このページでは太田正孝衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。太田正孝衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○太田委員長 これより会議を開きます。
この際一言ごあいさつ申し上げます。私、はからずも予算委員長に選ばれまして、この重責をお受けすることになりました。まことに不行届きのものでございまして、皆様方の御指導と御鞭撻を仰ぐことが多々あることと存じますが、常に公平を旨とし、ひたすら円満なる委員会の運営をいたさんことを念願しております。何とぞ皆様方の心からなる御協力をお願いいたす次第であります。
これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの塚田君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認めまして御指名いたします。
尾崎 末吉君 小坂善太郎君
塚田十一郎……
○太田委員長 これより会議を開きます。 この際御報告いたしたいと思います。先刻理事会におきまして委員会の運営につき協議いたしました結果、一応次のように申合せをしたのでございます。御了承を願います。来る二十五日午前十時から大蔵大臣及び関係事務当局から予算の提案理由の説明及びその補充説明を聞くことといたしまして、質疑は本会議における質疑終了後に始めることとし、一応二十八日より開始することにいたしました。なお各派の第二陣の総括質疑が終了したあとで参考人の意見を一日間聞くことにいたしたのであります。その人員は六人と一応決定いたしました。なお質疑期間等につきましては、さらに理事会を開きまして協議するこ……
○太田委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたしたいことがございます。前会の理事会の申合せによりまして、昨日付託になりました昭和二十七年度一般会計予算補正(第1号)外二案につきまして、一日間の日程をもつて参考人六名より意見を聴取することとし、その日時は十二月三日午前十時よりとし、人選につきましては委員長及び理事に御一任を願いたいと思いますが、御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつてそのように取運ぶことにいたします。
【次の発言】 それでは日程によりまして昭和二十七年度一般会計予算補正(第1号)、昭和二十七年度特別会計予算補正(特第1号)及び昭和二十七年度政……
○太田委員長 これより会議を開きます。 御報告いたします。去る十一月二十五日の委員会におきまして、今月の三日に参考人の意見を聞くことにし、その人選は私及び理事に御一任を願つておりましたが、協議の結果次の六名を選定いたしましたから、御報告いたします。東京大学名誉教授神川彦松君、早稲田大学教授、社会保障制度審議会委員末高信君、農林中央金庫理事長湯河元威君、早稲田大学教授阿部賢一君、日本鉄鋼産業労働組合連合会副委員長清水慎三君、八幡製鉄株式会社常務取締役藤井丙午君、以上であります。御了承を願います。 それでは補正予算各案を議題といたします。 この際委員長より申し上げておきたいことがあります。実……
○太田委員長 これから会議を開きます。
この際お諮りいたしたいことがあります。さきに委員会におきまして、明三日午前十時から参考人の意見を聞くことに決定していましたが、その後における議事を進めて行く都合によりまして、さらにその日取りにつき、理事会で協議いたしました結果、その申合せによりまして、来る六日午前十時より参考人の意見を聴くことに、日取りを変更いたしたいと思います。御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつてそのように決定をいたしました。
なお事情によりまして参考人の人選を少し変更いたしました。それは前会御報告いたしました八幡製鉄株式会社常務藤井丙午君のかわりに、東……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十七年度一般会計予算補正外二件を一括議題といたし、質疑を継続いたします。
この際、昨日当委員会において行われた、北村委員及び関連質問に立たれた中曽根委員の炭鉱融資問題についての質疑に関し、政府より発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 中曽根君に念のために申し上げますが、関連質問は従来の慣例もございますので、私から申し上げるまでもなく、しかるべく御発言を願いたいと思います。
【次の発言】 静かに。
【次の発言】 中曽根さんに申し上げますが、炭住問題についての関連質問でございますので、米に関する問題は……(「答弁の方が間違つてい……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十七年度一般会計予算補正外二案を一括議題として質疑を継続いたします。稻村順三君。
【次の発言】 稻村順三君の質問は終りました。植原悦二郎君。
【次の発言】 一言植原君に申し上げますが、岡崎外務大臣は外国使節との会談のために、零時三十分退席したいとの申出がありますが、御質問の関係がありましたら、さうお含みの上でやつていただきたいと思います。
【次の発言】 植原君の質問は終了いたしました。たいへん時刻も過ぎておりますが、総理大臣が午後公務のため御退席になりますので、その関係上次の中曽根さんに一時ごろまでひとつ進めていただきたいと思います。中曽根康弘君……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十七年度補正予算三案を議題として質疑を続けます。昨日も申し上げました通り、午前中の質疑は、おもに電産、炭労の労働争議の問題について行うことにいたします。川島金次君。
【次の発言】 川島君に申し上げますが、例のお約束の時間の関係がございますので、皆さん、理事の方もお約束した通りだというのですから、そのお含みをしていただきたいと思います。なお郵政大臣が他の委員会に参りたいので、あなたの質疑が終了後退席いたしたいと申しております。しかるべくそこらの切上げをやつていただきたいと思います。
【次の発言】 川島君、もう時間が来たのでございます。
○太田委員長 会議を開きます。 これから、昭和二十七年度一般会計予算補正案外二件に関しまして、参考人のお方々より御意見をお聞きすることにいたします。 開会にあたりまして、出席の参考人の皆様方に対し一応ごあいさつ申し上げます。本日は何かと御多忙中のところお繰合せの上、貴重な時間をさかれまして御出席を願いましたことは、厚くお礼を申し上げる次第でございます。申すまでもなく、目下本委員会におきまして審査中の補正予算は、今国会における重要なる案件でございますので、当委員会におきましては、広く各界の学識経験者の御意見をお聞きして、その審査を一層権威あらしめ、遺憾なからしめようという考えであります。この……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十七年一般会計予算補正ほか二件を一括して議題に供します。質疑を継続いたします。平野力三君。
【次の発言】 平野君に申し上げますが、申合せの時間がもう過ぎましたので、しかるべきところで切り上げていただきたいと思います。あまり長くとりますと、やつぱりお約束の関係が困りますので……。
【次の発言】 どのくらいかかりますか。
【次の発言】 去る四日中曽根君から御質問がありまして、政府が答弁を留保されている問題があります。この点につきまして発言を求められております。これを許します。木村国務大臣。
【次の発言】 中曽根君に申します。実はお聞き及びの通り、理事……
○太田委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。昨八日理事井出一太郎君が委員を辞任され、本日さらに委員に選任されました。理事一名が欠員になりましたので、先例によりまして、その補欠は委員長において指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて委員長は井出一太郎君を理事に指名いたします。
【次の発言】 なおこの際御報告いたします。当委員会の運営につきまして、先刻理事会を開き、質疑期間等について協議をいたしまして、次のように申合せをいたしましたから御了承を願います。質疑は本日及び明日の二日間を保留質疑及びもつぱら予算案の数字的内容にわ……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十七年度一般会計予算補正外二件を一括議題として質疑を継続いたします。
【次の発言】 この際お諮りいたします。本日の予算審議に関し、国鉄、専売その他の賃金改訂問題についての委員の質疑に対し、公共企業体等仲裁委員会委員長今井一男君より、参考人としてその意見を求めることにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつてそのように決しました。
【次の発言】 それでは質疑に入ります。小島徹三君。
【次の発言】 川島金次君。
【次の発言】 川島君に申し上げますが、運輸大臣は間もなく来られるそうであります。
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十七年度一般会計予算補正外二件を一括議題として、質疑を継続いたします。河野密君。
【次の発言】 静かに聞いてください。
【次の発言】 静粛に。
【次の発言】 中曽根君。
【次の発言】 総理大臣、御答弁なさいますか。
【次の発言】 中曽根君に申し上げますが、先ほど申し上げました通り、紳士協約と申しますか、残されたる問題について……。
【次の発言】 責任問題にしても、それは信義の問題であります。われわれの約束がそこにある限り、この点は一つだけということですから許しますけれども、(「反対」と呼ぶ者あり)もうこれであなたの問題は残されたる問題はない、この……
○太田委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。理事井出一太郎君が委員を辞任されました。理事の補欠選挙を行いたいと存じますが、これは先例によつて委員長において御指名をすることに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なければ櫻内義雄君を理事に指名いたします。
【次の発言】 昭和二十七年度一般会計予算補正外二案を一括議題といたします。
この際改進党及び両社会党の共同提案といたしまして北村徳太郎君外二十二名より一般会計予算補正に対する修正案並びに特別会計予算補正及び政府関係機関予算補正に対する組みかえ要求の動議が提出されております。順次その趣旨説明を許します。
まず修正案……
○太田委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。去る十六日理事小坂善太郎君が委員を辞任され、また去る十九日理事塚田十一郎君が委員を辞任されて、その後両君はさらに委員に選任されましたが、その委員異動によりまして、理事二名欠員となりましたので、その補欠は先例によつて委員長において指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて、委員長は理事に小坂善太郎君及び塚田十一郎君を指名いたします。
さらに本日理事勝間田清一君より理事辞任の申出がありましたが、これを許可することにし、その補欠は先例によつて委員長において指名するに御異議ありませんか……
○太田委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。理事櫻内義雄君及び上林與市郎君よりそれぞれ理事辞任の申出があります。これを許可することとし、その補欠は、先例によつて委員長が指名することに御異議はございませんか。
【次の発言】 異議なしと認めます。よつてそのように決しました。それでは委員長は、中曽根康弘君及び成田知巳君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に公聴会の開会についてお諮りいたします。去る一月二十九日当委員会に付託されました昭和二十八年度総予算につきましては、国会法第五十一条によりまして、必ず公聴会を開くことになつております。つきましてはその開会に関する手続等につ……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算外二案を一括議題として質疑に入ります。井出一太郎君。
【次の発言】 ちよつと井出さんにお諮りいたしますが、どうせ午後にまだ引続くことでございますし、御都合のいいところであるいは休憩にしたらどうかと思いますが……。
【次の発言】 政府に一言申しますが、山崎委員から、昭和二十八年度の地方財政計画の資料を出していただきたいということです。予算審議の上に重要なことと思いますから、なるべく早くお出しを願いたいと思います。
なお西村さんから要求のありました書類はできておりますか。きよう午前中に出すというお言葉でしたが、できておりませんか……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算外二案を一括議題として質問を継続いたします。
松岡駒吉君。
【次の発言】 松岡君、外務大臣が出られました。
【次の発言】 松岡君、労働大臣ですか。
【次の発言】 ちよつと松岡さんに申しますが、総理は十二時から宮中の儀式がありますのでまことに恐縮ですが、もし何ならば午後になお続けることができるようにいたしたいと思います。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 松岡君に申し上げますが、午後の始まりのときに総理も出られましようから、むしろその方があなたの御趣意も達せられるであろうと思います。
暫時休憩いたしまして、午後二……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算外二案を一括議題として質問を継続いたします。北ヤ吉君。
【次の発言】 よろしゆうございます。その旨を伝えまして極力出るようにいたします。
【次の発言】 暫時休憩いたします。午後一時半から始めます。
午前十一時四十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。
この際社会党西村榮一委員の要求にかかる資料を政府において整えてもらいたいのです。手持ち外貨の残高、その内訳、昭和二十七年におけるその保管並びに活用の状況、これを予算審議の上に必要と認めますから、なるべく早く御調整を願いたいと思います。
質問を継続いたし……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算外二件を一括して質問を継続いたします。北吟吉君。
【次の発言】 川島金次君。
【次の発言】 伊藤好道君。
【次の発言】 成田君、かねて理事会でお約束した時間がごくわずかしか残つておりませんから、その範囲内で簡単に……。
【次の発言】 成田君、今のお話は外務大臣の言われたように、速記を見て判断されるべき問題だと思いますから、この辺にとどめていただきたいと思います。
これにて休憩します。午後一時半より再開いたします。
午後零時二十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。
質疑を継続いたします。早川崇君。
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算外二案を一括議題として質疑を継続いたします。櫻内義雄君。
【次の発言】 この際古井君から政府に対して資料の要求があります。
【次の発言】 古井君の言われるごとく、予算審議に必要なる資料と思いますから、至急提出してもらいたいと思います。西村君からも同様の資料の要求がございます。
【次の発言】 ちよつと西村君に申しますが、予算書の四ページにもそのことが載つておりますので、今のことは政府によく伝えますがどうぞよろしくお願いします。
【次の発言】 これにて休憩いたします。午後は一時から再開いたします。
午後零時一分休憩
○太田委員長 これより会議を開きます。 この際御報告申します。先般私に御一任願いました公聴会の公述人は、次の通り選定いたしましたから、御了承を願います。朝日新聞論説委員土屋溝君、日本鋼管会長林甚之亟君、日本労働組合総評議会組織部長石黒溝君、自由人クラブ事務局長林正夫君、日本中・小企業団体連盟常務理事山本義夫君、日本貿易会専務理事猪谷善一君、第一銀行頭取、全国銀行協会連合会会長酒井杏之助君、日本海員組合長蔭山壽君、経団連副会長植村甲午郎君、評論家富岡定俊君、紅陵大学総長、経済学博士鈴木憲久君、以上であります。 この際私から一言申し上げたいのは、従来の公聴会におきまして、とかく委員の御出席の乏……
○太田委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。昭和二十八年度一般会計予算外二案の審議のために分科会を設置いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつてさよう決しました。
なお分科会の区分、主査の選定及び分科員の配置につきましては、先例によつて私に御一任を願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて決しました。
昭和二十八年度一般会計予算ほか二案を一括議題として質問を継続いたします。松浦周太郎君。
【次の発言】 松浦さん、通産大臣がおられます。
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算外二案を一括議題として質疑を継続いたします。和田博雄君。
【次の発言】 ちよつと和田さんに申し上げますが、先ほど理事会でいろいろな時間の問題が出まして、大体一時間見当ということで進めて行くことになつておりますからそのお含みで、また政府の答弁を聞いておりますと、少し長いような場合もありますので、さりとてむやみに端折つて、禅問答のようなことでも困りますので、その点をよく御注意の上、議事の進行を円満にさしていただきたいと存じます。
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。小島徹三君。
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算案外二案を一括議題といたします。
この際一昨日の本委員会において、委員より質疑のありました予算案における警察費の問題について、政府より本日新しい資料の提出がありました。これに関し政府より発言を求めています。法務大臣犬養健君。
【次の発言】 大蔵大臣向井忠晴君。
【次の発言】 本問題につきまして質疑の通告があります。私から事あらためて申すまでもなく、警察法案の改正の問題につきましては、他の常任委員会において審議せられることは言うまでもありません。本委員会におきましては、予算審議を中心といたしまして、その範囲を逸脱せざるよう御注……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算外二件を一括議題といたします。一般質疑を継続いたします。永田亮一君。
【次の発言】 本日はこの程度にいたします。次会は明二十一日午前十時より開会いたします。
これにて散会いたします。
午後四時五十六分散会
○太田委員長 これより会議を開きます。
この際、私より一言申し上げます。先日来の本委員会の状態はまことに遺憾でありました。今後は諸君の御協力によつて、審議が円滑に進められることを希望いたします。
それでは昭和二十八年度一般会計予算外二件を一括議題といたします。
内閣総理大臣より発言を求められております。これを許します。吉田茂君。
【次の発言】 それでは質疑を継続いたします。中曽根康弘君。
【次の発言】 静粛にお願いします。
【次の発言】 すでにお手元に行つたことと思いますが、恩給法の一部を改正する法律案要綱、戦傷病者戦残者遺族等援護法の一部を改正する法律案要綱、未帰還者留守家族等援護法案……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算外二案を一括議題とし、質疑を継続いたします。足鹿寛君。
【次の発言】 足鹿君に申し上げます。御要求の緒方国務大臣だけまだ参りませんが、お申出のことをすぐ伝えます。
【次の発言】 官房長官は二時過ぎまで参議院の方の答弁に出ておつてそれまではむずかしいそうですから。……大分時間も過ぎましたので、しかるべくどうぞ。
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。
質問を継続いたします。古井喜實君。
【次の発言】 静粛に。
【次の発言】 古井君に申し上げます。ただいま言われたことは当然なことでございまして、あなたの御質問はりつぱで間違……
○太田委員長 これより会議を開きます。
この際お諮りいたします。理事本間俊一君及び川島金次君が昨二十三日委員を辞任されまして、理事二名欠員となりました。つきましては、この補欠は先例によりまして、委員長において指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて委員長は西川貞一君及び西村榮一君を理事に指名いたします。
【次の発言】 昭和二十八年度一般会計予算外二案を一括議題とし、質疑を継続いたします。西村榮一君。
【次の発言】 外務大臣は今宮中へ参りまして、三時まで出られないとのことでございます。総理大臣は今不在でございます。その他のは今交渉しております……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算外二案を一括議題といたします。
この際各分科会の主査より、それぞれその審査の結果について、委員長まで御報告がありましたから、これより順次各主査の報告を求めることにいたします。第一分科会主査塚田十一郎君。
【次の発言】 次に第二分科会主査橋本龍伍君。
【次の発言】 第三分科会主査西川貞一君。
【次の発言】 第四分科会主査尾崎末吉君。
【次の発言】 以上をもつて第一、第二、第三、第四各分科主査の御報告は終りました。
お聞き及びの通り、予算三案に対する討論採決は、いずれも総会に譲るとの御報告であります。
暫時休憩いたしまして、……
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算外二案を一括議題といたします。
昨日の理事会の申合せによりまして、引続き本日は特に警察法等重要法案に関する問題について質疑を行います。
【次の発言】 成田君の御趣意のほどは承知いたしました。政府にこれを申しまして、総理大臣が適当の機会になるべく早く出席して、御趣意に沿ういうにいたしたいと思います。
中曽根康弘君。
【次の発言】 午前中の会議はこの辺にいたしまして、午後一時から再開いたします。暫時休憩いたします。
午前十一時四十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。
質疑を継続いたします。門司亮君。
○太田委員長 これより会議を開きます。
昭和二十八年度一般会計予算外二案を一括議題といたします。これより総括質疑に入ります。西川君。
【次の発言】 すぐ見えます。――西川君の御質問は大蔵大臣を主としております。それに総理大臣のお考えも加えておることと存じます。食事の関係もありますから、三十分休みまして、十二時半に開会することにいたします。
休憩いたします。
午前十一時五十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。
総括質疑に入ります。西川貞一君。
【次の発言】 尾崎末吉君。
【次の発言】 ただいまの塚田君の動議に賛成の諸君の起立を求めます。
○太田国務大臣 提案理由の説明に入る前に、一言申し上げたいことがございます。 今回私は自治庁の仕事に関係することになりましたが、まことに未熟、行き届かない瀞でございます。何とぞ皆様方によろしくお願い申し上げます。(拍手) ただいま、本委員会に付託されました公職選挙法の一部を改正する法律案について、その提案の理由と内容の概略を簡単に御説明申し上げます。 中央選挙管理会は、参議院全国選出議員の選挙に関する事務及びこれに関する政治資金規正法関係の事務、最高裁判所裁判官の国民審査事務並びに選挙に関する啓発、周知等の事務を管掌するために設けられたものでございます。 この管理会は、国会の指名に基き……
○太田国務大臣 私、今回自治庁長官のお仕事に関係することになりましたが、何分行き届かない者でございまして、ひとえに皆様方の御協力を仰ぐ次第でございます。大分むずかしい問題が山積していることも承知しておりますが、どうかこの問題を皆様方とともにうまくほぐし、うまく解決していきたいと考えております。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいま大蔵大臣から申された通りでございまして、問題の重要性ということはしかと承知いたしました。なるべく御希望に沿うように、私も全幅の努力をいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○太田国務大臣 私の不手なれなために、大へん仕事が延びまして、出席することがおくれましたことをお許しを願いたいと思います。 すでに新聞等でもごらんの通り、この問題を中心として、大蔵省と自治庁との協議が進められたわけでありますが、結局落ちつきましたところは、臨時の措置といたしまして、現在の地方財政の窮状にかんがみ、これを打開して地方財政を再建する基礎を確立する必要のために、どうしたらいいか、皆様方御心配でもあり、また御質問の点でもあろうと思いますが、私どもとしては地方制度調査会の答申の趣意を極力尊重いたしまして、国の財政の現状ともにらみ合せ、特に本年度に限りまして、地方交付税の繰入率を三%引き……
○太田国務大臣 関係法案のことでございますが、予算につきましては、予算委員会の方へ予算の総則を直す問題と予算そのものが出ます。当委員会に御審議を願わなければならぬのは配分に関する法案で、昭和三十年度の地方財政に関する特別措置法案でございますが、ようやく今共管になっております大蔵省と話がつきまして、印刷などの関係もありますから、おそくも明朝にはお手元へ届くようにいたしたいと思います。提案理由の説明等は明日さしていただきたいと思います。これだけ御了承願いたいと思います。
【次の発言】 ごもっともなるお尋ねと存じ上げます。根本的対策につきまして明年度やりたいという事項は、大体におきまして調査会で御答……
○太田国務大臣 附帯決議の御趣意につきましては、とくと了承いたしました。私といたしましては、御趣意に対しまして極力力を尽したいと考えております。
○太田国務大臣 現在の三十年度の措置にいたしましても、節約するという条件においてただいま財政部長の言ったように、今までの赤字がふえるようなことはない、ある意味で防止し得ると、こう申しましたときに、さらに〇・二五の問題が起ったのだからどうか、こういうお話でございます。この点につきましては、まだむろん私どもとしての強い見通しができませんが、相当困るところがあるということはお示しのように感じております。
【次の発言】 お言葉の通り中間報告でございますが、大体三つの大きな事実がここに数字的に考えられ得ると思います。すなわちああいう方式によって集めた実給額というものがわかった、それから国家公務員の額もわ……
○太田国務大臣 山本君のお問いに対してお答え申し上げます。地方財政が非常に窮迫と申しますか、苦しい状況にあることは御指摘の通りでございます。問題はどこでそれができたか、これをどうするか、こういう問題でございますが、何といたしましても自治体は民主政治の基本でございますし、国の施策を流してこれの実効をあげるのも自治体でございまするので、ここに現状のごとき状況がありましたならば非常に困った情勢になると思います。また健全財政ということを申されますが、国に関してはだいぶ進んだ形があり、地固めもできつつあるように思います。しかしながら地方財政につきましては、お言葉通り健全財政というようなところへは行ってお……
○太田国務大臣 徴税につきましては御趣旨の点十分注意していきたいと思っております。実は滞納もうんとたまっておりまして、国が一千億、地方税が六百億くらいあろうかと思います。しかしその問題は年末にどうこうというのではありません。年末の大切なことを考えまして、徴税に適切なやり方をいたしたいと存じております。
○太田国務大臣 ただいま野原さんの御質問の一事不再議の問題は、私どもも国会運営上の原則と思っております。旧憲法時代と違いますが、国会を運営するにつきまして、同じ事柄を議するということはいけない、そういう大原則については全く同感でございます。しからば御指摘の、先般衆議院を通り、参議院も通っておりますが、あの公職選挙法の一部改正という、問題になった点と、今回新たに政府が出した小選挙区制における問題とでは、各項目等に同一内容のものが御指摘せられるということでございますけれども、根本におきまして、私の考え方を申し上げたいと思います。 さように一事不再議の原則というものは重大でございまするから、法律に……
○太田国務大臣 いろいろ法案につきましてお世話になりまして、ありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。ただいまの二つの法案についての重要性というお言葉でございます。私は自治法の委員会においても申し上げましたことでございますが、ともに重要性においては、私としては甲乙はございません。従って、ただいま井上会員のお言葉がございましたが、政府の立場においては、国会の御処理に従うよりほかなし、また国会の御判断に待つよりほかないのでございまして、私としては甲乙なし、ともに重要である、かように申し上げるよりほかないのでございます。
【次の発言】 もちろんその趣意はございます。
○太田国務大臣 昨年、私のまだ今日の立場になる前の問題でございますが、その当時五月、予備費をもって選挙川度調査会の委員三名と……(吉田(賢)委員「名前を言って下さい」と呼ぶ麦前は高橋雄豺、矢部貞治、坂千秋の三君、及び自治庁の選挙部長の兼子秀夫、この四人が、昨年の五月二十六円にイギリスの下院の総選挙が行われるので、その状況及びその選挙制度調査のために出向いたのでございます。
【次の発言】 委員の任命の方は内閣総理大臣の任命になっております。
【次の発言】 申し上げるまでもなく、この委員は内閣総理大臣が任命したのでございまして、特別職の公務員でございますから、それに出張命令を出した、こういう解釈で……
○太田国務大臣 ただいま提案せられました公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。 政府は、昨年五月、選挙制度調査会に対し、選挙区制その他選挙制度の改正を要すべき点について諮問をいたしたのでありますが、三月十三日、主として衆議院議員の選挙についての答申があったのであります。 思うに、現在のわが国の政治において最も必要なことは、政局を安定せしめ、国民多数の支持を持つ政党を基盤とする政府が、責任をもって内外にわたる政策を遂行することにあると信じます。しかして、政府といたしまして、小選挙区制の採用こそこの目的を達成する最大の要件であると考えるのであ……
○太田国務大臣 青木さんにお答え申し上げます。少し齒を痛めておりますので、はっきり言えないところはお許しをいただきたいと思います。 お言葉の通り、区制は旧憲法時代にもずいぶん変化をして参りました。ただ、選挙制度というものは、そのときの事情によって変化することは、これは当然だろうと思います。私は、こういう意味におきまして、なぜ今回小選挙区制度を採用したか。申し上げるまでもなく、私どもの見るところにおきましては、政局が不安定であったというこの数年来の事実は、重大なる政治上の事実であると思います。この政局を安定するについてはどうしたらいいかということは、各政治家の考えられるところであり、われわれと……
○太田国務大臣 島上委員のお伺いになる選挙制度調査会の基礎においてという立場から、どういう点を基礎に置いたか、こういうお言葉でございますが……。
【次の発言】 違いますか。
【次の発言】 それではちょっと済みませんが……。
【次の発言】 お言葉の通りでございます。
【次の発言】 当時の委員の構成につきましては、私は関係しておりませんが、学識経験者であるという範囲におきまして選び、かつ、今島上委員の言われた言葉通りに解釈いたしまして、選挙区制につきましても、区別をせずにやるんだと川島委員が言われたところを見ましても、学識経験者について公平に考えた前自治庁長官の考えであったと思います。
○太田国務大臣 ただいまお示しの速記録を見ましても、「衆議院議員の選挙について先に小選挙区制の採用に関する答申があったが、右に関する選挙区その他選挙制度の改正について貴会の意見を問う。」こう出ておる。この通りと思います。
【次の発言】 この速記録を拝読いたしますと、最初の演説において、鳩山内閣総理大臣は、希望的意味でありましょう、「政局の安定のために小選挙区が必要であるというようにお考えになりましたならば、どうかそういう制度をこしらえて頂きたい」と言われております。そして諮問事項が出まして、ただいま島上委員の申されたる通りの問題が議題となり、鈴木義男委員、森委員、中村委員の御質問がありまして、……
○太田国務大臣 島上委員にお答え申し上げます。 この前申し上げました通り、最後の会議に混乱が起りましたことは、私言うまでもなく遺憾に存じます。私が申し上げましたのは、会議規則により過半数によったということが有効であるという意味を申し上げたのであります。 今日の御質問のうち、起草委員長が留守で代理したこと、それから小委員長が留守で代理したことのお話がございましたが、これは、会長がその代理者を認めてやったことと思いますので、別に私としての意見は申し上げる段でないと思います。 また、起草委員会の速記がない、こういうお言葉ですが、速記をとらぬようにしたということも、記録の中にあったように――これ……
○太田国務大臣 昨日からの一時不再議の問題でございますが、もちろんこのことは厳格に解さなければなりませんので、今回政府の出しましたのは、小選挙区制度の目的を達するためにする改正でございます。その範囲以外にわたったところの条文の整理等はあったと思いますが、目的または趣旨は、小選挙区制の改正ということであります。
【次の発言】 選挙法の改正につきまして御質問の問題につきましては、先ほど選挙部長の申し上げた通りであります。実は、経過を申し上げますと、衆議院選挙法というものを別に作ってやったらばという考え方と、公職選挙法の一部改正するという考え方と、二つ私ども初め考えたのでございますが、この際は、衆議……
○太田国務大臣 昨日参考人の学者諸先生のお話があったことは、私は出席しませんでしたが承わりました。果して言つた意味が違法であると断定されたかということについては、私は疑義を持っております。問題は、憲法にないことを条理判断によってやるのでございますから、私の条理判断としては、この前から申し上げました通り、小選挙区制という新たなる目的、趣意によって作つたものでありまして、一事不再議の原則に反するものでない。従って撤回するような考えはございません。
【次の発言】 お言葉のように、条理判断におきましての一事不再議の原則については、先ほど申した通りでございます。また内容的に、二大政党の発展のために、政局……
○太田国務大臣 森委員にお答え申し上げます。 この小選挙区案が出ましてから、世論及び新聞、雑誌の記事がたくさん出ましたことは、私も、言論界の空気としてこれを尊重し、かつ自分の戒めにしたいと思っております。しかし、お言葉のうちにありました委員会の案を抹殺したというようね点におきましては、多少森委員と私と考え方が違っております。今回の委員会の案は、一方に区画割りをするとともに、他方におきまして要望されたる五つの条項を掲げております。すなわち、個人選挙を廃して政党選挙にしろとか、罰則の問題とか、いろいろ掲げられております。区画割りにつきまして、委員会の案を全部とれというお言葉でもないかと思いまする……
○太田国務大臣 私は泡沫候補という言葉はふさわしくない言葉だと思います。たくさん乱立するという言葉は私も言いたいところであります。たくさん出るであろうと想像されるという意味であります。
【次の発言】 もちろんこれは将来に対する見込みでございますが、小選挙になると、今申された通り二大政党の方がしぼられて参ります。またしぼることを望んでおります。けれども、その以外の人が出るか出ないかという問題になると、今までの小選挙区のときにどうも多かったという例もございますから、その意味で申し上げたので、将来に対する見込みでございますが、二大政党にしぼられるということも事実でございます。その方から少くなるでしょ……
○太田国務大臣 申し上げるまでもなく、買収の悪いことはだれも考えるところでございます。井堀委員も申された通り、これを取締りで締めていくか、または啓蒙開発でいくか、こういう二つの点がごいます。私どもといたしましては、小選挙区そのものが、取締りの上から申しましても、私の言う目は光り耳はきく、この意味におきまして、狭い範囲になりまするから、各人の用意もしかるべきものであり、取締りもよくなると思います。しかし、何よりも大切なることは、何としても、イギリスの制度などを見ましても、イギリス国民の習慣もありまするし、国民性もございますが、国民そのものが選挙に対しましてりっぱな成績をあげているのでございます。……
○太田国務大臣 お言葉の通り今回も政党法を作っていこうという考えは、初め持ちましたのでございますが、そこまで、用意も整わず、いきませんでした。ただいま選挙部長の申しました通り、政治資金規正法において、政党とはと、たしか第三条第一項かにあったのでございますが、あの点を取り上げておるのでございます。政党法を作るとなれば、その組織あるいは運用、会計その他全面的に当っていかなければならないのでございます。政治資金規正法につきましても、もっと拡大したいとか、あるいは改めたいという問題がございましたときに、たとえば労働組合からの寄金というような問題もその中に入れたい、そうなると結局政党法でいかなければむず……
○太田国務大臣 ただいま選挙部長から申し上げました通りに、最高額を定めておるのは、ある意味におきまして、平均をとるよりも、かような客観的な立場も違いますからのことであろうと思います。原則として一人区であるべきことは、井堀委員のおっしやる通りでございます。委員会の答申を得ましたあとにおきまして、なるべくその趣意によるべく考えたのでございますが、二人区のやむを得ざるものを認めまして、二十区だけ設けたわけであります。選挙費用の点につきましても、御指摘の通り、一人区の場合と一人区の場合と、数学的に申しましても区別すべきものでありますが、その点は、今、選挙部長の申し上げた通りでございます。
○太田国務大臣 今回の小選挙区制度の改正に関連して起る問題は、どなたもお考えになるように、参議院制度をどうするか、それから府県の問題につきましては、府県の区域の方が、小選挙区の区域より広いところも相当あるということを考えつつ、府県制度についても改正をすべきではないかということかと思います。 参議院制度につきましては、よく全団議員がどうとかいうような説もあるのでございますが、今回取り上げられたのは、単行法として衆議院議員選挙だけ抜きましてやるのがけっこうと思いますが、それができなかったものですから、公職選挙法の一部改正になりました。参議院選挙につきましては、もちろん今度の選挙が済んだ後におきま……
○太田国務大臣 各地にお出かけになりました皆様方の御意見を書類でも拝見いたし、きょう午前は出られませんでしたが、報告も得ております。世論の大切なることは、小山委員に申し上げるまでもなく、私の半生と申しますか、言論界に立っておりましたので、その気持ちは御了解願えると思います。もちろん、私は、区割りの問題につき一ましての説明のときに申しました通り、地形上の線というものはいろいろ引ける線がある、ただわれわれとしてはかような線がいいと思って引いたのである、富士山の見方でも雲がかかれぱ変るということを私が申しますのは、ただ形容ではございません。いろいろお聞きいたした上で、私の心境が変ったかと申せば、もち……
○太田国務大臣 各地の報告を承わりまして、私の得た印象を申し上げますと、小選挙区制度については、過半数の方が御賛成のように私は受け取ったのでございます。しかし、区割りについての御非難のあることもよく承わりました。それから、ただいまの小選挙区制度に対して、理論的に分けられた御説明かどうかは別といたしまして、今度の小選挙区制度でなく、過去の小選挙区制度において出た、きのう森委員が御指摘になりましたような、一年中選挙区のために苦労しなければならぬというようなお言葉も、よく了解いたしておるのでございます。しかし、私の申し上げたところは、小選挙区制度と区割りという問題を分けて申しますると、小選挙区制度そ……
○太田国務大臣 鈴木委員の前のお言葉で、私に対して申されたことは、まことに恐縮に存じます。 第二に、御質問になりましたことは、政局安定のための二大政党、しかも現在二大政党はできておるのではないか、このまま次の選挙があっても、少しの差はあっても大した差はないのではないか、二大政党はこれでいいではないかというように私は承わりましたが、問題はそこにあると思います。幸いにと一言っていいのでございましょう、社会党が一つになりまして、こちらの方も一つになったわけでございます。ところが、今までの選挙の結果や経過を見ますると、どうも、選挙区におきまして、同じ党派の中で個人的な争いがあったことはいなめない事実……
○太田国務大臣 告知用のポスターを運動用のポスターにした関係でございまして、その意味においての改正でございます。
【次の発言】 申し上げるまで、もなく、趣旨、目的が違っているからそういうふうになったのでありまして、なお詳しくは選挙部長から御説明を申し上げます。
【次の発言】 先ほど私が申し上げました通り小選挙区制度のこの趣意に基きまして前のと変ってきたわけであります。この点についての詳細は今選挙部長が申し上げた通りでございまして、さよう御了承を願いたいと思います。
【次の発言】 そういう必要がある場合には直すということを、私はそのときに申しております。
○太田国務大臣 議長あっせんによる二カ条及び口頭によるお言葉の次第は、私も党幹部から承わりました。もちろん、国会の議事がなめらかに進むということは、たれしも期待することであろうと思います。政府といたしましては、総理大臣も申されました通り、私も申しました通り、よく国会の御意見も聞き、しかる後に政府の態度をきめたい、この点においては変ったことはございません。
【次の発言】 ただいま申し上げました通りに、政府としての建前は法案を出すときにすでに決定しておりまするし、修正等が出ましたときにおいては、その修正の経過を見て措置する、これが当然な責任内閣の態度であろうと私は思います。
○太田国務大臣 本修正の結果必要とする経費は約二千万円の見込みでありますが、政府としてはその程度の費用の増加はやむを得ないものと考えております。(拍手)
○太田国務大臣 総理大臣が私から御返事を申し上げろということですから、申し上げます。党の修正におきまして、修正案の中に三月十三日の「選挙制度調査会の答申を尊重し、」とある意味と、区画割りを相談するという意味と、言葉が少しく私にも了解しかねる点がございまするが、「尊重し」という意味は、申し上げるまでもなく、先ほど御指摘になったように、政府案は二十区にわたる二人区を設けております。私も、正確なる意味の小選挙区案は一人一区であるという意味におきましては、例外的に二人区を二十認めたのであると申し上げたのでございます。政府案というものを別にして考えますと、三月十三日の答申を尊重しというのは、その答申の中……
○太田国務大臣 ただいま原委員の御質問にありました議事引き延ばしについての、自治法の関係についてのことを申し述べます。日付ははっきりいたしませんが、先月の下句でございましたが、最後の私の出ました……。(「二十七日だ」と呼び、その他発言する者あり)お聞き願います。一番しまいの日に、自治法の中の今回の一番大きい問題は、五大都市の権限委譲の問題でございます。社会党の方々から御質問がございました。資料も要求されたのでございます。しかるに、その次の日になりまして、私に何も関係なく質問打ち切りの決定がされたことを聞きまして、はて、おかしい、資料を出せと言っておられたにかかわらず、もうわかったのか、それはし……
○太田国務大臣 第一の御質問は、先般国会に出しました小選挙区制度の経過についての政府の当路者の責任というお言葉でございました。この問題は、衆議院における質疑の中にも、修正されたときにその御質問がございまして、根本的に変るものでないという政府の見解のもとに御答弁申し上げました。曲りなりにも修正のもとに衆議院を通過して参議院に参りまして、そうして当時他の法案との関連におきましていろいろの問題の起ったことは、私から申し上げるまでもございません。時間の関係上法案は成立するに至りませんでした。この善後処置につきましては、もちろん政府としても十分考えねばならず、また国会の組織に関係する問題でございますので……
○太田国務大臣 大へんおくれて申しわけございません。また今国会よろしくお願いいたします。 ただいま御質、問の再建措置の問題でございますが、昨年の暮れに法令を告示したり、またことしになりましてこういう法律の趣意を徹底さすようにいたしましたり、手続の点に及んでおる状況で、そうして四つこっちに申請があります。なお地方議会においてもこの問題について御研究なすっているところがあるようでございますが、後藤部長が申し上げましたことをここで聞いたのでありますが、言葉に少し行き過ぎた点があると思いますが、ほかに無理を押しつけるとか、迷惑をかけるというようなことは言葉の何でございまして、そういう心持を持っており……
○太田国務大臣 ただいまお手元に配付いたしました昭和三十一年度地方財政計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。 昭和三十一年度地方財政計画の策定に当りましては、わが国経済及び地方財政の現況にかんがみまして、地方制度調査会などの答申の趣旨をも尊重の上、国の予算編成方針に即応いたしまして、今後地方財政に赤字の発生を見ないよう、地方財政計画の合理化をはかることを根本方針といたした次第であります。この方針に基きまして、計画策定の具体的指針といたしましたのは次の七項目であります。 第一点は、給与実態調査の結果に基きまして地方財政計画上の給与費の算定を適正化するほか、物件費その他の経費について……
○太田国務大臣 数字の点は御指摘の通りと思いますが、国税、地方税の関係は私まだ数字をこなしておりません ので、後藤財政部長から御答弁申し上げて、それからまた私から申し上げたいと思います。
【次の発言】 今年も赤字が出ないように財政計画を立てたのでございますが、過去におきまして財政計画というものがその点において悪かったということは常に言われる。基本になる二十五年度決算というものにきずがあったことは申し上げるまでもございません。さらに昨年は相当切り詰めて国の財政のしわを百四十億円も節約で埋めようということでございましたが、そこらにもあるいは国がやったとも言い得るかとも思います。けれども、これは国家……
○太田国務大臣 ただいま議題に供されました入場譲与税法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。改正の第一点は、入場譲与税の総額の改正であります。入場譲与税は、入場税収入の十分の九に相当する額となっておるのでありますが、地方財源を拡充する立場から入場税収入の全額に改めるものであります。この改正によります入場譲与税の増額は昭和三十一年度では十六億円であります。 改正の第二点は、地方財源調整機能を強化するため、一部の都道府県の入場譲与税の額を減額いたしまして、これを他の都道府県に再譲与しようとするものであります。入場譲与税は、御承知の通り、人口に按分し……
○太田国務大臣 奄美群島復興特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概要を御説明申し上げます。 昭和二十八年十二月、終戦八年を経過して復帰いたしました奄美群島の復興を促進するために、同群島の特殊事情にかんがみ奄美群島復興特別措置法が制定され、復興事業が進められて参ったのでありますが、昨年本群島の行政分離中におけるガリオア債権などが、アメリカ合衆国より日本政府に移転されましたので、この債権を出資して、復興事業等に必要な金融措置を円滑に行うために、同法の一部が改正され、奄美群島復興信用保証協会が設立されたのであります。 同協会は、発足以来その業務の適切な運営に努……
○太田国務大臣 ただいま提案いたしました地方交付税法の一部を改正する法律案の提案理由及びその内容の概要につきまして、簡単に御説明申し上げます。 御承知の通り、昭和三十一年度地方財政計画の策定につきましては、今後地方財政に赤字の発生を見ないよう、その合理化をはかることを根本方針といたしたのでございますが、その前提となる地方行財政制度改正の一環といたしまして、地方交付税の所得税、法人税及び酒税の収入額に対する率を現行の百分の二十二から百分の二十五つまり三%の増率になりますが、二五%にすることとしたのでございます。これに伴いまして、地方交付税の総額の所得税、法人税及び酒税の収入額に対する率を改正す……
○太田国務大臣 だんだんのお話を承わりまして、体育の大切なること、同時に地方財政の面からして、どうして持ち回りのこのとうとい行事がやめになったか、こういうお話でございます。少し長くなるかもしれませんが、第一に、体育に対する私の心構えを申し上げなければなりません、第二に、今亀山委員が言われたように、地方財政が窮乏しているということがこの持ち回りの競技を延ばすことと、どういう関係にあるかということを申し上げなければなりません、第三に、とかく誤解があるようでございますが、閣議決定の趣意、この三つに分かって申し上げたいと思います。 第一については、私はごらんの通り小さいからだでありまして、運動もほと……
○太田国務大臣 ただいま議題に供されました地方税法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 政府は、明年度において地方財政の再建並びにその健全化をはかることを重要施策の一つといたしているのでありますが、この方針のもとに、あとう限り自主財源の充実等を期すべく、地方税制の面におきましても、鋭意検討を加えて参りましたところ、昨年十二月地方制度調査会及び臨時税制調査会から明年度地方財政に関連して地方税制改正についての答申がありましたので、その趣旨をも尊重いたしまして今回の地方税制の改正を企図いたした次第であります。 その改正の方針といたしますところは、……
○太田国務大臣 お話の点は私もごもっともと思います。決定が八月までですから、大体のところでも知る方が、各自治体で予算を作る上にけっこうだというお話のように承わりましたが、なるべくその御趣旨に沿うように努力をさせてみたいと思います。今までのは何か八月までということですが、それより早くなるべくやるようにいたしたいと思います。ただしそれは役所とすれば正確な数でないと困るという事情もあるかと思いますが、何らかの方法で大まかなところでもできましたら、急いでやらせるようにいたしたいと思っております。
【次の発言】 これはやはり今の私の説明のときに、昭和三十一年のときに変動と書いてあるので何だか余分に出たよ……
○太田国務大臣 米軍使用の土地に税がかかっておらない、これは御承知の通り行政協定に基く法律によりまして、かけられなくなっております。防衛庁関係の土地等についても同様な姿でございます。しかるにこういう土地があるために、その自治体が、別にたくさんの費用を払うとかいうような事実のあることも御指摘の通りでございます。今のところこれをかけるということは、今の条約に基く法律によりまして、でき得ないことであるさりとて自治体は非常な負担を受けるのをどうするか。結局のところただいままでとっておるやり方は特別交付税等によりまして、そういう点を見ていこう。はなはだ不十分ではございますが、たとえば横浜とか呉とかという……
○太田国務大臣 この前のときに私休みましたが、門司委員から私が地方交付税改正について御説明申した中で、市町村の都市化の程度により、このことについて御質問があったのですが、私欠席いたしましたためにきょう申し上げます。少し言葉がこなれぬかもしれませんが、これは合併関係の意味ではございません。各市町村の経済構造等の実態の差を表現せんがために使った言葉でございますので、さよう御了承願います。
【次の発言】 ただいまの御質問ごもっともと思いますが、個々の状況を私存じませんけれども、その借金のできた原因がどうあるか、これをどう処理すればいいかなど複雑な関係があると思います。ただいま各省ともいろいろな点を交……
○太田国務大臣 今回の自主財源等についてとりました考え方が抜本的でないというお言葉であり、かつ個々の町につきまして、たとえば大宮市のごときもっと救済できるような方法はなかったかというお言葉でございますが、私どもといたしましては今回の自主財源で、財源の偏在など直す意味におきまして百数十億円に上る総額においての今までにない考え方を実行せんとしておるのでございます。口には三公社課税と申しまするが、この課税も長く唱えられ長く行われなかった問題でございまして、百数十億円に上る、また平年度においては相当多額に上るものと思っております。個々の町につきましての御指摘でございますが、なるほど一つの町にこの税に類……
○太田国務大臣 第一の木材引取税を置くかどうかという問題は、その地方の財源として今まで相当な部分見込まれておりましたので、ことに山間地帯においては大きな問題になっております。そういう面からも今ここでやめるということは私はできないと思います。公平、不公平の問題は、私よく取り方のことについてはまだ承知をしておりませんので、奥野君からお答え申し上げます。
○太田国務大臣 ただいま提案されました地方財政法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。 御承知のように、政府は、地方財政の窮乏を打開し、その再建を促進するため、今般地方行財政制度についてあとう限りの改革措置を講ずることといたしたのでございます。その一環として、多年の懸案事項でありました義務教育職員の恩給に要する経費の半額を国庫が負担する制度を創設することといたしましたことに伴いまして、地方財政法の経費の負担区分に関する規定を整備する必要が生じて参りましたのと、同法中の都道府県が実施する事業につき、受益市町村から負担金を徴収することができる旨の……
○太田国務大臣 門司君にお答え申し上げます。先般御審議を仰ぎ可決いたしました選挙等の執行経費の基準に関する法律と、政府が小選挙区案を出す場合に、前に可決した法律案をどうするかという関連でございます。申し上げるまでもなく、先般御審議を願いました法案は、最近行われます参議院議員の選挙費用の基本の問題及び事務費の基本の問題を定めたもので、いずれも事務的な、ポスターがどうとかいうようなことを定めておるのでございます。参議院議員の選挙に関して定めたものでございます。もちろん小選挙区法案を出しましてこれが成立した場合に、かくのごとき事務費等に関係する場合は法律を改正しなければなりませんが、その可決されたる……
○太田国務大臣 大へんお待たせして申しわけございません。ただいま議題に供されました地方公務員法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 地方公務員法は、民主的かつ能率的な地方公務員制度を確立いたしまして、地方自治の本旨の実現に資することを目的として昭和二十五年に制定されたのでございますが、最近における地方公務員制度運用の実績にかんがみまして、その適正かつ合理的な運用をはかるため、当面解決を要する若干の点が認められますので、これらの点について地方公務員法の改正を行うこととするために本法律案を提出いたした次第でございます。 本法律案の内容は大体三つの……
○太田国務大臣 濱野君の御質問に対してお答え申しますが、政府関係の方で数字の食い違いがあったというようなことはまことに申しわけないことでございます。お言葉の通り課税の中心になる消費量の問題でございますので、両省ともまた通産省とも相談いたしました結果本日閣議に出しまして了解を得た数字を申し上げるのでございます。まず第一に三十一年度における軽油の消費量の見込みから申し上げまして、次に課税の対象となるべき数量を申し上げたいと思います。 第一の三十年度における軽油の消費量の見込みはどうかということにつきまして、御案内の通り経済五ヵ年計画によって原油をどういうふうに使うかということが、基本の計画になる……
○太田国務大臣 御説明に当ります前に、大へん長い間お待たせ申し上げたことを、私の時間の都合もございましたが、不行き届きな点は厚くおわびを申し上げておきます。 ただいま提案せられました地方自治法の一部を改正する法律案及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 地方制度の改革につきましては、昭和二十八年十月地方制度調査会から、とりあえず当面とるべき措置に関して答申がなされました。その答申の大部分は、今までに実施されたのでございますが、地方自治法に関する部分はいまだ実現を見るに至らず、昨年十二月の同調……
○太田国務大臣 お言葉の町村合併問題は、非常に重大なる問題でございまして、ただいま部長が申したように、私どもとしても御質問の趣意をよくくみっつ、これが円満に行くように万全の策を講じたいと思っております。
○太田国務大臣 中井委員の御質問は最も適切なる今の庶民金融についての問題でございまして、私もそのことを承知しており、また金利低下の現状におきまして金制を上げなければならぬという情勢も、これは悪いことと思います。ただいまの所得主義によってかけておるとはいいながら、かような重大な役割を持っておる庶民金融といたしまして深く実際を調べまして、そうして実はいろいろ私の頭の中に、現状における地方税というものが、皆様方の御質問の中にも出ておられた言葉を考えまして、十分考えなければならぬという問題がたくさん出た、そのうちの一つといたしまして信用金庫の問題も考えたい、かように感じております。
○太田国務大臣 大へん重要な御質問でございまして、地方財政の現状が非常に苦しいところにあることは、お言葉通りでございます。明年度の財政がどういうふうに動くかということは、地方財政の面から見ましても、いろいろな問題が考えられます。たとえば私どもが非常に心配しておる地方債の元利償還はどのくらいになるか。大まかな見通しでありますが、百二、三十億になるのじゃないか。もう一つは給与の関係でございますが、これの自然増がやつぱり百億円とみられるのじゃなかろうか。こんなことを考えますと、この現状だけをバランスを得ていく意味におきましても、一方で税の自然増収がどのくらいあるかということが大きい問題になるのでござ……
○太田国務大臣 一つの税を地方税にするか、国税にするかという問題は、徴税技術の問題も関係すると思います。また地方税に適するものと取り方というような問題から見ますると、非常に非課税の部分が多いような性質のものを、国税でやっていくということは事実においてできないのでございます。軽油引取税についてもそういう考え方があるかと思いますが、今電気ガス税のごとき、かようなたくさんの問題を、国の徴税機関においてやっていくということは事実においてむずかしいのではないか、地方税にするか、国税にするかという分ち方については、負担の関係も考えなければならず、地方に収入を与える考えもしなければなにらず、税そのものの本質……
○太田国務大臣 徳島県における分村の問題につきましては、私も部長からお話を聞きまして非常にお気の毒な問題と思っております。立法的に今の過半数という制度を三分の二にしたらばという御意向でございますが、一般の原則が大体過半数の原則をとっておりますので、三分の二にする場合におきましては、十分いろいろな問題を考えなければならぬものと思います。生田委員の言われるように自治体の基本問題でございますので、三分の二にした方がいいかという問題につきましては、もう一度進んで考えたいと思っております。今のところすぐお言葉に対して三分の二がいいということは私申し上げかねますが、問題の重大なることと地方自治体の基本に関……
○太田国務大臣 亀山委員のお言葉の通りに、私もそのことを痛切に感じておりました。雑談的ではございましたが、大蔵大臣にも、特に大蔵省の出先機関などが私の聞いた限りでは、財務局においても半分くらいは起債の関係で役人が出てくるということを聞いておるけれども、とんでもないことだ、しかしこっちの方に改むべきものがあれば改めるが、何とかこういう問題は根本的に考えようじゃないかとさえ申し上げた次第でございます。どういうふうにしたならば、いいかという実体の問題を考えまして、この問題を解決いたしたい、こう考えております。
【次の発言】 お言葉の通りに善処したいと思います。問題は行政機構の改革と関係を持っておりま……
○太田国務大臣 昨日中井委員から御質問がございました。その趣旨はこういうように了解しておりました。定期昇給及び昇格を実施していない地方団体がきわめて多いが、昭和三十一年地方財政計画につきましては、給与費において大幅な是正が行われ、昇給財源も十分見込まれているので、政府はこのようなゆがんだ姿を昭和三十一年度において解消するよう、積極的に指示すべきであると思うがどうか、こういうように存じます。三十年度の問題につきましては、私の御答弁申し上げたあとで、財政部長からその状況を御説明申し上げます。今の御質問に対してお答えいたします。 地方公務員の定期昇給及び昇格の取扱いは、現行法制上におきましては、地……
○太田国務大臣 ただいま交付税をもう二%増す問題につきましての法律案がありましたが、申し上げるまでもなく、三十一年度の予算は確定いたしておりまして、財政計画もその線によって作っておるのでございます。もしこれを実行する場合には、補正予算を組まなければならぬ問題にもなりますので、三十一年度の処理につきましては、いろいろの御批判もございましたが、現在の通過した予算のもとに、またこれから御決定を願わんとする地方交付税率のもとに実行したいというので、御趣意に沿って百二十九億に当る補正をするという考えは、政府において持っておりません。
【次の発言】 三十一年度の予算及び財政計画がこの通りに進むものとした場……
○太田国務大臣 ただいま、議題に供されました新市町村建設促進法案につきまして、提案の理由並びにその内容の概要を御説明申し上げます。 皆様の格段の御努力によりまして町村合併促進法が制定されましてから二年数ヵ月になったのでございますが、幸いにして、国民各位の理解と協力によって、町村合併の歴史的事業は全国的に着々として進捗し、すでに計画の八割五分を達成し、約九千六百の町村が現在では約四千三百町村となり約五千三百余町村が減少し、その間に二千に近い新市町村が誕生したのであります。今や大勢は、町村合併の促進から新市町村建設の段階に入ったと申してもよいのであります。 申すまでもなく町村合併の本旨は、町村……
○太田国務大臣 私の言葉が足りなかったかもしれませんが、賛成できないという意味で申し上げたのでなくて、この大きな問題は、府県制度の根本改革につきましての地方制度調査会のお考えも聞いた上できめたい、こういう意味でございます。
【次の発言】 国会が済みましたあと、至急その諮問をいたしたいと考えております。
【次の発言】 私の考えているところは、現在の地方制度のもとにおいては適当でない、こう考えております。今回削除した理由もそこにあるので、しからばといってこれをうっちゃっておいていいという意味ではございませんので、地方制度調査会に諮問いたしたい、かような意味でございます。
○太田国務大臣 ただいまの北山さんの御質問にお答え申し上げます。かような修正案が与党から出たことについて、ただいま鈴木委員から提案理由と同時に御説明がありましたが、自治法の根本に触れる問題でなく、かつこっちの案で足らざるところを補う、こういう意味において私はこの趣意に賛成し、この修正案を実行に移すように期待いたしたいと思うのでございます。
【次の発言】 もちろんけっこうな御修正でありまするならば、これを入れるに謙虚なる態度をもってすべきものと思います。
【次の発言】 できるだけ早く提出するようにいたします。
【次の発言】 これは別の委員会でも申し上げたことでございますが、この点につきまして先ほ……
○太田国務大臣 政府は附帯決議の御趣意を尊重いたしまして、遺憾なきを期したいと存じます。
○太田国務大臣 亀山委員にお答え申し上げます。今回地方公務員法の中で地方公務員の停年制を行わんとする案を提案いたしました。しかるに国家公務員に対してこのことなきに、何ゆえ地方公務員だけ取り上げてかようなことをするか、こういう御質問かと思います。国家公務員についてはばらばらではございますが、あるいは大学の教授でございますとか、あるいは防衛庁の役人たちでございますとか、裁判官等については部分的ではございますが行われております。現在におきましては公務員制度の調査会におきしてこの問題と取り組んでおります。今公務員制度全般にわたっての案を得たいとしております。大体におきまして右へならえという場合に、国家……
○太田国務大臣 合併につきまして今までやったことについての世間の批判も私は承知しております。今回かような法律を出しましたのも、前の合併法の中にあるものを吸収した分もございますが、とにかくもう少し真剣になってこの問題と取り組まなければならぬという立場におきまして、閣議におきましても、ただいま門司委員のおっしゃったように配慮しなければならないというのは、実際の実行の問題になって参るのはお言葉の通りでございます。その点につきましては各省大臣の間にもよく話をしておりまするので、万間違いないようにこの措置をとっていきたいと思うのでございます。お言葉の、今まで悪かった点につきましては、正直にこれを認めなけ……
○太田国務大臣 すでに新聞にも発表したところでございますが、自治庁の部長級において異動がございました。今まで非常にお世話になっておりましたが、今度税務部長以外の部長及び自治大学校長をかえましたので、今後ともよろしくお願いいたします。大阪の藤井総務部長が行政部長になりまして、たしかきょう着任することになっております。よろしくお願いいたします。それから今まで行政部長であった小林君が財政部長になりました。税務部長は令まで通りでございます。後藤財務部長が自治大学校長になりました。どうぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 お手元に差し上げました財政再建申し出状況をちょっと簡単に申し上げますが、府県……
○太田国務大臣 今次長が申された通りでございますが、中井さんのおっしゃる点は、結局魂の置き方が問題だろうと思います。結局予算でこうきまっておって、これを実際に当てはめるについて、考え方を少し政治的――と言うと少し大きくなりますが、広い考えでこの制度の精神にかんがみてというお言葉と思いますが、その点はしかと自治庁に関する限りは御趣意を徹底するようにして急がすことにいたします。また私の方で急いでも、大蔵省関係がおくれる場合があるということも御指摘の通りでありまして、この点も大蔵大臣に強く主張するつもりでございます。さよう御了承願います。
【次の発言】 先般人事院が勧告をした国家公務員に関する問題は……
○太田国務大臣 お答え申し上げます。申し上げるまでもなく、国体の問題は文部省の所管でございまして、私がその本質についてかれこれ申す段ではございません。今回の予算閣議におきましていろいろの問題の起りました中に、地方財政につきましては、予算編成方針にも述べております通り、今度の予算編成方針は地方財政を中心としてと書いてあります。また赤字の出ないようにという二原則で予算の閣議で方針として決定し、発表した次第でございます。従って私の受け持つ自治庁の予算関係から申しますると、地方に影響のある問題につきましては、――私としては国体そのものについては何らの故障、いろいろなことを言う必要はございません。ただ地……
○太田国務大臣 お答え申し上げます。地方財政の赤字のことは、御指摘の通り心痛にたえません。また地方公務員が、不正なこととかいろいろなことがありましたことは、御指摘の通り遺憾にたえません。この点につきましては、地方公務員というものが、全体に奉仕して公共の利益のためにやらなければならぬので、かようなことがあった場合に対しましての禁止もしくは制限がございます。これに対しましては、任命権者が適当に懲戒権を持っていくよりほかないと思います。自治という考えと、政府もしくは国がどうするかということは、非常に微妙な問題でございまして、新憲法下におきましては、自治の本旨ということをいっておりますが、その説明はご……
○太田国務大臣 地方財政計画はようやくきのうの夕方にまとまりまして、ただいま御指摘のような数字でございますが、一兆四百五十三億円でございます。まだ大蔵省と数学の突き合せが済んでおりませんので少し動くかもしれません。また地方財政の骨格ともいうべきものでございますから、皆様のお手元になるべく早く届けるように提案いたしたいと思います。
【次の発言】 三公社の固定資産税につきましては、初めその方針で進んでおりました。しかしこれを出します一番主力になる運輸省関係及び郵政省関係におきまして、税の本質についても議論がございました。国家の機関であると同じような性質の三公社にかけるようなことはどうも筋が通らない……
○太田国務大臣 古井委員にお答え申し上げます。昭和三十一年度の地方財政の規模は一昨日まとまりまして、大蔵省とも突き合せをすませ、きょうあすにも発表できる手取りになっております。その総額は一兆四百五十六億円でございます。国の一般会計の数字より少し高くなっております。前年度に対しまして五百三十億円ばかり多くなっております。
【次の発言】 昭和三十一年度の地方債の計画につきまして、数字からお話し申し上げます。一般会計分が七百十五億円となっております。その中で普通事業債が五百七十五億円、退職手当債が六十億円、借りかえ債が八十億円となっております。この一般会計の七百十五億円に続いて、財政再建債ののために……
○太田国務大臣 お答え申し上げます。簡単にということでございましたが、先ほど大蔵大臣の言われたことを、私は地方自治を預り、関係いたします立場から、私としてもうちょっと申し上げたいことがございます。お言葉の通り、本年度の予算が、中心課題として地方財政をとった、赤字を出さたい、この二つの往ですが、それにつながっておるもっと基本的な問題は、国の財政とのつながりでございます。私は確信いたしますが、地方財政に関する限り、根本的な問題はこの大きな三つの線、健全財政、地方の赤字を出さぬ立場、中心課題として地方財政を取り扱うのだという三つの問題の立場からいたしまして、でき得る根本的対策はほとんど取り上げたと思……
○太田国務大臣 審議会の答申は尊重する考えでずっと進んで参りましたが、全部受け入れることばできませんでした。先ほど大蔵大臣に対する御質問の中にもありましたが、大蔵大臣の言葉の中にも十分でなかったという意味のことがありました。大きい問題としては税制の中にもまだ手の定らぬところがある、地方債につきましてもなお考えたい。そういうような点は、たとえば農業事業税八十億円を見ておったものが今度入っておりません、などの関係も一つでございますが、これを政府の三大方針の一つである、中央地方を通ずる税制改革の方に持っていくというのでありまして、全部受け入れたわけではございません。しかし地方制度調査会で答申されたも……
○太田国務大臣 八百板さんにお答え申し上げます。従来の法定費用が守られておるか、こういうことでございますが、法定費用は守られているとお答えするよりほかございません。
○太田国務大臣 選挙制度調査会は今お話の通り今日小委員会を開いておりまして、先般起草委員によって提案された区画の問題等をきょう審議いたします。それが済みまして総会にかける順序になっております。政府といたしましては早くできることを期待しておりますが、選挙制度調査会がいつこれを答申するかということは私にはわかりません。
【次の発言】 私としては来月上句に提案ができるように答申がくることを期待しておる次第でございます。
【次の発言】 答申を受けましたならば、政府提案として出したい考えでございます。
【次の発言】 すべての答申を処理する問題は、御承知の通り答申を尊重いたしますが、答申そのものでいかない……
○太田国務大臣 再び臨時国会におきまして継続審議になりました、地方公務員法等一部改正法案につきまして、御審議を仰ぎたいと存じ上げます。この前にすでにごあいさつ申し上げたと存じますが、行政部長が藤井君にかわり、財政部長に小林前行政部長がなりましたので、どうぞよろしく今後ともお引き立て願いたいと存じます。 地方公務員法の改正につきましては、私から改めて申し上げるまでもなく、参議院の御審議を経ましてこちらへ回ったものであり、また私としても御質問等に対しでき得る限りの御答弁を申し上げたつもりでございます。その後におきまして、六団体の代表の方々がこの問題について非常な熱心を持って、私どもに再三、再四と……
○太田国務大臣 停年制の問題と行政整理の関係につきましては、行政部長が言われた通りでございまして、新陳代謝ということと整理ということとは本質的に違っておると思います。しかしこのときをどういうふうに選ぶか。今お示しの新聞の論説等においても、年末にこれをやることはどうか、こういうお言葉でございますが、私はすでにこの問題は、年末を前にして町村長会議あるいは六団体等もさらにやってくれということでありますけれども、現実におきましてわざわざ年の暮れにかようなことをするということは、実行上の各自治体の立場におきましては十分考慮されることと思うのでございます。法律ができたからすぐ条例を作って、条例を作るにいた……
○太田国務大臣 第一の消防施設税につきましては、お話の通りこの前自治庁としては強い要求を持っておりました一般税制の関係とからみまして、大蔵大臣とは相当に交渉したのですが、まとまらなかったのであります。しかし私としては消防施設税の正しいこと、これを目的税としてやることが、消防のために非常に必要だと思っておりますので、本年まだ全部の法制の関係はきまっておりませんが、自治庁としては出したい意向をもって、極力向うと交渉する考えでございます。 第二点の起債の問題につきましては、いろいろ財源関係等がございまして、十分ではございませんが、御趣意の点をくんでやっていきたいと考えております。
○太田国務大臣 皆様方の御支援もあり、私も地方公務員の年末手当につきましてはできるだけの努力をいたしました。端的に申しますれば、国家公務員だけやって、実質的に地方公務員にできないようなら、私は国家公務員に出すのは反対するとまで申したのであります。言葉をかえて言えば、これが実行できるような形にならなければ、私としては今やっておる仕事の立場からも責任もとれぬし、また筋からいっても、国家公務員に準ずべしという地方公務員法、教育公務員法、警察法等のれっきとした法文もあるわけでございます。従って私の心がまえとしては、国家公務員に実行する場合においては、地方公務員においても実現性を持ったものでなければなら……
○太田国務大臣 石橋委員の御意見の通りでございまして、申し上げるまでもなく、自治体が自主的にやるべきことなのでございます。しかし原則といたしまして国家公務員に準じてやるべしという考え方でございます。ただ財源を作るにつきましての関係上「場合にも」とありますが、お考えにおいては同じでございます。
【次の発言】 本年における跡始末において、せんだっての国会においてこの処理をいたしましたごとく、間違いなくこれを実行いたしたいと思います。申すまでもなく、節約という問題について困難なものがあることは事実でございます。しかし国家公務員にならってやるべしという原則からいいますと、一応はそれを建前にいたさなけれ……
○太田国務大臣 お答え申し上げます。現在どうやったならば固定資産税が正確にかけられ得るかという問題につきましては、あるいは収益還元方式もございまするし、売買価格に比例させることもありますが、ただいまとっておりますのは、御指摘の通り収益還元による方式でございます。これは非常に複雑になっておりますが、標準といたしましては、全国で反当りについて田が三万五千円、畑が一万二千円という基準を置きまして、――お言葉のような複雑になるわけは、各市町村におきまして、生産力に及ぼす気象の関係とか、土性とか、灌漑とか、地形などのいわゆる自然的要素を考え、交通の便否、耕作の難易等の経済的な要素も考え、水害による被害の……
○太田委員 だんだんと質疑応答が繰り返されまして、私は与党たる自由民主党の立場から、取りまとめた御質問を申し上げたいと思うのでございます。むろん与党のことでございまするから、私といたしましては、政府が施策をよく国民に知らすように、この議場を通してその機会を与えるということが必要であろうと思います。問題は三つに分れまして、第一は財政問題であります。昭和三十三年度の予算を中心としての質問であります。第二点は経済についての質問でございまして、結局、俗にいう景気の見通し等についての問題でございます。第三点は、国の財政と地方財政とが非常に複雑にして、しかも大規模な問題をたくさん包蔵しているのであります。……
○太田委員長 これより昭和二十八年度総予算につきまして公聴会を開催いたします。 この際申し上げます。昨日御報告いたしました公述人のうち、自由人クラブ事務局長林正夫君を同クラブ常任理事直井武夫君に変更いたしました。御了承を願います。 開会にあたりまして本日御出席の公述人各位にごあいさつを申し上げます。申すまでもなく、目下本予算委員会において審議中の昭和二十八年度総予算は、今国会中における重要な案件であります。よつて委員会におきましては、広く各界の学識経験者各位の御意見を聞きまして、本案の審査を一層権威あらしめようとするものであります。各位の豊富なる御意見を承ることができますれば、本委員会の今……
○太田委員長 これより昭和二十八年度総予算について、昨日に引続き公聴会を開会いたします。 開会にあたりまして、御出席の公述人各位にごあいさつ申し上げます。申すまでもなく、目下本委員会において審査中の昭和二十八年度総予算は、今国会における重大な案件であります。よつて委員会におきましては、広く各界の学識経験者各位の御意見を聞きまして、本案の審査を一層権威あらしめようとするものであります。各位の豊富なる御意見を承ることができますれば、本委員会の今後の審査に多大の参考となるものと期待いたす次第であります。各位におかれましては、そのお立場お立場より、腹蔵なく御意見の御開陳をお願いいたします。本日は御多……
○太田国務大臣 申し上げるまでもなく新しい目的税でございますので、先ほど来承わっております通り、第一義的に目的税としての目的を達しなければならぬと思います。従ってこれが違反するような傾向のある場合におきましては、とくと指導いたして間違いのないようにいたしたい、それが法律問題になる場合にはこれは別個の観点であろうと存じます。われわれといたしましては目的税が厳格に行われという意味で指導していきたいと考えております。
【次の発言】 政府委員の答弁した後に……。
【次の発言】 違法のことにつきましての規定は、その通りに行われるものと思います。御案内の通り、今日の自治法のもとにおける政府の監督権というも……
○太田国務大臣 御指摘の通り、私どもの二十九年度の赤字は、申された通りでございます。
【次の発言】 事務当局の間のいろいろないきさつはあるかもしれませんが、今大蔵大臣が言ったように、両方一致して、このせっかくの再建促進法でありますから、目的を達するようにいたしたいと思います。
【次の発言】 お言葉の通り、国の財政と地方財政とにおいては食い違いがございます。地方債が出ておるのに、片方は非募債主義をとっておる。これは公債の面でございます。それから今年百五十億の減税を国税の方でいたしましたが、一面におきまして軽油引取税でございますとか、あるいは都市計画税など、もちろん新税としてある意味の増税になって……
○太田分科員 皇室費のことでお尋ねするのですが、本年度は外国元首、使節等接待に関連し、仮宮殿の改装並びに儀典に必要な経費約六千二百八十万円、こう書いてありますが、ここのところの意味がちょっと、私こまかい各項目明細書まで読んでおりませんけれども、外国関係の接待に関連し、仮宮殿の改装並びに儀典、この改装の費用と儀典の費用とはどう区別されておりますか、簡単でいいのでございます。私の聞きたいのは、改装の費用が幾らということを主点に聞きたいのです。
【次の発言】 私のお聞きしたい主点は、仮宮殿と書いてありますが、宮廷費は、対外関係を非常に強く見なければならぬと思うのです。現在の仮宮殿なるものが、日本の現……
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