このページでは三浦一雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。三浦一雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○三浦委員 本委員会の審査を能率的に進めたい意図でもつて、記憶の新しいうちに一、二資料のお願いを申し上げます。いずれ長官から所管事項について詳しいお話があると思いますが、今日は各部長方にお願い申し上げます。 調整部長にお願い申し上げたいのは、為替予算を編成しておられるというのですが、これの外貌をお書きになつたものを資料として委員にお配りを願いたい。それから第二の財政の投資の問題ですが、見返り資金の配分、それから開発資金の配分計画等もこちらで策定せられて大蔵省でそれを実施されている、その計画をひとつお示しを願いたい。 それから各庁の渉外事項について調整しておいでになるということですが、その重……
○三浦委員 電源開発についての資料をお願いしたい。電源開発審議会ですでに決議をなしたと聞いておりますが、その決議事項、これは公表事項にあればよろしゆうございますが、なければ審議会の決議事項と、その審議会の速記録をひとつおまわし願いたいと思います。
○三浦委員 十二月十日に、大臣から電源開発五箇年計画の概要が出ております。つきましては、すでに電源開発の問題につきまして、具体化された問題についての論議並びに研究も大切だと思いますけれども、将来の五箇年計画そのものについて、われわれは深い認識を持ちたい、こう思うのです。つきましては、現在三百八十八億キロワット・アワーの電力を五箇年後には五百五十億キロワット・アワーの電力に開発したい、こういうことでございます。従いまして、この基礎になつておるところの諸案は、これは固いものだとは心得ておりません。しかしながら、すでに大臣がかような御計画を本席で御発表くださいましたのですから、その基礎になる計画の概……
○三浦(一)委員 今山崎君から御指摘になりましたが、政府は従来この問題につきまして、地元の納得の行くこと、同時にその協力を求むるということが根本の方針だと存じます。しかるにかかわらず、この関根基地の取扱いの問題につきましては、地元からも今詳細に話した通り、納得どころか、手続におきましても、非常に強圧がましいことになつておる。伊関局長も今御説明になつて、反対であつてもしかたがないのだ、しかたがないときにはこういう条件にしてほしい、こう言うことは、その半面は、地元はこれに同意しておるというふうにお考えになつておるようですが、しかしながらこの問題は、たとい閣議決定に相なりましても、やがて展開される諸……
○三浦(一)委員 私は自由党両派及び改進党を代表いたしまして、昭和二十八年度一般会計、特別会計及び政府機関各予算案に対しまして修正案を提出し、以下その概要を説明せんとするものでございます。 内外の情勢はまことに多端でございまして、しかもわが国を取巻く朝鮮休戦会談以来の産業経済上の情勢を見まするに、われわれは日本再建のため一段と努力して参らなければならぬことは申すまでもございません。しこうして二十八年度総予算は、まさにわが日本再建のために、牢固たる決意のもとに、再建の諸方策上最も緊要なる施策を盛り込まなければならぬと考えるのでございます。なかんずく基幹産業を培養いたしまして、その基盤を培養する……
○三浦(一)委員 大体の御趣旨はわかつております。三十一年の三月まで延ばすわけでございますが、予算関係については、三十年の予算はどうなりますか、その関係をひとつお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 おそらくは、二十九年度はすでにもう実行中、三十年度の場合に特段の予算的措置をとらずとも従来の経過措置に即して運用し得る、こういうお見込みであるわけですね。
【次の発言】 ただいま大久保委員からの御質疑中に、大村大臣の任命された秘書官等に、あたかも町の政治ボスのごとき者がおるかの印象を受けるお言葉があつたと思うのであります。それに対しただいま大村大臣から御心境が吐露されたのでありますが、さような……
○三浦予算委員長 はからずも予算委員長の重責に当ることになりましたが、経験も浅く、皆さんから格別の御協力を得なくてはならぬと思います。私は誠心誠意この職責を尽したいと思いますから、議運の皆さんの格別の御協力を賜わりたいと思います。ちょっとごあいさつ申し上げます。(拍手)
○三浦委員長 これより会議を開きます。 この際一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。 このたび不肖はからずも予算委員長に選任せられまして、この重責をになうことと相なりました。まことにふなれなものでございまして、今後ひとえに各位の御協力と御理解とによりまして、誠心誠意その職責を果し、委員会の円満な運営に努め、大過なきを期して参りたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) この際御報告いたします。去る十七日小坂善太郎君外二十八名より衆議院規則第六十七条による委員会開会要求がありましたので、理事会において協議の結果、本日午前及び明日午後二時より委員会を開くことを申し合せいたし……
○三浦委員長 これより会議を開きます。
予算の実施状況に関する件を議題といたします。この際関連質疑を行うこととし、井上良二君に発言を許します。井上良二君。
【次の発言】 暫時休憩いたします。
午後三時二十七分休憩
○三浦委員長 これより会議を開きます。
今澄勇君。
【次の発言】 ただいまの今澄勇君の動議に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって動議のごとく決定しました。
この際根本官房長官から発言を求められております。これを許します。根本官房長官。
【次の発言】 ただいまの御動議の趣旨によりまして、委員長におきましてもこの問題について善処いたしたいと存じます。
暫時休憩いたします。
午前十一時二十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
予算の実施状況に関する件を議題といたします。質疑を継続いたします。平野三郎君。
○三浦委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。委員の異動によりまして理事二名欠員になりましたが、その補欠選任は先例によって委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって理事に小坂善太郎君、赤松勇君を御指名いたします。
【次の発言】 予算の実施状況に関する件を議題といたします。
この際委員長より申し上げます。去る二十三日の当委員会における柳田秀一君の発言中休憩を宣したことは遺憾でありましたから、ここに釈明いたしておきます。
なお柳田秀一君の発言につきましては、同君から発言を取りやめるとの申し出がありましたから、さよう取り計らいます……
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十年度特別会計予算補正(特第1号)を議題といたします。
まず政府より提案理由の説明を聞くことといたします。大蔵大臣一萬田尚登君。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
きょうは非常にお暑い折柄でございますから、委員各位も政府側も上着をとることに御了承をお願い申し上げます。北澤直吉君。
【次の発言】 すわったままでお答えをお願いしたいと思います。
【次の発言】 ちょっと北澤さんに御相談いたしますが、今通産委員会の方で採決したい、それで通産大臣の出席を求めて参りましたが、御退席を御了承下さいますか。
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十年度特別会計予算補正(特第1号)を議題といたします。
質疑を継続いたします。平野三郎君。
【次の発言】 通産大臣は、今採決があるので、あなたの御了承を得ておるというのですが、もうしばらくお待ちを願います。
【次の発言】 志村茂治君。志村さんに御相談でございますが、経審長官は十二時半ごろからちょっと公務上の何がありますが、それまでに済ませていただけますか、これは御相談でございます。
【次の発言】 それでは、経審長官は十二時半ごろまでにしていただきます。
【次の発言】 ちょっと御相談がございますが、農林大臣は農林委員会に出席を要請されておりますが……
○三浦委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。委員の異動によりまして、理事三名が欠員となっておりますので、その補欠を選任いたしたいと存じますが、これは、先例によりまして委員長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって西村直己君、今澄勇君及び稻葉修君を理事に御指名いたします。
次に、理事中曽根康弘君より理事辞任の申し出がありますので、これを許可することとし、その補欠は委員長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないようでございますから、川崎秀二君を理事に指名いたします。
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十年度特別会計予算補正(特第2号)を議題として質疑を継続いたします。
水谷長三郎君。
【次の発言】 水谷さんにお諮りいたしますが、総理大臣は着席のままで答弁することをお許し得られますか。
【次の発言】 暫時休憩いたします。
午前十時五十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
水谷長三郎君。
【次の発言】 暫時休憩いたします。午後一時より再開いたします。
午後零時二十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
武藤運十郎君。
【次の発言】 武藤さんに申し上げますが、お約束の時間も迫っておりますから、……
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十年度特別会計予算補正(特第2号)を議題として質疑を継続いたします。山本勝市君。
【次の発言】 阿部五郎君。
【次の発言】 暫時休憩いたします。
午後零時十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を継続いたします。小平忠君。
【次の発言】 小平忠君に申し上げます。お約束の時間も迫っておりますからそのお含みで御質疑をお願いします。
【次の発言】 それじゃ一つだけに願います。
【次の発言】 井堀繁雄君。
【次の発言】 ちょっと井堀さんに御相談がございますが、外務大臣は特に井堀さんの御質問があるためにおいでを願ったわけでござ……
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十年度特別会計予算補正(特第2号)を議題として質疑を継続いたします。加藤高藏君。
【次の発言】 福田昌子君。
【次の発言】 福田君にちょっとお諮りしますが、経済企画庁長官にはまだ御質問なさいますか。
【次の発言】 まだありますか。ではどうぞお続け下さい。
【次の発言】 恐縮ですが、大蔵大臣が十一時五十分から参議院の本会議に出なければならぬ事情がございますから、お継り合せを願えますか。
【次の発言】 福田昌子さんの時間は十一時五十六分まででございますから、どうぞお約束の時間内にお願いいたします。
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十年度特別会計予算補正(特第2号)を議題として質疑を継続いたします。田中稔男君。
【次の発言】 農林大臣は所管の法案の提案説明に出ておりますから、政務次官でお願いします。
【次の発言】 志村茂治君。
【次の発言】 志村さん、どうぞまた発言願います。
【次の発言】 この際一言お願いを申し上げたいと存じます。政府に対する質疑は、各派の申し合せの通り本日をもって終了いたしたいと存じます。
つきましては、午後一時半から再開いたします。どうぞ委員各位並びに政府側におきましても、格段の御協力をお願いいたします。
暫時休憩いたします。
午後零時四十六……
○三浦委員長 これより会議を開きます。 昭和三十年度特別会計予算補正特第二号を議題といたします。右の補正予算案に対する質疑はすでに終了いたしております。また右の補正予算案に対し、赤松勇君外十五名より、その編成替を求めるの動議が提出されておりますが、その趣旨説明並びにこれに対する質疑はすでに終了いたしております。 これより昭和三十年度特別会計予算補正(特第2号)並びに日本社会党の提案として、赤松勇君外十五名より提出されました、昭和三十年度特別会計予算補正(特第2号)の編成替を求めるの動議を一括して討論に付します。討論は順次これを許します。稻葉修君。
○三浦委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。理事今澄勇君より理事を辞任いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。従いまして、委員の異動による理事の欠員一名をあわせまして、二名の理事が欠員となっておりますので、この際その補欠を選任いたしたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御御異議なしと認めます。よって理事に小平忠君及び柳田秀一君を指名いたします。
【次の発言】 次に公聴会の開催についてお諮りいたします。
昭和三十一年度総予……
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十一年度一般会計予算外二案を一括して議題といたします。質疑を継続いたします。松浦周太郎君。
【次の発言】 それでは、どうぞ簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 大蔵大臣、農林大臣に対する質疑はよろしゅうございますか。
【次の発言】 両大臣、参議院の予算委員会においでになってけっこうです。
【次の発言】 午後は一時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時二十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を継続いたします。西村榮一君。
【次の発言】 河野農林大臣から答弁はございません。重光外務大臣。
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十一年度一般会計予算外二案を一括して議題といたします。
一昨日の松浦君の質疑に対し牧野法務大臣より答弁いたしたいとの申し出があります。この際これを許します。牧野法務大臣。
【次の発言】 質疑を継続いたします。小川半次君。
【次の発言】 午後は一時より再開することにし、暫時休憩いたします。
午後零時三十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。質疑を継続いたします。辻原弘市君。
【次の発言】 辻原君に申し上げますが、お申し合せの時間も迫っておりますから、簡潔にお願いいたします。
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十一年度一般会計予算外二案を一括して議題といたします。質疑を継続いたします。川俣清音君。
【次の発言】 一萬田大蔵大臣が発言を求められておりますから、一萬田大蔵大臣。
【次の発言】 一萬田大蔵大臣から発言を求められておりますから……。
【次の発言】 さっきからあなたに警告しておる……。
【次の発言】 答弁の必要がありますから……。大蔵大臣の発言がありますから……。
【次の発言】 川俣君に申し上げますが、お打ち合せの時間も迫っておりますから、簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 それでは次に川上貫一君。
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十一年度一般会計予算外二案を一括して議題といたします。質疑を継続いたします。古井喜實君。
【次の発言】 大蔵大臣より補足説明があるそうですから……。
【次の発言】 午後は正一時より開会することとし、暫時休憩いたします。
午前十一時三十六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を継続いたします。山花秀雄君。
【次の発言】 山花君に申しますが、簡潔に願います。
【次の発言】 山本勝市君。
【次の発言】 明日は午前十時より開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後三時四十三分散会
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十一年度一般会計予算外二案を一括して議題といたします。質疑を継続いたします。矢尾喜三郎君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 外務大臣に対する質疑は、外務大臣出席の際に答弁することにいたしますが、その点御了承願いたいと存じます。
午後は一時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を継続いたします。足鹿覚君。
【次の発言】 質問は簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 足鹿君、申し合せの時間が過ぎましたから、分科会等にお譲り願って、簡潔にあと一問に願いま……
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十一年度一般会計予算外二案を一括して議題といたします。
昨日の足鹿君の質疑に対し郵政大臣より答弁いたしたいと申し出があります。この際これを許します。郵政大臣村上勇君。
【次の発言】 質疑を継続いたします。三田村武夫君。
【次の発言】 午後は正一時より再開することとし、暫時休憩いたします。
午前十一時五十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を継続いたします。古屋貞雄君
【次の発言】 古屋君に申し上げますが、お打ち合せの時間もだいぶ過きて参りましたし、他の大臣も列席でございますから、簡潔に能率的に一つ御質問をお願い……
○三浦委員長 これより会議を開きます。 この際御報告を申し上げます。公聴会の公述人の選定につきましては委員長に御一任を願っておりましたが、理事諸君と協議の上次の通り決定いたしましたから御報告いたします。 東京銀行常務取締役伊原隆君、法政大学講師吉田秀夫君、静岡大学教授鈴木安蔵君、慶応大学教授千種義人君、東京大学教授川野重任君、立教大学教授藤田武夫君、一橋大学教授都留重人君、早稲田大学教授大西邦敏君、京都大学教授渡辺庸一郎君、以上九名であります。 なお公聴会は、かねて御報告申し上げております通り、十五日、十六日、午前十時より開会いたしますから、さよう御了承下さい。
○三浦委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。昭和三十一年度一般会計予算外二案の審査のため分科会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさように決しました。
なお分科会の区分、主査の選定及び分科員の配置につきましては、先例によりまして委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。
【次の発言】 それでは昭和三十一年度一般会計予算外二案を一括して議題といたします。質疑を継続いたします。楯兼次郎君。
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十年度一般会計予算補正(第1号)、昭和三十年度特別会計予算補正(特第4号)、昭和三十年度政府関係機関予算補正(機第1号)の三案を一括して議題といたします。
まず政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵大臣一萬田尚登君。
【次の発言】 次に補足説明を聴取いたします。主計局長森永貞一郎君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終りました。これより質疑に入ります。成田知巳君。
【次の発言】 総理大臣は着席のままお答えすることに御了承を得たいと思います。
【次の発言】 大蔵大臣より発言を求められております。これを許します。
○三浦委員長 これより会議を開きます。 この際御報告を申し上げます。先日委員長に御一任々願いました分科会の区分及び主査の選任につきましては次の通り決定いたしました。 第一分科会、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、総理府(経済企画庁を除く)、法務省及び大蔵省所管並びに他の分科会の所管以外の事項、主査山本勝市君。 第二分科会、文部省、厚生省及び労働省所管、主査藤本捨助君。 第三分科会、経済企画庁、外務省、農林省及び通商産業省所管、主査松浦周太郎君。 第四分科会、運輸省、郵政省及び建設省所管、主査河野金昇君。 以上の通りであります。 なお分科員の配置は公報をもってお知らせいたしま……
○三浦委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
昭和三十一年度一般会計予算外二案を一括して議題とし、質疑を継続することといたします。須磨彌吉郎君。
【次の発言】 八百板正君。
【次の発言】 八百板君に申し上げますが、だんだん時間も迫って参りましたから、簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 八百板君、いかがですか。だいぶ時間も過ぎましたから、一つ重要な点を簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 河野農林大臣より発言を求められておりますからこれを許します。河野農林大臣。
【次の発言】 次会は来たる二十七日月曜日午前十時より開会して質疑を続行することといたします。……
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昭和三十一年度一般会計予算外二案を一括して議題とし、質疑を継続いたします。淺沼稻次郎君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 官房長官より発言を求められております。これを許します。根本官房長官。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 静粛に願います。私語を禁じます。
【次の発言】 お静かに願います。
【次の発言】 以上をもちまして昭和三十一年度一般会計予算案外二案に対する質疑は終局いたしました。
暫時休憩いたします。
午後零時二十四分休憩
○三浦委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。本会期中におきましても、従前の通り予算の実施状況につきまして国政に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。つきましては、その手続等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。
【次の発言】 それでは昭和三十一年一般会計予算外二案を一括して議題といたします。
柳田秀一君外十六名より、昭和三十一年度一般会計予算外二案の編成替を求める動議が提出されておりますので、この際その趣旨説明を求めます。伊……
○三浦委員長 これより会議を開きます。
この際、お諮りいたします。委員の異動によりまして、理事三名欠員となっておりますので、その補欠選任をいたしたいと存じますが、先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、理事に
川崎 秀二君 北澤 直吉君
柳田 秀一君を指名いたします。
【次の発言】 今国会は六月三日をもって終了いたす予定でありますが、本委員会といたしましては、予算の実施状況に関する件につきまして、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じます。その手続につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか……
○三浦委員長 これより会議を開きます。
昨日に引き続き、予算の実施状況に関する件につきまして調査を進めることといたします。発言の通告がありますので、これを許します。和田博雄君。
【次の発言】 和田君、いかがですか。時間がだいぶ過ぎましたが……。
【次の発言】 党としては二時間ありますが、あなたの持ち時間は……。
【次の発言】 今澄勇君。
【次の発言】 今澄君に申し上げますが、鳩山総理大臣は外交上の会合に出なければなりません。よって退席することを御了承願いたいと存じます。
なおこの際申し上げますが、社会党にお約束した時間が差し迫っておりまして、すでに過ぎました。ついては簡潔に質疑をお続け願い……
○三浦委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。委員の異動に伴いまして理事二名欠員となっておりますので、その補欠を選任いたしたいと存じますが、先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって理事に小平忠君、柳田秀一君を指名いたします。
【次の発言】 次にお諮りいたします。予算の実施状況に関する件につきまして、議長に対し国政調査の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なければ委員長において直ちに所要の手続をとることといたします。
暫時休憩いたします。
午前十時三分休憩
○三浦委員 東北開発の問題は、去る二十一国会におきまして鳩山総理大臣から、わが国の国民経済の復興等の大きい見地から、北海道の開発と相並んで、東北の開発をすることは最も緊要なことであるということを声明せられ、その後二ヵ年にわたりまして、東北開発に関する政府からの周到な調査等も進められ、このたび関係の三法案を提出するに至りましたことは、われわれのまことに欣快とするところであります。しかしながら、私たちはこの三法案をめぐって国策を展開するに当りまして、どうしてもここに基本的な問題がございまするし、かつまた、東北開発に関する限り、過去の歴史的事情を見ずには、できないものがあり、われわれがこれを強く推進……
○三浦委員 私は時間もございませんので、二点お伺いしたいと思います。 第一は、北海道東北開発公庫に関する問題であります。先ほど竹谷君からもお尋ねがありましたが、とりまとめられた趣旨はわれわれよく了承いたしております。しかし、ここまで至りましたその一つの政治的背景といいますか、政治的環境の理解なしには、今後の問題は考えられぬのであります。すなわち、東北開発特別委員会の方では、独自の公庫を作り、そして東北にふさわしい公庫の運用をしていただきたいというのが念願であったわけであります。しかるところ、先ほど大蔵大臣の御説明になりました通り、業務の簡素化、資金の軽減、経費の節減というふうな観点より、予算……
○三浦委員 今の業務方法書のことに関連して、一言だけお尋ねをしておきたい。他の政府の機関である公庫、公団等の系列を守って、おのおのの金融分野を守ることもわかりますけれども、しかしながら、現状から見まして、農林漁業金融公庫と中小企業金融公庫の二つの公庫の協調融資だけは、どうしても認めざるを得ないと思う。この点は具体的に取り上げられてありませんけれども、この二つの公庫の関係におきましては、やはり事情に応じては、協調融資は当然認めてしかるべきものと思いますが、企画庁の方のお考えはどうでしょうか、それを一つ承わりたい。
【次の発言】 私はその北海道の金融におきましても、やはりその程度の弾力のある考え方……
○三浦委員 農林大臣の御出席は、この委員会開会中には期待で幸ない模様でありますが、ちょうど政務次官初めおいでになっておりますから、私はこの際若干の問題をお聞きしておきたいと考えます。 第一の問題は、先ほども竹谷委員より、東北の農業開発について適切な御質疑があったのでありまするが、私お尋ねしたいのは、それに関連をいたしますけれども、開拓地についての問題であります。将来いずれ農業開発をお進めになることと思うし、同時に東北開発のためにはその重要な領域を占めるものだと思います。私が東北各地の開拓地を見ました率直な感じを申すならば、未完成のままで放置されておる。これは東北のみならず、北海道におきまする……
○三浦国務大臣 計数にわたりますから、農地局長から御説明した方が的確と思いますが、総工事にして約三十億の土地改良事業が進められる計画でございます。
【次の発言】 政府委員からお答えさせます。
【次の発言】 基本的には生産の過程において生産費のコストの切り下げに重点を置く施策を今後一そうやって参りたいと存じます。第二番目には、技術過程におきましてなお改善の余地が多々あろうと思いますが、さしあたって今後やりたいと思って今計画中のことは、中小学校の学童の給食等は強く推進して参りたいと存じます。さらに、消費の増進等につきましても、集団的な消費を進めるという方策等につきましても進めて参りたい。要するに、……
○三浦国務大臣 このたび岸第二次内閣の成立に伴いまして不敏をもちまして農林大臣の重職を汚すことに相なりました。わが国におきまする農政の重要さは今さら私からちょうちょう申し上げるまでもございません。八千九百万の国民を養うべき食糧問題の解決、その他農林漁業等におきましても、わが国の置かれました客観的事情におきまして、なお幾多のなさなければならぬ施策もあることと存じまするし、同時にまた、今後われわれは全力を注いでこの問題の解決に当らなければならぬと思うものであります。つきましては、私も不敏ではございますけれども最善を尽してこの道に精進いたしたいと考えるのであります。しかしながら、国会におきまする皆様……
○三浦国務大臣 この機会に私の農林水産政策に対する考え方を申し上げまして、皆様の御協力と御鞭撻を得まして適切な農林水産施策の遂行に鋭意努力いたして参りたいと存じます。 申すまでもなく、農林水産業につきましては、その性質上、基本的には従前の各種の施策を積み上げ、これを拡充強化して、着実にその成果をあげていくことが必要であると存じます。従いまして、私といたしましては、施策の目的と効果については謙虚に検討を加えつつ、長期的な観点に立って農林水産業の進むべき方向を把握し、その対策に誤まりなきを期し、いわば安定した農政を推進いたしたいと考えている次第であります。 言うまでもなく、わが国の農林水産業が……
○三浦国務大臣 蚕糸業に対する根本的態度いかんということでございますが、わが国の農村における養蚕業等の地位は非常に重大でありますから、今後といえども、これを重視し、これの育成をはかり、そしてその振興をはかりたいという根本の態度は、変りはございません。
【次の発言】 糸価を十九万円に維持する、これがやがて繭価の維持に重要な要素になりますから、不動の決意をもちまして糸価は十九万円をもって維持する、同時に、養蚕家に対しましては繭価の千四百円を確保するという基本方針でもってこの政策を進めております。申すまでもございませんが、生糸の海外の需要を見ましても、価格が安定するということが非常に大事でありまして……
○三浦国務大臣 今から振り返ってみますと、中澤さんのおっしゃるようなこともあったのだと思うのです。しかし、今はどうも過去のことを言うておられませんので、そこで、今度はこの段階に処して今回の措置を講じて一応の効果をおさめていく、こういう信念であります。
【次の発言】 これは一片の通達等で参りません。蚕糸局長を初め蚕糸局の人たちを総動員しまして、そうして、養蚕団体の人あるいは製糸団体の人に、具体的にいろいろまた相談にもあずかり、同時にまた政府の立場から、いわばよく勧告といいますか勧奨といいますか、そういうようなこともしまして、そうして実効をあげるということに最善を尽したいと考えております。
○三浦国務大臣 凍霜害、さらには早害、雨害等のありますことはよく存じておりますが、これに対しましては、やはり災害対策としてその対策を立てて、これを実行することが最も焦眉の急だと考えまして、近くは早害対策につきましても各省ともだんだん話し合いを進めておりますから、閣議の決定を経て実施に移したい考えであります。かようなことでありますと同時に、三十三年度の農林予算等もいよいよ施行期に入って参りまして、これらの経費等も皆さん御承知の通り相当に大きい予算でありまして、これはすべて農村を中心として今後展開されるわけであります。さようなことでございますから、今救農土木を別に立てましてこれを実行するの必要は、……
○三浦国務大臣 米価の買入価格の決定は、今のところ、明七月四日の閣議の決定を経まして、そして最終的に取りきめいたしたい所存でございます。
【次の発言】 趣旨においては、こうまつも変りはありません。今仰せの通り、答申につきましてこれを尊重し、それを十分検討した上に決定するつもりであります。
【次の発言】 この答申につきましては、ここにもあります通り、「パリティ方式による政府諮問案を止むを得ざるものと思料するも、基準年次については再考を要するものと認める。」、こういうことで書いてあるのですから、前段と後列とあわせ考慮して最終的に取りきめいたしたい、こういう考えであります。
○三浦国務大臣 きょうの閣議の開催でございますが、きのうのお尋ねに対しまして、十時から閣議を開きまして、そうしてそこでお取りきめを願う、こういうふうに私がお答えしたのでございましたが、昨夜、深更でございましたけれども、明日のいろいろな段取りがあるから、九時に開会する、閣議を開くということでございまして、そうしてきょうは九時十五分くらいから実は閣議に入ったのでございます。私としましては、定例の閣議は十時が常例でございますし、それから、昨夜深更の措置でございましたので、こちら等に対しましても……(「深更とは何時だ」と呼ぶ者あり)夜中十二時過ぎでございましたが、そのころに官房長官から御連絡がございま……
○三浦国務大臣 西村委員のお尋ねに対しましてお答えを申し上げます。 第一の点は、いわゆる未解放地区に対しまする農地の解放の問題でございますが、御承知の通り、開墾可能な山林、原野あるいは沼沢等がございまするならば、国有地もしくは民有地ともございますが、これを農地法によって買収いたしまして、これを売り渡して、そうして自作農の創設の仕事をしてやる、すなわち農地を与えるという基本方針はどこまでも堅持して参りまして、そしてこの恵沢に浴しない方面に対しまして十分な配慮をして参りたいという考えは、ごうまつも変りはございません。できるだけ地区々々をよく精査いたしまして、そうして、いやしくも開墾可能な余地がご……
○三浦国務大臣 きのうも率直に申し上げました通り、当局としましてはある程度の構想を持って財務当局とも話し合いをしておる、しかし、まだ固まらぬものですから、文部大臣の方とはまだ具体的なお打ち合せをしておらぬわけであります。従いまして、農林省といたしましては、当初現在の学校給食のなにを倍加して参りたいと表現しておったのですが、事実できるならば三十万石程度今後ふやして参りたいという心組みで財務当局とも話しておるわけでございます。しかし、これは、何も具体的な取りきめがないうちに灘尾さんのところへ持っていきましても、なかなかお取り進めがしにくいだろうと思うのでありまして、この関係を早く手詰めてまとめまし……
○三浦国務大臣 倉成委員のお尋ねでございますが、八月十日に制限はしておりますけれども、実情に即して延長はいたしております。ただ、しかし、その時期になりますと、対策の内容がおのずから異なってくるだろうと思いますが、これは検討して調整した上で適宜の措置をとりたい、こう考えております。
【次の発言】 趣旨の大要はさようでございますけれども、その時期になりますと、おのずから対策に若干の相違が出て参ります。それは調整いたしていくということは今申し上げた通りでございます。
【次の発言】 水がないためにおのずから畑作にならざるを得なかったと思うのですが、考え方としましてはそういうような所でありましても、農業……
○三浦国務大臣 それでは私から特別国会以降におきます酪農に対する対策の経過の大綱を申し上げます。 あの当時当委員会等からの決議等の御要請もあったのでありますが、農林省といたしまして、今後、酪農に対する当面の問題、緊急の問題と、同時にまた恒久対策等もあるわけでございますが、緊急の対策につきましてまず申し上げたいと思うのであります。 現在、御了承の通り、月産約七十万石程度の生産があるわけでありますが、しかも、この消費面がこれに即応して伸びない、伸び縮みがございますので、そこで余乳が出て参る。従って、生産者からの買い上げ乳価等につきましても、最盛需要期にあるところの夏場にあっても、これを下げると……
○三浦国務大臣 ただいまお尋ねの点の、底びきによって資源が極端に枯渇するということでございますが、これは、試験研究のいろいろなデータをとってみますと、必ずしもさようなことには出ておらぬ証左もございます。しかしながら、それだけでもってこのことを了承するわけには参りませんので、われわれは、この問題は、やはり沿岸漁民の方と、それから底びき漁業の一つの接触点においての問題があるわけでございますから、これらの両者のいわば接触点においての問題を解決し……
【次の発言】 一面においては資源の保存をはかり、一面においては漁業の利益を上げるということでございますけれども、その両者が交錯して、いわば漁業上の利益を……
○三浦国務大臣 ただいま旱害対策外三件につきまして当委員会の御決議がありましたが、いずれも重要な事項でございますので、当局といたしましては、慎重に検討いたしまして、施策の上に十全を期することに努力いたしたいと考えます。
○三浦国務大臣 食糧の自給度の問題でございますが、わが国の農地の狭小でありますこと、これらは現在深く耕し、同時にまた最高度の農業技術を活用いたしまして、そして高度の生産を上げているのでございますが、これを年次的に長期の計画もって推進するということはいたしておりますけれども、全部自給をするということに持ち来たる点につきましては、困難性があることは認めざるを得ないと思います。従いまして長期の経済計画等におきましても、その計画にのっとって最高度の自給態勢をとって参りたい、こういうことに進んでおります。
【次の発言】 終戦後におきます緊急開拓等におきましても、すでに四十四万町歩程度の耕地の拡張はいたし……
○三浦国務大臣 御出席の要望のあることも聞いております。私としましても、努めて時間を差し繰りまして、早目に出たいと思っておりましたが、御承知の通り、各般の多忙な要務を控えておりましたものですから、おくれて参ったのでございます。決して当委員会の出席の要望をないがしろにするようなことはございません。
【次の発言】 連絡の不十分な点はまことになんですが、今後十分注意いたしたいと思います。
【次の発言】 八月二十二日の閣議決定の線によりまして実施に移しておりまして、他に別段の決定等はございません。
【次の発言】 当初の計画としましては、なるべく早く引き取りたいという考えでございました。しかしながら、こ……
○三浦国務大臣 繭糸問題につきましていろいろ新聞に出て参りましたが、率直に申し上げますと、われわれ当局としましては、これらの記事はいろいろな意味での影響がありますものですから、一切出てもらわぬことが私たちの念願でございますけれども、今日ではこの問題等も相当いろいろ各面から研究されてもおるし注目されておるものですから、それぞれの記事が出ることは遺憾でございますが、当局といたしましてはこれらの問題等につきましては一切発表等をいたした事実はございません。非常に遺憾に存じておりますが、経緯はさようなことでございます。
【次の発言】 農林省といたしましては、アドバルーンなどを上げてそして様子を見るなどと……
○三浦国務大臣 昨日この委員会におきまして臨時措置法第一条の規定につきましていろいろ御心配をかけていましたが、この際私の考え方を申し上げさせていただきます。 臨時措置法第一条は夏秋蚕繭も含まれているようになっております。しかし、立法当時の考え方及び法の運用としては、法案審議の過程でしばしば申し上げました通り、百五十億によるたな上げは春繭対策として使い、夏秋蚕については生産調整によって価格の維持をはかるという意味で、現在の臨時措置法は春繭対策を内容とするものであると昨日答弁いたしたのでございます。しかし、夏秋蚕についても、予期しなかった事態に立ち至りましたので、これに即応して適当な時期に価格の……
○三浦国務大臣 本年の災害につきましては、相重なる甚大なる損害を受けまして、ことに第二十二号台風に至りましては近来まれなる大損害を各地に与えたのであります。ことに伊豆方面におきましては目をおおうような大惨害を受けまして、われわれ当局といたしましてもまことに悲痛な感に打たれたのであります。つきましては、ただいま当委員会において御決議になりました本件の趣旨を十分に尊重し、あらゆる角度から検討を重ねまして、農林省全体が一体となりまして本決議に沿うように努力をいたしたいと考えます。そして施策の万全を期する考えでございますから、御了承をいただきたいと存じます。(拍手)
○三浦国務大臣 これは、先般当委員会からも御決議がありました通り、学校給食の拡大、在庫品の買い上げ、その他集団飲用の奨励等によって消費を高める、同町にまた、市場を圧迫しておる在庫品等の買い上げによって需給のバランスをとって参る、そうしますと、おのずからその間需要供給の調整も期待せられますので、かりに今の消費者の価格を若干下げましても、従来メーカーでは生産者からの賢い上げ乳価につきまして数次の値下げをしているという経過にかんがみまして、今後さような要請のいわば根拠もなくなるというふうに考えまして、一面においては経済的な施設を進めるというようなことを考えまして、そしてすでに予備費等の問題もある程度……
○三浦国務大臣 繭糸価格安定につきましては、過般来政府におきましてもその対策につき鋭意検討、調査を進めておったのでございますが、本日の閣議をもちましてその方針を決定いたしました。つきましては、今後この閣議決定の線に沿いまして、そしてこれを実施に移したいと考えております。そこで、その大綱につきまして御説明申し上げ、皆様の御了解を得たいと考えます。 まず、お手元にございます、本日閣議決定の要領を簡明に書いたものを便宜朗読して御説明いたします。 政府は、最近における繭及び生糸の需給事情にかんがみ、本年夏秋蚕繭については価格維持の特別措置を講ずる必要があり、また長期にわたる蚕糸業の安定を図るため……
○三浦国務大臣 私から一通り御説明を申し上げて……。
【次の発言】 まず農村における経済情勢の見方でございますが、私たちの見ておりますところでは、本年の農業生産はここ数年の余波を受けまして上昇の気味でございまして、大体生産におきましては四%の増を見込まれております。同時にまた農村生産に必要でありますところの生産費等は低落の気味でございまして、全体を通じて考える場合には、農産関係の資材等は二%の下落になっております。同時に農村の総所得におきましては、総体において大体四%の増を認められておりまして、これを大観しまするならば、大体において上昇の気味でございます。さようなことでございますので、往年の農……
○三浦国務大臣 御指摘になりましたような形態の被害農家に対しましては、現在はいわばフラグメンタルな、同時にまた統括した制度がございません。これは開拓地における自作農創設のような形式に持っていくかどうかというようなことにつきましては、一面においては非常に有利な点もありますから、久保田さんの御指摘になるようなことは好ましいことはよくわかるのでございますけれども、いろいろな関係が深い、ことに現在では農地までは個人の財産でありますけれども、その重要な要素でありますから、これに対して手厚い保護を政府は加えておるわけであります。しかしながら一般的には私人の財産等に対します被害は、ことごとくこれを助成の対象……
○三浦国務大臣 農村におきまする最大の課題としての人口問題等にお触れになりましたが、私もこれは率直に日本の置かれました客観的事情から見ますと、農村における人口問題は最も困難な問題だと考えております。ことに二、三男等に対します施策につきましてお尋ねがございましたが、農業政策としましては日本の国土が狭小である、従って農業の対象であるところの耕作地が得られないという宿命的な地位に置かれてございますけれども、やはり開墾、干拓等によりまして耕地の拡大をはかるということが重要な問題だと考えております。さらにまた移住問題等においても、これはやはり看過できない重要なことでございまして、幸い南米方面におきまして……
○三浦国務大臣 当時、私は決議案等につきましても、その署名者の一人であったろうと思いますが、その事情はよく存じております。のみならず、就任いたしまして以来、水産関係につきましては、実は立ちおくれのきみでございまして、予算の策定の過程におきましても、ぜひともわれわれの念願を達成いたしたい、こう考えておったのであります。同時に、御決議の趣旨は十分了得いたしておりますし、過般また、参議院の方でも同様な御決議があったのでございまして、今回の予算の措置につきましても、その線に沿うて実はいたしたのであります。後ほどその予算の策定の関係は説明させますが、予算編成方針の決定前に大蔵大臣にも会いまして、特にこの……
○三浦国務大臣 この問題はただ単に表面に出ました問題をそう軽々に扱うわけにいかぬと思います。私はそういう面をもちまして、農政の面にくる面はいろいろの施策はあろうと思いますが、その他の問題、すなわち総務長官がるる申し上げたような現象等があるのですから、それを正確に把握して、先ほど言うた二原則と申しますか、それらには触れなくても、他に何らかの考え方なりあるいは方策がありゃなしや、こういうことでございますので、私はこの問題はその線に沿うて扱うことが至当だと考えております。
【次の発言】 これは断片的な事象をもってして判断すべきものではないと思います。従いまして農林省としましては、個々の現象的な問題は……
○三浦国務大臣 前にもお尋ねがございましてお答えしたのでありますが、繭糸価安定の施策は講じて参りたい。依然これを講じて参りたい。ただし、事情がだんだん変って参りましたので、いろいろ改訂は加えていく、こう考えまして、繭糸価の安定についてはやはり依然堅持して参りたい、こう考えております。
【次の発言】 まだ後年度の改訂する線はただいま検討中ではございますけれども、従来やっております基本線に沿うて一部改正を加え、そしてやって参りたい、こういうことであります。
【次の発言】 価格の維持はして参りたいと思いますが、今まで取り扱ったような一俵当り十九万円というのは改定したい考えであります。
○三浦国務大臣 高田委員のお尋ねでございますが、春以来ありましたものをそのままいわば継続し得るならば、これはもう大体千四百円の繭価が繭価協定によってだんだん下へおりていく、こういうふうなことは予想されるわけでございましたが、この制度は、前からいろいろ申し上げましたような事情で、これを存続するわけに参らぬ、こういうことになりまして、そうして、秋繭に対しまする対策を立てます過程におきましても種々折衝はいたしました。そうして、この際に、今御指摘になりました通り、あとで補償的なものを金で出すということについてはどうも納得がいかない、こういう財政当局等の話もありまして、いつまでこれをやりましても平行的に……
○三浦国務大臣 この国会に提出いたします農林関係予算案及び法律案につき御審議をいただくにあたりまして、これらの予算案の編成及び法律案の立案の基本となりました農林水産行政の重点につきまして、その概要を申し上げたいと存じます。 最近における農林水産業の生産は、技術の改良発達と投資の増大等により、長期経済計画の想定する生産目標に照らし、米を初めとして順調な伸長が見られ、その結果、食糧輸入量は引き続き減少し、外貨の節約に寄与するとともに、国内購買市場安定の有力な要因ともなり、国民経済の安定的成長に農林漁業の果している役割はまことに重要なものがあるのであります。 しかし、その反面、農林漁業の生産伸長……
○三浦国務大臣 角屋君から来年度の予算編成についてのいろいろの批判がございましたが、私どもとしましては、第一に、長期的な観点をもちまして長期にわたって施策をしなければならぬ問題は、たとえば、今御発言にありました通り、土地改良であるとか、あるいは漁港の整備であるとか、これらはいずれも、従来農林省が持ってきておりました長期的な計画に即応しまして、そしていわゆる積み上げ方式でもって予算の編成をいたし、これを財務当局といろいろ折衝しておることでございまして、決してただ単につかみ金でもって解決して、これをもって足れりとしているようなことではございません。われわれとしましては、総額等におきましてももとより……
○三浦国務大臣 ただいまの御質疑のことでございますが、私たちがそこに解説いたしました要点は、たとえば、二十六年度の第一次産業の総所得は、一兆一千二百八十四億円、その翌年は一兆二千百七十七億、それから、その翌年の二十八年は一兆二千六百六十六億、それからまた、三十年は一兆五千七十五億、こういうふうになっておりまして、絶対的にはこれがふえておりますことはもう申すまでもございません。それから、三十二年、昨年のことでありましても、一兆五千三百四十五億、こういうふうに絶対的には生産は増高いたしております。しかしながら、率直に、われわれはこれをただ強調するばかりじゃございませんので、非第一次産業の所得と比べ……
○三浦国務大臣 西村さんのお尋ねも、増産対策があって農民対策がないじゃないか、こういう御批判でございます。かつまた、これに伴う予算措置等も不十分である、こういうことでございましたが、予算の面につきましては、私もこれをもって十全なりとは考えておりません。もっともっと努力しなければならぬということは申し上げてある通りでございます。同時に、ただいま御指摘になりましたが、たとえば土地改良のごとき、あるいはこれに類する農業施設の改善等につきましては、実は農民全体を対象にするのであって、田地がよくなればそれでいいんだという考えじゃございません。きのうも各地方の実情等も聞いてみたのでございますし、同時にまた……
○三浦国務大臣 きょうは手元に資料もおあげしてあると思いますが、この程度で決して満足するわけじゃございませんけれども、前年に比較しましてある程度の前進が期待できる、これによってとりあえずの措置はとる、たとえば不振地区の建設工事の問題であるとか、あるいは融資の面等につきましても、従前はほとんど打ち切られているような姿でございましたから、これを前進させて参りたい。御指摘になりました通り、これをもって満足すべきことだとは考えておりませんが、とにかくかような考え方でもってだんだん前進させていきたいと思います。
【次の発言】 開拓関係の予算につきましても、出入りがございますけれども、やはり三億三千万円程……
○三浦国務大臣 農業共済制度の問題でございますが、私のなには、久しく実際に触れておりませんから若干私の認識に不足な点もあろうと思います。しかし、その点は御了承の上に、私見が若干まじるかもしれませんが、お許しを得たいと思います。しかし、将来の方向はぜひ生み出したいと思っております。 私は、この日本の共済制度のスタートは、やはり相互主義のもとに進んでいくということが健全であったと思います。しかし、ただ単に関係者の農民の相互組織で経済効果を期待するというだけでは足りない。それで、政府がこれに対して同時に相当な財政的支出もし、その発表を援助する、こういうことでだんだん進んだと思うのであります。同時に……
○三浦国務大臣 まず私から……。
昨年、日ソ漁業交渉におきまして、資源保護の見地からオホーツク海には出漁しないという両国の取りきめがございますので、本年は出漁するという申し出はしてございません。
【次の発言】 当時、ソ連側におきましては、オホーツク海においては資源保護の関係から絶対出漁に応じないということで、最終段階においても向うは撤回しない、こういうことにわれわれは聞いております。従いまして、最終的に取りきめた場合には、応じないものでございますから、終末は今言った通りの結末になったのでございますけれども、最後まで向うはオホーツク海における出漁をがえんぜない、相互にこれを取りきめるということ……
○三浦国務大臣 お答えを申し上げます。 畑地の振興対策につきましては、ぜひこれを総合的な、同時に基礎的な問題として解決いたしたいという念願でございましたが、明三十四年度におきまする施設等もまだ十分にいかぬことは御指摘の通りであります。つきましては、一般的にこの畑地振興対策は今後強力に取り進めて参りたい所存であります。 まず第一に、畑地灌漑でございますが、これは昨年の干害等に徴しましても非常に重要な施策でございます。当面の措置はいたしたのでございますけれども、今後は灌漑を必要とする地帯につきましては計画的にこの問題を推進して参りたい所存でございます。 同時にまた、次の、畑地作振興のための補……
○三浦国務大臣 まず第一に、農業を目的とする法人の問題でございますが、この農業を目的とする法人といいましても、これを裏返しますと、農地を持ち、かつ農業をする、こういう法人であろう、こう思うのでございますが、実は、法人をして農地を有せしめるかどうか、これを制度上に取り上げるかどうかという問題につきましては、この前も当委員会等におきまして私が簡単ではありましたけれどもお答え申し上げました通り、まだわれわれとしては同意いたしかねております。と申しますのは、農政の重要問題はほとんど土地問題を差しはさんで経済的に発展したことは御承知の通りであります。従いまして、上古における土地制度の改革も班田収授の方法……
○三浦国務大臣 肥料二法案を差しはさんでいろいろの議論のありますことは御指摘の通りであります。しかし、私は、一貫しまして、この肥料問題につきましては、農村に対する肥料を供給する、内地の肥料を確保するということを堅持いたしまして、その立場から各般の折衝並びに施策をいたしておるわけでございまして、これは決して御心配ないようにお願いしたいと思います。 第二段の価格等の問題でございますが、かりにもこの合理化等が行われないで、外国の方が非常に有利な安いものが出るようになった場合には、輸入まで考えなければならないじゃないか、こういう御指摘でございますが、これは数年の合理化の経過を見まするならば御了承下さ……
○三浦国務大臣 実は、課税上の取扱いの調整につきましては、この前も御希望もありましたから、特に国税庁方面と折衝いたしました。そして、今ここに課税上の取扱いについてきまっております程度まで前進させたわけであります。従来折衝の過程におきまして、すでに皆様も御承知の通り、国税庁では、農地法に違反あるものは無効である、一切法人として認められない、こういうことがあったわけです。ところが、農地法の問題は、実は、有権的な許可認可があればもちろん別ですけれども、しからざる場合であっても、これは事実経営面についてあるわけです。たとえば混合契約によって、つまり、一つの法律で予定したカテゴリーによらない混合契約の形……
○三浦国務大臣 石田君のお尋ねでは増税になっておるとおっしゃいますけれども、当局の方では、減税になっておる、こういうことでございまして、それらの説明は先般来長官等から説明してあると思いますが、そういう観点に立っているわけでございます。
【次の発言】 ただいまのところは、原案の通りにとり進めたい、こう考えております。
【次の発言】 地方に出ました際に、往々にしてこの問題を質問されます。ところが、率直に申し上げますと、農林省等におります記者団はよく事情を知っており、大臣よりも知っておるくらいですから、打てば響く程度の了解があるのですけれども、地方の方々になりますと、必ずしもこれがよく了解されておら……
○三浦国務大臣 ただいまお尋ねのありました草地の改良でございますが、趣旨としましては私たちは賛成でございます。当局といたしましては、なるべく牧野並びに草地の改良は国家の助成のもとに推進いたしたいと考えておったのでございますが、これもなかなか思う通りにもなりません。しかし、一面におきましては、草地並びに牧野を管理している面におきまして相当な資産を持っている向きもありますことは御了承の通りであります。従いまして、この方面にはむしろ低利の資金を融通いたしまして改良に沿うことも適切であろうと思いますから、今後十分に考慮しまして、実現のできますように配慮いたしたいと思います。なお、実は、三十四年度の原資……
○三浦国務大臣 私は、任期のある限り最善を尽してその職責を尽したい。こう考えております。
お尋ねの米価の審議の問題でございますが、これは、米価審議会が政府の正式な諮問機関としまして、その議を経て取りきめをすることは申すまでもございません。その際にいかような案を出すか、これが問題の焦点だろうと思いますが、私としましては、先年来の経緯にかんがみまして、そうして計算方式等もできるだけ事情に適したものを作り上げたい、こう考えております。
【次の発言】 お尋ねの問題につきましては、いわゆる生産費及び所得補償方式という算式をとれ、こういう委員会等の御要望でございましたが、これに対しまして、私は、その算定……
○三浦国務大臣 本問題は、六月末で期限が切れる、こういうことの段階であります。前提として、運輸当局から、この公共政策割引等の効果はどうかという資料の提出を命ぜられておりまして先般当省としても調査資料は提出いたしております。同時に、このことは、六月末でもって直ちに期限が切れるということになっては重大でございますので、農林当局といたしましては、これを継続するようにお願いしたいと、強く要請してあるわけでございます。
【次の発言】 この問題は、さきに永野運輸大臣に閣議の席上でもこれを要請いたしておりますし、同時にまた、資料の提出に伴いまして本省からは書面をもってそれぞれの手続をとつております。派手にP……
○三浦国務大臣 先ほど周東委員から仰せになりました通り、歴史的に日本の農業の展開を見ますと、生産増強に中心を置いで参ったことは否定すべからざる現象であろうと思うのであります。そして、今後の農業生産の対象は、先ほど総理大臣からもお答えになりました通り、農家の生活安定を中心にして、相当強力に施策をしなければならぬということも考えられます。つきまして、今お触れになりました通り、各国ですでに農業に関する諸方策を打ち立てておりますが、基本法という字は必ずしも使っておりませんことは申すまでもございません。しかしながら、この問題を考えます場合に、第一、日本におきましても農業を成立する要件として、土地が狭小で……
○三浦国務大臣 農林省の関係のことは、非常に多岐多端にわたっておりますので、地方におきましては、まさにその事情を知らない向きのありますことは、皆さん御承知の通りであります。従いまして、国と各地方公共団体との間に、これらの事情をよく了解されますことが必要であろうと思っております。同時にまた、措置としましては、えこひいきにわたるようなことはいたしておりません。
【次の発言】 昭和二十四年度当時の予算総額と比較しますと、仰せの通り減つておる事実はございます。しかしながら、当面の重要な問題につきましては、これはしさいに検討しまして、所要な経費は盛り込んでおる。と同時に、また昭和三十四年度の予算でござい……
○三浦国務大臣 当時の事情は私詳しくは存じませんけれども、結論的に申し上げますと、これを選定する場合に、関東地区と申しますか、あるいは東京方面の防衛上、ぜひともジェット機を設置すべきところの唯一の候補地である、こういうことでございまして、いろいろ協議の結果、これを防衛庁の基地に提供するということにいたした次第でございます。なお事務的な詳細な資料が必要でございますれば、別途に御説明申し上げます。
【次の発言】 開拓地を演習地に転用した実績並びにその予定地等は、今手元にございませんから、資料としてお手元に差し上げたいと思います。
【次の発言】 演習地として高い値段をもって売るようなことを慫慂するよ……
○三浦国務大臣 予算のことでございますが、農林大臣としましては、実はたくさん予算はほしいのでございますが、国民経済その他国家経済の全般から見まして、本年度は重点的に特定の事項に政策を指向しましてやっておりますから、満足かと言われますと、一般的には満足はいたしておりませんが、本年はこの程度でやっていきたい、かように考えております。
【次の発言】 予算米価の決定でございますが、これは現行の法令によりまして、パリティ指数を中心として計算をいたしております。それに所要の加算等を加えまして決定しているのでございます。
【次の発言】 私は、昨年の米価審議会等にもその意見がございましたが、これを三十四年度か……
○三浦国務大臣 独禁法につきましては、まだ最終段階におきましても検討を続けております。
○三浦委員 第三分科会は、昭和三十六年度一般会計予算中、経済企画庁、通商産業省及び農林省所管並びに特別会計予算中、通商産業省及び農林省所管について審議をいたしたのでありますが、その経過及び結果について御報告申し上げます。 審議日程は、二月二十五日、各省庁より予算の説明を聴取し、続いて質疑に入り、質疑は本日正午まで前後六日間にわたり熱心かつ活発に行なわれたのであります。 次に質疑の概要について申し上げます。 農材省予算についての質疑のおもなる事項は、山村、漁村対策木材対策、農業災害補償制度改正問題、土地改良工事及びその負担金問題、農業近代化資金の問題、水資源の開発とその確保の問題、飼料及び……
○三浦委員 私のお尋ねいたしたいことは、今野田委員からお尋ねがあった投融資関係のことであります。今、御説によりますと、助成金等の制度がだんだん投融資に変ってきている。その傾向はある程度是認せざるを得ないけれども、投融資に依存すべき部分が、今野田君がお尋ねになった通り、災害もしくは社会政策的な方面に使われている。すなわち回収できない方面に向っていくようになっている。一般的な御議論ならば、すぐ了承できるんです。しかしながら現在の投融資の制度全体から見ましても、それは避けらるべき性質のものであると思います。そこで今お話がありましたのは、特に農村の金融関係その他の面に直結している、こういうことであれば……
○三浦委員 武田さんに一、二お教えを請いたいと思います。第一に歳出の面につきまして、失業対策費、あるいは道路整備、住宅等の諸費が百五十億ふえた、他面治山治水であるとか食糧増産、災害対策の諸費がちょうど百五十億減っておる。結論的には御意見がございませんでしたが、慎重に考慮してほしいということです。しからば学問御研さんの立場から、現在の日本の実情にかんがみまして、いずれに重点を置くかということについての御示唆があったら、その点を一つ教えていただきたい、こう思います。
【次の発言】 その次に歳入の面では、実はこれは重大な問題で、もういつでも国会の論議になることでございますが、日本は直接税に非常に依存……
○三浦委員長 これより昭和三十一年度総予算につきまして、公聴会を開催いたします。 開会に当りまして、御出席の公述人各位にごあいさつを申し上げます。 本日は御多忙のところ貴重なるお時間をさいて御出席をいただきましたことに対しまして、委員長といたしまして厚く御礼を申し上げます。 申すまでもなく本公聴会を開きますのは、目下本委員会において審査中の昭和三十一年度総予算につきまして、広く各界の学識経験者たる各位の御意見をお聞きいたしまして、本予算案の審議を一層権威あらしめようとするものであります。各位の忌憚のない御意見を承わることができますれば、本委員会の今後の審査に多大の参考となるかと存ずる次第……
○三浦委員長 これより昭和三十一年度総予算につきまして、公聴会を開催いたします。 開会に当りまして、御出席の公述人各位にごあいさつ申し上げます。本日は、御多忙のところ貴重なるお時間をさいて御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。委員長より厚くお礼を申上げます。申すまでもなく本公聴会を開きますのは、目下本委員会において審査中の昭和三十一年度総予算につきまして、広く各界の学識経験者たる各位の御意見をお聞きいたしまして、本予算案の審議を一そう権威あらしめようとするものであります。各位の忌憚のない御意見を承わることができますれば、本委員会の今後の審査に多大の参考となるものと存ずる次第で……
○三浦分科員 関連して、今会計検査院の当局がお見えになっておりますから、一、二例をあげてお尋ねしたいと思います。 最近いわれることですが、工事のうち、コンクリート工事だとか、あるいは河川改修にもあるし、道路にもありますが、会計検査院でおいでになって、機械を使って、それをこわしてみて、設計の当否等を御審査なすっておる、こういうのです。 そこで私はお尋ねしたいのは、工事の施行者といいますか、工事の主体といいますか、これは、それらの一部を破壊してみて、検査を受けるという受忍の義務はもちろんあるでしょう。同時に検査院もそれを施行する権限があると思うのですが、法律的に見て受忍するということはどこから……
○三浦分科員 私は貿易振興に関して一、二、こまかい問題でございますけれども、お伺いしたいと思います。大臣の御説明にもありました通り、特に三十二年度における新規施策の主要なものといたしまして、「バンコックに化学肥料サービス・センターを設置して」こうございますが、化学肥料ばかりでなくて、さらに医薬品、雑貨、繊維製品等についても一そうやりたいというふうに書いてございます。そこでただ単に化学肥料サービス・センターというふうなスケールの小さいものではなくて、ここに書いてある通りの医薬品であるとか雑貨、繊維製品等というような日本のいわば特産品ともいうべき、特に東南アジア方面に進出しなければならぬものを、む……
○三浦分科員 だんだん時間も迫りましたし、企画庁に対するいろいろ基本的な質疑も行われたのでありますが、私は特に経済企画庁の使命にかんがみまして、われわれ与党の立場からも一、二お考えを願いたいという点を中心にお尋ねしたいと思います。予算の編成期に当りましても、また政治の場にありましても、よく言われることは、国庫大臣としての大蔵大臣の予算編成につきまして、ポリシーがない、政策と予算の策定がマッチしないということが、日ごろ論議されていることは言うまでもありません。従いまして行政機構の編成につきましても、あるいは内閣に予算局を設けるという説さえ出てくるゆえんであります。しこうして企画庁はこの間にありま……
○三浦分科員 私は農林当局に対しまして一、二お伺いしたい。問題は、今度の三十二年度の予算に寒冷地農業振興対策費を計上されてございます。実は今年度七月に、予算委員会におきましては、国政調査のもとに、同僚の西村直己君、社会党の方々も一緒に北海道の視察に行って参ったのであります。たまたま七月の末でございましたが、北見あるいは根室、釧路等に参りましたところ、惨たんたる状況でございました。政府は年来寒冷地等の対策は講じておりますけれども、見たところその施策の徹底しないことは、本年のあの北海道の大冷害に徴しましても明らかなところであります。なかんずく私の感じましたことは、たとえば北見の国に行って視察したと……
○三浦国務大臣 この問題は実は農業の基本的な問題でございます。今お説の通り、アメリカにおける価格支持政策、これはアメリカの国情をもってしてはいろいろの困難があったけれども、一貫して貫いてきた政策でございます。同時にまたニュー・ディール以来これを堅持してこられたのであります。西ドイツ等の関係はこれはまた御了承の通りでありますが、最近小倉技術会議事務局長が行って参ったのでありますが、スタートはどうも価格補償政策をしてほしい、こういうことが非常な強い要因になっておったようでござ います。ところが実際問題になりますとなかなかとりにくいということで、ドイツでも検討された結果、そこでこの問題はむしろ今お説……
○三浦国務大臣 従来の経過につきましては、一応食糧庁長官から説明させますから、御了承願います。
【次の発言】 具体的な予算措置等ができておるか、こういうお尋ねでございますが、これはまだできておりません。大体、今度の甘味対策、ことにテンサイ糖を北海道に普及させる場合に、土地改良等につきましても、振興局等の予察的調査によっても、約百億程度要る、こう申しております。そうしますと、十ヵ年計画といたしましても、これを十ヵ年に配分いたしますと十億程度の予算が要るわけでございますし、それから、五ヵ年計画とした場合に、いかほどこれに投入すべきかということが今後の問題かと思います。従いまして、ただいまのところ予……
○三浦国務大臣 昭和三十四年度農林関係予算案につきまして概要を御説明申し上げます。 まず一般会計における農林関係予算案の総体について申し上げます。 農林省所管合計といたしましては、九百二十八億百万円となっております。これに総理府所管の北海道関係公共事業費九十三億九千四百万円、離島振興関係経費十五億一千八百万円、原子力平和利用等に要する経費一億円及び農林漁業基本問題調査会に要する経費百万円、労働省所管の農林関係公共事業費一億七千五百万円、建設省所管の農林関係営繕費八千九百万円、大蔵省所管の農林漁業金融公庫出資金七億円並びに文部省所管の麦製品学校給食費十五億七千百万円を加えました農林関係予算合……
○三浦国務大臣 ただいま御指摘になりました通り、海外移住関係の業務の担当区分は、昨年の八月に大体大綱はきめられまして、国内の事務はもっぱら農林省でもって一応扱う、そして緊密な連絡のもとに推進するということに相なったのでございますが、農林省におきましてもまだ機構組織は十分だとは考えておりません。従いまして今後機会あるごとにこの拡充をはかって参りたい所存でございます。とりあえず、そのわれわれの考え方だけを一応お答え申し上げておきたいと思います。
【次の発言】 現在農林省におきましては、振興局に拓殖課を置きましてこれを総括させてあります。同時に、従来は府県等におきましては専任の職員等もなかったのであ……
○三浦国務大臣 石村さんの御質問でございますが、これは農政の基本に触れる重大問題でございますので、私たちの考え方を一通り申し上げたいと思います。 私は何も旧套を墨守して、農村方面の問題につきましても進歩を求めない、こういう立場じゃございません。しかしながら農政のほんとの根本は、農民というものは、みずから耕し、みずから養い、同時に国民を養うという基本的な考えを持って、そしてその間に農民としての自覚とその使命をはっきり持ってやっていただくということが、大切であろうと思うのであります。従いましてわれわれとしましては、常にその基本に触れつつ、情勢の推移に応じて適切な措置を講ずるということに進まなけれ……
○三浦主査代理 ちょっと横路君に申し上げますが、先ほどお尋ねの点を、大蔵省側から資料として整理してお出しするということでございますから、その点御了承の上に、一つ質疑を進めて下さい。
【次の発言】 田中織之進君。
【次の発言】 これにて本分科会所管の予算各案に対する質疑は全部終了いたしました。
【次の発言】 この際お諮りいたします。本分科会所管の予算各案についての討論、採決は、予算委員会に譲るべきものと決するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
これにて本分科会の議事は全部終了いたしました。分科員各位の御協力によりまして、円満に議事を進行する……
○三浦委員 私は簡単にお伺いしたいと思うのですが、われわれの終戦後の体験から申し上げますが、都会地におきましても非常に生活のきびしいときに、生活協同組合等の設立がひんぱんに行なわれましたことは御承知の通りです。その際の過程におきまして、どうしてこれが成功しなかったかといいますと、もとより組合に加入した人の心がまえの問題もあろうと思うのです。それからまた組合を運用するにつきまして、積極的な面がなかったと思うのです。これはそう思いますが、この生活協同組合におきます最も欠陥といわれたことは、サービスの非常に悪かったということ、第二に希望する品質の品物が供給されなかったということ、それからまた取引の関……
○三浦主査 これより予算委員会の第三分科会を開会いたします。 私が第三分科会の主査を勤めることになりましたので、各位の御協力によりまして遺憾なきを期したいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。 本分科会は、昭和二十六年度一般会計予算中、経済企画庁、農林省及び通商産業省所管、同特別会計予算中や農林省及び通商産業省所管について審査を行なうことになっております。 なお分科会は本日より五日間開会いたしまして、三月二日の午後、主査報告を行なうことになっておりますので、審査の都合上や一応の予定といたしまして、本日は本分科会所管全部について説明を聴取し、農林省所管の質疑をいたしたいと思います。……
○三浦主査 これより、予算委員会第三分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十六年度一般会計予算、同特別会計予算中、農林省所管を議題といたします。
質疑を続行いたします。井手以誠君。
【次の発言】 永井勝次郎君。
【次の発言】 永井さんに申し上げますが、大体の申し合わせの時間がきましたので、簡単に集約的にお願いいたします。
【次の発言】 午前中はこの程度にとどめ、午後二時まで休憩いたします。
午後一時六分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。松浦周太郎君。
【次の発言】 時間の余裕があったら、またお許ししますから……。
次に有馬輝武君。
○三浦主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十六年度一般会計予算、同特別会計予算中、農林省所管を議題といたします。
質疑を続行いたします。仮谷忠男君。
【次の発言】 次に、淡谷悠藏君。
【次の発言】 審議を能率的ならしめるために、資料と係官を、連絡して、そうして淡谷さんの質疑中にその説明をせられることを希望します。
【次の発言】 業務部長が来ております。
【次の発言】 午前中はこの程度にとどめまして、午後一時十分から再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零時四十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。
西村……
○三浦主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十六年度一般会計予算中経済企画庁及び通商産業省所管、同じく特別会計予算中通商産業宿所管予算を議題といたします。
質疑の通告があります。これを許します。床次徳二君。
【次の発言】 今参議院の本会議に行っているものですから、明日でもお願いいたします。
次は、川俣清音君。ちょっと川俣清音君に申し上げておきますが、本日の質疑者は多数でございますので、おおむね三十分ないし四十分程度で一つ締めくくるようにお願い申し上げておきます。
【次の発言】 どうぞ各省とも、その点に御注意しておやり下さい。
○三浦主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。
本日は昭和三十六年度一般会計予算中経済企画庁、農林省及び通商産業省所管及び同特別会計予算中農林省及び通商産業省所管予算を議題といたします。
質疑を続行いたします。永井勝次郎君。
【次の発言】 いかがですか、永井さん、だいぶ時間もたちましたが……。
【次の発言】 それでは一つ簡潔にお願いいたします。
【次の発言】 通産省でも簡潔に一つやっていただきます。
【次の発言】 三宅正一君。
【次の発言】 それでは午前中はこの程度にします。午後一時まで休憩いたします。
午前十一時五十二分休憩
○三浦主査 これより予算委員会第三分科会を開会いたします。
まず、昨日一応質疑を終了した昭和三十六年度一般会計予算案中、経済企画庁所管についての質疑が一点だけ残っておりますので、これを許します。淡谷悠藏君。
【次の発言】 次に昭和三十六年度一般会計予算、同特別会計予算中農林省所管予算案を議題として、質疑を続行いたします。淡谷悠藏君。
【次の発言】 今の御答弁を聞いていると、非常にミス・リードしている点があると思うのです。私は一、二点ごく簡単にやりますが、今度のを官行造林と言うから、第一間違いが起きるのです。実態はこれは国と市町村の分収ということでやる。この分収の造林を今度に森林公団を主として……
○三浦委員 私のお尋ね申し上げたいことは、御承知の通り、昨今は地方の後進地域の開発ということが非常に重大なことになってきております。各地ともこれに関するいろいろな調査会が設けられたり、また、国におきましてもいろいろな施策を進めてきておるわけでございますが、地方によりましていろいろ差がございましょうと思います。地方で見ておりますと、たとえば勧業銀行であるとか、あるいは興業銀行、あるいはまた、おたくのような中央の大銀行が地方に支店を持っていらっしゃるわけでございます。その場合の預金の状況を案じますると、非常に資産運用のために確実にこれを預金するということでございますから、預金としましても優良な性質……
○三浦委員 私は、高橋教授にお伺いしたいと思います。今財政投融資、さらに公団、事業団そのほかの特殊法人につきましても、予算と同じような形式でもって、そして予算とともに審議するような制度を確立するということについての御意見を承りました。高橋さんのお話だと、参考資料として出したにすぎないというふうな印象のお言葉でございましたが、実質的には、当予算委員会等では十分に検討されているということでございます。私が教授にお伺いしたい第一点は、この公聴会のあり方でございます。実は先生方の名論卓説をここでお伺いしますけれども、実際には予算に反映できないという実情であろうと思うのです。というのは、現在の予算修正の……
○三浦分科員 私は、農林省の御説明のうち、十一ページと十二ページに書いてある農業構造の仕事をやる段取りについてお伺いしたいと思うのです。 十二ページの方に書いておりますことは、九十二のパイロット地区を選定する、そうして、この九十二地区の選定と、「一般地域事業の初年度として二百地域を指定し」、こう書いてあるのですね。これはどういう関連ですか、ちょっと御説明して下さい。「このため三十七年度におきましては、全国の地域分類、営農類型を代表する九十二地区について、農業構造改善事業推進の拠点となる。パイロット地区事業を実施するとともに、一般地域事業の初年度として二百地域を指定し」、こう書いてあるのですね……
○三浦分科員 今、岡田委員の御了解を得まして、ちょうど今御質問する方が適切だと思いますから、電気導入について簡単なことを承りたいと思います。 私、今の岡田分科員の質疑の中の北海道関係等につきましては、われわれとして非常に考えさせられる問題があると思います。そこで、これに関連してお尋ねしたいのですが、第一に、予算編成は北海道庁と相談の上に出しているということでございましょうか。その次に、そうしますと、施行は北海道庁、開発庁に移しかえで実行する、こうなっていますか。予算の実行は農林省が直接やっているのですか。ちょっとそれを説明して下さい。
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