このページでは内田常雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。内田常雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○内田(常)委員 ただいまお三方の御説明を承つておつたのでありますが、お三方は参考人であつて関係御当局ではないので、私は議員として問い詰めるわけではございませんけれども、お三方の意見が三人ともみな違う、私が聞いておりました範囲では、東京新聞の福良さんの御意見が一番中庸を得た、まん中辺を歩いておられるようでありますし、最後にお話くださつた日経の友光さんの御意見は、むしろ資本主義組織のもとにおいてはある程度の資本の集中や共同行為というものは、これを阻止してしまうと、結局経済の発展を阻害して、全体のためにならない、ことにこの法律は占領政策の一環として日本経済の弱体化を企図したと思われる面もあるから、……
○内田(常)委員 私は、この法律の改正案につきましては、本会議で主要な一事項を御質問いたしたいと思いますから、委員会では比較的細部にわたる二、三の点をお尋ねしたいのであります。 第一は、今成田君からお話のありました株式の取得に関する違反案件と同じように、事実の問題として、最近硫安協会が硫安の建値を二月二十四日に一本建として月別に発表した。これは政府が定めたいわゆる硫安の安定帯価格の中における価格ではありましようけれども、このことは現行の独占禁止法の三条ないし四条の違反ではなかろうか。またその事実がわが国の農民に非常な不安を与えている。ことに、いわゆる出血価格で輸出をされているのではないかとい……
○内田(常)委員 私はごく簡単に最後の一点だけお伺いいたしたいのであります。罰則でありますけれども、八十九条の第二項というものを今度の改正で置かれでおります。つまり未遂罪を処罰する規定であります。今回この法律の改正案におきまして、カルテルについては主務大臣の認可を受ければその結成ができるということに改められております。「共同行為をしようとするときは、主務大臣の認可を受けることができる。」こういたしたのであるから、そうするとこの未遂罪の適用上、認可を申請してもこれが認可になつたときに、業者はカルテル結成の主観的意思と、数業者相提携して客観的にもカルテルを結成する準備をいたしておるのでありますから……
○内田委員 石橋通産大臣は実は私の大先輩でもありまして、今さらこういうことをお尋ねいたすのはどうもまことに妙なものでもありますが、しかしこれは基本的な問題でありますから、ぜひ委員会の冒頭に当ってお尋ねいたしておきたいと思います。 とかく私は現在の民主党内閣について考えさせられることがあるのでありますが、たとえば先般も本会議において質問がありましたように、対ソ交渉などにつきましても、総理大臣と外務大臣との考え方や態度が違って来ておる。だんだん一致して来ておるようだけれども、国民のわれわれには、必ずしも納得できない問題があると同じように、財政政策あるいは産業経済政策につきましても、政府内の考え方……
○内田委員 中崎君の御質問に関連して。前会に、石橋通産大臣に、現内閣においてはどうも財政産業政策に関して二元性がある、石橋通産大臣のせっかくのお考えが一万田大蔵大臣によってあるいは妨げられ、あるいは撞着を来たしておるのじゃないかというような質問を私はいたしたのでありますが、その御答弁の中に、内閣にもいろいろな考えがあってよろしいのだというようなまことに簡単なお話で私は非常に不安を抱いたのであります。今の中崎君の御質問の中の電力金利の引き下げの点につきまして、巷間伝えられるところによると、先般石橋通産大臣は大蔵大臣に対して開発銀行の電力金利六分五厘を五分に引き下げるというような話を持ちかけたとこ……
○内田委員長代理 それでは昨日の質問に続きまして、中崎敏君の御質問を御継続願います。
【次の発言】 お諮りいたします。電気料金改訂に関する質疑の通告をなさっておる方が、永井勝次郎君外三名残っておられまして、そのほか一般質問の通告ないし御要望の方が九人あります。従って電気料金の改訂の問題につきましては、で登るだけ重複質問を避けていただきまして、なるべく時間を詰めて、従来御発言のない方々にも多く発言をしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。永井勝次郎君。
【次の発言】 政府側に、ただいまのお申し出のように御注意をいたします。
○内田委員 防衛産業の国有民営という問題が最近しばしば新聞でも取り上げられておるわけであります。またことに先日の予算委員会において石橋通産大臣がかなり明確なお答えをされているのでありますが、防衛産業の国有民営ということは、一体どういう構想のもとでおやりになるのか。ことに防衛産業は、日本が日米安全保障協定その他の国際上の義務として自衛力に漸増しなければならないのみならず、これは日本が独立国として自立するためにも、当然財政力と見合せてある程度の自衛力の整備増強ということは必要であるものと私は考えるのであります。そこで大臣の言われる防衛産業の国有民営というのは、たとえば航空機でありますとか、あるいは……
○内田委員 中小企業金融公庫法の改正、それと商工中金法の改正がかかっておりますが、大蔵委員会の方に国民金融公庫法の改正もかかっておりますけれども、これは事によると予算の修正を伴うような修正案を出さなければならないようなことになる案件かとも思いますので、私は一つほかの委員の方にもよく理解を得たい意味で、筋を立てて詳しく石橋通産大臣にお伺いいたしたいと思います。 今までの御説明によりますと、石橋通産大臣は中小企業金融というものは非常に苦しい状態にあるから、中小企業はわが国産業の非常に多くの分野にわたり、また国民の生活をささえておるのであるから、金融についても十全の措置を講ずるということを、しばし……
○内田委員 私は目下本委員会に付託をされております商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案につきまして、研究の上、明日修正の動議を提出する予定でおりますけれども、御承知のように国会法の規定によりますと、予算に影響を及ぼす法律案の修正につきましては、内閣に意見を述べる機会を与えなければならないことになっておりますし、またとの修正動議の提出につきましては、予算に影響を与えるその経費の内容等を示す書類を添付しなければ修正案が出せないことになっております。私が目下考えております修正案は、商工組合中央金庫に対する政府の出資金につきましては、先般も通商産業大臣に私の意見を述べておきましたように、現在の法律……
○内田委員 ただいま各派共同で発議をせられました商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨弁明をいたします。最初に修正案を読み上げます。 商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案を次のように修正する。 第八条ノ二の次に一条を加える改正規定の次に次の改正規定を加える。 第四十九条を次のように改める。第四十九条 商工組合中央金庫ハ 法人に対する政府の財政援助の制限に関する法律(昭和二十一年法律第二十四号)第一条ノ規定二拘ラズ毎事業年度二於ケル配当シ得ベキ剰余金額ガ政府以外ノ者ノ払込済出資額二対シ年百分ノ六ノ割合ニ達スル迄政府ノ払込済出資額(旧銀行等の債券発行等に関す……
○内田委員 御提案になられております重油ボイラーの設置の制限等に関する臨時措置に関する法律案、大へん長いむずかしい名前の法律案につきまして、石橋通産大臣並びに関係の政府委員の方に総括的にお尋ねをいたしたいと思います。 すでに政府当局においても十分お耳に入っていることと思いますけれども、この法律案の提出ということは、これは今に始まったことではなく、かなり長い間の、少くとも昨年の秋ごろからの懸案であったようであります。けれども、それがなかなか国会の提案に今日まで至らなかった。その間、これは世間で非常に評判の悪い法律案であるということは十分御承知の通りと思います。なぜ評判が悪いかということでありま……
○内田委員長代理 永井君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 それでは暫時休憩をして、理事会を開きます。
午前十一時五十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続いて会議を開きます。
休憩前に問題となりました資料の誤差に関しまして、石橋通商産業大臣から釈明の発言がございます。これを許します。
○内田委員 ただいま政府から御提案になりました石油資源開発株式会社法案につきまして、自由党を代表して概括的な質問を申し上げたいと存じます。
御承知のように、この法律案は、通商産業大臣の強い御希望のもとに、当委員会におきまして議員提案として研究を進めて参ったものでありますことは大臣も御承知の通りでありますが、今回の政府提案の法律案は、われわれが議員提案のもとに準備をして参ったものとどの程度に同じで、またどの程度の違いを含んでいるか、それらの点につきまして、大臣もしくは所管の局長から概括的な説明を承わりたいと思います。
【次の発言】 この会社ができます根拠は、大臣の説明にもございましたように、現……
○内田委員 私は自由党の内田でございますけれども、現地の公聴会に参加する機会がありませんでしたが、一点だけをお尋ねいたしたいのであります。私はこの法律案によりまする合理化措置が成立するものとしての前提で申し上げますが、この法律案によりますと、標準炭価を政府がきめる、そのきめ方は石炭の生産費を基準としてきめる、こういう原則になっておるようでございまして、この標準炭価に対して鉱業権者または租鉱権者の石炭の販売価格が著しく高い場合には販売価格の引き下げを勧告することができる、こういうことになっておる。これは国家が相当の資金をつぎ込むのですから標準炭価をきめることは大義名分上やむを得ないこと、あるいは……
○内田委員 提案者の一人といたしまして、私からお答えを申し上げます。四条の修正案を出しました趣旨は、すでに原案の提出者であられる政府と、われわれ委員との間のたびたびの質疑応答で明らかになっておりますように、政府原案の四条というものは非常な行き過ぎである。一方において、石炭合理化を達成するために、総合エネルギー対策の見地から、重油の消費について深甚なる考慮を払う必要のあることは、われわれ委員としても認めて参ったけれども、政府の原案というものは、新しく重油ボイラーを作ったり、あるいは混焼ボイラーを新たに重油しかたけない専焼ボイラーにかえることを押えるにとどまらず、すでに昭和二十七年以来、政府の積極……
○内田委員 それでは私から質問をいたしますが、この法律案は運用に関する事務的な面と、さらに砂糖の価格安定及び輸入に関する臨時措置に関する法律案、あるいはまた特殊物資納付金処理特別会計、あるいはまたそれから繰り入れられるところの産業投資特別会計との関係等、政府の予算全体の構想にも及ぼす政治的な面と二つありまして、私はこれらの両面についてしっかり御説明を承わり、納得をいたしたいのでありますが、本日は大臣もおられませんので、私はまず事務的な面からだんだんお尋ねをいたし、政治的の面に及びたいと思います。一つ一つ伺って参ります。この法律案そのものはきわめて簡単の法律案でありまして、わずかに五条しかありま……
○内田委員 ただいまより請願審査小委員長にかわりまして、私から小委員会の結果を御報告申し上げます。 第二十二国会において商工委員会に付託されました請願件数は、公報に載せられておりますように七十四件でありまして、そのうち商工委員会請願日程の第一、第二、第四、第五、第七号から二号まで、第二二号、一七号、一八号、二二号から二四号まで、それから二七号、二九号から三五号まで、三七号、三九号、四〇号、四二号、四三号、四五号、四七号から五〇号まで、五三号、五四号、五八号から六三号まで、六五号、六六号、七一号から七四号までの計四十七件につきましては、小委員会において審査の結果、いずれも採択の上内閣に送付すべ……
○内田委員 すでにこれは委員の各位におかれましても、また政府の御当局におかれましても、十分知悉せられておることと思いまするし、先般来新聞ラジオでも大きく取り上げられていることでありますけれども、今月の十日に富士山麓のキャンプ・マックネアのいわゆるB地区といわれている地帯におきまして、米軍が突如として百五十五ミリの自走砲二門をもって実弾射撃を開始し、あの国立公園の地帯において終戦後初めてかような砲撃が行われましたために、地元民ばかりでなしに日本国民全体に対して非常に大きな震撼を与えておるということは、十分御承知のところと存じます。このことは実は前々から問題が伏在いたしておったのでありますが、今回……
○内田委員 加藤委員から年末の中小企業金融対策について大へんけっこうな案だというお話がありましたが、ここに書いてある程度のことでは中小企業の欠陥というものは救えないのじゃないかという気がするのであります。この程度のことですと、毎年こういうことが繰り返されておって、お茶を濁すようなことになるので、中小企業庁長官もおかわりになったし、この機会に思いをひそめて、ほんとうに中小企業の金融というものを円滑にして、毎年毎年年がら年中中小企業金融問題で同じことが繰り返されないように、ぜひ一つ長官に何らか新しい思い切った構想を出していただきたいと思うのであります。ことに先ほどから話も出ましたように、ちょうどい……
○内田委員 私は自由民主党並びに各会派の諸君を代表いたしまして、この際中小企業年末融資に関する決議案を発議をいたし、これにつきまして各位の御賛成を得、また本委員会の意とするところを明らかにして政府を鞭撻せんといたすものであります。 まず決議案を読み上げます。 中小企業年末融資に関する件 中小企業の年末金融の緊迫はこれが放置をゆるさないものがあり、政府はこの際、左記事項を速急実施し、着くも国会の決議を軽視するが如きことのないように格段の誠心をしなければならない。 記 一、中小企業向政府指定預金の引揚猶予は勿論のこと、これが新規増加を図ること。 二、政府関係金融機関に対す……
○内田委員 私は、特別委員会を各会期の初めにそのつど設置する手続について、国会法との関係で若干疑義があるのです。しかも国会法の第四十五条第二項には、特別委員は、その委員会に付託された案件がその院で議決されるまで、存続する、こういうことになっておる。従って、存続した方がいいと思う場合には、毎会期の初めに設置の議決をやり直さなくてもいいのではないか。ある付託された案件が議決をされてしまったり、またわれわれの考えでやめた方がいいという場合に、やめる手続をやればいいのではないか、こういう気がするのです。これは事務総長もおられますが、第四十五条の二項の件はどう考えられますか。
○内田委員 ただいま議題となりました衆法第四九号、寄生虫病予防法の一部を改正する法律案につきまして、提案者を代表いたしまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 この改正法律案の趣旨とするところは、現行寄生虫病予防法におきまして、法定寄生虫病として指定されておりますところの住血吸虫病のうち、地方的に最もしょうけつをきわめておりまして、かつ重篤な症状を呈し、一番厄介な日本住血吸虫病につきまして、これが計画的の根絶をはかろうとするものであります。この日本住血吸虫病については、すでに関係地方の諸君は十分御承知のように、他の寄生虫病などと違いまして厄介なことに、医学や薬学の進歩した今日におきまして……
○内田委員 私はただいま上程されました中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案を中心として若干のお尋ねをいたし、また政務次官以下政府委員の諸君と意見を交換いたしたいと思います。 本日通商産業大臣が御出席になっておらぬことはまことに遺憾であります。これは何か宮中に御出席というやむを得ない御用件の趣きでありますから、政務次官からよくお伝えを願いたいのであります。私が今お尋ねをいたそうとする中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案というのは、今回御提案になっている改正の条項はきわめて簡単でありまして、まことに事務的な改正のように見えますけれども、私がお尋ねいたさんとするところは、事務的のように見え……
○内田委員 私は昨日たくさん意見を申し述べましたし、また質疑もいたしましたからこれ以上むずかしいことは申しませんが、昨日大臣並びに中小企業庁長官にお尋ねをいたし、かつ希望をいたしました一点につきまして、新しい資料を入手いたしましたので、これを御参考に供しながらもう一度これから申します点につきましてお答えをいただきたいのであります。 今度の法律はきわめて簡単で、十億円を中小公庫から商工中金に回してやるところの金は政府の金であります。従ってその金利を幾らにするかということになれば、大臣並びに中小企業庁長官のお答えでは、これは無ざやで六分五厘ということを考えておるということでございます。これに対し……
○内田委員 私は議題になっております輸出保険法の一部改正法律案につきまして、与党議員といたしまして、この法律の成立を促進する意味におきまして、ごく簡単に質問をいたしたいのであります。 この輸出保険法の改正は、輸出保険の対象を拡大いたすとともに、今回新たに海外投資保険を創設するということが内容になっておるようでありまして、これはわれわれの政策の一端を実現するものでありますから、私は衷心より賛成するものでありますが、第一にお伺いしたいことは、今回創設される海外投資保険の損害に対する填補率というものが、この法律原案に現われているところは非常に低い。百分の五十ということで、損害が百あっても実際は保険……
○内田委員 私は、方面を変えまして、今まであまり審議をされておらなかったと思われます今回のソ連との間の貿易の発展及び最恵国待遇の相互許与に関する議定書につきまして、おただしをいたしたいのであります。この議定書自身の中には、私どもの非常に不安とする要素がたくさんあるのであります。共同宣言のみならず、今回この議定書が単独に批准の対象となり、また従って国会の承認を求められておりますから、十分御説明を願いたいと思うのでありますが、この議定書自体は共同宣言と離れたものではないのでありまして、共同宣言の第七項に基くものであることは御承知の通りであります。 そこで、私が第一に不審に思いますのは、今度の共同……
○内田委員 小委員長にかわって御報告を申し上げます。 国会図書館の建設用地に関する問題につきまして、金森国立国会図書館から御相談を受けましたので、昨日図書館運営小委員会を開きまして館長の説明を聴取し、小委員でいろいろ相談をいたしましたので、その内容を簡単に御報告申し上げますと、次の通りであります。 お手元に資料を差し上げてありますが、国会図書館新庁舎の建設工事の予定敷地の中の、その一角に、自治労会館の建物並びにその敷地が現在ありまして、自治労会館からその敷地の買収の要求がありました。これは図書館といたしましても、将来この自治労会館の現存するところまで図書館の工事が及びますし、また自治労会館……
○内田委員 その場合、参議院の方で所信表明をして、参議院の方の質疑はあと回しにして、衆議院から質疑をやるということでしょうね。
○内田委員 今、委員長がお読み上げになられましたように長い名前の法律があるのでありますが、御承知のように国立国会図書館は、本館のほかに行政、司法の各部に支部図書館というものが置かれておるのでありまして、大蔵省とか通産省とか、あるいは最高裁判所とか、支部図書館があるのであります。昨年、科学技術庁というものが新しくできまして、それに支部図書館を設置する必要がありますことと、それからまた同じく昨年中、中央気象台に支部図書館というものがありましたが、これが運輸省の外郭として気象庁ということに昇格しましたから、それでこの法律の別表に、科学技術庁支部図書館というものを一つ加え、それから中央気象台支部図書館……
○内田委員 国会法改正の件等についての問題でありますけれども、この小委員あるいは委員の方にお願いをして、これは私見でありますけれども、私からちょっと述べさせていただきたいと思います。 それは、今の国会法なりあるいは衆議院規則なりが、政党による国会の運営、あるいは二大政党の対立というものを一つも予想していたいで、個々の委員会、あるいは個々の議員というものの集合体としての運営なり構成をきめておるので、今政党法というものはございませんが、しかし衆議院の自主的准規律である衆議院規則、あるいはできれば国会法等において、ぽつぽつ政党を土台とする運営ということを頭に置きながら、規定を考えてもいいのではない……
○内田委員 この機会に私から当委員会における法律案等議案の審査の手続について委員長、また理事の諸君に希望を申し述べたいのでありますが、当委員会におきまして、中小企業関係、また金融関係の幾多の法律案が付託されることになっておりますが、これらの関係法律案の中で大蔵委員会等に当然付託されるものもありまして、また放っておけば、当委員会において審査をした方が実質的には適当であるものが、単なる所管の関係というようなことで、他の委員会に行ってしまうものもありまして、非常に当委員会における審査に不便ではないかと思われるものが数件予見せられております。たとえば輸出保険法の改正が予想されておりまして当委員会にかか……
○内田委員 議事進行について……。ただいま通産大臣から御説明がありました四法律案のらち、最後に御説明がありました信用保証協会法の一部を改正する法律案につきましては、御説明の内容にありましたように、これは今同中小企業信用保険特別会計という大蔵省所管の特別会計の中に貸付基金という新しい制度を設けまして、それの操作によってこの信用保証協会に十億円の金を出す。またその会計が、ただいま大臣から説明がありましたように、三分五厘以内の利息を取るということになっておるはずでありまして、これはどうしても今回改正になりますところの中小企業信用保険特別会計の改正案の内容につきまして、別に大蔵委員会等と連合審査といろ……
○内田委員 私はまず提案されておりまする商工組合中央金庫法の一部を改正する法律案につきまして、自分の意見を申しまして、また政府当局に一、二ただしたいのであります。 今回のこの法律に含まれておりますことは、商工中金の政府からの出資額を十五億円増額することを初め、商工中金の業務を拡張いたし、金融の便益を講ずることが内容になっておりますので、これにつきましては私は全く賛成でございまして異論はないわけでありますが、ただ最近中小企業という問題が国内の大きな問題として、またわれわれ自由民主党の政策におきましても、大きな課題として取り上げられて参ってきております。今日の状況から申して、商工中金法の改正また……
○内田委員 議事進行。商工組合中央金庫法の一部改正法案も審議を重ねまして、われわれ与党議員としても一日も早くこれを可決して参議院へ送りたいのであります。そのためには、本法律案の審査開始以来責任者である通産大臣が一度も見えておりませんので、委員長におかれましてはこの機会に極力通産大臣の御出席をお願いして、われわれから総括的な質問をし、通産大臣の意のあるところを聞き、必要な措置をした上で、すみやかに質疑を打ち切ってこれを可決したいと思いますので、そのようにお取り計らい願いたいと思います。
【次の発言】 当委員会における最後の質疑に当りまして、今までたびたび重ねました質疑のうちで、どうしても明らかに……
○内田委員 私はただいま上程せられておりまする信用保証協会法の一部を改正する法律案につきまして、この運用上直ちに問題となるべき点を中心といたしましてお尋ねをいたしたいのであります。この法律案に関する疑義につきましては、昨日来同僚委員の松平君が実に詳細に御質疑をなされ、これに対する政府側の答弁は必ずしも明瞭ではなく、満足すべき状態ではありませんでしたけれども、この信用保証協会の運営なりあるいは信用保険の運営なり、これらの問題が今後変更を見るべき過渡期の状況にあるように心得ておりますし、当局においても御研究中の事項が多かろうと考えますので、私はあえてこれらの点を重複して追及はいたしません。 そこ……
○内田委員 私は与党議員といたしまして、電力料金三割頭打ちの問題が世間一般に誤解を与えるといけませんので、時間もありませんからごく簡単に確かめておきたいと思います。私ども与党議員といたしましても、今まで過去二年続けて参った料金三〇%頭打ちが、この際無条件で取りはずされ、そのために世間一般に電気料金が値上りするのではないかというような誤解を与えますことを非常に憂えまして、この問題に対する善処を政府に対して求めて参ったものであります。先ほどの水田通産大臣の御説明によりますと、この問題をも十分考慮せられて、大部分の電灯料金並びに電力料金につきましては、ことに公共事業の電力料金でありますとか、大口・小……
○内田委員 この際、議事進行について委員長にお願いがあるのであります。それはこの中小企業団体法ではございません。中小企業の資産再評価に関する法律案が別途政府から衆議院に提出されておりまして、それが大蔵委員会で審査中でありますが、これは中小企業にとりまして非常に重要な問題でありまして、ことにその税率とかあるいは再評価税の納付の方法等につきまして、今まで大企業に対して行われました第三次の資産再評価の方法とかなり違っておりまして、考えようによりましては、せっかくの中小企業に対する資産再評価ということが中小企業者にとりまして不利益の場合がありますので、これはぜひ当委員会におきましても重要案件として取り……
○内田委員 私はこの自転車競技法の一部改正法案に特別の興味を持っておるものではありませんけれども、さきに自転車競技法等の臨時特例に関する法律の一部改正案が国会において審議せられ、そのいわゆる臨特法の改正内容は、本年三月三十一日で右法律の期限が切れますのを六ヵ月間延長したことになっておるのであります。六カ月間と申しますとことしの十月までということであります。従ってこの臨特法の一部改正というものは、この六カ月の間に本法であります自転車競技法の一部改正法律案が成立することを前提として臨時法の一部改正の有効期間の延長ができたわけでありますので、私どもとしましても、この自転車競技法の改正法案に無関心では……
○内田委員 私は中小企業、なかんずく中小企業金融の問題に関しまして、端的かつ簡明に通産大臣にお尋ねをいたし、その上で、なおまた通産大臣の御認識がないかもしれない点を明らかにいたしまして、この問題についての改善策をとることに資したい、かように考えるものであります。 いわゆる経済緊急総合対策ということで、去る六月以来、金融引き締め政策が行われましたが、その結果は、もう大臣も十分御承知のように、非常に中小企業にしわ寄せされてきた。従って、中小企業金融は、政府が当初御想定になった以上に苦しくなっておりますことは、われわれ地方におりまして、地方で非常に無尽が盛んになってきた、また高利貸しが勢いを盛り返……
○内田委員 政府関係の三つの金融機関並びに不動産銀行から、いろいろ中小金融の実態につきましてお話を承わりまして、大いに参考になりました。そこで、なお、私どもか平素、ああしたらよかろうじゃないか、こうもならぬものかと思うような点がございますので、関係の参考人の方並びに政府当局から、それについてのお考え等を承わりたいと思います。 まず、商工中金についてお尋ねをしたいのでありますが、今度は新理事長に北野さんがおなりになりました。北野さんは、人も知る商工官僚の御出身でありまして、そのあなたが今度理事長に御就任になりましたが、御承知のように、昨年中小企業団体の組織に関する法律というのが成立いたしまして……
○内田委員 私は、目下審査中でありまする日本貿易振興会法案、すなわちジェトロの改組による貿易の振興策に関連をいたしまして、目下不況のどん底にある繊維産業に関連をして、政府に御質問いたしたいと思います。 今日、国際収支の改善というものは、あらゆる政策の中核をなしている。またこのゆえに、金融引き締め政策というものも行われまして、日本の産業全体、特に中小企業というものに、非常に大きなしわが寄せられておることは言うまでもありませんが、この中小企業の中でも、いわゆる機屋というようなものが、非常に小さい業者が多いために、繊維産業の上から下までの不況の中でも、一番大きい苦しみをなめておることは、これは政府……
○内田委員 中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案が、当委員会に付託されておりますが、その内容は、きわめて簡単でありまして、先般の政府の御説明にありますように、その公庫に副総裁一名を置くということと、もう一つは、環境衛生同業組合及びその連合会も、やはりその三分の二以上が中小企業者をもって構成せられるものでなければならぬということで、前回の議員立法のミス・プリントを修正するという程度で、ごく小さい、軽い法律案であることは、諸君も御承知の通りであります。 ところで、お伺いをいたしたいのは、この両項目とも、わざわざ法律案にして、この国会の審議にまで持ち出すような大問題ではないのでありますが、中小……
○内田委員 関連して。通産大臣と通商局長がおられますから、簡単にお尋ねいたすのでありますが、最近米国の日本の中小企業等の製品の輸入制限、あるいは関税率の引き上げに関連いたしまして、日本側でも、自主的に輸出の調整をするとか、あるいは数量制限をするとかいうことで対処しておられることは、私はまことにけっこうだと思いますが、最近、私がアメリカから来た弁護士と、いろいろ話をいたしました際に、このアメリカの弁護士が、このことを指摘しまして、今の日本の計画は、まことにけっこうであるけれども、やり方いかんによっては、米国の独占禁止法にひっかかって、せっかく日本側が自主的にコントロールして持っていった案が、また……
○内田委員 私は、ただいま当委員会に付託をされておりますところの中小企業信用保険公庫法並びにこれに関連する諸般の法律の整理に関する法律案につきまして、若干の質問を行わんとするものであります。 この法律案の趣旨とするところは、先般の通商産業大臣の御説明にもありまたように、中小企業金融の円滑化をはかるために、信用保険制度を整備拡充する、こういう趣旨でございます。このことは、当委員会におきましても、しばしば決議をいたしまして、政府を督励したところでありまして、それが、今回このような形の法律案となりまして提出されましたことは、政府の政策として、敬意を表し、また賛意を表するものであります。その点に関し……
○内田委員 中小企業信用保険公庫法案外一件に関する審査小委員会は、昨月二十六日以来、数回の会合を開きまして、会議において、あるいは懇談会におきまして、慎重に審査をいたしましたが、結論を得ましたので、ここに報告をいたします。 すでに、委員諸君が御承知のように、今回の中小企業信用保険公庫に関する法案は、二つの体系をなしておりまして、一つは、公庫の設置に関するものであり、他は、従来行なっております中小企業信用保険法の一部改正等を伴いますものであります。 第一の、中小企業信用公庫の設立に関する法律案は、おおむね時宜に適するものであると考えまして、小委員各位においても、これを制定、施行することに異存……
○内田委員 昭和三十三年度の予算は御承知のように、去る二月成立しておりますけれども、しかしこの予算には四百三十六億三千万円という穴があいておるわけであります。この穴を埋めるための法律案がただいまこの委員会に付託されておりますところのいわゆる経済基盤強化資金法でありますから、私どもはこの法律案の意図するところを究明するとともに、すみやかにこの法律案を成立させますことが、今日なべ底型の不況に悩む国民のためであると私は思いますので、ます私は、この法律案を中心として、大蔵大臣並びに政府委員にその要点を御質問いたしたいと思うのであります。 この法律案は、ただいま大蔵大臣の説明にもありましたように、資金……
○内田委員 前回の委員会で、私はこの経済基盤強化資金法の構想のおもなる点についてお尋ねをいたしたわけであります。たとえば、一番問題になるのは、世間の一部に、ことに社会党の方に、今この法律を成立させるかわりに、今直ちにこの四百三十六億の財源をもって補正予算を組んだらどうか、こういうような意見のあることも想定をいたしましてお尋ねをいたしましたところが、これは、今直ちに補正予算を組むことは、財政が経済に対して著しい刺激を与え過ぎるので、一応資金として保留しておいて、将来適当なときにこれを解除していく考えである、こういう御答弁でありました。また、しからば、将来といってもいろいろあるので、いつこの資金を……
○内田委員 今同僚の門司君から、ただいま配られた資料が警察庁と印刷してあることについてお尋ねがあったようでありますが、私どもがいろいろな委員会に配られておる資料を見ますと、おおむねたとえば大蔵省であるとか、あるいは自治庁であるとか、あるいは防衛庁であるとか、その資料については、その所管大臣の庶務をつかさどっておる役所から出されておることが普通のように思います。しこうして警察法の第十三条には「国家公安委員会の庶務は、警察庁において処理する。」という規定がございますし、ここに青木国務大臣もおられますが、青木国務大臣は、国家公安委員長として国家公安委員会の仕事をされており、別に資料を整えるような役所……
○内田委員 昨日の警察庁当局に当する私の質疑におきましては、私は今回改正の対象になっておりますところの警察官職務執行法につきまして、改正を加えられない個条をも含めまして、第一条から第三条の二までの各条につきまして、私どもが懸念をいたしまする事項を逐条的にお尋ねをいたしたのでありますから、本日は、今回の改正におきまして一番問題点を含むと考えられますところの第四条以降につきまして、逐条的にお尋ねを進めて参りたいと思います。 第三条の二までの私の質疑に対しましては、今回の改正というものは、きのうの応答で明らかなように、何らの政治的意図を含んだ改正ではない。もっぱら警察本来の目的のための個人の生命、……
○内田委員長代理 奧村君に申し上げますが、質疑者が他にございますので、きょうは冒頭でありますから、なるべく簡単にして、次の質疑者に適当の時間に譲りたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
【次の発言】 ただいま奧村君より御発言の事項に関しましては、委員長において、小委員長とも協議の上、税制並び税の執行に関する小委員会において、政府側の丁重なる答弁を求めることに処理いたしたいと思いますので、御了承願いたいと思います。
松尾トシ子君。
【次の発言】 資料要求をいたしますが、とりあえず三つの資料をお願いいたしたいのであります。
その一つは、税制改正の大綱という資料が出ておりますが、これは……
○内田委員 私は自由民主党を代表いたしまして、昭和三十四年度一般会計予算外二案について、政府提出の原案に対し賛成の意見を申し述べたいと存じます。(拍手) わが国経済の最近の動向を見まするに、一昨年五月緊急総合対策を実施して以来、経済は調整の過程に入ったのでございますが、さらにこれに引き続き、昭和三十三年度においても、わが党政府は経済基盤強化資金の保留など、一部の批判をも甘受いたしつつ、まじめな態度をもって超均衡ともいわれる堅実な予算を編成いたし、またこの間国民の隠忍努力とも相待って、その効果は、ようやく昨年秋ごろからわが国経済においても好転のきざしを見せて参り、その後今日に至るまで、おおむね……
○内田説明員 ごあいさつを、つつしんで申し上げます。 今回はからずも通商産業政務次官を仰せつけられましたので、当委員会と通産省との間の走り使いにこれ努めまするはもちろん、省におきましてはよく陳情等を承わりまして、通産行政の上に十分民意を反映いたす所存でありますので、この上ともよく御指導、御鞭撻をお願いいたします。(拍手)
○内田(常)政府委員 このいわゆる三省公団は、ただいま議題になっておりまする開発促進法の十六条に基づく実施機関として設立されることになりますが、その成立をされるためには別に法律できめるという形になっておりますので、私どもの構想といたしましては、この促進法は、これは継続審査にもなっておるのでありますから、この臨時国会で成立をされることを前提といたし、公団法の方は、次の通常国会に予算とともに提出する、こういうことで、御承知のように、とにかく一応の予算は大蔵省に対しまして三省から要求いたしておるわけでございます。ところが、これはもちろん三者公団が予定をいたしておりまする四十の地域とか、あるいは三十五……
○内田(常)政府委員 お手元に中小企業関係の対策についての資料がとりあえず出ておりますが、その資料に入るに先だちまして、私から、商工業関係全般にわたりまして簡単に被害の概況を申し上げ、あわせて、これに対してとるべき対策につきまして概括的に申し述べたいと思います。 伊勢湾台風によります産業の被害額は、御承知のように愛知県を筆頭に三重県、岐阜県などが一番多うございましたが、これらの被害を金額で概算をいたしてみますると、鉱工業、商工業関係で、この三県だけで八百八十億円に達しております。その他の各府県約五十億円、また、電気、ガスなどの公益事業関係で約四十五億円の被害がございまして、合計をいたしますと……
○内田政府委員 中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案について、提案の理由を御説明申し上げます。 本年八月の水害または八月及び九月の風水害を受け、物的担保の損傷その他信用力に著しい影響をこうむったため、その事業の再建に必要な資金の調達を困難とする中小企業に対して、金融機関による円滑な資金の融通を促進するためには、信用保証協会による信用保証制度の積極的な活用をはかる必要があります。 しかるに、災害地信用保証協会においては、現在の保証原資の規模から見て、急増しつつある災害関係保証の需要に応ずることはきわめて困難な実情にありますので、政府は、今回、中小企業信用保険公庫に対し、産業投資特別会……
○内山(常)政府委員 太田委員からお尋ねの、本法施行に伴う予算の件でありますが、大蔵省がおりませんので、通産省から政府の意向を御説明いたします。 お尋ねのように、本年度におきましては、この法案に付記いたしてありまする経費の概算として、五千万円ということでありますので、政府といたしましては、既定の予算の中からお見込みの金額を充当するように努力をいたす所存であります。なお、明年度につきましては、この法律施行の状況に応じまして適切な努力をいたす考えでございます。 なお、ただいま委員長からお諮りのありました法案につきましては、各党の打ち合わせに基づく当委員会一致の提案でありますので、政府といたしま……
○内田(常)政府委員 中井委員のお尋ねでありますが、実は私も中井委員がお帰りになりましたすぐそのあとで、池田通商産業大臣の代理といたしまして、というよりも私自身が中小企業者の代表として、昨日の小売商業振興大会に出席をいたしまして、この団体の要望や決議の状況をよく承知をいたしております。今中井先生が逐一お読みになられましたような小売商の団結権の確保、団体交渉権の確立ということにつきましては、私はもとより賛成でありまして、異存はございません。この中小企業者、小売商を含みましての団結とか団体交渉権の付与につきましては、今中井先生も仰せられたごとく、先年中小企業団体法が制定いたされて今日に至っておるの……
○内田(常)政府委員 わが国における貿易の自由化の必要性は今に始まったことではないのでありまして、昨年来から急速に具体的な問題として取り上げられて参ったことは御承知の通りであります。そこで一番問題になりましたのは、今のAA制の中で、対ドル地域の差別待遇をいたしておる十品目でありますが、これをまずできるだけ早く対ドルの差別待遇を撤廃するということを第一の目標といたし、さらにまた現在グローバルなAA制になっておりますものにつきましても、その品目、範囲を広げて参るということを第二の措置といたし、この第一、第二の措置につきましては、すでに先般来大臣から発表をいたしております、すなわち対ドル差別十品目の……
○内田(常)政府委員 今回の事故は、御承知のように爆薬の製造中に起こった事故でありますが、今年に入りましてからも、このほか花火類などの事故がひんぴんとして起こっていることは御承知の通りであります。それらに際しまして、通産省内部でも現在火薬類取締法あるいはこの法に基づく取り締まり基準、省令などの改正が実は議に上っておるのであります。この際私は政治家として気がつきましたことは、実は小平委員と同じことに気がついておるのでありまして、この火薬類あるいは花火の取り締まりにつきましては、産業的見地あるいは非常に高度の技術、科学の知識が必要でありますために相当の技術者が中心となって取り締まり基準あるいは取り……
○内田(常)政府委員 今回、東洋化工会社の爆発事故がありましたが、これは非常に大きなものでありましたけれどしも、しかし皆さん御承知のように、かような大きな規模でなくても、ここ数年来地方の花火工場等の事故がひんぴんとして起こりますことは私ども非常に憂慮いたしております。そこで、私も通産省に参りましてから、これに対する取り締まり法規をいろいろ調べてみますると、火薬類取締法というものは昭和二十五年に制定されておりますが、これは私の個人的見解にわたるかもしれませんけれども、この法律の建前というものは、名前は取締法になっていますが、内容はほとんど取締法になっておりません。というのは、二十五年当時の社会風……
○内田政府委員 私は、ここに軽工業局長が見えておりますが、事務当局とは何らの相談もしないし、また事務当局から答弁について指図を受けないで、私は一人の良識ある政治家として、また国会から送られた通産次官としてお答えを申し上げます。 田中委員、三田村委員の御意見は、私は全面的に賛成であります。また党派を超越いたしまして、先般来門司委員からおただしのありました法律の解釈の不備、取り扱いの不徹底というようなことについては、これも私は同感でございます。でありますから、この前東洋化工の爆発事件がありました際に、当委員会におきまして、亀山委員でありましたか、お尋ねがありました際に、私はこうあるべきだ、こうす……
○内田(常)政府委員 三井三池の炭鉱から発生いたすであろう離職者につきましては、広く見ますると、石炭鉱業の合理化、近代化から発生する離職者でありまして、御承知のように、政府におきましては、国内資源等の関係上、石炭鉱業の合理化、近代化を進めて参っております。そういう際にやむを得ず発生する労務者でありますから、まことに気の毒なことだと考えます。三井三池の今の千二百名につきましても、レッド・パージではない。 大きく言えば石炭鉱業の合理化、近代化、小さく見ても企業の再建から生ずる離職者でありますので、国といたしましてもあらゆる手を尽くし、通産省は、労働省とも協議をいたしまして、できるだけ再就職の道を講……
○内田(常)政府委員 ただいま議題となりました中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案並びに中小企業振興資金助成法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 最初に中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案につきまして申し上げます。 御承知の通り中小企業信用保険公庫は現在百二十九億円の資本金をもって、信用保証協会の業務上必要な資金の貸付業務とその保証に対する保険を中心とする保険業務とを行なっております。 同公庫は貸付業務のために現在その資本金のうち五十億円を充当し、これをもって信用保証協会に対してその保証業務に必要な資金の貸付を行なっており、そ……
○内田(常)政府委員 私もこのことは十分検討をいたしておりませんでしたが、先般事故が起こりました際に明らかになりましたことは、輸送手段の取り締まり監督官庁は運輸省であるが、それ以外の輸送に関連する直接の官庁が運輸省であるのか通産省であるのか、今の法令のでき方が必ずしも明瞭でないということが明らかにされたようであります。すでに申し上げましたように今度の国会に追って近く火薬類取締法の改正案を提出して御審議を願うわけでございますが、今お尋ねの点をも含めまして、せっかく今改正法令の内容につきまして法制局で成文を固めておりますので、その際にこの問題は法令上はっきりいたしたいと思います。ことに輸送につきま……
○内田(常)政府委員 先ほど来だんだん小林委員からきわめて有益なる御意見を承わりまして、私同感の点も多々ございます。ただいろいろ事情もあることでございまして、通産省だけとして処置することのできない部面もございますので、政府部内におきまして十分御意見を参考といたしまして、今後中小企業者本位の金融のあり方を進めて参りたいと思っております。
【次の発言】 先ほど大臣が答弁された通りでありますが、多少のニュアンスがありますので、私がそれを敷衍して詳しいところを御説明申し上げます。
田中委員が言われるように、国民金融公庫や中小企業金融公庫は政府機関でございまして、全額政府資金であります。それに危険が生……
○内田(常)政府委員 北條さんのお尋ねでございますが、実はその問題は前回の委員会でいろいろ議論が行なわれまして、大かたの委員の方の御意見は、むしろ中小企業金融公庫や国民金融公庫のような、政府が全額金を出しておる機関が中小企業者に金を貸す場合は、同じように政府がめんどうを見ておる中小企業信用保証協会の保証をつけさせるということはけしからぬじゃないか、むしろ損があったら中小企業金融公庫なり国民金融公庫というものがかぶったらいいじゃないかという御意見が多かったようであります。実は私も大かたの委員の方の御意見と全く同じでありまして、先般もその向きの答弁をいたしまして、国民金融公庫や中小企業金融公庫は、……
○内田(常)政府委員 私は当時御承知のように商工委員をしておりまして、この法律案に関係しておりますが、わが党と社会党と妥協した結果、こういうものができたことは御承知の通りであります。その際、私どもの理解では、事業協同小組合が成長して、今おっしゃるように、事業協同組合というものになるということを考えたのではなくして、事業協同組合が作れないような、また事業協同組合の組合員に単独ではなれないような零細企業者が集まって、事業協同小組合を作って、その小組合が事業協同組合の組合員としての資格を得るような場合を想定してできたと私は記憶いたしております。でありますから、事業協同小組合の人々が力がついて、もう小……
○内田(常)政府委員 貿易為替の自由化は、御承知のように戦後いろいろの統制がありまして、それがだんだん廃止をされて参りまして、今残っておりまする統制行政というものの最大の部分が為替と貿易の管理であると思います。形式的にも、今日現在におきましては、総貿易量の七〇%程度が官僚統制のもとに置かれておるという状況であります。国際的には、板川さんよく御承知のように、これは西欧等、ブロック内ばかりでなしに、ブロックよりも広いOEECとか、あるいはドル地域などにつきましても、九〇%以上の貿易自由化が行なわれているという状況にありまして、わが国産業あるいは社会のもろもろの弊害が、私は残されておる貿易為替の自由……
○内田(常)政府委員 政府の機関に委託をしたのではなしに、その知識研究をいたしておる個人に調査を委託したのでありまして、ことに従来は財団法人であるアジア経済研究所がやっておったものでありまして、今度政府機関になりますと、政府機関の運営につきまして参与会等が設けられまして、政府機関との連絡あるいはそれがたとい個人でありましても、さような研究者をいかに使うかということを新しい見地から考えて参らなければならぬと思っております。
【次の発言】 これは今回の法律の成立によりまして政府の特殊機関になりますと、松平君のおっしゃるような問題につきましてこれは考えて参らなければならぬと思いますが、今まではこれは……
○内田(常)政府委員 ただいま議題となりました中小企業業種別振興臨時措置法案について提案の理由を御説明いたします。 日本経済は、戦後高い成長率で伸展してきたのでありますが、今後その一そうの発展をはかるためには、大企業と中小企業との経営格差を早急に改善し、産業の均衡した発展をはかることが最も緊要であることは申すまでもないことでありますが、特に技術革新の急速な進展、貿易および為替の自由化等に伴う経済情勢の変化が行なわれつつある現段階においては、これがための適切な対策を促進することが必要とされて参ったのであります。 このためには、従来とも、政府において講じて参りました中小企業のための金融措置、組……
○内田(常)政府委員 ただいま議題となりました商工会の組織等に関する法律案について提案理由を御説明いたします。 中小企業問題につきましては、その重要性にかんがみ、政府といたしましてもかねてから諸般の施策を講じてその解決に努力いたして参ったのでありますが、中小企業の中でも中規模事業者と小規模事業者との経営較差は、非常にはなはだしいものがあります。しかるに従来の中小企業対策においては、この小規模事業者に対する施策は必ずしも十分とはいえず、特に地方の町村における小規模事業者の対策の強化は緊要とされているところであります。 この対策強化のためには、もちろん金融措置、税制措置等についても考慮する必要……
○内田(常)政府委員 ただいま田中委員から御要望のありました御意見は適切なものと存じます。また政府が考えておりますことと、おおむね一致をいたしておるものでございますが、なお御意見のありました趣旨を十分に参酌いたしまして、遺憾なきを期して参りたいと存じます。
【次の発言】 中小企業が、わが国の産業経済において占める地位ないし役割が非常に重要であることは、申すまでもないところでありまして、これがため、政府におきましても国会の各位と相協力をいたしまして、ここ数年来中小企業対策を進めて参ってきておることは御承知の通りであります。しかし、これまで政府がやって参りました中小企業対策は、どちらかといいますと……
○内田(常)政府委員 商工会につきましては、初めは、お話のありましたように、商工会法ということで単純にいこうと思いましたが、御承知のように大蔵省などと打ち合わせの結果、この商工会法の中に、商工会及び商工会議所の行なう小規模事業者のための事業の助成に関する規定を入れることになりましたので、従って単なる商工会法ではなく、商工会の組織等に関する法律、こういう長い名前にいたした次第でございます。
【次の発言】 商工会の連合会につきましては、御承知のように現在事実上の商工会連合会というものがあるようであります。しかし今直ちにこれを法制化しまして、県の商工会連合会であるとか、あるいは日本の国全体の商工会な……
○内田(常)政府委員 田中委員からおしかりを受けまして、まことに恐縮に存じております。ちょうど法案の成立を希望いたしますもの、四月一日を控えまして、参議院の方の審議もございましたし、また先般田中委員も御参加の商工会に関する小委員の打ち合わせなどもございまして、ことに午前中の計画では、でき得べくんば大臣が当委員会に入られまして、私は参議院の商工委員会に行くという心づもりでおりましたが、にわかに大臣が予算委員会の方に参らなければならぬことになりまして、さような手違いから本日は定刻に出席できませんで、まことに申しわけがございませんでした。私どもは、ひとり政府の立場ばかりでなしに、ただいま御審議中の法……
○内田(常)政府委員 中小企業と一口に申しておりますが、お説のようにやはり私などが政治の基礎として立っておる自分の選挙区の状況を見ましても、大部分は小企業ないしは零細企業が数の上からは非常に多いと思います。それでまた問題になって参りますものが中企業にもありますけれども、小企業ないし零細企業について起こりつつある問題と中企業について起こっている問題と、私は違うということを感じております。中企業の方の問題は、これは育成なりあるいは近代化なり合理化なりをはかっていくということも、これは計画の上に乗り、政策の上に乗ると思うのでありますが、一方の小企業ないし零細企業の方はなかなか計画の上に乗りがたいもの……
○内田(常)政府委員 北條委員からお尋ねのように、政府は貿易為替の自由化とか、あるいはまた所得倍増計画を推進しようといたしまして、いろいろな施策を立てておることは御承知の通りであります。最近わが国経済の成長度が非常に大きい。昭和三十四年度におきましては、一三%ないし一五%くらいの成長を遂げておりまして、過去の神武景気の昭和三十一年、あるいは昭和二十五年の朝鮮動乱当時の景気の上昇をはるかに越えた経済成長を示しておるとともに、またドイツその他諸外国における経済成長よりも非常にすぐれた状況を示しておることは御承知の通りであります。 でありますけれども、日本の経済の大きさというもの、従ってまた国民所……
○内田(常)政府委員 ただいま御決議の趣旨につきましては政府におきましても十分その趣旨に沿うよう善処をいたす所存でございます。
【次の発言】 ただいま議題となりました電気工事士法案について、その提案理由を御説明申し上げます。最近における家庭電化の普及は著しいものがございますが、これに伴いまして電気による火災等の災害の発生も漸増の傾向を示しております。その原因につきましては、電気工事の欠陥、使用者の取り扱い不注意等いろいろのものが考えられますが、なかんずく電気工事の欠陥に起因すると考えられるものが相当数見受けられる実情でございます。このような情勢にかんがみまして、政府といたしましては、まずもって……
○内田委員 この機会に、議長か、あるいは事務総長に伺いたいと思います。 きょうは、理事の問題、また議運の小委員会の問題が出ましたが、この前の国会法の改正で、議事協議会というものを置くことになっております。これはどういう運営をしますか。つまり、理事がおるから、理事会が議事協議会を代行するという格好で運営するのか、あるいは国会法五十五条の二というものは今死文になってしまっておるのか、その点をちょっと聞かしてもらいたい。
○内田(常)委員長代理 本日はこの程度にとどめ、次会は明十五日午前十時より開会することとし、これにて散会いたします。 午後零時四十三分散会
○内田委員 関連して。加藤委員の先ほどからの御質問、私もまことにもっともだと思う点がありますが、ただ、二つの点について政府の考え方をただしたい。一つは、加藤君の言われるように、融資保険もそのままほしい、保証保険も拡張するということは、両手使いで大へんいいのだけれども、しかしその保険のもとというものは、中小企業信用保険公庫が財政資金にたよってやっておる。今度も二十億円ふやすということですが、毎回の国会で、これは与野党協力して、信用保険公庫の元金をふやすことに努めておりますが、元金は限られておるのです。従って今度も信用融資保険というものをやめたらやめっぱなしではなしに、その分が保証保険の方に拡大に……
○内田委員長代理 本日はこの程度にとどめ、次会は来たる二十八日、火曜日、午前十時より開会の予定であります。 なお、明二十五日、土曜日、午前十時から鉱山保安に関する問題で、社会労働委員会との連合審査会を開会する予定でありますが、この点公報をもってお知らせいたします。 これにて散会いたします。 午後零時二十六分散会
○内田委員 中嶋君のお許しを得ましたから、私も関連して二、三大臣にお尋ねしたいと思うのであります。 私はこの法律の改正自身に反対をするわけではありませんが、今度の改正を通じましても、この法律の理念というものが、あまり私ははっきりしないような気がします。理念というか、構想というか、この法律には第一条に目的が書いてありますが、しかし何が書いてあるかというと、調査をすることを目的とするということだけであって、何の目的のために、どういう構想を持って、どういう理念を達成するために調査をするかということが書いてない。非常に機械的な法律であって、今日日本の産業の構造が改革されたり、あるいはまた地域差の解消……
○内田委員 私は、先般来当委員会の議題になっております輸出入取引法の改正案につきまして、基本的な事項につきまして、通産大臣並びに政府当局にお尋ねをいたしたいと思います。 この輸出入取引法の改正法案は、御承知のように今始まった問題ではございませんで、昭和三十二年以来たびたび国会に提案をせられまして、その内容の審議を尽くし、また昨年は、当委員会におきましては可決をせられましたけれども、国会解散のためにそのまま成立に至らなかったというような経緯もございまして、この内容につきましては、従来から積極、消極、あるいはいろいろ広範な見地から議論が尽くされておりますので、この国会で初めて提案された法案とは違……
○内田委員長代理 これより会議を開きます。
都合により委員長が不在でございますので、私が委員長の職務を行ないます。
昨日本委員会に付託になりました小型自動車競走法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案及び自転車競技法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案、両案を一括議題として審査に入ります。
【次の発言】 まず趣旨の説明を聴取することといたします。通商産業政務次官砂原格君。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
両案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 委員長においても原則として田中君の発言を了承いたしております。きょうはこれにて御了承願います。
○内田委員長代理 政府委員に申し上げますが、先般理事会の打ち合わせで質問者がなるべくよけい発言をしたいから、政府委員はできるだけ簡単に答弁するようにとの希望がありましたから、その趣旨を守るように申し上げておきます。
○内田委員長代理 次は藏内修治君。
【次の発言】 この際委員諸君に申し上げます。すなわち明日開会の予定でありました水資源関係二法案についての、建設委員会を主管とする連合審査会は、他の委員会とも協議の結果、来たる三十日火曜日に開かれる予定となりましたので、右御了承を願います。
本日はこの程度にとどめ、次会は来たる二十九日月曜日午前十時より開会することとし、これにて散会いたします。
午後五時十七分散会
○内田委員 関連して。今の国際収支の問題についてでありますが、板川君からの御説にもありましたように、最近の日本の国際収支は、経常収支においては一月は九千何百万ドルの赤字、二月も同じように九千何百万ドルの赤字、三月も四月も経常収支においては赤字を出しておる。それを資本収支、なかんずく資本の短期受け入れによってカバーして、総合収支においては幸い今のところ、一月も二月も三月も四月も黒字になっておりますから、従って外貨準備高というものは、国際収支が悪化したといわれながらも毎月ふえている、これが実情である。これは板川さんもよくわかっておられるし、政府もよくわかっておられると思う。ところが私は一つわからな……
○内田委員 低開発地域工業開発促進法案に関する修正案を発議いたします。 まず、修正案を朗読いたすべきでありますが、簡単な字句でありますので、お手元に配付をいたした通りであります。本法案の施行期日は昭和三十六年四月一日となっておりまするが、当委員会に付託審査中にすでにこの期日を経過しておりますので、右のように修正する必要があるのでございます。何とぞ御賛同下さるようお願いいたします。 以上でございます。
○内田議員 ただいま議題となりました旧金鵄勲章年金受給者に関する特別措置法案について、提案者を代表して提案の趣旨を説明いたします。 旧金鵄勲章年金は、昭和十六年に年金令が廃止されました後におきましても、すでに受給権の発生していた人々には旧令によって下賜されていたのであります。しかるに終戦後昭和二十一年三月に至りまして、旧金鵄勲章年金は、昭和二十年十二月末を限りといたしまして、一切廃止されることとなって今日に至っておるものであります。 戦後十六年、この間幸いにわが国の経済は順調に再建発展しまして、国民生活も年一年と向上をたどりつつあるのであります。この間にあって旧金鵄勲章年金受給者におかれて……
○内田委員 私も通産省に資料要求をいたします。 それは、昨年の末から最近にかけての金融引き締めの情勢の中において、中小企業金融に関しては、政府の方は常に国会のいわば先手を打つような形で、あるいは買いオペレーションあるいは政府関係三機関に対する追加投融資というようなことを順次やってこられておりますが、それは非常に錯綜してきて、わかりにくくなっております。そこで、これはあなたの方に資料があるはずでありますから、昨年の末から、たとえば第三・四半期において第四・四半期分を繰り上げた繰り上げ分だけでは足りないので、なお追加投融資を第三・四半期においてこれだけした、なお、その上に一般の金融機関を対象にし……
○内田委員 私まことに失礼ですが、葬式がありますので、商工中金の理事長あるいは中小企業庁当局に法律上の質問をいたします。 今度の商工中金法の改正は、主として資本金の増額だと思います。 資本金二十億円を増額するという規定と、それからその二十億円は政府が出資をする、こういう二つの規定が入れてありますが、商工中金の資本金というものはたびたびふえておりますし、そのふえ方が、政府出資と商工中金の構成員のいわゆる民間出資と両方ありまして、これをやったら資本金が幾らになるのかさっぱりわからないのであります。 今度の二十億円を見ますと、資本金は何ぼになりますか、これは手元に商工中金から「商工組合中央金庫……
○内田委員長代理 久保田委員のただいまの要望に沿うようなものを何か建設省の方で出せますか。
【次の発言】 それでいいでしょう。そのようにお願いいたします。
【次の発言】 次会は公報をもって御通知することとし、本日の会議はこれにて散会いたします。
午後零時二十五分散会
○内田委員長代理 それは理事会において後刻協議の上、決定いたしたいと思います。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
その手続はとれるのですか。
【次の発言】 経済局長を呼ぶように連絡いたしますから、その間質疑を続けていただきたいと思います。
【次の発言】 中山経済局次長。そのうち経済局長が見えましたら、なお補足答弁をしてもらいましょう。
【次の発言】 それでは休憩せぬで、このまま……。
○内田説明員 特別なおはからいで発言を許していただきまして、ありがとうございます。 昭和二十七年、初めて私が本院に議席を持ちましてからおおむねこの商工委員会の皆さん方とともに御厄介になっております。今回まことにはからずも科学技術政務次官を仰せつけられまして政府に入ることになりました。これから皆さん方にまたいろいろ御厄介になると思いますが、当委員会は従来とも科学技術施策につきましては非常に高い見識をお持ちでありますので、いろいろ御厄介になりますが、よろしくお願いいたします。 ちょっと番外ですがごあいさつ申し上げます。(拍手)
○内田委員 私は採決態勢が整えばいつでもやめることにして、その間ちょっと発言をしておきます。 官房長官がちょうどおいでになりますから、まず意見を述べて、また御意向を承りたいのでありますけれども、この内閣委員会には、今度の国会で二十をこえる各省設置法が出ておりまして、御承知のように、この委員会の消化の範囲を越えるような状態でございます。そこで、私が考えますのに、行政機関の組織に関する法制の仕組みというのは、一体どうなっておるのか。私の理解するところでは、憲法の六十五条に「行政権は、内閣に属する。」ということが書いてあります。その意味は、行政の作用が内閣の権限に専属することはもちろん、行政の組織……
○内田委員 大蔵省設置法の一部を改正する法律案に対する修正案につき、提案者を代表してその趣旨を御説明申し上げます。 案文はお手元に配付してありますので、読み上げることを省略さしていただきます。 その要旨は、政府原案の施行期日は四月一日でありますが、その日はすでに経過しておりますので、これを公布の日に改め、定員に関する改正規定につきましては四月一日から適用すること等でございます。 よろしく御賛成をお願い申し上げます。
○内田委員 関連して。今、田口君がお尋ねになっている三年間の段階的の実施のことにつきまして、今度の法律の構成で一つ手抜かりがあるのではないかとも思われる点をお尋ねしたいのです。 それは、三年実施でありますけれども、重傷の傷痍軍人につきましては、法律では本年から完全実施になっております。そうすると、これは、傷痍軍人を優遇すること、もとよりけっこうでありまして、たとえば遺族の扶助料のように段階的の実施に傷痍軍人を引き戻せということではありませんが、遺族の扶助料についても、私は、さらにこれを段階実施のあり方として改善する道はないかと思う点があります。たとえば三年実施といいますけれども、老齢者につい……
○内田政府委員 私はこのたび科学技術政務次官を仰せつけられまして、近藤国務大臣を補佐することになりました。微力でございますが、わが国科学技術の振興施策のために努力をいたして参りたいと思いますので、何とぞ皆様方の御指導、御支援をお願い申し上げまして、一言ごあいさつ申し上げます。
○内田政府委員 岡さんのお尋ねですが、実は明年度の予算編成とも関連いたしまして、まだはっきりはきまりませんし、非常にむずかしい過程にもありますけれども、防災科学技術総合研究所のようなものができるかどうかということの可能性につきまして真剣に検討いたしております。それができることはこの問題を進めるために一つの有力な手段だと思いますが、それができましても、またできない場合におきましても、御承知の特別研究促進調整費の仕組みでありますとか、多数の関連研究費の仕組みでありますとか、そういうもので科学技術庁として予算を確保いたしまして、そして新しい部門の研究課題ができました際には科学技術庁から関係各省の研究……
○内田政府委員 長官にかわりまして、私からお答え申し上げます。科学技術庁の長官も原子力委員の一人でございまして、原子力委員会がよって立つところの基礎であり、またわが国の原子力開発、研究、利用の憲法でありますところの原子力基本法の第二条には、これは平和目的に限るということが明記してあるのでございまして、このことはウランを燃料とする原子炉だけの開発ではございませんで、使用済み燃料の処理、あるいはそれから抽出されるプルトニウムの研究、利用、開発につきましても、すべてこの原子力基本法の二条の適用を受けるものと私どもは解しまして、私ども原子力関係に携わる者の憲法といたしまして、もう平和利用を絶対守り通す……
○内田説明員 おそらくそれはこういうことだろうと存じます。皆さんが当委員会におきましても熱心に勉強をいただいております科学技術基本法と関連して、同趣旨をもちまして、御承知のように日本学術会議の方からは科学研究基本法というような勧告がございますし、また、大学ないし文部省の方からは学術研究振興法というような構想があるわけであります。いずれも基本法のラインをいくもので、取り上げ方が、今仰せのように、あるものは自然科学のみを取り上げ、あるものは人文科学も含めてというようなやり方でございますが、それらに関連いたしまして機構問題もそれぞれ出てきております。しかし、これは科学技術基本法にいたしましても、学術……
○内田政府委員 御承知のように、これまでの南極地域観測は、昭和三十二年の国際地球観測年の一翼として日本も参画する、そういう建前から臨時的に始められておったわけであります。従いまして、これらの行政的の機構、また南極地域観測の手段、いずれも間に合わせの手段で参ったのであります。たとえば輸送船の宗谷のごときも今日では使いものにならないというようなことのために、国際地球観測年の済みました後二、三年の間は辛うじて継続いたしましたけれども、残念ながら昨年限りでやめざるを得ないということで参ったのであります。 しかし、政府といたしましては、この南極地域の観測の仕事を全然やめてしまったわけではないのでありま……
○内田政府委員 原子力の開発ですが、これにはいろいろの方面があるわけでありますけれども、原子力基本法におきましては、平和的開発だけに限る、また民主的な方法によって開発するというような原則をきめておりますので、今回のこの法律によります原子力船の設計、建造、運航というようなものもすべてこの原子力基本法の精神、原則にのっとってやることはもちろん当然のことでありますけれども、念のために誤りなきを期する、こういう趣旨であります。
【次の発言】 これは科学技術庁関係の法令、また原子力関係の法令が、御承知のように三つの言葉を使っております。それは研究、開発、利用という言葉をずっと使って参りまして、ここでいう……
○内田政府委員 その点についてはお尋ねのとおりでありまして、陸上の原子炉に適用される現存の法律は、今回私どもが建造計画をいたしまする原子力船における原子炉にもすべて適用してまいる考えでございます。
【次の発言】 ただいま御発言のありました事項につきましては、政府としても同様に考えておるところでありまして、御決議の次第を尊重してまいる所存でございます。
○内田政府委員 岡委員の御所見は、私はまことに傾聴すべきものがあると存じます。現在科学技術庁におきましては、御承知のように、各省庁がやります調査研究について、予算編成などに関連してその予算の見積もり方針の調整をいたすとか、あるいはまた各省庁の調査研究機関の研究につきましても、大気汚染あるいはその他の公害の問題につきましても、科学技術庁が握っております研究調整費を総合的な見地からこれらの機関にさき与えるというようなことをやっておったり、また、科学技術庁みずからも民間の適当な機関を選定いたしまして、共通的あるいは基準的課題のことについて研究の委託費を出すというようなことはやっております。 しかし……
○内田政府委員 大臣が病気欠席でありますために、私から政府を代表いたしまして、ただいまの御決議に対しまして政府の考え方を申し述べさせていただきたいと存じます。
ただいま御決議のありました事項につきましては、その趣旨に沿いまして関係機関と十分なる連絡をはかり、政府といたしましても極力これが実現につきまして努力をいたしてまいりたい所存でございます。
【次の発言】 ただいまの岡先生の御所見は、私、政治家としてはまことにごもっとものことだと考えますので、今後の課題として、日本側の当局及びアメリカ側の関係方面とも、先生並びに私が賛成いたしました方向につきましてそれが取り入れられるような検討をいたしてみ……
○内田政府委員 日米科学委員会でございますが、ことしはすでに三回目で、三回目の会合を先月、六月日本で行ないました。その際に、齋藤さん並びに岡さんからもお話が出ましたガンに関する問題を日米共同研究の課題にしようということで、取り上げられております。ただ、その共同研究課題として取り上げられた結果、いかなる人々を集めて、どういうパネルをつくって、どういう進展の状況を示しているかということは私つまびらかにいたしませんが、ことしも取り上げ、また来年もさらに細目に入って取り上げるという方向にあります。
【次の発言】 ガンの問題がわが国におきまして非常に重要でありますことは、私ただいま岡先生並びに齋藤先生の……
○内田政府委員 小沢さんからお話のように、雪害に対する総合研究所設置の要請が従来各方面からあったことを私どももよく承知いたしておりますが、雪害に限らず、防災に関する試験研究というものは、一つの独立した試験研究機関で達成できるものではなく、非常に関連する分野が広範であって、現に存在するような建設省なり農林省なり気象庁なり北海道開発庁なり、あるいは民間の新潟にありますところの財団法人の積雪研究会でありますとか、あるいは国鉄の技術研究所に設けられております雪害研究所とか、そういう各方面においてやっております試験研究というものを総合的に統一的にやるにあらずんば、ただ一つの名前を持った総合研究所という名……
○内田政府委員 私から口を出すことでないかもしれませんが、私の判断を政府委員として述べさしていただきます。 これは実は原子力研究所に限らず、政府関係機関の理事長その付理事者というものは、非常にいろんな法令上、予算上の制約を受けて、労働関係などにおきましても、当事者として必ずしも十分かつ完全なる能力を持っていない面がありまして、非常に気の毒に思われる面もあるのでありますが、この点につきましても、当時労働関係の当事者として折衝に立ちまして、そうして労働組合側は一五%のアップを主張し、研究所側は条件付で八・四%くらい引き上げたいという意向も当初あったと聞きますが、一五%と八・四%でありますから、結……
○内田政府委員 大原さんの御指摘のように、科学技術庁の所属機関に放射線医学総合研究所がございまして、これが放射能による人体障害の実態とか、そればかりではございませんが、その方面の研究をいたしておるのでありますけれども、その所長の塚本博士がそういう問題のためにわざわざ来ていただいておりますので、委員長のお許しを得て塚本博士からお答えをさしていただきたいと思います。
【次の発言】 大原さんの御所論については、私は全くその通りだろうと思います。でありますから、私の方の所属機関は放射線医学総合研究所、総合という字がついておるのでありまして、おっしゃっる通り、私は政府全体として総合的運営をはからねばなら……
○内田委員 私は、ただいま議題となっておりまするところの電源開発促進法の一部を改正する法律案につきまして、自民党を代表して賛成の意見を表明するものでございます。 御承知のように、電源開発株式会社は昭和二十七年に発足をいたしましたものでございますが、この発足以来十年余をけみしまして、その間この会社のあげました業績はまことに刮目すべきものがあるのでございます。たとえまするならば、水力設備といたしましては二百十数万キロワット、また火力の設備も十数万キロワットを完成しているほかに、超高圧送電線を主体とする一千キロメートルをこえる送電線設備と、またこれに関連する変電設備の完成をなし遂げまして、電力供給……
○内田委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび不肖商工委員長に選任され、まことに光栄に存じております。産業経済の重要な時期に当面して、本委員会の責務もまことに重大なるものがあろうかと存じます。幸いにいたしまして練達博識なる先輩委員諸君が多数おられますので、皆さま方の御協力をいただきまして、円満に委員会を運営してまいりたいと念願いたしております。
何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 理事の辞任及び補欠選任の件についておはかりいたします。
理事久保田豊君より理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
○内田委員長 これより会議を開きます。
去る一月二十七日、当委員会に付託になりました内閣提出、航空機工業振興法の一部を改正する法律案を議題といたし、通商産業大臣より趣旨の説明を聴取することといたします。櫻内通商産業大臣。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
本案についての質疑は後日に譲ることといたします。
なお、本日及び明日は予算委員会の関係がありまして、先刻理事会で打ち合わせいたしましたので、本日はこの程度にとどめ、明日は定例日ではありまするけれども会議は開かず、次回は、来たる十二日金曜日午前十時より委員会を開会することといたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前……
○内田委員長 これより会議を開きます。
去る十日に付託になりました内閣提出の私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 まず、総理府総務長官より趣旨の説明を聴取することにいたします。総理府総務長官臼井莊一君。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。本案についての質疑は後日に譲ることにいたします。
【次の発言】 次に、去る十一日、本委員会に付託になりました内閣提出の中小企業近代化資金助成法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 通商産業大臣から趣旨の説明を聴取することといたします。櫻内通商産業大臣。
○内田委員長 これより会議を開きます。
通商産業の基本施策に関する件及び経済総合計画に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許します。桜井茂尚君。
【次の発言】 株の担当がおらぬようでありますから、後回しにしてください。
【次の発言】 桜井君に申し上げますが、経済企画庁長官があとの御計画があるので、なるべく質問を集中していただいて、通産大臣はあとまでよろしい、こういうことのようでございます。
【次の発言】 桜井君にちょっと申し上げますが、あとの通産大臣の時間の制約もありまするし、また、経済企画庁からは御承知のように近く法律案も出されますので、随時また質問をしてい……
○内田委員長 これより会議を開きます。
通商産業の基本施策に関する件、経済総合計画に関する件及び私的独占の禁止及び公正取引に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許可いたします。山崎始男君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 山崎君に申し上げますが、公取の委員長は、もうしばらくするとやってまいりますが、現在見えておりません。呼んでおりますから……。
【次の発言】 次会は、来たる二十三日火曜日午前十時より理事会、午前十時十五分より委員会を開会することといたし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時十七分散会
○内田委員長 これより会議を開きます。
参考人出頭要求の件についておはかりいたします。
理事会において御協議を願いましたとおり、通商に関する件について、日中貿易に関する問題の調査のため、参考人から意見を聴取することとし、人選、日時、手続等に関しましては、委員長に御一任願うことに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 昨二十二日当委員会に付託になりました内閣提出の中小企業信用保険法の一部を改正する法律案及び同じく中小企業投資育成株式会社法の一部を改正する法律案を議題とし、通商産業大臣より趣旨の説明を聴取することといたします。櫻内通商……
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、航空機工業振興法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、参考人出頭要求の件についておはかりいたします。
理事の間で先般御協議を願いましたとおり、本案の審査のために参考人から意見を聴取することとし、人選、日時、手続等に関しましては委員長に御一任願うことに御異議こざいませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めてください。
【次の発言】 次に、本案に対する質疑の通告がありますので、これを許可いたします。海部俊樹君。
○内田委員長 これより会議を開きます。 通商に関する件について調査を進めます。 本日は、さきの御決定に基づき、日中貿易に関する問題について、参考人として、日中総合貿易連絡協議会会長岡崎嘉平太君、日立造船株式会社取締役井上信雄君、東洋エンジニアリング株式会社社長阿部喜一君、日本貿易会専務理事谷林正敏君、以上四名の方に御出席をいただいております。 参考人各位におかれましては、御多用中のところ御出席をいただきまして、まことにありがたく存じます。 会議を進める順序といたしまして、最初に、各参考人の方々にそれぞれのお立場から大体十分程度の御意見をお述べいただき、次に、委員から質疑がありますので、……
○内田委員長 これより会議を開きます。 内閣提出の航空機工業振興法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。 本日は、本案審査のため参考人として日本航空機製造株式会社社長森長英君、同じく取締役営業部長太田稔君、全日本空輸株式会社副社長福本柳一君、全日本空輸株式会社常務取締役川端清一君、日本国内航空株式会社専務取締役伊藤良平君、東亜航空株式会社常務取締役山下政雄君、以上六名が出席されております。 参考人各位におかれましては、御多川中のところ御出席をいただき、まことにありがたく存じます。 会議を進める順序といたしまして、最初に参考人の方々それぞれのお立場から大体十分以内程度の御意見……
○内田委員長 これより会議を開きます。
去る三月二日付託となりました内閣提出の高圧ガス取締法の一部を改正する法律案を議題とし、岡崎通産政務次官より趣旨の説明を聴取することといたします。岡崎通産政務次官。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 次に、本案に対する質疑の通告がありますので、順次これを許可いたします。三原朝雄君。
【次の発言】 次会は、来週火曜日午前十時から理事会、十時十五分から委員会を開くこととして、本日はこれにて散会いたします。
午前十一時五十八分散会
○内田委員長 これより会議を開きます。
まず、中小企業に関する件について調査を進めます。企業倒産に関する問題について質疑の通告がありますので、これを許可いたします。田中武夫君。
【次の発言】 山下榮二君の質疑を許可いたします。山下榮二君。
【次の発言】 田中君のただいまの要請につきましては、現地調査の問題であろうと思いますので、理事会において協議をいたしました上、対処いたしたいと思いますので、委員長におまかせをいただきたいと思います。
【次の発言】 山下君に申し上げますが、大蔵省銀行局長は先刻から他の委員会から出席要望がありますので、まず大蔵省銀行局長に対して最初に質疑をなされますよう希望い……
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出の高圧ガス取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず最初に、前回の委員会におきまして御要請がありました今回の法律改正に伴う省令による技術基準案並びにプロパン充てん所に対する現行の規制の概要につきまして、通産省当局より資料の提出がございますので、これにつきまして簡単に説明を求めます。通商産業省軽工業局長。
【次の発言】 次に、本法律案について質疑の通告がありますので、順次これを許可いたします。加賀田進君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次会は、明後三月十二日金曜日午前十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会……
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出の高圧ガス取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、参考人出頭要求の件についておはかりいたします。
先刻理事の間で御協議を願いましたとおり、本案審査のため参考人から意見を聴取することといたし、その人選、日時、手続等に関しましては、委員長に御一任願うことに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。
日時につきましては、ただいまのところ一応明日の定例会議日を予定いたしておりますので、さよう御了承おき願います。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、順次これを許可いたします。沢田政治君。
○内田委員長 これより会議を開きます。 内閣提出の高圧ガス取締法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。 本日は、本案審査のため、参考人として、皆さま方のお手元に配付いたしましたとおり高圧ガス保安協会会長黒川眞武君、日本LPガスプラント協会技術部会長田中榮君、全国プロパンガス販売商工組合連合会保安技術委員長高橋辰夫君並びに全国LPガススタンド協会連合会会長郷裕弘君、以上四名の方々が出席されております。 参考人各位におかれましては、御多用中のところ特に御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。会議を進める順序といたしまして、最初に参考人の方々に、それぞれの立場から大……
○内田委員長 これより会議を開きます。
鉱業に関する件について調査を進めます。板川正吾君。
【次の発言】 工業に関する件について調査を進めます。
昨日の十和田市におけるガス爆発事故に関する報告につきまして、政府当局より発言を求められておりますので、これを許可いたします。宮本公益事業局長。
【次の発言】 ただいまの報告に関連して御質問はありませんか。
【次の発言】 了承しました。
中村君。
【次の発言】 次会は、来たる三月二十三日火曜日午前十時より理事会、午前十時十五分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後零時六分散会
○内田委員長 これより会議を開きます。
都合により午後一時まで休憩いたします。
午前十一時四十分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
過日、山陽特殊製鋼株式会社の倒産に関する問題の実情調査のため本委員会から参りました派遣委員より報告を聴取することといたします。浦野幸男君。
【次の発言】 去る三月十九日参議院より送付、付託になりました内閣提出特許法等の一部を改正する法律案及び同じく石油資源開発株式会社法の一部を改正する法律案、以上両案を議題とし、通商産業大臣より趣旨説明を聴取することといたします。櫻内通商産業大臣。
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出の中小企業近代化資金助成法の一部を改正する法律案、同じく中小企業信用保険法の一部を改正する法律案、同じく中小企業投資育成株式会社法の一部を改正する法律案、及び同じく小規模企業共済法案、以上四法案を議題とし、質疑の通告がありますので、これを許可いたします。田中六助君。
【次の発言】 浦野幸男君。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求の件についておはかりをいたします。
中小企業信用保険法の一部を改正する法律案審査のため、参考人から意見を聴取することとし、人選、日時、手続等に関しましては、委員長に御一任願うことに御異議ございませんか。
○内田委員長 これより会議を開きます。
まず、通商に関する件について調査を進めます。
日中貿易に関する問題について質疑の通告がありますので、これを許可いたします。板川正吾君。
【次の発言】 次に、内閣提出の中小企業近代化資金助成法の一部を改正する法律案、同じく中小企業信用保険法の一部を改正する法律案、同じく中小企業投資育成株式会社法の一部を改正する法律案及び同じく小規模企業共済法案、以上四法案を議題として、質疑の通告がありますのでこれを許可いたします。大村邦夫君。
【次の発言】 中小企業に関する件について調査を進めます。
企業倒産の問題につきまして田中武夫君より緊急に発言を求められており……
○内田委員長 これより会議を開きます。 内閣提出の中小企業近代化資金助成法の一部を改正する法律案、同じく中小企業信用保険法の一部を改正する法律案、同じく中小企業投資育成株式会社法の一部を改正する法律案及び同じく小規模企業共済法案、以上四法案を議題といたします。 本日は、中小企業信用保険法の一部を改正する法律案審査のため、参考人として、東京信用保証協会理事黒川義雄君、長野県信用保証協会会長北島仙一君、以上お二人の方々が出席されております。 参考人各位におかれましては、御多用中のところ御出席をいただきまして、まことにありがたく存じます。 政府当局並びに参考人に対して質疑の通告がありますので……
○内田委員長 これより会議を開きます。
まず、三月二十四日当委員会に付託になりました田中武夫君外十四名提出の中小企業者の事業分野の確保に関する法律案を議題とし、提出者の趣旨の説明を聴取いたします。田中武夫君。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
本案についての質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 内閣拠出の中小企業信用保険法の一部を改正する法律案、同じく中小企業投資育成株式会社法の一部を改正する法律案、及び同じく小規模企業共済法案、以上三法案を議題といたします。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求の件についておはかりいたします。
中小企業関係法案の審査中、参考人から意……
○内田委員長 これより会議を開きます。
四月一日に当委員会に付託になりました内閣提出の下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 総理府総務委員会より趣旨の説明を求めます。臼井総理府総務長官。
【次の発言】 本案についての質疑は後日に譲ります。
【次の発言】 次に、内閣提出の中小企業信用保険法の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許可いたします。中村重光君。
【次の発言】 おはかりいたします。
本案についての質疑はこれを終局するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、本案の質疑は終局い……
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出の中小企業投資育成株式会社法の一部を改正する法律案及び同じく小規模企業共済法案、以上一案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、順次これを許可いたします。小宮山重四郎君。
【次の発言】 ただいま参考人として、東京中小企業投資育成株式会社社長江沢省三君が出席されましたので御紹介をいたします。
参考人には、委員の質問に応じ随時御答弁をお願いいたします。
加賀田進君。
【次の発言】 加賀田君に申し上げますが、決算委員会から、社会党委員の質問がある由をもって大臣の出席を求められておりますので、どうぞ大臣に対する質問を先にお願いいたします。
○内田委員長 これより会議を開きます。 内閣提出の中小企業投資育成株式会社法の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、本案審査のため、参考人として東京中小企業投資育成株式会社社長江沢省三君及び名古屋中小企業投資育成株式会社専務取締役伊藤光君の御両氏が出席されております。 参考人各位におかれましては、御多用中のところ御出席いただきまして、まことにありがとうございました。 参考人に申し上げますが、委員の方から質問がございます場合には、これに対してお答えをいただくという順序で会議を進めてまいりますので、御了承ください。 政府当局並びに参考人に対して質疑の通告がありますので、これを……
○内田委員長 これより会議を開きます。
田中武夫君外十四名提出の中小企業者の事業分野の確保に関する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許可いたします。海部俊樹君。
【次の発言】 次に、通商に関する件について調査を進めます。
おはかりいたします。日中貿易に関する問題について、本日、日中総合貿易連絡協議会会長岡崎嘉平太君を参考人として御出席願うことに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
同君は幸い御出席になっておられますので、直ちに質疑応答の順序で発言していただくことにいたします。
参考人には、御多用中御出席をいただ……
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出の小規模企業共済法案を議題とし、質疑の通告がありますので、これを許可いたします。桜井茂尚君。
【次の発言】 政府委員室を出ましたから、五分以内に到着すると思います。中小企業庁長官と担当官が出席いたしておりまするので、お始めをしただければ幸いであります。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 参考人出頭要求の件についておはかりをいたします。
先刻理事の間で御協議願いましたとおり、中小企業に関する件の調査のため、山陽特殊製鋼株式会社の倒産に関する問題について、来たる十六日金曜日参考人に出席を求めることと……
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出の小規模企業共済法案を議題とし、質疑の通告がありますので、これを許可いたします。桜井茂尚君。
【次の発言】 大村邦夫君。
○内田委員長 これより会議を開きます。 内閣提出の小規模企業共済法案を議題とし、質疑の通告がありますので、これを許可いたします。滝井義高君。
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出の小規模企業共済法案を議題とし、審査を進めます。
おはかりいたします。
本案についての質疑は、これを終局するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、本案の質疑は終局いたしました。
【次の発言】 次に、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、浦野幸男君外十一名より本案に対する修正案が提出されております。
【次の発言】 まず、提案者より趣旨の説明を聴取いたします。大村邦夫君。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 次に、討論の通告がございませんので、直ちに採決するに御異議ありませんか。
○内田委員長 これより会議を開きます。
参考人出頭要求の件についておはかりいたします。
山陽特殊製鋼株式会社の倒産に関する問題につきまして参考人から意見を聴取することとし、その人選、日取り、手続等に関しましては委員長に御一任願うことに御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、ただいまのところ一応参考人招致の日時は、五月十四日金曜日と委員長において考えており、また、御出頭を願う参考人は、前回その手続をいたしました対象の人々を中心として再交渉いたす所存でありますので、あらかじめお含み置きを願います。
なお、参考人の御意見は商工委員会大蔵委……
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出の私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案、同じく下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案、板川正吾君外十四名提出の下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案及び麻生良方君外一名提出下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑の通告がありますので、これを許可いたします。島口重次郎君。
【次の発言】 田中六助君。
【次の発言】 次は古川丈吉君。――質疑撤回と認め、本日はこの程度といたします。
次会は公報をもってお知らせすることとし、これにて散会いたします。
午前十一時四十七分散会
○内田委員長 これより会議を開きます。
去る四月二十六日当委員会に付託になりました海部俊樹君外六名提出の電気工事業を営む者の営業所の登録等に関する法律案並びに同日当委員会に付託になりました麻生良方君外一名提出の電気工事業及び電気工事士法案を議題とし、それぞれ提出者より趣旨の説明を聴取いたします。海部俊樹君。
【次の発言】 麻生良方君。
【次の発言】 以上で両案の説明を終わります。
両案についての質疑は後日に譲ります。
【次の発言】 次に、内閣提出の私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案、同じく下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案、板川正吾君外十四名提出……
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出の下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案、板川正吾君外十四名提出の下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案並びに麻生良方君外一名提出の下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案、右三案を議題として、質疑の通告がありますので、これを許可いたします。田中武夫君。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて。
【次の発言】 速記を始めてください。
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出の下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案及び板川正吾君外十四名提出の下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案並びに麻生良方君外一名提出の下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案、以上三案を議題とし、質疑の通告がありますので、これを許可いたします。田中武夫君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
暫時休憩いたします。
午前十一時三十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩前、田中武夫君から質問のありました下請代金支払遅延等防止法上、親会社としての規制対象の範囲の件……
○内田委員長 これより会議を開きます。
まず、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
内閣提出の石油資源開発株式会社法の一部を改正する法律案審査のため、参考人から意見を聴取することとし、その人選、日時、手続等に関しましては、委員長に御一任願うことに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 内閣提出、総合エネルギー調査会設置法案を議題といたします。
本案に対し、質疑の通告がありますので、順次これを許可いたします。桜井茂尚君。
【次の発言】 桜井委員に申し上げますが、委員長から通産大臣の出席を要求いたしておりまするところ……
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出の下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。
この際、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、小川平二君外四名より本案に対する修正案が提出されております。
【次の発言】 まず、提案者を代表して、趣旨の説明を聴取いたします。板川正吾君。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 次に、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
まず、小川平二君外四名提出の修正案に賛成の諸者の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、本修正案は可決いたしました。
次に、ただいまの修正部分を……
○内田委員長 これより会議を開きます。 まず、本日の請願日程全部を議題として審査を進めます。 各請願につきましては、委員各位におかれましてもすでに文書表等により、内容等は御承知のことと存じます。また、さきの理事会におきましても内容等を十分検討いたしましたので、ここに紹介議員の説明等を省略して採決いたします。 本日の請願日程中、第一ないし第八、第一四ないし第二四、第二七、第二入、第三一ないし第四〇、第四二、第四三、第四八ないし第六二及び第六七ないし第七一の各請願は、いずれもこれを採択の上、内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。
○内田委員長 これより会議を開きます。
去る五月十七日参議院より送付付託になりました内閣提出海外経済協力基金法の一部を改正する法律案を議題とし、経済企画庁長官より趣旨の説明を聴取することといたします。高橋経済企画庁長官。
【次の発言】 以上で、本案に対する趣旨の説明を終わります。
【次の発言】 本案に対し質疑の通告がありますので、これを許可いたします。加賀田進君。
【次の発言】 おはかりいたします。
本案についての質疑はこれを終局するに御異議
ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、
さよう決しました。
○内田委員長 これより会議を開きます。
この際、新たに通商産業政務次官に就任されました堀本宜実君を御紹介いたします。
【次の発言】 通商産業の基本施策に関する件、経済総合計画に関する件、私的独占の禁止及び公正取引に関する件につきまして調査を進めます。
国務大臣に対する質疑の申し出がありますので、これを許可いたします。板川正吾君。
【次の発言】 次会は来たる八月五日木曜日午前十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後一時五十三分散会
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案を議題として審査を進めます。
質疑の申し出がありますので、これを許します。田中武夫君。
【次の発言】 それは通産省のほうから答えたほうがいいでしょう。
【次の発言】 おはかりいたします。
本案の質疑はこれを終局するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、本案の質疑は終局いたしました。
これより討論に入るのでありますが、討論の申し出がありませんので、直ちに採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
○内田委員長 これより会議を開きます。 閉会中審査に関する件についておはかりいたします。 内閣提出、鉱業法の一部を改正する法律案 海部俊樹君外六名提出の電気工事業を営む者の営業所の登録等に関する法律案 田中武夫君外十四名提出、中小企業者の事業分野の確保に関する法律案 松平忠久君外二十八名提出、官公需の中小企業者に対する発注の確保に関する法律案 松平忠久君外二十八名提出、中小企業組織法案 麻生良方君外一名提出、電気工事業及び電気工事士法案 春日一幸君外一名提出、消費者基本法案 並びに 通商産業の基本施策に関する件 経済総合計画に開する件 公益事業に関する……
○内田委員長 これより会議を開きます。 議事に入る前に一言申し上げますが、実は本日帰京の予定で中部、北陸地方に委員派遣を行ないましたところ、御承知の台風二十三号の影響によりまして東海道線の急行が目下不通となり、本日出席を予定しておられました委員の方々で欠席のやむなき方々もございます。委員並びに参考人の方々におかれましても、右御了承のほどお願いをいたします。 それでは、中小企業に関する件、ことに企業倒産に関する問題について調査を進めます。 本日は、先般のお打ち合わせによりまして、参考人の諸君に御出席いただいておりますので、まず委員長から参考人の方々を御紹介申し上げます。 山陽特殊製鋼株式……
○内田委員長 これより会議を開きます。 国政調査承認要求の件についておはかりをいたします。 今国会における当委員会の活動を円滑ならしめるため、従来どおり議長に国政調査の承認要求をいたしたいと存じます。 調査をする事項といたしましては 一、通商産業の基本施策に関する事項 二、経済総合計画に関する事項 三、公益事業に関する事項 四、鉱工業に関する事項 五、商業に関する事項 六、通商に関する事項 七、中小企業に関する事項 八、特許に関する事項 九、私的独占の禁止及び公正取引に関する事項 十、鉱業と一般公益との調整等に関する事項 以上の十項目といたし、調査目的といたしましては……
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出中小企業信用保険法の一部を改正する法律案並びに中小企業信用保険臨時措置法案を議題といたします。
本日は、両案審査のため、参考人として全国信用保証協会連合会常務理事河村篤信君、商工組合中央金庫理事長北野重雄君の御両氏が出席されております。
参考人の各位におかれましては、御多用中のところ御出席をいただきまして、まことにありがたく存じます。
政府当局並びに参考人に対して質疑の申し出がありますので、これを許します。大村邦夫君。
【次の発言】 海部俊樹君。
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、中小企業信用保険法の一部を改正する法律案及び中小企業信用保険臨時措置法案を議題といたします。
本日は、両法案審査のため、参考人として、全国信用保証協会連合会常務理事河村篤信君が出席されております。
政府当局並びに参考人に対して質疑の申し出がありますので、これを許します。中村重光君。
【次の発言】 山下君、やられますか。先ほど一応の打ち合わせでは、三時までということになっておりますが、しかし質問通告があるようですので、簡単にやってしまいますか。――山下榮二君。
【次の発言】 午後五時ごろまで、暫時休憩いたします。
午後三時二十四分休憩……
○内田委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、中小企業信用保険法の一部を改正する法律案並びに中小企業信用保険臨時措置法案を議題として審査を進めます。
右両案に対しましては、昨日の本委員会において趣旨説明のありましたとおり、始関伊平君外二名よりそれぞれ修正案が提出されました。
本修正案に対しては質疑討論の通告がございませんので、直ちに採決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決します。
まず、中小企業信用保険法の一部を改正する法律案について採決いたします。
始関伊平君外二名提出の修正案に対し賛成の諸君の起立を求めます。
○内田委員 今月の二十二日に甲府市地方を局地的に襲いました豪雨による災害は、先ほど県当局並びに甲府の市長から陳情もありましたように、また皆さま方のお手元に文書として差し上げておきましたが、局地としては非常に激しいものでありまして、およそ二時間半の間に市街地で七十八・五ミリの雨が降り、山岳部で二時間半の間に四百ミリの雨が降った。たとえていえば、富士五湖の水の何倍かを二時間半の間に甲府市の中に持ってきてぶちまけたという状況で、非常に状況が悪かった上に、これはいまさら建設省当局を責めてもしかたがありませんけれども、中小河川、小規模河川の改修が何年たっても進捗していないということのために、水が市街地に……
○内田委員長 これより会議を開きます。
この際一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。
このたび、不肖私が大蔵委員長に御指名を受けまして、まことに光栄かつ恐縮に存じております。もとより私は不敏、非才でございますが、幸いにいたしまして、練達博識なる先輩委員諸君が多数おられますので、皆さま方の御協力をいただきまして、円満かつ公正に委員会の運営をいたしてまいりたいと存じております。
何とぞよろしく御協力をお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 次に、理事の互選を行ないたいと思いますが、すでに御承知のように、理事の員数は、議院運営委員会決定の基準に従いまして、その数を八名とし、また、投票に……
○内田委員長 これより会議を開きます。
まず、理事辞任の件についておはかりいたします。
山中貞則君より理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。
引き続き、理事の補欠選任を行なうものでありますが、従来の例によりまして、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、毛利松平君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、財政金融の基本施策につきまして、大蔵大臣より説明を聴取いたします。水田大蔵大臣。
○内田委員長 これより会議を開きます。
まず、昭和四十二年分の給与所得等に係る所得税の源泉徴収の臨時特例に関する法律案を議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。水田大蔵大臣。
【次の発言】 本案に対する質疑は次会に譲ります。
【次の発言】 前会に引き続き、財政金融の基本施策についての質疑を続行いたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。只松祐治君。
【次の発言】 次は村山喜一君。
【次の発言】 田中昭二君。
【次の発言】 次会は、来たる二十四日、金曜日、午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとして、本日はこれにて散会いたします。……
○内田委員長 これより会議を開きます。
昭和四十二年分の給与所得等に係る所得税の源泉徴収の臨時特例に関する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。横山利秋君。
【次の発言】 了承しました。
【次の発言】 この際、午後一時三十分まで休憩いたします。
午後一零時三十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。広沢賢一君。
【次の発言】 山田耻目君。
【次の発言】 次に、広瀬秀吉君。
【次の発言】 次会は、来たる二十八日、火曜日、午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとして、本日は、これにて散会いたしま……
○内田委員長 これより会議を開きます。
昭和四十二年分の給与所得等に係る所得税の源泉徴収の臨時特例に関する法律案及び期限の定めのある国税に関する法律につき当該期限を変更するための法律案の両案を議題といたします。
【次の発言】 まず、期限の定めのある国税に関する法律につき当該期限を変更するための法律案につき、政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
【次の発言】 次に、質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。永末英一君。
【次の発言】 速記をとめて。
○内田委員長 これより会議を開きます。
昭和四十二年分の給与所得等に係る所得税の源泉徴収の臨時特例に関する法律案及び期限の定めのある国税に関する法律につき当該期限を変更するための法律案の両案を議題とし、質疑を続行いたします。武藤山治君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 次に、只松祐治君。
【次の発言】 いいですね。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。平林剛君。
【次の発言】 横山利秋君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 堀昌雄君。
【次の発言】 これにて両案に対する質疑は終了いたしました。
○内田委員長 これより会議を開きます。
関税定率法等の一部を改正する法律案及び交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案、右両案を議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。小沢政務次官。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
両案に対する質疑は、後日に譲ります。
【次の発言】 次に、国の会計に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後四時二分散会
○内田委員長 これより会議を開きます。
日本専売公社法の一部を改正する法律案、石炭対策特別会計法案及び税制簡素化のための国税通則法、酒税法等の一部を改正する法律案の各案を議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。小沢政務次官。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
ただいま提案理由の説明がありました三案に対する質疑は、後日に譲ります。
【次の発言】 関税定率法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。横山利秋君。
【次の発言】 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします……
○内田委員長 これより会議を開きます。
関税定率法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。平林剛君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後零時二十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。村山喜一君。
【次の発言】 武藤山治君。
【次の発言】 次会は、明十日、水曜日、午前十時より委員会を開会することとして、本日はこれにて散会いたします。
午後四時五十六分散会
○内田委員長 これより会議を開きます。
連合審査会開会の件についておはかりいたします。
石炭対策特別会計法案について、石炭対策特別委員会より連合審査会開会の申し入れがあります。
先刻、理事会で御協議いただきましたとおり、これを受諾し、連合審査会を開会するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、連合審査会は、来たる十六日、火曜日、午後開会いたす予定でありますから、御了承願います。
【次の発言】 交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案、税制簡素化のための国税通則法、酒税法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
質……
○内田委員長 これより会議を開きます。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。小沢政務次官。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
各案に対する質疑は、後日に譲ります。
【次の発言】 次に、税制簡素化のための国税通則法、酒税法等の一部を改正する法律案、石炭対策特別会計法案、右両案を議題といたします。
質疑の通告がありますのでこれを許します。只松祐治君。
【次の発言】 次に、平林剛君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後零時四十三分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
次回は、明十七日、水曜日、午前十時より理事会、十時三十……
○内田委員長 これより会議を開きます。
石炭対策特別会計法案を議題といたします。
質疑の通告がありますので。これを許します。平林剛君。
【次の発言】 武藤山治君。
【次の発言】 次は田中昭二君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
関税定率法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
本案に対する質疑を終了するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、本案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入ります。
通告がありますので、これを許します。平林剛君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。
これより採決に入りま……
○内田委員長 これより会議を開きます。
参考人出席要求に関する件についておはかりいたします。
所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案、租税特別措置法の一部を改正する法律案について、学識経験者等から参考人として意見を聴取することとし、その日時、人選、手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、参考人招致を決しました。
【次の発言】 登録免許税法案、登録免許税法の施行に伴う関係法令の整備に関する法律案を議題といたします。
○内田委員長 これより会議を開きます。
地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、税務署の設置に関し承認を求めるの件を議題といたします。
【次の発言】 政府より趣旨の説明を聴取いたします。小沢大蔵政務次官。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終わりました。
本件に対する質疑は、後日に譲ります。
【次の発言】 所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。阿部助哉君。
【次の発言】 午前中はこの程度にいたし、午後一時三十分から再開することとし、暫時休憩いたします。
午後零……
○内田委員長 これより会議を開きます。 所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、相続税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。 本日は、参考人として税制調査会会長代理の松隈秀雄君、日本大学助教授の北野弘久君、全国青色申告会総連合税制委員長の茂木誠陸君がそれぞれ御出席になっておられます。 参考人各位には御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございました。 本委員会におきましては、税制改正各案につきまして審査を行なっておるのでありますが、参考人各位におかれましても、何とぞ本日は忌憚のない御意見をお述べいただき……
○内田委員長 これより会議を開きます。
租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 この際、租税特別措置法の一部を改正する法律案の質疑を一時中断し、所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案及び相続税法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより各案について討論に入ります。
討論の通告がありますので、これを許可いたします。阿部助哉君。
【次の発言】 次に、小宮山重四郎君。
【次の発言】 次に、竹本孫一君。
【次の発言】 次に、田中昭二君。
○内田委員長 これより会議を開きます。
租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。只松祐治君。
【次の発言】 次は、平林剛君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。永末英一君。
【次の発言】 横山利秋君。
【次の発言】 次は、田中昭二君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めてください。
本案についての議事を進めます。
【次の発言】 本案に対して、村上信二郎君外二十一名より、自由民主党提案にかかる修正案が提出されております。
○内田委員長 これより会議を開きます。
印紙税法案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 次は、堀昌雄君。
【次の発言】 横山利秋君。
【次の発言】 永末英一君。
【次の発言】 次は、田中昭二君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 これより討論に入ります。
通告がありますので、順次これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 次は、永末英一君。
【次の発言】 次に、田中昭二君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。
採決いたします。
本案を原案のとおり可決するに賛成の諸君の起立を求めま……
○内田委員長 これより会議を開きます。
国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案及び地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、税務署の設置に関し承認を求めるの件を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。堀昌雄君。
【次の発言】 両案件に対する質疑はこれにて終了いたします。
【次の発言】 両案件については、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。
まず、国家公務員等の旅費に関する法律の一部を改正する法律案について採決に入ります。
おはかりいたします。
本案を原案のとおり可決するに御異議ありませんか。
○内田委員長 これより会議を開きます。
登録免許税法案及び登録免許税法の施行に伴う関係法令の整備等に関する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。田中昭二君。
【次の発言】 次は、平林剛君。
【次の発言】 次は、渡辺美智雄君。
【次の発言】 堀昌雄君。
【次の発言】 両案に対する質疑は、これにて終了いたしました。
【次の発言】 これより両案を一括して討論に付します。
通告がありますので、順次これを許します。平林剛君。
【次の発言】 次に、竹本孫一君。
【次の発言】 次に、田中昭二君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。
続いて、両案を一括して採……
○内田委員長 これより会議を開きます。
去る五月十日設置が決定いたしました三つの小委員会の小委員及び小委員長を、この際委員長より指名いたします。
小委員の氏名は、公報をもってお知らせすることとし、税制及び税の執行に関する小委員長には足立篤郎君、金融及び証券に関する小委員長には小峯柳多君、財政制度に関する小委員長には藤井勝志君をそれぞれ指名いたします。
【次の発言】 次に、石油ガス税法の一部を改正する法律案、昭和四十二年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する法律案及び昭和四十二年度における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組……
○内田委員長 これより会議を開きます。
横山利秋君外十三名提出の国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 提出者より提案理由の説明を聴取いたします。横山利秋君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
本案に対する質疑は、後日に譲ります。
【次の発言】 石油ガス税法の一部を改正する法律案、昭和四十二年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する法律案及び昭和四十二年度における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律案の三案を議題といたします。
……
○内田委員長 これより会議を開きます。
証券投資信託法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。小沢大蔵政務次官。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
本案に対する質疑は、後日に譲ります。
【次の発言】 石油ガス税法の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。広沢賢一君。
【次の発言】 広瀬秀吉君。
【次の発言】 次は、平岡忠次郎君。
【次の発言】 本案に対する質疑は、これにて終了いたしました。
【次の発言】 本案については、討論の申し出がありませんので、直ちに採決いたしま……
○内田委員長 これより会議を開きます。
国債整理基金特別会計法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 まず、政府より提案理由の説明を聴取いたします。小沢大蔵政務次官。
【次の発言】 次に、堀昌雄君外十一名提出の、国家公務員共済組合法及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案を議題といたします。円の見込みである。
【次の発言】 提出者より提案理由の説明を聴取いたします。堀昌雄君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
両案に対する質疑は、後日に譲ります。
【次の発言】 昭和四十二年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の……
○内田委員長 これより会議を開きます。
日本専売公社法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
通告がありますので、順次これを許します。平林剛君。
【次の発言】 次は、竹本孫一君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。只松祐治君。
【次の発言】 広沢直樹君。
【次の発言】 次は、唐橋東君。
【次の発言】 販売部長。簡単に願います。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後五時十分散会
○内田委員長 これより会議を開きます。
日本専売公社法の一部を改正する法律案を議題とし、あわせて、国の会計、税制及び金融に関する件について、調査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許します。広瀬秀吉君。
【次の発言】 おはかりいたします。
日本専売公社法の一部を改正する法律案の質疑は終了いたしておりますので、この際、大蔵大臣に対する一般質問を一町中断して、本案の採決に入り、討論の申し出がありませんので、直ちに本案を原案のとおり可決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
ただいま議決いたしました法律案に関する……
○内田委員長 これより会議を開きます。
証券投資信託法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず、本案について、参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、その日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 次に、質疑に入ります。
通告がありますので、これを許します。只松祐治君。
【次の発言】 次は、堀昌雄君。
【次の発言】 竹本孫一君。
【次の発言】 本日はこれにて散会いたします。
午後一時五十八分散会
○内田委員長 これより会議を開きます。
所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国とブラジル合衆国との間の条約の実施に伴う所得税法及び法人税法の特例等に関する法律案及び所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国とノールウェー王国との間の条約の実施に伴う所得税法、法人税法及び地方税法の特例等に関する法律案を議題といたします。
【次の発言】 政府より提案理由の説明を聴取いたします。大蔵政務次官小沢辰男君。
【次の発言】 これにて提案理由の説明は終わりました。
両案に対する質疑は、後日に譲ります。
【次の発言】 次に、証券投資信託法の一部を改正する法律案を議題といたします。
……
○内田委員長 これより会議を開きます。
昭和四十二年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する法律案及び昭和四十二年度における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律案を議題といたます。
質疑の通告がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 武藤山治君。
【次の発言】 本案に対する質疑はこれにて終了いたしました。
本案の処置については、後刻、大蔵大臣の出席を待って議題といたします。
【次の発言】 次に、国債整理基金特別会計法の一部を改正する法律案、通関業法案、資産再評価法の一……
○内田委員長 これより会議を開きます。
昭和四十二年度における旧令による共済組合等からの年金受給者のための特別措置法等の規定による年金の額の改定に関する法律案及び昭和四十二年度における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律案を議題といたします。
両案については、すでに質疑は終了いたしております。
【次の発言】 この際、両案に対しまして、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党を代表し、藤井勝志君外三十八名より修正案が提出されておりますので、提出者の趣旨説明を求めます。藤井勝志君。
【次の発言】 これにて両修正案の趣旨の説明は終わりました。
両……
○内田委員長 これより会議を開きます。
国債整理基金特別会計法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
通告がありますので、これを許します。阿部助哉君。
【次の発言】 次は、広瀬秀吉君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。只松祐治君。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 次は、永末英一君。
【次の発言】 村山喜一君。
【次の発言】 見えております。
【次の発言】 平林剛君。
【次の発言】 次は、広沢直樹君。
【次の発言】 本案に対する質疑は、これにて終了いたしました。
○内田委員長 これより会議を開きます。
まず、本日の請願日程全部を議題といたします。
本会期中に付託になりました請願は、全部で三百七十七件でありますが、同一趣旨のものが多数ありますので、これを事項別に分類しますと、二十八の事項に集約されます。その取り扱いにつきましては、先刻理事会において協議いたしたので、この際、その採否をおはかりしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
おはかりいたします。
本日の請願日程中、日程第一、第二、第一五ないし第六八、第八九、第九〇、第九二ないし第一
○九、第一一三ないし第一一六、第一二〇、第一二一、第一三一、第一三四な……
○内田委員長 これより会議を開きます。
通関業法案及び資産再評価法の一部を改正する法律案を議題といたします。
両案に対する質疑を終了するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、両案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 まず、通関業法案について議事を進めます。
これより討論に入ります。
通告がありますので、これを許します。村山喜一君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。
これより採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立多数。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
次に、資産再評価法の一部を改正す……
○内田委員長 これより会議を開きます。
まず、閉会中審査申し出の件についておはかりいたします。
国の会計に関する件
税制に関する件
関税に関する件
金融に関する件
証券取引に関する件
外国為替に関する件
国有財産に関する件
専売事業に関する件
印刷事業に関する件
造幣事業に関する件
右各件につきまして、議長に対し閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、申し出の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じます。
引き続きおはかりいたします。
閉会中審査案件が付託になり……
○内田委員長 これより会議を開きます。
まず、国政調査承認要求に関する件についておはかりいたします。
国の会計に関する事項、税制に関する事項、関税に関する事項、金融に関する事項、証券取引に関する事項、外国為替に関する事項、国有財産に関する事項、専売事業に関する事項、印刷事業に関する事項及び造幣事業に関する事項の各事項につきまして、今会期中、国政に関する調査を行なうため、議長に対し国政調査承認要求を行なうこととし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
以上は従来の例によるものでござい……
○内田委員長 これより会議を開きます。 質疑の通告がございますが、質疑に入るに先立ちまして、本日の委員会の取り運びにつきまして、理事会における打ち合わせの結果を皆さんにちょっと御報告を申し上げます。 本日は、十二時まで一応政府委員等に対する質疑を続けまして、一時間休憩をいたします。一時から再開をいたしますが、再開冒頭、大蔵省当局、これはだれが適当であるか私におまかせを願いたいわけでありますが、このたびの景気調整に関連してとられた財政金融措置等の全般的な考え方について、一応の説明を聴取をいたしたいと思います。続いて、通告の各委員からの御質疑を継続いたしますが、おおむね二時ごろから大蔵大臣、経……
○内田委員長 これより会議を開きます。
国の会計、税制及び金融に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、これを許します。広瀬秀吉君。
【次の発言】 広沢賢一君。
広沢君に申し上げますが、経済企画庁長官が午前中で一時退席されますので、経済企画庁長官に対する質問をまず先に進めていただきたいと思います。
【次の発言】 この際、三十分間休憩いたします。
午後零時三十五分休憩
【次の発言】 堀昌雄君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午後四時十七分散会
○内田委員長 これより会議を開きます。
この際、おはかりいたします。
本委員会におきましては、先般、各地に委員を派遣して、税制及び金融等の実情を調査いたしたのでありますが、その報告書が各派遣委員より提出されております。これを本日の会議録に参照として掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 今般、新たに就任されました大蔵省主税局長吉国君、証券局長広瀬君が出席しておりますので、この際両君を御紹介申し上げます。
吉国新主税局長。
【次の発言】 次は広瀬新証券局長。
○内田委員長 これより会議を開きます。
まず、理事の補欠選任についておはかりいたします。
理事が二名欠員になりましたので、その補欠選任を行ないたいと思いますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、小沢辰男君及び金子一平君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、国政調査承認要求に関する件についておはかりいたします。
国の会計に関する事項
税制に関する事項
関税に関する事項
金融に関する事項
証券取引に関する事項
外国為替に関する事項
国有財産に関する事項
専売事業に関する事項
印刷事業に関する事……
○内田委員長 これより会議を開きます。
国の会計、税制及び専売事業に関する件について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。広瀬秀吉君。
【次の発言】 安井吉典君。
【次の発言】 午後は一時三十分ころより再開することとし、午前の会議はこれにて暫時休憩をいたします。
午後零時五十六分休憩
【次の発言】 これにて参考人に対する質疑を終了いたします。
宇佐美日銀総裁には、御多用中のところ長時間にわたり御出席をいただき、貴重な御意見をお述べいただきまして、まことにありがとうございました。委員会を代表して厚くお礼を申し上げます。(拍手)
○内田委員長 これより会議を開きます。
取引所税法の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、これを許します。広沢賢一君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終了いたしました。
【次の発言】 本案につきましては、討論の申し出がありませんので、直ちに採決いたします。
本案を原案のとおり可決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
○内田委員長 これより会議を開きます。
当委員会の所掌事項について調査を進めます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。
【次の発言】 武藤君にお答え申し上げますが、大蔵省を通じての税制調査会当局からの委員長への連絡によりますと、税制調査会はいま来年の税制調査について、ようやくその作業に入らんとしているところであって、税制調査会として委員会に出席さしていただく機会は、ぜひこの作業がある程度固まった後にしていただきたいという、こういう希望でございましたので、そのことをお伝えをいたしておきます。
【次の発言】 武藤君の御意向でありますが、私もまことに遺憾と思います。
それよりも、私……
○内田委員長 これより会議を開きます。
本日の請願日程全部を一括して議題といたします。
本会期中に付託になりました請願は二百八件でありまして、その取り扱いにつきましては、先刻の理事会において協議いたしたのでありますが、この際、直ちにその採否を決することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
おはかりいたします。
本日の請願日程中、日程第一、第四ないし第一二六、第一三二ないし第一九八、第二〇〇ないし第二〇六及び第二〇八の各請願につきましては、採択の上内閣に送付すべきものと決するに御異……
○内田委員 私は自由民主党を代表して、いま国民が政治上最も大きな関心を持っている幾つかの問題につきまして、佐藤内閣総理大臣並びに関係閣僚に対しまして、政府の考え方をお尋ねをいたしたいと思います。総理をはじめ関係閣僚からは、どうか国民との対話のつもりで、政府の所信をわかりやすくお話しをいただきたいと思います。 わが国経済は戦後著しい発展を続けて、最近においてはその経済総力はてソ連を除けば西ドイツを追い越して、米国は次いで世界第二位にまで進出し、国民一人当たりの生活水準も、おしなべて言えば戦前の生活をはるかにしのいでおりますことは、国民だれもが肯定するところであります。ことに昨年は、経済の成長と……
○内田国務大臣 まず第一点の、高橋暁正氏から厚生大臣に対する質問書でございますが、本年の二月に私のところに届きまして拝見をいたしております。 高橋先生はその学界におけるその方面の研究深い方であると私は存じておりますが、中身は二重盲検法等に関するたいへん専門的なことでございますし、これが第一点と、それからその方面におけるごりっぱな学者であられることは私も承知をいたしておりますが、学界等を代表した質問というものでもございませんで、個人的の御質問という形でもございますので、したがって、一国を代表する厚生大臣としての私からこの御質問に対して答えるのに的確な筋のものでもないように考えまして、この内容に……
○内田国務大臣 薬については非常に問題が提起されておりますので、このままの状況で私どもはこれを放置していくことにはいくまいと考えます。いまも局長から話がございましたように、まず広告の問題でございますが、これは薬事法に若干の規定がございますが、限定された規定のようでございますので、私どもは行政指導方針として、法律の規定をさらに乗り越えたような指導をいたしておりますことは、局長からも申したとおりでございますし、また業界自身も、これは先般の国会でも私からもお答えを申し上げましたが、自主規制のような基準もつくっておりますが、まだまだ不完全また不満足なところがあると考えまして、先般もあらためて私どものほ……
○内田国務大臣 国会は国権の最高機関でございますし、また、私ども国務大臣あるいは政府委員は国会の中から選ばれ、あるいはまた国会の御承認を受けて政府委員に就任いたしておること申すまでもございません。したがって、国権の最高機関である国会の考え方というものはどこまでも尊重をいたしながら、議院内閣の趣旨を十分体してやってまいってきておりますし、また今後もその所存でございます。
【次の発言】 天野先生お尋ねの後段のとおりでございまして、いやしくも自分の部下である所属の説明員が大臣の考え方と間違った答弁などを国会でいたすべきものでないと思います。大臣の意思に反したような答弁をした場合には、私は首を切ってし……
○内田国務大臣 第六十三回特別国会における当委員会の御審議に先立ちまして、厚生大臣就任のごあいさつを申し上げますとともに、公害行政に関し所信の一端を申し述べまして、各位の御指導、御協力を賜わりたいと存じます。 近年、公害問題がますます重大化し、その緊急な解決が大きな課題となっていることは、申すまでもございません。最近における国際的な諸動向を見ましても、公害問題は世界的な関心を集め、各国が協力してこの問題の解決にあたろうという機運が盛り上がってきているところであります。 わが国の公害対策については、逐年、着実な進展がはかられてまいりましたが、内政の年といわれる本年におきましては、公害から国民……
○内田国務大臣 もしほんとうだといたしますならば、島本先生のおっしゃるとおりでございます。国立公園あるいは国定公園の構想というものは、公害対策よりも一歩先に進んでおりまして、公害対策の必要のないような自然的環境を初めから保存しておこう、そして人間が人間として親しめる環境というものを初めから保存しておこうというような地域でございますので、その地域にある陸上あるいはまた水面というものが、お話しのように汚濁されておるような状況になりますと、これは自然公園としての存置の意味が全く失われますので、何よりも先にそういう水域、つまり湖水につきましては、経済企画庁とも御相談をして、先ほど来御議論にありますよう……
○内田国務大臣 私からお答えを申し上げますが、申すまでもなくカドミウムは微量重金属の一つでございまして、たとえば水銀でありますとかあるいは他のクロムでありますとか、あるいはまたシアン化合物なども同じように私は取り扱わなければならないおそるべき有害物質の一つと考えるものであります。でありますから、厚生大臣であります私の気持ちといたしましては、それによる被害が出てからあとを追っかけてみてももう手おくれでありますので、この公害の問題につきましては、できるだけ先取りをいたしてまいりたいという現在私は気持ちでおるものでございます。厚生省の事務当局に尋ねてみますると、そこまでは私の考えと同じでございまして……
○内田国務大臣 私は、公害問題を先取りするぐらいの気概を持って、微力ではありますがつとめておるわけであります。これは赤松さんに迎合するわけではございませんが、正直に申しまして、公害に取り組む厚生省内の機構があまりに弱体過ぎます。私は何とかしてこれを強化するために公害省をつくらなくても、いまお話がございます公害対策会議というものを、私どもが名目だけでなしに、その庶務をつかさどるのではなしに、政策的にもこれを振り回し得るぐらいの組織と実力を備えるような仕組みにしたい。これは私は政治生命をかけてやらせていただくつもりで、いずれここにいらっしゃる荒木国務大臣とも、ほんように腹を打ち割ってお願いをしたり……
○内田国務大臣 公害の問題につきましては、私はかねがね厚生大臣として一つの理念を持っております。それは従来の公害対策ということが、よごれて処置ないところを、あるいは地域指定をし、あるいは水域指定をして、そして局所対応主義の仕組みになっておったことを私は非常に不満足に思っておるものでございまして、新しい時代の公害対策というものは、よごれてない地域をよごさないようにすることこそが環境保全、すなわち公害対策だ、私はこういう理念に立ちまして、地域指定主義というものを取っ払うべきである、東京や大阪や四日市やあるいは千葉等の地域へ入れられない企業が、指定地域あるいは指定水域以外に出ていって、そこをよごすの……
○内田国務大臣 お尋ねの公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法に基づきまして、地域指定の政令を厚生省が中心となり、また当該地域の都道府県知事の意見をも聞いて指定をすることになっておりますが、御承知のように、現在指定地域はたしか水質汚染に伴う疾病に関して三地域、大気汚染に関する疾病に関して三地域、合わせて六地域でございまして、八戸市は漏れております。八戸市における公害の対策につきましても、もちろん厚生省では承知をいたしておりまして、その汚染状況あるいは被害者の状況などにつきまして、当該県の担当の方面から報告を求めておりますが、現在の時点におきましては、その地域における大気汚染状況、あるいはこ……
○内田国務大臣 新しい国会における社会労働委員会の御審議に先立ちまして、厚生大臣として就任のごあいさつを兼ねて厚生行政について所信の一端を申し述べたいと存じます。 わが国は、高度経済成長の一九六〇年代を送り、ここに一九七〇年代を迎えたのでありますが、この七〇年代は、持続する経済成長の中にあって、その成果を広く国民各層に均てんさせ、真に豊かな社会を建設すべききわめて重要な年代と存じます。さらに本年は「内政の年」といわれ、社会保障の充実、生活環境の整備等国民生活の向上を直接の目標とする厚生行政は、その中心的な役割りをになうべきものと考えております。 わが国の社会保障は、一応その体系を整えたとは……
○内田国務大臣 増岡先生のお尋ねでございますが、わが国の経済が最近十年間に非常に成長をいたしましたことは、もちろん言うまでもないところでありますけれども、しかし厚生大臣の私として経済成長というものを考えます場合には、単に経済が物理的に成長しただけではほんとうの成長とはいえない。それに伴いまして、社会環境というものが個人の生活水準の伸びに適応するようなぐあいに徐々に整備されていってこそ初めて私は経済成長が高度である、こういうことがいえるものと考えるものでございまして、この点につきましては、総理大臣も今国会の冒頭における施政方針演説で同趣旨のことを述べておるところと私は信ずるものでございます。した……
○内田国務大臣 ただいま山本先生がお取り上げの問題は、きょう山本先生からこの件についてのお尋ねがあるまでもなく、私は、実は直接の権限はございませんけれども、医療担当の大臣といたしまして関心を持ちまして、そうして、この問題の円満なる解決につきましていささか努力をいたしてまいりました。 結論を申し上げますと、いろいろ申し上げるまでもなく、ごく最近のうちに両者の間に円満な解決がつき得るというような方向になってまいっておりますので、その情勢が達成されるように、なお私どもは激励をいたしておりますので、御心配のようなことが起こらないで済むと私は確信をいたしております。
○内田国務大臣 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 戦傷病者、戦没者遺族及び未帰還者の留守家族等に対しましては、戦傷病者戦没者遺族等援護法、戦傷病者特別援護法、未帰還者留守家族等援護法等により、各般にわたる援護の措置が講ぜられてきたところでありますが、今般さらにこれらの援護措置の改善をはかることとし、この法律案を提出いたした次第であります。 次に、この法律案の概要について御説明申し上げます。 第一は、戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正でありまして、まず障害年金及び障害一時金並びに先順位遺族にかかる遺族……
○内田国務大臣 私も実は外地へ長いことおりました経験もありまして、ことによったら私自身が帰れなかったかもしれないようなことも、いまこうして帰ってきておりますけれども、考えられないでもない場合がございましたので、後藤さんがお話しになりましたその趣旨は、私にもよくわかります。ただし、国の財政をもってその留守家族に対して処遇をするのでありますから、帰らないその理由なり事情なりというものをも勘案いたしまして、留守家族の処遇――めんどうを見るほうがいいと思われるものは、できるだけその範囲を広くしてめんどうも見るべきではないかと思いますので、原則的なことにつきましてさらに検討いたしますとともに、ケース・バ……
○内田国務大臣 すでに御承知のことと存じますが、大阪市におけるガス爆発事故の情報を私から簡単に御報告申し上げたいと存じます。 これはけさの八時現在の情報でございます。 一、概況。四月八日十七時三十分ごろ、大阪市の地下鉄延長工事中に、埋設物である都市ガスのパイプ管からガス漏れがあり、大阪瓦斯会社のパトロール車が現地に出動して修理中に同車が燃え出し、同時に四カ所からガス爆発が起こり、付近の住家等のガラス、コンクリートの破片等が散乱するとともに、火災が発生し、帰宅途上の通勤者、地下鉄工事人等に多数の死傷者、被害が発生した。 二、災害発生日時及び場所。日時、四十五年四月八日十七時三十分ごろ。場所……
○内田国務大臣 せっかくこうしたりっぱな総合施設ができましても、要はそこに従事される専門職員の確保の問題であろうと思います。これもまた一方に片寄った専門職種だけではなしに、総合的なコロニーでございますから、いろいろな方面の専門職員を確保しなければならない。そのためにはいまおっしゃるようにまず給与の問題も十分な配慮がなされなければ、なかなか民間その他の方面から交流をするにいたしましても、あるいはまた定着的に職員を確保するにいたしましてもできないので、十分給与の面には配慮いたしてまいります。 それからさらに職員の数の問題でございますが、これにつきましても、コロニーに収容される障害者の数に比べまし……
○内田国務大臣 ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 国民年金制度については、発足以来、逐年、その改善をはかり、昨年は厚生年金保険の改正とあわせて拠出年金を中心とした制度全般にわたる大幅な改善を行なったところでありますが、現在の年金受給者の大部分は福祉年金受給者であり、福祉年金がこれら受給者の福祉に貢献している現状にかんがみ、本年も引き続き福祉年金の改善をはかる必要があると考えました。 また、児童扶養手当制度及び特別児童扶養手当制度につきましても、逐年その内容の改善をはかってまいりましたが、支給の対象となる児童の福祉の……
○内田国務大臣 ただいま議題となりました船員保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 今回の改正は、業務災害による障害者等の福祉の向上をはかるため職務上の事由による年金の額を引き上げるとともに、業務災害防止の推進と災害補償に相当する給付にかかる保険料の負担の公平をはかるため、災害発生率に応じて個々の船舶所有者の災害保険料率を変更できることとすることをその趣旨とするものでありまして、その内容は次のとおりでございます。 改正の第一は、年金部門における職務上の事由による年金の給付水準の改善でございます。 これは、今回の労働者災害補償保険の障害補償年金及び遺……
○内田国務大臣 正しい労働運動を抑圧するつもりはございませんけれども、事が人の生命を預かる機関の医療関係者でございますので、その辺の情勢をも十分考えまして、できる限り患者に迷惑のかからないような方法で私どもも関係者の協力を求めて処理しなければならないと考えております。
【次の発言】 御意見は十分承っておりましたので、これが充実につきまして努力をいたしたいと考えます。
○内田国務大臣 船員保険法におきましても、職務上の年金等の仕組みは労災補償法と同じでなければならないと考えますので、ただいま労働大臣から見解の表明がございましたとおり、私どもも同じ気持ちで進んでおります。今回の船員保険法の改正もいわばその一つのあらわれでございますし、またスライド制等の問題につきましても、船員保険法のほうは、厚生年金保険法と同じような職務外の仕組みも抱いておりますから、それとの関係も考慮いたしながら既裁定の年金等につきまして今回の改定の措置を講じましたのもそのあらわれでございます。今後ますます、これらのことにつきましても充実した、時代に沿った考えを進めてまいる所存でございます。
○内田国務大臣 医療というものは患者対医師との関係でございましょうけれども、しかしいま箕輪先生から御発言がございましたように、国民の健康を保持するということは今日の場合、国の大きな行政の目標であり、また政治の課題であると考えるものであります。したがって、この医療の遂行のために欠くことのできない看護婦さんの養成ということにつきましては、直接その養成に当たる機関が国立であるかあるいは民営であるかということは別といたしまして、養成の責任というものは私は国が負って円満なる実施をはかってまいるべきものだと考えて、そのように行政を進める所存でございます。
○内田国務大臣 おっしゃるとおりでございます。きのう説明申し上げたからといって、きのうのとおりと言う必要はないので、局長からもう一度ここで説明をいたさせます。
【次の発言】 そのとおりでございます。これは看護婦さんの中で正看と准看との問題ばかりでなしに、保健婦、助産婦というような面をも含めまして、私はいつの日か根本的に検討すべきではないかという気がいたすものでございます。
【次の発言】 看護婦さん並びに准看護婦さんの処遇改善ということと、さらに処遇のみならず、職場環境の改善ということはきわめて大切なことであると私は思います。そうでなければ、いかに制度の改正をいたしまして増員をはかりましても、資……
○内田国務大臣 観光ということばにも私は非常に立体的な中身があると思うのでございますが、私ども厚生省として最大の重点を置きたいのはやはり自然環境の保護、いま島本先生からお話がございますように、私どもの国立公園行政というものは、観光開発の結果自然環境が荒廃に帰するようなことがあってはならない、こう思うものでございます。でありますから、国立公園あるいは国定公園の区域内にいろいろな種類の娯楽施設が建ち並ぶような、そういう行政指導方針は私どもとしてはむしろ避けて、この際一番とうとい人間の自然に帰れるような、そういう環境を保全するという意味におきまして、私どもは国立公園行政というものを広い意味の観光施策……
○内田国務大臣 審議会の意見は十分尊重いたしまして、先ほど来のお尋ね並びに答弁に関連してでございますが、保険料率が相当程度上がります。また給付内容も、御承知のようにある程度高くなるわけでございますが、どちらに重点があるか、財政的に重点があるかあるいは給付の改善に重点があるかということでございますが、現行の制度があまりに実態とかけ離れておる。給付の面においても、ほかの制度から見てかけ離れておりますし、また保険料算出の基礎である二段階の給与日額などについても、現状とあまりに離れておりますので、とにかくできる限り現状と合わせてやっていこう、こういうことから出発しておりますことも御了承いただきたいと思……
○内田国務大臣 今回の私どものとりました措置に対しまして、いろいろ御心配や御迷惑をおかけいたしましたこと、まことに私は恐縮に存じております。 田邊先生からいまお話がございましたとおり、過ぐる国会におきましては、政府からも改正法案を出し、また当院におきましては、それに加えて擬適の問題にも触れる修正案も出されたわけでございまして、私どもは政府原案の成立することを強く希望をいたし、また国会の御意思もあることでございますので、修正案による擬適制度の適法化というようなことにつきましても、その御意思を尊重をしてまいる所存で正直のところ私はおりました。しかるところ、まことに残念にも、この政府原案も、修正案……
○内田国務大臣 公害の問題は、御指摘のとおり、私ども国民生活にとりまして非常に重要な問題でございますが、非常にありがたいことに、厚生大臣の私としていろいろ、私ども国の施策に不備はありますが、しかし御発言の田邊先生をはじめ国民の皆さま、さらには最近の現象といたしましては公害発生源でございますところの企業担当の方々も、公害の防除なくしてはもはや国民生活の幸福というものはあり得ない、また産業、経済の発展というものは公害防除を先行して考えるべきだというような考え方に変わってまいりましたことは、私といたしまして非常にありがたく思っております。しかし、ありがたいだけでは前進いたしませんので、そういう国民の……
○内田国務大臣 田邊委員の言われること、私は当然のことであると思います。もちろん、公共の利益とまた私人の利益の調整が必要でありまして、しばしば個人の利益のために公共の利益が閑却される、そのために公共の利益のための施策が進まないというようなことも従来はあったかと思いますが、それは私は、両者の調整をはかるべきことでありまして、その場合には、いま田邊さんが指摘されましたような個人の生存上の立場や利益は、公共の利益とともに十分考慮さるべきことだと私は思います。なおかつ、今日の日本の私どもの政治の目標が、人間尊重あるいはまた福祉国家を目標とするというようなところにきておりますにあたりましては、一そう私は……
○内田国務大臣 御意見がございましたように、私ども政府といたしましては、昭和四十六年度の国の予算、またその内容をなしますところの各省の予算の概算要求を持ち出す時期に相なっておりますので、私どもも一応閣議で話し合いができましたワクというものも頭に置きながら、実は厚生省といたしましても八月末に概算要求を大蔵省に向かっていたしております。その中の一々はまだ申し上げにくいところもございますが、田邊さんから御意見がございましたように、私は、今日の国の目標というようなものは、かつての富国強兵にあらず、また経済成長一本やりにあらず、福祉国家の建設ということが国の目標でなければならないし、また国民に対しまして……
○内田国務大臣 率直に私が感じておりますことは、従来私どものほうには食品衛生法というのが御承知のとおりございまして、人為的に食品の加工について有害な要素等が用いられることを監視したり制約したりするたてまえになっております。食品添加物等が、これは人為的の添加物でございますが、問題になっておるのはきょうな見地からでございます。ところが、川俣さんが御指摘のように、人為的に食品に加えるのではなしに、間接的に外部から食品の中に入ってくるいろいろな有害物質が最近多くなってまいりました。普通それは農薬でございますとか、また、ただいま御指摘の除草剤でございますとか、あるいは人間の食品ではなしに動物の食品等に供……
○内田国務大臣 新聞の囲みのお読み上げがございました。まことに心外千万でございます。しかし世の中には、柔よく剛を制す、こういうことばもございますので、そのつもりでもやりまするし、また小林さんよく御承知のとおり、来年あたり大学卒業生の本年の上級職合格者の官庁志望者は、成績の優秀な人がほかの官庁より以上厚生省に殺到しておる、こういうような同じ新聞の記事をごらんいただきましても、厚生省に対する国民の期待と関心が集まっている。それだけにいまの新聞のようなことになってはたいへんだと考えまして、皆さま方の御支援のもとにひとつ大いにがんばってまいりたいと思います。 老人に対する福祉年金の引き上げのことでご……
○内田国務大臣 ただいまの角屋先生の御意見でございますが、これはもう私ども厚生省が最も大きな関心を持っておる事案でございます。お説のように、これから十年、二十年の間には、わが国の人口構造がかなり急角度に高齢化の様相を帯びてまいりますことも、これは客観的に全く誤りがございませんので、したがって私どもも厚生省といたしまして、これからの施策の大きな分野として、高齢者対策というものを考えなければならないと考えております。その際、老齢者対策としてはいろいろの対策があるわけでございまして、年金、すなわち所得保障もその重要な一つでございますが、医療保障は何と申しましても年をとりますと病気になる場合も多うござ……
○内田国務大臣 児童手当の問題につきましては、前からの経緯も私はよく承知をいたしておりまするし、またこれがわが国の社会保障制度上の重要な課題として、政府としてもぜひこれを真剣に取り上げてまいりたいという決意については、私が就任いたしましても変わりはございません。ただ、総理からもただいまお話がありましたように、昨年の七月に児童手当審議会というものが法律上の制度として生まれまして、自来熱心にこの課題について取り組んでいただいておるわけでございますけれども、明年度の予算編成までの間にこれを実施するに至るような、最終的なまとまった答申を得られないために、ここに予算の計上を見送らざるを得なかったというの……
○内田国務大臣 私は、出納責任者にすべておまかせをいたしてりますので、いまここで記憶はございません。
○内田国務大臣 わが国の社会保障給付の割合、あるいはまた同じことになるのですが、振替所得の国民所得に対する割合というものが、先進のヨーロッパ諸国などに比べて数字的に現在低いことは、御指摘のとおりでございます。また私どもは、この割合を将来に向かってできるだけ引き上げるべく努力をいたすのですが、ただ大橋先生も御承知のように、わが国が社会保障制度を、医療保障につきましても、年金すなわち所得保障につきましても、整えましたのは、昭和三十四年から五年、ちょうど日本の経済成長の出発時点でございます。これも大橋先生からお話のありましたように、医療保障は国際的レベルまでいっているということでございますが、そのと……
○内田国務大臣 インフルエンザのワクチンにつきましては、昭和二十八年以来開発をいたしておりましたけれども、最近その新しいワクチンとして非常に有効でかつ副作用のないものとして、いまおっしゃるアジュバントワクチン、こういうものが研究の課題になりまして、私どものほうでもチームを編成いたしまして、その研究を続けておるものでございます。
【次の発言】 私にはこまかいことはわかりませんが、従来のインフルエンザワクチンに比べて予防効果も大きいし、副作用も少ないということで、この新しいワクチンの検討を進めておるものであります。
【次の発言】 発ガン性のあることについては私は聞いておりませんが、要するならば、こ……
○内田国務大臣 たしか、ただいま御指摘の数字は昭和四十三年度の数字であったと思います。しかし、今日では、細谷委員も御承知のとおり、国民の一人当たりの所得が千何百ドルということはもう常識になっておりますので、今日の時点でとりますと、平均をすれば私はさらにそれよりかなり高い数字でなければならないと思っておりますけれども、あの厚生省の調査が、国民所得が伸びない時点のときであったか、あるいはあれが総理府の全国調査と違いまして、かなり局限された狭い範囲の調査でもあるようでございますので、少し低くあらわれているような感じを私は正直のところ持つものであります。
○内田国務大臣 確かに環境衛生関係営業でございますから私の省の傘下にあるわけでございますが、私はその方面には全く通じておりませんので、お答えをいたしかねます。
【次の発言】 その件は堀さんが御指摘のとおりであり、また総理大臣がお答えになったとおりであると私も思います。
ただやり方につきまして、文部省と厚生省だけの話し合いでできる場合もあるし、さらに堀さんのおっしゃることをもっと手ぎわよくやるために、大蔵省にも入ってもらって、それがたとえば学校法人とか学校法人が経営する准看護婦養成施設でなくても、新しく厚生大臣、文部大臣が告示をする准看護婦養成施設については、働きながらとにかく看護婦の勉強をす……
○内田国務大臣 今回、防腐剤として有機水銀が入っておる血漿の注射に関連いたしまして、少年がなくなられるという不幸な事件が起きまして、私も非常に心を痛めておるものでございます。ただいまお尋ねの点でございますが、今日、血液の保存期間というものが、御承知のとおり非常に短い、二十一日程度でございますので、長期にわたって血液を保存する、特にまた血球等を抜きまして血液型に関係のない血漿というものをつくります際には、いまのところ水銀剤というものを使う以外に他に適切なる方法がないわけでございまして、さような見地から、この有機水銀を使いました血漿剤というものが容認をせられているところでございます。しかし、これの……
○内田国務大臣 チクロを添加物に使っておることは公に許されておったのでありますから、私は業界に責任がある問題ではないと思います。しかし政府といたしましては健康第一という考え方あるいはまた世論に照らしまして、アメリカをはじめ世界の各方面でそれの発ガン性と毒性が取り上げられました以上、これを放置するわけにもまいりません。したがいまして、食品衛生法の趣旨に従いましてこれを食品添加物からはずしたわけでありますので、私は政府がまた法律上の責任があるとも考えないものでございます。ただ政府といたしましては、そういう場合、業界の損失をでき得る限り少なからしめることを考えることは、私は行政のあり方として親切なあ……
○内田国務大臣 この十年間に日本の経済成長が私は三倍くらいになったと思いますが、それに対しまして社会保障給付費のほうは、国民所得に対する割合から申しますと、ほとんど伸びていないともいえるような状態にあることを私は認めざるを得ません。
【次の発言】 私どもが世に問うております厚生白書の文言を引用されまして、たいへん御激励をいただいて、ありがたいと存じます。
ところで、私は話を簡単にいたしますために、経済成長に対しまして社会保障の国民所得に対する割合は、おおむねあまり伸びていないということを申し上げましたが、実態は十年前に比べて非常に伸びておることは、その本にも書いてあるとおりでございます。と申……
○内田国務大臣 小林先生からたくさん御意見をまぜての御質問がございました。 まず、水道の問題でございますが、厚生省というのはたいへんいいところでございまして、環境衛生の見地からできるだけ簡易水道のみならず、水道水源の開発とかあるいは広域水道というようなことにもわたりまするし、また、現在の簡易水道というものは先ほど小林先生のお話もございましたように、ある規模以上、つまり、給水人口が百万人以上でなければ簡易水道として補助金はもらえない仕組みになっていますが、実はそれ以下の、百万人以下のものにつきましても給水施設としてこれも補助を出しております。そして水道に関するこれらの国の助成予算は、実は毎年飛……
○内田国務大臣 駅構内で販売をされております食品類につきましても、もちろん食品衛生法の適用があるわけでございますので、いま松本委員が御指摘のような行動がありますことは、これは法の規定に違反するものでありまして、まことに私どもは遺憾と申し上げるほかはございません。これにつきましては、厚生省ももちろん責任官庁でございますけれども、当面は保健所あるいは都道府県等に食品衛生監視員というものを置きまして、たてまえからは厳重に駅内の食品販売につきましても監視させることになっておるわけでございますので、今後私どもは一そう戒心をして目を光らせたいと思います。 なおまた、駅構内のものにつきましては、これは国鉄……
○内田国務大臣 この件につきましては先般もお尋ねがございましたので、私からは法律論は抜きにして、国民の健康を守るための排出基準等につ、きましては、国と、それから地元に最も関係のある公共団体とが十分打ち合わせて遺憾なきようにはからいたいということは申し上げておきました。 法律上の問題といたしましてのお尋ねでございますから、一応その点に触れてみますると、大気汚染防止法の第三十二条というのがございまして、国が法律できめておりますところのばい煙発生施設以外のものについての規制については、地方公共団体が条例で規制をすることを妨げるものではない、こういう規定がございます。国のほうは規模の大きい、この間も……
○内田国務大臣 そういうことが私の耳にも入りましたので、一応調査をいたしましたところが、目下のところ該当者を聞いておりません。
○内田国務大臣 公害防止計画を策定していただくための基本方針をすでに指示いたしましたところは、御承知のとおり、千葉県の市原と三重県の四日市と岡山県の水島でございますが、続いて内閣といたしましては、東京、それから神奈川、さらに大阪、その三つの地域につきまして、公害防止計画策定のための基本方針を目下策定中でございます。さらに続いて、昭和四十五年から六年にかけましては五地域、それは名古屋、尼崎、北九州、大分鶴崎地区、それから今後また産業人口が集中するであろうと予想される鹿島地区というものを選定いたしまして、基本方針をつくってまいる計画で進んでおります。
○内田国務大臣 薬の承認をやります場合につきましては、その有効性、安全性ということは最も肝心なことでございますので、御承知のとおり、厚生省といたしましては、ことにそれが新薬の場合には、その物理的、化学的実験の成果とか、あるいはまた毒性の実験の成果あるいは薬事法上の実験、さらにまたずいぶん厳重な臨床実験をも経たデータを添えさせて、しかもそれを薬事審議会にかけて承認をいたしてきておるところでございます。 高橋東大講師からの先般私に対する手紙の中で、二重盲検法のことに触れておりますけれども、このことにつきましても、厚生省といたしましては、いまも申しますように、薬の製造、承認の場合には、客観的な資料……
○内田国務大臣 ただいま議題となりました大気汚染防止法の一部を改正する法律案、並びに騒音規制法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 まず、大気汚染防止法の一部を改正する法律案について申し上げます。 わが国の経済社会は、産業の発展、都市の膨張、運輸交通手段の高度化等により大きく変動してきておりますが、この過程において全国各地で環境汚染が広がり多様化するとともに、汚染状況は深刻の度を深め、国民の健康や生活環境に大きな被害を生ずるに至っております。 今回の改正法案は、このような事態に対処して、公害対策基本法その他関係法律の改正と相待ち、大気汚染についてその早……
○内田国務大臣 御承知のように、騒音につきましては現在のところは工場騒音、建設騒音、それから、ずっと下がっては深夜騒音とか、あるいは商業騒音だけでございまして、あとで申しました二つはこれはもう全く地域的、局地的なものでございますので、市町村長まかせになっておりますこと、御承知のとおりでございます。しかし騒音でやはり今日一番問題なのは自動車騒音だということで、今回の騒音規制法に取り入れましたが、取り入れただけでは、一体どういう規制をするのかということのその標準がきまりません。どういう規制をするのかということをきめますためには、その目標でなければならない環境基準が当然きまらなければなりませんので、……
○内田国務大臣 この公害による健康被害の救済に関する特別措置法でございますが、私はあれが十分なものとはもちろん思っておりません。医療費、医療手当、介護手当を出しておりますが、もちろんそのほかに財産上の損害もございましょうし、またいろいろ条件、局限もございます。しかし、昨年できた法律でございますし、地域もだんだんもちろん広げてまいるつもりでございますし、また所得制限その他支給金の出し方などにつきましても、すでに本年に入りましてからも改善もいたしてまいりましたので、そういう線で私はあの法律はあの法律の使命を十分達成するようなぐあいに運営上改善もしてまいりたい、こういう気持ちでおります。
○内田国務大臣 ただいま議題となりました三法案のうち、まず廃棄物処理法案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 今日、わが国における産業活動の拡大、国民生活の向上等に伴って排出される各種の廃棄物は、膨大な量にのぼり、その質もまた著しく変化しております。特に、産業廃棄物の多くは、有害物質や処理の困難な物質を含み、公害の原因ともなっております。 このような実態にかんがみ、産業廃棄物に関し事業者の処理責任を明確にするとともに、その処理の体系を整え、また、市町村が行なうべき一般廃棄物の処理区域を市町村の全域に拡大するなど、現行の清掃法を全面的に改め、廃棄物の処理に遺憾なきを期するために……
○内田国務大臣 私は厚生大臣といたしまして、国民の健康と生活環境を良好に保持することは私どもの任務であると考えております。先般、政府に中央公害対策本部ができまして、総理大臣みずから本部長に就任せられましたが、私は、実質的にその勝手元の役割りをするのはすなわち厚生省である、こういう、いま唐沢委員が御指摘のことと同じ考え方をもってこの問題に対処いたしております。ことに最近、日本の経済の成長につれまして、公害による人の健康の阻害あるいは環境の汚染が著しい状況が加速度的に発生してきたと私どもは考えまして、実は私は、就任以来この公害関係の諸体制につきまして前向きの姿勢を思い切ってやるべきだということを、……
○内田国務大臣 基本法の一条ですか、二条ですか、要するに私は、公害というものは汚染局地の対象策ではなしに、これは人間の生活環境のポリューシヨンを排除するのが公害対策であるという観点に立ちまして対処しておるものでございますが、そういう見地から今回の公害対策基本法も何かしらの改正がされております。その中で特に第十二条でございましたか、いままでは下水道の処理施設の整備促進のことだけがうたわれておりまして、必ずしも清掃とか廃棄物の処理についての権限はございませんでしたので、わざわざそこにその廃棄物の処理ついての施策の――どういうことばでございましたか、適正化あるいは推進をはかるべきことをうたい込んでご……
○内田国務大臣 田邊さんの御提起の問題は、先般来だんだん当委員会において御議論がございましたが、一般廃棄物の処理事業の実態を見ますと、それぞれの市町村によって条件は違いますが、今後の行政指導上の重要な課題であると考えますので、御趣旨も十分承りましたので、今後十分の検討を進めてまいりたい所存であります。
【次の発言】 これも先般来御議論がございましたとおりでございまして、一般廃棄物の処理に対する手数料につきましては市町村が定めることになっておりますが、一般廃棄物のうち家庭ごみなどについてその実態を見ますと、だんだんと無料の扱いをする市町村が増加してきているところでもあり、御趣旨のような方向で今後……
○内田国務大臣 物価上昇等の状況に伴いまして、厚生年金、国民年金等の年金額はそのまま据え置かれますと、お説のように実質購買力年金額というものは減少いたしますので、当然私はこれを改定すべきであると考えますし、現にまた厚生年金法あるいは国民年金法におきましても、その趣旨を入れまして、いわゆるスライド制とは――当然スライド制とは違いますけれども、国民一般の生活水準その他経済に大きな著しい変動がある場合には年金額を改定すべきことがうたわれておることは、御承知のとおりであります。ただ、それはいまも申しますように当然物価の上昇というようなことを前提として、つまりインフレを前提とする施策というわけではござい……
○内田国務大臣 ただいま御決議のありました次第につきましては、政府といたしましても、十分これを尊重して、今後善処をいたす所存でございます。(拍手)
○内田国務大臣 第六十五回国会における当委員会の御審議に先立ち、ごあいさつを申し上げます。 先国会におきましては、公害対策基本法の一部改正法案をはじめとする関係法案の集中的審議をお願いをいたし、厚生省関係では、本委員会と社会労働委員会を通じまして、大気汚染防止法等五法律の改正をわずらわしたところでありますが、今国会におきましては、さらに悪臭防止法案を提出し、御審議を願うことといたしております。 今後は、これらの法律の施行体制を整備いたし、国民の健康と生活環境を守る立場に立って各般にわたる公害防止施策を積極的に推進し、快適な社会を実現するため邁進する所存であります。このため、厚生省といたしま……
○内田国務大臣 ただいま議題となりました悪臭防止法案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 近年、公害はますます深刻化、多様化してきておりますが、悪臭の発生につきましても、国民の快適な生活環境をそこなう深刻な公害問題となっております。 悪臭につきましては、これまでその測定方法、防止技術等の開発のおくれなどから、国による一元的な規制立法が見送られてきたのでありますが、ようやく今日に至り悪臭に関する研究、防止技術の開発等も一応の水準に達し、主要な悪臭物質について、逐次規制の対象に取り上げることが期待できる段階に至っております。 これらの研究開発の成果を基礎とし、公害対策基本法の精神に……
○内田国務大臣 大体、三つほどあるように私は考えております。 一つは、この前の臨時国会にはたくさんの公害関係法律案を出しました関係上、法案の準備能力というものに限界がございまして、この法律案を出そうとしたときには臨時国会の会期の関係その他で時間的に十分な御審議をいただく余裕がなかった、こういうことが一つでございます。 それからもう一つは、それに先立って、そもそも悪臭というようなものは大気汚染とか水質汚濁などとともに、もう公害対策基本法できめられた典型公害の一つでございますから、昨年の臨時国会を待つまでもなく、できたならばさらにさきに出すべきであったというふうに私ども考えてもおりましたけれど……
○内田国務大臣 昨日も申し述べましたように、悪臭というのは典型公害の一つになっておりまするが、これの規制が実際的には――私は正直でございますからそのとおり申し上げますが、実際的に非常にむずかしいということで、悪臭規制法ないし悪臭防止法というものの制定がずっとできないで今日まで至ったわけでございます。しかし、地方的には騒音と並んで悪臭に対する苦情が非常に多いことは、島本さんも御承知のとおりでございますので、やはり私どもは公害対策を立案する限りはいつまでも放置し得ない課題であると考えまして、先国会以来引き続いて検討を重ねました結果、今回のこの法律案を出すことになった次第でございます。したがって、正……
○内田国務大臣 私が出る幕ではございませんが、私と総理大臣と同じ考えでございますので、簡単に補足させていただきますと、公害防止というのは何も国のためにあるのではなくて、地域住民のためにあるわけでありますから、地域住民がそのほうがいいということでやっておって、それが今度できます法律にさしたる支障のない場合には、私はその地域のやり方を認めていっていいの ではないかと思います。 具体的な例といたしましては、宮城県が悪臭防止条例というものをつくっておるだけでございまして、ほかにはございません。これはにおいを分析しないで、におい全体として規制をしておるようでございますが、だんだん学問が進むに従いまし……
○内田国務大臣 第六十五回国会における社会労働委員会の御審議に先立ちまして、厚生行政について所信の一端を申し述べたいと存じます。 この数年間、特に一九七〇年代に入って、国民と政府とを含め、国民生活に関する意識と考え方が大きな変わり方を示し、国民の間にも、単に物質的な豊かさを追求するだけでなく、人間としての生きがいを求める声が強くなってきており、「人間尊重」、「福祉なくして成長なし」ということが政治の基本姿勢として取り上げられるに至っております。このような時代においては、国民生活のほとんど全面に接触しております厚生行政が大きな役割りをになうこととなるのは当然のことと思います。七〇年代社会は、ま……
○内田国務大臣 先般当委員会の冒頭におきまして、私からただいまお尋ねの事柄につきましての所信の一端を述べさしていただいたとおりでございまして、結論的に申しますと、私の考え方も総理大臣のいわゆる福祉なくして成長なしという考え方と一体をなすものでございますので、経済成長がここまで参りましたわが国といたしましては、次に目標といたすべき事柄は、いわば福祉大国として成長を遂げていくことにある、こういう考え方のもとに、従来おくれていたといわれます社会福祉施策の各般の課題につきましてできる限りの努力をして取り組んでまいりたい、こういう基本的な考え方に立ちまして予算の編成に取り組んだり、また幾つかの、ただいま……
○内田国務大臣 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十年広島市及び長崎市に投下された原子爆弾の被爆者につきましては、原子爆弾被爆者の医療等に関する法律により、健康診断及び医療を行なうほか、本法により、各種の手当の支給を行ない、その福祉の向上をはかってまいったところであります。 今回、これら被爆者の福祉の一そうの向上をはかるため、原子爆弾の放射線を多量に浴びたいわゆる特別被爆者で、原子爆弾の影響に関連がある疾病にかかっている老齢者等に支給されております健康管理手当について、その支給の対象……
○内田国務大臣 原爆被爆者に対しまするいろいろの措置につきましては、ただいま増岡さんから御意見をまじえてのお尋ねもあり、またこのことにつきましては、各党その立場を乗り越えた形で原爆被爆者に対する国の手当てをより重厚にすることにつきまして、国会ごとに御意見がありますことも、私は承っております。ことにいま増岡さんからお話がございましたとおり、これまでの国会の論議におきましても、この被爆者の対策というものを国家補償、いわば戦争の特別犠牲者としての国家補償的な立場から考えられないか、こういうような御意見が常に出ておりますことも承知をいたしておりますが、結論から申しますと、いまの政府の考え方からは、そこ……
○内田国務大臣 清掃施設整備緊急措置法の改正の計画につきまして、この際、釈明の機会を得させていただきたいと存じます。 一般廃棄物に関する処理施設の整備につきましては、御承知のように昭和四十二年度から第二次五カ年計画を策定をいたしましてその促進をはかってまいったところでございますが、廃棄物の排出量の増大に対処いたしますためにはなお不十分でありますので、昭和四十六年度を初年度とする第三次五カ年計画を策定をいたし、清掃施設整備緊急措置法の改正案を、でき得べくんば本国会に提出いたすよう作業を進めてまいったところでございます。 しかしながら、廃棄物のうち産業廃棄物の処理に関しましては、現在各都道府県……
○内田国務大臣 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案について、その提案の理由を御説明申し上げます。 戦傷病者、戦没者遺族、未帰還者留守家族及び戦傷病者の妻等、戦争犠牲者に対しましては、年金の支給をはじめ各般にわたる援護の措置が講ぜられてきたところでありますが、今回これらの支給範囲の拡大、支給金額の引き上げなどを行なうことにより援護措置の改善をはかることとし、関係の法律を改正しようとするものであります。 以下この法律案の内容の概要について御説明申し上げます。 第一は、戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正であります。 改正の第一点は、障害年金及び先順位……
○内田国務大臣 私は、この援護法は、先般の戦争による傷病者その他の犠牲者に対して国家補償という立場から援護をしようという法律でありまして、恩給法の適用を除外されている身分の人々に対する仕組みを規定したものであると考えます。したがいまして、社会福祉、社会保障ともいささか性格を異にしている。そこにいま御指摘のような、身分、階級等によりまして給付の金額に差があるというような問題も発生してきている面が残っているように私には思われます。毎年改正が行なわれます趣旨は、この国家補償の性格を社会保障の性格に切りかえていくというような意味の改正ではなしに、同じ国家補償あるいは国家援護を受くべくして受けられておら……
○内田国務大臣 これは渡部さん御承知のとおり、厚生年金の年金支給額の改定、したがってまた、それに対応する保険料の改定というようなことは、当然状況に応じて行なわるべきことでございまして、いまの厚生年金保険法の仕組みのもとにおいては、五年ごとに財政再計算期というものを設けまして、その際に支払われる金額と、またその財源調整、つまり掛け金といいますか、保険料を幾らにしたならば幾らの年金が払えるか、こういうことをその際の財政経済あるいは物価、賃金、生活水準等の状況に照らして再計算をすべきだ、こういうことになっております。したがいまして、従来は五年に一度ぐらいの状況で、その間のいろいろな経済変動に応ずる対……
○内田国務大臣 人間が年をとりまして稼働能力が減耗もいたしますし、また身体障害でありますとか、あるいは夫との死別というような人世における不慮の事故によりまして、その稼働状況に急変が起こる場合等に対応いたしまして、その生活のよりどころを補充をいたしてまいる、こういう趣旨であろうと思っております。
【次の発言】 年金につきましてはおっしゃるとおりの社会意識がこのごろ発展をいたしてまいってきておると思いますので、私などもそういうことを十分念頭に置きまして年金対策を進めてまいるのがよいと思います。
【次の発言】 おせじなしに申し上げまして、私は大原さんの御意見に異議がございません。それでありますから厚……
○内田国務大臣 厚生年金あるいはまた国民年金等の制度が、老後の所得保障のための大きなささえとして私どもはこれを育成をしていくべきだということにつきましては、ただいまの田邊さんの考え方と私どもは全く同一でございます。しかし、現在におきましては、国民年金はもちろんそうでございますし、また厚生年金におきましても、戦後これが再整備をされました後まだ十分の年数がたっておりませんために、私どもが所期しておりまする年金の効果が成熟した形において実現をされておりません。二万円年金と申しましても、現実には二十年余りたって退職をされた方々が年金受給者のすべてではないというような関係もございまして、年金受給額が二万……
○内田国務大臣 そういうことでなければ、屎尿処理施設にいたしましても、あるいは廃棄物処理施設にいたしましても、あるいはまた斃獣処理場でありますとか、魚腸骨の処理施設でありますとか、そういう公害発生源につきまして円満なる対策が立ちにくいものでありますので、私どもは、地域住民また地方公共団体の十分なる協力のもとに協議を重ねつつ事態に処してまいるということは、従来からの考え方であり、今後とも変わりません。
【次の発言】 私は厚生大臣でございますので、厚生省の行政の関連について起こりましたことは、いわばみな私の責任でございます。しかし現実には、田邊さんは苦労人でいらっしゃいますから、何でもおわかりです……
○内田国務大臣 児童手当制度の実現を推進することにつきまして、私はたいへん失礼でございますが、女性の立場から多田先生が非常に御熱心に御激励をいただいておりますことに、実は深く感銘をいたしておるものでございます。私が厚生大臣に就任いたしましたのは、御承知のように昨年一月でございますが、しかし児童手当の制度創設に対する要望が取り上げられましたのは、それよりも数年あるいはもう十年も前からのことでございます。私は厚生大臣に就任すると同時に、皆さま方から、これの実現についての御激励や、また平たいことばで言えば、政府の公約履行について迫られましたときに、何とか私の在任中にぜひこの実現をはかりたいという強い……
○内田国務大臣 ただいま厚生年金保険法等の一部を改正する法律案を御可決いただきまして、ありがとうございました。
付帯して御決議のありました諸事項につきましては、その趣旨を尊重いたしまして、政府としてもでき得る限りの努力をいたす所存でございます。
【次の発言】 多年懸案となっておりました児童手当法が、今回当委員会において御可決をいただきましてまことにありがとうございました。
ただいま御決議がございました諸事項につきましては、その御趣旨を十分尊重いたしまして、政府といたしましても今後において努力をいたしてまいる所存でございます。
【次の発言】 ただいま議題となりました視能訓練士法案について、そ……
○内田国務大臣 これは、有馬さんも御承知のとおり、たいへん過去の経緯のある制度の改正でございまして、健康保険制度というもののあり方につきまして、昭和四十二年あるいは昭和四十四年などに臨時応急の特例法が出されまして国会を混乱させたようなことを私も承知をいたしております。そこで、そのとき国会の御意見としても、特例法をたびたび出すのではなしに、健康保険の抜本改正の考え方を少なくとも近い将来示すべきだ、こういう御意向がございまして、それを受けまして政府は、二年以内には抜本改正につながる対案を必ず出しましょう、こういうことを国会で申し述べてまいりましたことが一つと、それからもう一つは、今度のような改正を……
○内田国務大臣 ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 第一は、厚生省の附属機関として、従来の公衆衛生関係の四審議会を廃止統合して新たに公衆衛生審議会を設置することであります。 現在、公衆衛生に関する審議会は個別の分野、個別の疾病に対応して設けられており、広く公衆衛生全般にわたって審議する場がありませんが、この分野におきましては、疾病構造の変化に伴い新たな行政需要を生じており、個別の疾病対策のワクを越えて広く国民の健康の維持増進について総合的な見地からの施策を推定する必要があります。このために、現在の中央精神衛生……
○内田国務大臣 母乳が農薬で汚染されているということがしばらく前だったと思いますが、厚生省の耳にも入りましたので、子供の健全育成あるいは人間の健康を担当いたします厚生省といたしましては捨ておけないことであると考えましたので、全国四十六の都道府県のうち、たとえば母乳について検査、分析能力などがある都道府県、あるいはまた他の見地からそのような危険が、牛乳汚染等の関係からも考えて濃厚であるかもしれないという二十四の都道府県を選んで調査をしていただいたわけでございます。その結果が先般集まってきておることも、私は省内におりまして耳にしておりますが、そのまま申し上げますと、新聞が伝えておりますように、一部……
○内田国務大臣 おおむね大出さんがいまおっしゃられたとおりで、私は私情を交えずに、薬ではなしに、たしか医薬部外品と称されるものだったと思いますけれども、その部外品の処置が薬事法に違反する状況に対して、従来の薬事法違反の例によりまして行政処分をすることに、承知で判こを押しました。そのときに、いまあなたがおっしゃられるように、これはプライベートの関係はあったでございましょうけれども、厚生省の一官僚がそこの社長さんと親しいということで、何かの会合でおせじを言ったということが以前にあったことを想起しました。私が悪い大臣でありますならば、こんなことで荒立てるとまた大出さんから御批判を受けるようなことにな……
○内田国務大臣 政府委員から申し述べたとおりでございまして、これまでこの統合されます四つの審議会は、たとえば結核予防法でありますとか、あるいは精神衛生法でありますとか、栄養改善法でありますとか、そのときどきの必要に応じて制定された法律に属する事項をおもにその審議対象にいたして、そしてそれぞれの効果を、結核の撲滅にいたしましても栄養の改善にいたしましても、あげてきておるわけでありまするが、この段階までまいりますと、これらの審議会を決してやめてしまう、縮小してしまうということではございませんで、この四つの審議会を合わせたのと同じ規模の大きさで、今度はその共通の広場、今後の新しくわが国の公衆衛生上向……
○内田国務大臣 健保改正の件でございますが、今度の改正で一番いい影響を受けるのは、私はいまお話しの政管健保だと思います。それは、時間がないから申しませんが、いろいろの事情で、御承知のように、政管健保は毎年数百億の赤字を出してまいりまして、四十五年度末ではおおむね二千億円くらいの累積赤字が残りますが、それを全部保険外のいわば政府の一般会計で処理してたな上げしてしまうということに私どもはあの計画をいたしておりますので、したがって、中小企業を多数に含む政管健保の保険勘定が将来この問題を心配することがなくなるということが一つと、もう一つは、いままでは、政管健保でも保険料は御承知のとおり事業主が半分負担……
○内田国務大臣 厚生大臣でございますが、私から補足答弁をさせていただきます。
イタイイタイ病等、いわゆる公害認定患者に対しましてはいろいろ御指摘のような問題もございますので、とりあえず明年度におきましては予算を増額をいたしまして、医療手当の金額を増額すること、またその支給の要件を緩和をいたす所存で、予算もふやすつもりでおります。
【次の発言】 これは医療費と医療手当と別にございまして、医療費のほうは医療保険でめんどうを見てもらう以外に、患者の負担する分は、それが幾らに上がりましても、全部医療費の支給をいたします。それから医療手当、これは入院とかあるいは通院等に要する医療費以外の雑費でございま……
○内田国務大臣 御指摘がございました診療報酬支払いについての監査の運営というようなことにつきましては、これはいろいろ問題があることは私も承知をいたしております。しかし私は、医者というのは非常に誇り高い仕事でもあるわけでございまして、今日の医療保険制度を円満に運営してまいるためには、そういう医療担当者の協力ということも前提にならなければならないので、強権的な監査をやればそれで済むということでもないと思います。すでにそういう問題が十年前にこの国会でも取り上げられて、監査のあり方等について逆に批判の対象になったこと等もございますので、世論の動向やまた国会の論議等をも頭に入れました上で、私は十分善処を……
○内田国務大臣 このたび精神病院並びに精神薄弱者の収容施設に引き続いて火災が発生いたしまして、収容者に犠牲者が出ましたことは、私もまことに遺憾にたえないことで、心を痛めております。ことに精神病院に収容されておりまする精神障害者あるいは昨日の精薄収容施設の方々は、自分で自由に自主的な避難活動等ができないものでありますだけに、これらの施設に対する管理あるいは緊急時における避難等につきましては、十分のことをやるべき対象であるにもかかわらず、犠牲者が出ましたことを考えますと、私どももさらに思いを新たにして、こういう施設に対しましては、特に耐火の施設に切りかえてまいるとか、あるいは非常の際の避難指導等に……
○内田国務大臣 大気汚染の状況を測定いたしますために、私どもは国設の測定所を持っておりますほか、従来の公害指定地域の市町村に対しまして、測定機器設置の助成をいたしてまいって、その測定個所は、毎年ふえてまいってきております。そういう状況のもとに、最近この両三年を見ますると、測定機器全体がふえておりますが、その中で一年間の環境基準に適合しないパーセンテージというものは減ってきておる点はございますけれども、しかし個々の都市について見ますると、監視を稠密にいたしました結果が、悪い結果があらわれてきておる都市も幾つかございます。たとえば東京、名古屋、倉敷、大牟田等は、この三年間ぐらいの間に精密測定の機器……
○内田国務大臣 いまの税金の問題に関連をいたします診療報酬の適正化のことでございますが、これにつきましては、先般来当委員会でも御議論があったわけでございますが、医療保険の抜本改正の車の両輪のような形で、最終的にその結論を出さなければならないことでございますので、私どものほうでは、御承知のように昭和四十四年、一昨年の夏に、診療報酬の適正化をも含めました医療保険の抜本的改正につきまして、社会保険審議会並びに社会保障制度審議会に、一つの考え方まで添えて諮問をいたしておるわけでございます。ところが、これは非常に広範多岐にわたる問題でございますので、両審議会とも非常に御勉強くださっておりますが、なお最終……
○内田国務大臣 健康保険法の改正をお願いいたしたい所存でございまして、その法律案をなるべく早く提案されるように御要望を受けております。そこで、見切り発車というようなことはすべきでないという皆さんからの御意見もございましたので、現在まで両審議会に慎重に御審議をいただいてまいっております。そこで私の考えでは十六日には提案をいたしたいということで、先般もあの御答弁をいたしておりますので、昨晩来両審議会ともだんだん審議が詰まってまいりまして、きょうじゅうには両審議会の御答申がいただけることを期待をいたしておりますので、それを受けまして、きょうじゅうに法律案を国会に提出いたす、こういう所存でおります。
○内田国務大臣 十六日中に審議会の御答申をいただきまして、所要の手続を済ませて国会に提案できる私は見通しを持ちまして、仕事を進めてまいりました。しかるところ、新聞、テレビ等でも御承知のとおり、昨晩徹宵して審議会も開いていただきましたけれども、何ぶんにも審議会が二つございまして、しかもその審議会の構成も単純な構成ではございません。そこでいろいろの御議論が最終の詰めの段階にもありまして、ただいま御答申の原案が各方面から持ち寄られまして、その詰め合わせをやっておられます。私は、ただいままでその御答申をいただいて直ちに手続をするつもりで待機をいたしておりましたが、この予算委員会が十時から開会ということ……
○内田国務大臣 いわゆる指曲がり病が問題になりましたのは、まず安中のほかの福島県の御承知の磐梯地区でございました。磐梯地区の指曲がり病ではないかと疑われました方々につきましては、福島県立の医科大学に委託して調査をいたしました結果を、ことしの一月、厚生省のカドミウム中毒等鑑別診断研究班で検討をいたしました結果、御承知のように、この福島県の場合には、それらはいずれも、指曲がり病ではなしに、慢性関節リューマチあるいは変形性関節症というようなことに診断をされました。 このほうは一応それなんですが、いま群馬県の安中を中心とする指曲がり病につきましては、厚生省から群馬県のほうに委託をいたしまして、群馬県……
○内田国務大臣 社会保障制度審議会は総理大臣所管の審議会でございますが、各大臣が諮問をし、また各大臣に意見を述べることができるという仕組みになっておりますので、今度のことは私が諮問いたし、私が答申を受けた、こういうわけでございます。
【次の発言】 社会保障制度審議会から十七日に御答申をいただきまして、間もなく政府部内の正規の手続を経て国会に提出をいたしましたが、何べんもお答え申し上げておりますように、今度国会に提案をいたしました法律案改正の内容は、昭和四十六年度予算と密接な関係がございますので、すでに昨年の暮れのうちから私どもは制度審議会といろいろお打ち合わせをいたし、また意見も承るように書面……
○内田国務大臣 私が所管大臣でございますし、実はそのあなたがお預かりくださった手紙を総理から渡されまして、けさ読んでまいりましたので、私からお答えをさしていただきます。 児童扶養手当というのは、御承知のとおり、御主人と別れて、生別したおかあさんが子供を育てられる場合に渡されるものでございますので、御主人がなくなった場合に渡される母子福祉年金の変形といいますか、趣旨は同じものでございます。ところで本件の場合は、そのおかあさんが御主人と生別はされておるが、目が悪くて、身体障害で、身体障害福祉年金をもらわれておる、こういうわけでございますので、これは寺前さんも御承知のように、違った種類の福祉年金の……
○内田委員 私ども自民党を代表する三名の委員から、お話しのとおり、先般地方税法の一部改正法案に対する修正案を提出させていただきました。趣旨説明は、発議者の代表である西村直己君から、お話しのように四月五日でございましたが、当委員会で申し述べたわけでございます。 発議をいたしましたのは、これも御承知のとおり、その当時この委員会に審議が継続いたしておりました政府提案の地方税法の一部改正法案に対する修正案という形でございましたので、母法といいますか、本来の地方税法の改正案がちょうど当委員会でまだ審議の過程にございましたので、それを修正するという形が一番よかろう。そうした場合にも、これはお話しのような……
○内田委員 農地が宅地化される。ことに、私は実は山梨県の選出でございますが、ああいう山梨県などでも、山林地帯が宅地化されたり、あるいはゴルフ場になるということのために、いま三谷さんからお話しがございましたような災害の惨禍をひどくするようなことが間々ありますことは、私どももともに憂慮をいたしておるわけでございます。しかし、今度私どもが修正案を出しましたのは、一番住宅の緊要度が高い三大都市圏の中の特定市街化区域の、ことしはA農地へ来年からB農地というきわめて狭い範囲、それもほとんど市街地に接続しているところでございますから、そういう地域における農地が宅地化されることによりまして災害をひどくするとい……
○内田委員 これはたいへん広範な課題でございまして、私が党内の税制担当者の一人であるという立場からはとうていお答えできる問題ではございませんが、しかし、政治家の一人として私どもが考えておりますことは、自民党といたしましては、御承知のように、この国会に、国土総合開発法を非常な広範の見地から作成をいたしまして提案をいたしております。また、それとうらはらをなしまして、政府では、土地対策要綱というようなものを閣議決定をいたしておることも御承知のとおりでございます。また、それの一部の援護射撃の形にもなるわけでございますが、今回の地方税法の改正法律案に対する私どもの修正案のほか、折小野さん御承知のように、……
○内田委員 市街化区域内の農地をA、B、Cに区分する、その線引きのことにつきましては、これは言うまでもなく、今度の私どもの修正案そのものは全く触れておりません。これは四十六年の法律のそのままの区分をとっておるわけでありまして、四十六年の法律におきましても、A農地、B農地、C農地に対する課税の段階の取り扱いが異なっておりますこと、これも山口さんよく御承知のとおりでございます。その同じ考え方の一部を今度の修正案の中に盛り込んだわけでございますから、そこのところは、私どもの創作でもまた特別法案でもないということを御承知をいただけると思います。 それから、これも釈迦に説法でございますが、市街化区域内……
○内田国務大臣 このたび内閣改造にあたりましてたいへんむずかしいお役をお受けいたさねばならないことになりました。ことに私が担当いたします分野は、国民生活とかあるいは国民経済の安定に最も関係の深い分野でございまして、したがって、また当委員会の皆さま方からいろいろ御協力をいただかなければ、任務の遂行は非常にむずかしいことと思いますので、私自身も十分努力をいたしまして職責を尽くしたい所存でおりますけれども、何とぞ当委員会の各位におかれましてもよろしく御指導、御鞭撻をお願いたしたく存じます。 一言ごあいさつをさせていただく次第でございます。(拍手)
○内田国務大臣 建設省、がおりませんから、私は専門家ではございませんけれども、たとえば東京圏につきまして原さんがお尋ねのそのことを当てはめてみますと、東京圏というのは東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県でございますが、その人口が御承知のように約二千四百万人あるのです。その水を現在使っておりますのは、これは年でございますが八十五億立米。それに対しまして、この東京圏の人口をほうっておきますと、昭和六十年には三千八百万人以上の人口になります。これは、御承知の新全国総合開発計画というものが昭和六十年を予想した数字でございますが、かりにそうなりますと、いまの八十五億立米のほか別にちょうど同量ぐらい、詳しく……
○内田国務大臣 先ごろ経済企画庁長官に任命されましたので、ごあいさつに参上いたしました。 当委員会におかれましては、国土計画、地方計画等にかかる諸問題を担当されておりますので、今いろいろお世話になることが多いと存じますが、微力を傾けて最善の努力をいたす所存でありますので、よろしく委員の皆さま方の御協力と御鞭撻をお願いを申し上げます。 ごあいさっときせていただきました。(拍手)
○内田国務大臣 ただいま木村委員長から御要望のあった事項につきましては、御提案にかかる国土利用計画法が制定され、これが施行されるにあたって、立法の御趣旨をそんたくして、次のように配慮することといたします。 以下、個条書きに申し述べます。 一、本法案により策定される土地利用に関する計画は、御趣旨のような計画であると解すること。 二、本法案の「土地に関する権利の相当な価額」の政令は、御趣旨に沿い地目別、地域別に十分調査検討の上定めるものとすること。 三、内閣総理大臣の指示権及び代行権については、地方自治の本旨にのっとり、御趣旨のように運用するものとすること。 四、本法案の施行に必要な行財……
○内田国務大臣 石母田さん御承知のように、齋藤厚生大臣がコロンボに出張いたしておりますので、その間の臨時代理を仰せつけられておるわけでありまして、私が断定的なことを申し上げにくい非常にこれは広範な問題でございますが、私どもがふだん論議をいたしておりますラインに沿いますと、いま石母田さんからお話がありましたような、広く一般国民の戦争犠牲者あるいは障害者、戦災者などにつきましては、これは今日非常に社会保障制度というものが逐次充実発展されつつある時代でもございますので、そういう一般の社会保障のラインの中において対処するような方向をとるほうが、それはどこまで入れるかという問題もございましょうが、適当と……
○内田国務大臣 私は、長らく当委員会の一委員として席をけがしておりましたが、このたびはからずも経済企画庁長官に任命をされました。就任後初めてのごあいさつを申し上げる次第でございます。 現在わが国経済は、物価の問題、石油供給削減の問題などに直面いたし、まことに大きな難関に遭遇をいたしておると考えております。このような重大な時期にむずかしい任務をお受けいたしまして、その責任の重さを痛感いたしているところでございます。私は、経済企画庁長官といたしまして物価の安定を至上命題とし、委員各位の御協力をいただきまして、これらの課題に取り組んでまいる所存でございます。 政府は、現在の緊急事態に対処いたしま……
○内田国務大臣 今日の状況から申しまして、にわかに増員をするということはなかなか困難であると考えます。しかし事の重要性にかんがみまして、私どもは庁内を編成がえをいたしまして、そしてこの国民生活安定緊急措置法の執行に関する仕事に極力差しつかえがないようなことをもって当面応じてまいりますが、しかし明年度におきましては、やはりある程度の新規増員をも実は要求をいたしておるわけでございます。 また、中村さんも御承知のとおり、標準価格などについての監視の仕事など、当然地方公共団体に委任をいたす面があるわけでございますから、地方公共団体の協力体制につきましても、自治大臣と打ち合わせをいたしておるところでご……
○内田国務大臣 第七十二回国会において、衆議院商工委員会が再開されるにあたりまして、皆さまにごあいさつを兼ねて所信を申し述べさせていただきたいと思います。 現在、わが国経済は、昨年来の物価問題の深刻化に加え、石油問題等に直面し、きわめて重大な局面に立ち至っております。 最近の経済情勢を見ますと、設備投資や消費の動きに慎重化がうかがわれ一部商品市況が軟化を示してはいるものの、石油、電力の消費節減の影響から生産が減少し、需給の逼迫基調に変化は見られず、異常な物価の高騰が続いております。すなわち、卸売り物価は昨年十二月には前年同期比で二九・〇%と大幅に上昇し、消費者物価も十二月には前年同期比で一……
○内田国務大臣 いまおっしゃった品質に関する法律は、私どもはその成分というようなものを中心として表示をする義務を課した法律であると考えております。洗剤等の退蔵防止にこの法律を直ちに適用することがなじむかどうかということについては、必ずしも私は板川さんと同じ考えを持ちませんが、しかしせっかく増産命令まで出しておりますような、そういう日常生活関連物質が長い間隠退蔵されているということは、これは非常に大きな問題でございますので、たとえば洗剤につきましては、御承知のように、先般これを売り惜しみ買い占め防止法の特定物資に指定をいたしまして、増員された価格調査官というようなものに、随時に、あるいは計画的に……
○内田国務大臣 石油製品の価格の引き上げに関連する問題、また現在の石油精製会社の平均の元売りの出し値一万四千幾らというものと標準価格とにつながる関連でありますが、私は、通産省の課長さんか部長さんかの御答弁が少し足りなかったように思います。それはこういうことだと思います。 石油製品の各精製会社を通ずる平均の出し値価格というものが一万四千五百数十円だろうと思いますが、それは、それを各得率によって、いろいろな油の種類に分かれるわけでありますが、そうした場合に、油の種類によりまして元売りの出し値の価格というものは違うはずでございます。たとえばいま標準価格がついております灯油というようなものは元値が一……
○内田国務大臣 松尾さんの御想定のとおり、四十九年度の原油輸入のための外貨払いは、四十八年度に比べますと相当ふえることは当然でございます。私どものほうも、そういう観点から、おおむね四十九年度は原油の外貨払いを百五十億程度ぐらいには輸入の中で見込んでおるわけでございます。原油の価格は、FOBでアラビアン・ライトで八ドル何十セントということで一月一日からきまっておりますけれども、しかしそれはFOBの価格でございます上に、いろいろな種類の油もございますから、やはりそれは九ドル程度ぐらいに見込んでおいてしかるべきではないか、かようにも考えまして、百五十億ドルと見込んでございます。 しかし私は、いま松……
○内田国務大臣 経済企画庁では、かねて申し述べておりますように、公共料金につきましては極力これを抑制する、あるいは慎重に対処する、そういう立場に立つものでございます。しかし、それはどういう意味かというと、公共料金は物価構成の要因でありまするし、また国民生活にも密接な関係があるからでございまして、むやみに料金の改定をはかればよい、こういうことは考えておりません。しかし同時にまた、私どもが物価に対処する態度というものは、昔の物価の構成そのままの姿において今後の物価を抑制すれば済むものとも考えません。日本の経済の構造というものは、内部的要因あるいはまた外的要因によりまして非常に大きく変わるこの時期で……
○内田国務大臣 近江さんも御承知のように、公共料金の改定につきましては、経済企画庁はもちろんのこと、政府全体といたしましても極力これを抑制する、こういう態度を貫いてきておるわけでございます。したがいまして、値上げにあたりましても、その値上げ幅をどうきめるかということにつきましては厳重に審査をして、全く真にやむを得ないという要素だけを抜き出して、そして値上げの認可をするという方向をとることはもちろんでございますし、またこれが国民生活に影響のある事柄でございますので、各種の公共料金の改定を、その時期的な判断につきましても、いろいろな面から合理的なその時期にこれをあんばいをしていくようなこともやるの……
○内田国務大臣 御承知のとおり、福田大蔵大臣がアジア開発銀行の年次総会に出席のため海外出張中でありますので、その間臨時代理を仰せつけられました私から発言をお許しいただきたいと存じます。
ただいま両法案につきまして御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿いまして十分検討いたしたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました電源開発促進税法案及び電源開発促進対策特別会計法案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。
電気の安定的供給の確保が国民生活と経済活動にとってきわめて重要でありますことは申すまでもないところであります。
政府は、最近……
○内田国務大臣 臨時代理でもございますし、それにいま飛び込んできたばかりで、大出さんと人事院総裁との問答も全部聞いておりませんが、大体、察するところがございます。 人事院の公務員給与のベースアップの勧告は、私の記憶では例年八月ごろであったと思いますが、これは八月でなければならないという法律の規定はなかったようにも思いますので、人事院の御判断で、それまでに民間の給与ベースと公務員の給与ベースとの差額の計算等が、いろいろの調査によりましてまとまって、勧告の準備が整うということでございますならば、それは人事院総裁の一つの見識として、またお仕事として出てきたものは、政府としても当然、極力尊重をしてま……
○内田国務大臣 いま、和田さんから御発言がございましたように、国土総合開発法案という政府提案を、しばらくの間片方へ置きまして、与野党四党で国土利用計画法として、しかも、委員長提案で発議をされたものでございまして、その際、委員長の発議の御趣旨、また政府とのお互いの了解のやりとりの中におきましては、国土総合開発法なる政府提案を、名前を変えただけで、中身の精神とか進め方というものは、政府提案がそのまま生きているんだというふうには、私は理解をいたしておりません。 議員立法による新しい法律案は、新しい精神のもとに国土の総合的、計画的利用ということがはかられますとともに、主として土地取引の規制、すなわち……
○内田国務大臣 現在の国民経済の計量的な立て方は、御承知のように国民総生産、GNPというものを中心に立てられまして、いわば物的の生産あるいはサービスの提供というようなものを、貨幣価値に直しまして、年間何十兆とかあるいは百兆とかいうような数字を出し、それを前年に比較いたしておることは申すまでもありません。つまり、経済成長ということばがあらわしますように、もっぱら国民生産の物的な増大を数字化しておるわけでありますが、しかし、これに対しては、いろいろの反省がなされてまいりまして、総理大臣の諮問機関でございます経済審議会の中におきましても、物的の生産増の立て方ではなしに、これも御承知のNNWと申します……
○内田国務大臣 ただいま議題となりました国民生活安定緊急措置法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 物価の安定は、わが国経済の当面する最重要課題であります。世界的な景気上昇と農産物不作等による輸入価格の高騰、国際収支黒字と民間信用の増大から生じたいわゆる過剰流動性、国内需要の急速な拡大と供給の制約が重なって、昨年秋以来卸売り物価が高騰し、消費者物価も本年に入り、急上昇を続けておりますこと御承知のとおりでございます。 こうした情勢に対処して政府は、総需要の抑制をはかるという見地から財政執行の繰り延べ、累次にわたる金融引き締めの強化などを行うとともに、生活関連物資の……
○内田国務大臣 御質問の冒頭に立たれた橋口さんは、御承知のようについ先日まで私がこのたび就任をいたしました経済企画庁の政務次官をおつとめでいらっしゃいましたので、何もかも御承知でございます。そこで私のお答えは、おれの考えておるとおりだ、こういうふうにおぼしめしいただきますように、ごく要点だけを申し上げます。 橋口さんのおっしゃったように卸売り物価もまた消費者物価も、ことしの春ごろから異常な上昇をいたしてまいりましたので、このまま放置をいたしますことは国民に非常に不安を与えることでもございましょうけれども、さればといってことしの当初につくりました、かような事態になる前の経済見通しをそのまま来年……
○内田国務大臣 今回私どもが提案をいたしました国民生活安定緊急措置法におきまして、ただいま松浦さんが御指摘なさいましたように、買い占め防止法の強化、改正をいたすことになりました。当時、買い占め防止法を制定いたしました際は、今日の海外からの石油の供給のカット、また値上がり、またそれらを契機としたただいまのような国民生活の各分野にわたる物資や、またある場合には基礎資材等、広くその価格や需給の混乱が、当時としては予測せられておらなかったということが一つと――それは、今日の石油の事態を予見し得たかどうかという問題にもかかるわけでありまするが、もう一つ、いまの自民党政府といたしましては、今回の国民生活安……
○内田国務大臣 井岡さんの考えられますこと、私にもよくわかるものでございます。それで私がこういう御答弁を申し上げるわけでございますが、この法律の第一条には、インフレというようなことば、けさの参考人のいろいろな方から、お述べになりましたような中にございましたそのことばは入っていないわけでございますが、しかしもう第一条の第一行から、「物価の高騰その他の我が国経済の異常な事態に対処するため、」この法律をつくるのだ、こう書いてありますし、しかもこの法律が国会で御決定をいただくと、その公布をしないでしばらくしまっておいて、公布の時期は別に政令で定めるとかいうものではございませんで、附則の一番初めにござい……
○内田国務大臣 本法案に基づく標準価格、課徴金制度等の活用と物価統制令第四条の発動との関係につきまして、昨日の山中委員の御質問に対する答弁を補足をさせていただきたいと存じます。 法律解釈といたしましては、本法案に定めるもろもろの措置によっては事態が克服できないような緊急非常事態におきましては、これらの措置を講じていない場合においても物価統制令の発動が可能であります。しかしながら、政策運営のあり方としては、物価統制令の発動はきわめて慎重であるべきであり、発動をいたす場合にも事前に十分に種々の措置を講ずるよう努力すべきであるとの趣旨で申し上げた次第でございます。 右、御了承をお願いいたします。
○内田国務大臣 これは通産省のほうの担当局長もお見えでございますから、中村さんがあげられたこの調査の、その後のまた通産省側の調査についても報告があると思いますが、この法律の仕組みを、全体を通しまして総括的運営の立場にある私といたしましては、これは次のことをぜひ申し上げておきたいと思います。 たとえば標準価格などのきめ方につきましても、業者のカルテル的な話し合いの結果がそのまま標準価格の中に織り込まれるようなことはあってはならない。また同時に先取り的な価格を業者が今日の事態においてきめましても、それは標準価格をきめるその際におきまして、私どもが合理的なものだと認めない限り、先取り価格をそのまま……
○内田国務大臣 けさの新聞に報道せられておりましたのは、いまだ政府決定というわけではございません。政府と自民党首脳との間で、来年の予算の編成あるいはこの法律施行に伴う物価の安定等の見地から、公共料金についてはあのような方向で検討を進めるということで一致をいたしたわけであります。これは国鉄運賃にいたしましても、すでに法律できまっておる点などもございますし、それらの法律上の措置もございましょうが、しかしいずれにいたしましても、石田さんが仰せられましたように、私どもの強い物価なり料金に対する決意を示したものに相違ございません。 航空運賃のお話がございましたが、これは所管の運輸省から経済企画庁にまだ……
○内田国務大臣 第七十二回国会において衆議院物価問題等に関する特別委員会が再開されるにあたりまして、皆さま方にごあいさつを申し述べさせていただきますとともに所信を申し述べたいと存じます。 最近の物価動向は、きわめてきびしい情勢にあります。世界的な物価高騰のもとで、わが国の物価も、昨年中は卸売り物価、消費者物価とも大幅な上昇を示しました。 卸売り物価につきましては、一昨年末より上昇を始め、昨年十二月には前年同月比で二九・〇%と大幅に上昇いたしました。また、消費者物価は全国指数について見ますと、過去数年間年度平均五%台の上昇で推移してまいりましたが、昨年春以来高騰に転じ、十二月には前年同月比で……
○内田国務大臣 私も政府で物価問題を担当いたしておる者といたしまして、今日のようなまことに異常なあるいは狂乱的な物価上昇のことを見ましてまことに遺憾に思っておるわけでありまして、その原因を探求し、またそれに対する適切なる対策を打たねばならないことを痛感いたしておりますことは橋口さんと全く同じでございます。率直に申しまして、やはり物価が上がってきておりますものは、これはまあ私はやがてそう遠くなくおさまるとは思いますけれども、これまで物価が上がってきておりますのはやはり三つぐらいの原因があろうかと考えます。 一つは、何と申しましても総需要、過剰購買力というものが、政府は引き締めてきておりますけれ……
○内田国務大臣 水野さんの農業用資材についての前段のお話、よく承っておりました。まことにおっしゃるとおりで、私も実は農村といいますか、地方の出身でございますから、お話のようなことをしばしば聞いてまいりまして、春耕期に当面して農業用資材のまず確保の問題、それから価格の上昇、ことに後段でいまお話がございましたように、原油の価格から値上がりをした際にそれが原油の製品価格をどれだけ押し上げることになるか、さらにまたその石油製品を使った二次製品の、いまのポリエチルとかポリプロピレンというようなものにどう響くか、ひいてはそれが農業用資材ばかりでなしに今後の一般の生産関連資材あるいは生活関連資材にどう影響を……
○内田国務大臣 まことに吉永さんのおっしゃるとおりでございます。 ただ、吉永さんも御承知のように、昭和四十七年から四十八年を経て四十九年の今日に至るまでに、日本の経済政策の世界経済の状況の中におけるあり方に実は大きな変動がございました。具体的には、非常な輸出超過による外貨の流入超過から、また国際的には、国際的なインフレ、ドルの低落、換物景気というような事態を経て、今日の石油危機に至りましたのが、いまおっしゃるとおり、今日の物価高、あるいは生活不安に対する国民の憂慮の端緒をなしておりますので、そういう事態をさらに十分見きわめをつけまして、そして今日のこのような事態を一つ一つ徹底的に片づけていき……
○内田国務大臣 詳細は通産省の石油部長から御説明を申し上げることといたしたいと思いますが、私は石油の輸入につきましては、これはなるべく海外からエネルギー資源を仰ぐ割合を減らしてまいりたいというようなお話し合い、先般もここでいたしたわけでありますが、しかし絶対に海外からのエネルギー源の輸入をなくするということは不可能であり、ことに石油についてもそうであります場合には、御所見のとおりやはり輸入先の多様化と申しますか、そういうことにつきましても十分考えてまいらなければならないと思います。
【次の発言】 私も吉永さんと同感でございます。そればかりでなしに、わが国の第一次エネルギーが石油にたよっている割……
○内田国務大臣 私のほうは経済企画庁でございますので、経済の運営がストップしてしまって産業が動かなくなる、あるいは国民経済が危殆に瀕するということがあってはならないと考えますと同時に、これまた国民生活を守る立場から、いま入っておる原油とそれから通産省が現在押えておる石油製品価格が逆ざやである状況にかんがみまして、値上げをせざるを得ないことも認めなければならない。しかし、その値上げの幅というものは、これは国民経済を守るということからすると、できるだけ大きくないほうがよろしいし、また平均の値段をきめましても、それを各種の油種に価格を開く場合に、たとえばガソリンとか灯油とか軽油とか、あるいはA重油と……
○内田国務大臣 物価は、御承知のとおり昨年の後半から本年の一月にかけましては文字どおり狂奔をいたしておりましたけれども、御承知のように、まず卸売り物価につきまして、二月に入りましてからその上昇率が鎮静をいたしてまいりまして、その後の足取りも私どもは心配をいたしておりますけれども、引き続きまして三月も鎮静の足取りを続けておることは御承知のとおりでございます。消費者物価につきましては、その鎮静の状況が必ずしも卸売り物価とは同じ状況ではございません。しかし、三月の東京都区部の消費者物価の指標、これは全国の消費者物価の先駆的なものでございましょうけれども、それにつきまして見ますると、その上昇率が従来よ……
○内田国務大臣 御意見がございました石油製品の価格改定に伴う基礎資材でありますとか主要な生活関連資材、最初は五十三品目、その後農林省関係の食品を若干追加をいたしましたので、六十品目近くなっておるはずでございますが、これは行政指導、いわば行政の力をもって押え込んでおる。押え込んでおるばかりでなしに、なお引き下げの余地があるものは引き下げの指導をも物資所管庁にしていただいておるわけでございまして、今日まで他の環境の改善とも相まって私はおおむねその効果はあげておると思います。これは御承知のさらに末端の小売りの段階における百貨店、スーパーあるいは中間の商社等の取り扱う生活関連物資等につきましても――こ……
○内田国務大臣 電力料金などを含めまして、公共料金につきましては極力これを抑制する、また慎重に対処するということでこれまでもやってまいっております。そういう意味は、公共料金はいつまでも上げない、また、しばしば当委員会の委員からも御発言もあったと思いますが、公共料金を上げないで、財政的な補てん等によってこれを極力長く据え置くべし、こういう意見がございましたが、それは国の直接財政的な処置を講じ得るものと講じ得ない種類のものとがございますので、必ずしも一律に論じ得るわけではございませんけれども、双方通じまして、極力抑制をはかってまいる。しかしまた同時に、一方においてはそのために公益事業に対する資源の……
○内田国務大臣 全般的に見まして今日、卸売り物価並びにそれより足取りはややおくれるようでありますが消費者物価も鎮静に向かっておることは認められるわけでございますが、しかし山崎さんのただいまのおことばの中にもございますように、すでに結果をあらわしつつある本年度の大幅なベースアップ、それにまた電気料金をはじめ幾つかの公共料金の改定というものが控えておりますので、それらがある程度四十九年度の卸売り物価あるいは消費者物価の引き上げの要因となりますことは、私どもも当然それを頭に置いて今後いろいろな施策を進めてまいらなければなりません。それに加えまして昨年来の総需要の抑制、金融の引き締め、これをどこまで続……
○内田国務大臣 主として今年の中ごろからの卸売り物価並びに消費者物価の異常な値上がりと、また国際収支の状況のかなりの動き、こういうことを前提といたしまして、私どもは良心をもって改定の試算をいたしたものでございます。
【次の発言】 申し上げたとおりでございまして、たとえば、本年の経済見通しは、物価におきましては、消費者物価の値上がりを五・五%ぐらいに見られておりましたのが、最近の状況では、それが前年に比べますと一四%をこえるような上昇が見られるようになってまいりましたし、卸売り物価につきましては、当初の見通しが二%の上昇ということでございましたのが、二〇%をこえるような著しい上昇、これがいま私が……
○内田国務大臣 私は、大蔵大臣が言われたのと全く同じ考え方でございまして、物が上がるのは、やはり需要が物を押し上げるという面が非常に大きな要素を持っております。もっとも最近では、総理大臣が申されますように外国の要素もございますけれども、何と申しましても需要を抑制するためには、まず第一に、国が財政を縮めること、それから通産大臣も言われましたように、企業自身がこの際はやはり設備投資をたな上げしたり繰り延べること、しかりしこうして、国民の皆さま方にもどうしても消費の抑制を求めてまいること。これはもう渡部さんが御承知のように、わが国の国民全体の総生産というものは百兆ちょっとございますけれども、そのうち……
○内田国務大臣 いろいろ御意見を拝聴いたしましたが、一々ごもっともの点だと私は思います。私が経済企画庁長官としてこの法律の制定並びに発動について考えますことは、この法律が官僚的発想だけに出た法律としてつくられ運用されるのではなしに、国民的理解と支持のもとにこれが運用されるような形にしてこの法律は運用さるべきものだということを心に置きながら、先生の仰せられました政令の問題、その他、品目の選定あるいは標準価格の設定などのことにつきましても進めてまいりたい、これだけお答え申し上げておきます。
【次の発言】 売惜しみ買占め防止法というものが去る七月できまして、これは、直接生活に関連する十数品目を指定い……
○内田国務大臣 公共料金は、申すまでもなく家計や消費者物価引き上げの要因になるわけでありますから、私どもは極力これを慎重に取り扱っておるわけであります。しかし、これを放置いたしますと、これは御承知のように、そこに資源の配分が行なわれないというようなことで、かえってサービスを低下したり、また公共性そのものの荒廃を来たす点がございますので、押え切りにするわけにいかないので私はいま非常に苦しんでおりますが、慎重に処理するつもりでおります。
【次の発言】 御承知のように、先般の国会の決定によりまして、国鉄料金は来年の三月三十一日に引き上げなければならない状況にございます。さらにまた、消費者米価につきま……
○内田国務大臣 石橋さん御承知のとおり、経済見通しは年末に予算を編成をいたします際に、一応の翌年度の見通しを立てまして閣議了解をいたします。これは昨年に限ったことではございません。例年そうでございますが、しかし、こうして翌年その国会に提出いたします予算案が決定されますときに、正式にその経済見通しの決定をいたすわけでありまして、毎年そうでございますが、、その間は、たとえばGNPの財政関係への配分というようなものは、閣議了解の段階ではきめてないわけでありますが、予算がきまった後に、それをその翌年の一月の閣議決定のときにきめる。 ところが、昨年の暮れから本年の一月の閣議決定の間に、いま仰せられます……
○内田国務大臣 買占め売惜しみ防止法のねらうところは、不破さんが仰せられたとおりでありますが、昨日も議論になりましたように、これは三条、四条、五条といろいろ権限が並べてありまして、まず三条で、買い占め売り惜しみの事態が発生しないような管理監督をする、調査をするということを前提といたしておりまして、昨年あの法律が制定をされましたころは、私はその当時閣僚ではございませんでしたけれども、やや事態が鎮静した、おそきに失するような感がないでもなかったように思います。しかし、その後政府としては、第三条の調査、物資の移動等の管理監督をもっぱらやっていたようでございまして、四条による放出命令を出した事跡は今日……
○内田国務大臣 私は、物価が上がらないように措置すること、言うならば下げることを措置することが、私の任務だと実は心得ております。 したがって私は、具体的に物資は所管していない、産業は所管しておりませんけれども、ありていに申しますと、私自身が通産省の事務次官に電話をかけて、いろいろ末端の消費物資等について、標準価格等の形成をしようと思ってだんだん上にさかのぼっていくと、これは、コストの上昇分をそのままその生産価格に組み入れたり、あるいはまた、先取り値上げというような要素なしとせず、それらの分を上から洗い直してほしいということを、実は厳重に申し入れておるわけでございまして、たまたま、ここに答弁用……
○内田国務大臣 八木さんが仰せのとおりの経緯で経済見通しの試算をやりかえまして、その上で閣議決定をいたしました。
しかし、消費者物価につきましては、これは、言うまでもなく卸売り物価のあとを追うものでありますけれども、私どもは、そのあとを追っている間に、消費者物価に対しましては、あらゆる政策を集中してこれを押え込む、こういう観点から、消費者物価につきましては、いろいろの見地を見直しました結果、これを改定する必要がない、こういうような結論に達しました。
【次の発言】 八木さんもよく御承知のとおり、昨年は卸売り物価の上昇がまことに顕著なものがございました。たとえば十二月で申しましても、卸売り物価の……
○内田国務大臣 農林、通産、それぞれ各省の関連物資いろいろありますが、私のほうも常に全体的な立場から、玉置さんのおっしゃったようなことに注目をいたしておるわけであります。 いろいろ懸念いたしておりました物資も、御承知のように、だんだんその需給が緩和をいたして、小売り店等にあらわれるようになっておりますが、私は率直に、いま私どもが常に注意を怠っていない品目を述べますと、次のようなことになると思います。 砂糖、食用油、小麦粉、しょうゆなどはおおむねいいようでございます。それから、ちり紙、トイレットペーパーなどもおおむねいいようでございます。洗剤も、御承知のとおりぼつぼつ、地域的の格差はございま……
○内田国務大臣 先般、とりあえず、当委員会の御要請によりまして、一月末日までの総検査の全国的な計数等を取りまとめたものを御報告いたしておりましたけれども、その中身の実態につきましては、まだ全面的に御報告をいたすような資料を全国的には取りまとめておりません。幸い、中曽根通産大臣が、御所管の通産物資につきましての今度の一斉検査につきましての報告の要点をお持ちでございますので、私の口から御報告を申し上げますよりも、中曽根大臣から御報告をしていただくようにお願いをいたしたいと思います。
【次の発言】 先日の委員会で、現在執行中の緊急在庫調査の法的性格に関する政府側の説明には、表現上不備な点がありまして……
○内田国務大臣 小林さん、よく御承知のとおり、経済社会基本計画というのは、これは、私がつくったものではございませんけれども、私は、非常によくできていると思います。昨年の二月にできたものでございまして、「福祉社会の建設のために」というような副題をつけまして、そうして少なくとも振替所得を現在のベースから八・八%まで引き上げるように、それぞれ政府全体として、厚生省は厚生省なりに、あるいはまた大蔵省は大蔵省なりに、あの基本計画ラインを踏むようにすることを示唆しているものでございまして、あれを具体的にするために、私どもはさらに努力をいたさなければなりませんけれども、あの考え方というものは、小林さん御承知……
○内田国務大臣 赤松さんから質問要旨としていただきましたうち、法制局長官がお答えになりました残りの部分を、私から御答弁を申し上げたいと思います。 まず、第一に、先般の当予算委員会におきまして、赤松さんから提起をされました売惜しみ防止法の際の立ち入り調査のやり方というものは、積極的に五条によってやるべきではないか、こういう御指摘がございまして、当時総理大臣からも通産大臣からも……(赤松委員「時間がないから、結論だけ言ってください」と呼ぶ)お答えをいたしましたところでございますので、一方におきましては、各省における価格調査官等、専任、兼任を合わせまして大増員をいたしますとともに、立ち入り検査のや……
○内田国務大臣 四十八年度の、これはまあ三月までの物価の上昇を入れた見通しと、それから四十八年度に対する来年度予算編成の基礎になっている四十九年度の物価の見通しと、両方あるわけでございますが、いまおっしゃられるように、四十八年度につきましては、一月までの卸売り物価並びに小売り物価――これは小売り物価といいますか、消費者物価、東京都だけでございますが、それはもう出ているわけであります。おっしゃるように、一月の消費者物価が、東京では二〇・四でありますから、それが全国では二月、三月どうなるかという問題につきましては、これは私どもも正確には数字的にはじくというか、将来のことでありますから、わかりません……
○内田国務大臣 津川さんの御指摘の点は、総理大臣の施政方針演説ばかりじゃなしに、不肖私、先般の経済演説の中でも実はうたってございます。 それは、エネルギーの問題などの最近の動向を見るにつけましても、私は、食糧についても十分そのことは考えなければならないと思うものでございまして、できる限り自給率は高くすると同時に、どうしてもわが国でつくれないものにつきましても、輸入先の多様化をはかることは必要でございますし、また、その備蓄につきましても、いろいろな配慮を行なう必要があると考えるものでございます。 ことに、小麦とか大豆とか、あるいは濃厚飼料というようなものにつきましては、私は、今後も考えなけれ……
○内田国務大臣 具体的な問題でございまして、私のほうでは、その瞬間湯わかし器の価格調査をいたしておりません。
【次の発言】 物価の基本方針とか水準とかいうようなことについての調査がおもでございまして、個々の物資につきましては、それぞれその主管省がありまして、主管省が担当をいたすことになっております。(岡田(春)委員「主管省はどこだ」と呼ぶ)主管省ということになりますと、ガス器具でございますから、通産省でございます。
【次の発言】 先般も物価対策特別委員会でお答えを申し上げた機会があったと思いますが、私どもの立場といたしましては、先取り値上げ、あるいはやみカルテル等による不当な値上げ等は、これは……
○内田国務大臣 まあ、どちらから先にお答えしてもよろしいのでございますが、私から総括的にお答え申し上げます。 小沢さんがおっしゃられましたように、最近の経済の諸指標は、一時と違いまして、物価をはじめ、非常に鎮静の方向をたどってまいってきております。ことに卸売り物価、一両日前に発表されました二月中旬の物価につきましては、小沢さんがお述べになりましたように、十六項目ぐらいの項目のうち、十項目ぐらいは、これは微弱ながら低落の方向を示してまいりまして、二月上旬と持ち合いというようなことになりました。また、私どものほうで常に調査をいたしております設備投資、あるいはその先行きの機械受注なども、最近に至り……
○内田国務大臣 正確には存じませんが、私の感覚では、全国でゴルフ場が千ぐらいあるのではなかろうか。その千ぐらいが、一単位三十万ヘクタールくらいを持っておるとしますと、それの倍数になりますから、相当な大きさにならざるを得ないと私は思います。
【次の発言】 先ほど、全国におけるゴルフ場の数並びにその地積についての御質問中、数のほうはあれでよろしゅうございますが、地積は、私が、一カ所当たり三十万坪と申し上げるべきところを、三十万ヘクタールと申してしまったようでございますので、その点、取り消させていただきたい、訂正させていただきたいと思います。
○内田国務大臣 その問題は、八木さんのおっしゃるとおり、非常に大切な問題であると私は考えます。 でございますから、長年の懸案であります年金に対するスライド制というものが、厚生年金と国民年金については法律の制度上採用されることになりましたし、また、福祉年金につきましては、スライド制ではありませんけれども、もとが低いのだからということで、これも、スライド制とは違った意味で予算上引き上げるたてまえのもとで、年金法の改正をこの国会に提出をいたしておるわけでございます。 ところが、これも釈迦に説法でございますが、現在法律に導入されました制度は物価スライドでありまして、消費者物価が五%以上上がった場合……
○内田国務大臣 物価の見通しいかんという川俣さんからのお尋ねでございますが、まあ私は政府でありますから、ことに物価の問題を預かっておりますから、自分びいき、政府寄りの御答弁を申し上げるということでは決してございませんけれども、物価が一番狂乱状態にございましたのは御承知のように昨年の暮れからことしの二月ぐらいでございました。この間は、卸売り物価で申しますと、一番高くなりましたのは一カ月で、つまり対前月七・一%あるいは五・五%というような月が三月ぐらい続きました。また消費者物価のほうは、いま申し上げます卸売り物価ほど一カ月間の上昇というものはございませんでしたけれども、しかし、やはり同じように昨年……
○内田国務大臣 わが国の物価が最近鎮静はいたしておりますものの、板川委員御指摘のように、昨年の同時期に比べますとまだかなり高いレベルにあります。しかし、卸売り物価は、板川さんは何月分をおとりになったか――九月は、前年の九月に対しますと三五%ではなしに三〇・六%、こういう数字でございますので、これはあとから正しいものを差し上げたい。(板川委員「六月です」と呼ぶ)六月は三五・三。しかし、それから七、八、九とたいへんいい落ちつきを示しておりまして、最近、現時点では、たとえば九月は卸売り物価は御承知のとおり、詳しいことは言いませんけれども、上がり方がほとんどなかったというようなことで、今日では三〇・六……
○内田国務大臣 大出さんのお話で、私がたいへん進歩的な人物のようにおだてられましたが、そんなたいした者でもございません。私は、物価だけを担当いたすわけではございませんで、国民生活の安定ということも担当をいたすべきことが私の職務だと心得ております。現に経済企画庁には、物価局もございますけれども、国民生活局というものさえも置いてあるわけでございますので、これは両面を考えて両立するように私は今後といえどもっとめるつもりでございます。ということは、これは一般の企業における大幅春闘の現実ということも私は踏まえておりますので、今回の人事院勧告につきましては、私の立場といたしましては、やはり給与生活者である……
○内田国務大臣 ごあいさつを兼ねまして、最近の物価の動向につきまして若干申し述べさせていただきたいと存じます。 申すまでもなく、わが国の物価は、昨年昭和四十八年の春ごろからかなり目立った上昇線をたどっておりましたが、それが昨年暮れに近く、例の石油ショックに関連をいたしまして、異常な上昇をいたしました。 私が強く記憶をいたしておりますところでも、昨年の十二月には一カ月間で卸売り物価が七・一%上昇し、また越えて本年の一月になりましても卸売り物価は対前月五・五%一カ月で上昇、二月に入りましてもなおその上昇率はあまり衰えずに、三%をこえるような一月間の上昇を続けておりました。 消費者物価につきま……
○内田国務大臣 労働大臣の言うことと同感でございます。
【次の発言】 石田さんが御心配するような事態が、冷凍とか冷蔵倉庫の施設によって生じてはならないと私は思います。
ただ、生鮮食料品などにつきましては、魚でございましてもくだものでございましても、とれる時期にはとれ過ぎる、またある時期には、天候の関係等で全くどれないというような時期的な需給を調整するためには、御承知のように、政府が助成してこれらの冷蔵、冷凍施設というものをつくらしておるわけでありますが、それが業者のほうの利益をあげるために、そういう面においてのみ活用されるということであってはならないと思いますので、これらの施設の運営に関する……
○内田国務大臣 昨年来から今日のわが国の経済の状況というものは、加藤委員がおっしゃるように、まことに、インフレ、すなわち物価高というものとデフレ、つまり経済の停滞というものが同居をいたしております状況でありますことはおっしゃるとおりでありまして、これは別のことばで申しますと、インフレとスタグネーションが同居しておるというわけで、スタグフレーションということばになっておりますことも御承知のとおりであります。 経済の状況は、最近は、わが国の経済成長の実質成長などの推移が示しますように、若干のマイナス成長の状況がうかがわれますことから判断されますように、個々の産業あるいは現実の経済界の動きというも……
○内田(常)委員 ただいまの原さんの御意見に関連して、逆もどりしてはなはだ恐縮でありますが、原さんのすぐ前にお述べになつた渡辺さんの御意見について補足していただきたいところがあるのであります。今原さんの御意見によりますと、カルテルの認可とその場合の公取の認定というものは、事を慎重ならしめるために両方あつてよろしい。ただその場合認定についていつまでもひつぱられるのは事態に合わないから、その場合公取の認定について一種の短期の期間を設定することが必要であるというお話でありましたが、その前の渡辺さんのお話ですと、認可と認定と二つ並んでおるのは業者としてたいへん迷惑だし、事態に沿わない。これはむしろ一本……
○内田小委員 山本さんのお話を承わりましたし、また専門員の方から専門的のお話も伺ったのでありますが、途中でありまして私よくわからないところがございます。一体国産化することに対してどういう大きさというか、型の自動車、特に乗用車を作ることを日本としては考えていくべきか、オースチン、ヒルマン、ルノーというようなものの国内組み立てをやっておる、五年以内には完全に国産化するというような計画のように承わっております。また一方プリムス、トヨペット、ダットサンというものをやっておられる。ところがけさの団伊能さんのお話では、とりあえず日本の自動車生産というものは小型車でけっこうだ、けれども、小型車だけに力を用い……
○内田小委員 川上鉱山局長がお見えになっておりますし、われわれ委員の手元に通商産業省から「石油資源総合開発5カ年計画と開発会社の設立の必要性について」という資料が配られております。この問題についてはわれわれも十分認識を有しておりまするし、先般来当委員会におきまして、各党の委員から通産大臣に対して質問が行われ、通産大臣からも答弁がありました。また予算委員会等においても取り上げられておるのです。そこできょう大臣がおりませんけれども、通産省がこういう資料や書類をつくっておきながら、ことに開発会社設立の必要性というものをわれわれに配っておきながら、予算その他の法律については一向これに対応するものをお出……
○内田小委員 議事進行。御承知のように、昭和三十年度の本予算案は、ここ二、三日のうちにおそらくは各党の態度をきめて、衆議院を通して、参議院に送れるか送れぬかという時期に際会しております。そこで先般来問題になっておりまする国内石油資源開発のために政府出資による特殊会社を作るというようなことをもし考えるならば、この機会に早急にこれを取り上げまして、そして委員会発議なりあるいは議員提案なりをやらなければ、予算の方に対する各党の態度がきまらないことになるわけであります。わが自由党におきましては、先般来、皆さんも御承知のように、これは議員提案、委員会提案等で法律案が出されるものとの想定のもとに、一応三億……
○内田小委員 議事進行に関して…。御承知のように、当商工委員会に中小企業金融公庫法の一部改正法案と商工組合中央金庫法の一部改正法案が上程せられておりまして、これは先般の本委員会におきまして質問が打ち切りになっております。修正案を出すかあるいは政府提案をそのまま通すということの決定を待つ段階に参っておりますが、しかし御承知のように、今般予算に関連をいたしまして自由党、民主党の両党で共同修正をするという議が起っております。この共同修正案によりますと、一般会計の歳出をある程度増加する、そのために従来一般会計でまかなっておった中小企業金融公庫その他の政府関係金融機関への出資を一般会計から追い出して、資……
○内田小委員 この第一期、それから完成期の目標年次というような計画か、希望か、これはどうなっておりますか。
【次の発言】 そうすると、三十一年度は初年度ですか、二年度ですか。
○内田小委員 ただいまお話がありました、この案の進め方に関する事項について申し上げたい。たとえばこの案を商工委員会の決議にして政府に提出するということを委員長は言われておりますが、事は差し迫っている問題があるようであります。たとえば第三項の鉱害賠償資金の取扱いに関する事項などは、税法上の問題にもなっております。御承知のように今これは臨時税制調査会が、来年度の税制全体の改革に関していろいろと研究して結論を出しかかっている。先般通産省の方でも通産省の意見として、来年度の税制改正に関する意見書というようなものを大蔵省とかあるいは臨時税制調査会に出しているわけですが、この第三項のごときは単に国税庁の行……
○内田小委員 ちょっと食糧庁の方にお伺いしてみたいと思うのですが、精麦業者の倒産というのはすなわち価格が合わない。たとえば政府は農民から指示価格で買い上げる。産麦の大部分は指示価格をたよりにして、政府買い上げになってしまう。従って今、今井さんからお話のように、精麦業者が買う原料麦というものは、自由買い入れ数量はほとんどなく、全部食糧庁から払い下げるということになっているわけであります。従って今日のように米の実効価格が安くなって参りまして、麦の対米比価が米に接近してきて、一般の需要が減退してきているように思うのであります。精麦業者としては自分の採算で操作をする余地がないという問題になっていると思……
○内田小委員 本日は委員長のおはからいで、最近の経済動向について数字について総合的に知り得る機会をお与え下さったことをまずお礼を申し上げます。調整部長並びに計画部長のお話で大へん裨益をいたしたのでございますが、二、三簡単にお伺いをいたします。 最近の日本経済の動向というものは、輸出も輸入も生産も、はたまた雇用も活気を帯びて参ってきておるということは、私は非常にいいことだと思いますが、その一面警戒を要する面もあると思います。現に鉄なり輸送なり動力面の隘路が目立ってきたというのも、その一つであろうと思いますけれども、日本の経済というものは国際経済につながっておるものでありまするが、外国経済とのつ……
○内田委員 佐藤さんまことにありがとうございました。私ついでに――委員長の御意向によりまして、ここに資料がありまして、すでにお話し下さったのかもしれませんが、今の外貨予算編成の実際について、もう少しレクチュアを承わりたい。たとえば通貨別にどういう編成をするとか、地域別にどういう編成をするとか、グローバル予算ということもありましたが、私よくわかりませんし、また外貨予算編成の手続で、閣僚審議会とか閣僚審議会の幹事会とかいうのがあったようですが、そういうようなことについてわかりやすくお話し願えれば大へん参考になるのですが……。
○内田小委員 この予定経費要求害というのは、その予定経費を要求した金額でなしに、実際は、大蔵省の査定額で折れ合ったところが、こういう要求になったのだろうと思いますが、ほんとうに国立国会図書館として要求をせられた当初の要求額、これに対する大蔵省の査定復活なんかの状況について、館長からちょっと簡単にお話を願上えれば、どのくらいのことを大蔵省がしたか、明らかになるだろうと思います。
【次の発言】 大体お話はわかりましたけれども、国会図書館が非常に要望せられ、また関係各省がそれに協力されておったと思われる原書関係の資料を、関係各省が持つのではなくて、国立国会図書館の予算として一括これを計上するというよ……
○内田小委員長代理 これから図書館運営小委員会を開会いたします。
小委員長が病気入院中のため、私が、小委員長の指名によりまして、小委員長の職務を行います。
本日は、国会図書館新庁舎建設用地に関する件について、いろいろ御協議を願いたいと存じますが、まず金森国会図書館長から御説明を求めたいと存じます。
【次の発言】 ただいまの金森国会図書館長の御説明に対して御質疑、御意見はございませんか。
【次の発言】 一つお尋ねしたいのですが、価額問題には入ってないで、先方からこれだけの価額でなければならないというような申し出もないし、こちら側としても、まだ関係官庁、財務官庁その他の評価をお願いするというと……
○内田委員 本日は政府から提案にかかります中小企業の資産再評価の特例に関する法律案につきまして、特に大蔵委員長のおはからいで、われわれ商工委員会におります委員をして審査に参画せしめていただきましたことをまずお礼を申します。 この法律案は、中小企業の経営に貢献せしめることを目的といたしておると考えられますと同時に、税の問題なども含んでおりまして、私ども商工委員といたしましては非常な関心を持っておるものでありますし、また一般の中小企業者におきましても、非常な多くの関心を持ちまして、商工委員会に対しましても趣旨の説明や、いろいろの要望がありますので、私は主として中小企業者の立場を代表いたして、政府……
○内田小委員長 これより会議を開きます。 議事に入ります前に、本小委員会の運営等について、御了解を願っておきたいと存じます。すなわち、本小委員会は、御承知の通り、中小企業信用保険公庫法案及び中小企業信用保険公庫法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の両案審査のため、昨二十六日、本委員会の決議により、設置せられたのでありますが、その目的とするところは、両法案成立後の運用に関する諸事項が、法律により規定するもののほか、たとえば、信用保険の保険料率など、政令に譲る重要な部分もありますので、この際、これらにつき、細目にわたり審査する必要があり、また、主として包括保証保険と普通保証保険とのかみ合……
○内田小委員長 これより会議を開きます。 中小企業信用保険公庫法案及び中小企業信用保険公庫法の施行に伴う関係法律の整理 等に関する法律案の両案を一括議題とし、審査を進めます。 昨日の小委員会におきまして論議されました諸点を、小委員長の手元においてとりまとめたものがございますので、ただいま各位に配付いたしました。これは、昨日の会議における大よその方向を集約いたしたものでありますが、審査の便宜上、本日は、一応これを基礎として、検討を進めていただきたいと思います。 これにつきまして、委員の各位におかれまして、御意見のある向きは、意見をお述べ願うことといたします。 発言の通告がありますから、……
○内田小委員長 これより商工委員会中小企業信用保険公庫法案外一件に関する審査小委員会を開きます。 中小企業信用保険公庫法案及び中小企業信用保険公庫法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案の両案を一括議題とし、審査を進めます。 両案につきましては、前回までに、打合会を含め、三回にわたり、種々の角度から検討いたしました結果、ほぼその意見もまとまったものと思います。この際、これらの意見につき、小委員長の手元において取りまとめました案文を読み上げます。 「中小企業信用保険公庫法案」については、概ね時宜に適したものと認める。 「中小企業信用保険公庫法の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案……
○内田分科員 私は、中小企業に関する予算あるいは財政投融資の問題につきまして、従来商工委員会等における質疑を通じて明らかにされなかった部分を、この三分科会においてお尋ねをしたいと思います。 先ほど通産大臣の御説明によりますと、今度通産省関係の予算というものは昨年に比べますと非常にふえておるということで、資金まで入れますと約倍額になっておるわけでありまして、これは、農林関係予算が昨年度に比べまして相当額ふえましたと同じように、今の政府が、産業、経済というようなことにつきまして、財政の面を注意しながらも、かなり積極的な打ち出し方をしたということであると思いまして、敬意を表するのでありますが、しか……
○内田委員 岩井公述人に、ただいまの御発言につきまして一、二お尋ねをいたしたいのであります。 その一つは、岩井さんの御発言を要約いたしますと、今日警職法の改正については院外において非常に反対の団体が多い、そういう見地から、これを国会において今審議するのは適当ではない、すべからく撤回をするとかあるいは会期を閉じてしまってこの審議はたな上げにした方がよろしい、そういう御意見のようでありますけれども、私どもが国民の一人として考えてみますと、反対団体も多いが、また最近これを支持する団体も多くなっているのであります。とにもかくにも、おっしゃる通り、今日非常に問題になってきておる法律の改正案でありますか……
○内田説明員 私は先般はからずも通産政務次官に任命をされましたので、きょうは実はごあいさつを申すつもりでまかり出まして、ごあいさつの用意もあったのでありますが、先ほどからの御議論を聞きかねまして、ごあいさつに先だちまして御答弁を申し上げます。 御承知のように昭和二十七年という年は、吉田内閣が二十四年以来一番長く続いたときでありまして、その問、通産大臣も約十人ばかりかわっております。でありますから、その二十七年に至る海外貿易振興会設立の際の大臣が、果してそのときの大臣として稻垣平太郎氏であったか、高瀬荘太郎氏であったか、あるいは横尾龍氏であったか、小笠原三九郎氏であったか、池田勇人氏であったか……
○内田説明員 大体官房長からお答えした通りでありますが、小川先生、あまり競輪の方を御存じないようでありますから、輪郭を私から申し上げます。大へん仕組みが複雑になっておるようでありまして、根拠法には自転車競技法というものがあります。それによりまして、自転車競技を施行する施行者の観念と、競技場を施設する施設者の観念と、これは府県及び自治庁長官の指定する市町村です。でありますから、千葉県というものは、また奈良県でありましても、法律上当然施行者になれるのでありますが、松戸市とか千葉市とかいうものがやりますためには、自治庁長官の許可が要るわけであります。私の記憶いたしておりますところでは、府県、市町村を……
○内田(常)政府委員 佐藤委員御承知のように、私は、実は長年商工委員会で苦労して参りまして、自分では、この面について非常な研究をして参ってきておるつもりでありますが、なかなか満足がいくような結果が得られているとは今日考えていません。それは佐藤委員がおっしゃるように、国民金融公庫は百近い自己の店舗を持っておる。商工中金にしてもまたしかりでありますが、中小企業金融公庫は、先ほども政府委員から説明がありましたように、本店を含めて全国十一しかありません。あとは一般の金融機関の代理店貸し出しにたよらざるを得ない。代理店たる金融機関は、それぞれ独立の営利金融機関でありますから、私どもが昭和二十八年に中小企……
○内田小委員 関連して。今企業局長のお答えの中に、百貨店並びに製造業者の前払式割賦の登録の取り扱いの御発言がありましたが、その中で百貨店については前払式割賦販売をやっているものは現在ない、従って修正規定の運営上も今後は百貨店については、この制度の登録を認めないという御発言がありましたが、実際は百貨店の中で前払式割賦販売そのもの、あるいはそれに類似する方式をやっているものがある。たとえば阪急百貨店などは、その顕著な例であります。そこでとやかく私は申しませんが、そのことをさらにお調べになって修正規定の運用上百貨店にはすべて許さないのだということではなしに、実情に即して緩急よろしく行政措置をとらるべ……
○内田政府委員 科学技術庁長官の近藤大臣が、御承知のように病気でしばらく登院が不可能でありますので、政務次官の私からお答えをさしていただきます。 ただいま前田先生のお尋ねの点でありますが、原子力潜水艦の安全性についての学問的な立場ということからいたしますれば、日本に寄港しない場合の原子力潜水艦の安全性というものにつきましても検討をしたいという欲望があることは私ども否定をいたしませんけれども、ただいま問題になっておりますのは日本への寄港の問題でありますので、お尋ねのように、科学技術庁における安全性審査の問題も、寄港の問題を主として検討いたしたいと考えております。ただ、これは前田先生も御承知のよ……
○内田政府委員 御承知のように、科学技術庁が設置されましたのは昭和三十一年でございまして、お尋ねは昭和二十九年の発注ということでございますから、その当時の案件につきましては科学技術庁としては関知をいたしておりませんのでございます。何かのお間違いではないか、かように考えます。
【次の発言】 私からお答え申し上げますが、科学技術庁と防衛庁の行なう技術研究関係の仕事につきましてもちろん関連はございます。どういう関連があるかと申しますと、現在の仕組みのものにおいては、たとえば防衛庁の技術研究本部が、研究試験のためにいろいろな調達をするなど予算の編成をいたします際に、科学技術庁が、たとえば通産省、農林省……
○内田委員長 これより大蔵委員会石炭対策特別
委員会連合審査会を開会いたします。
先例によりまして、大蔵委員長の私が委員長の
職務を行ないます。
石炭対策特別会計法案を議題といたします。
【次の発言】 趣旨の説明は、さきに配付いたし
てあります資料により御了承願うこととして、質
疑の通告がありますので、これを許します。三原
朝雄君。
【次の発言】 岡田利春君。
【次の発言】 田畑金光君。
【次の発言】 これにて連合審査会は終了いたし
ました。
午後六時五十五分散会
○内田国務大臣 山本先生いろいろ御計算もなされての結果の御質問と思いますが、私が理解をいたしております限りにおきましては、農業者年金制度運営のためには、まずその経営移譲した者に対しましては、年金給付額の三分の一は国庫が負担して、国が持ち出しがある。また、当面、しばらくの間ということになりますか、掛け金につきましても、国が三割ぐらい加入者のための肩がわりをするということでありますから、農業者年金保険全体の仕組みの中におきましては、国も相当の持ち出しをしておることは、これはうそ偽りはございません。ただ、問題は、実際年金が給付される場合が、六十歳から六十五歳までの間に、経営移譲をした者、こういう限定……
○内田国務大臣 昭和四十五年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算案の概要について御説明申し上げます。 厚生行政は、各位の御協力によりまして着実にその進展が見られていることに対しまして、まず厚く御礼を申し上げます。 昭和四十五年度厚生省所管一般会計予算の総額は一兆一千三十五億二千十二万三千円でありまして、これを前年度の昭和四十四年度当初予算に比較いたしますと、一千九百九十五億八千八百三十八万二千円の増加と相なり、二二・一%の増加率を示しております。また、一般会計予算総額に占めるその構成比率は一三・九%と相なっております。 以下、主要な事項について、その概要を御説明申し上げるのでございますが……
○内田国務大臣 政府委員から答弁いたしましたとおりの方向で私も督励をいたしております。
【次の発言】 これはとり方でいろいろあるようでございますが、私ども厚生省の立場からこの僻地医療などの問題を論じます場合には、おおむね地域を三つぐらいに分けまして、なかなか医者が行けないところ、それから何らかの方法によって、交通もそれほど悪くはないので医者が行けるところ、こういうふうに区域を分けますが、にもかかわらず医者の配置の状況がはなはだ手薄であって現地の住民が医療に困難をしておる地域と考えまして、それぞれの対策を分けて立てております。
【次の発言】 これは過密ということばに対しましてあとからできたことば……
○内田国務大臣 私は専門家じゃございませんけれども、国民感情を吸収いたしたようなつもりでお答えを申し上げたいと思います。 厚生省といたしましては、お話がございましたように、硫黄酸化物並びに今回一酸化炭素についての環境基準というものを設けましたが、環境基準というものは、それ以上になっては承知できないという基準でありますから、すべての地域、地点がそれ以下であるように保たなければならない、こういう具体的な施策を講じていかなければ、環境基準だけつくっても何の役にも立たないと私は思います。幸い今回自動車の排気ガス等を主たる原因とする一酸化炭素についての環境基準もできたわけでございますし、それを守るため……
○内田国務大臣 公害対策基本法等に基づきまして環境基準を設定したり、またその達成の手段として規制基準等を設けておるわけでございますが、これらにつきましては、亜硫酸ガスとか一酸化炭素のように、もう学理的にも人の健康に有害なことが明らかなものもございますし、また、いろいろな各種の微量重金属などにつきましては、必ずしも私は学問的には明瞭になっていないものもあろうと思いますが、しかし厚生大臣としては、一方におきまして環境の清浄を守るだけの措置を講じつつ、さらに私どもは今日の科学技術の段階においてそれの究明を進めていく、こういう措置をとっておるわけであります。一切が明らかになって、最終的に有害だとわかる……
○内田国務大臣 私のほうは、公害の発生をできるだけ少なくして国民の健康を守りたい。万一被害者が出たならば、その被害者の立場に立ちたいということでありますから、無過失責任の方向は、私自身も前から非常に方向を考えております。しかるところ、総理大臣みずからが九月の宇都宮の一日内閣でも、これについては検討を進めるということでございますので、私はそれで非常に満足をいたしております。ただその方法につきましては、これは法務省もあり、また公害担当大臣もございますので、一日も早く検討の上、何らかの結果を得ていただきたい、そういう督励的立場にあります。
【次の発言】 今日ごみといわれますものの中身や考え方はすっか……
○内田国務大臣 国民の消費生活というような面から、私どもは、消費生活協同組合の機能の充実につきましてもいろいろ実は考えております。金融の面につきましても、御承知のとおり、政府が地方公共団体に予算でお金を回して、公共団体のお金と一緒にして生協に貸し出すそういう予算につきましても、四十六年度は、前年度に比べまして、相当これを増加いたすことにいたしましたし、また、開発銀行をある場合においては、生協の集発送センターなど相当設備の必要なものについて活用できる道を設けたいというようなことで、このほうも話を進めまして、金額のワクは設けませんけれども、開銀の融資対象ということで関係機関と話をつけているようなこ……
○内田国務大臣 渡部先生がお尋ねのようなことを、私も自分の家内から、最近ときどき言われるようになりまして、これはいかぬ、 こう思います。 そこで、私が考えますのに、そもそもその再販維持契約というものは、これが薬であれ、化粧品であれ、それらの対象につきまして自由な競争が行なわれて、再販価格に付せられているものを買わなくても選択の自由のあるような、そういう場合においてのみ再販制度というものはあるべきはずだと私は思いますので、薬などにつきましても、再販で値段を縛られたものを買わざるを得ないという状態にあるとすれば、そのことは私どもも公取委員長ともよく話し合いをいたしまして、消費者が安いもので品質の……
○内田国務大臣 昭和四十六年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算案の概要について御説明申し上げます。委員長のお指図もございますので、簡単に申し上げます。 昭和四十六年度厚生省所管一般会計予算の総額は、一兆三千二十億八千七百十八万五千円でありまして、これを前年度の昭和四十五年度当初予算一兆一千三十五億二千十二万三千円に比較いたしますと、一千九百八十五億六千七百六万二千円の増加と相なり、一八%の増加率を示しております。また、一般会計予算総額に対する厚生省予算の比率は一三・八%と相なっております。 あらためて申し上げるまでもなく、厚生省の受け持つ行政の分野は多方面にわたっており、しかも国民の生活……
○内田国務大臣 昨日当分科会でお話がございました堀昌雄議員からの保存血液価格の改定時期につきましては、昭和四十六年、本年の四月一日ということにいたすことになりました。御了承ください。
【次の発言】 保険給付の対象になっておることも御承知のとおりでございまして、それらの関係機関に徹底させますためには、四月一日という日が必要にしてまた一番近い時期でもございますので、御趣旨に沿いながらこのようなことにきめましたので、その間手配等遺漏なきを期してまいりたいと存じます。
【次の発言】 山口さんたいへんらい対策については御熱心であり、実は私も郷里にらいの民間施設がございます。そういうところから選ばれた者で……
○内田国務大臣 大原さんから私の厚生大臣としての任期の点にも触れられましたし、また私は長い間厚生大臣をしているからというお話でございましたが、私は自分自身でも思っておりますが、国会で厚生大臣として医療行政なり厚生行政について一番適任者であったがゆえに厚生大臣になったわけでは決してないと思います。また他の人もそうかもしれません。ただ、これらの行政が今日の政治構造の中において官僚的独善に流れることがないように、私ども政治家がやはり大臣として参りまして、そして国民の考え方を行政の上に反映させる、そういう姿勢であるべきだということで国会議員の私が厚生省に行っておるわけでございますので、私はそういう考え……
○内田国務大臣 私は正直に申しまして、昭和四十八年、本年度のこの間改定をいたしました実績見通しより高くなるはずはないし、もちろんそれよりも実質的には下になるだろう、改定見通しというのは、これはもう御承知のとおり、当初は実質で一〇・七%ぐらいの成長を見ておりましたが、それを私が就任直後、六・四%という実質成長に改定をいたしたわけであります。しかし、それよりも少なく見積もることが現実的であろうということで、けさの新聞などにもぼちぼちあらわれておりますように、実質的には二・五内外と見ております。しかし、これはお尋ねがないからここで私が解説はいたしませんが、ことしの実績見通しの六・四が、数字の示すよう……
○内田国務大臣 明年一−三月の物価の措移につきましては、私どもも厳にこれを警戒しながら見守らなければならないと思っております。御指摘がございましたとおり、十一月分卸売り物価が非常な高騰を見ましたので、その影響が今後の消費者物価等にあらわれますことを私どもはたいへん心配をいたしております。そのためには、いわゆる総需要抑制対策といたしましては、明年度の予算編成に臨む態度はもちろんのこと、財政金融の施策をさらに一そう綿密なものにいたしますとともに、ただいまお願いをいたしております本法案につきましても一日も早く御可決をいただかんことをお願いをいたすのでございます。
○内田国務大臣 昭和四十九年度の経済企画庁関係の予算及び財政投融資計画につきまして、その概要をまず御説明申し上げます。 総理府所管一般会計歳出予算のうち経済企画庁の予算総額は、百十億八千三百九十四万円であります。 これは、総合開発局関係予算が、御承知のように国土総合開発庁に移管されることとなることを想定しておりますので、その分を除いた額でありまして、前年度の総合開発局関係を除いた当庁予算額に比較いたしますと、四十二億七千三百十六万円の増額となっております。 また、財政投融資計画につきましては、海外経済協力基金にかかる分、総額一千九百八十億円でありまして、前年度に比べまして三百七十五億円の……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。