに回すのでありますか。それとも民事事件の中に判決を求めないで、何かまとめてくれればいいという形で裁判所に出るものがあるのですか。

第28回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1958/02/13、27期、自由民主党)

○橋本(龍)分科員 ただいま厚生大臣から来年度の予算についての御説明を承わったのでありますが、それに対して若干の質問をいたしたいと思います。私はきわめて簡潔に質問をするつもりでありますから、どうか一つ御答弁の方もなるべく簡潔にお願いいたしたいと思います。  この三十三年度の予算の説明に、まず第一に国民皆保険の推進というふうなことをあげられておるのであります。これはまさしくそうあるべきでありまして、本年度もそこに最重点を置いてやられることはまことにけっこうなことであります。伺いたいことがたくさんありますけれども、他に質問者もあられまするので、私は主として国民皆保険の問題、国民年金の問題、母子福祉……


28期(1958/05/22〜)

第30回国会 商工委員会農林水産委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1958/11/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 厚生省所管の行政の中で、環境衛生施設の整備関係、特に屎尿の問題というのは一番おくれておって、火のついておる問題だと考えておるのであります。一体環境衛生施設に対して、装置が非常におくれておりますが、その中でも屎尿の問題が性質上非常に困る。同時に屎尿の問題のみならず、それを含めての下水の整備というものが非常に大きな問題でございます。そこで今日までのところは、どうも困った、困ったと言いながら、一生懸命幾らかでもふやすという努力をして、大蔵省に認めてもらおうという形であった。どうもそれじゃおもしろくない。人口もだんだんふえて参りますし、人糞尿の使用という点は急速に地方の町村においてもな……

第31回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1959/02/28、28期、自由民主党)【政府役職】

○橋本国務大臣 詳細は政府委員から説明いたさせますが、その前に私の所見を申し上げたいと思います。  ただいまお話のございました通り、基礎研究の強化という点につきましては、これはいても立ってもいられないほどの切実さを感ずる次第であります。本年度も前文相以来の努力によりまして、かなり予算の増加をいたしたつもりでございますが、何分にも前の年度に比べてという意味でありまして、基本的には非常に不十分でございます。私は前にも委員会等で御答弁申し上げました通り、過去におきます日本の科学技術というものが、単に文部省の研究費のみならず、あるいは陸海軍でありますとか、満鉄その他の国策会社でありますとか、あるいはま……

第34回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1960/02/27、28期、自由民主党)

○橋本(龍)分科員 通信教育、特殊教育の問題について、ごく簡単に御質問いたしたいと思います。最初の質問については政府委員からの御答弁でけっこうでありますが、小学校、中学校の不就学児童の数がどれくらいあるのかということについて。それからもう一つ、中学校を卒業してからあとは、もうほんとうにその上の学校に行かないつもりの者と、勉強したいけれどもいろいろな事情があってできない者、両方あると思いますが、中学卒業生の数と、その後高校へ進学する者、高校に進学しない者の中で、もし事情が許すならばやはり高校課程で勉強したいという者の数をお知らせ願いたい。


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/21
データ入手日:2024/10/20

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