国会議員白書トップ衆議院議員田万広文>委員会発言一覧(全期間)

田万広文 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

田万広文[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書


25期委員会発言TOP100
73位
25期委員会発言(非役職)TOP100
58位

このページでは田万広文衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。田万広文衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

24期(1949/01/23〜)

第5回国会 考査特別委員会 第2号(1949/04/20、24期、日本社会党)

○田万委員 どうも小会派の反対があるのを押切つて採決しようという傾向が見えるのでありますが、反対があるのをなぜ押切つてやられるのか、全部が納得の行くような人を人選したらどうか。少くとも公正なる委員会の今後の運営をやつて行くためには、それは石田君のみならず、絶対に私は希望する。

第5回国会 考査特別委員会 第5号(1949/05/17、24期、日本社会党)

○田万委員 先ほどから話を聞いていると、証人に六十万円もの査定額が下される。しかも営業を始めたばかりにそういうものが來たというのは、役員の中でじやまをする者があつた。税務署をたきつけて、不当に高くした人がある。そういうことですね。
【次の発言】 さしつかえなければその人の氏名を聞きたい。
【次の発言】 税務署をたきつけたというのは、はつきりした事実があるのか、あれば聞きたい。
【次の発言】 そういうところから大体たきつけた人があるということが想像できるのですね。
【次の発言】 その人は申告はどのくらいしておつたか。
【次の発言】 決定になつたのは……。

第5回国会 考査特別委員会 第12号(1949/06/27、24期、日本社会党)

○田万委員 弘済会を整理事務の補助機関にしたというのはどういう理由ですか。
【次の発言】 それだけの理由ですか。監督ができる、使うのに便利だという意味で補助機関にしたわけですか。
【次の発言】 その点は了解するとして、なぜ弘済会には特別にほかより割引率を不当と思われるくらい安くしておられるのですか。
【次の発言】 はつきり言つてもらつた力がいい。あなたはわかつておるはずだ。
【次の発言】 それから本件の物件について、もうからぬものがあつたように聞いておりますが、ありますか。
【次の発言】 もうけたのは全部でどのくらいですか。
【次の発言】 その四百四十万円という價格は、どれを基準にして四百四十……

第5回国会 考査特別委員会 第13号(1949/06/29、24期、日本社会党)

○田万委員 議事進行に関して――今の神山委員の言われた理事会の決定は尊重すべきが当然と思う。動議であろうがなかろうが、委員長としてはその方針で進んでください。
【次の発言】 この調べ方については決定通りに今後はこのままやつてもらいたいということを申しておるのです。

第5回国会 法務委員会 第15号(1949/05/06、24期、日本社会党)

○田万委員 ちよつと政府委員にお尋ねしたいと思います。ただいま梨木委員からもいろいろ給料の解釈について御質問がありましたが、そのことについて私も一点お尋ねしたいと思います。この民法の一部を改正する等の法律案によりますと、三百六條の二号と三号を入れかえするということが眼目らしいのでありますが、給料の解釈については、ただいま承つておりますと退職金というもの全部が給料にならないとか、あるいは一部は給料になるというふうな非常にあいまいなようにも受取れるのです。そうして政府委員のお話では、それは裁判所の解釈にゆだねるべき問題であるという回答があつたのでありますけれども、これは立法府のわれわれにおいて、裁……

第5回国会 法務委員会 第27号(1949/05/23、24期、日本社会党)

○田万委員 問題の借用証書の内容について、ちよつとお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 具体的な内容は……。
【次の発言】 支拂期間……。
【次の発言】 正確に言うと、いつが支拂期日ですか。
【次の発言】 この金は全部拂つておりますか、その暮れに。
【次の発言】 なぜ拂わないか。
【次の発言】 全部拂つておりませんか。
【次の発言】 なお尋ねますが、今の委員長の取調べに対して、問題にならぬのは貸借関係になつておるから問題にならなかつた。問題にならなかつたのが当然だと思うというような陳述があつたように思うが……。
【次の発言】 なかつたかという観念……、それでは十万五千円の使途については、……

第5回国会 法務委員会 第30号(1949/06/24、24期、日本社会党)

○田万委員 警察官は大体一般的に比較的正直なものと思うのでありますが、今の話を聞いておりますと、同じ警察官でありながら裏表になつておる。あなたの言うことと榊さんの言うことはまるつきり反対です。
【次の発言】 どちらがほんとうで、どちらがうそかということになるのでありますが、さつきあなたが榊君の欠点として取上げて、手帳をいろいろ読まれましたが、あの程度の欠点ですか、榊君の欠点というのは。
【次の発言】 すると、先ほどから聞いておると、あなたの証言のうちに、破壊と混乱をはかることを榊がしきりにやつておるという言葉がありましたね。
【次の発言】 先ほどの手帳で読んでいるくらいのことが破壊、混乱という……

第7回国会 法務委員会 第21号(1950/04/06、24期、日本社会党)

○田万委員 第一にお尋ねいたしたい点は、多少重複する点があるかもしれませんが、その点簡單に御答弁していただいてけつこうであります。  この矯正という言葉の意味は、わかつたようでわからぬ点があるのでございますが、その点まず最初に承りたいと思うのであります。この提案理由のうちにおきまして、本法案の説明においてこういうことが述べられておるのであります。すなわち矯正にふさわしい仕事という点と、それから職業指導にふさわしい業務ということが明らかに書かれてあるのでありますが、私たちの考えでは、矯正という意味は、それ自身がすでに受刑者に対する精神的な矯正を含むと同時に、やはり受刑者が出所した時分において、職……

第7回国会 法務委員会 第24号(1950/04/10、24期、日本社会党)

○田万委員 今度の国籍法案を拝見いたしますと、大体において問題は少いのでありますが、二、三いろいろ疑義がありますのでその点を政府の方にお伺いしたいと思います。  第一にお尋ねしたい点は第四條の第六号でありますが、これは今までの観念からしますと叛乱罪の予備行為とか、叛乱罪とかいう罪名に該当するようなものを客体として規定せられておるのではないかと思いますが、その範囲について一応御答弁を願いたいと思います。
【次の発言】 その幾らか広いという意味を、具体的に御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 第六号によりますと「日本国憲法施行の日以後において、」とありますが、日本国憲法施行の日以前のことに関……

第7回国会 法務委員会 第25号(1950/04/11、24期、日本社会党)

○田万委員 一点だけ伺います。新刑事訴訟法におなましては、今眞野判事より、非常によくなつたというようなお話でございましたが、新刑訴の四百六條に「重要な事項を含むものと認められる事件については、」という記載がありますが、最高裁判所で、新刑訴の判決において棄却する場合に、重要でないという理由を付記して、判決を具体的になさつていらつしやるかどうか、その点について御説明が願いたいのであります。棄却するについて、これは重要な事項ではない、なぜ重要でない事項であるかということについて、具体的な説明をなさつて判決をされておるかどうか。
【次の発言】 議題になつておりまする上告事件の審判に関する問題ですが、猪……

第7回国会 法務委員会 第27号(1950/04/13、24期、日本社会党)

○田万委員 ただいま議題になつております更生緊急保護法案について、少しく政府に質疑したいと思います。  大体本法案の出て来ました提案理由を拝見しますると、まことに時宜に適したといいますか、そういう感じを深くする法案だと思うのでありまするが、なおここでまず参考のためにお尋ねいたしたい点は、いわゆる犯罪を初めてやつた、いわゆる初犯者といいますか、その初犯者が刑の執行を終つて、ほんとうの意味の再犯をやつた者が統計上どのくらいありますか、これが一つ。それから次には、いわゆる累犯になりますが、たびたび犯罪を繰返しておる者、また累犯をやるというような者の数がパーセントにおいてどのくらいあるか、これが一つ。……

第8回国会 法務委員会 第3号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○田万委員 私は家屋台帳法の改正について政府委員にお伺いしたい。これは条文的な問題でありますが、新法にならんとするところの家屋台帳法の第三章雑則、第二十一条第二項の末端を拝見いたしますと、こういう規定があるのであります。「前項の規定による質問又は検査をなすときは、当該官吏は、その身分を示す証票を携帶し、関係人の請求があるときは、これを呈示しなければならない。」この明文があるのであります。これは單なる文言にすぎないが、この法文はきわめて官僚的な法文になつておると思う。それはこの身分を示す証票を携帶することはけつこうでございますが、その次の文句で、関係人の請求がなければこれを呈示しなくてもよろしい……

第9回国会 法務委員会 第2号(1950/11/30、24期、日本社会党)

○田万委員 私は少し方面をかえまして法律的な点を国警長官並びに草鹿刑政長官にお尋ねをしたいと思うのであります。先ほど田嶋好文君から御発言がございまして、そのうちで、現在のせつぱ詰つた日本の世相においてこういういろいろな騒擾事件を取締るについては、法律第何條とかいう問題を論議すべきでないという御発言があつたのでありますが、こういうことはまことに恐しい暴言でございまして、法治国家のわれわれとしては、新憲法に照された明らかな法によつてわれわれが規律を受けることは当然でありまするけれども、法によらないで規律を受けるという生活は、現在の日本においてはあり得ないと思う。その点におきまして私は御質問をいたす……

第9回国会 法務委員会 第5号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○田万委員 民事訴訟法の一部を改正する法律案について一言伺いたいと思います。事件の促進化というものにつきましては一応私どもは了承いたすのでございますが、目的は事件を早期に解決するということだけではなくして、真実をつかんで正しい裁判を受けるということが目的にならなければいかぬと思うのです。その意味から行きまして、民事訴訟法の一部を改正する法律案の提案理由の第四に書かれておりまするところの在廷証人、これについて問題があるのでございます。その理由書を読み上げますと、「在廷証人等に対する日当、旅費、止宿料等の支給であります。右にも申し述べましたように集中審理によつて証拠調べを行うようになりますと、勢い……

第9回国会 法務委員会 第6号(1950/12/05、24期、日本社会党)

○田万委員 ちよつと関連して……。五鬼上さんにお尋ねします。私浅学非才で誤つた質問をするかもしれませんが、かりに今問題になつておる規則と法律の効力関係でありますが、誤つて規則で法律を改廃するような事実が起つた場合、その有効、無効ということについてはまた問題になつて来ると思うのです。その際にそれの有効、無効という判断は、最高裁判所がすべきものであろうと思いますが、この点はいかがですか。
【次の発言】 その際に、前に誤つて規則で法律を改正したという事実を御認定になる可能性もあろうと思うのでありますが、そういうことになりますならば、最高裁判所として規則をもつて法律を改廃するというようなことが一時的に……

第9回国会 法務委員会 第7号(1950/12/06、24期、日本社会党)

○田万委員 最高裁判所の關根さんに一つお尋ねいたしたいと思います。  この法務委員会にかかつております法案は、大体事件の複雑性と事件の増加によりまして、これを促進するという意味のものが多いと思います。それに関連して一点だけお尋ねいたしたいのは、促進上非常に関係があるのでありますが、判事は事件の判断をするだけでよい、裁判の一切の判決文その他のものは判事補がこれに当たるというような制度が外国にあると聞いておるのでありますが、そういうことをお考えになつたことがあるでありましようか。事件の勝訴あるいは敗訴、判決、懲役あるいは罰金というような結論の判断だけを判事がいたして、判決文その他については判事補が……

第9回国会 法務委員会 第8号(1950/12/07、24期、日本社会党)

○田万委員 判事補の職権の特例等に関する法律の一部を改正する法律案に対して政府委員に二、三の点を質疑いたしたいと思います。裁判所は一面において判事の報酬ということにつきましては、非常に高い評価をいたして強くこれを主張いたしておるのでありますが、他面におきましては、判事補の勤務年限、すなわち十年という法定年数を通算することにあたりましては、きわめて低い見解を持つておると思うのであります。これは人事行政の上からいつてきわめて矛盾した見解だと思うのでありますが、まずこの点を政府委員から承りたいと思います。
【次の発言】 私がここで聞きたいのはそういう点ではなくして、むしろ裁判官の任用を考慮するにあた……

第9回国会 法務委員会 第9号(1950/12/08、24期、日本社会党)

○田万委員 ただいま自由党を代表いたしまして山口委員が発言せられましたような趣旨において、私も強くその点を要望したいのであります。結論としましては賛成をいたすのでありますが、この際私どもの考えておりますることは、裁判という問題について実際に経験のある実務家をもつて裁判に当らしめることが最も重要なことであろうと思いまして、本法施行にあたりましては、その点をよくお考えになつて、その適用については慎重なる態度をもつて臨まれんことを希望いたすとともに、なおその身分の範囲拡大につきましては、厳にこれを慎んでいただいて、真に威信を持つところの裁判官を裁判に当てていただきたい、日本社会党としてはかような強い……

第10回国会 懲罰委員会 第6号(1951/02/13、24期、日本社会党)

○田万委員 ただいま鍛冶委員と川上君との間に、非常にこうもつれた話が出ておるのでありますが、この裁判によつてやるとかやらぬという問題、これは常識的にわからなければいかぬと思う。これは川上君としても、いろいろ感情的な点があるかないかは知りませんけれども、少くとも国会に席を持つているあなたとして、その点の答弁だけは、ひとつ感情に走らずにやつていただきたい。また鍛冶さんの方としても、興奮されるような言葉ではなくて、質問は質問として、またあなたはまじめな態度で答弁してもらいたい。これを私は議事進行としてお願いしたいと思います。

第10回国会 法務委員会 第2号(1951/02/08、24期、日本社会党)

○田万委員 いろいろ共産党の方におきましては、この調査報告書に対して質問がまだたくさん残つておるそうであります。私考えますのに、この際その質問の要旨を一括して調査団に対して答弁を求めるというように、お願いしたいと思うのであります。共産党の今後に残した具体的な問題に対する御意見をまとめて、調査団に答弁を求めるというような形式をとつていただきたい。そうして調査団といたしましては、自由党の押谷君、田嶋君のみならず、わが党の猪俣君なり民主党の大西君もおられます。調査班として一括した調査班でありまして、自由党だけの調査班でもないのでありますから、そういうふうに願えば、まことに公平な御答弁ができると思いま……

第10回国会 法務委員会 第3号(1951/02/13、24期、日本社会党)

○田万委員 ただいま梨木さんからお話がございましたが、私がこの前議事進行の方針として申し上げたのは、さような意味ではなくして、むしろ要点を書面で出していただいて、調査団としてそれに対するお答えをこの委員会で願う、なお不明な点は梨木君の方からお尋ね願つたらどうだろうかという意味で議事進行として申し上げたのであります。

第10回国会 法務委員会 第4号(1951/02/16、24期、日本社会党)

○田万委員 私は社会党を代表いたしまして、報告書の原案に対して賛成の意を表し、共産党の梨木委員から提出された修正意見に反対の意を表する次第であります。  その理由につきましては、いろいろ北川君なり世耕君からお話があつたのでありますが、本調査団の一員といたしまして、わが党の猪俣浩三君が出て行かれたのであります。元来この調査につきまして、真実性を把握する立場としては、――こう申しては何ですけれども、社会党が一番はつきりしておるのじやないかと思うのであります。その意味において、また従来報告者からいろいろ御説明がありましたが、その実態調査につきましては、短期間にかかわらず、相当深いところまで掘り下げて……

第10回国会 法務委員会 第21号(1951/05/10、24期、日本社会党)

○田万委員 非常に趣旨は私もよくわかるのです。ここで大事だと思いますのは、調停委員会を組織する調停委員、この委員の方の選任については、第七條の第一に、地方裁判所から前もつて選任する者ということがございます。この選任する一つの基準といいますものは、どういうぐあいになつているのでしようか。その点一つ伺いたい。と申しますのは、先ほど梨木君からも御質問がございましたが、非常に不公平なへんぱな調停を強行するという人がたまたまあるわけなんです。そういうときに非常に当事者としては迷惑をこうむる、できるような調停を調停委員がみずからぶちこわしているような結果がわれわれ実際においてタツチした問題であるのです。調……

第10回国会 法務委員会 第28号(1951/05/21、24期、日本社会党)

○田万委員 ただいまの鍛冶さんからのお話、よくわかつたのです。それよりもう一つ大きな問題として、第二十条の二項によれば、「都道府県知事は、治安維持上重大な事案につきやむを得ない事由があると認めるときは、当該都道府県内の区域内の市町村警察の管轄区域内における当該事案を国家地方警察に処理させることを当該都道府県公安委員会に要求することができる。」  という条文があります。なおただいま鍛冶さんからもお話がありましたが、都道府県会安委員会は都道府県知事に対して第一項に規定する措置をとることを勧告することができるという点がある。私、思いまするのに、治安維持上重大な事案につきやむを得ない事由があるというこ……

第12回国会 法務委員会 第5号(1951/10/24、24期、日本社会党)

○田万委員 少し会社更生法案自身とは関係は薄いようですが、本法の対象となる会社は株式会社に限るとしてあります。私ここでお尋ねしたいのは、いわゆる中小企業者の破産というものに対しては、別途に何かお考えになつている点があるのでありましようか。中小企業者の破産を助けてやるために、あなたはやはり本法と同じような精神の法案を、何か、別途にお考えになつている点があれば承つておきたいと思います。
【次の発言】 ありがたい話で、研究をなさつておるそうでありますが、そのありがたさをもつと推進していただきましていわゆる株式会社ではないところの中小企業者というものの、今後の生活の見通しというものを考えた場合には、本……

第12回国会 法務委員会 第7号(1951/10/27、24期、日本社会党(第二十三控室))

○田万委員 弁護士代表の大島さんにお伺いしたいと思います。先ほどの御意見、私どもは非常によくわかる点があるのですが、お尋ねしたいのは、この会社更生法によつて労働者の賃金債権、これが非常に危機に見舞われて来るのではないかと思われるのであります。この点に対して御研究なさつておることを承りたいと思います。
【次の発言】 よくわかりましたが、こういう御意見は弁護士会の方にはございませんか、この会社更生法における労働者の賃金債権という問題よりも、さらにわくを広げて、現在の労働者の賃金債権というものは先取特権のうちに記載されておるように見えますが、賃金債権というものは生活を守るただ一つのかてです。ところが……

第12回国会 法務委員会 第13号(1951/11/15、24期、日本社会党)

○田万委員 私は共産党を除く各会派を代表いたしまして、ただいま議題となつておりまする裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、並びに検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案、この両案に対して討論をいたしたいと思います。  結論的に申しますならば、両法案の通過に対しまして、私どもは賛成の意を表する次第であります。提案理由にもございます通り、近来における諸物価の値上り、これは一般職の職員の諸君にも、また裁判官並びに検察官の諸君にも、必然的に生活の改善、俸給の改善ということが出て来るのであります。私どもはその意味において、今日の情勢においてはやむを得ない措置だと考えるのであります。た……

第12回国会 法務委員会 第15号(1951/11/21、24期、日本社会党)

○田万委員 裁判所職員定員法等の一部を改正する法律案について五鬼上事務総長に二、三点お伺いいたします。  提案の理由を私どもよく拝見しますると、法の目的としておる八百九十九名の定員を減少するという根拠がきわめて薄弱であろうと思うのであります。と申しますのは、提案自身に大きな矛盾を含んでおると思うのであります。その説明によれば「裁判所に提起される各種事件は全般的に依然増加の傾向にあり、しかも訴訟の促進が叫ばれて居りますこと等を考慮いたしますと裁判所職員の現在の定員は決して多きに失するものではないと考えられるのでありますが、」という言葉からいたしますと、八百九十九名というような多数の職員を整理する……

第13回国会 法務委員会 第5号(1952/01/31、24期、日本社会党)

○田万委員 佐藤さんにひとつお尋ねします。先ほど鍛冶君から第三條の規定について質問をなさつた場合に、廃止になつた後の経過規定としての罰則を存続さすという意味は、廃止を見越して違反というか、法律違背をする人間が出て来る可能性があるからというお話があつたのですが、そうすると私これを裏から言うならば、すべてのものを廃止あるいは存続という、この法案に盛られておる点については、講和條約が発効になつてから御審議になられてもけつこうではないか、一応こういう考えを持つのです。この点について簡單でけつこうですから、御説明願いたい。
【次の発言】 私の質問もまずかつたと思いますが、とにかく鍛冶君にしても、共産党の……

第13回国会 法務委員会 第8号(1952/02/04、24期、日本社会党)

○田万委員 私は日本社会党を代表いたしまして本法案に反対の意思を表明するものであります。本法案において処理されようとしておるポツダム緊急勅令及びこれに基くポツダム命令というようなものは、申すまでもなく、敗戰に伴う占領期間中に制定されたいわゆる変態時における所産でありまして、国会において国民の自主的自由の意思に基いてつくられたものではありません。今や平和條約が調印され、その発効を目前に控えて、国民はひとしく占領のきずなから解放される日の一日も早からんことを希望いたしておるのであります。すなわち新日本の再出発に多大の希望をつないでおるのであります。かかる切実な実情をわれわれは無視することはできませ……

第13回国会 法務委員会 第17号(1952/02/23、24期、日本社会党)

○田万委員 ギャング事件に関連してちよつとお尋ねします。捜査の方法については、いろいろ御協議なさつていると思いますが、海外に逃亡というような点はお考えになつておられぬのですか、どうですか。新聞なんかの発表によれが、相当金を持つているから温泉なんか遊びまわつているのではないかというような、非常にのんびりしたことを言つておるが、相当な金をとつてすぐ温泉に行くようなばかな者はない。反対の方向に飛ぶのじやないかという考えすらわれわれはするのですが、海外に逃亡というような点については、どういう予想をされておりますか。
【次の発言】 先ほど警視総監のお話で愉快に思つたことが一つあるのです。それは今回のギャ……

第13回国会 法務委員会 第26号(1952/03/27、24期、日本社会党)

○田万委員 関連して。田嶋委員の大赦に関するポ政令違反問題に対しての法務総裁の御答弁において、これはさしさわりがあるから言えないというお話がありました。また占領目的阻害行為、政令三百二十五号違反の者について、少数の例外は別として明言はできないというお話でありますが、今度の大赦についての基本的な考えとしては、今の言えないとか明言できないとかいうことは、目的のために言えないのか、あるいは政治的な立場から言えないのか、これをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 これは立場々々があつておわかりにならぬかもわからぬが、大体常識をもつて考えるならば、いずれわかるべき内容なのです。時間的な多少のずれは……

第13回国会 法務委員会 第31号(1952/04/12、24期、日本社会党)

○田万委員 村上さんにお尋ねいたします。今田嶋君が質問なさつたことに関連してでありますが、国の賠償責任を第一條できめておるのは、「その職務を行うについて日本国内において違法に他人に損害を加えたとき」とあるのでありまして、これは違法でないという場合においては無賠償でよろしいということになるのでございますか。
【次の発言】 これを反対の立場から考えて、日本の国民がこれらの施設に対して違法性なくして損害を加えたという場合においては、どうなるのですか。裁判所の問題として、具体的に起きて来るかもわからないのですが……。
【次の発言】 戰闘行為が行われた際における損害というものについては、これはまあ別な問……

第13回国会 法務委員会 第32号(1952/04/14、24期、日本社会党)

○田万委員 先日ちよつとお尋ねをいたしましたが、私だけの気持ではなくして他の委員も同じようなことを考えておられるのではないかと思うのですが、現に戰犯で入つている人のうちで再審を求めたいというような希望を持つておる人が相当おられるのではないかと思うのです。今度かつて戰時中に裁判をしたことに対しての再審ができるというような法律案をこの委員会に持つて来ておりますが、それと同様な立場で、やはり負けた国ではあるけれども、無実の罪に泣いておるというような人間がもしあるとすれば、それを向うさんの方でも再審してもらつて、一日も早く釈放してもらうということが、人道上の問題でもあり、正義の公平の観念にも合うと思い……

第13回国会 法務委員会 第33号(1952/04/15、24期、日本社会党)

○田万委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま論議せられておりまする法案に対して断然反対の意思を表明するものでございます。大体その要旨につきましては、ただいま改進党を代表されて反対討論に立たれました大西君の発言の中に、その言わんとするところは盡きておるように考えるのでありますが、私どもは御承知の通り、安全保障条約に対しても、実質的に安全保障条約という名前のごとき内容が盛られておらないきわめて不安定な内容を多分に持つた条約であるということに対して、徹底的に反対いたしており、かつまた行政協定に対してもその実質的な面から見て必ずしも満足すべきものではないというので反対の態度をとつて今日に至つ……

第13回国会 法務委員会 第37号(1952/04/19、24期、日本社会党)

○田万委員 すでに他の委員から聞かれたかもしれませんが、もう一度再確認したいのでお尋ねいたします。本案第二條の「正当な理由がないのに」というその「正当な理由」というのは、刑法百三十條の「故ナク」とは、意味が違つているのか、あるいは違つているとすれば、どういう範囲で違つているかということの御説明を願いたい。
【次の発言】 りくつの上の問題になるかもしれませんが、「正当な理由」という点について、具体的に問題が起きた場合、米軍の方においては正当な理由がないと認め、裁判所の方はあるというふうな食い違つた見方が起きた場合、日本の裁判所ではこれに対して、無罪の判決があるということが予想されると思います。そ……

第13回国会 法務委員会 第38号(1952/04/21、24期、日本社会党)

○田万委員 総裁がお見えになつておりますから、一点だけお尋ねいたします。それは先ほど猪俣委員からも、この法案が国会を通過いたしまして法律として世に出た場合に、適用を受ける側の国民の方で、非常に迷惑をこうむる危險性が多分にあるのではないかというお話がございました。この点について私はお尋ねしたい。先ほど猪俣君からも具体的に人権侵害といいますか、そういう話が出ました。私もやはりこの法律が出た時分に相当適用が広げられまして――というのは、実際一番最初にこの法案にタツチして行くのは警察だと思う。警察官の頭で解釈の限界が非常に広がつて来ますと、ひつぱらぬでもいい者をひつぱつて来る。ひつぱつて来た体裁上、そ……

第13回国会 法務委員会 第49号(1952/05/12、24期、日本社会党)

○田万委員 いろいろ御答弁があり、また鋭い質問もございまして、大体政府委員の考えておられる点も、われわれほぼその線は了解できたと思います。ここで私は第一條「公共の安全の確保に寄與することを目的とする。」という点についてひとつお尋ねしてみたいと思うのであります。それはたびたび他の委員からも御質問がございましたが、私どもの見るところでは、この破壊活動防止法案は、政府公共の安全を保持する法案であると言われておるけれども、反対にきわめて不安な立法だというように考えておるのであります。この不安な点がどうして出て来るかという点を申し上げますならば、かつて治安維持法というものがございました。この法律ができま……

第13回国会 法務委員会 第51号(1952/05/15、24期、日本社会党)

○田万委員 私は日本社会党を代表いたしまして、改進党並びに自由党両党から提出せられておりますところの修正案、並びに修正案を除く原案に対し、いずれも反対の意を表明するものであります。  両党の修正案の内容を拝見しますれば、さすがは進歩的保守党とうたつているだけに、やはり改進党に多大の進歩の跡が見られるのでございますけれども、われわれの側から見ればそれは大同小異でございまして、いずれ劣らぬ花しようぶというところでございます。この自由党の修正案のうちで、「法務総裁」を「内閣総理大臣」に変更するという条項がございますが、これはますます反動への証拠でございまして、ワンマンさんにその実権を法務総裁から移す……

第13回国会 法務委員会 第57号(1952/05/24、24期、日本社会党)

○田万委員 私はあとでいろいろ詳しいことをお尋ねしたいと思いますが、ただいまお尋ねをしたいのは、この間岸さんから法廷闘争の実態というお話が、詳細にありました。また広島の地方裁判所の所長、それからもう一人大阪の地裁の所長がお見えになつて、お話がありました一相当いろいろうるさい法廷闘争の問題が出て来ておるようでありますが、その他の一連の法廷闘争といいますか、その行為自身において、共通しておる点がいろいろあろうと思いますが、その点おわかりでしたら、ひとつ聞かせていただきたい。
【次の発言】 法廷の内部での共通点はどうですか。
【次の発言】 今のお話で、指導者があつて、そして多数を集合して、法廷の秩序……

第13回国会 法務委員会 第59号(1952/05/29、24期、日本社会党)

○田万委員 加藤君から悪い面のお話があつたのですが、私はいなかで弁護士をやつていますが、三つ、四つの裁判所をかけ持ちして食えぬ執行吏がございます。悪いことをしなければ食えぬのならやめようという反対の現象もあるということを私は知つているのですが、とにかく加藤さんが本案に賛成するか反対するかわかりませんけれども、少くとも勤労者代表としてという、うぬぼれでなく実際共産党やつているように私ども考えますが、とにかく先ほどのお話は一応そういう悪い面があるということを指摘なさつた。これは聞きますと、自由党の押谷君も大阪でやはり弁護士をなさつておる関係で、その実態があるということは私は承つておるのでございます……

第13回国会 法務委員会 第60号(1952/05/30、24期、日本社会党)

○田万委員 簡単にお尋ねいたしたいと思います。それは三十条の二項の点ですが、本法の逐条説明によりますと、面接の点については、「本人と面接をしますることは、本人が仮出獄または仮退院に適するかいなかについて的確な心証を得るためにも、また本人の更生を確保するためにも、重要な意義のある適切な方法でありまするので、本項におきましては、現行第三十条と同様、その審理を行う委員はみずから本人に面接しなければならないことを原則といたしました。」と説明されておるのでありますが、それに関連してお尋ねいたします。それはこの但書に、本人が重病または重傷である場合、「その他中央委員会の規則で定める場合であつて、仮出獄又は……

第13回国会 法務委員会 第65号(1952/06/11、24期、日本社会党)

○田万委員 吉田君の質問と関連するのですが、先ほどの小野先生のお話では、法制審議会の答申を今まで無視せられた前例はなかつたという御発言があつたように思うのですが、私の聞き間違いかどうかわかりませんが、そういうような御発言に間違いありませんか。
【次の発言】 佐藤法制意見長官は審議会の結論は特に尊重するとはつきり明言せられ、結果においては尊重せられない姿が出ております。部会長をなさつておつた小野先生としては、法制意見長官に何かお話なさつたようなことがありませんか。
【次の発言】 こういうことが連続して行くと、法制審議会が熱心にいろいろ御研究になつていることが水泡に帰すると思うのです。今後を戒める……


25期(1952/10/01〜)

第15回国会 行政監察特別委員会 第3号(1953/02/13、25期、日本社会党(右))

○田万委員 お尋ねいたします。  大体中野さんから詳しいお話があつたので、質問の中で抜けたところを二、三点私がお尋ねしたいのは、先ほどの御証言の中に、品質については、持つて来たお客さんによく納得していただいておるというお話がありましたが、その納得ということについての方法ですが、それは量目をはかるとき、あるいは品質を検査するときは、一々持つて来たお客さんの目の前でやられたわけですか。
【次の発言】 持つて来ておるお客さんは、自分の所有物について、品物がどういう品質のものであるかよく知つておりますか。品質の何等であるかということについて了解を持つていて持つて来るお客さんが多いですか。

第15回国会 行政監察特別委員会 第4号(1953/02/18、25期、日本社会党(右))

○田万委員 二、三お尋ねいたします。あなたがこの営団の清算人に御就任なさるようなことになりましたのは、どういう関係で清算人になられたのですか。それをまずお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 あなたを清算人に御推薦になつたのは、池田前大蔵大臣であつたわけですか。
【次の発言】 今までいろいろ清算事務なんかに御関係なさつた御経験があつてお宅もこれを引受けられるようになつたわけですか。どういう心境でこれを引受けたのですか。
【次の発言】 お宅は就任になられたときに、ダイヤの問題について、いろいろ清算関係で内部で話が出たことがありますか、あるとすればその際どういう内容の話が清算事務として行われた……

第15回国会 行政監察特別委員会 第5号(1953/02/19、25期、日本社会党(右))

○田万委員 大分詳しく中野さんからお尋ねがありましたが、私二、三補足して簡単に伺います。実はこのダイヤモンドの行方につきましては、非常にわれわれは疑惑を持つておるのであります。と申しますのは、一つの例でございますけれども、この間この委員会にある方を証人に呼びまして――このある方と申しますのは、元公益営団の再鑑定の関係をなさつておられて、現在銀座で堂々と貴金属商をやつておる。その人に、現在どのくらいのダイヤをあなたは所有しておるかと聞いたところが、非常に躊躇しておりましたが、ややあつて五、六百万円程度のダイヤを持つておる。千五、六百万円ではなかろうかと言うと、いやそんなことはございませんと、いろ……

第15回国会 行政監察特別委員会 第9号(1953/03/03、25期、日本社会党(右))

○田万委員 大分福田さんに長く証言台に立つていただきまして、お疲れと思いますが、もうしばらくごしんぼう願います。  まず第一にお尋ねいたしたいのは、交易営団の雑貨部関係で買い上げられました装飾用のダイヤの数量について、軍需省へあなたが報告した様式によつてでけつこうでありますから、その明細な事実をあなたの品からお聞きしたいと思います。
【次の発言】 御報告なさつたその数量ーただいま御証言があつたのですが、この算定の基礎となりましたものは何でございますか。
【次の発言】 次にお尋ねいたしたいのは、軍需省の命令によつて、装飾用買上げダイヤのうちから、工具製作用として会社に配給した数量を、会社別にお述……

第15回国会 法務委員会 第5号(1952/11/24、25期、日本社会党(右))

○田万委員 先ほど松岡さんからの御質問に対して、シンクレアという濠州兵の引渡しの請求については、共同正犯であるということが確認された場合に、これを請求するというような御答弁がございましたが、間違いございませんな。
【次の発言】 共同正犯であるということの確認は、私ども考える場合において、今のシンクレアというのが相手側の方に行つておりますから、それをこちらへ引渡してもらつて、日本側において調べることによつて、確認されるものと思うのです。ぜひとも引渡しということが先決問題でなければならない。それを確認されたと言うのであるが、どういう段階に来た時分に確認されたということになるのでありますか。あるいは……

第15回国会 法務委員会 第6号(1952/11/25、25期、日本社会党(右))

○田万委員 私まず第一に質問いたしたいことは、昨日当委員会におきまして、佐藤検事総長の御答弁の中に、本件の取調べが済みましたならば、その場合に保証が十分であるならば犯人の引渡しに応じてもさしつかえないと思う、応じたいというような御答弁があつたのでありますが、私どもはこの答弁に対しては多大の不満を感じておる。少くとも国際公法の原則からいいましても、現在の国際慣例からいいましても、本件のような犯罪については、明らかに日本国に裁判権があるということは、これは顕著な事実である。しかるにかかわらず検察当局の御大として指揮に当つている佐藤検事総長の言葉として、本件の取調べが済んだ場合において、保証が得られ……

第15回国会 法務委員会 第7号(1952/12/03、25期、日本社会党(右))

○田万委員 松岡さん並びに大川さんからいろいろ質問がございましたが、私は大体その質問と重複する点を避けてお尋ねしたいと思います。  この前の委員会におきまして私は率直、簡明に法務大臣並びに岡崎外務大臣に対しまして、引渡し条件についていかなる構想を持つておいでになるかということをたびたび繰返して御質問いたしたのでございますが、それに対して、現在は国際間のデリケートな関係にあるので、今ただちに発表することはできない、さような御答弁があつたことは事実であります。私どもがその当時お二人の話から受けた感じによる引渡し条件というものは、今日引渡しが完了している現在において、新聞その他において発表されている……

第15回国会 法務委員会 第8号(1952/12/08、25期、日本社会党(右))

○田万委員 ただい京猪俣委員からいろいろ御報告がございましたが、もしそれが事実とすれば重大なる問題であろうと私は考えます。さようなことはなければいいのでありますが、もしあるとすれば重要なことであります。ここで私は緊急動議的なことになりますけれども、鹿地亘という方をこの委員会に参考人としてお呼出しを願い、その口から直接いろいろのお話を承ることによつて、はたして米軍のどういう機関においてこれがなされておつたか、その有無についてもあわせて私は調査をいたしたいと思う。仮定の上に立つた言葉は絶対われわれは強いてはいけない。しかしながらそれが事実とするならば、これはゆゆしき問題であると思うので、事実なりや……

第15回国会 法務委員会 第9号(1952/12/09、25期、日本社会党(右))

○田万委員 犬養法務大臣に、先ほど松岡さんからいろいろと人権問題の立場から検察庁並びに警察当局に行き過ぎがあつたというお話がございましたが、反対に、当然検挙さるべきものが見のがされている。言いかえるならば、その人自身はそれで助かつていると思うのでありますけれども、大きな立場から言えばさような人が当選して国会に席を持つて、そうして買収で当選した人でありますから、従つて大きな間違いを起す危険性があり、国民が人権の侵害を受けるような事案がなきにしもあらずと私は考える。私どもの見聞しているところによりますれば、当然事前運動をやつておるにかかわらず、警察官がもしそれを検挙するとすれば一つの部落が大きな騒……

第15回国会 法務委員会 第10号(1952/12/10、25期、日本社会党(右))

○田万委員 二、三お尋ねしたいと思います。鹿地さんがひつぱられた、そのひつぱつた当事者というのはCICの正規の機関であるということには間違いございませんですね。
【次の発言】 両方含んで――。
【次の発言】 逮捕せられた一番最初の状況というものは想像ですか。あるいは鹿地さんから聞いた話の結果からそういうふうに考えるのですか。
【次の発言】 次にお尋ねしたいのは、あなたは食事を運んで持つて行かれた。食事するときにでもやはり監視人というものはそばについているわけですか。
【次の発言】 少しぐらいであれば話もできる状況にあつたわけですね。
【次の発言】 その状況下においてあなたと鹿地さんの間に、なぜ……

第15回国会 法務委員会 第11号(1952/12/11、25期、日本社会党(右))

○田万委員 二、三お尋ねします。まつすぐに正直に言つてもらいたい。先ほどあなたの証言の中に、しばしば委員長からもお話があつたのですが、この問題の人、それが病人のような人という言葉を使つておるのですが、どういうところから病人のような人ということがわかるのですか。納得の行くように話してもらわぬと、空気でわかるとか、皮膚でわかるとか――だれかから実際聞いたんじやないですか。丈夫な人が入つておるか、病人のような人が入つておるか、その区別が納得の行くような話し方でなければ、われわれにはわからない。あなたもわからぬでしよう。
【次の発言】 そこをひとつはつきり述べてもらいたい。何か言いにくい事情があるので……

第15回国会 法務委員会 第12号(1952/12/13、25期、日本社会党(右))

○田万委員 ただいま猪俣氏から外務大臣に質問がありましたが、あつせんという言葉を使われたのですが、私どもの見るところでは、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定、この協定の精神をよくかみわけて考えてみますると、鹿地亘氏の事件に関連したアメリカの国籍を持つておる方々は、当委員会に真実を発表するために当然出席せられる国際的な義務があろうと私は考えるのでありまするが、岡崎外務大臣はこの私の意見に対してどういうお考えを持つておいでるか、その御意見を承りたいと思うのです。あつせんというようなものでなくして、条約上の精神から考えて義務があろうと考える。

第15回国会 法務委員会 第13号(1952/12/17、25期、日本社会党(右))

○田万委員 先ほど松岡さんから料金の問題でお尋ねがあつたのですが、それで木川田さんにお尋ねしたい。基本料金というお話でございましたが、これはどういう基準で出ておるのでしようか。簡単にわかりやすくひとつ御説明願いたいと思います。
【次の発言】 やはり電力料金という名前を使つていることは間違いないですね。そうすると、使つた電力量に対してそれ相当の電燈料ということを計算されることが一番科学的であろうと考える。しかしお話によれば、そういうものとは関係なくして、会社自体の経営が成り立つて行くために、諸般の計算を遂げてきめたものが基本料金であるというお答えであつたように思うのであるが、私はこれは非常に非科……

第15回国会 法務委員会 第14号(1952/12/18、25期、日本社会党(右))

○田万委員 私木下さんから御質問があつた点に関連してお尋ねいたしたいのですが、超勤を改めて宿直、日直手当にしたというのですが、これは大体名前だけわかつたのでなくして、実質的に大きなプラスがあるわけでしようか。
【次の発言】 先ほど清瀬さんからも御質問ございましたが、裁判の渋滞の問題に関連してお尋ねしたいと思うのです。戦後の事件の膨脹によりまして、非常に裁判所がお困りになつた結果、簡易裁判所の判事を、古い裁判所の書記から採用してやつていらつしやる事実があるのですが、非常に判決が粗雑だというようなそしりも、ある面においてあるのですが、そういう不満足な判決、裁判の権威が失墜するような裁判が行われた。……

第15回国会 法務委員会 第16号(1952/12/23、25期、日本社会党(右))

○田万委員 私はただいま猪俣さんから御意見がありましたことに関連してお尋ねしたいのですが、もしこれが反対に、日本側において日本国民がアメリカの軍属あるいは軍人を不法監禁いたしておつた場合には、必ずや相手国からその捜査、引渡しというようなことが出て来ると思うのです。行政協定、安全保障条約というものにつきましては、平等の原則に立つておる、私ども一応政府側の答弁を承つておるとそうなつておるのです。そういう点に対する御見解はどういうものでございましよう。
【次の発言】 警視総監の今の御答弁は、非常に筋が通つておると思うのですが、先ほどの御答弁では、鹿地亘氏の問題については、相手方に対する態度が非常に軟……

第15回国会 法務委員会 第17号(1952/12/24、25期、日本社会党(右))

○田万委員 大臣とみなす。(笑声)
【次の発言】 これは速記なしでひとつ……。

第15回国会 法務委員会 第18号(1953/01/26、25期、日本社会党(右))

○田万委員 たいへん鹿地亘氏の問題は議論を盛んにいたしまして、全国の国民大衆も、これに対する結論がどう出て参るかということを非常に注目しておるわけでございます。私は率直に申し上げるならば、不法監禁というものと、いわゆるスパイ問題というものとはこれは截然と区別をいたして考えなければならない問題だと思います。ここにいろいろ議論がかわされておるゆえんのものは区別がなされないところ、すなわち言いかえたならば、不法監禁というものがスパイ問題という煙幕によつて消されてしまう、との点を委員の皆さん方は非常に御心配なさつておると私は考える。のみならずそれはわれわれ委員だけでなくて、国民大衆というものがこういう……

第15回国会 法務委員会 第22号(1953/02/24、25期、日本社会党(右))

○田万委員 松岡さんから大分専門的な立場からいろいろお話があつたので私も参考になつたのですが、私どもがいろいろ聞いておる脱走の方法として、やはり今度の脱走事件のように、舎房の鉄棒を切断して出ておることが多いと思うのですが、そのほかに何か川上さんの方で脱走の方法として考えられるものがいろいろありますか。舎房の中から逃走する場合……。
【次の発言】 大体脱走の方法については、逃げる方と逃がしてはいかぬ立場と、お互いにいろいろ研究し合つておると思うのです。今度の事件なんかは、大体方法としてはありふれた方法に違いない。ただ封筒をどういう方法で張つたか知らないけれども、とにかく、それでもつてなわをつくる……

第15回国会 法務委員会 第26号(1953/03/10、25期、日本社会党(右))

○田万委員 青少年犯罪について私もいろいろ憂慮しておる点が多いのですが、ただいま政府委員のお話でその犯罪の原因たるいろいろの事実がわかつたのですが、ちよつと私がここでお聞きしたいのは、今お話になつたいわゆる出版物、俗にエロ本といいますか、そういうものに関する取締りは、当局の方ではどういうふうなことをやつておるのですか。
【次の発言】 検挙の面にタツチしておられぬあなたに私がこういうことを聞くのは無理かもしれないのですが、全然わかりませんか。わかればちよつと聞きたいことがあるのですが……。
【次の発言】 終戦後特にひどくなつているのはばくちですが、このごろ町でおとなまで非常に熱狂してやつているパ……

第15回国会 法務委員会 第29号(1953/03/13、25期、日本社会党(右))

○田万委員 先月の二十日立川市曙町におきまして駐留米軍の三名の黒人から強盗、傷害の被害を受けましたところの松井吉三郎という方があるのでありますが、この事件について法務省ではすでに御存じでいろいろお取調べになつたと思うのですが、いかがでしようか。
【次の発言】 これは当時新聞に載つております事実であつて、この事実自身はすでに御承知のことだと思うのです。最近いろいろ駐留米軍側によつて暴行、脅迫、極端なものは、強姦、強盗等あらゆる犯罪が行われておるわけでありまして、その地における人たちの生活はきわめて不安な状態に陥つておるということは、これは争いのない事実だと思います。今私が申し上げました松井吉三郎……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 大蔵委員会 第41号(1955/07/29、27期、日本社会党(右))

○田万委員 大蔵大臣にお尋ねいたします。第一条の条文を読みますと「日本経済の自立とその健全な発展に資するため、金融機関の資金の運用を調整して緊要な長期産業資金の調達を円滑にすることを目的とする。」要するに、緊要な長期産業資金の調達を円滑にする目的でこの法案が出ておると解されるのですが、この意味から言うと、裏から言えば、緊要なる長期産業の資金の調達ができれば、日本経済が自立し、その健全な発展が期せられるというふうに解釈できるのですか、その通りでけっこうですか。
【次の発言】 大蔵大臣の想定される長期産業資金というものは、どういうものを意味しておるのですか。私どもの考えるところでは、大体小資本でな……

第23回国会 科学技術振興対策特別委員会 第4号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○田万委員 岡田さんの質問に関連してお尋ねをしておきますが、平和利用、平和利用、ということを非常に言われております。これはけっこうだと思うのですが、それに関連して中曽根さんにお尋ねしたい。  先ほどからの岡田君の質問に対しては、国防政策と原子力基本法案との内容はだいぶ意味が意うんだ、区別して考えるべきだというお説でございますけれども、岡田君自身が非常に懸念を持っておられる点について、私もお尋ねしたい。自衛隊、海上保安隊、こういうようなものは、ある一部では軍隊であると言っており、ある一部においてはそうでないというふうに見ておりますが、中書根さん自身のお考えとしては、どちらの部類に属するべき機構で……

第26回国会 大蔵委員会 第7号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○田万委員 関連してお聞きしたいのですが、今のお知らせ制度でありますが、本年度は一千九百二十億でありますか、自然増収があると見込まれておる。この自然増収に見込まれておるという金額が、大きな意味からいえば、国民に対するお知らせであろうと思う、その割合において、春日君の言われたようなお知らせを各税務署においてなさるつもりであるか。現行通りやるのであるかどうかという点をお尋ねいたします。
【次の発言】 お話の筋は一応わかったのでありますが、実際問題として、やはり私の地方などにおきましても、これは税務署の秘密事項であるかもしれませんが、各業種別に、この業種に対しては何割、この業種は何割という工合に、ち……

第26回国会 大蔵委員会 第35号(1957/05/08、27期、日本社会党)

○田万委員 塩害の問題がいろいろ最近出ておるようでございます。その点について二、三お尋ねしたいと思います。  すでに公社の方へは全国から、流下式への切りかえによって、塩素の飛散でいろいろ被害を受けておるという報告が参っておると思うのでありますが、その点もし参っておりますれば、報告をお願いしたいと思う。それからどういう被害が起きておるかということを、あわせて御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 まだ十分御調査ができておらぬ模様でございますから、私から、香川県の実情を見て参りましたから、ちょっと報告をいたします。  実は一地方にすぎませんが、松山というもと村でございますが、現在坂出市に合併され……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 大蔵委員会 第14号(1958/09/11、28期、日本社会党)

○田万委員 いろいろと同僚の廣瀬君から総裁初め各御出席者の方にお尋ねしましたので、時間もございませんから、私はできるだけ簡潔に御質問を申し上げますから、総裁初め各御出席者の方は、その要領でお答えを願いたいと思います。  私どもが本日この委員会でこの問題を取り上げましたゆえんのものは、先ほど山下委員からいろいろ論議が出ておりましたが、実は専売事業を円満に遂行さすという趣旨に基いてやっていることを御理解願いたいと思うのです。わかり切った問題と思いますけれども、スト権を持たないところの公共企業体の労働者の労働条件を保障するというただ一つの道は、団体交渉であろうと私は考えます。これは労働者の側からいう……

第30回国会 大蔵委員会 第4号(1958/10/21、28期、日本社会党)

○田万委員 関連して。  一つ正示さんに伺います。これは党派の問題ではないのであって、とにかく間違いやすいから、その問題を解決するためにいろいろ審議会でやっておる。私この前の委員会のときにも申し上げたのでありますが、とにかく一般の大衆、使う人が間違わないようにさせるということが目的であろうと思います。そうすると、今の五十円よりは今出ておる百円の方が小さいので、これを逆にして五十円を小さくして百円を大きくするということが、めくらさんであろうが、目あきさんであろうが、酔っぱらいであろうが間違わないということになる。私がこの前そういうことを言うと、自民党の今政務次官をしておる、だれであったか名を忘れ……

第31回国会 大蔵委員会 第1号(1958/12/16、28期、日本社会党)

○田万委員 先ほど同僚の廣瀬君からちょっとお話がございましたが、塩田の整理に関して、錦海湾というものが一つ出てきたわけです。これは総裁も聞いておいていただきたいのですが、この錦海湾が許可になったのは、私どもの聞くところでは、三十一年度であったと思うのですが、確かそうだと思います。実は三十一年の五月二十三日に長崎で全国塩業者の大会がございまして、その際に、新製塩に対しては公社の方で許可をお与えにならぬように、既設の業者が御案内のように流下式に切りかえるのに相当たくさんの金を借り、そうして大きな犠牲を払ってやっと増産の道にいそしむことができた現状において、新たに新製塩を許可されるということになれば……

第31回国会 大蔵委員会 第3号(1958/12/18、28期、日本社会党)

○田万委員 いろいろと長時間お話を承わりまして、塩業界の実態が大体私どもにもわかる気がするのであります。今度の整備問題におきまして、今お話を聞いておりますと、一番印象に残るのは、公社の塩業対策に不動のものがなかった、確立しておらなかったところに、今日の混乱が起きておるというふうに思えるのであります。  そこで、業者の方々にお聞きしたいのでありますが、この公社の指導というものを絶対的な命令的な感覚をもって受け取ってやって参ったと、先ほど時政さんのお話がございましたが、そういうような実態であったのでありますか、それを重ねてお尋ねしたいと思います。

第31回国会 大蔵委員会 第4号(1958/12/23、28期、日本社会党)

○田万委員 関連して。  虚業審議会の結論が出た際に、この大蔵委員会は非常に塩業問題に対して熱意を特って討議をやっているわけですが、この委員会に案を示されて、この委員会でいろいろ審議を進められるというような御意向はございませんか。
【次の発言】 塩業整理に関しまして、去る十六、十七、十八、また本日にわたりまして、相当長い時間煩わしまして御調査願いまして、まことに感謝にたえないところであります。  すでに御承知のように、このたびの塩業整理は、実に塩業界始まって以来の重大問題でございまして、しかも、その整理の責任は、当委員会における調査の結果から判断しますと、あげて公社側にあるということが断定され……

第31回国会 大蔵委員会 第9号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○田万委員 関連して。  今の保全担保の件について、結局私も詳しいことは存じないのですが、現金で入場税の担保を提供するというところに大きな悩みがあるように聞くのです。従って、裁判所なんかがよくやっておりますが、信用保証というような制度――御存じだと思いますが、保証書を出さしめて、そして現金にかえて入場税の担保に充てるということができれば、担保はとるのですから、それも一つの方法じゃなかろうか。そうすれば、あなた方が心配しておる、担保はとったが現実に不履行の場合は、その人の財産で弁償を受けることができるということになれば、現金がなくても保証書でまかなえると思うのですが、いかがですか。

第31回国会 大蔵委員会 第25号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○田万委員 村上監理官にお尋ねいたします。今度の法案を見ますと、労務補償の性格については、退職金を支払うための費用ということになっておりますが、これは、本来の意味からいったならば、転業のための資金というふうに解釈していいものではなかろうかと考えるのですが、その点はどういう御見解をお持ちですか。
【次の発言】 業者の方は転業資金ということにはっきりなっておるわけですね。同じところで働いておる労務者が、生業を失って生活に困るというような同じ状態に置かれるものを、片一方は転業資金、片一方は退職資金というような差別をつけることには、どうも疑問があるのです。やはり、業者と同じように、そこで働いておった労……

第34回国会 内閣委員会 第11号(1960/03/03、28期、民主社会党)

○田万委員 今まで同僚の委員から、この農地被買収者問題調査会設置法案に対して御質疑をいたしたのでございますが、どうも長官の答弁では私どもは納得がいかない。まず第一にお尋ねしたいことは、農地被買収者問題調査会というのですが、その農地被買収者問題というのはどういう問題であるかを御解明願いたいと思うのです。
【次の発言】 今お話を聞きますと、被買収者問題というのは社会的な問題で、しかもそれを掘り下げていえば、解放をしたもとの地主の生活状態、経済状態、そういうようなものを調査するのが目的だと言われたのでありますが、そう受け取ってけっこうですか。

第34回国会 内閣委員会 第17号(1960/03/16、28期、民主社会党)

○田万委員 関連してちょっと大臣にお尋ねしますが、いわゆる補償をしないということは農林大臣だけでなく、大蔵大臣、それから福田長官もずっと言われてきておるわけです。売買価格といいますか、解放当時における対価としては適正価格であった、そういう意味における補償はしない。補償という意味は、広い意味もある、狭い意味もあるのですが、売買当時の価格以外の補償はやらぬ、そういうことをおっしゃっておるのじゃないですか。
【次の発言】 私が今申し上げたように、価格としても適正であるという点についての補償は考えられないことであって、広範な意味における補償あるいは救済というか、あるいは生活補償というか、そういうものの……

第34回国会 内閣委員会 第21号(1960/03/29、28期、民主社会党)

○田万委員 一点、伺いたいと思います。今度のこの法案によりますと、本省の付属機関として自動車審議会を設けるということになっておりますが、私どものいろいろ調査した範囲内におきましては、運輸省並びに建設省、通産省、各省にいろいろな審議会ができておると存じております。これをこの際、経費の節約の点からいいましても、また最近自動車の増加によるところの事故防止の意味からいいましても、この各省にあるこれらの関係しておる審議会というものをば各省間で一つ総合して、有力な審議会を設置するという方針が一番適当であろうと思うのでありますが、この点に関する御答弁をまず願いたいと思います。

第34回国会 内閣委員会 第23号(1960/04/01、28期、民主社会党)

○田万委員 私は民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまする農地被買収者問題調査会設置法案に対して、強く反対の意を表明するものでございます。  従来委員会におきまして、政府関係の閣僚並びにその他の政府委員から答弁がいろいろございました。私どもは耳を傾けて一語も聞き漏らさないという態度で、まじめにそのお話を承ったのでございまするが、われわれの納得のいく答弁というものは遺憾ながら聞くことができなかったのでございます。ただ要約しますと御答弁は、この調査会設置の目的は、地主階層の諸君の社会的な問題、もっと具体的に答弁の言葉をそのまま用いますると、生活状態、環境、そういうものを調査したい……

第34回国会 内閣委員会 第28号(1960/04/13、28期、民主社会党)

○田万委員 簡単にお尋ねしたいと思います。実はもうすでに御承知の通り、今この委員会にかかっておる建設省設置法の一部を改正する法律案の中で、土地収用法の調査会を作るかどうかということが根本的な問題であろうと思うのです。これには反対と賛成の両論があると私は思うのですが、一番問題になる焦点は、私どもの承知しておるところでは、今度の法案が出る際にあたって、起業者側の諸君から相当土地収用をかけておると長くなるから、これを一つ早くやりたい、そこで補償価格の決定がなされる前に、実際の使用収益、占有関係というものを起業者の方で早く先取したいといいますか、とにかく先にいただいておく、補償の問題はあとにする、事業……

第34回国会 内閣委員会 第38号(1960/05/12、28期、民主社会党)

○田万委員 関連して。私外務省のことは知りませんが、次官補という言葉はどうでしょうか。そういうふうに審議庁と出ておりますけれども、次官補という言葉が適当ではないでしょか。

第34回国会 内閣委員会 第41号(1960/05/16、28期、民主社会党)

○田万委員 私は静かな気持で一つ総理と、わずかな時間でございますけれども懇談をしたい、こういうふうに思っております。  まず最初にお尋ねいたしたいことは、特別委員会でもすでにたびたび質疑応答がかわされております事前協議の点について、もっと掘り下げて聞いてみたいと思います。まず第一に、この安保新条約の事前協議と、自衛隊法の七十六条によるところの、いわゆる防衛出動の際においては国会の事前承認を要する、この規定との関係についてお話をしてもらいたいと思います。もっと具体的に申しましょうか。おわかりであればその程度で一応御答弁を願いたいと思います。


各種会議発言一覧

27期(1955/02/27〜)

第22回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1955/05/27、27期、日本社会党(右))

○田万委員 春日君の質問とよく似たことになると思いますが、大体社会通念として、大企業法人の所得については脱法行為といいますか、そういう方法において脱税をいたしておるといべことがいわれておるわけであります。われわれもそういう事実があろうと思う。その点についてお尋ねするのですが、大体皆さんのお考えでは、うまく脱税して、合法的なものでありましても、――もちろん非合法では取り締らなければなりませんが、これをキャッチすればどれはどの税収入が得られるものであろうか、その点について高橋先生に一つお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま金井さんからいろいろ御意見がありましたが、だいぶ高橋先生と裏……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第1号(1959/02/04、28期、日本社会党)

○田万小委員 大体のお話は国税徴収法案の概要の中に書いてあるのですが、それにいろいろ説明を加えられた程度で、われわれわかったところと、なおわかりにくいところがあるのです。従って、具体的にやはりもっと詳しく聞かしてもらわないと、この国税徴収法というものと、他のいわゆる民法、商法その他の関連したものが今承わっておると相当ありますので、法律を知っておる人はともかく、そうでない人はちょっとわかりにくい点が多々あると思います。従って、この委員会が所期の適正な国税徴収法を研究する上において、もっと掘り下げたものにして、各委員に法の精神を徹底するようにしてもらいたいと思うのです。やはり具体的に一つ一つの例示……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第4号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○田万小委員 ちょっとお尋ねしますが、今度の国税徴収法の施行法について、いろんな角度から非常に考慮が払われていることはよくわかるのですが、この法案をなぜ提出しなければいけないかという根本的な態度について、先にお伺いしておきたいと思います。簡単でけっこうですから……。
【次の発言】 だいぶ古い法律で、時代に即応しないということが、大まかにいえば今度の改正案の骨子だと思うのです。いろいろ社会情勢も変りまして、やはり国税をすべての担保物件に優先しておった過去の時代に比較すれば、今度の改正案は、ある程度制限はあるけれども、担保物件、抵当権、そういうものを保護しようというような大きな気持で法案が出されて……

第31回国会 大蔵委員会税制並びに税の執行に関する小委員会 第5号(1959/03/11、28期、日本社会党)

○田万小委員 ただいま議題となっておりまする国税徴収法案はだいぶ分厚なもので、われわれまだ十分研究をいたしておらないので恐縮でございますが、法理的な問題で一つお尋ねしたいことがございます。それは、買い戻し契約の場合において、たとえば三年の期間の買い戻し契約のもとにある不動産を売却した。この売却した売主自身には国税の滞納がない。買い受けた方に国税の滞納がある。そういう場合に、三年の買い戻し期間内において、国税滞納処分でその買受人が取得した不動産が公売に付された場合に、国税をどういうふうに取り扱っていくか。要するに買い戻し期間の利益を持っておる立場の売主の保護に欠くるところはないのかあるのかという……

第31回国会 大蔵委員会専売事業に関する小委員会 第2号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○田万小委員 いろいろと同僚から相当詳しく話があったのですが、私が大蔵大臣にまず第一に聞きたいのは、今度の虚業整理については、事ここに至った場合にはやむを得ぬというふうに私ども一応考えるわけであります。将来の需給態勢からいってもやむを得ないと思うのでありますけれども、しかし、事ここに至るようなことに対して、政府として、また公社としては、当然私は責任を持たれなければならない。要するに、業者の責任でなくて、公社並びに大蔵省の責任であるということを率直におっしゃっていただけるかどうか、これをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私どもの聞いた範囲では、答弁がなかなかお上手なので、あるような、な……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

田万広文[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊
荻上チキ編著『選挙との対話』(青弓社)

【内容紹介】「あなたにとって選挙とは?」「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、それとも「行っても/行かなくても変わらないもの…?」科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
当サイト運営者の既刊
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。