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小川豊明 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

小川豊明[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP500(衆)
322位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
1004位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
697位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
236位

25期委員会出席(無役)TOP100
72位
26期委員会出席TOP100
93位
26期委員会発言TOP100
97位
26期委員会出席(無役)TOP50
40位
26期委員会発言(非役職)TOP100
74位
27期委員会発言(非役職)TOP100
87位
28期委員会発言TOP50
28位
28期委員会出席(幹部)TOP100
74位
28期委員会発言(議会)TOP50
50位
28期委員会発言(非役職)TOP50
24位
28期各種会議発言TOP10
8位
28期各種会議発言(非役職)TOP10
7位
29期委員会発言TOP50
30位
29期委員会出席(幹部)TOP100
73位
29期委員会発言(議会)TOP50
48位
29期委員会発言(非役職)TOP50
27位

このページでは小川豊明衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。小川豊明衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 大蔵委員会 第11号(1952/12/09、25期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 今の問題に関連してちよつと東畑長官にお聞きしたい。今資料を出すと申しましたが、その資料を出すときに、こういうことをひとつお願いしておきたいと思います。米作農家戸数、それからこれに対して供出農家戸数、それからさらに超過供出をしておる農家の戸数、それからこの超過供出をしている農家戸数を作付面積から見たような階層とでもいいますか、たとえばどのような耕作面積を持つている者が最も超過供出をしておるかというような資料をひとつつくつていただくと――今盛んに農村で、超過供出というものは富農用の政策じやないかというような意見が出て来ている。はたしてそういうような形がとられているかどうかというこ……

第15回国会 大蔵委員会 第12号(1952/12/11、25期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 今の吉田委員の質問で大体私の質問申し上げたいことは尽きたわけですが、先日東畑長官にお願いした資料は、やつておられますか、どうですか。
【次の発言】 今の吉田委員から質問された超過供出の問題、あるいは割当供出に対する所得税の問題、これは結局供出される米価が非常に安いからこういう意見も当然出て来ると思うのであります。そこでこういう問題は、私どもは初めてですが、再々論議された問題だと思うのですけれども一応お尋ねしておきたいと思いますのは、このパリテイ方式で行くと、今の七千五百円という基本米価は高いのです。それから生産費計算で行くと非常に生産費が償わない米価になる、こういうふうに思わ……

第15回国会 大蔵委員会 第28号(1953/02/19、25期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 主税局長にお尋ねしますが、この問題の焦点というのは、結局農民とか中小企業とかの方々は協同によつてのみ存続され発展して行く以外に道はないのである。そういうことから、私はこういう法案ができ、奨励されて行つたと思うのであります。ただいまお聞きしますと、企業組合の中に三〇%程度のよくないものがある、そのためにこういう法律案がつくられて行くということでありますが、三〇%程度のよくないものがあるからこういう法律案をつくるのでなくて、つくるときにこういう組合を育成して行くということに重点が置かるべきではなかつたか。それが逆になつて、この法案は取締りに重点を置くような法案になつて来た。そこに……

第15回国会 大蔵委員会 第36号(1953/02/28、25期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は開拓者資金融通の問題についてお伺いしたいと思います。終戦後にたいへんに開拓者が多くなりました。ことに農村の二、三男とそれから飛行場あるいはそういう兵舎跡等には元の軍人がそのまま居残つて開拓した。この軍人の居残つた開拓などは、経験もなければ資材もない。そういう困難の中で開拓に耐えたので、それが遅々としていることは私ども認めるのであります。こうした多数の開拓者が入植したが、最近これらの方々の離農して行く数が非常に多いということを私どもは聞いているのです。これはどういうわけで離農して行くのか。新しく入植する数と離農して行くこうした移動の状況といつたようなものをお尋ねしたいと思い……

第15回国会 大蔵委員会 第42号(1953/03/10、25期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は揮発油税の問題でお尋ねしたいと思いますが、揮発油税がこれで行くとたいへんに値上げされるわけであります。こういうものが値上げされると、ただちに輸送費の値上げになると同時に、国民生活に非常に大きな影響を来すのではないか、こういうことが考えられるのであります。ことにダイヤモンド等の貴金属や遊興飲食税等が引下げられているというときに、この揮発油税がこういう高率であるということはちよつと納得が行きかねるが、これはどういうわけか。  いま一つは、航空用の揮発油税は免税になつておると思いますが、航空用の揮発油税が免税になつていて、自動車等のこうした揮発油に対してだけ非常に高くなつている……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 大蔵委員会 第9号(1953/06/26、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 今の開発銀行のことですが、電気料金の値上げというようなことが最近盛んに新聞等に出ておりますが、開発銀行はたいへん骨を折つて、日本の電力の開発のために四千万ドルも借りて来るということは、これはまあ別として、これは何か電気料金の値上げと関係がありますか。
【次の発言】 そうすると、長期の低利の金がアメリカから借りられると、電気料金は上げなくてもいいということになるわけですね。

第16回国会 大蔵委員会 第10号(1953/06/27、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 時間が経過しておりますから、ごく簡単に二点だけお尋ねしたいと思います。所得税の問題です。ことしは凍霜害、あるいは水害等でもつて農作物が非常な被害を受けたことは御承知の通りでございます。そのために農家の経済が非常に苦難に立たされている。こういうことから、政府でも共済制度を活用して、この救済に当つておるわけですが、この基金は非常に少い。少いからどうにもならないような状態である。こういうことを一応念頭に置いて、私お尋ねしたいと思うのは、この共済金に対してさらに課税をするということが行われておる。これでは右手でくれて、左手でふんだくつてしまう、こういうような形ではないか。しかもこの共……

第16回国会 大蔵委員会 第11号(1953/06/30、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は先ほどこの法人税の問題で質問をしたいと言つていましたが、内藤委員の方から、あれはもうすでに政府の方でも了承しているという話であるので、それなら質問する必要はないのですが、どういうことでしようか。
【次の発言】 そこで先般も私の方でいろいろ申し上げたのですが、協同組合――特に私は自分がかつて長く仕事をそこでしていた関係から、農業協同組合のことは一番よく知つているので、農業協同組合の例で申し上げますが、この農業協同組合等はいわゆる営利法人でない、そうして今日においても、その経営が困難になつている、そういうことから、政府としても再建整備法を制定してこの育成強化をはかつて来た。さ……

第16回国会 大蔵委員会 第12号(1953/07/01、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私おそく来たので、まことに申訳ないのですが、全国銀行協会の方と、地方銀行協会の方の両先生のお話はお聞きできなかつたので、あるいはもう御説明があつたのかどうかわかりませんが、今相互銀行協会の会長さんのお話を中途から承わつたのですが、今いろいろ問題になつおりますところの株主相互金融といわれておるのがありますね。これを先ほど上山先生ですか、大蔵省が英断をもつて取締るようにしたということに対して、たいへんに賞讃をされた、そこからお聞きしたのですが、こういうものをただ単に取締つたところで、あとから違つた形で、やはり資金需要と資金供給との関係から、あとからからとこういうものは出て来てしま……

第16回国会 大蔵委員会 第13号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は食糧管理特別会計の予算についてお尋ねしたいと思いますが、食糧庁が輸入しておる食糧、たとえば米とか、麦とか、あるいは砂糖も入つておるが、そういうものは何と何かということ、その数最はどれだけであるか、種類別にひとつお聞きしたいのであります。これには時間もたいへんたつておりますので、何でしたらあとでお示し願つてもよいと思います。そこで次に輸入食糧の中で、先般問題になりました黄変米とか、あるいは砕米、もしくは麦の場合は、水にひたつた浸水麦とでもいいますか、事故米、あるいは事故麦というような不良品が相当あるわけですが、これは輸入数量の何パーセントくらいか、これをまずお尋ねいたしだい……

第16回国会 大蔵委員会 第14号(1953/07/03、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私はきのう食糧庁長官にお尋ねしたのですが、総務部長は私のお尋ねしたのをお聞きになつていますか。
【次の発言】 実はこの問題は、昨日も申し上げましたように、日本の農民は、非常に生産費に償わない価格で米を供出されている一方、非常に高い外米を輸入しておるのであります。そういうことから、この点について日本の農民には不満がかなり多い。従つてこういう輸入された食糧の取扱いというものは、きわめて慎重でなければならないにもかかわらず、それの取扱いに対して、非常に不明朗な感じを与えることが幾つか問題になつておる。そこでそういうことを前提としてお尋ねするわけでありますが、今の食糧の配給機構はどう……

第16回国会 大蔵委員会 第15号(1953/07/04、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 きのう私の要求しておいた資料を、あなたはなるべく早く出して来る、こういうお話でしたが、いつごろになりますか。
【次の発言】 それにつけ加えて、二十七年度に払下げた大豆の資料をほしいのです。大豆の量と払下げ先をこの前と同じような形で資料として出していただきたい。  時間がありませんから、私はこれでやめます。

第16回国会 大蔵委員会 第21号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 それでは忙しいようですから、アルコール第二課長に、ごく簡単ですからお聞きしたいと思います。あなたの方で、昨年の四月二十八日に工業用アルコール原料として日本糧穀という会社から四千百八十一トンを買受けておりますが、これは、あなたの方ではどれだけ申請してこれだけ買い受けられたか、これは申請量だけ来たわけでございますか。同時に、これは日本糧穀から幾らであなたの方は買い受けられたか、これをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 あなたの方では、これを日本糧穀というところへ頼んで払下げをしてもらつたのかどうか、それから農林省の持つている米を、政市機関であるあなたの方が、自分の直営工場で使……

第16回国会 大蔵委員会 第23号(1953/07/16、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 今の御答弁、いろいろな税務署員の志気の問題があげられたのですが、そのうちに、組合ができたらゆるんだというようなお話があつた、それはあなたの声が低いからよく聞きとれなかつたのですが、そういう意味で言われたのですか、その組合というのは、どこの組合を犬して言われたのですか。

第16回国会 大蔵委員会 第25号(1953/07/18、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 前会からずつと食糧庁長官に対して、食糧管理法に関する問題が出て来ておるわけです。本日農林大臣の御出席を願いましたが、大臣は就任後きわめて日が浅い。従つていろいろな先入観を私は持たないと思う。また大臣は農林官僚の出でもないがゆえに、義理合いも情実もないはずだと思うのであります。しかも総理の信頼きわめて厚い人であるということを聞いておる。こういう点から、この食糧庁の問題について、今日世間でいろいろ流布されておる疑惑をひとつ一掃してもらいたい、こう思つて農林大臣にお尋ねするわけであります。今日農民は、生産費に償わないきわめて低い価格で米を供出しておることは、御承知の通りであります。……

第16回国会 大蔵委員会 第30号(1953/07/25、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私はきのう食糧庁長官に伺つて、大体了解したのですが、了解した後にいろいろな問題が出ておりますので、これはどうも化かされたのじやないかと思いますが、そこで国税庁長官にお伺いしたいことは、この前の例の黄変米ですが、これは三社か五社に国税庁長官の申請で払い下げておるわけですね。あれは申請しつぱなしで、あとはあなたの方ではそれに対する監督とか、責任は全然持たなくてもいいわけですか。それとも持つべきなんですか。
【次の発言】 きのう食糧庁の長官にお聞きしたところによりますと、通産省の方の関係へ行くものに対しては、食糧庁としては倉出しまでの責任である。通産省の方は、自分の倉庫に入つてから……

第16回国会 大蔵委員会 第31号(1953/07/28、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 今の佐藤委員の質問に対するお答えを聞いておつて、ちよつとふに落ちない点があるのですが、これはむしろよろしくない組合がある。政府が、八千九百五十二の企業組合があつて、その中に実質的に備わつているものが五千八百で、その他はよろしくない、あるいは疑問があるのだ、こういうことから、こういう欠点を改正しなければならないというのであればわかる。むしろ逆に、企業組合のそういう法律をかえてしまつた方があなたの方は非常にやりやすくなるじやないか、そういう御意思はないのか伺いたい。
【次の発言】 これは、わずかな点で非常な議論が出て来るのですが、これは五千八百の優良組合というか、妥当な組合が、こ……

第16回国会 大蔵委員会 第34号(1953/07/31、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 この法律案は、森幸太郎君外二十二名の提案でありますけれども、便宜上私から御説明申し上げたいと思います。  米穀の売渡代金に対する所得税の特例に関する法律案のこの條文は、御手元に配付してございますので、これをごらん願いまして、概略この法案の内容、精神といつたようなものを簡単に御説明申し上げたいと思いますが、食糧需給の状況にかんがみまして、米の増産と供出をはかるために、米穀の供出代金に対する所得税について特例を設ける必要がある、これがこの法律案を提出した理由でございまして、今日の食糧事情は、まことに憂慮にたえない状態であります。そのために、今でも米は塩やタバコと一緒に統制を受けて……

第16回国会 大蔵委員会 第43号(1953/10/09、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 時間がありませんからごく簡単に伺いますが、今年の凍霜害あるいは風水害等で農手の回収が非常に困難になつておると思うのであります。農手の貸付が四百億からあるということを聞いておりますが、これは特段の措置を講じないと、農中の資金が非常に圧迫されて来るのじやないか、こう思うのでありますが、これに対してどういうふうな考えを持つておられますか、そういう点をひとつ銀行局部に伺いたいと思います。  それから供米状況が非常に悪い。今の市中の価格と供出価格との差から来る問題でありますが、そこでこの供米の促進をするためにも、供出米価格に対する所得税の減免等を考えてみたらどうか、今年に限つてこういう……

第17回国会 大蔵委員会 第3号(1953/11/04、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 農業共済保険の問題は、すでに予算が通つてしまつておるのでありますから、これについてとやかく議論をすることははなはだどうもおかしなことでありますけれども、先ほど井上さんから御質問したのにお答えがあるかと思つて待つておつたのですが、ありませんでした。この共済保険の、たとえば東日本において百五十二億、西日本で概算払いで八十二億、こういうような支払いをするということなんですが、この支払いの基礎になる被害の状況を、先ほど井上さんの方から冷害でどのくらい、風水害でどのくらい、あるいは病虫害でどのくらい、十三号台風でどのくらい、こういう質問があつたわけなんですが、これに対して、もちろん病虫……

第17回国会 大蔵委員会 第5号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 提案者にお尋ねしますが、今年の災害は非常に深刻下あることは、日がたつに従つて大きくなつて来ることからもわかるのであります。従つてこういう二つの法案が提案されたことに対して、私どもは非常にその労を多とするものであります。この法案の中に二十八年度の冷害による被害、そうなつておるのですけれども、冷害ということになつて来ると、今年の凍上霜害等はこの中に入つて来ないことになつて来るのですか。凍霜害の被害も相当広範囲に、しかもかなりその惨害が大きかつた。こういうことから、この中に凍霜害に対する被害を入れるようなお考えがあつたのかないのか。あるいは今後これを挿入する御意思があるかどうか、ち……

第18回国会 大蔵委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は食糧庁長官にお尋ねしたいのですが、その前に大蔵次官がおられますので、ひとつお尋ねしておきたいと思いますのは、前の臨時国会でも、大蔵大臣は予算委員会その他でたいへん忙しくて出られなかつた。従つて私ども大蔵委員会は、あなたを中心にしていろいろな審議をして、その後休会になつても、年末金融の問題、あるいは災害対策の問題とか、いろいろな問題でほとんど委員会を開いておつた。そのとき、あなたは政府の大切な役人でありながら、やはり個人的な特使ということになりますか、池田さんと一緒に行かれてしまつたのです。あれはあなたも個人的な特使であると思うのですが、私どもとしては、大切な政府の役人が、……

第18回国会 大蔵委員会 第3号(1953/12/03、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 伊藤さんにお尋ねしますが、先ほど春日委員の質問に対して、休業する四箇月前から資金が集まらなくなつて来た、こういうお話であつた。そうすると、これは四箇月前、大体このまま行けば破綻するということはわかつておられた、こういうふうに解釈するのであります。それならば、そのときに早くしまえばいいのに、なおかつその後においてもあなたは経営を続けられ、基集をされておつたということは、これは非常に重大な問題になつて来るのですが、どういうお考えであなたはこれの経営を続けて来たのか。これがあなた自身にとつてたいへんな問題になつて来るのじやないかと思うが、そう固くならず、その真相をお聞かせ願いたい。

第18回国会 大蔵委員会 第5号(1953/12/05、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 この間お願いしました農林省の顧問のことについてお聞きいたします。食糧庁には顧問制はないが、農林省の方にある、こういうお話でしたが、この間新聞で見ますと、われわれの先輩の片柳先生や何かが顧問になつておられるということですが、これは新聞が間違えたのですか。
【次の発言】 この点はいいです。それから農林省が取扱つておられる砂糖の外賃の割当は、農林省でやつておられるのですね。
【次の発言】 形式的には通産省であるが、実質的な割当は農林省の食糧庁の方でおやりになるわけですれ。本年の砂糖年度十月から三月までに、四十六万トンの外貨予算を割当てしたということが発表されておりますが、そういう事……

第18回国会 大蔵委員会 第6号(1953/12/07、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は前会に引続いてお尋ねしたいのですが、この問題は供出制度の問題だから、ほんとうは農林大臣がおいでくださるとよいと思うのでありますけれども、参議院の方の都合もあると思いますから、食糧庁長官にお尋ねしますけれども、今の割当供出の制度は、事実上私は崩壊しておるようなものでないか、こういうふうに考えております。政府でも知事会議を再々開かなければならぬ、あるいは農業委員会も開かなければならない、こういうことで、政府もしよつちゆう知事会議等を開催しておるけれども、その結果というものはやはり減額運動になつてしまつて、そうしてこの供出割当に要する経費というのは県等においても非常に莫大な経費……

第19回国会 大蔵委員会 第7号(1954/02/11、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 関連して塩の問題についてお尋ねいたします。今専売公社では、現行の先売制度をもつと整理されるようなお考えがあるということを聞いておりますが、そういう考えがあるならば、その根拠を伺いたいと思います。
【次の発言】 濫売があると言うけれども、これは初めから値段がきまつておるもので、濫発はできないだろうと思う。どうして濫発になるか、これはひとつ問題になりますが、この問題については、今あなたの方から、農協は県の連合会が四つか五つか許可になつてやつておる、こういうふうに区域をきめて行くと、農協というものは仕事が県単位でありますから、仕事ができなくなる。従つてこういうやり方は、農業協同組合……

第19回国会 大蔵委員会 第12号(1954/02/24、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 砂糖消費税の問題に関してお尋ねしたいと思います。今の日本の有効需要とでもいいますか、これがどのくらいあるか。それからことしの輸入見込みはどのくらいあるか。昨年はどうであつたか。それから砂糖は食糧として輸入されておるのではなくて、生産用原料資材として輸入されているように考えられるが、一体これはどういう理由で食糧として輸入しないで、生産用原料資材として輸入しておるのか、この点をまず第一にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 七十八万トンにプラスされるわけですね。
【次の発言】 昨年のこの委員会であなたの方から、有効需要は七十万トンか八十万トンである、こういう説明を私は聞いて控え……

第19回国会 大蔵委員会 第15号(1954/03/03、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は食糧会計の問題で、今ちよつと議論になりました食生活改善運動の問題についてお尋ねしたいと思います。食生活改善運動をやらなければならぬ、やることは非常にけつこうだと思います。しかしながらこの問題は、池田さんが貧乏人は麦を食えと言つて、たいへんに不評判であつたので、今度はそれをかえて、食生活改善運動になつたような気がしないでもない。そういう議論は別として、今も柴田委員から指摘されたように、食糧会計の中では、黄変米の問題、砕米の問題、あるいは麻袋の問題等があつて、いやな問題を投げかけた。今度食生活改善運動をするというと、当然粉食になつて来る。そうすると砂糖の問題、ミルクの問題が出……

第19回国会 大蔵委員会 第16号(1954/03/04、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 農林次官にお尋ねしますが、農家は、米あるいは麦をつくつてこれを供出し、あるいは販売して、それが生活の根拠になつておる。ところが、今のこの価格の決定あるいは減収加算額の問題でも、目の子算だとか、あるいは感想だということできめておる。こういう不確かなことできめて行つたとするとどうなりますか。供出をするには、これはなまやさしく供出できるのではなくて、それぞれ係が農家を個々に歩いて督励し、懇請して供出ができている。従つて、そこには価格の説明というものが当然なされなければならないにもかかわらず、今のあなたのような答弁で行くと、この加算額などはあるいは目の子算である、この方は感想であると……

第19回国会 大蔵委員会 第20号(1954/03/11、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 今の井上委員の質問に関連して……。砂糖消費税あるいは揮発油税の二十九年度における現行法による収入見込額と増税の見込み、こういうものが出ておりますが、二百三十七億幾ら、こういうふうに揮油税はなつておる。それから砂糖も三十八億、こう見て行くと、もうすでに二十八年の十一月にこのあなたの予定しておる増徴額分までもとられてしまつているのではないかと私は想像しておるのです。そこで井上さんのただいま要求されたものに対して、私は逆に、二十八年の十一月まであなたの方でどれだけ収入が出ているかということを、砂糖と揮発油で出してもらいたい、これが一点。  それから、これは政務次官にお尋ねします。私……

第19回国会 大蔵委員会 第23号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 専売公社の方にお尋ねしたいのですが、次官が見えているから、ひとつ伺いたい。第十九回通常国会提出法律案調べという書類の第三に、塩の専売組合法案というのがありまして、こういうものを二月下旬に提出するというので、提出する理由を概略お聞きしておつたところが、急にこれは提案を見合せた、こういうように聞いていたので、われわれもそのつもりでおつたところが、最近にその出そうとする法案の内容を、今度は指導だということで、公社の方でしきりに各元売業に対してやつておられるようであります。法案を出さなければならないのにかかわらず、法案はひつ込めてしまつて、今度はそういうことを指導でやるということは、……

第19回国会 大蔵委員会 第24号(1954/03/18、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 農林次官に御質問申し上げます。先般要求した資料の中で、トルコ米輸入の資料を要求して、ここに資料が出て来ておるわけですが、このトルコ米が二十八年十月十三日に五千二百七十一トン輸入されておるわけです。そこで私どもこの政府の発表した輸入計画を見ておると、この輸入計画書というものには、このトルコから輸入するという計画がないのです。それがどういうことでこれを突然トルコから輸入するようになつたか、この点をお尋ねしたい。
【次の発言】 では砂糖です。これはわかりますか――それじや保安隊に払い下げた砕米の方はわかりますか。
【次の発言】 私の質問は、事務的な問題はあとでいいのです。だがここに……

第19回国会 大蔵委員会 第26号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は食糧会計の問題についてお伺いいたしますが、これは長官がお見えになりませんから、総務部長にお願いいたします。この間私がお尋ねした例のトルコから入れた米の問題ですが、この米は五千二百トン入れておる。しかもこの十月十三日に入つた米は、あなたの方では〇・九五%というので買い入れたが、こつちへ来て着地の検査を受けると五・一四%となつておる。この五・一四%というのは全体に対する五・一四%であるがゆえに、従つてこの前の議論の経過からいつて、この変質した米は当然食糧にはならない、こういうことになると思うのです。これをアルコールにするとか、醸造して酒にするというならば別ですけれども、配給の……

第19回国会 大蔵委員会 第28号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 主税局長にお伺いします。先ほど井上委員と大蔵大臣との入場税についての質疑の中で、私は実は今日初めて聞いたのですが、与党によつて入場税の修正が行われるという話を聞いている。それは税額はどうかということに対して、大蔵大臣は、税額にかおりがなければ大体そういうことはしかたがないと思う、いいと思う、こういうように答弁になつたと聞いております。私どもが考えるのには、税額の問題ではないと思うので、この課税方式が正しいか正しくないかということが問題じやないか、こう思うのです。そこで政府としては原案を出されたが、それはもちろんこれが十分正しいのだと思つて出されたと思う。ところがそれが与党によ……

第19回国会 大蔵委員会 第29号(1954/03/26、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は今議題になつております法案中の砂糖消費税の一部を改正する法律案に対して、社会党を代表して反対討論をいたしたいと思います。  砂糖は、日本の有効需要を私は大体八十万トンと考えております。ところが今日百万トン以上の砂糖が輸入されておるわけであります。しかもこのうち六〇%は業務用であり、四〇%は家庭用に大体まわつておるわけであります。今日食糧事情その他から耐乏生活が唱えられ、食生活改善運動が唱道されておる中に、この家庭用にまわる砂糖が今日においても非常に少い。これはもつと家庭用にまわすべきであると思いますが、こういう措置がとられていないのであります。しかも今度逆に砂糖の業界の状……

第19回国会 大蔵委員会 第34号(1954/04/02、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 特別調達資金設置令ですか、この問題に関連してお尋ねしたいと思いますが……。
【次の発言】 第一に、改正する法律案の一条の中に「アメリカ合衆国軍隊」の下に「若しくは日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定に基くアメリカ合衆国政府の責務を本邦において遂行する同国政府の職員」こういう規定があつて、こういうものを承認するようになつておりますが、そうすると、先般問題になつた顧問団とかなんとかいうのは、この「同国政府の職員」に入るわけですか、これはどういうことですか。
【次の発言】 それからこれは私つい四、五日前に、千葉委員長の選挙区なのですが、九十九里の漁民が演習によつて非常に生……

第19回国会 大蔵委員会 第37号(1954/04/08、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となりました入場税法案に対し反対の意思を表明するものであります。奇しくも同じ選挙区で相争う山村さんと、ここに入場税問題に対してともに賛否にわかれて議論をしなければならないというわけであります。  この敗戦による混乱と苦悩の中から、日本はまず軍国主義、帝国主義を払拭して、民主主義を基調として文化国家、福祉国家の建設に邁進して来たのであります。それに基いて新憲法も制定されたのでありまして、誤れる権力主義者の野望から国家と民族を守るために、中央集権的統治を改め、地方分権制度を確立し、その建設に邁進、努力しつつあるのであります。地方自治の確立はす……

第19回国会 大蔵委員会 第38号(1954/04/09、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 大蔵大臣にお尋ねします。私率直にお尋ねしますから、大蔵大臣もひとつ率直にお答え願いたいと思うのです。  入場税を国税に移管するのは、これはきまつたことなのです。そうすると、それを地方に九割返すということになるのですが、これは結局国からもらうことで、地方の自治財源というものはなくなつて行くわけです。そういうことがだんだん地方の自治財源を枯渇さして行くことになつて、陳情行政というふうな元を開く心配が強く出て来るのじやないか、今見ても、府県ではみな東京へそれぞれ事務所を置いて非常に陳情が行われておる。地方の財政が苦しいから、今まで平衡交付金をくれくれと中央へ来ておる。そういうような……

第19回国会 大蔵委員会 第48号(1954/04/27、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は質問ではありません。大臣は専門家でなくて、常識的な解決をなさるということを期待して、お尋ねしたい思います。私農協のの仕事をしております。今農協は非常に困つておるので、その再建整備に乗り出しておるのです。たまたまある県の村の農協が、三百万円ばかりの事件で破産に瀕した。それを調べて行きましたところが、これは人の名誉に関しますから、私こここに名前は発表しませんが、大臣をやられた方で、しかもあなたの方の政党の非常に枢要な地位におられる方が、森脇将光のところから三百万円、二十七年の六月から九月の間に陣中見舞として秘書と一緒に行つて交渉して、受取つている。ところがこの農協はその森脇の……

第19回国会 大蔵委員会 第49号(1954/04/28、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は、資産再評価等の特別措置法に関する問題について二、三お尋ねいたします。  資産再評価の強制実施は、これは、今日の日本の経済の実態から見て、原則としてはむしろ促進さるべきものであるというふうに私どもも考えるのであります。しかしながら、今のような独占資本的なものを本位とした一方的なデフレ政策のもとで、しかもこの法案にあるようなその場限りの措置を強行することは、いたずらに労働者の賃金部分を一方的に圧迫して、また中小資本を苦境に陥れる結果になつて、社会不安を助長し、他方にその効果にほとんど見るべきものがないような結果になるという懸念があるのでありますが、この点についてどうお考えに……

第19回国会 大蔵委員会 第51号(1954/05/07、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 河野銀行局長にお尋ねいたします。銀行局長は日本の金融の大元締めであり、金融を円滑に推進する立場でありますから、私はいろいろな疑問の点をお尋ねするわけですが、大臣のその場しのぎの答弁というようなことでなく、ほんとうの真実の点をお聞かせ願いたいと思います。そういう点からこういうような法案を出さなければならない現状とでもいいますか、そういうような国の経済事情をどういうふうにお考えになつておるか、金融事情をどうお考えになつておるかという点を伺いたいのです。そこで今の政府の経済政策は、インフレの収束、これが根幹をなしておるものでありまして、従つて通貨の安定とか、物価の引下げとかいうもの……

第19回国会 大蔵委員会 第56号(1954/05/18、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 井上委員の言う通り、私も次会にはぜひ大臣の出席をいただきたい。同時に会計検査院からの出席を希望して、本日はやめておきます。

第19回国会 大蔵委員会 第57号(1954/05/19、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 この出資の受入れの問題ですが、この間修正案が出て、それをめぐつていろいろ論議して大体帰結点が出て来た。そこでこれを党に帰つて報告したわけですが、その報告点の中で二、三の疑義がありましたので、さらに帰つて速記録を読んでみたのです、そうするとこの中て二点私ははつきりしておきたいと思うのは、この間からの質疑応答の中で、不特定多数から受入れるのはさしつかえないのだという答弁があつた。それから貸金業を行うこともさしつかえないのだ、こういう答弁もあつた。そうすると残つて来るのは、誇大な、欺瞞するような広告という一点と金利の問題――これは決定していませんが、この金利の問題と、二点がこの法案……

第19回国会 大蔵委員会 第62号(1954/05/27、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私のお尋ねしたい点もほとんど同じですが、去る七日小笠原大蔵大臣が、資産再評価の問題で投票に加わつた。原案の提出者である大蔵大臣が、あの本会議の採決にあたつて、釜谷総務会長にまるで鶏のように追い立てられて、顔をまつ青にしてあの投票をした。あの不信行為というものは、(「植木先生もそうだ」と呼ぶ者あり)植木先生もそうでありますが、これは議員の責任を解さざる、まつたく議会の名誉を傷つけた醜態だと思う。今回のこの出資の受入れの問題についても、少くとも委員会で議決されておるのですから、その委員長の報告に対して与党は当然賛成する義務があるわけです。責任があるわけです。ところがこの問題につい……

第19回国会 大蔵委員会 第63号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 先日補助金と補助負担金等の問題に対しましてたいへん厖大な調べ書をもらつたのですが、私あれは一通り目は通しましたが、まだ実はその詳細の内容に立ち至つての検討はしていないわけですが、ただその厖大なのには驚いておる。そこでこういう補助助成とは日本の一つの国情の生み出すやむを得ない措置かもしれませんけれども、こうした補助助成等はまた一面国民の血税であるということを考えるとき、こういう金額がどういう効果を発揮しておるか、その効果の側定というようなものに対してはこれは十分な査察と検討が行われなければならない、こういうふうに考えます。官庁あるいは政党または政治家等の単なる政治的の取引の具で……

第19回国会 大蔵委員会 第65号(1954/06/02、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は今の問題と関連のないことですが、最近駐留軍の払下げ物資というものが非常に出て来ている。こういう払下げ物資というものは日本の経済や貿易、あるいは関税政策にかなり大きな影響をもたらして来るのではないかと考えられるが、こういうものに対して今どういう影響が出て来ているかということ、こういう払下げに対して政府としてはどんな交渉をする道があるのか、どういう方法をとつているのかという点を伺いたい。今後この問題はかなり大きく影響して来ると思うので、今何にも措置はとられていない、これはかつてであるということならば、今後どういう交渉の道をとられるか、これは大蔵当局に聞くのは無理かもしらぬけれ……

第19回国会 大蔵委員会 第67号(1954/07/13、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 今度九州へ国政調査でお隣の平岡委員と一緒に行つたのですが、北九州で特に顕著に目についたのは、ほとんどの中流の炭鉱では金券が発行され、流通していることで、しかもこれが四方式とられておるわけであります。まるですつかり紙幣という形、それから残高証明のような形がとられている。それから商品券みたいなもの、伝票式など、いろいろな形がとられていて、給与等に対しては七割ぐらいはこれで出しておる。二割もしくは三割は現金で給与を渡すけれども、あとの七割もしくは八割はこの金券によつて払われている。そしてこれを持つて指定してあるところの商店へ行つて日用品等を買えば、それでも買える。それから残高証明の……

第19回国会 大蔵委員会 第70号(1954/09/09、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 大蔵大臣にお伺いいたします。きのうだと思いましたが、全国の農民の代表が、あたの方の政調会長の水田さんのところへ、米価の問題で陳情に行つた。そのときに、今大蔵省等の発表しておるこの価格では、農民の供出意欲も低下するばかりであるし、同時に農家も経済が維持できないので、もつと生産費にくつつくような価格を決定してもらいたいという陳情をしたところが、水田政調会長は、皆さんの意思に沿うようにするつもりだ、こういうことを言われた。今大蔵大臣の御答弁を聞いていると、これはまだ過程であるから何とも言えない、こういうことを言われる。党の政調会長は、この九千一百円という一つの案に対して農民が反対し……

第19回国会 大蔵委員会 第71号(1954/09/10、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 銀行局長に伺いますが、きのう大蔵大臣にお尋ねした中に、今の大企業がやはり金融の逼迫から中小企業に九十日、百二十日という手形を出して、そのために困難をしている。こういうことを防止するために、あるいは六十旧、九十日以上の手形を発行してはならないというようなことを法律化、制度化して、そうして中小企業を守るようにする、そういう考えがあるかないか。さらにそういうふうにするならば、九十日以上なら九十日以上のものに対しては一定の金利をつけた手形を出さないとかわいそうだ、そういうようなことを考えられないかと言つたら、そうすると大企業の方は中小企業に対して発注をしなくなる心配があるからというの……

第19回国会 大蔵委員会 第72号(1954/09/11、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私も公庫のことについてお伺いいたします。今の井上委員の質問で、大体人の少いことはわかつておりますが、これが非常な影響を来しております。ことに私どもちよつと聞いたところでは、公庫が市町村に委託するのか何か、ともかく自分のところではとうてい人手がなし、経費がなくて、要求があり、要望があつても、それを調査することができないので、遅れるばかりであるということで、市町村に委託して市町村が借主になるのか、市町村は借主になれないはずであるから、おそらく業者の団体か何かをつくつて、それをさらに市町村長が公庫に来て、そうして一括して何百万円というものを市町村自身がその割当をやつておる、また回収……

第19回国会 大蔵委員会 第73号(1954/09/28、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 銀行局長の方にお尋ねいたしますが、最近六・三制が実施されて、学校の増築なり、新築なり、あるいは腐朽校舎の改築、こういうふうなことが盛んに行われているような状態になつておる。そこで地方自治体が非常な財政難から、市自体が、あるいはPTA自体が資金を集めるために金利をつけて各方面から金を集めてその増築に当つたという事実がたくさんあるわけです。これはこの資金の受入れ、預かり金の規定の第一条に反することになりはせぬか、こういうふうに考えられるのですが、あなたの解釈はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 あなたの手元にそういうことの報告がないならば、これはやむを得ないのですけれ……

第19回国会 大蔵委員会 第75号(1954/10/12、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 技術院院長にお伺いしたいと思います。技術院は日本の技術水準の向上発達に日夜努力をされていることと考えております。従つて技術院は政治情勢によつてその研究方針なり、あるいはその成果なりが左右されるというようなことは断じてあつてはならないと思うし、また技術院もさようなことはないと私どもは信じておりますが、そう信じてよろしゆうございますか。
【次の発言】 よくわかりました。まことにけつこうなことだと思います。そこで技術院の主管下にあると思うのですが、東京工業試験研究所と申しますか、その方針は、今技術院の院長さんがおつしやられたような方向で研究なり試験なりに従事されておると思うのです。……

第19回国会 大蔵委員会 第76号(1954/10/26、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私は先般来問題になっておりまするところのアメリカのジヨン・マンと小野田セメントの提携に関する件について質問をいたしたいと思うのであります。  この問題は、当委員会では数次にわたって論議がかわされて来ておりますけれども、いまだ政府当局の態度が明確でありません。この質問を通じて看取できることは、理論的にも良心的にも賛成ではないが、認可せざるを得ない事態を内部に包臓している、こういう解釈が私どもには下せるのであります。そういうわけですから、数次にわたる質問応答を通じても何の進展も見ないわけで、われわれ委員から見ますならば、当局はただ言葉を濁して、回避しておる、こういうようにしか考え……

第19回国会 大蔵委員会 第78号(1954/11/10、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 私はけさ出て来て、ここにある委員長に対する片岡さんという方の陳情書を今一通り見ただけでありますが、実は驚いておるのであります。これで行くと、銀行にほとんどつぶされてしまう。貸すようなふりをして追加担保をとつてしまう。そして最後には貸さない。こういうことになつて、非常に綿々として苦痛の状況を訴えて来ておるのでありますけれども、今春日委員の方から質問されておるのを聞いておりますと、何か内容にわたることを非常に避けておられるように聞いておつたのです。私もそういうことは何か委員長がここに押えておることでもあるのかと思つて聞くことをやめておつた。今お聞きいたしますと、この陳情書の内容は……

第19回国会 大蔵委員会 第79号(1954/11/11、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 関連してお尋ねします。今局長は国会の権威を認めてくれたわけですけれども、春日君が提案された動議によつて二十四日の委員会には外資委員会その他からの委員の方に出ていただいて、われわれがいろいろお尋ねすることになつた。そこでここでぜひお尋ねしておきたいのは、あなたの方では外資法によつて導入しがたい、こうした民間外資というものは、今度為替管理法の運用によつて無理に導入の道を開くという意図があると、われわれはこう考えている。そこで、二十四日以前にそういうことを決定することは、あなたは今国会の権威を認められた・からないと思いますけれども、これはどうですか、その点をはつきりしてもらいたいと……

第19回国会 大蔵委員会 第81号(1954/11/25、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 大臣に簡単に一点だけ。これはずつと前の新聞で私は見たのですが、大蔵大臣が先般アメリカへ出発に際して日米石綿に関する外資は認可する意思である、こういうことを発表されておる。もちろんこれに対しては個人としてという付言がされておるわけですけれども、この問題は目下賛否にわかれて真剣に論議されておる最中でもあり、しかも認可すべきでないという民間側の意見も相当あるということを私は聞いておる。そういう中で外資委員会の最も重要なメンバーである大蔵大臣がこういう言明をすることは、公正であるべき委員会に対して威圧を加えるのじやないか、こういう感じをわれわれも持つし、またそういう意識がなかつたとし……

第20回国会 大蔵委員会 第3号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 今議題になりました共済保険の問題に関してお伺いしたいと思いますが、この農業共済保険の制度は農村にとつて非常にいい制度なんですけれども、県の共済組合の連合会というような、あの機関が現在みな非常に赤字を持つておるのです。これは赤字が出べきはずがないのですけれども、赤字が出て来たというのは、結局通常災害とか、あるいは異常災害、超異常災害、こういうふうに災害の段階をわけてあるわけです。通常災害になると、これは大体県段階の手持ちの保険料でやる、異常災害になると国庫の再保険金でやる、こういうふうになつておるわけです。ところがこの通常災害の場合に、手持ち保険料だけではまかなえないような場合……

第21回国会 大蔵委員会 第2号(1954/12/21、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 今、川島委員からお尋ねした通り、私も鳩山内閣の予算の骨格を簡単にお尋ねしたいと思つておつたのです。午前中もやはり予算委員会で予算を出すということを言つておられるので、それでは骨組みだけでもどういう骨組みだということをお尋ねしたいと思つておつたのです。と申しますのは、あなたは自由党政府の内閣のときに、日銀総裁を長くやつて協力されて来たが、今度自由党の財政政策なり金融政策なりを相当踏襲なさるのか、それともかわるならばどういうふうに骨組みとしてこの点がかわるかということを、私はお尋ねしたかつた。と申しますのは、十九国会の末期かと思いましたが、日銀総裁のあなたの更迭説があつた、あなた……

第21回国会 大蔵委員会 第3号(1955/01/24、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 五百億の減税の問題で、初年度三百億の低額所得者の減税をやりたいというその歳入的のものとして、酒で百五十億、砂糖で百億、こういう形を説明されたのですが、今米は八日くらいしか配給されていないじゃないですか。そういう中で、酒の密造を防ぐには、増石することと、値を下げる以外に方法はないでしよう。ただ単に取締りだけではいけないでしよう。そうすると、どうしても増石をしなければならないということになってくるのですが、今八日くらいしか配給していないのに、米をそっちに回せますか、この点非常に不確定のようですが、どうなんですか。


27期(1955/02/27〜)

第23回国会 大蔵委員会 第5号(1955/12/13、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私はせんだっての大蔵委員と大蔵当局との質疑の中で、お聞きしておって疑問に思う点が二、三出てきたので、これをお聞きしたいと思うのであります。  そこで先般の質疑の中で、地方公共団体が、府県が何かかなり財政を圧縮し得るような、逆に言うならば放漫な形が相当あるというような印象を受けたわけでありますけれども、それを調べてみましても、そういうことが出てこないので、これに対してどうお考えになっているか。たとえばここで私調べてみますと、昭和十一年度を基準として、昭和十一年度には国家財政は二十二億あった。この中には軍事費があり、国債費があるわけです。それですから、これを差し引くと、純行政費と……

第23回国会 大蔵委員会 第6号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律の問題で質問があったわけです。これに関して私もちょっとお尋ねしたいと思うのであります。  今お聞きすると、この法律ができてこの普及、徹底をはかるということ、さらに検事を増員してその取締りを強化する、こういうような趣旨でありますが、補助金を適正に使用するということは、これは当然であって、国民の血税が一銭たりともむだに使われてはならない、そのために法律はできたものだと思うのでありますが、これに対して趣旨の徹底をはかる、実施をはかるといわれても、現実にはこの補助、助成の事業内容には幾多の問題が起っているわけです。この根源、このもとである……

第24回国会 農林水産委員会 第10号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は農林大臣の施政演説なり、あるいは年頭の所感なり、その他委員会の答弁なりを聞いてみると、日本の農業政策を大きく転換することを示唆しておるものがあります。そういう要素を多々含んでおります。その点についてお尋ねしたいわけであります。その前にあなたに申し上げておきたい。よくわけのわからぬ答弁を議会の答弁のようだということを言われるのです。そういう問題ですから、わけのわからない議会の答弁らしくでなく、ほんとうに率直にお答えを願えればけっこうだと思う。  そこで今度のこの予算を見ると、今までのいろいろな施政演説から見ても年頭のあいさつ等から見ても、ここに一つの河野農政といいますか、そ……

第24回国会 農林水産委員会 第11号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 開拓融資保証法の一部を改正する法律案についてお尋ねしたいと思います。これは二十五年から二十八年まで開拓信用基金協会というものがあってそこで運用されておったわけです。それが今日の開拓融資保証協会というふうなものに制度的に発展してきた。従ってこの精神というものはくみ取られてできておる、こういうふうに考えておりますが、そう解釈してよろしゅうございますか。
【次の発言】 これを見ますと、開拓融資保証協会に対する政府の出資額を五千万円追加したい、二億であったものを今度は二億五千万円にしたいというのがその趣旨のようでございますが、これは最初農林省が一億五千四百八十八万円というものを要求さ……

第24回国会 農林水産委員会 第12号(1956/02/24、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 一昨日の質問に続いて基本方針についてお尋ねをしたいと思うのであります。  日本は今日大量の農産物を輸入しなければならない。これは生産の面からいっても、人口の増加という点からいっても、当然わかるのであります。そうした大量の農産物を受け入れなければならないという背景があって、日本の農業政策というものは積み立てられている。そこでそういう輸入農産物の重圧と、日本の農業、そして農民の生活とどう調整するかということが、農業政策の基本となって出てきておるのではないか、こう考えますが、この余剰農産物の受け入れということが、日本の農民の生活にどういう結果を生ずるかということを、いま一度お尋ねし……

第24回国会 農林水産委員会 第15号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ただいま起立総員をもって可決されました開拓融資保証法の一部を改正する法律案に対しまして、この開拓融資保証法の運用をさらに適正ならしめるために、各党を代表して左の附帯決議を付したいと思うのであります。  まず案文を朗読いたします。    開拓融資保証法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案   政府は、開拓融資保証制度がその充分なる機能を発揮し、もつて開拓者に対する短期営農資金の確保に遺憾なきを期せしめるため、今後中央開拓融資保証協会に対する政府出資金の増大に努めるとともに、政府出資金と地方開拓融資保証協会に対する都道府県出資金及び会員出資金とが、総体として適正なる均衡状態を……

第24回国会 農林水産委員会 第16号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今お尋ねしようと思った点は、大体石田委員によって明らかにされたので、それに関係のない点だけお尋ねしておきたいと思います。  住宅公団が設立されて、住宅公団は土地に対する収用をかける権限を持っているわけです。住宅公団の発足に当って、農林省の方あるいは農地局等でこの相談を受けて、この設立に参加しておりますか。何か協議を受けたことがございますか。
【次の発言】 都市の周辺、たとえば神奈川とか、埼玉とか、千葉、こういう所では土地が住宅公団の指定を受けると、ここは当然買収に応じなければならない、こういうことで農民が非常に不安を持ってきておる。農地を買収して農地を宅地にすること自体にも問……

第24回国会 農林水産委員会 第21号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 飼料需給安定法に関してお尋ねいたします。過般調印が行われた第二次余剰農産物協定によって、六百四十万ドル、ちょうど数量にして十一万トンくらいになると思いますが、トウモロコシその他の飼料用穀物が入っておるわけであります。これは第一次協定には全然なかったものでありますが、どういうわけでこれが入ったのか、またこれと関連して農林省はどういうような飼料需給計画を立てておるか、この点をお聞きしたい。
【次の発言】 そうすると、第一次協定にはなかったものが、今度の第二次協定ではこれが六百四十万ドル入ったのは、条件が最もよいからお買いになったということですか。

第24回国会 農林水産委員会 第22号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 最初にお伺いいたしたいのは、この改良資金制度が創設される前提となった問題についてであります。というのは、従来行われてきたところの補助金制度に欠陥があったということをあなたの方でも反省されて、その批判にこたえるためにこの改良資金制度が新政策として取り上げられたわけでありますが、この制度に対してその批判にこたえるというのはどういう考え、方あるいはどういう観点からこの改良資金制度が創設されることになったのか、この点をまずお伺いいたします。
【次の発言】 この補助金政策は総花的で、末端の補助が非常に少いという欠陥があったと私ども考えます。また反面においては、国の一貫した方針のもとに政……

第24回国会 農林水産委員会 第23号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちょっと一楽さんにお尋ねいたしますが、今不振農協というのは三千以上あると聞いていますが、この措置法でいくと一千組合、駐在指導員が二百、その他のものはこの程度で行くわけですが、この程度の進め方で五年間で再建が可能でしょうか。
【次の発言】 あと一、二点お尋ねします。この法案は事業整備促進法のような傾きがある、ちょっと私どもが見てそういう感じがするのですが、ところが単協側はやはり信用事業をあわせてやっていく、この点がこの法案に反映されていないのじゃないかという気持がするので、この点専門家の立場から一点お聞きしたいと思う。それから整備目標ですが、固定債務全部の整備といっておりますけ……

第24回国会 農林水産委員会 第26号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 提案されております農業改良資金助成法案の審議を通じまして、この法案の持つ内容の非常に重大なことをわれわれは感知したのでございます。しかしながらこの法案は予算がすでに通っておりまして、法案が通らない、また遅れるというようなことになると重大な支障を来しますので、この法案の持つ精神、その効果を減殺しないで高めるということを考えまして、ここに日本社会党、自由民主党の両党を代表して、修正案を御提案申し上げる次第であります。  まず、時間がございませんので、修正案の要旨を読み上げます。    農業改良資金助成法案に対する修正案   農業改良資金助成法案の一部を次のように修正する。   第……

第24回国会 農林水産委員会 第34号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して一つお尋ねしますが、今委員長と芳賀委員との問答を拝聴しておりまして私考えたのですが、今北海道バターと雪印の統合なり合併なりというのはよくない、こういうふうに聞いておったのです。ところが一方において、私ども酪農地帯に行ってみますと、今盛んに酪農が奨励されておるわけです。そこに行ってみると、雪印が明治なりあるいは森永なりの債務奴隷になってきつつある傾向が看取されるのです。このことは、かつて片倉製糸が製紙をやっておって、こういう種紙を使わなければいけないというので種紙を供給した、その次には、こういう桑苗を植えなければいけないといって桑苗を供給した、そしてそこで特約組合を作っ……

第24回国会 農林水産委員会 第35号(1956/04/28、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 一点だけお尋ねしますが、河野さんとあなたがアメリカで会われた。あなたが二頭もしくは三頭予定を立てられた。河野さんと会って、おれにも一口乗せてくれと言われて、あなたの方で承諾なすっているわけです。それで三頭来て二頭が河野さんの名義になっておる。その金の精算について、あなたの方では、払うといってもそういうことはどうでもいい。ところが河野さんは、おれも曲りなりにも大臣になったから払いたいと思うが、今はないから、どこかに家があるから、それを処分したらばそれで払う、こういうことになっておる。こういうのが今までの御答弁ですが、そうすると河野さんの方の家がまだ売られておらないと思うのですが……

第24回国会 農林水産委員会 第39号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は漁港施設の問題と漁業移民の問題とについてお尋ねしたいと思っているわけですが、きょうは次官も金融課長も見えておられませんのでどこかと思いますが、お尋ねいたします。  まず第一に、漁港の問題についてでありますが、これは第三条の漁港の施設のことと関連してくる問題ですが、漁港等に冷蔵庫、製氷場等を作る、これに対しては融資等が行われるわけであります。そういうものも融資をする場合には、その利用の計画とかあるいは設計とかその金額などについて農林省の金融課の方なりあなたの方なりで、それぞれ調査して適切な指導と指示を与えてやっておるものだ、こういうふうに考えているわけですが、それは間違いあ……

第24回国会 農林水産委員会 第44号(1956/05/28、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 時間が過ぎましたからなるべく簡単にお尋ねします。  肥料取締法に基く肥料の検査等は今回の改正によって簡素化される面もありますが、一方検査等はかなり強化される面が出てくるわけです。この検査等に伴う予算や人員は確保されておりますか、この点をお尋ねします。
【次の発言】 それからこの条文によると、主成分の含有量を調整するために異物の混入を認めるというのがあるわけです。従来から肥料の異物混入というのは肥料の粗悪を来たした一つの原因だ、こう思うのです。そこで聞きたいのは、その異物の規定、それから具体的にはそれはどういうものを異物としてさしておるのか、この点をお聞きしたいと思います。

第24回国会 農林水産委員会 第45号(1956/05/29、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私はただいま提案されております有益鳥獣の保護増殖及び狩猟の適正化等に関する特別措置法案に対する修正案を提出いたします。  この修正の部分は非常に多岐にわたっております関係上、その修正案の条文についてはお手元に配付いたしました資料について御了承願うことにてお許しを得たいと存じます。その内容につきまして簡単に御説明を申し上げます。  第一点は、鳥獣保護計画実施の予算でありまして、原案では、都道府県は、狩猟免許または狩猟登録の手数料及び狩猟者税の収入額に政令で定める率を乗じて得た額をこの計画の実施経費として予算に計上しなければならないことになっておるのでありますが、このような目的税……

第24回国会 農林水産委員会 第46号(1956/05/30、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は提案されている法案に関する点を一つお聞きしたいと思う。一作々日払が質問したその答弁ですが、化成も配合もほとんど肥効には変りはない、価格の面ではかなり割高になっている。こういう答弁であったわけです。それならばそういうものがなぜ化成なり配合なりが浸透したのか、こういう点を伺いたいのと、農家の肥料選別の知識は近年著しく向上してきているわけです。また今言ったような判断が農林当局によって出されていたとするならば、その前に、改良普及員というものが農村に対して非常に指導しているわけです。こういう改良普及員に対して、どういうこれに対する指導をあなた方では与えているか、この点をお聞きしたい……

第24回国会 農林水産委員会 第47号(1956/06/03、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は自由民主党、日本社会党による昭和三十年産いも類澱粉の政府買入に関する決議案を提案いたします。  案文を朗読いたします。   昭和三十年産いも類の価格に関し昨年十月十五日の農林水産委員会において、昭和三十年産いも類の大豊作に基く価格下落の事態に対処し、政府は、昨年度買入価格を下廻らない価格で澱粉及び切干いもの無制限買入措置を講ずべきことを決議し、河野農林大臣もまた、この決議を尊重して善処すべき旨を答弁している。しかるに、その後における甘藷澱粉の需給事情及び価格の推移は、千四百八十万貫の政府購入にも拘わらず、引続き軟調を示し、本年度の植付を控えたいも作農家に対し、多大の不安を……

第24回国会 農林水産委員会 第50号(1956/08/11、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 災害対策小委員会で御苦心なさって対策要綱を作られたわけでありますが、私どもまだこの説明の報告を承わっただけでよくわからないのですが、これを実施していく場合に法律改正をしないで、法律運用だけでできるわけですか。法律改正をしなければならないような点が出てきやしませんか。この点を……。

第24回国会 農林水産委員会 第58号(1956/10/27、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。それはきのう私は千葉県の銚子の方で、農林次官が銚子にきのう遊びに来る、こういう話を受けた。農林次官は委員会を招集してあるから、大臣がいないのだから農林次官は行くはずはない、そんなばかなことはない、こう言ってきのう出席したら出ておらない。今委員長にお聞きしようと思っておった。委員長はきのう、きょう委員会のあることを通知してあるにもかかわらず、どういう名目か知らないが、銚子には遊びに来る。はなはだ不愉快千万な話であります。農林次官に十分注意を喚起してもらいたい。
【次の発言】 午前中の質疑に重複しないようにお尋ねいたしたいと思いますが、この農産物価格の決定について、大石……

第25回国会 農林水産委員会 第5号(1956/11/27、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 それでは川村さんにお尋ねしますが、委員は町村長の選任がいいという御意見でしたが、この町村長選任がいいという御意見の根拠をもう少しお聞かせ願いたい。  それからもう一つは、諮問機関としたいという御説でございますが、これが町村長の諮問機関になった場合に、農業委員会の本来の使命なり目的なりを制約してしまう、あるいはそれに背反するというようなことが農業委員会に出てきやせぬか。これは前の池田さんの意見とちょっと関連してくるわけですが、そういう点が考えられますので、この点をお尋ねしておきたい。  さらに、推進協議会と、農山漁村振興対策協議会というものができるわけですが、これと委員会との責……

第25回国会 農林水産委員会 第6号(1956/11/28、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 岡村さんにお尋ねいたします。きのう岡村さんの御説の中に、農業委員会が経費の決定段階である、経費を賦課できるようにしたらいい、こういう御意見であったと思います。この農業委員会の目的なるものを見ますと、農民の利益代表機関としていろいろ決定もし、かつ農民の利益代表機関として農業委員会の活動する限りにおいて、政府の補助助成で農民の利益をはかる機関である、これはちょっとおかしいと私は思うのです。やはりそういう点から言うならば、ほんとうに農民の利益代表機関として活動しようとするならば、経費は農民自体が負担して初めてそう言えるのではないか、そういう考えを持っておったところ、きのう岡村さんか……

第25回国会 農林水産委員会 第7号(1956/11/29、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私はこの農業委員会の性格といったようなものについてお尋ねしたいと思います。  この委員会は政府の補助金によって経費がまかなわれておるわけです。その任務から見てもやはり行政機関であるか、一方ではこの委員会に農民の利益を代表せしめる利益代表機関というような任務をも負わせているわけです。この異なった性格を一つの体の中に備わしめるようなところにその無理が出てくるのではないか、やはりそういう点から一団体一性格にした方がすっきりするのではないかということが考えられるわけです。政府が農業委員会に求め、あるいは期待しているものは、その二つの性格のいずれが重点になっているのか、こういう点をお尋……

第26回国会 決算委員会 第3号(1957/02/12、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は質問でなく、資料を主として食管会計の問題で願いたいと思います。一つは外米の買い入れの、たとえばスペインとかイタリアとか、国別、地域別の数量と金額を一つ資料として出していただきたい。第三点としては、保管米麦の――これは大体三十一年八月末現在あたりでどうですか、三十年度あるいは三十一年度、年度別のその数量と金額を資料として出していただきたい。次に買い入れ食糧の、これは三十年度でいいと思いますが、保管中に生じた事故の件数、その原因、さらにその処理状況、こういうものをほしいと思います。この事故の件数は、一件々々では大へんだと思いますから、国内の場合、県別でもよいと思います。それか……

第26回国会 決算委員会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今のことと関連することをお伺いしたいのですが、会計検査院の方にお尋ねします。今いろいろ指摘されておる不正とか不当とか、こういう事項を徹底的に合理化をはかられたとしたならば、そういう不正事項の国に及ぼす損害というものは、総額でどのくらいなくなるか。総額でけっこうですから、ちょっとお尋ねしたい。
【次の発言】 それから次に、今お聞きしておると、ここにいう不正や不当の事項に対しては、担当者を厳重に処分した、こういうことでありましたが、それではどういうふうに処分をしたか、その件数は一体何件あるか、この点お尋ねします。
【次の発言】 それは何件ありますか。

第26回国会 決算委員会 第5号(1957/02/15、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 先ほど政務次官の御答弁で、私よく聞えなかったわけですが、返納済みになったものが二十五件、未済が三件、目的達成が一件というような御説明があったのですが、これは何年度の何ですか。
【次の発言】 それから三十年度の不当事項の「試験研究等に対する国庫補助金の経理当を得ないもの」というこの欄に、交付後の指導監督が適切でなかったためということになっておるが、この指導監督の機構というものは、一体どういう機構になって指導監督をされておるのか。そしてこれらに対する人員、それから予算等はどういうふうになっておるのか、この点をお伺いいたします。

第26回国会 決算委員会 第7号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちょっと国民金融公庫のことで、ごく簡単に御質問いたします。国民金融公庫は、一般の金融機関からは金の借り入れが困難な方面に金融する。従ってこれはきわめて零細金融なのであります。そこでこの貸し出しは金利が安いということと、申し込みがあったならば処理を敏速にしなければならないということが大きな要素だと思います。そこでお尋ねしたいのは、あなたの方で借り入れの書類が提出されてからこれが処理決定されるまで、平均期間はどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 そこでこれは私どもはよく聞くところですが、国民金融公庫の場合、申し込みをしてからその決定が非常にひまがとれる、こういうことを聞い……

第26回国会 決算委員会 第8号(1957/02/26、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は工藤先生、稻葉先生どちらでもいいんですが、公正委員会の委員長という非常に微妙な立場におられるので、尋ね方は抽象的になるわけですけれども、国鉄出身の人が外郭団体に入るということに対して、これは人の問題であるというような御答弁がありましたが、私はその点を解せない。人の問題であって、優秀な、りっぱな人が入れば差しつかえない、こういうことだと、そうすれば今までの人はみなりっぱでない人ばかり入っていたのだということになる。私は人の問題でなく、むしろ制度の問題ではないかと思う。これを人の問題として扱っていくと、いつまでも解決できなくて、ますます深みに入っていく。従ってこの制度をどう解……

第26回国会 決算委員会 第14号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちょっとお尋ねしますが、これに直轄工事で「札幌ほか三開発建設部で施行した農業水利及び開拓事業」とありますが、これは札幌ほか三開発建設部だけでやっておるのか、そして検査院の方ではこの四建設部だけを検査されたのか、この点をちょっと検査院にお伺いいたします。
【次の発言】 これは全部で十あるということですが、十全部検査されたのですか。そうすると指摘されているのは四建設部でありますが、全部検査された中の四建設部がこうであった、こう解釈してよいわけですか。
【次の発言】 それから代行工事ですか、これを見ますと、三百五十五ヵ所のうち百一地区を実地に検査した、そうしたところが四十の工事が、……

第26回国会 決算委員会 第18号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私、実は文芸春秋の中谷先生の意見を読んで驚いたのですが、そのことについて今御答弁を聞くと、資料はきわめてずさんである、こういうことから誤まった見解を下している、こういう御答弁がありました。それはそれでよいとして、今読んだばかりで何とも言えませんが、やはり一流の方々が出てきておられる公共事業特別調査委員会の答申が出ているのですが、これを見ると総事業者が千九百四十七億のうち公共事業費が千三百億、これはその通りです。千三百億の予算の公共事業費のうち事業を実施した額は七百七億円で、計画から見て五四%の実施率になっております。しかも第一次五カ年計画の年度は終るわけなんです。そこで七百七……

第26回国会 決算委員会 第19号(1957/04/02、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちょっと関連して……。銀行局長にお伺いしたいのですが、銀行、相互銀行あるいは信用金庫等は大蔵省認可、それから信用組合は都道府県知事の認可でできるようになっておる。こう記憶しておりますが、それは間違いありませんか。
【次の発言】 そうすると信用組合は都道府県知事の認可であり、従って都道府県知事の監督に属するということは、一つの金融機関であるから大蔵省が認可もし監督もすべきであると思うけれども、特に組合だけを大蔵省が除いたのは、どういう見解に立って除いておるのですか。
【次の発言】 もう一点お聞きしておきたいのは、金庫までは大蔵省がやるけれども、これは組合であるがゆえに、大蔵省の……

第26回国会 建設委員会 第6号(1957/03/06、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 住宅局長にお伺いいたします。住宅公団の昨年における投資は、一般会計から行われずに、資金運用部から五十三億、公募債で百億であった。この資金運用部の利子は六分五厘になっております。公募債の利子は八分五厘である。そうすると、この利子の負担は容易でなかったと思いますが、利子の総額は幾らになっておりますか。この償還方法はどうなっておるか。
【次の発言】 昨年の十一月十七日の閣議で、当時の行政管理庁の長官であった河野さんは、住宅問題について特に発言して、最近都会における住宅公団や住宅金融公庫などによる集団住宅が、郊外に敷地を求めるために、農地をつぶす傾向がある、むしろこの際都心にある官庁……

第26回国会 建設委員会 第7号(1957/03/14、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今三鍋委員との質疑応答を聞いておりまして、公団の住宅は勤労者の住宅であるから、きわめて低廉であることが必要であり、また低廉であるようにはかっておる、従って三十二年度からは政府の出資をさらに増加をしていきたいというお説であって、これはいいと思います。  そこで、私はこれに関連してお聞きしたいと思うのは、公営住宅の問題です。公営住宅の家賃ですが、これは何か固定資産税分を今度家賃にかけるとかかけないとかいう問題であって、もし固定資産税分を公営住宅の家賃にかけるとすると、家賃が増額されるわけであります。そこで政府としては特別交付税で固定資産税を見るから公営住宅の家賃を上げるようなこと……

第26回国会 建設委員会 第9号(1957/03/20、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。私の聞き違いかもしれませんが、今三鍋委員との質疑の中で、家賃のほかに固定資産税分だけは持ってもらった方が明瞭でいいじやないか、こういう御答弁であったと私解釈したのですが、そうですか。
【次の発言】 私は今ちょっと答弁を聞き違えたかもしれぬが、家賃のほかに、固定資産税はこれだけわかるから、これだけは別にして持ってもらうのがいいのではないか、こういうような答弁であったと思ったから……。そうすると今までの習慣からいって、家賃というものは固定資産税がどうだ、修理費がどうだ、償却がどうだという形でなく、家賃というものの一つに含まれておるのが今までの習慣だから、公団の住宅だけが……

第26回国会 建設委員会 第10号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 お尋ねいたします。私は法律を拡大解釈したり縮小解釈したりすべきじゃないと思う。やはり法律は額面通り受け取るべきだ。ことにこの金融公庫の場合、利権屋が横行する心配が今度の改正によって多分に出てくる。そういう点から明確にしておきたいと思うのは、説明の中にもあるわけですが、「原則として相当の住宅部分を有し、」という抽象的な言葉がここにある。一体相当の住宅部分とはどのくらいと解釈したらよいのか。それからずっと後段に、また「貸付金に係る住宅のための宅地造成に併せて、これに支障のない範囲内でそれ以外の住宅のための宅地を造成する事業についても、」ここにも支障のない範囲内という一つの抽象的な……

第26回国会 建設委員会 第11号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私はただいま議題になりました住宅金融公庫法の一部改正に対しまして、日本社会党を代表して賛成の趣旨を申し述べんとするものであります。  戦争によって都市という都市が焼爆せられた直後の日本の食糧難と住宅難は言語に絶する状態でありまして、この問題の解決は政治的にも社会的にも焦眉の急を要する課題となったのであります。食糧事情は今日、相当改善されましたが、住宅問題は今もってその不足と高額の家賃が深刻に叫ばれておるのが現状であります。住宅金融公庫あるいは日本住宅公団等は、政府が国民の要請にこたえ住宅難を緩和せんとして設立したものであり、その運営の衝に当るものの努力と相まって、日本住宅の新……

第26回国会 農林水産委員会 第13号(1957/03/19、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連。今の問題についてちょっとお尋ねしますが、住宅公団ができて、住宅なり宅地なりの団地造成が盛んに進められ、そのために農地が盛んに転用されているわけです。この住宅公団法ができるときに、農地局としてはこの協議に参加したのかしないのか、この点からまず伺いたい。時間がありませんから、参加したかしないか、簡単に伺いたい。
【次の発言】 住宅公団ができるととここに区画整理が行われ、土地の減歩が行われる。この土地の減歩に対しては、農民の所有土地から三割四分七厘というものを減歩して無償で公団の方へ出さなければならない。こういうことになると、たとえば一町歩持っている所有者なら、三反四畝幾らと……

第26回国会 農林水産委員会 第16号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は開拓融資保証法の問題でお尋ねしますが、時間もたっておりますからなるべく簡単にします。従って、答弁もできる限り簡略に願いたいと思います。  昨年の三月六日の当委員会において、開拓融資保証法の一部が改正されたときに、附帯決議がつけられておるわけです。この附帯決議の趣旨は、政府出資の増大並びに都道府県開拓融資保証協会に対する会員出資金、都道府県の出資金及び中央開拓融資保証協会に対する政府出資が総体として均衡を保つという、この二つが附帯条件としてつけられたわけです。この附帯条件に対して、大石政務次官は、この趣旨を十分尊重いたしまして、これを実現するよう、一生懸命努力いたす所存でご……

第27回国会 建設委員会 第4号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 住宅公団による住宅の建設等が盛んに行われ、これは非常にいいことだと思うのですが、今御報告のあった松戸、あるいは東京都下の各地にいろいろな問題を起しているわけです。そこで都市計画法あるいは農地法の大もとの問題についてお尋ねをしたいと思うのですが、建設省では都市計画の用途地域の決定に当っては、関係市町村の申請に基づいてこれを審査します。そして各府県の都市計画審議会の意見を聞いて妥当と認めた場合は、大臣がこれを決定、告示されることになっているわけです。そしてこういう場合には若干の国費の補助さえもその市町村に与えられている。こうしてできた都市計画は、各地治体の繁栄のために住宅地を造成……

第28回国会 決算委員会 第2号(1957/12/26、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 七社に改装を指名でやったが、五社は辞退しておるんですね。日本には、そういう改装のできる会社は、この七社以外にないのですか。
【次の発言】 この七社のうち五社が辞退したんだが、私はほかにあるならばやはりほかに指名を追加するとかなんとかしてやるべきではないか、こう考えたのですが、これはもう指名してもむだとお思いになったから指名せずにあとの二社だけでやった、こういうことになるわけですか。
【次の発言】 この金額が二回目はかなり減額されていて、最終的にきまるときもまた減額されているということなんで、それも問題になっておるのだと思いまして今お尋ねしたわけであります。七社以外にあるならば……

第28回国会 決算委員会 第5号(1958/02/01、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して資料要求を……。昭和三十年に輸入した砂糖の、額、その中に立川研究所の――立川研究所というのは、これは繊維に関係しておる業者だと思いますが、この業者が一千トンの割当を受けているわけですが、これは外貨の割当があったのか、無為替輸入であったのか、このことと、それからこの一千トンは実需者に割り当てるという声明がなされておりますが、どういう実需者に一千トンが割り当てられたか、この割り当てられた実需者名と数量別を資料としてお出し願いたい。

第28回国会 決算委員会 第8号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 国税庁の方来ておられますね。それでは一点だけ伺いたいと思います。砂糖消費税の制度を見ますと、三十二年には五百三十一億六千四百万円あるのです。これは月平均すると四十四億というふうになるわけですが、砂糖消費税はかつて三月延納が許されておったと記憶しております。今は二月ほどの延納が許されておると聞いておるのですが、二月ほどになっておるのかおらないのか。さらにもしそれが一月でも二月でも延納が許されておるとするならば、それはどういう根拠によって許されておるのか、さらにそれを許しておるそうした制度の趣旨なり精神なりというものは、どういう点からこういうものが許されておるのか、この点をお尋ね……

第28回国会 決算委員会 第10号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 実需者割当の問題について少しお尋ねしたいと思います。私は先般の御答弁で納得がいかないのは、菓子工業協同組合、生活協同組合というような全国的組織を持っているところへ実需者として割り当てて、砂糖価格の変動の影響をあまり受けないようにする、こういう趣旨で実需者割当はしておる、こういうふうに説明を聞き、了承しておったわけです。これを見ると全国的な組織でない協会というような組合でない形でできた任意団体のようなものにかなり多数出されておる。この資料で見ると、中日本菓子協会の楊世統という人は、先般の説明では中国人だということですが、これは日本に輸入した砂糖なんですから、日本の実需者に割り当……

第28回国会 決算委員会 第11号(1958/03/05、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 くどいようですが、きのうの砂糖の問題に対する実需者の割当の問題ですが、私は実はかなり遠慮してお聞きしておったわけなんですが、答弁をお聞きすると、非常に焦点をぼやした答弁になっておるのじゃないか、こう思うのです。実需者の方から先にお聞きしますが、ここで昭和三十一年の上期の割当に対して、私の指摘した東日本と全国。バン菓子協会というどっちの会長でもあろうと思われる人は同一人である。しかもこの人は九百五十トンも割当を受けておる。しかも本人の割当は五百トンであったわけですが、たまたま中国人の楊という人が四百五十トンの割当を受けておった。これが外国へ行っておって不在であったので、この四百……

第28回国会 決算委員会 第13号(1958/03/11、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私お尋ねしようとすると、相当時間がかかります。そこで今寸断したような質問をしても仕方がないので、午前中の質問を……。
【次の発言】 立川さんにお尋ねいたしますが、特許というよりも、特許を実施する権利ですか、これは、あなたの方には砂糖は来なかったのだから、あなたの方では向うに渡さなかったと思いますが、渡しましたか。
【次の発言】 この特許を実施する権利を、台湾の方へ売るわけですね。それはお渡しになったかならなかったか。
【次の発言】 ちょっと一応聞いてみたいのですが、この立川さんの砂糖と引きかえに特許を譲るというその売り渡しの交渉というものは、あなたの方の着想であったのですか。……

第28回国会 決算委員会 第14号(1958/03/12、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 兼子さんに伺いますが、あなたはさっき立川の万トンの砂糖の輸入については私は知らなかったというようなお話でしたが、あなたはこの問題をどなたから聞いて、しかもあなたは長い間塩水港製糖におられて、砂糖について権威者であられて、その調査等を依頼されたことがあるはずですが、その点ちょっとお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そうすると兼子さんの方は、綱島正興さんからこの立川の一万トンの砂糖が入っておるが、この処理はどうすることがいいか、政府でも困っておるからその方法があったら意見を出してくれ、こう言われて、あなたは今申し述べたような意見を出された、その結論としては、こういう複雑怪奇な……

第28回国会 決算委員会 第16号(1958/03/17、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 お尋ねしますが、周さんは日本語はよくできなかったのですか、どうでしたか。
【次の発言】 そうすると、あなたと話を取りかわす中には、通訳をしてくれる人がおったはずです。その人は郭という人であったと思うのですが、あなたは名前を御存じないのですか。
【次の発言】 そうすると、当時周さんとあなたとの話の中に出てくる人は郭という人であったわけですが、それが郭という人であったかどうか知らない……。
【次の発言】 それからもう一つ、あなたと周さんとの交渉の途中から、松平という人が登場してくるわけですが、その方にあなたは会ったことがありますか。

第28回国会 決算委員会 第18号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今のその点からお聞きします。立川研究所では一切御破算にすると言ったとあなたの方では言っていますが、この前の委員会で立川研究所の立川参考人は、三度目の延期をしてほしいということを願い出たと言っているのです。そうすると延期を一応認めておいた。ところが十月二十三日にあなたの方では延期は許さないということになった。ところが二十四日にはドミニカの船が向うを出ているのです。これはあなた方の方でもわかっているだろうし、立川でもわかっているはずです。だから、立川の方では三度目の延期をしてほしいということを願い出たと言い、あなたの方では立川の方から打ち切っていいと言ってきたと言うのですが、これ……

第28回国会 決算委員会 第19号(1958/03/20、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今私の名前が上げられたので、誤解のないようにしておきたいと思います。私はあなた方三名の名前が出てくることは聞いておりました。しかし、あなた方が金を取っておるとかなんとか、毛頭そういうことを疑ってはいなかった。それは、あなたに言った通り、松平という人があなたの名刺を便って人を信用させて金を取ったということであって、あなたはその点迷惑している人ではないか、こういうことを言ったわけであって、私はあなた方三人が金を受け取っておるとかなんとかということは毛頭考えておりません。従って、この委員会も、あなた方の潔白というものを明白にすることが心要ではないかといってわざわざ持たれた委員会であ……

第28回国会 決算委員会 第21号(1958/03/29、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 同僚の委員によってほとんど聞き尽されましたので、一、二点だけお聞きしておきたいと思います。  この特許の使用権を譲渡するということは当然これは向うに行って設備をやり、技術者も派遣しなければならない、技術輸出が当然伴ってくると思うわけですが、そうするとこれは半年なり一年なり当然時期的にはかかると思う。そうするとあなたの方では砂糖が入りさえすればそれはやってやるのだ、こういうことだと思うのですが、今度一方砂糖を輸出する方からいえば、百万ドルといって、これは三億六千万円くらいではなく、これはあなたの方の特許に対する対価であって、実際価格というのは六億も七億もあるはずです。そういうも……

第28回国会 建設委員会 第4号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 住宅公団のことについて、法律上、手続上の疑義がありますが、それは事務当局の方からお聞きしますとしまして、大臣から伺っておきたいと思います点が、二、三あるのであります。それは住宅公団はその利害関係者と紛糾を起しておる。千葉県の松戸の金ケ作においても農民と激しい争いを起しておるために、一月十四日には二百人以上の警官を出動せしめて強制測量をしようとしたけれども、農民の抵抗で一時これを中止したというニュースがあるわけです。国の住宅政策に基いて住宅公団が設立されて、その事業を遂行しつつあるわけですが、この住宅政策が実施されるに当っては地元からも歓迎さるべきものだと思う。しかるに地元民と……

第28回国会 建設委員会 第7号(1958/02/21、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 大臣は大へん時間を急ぐようですから、ごく簡単に御質問申し上げます。建設省初め各省で直轄工事をやっておりますが、それに臨時職員を雇っているが、この臨時職員は、国家公務員法六十条の規定を受けて雇っているのですか。建設省内にも準職員と補助員が多数雇われているのですが、これは国家公務員法の六十条の規定を受けて雇い入れている、こういうふうになるのですか。
【次の発言】 そうすると、今度国家公務員法あるいは定員法の改正というものが、一応予定されているように聞いておりますが、こういうものが改正されるかどうか。ともかく改正されるとすると、この補助員なり準職員なりというものは、採用され得る機会……

第28回国会 建設委員会 第9号(1958/02/28、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。道路の整備については五カ年計画が立てられておる。この五カ年計画がどれだけ達成したか、これは問題がございましょうが、さらにこれを重点的にするために新五カ年計画というものを立てられたわけです。この新五カ年計画の予算財源は九千億、この財源は有料道路の使用料と地方公共団体の負担あるいはガソリン税、こういうものが財源になっている。ところがこういう財源には変動が多い。そこでこの立てた新五カ年計画というものは完全に実施できるのか、またこれを七カ年に延ばすとか八カ年に延ばすとかいう、計画を変更するというようなことが出てくるんじゃないかという心配がある。その心配というのは、結局財源に……

第28回国会 農林水産委員会 第11号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。今聞いておると、お説ごもっともだということで、みんなあなたの方で賛成されているんですが、この問題の焦点は監査の権威の問題だと思うのです。先ほど言われたように、自分の病状を自分で診断して自分で直していくなどということは、よほど軽微の場合でないとでき得ないことで、監査はしょっちゅう行われているけれども、その効果は上っていない、これは監査の権威の問題になってくるだろうと思うのです。問題は、人をふやすことも待遇をよくすることも必要かもしらぬけれども、その前にやはり制度の上でもって監査の権威をもっと持たせるようにしなければならないと思うのです。かつて産業組合時代には監査連合会……

第28回国会 農林水産委員会 第12号(1958/03/07、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きょう実はこの問題は農林大臣あるいは農地局長等においでを願ってお聞きしたいと思ったのですけれども、それぞれ御都合があるそうですから、時間の関係上、私の方もごく要約して聞きますから、御答弁も簡単でけっこうですから、お願いします。  第一は印旛沼、手賀沼干拓計画というものが発表されたわけです。印旛沼、手賀沼は、御承知のように湛水の被害で沿岸民の生命と財産は非常な危険にさらされておったわけです。この計画が実行されることによって、その生命、財産が守られ、あわせて農耕地が造成されていくというので、沿岸の人々は多年の宿望が達成されて非常に喜びかつ期待も大きかったわけであります。ところが農……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 決算委員会 第2号(1958/06/25、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 労働省の方と会計検査院の方にちょっとお尋ねいたしたいのですが、不当事項の中に三十年度と三十一年度において「保険給付の適正を欠いたもの」というのと、次に是正させた事項の中に、「失業保険保険料等の徴収不足を是正させたもの」、こういうのがあるのですが、これを見ると三十年と三十一年と同じ県で数県ダブってそういうことが行われているのですね。三十年にも指摘されていながら、三十一年にもまたあるというような傾向が見えるのですが、これは一体どういうことなのか。会計検査院でもこういうことは指摘してあるんだから、三十一年には、ほかの県にはあっても、その県でだけはないということが当然でなければならぬ……

第29回国会 決算委員会 第4号(1958/07/02、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今の鈴木委員の御質問でほとんどその要点は尽せたわけですが、私も決算委員になっておって、一つの白血球的な存在だと思って、できる限りまじめにやってきておったわけですけれども、結果から見ると、一生懸命それを審議していっても、その形というものは年々出てくるということで、少しく任務に対して自信を失っているような気持があるわけです。そこで、そういう点は今鈴木委員からるる申し述べられたので、一つ具体的に言いますと、問題の一番指摘されている不当とか不正とかと批難されている事項の中には、各省の予算執行をねらってその外郭団体との関係が非常に多いわけなんです。ところが、その外郭団体の首脳部になって……

第29回国会 決算委員会 第7号(1958/08/22、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ただいま山田委員から防衛庁の飛行機購入について非常に重大な説明が行われたわけでありますが、これは国民の血税が乱費されている、あるいは飛行機会社に売り込み戦の問題が種々ある、そういうことももちろん重大な問題でありますが、私の考えるところによると、今山田委員の報告を聞いておりますと、責任ある政府の首脳部がまだ決定もしていないものを、防衛庁当局が強引にそれを購入に押し切ろうとしておることが言葉の中に出てきているのであって、これこそ私は国の将来のために最も重大な問題である、こう考えざるを得ないのであって、この点をもっと明確にすべきである、そうして政治の責任というものをはっきりすべきで……

第29回国会 決算委員会 第8号(1958/09/02、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 この決算委員会は、閉会中にもかかわらず防衛庁の予算の執行について審議することになったわけでありまして、しかもこの防衛庁の次期戦闘機の新機種決定に当っては、各航空会社の売り込み戦は防衛庁を中心にして猛烈に展開されておると言われておるわけであります。従って、国民の疑惑もきわめて深いものがありまして、ことに一千億の空中戦だとまで言われているのであります。今まで決算委員会は、いつも使ったあとのことの不正不当というようなことを論議しておりました。それでは全くあとの祭で、かかることを未然に防いで国民の疑惑を一掃する目的でこの委員会は開かれたわけであります。しかるにこの委員会に、国防会議の……

第29回国会 決算委員会 第9号(1958/09/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 非常に時間が制約されていますので、いろいろお聞きして結論的なものを得たいと思ったのですが、そういう時間がありません。大体結論的なものだけお尋ねすることにしたいと思います。  そこでこの、一応内定したという発表があったわけですが、防衛庁ではF11Fですか、国産準備委員会を作ってすでにこの実現に踏み出してしまっているような感じを与えるわけです。そこでこの一応内定という発表を議長であるあなたはどう理解し、どう受け取られたか。この点をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 この問題が起りますと、与党の方では八月の二十二日に急遽党の六役会議を開いて、このF11F―1Fを内定したことを一……

第29回国会 決算委員会 第10号(1958/09/16、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。今、山田委員から証人に川島さんを再喚問してほしい、こういうお話でしたが、それなら私も一つつけ加えてもらいたい。一般の人たちが外国に出張する場合に、外貨が不足だというので、なかなか外貨は許可しない。しかるに先般の川島幹事長の行かれたのは療養のためとかいうことを証言されているわけです。従って、そういうものに対して外貨はどういう形で許可されたのか、幾ら許可されたのか、こういう点から、外貨割当に関する担当の人を一緒に呼んでいただきたい。それから永田大映社長を呼んでいただきたい。
【次の発言】 岡証人にお尋ねしますが、あなたは防衛庁に勤務していたことがありますか。

第29回国会 決算委員会 第11号(1958/09/26、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きょうは大へん午後から荒れて、交通も途絶するそうですから、私もなるべく簡単にお尋ねしますから、あなたの方もごく簡単にお答え願います。  そこで、第一にお尋ねしたいのは、先般まで防衛庁の幕僚としてあなたのもとで働いていた岡幸昌という方は、あなた御存じでございますか。
【次の発言】 この岡君は防衛庁の幕僚として、またあなたの部下としてりっぱな人であって、有能な人であったでしょうか、あるいはそれとも信頼するに足らない、また能力乏しい人であったのか、どういうふうにあなたはお考えになっておりますか。
【次の発言】 そうすると、大へんに技術屋としても能力のあるりっぱな人であった、こういう……

第29回国会 建設委員会 第6号(1958/07/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 直轄河川の利根川の工事負担金を関係府県に分担させておりますが、これは、一体どういう法律によって分担させているのか。それから分担金は、府県によって違っているようであります。その違う理由と、それはどういう根拠に基いて算出しているか、お尋ねいたします。
【次の発言】 私の聞いたのは、こういう負担金を分担させていくのですが、これが各府県において相当な赤字の原因にもなっておるのです。従ってそういう分担金をかけるのには、その分担金をかける法律があるだろう、その法律はどういう法律だということを言っているのが一点。次に聞いたのは、この分担金が違う理由はどうか、算出の根拠はどうなのか、これは今……

第29回国会 建設委員会 第7号(1958/08/30、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 一日に委員会が開かれるそうで、私、一日にお尋ねする資料というようなことでお尋ねしたいと思います。  数府県にわたる直轄河川は建設省が直接改修をやっておられる。そこで、直轄河川というの、日本に一体どれくらいあるか。さらに、直轄河川ですから、府県等では手をつけることができない。これは、当然建設省で改修等をやられると思う。そうすると、各府県に負担金がかかってくる。この負担金を各府県が背負うのはどういう根拠からですか。それから負担金の割合が各府県違っておる。その違うのはどういう根拠からですか。  いま一つは直轄河川工事のために、逆に河床が下ったことからだろうけれども、塩害が起ってきて……

第30回国会 決算委員会 第3号(1958/10/27、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちよつと関連してお尋ねしますが、あなたはこの土曜日、日曜日には夜の十一時ころまで家におりませんでしたが、どこかへ出ておられましたか。
【次の発言】 そうすると、それは役所におられたのですか。
【次の発言】 私の聞いているのは金曜、土曜じやないです。土曜、日曜ですよ。土曜にもおらなかつた、日曜にもおらなかつた。従つて日曜にもあなたは役所に出てその説明をされておられたのか、こういうのです。
【次の発言】 そうすると、あなたは今日ここの委員会へ出席するについて大川さんと会つていませんか。
【次の発言】 電話でも打ち合せはしませんか。

第31回国会 決算委員会 第3号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 吉村証人にお尋ねすると同時に、きょうは参考人として森脇参考人が出るわけになっておった。今、委員長から、森脇参考人が出られないという届出があった、こういうことですが、そこで、念のために、その森脇参考人の届出の文書を、委員長において読み上げてもらいたいと思います。
【次の発言】 関連して、一つお尋ねします。今、山田委員の質問に対して、あなたは謝礼はどのくらいだかよくわからない、こういう答弁でした。この前もこの委員会に出られたときに、私の質問に対して、「以前から、どういう関係でございましょうか、非常にウマが合いまして、非常に親しいつき合いで、今晩飲もうじゃないかというふうなことでた……

第31回国会 決算委員会 第5号(1959/03/03、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 三十二年度予算を見ますと還付加算金が九億計上されていますが、これはすぐ足らなくなって予備費から一億出しておるわけです。ところが三十三年度予算は還付加算金の方は五億に減っております。従って足りなくなって予備費の方から十月に一億、十二月に三億支出しておるわけです。三十四年度になるとまた十億になっている。これは十億という還付加算金が当然要る、必要だということがわかっていながら、どうして三十三年度にはこれを五億に減らし、そして予備費の方からそういうふうに出しているか。これは当然予算として十億必要なら十億を計上しておくべきでなかったか、こう思うのですけれども、この点についての御答弁を願……

第31回国会 決算委員会 第6号(1959/03/05、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちょっと関連して尋ねますが、こういう二億という巨額な金を、一般から、ことに学童等からまで集めて募金した、そして一千数百万円が不当に使われた、こういうことを今お聞きしたのですが、そこで募金をする場合には、勝手に募金はできないはずなんで、募金には一つの制限があり、許可が要ると思うのです。こういう募金の許可は、どこの主務官庁で許可するわけですか。これはあなたの方、文部省なら文部省でこの募金等は許可しているわけですか。
【次の発言】 そうすると、これは各都道府県から募金したんだから、各都道府県知事が許可した、こういうことでございますか。

第31回国会 決算委員会 第8号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 長官は参議院の方で用があるそうですから、お尋ねいたします。新聞で見たのですから、正確であるかどうかわかりませんが、きのうか、おとといの国会の答弁で、総理が、防衛庁の経理をもっと明確にと、放漫にならないように、防衛庁の長官が就任するときにその点は特に注意しておいたんだ、こういう答弁をなさっておるということが新聞に出ている。そうしてみると、防衛庁内には経理に対しては相当放漫であり、ずさんな点があったということを総理自身もかなり苦慮しておったから、そういう答弁をなされたと思うのです。三十一年度の報告を見ますと、「物資の調達は、その要求が年度後半に集中する傾向が見受けられ、取り急いで……

第31回国会 決算委員会 第9号(1959/03/12、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 議事進行。一時から本会議があるということですから、午前中はこれでやめて、あと午後本会議が済んでから再開したいと思います。  そこで一点伺いたい。先ほど森脇参考人は、非常に重要な書類をお持ちになっておる、必要とあらば出してもよろしい、こういうお話であるからつ、これをぜひお出し願うようにしてもらいたい。  それからさらにいま一点は、ロッキードだとかグラマンだとか、グラマンが中止になったような形になっているところにまたノースロップというような飛行機の運動が行われ、しかもこれに対しては国防会議の議長も防衛庁の長官もこれを強く支持しておるというようなことで、やはり通産省の堀田参事官は猛……

第31回国会 決算委員会 第10号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 長官にお尋ねしますが、長官は、まだ就任後、日が浅いわけですから、防衛庁の細密な動きについての御認識はないかと思うのですけれども、今、問題になっているいわゆる次期戦闘機の問題は、昨年の四月二十日に内定したわけです。ところが、その後この購入は、いろいろな問題があって一時中止になった、こういうことが発表されていますが、このことは御承知でございましょうか。
【次の発言】 そうすると、新しい次期戦闘機は内定したが、いろいろな事情で、それを購入の手続はしておらないで中止しておるが、これは内定を中止したのではない。こういうことなんですが、その理由としては、アメリカのその後の新しいいろいろな……

第31回国会 決算委員会 第11号(1959/03/17、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。今あなたは、はっきりしないと、こう言っておられますが、これは二月十三日のこの委員会で私がお尋ねし、淡谷委員のお尋ねの中で、あなたはこういうふうに答えています。「ただ実際問題として天川氏にこういう作業をやっていただきたいと頼んだのは、使者に立ったのは私でございます。ただその文書を届けたのは、またこれは別でございまして、私よく承知しておりません。」その次にまた私の質問に対して、「そういう作業をしてもらいたいという実体的なお願いに上ったのは私でございますから、むろんその手続面」――手続面というのは文書ですよ。「手続面が完了したときには、そういう作業の委託を受けたということ……

第31回国会 決算委員会 第12号(1959/03/20、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 次期戦闘機の問題は、昨年の八月二十二日に初めて当委員会で取り上げられまして、自来調査を進めて今日に至ったのでありますが、委員会においては本問題の打ち切り説まで出たくらい長くかかっているわけです。私はいまだに納得のしかねる点が幾つかあるわけであります。この点について以下お尋ねいたします。今まで私が不勉強な点があって、当局であるあなた方から見れば、このくらいのことがわからないのかという点があったかと思います。しかしながら、一方われわれから言うならば、防衛庁並びに国防会議の方々の答弁は、その場さえ切り抜ければ、あとはどうともこっちのものだというような答弁内容です。これが双方からみ合……

第31回国会 決算委員会 第14号(1959/03/26、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 まず第一に、高橋証人にお尋ねしたいと思います。あなたの職責をお尋ねしますが、あなたは防衛庁の防衛局第一課長という立場におられますが、第一課長というのは、どういう仕事をおもにおやりになりますか。
【次の発言】 きようは、たくさんの質問者がありますので、私もなるべく簡単にお尋ねしますから、あなたの方もできるだけ簡単にお答え願えればけつこうだと思います。  そこで、先般問題になっておる点からお尋ねしますが、日米共同防衛の立場からいうならば、日本で整備をする戦闘機というもの、アメリカで必要とする戦闘機というものは、相互に援助し合う、相互支援をなし得るということが共同防衛の一つの大きな……

第31回国会 決算委員会 第15号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 一番先に防衛庁長官にお伺いしたいしと思いますが、先般廣岡事務局長が見えて、お尋ねしたときに、これは私の方の所管ではなくて防衛庁の所管だ、こういうので、お聞きしない点があったわけでして、その点からお尋ねしたいと思いますが、その前に私は次期戦闘機を購入するという一つの基本的な問題についてお伺いしたわけです。日本の防衛のために多大な国費を費して購入され、準備される戦闘機であるからつ、その戦闘機は日本の防衛計画に基いて、どういう性能の戦闘機が日本にとって必要か。その必要からこういう機種の決定はなさるべきではないか、またなされているのではないか、こう思いますが、どうですか。

第31回国会 決算委員会 第17号(1959/06/12、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は調査に入る前に、決算委員会の一つの権威というような問題について、委員長並びに十河総裁にお尋ねしたい、こう思っておったわけですが、きょう血圧が高いというので、十河総裁は見えておりません。十河総裁が見えておられないとすると、私が質問しようとする決算委員会の権威に関する問題というのは、ほとんどポイントがなくなるわけであります。  それはどういうことかと申しますと、この志免の問題が四月末に理事会で取り上げられて、調査をしよう、こういうことになったときに、この志免の価格というものは七十億くらいの価値があると言われていて、それが十億かそこらで払い下げられるということの一つの疑問。さら……

第31回国会 建設委員会 第2号(1958/12/18、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 京葉工業地帯造成ということを非常に大わらわになってやっておられます。これは、大へんいいことでありますが、ちょっと心配になるのは、あそこに用水源がない。あそこに非常に大工場がたくさん出てくる場合に、用水を一体どこからとるのですか、用水対策というものを承わりたい。たとえば江戸川からとるとか、印旛沼からとるというような問題を聞いておりますけれども、印旛沼からとるとすれば、あそこは農林省の干拓計画と建設省の計画が一致していない。そういう点からいって、どんどん工場ができてくるが、用水源というものがなくて非常に問題になっております。従ってこの用水対策というものをどこに求めるか、この点を、……

第31回国会 建設委員会 第15号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今お聞きしておりますと、さっき木村委員の発言に対して、次官の答弁は賛成しておるのです、趣旨としては。東京都の交通を緩和するためには、東京都だけでなく、結局そこの関連する都市にも及ぼさなければできないのじゃないかという質問に対しては、そういうことがあり得ると思う、これは、付近の市町村に対して及ぼすことがあり得るということを、あなたはさっき答弁しておられる。それに対して武藤委員の方から、それでは、私の意見にもあなたは賛成したのだから、首都圏にしたらいいじゃないかと言っておる。首都圏にするしないは別として、あなたの方も、そういうふうに認めておるならば、なぜ東京都、いわゆる首都という……

第31回国会 建設委員会 第17号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連してちょっとお尋ねしますが、生活費に占める住宅費の割合、たとえばこれはアメリカとか、イギリスとか、オランダとか、イタリアとか、こういうような各国の所得というよりも、生活費に占める住宅費の比率というのはどうなっていますか。それと日本との比較はどうなっていますか。さらに生活費に対して住宅費の占める比率はどの程度が適当であるかということを、あらかじめお調べになっておればお尋ねしたい。それから公営住宅の管理費は平均どのぐらいになっておるか。さらに具体的に、所得の把握というのは、一体だれが、どんな権限でどうしてするのか。家族一人ふえると千円控除するというのが、この内容になっておるよ……

第33回国会 決算委員会 第1号(1959/11/04、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 決算委員会の東北方面の現地調査をいたしましたので、調査報告を申し上げます。  青森、秋田両県下にわたる防衛庁、林野庁関係、及びそれに付随して秋田の石油資源開発並びに八郎潟干拓状況の現地調査は鈴木委員長と私、小川が派遣され、現地では淡谷委員が有志参加されました。期間は八月二十日より二十五日まで、六日間にわたって視察してきたわけでございますが、ごく簡単に概要を御報告いたします。  まず防衛庁関係では、二十一、二日の両日に、海上自衛隊八戸航空隊、陸上自衛隊八戸駐屯第五普通科連隊、航空自衛隊三沢基地北部航空方面隊司令部において、それぞれの設立より今日に至るまでの沿革、現状説明を聴取し……

第33回国会 決算委員会 第2号(1959/11/06、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 奥村政務次官がお見えになっておるようですから、主として管財局関係についてお尋ねしたいと思います。  昭和三十三年三月の大蔵省の報告の第二次国有財産白書というものを見ますと、総額は二兆二百九十二億円という膨大なものになっています。この膨大な国有財産は民間委員を含めたところの審議会にこれを諮問して、売却、貸付などを行ない活用しているわけですが、まだ効率的な利用という面では改善の余地が残されているということを白書は認めているわけです。今後この運用について当局はどういうふうなお考えを持っておられるか、この点をまずお尋ねしたいと思います。

第33回国会 決算委員会 第3号(1959/11/11、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 これからお聞きしようとするのは証券の問題ですが、これは私もしろうとですし、またこれの波及する問題も考えなければなりません  ので、自分では特に気をつけて質問するつもりですけれでも、答弁の方もその点を勘案して答弁願いたいと思います。  私がなぜこういうことを聞くかと申しますと、私、数年間、ずっと前に大蔵委員をしておったときに、例の保全経済会の問題があって、あのときに大蔵委員会としてはずいぶんこの点についての注意等を大蔵省側にも喚起していたわけですが、大蔵省としては、当時調査する、研究するということで、  一年半ばかりそのまま過ぎてしまって、とうとうああいうことになって、利用者が……

第33回国会 決算委員会 第4号(1959/11/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。一点だけ長官にお尋ねします。  私は、戦闘機を購入するということは、国防上の立場からあなたはお買いになるのだろうと理解しているのです。ほかの問題ではなくて、国防上の必要からあなたは戦闘機を、いろいろ世論もあるけれども、買わなければならぬ、こういうことでお買いになるのだろうと思う。今、お聞きしていると、買うことは国防会議できめるけれども、それをどこへ発注するとかなんとかいうことは、これは通産大臣がやる権限だ。こう言うが、私は国防上、いわゆる防衛上こういうものを買うならば、どこへ発注するということはやはり国防と重大な関係があるので、通産大臣がやること自体が私には納得がい……

第33回国会 決算委員会 第7号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちょっと関連。今、森島さんから書類が出されたが、あなたの方はこれを否定しておる。これは外務省で扱ったものではない。そうすると偽物だということになるのですね。
【次の発言】 これは第二一一号、こうなっております。あなたはこういうものを扱っていないというならば、二一一号というものはほかのものがあるはずです。
【次の発言】 ぜひ一時に打ち上げたいということですから、内容を読みませんが、防衛庁関係で一一号から二三号までが不正がありあるいは不当である、また不用意である。その結果多額の国費がむだづかいされておる。これは検査院の報告書を見てもわかる通りです。そこで、各省関係機関にもそれぞれ……

第33回国会 決算委員会 第8号(1959/12/04、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 文部省の方は、さすが批難事項その他もきわめて少ないわけで、非常に私ども意を強うするのです。  そこでお尋ねしたいのは、東京都において、本年九月ですか、東京都、体育協会、文部省の三者の連絡協議会で、五年先のオリンピック東京大会の組織委員会を三十名程度で結成された。今後の運営にあたって、これまで問題になった点をどう処理されるつもりであるか。この運営委員会は、オリンピックの募金その他についていろいろ問題があったわけですが、今後これをどういうふうな運営並びに処理をされるのか。以下この点、私、もう少し具体的にあげてお尋ねしたいと思います。  これは本年の八月、オリンピック後援会の事務局……

第33回国会 決算委員会 第9号(1959/12/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 三十二年度の決算報告に入る前に、ちょっとお尋ねしたい点は、漁港は当然水産庁の下に属することだと思うのですが、銚子は漁港ですか、商港になっておりますか。
【次の発言】 お尋ねしたいのは、私の調べてきたのと違っているかしりませんが、昭和三十一年から昭和三十四年十一月末までにここでは遭難が十七回あって、うち死亡、行方不明等は五十二名になっておる。船が難破し沈没した、乗り上げた、こういうのが従って十七回あるわけでありますが、  この数字と、あなたの方の数字は違っておりますか。
【次の発言】 数字が今なければいいが、私の地元で調べたのではこういうふうになっておるわけです。そこで考えなけ……

第33回国会 決算委員会 第10号(1959/12/11、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連質問。今、局長の答弁をお聞きしていて私が不思議に思ったのは、初めから――源田さんはなるほどすぐれたパイロットであるということは、これは私も認めます。しかしこれを非常に偶像化して、神格化するような少し手の込んだ宣伝をしているのではないか、こう思っておった。ところが、今お聞きすると、源田さんがあちらへ行って調査したことは、最初からわかっていたのだというあなたの御答弁だった。あなたは源田さんがあちらへ行って、機種はロッキードだということは初めからわかっておった、こういうことなんですか。どういうことなんです。
【次の発言】 今あなたの答弁を聞いて、それはそれでわかった。ただし今の……

第33回国会 決算委員会 第11号(1959/12/16、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私はこの事件で不可解に思っておるのは、非常に想像もつかない大量が紛失した。しかもその行く先がわからない。告発されても捜査が行なわれていない。いま一つは、なくなったことがわかってからも、倉庫に保管料を払い、さらに倉庫に委託をしているというようなことが疑問として出てくるわけであります。  この点をお尋ねする前に、この亡失という言葉がいいか悪いかは別として、このなくなったものに対する弁償の規定は、どういうふうになっていますか。
【次の発言】 その次に、これはさまざまな弁償の規定が、事故の原因によって違ってくることを承知しております。こういうように、紛失した管理者が管理を怠ったのでは……

第33回国会 決算委員会 第12号(1959/12/22、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は質問を申し上げる前に、一応資料の提出をお願いしておきたいのです。これは答弁でわかればいいのですけれども、米や麦が亡失したことについて、これは千葉県の船橋だけでなくて青森もなくなっている。それから埼玉にも、鹿児島にも、宮城にもあるわけです。これをどういうふうにしたらいいか。年度で三俵とか五俵とか、ごくわずかのものを事故なら事故で出すのは、あなたの方で大へんだと思いますから、この四カ所でいいと思うのです。この四カ所のなくなった数量と倉庫、保管業者の氏名、業態、事故の原因と思われる理由とその処理、こういうものを、これは年末でそう審議している時間もないと思うから、資料で出していた……

第33回国会 決算委員会 第13号(1959/12/23、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 永野さんにお尋ねします。永野さんは川崎航空の副社長として、次期戦闘機の決定については会社を代表して、いろいろな経過を承知され、運動なさっておる立場であると思いますが、戦闘機決定についてのあなたの会社における役割をお尋ねいたします。
【次の発言】 そうすると、二人の副社長がおられて、あなたは技術の方だけを担当しておられるから、受注をするとかいうことには関係なく、ただ生産の方だけの御関係だということになるのですか。どうなんですか。
【次の発言】 そうすると、あなたの方の会社とロッキード社の関係は技術提携ということを言われておりますが、これは代理店とは違って、技術提携というのは、一……

第34回国会 決算委員会 第2号(1960/02/05、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 食糧庁にお尋ねいたしますが、きょう三十二年度の農林関係をあげた方がいい、こういう御意見もあるので、できる限り私の方も簡略に質問いたします。そこで前に残っておる船橋問題は、これは関係者が逮捕せられたということであるから、船橋の問題については、ここであまり議論するよりも、調べた結果でも報告してもらうということでいいと思います。  そこでお聞きしたいのは、この問題と同じような問題――御承知のように埼玉にも麦がたくさんなくなっている。それから青森でもなくなっている。これは三十三年度の会計検査院の報告に出ています。出ていますが、そのほかに、この前お聞きしたときには、これだけか、大体この……

第34回国会 決算委員会 第3号(1960/02/10、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 運輸省で人手が不足なのか、何か民間から建物を借り上げたり、あるいは民間から人を借りておるのか、運輸省自体の人でない要員を、あるいは建物を使っている、こういうことを聞いているが、そういう事実はありますか。たとえば、もっと具体的にいえば、陸運局というのは運輸省でしょう。そういうところでは、人員、要員が足らないというので、民間から人を借り上げておるのか、あるいは寄付行為によって別に雇っておるのか、そういうことがある。あるいは建物も借りておる等のことがあるということなんだが、そういうことはありますか。
【次の発言】 私は、今の御答弁と違ったことを聞いておるのです。会計検査院等で検査に……

第34回国会 決算委員会 第4号(1960/02/12、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 僕は、資料要求だというから、資料要求で済むかと思ったが、今資料要求する前提としてお聞きしたいのは、世銀の金を借りにいくのには、借りられる条件というものが私は必要だと思う。採算の合わないものは、これは貸すはずはないんで、採算がとれるから貸すということで、九州電力の事情が必要だということと、金を貸すということは、これは別なんです。だから、そこで、今田中委員が言われているように、あなたの方では、これが成功することが望ましいことだということは、条件を整えるということでなければ、これは借りられないと思う。そこで、今田中委員のお聞きしているのは、その条件を整えてやるには、結局、電気料金を……

第34回国会 決算委員会 第5号(1960/02/17、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 この四七四号までの指摘された各事項について、建設省当局のとつたその善後措置について、まず第一にお伺いいたしたい。
【次の発言】 四五七号から四七四号までずっとあるわけです。それを続けて説明して下さい。
【次の発言】 会計検査院にお尋ねしますが、こういうふうに指摘されて、これに対する措置というものはここにこう出ておりますが、会計検査院の検査は、こういう事業全般をやったのですか、工事の何パーセントをあなたの方は検査しましたか。
【次の発言】 こういう工事に関しては、農林省と比較すると、大へんに建設省の事項が少ないということがよくわかる。この点は、われわれも非常に建設省の努力の跡は……

第34回国会 決算委員会 第6号(1960/02/19、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 この開発銀行の金は国家の金ですし、それから世界銀行から借りるとしても、これは国が保証する金なんです。従ってこれは非常に公正に使われなければならぬと思うのです。そこで今田中委員がこういう重要な発言をしておるのですから、この発言は、まさか田中委員が個人で発言をしておるのではなくて、田中委員が、国民にかわってこの問題をただそうとして発言をしておると私は思います。これも間違いない。今そういうふうに事例を具体的にあげて質問をされたのだから、あなたの方も、あなた自身の主観でそういうことはないと思っておるというのではなくて国会で、この席上でそういう発言がされた以上は、これは田中委員が国民に……

第34回国会 決算委員会 第7号(1960/02/24、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。これはおかしいじゃないですか。あなたいろいろ答弁しているけれども、今聞いていると、正確によくて安いものを買う、そのために納期を指定する、こういっているでしょう。そのために入札もするんだろうが、入札には指定基準というものがあるでしょう。指定基準を厳格に守りさえすれば、これはいいわけなんです。しかし、この報告を見ると、二百八十万不経済になっていると指摘されている。高く買っている。それから納期の点から言うと――僕は断路器ってどんなものか知らぬけれども、この納期を見ると、これはほかと関連した品物でしょう。変電機械と同時に使用するものでしょう。そうすると、その購入は同時に入れ……

第34回国会 決算委員会 第8号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。今トンネル会社はないと言ったが、トンネル会社がないことはけっこうだ。私は委員会ではこの点はお聞きしまいと思っておったが、あなたがないと言ったので……。前回私がお尋ねした中で、私今でもふに落ちないのは、公共建物株式会社というのがありますね。そしてこの下で仕事をやっておりますが、あの公共建物株式会社というのは、電信電話公社以外の仕事はやってないでしょう。そして自分では一つも仕事をしないで、みな人に渡しているでしょう。私は現に去年見てきた。この落札者は、指名を受けたのは公共建物株式会社だが、工事をやっているのはほかの会社です。あれはトンネル会社じゃないですか。僕はトンネル……

第34回国会 決算委員会 第9号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きょうは、たくさん各公庫関係があるわけですが、今検査院の報告を聞いていても、農林漁業金融公庫に数点あるだけで、あとはないということで、これはまことにけっこうなことだと思います。しかも、きょうは一時から、この委員会室をほかの委員会で使いたい、こういうことだそうそうですから、ごく簡単にお尋ねしたいと思います。  まず、国民金融公庫にお尋ねしますが、国民金融公庫は、市中の一般の金融機関からは融資を受けることが困難なものに対して貸付を行なっているわけですが、そこで、中小企業とか零細企業とかに対しては、非常に大きな力になっているわけです。検査院の指摘にも、不正事項とか不当事項とか、そう……

第34回国会 決算委員会 第10号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 開発銀行の資本金の現在額というのは、幾らですか。
【次の発言】 開発銀行の資本金は、今お聞きの通り二千三百三十九億なんですが、この資本金は、現在ガリオア、イロア資金の返済問題と密接な関係が出てくるのじゃないか、こう考えられるのです。開発銀行の資本金は、復興金融金庫の継承分と見返り資金の継承分で、約九〇%くらいを占めているのではないか、こう考えるのですが、これはどういうふうになっていますか。
【次の発言】 ところで、この中で、見返り資金の継承分というのは、明らかにガリオアあるいはイロア資金そのものであるし、また、復金の継承分も、見返り資金の復金債償還を考えると、実質的にはガリオ……

第34回国会 決算委員会 第11号(1960/03/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今御説明を聞いて次会審査をする、こういうことになっておりますので、次会に要求したのではまたおくれてしまうじゃないか、そういう点から、ごく簡単なことですけれども、この昭和三十三年度一般会計予備費使用総調書その二とその一、これを見ていると、私もまだ詳しく末尾まで見ないのですが、この予備費というのは予測し得なかった事態に対する支出というものが主たるあれになってきているわけですが、これを見て、予備費でなくて、当然一般会計の中に入れられるべきでなかったかと思われるようなものまでが入っているように予想されるわけです。そこで、本年度、前年度、前々年度、同じような形で予備費として要求してきた……

第34回国会 決算委員会 第12号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 前の水曜日の決算委員会で、この予備費の資料として要求してあったわけですが、その要求は、一つは一般予算にすでに組み入れて出すべきような性質のもの、すなわち前年度も前々年度も同じような形で予備費が要求されているものがあるではないか、こういう点から、資料をお願いしたわけですが、その資料というものが今ここに出たわけです。この資料に対する説明をお願いしたいわけです。
【次の発言】 今御説明をお聞きしたわけですが、おっしゃる通りに、予備費というのは予測し得ない費目に対して組むわけですから、そこで私がこういう資料をお出し願ったのは、こういうものは、予備費としてとっておくのでなく、一般会計に……

第34回国会 決算委員会 第14号(1960/03/30、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今高橋さんから御質問がありましたので、大体その点は了解したのですが、私どもが今度この問題に取り組まなければならなくなったというのは、今までは、実は慣例だけで国会は審議してきていたわけです。しかし、いよいよ問題にぶつかってみますと、先般予備費の審査があって、予備費が議案としてかかった。予備費は、御承知のように、議案として出てきますから、これは議決しなければなりません。そういう点から、予備費は議決しながら、一般の普通の決算の方は、これは報告のような状態になっています。ここに矛盾があるのではないか、こういう点からこの問題が出てきたわけなんです。そこで私は、これは先生にお聞きするのは……

第34回国会 決算委員会 第15号(1960/04/01、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 おとといも清宮先生と鈴木先生においでを願ったわけですが、私どものお尋ねすることは、ほとんどどの先生に対しても同じなのです。私どもは素朴に考えて、国民の血税をどう使うかということが予算だと思っておりますし、どう使われたかというのが決算である。従って、ともに非常に重要であるにもかかわらず、ややともすると、予算は、非常に重大視されておるけれども、決算は、日本では軽視されている傾向がある。これはお互いの今の国会の審議のあり方の中からばかりでなくて、憲法の上、あるいは財政法の上でも、そういう点が規定されていないところを見ると、やはり軽視されているのではないか、こういう感じを持つわけです……

第34回国会 決算委員会 第16号(1960/04/06、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 まず大石先生にお尋ねしたいのですが、今お話を承っておって、決算の確定するのは、検査院の検査をもって確定するんだ、こういうことでわかったわけですが、そうしますと、旧憲法には「検査確定シ」とあるが、新憲法には「検査し」とだけしかうたってないのですが、なぜ新憲法では旧憲法にあった「確定」というものをとって、ただ「検査し」だけにしたのか、この点が私は疑問になってくるのですが、この点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それでその点はわかりました。そこで会計検査院が検査をした。現実には未確認の部分が出てくるわけです。この未確認というのは、検査を了してないということにわれわれは解釈す……

第34回国会 決算委員会 第17号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今中尾さんの御意見を承っておりますと、大体こういうことは好ましいとか、こういうことは望ましいことであるとか、こういうことで、こうであるという点が二つ出てきておる。この点についてお尋ねしたいと思います。  一つは、国会に提出するのは報告であるということが一点。それから確定、確認、これは国会には関係がない、国会はあくまでも批判である。この二点がはっきりしたわけであります。そこで、私がお尋ねする前にお断わりしておきたいのは、憲法やあるいは財政法やあるいは国会法、いろいろからやってみて、今の決算のあり方というものに対して疑義があるのです。あるから、こういう問題が起こってきているので、……

第34回国会 決算委員会 第18号(1960/04/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今(1)から(7)までの御説明があったわけですが、そこで(1)に対しては、確定とは、法令または予算に反していないか、あるいは当否について判定確認する意味であって、従って新憲法は「検査し」として「確定」というものはなくなっているけれども、これは旧憲法と同じであるという大体の御説明であったと思いますが、そう解釈して差しつかえないかどうか。それから(2)の「国の収入支出の決算を確認する」というのは、これは当否の判定である。それから(8)の場合には、数字を不動のものにしたのではなくて、未確認とは判定し得なかった部分である、これが未確認だ、こういう御説明であったと思います。それから(4……

第34回国会 決算委員会 第19号(1960/04/15、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私も今まで学者その他の意見をいろいろ聞いておっても、議案として提出すべきでないかという意見が大体であった。ただ、議案として提出する場合に、憲法を改正しなければまずいではないかという意見と、財政法その他の関連法規を改正すればできるのだ、こういう意見とがあって、憲法を改正しなければまずいではないか、できないじゃないかという意見の方が、少数であったわけです。それからまた現に、われわれがここで決算委員として決算に臨んでおっても、いろ  いろの矛盾を感ずる。そういう点から、議案とすればすっきりするじゃないかと思う。そこで今委員長の言われたように、私も、憲法に手をつけずにできるなら、どこ……

第34回国会 決算委員会 第20号(1960/04/20、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 お尋ねしますが、佐藤さんは第七回国会ですか、昭和二十五年の三月ですが、この問題に関して、委員会に出席されてやはり意見を述べられているわけですが、当時の御意見では、この決算の取り扱いについて、まだ決定的な御意見ではなくて、四つの案を考えておられたように私は見ておるのですが、率直に言って、当時、決算の審査に関する取り扱いについては、今ほど積極的に議会の考え方というものが出ていなかったというふうに理解されるわけです。また同時に、佐藤さんの御意見も、コンクリートされてなかったようにうかがえるわけですが、今日、これまでの、決算を政府から両院同時に提出する、従って、両院は各別にこれを審査……

第34回国会 決算委員会 第21号(1960/05/13、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今委員長から申し述べたような、一と二に分かれています。この一の点について――二の点についても簡単にお尋ねしたいのですが、私ども決算委員として決算の仕事に携わっておって特に最近目についてくることは、各省の関係よりも、公団、公社等にかなりの問題が出てきている。こういう公団、公社等は、時勢の要求から今までも相当できているし、今後もいろいろな公団、公社ができてくると思う。そこでこういう公団とか公社とか、あえて隠れみのとは言わぬけれども、一応そういう直接の追及からかなり遠いところにいるこういう公団、公社に問題がある。従って、今後こういう公団、公社に対する検査の励行というものが特に必要に……

第35回国会 決算委員会 第2号(1960/08/31、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 北海道地方の国政調査報告をごく簡単に申し上げます。  調査に参加された委員は、今井委員長、押谷委員、田中委員、山田委員、小川委員の五名でありまして、八月十日から十四日にわたって、札幌、苫小牧、浦河、帯広の各地において調査をいたして参りました。  まず八月十日は、北海道開発局において、北海道の開発事業の概況について説明を聴取いたしたのであります。  北海道開発局が、昭和二十七年以来、第一次、第二次北海道開発計画を中心として遂行された本道の開発事業の実績を見ますと、第一次計画は二十七年から三十一年にわたり、開発資金千九百四十七億円、うち公共事業費千三百億円を投入する計画でありまし……

第35回国会 決算委員会 第3号(1960/09/01、28期、日本社会党)

○小川(豊)委員 時間が経過していますから、簡単に二、三点ばかりお尋ねいたします。  一点は、私は日本の馬の占める位置というか、農耕用あるいは運搬用の馬の占める位置というものを考えないではないわけですが、そういう点から日本の馬政のこれからのあり方を検討するために、学識経験者等を集めて協議会をこの機会に持つというのであって、これはこの払い下げをするのがいいか悪いかをきめるための協議会ではないというような御答弁であったが、そう解釈してよろしゅうございますか。
【次の発言】 もっと直截にできないですか。この日高の牧場の種畜場払い下げの陳情等があったから、それをどうするかを決定するために、農林省だけの……


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 決算委員会 第2号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 委員長にお尋ねしますが、今会期中に火曜日に委員会が開かれますか。
【次の発言】 火曜日に開会されるとするならば、私はきわめて簡単に概要だけお尋ねしておきたいと思います。ことに政務次官が都合で退席されましたので、答弁は主計局次長にお願いいたします。  そこで前年度剰余金の受入額ですけれども、これは三十三年度において二千百二十一億余円となっております。これは昭和二十二年以降の最高額になっております。三十三年度においてこういう多額の剰余金の受入額が発生した理由をお伺いしたい。
【次の発言】 三十三年度の剰余金は、歳入総額の一五%を占めて、有力な国の財源となっているわけです。予算編成……

第37回国会 決算委員会 第3号(1960/12/20、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 前委員会の山田長司君の質問に対する会計検査院長の答弁は、私には全く納得がいかないのであります。どうして法の精神を生かすか、こういう意識と努力がなく、官僚の特権意識をどうしたら擁護できるか、こういう思想に立った答弁としか私には考えられない。山田委員は、会計検査院の検査報告外にも幾多の不正や不当事項があると思われるから、これらを当委員会で調査する場合に、検査院においても検査した資料を提出できるか、こういう質問に対して、あなたの方では原則としては出し得ない、こういう答弁をされたわけです。これはその後幾多のやりとりがあって、委員長の取り計らいでああいう結果になったが、私はその後帰って……

第38回国会 決算委員会 第1号(1960/12/26、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 先般の当決算委員会の山田会計検査院長の私の質問に対する答弁は、非常に重大な問題が含まれているわけであります。それを要約すると、会計検査は行政ではない、国政ではないという点。会計検査院が行政でもない、国政でもないというなら、これは日本の三権分立のどの権にも属しない、全く独立なものであるということで、三権分立を否定したことになると思うが、その点が一点。それから会計検査院は国会からは何らの制約、制肘を受けるものではないという点。さらに国会の国政調査権にもおのずから限度があるという点。国会の国政調査に対する制約を加えておる。こういう点に要約されると思うのであります。これはいうなれば憲……

第38回国会 決算委員会 第3号(1961/02/09、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 会計検査院長にお尋ねするわけですが、過日の決算委員会における会議録は、私も数回目を通しましたし、あなたの方でも十分に目を通されたと思うので、質疑、答弁の内容については、すでに御承知と思いますから、言いません。  そこで、私がこれからお尋ねしたいと思いますのは、過日のあなたの質問に対する答弁を要約いたしますと、会計検査院は行政でも国政でもないということ。それから資料の要求があっても、その提出は私の判断できめる。それから三、検査は行政でないから、国会の国政調査権とはなじまない。この三点は、憲法上の原則に関する問題であると同時に、国会法の問題でもある。それから第四については、検査院……

第38回国会 決算委員会 第6号(1961/02/17、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。あとで速記録を見ればわかることですが、さっきの御説明で、土地改良、特殊土壌地帯の場合の説明のときの、三十二年度より五カ年計画を立てて、四年間で三二%の進捗であった、こういうふうに説明を聞いたわけですが、この説明は間違っていませんか。念のためにお聞きするのです。
【次の発言】 これは今の鈴木委員の質問に関連してするわけですけれども、経済企画庁では、予算を、一応いろんな方面に分かれているものを計画を立てるわけですか。予算を集約して、そしてそれをまた現業というか、各省へ配分していくわけですね。そうすると、その配分の経済効果といいますか、その効果というものは、あなたの方では……

第38回国会 決算委員会 第8号(1961/02/24、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 大蔵大臣きょうは非常に忙しいということを聞きましたので、私の方も基本的な問題をごく簡単にお尋ねしたいと思うのであります。  ただいま三十四年度の決算の説明をお伺いしたわけですが、この決算委員会では、予算の使途の不正とか不当とかいうことのみでなく、昨年の七月三十日に決算の審査方針というものをきめたわけであります。この決算の審査にあたっては、歳入歳出は予算通り執行されたか、それから二には、予算は効率的に執行されたか、三に、予算は適正に執行されたか、こういう点に重点を置いて、そのほかに、政府等の執行等についての審査を進めていく、こういう意味で審査方針を確立して、その方針に基づいて審……

第38回国会 決算委員会 第9号(1961/03/02、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 大蔵政務次官はすぐ参議院の方に会議があって行かれるそうですから、ごく簡単にお尋ねしておきたい。あとは事例等をあげて局長さんにお尋ねします。主として国税庁と管財の局長になるわけです。  ただ一般として私お聞きしておきたい。大蔵省当局の心がまえを聞いておきたいのは、こういう点なんです。いわゆる法の権威という点からいって、法の権威を高めるためには、国民がもちろん法を尊重し、守らなければならぬということは当然です。従って、立法するここも、執行する行政府も、法に対してはきわめて慎重でなければならない。従って、私のお聞きしたいのは、たとえば国の故意または過失によって国民に社会的、経済的な……

第38回国会 決算委員会 第10号(1961/03/03、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 道路、住宅の建設とか造成、こういうことの障害になっておるのは、やはり土地の取得じゃないか、こう思うわけです。土地取得については、収用法があるし、さらにはまた、新聞で見ると、新しく土地の収用に対して敏速に運ぶような措置も考えておられるということも聞いておるわけですが、ここで考えなければならぬのは、収用法を強化しても、やはり社会的な、経済的な条件の調整をはからないと、これはなかなか進まない。大臣は今かえ地のことも考えておられるように言われたが、それだけでは私はいかないと思うのです。たとえば道路なり住宅なりに対して土地を提供した人、これは適正に国が買い上げるわけでしょうから、損をか……

第38回国会 決算委員会 第11号(1961/03/10、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 本題に入る前にちょっと聞いておきたいのですけれども、この運輸省から出た資料の七ページを見てくれませんか。ちょっとわからないところがあるのです。七ページの表の第三、港別実施状況の中に、三十三、三十四、三十五と年度が出ておりますが、三十三年度一億七千三百万、四年度は三億九千八百万ですが、これを計算してみると、下に決算額が出ておるが――これは円まで出ておりますが、ちょっと数字が合わないのですが、どういうことなんですか。たとえば三十三年度東京というのでも二億七千三百万でしょう。その次の晴海埠頭が一億九千二百万、竹芝、日の出が七千万、その他で一千百万、こうなると、これは五億四千六百万に……

第38回国会 決算委員会 第12号(1961/03/16、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 道路公団の方にお尋ねするわけですが、これはこの前の委員会でも何回か問題になったと記憶してるのですが、日比谷公園の下にできた東京自動車駐車場、この概要を説明してもらいたいわけです。これは道路公団で工事をして、それを東京駐車場株式会社というのに経営を委託していると思うわけなんですが、どういう事情で経営を委託しなければならなかったのか。あなた自身の方でおやりにならないで、なぜ委託したのか。初めから委託させることを念頭においてあれは作ったでないかという疑問もあるわけです。そういうことは推測ですが、どういう事情でこれを委託したのか。そして、この駐車場株式会社というのは、ほかにどういう仕……

第38回国会 決算委員会 第13号(1961/03/17、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して一、二点。今これを見て、私もジェトロに問題がある、決算ではなぜジェトロの方をもっと調査しないかといういろいろな意見は聞いておる。まあそう思っておったが、突然きょうの日程に上ってきているので、われわれの方としても勉強してくるいとまがなかった。ここで資料が出てきたので、今これを対比してみると、これは三十三年は、いわゆる財団法人海外貿易振興会、今度は日本貿易振興会に変わった。それでこういうものが出てきた。そこでこの役員の方の名簿を見ると、経済界の杉さんがシャッポになっておる。あとは各役所の通産とか大蔵とか、そういうところから皆さんが出た。古手と言っちゃ失礼だが、役人の働き手……

第38回国会 決算委員会 第14号(1961/03/23、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 去る八日の決算委員会の理事会の決定に基づいて、十三日に小川、西村、山田、久保、勝澤の五委員が東海村にある日本原子力研究所の東海研究所、原子力燃料公社及び東海製錬所及び日本原子力発電株式会社東海建設所について現地を調査したわけであります。その報告をしたいと思います。  問題点として一、二点あげますと、この原研の南東に、米軍の爆撃演習場があります。これは今後東海村の発展とにらみ合わせる場合に、かなり危険な存在になるのじゃないか、こういう点。それから東海村はすぐ東京のそばではありますが、非常にへんぴなところで、ここへ若い独身の人がたくさん集まっていますから、そういう点から、厚生、娯……

第38回国会 決算委員会 第15号(1961/03/30、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ジェトロの関連で一つお尋ねします。  さっきの話に出たデューイが十万ドルの顧問料、そうすると、アメリカの大統領が十二万ドルだから、わずかにアメリカの大統領より二万ドル低いのがデューイに対する顧問料。駒村さんに対しては二千三百万、これも顧問料か給与か知らぬが、これは日本で一番高い顧問料になるんじゃないか。これは高い低いを僕は議論しているんじゃない。こういう契約をするのですから、駒村さんの場合は別だが、デューイの場合には、契約したなら、契約書があるはずですが、それはありますか。
【次の発言】 その契約書は、委員に配られていますか。

第38回国会 決算委員会 第16号(1961/03/31、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きのうの続きになるわけですが、その前に、ちょうど次官が来ておられるのでお聞きしますが、まず、補助団体の人的措置の問題であります。この補助を受けている団体の上部の役員は、大体名誉職的な人事で、財界の大手筋から来ている。ところが、事務局というのは、ほとんど官僚の古手か通産省の迂回人事、こういう形が行なわれている。たとえば、通産省出身の補助団体の役員は、総計二十八名です。それから職員は百一名。その中には、出向職員が二十二名、ジェトロの方は、民間貿易の振興をうたいながら、通産省の出身役職員が五十七名という数になっております。ここに、補助団体の性格が通産省の御用団体化する形ができてきて……

第38回国会 決算委員会 第18号(1961/04/06、29期、日本社会党)【議会役職】

○小川(豊)委員長代理 さっきの西村君の質問に対して、だれが答えるのですか。
【次の発言】 質問に対する原研側の答弁は、非常に不明確で、もう少し明確に答弁できる人はおりませんか。
【次の発言】 実は、この原子炉の問題はきょうで一応終わりたいということで、われわれもそのつもりで進めてきたわけですけれども、今聞いておると、この問題に対するAMFの決定の根拠として、一としては、当時の入札価格が安かった。二に、一万キロの容量に沿い得るものはAMFのみである。三には、国内メーカーの手で据付ができるということ。それから信用がこのAMF社はあるということ。技術もすぐれておるということが、今の答弁の中から出て……

第38回国会 決算委員会 第19号(1961/04/07、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きょうは大臣においで願って、今までの通産関係予算の執行について、さらに質問を進めたいと思っておりましたが、きのうお話のありましたように、商工委員会も開かれておって、ここにおられる時間がきわめて短い、こういうお話でありましたので、私も、できれば一問一答の形でお尋ねしたいと思いましたが、時間が短いし、ほかの委員の方も質問があると思いますから、要約してお尋ねすることにしたいと思います。  われわれは、通産関係の審議を進めておって、今回の調査では、まず通産関係の外郭団体というものを中心にして、審査を進めてきたわけです。そこで感じたことは、やはり外郭団体がすこぶる多いということです。補……

第38回国会 決算委員会 第20号(1961/04/12、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 主として運輸省の航空局関係、さらに管制制度の問題についてお尋ねしたいと思うのですが、先般千歳とか小牧とかの各空港における事故があったわけです。そこで管制制度の再検討が叫ばれておるわけです。この惨事の原因として、飛行場の共用問題の解決が根本問題である。すなわち、軍と民間飛行場の分離が根本ではないか、こう言われています。これについては、名古屋空港の事故の当時、運輸大臣は、滑走路の共用をやめたい、こういうことを言われています。その後、小牧飛行場の管理等に関する覚書を見ますと、運輸次官と防衛次官の覚書交換の中には、この点が明文化されていないわけです。運輸大臣の方では、滑走路の共用はそ……

第38回国会 決算委員会 第21号(1961/04/13、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 総裁が十一時半までだそうですから、総裁に御答弁願う簡単なことだけを質問しておきます。  国鉄では、独立採算制を掲げると同時に、その公共性ということをも強く打ち出しておるわけです。この独立採算制というものと公共性というものは、相背反するものなんです。その相背反するものが、いわゆる一つの肉体の中に仲よく住めるはずはないのでありまして、ここには、おのずから独立採算を中心にしていくのか、あるいは公共性を中心にしていくのか、その限界というものが当然出てこなければならない。そういう点から、きょう、あすと二日間にわたって国鉄の審査をしていくについて、まずお聞きしたいのは、独立採算制と公共性……

第38回国会 決算委員会 第22号(1961/04/14、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きのう、私は、ごく短かい時間でしたが、御質問を申し上げて明確になったのは、国鉄の経営の基本的な考え方としては、公共性が主軸であり、そうして公共性を主軸としたところの企業体である、こういう総裁の答弁でございました。従って、そういうお考えに基づいて、これからお尋ねをしたいと思うわけでありますが、現在国鉄がかかえている新線は、継続工事中のものは二十五線、着工を迫られているものが十一線、さらに継続調査線と称するものは五線で、計三十六線あります。このうち、すでに投資済みのものは三百九十七億円、三十五年度以降に千五百億円、これがいわゆる出資計画なんですが、千五百億円の工事をされるわけです……

第38回国会 決算委員会 第23号(1961/04/19、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 大蔵大臣、この委員会におられる時間がきわめて短時間だそうで、他の方の質問もあると思いますから、私は、国鉄の預託金制度の問題に要約してお尋ねをいたします。  国鉄の預託金制度については、従来からしばしば監査報告書においてこれを改正するように要望されているわけですが、まだ実現していません。国鉄法の四十二条には、国鉄の「業務に係る現金は国庫に預託しなければならない。」と規定されております。その結果、大蔵省は、預託金に対しては、残高の四十億円までは無利子。昭和三十五年度では、一カ月の平均残高は二百六十億円になっておる。それから四十億円引いた二百二十億円に対し、日歩八厘、従って、年二分……

第38回国会 決算委員会 第24号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は、予備費の本質的な問題について、大蔵省なり、法制局なりにお尋ねしたいと思います。  まず、大蔵省の方にお尋ねしますが、主計局長は、私のお尋ねすることに対して、おそらく法律上差しつかえないんだという答弁になると思う。私は、初めからそういう答弁だろうということを予測して、お尋ねせざるを得ないのです。  そこで、私は決算に回ってから三年くらいおりますけれども、予備費というものは、ほとんど無審査同様で通ってきていたと思うわけです。ところが、今度予備費を拝見して、この点について二、三本質的な問題で疑問を持ったので、速成ですが、一応目を通してきた点について、お尋ねしたいと思います。予……

第38回国会 決算委員会 第25号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 だいぶ時間がたちましたので、三点ばかりお尋ね申し上げたいと思います。  端的にお聞きしますが、電信電話公社では、米軍から支払いを受くべき電話料金が、五十億ぐらいつかえておるのじゃないか。この点は、先ほどの木村委員からの質問にも出てきたし、私からも質問したいと思うのでありますが、公社の経営の改善、あるいは電話の申し込みが殺到してどうにもならないという現在、さらに資金の効率的な運用ということを十分考えなければならない、そういう点から見て、これは小さい問題ではあるが、重大なことだと思います。米軍から徴収すべき電話料金というものは、去年で四十何億あったが、今年は幾らになっておるか。こ……

第38回国会 決算委員会 第26号(1961/04/26、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 電電ビル建設の経過を聞きたいと思いますが、公社から出ているこの「第二次五カ年計画工事進捗状況等調書」というのに基づいて、お尋ねします。  ここに電電ビル建設の経緯についてという中に、第一ページに「これに対して昭和三十一年九月郵政省においては、当時郵政本省東京郵政監察局、東京郵政局、第二東京中央郵便局の新築予定地であるからとの理由で拒否され、不成立に終った。」というのは、敷地を郵政省に対して交渉したけれども、不成立に終わった。その理由として、郵政省は、自分の方で東京郵政局とか、こういうものを建てる予定だったから、要求に応じられない、こういうことです。そこで郵政省は、この予定地に……

第38回国会 決算委員会 第27号(1961/04/27、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 郵政省関係で、郵便事業についてお尋ねしたいと思いますが、これは本来迅速、安全であるということが生命だと思うわけですが、そこでこれについていろいろ欠陥が出てきております。ことに最近新聞でちょくちょく見るのには、議員の出す郵便、あれがここに捨ててあったとか、年賀状がここへ捨ててあったとか、こういうことを見るのですが、そのことをどうだこうだというのではないのですが、ここに根本的に問題を持っているのではないか。そういう点から見ていくと、やはり人員対策といいますか、こういう点にいささか問題があるように感じられるわけで、その点からお尋ねしたいと思う。  それで、郵政省の職員の三十五年三月……

第38回国会 決算委員会 第28号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 それではお尋ねしますが、今検査院の報告にも、法務省の法務局の方の事故の件数が非常に少ないということ、これはもうけっこうなことですが、そこでこういうことも考えられないか。われわれが決算でいろいろ各省の各外郭団体等の仕事を扱ってみていて、非常に事故件数という毛のが多い。件数が減っても、金額ではかなり上ってきているということ、そういう中で法務省は非常に微量であるということは、これはけっこうな話ですが、全体に予算その他を見ていくと、これは失礼な言葉だが、やりたくてもできないようなしみったれな、何ともはやならないような予算じゃないのかとも考えられる。それで、そういう点は今度事例をあげて……

第38回国会 決算委員会 第29号(1961/05/11、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は、外務省の関係で、賠償の問題と海外移住の問題をお聞きしようと思ったのですが、あなたの方の時間がないそうですから、賠償のことについてお伺いしておきたいと思います。  東南アジアの賠償の総額は幾らであるか。これはフィリピンとか、ビルマとか、インドネシアとか、各国別には幾らときまっておるのか。そうして三十五年度までどれだけ支払い済みになっておるか。そうして賠償に充てられた物資の内容――これは金じゃないのですから、こういう点を伺うと同時に、さらに今後賠償――これは外交関係になるから、答弁の都合もあるでしょうが、賠償を今まで決定した以外に、今後東南アジアで決定しなければならない国が……

第38回国会 決算委員会 第30号(1961/05/12、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は厚生省関係に目を通してみて、幾多改良を要する事項という中で、特に三つの点がクローズ・アップされているわけです。  一つは、厚生省と医師会との対立の問題、第二は、赤い羽根の募金の問題、それから次の第三点は、社会保障事業に対する関係なんですが、そこでこれらの前段二つは、次官なり、大臣なりが見えてからお尋ねするとして、三の問題ですが、この厚生省の仕事の主軸をなしているのは、やはり何といっても社会保障制度の運営ですけれども、厚生省の仕事というのは、他の省の仕事と違って、貧しい人あるいは不幸な人を対象としている仕事が非常に多いわけです。従って、これらの対象となる人々は、法律による権……

第38回国会 決算委員会 第32号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は、蚕糸の問題土地改良の問題、食糧の問題、農業共済、こういう点についてお聞きしたいのですが、まず、農業共済から伺います。  農業共済を見ると、指摘された不正、不当の事項だけでも、三十四年度には、百四十七組合を調査して六十九組合が経理当を得ない。金額では三億七千四百万円。三十五年度では、七十一組合を調査して二十九組合が経理当を得ない。その金額が一億円と、調査件数の大体三分の一が不正、不当の事項として指摘されているわけでありますけれども、この欠陥は一体どこにあるのか、この点を一点お尋ねいたします。  さらに、この災害補償制度は、制度としては私は非常にいい制度だと思っておりますが……

第38回国会 決算委員会 第33号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 自治省の「委託費等の交付先調」というのがありますが、これに基づいて御質問したいと思います。  まず第一にお尋ねしたいのは、この公明選挙連盟というのが、委託の仕事としてやっておられる。これを見ると、選挙の公明に関して大へん重要な活動をしておられるし、それに当たっておられる方々は、実に一流のりっぱな人々が当たっておられるわけです。これは私は、きょう――けさになってこの書類を見て思いついたのですが、公明選挙連盟の理事長ですか、しておられる前田さんにおいでを願ってお聞きしたいと思ったのですが、けさになってそういうことはできませんから、自治省の方にお尋ねするわけです。こういうふうに公明……

第38回国会 決算委員会 第35号(1961/05/25、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きょうは、順序として久保君を先にやってもらうことになっておりましたが、久保君がまだお見えになっておりませんから、久保君が来たら譲ることにしまして、それでは畜産局の方にお尋ねしたいと思います。  畜産局は、畜産事業奨励の基本として、牧野改良事業について非常に熱心にやっておられる。これを見ると、昭和三十三年度の予算で、牧野改良では一億七千四百万、三十四年度では二億三百万、三十五年度では二億五千八百万というような金を投入して、野草を飼料用の牧草に変える、こういうことで、いわゆる野草改善、牧野改良が行なわれているわけですが、この経済的な成果は、どういうふうに上がっているか、私どもはい……

第38回国会 決算委員会 第36号(1961/05/26、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 せっかく会議を開いたわけですが、非常に遺憾ですが、委員の出席状態がこういう状態です。目下、国会対策なり議運なりで問題にしておるわけですから、きょうは続けることはできないと思います。

第38回国会 決算委員会 第37号(1961/05/29、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私、自分の質問に入る前に政務次官に申し上げますが、この前、私が土地改良の問題で質問した。あなたの答弁をあとで速記録を読んでみると、上手というか、ずるいというか、あくまで農民に迷惑はかけないようにと言っている。これはいい。ところが、国に損も与えない。これも私は答弁としては当然だと思うのですが、そういう上手な行き方はでき得ないので、農林省並びに県の事務の破り扱いの失態によって生じたことなんで、やはりその処理は、農民の権利をあくまで守るということで私はよかったと思う。ところが、あなたの方は、国費にも損をかけないという、これは当然ではあろうが、そういう上手な行き方は――水も使わないで……

第38回国会 決算委員会 第38号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 これはちょっとおかしいじゃないか。僕の調べたのでは、昭和二十四年は八百万円で、これはあなたの言う通りです。ところが、二十五年は六百八十九万円で、二十六年が二百十七万円、合わせて千七百六万というのが正確な数字じゃないかと思うのですが、あなたが一千万円というように、一年に集まった年はありますか。
【次の発言】 監督できないというのは、認可法人に対して、民法六十七条の一では「法人ノ業務ハ主務官庁ノ監督ニ属ス」、それから二では「主務官庁ハ何時ニテモ職権ヲ以テ法人ノ業務及ヒ財産ノ状況ヲ検査スルコトヲ得」、こういう規定になっているわけです。だから、あなたの方では監督しなければならない。検……

第38回国会 決算委員会 第39号(1961/05/31、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きょうの委員会は、十時に開会するようになっておりまして、おそらく委員長が、その旨を防衛庁の方にも通知してあることと思います。そしてわれわれ委員会としても、三十三年度、三十四年度の決算を今審査をしておるわけであります。会期も迫ってきている中で、三十三年度だけでもぜひ上げたい、これはわれわれ野党までがそう思って、連日努力して、最近は、今まで一週間に二日であったのを三日にし、今は月曜日も、それからずっと週一ぱい日程を組んでやっている。従って、非常に時間的にも惜しいのにかかわらず、そして今ここで開会したにもかかわらず、防衛庁の方からはだれも出席していない。従って、われわれは議案の説明……

第38回国会 決算委員会 第40号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きょう、私は主計局、国税庁、銀行局、理財局、管財局等を呼んで、それぞれ質問をしたい予定でしたが、国税庁の方では、何か非常にやむを得ない用件があって長官が出られない、こういうことで、これは了解いたしたわけであります。私のお聞きしようとすることは、国税庁の長官の答弁でなくても差しつかえないことなんです。どなたか、できれば大臣その他、どなたでもけっこうです。  そこでまずお尋ねいたしたい点は、国税庁の法人に対する問題です。資本金一千万円未満のところ、これは税務署の所管になっている。資本金一千万円以上のものは、国税局の調査課所管とされております。ここで昭和三十二年度以降の一千万円未満……

第38回国会 決算委員会 第41号(1961/06/02、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今お聞きしていますと、成規の手続を踏んで云々ということを言われたんですが、私は、成規の手続というのは、あなたの方は予算をもらって天満の土地を持っておったとしても、それよりもこちらがいいからこっちに移ろうとする限りにおいては、成規の手続というのは、それは一たん国に返還して、またあらためて予算をもらって建築するなり、移転したりするなりなさるのが成規の手続であって、さっきから聞いておると、一億四千万ぐらいの土地と五億の土地と等価交換しているのではないかと思われる。そういうばかなことを――等価交換すべきではなくて、やはりこれは損をしようが、得をしようが、あなた方の立場としては、こっち……

第38回国会 決算委員会 第43号(1961/06/06、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私ども決算委員会は、昨年の十二月から今日まで、昭和一三十三年度、昭和三十四年度決算について、各省、各政府機関の審査、検討を加えて参ったのであります。本日は、その総括として、政府全体の立場から、是正し、反省を要すべき諸点を指摘して、総理の所見、処理方法を伺いたいと存ずるのであります。  第一点は、政府の補助団体、外郭団体の問題であります。最近の決算面において、政府の支出する補助金、補助外郭団体は、年々増加してきております。昭和三十四年度補助金、委託費は、総額二千八百三十三億円、国の予算全体の一八・七%を占めております。補助団体数は、三省を調査いたしましたところ、文部省関係で補助……

第39回国会 決算委員会 第3号(1961/10/13、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 川島長官に一点お伺います。  この決算委員会は、国費の不当、不正な使用ということに対する究明、これは当然ですけれども、そのほかに、予算の執行が適正であったかどうか、あるいはその効果があったかどうか、こういう点にまで触れて審査をしているわけです。そこで、会計検査院から出てくるのは、大体不正事項、不当事項で、予算の執行が適正であったかどうか、あるいは効果があったかどうかということになってくると、われわれは、行政管理庁から出てくる行政監察報告が非常に大きな目安になっているわけです。これは管理庁の方で各省に当然出されると思うのですが、それに対する回答をあなたの方では求めておられるのか……

第39回国会 決算委員会 第4号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は、総理府については、審議会関係についてちょっとお尋ねしたいと思いましたが、これはこの前勝澤君が詳しくお聞きしているのでカットして、総務長官に一点だけお尋ねしたいと思います。  それは今次の大戦で沖繩は大へんな被害を受けながらも、まだ米軍の支配下に置かれておるわけです。そこで、日本政府が沖繩に行なった財政援助の総額とその援助実績、こういう点についてお伺いしたいのですが、聞くところによると、沖繩に対してアメリカと日本と双方から援助がされているわけですが、アメリカの方としては、日本の沖繩に対する直接的な金による財政援助は歓迎するけれども、補助、融資あるいは施設といったような方法……

第39回国会 決算委員会 第5号(1961/10/19、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今宇田委員から簡素化の問題が出ましたが、これは結局申し込みが前年度に対して八〇%だった。少なかった。説明では土地取得の困難ということが最大の原因だということですけれども、私はやはりそれだけでないと思う。今の宇田委員の御質問に関連して、私はそこから申しますが、私はここに一つのメモを用意しておる。あなたは、設立当初からそういう批判があったから、改善に努力しておられる、こういう御答弁でありましたが、これは昭和三十五年四月ですから、去年の問題です。四月に申し込みをして、六月に抽せんに合格した。これはいいでしょう。八月三十四日に関係書類一切を提出した。九月四日に土地の略図がまずい。すな……

第39回国会 決算委員会 第8号(1961/10/30、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 国税庁当局にお尋ねしますが、高松国税局の三島税務署で起こった不当公売事件は、もはや十年以上を経過すると思われるのであります。国会で私がこの問題を取り上げてからでも、今日までに大体八年くらいになると思うのですが、申すまでもなく納税は国民に課せられた重大な義務であります。 従って、課税徴収にあたっては、公正妥当なるべきことはもちろん、公売等の執行にあたっても、納税者にやはり親切丁寧な配慮がなされなければ、国民の税に対する信頼が失われて、苛歛訣求の声が起こってくるわけであります。本件は、登記簿を改ざんしてまで強行したということになっておって、この点では当局の重大な失敗であろうと私は……

第39回国会 決算委員会 第9号(1961/11/10、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 きょうお尋ねしたい防衛庁の方は、おいで下さっているのは経理局長さんと施設課長さん、それだけですか。――あとでこれは大蔵省の管財の方の方にもお伺いしたいと思いますけれども、まず、防衛庁の方からお尋ねいたします。  私はまだ調査が十分ともいえないわけですけれども、ここに千葉県の東葛飾郡沼南、鎌ケ谷、ここにまたがっている旧藤ケ谷飛行場、今は白井飛行場といっているそうですか、ここの飛行場の坪数が六十五万坪といい、あるいは七十二万坪ともいわれておりますが、これは正確には何万坪が正しいのでしょうか。
【次の発言】 国有財産台帳に記載されているのは六十八万一千坪といいますが、現に使っておら……

第40回国会 決算委員会 第1号(1961/12/13、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 三十四年度の決算は、審査がすでに終わろうとしているわけです。この終わろうとするに関連して、私は、感じたことをあげて、検査院の検査の方針なり、組織、機構なり、こういった点についてお尋ねしたいと思うのです。  会計検査院は、検査院法の一条で、「会計検査院は、内閣に対し独立の地位を有する。」こういうことになっておるわけです。そこで、これは法的な独立性、それから行政権に対する独立性、それからもう一つは、会計検査院の財政的な独立というものも考えなければならないと思うのです。こういう独立性というものは維持されておるのか。たとえば予算その他については、会計検査院の予算、機構等については、大……

第40回国会 決算委員会 第2号(1961/12/15、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は、きょうは、年末の金融が非常に逼迫するだろうという観点から伺いたいと思っております。おそらく決算委員会としては、春になったら、また各公庫の方々に出てきていただいて審議するようになると思うのです。  そこで、いろいろきょうは資料をもらったので、これをよく見たらわかると思うのですが、資料としてもっと簡単なものをお出し願えると、私ども勉強をするのに都合がいいと思うので、お書きとめ願って提出願いたいと思います。  申し込みの件数と総額、これは各公庫みんな該当すると思うのですが、申し込みの件数と金額における総額、貸出の件数とその総額、それから一件当たりの処理日数、一つの申し込みがあ……

第40回国会 決算委員会 第4号(1962/02/05、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今委員長が報告をされたのですが、これをお聞きしていましたが、これが速記録になるのは相当時間がかかるので、われわれはもっと早くこの委員長の報告について調査をしてみたいと思いますから、できれば委員長が報告されたその原稿をプリントして、早く委員の方に配ってもらうように願いたい。  それから、今木村委員がおっしゃった中で、私どもも、前役員と交代された役員の氏名はわかりますが、退職金は、今聞くと大へんな話で、八百万だ、四百万だという話だが、実際はその退職金はだれだれに幾らやったかという数字も、あわせて出してもらいたい。  次に、これは進行になるのですけれども、事が非常に重大ですから、き……

第40回国会 決算委員会 第5号(1962/02/08、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私はあとでほかの委員の質問がありますから、ごく簡単な点について一点だけお尋ねしておきます。  これはあなた方の関係したことではないが、私もここへ来て資料でドミニカ国の農務大臣あての書簡というものについて読んでみた。ちょっと疑点が出てきたので解明するわけですが、あなた方これはどなたでもいいですけれども、大体この書簡、協定、覚書で、営農に十分な土地を与える、適当な住宅を与える、最初の耕作に必要な種子を与える、耕作開始に必要な農具を与える、教育、衛生施設を供与する、こういう点が出ているのですが、こういうものをあなた方は与えられたかどうか。  その次に、大体これは百家族当たりを単位と……

第40回国会 決算委員会 第7号(1962/02/14、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私も、実はこの問題が起こってから、コロノというのはどういうものなんだと勉強してみたのですが、コロノというのは、あなたの言う入植者とも違う、また小作人とも違うのだな。しいて言うならば国家の雇用農、国が雇った雇用農のことだ。コロノからはこういう解釈が出てくるのではないですか。従って作ったものを売ることは自由なんです。ところが管理をする。草をはやしてはいけないとかなんとかということ、何を作ってはいけない、何を作れということは、作付上の管理、制約というか、これを受けるのは国家の雇用農ならば受けざるを得ないというのが、コロノに対する解釈ではないですか。今の木村先生とあなたの話ではどうも……

第40回国会 決算委員会 第9号(1962/02/19、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は、きょうは主として通産省の、たとえばトランジスターとかあるいは望遠鏡とか、そういうものの輸出の問題についてお尋ねをしようと思うのですが、その前に通産当局に申し上げておきたいのは、一方において輸出を振興しなければならないという至上命令があるし、一方においては、また政府は中小企業の育成ということを掲げておる。そこで、この二つの、輸出を振興していくということと同時に、中小企業の輸出に関係する企業を育成していくということの中には、輸出をはかるとするならば、それは高度のものであり、いわゆる品質のすぐれたものであり、価格の低廉なものであるというような条件がある。一方、中小企業メーカー……

第40回国会 決算委員会 第10号(1962/02/22、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私も昭和三十四年度の決算承認にあたって、社会党を代表して総括して総理並びに関係大臣にお尋ねしたいと思うのです。  その前に、一つ総理にお尋ねしておきたいのは、これは注文をしたいということになるわけですが、予算の通過ということは、これは政府の重要な課題であることは申すまでもありませんけれども、同時に、予算執行の適正ということも、政府の重要な責任でなければならぬと思うのです。ところが、従来から、政府は予算の通過には非常に日時をかけ、力こぶを入れてやるが、その執行については、それほどの熱意というものは遺憾ながら見られないようであります。執行にあたっては、行政効果、経済効果を測定し、……

第40回国会 決算委員会 第11号(1962/02/26、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 財団法人東京大学運動会というのですか、ところがここには、もちろんゴルフ場が大部分を占めているが、そこに農学部の園芸実験場というものもある。これを聞いたらば、この園芸実験場は、東大検見川学寮の用地からまた借りしておる、こういう話なんだが、これは私はわからなくなってしまうのですが、あそこは財団法人東京大学運動会というのが管理なすっているのか。そのほかに東大検見川学寮から園芸実験場はまた借りしておるというと、そこにはもう一つ何かこういう学寮という管理権者があるわけですか。これは一体どうなんですか。
【次の発言】 今までの質問で大体わかったのですが、私はここで問題になるのはこうじゃな……

第40回国会 決算委員会 第12号(1962/03/03、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。外務省に移住局というものが設けられてあるということは、私は、国として移民政策を非常に重視したから、課でもなければ部でもなくて、移住局というものを設けてあると思う。ところが、結果から言うと、ほかはまだよくわかりませんけれども、このドミニカの場合においては、これは悲惨であり、移民政策というか、移民史上に例のない集団帰国というような問題が起こってきたわけです。この事実は、先般ここで、それぞれ帰国した人の意見を聞いても、非常に悲惨だ、従って失敗であったと、こういうことになる。ところが、あなた方の答弁を聞いていると、これは実は痛々しいまでに責任回避に終始しておった。きょうは、……

第40回国会 決算委員会 第13号(1962/03/06、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今の話を聞いて実にこっけいなんだな。西村君や勝澤君の質問に対して、たとえば大議論でなくてもいい。米買ってこいと言って金持たしてやったら、帽子買ってきたり、ほかのものを買ってきたら損害を与えたことになる、趣旨と違ってくるんだから。そんな下らない、あなたのような言いのがれの答弁をしておってもだめだ。きょう今までやってきたことは非常に重大だと思う。というのは、さっき久保君が言われたように、二者択一だということになると、管財の方では土地は行政目的に沿っていないんだから返せということで、これは普通財産ということになる。そうすると、東大は、今西村君の質問で、草がはえるから困るとかなんとか……

第40回国会 決算委員会 第14号(1962/03/08、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちょっと関連して。今、参考人に委員長などの報告書の感想について聞かれたのですが、この三人の参考人の方の前歴とでもいいますか、これをちょっとお伺いしておきたいのです。これはここでは、ただ総裁になられる前、副総裁になられる前、雲野さんは理事になられる前のお仕事は何であったか、このことだけをお聞きしておきたいと思います。

第40回国会 決算委員会 第15号(1962/03/13、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今山本参考人の発言を聞いておりまして、これは非常に重大な発言だと思うわけです。従って、ここで質疑その他を進める前に、一応私は理事会を開いて、理事でこの問題を中心とした取り扱いについて検討した上で再開したらどうか、こういうことを提案いたします。

第40回国会 決算委員会 第17号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 予備費の審査をする前に、予備費に対する考え方、こういう点を申し上げて、大蔵省の見解をお聞きすると同時に、もし私の考えが誤っていたとしたら、これは直さなければならぬと思うわけです。  そこで、国会内でも、予備費の審査をするというと、これは往々にして、使ってしまったものを審査したってどうにもならぬじゃないか、こういうことをよくいわれるわけですが、私はそうは思わない。予備費というものは、これは予算の一部であり、国に災害がある、あるいは緊急の事態がある限り、好ましくはないが、やはり必要な費目である。使用の目的がわからないままに総ワクとしてこれを保持して、大蔵大臣がこれを管理して、事態……

第40回国会 決算委員会 第18号(1962/03/26、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 質問に入る前に、この前の委員会で要求した資料が法務省の方から出るわけになっておりましたが、あれはまだ出ませんか。
【次の発言】 それじゃ、せっかく林野庁がおいでになっていますが、ちょっと林野庁にがまんしてもらって、私、谷村次官にお尋ねしておきたいのは、この点をはっきりしておかないと、どうも議論の進め方に因るのでお聞きしますが、予備費の使用については、私は、どうしても二つの柱があるんだ、一つは、いわゆる予測し得ざる緊急の事態というのが一つの柱であり、一つは、二十九年だかいつかきめられた閣議の決定の、国会開会中には使わない、これは例外は認めてありますよ。それはいいですが、この二つ……

第40回国会 決算委員会 第19号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 ちょっと関連して……。今、山本さんの釈明書をずっと通じて木村委員が質問されましたが、私もこれを見たわけで、いろいろ問題になる点があります。そこで、この釈明書は山本さん個人がお出しになったわけですけれども、これは前役員の方々も当然ごらんになっているわけですが、この事態を、この釈明書を、前役員の方々はお認めになりますか、どうですか。
【次の発言】 私は、山本さん個人で書いたのは認めるのです。ただこの出されたことに対して、ほかの前の御関係の役員の方はこれをお認めになるかどうか、こういうことをお聞きしておるわけです。
【次の発言】 今、加藤さんからお聞きしたのですが、これは山本さんは……

第40回国会 決算委員会 第20号(1962/04/10、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 それでは、委員長、皇室費の方はありませんから……。  警察庁でちょっと疑問の出ておった点があったのですが、先ほどの説明で、大体この説明書を見てわかったのですが、そこでここに都道府県警察費補助繰り越しが千六百三十八万ですか、繰り越されているわけです。これは財政法の四十二条ただし書きの規定による事故繰り越しをしたわけですが、どういう理由でこれは事故繰り越しをしたのか。ここにちょっと説明があるが、これは都道府県警察費補助の三十六億というのは、これは各都道府県の警察本部に対して補助されるものか、あるいは直接各警察署に対して補助されるのか、それから、おもにどんな経費について交付されてい……

第40回国会 決算委員会 第21号(1962/04/12、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 長官はほかに用があるそうですから長官にお聞きしたい点だけ先にお聞きします。あとはそれぞれ担当の方からでけっこうです。  そこで、これは長官と非常に懇意にしていて聞きづらいことなんだが、最近飛行機の事故というのは――よく世の中に年中行事とか年間行事とかいいますが、これは月間を通り越して、日間行事みたいになっているということが新聞にも出ておりますが、五日に一回ずつ事故があるということです。これは気流が悪いとかなんとか、いろいろ気象の条件もあるでしょう。しかし、これはもとからきまっているものです。やはり機材に欠陥があるのか、あるいは訓練とか、そういう点に欠陥があるのか、どこかに原因……

第40回国会 決算委員会 第22号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 今、私も山田さんの調査された書類を拝見したのですけれども、、これを見ると、今、山田委員が言われた秋田県の鹿渡ともう一カ所あるようです。そこは知っている人なら千円でも買う人のない、いわゆる砂鉄がないところを、砂鉄があるような報告書を作って、そしてそれを五千五百万円で東北開発に売りつけた。それが二カ所もある。しかも、その売りつけにあたっては、名前は省略するけれども、政界の大物がその陰にいて動いたということなんで、今、山田さんがそのことを中心にしてお聞きしようとしておるわけです。ところが、あなたの方では、それに対する資料がそこにないから答弁できないでしょう。ですからこれは、きょうは……

第40回国会 決算委員会 第23号(1962/04/24、29期、日本社会党)【議会役職】

○小川(豊)委員長代理 勝澤芳雄君。
【次の発言】 ただいまの西村君の資料要求は、委員長不在ですが、委員長に通じて、そのように取り計らうようにいたします。
【次の発言】 来ておりません。
【次の発言】 来ていません。
【次の発言】 本日の審査はこの程度にとどめ、本日はこれにて散会いたします。    午後一時四十一分散会

第40回国会 決算委員会 第24号(1962/04/26、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 法務省関係について二点お伺いしたいと思いますが、今の検査院の報告を基礎にしてやりたいと思いますが、この資料として「昭和三十五年度決算検査の結果発した注意書の件名および概要」、この中に法務省関係で「(土地建物の購入契約について)名古屋、福岡両刑務所で、国庫債務負担行為により土地、建物等の購入契約を行なうにあたり、契約の目的である購入対象物の詳細について明確に取決めがなされておらず具体的な評価が不可能であるのに契約金額を約定しているものがある。」こういうことを注意事項として出されておるわけです。これは、おそらく今までの刑務所というものは、おもに市中になってしまって、繁華街等になっ……

第40回国会 決算委員会 第25号(1962/05/07、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 会期はきょう一日となってしまって、急速に委員会の意見を決定しなければならない問題が出て参ると思いますので、緊急に質問をするわけですが、この三月十六日に、例の今問題になっております虎の門ニューエンパイヤの問題について参議院ではこういう決議をしておるわけです。   国有財産虎の門公園地については、昭和二十八年七月二十九日、参議院本会議において、「東京都所在の国有財産虎の門公園地は、その一時使用許可条件の通り、これを原形に復旧せしめるため、政府は、速やかに適切なる処置を講ずべきである」との決議がなされ、その後昭和二十九年四月二日、政府は、ニューエンパイヤ・モーター株式会社を相手どり……

第40回国会 決算委員会 第26号(1962/06/01、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 調達庁にお尋ねしますが、これはこの前もちょっとお尋ねして残りになっているのですが、アメリカが日本を占領中には、当然アメリカの必要とする土地建物あるいはその他の物資というものは、これは無償で調達して提供してあるはずです。その所有権というものは、あくまでもこれは日本にあり、その管理は当然政府側、日本でなされていると思いますが、それと違いますか。その通りですか。
【次の発言】 そうするとアメリカ側に移るという提供したものの中には、土地もあれば建物もあり、その他の物資もあるわけですが、使用後には、要らなくなった場合には、これは日本に返還されることになるのではないですか。その点はどうな……

第40回国会 決算委員会 第27号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 中国地方班は、派遣委員としての鈴木正吾委員及び私と、任意参加されました宇田國榮委員の三名で、五月十九日から二十二日まで岡山、広島、山口三県下の主要産業施設を中心として調査いたしました。以下順を追って報告いたします。  五月十九日、日本専売公社岡山地方局において、管内概要を聴取し、新設たばこ工場を視察した後、錦海塩業株式会社を視察いたしました。同会社は昭和三十一年十一月から錦海湾をサンドドレーン工法により、延長約手八百メートルの外堤防築造によって締め切り、塩田及び付属施設を建設したもので、三十四年四月から工場、塩田が順次稼動するに至りました。  現在の経営規模は、塩田二百八十三……

第41回国会 決算委員会 第2号(1962/08/29、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私も今の木村先生の質問に関連して少しくお尋ねをいたしたいのですが、まず私は、今、木村先生の御所論を聞いておって考えられることは、人事院は内閣に所属している機関であるから、内閣の意向を尊重するのが当然ではないか、こういうような考え方に立っての御質問であったと思うのです。そこで、人事院というものがつくられる経緯からいって、今回人事院がいろいろ勧告されたことについても、労働組合あたりでは、これでは上に厚く下に薄いのだと言っておるし、経団連等では、こういう勧告をされたのでは、またわれわれ民間の給与が上がるから困る。これは双方から批判があることは当然であると思うのですが、ただ、それより……

第41回国会 決算委員会 第3号(1962/08/30、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 刑事局長に伺いたいと思いますが、ここに三十五年度の決算報告に、法務省に関することで一点あげられておるのは御承知だと思います。これは読む必要はないと思いますが、この問題について、世上いろいろな疑惑が流布されておると思います。私は、その点はむしろ信じないのですが、しかし、この機会にこの点をはっきりしておいた方がいいのじゃないか、こういうふうに思うのでお尋ねするわけです。  会計検査院から提出された検査報告によりますと、東京地方検察庁の職員の不正行為によって国に損害を与えた、こうなっています。これは東京地方検察庁の公判部検察事務官の宮田という者が、担当検察官の補助者として証拠品の仮……

第41回国会 決算委員会 第4号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 私は、ただいま建設省関係の中で、特に住宅金融公庫について政府の所見をただしたい、こう思うわけであります。政策、住宅政策あるいは社会福祉政策等を重点にする、こう言明されて、われわれもまことにけっこうだと思っていますが、その政府の方針に基づいて住宅政策を私はお尋ねするわけです。政府の多年にわたる住宅難解消政策によって、公団住宅、公庫資金による住宅が盛んに造成されているわけです。ところが、今なお住宅に困っている家族が多数あると私は思うのですが、政府は、現在どれくらい住宅困窮者があると推定しておられるか、その家族数でけっこうですが、お聞かせ願いたい。

第41回国会 決算委員会 第5号(1962/10/31、29期、日本社会党)【議会役職】

○小川(豊)委員長代理 質疑の通告がありますので、これを許します。木村公平君。
【次の発言】 私は非行少年といいますか、青少年の問題についてお尋ねしたいと思います。  最近の少年犯罪の傾向というものを五月二十八日の朝日新聞で見ますと、まさに激増の一途にある。昭和十六年には五万二千人であったのに対して、昭和三十五年には十五万人と三倍になっておる。それから昭和三十六年には十九万六千人とさらにはね上がっている。検察庁の少年犯罪受理人員というのを見ますと、昭和三十六年においては五十六万人になっているわけです。一般犯罪よりも少年犯罪が非常に激増しているというのが現状であるわけです。  そこで私はお尋ねす……

第41回国会 決算委員会 第6号(1962/11/01、29期、日本社会党)

○小川(豊)委員 芳賀さんに先に御質問願おうと思っていたのですが、食糧庁長官が見えるまで私が先に御質問したいと思います。  私は、農地局の関係についてお尋ねしたいと思いますが、御案内のように自作農創設特別措置法は二十一年に制定されて、二十七年には廃止になっております。農地法がこれにかわっておると思うわけです。これに基づいてお尋ねしますと、農地の買収と売り渡し実績というのを三十五年度分で見ますと、買収の既墾地分が二十五万町歩、売り渡しが二十四万町歩、未墾地が十六万町歩で、売り渡しが十一万町歩、昭和三十五年度現在までに農地の残高というものは、既墾地で一万一千町歩、未墾地で四十八万一千町歩、計四十九……


各種会議発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1953/02/18、25期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 青色申告は、あなたの方でたいへんお骨折りになつて徹底的な普及をやつていると思いますが、その状況はどんなふうになつておりますか。それからまたそれにかわり農協等でそれぞれ税務署と折衝しているというお話でしたが、そういうことが行われておるのかどうか。


26期(1953/04/19〜)

第19回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1954/03/02、26期、日本社会党(左))

○小川(豊)委員 著作料は、日本と外国との比率はどんなふうになつておりますか。たとえば日本の著作料はどんなふうにお払いになつておりますか。


27期(1955/02/27〜)

第24回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 関連して。具体的にお聞きしたいと思いますが、今この収用委員会にかかるときには所有者の利益が保護されるのだ、こういう答弁ですが、これは非常にいいと思うのです。ところが現実には住宅公団の方は、収用法にかかると安い、かからないうちに承諾した方がいいということを、土地所有者である農民にそういうことを言われているけれども、今おっしゃったように、収用法にかかる方がむしろ所有者の利益が保護されるのだという考え方と非常に違ったことが現地において行われているが、これはどういうことですか。
【次の発言】 今住宅公団ができて盛んに土地を取得しょうとして努力しておるわけです。そこでこの住宅公団が農民……

第24回国会 農林水産委員会冷害による農業災害に関する小委員会 第1号(1956/10/02、27期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 この惨たんとした北海道の冷害の中で、これが間もなく雪に埋まってしまうことを目のあたり見て、私も非常に驚いておるわけでありますが、この対策についてまずこの際とられなければならないのは、当面の生活をどうして維持するかということが第一にとられなければならない問題である。次にとられなければならない問題は、再生産に対してどうして希望を持たしていくか、こういう問題だと思うのです。今淡谷委員との質疑を聞いておりますと、目下考究中だ、こういうことなのです。考究中でもいいですけれども、これはそうほっておけない問題である。これは非常に急がなければならない問題である。そこでその考究中の中からいろ……

第24回国会 農林水産委員会冷害による農業災害に関する小委員会 第2号(1956/10/03、27期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 きのうに引き続いて北海道の道庁からもらった書類と農林省の統計調査部からもらった書類についてお尋ねしたいと思います。  今度の北海道の冷害について、道の報告も統計調査部の調査もほとんど同一で、たとえば水稲で道は六〇%に対して農林省の方は五三%というので、少しの開きはあるけれども、いずれにしても被害は非常に甚大だということがわかるのであります。この道の報告によりますと、被害の金額が三百九十六億九千三百万という数字になっております。この被害農家戸数が十八万九千七百戸ほどでありますから、一戸平均が二十一万というような被害が出ているわけであります。そこで道としては、おそらくすぐ直面す……

第25回国会 外務委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○小川(豊)委員 イギリスが小麦協定に参加してないということは、参加しない方が有利だから参加しないと考えるわけですが、そうすると参加しない方が有利だということは、安く買えるということがおもな原因ではないか、こういうふうに考える。このイギリスが参加しない方が有利であるか不利であるかという条件が、この問題を解決する場合に大きな参考になってくるのではないかと考えるわけです。そこで日本の場合、イギリスの参加しないという事情やら条件なりをどういうふうに御解釈になっておられるか、この点をお尋ねしておきたい。
【次の発言】 過剰小麦の処理に対する規定が明確になっていないこと、もう一つは製粉業との摩擦、こうい……


28期(1958/05/22〜)

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第1号(1959/07/04、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 関連して。あなた方は、きょうはあなた方の問題で決算委員会が開かれているのを承知して来ている。しかも、会計検査院から指摘されているのだから、これに対する答弁書くらいすっかり持ってきているのが当りまえだ。少しふまじめじゃないか。一つも答弁できていない。きょうこの問題を取り上げられることは、わかっているのだから、そのくらいのことを――あなた方、ほかのことならば調査してこなければわからないということもあるけれども、検査院から指摘されて、きょうここで委員会があって、それだけ大ぜい並んでいて、その答弁ができない。これはふまじめ過ぎますよ。もっとしっかり答弁して下さい。  私ども、今一番……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第2号(1959/08/11、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 今、防衛庁長官から、次期戦闘機が四月十二日に内定しておったものを白紙に返され、さらにあらためて調査団を編成して派遣し、その調査団の報告に基いて国防会議を開いて決定する、こういうように経過の御報告というか御説明があったわけですが、これは非常に簡単な説明で、これでは、あれほど一世を騒がせ、またかなりの疑惑も持たれたこのグラマンあるいはロッキードの問題等、一体なぜグラマンが内定したものが、白紙に返らなければならないのかこの点がわれわれには納得いかないわけであります。そこで、この点からお尋ねしたいと思うのですが、今、御説明を聞いておったのをちょっとメモしたわけですが、これは慎重に検……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第3号(1959/08/12、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 検査院の方にお尋ねしますが、検査院のこの指摘した事項に対して、その後是正措置をどうしたか、この点を一つお聞きしたい。これは事後処理状況の概要について説明書をもらっております。それで、説明書をもらった以後の状況について、指摘した事項の処理がどう行われておるか、こういう点を一つ。  それから、失業対策事業の補助金の中の経理当を得ないものという中で、第九五三号―第九六一号の間で、特に三重、徳島、福岡。福岡は三十、三十一、三十二の三カ年にわたっているわけですね。それから大阪は二十九、三十、三十一、三十二と四カ年にわたっている。兵庫は二十九、三十、三十一、これも三カ年にわたって指摘を……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第4号(1959/09/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 私は毎年検査院から出る決算検査報告を見ているのですが、今ここれで見ても、全部の報告書なるものの約五分の一ページは農林省で占めているわけで、ページ数からいうと非常に多いわけです。しかも今度内容を見ていくと、ほかの関係とは違って、十万だ二十万だというような、はした金とは言いませんが、実に小さい金額が数多くあることはこれは農村の現況を非常に反映している結果だろうと思いまして、注意するよりも、むしろ悲しいことではないか、こういうふうに見ているわけです。  そこで三十一年度は、農林省の努力によって、前年に比べて非常によくなっているということは数字に出ているわけですが、しかし一般会計に……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第5号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 郵政省当局には同僚の淡谷委員からも質問があるそうですから、私はこの検査院の報告に現われた点だけをお尋ねしたいと思います。  報告番号の九三三号から九五一号までの職員の不正行為を見ますと、これは全部郵便局であります。そして毎年こういう犯罪行為が繰り返されているというのも実情でありまして、これはまことに遺憾なことであります。郵政当局としても、これの改善、絶滅に対して非常に努力しておるということも御説明でよくわかるわけでありますが、同じような手口が繰り返されているというこの状況にかんがみまして、一段の工夫があってしかるべきではないか、こう思うわけです。  そこで、この不正行為は、……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第6号(1959/10/09、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 私、きょうの日程とはずれるのですけれども、すぐ臨時国会と同時円に三十二年度の決算に入るので、このときまでに調査しておまたい、こういうことから簡単にお尋ねしたいと思います。  先般の決算委員会会のときに私がお尋ねしました例の電電公社の公共建物株式会社というのがあつて、電電公社は自分の所有地に電電公社の建物を建設するについて、この公共建物という会社に請け負ってもらって、この会社に対しては公社の方で債務の保証までして仕事をしているわけです。この公共建物会社というのは、自分で仕事をするのではなくてみなよそにやつています。私も、今ここへ来るまで電電公社の建築中の建物を見てきましたが、……

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第7号(1959/10/10、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 関連して……。この表でちょっとお尋ねしますが、これは融資承諾額と期限延長額と、ともに三十一件ですか。融資承諾額も三十一件、期限延長額も三十一件ですか。どうですか、これは。
【次の発言】 この融資期限延長をしたのは三十一件であって、三十一年度に融資承諾した――これは延長だから、三十一年度には関係なくなるわけですね。
【次の発言】 この三十一件というのは融資承諾額。この融資承請額というのは三十何年度ですか。
【次の発言】 そうすると、きのうの御説明を聞いておると、外国との輸出に対する契約というものは、かなり正確に厳密にできているような印象を私どもは受けておったのです。ところが、……

第34回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第2号(1960/02/18、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 今あなたの説明でいくと、大原則であると、非常に声高らかに大原則を言って、あとは低く言っておるのですがね。今森本さんに借りて見たが、十一条というのは、特別措置法の十一条でしょう。それから特別措置法に基づく政令、これを見ると、「法第十一条第一項第一号に規定する重要産業に属する事業は、左に掲げる事業とする。」というので、一から四十七まである。これにないのは、あんまと床屋とそれから料理屋だけだ。これは重要産業にない。まあ淫売屋もない。そうすると、あとみんな重要産業なんだ。あなたの方でやろうとすれば、何でもみなできるのだ。ないのはサービス業だけだ。あなたの方で規定しようと思えば、全部……

第34回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第4号(1960/05/12、28期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 ちょっと聞いておきますが、この払い下げの四団体というのは、偕行会、水交会、日本郷友連盟、全国戦争犠牲者援護会の四団体、こうなっておるが、全国戦争犠牲者援護会というのは、これは名前で大体性格はわかるのですが、僕ら通念的には、借行会は陸軍、水交会は海軍、こういうふうに思っておるのだが、一体この借行会、水交会、それから日本郷友連盟というのは、どういうことをやっておる団体なんですか。
【次の発言】 機関紙の発行というと、そこにこれらの団体の目的というものがはっきりしてくるでしょう。だから、機関紙が出せるわけなんですが、どういう目的なんです。これは今あなたがあげた事業なんだが、郷友連……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第1号(1961/02/03、29期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 ちょっと待って、安西検事は今どこにいる。
【次の発言】 これはどこの弁護士です。
【次の発言】 私も今それに関連した発言をしようと思ったのですが、今の聞いたところを要約していくと、国有地の処分の不当というのが一つ。もう一つは、司法官僚の越権行為があって、第三者に不当な被害を与えておるということが出てくるし、さらに国有財産の取り込みと横流しという問題が出てくるし、脱税が出てくるのじゃないか。こういうふうに、要約すると考えられる。そこでさっき荒舩委員長から発言されたように、勧業銀行から延原観太郎に対して貸付金が何千万かある。従って、この資料提出を要求するわけですが、これに対する……

第38回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第2号(1961/02/06、29期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 これはこのままいってもなかなか進まないと思う。従って、福山参考人は、この事件をもっと究明し、進行するために証人に切りかえてもらわなければならぬだろう、こういう点も出てくる。きょう参考人は朝から来ておるわけだから、食事をさせないでやるのはいけない。従って、一旦ここで休憩して、お互いに食事をし、今私の提案した問題も、小委員の方々と御協議願うことにしたいと思いますから、暫時休憩を望みます。
【次の発言】 ここに、  一金五百万円也    但 西京都信用金庫振出し同金    庫宛小切手壱通(銀行渡)   右金額は土地売買契約の手附金の   前渡金として正に領収仕候也        ……

第38回国会 決算委員会国有財産の増減及び現況に関する調査小委員会 第3号(1961/02/13、29期、日本社会党)

○小川(豊)小委員 あなたの記憶で、二百台というものを全部わからないまでも、どういうところに運んだか。それからもう一つは、それをどういうところに何という人に預けたか。人がわからなかったら、場所くらいはわかるだろう。そういう記憶を今わかれば出してもらいたいし、さもなければ書いて出してほしい。
【次の発言】 ちょっと堤参考人にお伺いしますが、前から良島参考人も述べられたし、あなたも大体肯定されているのだが、良島さんが延原さんのところへ行ったら、何か鉄のドアのついた倉庫らしいところへ行ってかぎをかけられていた。それはかなり恐怖を与えたようにここに述べられたのだが、一体その倉庫というのは、何に使う倉庫……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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