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芳賀貢 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

芳賀貢[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP50(衆)
18位
委員会発言歴代TOP10(衆)
7位
委員会出席(幹部)歴代TOP10
7位
委員会出席(無役)歴代TOP500
278位
委員会発言(議会)歴代TOP100
62位
委員会発言(非役職)歴代TOP10
7位
各種会議出席歴代TOP50
36位
各種会議発言歴代TOP10
4位
各種会議出席(無役)歴代TOP50
20位
各種会議発言(議会)歴代TOP50
23位
各種会議発言(非役職)歴代TOP10
4位

25期委員会出席(無役)TOP100
94位
25期委員会発言(非役職)TOP100
84位
26期委員会出席TOP100
59位
26期委員会発言TOP50
13位
26期委員会出席(幹部)TOP100
65位
26期委員会発言(議会)TOP50
37位
26期委員会発言(非役職)TOP50
12位
26期各種会議出席TOP10
8位
26期各種会議発言TOP10
7位
26期各種会議出席(無役)TOP5
5位
26期各種会議発言(非役職)TOP10
7位
27期委員会出席TOP100
74位
27期委員会発言TOP50
11位
27期委員会出席(幹部)TOP50
33位
27期委員会発言(非役職)TOP10
8位
27期各種会議発言TOP25
13位
27期各種会議発言(非役職)TOP10
10位
28期委員会出席TOP100
93位
28期委員会発言TOP10
9位
28期委員会出席(幹部)TOP100
71位
28期委員会発言(非役職)TOP10
6位
28期各種会議発言TOP10
10位
28期各種会議発言(非役職)TOP10
9位
29期委員会出席TOP50
41位
29期委員会発言TOP10
9位
29期委員会出席(幹部)TOP100
71位
29期委員会出席(無役)TOP100
94位
29期委員会発言(非役職)TOP10
7位
29期各種会議発言TOP25
12位
29期各種会議発言(非役職)TOP10
10位
30期委員会出席TOP100
76位
30期委員会発言TOP10
5位
30期委員会出席(幹部)TOP10
8位
30期委員会発言(非役職)TOP10
4位
30期各種会議発言TOP25
15位
30期各種会議発言(非役職)TOP25
13位
31期委員会発言TOP50
32位
31期委員会発言(議会)TOP10
9位
31期委員会発言(非役職)TOP50
34位
31期各種会議発言TOP25
15位
31期各種会議発言(議会)TOP5
3位
31期各種会議発言(非役職)TOP25
24位
32期委員会発言TOP50
50位
32期委員会発言(非役職)TOP50
38位
32期各種会議発言TOP10
10位
32期各種会議発言(非役職)TOP10
8位
33期委員会発言TOP100
55位
33期委員会出席(幹部)TOP100
73位
33期委員会発言(非役職)TOP50
41位
33期各種会議出席TOP25
12位
33期各種会議発言TOP5
4位
33期各種会議出席(無役)TOP10
9位
33期各種会議発言(議会)TOP5
2位
33期各種会議発言(非役職)TOP10
6位
34期委員会発言TOP50
31位
34期委員会発言(議会)TOP10
3位
34期委員会発言(非役職)TOP50
48位
35期委員会発言TOP50
29位
35期委員会出席(幹部)TOP50
19位
35期委員会発言(非役職)TOP50
16位

このページでは芳賀貢衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。芳賀貢衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 農林委員会 第2号(1952/11/12、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 本日農林大臣の御出席がないので、農政に対する基本的な問題につきましては後日承ることにいたしまして、価格問題についてごく要約してお尋ねいたします。  政府は食糧の需給関係だけに目をとらわれて、かつてにおいて、たとえばばれいしよ、かんしよ、澱粉等を主食の厳しい統制の中に置いた時代があつたが、それが不必要な状態の中からまつたく自由市場に投げ出されたというような現況から、昨年におきましては、外国の砂糖の輸入等が一つの大きな影響を及ぼしまして、非常に澱粉の価格が暴落したわけであります。そういうような農産物の、価格の高低の差が非常に大きいわけであります。政府が五月十五日に澱粉の買上げ価格を発表……

第15回国会 農林委員会 第5号(1952/12/05、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は重複を避けて、ごく簡単に質問したいと思います。肥料問題を考えた場合に、一つは企業という立場から肥料工業の育成発展を考えるということと、もう一つは日本農業の生産力を増大する角度から見た肥料工業の行き方という二つの視野から分析して考えなければならぬと思いますが、本日の通産当局の御説明を聞きますと、現在の出血輸出は国内における現在の価格を維持することを前提としても、なお出血輸出をやらなければならぬのだということでありますが、しからばそういうような企業の一面において出血が行われ、採算が不可能になるような部面が露呈される場合においても、二十七年度の硫安の生産高は当初計画において百八十五万……

第15回国会 農林委員会 第7号(1952/12/12、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 関連して、ごく簡単に申し上げます。この等級の改正は運賃一割値上げと全然別の角度において行われたものであると思いますが、この結果するところは、特に農林物資に対する運賃の一割値上げを別にいたしましても、等級改正による運賃の値上げは大体一割五分程度になるのではないかというように予測される。そういうことにいたしますと、運輸省の言つておるところの等級改正というものは、あくまでも不増収、不減収の原則の上に立つて行つているということでありますれば、その改正によるところの賃上げのしわ寄せば、ほとんど生産力の面においても経済力の面においても一番弱いところの農林物資の部面に寄せられて、その反面に、従来……

第15回国会 農林委員会 第8号(1952/12/15、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 てん菜生産等に関する法案が提出された機会に、政府に対して、国内の糖業政策に対してどういうふうなお考えを持つておるかということを、若干お伺いしておきたいのであります。  最近における砂糖の需給関係を見てみますと、輸入が大体六十万トン、てん菜糖を中心とした国内砂糖が三万トンということであつて、国内の産糖率は全体のパーセンテージの五パーセントくらいにしかすぎないのであります。こういうような状態において、政府は、一面においては、食糧需給促進法というものをつくりまして、五箇年間に千七百五十万石の増産をするということを言つているわけでありますが、この砂糖の国民生活に占める重要度は決して軽く考え……

第15回国会 農林委員会 第12号(1952/12/19、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 法律案によりますと、積寒地帯は除かれることになつておるわけでございますが、積寒地として指定された区域においても、湿田地帯というものは相当あると思われるわけでございますが、それらの数字は大体どれくらいになつておるかお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そういう場合において、湿田に対する農業改良を行う場合は、たとえこの法律が通りまして、湿田単作地域として指定を受けた場合の湿田と、積寒法によるところの地域指定を受けた湿田等に対する農業改良という仕事は、やはり同一の取扱いを受けまして、逐次その成果を上げて行くように進めて行くわけであるかどうか、そういう点もお伺いしたいと思います。

第15回国会 農林委員会 第14号(1952/12/22、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 提案者にちよつとお尋ねしますが、会期切迫の折から、こういうおそまつではあるけれども、一応の安定のために出すのだというお話が当初ありましたが、この安定法の最もねらつているところは、これは全国の畜産農民それから養鶏業者等は、一日も早くこの飼料が国内においてしかも価格的にも安定して供給されることを切実に希望しておるわけでありますが、この法案の持つねらいは、基本的な考えというものは需給調整に目標を置くのか、それとも価格調整に重きを置くのか、そういう点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そういうことは当然のねらいであると思いますが、そういう場合において、国内の飼料はこれを例外的に……

第15回国会 農林委員会 第15号(1952/12/24、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私はこの機会に、年末を控えて農民が一番成行きに注目しているところの本年度の供米代金に対する所得税減免の問題について、農林大臣が御出席になつておればなお幸いでありますが、病気と称して出席になつておらないので、幸い農林政務次官が見えておりますから、この問題についてお伺いしたいと思うわけであります。供米代金の減免の問題につきましては、経緯的に見て、十一月二十五日の参議院農林委員会において決議が行われておるわけであります。一応読んでみますと、「供米の免税に関する件、供米に関する免税につき、義務供出米の代金及び特別集荷制度の超過供出奨励金等加算額に対する所得税の免除についてはさらに検討を加え……

第15回国会 農林委員会 第19号(1953/02/09、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私はこの機会に澱粉の相場関係についてお伺いしたいと思います。政府の買上げの成績は、二十六年度産の場合においては、一貫目も買上げをする必要もなかつたわけですが、ただいまの報告を聞くと、大体百三十万貫程度の買上げが進んでおるというお話であります。しかしこれは全体の生産量八千二百万貫から見れば、わずかに一・五%ぐらいの程度でありますが、この政府の買上げの措置に伴つて、その後澱粉の価格の状態はどういうような方向をたどつておるか、現在における政府買上げの価格と市場価格との見合いはどういうふうになつておるか、そういう点について具体的にお伺いしたいのであります。

第15回国会 農林委員会 第20号(1953/02/18、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私はこの法案に対する質疑を行う前に、委員長に一言申し上げたいと思います。  現在の廣川農林大臣は、農林大臣に就任した直後、この常任委員会にあいさつ的な意味で姿を現わしたきりで、その後一度も来ていないのであります。このことは現在における日本の農業政策を担当する一番責任の重い位置にある大臣が、農林常任委員会に対してどういうような考えでおるかということであります。もちろん自由党内部における最近のいろいろな動き等から考えると、農林大臣が非常に疲れておることはうかがわれるわけでありますが、しかし農林大臣としての政務が大事であるか、党務が大事であるかということのけじめは、おのずからつけてもらわ……

第15回国会 農林委員会 第22号(1953/02/20、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 肥料問題につきましては、もうすでに、これを客観的に見ても、最終段階に到達すべき時期であるというふうに考えられるわけであります。その証左といたしましては、農林大臣並びに通産大臣は、昨日と本日の両日にわたつて、硫安工業協会会長であるところの藤山会長と会見をして、価格の引下げに対する要請を行つておるはずであります。ただその内容が現在どういうような経緯をたどつておるかということにつきましては、大臣は見えておりませんが、これらの点については、昨日松浦次官から、この会談にはオブザーバーの資格で出席しておつたというお話があつたので、本日はそういう内容的な点についての具体的な、しかも事実を事実とし……

第15回国会 農林委員会 第27号(1953/03/05、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 二、三疑問の点についてお伺いいたしますが、これは議員提出であるので、政府委員にはあまり強いことを申し上げませんが、畜産局長に御意見をお伺いしたいのは、この法案によると、輸入業者並びに製造業者は届出の義務を持つている。ところが登録に対しては、登録の申請は任意であるというところに、この法案の弱さが出て来るのではないかと思うのです。数からいつても、二百十九名の配合業者しかないのですから、届け出でなかつた者に対しては、これはやはり検査を受けて登録するという義務を負わすことの方がいいのではないかという御意見をひとつ伺いたいと思います。

第15回国会 農林委員会 第29号(1953/03/10、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 現段階における災害補償の適応性ということを考えたならば、当面一番問題になつて来るのは、共済組合の経営の実態というものが、だんだん困難化しておるということが一つの問題になると思います。農家の作物に対する損害を補償するということが、あくまでも基本的な要件にはなつておるのであるけれども、これを扱うところの共済組合自体をどういうように経営するかというところに、負担の問題とかあるいは経済的な問題とかいうような、いろいろ困難な要素が一つ生れて来るということは、指摘できるわけであります。それを維持するためには、どうしても農家の反別割とか何とかいうような形における負担を、この共済にかける以外に、共……

第15回国会 農林委員会 第30号(1953/03/11、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は農林大臣が取消しを行つたということを追究するわけではありませんが、農林大臣は昨日私に、あなた様は憲法第八十九條をお読みになつたと思いますがと言われましたが、この憲法八十九條というものは非常に大きな意味を持つているわけです。これは日本の新しい民主化の一つのバツク・ボーンとも言えることをここに表示してあるわけであります。「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。」これはかつてわが国が宗教と国家権力が結託して、いわゆる国家神道というような表現……

第15回国会 農林委員会 第32号(1953/03/13、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 この法律案は、有畜農家創設要綱と非常に密接な関連があるので、主として長谷川局長に質問いたしたいと思います。  この法案の第二条の規定によると、有畜農家の創設計画を立てる場合には、農林大臣がきめた基準に基いて都通府県知事が計画を策定することになつておるので、そういうことになると、農民がほんとうに自主的な意欲によつて酪農経営をやろうという、そういう下から盛り上つた意欲は、その計画の中に十分現われて来ないようなおそれが多分にあるわけであります。それで都通府県知事がこの計画を策定する場合においては、いかなる方法によつて、この農民のほんとうに盛り上る意思を反映させるかという問題が一つと、これ……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第24号(1953/08/06、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 本日の衆議院本会議におきまして、北海道において七月に第一次、第二次、第三次の三回にわたりまして生じた風水害の被害に対して、これを本委員会に併託するという議決が成立したわけであります。それで今国会の会期もわずかに明日一日を余すだけでありますし、現在北海道において生じた被害の状況等も、その最終的な詳報が、政府当局においてもまだ確認せられておらないというような段階であると私は考えるのであります。  しかしながら、中間的に入手した報告によりますと、第一次の被害は七月の七日、八日、九日の三日に及び、第二次の被害は七月の十九日から二十五日に至るまで、第三次の災害は七月三十一日から八月の二日まで……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第25号(1953/08/07、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は、ただいま渡部官房長から御報告のありました北海道関係について、若干の質問をいたしたいと思うわけでありますが、官房長はただいま、当局から係官を派遣して現地の調査に行つているというようなお話でありますが、現在の段階において、農林当局の報告を受けて知り得る範囲内の被害の状態は、どの程度の御認識を持つておるかということと、もう一つは、北海道の一つの特異性からいつて、御承知のように寒冷単作地帯であるので、一年に一度つくつた作物が災害を受けた場合においては、それの代作等を全然行うことができないのであります。そういうような場合において、災害の中において残されたもので、今後続発するところの病虫……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第26号(1953/08/10、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は、災害対策本部長であり副総理である緒方さんに、その機会に二、三お伺いをしたいわけであり  第一点は、先ほど、同僚の原委員か。らの質疑に対して、今次の西日本を中心とする、六月、七月の二箇月の期間内における大水害に対しては、時期的、地域的な差別をもつてこれを処理する考えは毛頭ないということを表明されたので、私はその点を冒頭に確認しておきたいと思うのであります。  次に、副総理の先ほどからの御答弁を聞いておると、どうも北海道の水害に対する御認識が、本部長の立場においても1北海道は御承知のように非常に遠隔の地であるから、そういう情報等も時間的に多分遅れておる点はわかるわけでありますが、……

第16回国会 農林委員会 第2号(1953/05/27、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 本日北海道庁より無電の連絡があつたのですが、北海道においては、五月十六日から十九日にかけて凍霜害があつたわけです。これは空知、上川、胆振、日高、留萌、後志、檜山、渡島の八支庁管内におきまして一番被害を受たのが水稲の温冷床であります。御承知の通り北海道はまだ移植前であります。この温冷床が大体全道にわたつて八十四万坪の被害を受けておるわけであります。これに対しましては、一部復旧するようなことも予想できますけれども、ほとんどが二番苗の仕立て、それから直播にこれを直さなければならないというような状態であります。なお畑作につきましては、麦類、とうもろこし、亜麻、ビート等の被害がだんだん現われ……

第16回国会 農林委員会 第3号(1953/05/29、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は、本委員会の当初に、委員長から肥料問題に対する最近の情勢を聞くというようなお話もあつたので、もつぱらその点に重点を置いて質疑を進めたいと思います。  前特別国会から今日までわれわれが見て、この肥料問題が全然発展しておらぬということは非常に遺憾であります。その証左は、先ほどの政府委員の各発言を聞いてもほとんど抽象的であつて、まつたく具体性がないということを見てもそのことがうかがわれるわけであります。私のお伺いしたいことは、最近において肥料生産の状態がどういうような推移をたどつて滞るかというこの点、それから肥料対策委員会において最近輸出の勧告を行つたということがありますが、最近にお……

第16回国会 農林委員会 第4号(1953/06/17、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は農林次官に質問しますが、第一の緊急対策として五億八千九百万円が計上されたわけでありますが、これは五月二十七日の委員会において、次官は、五月三日までの災害に対して確認された被害量に対して緊急の措置を講じたのである。爾後に判明された被害に対しては、それと同様な取扱いの上に立つて予算的、財政的の措置も極力講じたいというような意味の答弁をされておるわけであります。具体的にお伺いしたいことは、五月三日以降において増大された被害の実量というものが、はたして金額においてどのくらいの程度に上つておるかというような問題、それからそれらの増大された被害に対して、今後政府はどのような積極的な熱意をも……

第16回国会 農林委員会 第7号(1953/06/20、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私はこの際渡部官房長が、北海道地方の凍霜害に対してどのような具体的措置を講ぜられたか、その点をお伺いしたいのです。北海道の凍霜害は五月三日以後に発生した問題であつて、第一次の緊急対策において取上げられなかつたことはもちろんでありますけれども、その後生じた災害に対してどういうような具体的な措置を講ぜられたか、明確にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私がここで確認したいことは、仄聞するのに、官房長は北海道からあまり明確な報告が来ておらないので、これは取上げる必要はないだろうというようなことを、個人的かもしれぬけれども、漏らされたということを聞いておるのですが、北海道の広域にわたつ……

第16回国会 農林委員会 第9号(1953/06/25、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 この機会に、関連して大臣に御質問いたしますが、やみ価格が上るということは、やはりこれは社会不安の現われの一つだと思う。そのことは結局国の政治に対する不信、不安というものがその中に包蔵されているということは否定できないわけであります。その要因がどこにあるかということを、同僚議員の山本君が追究されたのでありますが、これを一つの問題として取上げた場合、たとえば昨年からの麦の半統制の問題、あるいは米の供出終了後の特別集荷制度の問題、これらのものは、これを前提として、次には統制を撤廃するんだという一つの一貫した自由党政府の持つている考え方、それがどういうふうに国民大衆、消費大衆に響いているか……

第16回国会 農林委員会 第11号(1953/06/30、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 二、三点お伺いいたしたいのであります。第一点は今度の西日本の風水害の損害は、大体今官房長の御報告によつて、二百十億というように聞いたわけですが、これを前回の凍霜害の被害に比べると、凍霜害の被害の場合においては、政府の発表が大体九十一億であります。今度の対策費の内容を瞥見する場合において、そのほとんどが農林、水産施設の災害復旧費に当つておるわけであります。先ほど金子委員も論及されましたけれども、農産の減収に対する対策の経費というものは、大体五億五千万程度であります。凍霜害の場合の被害の九十一億に対して五億九千万円、それから今度の場合の二百十億の被害に対して五億五千万円程度ということに……

第16回国会 農林委員会 第13号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 この問題については、昨日の提案理由の説明によつて大体了承されたわけでありますが、なお一、二点についてお伺いしたいと思うのであります。  第一点は、委託加工をやる場合においても検査を受ける必要があるという点でありますが、委託加工をやる場合においても受検しなければならぬのは、生産者の利益をどのように保護するという意図から出ておるか、そういう点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 第一点の理由の場合は、従来の検査法よりも一歩前進したよう形なが含まされておるということは察知できるわけでありますが、そういうような生産者の利益を守る指導的な意味が含まされておるとすれば、検査を受けた場……

第16回国会 農林委員会 第14号(1953/07/03、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 本法案の採決に先だつて、次のような附帯決議を提出したいと思います。    附帯決議   昭和三十八年四月及び五月における凍霜害の被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法の成立後において、政府は本法の運営上左記事項につき万遺憾なき措置を講ずること。     記   一、助成の対象となる融資限度は二十億円となつているが、融資要望額がこれを超過する場合においては、これが増額につき措置すること。   二、地方自治体が将来負担すべき損失補償に関連して融資に円滑を欠く如き事態の発生を防ぐため、政府は今後、地方自治体の損失補償額に相当する特別平衡交付金増額の措置を講ずること。  簡単に説明を……

第16回国会 農林委員会 第15号(1953/07/08、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま新大臣の施策についてお伺いしたわけでありますが、これは大臣も言われたように、内田前大臣の構想をそのまま踏襲されて、ただ肥料問題と農業災害に関する問題をちよつとそれにつけ足したというように受取れるわけであります。私のまだ記憶に残つていることは、前農林大臣が大臣に就任された場合に、こういうことを言つておるのであります。農林大臣という仕事は非常に大きな仕事であつてやりがいがある。自分は年はとつているけれども、老骨にむちうつて大いにやるつもりだというような、七十才以上のかつての老政治家が情熱をもやしたということを、私は忘れておらぬのであります。このような一つの夢を持つて今国会に忽然……

第16回国会 農林委員会 第16号(1953/07/10、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私はただいま議題になつているところの農業協同組合法の一部改正、農業委員会法の一部改正の両案については、農林大臣の御出席の場合において、むしろ農業団体の再編成という根本的な展望の上に立つて大臣の所見をただし、それからこの審議に入りたいと考えているので、本日はこの両案に対する質疑は避けまして、ただいま委員長からお許しを得ました林野庁職員の調停案の勧告に対して、先回の委員会においても、林野庁長官からごく平面的なお答えを願つたわけでありますが、この勧告をめぐるところの両当事者の受諾の問題等は、結局現在進行している予算案と一連のつながりがあるし、かかる不可分の関係の上に立つて、時間的にもそれ……

第16回国会 農林委員会 第19号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 大体今の御提案の趣旨は了承しましたけれども、一、二点お伺いしたいと思います。この問題について、昨日か一昨日の新聞の経済欄に、こんにやくの密輸入を政府が発見をして押えたということが因をなして、国内におけるこんにやく粉の価格が日に日に急騰しておるということが報じられております。国内で生産されたこんにやくの価格に不安を与えることを防止するため、関税を引上げようというわけでありますが、そういう措置をとることによつて、一層合法的でない密輸入が行われるような懸念も一方においては感ぜられるのでありますが、関税を引上げるだけで今のような不安が完全に一掃されて、国内におけるこんにやくの生産と価格の安……

第16回国会 農林委員会 第20号(1953/07/17、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 時間の制約がございますので、簡単に大臣に御質問申し上げますが、問題はただ一点であります。  それは、本日多分二十八年度の予算が、与党並びに改進党、分自党の共同の修正によつて本会議を通過するのであろうという見通しが持てるわけでありますが、この中において結局大きくうかがえる点は、行政費の百億の節減と保安庁費を六十五億節減した点、それによつて米価を中心とする諸般の施策に向けるというようなことが修正案の骨子であると思います。私はその中において、米価問題についてこの際大臣の所見をお伺いしたいと思うのであります。過般の委員会において、大臣と改進党の吉川委員との間において、いわゆる二重米価の論議……

第16回国会 農林委員会 第21号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は各派共同提案にかかる農産物価格安定法案の内容について若干の質疑を行うと同時に、これに関連して政府当局の所信を伺いたいと思うのであります。  この法律案は、米麦以外の農産物に対して国が正常なる価格の維持をするというところに大きなねらいがあるわけですが、これらのことを現在の情勢の中において国の法律をもつて規定して実施するということは、ある意味において、歴史的なものであるということを言い得るのであります。それだけにこの法律案の持つ性格というものは、あくまでその基本的な性格の上に立つて的確に行われるという要素が必要であると思うのでありますが、 第一番に提案者にお伺いしたいことは、この法……

第16回国会 農林委員会 第22号(1953/07/22、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 この際農林大臣に関連して質問をいたしたいと思います。この土地改良法の中で、市町村がみずから一定の条件を具備した場合においては改良事業を行えるということを明記しておりますし、これが一つの特色になつておると思うわけであります。問題は従来の農業協同組合や土地改良区が行つた事業であつて、それが至難であるというような場合においては市町村がやれるわけでありますが、現在地方における自治体の現況というものは、財政的にも非常に窮乏の度を加えておつて、いろいろ自治体自体の確立ということさえも至難なような条件に追い込まれておるわけであります。こういうような情勢の中において、行政機関が特に土地改良事業とい……

第16回国会 農林委員会 第23号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 この法案につきましては、前国会において当委員会においても審議を行つたわけでありますが、解散によつて再びこれが審議を行うことになつたわけであります。その当時私も質疑の中で指摘した点があつたわけでありますが、今度は畜産局長もかわられておるので、なお二、三の点に対してただしたいと思うわけであります。  最初にお伺いしたいことは、有畜農家創設事業が昭和二十七年度から行われておるわけでありますが、二十八年度における有畜農家創設事業の実施の概要は、どういうようなお考えでこれを振興させようとなさるか、その点をまずお伺いしてみたいのであります。

第16回国会 農林委員会 第24号(1953/07/24、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 昨日の私の質疑は、生産県に対する買入れの方法について、最も合理的な、しかも適正、低廉な価格で家畜を導入するような方法について局長にただしたわけでありますが、どういうような組織形態で局長は、今後これらの目的が達成できるような方途を講ぜられるか、その点についてまだ十分でない点があつたので、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そういう場合系統団体、いわゆる協同組合の連合会等の機能を最高度に活用するというようなお考えはないのでありますか。
【次の発言】 次にこの法律案は融資並びに損失補償の指定を示しておるわけでありますけれども、昨年度においても系統組織がこの資金を必要とした場合……

第16回国会 農林委員会 第25号(1953/07/29、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 今までの積寒法、急傾斜あるいは海岸砂地だとかの特殊立法は、条件が非常に劣悪であるということが、一つの大前提になつたわけでありますが、今度の場合には、そういうような劣悪な条件というのではなく、むしろ畑地農業を最高の限界まで引上げようという意図が、この法律案の中に盛り込まれておるということが、今までの特殊立法と非常に性格的に違つた点であるというふうに考えるのでありますが、この点については、足鹿委員も言及されましたけれども、そういつた場合においては、第二条の規定というような、こういう極端に制約したような条件の中のみにおいて――これらの条件の地帯は、むしろ現在の畑地地帯においては、優秀な条……

第16回国会 農林委員会 第32号(1953/09/04、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私のお伺いしたい点は当面の秋肥対策を中心にして当局はどう考えておるか、あの両法案が現在継続審議ではあるけれども、それが通るか、通らぬかというようなことは、これはまつたく予言できないことであつて、そういうものは通らない場合においても、やはり政府当局は、真剣に肥料問題というものをさつき金子さんが指摘したように、あとでおもむろに考えてやるというようなことでなくて、やはり時々刻々の情勢の中において最大の努力が払われてしかるべきだと考えるわけですが、前の国会が終つた直後において、こういうような一つの情勢が現われて来ておる。その両法案を通さぬとすることによつて今後国内のいわゆる内需に対して一つ……

第16回国会 農林委員会 第33号(1953/09/05、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 今度国土保全というような基本的な問題の上に立つた治山治水計画が一応示されたわけですが、私は一点だけ申し上げたいことは、大災害が来れば、またその災害の復旧によつて資源が過伐の傾向に行くという、非常に悪循環が生ずるわけですけれども、こういう場合に考えられることは、資源を最高度に活用できないかということであります。たとえば製材事業等も、現在の段階においては、それほど近代化されておらぬような状況が多いわけです。最近廃材を高度に利用して非常に優秀な製品をつくるとか、あるいは切りくず等を中身にしていろいろなものができておりますが、私も専門的な言葉は知りませんけれども、そういうことが非常に研究か……

第16回国会 農林委員会 第34号(1953/10/02、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ちようど塩見局長並びに渡部官房長もおられるので、足鹿委員の発言に関連してただ一点申し上げたいと思います。  それは、先ほど局長が触れられましたように、冷害地帯に対しての保温折衷苗しろに対する自信を強めたというような御発言でありましたが、このことに関する限り、北海道においては、保温折衷苗しろというものは、冷害の年において不適格であるということが実証されておるわけであります。先ほど足鹿委員が引例された永山の試験場においても、今年度特に保温折衷苗しろをやつた農家の稲作が悪い。温床苗しろ、さらに直播の水稲、その次に位するのは折衷苗しろ、それから水苗しろという順序になつておるわけでありますが……

第16回国会 農林委員会 第35号(1953/10/03、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は第一に今年度の米価決定の経緯についてお伺いしたいのであります。米価審議会の答申によりますと、その答申の骨格をなしておる二点は、第一点は、現下の情勢にかんがみて、政府が諮問したところの生産者米価は不適当である、この点であります。第二点は、消費者米価は当分の間すえ置いて、そうして改訂する場合においては審議会を開くべきである。これにまた若干の附帯事項がついておるわけであります。政府は、この審議会の答申に対して米価の決定を行つたわけでありますが、基本米価の骨格は、パリテイ価格と特別加算額、それに今年度の減収加算を足して八千二百円という米価を発表したわけでありますが、政府が最初に考えたと……

第16回国会 農林委員会 第37号(1953/10/17、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は足鹿委員の質問に関連して大臣にお尋ねしたいわけですが、第一点は、十月二、三日の委員会においても、当委員会といたしましては、超党派的な決議をもつてすみやかに救農臨時国会を召集すべきであるという申入れを行つておるわけであります。しかし現在の段階においても、いまだ政府は救農臨時国会をいつ開催するかというふうなけはいは全然見えないのであります。特に農林大臣は、約一週間にわたつて東北地方の冷害の実情をつぶさに踏査されて来たはずです。しかも大臣は前回の委員会において、昭和九年に時の農林大臣山崎達之輔氏が災害地をくまなく踏査して、そうして適切なる人情味のある施策の手を延ばしたということを敷衍……

第16回国会 農林委員会 第40号(1953/10/22、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は緒方副総理に、副総理の立場よりも、むしろ災害対策本部長という立場における緒方さんに対して質問をいたしたいと思うのであります。  私は、たまたまかつて水害対策特別委員会の一委員として出席したのでありますが、水害対策特別委員会の最終の段階におきまして、緒方副総理は、二十四の議員立法をほんとうに施策の上に実現するためには、政治的な立場を賭しても努力するという実にりつぱな態度の表明があつたわけであります。このような決意と信念の上に立たなければ、何十年来にないような稀有のこの大災害を乗り切るということは、政治家としてはおそらくできないというふうに考えておるわけであります。その場合において……

第16回国会 農林委員会 第41号(1953/10/27、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は先ほどの金子委員の立法措置の問題に関連した点を先にお尋ねしたいと思います。すでに水害等の特別立法が二十四できているわけであります。今官房長の言われた三つの法律措置は、営農資金の問題と米麦の売渡し、それから農林漁業金融公庫の関係でありますが、このほかに、これは当農林委員会で処理することはできないと思いますけれども、災害地の自治体の財政が窮迫するということは必至でありますので、これに対する地方起債の取扱いの問題等は、水害地の特例もあるので、今度の災害基準の中に入れる必要があると思います。  それからもう一つは、同じく災害地域における国保の事業は――結局災害を今度受けた農民の数は、水……

第16回国会 農林委員会 第42号(1953/10/28、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 十月二十二日の当委員会において、農林大臣は、林野庁の例の特別会計を臨時国会の補正予算として行うかどうかというような質問に対して、農林大臣としては、これを今国会において行う考えはない。しかし行わなくても実質的には仕事を進めて行くような形をとりたいというようなことを、あまり明確でないような表現で答弁をしておつたわけでありますが、今の段階においては、やはり依然として大臣の答弁のように、今度の補正予算においては、林野特別会計の補正というようなことは、長官としては行われ得る見通しであるかどうか、お伺いしたいのであります。
【次の発言】 過般の小委員会において長官は、多分十四億くらいはそういう……

第17回国会 大蔵委員会 第5号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○芳賀貢君 ただいま議題に供せられました昭和二十八年における冷害等による被害農業者及び被害農業協同組合等に対する所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  御承知のごとく、今年の相次ぐ農業災害によりまして、農家及び農協はそれぞれ農作物または資産に被害をこうむりまして、今後の経営上、相当の打撃となることを免れないと存ずるのであります。  現行所得税法上、個人の資産の災害について雑損控除の規定がありますが、法人に対しましては、この種の規定を欠いております。また、農家及び農協において、いまなお相当数のものが青色申告の申請をいたしておらないのが現状であります……

第17回国会 地方行政委員会 第6号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○芳賀貢君 ただいま議題となりました昭和三十八年における冷害により被害を受けた地方公共団体の起債の特例に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  御承知のごとく本年の冷害による被害はまことに激烈でございまして、農作物の著しい収穫減少により農家収入の激減が予想されるのであります。これに伴いまして地方公共団体の財政収入の減少となることはもちろん、これら被害農家救済のために財政負担の増加もまた著しいものがございます。加えてこれら冷害被害地域の地方公共団体は、いずれも農村経済に基盤を置くものでありまして、その財政負担力は爾余のものに比して特に脆弱なのでございます。  それゆえ今般の……

第17回国会 農林委員会 第4号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私はこの機会に、今次の臨時国会の持つ性格というものは、風水害並びに冷害の対策を中心とした、いわゆる救農国会のごときその主体性のもとに開催されておるという事実の上に立つて当農林委員会が去る十月の二十日に、超党派的の委員会としての決議を行いまして、この二十四項目の具体的な実施と、これが予算的な措置は、農林省所管において少くとも百千億を必要とする、さらに所要の融資は二百億を下らないという、この党派を越えた最低の限界の上に立つた農林委員会の議決が、今日の段階において、どのような権威と真実性を持つておるかという問題と、さらにすでに国会の審議は、予算委員会等においてこの問題が論議されておるわけ……

第17回国会 農林委員会 第5号(1953/11/03、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は井谷委員の質問に関連して、澱粉の価格問題等に対して長官に若干質問を行いたいと思います。  政府は三十一日に告示をもつてかんしよ澱粉、ばれいしよ澱粉並びにかんしよ切りぼし等の買上げ価格を発表したわけでありますが、私たちが考えて了解に苦しむ点は、毎年度政府が買上げ値段を決定する場合において、必ず価格が下つておるという事実であります。なぜそういうふうに下げなければならぬかという理由でありますが、おそらく政府のお考え方は、市価が政府の買上げ価格よりも、たとえば二十七年度は安過ぎた。結局買上げ価格の方が高過ぎたからして、市価に近寄せるためにまた下げなければならぬというのが一つの理由である……

第17回国会 農林委員会 第6号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 昨日これに関連して人造米に関する質疑が行われたわけでございますが、私は昨日この件に関する限り一応保留をしておきましたので、本日人造米の問題についていささか長官に質問をしたいと思います。  昨日主として中澤委員、川俣委員と長官との間に質疑が行われましたが、あの質疑の中で承知し得ることは、まず第一には、この松浦何がしという特許権者から特許権の借上げを行う。これは一箇年の借上げ料を二千五百万円にふんでおるという点が一点。さらに実施権者に対してその半額の一千二百五十万円程度を支払うということで、都合三千七百五十万円を、国が人造米製造のために財政面から支出することになるというように承知したわ……

第17回国会 農林委員会 第7号(1953/11/06、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私はただいま議題に供されました昭和二十八年における冷害による被害農家に対する資金の融通に関する特別措置法案中修正部分を除く政府原案に賛成し、残余の部分にはこれを反対し、野党四共同提案による修正案に対し日本社会党を代表して賛成の討論を行わんとするものであります。  冷害対策につきましては衆議院農林委員会においても昭和九年以来のかつてなき冷害凶作に対し問題の緊急性と不可欠性の上に立つ基本的な対策として農林省所管の緊急冷害対策費予算、百十億以上営農融資額二百億の必要なることを決議し、政府に提示し、その実現を要求いたしたのであります。しかるに保守三派の妥協によつて超党派冷害対策の根本原則は……

第17回国会 農林委員会 第8号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 当委員会におきまして先日来最近話題になつておる人造米の問題を取上げて審議を進めて来たわけでありますが、先日食糧庁長官との間における質疑の過程を通じて、まだ解明せられない点が若干ありますので、本日幸い特許庁長官の御出席も願いましたので、これらの点について若干の質疑を行いたいと思います。  まずお尋ねしたい点は、現在人造米の生産は、一応その生産の計画が立てられ、ようやく軌道に乗ろうとしておるような状態でありますが、問題の中心になるのは、何としても現在人造米をつくる場合において、いわゆる松浦式なるものの特許権の問題でございますが、現在製造せられているところの人造米は、聞くところによります……

第17回国会 農林委員会 第9号(1953/11/24、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま中澤委員から小倉局長に質疑がありましたけれども、それに関連しまして、これはもうすでに同僚の委員が質問をされた問題かもしれませんが、念のために確認しておきたいと思うのであります。冷害営農資金の第一次の内示された表が出ておりますが、問題は末端にいつこれが届くかということが、非常に現地では関心が深いわけでありますが、これらの取扱い等の要綱は一応承知できるわけでありますけれども、具体的にどの時期にこれらの第一次の配分が個々の被害農家の手に届くかというような点に対してまず承知いたしたい。それから現在まだ六、七月等のあの特別措置法によるところの水害融資等もおりておりませんが、これらは前……

第18回国会 農林委員会 第3号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 人造米の問題につきましては、当委員会においても数次にわたつて審議をいたしたわけでございます。問題の主眼点は、本年のごとき異例の農業災害によりまして、平年時に比べると米収だけでも千二百万石も不足するという、これは国の食糧需給の面からいつても実に重大なる問題であるわけであります。かかる段階において、国内において天然米に依存できなくて、それに類似した性質を持つた米ができるような場合においては、これは当然国の食糧政策の面にも大いなる寄与をなすということは論をまたぬのであります。そういう場合におきましても、これはあくまでも国内における食糧の絶対量が、この人造米の製作によつてふえるということが……

第19回国会 農林委員会 第2号(1953/12/11、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 先ほど木暮さんのお言葉の中に、シヤウプの税制以来所得税が非常に大衆化された形になつているという御指摘がありまして、それを減税という形で是正して行く場合において、税源が足りなくなるので、間接税でこれを補う。いずれにしてもこれは大衆課税というような段階まで来ているので、むしろ間接税の方が、消費者にとつては選択権が自由であるから、その方がいいだろうというようなお言葉であつたわけですが、この蚕糸関係の課税の場合においては、これらはただ製品のコストの中にそれが加算されて、消費者が負担するであろうということは、一応常識的な考えでありますけれども、これらの問題は、やはり国内におけるところの価格だ……

第19回国会 農林委員会 第7号(1954/02/04、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 長官が農林委員会に出席されるようなことは、珍しいことでありますので、私は町村合併促進の今後の運用の問題について、基本的な点を二、三お伺いしておきたいと思います。  町村合併が、今の段階において最も正常な形で合理的に促進されるということは、これはだれしも異論がないわけです。たとえば町村の地域の広さの問題にいたしましても、五十年、百年前の交通機関とか通信機関を現在と比較した場合において、それらの規模が相当時代的に広汎なものになつても、そこには大いなる妥当性があるというふうに考えられるわけであります。ただ問題は、法の三条にもうたつている通り、これは地元町村の固有の意思によつて合併を行うの……

第19回国会 農林委員会 第9号(1954/02/09、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は農林大臣に対して、農業政策に対する基本的な問題について質疑を行わんとするものであります。先般農林大臣の基本的な農林行政に対する方針の御説明があつたわけでありますが、今年度の予算編成並びに農業政策の策定に対しましても、大前提となるものは、国際収支の逆調から脱却しなければならぬという、これが前提となりまして、日本の自立経済がこれによつて基礎づけられるということに主点を置いておるように考えられるわけでありますが、その現われがいわゆる一兆億予算といいますか、財政の緊縮と金融の引締めというような二つの柱によつて編成されておるというのが政府の説明であります。そういうような前提の上に立つて今……

第19回国会 農林委員会 第11号(1954/02/12、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいまの長官の御説明にもありましたけれども、二十八年産米の買上げ状況は一応二千百四十五万三千石と見ておるわけでありますが、一月末の買上げ状態を見ると、千九百三十万石程度で、まだ計画に対しては二百十万石程度不足しておるわけであります。現在の供出の進行状態から見ると、この二千百四十五万石という数字に到達するということは、非常に困難でないかというふうに考えられるわけでありますが、これに対応するために、政府は代表者供出制度というものを一応考えたようでありますが、このような新しい試みをもつてしても、はたして二千百四十五万何がしの予定の買上けが可能であるかどうかという具体的な見通しに対して、……

第19回国会 農林委員会 第15号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は各派を代表いたしまして、ただいま議題になりました昭和二十八年産米に対する凶作加算の追加払いに関する件につきまして、決議案を提出したいと思います。まず案文を朗読いたします。   昭和二十八年産米に対する凶作加算の追加払に関する件   政府は、昭和二十八年産米の凶作加算につき、米価審議会答申に基き、すみやかに追加払を行うこと。  右決議する。  提案の趣旨を簡単に御説明申し上げます。当農林委員会におきましては、昨年の十一月二十四日、首題の件に関しまして、政府は厳密かつ客観的なる算定方式の決定と早期支払いを行うべきことを決議いたしまして、これを農林大臣あてに送付して、善処方を要望した……

第19回国会 農林委員会 第16号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 金融公庫関係について質問を申し上げます。まず昨年度の冷害対策の一環として、公庫の出資を十七臨時国会において二十五億の金を見込んだが、これらの問題は昨年度の水害並びに冷害等の対策の一環として、地方における土地改良事業等に対して、国が一定の融資を行つてその事業の進捗をはかるというところに一つの目的があつたわけでありますが、これらの使命を持つた公庫の融資は、現在においてはどのような状態で消化されておるか、その内容について一応御報告を願いたいのであります。
【次の発言】 いまだ決定しておらないという理由は、本資金を借りる希望が比較的少いというような傾向でありますか。

第19回国会 農林委員会 第18号(1954/03/10、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 平野次官にお伺いしますが、食糧増産と農村金融との関連の上に立つて、今年の公庫の新規予算は非常に寡少であります。去年よりも約四十億も少い。一方においては、土地改良等の関係の補助金が積極的に削減されておるというような関連の上に立つて、食糧増産がどのようなコースで可能な道をたどることができるかということに対しては、相当なお考えがあると思いますが、この資金構成の上に立つての見通しをひとつお伺いしたいのであります。
【次の発言】 さらに私のお伺いしたいのは、政府の一兆円予算の一つのねらいでありますが、もちろんこれは通貨の安定、金融引締め等がその使命をになつておるわけであります。そういう今の段……

第19回国会 農林委員会 第19号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 この機会に通産当局に簡単な質疑を行いたいと思います。今度の電力料金の改訂の会社側の要求というものは、結局原価主義を採用して行きたいというところに一つの表現が見受けられるわけでありますが、この場合問題になるのは、農事用の電力料金が、一四%程度の値上りに比べて非常に値上りの幅が多いというところに問題がある。特に農事用の電力料金が値上りした場合に、農家の生産面あるいは経済面に対して、さらに国民生活全般に対して及ぼす影響が大きいわけでありますが、ただいま農林次官の御言明によつても、電力料金の値上げは極力押えて、特に農事用の電力料金は現行通りの線に抑止して行きたいというような御意思が明確に表……

第19回国会 農林委員会 第22号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 この農産物検査法の一部改正の問題を、きわめて具体的な点だけお伺いしたいのであります。今度の改正案の目的は、第一が改正することが受検者の利便である、第二は検査済品に対する不正行為の防止、第三は検査手数料収入の確保、第四が手数料取扱い上の不正防止、こういうようなことが主たる眼目になつておるようでありますが、この第一点の、今度の改正によつて検査印紙の制度にすることが、受権者である農民の立場から見て、どのような点に利便の点があるかということを、まずお伺いしたいのであります。
【次の発言】 ただいまの総務部長のお話は、原則としては受検者が一応収入印紙を買つて来てということになつておりますが、……

第19回国会 農林委員会 第23号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 本日の当委員会において、農林大臣の御出席を得た場合においては、砂糖問題に対しては、相当期待の持てる具体的な御表明があるだろということを、われわれは予期しておつたのでありますが、お話を聞くと、まだ非常に悠々迫らざるような御答弁で、非常に期待にそむいたわけであります。問題は、参議院におきましても三月の十八日に、これは期限付で政府に対して、糖業問題の具体的な案を示せというような要求があつたわけでありますが、本日のお話を聞くと、それに対しても一応陳謝する形で、具体的な政策は示さなかつたということでありますが、最近、これはわれわれは特に農林委員であるせいかもしれませんが、全国の砂糖の卸業者あ……

第19回国会 農林委員会 第25号(1954/04/01、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 最初に保安林整備臨時措置法案と森林法との関係について、長官にお尋ねしたいと思います。森林法は昭和二十六年から施行されておるわけですが、この森林法の持つねらいというものは相当広汎であります。現在の国有林以外の林野は私有化されておるわけでありますが、これに対して森林法は、ある程度社会性を持つたような意味において全国の森林を規正して、国家目的に即応したような方向にこれを指導、育成するというところに一つの目的があるというふうに考えておるわけであります。しかし私たちが観察するところによりますれば、法の持つ内容が具体的にどの程度その効果を現わしておるかという点に対して、いささか疑念を持つわけで……

第19回国会 農林委員会 第30号(1954/04/14、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 通産大臣に申し上げますが、大臣は肥料法案に関しては、就任されて以来まだ具体的に取組んでおられないと思うのでございます。通産委員会においても、今年に入つてからほとんど硫安の合理化並びて輸出法案に対して審議が行われておらぬというふうに私は承知しているわけであります。しかしながらこの肥料法案は、当委員会における需給安定法と、通産委員会に付託されている合理化と輸出法案とは不可分のものであります。この法律案自身をわけておくというところに大きな矛盾があるということは、通産大臣の知性をもつて判断されてもお認めになると思うのです。現在わが国の肥料行政が農林省、通産省というように分断されているところ……

第19回国会 農林委員会 第31号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は足鹿委員の質問に関連いたしまして、公庫の方に二の機会に一言お伺いいたしておきます。伐調資金並びに林道資金の融資の申請ができて来る場合に、その適格条件の審査等は当然行われると思いますが、現在の公庫の陣容をもつてしては、とうてい末端における現地等の確認は至難かもしれませんけれども、これは公庫の業務を信連等に委託してある。それと同時に都道府県等においてもこれに協力されるような審査の方法も行われると思うわけでございますが、具体的にはどのような方法で審査を行われるか。また融資されたものが実際林道あるいは伐調という一つの事業目的の上にどのように処理されておるかという最終的な確認等は、ほんと……

第19回国会 農林委員会 第32号(1954/04/17、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は前の本委員会において、保安林整備臨時措置法の中で第四条と第六条の関連において、第四条の規定というものは非常に弱いのではないかということを指摘して、長官との質疑応答を行つたわけでありますが、その場合長官の御答弁によりますと、この点は将来森林法の一部を改正することによつて補強するというような御意思の表明があつたわけでありますが、この機会に森林法の改正等に対して、いかなる意図を持つておられるかという、一応の構想をお伺いしておきたいと思います。
【次の発言】 ただいま長官の申された点は、私もしごく同感に考えているわけであります。この森林法の持つ目的というものが、十分の成果をあげ得る場合……

第19回国会 農林委員会 第33号(1954/04/20、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 大臣に一つ。
【次の発言】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━。
【次の発言】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━。

第19回国会 農林委員会 第34号(1954/04/22、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 農林大臣が御席になつておりますので、中央競馬会法の基本的な点に対して若干お伺いしたいと思います。まず第一はこの法の趣旨でありますが、これによりますと競馬の健全なる発展と馬の改良、増殖、畜産の振興に寄与するという、この三点が趣旨でありますが、この中央競馬会法を実際に運営するにあたりまして、これらの三点がはたして期待されるものであるかどうかという点に多分の疑義があるのであります。この点は本法案を審議する当初から、同僚委員各位が繰返し繰返し指摘している問題でありますが、過般の農林大臣の御答弁を聞きましても、これらの点に対してまだ十分解明されておらぬ点があるように考えるわけであります。まず……

第19回国会 農林委員会 第35号(1954/04/26、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私はこの機会に農林大臣に本法案に対する主要なる点を御質問したいと思います。  まず第一に、この法案は言うまでもなく酪農の振興ということを大きなねらいとしておるわけでありますが、これはわが国の食糧政策、しかも総合食糧政策の一環としてこの酪農振興を取上げようとしている御意思のようにも考えられるわけであります。そういたしますと、この法案は今国会の当初、昨年の十二月二十五日と思いましたが、衆議院本会議において食糧増産及び国民食生活改善に関する決議案というものが成立しておるわけでありますが、それらの衆議院における決議とこの酪農振興というようなものは、相当な不可分の関連性を持つておるというふう……

第19回国会 農林委員会 第36号(1954/04/27、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は昨日農林大臣に対して概論的な質疑を行つたわけでありますが、本日は法案の内容に対していささか疑点をただしたいと考えるわけであります。  まず第一にこの酪農振興法案と、有畜農家創設特別措置法との関係でありますが、有蓄農家創設の特別措置法によりますると、有畜農家の創設に対する規定が規定されておるわけであります。たとえば『「有畜農家創設事業」とは、農林大臣の定める有畜農家創設基準に従い都道府県が定めた有畜農家創設計画に基き、農業協同組合その他農業者の組織する政令で定める団体」』云々ということを規定しておるわけでありますが、この二つの法律を対照して考える場合において、最も基盤をなすものは……

第19回国会 農林委員会 第40号(1954/05/11、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私はこの機会に農林大臣並びに渡部官房長も出席されておるので、北海道の暴風雨雪災害に関する問題に関して若干発言いたしたいと思います。  五月九日の夜半に、日本海を横断して北海道の西海岸に上陸した九六〇ミリバールの低気圧は、昭和九年以来の最低気圧でありまして、最大瞬間風速は浦河で三十六、留萌で三十二、小樽、函館二十七、札幌二十一メートルに達する旋風を交えた大暴風雨雪となつて、これによる被害は北海道全地域にわたりまして、しかも十日午後七時現在におきましても、なお北海道各地は平均風速二十メートルの強風を伴う猛吹雪となりまして、特に後志、空知、上川支庁管内におきましては、一尺余の積雪を見まし……

第19回国会 農林委員会 第41号(1954/05/12、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私も明日からの審議に対して必要な資料をお願いしたいと思います。農協法と農業委員会法の一部改正案は、第十六国会に出された政府提案の改正案とほとんど類似の点が多い。特にこの背後にあるところの思想的な含みはまつたく同じであるというように考えておりますので、提案者側からかかる資料を出されることは時間の関係上御無理があるかもしれませんが、これは政府当局で作成が可能と思うので要求したいと思います。それはこの農業協同組合の一部改正と農業委員会の改正案に対する現行法と新条文との対照、もう一つお願いしたいのは、これに十六国会に出された政府の改正案の案文、この三つを対照して検討できるような形の対照表で……

第19回国会 農林委員会 第42号(1954/05/13、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 最初にお伺いしたい点は、今度の協同組合法の一部改正並びに農業委員会法の一部改正は、第十六国会において政府が提出され、いわゆる農業団体再編成の名のもとにかかる法の改正を行う意図が明確にされたわけでありますが、十六国会の過程におきましては、国会の終期まで、その当時の政府の改正法律案というものは具体的な審議に入ることができなかつたのであります。なぜできなかつたかと申しますと、この団体再編成に関しましては、全国的な各農業団体等の一つの批判等もありましたし、また各党間においても、これをめぐつてそれぞれの見解は異なつておつたわけでありますし、特に提案者であるところの政府自体の中において、この改……

第19回国会 農林委員会 第46号(1954/05/19、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は協同組合法の一部改正法案並びに農業委員会法の一部改正法案に対して質疑を進めたいと思います。前会金子提案者代表に対しまして、農業委員会法の改正の法律案に対する面だけを質問したわけでありますが、残余の分に対して、本日は主要な点をただしたいと考えるわけであります。このことは決して農業委員会法に対する質疑を行わないということではないので、その点は、委員長におかれても十分御了承願いたいと思います。  前回お伺いした点は、市町村段階における協同組合の組織の具体的な確立という点に対しまして、金子委員から問題点に対する御説明をいただいたわけでありますが、今度の改正案によりますと、役員の選挙の中……

第19回国会 農林委員会 第47号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は農協法の一部改正に対する昨日の質疑に続いて、金子委員に質問をしたいと思います。きようの質問の要点は、主として農業協同組合中央会に関する件に問題を移したいと思うわけであります。まず中央会の性格でありますが、これは今までの農業協同組合法に基く都道府県段階の連合会あるいは、全国連合会などにおきましても、主として非営利的な協同組合の陣営の中における経営の指導、あるいは教育、啓蒙、そういう点は全指連あるいは地方の指導連等において行つて来たわけでありますが、今度の改正案によりますと、全国中央会並びに都道府県中央会がこれらの事業を行うということになるわけでありますが、そういうことになりますと……

第19回国会 農林委員会 第48号(1954/05/21、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま自由党福田委員より詳細にわたりまして北海道の暴風雨雪災害の調査報告が行われたわけでありますが、これに関連いたしまして私は保利農林大臣に対しまして、ただいまの調査報告を基礎にして農林大臣はいかようなる対策をこの事態に対して持つておられるかという主要なる点を御表明願いたいと思うのであります。特に今国会は会期は明日をもつて終るのであります。さらに政府が意図されておるところの会期の再延長が行われは場合におきましても、今月中をもつて会期は終るということになるわけでございますが、この災害復旧対策等に対しましては、当然予算的の措置あるいは立法上の措置等も必要になつて来ると思うわけでありま……

第19回国会 農林委員会 第49号(1954/05/22、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私はただいま提案されました農業協同組合法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表してわが党の足鹿覺君から提出されました修正案に対して、賛成をいたし、修正部分を除く原案に対して賛成の討論を試みるつもりであります。この農業協同組合法の一部改正の法律案というものは、今回の国会において提出されたのではなくて、すでに第十五、第十六の両国会において、内閣提出の名のもとに提出されておつたわけでありますが、第十五、第十六両国会におきましても、農業委員会法の一部改正法律案と、この農協法の一部改正法律案というものは、あわせてこれを農業団体再編成の名のもとに取扱つたわけであります。当時の情勢……

第19回国会 農林委員会 第52号(1954/05/27、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま議題と相なりました昭和二十九年五月の暴風雪害による被害農業者等に対する資金の融通に関する法律案に関しまして、提案の理由を御説明申し上げます。  去る五月の九日夜半より十日にかけ、北海道及び東北の一部を襲いました暴風雪が、水産業と同様、農業及び農家に与えました損失がきわめて甚大でありましたことは、本委員会の調査報告にもるる述べられておりましたごとく、すでに各位の御承知の通りであります。政府はこの事態に対処して適切なる措置を講ぜられますることを信じて疑わないのでありますが、これに相呼応し、この際、被害農家が今後その農業経営を維持するために必要とする経営資金及び施設復旧資金が円滑……

第19回国会 農林委員会 第56号(1954/06/02、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 最近保安隊の演習地あるいは弾薬庫等の用地の調達のために、農地の収用が全国的に各地に行われておりまして、ほとんど例外なくこれらは紛争等を惹起しているのでありますが、この機会に私は旭川市の近文台を保安隊が弾薬庫並びに油槽庫の用地として開拓農地を収用することに関する経過と今後の処理等に対して、農地局長並びに保安隊の本日御出席になつている係官にお尋ねしたいわけであります。私の知り得る範囲におきましては、昭和二十八年十一月二十日付に保安隊発経士第三〇二号をもつて保安庁の方から用地の調達方を農林当局に要請があつたわけであります。これに対して農林当局におかれては、昭和二十九年五月八日に保安庁次長……

第19回国会 農林委員会 第57号(1954/06/03、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○芳賀委員長代理 ちよつと速記をとめてください。
【次の発言】 私は農産物価格安定法に関係のある問題について質問したいと思います。実は前谷長官が御出席のことを予想して質問したかつたのでありますが、見えていないので、新沢総務部長に聞きたい。  農産物価格安定法に基いて、澱粉等の買上げを行うわけであります。前の委員会において、政府が行う買上げの基準価格等の基礎算定をどういう方針でやつておられるかという資料を要求していたが、いまだにその御提示がないのであります。  もう一点は価格の決定を行う場合に、国会議員あるいは学識経験者等を審議委員という名前で意見を徴しているわけでありますが、昨年度においてはど……

第19回国会 農林委員会 第61号(1954/07/22、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 先ほど前谷長官から現在における食糧の需給関係等の御説明がなかつたように考えますので、この点をお伺いしたいと思います。これは特に午前中の委員会において、東北あるいは四国、九州、近畿地方の調査班の報告等を見ましても、本年度の作況はすでに冷害であるということは、もう決定的であります。ただこれを人為的に施策の上において、あるいは生産者自体の努力の上において、どの程度に食いとめるかということに最善の努力を傾注しなければならぬというふうに考えているわけでありますが、かかる情勢の上に立つての食糧の需給関係というものはどういうものであるかということが明確にならないと、凶作であるというような事象から……

第19回国会 農林委員会 第62号(1954/07/23、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 先ほど委員長の御指摘もありましたので、病虫害等に関する当委員会の決議等に関する問題は後刻に譲つて、先日の農林大臣の御所見にありました、すでに東北、北海道における冷害は必至であるという現実の上に立つて、これに対応する施策というものは最も賢明に、早期に、具体的に確立されなければならないと感ずるわけでありますが、この点に関しましては、昨日も農林大臣並びに塩見局長からも御見解の表明があつたわけでありますが、本日はさらにこれを具体的に解明したいというふうに考えるわけであります。  七月二十日の閣議におきまして、保利農林大臣は東北、北海道等における主として水稲の成育遅延の状況等の報告を行つてお……

第19回国会 農林委員会 第65号(1954/08/30、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 畜産局長は、今までの乳価の低落の傾向というものの原因が何であるかということを、はつきり確認されておらぬようですが、各委員の言われる点を総合すると、これはやはり乳業資本の明らかなるカルテル化の傾向だということが否定できないのです。局長としても、七月、八月、九月というように、毎月乳価がたとえば十円くらいずつ下つて行く傾向というものは、やはり自然の需給関係の面から生じた自然の価格の推移ではなくて、そこに人為的な意図的なものがあるんじやないかということの疑問を当然持たれるんじやないかと思いますが、そういう点には全然気がつかなかつたのですか。この酪農振興法施行の段階に入つて、結局文書化した取……

第19回国会 農林委員会 第66号(1954/08/31、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 最初に資料について御質問しますが、北海道の場合においては御承知の通り札幌、函館、北見、帯広というような事務所になつております。例年の資料によりますと、この事務所ごとのものがまた区分されておるわけであります。本年度のは北海道としての指数だけでありますが、お手元に事務所別の指数があれば、それを参考までに聞かしてもらいたいと思います。
【次の発言】 次にただいま川俣委員も触れられましたが、この茎数の把握の場合であります。特に東北の一部あるいは北海道等において、出穂が一週間ないし二週間遅延して参るということになりますと、この茎数の中においては、無効分蘗と判定されるものが相当出て来ると思うわ……

第19回国会 農林委員会 第67号(1954/09/01、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 委員長にお尋ねしますが、本日農林大臣が出席になるかならぬか、その点であります。
【次の発言】 時間の制約がありますから、順序を追つてまず追加払いの件、それから黄変米の問題、第三点は、農産物価格安定法に基く重要農産物の買上げ、この三件についてお尋ねをいたします。追加払いの問題は、農林大臣が出席された席でないと明確にならぬかもしれませんが、本日の出席も危ぶまれるので、食糧庁長官にお尋ねしておきますが、保利農林大臣は八月の二十四日に新潟県に参つて、今年度の産米の集荷目標を一応二千七百万石程度にしたいということとあわせて、二十八年度産米に対する追加払いをするということを公表しておられます。……

第19回国会 農林委員会 第69号(1954/09/15、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 関連して申し上げます。ちようど本日現在の作況の予想が今月末に出るわけですが、これは今年度の供出割当に甚大な影響がある調査になると思います。結局今年は政府は今月の二十一日から都道府県の代表を集めて、供出に対する事前の聴取を行い、それから十月の十日から府県別の割当を早急に行うということになつておるわけですが、そういう場合には、何としても作報の本日現在の調査というものが基磯になるということが言い得るわけなんです。そういう場合において、最近生じたところの台風の被害とか、あるいは前回の農林委員会において御指摘いたしました冷害地帯のその後の推移等に対しては、適切なる把握をされておると思うのです……

第19回国会 農林委員会 第70号(1954/09/21、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 せつかく総務部長が出席されておるので敬意を表する意味において私から総務部長に大体の所管になつておると思いますが、産米の検査機関の問題に対して若干質疑を申し上げます。今年度の政府の価格形成の中においても、等級の格差というような理由で七十八円を基本米価の中で差引いておるわけですが、まずこれに対する理論的な説明をお願いしたいのと、もう一つは、標準規格は三等になつておりますが、この標準に対して上の方の二等、一等、それから下へ四等、五等、この基準等級に対する等差による金額の差ですね、この二点を先に御説明願います。
【次の発言】 そこでお尋ねしたい点は、この基準というものは大体一つの標準点にな……

第19回国会 農林委員会 第72号(1954/10/11、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 この際農林大臣に申し上げます。聞くところによると農林大臣は明日午前七時の羽田発の一番機で北海道の冷害並びに台風の被害調査に行かれるということを承知するわけであります。この非常に政務多端の中をさいて意を決して行かれるいうことに対しては、率直に敬意を表明したいと思うわけでありますが、ただここで申し上げたいことは、十九国会が終つたあとで、今年度も昨年と同じように、たとえば六月上旬の岩手、青森あるいは茨城県、北海道等の凍霜害の被害あるいはさらに五号、台風十三号、十二号、十四号、十五号台風等の被害が続発しておるわけであります。昨年に例をとりますと、政府におきましても、この災害緊急対策のために……

第19回国会 農林委員会 第73号(1954/10/12、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 作況の調査について若干お伺いします。まず最初に今年度の面積の関係でありますが、昨年度に比べて約二万二千町歩の増反ということになつております。この面積の増減は統計調査部における算出の方式というものは独得なものがあるというように考えるわけでありますが、たとえば災害復旧によるところの増反分というものは一万八千町歩あるわけであります。これは主として昨年度の風水害のごとき災害を原因として、それが水田としての形態を失つたことによつて反別の減反とこれをみなし、本年度これが復旧したことによつて増反とするというような、そういう処理のもとにおいてこれを算出しておるものであるというふうに一応考えられるわ……

第19回国会 農林委員会 第74号(1954/10/14、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は加藤国務大臣にお尋ねしますが、聞くところによりますと、十月八日に政府は閣議を開きまして、台風十五号等災害連絡本部というものを設置せられたと承知しておるわけであります。それでまずお伺いしたい点は、この災害連絡本部なるものの性格はどういうものであるかということであります。昨年の災害等に対しましては、災害対策本部なる名のもとに、緒方副総理が本部長に当つておられたわけでありますが、本年度の場合においては、特に災害連絡本部というような名前にしたということに対して、われわれはいささか了承できがたい点があるわけであります。このことは、結局連絡本部なるものの性格とか任務とか権限なるものが、昨年……

第19回国会 農林委員会 第75号(1954/10/19、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいまの羽田次官から非常にすらすらと御説明がありましたが、まずお伺いしておきたい点は、これは農林省当局の希望的な要綱であるかということであります。この点をお伺いしたい。
【次の発言】 希望的かどうかということをお伺いしたのは、少くとも農林省当局においては、省議を経て、これはどうしても実現しなければならない、連絡本部に送り込む、そういうような段階まで行つて、それを経られておるかどうかということを申しておるわけです。
【次の発言】 そういたしますと、農林大臣が主として北海道の災害地域を視察して帰つて来た、現地における災害の実情をおそらく十分に認識して来られただろうと思いますが、留守中……

第19回国会 農林委員会 第76号(1954/10/20、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 議事進行……。川俣委員の御質問に先立つて、ただいま土地調整委員会の委員長さんの発言がありましたが、これは非常に重大な発言であるというように考えます。当委員会が国政調査の必要上、八ケ岳の硫黄採掘問題に関して関係当局の出席を求めたわけでありますが、何か今の御発言によると、当委員会が土地調整委員会の出席を求めて取上げようとした問題に対して、審査中の事案に対して国会がその問題に立ち入るということはさしでがましいというように考える、そういうような表現がありました。これは非常に短い表現であつたので、御意思のほどはよくわかりませんが、もう一度、国会に対してかかる発言をされた真意と基礎的な根拠とい……

第19回国会 農林委員会 第77号(1954/10/21、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 午前中の委員会で林野庁長官から、主として北海道における国有林の風倒被害状況に対しての説明を聞いたのでありますが、ここで問題になる点は、五千万石に及ぶような厖大な蓄積が、十五号台風によつて甚大な被害を受けたということになりますと、これは国の財産の面における大いなる損失であるということが言い得るわけであります。この大被害に対して、今後国有林野の経営面に対して、今までと観念をかえた運営が要請されることになると私は考えます。今日まで北海道における国有林の経営というものは、まつたく原生林を択伐するというような形式をたどつて来ておつたわけでありますけれども、このようにして一朝に蓄積が五千万石余……

第19回国会 農林委員会 第79号(1954/11/12、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま松岡委員から提議されたこの決議案の件でありますが、これは前回の当委員会において、気象観測等に対する災害防止の立場がら委員会で議決を行うべきであるという段階までは意見の一致を見たわけですが、川俣委員の指摘されたのは、かかる議決をされる場合においては事前に――これは一つの取扱上の問題として、各党の見解の一致を見て、そうして提議されるべきでなかつたか、このことに反対賛成ということではなくて、かかる決議を行う場合の案文等の検討の場合においては、事前に一応御相談をかけていただいて、そうして満場異議なしということで処理するのが今までの慣例になつているので、川俣委員はおそらくその点を発言……

第19回国会 農林委員会 第81号(1954/11/18、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま同僚佐藤委員から災害問題に対して詳細な御発言がありましたが、私はこの機会に大蔵大臣に対しまして、本年度の災害に対する財政当局としての基本的な態度についてお伺いしたい。この点に対しましては、全国の災害地の罹災者の諸君は、いまだに政府が明確なる災害対策を確立しておらないという点に対しまして多大なる不安を持つておるわけであります。それで私どもの承知している点によりますと、政府におきましては、加藤国務大臣を、災害対策連絡本部長といたしまして、加藤国務大臣がもつぱら中心になつてこの災害対策に当られるという態勢はできておるようであります。加藤本部長も当委員会に対しましては数度にわたつて……

第19回国会 農林委員会 第82号(1954/11/19、26期、日本社会党(左))【議会役職】

○芳賀委員長代理 中澤君に申し上げますが、公取の小川事務局長と岸川調査課長が出席しておりますから、その点もお含みの上御発言を願います。
【次の発言】 楠本さんに申し上げますが、問題点はおよそ明らかになつており、当委員会の意思も大よそ察知願えると思うのです。ですから問題点に対して、厚生省当局としても御意思のほどをできるだけ明確に具体的にお述べ願つたらどうかと思うのです。
【次の発言】 農林大臣にお尋ねします。実は当委員会におきましては、昨日災害対策の問題を中心といたしまして、小笠原大蔵大臣の出席を求めて、災害対策に対する財政当局の所信をただしたわけであります。 その結果農林当局と財政当局の災害対……

第19回国会 農林委員会 第83号(1954/11/29、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 きようは内容の説明だけお伺いしておけばいいわけですが、一点だけただしておきたいのは、今度の補正予算の中に農林漁業金融公庫に対する出資というのがまつたくないわけです。これは最初農林省の案においては、約二十九億程度の出資がどうしても不可欠であるという御態度でありましたが、これは御承知の通り、たとえば救農土木の土地改良にしても、二分の一の補助金以外の二分の一に対しては八割融資をしなければいかぬ。あるいはまた施設関係の農林、水産等の施設災害に対しても公庫の融資というのは必要になつて来る。当然公庫の融資わくの拡大ということが必要となつて来ますが、これに対する措置が欠けておる場合においては、救……

第20回国会 農林委員会 第1号(1954/12/01、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま提案理由の説明が農林次官よりありましたが、この法律案は今年度の災害対策の一環として政府が御提案になつたものでありますが、この法律案の内容を見ますと、ほとんどが昨年の凍霜害の場合の経営資金の貸付あるいは大水害による貸付あるいは冷害融資等の前例とやや軌を一にしておるわけであります。しかしながら昨年の法律案の内容と比べると、具体的な実施面において明確を欠くような点がありまして、その点に対して二、三農林次官を通じて明確なる御説明を願いたいと思うのであります。  昨年の場合におきましては、この融資の条件として、被害程度の限界を明記したわけでありますが、昨年度は、被害の度合いによりまし……

第20回国会 農林委員会 第2号(1954/12/02、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 この際林野当局にお尋ねします。風倒折損木の処理は相当計画的に進行しておると思いますが、これを短期間に能率をあげるためにはいういろいろな施策が講じられておると思います。この御提案になりました公共団体に対する払下げの延納等の特例以外に、損傷木を処理するために、たとえば国の所有に属する物品の売払代金の納付に関する法律の最大限の適用によつて処理が行われておるか、そういう点をまずお尋ねしたい。  もう一つは、災害対策の一環といたしまして、罹災地における用材の払下げあるいは薪炭林、製炭の原木の払下げ等の状態はどの程度に進捗しておるか。この二点について御説明を願います。

第20回国会 農林委員会 第3号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 本法案は、各党共同提案ということになつておりますし、昨日の提案者の説明によつてもその内容は十分尽されておると思います。しかも当委員会においては、閉会中の審査の過程において、健苗育成の問題等に対しましては、十分審査が進められたところでありまして、昭和二十八年度並びに二十九年度における災害対策の中においても、どうしても災害をこうむりやすい高冷地あるいは北海道、東北のごとき積寒地帯等においては稲作栽培の上において、かかる施設が恒久的に必要であるということは論をまたないのであります。しかもこの健苗育成施設等に対しましては、いまだにこの施設が十分普及徹底しておるという段階までに立ち至つており……

第20回国会 農林委員会 第4号(1954/12/04、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は平川局長に、提案された法律に関連してお尋ねしますが、先ほどまでの局長の御答弁を聞いておって、ただいま提案されておる法案の目的は、現行法の中においてこの目的が尽されておるというような御答弁のよりでありますが、局長ははたして自信を持ってそういうことを言い切れるのですか。その点をまずお伺いいたします。
【次の発言】 この法案提案の一つの理由は、土地改良法の四十条に規定されている条項ですね。これの除外例としてこの災害に関する限りこの四十条の規定を適用しようというのがこの法律の目的なんです。四十条の「土地改良区は、その事業を行うため必要がある場合には、区債を起し、又は借入金の借入をするこ……

第20回国会 農林委員会 第5号(1954/12/06、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま山本大蔵政務次官から、現在本国会において審議中あるいはすでは国会において成立した法案等に対しましてことごとく反対の討論を行うがごとき意見の開陳があつたわけでありますが、現在の政治情勢は山本政務次官も御承知の通り――あなたは、自由党の所属であります。事務次官とは違うのであつて、吉田内閣のもとにおるところのいわゆる政務次官の山本さんであるというようにわれわれは了承しておるわけであります。すでに本日衆議院においては両社会党並びに民主党の三派共同提案になるところの吉田内閣不信任案が提案の運びになる手続が完了しておるわけであります。これはおそらく明日の本会議においては成立するという確……

第21回国会 農林委員会 第8号(1955/01/22、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 農手問題に対する中金の理事長のなされたお答えの中に非常に不満とする点がある。農林中金の態度が非常に消極的であって、自信が喪失されておるような点が非常に多いわけです。それで、これは結局現在の中金の農林金融に対する一つの考え方の上にそれがあるのだということが考えられる。一つは湯河さんの考えは、たとえば日銀の政策委員会の決定によって三割に引き締めるということを大体了承されているのです。了承されているということは、農林金融の面において金融の引き締めを行なっても、今後の農業生産というものの安定の度合いが確保されているというそういう認識の上に立っている場合は別ですが、現在の農業経済の面における……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 農林水産委員会 第2号(1955/03/28、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 議事進行。ただいま農林大臣からごあいさつがありましたが、今日の会議の日程は、われわれの承知しておるところによると、三十年度の暫定予算に関連して、農林施策に対する概要の御説明をあわせてお願いしたいということになっております。その点から委員長から大臣にお伝え願いたいと思うのであります。
【次の発言】 委員長、一応これを説明してもらって……。
【次の発言】 ただいまの淡谷委員の質問に関連する範囲内において若干質疑を行いたいと思います。第一点は、三十年度の暫定予算の性格でありますが、これは要綱を見ましても、一応前年度の方針を踏襲して、しかも政策を加味しないで、単なる骨格的な事務予算であると……

第22回国会 農林水産委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 足鹿委員の質問に関連いたしまして吉川次官に健苗育成の問題点をただしたいと思います。ただいま吉川次官は、農林当局と大蔵当局の間における健苗育成の補助金の問題に対して認識の相違があるというようなことを発言されましたが、その健苗の普及促進の法律案は昨年十二月に成立した。当時吉川さんも農林委員としてたまたま大蔵省の鈴木主計官に対して、モーニングで威儀を正して認識を与えるために努力をされたから、法律の精神は次官は一番御承知だと思います。これはただ単に漫然たる普及というような抽象的な意義を持って居いるのではなくて、寒冷単作地帯あるいは高嶺地の水稲栽培の上において、生産性の低い、しかも農家の経済……

第22回国会 農林水産委員会 第12号(1955/05/13、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいまの小豆の価格不安定の問題ですが、これが一つの方策としては、国外から不足量を入れて手当するということも必要でありますが、問題は、絶えず国内における需給関係の趨勢をやはり把握しておくということが大事なことだと思うのです。もちろん今小倉局長が言われたように、生産地においては昨年、一昨年が不作になっている。そのためにどの程度国内における需要が枯渇しているというような数字は、総体的に見ておおよそ把握できるのではないかというふうに考えられる。ですからその不足量に対して、この原因がはたして絶対量が足らぬところから来る原因であるか、あるいはその取引所等を通じて商行為というものが正常に行われ……

第22回国会 農林水産委員会 第18号(1955/05/31、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 議事進行について申し上げます。けさの理事会においても打ち合せ事項になっておりますが、災害に対する農業並びに水産関係の当局からの説明を聞くということになっております。それでいまだに水産当局から、今朝の打ち合せ事項についての説明がない。直ちに当局から、北海道における春ニシンの凶漁問題に対して、当局の行なつた調査並びに対策等に対する説明を聴取する必要があると思う。
【次の発言】 ただいまの御説明によると、非常に抽象的なことなんですね。北海道庁からの陳情を待ってということですが、そういうことでなくて、水産庁当局として、ことしのニシン凶漁に対してやはり責任のある調査をされておると思う。そうい……

第22回国会 農林水産委員会 第20号(1955/06/02、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は農林大臣にお尋ねいたします。昨日の委員会において、同僚の中村委員から今年度の集荷制度の問題に対しましていろいろ質疑があったわけでありますが、これに対して農林大臣の明快なる御答弁というものは聞くことができなかったのであります。私はさらにこの点に対して確めておきたいのであります。今回政府が意図されておるところのいわゆる予約集荷制度というもの、これは食管制度の一つの改正である、そういうお気持をもってやられるかどうか、その点をまずお尋ねしておきます。
【次の発言】 そういたしますと、制度の改正であるというふうにお認めになっておるのですか。

第22回国会 農林水産委員会 第22号(1955/06/08、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま同僚足鹿委員から相当具体的に質疑が行われたわけでありますが、私は二、三の点に対して疑念をただしたいと思うわけです。  第一点は、今回の民主、自由両党の農林関係の修正案の内容によりますと、農業委員会に対する補助金が、修正案においては約九億七千万増額になっておる。この点に対しましては、これはただ単に支出の純増ということでなくて、私は五月の十六日の予算委員会において、農林大臣、大蔵大臣、自治庁長官等にただしたわけでありますが、農業委員会の二名の職員のうち一名分に対しての二分の一は政府がこれを補助金として支出して、残余の分に対しましては、今年度からは地方財政の面に対しまして交付税交……

第22回国会 農林水産委員会 第24号(1955/06/10、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 関連して。ただいま各地の県信連並びに連合会等の不正と認められる問題が質疑されたわけですが、この機会に農林次官にお尋ねしておきたい点は、本年の春に、これは茨城における経済連の不正問題でありますが、この内容は、主として役手を導入する場合と、それから肥料購入等に際して、県経済連の首脳部が贈収賄並びに業務上の横領を行なったというようなことで、大量逮捕並びに調査、追及されておる。こういう点に対しましては、当然農林当局において監督指導の任にありますので、これらの内容というものは、すでに相当時間的な経過が今日までありますので、大よその点は把握されておると思いますから、この機会にあわせて御承知の範……

第22回国会 農林水産委員会 第25号(1955/06/14、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいまの足立委員の御意見は、先ほどの議決と性質において背反するものがあるのではないかと私は考えるわけです。今委員長も言われた通り、今後当委員会の審議が渋滞するという場合には、これはかかって政府の誠意の欠除に基因するということになるわけでありますが、当然災害対策に対する決定も急ぐわけでありますが、そういうことを促進しなければならぬという政府の熱意がある場合には、当然今日中村委員が提出した動議に対する明らかなる態度を政府が表明すれば足りると私は考えるので、あくまでもその動議の線に沿って今後当委員会の運営を行うべきであると私は考えるのであります。  なお、委員長は何らかの決意のほどを表……

第22回国会 農林水産委員会 第26号(1955/06/17、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 議事進行。農林大臣並びに食糧長官の足鹿委員の質問に対する答弁は、非常に理解に苦しむものがある。しからば、全国の各県に対してどういうような趣旨からかかる期待量を指示したか。各府県においては、すでに予約売り渡し制度に対する説明会あるいは推進一本部なるものを県ごとに作って、そうして末端にこれの浸透をはかっておる。これは根拠がどこにあるかということを明確にする必要がありますので、後刻理事会を委員長は開かれまして、政府当局からこれが出たものであるか、あるいはいわゆる全販連等を中心とした全国の事前割当に対する推進本部なるものが独善的にかかる拳に出たものか。そういう真相を調査する必要があると思い……

第22回国会 農林水産委員会 第27号(1955/06/18、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 当初に参考人各位に申し上げますが、先ほど開会当初に委員長かかもお話がありました通り、突然御出席をいただいたことに対しては非常に恐縮している次第であります。ただここで申し上げたい点は、御承知の通り今日国会におきましても、米価問題を中心にいたしまして非常に諸般の審議が停頓をしているわけであります。先ほど参考人各位からも御指摘がありました、政府が称するところの予約買付制度の実施の問題等に対しましても、いまだに国会におきましては政府の制度改正に対する明確なる態度というものは何ら示されておらないのであります。世間に対しましては、制度を変えて予約集荷制をやるということを流布しておりますが、議会……

第22回国会 農林水産委員会 第28号(1955/06/22、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいまの吉川次官のお話ですが、この中には五月分の災害も落ちているのです。だから、月別において四、五の災害というものは、一応一括にまとめて、対象になる災害に対しては法律の改正をするというお考えのようですが、先ほど淡谷委員の指摘によると、五月分の災害でもまだこの法律の対象からは落ちるようなことになる場合があるのです。これは調査の期日があまりに早過ぎて、法律をここへ出す時期がおそ過ぎたからそういうずれが出たのではないかと思うのですが、五月の災害を一括ここで取りまとめるとすれば、取り残された分はこの中に拾い上げるような形をとって直されたらいかがでしょうか。

第22回国会 農林水産委員会 第29号(1955/06/23、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 法律の内容について若干お尋ねいたしますが、先ほどの吉川政務次官の御答弁によりますと、四、五月に生じた凍霜害、ひょう害あるいは水害等をこの法律の対象にするというお話でございましたが、六月分は今後法律の改正等に期待するというお話ですが、被害の実態から見て、水害の場合にはこの法律案の第二条に規定をしただけでは完全な救済はできない。これによりますと、農作物あるいは春蚕繭等の平年収穫高の百分の三十以上の減収、それから損失願は平年の総収入の百分の十以上を規定しておるわけであります。ところが水害等をこうむった場合は、たとえば肥料であるとか、種子であるとかそういうものが浸水等によって流失したり、使……

第22回国会 農林水産委員会 第30号(1955/06/28、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいまの佐竹委員の質問に関連してでありますが、佐竹委員と大坪局長の今の質問応答の内容を聞いておると、佐竹委員が要求された広島信連に対する検査書の内容を資料として提示されたいという点に対して、検査の内容について一部これを秘密にしなければならぬ点があるという点にむしろ問題が今停頓しておるように私は考えておるわけであります。  それで大坪局長にお伺いしたい点は、これは金融機関が預託人等に対する預貯金等の秘密を保持しなければならぬという立場の上に立っておる、であるから検査の内容等に対しても、その部分に対しては公開の会議においてこれを説明することをはばかるというような意味にも聞えるわけです……

第22回国会 農林水産委員会 第38号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま大久保国務大臣から七月二日、三日、四日にわたる豪雨による水害の概況の御報告がありましたが、まず大久保国務大臣にお伺いしたいと思うのは、大臣は国務大臣であられると同時に北海道開発長官という任にも当つておられるわけでありますから、ただいまの御説明並びにこれらの質疑に対する御答弁は、これは政府を代表しての国務大臣の御発言であるというふうに承知してよろしゅうございますか。
【次の発言】 北海道開発長官としての責任の範囲というのは、これは常識的にわかるわけですが、今国務大臣の御説明になつた北海道の災害の内容というものは、これは政府を代表して御説明になつたかどうかということなんです。そ……

第22回国会 農林水産委員会 第41号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 この際提案者代表にお尋ねしたいと思います。特に与党の提案者代表にお尋ねしたい点は、この法律案が成立した場合は、当然予算が伴うわけであります。少くとも昭和三十一年度においては百二十億程度の予算がこれに伴わなければ、これは単に架空の法律に終ってしまう。それで問題になるのは、すでに昭和三十一年度の予算編成の計画が始められようとしておる、特に今日政権を担当とておる民主党内閣の与党である民主党としては、たとえばこれは議員立法であっても、この法律が成立した場合においては、従前の食糧増産費や公共事業費の内ワクでこれをやるというような考えで、依然として一兆円予算を堅持すれば、これらの法律は当然その……

第22回国会 農林水産委員会 第43号(1955/07/18、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 まず大蔵大臣にお伺いしたい点は、今まで毎年のように災害があるわけですが、自由党の内閣の時代においては、必ず激甚なる災害に対しては、政府は災害対策本部を設けて国務大臣が本部長に当って、各省ごとの災害に関係のある対策を統一して、そうして迅速なる復旧等に対する処置に出ておった、これが前例であります。ところが民主党内閣の場合においては、これは先日私は質問したわけでありますが、今次の春以来の災害等に対して、何ら政府の統一ある災害対策というものが講ぜられていないのであります。これの一番基本的問題としては、すでに水害だけに一例をとっても、六月の上旬には九州、六月の中旬には東北四県の大水害、それか……

第22回国会 農林水産委員会 第45号(1955/07/20、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 楢橋さんに一つお尋ねいたしますが、私は先般の当委員会において、私どもが、社会党は党議をもって党所属議員全員がこの法案の提案者になっている。ですからもちろん提出者の立場でありますが、先般私は特に与党の提案者代表に対して、この法案の成立によって、少くとも本年度は調査費として五千万、三十一年度には百二十億程度の予算的措置が必要になってくるのでありますけれども、これらに対しては、特に提案者の中にも与党の提案者におかれては、かかる将来の見通しというものは十分考慮されて、党内における意見の調整とか統一あるいは確認をなされてかかる提案をされておるかというような点に対して、私はその点をただしたわけ……

第22回国会 農林水産委員会 第46号(1955/07/21、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま修正議決されました農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案に対しまして、附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず案文を朗読いたします。    附帯決議   本法案においては、公共性の強い農業用施設について、特にその復旧事業費の負担が一定の限度を超える場合に、その超える部分の一定部分について全額を国から補助することになっているが、政府は、この一定部分の額につき政令を改正するに当つては、その基準を十五万円以内とすべきである。 趣旨の説明についてはこの案文に尽きておりますので省略いたします。

第22回国会 農林水産委員会 第48号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 関連して大蔵大臣にお尋ねいたしますが、愛知用水公団も、それから農業機械公団の場合においてもシステムは大体同じなのですね。特に特色のある点は、どちらも外国資本に依存しておる。世界銀行の借款により、余剰農産物の円資金のもとに依存しておるというところに問題があると思う。そこでこれが六ヵ年計画でこの半ば長期的な事業を実施する場合においては、明確な財政的裏づけというものが果して確立されておるかどうかというところに問題があると考えるわけであります。それで政府のお出しになった計画書等によっても、昭和三十年度の分は明らかになっておるけれども、三十年度以降はこれだけ必要であるということが示されておる……

第22回国会 農林水産委員会 第49号(1955/07/28、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 昨日に続きまして機械公団に関する点につきまして、これは農林大臣と開発庁長官が同席しておられるとうまくないのですが、昨日お伺いいたしました、この機械公団法の施行に当って、農林省と北海道開発長官が覚書を取りかわしておる。これは大久保長官は自発的にこういうような取りかわしをしたというようなことを言っておりましたが、農林大臣はこれをあまり関知しないような顔をしておられたわけでありますが、きょうはこの覚書の内容というものが資料として配付されておる。そこでまず農林大臣に、この覚書を取りかわす必要があったのはどういう点であるかということを、この機械公団法に関連をして御説明を願いたいと思います。

第22回国会 農林水産委員会 第50号(1955/07/29、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま提案と相なりました農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして提案理由の御説明を申し上げます。  東北、北海道は、本年六月及び七月の水害によりまして、農林水産業施設に多大の被害をこうむったのであります。御承知のごとく、東北、北海道は大部分が寒冷単作地帯であります上に、昭和二十八、二十九年の両年にわたり、冷害による災害をこうむりまして、一般農家の疲弊困窮はなはだしいのでございます。従いまして現行の国庫補助をもってしましては、これら農地等の災害の十分なる復旧は不可能でありますので、この際これら復旧事業に対する補助の程度を高めること……

第22回国会 農林水産委員会 第51号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいまの楯委員の質問に関連して伺いますが、畜産局長のお話では、まだ地区の指定がきまらぬとのことですが、大体いつきめるのですか。たとえば草地改良の機械を入れるにしても、とんでもない秋ごろになっては今年に間に合わぬではないですか、特に積雪地帯においては一年延期という事態になるのです。二十三地区くらいきめるのになぜひまがかかっているのか、われわれの関知している限りでは、最初の酪農振興法に基くこの計画と現在の構想が非常に変っているというふうにも考えられる。単に今日においては草地改良だけに重点を置くような形で、しかもこれは地元の負担分というものが非常に多いようにも聞いているわけです。現在で……

第22回国会 予算委員会 第14号(1955/05/16、27期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私の本日の質問はもっぱら農業政策等が中心でありまするが、まだ農林大臣がお見えになっておらぬので大臣が出席するまで発言を保留いたします。
【次の発言】 いけません。
【次の発言】 私は冒頭に、総理大臣がお見えになっておらぬので、一点副総理に所見をお伺いしたいと思いますが、政府は長期総合経済計画の構想というものを発表になっておりますが、これはいわゆる総合経済六カ年計画と称する政府の財政経済計画の基本的なものであるかどうかというその認識はいかがでありますか。
【次の発言】 そういたしますと、三十年度の予算の編成の基本には、この六カ年計画なるものが底流をなしているというように判断してよろし……

第23回国会 農林水産委員会 第2号(1955/12/01、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの赤路委員の質問に関連して長官にお尋ねしますが、ただいまの御答弁によると、およそ四船団を新規に今度は編成して出漁させるというような構想のようでありますが、一番大事な点は、船団の割当等をやる場合における基本的な考え方をどこに置くかということが、説明されていない。さらに最近の情報によりますと、北洋漁業に対しては資本の系列化を行なって、たとえば日水、大洋、日魯、この大企業漁業の支配のもとに系列化を行うというようなことも非常に伝わっているわけでありますが、この系列化の問題と四船団を新たに増加するというその考え方の関連というものは当然あろうと思う。ですからその基本的な考え方はどこにあ……

第23回国会 農林水産委員会 第3号(1955/12/06、27期、日本社会党)

○芳賀委員 大豆の価格安定につきましては、先日の当委員会においていろいろ論議がかわされたわけでありますが、そのときの私どもの希望といたしまして、本日の委員会において政府当局としてほすみやかにその具体的な案を御決定になってお示し願いたいということを要請しておいたわけです。政府としても最大の努力をしてこれにこたえたいというような御答弁があったわけでありますが、今大坪局長の御説明によりますと、あまり前進しておらないのじゃないかと考えるわけです。たとえば下期の三十二万五千トンの輸入計画のうち、四万六千トン分に対してはたな上げにする、こういうような程度のお話はすでに先日の委員会において表明されたわけなん……

第23回国会 農林水産委員会 第4号(1955/12/07、27期、日本社会党)

○芳賀委員 委員長にちよつとお尋ねしますが、ただいままでの参考人諸君の御意見等を聞いてみて、特に江口参考人の場合、この表によりますと、山口県日韓漁業対策本部実行委員ということになつておるわけです。参考人の選定については、昨日の当委員会において委員長におかませしたわけですが、江口参考人の御意見等を聞いてみると、何か日魯漁業の経営者側的な意見等も開陳なすつておるわけです。委員長は参考人を選定なさる場合に、対策本部実行委員というものはどういうものであるかということを十分御検討になつてお呼びになつたかどうか。参考人の立場というものをもう少し御説明願わぬと、どうも了解に苦しむような点があるわけですが、そ……

第23回国会 農林水産委員会 第7号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま議題になりましたニシン漁業問題に対しまして、水産庁長官に若干質問をいたします。  第一点は、本年度の北海道における春ニシンの漁獲は、水産庁の御報告によりましても三万石程度でありまして、これは昭和十三年の凶漁以来の大凶漁であるということになっておるのであります。この当時も当委員会におきまして、ニシンの凶漁地帯の救済対策あるいは今後の恒久対策等についてすみやかに政府当局の具体的方策を明らかにすべきであるということを要請しておったわけでありますが、その後明確なる施策の実行については、われわれは寡聞にして承知しておらないのであります。それで順序としまして長官から、本年度の春ニシンの……

第23回国会 農林水産委員会 第8号(1955/12/12、27期、日本社会党)

○芳賀委員 この機会に小倉局長にちょっとお尋ねいたしますが、最近自衛隊を除隊した諸君を予備自衛官にするということを、ひもつきにして開拓者として特別の処遇を与える、こういうことが発表になっておるわけですが、これは小倉局長の所管であると思いますが、これに対する農地局長としてのお考え等があると思いますのでこの機会に一応の御説明を願います。
【次の発言】 まだ具体的な案が最終的にきまっておらぬというお話ですが、これは局長も考えておられると思いますが、わが国の今後の国土の開発あるいは開拓行政の上からいって、もしこういうような制度がとられるとすればこれは非常な問題であると思うのです。特に今後の開拓を進める……

第23回国会 農林水産委員会 第9号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま議題になりました農産物価格安定法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  御存じのように米麦に次いで重要な農産物としてイモ類及び菜種は、生産者が零細多数の農家であり、また需要の変化に即応して生産を調節することが困難である事情及び季節により、また豊凶により相当な価格の変動を示すものとして、これを正常な価格水準から低落することを防ぐために昭和二十八年に農産物価格安定法を制定し現在に至っているわけでありますが、最近におきましては、これまた重要な農産物であります大豆が諸種の原因により異常なる価格の低落を来たし、農家経済に深刻な影響を与えつつありますこ……

第23回国会 農林水産委員会 第11号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○芳賀委員 若干お尋ねしますが、最初にお尋ねしたい点は、昨年競馬法を通したときに、当時問題になっておったのは、中央競馬会法の第四条の二項「前項の財産の評価については、政令で定める。」この点です。これは当時法律を審議する場合に、国が持っておる財産の評価がどうなっておるかということを非常に問題としてただしたのですが、これはまだ明確になっておらぬ、それでいずれ政令をすみやかに出してその評価を行うということであったのですが、もう一年以上たっておりますので、この財産評価というものはどういうように行われて、それが政府の全額出資の形に処理されておるか、その点をお尋ねします。

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第2号(1956/02/29、27期、日本社会党)

○芳賀委員 議事進行について……。当委員会の出常が非常に悪いじゃないですか。今与党の委員は一人しかいない。廣川さんだけが当委員会に熱意を持っても、与党の諸君は、こういう特別委員会を作っても、今後の委員会の運営等に対して何ら熱意がないということがこれで証明された。ですから、明日からは厳重に委員長において与党委員諸君の出席を督励して、こういうようなぶざまな委員会でないようにしてもらいたいということを、あえて御忠告申し上げます。

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第6号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○芳賀委員 先週の当委員会におきまして、同僚の竹谷委員から高碕長官に対して、国土総合開発、あるいは府県地域、特定地域等にわたる中央と地方との全体の総合性の上に立った開発の基本的な方針等に対して、若干ただしたわけでありますが、私も重複を避けまして、この基本的な点に対して、若干御質問したいと思うのでございます。  現在、政府は経済自立五カ年計画を昨年の十二月に策定されまして、これを一つの基盤として施策を進められておるようでありますが、この経済五カ年計画と国土総合開発の実施が不可分の関係にあるということは言うまでもないことであります。先日の委員会におきましては、高碕さんから、この五カ年計画と国土総合……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第10号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○芳賀委員 本日は北海道開発庁長官に対し、北海道開発公庫法案に対する質疑を行いたいと思います。  まず第一にお尋ねしたい点は、今回北海道開発公庫法をお出しになったわけですが、その基礎をなすものは、本日まで進行しておるところの第一次北海道開発の五ヵ年計画の成果というものが、この基礎条件になっておるというふうに考えるわけであります。この五ヵ年計画の内容は、正力さんも御承知の通り、主として公共事業関係の未開発地域の基礎的な施設を整備するというところに尽きておるわけであります。これが前提になって、今後北海道の産業開発、経済開発を進めることになるわけでありまして、この基礎施設の整備の上に立って開発公庫法……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第17号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○芳賀委員 大蔵大臣にお尋ねします。第一の点は、北海道開発公庫を、しかも北海道に本拠を置いてこれを運用するということでありますが、その場合、政府機関としての投融資機関、あるいは特別会計がいろいろあるわけですが、この政府機関の中における開発公庫と、その他の公庫あるいは特別会計との関連、あるいは調節なるものは、いかようになされておるかという点であります。これはこの開発公庫の持つ使命が、北海道における今後の産業開発の後進性を打破して、北海道の産業開発に寄与する呼び水的な役割を果すのだということになると、従来の北海道に対する財政的な投融資に対して、さらにこの公庫がプラス・アルファとしての役割を果すとい……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第18号(1956/04/11、27期、日本社会党)

○芳賀委員 河野農林大臣は当委員会に今日まで出席しないので、この法案の審議が非常におくれておつたということをまず申し上げておきます。  北海道開発公庫法に対しては、農林大臣は直接の主務大臣の責めには任じておらぬわけでありますが、これは何といたしましても、今後の北海道の総合開発の一環として、非常に後進的な北海道の産業を今後開発するための、財政的、呼び水的な役割を果す公庫ができるわけでありますから、農林大臣として、北海道における今後の農業開発との関連において、この公庫に対しては重大なる関心を持っておると私は推察しておるわけでございます。  そこでお尋ねしたい点は、この法律案の政府原案によりますと、……

第24回国会 国土総合開発特別委員会 第21号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの森委員の質問に関連して申し上げますが、正力国務大臣は、北海道開発法の精神を、北海道開発庁設置法の中において行うということを言っておるのですけれども、その精神であるところの北海道開発法を、この北海道開発庁設置法の施行法では、その第一条においてこれを廃止するということを規定しておるのです。根本精神を廃止してしまっておる。そうして組織法の中においてその精神を実施に移そうったって、これはできないのですよ。精神を失わしてしまって、どうして北海道の期待するところの総合開発をやるというのですか。精神は一体どこへ行ったのですか。その点をお尋ねしたいのです。

第24回国会 農林水産委員会 第4号(1956/02/08、27期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、昨日の農林大臣の農林水産の施政に関する御方針の内容について若干の質問をいたしたいと思うのでございます。昨日の農林大臣の演説によりますと、まず前提といたしまして、世界の農業情勢の分析の上に立っての政策をだんだん進めておるように考えておるわけです。その点に対しましてお尋ねをしたい。  今日の世界的な農業情勢の一つの趨勢といたしましては、過剰生産の傾向がだんだん顕著になってきておるということは否定することができないのであります。そういうような現状の上に立って、わが国の農業施策をどういうふうに対応させるかということは非常に大事な点であると考えるのであります。その対案といたしましては、……

第24回国会 農林水産委員会 第6号(1956/02/10、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの石田委員の質問に関連して、米の集荷の点についてお尋ねいたします。実は今朝の新聞で一斉に伝えておるのですが、河野農林大臣は三十年産米の余剰米集荷対策として、臨時特例集荷制度を実施する決意を固めて、昨日清井長官に対して速急に準備をする指示をした。その内容とするところは――要綱のあらましでありますが、一は、余剰米集荷対策として臨時特例集荷制度を実施する。その二は、集荷業者は従来の指定業者のほかに一定の資格を有する業者を指定する。その三は、集荷業者の活動区域は都道府県一円とする。四、集荷業者は生産者の売り渡し委託を受けて政府に売り渡す。五、農家からの買い上げ条件は三十年産米価から……

第24回国会 農林水産委員会 第8号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま石田委員から二十九年産米のバック・ペイの問題が質問されておりますが、聞いておりますと、どうも農林大臣の御答弁は詭弁に類するものとしか考えられぬのです。特にこの米価問題の場合においては、ただ単に政治的な答弁ということだけでなくて、理論的なものの上に立った御答弁がぜひ願いたいと思うのです。当委員会だけにおいて答弁するというのではなくて、これは全国の生産農民にも素朴にわかるような、そういう明確な御答弁をぜひ願いたいと思うわけであります。先ほどの大臣の御答弁を聞いておりますと、二十九年の米価算定方式というものはパリティ計算が基本になっておらぬ、パリティ米価の構成でないということをあ……

第24回国会 農林水産委員会 第10号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○芳賀委員 今言われたボーナスを出したことが肥料価格値下げに重大な影響を及ぼすものであるという考えを持っておるか。その見解だけを聞いておきましょう。
【次の発言】 淡谷委員の肥料関係の質問に関連して、ちょうど私は肥料審議会委員をやっているので、今の大臣の御答弁に対して簡単に御質問申し上げます。  昨年も議会を解散された当時、河野農林大臣は盛んに肥料の大幅値下げを宣伝して相当農民の票を集めたと思う。ところがその結果どれだけ肥料の需給安定法に基くところの値下げを行なったかというと、わずかに硫安は一俵について五円しか大宣伝に対して値下げが行われなかった。その後早期に肥料審議会を開いて政府の御調査にな……

第24回国会 農林水産委員会 第11号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に伺いたいのはこの保証協会に対する出資金を五千万円増額するわけですが、この基礎をなす計画がどういうものであるか、政務次官おわかりになりますか。
【次の発言】 お尋ねしたい点は、最近における開拓者の基金に対する依存度というものは非常に高まっておると思います。これは開拓者の経営がまだ安定の段階に到達しておらぬというところに大きな原因があると思います。ですから短期資金の場合においては、開拓者の諸君は農手等に依存することができませんので、保証制度によって短期資金をそこに求めておるということと、もう一つは開拓者資金特別会計について中長期、あるいは長期資金を求めておるわけですが、これは単に……

第24回国会 農林水産委員会 第14号(1956/03/01、27期、日本社会党)

○芳賀委員 畜産局長あるいは政務次官にお尋ねいたしますが、この家畜伝染病予防法の改正の主たる点は、取締りを大幅に緩和するという点にあると思うのです。提案理由の説明にもちょっと触れておられましたが、なぜ病気になっておる家畜の移動等に対して今までよりも制限とか取締りを大幅に緩和しなければならぬかという、そういう事由が明確でない。その点を十分御説明願いたい。
【次の発言】 家畜伝染病予防法によると、家畜、家禽の病気が二十七種指定になっておる。そのうち家禽の分が四つあるから、二十三の家畜伝染病に対しては法律でこれを規定して、病気の予防とか蔓延の防止とかあるいは移動の制限とか、そういうことをやっておるわ……

第24回国会 農林水産委員会 第15号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○芳賀委員 前回の質疑に続きまして、さらにお尋ねしたいと思いますが、家畜伝染病のうち一番被害の大きいのは何としても馬の伝染性貧血症です。これは最近におきましても一年間に約八千頭の伝貧馬の殺処分をやっておるわけです。これに対する国の殺処分手当の支出等も相当膨大な額に上っているわけです。それで政府といたしましでは、この馬の伝染性貧血症に対して、現在どのような施策を講じてこれが撲滅をはかるようなお考えであるか。その内容について、ある程度具体的な説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 今局長からお話がありましたが、私たちの承知している範囲では、伝貧対策として、病原体等に対して最終的に確信の持てる……

第24回国会 農林水産委員会 第17号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○芳賀委員 若干お尋ねいたしますが、今度の法案の改正点は、拡大の意図は、たとえば公有林、さらに部落有林、さらに指定された個人所有の水源涵養の地域に対する拡大ということになるのですね。そういたしますと、これは林野の高度利用という考えが一つあると思いますし、もう一つは、林野の高度利用とあわせて林野行政の中における考え方は、一つは公益性を強めるというかあるいは国家性を強めるというか、そういう思想がだんだん強くなってきておるというふうに考えられるわけですが、その点に対する解釈はいかがですか。
【次の発言】 その考え方は非常にいいのです。結局林野の所有者の意思のままにこれをまかしておくことはできない。だ……

第24回国会 農林水産委員会 第19号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの原政府委員の釈明ですが、委員長が先ほど重ねて言われたことは、昨日の午後の当委員会において、原政府委員の出席を求めたけれども所在が不明ですね。あらゆる手を委員長は尽したけれども、原政府委員の所在全く不明ということで、委員会はやむを得ず散会せざるを得なくなった。ですから今原次長のお話を聞いていると、委員会に出席の意思があって大蔵当局において会議を開いておった。出席しようとする意思があったとするならば、所在を明らかにしておかれるのが当然だと思う。なぜそういう場合に所在をことさら不明にしたか、その理由をこの席で明らかにしておく必要がある。どうですか。

第24回国会 農林水産委員会 第21号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○芳賀委員 質疑を始める前に委員長に申し上げますが、ただいまの委員会は定足数の欠けるおそれがあるように見受けるわけですが、委員長の席から見て定数があるかどうか。
【次の発言】 まずお伺いしたい点は、飼料需給安定法の一部改正の目的が、輸入飼料を計画以上に余分に買い付けてその処分に困るからということがこの間の畜産局長の答弁の要旨であったと思いますが、これはただ過渡的に昨年度そうであったからこういう法律の改正が必要であるということでは済まないと思う。この法案が改正された場合に、今後政府は、自由に、任意に、善意な判断に基かない場合においても政府の保管飼料を買いかえができるというような弊害が必ず生ずると……

第24回国会 農林水産委員会 第22号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの中村君の質問に関連して。この問題は、昨年の二十二国会において当委員会の畜産に関する小委員会において、当時原田畜産局長の時代でありますが、この問題をわれわれは取り上げたのです。当時大臣はついに出席しなかった。しかし河野農林大臣の就任された後にこの問題が出てきたことは明らかです。それで問題は、五月十三日に九千九百八十二トンの入札を行わした。その後六月八日に日本飼料が四千トンの落札をやっておる。ですからこの五月十三日と六月八日の間において、このマニトバ五号の飼料はこれは食用に転用するという何かそういう公示を行なっておるはずです。それはいつやっているのですか。

第24回国会 農林水産委員会 第23号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○芳賀委員 参考人に申し上げますが、実は昨日の当委員会としては、中金の湯河理事長と全中の荷見会長をおいで願う――決して皆様方が来られたから不足だということじゃないのです。しかしやはり団体の最高責任者の人が直接御出席になって所見を述べてもらう方が一番適当であるという判断のもとにそうしたのですが、そろいもそろって二人とも見えないのですが、今日は何か特別の理由でもあったのですか。
【次の発言】 それでは二、三お伺いしたいと思いますが、先ほど一楽参考人から、現在審議している整備特別措置法に対して全面的期待を持っておるという点と、農林漁業協同組合の再建整備法に対して、ことしはこれで切れることになるので、……

第24回国会 農林水産委員会 第25号(1956/03/28、27期、日本社会党)

○芳賀委員 先ほど通産当局は非常に重大な発言をしておるのです。それは競走馬の輸入は形式上妥当であるということを言っておる。しかるに昭和三十年の四月三十二日付で通産省当局は、競走馬の輸入に対しては不承認の態度を決定しておるじゃないですか、競走馬の外貨割当を行わないということを通商局農林水産課の通達として基準をきめておるじゃないですか。上がるにトロッターに先立って一月の末に競走馬三頭が入ってきておる。こういうものを形式上為替管理法上違反でない、不正でないということをあえて言うのは、通産当局自身がきめた競走馬輸入不承認の方針の本質をみずからくつがえしておるんじゃないですか。そういう点はどうなんですか……

第24回国会 農林水産委員会 第27号(1956/04/03、27期、日本社会党)

○芳賀委員 畜産局長にお伺いします。前日の委員会では種馬について論議がだいぶん行われたのですが、畜産局においては、種馬登録というのはどういう取扱いをしておるか、承わりたい。
【次の発言】 政府として、畜産局として、ホルスタインや豚というのは馬ではないが、種馬ですね、その登録はどういう形で行われておりますか。たとえば最近の輸入馬はほとんど種馬という名目で輸入しておるわけですね。競走馬であっても種馬として入れておる。ですからそれらの最近の輸入馬なるものは、ことごとく種馬としての扱いを受けておるということになると、その目的が種馬でありますからして、そういう種馬を輸入した場合においては登録を必ず行わな……

第24回国会 農林水産委員会 第29号(1956/04/10、27期、日本社会党)

○芳賀委員 政務次官にお尋ねします。公団の事業費の確保の問題ですが、最初の三ヵ年は大体見返り円資金から当てになるというような話ですが、こういうふうな事業を行う場合に、この事業を完成する資金計画というものが確立されないで、こういう法律だけ作ってもこれは非常に不安なものになると思うのですが、どうですか。
【次の発言】 そうするとこの公団事業は、あくまでも余剰農産物の見返り資金に依存するというのが基本方針で、これがだめな場合には何か考えなければいけない。そういうことでこれはあくまでも、外国に対する他力依存でこれをやりたいということなんですね。そこでお尋ねしたい点は、これは政府の方針だと思いますが、M……

第24回国会 農林水産委員会 第30号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ちょっと関連。ただいまの淡谷委員の質問に関連いたしましてただ一点お尋ねしたいのは、河野さんがいかなる資格で、いかなる自信を持って行かれるかということなんです。交渉はもちろん相手があるのですが、相手をして信じさせるに足るだけの資格と明確な任務を持って行かなければ、これは相手がそれに応諾しないと思うのです。われわれ一番疑問になる点は、なぜあなたが全権としてその任務を持って行くことができないのかということです。もちろん交渉をやる場合においては事務的な折衝、あるいはそれにあわせて政治的な折衝を行わなければ交渉の妥結というものは期待することができないと思うのです。その場合にことさらあなたは全……

第24回国会 農林水産委員会 第32号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○芳賀委員 議事進行。ただいま参考人の発言は、当委員会で審議しておる法案と趣きの異なったような発言があるのです。この法律案は内閣提出の法律案であって、公団の役員に、この法律案に賛成であるとか反対であるという意思表示を、われわれは求めておるのではないのです。問題は、昨年の公団発足以来今日に至るまで、機械開発公団がどのような事業を善意をもって行なったかということを、まずわれわれは聞く必要があるのです。この法律案は今審議の過程にあるのですから、それを公団の役員が来てとかくの論議は、必要でないと思うのです。ですから、委員長はこれを注意されると同時に、やはりこの際理事長の成田氏を呼ぶ必要があると思う。何……

第24回国会 農林水産委員会 第33号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○芳賀委員 成田参考人にお尋ねしますが、あなたは今回の機械化公団法の法律の改正案を見られて、けっこうでございますというようなことを言われましたが、これは最初に疑問を持たれたと思うのですが、いかがですか。今までの機械公団の性格に、稲富委員も言われたように、大きな変更が現われたわけです。これは変じゃないかというようなお感じは持たぬのですか、その点いかがですか。
【次の発言】 それは、公団自身が法律の改正をやるのじゃなしに、政府が法律を改正して、あるいは制定して、あなた方が生まれているわけです。だから、それに反抗することはもちろんできないのですよ。ただすなおにこれを見た場合に、この法律の改正はちょっ……

第24回国会 農林水産委員会 第34号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○芳賀委員 横田公取委員長にお尋ねしますが、当委員会においては、昭和二十九年の国会において、酪農振興及び乳価問題の件に関しまして、たまたま国内における乳価紛争に関連して、内地の乳業会社が乳価引き下げの協定を結んで、いわゆるカルテル行為を行なったという節が各地に非常に多く発見せられておりますので、これに対しましては、公取委員会としてもこれが独禁法違反としての事案になるかどうかということを、当然厳重に審査して、すみやかに結論を出すべきであるという問題を中心にして、数度にわたって委員会を開催したということは、委員長におかれても記憶にあることと思うのであります。すなわち昭和二十九年の第十九国会におきま……

第24回国会 農林水産委員会 第37号(1956/05/09、27期、日本社会党)

○芳賀委員 本案につきましては本日まで数度質疑を続けてきたわけですが、結局問題になる点といたしましては、まず全体の問題としては、農地開発機械公団が乳牛導入業務を行うということは、昨年本法律を立法した当時の立法の本旨にもとるようなおそれがあるのじゃないかという点が非常に指摘されるわけです。その点に対しましては、今後政府当局としては、農地開発機械公団法が昨年立法されたときの農地開発の根本的な本旨をいささかも歪曲するというようなことのないような点に対して、どのような確信を持っておられるか。しかも今回の乳牛導入に対しては、開発公団が全く自己の責任においてこれを行うということではなくて、ほとんど財政的な……

第24回国会 農林水産委員会 第41号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○芳賀委員 まずこの法律の提案者であるところの政府を代表して大石政務次官にお尋ねしたいのですが、家畜取引法は、これは以前に家畜市場法というのがありまして、昭和二十三年に廃止になっております。その後それにかわるような意味で初めて出たのですが、この法案の内容を検討すると、最初からふんどしをゆるめておるような法案なんです。どこにも締りというものが全然ないのです。ですから、どういうためにこの締りのない法案を作ったかということを最初にお尋ねしておきたい。
【次の発言】 憲法尊重ということであると、どの点が憲法違反になるという事例をあげてもらわないと、国民の自由とかあるいは経済的な行為の自由というものは、……

第24回国会 農林水産委員会 第43号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま議題と相なりました農林漁業組合再建整備法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  わが国の農林漁業を振興いたすためには、農林漁業組合の整備強化をはかる必要があることは今さら申すまでもないところであります。このため、昭和二十六年四月に農林漁業組合再建整備法を制定いたし、これに基いて今日まで鋭意これが再建整備をはかって参ったのであります。この法律による再建整備措置は、再建整備期間が指定日から五年ということになっておりまして、本年三月未をもって終了いたしますが、すでに相当の効果を上げるに至っておりますことは御承知の通りでございます。  すなわち、同法の適用を受けま……

第24回国会 農林水産委員会 第44号(1956/05/28、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいままで横井委員と安田局長の間に相当具体的な質疑がかわされましたので、私は重複を避けて二、三点に対してただしたいと思います。  第一の点は、本法案の改正と、それから参議院からの修正送付された点が関連があるわけでありますが、独禁法の適用除外の問題について、一二月六日付で、農林省の事務次官と公取の事務局長との間に、覚書が公換されております。この覚書の第一点は、「農林省は、現在中央卸売市場の中には卸売人の整備統合を要するものがあると認めるので、事前に卸売人の合併又は営業譲受の事案につき充分検討を行った上、公正取引委員会に対する連絡を密にする。」という点でございます。次に第二の点であり……

第24回国会 農林水産委員会 第45号(1956/05/29、27期、日本社会党)

○芳賀委員 関連して。これは提案者並びに政府当局にお尋ねしますが、修正案の第九条に猟区の管理及び経営の委任という点がある。これは「国又は地方公共団体は、鳥獣保護計画を実施するため必要があると認めるときは、その設定に係る猟区の管理及び経営を農林省令で定める条件に適合する団体にその申請により委任することができる。」とあるわけですが、問題は、この国または地方公共団体が、保護団体かあるいは狩猟団体かのいずれかにこの管理及び経営の委任をすることができるということです。そうすると、この場合いずれの団体にこれを委任するかということによって、非常に運用が違ってくると思う。鉄砲撃ちの団体に委任するか、鳥獣を保護……

第24回国会 農林水産委員会 第46号(1956/05/30、27期、日本社会党)

○芳賀委員 肥料取締法の一部を改正する法律案について、これに関連する問題でありますが、実はかつて農林大臣が、ことしの春季闘争の場合に、合化労連の賃上げ要求を押える意味において、肥料会社に対して警告を発した。あのときには当委員会においていささか問題になったのですが、その大臣の意思というものは明らかにされていなかった。その後保守党の平野三郎君がことさらに本会議において緊急質問に名をかりて、この問題を取り上げたことがある。ですから、あのときの警告、あるいは本会議にそれを緊急事案として取り上げた真意をこの際明らかにしてもらう必要がある。これはいわゆる硫安製造を中心とした肥料会社における利潤が非常に高度……

第24回国会 農林水産委員会 第47号(1956/06/03、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま議題となりました農産物価格安定法の一部を改正する法律案につきましては、お手元に配付いたしました提案理由の説明に詳細記載してありますので、これを速記録に譲ることにいたしますが、御了承願います。
【次の発言】 ただいまより請願審査小委員会の審議の結果を簡単に御報告申し上げます。  第二十四回国会において農林水産委員会に付託されました請願件数は、二百八十三件でありまして、そのうち、請願日程第五より第一六、第一八より第七九、第二二五、第二六、第一七六より第一八五、第一八七より第二一一、第二一五より第二一八、第二二一及び第二二二、第二二四及び第二二五、第二二七より第二三六、第二三九よ……

第24回国会 農林水産委員会 第56号(1956/10/10、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま本委員会で議決されました冷害対策に対する決議について大石農林政務次官初め政府の所信の披瀝がありましたが、ただそれは決議の線に沿って善処しますというような非常に抽象的な所信の表明にすぎないのであります。こういうことはわれわれ常に聞いておるのでありますが、政府当局においてもあるいは台風災害あるいは冷害の対策に対する具体的な要綱なるものはすでに用意されておると思うのでありますが、この委員会の決議に基いて具体的に内容をどうする、政府の責任においてこの点はどうするという点を、もう少し掘り下げて御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは本決議のおもなる点について具体的な御質問……

第24回国会 農林水産委員会 第58号(1956/10/27、27期、日本社会党)

○芳賀委員 議事進行について委員長に申し上げます。委員会における発言の順位は、国会法や衆議院規則によると通告順ということに一応なっておる。しかしこれは、不文律としてはやはり、二大政党の現在においてたとえば与党、野党交互という原則を一応採用してきたと思うのです。本日見ると、与党の諸君だけに発言を許しておる。これは委員長の本旨ではないと思う。こういう異例の措置をやることはどこに真意があるかわからぬけれども、少くとも正常な運営をやる場合は、通告された与党、野党の委員が交互にやるとか、そういう適切な運営をやってもらわぬといかぬと思う。その点はどう考えられますか。

第24回国会 農林水産委員会 第59号(1956/10/29、27期、日本社会党)

○芳賀委員 関連して、大村主計官に尋ねますが、当委員会においては、本日大蔵大臣並びに主計局長の出席を求めておるのに、まだ出席になっておりません。それで大臣並びに主計局長は出席できないので、一体大村主計官は大蔵省を代表して責任をもって出席するということで来られておるかどうか。その点はいかがですか。
【次の発言】 それではお尋ねをいたしますが、ただいま問題になっている北海道の冷害地の緊急救農対策の問題は、これは大蔵省の御方針でやるということではなくて、政府の方針に基いて処理されておると思うのです。その場合一番基本になるのは、やはり政府の方針を確立された時期です。それで、やはり閣議決定において北海道……

第25回国会 農林水産委員会 第1号(1956/11/16、27期、日本社会党)

○芳賀委員 災害対策に関する政府の立法措置の問題に対して質問いたします。午前中も、たとえば三十一年度の予約概算金の取扱い等に対する食糧庁の見解の披瀝がありましたが、その説明が十分に徹底しておらぬので、この予約概算金の取扱いに対しては政府はいかなる立法措置を講じて対処されるのか、その点を大石政務次官から御答弁願います。
【次の発言】 この予約概算金の取扱いの問題は、これは災害対策の中でも特に緊急を要する問題であるし、政府としてもしばしばすみやかに方針を立ててこれを明らかにするということを言われておったのですが、この問題が今日においてもまだ未決定であるということは、非常に遺憾にたえないわけです。今……

第25回国会 農林水産委員会 第4号(1956/11/22、27期、日本社会党)

○芳賀委員 大臣にお尋ねしますが、この農業委員会法の一部改正の案は、これはいうところの河野農政の中においてどうしても改正しなければならぬというほどの重要性を持っているかどうか、心境はいかがですか。
【次の発言】 この法案の内容だけ見ると、どうしても改正しなければならぬというような必然的な要素が全くないのです。先ほど中村委員も言われましたが、第一の点は町村の委員の選任の方法を改める、市町村長に大幅の権限を与えて選任制をとるということと、もう一つは都道府県の農業会議の構成員の中に市町村の農業委員会長をことごとく一号委員にする、この二点に尽きていると思う。これだけのことで現在の農業委員会の活動が、農……

第25回国会 農林水産委員会 第5号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○芳賀委員 川村さんにお尋ねいたしますが、第一の点は、ただいまの御意見によりますと、現行の農業委員会の性格を変えて、これを町村長の単なる諮問機関にすべきであるというような御意見でありますが、これは農業委員会の性格に対する非常に強い発言であります。その場合に、たとえば現行法によって考えた場合において、現在の農業委員会は、御承知の通り農地法あるいは土地改良法など、そういう法令に基く行政機関的な権限を持っておるわけであります。それからもう一点は、農地の交換分合であるとか、農地の利用等に対するあっせんの仕事を行う。その次は町村長とか行政機関に対する建議、答申であります。ですから一と二の機能を全く失わし……

第25回国会 農林水産委員会 第6号(1956/11/28、27期、日本社会党)

○芳賀委員 岡村さんはお急ぎのようですから、簡単に五点ほどお伺いします。  第一の点は、先ほどの御意見の中に、昭和二十九年の農業委員会法の改正によって、農民は協力するだろうと思っておったけれども、ところが全然協力しなかったというようなお言葉がありましたが、二十九年に改正された農業委員会法の内容は、農民と委員会との関係というものは、選挙資格のある農民が一番信頼する委員を選ぶということだけしかつながりがないわけです。それで全然協力しなかったということは、農業委員会に対して協力しなかったという意味ですか。あるいは選挙の経過を見ると、全く無競争のような形で大部分の委員会の委員が選出されたので、選挙に関……

第25回国会 農林水産委員会 第9号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま議題になりました「農業委員会等に関する法律の一部を改正する法律案」の提案理由を御説明申し上げます。  農業委員会は、御承知の通り、昭和二十六年農業委員会法の制定によって、従来の農地委員会、農業調整委員会、農業改良委員会の一著につきそれらの職能を総合整備するため、一委員会として統合し、原則として地方自治体の地域ごとに当該地方自治体の機関である農業に関する行政委員会として設置せられたものであります。しかして同委員会は、農業生産力の発展及び農業経営の合理化をはかり農民の地位の向上に寄与するため、農民の意思と希望を反映し得るよう農民の選挙による委員及び学識経験者たる委員をもって構成……

第26回国会 農林水産委員会 第5号(1957/03/05、27期、日本社会党)

○芳賀委員 資料の要求をいたします。資料を委員長を通じてお取り寄せ願いたい。これは公正取引委員会に対する資料の要求であります。一つは昭和三十一年十一月七日に公取の委員の蘆野弘君が北海道において発表したのでありますが、雪印乳業他三社に対する審決監査についてという発表を行なっているわけ、です。この発表の内容。第二点は、昭和三十二年二月八日に公正取引委員会が雪印乳業株式会社を被審人として審判の開始を行うことを決定したわけです。それでこの審判開始決定書の内容。第三は、青森県で発行されている東奥日報という新聞がありますが、東奥日報の一月三十日に、公取委員会の審査第一室の担当官の後藤事務官が青森県の三八高……

第26回国会 農林水産委員会 第7号(1957/03/07、27期、日本社会党)

○芳賀委員 関連して大臣にお伺いしますが、昨日までの当委員会における井出大臣の、食管の三十一年度赤字処理に対する答弁の内容と、昨日の予算委員会における池田大蔵大臣と並んで答弁されたときの内容が、非常に違っておるという感じをわれわれに与えておるのです。大蔵大臣の場合は、多分に臨時食管調査会の結論なるものが、消費者米価値上げすべしという結論が出ることを期待しての答弁なんですね。あなたの昨日までの当委員会における答弁は、そういうものに対してはある程度白紙の立場で、三十一年度の食管の赤字処理は、単に純技術的な立場において確定された後において一般会計からこれを補てんするのだという、一つの筋だけはあなたは……

第26回国会 農林水産委員会 第8号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○芳賀委員 質疑に入る前にお尋ねしますが、当委員会に公取委員側から、ただいま委員長から御報告があった以外に後藤審査官を出席さしてもらいたいということを要求してあったのですが、まだ見えておらぬようですが、これはどういう事情ですか。
【次の発言】 第一に質問したい点は資料の問題でありますが、先般当委員会を通じて、正式に公取委員会側に資料の要求をしたわけでありますが、そのうち、雪印乳業ほか三者に対する審決監査についての盧野委員の談話と、それから青森県の三八地区に対する審判開始決定書の写しと、それから北海道の釧路国の浜中村茶内農協に対する勧告書を資料として提出されましたが、もう一つ一月の三十日に公取委……

第26回国会 農林水産委員会 第9号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの第一部長の御意見は政府の意見を代表したものですか。この法律案に対して賛否を明らかにしてもらえばいいのです。あなたの意見を聞いていると賛成だか反対だかわからぬのですが、政府としてこの議員立法に賛成であるか反対であるかを具体的に述べられたらいいのです。
【次の発言】 最初に公庫関係のことを申しますが、第一点は、昭和三十一年度の貸付計画に対して現在どのような実行の成績をたどっているか、これはもちろん中間的なものですが、その点を御説明願います。
【次の発言】 ただいま山添さんの御説明では、二十五億ワクの拡大を行なったということであります。そうすると、三十一年度の原資構成が変ってき……

第26回国会 農林水産委員会 第10号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○芳賀委員 天災法について経済局長にちょっとお尋ねします。この改正法律案の附則の問題ですが、これは施行期日は四月一日になっておるのですが、「ただし、同日前に天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法第二条第一項の規定による指定のあった天災に関しては、なお従前の例による。」ということをわざわざ附則にうたってある。ただ問題は、たとえば中金の利子の低減はすでに昨年行われておるわけです。ですから昨年から天災融資の資金コストが下っておる。そうなると、すでに原資のコストが下っておるならば、やはりその下ったという実態の上に立って、それが適用できるような措置は必ず必要だと思う。法律上こうい……

第26回国会 農林水産委員会 第11号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○芳賀委員 実はこの機会に農林大臣から農林金融に対する基本的な構想等を具体的にお伺いしたがったのですが、きょうは時間の都合でそういうゆとりがないようですから、ごくしぼって、当委員会で今審議中の天災融資法と、それから農林漁業金融公庫関係の改正案が政府から出されておる、この点に限っての質問にとどめておきたいと思うわけでありまして、農林金融全体の問題に対しては次の機会に大臣からゆっくり聞きたいと思うのであります。  まずお伺いしたい点は、特に天災融資法の問題でありますが、これは井出大臣がかつて当委員会の委員長をなさっておられた時代から出た災害融資法でありますが、今度の改正は改正案全体としては相当われ……

第26回国会 農林水産委員会 第12号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○芳賀委員 議事進行。本日酪農問題に対して公正取引委員会の諸君に当委員会に出席を求めて、現在調査を進めておるわけであります。その場合、われわれが理事会において必要と認めた政府委員や説明員の出席を求めておるわけなのです。それにかかわらず委員長から発言を許してもらって、直ちに━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━というのは全く異例なことなのです。もし何らかの理由によってかかる事態が必要であるとすれば、これは当然前例にもよりまして、暫時休憩するとか、理事会を開いてそこで━━━━━━━━━━━━━━━━━を求めなければならぬような理由を明らかにして、それから議事を進めるべきであって、最初から━━……

第26回国会 農林水産委員会 第16号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○芳賀委員 開拓営農振興法について政府にお尋ねします。  この法案の趣旨は、題目は開拓営農振興法ということでまことにけっこうでありますし、特に戦後十年たった開拓の歴史を考えてみたときに、 おそらくこの法律案が今までの開拓行政の一つの決算書的な意義を持っておるというふうに私は考えるわけでありますが、しかしつぶさに内容を検討いたしますと、われわれの期待した意味における開拓営農振興法というよりも、ただ災害等によって資金の借り受けを行なった開拓者に対して、融資条件の緩和をやるというようなことにだけ重点が置かれておるようにしか考えられないわけでありますが、こういうことではわざわざ開拓営農振興法なる法律を……

第26回国会 農林水産委員会 第17号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○芳賀委員 田中自治庁長官にお尋ねします。当委員会に付託になっております開拓営農振興法ですが、これは自治庁とも関係のある法案でありまして、当然大臣においても法案の大要というものを御承知になっておると思うのですが、特に地方公共団体の負担等も法律に明記されておりますので、この点に対する大臣の見解をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この法律案は開拓営農振興法が成立する場合には、当然地方公共団体の負担が行われるということになるわけです。これは大臣も御承知の通り、地方財政法によりましても、地方財政運営の基本の中で、私どもは地方財政の自主性確立と健全な運営に努め、いやしくもその自主性をそこないまたは……

第26回国会 農林水産委員会 第18号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○芳賀委員 今審議している法律と、明日合同審査をする予定の特定土地改良工事特別会計の法案審議に関係して資料の要求をいたしますが、第一は、今回の法律改正並びに土地改良特別会計の関係も法律に付随する政令が必要になってくると思うのです。その政令案を示してもらいたいのと、特に特定土地改良工事の場合に付随する負担率と利子率の区分と現行との比較、これが一つ。  それからもう一つは土地改良の連合会ができるような案になっておりますが、現在までの土地改良関係団体の現状、地方的全国的の土地改良関係団体の現況なるものがわかれば、それを資料として出してもらいたいと思うのです。  その次は、現在においても会員三百人以上……

第26回国会 農林水産委員会 第19号(1957/03/30、27期、日本社会党)

○芳賀委員 私は天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法の一部を改正する法律案に対しまして修正案を提出したいと思います。まず案文を朗読いたします。   天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   附則を附則第一項とし、同項中  「昭和三十二年四月一日」を「公布の日」に改め、同項の次に次の一項を加える。  2 昭和三十一年四月一日からこの法律施行の日の前日までの間において天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法第二条第一項の規定による指定のあった天災については、前項ただし書の規定……

第26回国会 農林水産委員会 第20号(1957/04/01、27期、日本社会党)

○芳賀委員 土地改良法の一部改正について質問いたします。この改正案の中で特に問題になる点は、特定土地改良事業をやった場合に、国が国営で干拓埋め立てをやった場合に造成された農地の処分方法というものは、従来の農地法に基く規定から見ると全く異なった方式がとられておるわけですが、この点に関して特に法律の根拠の上に立って明確な御答弁を願いたい。
【次の発言】 局長の答弁は要点をはずしたような答弁をしているのですよ。私の聞くのは、もちろん土地改良法の現行規定の中においても、たとえば申請によらない土地改良事業はこれこれであるというような規定があるわけです。特に土地改良法の八十七条の二の申請によらない土地改良……

第26回国会 農林水産委員会 第21号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に加藤先生にお尋ねします。私のお尋ねしたい点は、先ほど加藤参考人が主として述べられた公有水面埋立法に基いて、国が土地改良法の事業目的である国営の土地改良を行なって新たに農地を造成した、そのものの権利の帰属ですね、この点が従来は農地法の規定によってこれが売り渡しという形で処理されておったんですが、今回の場合には、土地改良法の改正によって農地の処分ができるというふうになっておる、しかもこの場合の権利の取得の形態というものは、原始取得という新しい取得形態によってこれを処理するというところに、この法案の審議上の問題があるわけです。それでこの点についてもう少し詳しくお尋ねしたいと思うので……

第26回国会 農林水産委員会 第22号(1957/04/03、27期、日本社会党)

○芳賀委員 土地改良法の一部を改正する法律案の審議について農林大臣に特にお尋ねしたい点があります。その前に申し上げたいことは、井出農林大臣が就任以来、今国会において当委員会に出席した時間というのはまことに微々たるものであります。日時にしてわずか四日くらいしかあなたは来ておらぬと思う。もちろん日ソ漁業交渉の政府の責任者としてその方で精力をとられておるということはわかりますけれども、そのために内政をおろそかにするというようなことであってはいかぬと思う。それで日ソ漁業交渉の見通し等も大体立っておると思いますが、何日あたりから専念して議会に出席して法案の審議等に真剣にこたえる御意思であるか。その点をま……

第26回国会 農林水産委員会 第23号(1957/04/04、27期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日農林大臣は私の質問に対して、今度の土地改良法の改正によって、干拓地等の売り渡し処分を行う場合に、農地法からはずして処分をした場合においても農地法の適用を受けることができる、従前通りの農地法の適用によって今後それを管理することができるというような意味の答弁をなすった。私はそれはできないのではないかという点を事実をあげてただしたわけなんですが、それに対しては、大臣は日ソ交渉のために中座されて答弁を得ていないのです。問題点がおわかりにならなければもう一度その点を申し上げますが、わかっておられれば大臣の方からお答え願いたいと思います。

第26回国会 農林水産委員会 第25号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○芳賀委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまする土地改良法の一部を改正する法律案について、修正案を提出いたし、その趣旨を説明いたします。  修正案の案文については、お手元に配付してありますので、この案文の朗読は省略いたします。  以下修正案のおもなる点に対しての説明を申し上げます。  今回の土地改良法の改正の主たる点は、第一の点は、土地改良区の役員の任期を、現行二カ年を四カ年に延長するという点と、第二点は、土地改良区の総代の定数を現行の規定よりも減員させるという点。第三の点は、土地改良事業の開始手続の簡素化に関する点であります。第四の点は、従来になかった点であります……

第26回国会 農林水産委員会 第26号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○芳賀委員 この際農林大臣に日ソ漁業協定の内容についてお尋ねします。先週の当委員会において農林大臣から特に秘密会を要求されて、経過の大要についてのお話があったのでございますが、その報告等はまことに簡に過ぎるというような憂いもありますので、この際公式の公開の委員会の席上において、もう一度あらためて要点を明確にお述べ願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御報告によりますと、五十数日間を費して両国間においで非常な努力をなさったわけでありますが、結果の十二万トンという数字に対しては、それぞれ論議の余地はあると思いますけれども、とにかく農林大臣が日本の政府を代表して最大の努力をされたというその努……

第26回国会 農林水産委員会 第27号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ちょっと議事進行について申し上げますが、ただいまわが党の永井委員の質問に対して、鈴木小委員長から答弁がありましたが、その中でたまたま

第26回国会 農林水産委員会 第28号(1957/04/16、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま補足説明のありました農災法関係三案につきまして、資料の要求をします。今保険課長から説明されたその内容は、審議上非常に参考になると思いますので、その説明の要旨を資料にしてすぐ配付していただきたい。もう一つは、農災法の臨時特例法を廃止する法案が出ておりますが、五カ年間にわたる農単方式をとった経緯、運営の内容とか、いろいろの長所あるいは欠点等があると思うのであります。その五カ年問の業績の内容を、できるだけ数字等に基いた資料を整えて提出してもらいたいと思います。

第26回国会 農林水産委員会 第29号(1957/04/17、27期、日本社会党)

○芳賀委員 林野庁長官にお尋ねしま今回のこの森林法の改正でありますが、見方によっては改悪とも考えられる節が幾多あるのですが、なぜこういうような改正をしなければならぬかという点に対して、まずお尋ねいたします。特に今までの森林法の考え方は、森林計画に基いて幼齢林の伐採をのる程度制限するということが一つの柱にもなっておったのですが、今回の場合には広葉樹の幼齢樹伐採の制限とか禁止を廃止してしまうというようなとが改正の一つになっておりますが、こういう点に対する当局の考え方に具体的に御説明願いたい。
【次の発言】 ただいまの説明によりますと、今後の針葉樹と広葉樹に対する森林行政の方針としては、広葉樹を漸減……

第26回国会 農林水産委員会 第31号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま可決されました森林法の一部を改正する法律案に対し附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず案文を朗読いたします。    森林法の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、本法に基いて林政の転換を図るにあたり、森林資源の現況と林産物需要の趨勢にかんがみ、次の各項に留意し、その実施に遺憾なきを期すべきである。     記  一、広葉樹の重要性にかんがみ、森林計画の編成にあたつては有用樹種の保続培養について具体的計画をたてるとともに、今回の改正によつて適正伐期令級未満のものの濫伐におちいらぬように適切強力なる指導を行うこと。  二、奥地未開発林の積極的開発を行うとと……

第26回国会 農林水産委員会 第33号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、時間の都合はどうですか。
【次の発言】 まずお伺いしたい点は、鮭鱒のはえなわ漁業についてでありますが、これは水産行政を行う上に、行政庁として許可、認可等はどういうような経由で取り扱っているか、その点をまずお伺いいたします。
【次の発言】 そうじゃないですよ。水産庁においてたとえばはえなわ漁業あるいはそれ以外の漁業にしても許可、認可ということをやるでしょう。その場合の末端からの書類の手続等の処理に対しては、どういうような経由でやっておるわけですか。
【次の発言】 そういたしますと、はえなわ漁業を希望するものの許可申請は、区域の都道府県知事に書類を提出して、知……

第26回国会 農林水産委員会 第34号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○芳賀委員 農業災害補償法の一部を改正する法律案と農業災害補償法臨時特例法を廃止する法律案も出ておりますので、いわゆる農単の試験制度が五カ年で終るということで、これを廃止される意向のようでありますが、提案理由の説明を見ても、農単方式についてはいろいろ利点もあるけれども、農業災害補償制度の運営の現況から見て、今すぐにこの方針に移行することは無理かと思うので、これを廃止するというのが、この法案の提案の趣旨でありますが、この内容についてもう少し詳しく――五カ年間にわたる農単の試験を実施した経過の中から、むしろこれは農災法の一部改正の中に、農単によるところの利点等を加えて改正を試みるべきでないかという……

第26回国会 農林水産委員会 第35号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○芳賀委員 先日の続きを質問しますが、ただいままでの局長の答弁によって町村段階の損害評価の方式というものが従来と何ら異ならぬということがようやくわかったわけなんです。これは全く期待に反したことなんです。われわれの考え方としては、末端における損害評価の方式というものは従来のごとき組合自身の自主性によって損害評価をした場合においては、どうしても中立性、客観性というものは失われるから、それではいつまでも弊害が除去されぬというところに問題があることを指摘して、これにやはり国の調査機関等が参加するようなことによって調査の中立性というものを確立する必要があるのじゃないかということなんですが、それが全然当局……

第26回国会 農林水産委員会 第36号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○芳賀委員 大臣にお尋ねします。予算と法案の関係ですが、今国会においてすでに設備制限による国の補助金を五千万円計上して、成立している。ところが、法案はきょうやっと審議に入っただけである。しかもわれわれの察知しているところによりますと、政府与党の自民党の内部においても、両法案の取扱いに対して必ずしも意見が一致しているというようには考えられないのであります。政府と与党の間においてそういう関係に置かれたこの法案は、会期幾ばくもないのですから、そういう場合に農林大臣としてはどのような態度で審議に臨まれるか、その心構えを聞かせていただきたい。
【次の発言】 そこでお尋ねしたい。この蚕糸業改正案の中に蚕糸……

第26回国会 農林水産委員会 第39号(1957/05/09、27期、日本社会党)

○芳賀委員 先ほどの参考人各位の御意見があまりに短か過ぎたというようなことがあるかもしれませんが、十分了承できがたいような点もありましたので、いささか御質問申し上げます。  最初に全養連の会長さんにお尋ねしますが、きょう皆さんにお集まり願ったのは、単に生糸の製造施設に対する制限措置の法案だけの御意見ではなくて、あわせて蚕糸業法の改正も当委員会でやることになっておる。ですからこの二法案に対して、できるだけ具体的な、参考になる御意見を伺いたかったのでありますが、遺憾ながら蚕糸業法に対する改正問題に対する活発な御意見がなかったことは、まことにわれわれとして遺憾であります。  そこで全養連にお尋ねした……

第26回国会 農林水産委員会 第40号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○芳賀委員 農業災害補償法の一部を改正する法律案に対して、農林大臣にお尋ねしたいと思います。共済法の改正に対しては、農林大臣におかれても、前農林委員長時代においても深く関心を寄せておられたわけですが、今回の改正に当りましては、私どもの立場から見ると、非常に不満足な改正案の内容でありますので、先般来質疑を続けてきたわけでありますが、特に今回の法律改正に当りましては、表面上法律の条文等による改正よりも、むしろ今後の運用いかんが非常に大事な問題でありまするし、特に政令等にまかせられた点が非常に多いということは、大臣も御承知の通りでありますからして、それらの点に対しまして、重要な点だけをお尋ねしたいと……

第26回国会 農林水産委員会 第41号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○芳賀委員 この機会に公取委員長にちょっとお尋ねしておきます。これは第三条の設備処理組合のところの中段から以降ですが、「全体として原料繭の供給事情からみて過剰であると認められる場合における当該過剰分に見合う生糸製造設備の処理を行うため、」と出ておるのですが、この「当該過剰分に見合う生糸製造設備の処理」ということは当然今日の製造設備の稼働率は大体五〇%ということになっておるのですから、それから見ますと残余の五〇%は過剰施設であるということも一応言えるわけです。そういた七ますと設備処理規程を組合において立てる場合においては、この処理規程の根拠となるものは過剰設備が根拠になるのでありまして、その場合……

第26回国会 農林水産委員会 第42号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○芳賀委員 この際農林大臣にお尋ねしますが、まず国用生糸の取引所に上場の問題です。今日まで国用生糸というものは全く上場されておらぬし、また上場することを許されておらなかったのですが、非常にふしぎな現象だと思う。何のためにこういうような現実が今日まであるのか、この点は農林大臣も関心を持たれておると思いますので、大臣に直接お尋ねします。
【次の発言】 もう少し具体的に、すでに検討をしておると思うのですが、大臣も御承知の通り、生糸生産の約二五%ぐらいは国用生糸が生産されているのですから、生糸産業全体の中からも決して軽視できない。生産量から見ても、また国内における商品の市場性から見ても、これを上場させ……

第26回国会 農林水産委員会 第43号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に事務的なことでありますが、三十二年度の予算米価の算定方式が従来と変っているのですが、この点に対して具体的な内容をまず御説明願いたいと思います。
【次の発言】 私の聞いているのは、三十一年度までの予算米価の算定方式と今年度の場合は変ってきているわけですね、従来は基本米価を価格決定のパリティの趨勢に応じてそれを修正して、それにたとえば時期別格差であるとか、等級格差であるとか、包装代、あるいは予約申し込み加算金であるとか、銘柄格差、こういうものを加算して予算米価ができておったのですが、ことしの場合はパリティ指数を乗ずる前に、基本価格に時期別格差の百七十七円を加算してやっている、この……

第26回国会 農林水産委員会 第44号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまより請願審査小委員会の審議の結果の大要を御報告申し上げます。  今会期中わが委員会に付託されました請願の総件数は百八十件でありましたが、その内訳を各庁、各局別に見ますと、まず農林経済局は十一件でありまして、その内容は農災法改正の請願を筆頭といたしまして、農業委員会法改正、冷害対策確立等でありましたが、農災法、農委法改正の請願は、いずれも改正法が過日成立いたしております関係上、議決不要の取扱いをいたしました。  次に振興局関係は計十二件でありましたが、そのおもなるものは無灯村の点灯工事費補助、積寒地帯農業振興促進、栃木県にビール麦育種試験場の設置、鹿屋市に国立ポンカン試験場設……

第26回国会 農林水産委員会 第45号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○芳賀委員 この際厚生省の事務当局にお尋ねしますが、乳製品の問題ですが、三月上旬に有毒の乳製品が市販されているということが発見されて、それがその後処理されたと思いますが、この点に対しましては、厚生省当局としては、もうすでに相当期間も経過しておりますので、諸般の経緯というものは十分おわかりと思いますので、この際具体的な御説明を願います。
【次の発言】 今御説明の中に、報道関係からそういう問題が出たということを言われましたが、報道関係というのは新聞ですから、いつごろの新聞にそういう問題が載ったか、その点はいかがですか。
【次の発言】 あなた方は厚生省、しかも環境衛生部の所属なんですから、もう少し詳……

第26回国会 農林水産委員会 第48号(1957/06/06、27期、日本社会党)

○芳賀委員 楯委員の質問に関連して農林大臣にお伺いいたしますが、公団と農林省の間において、実施計画をめぐって意見の不一致があるというように伝えられております。それで実施計画並びに基本計画等の問題は、御承知の通り公団法に基いて明らかになっておるわけでありますが、まず農林当局としては、法の第二十条に基いて基本計画を農林省自身が策定されて、これを公団にお示しになって、公団においてはその基本計画に基いて実施計画を立て、これを農林省に提出して、それで農林省はこれに十分判断を加えて公示をするという、法律の上からいくとそういう手続になっておるわけであります。それでこの間の経緯、基本計画を農林省はいつ公示なさ……

第26回国会 農林水産委員会 第49号(1957/06/07、27期、日本社会党)

○芳賀委員 前回の委員会でお尋ねした問題ですが、不良乳製品に対する厚生省がやった調査の結果についてでありますが、前回の委員会において不良乳製品に関する検査の結果の資料を要求したのですが、それが一応出ておるようです。もう一つは、不良乳製品の回収状況に対してどのような措置が行われたかという点に対しても資料の要求をしてあったのですが、これがまだ提出されておらない。それでまず回収状態ですね、それを環境衛生部長が出席しておるようですから、御説明願います。
【次の発言】 前回委員会において恩田技官の説明によると、不良品はすでに回収したというような説明があった。ですから回収したとすれば、いつごろの製品であっ……

第26回国会 農林水産委員会 第50号(1957/06/08、27期、日本社会党)

○芳賀委員 関連。ただいま中村委員の質問が行われているわけですが、どうも私たちとしても了解に苦しむ点がある。この点は大臣にお尋ねしますが、先ほど中村委員の質問によると再製糖部門が二つに現在分れたそうでありますが、分れる以前に配分方法としては、再製糖部門に一万トンぐらいは特別な理由を発見して与えるというようなことが事前に方針としてきめられておった。それによって再製糖の工業会と製糖会に分れたそうでありますが、その分れた一派がその一万トンを獲得するような受け入れ態勢を作るために、新しいそういう製糖会というものを作って、大臣の言われる一万トンがそこへ流れたのではないかということを中村委員は聞いているよ……

第26回国会 農林水産委員会 第53号(1957/08/20、27期、日本社会党)

○芳賀委員 先ほど農林大臣から新大臣としての所信の表明がありましたので、その点について若干の質問をいたします。  第一にお尋ねしたい点は、新農林大臣は、現在の岸内閣が農政に対してどの程度の熱意を持っておるかということをまず御認識願わないと、その認識が欠けておっては赤城農政というものは今後うまく進まないと思う。ですから岸内閣の農政に対する態度、熱意というものはどの程度であるかということにどのような御認識を持っておるかということを具体的な事例をあげて一つお示し願いたいのであります。  最も卑近な例としては、私どもの判断としては保守政権下における農政というものは、昭和二十八年度を頂点として急激に後退……

第26回国会 農林水産委員会 第55号(1957/09/11、27期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣が出席しておられませんので、担当の畜産局長にお尋ねいたします。新聞によりますと、農林省は七日の省議で、牛乳、乳製品価格安定策を内定して、昨日の酪農審議会に諮った上で正式にこの対策を決定するということが九月八日の中央紙に出ております。これらに関連しまして特に今月一ぱいで、先般大カン練乳の砂糖免税措置の再延長を行なったわけでありますが、一応この期限が切れることになっておりますので、この期限が切れる大カン練乳の課税が行われるということになるまでに、根本的な乳価安定の対策を政府の責任において策定するということがやはり不可分の関係のうちにこれは進められておると思いますので、この内容等……

第26回国会 農林水産委員会 第57号(1957/09/28、27期、日本社会党)

○芳賀委員 イモ類、澱粉の質問に入る前に、昨日農林大臣がお答えになった早場米地帯を主にした検査問題について若干お尋ねしておきます。昨日の大臣の答弁によると、ことしの早場米地帯の最盛期の態勢としては、非常勤職員の増加をやるということが第一点、それから応援検査の態勢を従来より強化するというのが第二点、それから出先職員に対して業務旅費とかあるいは超勤手当、あるいは宿日直手当等の増額措置を講ずることによって事態を何ら混乱のないようにしたいというような御説明があったのでありますが、これは単なる抽象的な大臣の発言であって、それでは具体的に昨年度に比べてこれらの三点はどういうふうに配慮を行うかというような点……

第27回国会 農林水産委員会 第6号(1957/11/13、27期、日本社会党)

○芳賀委員 実は農林大臣並びに経済局長が出席された機会の方がいいと思いますが、この際農業協同組合職員の共済組合制度について、現在農林省当局においてはどういうような判断と取扱いをしようとしておるか、その点を御説明願います。
【次の発言】 そこで今後年金制度を政府において制度化するような熱意を持って調査とか作業を進めておられるものかどうか、その点はいかがですか。
【次の発言】 そこで参考までにお尋ねしますが、現在の農業協同組合、広くいえば原始産業に携わる農林漁業協同組合等のそういう団体の職員の給与状態等がどういうような水準に置かれておるかという点、それとたとえば全産業の分野の中においてながめた場合……

第28回国会 地方行政委員会 第20号(1958/03/25、27期、日本社会党)

○芳賀委員 委員長に申し上げますが、実は農林委員会において地方税法の一部改正案に関して、当委員会に連合審査の申し入れを行なっております。当委員会におきましても先般連合審査申し入れを受けるという決議が行われたように私は了承しておりますが、いろいろな都合で連合審査を行われないということになりましたので、今日はかわって質問をするわけであります。そういう関係で、すでに当委員会において同僚委員各位が数次にわたって質疑を行われたと思うわけでありますが、主として地方税法の改正の中における木材引取税の改正について、政府並びに政府委員に質問を行いたいと思うわけであります。まず自治庁長官にお尋ねしますが、昨年度に……

第28回国会 農林水産委員会 第3号(1958/02/07、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ちょっと資料について。今官房長から御説明がありましたが、当初官房長も言われた通り、新長期経済計画の中には各年次別の計画はことさらないというお話でしたが、しかし昭和三十三年度の計画あるいは目標がないというのは変ですね。三十三年度のはあるのでしょう。それは出ておらぬのですか、どういうわけですか。
【次の発言】 ですから、各年次別のものはないとしても、それが特色であるというならしょうがないですけれども、三十三年度の計画目標というのは当然用意されておると思うのです。これは三十三年度予算との関連のもとにそういうものがあると思うのです。それがここに記載されておりませんので今お尋ねしたのです。

第28回国会 農林水産委員会 第8号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○芳賀委員 委員長に申し上げます。もう一時半ですから、午前中これ以上継続することは国税庁管も無理だと思います。私はむしろ午後にした方がよいのです。ただこの問題は、確定申告の時期ですから、午後長官の都合が悪いとしても、明日の午前中に必ず出席できるということであれば明日午前中でもいかかですか。委員長と同税庁長官と打ち合せをして、どの方が都合がよいか……。
【次の発言】 一時半で、昼飯抜きでは人権に差しつかえがありますから……。来週になると困りますが、明日必ず出席をするということであれば……。
【次の発言】 あなたにはまことに気の毒ですが、質問の第一点は、当面した問題で、昭和三十一年度の凶作地帯にお……

第28回国会 農林水産委員会 第9号(1958/02/28、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま楠見さんから、御意見が述べられましたが、特に開拓関係の問題に対して、具体的に二、三お伺いしたいと思います。  第一の点は開拓融資保証法に基く開拓者に対する短期営農資金の問題でありますが、この制度は御承知の通り、一般農家の場合には農業災害補償法とつながったいわゆる農手の制度がありまして、大部分の農家はこの農手に依存して、肥料とかあるいは生産に必要な資金の調達ができるのでありますが、開拓者の場合には立地条件とかいろいろな劣悪な条件下に置かれておりますので、農災制度の保護のもとに農手のごときものを借り受けるということはなかなか至難であります。それにかわるべきものとしてこの融資保証……

第28回国会 農林水産委員会 第10号(1958/03/05、27期、日本社会党)

○芳賀委員 昨年の国会で成立しました開拓営農振興法について、約一年間たっておるわけですが、その一年の間に開拓営農振興法計画というものはどの程度に進んで、所期の成果を上げ得る見通しがついたか、お伺いします。
【次の発言】 そこで全国で不振組合の中で振興計画を立てて、振興組合としての認定を受け得る組合の数が、総体どのくらいあるのですか。その計画の内容は主としてどこに重点を置いた計画が立てられておるのかという点と、それから振興計画の中においてたとえば負債整理みたいな事業に対して、そういう具体的な計画とか、資金需要等はどういうことになっておるのですか。

第28回国会 農林水産委員会 第11号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま農協法の一部改正法律案と酪農振興基金法案の提案理由の説明がありました。この際政務次官にお尋ねしますが、酪農振興対策について、先般政府は当委員会に対しまして、酪農振興基金法案とあわせて酪農振興法の一部改正の法律案を提出するということを表明されたわけでありまして、本日基金法案だけの趣旨の説明を受けたのでありますが、酪農振興法の一部改正については現段階においてどのような考えを持っておられますか。
【次の発言】 この問題は今政務次官が言われた通り、農協法の改正に対しても酪農振興法の一部改正は関連があるのです。ですから、政府は改正の法案を出す意思があるとすれば、これは関連性を持たして……

第28回国会 農林水産委員会 第12号(1958/03/07、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ビート問題についてお尋しますが、第一の点は昨年来北海道におけるテンサイ糖の増産計画が進められておるわけでありますが、昨年度の計画としては既存の日甜の三工場と芝浦の工場四工場が昨年秋から操業を行なったわけですが、操業の実績は大体もう把握できておると思いますので、三十二年度におけるテンサイ作付面積、あるいはその収量の問題、あるいは各工場別等に、どの程度の原料が受け入れされて、どういうような生産の推移をたどっておるか、その点をまずお聞きしたい。
【次の発言】 そこで本名政務次官にお尋ねしますが、昭和三十三年度の計画はもうすでに大よそ内定しておるわけでありますが、三十三年度においては日甜の……

第28回国会 農林水産委員会 第16号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○芳賀委員 農林漁業団体共済年金制度の問題について、法案が提出されるまで政府部内における意見が不統一であったというふうにわれわれは承知しておるわけでありますが、政府内部において本法案を国会に提出するまでの経緯、持に問題になったのはどういう点であるかということを、この際厚生大臣が来ておられますので、堀木さんからますお伺いしておきます。
【次の発言】 ただいまの御説明は、これは厚生大臣として、厚生年金制度の分野からみて、農林水産業の団体の職員の共済制度の問題に触れられたのでありますが、この法案の政府の提案理由の説明を聞くと、必ずしも社会政策的な面からだけの理由ではないようです。むしろ、原始産業に従……

第28回国会 農林水産委員会 第17号(1958/03/20、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま可決されました農林漁業団体職員共済組合法に対しまして、附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず案文を朗読いたします。    農林漁業団体職員共済組合法案に対する附帯決議   本法は、農林漁業団体役職員の年金制度を確立することにより、これらのものが将来に対し明るい希望をいだき、全員打って一丸となり農山漁民に対する奉仕精神を振起し、組合経営刷新のため安んじて業務に専念することができる途を拓いたものであるが、更に、農山漁民あっての団体役職員である事実に着眼するとともに、国民の半ばをしめ、かつ劣勢産業の担い手である農山漁民の社会的、経済的地位を考慮し、政府は、この際すみやか……

第28回国会 農林水産委員会 第18号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま同僚石田委員から質問がありましたが、これは政務次官から率直な答弁を願いたい。特に酪農振興基金法が今日まで提案だけされて、実質的な質疑に入っておらない大きな理由は、やはり酪農振興法の改正をやると政府は唱えながらまだ提案していないところにあると思う。これは今国会の提出予定法案の一つに入っておるわけです。しかし今の次官や舞講轄谷垣局長の答弁を聞くと、何かもう酪農振興法の改正に対しては全く自信がない、別に改正する問題点がないのではないかというようなお話もあるのですが、そうなりますと、当初の方針とだいぶ食い違ってきておるわけです。だから酪農振興法の改正はあきらめたのか、今国会へ出さな……

第28回国会 農林水産委員会 第22号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○芳賀委員 基金法の内容に入る前に、昨年の秋、牛乳、乳製品需給調整対策についての政府の諮問に対する答申というものが、農林大臣の諮問に答えまして酪農審議会から出されておるわけであります。この審議会の答申内容は、今後のわが国の酪農振興の上においてもある種の具体性を持っておるとわれわれは考えておるわけでありますが、今回の酪農振興基金法の法制化の問題あるいは酪農振興法の一部改正というような問題にもからんでこの答申はなされておるわけでありますけれども、この答申の主たる内容と、この答申を政府としてはどのように尊重されて施策に移されておるか、その点をお尋ねいたします。

第28回国会 農林水産委員会 第23号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、日本社会党並びに自民党を代表いたしまして、酪農振興基金法に対する修正案を提出いたします。  まず案文を朗読いたします。    酪農振興基金法案に対する修正案   酪農振興基金法案の一部を次のように修正する。   第一条中「生乳取引関係の改善に資するため」を「生乳取引関係の改善、生乳及び  乳製品等の価格の安定並びに乳製品等の需給の調整に資するため」に改める。   第二十九条第一号中ロをハとし、イを次のように改める。  イ、生乳の購入又は処理若しくは加工に要する資金(設備の新設又は改良に要する資   金を除く。)  ロ、イに掲げる資金のほか、乳製品(脱脂乳、クリーム、バター、……

第28回国会 農林水産委員会 第24号(1958/04/05、27期、日本社会党)

○芳賀委員 岸総理にお尋ねします。特に食管制度並びにこれに関連した昭和三十三年度の米価決定に当っての総理の所見をお尋ねしたいのでございます。
【次の発言】 総理は政治的信念の中で、特に貧乏追放を強調されておりますが、この貧乏追放の問題と、特に農業政策の問題、さらに米価の問題というものは、これは一連のつながりを持っているわけです。貧乏を農村から追放するという場合は、結局は農民の所得水準を引き上げるということも大きな要素だと思うわけです。ところが本年度の予算米価の内容を見ますと、昨年度の実行米価は一石一万三百五十円、本年度の予算米価は一石二万二百円ということになっているわけなんです。ですから農村か……

第28回国会 農林水産委員会 第29号(1958/04/22、27期、日本社会党)

○芳賀委員 二点ばかりお尋ねします。  第一点は、この天災法による融資の問題でありますが、本年の災害によって資金貸し出しをやるのは当然ですが、問題は災害が連年のように起きておるという地帯の場今日はこれにもばく然と書いてあるようですが、延納措置等はどういうふうに考えておりますか。特にこれは開拓関係等においては、開拓営農振興法の規定に基くと災害等が頻発して、償還年次にそれが償還できない、いわゆる固定化したような負債に対しては、これを営農振興法に基くところの資金に切りかえるということが行われているわけです。ですから一般被害農家の災害資金等を前年度に借り受けしておいて、本年度償還しなければならぬけれど……

第28回国会 農林水産委員会 第30号(1958/04/23、27期、日本社会党)

○芳賀委員 議事進行について。先ほど長官から日ソ漁業交渉の妥結の経過を聞いたのですが、これはあくまでも政府の事務当局の経過の説明というふうにわれわれは聞いております。ただいまの永井委員の質問は、政府の政治的な責任において答弁がなされる、そういう重要性を持っておる。当委員会におきましても、昨日石井農林大臣代理の出席を求めて、本問題の調査を進めるということになっておるのですが、いまだに石井大臣の出席がないのです。まことに政府としては怠慢しごくなんですが、いかなる理由で石井農林大臣代理が出席できないのか、その事情等について説明を願いたい。
【次の発言】 委員長にお尋ねしますが、石井大臣の出席はどうな……

第28回国会 農林水産委員会 第31号(1958/04/24、27期、日本社会党)

○芳賀委員 二、三お尋ねしますが、第一点は提案者にお尋ねします。先ほど赤路委員の質問にもありましたが、本法提案の経緯、特にこの法案の提案者は、政府与党である自民党の参議院議員諸君がすべて提案者になっている。もちろん私どもは、国会議員の立場においても、また国会の立場においても立法府でありますから、法案の発議権とか提案権とかいうものをみずから圧縮しようとは考えてはおりませんが、通念的に言うと、政府与党の議員諸君のみが提案者となって法案を出される場合においては、これは建前からいえば、内閣提出の形をとるのが当然でないかと私たちは考えるわけであります。もちろん与党野党の共同提案の法案もありますし、あるい……

第28回国会 農林水産委員会 第32号(1958/04/25、27期、日本社会党)

○芳賀委員 今回の日ソ漁業交渉妥結に当りまして、赤城農林大臣におかれましては、約一カ月にわたって、モスクワにおいて政府の代表として最大の努力を続けられて、このような結果をもたらされたことに対しましては、ひとり私だけではなく、当委員会の同僚委員各位も、大臣の御苦労に対して深く敬意を表しておるのであります。  ただこの機会に十分明確にしておきたい点は、今回の最終的な妥結の場合に、明年度からオホーツク海域に出漁しないという取りきめを行なったのでありますが、交渉の大原則としてはあくまでも公海の自由の原則の上に立って、オホーツク海の出漁問題等に対しましても、数量はともかくといたしまして、あくまでも日本の……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 農林水産委員会 第4号(1958/06/25、28期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま畜産局長から現況についての説明がありましたが、この際夏場の需要の最盛期を控えていろいろ乳価の暴落等の現象が露呈されておるのでありますが、これに対する一番大きな原因は、需要に対する生産の過剰というような傾向が増大いたしておることでありますが、この根拠となる実際に純然たる過剰数量というものは現在どのくらいになっており、そうしてこれに対して今後いかに消費拡大等の施策を講ずるかということが出発点になると思うのです。従来まで、政府は、この生産過剰傾向等に対しましても、正常在庫分は別としても、純然たるいわゆる過剰といわれるこの数量の把握を非常に甘く考えておった、実際の過剰数量よりも過小……

第29回国会 農林水産委員会 第8号(1958/07/03、28期、日本社会党)

○芳賀委員 関連して……。  ただいまの同僚委員の質問に関連して農林大臣にお尋ねしますが、政府におかれては、今次の米価審議会の麦価に対する答申あるいは米価に対する答申について、これを尊重するということを表明されているけれども、ほんとうは尊重する意思があるのかないのかという点なのです。その点を、片りんでもいいですから、かかる意味において尊重する意思があるということを当委員会において明らかにしておいてもらいたい。
【次の発言】 これは一時のがれではいけないのですよ。問題は米価審議会の存在の理由とか価値ですね。あるいは食管制度そのものにもこれは重大な影響を持つわけです。今回の政府の米審に対する態度、……

第29回国会 農林水産委員会 第10号(1958/07/07、28期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、自由民主党並びに日本社会党を代表いたしまして、牛乳、乳製品の緊急需給調整対策に関する決議を行う件を提案いたしまして、これが提案の理由を申し述べんとするものであります。  まず案文の朗読をいたします。    牛乳、乳製品の緊急需給調整対策に関する件(案)   わが国の酪農事業は、戦後急速な進展を見、農業経営の合理化と国民食生活の改善に寄与しつつある。   然るに、現下の酪農事情は、牛乳、乳製品に対する需要の伸び悩みにより、需要の最盛期たる夏期においてすら、乳価の引下げによってその経営に困難な問題を提起しようとしている。   農業の改革の上に果す酪農業の役割の大きなことに鑑み、政……

第29回国会 農林水産委員会 第11号(1958/07/08、28期、日本社会党)

○芳賀委員 本日中金の理事長の楠見さんにわざわざおいで願ったのでありますが、お伺いしたい点は、最近における漁業金融の実態について一応御説明を伺って、しかる後に若干の質問をいたしたいと思います。
【次の発言】 そこで、お伺いしたいのでありますが、その中金を通じての全国の水産団体等に対する融資を通じて、特に最近地方における漁業協同組合とかあるいは地方の漁業協同組合連合会、これらの協同組合組織の実態が現在果して健全化の方へ向っておるものであるか、あるいはまた、その経済事情が最近の不況の影響を受けて悪化の方向を向いておるのであるか、そういうような実態はどうなっておりますか。

第29回国会 農林水産委員会 第13号(1958/08/01、28期、日本社会党)

○芳賀委員 国鉄の営業局長にお尋ねしますが、今の局長の答弁は、局長自身はわかっておるようですが、われわれとしてはなかなか理解に苦しむわけであります。それで、六月二十七日の当委員会において、いわゆる公共政策割引に対して、当局側からむしろ自発的に一年間延期したいという発言があったのであります。われわれとしては、これは了承できないから、運輸大臣並びに国鉄総裁を当委員会に呼んで、なぜこの政策割引を農林水産物資に対して圧縮するかということを究明する予定だったのです。ところが、あなたの方から、自発的に発言をしたい、そういうことで、自発的にもう一年延期しますということを言ったわけです。われわれとしては、一年……

第29回国会 農林水産委員会 第14号(1958/08/26、28期、日本社会党)

○芳賀委員 石坂政務次官にお尋ねいたしますが、底びきの問題は当委員会においてしばしば論議されておるわけです。ただ、問題は、九月一日の解禁になる時期を目前にして、この問題について政府がどういうような解決策を立ててそれを公示されるかというところまで来ておるわけです。今までの農林大臣あるいは事務当局の説明を聞くと、この問題に対処する明確な基本的な原則というものは全然ないのです。この点は八月一日の当委員会においても私が指摘した点なんです。ですから、底びきの禁止区域拡大を行わなければならない基本になる尺度というものを農林省あるいは事務当局は持っておられないのです。その尺度がない限り、いつまでたっても結論……

第29回国会 農林水産委員会 第16号(1958/08/28、28期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねいたしますが、農林大臣は八月一日の当委員会において底びき禁止区域の問題についても答弁されましたが、あのときはまだ問題の内容を十分理解しておらぬ点があったと私は推測しておる。そうして、一昨日石坂政務次官、奥原水産庁長官に質問をしたのでありますが、まだ主務大臣であるところの三浦さんからこの問題の解決に当るところの基本的な方針を指示されておらないので、いずれ大臣の明確なる指示を待って、九月一日から予定される解禁日を控えて、早急に熱意のある結論を出したいというような答弁があったので、あなたの出席を実は期待しておった。本日は、先般の委員会の程度では、これは非常に困るわけですが……

第29回国会 農林水産委員会 第17号(1958/08/29、28期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、日本社会党を代表して、北海道周辺海域における中型機船底びき網漁業の禁止区域拡張とこれに伴う転換対策に関する件について動議を提出いたします。  まず案文を朗読いたします。    北海道周辺海域における中型機船底曳網漁業の禁止区域拡張とこれに伴う転換対策に関する件   わが国沿岸漁業の振興対策は、最近における水産政策の基本をなすものであり、これがため水産増殖事業等を主体とした諸施策が講ぜられているところである。   特に、北海道地方におけるにしん漁業等不振をつづける沿岸漁業について、最も効果的な措置によりこれが振興を図り、かつ、窮状を打開することは、焦眉の急を要する重要課題であり……

第29回国会 農林水産委員会 第19号(1958/09/10、28期、日本社会党)

○芳賀委員 食糧庁長官が出席しておりませんので、事務的な問題についてお尋ねいたします。昨日同僚委員からも質問があったと思いますが、本年度の農産物価格安定法に基くカンショ、バレイショの原料基準価格並びに澱粉の買入価格等の発表の時期は、昨年度から九月末に決定して発表することになっております。本年は作業の状態はどうなっているのですか。
【次の発言】 そこで、当該年度の作況が需給関係に相当大きなウエートを持つと思うのです。ことしのバレイショ、カンショの達観した作況というのは、平年度に比べ、あるいは前年度に比べた場合、どういうようなことですか。

第30回国会 農林水産委員会 第9号(1958/10/22、28期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、先ほど大野委員の質問に答えられて、先般来政府のとられた乳価対策は失敗だったというようなことを率直に言われたように聞いたわけですが、どういう点が失敗だったか、お伺いしたい。
【次の発言】 たとえば乳製品の緊急買い上げの問題についても、これは当初の政府の買い上げに対する実施方針と大きく食い違ってきましたね。これが結局乳価施策の面において非常に効果が上らなかった。特に九月以降の乳価をむしろ圧迫するようなことになってしまった。どういうわけでそういう策を――たとえば乳製品にしても七億円の買い上げをやるというようなことまでやられて、全く効果のないようなことになって、し……

第30回国会 農林水産委員会 第12号(1958/10/29、28期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま同僚の松浦委員からるる御質問がありましたが、そこで、政府にお尋ねしたい点は、今年の豆類の価格安定を具体的にはどういう態度でやっていただけるか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 増田さんは一口に雑豆と言われるが、雑豆というと何か要らない豆のように聞えますが、そうでない。俗称雑豆と言っておりますが、これはあるいは小豆類とか菜豆類と分類できるわけです。そこで、今年は豊作年ということが言えますが、これを大別して国内の需給関係を考えた場合において、すべての豆類が国内で充足が可能かどうかということ、あるいはまた一部過剰傾向のものが中にあるかどうか、そういう検討をやっておられるか……

第31回国会 農林水産委員会 第2号(1958/12/17、28期、日本社会党)

○芳賀貢君 ただいま議題となりました寒冷地畑作農業振興臨時措置法案の提案理由を御説明いたします。  まず、この法律を提案するに至りました経緯等について申し上げたいと存じます。  北海道を初めとする寒冷地帯の農業は、その開発以来、劣悪な自然条件のもとで、地域農民のたくましい努力により、食糧増産、酪農振興等、わが国農業の発展途上に多大の成果をあげて今日に至ったのでありますが、常襲的な冷害凶作及び経済事情の変動により農業経営はいまだに不健全であり、従って、農家経済もまた不安定の実情にあります。  すなわち、寒冷地帯の農業は、昭和二十八、二十九両年の連続冷害により、大きな打撃をこうむったのでありますが……

第31回国会 農林水産委員会 第6号(1959/02/04、28期、日本社会党)

○芳賀委員 今久保田君から肥料関係の資料の要求がありましたが、それにつけ加えて、輸出会社法に基く日本硫安輸出会社の経営の内容、それから、昨年の暮れに肥料懇談会が政府に対して報告書を出しておるその報告書の内容、なお、重複すると思いますが、特に硫安合理化の第一次五カ年計画の達成の内容、その成果等についても具体的な資料を出していただきたい。  もう一つあります。それは北海道の寒冷地農業の関係ですが、政府が今まで実施された北海道畑作営農改善対策要綱、これを資料として出していただきたい。

第31回国会 農林水産委員会 第10号(1959/02/18、28期、日本社会党)

○芳賀委員 今同僚の茜ケ久保君から質問がありましたが、まず、農林大臣に、今年度の開拓行政に対する、大まかな点でいいですから、特異性、どこを重点的に指向していくかということについてお尋ねします。
【次の発言】 大筋だけでいいです。
【次の発言】 基本的な方針でいいです。
【次の発言】 私どもの判断では、従来と変る点は、新規入植を極端に押えているんですね。結局既入植者の安定をはかるというところに一つの特異性があると思うのです。そういう場合に、既存の入植者の総合安定対策を講ずるという新しい方針を確立する場合、単に開拓融資保証法に基く中央保証協会に対する八千万程度の増資が行われる、それ以外にも予算的に……

第31回国会 農林水産委員会 第12号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○芳賀委員 足鹿委員から詳細な質疑がありましたので、私は家畜共済の部門に限定して農林大臣にお尋ねします。  第一の点は、今回の改正は、死廃病傷一元化の基本的な理念から見ると、これは間違った改正であるというふうにわれわれは考えております。どういう理由でゆがんだような法改正を試みられたのか、その点をお答え願いたいと思います。
【次の発言】 それは、三十四年度の家畜共済関係の予算の決定に基いてこのような法律改正をやられたから内容がこうなったのじゃないですか。当初に家畜共済の一元化を基本にした法律の充実を考えた場合においては、こういうことにはならなかったと思うのです。予算の関係でこういうものになったの……

第31回国会 農林水産委員会 第13号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま可決されました農業災害補償法の一部を改正する法律案に対し、附帯決議を附するの動議を提出いたします。  まず案文を朗読いたします。  政府は、農業災害補償法実施の現況にかんがみ、今後左記の措置を講ずべきである。    記  一、本制度が農業の実態に即応し得るよう抜本的改訂を行うため、すみやかに調査会を設置すること。  二、家畜共済事業の掛金については、農家の負担を軽減し、酪農振興に寄与し得るため、次の機会に全体の縦割二分の一国庫負担方式を確立すること。  右決議する。   昭和三十四年二月二十六日    衆議院農林水産委員会  附帯決議について簡単に趣旨の説明を行います。  ……

第31回国会 農林水産委員会 第14号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○芳賀委員 外務大臣並びに農林大臣に対しまして、日ソ漁業問題についてお尋ねをいたします。  現在東京におきまして日ソ漁業委員会が持たれておるわけでありますが、まずお尋ねしたい点は、この漁業委員会において日本の政府側からオホーツク海の海域にサケ・マスの漁労のために出漁するという件を提起されるお考えがあるかないか、その点お尋ねします。
【次の発言】 外務大臣はいかがですか。
【次の発言】 そこで、お尋ねしますが、昨年の漁業交渉における経過をわれわれが検討した場合において、当初、委員会におきましては、一九五八年の総漁獲量を十万トンにする、しかもそのうちオホーツク海の海域におきましては母船一隻と限定し……

第31回国会 農林水産委員会 第17号(1959/03/04、28期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま修正可決されました北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法案に対し、私は日本社会党並びに自由民主党を代表し附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず決議の案文を朗読いたします。    北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当り、北海道畑作農業の特異性と、累年災害のため困窮を極めている農家経済の実情にかんがみ、左記各項の如く実施すべきである。     記  一、営農改善資金のうち、土地改良関係資金の貸付については、非補助小団地等土地改良事業助成基金の運用による公庫の非補助土地改良事業融資に関する利子軽減の措置を活用……

第31回国会 農林水産委員会 第18号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、先般二月二十七日の当委員会におきまして、外務大臣並びに農林大臣の出席を得て、日ソ漁業問題に対する質疑を行なったわけでありますが、非常に時間も不足でありまして、十分質疑を尽すことができませんでしたので、さらに本日大臣の出席を求めてお尋ねするわけでありますが、先般の委員会において、農林大臣におかれては、現在進行中の日ソ漁業委員会にオホーツク海におけるサケ・マスの漁業の問題について提案を行うべきでないかという私の質問に対して、それは日本の側から見て不適当である、こういうような答弁がなされたわけでありますが、まず、この不適当であるという真意が明確でありませんので、……

第31回国会 農林水産委員会 第19号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま提案されましたテンサイ三法案に対して質問をいたします。きょうは農林大臣が出席されておりませんので石坂政務次官にお尋ねしますが、政府におかれては、今回の法案提出に当って、特に国内における糖業振興並びに甘味資源の生産拡大等について長期的な計画を立てられたように承知をしておるのでありますが、それらの基本的な構想について主要な点を説明願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまお述べになった国内における甘味資源の増産対策でありますが、たとえばテンサイ糖の四十万トンの増産計画等にしても、これは十カ年計画としてもこの実現は相当容易でないと思うのです。ただ単にテンサイ糖の価格面の操作程度……

第31回国会 農林水産委員会 第34号(1959/06/10、28期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、政府においては、二十二日からの臨時国会を前にして、内閣の大幅改造を急いでおられる。従って、三浦さんもこの臨時国会までがおそらく大臣としての御在任の範囲と常識的には考えられる。従って、この際、在任中におかれまして、昭和三十四年度の米価決定の問題については、三浦農林大臣としての明確な態度を御決定になって、全国農民の期待にこたえるべきではないかと私どもは考えておりますが、御決意のほどはいかがですか。
【次の発言】 そこで、お尋ねしたいのは、農林大臣はしばしば国会において、三十四年度の米価は生産費及び所得補償方式を採用して行いたい、こういうことを言明されておるわけ……

第31回国会 農林水産委員会 第35号(1959/06/11、28期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの農林水産物資に対する国鉄の運賃改訂問題に関してでありますが、実は、四月三十日の当委員会において本問題に対する決議が行われておるわけであります。第一の点は、政府が企図されておるところの等級間の賃率改訂の問題、第二点は、本年の六月まで継続されることになっておるところの公共政策割引の継続の問題、この二点について委員会の決議が行われておりまして、当時出席しておりました小倉副総裁は、この委員会の決議に対しては十分決議の趣旨を検討して誤りのなきよう運用を期したいというよう答弁を行なっておるわけでありますが、昨日の私の質問によりましても、具体的に委員会の決議の趣旨に基いた作業が行われて……

第32回国会 大蔵委員会 第1号(1959/07/02、28期、日本社会党)

○芳賀貢君 ただいま議題となりました昭和三十四年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案につきましてその提案の理由を御説明申し上げます。  米穀についての所得課税の特例措置は、米穀の供出を促進し、食糧の確保をはかることを目的として、昭和二十六年産米につき議員提出によって立法化されたことに始まり、自来二十九年産米まで毎年ほぼ同一内容の法案が提出され、米穀の超過供出奨励金、早期供出奨励金、供出完遂奨励金等の各種供出奨励金を非課税とする臨時措置が講ぜられ、昭和三十年産米からは、奨励金制度が廃止されていわゆる米価の一本化をはかるとともに、米穀供出制度にも画期的な改正を加え、いわゆる予約供出制度が……

第32回国会 農林水産委員会 第1号(1959/07/02、28期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣の農政担当上の所信については、いずれ機会を見てお尋ねするごとにして、きょうは当面の二、三の問題についてお尋ねします。  第一点は、先日の二十六日の衆議院本会議で、同僚の足鹿委員の質問に答えて、農林大臣は大へんおもしろいことを言っておられる。第一点は所得均衡論です。農業と他産業との所得均衡を政策上どう持っていくかという点に対しては、あなたは、これは数量と価格の問題である、数量の問題についてはいわゆる農業の生産性の向上を通じて所得の向上をはかっていきたいということで、ただ、価格の問題についてはあなたは全然触れていないのです。価格の問題については所得形成の要素ではあるけれども経済……

第32回国会 農林水産委員会 第4号(1959/07/08、28期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、昨日政府が発表された米価は、私どもの立場から見て、これは全く生産費・所得補償方式ではないと断定できるわけです。もし政府がこれが新しい意味の生産費・所得補償方式であるとすれば、それは全く似て非なるものであるということをここで断定しておく必要があると思うのです。どうですか、大臣、これはやはりにせものだということを一応言明されて、そして、この秋まで周到な用意をされて、この秋の機会に完全な生産費・所得補償方式の算定による米価をきめる基礎を作りたい、そういうお考えで米価論争はこれでやめたい、そういうことじゃないですか。

第32回国会 農林水産委員会 第6号(1959/08/10、28期、日本社会党)

○芳賀委員 委員長に申し上げますが、委員長から国鉄並びに農林当局に言われた資料の内容がわからないのですけれども、速記をとめた間にいろいろ言われたようなんですが、一体どういう資料を当局が提出するのか、それを委員長から明らかにされて、なお不足であればわれわれの方からも要求したい資料の内容を明らかにしたいと思います。
【次の発言】 なお私から要求しますが、第一点は、農林省が政策割引の存続を要求された品目表ですね。おそらく百三十六品目と思いますが、その品目表はそれほど広範な内容ではないと思います。  この継続の品目表にさらに附すべきものは、継続することによって各品目が現在まで行われた制度によってどれく……

第32回国会 農林水産委員会 第7号(1959/08/11、28期、日本社会党)

○芳賀委員 公取委員会にお尋ねいたしますが、今般帝国製麻並びに中央繊維の両者が合併を目的として公取委員会に合併の申請書を七月二十五日に提出したことをわれわれは承知したわけでありますが、この点に対しまして、まず第一に公取側から、両者の合併の趣旨、目的並びにこれに対する公取委員会としての審理の方針等について概括の御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 そこで、中村委員にお尋ねしますが、公取委員会としては七月一日に北海道におもむきまして、この両者の合併問題に連関する調査を行われたというふうに私たちは承知しておるわけでありますが、この七月一日に行われました委員会の調査というものは、両会社が合併の申……

第32回国会 農林水産委員会 第12号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○芳賀委員 議事進行。  委員長にお尋ねしますが、この問題は単に道庁だけで行政的に処理する問題でないことは、これはもう、先ほどの調査の報告、あるいは先月十日の当委員会の経過においても明らかであります。従って、政府委員も出席しておりますが、たとえば本年の通常国会においてテンサイ糖の納付金制度あるいは振興会法案等を審議したときの当面の責任者はみんなかわってしまった。従って、少くとも当時の食糧庁長官渡部伍良君等は当然出席して、必要に応じては答弁の衝に当るべきと思うのです。この際あらかじめ委員長に言っておきますが、前任者のうちの主要なる人物に対しては出席を求めておきたいと思うのです。

第32回国会 農林水産委員会 第14号(1959/10/01、28期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま農産物に関する調査小委員長の田口委員から小委員会の審議の経過並びに結果について御報告がありまして小委員長の報告に基いて、政府を代表して小枝農林政務次官から所信の表明があったわけでありますが、これに関連いたしまして、二、三大事な点だけをただしておきたいと思うのでございます。  第一の点は、農産物価格安定法に基きまして、伍年カンショ、バレイショ並びに澱粉、なま切りぼしの政府価格の決定を行うわけでありますが、一昨年以来は毎年九月末にこの決定を行なって、公表を行なっておることは御承知の通りであります。特に一昨年は政務次官の小枝さんが当農林委員長であったし、また本名委員も政務次官の立……

第32回国会 農林水産委員会 第15号(1959/10/02、28期、日本社会党)

○芳賀委員 福本さんにお尋ねします。  先ほど、酵素糖化法でいくと、乾燥澱粉の方でなくてなま澱粉を原料としても製造が十分容易だという御説明がありましたが、そうなると、これは、原料価格の面において、なま澱粉を使った場合と精製澱粉あるいは米粉澱粉を使った場合で製品のコスト上に相当の差異が出てくるというふうに考えられるが、その点は大体どういうことですか。
【次の発言】 それから、原料を使用する場合、カンショ澱粉が対象と思いますが、カンショ澱粉とバレイショ澱粉においては、これは価格が違うわけなんですが、たとえば原料としてカン澱、バ澱を使用した場合、これは、林原さん等の経験によると、やはり製品で相当の差……

第32回国会 農林水産委員会 第16号(1959/10/21、28期、日本社会党)

○芳賀委員 関連して……。  こういう形で資料を出されたらいいと思う。農林省において省議で決定されたその要求の内容ですね。これは出すも出さぬもない。農林省が、今次の災害対策として特に臨時国会に補正予算が出るわけですから、それらの関連の中で、当然これは省議で方針をきめて予算の要求はやられるのだから、その省議決定して現在要求中の資料は出せると思う。そういう形でこれは出していただきたい。  もう一点は、予算と関係のある農林省関係の災害対策の必要な立法措置、あるいは要綱等による行政措置、これらをどの程度に作業を進めておるか、これを中澤君の予算関係の資料と同時に出してもらいたい。

第33回国会 農林水産委員会 第2号(1959/10/30、28期、日本社会党)

○芳賀委員 大豆の価格の問題についてお尋ねします。ただいま食糧庁長官から今年度の政府基準価格決定についての説明がありましたが、大要は前年度の価格据え置きという線でありますが、先般の澱粉にしても、今回の大豆にしても、ただ据え置き据え置きということになると、全くこれは策のないことじゃないかと思うのです。もう少し具体的に実態を明らかにして、しかもこの農産物の価格安定制度というものが実質的には農家の所得増大の方向に行き得るような方途をやはり安定制度の中においても考究していく必要があると思うのです。そういう点に対してはどのような見解で審議しておりますか。

第33回国会 農林水産委員会 第3号(1959/11/05、28期、日本社会党)

○芳賀委員 先般の委員会において大豆の政府買上価格の決定について質問をしたのでありますが、当時の政府の答弁によりますと、安定法の規定に基いて十月三十一日までには価格の公表を行なうということでありましたが、いまだに発表がありませんので、どういう事情になっておるか、御説明願います。
【次の発言】 だいぶ時間がたつようですが、それは、政府部内における農林省、大蔵省の内部的な事情によって何らか難点があって今まで延びておるのか、あるいは、順調にはいっておるのだけれども、災害対策等があるので、それで延びているのか、その点はいかがですか。
【次の発言】 それでは、最悪の場合でも前年度の価格を下回るようなこと……

第33回国会 農林水産委員会 第12号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○芳賀委員 参考人の御意見を聞いていますと、大体、繭糸価格安定臨時措置法の一部改正に対する反対の御意見が、生産者の立場を代表する方を中心にして四名と、他の六名の参考人の皆さんはニュアンスの相違はありますが大体賛成であるというふうに承ったわけでありますが、しかし、その場合も、この繭糸価格安定法に基づいて買い上げた生糸を安定法によらないで放出させようとするのがこの臨時措置法の改正のねらいでありますが、この点に対してはあまり皆さんは触れておらないのじゃないかと思います。ただ、政府の現在手持ちしておる生糸を十八万円で放出することが妥当であるか、あるいは反対であるかというところに重点が置かれておると思う……

第33回国会 農林水産委員会 第13号(1959/12/10、28期、日本社会党)

○芳賀委員 石橋参考人にお尋ねいたしますが、この委員会にあなたから配付された十月二十三日の「石橋理事長談」という資料が手元に来ておるわけですが、この石橋談話なるものは、あなたが理事長としての資格でいつどこで発言された談話か、お尋ねします。
【次の発言】 そうすると、これは、十月二十三日の取引所の総会の席上において、政府と理事長との間における諸般の話し合いであるとか、そういう進行状態の内容等について、あなたが理事長としてなされた説明ではないですね。
【次の発言】 それから、この二枚目に、石橋談に対する石橋理事長の補足説明というのがありますが、これは、それでは記者団会見のときにさらにこのような補足……

第33回国会 農林水産委員会 第14号(1959/12/15、28期、日本社会党)

○芳賀委員 私はもっぱら農林大臣にお尋ねしたいと思います。  第一点は、先般十日の日に当委員会に横浜の取引所の理事長を参考人として出席を求めていろいろ意見を聞いたのでありますが、その際の発言の、取引所に対して蚕糸局長を通じて安定法によって政府が保有している生糸の中から買いかえの方式で十八万円で二万俵の引き渡しを行なうという確約があったということに対しては、これは、農林大臣もそういうことは全然関知しておらぬ、蚕糸局長もそういう確約はしておらないということが委員会において明らかになりましたので、その点をわれわれは疑うものでありませんが、これと関連して十二月の十日に横浜の取引所が立ち会いを休会にした……

第33回国会 農林水産委員会 第15号(1959/12/16、28期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま自由民主党の田邊委員から提案されました本法案に対する附帯決議の件につきましては、当委員会に成規の手続を経て配付されました決議の案文と比較した場合においては、その文言の中に重大なる過失があるということをわれわれは発見したわけであります。ただいま、委員長からは、提案者からの申し出があって別個の決議案文が配付されたがごとき発言がありましたが、これは全く委員長の不信行為であるというふうにわれわれは断ぜざるを得ないのであります。特に、この案文につきましては、本朝の理事会においていろいろ打ち合わせを行なったのでありますが、この取り扱いについては、社会党としては修正案を提案している関係も……

第33回国会 農林水産委員会 第16号(1959/12/22、28期、日本社会党)

○芳賀委員 政務次官にお尋ねしますが、ただいま付託されております養鶏振興法案は、これは四月の三十日に提案理由の説明だけが行なわれておる。その後、きょう初めて与党の丹羽委員が質問されたのでありますが、この養鶏振興法案の内容を見ると、われわれとしては、せっかく政府が御提案になったにもかかわらず、内容がまことに空疎であって、この程度のことであれば、わざわざ立法措置を講ぜられてやるまでのことでなくて、行政的な措置でもやれるじゃないかとも考えますが、政務次官のお考えはいかがですか。
【次の発言】 先ほど丹羽委員も発言されましたが、この養鶏振興法案については、二十八国会において、参議院の議員提案で、法案が……

第33回国会 農林水産委員会 第17号(1959/12/23、28期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日委員長の御意見で保留した分の質問を続けたいと思います。  第一点は、政府がお出しになった法案の第二条の「(定義)」でありますが、その中に、種鶏業者と孵化業者についての解釈がありますが、養鶏農家というような問題は全然出ておらないのですが、この点について昨日私から政務次官並びに畜産局長にお尋ねしたのですが、やはり、養鶏振興法全体を推進する意味においては養鶏農家を対象とした施策が進まなければならぬと思うのでありますが、そういう点に対しても、やはりこの法案の中で明確に養鶏農家というものを入れて、そうしてそれに定義を与えるということが必要じゃないかと思いますが、その点はどうお考えになりま……

第34回国会 建設委員会 第12号(1960/03/18、28期、日本社会党)

○芳賀委員 建設大臣並びに北海道開発庁長官である村上さんにお尋ねします。先日の連合審査における私の質問に対しては、昨日は村上大臣は十分な答えをしてくれなかったわけなんですが、これは非常に重要な点でありますから、再度御質問するわけであります。この長期計画を策定する場合に、第三条の四項には「農林大臣又は建設大臣は、第一項の規定により治山事業十箇年計画又は治水事業十箇年計画の案を作成しようとするときは、あらかじめ経済企画庁長官に協議しなければならない。」ということが示されておりますが、主としてこの点についてであります。ただいまも山中委員の質問に答弁がありましたが、その点具体的にお尋ねします。経済企画……

第34回国会 農林水産委員会 第1号(1960/02/10、28期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣が病気で欠席でありますので、小枝政務次官にお尋ねしますが、最近において国産大豆の市況が非常に暴落しておることは御承知の通りであります。たとえば、二月初旬におきましても、昨年の同期と比較すると、六十キロ一俵について約四百円の暴落を示しておるわけなんです。これには当然原因があるわけでありますが、その一番大きな原因としては、当然大豆のドル地域に対する完全AA制の実施が一つの見通しとして市況に悪い影響を与えておるということは言うまでもないのでありますが、この大豆のAA制の問題等については、昨年の臨時国会等においても当委員会においてしばしばその影響の甚大な点を指摘して、政府といたしま……

第34回国会 農林水産委員会 第6号(1960/03/01、28期、日本社会党)

○芳賀委員 永田参考人にお尋ねしますが、先ほどの供述によって大体の経過はわかったのですが、お尋ねしたい点は、名簿によりますと、あなたは第五・八幡丸に所属しておるわけですね。たまたま拿捕当時に第六に移乗しておったというふうに考えられますが、これは平常そういうことをやっておったのですか。あなたは船員としての船籍の方では第五・八幡丸におることになっておるけれども、操業する場合においては、第六の方に常に乗って、そうして船長の代理をやっておったのかどうか、その点はいかがですか。
【次の発言】 俗に言う李ラインの周辺で操業する場合は、一応危険な海域と見なければならぬわけですね。ですから、そういう地域に操業……

第34回国会 農林水産委員会 第11号(1960/03/15、28期、日本社会党)

○芳賀委員 ビール麦問題については午後も質疑を行なうわけですが、政府を代表しておると認めて小枝政務次官に申し上げますが、先ほど、久保委員、神田委員の発言中にも、政府はビール麦の輸入公表を本日中にも行なうような説も伝わっておるわけであります。従って、この輸入問題については、当委員会の調査が十分済んで一応の結論が出るまでストップすべきだというふうに私は考えておりますので、この点については議事進行として委員長からも政府に伝えてもらいたい。
【次の発言】 公取委員会にお尋ねしますが、ビール麦の独禁法違反の問題について提訴が行なわれておるわけですが、午前中の答弁におきましても現在調査中であるということは……

第34回国会 農林水産委員会 第13号(1960/03/17、28期、日本社会党)

○芳賀委員 第一にお尋ねしたい点は、これは農林大臣に尋ねる問題だと思いますが、一応政務次官が来ておられるから尋ねしますが、昨年のちょうど三月ごろの当委員会において、御承知の寒冷地農業振興法あるいは農家負債整理法等の審議、行なったとき、それに付帯して、この際政府は農林金融の全面的な検討を行なって、特に制度金融であるところの公庫の運営等についてもこの際根本的な検討を下すべきであるという意見も積極的に実は出たわけであります。その目標とするところは、結局、公庫の資金調達の内容というものをいかに改善するかという点と、もう一つは公庫全体の資金コストの引き下げを行なって、そうして貸付金利を低利なものにしなけ……

第34回国会 農林水産委員会 第15号(1960/03/29、28期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま可決されました農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案につきまして、この際、自由民主党、日本社会党並びに民主社会党を代表して、附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず案文の朗読をいたします。    農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案に対する附帯決議   政府は、左の如く措置すべきである。  一、公庫の原資は借入金に依存する度合を次第に増大し、昭和三十五年度においては最悪の事態に立至っていると認められるが、かくては貸付業務の円滑な遂行に支障をきたすおそれがあるので、長期低利資金に対する農林漁業者の需要の増加に対処し、今後の資金計画を作成するに当っては、すくなくと……

第34回国会 農林水産委員会 第17号(1960/04/05、28期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねします。  政府が提案された漁業協同組合整備促進法案につきましては、昭和三十一年の三月の国会において農業協同組合整備特別措置法が成立したことは御承知の通りです。その当時密蔵に当りましたわれわれとしては、従来も、農業関係あるいは漁業関係等については、たとえば農林水産業の組合の再建整備の問題にしても、あるいは農協や水協の連合会の整備促進法の問題にしても、原始産業のこれらの協同組合は常に同列に扱って組合の健全化に努めてきたのであります。ただ、農協の整備特別措置法を作る場合、政府の主張としては、漁業協同組合関係の分については的確な調査が進んでおらぬので、この際農協関係だけの……

第34回国会 農林水産委員会 第18号(1960/04/06、28期、日本社会党)

○芳賀委員 赤路提案者代表にお尋ねします。今回政府が提案された漁業協同組合整備促進法案と、赤路議員が代表提案者となっている漁業協同組合整備特別措置法案とは、内容において非常に類似している点が多いわけでありますが、この際、両案の内容を比較しながら、その特色とするような点について主としてお尋ねしたいと思うのであります。  目的については、これは全国の漁業協同組合の再建整備を促進するというところに眼目があるわけでありますが、法律の内容においてはだいぶ趣が異なっておる点があるわけであります。たとえば、整備計画を立てる場合の指定日の問題等についても、赤路案によると、これは昭和三十七年三月三十一日というこ……

第34回国会 農林水産委員会 第19号(1960/04/07、28期、日本社会党)

○芳賀委員 法案審議の過程で大体問題点が明らかになりましたが、さらにこれを要約して政府に再度所信をただしておきたいと思うわけであります。  第一の点は、政府の案によりますと、基金制度を作りまして、基金の運用益を中心にして整備組合の強力なる再建を促進するということの意図は明らかになっておるわけでありますが、今年度の基金造成の予定計画等を見ますと、国から貸付金として一億円、それから関係団体の出資金が約一億五千万ということで、合計二億五千万にすぎないのであります。しかも、整備組合の対象になると予想される組合数は四百六十にも達するようなことでありますし、それらの組合の欠損金は約四十億円にも及ぶのではな……

第34回国会 農林水産委員会 第20号(1960/04/12、28期、日本社会党)

○芳賀委員 資料要求をします。  第一は、この三法案に関する政令、省令案をぜひ出してもらいたい。それは、この法案だけ見ると非常に抽象的な面が多くて理解に苦しむ点がありますから、この審議にあたってはやはりすみやかに政令あるいは省令案を出してもらわぬと、審議は進まないと思います。それが一点です。  第二点は、これは昨年の暮れも農地局長から方針が示されましたが、間引対策についてその要綱等がまだ出ていないようでありますが、間引対策の政府の要綱をお出し願いたいと思います。  第三点は、今石田委員からもお話がありましたが、開拓財産に移管がえの未墾地を、たとえば国有地関係についてはまたそれを林野庁に返還する……

第34回国会 農林水産委員会 第22号(1960/04/14、28期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいままでの同僚委員各位からいろいろ御質問がありましたが、三法案について一つずつ順序を追って問題点についてお尋ねしたいと思います。  まず、小枝次官にお尋ねしますが、今回の改正法案あるいは条件緩和法等を見ると、従来当委員会においていろいろ指摘した、どうしてもこれはやらなければならぬというような核心に触れるような問題についてはそこからずれて、形式的にこの際何とか格好をつけるということに苦心されたんじゃないかと私たちは見ておるわけでありますが、この際お尋ねしたい点は、既存開拓者の諸政策については、少なくとも今回の法案審議を機会にしてこれで一応締めくくりをつけるというような政府としても……

第34回国会 農林水産委員会 第23号(1960/04/19、28期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長代理 角屋堅次郎君。
【次の発言】 参考人の皆さん方には非常に御苦労さんですが、きょうは特に、ただいま審議中の開拓三法案に対して皆さん方の十分な意見を聞かしてもらいたいのが趣旨です。先ほど来四名の皆さん方からいろいろな角度から述べられましたが、具体的にもう少し強調してもらいたい点もありますのでお尋ねしますが、第一の点は、開拓営農振興法の改正の問題については、振興計画の認定の問題は、現行法によりますと、これは都道府県の知事が認定するというところでとどまっておる。しかし、この振興法の目的から、少なくとも不振開拓者が専業農家として、しかも人間として最低限の生活は確保できるという類型を国が……

第34回国会 農林水産委員会 第25号(1960/04/26、28期、日本社会党)

○芳賀委員 議事進行。  委員長に申し上げますが、本日暖地ビートの研究会の会長の石井英之助君が参考人としてまだ出席されていないようです。本日は、大ぜいの参考人の中には、あるいは鹿児島、北海道等からもわざわざ出席されておるにもかかわらず、全販連の会長である石井君が出席しておらぬ。その理由についても委員長から発言がなかったわけなんですが、こういうことはやはり国会軽視になると思うのです。中央の農業団体が、しかもどうも旧農林官僚はときどきそういう通弊があるようです。ですから、この点については、委員長から即刻通知されて、午後の再開劈頭でもいいですから、出席を求めて、特に当委員会としては暖地ビートの問題に……

第34回国会 農林水産委員会 第28号(1960/05/12、28期、日本社会党)

○芳賀委員 先に小枝政務次官にお尋ねしますが、今回の市乳一円値上げの措置は、一昨年の三浦農林大臣の時代、九月を一つの時限といたしまして市乳の一円値下げをやって、それを基準にしてその当時約一割の土産者乳価の引き下げが行なわれておったわけなんだが、この生産者乳価を一割引き下げたということは、市乳価格を一円下げた、十三円にしたということとのこれは均衡のとれた状態ではない、市乳価格というものは十三円というものを限度として、その後は、できるだけ業者間等の努力とそれから政府の消費拡大等に対する適切な施策によって中間マージン等を引き下げて、そうして生産者乳価に対してはなるだけ短時間に値下げ分に対してはこれを……

第34回国会 農林水産委員会 第29号(1960/05/17、28期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、自由民主党、日本社会党並びに民主社会党の三党を代いたしまして、ただいま議題となっております開拓関係三法案に対し修正案を提案いたします。  修正案文についてはすでに配付した通りでありますので、案文の朗読を省略いたしまして、修正案の提案の趣旨について要点を説明申し上げます。  まず第一に、開拓営農振興臨時措置法改正案につきましては、その修正の第一点は、今回の改正法案によりまして、災害による天災融資の一部を本法によって融資することに道が開かれたわけでありますが、政府原案によりますと、昨年の伊勢湾台風のような大きな災害の場合に主として施設資金を融通するというのが趣旨になっております……

第35回国会 農林水産委員会 第3号(1960/08/12、28期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣に申し上げますが、本来は内閣がかわって新しい農林大臣ができたような場合には、当委員会としてはまず農林大臣から農林施策に対する基本的な考え方を承るのが慣例になっております。 われわれの判断では、今度の内閣は解散までの内閣で、おそらく固まった政策もなく、農林大臣も就任はされたけれども、責任を持って法律を通すとか、制度を改正するということはできない。従って国会解散までの間に農林大臣として、たとえば行政上の問題等については農林大臣の責任で処理できる事項もあるし、今まで政府が未解決のまま放置しておいた問題等についても、この際なるたけ早く責任のある解決をはかってもらいたいという考え方の……

第35回国会 農林水産委員会 第4号(1960/09/01、28期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に資料の問題についてお尋ねいたします。先般十二日の委員会で、私は、ビート工場の規模別あるいは歩どまり別のコストの対照表について、全部百二十日操業として、千トン、千二百トン、千五百トンのそれぞれの規模の中において、歩どまりが違った場合にどうなるか、そういう要求をしたのですが、これによると、千五百トンの分は百十日となっております。これはどういうことであるのかということと、それから歩どまりの点についても、委員部を通じまして一五%までのものを出してもらいたいという要求をしておったのですが、それが落ちておる。その点について事務当局から一応の御説明を願いたい。

第35回国会 農林水産委員会 第5号(1960/09/02、28期、日本社会党)

○芳賀委員 そのぎりぎりというのは何ミリですか。
【次の発言】 ちょっと関連して。この問題は前会の十二日にも参考人に来てもらって、大体論じ尽くされておる。きょうは荷見さん、石井さん初め山本さんとトップ・レベルですが、聞いていると、いかにも穏やかで、万事話はわかっているというようなことでいいのですが、しかし一段下がると、何ら問題が解明されていないと思うのですよ。私はむしろ前会の方が、たとえば全中の森川君とか、全販の岩下君、それから会社担当理事の山内君、こういう人たちがまじめに議論しておるし、あなた方は表面だけいかにもなごやかなことを言っているが、じゃ、十二日から今日の間にどれだけ問題が解決されて……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 農林水産委員会 第1号(1961/02/07、29期、日本社会党)

○芳賀委員 予算の説明に先だって、通常から言うと、予算関係の各局所管別の予算資料を配付して、それから説明することになっておるのですが、まだ資料の配付がないので、説明だけ聞いてもあまり効果的でないと思いますが……。

第38回国会 農林水産委員会 第6号(1961/02/22、29期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣に大豆の問題についてお尋ねします。  二月十五日の新聞によると十四日の火曜日の定例閣議において、総理大臣から、大豆の外貨の発券が非常におくれているので、どうして早くせぬか、そういうことで農林大臣もだいぶしかられたということが出ておるのです。一国の総理大臣ともある者がわずか大豆の外貨割当くらいに対して特に閣議において発言をしなければならぬということは、これは重大な意味があると思う。どういうような内容になっておるか、当然大臣は出席されておるのでありますから、その模様をまずお話し願いたい。
【次の発言】 なお、総理がいきまいたあと、農林省が倉皇として五万トンの発券をその日やってお……

第38回国会 農林水産委員会 第9号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○芳賀委員 保険の事故対象に気象災害が加わったわけですが、その場合の気象災害の内容的な災害区分等に対して若干不明確な点があるわけです。たとえば、「風害水害雪害干害凍害及潮害ニ限ル」となっておりますが、自然災害の場合に凍害という表現はあまりないのです。たとえば天災融資法等においても。ですから、凍害という規定がどういう場合を想定しておられるのか、この点について伺いたい。
【次の発言】 そうであればむしろ凍霜害というふうに明確にした方がいいのじゃないですか。
【次の発言】 異常気象になって気温が極端に低下して凍結の状態が起きるということが予想されますね。その現象はどういう場合かというと、降霜とか降雪……

第38回国会 農林水産委員会 第15号(1961/03/16、29期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日の総理大臣の答弁を聞いていると、だいぶ農政に関心を持たれておるようでありますが、そういう意味でまずお尋ねしますが、昨年、昭和三十五年における全国の米の実収高がどの程度であったか御存じですか、総理大臣。
【次の発言】 委員長、ちょっと申し上げますが、総理の予定時間は大体十一時ごろということになっておるわけです。ですから、本日は、主として基本的な問題ですから、総理大臣に質問をしたいと思うのです。それで、御答弁のできない点は、後刻ゆっくり勉強していただいて、次の機会に御答弁を願えれば差しつかえありませんから、そういう意味で、委員長の方も議事の進行をお取り計らい願いたいと思うわけです。

第38回国会 農林水産委員会 第16号(1961/03/17、29期、日本社会党)

○芳賀議員 北山提案者の考え方と変わるものではありませんが、綱島委員にお尋ねしますが、(「答弁じゃないじゃないか」と呼ぶ者あり)いや、それも必要ですよ。御存じなくて御存じのない事実を知ろうと努めておられるのか、あなたが一つの既成概念の上に立ってそのことをこちらにただされようとしている御意思か、その点が、われわれもこういう答弁者の立場に立った経験が浅いものですから、その点を明らかにしていただければ御期待に沿えるような御答弁ができると思うわけなんであります。  なお、申し上げたい点は、私どもの方の基本法にありましては、やはり法律そのものが主体でありまして、提案理由の説明が主体であって法案そのものが……

第38回国会 農林水産委員会 第17号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○芳賀委員 法案については、中央協会に対して五千万の出資を追加するということで、これは問題ないと思うのですが、従来政府の出資を増加する場合に問題になるのは、この地方協会における出資の内容や資金構成の問題がいつも議論されておるのですが、特にその主要なる点は、たとえば地方協会の出資等については、これは会員と都道府県が大体一対一の割合でやるというような不文律で運営しておるのですが、政府が出した資料等によっても、まだ相当多数の府県が積極的にその出資を追加しておらぬというような実情が見られるのだが、これは政府としてもその指導の怠慢だと思うのです。いつもこの問題を扱うときにわれわれ指摘している点が、いささ……

第38回国会 農林水産委員会 第20号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、この委員会においてのたとえば法律案が成立した場合の附帯決議等については、一体政府としてはそれを尊重する御意思があるのかないのかですね。これは大事な点ですから、お答え願いたい。
【次の発言】 たとえば、ただいま審議中の農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案についても、昨年の国会においても改正案が審議されたわけであります。これは昨年の三月二十九日に改正法律案が成立しまして、その際当委員会が全会一致で附帯決議を議決しておるわけです。大臣はその当時まだ農林大臣でなかったので記憶はないかしれませんが、こういう決議の内容であります。    農林漁業金融公庫法の一部を……

第38回国会 農林水産委員会 第21号(1961/03/30、29期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、日本社会党及び民主社会党を代表して、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案に対する修正案を提出いたします。  まず案文の朗読を行ないます。    農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案に対する修正案   農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第十八条第一項の改正規定の次に次のように加える。   第十八条の二の次に次の一条を加える。  第十八条の三 公庫は、第十八条第一項、第三項及び第四項並びに前条第一項に規定する業務のほか、乳業を営む株式会社であって、農業者、農業協同組合及び農業協同組合連合会がその発行済株式の過半数を有しているものに対……

第38回国会 農林水産委員会 第22号(1961/03/31、29期、日本社会党)

○芳賀委員 局長にお尋ねしますが、法律案の内容は一応わかるわけですが、この法律の成立によってどの程度の合併が期待できるかということは見通が立っておりますか、その点について御説明願いたい。
【次の発言】 そういう確信が持てるのですか。この法律が通って急速に合併が進むという構想はそれでもいいと思うのですが、事実上この法律案によって今言われたような合併が今後促進できるとは考えられないのですが、その点は大丈夫ですか。
【次の発言】 農協は御承知の通り任意制の上に立っておるのですから、有権的にどうするというわけにいかぬと思うのです。ただ、問題は、合併を進めることも必要であるが、その前に、現在の農協の質的……

第38回国会 農林水産委員会 第23号(1961/04/04、29期、日本社会党)

○芳賀委員 資料の要求をいたします。  第一は、二月二十一日に林野庁長官と自治省の行政局長との間において取りかわした覚書の内容、これを委員会に配付してもらいたい。  それから、第二は、特別措置法に基づく分収造林の実施の現況で、そのうち特に、特別措置法では土地所有者、造林者、費用負担者、こういうように三者に区分されておりますが、これらの三者についての分収契約というものがどういうふうに取り行なわれておるか、この内容について。  第三点は、公団の現在の事業の内容、経理の内容について次のような区分で資料を出してもらいたい。年度別の政府の出資金、さらに、公団の年度別の借入金の状態、それから、林道事業をや……

第38回国会 農林水産委員会 第24号(1961/04/05、29期、日本社会党)

○芳賀委員 小畑参考人が時間の都合で退席されるそうですから簡単に質問します。  第一の点は、先ほどお述べになった中にありましたが、知事さんとして市町村有林に対するいろいろ御心配の点は述べられたが、御承知の、公有林野等官行造林法の一条の一項の規定は、これを一号、二号、三号に分けて、一号が市町村有林、二号がいわゆる部落の共有林等を主たる対象にしている。三号の場合には、一号、二号の林野に特に水源涵養の目的で造林をする場合、それに近接した私有林についても三号の規定で及ぼす、こういうことになっておるわけで、当然、小畑参考人の御心配から言えば、単に市町村有林だけについてどうかというだけじゃなくて、やはり、……

第38回国会 農林水産委員会 第25号(1961/04/06、29期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣と自治省大臣にあわせてお尋ねするわけですが、まず自治省大臣にお尋ねします。  現在当委員会で審議しておる二法案について、大臣は法案を読んでこられておるかどうかという点と、それから、もう一点は、二月二十一日に自治省の行政局長と農林省の林野庁長官との間において、本件についての覚書が取りかわされておるわけです。ですから、当然、覚書の内容についても、これは自治省大臣の意思としてこれが取りかわされたものと思うが、この二点についていかがですか。
【次の発言】 そこで、両大臣にお尋ねしますが、公有林野等の官行造林の制度が四十年たった今日、これは制度として廃止されるわけですが、廃止する場合……

第38回国会 農林水産委員会 第26号(1961/04/07、29期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣が見えませんから、その前に長官にお尋ねしますが、ただいま配付されました省令並びに業務方法書の大要の説明だけ長官の方からしてもらいたいと思います。
【次の発言】 ただいま概要の説明を受けたのですが、その中で特に分収造林法と比較して理解のできない点は、分収造林法の第一条には一号、二号、三号でそれぞれ土地所有者、造林者、費用負担者の関係が出ておりますが、この方法書によりますと、そのほかに、「造林を行なう者」というのが現われてくるわけです。一体、造林者と造林を行なう者との関係はどういうことになるのですか。
【次の発言】 費用負担者が造林者を兼ねる場合はいわゆる二者契約ということにな……

第38回国会 農林水産委員会 第28号(1961/04/12、29期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの飼料問題について大臣にお尋ねする前に、一点大臣にお尋ねしたい点があるのです。  それは、大臣が岩手県の盛岡に先般行かれて、そのとき記者会見を行なった際、今国会において農林省関係の法案については、政府提出の農業基本法についてはあくまで今国会で成立させるが、その他の関連法案については今国会で成立は期待しない、次期国会において関係法案は成立させる、こういうことを言ったという記者団発表が新聞に記載されておるわけです。これは国会の審議上非常に重大な問題だと思う。内閣が法律を提案した場合は、国会に審議を求めて当然これはその会期中に成立させたい、そういう意図で内閣から法案が出されたと思……

第38回国会 農林水産委員会 第29号(1961/04/13、29期、日本社会党)

○芳賀委員 第一点は、日ソ漁業条約の条約区域の問題と規制区域との関連なんですが、最近の交渉の経過を見ると、規制区域に対するソ連側の取り扱い方針が本質的に非常に変わってきているようにもわれわれは判断しております。それで、第一の点は、この日ソ漁業条約で示す条約の区域というものは北西太平洋ということになっておりますが、日本海ということはわかるが、一体、条約区域としての北西太平洋の限界は、南はどこに及んでおるか、その点を明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 この点は日米安保条約の区域とは非常に違うと思うんです。この漁業条約の目的は、両国がサケ、マス、カニ、ニシン等の漁業資源的を生産的に合意の上に立っ……

第38回国会 農林水産委員会 第30号(1961/04/14、29期、日本社会党)

○芳賀議員 社会党の農産物の貿易自由化の点につきましては、原則的にはまず国内の農業を保護するという大前提の上に立って進めることは言うまでもないことであります。この点が非常に政府の方針と違っておるわけであります。順序といたしましては、農業の拡大の方向をやはり自給度の向上というところに一つの目標を置くということは当然であります。現在の農産物の輸入状態は、麦類につきましては御承知の通り約二百五、六十万トン、大豆等につきましてはおよそ百二十万トン、飼料等につきましては百万トン程度、さらに、砂糖については、これは粗糖でありますが、やはり三十六年度は百二十万トンくらいの輸入が予想されるわけであります。こう……

第38回国会 農林水産委員会 第31号(1961/04/18、29期、日本社会党)

○芳賀議員 私は、提案者を代表し、ただいま議題となりました農業生産組合法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。  さきに国会に提案して御審議をいただいております日本社会党の農業基本法案におきましては、農業経営の共同化及び近代化をはかる施策として、(1)わが国農業における過小農経営を克服するため、農業生産組合その他の農民の共同組織を育成すること、(2)国は、農業経営の共同化を促進するため、全額国庫負担による農用地の造成、土地改良及び集団化により農業生産基盤の整備をはかること、(3)国は、農業協同組合の下に農業生産組合を育成するため、農業生産組合に対し、その事業及び施設について……

第38回国会 農林水産委員会 第36号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○芳賀委員 井出さんに二、三点お尋ねしておきますが、第一点は、漁業権制度の問題と許可漁業の問題との調整が答申の中であまり行なわれていないわけです。具体的な問題を一つあげれば、たとえば、沿岸の漁業の振興発展をはかる場合の大きな阻害要因としては、中型底びき網漁業が非常に阻害しておる。底びき網漁業というのは生産性とか収益性の上から見ればこれは漁法としては近代的であるかもしれないが、しかし、資源の保護あるいは培養というような点、あるいは沿岸の零細漁業を守るという点から見ると、これは非常に阻害原因になることは御承知の通りなんです。こういう点については今度の制度上の改正の答申についても全く触れてないわけで……

第38回国会 農林水産委員会 第39号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、これは漁業制度調査会の問題と非常に関連があるのですが、政府は、御承知の通り、昭和三十三年に漁業制度調査会法案を作りまして、二カ年間の期限で制度の改正に対する答申を求めることになったわけです。ですから、その当時は、今年度大幅な漁業権の免許の更新があるということは計算に入れて制度調査会ができたわけなんですが、その答申が一年間以上もおくれて、非常な障害を来たしたことは御存じの通りなんです。これは、政府の部内にそういう調査会を設けながら、どうしてその答申が一年もおくれるようなことを漫然として放置しておったか。これは農林大臣の重大な怠慢だとわれわれは考えておる。怠慢……

第38回国会 農林水産委員会 第40号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました水産業改良助長法案について、その提案理由を御説明申し上げます。  この法案は、昭和三十四年三月提出され、自来継続して御審議を願っていたものでありますが、昨年十月の衆議院解散により廃案となりましたので、今回若干の修正を行なった上であらためて提出することといたした次第であります。  わが国の水産業は、近来めざましい発展を遂げ、年間、約六百万トン、三千億円に上る漁獲をあげ、国民経済の成長と安定の上に重要な役割を果たしているのでありますが、ひとたび漁業生産の内部構造に目を転じまするならば、そこには企業形態の相違による生産面の断層はきわめて著しく、資本漁業の漁獲は零細……

第38回国会 農林水産委員会 第41号(1961/05/25、29期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました自作農維持創設資金融通法の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。  自作農資金融通制度は、この法律の第一条に、「農地及び採草放牧地が農業経営の基盤であり、かつ、農業者がこれらの土地を所有することがその農業経営の安定を図るための要件であることにかんがみ、農地若しくは採草放牧地を取得し、自作地若しくは自作採草放牧地を維持し、又は自作地若しくは自作採草放牧地の細分化を防止しようとする農業者に対し、農林漁業金融公庫がこれに必要な資金を長期かつ低利で貸し付けることにより、農業者の経営の安定を図ることを目的とする。」とありますように、農地は耕……

第38回国会 農林水産委員会 第44号(1961/05/31、29期、日本社会党)

○芳賀委員 荷見参考人に法案に関係のある点だけ簡単に御質問いたします。  第一点は、中金法の改正の政府案についてはだいぶ御不満のようなお話もありましたが、われわれとしてもそれは同様であります。特に、役員の選任方法についても、理事長については出資者総会でこれを選任するということになっておるが、副理事長以下理事、監事等については理事長の任命ということになっておる。せっかく理事長が総会で選任される場合においては、副理事長、理事、監事等も総会の選任というのが当然だと思う。しかも中金法においてはこの出資者なるものが法律で限定されております。これこれのものか出資者であると第五条にうたわれておる。その会員の……

第38回国会 農林水産委員会 第45号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○芳賀委員 まず農林中金法の改正案について内容的なお尋ねをしたい。  中金民主化の声が多年叫ばれてきたのです。その声にこたえたような改正とも受け取れるのでありますが、第一点は役員の選任の問題でございます。改正案によりますと、理事長及び監事は出資者総会において選任するということになっておりますが、副理事長及び理事をなぜ総会において選任しないのか、あるいはできないのか、その点について経済局長から明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 私の聞いておるのは、副理事長、理事はなぜ総会で選任する必要がないかということです。
【次の発言】 副理事長、理事は必ずしも総会の意思を反映しない人物でもい……

第38回国会 農林水産委員会 第48号(1961/06/05、29期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣に二、三点お尋ねしますから、率直な答弁を願います。  第一点は、この法案は現在の事態から見るとこれを成立させる必要がないと私は考えておるのですが、大臣はどういうお考えですか。
【次の発言】 この法案の提出の理由は、今国会において農災法の根本改正を行なうということを前提にして、それを行なうためには料率改訂の期限を延長する必要がある、こういう理由であったわけです。ところが、一番大事な親法案である農災法の根本改正法律案が、これは重要法案でありますからして、衆議院の本会議において大臣から提案理由の説明が行なわれたのが五月の二十五日であります。今国会は五月二十四日に終了することになっ……

第39回国会 農林水産委員会 第2号(1961/10/02、29期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に食管問題について大臣にお尋ねします。  午前中いわゆる河野構想なるものを聞いたわけでありますが、われわれの聞くところによると、河野構想なるものは世間を騒がすほどのものでないというような印象も実は受けるわけです。しかし河野さんは最初は処女のように出発しても終わりは脱兎のように出る場合もあるので、これは油断はならぬですが、この際問題になるような点を二・三点だけお尋ねしたいと思うのです。河野構想なるものは、現在の管理制度を一部変更して、そして現在あるところの管理米制度ともう一本自由米制度というものを新設して、この両建ての運用によって行なおうとする、そういう意図であることは明白である……

第39回国会 農林水産委員会 第5号(1961/10/05、29期、日本社会党)

○芳賀委員 この際農産物の価格問題について政府にお尋ねしますが、順序として、第一は、昭和三十五年産の大豆に対する政府の行政的な措置がまだ十分進んでいないことは御承知の通りです。前国会におきましても、三十五年産の大豆については、一応農産物価格安定法を眠らすことにして、政府が行政的に交付金の要綱を出して、それに基づいてこれを処理する、その内容の主たるものは、大豆の自主共販で集荷してそれを調整保管して農安法による生産者団体である全版連が取り扱った五万トン分について、価格については政府が素俵六十キロ当たり三千二百円の基準価格を設定いたしまして、これに全版連が五万トンを処理した一俵当たりの平均価格という……

第39回国会 農林水産委員会 第6号(1961/10/11、29期、日本社会党)

○芳賀委員 家畜商法と家畜改良増殖法は、実は前国会で提案はされたけども実際審議はしてないのですね。従って、今国会に再提案になったわけですが、そういうことで、いろいろな問題が多いとも考えるわけです。  ます家畜商法の関係で一、二お尋ねしますが、第一の点は、今度家畜商に免許を与える基本になるものとして講習会を、行なうことになっておりますが、これは講習会に出席したということだけで免許資格ができるという意味ですか。三日間なら三日間、毎日何時間ずつ出席をしましたということだけで、これでもう、免許資格が出るという、そういう意味ですか。あるいはまた、講習受講者が、講習会が一応済んだあとで、何かテストでもやる……

第39回国会 農林水産委員会 第7号(1961/10/12、29期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま法案の補足説明が行なわれましたが、昨日質疑を保留しておりました中の、特に有畜農家育成基準の案が資料として出されておりますので、順序としてこの育成基準の内容について政府から詳細な説明を願います。
【次の発言】 ただいま、この育成基準のもとになるものは改正案に出ているする、さらにまた、都道府県知事も、当該都道府県の目標を定めて公表することになっておるが、これが基本になるとすれば、この基本である増殖目標あるいはその計画ですね、これには第一次五カ年計画とかあるいは到達目標を十カ年後に置いてあるというふうになっておりますが、その大まかな増殖目標計画について、これは非常に大事な点だと思……

第39回国会 農林水産委員会 第8号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○芳賀委員 議事進行ですが、明日は農林大臣の出席をぜひ委員長から要求してもらいたい。特に、この近代化資金の法案の審議にあたって、先般農林大臣から、近代化資金と違ったようなたとえば構造改善資金云々というような委員会発言も行なわれましたので、これはやはり新たなる河野構想であるかどうかということもこの委員会でぜひつまびらかにしたい点もありますので、明日の審議促進上、必ず農林大臣が出席するように、委員長からぜひお計らい願いたいと思います。

第39回国会 農林水産委員会 第9号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま議題となりました畜産物価格安定法案について、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。  戦後、農業経営の安定向上及び国民食生活の改善等のため、畜産の振興が強調せられ、農民諸君の熱意と相待って種々の施策が講ぜられて参りました結果、わが国の畜産の発展はまことに目ざましいものがあるのであります。すなわち、その状況を見ますならば、主要家畜の飼養頭羽数においては、すでに昭和二十八年に戦前の水準を突破し、その後経済の発展につれてますます進展し、なかんずく乳牛、豚及び鶏の飼育の伸長は著しく、三十六年には乳牛八十八万頭、豚三百万頭、鶏約八千万羽を算し、乳牛は戦前の五倍以上の、また豚及び……

第39回国会 農林水産委員会 第11号(1961/10/20、29期、日本社会党)

○芳賀委員 田口さんと荒木さんにお尋ねしますが、御両氏は市場対策調査会の委員をやっておられるわけですね。今回の政府の改正は調査会の答申に基づいて行なったということになっているわけです。皆さんが不満が述べられたのは、せっかくの調査会の努力にもかかわらず、答申の大事な点が改正の上に全然現われておらない、これではせっかく苦労して答申しても意味がないじゃないかという、そこに不満があるのではないかと私たちは承知しておるわけです。  そこで、お尋ねしたいのは、この調査会の答申の内容等については私たち十分検討しておるところですが、本日参考人各位が言われた中に、特に類似市場の問題に触れられておるわけです。とこ……

第39回国会 農林水産委員会 第13号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○芳賀委員 経済局長の答弁でもいいんですが、料率改訂の問題は、これは先ほどの答弁の中にもありましたが、行政措置で改訂を行なったというのか、行政措置で改訂を行わないで一年延期したというのか、その点はっきりしておらぬですが、どっちなんですか。
【次の発言】 実は、そうではないわけですよ。本年度に改訂すべきものを法律を出して延長しようと試みたが、それが国会で成立しなかった。従って、行政庁としては、まじめな意味の改訂はなかなか時間的にできない。形式的に改訂を行なったことにするために、現在適用している料率をそのまま用いて、そうして改訂が行なわれたというような、そういう形式をとったとわれわれは理解しなけれ……

第39回国会 農林水産委員会 第14号(1961/10/26、29期、日本社会党)

○芳賀委員 主として参考人の皆さんに政府提案の畜産物価格安定法と社会党提案の安定法の対比のもとに御意見を伺っておきたいと思うのでございますが、第一点は、牛乳の価格安定をやるという場合に、政府案の言うように、乳製品の原料乳だけを切り離して、この部面だけの乳価の安定を行なえば全体の安定が期せられるというような考え方は、これは間違いだとわれわれは考えておるわけでありますが、この点について瀬尾さんと渡辺さんにお伺いしたいと思うわけです。
【次の発言】 そこで、乳製品だけを切り離して、それに要する原料乳価の安定ということになりますと、最近の牛乳会社の経営方針を見ると、これは資本主義体制下においてはやむを……

第39回国会 農林水産委員会 第15号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○芳賀委員 まず最初に、大豆なたね交付金法案について農林大臣にお尋ねいたしますが、この法律の内容を見ると、自由化実施に伴って国内の大豆、なたねが価格面等を中心にして非常な経済的な圧迫を受ける、それを国の配慮である程度措置するということになっておるわけです。ただ、問題は御承知の通り、国内の全消費量の二〇%程度しか国産大豆の生産が行なわれていないわけです。ですから、農業の選択的拡大の方向から見ると、この際急速に国産大豆あるいはなたねの増産を行なうための生産確保の措置というものを積極的に国はやる必要があるのですが、その点についての大事な配慮というものが全く欠けておるわけです。ただ単に自由化の圧迫の影……

第39回国会 農林水産委員会 第20号(1961/12/07、29期、日本社会党)

○芳賀委員 午前中に委員会派遣の調査報告が丹羽委員より行なわれたわけでありますが、これに関連する問題もありますので、政府に対して質問を行ないたいと思うわけです。  第一に、暖地ビートの問題について当委員会として初めての調査を行なったわけでありますが、私たちが現地の工場の事情あるいは栽培の事情等を調査した結果、今日まで国が責任を持つべき暖地ビートの育成あるいは長期計画の確立等の問題については全く無感心であったということが強く感じられたわけでありますが、既往の問題は触れないとしても、今後たとえば国の甘味資源十カ年計画の達成を取り上げて考えても、てん菜糖については、北海道三十万トン、暖地十万トンの一……

第40回国会 決算委員会 第4号(1962/02/05、29期、日本社会党)

○芳賀委員 資料の要求をいたします。  すなわち、東北開発株式会社法によると、第十七条では、この株式会社の業務の監督の責任は、内閣総理大臣ということになっておるわけであります。従いまして、第二十一条では、「会社ハ毎営業年度開始前二事業計画、資金計画及収支予算ヲ設定シ内閣総理大臣ノ認可ヲ受クベシ」ということになっておるわけでありまして、さらに第二十一条の二では、「会社ハ毎営業年度終了後三月以内二其ノ営業年度ノ財産目録、貸借対照表及損益計算書並営業報告書ヲ内閣総理大臣二提出スベシ」ということになっておりますので、この第二十一条の二に基づき総理大臣に会社が提出いたしましたもの、それで、この会社は、昭……

第40回国会 決算委員会 第10号(1962/02/22、29期、日本社会党)

○芳賀委員 二点だけ総理大臣にお尋ねいたします。  第一点は、公職選挙法の改正の問題とも関連いたしますが、先ほど同僚の小川委員が若干指摘しましたが、今日におけるわが国の官僚機構の悪弊というものは許すことのできない段階にまできていることは、総理が先般臨時行政調査会であいさつされた点でも尽きているわけですが、特に高級官僚の国会議員に立候補する以前のその地位の利用、あるいは事前運動と類せられるような問題については、そういうことが望ましくないという程度の総理の答弁では、われわれは了解できないわけです。具体的な事例として七月一日に予定される参議院の選挙には、この政府職員、いわゆる高級官僚から与党自民党の……

第40回国会 決算委員会 第24号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、国産の雑豆に対する輸出並びに雑豆の輸入リンクの措置と、その運営について、特にこれは農林省並びに通産省当局にお尋ねしたい。  第一に、山本通商局次長にお尋ねしますが、国産雑豆のリンク輸出制の措置は、三十三年産の雑豆から制度的に実施されておるわけでありますが、このリンク制の実施の目的は、一つは国内産の雑豆の国内価格の安定をはかるために行なう目的と、もう一つは外貨事情に基づくもので、雑豆の輸出振興によって外貨の獲得を行なうという二つの目的で、昭和三十三年から三十五年産の雑豆に至るまでこれが適用されたわけでありますが、われわれの承知するところによると、三十六年産の国産雑豆については……

第40回国会 決算委員会 第25号(1962/05/07、29期、日本社会党)

○芳賀委員 本会議までの時間がありませんので、残念ですが、工藤会長にお尋ねしますが、実は先般衆議院の大蔵委員会において審議中の国民金融公庫法の一部改正と、与党からの議員立法の国民金融公庫の農地被買収者に対する臨時特例法案の審議にあたり、調査会の会長に参考人としておいでを願うことを、われわれ社会党が委員会に動議を提出したわけですが、これは与党自民党の反対のために、採決の結果参考人を呼べない結果に実はなったわけです。たまたま本日当決算委員会に御出席になったので、非常にいい機会ですから、時間切れのおそれがあるのですが、二、三点だけ主要な点をお尋ねいたしておきたいと思うわけです。  第一点は、今お話し……

第40回国会 大蔵委員会 第2号(1962/01/27、29期、日本社会党)

○芳賀委員 大蔵大臣にお尋ねしますが、第一点は三十七年度予算編成の点についてですが、具体的な点としては、昨年の国会において農業基本法が成立したわけでありますが、あの基本法に基づいて政府が予算編成上、どのような具体的な財政的資金措置を講ずるかということは、これは注目された点ですが、政府が示された予算案の内容については、せっかくの基本法が何ら政府の予算措置、財政金融指貫について効果をもたらさなかったということが、ひとしく判断されるわけでありますが、大蔵大臣は編成にあたって、このような点についてどのような配慮をされたか、まず御説明をお聞きします。

第40回国会 大蔵委員会 第4号(1962/01/31、29期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、政府提案の措置法について若干の質問を行ないたいと思いますが、まず伺いたい点は、先日政府当局から提案理由の説明がありましたが、今回の特例法を出す最大の理由をどういうところに置いているかということを念のため政務次官に伺いたい。
【次の発言】 法案を出されたことはわかるのですけれども、提案された一番大きな必要とする理由、その点を簡単に述べていただきたい。
【次の発言】 昨日の提案理由によると、私たちの判断では、この法律案を提案された大きな理由は、事前売り渡し申し込み制度の円滑なる実施に資するためにこれを出したということになっておる。そうであれば、われわれもこれは同調できるわけです。……

第40回国会 大蔵委員会 第5号(1962/02/02、29期、日本社会党)

○芳賀委員 先般の当委員会における大蔵大臣の基本施策に対して質問したわけですが、その当時ジェトロの問題に対する答弁が保留されておりましたので、その保留された部分に対して政府当局からまずお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 私のお尋ねした点は、単に農林関係の分だけに限定したわけではないのであって、ただいまの次官の答弁とあわせて、いわゆる通産ジェトロ関係の分についても御説明を伺いたいと思います。
【次の発言】 そこで若干お尋ねしますが、これは慎重に扱う筋の問題であると私も承知しておりますから、政府も慎重を期すことはいいが、必要な点に対しては率直な答弁を願いたいと思うわけです。  それで、この……

第40回国会 大蔵委員会 第7号(1962/02/07、29期、日本社会党)

○芳賀委員 時間がないようですから、簡単に会長にお尋ねします。  三点でございますが、第一点は、今回の税制改正の重点は間接税の引き下げに置かれたことはわれわれも承知しておるわけでございます。その場合、税の対象になっておるたとえば砂糖等については、これは関税と消費税が重複しているわけでございますが、この点について関税の制度というものは、一般の国内の租税とはその目的や性格が違うことは言うまでもないわけでありますが、具体的の事例としては、現在の輸入糖の精製糖の上白糖は、標準糖価がキロ当たり百二十二円ということになっておるわけであります。これに対しましては関税率は一キロに対して四十一円五十銭、消費税が……

第40回国会 大蔵委員会 第13号(1962/02/21、29期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に、税法はいろいろ種類がありますけれども、今回の税制改正に伴う各税の主要なる点に対して、具体的な事例をこちらから提起しながら質問をしたいと思います。時間が足りませんから主要な点だけ大臣にお尋ねして、残余の点は後刻また各法案を具体的に審議する場合に、担当の政府委員から詳しくお尋ねしたいと思います。  第一にお尋ねしたい点は酒税の改正についてです。もちろん酒税の税率が引き下がるということは国民的に好ましいことでありますが、この際たとえば自家生産の酒類に対して政府はどういうような、時代に適合した取り扱いをしようとするか、それらの点に対して具体的な作業がなされておるとすれば、それについ……

第40回国会 大蔵委員会 第15号(1962/02/27、29期、日本社会党)

○芳賀委員 大蔵省にお尋ねしますが、三十三年、三十四年、三十五年にわたる相続税と贈与税にこれを分けて、課税件数と課税価格並びに税額ですね、そういう調べがあると思いますから、まずこの点についてお答え願います。
【次の発言】 この相続税と贈与税を比較すると、件数においては贈与税の方が多くて、税額においては相続税が多いということになっておりますが、問題はこの贈与税を賦課する場合、やはり一応の理由というものがなければならぬわけです。この贈与が行なわれる理由についてもいろいろあると思います。原因は財産の贈与ですが、どういうような種類のものがこの贈与の中で段階的に出ておるか、そういう点わかりますか。

第40回国会 大蔵委員会 第16号(1962/03/01、29期、日本社会党)

○芳賀委員 一昨日の当委員会で財産税の審議の際、政府側から答弁が保留された点について再度質問します。これは国税庁、長官にお尋ねしますが、国税庁の年次報告書によると、三十五年の財産税、贈与税の徴税成績が非常に上がっておる。そのおもなる原因は、大口納税者に対して実地調査を強化した結果、そのために徴税成績が上がったということが特に報告されておるが、一体徴税上いうところの大口納税者というのは大体どのくらいから上が大口というのか、別にきまった定義というものはないと思いますが、この点について説明を願います。
【次の発言】 その結果が、大体前年に比べて二〇%あるいは三〇%上がったわけですね。そうなると、それ……

第40回国会 大蔵委員会 第22号(1962/03/14、29期、日本社会党)

○芳賀委員 関税定邪法並びに暫定措置法について、若干質疑を行ないたいと思います。  第一に政務次官にお尋ねしますが、今回の定率法の改正の主たる目的は、貿易自由化の促進に備えて、それに対応するために関税の定率是正を行なうということが、相当大きなねらいだとわれわれ考えておるわけです。結局政府はことしの十月までに九〇%の自由化を実施するという方針で、相当無理を排除してやっておるようですが、今回の定率法改正の中で、現実に自由化に対処して行なう品目、主たるものでいいですが、それらの点についてまず政務次官からお伺いたします。
【次の発言】 これに関連して、御承知の特定物資輸入の特別措置法がありまして、これ……

第40回国会 大蔵委員会 第23号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○芳賀委員 通産大臣にお尋ねします。当委員会において関税定率法及び関税暫定措置法の一部改正案の審議を行なっているのでありますが、これに関連して、以前に予算委員会の分科会において通産大臣にお尋ねしたことがあるわけですが、特定物資輸入臨時措置法が今年の六月四日で期限が終わって消滅することになっておるわけです。従って、関税定率法においては、特定物資の輸入臨時措置法関係の六品目等については、この制度がなくなることによって差益金を関税の方にある税度吸収するという方針で、関税率の引き上げ等の措置が改正案の中に出てきておるわけですが、これに関連して、日本貿易振興会が行なっておる、たとえば雑豆、あるいは輸入会……

第40回国会 農林水産委員会 第21号(1962/03/20、29期、日本社会党)

○芳賀委員 畜産局長にお尋ねしますが、今月の二十六日から畜産物価格安定法に基づく畜産物価格審議会が開会されますので、本法案の改正点と関連して主要な点をお尋ねしたいと思うわけです。  まず、今回の法律改正の問題でございますが、特に事業団の行なう業務の目的を拡大するということになっておるわけですけれども、まだ事業団が発足したばかりですし、はたして現行法に基づく業務だけを完全に処理運営できるかどうかということも非常に案ぜられる点が多いわけですね。それにもかかわらず間口だけ広げるというような政府の構想のようですが、これはいささか軽卒じゃないかと思うのですが、その点はどうですか。

第40回国会 農林水産委員会 第24号(1962/03/27、29期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお伺いしますが、ただいま審議中のてん菜生産振興臨時措置法の一部改正についての問題でありますが、今度の改正は、全く無為無策に単純に一年間現行法を延長するということだけで尽きておるのですが、これでは子供でもやれることであって、たとえば、数年前から府県ビートの問題等も相当関心が高まっておるし、あるいはまた政府においても第二次の調査団をわざわざイタリアにまで派遣したような実情におかれておるのであって、この際やはり延長する場合は、現行法の内容を実情に即するように改める。そうして期限延長をやるということであれば、一応これは筋道は立つわけでありますが、単純延長という全く無策な改正案を出……

第40回国会 農林水産委員会 第25号(1962/03/28、29期、日本社会党)

○芳賀委員 問題を畜産物価格審議会の運営だけに限定してお尋ねしておきたいと思います。  実は、一昨日、畜産物の審議会か開かれまして農林大臣から諮問がなされたわけですが、昨日と本日は休んで明日の二十九日と三十日にかけて審議会をさらに続行することになっておるわけです。これに非常に関連のある点ですが、第一にお伺いしたい点は、先般農林大臣から審議会に出されました諮問の趣旨が審議会の中でもこれは不明であるということで、これについては明確な内容整理を行なって、何を諮問したかということを次の――明日になるわけですが、審議会にははっきりしてもらいたい、こういう要望が出ておるのですが、この点についてはその後局長……

第40回国会 農林水産委員会 第26号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日の当委員会におきまして、ただいま審議中の畜産物価格安定法の一部を改正する法律案に関連しまして、今月の二十六日に農林大臣が畜産物価格安定法に基づく畜産物価格審議会に諮問を発したわけでありますが・その諮問の趣旨がわれわれ国会の承認を受けて審議会に参加している委員といたしましても不明な点が非常に多いので、昨日は当委員会において畜産局長から諮問の趣旨について答弁を求めたわけでありますが、依然として明確な態度が表明されなかったわけであります。従って昨日は委員長のお計らいによりまして、本日午前十時に農林大臣の出席を求めて農林大臣から責任ある見解を聞くことになっておったわけでありますが、いま……

第40回国会 農林水産委員会 第27号(1962/04/04、29期、日本社会党)

○芳賀委員 せっかくの御指名でありますから意見を申し上げたいと思います。  この畜産物価格安定法の問題点になるのは第三条各項に関する問題ですが、この点は政府原案を当委員会において各党一致の修正案によって修正した点であります。私ども修正した国会の側から見ると、政府におかれましては修正以前の政府案にいまだに固執しておられて、見解がそこから出発しておるので、現在成立して実施しておる法律の運用の上に大きな誤謬があるのじゃないかというふうに判断されるわけであります。  そもそも政府原案の場合には、原料乳及び指定食肉、指定乳製品のそれぞれの品目につきましては、価格をきめる場合に安定価格といたしまして上位価……

第40回国会 農林水産委員会 第34号(1962/04/19、29期、日本社会党)

○芳賀委員 総理大臣にお尋ねしますが、昨年の農基法の審議の際に、総理としましては、ただいま審議中の農地法並びに農協法は農基法の重要法案と心得てぜひこれを成立させたいということを発言されましたし、また今国会においても、先日総理から与党に対しても、ぜひ農基法の関連法案は今国会で成立するようにしてもらいたいという指示を与えたわけでありますが、われわれが見ると、この農地法の改正あるいは農協法の改正にしても、政府や与党の諸君が宣伝するほど、それほど日本の農業発展のためには重要な内容を持っておらない。特にその改正点については、むしろ改悪と考えられる諸点もあるわけですが、総理大臣としては、どのような点を強調……

第40回国会 農林水産委員会 第42号(1962/06/01、29期、日本社会党)

○芳賀委員 関連してお尋ねいたしますが、農林大臣からもただいまお話がありましたけれども、サケ・マス漁業の交渉に関連して近海の安全操業の問題について話し合いがされたわけでございますが、その後、特に根室沖におけるコンブ採取の漁民のコンブ船が非常に拿捕されておる事件が頻発しているわけですね。これは、農林大臣がソ連において話し合いをして帰朝されて、そうして談話発表等を行なった後に特殊な形で表面に現われているわけです。現在コンブの採取期に入っているわけですが、根室沖のコンブ採取は、結局百五十隻とか二百隻の集団採取の態勢で出かけなければソ連の監視船に拿捕されて安心した採取ができないという状態に置かれている……

第41回国会 決算委員会 第6号(1962/11/01、29期、日本社会党)

○芳賀委員 食糧庁所管の問題についてお尋ねしますが、実は大豆なたね交付金法に基づく昭和三十五年度の大豆並びに三十六年度産の菜種の交付金の交付状態等についても尋ねたいのでありますが、これは次回に回すことにして、重要な点だけをお尋ねしたいと思います。  第一の点は、昨日食糧庁は大豆なたね交付金法並びに農産物価格安定法に基づいて、いわゆる両法に規定されておる生産者団体の出頭を求めて、農安法の関係については三十七年度産のカンショ、バレイショ原料基準価格、カンショ、バレイショ澱粉の政府買い入れ価格、それからカンショ、なま切りぼしの買い入れ価格、この件について、大豆なたね交付金関係については三十七年度産の……

第41回国会 災害対策特別委員会 第2号(1962/08/16、29期、日本社会党)

○芳賀委員 第一にお尋ねしたい点は、先ほど同僚の渡辺委員からも質問がありましたが、今回の台風災害による対策について、もちろん、災害復旧については、これは政府の努力によって当然すみやかにやる必要がありますが、これとあわせて恒久対策の問題について、特に北海道の場合は、先般北海道総合開発の第二次八カ年計画が閣議決定になって、明三十八年から昭和四十五年までの八カ年計画を実施することになり、その中には当然この公共事業が含まれておるわけでございますが、公共事業の中の、今回の災害に最も関係のある治山治水事業の問題については、国の治山治水の十カ年計画、これを分けますと、前期五カ年計画と後期五カ年計画にそれぞれ……

第41回国会 災害対策特別委員会 第3号(1962/08/24、29期、日本社会党)

○芳賀委員 建設大臣としての河野さんに質問をするのは、きょう初めてです。就任後一カ月ですが、建設大臣として相当決断的な仕事を開始されたようで、われわれから見ても、この不快指数の非常に高い中で一陣の涼風を巻き起こしておるということは事実だと思う。農林大臣時代も、独自性を出されるために努力されたことは認めますけれども、むしろ河野大臣としての適格性ですが、われわれとしても、建設大臣の任期中に十分業績を上げてもらいたいということを冒頭に期待しておきます。  本日は、台風第九号、第十号に関する災害対策を中心とした要点だけの質問をいたしたいと思いますが、第一点は、すでに御承知の通り、災害が発生した直後に、……

第41回国会 災害対策特別委員会 第5号(1962/09/01、29期、日本社会党)

○芳賀委員 角屋委員の質問に関連して気象庁長官にお尋ねしますが、質問の要旨は、北海道における台風九号並びに十号の災害対策の一環として、御承知の通り、昨年と今年連続して北海道における台風被害が生じたわけで、その被害のおもなる要因は、いわゆる集中豪雨を伴った台風被害による主要河川の水害ということになるわけですが、こういうような北海道地域等における気象条件の変化等が大体判断されますし、今後もそういうような気象条件の変化に基づく災害等が憂慮されるわけです。そういう場合、たとえば北海道の主要河川である石狩川であるとか、天塩川、十勝川等の上流地域における奥地の雨量観測の設備が、御承知の通り、非常に貧困とい……

第41回国会 災害対策特別委員会 第6号(1962/09/14、29期、日本社会党)

○芳賀委員 総務長官にお尋ねしますが、第一の点は、激甚災害に対する政令指定について、これは先ほど長官からもお話がありました中央防災会議も発足を告げましたし、また激甚災害の財政援助法も実施に入っておるわけでありまして、災害対策をすみやかに進めるためには、今次の三宅島災害、あるいは先般の九号、十号台風等についても、これは当然法律の根拠に基づいて激甚災実の政令指定を行なうという順序になるわけでございます。先般の委員会等でもこれは保留しておいた問題ですが、現段階でこれらの政令指定はどういうふうにされておるか、その点伺います。
【次の発言】 私の今お尋ねしたのは、この財政援助法に基づく激甚災害であるとい……

第41回国会 大蔵委員会 第8号(1962/09/01、29期、日本社会党)

○芳賀委員 委員長に申し上げますが、私の質疑を進行させる都合上、大蔵大臣、農林大臣並びに総理府総務長官の出席を以前から求めておるわけですが、この点については委員長においてお取り計らいを願いたいわけです。
【次の発言】 総務長官にお尋ねしますが、国民金融公庫法の一部改正案の内容の審議に入る前に、これは非常に重要な内容を包蔵しておるのでお尋ねしますが、政府は農地被買収者問題調査会、これが昭和三十五年に法律が成立して、自来二カ年の時限で調査会は農地被買収者問題に対する調査を行なってすでに政府に対しては答申を行なったわけです。当委員会は全国会において本法案の審議上、当時調査会の会長である工藤昭四郎君を……

第41回国会 農林水産委員会 第8号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○芳賀委員 大豆なたね交付金法に関する問題について政府に質問をいたしたいと思います。  第一の点は、昭和三十六年産の大豆の基準価格並びに三十七年産の菜種の基準価格がそれぞれ告示になっておるわけですが、大豆については三十七年の一月三十一日に告示され、また菜種については三十七年の六月三十日に農林大臣から告示になっておるわけです。この基準価格の告示内容を見ると、大豆については、単に、六十キロ当たり三千二百円、菜種については、六十キロ当たり三千百八十円、これだけが表示されておるだけであって、一体いかなる大豆についてこの基準価格が適用されるのか、あるいはいかなる菜種についてこの基準価格を適用するのか、そ……

第43回国会 決算委員会 第3号(1963/02/11、29期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの木村委員の質問に関連しまして農林省にお尋ねしますが、木村委員が指摘された行政管理庁の改良普及事業に対する指摘事項について、農林省としてどのような弁明をされたか、その概要をおっしゃって下さい。
【次の発言】 今指摘のあった北海道の上川支庁管内というのは、これは実は私の所在地です。そこで、いずれこの問題については行管長官の川島長官に出席してもらって、指摘事項の内容についてただしたいと思いますが、御承知の通り、現在は改良普及事業の実施については中地区制をとっておるわけです。ですから、内地府県においては一改良普及所が数カ町村を担当しておる、こういう実情です。しかし、北海道について……

第43回国会 決算委員会 第10号(1963/03/12、29期、日本社会党)

○芳賀委員 木村委員の質問に関連いたしまして、国民金融公庫の総裁にお尋ねします。  三十五年度の国民金融公庫の普通貸し出しの中において農地被買収者の立場から借り入れの申し込みを行ない、公庫が貸し付けた件数並びに金額についてはどういうふうになっておるかということをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 これは唐突に出た問題じゃないわけです。今総裁が言われたように、前国会において廃案にはなっておるが、国民金融公庫法の一部改正によって農地被買収者を対象にして公庫から貸し出しを行なう、これは国会においても議論されましたし、もちろんわれわれは反対の態度ですが、そういう国会にも公庫法の改正が提起されて、自……

第43回国会 大蔵委員会 第28号(1963/05/28、29期、日本社会党)

○芳賀委員 大蔵大臣にお尋ねしますが、問題をしぼって、特に最近における国内砂糖価格の暴騰の問題を伺います。  この点については、政府としても、国民の食生活に重要な関係のある問題ですから、これが対策には苦慮されておると思いますが、最近聞くところによりますと、政府としては、この際関税制度の改正あるいは砂糖消費税制度の改正等を行なって対策の一助にするというような動きもあるようでありますが、この場合、砂糖価格の安定の問題と、さらに大蔵省に関係のある砂糖関税あるいは砂糖消費税の問題等について、大臣から率直な見解を披瀝してもらいたいと思うわけです。

第43回国会 大蔵委員会 第40号(1963/06/27、29期、日本社会党)

○芳賀委員 大蔵大臣にお尋ねしますが、今回の関税暫定措置法の改正と砂糖消費税法の改正を通じて、これは国民に対して砂糖の消費価格を下げるということを目的にしていると思うのですが、どの程度の価格、国内糖価ですね、標準的な糖価というものを安定させるお考えであるか。
【次の発言】 その妥当な価格を聞いているのですよ。合理的なしかも妥当な価格をどこに考えておるのですか。
【次の発言】 長官はあとで。大蔵大臣から答えてください。
【次の発言】 大蔵大臣はお出しになった法案の内容は見ておるのですか。
【次の発言】 わかっておるのですか。
【次の発言】 それではお尋ねしますが、この暫定措置法の改正の中には、国……

第43回国会 農林水産委員会 第4号(1963/02/06、29期、日本社会党)

○芳賀委員 大野さんにお尋ねしますが、昨年十二月以降全国的に各メーカーが一斉に値下げを行なったわけですが、その場合事前に、農林省当局に対して、都道府県に対して、このような値下げを行ないたいとか、あるいは行なうというような、そういう申し出をされたかどうか、いかがですか。
【次の発言】 あなたは乳製品協会の会長ですから、それは大事な点ですから、そういう申し出をした場合に、農林省、特に担当の畜産局長は、それに対してどういうような意思表示をしたか、これは記憶に残っておると思います。値上げとか値下げということは大事な点ですから。それはどうですか。

第43回国会 農林水産委員会 第13号(1963/02/28、29期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、特に漁港整備計画の問題について農林省並びに北海道開発庁に尋ねたいと思います。  第一にお尋ねしたい点は、今回政府が提案された漁港整備計画の変更についてですが、これはもちろん漁港法に基づいての計画の変更ということになるわけですが、特にこの際明らかにしたい点は、今回の整備計画と北海道における第二期八カ年計画が昭和三十八年度から開始されるわけですが、当然北海道開発の第二期計画の中にも国の公共事業として、北海道の地域内における漁港の積極的な整備計画を推進するということについては、相当重点施策としてこれは策定されておるわけです。従いまして、第三次漁港整備計画の策定に際して、北海道の第……

第43回国会 農林水産委員会 第16号(1963/03/07、29期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの足鹿委員からの質問に関連して、二、三お尋ねします。  この農林年金法の改正について、たとえば全中の会長と話し合いをして三十九年度でいいと言ったというのは、これは法律の提案を三十九年度でよろしいと言ったのか、制度改正についてはこの国会において改正をして、その改正の実施については三十九年度において予算を確保して実行するように、そういう二段階でやることについては同意する、そういうことであったのか。この点を明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 そうすると、先ほど小林さんの言われたのは、これはもう全中の荷見会長と事前に完全に了解ができて、明年度の国会において法案の提案をされること……

第43回国会 農林水産委員会 第23号(1963/03/27、29期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました芳賀貢外二十六名提出甘味資源の生産の振興及び砂糖類の管理に関する法律案につき、提出者を代表して、その提案の理由を御説明申し上げます。  わが国における甘味資源としましては、てん菜を原料として製造したてん菜糖、甘蔗を原料として製造した甘蔗糖、及びカンショ、バレイショを原料とする澱粉から製造したブドウ糖等でありますが、その生産量は、昭和三十七年度において、てん菜糖十六万トン、甘庶糖二十万トン、(沖繩の生産十四万トンを含む)ブドウ糖六万トンで合計四十二万トンとなっており、国内需要量百六十五万トンの四分の一にすぎず、毎年百三十万トン以上を輸入に依存している状況であり……

第43回国会 農林水産委員会 第28号(1963/05/15、29期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねいたします。ただいま同僚の湯山委員から乳価問題について質疑が行なわれましたが、去年の十二月からすでに半年たっておるけれども、この問題がすっきりした解決ができないということは非常に遺憾な点です問題が根本的解決できがたい大きな理由としては、三月の末に農林大臣が畜安法に基づく畜産物価格審議会の答申に基づいて乳価並びに畜肉の価格決定をして告示されたわけですが、その告示の内容は、たとえば生乳価格についても、肉豚の価格についても不当に安過ぎた。こういうことが大きな原因をなして今日においても乳価問題等は明確な解決の方向を示さないというふうに私は判断するわけですが、大臣としてはどう……

第43回国会 農林水産委員会 第29号(1963/05/16、29期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣に大事な点だけお尋ねしますが、今度の改正で一番問題になるのは、改正が制度を前面に押し出すという意味がなくて後退さしておるというところにあるわけです。それは足鹿委員あるいは安井委員も指摘したとおり、農家の負担率の問題だけを取り上げてみても、制度改正の本質の中では負担が重くなるということをやっておるわけです。それを附則で増加した分については当分の間予算の範囲内で国が補てんする。ですから制度の本質はやはり高被害地域については負担を重くさせるという、いわゆる保険方式に逆戻りさせるというところに問題がもると思いますが、その点は間違いないでしょうか。

第43回国会 農林水産委員会 第30号(1963/05/21、29期、日本社会党)

○芳賀委員 経済局長に法案の改正点の主要な点について若干お尋ねします。  第一の点は、今回の改正点でありますが、第十二条による共済掛け金の国庫負担の関係、これは提案理由の説明の中においても、国庫負担の原則は変えない、いわゆる従来の通常、異常については二分の一国庫負担、超異常については全額国庫負担、この原則は、れておるわけですが、この点については先週十六日の当委員会において農林大臣にただしたわけでありますが、その内容においては相当の変化が生じておるということがやや明らかになったわけでございますから、まずこの点について、その原則と変わりがないのであれば、事例をあげて具体的な説明を願いたいわけであり……

第43回国会 農林水産委員会 第33号(1963/05/28、29期、日本社会党)

○芳賀委員 時間が限定されていますから、率直に前回の質疑の残りの点だけをお尋ねします。  まず政務次官にお尋ねしますが、本日農林大臣が出席しない理由は何ですか。
【次の発言】 きょうは総括の日ですから、よその委員会はみな出ているでしょう。たとえば大蔵委員会には大蔵大臣が出てきておりますし、決算委員会には地方行政関係の自治省の大臣が出ておる。それをサボってこういう大事な最終的な質疑に出てこないというのでは、われわれとしては誠意がないと考える以外ないのですよ。それは津島さんどうですか。
【次の発言】 そこで第一点は、具体的な問題になりますけれども、今回の改正案の附則第十条の政府としての純理的な解釈……

第43回国会 農林水産委員会 第37号(1963/06/05、29期、日本社会党)

○芳賀委員 この際政府提案の沿振法について主要な点を若干お尋ねしたいと思います。  第一にお尋ねしたい点は、この法案と国民所得倍増計画の関係について主要な点だけを述べてもらいたい。
【次の発言】 私が聞いているのは、具体的に所得倍増計画と、今回政府が漁業基本法と称して、名前は沿岸漁業等振興法ですが、出されたわけですからして、国民所得倍増計画とこの法案との関係、その点だけを聞いているわけです。関係があるならある、ないならばない、それだけでけっこうなんです。関係があるならば、どういう点が倍増計画との関連でこういう制度をつくるとか、そういうことでいいのです。

第43回国会 農林水産委員会 第39号(1963/06/11、29期、日本社会党)

○芳賀委員 参考人の皆さんからそれぞれの立場で非常に貴重な御意見を述べていただいて、われわれ今後法案の審議に非常に参考になりましたことを、お礼を申し上げる次第であります。  時間が限定されておりますので、特に法案に関係のある参考人の皆さん方に、数点にわたってお尋ねしたいと思います。  まず最初に北海道知事を代理して来られた斎藤参考人にお尋ねしますが、問題点だけを私が述べますから、それに対して適切な意見を聞かしてもらいたいと思うわけであります。  第一の点は、国の甘味資源十カ年計画に対応して、北海道においては八カ年計画が立てられておるわけでございますが、国の計画は三十四年から四十三年の十カ年、北……

第43回国会 農林水産委員会 第44号(1963/06/25、29期、日本社会党)

○芳賀委員 問題になる点だけをお尋ねしますが、農林省としては、大豆もそうですがなたねについても、これは生産をだんだん減退さして、将来は日本の国内ではなたねのごときものは生産する必要はない、こういうことで進んでいるように思いますが、間違いはないですか。
【次の発言】 それでは生産性がどうなっておるか、生産性といっても、単位当たりの生産性ももちろんありますが、国全体としてのなたねあるいは大豆の生産性というものは、総体にどういう傾向にあるか、これが国としての立場から見て一番大事な点だと思うのです。
【次の発言】 生産性というのは、あなたは委員長といま何か話していたけれども、私の言っているのは、国内に……

第43回国会 予算委員会 第10号(1963/02/09、29期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、先日、三十七年度の農業の年次報告が行なわれましたけれども、その中で特に問題になる点といたしましては、農業と他産業との間における所得格差がますます拡大しておる、この傾向を現在の政府の力をもってしては何ら是正しておらないというところに非常な問題があるわけでありますが、ここでお尋ねしたいのは、昭和三十六年度の統計に基づく、農業とたとえば製造業あるいは非農業との間におけるそれぞれの就業者の実質国民所得がどういうような状態になっておるか、大臣から直接御説明願いたいと思います。
【次の発言】 それは何ですか。そのパーセントは、農林大臣、何のパーセントですか。


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 農林水産委員会 第4号(1964/02/11、30期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました芳賀貢ぐ君外二十五名提出甘味資源の生産の振興及び砂糖類の管理に関する法律案につき、提出者を代表して、その提案の理由を御説明申し上げます。  わが国における甘味資源としましては、てん菜を原料として製造したてん菜糖、甘蔗を原料として製造した甘蔗糖及びカンショ、バレイショを原料とするでん粉から製造したブドウ糖等でありますが、その生産量は、昭和三十八年度において、てん菜糖十六万トン、甘蔗糖十八万トン、ブドウ糖九万トンで合計四十三万トンとなっており、国内需要量百七十万トンの四分の一にすぎず、毎年百三十万トン以上を輸入に依存している状況であります。  これら甘味資源のう……

第46回国会 農林水産委員会 第5号(1964/02/12、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、政府提案の甘味資源特別措置法案については、これは昨年の四十三通常国会において、当委員会において審議した経過があるわけであります。大体同様の内容の法案が前の特別国会に提案されて、本国会に継続審議になっておるわけでありますけれども、問題は、昨年当委員会において審議した場合と現在との事情の変化ということになりますれば、一番大きな問題は、輸入粗糖の完全自由化が行なわれたという点であります。でありますから、法案を提出になる場合においても、自由化以前の国内の砂糖政策あるいは甘味資源の振興対策と、自由化後における施策というものは、おのずから変わってくると思うわけでありま……

第46回国会 農林水産委員会 第6号(1964/02/13、30期、日本社会党)

○芳賀委員 資料の要求をいたしますが、政府案の各所に出ている政令並びに農林省令、これについては審議の都合上、政令案、省令案というのを直ちに出してもらいたいと思うわけです。これはいつごろまでに出せるか。法案の中に大体十七ヵ所くらい政令ないし省令によるという個所があるわけです。ですから、それらの政令案、省令案をいつごろお出しになれるか。  その次は、北海道においては、知事の諮問機関として甘味資源振興審議会というものが北海道の条例で設置されることになっております。そして先日、知事の諮問に応じて甘味関係の答申が出されておるわけです。これは直接政府とは関係がないかもしれませんが、今後の甘味資源の生産振興……

第46回国会 農林水産委員会 第15号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、資料の要求をいたします。  第一は、農林漁業者の貯蓄の状態、これを区分しまして、一は、国家機関に対する蓄積として、郵便貯金あるいは簡易保険、さらに国民年金に対する積み立て、これを昭和三十五年以降最近まで年度別に農業、漁業、林業と区分して出してもらいたいと思います。それから次は、系統に対する貯金、当座的なものと定期的なものにしていただきたいと思います。その次は、その他の民間の貯蓄の状態、銀行とか信用金庫とか、それらの機関に対しての当座的なものと定期的なもの、いわゆる農林漁業者の貯蓄の状況というものを出してもらいたいわけです。  それから同時に、負債の関係、農林漁業者の借り入れ……

第46回国会 農林水産委員会 第18号(1964/03/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に、公庫法の改正点について、事務当局にお尋ねしたいと思います。  第一の点は、公庫法の第四条の資本金の規定でありますが、政府出資の増額については、これは法律の明定事項ということになっておるわけでありますこれを今度の改正によって、法律に明記しないで、予算の範囲内で政府出資ができるという趣旨の改正点でありますが、われわれとしては、この改正の意図というものが、その必要性において了承できかねるわけです。この点について、経済局長から明確な説明をお願いいたします。
【次の発言】 いまの説明によると、それでは当初から法律に明記しないで、予算の範囲内でやれるということであれば、それだけの理由で……

第46回国会 農林水産委員会 第19号(1964/03/11、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農林漁業金融公庫法の審議にあたりまして、山村行政管理庁長官にお尋ねしたいと思います。御承知のとおり、公庫法の改正案文の中には、第九条の監事の監査規定について改正を企図されておる。この改正案は簡単なものでございますが、これが出された経緯を検討しますると、これは三十七年の十二月に、行政管理庁において各公社、公団、公庫あるいは事業団等の行政監察の結果、国の公共企業体における監事の機能が非常に弱体化しておる、十分機能を発揮しておらないという指摘に基づいて、各公社、公団等における監事の規定を、もう少し機能が発揮できるように明文化すべきである、こういう勧告が出されたことは、長官も御承知……

第46回国会 農林水産委員会 第20号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣に、まず公庫法の主要な改正点に対して質問をしたいと思います。  第一の点は、今回の改正は、単に貸し付け条件の交通整理という程度であって、根本的な農林金融制度そのものの体質を改善するということが行なわれていないことは、まことに遺憾であります。そこで、第一にお尋ねしたい点は、昨年の通常国会において自作農維持金融の法律の改正が行なわれまして、従来は農地法と不離一体の形で、農地の維持、さらに創設についての金融制度というのが継続されてきたわけですが、昨年の法律改正によって、経営拡大のための農地の取得資金と農地の経営維持のための維持資金というものを分離してしまって、現在残っておる農地金……

第46回国会 農林水産委員会 第22号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣の出席がありませんので、主として事務当局に質問をいたしたいと思います。  畜産局長にお尋ねしますが、昨日も当委員会において、三十八年度の乳価、特に中央調停にかかっておるところの調停審議会の作業の経過等の報告を一応受けたわけでありますが、これはわれわれとして十分了承できない内容でありますので、あらためてもう一ぺん――政府が中央調停に付した場合の基礎的な条件というものが当然あると思うわけです。ですから、三名で構成されておる中央調停審議会のその作業を大体いつごろまでに終わらせるのか。当事者間の合意が成立すればまことにけっこうであると思いますが、成立しがたいことも、これはもう最初か……

第46回国会 農林水産委員会 第25号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○芳賀委員 一案のうち、最初に林業信用基金法の改正案に対する質問をいたしたいと思います。  この改正点は簡単な改正のようでありますが、ただ問題は、昨年当委員会において成立した法律であるという関係上、まだ一年もたたないのに、特にこの出資金の関係あるいは出資の規定に対する重大な改正を行なうということについては、われわれとして了承できがたい点であります。昨年新たに本法を制定する場合、こういうことが必要として予見されておらなかったのか、一年以内にこういう改正の事態が生じたということに対しては、どういう理由であるのか、その点についてまずお伺いしたいと思います。

第46回国会 農林水産委員会 第26号(1964/03/26、30期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日に続いて質疑を行ないたいと思いますが、基金に対する出資額が、地方公共団体あるいは民間の林業者等が当初予定した出資額を大幅に上回っておるという現実は、これは一体何に基因するかということを明らかにしてもらいたいと思うわけです。結局、債務保証の対象が、林業関係の主として中小零細企業に向けられておるということである限り、現在林業関係の中小零細企業が経営が自然に苦しくなって、相当借り入れ金に依存しなければならぬ、そうして信用を裏づけするための基金の債務保証に依存するという、そういうあらわれが、結局は基金に出資して、債務保証してもらう裏づけを行なうということに、これは当然なると思うわけでご……

第46回国会 農林水産委員会 第29号(1964/04/01、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま農林大臣から御報告がありましたが、第一は、乳価の中央調停の決定された結果の問題、第二は、三十九年度の畜産物価格安定法に基づく牛乳並びに豚肉の価格決定の問題についてでございますが、その決定に至る経過におきましては、担当の農林大臣としていろいろ努力されたことと思いますが、当委員会におきましても、三月二十六日に特に酪農振興対策に関する決議を行なったことは、大臣の御承知のとおりであります。四項目にわたる決議でありますが、これはいずれも、ただいま大臣の報告された問題に重大な関係がありますので、これとの関係で、主要な点について、若干お尋ねしたいと思うわけであります。  第一の点につきま……

第46回国会 農林水産委員会 第33号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この法律は三十三年三月二十日当委員会で可決されたものでありますが、当時、委員会といたしまして、附帯決議を付したわけでございますが、この附帯決議の内容は五項目にわたっておるわけであります。まず、この点について、政府として、今日まで農林委員会の附帯決議に対してどのように尊重してこれを実施されたか、その点について明確にしてもらいたいと思います。
【次の発言】 ただいま説明がありましたが、この附帯決議は、当時私は理事をやっておりまして、自民党、社会党を代表して附帯決議の提案を行なった経緯があるわけですが、この決議の第一の点は、いま局長の言われたように、単純な問題ではないのです。これは当時の……

第46回国会 農林水産委員会 第36号(1964/04/14、30期、日本社会党)

○芳賀委員 審議の都合に必要な資料を要求いたします。  第一は、改正案に伴う土地改良事業の長期計画、これは正式には法律が改正された暁、農政審議会にはかって決定することになるわけでありますから、したがって、長期計画については政府の案を出していただきたい。  第二は、土地利用区分に関する調査資料を提出願いたいわけです。内容的には、その重点を土地利用の現況と将来計画についての内容と、それからその二は、農用地の実態調査概要というものについての資料、この内容は、耕地については水田、畑地の適地、さらに今回の改正に関連する草地の関係の調査資料。  次に第三は、農用地の造成、それから転用、壊廃の最近五カ年間、……

第46回国会 農林水産委員会 第37号(1964/04/15、30期、日本社会党)

○芳賀委員 主要な点について農林大臣にお尋ねしたいと思います。第一の点は、土地改良法の改正を通じまして、この法律の目的を相当拡大するところにねらいがあるようでございますが、特に農業基本法の農業発展の主要目的というものを、この土地改良事業の中に移されたわけでございますが、その最も重点とするところについて、農林大臣から特に農基法との関係における問題を述べてもらいたいと思います。
【次の発言】 要は、制度を通じて農業総生産を高めて、それが農家の所得の向上になり、究極には国民経済に貢献するということが、制度上のねらいであると思います。そこで最近の農業の動向から言いますると、先般農林大臣が国会において農……

第46回国会 農林水産委員会 第39号(1964/04/21、30期、日本社会党)

○芳賀委員 土地改良法の改正案につきまして、重要な関係がある北海道開発庁長官に、若干の質問をいたしたいと思います。  今回の土地改良法の主要な改正点については、関連事項については長官としても認識されておると思うわけであります。その第一の点は、今回の土地改良法の政府改正案によると、土地改良基本計画というものを国が策定する。その場合、長期計画については閣議がこれを決定し、なお決定までの間においては、関係省庁、特に北海道開発庁の場合にはこれに当然合議されると思うのであります。そうなりますと、昭和三十八年から北海道の第二期八カ年計画というのが発足しておるわけでありまして、この八カ年計画の中には、言うま……

第46回国会 農林水産委員会 第40号(1964/04/22、30期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日の政府の答弁の不明確な分について保留してあるわけでございますが、北海道開発の第二期長期計画の中における土地改良法との関連の土地改良事業、並びに農用地開発事業の八カ年計画の内容についてでありますが、農用地開発の計画内容については説明を受けたわけでありますが、土地改良事業のいわゆる八カ年で面積において六十万ヘクタールのこの内容は明らかにされておりませんので、この点をきょうは明確にしてもらいたいと思います。
【次の発言】 それで内容がわかったわけですが、ここであわせて尋ねておきたいことは、先般農林大臣の答弁によりますと、土地改良の長期計画は、政府の考えとしては十カ年の長期計画でいきた……

第46回国会 農林水産委員会 第41号(1964/04/23、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま可決されました土地改良法の一部を改正する法律案に対し、この際、自由民主党、日本社会党、民主社会党の三党を代表して、附帯決議を付する動議を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。     土地改良法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の運用に当っては、左記各項のすみやかな実現に遺憾なきを期すべきである。      記  一、 土地改良長期計画の策定に当っては、国土総合開発計画、各地方開発計画及び特殊立法地域の振興計画等を総合的に調整勘案して概ね十ケ年計画(前期後期各五ケ年)とし、政府は、年次目標を設定してその完全実施がはかられるよう予算その他……

第46回国会 農林水産委員会 第43号(1964/05/06、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま農林大臣から三点にわたっての御報告を承ったわけでありますが、その報告に基づいて、主要な点だけをお尋ねして、事態を明らかにしておきたいと思うわけであります。  第一の点は、酪農振興法の改正の問題でありますが、これは、大臣も、しばしば当委員会において、今国会の会則中に政府として改正案を策定して、提案するようにつとめるという言明があったわけでありまして、われわれもそれに対しましては期待しておったのであります。それは社会党のほうからすでに学校給食法の関連による、いわゆる学校給食用の国産牛乳に関する法律案というものを提案しているわけでございまして、政府の酪振法の改正案が提案された場合……

第46回国会 農林水産委員会 第45号(1964/05/08、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣に、法案の重要な点だけをお尋ねしますが、第一の法律の目的についてですが、法律の内容を検討いたしますと、農業政策的なつながりが非常に不明確になっておるわけです。農業の生産とかあるいは生産を基礎にした消流対策ということになれば、もう少し法律の目的のうたいようもあるのではないかと思うわけです。これによると、何か消流機構の合理化あるいは近代化をはかることによって、国民生活の安定に寄与させるということになっておるわけですが、単に、国民生活の安定なるものが、消費者に対して寄与する政策だけを重点にするということは、これは非常に誤りがあると思うわけです。したがって、農林省として、しかも農林……

第46回国会 農林水産委員会 第49号(1964/05/20、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、現在の法律によりますと昭和三十九肥料年度需給計画を、年度開始前の七月中に決定して公表することになっておるわけですが、この準備についてはどの程度にするのか、昭和三十九肥料年度の需給計画について。
【次の発言】 農林大臣にお尋ねしますが、現在の肥料二法は七月三十一日まで効力があるわけですからして、当然現行法に基づいて新しい肥料年度の開始前に、三十九肥料年度の需給計画を肥料審議会の意見を徴して決定して、公表しなければならぬという.ことになっておるわけですが、当然、これは現行法が延長されるか、あるいは期限一ぱいで廃止されるかは別として、やはり法律の現存する範囲内に……

第46回国会 農林水産委員会 第50号(1964/05/21、30期、日本社会党)

○芳賀委員 それでは森川参考人にお尋ねしますが、私も農協の単協の役員ですが、あなたの配下というか、系統の中に一応入っておるのです。  そこで、率直にお尋ねしますが、最近、これは二月以降ですけれども、全国農協連合会あるいは単協から、肥料新法を提案してもらってありがたかった、すみやかにこれを成立さしてもらいたいというような文書ないしは電報が、これは関係議員全部でございましょうが、きておるわけです。そうすると、その意思は、政府が現在国会に提案して、われわれが審議しておる、いわゆる肥料新法なるものを無条件で早く通してくれ、こういう意味ではないかと思うわけです。これらは全く方向を同じくしておるわけですか……

第46回国会 農林水産委員会 第51号(1964/05/22、30期、日本社会党)

○芳賀委員 参考人の皆さんから熱意のある意見を聞かしてもらって非常に参考になったわけでありますが、主要な点だけについてお尋ねしたいと思うわけであります。  ちょうど昨年の十二月六日に、漁業災害補償制度期成全国漁民大会というものがあったわけでありまして、私どもも熱意を持って出席したわけでありますが、この大会の決定事項は、すでに言うまでもなく、第一の柱が「異常災害に対する部分の負担については、国の責任をもって措置すること。」第二は、「通常災害部分についても沿岸漁業等の負担能力に応じて、掛金負担について助成を行うこと。」第三は、「共済団体の過渡的な収支調節のため漁業共済基金を設置すること。」第四は、……

第46回国会 農林水産委員会 第52号(1964/05/26、30期、日本社会党)

○芳賀委員 渡邊公取委員長にお尋ねしますが、肥料法案の中で、独禁法の適用除外をうたっている条文は、第二条の第一項と第十一条の第一項ということになっておるわけですが、審議の都合上、公取委員長としての見解を尋ねておきたいと思うのです。  まず第二条第一項によりますと、「硫酸アンモニアその他価格の安定を図ることが特に必要であると認められる肥料であって政令で定めるもの(以下「特定肥料」という。)の生産業者及び販売業者(第五条の輸出会社を除き、特定肥料を生産業者から直接買い入れるものに限る。以下第四条までにおいて同じ。)は、その双方又はいずれか一方がそれぞれ共同して、締結の日の十五日前までに農林大臣及び……

第46回国会 農林水産委員会 第53号(1964/05/27、30期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、この際、臨時肥料需給安定法の一部を改正する法律案起草の件について以下申し述べます。  案文を成案とし、これを委員会提出法律案とせられたいとの動議を提出いたします。  まず、案文につき申し上げます。    臨時肥料需給安定法の一部を改正する法律案  臨時肥料需給安定法(昭和二十九年法律第百七十二号)の一部を次のように改正する。  附則第二項中「昭和三十九年七月三十一日」を「昭和四十一年七月三十一日」に改める。    附 則  この法律は、公布の日から施行する。  次に、本動議を提出いたしました趣旨について申し上げます。  まず第一は、現行臨時肥料需給安定法は、時限法であるため、……

第46回国会 農林水産委員会 第56号(1964/06/09、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、参考人の皆さん方、特に森林組合関係、それから全木連並びに労働組合代表の皆さんに二、三お尋ねしたいと思います。  第一に、森林組合の代表のお二人でございますが、先ほど来皆さんの貴重な御意見を聞いたわけですが、基本法が政府並びに社会党、民社党からそれぞれ三案提出されて、審議しておりまして、その法律案に対する御意見を伺っておるわけですが、ただ、この三案の中で、社会党案は森林基本法ということになっておるわけです。名前は違っても中身が変わらなければいいじゃないかということにもなるかもしれませんが、これは重大な法案上の相違点であります。それで、特に森林組合の御両氏にお伺いしたいわけであ……

第46回国会 農林水産委員会 第57号(1964/06/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、当委員会としては林業基本法案あるいは社会党の森林基本法案が最終的な審議の法案ということになっておるわけですが、まずお尋ねしたいのは、政府としてせっかくお出しになった林業基本法案に対して、これを成立させたいという熱意がないように見受けるわけですが、この点は農林大臣としてどういう御意思ですか。
【次の発言】 熱意がないのではないかという判断は、ひとり私だけの独断的な判断でなく、たとえば当委員会全体としても、どうも政府としては、特に農林省としては、通したいのか、通したくないのか、わからぬじゃないか。基本法である以上は、林業基本法ですからして、所管は林野庁所管とい……

第46回国会 農林水産委員会 第58号(1964/06/11、30期、日本社会党)

○芳賀委員 大臣が退席されましたので、昨日の質疑で、残っておる重要な点につきましては保留しておきまして、林野庁長官に申し上げますが、昨日午後相当時間を用いて問題点について質疑をしたわけです。重要な点については政府としての方針、態度が明らかにされない部分が多いわけですが、今国会の会期も残り少ないわけですからして、この法案の成立あるいは審議の促進に積極的な熱意を示すとするならば、解明されない問題については、すみやかに問題の整理を行なって、それらの問題に対する解決の方途とか見解、方針というものを今明日のうちに明らかにしてもらわないと、幾ら委員会において協力しようとしてもそれは不可能なことになるので、……

第46回国会 農林水産委員会 第62号(1964/06/19、30期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、内閣提出にかかる林業基本法案に対する修正の動議を提出いたします。  修正案文については、お手元に配付してあるとおりでございますので、その朗読は省略さしていただきます。  この際、修正の主要な点について御説明をいたします。  まず第一点は、第一条の法律の目的の修正でありますが、この点は社会党提出にかかる森林基本法案との調整も必要でございまして、特に政府の林業基本法案は、その母体である森林法並びに国有林野法との関連性がまことに不明確でありますので、この際、森林資源の持つ重要な意義というもの、資源論あるいはまた国土保全の公共的意義とい……

第46回国会 農林水産委員会 第64号(1964/06/26、30期、日本社会党)

○芳賀委員 局長にお尋ねしますが、午前中の局長の答弁では、市乳値上げ分に対する配分の問題等についても、畜産局としての指導性が全く欠けておるというふうに受け取れるわけです。たとえば昭和三十七年に市乳一円値上げが行なわれたことがあるわけですが、その際は、当時の畜産局長通達の形で、この一円の二分の一、一升で五円については、全国の生乳価格についてこれを値上げすべきである、残り二分の一の一升五円、つまり、一合五十銭分については、販売店あるいはメーカー側において適切にこれを処理すべきである、こういうことで、一昨年、市乳一円値上げ問題が畜産局の指導のもとに行なわれたこともあるわけでありますが、この前例に徴し……

第46回国会 農林水産委員会 第65号(1964/06/27、30期、日本社会党)

○芳賀委員 委員長に申し上げますが、今日の閉会中審査のための委員会は、実は昨日午後に食糧庁の関係に対して当面の緊急問題に対する質問を行なうことになっておったわけですが、食糧庁の都合によってこれが今日に延びたわけであります。しかるに、食糧庁の都合によって今日に延ばしたにもかかわらず、担当の食糧庁長官が、米審に備えて勉強するためにいまだに出席しておらぬ。
【次の発言】 いま来たんですか。これはけしからぬ態度であって、国会の会期中は非常に低姿勢で法案の通過等に当たっておられますが、国会が一たん閉会になると直ちに豹変してしまう。そういう態度は官僚の一番悪い特徴をあらわしておる点です。ほんとうに米審に備……

第46回国会 農林水産委員会 第66号(1964/07/07、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま議題となりました三十九年産米価の問題について、齋藤食糧庁長官から特に米価審議会における審議の経過並びに結果の報告を徴したわけでありますが、米価決定の問題については、当委員会としても重大な関心と責任があるわけです。したがって、この際、国会法第七十一条の規定に基づきまして、特に担当の赤城農林大臣並びに田中大蔵大臣、さらに黒金官房長官の三名を直ちに当委員会に出席を求めて、重要な三十九年度産米価問題に対する審議を進めていただきたいと思うわけでございます。特にこの問題は緊急を要しますので、国務大臣の出席要求については、先ほど申しましたとおり、国会法第七十一条の規定に基づいて、当委員会……

第46回国会 農林水産委員会 第68号(1964/08/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農協の問題について、若干お尋ねしておきたいと思います。  七月三十日、新聞等によりますと、全購連の総会がありまして、この総会は全購連の三十九年度の事業計画を決定する総会であったわけでありますが、そのとき、たまたま総会の席上で、会員から緊急動議が出まして、現在全購連が経営しておるえさの直営生産工場五工場並びに地下たびの生産を主体としておるゴム工場、この六つの工場を全購連の直営経営から分離して、新たに株式会社を六会社組織する、そうしてこの新会社の設立に対して全購連のこれが関係の資産の譲渡等を行なうという緊急動議に基づく決定が行なわれたことを新聞で承知したわけでございます。これは……

第46回国会 農林水産委員会 第69号(1964/09/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの足鹿委員の質問に関連して、主要な点に限って二、三明らかにしておきたいと思うわけであります。  第一の点は、現在実施されておる肥料新法は、これは恒久法ではなくて、五カ年以内の時限法ということになっておるわけです。政府としては、この五カ年以内にこれが廃止された場合においては、次には肥料政策については制度を設けないというふうな前提の上に立っておることは明らかでありますが、そこで、私たちが当委員会において政府の新肥料法を審議した場合においても、考え方としては、もちろん、かくのごとき法律というものはあってもなくても同じものであるということで、全面的にこれは否定の態度で臨んだわけでご……

第46回国会 農林水産委員会 第70号(1964/10/09、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま当委員会の北海道冷害調査の派遣委員を代表して、細田委員から、詳細にわたる被害状況の調査の報告と、並びにこれに対応して行なうべき重要な施策等についても、報告の中で述べられておるわけでございますが、この際、調査団の各位に深甚な敬意と感謝を表する次第であります。  現地において参加しました委員の一人といたしまして、ただいまの細田調査団代表の報告等に関連しまして、二、三問題を提起して政府の所信を明らかにしてもらいたいと思うわけでございます。同時に、聞くところによりますと、明日舘林政務次官を筆頭にいたしまして、農林省の中西官房長並びに政府各関係当局の担当者が北海道の冷害実情の調査にお……

第46回国会 農林水産委員会 第71号(1964/10/28、30期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に大豆の問題についてお尋ねしますが、大豆なたねの交付金法ができてから、すでに三十六、三十七、三十八――三十九年度の価格決定は四回目ということになるわけですが、過去三カ年間の大豆の基準価格の決定については、毎年算式の内容を変えて、一貫性がない試算で政府も基準価格というものをきめられておるわけです。何のために毎年算式内容を変えるかということは、これは政府側としても理由があるかもしれませんが、われわれの判断では、できるだけ政府の基準価格というものを低く押える、基準価格を下げることによって、交付金の支払い額を極度に減少させるということだけが唯一最大の理由であるというふうに考えるわけでご……

第47回国会 農林水産委員会 第2号(1964/12/15、30期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました芳賀貢外十八名提出にかかわる天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法等の一部を改正する法律案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。  御承知のとおり、現行の天災融資法は三十年に議員立法として制定されたものであり、農林漁業災害に対する融資制度として、自来十年間にわたり農林漁業の経営及び再生産に必要な低利資金を現在まで一千億円に及び融通する措置を講じ、農林水産業の生産力の維持と経営の安定に重要な役割りを果たしてまいったのであります。  しかしながら、現行法は十年を経過した今日、運用の面においても農林水産業の経営の実態に適合しがたい欠陥……

第47回国会 農林水産委員会 第3号(1964/12/16、30期、日本社会党)

○芳賀委員 政府提出にかかる天災融資法について、農林大臣にお尋ねします。  政府案につきましては、一昨日の衆議院本会議並びに昨日の当委員会において、それぞれ提案の趣旨が説明されたわけでございますが、この際、大臣に明らかにしていただきたいことは、提案の趣旨の末尾において、今国会においては政府提案の内容程度の改正を行なうのであるが、次の通常国会においては、最も天災融資法の内容的な問題とされておる、たとえば条件の緩和の問題にいたしましても、あるいは金利の引き下げ、あるいは償還年限の延長、あるいは特に、運用上行なうことができるわけでございますが、一定の据え置き期間というものを法律で明定するというような……

第47回国会 予算委員会 第6号(1964/12/04、30期、日本社会党)

○芳賀委員 まず農林大臣にお尋ねしますが、先般の佐藤内閣総理大臣の本会議における所信表明演説を聞いたわけでございますが、特に佐藤新内閣における農政の姿勢と、池田前内閣時代の農政の姿勢について、これを比較した場合に、留任されました赤城農林大臣として、どのような判断の上に立って今後強力な農政を進められる所存であるか、その点をまずお尋ねします。
【次の発言】 池田内閣の場合に、たとえば昭和三十六年には農業基本法を成立させまして、内容は、われわれが見れば非常に不十分でありまするし、また基本法の指向する諸問題に対しましても十分の成果をあげないで終わったことは御承知のとおりであります。また、昨年の通常国会……

第48回国会 農林水産委員会 第7号(1965/02/23、30期、日本社会党)

○芳賀委員 きょうは農林大臣の出席がありませんから、農林大臣にお尋ねする部分については保留して、法案の内容について、主として林野庁長官に質問したいと思います。  まず第一の点は、今回の改正でありますが、政府の改正の趣旨を検討いたしますと、それはどうしても法律の目的に及ぶ点があると思うのです。したがって、公団法の目的をやはり改正の趣旨に合致するように改める必要があると思いますが、その点はどう考えておられますか。
【次の発言】 現行の公団法の目的によると、それを三つに区分して、第一は、地勢等の地利的条件がきわめて悪く、かつ豊富な森林資源の開発が十分に行なわれていない特定の地域内の森林を急速かつ計画……

第48回国会 農林水産委員会 第12号(1965/03/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 森林開発公団法の改正点について、主要なる問題が保留されておりますので、この点について、農林大臣にお尋ねしたいと思います。  第一の点は、今回の公団法の改正については、一番重要な第一条の目的について改正を行なっておらないというところに疑点があるわけでございますが、公団法の制定以来今日までの経過を見ますと、この公団法が制定されたのは昭和三十一年でありまして、これはアメリカの余剰農産物見返り資金を借り入れて、特に熊野川地域あるいは四国の剣山地域における特定地域の公団林道の開設事業等を主体にするための法律の制定であったわけでありますが、その後、昭和三十四年にはさらにこの目的の改正を行ないま……

第48回国会 農林水産委員会 第13号(1965/03/11、30期、日本社会党)

○芳賀委員 甘味問題についてお尋ねします。  第一の点は、二月二十四日の予算分科会においても農林大臣に対して質問した点でありますが、その当時は農林省においてもまだ作業不十分で、具体的な説明ができないという事情でありましたが、相当日数が立っておりますので、現在の段階において、国内における甘味対策等についてはどのような案がまとまったか、御説明を願いたいとわけであります。
【次の発言】 それでは、立法措置の問題については、政府としての方針がおよそまとまって、新しい甘味資源対策についての要綱等はもう整ったわけですか。
【次の発言】 政務次官にお尋ねしますが、今度の通常国会は五月十九日をもって終了するわ……

第48回国会 農林水産委員会 第18号(1965/03/24、30期、日本社会党)

○芳賀委員 関連して。大臣にお尋ねしますが、ただいま同僚東海林委員の質問に対する答弁は不明確なんですね。そこで、もう少し明らかにしてもらいたいのは、与党の議員提案である競馬法の改正については、政府として行なうべきであったというふうに現在はお考えになっておるかどうか、その点明らかにしてもらいたい。政府として必要であると現在の段階では考えておるのかどうか。
【次の発言】 そういう人ごとのようなことでなくて、いいですか、議員から提案された法律が審議が進んで採決をする前には、内閣は必ずこの法案に対して賛否の意見を述べなければならぬということになっておるわけですね。ですから、まだ審議がやっと始まったばか……

第48回国会 農林水産委員会 第19号(1965/03/25、30期、日本社会党)

○芳賀委員 開拓者融資保証法について、事務的な問題をまず先にお尋ねいたします。  第一の点は、従来は、地方協会の会員資格については、開拓農協、いわゆる協同組合の構成員の主体をなすものが開拓者である、そういう開拓農協が債務保証を行なう資格者ということになっておるわけでありますが、今度は改正によって、農業協同組合の中にごく一部でも開拓者が構成員となっている場合には、従来の開拓農協と同じように、その農協を資格者とするということになっておるわけですけれども、この点について非常に疑問の点があるわけですから、少し明快にしてもらいたいと思います。  それにあわせて、現行法においても、北海道の地域においては、……

第48回国会 農林水産委員会 第20号(1965/03/30、30期、日本社会党)

○芳賀委員 前回の質疑の残りの分について、政務次官並びに政府委員に質問をいたします。  前回にもあらかじめ予定を示しておったわけですが、きょうは新しい振興計画の問題について、若干お尋ねしたいと思うわけです。  第一点は、振興計画の対象は、類型別にいうと、主として二類農家が計画の対象になっておるわけでありますが、その二類農家が、現在までの経過を見ると、計画の認定に漏れておるものが相当多数にのぼっているわけです。したがって、一類農家でもない、三類農家でもないというものが振興計画の対象農家ということになる場合において、どういう事情ですか、二類農家が計画の対象になって申請書等を出しておるわけですが、相……

第48回国会 農林水産委員会 第21号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○芳賀委員 法案の審議の必要上、次のような資料を要求いたします。  第一に、三十七年に公団法の改正が行なわれたわけでございますが、その改正の際に当委員会において指摘しました事項について、事項別の改善措置の内容。第二に、三十七年度以降の公団の財務諸表並びに業務方法書。第三は、公団設立以降の事業の詳細な内容。第四は、保有機械とその稼働状況について。第五は、公団導入の乳牛、いわゆるジャージー種の乳牛の状態について。第六は、那須牧場及びほか二地区の概要、つまり、事業規模あるいは事業費等についての概要を出してもらいたい。第七は、四十年度の公団の事業計画。正式な事業がまだ大臣から承認されていない場合には、……

第48回国会 農林水産委員会 第22号(1965/04/01、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま四十年度の畜安法に基づく原料乳あるいは指定乳製品、食肉等の政府告示に対して、同僚、審議会委員でもある東海林委員から問題点の質問があったわけでありますが、関連して二、三明らかにしてもらいたいと思うわけであります。  第一の点は、原料乳については、一・八七五キログラム、つまり一升当たり五十七円、これは昨年よりも一升について二円の引き上げということになるわけでございます。そこで、この告示に基づいて、四十年度の原料乳価格というものは、これを最低の取引価格として、実施される場合には維持されるわけでございますが、この五十七円というものが及ぼす効果、生産者に対して保護すべき効果というもの……

第48回国会 農林水産委員会 第24号(1965/04/07、30期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました芳賀貢君外十一名提出にかかる牛乳法案について、その提案理由と内容を御説明申し上げます。  最近におけるわが国の農業は高度成長政策に災いされて、農業基本法に掲げる生産性の向上と所得の確保は、単なる題目にとどまり、農業就業人口の都市への大量流失、兼業農家の急増等によって、農業生産は停滞し、国民食糧の供給に不安を生じ、今後の農業発展に対し、まことに憂慮すべき事態に立ち至っていることは御承知のとおりであります。  この際、酪農の現状について申し上げますと、昭和三十年の乳牛の頭数は四十二万一千頭であったのが、三十九年には百二十三万八千頭と、十年間に三倍に増加し、いまで……

第48回国会 農林水産委員会 第25号(1965/04/08、30期、日本社会党)

○芳賀委員 十日に告示が予定されているてん菜の最低生産者価格の作業の内容についてお尋ねしたいわけですが、最初に統計調査部の担当にお尋ねします。  甘味資源特別措置法に基づくてん菜の生産費調査は、三十八、三十九年と行なわれたわけですが、この際、参考までに昭和三十八年度並びに三十九年度におけるてん菜の生産費の調査の内容について説明願います。
【次の発言】 ついでに、平均反収と、自家労働の三十七年、三十八年、三十九年の一時間当たりと一日当たりの労働費の内容を、わかればお知らせ願いたい。
【次の発言】 第二部長にお尋ねしますが、てん菜の最低生産者価格をきめる場合に、競合作物の生産費あるいは収益の状態と……

第48回国会 農林水産委員会 第29号(1965/04/22、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、今回の酪振法の改正並びに土地改良法の改正を行なうにあたりまして、酪振法の目的の改正を意図されておるわけでございますが、われわれが検討いたしました結果、これは目的事項を改正する必要はないのじゃないかというふうな判断に立っておるのですけれども、特に先般森林開発公団法の改正の場合には、われわれといたしましては改正を行なう場合に、森林開発公団法の目的をまず改める必要があるということを指摘したわけでございますが、そのときは大臣は目的を改正しないで内容の改正をしたいということでございましたが、今回は無理に目的の改正をする必要はないと思うわけですが、この点についてはどう……

第48回国会 農林水産委員会 第31号(1965/04/26、30期、日本社会党)

○芳賀委員 本日は参考人の皆さんから非常に有力な御意見を聞かしていただきまして、法案審議の重要な参考になったことをお礼を申し上げます。  大内参考人の御都合もあるそうですから、先にお尋ねしますが、ちょうど昨年の国会で、当委員会で農林漁業金融公庫法の審議をしたときに、たまたま大内先生に出席を願って、特に農地関係を中心とした金融政策等についても、きょうの御意見と似たような御意見を聞かしていただいた記憶が実はあるわけでございます。  そこで、今回の事業団法については、これは農業基本法との関係を申しますと、何としても専業的な自立農家の経営規模を拡大するというところに、第一の目的があるわけでございますが……

第48回国会 農林水産委員会 第32号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、この際社会党提出の自作農維持資金融通法の改正法案との関係について、大臣の所見をお尋ねしたいわけであります。  自作農維持資金法の改正案は、昨年の臨時国会におきまして政府から天災融資法の改正案、社会党からもその改正案が出ましたときに、同時に提出いたしまして、今国会に継続審議になっておるわけであります。改正の趣旨については農林大臣もすでに御承知のとおり、貸し付けの利率は現行の年五分を三分に改め、償還期限の二十年を三十五年に改め、据え置き期限の三年を五年に改める。特に貸し付け限度については、法律に個人は百万円、農事組合法人の場合には五百万円とこれを明定して、自立……

第48回国会 農林水産委員会 第33号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際社会党からも牛乳法案が提出されまして、同時審議をすることになっておるわけでございますが、私はわが党の案を基礎にいたしまして、政府案に対して主要な点について大臣に御質問をいたしたいと思うわけでございます。  そこで第一の問題は、社会党の案におきましては、国内で生産される全生乳を制度の対象にするわけでございますが、政府の場合においてはそうではなくて、生産された生乳を用途別に区分いたしまして、飲用牛乳、加工用牛乳というふうに区分して、その中の加工原料に供されると推定される生乳のみに対して、この制度の対象にされるわけでございますが、いかなる理由で生産者が生産した生乳を制度の対象にする……

第48回国会 農林水産委員会 第37号(1965/05/15、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、政府提案の牛乳法案並びに砂糖法案について、審議の中で不明確な点について農林大臣にお尋ねいたします。  まず、加工牛乳の関係についてですが、大臣が訪ソされる前の当委員会においてお尋ねした点ですが、政府案のいわゆる保証価格をおきめになる場合の価格の算定方式についてであります。この点につきましては、前回の委員会における大臣の御説明によりますと、保証乳価をきめる場合には、原料乳の主要なる生産地域を重点にして、その地域における生産費を基礎にした乳価の算定を行ないたいということでありましたので、私のほうから、それであるならば、その算定に要する調査の対象地域における他産業の労賃と、その地……

第48回国会 農林水産委員会 第39号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ちょっと関連してお尋ねしますが、いまの改正法による遡及規定ですが、これはあくまでも遡及することには間違いないと思うわけです。問題は、昨年の七月以降の天災融資法に対する遡及規定については、当然、この改正案が成立したあとで、必要な政令というものは直ちに公布されると思うわけです。その中には明確に規定づけがされておると思いますが、ただ、天災融資法の特徴からいって、利子補給なるものを国及び地方公共団体がやるわけですから、その場合に、金融機関と当該公共団体とにおける利子補給の事前契約というのが要るわけですね。それには金利の問題とか償還年限の問題に触れておるわけですから、その改正前の法規に基づい……

第49回国会 農林水産委員会 第1号(1965/08/02、30期、日本社会党)

○芳賀委員 坂田農林大臣には多難な農政担当者として御苦労いただくわけでありますが、その意味において、御就任に対して敬意と期待をまず表明するものであります。  ただいま所信表明がありましたが、何と申しましても、昭和四十年度の年の中途において大臣が交代されたわけでありますからして、おそらく昭和四十年度に行なうべき施策の方針等については変わりがないと私は考えておるわけですが、変わりがあれば後刻説明を願いたいわけであります。したがって、この際、四十年度、農業基本法に基づいて政府が表明された農業施策の強力なる実現とそれに伴う予算の確実な実行というものに対しては、大臣として責任を持って進めていただきたいわ……

第49回国会 農林水産委員会 第3号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○芳賀委員 一昨日の当委員会において問題を保留した点に対して、その後の経過並びに処理等について、農林大臣から御説明を願いたいと思います。  問題点といたしましては、ソ連産スケトウタラの輸入に関する問題、三十九年度産のバレイショでん粉政府買い入れの問題、それから林野庁の森尾調査官の出先における発言の問題、以上が保留した問題点であります。
【次の発言】 第一点のスケトウタラの問題については、私が農林大臣に質問したのは二日の午前中でありますが、たとえば中央紙であります日本経済新聞等においては、三日の午前中に農林省においてこの取り扱いが決定されたということが相当詳しく内容として伝えられているわけです。……

第49回国会 農林水産委員会 第4号(1965/08/09、30期、日本社会党)

○芳賀委員 大体いまのお話で、農林省も努力されているという点は察知できるわけですが、今国会の会期中といっても、あすあさって、あと二日しか残っていないわけですから、いまの説明によると、残された期間、相当迅速に取り進めてもらわないと、期待される結果が出ないと思うわけですが、現在までも相当熱意をもって当たっておられると思いますが、特に根拠なしに買い入れをするということはできないと思うのですね。農産物価格安定法という法律があるのですから、それに準拠して、理論的にもこれは必要であるということで、買い入れ発動の措置がとられるわけですが、最近におけるカンショでん粉の関係は、ことしの春以来数次の買い入れ等を行……

第49回国会 農林水産委員会 第6号(1965/08/11、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの赤路委員の韓国ノリ輸入の質疑に関連してお尋ねしますが、けさの朝日新聞を見ますと、韓国ノリ輸入の問題についてこういうことが記載されておるわけです。内容は「自民党の川島副総裁と赤城政調会長は十日午後院内で丹羽水産庁長官、石田同次長をまじえ、懸案の韓国ノリの輸入問題について協議した結果本年度は二億五千万枚を輸入するうち一億枚は従来通り問屋扱いとし残り一億五千万枚は生産者保護のためノリ流通協議会を新設してこれに扱わせる――ことで最終的に意見が一致した。このため農林省は近くこれを正式に決定し、韓国側に通告する。」ということが出ておるわけです。この点については、先日、私も、韓国ノリの……

第49回国会 農林水産委員会 第7号(1965/09/30、30期、日本社会党)

○芳賀委員 本日は農林大臣が沖縄出張でおられませんので、主として武田食糧庁長官にお尋ねいたします。  本年度のカンショ、バレイショでん粉及び原料イモの基準価格というものの決定については、作業をすでに進めておられるわけでありますが、毎年の委員会において問題になっておるのは、農安法第五条に基づき、政府が買い入れ価格をきめる場合には、必ず生産者団体の意見を徴して、その意見を尊重してきめなければならぬということになっておりますが、これが具体的に行なわれていないわけです。それで昨年も取り上げた問題ですが、本年は法律に基づいて、ぜひ事前に生産者団体の意見を徴する、このことを行なって、その生産者団体から出さ……

第49回国会 農林水産委員会 第8号(1965/10/01、30期、日本社会党)

○芳賀委員 北海道、東北の低温障害による冷害の様態については、同僚の栗林委員から相当具体的な発言があったわけでございますが、この際、問題を北海道の地域に限定して、具体的な数点に対してお尋ねしたいと思うわけです。  先ほど統計調査部のほうからの九月十日現在の作況概況の中に、作況指数は北海道は九四%になっているが、結局平年作の一〇〇%に比べるとマイナス六%ということになっておるわけです。この中に、特に統計調査部でいいますと北見統計調査事務所の関係、これが行政単位でいくと網走支庁管内ということになるわけです。この面積がおおよそ一万町歩、それから次に札幌統計調査事務所の関係で、上川支庁管内のうちの北部……

第51回国会 農林水産委員会 第6号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○芳賀委員 一昨日当委員会において行なわれました農林大臣の所信表明に対して、主たる問題点について質問をいたしたいと思います。  まず第一にお尋ねしたい点は、農業基本法が実施になりましてから、すでに五年を経過しておるわけでありますが、当時は政府としても盛んに農基法体制というような宣伝を試みられたわけでありますが、現在においては、農業基本法なることばさえも影をひそめて、しかも政府の基本路線というものが、まことに不明確になっておるわけであります。すでに昭和四十年の農業白書も国会に提出をみておるわけでありますが、この際、農業基本法実施以降五カ年間にわたるわが国の農業全体の動向について、農林大臣から、最……

第51回国会 農林水産委員会 第10号(1966/03/03、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま説明のありました農業近代化並びに北海道畑作営農改善の審議を進める関係上、資料の提出を求めたいと思います。  まず第一の点は、営農改善計画の年度別実績並びに改善資金の貸し付け状況等に関する資料、次は、農林漁業金融公庫関係あるいは農業近代化資金、さらに農業構造改善資金等のいわゆる農林漁業の制度金融の貸し付け条件等についても、比較表等を整備してお出し願いたいと思います。

第51回国会 農林水産委員会 第11号(1966/03/08、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま委員長から政府委員に対して適切な警告が発せられたわけでありますが、まことにその通りでありまして、この国会においても農林省関係の法案が十数件予定されておるわけでありますが、これは政府から提出して、国会で審議して成立してもらいたいという希望で審議が進められるわけで、これはわれわれが提出しているわけではないのです。法律はどうでもかまわぬということであれば、むしろ国会に出てこないほうがいいと思うのですよ。そういうような国会軽視というか、職務怠慢というか、そういう態度で、今国会における予定法案というものが完全に成立できると思っているかどうか、これは仮谷政務次官から代表して明確にしても……

第51回国会 農林水産委員会 第12号(1966/03/09、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この改正法案については、昨日、事務当局からかなり詳細な説明と、それに対する質疑を行なったわけですが、最終的な締めくくりといたしまして、責任のある農林大臣から明確な答弁を願いたいわけであります。こちらで問題点をあらかじめ整理して申し上げますので、明快なお答えを願いたいわけであります。  まず、通称マル寒法といわれるこの法律の制定の経過については、当時から農林大臣は当農林委員会の理事等をせられて、中堅的な活躍をされてきたので、御承知と思いますが、昭和三十三年の十月に、私ども社会党から、寒冷地畑作農業振興臨時措置法案と農家負債整理資金融通特別措置法案の二案を提出いたしまして、社会党として……

第51回国会 農林水産委員会 第13号(1966/03/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま可決されました北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表して、附帯決議を付するの動議を提出いたします。  この際、案文について朗読いたします。    北海道寒冷地畑作営農改善資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   本法の施行により北海道寒冷地営農改善計画の認定期間が二年間延長されることとなるが、政府は自立農家育成の線に沿い、おおむね左記各項に留意して、本法制定の趣旨達成を期すべきである。   なお、政府は、右延長の期間内に畑作農業を振興するための畑作振興対策室を設け、北海道、南……

第51回国会 農林水産委員会 第16号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○芳賀委員 最初にお尋ねしたいのは、この近代化資金法が制定されたのは昭和三十六年でありますが、当時当委員会において、近代化資金の原資は、これは農協の自己資金を融通して、それに対して、国が都道府県の行なった利子補給に対して二分の一の補助をするという仕組みになっておったわけでありますので、そういうような消極的な補給制度では所期の目的を達することができないではないか、少なくともこの融資を受ける農民の場合においては、五分以内の金利負担でこの近代化資金法というものが運営されるようにすべきであるという当初からの議論があり、また法律が制定された場合においても、そうした趣旨の強力な附帯決議を当委員会においては……

第51回国会 農林水産委員会 第17号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、先日来近代化資金法並びに信用基金協会法の改正案について審議を進めておるわけでございますが、特に大臣の責任において明らかにしたい点だけを御質問することにいたします。  第一の点は、近代化資金設置法の改正がすでに衆議院においては行なわれまして、現在参議院で審議中でありますが、この法律は当委員会において審議中の近代化資金助成法とうらはらの法律でありますが、大蔵委員会に付託された関係もありまして、この点に対する直接の検討は機会がなかったわけでありますが、この近代化資金設置法の改正のときには、従来は基金を設けまして、基金の運用益で近代化資金の利子補給に充てておったわ……

第51回国会 農林水産委員会 第18号(1966/03/24、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま可決されました農業近代化資金助成法の一部を改正する法律案及び農業信用基金協会法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党並びに民主社会党を代表いたしまして、附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。   農業近代化資金助成法の一部を改正する法律案及び農業信用基金協会法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、農業近代化資金制度の円滑な運営をはかるため、左記各項の実現に努めるべきである。      記  一、北海道等地域によっては国定化負債が重圧となって農家の経営改善意欲を阻害している実情にかんがみ、自作農維持……

第51回国会 農林水産委員会 第19号(1966/03/25、30期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日、当委員会におきまして、四月一日から実施されます加工原料乳の保証価格の算定方式について、畜産局長からまことに意外な発言が行なわれまして、これは政府の威信にも関する問題であると認めまして、理事会といたしましても、特に本日、定例日ではありませんけれども、委員会を開くことにして、この重要な問題について、農林大臣から責任のある政府としての態度を示していただきたいと思うわけであります。  問題については、すでに農林大臣にも政府委員から報告があったと思いますが、その第一の点は、加工原料乳の保証価格をきめる場合には、加工原料乳が生産乳量の五割以上を占める主要な生乳生産地域における生乳の生産費……

第51回国会 農林水産委員会 第20号(1966/03/31、30期、日本社会党)

○芳賀委員 去る二十五日の委員会において、加工原料乳の補給金法の運用について、農林大臣に質問をしたわけでありますが、会議が途中で中断して現在に至ったことは、まことに遺憾であります。したがいまして、二十五日の質問についてさらに継続して、農林大臣の責任ある答弁を求めるものであります。  この際、審議の能率をはかる意味から、主要な点について私からまず申し上げまして、大臣の答弁を願いたいと思います。  先日の質問のおもな点は、保証価格の算定方式について、政府としては、法律の第十一条第一項の規定をどのように運用するかという点でありますが、この法律の成立の経過について、前提として申し上げたい点は、当時、坂……

第51回国会 農林水産委員会 第21号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日私の質問が中断されておりますので、引き続いて農林大臣に質問をいたしたいと思います。  昨日農林大臣から言明されました主要なる点は、加工原料乳補給金法の運営については、昨年赤城農林大臣が法律制定直前に当委員会において言明された、いわゆる七項目にわたる運営上の趣旨については――この運営の趣旨というのは、法律の趣旨であることに間違いないわけでありますが、その立法の趣旨、法律運用上の趣旨については、赤城農林大臣の国会における言明を継承しておるということが明確にされたわけであります。  そこで、その次にお尋ねした点は、それではその精神に基づいて、具体的に第一の問題である保証価格の算定につ……

第51回国会 農林水産委員会 第24号(1966/04/07、30期、日本社会党)

○芳賀委員 法案の内容に入るに先立ちまして、一昨年の当委員会において農林年金法の根本改正を行なったわけでありますが、その際、委員会としては附帯決議を付して、年金法のその後におけるすみやかなる改正をすべきであるという点を指摘しておるわけであります。審議の促進上、当時の附帯決議を申し上げますと、  第一は、新法の給付を旧法組合員期間にも適用すること。  第二は、物価変動等に対応する年金額のスライド制を実施すること。  第三は、最低保障額を実情に合わせてすみやかに引き上げること。  第四は、組合の経常事務費に対する国の補助を増額すること。  第五は、組合の余裕金運用についてはその自主性を尊重し、組合……

第51回国会 農林水産委員会 第25号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○芳賀委員 いま太田参事官から重大な発言がありましたが、この点を間違いのないようにまずはっきりしてもらいたいと思います。  今回の保証乳価の告示価格の中における自家労賃の計算については、政府も従来の方針どおり農業の日雇い労賃を採用したこと、その日雇い労賃というのは、当初からの方針どおり、一時間にして九十九円八十九銭である。まず、この点でありますが、一貫して日雇い労賃を採用するということの方針は変えない、つまり、堅持したということですね。それからもう一つ、最初の政府の試案に対して、保証価格のみについてはキロ当たり六十八銭、一・八七五キログラム当たりは一円二十八銭の修正が行なわれたが、これは農家の……

第51回国会 農林水産委員会 第37号(1966/05/13、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農地管理事業団について、若干お尋ねいたします。  第一の点は、法案の内容にも、農業基本法第十五条との関連をうたってありますが、農業基本法との関連は、単に基本法の第十五条の家族経営による自立農業経営の拡大ということだけに主眼を置いておるのかどうか、この点について、農林大臣から明確にしてもらいたいと思います。
【次の発言】 農業の形態という面から見れば、個別経営のほうが数が多いことは、これは言うまでもないわけですが、しかし、管理事業団の内容を見ると、業務の方針については、まず第一に、個別経営による自立農家の経営規模の拡大、次は生産法人によるいわゆる共同体が主体となった経営規模の拡大、こ……

第51回国会 農林水産委員会 第38号(1966/05/24、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農地管理事業団法について、先般の委員会において質問の残っておった点について、若干お尋ねしたいと思います。  まず第一の点は、事業団法の法案とも関係を持っておるのですが、今後現行の農地法の検討あるいは改正について具体的にどのような作業を進める方針を持っておられるか、この点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 先日も農地局長から若干の説明があったわけですが、この際、農地法全体に対して政府としてどういう取り組みをするかという点について、できるだけ詳細に、これは局長からでいいですが、答えておいてもらいたい。
【次の発言】 ただいまの問題点については、またいずれ別の機会に論議したいと思い……

第51回国会 農林水産委員会 第40号(1966/05/26、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま修正可決されました農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党及び民主社会党の三党を代表して、附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず、案文の朗読をいたします。     農林漁業団体職員共済組合法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   農林漁業団体職員共済組合の組合員の標準給与は、著しく低位で、しかもその掛金率が他の共済組合に比して高い現状にかんがみ、政府は、本制度について他の年金制度との均衡をも考慮しつつすみやかに左記事項の実現を期すべきである。        記  一、旧法の組合員期間の給付については、新法の給付を適……

第51回国会 農林水産委員会 第47号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 法案の内容の問題点並びに先般の国会派遣の現地調査における幾つかの問題点につきまして、政府の見解を明らかにしてもらいたいと思うのであります。  第一の点は、この法案が林業基本法の第十二条の「林業経営の健全な発展」の事項の中にうたわれておることは、これは言うまでもないわけでありますが、特に農業基本法第二十二条との関係というものに対して政府はどう考えておるか、これは政務次官、あるいは長官からでもいいですが、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 林業基本法の十二条の規定については、これは長官の言われたとおりとしても、特にこの法律の目的が、土地の農林業上の利用を増進するためということが前……

第51回国会 農林水産委員会 第50号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○芳賀委員 農災法の改正案に対して、主要な点について質問をいたしたいと思います。  第一の点は、今回の家畜共済の制度改正によって、どのような期待効果があらわれるかということについて、具体的に述べてもらいたいわけであります。  その第一は、現行の制度は一頭単位の引き受け方式でありますが、これが農家単位の包括共済方式に変わるわけであります。ただ、現行制度のもとにおける主要家畜の加入状態等を見ますと、乳用牛におきましては、有資格頭数は百三万一千頭、現在の加入実績が五十万九千頭で、加入率は約五〇%、肉用牛については、有資格頭数が百五十一万頭、加入頭数九十九万四千頭、加入率六六%、馬については、有資格頭……

第51回国会 農林水産委員会 第53号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○芳賀委員 先ほど同僚の東海林委員から概要の質問がありましたが、ここでお尋ねしたい点は、いわゆる不足払い法に基づく指定生産者団体の団体交渉権の問題について、農林省としてはどういう理解の上に立っておられるか明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 その点は畜産局としてはわかっておるのですね。
【次の発言】 生産者団体はもちろんわかっておるが、ではその交渉の相手側となるべき乳業者はこの点を十分に理解しておるわけですか。法律の趣旨とか農林省の行政指導の徹底についてどういうことになっておるか。
【次の発言】 代表的なメーカーと称せられる森永あるいは明治、雪印、協同乳業、これらは十分法律の趣旨を……

第51回国会 農林水産委員会 第54号(1966/06/25、30期、日本社会党)

○芳賀委員 昨日の乳価問題について、残余の質問を行ないます。  昨日の質問の終わりで申し上げたのは、五月六日に畜産局長から中央酪農会議会長あてに「飲用原料乳価格の形成等について」という回報が行なわれておるわけでありますが、その内容について、製造販売費用についておおよそ標準的なものを示しておるわけであります。それを普通牛乳と加工牛乳に区分してあるわけですが、この点については、局長といたしましても、相当自信を持った調査の結果である、標準的なものとしてこれは確信があるというような発言が行なわれたわけでありますが、この内容について、若干の説明を加えてもらいたいわけであります。

第52回国会 災害対策特別委員会 第8号(1966/11/11、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、北海道冷害対策に関して政府に質問をいたします。  本日の質問の範囲は、総理府、農林省、大蔵省、開発庁関係に及ぶわけでありますからして、政府関係の各位はとどまってもらいたいと思います。  第一にお尋ねしたいのは、昨日の農林水産委員会におきまして、北海道の冷害に対する激甚災財政援助法の発動というものが予定としては非常に遅延しておるので、この点に対して政府の熱意ある方針というものを当委員会において明らかにしてもらいたいということを予告しておるわけであります。したがって、総理府関係といたしましても、中央防災会議の事務局長である総理府総務長官としてこの方針というものを明確にしてもらい……

第52回国会 農林水産委員会 第2号(1966/07/27、30期、日本社会党)

○芳賀委員 畜産局長にお尋ねしますが、最近における特に市乳の生産者取引価格の状態並びに加工原料乳の取引価格の状態等について、どのような現況であるか、その点をまずお尋ねしておきます。
【次の発言】 先般の委員会においても、畜産局長から、乳価の交渉については、必要な場合にはやはり畜産局長が行政的な指導介入をせざるを得ない段階にきておるというような発言があったわけです。それで、聞くところによりますと、七月の二十二日に畜産局長が大メーカー四社の社長を個別に呼んで、取引乳価の問題について話し合いをたということが報ぜられておるわけでありますが、この四大メーカーの社長と局長との話し合いの内容あるいはその結果……

第52回国会 農林水産委員会 第3号(1966/07/28、30期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長代理 林百郎君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午後五時一分散会

第52回国会 農林水産委員会 第4号(1966/09/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの東海林委員の質問に関連して、二、三お尋ねいたします。  第一の点は、先ほど岡田局長から経過の説明がありましたが、説明によると、七月の下旬に当委員会で檜垣畜産局長から農林省の方針を徴したわけでありますが、そのときの方針と、局長がかわりまして、ただいま岡田局長からの説明の結果は、相当方針が後退したように見受けられるわけです。これは畜産局長がかわったことによって、乳価問題に対する農林省の行政態度が後退したものであるか、あるいは農林大臣もかわったわけですからして、農林大臣が交代したことによって、新しい農林大臣の方針として、もう少し農林省としては行政的な指導を後退さすべきであるとい……

第52回国会 農林水産委員会 第5号(1966/10/08、30期、日本社会党)

○芳賀委員 田中大臣に関する点だけを質問いたしたいと思います。  まず第一に、米の問題ですが、先ほども陳情がありましたが、第二期の政府買い入れ時期の延長については現在どのような方針でおられるか、これは臨時大臣の仕事の期間中におきめになる問題ですから、まずお尋ねいたします。
【次の発言】 とりあえずは第二期の問題です。本日は八日で土曜日ですが、明日は日曜日ですね。日曜に期末がかかる場合には一日延ばすということが通例です。十日はまた祝日が新しくふえたわけです。九日は日曜、十日の祝日と、これは食糧庁の出先は業務を当然行なわないと思うのです。そうすると結局、この分だけは当然自動的に延びるということにな……

第52回国会 農林水産委員会 第6号(1966/10/19、30期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま農林大臣から就任のあいさつがありましたが、就任以来二カ月を経過しておるわけでありますが、その間、国会は閉会中ではありますけれども、当面する農林漁業関係の重要な問題の審議あるいは国内における国政調査、災害の調査等を数次にわたって行なっておるわけです。その間、農林大臣が現存しておりながら、一度も当委員会に出席したことがない、あるいはまた委員会の農政調査活動に対しても全然連絡も接触も持たないということは、これは大臣のあいさつにもあったとおり、まことに農政担当の国務大臣として遺憾な態度であると思うわけであります。むしろ、農林大臣ではあるけれども、農政を怠っているということをいわれて……

第52回国会 農林水産委員会 第7号(1966/11/10、30期、日本社会党)

○芳賀委員 北海道の冷害対策の問題につきましては、すでに当委員会において、九月十日、十月八日、十月十九日の三回の委員会を通じて、私から相当詳細にわたり政府に対する質疑を行なっておるわけでございます。したがいまして、本日は、従来指摘しました個々の問題等について、政府の具体的な対策あるいは見解について明らかにしてもらいたいと思うわけでございます。  そこで、第一の点は、天災融資法並びに激甚法の指定の問題でありますが、今回の指定を行なうに先立ちまして、先ほどの政府の答弁によりますと、十一月下旬を目途にということで、われわれとしてはまことに不可解であります。そこで、本年の冷害とやや同一規模であった三十……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 石炭対策特別委員会 第19号(1967/06/22、31期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま審議中の法案に関連いたしまして、まず通産大臣にお尋ねしたいと思います。  問題の点は、四月二十一日の予算第三分科会の際に、石炭合理化政策の一環といたしまして、閉山の問題について私が質問を行なっておるわけであります。内容につきましては御承知のことでありますが、北海道の留萌市に本社が所在する天塩炭礦鉄道株式会社経営の住吉炭鉱並びに日新炭鉱の閉山に伴って、これが法律の規定に基づいて合理化事業団の買い上げ措置、あるいは炭鉱労働者の離職者対策を進める、あるいはまた炭鉱に付随した輸送施設である鉄道の買い上げ並びに今後の交通並びに輸送施設の確保の問題等については、閉山とあわせて地元の影響……

第55回国会 農林水産委員会 第27号(1967/06/28、31期、日本社会党)

○芳賀委員 法案の審議の必要上、次の資料を要求いたします。  第一は、昭和四十二年度畜産振興事業団の予算、事業計画、資金計画、これは法第五十条の規定に基づくものであります。  第二は、四十一年度、四十二年度の加工原料乳並びに飲用原料乳の契約価格の実態、これは都道府県別にお願いいたします。  第三は、畜産物価格安定法の施行規則第六条の二の省令案について速急に提出を願いたいと思います。  とりあえず以上を委員長からお取り計らい願います。
【次の発言】 第一の資料の事業団の予算並びに事業計画、資金計画、これは主務大臣の承認が必要になるわけですからして、事業団からも所定の手続で出ているわけですね。まだ……

第55回国会 農林水産委員会 第28号(1967/06/29、31期、日本社会党)

○芳賀委員 畜産局長に尋ねますが、法案担当の局長として、審議する委員会が大事か、雑件審議のために他の委員会に行くのが大事か、その点はどう考えておりますか。
【次の発言】 今回の改正案の内容について、重要な諸点だけについてお尋ねいたします。  第一の点は、せっかくの補給金法の改正でありますから、この際、単に輸入乳製品の売買差益金の活用ということだけでなくて、むしろ、当初から加工原料乳だけを対象にした本制度の欠陥というものが年を追って露呈しておるわけでありますから、この際、根本の問題として不足払い制度の抜本的な検討をする必要があると思うのです。社会党が一昨年政府案と同時に提出しました牛乳法案なるも……

第55回国会 農林水産委員会 第29号(1967/07/04、31期、日本社会党)

○芳賀委員 先日本法案の審議の際に、重要な点については農林大臣の出席を得た際に質問する予定になっておりましたので、保留した部分について大臣から明快な答弁をお願いいたします。  第一の点は、この改正法案に一番関係のある問題でありますが、昭和四十三年以降、一体加工原料乳に対する国の補給金の財源措置というものをいかようにするかということを明確にしてもらいたいわけであります。たとえば、昭和四十一年から発足したわけでありますが、昭和四十一年度の場合には、加工原料乳に対する補給金はそのほとんどが一般会計から事業団を通じて支出されているわけであります。ところが、四十二年度の予算の場合には、補給金総額を四十億……

第55回国会 農林水産委員会 第31号(1967/07/06、31期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、昨日の当委員会において、米審の開催については七月八日に招集して、米価の決定は十五日までに行なうということが明確に大臣から述べられたわけであります。ところが、その後聞きますと、農林大臣が米価審議会に諮問を行なうのは七月十日であるというふうに伝えられておるわけでありますが、その点はそのとおりかどうか。
【次の発言】 それでは米価審議会は八日に招集をして、十日に農林大臣から諮問を発する、そういうことになるわけですか。
【次の発言】 準備が全く整わぬと見通しがつかぬ状態で、どうして八日に開くわけですか。
【次の発言】 八日が土曜日、九日が日曜ですから、われわれの常……

第55回国会 農林水産委員会 第33号(1967/07/12、31期、日本社会党)

○芳賀委員 本法案の審議につきましては、当委員会が、おおよそ十年間の経過の中で、農業災害補償法の拡大的な制度発展のために論議を繰り返した中で、現在ありますところの農作物共済、家畜共済にあわせて、畑作共済並びに果樹共済の新種の事業を加うべきであるという論議を繰り返してきたわけでありますが、この際、政府提案としてこの法案が実験法でありますけれども提案されたことは、われわれとしては期待に沿ったものであると考えるわけであります。  そこで、実験の経過を経ていよいよ全面的な実施ということになるわけでありますが、法案によりましても、昭和四十三年四月一日からの施行を目途にいたしまして、おおよそ五カ年間の実験……

第55回国会 農林水産委員会 第35号(1967/07/18、31期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま農林大臣から、昭和四十二年産米の政府買い入れ価格につきまして、百五十キロ当たり一万九千五百二十一円に決定したと報告があったわけであります。そこでお尋ねしたいことは、毎年価格決定までの間においては相当の議論が展開されるわけでありますが、決定された政府米価の内容というものが国民の前に明らかにされていないわけです。ですから、今年の場合には、この百五十キロ当たり一万九千五百二十一円の政府が責任を持って決定した米価の算定上の内容を明らかにして、政府の責任においてきめた米価というものが、いかに妥当なものであり、国民すべてが納得できるものであるかということについて、きめた政府として内容を……

第55回国会 農林水産委員会 第36号(1967/07/19、31期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました学校給食の用に供する牛乳の供給等に関する特別措置法案について、提案者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  昭和二十九年に学校給食法が制定され、自来今日まで、全国の大部分の義務教育小中学校において牛乳の学校給食が実施に移され、児童及び生徒の心身の健全な発達と国民食生活の改善に大きく貢献してまいったのであります。  しかしながら、他方において、この既往のこの制度のあり方に関し、アメリカの余剰農産物である脱脂粉乳がその主体をなしておりましたために、これが衛生的、栄養的見地から、また一方国内の酪農振興の観点から世論の強い批判を受け、その結果、四十一年度から計……

第55回国会 予算委員会 第5号(1967/03/25、31期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、人口、食糧問題並びに農林漁業政策の主要なる点についてお尋ねをいたします。  まず第一に、先般の総理大臣の施政演説を本会議で承ったわけでありますが、その中で、特にわが国の人口、食糧問題等について、一国の総理として確固たる方針というものが述べられていないわけです。時間の限定もあったと思いますけれども、総理としてどのような基本的な方針で、わが国の農業について、これをしかも国民経済的な位置づけというものをなされるかという点をまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 特に、先般政府としては、経済社会発展計画なるものを閣議決定されたわけです。この点についても、総理は施政演説の中でいさ……

第55回国会 予算委員会 第17号(1967/07/13、31期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの高田委員の質問に関連して、総理にまずお尋ねします。  第一の点は、今夕おそらく米価審議会の答申が農林大臣に対してなされるわけでありますが、それを受けて政府は、閣議決定で買い入れ価格を告示することになるわけであります。先般農林大臣は、農林水産委員会において、米価決定の予定を十五日に置いておるということを明らかにしておるわけであります。そういたしますと、当然きょう答申が出れば、すみやかに検討を加えて、十五日に決定して発表するということになると思うわけでありますが、この点については、閣議決定を要するわけですから、総理の方針をお尋ねしたいと思うわけです。  なお、これに関連して、……

第56回国会 農林水産委員会 第5号(1967/10/09、31期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま、農林大臣から報告のありました本年度産のカンショ、バレイショ並びにでん粉等の価格決定の内容について、農林大臣にお尋ねいたします。  まず、第一に農林大臣の所信を尋ねたい点は、昭和二十八年に農安法が議員立法をもって制定されて以来十五年を経過するわけでありますが、この農安法の定めるところによりますと、米価審議会のごとき独自の諮問機関というものはないわけであります。しかし、重大な農産物の決定を単に政府の行政権だけに恣意的にまかせるということは、往々にして大きな誤りをおかすことが考えられますので、審議会にかわる適正な審議の目的を加味いたしまして、政府は、価格決定前には必ず当農林水産……

第57回国会 予算委員会 第5号(1967/12/14、31期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、食管特別会計の補正の内容並びに食管の制度問題、次に農産物の価格安定と貿易自由化の関係、次に農林省がいま作業を進めておる新しい農業構造政策の問題並びに北海道の開発問題等について質問をいたします。  第一に、倉石農林大臣にお尋ねいたしますが、十一月四日、ローマにおきまして、FAOの総会が行なわれたわけであります。その際、農林大臣は日本の政府代表として出席いたしまして演説をされたわけでありますが、この演説の内容には非常に興味の深いものがありますので、この際主要な点についてここで述べていただきたい。
【次の発言】 結局、要約いたしますと、世界の諸国家はまず自分の国の食糧の自給度向上……

第58回国会 災害対策特別委員会 第1号(1968/01/30、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が委員長の重責をになうことになりました。まことに光栄に存じます。  本委員会に課せられました任務はまことに重大であると存じますので、誠心誠意その職務の完遂を期する所存でございます。  また委員会の運営につきましては、まことにふなれでございますので、練達な委員各位の格別なる御協力によりまして、円満なる運営を行なってまいりたいと存じます。  何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの池田清志君の動議に御異議ありませんか。

第58回国会 災害対策特別委員会 第2号(1968/02/27、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  この際、おはかりいたします。  先ほどの理事会で協議いたしました結果、南九州えびの地震及び昭和四十三年二月の異常降雪等による被害状況並びに昭和四十三年一月以降の豪雪による被害状況等調査のため、現地に委員を派遣することに決定いたしたのでありますが、理事会の決定どおり委員派遣承認の申請を行なうことに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さように決定いたします。  つきましては、派遣地、派遣期間、時日、派遣委員の員数及びその人選並びに議長に対する承認申請手続等に関しましては、委員長に御……

第58回国会 災害対策特別委員会 第3号(1968/03/08、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  まず、南九州えびの地震及び昭和四十三年二月の異常降雪等による被害状況並びに昭和四十三年一月以降の豪雪による被害状況等調査のため、先般当委員会より現地に派遣されました委員から報告を聴取することといたします。  第一班につきましては、便宜この席から私が御報告いたします。  南九州えびの地震及び昭和四十三年二月の異常降雪等による被害状況調査のため、議長の承認を得て、去る三月一日から五日までの五日間、高知県、宮崎県、鹿児島県及び徳島県の四県に派遣されました派遣委員を代表して、調査の概要を御報告いたします。  派遣委……

第58回国会 災害対策特別委員会 第4号(1968/03/13、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  本日は、まず昭和四十三年一月以降の豪雪による災害対策について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。唐橋東君。
【次の発言】 唐橋委員に申し上げますが、なお運輸省から、官房参事官並びに保安課長が出席しておりますから、必要があれば答弁を求めたらいいと思います。
【次の発言】 三宅正一君。
【次の発言】 三宅委員に委員長から申し上げますが、ただいま御発言のありました豪雪地帯の公共施設の除雪に関する件につきましては、実は先般来当委員会におきましても、これを重視して調査を進めておるわけで……

第58回国会 災害対策特別委員会 第5号(1968/03/29、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  本日は、まず、南九州えびの地震による災害対策について調査を進めてまいりたいと存じます。  まず、去る二十一日及び二十六日に、本委員会と政府当局との間で協議懇談いたしました諸問題について、現時点における政府のとった措置ないし経緯等並びに二十五日未明に発生した地震による被害状況等について、関係政府当局から説明を聴取いたしたいと存じます。警察庁斎藤監察官。
【次の発言】 次に、防衛庁今泉防衛第一課長。
【次の発言】 次に、厚生省大和田施設課長。
【次の発言】 次に、農林省松井災害復旧課長。

第58回国会 災害対策特別委員会 第6号(1968/04/03、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  本日は、まず南九州えびの地震による災害対策について調査を進ます。  最初に、先般現地調査におもむきました政府調査団の調査の結果等について、政府当局から説明を聴取いまします。八木総理府総務副長官。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、これを許します。池田清君。
【次の発言】 兒玉末男君。
【次の発言】 小川新一郎君。
【次の発言】 次に、昭和四十三年一月以降の豪雪による災害対策について調査を進めます。  最初に、去る三月二十一日の委員懇談会において協議懇談いたしました諸問題につきまして、関係政府当局から……

第58回国会 災害対策特別委員会 第7号(1968/04/24、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  本日は、南九州えびの地震による災害対策、昭和四十三年二月の異常降雪等による災害対策、及び昭和四十三年一月以降の豪雪による災害対策について調査を進めてまいりたいと存じます。  まず、先般政府に設置せられましたえびの・吉松地区地震対策連絡協議会において検討を進めている諸般の措置についての経緯等、並びに政府調査団の現地調査の結果について説明を聴取することといたします。田中総理府総務長官。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、これを許します。兒玉末男君。

第58回国会 災害対策特別委員会 第8号(1968/05/17、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  本日は、昭和四十三年十勝沖地震による災害対策について調査を進めます。  この際、おはかりいたします。  先ほどの理事会で協議いたしました結果、昭和四十三年十勝沖地震による被害状況調査のため、現地に委員を派遣することに決定いたしたのでありますが、理事会の決定どおり、委員派遣承認の申請を行なうことに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さように決定いたしました。  つきましては、派遣地、派遣期間、期日、派遣委員の員数及びその人選並びに議長に対する承認申請手続等に関しましては、委員長に……

第58回国会 災害対策特別委員会 第9号(1968/05/21、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  まず、閉会中審査に関する件についておはかりいたします。  先ほどの理事会において協議いたしましたとおり、災害対策に関する件について、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  次に、閉会中の委員派遣に関する件についておはかりいたします。  閉会中審査案件が付託になり、その審査のため委員派遣の必要が生じました場合には、議長に対し委員派遣申請をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしまし……

第58回国会 災害対策特別委員会 第10号(1968/05/27、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  まず、昭和四十三年十勝沖地震による被害状況調査のため、先般当委員会より現地に派遣されました委員から報告を聴取することといたします。  第一班につきましては、便宜、この席から私が報告いたします。  昭和四十三年十勝沖地震による被害状況調査のため、議長の承認を得、去る五月二十一日から四日間、青森県及び岩手県に派遣されました第一班の派遣委員を代表しまして、調査の概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、自由民主党の水野清君、三ツ林弥太郎君、日本社会党の福岡義登君と私、芳賀貢、民主社会党の神田大作君及び公明党の小川……

第58回国会 災害対策特別委員会 第11号(1968/05/28、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  昭和四十三年十勝沖地震による災害対策について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。神田大作君。
【次の発言】 神田委員に申し上げますが、建設省は政府委員は来ていませんが、多治見河川局次長でいいですか。――多治見河川局次長。
【次の発言】 増田次長に申しますが、質問者の時間の関係があるので……。
【次の発言】 神田委員に申し上げますが、建設大臣が二時少し回ったころ出席するわけであります。ですから、その点は質問を保留していただいて、建設大臣出席の場合に発言を許すということにしたいと……

第58回国会 災害対策特別委員会 第12号(1968/06/03、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  この際、念のため御報告申し上げておきます。  去る二十一日の委員会において御報告いたしました以後本委員会に参考送付されました陳情書は、えびの地震等災害対策に関する陳情書ほか二件であります。
【次の発言】 災害対策に関する件について調査を進めます。  本日は、昭和四十三年十勝沖地震による災害対策、南九州えびの地震による災害対策及び昭和四十三年四月以降の降ひょうによる災害対策について調査を進めます。  まず、えびの・吉松地震並びに十勝沖地震に対しこれまでに政府においてとった措置及び今後の対策について政府当局から説明を聴取いたします。八木総理府副長官。

第58回国会 災害対策特別委員会 第13号(1968/07/18、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  本日は、えびの・吉松地区地震及び十勝沖地震による災害対策並びに昭和四十三年四月以降の干ばつ及び降ひょうによる災害対策について調査を進めてまいりたいと存じます。  まず、政府当局から被害の概要及び現在までにとられた措置等について説明を聴取いたします。総理府総務副長官八木徹雄君。
【次の発言】 次に、農林政務次官安倍晋太郎君。
【次の発言】 これにて説明は終わりました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。熊谷義雄君。
【次の発言】 森田重次郎君。

第58回国会 農林水産委員会 第7号(1968/03/28、31期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま岡田畜産局長から、昨日畜産振興審議会の酪農部会が政府に答申いたしました四項目にわたる答申の内容並びに市乳関係に対する建議について説明がありましたが、この答申の内容をいま見ましても、立法府であるわれわれとしても、何を意図しておるものか、抽象的でわからぬわけです。したがって、政府としては政府の考えどおりに解釈して、尊重できる答申の内容であると私は考えておるわけですが、農林大臣としてはこの答申を昨日受けられて、四項目の内容について政府としてはどういうような理解をしておるか、その理解された点を尊重するかという点について、これは重点的に農林大臣から答弁を願いたいと思います。

第59回国会 災害対策特別委員会 第1号(1968/08/02、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま、委員各位の御推挙によりまして、再び私が委員長の重責をになうことになりました。まことに光栄に存じます。  本委員会の使命はまことに重要なものがあると存じますので、はなはだ微力ではございますが、識心識意円満なる運営につとめ、その職責を全ういたしたいと存じます。  何とぞ、委員各位の格別なる御協力、御支援をお願い申し上げる次第でございます。(拍手)
【次の発言】 それでは、これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの田中正巳君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  よって、委員長は、    ……

第59回国会 災害対策特別委員会 第2号(1968/08/08、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  本日は、まず、先般の台風第四号による被害状況及び去る六日の日向灘地震による被害状況について、政府当局から説明を聴取いたします。田中総理府総務長官。
【次の発言】 これにて説明は終わりました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、これを許します。井原岸高君。
【次の発言】 川村継義君。
【次の発言】 兒玉末男君。
【次の発言】 この際、閉会中審査に関する件についておはかりいたします。  先ほどの理事会におきまして協議いたしましたとおり、災害対策に関する件について閉会中審査の申し出をいたしたいと存じます。……

第59回国会 災害対策特別委員会 第3号(1968/09/06、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  まず、昭和四十三年八月の集中豪雨による被害状況調査のため、先般当委員会より現地に派遣されました委員から報告を聴取することといたします。  便宜この席から私が報告いたします。  昭和四十三年八月の集中豪雨による被害状況調査のため、八月二十三日議長の承認を得て、二十四日から四日間、岐阜県及び愛知県に派遣されました派遣委員を代表して、調査の概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、自由民主党の湊徹郎君、日本社会党の兒玉末男君及び私、芳賀貢、民主社会党の塚本三郎君及び公明党の小川新一郎君の五名であります。ほかに、地……

第59回国会 災害対策特別委員会 第4号(1968/09/19、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  本日は、前回に引き続き、台風第七号及び第十号並びに集中豪雨による災害対策について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。熊谷義雄君。
【次の発言】 次に斉藤正男君に質問を許します。  前回の委員会において決定いたしました参考人、電源開発株式会社理事石井由太郎君及び桑原進君が出席されておりますので、御紹介いたしておきます。  斉藤正男君。
【次の発言】 川村継義君。
【次の発言】 この際、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党の四派共同をもって、自然災害の防止に資するための気……

第59回国会 災害対策特別委員会 第5号(1968/10/09、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  本日は、台風第七号及び第十号並びに集中豪雨等による災害対策、及び台風第十六号による災害対策について調査を進めます。  まず、政府当局から、台風第十六号による被害状況及び対策の概要等について説明を聴取いたします。八木総理府総務副長官。
【次の発言】 この際、警察庁当局及び運輸省当局から発言を求められておりますので、これを許します。田村警察庁捜査第一課長。
【次の発言】 次に、黒住運輸省自動車局長。
【次の発言】 これにて説明は終わりました。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたし……

第59回国会 災害対策特別委員会 第6号(1968/11/07、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます災害対策に関する件について調査を進めます。  この際、おはかりいたします。  先ほどの理事会で協議いたしました結果、神戸市有馬地区における火事による被害状況及び災害防止のための気象観測業務の実態並びにビニールハウス等による施設園芸についての災害対策上の諸問題調査のため、現地に委員を派遣することに決定いたしたのでありますが、理事会の決定どおり委員派遣承認の申請を行なうことに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  つきましては、派遣地、派遣の期間、期日、派遣委員の員数及びその人選並びに議長に対する承認申請手続……

第59回国会 災害対策特別委員会 第7号(1968/12/05、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  災害対策に関する件について調査を進めます。  本日は、まず局地激甚災害に関する対策について調査を進めます。  まず政府においてとった措置について、総理府総務長官から説明を聴取いたします。床次総理府総務長官。
【次の発言】 これにて説明は終わりました。  本問題に関する質疑は後刻に譲ります。
【次の発言】 この際、鯨岡総理府総務副長官並びに渡辺建設政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。鯨岡総理府総務副長自。
【次の発言】 渡辺建設政務次官。
【次の発言】 次に、先般神戸市有馬地区の火事による被害状況及び災害防止のための気象観測業務の実……

第60回国会 災害対策特別委員会 第1号(1968/12/11、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま、委員各位の御推挙によりまして、三たび私が委員長の重責をになうことになりました。まことに光栄に存じます。  本委員会の使命は非常に重要なものがあると存じますので、はなはだ微力でありますが、誠心誠意、円満なる運営につとめ、その職責を全うする所存であります。  何とぞ、委員各位の格別なる御協力、御支援をお願い申し上げる次第でございます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 湊徹郎君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  よって、委員長は、      井原 岸高君    池……

第60回国会 災害対策特別委員会 第2号(1968/12/19、31期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  この際、閉会中審査に関する件についておはかりいたします。  先ほどの理事会におきまして協議いたしましたとおり、災害対策に関する件について閉会中審査の申し出をいたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 なお、念のため御報告申し上げておきますが、本委員会に参考送付されております陳情書は、十勝沖地震の災害復旧対策に関する陳情書外三件であります。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時三十一分散会

第61回国会 災害対策特別委員会 第14号(1969/10/31、31期、日本社会党)

○芳賀委員 本日の議題になりました冷害対策につきまして、特に北海道の冷害対策について質問をいたしたいと思います。  ただいま荒勝参事官から、北海道冷害の被害概況について報告がありましたが、なお、正確を期するために、この際農林省の統計調査部において調査されました被害の内容等について説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 なお、畑作物のバレイショ等について、北海道平均で見れば、平年度反収に比較すればことしも平年並みというような九月十五日の公表がありましたが、地域的に見ると、先ほどの陳情で北海道の農業団体を代表した中央会の早坂君が言ったとおり、バレイショについても、はなはだしいところは五分作……

第61回国会 農林水産委員会 第11号(1969/03/18、31期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、資料の要求をいたします。  政府は昨十七日畜産振興審議会を開きまして、昭和四十四年度の飼料の需給計画、昭和四十四年度の指定食因の安定基準価格、四十四年度のの原料乳保証価格等の決定に関する諮問を行なっておるわけです。この際当委員会に、諮問された諮問の内容、それから審議会に提出された資料の一切を提出してもらいたいと思います。  次に、二月二十四日に私は予算の第四分科会で質問したわけでありますが、当時の質問の内容は、昭和四十三年度の加工原料乳に対する農林大臣が定めて告示した限度数量が、すでに全国的に不足している。加工原料乳補給金法に基づけば、年度内に農林大臣が限度数量を改定する場……

第61回国会 農林水産委員会 第12号(1969/03/19、31期、日本社会党)

○芳賀委員 第一の点は、今回の第四次整備計画と北海道総合開発計画との関係であります。もちろん漁港整備計画は、これは大臣の行政権限で策定されるわけでありますが、北海道の一種から四種に至る漁港については、これは北海道開発予算の公共事業費の中に包括されておるわけであります。したがいまして、前回の三十八年の第三次整備計画の際にも、この北海道総合開発計画との関連について私、当委員会で政府に指摘した点があるわけであります。大臣がおられればいいわけですが、参議院に行かれましたので、これは水産庁長官にお尋ねしますが、事前協議の形において、北海道関係の漁港整備計画の変更に際しては、十分な協議をされたかどうか、そ……

第61回国会 農林水産委員会 第13号(1969/03/20、31期、日本社会党)

○芳賀委員 きょうは、四十三年度の加工原料乳に対する限度数量に限定して質問をいたします。  それは、二月二十四日の予算委員会の第四分科会において、私は農林大臣並びに畜産局長に対して、昭和四十三年度に農林大臣が定めて告示した限度数量は、年度末の今日において実情に合致しないものがある。結局限度数量が、実績の生産あるいは加工乳の販売よりも、いまの時点では非常に少なくなっておるので、当然これは加工原料乳の補給金法の規定に基づいて、すみやかに改定の案を立てて畜産振興審議会に諮問して、限度数量の改定をすべきである、こういう質問を実はしたわけです。そのときの大臣の答弁は、その実情はよくわかるが、段階として、……

第61回国会 農林水産委員会 第14号(1969/03/25、31期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま太田畜産局長から、昭和四十三年度の限度数量の改定に関する説明がありましたが、実は先週の木曜日、三月二十日の当委員会において、農林大臣並びに畜産局長は出席ができなかったわけですが、そのかわり小沢政務次官並びに牛乳乳製品課長の松浦君が出席されまして、いまの局長の答弁内容よりももう少し前へ進んだ質疑がすでに行なわれておるわけです。それで前回の委員会においては、この質疑の内容あるいは私の発言の本旨については、政務次官並びに松浦課長から農林大臣並びに畜産局長にその旨をよく伝えてもらって、そしていま畜産審議会が開催中であるし、特に二十八日には、この関係を扱う酪農部会が開かれるわけですか……

第61回国会 農林水産委員会 第17号(1969/04/03、31期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま畜産局長から、昭和四十四年度の加工原料乳の価格等に関する報告がございましたので、これに関連して質問を申し上げます。  まず、第一にお伺いしたいのは、三月二十八日、畜産振興審議会の酪農部会が開かれまして、同日答申が農林大臣に出されたわけでございます。そこで、この畜産振興審議会の答申の内容を、農林大臣としてどういうように受けとめて善処されたかということを先にお尋ねしたいと思います。  答申の記の一は、加工原料乳の保証価格をきめる場合には、特に生産に投下された自家労働の評価を適正に行なえということがうたわれておるわけであります。これは毎年問題になっておる点でありますが、私の判断で……

第61回国会 農林水産委員会 第19号(1969/04/10、31期、日本社会党)

○芳賀委員 砂糖価格安定法によると、本日の四月十日が、原料であるてん菜の価格告示の日でありますので、政府においては、すでに決定の最終段階にあると思うわけであります。  そこで、農林省にお尋ねしますが、いまの時点で農林当局として、これは農林大臣が価格を決定して告示するということになっておるので、当然農林省としての案を作成して、そして財政当局の大蔵省と折衝を進めておると思うわけでありますので、きょうは率直に、農林省が試算したてん菜の告示価格の案について説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 それでは、農林省案というのは七千三百二十五円で、これを基礎にして大蔵省と折衝しておるということですか……

第61回国会 農林水産委員会 第20号(1969/04/15、31期、日本社会党)

○芳賀委員 法案の質疑に入るに先立ちまして、農林大臣の所見をお尋ねしたい点があるわけです。  それは、現在審議中のたとえば農地法の改正、農協法の一部改正、あるいはまた継続審議になっておりますところの国有林野の活用法案等の問題につきまして、従前よりそうでありますけれども、特に農業団体の中で農業会議所が中心となって、執拗と考えられるほど法案の成立促進に連日の行動をしているわけです。もちろん、農政を主眼にした団体でありますけれども、しかし、その行動というものは、一定のワクを越えるということになると、非常に苦々しい感じを受けるし、また農業会議所なるものが、農業委員会法に基づいて設立されておるわけであり……

第61回国会 農林水産委員会 第21号(1969/04/16、31期、日本社会党)

○芳賀委員 農協法の質疑の際、昨日保留いたしました点について、公正取引委員会にきょうは若干の質問をいたしたいと思います。  まず、公取にお尋ねしたい点は、公正取引委員会も政府機関の一環をなしておるわけでありますから、内閣が農業協同組合法の改正に着手したその過程においては、政府部内において十分検討、論議を尽くしておると思うわけでございます。したがって、農林省が昨年の一月あるいは二月にかけて農協法改正の案を作成した内容なるものは、農林省の草案に基づきますと、第一の改正点は農協による農業経営の受託、第二の改正点は信用事業に関する規定の整備、第三の改正点が連合会の会員の議決権及び選挙権の数の特例に関す……

第61回国会 農林水産委員会 第34号(1969/06/05、31期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、昨日米価審議会において、食糧管理法に基づき、農林大臣は審議会に、昭和四十四年産の米穀に関する政府の買い入れ価格についての諮問を発せられたわけであります。  この諮問の主文を私ども検討しました結果、この諮問の内容は、明らかに現行の食糧管理法に違反する内容を持っておりますので、これは違法の諮問であるということを判断いたしまして、実は作目九段南の米価審議会の会場において、社会党といたしまして農林大臣にこの点をつぶさに指摘して、かかる違法の諮問は直ちに撤回されて、食管法に基づく正しい諮問を発せらるべきであるということを要求したわけであります。本日は、当委員会におい……

第61回国会 農林水産委員会 第36号(1969/06/11、31期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま農林大臣から、昭和四十四年産米の政府買い入れ価格の決定について報告がありましたので、主要な点について質問をいたしたいと思います。  前回の六月五日の当委員会において、今回の政府が米価審議会に行なった諮問は、食管法第三条第二項の規定に照らしてこれは違法の諮問であるということを指摘したわけであります。農林大臣との質疑の中ではこの点が明確になりませんので、内閣総理大臣の出席を求めてこの点を明らかにしたいと思っておったわけでありますが、本日も総理の出席がありませんので、この重要な問題については次の機会に譲ることにいたしまして、本日は、ただいまの農林大臣報告に関する主要な点について質……

第61回国会 農林水産委員会 第38号(1969/06/18、31期、日本社会党)

○芳賀委員 農地法の改正点の質疑に入る前に、農林当局にお尋ねします。  去る昭和四十年、四十一年の両度の国会において、政府から農地管理事業団法案なるものが提出されたわけであります。これは両度の国会において慎重審議いたしましたけれども、ついに成立を見なかったわけであります。しかし、農地管理事業団構想というものは、現行の農地法に大きな関連と意義を持っておりますので、いまだに論争の主要な点が記憶に残っておるわけであります。  その当時、大臣は赤城農林大臣、坂田農林大臣の時代でありましたが、管理事業団法案を担当した現役は、いまの大和田官房長であります。当時の審議の過程におきまして、農地法の制度の問題に……

第61回国会 農林水産委員会 第47号(1969/07/09、31期、日本社会党)

○芳賀委員 第一にお尋ねしたい点は、今回の農林年金法の改正にあたって、これは手続上の問題といたしまして、総理府の社会保障制度審議会に農林大臣から諮問することになっておるわけでありますが、この諮問に対しまして、二月の十四日に社会保障制度審議会会長の大内兵衛君から答申が出されておるわけであります。  答申の内容を見ますと、すなおに理解しがたいような表現になっておりますので、この点について政府から、その答申の意のあるところを明らかにしてもらいたいと思うわけです。   昭和四十四年二月十三日四四農政第六七〇号で諮問のあった標記の件について、本審議会の意見は次のとおりである。       記   旧法と……

第61回国会 農林水産委員会 第49号(1969/07/22、31期、日本社会党)

○芳賀委員 まず、農林大臣にお尋ねします。  今回の国有林野活用の法案の内容というものは、非常にこれは単純なものでありまして、今日まで農林省の事務次官通達で行なった活用の方式が法律に書いてあるだけのものですからして、何も特別に法律をつくる必要はないというのがわれわれ社会党の主張であります。法律をつくらなければならぬということであれば、むしろいままでの国有林活用が、農業あるいは林業の構造改善に十分寄与できるような行政努力を怠ったということになると思うわけでありますが、大臣はどう考えておられますか。
【次の発言】 いや、そういうことをいま聞いたんではなくて、農業並びに林業の構造改善に資するために国……

第61回国会 農林水産委員会 第50号(1969/07/23、31期、日本社会党)

○芳賀委員 本法案については、社会党としては、その内容に対しても全面的に賛成するものでありますし、特に農林大臣に申し上げたいのは、今国会において政府から提案された法案の中で、本法案のみに限って、これはわれわれの期待に沿ったものであるということを明らかにしておきたいと思うわけであります。  そこで、この際まず大臣にお尋ねしたいのは、この法案の成立によって、戦後二十数年続いてまいりました開拓行政が、一般農政に移行するということが前提になっておるわけであります。それだけに大きな意味を持っておるわけでありますから、法律だけ成立しても、十分な効果を行政努力によってあげることができなかったというようなこと……

第61回国会 農林水産委員会 第54号(1969/10/09、31期、日本社会党)

○芳賀委員 北海道における五月から十月にかけての低温並びに多雨、日照不足等の異常天候のために、生産農家は最大の努力をして農業生産に携わってきたわけでありますが、十月になっていよいよ水稲並びにバレイショ、豆類等の収穫期に入ったわけでありますが、北海道における五月以降の低温等が農作物に与えた影響等については、農林省としてどういう作況上の判断をされておるか、この点については農林省の災害担当の責任者である荒勝参事官からまずお尋ねいたします。
【次の発言】 ただいまの説明のうち、まず水稲関係につきましては九月十五日現在の作柄概況が統計調査部から出されておるわけでございます。これによりますと、平年作に比べ……

第61回国会 農林水産委員会 第55号(1969/11/10、31期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、北海道の冷害対策について質問をいたしたいと思います。  本件につきましては、去る十月九日の当農林水産委員会及び十月三十一日の災害対策特別委員会において審議をいたしたわけでありますが、その後、農林省におかれましては、いまだに具体的な対策が進められておりませんので、この際、緊急を要する問題でありますので、政府の責任ある明快な方針をまず示してもらいたいわけであります。
【次の発言】 それではお尋ねしますが、どういう点がまだ調査ができないところなんですか。
【次の発言】 それでは十月三十一日に官房の当時の荒勝参事官と統計調査部の福島作物統計課長から報告のあった、十月十五日現在、北海……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 農林水産委員会 第7号(1970/03/24、32期、日本社会党)

○芳賀委員 参考人各位には、まことに貴重な意見を聞かしていただいてありがとうございます。  昨年の当委員会において、農地法、農協法の改正案については、きょう御出席の池田参考人、並びに農協関係では当時の安井常務もあとで出席して意見を述べられております。したがって本日は特に、農協法の改正の中においては昨年と異なった改正が盛り込んであるわけですし、もう一つは、米の生産調整に伴う農地の基準緩和の問題とか、あるいは流動化の問題等については一年間に大きく客観的な事情が変わっていますから、それに対応して一体農協としてはどうするのか、あるいはまた農業会議所としてはどう考えておるかという点を尋ねたいと思うわけで……

第63回国会 農林水産委員会 第8号(1970/03/25、32期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、政府に対して資料の要求をいたします。  明二十六日は、理事会の決定に基づきまして、主として四十五年度の加工原料乳の保証価格の問題、それから四十五年度の豚肉の安定基準価格の決定の問題、さらにまた、四十五年度の飼料の需給計画の問題等について質疑をすることになっておるわけであります。  それで、この審議を進める関係上、資料といたしましては、まず農林省の統計調査部から昭和四十四年のなま乳の生産費並びに豚肉の生産費について資料を出してもらいたいわけであります。  それから、三月十六日に畜産審議会に農林大臣から、えさの需給計画並びに加工原料乳と豚肉のそれぞれ価格決定に必要な諮問を出され……

第63回国会 農林水産委員会 第9号(1970/03/26、32期、日本社会党)

○芳賀委員 本日は、本会議終了後に農林大臣が出席することになっておりますので、午前中の質問は、局長に対して、大臣に対する質問の前段的な質問というふうに承知してもらいたいと思います。  そこで、昨日資料要求いたしましたが、生乳の生産費の調査の結果あるいは豚肉の生産費等についてまだ資料が出ていないわけですが、これはどういうわけですか。
【次の発言】 私の言っているのは、国会審議の都合上資料として出してもらいたいということで、昨日資料要求を行なっておるわけです。しかも農林大臣に対しても、最近農林省は農林委員会等の審議にあたって進んで必要資料を提出するということを故意に怠っているようであるから、そうい……

第63回国会 農林水産委員会 第14号(1970/04/08、32期、日本社会党)

○芳賀委員 農地法、農協法について農林大臣に主として質問をいたします。昨年の国会におきましてもこの両案についても十分審議を尽くした経験がありますので、きょうは重点的に大臣にお尋ねいたします。  まず第一に農協法の改正でありますけれども、倉石農林大臣に両案の改正問題について尋ねるのは初めてでありますので、まず第一に、農地法の第一条の目的の改正について、どうしてもこれは改正しないという特別の理由を農林大臣として考えておられればその点を明らかにしておいてもらいたいと思います。
【次の発言】 第一条の目的を政府案のように改正した場合、どれだけの効果が農地法の運用の上にあらわれると思っておりますか。

第63回国会 農林水産委員会 第15号(1970/04/09、32期、日本社会党)

○芳賀委員 砂糖の価格安定等に関する法律に基づきまして、明日の四月十日までにてん菜の原料価格を農林大臣が決定して告示しなければならぬということになっておりますので、その前日のことでありますから、きょうは、政府としてこの価格決定に先立って、どういう作業を進めて、どういう方針でおるかということについて、この際、担当の園芸局長からまず説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 それでは、順序としまして、昨年政府においては糖安法の規定に基づいて、昭和四十八年度てん菜糖の目標を決定してあるわけです。これは政府の目標ですから、これに向かって実行すると思うわけでありますが、この内容についてはおおよその説……

第63回国会 農林水産委員会 第17号(1970/04/15、32期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に農林省と大蔵省にお尋ねします。  その第一点は、昨年の六十一国会並びに六十二国会において、農林年金法の第三次改正が行なわれたわけであります。その際、当委員会としては強力な附帯決議を付しまして、当時の農林大臣、長谷川大臣は、委員会の議決を尊重して誠意をもって努力するということを明らかにしたわけであります。決議の内容等についてはすでにおわかりと思いますが、第一の点は、これは農林年金法の第六十二条の一項に示されておるいわゆる給付の費用に対する国庫負担が百分の十六であるという点でありますが、これを昨年当委員会においては附帯決議を通じまして、昭和四十五年度には国庫の補助率を百分の二十に……

第63回国会 農林水産委員会 第18号(1970/04/16、32期、日本社会党)

○芳賀委員 農林年金法の改正につきましては、昨日事務当局に内容的な質問を行ないましたから、特に農林大臣に対する保留の質問に対して数点お尋ねいたします。  第一の点は、農林年金法の第六十二条一項並びに二項に定める規定に対して、これは昭和四十五年度の関係予算の確保とあわせて農林年金法のこれに該当する部分の改正が必要でありますが、それが今国会において予算の面においてもまた今回の法改正の面においても、何ら政府の熱意が示されておらぬということは非常に遺憾であります。特に六十二条第一項の給付に要する費用については、昨年の当委員会においても長谷川農林大臣は、今年度は百分の十六を百分の二十に改定する措置はでき……

第63回国会 農林水産委員会 第19号(1970/04/23、32期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました、芳賀貢外十四名提出にかかる、農民年金法案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  わが国農業は、国民食糧の安定的供給という重要な国家的使命を通じ、社会経済の発展に大きく寄与してまいりましたが、そのにない手である農民に対する社会保障制度は、ほとんど見るべきものがないというのが実情であります。  すなわち、国民総生産は、世界第二位と誇示しながら、大事な国民所得水準は第二十位であり、社会保障水準において第十四位と立ちおくれ、まさに、高度成長下の資本主義経済の矛盾と欠陥を物語るものであります。  しかも、農民の多くのものは、国民皆保険のしん……

第63回国会 農林水産委員会 第22号(1970/04/28、32期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいまの御質問ですが、社会党案の場合は、受給権が発生した時点からその後において受給権者が死亡した場合には、その先順位に基づいて遺族年金が二分の一終身給付されるということになるわけです。それから死亡一時金の場合は、被保険者が一年以上保険料を納入した後において本人が死亡した場合においては、これは死亡一時金が出るわけです。これは他の公的年金の死亡一時金、脱退一時金あるいは障害年金、遺族年金等と同様の措置を講ずるということになっておるわけです。ですから、いま松沢委員が質問をされた、二十年間保険料を満額納入して受給権が発生したとたんに死亡したという場合、何ら制度上の給付が行なわれない、行な……

第63回国会 農林水産委員会 第23号(1970/05/06、32期、日本社会党)

○芳賀委員 総理大臣にお尋ねいたします。  政府提案にかかる農業者年金法案並びに社会党提出にかかる農民年金法案につきましては、衆参両院の本会議においてそれぞれ提案趣旨の説明を行ない、また代表的な質疑が行なわれましたので、総理におかれましても、この両案の目的及び概要については十分御承知のことと思うわけであります。そこで、法案に入るに先立ちまして、この背景をなすところの日本の農業全般にかかわる基本的な政策について、総理から率直な所信をお伺いしたいわけであります。  具体的に申し上げますと、昭和三十六年の国会において農業基本法が制定されたわけでありますが、この農業基本法の前文には日本農業に対する基本……

第63回国会 農林水産委員会 第25号(1970/05/08、32期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表いたしまして、ただいま議決されました農林物資規格法の一部を改正する法律案に対し、附帯決議を付すべしとの動議を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。     農林物資規格法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、食料品に関する消費者保護が諸外国に比して立ち遅れている現状にかんがみ、左記各項のすみやかな実現を図るべきである。       記  一 食品の規格は、食品のもっている多面的な性格にかんがみ、その安全性、栄養性、嗜好性、経済性等を考慮して統一的観点から定めなければならない。従つて、すみやかに統一的食……

第63回国会 農林水産委員会 第27号(1970/05/12、32期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました芳賀貢外六名提出にかかる国が行なう民有林野の分収造林に関する特別措置法案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を説明申し上げます。  わが国の森林は、国土保全及び水資源の確保、国民の保健休養などの公益的機能を確保し、木材その他の林産物を持続的に供給する等、国民経済の発展、国民生活の安定をはかる上できわめて重要な使命をになっております。  しかしながら、わが国の急峻な山岳地形と森林の乱伐から風水害は年々増加の傾向にあり、一方、社会経済の発展に伴い国民の飲料水及び工業用水等の需要の増大に対応して、水資源の確保をはかる森林の公益的機能の充実をはかることがますま……

第63回国会 農林水産委員会 第29号(1970/06/04、32期、日本社会党)

○芳賀委員 大臣にお尋ねします。  昨日、農林大臣が米価審議会に諮問を発したわけでありますが、孝の諮問の内容について、ちょうどこれは昨年と同様の諮問であります。「昭和四十五年産の米穀の政府買入価格については、生産費および所得補償方式を基本とし米穀の需給事情を考慮して決定することにつき、米価審議会の意見を求める。」この点は、昨年の六月五日の当委員会において、生産者米価を決定するための諮問をする場合において、需給事情を考慮してきめたいというようなことは明らかに食糧管理法の第三条の目的と趣旨に反する諮問である、いわゆる違法の諮問であるので、これを撤回して再諮問すべきであるということで、一日当委員会は……

第63回国会 農林水産委員会 第32号(1970/08/10、32期、日本社会党)

○芳賀委員 きょうは閉会中の委員会審査でありますので、問題は多岐にわたるわけでありますが、大臣の出席までの間、各担当局長に質問をいたしたいと思います。  第一の点は、米の生産調整の問題でありますが、すでに各都道府県ごとに生産調整計画の実績確認を進めておりますので、現時点における調整の状態というものはどういうふうになっておるかという点について、これは資料に基づいてでよろしいですから説明を願います。
【次の発言】 そうしますと、生産者の協力による生産調整の関係については当初の百万トンの期待を大幅にこえる結果になるわけですが、一方政府の責任で進めることになっておる水田の転用の実現の問題はどうなってい……

第63回国会 農林水産委員会 第33号(1970/09/10、32期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま官房の大河原参事官から過般の九号台風、十号台風に基づく主として農林省関係の被害の概要並びに対策の一環について説明を聞いたわけでありますが、午前中に当委員会の調査班の報告の中にも、たとえば北海道においては七月三十一日から八月一日にかけて上川地方を中心とする集中豪雨の相当激甚とみなされる被害があったという報告、また九州班におきましても九号、十号の被害の概況の報告もあったわけであります。  そこで順を追ってお尋ねしますが、七月三十一日から八月一日にかけての北海道上川地方の集中豪雨、この災害を政府としてはどういう取り扱いをする方針であるかお尋ねしたいと思います。

第63回国会 予算委員会 第12号(1970/03/07、32期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、農業基本法の第六条に基づく昭和四十四年度の農業の動向に関する年次報告がいまだ国会に提出されていないわけであります。これは、例年に比較しますと、すでに一カ月以上提出がおくれておるわけですが、このことはすなわち予算審議にも重大な影響のある問題でありますので、いかなる理由で農業白書の提出を怠っておるかという点について、説明を願いたいと思います。
【次の発言】 先日農林省の官房の担当の調査課長に連絡をして、どういうわけで農業白書の提出がおくれておるかということを尋ねたわけであります。その際、昨年末の総選挙があり、また予算の編成上でおくれていますという、当然のような……

第64回国会 農林水産委員会 第4号(1970/12/09、32期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四党を代表して、ただいま提案されました農薬取締法の一部を改正する法律案の修正案につきまして、簡単にその趣旨を御説明申し上げます。  修正の第一点は、登録農薬の販売が禁止された場合、当該農薬の回収規定を設けたことであります。すなわち、販売禁止措置がとられた農薬が回収されることなく、農家等農薬使用者のもとにそのまま放置されることは、これら危険な農薬が販売禁止後もなお使用されるおそれがあり、これが改正案の趣旨とする農薬安全使用確保の徹底を欠くといった事態を生ぜさせることは十分考えられるところであります。  このため修正案は、かかる事態の発生……

第64回国会 農林水産委員会 第5号(1970/12/10、32期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表して、ただいま提案されました農用地の土壌の汚染防止等に関する法律案の修正案につき、簡単にその趣旨を御説明申し上げます。  修正の第一点は、政令で定める特定有害物質について、カドミウムその他の物質を法に例示したことであります。  修正の第二点は、都道府県知事が汚染対策地域を指定する場合に、汚染地域の市町村長は、当該地域を汚染対策地域に指定するよう都道府県知事に対し要請することができる道を開いたことであります。  修正の第三点は、右の市町村長の要請に対応し、都道府県知事が対策地域のうち特別地区を指定する場合においても、当該市町村長は、……

第64回国会 農林水産委員会 第7号(1970/12/16、32期、日本社会党)

○芳賀委員 先般一三日に、農林省から農業の生産の地域分担指標の試案なるものが発表されたわけでありますが、これはあまりにも唐突の発表ということでありますので、われわれ農林水産委員会としても農林省発表の目的とするところが那辺にあるかということは把握しずらい点がありますので、この際、農林省から、いかなる目的で現在の時点であのような地域分担の指標というものが発表されたのか。何か目的がなければ唐突の発表はしないと思うわけですから、その発表のねらいというものがどのようなものであるかということをまず説明してもらって、その後、内容についても一通りの説明を官房長からしてもらいたいと思います。

第65回国会 農林水産委員会 第3号(1971/02/24、32期、日本社会党)

○芳賀委員 先日、二十二日の予算委員会第二分科会並びに第四分科会において、大蔵大臣並びに農林大臣に対して起疑を行なったわけでありますが、その際農林大臣に対しまして、政府が二月十五日の閣議決定をもって食管法の施行令の改正あるいは米穀の売り渡し令に関する改正をいたしまして、改正された政令を基礎にして、今回四十六年度産米に対して事前買い入れ限度割り当てをすでに都道府県を通じて市町村長に流しておるわけでありますが、その際私は、今回の政令改正は、食糧管理法の規定に照らして違法性が非常に濃いということを指摘したわけでありますが、本日は具体的な質疑に入る前に、今回の改正された政令の主要な点について、まず農林……

第65回国会 農林水産委員会 第7号(1971/03/04、32期、日本社会党)

○芳賀委員 先日、当委員会におきまして、今回政府が食糧管理法の付属政令である施行令の一部並びに米穀の売り渡し政令を改正されて、それを基礎にして昭和四十六年に生産される米穀の買い入れ制限割り当てを強行しているという点については、これは食糧管理法に照らした場合に、改正政令の違法性が非常に強いという点と、もう一つは、都道府県知事を通じて、現在全国の市町村長に生産調整目標数量並びに当該市町村の事前売り渡し申し込みの限度数量の割り当てがおりているわけでありますが、これについては、改正政令の第一条の四の内容を検討した場合に、実態と矛盾する点が非常に多いではないかというような点を中心にして質疑を行なったわけ……

第65回国会 農林水産委員会 第14号(1971/03/25、32期、日本社会党)

○芳賀委員 先に国有林活用法案の主要な点について農林大臣にお尋ねします。  本法案につきましては、一昨年の六十一国会において相当詳細な審議をしたことは御承知のとおりであります。その際、国有林活用に対する政府としての行政的な取り扱い方針というものは、非常に今後重要なことになりますので、一昨年の国会においてもその点についてはただしたわけでありますが、当時参議院にいって廃案になった経緯もありますので、これに触れないでおくと、あのときの政府の行政方針については、法案が廃案になったので関係がないというようなことになるとまたたいへんですから、この際確認というような意味もありますけれども、明確にしておいても……

第65回国会 農林水産委員会 第15号(1971/03/26、32期、日本社会党)

○芳賀委員 畜産局長に尋ねますが、本日の委員会に農林省として何らの資料を提出できないというのはどういうわけですか。これは経過があって、昭和三十六年に畜産物価格安定法をわれわれ制定して、それ以来、一方においては農林大臣の諮問機関として価格審議会を設置し、一方においては、政府が決定する事前の当委員会において必ず審議をするという、そういう慣例になっておるわけです。去年まではどうやら必要資料の提出がありましたが、ことしは全然資料を出さぬ。しかも明日、畜産審議会の酪農部会を控えておるわけですからして、畜産局として、あすの酪農部会を前にして本日何らの資料が整っていないということは、これはまことに異常なこと……

第65回国会 農林水産委員会 第21号(1971/04/27、32期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、昨日農林大臣が米価審議会に諮問をされたわけですがその諮問の主文によりますと、これは全く従来の米審に対する諮問とは異質のものであるということがいえるわけです。したがって、これは食糧管理法の趣旨に反する諮問だと指摘しても差しつかえないと思うわけであります。理由といたしましては、ことしの諮問は「昭和四十六年産の米穀の政府買入価格については、米穀の需給の均衡を図るため米穀の生産調整が行なわれている本年の需給事情に即応して生産費および所得を考慮して決定することにつき、米価審議会の意見を求める。」これは最初から米審に対して据え置きを押しつける強迫的な諮問であるというこ……

第65回国会 農林水産委員会 第24号(1971/05/11、32期、日本社会党)

○芳賀委員 今回の農林年金法の改正案に対して質問をいたします。  まず第一に政府にお尋ねしたい点は、社会保障制度審議会の答申に関係してでありますが、これは昭和四十六年二月十五日に総理府社会保障制度審議会から共済関係五法についての答申が行なわれております。この中の主たる点を申し上げますと、「年金額の改訂については、物価上昇の趨勢からみてやむを得ない面はあるが、本審議会が毎年繰り返して勧告をしているにもかかわらず、依然として恩給の改訂に追随する方法を踏襲している点はまことに遺憾である。特に本審議会の昭和四十二年六月の勧告に基づいて設置した公的年金制度調整連絡会議が未だ何等の結論を見ることなく今日に……

第65回国会 農林水産委員会 第26号(1971/05/13、32期、日本社会党)

○芳賀委員 農業災害補償法並びに共済基金法の改正法案に対して質問をいたします。  第一に農林大臣にお尋ねしたい点は、先日当委員会において、農林大臣から改正法案に対する趣旨説明を聞いたわけでありますが、大臣の説明の中で、農業災害補償制度の根本に触れるような点がありましたので、われわれとしては、この点を明らかにしてもらいたいと思うわけであります。これは法案に添付された農林大臣の提案理由説明の内容に触れるわけですが、今回の農災制度の改正の目的の中に、米の減反政策を進めるために、あるいはまた国庫負担の軽減をはかるために、高被害率の地域については、農災法の、特に掛け金の国庫負担分の低減をはかることによっ……

第66回国会 災害対策特別委員会 第6号(1971/10/01、32期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま農林省の大河原官房参事官から、今次の北海道における冷害の被害の概要並びに災害対策の一環について説明がありましたが、この際、冷害対策の問題について質問をいたします。なお、当委員会においては、午前の理事会におきまして、北海道の冷害を重視して現地に調査団を派遣することになっておりますので、いずれ現地調査の結果と相まって、さらに具体的な対策等については、当委員会等を通じまして進めていきたいと考えておるわけであります。  いま冷害による被害総額等について説明がありましたが、特に水稲について、北海道庁の調査によっても、九月十五日現在で五百十億円、畑作関係については二百四十億円ということ……

第66回国会 災害対策特別委員会 第7号(1971/10/15、32期、日本社会党)

○芳賀委員 先ほど本委員会の北海道冷害調査の報告が行なわれたわけでありますが、これに関連して、当面緊急な問題について質問をいたします。  最初に大河原参事官にお尋ねいたしますが、農林省においても、ことしは北海道の冷害を相当重視されまして、順序からいうと、まず第一に農政局の長谷川参事官一行の調査、それから農林経済局の川村保険業務課長の調査、それから統計調査部の福島作物統計課長の調査――本来でありますと農林大臣が現地調査をされるのが当然でありますが、ソ連訪問の関係等もありまして、そのかわりということで、先日、佐藤農林政務次官と災害担当の大河原官房参事官一行が、これは十日から十三日まで、北海道の主要……

第66回国会 農林水産委員会 第4号(1971/09/20、32期、日本社会党)

○芳賀委員 当面する重要な問題について四点ほど農林大臣にお尋ねいたします。  第一は、ただいま農林大臣から先般の日米貿易経済合同会議の経過について報告を承ったわけでありますが、われわれとしては農林大臣が佐藤内閣の閣僚の一員としての大きな制約がある中で、日本の農林大臣としてあとう限りの努力をされたということについては、率直に評価しておるものであります。  ちょうど大臣が出発前の九月二日と思いましたが、当委員会におきましては委員会を開会するいとまがありませんで、それにかわって、藤田委員長を中心といたしまして各党の代表的な委員一同が大臣と会見いたしまして、ワシントン会議に臨む農林大臣としての行動等に……

第66回国会 農林水産委員会 第5号(1971/10/04、32期、日本社会党)

○芳賀委員 この際農林大臣に対しまして、北海道の冷害対策の問題並びに農安法に基づいてイモでん粉の価格決定の時期が迫っておりますので、この二点についてお尋ねをいたします。  北海道の冷害対策の問題については九月二十日の当委員会におきましても、対策の基本になる点については農林大臣に方針を尋ねたところであります。また先日十月一日に衆議院の災害特別委員会がありまして、その際も関係各省から対策の内容について質疑を行なったわけでありますが、この際臨時国会を前にいたしまして農林大臣が十一日に訪ソされるわけでありますので、第一の点は、臨時国会に対して政府は景気浮揚策を中心とした少なくとも七千億に近い補正予算を……

第67回国会 農林水産委員会 第2号(1971/12/03、32期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、昭和四十六年における激甚な災害であるところの冷害対策に対しまして、政府として今日まで講じた具体的な対策の内容について詳細な説明をまず行なってもらいたいと思います。特に法律関係につきましては、天災融資法並びに激甚災害法の改正については国会におきまして衆参両院を通じていずれも全会一致をもってこれは改正が行なわれたわけでありますからして、これらの点については、改正された天災融資法並びに激甚災害法の実施等に伴っても、この際あわせて説明をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 ただいまの災害旭当の大河原参事官の内容の説明を通じまして、これは当委員会が現地調査を行ない、また委員会の方……

第68回国会 農林水産委員会 第4号(1972/03/30、32期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま畜産局長並びに統計調査部長から説明がありましたけれども、順序を追って質問いたします。  まず第一に、昭和四十七年度の加工原料乳の保証乳価の問題ですが、いま局長から説明のあった昨年の保証価格よりも三十一銭上げのキロ当たり四十四円七十九銭、この政府試算による保証乳価の原案については、これは農林省だけの単独の案であるか、政府部内で、特に財政当局の大蔵省とも相談して、四十七年度の保証乳価並びに豚肉の基準価格等については政府案としてこの数字が適当である、そういうことでまとめて昨日の畜産審議会に政府の試算として提出したというふうに考えてよろしいですか。

第68回国会 農林水産委員会 第7号(1972/04/06、32期、日本社会党)

○芳賀委員 先ほど荒勝園芸局長から昭和四十七年度に生産されるてん菜の最低生産者価格決定についてのおおよその説明があったわけでありますが、これは言うまでもなく、糖価安定法の第二十一条と、もう一つは、安全法第三条の国内産糖の合理化目標計画、これに伴う生産目標、この二つの方向に非常に関係があるわけでございますから、二十一条に基づく価格決定にあたっても、もちろん基本は農業パリティの変動指数を基礎にして、その他生産費、物価、経済の変動あるいはまた、いま言いました合理化計画に基づく生産目標の実行等を総合的に勘案してこれはきめることになるわけでありますが、ことしは従来方式でやっていくのか、また、全く構想を変……

第68回国会 農林水産委員会 第16号(1972/05/16、32期、日本社会党)

○芳賀委員 農林年金法の改正について主要な点をお尋ねいたします。  ちょうど大臣が出席されておりますのでお尋ねいたしますが、  今回の法改正に際しましても、社会保障制度審議会に政府が改正案を示して答申を得ておるわけですが、社会保障制度審議会の毎年の改正案に対する答申と内容の指摘事項は、そのたびごとに、改正の内容というものが非常に消極的で、決して国民皆年金の方向を指向して改正が行なわれておらないということを相当きびしく指摘していることは御承知のとおりであります。今回の審議会の指摘の中においても、第一は、スライド制の実施についても、すでに行なえる条件が整っておるにもかかわらず、これを実施できないと……

第68回国会 農林水産委員会 第19号(1972/05/19、32期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、主として林業の問題並びに国有林の問題等について農林大臣並びに林野庁長官に質問をいたします。  まず林業問題に入るということになれば、当委員会ではまだ取り上げておりませんが、最近、連続的に頻発する、林野庁が責任を持って行なっておる国有林関係の不祥事件――不祥事件といっても、内容を分析すれば、全くの不正事件とか、業務上不適正な事件、いろいろ分類されるわけでありますが、きょうは時間の関係で、私からそれらの問題を逐一指摘するといういとまがありませんので、むしろ国有林経営の最高責任者である林野庁長官のほうから、いままで衆参両院のいずれかの委員会において指摘された事件、あるいはまたすで……

第69回国会 農林水産委員会 第2号(1972/07/27、32期、日本社会党)

○芳賀委員 本来でありますと、田中内閣が発足して足立農林大臣が就任されたわけですから、本委員会においても足立大臣の農政の所信をただすのが順序でありますが、田中内閣はいまだに本院において所信の表明を行なっておりませんので、その内閣の国務大臣に対して基本的な政策をただすというのは順序が逆になると思うので、この際、米価問題に限って質問をいたします。  政府が米審に諮問された内容については二十四日、当委員会において諮問の内容を聴取したわけでございます。昨夜ようやく米審の意見がまとまりまして農林大臣に対して答申を行なったことは、いまの説明内容においても承知しておるところであります。そこで、農林大臣にお尋……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 決算委員会 第8号(1973/04/17、33期、日本社会党)

○芳賀委員 四月十一日に警察庁当局が大手商社の丸紅を中心とした一連の米の買い占め事件いわゆる食糧管理法違反事件について捜査に踏み切ったわけでありますが、これに対しまして、まず捜査当局から、今回の事件の概要と捜査の方針、並びに、これを事前に告発しました食糧庁長官から、今回の一連の食管法違反並びに農産物検査法違反等で告発された事件の内容と、また食糧庁として調査を進めておるわけでありますが、全国的に、主たる違反事件とみなされる問題等について、概要の説明を求めるものであります。
【次の発言】 ただいまの食糧庁長官の報告並びに説明と警察庁当局の方針というものが必ずしも同じ政府部内で一致しないのですね。食……

第71回国会 決算委員会 第10号(1973/05/09、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、自治省所管の決算に関連して自治大臣にお尋ねします。  まず第一に、政治資金規正法に基づく第十二条の規定で、政党ないし協会、団体は毎年の六月末、十二月末までの上半期、下半期の収支状況等については報告をする、これを自治大臣は省令に基づいて期日までに官報に公表するということになっておるわけです。そこで、時間の関係もあるので、ごく最近時の点についてお尋ねいたします。  ことしの一月十二日付の官報には、昭和四十七年の上半期分の政党に対する政治資金の届け出が行なわれた分について公表されておるわけでありまして、この内容の主たる点についてこの際当委員会に説明してもらいたい。

第71回国会 決算委員会 第11号(1973/05/10、33期、日本社会党)

○芳賀委員 四十六年度並びに四十七年度の予備費使用の問題について大蔵大臣に質問します。  その前に大蔵大臣に予算執行上の問題についてお尋ねいたしますが、それは、五月八日の閣議において大蔵大臣から、昭和四十八年度の公共事業については実施の繰り延べを行なうという報告をして、その方針を決定したということがいわれておるわけでありますが、四十八年度予算成立直後に決定した事業の繰り延べを早々に行なうということについては、これはやはり昭和四十八年度予算そのものに最初から問題があるといわなければならぬわけでありますので、この繰り延べ方針の内容についてこの際明らかにしてもらいたいと思います。

第71回国会 決算委員会 第12号(1973/05/11、33期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま議題となりました予備費等の事後承諾を求める件に対しまして、私は、日本社会党を代表して、承諾し得ないことを表明するものであります。  すなわち、憲法第八十七条において「豫見し難い豫算の不足に充てるため、國會の議決に基いて豫備費を設け、内閣の責任でこれを支出することができる。すべて豫備費の支出については、内閣は、事後に國會の承諾を得なければならない。」と明定されており、財政法における予備費に関する諸規定も、憲法八十七条に基づくことは言うまでもないのであります。  この際、内閣から事後承諾を求められている予備費使用総調書等を慎重に審査した結果により、特に不承諾と認められる以下の数……

第71回国会 決算委員会 第14号(1973/06/06、33期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に警察庁関係について質問いたします。  当委員会において、四月の十七日にモチ米等の未検査米の買い占め事件について、大手商社である丸紅を筆頭にした一連の食管法違反の事件等について、当時中野食糧庁長官並びに警察庁の斉藤保安部長の出席を求めて、事件の内容並びに捜査の方針等について説明を聴取したわけでありますが、現段階においては、おおよそこの事件については、警察庁当局は全国的な捜査が完了してそれの取り扱い等について結論段階に入ったというふうに承知しておるわけであります。したがって、この際まず順序として、警察庁当局から総括的な報告とこの事件の処理方針等についてお尋ねすると同時に、あわせて……

第71回国会 決算委員会 第15号(1973/06/12、33期、日本社会党)

○芳賀委員 大平外務大臣にお尋ねいたします。  まず第一に、西アフリカ六カ国の大飢饉に対する日本としての緊急援助の問題でありますが、モーリタニア、マリ、セネガル、ニジェール、オートボルタ、チャド、この西アフリカ六カ国は御承知のとおりサハラ砂漠の南縁に位置する諸国であって、これは以前仏領の植民地国家ということになっておったわけでありますが、いずれも一九五九年前後にこの六カ国は独立をしておるわけであります。たまたま今回、国連の食糧農業機構である通商FAOの本部から加盟諸国に対しまして、特に日本はFAOの理事会のメンバーになっておるわけでありますので、FAOとしては五月十日付で加盟諸国に対しまして、……

第71回国会 決算委員会 第19号(1973/06/28、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、坪川総理府総務長官にお尋ねいたします。  第一は、総理府設置法に定められておる北方対策本部の関係でありますが、設置法によりますと、北方対策本部の本部長は国務大臣である総理府総務長官をあてるということになっておるわけでありまして、北方対策本部については、毎年国の予算が計上されて、定められた行政事務等を行なっておるわけでありますが、北方対策本部としての最近の予算の執行を通じまして、行政業務等の主たる内容等についてまず述べてもらいたいと思います。
【次の発言】 そこで、総理府設置法でいうところの北方地域、これは自民党政府がしばしば言明するところのわが国固有領土としての北方地域を意……

第71回国会 決算委員会 第20号(1973/07/03、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、内閣官房の所管事項の決算に関連して、二階堂官房長官にお尋ねいたします。  官房長官は、元来内閣の大番頭ですから、守備範囲は非常に広範でありますが、事内閣官房の予算、決算になると、その予算額も非常に僅少でありますので、数字にわたっての質問ということになると、あまりウエートがないという特徴点も実はあるわけであります。その中で、特にお尋ねしたい点は、官房が所管しておる特に報償費並びに情報調査委託費について、主要な内容について説明を願いたいと思います。
【次の発言】 説明を聞いておるのです。
【次の発言】 決算によると、この十一社に対する委託金額が六億六千九百六十八万四千三百六十五……

第71回国会 決算委員会 第21号(1973/07/05、33期、日本社会党)

○芳賀委員 委員長、ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 中曽根通産大臣にお尋ねいたします。  まず第一は、通産省所管になっておるところの自転車振興会の業務運営の内容等についてお尋ねしたいと思います。  自転車振興会は自転車競技法を基礎にして設立されておりますし、同じ通産省所管では小型自動車競走法という法律があって、これはオートレース競技をやっておるわけであります。その他法律を基礎に置いたいわゆる公営ギャンブルとしては、中央競馬あるいは地方競馬、モーターボート等があるわけでありますが、きょうはこの公営ギャンブルのうち、主として自転車競技法に基づく日本自転車振興会の問題等について尋ねたい……

第71回国会 決算委員会 第22号(1973/07/12、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、田中総理大臣にお尋ねいたします。  当委員会としては、本日ようやく昭和四十五年度の決算の最終的な締めくくりを行なうことになったわけでありますが、この際、田中内閣出現以来ちょうど満一年ですからして、決算委員会の総括とあわせて、田中内閣一年間の功罪といいますか業績なるものについて、総理から反省をこめて主要な点を述べてもらいたいと思うのです。
【次の発言】 いま総理の述べられたのは、過去一年間の国際情勢の変化並びに国内の政治、経済の動きを客観的に述べたにすぎぬと思うわけです。一国の行政の最高責任者として、自分は国民の期待をになって、外交問題についてはどのように取り組んだとか、ある……

第71回国会 農林水産委員会 第11号(1973/03/29、33期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま政府から説明のありました四十八年度の加工原料乳の保証価格についての政府諮問案の内容について農林大臣にお尋ねいたします。  第一の点は、現行の加工原料乳生産者補給金法は昭和四十年にわれわれ国会において審議をいたしまして成立をした法律でありますが、法律の目的とするところは、国内で生産された生乳については、政策的な努力を通じてできるだけ飲用向けの市乳化促進をするということが目的の主要な柱にもなっておるわけでありますが、このことが七年間たった今日、具体的に進行しておらないというところに問題があるわけです。  たとえば全国で最大の主要生産地である北海道においては、四十七年におきまして……

第71回国会 農林水産委員会 第35号(1973/06/21、33期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に委員長に申しますが、本日の私の質問はあらかじめ明らかにしてあるわけです。それは昭和四十六年三月二十五日に当委員会において各党一致の林業振興に関する決議を行なっておるわけです。きょうは担当の農林大臣から、林業振興決議の実行についての具体的な政府としての責任ある答弁を求めるということで、きょうあらかじめ農林大臣の出席を求めておるわけでありますが、農林大臣の出席の点についてはどうなっておるか、委員長から御説明願います。
【次の発言】 私の質疑の中で当然政府を代表した農林大臣の直接の答弁、説明が必要になる点が出てくるわけですが、そういう場合にはその部分については保留をして、次回、農林……

第71回国会 農林水産委員会 第37号(1973/06/27、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農林大臣に質問をいたします。  第一は、昨年の七月、田中内閣が出現した際に、田中総理並びに就任直後の足立農林大臣が、北海道の稲作農業並びに畑作転換との関連で畑作共済制度についてそれぞれ発言をしておるわけです。その発言の要旨は、まず田中総理大臣の発言としては、北海道で米作が行なわれているのは、一面では農災制度があるからだと考えられるので、畜産など望ましい姿の新しい農業に脱皮した場合に、いまの農災制度よりも北海道農民が有利になるような制度を考えて誘導しなければならない。次に足立農林大臣の発言としまして、水田地帯は、農災法で、規模が大きいから共済金が一軒二百万円、三百万円ともらえ……

第72回国会 農林水産委員会 第10号(1974/02/19、33期、日本社会党)

○芳賀議員 社会党提案のいわゆる国営分収造林法案の趣旨並びに内容については、すでに、前国会におきまして、衆議院本会議並びに当委員会において詳細を説明してありますので、今井委員においても十分御理解のことと思うわけでございます。  ただいま御指摘のありました、わが国林業の置かれた現状等については、今井さんの認識も私どもの判断もおおよそ一致しておる点があるわけでございますが、ただ、一番大きな問題は、人口、食糧問題にいたしましても、あるいは森林資源の問題にいたしましても、わが国の農林業のになうべき重要課題としては、いかにして資源政策を強力に進めて、国民経済に関係ある食糧の供給あるいはまた木材の生産供給……

第72回国会 農林水産委員会 第11号(1974/02/20、33期、日本社会党)

○芳賀議員 森林の長期的な需給の見通しについては、昨日も質問の委員の皆さんに答弁しましたけれども、まず、第一に、林業基本法の第十条の一項の規定に基づいて、長期基本計画というものを策定しなければならぬ、あわせて林産物の長期需給見通しというものを公表しなければならぬということになっておるわけです。これは林政審議会にかけて政府が発表するわけでありまして、したがって、われわれといたしましては、国内の長期見通しというものを数字の上で検討するということになれば、やはり、政府が公表いたしました長期計画あるいは需給見通し等というものを一番のよりどころにして検討するということになるわけであります。  御承知のと……

第72回国会 農林水産委員会 第12号(1974/02/21、33期、日本社会党)

○芳賀委員 本日は倉石農林大臣が出席されませんので、この際、責任ある担当の長官並びに局長の皆さんに、所管事項についての質問をいたします。  まず、第一は、食糧庁長官と農蚕園芸局長にお尋ねしますが、先般の倉石農林大臣の当委員会における農政の基本に対する所信並びにこれに対する同僚各委員の皆さんの質疑を聞いておりますと、特に、米価並びに農畜産物の価格決定の時期に非常な関心を持っておられるわけであります。第一に、米価決定の時期については、倉石農林大臣の言をかりると、現在のように物価変動あるいは賃金の上昇が激動しておる場合においては、むしろ、米価の決定については、収穫期直前に的確な価格を決定するほうが食……

第72回国会 農林水産委員会 第14号(1974/02/27、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、森林法等の一部改正法案に対して質問をいたします。  具体的な内容に入るに先立ちまして、今回の政府提出の改正内容の中には、政令または省令にゆだねる点が相当ありますので、この際たとえば第十条の二の「政令で定める規模」、「省令で定める手続」、さらに第十条の四の「省令で定める森林」についての規定、第七十九条の省令で定める非営利法人の規定、さらに百五十五条の二の二項の「政令で定める基準」、その他附則あるいは経過規定等の中で政令、省令にわたる点があれば、これもあわせて、これは林野庁の長官からでもいいですから、すでに用意をしてあるか、その主たる内容についてまず説明してもらいたいと思います……

第72回国会 農林水産委員会 第15号(1974/02/28、33期、日本社会党)

○芳賀委員 これは農林大臣にただすべき点ですが、きょうは出席がありませんけれども、二月の二十五日に畜産振興審議会が懇談会の形で開催されまして、懇談会における協議の結果、農林大臣に対しまして「畜産危機打開の緊急対策に関する要望」なるものが建議の形で出されておると思うわけであります。この種の問題は、先般の当委員会でしばしば農林省に対して問題を提起して、質疑をしてあるわけでありますから、政府から進んで委員会に対して報告をするべきと思いますが、緊急を要するので、この際、政府側から、畜産審議会の要望の内容と、この要望に対して具体的にどういうような対策を講ずるかということについても、できるだけ明確にしても……

第72回国会 農林水産委員会 第20号(1974/03/13、33期、日本社会党)

○芳賀委員 きょうは大臣が出席しておりませんので、この際、提案された法案の内容について、主として大山局長、並びに北海道開発庁とも関係がありますから開発庁の総務監理官、なお、関連して必要な点については、機械公団の小倉理事長に質問する場合もあると思います。  まず、大山局長にお尋ねしますが、現行法の農地開発機械公団法の重要な規定の中で、今度の新しい公団法の提案の重要な部分との間において、質的にも相当異なる点が出てくるわけでありますから、その点についてあらかじめ尋ねたいと思います。  まず、現行機械公団法の第一条の「目的」の中で、今度の新しい公団法の「目的」と比較した場合に、失われる個所があれば、そ……

第72回国会 農林水産委員会 第24号(1974/03/26、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農林大臣にお尋ねいたしますが、まず、第一の点は、政府が一昨年の四十七年十月に閣議決定を通じて明らかにされた新土地改良長期計画の十カ年計画と、ただいま審議を行なっておる農用地開発公団が行なう事業の長期計画との関係について、基本的な点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 この十カ年計画の内容は、大きく区分いたしますと、第一が、国が行ない、または補助する事業といたしまして、農用地総合整備事業、基幹農業用揚排水施設整備事業、防災事業、農用地造成事業、これを合わせて十カ年間で十二兆九千八百億。第二の点は、これを達成するための融資事業について六千億円の資金を確保する。合わせて十三兆……

第72回国会 農林水産委員会 第26号(1974/03/28、33期、日本社会党)

○芳賀委員 本日は農林大臣が出席されることになっておりますが、それまでの間、事務当局に対して質問をいたします。  まず、第一に、昨日政府として畜産審議会に諮問をされました加工原料乳の価格問題でありますが、政府の試算によりますと、四十九年四月からは一キロ当たり六十三円五十三銭、これが加工原料乳の保証価格ということになっておるわけであります。政府の説明によりますと、昨年の四十八円五十一銭に対しまして三一%の十五円二銭の引き上げということになっているわけでありますがこれでは四十九年の四月から始まる加工原料乳に対する実施価格としてはまことに低乳価であって生産農民が意欲を持って再生産活動を持続することは……

第72回国会 農林水産委員会 第30号(1974/04/09、33期、日本社会党)

○芳賀委員 砂糖価格安定法によりますと、国産糖の原料であるてん菜の価格につきましては、明日の四月十日までに農林大臣が決定して告示をすることになっておりますので、その前日でありますから、この際農林省の事務当局でけっこうでありますが、四十九年度産のてん菜の最低生産者価格の決定作業についてはどの段階まで具体的になったかということを、この際池田食品流通局長から具体的な説明を願います。
【次の発言】 先週の四月四日の当委員会において、同僚各委員からてん菜の最低生産者価格の問題あるいは国内の甘味資源問題について質疑を行なったわけでありますが、当日は肝心の四十八年度のてん菜の生産費の政府の公表がまだ行なわれ……

第72回国会 農林水産委員会 第31号(1974/04/10、33期、日本社会党)

○芳賀委員 第一に質問する点は、保安林整備法が今回改正されますと、三十年間にわたる時限立法ということになるわけでありますが、この法律が制定されました昭和二十九年の五月に、当委員会におきましては、すでに、保安林整備制度の重要性にかんがみまして、十年間の時限法の期間内において、森林法の根本的な検討を経て恒久化すべきであるということについて、これを附帯決議の柱にしてあるわけでありますが、この恒久化の問題について、林野庁当局としてはどういうような検討をいままで進めてきたか。その点について長官から明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 いま聞いたのは、昭和二十九年に本法が成立した際、国会は、時……

第72回国会 農林水産委員会 第33号(1974/04/24、33期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねいたします。  農業者年金基金法の一部改正については、当委員会においてすでに積極的な質疑が展開されておるわけでありますが、この際さらに重要と認められる諸点について、私から農林大臣に率直な質問を行ないたいと思います。  今回の改正の要旨は、まず、保険料について、あるいは年金の給付水準について、それぞれ現行の二・二倍の引き上げということが改正の骨子になっておるわけであります。  もう一つの問題は、改正にあたっての重大な点は、農業者年金基金の制度運用については、あくまでも完全積み立て方式をくずさないという硬直した方針の上に立っておるわけでありますが、これでは、農業政策的な……

第72回国会 農林水産委員会 第36号(1974/05/08、33期、日本社会党)

○芳賀委員 政府提案の農林年金法の改正案については、すでに昨日と本日を通じまして同僚各委員が相当詳細にわたって問題点についての質疑を行なっておりますので、この際、私は、農林大臣に対しまして総括的な問題について若干の質問をいたしたいと思います。  まず、第一に、農林年金の年金財政の問題ですが、これは昭和四十四年から、厚生年金から分かれて現在の農林年金制度が運営されておるわけでありますが、その当時から、年金財政の問題としては、他の年金に見られない多額の不足財源をかかえて発足した関係もありますので、結局、運営が最初から非常に窮屈になっておるわけであります。それが原因になっておって、結局、農林漁業団体……

第72回国会 農林水産委員会 第39号(1974/05/15、33期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四党を代表して、ただいま可決されました肥料価格安定等臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の動議について、その趣旨の説明をいたします。  まず、案文を朗読いたします。    肥料価格安定等臨時措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   世界的な食糧事情のひつ迫、石油をめぐる資源問題等を背景として、農業及び肥料をとりまく環境の厳しい変化にかんがみ、政府は速やかに肥料の価格及び需給の安定措置について抜本的な検討を加え、国内優先の肥料対策を確立するとともに、当面の肥料対策及び本法の運用にあたり、次のとおり措置すべきで……

第72回国会 農林水産委員会 第42号(1974/05/23、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農林大臣に質問をいたします。  今国会も六月三日で会期を終了することになっておるわけですから、余日は十日程度であります。国会終了後、六月十四日には参議院選挙の告示が予定されておりますので、そういう事情を背景にして、食料政策のかなめである昭和四十九年度産米の政府買い入れ価格決定について、政府部内にもいろいろな説がありますけれども、この際、所管の農林大臣から、政府を代表した立場で、まずことしの生産者米価決定についての方針並びに決定の時期等について明確な所見を述べてもらいたいと思います。
【次の発言】 米価決定の時期は、毎年政府の都合によって不同ですが、それは、現行の食管法並びに……

第72回国会 農林水産委員会 第44号(1974/07/11、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、昭和四十九年産米価格に関する問題について質問をいたします。  本日は、倉石農林大臣が病気入院のため出席されませんので、主として政府委員に対して質問をいたします。  すでに、政府としては、七月十五日に米価審議会を開催することを決定しておるわけでございますので、もうわずかな期間でございますから、政府としては、米審に対する政府の諮問案並びに具体的な米価決定の作業等についてはおおよそ結論が出ておると思うわけであります。当委員会では、五月二十三日の委員会におきまして、各党から米価問題に対する集中的な質問を農林大臣に行なったあとで、委員会として、各党一致の四十九年度産米についての決議を……

第72回国会 農林水産委員会 第45号(1974/07/15、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、昭和四十九年度米価の審議に必要な資料の要求をいたします。  まず、第一は、昭和四十二年の算定方式により計算した四十九年の生産者米価、六十キロ、一俵当たりの価格とその算定の資料、これは算定要素である基準農家収量、収量については標準偏差マイナス一シグマであります。三番目が家族労働費、これには現物給与相当額並びに付帯労働費を評価したものを含めた家族労働費。四番目が資本利子。五番目が生産性向上の利益還元額、これは生産性向上メリット分の二分の一還元方式であります。六番目が地代。七番目は、その他米価算定上計上すべき経費。これを内容を明らかにして、特に、今回政府が試算米価として提出されま……

第72回国会 農林水産委員会 第46号(1974/07/18、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農林大臣に対しまして、昭和四十九年産米価に関する質問を行ないます。  農林大臣におかれましては、七月の十五日に米価審議会を開催して、生産者米価並びに生産者米価に関する諮問を行なわれておるわけであります。生産者米価については当然おそきに失する時期でございますが、今回の米審において消費者米価に対する諮問を行なわれたということについては、当委員会の立場から見ましても、あるいは食糧管理法の厳正なる運用の点から見ても、両米価同時諮問ということについては、私どもとしては絶対に了承することができないわけであります。したがって、この際、まず、両米価同時諮問をされました趣旨について農林大臣か……

第73回国会 農林水産委員会 第4号(1974/11/12、33期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、先ほど行なわれました農林委員会の調査報告に基づいて、当面緊急に処理すべき事項に限定して質問をいたします。  まず、第一に、十月十五日現在の四十九年度の水稲の予想収穫量が公表されたわけでございますが、これによりますと、全国の作況指数は平年収穫量に対して一〇二ということになっておるわけでありますが、都道府県別に検討いたしますと、平年の収量を下回る府県が十三県に及んでおるわけでありまして、その中で、特に北海道の場合には異常な大豊作でありまして、作況指数が一一七ということになっておるわけであります。したがって、この、ことしの作況が判明した現在において、政府がことし予約限度数量を都道府……

第74回国会 農林水産委員会 第1号(1974/12/24、33期、日本社会党)

○芳賀委員 先ほど安倍農林大臣から、就任のあいさつを兼ねて農政に対する所信の披瀝がございましたが、この際、農林大臣としての心がまえとして、単に自民党の農林大臣ということでなくて、真に農民のための農林大臣、国民のための農林大臣としての気魄の上に立って十分な活躍をしていただきたいことを期待いたします。  基本的な問題については通常国会に譲ることにいたしまして、きょうは、就任された大臣に対して、その基本になる点をいささか伺っておきたいと思いますが、まず、第一に、大臣が就任されました際に、従来の守る農政から今度は攻めの農政に転ずるという力強い姿勢を示されたわけでございますが、問題は、来年度五十年度の農……

第75回国会 農林水産委員会 第13号(1975/03/13、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、畜産物価格安定法の改正案に対して、安倍農林大臣に質問をいたします。  第一に、畜安法の中に、国内生産の牛肉を対象にして、さらに農林省令で定める規格に適合する牛肉については事業団の買い入れ対象にするということが政府の今回の改正案の内容でございますが、この指定食肉の中の、いわゆる農林省令で指定する牛肉というものの範囲並びにその規格について、この際明快にしてもらいたいと思います。
【次の発言】 先日の当委員会の質疑の中においても、いま言われた和牛並びに肉用去勢牛の中肉を規格対象にするという点は委員会においても述べられたわけでありますが、国内産の牛肉の中で、市場における占有率から言……

第75回国会 農林水産委員会 第14号(1975/03/14、33期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に大山局長に尋ねますが、今回政府から提出された農振法の改正案の各条文の中には、政令で定める事項、あるいは特に省令で定める事項というのが随所に出ておるわけであります。実は、昨日の当委員会においても、政令、省令の問題について大臣に指摘をしたわけでありますが、今度の改正案の中に、政令で定める事項と省令で定める事項がそれぞれ何カ所ぐらいあるのですか。
【次の発言】 そこで、まだ政令案、省令案がわれわれの審議のために配られていないのですが、それは用意してあるのですか。
【次の発言】 それじゃ、早速いま局長の言われた政令案、省令案を各委員の皆さんに配布して、できるだけ審議が進行するようにし……

第75回国会 農林水産委員会 第15号(1975/03/18、33期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表して、ただいま提案されました農業振興地域の整備に関する法律の一部を改正する法律案の修正案につき、その趣旨を御説明申し上げます。  ます、修正の内容を申し上げます。  修正の第一点は、第十五条の五第四項を修正して、市町村は、農用地利用増進計画を定めようとするときは農業委員会の決定を経なければならないものとしたことであります。修正の第二点は、第十五条の三に一項を追加して、都道府県知事は、農用地利用増進規程を認可しようとするときは都道府県農業会議の意見を聞かなければならないものとしたことであります。修正の第三点は、第十五条の十に一項を追……

第75回国会 農林水産委員会 第16号(1975/03/28、33期、日本社会党)

○芳賀委員 先ほどの質問に続いて農林大臣にお尋ねいたします。  第一は、五十年度の保証乳価の算定の中において、ことしの四月一日から来年の三月三十一日まで生乳生産者は三百六十五日毎日毎日乳の生産に取り組むわけでありますから、その大事な再生産確保のための家族労働というものについては、当然、ことしの四月一日から向こう一年間の他産業の製造業の自家労働に比較すべき賃金というものが的確に推計されなければ正当な乳価は出てこないわけですね。ところが、午前中の事務当局の説明によりますと、四月一日以降の製造業の賃金の上昇というものについては全く掌握できないので、政府の家族労働の試算については、四月以降の上昇分につ……

第75回国会 農林水産委員会 第25号(1975/06/04、33期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねいたします。  第一の点は、今回の政府提出の改正案の不備なる点と認められる部分についてお尋ねをしたいと思います。  その一つとして、第二条の二の基準及び規格の設定の場合においては、「有害畜産物が生産され、又は家畜等に被害が生ずることにより畜産物の生産が阻害されることを防止する見地から、農林省令で」ということで規格及び基準を設定することになっておりますが、この基準、規格設定の二つの趣旨から見て、二番目の「家畜等に被害が生ずることにより畜産物の生産が阻害されることを防止する」というのは本案の重要事項から見ても非常に大事な点だと思うわけであります。家畜、家禽にしても、これ……

第75回国会 農林水産委員会 第28号(1975/06/18、33期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねいたします。  まず、第一に、農林年金の財政の現況がどうなっているかですね。従来でありますと年金法改正の審議等については政府側からこれに関する資料等が提出されるわけでありますが、今回の場合は、この年金財政に関するところの内容的なものが、故意に出されないのか、気がつかなかったのか、資料にも全然出ていないのです。したがってこれは質問を通じて明らかにしなければならぬということになるわけですよ。  財政の現状がどうなっておるかという点が一つと、もう一つは、財源の再計算作業をいま進めておるわけですから、結論が出ないとしても、再計算の作業の経過並びに現時点における把握の状態が一……

第75回国会 農林水産委員会 第29号(1975/06/19、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農林大臣にお尋ねいたします。  昭和五十年に生産される米並びに麦につきまして、生産者米価及び生産者麦価の決定が迫っておるわけでありますが、この際、生産者米価及び生産者麦価に対する政府の具体的な方針についてまずお尋ねいたします。
【次の発言】 米及び麦の決定の時期の問題でありますが、もうすでに六月下旬でありまして、食管法に基づいて、麦価については六月中に米審に諮問して政府が決定することになっておるわけでありますので、いまの時点で言えば、まず麦価を先に決定して、その次が生産者米価の決定ということになると思うわけであります。  そこで、麦価決定についての米価審議会の開催あるいはま……

第75回国会 農林水産委員会 第31号(1975/06/26、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、政府の麦価格決定に先立ちまして、重要な点に対して三善食糧庁長官並びに吉岡統計情報部長に質問をいたします。  まず、第一に、昨日開かれました米価審議会における政府の諮問案の内容並びに審議会の答申、建議あるいは口頭による意見等について先ほど概要を聞いたわけでありますし、また、統計情報部長からは、昭和四十九年産の国内産麦に対する生産費の結果が資料に基づいて述べられたわけであります。  そこで、まず長官にお尋ねしたいのだが、政府が米価審議会に諮問したところの昨年度価格に対して一〇・二%引き上げる政府試算の内容は、単に、食管法の第四条ノ二の第二項の前段において述べられている「昭和二十……

第75回国会 農林水産委員会 第34号(1975/07/10、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、昭和五十年産米価について農林大臣に質問をいたします。  政府におきましてはすでに昨九日に米価審議会に対しまして、今年の生産者米価の決定について政府としての試算を付した諮問を発したわけでございます。当委員会におきましても、先日の理事会におきまして、米審開催の二日目の本日委員会を開会して、例年のことでありますが、閉会中でございますが、本日の委員会を通じて担当の農林大臣と米価決定についての問題を十分詰めて、委員会としての意思表示をするという手順になっておるわけであります。したがいまして、私は、一昨日、委員会の事務局を通じまして、本日の質疑に当たっての重要な資料を農林省から提出を求……

第76回国会 災害対策特別委員会 第2号(1975/10/18、33期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま提案されました天災融資法等の改正案並びに今次の災害対策につきまして、安倍農林大臣並びに金丸国土庁長官に質問を申し上げます。  まず第一に、今次の台風第五号、第六号の災害については、九月二十九日の閣議決定をもちまして、この両災害については激甚法の指定をしたことはわれわれも承知をしておるわけでございます。  これに関連して、当委員会におきましては、先般の九月二十二日並びに二十三日の両日にわたりまして、金丸特別委員長を団長として、北海道に発生いたしました五号台風、六号台風並びに九月上旬の集中豪雨災害の現地調査並びに災害対策等について実態を調査してまいったわけでございます。  調査……

第76回国会 災害対策特別委員会 第4号(1975/11/06、33期、日本社会党)

○芳賀委員 本日の質問に当たりましては、あらかじめ国土庁、建設省、農林省並びに北海道開発庁の出席を求めておりますので、順次質問をいたします。  まず第一に政府にお尋ねしたいのは、今次の五号台風、六号台風等を中心とした全国的な激甚災害に対するためには、速やかに治水治山事業の根本的な対策の確立が必要だと思うわけでございます。特に、北海道における石狩川流域並びに天塩川流域の大洪水の実態にかんがみましても、まず第一に、政府として新治水事業の長期計画を策定して速やかに実行する問題と、もう一つは、激甚災害対策特別整備事業の実施に当たって激甚災害河川の整備促進を計画的に進めるべきであるというふうに考えるわけ……

第76回国会 農林水産委員会 第1号(1975/10/30、33期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま提案されました農林年金法の一部改正案につきましては、すでに前国会におきまして当委員会において慎重に審議した結果、委員会としては特に附帯決議を付して成立させた経緯がありますので、私ども社会党としては、この改正案をおおむね可として今国会において速やかにこれは両院で可決、成立すべきものと考えておるわけでございます。  そこで、この際、農林大臣に年金制度に関連して質問をいたしますが、すでに政府におかれましては、昭和五十一年度の予算の編成に着手をされておるわけでございまして、農林省といたしましても、八月いっぱいで概算要求を取りまとめて大蔵省に提出しておることはわれわれ承知しておるわけ……

第76回国会 農林水産委員会 第2号(1975/11/05、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、当面する重要な問題について質問をいたします。  まず第一に、十月の二十三日に国会が承認いたしまして発効をした日ソ漁業操業協定に関する問題について、きょうは農林大臣は参議院の予算委員会に出席中でございますので、所管の水産庁長官並びに外務省の欧亜局長を中心に質問をいたしたいと思います。  日ソ漁業操業協定が十月二十三日で効力を発生したわけでございますが、その後も依然として北海道の太平洋沿岸における、特に襟裳岬の漁業海域を中心にしてソ連の船団による被害が後を絶たない状態でありますが、どういうような実態になっているか、これは水産庁長官の手元においても実情を十分調査しておると思うわけ……

第76回国会 農林水産委員会 第4号(1975/11/13、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際安倍農林大臣に対して、十月二十三日に発効いたしました日ソ漁業繰業協定の効果的な運用に関してお尋ねいたします。  実は、先日五日の当委員会においても、水産庁の内村長官並びに外務省の橘欧亜局長に対しましてこの件に関する質問を行ったわけでありますが、まだ不明確な点が残っておりますので、担当の安倍農林大臣から明確にしてもらいたいと思うわけであります。  第一の点は、協定が発効したにもかかわらず、依然として日本の北海道の太平洋沿岸あるいはまた東北等の沿岸にソ連のトロール船が船団を組んで繰業し、徐々に南下しておるわけでございます。この協定については、ことしの六月及び八月におきまして安倍農……

第76回国会 農林水産委員会 第5号(1975/11/19、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、国有林に関する基本的な問題について、農林大臣に質問をいたします。  これは大きく分けますと、一つは国有林の経営並びに組織の基本に関する問題と、もう一つは国有林野事業がいわゆる国の、公共企業体の事業として三公社五現業の一つに数えられておるわけでありまして、この国有林野事業に従事する、いわゆる公共企業体の事業に就業する労働者に対する憲法二十八条に保障された勤労者の団結権の柱であるストライキ権付与の問題について、大臣から率直な方針を述べていただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまのスト権付与の問題でありますが、すでに今国会におきましても、十月二十一日の衆議院の予算委員会にお……

第76回国会 農林水産委員会 第6号(1975/12/17、33期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま食糧庁長官から説明のありました昭和五十年産米の予約限度を超過した産米の取り扱いの問題と、政府が買い入れいたしました外麦並びに国産麦の売り渡し価格の問題についてまずお尋ねいたします。  いま食糧庁長官から説明のありました五十年産米の予約限度を超過した分についての取り扱いの方針でありますが、これが実行されるといたしますと、政府が管理する米の取り扱いというものは、まず第一に政府の直接買い入れ米と、それから当然でありますが政府の管理する自主流通米と、それから今回の予約限度数量を超過して生産された産米の取り扱いということになるわけで、結局三段階方式というようなことになるとも考えられま……

第77回国会 農林水産委員会 第7号(1976/05/06、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、内閣提案に係る林業改善資金助成法案に対して、農林大臣にお尋ねいたします。  質問に先立って、先般昭和五十年度の林業の年次報告が国会に提出されたわけでございますが、この報告の内容をつぶさに検討いたしますと、数点にわたって特徴的な問題が掲げてあるわけでございます。  まず第一に、森林の資源的な点から言いますと、特に生産面を通じまして、民有林あるいはまた国有林を通じまして造林事業が年々後退をしておる、そしてあわせて大事な育林の施業、今回の法案にも関係ありますところの間伐等の施業が全く放置されておるような状態でございますが、これらは何に起因して大事な日本の林業の生産体制というものが……

第77回国会 農林水産委員会 第9号(1976/05/12、33期、日本社会党)

○芳賀委員 まず最初に、農業者年金法案に対して、主として農林大臣にお尋ねいたします。  今回の政府改正案によりますと、その改正の重要な点の一つといたしまして、経営移譲年金の条件緩和規定が出されておるわけであります。すなわち、経営主がその所有する農地を世帯員である後継者に対し使用収益権を設定して経営移譲をすることができるという規定であります。しかし、これを農地法の立場から見ると、たとえば法第二条第二項及び第五項で自作地、小作地の区分及び世帯員の権利関係等について、また法第三条では農地等の権利移動の許可について、法第六条では小作地の所有制限について、それぞれ法の適用が一貫して世帯主義を農地法におい……

第77回国会 農林水産委員会 第14号(1976/06/22、33期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、明日の六月二十三日並びに二十四日の両日にわたりまして昭和五十一年に生産される国内産の麦価の決定を中心にして米審を開かれるわけでございますが、その前日に当委員会が開かれたわけでございますか、この際政府から何ら――明日の米審における政府が用意した、まず麦価算定上の資料の問題であるとか、それに伴う、あらかじめ米審に提出するために用意した資料というものはあると思うのですが、まさか農林水産委員会が終わってからどろなわ式で一晩で資料をつくるわけではないと思うのですよ。これは毎年米審の前日等に農林委員会が開かれた場合に委員会として強く指摘しておる点ですが、その点ばどうな……

第77回国会 農林水産委員会 第15号(1976/07/07、33期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、昭和五十一年産米価について農林大臣に重要な点について質問をいたします。  まず第一に、本日農林大臣におかれましては米価審議会に政府の試算米価なるものを諮問されたわけであります。また、ただいま事務当局から内容についての説明を徴したわけでございますが、どうして今回の生産者米価というものが五・二%という、全く生産者も消費者も予測することのできなかったような低米価を試算されたかということについて何らかの根拠並びに理由があると思うわけですが、その点について率直に説明を願いたいと思います。
【次の発言】 農林大臣にお尋ねしますが、今回の政府の試算米価なるものは、食糧管理法第三条第二項の……

第77回国会 予算委員会 第24号(1976/03/05、33期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に、稻葉法務大臣にお尋ねいたします。  問題は、今回のロッキード事件の日本における本拠をなすといわれる丸紅が行いました昭和四十八年のいわゆる食糧管理法違反の事件につきまして、その後、公判の審理経過等がどうなったかということについて、法務大臣から経過をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 丸紅の食糧管理法違反というのは、ちょうど自民党田中内閣が昭和四十七年に出現いたしまして、それを機会にして国内におけるモチ米を中心とした買い占め事件が勃発したわけであります。  この事件の内容というのは、食糧管理法が昭和十七年に制定されたわけでありますが、食管法発足以来空前の食糧管理法違反事件と……

第78回国会 農林水産委員会 第2号(1976/10/07、33期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣に質問いたします。  本日、午前は特に当委員会において冷害対策のために、まず北海道に一班、東北に二班、これは国政調査の立場で委員会から現地調査に参って、きのう各班が帰ってきたわけです。午前中は各調査団の調査結果の報告を行ったわけですが、残念ながら大臣はおられませんでした。ああいう報告は大臣も十分に聞いて、その趣旨を尊重して、間違いのない冷害対策を講ずべきだと思ったわけですが、農協の大会に行って演説しているということでしたのでやむを得ません。  それで、きょうは特に五十一年の冷害に対する政府としての諸対策に対して具体的な質問をいたします。  第一に、今次の冷害に対する激甚災害……

第78回国会 農林水産委員会 第5号(1976/10/20、33期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま説明のありましたいも、でん粉並びにてん菜糖の価格決定の経過等についての質問は、同僚の美濃委員が行うにことになっておりますので、私は、もっぱら今次の大冷害に対する対策の実施について質問をいたします。  すでに今月七日の当委員会において、委員会が行いました北海道並びに東北地域に対する調査結果を基礎にして農林大臣に対して質問をいたしたわけでございますが、その後、政府として的確な被害状況の掌握の上に立って、迅速な具体的な措置が講ぜられておると思うわけでございますが、それについて、この際まず農林省側から詳細な説明をしてもらいたいと思います。できれば資料を配付して、それに基づいて説明が……


34期(1976/12/05〜)

第79回国会 決算委員会 第1号(1976/12/28、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつを申し上げます。  今回、はからずも当決算委員会の委員長に選任せられ、その職責の重大さを痛感する次第でございます。  申し上げるまでもなく、当決算委員会は、国の予算の執行等が効率的かつ適正に行われておるかどうかについて調査いたしますとともに、その是非を審査する重大な使命を持つ委員会であります。  私は、はなはだ微力でございますが、幸いにして練達なる委員各位の御協力によりまして、重責を全うし、円滑なる委員会運営を行ってまいりたいと存じます。  何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

第80回国会 決算委員会 第1号(1977/02/17、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  この際、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員異動に伴い、理事が一名欠員となっておりますので、これよりその補欠選任を行いたいと存じますが、これは先例によりまして、委員長において指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは、塚本三郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  すなわち、決算の適正を期するために、本会期中において、  一、歳入歳出の実況に関する事項  二、国有財産の増減及び現況に関する事項  三、政府関係機関の経理に関する事項  ……

第80回国会 決算委員会 第2号(1977/02/23、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、会計検査院所管について審査を行います。  まず、会計検査院所管について概要の説明を求めます。佐藤会計検査院長。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。前田会計検査院第一局長。
【次の発言】 この際、昭和四十九年度決算検査報告中、特に重要な事項について会計検査院当局から説明を求めます。佐藤会計検査院長。
【次の発言】 これにて説明の聴取を終わります。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がございますので、順次これを許します。原茂君。

第80回国会 決算委員会 第3号(1977/02/24、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、厚生省所管、医療金融公庫及び環境衛生金融公庫について審査を行います。  まず、渡辺厚生大臣から概要の説明を求めます。渡辺厚生大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。小沼会計検査院第三局長。
【次の発言】 次に、医療金融公庫及び環境衛生金融公庫当局から資金計画、事業計画等について説明を求めます。山本医療金融公庫総裁。
【次の発言】 次に、坂元環境衛生金融公庫理事長。
【次の発言】 これにて説明の聴取を終わります。

第80回国会 決算委員会 第4号(1977/03/01、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、まず、文部省所管について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として日本育英会理事長村山松雄君の御出席を願い、その意見を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。なお、参考人からの意見聴取は、委員の質疑によって行いたいと存じますので、さよう御了承願います。
【次の発言】 それでは、文部大臣から概要の説明を求めます。海部文部大臣。

第80回国会 決算委員会 第5号(1977/03/03、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中環境庁について審査を行います。  まず、環境庁長官より概要の説明を求めます。石原環境庁長官。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要の説明を求めます。前田会計検査院第一局長。
【次の発言】 これにて説明の聴取を終わります。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がございますので、順次これを許します。森下元晴君。
【次の発言】 原茂君。
【次の発言】 馬場猪太郎君。
【次の発言】 午後三時再開することとし、この際、休憩いたします。     午後一時一分休……

第80回国会 決算委員会 第6号(1977/03/10、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中防衛庁について審査を行います。  まず、防衛庁長官から概要の説明を求めます。三原防衛庁長官。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。高橋会計検査院第二局長。
【次の発言】 これにて説明の聴取を終わります。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がございますので、順次これを許します。原茂君。
【次の発言】 高橋局長に申しますが、責任のある明快な答弁を求めます。
【次の発言】 なお、ただいまの原委員の要求資料については、防衛庁、防衛施設庁並……

第80回国会 決算委員会 第7号(1977/03/15、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、農林省所管及び農林漁業金融公庫について審査を行います。  まず、農林大臣から概要の説明を求めます。鈴木農林大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。松田会計検査院第四局長。
【次の発言】 次に、農林漁業金融公庫当局から資金計画、事業計画等について説明を求めます。武田農林漁業金融公庫総裁。
【次の発言】 これにて説明の聴取を終わります。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がございますので、順次これを許します。原茂君。

第80回国会 決算委員会 第8号(1977/03/16、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、労働省所管について審査を行います。  まず、労働大臣から概要の説明を求めます。石田労働大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。小沼会計検査院第三局長。
【次の発言】 これにて説明の聴取を終わります。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がございますので、順次これを許します。原茂君。
【次の発言】 石田労働大臣。(石田国務大臣「それは森山局長から」と呼ぶ)局長からじゃないですよ。政府発言の順序は、まず担当大臣が発言して、不明な点や補足すべき点……

第80回国会 決算委員会 第9号(1977/03/22、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中科学技術庁について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として東京大学名誉教授末広恭雄君、地震予知連絡会会長萩原尊礼君の御出席を願い、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人からの意見聴取は、委員の質疑により行いたいと存じますので、さよう御了承願います。
【次の発言】 それでは、まず科学技術庁長官から概要の説明を求めます。宇野科学技術庁長官……

第80回国会 決算委員会 第10号(1977/03/23、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、建設省所管及び住宅金融公庫について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として日本住宅公団総裁南部哲也君、理事沢田光英君、理事有賀虎之進君、理事今野博君及び日本道路公団理事伊藤直行君、理事吉田喜市君、以上の方々の御出席を願い、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人からの意見聴取は委員の質疑により行いたいと存じますので、さよう御了承願います。

第80回国会 決算委員会 第11号(1977/04/06、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、運輸省所管及び日本国有鉄道について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として船舶整備公団理事長亀山信郎君、日本鉄道建設公団総裁篠原武司君、理事原島龍一君、新東京国際空港公団総裁大塚茂君及び理事角坂仁忠君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人からの意見の聴取は、委員の質疑により行いたいと存じますので、さよう御了承願います。

第80回国会 決算委員会 第12号(1977/04/07、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  昭和四十九年度決算外二件中法務省所管及び裁判所所管の審査のため、来る十三日水曜日、参考人として三井物産株式会社専務取締役植村一男君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中国土庁について審査を行います。  まず、国土庁長官より概要の説明を求めます。田澤国土庁長官。

第80回国会 決算委員会 第13号(1977/04/12、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中経済企画庁について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として海外経済協力基金総裁石原周夫君及び理事大島隆夫君の出席を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人からの意見聴取は委員の質疑により行いたいと存じますので、さよう御了承願います。
【次の発言】 それでは、まず、経済企画庁長官から概要の説明を求めます。倉成経済企画庁長官。

第80回国会 決算委員会 第14号(1977/04/13、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、裁判所所管及び法務省所管について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  裁判所所管の審査に関し、国会法第七十二条二項の規定による最高裁判所長官の指定する代理者から出席説明する旨の要求がありました場合は、これを承認することとし、その取り扱いは委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、順次概要説明を求めます。  まず、裁判所所管について概要の説明を求めます。寺田最高裁判所事務総長。

第80回国会 決算委員会 第15号(1977/04/14、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中行政管理庁について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人としてアジア経済研究所理事梶田勝君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人からの意見の聴取は委員の質疑により行いたいと存じますので、さよう御了承願います。
【次の発言】 それでは、まず、行政管理庁長官から概要の説明を求めます。西村行政管理庁長官。

第80回国会 決算委員会 第19号(1977/04/26、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、外務省所管について審査を行います。  まず、外務大臣から概要の説明を求めます。鳩山外務大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。前田会計検査院第一局長。
【次の発言】 これにて説明の聴取を終わります。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がございますので、順次これを許します。原茂君。
【次の発言】 この際、外務大臣に申しますが、当委員会は決算委員会であるということを十分体して、特に数字については責任のある、正確な数字を述べてもらいたいと思いま……

第80回国会 決算委員会 第20号(1977/04/27、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中警察庁、北海道開発庁、北海道東北開発公庫、自治省所管及び公営企業金融公庫について審査を行います。  それでは、順次概要説明を求めます。  まず、小川国務大臣から警察庁、北海道開発庁及び自治省所管について概要の説明を求めます。小川国務大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。高橋会計検査院第二局長。
【次の発言】 次に、小沼会計検査院第三局長。
【次の発言】 次に、前田会計検査院第一局長。
【次の発言】 次に、北海道東北開発公庫当局から資金計画、事業……

第80回国会 決算委員会 第21号(1977/05/12、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和四十九年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、まず、内閣所管について審査を行います。  内閣官房長官から概要の説明を求めまます。園田内閣官房長官。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。前田会計検査院第一局長。
【次の発言】 これにて説明の聴取を終わります。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がございますので、順次これを許します。原茂君。
【次の発言】 政府の答弁については、まず担当大臣が答弁に立って、不明な点や補足すべき点を政府委員が発言を求めて答弁するように。

第80回国会 決算委員会 第22号(1977/05/16、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)、昭和五十年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)、昭和五十年度特別会計予算総則第十一条に基づく経費増額総調書及び各省各庁所管経費増額調書(その2)、以上三件の承諾を求めるの件、及び昭和五十一年度一般会計公共事業等予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)、昭和五十一年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)、昭和五十一年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)、昭和五十一年度特別会計予算総則第十一条に基づく経費増……

第80回国会 決算委員会 第23号(1977/05/17、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外二件の承諾を求めるの件、及び昭和五十一年度一般会計公共事業等予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)外三件の承諾を求めるの件、並びに昭和五十年度一般会計国庫債務負担行為総調書(その2)、及び昭和五十一年度一般会計国庫債務負担行為総調書(その1)を一括して議題といたしす。  質疑の申し出がございますので、これを許します。春田重昭君。
【次の発言】 これにて質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより昭和五十年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外……

第80回国会 決算委員会 第24号(1977/05/19、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  この際、議事に入るに先立ちまして、福田内閣総理大臣に対し、委員会を代表し、委員長から一言申し上げます。  本日は、当決算委員会におきましては、昭和四十九年度決算審査の締めくくりとして、総括的な質疑を行う重要な日であります。当委員会といたしましては、かねてからこの総括審査を十分に行えるよう、総理大臣の出席を求めていたのでありますが、本日の総理の出席時間は、諸般の事情とはいえ、三時間程度ということであります。  予算審査に際しては、総理の出席は前後十日間程度となっているようでありますが、決算審査に際しては、わずか一日間の出席もできないということは、福田内閣……

第80回国会 決算委員会 第25号(1977/05/24、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度一般会計歳入歳出決算、昭和五十年度特別会計歳入歳出決算、昭和五十年度国税収納金整理資金受払計算書、昭和五十年度政府関係機関決算書、並びに昭和五十年度国有財産増減及び現在額総計算書、並びに昭和五十年度国有財産無償貸付状況総計算書の各件を一括して議題といたします。  大蔵大臣から各件について概要の説明を求めます。坊大蔵大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から各件の検査報告に関する概要説明を求めます。佐藤会計検査院長。
【次の発言】 これにて昭和五十年度決算外二件の概要説明聴取を終わります。

第80回国会 決算委員会 第26号(1977/06/08、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  この際、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  すなわち、決算の適正を期するため、  一、昭和五十年度一般会計歳入歳出決算    昭和五十年度特別会計歳入歳出決算    昭和五十年度国税収納金整理資金受払計算書    昭和五十年度政府関係機関決算書  二、昭和五十年度国有財産増減及び現在額総計算書  三、昭和五十年度国有財産無償貸付状況総計算書  四、歳入歳出の実況に関する件  五、国有財産の増減及び現況に関する件  六、政府関係機関の経理に関する件  七、国が資本金を出資している法人の会計に関する件  八、国または公社が直接または間接に補助……

第80回国会 決算委員会 第27号(1977/07/15、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、農林省所管及び農林漁業金融公庫について審査を行います。  まず、農林大臣から概要の説明を求めます。鈴木農林大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。阿部会計検査院第四局長。
【次の発言】 次に、農林漁業金融公庫当局から資金計画、事業計画等について説明を求めます。武田農林漁業金融公庫総裁。
【次の発言】 これにて説明の聴取を終わります。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がございますので、順次これを許します。宇野亨君。

第81回国会 決算委員会 第1号(1977/08/03、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  この際、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  すなわち、決算の適正を期するため  一、昭和五十年度一般会計歳入歳出決算    昭和五十年度特別会計歳入歳出決算    昭和五十年度国税収納金整理資金受払計算書    昭和五十年度政府関係機関決算書  二、昭和五十年度国有財産増減及び現在額総計算書  三、昭和五十年度国有財産無償貸付状況総計算書  四、歳入歳出の実況に関する件  五、国有財産の増減及び現況に関する件  六、政府関係機関の経理に関する件  七、国が資本金を出資している法人の会計に関する件  八、国または公社が直接または間接に補助金……

第81回国会 決算委員会 第2号(1977/08/23、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  本委員会は、歳入歳出の実況等に関する調査のため、去る八月八日から十一日までの四日間にわたり、北海道に委員を派遣いたしました。その調査の概要につきまして、便宜この席から私が御報告申し上げます。  本派遣団は、自由民主党天野光晴君、宇野亨君、丹羽久章君、森下元晴君、葉梨信行君、日本社会党原茂君、馬場猪太郎君、公明党・国民会議林孝矩君、及び日本共産党・革新共同安藤厳君並びに私の都合十名をもちまして、運輸省千歳空港事務所、防衛庁航空自衛隊第二航空団、北海道開発庁苫小牧港湾建設事務所、苫小牧東部開発株式会社、北海道開発庁北海道開発局、北海道庁、海上保安庁稚内海上……

第81回国会 決算委員会 第3号(1977/08/24、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度決算外二件を一括して議題といたします。  外務省所管について審査を行います。  まず、外務大臣から概要の説明を求めます。鳩山外務大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。前田会計検査院第一局長。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。丹羽久章君。
【次の発言】 原茂君。
【次の発言】 午後二時再開することとし、この際、休憩いたします。     午後一時二十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。土井たか子君。

第82回国会 決算委員会 第1号(1977/10/14、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  すなわち、決算の適正を期するために、本会期中において  一、歳入歳出の実況に関する事項  二、国有財産の増減及び現況に関する事項  三、政府関係機関の経理に関する事項  四、国が資本金を出資している法人の会計に関する事項  五、国または公社が直接または間接に補助金、奨励金、助成金等を交付しまたは貸付金、損失補償等の財政援助を与えているものの会計に関する事項  以上の各事項につきまして、関係各方面からの説明聴取、小委員会の設置及び資料の要求等の方法によりまして国政に関する調査を行うため、規則の定める……

第82回国会 決算委員会 第2号(1977/10/17、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。  国有財産の増減及び現況に関する実情を調査するため、山梨県に委員を派遣することとし、議長に対し、委員派遣の承認申請をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお、派遣の日時、派遣委員の人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十時三十一分散会

第82回国会 決算委員会 第3号(1977/10/26、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、労働省所管について審査を行います。  まず、労働大臣から概要の説明を求めます。石田労働大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。松尾会計検査院第三局長。
【次の発言】 これにて説明の聴取を終わります。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。原茂君。
【次の発言】 この際、関連質問を許します。丹羽久章君。
【次の発言】 資料があったら後で配りなさい。
【次の発言】 午後二時再開することとし、この際、休憩いたします……

第82回国会 決算委員会 第4号(1977/10/28、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、郵政省所管及び日本電信電話公社について審査を行います。  まず郵政大臣から概要の説明を求めます。小宮山郵政大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。松田会計検査院第二局長。
【次の発言】 次に、昭和五十年度日本電信電話公社の決算について、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。東島会計検査院第五局長。
【次の発言】 この際、日本電信電話公社当局から資金計画、事業計画等について説明を求めます。秋草日本電信電話公社総裁。

第82回国会 決算委員会 第5号(1977/11/01、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、総理府所管中経済企画庁について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として国民生活センター理事長昌谷孝君の出席を求め、意見を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人からの意見聴取は、委員の質疑により行いたいと存じますので、さよう御了承を願います。
【次の発言】 それでは、まず経済企画庁長官から概要の説明を求めます。倉成長官。

第82回国会 決算委員会 第6号(1977/11/02、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  本委員会は、去る十月二十日、国有財産の増減及び現況に関する実情調査のため山梨県に委員を派遣いたしました。  その調査の概要につきまして、この席から私が御報告申し上げます。  派遣委員は、自由民主党の森下元晴君、葉梨信行君、宇野亨君、日本社会党の原茂君、馬場猪太郎君、公明党・国民会議の春田重昭君、日本共産党・革新共同の安藤巖君及び委員長の私の八名で、現地参加議員として自由民主党の堀内光雄君、日本社会党の鈴木強君が参加されました。  派遣委員団は、当日午前八時、バスで本院を出発し、中央高速自動車道を現地に向かったのでありますが、車中におきまして、同行の大蔵……

第82回国会 決算委員会 第7号(1977/11/15、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、まず会計検査院所管について審査を行います。  この際、会計検査院長から発言を求められておりますので、これを許します。佐藤会計検査院長。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、これを許します。丹羽久章君。
【次の発言】 原茂君。
【次の発言】 ただいまの原委員の申し出につきましては、後刻理事会において協議をいたしまして、その結論に基づいて、できるだけ原委員のお申し出のとおり取り計らいたいと思います。
【次の発言】 林孝矩君。
【次の発言】 林委員に申しますが、ただいまの御発言については、原……

第82回国会 決算委員会 第8号(1977/11/17、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、まず会計検査院所管、外務省所管及び大蔵省所管について審査を行います。  先般、衆議院各国政情視察議員団として、本院から派遣され、欧米各国における決算制度、会計検査制度及び在外公館の予算執行状況等の実情について調査をしてまいりましたので、この際、議員団の調査の概要につきまして、今後の委員会審査に資するため、この席から、私が御報告申し上げます。  本議員団は、本年五月当委員会理事会において、決算委員会の重要性にかんがみ、国会審議の参考に資するため、閉会中、諸外国の決算制度及び会計検査制度の実情を……

第82回国会 決算委員会 第9号(1977/11/22、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、まず会計検査院所管について審査を行います。  この際、会計検査院当局から発言を求められておりますので、これを許します。佐藤会計検査院長。
【次の発言】 鎌田会計検査院事務総長。
【次の発言】 次に、総理府所管中行政管理庁について審査を行います。  まず、行政管理庁長官から概要の説明を求めます。西村行政管理庁長官。
【次の発言】 次に、会計検査院当局から検査の概要説明を求めます。前田会計検査院第一局長。
【次の発言】 これにて説明の聴取を終わります。

第82回国会 決算委員会 第10号(1977/11/25、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  この際、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  すなわち、決算の適正を期するため  一、昭和五十年度一般会計歳入歳出決算    昭和五十年度特別会計歳入歳出決算    昭和五十年度国税収納金整理資金受払計算書    昭和五十年度政府関係機関決算書  二、昭和五十年度国有財産増減及び現在額総計算書  三、昭和五十年度国有財産無償貸付状況総計算書  四、歳入歳出の実況に関する件  五、国有財産の増減及び現況に関する件  六、政府関係機関の経理に関する件  七、国が資本金を出資している法人の会計に関する件  八、国または公社が直接または間接に補助金……

第83回国会 決算委員会 第1号(1977/12/08、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  昭和五十年度決算外二件を一括して議題といたします。  本日は、建設省所管及び住宅金融公庫について審査を行います。  この際、お諮りいたします。  本件審査のため、本日、参考人として日本住宅公団総裁澤田悌君、理事沢田光英君、理事有賀虎之進君、理事櫟原利嗣君及び日本道路公団理事伊藤直行君の出席を求め、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人からの意見聴取は委員の質疑により行いたいと存じますので、さよう御了承願います。

第83回国会 決算委員会 第2号(1977/12/09、34期、日本社会党)【議会役職】

○芳賀委員長 これより会議を開きます。  この際、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  すなわち、決算の適正を期するため  一、昭和五十年度一般会計歳入歳出決算    昭和五十年度特別会計歳入歳出決算    昭和五十年度国税収納金整理資金受払計算書    昭和五十年度政府関係機関決算書  二、昭和五十年度国有財産増減及び現在額総計算書  三、昭和五十年度国有財産無償貸付状況総計算書  四、歳入歳出の実況に関する件  五、国有財産の増減及び現況に関する件  六、政府関係機関の経理に関する件  七、国が資本金を出資している法人の会計に関する件  八、国または公社が直接または間接に補助金……

第84回国会 農林水産委員会 第3号(1978/03/17、34期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました国が行う民有林野の分収造林に関する特別措置法案につきまして、提出者を代表して、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  わが国の森林面積は、二千五百万ヘクタールで国土のおよそ六八%を占めるとはいえ、国民一人当たりでは、〇・二ヘクタールと世界平均の一・二ヘクタールの六分の一にすぎません。  すなわち、森林の果たす役割りは、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保全・形成、国民の保健休養などの公益的機能を確保し、木材その他の林産物を持続的に供給するなど、国民生活の安定と福祉の向上を図る上できわめて重要なものがあります。  今日、わが国の森林及び林業は厳……

第84回国会 農林水産委員会 第5号(1978/03/23、34期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に、昭和五十二年度の限度数量の問題について尋ねますが、前回の農林当局の説明については、現行制度から見て根本的に間違いがあるように受け取られますので、きょうは明快にしてもらいたいと思います。  そこで、昭和五十二年の牛乳年度における加工原料乳の認定数量が大体もうわかっておると思うのですね。三月、何日かありますが、おおよそ判明しておると思うので、その点について数字を挙げてもらいたいと思います。
【次の発言】 そうすると、年当初の告示された限度数量が百五十八万トンですから、結局年度末までの確実な推計で判断すると、やはり二十万トン程度年間の認定数量が限度数量を上回る、そう考えてもいいで……

第84回国会 農林水産委員会 第6号(1978/03/29、34期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に事務当局に三十分質問して、三時半から大臣の出席を待って残り時間を質問いたします。  まず第一点は、本日の畜産振興審議会に加工原料乳価格の政府の試算が提出され、特に畜産局長が発言して説明する、これは慣例ですね。そこで、この説明書の中に、限度数量の関係について、八ページに別な紙が張ってあるでしょう。これは、昭和五十二年度の百五十八万トンを超える二十万トンの認定数量についていまだに政府の処理方針が固まっていないわけですが、特に局長報告の中に「この限度数量を超えた数量についてどのような措置をとるかにつきましては、現在、財政当局を含め、鋭意検討を重ねているところでありますが、この問題に……

第84回国会 農林水産委員会 第11号(1978/04/07、34期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣におかれては、来週十一日、政府を代表して訪ソをいたしまして、懸案の一九七八年における日ソ間の漁業交渉に出向かれるわけでございますが、この際、出発に先立って、今日までの両国間における交渉の経過あるいはその内容、さらに、大臣が政府を代表して出発するわけでありますからして、その確固たる方針等について、委員会に明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 まず第一にお尋ねする点は、今回の交渉は、一九五六年に締結された日ソの漁業条約、これが昨年の四月に、ソ連側が条約に基づいて廃棄通告を日本にいたしておるわけです。これに基づきますと、今月四月二十九日をもって日ソ漁業条約は効力を失う……

第84回国会 農林水産委員会 第12号(1978/04/11、34期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に、政府提案の法案の中に随所に「農林水産大臣」あるいは「農林水産省令」なる字句があるわけでございますが、これは当委員会において本法案を処理する場合には、必ずこの取り扱いは処置しなければ、これは法案の採決、成立ができないものですから、この点については当然、内閣提出でありますからして、提出者である内閣を代表した国務大臣等から、その処置についてどうしたいというような発言がなければ、この点については質疑をすることはできない性格のものであります。だから、この際、前座と言っては失礼ですが、たとえば長官から、政府としておおよそこういう考えであるとかいうことを述べることができれば発言をしてもら……

第84回国会 農林水産委員会 第15号(1978/04/18、34期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に、畑作共済の対象作物についてお尋ねいたします。  これによれば、一つは法律に明示した作物、一つは政令をもって定めて追って追加する作物ということになっておるわけですが、この際、法律上の対象作物の中では、たとえば農産物価格安定法あるいは砂糖価格安定法、さらに大豆なたね交付金法等の法律をもって価格を支持する作物が主たる対象になっておるわけでございます。その中で農産物価格安定法の場合はでん紛原料であるバレイショ、カンショですね、それから大豆なたね交付金の場合には、これは言うまでもなく大豆となたね、この対象作目の中で、農安法によればカンショ、大豆なたね交付金法によればなたねが、この畑作……

第84回国会 農林水産委員会 第20号(1978/04/27、34期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に、農業者年金基金法について質問をいたします。  まず第一に、農業者年金については、これは農林省、厚生省の共管ということになっておるわけですが、最初に、農業者年金法が発足してからもう七年を経過するわけでございますから、この機会にこの農業者年金に対して公的年金としての制度上の位置づけを明確にする必要がある、その時期に来ているというふうに考えるわけでございます。この点について農林、厚生の両当局から見解を聞きたいと思います。
【次の発言】 私の聞いているのは、公的な年金制度かどうかということじゃないですよ。制度上公的年金としての位置づけがもうなさるべきではないか。いま、厳密に言ったっ……

第84回国会 農林水産委員会 第23号(1978/05/11、34期、日本社会党)

○芳賀議員 お答えいたします。  ただいまの堀之内委員の御質問の点でございますが、今回の政府提案並びに社会党提案の両案におきましては、一般会計から国有林野事業特別会計に対して、一定の事業に対しましてこれを繰り入れをして、それによって長期的に国有林野事業の健全な再建を期するということが共通した目的でございますが、社会党案におきましてもこの点については、提案いたしました社会党の法案の第四条にこれは例示的に規定してあるわけでございます。政府案の第三条においてはまことに抽象的な規定にすぎないわけでございますが、この点についてまず申し上げますと、第一は、国有林の治山事業に該当する費用。第二は、国有林野の……

第84回国会 農林水産委員会 第30号(1978/06/07、34期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農林省当局に対して、当面する食管の問題並びに米価、麦価等の問題について質問をいたします。  まず第一に、昨日の農林大臣の記者会見によりますと、おおよそ今後の麦価の決定並びに米価決定等について米価審議会の開催日の予定などが明らかにされておるわけでございますが、この点についてまず農林省当局から具体的な日程の説明を願います。
【次の発言】 そこで、今国会は三十日間の延長がありまして六月の十六日で会期が終了するわけです。したがって、この会期内の国会審議の中で、できるだけ農林省当局においても、ただいま戸塚次長から言われた米価審議会開会には、当然政府が諮問するわけですから必要な資料等は……

第84回国会 農林水産委員会 第32号(1978/06/14、34期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、前回に引き続いて、今年度決定される生産者米価並びに麦価の問題を中心にして、主要な点について質問をいたします。  きょうは食糧庁長官出席されていますが、血圧はいいですか。健康状態を先に聞いておかぬと……。
【次の発言】 今月の十日に全中を中心とした農協関係と全国農業会議所が五十三年度の新しい生産者要求米価を公表したわけでございます。この主要な点については前回の委員会で私から指摘をしたわけでございますが、従来の八〇%バルクライン方式、いわゆる限界地生産費方式を改めて、おおよそ農林省と同じような平均生産費方式でことしは要求米価を算定したわけであります。同じ平均生産費といいましても……

第84回国会 農林水産委員会 第34号(1978/06/21、34期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農林大臣にお尋ねいたします。  まず第一は、一昨日の十九日と昨日、二十日の両日間、農林大臣の招集によって米価審議会が開かれたわけでございますが、この二日間の大臣招集にかかる米審において特に当委員会に大臣から直接報告あるいは説明するような事項があれば、この際述べてもらいたいと思うのです。
【次の発言】 世間では、この二日間の米審開催について、これは七月の六日、七日に予定される米価決定の米審に対処するため、それは昨年、一昨年両年とも米価審議会は大臣の諮問に対して答申をすることができなかったわけですね。無答申の状態で二年連続したわけでございますからして、これにこりて事前に二日間米……

第84回国会 農林水産委員会 第36号(1978/07/06、34期、日本社会党)

○芳賀委員 先ほど農林省当局から、まず五十三年度生産者米価に対する試算米価の内容並びに農林省が行った昭和五十二年産米の生産費についての、それぞれ内容の説明を徴したわけでございますが、 その中で、政府の試算米価については、これは本日から開催される米価審議会に対して農林大臣が諮問をする内容になっておるわけでありますから、この点については、われわれ社会党として検討をした結果、後刻農林大臣が出席した際に、私から、日本社会党として、速やかに米審に対する諮問を撤回してこれは再提出をすべきであるということを強く申し入れることになっております。  ただいまの場合は、いかに今回の試算米価の内容というものが、まず……

第85回国会 農林水産委員会 第1号(1978/09/27、34期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に甘味作物の中のてん菜の最低生産者価格並びにてん菜糖の事業団買い入れ価格等の問題について質問します。  まず、てん菜の最低生産者価格については、午前中の犬伏局長の説明によりましても、来月十月六日に決定する予定というふうに説明があったわけですが、昨年の政府決定価格はトン当たり一万六千四十円でありますが、これを基準にして、まだ確定的な要素がそろっていないかもしれませんが、おおよそのめどは掌握できると思うので、その間の事情について説明を願います。
【次の発言】 パリティ指数については、前年度の四月−八月の平均パリティを分母にして、価格決定年の今年度の四月−八月のパリティ指数を平均して……

第85回国会 農林水産委員会 第2号(1978/10/04、34期、日本社会党)

○芳賀委員 前回の委員会において重要な問題点については政府当局と質疑を交わしたわけでございますが、当日、資料がまだ整備されておらない、あるいはまた具体的な数字にわたる面については答弁ができないという状態でありましたので、政府が明後日の六日の日に、甘味関係それから大豆の価格決定をすることが予定になっておるわけですから、きょうは決定前において具体的な内容についてお尋ねをしたいと思います。  きょうは予算委員会と並行中で農林委員会が開かれたわけでございまして、これは社会党としては、前例にしないということで、ごく緊急を要する問題ということに限定をして委員会開会に同意をしておるようなわけです。だから、中……

第85回国会 農林水産委員会 第4号(1978/10/19、34期、日本社会党)

○芳賀委員 今国会の当初に林野庁長官から委員会において概要の説明がありました国有林野事業の改善計画の内容、並びに現在農林省が鋭意進めておる九営林署の廃止問題につきまして、農林大臣を初め政府当局に質問をいたします。  まず第一に、改善計画の策定については、これは先般の通常国会において政府案を委員会修正して成立させたわけでございますが、その際、改善特別措置法に基づく改善計画の策定に当たっては、林政審議会の中に国有林野部会を設けて、まず国有林野部会において鋭意審議を求め、しかる後政府が決定することになるが、林政審の審議と並行して、国有林野事業の直接参加者である、たとえば全林野労働組合の意見等も十分に……

第87回国会 農林水産委員会 第6号(1979/03/22、34期、日本社会党)

○芳賀委員 今月の末に加工原料乳の保証価格等の決定と指定畜肉の安定基準価格との決定が行われるわけでございますが、それを前にいたしまして、重要な点について農林大臣に質問をいたします。  まず第一には、昭和五十三年度の限度数量の関係でございますが、これは年度当初に百八十三万トンの限度数量が決定されておるわけでございますが、年度末の現在におきましては、この百八十三万トンに対しまして、おおよそ二十万一千トンの加工原料乳の超過数量というものが見込まれておるわけでございますが、従来は、この超過分に対しては限度数量の追加のような形で、政府が交付をする加工原料乳の補給金と同額の金額、さらにまた乳質改善奨励金の……

第87回国会 農林水産委員会 第7号(1979/03/29、34期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣が出席されるまでの間に、三月二十六日には「昭和五十三年牛乳生産費」が公表されまして、翌日三月二十七日には今回の保証乳価決定の基礎をなす五十三年の北海道における牛乳生産費の公表が行われたわけでございます。この公表の内容を検討いたしまして、私としては、従来の農林省統計情報部の行った牛乳生産費調査の内容に対して数段の改善が加えられておることを評価するにやぶさかでないわけです。この問題については、昭和四十年に現在の加工原料乳の補給金制度というものが制定されまして、四十一年から現行の加工原料乳に対するいわゆる保証乳価の一連の制度が実施されておるわけです。もうすでに十三年を経過しておる……

第87回国会 農林水産委員会 第9号(1979/04/25、34期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に法案の内容についてお尋ねをいたします。  まず第一に、法案の第二条の基本方針でありますが、これは農林水産大臣が基本方針を定めて公表することになっておるわけですが、もちろん決定までの間には、法案によりますと林政審議会の意見を聞いてということになっておりますが、政府として提案された基本の問題である第二条の中身について具体的に説明を願います。
【次の発言】 いま政務次官の読まれたのは、昨日も農林大臣が二度ばかりそのとおりのものを読み上げているのですよ。それでは法案にうたってある第二条の基本方針の骨子というものではないでしょう。大体こういう項目でこれからの作業をするという程度ですか。……

第87回国会 農林水産委員会 第10号(1979/04/26、34期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に、水産庁長官にお尋ねいたします。  農林大臣並びに森水産庁長官から、先ほど日ソサケ・マス漁業交渉の経過と結果について報告を承りました。また、本日は本院の本会議においてこれに関する議定書の国会承認を行うことになっておるわけでございますが、この際、水産庁長官に対して、私としては長官就任以来、果たして森水産庁長官がどのような漁業政策上の国内あるいは外交上の手腕を発揮するかということに対して期待といささか不安を抱いておったわけですが、今回、前例のない、全く大臣抜きでモスクワに行って、十分に日本の主張、国益を守るという見地で努力された、その努力の結果については私としては相当の評価をして……

第87回国会 農林水産委員会 第11号(1979/05/08、34期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました国が行う民有林野の分収造林に関する特別措置法案につきまして、提案者を代表して、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  ちなみに、本法案は、昭和五十三年三月九日提出、第八十四国会において農林水産委員会に付託され、今国会に継続審議となった経過があるわけでございます。  わが国の森林面積は、二千五百万ヘクタールで国土のおおよそ六八%を占めているとはいえ、国民一人当たりでは、〇・二ヘクタールと世界平均の一・二ヘクタールの六分の一にすぎません。  すなわち、森林の果たす役割りは、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保全・形成、国民の保健休養などの公益的機……

第87回国会 農林水産委員会 第12号(1979/05/09、34期、日本社会党)

○芳賀委員 農業者年金法の改正の内容に対して、まず農林大臣に質問をいたします。  今回の改正点は、第一は、年金給付の額の自動的改定措置の改定等に関する点でございまして、いわゆる年金給付額に対する物価スライド制の自動適用の問題でございまして、従来は物価上昇率五%を超える場合という前提がございましたが、今度は必ずしも物価上昇率が五%以上でなく、以下であっても適用するという改正でございますので、これは長年にわたるわれわれの委員会等を通じての主張が実現した改正点でございますから、それほど論議の必要はありません。  もう一つは、後継者の加入の救済措置でございますが、これは時効救済の内容でございますので、……

第87回国会 農林水産委員会 第19号(1979/07/11、34期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、農林水産大臣に質問をいたします。  いよいよ明日の十二日、十三日にかけまして米価審議会が開かれて、この審議会には農林水産大臣から昭和五十四年生産にかかる買い入れ米価の決定と、それから巷間流布されておるところの品質格差なるものを生産者米価に導入するというような、この二点を中心にして農林大臣から米審に対して諮問が行われると思うわけでございます。ちょうど米審の前日でございますので、この際、米価問題に限定いたしまして農林大臣の方針を尋ねたいわけでございます。  一つは、今年産米価の算定に当たっての算定方式について、昨年は米価引き下げのための手段として必要量生産費方式なるものを用いた……

第87回国会 農林水産委員会 第20号(1979/07/12、34期、日本社会党)

○芳賀委員 質問に入る前に委員長に申しますが、委員会審議に当たっての要求した資料が政府側から忠実に提出されない点があるのです。これは昨日、本日の質問に備えて政府側に質問の要旨――これは毎回そうですから、われわれとしては質疑の能率を上げるために、予定した質問の要旨というのはできるだけ親切に伝えてあるわけですが、審議に当たって必要な資料を事前に要求するのは当然です。そこで、いまだに提出されない資料としては、ことしの米価決定の算定方式と比較するために、第一には、いわゆる昭和四十二年方式というのがあるわけですが、これについては、私は毎年審議の際に事前に政府から提出を求めておるわけです。ことしも昨日、資……


35期(1979/10/07〜)

第90回国会 農林水産委員会 第1号(1979/11/28、35期、日本社会党)

○芳賀委員 農林大臣にお尋ねしますが、昨日の衆議院本会議において大平内閣総理大臣が組閣後初めての所信表明演説を行ったわけでございますが、時間は十八分程度と言われましたが、総理大臣の所信表明演説の中において一言半句も農業食糧問題について言及しておらない、全くこれは前例のない異例なことでございまして、われわれとしてはまことに奇異の感に打たれたわけでございます。これは恐らく、大平総理大臣が農業食糧、いわゆる農政問題に対して全く無関心である、無責任であるということに尽きると思うわけです。これに対して、閣僚である農政担当の武藤農林水産大臣として、昨日の総理の所信表明演説を聞かれて、この点に対してどのよう……

第90回国会 農林水産委員会 第4号(1979/12/07、35期、日本社会党)

○芳賀委員 大蔵省の政府委員、出席していますか。――最初に大蔵省の政府委員に質問しますか、衆議院の大蔵委員会においては、現在、同じ共済年金法でございますが、国家公務員共済年金と公共企業体の共済組合法案の二法案が審議されておるわけでございますが、この取り扱いをめぐりまして、主として大蔵委員会段階において、現在国会に提出されて審議中の共済年金法案五件に対して、大蔵当局としてこの取り扱いに対して積極的な意向を示した。それを、たとえば農林年金は農林省でございますが、各関係省の担当者に対しまして、大蔵省の担当責任者からその趣旨を徹底してあるというふうにわれわれは報告を受けたわけでございますが、これについ……

第90回国会 農林水産委員会 第5号(1979/12/10、35期、日本社会党)

○芳賀委員 私は、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び社会民主連合を代表して、ただいま議決されました昭和四十四年度以後における農林漁業団体職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議案について御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。    昭和四十四年度以後における農林漁業団体職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)  政府は、本年金制度の果たす役割の重要性にかんがみ、今後とも給付水準の向上を図るとともに増大する不足財源に対処するため、左記事項について検……

第91回国会 農林水産委員会 第4号(1980/02/20、35期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいまの理事会の申し合わせによりまして、私が代表して、昨日、当委員会における農林大臣の農政に関する所信表明に対する質問が終日行われまして、午後六時半に第一日目は終了したわけでございますが、われわれ帰りましてから、昨日、十九日の各新聞の夕刊、あるいはまたけさの朝刊を見ますと、きのうの大臣の所信に対する質問について当委員会において明確にされました答弁の内容と、それから、昨日の午前に農林大臣が記者会見を行われた席上において、きのう当委員会で論議いたしました、アメリカのソ連に対する穀物千七百万トンの契約分に対して、これをソ連のアフガニスタン侵攻に対する制裁措置として契約の千七百万トンの輸……

第91回国会 農林水産委員会 第5号(1980/02/28、35期、日本社会党)

○芳賀委員 参考人の皆様にはまことに御苦労さまでございます。  この際、限られた時間でございますが、重要な点について率直な意見を拝聴したいと思います。  先ほど藤田参考人から意見が開陳されましたが、その中で、昨年の国際協同組合機構であるICAの会議において、いまや協同組合の原則が風化しつつある、こういう課題が提起されたということを聞きました。これは恐らく世界的に協同組合が置かれた姿であり、また風潮であるのではないかと私は考えますと同時に、このことは、わが国における農業協同組合といわず、漁業協同組合といわず、あるいはまた協同組織の森林組合等においても、重大な警鐘と受けとめて、その根源を十分にきわ……

第91回国会 農林水産委員会 第7号(1980/03/05、35期、日本社会党)

○芳賀委員 大臣が出席されるまでの間、政府委員に対して質問をいたします。  第一の点は、農業者年金基金法の公的年金としての位置づけを明確にすべきであるという議論は毎年やっておるわけでありますが、これは所管の厚生省、農林省においてもいまだ明確に公的年金としての位置づけができていないわけです。昨年の附帯決議においてもこの点が前文で指摘されているわけでありますから、これは単に農林大臣や政務次官の政治的答弁だけでは信頼が置けないですから、この際、厚生省は政府委員が見えていませんが、農林省の杉山局長からこれは明快にやっておいてもらいたい。
【次の発言】 通算年金通則法にいうところの公的年金というのは、法……

第91回国会 農林水産委員会 第8号(1980/03/13、35期、日本社会党)

○芳賀委員 参考人の皆さんにはまことに御苦労さんでございます。特にきょうは畜産問題に関して、畜産の政策あるいは需給関係、さらには当面した畜産物の価格問題等について貴重な意見を開陳してもらいまして、まことに御苦労さんでございます。  そこで、明十四日から畜産物価格の審議会の総会が開かれまして、後の日程としては十九日に飼料部会、二十七日が食肉部会、二十八日に酪農部会が開かれまして、政府としては、三月二十九日の土曜日に昭和五十五年度の食肉並びに乳価に対する決定をして、法律に基づいて告示をすることになっておるわけです。ですから、きょう出席の参考人の皆さん方も、あるいは生産者団体の立場、あるいはメーカー……

第91回国会 農林水産委員会 第10号(1980/03/19、35期、日本社会党)

○芳賀委員 法案の質疑に入るに先立ちまして、武藤農林水産大臣に、きわめて緊急を要する問題についてお尋ねいたします。  それは、政府の行政機構の整理統合の問題に関連いたしまして、特に農林水産省に対しては林野庁の機構の中の営林局を一局削減する、こういう点がかなり具体的に伝わっておるわけでございますが、これは究極には政府において方針を決めて、統廃合する場合においてもそのことが将来の国有林の運営あるいはまた日本の林政の進展に寄与するかどうかという明確な判断の上に立って、所管の農林水産大臣が内閣の一員として判断をするというのが至当だと思うわけです。ところが、今回の場合は、行政管理庁長官なる者があたかも指……

第91回国会 農林水産委員会 第12号(1980/03/27、35期、日本社会党)

○芳賀委員 本日は、午前中に、まず統計情報部長から昭和五十四年度の食肉生産費調査の結果についての報告並びに五十四年度の牛乳生産費調査の内容について概要の説明を受けまして、あわせて畜産局の井上審議官から――きょうちょうど並行的に三番町の農林省分庁舎において畜産振興審議会の食肉部会が開かれておりまして、この部会には食肉の価格に関する諮問をして審議が行われておるわけでございます。そういうことで、きょうは農林省においても分散方式ということになっておるので、当委員会にはごく優秀な政府関係者が出席して、あとは審議会会場に行っているというような状態でございますので、数は非常にりょうりょうとしていますけれども……

第91回国会 農林水産委員会 第13号(1980/03/28、35期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま昭和五十五年度の加工原料乳保証価格に関する政府からの説明がありましたが、ただいまの甕畜政課長の説明を中心といたしまして、若干質問をしておきたいと思います。それは委員会においては、午後二時から武藤農林水産大臣が出席いたしまして、昨日来の食肉の問題、それから本日の加工原料乳の問題についての締めくくり質疑を行うことになっておるわけでありますので、その前段といたしまして、資料の関係等については努めて明らかにしておいてもらいたいと思います。  まず最初に、昨日私が質問を行いました際に、審議の必要上農林省の方から資料を作成して提出してもらうように、委員長を通じて申し出をしておるわけでご……

第91回国会 農林水産委員会 第16号(1980/04/08、35期、日本社会党)

○芳賀議員 ただいま議題となりました国が行う民有林野の分収造林に関する特別措置法案につきまして、提出者を代表して、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  わが国の森林面積は、二千五百万ヘクタールで国土のおよそ六八%を占めているとはいえ、国民一人当たりでは、〇・二ヘクタールと世界平均の一・二ヘクタールの六分の一にすぎません。  すなわち、森林の果たす役割りは、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保全・形成、国民の保健休養などの公益的機能を確保し、木材その他の林産物を持続的に供給する等、国民生活の安定と福祉の向上を図る上できわめて重要なものがあります。  今日、わが国の森林及び林業は……

第91回国会 農林水産委員会 第23号(1980/04/23、35期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に農林大臣にお尋ねいたします。  今回の法律審議は、農地法と農業委員会法並びに新しく出ました農用地利用増進法の三法案一括審議という形で、今日まで参考人招致を含めますと七日間にわたって開会されておるわけであります。  そこで、三法といってもそれぞれ独立の法律案でありますからして、独立性を持っていることは言うまでもないわけです。だから、これを、政府の希望もあって、ぜひ三案関連のもとに審議をお願いしたいということと、それから、元来、社会党としては、これは農地制度にかかわる重要な法案であるので、委員会付託の前に本会議において上程をして、政府当局から趣旨説明を受けて、そして重点的な質問を……


各種会議発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 水産委員会農林委員会連合審査会 第1号(1953/02/10、25期、日本社会党(左))

○芳賀委員 後藤参考人にちよつとお尋ねしますが、あなたが当初発言された内容の中で、四千七百町歩の演習地を、しかも一方的に接収されたというようなお言葉がありましたが、これは非常に大きな意味を持つておるのであつて、この用地並びに施設の接収等については、行政協定に基く日米合同委員会の議を経て、それから合法的に接収するということになつておるのでありますけれども、この一方的に接収されたという意味は、そういうような一つの正しい根拠と経緯を経て行われておらなかつたという意味かどうか、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この点については、次回の委員会において当局にも質問したいと思いますが、もう一点……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 農林委員会水産委員会連合審査会 第1号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 先ほどから玉置委員と農林次官との間においていろいろ質疑が行われておるわけでありますが、それを聞いておると、やはり農林次官もこの促進法の持つておる内容を的確に把握しておられない点があるのじやないかと考えるわけです。この中に規定された点は、いわゆる農業協同融合法、森林法、水産業協同組合法、この三つの規定によつて形成された組織の非常に弱体になつたものを補強してやる、再建してやるというところにねらいがあるのであつて、玉置委員が言われた加工協同組合連合会というものは、はたしてこれらの水産業協同組合法の規定によつて形式された組合であるかどうかという判断が的確に行われなければならないことと、次官……

第16回国会 農林委員会造林及び治山治水に関する小委員会 第1号(1953/10/05、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 二、三点お伺いします。第一点は、計画要綱によると、これを年次的な計画で推進して行くためにも、相当巨額の経費がかかるのです。たとえば昭和二十九年度に行う国庫の支出金だけでも、五百七十八億もかかるということになると、この計画に対する可能性の問題が出て来ると思うわけですが、これに対して林野当局としては、どういうような確信を持つておられるかという点と、またこの計画がいろいろな情勢によつて圧縮されたような場合においては、まず順位としてどういう事業を重点的に取上げてやつて行くか、そういう点をひとつお伺いしたい。  それからもう一つは、この事業を推進するためには国有林の特別会計があるわけです。こ……

第16回国会 農林委員会造林及び治山治水に関する小委員会 第2号(1953/10/21、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま長官からの冷害対策に対する御説明を承つたわけでありますが、その事業の中で製炭事業を興す、しかも炭がまの設置に対して相当率の助成を行つてやらすということになりますが、これを構築するめに、この予算にもある通り、内地の出がまが二万円、北海道五万円ということになるわけですが、これらの施設をした場合において、ただ単に短期の、たとえば一年だけの製炭というような対策だつたら、せつかくこういうような施設をした場合においても、施設に対する経費の回収さえもできないというような場合もないとは限らぬわけです。だから少くも、これらはやはり短くても三年くらい一つの年次的な計画を立ててやるというお考えで……

第16回国会 農林委員会通商産業委員会連合審査会 第3号(1953/08/05、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は本日もつばら通産大臣を中心として質疑を行いたいと思つておつたのでございますが、聞くところによると、通産大臣は病気で休んでおるという話もあるし、登院しておるという話もあるし、その辺が明確でないのであります。はたして本日の委員会に出席が可能であるかどうかという点を、委員長から確認していただいて、大臣が来られないとすれば、通産次官の御出席を願つて、それから質疑に入りたいと思います。
【次の発言】 では最初に伺いたいと思いますることは、この法案が出る以前に、例の肥料対策委員会で約五箇月余にわたつて会議をやつて、その答申というものが七月の五日に出されたわけでありますが、あの委員会の答申と……

第18回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第1号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま、長官の今後の林政に対する構想等を聞かせてもらつたわけでありまするが、このねらいは、一つは国土保全という意味と、もう一つは林産資源の培養というところに大きなねらいがあると思うわけであります。そういう場合において、国有林に対しましては、国の一貫した方針によつてこれを方向づけて行くことは可能であると思いますけれども、今の御説明によると、民有林に対しましても一つの規制を加えて、この方向に持つて行こうとする意図がうかがわれるわけであります。そういう場合において、現在における民有林の分布状態等からみて、これは林業としての一つの独立した立場において考えることもできますし、また農業の中の……

第19回国会 外務委員会内閣委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 外務大臣がまだ出席になつておらないので、質問の内容が前後すると思いますが、まず保安庁長官にお尋ねいたします。  私は主としてMSA協定の中における余剰農産物の買入れの問題を中心にしてお伺いしたいと思うのであります。MSAの余剰農産物を買い入れる場合において、一応協定の内容は五千万ドルを限度としておりますが、これを行う場合においては、これが両国の利益であることが前提になつておるわけであります。もちろん相互安全保障法の目的とするところは、アメリカの利益と安全をはかり、外交政策を推進することであるということは明確にうたつておるわけでありますが、この協定を結んだ場合において、はたしてわが国……

第19回国会 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1954/03/27、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は今回の定員法の一部改正法律案に関連いたしまして、主として農林委員会の立場から若干の質疑を行いたいと思うわけであります。  まず最初に行政管理庁長官がおいでになつておれば、順序としてお伺いしたいのでありますが、まだお見えになつておらぬようでありますから、お見えになつた場合にさらにその質問はいたしたいと思うわけであります。今回の定員法の改正の内容を見ますと、その主たる目的というものは、これは昭和二十九年度の予算の内容と重大なる関連を持つておるように考えるわけでありますが、この提案理由の趣旨説明によりましても、わが国の自立経済を達成するために、できるだけ国家財政の中における行政費を節……

第19回国会 農林委員会食糧に関する小委員会 第2号(1954/07/26、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいまの佐藤委員の質問に関連してちよつと申し上げますが、長官の御答弁は非常に抽象的であるということは否定できないわけですが、もう少し具体的に、現段階において食糧庁として、六等麦の買上げを行うべきであるというくらいの、そういう構想の段階に達しておるかどうか、それくらいのことは御表明できると思いますが、どうですか。
【次の発言】 最終的には当然財政当局との折衝が必要になつて来ると思いますが、その前段においては、やはり食糧庁当局が一つの決意を持つてこれに当るということが、何としても必要であるというように考えるのであります。その点は今の長官の御答弁で大よそ了承はできます。  もう一つは、……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第4号(1954/04/21、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は日本社会党の立場を代表して、本件に対して若干の意見を申し上げたいと思います。  農業災害補償制度の改正に関する問題は、去る十六国会におきまして、凍霜害の全国的な被害が生じたのを契機として、農業災害補償制度の一部改正を行つたわけでありますが、それを機会といたしまして、全面的な農災制度の改正を行う必要があるという議が生じまして、その後本委員会におきましても小委員会を設置いたしまして、十数度にわたる委員会の審議を進めて、その審議の過程の中から、各党の意見を要約して十項目にわたる、いわゆる小委員長試案なるものが、この農業災害補償制度改正に関する件という題目のもとに提出されたわけでありま……

第19回国会 農林委員会農林災害対策に関する小委員会 第2号(1954/10/27、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 種子問題に関連してお尋ねいたします。種もみの場合は、これは供出のわく内において転用種子という形で、もみで出荷させるということは一応形はとれるわけですが、ただ雑穀の場合、これは食糧と種子用の判別というものはおそらくつかないのじやないかと思います。豆類の場合においても、製品として出荷されたものがどの程度の発芽性を持つているかというようなことは、食糧検査事務所においてもその判断というのはまた非常に至難であるわけです。ですから、これは食糧に向くあるいは種子に向くという判別は容易につかないのじやないかというように考えられますが、そういう場合においてもあえて食糧の価格と種子の価格の差をそこから……

第19回国会 農林委員会農林災害対策に関する小委員会 第3号(1954/10/28、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 昨日御説明のあつた営農資金に対する貸付の立法措置の要綱ですが、これに対して農林当局の考え方をもう少し確認しておきたいと思います。  まず順序として、要綱の第五にありますが、二十八年度に貸し付けた経営資金に対する、今年度の災害によつて償還不能になつた場合の特別の措置であります。この要綱によりますと、今年度償還分に対しまして、償還期限の二年または三年の経営資金に対しては、償還の期限を一箇年間延長するというような説明でありましたが、昨年の場合、三分五厘の五箇年償還の分が、これはパーセントにしても八割以上出ておるわけであります。これに対しましては、ただ単に猶予するというような表現を使つてお……

第19回国会 農林委員会農林災害対策に関する小委員会 第4号(1954/10/29、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 ただいま加藤本部長から北海道調査の御報告がなされましたが、二十二日から二十七日にかけまして北海道の広汎な地域をよく調査されたということに対しましては敬意を表するものであります。当然加藤本部長といたしましては、北海道の調査を行つたからして北海道だけの対策を立てるということではないと思います。結局全国的に多発したところの台風災害あるいは冷害等全体の施策々災害対策連絡本部を通じて確定する、しかもこれは政府の責任において行うというところに大きな任務があると考えますが、問題は、北海道における災害を調査されたことによつて、たまたま政府当局においては、昨年の災害はともすると政治的な災害であつた、……

第19回国会 農林委員会肥料に関する小委員会 第5号(1954/03/02、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 肥料法案が去年の七月ごろ出た当時と現在の諸情勢は非常にかわつて来ておる。あの当時は内需価格と輸出価格の間の差は、多いときは一かます二百五十円くらいからあつた。最近になるとその差は非常に圧縮されて来てるのです。一年足らずの経緯を考えた場合において、ある意味における考え方によると、この法律のねらいは一応到達しておるのではないかということも言い得るわけです。なぜそういうことが言い得るかというと、当時コストの問題が一番中心になつて論議されたわけでありますが、この需給安定法のねらいは、何としても国内の農民にいかにして安い肥料を提供することができるかというところにその本質があるわけです。その当……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第5号(1954/04/15、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 先ほどの足鹿委員の質問に関連して申し上げますが、林業総合研究協会があるというふうに聞いておりますが、これらの目的とするところだとか、あるいは運用の内容等に対しで、長官も知つておられると思いますが、一応お伺いしたいと思います。
【次の発言】 このいわゆる林総協でありますが、これは聞くところによると、この経営というのは、パルプ業界が費用を出しておるように承知しておるわけです。この人的構成の中におきましては、林野庁の中堅職員の人たちがそこへ参加して、大体二箇年くらいの年月そこに勤めておるというか、そこへ出先として行つておるのか、それはわかりませんけれども、とにかく林総協の中に参加しておる……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第6号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 林業関係の法律の中に造林臨時措置法という法律があるわけであります。これは昭和二十五年五月に公布されておるわけでありますが、五箇年の時限法でありますので、おそらく明年はこの法律は効力を失うものであると思うわけであります。この五箇年間において、造林臨時措置法の目的及び趣旨とする点は、はたしてどの程度に達成せられておるか、それらの点に対して、林野庁長官から御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、三十年までの一応の造林計画が達成されたというあかつきにおいては、この法の目的というものは、すでに達成されたということでありますと、その後におけるかかる法的措置というものは不必……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会農林委員会連合審査会 第1号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○芳賀委員 私は、農林委員の立場から、主として農林関係の問題に限定して質問をいたしたいと思います。この補助金等の整理の対象に今まで論議された農業改良助長法が上つておるわけでありますが、新年度の一兆億予算の編成方針で、原則といたしましては新規事業は行わない、継続事業に対しても、経済効率の低い分はこれを打切る、補助金を積極的に圧縮するというこの三つの基本の上に立つておることは、一応われわれも承知しておるわけであります。ただ問題は、この農業改良助長法という法律を補助金整理の対象にする場合、現行の法律を大蔵当局も十分御検討になつてこの補助率三分の一を引下げるべきであるという結論が出たと思うのであります……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会及び農業及び漁業災害補償制度に関する小委員会連合審査会 第2号(1955/07/09、27期、日本社会党(左))

○芳賀小委員 先ほど鈴木小委員長から改正点に対する御説明がありましたが、この公済会の事業について、今度の法律の改正との関連でありますが、たとえば漁民厚生共済にしても、あるいは水産業協同組合におけるところの単位組合が、いわゆる共済事業を行えるということになっていると承知しておる。ただこの全国水産業協同組合共済会は、やはり全国一本の組織にして、これ以外の組合には共済事業をやらせないというような行政的な方針もあるように察知できるのです。  それからもう一つは、契約の対象が個人を対象にしないということもうたつてあるのですが、そういう場合に、末端においては当然漁民厚生の場合において、個人が共済契約をやる……

第22回国会 農林水産委員会農業及び漁業災害補償制度に関する小委員会 第1号(1955/06/04、27期、日本社会党(左))

○芳賀貢君 この際小委員長に申し上げます。ただいま小委員長から農業災害補償法の根本改正を中心としての、今までの諸般の経過についてのお話があったわけであります。委員長のただいまの御表明の中にもありました通り、この問題は昭和二十八年の第十六国会の、しかも両院協議会において、農業災害補償法の根本改正に対しては十分これを進めなければならぬというような基本的な意思の上に立って、今日まで二年数ヵ月にわたって検討が加えられておったわけであります。しかも昨年は、四月二十七日の農林委員会の小委員会における小委員長案なるものが、全会一致をもって議決されておるのであります。その後制度改正の協議会等ができて、具体的な……

第22回国会 農林水産委員協議会 第1号(1955/10/11、27期、日本社会党(左))

○芳賀貢君 午前中は主として二十二、二十三号台風の御質疑があったわけでありますが、この際農林、大蔵両事務当局から、今年度の四月以降における、主として農林、水産関係の災害復旧、災害対策を、具体的にどういうふうに行われたかということを概括的にまずお伺いしたい。われわれから見ると非常に消極的であって、何もやっていないのではないかというようにしか考えられないわけです。ですから、この際農林政務次官並びに大蔵省当局から、今年度の時期を区切って、たとえば四月、五月の凍霜害並びに風水害の災害の処理、それから六月、七月の水害対策に対してどういうことが行われたか、それから八月以降二十二号、二十三号台風に対してどう……

第22回国会 農林水産委員協議会 第2号(1955/10/15、27期、日本社会党)

○芳賀貢君 当初に委員長を通じてお尋ねいたしますが、この二十二国会後の閉会中においては、衆議院の方は常任委員会あるいは国政の調査がやれないような状態になっております。それで十一日と本日協議会が開かれたわけですが、委員長は相当博学の方であられるからお尋ねしておきますが、この協議会は国会法等に基いた場合、どの程度の政府等に対する権威を持っているものであるか。またこういう異例な一つの状態において協議会等が開かれておるわけでありますから、この協議会の決定等については、政府当局においては、委員会の決定等と同じような意味においてこれを尊重する意思があるか、この二点を明らかにしてもらわぬと、せっかく協議会を……

第22回国会 農林水産委員協議会 第3号(1955/10/19、27期、日本社会党)

○芳賀貢君 この機会に水産庁当局に対して漁業権に対する訴願の問題の取扱いの内容等について若干お尋ねをしたいと思うのでございます。これは一つの事例でありますが、留萠海区漁業調整委員会の地域に所属する問題ですが、ニシンの定置漁業権に対する知事の認可に対しての訴願が、同じ調整委員会の区域内から二件出ておるのです。それは御存じと思いますが、具体的に指摘申し上げますと、一つは留萠市の三国直見、もう一つは同じ留萠市の浜谷隆太郎、この二名が農林大臣に対して訴願を提起しておるわけでありますが、この三国君の場合には、昭和二十七年の三月に訴願が出されておるので、もうすでに四年くらい経過しておる。浜谷隆太郎君の場合……

第22回国会 農林水産委員協議会 第4号(1955/10/28、27期、日本社会党)【議会役職】

○座長代理(芳賀貢君) 次に本年度産早場米の供出期限の問題について協議いたしたいと思います。西村君より発言の申し出があります。西村力弥君。
【次の発言】 これで暫時休憩いたします。午後はおおよそ四時から再開いたします。     午後一時二十八分休憩

第24回国会 大蔵委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/02/28、27期、日本社会党)

○芳賀委員 ただいま説明のありました関税定率法の一部改正の問題につきましては、この法案全体の御審議は、これは当然当該委員会である大蔵委員会で審議が尽されるものと思いますが、私ども農林水産委員会の関係といたしましては、この関税定率法の一部改正によって大きな影響のあるところの大豆を中心としての質問をしたいと思うのであります。  この法案によりますと、大豆の関税に対する特例措置は、本年の三月三十一日をもって復活することになるのでありますが、提案の趣旨によりますと、さらにこれを一カ年間延長するというのが趣旨であるというふうに考えられるわけであります。この大豆の関税の免除のさらに延長の問題につきましては……

第25回国会 大蔵委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/11/29、27期、日本社会党)

○芳賀委員 まず最初に当局からこの法案提出に至った提案の趣旨を御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そういう抽象的な趣旨ではなしに、結局借り入れ限度を引き上げるということは、食管特別会計の内容に対して変化があるということになると思うのです。ですから、歳入歳出面においてどういう見込みが生ずるから借り入れ限度の引き上げの必要が生じた、そういう数字に基く具体的な内容を御説明願いたいのです。
【次の発言】 今の説明によると、結局国内の食糧の買入れが、当初の二千三百万石に対して二千八百万石、これは生産が増加して買い入れ数量がふえるということは必至な事態です。それでお尋ねしたい点は、外国食糧の買入費が……

第25回国会 農林水産委員会風水害による農林漁業災害対策に関する小委員会 第1号(1956/11/26、27期、日本社会党)

○芳賀小委員 関連して。この政府との契約条項の中における生産者と集荷団体というのがありますね。契約は先ほど長官が言ったように政府と米穀の生産者相互間において締結されております。この義務の履行の場合、集荷団体はどういう責任を持っておるかということをお尋ねいたします。
【次の発言】 それはこの契約書のどこにうたってありますか。
【次の発言】 これはあとで調べるということではなく、はっきり明文化されておると思います。ですからどこにそれがありますかということを聞いておる。
【次の発言】 それは生産者と政府との間における契約の条項の中にはないわけですね。しかも集荷団体というものは、生産者の委託を受けた場……

第25回国会 農林水産委員会冷害対策に関する小委員会 第1号(1956/11/21、27期、日本社会党)

○芳賀小委員 冷害対策に対する立法措置の問題に対して政府に御意見をお尋ねいたします。  第一の点は、前回の委員会においても政府にお尋ねしたわけでありますが、天災融資法についての一部改正の意図があるようにも聞いておるわけであります。この問題点は、中金の金利引き下げによって、結局ことしからの天災融資等に対しては金利の低減された分はどこへ利益を与えるかということが問題になっております。先般の渡部経済局長の答弁によりますと、その金利のコストが低減した分に対しては、地方公共団体の利子補給の負担面を軽減したいというお話があったわけであります。このことに対して、この点は今次の災害からは当然適用することになる……

第26回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○芳賀委員 私は本法案の中で、特に農業関係に関連を有する部面について、重点的に御質問いたします。  まず建設大臣にお尋ねいたしますが、この法案による特定多目的ダムですね、特定を冠した特定多目的ダムの定義の具体的な説明をお願いします。
【次の発言】 通念上にいうところの多目的ダムというのは、今大臣の言われたよりもっと幅が広いわけですね。たとえば電源とか洪水調節、あるいは灌漑用水等のそういう目的を持ったものの特定用途が明らかになったものが、二つ以上あるというのが多目的ダムなんです。ところが今度の法律に明記された特定多目的ダムというものは、この法律の内容を見ると、灌漑用水を目的としたそういう特定用途……

第26回国会 農林水産委員会水産に関する小委員会 第6号(1957/04/08、27期、日本社会党)

○芳賀小委員 ただいま川村、田口両委員から北洋漁業の問題の発言があったのですが、それに関連して若干お尋ねいたします。  実は先週の金曜日に、井出農林大臣から、農林水産委員会において秘密会を請求されて、そうして北洋の漁業関係の締結された大綱的な報告があったので、当然今後においても協定の内容とか、今後の政府のこれに対処する方針等に対しては、小委員会というよりむしろ農林水産委員会等においても、十分内容を明らかにする必要があると思いますが、関連の意味でお尋ねしたい点は、ただいまの長官の御答弁によると、この条約海域の中における十二万トンでありますが、これに対する出漁の態度を、政府側の考え方は、たとえば母……

第26回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1957/03/30、27期、日本社会党)

○芳賀委員 私は特別会計法に関して大蔵省に若干お尋ねします。第一に特別会計の内容の問題ですが、土地改良法の改正の目的の一つですね。一方においては特別会計を設けてそうして工事を促進させる、すみやかにその経済的な効果を上げるということが土地改良法の改正における一つのねらいなのです。そのうらはらにこの特別会計法というものが生まれたということは大蔵当局も先ほど述べた通りです。そういうことになると、結局この特別会計の中における歳入面の確保ということは、工事の完成とか進捗に重大な影響を持つわけなんです。これが完全に確保されなければ、いかに土地改良法の方で計画通りの仕事を進行させたいとしても、あなたの方で持……

第26回国会 農林水産委員会農産物価格対策に関する小委員会 第2号(1957/10/02、27期、日本社会党)

○芳賀小委員 本名政務次官にお尋ねしますが、けさの新聞によると、イモ類並びにカンショ澱粉の政府の基準価格等が発表されておりますが、あの新聞による発表は政府の正式な最終決定と見て間違いありませんか。
【次の発言】 その場合、農産物価格安定法によると、政府が価格発表する前に、生産者団体等の意見を徴してということになっておるわけでありますが、その場合生産者団体というのは全敗連が対象になると思いますが、生産者団体に対して諮問された内容及びその答申等は、どういうものが出ておるとか、その点を参考までにお伺いいたします。
【次の発言】 この安定法には、第五条に「第二条第一項の規定により買い入れる農産物等の政……

第27回国会 農林水産委員会農林漁業災害対策に関する小委員会 第1号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○芳賀小委員 ただいま官房長から冷害関係の被害状況のお話がありましたが、その中で、特に北海道の道東地域の豪雨、長雨、低温等による農業被害関係について、もう少し詳しくお尋ねしたいと思うのであります。ただいま官房長のお話によりますと、当局が調査された被害面積はおよそ二万一千七百二十町歩で、これにより減収石数が十四万九千石ということになっておるのだが、この内訳は水稲だけですか。
【次の発言】 水稲だけの被害が二万一千七百二十町歩で、その減収が十四万九千石、それ以外に特にこの道東地方の被害の場合には、全体の耕作面積に比べまして水稲の耕作反別は非常に少いのです。まあ最北限というようなことまでいいますから……

第27回国会 農林水産委員会農林漁業災害対策に関する小委員会 第2号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○芳賀小委員 一昨日の当委員会において、特に北海道並びに九州地域の災害問題の処理について質疑を行ったのでありますが、そのとき、北海道地域の冷害の救済対策の中で、特に賃金収入を中心とした救農土木事業関係の当局の説明がまだありませんでしたので、この点だけを保留しておいたのですが、これに関しては、特に北海道開発庁並びに農林省の農地局等の所管になっておりますし、北海道開発庁からも出席されておりますので、この北海道の今次の災害対策等に対して、開発庁として考えておられる対策の内容について説明を願いたいと思います。
【次の発言】 調査中としても、その調査の内容にもよるわけですね。全然災害の内容が不明で調査し……

第27回国会 農林水産委員会酪農及び澱粉に関する小委員会 第1号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○芳賀小委員 酪農問題と澱粉問題をお尋ねしたいのですが、もう時間の都合で酪農問題については次回の小委員会でお尋ねしたいと思いますが、ただ資料要求の意味において、最近北海道におけるジャージー種のブルセラ病が非常に蔓延して憂慮すべき事態になっておるので、この病源の日本に入ってきた経緯とか――これは特に今年の四月に導入されたのに多いわけです。そうなるとおそらく機械開発公団がこれを買い付けて、そうして現地に渡したというようなそれになるわけです。こういう経緯等については畜産局において十分調査なすっておられると思いますし、またこれに対する緊急対策あるいは今後の蔓延の防止対策等についても遺憾のないような措置……

第27回国会 農林水産委員会酪農及び澱粉に関する小委員会 第2号(1957/11/11、27期、日本社会党)

○芳賀小委員 畜産局長にお尋ねしますが、前回の小委員会において資料の要求をしたわけですが、昨年の四月に豪州から輸入いたしましたジャージー種が北海道において相当の頭数ブルセラ病を発生しておるという現状に置かれておりますので、これに対しまして、まず畜産局の方から詳細に御説明を願いたいと思うのであります。
【次の発言】 結局豪州で買い付けたジャージー種がブルセラの病菌を持ってきたということになるわけですね。私たちの聞く範囲では、最近の豪州におけるジャージー種はほとんどがブルセラ病の菌を保有しているような状態に置かれておって、それに対しては予防注射をやって、そして免疫牛になったという証明だけで輸出して……

第27回国会 農林水産委員会林業に関する小委員会 第2号(1957/11/09、27期、日本社会党)

○芳賀貢君 森林計画の拡大の点について長官にお尋ねいたしますが、最近北海道等においては林力増強の合理化計画なるものがだいぶ宣伝されておるのです。これは先日の小委員会において長官から説明のあった増林計画の問題あるいは分収造林等の問題についてもやはり一連のつながりがあると思う。それでこの機会に簡単に、要点だけでけっこうですから、いわゆる林力増強の合理化計画なるものはどういうことを指向しているか、その点をお尋ねいたします。
【次の発言】 ただいまの説明で大筋だけは理解できるのでありますが、当委員会としても昭和二十九年の台風災害以来、たとえば北海道の国有林の今後の経営なるものを、台風災害を契機として大……


28期(1958/05/22〜)

第32回国会 農林水産委員会甘味資源に関する小委員会 第2号(1959/09/16、28期、日本社会党)

○芳賀小委員 渡部さんにお尋ねしますが、実は当委員会としては地区問題で非常に迷惑しておるのです。もし、あなたが事務次官にならなかったり、大和田さんが企画課長で現在おれば、こういう問題は以前に解決できたのですが。――せっかく栄進されたのを苦情を言うわけじゃないのですよ。ただ、ちょうどこういう複雑な問題になったときに農林省の人事が行われ、それ以前に道庁においても大幅な人事が行われたというようなことです。以前と現在における関連性というものは行政面において何か中断されたような印象をわれわれ受けるわけです。ですから、このことは、八月十日の委員会で、北海道調査から帰りましたときに、地域問題だけに区切って当……

第32回国会 農林水産委員会農業法人等に関する調査小委員会 第1号(1959/08/13、28期、日本社会党)

○芳賀小委員 足鹿委員と政府委員との質疑の中で、農地局と経済局の見解の差というものが相当あるように見られるのです。第一点は、庄野さんのお話は、農地法の一つの原則であるいわゆる自作農主義の発展の中から農業浜人という問題を取り上げておられるわけです。現在の自作農主義というものは、あらゆる角度から壁に突き当っているということは否定できないと思うのです。ですから、その壁を突き破ってこの自作農主義をさらに発展させるということになれば、当然これは共同化方式以外にないということになると思うのです。ですから、自作農主義というものは、これは庄野さんも言われた通り、あくまでも企業としての資本優位の営利追求の農業と……

第32回国会 農林水産委員会農産物に関する調査小委員会 第1号(1959/09/18、28期、日本社会党)

○芳賀小委員 事務当局にお尋ねしますが、まず第一点は、昭和三十四年度における豆類関係、通常雑豆と唱えておりますが、雑豆の需給推算はどういうことで策定されておるのか、上期、下期を通じて一応の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 国内の生産量と輸入数量、これは、結局、需給関係の上に立って政府が計画を策定されて、その線に沿ってたとえば輸入を行うということで進んでおると思うのですが、結局、三十四年度の需給計画に照らした場合においては、今日まで行われた政府の措置は適正妥当に進められておるかどうか、その点はいかがですか。
【次の発言】 そこで、これは昨年以来当委員会で非常に論議したのですが、たとえば……

第33回国会 農林水産委員会開墾干拓に関する調査小委員会 第1号(1959/12/17、28期、日本社会党)

○芳賀小委員 農地局長の都合は三時までですか。――それでは、先に農地局長を中心にお尋ねいたします。その前に委員長に申し上げますが、小枝政務次官の出席を要求しておいたのですが、局長が帰られるまでにお願いいたします。  局長にお尋ねしたい第一点は、営農振興法の根本改正の問題については、これは、局長だけでなくて、福田農林大臣、あるいは与党の自民党においても、少なくとも通常国会においては営農振興法の根本改正をやるということを天下に表明しておるのです。ところが、最近の動きを見ると、何かやらぬような気配もあるので、その点について率直な御答弁を願います。

第33回国会 農林水産委員会甘味資源に関する小委員会 第1号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○芳賀小委員 きようは大臣が出席しておりませんから、ごく事務的な問題だけをお尋ねしておきます。第第一点は、九月十六日に当委員会の甘味小委員会を開いたわけですが、その当時まだ未提出になっておりました三十四年度のてん菜生産振興臨時措置法に基づく道庁から出すべきビートの販売計画がその後出されたかどうか、いかがでしょうか。
【次の発言】 それに付随した製造業者からの購入計画、これも出て農林省としては承認されたわけですね。
【次の発言】 すでに操業はずっと進んでおるわけですが、北海道全体で今年度どの程度のテンサイの実収があがっておるかという点、それから、それを工場に配分された地域別の集荷量はどうなってお……

第34回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1960/03/17、28期、日本社会党)

○芳賀委員 委員長に申し上げますが、この法案審議にあたって、主管の建設大臣の出席がないと審議が進みませんので、至急出席するように連絡を願います。
【次の発言】 それでは、大臣が出席するまでの間、農林大臣にお尋ねします。  今度の法案の内容を見ると、非常に内容が抽象的で、何を目的にしてこういう法律案を作ったか、ちょっと理解に苦しむのです。その点について、具体的に一応の御説明を願いたい。
【次の発言】 これは建設大臣にも尋ねたいのですが、最近政府の方針は、公共事業についてはほとんど特別会計方式をとっておるように見られるわけであります。たとえば特定土地改良事業であるとか、あるいは特定多目的ダムである……

第34回国会 国土総合開発特別委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1960/04/20、28期、日本社会党)

○芳賀委員 提案者にお尋ねします。ただいまも同僚の赤路委員から指摘した点でありますが、この法案を提案された経緯について、まずお尋ねしておきます。提案者におかれましては、国会に法案を提出する場合、これは二色あるわけですね。議員提案と内閣提案と両様の提案権があるわけでありますが、最近の事情を見ると、どうも今まで議員提案による法律は、成立しても、その後の実施にあたっては軽視されておるようなきらいがあったわけです。これは国会の権威の上からいっても、われわれ非常に遺憾にたえない点でありますが、聞くところによると、自民党におかれては、自民党だけの議員提案の法律案は避けるというような原則が、きめられておると……

第34回国会 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1960/04/01、28期、日本社会党)

○芳賀委員 本来ならば総理大臣に質問を行ないたいのでありますが、出席がありませんので、農林大臣並びに福田総務長官にお尋ねいたします。  第一にお尋ねしたい点は、政府が本案を提案することに決定された経緯は、昭和三十四年一月九日の閣議においてこれを決定になったわけでありますが、その当時の閣議の内容をわれわれが承知しておる限りにおいては、特に、農地関係の主管大臣である三浦農林大臣、あるいはまた佐藤大蔵大臣等は、相当強い反対を示した。特に三浦農林大臣のごときは、このような調査会の設置を行なうような場合においては、表面は農地改革の成果を認め、これを維持するという方針をとりながら、一方において旧地主の補償……

第34回国会 農林水産委員会甘味資源に関する小委員会 第2号(1960/03/31、28期、日本社会党)

○芳賀小委員 ただいま食糧庁長官から三十四年度の甘味資源の計画並びに実績の推移等の説明がありましたが、当委員会においてしばしば要求しておる甘味資源十カ年計画の線に沿った長期計画の具体的な策定というものはすでに終わったのか、まだ作業中であるのか、作業中であるとすればいつごろそれが整うか、そういう点が今まで全然不明確になっていますから、この機会に明らかにしていただきたい。
【次の発言】 そこで、問題を分けて、たとえばテンサイ糖の場合は、十カ年計画では四十万トンで、そのうち三十万トンが北海道ということになっておりますが、最近は本州地域においても暖地ビートを初めといたしまして十数社が、規模は北海道に比……

第34回国会 農林水産委員会甘味資源に関する小委員会 第3号(1960/04/15、28期、日本社会党)

○芳賀小委員 政府から配付されました資料についてちょっとお尋ねをしておきたいと思いますが、第一の点は、前回の小委員会でもお尋ねしましたが、昭和三十四年度の政府のテンサイ糖の買入価格の告示について、今年の場合には一ピクル当たり五千三百円というふうな基準価格のものが出て、これに対しては芝浦分として注釈がついておりますが、この基準価格という点については、政府の当初の方針は、ピクル五千三百十四円を基準糖価というものにして、そして、これ以上の生産費のかかったコスト高分については政府の買い上げ対象にする、以下の分については対象にしないことにして、場合によっては基準価格に相当するコストの製品については買い上……

第34回国会 農林水産委員会水産に関する調査小委員会 第1号(1960/03/14、28期、日本社会党)

○芳賀小委員 関連して……。  先ほど、赤路委員からの質問に対して、国際海洋会議における日本側の主張として、領海の問題については従来通り三海里を主張するというお話でありましたが、説明を聞いても非常に確信のないような説明なのですが、国際会議に出席する場合、あくまでも自国の利益を主張するということが第一の要点だと思います。従って、その三海里領海説については、その根拠として、なぜ日本としては三海里をあくまでも主張しなければならぬか、その点をもう少し明確に願いたいと思う。
【次の発言】 それでは、一応は三海里を主張するが、会議の情勢を見て、これはなかなかむずかしいということになれば、そういう場合には、……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 運輸委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1961/03/23、29期、日本社会党)

○芳賀貢君 私は主として農林水産上の立場から質問をしますが、今回の貨物運賃の一五%引き上げの場合、一体農林水産物資は、全体に平均して一五%以上の結果になっておりますが、これは意図的にそういうものをお作りになったかどうか、お伺いします。
【次の発言】 委員長に申し上げますが、大事な質疑ですから、答弁は担当の大臣、国鉄については十河総裁が責任のある答弁をするように、御指示を、願いたい。  今私の尋ねておるのは、今回の一五%値上げの中で、それを区分して農林水産物資全体については、この改定の結果として何%引き上げになっておるかということを尋ねておるのです。一五%じゃないでしょう、この内容というものは。……

第38回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○芳賀委員 外務大臣にお尋ねしますが、ただいま提案の趣旨を述べられたわけでありますが、この機会に交渉の経過の概要について一応の説明を願いたい。
【次の発言】 それはいただいた資料に述べてあるのですが、問題は、今回の交渉の目的とするところはわれわれの判断によると、政府が進めようとしておるいわゆる貿易自由化の実施が一番中心になっておるのじゃないかと考えるわけです。特にその場合、大豆を中心とした農産物の自由化を進めるためにこれらの交渉が行なわれてきたわけですが、これはやはり貿易の自由化が中心になった交渉内容というふうにわれわれは判断しておるわけです。そういうことになると、交渉の内容についても、特に農……

第38回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第3号(1961/06/02、29期、日本社会党)

○芳賀委員 前回の連合審査会で質疑を保留した点でありますが、第一の点は、これは委員会に大蔵大臣、農林大臣、外務大臣の出席を得て、そこで政府の責任ある所見を明らかにしてもらいたいということであったのですが、そのうち特に大豆の自由化に関連しまして、政府は国内産大豆に対する保護政策というものを前提としてこれは完全に行なうべきである、しかも行なうということをしばしば国会で言明してきているわけでありますが、これが全然行なわれておらないじゃないか、この点に対しまず農林大臣にお尋ねしておきたいと思う。特にこれは、分けて三十五年産の国産大豆に対する処理、三十六年産以降の大豆に対する処理についてであります。

第38回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1961/05/16、29期、日本社会党)

○芳賀委員 石田委員の質問に関連してお尋ねします。  今、局長は、線下は被害がないと言われたが、その場合、現在においても被害補償を行なっておる会社と、行なっていない会社がある。それから、会社についも、いろいろ行なっておる地域と、行なっておらない地域がある。ですから、補償を行なっておるのはどういう理由でやるのですか。被害がない、実害がないというのに、何のために会社が線下の補償をやっておるのですか、その理由を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 それは、あなた、でたらめですよ。あなたは農地に関しての縁下補償は絶対行なっていないということを断定できますか。宅地以外は行なっていないということを、あ……

第38回国会 災害対策協議会農林水産小委員会 第3号(1961/08/08、29期、日本社会党)

○芳賀小委員 今の官房長の北海道の被害概況の数字は、これはいつごろのものですか。
【次の発言】 それは道庁の報告告ですか。
【次の発言】 農作物の被害面積は、冠水面積だけですか。
【次の発言】 それにしても、道庁の報告をもとにして官房長から報告する、そういう簡単な報告しかなかったんですか。今あなたは一分間ぐらいで終わったんですが……。農林省が直接調査した報告であれば、そこは農林省の権威のある報告と聞くが、道庁の報告を基礎にしてそれを協議会に報告される場合に、いわゆる道庁の報告を基礎にして、もう少し親切な内容的な報告をした方がいいんじゃないですか。施設災害が幾ら、冠水面積が何万町歩というだけでは……

第38回国会 災害対策協議会農林水産小委員会 第5号(1961/08/30、29期、日本社会党)

○芳賀小委員 議事進行に関係しますが、今同僚小委員の質問が行なわれておるが、われわれとしては、八月八日の農林小委員会の要綱案というものを一応今までは基礎にして、これを全体協議会にかけて国会の答申にするということで進んでおるのですが、きょう配付になった資料を見ると、自民党案とか、それから出所不明のこういう要綱も出ておるわけです。これがどういうふうな経緯で変わってきたのか、小委員長から概略の御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 きょうの協議会の進め方はどういうことでやるのですか。
【次の発言】 そこで、与党の参考資料ですが、これは政府当局と打ち合わせて政府側における最大限度の要綱案というふう……

第38回国会 農林水産委員会公聴会 第1号(1961/04/19、29期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に大坪公述人にお尋ねしますが、われわれは、大坪さんが農業会議所の事務局長であるという判断が非常に強いので、先ほどの御意見も事務局長として述べられた部面も相当あると理解しておるのです。それで、まずお伺いしたい点は、農業会議所はわざわざ全国の会議所の会長会議を開いて、政府案をうのみにして無条件で政府案を即時成立さすべきであるという決議なるものが行なわれたのですが、これはちょっと軽率に失するのじゃないかというふうに率直に考えておるわけです。もちろん、会議所は政府から補助金をもらって補助金だけで暮らしておるのですから、時の政府からかてをもらえば忠実に協力しなければならぬと思うことは情義……

第38回国会 農林水産委員協議会 第1号(1961/08/10、29期、日本社会党)

○芳賀委員 菜種対策について質問をしますけれども、ただいま中西さんからお話がありましたが、現在の農安法と今説明のあった対策との関係はどうなっておりますか。
【次の発言】 問題は、農安法が現存しておるのでしょう。先般の国会においては、大豆、なたね交付金暫定措置法案というのが出て、これは結果的には審議未了になって廃案になっておるのですが、それを根拠にして問題を進めるというのは、これは何か筋道の立った方針が当初から立てられないと、単に農安法は眠らすのだからかまわぬというだけでは相済まぬと思うのです。しかも対策がもう出回り期になっても明確にされていないというところにも問題があると思うのです。もう一つは……

第38回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○芳賀分科員 最初に農林大臣にお尋ねしますが、畜産農業の振興と飼料の問題についてお尋ねしたいと思います。政府の国民所得倍増計画によっても、今後農業生産の面では牛乳並びに肉畜の需要が十年後には三倍に拡大される、その需要にこたえるために、今後の農業生産の拡大方向というものをその方面に大きく転換きせるという、こういう方向が明らかになっておりますが、最近、御承知の通り、特に飼料の価格が暴騰しております。こういうことは今後非常に大きな問題になると思うのですが、これに対して現在政府は全く無為無策で、これを傍観して、上がるにまかせておるという状態ですが、どういう理由で飼料価格の暴騰を傍観しておるのか、その意……

第38回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○芳賀分科員 建設大臣にお尋ねしますが、昨年の国会で治山治水緊急措置法が通りまして、これに基づいて十カ年計画、前期、後期、それぞれ五カ年計画が策定されて、効果を進めようとしておることは言うまでもないことなんです。この点につきまして、特に治水事業の長期計画を立てる場合は、法律におきましても、建設大臣が農林大臣と合議して計画を策定する、あわせてこれは経済企画庁長官との協議も必要であるという議を経て、これは閣議で決定することになっておるわけですが、すでに前期五カ年計画は具体的な案というものを樹立されて、それぞれ関係都道府県知事に対して内容が通達されておるのであるかどうか、その点はいかがでしょうか。

第39回国会 農林水産委員会甘味資源に関する小委員会 第1号(1961/11/09、29期、日本社会党)

○芳賀小委員 本日は、農林大臣並びに食糧庁長官が出張中でありますので、十分な質問はできないかもしれませんが、当局に対して具体的な問題について若干お尋ねしたいと思います。従いまして、大臣並びに食糧庁長官でなければ責任ある答弁ができない部分については、率直にそういうふうに言っていただけば、その点は保留して次の機会に明らかにしたいと思うわけです。  順序として、第一の点は、小委員会の開会前に陳情があったわけでありますが、北海道を中心とする今年度のてん菜糖の原料価格の問題等については、過般の臨時国会の委員会におきましても質問を行なった点ですが、その当時は、政府当局において十分検討を加えて、しかる後に方……

第39回国会 農林水産委員会農産物価格対策に関する小委員会 第1号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○芳賀小委員 質問に入るに先立って委員長にお諮り願いたいのですが、先ほど政府から案の内容の説明を聴取したわけですが、この政府の説明資料に基づいて小委員会としては一応の質疑を行なって、その後において澱粉あるいはイモ価格、切りぼしの価格に対する小委員会としての意見の取りまとめを行なって、そして後刻小委員長から本委員会に対して報告を行なって、最終的には本委員会の意思の決定を行なう、これが毎年行なっておる価格問題に対する慣例ということになっておるわけです。それで、私たちも、小委員会を設置した以上は、従前の慣例に基づいたそういう方式で審議を進めるようにしていただきたいというふうに考えておるわけですが、こ……

第39回国会 農林水産委員会農産物価格対策に関する小委員会 第2号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○芳賀小委員 当小委員会におきましては、先週の十三日に小委員会を開会いたしまして、その後昭和三十六年産のカンショ及びバレイショの原料基準価格並びに澱粉、カンショなま切り干しの政府買入れ価格の決定等に対して審議を進めたわけでありますが、この際当小委員会といたしまして次のような決定をいたしたいと考えまして、以下動議を提出したいと思う次第であります。  まず、案文を朗読いたします。   昭和三十六年産甘しょ及び馬れいしょの原料基準価格並びにでん粉、甘しょ生切干の政府買入価格等に関する件   首題の件に関し、政府は左記の通り措置すべきである。     記  一、甘しょ及び馬れいしょの原料基準価格につい……

第40回国会 大蔵委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○芳賀委員 関連ですが、ただいまの加藤委員の韓国ノリ問題に関連してお尋ねしますが、昨年関税定率法の改正が行なわれて、このノリですね、これは植物性生産品ということに別表ではなっておるが、そこでお尋ねしたいのは、昨年定率法の改正が行なわれてから、韓国ノリはそれ以降どの程度通関しておるかということですね。その数量、改正以後、いわゆる外国品のノリが入ってきて、保税倉庫に入って、それを課税物件として確認した数量、それがわかれば今明らかにしていただきたい。
【次の発言】 それは、昨年の定率法改正後に一億五百万枚というものが入ったのですか。はっきり言ってもらわぬと……。これはうそを言う必要もない。

第40回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1962/02/19、29期、日本社会党)

○芳賀分科員 大臣に畜産問題と甘味資源対策について主としてお尋ねしますが、先週衆議院の農林委員会の視察と前後して農林大臣も芝浦の屠場の視察をされたわけですが、お尋ねしたい点は、あの屠場の視察をされて、現在当面しておる食肉の需給対策あるいは価格安定対策等についてどのようなお考えを持ち、また今後どのような施策を進めていこうとお考えになったか、その点についてまずお尋ねします。   〔赤澤主査退席、倉成主査代理着   席〕
【次の発言】 主としてどんなような方向で進むお考えですか。
【次の発言】 たとえば昨年の臨時国会で成立した畜産物価格安定法に基づき、指定食肉あるいは乳製品や原料乳の運営等についても……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1962/02/20、29期、日本社会党)

○芳賀分科員 主として開拓問題について、農林省当局にお尋ねしたいと思います。  第一の点は、昨年の十一月十四日に開拓営農振興審議会の平川会長から農林大臣に対して答申が行なわれたわけでありますが、この答申の内容を見ると、文字は豊富に羅列してあるが、われわれが率直に見ると、どうも迫力がないというような印象を非常に受けることは残念でありますが、この内容を大きく分けますと、第一は、開拓事業の今後の営農のあり方をいかにするかという点と、第二は、既入植者の営農振興対策をいかにするか、この二点が柱になっておるわけでありますが、農林省としましては、この答申を受けて、これをどのように今後開拓の施策の上に実現しよ……

第40回国会 予算委員会第三分科会 第6号(1962/02/24、29期、日本社会党)

○芳賀分科員 通産大臣にお尋ねいたしますが、時間の関係があるから、二点だけお尋ねします。  第一点はジェトロの問題、第二点は特定物資納付金処理特別会計の事業運営の問題でありますが、第一の日本貿易振興会の三十七年度の運営については、先般、大臣から予算説明の形で、大体三十七年度は十七億円程度の事業計画でこれを行なうということは承知いたしましたが、そのジェトロが発足以来今日まで行なっておる業務の中で、たとえば輸入雑豆あるいは輸入自動車等に対する差益金の吸収を行なっておるわけでありますが、これが一体ジェトロの業務であるかどうか、その点は、通産大臣としてどう考えますか。

第41回国会 地方行政委員会災害対策特別委員会連合審査会 第1号(1962/08/23、29期、日本社会党)

○芳賀委員 総理府総務長官にお尋ねしますが、災害対策基本法との関係です。午前の提案理由の説明がありました際、災害基本法に基づく、たとえば中央防災会議の設置ができたというような説明がありましたが、会長が総理大臣で事務局長が総務長官であるということはわかっていますが、中央防災会議のたとえば事務局長二名、委員は十七名ということになっておるわけでありますが、それらのメンバーについてこの際明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 事務局長は総務長官ということはわかっておりますが、聞くところによると、あなたも健康がすぐれぬということですから、そうなると事務局次長を速急に選定する必要があると思う。そういうもの……

第41回国会 農林水産委員会農産物価格対策に関する小委員会 第1号(1962/09/28、29期、日本社会党)

○芳賀小委員 委員長に申し上げますが、カンショ、バレイショ澱粉の政府の基準価格決定等については、これは当然なことでありますが農林大臣の見解というものをやはり当委員会に明らかにしておく必要があると思うわけです。重政さんは大臣就任後まだ日も浅いわけでありますが、かつては自由民主党の政調の農産物価格に関する特別委員長をやっておったわけですね、これは小委員長も御承知の通りです。別名重政委員会と称せられて、米麦価問題以外の畑作主要農産物等については与党の中で相当発言権を保持しておった人です。ですから、与党の農産物価格政策の担当をやっておった重政君が今度たまたま農林大臣になったわけですから、与党の政策を政……

第41回国会 農林水産委員会農産物価格対策に関する小委員会 第2号(1962/10/04、29期、日本社会党)

○芳賀小委員 農林大臣にお尋ねしますが、第一の点は三十七年度のカンショ、バレイショ澱粉の需給推算を一体どういうふうにあなたは頭の中で考えておるか。
【次の発言】 明年度の一年間、これからたとえば三十七年度産のカンショ、バレイショ澱粉の需給推算はまだ勉強の余地がある。それでは現在今年度の需給関係がどういうふうな推移をたどっておったか、それを基礎にして来年度は十万トン足らぬとか、あるいは一説には三十万トン足らぬという説もある。現在進行中の当年度のやつはあなたはわかるでしょう。
【次の発言】 今年度の場合需給関係については、政府手持ちのカンショ澱粉についてはこれは特に育成ブドウ糖用を中心にして全量放……

第43回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1963/02/19、29期、日本社会党)

○芳賀委員 実は農林大臣に御出席を願いたいのですが、予算の分科会の関係で見えませんが、農林政務次官をぜひ呼んでもらいたいと思います。  それまでに事務当局にお尋ねしますが、第一の点は、今回の公庫法の改正によって関連のある自創法の法律の名称の一部さらにまた内容についての改正を行なったわけですが、これはできないことではないけれども、立法上から見ると全く異例なことであるが、どうしてこういうような異例の措置をあえて講じなければならなかったか。
【次の発言】 私の聞いておるのは自創法をどうして無理に改正しなければならぬ必要があったかという点なんですよ。もちろん自創法は昭和三十年に成立した法律ですが、その……

第43回国会 文教委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1963/03/14、29期、日本社会党)

○芳賀委員 文部大臣には先日予算委員会で、学校給食の問題について若干の質問をしたわけですが、きょうはさらにそれを敷衍してお尋ねしたいと思います。  第一の点は、来年度から義務教育の小学校について全面的なミルク給食を行なう、この方針に反対するものではありませんが、そこで学校給食は、義務教育においてはこれは教育課程の一部として理解してさしつかえないか。その点はいかがですか。
【次の発言】 もう少し具体的に、これは教育課程の一部と解釈すべきだとむしろ思いますが、そうじゃないですか、文部省の方針としては。
【次の発言】 それじゃ政府委員から確信のある答弁をお願いします。

第43回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1963/02/18、29期、日本社会党)

○芳賀分科員 この際畜産問題と国内の甘味資源問題について、農林大臣に主要な点をお尋ねします。  第一に、最近における大蔵省の関税局の統計によりますと、三十六年度の貿易の帳じりは、輸出が四十二億ドル、輸入が五十八億ドル、で、結局十六億ドル入超ということになっておることは大臣も御承知と思いますが、特に注意しなければならぬ点は、ここ数年、輸入品の中で農産物関係の輸入額が逐年増加しておる、こういう現象が顕著であります。これは農業基本法に照らした場合において毛、国内の農産物あるいは農林畜産の製品に対して国内の需要度が高まってきておることは事実でございますが、その主要の増加分がほとんど輸入依存という形で数……


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 農林水産委員会でん粉等価格対策に関する小委員会 第1号(1964/09/30、30期、日本社会党)

○芳賀小委員 本日の小委員会は、特に政府のイモ類でん粉の価格決定の作業の相当進行した段階ということで、九月三十日に開会ということになったわけですが、いままでの事態並びに藤田委員、赤路委員の質疑の中においても、政府側において何ら具体的な作業というのは進んでおらぬということは、まことに遺憾であります。そういうことになると、結局価格決定が非常におくれるか、あるいは決定した内容というものがずさんなものになって、期待に沿わないようなものが提示されるということがいまから心配されるわけであります。  そこで、第一の点は、今年度のカンショ並びにバレイショの生産見込みでありますが、これは十月十五日に公表されるこ……

第46回国会 農林水産委員会でん粉等価格対策に関する小委員会 第2号(1964/10/09、30期、日本社会党)

○芳賀小委員 統計調査部長にお尋ねしますが、先ほどのカンショ並びにバレイショの作況の報告でありますが、   〔小委員長退席、倉成小委員長代   理着席〕 特にバレイショの十月一日現在の作況のただいまの説明については、われわれとしては非常に疑問を持っておるわけです。それは、当委員会においては北海道の冷害調査のために、十月三日から昨日まで現地調査を行なっておるわけでありますが、そのとき、たまたま十月三日に、札幌市におきまして、北海道庁はじめ統計調査部並びに食糧事務所等が出席いたしまして、それぞれ所管事項に対する説明並びに資料が提出されたわけです。特に関係のある点については、北海道の春まきバレイショ……

第46回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1964/02/21、30期、日本社会党)

○芳賀分科員 この際、日ソ貿易の中における木材輸入の問題について大臣にお尋ねしたいと思います。  日ソの貿易については、御承知のとおり一九六三年から六五年までを一期とした日ソ貿易協定が締結されたわけでございます。したがって、ことしは二年目に入ったわけでございまして、特に先般二月の十日に一九六四年の日ソ協定に基づく品目表の議定書が合意に達しまして、交換公文が取りかわされたことは御承知のとおりであります。内応等によりますと、貿易の金額にいたしますと、FOBの現金ベースにしてことしの輸出の額が一億四千二百万ドル、輸入が一億三千万ドルで、前年度に比べますと、輸出においては約一六%の増、輸入においては二……

第46回国会 災害対策特別委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1964/10/20、30期、日本社会党)

○芳賀委員 最初に、官房長官の出席を要求しておるのですが、どうですか。
【次の発言】 それではお尋ねします。北海道の冷害につきましても先ほど舘林政務次官から概要の御報告がありましたが、そこでお尋ねしたい点は、政府としまして、閣議において、北海道の冷害の被害状況の報告、並びに北海道の冷害に対する対策等についての報告、並びに対策に対する協議あるいは打ち合わせが今日まで行なわれておりますかどうか、その点に対してお尋ねいたします。
【次の発言】 それは所管大臣から報告がなされたのですか。いつの閣議で報告がなされたのですか。
【次の発言】 たびたびといったって、一年じゅう冷害問題が出るわけではない、これ……

第46回国会 災害対策特別委員会農林水産委員会連合審査会 第2号(1964/10/27、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際農林大臣に冷害対策上重要な点に対してお尋ねしたいわけでありますが、その前に、たまたま鍛冶大蔵政務次官が出席されておりますので、この際、特に大事な財政当局の立場から、北海道の冷害に対して大蔵省当局としてはどのような熟慮を持って問題に取り組むかという要点だけについて、政務次官から御説明を願いたいわけです。
【次の発言】 もう少し具体的にしてもらいたいのです。問題は北海道の冷害ですから、ほとんどその対象は農作物の被害、損害に限定されておるわけです。ですから、当然対策の主管省は農林省であります。農林大臣であります。ですから、農林省が主体になって積極的な対策を進める場合どうしても障害に……

第48回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○芳賀分科員 農林大臣にお尋ねしますが、特に予算審議に関係のある農林関係の問題だけに限定して、お答えを願いたいと思うわけです。  第一の点は、学校給食牛乳の問題でありますが、この問題については、昨年の十二月四日の予算委員会におきまして、農林大臣から、学校給食用の牛乳については、昭和四十五年までに全面的に国産牛乳にこれを切りかえるというような答弁があったわけでございます。そうしますと、当然年次計画というものが必要になるわけでございますが、この際、政府の方針として、四十五年までに全面実施をするということになれば、その間どういうような数量、計画等によって行なわれるか、その内容について明らかにしてもら……

第51回国会 運輸委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○芳賀委員 この際、委員長に申し上げますが、本日の連合審査は単に政府提案にかかわる国鉄運賃の改正案に対する審議だけではなくて、社会党から提案されておる国有鉄道の整備特別措置法も、これは一括審議の対象になっておるわけです。ところが公報を見ますと、政府提案の運賃改正案だけが掲載されて、社会党提案の特別措置法が連合審査の対象にならないがごとき印象を与えるのはどういうわけなんですか。委員長にお尋ねいたします。
【次の発言】 たとえば昨日の参考人招致にしても、同じように政府案だけに対して参考人の意見を徴する。まことにわれわれとしては正常を逸している扱いだと思う。基本的には、立脚点が違っておっても、今後の……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1966/02/26、30期、日本社会党)

○芳賀分科員 詳しい問題については所管の農林委員会でお尋ねすることにいたしまして、きょうはごく重要な問題だけに限定して農林大臣に質問したいと思います。  第一の点は、林業に関する問題でありますが、昭和三十九年に林業基本法が制定されましてから、農林省の林政に取り組む姿勢というものが、むしろそれを契機にして後退したという感じが非常に強いわけですが、その理由はどこにあるかという点を大臣から直接聞かしてもらいたい。
【次の発言】 それでは、基本法制定のときに附帯決議を付してあるわけです。この附帯決議は相当重要な点を列挙してあるわけでありますが、この附帯決議を尊重して実行された問題というものは一つもない……

第51回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1966/02/26、30期、日本社会党)

○芳賀分科員 大蔵大臣にお尋ねする点は、きょうは主として酒類の販売と製造たばこの販売の免許、許可の問題に対してであります。これらの所管は、それぞれ国税庁あるいは専売公社ということになっておるわけでありますが、行政的な監督指導はもちろん大臣がやっておられるので、それで大臣の所見も伺っておきたいと思うわけであります。  時間の関係で特に実例をあげて、農業協同組合が行なう購買事業の中で、当然酒類あるいは製造たばこ等の取り扱いはできるわけでありますが、この許可あるいは免許は、いずれも国税庁あるいは専売公社の権限によって許可されあるいは免許をされて初めて取り扱いができるということになっておるわけですが、……

第52回国会 農林水産委員会いも・でん粉等価格対策に関する小委員会 第1号(1966/10/05、30期、日本社会党)

○芳賀小委員 先ほどカンショ並びにバレイショに関する統計調査部の予想収穫高の説明がありましたが、ここで明らかにしてもらいたいのは、カンショの場合は九月二十日現在の予想収穫高をもってきめるわけですね。バレイショの場合にはなぜ実収高を待たなければきめられぬのか、その点が不明確だと思います。
【次の発言】 これは統計の仕事ですから、この点明確にしてもらいたいと思うのです。カンショの場合には九月二十日現在の予想収穫高をもってイモでん粉の価格決定の資料にするわけでしょう。バレイショの場合には予想収穫高では資料にならぬという、その点を明確にしてもらいたいと思います。どういうわけでバレイショは実収高を見なけ……

第52回国会 農林水産委員会いも・でん粉等価格対策に関する小委員会 第3号(1966/10/14、30期、日本社会党)

○芳賀小委員 先ほど食糧庁長官から経過の説明がありましたが、われわれとしては、これはまことに不本意であります。それは十月五日の小委員会並びに十月六日の小委員会、懇談会の機会においても、政府としては鋭意作業を進めるということを繰り返して言明しておるわけですが、きょうの報告からいうと、全然作業が進んでいない。これは明らかに怠慢だと思うわけです。そこで、いままで作業を遅延さした政府側の理由としては、北海道のバレイショの実収高の公表がおくれておって、十月十一日しか公表ができない、その公表を待たなければ全然作業が進まぬということでありましたが、十一日には予定どおり公表されておるわけです。したがって、その……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1967/04/20、31期、日本社会党)

○芳賀分科員 まず第一に農民年金の問題についてお尋ねしたいと思いますが、その前に申し上げたい点は、昨日同僚の西宮委員が農林年金の問題について質問を行ないまして、その際、農林年金法第六十二条二項の規定――これは昨年の国会審議の場合に農林委員会が修正を行なって六十二条二項を加えたわけです。これは財源調整のために必要のある場合には毎年予算の範囲内においてこれを計上するということになっておるが、昨日の農政局長の答弁によると、この財源調整のための四十二年度確保した四千万円というものは年金の整理資源と関係がないと、このように解釈される発言を繰り返して行なっておるわけです。大蔵省の辻主計官もそういうことを言……

第55回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1967/04/21、31期、日本社会党)

○芳賀分科員 この際、炭鉱の閉山に伴う政府の責任において措置する問題点についてお尋ねしたいと思います。  北海道の留萌市に本社を有しておる天塩炭鉱鉄道株式会社が、留萌市の隣りの小平の地区内で住吉炭鉱と日新炭鉱を従来長年経営しておったわけでありますが、これが去る四月十五日に閉山ということになったわけであります。閉山に伴って、もちろん炭鉱労働者全員の解雇が発せられると同時に、炭鉱経営に不可欠な石炭輸送部門を担当しておる天塩鉄道も経営廃止という事態になりまして、これも七月十六日に鉄道部門の従業員は全員解雇ということになったわけです。この鉱山の閉山に至るまでの経過等については、経営者である会社の態度あ……

第59回国会 農林水産委員会いも、でん粉等価格対策に関する小委員会 第2号(1968/10/08、31期、日本社会党)

○芳賀小委員 イモでん粉の価格算定の内容に入る前に、基本的な点について一、二お伺いしたいと思います  最近、政府としては食管制度の問題等を中心にして、特に農林省の内部にも相当の混迷があるということは察知できるわけですが、今回のイモでん粉の価格決定を前にいたしまして、農安法に示された米麦に次ぐ主要食糧としての国内生産のイモでん粉等に対して、今後どういう位置づけで対策を進めていくか、その点について局長から御答弁願います。
【次の発言】 そこで、先般西村農林大臣は総合農政の構想を打ち出したわけですが、それに関連して農林省のほうで、「昭和四十四年度農林漁業重点施策 当面講じようとする施策の第一次とりま……

第61回国会 農林水産委員会いも、でん粉等価格対策に関する小委員会 第1号(1969/10/06、31期、日本社会党)

○芳賀小委員 局長にお尋ねしますが、カンショ、バレイショ並びにカンショでん粉、バレイショでん粉の、政府が告示する価格決定の予定作業をどういうふうに組んでおるわけですか。
【次の発言】 農安法の政令による期日は十月二十日ですが、昨年の場合には十月九日に決定して告示しているわけですね。それから一昨年は十月の七日告示ということになっておるわけです。ですから、特別の事情がなければ、昨年あるいは一昨年の例を見ても少なくても九日――九日はちょうど農林委員会のある日なんですよ。小委員長におかれても、きょうの六日、第二回が八日ということも、大体過去の二年間の決定日を考慮に入れて当小委員会を開かれておるわけです……

第61回国会 農林水産委員会いも、でん粉等価格対策に関する小委員会 第2号(1969/10/08、31期、日本社会党)

○芳賀小委員 一昨日の小委員会の質疑に続いて、まず保留した問題について局長にお尋ねを申し上げます。  第一の点は、四十四年のいも、でん粉の需給見通しについて、できるだけ確実性のある見通しについて説明をお願いします。
【次の発言】 そういたしますと、八月下旬に全販連に凍結保管をさせた三万トンは、四十四年のバでんの供給数量に補完して見通しを立てたということですね。
【次の発言】 次にお尋ねしたいのは、二日間で作業がだいぶ進んだと思いますが、カンショ、バレイショ各でん粉等の価格決定の場合の農安法の政令の第一条、第二条に基づく農林省としての当然算定すべき価格の案等については、これは大体固まったですか。

第61回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1969/02/24、31期、日本社会党)

○芳賀分科員 私の質問の要旨については事前に申し上げてあるので、簡潔に的確な答弁をお願いしたいと思います。  第一の点は、農産物価格安定法に示されておる価格維持のための国内産でん粉の政府買い上げの問題でありますが、一月二十日に政府はバレイショでん粉について三万トンの買い上げを決定したことは承知しております。しかし、この三万トンの買い上げによって政府の期待する価格の回復がまだ不十分でありますので、そういう場合には政府が示したいわゆるでん粉の政府買い入れ価格水準に達せさせるための第二次の買い入れというものは当然必要であるわけでありますけれども、これに対して農林省としてはどういうような方針でおるか。……


32期(1969/12/27〜)

第63回国会 農林水産委員会いも、でん粉等価格対策に関する小委員会 第1号(1970/10/07、32期、日本社会党)

○芳賀小委員 本日は小委員会でありますので、できるだけ掘り下げた論議をしたいと思います。  第一にお尋ねしたいのは、毎年当委員会におきましては、政府の価格決定前に委員会としての必要な決議等を行なって政府に善処を求めておるわけでありますが、昨年の昭和四十四年におきましても、小委員会において案文を作成いたしまして本委員会の議決事項ということになっておるわけですが、この内容についてはすでに政府においても御承知のとおりであります。毎年委員会において適切な方針を定めて政府に対しまして農安法に基づいて十分な検討の上、適正な価格をきめる必要がある、また畑作振興、あるいは北海道及び南九州地域等の特産物であるバ……

第63回国会 農林水産委員会いも、でん粉等価格対策に関する小委員会 第2号(1970/10/08、32期、日本社会党)

○芳賀小委員 昨日保留した問題ですが、第一に、四十五イモ年度並びに将来中期あるいは長期にわたってのいも、でん粉の需給計画の中で国産のいも、でん粉の自給度をどうするかという問題、あるいはまたいも、でん粉の生産目標を政府の責任で明確にしてこれを推進するというような点は非常に大切であると思いますので、きょうは具体的に政府としての方針を明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 生産目標にしてもあるいは自給率の問題にしても、数字を示してもらわぬと納得ができないわけです。たとえばでん粉関係については、昨日の局長の説明によると、昭和四十三年に立てた農林省の十カ年の見通しからいうと、昭和五十二年にはでん粉類の総……

第63回国会 農林水産委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1970/04/27、32期、日本社会党)

○芳賀議員 政府案と社会党案の優劣というお尋ねでありますが、これは結局法律案の持つ内容、目的が法律の名称をそれぞれあらわしておると思うわけであります。社会党提出の農民年金法案の場合は純粋な農民年金の法律でありまして、政府の場合は、何のために年金基金法とうたっておるかということをわれわれが判断した場合、被保険者の保険料を基金に積み立ていたしまして、その基金の相当部分をいわゆる農地の買い入れ、売り渡しあるいはまた農業者が農地を取得して経営拡大する意思があるような場合には、その農業者に対して基金から農地取得資金を貸し出しをするというところに、他の公的年金と大きく異なった目的、任務というものを持ってお……

第63回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○芳賀分科員 大臣にお尋ねしますが、昨年の九月に国鉄の再建十カ年計画を国が決定して、ことしの二月十六日に、閣議決定に基づいて国鉄の財政再建計画というものが国鉄から出されまして、これは国が承認したわけであります。これに基づいて、二月の十八日に、全国の規模で国鉄のローカル駅等については無人化を急速に進めるということが各支社段階で発表になったことは、御承知のとおりであります。たとえば北海道支社においては十八日に内容の発表をいたしまして、これは新営業体制の基本方針ということで発表されたわけでありますが、この内容については、国労の北海道本部並びに動労の道地評に対して即日内容の説明が行なわれたわけでありま……

第63回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1970/03/11、32期、日本社会党)

○芳賀分科員 最初、米価審議会の関係についてお尋ねします。  農林大臣は三月中に米審を開催する予定を立てておられると聞いておるわけですが、その際農林大臣として、米審に諮問すべき事項についてはどういう内容になっておるか、あるいはまた、懇談会形式等で開くとすれば、その懇談会に対してはどういうような協議事項を提出されるか、この点をお尋ねしたいと思います。  そこで、たとえば昭和四十五年の米価については、昨年同様二カ年連続据え置きの方針を政府においては定められておりますので、この点について報告をするのか、この点が一つですね。  あるいはまた、与党自民党の総合農政小委員会等におきましては、今年から米の銘……

第65回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本社会党)

○芳賀分科員 農林大臣にお尋ねしますが、まず第一に政府が全国に生産調整の数量割り当てと米の売り渡し令の改正をして、買い入れ限度数量の割り当てをすでに行なったわけです。そこで限度数量と生産調整割り当てを同時的に割り当てをしておるわけでありますからして、ことしの生産調整というものは、昨年生産者の協力を求めて行なったものと質的に違うと思うのです。  そこでお尋ねしたいのは、この生産調整を行なわなければ、個人別の限度数量の決定というものを当該市町村ではなかなか行なうことができないと思うわけです。それでどうしても生産調整の指示に基づいてしなければならぬという法的根拠があれば、それを明確にしてもらいたい。

第65回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1971/02/22、32期、日本社会党)

○芳賀分科員 時間が限定されているから卒直にお伺いいたします。  第一に、食管特別会計に関する点ですが、食管会計の予算概要については、すでに大蔵大臣から本会議並びに予算委員会等においても説明があったわけです。その中で四十六年度に生産される米の買い入れ、これは政府の方針としては四十六年度産米については昨年同様の米価水準に据え置く方針で実施するということがはっきり言われたわけですね。同じ食管で買い上げておる国内産麦については前年の買い入れ価格を計上したという説明があるわけです。従来食管会計の予算における買い入れ米価、あるいは国内麦の買い入れ価格は、いわゆる前年度主義といって前年度の米価買い入れ価格……

第66回国会 農林水産委員会いも、でん粉等価格対策に関する小委員会 第1号(1971/10/06、32期、日本社会党)

○芳賀小委員 ただいま園芸局長並びに統計調査部のほうから、作況概況並びにイモ類、でん粉等の需給見通し等について説明があったわけですが、きょうは小委員会でありますので、価格決定を前に、重要な点に対して具体的な質問をいたしたいと思います。  まず第一に、昭和四十六年度の国産でん粉を中心とした需給見通しですが、ことしは北海道の冷害あるいは南九州のカンショの主産地帯における作付面積の激減等がありまして、いまの説明からいいますと、馬でん、甘でん合わせて三十八万トンということになるわけであります。そして四十六年の総需要量はおおよそ前年度同様の百十六万トンということになれば、国産でん粉は需要量に対して三〇%……

第68回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1972/03/22、32期、日本社会党)

○芳賀分科員 この際、国有林野事業に従事する基幹労働力といわれる国有林の作業員の制度上並びに処遇の改善についてお尋ねしたいと思います。関係大臣は、山中総務長官並びに中村行管長官、並びに人事院総裁に、同一の問題でありますけれども、それぞれ所管の責任に立って明快なお答えを願いたいと思います。  問題の中心は、「国有林野事業の作業員の取扱いについて」の政府の統一見解、これは昨年、四月の十三日に政府から衆議院農林水産委員会において政府の統一見解として正式に表明されたものでありますけれども、これにつきましては相当長い経過があるわけであります。審議の都合上、経過的な点を申しますと、まず昭和三十九年に御承知……

第68回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1972/03/22、32期、日本社会党)

○芳賀分科員 農林大臣にお尋ねいたします。  農林大臣は、先日、農林水産委員会において所信を表明されたわけでありますが、その中で特に林業の問題については、国有林といわず民有林といわず、重大な局面を迎えておるということを述べられたわけでありますが、それに対してまずお尋ねいたします。  林業基本法が制定されたのは昭和三十九年、ちょうど赤城農林大臣の時代であったわけですが、その後八年経過しております。ですから、こういう林業問題が危機的な段階に至っておるというようなことを政府自身が自認するということになれば、林業基本法というものが相当重要な機能を発揮する必要があると思いますけれども、われわれの見たとこ……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1972/03/22、32期、日本社会党)

○芳賀分科員 この際、大蔵大臣に対して、主として食管特別会計予算並びに林野特別会計予算に関連した問題についてお尋ねいたします。  まず第一に、昭和四十七年に生産される米価の決定の方針でありますが、これについては大蔵大臣の予算の説明の中で、四十七年の両米価は、生産者米価並びに消費者米価とも前年同様据え置きの方針であるということを述べられております。これは政府の予算編成上、従来の例によりましても前年度米価をもって予算米価を計上しておるわけでありますからして、予算編成上のたてまえとして前年同様の米価ということで計上したと理解していいわけですか。つまり、実行米価は予算米価と違う、この基本的な点について……

第69回国会 農林水産委員会いも、でん粉等価格対策に関する小委員会 第1号(1972/10/12、32期、日本社会党)

○芳賀小委員 最初に池田局長にお尋ねしますが、昨日農安法第五条の規定に基づいて生産者団体の意見を聴取したと聞いておりますが、その内容について説明願います。
【次の発言】 もう少し具体的にお尋ねしますが、まず価格問題については、カンショ、バレイショの基準価格の算定についての意見、さらにまたカンショでん粉、バレイショでん粉算定についての意見、カンショなま切り干しの算定についての意見、それぞれの具体的な意見が生産者団体から法律の定めに基づいて出されたと思うわけですが、これはいままでに比べると一歩前進とわれわれは認めておるわけです。前進した扱いをしたわけですから、こういうときには宣伝の意味も含めて、こ……


33期(1972/12/10〜)

第71回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 まず、福田行管長官にお尋ねいたします。  行政管理庁におかれては、昨年の十一月から国有林野事業に対する行政監察に入ったわけですが、この際、国有林事業に対する行政監察の主たる目的と、その内容について説明願いたいのです。
【次の発言】 これは大事な事項ですから、担当局長でいいですから、その監察の内容、項目等について……。
【次の発言】 次に、大臣にお尋ねしますが、いまの説明によると、行管として一番大事な、国の公共企業体である国有林野の職員の定員の問題ですね。御承知のとおり、現在、国有林野の職員の中で、いわゆる定員外といわれる現場作業員、内容は、常用作業員が約一万七千人、それから定期作……

第71回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 新谷運輸大臣にお尋ねしますが、政府は二月十三日に閣議決定で、経済社会基本計画を発表されたわけですが、これは昭和四十八年度から五十二年度までの五カ年計画を基調として、さらに六十年度までの長期目標がうたわれておるわけですが、その中で運輸交通関係といたしましては、全国幹線交通通信ネットワークという政策目標のもとに、一つは国鉄の新幹線計画でありますが、これは計画によりますと、五十二年度までに延長千九百キロを完成さして供用するというのが第一点。第二点は、昭和六十年度を目標にして、延長七千キロの建設をはかるという点がうたわれておるわけでありますが、そういたしますと、当然この長期計画あるいは五……

第71回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1973/03/02、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 加藤労働大臣に対して、三つの問題についてお尋ねをいたします。時間が限定されておるので、あらかじめ問題点を申し上げておきます。  第一は、林業労働者の職業病である白ろう病の根本対策について、労働省としてはどのような熱意をもって、これに取り組んでおるかという問題です。  第二点は、国の公共企業体である林野庁のいわゆる国有林の基幹労働者の中で、定員外の職員が相当数おるわけであります。内容を申しますと、季節的な定期作業員がおおよそ二万名ですね。それから日給制の常用作業員が一万七千名ということになっておるわけですが、この中で、特に定期作業員といわれる基幹労働者の雇用の安定あるいは身分の保障……

第71回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1973/03/07、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 農林大臣にお尋ねします。  まず第一は国有林の問題でありますが、その中で、多年懸案になっておるところの国有林の基幹労働者のうちの、常用作業員といわれる大事な作業員が一万七千人おるわけでありますが、これが常勤化の問題につきましては、一昨年の三月二十五日の両院における林業振興に関する特別決議、それを受けて四月の十三日に政府の統一見解が出されたわけであります。この実施につきましては、先週三日の予算分科会におきまして、定員担当の福田行政管理庁長官並びに財政担当の愛知大蔵大臣に質疑を行なったわけでありまして、両大臣とも、この問題については重要問題としてとらえて、特に、政府の統一見解に基づい……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1973/03/02、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 大平外務大臣にお尋ねします。  第一は、昨日の三月一日から東京とモスクワにおいて日ソ漁業交渉が開かれております。東京においての漁業交渉は、一九五六年に締結された日ソ漁業条約に基づいた一九七三年の第十七回日ソ漁業委員会の交渉ということになるわけであります。これは十七回目ですが、過去の毎年の漁業交渉の中においても、一番大事な基本的な問題というものが、なかなか解明されないで今日に至っておるわけです。それは、漁業条約の一番中心をなす目的、精神は、もとより公海における漁業ですからして、公海における漁業の原則の上に立って、まずその公海の海域における海洋資源を両当事国の間において十分それを培養……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1973/03/03、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 大蔵大臣にお尋ねしますが、まず第一点は、食糧管理特別会計の問題であります。  大蔵大臣の予算説明によると、四十八年度の米の予約限度数量が事前割当で八戸十五万トン、そのうち買い入れ数量が五百八十万トン、残余の二百三十五万トンが自主流通米の見込み数量ということになっておるわけでありますが、特に本年度の生産者米価について、政府としてどういう方針であるか、明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 従来食管会計の編成にあたって買い入れ米価あるいは売り渡し米価については、従来一貫して前年度主義を採用しておるわけです。そのたてまえはそのとおりですが、毎年五月には米価審議会に諮問をして生産者米価を……

第72回国会 農林水産委員会畜産問題に関する小委員会 第3号(1974/03/22、33期、日本社会党)

○芳賀小委員 参考人の皆さんには、用務多端のおりにまことに御苦労さまでございます。  片柳参考人におかれては、急ぎの用件のため途中で退席されるわけですからして、この際、まず、片柳参考人にお尋ねをいたします。きょう出席を御案内したのは中金理事長という肩書きになっているが、私は、畜産振興審議会会長の片柳さんの立場で質問いたします。  最近の畜産審議会の運営を見ましても、たとえば畜産物価格安定法が昭和三十六年、加工原料乳生産者補給金法が昭和三十九年、いずれも当委員会を中心にして立法府において制定したことは言うまでもありませんが、十年の長い経過の中で、政府は、加工原料乳あるいは豚肉の安定基準価格等をき……

第72回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1974/03/07、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 町村長官にお尋ねいたします。  順序といたしまして、まず昭和四十八年度の公共事業の実施にあたりまして、昨年政府においては閣議決定をもって公共事業の繰り延べを再度にわたって方針として出されておるわけであります。これは四十八年度の北海道開発事業の実施の上においても非常に大事な問題でありますから、四十八年度の年度末にあたって、北海道の開発事業、ほとんどが公共事業でありますが、それがどの程度実際に繰り延べされておるか、それから内容等については大きく区分してどういうようになっておるか、まずその点について説明願います。
【次の発言】 いや、時間がないから……。  そこでこの問題につきましては……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1974/03/06、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 この際運輸大臣並びに国鉄総裁にお尋ねいたします。  まず第一に、運輸交通の政策面におきまして、最近の社会経済の事情の変化に基づいて、これに対応する政策の変更あるいは国鉄としての輸送対策、計画の変更というものは、当然これはもう行なわれるべきだと思うわけであります。理由の一つとしては、昨年の石油危機が勃発いたしまして、結果的に石油関係の大幅な値上げ、高騰、この現象だけをとらえてみましても、結局運輸交通機関のこれはエネルギー源になるわけでありますから、結局これは当然輸送コストに大きな影響を持つわけであります。そういたしますと、全国的に生産される諸物資の、特に長距離輸送等については、コス……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1974/03/09、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 長谷川労働大臣にお尋ねいたします。  質問の要旨は、職業病問題の中における特に林業労働者の最も憂うべき職業病である白ろう病といわれる振動病、並びに最近非常に多発しておる腰痛症の問題等について、重点的にお尋ねをいたします。  まず第一は、すでに白ろう病は職業病に認定されておるわけでありますが、そこで、昭和四十七年並びに四十八年を通じまして、国有林並びに民有林における白ろう病の認定者の数についてお尋ねいたします。
【次の発言】 これは四十七年並びに四十八年を通じての認定者の総数ですか。
【次の発言】 これはあらかじめ本日の質問要旨というものは伝えてあるわけですが……。

第72回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1974/03/09、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 農林大臣にお尋ねいたします。  本日は、国連において国連の資源問題特別総会が開かれておるわけでありますが、わが国においても、資源問題については、石油危機の勃発以来、先進国の中で最も資源の不足国として国家的弱点が国民全体にもきびしく認識されておるわけであります。したがって、資源問題は、これからの人口、食糧問題にも重大な関係を持っておりますし、食糧についても自給率が四〇%台になっておるわけでありますから、食糧政策の最大の命題は、政府の責任において自給率をすみやかに高めるという施策が最も重要だと思うのです。いままでの農産物の低価格政策あるいは海外依存の政策によって、日本の農業の生産実態……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第5号(1974/03/09、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 大蔵大臣にお尋ねいたします。  問題は、わが国の人口、食糧問題を基礎にいたしまして、特に資源対策の問題等について率直にお尋ねいたします。  昨年の石油危機が勃発して以来、世界先進国の中でわが国が最も資源の不足の国であるということが、国民全体にも認識されたわけでございますが、人口、食糧問題の立場から見て、わが国の食糧の自給率がすでに四〇%台に低下しておることは、大臣御承知のとおりであります。しかも、世界的にも食糧が、世界人口の増加になかなか対応できない状態でありますから、結局、これからは国内における農業の拡大生産を進めて、すみやかに自給率を拡大するというところに、人口、食糧問題から……

第73回国会 農林水産委員会いも、でん粉及び甘味資源等に関する小委員会 第1号(1974/10/01、33期、日本社会党)

○芳賀小委員 当面するイモ類でん粉並びに甘味問題について質問をいたします。  第一に、先般九月十日に、政府においては甘味資源審議会を開きまして、ことしから始まる五カ年間の合理化目標計画を審議し、答申を見たわけでありますが、その中で、国産糖の原料であるてん菜並びにサトウキビの五カ年間の合理化目標計画については、従来と趣きを異にして、すでに決定した四十九年のてん菜の最低生産者価格を合理化目標価格に設定したわけでありますが、これは運用いかんによっては、経済変動の中である程度妙味を発揮することができると思う。また、権力的にこれを価格政策に悪用するということになれば、五カ年間の国内の甘味資源の生産発展と……

第73回国会 農林水産委員会いも、でん粉及び甘味資源等に関する小委員会 第2号(1974/10/28、33期、日本社会党)

○芳賀小委員 ただいま森局長から、四十九年産のてん菜糖事業団買い上げ価格の方針について説明がありましたが、この質疑に入る前に、十月一日の当小委員会において、私から、四十九年四月十日に告示されたてん菜糖の原料であるてん菜の最低生産者価格について、砂糖の価格安定法の二十一条第三項の規定による価格の改定を行なうか、あるいはまた、甘味資源特別措置法の第十八条第一項の規定に基づいて、農林大臣指示という形で原料価格の改定を行なうべきでないかという点についてただしたわけでありますが、その際の森局長の答弁から察しますと、価格改定については非常に消極的であるという答弁を繰り返されたわけでありますが、この糖価決定……

第75回国会 農林水産委員会畜産問題に関する小委員会 第1号(1975/03/17、33期、日本社会党)

○芳賀小委員 局長に尋ねますが、まず、第一に、昭和四十九年の生乳の生産費調査並びに肥育豚の生産費調査の公表の日にちが迫っておるわけでございますが、これはいつになりますか。
【次の発言】 この生産費調査の公表の問題については、毎年の当委員会における畜産物の価格審議の際、この審議に間に合うように提出すべきであるということを指摘しておるわけですが、それが改善されないわけですね。極端な例から言うと、たとえば生乳の場合は畜産審議会の酪農部会の開かれる日に合わせて公表するとか、あるいは肥育豚の生産費については畜肉の部会が開かれる日に公表するとか、あるいはまた農安法の場合においても、てん菜の生産費が、毎年四……

第75回国会 農林水産委員会畜産問題に関する小委員会 第2号(1975/03/28、33期、日本社会党)

○芳賀小委員 第一に、先日の十七日の小委員会において昭和四十九年度の保証乳価に対する実績の生産費がどうなったかということを畜産局長にただしたのですが、あのときはまだ十分な資料ができなくて、昨日までに畜産局の方から資料が届いたわけですが、それについてごく数字的な点だけの確認をしておきます。  昨年の四十九年度の飼育労働費の時間当たり評価については四百六十円であったのが、四十九年一年間の平均労働賃金が六百円であるということが明らかになったわけです。そうすると、四月一日の告示時点の四百六十円と実績の六百円ではちょうど百四十円時間当たり違いますね。百四十円一時間当たり賃金差が出てきた。これに対して三・……

第75回国会 農林水産委員会畜産問題に関する小委員会 第3号(1975/04/22、33期、日本社会党)

○芳賀小委員 まず、第一に、畜産局長にお尋ねしますが、今回、畜安法の改正によって初めて牛肉の安定価格を決めるわけでありますが、物事はとかく最初が大事でありまして、最初に安定価格が低位に決められると、それが基礎になって、将来にわたって禍根を残すことになるので、まず価格算定上の問題についてお尋ねいたします。  第一は、今回の安定価格を設定する場合において、いわゆる安定価格の価格帯の幅が、豚肉の場合には安定基準価格が二〇%の幅を持っておるわけで、つまり、それは中心価格の上下一〇%づつ開くということだが、今度の場合には中心価格から見れば上下に一四・一%ずつ価格帯を広げるということになっておるのですが、……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1975/02/28、33期、日本社会党)

○芳賀分科員 この際農林大臣にお尋ねする問題、二点でありますが、第一は、農畜産物の価格制度の総合的な検討と運用の問題について、第二点は、五十年度の予算の中で土地改良事業の圃場整備事業について一部通年施行に対する助成措置が講ぜられておるわけでありますから、これの今後に及ぶ運用の方針と、二点に分けてお尋ねいたします。  まず、価格制度の問題点については、第一に価格決定の時期の問題です。たとえば、各局別の所管の法律といたしますと、食糧庁の場合には食管法ですね。それから食品流通局の場合には農産物価格安定法並びに砂糖価格安定法の規定もありますし、それから農産園芸局の場合は繭糸価格安定法と大豆なたね交付金……


34期(1976/12/05〜)

第84回国会 農林水産委員会農産物の価格等に関する小委員会 第1号(1978/03/27、34期、日本社会党)

○芳賀小委員 参考人の皆さんには多忙なところ御出席を願いまして非常に貴重な意見を述べていただきまして、当委員会としても、今後わが国の畜産あるいは酪農問題の処理、審議に当たっても非常に参考になりまして、心から敬意を表する次第でございます。  私は、この際、時間の関係もございますので、片柳参考人と桜井参考人の御両人に率直な御意見を聞かしてもらいたいと思います。最初にこちらから問題を提起いたしますので、意見を述べていただきたいと思います。  第一の問題は、畜産審議会の運営の問題でございますが、ことしの審議会の総会は十五日に開会されたわけでございます。これは例年のように農林大臣から諮問が発せられるわけ……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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