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長谷川保 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

長谷川保[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会出席歴代TOP1000(衆)
836位
委員会発言歴代TOP500(衆)
258位
委員会出席(幹部)歴代TOP1000
648位
委員会出席(無役)歴代TOP1000
968位
委員会発言(議会)歴代TOP1000
630位
委員会発言(非役職)歴代TOP500
178位
各種会議発言(非役職)歴代TOP250
212位

25期委員会出席(幹部)TOP100
90位
25期委員会発言(非役職)TOP100
94位
26期委員会発言TOP50
48位
26期委員会出席(幹部)TOP50
29位
26期委員会発言(非役職)TOP50
38位
26期各種会議発言TOP25
23位
26期各種会議発言(非役職)TOP25
17位
27期委員会発言TOP100
62位
27期委員会発言(議会)TOP50
40位
27期委員会発言(非役職)TOP100
61位
28期委員会発言TOP50
36位
28期委員会発言(非役職)TOP50
28位
29期委員会発言(非役職)TOP100
87位
30期委員会発言TOP100
65位
30期委員会発言(非役職)TOP100
51位

このページでは長谷川保衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。長谷川保衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 厚生委員会 第2号(1952/11/11、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 大体きようあたり補正予算が閣議で最後案が本ぎまりになるように伺つておりますが、この補正予算の中で通ると見通しのつきますもの、あるいは通らないと決定したもの、そういうものはどれとどれでしようか、おわかりになりましたら……。
【次の発言】 大体見通しがよくついているのじやないですか。新聞報道等と比べましてどうでしようか。
【次の発言】 私は大臣がいるうちに聞くつもりでありましたが、先ほど都合でできませんでしたが、事務次官、政務次官がいらつしやいますから、一言ここで最初の会合ですから申入れておきたいと思うのです。大体これからの厚生行政が非常に困難になつて来るであろうということは、……

第15回国会 厚生委員会 第4号(1952/12/08、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 この国立病院の地方移譲は、すでに皆様御承知のように、非常に、問題のあつた案であります。しかもこの議が出ましてから後、全国の国立病院のうちのほとんど全部が、これにまつこうから反対をいたしたのであります。また地方県会等におきましても、これが大きな問題になつた。例外もありますけれども、まず全体から申しますと、地方府県といしましても、この移譲には、ほとんどが反対たといつてさしつかえないと思います。しかも、この前委員会でこれが決議されたときには、わずか二人の差で通つたのであります。それほどの大きな問題でありますから、この新しい委員会において、根本的に考え直す必要があると思います。ただ……

第15回国会 厚生委員会 第5号(1952/12/15、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ただいま上程せられました母子福祉資金貸付等に関する法律案について、私は日本社会党を代表して賛成せんとするものであります。  一般に一家の支柱たる男子を失つた家庭が、物心ともに困難な生活をされることは申すまでもありませんが、ことに長期にわたる戦争と、戦後の混乱窮乏せる社会において、これら母子世帯の渡世の困難は筆舌に尽せぬものがあります。このゆえに戦後の保護的法律や施設が急速に整備せられ、これら母子家庭のために多くの努力をして参つたのではありますが、今日なおあの不徹底な生活保護法による金被保護世帯の二分の一以上が母子家庭である実状を思うとき、新憲法の精神を実現するためには、いま……

第15回国会 厚生委員会 第6号(1952/12/16、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今上程せられましたあん摩師、はり師、きゆう師及び柔道整復師法の一部を改正する法律案でございますが、この法律の改正につきましては、全国の盲学校長会議その他から、盲人保護の立場から十分な考慮を払つてもらいたいという陳情が来ておりますが、この改正法律案によりますと、大体二年でこの認可を与えるようなふうでありますが、これは私も盲人保護の立場から十分な考慮を払わなければならないと思う。御承知のように、世界におきまして盲人の独立をしております割合におきましては、わが国が世界で最も多いのでありまして、大体その七割が独立している。米国は三割というこでありますが、その盲人の独立しております職……

第15回国会 厚生委員会 第7号(1952/12/18、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 この前の厚生委員会で御質問を申し上げたのでありますが、清眼者を主といたしまする養成所の実情について、その後御調査いただいたでありましようか。
【次の発言】 私がこの前御質問申し上げましたのは、ただそうい、)ことをお調べいただくということではなしに、その中に相当いかがわしいものがあるということが、私の方の調査で想像せられるわけであります。この前申し上げましたように、いろいろな基準は一応形式的には整備してございますけれども、実際におきましては、昼間働いておる清眼者たちが夜参りまして、より簡単にこそこそといわば教えてもらうという程度、従つてまた事実その単位時間をはたしてやつている……

第15回国会 厚生委員会 第8号(1952/12/22、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今全国に約十箇所ばかりのあんま、はり、きゆうの養成所があるようでありますが、この養成所は各種学校でありますか。養成所と申しますのは、晴眼者の養成所でございます。
【次の発言】 私この点暗いので、あるいは愚かな質問になるかもしれませんが、御了承願いたいのであります。この各種学校は当然私立学校でありますけれども、それに対しまして文部省から、設備の改良等について補助金が出ましようか。この点をちよつと伺いたいと思います。
【次の発言】 それは法律上できないのでありましようか。予算上できないのでありましようか。
【次の発言】 この法案に対しまして、晴眼者の鍼灸者の側から、また失明者の……

第15回国会 厚生委員会 第9号(1953/02/04、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 時間がありませんから簡単に伺いたいと思うのですが、全国の社会福祉事業大会におきまして、すでに数回にわたりまして社会福祉事業金庫の設置を要望して決議をいたしております。今日全国社会福祉事業が、一方におきましては最低基準の問題とか、一方におきましては補助費等の不十分から、相当困難な経営をいたしております。ことに施設におきましては、施設をつくります資金がなくて困つております。共同募金のごときは、これに対してもちろんきわめて不十分なものでありましよう。先般もララの日本駐在の中心人物でありましたアーメスト・バツト氏が日本の社会事業を見たわけでありますが、あまりにひどいのにびつくりして……

第15回国会 厚生委員会 第10号(1953/02/05、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ただいま議題となりました回力球法案につきまして御質問をいたしたいのでありますが、まず第一に、この法律の基礎と申しますか――おそらく私は第二条の施行者、それから第三条の競技実施の委任をせられる施行者、これが両方とも法人であるということがこの法律の基礎である。おそらくこれが、最初にうたわれておりまする第一条の社会福祉の増進を目的とするものであるか、それともまた利益を目標とするものかという二つの大きなわかれ目になるところであると思うのであります。そこでその公益法人の整理をいろいろなさつていらつしやいます。結局その公益法人の名においてなされておりまする事業が、しばしばその看板と実体……

第15回国会 厚生委員会 第11号(1953/02/06、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 前回の委員会におきまして、本回力球を施行いたします実施者となる会社あるいは公益法人というようなものが、ただ、かりに営利会社が公益法人の美名に隠れておるということがほぼ明らかになつて来たと思うのでありますが、私はこの点が非常に重要な問題でありますから、さらに次のことを提案者の方にお伺いいたしたいのであります。  これは全国大体二箇所につくるというお話でありますが、一会場の入場者の定員はおよそどのくらいの数でありましようか。
【次の発言】 私はこの競技を知りませんのでたいへん恐縮でありますが、年何回ぐらい開くのでありますか。

第15回国会 厚生委員会 第13号(1953/02/24、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ただいまの諸君の御質問に関連するのでありますが、今月社会保障制度を、もつと法を整備いたしまして、一本の姿に持つて行くことが非常に大切なことだと思います。含のように各個ばらばらでやることは、国費を補助するという点から申しましても、これは非常に複雑である。また診療に従事いたします側からも非常に複雑である。これに結核の国費負担等が入つて参りますと、もう診療を担当いたしまする医師の方では悲鳴をあげておる。この際私はやはり健康保険、国民健康保険、共済組合、あるいは生活保護法による医療扶助等の線を一つの線に盛り上げるということがきわめて大事だと思います。政府におかれましても、その点をも……

第15回国会 厚生委員会 第15号(1953/03/03、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私が一言聞きますから、堤さんその後でまた……。私はちよつと伺つておきたいのでありますが、厚生年金が今年からいよいよ支給されることになりました。それについて急速に改正いたしませんと御承知のように非常な不合理が出て参ります。この給付の金額に対しまする改正を至急なさる御方針であるかどうか、このことをひとつ……。
【次の発言】 今私が申しましたのは炭鉱労務者のことでありますが、これは至急急いでいただきませんと間に合わないわけでありますから、特別な御配慮をいただきたい。ことに政局が前途どうなりますか問題でありますから、ひとつこの点御考慮願いたい。その点厚生年金の改正をお願いしたいと思……

第15回国会 厚生委員会 第16号(1953/03/04、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 本改正案は時代の要求に応じましてともかくも適用範囲を拡大いたしましたこと、また医療給付につきまして三年に延ばしましたことと、また標準方式の引上げ等、一応みな了承できるのであります。しかしながら健康保険の現状を見ますと、なおその中に幾多の不満がございます。たとえば給付支給につきましての三日間の待機期間の問題、これはたとえば盲腸等炎の急性症に伴う入院患者に対しましては一つの矛盾であります。あるいは傷病手当金の、先ほど柳田委員の質疑にありましたように、一年半でおくという、これもまた非常なる矛盾であると思います。先ほどの久下局長からの答弁によりますと、二年に延ばすことによつて三十億……

第15回国会 厚生委員会 第20号(1953/03/12、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私もまた、今鈴木委員の危惧なさいますことを非常に危惧するものであります。この審査会の従来の実績から見て、ただいま局長の御答弁ですと、審査会を開くことが実際上非常に困難であるというお話でありますが、この審査会の運営について、いま一段のくふうをすれば、その困難を克服できるのではないかと思うのであります。政府の御意向はいかがでありますか。

第15回国会 予算委員会 第31号(1953/02/28、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 まず最初に伺いたいことは、一月三十日の再開国会で、首相は施政演説におきまして、総額の九二%は遺族の扶助料であると、軍人恩給のことについておつしやいました。九二%という数字は間違いございませんか。官房長官にお聞きいたします。
【次の発言】 私の手元に配付されました、大蔵省主計局の二十八年度予算の説明によりますと、どうしても九二%にならないのであります。普通扶助料、公務扶助料合せまして約八四・七、八五%くらいにしかならない、どういうところからこういう数字が出たか承りたい。
【次の発言】 ここに当時の速記録がございます。「政府は財政の許す範囲において旧軍人の恩給を復活することにい……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 厚生委員会 第2号(1953/05/30、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 最近厚生省の非常な御尽力にもかかわらず、新しい癩予防法に対しまする全国の患者の了解が得られなくて、あちこちで大分騒ぎが起つているようでありますが、その現状についてできる限り御報告いただきたいと思います。

第16回国会 厚生委員会 第3号(1953/06/18、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は食品衛生法の一部を改正する法律案について伺いたいのであります。本改正法案をお出しになりましたについては、輸入食品につきまして衛生上相当有害なものがあつたと思うのでございます。たとえば昨年黄変米等の問題がありましたが、食肉の方でもそういうような実例が相当あつたのでございましようか。
【次の発言】 全国に配給されておりまする脱脂粉乳等で、酸化しているものがあるやに伺うのであります。これらの検査はどういうようにいたしておるのでございましようか。
【次の発言】 すでに配給いたしました脱脂粉乳等の検査はどういうようにいたしておりましようか。相当酸化しておるものが各学校にあるという……

第16回国会 厚生委員会 第4号(1953/06/20、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 この法律は、全体としては非常にいい法律だと思いますが。簡易屠場の問題で、これが部落の周辺に非常にたくさんつくられて、環境改善上非常に困る面が出て来はせぬかというおそれがあるのでありますが、この点について当局はどういうようにお考えになつておりますか。
【次の発言】 今日まで全国の部落が非常に水準が上つて参りまして、ほぼ一般社会と同水準になつて来たところもずいぶん多く見受けられるのであります。われわれは喜びにたえないのでありますけれども、しかしただいま申しましたように、せつかくここまで水準の上つて参りました部落が、この種屠場が多数できますと、そこにいろいろな意味におきましての悪……

第16回国会 厚生委員会 第5号(1953/06/23、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 第八条に屠畜場の使用料及び屠殺解体料についてのことが書かれておりますが、その額はどれくらいに押えているのでありましようか。一応の押えがありますならばお知らせいただきたい。
【次の発言】 今のは使用料でしようか、解体料でしようか。
【次の発言】 それぞれ大家畜もあり、小家畜もあるのですが、その獣畜の種類によつてかわつておるのでありましようか。その点を……。
【次の発言】 この屠殺の手数料が食肉の値段に取入れられるというところから、一般食肉業者からは屠殺手数料の値下げ運動があるようでありますけれども、現在大体ただいまおつしやいましたような金額でやられておるのでありましようか、今……

第16回国会 厚生委員会 第7号(1953/06/25、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本改正案に賛成せんとするものであります。  本法案の改正にあたりまして、われわれが強く主張いたしました通信教育の問題、あるいは夜学、あるいは国民学校令によりまする高等小学の卒業生等に受験の道を開かれることを明確にせられましたことを、私は深く喜びとするものであります。さらにまた受験者に対しまして、今年末までその期間を延長せられ、いまだ合格いたしません五千人の人々に対して、これを救済する道を開きましたことについても、私は深く喜びとする次第であります。しかしながら今後この法の運営にあたりまして、私は次の諸点について、当局の十分な御配慮を要請せんと……

第16回国会 厚生委員会 第8号(1953/06/27、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 健康保険、船員保険、厚生年金保険、さらにまた本日の議題ではありませんが、国民健康保険あるいは国家公務員共済組合その他に対しましては、相当根本的な手を入れなければならない。もうその時が来ておる。国民の徹底的な社会保障制度実地に対する要望は非常に強いのでありまして、この点すみやかに政府はその根本的な改正に対する手を打つべきであると思うのでありますが、まず第一に、今日の国家公務員共済組合あるいは船員保険、健康保険等における傷病手当金、療養給付に対しまする条件がみな違うのでありますが、これはどういうように違つておりましようか、お尋ねいたしたいのであります。

第16回国会 厚生委員会 第9号(1953/06/29、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今の杉山委員の質問にも関連するものでありますが、医師が都市に集中して僻陬地に参りません理由は、申すまでもなく収入の問題でございます。従つて今の田地、乙地の問題でありますが、僻陬地に医師を定住せしめるためには今の反対の考え方、僻陬地の方の診療報酬単価、一点単価の問題等につきまして、特別な考慮をしなければならぬじやないかというように思うのでありますが、これについて当局はどういうようにお考えになつておりますか。
【次の発言】 医療行政全般の問題としまして、ただいまの問題を考えるということはよくわかりますが、同時に僻陬地に対しましては、国民健康保険組合をつくり、特にその直営の診療所……

第16回国会 厚生委員会 第10号(1953/06/30、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 この国民健康保険再建整備資金貸付法の一部改正は非常に時宜に適したものであると思うのでありますが、この改正によりましてなお救い得ない、立ち直り得ない組合がございましようか。あれば、どの程度でありましようか。
【次の発言】 戦時中から戦後にかけましてまつたく壊滅をしてしまいまして、今日組合の解散をしてしまつたというようなものが相当数あると思いますが、数でどれくらいございますか。
【次の発言】 最近の、前国会にこの法案が出、あるいは国民健康保険組合に対する国庫補助という線が出ましてから、私もあちこちでそういうけはいを感ずるのでありますが、具体的にどれくらいの休廃止をしております組……

第16回国会 厚生委員会 第11号(1953/07/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 それでは、本日は全般の問題と考えておつたのでありますが、健保に関する問題ということでありますので、伺いたいのでありますが、健保の療養給付を三年に延長することにつきまして、生活保護におきまする医療費の節約が相当できると思います。これは私は相当大きな額と見るのであります。医療給付の三年延長について事業者側からあるいは労働者側から相当強硬な国庫負担に対する要望がありますが、この額をそれにまわしたらどうかと思うのでありますが、先ほど来大臣は社会保障制度の実施につきまして大きな熱意を持ち、ことに一昨日の行政全般に対しまする説明におきましては、その第一の点として疾病の医療に対する保障に……

第16回国会 厚生委員会 第12号(1953/07/03、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 昨日の委員会で私は厚生大臣に対しまして、健保の給付が三年に延長されるということについて、この延長されることによつてこれらの人々に給付される療養給付は、当然今まで生活保護によつて保護されておりました被保護者であつた人々の分がこつちに肩がわりして来る、そういう類のものが、今後そのように生活保護から健保に切りかえられて行くということでありますから、当然その生活保護に使うべきところのものを健保の方の医療給付に対しまする国庫の負担金にすべきだという筋のことを申し上げたのでありましたが、その額等が十分おわかりにならないというので、十分な御答弁をいただけなかつたのであります。これについて……

第16回国会 厚生委員会 第13号(1953/07/04、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 まず五条及び六条についてでございますが、この六条等につきましては、当局におかれましても相当親切にお考えになつてこの条文をつくられておることを多とするものでありますが、今日患者が強制検診、強制収容等の条項を削ることをあくまでも要求しておりますことについては、私ども常人としては考え得ないほどの実情のあることを、ここに深く考えなければならないのであります。私は先ごろこのらい予防法のできますことについて、長年癩患者の収容に当つておりまするある有能な公吏と懇談する時を持つたのでありますが、そのときに彼がこういうように申しておりました。癩家族は周囲の非常な白眼視、迫害の中で、彼らはその……

第16回国会 厚生委員会 第16号(1953/07/09、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今日この社会保険審査会と同じような審査会が、労災保険、失業保険等の審査制度の中につくられているが、そちらの方は今までの制度である三者構成と同じように行われ、うまく行つているように聞いているのでありますが、この社会保険審査会だけがうまく行かないその理由はどこにございましようか。
【次の発言】 非常に手がまわりかねるというお話ですが、私の方の資料によると、昭和二十五年四月から二十七年十二月までの三十三箇月間に、審査会の開催された数はわずかに三十回、平均一箇月に一回も開かれないという事情で、しかもその開く時間は午後二時くらいから四時半くらいまでの二時間半くらいしか開かない。こうい……

第16回国会 厚生委員会 第18号(1953/07/11、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 国立病院の地方移譲が前々国会において決定したということで、その方向へ政府は進められておるようでありますが、どうもその後の事情を見ておりますと、秋田、山形等の移譲ができ、なおまた福島、岐阜、飯坂、下呂、和歌山等が近く移譲の予定であると申しますが、全体から申しますと、まことに遅々として進まぬ現状であると思います。地方におきましても、これを受けていることを必ずしもよしとしないという面が非常に多いようでありまするし、医療従業者の関係の方でもこれに反対をずいぶんしておるようであります。このように遅々として進まないのでありますならば、この際根本的に考え直すことが必要ではないか、こう思う……

第16回国会 厚生委員会 第22号(1953/07/21、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 御承知のように、今回国民健康保険に対しまして療養費給付の二割国庫補助が行われるようになつたことは、私ども喜びにたえないことでありますが、さて国保に対しましてかように二割の療養費の国庫補助が行われるというようになりました今日、まだ衆議院を通つただけでありますけれども、こういう場合に今政府御提出のこの日雇い健保におきまして、事務費のほかはほとんど――施設を二箇所かつくるようでありますか、そのほかには何らの国庫補助も国庫負担もない、こういうようなことは不均衡だと思うのでありますけれども、当局の御意見を承りたい。
【次の発言】 国保に対しまする国庫の補助が行われる、それは国保がまさ……

第16回国会 厚生委員会 第24号(1953/07/23、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました財団法人日本遺族会に対する国有財産の無償貸付に関する法律案に対しまして、賛成をするものであります。  ただ、すでに前同僚議員によつて討論せられましたように、この大きな日本の国有の財産が一部利権屋どもに利用せられて、当初の目的を損じないように、当局が厳重なる監督をされ、ただに軍人、軍属、その遺族のみならず、公務死の意味を、国家総動員法等によつて動員せられておりました遺族等に至るまで広くせられまして、気の毒なる遺族諸君のために、またその幸福のために、十分活用せられるように望みまして、賛成するものであります。

第16回国会 内閣委員会 第15号(1953/07/15、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先日来しばしば聞かれたことでありますが、どうも緒方副総理に伺いましても、今回の軍人恩給の復活についての考え方がはつきりいたさないようであります。軍人恩給を打切られたと言うかと思うと、潜在的な特権だと言うし、あるいはまた新制だとも言うし、どうもはつきりいたさないのであります。たいへん恐縮でありますけれども、もう一度私は恩給局長に、今回の軍人恩給を復活するについて関連してではありますが、恩給ということについての基本的な観念というか、理念というか、原理を伺いたい。
【次の発言】 今の経済能力の喪失に対する補填という意味の補償という考え方だというお話でありますが、退職金というような……

第17回国会 厚生委員会 第2号(1953/11/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川委員 ただいま私途中から参りましたので、あるいはこの点当局から十分な御説明があつたかも知れませんけれども、ただいま配布されました予算調の書類の中の母子福祉貸付金、及び国民健康保険貸付及補助金に関する項であります。これは特別措置法の建前から申しまして多分水害に関することであるのでありますが、さよう考えてよろしゆうございますか。
【次の発言】 そういたしますと、ただいまの大臣の生活保護に関する御説明にもありましたが、東北、北海道その他の冷害地が相当深刻なる様相を呈しておつて、すでに娘売りというようなこともぽつぽつ始まるように聞いておるのでありますか。この冷害地に対しましても、同様の母子福祉……

第17回国会 厚生委員会 第3号(1953/11/07、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私はただいま提案されました二つの法律案について政府当局に伺いたいのでありますが、先般当委員会におきまして、私はただいま上程せられました意味の改正をする意思が政府当局にあるかどうかということをお伺いいたしました。その際厚生大臣は目下冷害地につきましては、これらの点について調査中である、調査の結果が判明次第善処をするというようにお答えになつたのでありますが、その後政府当局のこれらに対しまする調査の結果はどうなつておりましようか、お伺いいたしたいのであります。
【次の発言】 冷害地の事情を伺いますと、この提案の説明に書かれておりますように、実に言語に絶する飢饉であるようであります……

第18回国会 厚生委員会 第1号(1953/12/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今の保険局長さんのお話の中の調査は、どの線でなさいましたか。
【次の発言】 私伺いたいのは、今二つの線から報告があつて、それがちぐはぐであるというふうに伺つたのでありまするが、県の方からの調査と、いま一つの資料というのはどういう機関からの細査でございますか。
【次の発言】 いずれにいたしましても、もう調査が正確な資料が得られなければならない時期であると思うのですが、正確な資料なしではこちらとしても手はないわけであります。どうかすみやかに資料をまとめてわれわれの方に提出せられんことを望みます。

第18回国会 厚生委員会 第2号(1953/12/04、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今補正第2の一般会計の支出の方を伺いましたが、私どもに配られております補正第2号の説明書の一般会計の歳入の方に、厚生省関係のものといたしまして、病院収入六億五千五百二十八万二千円というのがございます。説明には「病院収入の追加額は、健康保険法等の規定による診療報酬点数の引上げに伴う入院料金等の増加見込額である。」と書いてございますが、この病院収入という病院は何をさしているのでありましようか。
【次の発言】 昨日大蔵大臣は、二十九年度の予算編成の骨格について、防衛と賠償に相当重点を置いて行かれるというようなことを言うておるのでありますが、私は最近の国の事情、政治の事情等を見まし……

第18回国会 厚生委員会 第3号(1953/12/08、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 児童局長にちよつとお伺いをしておきたいのでありますが、最近冷害地等におきまして保育所の給食用のミルクをとらないものが出て来ておる。理由はとる金がないからということで、引取らなくて倉庫に入れてあるというものがふえて来たという報告が私の方に来ておりますけれども、冷害地ほどむしろそういう上質な食糧というものは子供たちになおさらとらせる必要があるわけでありますけれども、こういうようなことになつて来るということは非常に困つたことであると思います。児童局の方にはそういう報告が来ておるかどうか伺いたいのであります。
【次の発言】 この冷害地等におけるこういう事情は、今年はすでにそういう事……

第19回国会 厚生委員会 第3号(1954/01/29、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今柳田君が率直にわれわれの意見を代表してくれたのでありますが、私も再開国会の初めにあたりまして、どうも厚生行政、社会保障の問題は、今度のこのひどいはしにも棒にもかからぬような大蔵原案の出ましたときに、それぞれの方が、また厚生省の方でもいろいろ努力し、党派を越えまして努力をしたというところに率直に現われておりまするように、われわれも常にこの社会保障制度の前進、厚生行政の円満な遂行ということにつきまして協力を惜しまないということはしばしば申し上げた通りであります。そういう意味で、ここは決して変なあげ足とりというような考えはどなたも持つていらつしやらないと思いますので、ただいちず……

第19回国会 厚生委員会 第4号(1954/02/01、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 この改正案の第六条の3及び4についてでありますが、捕獲しようとして追跡中の犬がその所有者またはその他の者の土地、建物または船車内に逃げ入つた場合て捕獲するために、予防員がその土地、建物または船車等に立ち入ことができるということになつておるわけであります。その条件として「合理的に必要と判断される限度において、」という言葉がある。またそれを拒絶する方にも四項に「何人も、正当な理由がなく、前項の立入を拒んではならない。」というようなことがございますけれども、この法律案によりますと、予防員が捕獲のために他人の所有の土地、建物等に立ち入るように読まれるのでありますが、実際においては予……

第19回国会 厚生委員会 第7号(1954/02/18、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 昨年夏以来医療扶助の激増あるいはまた保育所の児童の数が非常に多くなつて来たというようなところからいたしまして、生活保護費、児童措置費等の問題、さらに援護率、措置費等の問題が、その方面の非常に大きな問題となつて、当委員会において、私も社会局長及び児童局長にもいろいろ事情を承つたのでございますが、当時社会局長は、一月までの生活保護費は、大体それぞれ都道府県に流してある。四・四半期の分等につきましては、大体一月に入つて間もなく流すつもりであるというようなお話を承つたと思うのであります。また児童局長からは予備費で何とかするようにするというようなお話を承つておると思うのであります。本……

第19回国会 厚生委員会 第10号(1954/03/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、狂犬病予防法の一部を改正する法律案の修正案に賛成し、修正部分を除く原案に賛成するものであります。  すでに論議されましたように、本案の趣旨に対しましては、狂犬病予防撲滅の立場からして何人も異論のないところであろうと思うのであります。ただ問題はただいまも指摘されましたが、予防員の家屋、屋敷等に対する立入りの問題、これが法の実施にあたりまして予防員ならざる捕獲員が立ち入ることによつてそこに紛争が起り、また住居権が侵害され、家宅侵入というような問題が起つて来るであろうということが懸念されるのであります。これにつきましては、法の実施にあたりましては……

第19回国会 厚生委員会 第11号(1954/03/04、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 未帰還者留守家族等援護法について少し伺いたいのでありますが、今この法律によつてこれを適用されまして、入院して療養いたししておりまする者の数は現在どれくらいございますか。
【次の発言】 この人々は今年の十二月二十八日で、療養の方は一応期限切れになるかと思つておるのでございますが、さようでありますか。
【次の発言】 そういたしますと、そのあとについて何らかの方策を当局としてはお持ちでありましようか。
【次の発言】 この療養中の人々の病気は、やはり呼吸器病が多いのでしようか、種類はどうなつておりますか。
【次の発言】 これについては一応国家の名前で召集した人々でありますから、ここ……

第19回国会 厚生委員会 第15号(1954/03/17、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は消費生活協同組合のことについてまずお尋ねしたいのです。いわゆる福祉国家といわれておるデンマーク、スエーデンあるいは英国、カナダ、ニユージーランド等におきましても、あの健康な社会をつくつておりまする根底には、協同組合の運動が根強く徹底しております。そこに考えさせられるものが非常にあると思うのであります。さらにまたソ連におきましても、革命の当時一応レーニンは協同組合の組織を破壊いたしましたけれども、後にこれを再建し、ソ連社会の重要な制度の一つとなつておると思いまするし、また中共におきまして、いわゆる合作社の運動は今日非常に盛んであり、新しい社会をつくつて参りまする重要な一つ……

第19回国会 厚生委員会 第17号(1954/03/20、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先ほどの柳田委員の御質問はきわめて重大なるものを中に含んでおると思う。現に広島にあります米国側の原子病の研究機関は、治療はしない、研究だけするということを建前としておるようであります。従つて原爆障害を受けました広島市民諸君にとつては非常な不満があつた。つまりモルモツトにしておるというわけであります。研究が主体になつておるということを考えますと、推量をたくましくいたしますれば、当然治療さるべきものでも、研究の都合によつては治癒を遅らせるというようなこともなきにしもあらずと考えられるのであります。従いまして今回の事件もこれに関連いたしますけれども、われわれ日本人といたしましても……

第19回国会 厚生委員会 第18号(1954/03/22、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 前回の委員会で私は消費生活協同組合が日本にどうして発達しなかつたか。将来の健全な社会を建設するために、この協同組合はなくてはならぬものである。そのなくてはならぬものがかくまで発達しない理由について、まず金融の面から伺つたのであります。その結果金融関係におきましては、当局提出の資料によりますと、政府からの貸付金がほとんど金融の大部分であります。あのわずか二千五百万円がその種でありまして、そのほかには労働金庫法の道が開かれておりますけれども、ほとんど言うに足りない。こういうことであつてはとうてい消費生活協同組合の発達をはかることはできないことは明らかであるわけでありまして、これ……

第19回国会 厚生委員会 第20号(1954/03/24、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 現行消費生活協同組合法によりますと、地域、職域という種別がはつきりとつけられております。これは戦時中の配給関係等から起つて来たものでありまして、消費生活協同組合の今後の発展上、地域、職域という問題はわけておく必要はないと思うのでありますが、わけておかなければならぬという理由がありましようか、伺いたいと思います。
【次の発言】 そういう火災共済等の問題等で何か新しい事態が起つて来ておるやに伺うのでありますが、そういうこと炉あるのでありましようか。
【次の発言】 地域とすることによつて、職域と地域とをわけてしまう、そうしないで職域のものも地域のものも一緒くたになつてやれば、それ……

第19回国会 厚生委員会 第21号(1954/03/25、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 被爆を受けましたことによつて起つて参ります損害の補償の問題がどうも区々としておりまして、確定をしていないのであるが、私ども新聞等で拝見しますと各委員会で伺つて考えるのでありますが、まず第一にその漁夫の医療費及びその家族の生活保護、また家族が東京に参りますその旅費等につきましては、予備費から出るというようなことも、先ごろ厚生大臣から伺つたように思うのでありますが、これは決定しておりましようか、伺いたいのであります。
【次の発言】 そうすると厚生省では予備費から出すということを一応考えているのでしようか。
【次の発言】 今の生活保護の点で、家族の生活保護の関係について伺いたいの……

第19回国会 厚生委員会 第22号(1954/03/26、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 委員長から簡単にというお話がございますので、かいつまんで要点を伺いたいのであります。  御承知のように、ただいま内閣委員会におきしまして、行政機関職員定員法の一部を改正する法律案が審議せられております。この中に厚生省関係の国立病院、国立療養所の職員の問題も入つております。国立病院、国立療養所の現状を見てみますると、まずたとえば国立療養所のごとき、昭和二十七年には千五百床増床されておりますが、全然職員がふえておりません。昭和二十八年におきましては、一部国立病院の国立療養所に対する転換によつてその部分だけがふえております。また二十九年の今回の予算におきましては、国立療養所のふえ……

第19回国会 厚生委員会 第23号(1954/03/27、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今までの不合理な点が大分是正されて来ているようで、私も喜んでおる次第でありますけれども、念のためにもうちよつと伺つておきたいと思うのであります。今度の改正案によりますと、たとえば戦地で、実例をあげて伺うわけでありますが、昭和二十年の終戦に近い日に生きておられた。その後帰つて来た人によつて死んだということがわかつた。その帰つて来た人の話を聞くと、結局栄養失調で倒れたらしい、こういうような例がたくさんあると思うのであります。そういうような場合に、栄養失調で、あの戦争の苛烈なときであり、ことにあの敗戦という混乱の中でありますから、内地におきましても同様の例がたくさんありましようが……

第19回国会 厚生委員会 第24号(1954/03/29、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 らい予防法の一部改正について伺いたいのでありますが、前国会におきましてらい予防法が改正されましたときに九箇条の附帯決議がなされまして、この附帯決議につきましては、すみやかにこれを実現するように将来本法を改正するということになつておりました。それに伴いままして今回の一部改正がなされたと存ずるのでありますが、第一及び第二の附帯決議がほぼ今回実現をされて来たわけであります。従つて後の条項について伺いたいのであります。まず「入所患者の自由権を保護し、文化生活のための福祉施設を整備する」というようなことにつきましては、その後どういうふうになつて来ておりましようか、実情を伺いたいのであ……

第19回国会 厚生委員会 第25号(1954/03/30、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 厚生大臣が御出席でありますので、時間もございませんから、きわめて簡単に三つの問題について伺いたいと思うのであります。  第一点は、御承知のように各都道府県に保険課がございまして、その職員諸君が約六千人おられます。この人々の身分は御承知のように国の官吏である。ところが業務は地方の業務であるというわけで、たとえば給与の点でも恩給の点でも、あるいは業務自体の点でも非常に困つております。前年来この関係を何とか割切つだものにしてほしいということが、たびたび私ども国会議員の方に陳情されて参つておるのであります。私どもも当然これは筋の通つたものにしてそうして能率的に仕事ができるように、ま……

第19回国会 厚生委員会 第28号(1954/04/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ビキニの被爆事件によります漁夫の被害、漁船の被害のその後の事情を承りたいと思います。
【次の発言】 それらの魚、船あるいは間接的な魚価の値下り、船の碇泊によります損害等についての補償の関係はその後どのようになつておりましようか。
【次の発言】 何分にも一般の漁業家はそう十分な資本があつてやつているわけではないのでありますから、その補償がすみやかになされるかいなかによつては重大な生活上の脅威を受けると思うのでありますが、これらに対する補償がいつなされるかという見通しにつきましてはどのようになつておりますか。
【次の発言】 今の三崎の第十三光栄丸の件でありますが、新聞紙の報ずる……

第19回国会 厚生委員会 第29号(1954/04/03、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ひとつ具体的な例を伺つておきたいのでありますが、この医薬分業がいよいよ行われたといたしまして、たとえば医療扶助あるいは社会保険によつて診療をするという場合に、今日行われておりまするような濃厚診療を認めたというようなときには、すでに医者は処方箋を書き、そして薬剤師は薬剤の投与をしてしまつたわけでありますが、濃厚診療なるがゆえにというので、これを払わないというような場合には、その責任はだれが負うのでありましようか。
【次の発言】 そういたしますと、今のような濃厚診療で保険の方では払わないという場合には、医者だけが払われないのでしようか。医者の処方箋に従つて薬剤師は調剤をしておる……

第19回国会 厚生委員会 第30号(1954/04/05、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました消費生活協同組合法の一部を改正する法律案に関します修正案並びに修正案を除きます原案に賛成の意を表するものであります。  思うに、わが国におきます消費生活協同組合の発展が今日のごとく非常に困難な事情は種々あると思いますけれども、何にいたしましても、率直に申しましてこの消費生活協同組合に対します育成発展をはかります政府の努力が――中小企業協同組合あるいは水産業協同組合あるいは農業協同組合等に対します政府の育成、発展、指導というようなものは問題にならないほど微力である。ことにその資金、金融の面に対します政府の施策は実質的には……

第19回国会 厚生委員会 第31号(1954/04/06、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先ほど来質疑応答がございましたが、私は、今日の政府の社会保障制度の考え方は、口では非常に重んずるとおつしやいますけれども、事実そうでないことは明らかであると思うのであります。たとえだ社会保障制度審議会の勧告をほとんど実現せられません。すでに国会におきましてたびたび決議までいたしましたけれども、いまだに実現をされておらないのであります。また今回、勤労者の恩給と言われておりますような重大な、社会保障制度の根幹をなす厚生年金保険法の審議がなされるときにおきましても、社会保障制度審議会におきまして大臣等の出席を要望せられましても、これに出席をなさらないのであります。また先ほど来、予……

第19回国会 厚生委員会 第35号(1954/04/13、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 関連して。先ほどの岡委員の発言の点でありますが、私の党におきましても重大問題視しております。また各地から私どもに対しまして、どうも恩給を給付されるのに五年もかかるだろうというので非常に心配をして参ります。もつともしごくだと思うのです。私どもたとえば地方から申して参りましたのを気の毒だと思いまして、復員局に参りましていろいろお世話願うのですが、市ヶ谷の世話課なんかに参りましても、女の子が四、五人いるだけで、五、六回われわれが通つてもどうにもならないというような状態であります。私は閣僚の一人としてお聞き願いたいのでありますが、どうか責任を持つてこれをすみやかに解決するように十分……

第19回国会 厚生委員会 第36号(1954/04/14、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 第三種被保険者の問題でありますが、政府当局は、第三種被保険者を鉱業法第四条に規定する事業の事業場に使用され、常時坑内作業に従事する被保険者、いわゆる坑内夫に限つているようでありますが、坑内夫のみならずたとえば恩給法三十八条におきまする今国会における改正等によりますいわゆる不健康業務あるいは労災法、労基法等によりまして、それぞれ規定されておりまする危険業務、不健康業務等があり、あるいは年齢五十才くらいで職場を転換しなければならないという重労働者があると思うのでありますが、何ゆえに坑内夫にだけこれを限つたのであるか、その理由をお示し願いたい。

第19回国会 厚生委員会 第37号(1954/04/16、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 この際政府当局に資料をお願いをいたしたいのであります。それは資金運用部の運用の状況についてであります。今資金運用部の金をどういうように運用しているか、詳細なる資料がほしいのであります。ことにいただきたいのは、旧特殊銀行等の債権及び貸付金の内訳の詳細なるものであります。それから旧特殊会社等の債権及び貸付金の詳細なる内訳をいただきたいのでございます。さらにいま一つ、政府職員の共済組合の方の積立金の運用につきましての詳細なる内訳をいただきたいのであります。この三つの資料を当委員会に御提出願います。
【次の発言】 その点は、私どもの方でも一応の資料がございますけれども現状でけつこう……

第19回国会 厚生委員会 第39号(1954/04/21、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 議事進行について緊急動議を提出いたします。  御承知のように、佐藤自由党幹事長に対しまする逮捕の許諾請求に対しまして、目下国会で重要議案が審議中であるとの理由をもつて、法務大臣の指揮監督権を発動いたしましてこれを拒否するということが新聞に発表されております。そのことはわれわれは絶対に納得できないところであります。国民諸君もまたいよいよ国会に対します不信を強めることと思うのであります、目下この問題につきまして、野党四派の緊急の国会対策委員長会議を開いております。この緊急国会対策委員長会議がどういう結論を得まするか、その結論が出まするまで、その会議が終りまするまで、この委員会の……

第19回国会 厚生委員会 第45号(1954/05/13、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 時間がないので、簡単に実情を伺いたいのであります。御承知のように、熊本の恵楓園の未感染児童保育所であります龍田寮、ここに収容しておりまする児童の新入学生四名の熊本市黒髪小学校への通学の問題につきまして、われわれの方にも先般来患者の方からたびたび陳情が参つております。私もあまりこれは表面化しない方がいいという意味で、今日まであまり問題にしないで、問題が問題でありますからすみやかに解決すると、こういう見通しでおつたのでありますが、事態はいよいよ険悪になつて参りまして、この四名の新入学生は、恵楓園長やあるいは熊本医大等におきまして、この健康児については何ら危険はないということをは……

第19回国会 厚生委員会 第48号(1954/05/20、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ちよつと関連して。ついでに全国の中毒者の見込み数。

第19回国会 厚生委員会 第49号(1954/05/25、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先般来の厚生省当局その他の非常な御努力によって、画期的なわが国の結核の実態調査の結果が判明したようでありますが、それによりますと、かつての日本の結核の状態につきましての推定は根本的に立て直さなければならないようになったと思うのでありますが、今日、全国の結核のベツドの数は幾らまで整備されて来ているのか、かつての結核五箇年対策の計画がどこまで進んでおるのか、まずベツドの数を伺いたいと思います。
【次の発言】 十一万床の公私立、法人立等の内訳はどうなつておりますか。
【次の発言】 今回の実態調査によりますと、大体進行性の者が二百五十万人くらいあるようであります。そのうちの空洞を持……

第19回国会 厚生委員会 第53号(1954/05/29、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 いろいろ教えられてありがたいのでありますが、簡単に林先生、竹山先生にお伺いをいたしたいのであります。今まで私どもは、このヒロポン中毒の者を精神病院に収容いたしますると、非常にあばれましたり、秩序を乱しましたり、あるいは逃亡いたしましたりするので、病院としては非常に迷惑で困つてしまう、各精神病院はこれを収容することを非常にきらうというふうに実は伺つて来たのでありますが、ただいまお話を伺つておりますと、私ども今まで伺つて参りましたのと少し違うのではないかというふうにも感ずるのであります。従いまして、現に収容いたしまして、ただいま申しましたような非常に乱暴したり、秩序を乱したり、……

第19回国会 厚生委員会 第55号(1954/06/02、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 去る五月十三日の当委員会におきまして、私は熊本市の国立癩療養所恵楓園の未感染児童保育所龍田寮の児童の黒髪小学校への入学拒否の問題につきましていろいろお尋ねをいたし、また文部委員会におきましても、五月二十二日にこの問題につきまして質疑応答がありました。わずか数名の、全部でも二十三名の児童の問題でありますが、御承知のように、その父兄たちは、社会のために、いわば基本人権を制限をされまして、公衆衛生というような立場からいたしまして、国立癩療養所の中に収容されていられるのであります。この不幸なる癩者たちは、社会全体のために不本意ながら非常に不自由な御生活をなさつておるわけであります。……

第19回国会 厚生委員会 第56号(1954/06/03、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 担当官に来ていただかなかつたので、恐縮でありますが、ついでに厚生大臣にざつと伺いたいと思います。  奄美大島がまた日本に帰つて参りました。聞くところによりますと、非常に生活程度が悪いということでありますが、今日奄美大島の島民の生活状態はどんなふうでありましようか。専門の担当官がお見えになつておりませんからこまかいことを伺おうとは思いませんが、大ざつぱのことでけつこうでありますが伺いたいと思います。
【次の発言】 生活保護法にかけなければならぬような者がよほどおるようでしようか。わからなければあとでけつこうですが、いかがでしようか。

第19回国会 厚生委員会 第59号(1954/08/13、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 これは滝井先生から聞こうとするところかもしれませんが、今の単価の問題であります。これは医薬分業にも関係しますし、すでに東京都の医師会は四千人の会員を集めまして、非常な決意をもつて厚生大臣の退陣要求の決議をもいたしておるわけであります。しかもその東京都の医師会の大会には全国の都道府県の医師会長というような人々も非常に多数お集まりでございまして、各都道府県におきましても続々この大会が開かれ、しかのみならずその東京都医師会の大会は、日本医師会の大会の開催要求を決議いたしておるところからみましても、これはきわめて重大な問題に当面しておるのであります。従いまして、これは短時日の間に非……

第19回国会 厚生委員会 第64号(1954/10/06、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私も資料をひとつお願いしたいのです。それは世界各国の国民の医療費に対する公費負担の関係、つまり国民総医療額に対する公費負担の額、その割合、またその中におきまする各種医療関係の保険に対する公費負担の割合、同様にわが国のものにつきましても、ごめんどうでございますが、資料を提出していただきたいと思います。

第19回国会 厚生委員会 第67号(1954/10/09、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 きようは土曜日でたいへん恐縮でありますが、月曜日の審議のために必要でございますので、月曜日の朝まででいいのでありますが、武長その他日本の大きな製薬会社の、新聞に広告いたします程度のものでけつこうでありますから、最近の決算報告書を五つくらい御提出願いたいと思います。

第19回国会 厚生委員会 第69号(1954/10/12、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 まず大臣に伺いたいのでありますが、今日新医療費体系を実施する、また同じく来年一月一日から医薬分業を実施するということになつたわけでございます。このときにあたりまして医療を担当する医師の団体であります日本医師会とまつこうから対立をするということになつております。これはきわめて重大なる問題であり、またきわめて遺憾な問題だと思うのであります。この医師の団体である日本医師会とまつこうから対立した状況におきまして、この新医療費体系あるいは医薬分業ということはできるはずがないのであります。私はできるはずがないと思う。もししいてやるとすれば、大混乱の起きることは火を見るよりも明らかであり……

第19回国会 厚生委員会 第70号(1954/10/14、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 一昨日の質問で、私は新医療費体系について重大なる欠陥があるということを指摘したのでございましたが、もう少し続いて、私は別の角度から、基本的な問題について伺いたいのでありますが、厚生大臣はおいでにならぬでしようか。
【次の発言】 それでは各局長さんに御答弁を願いたいと思いますが、昭和二十六年の六月二日の衆議院に驚きまする厚生委員会の質疑応答を、速記録によつて調べてみますと、調剤いう問題が取上げられております。申すまでもなくこの医薬分業新医療費体系では調剤と処方箋の問題が中心問題です。御承知のように医師法、歯科医師法及び薬事法の一部改正法案は、昭和二十六年の第十国会に提出されま……

第19回国会 厚生委員会 第71号(1954/10/15、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先般滝井委員から二十七年十月におきまする東京都内の社会保険関係の診療所で千点くらい無作為に抽出して、日本医師会立会いで、この新医療費体系を適用した場合にどういうような結果になるかということを具体的に調べて、その資料を提出してほしいというきわめて適切な、またきわめて重要な御要求があり、私どもそれに賛成をいたしたのでありましたが、本日その資料を厚生当局から渡されましたのを拝見いたしますと、非常に重大な問題になつて来たのであります。今日までこの新医療費体系につきまして厚生当局の払われました御努力に対しましては、全委員をあげて本委員会におきましてもしばしばその労を多とする、敬意を表……

第19回国会 厚生委員会 第73号(1954/11/20、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ちよつと今席をはずしておりましたので同僚議員の質問と二重になりましたらお許しを願いたいと思いますが、時間がありませんので簡単にお伺いしたいと思います。  まず第一に法律によりますれば、一月一日から医薬分業をするというので、その基礎になるべき新医療費体系をわれわれは今論議しておるのでありますが、ただいま参議院におきましても、これを延期するというような法案も出て、継続審議されているやに聞くのでありますが、この医薬分業を一月一日から実施しない場合でも、新医療費体系は一月一日から実施なさるのであるかどうか、厚生省のおつもりを伺いたいのであります。

第19回国会 厚生委員会 第76号(1954/11/29、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ただいまの御調査に対して、私どもは国会議員といたしましての良識によつて十分判断することができるのでありまして、私はこの努力に対しまして深く感謝の意を表するものであります。

第19回国会 大蔵委員会 第25号(1954/03/19、26期、日本社会党(左))

○長谷川保君 諸君御承知のように、いわゆる福祉国家、デンマーク、スエーデン、英国、ニユージーランド、カナダ、その他の国々におきましては協同組合がきわめて発達しております。それが健全なる国家の柱になつていることは御承知の通りであります。また共産主義国家におきましても、同様に、レーニンが革命後協同組合をつぶしましたけれども、再びこれを復活し、さらにまた中国におきましても、いわゆる合作社といたしまして、これが中国社会の健全な発達の大きな基盤になつております。わが国におきましても、早くこの制度を取入れましたが、いわゆる農協の面におきましては相当進歩いたしましたが、都市の消費生活協同組合におきましては、……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第4号(1954/03/12、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ただいま井手委員から義務費予算等の関係が質問されましたが、私もちよつとその点を伺つておきたいのであります、義務費として出すべきもの、たとえば二十八年度に支出すべきものがある、それを、二十八年度の予算がないために。二十八年度の予算の中に組まないで、ずるずるに三十九年度の予算によつて支払うということがあります場合には、財政法第十三条の違反にならないか、この点を伺います。
【次の発言】 当然昭和二十八年度に支払うべきものであるにかかわらず、二十八年度の予算がない。そういたしますれば、先ほどのお話でもわかりますように、また私どもの常識から申しまして、義務費でありますから二十八年の補……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第10号(1954/03/23、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 大蔵省が見えましてから……。
【次の発言】 今法制局次長の言うのは私は間違いだと思う。というのは、この食品衛生法その他の法律につきましては、昭和二十五年予防接種法等による国庫負担の特例等に関する法律というものが出ておる。それによつてなされておる。これは法律をごらんになればわかりますが、一年しかやつておらない。一年の期間がある。それを二十六年にさらに一年延期してある。これでおしまいになつている。だからこれはただいま申しましたような食品衛生法その他法律が生きて来なければならぬ。しかし今日私どもが非常に真剣にこれを取上げておりますのは、非常に大きな問題が起きておる。今日のあのビキ……

第20回国会 厚生委員会 第3号(1954/12/03、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程せられました医師法、歯科医師法及び薬事法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案に対しまして賛成するものであります。  ただここで一言いたしておきたいことは、この医薬分業の問題が昭和二十六年に国会において決定せられまして以来三年をけみするのでありますが、その間に政府はこれに関係いたします日本医師会及び日本薬剤師会に対しまして、十分な協力態勢をつくるべきであつた、この点が私は最も遺憾な点であります。それをつくるべきであつたのに、その三年の間ほとんどなすことがなかつた。国民の運命に大きな影響を及ぼします医療制度の革命というような……

第21回国会 厚生委員会 第1号(1954/12/17、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 大臣はお忙しいようですし、先ほど来お話のように、主として選挙管理ということを任務として内閣ができておるようですから、私は緊急の問題について、実際の行政に当つておる局長さんたちに伺つておきたいのであります。  第一に社会局長に伺いたいのでありますが、御承知のように炭鉱地帯が非常にひどく痛んでおります。食物にすら非常に不自由するようなことでございますが、この炭鉱地帯の非常な窮迫に対して、当局はどういうような手を打つておられるか、それをこまかに伺いたいのであります。
【次の発言】 炭鉱地帯をまわつて来られた諸君の話を聞きますと、九州の炭鉱あるいは常磐炭鉱、ことに九州の炭鉱などにお……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 社会労働委員会 第4号(1955/03/29、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 近ごろの厚生行政を見ておりますと、どうも生活保護の面といい、あるいは社会保険の面といい、児童福祉の面といい、あらゆる面が、どうも非常に消極的になってきているように感ずるのであります。ことに地方へ参りまして、それぞれの現場々々に首を突っ込んで様子を見てみますと、そういうような面からいたしまする非常な苦情が多い。またいろいろなトラブルが多いのであります。申すまでもなく、憲法二十五条におきましては、ことに後半におきましては「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と明記してあるのでありまして、社会福祉や社会保障、公衆衛……

第22回国会 社会労働委員会 第7号(1955/05/10、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 大臣がいらつしやるので、一点伺つておきたいのでありますが、例の健康保険の問面であります。今度七月以後保険料率を千分の六十五に上げるというお話であります。今日までこの赤字の問題で大臣が奮闘されたことにつきましてしては、深く多とする次第でありますが、しかしこの料率を上げる問題については、私ども異議があるのであります。日本の健康保険の保険料の料率は、決して世界的に見て低くない、非常に高いといわれておるのでありますが、まずこの点について、現行の千分の六十という料率をどういうふうにお考えになっていらつしやるか、大臣のお考えを伺いたいと思います。

第22回国会 社会労働委員会 第12号(1955/05/24、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先般来つき添い婦の問題が非常に問題になっておりまして、同僚諸君からも、すでに数回にわたって御質問がありましたので、あるいは一部重複する点があるかもしれませんが、この際十分これを承わっておきたいので、御答弁を願いたいと思うのであります。  この問題が、御承知のように非常に大きな問題になりまして、昨年の国立療養所のつき添い制限及び入退所基準の設定当時と同様、非常に重大な問題となって来つつありますが、こういうようになって参りました経緯、どうしてこういうつき添いを廃止するということになってきたか、まず厚生当局の今までのことについての御見解を承わりたいと思います。

第22回国会 社会労働委員会 第15号(1955/05/27、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 議事進行について。きょうは御多忙のところを参考人の方においでいただいたのでありますが、おいでになりました方の名簿を見ますと、いずれも厚生省直轄の、いわば国立療養所あるいは東京都民生局あるいは国立療養所にお勤めになっていらっしゃる方のようであります。この中には、おなれになっておりません方も多数いらっしゃると思います。この際厚生当局もここに出席いたしているのでありますから、この重要な参考人の陳述が、少しでも厚生当局に遠慮するということがあっては重大だと思います。従って、委員長におかれましては、これらのことについて陳述されます参考人の方々が、十分その真相を遠慮なくここで陳述し得る……

第22回国会 社会労働委員会 第16号(1955/05/31、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 昨年小範囲であったけれども、結核の実態調査をしたということでありますが、一昨年の実態調査と比較いたしまして、どんな結果が出ておりましょうか、伺いたいと思います。
【次の発言】 二度目の実態調査で、最初の二十八年の実態調査のときにツベルクリン反応が陰性であった者が、どれくらい陽性になったか、こういうような調査がしてありましょうか。
【次の発言】 一年間に三〇%以上陽性転化をするということは、普通でない、異常であると思うのでありますが、その陽性転化の原因とか詳細について、もう少し承わりたいのであります。
【次の発言】 今、分析している最中だということでありますが、大体の見通しは……

第22回国会 社会労働委員会 第34号(1955/07/05、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先ほど岩原先生から、カイロプラクティクについての御意見があったのですが、一部では療術行為といわれておりますが、専門にカイロプラクティクをやっておる者がある。そこで三沢先生にカイロプラクティク療法についての御意見を、ごく簡単でけっこうですから、結論的に伺いたいと思います。
【次の発言】 今度は花田さんにちょっと伺いますが、先ほどから伺っておりますと、私の聞き取り方が悪いのかもしれませんが、どうもはっきりしないのであります。花田さんは、この三十年でもって一応禁止になりますこの療術関係の法律は、ここで切った方がよいのか、やはり三年引き延ばして何らかの救済措置のようなものを講じた方……

第22回国会 社会労働委員会 第39号(1955/07/12、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今日の説明によりますと、御承知のように久我山病院及び生光会等は、社会福祉法人である。社会福祉法人であれば、社会局長がいなければならぬはずだ。しかも、今日の説明によりますと、これは社会局でお調べになった、その社会局長がいなくなったということはどういうわけですか。先ほど来、実は委員部の方にお願いして、探してもらったが、行方不明だ。こういう無責任な話はない。みずから調査して、われわれが質問の順番を待っておるのに、その責任者がいなくなるということは、一体どういうことです。私は、本日は社会局長がおりませんから、質問をいたしません。委員長におかれまして、どうかこのような無責任な、議員を……

第22回国会 社会労働委員会 第42号(1955/07/15、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今度当局で出されました援護法の改正は、今までの援護法の欠陥に対しまして、ある程度の改正、前進をされておることを認めるにやぶさかでないのでありますが、しかしなお、私は援護法について幾分の疑義を持っておるのであります。  まず公務死ということでありますが、戦地におきまして、いわゆる兵病、たとえば性病のごときものにかかる。露骨に申しまして、何か徴発に参りましたりした場合、少しそそうをいたしまして住民に恨まれてけがをされるとか、殺されるとか、いわゆる重大なる過失あるいは故意による死という問題でありますが、これらの問題について、従来は恩給法の建前から申しましても、援護法の建前から申し……

第22回国会 社会労働委員会 第47号(1955/07/22、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私、実は先般来数日間席をはずしがちでありましたので、あるいはすでに同僚委員諸君から質問があり、二重になって御迷惑な点があるかとも思いますが、そういう点がありましたら、おっしゃっていただけば、速記録を読みますから、どうか遠慮なくおっしゃっていただけばけっこうであります。  二、三の点について伺ってみたいと思いますが、第一に、昨年新医療費体系の問題を私ども論議いたしまして、これは非常に不十分なものであるからということで、六カ月以内ぐらいにもう一度作ってくるようにということをお願いをいたしました。九月ごろに出てくるというお話を承わっておるわけでありますが、昨年新医療費体系の審議を……

第22回国会 社会労働委員会 第49号(1955/07/25、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ただいま議題となりましたクリーニング業法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  昭和二十五年本法が制定公布されて以来五年を経まして、クリーニング業の発展もまた著しいものがあり、その実態に即した公衆衛生上の措置を講ずることが必要となりましたので、現行法を整備して、クリーニング業の適正な経営を期すため、本法案を提出した次第であります。  この法律案の改正のおもな点を申し上げますと、第一に、従来のドライクリーニング師の制度を廃止して、新たにクリーニング師の制度を設けたことであります。従来は、ドライクリーニング営業に対してのみ、一定の衛生的知識と技術……

第22回国会 社会労働委員会 第50号(1955/07/26、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 これは業者の方で調べた数でありますが、五人以上使っしおります事業場は、約二千軒というのが業者側の報告であります。
【次の発言】 ただいま上程されました母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案について、政府側にお尋ねいたします。  私はこの法律が出ましてから、全国を回りまして、この法律くらいりっぱに行われている法律は珍しいと思って、非常に喜んでいるわけです。また全国の母子家庭でも、非常にこれを望みとし、力として励まされて希望を持って働いていらっしゃる、非常に私は感激している者です。ただこの法律の弱点は、最初から私どもが指摘しておりますように、いずれにしましても資……

第22回国会 社会労働委員会 第51号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 このたび提出いたしました、健康保険法等の一部を改正する法律案について、提案の理由を申し上げたいと存じます。  御承知のごとく、健康保険等については、その給付費の二割以上を国庫負担すべしとの声は、関係各団体の年来の世論でありました。ところが、治療医学の進歩や利用度の向上とともに、医療給付費は、逐年急速に増大をいたしまして、そのため健康保険等は深刻なる財政的危機に見舞われるに至りました。たとえば、政府管掌健康保険の医療給付費は昭和二十六年において百三十七億円余、これが昭和二十九年度には三百五十億円余、昭和三十年度には約四百二億円と、急ピッチで増大し、その結果昭和二十九年度には五……

第22回国会 社会労働委員会 第53号(1955/07/29、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今回提出されました優生保護法の改正につきましては、私は、最近の人口の増加の関係等の事情を考え合せて、助産婦諸君の生業の状態等々を考えまして、非常に時宜に適した案だと私は考えるのであります。しかしこれについて、いろいろ私どもの考え得ない欠陥もあるかもしれないので、念のために、こういうことでどういうような弊害があるか。私はこの法律案自体は、非常にいいと思います。しかし、何らかの困った問題が起きるかどうか、この点について、念のために薬務局長の意見をお聞きします。
【次の発言】 言葉ではなくて現実に監督ができないということで、助産婦さんたちが厚生省で指定いたしました薬を持って歩くと……

第22回国会 社会労働委員会 第54号(1955/07/30、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私ちょうど本会議で討論をする役を仰せつかっておったものですから、せっかく先生方においでいただいたのに、お話を承われなかったのですが、かねて書類、他の研究会等の席上で、一応ある程度の常識は持つことができるようになっておりますので、この際伺ってみたいのであります。  先生方の方からいただいたのでしょうか、今この資料を見ますと、一応イスランジアあるいはタイ国黄変米等につきまして、毒性があるというように考えられるわけであります。先生方は、学者としてお考えになりまして、無毒であるということの証明は全然できないということが断言できるのでございましょうか。あるいは、すでにそのことは御証言……

第22回国会 内閣委員会 第29号(1955/06/28、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今日の恩給制度につきましては、これは国の政治全体から考えて、幾多改正しなければならない、筋の通らない不合理があるということを考えるのでありますが、今般改正案が出されて、その中の幾分かについては改正をされるという企図がうかがわれるのでありますが、しかしこの改正案を見ましても、なお多くの点において公平の原則にたがうところの、筋の通らないものも幾多あるのであります。これらの点について若干の質問をいたしたいと思うのでありますが、まず主として高橋議員に、自由、民主両党の共同提案の代表者として質問いたしたいと思うのでありますが、高橋議員で不分明なところは、大臣あるいは恩給局長からお答え……

第22回国会 内閣委員会 第30号(1955/06/29、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 今回の恩給法改正に際しまして一番重点になりますところは、実際問題といたしましては、やはり仮定俸給の問題が大きな問題であると思うのであります。昨日最後にこの点についていろいろ伺ったのでありますが、昨日承わったところではどうもふに落ちない点がありますので、もう一度繰り返して伺いたいと思います。  普通恩給の仮定俸給の問題で高橋議員に伺いましたが、兵の例をとって、兵の仮定俸給が年額七万九千八百円、従って一カ月六千六百五十円の月給というわけだが、これではあまりに少いではないかということをお伺いいたしましたときに、いや、この俸給六千六百五十円のほかに食糧あるいは住居、被服等が入ってい……

第22回国会 内閣委員会 第33号(1955/07/04、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ただいまお手元に提出いたしました恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案の修正案の提案の理由を御説明申し上げます。 本修正案は本来さきに政府が提出し、次いで撤回になりましたいわゆる旧軍人恩給法の改正案に対しまして対決する意図をもって、日本社会党の恩給法の一部を改正する法律の一部を改正する法案といたしまして用意されたものでありましたが、高橋等君ら提出のいわゆる民主、自由両党の改正案と公務死の範囲の拡大その他多くの点において同一改正個所を持っておりますために、これを改正案として提出する場合には、一事不再議の原則によりまして廃案となるおそれがありますので、やむなく高橋君ら……

第22回国会 内閣委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ただいまお尋ねの点でございますが、私ども社会党左派といたしましては、今回におきましては、できれば先年来私どもが用意しておりました戦争犠牲者補償法案によって、つまり社会保障制度が確立いたしますまで、すなわち国民年金制度が確立いたしますまでの過渡的な行き方といたしまして、国家補償という立場で戦争犠牲者の最もはなはだしかった人々に集中的にこれを補償する、こういう立場をもちまして戦争犠牲者補償法案でやって参りたいのでございます。今回明確になりましたことは、法制局の意見としては、すでに裁定がなされました後の、つまり一昨年軍人恩給が復活いたしました後の軍人恩給というものは、これが財産権……

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/07、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は日本社会党を代表いたしまして両派提出の修正案に賛成をし、民自両党提出の改正案に対して、反対の意を表せんとするものであります。  当委員会の質疑応答におきましてすでに明白でありますように、旧軍人恩給の復活については、これは法律の根本についてもいろいろ疑義がございます。また実際的にも非常に問題があると思うのであります。すなわちすでに明らかでありますように、恩給というものは本来公務員が公務に従ったために失いました経済取得能力の減損を補てんする、こういう理論の上に立っているわけであります。ところがこの軍人恩給の各種の恩給の金額を支給いたしまする基礎になっている仮定俸給、この仮定……

第23回国会 社会労働委員会 第3号(1955/12/09、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 関連して。どうも先ほど来の皆さんの質問応答を伺っておりましてもよくわかるのでありますが、厚生省の医療に関する政策というものが、命よりも金を先に考えるという考え方が残っておる。これは根本的に改めていただかなければならぬ。個人の経済でございますならば、それは確かに金に制限されて医療の問題もいろいろ考えなければならぬという問題が出て参ります。けれども国家が関係する限りにおいて、医療の問題、すなわち国民の命の問題を金で縛ってはいけない。これは根本原則としてそういう考え方で絶対にやってはいけない。ところがそういう考え方でやって参りますところに今日当面しますようなこういういろいろな困難……

第23回国会 社会労働委員会 第8号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 戦後十年たちまして、あの大きな血の犠牲でかちとりました民主主義の上に立ちました政治全般にわたりまして、ようやくリアクションの時代に来ていると思うのでありますが、そういう立場の中に厚生行政全体もまたはなはだしい影響を受けていると思うのであります。私は、民主主義政治の一番基本になるものは、国民の一人一人の生命を何よりも大事にするというところにあると思うのであります。この点について大臣の御所見を承わりたいと思います。
【次の発言】 今大臣のおっしゃいましたようにするためには、ことに私は行政の面では厚生省は一番第一線に立っている大事な省であると思います。そういうことであるならば、私……

第24回国会 社会労働委員会 第6号(1956/02/13、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 私はただいま御説明をいただきました三十一年度の厚生行政及び最近の厚政行政等につきまして少しく伺ってみたいと思うのであります。最近の厚生行政を見ておりまして、私はどうしても納得のいかない線を幾多見るのであります。たとえば今非常に重要な問題になっております医療保障の問題でありますが、ただいまの御説明にも健康保険財政の赤字の対策といたしまして一部負担あるいは標準報酬の引き上げというようなこともうたってございましたが、厚生省としては、この赤字問題解消のために、その他にどういうことをお考えになっておるか、それをまず承わりたいのであります。

第24回国会 社会労働委員会 第9号(1956/02/18、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 私は日本社会党を代表しまして、ただいま上程せられました未帰還者留守家族等援護法の一部改正案に賛成の意を表するものであります。  この際特に二百をしておきたいことは、今日までの質問応答等にもありますように、どうもこの点につきましての政府の意向というものが、必ずしも十全なものではないということであります。確かに政府が、この点について、何とか引き揚げをさしたいという熱意のあることはわかりますけれども、しかしその行なっておるところを見ますると、やはりこの未帰還者の帰還ができないということの壁を突き破るという点について、当然進めるべき日ソ交渉あるいは中国の承認、その他の問題につきまし……

第24回国会 社会労働委員会 第12号(1956/03/05、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 私も資料を要求いたしたいのであります。先ほど岡君のおっしゃいました百四ページの各国医療保険における一部負担、この表を拝見いたしまして、非常に一方的な資料を出して、これらの国々が一部負担をやってるんだから、一部負担は当然だということを思い込ませようとしておるように考えられるのであります。これは私非常に残念だと思います。  私はこれらの西欧諸国のほかに、いわゆる東欧諸国、ソ連、朝鮮民主主義人民共和国、中華人民共和国、ポーランド、オーストリア、チェコスロヴァキア、ユーゴー等々の国々の、やはりこの種のものをお出しいただきたい。  そうしてそれを出すに当りまして、たとえば中華人民共和……

第24回国会 社会労働委員会 第20号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 前国会において、つき添い婦廃止という政府の方針が非常な問題になって、いろいろわれわれは実情調査等をいたしました結果、諸君御承知のように、衆参両院におきましては、すでに廃止について十分慎重な態度をとるようにという意味の決議がなされました。当委員会においては、政府が国立療養所の看護要員の充実をはかることは認めるけれども、これに伴って直ちに現行のつき添い婦制度を全面的に廃止することは現状に沿わないものと考える。政府は実情を考慮した上で、療養所の実態の改善のために十分なる措置を講ずべきであると決議をいたしましたし、同じく参議院におきましても、つき添い婦制度廃止の基本方針については、……

第24回国会 社会労働委員会 第22号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 関連質問……。どうもこの問題は最初からずっといきさつを考えて参りますと、ただいま局長から療養所側の意向等を聞いてというようなお話もいろいろあるのがありますけれども、私はどうもほんとうはそういうところに目標があるのじゃない、むしろそうではなくして率直に申せばあの全国看護労働組合をつぶすというのがほんとうの目的じゃないか。これは重大なる労働法の違反だと思う。どうも最初からのいきさつをずっと見ていますと、あの全看労という組合があるために自分たちの自由な勝手なことができない。いろいろな点でしばしば組織の力をもって厚生省側の不当を突かれ、あるいは療養所の管理者たちの不当な点を突かれ、……

第24回国会 社会労働委員会 第28号(1956/03/31、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 付き添い婦の問題については、当委員会としても前国会以来非常に重要視いたしまして、たびたびここで御協議を願い、質疑応答がされたのでありますが、その後の成果についても、私どもは事が直接患者に関する問題であり、また付き添い婦自身の問題でもあり、貧しい付き添い婦の問題でもありますので、非常に心配している。ことにそのいかんによりましては、重症者のごときは直ちに生命に関する問題でありますので、私どもとしては引き続き注意をし、時間の許す限り各療養所を実際に拝見をして参ったのでありますが、私どもとしては、前国会において当委員会あるいは参議院の委員会において決議しましたような線が打ち出されて……

第24回国会 社会労働委員会 第33号(1956/04/07、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 ただいま御提案になられました、今回提案されております政府案の健康保険法の改正法案に対します自民党の修正案を伺っておりまして、なるほど世論を幾分反映せられまして政府案よりは一歩前進と思われますけれども、しかし正直に申しまして全く五十歩百歩という感を出ないのであります。私どもはこの程度の修正案に対しましてはどうも実に残念に思うのであります。もう一歩進んで、健康保険法の改悪に対しましてこれを阻止するという態度に自民党の良識はあると思うのであります。これを見て私はむしろ遺憾の意を表せざるを得ないのであります。これらについては後ほど討論ではっきりすると思いますから、私はこの政府案に対……

第24回国会 社会労働委員会 第43号(1956/05/11、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 最近の美容業界の著しい進歩発展は、従来の理容師美容師法によって、理容業とともに一括処理することは、種々の不便を生じ、斯業の発展を妨げる状況となりましたので、 一、美容師法を制定して、理容業と別に処理すること。 一、美容師試験の受験資格を従来の資格要件にあわせて、新たに、厚生大臣の指定した美容師養成施設において、厚生省令で定める期間以上美容師たるに必要な知識を修得し、かつ、美容所において三年以上美容の業の補助的業務に従事した者も受験資格あるものとして、実技の修練を必須とする美容業の実情に沿うこととし、  一、美容所の従業者はすべて年一回行政庁が行う健康診断を受けなければならな……

第24回国会 社会労働委員会 第47号(1956/05/19、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 お答え申し上げます。美容師の単行法を作ってくれということは、全美容師業界からの要望でございまして、御承知のように今日本で大きな美容師の団体は三つあるわけでありまして、いわゆる美総連といわれておりますものと、日美といわれておりますものと、それから美容師行政連盟といわれておりますものとあるわけでございますが、この三団体とも、単行法を作ってほしいということを非常に要望して参りました。そのいきさつにつきましては、すでに野澤委員も御承知のことでございますけれども、一つには、美容業の内容が急速に進出発展してきたと申しますか、そういうような傾向がありまして、たとえば全身美容というようなこ……

第24回国会 社会労働委員会 第53号(1956/06/03、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 主計局次長がおいでですから、ついでに伺いたいのですが、御承知のことと思いますが、北朝鮮に帰りたいという朝鮮人の諸君が、すでに二月ほど前、あの平壌におりました日本人をこじま丸という船が迎えに参りましたときに、ぜひその船に乗せて帰してくれ、こういうことで世帯を畳んで東京へやって参った四十五名ばかりでありますが、日本赤十字社の門前にすわり込みをいたしました。その後赤十字社で総会等がございましたために、私ども中に入って一時そこを撤去さしたのでありますが、総会が終るとともにまた再びすわり込みをいたしました。わずか四十五名でありまして、それ以上出てくることについては、絶対それは困るとい……

第24回国会 社会労働委員会 第55号(1956/11/10、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 今の滝井委員の質問に関連してでございますけれども、六月に健康保険法の一部改正法案が御承知のような事情でもって国会を通らないことになった。患者の一部負担をするということについては全国の労働組合が反対であります。社会党も反対であります。また当時の有力な新聞も、そういうことはしない方がいいという社説をみな掲げておったのであります。従って一部負担をするというような改正法案を今後お出しになるということは、このことをまた繰り返すにすぎないのであります。従ってそういうような意味の改正法案をもしお考えになっておるとするならばとんでもない話でありまして、私はもちろんそれ以外の方法をお考えにな……

第25回国会 社会労働委員会 第9号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 今の話に私も関連しておるわけです。今医務局長さんのお話でも、基準から足らないものを食わしておるということです。脂肪は三十九・二グラムという話、五十グラムということだから、約十一グラム足らないということになるわけです。カロリーもわずかながら足りない。蛋白が一・八グラムばかり多いということでありますけれども、一体こういうような不完全な食事をもって国立病院、療養所が入院患者を遇するということ、そういう方針を国はとっていいものであるか。国立病院の経営の根本の考え方としては、こういうような考え方で国立病院あるいは国立療養所は経営していいのかどうか。それでよろしいと考えてやっていらっし……

第26回国会 文教委員会 第2号(1957/02/06、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  初めにごあいさつを申し上げます。去る一月三十一日、不肖私が文教委員長に選任されたのでありますが、浅学非才の私がよくその大任を大過なく果し得るか、はなはだ心もとない次第でございます。幸い文教委員会の理事及び委員各位は文教に関するベテランぞろいであり、委員会運営につきましても御練達の方々ばかりでございますので、各位の御協力のもとに公正円満な委員会運営に努めて参りたいと存じます。委員会運営にも文教行政につきましても全くのしろうとの私ではございますが、何分ともよろしくお願い申し上げます。(拍手)  次に、前委員長の佐藤觀次郎君より、委員長を辞任されてからの最……

第26回国会 文教委員会 第3号(1957/02/08、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  本日はまず昭和三十二年度文教関係予算について説明を聴取いたします。灘尾文部大臣。
【次の発言】 引き続き補足説明を聴取いたします。天城会計参事官。
【次の発言】 ただいま行われました昭和三十二年度文教関係予算に対する説明及び補足説明に対する質疑は次会に行うことといたします。  本日はこの程度とし次会は十三日午前十時より開会いたします。これにて散会いたします。    午前十一時四十八分散会

第26回国会 文教委員会 第4号(1957/02/13、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず、国立及び公立の義務教育諸学校の児童及び生徒の災害補償に関する法律案を議題といたします。その提案理由の説明を聴取いたします。山崎始男君。
【次の発言】 次に、就学困難な児童のための教科用図書の給与に対する国の補助に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。その提案理由の説明を聴取いたします。灘尾文部大臣。
【次の発言】 次に、文教行政について質疑の通告があります。これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 野原君。
【次の発言】 関連して田中久雄君。
【次の発言】 関連して河野正君。

第26回国会 文教委員会 第5号(1957/02/20、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案及び学校給食法の一部を改正する法律案を一括議題といたし、それぞれ提案理由の説明を聴取いたします。稻葉政務次官。
【次の発言】 これにて両案の提案理由の説明は終りました。両案に関する質疑は追って行うことといたします。
【次の発言】 次に、昭和三十二年度文教関係予算に関し、前会に引き続き質疑を行います。なお文教行政に関する質疑もあわせ行うことといたします。質疑の通告がありますので、これを許します。栗原俊夫君。
【次の発言】 並木芳雄君。
【次の発言】 高津正道君。

第26回国会 文教委員会 第6号(1957/02/27、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず理事の補欠選挙についてお諮りいたします。理事でありました河野正君が去る二十日委員を辞任され、二十二日再び委員に選任されました。つきましては、理事が一名欠員となりましたので、その補欠選挙をいたさなければなりません。先例により、委員長においてその補欠を指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、河野正君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に、社会教育法の一部を改正する法律案、公立小学校不正常授業解消促進臨時措置法の一部を改正する法律案、理科教育振興法の一部を改正する法律案及び私立大学の研究設備に対する国の補……

第26回国会 文教委員会 第7号(1957/02/28、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず文教行政について質疑に入ります。質疑の通告がありますので、これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 櫻井奎夫君。
【次の発言】 次に国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 平田ヒデ君。
【次の発言】 河野正君。
【次の発言】 野原覺君。
【次の発言】 次に、南極地域観測船宗谷の氷海脱出状況について質疑の申し出があります。これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 本日はこの程度とし、次会は公報をもってお知らせいたします。  これにて散会いたします。 ……

第26回国会 文教委員会 第8号(1957/03/06、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題とし、前会に引き続き質疑を行います。なお、文教行政に関する質疑もあわせ行います。質疑の通告がありますので、これを許します。永山忠則君。
【次の発言】 永山君に申し上げますが、実は一時からこの部屋を海外同胞委員会に使うことになっておりまして、もう時間もありませんし、あと高津君が質問をしたいということになっておりますので、大へん恐縮ですが簡単にお願いいたします。
【次の発言】 高津正道君。
【次の発言】 本日はこの程度とし、次会は公報をもってお知らせいたします。  これにて散会いたします。    午後一時八分散会

第26回国会 文教委員会 第9号(1957/03/13、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の通告がありますのでこれを許します。平田ヒデ君。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか――なければ本案に関する質疑はこれにて終局いたしました。  これより本案を討論に付します。別に討論の通告もないようでございますので討論を省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  これより採決いたします。本案を原案の通り可決するに賛成の諸君の起立を願います。
【次の発言】 起立総員。よって本案は原案の通り可決するに決しました……

第26回国会 文教委員会 第10号(1957/03/14、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず就学困難な児童のための教科用図書の給与に対する国の補助に関する法律の一部を改正する法律案及び学校給食法の一部を改正する法律案を一括議題とし、審査を進めます。  質疑の通告があります。これを許します。高村坂彦君。
【次の発言】 次に文教行政について質疑を行います。質疑の通告がありますので順次これを許します。櫻井奎夫君。
【次の発言】 河野正君。
【次の発言】 平田君に申し上げますが、大橋精神衛生課長が説明員として来ております。ですから必要があれば大橋説明員から詳しく説明さしてもよろしゅうございます。

第26回国会 文教委員会 第11号(1957/03/20、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  学校教育法の一部を改正する法律案及び市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案を一括議題とし、両案の提案理由の説明を聴取いたします。灘尾文部大臣。
【次の発言】 両案に対する質疑は、後日これを行うことといたします。
【次の発言】 次に、文教行政について調査を進めます。質疑の通告がありますので、これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 次に就学困難な児童のための教科用図書の給与に対する国の補助に関する法律の一部を改正する法律案及び学校給食法の一部を改正する法律案の両案を一括議題とし、審査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。平田ヒ……

第26回国会 文教委員会 第12号(1957/03/27、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず文教行政に関する質疑を行います。質疑の通告があります。順次これを許します。野原覺君。
【次の発言】 野原君に申し上げますが、大臣は十一時ごろに大体皇后陛下の御接待が終るそうでございます。どうも出席が大へんおくれて遺憾でありますけれども、差しつかえないところをお始め願いたいと思います。
【次の発言】 野原君に申し上げますが、この点についてはまことに遺憾しごくだと思うのでありまして、私も大臣が出席いたしました上で、今野原委員によって発言せられました、おそらく委員諸君全体の御意見でありますこれについて、申し入れをするつもりであります。それにて御了承いた……

第26回国会 文教委員会 第13号(1957/03/28、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  この際昨日及び本日の理事会におきまして協議決定いたしました事項につきお諮りいたします。  公益法人としての相撲協会のあり方について、来たる四月三日の本委員会に関係者を参考人として招致し、その実情を聴取いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお参考人の人選その他の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう取り計らいます。
【次の発言】 次に理科教育振興法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。質疑の通告があり……

第26回国会 文教委員会 第14号(1957/03/29、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  文教行政に関する質疑に入ります。質疑の通告がありますので、順次これを許します。平田ヒデ君。
【次の発言】 それでは暫時休憩いたします。    午前十一時四十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。櫻井奎夫君。
【次の発言】 この際委員長からも申し上げますけれども、ただいまの質疑応答を伺っておりますると、これは基本的人権を侵害しているような疑いが多分にあると思います。基本的人権の問題は民主国家における最も根本の問題でありますから、さらに後日あらためてこの問題については十分究明したいと思います。

第26回国会 文教委員会 第15号(1957/04/03、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  本日は社会教育に関する件(公益法人相撲協会に関する件)について調査を進めます。調査の進め方について申し上げます。すなわち午前は市川国一君、永井高一郎君、及び和久田三郎君より公益法人としての相撲協会のあり万について意見を聴取した後、質疑に入ることとし、服部忠男君、御手洗辰雄君及び岩原拓君よりの意見の聴取は午後に行うことといたします。  それではこれより参考人よりの意見の聴取に入りますが、委員長よりごあいさつを申し上げます。参考人各位には御多用中にもかかわりませず御出席をいただきありがとうございました。近時世評に上っております公益法人としての相撲協会のあ……

第26回国会 文教委員会 第16号(1957/04/04、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  農業又は水産に係る産業教育に従事する国立及び公立の高等学校の教員に対する産業教育手当の支給に関する法律案を議題とし、まず提出者より趣旨説明を聴取いたします。赤城宗徳君。
【次の発言】 本案に対する質疑は追って行うことといたします。
【次の発言】 次に、文教行政に関する質疑を行います。質疑の通告がありますので、順次これを許します。野原覧君。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
【次の発言】 それでは、次に電波関係について、野原覺君。
【次の発言】 次に、社会教育法の一部を改正する法律案を議題とし審査を進めます。質疑の通告がありますので、これを許します。高村坂……

第26回国会 文教委員会 第17号(1957/04/10、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず市町村立学校職員給与負担法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案及び公立学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案を一括議題とし、それぞれ提供者より提案の趣旨説明を聴取いたします。平田ヒデ君。
【次の発言】 次に、ただいまの趣旨説明に対する補足説明を聴取いたします。木下哲君。
【次の発言】 次に櫻井奎夫君。
【次の発言】 両案に対する質疑は追って行うことといたします。
【次の発言】 次に文教行政に関する質疑に入ります。高村坂彦君。
【次の発言】 高村委員にちょっと申し上げますが、井上外務政務次官の時間の都合がありますので……

第26回国会 文教委員会 第18号(1957/04/11、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  この際、昨日及び本日の理事会におきまして協議決定いたしました事項についてお諮りいたします。南極地域観測に関し、来たる四月十七日の本委員会に関係者を参考人として招致し、南極地域観測に関する実情を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお参考人の人選その他の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう取り計らいます。
【次の発言】 次に文化財保護委員会委員長河井彌八君より文化財保護に関し発言を求められております。これを……

第26回国会 文教委員会 第19号(1957/04/17、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず南極地域観測に関する件について調査を進めます。本日は参考人として南極地域観測隊隊長永田武君及び南極地域観測船宗谷航海長山本順一君の出席を願いましたので、これより本観測に備えて行われました、予備観測に参加されました両君より、その実情を聴取し、あわせて今後の対策樹立に資するため、両君の意見を聴取いたしたいと思います。  この際委員長からごあいさつを申し上げます。参考人永田武君及び山本順一君には、御多用中にもかかわらず、参考人として御出席をいただきありがとうございました。どうか歯種地域観測について、それぞれの立場から率直な御意見の御開陳を願いたいと存じ……

第26回国会 文教委員会 第20号(1957/04/25、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  文教行政に関し質疑の通告がありますので、順次これを許します。野原貴君。
【次の発言】 野原君に申し上げますが、石井警察庁長官は午前中公安委員会のために当委員会に出席できません。午後は出席する予定になっておりますから、午後御質問を願いたいと思います。  八木昇君。
【次の発言】 高津正道君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度とし、午後は二時より再開いたします。  暫時休憩いたします。    午後零時五十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  まず文教行政に関する質疑を続行いたします。質疑の通告がありますからこれを許します。野原貴君……

第26回国会 文教委員会 第21号(1957/04/27、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず国立及び公立の学校の事務職員の休職の特例に関する法律案を議題とし、まず提出者より趣旨説明を聴取いたします。永山忠則君。
【次の発言】 これより本案に対する質疑に入ります。質疑の通告があります。これを許します。坂田道太君。
【次の発言】 他に御質疑はございませんか。――なければこれより本案を討論に付します。――別に討論の通告もないようでございますので、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  これより採決いたします。本案を原案の通り可決するに賛成の諸君の起立を願います……

第26回国会 文教委員会 第22号(1957/05/08、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  文教行政に関し調査を進めます。佐賀県の教育問題について質疑の通告があります。順次これを許します。野原貴君。
【次の発言】 この際申し上げますが、大久保国務大臣は所用のため十二時ごろ退出しなければならぬということでございますので、もし大臣に対する質問がございましたら、それを先にしていただきたいと思います。
【次の発言】 ちょっとこの際八木君に申し上げますが、大久保大臣はお帰りになってよろしゅうございましょうか。
【次の発言】 お静かに願います。
【次の発言】 辻原弘市君から委員外の発言を求められておりますのでこれを許します。

第26回国会 文教委員会 第23号(1957/05/11、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず公立小学校不正常授業解消促進臨時措置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。質疑の通告がありますのでこれを許します。櫻井奎夫君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。他になければ本案に対する質疑はこれにて終局いたします。  これより本案を討論に付します。――別に討論の通告もないようでございますので、討論を省略し直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、これより採決いたします。本案を原案の通り可決するに賛成の諸君の起立を願います。

第26回国会 文教委員会 第24号(1957/05/14、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  この際、連合審査会開会申し入れの件についてお諮りいたします。目下内閣委員会におきまして審査をいたしております国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案につきましては、本委員会といたしましても多大の関心を有するところでございます。つきましては、内閣委員会に対し連合審査会の開会を申し入れたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお連合審査会は、本委員会散会後直ちに第八委員室で開会することになっております。  次会は、明日午前十時より理事会、午前十時三十分より委員会を開会いたします。  これにて散会い……

第26回国会 文教委員会 第25号(1957/05/15、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず小委員会設置の件についてお諮りいたします。  本委員会に付託せられております請願の審査を行うため、請願審査小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお小委員の人数は五名とし、小委員及び小委員長の人選は委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、    簡牛 凡夫君  坂田 道太君    竹尾  弌君  河野  正君    佐藤觀次郎君を小委員に、坂田道太君を小委員長に指名いたします。

第26回国会 文教委員会 第26号(1957/05/16、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず教育職員免許法施行法の一部を改正する法律案を議題といたします。提出者より提案の趣旨説明を聴取いたします。永山忠則君。
【次の発言】 これより本案に対する質疑に入ります。質疑を許します。高津正道君。
【次の発言】 小牧委員。
【次の発言】 辻原君。
【次の発言】 他に御質疑はありませんか。――御質疑がなければ、質疑を終局し、これより本案を討論に付します。――別に討論の通告もないようでございますので、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、これより採決いたします。本案を原案の通り可決するに……

第26回国会 文教委員会 第27号(1957/05/18、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず開会中審査に関する件についてお諮りいたします。昨年十二月二十日に召集されました第二十六回国会も本日をもって百五十日間にわたる会期を終了する次第でございますが、委員会は国会法第四十七条第二項の規定によりまして、議院より付託されました案件について閉会中もなお審査することができることになっております。当委員会といたしましては国立及び公立の義務教育諸学校の児童及び生徒の災害補償に関する法律案、市町村立学校職員給与負担法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案、公立学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案、教育、学術、文化及び宗教……

第26回国会 文教委員会 第28号(1957/07/09、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  文教行政に関し調査を進めます。質疑の通告があります。これを許します。辻原弘市君。
【次の発言】 辻原君に申し上げますが、先ほど御要求の公正取引委員会の調整課長が出席することになっておりますから、できたら午後でもやっていただきたいと思います。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
【次の発言】 この点は委員長からも特に文部当局にお願いしておきます。私もちょいちょい全国を歩きまして、全国的にこういう傾向があるようです。体罰をしている傾向が強いようです。特に文部当局にこれを注意するようにお願いいたします。

第26回国会 文教委員会 第29号(1957/07/10、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  昨日に引き続き、文教行政に関する調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 委員長からも一つ今の国立劇場のことを至急お進めになるように特に希望いたします。  それから保谷の民俗博物館を私拝見いたしまして、中の収集品は大へんりっぱなものだと思います。けれども外は実に大工小屋のごときひどいもので、台風が来たらすぐ吹っ飛んでしまいますし、中に入っておるものも虫など食っておりますし、これもすみやかに適当な方法をお講じになるように特にこの際委員長から希望いたします。

第26回国会 文教委員会 第30号(1957/07/11、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  本日は新潟大学におけるツツガムシ病原菌の人体接種問題について調査を進めます。  調査の進め方について申し上げます。参考人としてはお手元に配付いたしてあります名簿の四君を予定しておりましたが、桂重鴻君より病気のため欠席する旨の連絡がございましたので、御了承願います。  それではこれより参考人より意見の聴取に入りますが、委員長よりごあいさつを申し上げます。参考人各位には御多用中にもかかわらず遠路御出席いただきありがとうございます。新潟大学におけるツツガムシ病原菌の人体接種問題につきましては、第二十六回国会以来調査を進めておりますが、本問題が純粋に治療とし……

第26回国会 文教委員会 第31号(1957/07/12、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  文教行政に関する調査を進めます。質疑の通告がありますので順次これを許します。高津正道君。
【次の発言】 この際委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。すなわち静岡県榛原町立川崎小学校が昨年七月焼失して以来、今日に至るまでいまだ校舎建築敷地決定等の見通しもつかないまま二十一カ所の分散教育を続けている現状であります。これが学校教育上に及ぼす影響の重大性にかんがみ、本委員会として現地に委員を派遣し、つぶさに実情を調査いたしたいと存じます。  閉会中の委員派遣につきましては、議院運営委員会の申し合せによる基準がありますので、委員派遣の員数、期間等……

第26回国会 文教委員会 第33号(1957/09/26、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  この際お諮りいたします。理事でありました赤城宗徳君及び米田吉盛君がそれぞれ委員を辞任され、ただいま理事二名が欠員となっております。つきましては、その補欠を委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、稲葉修君及び伊東岩男君をそれぞれ理事に指名いたします。
【次の発言】 本日はまず文教行政に関し調査を進めます。質疑の通告がありますので、順次これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 関連して平田君。
【次の発言】 関連して小林信一君。
【次の発言】 櫻井奎夫君。

第27回国会 文教委員会 第1号(1957/11/04、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。本国会におきましても、前国会同様、学校教育、社会教育、教育制度、学術及び宗教並びに文化財保護に関する事項につき、衆議院規則第九十四条により、議長に対し国政調査の承認の要求をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお、調査の方法、その手続等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう取り計らいます。
【次の発言】 次に文教行政に関する調査を進めます。質疑の通告がありますの……

第27回国会 文教委員会 第2号(1957/11/06、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず文教行政に関する調査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 野原覺君。
【次の発言】 後刻の理事会におきましてただいまの野原委員の申し出の件は協議いたしまして、適当に善処いたします。  本日はこの程度とし、次会は明後八日午前十時から開会いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後零時十三分散会

第27回国会 文教委員会 第3号(1957/11/08、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず文教行政に関する調査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。櫻井奎夫君。
【次の発言】 ちょっと速記をやめて下さい。
【次の発言】 速記を始めて。  暫時休憩いたします。     午前十時五十六分休憩     ━━━━━━━━━━━━━     午後三時九分開議
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  まず文教行政に関する質疑を続行いたします。質疑の通告があります。順次これを許します。河野正君。
【次の発言】 河野君の御意向につきましては、十分これを尊重いたしまして善処いたします。野原覺君。

第27回国会 文教委員会 第4号(1957/11/11、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず教育公務員特例法の一部を改正する法律案を議題とし、発議者より提案の趣旨説明を聴取いたします。矢嶋三義君。
【次の発言】 本案に関する質疑は追って行うことといたします。
【次の発言】 次に、文教行政に関する調査を進めます、質疑の通告があります。順次これを許します。高津正道君。
【次の発言】 高津委員に申し上げますが、その点は理事会に諮らないと御返事ができかねますので、後にまた理事会を開いて善処したいと思いますが、そのほかの問題がございますれば進めていただきたいと思います。
【次の発言】 稲葉君に申し上げます。先ほど高津君の発言の中に、稻葉政務次官に……

第27回国会 文教委員会 第5号(1957/11/14、27期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川委員長 これより会議を開きます。  まず文教行政に関する調査を進めます。この際、去る十一日の委員会における高津委員の発言に対し、政務次官より調査結果の報告をいたしたいとのことでございます。これを許します。臼井政務次官。
【次の発言】 この際、文教行政に関する質疑は後ほど行うこととし、へき地教育振興法の一部を改正する法律案を議題とし、まず発議者より提案理由の趣旨説明を聴取いたします。矢嶋三義君。
【次の発言】 次に、教育公務員特例法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。小牧君。

第28回国会 社会労働委員会 第6号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 この角膜移植に関する法律案は、今日この技術が相当な進歩をして参っておりまして、開眼手術が相当に成功してきておりますときにおきまして、これは非常に時宜に適した法律だと思うのであります。ただ私が非常に心配いたしますのは、これが営利事業の対象として行われるというときに、ちょうど、例の血液を売買することで、いろんな弊害ができて参りましたことがあるのでございますけれども、それとこれとは幾分違いますけれども、やはりこの営利の対象とすることによって、行き過ぎたことが行われるようになりはせぬかということを心配するものであります。提案者の方々は、これが営利事業の対象になるということをお考えに……

第28回国会 社会労働委員会 第7号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 私は自由民主党並びに社会党を代表いたしまして、本角膜移植に関する法律案に対する修正案を提出いたします。  まず修正案を朗読いたします。   角膜移植に関する法律案の一部を次のように修正する。  第五条を次のように改める。  (省令への委任)  第五条 この法律に定めるもののほか、第二条の規定による眼球の摘出及び同条の規   定により摘出した眼球の取扱に関し必要な事項は厚生省令で定める。  第七条中「前条」を「第六条」に改め、同条を第八条とし、第六条の次に次の一条を  加える。  (眼球の提供のあっせんの許可)  第七条 業として死体の眼球の提供のあっせんをしようとするときは……

第28回国会 社会労働委員会 第21号(1958/03/13、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 時間もおそいようですから、少しだけ私は質問をしてみたいと思います。ただいま滝井議員から非常に熱心に健康保険関係の具体的な問題についていろいろお聞きになったのでありますが、私も滝井議員と同じように、今回の日雇い健保の改正というものは、われわれ長年主張しております事柄の一歩前進したという意味において、けっこうなことだと思うのでありますけれども、心配になりますのは、こういう一部分の改正が、前進的な改正がなされるということによって、今日非常に大きな問題になっている根本的な問題は、やはり依然として解決されておらないのじゃないかということを思うのです。滝井委員も健康保険病院のことについ……

第28回国会 社会労働委員会 第27号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 社会福祉事業の経費が非常に不足をしておるというように一般的に言われておるのであります。厚生省におかれてはそれらの点についてどう考えておるか、まずその点から伺いたい。
【次の発言】 時間もありませんから、率直簡単に伺いたいと思うのでありますが、御承知のように、社会福祉事業の経営に要する費用の不足を現実においては、一方では共同募金に負うている。一方においてはやらなければならぬ仕事があるけれどもできないからやらないというようなことにしたり、またあるいはいよいよやむを得ずして措置費なり事務費なりのごまかしをやるということになっているのが事実であります。まず、今の社会福祉事業の事務費……

第28回国会 社会労働委員会 第28号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 昨日、社会福祉事業の経営に要する費用等についてお伺いをいたしたのでありますが、引き続いてそれについてもう少し伺いたいと思います。またこれに関連いたしまして、少しく本日議題となっておりますものにもかかわって御質問申し上げてみたいと思います。  昨日伺ったのでありますけれども、小学校あるいは中学校に通います生徒の教科書代というのは、全部出してあるのですか。
【次の発言】 昨日伺ったのですが、副読本や参考書を買うというのは全然入っていないのですか。
【次の発言】 どうも現場に行って実情を調べてみると、その副読本や参考書が買えない、買う金をもらえない、そのために施設の子供たちあるい……

第28回国会 社会労働委員会 第36号(1958/04/10、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案が今回提出されましたのにつきましては、われわれ長年主張しておりましたが、今まで戦時中の政府権力によって動員されておりました多くの学徒、あるいはまた義勇軍、徴用工等々の諸君で災害を受け、障害を起し、あるいは死亡した諸君に対しまする当然の国家がなすべき援護の手がなかったり、あるいは不十分であった、これが今回取り上げられるに至りましたことにつきましては、私どもとしましては、長年の主張がここに取り上げられて参ったわけでありまして、賛成でありますが、一応この法改正によりまして適用されます人々の種類、人員、金額等について承わりたいと思い……

第28回国会 内閣委員会 第18号(1958/03/20、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 日本国憲法においては、民主主義の原則にのっとって、基本的人権を尊重することを根本方針としていることは御承知の通りであります。従って憲法第十三条にも、国政の上でも、立法の面でも、生命あるいは幸福追求に対する国民の権利については、最大に尊重するというふうに規定されておるのでありますけれども、どうも防衛庁の自衛隊の運営に当っては、必ずしもさように考えられないものがあるのであります。この際、長官の自衛隊運営の根本方針を一つ承わりたい。
【次の発言】 たとえば浜松の航空自衛隊で最近墜落いたしましたジェット機は空中分解、また二、三カ月前に墜落いたしました飛行機は爆発だということでありま……

第28回国会 文教委員会 第1号(1957/12/21、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 一言ごあいさつを申し上げます。  去る一月三十一日、第二十六通常国会におきまして、私が文教委員長に選任されて以来、昨日の辞任に至りますまでの間、文教行政に関する重要施策の時期でもあり、佐賀県教育界の問題や、教職員の勤務評定問題等をめぐり、時に激しい論議の闘わされたこともありましたが、文教委員会における審議は、常に委員各位の御協力のもとに、幸いにして公正円満な委員会運営に尽し得ましたことを、各位に対し心から感謝申し上げる次第でございます。はなはだ微力でありふなれな私が、文教委員長として、わが国文教施策の充実向上にいささかでも尽し得ましたとすれば、ひとえに各位の御協力のたまもの……


28期(1958/05/22〜)

第29回国会 文教委員会 第8号(1958/09/11、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 いよいよ十五日も近づいて、日本の教育史上いまだかつてない段階に立ち至っているわけであります。私はこの際、何とかしてこれを打開する道を求めたい、何とかしてこの教育史上類例のない重大な段階を切り開いていく道はないであろうか、その道を求めて、きょうここに質問に立ったわけであります。  質問の本論に入るに先だって、私はまず一つのことを聞いておきたい。それは文部省のやり方等を見てみると、今度の危機を意識的にか無意識的にか、ことさらに増大しているという傾向が私には考えられる。まず第一に、これは国民諸君もその関係もあって混乱していると思うのでありますが、十五日に半日休む、東京都などは実際……

第30回国会 文教委員会 第2号(1958/10/08、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 関連して。今回の災害は、私は伊豆地方をいち早く視察したのでございますけれども、すでに報ぜられておりますように、この地区は全く全滅的であります。今のお話の修善寺中学につきましては、これは川のふちに建っておる二棟とも職員ともに流されてしまった。災害復旧と申しますと、いつでも原形に復旧するということが原則になるわけですが、それではいけないと思うのです。ぜひとも特別措置法を作ってもらわなければなりません。全滅的でありますから、いつもの普通の行き方で起債を何のという力はありません。特別措置法を作ってもらわなければなりませんが、同時に原形復旧だけではなくて、安全なものを作るということを……

第30回国会 文教委員会 第8号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 関連して。今の五年制の専科大学ですが、私もこういうような計画があることを伺ったので、先ごろアメリカでそういう方面のことを少し調べました。アメリカでは五年制のそういうものはだめだということでやめてしまっております。これも文部省ではずいぶんお調べになったと思いますが、その実情をどういうようにお調べになっているか、またそういうようにやめてしまった理由等についてどう考えているか、この点お調べになったところを、またその結果としての文部省のこれを今後どうやっていこうという結論を伺っておきたい。
【次の発言】 しかしアメリカの事情もずいぶんお調べになったのでしょう。日本の学制はアメリカの……

第31回国会 社会労働委員会 第24号(1959/03/26、28期、日本社会党)

○長谷川保君 クリーニング業法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。  近年国民の生活水準の向上に伴い、クリーニング業界の発展を目ざましいものがあります。昭和二十五年クリーニング業法が制定せられ、自後、各都道府県においてもそれぞれ所要の条令、規則が制定せられ、公衆衛生上着実にその効果を上げてきたのでありますが、今回さらに一歩を進めて所要の改正を行い、斯業の発展と環境衛生の向上を期することとなりました。  改正のおもなる点は、一、従来常時五人以上の従事者を使用するクリーニング所ごとに、一人以上のクリーニング師を置くこととなっておりましたが、最近における各種化学繊維製品の急速……

第31回国会 文教委員会 第2号(1958/12/19、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 また勤務評定の問題にからみまして各地に血なまぐさい事件まで巻き起しまして非常な争いとなっておるのでありますが、この際お互いに十分にこの問題について討議をして、そうして日本の政治の中でも一番大事な教育の、どろ沼に落ちましたところから解決へ向って何とかして抜け出す工夫をお互いにしてみたい、こう思うのであります。今日まで文部省の言うことを聞くと、どうも日教組が悪い、こう言う。日教組は日教組の方で、文部省が不届きだ、こう言って、どうにも解決がつきそうもない態勢にお互いに立っている。これであってはならないのでありまして、この問題をお互いに深く責任を感じて解決に向って前進をしたいと心か……

第31回国会 文教委員会 第8号(1959/02/25、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 特殊教育の振興というようなことにつきましては非常におくれておりますので、お互いに十分な努力をする必要があると思うのでありますが、今日盲児、ろう児等におぎまする未就学の児童がどれくらいあるか。
【次の発言】 義務教育は義務教育でありまして、これはあくまでも進めなければならぬ。その責任を文部省は法律上持っているわけであります。これに対してなおこういう未就学の児童があるというその未就学の原因は一体どこにあるか、どこを直せば一体就学ができるのか、こういう点を十分御研究になっていると思いますが、今のように盲児が四〇%しか就学しておらぬということで六〇%が未就学ということになりましょう……

第31回国会 文教委員会 第9号(1959/02/27、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 この際橋本文部大臣の文教行政に対する基本的なお考えについて伺ってみたいと思うのであります。  先般の当委員会におきまして、大臣は、文教行政は全体として大事だが、義務教育の充実が最重点だ、また科学教育をことに重んじていくというお話がある、さらに四つの重点施策をあげられ、すし詰め教室の解消、科学技術の振興、理科教育の充実、青少年教育、体育スポーツの振興、特殊教育、僻地教育、準要保護児童の教育、こういうことに重点的に施策をなさるというお話でございました。私はこの義務教育に最重点を置くという御方針対しましては、これは正しいと思うのであります。しかしどうもこういうような大臣の重点施策……

第31回国会 文教委員会 第10号(1959/03/04、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 きょうの質問は前の質問の継続でございますが、それをやるに先立ちまして、ただいま私どもは養護教員の皆さんの陳情を承わった。われわれのうかつと言えばうかつでありますが、ただいまのお話を承わりますと、一人の養護教員が実に五校、六校、八校というようなものを持っておる。たといそれがどんな小さな学校にしろ、そういうようなことでは学校の保健というものの責任が、この養護教員の皆さんによって果せるはずはどう考えてもあり得ない。こういうような事情で、これはもう一刻も猶予すべきでない。文部省はすみやかに適当な施策をして、ただいまお話のようなひどい状態を解消してもらいたいと思います。今のようなお話……

第31回国会 文教委員会 第11号(1959/03/11、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 私は前会、日本の教育の混乱のもとになっておりまする原因の中心が、教育委員会にあるという立場から、都道府県教育委員会の委員の職業別調べというような点から、これが教育基本法にきめられました教育が不当な支配に服することなく、国民全体に対して直接に責任を負って行わるべきであるというこの事態がゆがんでしまっておる、そこが今日の教育行政の混乱の原因であるという点を種々御質問申し上げたのでありますけれども、この教育委員会の政治的な偏向と申しますか、そういうきらいが今日ある。その中心になりますものに、もう一つ教育長のあり方があると思う。今日都道府県の教育長というものは、文部大臣の承認を得て……

第31回国会 文教委員会 第13号(1959/03/18、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 前に続きまして基本施策に対する質問をしたいと思うのであります。  新しい地方教育行政の組織及び運営に関する法律ができましてから、教育長の権限というものが非常に大きくなって、これにさらに最近の教職員の勤務評定という問題が加わりますと、教育長の職務権限というものは実際には非常に大きくなって、これはむしろ私は法律にきめておるよりも大きくなると思うのであります。そういたしますと、当然これに対応するように教員の身分の保障というものが行われないと、民主的な教育が十分に行われるということについての欠陥が出てくると私は思うのであります。今日、御承知のように教育基本法第十条には「教育は、不当……

第31回国会 文教委員会 第17号(1959/03/27、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 関連して。憲法八十九条の、公けの支配に属しない教育の事業に対して公金を支出してはならないという意味は、これはもちろん国費の乱費ということを戒めるという点もありましょうが、しかしもっと大きな問題は、教育に対する時の支配者の権力支配というものを排除したものでなければならぬと私は思います。それが重点だと思います。御承知のように教育に対する権力支配というものは、民主社会においては非常な注意をもってこれを排除しておるわけです。でありますから、教育の地方分権あるいは国民全体に対して直接に責任を負うというような言葉が教育基本法には御承知のように出てくるわけであります。それは時の権力者、支……

第31回国会 文教委員会 第18号(1959/03/31、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 今大へんお忙しい先生方においでいただいて非常に参考になる御意見を伺ったのでございますが、憲法八十九条の趣旨を生かしながら、同時にまた社会教育法、教育基本法の目ざします自主的な批判力を持った平和を愛する人格を教育していく、しかもまた現状の非常におくれております日本の社会教育のいろいろな事業というものを推し進めていく、こういうある意味ではむずかしい仕事を進めていくために、先ほども御意見にございましたような公共団体と青年団あるいは婦人団体との共催の仕事をしていく、こういうことが今日行われております。これを考えて参りますときに、私はそこにこういう点が考えられないだろうかということを……

第31回国会 文教委員会 第19号(1959/04/01、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 まず最初にお願いをしておきたいことは、本法案につきましては私どもは違憲の疑いが多分にあると思う。昨日の星野参考人その他あるいは参議院におきまする意見等を見ましても、そういう疑いは多分にありますし、日本の憲法学の権威でありまする宮沢教授その他の意見を伺いましても、そういう違憲の疑いが多分にあると考えられるのであります。そこで、いろいろ御都合もありましょうし、最初にお願いしておきたいことは、どうか本日岸総理の御出席、及び参議院の文教委員長から共同修正をいたしました件についてその意図を十分に伺いたい、こういう疑いがあるものをどうして共同修正という形で通したか、その意図を後ほど十分……

第31回国会 文教委員会 第22号(1959/05/09、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 ただいまのオリンピックに委員派遣の件、賛成でありますが、その際先ほどもちょっとお話に出ましたように、国立劇場の調査を兼ねて行くというようにしていただきたいと思います。

第32回国会 文教委員会 第3号(1959/08/10、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 今の問題にも関連するのですが、時間もありませんから一点だけ端的にお伺いいたします。  お互いに国を憂える者としまして、今日文部省と日教組の対立ということにつきましては、これは何とかならないものかということを考えている。大臣も就任早々お仕事が多い中を会おうというお話があったことを新聞で拝見して非常に喜んでおります。これは私だけでなく全国民の要望でもありますが、何とか対立をほぐす道はないものか。教育の現場におる先生たちのほとんど全部と言っていいほどの団体であります。その団体と文部省が対立しておったのでは、満足な教育ができないことはどう考えても当然だと思います。この点はお互いにほ……

第32回国会 文教委員会 第4号(1959/09/10、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 先ほど大臣は世界教職員総連合の事務局長ウィリアム・カー氏の書簡等についていろいろお言葉があったわけでありますけれども、ことにこの人の文部省に対します発言、勤評に対する発言は内政干渉であるというお話をちょっと言われたのでありますが、私もこの人と会ったことがありますけれども、非常に温厚な年寄りの人です。この中には日教組も加わっておる。これは約七百万の全世界の、ことに自由主義陣営のすべてといっていい国の教職員の連合団体であります。勤評は日本の五十万教員諸君の非常に重要な問題、ただいまお話がありましたようにしばしば教員諸君が誠首されるという非常な問題であり、ことに日本の教育問題とし……

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第2号(1959/11/06、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 ちょっと関連して。ただいまの足鹿委員の御請求になりました資料第五の、農地等つぶれ地の問題でありますが、農地等といわれた場合、多分含まれていることと思いますけれども、念のために申し上げておきますが、私は、農地及び水面をあわせて資料を提出していただきたい。

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第5号(1959/11/18、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 今だんだんと貴重な御意見を拝聴したのでございますが、私がまず伺いたいことは、岡漁連専務理事にお伺いいたしたいと思います。  従来もずいぶん各地で漁場になっておりますところを埋め立て、干拓等をいたしまして、工場を作ったり、港湾を作ったり、耕地を作ったり、いろいろなことをしておりますけれども、今度のこの法律で私ども心配します一つの重要な点は、これは非常に強力な機関で押しまくるという形になりますから、漁民諸君が非常な損害を受けて反対なんだけれども、つい権力の前に押しまくられてしまったということになって、生活が危殆に瀕するということがもしあると、これは非常に困るということを心配して……

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第7号(1959/11/25、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 この法案を一読いたしまして率直に私が感じましたことは、どうも権力の集中という線で、すでに石山委員からも指摘をしておられますが、最近におきまする国内情勢、政治情勢等を見て参りますと、私もそこに非常な心配を持つものであります。申すまでもなく、支配権力の問題と、民主主義の根本原則でありますところの個人権の尊重という問題が、適当な緊張をもって、また適当なつり合いをもってなされるということが、民主国家において非常に大事な点でありますが、それが、ともするとどちらかに片寄ってくる。まあ見る人によってそれぞれの御意見がございますけれども、私は、最近の傾向は、その点が権力支配ということの方に……

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第9号(1959/12/02、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 委員長の顔を立てて質問します。  臨海地域の開発は、国土総合開発法による、たとえば特定地域総合開発、あるいは都府県総合開発、こういうものの中に当然入っており、この中の一部分だと考えますけれども、もちろん、場所によってはそういうところはないかもしれませんけれども、原則的には、国土総合開発の特定地域開発あるいは都府県の総合開発計画の当然一部分であると考えるのであるが、そう考えてよろしいかどうか、政府当局に伺いたい。
【次の発言】 あなたの方でこの間お話しになりました全国の特定地域総合開発計画の二十一の地域、これはないところもあるかもしれませんが、大体これは全部臨海地域を含んでお……

第33回国会 国土総合開発特別委員会 第10号(1959/12/04、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 本法案の重要なポイントであります第十六条の特別の機関、その特別の機関を作るということは、必ずしもこういう法案でなくても、たとえば公団法案あるいは何々臨海地域開発会社法案というようなものを単独に出しても、当然それはできると考えられるのでございますけれども、その点はこういうような法案にしなければならないという理由が私にちょっとのみ込めないのです。単独にいたしましても当然でき得ると思いますが、その点はいかがでございましょうか。
【次の発言】 もちろん、この法案でやってもできるのでございますけれども、同時にまた、国土総合開発法に書かれておりますいろいろな事業を実施する機関といたしま……

第33回国会 社会労働委員会 第7号(1959/11/28、28期、日本社会党)

○長谷川(保)議員 確かに一部には、これ以上業者がふえては困る、こういう意向もあると思います。同時にまた、御承知のように現状の飽和状態であるということと、今までクリーニング所が機械を使いますことは、都会中心では非常に早くから進んでおりましたが、しかしいなかの方に参りますと、機械をあまり使わないで人力でだけやるという傾向がありましたために、工員と申しますか職人と申しますか、そういう傾向が非常に多かった。しかし、最近の情勢はそういうことではいけないということで、全国的にこれはクリーニング業の実態が、非常に化学繊維その他のいろいろなものが進歩して出て参りまして、その結果もう手仕事ではいけない。やはり……

第33回国会 文教委員会 第4号(1959/11/18、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 七号台風被害並びに水害状況等調査のため、第五班として派遣されました山梨、長野両県下の状況について御報告いたします。  私どもは文教、社会労働、建設、農林水産、商工の各委員が参加し、連合調査班を組織して、去る十月十一日から三日間にわたり、被害地をつぶさに視察いたしましたが、山梨、長野の両県は去る八月十四日の七号台風で文字通り未曽有の大災害を受け、全県あげて復旧の途上、再び十五号によって追い打ちをかけられ、その被害も巨額に上り、復興については深刻なるものがありました。すなわち山梨県では七号台風の被害額三百十余億円に加えて十五号台風は百億円の被害を与え、雨量三百五十ミリ、風速三十……

第34回国会 文教委員会 第2号(1960/02/26、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 当面緊急の問題を二、三伺いまして、あとまた文教政策の重要問題について伺いたいと思います。  まず第一に伺いたいのは文化財の関係でありますが、新聞によりますと、松島に八十メートルの観光タワーを建てようとするものがあって、これは松島観光開発会社なるものでありますが、昨年の秋に国の文化財保護委員会の許可なしに着工して、途中二回も文化財保護委員会や宮城県から工事停止命令が出されたけれども、工事はどんどん進められて、二十五日までに半分の高さができてしまった、こういうことであります。一体この事情はどうなっておるのか、許可なしにこういうことが、文化財といたしましてのいわゆる名勝記念物とい……

第34回国会 文教委員会 第3号(1960/03/02、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 先般大臣から三十五年度の文教政策に対する所信の御発言を伺ったのでありますが、きょうはその中であまり触れられなかった問題で、重大な問題がありますので特に伺ってみたいと思うのです。  それは今日の入学難の問題です。今日、世の父兄といわず学生諸君といわず、非常な心配は入学難の問題です。御承知のように、ことしの入学難の状況は、入学志願者などで見て参りますと、たとえば国立大学の一期校でひどいのだけを拾ってみますが、千葉大学の医学部は一三・四倍、薬学部は一一・九倍、工学部は一三・八倍、東京工大の理工学部は一〇・七倍、大阪大学の経済学部は一〇・二倍、法学部は一〇倍、神戸大学は法学部の一部……

第34回国会 文教委員会 第4号(1960/03/04、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 盲学校、ろう学校等におきます就学率についても、この間伺ったのでありますが、盲学校の方の生徒におきましては、わが国の身体の障害のあります人の家庭を調べてみますと、大体盲人の方のお宅というのは貧しいうちが多いのであります。それから、ろうの方は必ずしもそうでない、ことに血族結婚等が非常に多いように思うのであります。従いまして、今回のこの法律改正によりまして、できるだけ修学旅行等に参りますことに対しまして、国や地方公共団体で補助をして参るということができて参りますことは、非常にけっこうだと思うのでありますが、現在盲学校、ろう学校等におきまして修学旅行に行くというようなことはどの程度……

第34回国会 文教委員会 第5号(1960/03/09、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 今の盲学校、聾(ろう)学校及び養護学校への就学奨励に関する法律の一部を改正する法律案に関連いたしまして、私もきわめて簡単に伺いたいと思います。  先ほど来西村委員からいろいろ詳しく御質問があり、私もこの前伺ったのでありますが、この前伺ったときに大臣ちょうどお見えになりませんでした。まず第一に申し上げておきたいのは、労働省の職業訓練部長もいらっしゃいますが、アメリカ等の実績を見ますと、ほとんどすべての職業、これを実際にやっております。この間も申し上げたのでありますけれども、アメリカのライト・ハウスの工場に参りましたところが、エレベーターを運転しておる人も全盲の娘さんでありまし……

第34回国会 文教委員会 第7号(1960/03/16、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 最近、学校の給食の問題で中毒事件が起こっておるようであります。どういう状態でございましょうか、岡山県で中毒が起こり、またその他の県におきましても不良品が使われておる。粉ミルクの問題では、先年日本の代表的なメーカーが不良品を出しまして、たくさんの子供が死にました。そのときに私どもも厚生委員といたしまして実情を調べたのでありましたが、その代表的なメーカーの作りました品物をずっと見てみますと、末端においては実にひどいのであります。不潔きわまるものである。また医学的にも非常な害毒を持っておるものが混入してきておるという事件がありまして、大へんなことになりました。今回のは輸入の粉ミル……

第34回国会 文教委員会 第8号(1960/03/18、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 今の問題に関連してちょっと伺いたいのでありますが、今のお話の通りに、交通機関が非常に発達したのでありますから、ずっと広範囲に考えていいんじゃないか。五年後に東海道新幹線ができれば、静岡までは一時間十分くらいで行けるということになるのであります。そういうことでありますから、これはよほど考え方を変えていいんじゃないか、こういうように思われるわけであります。  そこで私は何っておきたいことは、前会も伺いましたように、非常に大学の入学難という問題が起こっております。従って、全国の国立大学でもって、大学として学部を新たに置きたいとか、あるいはもっと学科を増設したいとか、あるいはまた学……

第34回国会 文教委員会 第9号(1960/03/22、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 ただいま上程せられておりまする高等学校の定時制教育及び通信教育振興法の一部を改正する法律案において、今回の改正がここに非常な労苦をいたしまして、約六十万人の勤労学生諸君のために働いておりまする教育者に対しまして、給与の七%程度に対する手当が支給されるようになりますことは、従来から見まして一段の進歩でありまして、私どもはこれに深く賛意を表するのでありますけれども、ただこの定時制学校、通信教育等の現場の実情を見ますと、なおこれだけでは足りないのではないかということを強く思うのであります。  たとえば同じようにこの学校で働いておりまする、政令に定める実習助手のワク外にあります諸君……

第34回国会 文教委員会 第11号(1960/04/08、28期、日本社会党)

○長谷川(保)議員 ただいま議題となりました義務教育諸学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概略を御説明申し上げます。  さきの昭和三十二年五月第二十六国会におきまして、本院は一、義務教育が国と地方公共団体との共同責任にかかる重要事項たる点と、地方財政の実情とにかんがみ、公立義務教育諸学校の施設、設備についても、政府はすみやかに義務教育費国庫負担法の精神にのっとり、これに必要な経費の二分の一を国が負担するために、必要な措置を講ずべきである。二、公立義務教育諸学校における教育効果の向上と教育財政の有効化を期して、多くの市町村が学校統合を企画しつつある現在……

第34回国会 文教委員会 第12号(1960/04/13、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 先ほど来小牧委員から熱心に教科書の問題が公正に取引されるようにと追及されたわけでありますが、私もそれについて十分伺いたいことがあるのでありますが、本日は時間の関係もありますので、この際資料を四つばかり次会までに出していただくように要求いたしたいのであります。第一は教科書業における特殊指定の解説、これは先ほどお話の公取委の方のものの印刷物を資料に出していただきたい。それから第二は、どうも非常に複雑で、先ほども内藤初中局長からお話がありましたが、私どもに十分よくわからない。一つここで教科書の編集から検定、採択、発行、供給に至るまでの関係を、系統的に図式にでもして出してもらいたい……

第34回国会 文教委員会 第13号(1960/04/20、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 まず初めに伺いたいことは、前会にお願いしました資料について三つほど出していただいたようでありますが、私が今後調べて参りますについて一つ重要な資料が出てこないのであります。それは過去五年間の重要な十の会社の教科書の販売の額を、できれば一目でわかるようにグラフにして出してもらいたいということを申し上げたのでありますが、それが出ておりません。先ほど個人的に、それはちょっと困る事情があるからという岳がありましたから、どうして出ないかをこの際おっしゃっていただきたい。
【次の発言】 文部省で出しておりまする三十五年度使用教科書採択事務取扱要領というのがございます。三十四年四月にお出し……

第34回国会 文教委員会 第14号(1960/04/27、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 前会教科書の検定並びに採択の問題についていろいろお伺いをいたし、また警告を申し上げたのでありますが、これらにつきまして社会に大きな反響がございました。御承知のようにあらゆる新聞がこれを取り上げて、そして教育の非常に重要な教材であります教科書の採択について、あるいは検定について、あくまでも公正な採択をするように、検定をするようにというようなことが、連日取り上げていかれたのでありまして、このことは国民が教育に対していかに大きな関心を持っているかということの証左でありまして、私どもとしましてはまことに再びにたえないところでございます。ずいぶんと各紙が書いて世論を高めて下さったので……

第35回国会 文教委員会 第4号(1960/09/10、28期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 ちょっと議事進行について。今加藤委員の関連質問なるものは、関連質問の対象でなく、西村委員の質問に対する当局の答弁に対して、何らかの影響を与えようとする意図のものであります。こういうことは不届きであると思う。だから、加藤委員が質問したければ、別個に質問すればいい。こういうようなことは、非常に遺憾だと思う。今の発言は、明らかに当局の答弁に対して何らかの影響を与えようとする、関連質問に名をかりた発言であって、非常に遺憾だと思う。どうか委員長は、委員の質問に対してはその十分な自由を認めて、また当局の答弁に対しては、公正な答弁ができるように運営をしてもらいたい。


29期(1960/11/20〜)

第37回国会 文教委員会 第2号(1960/12/15、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 私立大学の授業料値上げの問題が、御承知のようにただいまやかましく世上を騒がしておりますが、まず私立大学の授業料――純粋の授業料の値げではなく、授業料等の値上げの実態はどういうことになりますか、伺いたいのであります。
【次の発言】 新聞紙によりますと、相当具体的に書いてある。たとえば朝日新聞の昨日の夕刊を見ましても、慶応大学あるいは中央大学その他なかなか詳しく出ております。まだ文部省の方ではそういうことを把握されておりませんか。
【次の発言】 新聞によりますれば、全体として、公務員のベース・アップ一二・四%をいたしますと、現在の一流の私立大学の教授の給料四万九千円が、国立では……

第37回国会 文教委員会 第3号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 先ほどいただいた資料はちょっと私わかりかねるのでありますけれども、先ほどいただいた資料によりますと、三十三年度学生一人当たり支出経費は、国立大学が十二万四千五百四十七円、私立大学が六万五千八百九十八円、こうなっておりますが、これは、国庫が私立大学に出した金を学生一人当たりで割ると六万五千八百九十八円となる、こういう意味でしょうか。もう一つ書いたのをいただきましたが、三十五年度私立大学生一人当たり国庫補助金として、全学生は四千六百五十七円ということになっておりますけれども、これはどういうように解釈をするのでしょうか。この点を伺いたい。

第37回国会 文教委員会 第4号(1960/12/19、29期、日本社会党)

○長谷川委員 本法案は当然のことを行なったのであり、むしろおそきにすぎた、すでに早くこういうような立場でもって施設の負担法自体が考えられておらなければならないと思うのであります。その年になってすでに入った生徒の数、それと基準坪数とを見合わせて、そして基準坪数が足りないからふやすというのは本来間違いであって、もう来年度何人生徒がふえるかということはあらかじめわかっておるのでありますから、すでに早くそういう方法がとられなければならなかった。けれども、今日においてもこの法案が提出されたということはまことにいいことだと思うのです。この法案は三十七年三月三十一日現在でその効力を失うということになっており……

第38回国会 予算委員会 第7号(1961/02/09、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 私は主として社会保障制度の問題についてお伺いをいたしたいと思うのであります。  まず質問に入る前に、非常に根本的な問題について一言池田総理のお考えを伺ってみたいと思うのであります。先般来、アメリカには若い大統領ケネディが出現をして、そして就任の演説、その後の幾つかの教書が出たのでありますが、ケネディの就任演説その他を拝見いたしまして、いかにもそこに格調の高いものを感ずるのであります。ことにその後出て参りました教書の中などを見ましても、たとえばインドのネールを非常な理想主義者として、彼が立った壇上に自分が立つということを誇りとしておったようであります。私はケネディのその格調の……

第39回国会 予算委員会 第6号(1961/10/09、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 私は、主として低所得階層に対する政策、医療関係の政策についてお伺いいたしたいと思うのでございます。  所得倍増政策で昨年十一月総選挙に勝利をおさめた池田内閣は、その後の急速な物価の値上がりで庶民大衆に大きな迷惑をかけたのでありますが、また、わずかに十ヵ月後の九月十八日には株の大暴落を来たらせまして、この日一日だけで東京証券市場の株価の値下がりは一兆円に達する、七月十八日の最高値に対しまして、今日は実に二三%の暴落、この前の三十二年のときを上回るところのものになってしまったのであります。まさに混乱であります。政策の失敗といわなければならないと思うのであります。経済のことは私に……

第40回国会 予算委員会 第13号(1962/02/15、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 先般の池田首相の施政方針演説を見ると、社会保障の前進について、政府は引き続き低所得層対策と医療保障の充実を中心として、一そうの伸展をはかることにいたしましたというように、医療保障と社会保障については重点的に施策をする、こういうように言われておるのでありますけれども、その後予算を拝見いたし、またその後のいろいろな事情を拝見いたしておりますと、どうもそうおっしゃいますけれども、事実はそういうようになっておらぬではないかというように感ずるのであります。  まず医療問題でございますが、新聞等の報ずるところによると、先般来、臨時医療報酬調査会法案の提出について、また一方では中央医療協……

第41回国会 予算委員会 第5号(1962/11/09、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 時間の関係上、厚生、文教行政の点を二、三伺ってみたいと思います。  まず厚生関係を伺ってみたいと思います。  最近、御承知のように、日本人の平均寿命というものが非常に伸びまして、男六十六才、女七十一才というようなことになりまして、大へんけっこうなことでございますけれども、このけっこうなことの裏に、実に痛ましい問題を見るのであります。最近政府でお出しになりました印刷物によりましても、老人の自殺率は世界一だということになっております。人口十万単位六十才以上の老人の自殺数は三十五年で四千六百四十四人。ことに、高年令層になりますと、その自殺率が著しく多いのでありまして、人口十万単位……

第43回国会 災害対策特別委員会 第15号(1963/05/23、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 今回の災害が、未曾有の豪雪災害ということで非常に特徴があったわけでありますが、それが非常に重要な地方選挙による長期にわたります国会の自然休会、その間に春になり、雪が消えていった。直ちに立てられる対策が非常におくれているということから、率直に申しまして、この災害対策が気抜けになっているというような傾向が見えるのであります。しかし、これは非常に重要な問題でありまして、この災害対策が一見気が抜けたように見えますこと、もちろん、その裏には、それぞれの党におきましてそれぞれ対策を立てておることも行なわれておるのではありますけれども、しかし忘れてならぬのは、こういう陰に、先ほど来お話し……

第43回国会 社会労働委員会 第9号(1963/02/14、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 去る一月三十一日の本委員会で、滝井委員から、中央社会保険医療協議会問題をすみやかに解決するようにという非常に強い質問及び御要望があった。 率直に申しまして、一昨々年以来の医療問題の混乱、中央社会保険医療協議会の問題も含めまして、私はいわばこじらした病気というようにしみじみと経過を見て思う。よくもまあここまでこじらしたものだというように思います。なかなかこの解決は大へんなことであるけれども、しかし、どうしてもこれはすみやかに解決しなければならぬ。大臣も、一月三十一日の滝井委員の質問に対しまして、ただいま私としては全力を傾倒いたしまして、すべての点でなるべく早く開けるように努力……

第43回国会 社会労働委員会 第15号(1963/02/28、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 母子福祉資金の貸付不承認理由別調というのが参考資料にありますが、これを見ると、貸付金の不承認をしたというのに財源が不足によるものというのがずいぶんございます。母子福祉資金貸付の主要なものは、申し上げるまでもなく事業を開始して生活をしっかりやろうという非常に積極的な生き方をするための資金で、これが三十五年度のによりますと、九十一件財源がないのでできない。事業継続資金、これもまた、せっかくお母さんたちが一生懸命になって生活を立て直そうとしてやって参りました仕事に、どうしても継続資金が要る。ところが財源がないために、お母さんたちの要求がいれられない。これが三十五年度で九十三件、非……

第43回国会 社会労働委員会 第22号(1963/03/20、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 戦没者等の妻に対する特別給付金支給法案について若干の質問をいたしたいと存じます。  まず最初に伺いたいことは、この提案理由の説明を拝見いたしましても、戦没者の妻の精神的な痛苦に対しまして国として何らかの形において慰謝をしたいということであります。誤った帝国主義の考え方からいたしまする大束亜戦争及びその前の日華事変等々、まことに大へん遺憾なことでございましたが、ことにこの誤った戦争の最大の犠牲者となりましたものは戦没者の奥さんたちでありまして、まことに私どもは、この戦没者の奥さんたちに対しましては深い同情をし、また何とかしてその生活が守られて、子たちとともにりっぱに過ごしてい……

第43回国会 社会労働委員会 第44号(1963/06/12、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 両党の話し合いがあるそうでありますから、重要な点だけをピックアップいたしまして御質問を申し上げます。  すでに前の質問者からもお話があったことでありますけれども、今回の法案を見ますと、法案としては実にりっぱにできておる、これは長年私どもが要望しました大体の要点というものを、よく整えてあると思います。ただ、さきにも質問者からお話がありましたように、問題はこれをどう実施するかという点で、いわば児童憲章のようにりっぱにはできたけれども、実際には児童の福祉は守られておらぬというような実態が出てくるのではないかということを非常におそれるものです。せっかくこれだけの法案をつくったのであ……


30期(1963/11/21〜)

第45回国会 社会労働委員会 第5号(1963/12/18、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 医療費緊急是正の問題でございますけれども、午前中の質疑において、大臣もこれらについて何とかしなければならぬのだけれども、いまさしあたっての方法がつかないのだというような御意向のように承りました。確かに日本医師会といたしましても、再診料問題をあくまで貫きたいというようであり、またそれに対しまする支払い者側の反対の御意向、非常に重大な立場に立っておられますからこの問題はたいへんだと思いますけれども、しかし日本医師会が再診料という立場であくまで貫こうといたしまするその立場を、私はひそかに自分なりに推察をいたしまして、そこには大きなやはり厚生当局に対する不信がある。申すまでもなく、……

第46回国会 社会労働委員会 第9号(1964/02/13、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 三十八年度に約千五百万円を使って国内三百地区にわたって結核のいわゆる実態調査をなさったそうでありますけれども、聞くところによると、その調査の結果が最近集約されたということであります。その調査結果を伺いたいのであります。
【次の発言】 そうすると、現在国立及び公立の結核療養所の施設のベッド数はどういう形になっておりましょうか。国立、公立その他と分けて。
【次の発言】 国立は。
【次の発言】 その国立の利用率はどのくらいですか。
【次の発言】 在宅患者のうちで開放性の患者はどれくらいでしょう。この実態調査でわかっておりましたら。

第46回国会 社会労働委員会 第13号(1964/02/26、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 ちょっと関連。ただいま河野委員から御質問の千葉医大の中山恒明教授の件でありますが、私は、これはなかなか重大な問題をはらんでいると思いますので、特に関連をしてお伺いをいたしておきたいのであります。  まず、警察庁のほうにお伺いをいたしますが、新聞報道によりますと、中山教授が診断書の死亡時間等を、事実と違ったものを書いたということを認めたので、その結果、警視庁の捜査二課は近く一件書類を東京地検に送致することになったというのでありますが、事実どういうようになっておりましょうか、伺いたい。
【次の発言】 すでに書類を送ったことになっておるのでしょうか、まだその前の段階でありましょう……

第46回国会 社会労働委員会 第18号(1964/03/11、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 いまの質問に関連するのでございますが、先般来大臣のお話、同僚の委員諸君のを伺っておりますところによりますと、なお資金の需要員が非常に多くて、供給量が足りないのだというお話でございます。しかし一面、いまのような、医療機関によりましては当然貸してくれていいのにと思われるのに貸してくれないという面もあるようであります。供給量と需要量が違うのでありますから、当然全部の需要を満たせられないといたしましても、それならそれだけに、また全体の医療機関の分布等をも考えながら、あらゆる点で公平に、時宜に適したように貸し付けをしなければならぬということになるわけでありますけれども、いまのお話を聞……

第46回国会 社会労働委員会 第21号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 御承知のように、最近は公立の社会福祉事業におきましては、設備その他戦後なかなかりっぱなものができてまいりましたが、全国にありまする社会福祉法人、もしくはこの社会福祉事業振興会の対象になっておりまする公益法人の施設は、すでに戦前、日本の社会事業というものがまだ十分政府に取り上げられておらないころに、惻隠の情にかられて多くの義人が、貧しい方々あるいは人生の行路に行き悩んで翻りまする人々、出獄者あるいは教護を要する少年たち、あるいは病人、あるいは保育に欠ける子供たちのために、保育園をつくり、隣保館をつくりということで苦心惨たんをしてやってきたわけであります。したがいまして、その施……

第46回国会 社会労働委員会 第28号(1964/04/02、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 御承知のように、三月三十日の朝に伊丹市の総合病院である常岡病院が焼けまして、入院患者九人が不幸にして焼死するという事件が起こりました。まことにお気の毒にたえないところでありますけれども、近年病院の火事が非常に多い。そして本年になってからでも毎月病院の火事があって、入院患者が痛ましくも焼死するという事件が起こっているわけです。私はこの事件を、もちろん国民の一人でもが焼死する、こういうことにおきましても見のがすことのできない事件でありますけれども、同時にここに今日の医療行政の欠陥というものが吹きだまりになって、こういう事象が起こってきているように思うのであります。したがいまして……

第46回国会 社会労働委員会 第31号(1964/04/09、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、本法案に対しまして賛成の意を表せんとするものであります。  申し上げるまでもなく、小児麻痺は実におそるべき病気でありまして、ことにその後遺症につきましては、非常な不幸を人の生涯にわたって与えるものであります。これが撲滅は全人類の念願とするところであります。幸いにいたしまして、数年来、ソークワクチンの接種、また今回のようなセービン株の非常にすぐれたポリオ生ワクの服用等によりまして、世界的にこのおそるべき病気が絶滅の道をたどりつつありますことは、まことに御同慶にたえないところであります。しかしながら、これらの国産生ワク等の今回の服用の実情を調……

第46回国会 社会労働委員会 第39号(1964/05/07、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 政府提案の母子福祉法案について御質問をいたしたいと思うのであります。  最初に、基本理念の問題でありますけれども、まず第一に、その前提となりまする母子の概念であります。この母子という概念の中には、妊娠中の母及び胎児は含むのか含まないのか、伺いたいのであります。
【次の発言】 母子という概念の中に、当然妊娠中の母を含むまた胎児を含むべきであると思うのであります。なぜかなれば、その母子家庭の福祉という問題を考えるとすれば、不幸にして妊娠中に配偶者と別れた方々、間もなく子供が生まれて、この法律でいう母子の範疇に入る、極端にいえば、明日そういう境遇になるという方もあるでありましょう……

第46回国会 社会労働委員会 第46号(1964/05/26、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 社会保障研究所というようなものがあって、おくれておりまする日本の社会保障――なるほど日本の社会保障制度は長い間の私ども社会党の奮闘、それに対しまする与党諸君のまた時代の進展に対する歩調を合わせていくというような御理解、そういうところから、なるほど社会保障の各種の種類の芽は一応できてきたのでありますけれども、その内容がきわめて貧弱であるということは、御承知のとおりであります。たとえば、私は五年前にアメリカの社会保障を研究に二カ月ばかりまいったのでありますけれども、そのときに私は、アメリカの社会保障というものはそんなに進んでおらぬと考えておったのが、実に意外だったのは、六十五歳……

第46回国会 社会労働委員会 第50号(1964/06/03、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 関連して。いま河野委員からだんだんと年齢の問題についての御質疑、また御答弁があったのであります。この点については、伊藤委員からも先ほどお話があったわけであります。私ども現場の施設を見て回りまして、私の見た限りにおきましては、十八歳または二十歳という年齢制限が依然としてありまして、精薄児を収容する施設におきましては、それから先は出さなければならぬ。制限を無視してやっておりますところは国立秩父学園と近江学園だけでありまして、ほかは全部その点をわれわれに強く訴えられたのであります。でありますから、いまの児童局長と社会局長のお話は、どうも現場の現実と違っていると私は思う。児童局長は……

第46回国会 社会労働委員会 第58号(1964/06/25、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 関連して。オープン方式というのは一体どういうようにやるのか、まずそれを……。
【次の発言】 今日血液の、需要というものは非常に大きいことはいまお話しのとおりであります。ことに非常に大きな手術が行なわれておる。たとえば、人工心肺等の手術が行なわれることによって、どうしても一回三千あるいは四千というような大きな血液を必要とするわけです。そういうことによって大きな手術ができて、いままで不治だと思われていたものが助かるようになってきた。あるいは交通災害等で大きな負傷をする、あるいは産業災害で大きな負傷をするというような人々が助かるということになっていっておるのでありまして、この血液……

第46回国会 社会労働委員会 第60号(1964/07/31、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 私は八月十五日に開かれます全国戦没者追悼式の問題について伺いたいのでございます。  申し上げるまでもなく、あの満州事変から続きます大東亜戦争に至りますまで、大東亜共栄圏とか八紘一宇とか、美しいことばによって帝国主義的な戦争が遂行され、それによって実に数百万の同胞が死に、傷つき、さんたんたる事情となり、今日なおその痛手に泣く多くの同胞を持ちますことは、私どもの限りなく悲しみとするところでありますし、また今日戦後二十年を経まして反省をいたしまして、再びかかることがあってはならぬということを常に考えるのであります。いまあの戦争の大きな犠牲者、戦地において亡くなりあるいは傷ついた方……

第46回国会 社会労働委員会 第61号(1964/09/30、30期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川(保)委員長代理 午後二時まで休憩をいたします。    午後一時二十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続けます。滝井義高君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次会は明十月一日午前十時より委員会を開会することとし、これにて散会いたします。    午後四時四十三分散会

第46回国会 社会労働委員会 第63号(1964/10/30、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 時間もありませんし、ごく要点だけをさしあたり伺いたいと思います。  第一の問題は、育成医療の関係であります。育成医療の問題が順次進んでまいりましたことは、私も喜びにたえないところでございますけれども、しかし現状まことに困った問題が起きているのであります。まず、今日育成医療は一体どういうようにやっておるか、ごくかいつまんで要点だけをお伺いしたい。
【次の発言】 この育成医療については、当然指定医療機関の制度があって、今日、私の推定ではほぼ六百有余の施設が指定をされておると思うのでありますけれども、この指定の基準というようなものはどういうところでしておるか。

第48回国会 決算委員会 第1号(1965/02/01、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 まず第一にお伺いしたいのは、外務省所管の、大韓民国のコレラ対策に必要な経費二百七十七万六千円についてでありますが、この事情を詳しく伺いたい。
【次の発言】 韓国のこの種疫病の関係は、今日はどういうような事情になっているのか、つまりコレラが今日もあるとかないとか、その他伝染病関係はどういうような事情にあるのか、伺いたい。
【次の発言】 この韓国のコレラは、ほとんど毎年発生しているのであるかどうか。
【次の発言】 そうすると、外務省ではあまりよくおわかりにならないだろうと思いますが、あるいは厚生省のほうでもけっこうでありますけれども、韓国のこういう予防関係の医療の制度、こういう……

第48回国会 決算委員会 第2号(1965/02/04、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 ちょっと関連して。私は、いまの勝澤委員が指摘されました最後の問題、これは重大だと思うのです。というのは、つまりこういうような嘆願書が出てくるという空気、その背後に何があるかということを考える。言いかえれば、実に気の毒だった、こんなことはみな常にやっているんだ、それをひっかかったのは実に不運だったという空気があると思うのです。それが重大だと思うのですね。これは私の政党関係でも非常に注意しなければならぬのであって、私はこの点をよく調べたいと思うのでありますけれども、これらの大きな日本の代表的な四つの建設業者というものは、私は政党関係に対しましても相当な献金をしていると思うのです……

第48回国会 決算委員会 第4号(1965/02/15、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 同僚諸君が伺いました点との重複を避けまして、血液問題及び血液全体に関連しながら、日赤の今回の不祥事件についての御質問をいたしたいと思うのであります。  まず最初に伺いたいことは、厚生省のほうにお伺いしたいのでありまするけれども、最近の医療用血液の年間の需要量はどれくらいになっておりますか。
【次の発言】 そうすると、需要量に対して供給量は一応バランスがとれていると当局は考えておりますか。
【次の発言】 ところが、実情はそうではなくて、血液がないために手術ができないというのが、相当大病院にあるのです。その点は、当局としてはお考えになっておらないわけですか。

第48回国会 決算委員会 第7号(1965/02/25、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 関連。いまの問答を聞いておりまして、私、先ほどから電発でお出しになったものを見まして、一応電発でお出しになったものを認めていくにしても、一つここで確かめておきたいことがあるわけです。  いま勝澤君が引用しております書類の六ページの一番しまいのところですね。おたくのほうで技術審査に基づいて審議の結果、間、鹿島、前田の三社は適格であるということは認めたわけですね。そして結果論から申しますと、その結果、この三社のうちで電発のほうの条件に合った人に入れるということで鹿島建設ということになった、こういうことははっきりしていますね。そうしますと、この結果論で申してまいりますと、前田建設……

第49回国会 決算委員会 第1号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 一問だけ。どうも専売の事業というものは、公社として、あるいは独占事業としての伏魔殿的なものを、どうしてもうちに含んでいるというふうに感ずるのであります。  会計検査院のほうに伺いたいのでありますけれども、先ほど来のお話の中で、ことに気になりますのは、販売促進費である。この販売促進費についての詳しい調査、検査を最近おやりになったか。おやりになったとすれば、いつなさいましたか、伺いたいと思います。
【次の発言】 今度の、ことに国民の非常な疑惑を招いています選挙違反に公金を使ったというのも、やはりここのところがなかなか大きいと思います。ほかにもいろいろくぐっておると思いますけれど……

第49回国会 決算委員会 第4号(1965/08/12、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 最近の新聞によりますと、警視庁に逮捕された出張所長の中にも、昨秋開かれた東京地方局管下の支局長、出張所長会議のとき、販売奨励金という名目で数万円を受け取ったと自供している者がいる。さらに東京地方局の飯田その他の幹部諸君は「「会議のあと販売奨励金を渡したが、この金が買収資金などといわれるのは見当違いだ。書類を見ればわかるはずだ」と公金流用を強く否認しており」、こういうことであります。  まず伺いたいのは、こういう会議のあと――昨秋開かれた会議だと思いますが、この会議のあとで、販売奨励金を渡したことがあるのかないのか、その点をお伺いしたいのであります。これは武樋さんの御関係であ……

第49回国会 決算委員会 第6号(1965/09/30、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 関連してでありますから、いまの問題だけを伺いたいと思いますが、どうも私、先ほどから調書を見まして、高級官僚諸者、ことにこの専売公社におきまするやり方というのは、国有財産あるいは税金というものを全く私物化しているという感じがするのであります。きょう御提出になった書類をいまここで拝見いたしましても、実に巧みに書類だけそろえてあるという感じがするのであります。たとえばこれの評価額でありますけれども、いまの村岡さんの問題であります。私は、二本榎のすぐそばに住んでおりますから、この土地の事情は十分わかっておる。そしてこの土地が昭和三十一年とはいえ、百三十三坪でありますが、土地単価が一……

第49回国会 決算委員会 第7号(1965/10/01、30期、日本社会党)【議会役職】

○長谷川(保)委員長代理 これにて参考人に関する議事は終了いたしました。  参考人各位には、長時間にわたり本委員会の調査に御協力をいただき、まことにありがとうございました。委員会を代表してお礼を申し上げます。  本日はこれにて散会いたします。    午後三時五十八分散会

第51回国会 決算委員会 第8号(1966/03/09、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 先ほどの山田君の質問に対する答弁があったわけでありますけれども、私学振興会のほうで融資をなさいますときに、融資対象物件ができ上がった、一口に言えば、学校ができ上がった、あるいは土地を買収した、そのときにそれを担保に取るという方法で、決して不当でないと私は思うのです。というのは、同じ国から資金を出しております医療金融公庫が、その方法をやっている。医療金融公庫は、融資をいたしましたその物件が、たとえば病院なら病院ができ上がりましたときに、それを担保に入れればいいという方法で、融資をしておるのであります。もっとも、非常に多額なものになりますと、ほかの他人名義のものでも何でもいいか……

第51回国会 社会労働委員会 第6号(1966/03/03、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 いまの主治医制度は法律にないというお話でございますけれども、しかし、法文には明らかに主治の医師ということばがあります。これは保健婦助産婦看護婦法の三十五条です。三十五条に、「保健婦は、傷病者の療養上の指導を行うに当って主治の医師又は歯科医師があるときは、その指示を受けなければならない。」と、ちゃんと法律にことばがあるのです。だからそれをいまのような答弁ではいけないと思います。やはりその点は、主治医という問題はもっと重大に考えなければいかぬと思いますね。その点いかがですか。

第51回国会 社会労働委員会 第8号(1966/03/10、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 質問に先立って、私は委員長にひとつ資料を要求しておきたいと思います。それは、すぐ必要というわけではありませんが、御承知のように、大蔵省が一日百八十六円の食費のメニューというものを出して、いろいろ論議の的になっております。これはやはりわれわれの関係でございますと、生活保護の食料費の問題、あるいはまた各病院の入院料の問題等々、あるいは健康保険の問題でもそうですけれども、あらゆる問題にひっかかってくるものですから、一体どんなものをおつくりになるのか。御承知のように、昨年出したものも大蔵省ではこれこれができるといっているけれども、実際奥さんたちがやってみると二百円の余かかる。それで……

第51回国会 社会労働委員会 第12号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 この前、私は基本施策に関する質問のときに念を押したのでありますけれども、そのときは大臣がおいでになりませんでしたから、もう一度、これは私どもの質問の一応根本に関する問題でありますので、大臣がきょう御出席ですから、繰り返すようでありますが、ひとつ最初に念を押す意味で御質問をしておきたいと思うのであります。  私は、政治の究極の目的は、国民の生命を守り、その可能性をできるだけ発展させるということにあると思うのでありますが、大臣はどういうようにお考えになりますか、伺いたいのであります。
【次の発言】 いろいろな言い方はありましょうけれども、究極的に考えていけば、私はやはり、国民の……

第51回国会 社会労働委員会 第15号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 いまのことに関連してでありますけれども、いまの電話というのは千葉でもあったようにも伺う、三島でもあったように伺うのでありますが、それは両方にそういう電話があったのでしょうか。
【次の発言】 どうも私は、両方でそういう電話があったということ、どういう事情であるか、大臣と同じように全く判断に苦しむ。それでこれは、私も常識から申しますと、何としてでも最初に両方とも隠蔽をしておる。そうして、先ほど来お話しのような敗血症というようなことでごまかしている。この病院の中に起こってきた患者でありますから、それが外部に出ていくことを非常におそれて、隠蔽していたところに大きな問題があったであろ……

第51回国会 社会労働委員会 第38号(1966/05/26、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 ただいま議題となりました重度精神薄弱児の扶養手当法を主にして、本日は御質問を申し上げたいと思います。  まず最初に、身体障害者の全国の総数というものが、昨年八月の厚生省の実態調査で明らかになっておるわけでありますが、それによりますと百十四万六千人ある。その数を前回の調査であります三十五年の実態調査と比べますと、十九万六千人ふえておるのであります。パーセンテージで申しますと、約二二・六%ということになっておるのであります。いろいろな書物を見ますと、文明が進むにつれてこの障害者というものがふえてくるというように書かれております。しかし私は、真の文明というものは人間のしあわせとい……

第51回国会 社会労働委員会 第45号(1966/06/09、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 関連。いまの問題ですが、最初から結核なら結核、それで肺結核ということでなっていった場合にはそれがスムーズにいっているんです。ところが、こういう例が出てくるわけです。たとえば満州で、あの終戦に近い熾烈なころ勤務しておった。そして肋膜炎として診断された。それで野戦病院なら野戦病院におって後方に送られてきた。それから除隊になった。その後今度は肺結核という病名で診断された。その場合に、今日の医学では、肋膜炎というものがありますときには、必ず原発の病気として肺結核があるという考え方になっているわけです。ところが、以前は、肋膜炎というものと肺結核というものは別のものだと考えていた。した……

第51回国会 社会労働委員会 第49号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 二、三関連して。一つは、この資料をいただいて見てみますと、常習の売淫者の疑いで健康診断を受けた者が三十九年で千六百四十三、健康診断命令件数が三千五百四十五という数字がありますが、常習売淫者というのは全国で一体どれくらいあると予想しているのか、それをちょっと伺いたい。
【次の発言】 およその予想はどれくらいですか。
【次の発言】 私、この数字を見て非常に少ないので、性病の予防ということが、先ほど河野委員が言われたように、実際ほんとうにはできていないのではないか。どれだけ力を入れているのかということもずいぶん疑問だということですね。こんなに少ない数というのは、驚くべき少ない数で……


各種会議発言一覧

25期(1952/10/01〜)

第15回国会 内閣委員会厚生委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/03/11、25期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 私は時間がありませんので、ごく簡単に三点ばかり高木三郎さんに伺つてみたいのであります。  先ほどのお話の中に、明治憲法時代の官吏、ことに軍人は非常に薄給であつた。また軍人、裁判官、教員は一般公務員よりも薄給であつたというようなお言葉があり、また他の国民の一般よりも比較的薄給であつたというようなお話がございましたが、恩給法特例審議会の方では、確実な資料をもつてかかる推論をされていると思いますが、確実な資料は何と何とがございますか、そのことをお教え願いたい。それが第一点。  第二点は、先ほど来のお話によりますと、やはり既得権として考えられておられるようでありますが、この社会の軍……


26期(1953/04/19〜)

第16回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/20、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 未帰還者留守家族のことで。帰つて来られた方が結核にかかつているので、そのまま療養所に入つた、こういうような方は帰つて来たときに港で未帰還者でなくなるのか。
【次の発言】 すると療養の給付は本人は受けられるが、家族はこの法律では何の援護もないわけでございますか。
【次の発言】 留守家族の手当の二千百円及び四百円の数字、この数字はどういう根拠のもとにきめられたのでありますか。
【次の発言】 そうすると遺族援護法の方でもあるいはこちらも留守家族の援護法の方でも、ただ財政上の見地、予算上の見地からだけで一等兵並みにする、こういうことでございますか。

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/13、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 先ほどからの応答を伺つておりますと、副総理のお答えでは、一応今回の恩給法一部改正は、潜在しているという形であるけれども、軍人としての既得権の復活ということ、それから太平洋戦争の責任を軍人にのみ負わせるということはよくないというお考えのもとに、今回の改正をせられるというように伺つたのでございますが、そうすると今回の恩給法の一部改正の主たる目的は、職業軍人の既得権の復活、その恩給の復活ということを中心としていると考えてよろしいわけでございますか。
【次の発言】 私は今回の恩給法の改正の根本的な観念に対して、非常な疑問があるのであります。この点は堤委員もちよつと伺つたようでありま……

第16回国会 内閣委員会厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会公聴会 第1号(1953/07/14、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 ちよつとさつき聞き漏らしたので、たいへん恐縮なのでありますが、今先生のおつしやる公務扶助料と普通扶助料との関係はどういう関係でございますか、これはどういうふうにお考えになつているか。
【次の発言】 高木さんにお伺いいたしたいのでありますが、この法案に御賛成のように先ほどお話がございましたが、戦争の犠牲が全国民的であるということは間違いのないことである。しかしその中で傷痍者やあるいは遺族の方々の物心両面の損害というものは甚大でありますから、これに対しまして特別な補償をするということは、私ども社会党といたしましても賛成であります。しかし同時にこの法律で私は非常に不満に思いますこ……

第19回国会 厚生委員会公聴会 第1号(1954/04/09、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 末高先生にお教えをいただきたいのでありますが、先ほど先生は脱退手当金についてお話がございましたが、日本の現状のように職業の転換が著しい――私ども政府から提出されておる資料を見ましても、すでにきわめて短期間に転換をして行く人が多いのでありますが、こういうような職業転換の非常にはなはだしい現状において、またことに今日の短期間的な見方といたしますれば、失業者がおびただしく出て行くであろう、また現在出ておる、今後盛んに出て行くであろう、こういうような場合におきまして、やはり脱退手当金を廃止すべきである、こういうように考えるべきでありましようかどうか、この点、先生の御教示をいただきた……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1954/02/25、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 よろしゆうございます。
【次の発言】 教職員の保健管理についてのことでありますが、学校教職員の中に結核の蔓延が相当はげしいものがあるというように考えられておりますが、今日中学校、小学校等におきまする結核の教員の数はどれくらいでありますか。
【次の発言】 これに対しまして教員のための結核のベツド、教員保養所のベツドはどれくらいございますか。
【次の発言】 現在のベツド総数はどれくらいございますか。
【次の発言】 そういたしますと、まだずいぶんベツドが下足をいたしております。二十九年度予算におきまして相当補助金が出ておりますが、それが前年度より減つた理由は、単に緊縮予算というこ……

第19回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1954/02/26、26期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 昨日伺いました日本医療団のことにつきましては、御調査をいただいておると思うのでありますが、もし御調査いただいてありますならば、六億円余の財産についてどういうように今日まで使つてありましようか、あるいは使う予定になつておりましようか、お伺いいたします。
【次の発言】 これは明らかに使わないことにつきまして、このほんの数日中にこれをきめてしまうというように伺つている。そうなつているに違いないと私は思う。ついては更正省の方に当然これは御相談があつてしかるべきだと思うのですが、次長が御承知ないということはまことに解せないことでありますが、そうなつているに違いないと思いますから、明日……


27期(1955/02/27〜)

第22回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○長谷川(保)委員 大西先生に伺いたいのでありますが、今度けい肺法ができますと、御承知のように、今までの三年の療養期間が五年ということになるわけでありますが、私は全然しろうとでございますけれども、先般来の本委員会におきまする審議によって、けい肺病というものは、ほとんど治療ができない、ただ現状をより悪くしないだけの治療をするというふうに伺ったのであります。五年になったといたしまして、なるほど三年よりも、療養期間は長くなってよろしいわけでありますが、その二年延びるということで、お医者さんの立場といたしまして、今までよりも特別治療方法に適当な、よりいい方法ができるというようなことになるのでありましょ……

第22回国会 社会労働委員協議会 第2号(1955/09/10、27期、日本社会党(左))

○長谷川保君 すでにこの不幸な事件が起ってから相当日数がたっておりますので、ただいままでの同僚諸君の質疑応答によりましても、いろいろな責任問題あるいは欠陥等がだいぶ明らかになって参りましたが、すでに相当期間を経ておりますので、厚生当局としましては、当然こういろ不幸な事件が起りましたにつきましては、法律上の欠陥というものについて十分おわかりになっていると思います。その欠陥がどことどことどこにあったか、また今後こういうようなことが二度と起らないためには、どういう手を打つべきかということについて詳細承わりたいと思います。
【次の発言】 その他のことについて、局長は何か今後の措置について御発言はありま……

第24回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 時間がありませんから私も端的に伺いたいと思うのであります。牛尾さんにお伺いをいたしたいのでありますが、私ども今度の一部負担の強化ということで、非常に心配しておりますのは、受診率が下る、また政府はそうは言っておりませんけれども、多分政府のねらっているところもそこであると思うのでありますが、この部負担の強化によって受診率が下ると思われるかどうか、世の中で実際事業を経営しておられるお立場として非常に参考になると思うのでありますが、どうお思いになりましょうか。
【次の発言】 その点は確かにその通りだと思います。ただ問題は現在のこの条件下において、これは医学の進歩とともにいろいろ変っ……

第24回国会 社会労働委員会薬価基準等に関する小委員会 第3号(1956/05/28、27期、日本社会党)

○長谷川(保)小委員 途中から参りましたので、すでにそういう点は同僚の委員から伺ってあるかとも思うのでありますが、私も質問であるか希望であるかわからぬようなことを伺います。  今の野澤委員のお話の点は非常に急所だと思うのです。私どもしろうとには今の製薬から販売、末端までの関係が十分つかめない。それがつかめないと、これは確かに迷路に入ってしまうのでありまして、その点、むずかしいことでございましょうが十分一つ御解明をいただく資料をいただきたい。また御説明をこの次に伺いたいと思うのでありますが、大ざっぱに伺いまして、今の原料屋、製造屋、いろいろな関係があると思いますが、大体比較的小さい規模の製造所と……

第24回国会 社会労働委員会薬価基準等に関する小委員会 第4号(1956/05/30、27期、日本社会党)

○長谷川(保)小委員 出していただきました資料の貸借対照表、損益計算書のA、B、Cですが、これはどういうところから出てきておりますか。きのうお願いしたのは、この間いただきました資料のうちの比較的大きな企業の三種類ばかりの中で、成績のいいのと中間と悪いものを出していただきたいというようにお願いしたのですが、A、B、Cはどういうようになっておりますか。

第24回国会 社会労働委員会薬価基準等に関する小委員会 第5号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○長谷川(保)小委員 だいぶおそくなりましたので、同僚諸君の伺わなかった点を一、二点伺いたいと思うのであります。第一に竹内さんに伺いますが、あなたの団体に属しております製薬業の皆さんが出しております年間の研究費はわかるでしょうか。
【次の発言】 いや、各会社の研究費の総額です。
【次の発言】 それでは第一さんと三共さんに伺いたいのですが、それぞれの会社の年間の研究及びそれの販売総額に対しますパーセンテージ、こういうものはおわかりでございましようか。
【次の発言】 それでは恐縮でございますが、今の研究費及び外国に払います特許料の総額――特許料は会位で買い上げてあるわけでしょうね、だれかに毎年払っ……

第26回国会 内閣委員会文教委員会連合審査会 第1号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 だいぶ時間も過ぎておりますし、けきほどの委員長の御注意もありますので、できるだけ簡潔に少しく伺ってみたいと思うのであります。  まず最初に、提案理由の説明書を拝見いたしますと、その結びのところに「独立後、物質的方面の復興は苦しいものがありますが、兵の祖国復興は、国民精神の覚醒、伝統の恢弘によらねばなりません。日本人が、真に日本人としての自覚を持つことこそが喫緊の要務であり、この意味においても、建国記念日の日を祝日とする」こういうようなことが書かれておりますが、先ほど来の河野委員の御質問でもこれに関連して言われておったのでありますが、まず最初に国民精神の覚醒、伝統の恢弘という……


28期(1958/05/22〜)

第31回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1959/02/26、28期、日本社会党)

○長谷川(保)分科員 私は特定土地改良、工事特別会計に関する問題で伺いたいのであります。ただいまから伺いますことは、きわめて具体的なことでございますが、私がそういう具体的な問題について伺いますのは、近時、総合開発というようなきわめて妥当な、またなさねばならぬ、そしてまた一面から見ればきわめてはなばなしい事業の陰で、ともすれば民主主義の根本の考え方である基本的人権を守るということが薄れて、はなばなしい事業の陰に無告の民として泣いる人々がおるのではないか。そういうことが絶対にあってはならないと思うのであります。そこできわめて具体的な問題を取り上げて、全国的にもそういう問題に対してきわめて慎重な態度……


29期(1960/11/20〜)

第38回国会 予算委員会公聴会 第2号(1961/02/17、29期、日本社会党)

○長谷川(保)委員 今、中林先生からいろいろ詳しい事情を承りまして、大へん啓発されたのでありますが、私しみじみと思いますことは、日本ではどうも消費者を保護する立法、制度というようなものがほとんど皆無であるというように思うのであります。これは外国では必ずしもそうではなくて、相当なものがあると思うのであります。そういうものをどういうように作っていったらいいか、突然のことでありますから十分なお答えをいただけないかもしれませんが、消費者を保護するための制度、立法、そういうものにはどういうものを考えたらよろしいか、これが伺いたい第一点であります。  それから第二点は、確かにそういう消費者を保護するのに、……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1961/02/27、29期、日本社会党)

○長谷川(保)分科員 関連して。今の遺骨の収集の問題でございますが、先ごろ私のところに、満州におられました開拓団の中の方でありますが、手紙をよこしまして、切々たるものを訴えて参ったのであります。それは御承知のように敗戦直後関東軍は全部先に逃げてしまった。そのあとに残されました開拓団、何々村と当時言いました開拓団、満州開拓少年義勇軍の諸君が、御承知のように奮戦をしながら引き揚げてくる途中で遂に全く進むも退くもできなくなって、ソ連軍の重囲下に落ちて自決をしたという人々がたくさんございます。ことに婦人と子供たちがまず自決をした。当時の実情というものは惨たん目をおおうような次第であったわけであります。……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1961/03/01、29期、日本社会党)

○長谷川(保)分科員 関連して。いろいろ聞きたいのですが、まだ質問者もありますから、今の点だけについて私は御質問申し上げます。  今、党としてその点の意見がきまっておるわけではありませんから、河野君の意見と私とは逆になるわけでありますが、一挙に地域差を撤廃するというのならば、河野君と私の意見は同じであります。しかし段階的にしていくということであれば、私は厚生省の腹が一体どこにあるかを怪しむものであります。なぜかならば、今日むしろ僻地に至るほど医者が行かないということは何を意味しておるかといえば、それは僻地では医業というものは成り立たないということを意味しておる。従って医者が全部都会に集中すると……

第38回国会 予算委員会第二分科会 第6号(1961/03/03、29期、日本社会党)

○長谷川(保)分科員 私は同僚諸君が質問しましたところを縫って、質問をあまりしなかった点について五点ばかり伺ってみたいと思うのであります。  第一点は、予算書にありまする準要保護児童の四%という数字であります。教育の機会均等と人材開発という項の中の三、文部省の方の事項別表の三ページのところにございますが、この要保護児童についてはこれを三%と見る。準要保護児童については四%と見る。なるほど前年から見ますと非常な御尽力をいただいたということになるのでありますけれども、私はこれが実態と非常に違うというように思うのであります。要保護児童の方は大体において生活保護を受けておりまする人口の比率から見て参り……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1962/02/20、29期、日本社会党)

○長谷川(保)分科員 おそくなっておりますから、私の質問は取りやめますが、そのかわり資料を出していただきたい。それは、ただいま受田分科員からもお話のありましたように、補助金及び委託費というのが、非常にたくさんある。昨日、実は急でありましたけれども、外務省の方に、補助金、委託費を出す以上は、それらの団体から予算書が出ていなければならぬ、その予算書を調べれば一体どういうことをやっているかが私どもにつかめるので、ほぼ妥当な補助金、委託費がわかるということで要求したけれども、お出しにならない。かわりに見せていただいたのが、三十六年、昨年度の補助金、委託費の関係の書類であった。そういうばかな話はない。三……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1962/02/22、29期、日本社会党)

○長谷川(保)分科員 最初に、私は厚生行政の根本的な態度に対して、一言お伺いをしておきたいと思います。  井掘委員も昨日指摘をされたのでありますが、私もまた、これは厚生省だけではありませんけれども、戦後のあの大きな血の犠牲を払ってかち得ました民主主義社会の態勢というものが、ことに行政の関係でくずれてきた。確かにこの点は、私は井堀君と同じように、アメリカあたりの厚生関係の役所へ参りますと非常に民主的だ、つまりサービスという考え方が徹底をしているということを感ずるのでありますけれども、どうも憲法二十五条実現の直接の責任担当省でありますところの厚生省に入ってみて、私どもが行く場合は別な立場もあります……

第40回国会 予算委員会第二分科会 第8号(1962/02/27、29期、日本社会党)

○長谷川(保)分科員 昨日受田委員から質問があったようでありますが、今回の高専の入試問題のミスの問題であります。このミスの問題を、文部省は新しくまた視学官など専門家を加えて検討するように、そういう御指示をしたというので、私は一応了としたいと思ったのでありますけれども、今朝の新聞を見まして、少しく憤慨をせざるを得ないのであります。それでこの問題に少しく触れて、文部当局の御意見を伺い、また同時に御反省を促したいと思うのであります。御承知のように入学試験、ことに大学の入学試験というようなものは、青年諸君にとりましては生涯の方向を、それによってどうなるか決するというような、非常に重大な機会であります。……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

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