国会議員白書トップ衆議院議員平岡忠次郎>委員会発言一覧(全期間)

平岡忠次郎 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

平岡忠次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP500(衆)
463位
委員会発言歴代TOP1000(衆)
646位
委員会出席(幹部)歴代TOP500
242位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
783位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
706位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
479位

25期委員会出席(無役)TOP100
78位
26期委員会出席TOP100
83位
26期委員会出席(無役)TOP50
28位
28期委員会出席(幹部)TOP50
34位
28期委員会発言(非役職)TOP100
99位
29期委員会出席(幹部)TOP50
23位
29期委員会発言(非役職)TOP100
85位
30期委員会発言(非役職)TOP100
94位

このページでは平岡忠次郎衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。平岡忠次郎衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 大蔵委員会 第28号(1953/02/19、25期、日本社会党(右))

○平岡委員 今の関連質問でございますが、中小企業等協同組合法におきましては、企業組合を明瞭に認めております。ところが今回の改正法をもちましては、所得税法においてこれを否定するという矛盾が出て来ます。道を譲るべきは一体どつちなのであるか、私はその点を質問したいと思うのであります。しかも所得税法におきましてこれを否定する理由がまことにわれわれは納得できないのであります。すなわち企業組合の中の三割程度がきわめてどうにもならぬ怪しげなものである、かような点がその理由となつているおいては、まことにわれわれは唖然とせざるを得ないのであります。法の通念におきまして、十人の凶悪犯人をたといとらえそこなうことが……

第15回国会 大蔵委員会 第30号(1953/02/21、25期、日本社会党(右))

○平岡委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつております酒税法案に対する修正案、並びに修正箇所を除いた政府原案に賛成の意を表するものであります。但し、いささか注文をつけてみたいのであります。  まずこの酒税法案につきまして、この法律案のねらいが、第一に酒税の税率の軽減にあります。大衆課税の性格の強い酒類消費税というものが、増石の弊害を多少合みながらも一応約二割を引下げられるということは、国民大衆にとりまして福音たることを失わないがゆえに、賛成をいたすのであります。なおまた他面この法律案には、滞納の場合の利子税徴収も規定されてありますし、酒税の保全をはかるための証紙制度も採用さ……

第15回国会 地方行政委員会 第5号(1952/12/02、25期、日本社会党(右))

○平岡委員 文部大臣にお尋ねいたします。市町村の教育委員会設置に伴うところのいろいろな財政的な問題、この点はすでに同僚の委員の方々からるる質問もされ、ほぼ言い尽されておるように思うのであります。しかしながら結論を申し上げますと、三十九億を予定したものがその約四分の一に圧縮された、かような平衡交付金の財政的た措置によりましては、文部当局が当初に考えておつたところの、教育のほんとうの目的にかなうような教育委員会の設置というものは、まさに量があまりにもかわつた場合には質的な変化もするように、まるで骨抜きになつておると思うのであります。その意味におきまして、市町村等において理想とする教育委員会を新たに……

第15回国会 地方行政委員会 第10号(1952/12/12、25期、日本社会党(右))

○平岡委員 谷口政府委員にお伺いいたします。先ほど同僚大石さんの、警察を警察法の前文に示すような民主警察として行くために、いかなる方策をお持ちかという質問に対しまして、あなたは、日々警察に職を奉ずる者が民主警察の実をあげるように精神的に訓練をして、その趣旨に沿いたい、かように精神面を強調されたのでありますが、その精神面のことは、私はあえて争うことはない、その通りだと思うのです。しかしわれわれ政治の座にある者は、その精神をいかに制度の上に現わすかということについて関心がある。そうした点から、警察制度の上に自治警察の非常に大切なことが強調されて、今までこうした制度がとられて来たと思うのです。そこで……

第15回国会 地方行政委員会 第11号(1952/12/13、25期、日本社会党(右))

○平岡委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本案に反対を表明するものであります。  その理由といたすところは、この上程案そのものはきわめて考え方によつては技術的な問題で、大した支障のない、へんてつもないようでございますが、この案が上程されて来たゆえんのものを検討いたしますと、私はこの法案というものに簡単に賛成することができないのでありまして、むしろ積極的に反対せざるを得ないのであります。と申しますのは、この法案の提案者のよつてもつてよりどころとするところは、民意が決定されておる。一たび自治体警察を廃止して、そこの各町村というものが、これをすみやかに国家警察に移したいということについて、完全に……

第15回国会 地方行政委員会 第14号(1952/12/20、25期、日本社会党(右))

○平岡委員 私は二十七年度の地方財政平衡交付金仮算定に関する調べのうちの例の東京及び大阪の交付額がマイナスになつておる。ところが交付額がマイナスになるべきところが一応ゼロでとめておるところに理論的な一貫性がないので、この点反対したいのです。ただ処理上地方からそれを吸い上げて来るということがぐあいが悪いとか、単なるそうした便宜的な意味から、この理論においての一貫性を欠くということは非常にぐあいが悪いと思うので、その点につきましてまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 東京都と大阪の二つでありますが、私は東京都の場合には当然東京都としてはゼロにとどむべきことが要請されて来ると思うのです。と……

第15回国会 地方行政委員会 第19号(1953/02/17、25期、日本社会党(右))

○平岡委員 後藤政府委員にお尋ねいたしますが、市町村民税の所得割の点です。この六十八億一千百万円の税収増の内容は、増収によるところの、納税資格者の自然境ということにあるののですか。
【次の発言】 そうしますと、オプシヨン・ワンの制限をはずしたことによりまして、それによる税収増は見ておりませんですか。
【次の発言】 もう少し限定的に質問をしますが、オプシヨン・ワンの制限は百分の二十の制限率をとりましたね。それで大体オプシヨン・ツーの最高まで行け得るようにしたわけですね、そういうことになりますね。
【次の発言】 そうしますと、その課税総所得を標準とする場合、それは所得税額に対して平均何パーセントく……

第15回国会 地方行政委員会 第21号(1953/03/03、25期、日本社会党(右))

○平岡委員 議事進行。非常に重大でございますので、われわれはその前提がはつきりしなければこの会議に入ることはできない。そこで委員長は休憩を宣告していただきたい。それで各党の理事によりまして、討議するなりしかるべき処置をとつてほしいと思います。
【次の発言】 本多国務大臣にお尋ねいたします。地方財政法の一部を改正する法律案に関するものでありますが、二十八年度の地方財政計画中の地方債の規模の問題についてお伺いしたいのであります。二十七年度と比べましてふえておりますね。
【次の発言】 その数字が二十八年度の財政投資資金計画表によりますと違うのですが、どつちがほんとうなのでしようか。ことしの計画は千五……

第15回国会 地方行政委員会 第27号(1953/03/11、25期、日本社会党(右))

○平岡委員 関連して犬養法務大臣にお伺いします。ただいまの議論を拝聴しておりましたが、結局ウエートがどつちにあるかということを古井委員はお尋ねのことと私は解釈します。それから前回同僚の門司委員がいみじくも指摘いたしております通り、政府案では表面上府県を単位といたしてはおります。しかしながらその府県警察の実態は、自治体警察ではなくて、国家警察の地方単位である、かようにしか考えられないのであります。どうしてかと申しますと、中央に閣僚を兼ねるところの警察庁長官がおりまして、この方があらゆる高等人事を行う、急所の人事を行うわけであります。そこで一方には公安委員会というものがいわば骨抜きにされております……

第15回国会 地方行政委員会 第28号(1953/03/13、25期、日本社会党(右))

○平岡委員 ただいま上程の消防施設強化促進法案につきましては、私は日本社会党を代表いたしまして賛成をいたすものであります。計上されておる予算はきわめて少いのです。大体補助全部で三億七百二十八万九千円。そのうち地方の実際の補助にまわる分が二億五千三百二十二万円ということは、大ざつぱに全国の町村一万としまして、一町村当りたつた二万五千円です。これがちようど三分の一に当つておるということは、逆に言いますと一町村平均七万五千円、これで消防の強化はできつこない。しかし私はこの金額的な不足は将来増強されることを期待いたしまして、いわゆる公共性のある消防ということに関しまして、政府の補助の道が開かれた、起債……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 大蔵委員会 第10号(1953/06/27、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 銀行局長にお願いします。労働金庫についてでございますが、ただいま社会党の方の対策委員会での見通しでは、労働関係法案が非常に山積しておる。すなわち公労法、地公法、港湾労働法、珪肺法、スト規制法等、とても七月末まで全部この山積した法案だけで手一ぱいだろうという見通しなんです。従いまして、労働金庫法はこの国会にとても間に合わぬと思うのです。しかもまだ参議院の提案自身もなされていないような現状では、信用金庫法の一部を改正する法律案と関連して、ちよつと無関心でおられると思うのです。そこで信用金庫法の一部を改正する法律案と、今の労働金庫法がとうてい今度提出されないであろうという見通しとの関連に……

第16回国会 大蔵委員会 第14号(1953/07/03、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 為替局長に御質問申し上げます。この設備輸出為替損失補償法に関するものですが、きわみて率直にお尋ねします。この法案を提出した理由は、対英、対米為替レートの変動を予想して出されたということが、重大関心事であります。その点を率直にお答え願います。  それからもう一つ予想される点は、たとえばプラント輸出先の動乱とか、そういうような事情のために、決済が不能になると予想されることはありませんか。そういう程度ならいいのですが、とにかく為替レートの変動があるというようなことを予想して、この法案が出されたのであるかどうか、その点率直にお答え願います。

第16回国会 大蔵委員会 第29号(1953/07/24、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 主税局長に法人税率と法人の交際費の問題につきましてお伺いしたいと思います。昭和二十五年六月に朝鮮事変が勃発いたしまして、これを契機とし、特需の収入増を見込みまして、おそらく法人税は三五%から四三%に引上げられたと思います。その引上げの反面において、事業税の軽減というようなこととコンビネーシヨンせしめた事情も知つておりますが、要するに三五%から四二%に引上げたゆえんのものは、朝鮮事変の勃発であります。ここに再び朝鮮に平和が立ち返らんとしておるときに、この法人税率を三五%程度に引下げる御意図はなかつたものかどうか。この第十六国会の開会に先だつて新聞に流布されたところは、やはり三五%説が……

第16回国会 大蔵委員会 第30号(1953/07/25、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 総裁に簡単に一言御質問します。中小企業金融公庫が発足いたしますと、国民金融公庫は零細者金融の本来の使命に立ち返るために、乙種の貸付をとりやめるというふうなことが、中小企業庁の金融指導要領ですか、何かにうたわれておりますが、そういうふうになるのですか。
【次の発言】 愛知政務次官にお尋ねをいたします。先ほどの私の質問に対しまして櫛田総裁は、中小企業金融公庫が設置せられても、国民金融公庫の乙種融資をやめることはないと言明せられました。しかしながら六月一日付の「中小企業金融対策の現況」と題するパンフレツトにおいて、中小企業庁は次のような見解を発表しております。重要な点だけを読みますと、中……

第16回国会 大蔵委員会 第31号(1953/07/28、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 前会の大蔵委員会管掌の諸事項調査のための採択動議に関連しまして、再度動議を提出したいと思います。それは財政及び金融制度調査小委員会をつくつて、小委員の人数を七名とする動議で、ございましてその委員の氏名は委員長に一任したいと思います。

第17回国会 大蔵委員会 第3号(1953/11/04、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 ちよつと関連して……。まず次官に質問いたします。何か一般論的なお話なんですが、そうでなしに、印刷局の仲裁裁定だけに限定しまして、まず特別会計から二十八年度において一般会計の方に繰入れらるべく予定された益金は幾らですか。
【次の発言】 先ほど五億とおつしやつたのは……。
【次の発言】 そうするとまだ二億一千万ほどあるのじやないでしようか。この間の仲裁裁定自身の予算との差額は多分一億三千万ほどあります。そうすると、それで十分カバーできる余地があるのではないですか。
【次の発言】 広い財政的見地から、いろいろな支流から金を吸い上げようという河野さんの立場はわかります。しかしあなたは局長自……

第18回国会 大蔵委員会 第5号(1953/12/05、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 簡単に質問いたしますが、全国百三十万人の地方公務員に対する期末手当の問題でございます。これは国家公務員の場合と同様、さきの夏季手当のときに〇・二五筒月分が操上げ支給になつております。従いまして、その残りの〇・二五とそれから勤勉手当の〇・五筒月ということで、合せて〇・七筒月になりますが、国家公務員同様、地方公務員に対して一・二五を支給するというような建前に立つている以上は、〇・五輝月分の財源を必要とするわけであります。そこで政府といたしましての処理は、大体その所要額を七十三億円と最終的に見込んでおりまして、その半額に当る三十六億程度を平衡交付金によつて支給する。こういう建前をとつてお……

第19回国会 大蔵委員会 第11号(1954/02/23、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 関連して、たまたま私の名前に言及されたので……。昨年の多分八月三日の本会議でございます。そのときには、中小法人と大法人との間に、いわゆる法律的には平等ですが、実際上扱いとか実施の状態ということを考えますと、結果として非常に差別待遇が出て来る、こういう点と、それから低額所得者、特に給与所得者の問題について戦前との比較論をやつております。こうした点が渡辺さんの良識にに触れて、今回の改正案でちよつぴり反省されておる。ところが今中小法人に関します井上委員の質問に対しまして、私の質問が当らなかつたというふうにお申出でございまするが、しからば私は、今回の法人税に対するあなた方のこの提出法案に対……

第19回国会 大蔵委員会 第16号(1954/03/04、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 大蔵政務次官にお伺いします。ただいま議題になつております法律各案のうち、財政法第四十二条の特例に関する法律案に関連してでございますが、この提案の内容のうちに、安全保障諸費、それから連合国財産補償費の問題が出て来ると思いますが、連合国財産補償費を別にしまして、安全保障諸費につきましてお伺いしたいのであります。  これはおそらく二十七年度の予算におきまして五百六十億が計上されまして、二箇年にわたつて使い得る繰越し明許費といたしまして現在に至り、またこの法律案の趣旨は、二十九年度に繰越した、かような点であろうと思いますが、現在までこの二箇年間に実際に使われた金額は幾らあるか、まずその点を……

第19回国会 大蔵委員会 第19号(1954/03/10、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 ただいま議題となつておりまする税制諸法案のうち、関税定率法につきまして最初御質問申し上げます。このたび関税法案と関税定率法改正案の二つがここに議題となつておりますが、まず関税定率法のうちの重要機械類の暫定免税についてお伺いしたいのであります。  まず最初にこの免税規定の対象となつた機械類の年間免税額はどのくらいであつたか。
【次の発言】 そうすると、大体機械類の定率は二〇%ないし三〇%くらいですか。そうしますと、それから計算しまして輸入総額は幾らになりますか。
【次の発言】 そうすると、二十八年度の十二月までがそうですと、年度末で百億くらいになりますか。

第19回国会 大蔵委員会 第21号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 一月末における全国銀行の預金と貸出しのポジシヨンを見ますと、預金におきまして大体二兆六千四百億、それから貸出しにおきまして二兆六千七百六十億ですか、ほとんど一緒で、むしろ逆に貸出しが三百五十億ほど多いのです。通常の預金と貸出しのポジシヨンはどんなふうにあるべきなんですか。われわれ聞くところによりますと、もし預金が一〇ならば貸出しが七、このくらいの比率が大体健全な状況である、かように考えておりますが、これについては異論はありませんか。
【次の発言】 私が最初さようにお尋ねしたのは、一〇の預金に対して、七の貸出しをやる、これはもちろんそのあとの算定のバランスを採算のよい株式投資にすると……

第19回国会 大蔵委員会 第25号(1954/03/19、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 生活協同組合法改正の厚生省案が目下厚生委員会で審議されておりまして、その結果租税特別措置法中消費生活協同組合に対する課税につき、特別な措置をとらるべき旨が申し入れられておるのであります。その趣旨につきまして、先ほど厚生委員の長谷川保氏からるる説明がありました。私はこのことに関連しまして、政府の意向をただしたいと思つております。  まず私は、消費生活協同組合に現在課税されておることが異例であろう、かような考えに立つております。率直に申し上げまして、協同組合に対する課税というものは、少くとも流通過程における点を考えまして不当である、かように考えております。具体的に言いますと、今のいわゆ……

第19回国会 大蔵委員会 第32号(1954/03/31、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 本日本会議にMSA協定の承認を求める案件が出ております。このMSAが過ぐる三月八日に両国間に調印を見た際に、アリソン大使は、この協定は日米両国の合意によつてなされた、こういうふうに言うております。私は、アリソン大使をしてあえて日米両国の合意によつてなされた、こういうことを言わしめるところに日本の悲劇があろうと思います。もう一つは、昨年の暮れにやはりニクソンが日本にやつて来まして、練馬の保安隊の本部ですか、そこに参りまして、保安隊の諸君を閲兵、査閲した際に、あなたたちはすばらしい、ボランテイア、志願兵である、祖国の国防をになつての志願兵である、こういうことを言つております。はなはだく……

第19回国会 大蔵委員会 第33号(1954/04/01、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 土屋清先生にお伺いします。御三方とも積極的な賛成でございます。私どももこれに対しましてもちろん外国貿易に依存度の強い日本の現状におきまして、当然このことが強力に進めらるべしという観点に立つております。ただ今回の法律案がわれわれの期待するものよりあまりにもなまぬるいような感じがしておるので、不満があるのです。そういう点から質問申し上げたいのであります。  結局為替専門銀行ができましても、市中銀行への気がねから、特にフエーヴアを与えぬということを政府は答弁しておる。ただそこで画然として、歯にきぬを着せずして言うておることは、支店網に対しては十五、六店出させる、あるいは外貨の預託の集中的……

第19回国会 大蔵委員会 第34号(1954/04/02、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 春日君の質問に関連しまして、きわめて簡単ですがお伺いしておきたいのです。この外国為替銀行法をただ見ただけでは、外国の銀行が日本におりまして、それが第四条の二項にうたわれておるような条件を備えて、ここで為替銀行として許可を求めて来た場合も考え得ないことはないと思う。この法律に規定されている限りではそのことが必ずしも不可能ではない。ただ大蔵大臣の免許にかかわら上めておる点でしぼれるとは思いますけれども、この点に対しましての御見解を伺つておきたいと思うわけです。
【次の発言】 私は両派社会党を代表しまして、ただいま上程されました外国為替銀行法案並びに今苫米地君の述べられました附帯決議に対……

第19回国会 大蔵委員会 第39号(1954/04/13、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 参考人のどなたでもけつこうですが、この企業資本充実のための資産再評価等の特別措置法案が通過した場合、最終の利得者はだれか、こういう点で少し質問をしたいのであります。最近町村合併促進法というのができまして、四月一日を期して今まで町であつたものがいきなり市になつたのがたくさんあります。しかしその実態を見ますと、きのうまでの町は依然として実質的にはかわりませんで、名前だけが市になつている、かような例をよく見受けます。私はこの法律案によりまして、今回ここに出ております法律案が施行された場合、企業というものは非常に合理化されるということが皆さんから言われておりますけれども、この法律案はどつち……

第19回国会 大蔵委員会 第40号(1954/04/14、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 関連して。今の問題ですが、たとえば保安庁経費というものが二十九年度において、数字が正確でありませんが、かりに六百億といたします。そうすると三十年の二月でも三月でもけつこうですが、その時分に未使用分が半分の三百億残つたといたします。今度あらためて三十年度の予算を組むときに、やはり前年通り六百億組むということになりますと、新たな財源として三百億を考えて、前の使い残りと合せて六百億をあらためて組む。従来でしたらこういうことであつたはずです。ところが私これで心配するのは、たとえば二十九年度に六百億の予算を組んで、三十年の二月に三百億を残しておるのだけれども、一応これは契約してしまおう。こう……

第19回国会 大蔵委員会 第47号(1954/04/26、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 ただいま福田君の質問にかかわる国の所有に属する自動車の交換に関する法律案に関連しまして、二、三御質疑いたしたいのであります。先週井上さんとあなたの方との質疑関係で、かなりこの法律案提出の御意向が尽されていると思うのですけれども、財政上従来の行き方ですと、たとえば自動車の払下げによる金銭の出し入れば、雑収入として国の会計に入つて行くと思うのです。ところが今回の改正によりますと、その点が少し事態がかわつて来ると思うのです。御承知のように政府は一兆予算を出して、これの徹底のために特に物件費の削減という点で、相当各省の節減に向つて強力にしわ寄せが来ていると思うのです。ところが政府のそうした……

第19回国会 大蔵委員会 第67号(1954/07/13、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 本日の議題の一つたる金融に関する件に関連しまして、私は大蔵省東条為替局長にお伺いしたいのであります。  実は日米石綿社なる会社が設立が企図されまして、通産省は技術及び外資導入を大体許そうというような腹で、これに対しまして、聞くところによりますと大蔵省も一応これに同調して、外資審議会で過去四回これが検討を行つたそうでありますが、この検討の結果についてひとつ御報告をいただきたいのであります。特に外資審議会は、現在のところこの問題を否決したのであるか、それとも保留しておるのであるかを明確にされたいのであります。
【次の発言】 その保留が大体否定的な結論が出るということを予想しての保留でな……

第19回国会 大蔵委員会 第70号(1954/09/09、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 あとで詳しいことは河野さんからお聞きしますが、ただMOF勘定設定をめぐりましての論議が新聞にちよつと出ておりましたので、政府の最終的な見解というものがきまつておるかどうか、すなわち、もつと具体的に言いますと、この勘定の設定を複数銀行に認めるか、単数を考えているか、この点を伺いたい。
【次の発言】 この一行だけに認めようという問題に対して、自由競争を阻害するという観点から反対論があろうと思うけれども、しかしこの専用銀行を設立した一つの趣旨は、そうした自由競争というか、国内市中銀行の自由競争ということに対する見解、認識から出発したものでありますから、国際的な視野からして集中的に、効率的……

第19回国会 大蔵委員会 第71号(1954/09/10、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 銀行局長にお尋ねいたします。実は昨日大蔵大臣が中座いたしましたので、私の質問がそこで中断されておるのであります。七日の東京の一部の夕刊に出ているのでありますが、東京銀行が九月一日からMOF勘定を設定される。ところが今の東京銀行が昔の正金のような単独法によるところの銀行でないという理由から、他のいわゆる市中銀行がやはり同様な恩恵を与えよということで、あなた方の方に強く申し出ている模様が書かれているのであります。その点につきましてどのようないきさつになつているか、現在までの経過をお知らせいただきたいのであります。
【次の発言】 MOF勘定の設定を一行に必ずしも限定する必要はないように思……

第19回国会 大蔵委員会 第72号(1954/09/11、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 今春日君の質問に対するあなたの方のお答えにつきましては、許可の申請に対するパーセンテージの高下が論ぜられておりますが、しかし春日君が指摘されたように、許可された絶対数に対しまして御配慮いただきたい、こういうのでありますすが、実際に母子家庭で困つている方が専売公社の出張所、あるいは小売組合に参りましてその点を相談するようなときに、たとい許可になつても、いきなり最初の資金が二十万円とか、一番少くても十五万円くらいのものがいる。このことが小売商たらんとする意思を途中で挫折させてしまう例がとても多いのです。そこで今普通の母子福祉法とか、そういうことの例外ではなしに、一般の方の申請の場合、最……

第21回国会 大蔵委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 動議を提出いたします。すなわち本法案に対する質疑はこの程度で打切りまして、ただちに討論採決に入られんことを望みます。

第21回国会 大蔵委員会 第2号(1954/12/21、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 池田さんにお伺いいたします。先ほど大平委員の質問に対しまして、昨日の警告の趣旨は内貨預託ばかりでなしに外貨預託の問題にも及ぶ、かような答弁がありました。そこでもう少しつつ込んでお伺いいたしますが、MOF勘定です。これは為替専門銀行の東京銀行に対しまして、たしか九月に大蔵大臣から許されておるわけです。ところがこのMOF勘定をめぐりまして、他の市中銀行もこの預託を受けることを非常に要請しておると思うのです。しかし今までのこの討論というか、質疑の経過に見ましても、内貨預託に関してこれだけの問題を起しております、手が広がつてから、あとを回収することがむずかしくなつておる。こういう事情にもか……

第21回国会 大蔵委員会 第3号(1955/01/24、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 関連して。減税の対象は、低額所得者が一応対象になっておるとのことですが、減税の方式は基礎控除で行くか、勤労所得の税率の控除ですか、一五%から二〇%、あるいは二五%に上げるとか、そういう方式で行くか、それとも四万五千円の今の農高限度をもっと引き上げるか、この三種類があると思いますが、どの方式で行くかを一応お示しいただきたいと思います。
【次の発言】 勤労控除率、それを考えていますか。もう一つ、歳入の方面が、間接税の増収だけが大体主張されておりますけれども、大企業への傾斜減税、これを見直し、是正するというふうな方針を持っておられますか、その点をお伺いします。


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 大蔵委員会 第4号(1955/03/30、27期、日本社会党(右))

○平岡委員 平田長官に質問をいたします。  実は一昨日の予算委員会、わが党の小平忠君に対するあなたの答弁を拝聴いたしておりましたが、その折に、やはり本日もあげられました農業所得に対する課税を、年度別にあなたは申された。すなわち二十七年度で百二十三億何がし、二十八年度で四十五億何がし、それから二十九年度におきまして三月十五日締め切りで七十九億何がしということを申されております。私はこの説明を聞いておりまして、三月十五日では七十九億であるけれども、あとかなり余裕があるのじゃないかというふうにお聞きしておったのです。ところが本日、あとの余裕は大したことはないとおっしゃるところを見まして、ちょっと疑念……

第22回国会 大蔵委員会 第23号(1955/06/22、27期、日本社会党(右))

○平岡委員 現在日本の国民大衆に対して、税負担軽減のための絶対的回答は、軍事費の削減、削除に帰着いたします。しかしこの委員会においては、租税制度のらち内において、これが軽減の相対的回答を打ち出すことが課題であります。私はこの回答の主軸をなすものが、疑いもなく租税特別措置法等によって庇護せられている特定階級、または特定大企業のための偏向減税制度を廃止することであると考えるものであります。年間六百億前後に上る恩典減税額を取り戻して、生活苦にあえぐ低額給与所得者、中小企業者、農民等の恵まれざる階層の税負担軽減の資に回す措置こそ、当面のわれわれの最大の義務であると考えております。私は日本社会党を代表し……

第22回国会 大蔵委員会 第32号(1955/07/14、27期、日本社会党(右))

○平岡委員 質問の順序ですが、関連質問なら、少くとも先に申し込んである人の同意を得るようにしてもらわぬと困る。おとといから申し込んできょうは二番目になっているはずですが、六番目に回されて、時間ぎりぎりにやられるというのは非常に不愉快です。そういう点を、一つ今後十分気をつけて運営していただきたいと思います。  私は、ただいま上程されております資金運用部資金法の一部を改正する法律案に関連しまして、中小企業者あるいは勤労者向けの金融施策につきまして、数点につき質問をいたしたいと思います。  まず第一に、昨年日銀にある国庫余裕金の預託問題が、その法律上の可否とも関連いたしまして問題になりました。そして……

第22回国会 大蔵委員会 第36号(1955/07/22、27期、日本社会党(右))

○平岡委員 資金運用部資金法の一部改正案に関しまして、理財局長にお尋ねいたします。さきに指定預金制度について会計検査院が疑義ありとせし理由は、指定預金は、日本銀行に対する預金の形態をとってはいるけれども、実質的には金融機関に対する融資と認むべきものがある、預け人にこのような運用条件を指定したものは、事実上信託運用と異なるところがなく、預金とは認めがたいところである、このような国庫金の運用は、明確な法令の根拠に乏しい云々とありまして、要するに適法性を欠いている点にこれが是正の必要を要求しているものと考えられます。よってこれが解決案を考えるに当りましては、実態に即しての合法化をはかることが最も適切……

第23回国会 大蔵委員会 第1号(1955/11/29、27期、日本社会党)

○平岡委員 税金問題で中断せられましたが、実は同僚春日君から、先ほど中小企業向けの融資要請の質問がるる開陳せられましたが、私はこれと一連の関係から、労働金庫に対する年末融資の件につきまして、要望と質問を申し上げたいと思います。  すでに銀行局長の手元まで、あるいは全国労働金庫協会の方から資料が提出され、要望もなされておると思いますが、その概要は、今全国にありまする四十五の単位金庫の集計としまして、年末における資金需要が全部で二十九億円、そのうち自己資金でまかない得るものが約十八億円、従って十一億円の不足を生ずるので、これを資金運用部資金から短期資金として、三カ月を限度として融資してほしい、これ……

第23回国会 大蔵委員会 第4号(1955/12/10、27期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま議題となりました昭和三十年の年末の賞与等に対する所得税の臨時特例に関する法律案につきまして、社会党を代表してその趣旨と内容について御説明申し上げます。  わが国の家庭生活の習慣は、冬季におきましては各種経費のかさむ事情にあり、特に年末、年始にはこの点著しいのでありまして、これを考慮され年末手当が支給されておりまするが、いろいろの事情から十分な金額が支給されておりません。他方従来勤労者の税負担率が重いという声はちまたに満ちあふれ、その軽減の必要あることは今さら申すまでもないことと存じます。本年八月内閣の諮問機関として発足しました、各界代表よりなる臨時税制調査会においても、給与……

第23回国会 大蔵委員会 第6号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○平岡委員 黒金さんの質問はなかなか正鵠を得ているのです。しかしその点は、私の方としましても、今あなたの言われたようなことを吟味した上で、この提案をいたしております。一口に言いますれば、心理的には――心理的と申しましょうか、結果としては、勤労者の賞与の非課税ということになると思います。しかし本来の立場は、言いかえますれば純理論的に、給与所得者の現在の偏向重税を是正するという点が重点であります。
【次の発言】 あなたにちょっと想起していただきたいことがあるのです。それは漱石の「草枕」にありまする有名な文句なのです。知に働けば角が立つ、情にさおさせば流される。この二つなのです。私は、この提案は理屈……

第24回国会 大蔵委員会 第4号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○平岡委員 現在日本の国民大衆に対しまして、税負担の軽減のための絶対的回答は、軍事費の削減削除に帰着すると考えます。私は、第二十二国会の当委員会の反対討論のときに、この点を主張いたしておったのであります。このことは、党の基本的な主張でございまするがゆえに、私はここに重ねて大蔵大臣に対し所見をお伺いする上におきまして触れたいのでありますが、しかし本日この委員会においては、租税制度のらち内におきましてこれが軽減の相対的回答を求めることが課題であると思います。そこで昨年もこのことに触れたのでありまするが、私は、大衆のための租税軽減の相対的回答の主軸をなすべきものは、明らかに租税特別措置法等によって庇……

第24回国会 大蔵委員会 第21号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○平岡委員 私はただいま上程になっておりまする国際金融公社への加盟に伴う措置に関する法律案並びにこれに関連いたしまして、政府の貿易、為替政策等につき御質問いたしたいと思います。  まず最初に、この国際金融公社への加盟に伴う措置に関する法律案について御質問いたします。これは御承知の通り、一九四四年七月にハンプシャーのブレトン・ウッズにおきまして、まず国際通貨基金協定が成立し、前後しまして国際復興開発銀行、すなわち世界銀行に関する協定が結ばれました。この二つをブレトン・ウッズ機構の一要素といたしておりますが、今回の国際金融公社は、ブレトン・ウッズ機構における三位一体の一つとして、ここに顔を出してき……

第24回国会 大蔵委員会 第22号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○平岡委員 山手政務次官にお尋ねをいたします。最近の外貨手持ちの内容、これをお示しいただきたいのであります。
【次の発言】 その大体の内訳、具体的には米ドル、それからポンド、それからもう一つは米ドル建オープン勘定の残高、この三つにつきまして……。
【次の発言】 米ドル建のオープン勘定の残高が二億四千万ドルですか。
【次の発言】 それにはあなた方のいわゆる非流動的債権も含んでおりますか。
【次の発言】 ちょっと数字が合わないように思うのです。というのは、インドネシアが一億八千万ドル、それから板垣さんがおられましたら御確認願いたいのですが、対アルゼンチンの帳じりが一億ドル、それから韓国が四千八百万……

第24回国会 大蔵委員会 第26号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○平岡委員 外貨予算関係の資料を要求いたします。為替局と関係局に資料提出方をお願いいたしたいと思います。  資料の第一は、閣僚審議会における三十一年度の外貨予算編成方針と討議された問題点。資料の第二は、三十一年度外貨収入の見積り、貨物輸出、特需収入、貿易外収入を区分し、なお二十八年度、二十九年度、三十年度分の実績も示されたい。それから第三の資料は、三十一年度の輸入貨物並びに貿易外支出予算と二十八年度、二十九年度、三十年度分の実績。それから第四の資料は、三十一年度輸入貨物の予算区分と明細、すなわちabcとして言いますが、aは先着順制引当分の総額と輸入貨物の種類、数量、金額。bは外貨割当分の総額と……

第24回国会 大蔵委員会 第31号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○平岡委員 石村委員の質問に対しまして、大蔵大臣は、外為会計の日銀移管を示唆されました。これは重大な御発言でありますので、次の機会にその理由を詳細に御説明願いたいのであります。外貨管理を中央銀行にやらせるか、あるいはイギリスが現在やっておるように、政府による平衡資金制度を確立したらいいかは多くの議論の存するところでございます。次の機会に十分御解明をこの際要請申し上げておきます。

第24回国会 大蔵委員会 第38号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○平岡委員 いやきわめて簡単に質問いたします。  まず最初に、税理士の現況調べのうち、資格認定者がございますが、この資格認定者は、経験年数二十年以上の地方税賦課事務担当者、それから十五年以上の国税行政事務担当者の二つのグループがあろうと思うのですが、その内訳をお知らせ願いたい。
【次の発言】 その点は後日でけっこうでございます。わかりますか。
【次の発言】 次に、実はこの税理士法と直接の関連はございません。むしろ何も関係のないことですが、昨日主税局の方に非公式に申し入れて、善処方を要請申し上げた問題でありますが、ちょうど国税庁長官がおりますので、この際お伺いしておきたいのであります、それは一昨……

第24回国会 大蔵委員会 第45号(1956/07/17、27期、日本社会党)

○平岡委員 さきに新聞紙上に報ぜられるところによりまして、懸案のLUA制度の撤廃を政府がきめたことを知りました。事実なら大へんけっこうなことと存じますが、念のためにそれが事実かいなか、それから撤廃実施がいつから始まるか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 次に外銀筋のリアクションについて御質問いたします。あなたの言われる通り、これは占領下の遺制ともいうべきものであるから外銀自身におきましても、こんな極端な保護政策はないことを知っておるはずであります。廃止は予見していたことと思うのであります。そこで、格別のリアクションはないと思うのでありますが、念のためこの点についてお伺いしたいのです。

第26回国会 大蔵委員会 第6号(1957/02/20、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 暫時休憩いたします。     午後三時十五分休憩

第26回国会 大蔵委員会 第7号(1957/03/01、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 石村英雄君。
【次の発言】 田万廣文君。
【次の発言】 竹内俊吉君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次会は来たる五日午前十時三十分より開会することとし、これにて散会いたします。    午後五時十一分散会

第26回国会 大蔵委員会 第10号(1957/03/08、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 御意見に沿うよう善処いたします。質問をどうぞお続け願います。
【次の発言】 渡邊国税庁長官にお尋ねします。昭和二十九年の十二月四日、社会保険診療報酬についての課税の特例制度が設けられまして、医師、歯科医師の社会保険診療報酬については所得税法、法人税法の例外として百分の七十二を経費としてみなす、逆に申しますれば二八%を課税所得とすることがきめられて今日に至っております。当時この立法の趣旨は、社会保険診療報酬の一点単価が、政策単価として政府より不当に低位に定められておるので、単価が適正単価に改訂せられるまでこの特例を設けるという趣旨であったはずであります。立法の趣旨からの当然の帰……

第26回国会 大蔵委員会 第14号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○平岡委員 私は、主として租税特別措置法案につきましてお伺いいたしたいと思います。本会議でも質問申し上げ、御回答を賜わったのですが、的が相当はずれておったと思いますので、この機会にかいつまみまして、要点だけお伺いしたいと思います。  まず御質問申し上げる前に、私は現在の租税自体が非常に重い、これが軽ければ租税特別措置の余地がある、こういう点を少し掘り下げて考えていただきたいと思うのであります。たとえばコップの中に水を入れまして、それに塩を加えていきます。ある程度の塩は、飽和点に達するまでは溶けますが、そのあとは沈澱します。それと同様に、税金も飽和点以上だと、溶解され切れずに沈澱を生ずると思う。……

第26回国会 大蔵委員会 第16号(1957/03/20、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に差しつかえがありますので、指名により私が委員長の職務を行います。  とん税法案外税関係九法律案を一括議題として質疑を行います。奧村又十朗君。
【次の発言】 では横錢重吉君。
【次の発言】 神田大作君。

第26回国会 大蔵委員会 第17号(1957/03/22、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 午前の会議はこの程度にとどめ、午後二時より再開することとし、暫時休憩いたします。    午後一時十二分休憩

第26回国会 大蔵委員会 第19号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○平岡委員 私は、福岡県庁に起りました第一相互銀行事件につきまして、御質問したいと思うのであります。  その前に、まず銀行局長がおいでにならないのですが、聞けば御病気とかいうのですが、昨日も出ていらっしゃったし、明日もまた出られるそうなので、特に本日をはずしたというふうに考えられるのですが、このことにつきまして、かわりに出てきました福田さん、この辺の事情はどうなんですか。
【次の発言】 東條猛猪、たけだけしいイノシシが、そんなに簡単に病気になるとは思われないのですが、それは委員長の御発言もありますから、そのように後日質問をするということで、福田久男検査部長に対しまして質問いたします。  最初に……

第26回国会 大蔵委員会 第20号(1957/03/28、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に差しつかえがありますので、指名により私が委員長の職務を行います。  とん税法案外税関係七法律案を一括議題として、質疑を続行いたします。奧村又十郎君。
【次の発言】 ちょっと、今参議院予算委員会から大蔵大臣出席方の要求が参りましたので、なるべく簡潔に質問をお願いいたします。
【次の発言】 それでは、引き続き特定多目的ダム建設工事特別会計法案を追加議題として質疑を続行いたします。横山利秋君。
【次の発言】 奧村君。
【次の発言】 石村君。
【次の発言】 石村さんにちょっとお諮りしますが、農林大臣が見えておりまして、何か漁業協定の問題で時間の制限……

第26回国会 大蔵委員会 第30号(1957/04/19、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に差しつかえがありますので、指名により、私が委員長の職務を行います。  去る十三日当委員会に審議を付託されました、参議院提出にかかわる社会福祉事業等の施設に関する措置法案を議題として審査に入ります。まず提出者より提案理由の説明を聴取いたします。参議院議員山下義信君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終りました。本法律案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、臨時受託調達特別会計法案を議題といたしまして、質疑に入ります。横錢重吉君。
【次の発言】 次に、金融に関する件について石野久男君より発言を求められておりますか……

第26回国会 大蔵委員会 第31号(1957/04/23、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 中崎さんいいですか。
【次の発言】 次に、金融に関する件について横錢委員より発言を求められておりますので、これを許します。横錢委員。
【次の発言】 次に、臨時受託調達特別会計法案を議題として質疑を続行いたします。質疑はありませんか。――別に質疑もないようでありますから、これにて質疑を終了いたしますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって本法律案に対する質疑は終了いたしました。  討論の通告がありますので、これを許します。横錢君。
【次の発言】 これにて討論は終了いたしました。  これより本法律案について採決いたします。本法律案に賛成の諸君の起立を求……

第26回国会 大蔵委員会 第35号(1957/05/08、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 次に、金融に関する件について奧村委員より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 春日君の趣旨に沿うように取り計らいます。  午前中の会議はこの程度にとどめまして、午後は一時半より再開いたすこととし、暫時休憩いたします。    午後零時四十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律の一部を改正する法律案を議題としまして、質疑に入ります。奧村又十郎君。

第26回国会 大蔵委員会 第36号(1957/05/14、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 次に石村英雄君。
【次の発言】 ただいま委員長から申された通り、本委員会に臨時通貨法の一部改正案が上程されておりますが、百円銀貨の発行数量、規格等が、審議日程に入っております。そこで、その材質をいかにすべきかということが一課題になっておりますが、この際硬貨の材質につきまして、日銀の率直な御意見を承わりたいと思います。なお一歩進めまして、通貨論といたしましては、昔の場合ですとノミナリスト、メタリストのこういう論争がございました。今こういう問題はございません。むろん国の経済力が通貨流通の原動力でありまして、その通貨の価値維持の支柱であることは言うまでもないのであります。私はそうい……

第26回国会 大蔵委員会 第38号(1957/05/16、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 これにて提案理由の説明を終りました。本法律案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 次に、準備預金制度に関する法律案を議題として質疑を続行いたします。横山利秋君。
【次の発言】 春日一幸君。

第26回国会 大蔵委員会 第39号(1957/05/17、27期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま議題となりました接収貴金属等の処理に関する法律案に対する修正案について、趣旨弁明をいたします。案文につきましては、お手元に配付いたしましたので、朗読は省略いたします。提案の趣旨は、約七百三十億円に上る日銀地下倉庫に眠る接収貴金属等をこの際すみやかに活用すべき点については、われわれも異議のないところでありますが、政府原案の力点は、いずれかというに返還中心に置かれているのに対しまして、われわれは、国民感情を尊重し、その大部分を国庫に帰属せしむべしとする立場に立ち、かつこれが売払代価をもって基金を設定し、社会保障、科学その他学術の振興等に充てようとするものであります。  次に、修……

第26回国会 大蔵委員会 第40号(1957/05/18、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 専売公社監理官白石正雄君、専売公社生産部長西山祥二君、農林省農業協同組合部長河野恒雄君、農業協同組合課長大和田啓気君。あなたから御要求の公取委の委員長は連絡中でありますが、まだ御出席になっておりません。
【次の発言】 手続をとっておりますが、まだお見えになっておりません。

第26回国会 大蔵委員会 第48号(1957/09/10、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 今石村さんからお申し出の件につきましては、明日の理市会に諮りまして、参考人の人選等もきめていただくし、その御趣旨に沿うような取り計らいをいたしたいと思います。  井上良二君。
【次の発言】 横路委員。

第26回国会 大蔵委員会 第49号(1957/09/11、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 有馬君の緊急質問を許します。有馬君。
【次の発言】 税金のことは、大蔵大臣はあまり得手でないということなんで、私の質問は、金融の問題につきまして少しお伺いしたいのです。  大臣は、近くIMFの総会に出られますが、日本の為替市場といったらおかしいですが、わが国には、パックドァー・エクスチェンジ・レートがあります。三百六十円、一ドルではございません。これは現実の問題であります。今回のIMFでは、IMFのきめているところの各国の通貨の対米ドル比価、これが一応問題になりそうなんです。たとえば、フランスのフランがもう少し低くきめられるとか、あるいは西独のマルクが強過ぎるから、これを引き……

第26回国会 大蔵委員会 第51号(1957/10/05、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 休憩前に引き続きまして会議を開きます。  税制に関する件、金融に関する件及び専売事業に関する件について質疑を続けます。石村英雄君。
【次の発言】 次に大西君。
【次の発言】 次に、神田君。
【次の発言】 政務次官は、先ほど結婚式のために、ちょっと時間をいただきたいということで、出られたということを聞いております。
【次の発言】 それでは、さように取り計らいます。
【次の発言】 神田君、今あなたのは、時間だけの、二時間半ということはないという反証さえあげればいいのか、それと、もう一つは、六千万円を千七百五十万円に削ったという、この事実ですね、この両方を……。

第26回国会 大蔵委員会 第52号(1957/10/10、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に差しつかえがありますので、指名により、私が委員長の職務を行います。  最初に専売事業に関する小委員長より、小委員会の審議経過につき、文書をもって報告書が提出されております。御手元まで印刷配付してありますか、これを会議録に参照として記載したいと存じます。御了承願います。
【次の発言】 金融に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので、これを許します。春日一幸君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度にとどめまして、午後一時まで休憩いたします。    午後零時十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。金融に関する件に……

第27回国会 大蔵委員会 第4号(1957/11/06、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。委員長に差しつかえがありますので、私が委員長の職務を行います。ただし、この会議では租税特別措置法等の一部を改正する法律案及び設備等輸出為替損失補償法の一部を改正する法律案、この二案件につきましては、野党側から修正動議も出される、こういう見込みもあります。従いまして、この委員会における質疑は与党の方に聞いていてもらわなければならぬのです。そこで、与党の出席が悪いので、きょうはこの二法律案の直接的な質疑はやりません。そこで直接的な関係でございません銀行局長に対する井上良二委員からの質問だけをこれからやります。井上良二君。

第27回国会 大蔵委員会 第5号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○平岡委員 私は、この際中小企業に対する年末徴税に関する件について、本委員会において決議をされんことを提案するものであります。    中小企業に対する年末徴税に関する決議案   本委員会は、政府に対し次の事項ついて善処されることを要望する。   最近の中小企業の経営の実情にかんがみ、年末に際し、徴税が強行されるときは、中小企業に対する諸般の施策の効果を損い、不測の混乱を起すおそれがある。   よって、年末徴税に当っては、苛酷に亘らぬよう財産の差押、競売並びに物件の引揚等については、税務当局は特に慎重を期せられたい。   右決議する。  以上であります。何とぞ御賛成あらんことを望みます。

第27回国会 大蔵委員会 第6号(1957/11/08、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に差しつかえがありますので、私が委員長の職務を行います。  本日は、不動産銀行の問題につきまして、日本不動産銀行頭取星野喜代治君及び同行常務取締役山中信男君の御両名が参考人として出席しておられます。  参考人の方々には、御多用中のところ御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。では金融に関する件について調査を進めることにいたします。質疑の通告があります。これを許します。竹谷源太郎君。

第28回国会 大蔵委員会 第4号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○平岡委員 外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、私は大蔵大臣に質問いたさんとするものであります。  あなたは一月三十日の衆議院本会議で、対インドネシア賠償関係費に関する手落ちにつきまして、政府が提出した外国為替資金特別会計予算関係書類のうち、三十二、三年度の予定貸借対照表において誤まったことは遺憾で、正誤することにしたから御了承いただきたいと述べて、遺憾の意を表されました。単にあなたが遺憾の意を表し、正誤表を出して処理するというだけで許され得ぬ問題と存じますので、この委員会を通じまして、政府の態度を明らかにしてほしいと存じます。私ども社会党は、あなたの陳謝と正誤表の……

第28回国会 大蔵委員会 第7号(1958/02/19、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 ただいま春日委員の提案につきまして、理事会で協議の上善処いたしたいと思います。  しばらく休憩いたします。     午後零時三十九分休憩

第28回国会 大蔵委員会 第11号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○平岡委員 外国為替資金特別会計法の一部改正案に関連しまして、アルゼンチンのオープン勘定協定につき、若干の質問をいたしたいと思います。つきましては、一九五三年の四月にオープン勘出定協定が成立して以来の今日までに至る概要を、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 いろいろこまかいことはあとから質問しますが、最初にお聞きしたいのは、対アルゼンチン・オープン勘定協定成立時に条約として国会の批准を求めたかどうか。
【次の発言】 オープン勘定協定をもって、あなた方は執行協定と考えていると思うのです。執行協定であるなら、これに先行する条約が何かあると思うのですが、それは何でしょうか。

第28回国会 大蔵委員会 第12号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○平岡委員 関連して、ちょっと申し上げます。外国為替資金特別会計などという鬼面人を驚かすような名前だから、いかにも特別なものであり、従って特別な処理が許されるようにあなた方はお答えですけれども、私の意見では、これは、一般会計を全株主とする一つの銀行じゃないですか。従いまして、損失の処理において減資をするというときには、株主たる一般会計に相談しなければならぬはずですよ。要するに結論は、この外国為替資金特別会計それ自体では、問題を処理するということに無理があるのですよ。やはり一般会計に関連あるインドネシアの賠償とか、そういうことは、どんな無理をしても、どこかで馬脚を現わしているということがこの姿で……

第28回国会 大蔵委員会 第15号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○平岡委員 外為資金特別会計の一部改正案に関連しまして、外務大臣にお尋ねいたします。先ほど石村君から質問のあった事項でございますが、別な角度からお伺いしたいと思うのです。  わが国経済が貿易に依存する度合いの高いことは、論を待たないところであります。貿易の成否は、わが国経済の興廃を決するものでございます。政府によって示されている統計の羅列は、昭和三十一年度、同じく三十二年度のわが日本輸出貿易の仲張を誇示しております。しかしながらこれが実態は、名目上の統計数字とは雲泥の相違であり、焦げつき債権が政府保有外貨のうちで三十数%にも達する現状は日本の経済的破局をはらむものと断ぜざるを得ないのであります……

第28回国会 大蔵委員会 第17号(1958/03/13、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 横田君御要望の、山際日鉄総裁を参考人として本委員会に招致の件は、後刻理事会に諮って善処いたします。
【次の発言】 次に、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案及び食糧管理特別会計における資金の設置及びこれに充てるための一般会計からする繰入金に関する法律案の両案をあわせて議題とし、質疑を続行いたします。足鹿覺君。

第28回国会 大蔵委員会 第18号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○平岡委員 ちょっと議事進行について御質問があります。  質疑に入る前に、当委員会運営に関しまして疑義をただし、委員長の所見をお伺いしたいと思います。仄聞いたしますと、自民党内にますらお派出夫会が結成されまして、会長が南條徳男さん、この指揮下、午前においてはおおむね十時、午後においてはおおむね一時、委員会開会の時間に、定足数に達せざる委員会にこのますらお派出火連中が動員されて、そうして形式的に委員会を成立せしむるや、また次の委員会に移動していく、こういうことが新聞等に報ぜられております。これはまことに言語道断なことと存じます。当委員会がもしこのようなニコヨン動員によって形式的に成立させられたこ……

第28回国会 大蔵委員会 第19号(1958/03/19、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長代理 石村君。


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 大蔵委員会 第6号(1958/06/26、28期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま議題となっておりまする外国為替資金特別会計法の一部改正法案につきまして、質問をいたしたいと思います。  この法案の提出理由といたしまして、政府の説明によりますれば、旧清算勘定その他の諸勘定の残高に関する請求権の処理に関する日本国政府とインドネシア共和国政府との間の議定書第二条の規定に基き、日本国がインドネシア共和国に対して有する請求権を放棄したことにより、外国為替資金に生じた損失の処理を定める必要がある、これがこの法律案を提出する理由であると、きわめて事務的に淡々と述べられております。しかし、しかく事務的な問題ではなしに、この政府の法律案は、われわれが究明すべき幾多の問題を……

第29回国会 大蔵委員会 第8号(1958/07/01、28期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま議題となりました昭和三十三年の夏季の賞与に対する所得税の臨時特例に関する法律案につきまして、その趣旨と内容について御説明申し上げます。  わが国の家庭生活の習慣は、夏季におきましては各種経費のかさむ事情にあります。これを考慮され夏季手当が支給されておりますが、いろいろの事情から十分な金額が支給されておりません。他方、従来勤労者の税負担が重いという声はちまたに満ちあふれ、その軽減の必要があることは今さら申すまでもありません。そのため、全日本の給与所得者は、声を大にしまして、夏季手当の実質的向上を叫び続けて参りました。すでに今日まで数回にわたってこの種法案が提案されて参りました……

第29回国会 大蔵委員会 第12号(1958/08/12、28期、日本社会党)

○平岡委員 この問題に関連しまして少しお聞きします。  前回の接収貴金属処理法案は、政府がぜひ通してくれと強調された理由の一つとしまして、百円銀貨の材料が足りないからということをおっしゃった。ですから、処理法案の提案理由の大きな部分がそこにあったわけです。それを、今回その処理法案を出さなくてもやれるというのはおかしいのじゃありませんか。矛盾はありませんか。
【次の発言】 全体を通じましてあなた方の説明はとても便宜主義だと思う。抵抗が強いと便宜主義でやる。これは例がないことはないのです。例の教科書の問題につきましも、法律でむずかしいということになると、政令でやってしまうとか、行政措置でやるとか、……

第29回国会 大蔵委員会 第13号(1958/09/10、28期、日本社会党)

○平岡委員 私がこれからなさんとする質問は、必ずしも大蔵委員会に付議すべきものであるかどうかは少し疑問がございますが、法務委員会等がすでにきのう終りまして、そのチャンスがございませんので、まげてこれはお許し願いたいと思います。  九月七日に、ジョンソン基地におきまして、第二のジラード事件ともいうべき不祥事件が勃発いたしたことは、皆さんの御承知の通りであります。こ  れは電車射撃殺人事件でありまして、加害者はピーター・E・ロングプリーという航空三等兵、被害者の方は武蔵野音楽大学の学生の宮村祥之君。現在捜査中でございまして、これが公務上に生じた事故であるか、あるいは公務外の事故であるか、従いまして……

第30回国会 大蔵委員会 第2号(1958/10/07、28期、日本社会党)

○平岡委員 佐藤委員と多少重複することがあろうと思いますが、二、三点お伺いいたします。  まず、公定歩合の金利の引き下げの問題でございますが、政府の真意はどこにあるのでしょうか。というのは、今のあなたのお答えから私どもが引き出し得ることは高金利政策は望ましくないものだから、世界的な輸出とか貿易の競争力の立場からいって、できるだけこれを引き下げていきたいというのが本筋である。これはわかります。しかし、少し意地悪く考えますと、経済の景気について今のあなたの表現では沈滞期である、こういう表現でございました。不況だということになれば、不況対策としての予算措置を政府でやる必要も出てきはせぬかと思って、多……

第30回国会 大蔵委員会 第4号(1958/10/21、28期、日本社会党)

○平岡委員 帰朝御報告に関連して、佐藤さんが質問されましたことにも関連しますが、この点で一点お伺いします。それからあと、最近意匠がきまって新発足を見るということが流布されておる百円銀貨の改鋳問題について、お伺いしたいと思います。  最初に、まず、東南アジアの経済開発基金、国会で大いに論議されましてでき上りましたこの基金が、今回大蔵大臣の東南アジア旅行において、関係国と話し合った結果からいうたら、あまり役に立たぬじゃないかという印象を私どもは受けるのですが、この東南アジア経済開発基金は、結局どういう方法で今後これを利用していくつもりでございますか、お伺いしたいのであります。

第31回国会 大蔵委員会 第1号(1958/12/16、28期、日本社会党)

○平岡委員 関連して。  大蔵省の一万円札の発行は私は中途半端であるという感じがするのです。発行の理由として先ほど正示さんが読み上げられたことに徴しましても、大口の商取引関係、銀行金融関係の便宜のためということが明確になっておる以上は、むしろ飛躍的に十万円札の方がよかったのです。これは、庶民のふところに入るがごとく入らざるがごとく、中途半端な点が一番いけない。一万円の金額というものは、戦前の価値からいいますと三十円くらいです。現実に一万円というものは庶民の一般の人たちにも入り得ることは事実なんです。そうすると、たとえば小売屋では、日用品の買いものに対しまして、それだけのつり銭をやっぱり用意しな……

第31回国会 大蔵委員会 第3号(1958/12/18、28期、日本社会党)

○平岡委員 ちょっと関連して。  この論議を聞いてみますと、整理の仕方が大体文字通り塩業者を整理していくということに力点があるように思うのです。それで、補償の問題が、企業補償であるとか、最低限度の社会保障的なものとか、そのことも御意見が分れておるようです。むろん業者の方は企業補償、それから従業者の方は期待所得をカバーし得る補償を要望されております。  そこで、財源の点なんですが、私はこの際塩脳部長にちょっと示唆しておきたいと思うのです。これは山本幸一さんがおれば一番よくわかるのですけれども、かつて、精麦の業界が、非常にオーバー・プロダクションになっておるために、整理をされました。そのやり方が、……

第31回国会 大蔵委員会 第7号(1959/02/06、28期、日本社会党)

○平岡委員 関連して。  補正予算の財源は日銀に保管の金地金の評価益によるかなり無理な政府の提案の仕方なのですが、とどのつまり酒井さんのおっしゃる世銀とIMF、この二つへの出資のためにこんなことをしなければならぬ、こういうお答えでありましたが、私どもも世銀並びにIMFに対する出資の増額、この必要性は社会党としても認めます。しかし、必要性を認めるからといって、緊急性を直ちに認めるわけにいかぬ。あなたのお答えを聞きますと、出資の応諾の時期が世銀において九月一日、払い込みの期限が九月三十日、片やIMFにおきましては、応諾の時期が九月十五日まで、払い込みが十月十五日、こういうことでありまするから、なお……

第31回国会 大蔵委員会 第8号(1959/02/10、28期、日本社会党)

○平岡委員 私も食事をしておりません。ですからこれはお互いのことなんで、この際、最小限で一時間はちょうだいしないと困りますので、一つ空腹でございましょうが……。
【次の発言】 私もそのつもりでやりますけれども、あまり時間を切らずに……。  ただいま同僚委員から各般にわたる質疑をいたしました。私がこれからお尋ねすることも多少重複することもあろうと思うけれども、今の応答を聞いておりますから、その点はなるべく避けてお尋ねしたいと思います。  最初に公定歩合の問題、次に欧州諸国の自国通貨の対ドル交換性回復の問題、三番目に公約減税に関連しながら租税の問題、この三点を主要テーマとしてお聞きしたいと思います……

第31回国会 大蔵委員会 第9号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○平岡委員 政府の出して参りました昭和三十三年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案につきまして疑義がございますので、お尋ねいたします。  この法律案では、三十三年産早場米についてのフェーバーを、売り渡し時期を五期に分け、段階的に処理せんとするものでありますが、昨年の同じような臨時特例法律と違う点があります。それはこの段階の三つ目の区画なんですが、昭和三十三年十月十一日から同月二十日までの間に売り渡した米穀については、玄米換算正味六十キログラムにつき六百四十円、こういう価格が一つあります。ところが、昨年はこの期間が十月の十一日から同月の二十一日までになっておったはずであります。一日の違……

第31回国会 大蔵委員会 第10号(1959/02/17、28期、日本社会党)

○平岡委員 大蔵大臣に質問いたします。まず、私は、最初税金の問題につきまして政府の所信をただしたいと思っております。三十四年度予算案における税金は、総括的に見て増税であるのか、減税であるのか、それをお答え願います。
【次の発言】 私が質問しているのは、総括的に見て、三十四年度予算案における税金が、果して増税であるのか、減税であるのか。あなたの方の与党が減税を公約されて、その線に沿うてやったということをいわれているのですけれども、私は、きわめて皮肉かもしれぬけれども、この予算案について言う限りにおいて、税金は増税であるか、減税であるか、これを率直にお答え願いたい。

第31回国会 大蔵委員会 第13号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○平岡委員 入場税法案が出てきますと、皆さんが待望久しかったにもかかわりませず、この入場税法案が必ずしも現在の映画事業あるいは関連産業の要望するものに即応しておらぬ、こういう御意見が参考人の各位から申し述べられました。国家財政の観点からはいろいろな制約があります。今回の減税法案は、総額において十九億円だけの減税をいたすという一応の政府の提案でございまして、私どもはできるならば減税の絶対額もぜひともふやそう、こういう考えに立っております。そこで私どもは減税の問題をどういう点から序列を設けたらいいか、こういうことが私どもの当面の関心事でございます。そこで皆さんの今までの御高説を聞いておりますと、城……

第31回国会 大蔵委員会 第15号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○平岡委員 関税定率法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案につきまして、若干の質問をいたしたいと思います。  現在政府が、公約の線に沿いまして、いろんな品目の減税を考えておられますが、たとえば入場税にいたしましても十九億の減税、この金額十九億をめぐってかなり論争されております。それから、物品税につきましても、初年度三十四億円、こうした金額をめぐりまして、いろいろ検討も加えられ、論争されております。ところが、こうした入場税であるとか、あるいは物品税とか、相当世論の関心を持っているような項目にいたしましても、この程度の金額であります。ところが、この法律案に示されており、免税をなお一カ年送らん……

第31回国会 大蔵委員会 第19号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○平岡委員 ちょっと関連いたしまして、この事件の前後処理につきまして、具体的な問題を伺います。実は、この被害の一つのグループとしまして、飯能市に中外証券の支店がございまして、この事件に関する限りは三千万円の実損でございます。関係者は百数十名、この破産の報が一たび伝わりますと、この関係者が債権者会議とも申すべき会合を開きました。これはどうしてそういうふうになったかと申しますと、飯能の中外証券の支店長という方は、土地の有力者、元の飯能銀行の頭取をやっておった佐野作次郎という人なんです。この人、今教育委員長もやっておるし、どこから見ても非のない人なんです。そこで、その人の人徳を隠れみのとしながら、こ……

第31回国会 大蔵委員会 第23号(1959/03/18、28期、日本社会党)

○平岡委員 私は、駐留軍並びに特需関係の離職対策の一環といたしまして、本委員会に関係のある事項について、政府の意向あるいは関係当局の意向をたださんとするものであります。  駐留軍関係、特需関係で労務者の解雇は本年もまた前年に引き続きまして各地に大量に発生いたし、労働不安、ひいては社会不安を起し、きわめて深刻な様相を加えております。こうした事態に対処するために、昨年第二十八国会で、駐留軍関係離職者等臨時措置法の制定を見ましたが、必ずしも法律の実効が上っておるとは思えません。そこで、今申しましたように、本委員会の所管事項に関しまして、特に政府の御留意を願って、この法律の実効を期するための行政措置な……

第31回国会 大蔵委員会 第26号(1959/03/25、28期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま提案されました所得税法の一部を改正する法律案の提案理由説明を申し上げます。  最近、鳥取、徳島などを中心として農業法人化の問題が惹起し、本委員会においても重要な問題として論議されましたが、この問題の発端は、農業並びに中小企業者などの租税が比較的に過重であるところに原因していると存ずるのであります。この法律案は、このような租税負担の現状にかんがみ、所得税法第十条第二項中「使用人の給料」を「使用人の給料(納税義務者と生計を一にする配偶者その他の親族(その年一月一日現在において年令十五歳未満である者を除く。)で、当該納税義務者の経営する事業で不動産所得、事業所得または山林所得を生……

第31回国会 大蔵委員会 第31号(1959/04/07、28期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま議題となりました接収貴金属等の処理に関する法律案に対する修正案について、提案の理由を御説明申し上げます。  案文はお手元に配付されておりますので、朗読は省略いたします。  修正の理由を申し上げます。本案は、接収貴金属の返還につきまして、戦時中半ば強制的に貴金属を供出した者との間の均衡を考えるときに、国民感情がこれを納得しなかったため、過去数国会にわたって審議未了となったものでありますが、他面、憲法上の財産権尊重の建前からは、もとの所有者に返還することはやむを得ない措置でもありますので、国民感情と憲法上の観点との両者を彼此勘案いたしまして、ここに納付金を百分の二十から百分の五……

第33回国会 大蔵委員会 第2号(1959/11/12、28期、日本社会党)

○平岡委員 議事進行。  この問題につきましての論議は、公社的見解とそれからもっとより高次な国家的な見解と、角度が違うと思う。その調整をする必要があると思いますので、この論議に基づきまして委員長に一つお諮り願いたいことは、三党の理事と、それから質問者である横路君、発言者である細田さんをも加えまして、拡大理事会でさらにこの問題を検討する、そういうふうにお取り計らい願いたいということを、動議として一つお取り上げを願います。

第33回国会 大蔵委員会 第3号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○平岡委員 関連。  わが党で大蔵大臣に十四日に申し入れをしたわけです。この値上げ問題に対しては厳に慎むようにということで、その際ほんとうにそういう意思があるかどうか聞きただしましたところが、景気がいいんだから、高級物の酒、たばこに対してとるのも、これはやむを得ぬじゃないかということを言うておるわけです。だから、あなたは、大蔵大臣に責任がないというけれども、わが党からの正式の申し入れに対して、増税も一案であると、それを裏書きしたような言明をされておるわけですから、あなたはそれを頭から否定するわけにいかぬと考えます。

第33回国会 大蔵委員会 第8号(1959/12/10、28期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま議題になっております法律案は、実は三十一国会で本委員会におきまして十分論議もされ、昨日もまた質問等もございまして、すでに論議はし尽くされたと考えております。そこで、ただ三十一国会において本委員会で論議されなかった点は、参議院における修正点だけであります。すなわち、協定価格等につきましては、大臣勧告のクッションを入れてくれ、こういう修正が業界等から要望として持ち出され、それが参議院において取り上げられて、修正をされてここに来たわけであります。そこで、全体とすれば、私どもの論議ももう十分尽くされておると思うので、けっこうと思うのですが、ただ三十一国会におきまして本委員会でこの同……

第34回国会 大蔵委員会 第5号(1960/02/24、28期、日本社会党)

○平岡委員 ちょっと関連して。  今酒井さんのおっしゃったことなんですが、外人の持っておりまする株のパーセンテージが一番多い会社でも七%くらいだとおっしゃいましたけれども、石油関係の企業はそんなことではないように思うのですが、その点をお尋ねします。

第34回国会 大蔵委員会 第6号(1960/02/25、28期、日本社会党)

○平岡委員 昨日来、この委員会におきまして貿易・為替の自由化について論議されてきましたが、私も、補完的な意味からも、政府の所見をこの機会にただしたいと存じます。  わが国におきまして、貿易・為替の自由化の問題が現実の政治日程に上ったのは、まことに急激に、昨秋来のことであります。そこで、もともと米国に対しましてどうもお弱い立場にある現内閣によって取り上げられ、強行されようとする点で、国民の不安と懸念があるわけであります。もとより、他方におきましては、一昨年末西欧の諸国が対ドル為替自由化に踏み切り、次いで欧州共同市場もスタートしまして、そうした一般的な傾向としても自由化は根強いものであります。そう……

第34回国会 大蔵委員会 第7号(1960/03/01、28期、日本社会党)

○平岡委員 今回、合成酒の級別の発展的解消と準一級酒の創設のために、酒税法の一部を改正する法律案が提案されております。ところで、業界の関心事は、やはり花どきを控えまして早くこの法律を通してくれ、こういうもっともな要望がございます。ところで、私どもは、租税の三大柱である酒税につきましては、いろいろ検討すべきことが多いのでありまして、必ずしもこの業界の要望に即時にこたえるということに対しましては、いささか疑問を持っておるわけであります。そこで、内々事情をよく聞いてみますと、早く法律を通してくれというこの主張の具体的な理由としまして、法律が通って後、相当期間級別審査の時間を要するということでございま……

第34回国会 大蔵委員会 第8号(1960/03/03、28期、日本社会党)

○平岡委員 酒税法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、消費者の立場から主税局長に質問いたしたいと存じます。  昨日の各紙に発表したので、わが党の税制改革要綱はごらんのことと思いますが、作成の担当者としまして痛感したことは、従来所得税――大法人については、それが直接税であるだけに国民の関心も深く、従いまして各党とも相当の研究をし、政府においても、きわめて消極的ではありまするが、これらのわれらの主張に追随、応諾してきたことは認めるところであります。社会党の提示いたしました標準家族四十二万円の非課税限度の実現をもし見るならば、生活費には課税すべからずとの命題は、一応達成せられるわけであります。……

第34回国会 大蔵委員会 第9号(1960/03/08、28期、日本社会党)

○平岡委員 国税庁長官に、税の徴収の問題につきまして一点質問いたしたいと存じます。  質問は滞納者の納税義務を第三者に転嫁強制する債権差押通知書にかかわる長岡税務署所管の事件についてであります。この通知書は、二月十二日付で長岡税務署長の二戸憙一郎君より小林進なる人に向かって発せられました。滞納者は長岡市の日興建設株式会社、滞納額は源泉所得税と法人税の利子税と延滞加算税でありまして、その合計は一万三千九百七十円。金額はわずかでございますが、問題は、債権の肩がわり差し押えをなしている事実であるのであります。この通知書の記載内容の概要を申し述べますと、日興建設株式会社が小林進君に対して有すると称する……

第34回国会 大蔵委員会 第10号(1960/03/10、28期、日本社会党)

○平岡委員 参考人にお伺いいたします。  為替自由化に伴う問題として、八点ほどの問題につきましての御開陳がございました。第一点の円価値維持のことでございますが、根本的な問題といたしまして、円の価値維持を行なうために、たとえばドイツ等におきましては、財政が金融をあまり押さえ遇ぎてはいけないということで、むしろ財政と金融を別に分けていくという思想があります。一方におきましては、ケインズあたりの言うているように、財政と金融は一体たるべし、こういう議論があります。そこで、日本の円価値維持につきまして、日本銀行法の改正等をめぐって、私は、今申し上げましたケインズ的な立場が推進さるべきか、あるいは西独のウ……

第34回国会 大蔵委員会 第11号(1960/03/15、28期、日本社会党)

○平岡委員 議事進行について。  政府の説明を聞けばわかりますが、法律案そのものはどうにでも解釈できるような案文です。従ってちょっと手を入れたらどうかと思うのです。従いまして、五分ほど休憩して、ちょっと理事会を招集してほしいのです。

第34回国会 大蔵委員会 第12号(1960/03/17、28期、日本社会党)

○平岡委員 午前中の質疑に関連する必要資料といたしまして、政府は、長岡税務署による滞納者の差し押えに関し、第三債務者に対する債権差し押えの令書を出した事例を、その内容に触れて、三十四年度のものを月別に提出されたい。

第34回国会 大蔵委員会 第15号(1960/03/30、28期、日本社会党)

○平岡委員 関税暫定措置法案として提案されました原油、重油関税について、この際野党として次の意見を申し上げます。  原油、重油関税は、従来関税定率法で定められた関税率によらず、関税特別措置で軽減税率が適用されてきました。この関税特別措置が、今回、政府の財源あさりから一応取りやめの方向で、暫定措置に法案として上程せられたのであります。特別措置を取りやめるべしという観点からは、この法案による復活措置を現時点では一応是認いたします。しかし、貿易の自由化が必然のコースである限り、日本製品の輸出コストをめぐる問題といたしまして、工業原材料、エネルギー源並びに国内産業の育成等の立場から、関税の適、不適があ……

第35回国会 大蔵委員会 第6号(1960/10/12、28期、日本社会党)

○平岡委員 給与担当大臣にお尋ねいたします。十一日の閣議で、政府は国家公務員の給与の引き上げに対する人事院勧告をいれまして、十月一日から平均一二・四%引き上げ、地方公務員もこれに準じて引き上げるとの方針を内定したと伝えられております。立法化と公布の時期はいつかをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それでは、大体この臨時国会のあとの通常国会の冒頭、年内に立法化し、これを公布せしめる、そういうお考えですね。
【次の発言】 かりに年内のいずれかの国会におきましてこれが公布された場合でありますが、十月以降公布の月の十二月に至るまでのベース・アップ差額については、これはやはり十二月に支払うというわけ……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 大蔵委員会 第3号(1961/02/07、29期、日本社会党)

○平岡委員 大蔵大臣の御出席を得ましたので、税制関係の事項と、もし時間がありまするならば、貿易自由化の問題をめぐりまして御質問したいと思います。  まず、税制改正の件でありますが、今回の税制改正で、給与所得者に対しまして、夫婦と子供三人のいわゆる標準家族の年収三十九万円までが非課税限度となりました。現行の三十三万の非課税限度から見れば、確かに減税であることに間違いないようです。しかし、政府の一連の値上げ政策、それにからまるインフレ・ムードによりまして、現実の家計というものは非常に圧迫されております。政府の統計によりますと、昨年の十月におけるところの全都市消費世帯の平均支出が、一カ月当たり三万一……

第38回国会 大蔵委員会 第6号(1961/02/15、29期、日本社会党)

○平岡委員 私は山際総裁にお尋ねしたいと思います。  先般の大蔵大臣の財政演説におきましても、金利引き下げ問題に関連して、その理由づけとしまして、自由化の進展に伴って国際競争力を強化するために、国際的にも割高なわが国の金利水準を国際水準にさや寄せすることが重要であるということを説かれました。きょうの日銀総裁のあなたの説明の中にも、昨年八月の一厘の引き下げ、あるいは今回の引き下げの背景としまして、この貿易・為替の自由化に即応する必要から、このことをなすのだということが強調されております。ところで、この点は別段争う必要はないと思うのですが、実はもっと手近な問題としまして、米国のドル防衛に協力すると……

第38回国会 大蔵委員会 第8号(1961/02/21、29期、日本社会党)

○平岡委員 質問に先立ちまして私は資料を要求いたしますから、委員長におかれては資料提出につきまして御配慮いただきたいと思います。  まず、東京証券取引所における売買高と売買代金並びに売買手数料収益の変遷、これは二十四年取引所再開後今年一月までを各月別及び一日平均、それから次に同じく有価証券取引税の月別金額、同期間です。  第二の資料、右のうち四大証券の占むる地位を知りたいので、四大証券の分を各社別に作成せられたし。ただし、各社別ということになると弊害があろうというなら、A、B、C、Dと符号はかまいません。そのようにお願いいたします。  第三の資料、取引所再開後今日までのダウ平均と単純平均のグラ……

第38回国会 大蔵委員会 第9号(1961/02/23、29期、日本社会党)

○平岡委員 私は主として手数料の問題について御意見をお伺いしたいと思うのですが、その前に二月二十一日――一昨日でございますか、東証会員総会がございまして、決定された事項が新聞に報道されております。そのことに関連しまして、最初に三点ほどお尋ねをしたいと思います。  まず第一に、信用取引銘柄の現行五百株単位を千株として三月一日から実施するという取りきめがございますが、そういたしますと、今度五百株以上千株未満の分は端株になると思うのです。端株の取り扱いは従来投資家に対しては不利となっておるようですが、この問題はどういうふうに処理されますか。小池さんから御所見をお伺いしたいと思います。

第38回国会 大蔵委員会 第13号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○平岡委員 主税局の方にお尋ねいたします。  このほど埼玉県下におきまして、送電線線下補償をめぐって、不動産所得とみなして課税するという川口税務署と、損害補償だから課税するのは不当だとする川口市の農村地区住民とが対立してもめました。去月二十五日国税庁から線下補償金には課税するという指令が全国各税務署にきているのであるから、課税しないわけにはいかないとのことで、農民側が押し切られまして納税することになりました。納税の条件は、まず第一に、補償金の二割を経費として控除する。第二に、残り八割は五分五乗方式による分割納入で、累進税率を鈍化することによって納税額を軽減するという骨子からなり、話が一応ついた……

第38回国会 大蔵委員会 第14号(1961/03/14、29期、日本社会党)

○平岡委員 戦後自由国家群の首脳がブレトン・ウッズに会しまして、第二次世界大戦が各国がアウタルキーに偏した政策をとってきたことからきていることを反省し、将来に向かっては国際的な分業を進めていく。つまり自由交易というものを主として、世界経済を確立していくという方向が確定しまして、そこから世界銀行が発足し、IMFが発足し、これと対応するところのガット機構もできたわけであります。それが、戦後経営の特殊事情から、そうしたプリンシプルが全面的に押し出されることが制約されておりましたが、十五年たちましていよいよその方針が世界的にプリヴェールされてきたわけであります。そうした背景から考えまして、日本の国が好……

第38回国会 大蔵委員会 第15号(1961/03/15、29期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま堀さんも触れられましたが、税負担の公平化が政府の機関ないし諮問検関等で論ぜられる場合には、わきから見ていますと、広く国民の視野に立たず、ともすれば現保守党政府のうしろだてとなっている。スポンサー筋に対する政治配慮に堕してしまって、国民に対する生活配慮を欠いているのではないか、かような感じをいなみ得ないのであります。先ほど来論じられておるところの利子所得特例の不当にいたしましても、中山さんのおっしゃられる、大義名分の立つ国際金利へのさや寄せのタイミングからこのことをするのだというような高尚なことでなしに、むしろ銀行に対する一大敵国をなしておるところの証券業界等の均衡論からこれ……

第38回国会 大蔵委員会 第20号(1961/03/24、29期、日本社会党)

○平岡委員 議事進行。  バルク・ラインだかバルク・グループだか知らぬけれども、全体的に見てこの関税定率法は早期に発足させるという趣旨であった。その反面には、具体的な問題としてはかなり問題があるかもしらぬということは、暗に御容認ではないかと思います。ただいま加藤さんから提起された事案だけを見ましても、あなたの言う三五%が平均なんだということは、計算しますと千百三十円ということになりますね。千百三十円のもののアベレージなら三五%。ところで、実際にイギリスから入るものは、それ以下の比較的安いものが入るのですから、パーセンテージとすれば三五%をはるかに上回るという実情です。つまりイギリス製品に対して……

第38回国会 大蔵委員会 第22号(1961/03/28、29期、日本社会党)

○平岡委員 二月の二十八日の各朝刊に硫安合理化のための税制改正という見出しで記事が全面的に出ました。それによりますと、政府は、硫安工業の合理化対策の一つとして、硫安の輸出による過去の赤字を損金として落とし、これに見合う過去の納め過ぎの税額を将来納める法人税から差し引くことにきめた、こういうことが出ているわけであります。私ども国民の気持を体して大いに議論しているところは、租税特別措置それ自身は例外的なもので、むしろ消極的な事案として逐次これをやめなければならぬという立場をとっておることは、皆さんも御承知の通りであります。そういう中で新しくこうした租税特別措置を設けていくということに対しましては、……

第38回国会 大蔵委員会 第23号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○平岡委員 きのうに引き続いてお尋ねしますけれども、懸案の四十二ドルの目標達成の具体的なプログラム、青写真を一つお示し願いたい。
【次の発言】 第一表で歴然としておるように、国際競争力の点におきまして、ドイツと比べまして六ドル五十セント違いますね。そうすると、この国際競争力を増すための条件は、何といっても企業それ自身の製造方法の転換ということにあろうと思うのですが、なお、日本の対外競争力を弱める要素として、肥料二法ですか、これも作用しているように考えられますね。コストの方は歴然としてよくわかるのですけれども、肥料二法が日本の輸出力のリターディング・フォースというか、足を引っぱる力として働いてお……

第38回国会 大蔵委員会 第28号(1961/04/19、29期、日本社会党)

○平岡委員 きょう上程になっておる法律案に必ずしも直接関連のないことでありますが、小金郵政大臣がお見えになっておりますので、お伺いしたいと思うのです。  けさほどの毎日新聞の投書欄に、「不合理きわまる郵便年金」と題しまして、投書が載っております。これは短いですからちょっと読みますが、この問題につきまして当局の御説明をいただきたい。「老後の生活安定ということで年金額三十円、五十才支払開始の据置終身年金に三十年前に加入契約した。」三十年前の話です。「掛金は四十八円三十九銭、第一回支払開始昭和三十六年七月となっているので、」そろそろ受給の期に入ってきたというわけです。そこで、「受給に必要な注意事項を……

第38回国会 大蔵委員会 第31号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○平岡委員 三十五年度の国の予算という大きな本が各議員に配付されましたが、その五百五ページから六ページに出ている数字なんですが、三十五年度のたばこの総売り上げが二千七百三十八億七千八百万円、そうしてたばこの専売納付金としては千三百九十一億五千七百万円、こう出ているわけです。そういたしますと、総売り上げに対する専売納付金のパーセンテージが結局五〇・八%、ところが、別に非公式にいただきました私の手元にある統計ですと、ピース、光、いこい、新生、ゴールデンバット、富士云々、こういう個別的な品名別の専売納付金のパーセンテージは、一番多いので四九%、低きはみのりの三二%、おしなべて四七、八%のところが大体……

第38回国会 大蔵委員会 第35号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま議題になっておりまする国家公務員共済組合法等の一部改正法律案は、まさにこの委員会を通過せんといたしておりますが、私は、この共済組合の連合会の運営の根幹をなすところの役員の選任関係が、理事の選任につきましても評議員の選任につきましても偏向しておって、あまり民主的ではないことを指摘したいのであります。すなわち、理事の選任につきましては大蔵大臣の権限が強力に過ぎるきらいなしとしません。なおまた、評議員の構成の現状を見ますと、各省の会計課長が大体選任せられておりますが、この点はぜひとも改めてほしいと思うのであります。率直に申しまして、職員の組織を代表する人をこの評議員に当てるべきだ……

第39回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第3号(1961/10/06、29期、日本社会党)

○平岡委員 オリンピック東京大会組織委員会の事務総長をなさっておりまする田畑さん、あるいは組織委員会の会長の津島さん、どちらでもけっこうです。実は本日の午後組織委員会が開催せられることが新聞に報道されておりますが、ここに付議されるべき議案をお示しいただきたい。
【次の発言】 そういたしますと、昨年十一月の組織委員会の決定をくつがえし、変更しまして、新たに決定がなされる公算がきわめて強いわけですか。
【次の発言】 新聞等によりますと、東都知事、鈴木副知事の御両氏は、依然朝霞選手村たるべしという立場を変えていない、そういう言明をされております。しかしながら、その言明から多少時間がたっておりますから……

第39回国会 大蔵委員会 第5号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○平岡委員 関連。農業近代化助成資金設置法に予定しています政府の出資が三十億ですね。ところが系統金融機関の融資総ワク三百億というのろしを上げておりますけれども、三百億貸した場合に、政府において一分を負担するということになれば三百億円要るわけですね。ところが、実際には三十億を資金運用部に預託して、その運用果実一億八千万円を大体予定しているのですからつじつまが合わぬですね。これはどういうことですか。

第39回国会 大蔵委員会 第6号(1961/10/18、29期、日本社会党)

○平岡委員 輸出入銀行法の一部改正案に関連しまして御質問いたしたいと思います。  国際収支の逆調に対し、対策決定を迫られました政府が、去る九月二十六日に景気の行き過ぎを是正するため、経済関係閣僚懇談会の議を経まして、国際収支改善対策を正式にきめました。第一に輸出の振興、第二に財政面の施策、第三に金融対策、第四に投資抑制案、第五に消費抑制、第六に中小企業対策、以上の六つを柱とするものでありますが、中心となる輸出振興策として第一に取り上げられたのが輸出金融の優遇の強化策であります。これに関連しまして、輸出金融拡充改善措置として、これまた第一に取り上げられたのが輸出入銀行の必要資金量の確保であったわ……

第39回国会 大蔵委員会 第7号(1961/10/19、29期、日本社会党)

○平岡委員 当委員会に議題になっておりまする農業近代化助成資金設置法案に関連いたしまして、農林大臣にお尋ねをいたしたいと存じます。  昨十八日、農林大臣は、農林水産委員会におきまして、農業近代化資金助成可決の際、「農業近代化資金の資金枠を大巾に拡大しこれに伴う政府の利子補給を引上げ、末端金利が五分以内になるようにすること。」という附帯決議に対とまして、。その趣旨を尊重と、できるだけの措置をとる旨を答えておりますが、具体的に三十七年度におきましては、資金ワクをいかに拡大するかということ及び利子補給の国庫負担分はどのようになるのか、この機会に当委員会におきまして明らかにせられたいと存じます。

第39回国会 大蔵委員会 第13号(1961/11/14、29期、日本社会党)

○平岡委員 大蔵大臣にお伺いします。けさほどの新聞の報道によりますと、昨日の政府与党連絡会議で、田中政調会長から国庫余裕金を使いまして政府が金融の調整をはかるべきであるという、そうした提案がなされたと聞きますが、その内容は何であるかをお示しを願いたいのであります。  内容として考えられますことは、まず国庫預託金制度の復活、それに資金運用部資金による買オペ拡充であると思いますが、前者はたしか二十九年の暮れであったか二十八年の暮れであったか、会計検査院の疑義から廃止されて今日に至っておりますし、もしおやりになるとしても会計法、予決令の改正によるか、あるいは単独立法の制定によってこれが行なわれるもの……

第40回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第4号(1962/04/10、29期、日本社会党)

○平岡委員 先ほどの田中先生の御質問に対しまして、メーン・イベントのほかに、重要な一つのイベントとして、青少年の交歓がある。そこで、ローマ大会をきっかけにして、半ば義務的な形にすらなっておるということで、東京大会での青少年の参加者は相当多く来るであろうことが予想される。ただし、田畑さんのお気持の中には、宿舎関係とか、そういうことを懸念されまして、概数として三千人くらいというお話があったのですが、押えることがいいのかどうか、その点、もう少し御所見を承っておきたいと思います。
【次の発言】 旅費を自前でわざわざ来て下さる人たちを、こちらから数で押えるのは得策ではないと思うのです。しかも固定した国民……

第40回国会 大蔵委員会 第2号(1962/01/27、29期、日本社会党)

○平岡委員 同僚の有馬君が触れられた諸問題と多少重複するかもしれませんが、この際大蔵大臣に二、三の点につきましてお尋ねをいたしたいと思うのであります。  まずお伺いしたいのは、これは当委員会が歳入委員会ですから減税のことをお伺いしたいのであります。結論的には、国民の期待に反する程度の減税しか予算案に盛り込め得なかったわけであります。このことは率直に遺憾千万であります。昨年の年初におきまして、直接税だけごくわずか減税した三十六年度減税を不当といたしまして、私は来たるべき三十七年度におきましては、減税は特に間接税において徹底的に取り上げるべきだということを申し上げまして、この私の要望に対しまして大……

第40回国会 大蔵委員会 第8号(1962/02/09、29期、日本社会党)

○平岡委員 先ほどの日銀総裁の論述の中にもありましたが、私どもも国際収支の危機克服が昭和三十七年の日本経済の中心課題であると確信しておるのであります。そこで冒頭にこの課題をめぐってお尋ねをいたしたいと思います。  池田首相は、国際収支の均衡を本年秋ごろまでに達成する目標で、改善対策遺漏なき旨の御託宣を発しておりますが、まことに神がかりでありまして、いうならば、首相は目の子でものを言っているきらいなしとしないのであります。きょうは幸い神様でない人間山際さんがおいで下さいましたので、あなたがこの課題に対してどんな御所見を持っておるかをお伺いしたいと思うのであります。新聞紙上等を通じましての御発言か……

第40回国会 大蔵委員会 第20号(1962/03/09、29期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま可決されました入場税法の一部を改正する法律案に対して、本委員会として附帯決議を付したいと存じまして、提案を申し上げる次第でございます。  まず、附帯決議の案文を朗読いたします。    入場税法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   入場税の大幅減税に伴ない、政府は、すべての興行界に対し、減税相当額を入場料金から引き下げるよう適切な措置を講ずべきである。  次に、その提案の趣旨を申し上げます。  入場税につきましては、今回大幅に減税されましたことに伴い、これら減税分は、物価抑制の見地等から、これを入場料金から引き下げることが当然と考えますので、政府においてはこれらの……

第40回国会 大蔵委員会 第23号(1962/03/16、29期、日本社会党)

○平岡委員 関連して。今のお話で小売マージンがビールの場合十一円、現行で百二十五円に対して十一円ですから、八・八%ということであろうと思います。卸の方は不明確だと言っておりますけれども、大体三円のマージンに、それから何か輸送の――実際には輸送せず、しかも与えているお金が一円三十銭か、そうすると卸の場合において四円三十銭ですから三・八%ですね。おおむねそうじゃないですか。
【次の発言】 三円十銭じゃない。三円プラス輸送費の補給で一円三十銭ですから、四円三十銭のはずですがね。
【次の発言】 いずれにしましても、小売において八・八%、卸において三・八%、そういうことになりますと、清酒二級、合成、しょ……

第40回国会 大蔵委員会 第25号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○平岡委員 村山主税局長にお伺いいたします。今回の酒税法改正に当たりましては、本年度の税制改革が間接税の減税をやろうということ、それは所得税において減税されない層が非常に多いから、特に間接税でこの問題の解決をしようという、そうした動機からなされておることを考えますと、酒税の改正におきましても当然大衆酒を減税していくという、そういう筋できておると思うのです。  そこで何かばかにしたみたいな質問かもしれないけれども、大衆酒とは何を言うのか、それからまずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 大衆酒を規定する基準となるものは、大衆によって飲まれるもであるということですね。これは一つの条件であ……

第40回国会 大蔵委員会 第26号(1962/03/23、29期、日本社会党)

○平岡委員 日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されておりまする酒税法案に対しまして反対の意思表示をいたしたいと思います。  ここに昭和三十七年度における税制改革の一環として提案せられた酒税法は、政府の喧伝する所得税の軽減に浴さない低所得属のための大衆減税だとは、必ずしも言い切れないことを遺憾といたします。今回の酒税、物品税、入場税等の減税は、大衆消費の観点から考えられた減税ではなく、財政収入の保持を第一義とした見せかけ減税の性格が強いのであります。入場税ではなおさらですが、標準価格の定められている酒税ですら、一部の酒類を除いては、減税に先がけて値段を標準価格よりすでに上げているので、政……

第40回国会 大蔵委員会 第27号(1962/03/26、29期、日本社会党)

○平岡委員 関連して。村山さん、ほんとうに通行税に関してわれわれいろいろなことを想定してみても、該当すべき事項が現実に発生し得るかどうか疑いなきを得ないのです。ですから、具体的にそういう事例が起こるべきことの、予見される皆さんのお考えを少し述べていただきたい。人格なき社団は国鉄、日航、関西汽船等々と違う、人格なき社団が脱法的に何をやり得るか、お示しをいただきたい。
【次の発言】 今まで同僚各位から、各論的にも相当突っ込んだ質問がありました。そこでそういう各論的なことでは、かなり委曲を尽くしておると思うのです。この論議を通じて私の感ずることは、次のようなことであります。精神病者が神経衰弱者と違う……

第40回国会 大蔵委員会 第28号(1962/03/28、29期、日本社会党)

○平岡委員 法人税法につきましてお伺いいたします。  大蔵省の三月十三日付のプリントに関してお尋ねしたいと思います。退職年金に関する税制整備についてというプリントです。このプリントで順を追って質問していきたいと思うのですが、「わが国の企業においても従業員の福利厚生のための制度として、退職年金制度が設けられる機運にある。従来、わが国における退職時の給付としては、退職一時金の慣行が圧倒的であり、いわゆる企業外拠出の方式による年金制度は現実には殆んどその例を見なかったため、」そういう機運に際会したので、税制上これに即応する整備をしたい、こういうことがうたってあるわけであります。留意に値することは、特……

第40回国会 大蔵委員会 第32号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○平岡委員 ガリオア・エロア援助がはたして債務なりやいなやにつきましては、当事国の意思、国内法及び国際法との関係、従来のいきさつ等に、いろいろそういう要素がございまして、それらを総合的に判断して、妥当な解決をはかるべきものとして、国会の内外に議論を呼んだわけであります。国会の議題といたしましては、政府与党は、いわゆる債務と心得べきものとして、その道義的債務性を主張いたしました。具体的論拠といたしましては、昭和二十年四月の例の阿波丸請求権放棄についての日米両国間の協定の際の附帯了解事項に触れまして、この了解事項が、従来贈与のごとく考えられ、あいまいであった占領費、すなわちガリオア・エロア等につい……

第40回国会 大蔵委員会 第34号(1962/04/20、29期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま上程の外国為替銀行法の一部改正案というものは、為替専門銀行である東京銀行に対しまして、自己資本の五倍を限度として金融債の発行を許す、そして所要の資金を安定的に確保させまして、同行の外国為替取引及び貿易金融の円滑化に資せしめんとするものだとされておりますが、発行総額の積算基礎となる自己資本の額をまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと発行の総額というものは、二百四十億ですから、五倍ですから千二百億ということになりますね。
【次の発言】 そういたしますと、千百五十億程度となるはずでありますが、まず三十七年度分の予定発行高、それから発行のプログラム、それから債券の……

第40回国会 大蔵委員会 第38号(1962/05/06、29期、日本社会党)

○平岡委員 お見えになっている藤山経企庁長官にお伺いをいたします。  実は一昨日でございますか、参議院の大蔵委員会におきまして、わが党の木村禧八郎議員が質問いたしまして、直接聞いておったわけではございませんが、新聞紙上報道されるところによりますと、質問の要旨は次のごとくであったようであります。  政府の一枚看板として掲げておる、今秋には国際収支が均衡するんだということを言われていますが、木村さんはこれに対しまして、その均衡を達成するためには、強力なデフレ政策をとらなければならないはずだということを指摘しまして、もしそうでないならばこの金看板をはずして今秋の国際収支の均衡をはかるという目標は、こ……

第41回国会 大蔵委員会 第1号(1962/08/14、29期、日本社会党)

○平岡委員 産業投資特別会計法案に関連いたしまして、次の資料を要求いたします。従いまして委員長におかれましてはしかるべく政府当局、開銀等に対し手配方指示をお願いいたします。  要求資料の第一、ガリオア・エロア等返済協定に関する返済財源の年次計画。これが一つ。  要求資料の第二、造船貸付に関し三十七年九月末見込み残高のうちの第十五次計画以前分の残高。これは開銀、市銀別に示していただきたい。  要求資料の第三、造船貸付につきその利子額、利子補給額。これは開銀、市銀に分けて年度ごとにお示しをいただきたい。  要求資料の第四、造船貸付金元利の延滞額。これは三十七年三月三十一日の時点で開銀分、市銀分を区……

第41回国会 大蔵委員会 第2号(1962/08/17、29期、日本社会党)

○平岡委員 ここに上程になりました産業投資特別会計法改正案については、内容審議に先立ちまして論議すべきことが多々にあるので、私は逐次政府の所信をただしていきたいと存じます。  本改正は、ガリオア・エロア等戦後の米国の対日援助をこの会計の債務として支払うという点、さらに一般会計より新たに二百三十億円をこの会計に投資財源の一部として繰り入れるという、二点であります。本改正案は、さきに四十国会におきまして衆議院を通過したのでありますから、審議時間に制約あってしかるべしとの議論が政府与党にありますが、私どもはこれは全く承服しかねるのであります。  その理由を申し上げます。当時われわれは法案の精査、慎重……

第41回国会 大蔵委員会 第5号(1962/08/28、29期、日本社会党)

○平岡委員 横山君がただいま質問いたしましたことに対しまして、結局警察庁の方としてはあごを出した。そこで大蔵省の方は、一つには新しい札を発行する時期にもきているし、この際はというような御答弁でした。しかし私ども、百六十二枚、金額にしまして十六万二千円程度でございますこのにせ札対策といたしまして三十五億円を投ずるということは、これはどえらい対策ということになって、国民はそれだけでは納得せぬと思います。きわめて唐突の感があるわけでございます。言うなれば鶏を料理するのに牛刀をふるわんとする真意がどこにあるかを重ねて一つ政務次官からお伺いしたい。

第43回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第6号(1963/05/22、29期、日本社会党)

○平岡委員 川島さんにお尋ねをいたします。  オリンピックは世界民族の祭典でございますので、でき得る限り世界各国の多数の参加をたてまえといたすわけであります。東京大会は初めてのアジア地域で行なわれる大会ですから、特にアジア諸国の漏れのない参加が望ましいと存じます。川島国務大臣はここに思いをいたされまして、さきにIOCと絶縁関係にあるところのインドネシア国の東京大会の参加に対しまして御熱意を持たれていると聞き及び、私どももまことに同感であり、大臣の今後の御努力に深く期待をいたすものであります。伝えられますところでは、スカルノ大統領は謝罪等のことは一切IOCに対してする気持はないということで、依然……

第43回国会 大蔵委員会 第4号(1963/02/05、29期、日本社会党)

○平岡委員 わが国をめぐる国際環境は最近とみに著しい変貌を見つつあります。中でもEECへの英国加盟問題は、今後の世界経済の動向に大きく影響力を持つものとして、その交渉経過が重大な世界の関心事でありましたが、一月二十九日、その交渉中断が主として政治的理由によって宣告せられたのであります。EECの問題が今後いかに進展していくか、アメリカのEECの挑戦に対しての措置はいかなる方向をたどるか、通商拡大法によるアプローチが容易に成功し得るものかどうか、英国は英連邦並びにEFTAの再建に立ち戻るのかどうか、狂欄怒濤の中にありまして、わが政府はいかにその経済政策、通商政策を進めようとするか。EECをめぐる諸……

第43回国会 大蔵委員会 第8号(1963/02/14、29期、日本社会党)

○平岡委員 堀君と政府委員との間のやりとりの途中で入ってきましたので、あるいは重複するところがあるかもしれませんが、それは御寛恕願います。  昭和三十五年の十月、基準販売価格の設定以来二ヵ年四カ月を経過しました。その間経済基盤の大変革が行なわれまして、それにもかかわらず、基準価格の変更が真剣には検討されなかったということ、そこで、去年の減税を起点といたしまして、業界の大部分は大蔵省に対しまして理論的な対決をやるひまもないし、従いまして、直観的に、本能的に、自己防衛上値上げに踏み切ったわけであります。通常なら大蔵省はえらく目くじらを立てるところでありましょうが、大蔵省としても、国税庁といたしまし……

第43回国会 大蔵委員会 第12号(1963/02/28、29期、日本社会党)

○平岡委員 ただいまの佐藤委員の質問に関連することでありますが、私は山際総裁にデノミネーションの一点にしぼって御質問を申し上げたいと思います。  まず、デノミネーションについての世評の中の時期尚早論、特に大蔵省筋の不要論に対しまして、総裁はただいまの時点でいかなる立場をとらんとするのでありますか、明らかにせられたいのであります。総裁は二月二十日の定例記者会見のおり、日本の八条国移行、円の交換性回復の問題を控えてデノミネーションは早晩当面しなければならない問題であるとされております。早晩とはおよそいつごろを考えておられますか、お答えをいただきたいと思うのであります。

第43回国会 大蔵委員会 第13号(1963/03/01、29期、日本社会党)

○平岡委員 特定物資納付金処理特別会計法を廃止する法律案に関しまして、二、三お尋ねをいたします。  バナナ、パイナップルのいわゆる特別輸入利益は過去六、七年の間に百八十億円に近いところの巨額となりまして、産投会計の歳入源をなしております。自由化の機運の中でバナナ、パイナップルだけが例外たり得ませず、当然のことながらこの特別会計の実体法である特定物資輸入臨時措置法はすでに三十七年六月四日をもって失効いたしまして、この会計はいわば清算期間に入り、約十ヵ月の余裕期間を置いた三十七年度末をもって廃止すべきものとして本提案となってきたものであります。形式的な筋道として廃止法案提出は必然のことでありまして……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 大蔵委員会 第4号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○平岡委員 国税庁長官にお尋ねをしたい点がございます。それは相続税における田畑の評価額の算出は何を根拠としてやるかということなんです。お答えをいただきたい。
【次の発言】 実は首都圏整備関係からきまして、旧東京都の地区とか、あるいは武蔵野市、三鷹市等が五百名以上の従業員を雇う工場ができなくなった関係で、郊外に全部工場が新しく施設を設けます。そういうことから土地が求められるわけです。そうしますと、その周辺の地価が十倍とか二十倍に高騰しております。そういうことから相続税の問題が微妙にからまってきておるのです。具体的に申しますと、たとえば川越周辺あたりの農村地帯におきまして、そうした工場施設のブーム……

第46回国会 外務委員会 第3号(1964/02/13、30期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま議題になっておます経済協力開発機構条約の締結について承認を求める案件につきまして、若干の質問をいたしたいと思います。  きょう、実は、大橋労働大臣、綾部運輸大臣、むろん外相はそうでありますが、ことごとく御出席を願って質問をしたい、こういう気持ちでおりましたところが、予算委員会との関係でその機会にどうやら恵まれそうもありませんので、きょう質問できない事項はことごとく保留をいたしまして、後日また日をあらためてお聞きいたしたい。そういう権利を最初に保留をいたしておきたいと存じます。  そこで、最初に大平外相にお尋ねをいたします。  OECD加盟は大平外交の勝利だという説もあります……

第46回国会 外務委員会 第7号(1964/02/28、30期、日本社会党)

○平岡委員 私は、本日質問に入る前に、委員長を通じまして政府から資料の提出を要求したいのであります。  昨年わが国のOECDの加盟交渉当時存在している文書二百三十二、その後追加された十三の文書、右合計二百四十五の文書はいかなる内容を持つか知りたいのであります。この内容を知らずしてOECDに関する真の審議はできないと思うからであります。よって、委員長、まず政府に対しましてこれが提出の確認をしていただきたいのであります。
【次の発言】 議題に供せられているOECDの案件につきましては、貿易外収支に関する問題、資本取引におけるジョイント・ベンチャーの問題、技術導入契約に関する問題、外国人の株式取得の……

第46回国会 外務委員会 第11号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○平岡委員 資料提出方につきまして、重ねて政府に要求いたします。  先般OECDの文書の提出を求めましたところ、確かに配付されましたが、ごらんのとおり、配付されたものはOECDの文書一覧表としてタイトルだけの羅列でありまして、ものの役に立たないのであります。むろん、二百四十五もありますので、政府としても用意しかねたろうと思いますので、私は、この際あらためてこの項目をしぼって提出方をお願いしたいと思います。すなわち、昨年の五月の東京交渉のおりに討議の対象となった項目は、当初におきまして九十近くのもの、中途におきましてしぼったもので恥六十四項目あったはずであります。最終的には十七にしぼられたわけで……

第46回国会 外務委員会 第13号(1964/03/27、30期、日本社会党)

○平岡委員 冒頭にお尋ねいたしますことは、外電の報ずる丁外相の辞任の真偽、第二番目に、金鍾泌氏の明二十八日の帰国が二十五日のソウル学生デモの即時召還要求と関係があるのかどうか、この二点であります。
【次の発言】 私が前段にお尋ねしましたのは、韓国の二大新聞の一つである東洋通信が伝えておることであります。ジュネーブの国連貿易開発会議に出席中の丁韓国外相は本国政府に辞任の電報を送ったという記事であります。外務省で真偽は調査されておると思いますが、重ねてお尋ねいたします。
【次の発言】 それはイエスかノーかでちょっと答えてもらわぬと困るのです。外務省はこれを知らぬということはないと思います。何か入っ……

第46回国会 外務委員会 第17号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○平岡委員 OECD条約案につきまして総理にお尋ねをいたします。私には五分の時間きりございませんので、きわめて簡単に申し上げますので、御所見を賜わりたいのであります。  アジア諸国に対する日本の経済開発援助のあり方として、OECDの加盟かプラスとして作用するかマイナスとして作用するかについての御見解、御所見を承りたいのであります。実は、宮澤経企長官が国連貿易開発会議に向け御出発になりましたおりに、日本政府の態度としてまず第一に日本はアジアの一員であるという態度でいくと仰せられておるわけであります。さらに、日本政府の態度としてはプレビッシュ報告に対しましてきわめて批判的な態度であるということから……

第48回国会 大蔵委員会 第1号(1965/01/29、30期、日本社会党)

○平岡委員 池田財政下の高度成長政策は地域間、産業間、階層間に格差とひずみをもたらしました。池田内閣退陣後、これを受け継いだ佐藤内閣に課せられた財政、金融、経済政策のキーポイントは、これらひずみ是正でなければならないし、事実佐藤首相は、この課題の重要性を演説の端々で肯定せられておるのであります。それには財政金融政策の持つひずみを是正することがまず政策当局に対して要請される中心問題となるべきでありますが、昭和四十年度予算編成は、むしろ従来のひずみを依然として拡大させるものではないかとの疑義なきを得ないのであります。もともと景気調整には財政と金融の二つの道具を活用すべきなのでありますが、わが国の場……

第48回国会 大蔵委員会 第12号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○平岡委員 私のあなたに対する本日の質問は、日銀法改正に関する件、国際通貨基金対日報告に関する件、金ドル準備のうちに占める金準備のパーセンテージに関する件、この三つでございまするが、以下順を追うてあなたにお尋ねをいたしたいのであります。  まず最初に、日銀法改正に関する件でございまするが、宇佐美日銀総裁は、総裁御就任のおりに、新聞、テレビを通じて所信や見解を発表せられております。おそらく、日銀法の改正案を暗黙の前提に置かれてのことでありましょうが、政府と意思疎通をはかり、間断なき話し合いを通じて対立することもなしにうまくやっていけるという趣旨をお述べになっておられます。もとより政府とともに金融……

第48回国会 大蔵委員会 第21号(1965/03/17、30期、日本社会党)

○平岡委員 国際復興開発銀行等からの外資の受入に関する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案につきましてお伺いをいたします。  大蔵大臣は昨年の九月、IMF東京総会並びに世銀の総会のさなかに、ここを先途と精力的に活躍されまして、外資導入の折衝をされましたが、その努力が実って、世銀から四十年度借り入れ一億五千万ドルの許諾が内示をされた。引き続いて今度ジョンソン大統領の特別教書で利子平衡税を課さないポンド借款が、年間一億ドルに限って日本に許可されるに至ったわけであります。ここで念のために大臣にお伺いしたいのは、両者で二億五千万ドルはだいじょうぶなのかどうかということであります。と申すのは、特別……

第48回国会 大蔵委員会 第23号(1965/03/23、30期、日本社会党)

○平岡委員 喜田村さん、通達の根拠はどこにあるかというと、国家行政組織法の第十四条第二項、それで国税庁長官は部下に対して拘束力を持つ通達が出せる。しかしこれは当然には国民を拘束しないということですね。ですから、それに異議があるならば、国民は裁判に訴えて理非曲直を明らかにする権利がある。それはそのとおりですね。ところがそれは非常に消極的なんだ。ですから、通達それ自身の地位を税法上どこかに明文化して、あとから追っかけていくというような形でなしに、構造的にそれを取り入れるという措置が確かに必要だと思うのです。米国にしてもドイツにしても英国にしてもみなそれをやっているわけです。さっき泉さんが、何か米国……

第48回国会 大蔵委員会 第25号(1965/03/25、30期、日本社会党)

○平岡委員 私の本日の質問は、一、税法と通達との関係、二、税法で認めらるべき会計の方法、三、非課税所得としての旅費の実態、四、法人税法案の第三十七条第六項における時価の概念、この四点にしぼり、質問を申し上げたいと存じます。時間の制約がありますから、答弁は簡潔に質問の焦点に対応するようにお願いいたします。  まず第一の課題である税法と通達との関係についてお伺いいたします。私たちは大蔵委員でありますがゆえに、しばしば苦情とか相談とかを納税者から持ちかけられているわけでありますが、納税者のこぼす話のうちに、税務署に行って相談したら、国会議員の先生方によってつくられた法律だから、われわれにはどうするこ……

第48回国会 大蔵委員会 第36号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○平岡委員 関連ですから、なるたけ簡単にお聞きします。  結局、吹原事件は単なる詐欺事件か、それとも疑獄に発展する可能性のあるものか。すなわち経済違反か政治問題かということが論議の焦点になると思っております。政府は内心じくじたるものがあると見えまして、首相をはじめ、いままでの各委員会におきまする御答弁を見ますと、政治の大もとを正さなければならぬというふうに道義的責任は云々しながらも、経済問題だとの主張を貫かんとしておるわけであります。しかし広く世間の納得し得るところではないのであります。きょう関係の三銀行の頭取の方においでを願ったのは、該事件をめぐる一連の銀行取引が商業ベースの常道か、政治のか……

第48回国会 大蔵委員会 第43号(1965/06/07、30期、日本社会党)

○平岡委員 関連。大臣のオーソドックスな考え方、これは本物であろうと思うのです。しかしいま平林さんから懸念をもって問いただしがあったのですが、公債問題につきまして、私も一言明確な御答弁を得たいと思っております。結局佐藤内閣が新しく再組織される前に、財界からの突き上げ、要望がえてかってに出されておると思うのです。そこで、選挙を前にしてのことですから御苦労もあると思うのですけれども、公債発行の問題はそれ以上国民全体の問題でありまして、大蔵大臣にきわめて慎重な態度を要望したいわけです。結局ここでお聞きしたいことは、赤字公債を発行してまでも減税をする必要があるのかないのかをお答えいただきたい。もっと具……

第48回国会 大蔵委員会 第45号(1965/07/21、30期、日本社会党)

○平岡委員 私の本日の日銀総裁に対する質問は、第一に近ごろ議論のやかましい公債政策について、金融当局としての日銀の考え方を御明示願いたいこと。第二には、去る五月二十九日に主務大臣の認可を得て、あえて日銀法第二十五条の発動に踏み切った根拠についてお伺いしたいと思っております。  まず順を追いまして公債政策についてのあなたの御所見をお伺いしたいと思うのであります。  七月の十七日、赤坂の病院で、田中幹事長を呼びまして首相が、長期的減税を行ないたいとの考えを明らかにしまして、自民党側でその実施計画を検討するように指示いたしておるわけであります。減税構想の内容、実体は何か、私どもに必ずしも明らかになっ……

第49回国会 大蔵委員会 第7号(1965/09/02、30期、日本社会党)

○平岡委員 私のきょうの質問は、一つは四十一年度予算編成について、二つは公債発行論の中の公共投資公債、つまり建設公債の世代配分論の是非について、それから三つには本年度予算の赤字補正について、以上三項目にわたっての質問であります。  順を追って質問をいたしたいと思いますが、現在の日本経済が非常な危機にあるということ、その背景の中にこれらの問題が提起されておるわけですから、この点につきまして序論的な話をまず申し上げておきたいと思うのです。  現在の経済危機の実態というものに対しまして、私どもは次のようにとらえておるわけであります。昭和三十五年以来の民間設備投資は所得倍増計画に対してすら八兆二千億円……

第49回国会 大蔵委員会 第8号(1965/09/30、30期、日本社会党)

○平岡委員 最初の私の質問はビール価格についてであります。  ビールの生産者側から、原料高、人件費増高等の理由で、大びん一本当たり五円程度の値上げを要望しているようであるが、仄聞するところによると、吉岡国税庁長官及び担当の松本間税部長は、いまは値上げをしないでほしいと、八月二十七日と二十八日の両日にわたって要望したとのことでありますが、その理由は何であるか、お答えをいただきたい。大蔵大臣ではないのだから、政治的答弁は不用でありまして、科学的な根拠に即しての答弁を賜われば幸いです。
【次の発言】 お答えでは、ともかくも原料費、人件費等の値上がりは認めておる。そこで客観的に認められる原価の値上がり……

第51回国会 大蔵委員会 第4号(1965/12/24、30期、日本社会党)

○平岡委員 時間の制約がありますので、きょうは私は証券取引審議会を代表してこられました河野さんに対しまして、二、三の質問をいたそうと考えております。  国債の季節の到来を迎えまして、証券業界は何をもって最重要施策としてこれに対応せんとしているのか、具体的施策につきましてその腹案を述べていただきたいと思います。たとえば、引き受けシンジケート団の構成のあり方については、強く本来的には募集引き受けを行なうアンダーライターによって構成することがたてまえであるという主張があってしかるべきだと私は思うのでありますが、引き受けの主体的構成がむしろ銀行側となっていることについてどう思っておられるか、この点につ……

第51回国会 大蔵委員会 第7号(1965/12/27、30期、日本社会党)

○平岡委員 冒頭に大蔵省官房調査課長吉田太郎一氏編集の「公債のはなし」に著しく気にかかる点があるので、お尋ねをいたします。  この本は問答形式をとっていますが、その一一〇ページに次のようなくだりがあります。すなわち「公債発行による社会資本建設は世代間の負担公平が目的か」という設問を設定いたしまして、問うていわく「道路建設のようにその効果が将来に残るものについては、その費用を現在の世代だけで負担するのは世代間の負担公平の観点から望ましくないので、費用の一部を将来の世代にも分担させる方法として公債を活用すべきだ、という考え方が一部にあるようですが、今後のわが国における公債政策をこのような観点に立っ……

第51回国会 大蔵委員会 第13号(1966/02/23、30期、日本社会党)

○平岡委員 本日の私の質問は、一つは、減税問題、一つは、政府の公債政策についてこれを行ないたいと存じます。  昭和四十一年度の財政について、大蔵大臣は、公債政策の導入による財政支出の増加と、画期的な大幅減税の断行を通じて、積極的に有効需要の喚起、拡大をはかり、景気の早期回復と経済の安定成長へのすみやかなる移行を期すると同時に、社会資本の整備等、長期にわたる安定成長の基盤を培養することを基本とすると述べているのでありますが、その内容等につきまして、私どもは、以下に申し述べるように、税制についても、公債政策についても、政府のとらんとする施策に疑念を持つものであります。  初めに、減税問題についてで……

第51回国会 大蔵委員会 第14号(1966/02/25、30期、日本社会党)

○平岡委員 一昨日に引き続きまして質問を続けたいと思います。  去る二十二日、衆議院の予算委員会の公聴会がありまして、四名ほどの公述人が意見を述べておるわけですが、そのうちに税制問題に触れられた方が、高橋誠さんと紅林茂夫さんの両名であるように新聞で承知したわけでありますが、この二名の方の御意見の中で、高橋さんはこういうふうに言うておられます。政府の税制の特色は、大きく分けると、国債発行政策のもとでの減税、それから第二番目に大幅の減税、第三番目に企業減税に重点、第四番目に広範囲の減税項目の四点をあげておられまして、問題は、税負担と不況対策との関係をどう見るかであるという点に対して論述をされており……

第51回国会 大蔵委員会 第30号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○平岡委員 議題となっております交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部改正案に関し、大蔵大臣に対し若干の質問をいたしたいと存じます。  私のきょうの質問は、第一に、昭和四十一年度地方財政赤字処理案について、第二に、地方公務員の給与、身分等の問題についてであります。なお時間がありましたら、日本住宅公団等の進出を受けているベッドタウンの市町村が、公共施設、教育施設等の重荷であえいでおりますので、抜本的な対策があるべきだと思うのでありまして、そういう点に触れてみたいと思います。  まず第一の赤字処理案についてでありますが、大臣も御承知のとおり、予算編成の過程におきまして、自治省案と大蔵省原案とがぶつ……

第51回国会 大蔵委員会 第33号(1966/04/19、30期、日本社会党)

○平岡委員 先週の火曜日に、交付税に関しまして私と大蔵大臣との間で質疑応答いたしましたその締めくくり的な意味で、きょう大臣から御答弁をちょうだいしたいと思います。  本委員会に提案となっておりまする交付税及び譲与税配付金特別会計法案の実体法が先週地方行政委員会を通りました。すなわち、地方交付税の一部改正法案と昭和四十一年度における地方財政の特別措置法案が地方行政委員会において処理をされたわけです。その際に、与野党間で懸案となっておりました固定資産税免税点引き上げ等による減収額の初年度概算五十二億円に対する政府の補てんについていかように決着を見たのか、御解明をいただきたいのであります。具体的に申……

第51回国会 大蔵委員会 第37号(1966/04/27、30期、日本社会党)

○平岡委員 公認会計士法の一部を改正する法律案に関しまして、私は、本日、大体以下に述べる五つほどの問題につきまして質疑を行ないたいと思います。  その一つは、協会設立に関する件、二番目には、監査法人の業務の範囲、三番目には、監査法人の構成について、四番目には、監査法人及び社員等への懲戒権の所在はいかにあるべきかという問題、五番目に、公認会計士による監査証明の及ぶべき業種の拡大について、以上の五点にわたって質問いたしたいと思います。  順を追いまして、第一番目の協会設立に関する件でありますが、今回、特殊法人の設立に関しまして、附則第二項ないし第十四項に経過的措置が規定されておりますが、次の二、三……

第51回国会 大蔵委員会 第48号(1966/06/07、30期、日本社会党)

○平岡委員 アジア開発銀行設立をめぐる諸点につきまして、本日は主として政府の政治判断をお伺いしたいと思います。  一昨六月五日の日本経済新聞の朝刊は、政府筋が四日明らかにしたところによるものとして、バンコクでのアジア開銀の第二回準備委員会で、十一月に設立総会がイランのテヘランで行なわれるべきこと、この設立総会の総務会で行なうべき総裁選挙では、わが国の推す渡辺武大蔵省顧問の当選は、これまでの打診の結果確実視されていると伝えておるわけであります。ニュースソースが政府筋ということなので、政府の確信と思いますが、渡辺武氏当選予想を裏づけるものは何であるか、御説明をいただきたいと思います。

第51回国会 大蔵委員会 第50号(1966/06/10、30期、日本社会党)

○平岡委員 東京京橋の貴金属商、合資会社「白金」の仕入れ係長の増淵信雄君をして去る六月八日青酸塩服毒自殺にまで追い込んだ査察調査事件はこの自殺が関東信越局内で行なわれたことだけに重大であると考えます。  「白金」 は、金銀細工を主とする貴金属商でありまして今回の調査は、原料金の仕入れ先に明確を欠くものがあるということであり、仕入れ係長であるところの増淵君が、責任者として関東信越局の査察担当官から追及された結果の自殺であります。六月九日の読売朝刊の報ずるところによりますと、事件の直後に谷川関東信越局長は次のように述べておるのであります。「脱税事件の調査については、とくに慎重にするよう日ごろから部……

第51回国会 大蔵委員会 第51号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○平岡委員 関連で伺いたいのですが、いまお答えの中に、総裁選挙につきまして一国一票を投ずるということ、それから各国の持ち株分によるマジョリティーをきめるということ、この二つの投票が行なわれるというように伺ったのですが、これが両方一致した結果が出ればいいのですけれども、違った結果が出た場合にはどうなるのですか。
【次の発言】 私が聞いているのは、一国一票で、たとえば三十カ国なら三十カ国が投票したといたしました場合、そこで日本の渡辺さんがそのうちの十七票なら十七票をとる、それから今度持ち株分によるマジョリティーもやはり渡辺さんにきまったということになれば問題ではないのです。ところが、一国一票のほう……

第51回国会 大蔵委員会 第52号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○平岡委員 いわゆる瀬戸山構想をバックにいたしまして、今国会で、まず政府の買い上げる地価を抑制しようと土地収用法改正案が上程されました。その内容は、土地収用に関し、その補償額算定の時期を原則として事業認定の告示のときに改めて、いわゆるごて得を防ぐということを骨子といたしたものであります。政府の買い上げる土地の価格抑制のための第二弾が、ここに提案されている租税特別措置法及び所得税法の一部を改正する法律案であると私は解釈いたしております。これは周辺の民間土地に重税を課しまして、収用土地の地主を消極的に満足させ、政府買い上げの土地に関する限り、これを低価格に押え込もうという発想であるように私は理解い……


31期(1967/01/29〜)

第55回国会 商工委員会 第7号(1967/05/16、31期、日本社会党)

○平岡委員 過般、菅野通産大臣によります通商産業政策についての御所信表明の中に、自由化に対処するためにという趣旨が五、六カ所もうたわれております。また、提出法案の提案理由の中で、自由化に対処するという考え方を述べていないものはほとんどございません。したがって、四十二年度の通商産業政策の重点は、資本の自由化にいかに対応するかが基調となっており、当委員会の使命の大半はこの論議に尽きるべしと申しても過言でないと思います。本日、私はこの視点に立ちまして、きわめて直截に、資本自由化に関する諸案件について政府の所見をお伺いいたしたいと思います。  次いで、時間がありますならば、公害に関する件についてただし……

第55回国会 商工委員会 第30号(1967/07/13、31期、日本社会党)

○平岡委員 今般繊維関係の構造改善というものがこの国会に提案されまして、日本の衰微せんとするところの繊維工業自身に活を入れんとすること、この点につきまして私ども異論のあるはずはないのであります。  かつて、私は、昭和十一年に大学を出たのですが、その当時二・二六等の非常に政治的な不安な状態でございまして、われわれ若人はそういう点につきましてきわめて鋭敏に反応したのですけれども、ただ一つ心を明るくしたのは、当時大阪を中心とする日本の繊維工業の大躍進でありました。私の記憶にして間違いがなければ、昭和十年に初めてマンチェスターに対しまして追っつけ追い越せで、日本の輸出綿布というものが世界の第一位にのし……

第55回国会 大蔵委員会 第24号(1967/06/22、31期、日本社会党)

○平岡委員 ただいま上程になっております石油が入税法の一部を改正する法律案の提案理由等は、配付されました書類でお伺いをいたしておりますが、一応その骨子と、今度提案されまする理由につきまして主税局長から御説明をいただきたいと思います。
【次の発言】 主税局長の御説明ですと、ハイヤー、タクシー業界の収益問題等がその理由である、それから、むろんガソリン税との均衡というようなこともあろうと思うし、国家財政の収入を担当する主税局とすれば、やはり財源ないし徴税の角度からというような理由もあろうと思うのですが、そのほかの角度からこの問題が検討されたことがありますか。

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1967/03/24、31期、日本社会党)

○平岡委員 長官にお尋ねします。  当委員会は、物価騰貴の原因を追及し、その対策を立てるというところに目的があると思うのですが、物価騰貴の原因は、二つのカテゴリーに分けられるように思うのです。その一つは、経済企画庁も大体その線でいろいろお考えになっておるようでありますが、経済構造の変動とそれに対する適応能力の不足というものが物価騰貴をもたらした、こういうカテゴリーが一つある。もう一つは、通貨膨張という点に物価騰貴の原因を求めておる説もあるわけです。どっちかというと、後者につきましては、これはあたりまえのことであるとしておるのかどうかしりませんが、企画庁のほうでは、あまり立ち入らずに避けておるよ……

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1967/03/29、31期、日本社会党)

○平岡委員 中山先生が御開陳になりました物価論争の三つの焦点の中で、私も、国債問題についてお伺いしたいと思います。  あなたが先ほど御指摘されましたように、物価問題懇談会が四十一年の十月の十八日に、「物価政策と財政政策及び金融政策について」という勧告をなされまして、その中で、公債の規模を、四十二年度については、四十一年度の発行規模である七千三百億円以下にすることが望ましいという勧告がなされましたことは、先ほどもあなたがお触れになったわけであります。しかし、私はこの問題につきまして、実は純然たる赤字公債として、財政法第四条、第五条の規定を乗り越える特例法として、四十年の税不足を補うために二千六百……

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1967/04/05、31期、日本社会党)

○平岡委員 公取の方にお伺いします。小売りの販売価格がさみだれ的にか、あるいはあうんの呼吸でか行なわれておる気配であります。したがって、その限りにおいては公取の取り締まりの対象にもなり得るというお答えですが、その前の段階の三月二十八日の新聞に出ておることですから、おそらく前日か前々日にとりきめられたことと思うのですけれども、全国乳価対策協議会と大手メーカーの森永、明治、協同、それから雪印、この両者で折衝の結果、キログラム当たり飲用向け原料乳価六円四十銭、一升で換算いたしまして十二円の値上げをきめて四月一日からこれを実施する。これは明らかに協議をしたわけですね。そうすると、小売り段階は今後の問題……

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1967/04/20、31期、日本社会党)

○平岡委員 関連してお伺いしますが、いまポリエチレンということでしたが、もっと範囲を広げまして、いわゆる紙器ですね、その中に入るのじゃないかと思うのですけれども、米国でテトラパックというのがありますね。これは現在の普通のガラスの牛乳ぴんと比べましてコストダウンに寄与できるんじゃないかと思うのです。というのは、容器を洗う作業は相当コンベアシステムで機械化されておるとは思うのですけれども、衛生的な観点から、テトラパックのほうがはるかに衛生的であると思うのですが、その点はどうなんでしょうか。現時点でペイできるのか、あるいはもう少し人件費それ自体が中期展望においては相当上がっていく、その場合においては……

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第9号(1967/05/31、31期、日本社会党)

○平岡委員 江津さんにお伺いいたします。  あなたの陳述の冒頭におきまして特に強調されましたことは、どうも市場法の中において自分たちの地位が仲買い人であることは満足でない、何とか市場法の中で卸売りの地位を与えてくれということであったと思います。私あなたのあっせんによるこの本を見まして、たとえ名前は仲買い人であっても、あなた方は当然自分たちの職能というものを誇ってよい実態があると思っております。選別、評価、分荷、金融、この四つの機能をお持ちになっているのですから、名称の問題ではないような気がするのです。  ただ、この本を拝見しておりますと、あなたが危惧する理由があるように覚えました。この作道洋太……

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1967/06/14、31期、日本社会党)

○平岡委員 砂田さんの質問がこれからありますが、その間にはさましていただきます。  牛乳問題から始まりまして、生鮮魚介、蔬菜等、いわゆるなまものシリーズが一応論議を終わらんとしておりますが、生鮮食料品の範疇の中に入る肉類の関係の問題が残っております。きょう理事会でおおよその中間的な審議についての見通しを立てたわけですが、一応生鮮食料品関係が終わりました後に、先ほど議論になりましたところの再販価格維持の問題等につきまして、これは政府が提案しようが提案すまいが論議に入っていくべきだという大かたの意向でありました。したがいまして、日程から申しまして、このなまものシリーズのうちの肉の問題を、この次の二……

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1967/06/29、31期、日本社会党)

○平岡委員 主として畜産局長にお尋ねします。  農林省の畜産対策の貧困につきまして、農民の間でだじゃれ的風刺が横行しておるわけであります。牛を飼ったらモウからない、豚を飼ってもトントンで、鶏飼ったら元もケイラン、そういう次第であります。私は、いわゆる農村議員ではございませんが、しかし、農民の怨嗟の府となっている農林省の畜産行政は、実は単に農民だけでなしに、タックスペイヤーとしての国民にも大きな被害を加えつつあることは残念であります。きょうは、私はその一つでありますところの冷凍豚肉の問題につきましてお伺いしたいと思うのであります。  さきに要求いたしまして資料をちょうだいしました四十二年の六月付……

第55回国会 物価問題等に関する特別委員会 第15号(1967/07/11、31期、日本社会党)

○平岡委員 総理御承知のとおり、要求米価一俵当たり八千九百三円、石当たり二万二千二百五十七円五十銭をひっさげまして、全国津々浦々から米作農民諸君が目下国会の周辺に集まっています。本日、この背景のもとに、消費者米価につき、食管会計を中心として総理の御見解を承りたいと存じます。  総理御承知のとおり、食管における生産者米価と消費者米価のきめ方は、現行では別建てであります。すなわち、生産者米価は再生産を償うに足ることを基準としてきめらるべきこと、生産費及び所得方式がこれであります。片や消費者米価は、生産者米価とは関係なしに、家計の安定を目途としてきめらるべきものとされているわけであります。要するに別……

第56回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1967/08/02、31期、日本社会党)

○平岡委員 木村官房長官に最初にお伺いします。  四十二年度産米についての消費者価格は、いかなる手順で、いかなる機関で、また、いつこれがきめられるか。いつという問題につきましては、先ほど食糧庁長官から九月初旬とお答えがありましたので、それはけっこうであります。  さらに、米価審議会委員のうち、中立委員等がへそを曲げて、消費者米価をきめるべき審議会に必ずしも喜んで出席をするという情勢にはないように聞いておりますが、その辺の事情はどうか。  なお、木原君からも触れられましたが、自民党から出ておりまする委員は、四名が辞職願いを出していると聞きますが、辞職の理由は何か。政府はこれを受理したかどうか。な……

第57回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1967/12/21、31期、日本社会党)

○平岡委員 主税局にお尋ねします。  広告に関して立法されている国がありますか。これを規制する立法措置を講じている国、それをお知らせ願います。
【次の発言】 タイとアルゼンチンの例が出ましたが、もっと身近にあるはずです。英国が、テレビの広告税は、たしか昭和三十六年ぐらいから一〇%取っておるはずですが、これは廃止しましたか。
【次の発言】 いや、アルゼンチンとかタイとかというと、どうもウェートが非常に軽いですね。あなた、意識的にそう言ったのじゃないかと思うのです。英国では厳として取っていますよ。日本社会党のほうも、過当広告をつかまえようということでいろいろ政策審議会で従来から論議をしておって、提……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第1号(1968/12/27、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、各位の御推挙によりまして、委員長の重責をになうことになりましたことは、まことに光栄の至りであります。  去る二十五日に石炭鉱業審議会の答申も出され、本委員会の使命もまた非常に大きなものがあろうと存じます。  私は、本委員会には初めてでございますが、幸いにして、本委員会は石炭問題につきましてきわめて御理解があり、しかも深い御造詣をお持ちの方ばかりでございますので、皆さま方のあたたかい御支援と御協力によりまして、円満なる委員会の運営をはかり、わが国石炭産業の真の長期安定諸施策の樹立のために、最善の努力を重ねてまいりたいと存じます。 ……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1969/01/09、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  参考人の出席要求に関する件についておはかりいたします。  石炭対策に関する件について、本日参考人として、石炭鉱業審議会会長植村甲午郎君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、植村甲午郎君を参考人とするに決しました。
【次の発言】 石炭対策に関する件について調査を進めます。  この際、参考人に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用中にもかかわらず御出席をいただき、ありがとうございました。  去る十二月二十五日、石炭鉱業審議会の答申が出されましたが、この際、答申に関する諸……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1969/02/25、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  理事辞任についておはかりいたします。  池田禎治君から理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、許可することに決しました。  次に、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  池田禎治君の理事辞任に伴い理事が一名欠員となりましたので、その補欠選任を行ないたいと存じますが、先例によりまして、委員長が指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、田畑金光君を理事に指名いたします。
【次の発言】 石炭対策に関する件について調査を進めます。  石炭対策の……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1969/03/06、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  参考人出席要求に関する件についておはかりいたします。  ただいま本委員会で審査中の、産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律の一部を改正する法律案について、来たる十九日水曜日、参考人の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、参考人の人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次回は、公報をもってお知らせすることと……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第5号(1969/03/19、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  本日は、本案について参考人として御意見を述べていただくため、夕張市長橘内末吉君、いわき市長大和田弥一君、山田市長松岡十郎君及び佐賀県大町町長藤井万四郎君の御出席をいただいております。  参考人各位には、御多用中のところ遠路わざわざ御出席いただきまして、まことにありがとうございました。  この際、産炭地の実情等について、それぞれのお立場から忌憚のない御意見をお述べいただきたいと存じます。  参考人各位には、最初一人十分程度御意見……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1969/03/20、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  本案について、本日参考人として直方市商工会議所専務理事藤田一夫君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、藤田一夫君を参考人とすることに決しました。  なお、本日は本案審査のため、参考人として産炭地振興事業団理事有馬駿二君が出席になっております。  両参考人には御多用中のところ、御出席をいただき、ありがとうございました。  まず、藤田参考人に本法の運用上の……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1969/04/03、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  昨二日、茂尻炭鉱の事故により犠牲者が出ましたことは、まことに痛哭のきわみであります。  本委員会といたしましては、この際、議事に入るに先立ちまして、犠牲者の御冥福を祈り、一分間黙祷をささげたいと存じます。各員御起立をお願いいたします。
【次の発言】 黙祷を終わります。
【次の発言】 石炭対策に関する件について調査を進めます。  昨二日、北海道赤平市において発生いたしました茂尻炭鉱の災害について、政府の報告を聴取いたします。藤尾通商産業政務次官。
【次の発言】 山口安全衛生部長。
【次の発言】 委員派遣承認申請に関する件についておはかりいたします。  昨……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第8号(1969/04/10、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  石炭対策に関する件について調査を進めます。  雄別炭鉱株式会社茂尻鉱業所の爆発事故の実情調査を行ないました派遣委員から、報告を聴取いたします。藏内修治君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
【次の発言】 大平通商産業大臣から発言を求めておられますので、これを許します。大平君。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、これを許します。石野久男君。
【次の発言】 田畑金光君。
【次の発言】 大橋君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後七時九分散会

第61回国会 石炭対策特別委員会 第9号(1969/04/16、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  炭鉱離職者臨時措置法の一部を改正する法律案及び石炭鉱業経理規制臨時措置法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。中村重光君。
【次の発言】 田畑金光君。
【次の発言】 大橋君。
【次の発言】 次回は、明十七日木曜日、午前十時理事会、十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後一時三十七分散会

第61回国会 石炭対策特別委員会 第10号(1969/04/17、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  炭鉱離職者臨時措置法の一部を改正する法律案、石炭鉱業経理規制臨時措置法の一部を改正する法律案、石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案、石炭鉱業再建整備臨時措置法の一部を改正する法律案の各案を議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。岡田利春君。
【次の発言】 大橋君。
【次の発言】 ただいま議題となっております各案中、石炭鉱業経理規制臨時措置法の一部を改正する法律案に対する質疑はこれにて終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入るのでありますが、別に討論の通告もありませんので、直ちに採決に入ります。  石炭鉱業経理……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第11号(1969/04/18、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案、石炭鉱業再建整備臨時措置法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。田畑金光君。
【次の発言】 午後零時五十分委員会を再開することとし、暫次休憩いたします。     午後零時十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案、石炭鉱業再建整備臨時措置法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。  本日は両案審査のため、参考人として意見をお述べいただくため、日本石炭協会会長大槻文平君、日本石炭……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第12号(1969/05/20、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  去る十人目、住友石炭鉱業株式会社歌志内炭鉱の災害により、多数の犠牲者が出ましたことは、まことに痛哭呉のきわみであります。  本委員会といたしましては、この際、議事に入る前に、犠牲者の御冥福を祈り、一分間黙祷をささげたいと存じます。御起立をお願いいたします。
【次の発言】 黙祷を終わります。
【次の発言】 委員派遣承認申請に関する件についておはかりいたします。  去る十六日の住友石炭鉱業株式会社歌志内炭鉱の災害につきまして本二十日、明二十一日の二日間、本委員会から現地に委員を派遣し、その実情を調査するため、議長に対し委員派遣承認申請をいたしたいと存じます……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第13号(1969/05/29、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  石炭対策に関する件について調査を進めます。  住友石炭鉱業株式会社歌志内炭鉱の災害の実情調査を行ないました派遣委員から報告を聴取いたします。田畑金光君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十一時十七分散会

第61回国会 石炭対策特別委員会 第14号(1969/07/02、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  参考人出席要求に関する件についておはかりいたします。  石炭対策に関する件について、来たる九日水曜日、参考人として石炭鉱業合理化事業団、石炭鉱害事業団、石炭地域振興事業団、雇用促進事業団、電力用炭販売株式会社、石炭技術研究所及び電源開発株式会社の各代表者にそれぞれ出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお参考人の人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。

第61回国会 石炭対策特別委員会 第15号(1969/07/09、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  参考人出席要求に関する件についておはかりをいたします。  石炭対策に関する件について、来たる十六日水曜日、参考人として富士製鉄株式会社、日本鋼管株式会社、東京電力株式会社、関西電力株式会社、北海道電力株式会社及び東京瓦斯株式会社の各代表者に、それぞれ出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお参考人の人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。

第61回国会 石炭対策特別委員会 第16号(1969/07/23、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  この際御報告申し上げます。  石炭対策に関する件について、去る七月十六日石炭需要者の代表の方々に参考人として出席を求め、意見を聴取することになっておりましたが、当日は委員会を開会いたさないことになりましたので、理事各位と協議の上、同月十一日当日の参考人の出席を取り消しいたしましたので、御了承願います。
【次の発言】 あらためて参考人出席要求に関する件についておはかりいたします。  石炭対策に関する件について、さきに取り消しをいたしました石炭需要者の代表に対し、参考人として出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

第61回国会 石炭対策特別委員会 第17号(1969/07/30、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  石炭対策に関する件について調査を進めます。  本日は、参考人としてお手元に配付してございます参考人名簿のとおり、石炭事業者の代表の方々に御出席をいただいております。  この際一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多用中のところ、本委員会に御出席を賜わり、まことにありがとうございました。参考人各位には、新石炭政策及び石炭の需給見通し等、今後の石炭問題について、それぞれの立場から忌憚のない御意見をお述べいただきたいと存じます。  それでは、最初十分程度御意見をお述べいただき、そのあとで質疑を行なうことといたします。  まず、永野参考人にお願いいたしま……

第61回国会 石炭対策特別委員会 第18号(1969/10/09、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  石炭対策に関する件について調査を進めます。  去る九月二十二日、福岡県山田市において発生いたしました古河鉱業株式会社下山田炭鉱の災害について、政府の報告を聴取いたします。橋本鉱山保安局長。
【次の発言】 これにて政府の報告は終わりました。
【次の発言】 次に、古河鉱業株式会社下山田炭鉱の災害の実情調査につきまして、派遣委員から報告を聴取いたします。八木昇君。
【次の発言】 これにて派遣委員の報告は終わりました。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、これを許します。多賀谷真稔君。
【次の発言】 大橋敏雄君。

第61回国会 石炭対策特別委員会 第19号(1969/11/10、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 これより会議を開きます。  この際、おはかりいたします。  去る十月二十四日から五日間、北海道地区における石炭鉱山等の実情調査を行ないましたが、その派遣委員から委員長の手元まで報告書が提出されておりますので、これを会議録に参考のため掲載することといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 石炭対策に関する件について調査を進めます。  本日は、お手元に印刷、配付してございますとおり、午前中、石炭鉱山の保安問題について、午後は産炭地域振興問題について、それぞれ参考人の御出席をお願いいたしてあります。  ……

第62回国会 石炭対策特別委員会 第1号(1969/11/29、31期、日本社会党)【議会役職】

○平岡委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、皆さまの御推挙によりまして、引き続き委員長の重責をになうことになり光栄に存じますが、今六十二回臨時国会の会期十四日間、国民の負託にこたえ得るよう、十分に委員会の審議が尽くされることを期待いたします。  しかるに、伝えられるところによりますと、一両日後をもちましてこれが審議を尽くせる機会がないような情勢これあることは、まことに遺憾であります。  幸いにもこれが審議を尽くされまするならば、前回同様、委員各位の御協力、御支援を賜わりまして、円満なる委員会運営をはかってまいりたいと存じますので、何ぶんよろしくお願いいたします。  簡単で……


各種会議発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1953/02/18、25期、日本社会党(右))

○平岡委員 二、三お尋ねいたします。所得税あるいは法人税、そういつたものが確かに担税能力を越えて、相当ドツジ・ラインの超均衡予算のしわ寄せを食つておる。それを緩和して行くために今度の所得税の改正は一歩を踏み出したという意味で歓迎された、そういう点は異議のないことだと思うのであります。そこで法人税につきまして、同じ法人のうちでも大法人と中小法人とがあります。従いまして朝鮮特需の問題をめぐつて四二%に一率に上げた点が、中小法人に対しまして不当に圧迫しておる、これはもう事実であろうと思うのであります。それからこれに対する多少の基礎的なものは、大体法人税の増収が千八百億ほどと記憶しておりますが、今の価……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 通商産業委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1953/08/04、26期、日本社会党(右))

○平岡委員 関連して保険課長に一点お伺いします。ただいまの支払い保険金が五十億で、これは純粋の収入の二百四十九億に対して二〇%とおつしやつた。ところが純粋ならざる四百十一億と二百四十九億との間はとても差があり過ぎる。この点をもつと明快に御説明いただきたい。もし四百十一億を基準にすれば一%に当り、非常に大切な問題である。これほど違うことはないと思いますので、この点明確にお答弁願います。
【次の発言】 再保険の金額の百三十二億をまず引く、それから解約による返戻金五十三億、それから再保険の解約二十三億引くといたしますと、大体それで二百十三億あるのではないか。まるで今度は少くなるのではないかと思います……


27期(1955/02/27〜)

第26回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○平岡委員 古田さんにお伺いいたします。配当所得控除の課税の特例につきまして、今回名目的にはいわゆる税額控除の率が三〇%から二〇%に引き下げられました。しかしその実態を見ますると、これは決して引き下げられておらぬのです。今まで百二十二万円までは、配当所得で食っている人は一文も税金がかからないということで、世の指弾を浴びてきました。これに対照的な勤労所得に対しましては、いわゆる標準家族におきまして、現行法で二十四万六千六百円までが免税され、それより出れば課税されるのに、配当所得におきましては、現行法ですら百二十二万円までは一文も税金がかからぬ。これはもう大へんな不公平です。そこへもってきまして、……

第28回国会 大蔵委員会税の執行に関する調査小委員会 第1号(1958/01/16、27期、日本社会党)【議会役職】

○平岡小委員長代理 今、途中ですが、委員長がやむを得ない用事で去られましたので、私が職務を代行いたします。  それから一応正式に速記をとっておりますので、委員会におけるような応答方式をとっていただきたい、このことを一つお願いしておきます。
【次の発言】 総務課長は来ておりますか。
【次の発言】 今総務課長を一応呼びましたから、その点につきましては、後刻またお尋ねいただきたいと思います。
【次の発言】 その手続をとります。
【次の発言】 総務課長は見えないのだけれども、金子部長がかわりまして、一切答弁されるということで出席されております。


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第5号(1961/04/13、29期、日本社会党)

○平岡小委員 私は、入場税減免に関しまして、大蔵委員会において決議を行なうために、本小委員会におきましてその案文を起草し、小委員長より委員会に提案されるようお取り計らいをお願いいたします。


30期(1963/11/21〜)

第46回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第1号(1964/04/16、30期、日本社会党)

○平岡小委員 私は大蔵委員会に上程せられておりまする税理士法改正案に関連いたしまして、主として国税庁長官に対し、重要な質問をいたしたいと思っております。  税理士法改正案のねらいが、官僚支配のおそるべき布石なりとして業界に侵透し、与野党の国会議員の間ではもとより、ようやく世人の注目をも浴びて警戒されてきておるのであります。改正案は単に既存税理士の自主権侵害とか、代書屋の地位に転落せしむるの危険性にとどまりませず、この改正案は、実は懲戒権の拡大強化によって、国税庁長官が一方的に税理士に対する懲戒処分を決定することにより、裁判の判決を待たずに、問答無用、即日効力を発してその税理士業務を剥奪すること……

第46回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号(1964/05/15、30期、日本社会党)

○平岡小委員 連休明け国会にやってまいりますと、横山委員が来て、平岡君は時の人だ、こう言うわけです。私は何のことかわからぬので、どういうことですかと聞きましたら、メーデーで平岡君の議事録に関連してビラがものすごくまかれておったということです。そこで初めて先ほど藤井委員の言われた全国商工新聞の意図というものがわかりました。  ところが私は共産党とは縁のない男で、民商の機関紙が商工新聞であるのかどうかも知らない。したがって、これより数日先に、確かに私の秘書を通じまして、飯塚事件についての御感想をということを言ってきた。秘書もそのことを知りませんから、応諾したわけです。そこで五分ほど会いましたところ……

第46回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第3号(1964/06/05、30期、日本社会党)

○平岡小委員 冒頭に委員長に要請いたします。  関信越局の安井直税部長に対し、安井君が本年一月、日光の石田屋の主人から押収した録音テープを当委員会に至急提出せしめるようお取り計らいを願いたい。これは飯塚君の保険勧誘の話法を録音したテープでありまして、安井君が同店から証拠として、正確に言えば証拠隠滅のため、押収持ち返ったままのものであります。  なおまた、五月十五日委員会議事録第一一ページの三段目の私の論述にある鹿沼市の岩村興業株式会社社長の別段賞与支払い意図の証言書で、これまた関信越局安井直税部長のおそらく机の中にでも埋もれてあると思うが、同時に提出方お取り計らい願いたい。  前者は、保険業法……

第48回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第2号(1965/05/17、30期、日本社会党)

○平岡小委員 ただいま産業界のお三方から、融資ルール、増資ルールを含めまして、産業資金の問題についての御見解の表明がありました。お三方に共通することは、現在までの経済成長、高度経済成長のメリットを是認しながらも、この反省期において、どういうふうにこれを打開するかということをおっしゃっておるわけであります。これは早急に結論は出ないと思いますし、皆さん自身もまだ模索の段階であると思っております。したがいまして、きょうの懇談会も、そうした模索から具体的な何ものかをつかみ取るために貴重な機会であることを、私どもは祈念いたしておるわけであります。そこで私どもの印象ということになるかもしれませんが、かいつ……

第51回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1966/05/11、30期、日本社会党)

○平岡小委員 関連しての質問ですが、いろいろな機関でこの問題は重大だからということで審議をされているということでございますが、私の仄聞しているところでは、証券取引法の百六十五条に基づきまして証券取引審議会というものがございます。したがいまして、バイカイの件は重要ですから、この審議会でひとつ審議をしてくれという大蔵省の方面からの意向によりまして審議を始めた。その段階で東証の井上理事長が下問されたわけですね。そういうことになっておりますね。そうしますと、井上さんのほうは、ごもっともですから、自分たちで一応案をつくってみましょうということから、過般、四十二年九月までに全部やめようという執行部案、これ……

第51回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第2号(1966/05/25、30期、日本社会党)

○平岡小委員 御両所にお尋ねいたします。  株価維持の役割りを終えまして、二つの機関が大体発展解消していくべきだという議論になっておると思うのです。そこでどちらが先にとか、いろいろな問題があると思うのですよ。  私がお伺いしたいのは、当初共同証券のほうが三十九年の一月に発足し、片や、保有組合のほうは一年おくれまして四十年一月十二日に発足しているわけですね。同じ機能を求められて二つが発足をしなければならなかったのかどうか。私は、最初の共同証券株式会社というものが発足したのなら、機能を期待しているのは同じことなんですから、それ一つだけでもよかったのじゃないかと思うのですが、追っかけあとのものができ……

第51回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第3号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○平岡小委員 あとから来ましたから、あるいは重複するかもしれませんが、証券界の首脳で考えていると伝えられるたな上げ株の共同販売団、シンジケートですね、これにつきましては、あなたのほうとすれば、どういうふうにお考えでしょうか、奨励すべきものとお考えか。簡単でいいです。


31期(1967/01/29〜)

第59回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1968/09/20、31期、日本社会党)

○平岡小委員 武田さんにちょっとお伺いしたいのですけれども、いま長短分離の問題の是非について、あるいは是非とまで言わぬでも、かきねの点を少しという議論がございますし、これは相当金融業界自身では深刻な問題となっておるように聞いております。その点をざっくばらんにお聞かせを願いたいのですけれども、その前にどうもこういう議論を白熱化するような要因があるように思うのです。というのは、各金融機関の資力の推移を見ましても、ここに銀行局の統計がありまするけれども、三十年末と四十二年末、十二年間の間隔を置きまして、資力の構成比を見ますと、都市銀行の場合におきましては三十年末におきまして残高が三五・一%、それが相……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

平岡忠次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。